水底より帰り来て


PC1:“エレクトリッガー”鳴神(なるかみ) ミサキ(キャラシート)PL:かあねりあん
PC2:“ノーチラス”小笠原 深巳(おがさわら ふかみ)(キャラシート)PL:カムリ
PC3:“蒐集(:)者((パーソン・)コレクター)新戸 克由(あらと かつよし)(キャラシート)PL:黄色の月
GM:里村

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ


むかし、むかし、あるところに──。
今でないいつか、ここでないどこか。
だから誰もが、足元とは思わない話。
口を噤むだれもが、忘れたがる真実。

市内でつづいた大事件の余波は、
ねむれる災いたちを呼び起こす。

海中で発見された古代種ジャームは、
回収部隊による包囲を振り切り逃走。

そうして。

長き時を経て全て変わり果てた世で、
彼女は、復讐すべき相手を見出した。

ダブルクロス the 3rd Edition Big-N-City-stage

『水底より帰り来て』

ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。


GM:ということで、突発セッション『水底より帰り来て』。始めさせていただこうと思います。
GM:PCナンバー順に自己紹介を。まず鳴神さんから。お願いしますー

鳴神ミサキ:イエース!
鳴神ミサキhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYva-PjAMM
鳴神ミサキ:鳴神(なるかみ)ミサキ、中学生!
鳴神ミサキ:第十支部所属の、電気体質と物体形成能力を持ったUGNチルドレン!
鳴神ミサキ:体質制御の訓練が長引いて中学生になるまで学校に通えず、
鳴神ミサキ:学校に行ったり、友達に会ったりするのが楽しみな女の子です。
鳴神ミサキ:ちなみに成績は良くない。天真爛漫な性格とわがままボディが売り!
鳴神ミサキ:性能は射撃。達成値30を確保して必中の電撃を叩き込みます。
鳴神ミサキ:さらに侵蝕率100以上になると《ポルターガイスト》でリミッター解除!
鳴神ミサキ:カバーリングとバディムーヴ、お小遣いも少し持って来ています。
GM:なるほど。
鳴神ミサキ:今回は……出張!
鳴神ミサキ:ストーカー……ゆるせないぜ
鳴神ミサキ:がんばってお仕事します!よろしくお願いしまーす!
科戸 美星:護衛してもらうことになるかな。よろしくね。
鳴神ミサキ:よろしくねー!
GM:ありがとうございました。

GM:ということで、次。小笠原さん!
小笠原 深巳:「や。私は小笠原深巳。コードネームは…”ノーチラス”というんだ。きみ、ヴェルヌは好きかい?」
小笠原 深巳https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYkKmT5wIM
小笠原 深巳:市外よりコーポなみかぜの査察に来た18歳の先輩エージェント、しかしてその正体は架空の民間伝承「海鳴り姫」のRB!
小笠原 深巳:何年か前に海岸に”海鳴り姫”の記憶の一部を持って漂着。「全ての生命をただしく運行させる」という決意を以て今日も戦う文学と海洋好きの
小笠原 深巳:クールでミステリアスなおねーさんです。
小笠原 深巳:性能は「深海の圧力を現出させる」スキルフォーカスサイレンの魔女。援護の風なんて知らねえぜーッ!
小笠原 深巳:さらにラスアクとさらなる波で二段暴力を叩き込みます。古代種であるために、”コンダクト”も取得して、絡め手もある程度対応!
小笠原 深巳:「今回の舞台は…劇場のようだね。そういえば、わたしがこの間観た映画も劇場のシーンから始まったな。ふふ、奇妙なめぐりあわせもあるものだね」
小笠原 深巳:最近はいろいろとひどい目(多義)にあっていましたが
GM:ひどい目に。
小笠原 深巳:ここらでいっちょクールで頼れる先輩の力を見せてやりたいと思います。ケツが弱いだけの女じゃねえ!
小笠原 深巳:以上!よろしくお願いします!
GM:はい。よろしくお願いします!
GM:NPCは本編で。

GM:では最後。新戸くん、どうぞ!
新戸 克由:やってみよう。
新戸 克由:「新戸克由だ、よろしく頼む。」「──蒐集:者(パーソン・コレクター)?」
新戸 克由:「俺のコードは蒐集者(コレクター)だぜ?中々趣味が悪いな、アンタ」
新戸 克由:あらと かつよし!第4支部のジャーム凍結保管庫管理人!
新戸 克由:崩落戦でジャーム化した自分の教官を自分の手で頭部破裂殺した過去を抱えており、
新戸 克由:その辺りでいろいろ考えた(決断的割愛)結果凍結保管庫の管理人に立候補し、
新戸 克由:職権乱用で作ったひみつの蒐集室に教官の遺体を保存してるやべー12歳です。
新戸 克由:そういう負い目もある為、押し付けられた任務には超真面目に取り組みます。
新戸 克由:性能はバロオル兇悪デバフ&ミドル爆破型!
新戸 克由:プランナーの人物画を描いたスケッチブックがミーミルの覚書に化けた為、
新戸 克由:妖精の手も合わせて大抵のミドルとクソジャームを破裂殺します。
新戸 克由:今回は……行方をくらましてた搬送予定の検体が第二地区で発見?
新戸 克由:やれやれ。睡眠時間もうかつに取れやしませんね。
新戸 克由:以上!本日は改めてよろしくお願いいたします!
GM:はい。よろしくお願いします!


GM:ということで、早速本編の方をスタートしていこうと思います。
GM:まずは鳴神さんのシーンから。劇場です。

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OP1

GM:────
GM:OP1:鳴神
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
鳴神ミサキ:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+2[2] → 39


GM:【BGM:日常/ポップ】

GM:第二地区、市民劇場。
GM:昔からなぜか素封家の多かったN市が、市民からの基金で建てた劇場は、古くも立派な作りのものだ。
GM:四年前のあの"震災"も乗り越えて、未だに住人たちから愛されるスポットの一つとなっている。

  楽屋 控室

科戸 美星:「ふー……」
鳴神ミサキ:「おつかれさま~」
科戸 美星:舞台の方から一度戻ってきた科戸美星……今回の舞台の主演でもある人物は、ペットボトルの水を一気に干して、息を吐きました。
科戸 美星:「ありがとう、鳴神さん」
科戸 美星:「お世話をかけます。わざわざ、こんなところまで入ってもらって」
鳴神ミサキ:「いいよいいよ。ストーカーなんて落ち着かないでしょ?」
科戸 美星:「ほんとは、中止にするかって話もあったんだけどね……」
科戸 美星:チャンス、であるらしい。なんでもこの芝居は、なんとかという有名な劇団が、地元の小劇団と合同で立てる舞台なのだとか。
科戸 美星:「ましてや、同じような相手となるとね」
科戸 美星:「あんまり、この力にはいい思い出がないから…」
鳴神ミサキ:「……そうかぁ」
鳴神ミサキ:「ぼくも、中学に行けるようになるまでは大変だったから、気持ちはちょっとわかるかなぁ」
科戸 美星:「……ちょっと、親近感感じちゃうな。中学までってことは十二歳?」
鳴神ミサキ:「ずーっと施設の中で訓練、訓練でね。外に出た後もそりゃー苦労したし」
鳴神ミサキ:「もう中二で、今は14! 中学に上がる年から学校に行き始めたんだ」
科戸 美星:「私は三年。目覚めてから、ギリギリ小学校終わるまでで間に合ったかな」
科戸 美星:「鳴神さんより少し早いね」
科戸 美星:食べる? と、楽屋に置いてあったお菓子を差し出してくる。
鳴神ミサキ:「いいな~。ぼくは小学校知らないから……あ、いただきます」受け取る。
科戸 美星:浮いてくる汗を拭って。
科戸 美星:「ずっとね。別の自分になりたいなあ、って思ってた」
科戸 美星:「なんでこんなにバカみたいな力があるんだろ、って」
鳴神ミサキ:「別の自分。役を演じる(Role-playing)か」
科戸 美星:「そう。無限に続く練習曲(エチュード)ね」
科戸 美星:「で、今は立派に、別の自分になるのを商売にしてるってわけよ」
科戸 美星:笑う。
鳴神ミサキ:「ぼくじゃないぼく、なんか全然想像つかないな……」
科戸 美星:なんでも、あなたも名前は聞いたことがある、有名な演劇学校の卒業生だという。
科戸 美星:努力したのだ。彼女も、たぶん。
科戸 美星:「これからよ。これから」
科戸 美星:「中学に行ってみるまでは、今の自分がどうなるかとか、全然想像できなかったでしょ?」
鳴神ミサキ:「……そうだ。そうだね」
鳴神ミサキ:「施設の外に出られるかどうかもわかんなかったからなぁ」
科戸 美星:「今は出られた」
科戸 美星:ペットボトルから、紙コップにお茶を注いであなたに渡す。
鳴神ミサキ:「友達も、好きな人もできたよ」
鳴神ミサキ:受け取ってこくこくと飲む。
科戸 美星:彼女だけ控室を与えられている……というか、そういうふうに計らわれているのは、UGN側からのあれこれらしい。
科戸 美星:「いいじゃない! きっと、素敵なことがたくさんある」
鳴神ミサキ:「むふ。これからはね」
科戸 美星:「そう、これからは」
科戸 美星:にっと笑う。
鳴神ミサキ:「そして、その素敵なことを守っていくわけ。シナちゃん先輩のこともね」にひ、と笑う。
科戸 美星:「ありがとう。大立ち回り……ってわけにも行かないからね、特に今回は」
科戸 美星:ま、いざとなればがんばりますけど。と言っているところに。
鳴神ミサキ:「お芝居のほうもね……お?」
劇団員:ノックの音。
劇団員:「シナさん、リハ再開します。行けますか?」
科戸 美星:「はい、今行きます! …ごめんね、いよいよ明日が初日となると、いろいろあってさ」
科戸 美星:「あの先生、割と細かいところをいろいろ言ってくるタイプで」
鳴神ミサキ:「大事なだいじな一歩目だもの。しっかり踏み出したいよね」
科戸 美星:楽屋のテーブルの上に置いてあった…先程、あなたが受け取ったものです…箱を開けて、何か取り出す。
鳴神ミサキ:頭上に?を浮かべて見ている。
科戸 美星:古びた木のかんざしです。赤色濃いピンクの、不透明な宝石のようなものに、銀の飾りがいくつもついている。
科戸 美星:「これが届くまで中断とか言い出しちゃってさ。震えるよね、幾らするんだろ」
鳴神ミサキ:「ふーん……? 小道具とか普通のアクセサリー……じゃないのかな」
鳴神ミサキ:「……でも、綺麗」
科戸 美星:「本物の骨董品だって。映画じゃないんだから、って思わない?」
鳴神ミサキ:「えっ、ホンモノ!? こだわるなぁ……」
科戸 美星:「あ。光り方とか調整するのよ、舞台用の小道具って。ほら、遠目じゃ分かりにくいでしょう?」
鳴神ミサキ:「なるほどなぁ……。演劇は奥がふかい……」うんうんと頷いて。
科戸 美星:「光りすぎると光りすぎるで、お客さんの目線によろしくないし。…まあ、これくらいならちょうどいいかな」
科戸 美星:「じゃ、ちょっと行ってくるね。鳴神さん。…客席の方から見てみる?」
鳴神ミサキ:「いいの? ソデの所からじゃなくて?」
科戸 美星:「いいのいいの。どうせ先生と演出のヒトくらいしかいないんだから」
鳴神ミサキ:「ふーむ」とひとしきり考え込み。
鳴神ミサキ:「まあ、ぼくの力は音より速く届くし」
鳴神ミサキ:「次のリハは、客席から見せてもらおうかな。お客さんより一足おさき!」
科戸 美星:「よろしくね。率直な意見、聞かせてほしいな」
鳴神ミサキ:おっまかせ! と腕を突き上げる。ぽよん。
科戸 美星:「……気をつけたほうがいいわよ?」
鳴神ミサキ:「んー?」首を傾げる。
科戸 美星:「いえ。なんでも。じゃ、よろしくね!」


GM:────
GM:ロイス設定のみ!
鳴神ミサキ:科戸さんに ●尽力/劣等感 でひとまず。
GM:はい。
GM:────
GM:【BGM停止】


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OP2

GM:────
GM:OP2:小笠原
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
小笠原 深巳:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+9[9] → 44


GM:【BGM:日常/ピアノ】

  市民劇場 待合室

GM:夜。上演日でもないため、明かりが落ちて暗い。遠いビルや街灯の明かりだけが照らしています。
GM:見回りに出ていたあなたは、そこに人影を見つけました。あるいは、聞きつけたのかもしれませんが。
小笠原 深巳:「...やあ。こんな夜更けに、お散歩かい?」
小笠原 深巳:「この劇場は雰囲気が良いからね。読書にももってこいだ、気持ちはわかるよ」
小柄な少女:「ほわっ!?」
小柄な少女:やけに通る悲鳴をあげて、びくんっと体をつっぱらせて振り向く不法侵入者は…
小柄な少女:見たところ、小学生くらいの女の子のように見えました。ふわふわしたくせっ毛。
小笠原 深巳:紅いヘッドホン。波の音がわずかに漏れ聞こえるそれを外しながら、影を見た。
小笠原 深巳:「...これは、また。随分とかわいらしいお嬢さんだ」
小柄な少女:「あ、あの、ええっと…劇団の方ですか?」
小笠原 深巳:「いいや。わたしは...そうだね。劇団のひとに頼まれている、警備員のようなものだね」目線を屈んで合わせながら。
小笠原 深巳:瞳は海より深い青。じっと、少女を見つめる。
小柄な少女:「…警備員?」
小柄な少女:首をかしげる。じっと見返す目を、どこかで見たことがあるような、ないような。
小柄な少女:まあ、会ったことはないはずです。それは確実に。
小笠原 深巳:「そうさ。悪い人が来ないかどうかを、見守ってるんだ——」微かに、記憶のひきつれが。
小柄な少女:「あの。こっそり忍び込んだのは謝ります。けど、連絡がつかなくて」
小笠原 深巳:(気のせいだな。きっと、これがデジャビュというやつだろう)首を振りながら、少女のいらえを聞いて。
小笠原 深巳:「...連絡? ということは、きみはこの劇団のひとと知り合いなのかな?」
小柄な少女:「はい。そうです、科戸美星…さんの後輩です。私」
小柄な少女:小さいがよく通る声で、よどみなく答える。
小柄な少女:「連絡は、リハ中だから仕方ないとは思うんですけど。ただ、一度挨拶だけしておこうかなと」
小笠原 深巳:(科戸...たしか、今回の劇の主演女優だ)
小笠原 深巳:見たところ、彼女に特段の脅威が見受けられるようには思えない。身元の確認さえ取れれば、彼女の言うとおりにさせてやっても構わないだろう。
小柄な少女:「先輩が"にっぽんおぺら"シリーズ最新作の主演をするっていうんで、初日に見に来たんです」
小笠原 深巳:「ああ、日オペか。この間は確か”カルメン”をやっていたかな」ふぁさりと髪を搔き上げる。
小笠原 深巳:「ふむ……そうだね。先輩思いの後輩というのは、私も見ていて悪い気はしない」
小柄な少女:「いえ、藤原歌劇団の話じゃなくてですね…」
小柄な少女:「"にっぽんおぺら"です。全部ひらがなの劇団籠籠の道長さんがやってる半創作演劇シリーズで…」
GM:※修正点。句点入れる
小笠原 深巳:「ああ、すまない。二つあるのを失念していたよ」ぱちりとウインク。
小柄な少女:「上演する周囲の民話に題をとった、オーソドックスだけど"地域に密着した"感じの連作で…」
小柄な少女:「次にやるのが…ああいえ、大丈夫です。口頭だとわかりにくいですよね」
小笠原 深巳:「ふむ。とすると、地域伝承、とかも演じたり?」眉を上げる。少し、自身の起源を——”海鳴り姫”の物語を思い出す。
小柄な少女:「そうですね。今回の『羽衣』は、このあたりの天女伝説が題材だっていう話で…」
小柄な少女:あなたよりあたまひとつふたつ小さな少女は、熱っぽい口調で続けます。
小柄な少女:続けようとして…
小柄な少女:「……ごめんなさい。問いただされてるのを忘れてました」
小笠原 深巳:「ふふ。構わないさ——私は好きだぜ、そういうの」
小柄な少女:「ありがとうございます。ええと…ああ。そうだ」
小柄な少女:「うん。私のことはふみちゃんと呼んでください」
小柄な少女:「科戸先輩があがったら、ふみちゃんと名乗るこのくらいの」頭の上で手を水平に動かす。「後輩が来たと伝えてもらえたら…」
小笠原 深巳:「...ふみ、ちゃん」少し、考え込むように額に手を当てる。
小笠原 深巳:「うん。良い名前だ」
ふみちゃん:「そうでしょう。覚えやすくて」
小笠原 深巳:「ふふ。挨拶のことも、きみの情熱に免じて伝えておこう。わたしも見回りが上がって、もしも時間が合えば一緒に頼み込んでみよう」含み笑い。
ふみちゃん:「入れてもらえるのが一番いいんですけど、難しいですよね。やっぱり」
ふみちゃん:「わかりました、それじゃあ明日、きちんと開場してから…」
GM:……言いかけたとき。
ふみちゃん:「はえ?」
ふみちゃん:目の前で、少女がふらりと倒れる。
小笠原 深巳:「ふみちゃん」抱き留める。
GM:……きみは、感じる。ある意味慣れた気配を。《ワーディング》だ。
ふみちゃん:彼女はぐったりして、意識も定かでない様子だ。普通の人間なのでしょう。
GM:ホールから、鈍い破壊音が聞こえる。
GM:何かが進行している。
小笠原 深巳:「やあ。穏やかじゃあないね。かわいらしい闖入者とのお喋りを邪魔されるのは、無粋だ」
小笠原 深巳:赤いヘッドホンを掛ける。
小笠原 深巳:(...破壊音。仮に敵が存在すると仮定した場合、敵はこの子ではなく、ホール方面の何か・誰かの可能性が高い)
小笠原 深巳:(彼女は、この「羽衣」は地域の伝承に根差した舞台を演じると言っていた。つまり、低確率だが”遺産”が小道具などの形で持ち込まれている可能性もある)
小笠原 深巳:「...すぐ戻ってくる」
ふみちゃん:ううん、と可愛らしく呻く。ソファにでも横にしておけば、別段、問題はなさそうだ。
小笠原 深巳:彼女をそっと廊下のソファに寝かせた。
小笠原 深巳:「お休み。必ず、きみの先輩に会わせてあげるからね」彼女の髪を整えて、走り出す。
小笠原 深巳:目的地はホール。破壊音の出所だ。

GM:【BGM停止】
GM:────
GM:ロイスのみ。
小笠原 深巳:フミちゃん 〇庇護/不審で取得。
GM:────

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OP3

GM:────
GM:OP3:鳴神・小笠原
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:39->46)
小笠原 深巳:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+2[2] → 46


GM:【BGM:迫る危機】

GM:ホール内は……ちょっとした騒ぎになっていた。
GM:いや、騒ぎになるほどの人数は動けていない。ほとんど皆、《ワーディング》で行動不能になっている。
スキュレー:巨大な怪物が、科戸を叩き伏せる。
科戸 美星:「うぐっ……!」
GM:舞台上にいきなり姿を見せた怪物に、鳴神さんの反応もさすがに間に合いませんでした。
GM:文字通り、何かのエフェクトでいきなり飛び込んできた……形です。
鳴神ミサキ:「コイツ……! どこから出てきたんだ!?」
鳴神ミサキ:(ぼくのレーダーにも引っ掛からなかった。オルクス的な……そういうやつ?)
鳴神ミサキ:リハーサルを見守る間も、電磁波を放って索敵は怠らなかった。だというのに。
小笠原 深巳:「”ノーチラス”、現着した!状況は!?」客席側のドアから、凛とした問いかけ。鳴神さんへのものだ。
科戸 美星:「こんの……」リハ用のトレーニングウェアに簪、という格好の彼女は、手を翳して、衝撃波を叩き込もうとしますが
スキュレー:「……ダメダ……、ダメ……ダ」
鳴神ミサキ:「いきなり敵が出てきて、シナちゃん先輩を捕まえちゃった。でも、二人がかりなら……!」
スキュレー:巨大な怪物に押しつぶされる。
科戸 美星:声にならない悲鳴。
小笠原 深巳:「...了解! 私ときみの二人で、救助だ——UGN作戦規定22番。やれるかい?」疾走。客席を一気に飛び越えて、鳴神さんのもとへ。
GM:飛び込もうとするあなたたちの前に
スキュレーのかけら:怪物の体から剥落した、鱗、のような何かの壁が立ちはだかります
鳴神ミサキ:「アイ・アイ……っと!?」
スキュレーのかけら:小さな塊ですが、明らかに独自行動している。かなりの数が、舞台を遮るように出現していることに気づきます。
科戸 美星:「……っ!」
鳴神ミサキ:「邪魔、すんなっ!」放電。叩き落とそうとします。
科戸 美星:何か言おうとして。怪物の体の下から、ろくに動かせないであろう手をミサキさんのほうへ伸ばします。
鳴神ミサキ:「シナちゃん先輩! あとちょっと……!」
小笠原 深巳:「壁を出すタイプか。一気に蹴散らすよ」彼女の周囲の空気がぶわりと振動する。エフェクトの予備モーション。
スキュレー:ぼわ、っとけばだつように、黒いかけらが体から分離する。
スキュレーのかけら:壁が濃度を増す。
小笠原 深巳:「邪魔を、しないでもらえるかな!」
鳴神ミサキ:「邪魔すんなって、言ってるだろ!」
小笠原 深巳:ざん。ざん。ざん。
海底二万里の深海の如く、巨大な津波じみた圧力が渦巻く。ねじれる。捩じれて、ひび割れる。

小笠原 深巳:「——合わせろ!”エレクトリッガー!”」
鳴神ミサキ:「こう、かっ!」
鳴神ミサキ:振動する空気が、渦巻く圧力が、ねじれる空間が。
鳴神ミサキ:バチバチと音を上げて焼け焦げる。規定出力以上の放電。
スキュレーのかけら:黒いかけらが、つぎつぎと弾け散る。弾けて
スキュレーのかけら:視界をほんの一瞬、黒い霧が埋める。
スキュレー:《瞬間退場》《瞬間退場II》
GM:視界が晴れたとき、舞台の上には誰も残っていなかった。
鳴神ミサキ:「シナちゃ……っ」
鳴神ミサキ:「………」
小笠原 深巳:(電線のスパーク・プラグなどにみられる圧縮圧力は、放電電圧を比例状態で倍加させる。知ってか知らずか、すぐさま合わせたね)そう考えながら、舞台を見るが。
鳴神ミサキ:「逃げ、たな、アイツ」
小笠原 深巳:「...しくじったね。すまない」眉をしかめて。
鳴神ミサキ:「……ううん。傍にいたのはぼくだ。ぼくのミスだよ」ぎりぎりと、拳を握り締めて。
小笠原 深巳:「だとしても、取り戻せるミスだ。敵は彼女をすぐに殺しはしなかった——恐らく、何か目的がある。今はやれることをやろう」ヘッドホンを外す。
小笠原 深巳:鳴神の肩を叩いて微笑んだ。
鳴神ミサキ:「うん。支部に報告しておくね」ふにゃ、と笑い。
小笠原 深巳:「大丈夫さ。私の攻撃にすぐさま合わせたきみの判断は正しい」こちらもにやりと笑う。
鳴神ミサキ:(……そうだとも。まだ、何も終わってない)
鳴神ミサキ:「へへ。……さあ、ぼくたちも行こう」
鳴神ミサキ:そう笑みを返して。
鳴神ミサキ:握った拳から血が滴っていることに気付いたのは、しばらく後のことだった。

GM:【BGM停止】

GM:────

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OP4

GM:────
GM:OP:4 新戸
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
新戸 克由:新戸 克由の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:33->38)+5(1d10->5)

GM:【BGM:メニュー画面/平常進行中】

  第四支部

日馬 美礼:「というわけで、だ」
新戸 克由:「ええ」いつものように支部長の話を聞いている。
新戸 克由:その眼には若干隈が浮かんでいる。
日馬 美礼:「サルベージ現場から逃走した古代種ジャーム……コードネーム"スキュレー"の活動が確認された」
日馬 美礼:「まあ、ジャーム認定は難しいけど、少なくとも三百年もので、あそこまで異形化が進んでるとね」
新戸 克由:「まあ……帰還圏内であったと仮定しても、現代の社会適応も一苦労かと。」
新戸 克由:「どういう形であれ、管理の必要性はある対象でしょう」
日馬 美礼:「捕獲して話を聞けたら、それに越したことはないんだけど。まぁ難しいだろうなあ」
日馬 美礼:「第十からの派遣人員とともに、第二が警備してた劇場を襲撃。劇団員一名を攫って逃走中、と」
日馬 美礼:「ということでだ。たまには外回りしてみない?」
新戸 克由:「…………。」小さな手で眉間を押さえる。
新戸 克由:「まぁ、俺も対応するべき案件でしょうな……」
日馬 美礼:「大変結構」
日馬 美礼:車椅子に身を預けて、くふふ、と喉を鳴らして笑う。
日馬 美礼:「もう少し突っ込んだ話をするとさ。根回しでもある」
新戸 克由:げんなりした笑みを浮かべつつ、肩をすくめる。
日馬 美礼:「第十のほうから爆弾が来るって話、きみも当然聞いてるだろ?」
新戸 克由:「……ええ」「『楽園の13人』討伐チームの一人だとか。」
新戸 克由:「こちらへの『搬送』が成った事も、彼女たちの尽力あってのものです」
日馬 美礼:「そう。で、この事件で派遣されてるチルドレン……鳴神くんね。第十の訓練教官の秘蔵っ子なんだな」
新戸 克由:「……然様ですか」(教官、か。)
日馬 美礼:「その辺含めてさ。一通り片付いたら、事件周りの聞き込みは自由に時間を使っていいよ」
日馬 美礼:「直接会って、きみのコメントも少し聞いてみたいんだ。日寺くんからの申し送り、面白いことが書いてあったから」
新戸 克由:「日寺さんですか……。彼が面白いというなら、さぞ相当なセンスなんでしょうな」
日馬 美礼:「"ジャーム化の治療に期待して"」
日馬 美礼:「すごいだろ? 今日日聞かない」
新戸 克由:「………………」
日馬 美礼:「例の十三人とやりあって、その結論にたどり着く人間の顔さ。見てみたいと思わないかい?」
新戸 克由:「全く持って」「支部長殿は人使いが上手い。」
日馬 美礼:「じゃ、頼んだよ」
日馬 美礼:喉の奥を鳴らして笑って。
日馬 美礼:「実をいえば、外部協力に出せるくらい安定したエージェントも少なくてねえ」
日馬 美礼:「こっちもこっちで、例の"不明"の捜索に人員を持っていかれてる。白蘭は別件だし、だいいち、今回はあんまり向いてないだろう」
日馬 美礼:指差す。
日馬 美礼:「笑える話だけど、新戸くん。君、実戦担当のエージェントとしては、うちじゃ上から数えたほうが早いんだぜ」
新戸 克由:「…………」
日馬 美礼:「なにか質問は?」
新戸 克由:「やれやれ」
新戸 克由:「今回の人員は俺と鳴神さんの二人ですか?」ニヒルな笑みで返す。
日馬 美礼:「あと一人。第二の駐留エージェントが来てるね。小笠原くん」
日馬 美礼:駐留エージェント。妙な表現だが、"市街の支部から派遣されてきている人間"を指す…
日馬 美礼:…今の所、とあるアパートに数名住んでいるきりだ。
日馬 美礼:「ま、戦力的には不足はないだろうね。そういう意味じゃ折り紙付きだよ」
新戸 克由:「有難い話ですね。腕っぷしそのものは俺も貧弱ですし」
新戸 克由:「ま……今回もやれるだけやってみますよ。」
日馬 美礼:「大変結構!」

GM:────
GM:ということで、さきほどの分も含めて、ロイス宣言をどうぞ。
GM:これが終わったらミドルです。
新戸 克由:ロイス!『スキュレー』へがいいかな。
小笠原 深巳:ロイスは保留で。
鳴神ミサキ:こちらも保留。全員合流してからかな~
新戸 克由:〈正直、俺はとばっちりだがな……〉"スキュレー"好奇心/〇厭気 で取得!
GM:OK
GM:【BGM停止】

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ミドル1

GM:────
GM:ミドル:1 合流(調査開始)
GM:※最初に条件を提示します
GM:────
GM:SSSC形式の進行になります。
新戸 克由:久しぶりのSSSC!
鳴神ミサキ:こちらも久々!
小笠原 深巳:なるほどね
GM:要するに、最初に進行判定! 出た情報など見てそのあと適宜ロールシーン! というのを
GM:クリアフラグのPPがたまるまで繰り返していく形になります。
GM:今回の進行判定技能は、<情報:UGN><情報:噂話>、目標値9。最大達成値は30。
GM:DPルール導入。また、毎ターン同じ技能のサブトピック「協力者の手助けを得る(目標値8)」が発生します。
新戸 克由:協力者!
GM:これに成功すると、TP(そのターンのみ使用可能なPC共用財産点。今回はまあ、お金でなくて協力だと思ってください)が20点入ってくるよ。
GM:サブトピック叩いてからメインに挑んでみるのがおすすめです。

GM:では、進行判定の時間だ。取り掛かっていきましょう!

メイントピック <情報:UGN> <情報:噂話>
目標値:9 最大達成値:30
サブトピック <情報:UGN> <情報:噂話>
目標値:8

小笠原 深巳:では、私がサブトピックを叩こう。まあ期待してくれていたまえ、諸君。
小笠原 深巳:コネ:UGN使って判定します。
新戸 克由:頼りにしていますよ。
小笠原 深巳:3dx+1>=8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 8[1,8,8]+1 → 9 → 成功

鳴神ミサキ:ワオ!
GM:成功ですね。TP20が発生した! 誰かが協力してくれたぞ!

サブトピック PP 0/1→1/1 TP 0→20

小笠原 深巳:ぎ、ギリ成功
小笠原 深巳:誰かな...
新戸 克由:流石ですね、小笠原さん
新戸 克由:後は二人でメインを叩き
鳴神ミサキ:とあるアパートかもしれない……
小笠原 深巳:まあ当然さ。私はクールでミステリアスな先輩だからね。
鳴神ミサキ:ではメイン、やってみましょう
新戸 克由:がんばってー!
小笠原 深巳:頑張れー!
鳴神ミサキ:情報:UGNにコネを入れて目標値は9。
鳴神ミサキ:(1+2)dx+2>=9
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 9[1,9,9]+2 → 11 → 成功

鳴神ミサキ:わーい二桁!
新戸 克由:ではこちらも頑張りましょう。情報:UGNで判定。
鳴神ミサキ:新戸くんにも振ってもらって、結果を見てからかな
新戸 克由:コネを使用してダイス+2.ミーミルの覚書をUGN諜報部に変身させておきます。
新戸 克由:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[2,3,3,9,9]+1 → 10 → 成功

新戸 克由:うーん……UGN諜報部の効果を適用。
新戸 克由:判定ダイスを振り直します。
新戸 克由:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[1,3,6,8,9]+1 → 10 → 成功

新戸 克由:ダメだこりゃ!特になければ10で打ち止めだぜ
鳴神ミサキ:逆に考えれば、諜報部と同じだけ調べられたのかもしれない
鳴神ミサキ:じゃあ、TPから19点引き出してこちらの結果を30にする感じかな?
鳴神ミサキ:お買い物に使いたければ刻みましょう。
GM:OK。では30まで叩いて……
新戸 克由:そうですね!バディムは購入に取っておいた方がいい気配だぜ
小笠原 深巳:お願いします!

メイントピック PP 0→4 DP 0→3 TP 20→1 


【進行情報(0/4)】

PP:2
スキュレーは、オルクスのものと思われるエフェクトを使用し潜伏を続けていた。
状況を考えると、合同劇団を襲撃するために隠れていたものとしか思えない。
しかし、動機が不明瞭だ。劇場にはUGNからの護衛が配置されていた。
スキュレーが、敢えて「合同楽団を襲撃する」理由があるはずだ。
あるいは、科戸美星を攫うだけの確かな理由が。

PP:4
襲撃された最終リハーサルは、手順そのものは以前と変わらない。
ただ、ひとつだけ事前と差異がある。地元の素封家から貸し出された、本物の「天女の簪」を使っていたのだ。
見事なサンゴの細工がなされたもので、くだんの家、竜胆家に代々伝わっているのだという。
舞台「羽衣」の題材となった、N市の羽衣伝説に登場するものだ。

GM
GM:────

  市民劇場側 カラオケボックス

GM:市民劇場側。終夜営業のカラオケボックス。
GM:支部機能を破壊されて以降の第二支部では、この手の場所を落ち合うのに使う場合もままある。
GM:あなたたちは、その一室で顔を合わせていた。
雲井川 垂穂:『ご苦労さまッス。とりあえず手短に。居合わせた劇団員への処置は終わりました』
雲井川 垂穂:通信越しに、第十から派遣されてきた"警備員"の一人からの報告が入る。
小笠原 深巳:「ご苦労。仕事が早いね」髪を搔き上げて、先ほどまで握っていたマイクを置く。
小笠原 深巳:...二人が来るまで、歌っていたようだ。
新戸 克由:「そちらもお疲れ様です」イージーエフェクト:〈機械の声〉使用中。
鳴神ミサキ:「どうもどうもです」リザレクトですっかり塞がった、手のひらの傷をいじっている。
雲井川 垂穂:『記憶操作の内容は朝まで待つってことなんで、今夜中の進行が勝負っスね』
新戸 克由:通信機のノイズカットに尽力している。
雲井川 垂穂:『こっちはこっちで手一杯なんで、あとお願いするッスよみなさん。では、オーヴァ』
雲井川 垂穂:言いたいことだけ言うと、通信は途切れる。
鳴神ミサキ:「お疲れサマでーす」通信機に向かってぴしっと礼。
小笠原 深巳:「オーキ・ドーキ。さて、私たちもやるべきことをやろう——新戸君もすまないね。助かるよ」ぱちりとウインク。
新戸 克由:「ええ──」通信機をディメンジョンポッケに放り込む。
鳴神ミサキ:「夜勤に付き合わせちゃってゴメンねぇ」
新戸 克由:「お気になさらず。下手な内勤よりは休めますからね」
小笠原 深巳:「構わないさ。一度乗りかかった船だ、”ノーチラス”が付き合うのは当然のことだろう?」
GM:……とはいえ、手がかりは少ない。朝までに追跡を、と言われても、雲を掴むような話だ。
新戸 克由:肩をすくめ、二人へ向き直る。
小笠原 深巳:(...ふみちゃんに、会わせてあげなきゃならないな。出来るだけのことを、今)
鳴神ミサキ:「うまいこと言う」やはり、ふにゃと笑って。
新戸 克由:「良いセンスですね」愉し気に微笑む。
小笠原 深巳:「ふふ、ありがとう」言いながら、長い黒髪をアップに纏める。青いペンを持って、ノートに情報を書き付ける姿勢だ。
新戸 克由:「──改めて。"蒐集者コレクター"、新戸克由です。」ぺこりと一礼。
小笠原 深巳:「ああ。きみが、第四の”管理人”か」
鳴神ミサキ:「“管理人”?」
小笠原 深巳:「成神くんは、凍結されたジャームがどこに行くか知っているかい?」
小笠原 深巳:ペンを回しながら問う。
鳴神ミサキ:「そのまんま、凍結庫。チルドレンだし、それは習ってるよ」
鳴神ミサキ:「……あ、もしかしてその“管理人”?」
新戸 克由:「まあ……俺が担当してる区画はほんの一部ですがね。」
新戸 克由:「後は道案内に駆り出されたりするくらいですよ。」
小笠原 深巳:「ビンゴ。この間”十三人”の誰かが、運ばれたそうじゃないか。噂程度には、こちらも知っているよ」
鳴神ミサキ:「……“ネイムレス”。第四のエージェントが討伐チームにいたから、その伝手もあって」
新戸 克由:「収容予定だった対象がそちらの案件と関わっているという事で、今回引きずり出されてきた次第となります。」
新戸 克由:「ええ、日寺さんがお世話になっていたとか。」
新戸 克由:「月並みな言葉になりますが、皆さんご無事で何よりですよ」
鳴神ミサキ:「元気にしてるかな。……ぼくも一緒に戦ったんだ。あらためまして、“エレクトリッガー”鳴神ミサキ」
小笠原 深巳:「...きみが、”十三人”をやったのか。やるね。すごくいい」少し目つきが変わる。
鳴神ミサキ:「トドメを刺したわけじゃないよ。それはチームの別の人だったし。でも……」
小笠原 深巳:「でも?」ペンをくるくる回す。
鳴神ミサキ:「みんな、チームの5人よりもっと多くの人が、ぼくたちを助けてくれたんだ」
新戸 克由:道中で入れてきたウーロン茶に口を付ける。
鳴神ミサキ:「だから、みんなで勝った。“ネイムレス”との戦いは、誰かが頑張ったんじゃない。みんなで勝ち取ったんだ」
小笠原 深巳:「ああ...なるほどね。第十の戦力を引っ張り出した、総力戦だと聞いていたけれど」ペンが止まる。
新戸 克由:(明るい言葉だ。)
新戸 克由:(彼女についている教官は、鼻が高そうだな)
小笠原 深巳:「君はいい縁の風に恵まれているようだ。君自身もまた、誰かに頑張る気力を与えるようなヒトだからかな」何となくわかるんだ、と微笑む。
鳴神ミサキ:「な、なんかこそばゆいな……」
新戸 克由:「実際、相応の実績を上げてるわけですからね。」
小笠原 深巳:「ふふ。この私直々の賛辞だぜ、素直に受け取っておきたまえ」メロンソーダに口をつける。
小笠原 深巳:「となると、あとは消去法で私かな」
新戸 克由:くい、と余ったウーロン茶を飲み干す。
小笠原 深巳:「”ノーチラス”、小笠原深巳。まあきみらの呼ぶところの”古代種”ってやつで——多分、純粋な人間じゃあない。これも同じくきみらが呼ぶところのRBのたぐいさ」
新戸 克由:「RB」「第四支部(ウチ)でもよく見かけますね」
鳴神ミサキ:「へぇ~。第十支部だとあんまり、かなぁ」
鳴神ミサキ:レネゲイドビーイングと聞いて、メカワイバーンを連想している。
小笠原 深巳:「ふふ。人間でなくとも君たちの味方だよ。クールでミステリアスなお姉さんだと思って、頼りにしてくれたまえ!」黒髪を搔き上げようとして、アップにしていることに気づく。
新戸 克由:「『海底二万里』と仰いますと、海がお好きでしたり?」
小笠原 深巳:「あー、こほん。そうさ、良い所に気づいてくれたね」咳払い。
小笠原 深巳:「S県の民間伝承”海鳴り姫”——わたしはそこから生まれたんだ。だから、海には思い入れがあるのさ。もともとSF小説が好きなのもあるけどね」
小笠原 深巳:「もしも興味があるようだったら、きみにとっておきのSF小説を見繕ってあげよう。新戸君には『屍者の帝国』なんかが——」早口になりかける。
GM:とんとん、と部屋のドアがノックされる。
小笠原 深巳:「む」
新戸 克由:「ああ……おや。誰か来ましたね」
鳴神ミサキ:「はぁい」ガラス部分から相手を確認。
新戸 克由:(小笠原さんには悪いが、助かったな)
GM:ガラスから覗き込んでいる少女と目が合う。
小笠原 深巳:「良い所なのにな...仕方ない。どうぞ……って」
ふみちゃん:「こんばんはー。ああ、よかった合ってた」
小笠原 深巳:「ふ、み……ちゃん?」
ふみちゃん:きょろきょろ、小笠原さん以外の顔を見て。
新戸 克由:「…………」
鳴神ミサキ:「どちらさま? ……知り合い?」
ふみちゃん:「警備バイトの方ですか? お疲れさまです」
小笠原 深巳:「や、ああ。いやあ...知り合いというかなんというか...」しどろもどろに。
ふみちゃん:「はい。ええと」小笠原さんを見て。「どうぞ、ふみちゃんと呼んでくださいね。夢は大きく」
ふみちゃん:「小笠原さんて言うんですね。どうもです。あの、これ、先輩のお話でいいですか?」
ふみちゃん:「次のお仕事の相談とかだったらここで失礼します。違うならお役に立てるかも。できれば立ちたいな」
新戸 克由:「──ふみちゃんって言うのか!?小笠原ねーちゃんの知り合いー?」
小笠原 深巳:「!?」ギョッとする。
鳴神ミサキ:「!?」ギョッとする。
ふみちゃん:「はい。さっき、あの騒ぎの前に劇場でお世話になりました」
新戸 克由:イージーエフェクト:〈機械の声〉使用。
新戸 克由:紅いヘッドホンから、電子音が鳴る。
小笠原 深巳:「うん……そうなんだ。実は私が見回りに来ていた時に、先輩である科戸さんに会いに来ていたらしくて」説明しながら、さりげなくヘッドホンを被る。
新戸 克由:(一般人か?小笠原さん)
新戸 克由:オルクス因子による電子音声でのアプローチ。
小笠原 深巳:(たぶん。どうやって私たちを探り当てたのかは、わからないけど)イージーエフェクト:≪空の楽器≫。≪機械の声≫に、彼の鼓膜を直接振動させて答える。
ふみちゃん:「小笠原さん……あの、ところで珍しい字ですけど、ふかみ、って読むんですか?」
小笠原 深巳:(わたしが聞いてみる。少し様子を見ていてくれ)そう言いつつ、
小笠原 深巳:「そうさ。深海の『ふか』に、巳年の『み』。きみと似ているだろう?」ぱちりとウインクをする。
新戸 克由:(了解)
小笠原 深巳:(助かるよ、オ—ヴァ)
ふみちゃん:「そうですね。……ははあ」しげしげと小笠原さんの顔を見る。「なるほど」
小笠原 深巳:「しかし、良く一度で当てたね。すこし難しい読み方なのに」
小笠原 深巳:「私の顔に、何かついているかい?」悪戯っぽく笑う。
ふみちゃん:「いえ。何も。綺麗だなあと思って」
小笠原 深巳:「な”っ...」
小笠原 深巳:突如として投げかけられた言葉に、珍しく動揺する。
新戸 克由:「あ!小笠原ねーちゃんテレてるー!」悪乗り!
ふみちゃん:「褒めてますよ? 店員さんも美人だって印象に残ってたみたいですし」
小笠原 深巳:「や、やめてくれよ...ああ、それより!」机をばん!と叩く。
小笠原 深巳:「きみ、全体どうやってここが解ったんだ?ただものじゃないだろ、それは」
ふみちゃん:「あ。別につけていたわけではなく、このあたりの今の時間入れそうなお店を端からあたっただけですよ」
小笠原 深巳:「フム。そこまでするのか...余程、科戸さんが大切なんだね」足を組み替えて、ため息を吐く。
ふみちゃん:「こう、もごもごと…聞こえにくい声で…なにか言ってですね」
ふみちゃん:「こう、赤いヘッドホンをつけた美人さんが先に入ってるはずなんですけど…とやって、名簿を見せてもらったりして」
新戸 克由:「ほえー。ムチャするでやんの」
鳴神ミサキ:「まるで探偵みたいだなぁ」
小笠原 深巳:「む」慌てて耳元のヘッドホンに手をやる。
ふみちゃん:「やり方知ってれば誰でもできますよお」
ふみちゃん:「科戸さんは、お世話になった先輩ですから」
小笠原 深巳:「...そうだね。私たちが話していたのは、いかにもきみの先輩のことだ」諦めたように。
新戸 克由:「ふみちゃんのそれ、『すとーかー』って聞いたぜー!」
ふみちゃん:「技法としてはおんなじだから、やることがある場合以外真似しちゃだめだよ?」
ふみちゃん:「それはよかった。持ってきた資料が役に立つかもしれないと思って」
小笠原 深巳:「うーん...二人とも、どうだろう。ふみちゃんに情報提供者として一時的に協力してもらうのは」
ふみちゃん:二人の答えを待たず、フレーム入りのやたらごついリュックサックをテーブルに置く。開くと、出てくるやらでてくるやら。
鳴神ミサキ:(劇団のストーカーはオーヴァードって話だったし……。この子は違うのかな?)
新戸 克由:(……実際問題、目を離すべきではない人間だろう。)
鳴神ミサキ:「うわ」
小笠原 深巳:「...正直、私たちは実際手詰まりで、人手もないだろう」市の各所で討伐戦が進行する現状、支部からの増援もあまり期待できそうにはない。
新戸 克由:(彼女を放置して先にジャームにぶち当たられたら、目も当てられん)
鳴神ミサキ:(目の届く所にいてほしくはある、か)
新戸 克由:「ひえ」
小笠原 深巳:「ゲエ...」
ふみちゃん:なにかからコピーしたらしい紙束は、天女伝説の内容コピー。劇団籠籠や地元の小劇団に関する過去資料。
ふみちゃん:「図書館の資料に、史料館でもらってきたのと、あとは過去の記事のスクラップブックとか…」
ふみちゃん:「あれだけおかしな状況で行方不明っていうのは、誘拐とか疑われてますよね?」
ふみちゃん:「会社の上の方とか、警察に話をするとか、あとはあの、本物の"宝物"が行方不明になったかどうかとか…」
新戸 克由:「あ、ふみちゃん。」
ふみちゃん:「いろいろお役に立たないかなー、と思うんですが。ほら、道長さん、そのへんこだわるので有名ですから」
新戸 克由:「宝物って、あの時の舞台になんかあったの?」
ふみちゃん:「なあに? ええと……」新戸くんより背が低い。目を見て微笑む。「名前聞いてもいいかな?」
ふみちゃん:「どうかな。私はあったんじゃないかと思ってますけど」
新戸 克由:「あ、ごめんなふみちゃん!俺は新戸克由!」
ふみちゃん:「克由くんね。うん、おぼえたよ」
新戸 克由:「ありがとな!」「でー、そう。宝物。」
新戸 克由:「あそこでやるっていう舞台、今日はまだリハーサルだったって聞いたけど……」
新戸 克由:「小笠原のねーちゃんに迎えに来てもらってたから、詳しくは知らねーんだけどさ。」
ふみちゃん:小笠原さんを見る。
ふみちゃん:「鬼退治の話やったときは、警察の許可とって舞台に真剣持ち込んだって有名な人ですから」
ふみちゃん:「取り扱いの指示も含めて、本物があそこにあっても不思議はないかなと思うんですけど。どうです?」
小笠原 深巳:「そうそう。この子は、実は私の従兄弟でね。世話を頼まれていたんだけど、私が見回りのバイトをしている間は劇場近くの公演で遊ばせていたんだ」
小笠原 深巳:「ええと——克由くんは——それでたまたま、こっそり劇場に入って色々見てたんだね。悪い子だ」
小笠原 深巳:(こんなところで、構わないかい?)≪空の楽器≫。
鳴神ミサキ:(そういう設定で行くのかー)設定を頭に刻み込む。
新戸 克由:(助かるよ。急に演技を始めたのは本当に済まない)〈機械の声〉。
小笠原 深巳:「にしても、大分エキセントリックな座長さんだね。それなら本物の”簪”の話もうなずける、が」
小笠原 深巳:「誰か、実物を見た人はいないのかな?」
鳴神ミサキ:はーい、と手を挙げる。
小笠原 深巳:可能性が最も高いのは——やはり、
新戸 克由:(一般人か咄嗟に判断がつかなかったからな。別れたら切り替えるよ)
鳴神ミサキ:「ぼく、警備のお仕事で中にいたからね」ぼくは鳴神ミサキ、と名乗って。
小笠原 深巳:(ああ、よろしく頼む)と切り替えつつ、「そうか、鳴神くんが見ていたのか」
新戸 克由:「へへへ……」※当然知らない。
ふみちゃん:「鳴神さんね」覚えるように口にして頷く。「よろしくね」
鳴神ミサキ:「すごいねふみちゃん。いろんなこと知ってるんだねぇ」
鳴神ミサキ:「そう。あの時、劇場ではリハーサルをしていた。宝物……なのかな。骨董品のかんざしがあったのも、正解」
ふみちゃん:「知ってるというか、調べればわかることから考えただけですよ。でも、そっか、ほんとにあったんだ…」
ふみちゃん:「どうなんでしょう。それで狙われるとか、あると思います? 変な聞き方ですけど」
鳴神ミサキ:「そう、あったんだ。問題は……」
小笠原 深巳:タイツに覆われた脚を組み換え、言葉を待つ。
鳴神ミサキ:「科戸センパイの後輩だっていうきみが、なんでそこまで調べて考えてるのかなってこと」
新戸 克由:かじかじとストローを歯で噛みしめている。
鳴神ミサキ:「きみの質問に答える前に、ぼくの質問に答えてくれるかな。……きみは、だれ?」
ふみちゃん:「先輩が心配だっていうのもありますけど」
ふみちゃん:「舞台がお流れになってほしくないんです。警察来てなかったってことは、まだ通報してないんですよねあれ?」
ふみちゃん:「ええと。科戸先輩の後輩ですよ」
小笠原 深巳:「...そう、だね。劇団側も、舞台を中止したくはないのだろう。まだ届を出していないんじゃあないかな」
ふみちゃん:「……ううん。誰、ってつまり本名を名乗れ的なことですよね?」
ふみちゃん:ちらちら小笠原さんを見る。
小笠原 深巳:「...よければ、聞かせてもらえるかな」頷く。
小笠原 深巳:その目を、見たことがあるような気がした。それは誰の記憶だろうか。
ふみちゃん:「……ふみちゃんじゃダメですか? できれば協力者でいたいというか、籠籠のほうの人に知られたくないというか」
鳴神ミサキ:(劇団の関係者かな? どういう子なんだろ……)
小笠原 深巳:(...鳴神さん。これ以上掘っても、今はダメそうだ)≪空の楽器≫。
鳴神ミサキ:こくり、と頷き。
新戸 克由:無言で首肯を返す。
新戸 克由:(要注意人物。支部から監視を割いてもらうにも、時間が無さそうだ。)
鳴神ミサキ:「じゃあ、ふみちゃんのままで行こう。意地悪な質問してごめんね」
ふみちゃん:「いえいえ。疑わしいのはわかりますし、失礼な話だとも思うんですけど、なんていうか、フェアじゃないなというか…」
ふみちゃん:「まあいろいろあるんですよ」
新戸 克由:「ほえー……」
小笠原 深巳:「すまないね。でも、初めて会った時から本当に良い名前だと思ったんだ——だから、」少し寂しそうに、「いつか、君の名前。聞かせておくれよ」
小笠原 深巳:欺瞞ではない。本心からの言葉だ。
新戸 克由:「大人のれでぃーって感じだなぁ」
新戸 克由:何も考えてないような顔で、微笑む。/微笑みの仮面ペルソナを張り付ける。
ふみちゃん:「はい。小笠原さんには、それはもう、いずれ」にっこりと笑う。可愛らしい。

GM:…奇妙な闖入者とともに、調査行が始まった。

GM:────
GM:ロイス設定と購入1回まで! これが終わったらきょうは切りましょう!
新戸 克由:ロイス!小笠原さんと鳴神ちゃんへ!
小笠原 深巳:ロイス。新戸克由:〇手練/不安で取得。
鳴神ミサキ:科戸さんへのロイスを ●尽力/悔悟 に変更。
新戸 克由:〈ヘッドホン、壊れてないと思うが……〉小笠原 深巳:連帯感/〇不安
小笠原 深巳:購入はボデマ!
新戸 克由:〈……コメント、ちゃんと確認できるかなぁ〉鳴神ミサキ:〇感服/悔悟
小笠原 深巳:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 9[5,9] → 9 → 失敗

鳴神ミサキ:《バディムーヴ》
鳴神ミサキ:達成値+3。成功せよ!
小笠原 深巳:ありがたい!きっかり成功!
新戸 克由:購入は何にしようかな……(ぼんやり)
小笠原 深巳:その場で装備します。セーラー服の下にインナーで着込む感じかな。
鳴神ミサキ:小笠原さんに ●連帯感/早口な人 、新戸くんに ●連帯感/そういうロール? でそれぞれ取得。
新戸 克由:とりあえずボデマでいいか!
新戸 克由:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 8[3,3,8] → 8 → 失敗

新戸 克由:ダメだわ!以上です
GM:はい!
鳴神ミサキ:TP財産入れて1たりない!
鳴神ミサキ:あ!ちょっと!
GM:あ。ごめんなさい!
鳴神ミサキ:ぼくはシューターズジャケットの購入を宣言!目標値13!
鳴神ミサキ:1dx+2>=13
DoubleCross : (1R10+2[10]>=13) → 9[9]+2 → 11 → 失敗

鳴神ミサキ:TPと財産って併用できます?
GM:できます!
鳴神ミサキ:わぁい!ではTP1と財産1出して成功に!装備して以上です。

TP 1→0

新戸 克由:流石だな……

【目次へ戻る】

ミドル2

GM:────
GM:ミドル2
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:46->47)
新戸 克由:新戸 克由の侵蝕を1増加しました(侵蝕率:38->39)+1(1d10->1)
小笠原 深巳:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+10[10] → 56


GM:では進行判定の方を。情報技能はUGNと噂話!
GM:現在のPPは4/8、DPは3。また、ふたたび「ふみちゃんのアシスト(サブトピック):目標値8」が発生しています。
GM:割ったときにTP20生えてくる効果は前のシーンと同じ!

メイントピック <情報:UGN> <情報:噂話>
目標値:9 最大達成値:30
サブトピック <情報:UGN> <情報:噂話>
目標値:8

鳴神ミサキ:ふ、ふみちゃん!
新戸 克由:ひえー……
GM:【BGM:メニュー画面/平常進行中】
小笠原 深巳:やあ。捜査も詰めだ、頑張って行こう。今回もわたしがサブトピックを抜くよ。
鳴神ミサキ:ふみちゃん担当、どうぞ!
新戸 克由:お手数おかけします。後詰はお任せください
小笠原 深巳:コネ:UGN使います。ダイス+2!
小笠原 深巳:4dx+1>=8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 9[4,7,8,9]+1 → 10 → 成功

小笠原 深巳:いいね。上手く行ったよ。
鳴神ミサキ:ナイスふみちゃん!
ふみちゃん:はい。ではTP20点です。どうぞ!

サブトピック PP 0/1→1/1 TP 0→20

新戸 克由:さすがだなーふみちゃん!
鳴神ミサキ:では引き続きメインを開けにいきましょう。
鳴神ミサキ:情報:UGNにコネを合わせて、目標値は9。
鳴神ミサキ:(1+2)dx+2>=9
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 8[3,6,8]+2 → 10 → 成功

鳴神ミサキ:すれっすれ!
小笠原 深巳:儲けものだ。イイ感じだよ、鳴神さん!
新戸 克由:後は任せな!醜態見せてる分、俺も気合を入れて行かないとだ。
GM:ファイト!
新戸 克由:情報UGN!コネ使用してダイス+2!ミーミルをUGN諜報部に変換!
新戸 克由:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 8[2,4,5,6,8]+1 → 9 → 成功

鳴神ミサキ:振り直します?
新戸 克由:もっと本気を出せるはずだ!再回転!
新戸 克由:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 8[2,5,5,8,8]+1 → 9 → 成功

鳴神ミサキ:ええい《バディムーヴ》!
新戸 克由:フフ……こんな日もあるのだな……
鳴神ミサキ:達成値+3して、残りはTPから引っ張りましょ。
新戸 克由:ありがたく頂き、TPを18点追加投入。

メイントピック PP 4→8 DP 3→6 TP 20→2 


新戸 克由:これでトピックは30点になるはずですな
GM:OKです。では残り部分の情報…!

GM:────

PP:6
竜胆家は製糸業と紡績業で一代をなしたが、そのさらに先祖は、天女から奪った羽衣で財を得たという伝説がある。
家伝の名刀「羽衣切」は、怒りに狂って鬼女と化した天女を切り捨てたものだという。
…問題は、その羽衣切が、本物のEXレネゲイドとして確認されていることだ。
腕を落とされた天女は、海に沈んで二度と浮かんでこなかったという。

PP:8
天女伝説ゆかりの場所を重点的に調査する方針が的中した。
古い郷土研究家の資料によれば、第二地区北側の山中が、"天女の降りた淵"として同定されている。
当該区域に、現在、ワーディングが発生していることが確認された。クライマックス突入可能。


GM:────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
GM:素性不明の少女が持ち込んだ、妙にピンポイントな資料は、UGNの捜索班にとって大いに力となったらしい。
GM:ほどなく、第二支部から連絡が入る。曰く、"羽衣伝説"は実際にR事例だった可能性が高く、因縁とも言える地に、レネゲイドの活性化が観測されたこと。
GM:…という内容は、もちろん、ふみには聞かせてはいないわけですが。
ふみちゃん:「どうでしょう。お役に立てたでしょうか?」
小笠原 深巳:「ばっちりさ。よくやったね、ふみちゃん」ふわふわの髪の毛を撫でる。
新戸 克由:「うん!ふみちゃんマジでよく知ってたなー!」ニコニコとした笑みを張り付けている。
ふみちゃん:「きゃう」少し赤面する。「ちょっと、恥ずかしいですよう、小笠原さん」
鳴神ミサキ:「おもしろいほど当たったねぇ。さすがにぼくもビックリさ」
新戸 克由:イージーエフェクト:〈機械の声〉
新戸 克由:使用中。
ふみちゃん:「露骨に劇場型犯罪者かなーと思って、それならやっぱりここかなと。偶々手元にあったので…」
GM:実際は劇場型どころの騒ぎではなく、また、偶々手元にあったというような量でもないのだが、それはさておき。
小笠原 深巳:「成程ね。『羽衣姫』になぞらえた犯行だと踏んだわけだ——」ヘッドホンを掛けている。
新戸 克由:各々のメッセージアプリにUGNでの『裏取り』が完了したという旨の内容が通達されている。
ふみちゃん:「できれば現場にまで行って、先輩に挨拶して帰りたいところではあるんですが…」
ふみちゃん:「そこまでやっちゃうとさすがにアンフェアにも程がありますし。お仕事の邪魔にもなりそうなので」
鳴神ミサキ:(……アンフェア)
鳴神ミサキ:「まあ、誘拐犯といっしょかもだし。さすがに危険が過ぎるかな」
新戸 克由:「うん……」「ゆーかい犯がいるって所だから、流石にふみちゃんもあぶねーと思う。」
小笠原 深巳:(EXレネゲイドによる指定甲種遺産案件と、第二地区山中における”羽衣姫”の伝承。ほぼ間違いないだろう、事件は終局に向かっている)
新戸 克由:(ふみさんの保護をしてもらいつつ、俺達で向かうのがセオリーでしょうな。)
ふみちゃん:「ありがとね。克由くん。さすがに犯罪者の相手はプロにおまかせしたいのです」
小笠原 深巳:「ああ。この二人の言うことに従った方が、賢明だろうね。きみの身が心配だ」そっと微笑む。
新戸 克由:「だな!小笠原ねーちゃんはちょー強いし、安心して待っててくれよ!」
GM:新戸くんの送った内容には、非戦闘系の職員が、一応彼女の監視についてくれる、との返信が帰ってきます。
ふみちゃん:「へえ。強いんですか、小笠原さん…」少し考えて。「…イメージ通りかな?」
ふみちゃん:「それじゃ、私はこれで失礼しますね。皆さんもお気をつけて」
新戸 克由:ニコニコと微笑みつつ、感謝の内容をつづった返信を後ろ手のブラインドタッチで送ります。
ふみちゃん:「またお会いすることがあったらよろしくです」
小笠原 深巳:「ふふ。ばっちり、きみの先輩を取り返してくるよ。”大船”に乗ったつもりで待っていてくれ」ぱちりとウインク。
鳴神ミサキ:「協力、ありがとう。あとはぼくたちにまかせてね」
新戸 克由:「舞台の日にまた会おうぜ~!」パタパタと手を振る。
ふみちゃん:「はい。深海からでも助けてくれるだろうなー、と思っておきますね」

GM:さて。ふみちゃんが退室した後。
新戸 克由:「………………」振っていた手を止めて。
鳴神ミサキ:「おつかれさま」むふん、と目を細める。
新戸 克由:「はぁあああああー………………」
新戸 克由:今日初かつ、一番のデカいため息をつく。
小笠原 深巳:「ふふ。”ふみちゃんマジでよく知ってたなー!”かあ」
新戸 克由:「ご迷惑をおかけしました、マジで。」
新戸 克由:「故に、茶化さないでくれると嬉しい所ですね……」
鳴神ミサキ:設定に無理があったのでは、と思うが、言わないでおく。
新戸 克由:がっくりと頭を下げ、空いた手でちゃっかり胡椒博士を注文する。
小笠原 深巳:「構わないよ。実際、君のお陰で捜査が円滑に進んだところもあるからね」少し真面目な顔で。
小笠原 深巳:「とまれ、私たちの目的は定まった。後は第二地区山中にて、当該ジャームと思われる”なにか”を捜索・場合によっては撃破する。異存ないかい?」
鳴神ミサキ:「オッケーまる。それにしても……」
鳴神ミサキ:「『羽衣姫』ってアレでしょ。天女様から服を盗って売った……んだっけ?」
鳴神ミサキ:「それでガチギレした天女様をスパっとやっちゃったって話だよね」
新戸 克由:「了解です。」いつの間にか取り出した資料を精査している。
小笠原 深巳:「ああ。民話の起源を基にするRBとしては、シンパシーを感じるね」
新戸 克由:「話の方はそれで終わってましたが、現実はそうもいかなかったという事でしょうな。」
新戸 克由:「死にきれなかったか、死んでも捨て置けぬものをあの場に見出したか。」
鳴神ミサキ:「……シナちゃん先輩を襲ったヤツがそうなら、あの時リハで使ってたかんざしがビンゴ、ってことか」
鳴神ミサキ:「取り戻そうとしたのかなぁ」
小笠原 深巳:「深い海の底に沈んだまま、奪われた自分の欠片を、か。」俯く。
小笠原 深巳:「すこし、やりきれないな」
新戸 克由:「実際脚色は入っていたでしょうが、大事な物であったと考える方が自然でしょう。」
鳴神ミサキ:「だとしても、だ」
鳴神ミサキ:「そのために誰かを傷つけてもいい、なんて思っているのなら……」
鳴神ミサキ:「それは、スパッとやっちゃった人たちと一緒だ。見逃す理由は、ぼくたちにはない」
小笠原 深巳:頷く。
GM:……事態はいまも動いている。科戸のことも思えば、早々に現場を押さえる必要があるだろう。
新戸 克由:「ええ。おまけに因縁もてんで的外れだ」
小笠原 深巳:「きみは、偉いね。誰かの為に、自分の魂を傾けて怒れる。立派だよ」
小笠原 深巳:「行こう。”ノーチラス”は、夢の潜水艦なんだ...沈んだ魂だって、拾い上げるさ」」

GM:────
GM:ロイス設定と購入判定!
新戸 克由:ロイスはふみちゃんへ!
新戸 克由:〈記憶処理、されるといいな……〉ふみちゃん:感服/〇恥辱 で取得!
鳴神ミサキ:新戸くんへのロイスを ●連帯感/おつかれさま に変更。新規取得はなし。
新戸 克由:購入は必須のものもないし、後詰に回るかブルゲを買おうかな
小笠原 深巳:ロイス。鳴神ミサキ:〇尊敬/自省で取得。
小笠原 深巳:こちらもブルゲチャレンジしようかな
鳴神ミサキ:ボデマチャレンジはしない感じです?
新戸 克由:大丈夫だぜ!
新戸 克由:侵蝕に余裕もあるし、思いっきり死んだほうが悪魔の影解禁しやすい気配を感じているので…
GM:では購入判定どうぞー
新戸 克由:ではブルゲにGO!妖精の手スタンバイ!
新戸 克由:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 8[1,5,8] → 8 → 失敗

新戸 克由:ダメだわ……
小笠原 深巳:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 5[4,5] → 5 → 失敗

鳴神ミサキ:おクスリは遠い
小笠原 深巳:フフ...醜態をさらしてしまったようだね...
鳴神ミサキ:ふーむ。ではこちらもブルゲかな
新戸 克由:悲しい物語ですね……
鳴神ミサキ:1dx+2>=20
DoubleCross : (1R10+2[10]>=20) → 5[5]+2 → 7 → 失敗

鳴神ミサキ:おお、もう……
GM:OK. ではクライマックスへ!

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クライマックス:天女淵

GM:────
GM:クライマックス:天女淵
GM:────
GM:侵蝕率上昇をお願いします。
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:47->48)
小笠原 深巳:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+6[6] → 62

新戸 克由:新戸 克由の侵蝕を6増加しました(侵蝕率:39->45)+6(1d10->6)

GM:【BGM停止】
GM:【BGM:不穏 /ピアノ・不況和音】

GM:冬の夜気が酷く冷たく頬を刺す。
GM:山中。手入れされなくなって久しい林を抜けた先に、天女淵がある。
GM:小さな滝の音。湿り気を帯びた空気。そこに、探していた相手がいた。
科戸 美星:「…鳴神さん!」
鳴神ミサキ:「シナちゃん先輩……!」
スキュレー:彼女を覗き込むようにしてた巨大な怪物が、ぬるり、と振り向く。
鳴神ミサキ:どうやら最悪の事態ではない、と胸を撫で下ろす。
小笠原 深巳:「やつが、”スキュレー”...」
科戸 美星:大きな怪我はしていないようですが、トレーニングウェアのあちこちには裂けた跡があります。抵抗はしたらしい。
新戸 克由:「……下手に動けば来る類ですかね。」
新戸 克由:そういう口元には、既にシャボン玉用のストローが咥えられている。
科戸 美星:いかにも。彼女が立ち上がろうとすると、スキュレーが間に割り込む。
科戸 美星:「この……」
スキュレー:「ダ……」
スキュレー:「ダメ……いっては、いけない……」
鳴神ミサキ:「? 様子が……」
科戸 美星:「だから、それは……!」
スキュレー:「ひとに、まじっては、いけない」
小笠原 深巳:「...!!」ヘッドホンを掛けるが。
スキュレー:「裏切られる。うばわれる。……ワタシはもう二度と」
スキュレー:「二度と」
スキュレー:顔……だったのであろう部分が、まだ科戸がつけたままの簪を凝視している。
新戸 克由:「──逆にタチが悪いな」「コイツは」
科戸 美星:「……ごめんなさい。ずっとこの調子で。逃してもくれない。私を……仲間かなにかだと思いこんでるみたいで」
科戸 美星:「それから、気をつけて。こいつ、レネゲイドを活性化させる力がある」
小笠原 深巳:「...大丈夫だよ。私たちは負けない」「こんな哀しい命を、放っておいたら。可哀想だ」
GM:傷じたいはそこまで深くないようですが、彼女はもはやエフェクトを使うのもままならない状態です。実は。
スキュレー:「ダメ……ダメダ……」
新戸 克由:(『帰還』限界……一刻を争う必要がある、か。)
鳴神ミサキ:頷きながら。「ねえ、ちょっと」スキュレーと呼ばれたそれに話しかける。
スキュレー:巨大な頭足類にも似た、変わり果てた"天女だったもの"は、鳴神さんに目を留めます。
スキュレー:「…………」
鳴神ミサキ:「そのかんざしは確かに、おまえの物だったのかもしれないけどさ」
鳴神ミサキ:「その人には大事な用事があるんだ。離してあげてくれないかなぁ」
スキュレー:「……つれていかせない」
スキュレー:不規則に、ざらざらとした声と、幼いといっていい女の声が入り交じる異様な声が答えます。
鳴神ミサキ:「……チャンス、なんだってさ。わかる?」
スキュレー:異形の塊は、答えません。単語がわからないというのもあるでしょう。が。
科戸 美星:「……鳴神さん」
新戸 克由:声をかける少女の立ち居振る舞いを、しかと眼に焼き付けている。
科戸 美星:「ありがと。今、すごくヒーローに見えてる」
鳴神ミサキ:にこり、と微笑んでこたえ、すぐに表情を引き締める。
新戸 克由:「……ひとに混じれぬ人たちがいる場所から俺たちは来ている、と言ったら。」
新戸 克由:「『スキュレー(きみ)』は。」「俺達を仲間に見てくれるか?」
新戸 克由:そう告げる手には。既にシャボン液の容器が握られている。
スキュレー:ざらざらとした異形の声の叫びは、拒絶のようにも、否定のようにも、泣き声であるようにも聞こえた。
スキュレー:答えは、すでに、人の言葉の形をしていない。
GM:……衝動判定が発生します。
GM:目標値は9。
スキュレー:さらに《原初の恐怖》
GM:この衝動判定の侵蝕上昇が、「初期の衝動値+1d10」に変更されます。
新戸 克由:ウワーッ
新戸 克由:とはいえまずは衝動判定!妖精の手も構えておきます!
鳴神ミサキ:イクゾーッ
GM:【戦闘BGM:ピアノベース】
新戸 克由:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 7[2,6,6,7]+1 → 8 → 失敗

小笠原 深巳:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 8[1,2,3,3,7,8]+1 → 9 → 成功

小笠原 深巳:ヨシ!
新戸 克由:妖怪いちたりない……!
鳴神ミサキ:バディムーヴ、いる?
新戸 克由:いる~!
鳴神ミサキ:では《バディムーヴ》!
GM:行動値:スキュレー(9)>新戸(8)>鳴神(7)=小笠原(7)
鳴神ミサキ:目を覚ませっ!(パァン)
GM:はい。では全員暴走回避!(びんた!)
鳴神ミサキ:1dx+4+2>=9
DoubleCross : (1R10+4+2[10]>=9) → 2[2]+6 → 8 → 失敗

新戸 克由:\いてぇ/12にしてこちらは突破!
鳴神ミサキ:ギャーッ!
GM:もといミサキさんがいた
GM:では侵蝕も上げてくんな!
新戸 克由:そして〈妖精の手〉。
鳴神ミサキ:あ、ありがとう……
新戸 克由:ミサキさんも自動成功しな!
小笠原 深巳:62+1d10+14
DoubleCross : (62+1D10+14) → 62+4[4]+14 → 80

新戸 克由:侵蝕49へ!
新戸 克由:14+1d10
DoubleCross : (14+1D10) → 14+10[10] → 24

小笠原 深巳:現在侵蝕80
鳴神ミサキ:48+16+1d10
DoubleCross : (48+16+1D10) → 48+16+7[7] → 71

新戸 克由:侵蝕……73!!!

▼エンゲージ
(スキュレー[9])
   10m
(鳴神[7]、小笠原[7]、新戸[8])
[]内は行動値

GM:科戸は戦闘に参加しません。攻撃対象にもならないから安心してね!


GM:────
GM:ラウンド1
GM:────
GM:セットアップ!
新戸 克由:ないぜ!
鳴神ミサキ:あ!その前にDPの処理は!
GM:あ。そうでした、DP処理!
新戸 克由:はっそういえば……!
GM:1点使用で3侵蝕上昇が可能です。どうしますか!
GM:現在DPは6!
鳴神ミサキ:……使い切っても100に届かないな!
新戸 克由:では3点使用して82まで上げておきます。
新戸 克由:これで〈悪魔の影〉解禁だぜ!
GM:大事!
小笠原 深巳:こちらは使用せず。
鳴神ミサキ:こちらも使用せずで。カバー頑張る!
鳴神ミサキ:そしてセットアップはなし!
GM:OK。では…

スキュレー:アメツムギ // 《ヴァイタルアップ》《戦力増員》《光の剣》
スキュレー:HPを大幅上昇。白兵武器作成。
スキュレーのかけら:スキュレーのかけら(トループ)が、別エンゲージに4体配置されます。行動値は5。

▼エンゲージ
(かけら[5]) 5m (スキュレー[9]) 5m (かけら[5])
   10m
(かけら[5]) 5m (鳴神[7]、小笠原[7]、新戸[8]) 5m (かけら[5])
[]内は行動値

スキュレーのかけら:なお、劇場で現れたものと違い、こちらは何か怪しげな光をまとっています。触れるとヤバそう。

GM:ということで、イニシアチブ! 行動値順はこのままスキュレーが動きますが…
小笠原 深巳:古代種エフェクトの≪コンダクト≫。新戸くんをイニシアチブ時に行動させます。
新戸 克由:ありがたく受けてメインプロセス開始します!
GM:はい。では新戸くん、どうぞ!
小笠原 深巳:現在侵蝕90
新戸 克由:マイナー!5m前に移動してエンゲージを切ります。

▼エンゲージ
(かけら[5]) 5m (スキュレー[9]) 5m (かけら[5])
              5m
            (新戸[8])
              5m
(かけら[5]) 5m (鳴神[7]、小笠原[7]) 5m (かけら[5])
[]内は行動値

GM:クレバーな! どうぞ。
新戸 克由:メジャー!コンセ2死神の瞳3悪魔の影。/コンボ:崩壊の宣告
新戸 克由:対象はスキュレーでいいかな。範囲はバラけている故!
GM:はい。判定どうぞ!
新戸 克由:差し込みなければこのまま判定入れていきます!
新戸 克由:6dx8+4
DoubleCross : (6R10+4[8]) → 10[2,4,6,8,8,9]+10[4,5,9]+1[1]+4 → 25

新戸 克由:本命はこの後だし、上乗せはいいかな。対応ドウゾ!
スキュレー:むむ。ガードは無意味なやつ……ドッジ!
スキュレー:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 8[1,1,2,2,3,5,8] → 8

GM:命中したのでデバフが入る。演出どうぞ!
新戸 克由:では次の被攻撃時のダメージダイス+5、
新戸 克由:次の攻撃に対してリアクション不可状態を進呈します。
新戸 克由:侵蝕92へ!
小笠原 深巳:(——スキュレーの欠片。私たちの行く手を劇場で阻んだものと同質だが、数が多すぎる)
小笠原 深巳:(”管理人”と言うことから察するに——新戸くんの能力は、恐らく相手の足を止めるたぐいのものである可能性が高い。賭けてみるか)
小笠原 深巳:「新戸くん。そのシャボン玉」
小笠原 深巳:「もっと早く届かせてみたいと思ったことはないかい?」
新戸 克由:「やあ。中々にお目が高い」その期待に応えるように、パチリと片目を閉じる。
小笠原 深巳:右手の指を、くいっと折り曲げる。印だ。それを、解き放つように振りかぶる。
小笠原 深巳:▼『夏への扉』:≪コンダクト≫
小笠原 深巳:空間が、ねじ曲がる。バロールのそれかと錯覚するような、深海圧力の現出。それを、指向性を与えて「渦巻かせる」。
小笠原 深巳:自然、その圧力の回転は激しい気流の流れを呼ぶだろう。後はもう、導く必要すらない。彼は”蒐集者”であるのだから。
小笠原 深巳:ざざん。ざざん。「さ、決めておいで」ざざん、ざざん。
新戸 克由:「──有難く」細やかなる気流と、彼女の『波長』を受け取り。
新戸 克由:「『溜め切る』までの時間稼ぎなら」浸されたシャボン玉に。
新戸 克由:「こちらも得意分野ですよ」息を吹き込む。
スキュレー:「!」
新戸 克由:──零れ落ちるシャボン玉は、普段目にするそれよりもさらに細かく、小さい。
新戸 克由:海へ浮かび、流れに壊され生じる『泡』のようなシャボン玉が。風/波に乗る。
小笠原 深巳:「やるね」
新戸 克由:「崩壊用、炸裂魔眼。ここまで『整えて』くれたなら安心して載せられます」
新戸 克由:白く染まる『海の雪マリンスノー』が宙へ散り。
新戸 克由:ばらばらに舞い、弾けて/包み込むように魔眼が零れ落ちて。
スキュレー:青白く発光する、巨大な海棲生物じみた怪物が、魔眼に絡め取られて動きを鈍らせる。
新戸 克由:哀しき異形へ
新戸 克由:消えて行く。/染みこんで行く。

GM:行動値順。スキュレーが動きます。
スキュレー:マイナー。
スキュレー:アマノハゴロモ // 《堕落の爪》《陽炎の衣》
スキュレー:メジャー。
スキュレー:ノロイツルギ // 《光の舞踏》《伸縮腕》《異形の祭典》《見えざる死神》
スキュレー:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,1,3,3,5,6,6,7,7,7]+10[2,6,7]+10[10]+10[8]+4[4]+4 → 48

GM:達成値48。PC全員に白兵攻撃。命中すると、ダメージ処理前に侵蝕率+10。
新戸 克由:流石に一筋縄とはいかないか。ダメ元ドッジ!
小笠原 深巳:ゲーッ!ドッジします!
鳴神ミサキ:ゲェーッ!
新戸 克由:3dx+1>=48
DoubleCross : (3R10+1[10]>=48) → 9[1,6,9]+1 → 10 → 失敗

小笠原 深巳:3dx>=48
DoubleCross : (3R10[10]>=48) → 10[5,10,10]+5[3,5] → 15 → 失敗

鳴神ミサキ:小笠原先輩カバーします?
小笠原 深巳:避けられるわけないだろ!すまない、お願いできるかい?
鳴神ミサキ:OK!《砂の結界》で小笠原先輩をカバーします。自分の分はドッジ!
新戸 克由:来いやーーーッ!!!
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+2した(侵蝕率:71->73)
鳴神ミサキ:4dx+1>=48
DoubleCross : (4R10+1[10]>=48) → 7[2,4,6,7]+1 → 8 → 失敗

鳴神ミサキ:ダメージ来い!
スキュレー:5d10+20 装甲有効
DoubleCross : (5D10+20) → 31[10,8,1,4,8]+20 → 51

スキュレー:装甲有効の51点!
新戸 克由:まあ死ぬわな!侵蝕92→102で喰らってるのでリザレクト不可!
鳴神ミサキ:死! 侵蝕10増やしてからリザレクト!
新戸 克由:ふみちゃんのタイタスカットして復活します!
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:83->84)
鳴神ミサキ:1ばっかりだなぁ(白目)
GM:簡単に演出。
スキュレー:ぎらぎらと光る体を蠢かせる。腕……があったであろう部位をあなたがへ向けると
スキュレー:無数のかけらが打ち出される。レネゲイドを異常活性させる毒気を帯びた無数の刃がおそいかかる。
小笠原 深巳:「鳴神くん。今撃たれるのは、ちょっとまずいな——」まだ、力を貯めている。振動が十分に蓄積されていない。
鳴神ミサキ:小さく頷き、手をかざす。呼応するように──
新戸 克由:「クッ……!」とっさにクロスした腕ごと欠片が貫通していく!
鳴神ミサキ:物体の形成に使う銀砂が舞い上がり、空中に無数の盾を現出させる。
鳴神ミサキ:それは、撃ち出された無数の刃を受け止め、防ぎきって……
新戸 克由:(こいつは……2回耐えられりゃいい方か!)
鳴神ミサキ:毒と衝撃。その全てを、ミサキの肉体へと叩き付ける。
鳴神ミサキ:……げほ、と息と唾液を吐き出す。神経を苛む異様な高揚感と筋肉を焼き溶かす痛みが、体の内でせめぎ合う。
鳴神ミサキ:(でも、ぼくは倒れない。シナちゃん先輩の前で倒れるわけにはいかない……!)
小笠原 深巳:無傷である。彼女の傷と引き換えに。
小笠原 深巳:「...悪いね。後輩に、庇わせた」
スキュレー:刃が止む。
スキュレー:うずくまるように動きを止めた、異形の怪物の姿がある。
GM:ということで、行動値順に……小笠原さんからですかね。どうぞ!
小笠原 深巳:アイアイ!
鳴神ミサキ:ゴーゴー!
新戸 克由:ピーピー!
小笠原 深巳:▼『海底二万里』:マイナー:≪オリジン・レジェンド≫、メジャー:≪サイレンの魔女≫+≪スキルフォーカス≫+≪更なる波≫
小笠原 深巳:対象はかけら全部+スキュレー本体!
GM:どうぞ!
小笠原 深巳:8dx+20
DoubleCross : (8R10+20[10]) → 10[1,2,2,6,6,7,7,10]+2[2]+20 → 32

小笠原 深巳:ヨシ!
新戸 克由:あ、妖精要ります?
スキュレー:リアクション不能!
GM:おっと。入れるなら待ちますが
小笠原 深巳:いや、DD+5あるし、ここは温存しておきたい
新戸 克由:OK!見送ります!
小笠原 深巳:ではダメージ行きます。欠片の方はどうじゃろ
スキュレーのかけら:OK. かけらはドッジが《イベイジョン》10なので命中!
小笠原 深巳:ぶっこむぞオラァン!
GM:来いやあ!
小笠原 深巳:4d10+5d10+23
DoubleCross : (4D10+5D10+23) → 25[4,9,8,4]+25[10,2,10,1,2]+23 → 73

小笠原 深巳:装甲無視!
鳴神ミサキ:わぁ高い
GM:でっかっ……
スキュレー:大ダメージだけどまだ動く。
小笠原 深巳:スキュレーは73、欠片は48かな
新戸 克由:かけらは—25されますな。
スキュレーのかけら:かけらは48。それは倒れるんですが……
新戸 克由:やったぜ!
スキュレーのかけら:1、2、3、4から《鏡の盾》。48ダメージ、48ダメージ、48ダメージ、48ダメージ。
GM:あ。復活は1回でいいよ!(HP0スタックで4連打入る感じ)
新戸 克由:ウゲェーッ!!!!!
GM:では、演出どうぞー
小笠原 深巳:うわあ!何だって言うんだ!
鳴神ミサキ:ヒェーッ
GM:光が逆流するんだよ!
小笠原 深巳:——印を組む。圧力を投射するように、振りかぶり。
小笠原 深巳:彼女の周囲の空気が逆巻き、ひび割れ、爆ぜる。それはまるで大気が海水に変じたように。
小笠原 深巳:「...溜まった」
新戸 克由:「小笠原さん!」振り向かず、叫ぶ。
新戸 克由:「──ぶっ潰せッ!」
小笠原 深巳:ざん。ざん。ざん。ざん。波の音が、聞こえる。
小笠原 深巳:ざん。ざん。ざん。ざん。ざん。ざん。ざん。ざん。
小笠原 深巳:ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/
 ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/
ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/
 ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/ざん/

小笠原 深巳:「——圧し、刻むッ!!!」
スキュレー:異形の存在が、壊れた悲鳴を上げる。それは、あるいは囚われていた場所のことを思い起こしたからか。
小笠原 深巳:新戸の炸裂魔眼。それを十全に発揮するための、断裂するような圧力。空気の断層ライナーを造り、HEAT弾のような重力ジェットを発生させる。
小笠原 深巳:キャビテーション気泡の消滅原理という。シャコなどが発生させる、強大な破壊力を有する物理現象だ。
小笠原 深巳:「これで、欠片は——」
スキュレーのかけら:圧に巻き込まれた、鱗、あるいは羽毛のような物体の群れが砕け散る。砕け散り、
スキュレーのかけら:過剰なRVの活性を、エフェクトを放った本人、小笠原深巳に向けて逆流させた。
小笠原 深巳:(見誤った。私と彼らのRVが接続した時、その活性能力を相手に向けて投射できない道理がない)
小笠原 深巳:もろに、
小笠原 深巳:「あ”、あ”うッ!」
小笠原 深巳:痙攣して、倒れ込む。泡を吹いている。
小笠原 深巳:「ゔ、あゔ~~っ、ぐ、っう」青ざめながら、膝を震わせて立ち上がる。
小笠原 深巳:鳴神さんのロイスをタイタス昇華。復活します。
GM:はい。OKです
小笠原 深巳:内臓をまるごとかき回されたような、おぞましく、暴力的な痛覚。こんなものに彼女は耐えていたのか。
スキュレー:霞む視界に、頭足類めいた異形の影が、女のような形に見えた。
GM:ということで、鳴神さん。どうぞ!
鳴神ミサキ:イエース!
鳴神ミサキ:なんとなくマイナーでジェネシフト。4個!
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+21(4d10->3,2,8,8)した(侵蝕率:84->105)
鳴神ミサキ:メジャーで《アタックプログラム》! 対象はスキュレー!
鳴神ミサキ:良いかな?命中判定!
鳴神ミサキ:(7+1)dx+4+13+12
DoubleCross : (8R10+4+13+12[10]) → 10[1,3,4,6,8,8,10,10]+5[1,5]+29 → 44

スキュレー:うぐ……ガード! 《歪みの体》!
鳴神ミサキ:ムッ!ダメージロール!
鳴神ミサキ:(5+1)d10+15 装甲ガード有効
DoubleCross : (6D10+15) → 28[9,3,7,2,5,2]+15 → 43

スキュレー:ガード値8の装甲なし、35抜けて……
GM:累積ダメージ108点。初期HPが105点。持ちません、落ちます!
GM:復活もなし。演出どうぞ!
鳴神ミサキ:鳴神ミサキの侵蝕率を+2した(侵蝕率:105->107)
鳴神ミサキ:敵の反撃に倒れ、立ち上がった小笠原サン。
鳴神ミサキ:そして、シナちゃん先輩のウェアに走る裂傷に目をやる。
科戸 美星:あなたの視界で、ぎゅ、と笑ってみせる。
鳴神ミサキ:頷いて、視線はスキュレーへ。
鳴神ミサキ:「スキュレー。おまえ」
鳴神ミサキ:「なんで人を傷つける?」
鳴神ミサキ:バチバチと、威嚇するように音を上げ。
鳴神ミサキ:許容量を超えたエネルギーを放電という形で散らしながら、一歩前に踏み出す。
スキュレー:「……………」
スキュレー:「チガウから」
鳴神ミサキ:「……違う?」
スキュレー:「わたしたちは、ひととまじわったら、イケナい」
スキュレー:「ニドトはまちがえない」
スキュレー:人の言葉すら失った様子だった怪物が、あなたの言葉に答えたのは。
スキュレー:偶然か、あるいは、何か……何かが、ほんのわずかでも、指にかかったのか。
スキュレー:いずれにせよ。そこにいるのは、妄執に囚われたモノだ。
鳴神ミサキ:「わたしたち、ね」
鳴神ミサキ:それでも言わずにいられない。
鳴神ミサキ:「単なる失せもの探しじゃないんなら。その人を守ろうとしたんなら」
鳴神ミサキ:「なんでケガさせた。なんで力ずくなんだ。それでいいのか、おまえ!」
スキュレー:答えない。表情も伺えない。答えはもはや人の言葉ではない。割れたノイズのような音。
スキュレー:ただそれは、悲鳴か泣き声のように聞こえた。
小笠原 深巳:「……きみは、帰りたいんだろ。海じゃなくて、空へ。水底から帰っていきたいんだ。でも、もう、かなわない」
小笠原 深巳:せき込みながら、涙を流す。
新戸 克由:少しだけ。雷の様に煌めく彼女達を眩しそうに見やる。
小笠原 深巳:「ごめん。私が……海が、君の悲しみを癒してあげられればよかったのに。そうできなかった。ごめん…」
小笠原 深巳:交わすべき言葉すらもはやないことを自覚している。海水のように澄んだ涙を流す。
新戸 克由:「言葉がなくとも。」
新戸 克由:「生きる『者』には眠るときが来る。」
新戸 克由:(貴女の帰る場所の代わりには……ならないだろうが。)
新戸 克由:(墓守がしてやれるのは、安らかに眠れる場所を作る事だ)
新戸 克由:「できれば、共にもう少し起きていたかった。」
鳴神ミサキ:少し前に立つ少年の言葉に、手が鈍りそうになる。
鳴神ミサキ:だとしても。
鳴神ミサキ:「そこにいる人のがんばりが、いま、実を結ぼうとしてる。夢が、好きが、カタチになるっていう瀬戸際なんだ」
鳴神ミサキ:「おまえがそれを阻むなら……」
鳴神ミサキ:白い指がすっとスキュレーを指し示し、殊更にまばゆく輝いて。
鳴神ミサキ:「ぼくたちは……ぼくは。おまえを傷つけてでも、止めてやる!」
スキュレー:あなたに。
スキュレー:見惚れたかのように、異形の怪物の蠢動が、止まる。
鳴神ミサキ:それを見やることはなく。
鳴神ミサキ:ともすれば、莫大な電力をもって放たれる電磁投射に匹敵する。
鳴神ミサキ:あるいは、それ以上の速度と熱量で空気を破壊しながら突き進む雷霆が。
鳴神ミサキ:頭足類めいた生体を焼き尽くす!
スキュレー:雷撃に撃たれた巨体が、力を失って、溶けるように崩れ落ちる。
GM:……それきり、動かない。夜の淵に、静寂が戻る。

新戸 克由:見据えていた目を閉じる。
新戸 克由:「──おやすみなさい」

GM:戦闘終了です。バックトラック行きましょうか!
新戸 克由:ウオーッ!侵蝕102!残ロイス5!
GM:持っていたEロイスは《原初の恐怖》一つだけ。
新戸 克由:心情的に頂きます。
新戸 克由:102-1d10
DoubleCross : (102-1D10) → 102-3[3] → 99

GM:DPでの引き下げも使えます(未使用1点につき、Eロ引き下げ後に1点) 必要ならどうぞ。
GM:いいところに行った。
小笠原 深巳:これは...振らない!
鳴神ミサキ:Eロイスだけ振ろう!
新戸 克由:DPは無しで!帰還確ですが等倍振り!
新戸 克由:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-27[7,2,8,6,4] → 72

鳴神ミサキ:107-1d10
DoubleCross : (107-1D10) → 107-1[1] → 106

鳴神ミサキ:ここでも!?
新戸 克由:完璧。5点!
小笠原 深巳:101-4d10
DoubleCross : (101-4D10) → 101-20[7,1,7,5] → 81

小笠原 深巳:5点!
鳴神ミサキ:で、DP6点は使わずにロイス5本の等倍で。
鳴神ミサキ:106-5d10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-36[10,8,5,8,5] → 70

鳴神ミサキ:加減!
GM:綺麗に5で揃いましたね。おかえりなさい!
GM:経験点計算までいってしまいましょ。いつもの共通5点とシナリオ5点、Eロ一つとDロ一つ(古代種)で+2の基礎12点。
鳴神ミサキ:ぴったり70だと4点かな?
GM:おっと。そうでしたか。申し訳ない!
GM:4点ですね。では、鳴神さん16点。小笠原さん17点、新戸くん17点。GM17点でいただきます。
鳴神ミサキ:おいしくいただきます!もぐもぐ!
新戸 克由:フフ・・・経験点はおいしいね
小笠原 深巳:ふふ、頂くよ。...少し、やりきれない気分ではあるけれど。
GM:まあ。そういうことで…
GM:では、時系列順ということで……PCナンバー順にエンディングやっていきたいと思うのですが。
新戸 克由:OKですー!
GM:如何でしょうか!(基本、OPで出てきたNPCとの会話シーンかと)
鳴神ミサキ:はぁい!
小笠原 深巳:了解です!

GM:では…


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エンディング1

GM:────
GM:エンディング:鳴神
GM:────
GM:遠く、ざわめきが聞こえる。
GM:【BGM停止】
GM:【BGM:日常/ポップ】
GM:まだ開け放たれたホールの扉から漏れてくる、観客たちの息遣いだ。
科戸 美星:「ありがとね、鳴神さん。すっかり、お世話になっちゃって」
鳴神ミサキ:「んーん! もとはと言えば、ぼくがちゃんとお仕事できなかったんだ」
鳴神ミサキ:「ほんと、間に合ってよかったよ~」
GM:事件が明けて、翌日。侵蝕率上昇で舞台も危ぶまれた彼女は、なんとか診査もクリアして…
GM:ここに立っている。
GM:控室。
科戸 美星:天女というには簡素すぎる着物に、あの赤い簪。
科戸 美星:「あれで間に合わなかったら癪だし、許せないじゃない。そんなの」
鳴神ミサキ:「だよねー。チャンスだもんね」
科戸 美星:「お医者さんだろうが検査機器だろうが、演技で押し通ってみせるつもりだったわよ」
科戸 美星:笑う。
鳴神ミサキ:それはいかがなものだろう、と思いつつ。一緒にけらけらと笑う。
科戸 美星:「…私たちはさ。こうして、まあなんとか、やりたいことをやってるわけじゃない」
鳴神ミサキ:「うん」
科戸 美星:「それができないって言うのはナシだって。そう思ってたわけ。あのイカのお化けのうわ言ずっと聞かされてる間にさ」
科戸 美星:「ということで、今回は、鳴神さんと私の勝ち」着物姿でグータッチの姿勢。
鳴神ミサキ:「……うん」わずかに眉尻を下げ、こつんとグーを当てる。
鳴神ミサキ:「ぼくは、最初さ」
鳴神ミサキ:「シナちゃん先輩に手を上げた、落とし前をつけさせようと思ってた」
科戸 美星:「勇ましいなあ」
科戸 美星:「ま、それくらいじゃなきゃだけど。最初は?」
鳴神ミサキ:「そ。なのにあいつ」
鳴神ミサキ:「なーんか、やり直しをしようとしてる様子だったじゃん?」
鳴神ミサキ:「どれだけ経っても、どんな姿になっても、そうしたいって思うくらいこびりついてたんだなぁ……って思ったら」
鳴神ミサキ:「こう、フクザツな気分になってくるわけですよ」そんな強い思いを、つい最近、見たばかりで。
科戸 美星:「……やっぱさ。ヒーローに見えるよ、鳴神さん」
科戸 美星:「志望じゃないかもしれないけど。すごく格好いいな」
鳴神ミサキ:「ぼくは……壊してばっかりだから。ヒーローには遠いかな。でも……」
鳴神ミサキ:「誰かの夢と、好きと、明日を守っていくのが、ぼくの仕事で、ぼくのやりたいこと」
鳴神ミサキ:「そうした先で、ぼくの守ったみんなが願いを叶えてくれたなら。ぼくはそれでいいわけさ」
科戸 美星:「物理的に壊してようが守ってようが、立ち居振る舞いと根性の問題よ。役柄なんて」
科戸 美星:「それを証明したくって、私はここまで来たわけ。で、鳴神さんはそれを守ってくれた」
科戸 美星:「ということで、しっかり見てもらいましょうか。あなたの守ってくれたものってやつを」
GM:そろそろ開演時間だ。
鳴神ミサキ:「………」
鳴神ミサキ:「うん。ばっちり、報酬を受け取ることにする」
科戸 美星:「おつりは要らないからね」
科戸 美星:にっと笑って。パット見、いささか貧相な天女は席を立つ。
鳴神ミサキ:「いってらっしゃい!」ふれふれーと飛び跳ねる。ゆさゆさ。
鳴神ミサキ:そうやって見送り、自分も関係者席に移動して。ほうと一息。
鳴神ミサキ:……言葉を交わせても意思の疎通は叶わない。衝動を制御できない。
鳴神ミサキ:そんな脅威の名を『こちら側』の世界にいる者は皆、知っている。
鳴神ミサキ:その中におけるひとり、名無しであろうとした少年が、あの怪物然とした姿に重なった気がした。
鳴神ミサキ:ひとりぼっちで、傷つけられて、しかし大切ななにかを諦めなかった者たちが目の前で叫んでいた。
鳴神ミサキ:それを正視することもできず、ただ焼き尽くすことしかできず。
鳴神ミサキ:……だとしても。
鳴神ミサキ:こうして取り戻したものがある。守り抜いた未来がある。
鳴神ミサキ:今は、それをただ、見届けよう、と。
鳴神ミサキ:開演のブザーに、拍手を贈った。

GM:【BGM停止】

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エンディング2

GM:────
GM:エンディング:小笠原
GM:────
GM:事件の夜が明けて一日。第二地区──
GM:コープなみかぜ近くの路上。日曜の午前中、あなたはちょっとした用足しで外出していました。
GM:【BGM:日常/ADV風】
ふみちゃん:「あれ。小笠原さん?」
ふみちゃん:「こんにちは。こんなところでお会いするとか、奇遇ですね」
小笠原 深巳:「そういうきみは——ふみちゃんだね」新刊の文庫本を提げていた手を振る。
小笠原 深巳:「この間は、ありがとう。先輩とはもう会えたのかい?」
ふみちゃん:「はい。初日が跳ねたあとにこっそり。変わらないなって言われちゃいましたけど」
ふみちゃん:「小笠原さんは、まあ、ご自宅このあたりですものね」
GM:にこにこしながら言う。
小笠原 深巳:「……フフ」教えていなかったはずだ。エージェントとして、身辺情報は当然気を配っているはずだが。
ふみちゃん:「実は、お世話になったのでご挨拶だけでもーと思ってたので。ちょうどよかったです」
小笠原 深巳:力を抜く。敵対的なFHエージェントというのは、いささか考え過ぎだろう。
ふみちゃん:「改めて。あの場だと、籠籠の人に本名聞かれたくなかったのと、ちょっと面白そうだったので黙ってましたけど」
ふみちゃん:「うちの幹久がお世話になってます。小笠原さん」
小笠原 深巳:「...」いつものように、黒髪を搔き上げようとした——その時だった。
小笠原 深巳:「み、き、ひさ」コーポなみかぜの住人——つまり、姫都幹久の、ことだ。
小笠原 深巳:演技がかった笑みがひきつる。
ふみちゃん:「ええ。お名前聞いたときもしやとは思ったんです、珍しい名前でしたし、趣味の話もあったし」
小笠原 深巳:「え、演劇にやけに精通していたのは……くそ、そういうことか」頭を掻く。
姫都・咲:「改めて。姫都・咲です。かつらぎ演劇学校の三年生」
GM:架空の関西の超有名な演劇学校です。
小笠原 深巳:「かつらぎ、って……私でも知ってる所じゃあないか!今度、『海底二万里』の舞台もやるんだろ!?」ガッと身を乗り出す。
小笠原 深巳:「海外からのスカウトも頻繁にあるらしいし...そっか。姫都くんのお姉さんは、凄いヒトだったんだな」
姫都・咲:「ええ。後輩がアロナクス役なんで、よかったら見てあげてくださいね」
小笠原 深巳:「なんと。ピエール教授がお知り合いとは」
姫都・咲:「まあ、学校が有名だっていうだけで、劇団にそのまま行かない場合は色々大変なんですけどね」
姫都・咲:「実は今度、次の"にっぽんおぺら"の主役オーディション受けるんですよ」
姫都・咲:「『海なり姫』。あんまり有名じゃないですけど、知ってます?」
小笠原 深巳:「——」
小笠原 深巳:ヘッドホンの音が、止まる。
小笠原 深巳:「……知っているさ。知っているとも」
姫都・咲:「わあ。話以上の文学少女」
小笠原 深巳:ざん。ざざん。遠い、海の音が聞こえる。
小笠原 深巳:「咲さんは……どうして、『海鳴り姫』のオーディションを受けようと?」
姫都・咲:「面白そうだったからですね」
姫都・咲:「卒業と、時期が噛み合ってたっていうのもありますけど」
小笠原 深巳:「そっか。うん、そう思って貰えるんなら、良かった」
姫都・咲:「海から来て、海へ帰っていった"ふみ"が、どんな思いをしてそれを決めたのか──」
小笠原 深巳:「……そして、どのようにして”海鳴り姫”になったのか」言葉を受け取るように続ける。
姫都・咲:「ええ。定番がないから解釈し放題です。あの道長さんとバチバチにやりあえる機会だし」
小笠原 深巳:「そうだね」海の色の瞳が瞬く。
小笠原 深巳:「貴女だけの、海鳴り姫。是非私も観に行きたいな」
姫都・咲:「ふふ。地元だから東北の方ですけど、あいつのとこにチケット贈りましょうか?」
姫都・咲:「ていっても、ホントだったら枚数がすごいことになるかな…」
小笠原 深巳:「……いや、うん。皆で、観に行きたいよ。頼む」
姫都・咲:「最近、いくらなんでも言うことが嘘じゃないかと思ってたんで、ちょっと確認がてらってのもあったんですけど」
姫都・咲:「小笠原さんが実在してたうえに話に乗ってくるとなると、こりゃほんとですね。なにやってんだあいつ」
小笠原 深巳:「ふふ。皆で毎日楽しくやってるよ。最近は九十九さんや石塔さんっていう新しい人も来てね」
小笠原 深巳:「……本当に、楽しいんだ。彼らがいないと、私はきっと泣いてしまう」
姫都・咲:「……へえ」
姫都・咲:「あのミキヒヨが、ずいぶんやるようになったんだなあ…」
姫都・咲:「…せっかくだから、ちょっとだけご挨拶させてもらっていいですか?」
姫都・咲:「電車の時間があるので、長居はできないんですが…」
小笠原 深巳:「……もちろん。貴女がいれば、きっともっと楽しい」
GM:…確か、ちょうど彼は、しばらく外している時間のはずだ。それが良かったのか悪かったのかはわからないが。
小笠原 深巳:「……そうだね。最後に、僭越ながら助言をさせて貰っても良いかい?」芝居めいて、ぴんと人差し指を立てる。
小笠原 深巳:「同じ、”海鳴り姫”を読んだ者として」
姫都・咲:「喜んで。取り入れられるとは限りませんけど、いいですか?」
小笠原 深巳:「無論さ。話半分に聞いてくれたまえ」
小笠原 深巳:「……人柱になった”ふみ”は、たぶん海が大好きだったんじゃないかな」
小笠原 深巳:「だからきっと。”海鳴り姫”になる瞬間も、寂しくなかったと思うんだ」
小笠原 深巳:「随分、私の解釈が入ってしまっているけどね」髪をふぁさりとかき上げる。
姫都・咲:「……なるほど。興味深いというか、その解釈はアリですね?」
姫都・咲:「お茶でもいただきながら、もうちょっとだけ聞かせてくださいな」
小笠原 深巳:「ふふ。羽鳥さんが美味しい紅茶を淹れてくれるはずさ」肩を竦めながら、歩き出す。
小笠原 深巳:「私も、もっと知りたいな。貴女のことも、貴方から見た彼のことも——」
姫都・咲:「もちろん。時間のある限り」
姫都・咲:「聞きたいことも言いたいことも、沢山ありますから」


GM:【BGM停止】

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エンディング3

GM:────
GM:エンディング:新戸
GM:────
GM:【BGM:メニュー画面/平常進行中】
GM:第四支部。支部長室。
日馬 美礼:「ご苦労さま」
GM:車椅子の少女は、いつものような人の悪いにやにや笑いを貼り付けたまま、あなたのことを労いました。
新戸 克由:「お疲れ様です」「幸い、今回はナントカなりましたよ」
日馬 美礼:「一夜だけの事件とか、ずいぶん慌ただしい話になったけど」
新戸 克由:少年は、いつものように歳に似合わぬ仕草で応える。
日馬 美礼:「まあ、日常側のスケジュールは、平常通り動かしておきたい…っていうのが、ぼくらの意向だからね」
日馬 美礼:「で、穴蔵から遠出してみた感想はどうだい、新戸くん?」
日馬 美礼:くふふ。と喉の奥を鳴らして笑う。
新戸 克由:「ええ……不謹慎ではありますが、いい気分転換になりましたよ。」
日馬 美礼:「そりゃ何よりだ。たぶんこれから、また特殊な案件が増えるからね」
新戸 克由:「年が明ければ少しは保管庫の業務も落ち着く……と、思いたいところですね。」
日馬 美礼:「どうだろう。案外、どっと増えるかもしれないぜ?」
日馬 美礼:「未知の明日がぼくらを待ってる、ってわけでね」
新戸 克由:「やれやれ。せめて明るい未来を掴みたいものですな」
新戸 克由:肩をすくめる。
日馬 美礼:「何が来るかはぼくら次第ってわけだ。きみの手元に、望むものが転がり込むかどうかもね」
日馬 美礼:くふふ。と笑って。
新戸 克由:「……日馬支部長も」「年が明けたら少しは休んでくださいね。」
新戸 克由:ネイムレスが搬送され。今は12月で。確保された13人はこれで『3人目』だ。
新戸 克由:それでも。
新戸 克由:「──勝つのは、俺達なんですから。」
日馬 美礼:「もちろん」
新戸 克由:何一つ諦める理由にはならない。
日馬 美礼:「何しろ、今年に入ってから、家族の数は増えっぱなしだ」
日馬 美礼:「負けてやるには惜しすぎるよ。きみだって似たようなものだろ? 新戸くん」
日馬 美礼:くふふ。と笑って。
新戸 克由:「ええ。来年にでも有能な新入りが保管庫管理業こっちに来ますからね。」
新戸 克由:目を閉じて、思い返す。
新戸 克由:鳴神さんの『理想』を目指す眩しい姿を。
新戸 克由:小笠原さんの、『善く』導かんとする在り方を。
新戸 克由:……この世ではない何処かへ飛んで行った、『先生』の後ろ姿を。
新戸 克由:(僕が『俺』で在る為に)(死んでも諦めてなるものか)
日馬 美礼:「どれだけ荒唐無稽で、ありえないような可能性に見えたとしても」
日馬 美礼:「だからこそ諦めないのがぼくらの流儀だ。付き合ってもらうよ?」
新戸 克由:「──勿論ですとも。」
新戸 克由:「今年ばかりはトコトンこき使われましょう。」
日馬 美礼:「大変結構!」
新戸 克由:「……過労のリザレクトをしない程度にお願いしたいですがね?」
日馬 美礼:「努力するよ。福利厚生には気を使ってるんだ、これでも」
日馬 美礼:人の悪い笑い声。
新戸 克由:やれやれ──と言いたそうに、眉を下げた。

GM:……時計の針が容赦なく進む間の、これは、一幕のお話。



水底より帰り来て 了


GM:ということで、以上。お疲れさまでした!
GM:少し長引いてしまった。ごめんなさい、大丈夫です…?
新戸 克由:お疲れさまでしたァ!
鳴神ミサキ:お疲れ様でした!ありがとうございました~!
小笠原 深巳:ぜんぜん!お疲れさまでした!
小笠原 深巳:咲ちゃんとも一杯話せて楽しかった!
鳴神ミサキ:寝れば朝!無問題!
GM:マジお疲れさまでした。かなり強引なドリブルにお付き合いを…!
新戸 克由:自分は長引かせた側故どうかお気になさらず……!改めて超最高の卓でした!
GM:ありがとうございます…!

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