天の光はすべて炎


PC1:“LUCIFER”広木 雅斗(ひろき まさと)(キャラシート)PL:有限無限
PC2:“プロタヒリティス”更級 初(さらしな うい)(キャラシート)PL:嗣子
PC3:“アルジャーノン・イン・ア・フラスク”エナ(キャラシート)PL:エド
PC4:“セイレーン”篠宮 庵(しのみや いおり)(キャラシート)PL:湊
GM:ロケット商会

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:天の光はすべて炎
GM:セッションを開始シマス
GM:まずは自己紹介から始めていただきます。
GM:PC1、広木雅人くんからお願いします。
GM:(キャラシート)
GM:どうぞ!
広木雅斗:「応!オレは広木雅斗・・・」
広木雅斗:「人呼んで・・・LUCIFER!(自称)」
GM:LUSIHUA…
広木雅斗:広木雅斗(ひろき まさと)16歳、高校2年生
広木雅斗:かっこいい男とか堕天使とかにあこがれ、黒い革ジャンを一張羅とするUGNイリーガルのオーヴァード
広木雅斗:昔は病弱だったりしましたが、今は言動も自分のあこがれに寄せ、
広木雅斗:かっこよく、真っすぐを貫き通したりしています
GM:強い男のイメージが雨宮兄弟なんだなあ
広木雅斗:洗脳された親友を助けたり、宇宙に行ったり、サドル泥棒と戦ったり、いろいろな経験をしてきました
広木雅斗:好きなタイプはピンク髪の奇術師です
広木雅斗:血液が対抗種の性質を持っていて、血に塗れた翼を背中から生やして敵を攻撃します
広木雅斗:こっちも痛いが敵も痛いぜ!
広木雅斗:性能は対抗種赫き剣アタッカー!
広木雅斗:貫きの腕で回復するので対抗種の効果で死なないというジーニアス構築です
GM:対抗種は強くて演出もかっこいいからな~
広木雅斗:智天使と呼んでくれてもいいんだぜ?
広木雅斗:イージーエフェクトで、血を通じて敵の匂いを辿ったり、感情を読み取れるようにもなりました
広木雅斗:「以上だ・・・漢は背中で語るモンだぜ・・・」
GM:背中が武器だから…!
GM:では、今回の雅斗くんのハンドアウトはこちら

PC1:広木雅人
シナリオロイス:キロン 推奨感情:任意
それは簡単な仕事のはずだった。
レネゲイドを崇拝し、インターネットの闇から社会の転覆を図るトンチキ新興教団《嵐の会》。
その組織を街はずれのビルに追い詰め、教祖であったジャームを撃破したきみだったが、
鎧甲冑を身に纏った謎の少年が飛来したことによって状況は一変する。
少年は『キロン』と名乗り、FHの研究施設から逃げ出してきたのだという。
きみは否応なしに彼の逃避行に巻き込まれてしまう。


GM:任務perfect completeから始まるシナリオです。仲良くがんばってね!
広木雅斗:空から来た少年・・・まさか
GM:MISSYON... KONPULIITEDだぜ…
広木雅斗天使(ANGEL)か!?
広木雅斗:堕天使的にも見過ごせないぜ、頑張ります!
広木雅斗:GANBARU!
GM:OK.NEXT.
GM:次はPC2、更級初さんお願いします。
GM:(キャラシート)
GM:どうぞ!
更級初:「今回はよろしく!任務、どんなのだろうね~?」
更級初:更級・初(さらしな・うい)。距離近明るめ銀髪ポニー18歳女子チルドレンです。
更級初:真っ直ぐ明るく、にこやかな少女で、トレードマークは左肩に掛けているペリース(片肩掛けのマントめいた布)で、家族からのプレゼントだそうです。
更級初:こういう高校生しながらチルドレンをしているタイプのよくいるチルドレンです。
更級初:能力者としてのとくべつなとこは 聖剣使いで、太陽の運行を象徴にもつ剣型遺産;天の車輪-種別コード:聖剣の王者の持主。
更級初:聖剣が無いと碌に戦えないタイプで、聖剣のブーストや変換こみで戦います。 なんか影を光に変換してもらって光の剣にしたり。
更級初:そのため、本来は聖剣の主として資格が足りないのですが、天の車輪の能力で強引にいろいろして補っています。
更級初:イージー環境適応や聖剣の遺産デメリットに向き合いたくてやってみました。
更級初:データ的には自己バフして視界白兵を撃ったり無形したり。一応3体攻撃と棺ができます。
更級初:plは嗣子と申します。今回初めての方もいらっしゃると思いますが、どうかよろしくお願い申し上げます。
GM:どえらい勢いでC値を減らしてくる…!
更級初:侵蝕がきついからあまりロイス斬りアタックはしづらいぜ
GM:よろしくどうぞ。更級さんのハンドアウトはこちらです。

PC2:更級初
シナリオロイス:《イヤーワーム》 推奨感情:任意
それは熾烈な任務だった。
FHにおいて強大な軍事力を持ち、一国家に類似した体制を持つインペリウム・セル。
その活動が日本において活発化していることを受け、調査に向かったきみは、
インペリウム・セルの戦闘エージェント《イヤーワーム》と接触し、交戦する。
戦闘は激化したが、空にまばゆい流星を目撃した途端、決着をつける前に《イヤーワーム》は離脱してしまう。
その目的をきみは明らかにしなければならないだろう。


GM:邪悪なFHエージェントとの戦いからスタートします
更級初:絶対に逃がせないね…!(逃がす
GM:OK!
GM:では次は、PC3!
GM:エナくんです。
GM:(キャラシート)
GM:宜しくお願いします!
エナ:PC3のエナと申します。コードネームは〝アルジャーノン・イン・ア・フラスク〟。
エナ:謎の組織の研究者達によって培養槽の中で生み出された人造人間(ロボではない)で……製造後6年が経過した頃、UGNに保護されました。
エナ:製造時にミスがあったようで、保護されるに至るまでの様々な記憶が欠落しており、自分が生まれた理由も把握出来ておりません。
エナ:しかも実際に保護されたときには既に研究施設は崩壊しており、製造者達の行方も分からずじまい……およよ。
エナ:まぁ、設定を決めているわけではないので実際のところ謎の組織はマジで謎なんですが……。
GM:悪質な組織だ……
エナ:製造目的は〝ノイマンを軸にした高知能天才オーヴァード〟だったようですが、それもミスで何割くらいかご破算。
エナ:普段は支部内に存在する部屋の中で呆けたり眠っているだけですが、依頼が来たり有事の際には知能と精神年齢が著しく向上し、本来想定されていたポテンシャルを100%発揮出来る……という歪な能力者となりましたとさ。
エナ:具体的には、いわゆる〝身体は子供、頭脳は大人〟ですとか〝時間制限付きの天才〟といった状態になります。
エナ:とまぁ色々難儀な体質ですが、UGNエージェントとして頑張っており……そして以前には雅斗くんと庵ちゃんとの共闘を繰り広げたりしたんですね~! 運命!
エナ:更には、とある難事件(DTさんGMのセッション)で〝クラリオン〟という訳あり少女と仲を深めたりもしましたが、こちらは今回無関係なので自粛自粛。
エナ:戦法は、バロールの斥力の矢によって生み出した射撃武器をノイマンパワーで扱うというもの。魔眼の形を変化させて敵を穿つというフレーバーです。
エナ:天才なので、イージーエフェクトでドクタードリトルも持っておりますよ。翻訳こんにゃくとケチャップは合うのだろうか?
エナ:以上、よろしくお願いいたします!
GM:ぜったいおいしくない…
GM:はい!お願いします!
GM:そんなエナくんのハンドアウトはこれ

PC3:エナ
シナリオロイス:《グラスオニオン》鈴掛退蔵 推奨感情:任意
それは緊迫した依頼だった。
UGNにおける特務諜報機関、支部の枠を超えた広域調査を担当する、『乙種機密一班』と呼ばれる一部門。
その一員である《グラスオニオン》鈴掛退蔵より、きみは仕事の依頼を受ける。
とある地域で活動していた複数のUGNエージェントとの連絡がつかず、通信も途絶している状態にある。
17分前に発生した空中の発光現象が何らかの影響を与えているかもしれない。
通信途絶地域に侵入し、真因の究明と、エージェントたちの救出を頼みたい――
その依頼は、きみに困難な事件を予感させた。


GM:依頼が来ます。がんばってほしいです。
エナ:「ああ、任せてくれ」
GM:OK.
GM:ネクスト。
GM:PC4、アイドル!篠宮庵さん!
GM:(キャラシート)
GM:よろしくどうぞ~
篠宮庵:はーい!
篠宮庵
篠宮庵:「マイク、照明、侵蝕値(テンション)、オールオッケー!」
篠宮庵:「皆準備はいい?それじゃ、ミュージック──スタート!」
篠宮庵:篠宮・庵(しのみや・いおり) 17歳 ハヌマーン 高校生/アイドル
篠宮庵:学生アイドル生活の傍ら、UGNエージェントとしても活動する女の子です。
篠宮庵:明るく元気で、初対面でも親し気に接する裏表のない性格。
篠宮庵:「歌」で皆を助ける事を信条にしつつ日々を頑張っている。何故か巨大怪獣や海産物との戦闘記録が多い。
GM:何故か…本当に何故か
篠宮庵:表仕事のロケでよく各地に飛ぶため、ロケと称したレネゲイド案件の調査を請けることも多い。
篠宮庵:差出人不明の飴を食べたことを契機に、オーヴァードとして覚醒。能力は『励起』。
篠宮庵:声を媒介に、瞬間的に自他の出力を引き上げる事が出来る。また、一度限り対象に強制命令を行う能力も持つ。
篠宮庵:データ的には誓約の瞳を持ったRC型ハヌマーン。攻撃はサイレンの魔女なのでシーンアタックになります
篠宮庵:また、《援護の風》《ウインドブレス》で達成値支援もできるのでミドルでも頑張ります!
篠宮庵:イージーは《真偽感知》《蝙蝠の耳》などを取っています。
篠宮庵:こんな感じでしょうかね。よろしくお願いします!
GM:はい、よろしくどうぞ!
GM:では篠宮さんのハンドアウトはこちら

PC4:篠宮庵
シナリオロイス:《バサン》 推奨感情:任意
それはいつも通りのロケだった。
またしてもオカルト系体当たり企画のレポーターに抜擢され、
十和田千恵里とともに光る人型の飛翔体が発見された地方へ派遣されたきみは、
またしても予想外に実際の光る人型飛翔体を目撃してしまう。
それは街はずれのビルへ墜落していったようだ。
気は進まないが、本物のレネゲイド案件かもしれない――
十和田千恵里は半泣きになりながら、ミニバンのアクセルを踏んできみを連行していく。


GM:新しいお仕事です!やったね!
篠宮庵:やったぁ……………
GM:では、自己紹介フェイズ完了
GM:トレーラーを張ります

【トレーラー】
それは空から落ちてきた。
燃え盛る翼を持つ、鎧甲冑に身を包んだ、子供の騎士だった。

おそらくはレネゲイドビーイング。
衛星の欠片に人々の願いが連なって生まれた存在。
強力無比な戦闘力と、星の間を飛翔する能力を持った、可能性の具現化。
その存在を捕捉したFHからは、確保のため追っ手が派遣される。

いずれも追撃戦に手練れのエージェントが七騎。
あらゆる電子機器を掌握する《メタリック・シープ》。
比類なき対地破壊爆撃を得手とする《ミシュコアトル》。
超音速での飛行戦闘が可能な《ナグルファル》。
黒と白、血飛沫とともに舞う一対の戦鬼《アルマンディン》、《セレスタイト》――

数々の飛翔する戦闘エージェントによって夜空が炎に彩られ、
きみたちは文明から遠く離れて、山と谷と稜線とを行く逃避行を余儀なくされる。

絶望的な逃避行、その先にあるものは何か。


───────

【目次へ戻る】

OP1:広木雅斗

GM:広木くんは侵食率大豆をどうぞ
GM:大豆じゃない、ダイス
広木雅斗:いただきます!
広木雅斗:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39

広木雅斗:味は☆3つだぜ!
GM:GOOD
───────
GM:……悪は滅びた!
GM:ここは地方都市、南刑部市の街はずれ。
GM:その、とある廃ビルの最上階にて。
GM:破壊され、奇怪な雑音を発して明滅する超巨大コンピュータの前に、きみは立っている。
GM:そのコンピュータの名は、人類支配目的スーパーAI、『ヘルブレイン』!
ヘルブレイン:「ピ……ピガー……」
ヘルブレイン:「馬鹿な……こ、こんな人間ごときに、我々が敗北するとは……」
ヘルブレイン:「何者だ……」
広木雅斗:「スーパーAIといえど、このオレのことは知らなかったみてえだな・・・」
広木雅斗:「オレは”こんな人間ごとき”にして・・・血濡れの堕天使!」
広木雅斗:「人呼んで・・・LUCIFER!」
ヘルブレイン:「デ、データベースにない……!」
広木雅斗:「冥途の土産に覚えていきな・・・!これが最期のアップデートだぜ!」
ヘルブレイン:「くそっ… あと一歩で洗脳バーチャルユーチューバーを大量に展開し、人類を支配できたものを……!」
GM:周囲にはヘルブレインの手先であった、殺人体当たり攻撃ドローンたちが散乱している。
広木雅斗:「ふっ、”支配”なんてしようとするやつを」
広木雅斗:「堕天使が許すワケねえぜ!」
ヘルブレイン:「堕天使… り、リカイフノウ…」
GM:きみの目的は、《嵐の会》と呼ばれる組織の壊滅。インターネットのあらゆる掲示板やSNSを荒らしまわる邪悪な集団だった。
GM:その実態は、このジャーム化したコンピュータの生み出したAIが実質単独で行っていた悪事だった。
GM:それを突き止めた以上、あとはこのコンピュータを破壊するだけなのだ。
広木雅斗:「てめえがスパチャで街の人たちから巻き上げた金も返してもらうからな!」
ヘルブレイン:「うおおおーーっ! 私のスパチャは誰にも渡さん!」
ヘルブレイン:「かくなるうえは……! 自爆するしかない……!」
広木雅斗:「えっ」
ヘルブレイン:「貴様もろとも吹き飛ばしてくれるわ!」 全身が紫色に光り始める。
ヘルブレイン:すさまじい発光!
広木雅斗:「うごあぁぁっ!」凄まじい光に、目がやられ床を転がる!
ヘルブレイン:「カウントダウン開始! みんな! 今日は私のために集まってくれてありがとう!」
ヘルブレイン:「滅ぶがいい、堕天使ルシファー!」
GM:悠長にカウントダウンをはじめたい以上、もう破壊するしかない。あるいはもう数秒くらい見守っていてもいい。
広木雅斗:「・・・やってることはセコかったけどよ」
広木雅斗:「お前の配信を楽しみにしてた視聴者もいたってこと、忘れんなよ」
ヘルブレイン:「視聴者…… 人類の視聴者などどうでもよかったが……」
ヘルブレイン:「同じスーパーAIとして、先輩のように……なりたかった……」
GM:カウントダウン残り3秒!
広木雅斗:「せめて・・・最後に一発、デカい花火打ち上げて」
広木雅斗:コンピュータに取り付けられていた自爆装置を力強く引きちぎり
広木雅斗:「終わりにするぜ!」
広木雅斗:カウントダウン残り2秒、1秒・・・
広木雅斗:「おりゃあああああ!!!」
ヘルブレイン:「アアーーーーッ.....!」
広木雅斗:窓の外、出来る限り高くへと放り投げた!
GM:爆音!
ヘルブレイン:「…私の…完敗だ……」
ヘルブレイン:「草」
GM:最後にヘルブレインは微笑んだように見えた。
GM:そしてヘルブレインは機能を停止し、これで一件落着――したように、思えた瞬間!
広木雅斗:「次は・・・人の笑顔のためのAIになれよ・・・って」
GM:爆音と光に、何か人型のシルエットが映し出されたように見えた。そして――
???:「……!!!!!!!!!!!!!!!!」
GM:謎めいた緑色の髪の少年が、吹き飛ばされて飛び込んでくる。
広木雅斗:「な────何だ!?」
???:「な……」
???:「何が起きた……」
???:「まさか……亜音速飛行中に……爆撃されるとは……」
???:「……」
???:「誰だきみは?」
広木雅斗:「アオンソク・・・ヒコウチュウ・・・?」
広木雅斗:「誰だはこっちの台詞だっての!」
広木雅斗:「オレは人呼んでLUCIFERだ」
???:「そ、そうか……LUCIFER……聞きたいことがある……」
???:「……いま、何者かから砲撃を受けた」
???:「この近辺に展開中の敵部隊は……認識していなかったが……」
広木雅斗:「・・・・・・」
???:「近くに砲撃陣地が見えるだろうか? レーダーが機能を停止した……」
???:「いまの私の視力はゼロに近い。近辺に何か見えないか?」
広木雅斗:「い、いや見当たらねえな~」しらばっくれる
広木雅斗:「そういう・・・天気だったんだよ」「晴れところにより爆撃!っていう」
広木雅斗:「オレにしてやれんのは・・・病院かUGNに連れていってやることだけだ」
???:「そうか。地球の天気事情は複雑だな」
???:「病院……病院……。いや。とにかく、まずはここを離れた方がいい……」
???:「私は追われている。大変危険な状況に巻き込むことになるだろう」
広木雅斗:(冗談が通じるタイプの人だった・・・)
広木雅斗:(いや、こいつはただの人なのか?オーヴァードにしても・・・何かズレてる気が)
???:「謎の砲撃手まで加わった。機動力も半減以下だ……逃走は難しい。なんとか応戦してみる。きみは逃げた方が良い」
広木雅斗:「・・・いや、待て」
広木雅斗:「追われてる上に傷ついたヤツを見て、見過ごすような男じゃないぜLUCIFERは」
広木雅斗:(オレのせいだし・・・!)
???:「……なんだと?」
広木雅斗:「一旦、逃げてからでもいい」
広木雅斗:「事情を、聞かせちゃくれねえか?」
???:「間違いなく命の危険がある。私に関わるべきではない」
???:「だが……」
???:「……きみも、一刻も早くここを離れた方がいいのは確かだ。まずは……」
???:「この建造物の外へ。できるだけ離れる……べきだ……」
???:「……。思った以上に損傷が大きい。肩を、貸してくれないか。お互いの安全のために、移動が必要だ」
広木雅斗:「へっ、頼ってくれるんだな・・・任せとけ!」
広木雅斗:少年の体を担ぎ上げる
???:「すまない」
???:「私のコールサインは”キロン”。……LUCIFER、この近辺で安全な場所を知らないか」
GM:任務終了時のUGNとの合流地点は、予め決めてあった。
GM:渡されている通信機で連絡が取れるはずだ。
広木雅斗:「応、合流する場所があるんだ」「今連絡を・・・」
広木雅斗:殺人体当たりマシーンの残骸を足でどかしながら、通信機を起動、UGNに問い合わせようとする
GM:通信機は起動する。だが、通信先が「見つからない」旨のメッセージが表示されている…
GM:……だが、ひとまずは合流地点へ移動するべきかもしれない。少なくとも、UGNの人員がいるだろう。
広木雅斗:「・・・あれっ、故障か?」何度かかけなおしてみるが、通信はできず
広木雅斗:「何も起きてないといいが・・・どっちにしろ、行くのは決めてるんだ」
キロン:「……通信不通か。心当たりがある」
広木雅斗:「おっ」
キロン:「私の追跡部隊だろう。……できるだけ……電子機器には頼らず行動した方が良い」
キロン:「……すまないが、休息可能な場所まで……移動の補助を、頼む」
広木雅斗:「電波妨害してくんのか、姑息だぜ!」
キロン:「私はしばらく役に立てそうにない」
広木雅斗:「おう、もう肩貸すよりもこっちの方が・・・」
広木雅斗:「全速(はや)そうだ!」キロンを背負い、ビルの階段を駆け下っていく
キロン:「うお」
キロン:「すまない。恩に着る……!」
広木雅斗:(どうやらまだオレの一日は終わらねえみてえだ)
広木雅斗:(だけど上等よ!これが運命や試練だってんなら)
広木雅斗:(このLUCIFERの名に懸けて、全部スパっと解決してやらあ!)
───────
GM:ロイスの取得のみ可能です。
広木雅斗:キロン 〇興味/ごめん・・・ で取得します!
GM:OK~
───────

【目次へ戻る】

OP2:更級初

GM:更級さんは登場ダイスをお願いします!
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 5)増加 (39 → 44)
GM:GOOD
───────
GM:南刑部市。郊外。深夜。国道――封鎖済。
GM:更級初に与えらえた任務は、南刑部市近辺に展開するFH戦力の捕捉、そして戦力規模の調査。
GM:場合によっては交戦も許可されている。つまり、威力偵察。
GM:ゆえに戦闘エージェントとの遭遇は想定通りではあった。
GM:唯一の誤算は、その戦力があまりに大きすぎたこと。その夜、きみが捕捉し、郊外まで追い詰めた相手がそれだった。
イヤーワーム:「ずいぶんと、しつこい相手だ」
更級初:≪ワーディング≫≪ブラックダイヤモンド≫を起動。
更級初:「そりゃ、ね?放っておけないから、さ!」影が柄尻の黒い宝石に飲まれていく。
イヤーワーム:「警察じゃないと思っていたよ。UGNだな?」
更級初:「さー、どっちだろう」広がるのは、闇というより夜の天幕。
GM:郊外の、すでに営業していない寂れたガソリンスタンドの前で、その車は停止した。きみはそれに追いついた。
更級初:その内において、時間は止まる。周囲の被害は、これで基本気にしなくてよい。
イヤーワーム:「珍しいワーディングだな」
更級初:「まあ、分かりやすいでしょ?周りを気にしなくてよくなるからね」
イヤーワーム:「そうだな。……バロールか?」 片手でタバコをふかす、少女のような見た目の女だった。
更級初:見た目からすると自分とそう離れていないだろうか。タバコをふかすのは、あまり基準にならない。
GM:相手のコードネームはもう知っている。”イヤーワーム”。
更級初:「どうだろね?アイテムか何かかも」
GM:追跡の途中、通信機からそう呼ばれるのを聞いた。
イヤーワーム:「単独で追ってきて、交戦の意志あり。なかなかの戦力を持ち出してきたらしいな……」
更級初:とっかかりがあるのは大きい。このまま交戦しても特徴から類推する、というのは手間がかかる。
イヤーワーム:「逆に言えば、お前を消せば大きくこの盤面は有利になる。好機だな、お互いに」
GM:相手も距離を測っているのがわかる。距離はおおよそ二十歩分。
更級初:「そう言う判断ができる程度の自負がある相手なら、思った以上かも」白い白い剣を手に提げている。
イヤーワーム:「では、やるか? 気は進まないんだがね」
更級初:「わたしだって、好きでドンパチしてるわけじゃあないけど、お仕事だし?」ゆる、と切っ先を持ち上げる。
イヤーワーム:「では、やめておく……」 煙を吐き出す。
更級初:じりじりと、わずかずつ間を詰めるような足取り。
イヤーワーム:「か!」 飛び出してくる。自らの吐いた煙が広がるより速い突進。
イヤーワーム:その外套が翼のように広がるのが見えた。
更級初:(まだリザレクト圏内。一度受け--)そう考えるより先に。
GM:きみはこれを迎撃してもいいし、防御・回避を試みてもいい。
GM:決して捉えられない速度ではない。
更級初:一歩踏み込む勢いで鋭く胴狙いの突き…フェンシングのファーントのような動作を取っている。
更級初:そのまま受ければ、相手のすることに対応しきれないと、身体が反応した。
イヤーワーム:「剣か」 外套がよじれ、鋭い鉤爪のように変化した。
イヤーワーム:「白兵戦には自信があるようだな!」 剣と爪が衝突する。異様な激突音が響く。
更級初:「そっちは、コートの形状変化?」白い刃が受けた際にそのまま翻り、喉へ伸びて。
イヤーワーム:「《決闘者》シリーズの剣か? いや、それより重いな。私の外套と互角……ということは」
イヤーワーム:「……遺産適合者!」 ばちっ、と、音を立てて刺突が防がれる。盾のように膨れた外套がそれを弾いていた。
GM:イヤーワームは高速度で飛び退く――互いに、距離が生じる。
更級初:「そっちこそ、随分良いものみたいだよね。この子には自信あるのだけど」弾かれる勢いに身を任せ、再度構え直す。
更級初:柄元の車輪の意匠が、一瞬光を反射した。
イヤーワーム:「兵装には強度がある。ぶつけ合えば、その強度でだいたいのスペックがわかる……」
更級初:(参ったな。防御も攻撃もかなりやれる自在兵装?モルフェウスかエグザイル、それともまさか全自動かな)
イヤーワーム:「『ユニーク』と呼ばれる兵装群。お前の剣はそれより重い」
更級初:「あっさりバレると困るなあ。タネはそっちより絶対少ないのにさ」
GM:きみにも理解できることがある。
GM:きみの剣と互角の強度を持つ外套ならば、おそらく遺産によるものだろう。
イヤーワーム:「破壊は困難。つまり、ここで使い手を撃破しておくのが良さそうだ……」 極端な前傾姿勢を取る。
更級初:「そっちのも、なんだろうね。”蛇王”のやつか、それともまた変形型だからタネが又ほかにあるのか」
GM:外套が翼の形状に変化する。先ほどよりも大きく、先鋭的な広がりだった。
更級初:ゆっくりと逆手が刃の峰、羽根の意匠をなぞる。
イヤーワーム:「私の外套は、たしかにお前の剣よりは破壊力に欠けるかもしれない」
イヤーワーム:「だが、その正体を知られてもなお手札を予想できない有利がある。ここで消えてもらうぞ、聖剣使い」
更級初:「じゃあ、しょうがない。本当スマートじゃないけど」
GM:きみはこれを迎え撃ってもいいし、きみの方から積極的に攻撃を仕掛けてもいい。
更級初:「ごり押しで行くよ」言葉と共に、白い刃が光出す。
更級初:中段正眼から、ぐるりと後ろに剣を隠すように身をねじる。
イヤーワーム:「上等」
GM:と、きみが踏み込もうとした瞬間。
更級初:……夜の暗さに隠れた影が、柄尻の宝石に注がれ--
GM:空に強い光と、爆音が閃いた。
GM:近い。おそらくこの国道の先だろう。
更級初:「……!」増援かそれとも牽制の支援を警戒。
イヤーワーム:「! 新手か? ……いや……」
イヤーワーム:明らかにイヤーワームの注意が逸れた。きみから視線を外す。
更級初:(あっちも驚いてる、攻撃も来てない)つまり少なくとも打ち合わせと連携はない。なら。
更級初:削がれた気勢とはいえ、そのまま踏込み。
イヤーワーム:「ち」
イヤーワーム:舌打ち。外套の翼が広がり、自らが乗ってきた車を吹き飛ばす――更級初の方向へ。
更級初:白熱した白が、その車を両断し溶断する。
GM:両断。――だが、その斬撃の隙に、イヤーワームは空中へ飛び出している。
更級初:(一手切らされた…!)
イヤーワーム:「すまないが」 飛翔。高度をあげる。
イヤーワーム:「相手にしている場合ではなくなった。警告しておく。追ってくるなよ……」
イヤーワーム:「我々の戦力は、お前をはるかに凌駕している」
更級初:「そんなに大事なもの?中々面白い言い分ね……」戦力については既に知っている。
更級初:その上で戦うための作戦として、己が今ここにいるからだ。
GM:部隊単位で動いている、と言っている。偵察者として情報を持ち帰る分には、ここで手を引いても十分だろう。その取引材料を提示したともいえる。だが――
GM:イヤーワームが飛び去る。 きみの通信機は、通信先が見つからない旨のメッセージを表示させているだろう。
更級初:(…射程は届く)白兵戦闘のみをしていたのは、優位をわずかでも得るために隠すためだった。
更級初:「……とは、言っても…参ったな」
GM:夜空でイヤーワームと合流する、飛行者の影がさらに二つ。
GM:虚勢ではないことがそれで知れた。
更級初:ここで隠し札を斬って強引に排除しにいく……のはできなくは、ない。無いが。
GM:このとき、更級初には二つの選択肢があった。一つは市外に脱出し、通信可能な地点まで移動した上で、UGN本隊に連絡するということ。
更級初:あとが続かない。部隊としてこちらが動くための根幹が、今機能していない。
GM:もう一つは、市内の合流地点まで移動し、この地区で活動中のUGNエージェントと合流の上、任務を続行すると言う事。
GM:どちらも選ぶことができた。このときの答えは――
更級初:飛んでいく3つの影を見送り、剣をホルダーに戻す。
更級初:「……今通信が封鎖されている状況なら、相手は今思い切り動きたいはず」
更級初:つまり、今から報告して、それが遅滞なく行え、その上で対策班が外から……では。
更級初:「遅すぎる、かな。……やるしかない」
更級初:飛行能力者を部隊として運用している。通信封鎖もそうだろう。非常に厳しくなる。
更級初:そのカードを一気に相手は切った。切ってでも得たいものがあるということ。
更級初:「…合流地点まで、間に合えばいいけど」夜の帳、影のそれが編む停滞がふつりと途切れ。
更級初:星と月が、滞りなく照らし出す。
───────
GM:ロイスの取得のみ可能です。
更級初:”イヤーワーム”  〇感服/苛立ち で。
GM:OK.
───────

【目次へ戻る】

OP3:エナ

GM:エナくんは登場ダイスをお願いします!
エナ:エナの侵食率を1D10(→ 7)増加 (37 → 44)
GM:OK.
───────
GM:金属探知機のゲートが一つ。網膜認証のロックが一つ。ID単位に登録されたパターン認証ロックがさらにもう一つ。
GM:そうして最後にカードをスキャンすることで、その部屋の扉は開く。
GM:白い部屋だ。殺風景な、最低限の生活必需品を備えた一室。
GM:壁際で動かない少年の前に、一人の男が立つ。
鈴掛退蔵:「では……」
鈴掛退蔵:「始めるとしよう。ええと、なんだったか……必要な手順、手順書……」
鈴掛退蔵:スーツのあちこちを探り、ポケットをひっくり返し、最終的に紙の束を手に取る。
鈴掛退蔵:「……”アルジャーノン・イン・ア・フラスク”。……ああ、コードネームで呼べばいいのか? 本名の方がいいのか……どっちだったか」
鈴掛退蔵:「わからん。……ぜんぜんわからん……両方いくか……」
エナ:答えない。答えられない、が正しい。
鈴掛退蔵:「”アルジャーノン・イン・ア・フラスク”。エナ。きみに依頼だ」
鈴掛退蔵:「私は《グラスオニオン》。『乙種機密一班』所属」
鈴掛退蔵:「現状説明――南刑部市で活動していた複数のUGNエージェントとの連絡がつかず、通信も途絶している状態にある」
鈴掛退蔵:「17分前に発生した空中の発光現象が何らかの影響を与えているかもしれない」
鈴掛退蔵:「急ぎ通信途絶地域へ向かい、真相の究明と、エージェントの救出を頼みたい」
鈴掛退蔵:「……以上だ。……こ、これでいいのか?」
鈴掛退蔵:「これで起きるんだよな。起きなかったら私は責任問題だぞ……!起きろ、起きてくれ……!」
エナ:一切の音も立てず、ただ……睫毛の長い瞼が開かれる。
鈴掛退蔵:「むっ」
鈴掛退蔵:「……”アルジャーノン・イン・ア・フラスク”?」
エナ:その奥に潜んでいた紅色の瞳は、確かに依頼者の視線を捉えていた。
エナ:「ああ、そうだ。何も問題はないから安心してくれて構わないよ」
鈴掛退蔵:「よかった……」
鈴掛退蔵:「何か間違えたのかと思ったよ。情報部門がこういう手順を間違えたらシャレにならない」
エナ:すっくと立ち上がり「心配性だな。けれど、それくらいがいい」と、まるで同僚や上司が言うような言葉をかける。
エナ:「依頼内容は理解したよ。かなりまずい状態だな……すぐに向かわなければ」
鈴掛退蔵:「まあ、心配性が私の取り柄の一つでね。とりあえず安心したよ」
鈴掛退蔵:「依頼内容……改めて説明しなくてもいいのか? さっきは聞いているとは思えなかったんだが」
エナ:「ああ。〝そういう風に出来ている〟」口角の端をそっと上げる。これで更に安心してもらえれば助かるが。
エナ:「ちなみに、現場に急行する方法は? その『乙種機密一班』の一員が、現場まで運んでくれるのかい?」
鈴掛退蔵:「あ、……ああ。休止中とは全然違うな。移動方法は、ちょっとひと手間かけさせてもらったよ」
鈴掛退蔵:「あらゆる電子機器が機能不全に陥る可能性があるからな。特殊車両を手配した。恐らく20分ほどで急行できる」
エナ:「それは助かる。キミ程、脚が長くはないからね」それどころか、その身長は130cmにも満たない。
GM:鈴掛は、きみに一台のタブレットを差し出す。
GM:そこに映し出されていた「特殊車両」は、二頭立ての馬車だった。
エナ:「ほう……これはこれは」
鈴掛退蔵:「オルクス能力者が使役する、特別な車両だ」
鈴掛退蔵:「恐らく現地でも有用だろう。公共交通機関や、車の類に頼れない可能性が高いからな」
エナ:「ありがたくお借りしよう。傷を付けないよう、最大限善処もする」
鈴掛退蔵:「元は折り紙から生成されている。炎には気を付けてくれ」
鈴掛退蔵:「六人まで搭乗できるだろう。現地で活動していたエージェントは四人。まあ、少々窮屈かもしれないが、うまく使ってほしい」
エナ:「凄いな……そのオルクス能力者は。個人的に紹介して欲しいくらいだ」くすくすと笑う。彼の衝動は加虐、その奥底に存在するのは〝好奇心〟だ。
エナ:「窮屈なのは問題ない。この身体ならばね」自嘲しているつもりはない。時には便利なのは事実である。
鈴掛退蔵:「よかった。で……なんというか……質問が一つある」
鈴掛退蔵:「大丈夫なんだよな?」
エナ:「何がだい?」
鈴掛退蔵:「その、急にさっきみたいに『休止状態』になったりしないわけか?」
エナ:「ああ、そういうことか」
鈴掛退蔵:「知っているオーヴァードには、能力の副作用で急に眠り出すやつとかいるぞ」
エナ:「その能力者についても気になるところだけれど、結論から言うと何も問題はない」
エナ:「繰り返しになるけれど……〝そういう風に出来ている〟からね」
鈴掛退蔵:「仕事が終わるまでは?」
エナ:「ああ。この魔法は、シンデレラにかかったものよりは強靱だ」
鈴掛退蔵:「だったら、期待させてもらおう。速やかにメンバーを救出し、状況を解決してほしい」
エナ:部屋を出るため、短いズボンからすらりと伸びる白く細い脚で進み始める。
エナ:そして鈴掛退蔵の隣で立ち止まると……
鈴掛退蔵:「ん」 思わずのけぞる
エナ:「帰ってきた後には、介護を頼む」ブラックジョークと微笑を。
エナ:必ず帰るという誓い、約束……そういった類いのものだ。
鈴掛退蔵:「……あ、ああ。最大限に努力する」
鈴掛退蔵:「ただ……FHの敵性戦力も潜在している。交戦も想定されるぞ」
鈴掛退蔵:「やれるか?」
エナ:「やれるさ」
エナ:「僕はもう、一人じゃない」
エナ:「ならば、やれるさ」
鈴掛退蔵:「了解だ。健闘を祈る、”アルジャーノン・イン・ア・フラスク”。あの馬車ならば、状況によってはこちらから多少の通信もできるだろう」
鈴掛退蔵:「無理はするな。現場は任せた」
エナ:「ああ、任された!」相手を見上げるその表情には憂いなし。
エナ:これより人工の天才が、フラスコの外にて舞い踊る。
エナ:舞台は魔窟。道は棘かクレバスか。
エナ:いざ、出陣である。
───────
GM:ロイスの取得のみ可能です。
エナ:ロイス取得
鈴掛退蔵 〇好感/心配

エナ:以上です。
GM:OK!
───────

【目次へ戻る】

OP4:篠宮庵

GM:篠宮さんは登場ダイスをお願いします
篠宮庵:40+1D10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+3[3] → 43

GM:OK.
───────
GM:南刑部市。郊外。国道へ繋がる、人気のない道。
GM:そこを頼りないハイビームを頼りに走る、一台のミニバンがあった。
GM:それに乗るのは、一人のアイドル! そしてそのマネージャー!
GM:二人だけの超低予算ロケであった!
十和田千恵里:「いや~、なんかおかしくない?」
十和田千恵里:「さっきも通行止めだったし、なんか国道まわり封鎖されてないかな?」
篠宮庵:「……なんかと言いますか」後部座席からどんよりした声。
篠宮庵:「もう嫌な予感しかしないんですが、今回のロケってどういう取材でしたっけ」
十和田千恵里:「フライングヒューマノイド」
篠宮庵:「フライングヒューマノイド」
十和田千恵里:「……を、捕まえようっていう企画で~す」
篠宮庵:鸚鵡返しである。
十和田千恵里:「庵ちゃんには、フライングヒューマノイドを捕獲するために、フライングヒューマノイドになりすますための着ぐるみもちゃんと用意してるから」
篠宮庵:「アイドルに未確認飛行物体捕まえろって企画がもうおかしいと思うんですよね、わたし」
十和田千恵里:「それはね~、私もおかしいと思ってるんだよね」
篠宮庵:「フライングヒューマノイドって着ぐるみで成り済ませるものなんだ………」
十和田千恵里:「やることと発想がコントなんだよね」
十和田千恵里:「①フライングヒューマノイドの着ぐるみを庵ちゃんが着る」
十和田千恵里:「②仲間だと思ったフライングヒューマノイドが近寄ってくる」
十和田千恵里:「③捕獲成功! これが企画書のおおまかな流れです」
篠宮庵:「わー、A4コピー紙一枚で済みそう!エコですね」明るい調子で言った後、頭を抱える。
篠宮庵:「どうして最近はこんな企画ばっかり通るのか……!」
十和田千恵里:「新世紀の川口浩探検隊を復活させようとしているのかも……」
十和田千恵里:「そしたら庵ちゃんは川口博だよ! やったね……」
篠宮庵:「アイドルに川口博さんを襲名させようとしないでください」
篠宮庵:「……まぁ、フライングヒューマノイドはさておいて。通行止めの方は流石に関係ないですよね」
十和田千恵里:「そうだね~。なんかさっきから遠回りしまくってるし……」
十和田千恵里:「刑部山の方に行きたいんだけど、ぜんぜん近づけないね。困るな~」
十和田千恵里:「刑部山に入らないと仕事にならないんだけどな。一応、資料は読んだでしょ?」
篠宮庵:「向こう側で大きな音も何度かあったので、近くで何か起きてるのかもしれませんね」窓からある方を指差す。
篠宮庵:「はい」頷いて返す。
GM:刑部山には伝説がある。
GM:光る子供のような人影が山のあちこちで目撃されたことがあるという。
GM:土地の昔話では天狗ではないかという説もあった。
十和田千恵里:「プロデューサーがなぜかやたら乗り気だったよ。アイドルVS天狗!売れるぞ~これは売れるぞ~って言ってたし」
篠宮庵:「うちの事務所、アイドルを何だと思ってるんでしょうね本当に」
十和田千恵里:「謎。まあ、なんだかんだいっても、そういう不審な噂を追ってくとさ……」
十和田千恵里:「うちのもう一つの仕事の方にも関係があるっていうケースも多いからさ~」
篠宮庵:この間チュパカブラの探索仕事を持って来た時は本当にどうしたものかと思った。
十和田千恵里:「断れなくって。ほら、野良ジャームとか野良オーヴァードとかの仕業だったりするじゃん」
篠宮庵:「その辺りの事情があって断れないのが、こういう仕事が集中する理由かもしれませんね……」
十和田千恵里:「……ただ、これだけ通行止めがあると……これたぶん、アレだわ」
篠宮庵:「今回の場合だと、結構古い伝説らしいので古代種か……アレ?」首を傾げる。
十和田千恵里:「UGNが仕事してる気がしてきた。庵ちゃん、なにか見えたりしない?」
GM:窓の外を警戒してもいいし、耳を塞いで赤子のようにうずくまってもいい。
篠宮庵:「ちょっと待ってくださいね……」ドアの自動窓を開き、何か聞こえないかと耳を澄まそうとする。
GM:では、空を見上げたきみは目撃することができる。
GM:光り輝く子供のような人影が、ものすごい勢いで飛翔し――
篠宮庵:「……まぁでも、そんなすぐには何か出てきたりは―――」
GM:なぞめいた爆発を遂げ、郊外のビルに落下していくのを。
十和田千恵里:「うわあっ!? なにごと!・」
篠宮庵:「…………………」そっとドアのスイッチを押し、窓を閉める。
十和田千恵里:「な、なになになに!?」
十和田千恵里:「なに閉めてるの!? いまなんか見えたよね!?」
篠宮庵:両手で顔を覆いながら報告する。うん。報告・連絡・相談は大事大事。大事だよね………
篠宮庵:「フライングヒューマノイドでした…………」
十和田千恵里:「フ」
十和田千恵里:「フライングヒューマノイド……??」
十和田千恵里:「な……なんそれ!?」
篠宮庵:「なんか……光ってて人型で………あと爆発してあそこのビルに落ちて行きました………」
十和田千恵里:「……そマ?」
篠宮庵:「マジです」
十和田千恵里:「うーん……あんまり……っていうかぜんぜん気乗りはしないんですけど……」
十和田千恵里:「実はさっき一瞬だけ、UGNとの通信専用の端末に、メッセージっぽいのが届いたんだよね~」
篠宮庵:「うわーーやだやだ聞きたくないです!!」どんな内容であっても、その前振りで良い報告とは思えない。
篠宮庵:「………ちなみに内容は?」
十和田千恵里:「聞いて! 私も聞きたくはなかったんだから! この市内で活動してたイリーガルとチルドレンがいるみたい」
十和田千恵里:「合流地点へ向かえって。座標はいまちらっと見えたんだけど……」
十和田千恵里:「がんばって忘れようとしているところだけど、……どうしようか?」
GM:このときはまだ選択肢があった。そのまま無視するという選択肢が。このとき、篠宮庵が選択したのは――
篠宮庵:「あぁ……完全にさっきのと関わりあるタイミングですよねぇ……」
十和田千恵里:「だよねぇ」
篠宮庵:「ごめんなさい千恵里さん。本っ当に、また巻き込んで申し訳ないんですが」
篠宮庵:「流石に目の当たりにしてこのまま引き返すのは……」
十和田千恵里:「……うん。そう。まあ……そうね」
篠宮庵:「集合場所まで、運転お願いしてもいいですか?」両手を前で合わせて頼み込むポーズ。
十和田千恵里:「やだって言ったら~?」
GM:きみにはわかる。
GM:十和田千恵里は嘘をついた。
十和田千恵里:ブレーキを踏んで速度を緩める。次の交差点で転回するつもりだ。
篠宮庵:「………ふっ」ちょっと笑ってしまう。私相手だから伝わるコミュニケーション。
篠宮庵:「その時は、一人で行っちゃおうかなぁ。でも、千恵里さんは心配性ですから」
篠宮庵:「そんな事は言わないと思ってますよ?」
十和田千恵里:「言うね~。……じゃ、いこっか! ちょっと急ぐよ!」
十和田千恵里:「シートベルトチェック、OK!」
篠宮庵:「はいっ!追加取材の埋め合わせはプロデューサーにお願いしましょう!」
十和田千恵里:「あのプロデューサー、さらなる無茶ぶりしてきそう!」
篠宮庵:こうしてわたしは、いつものようにロケを行ない、いつものように本当の怪奇現象の始まりに遭遇したのでした。
───────
GM:ロイスの取得のみ可能です。……と思ったらシナリオロイス登場させ忘れた! ごめんなさい!なので、ここは自由に取得していただきたいです。
GM:フライングヒューマノイドでもいいです。
GM:もちろん保留も可能
篠宮庵:では、フライングヒューマノイド 好奇心/◎脅威 で。今回はどんな真相なのか……
GM:O.K!
───────

【目次へ戻る】

ミドル1:天使と宇宙船とフライングヒューマノイド

GM:全員登場です。ぜんいん登場ダイスをお願いします!
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 5)増加 (44 → 49)
広木雅斗:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+6[6] → 45

エナ:エナの侵食率を1D10(→ 3)増加 (44 → 47)
篠宮庵:43+1D10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+8[8] → 51

GM:GOOD

ミドル1:天使と宇宙船とフライングヒューマノイド

GM:南刑部市、郊外。
GM:総合アミューズメント施設――『ミドル・ワン』。
GM:少子化と都心部への人口流出を受け、すでに廃業した施設である。
GM:いま、その施設はUGNによって買い上げられ――
GM:簡易的な物流拠点として使用されている。当然、そこにはスタッフ向けの設備が整えられ、休憩/仮眠室も存在した。
GM:広木雅斗と謎の少年――”キロン”がそこにたどりついたとき、予想外に施設は無人であった。
キロン:「ここが……”病院”、なのか?」
キロン:「誰もいない。ように…見える……」
GM:これは広木くんにとっても意外なことだ。
GM:合流地点だ。誰かスタッフが駐留している手筈になっていた。だが――ここには誰もいない。
広木雅斗:「いや、ここは・・・堕天使的に言うなら”楽園”だった場所・・・だな」
広木雅斗:「誰もいないはず無いんだけどな・・・ってか」
広木雅斗:「目、見えるようになったのか?」
キロン:「視界はあまり復調していないが、簡単な熱関知センサーは機能している」
キロン:「ほとんど生物の存在は検出できない」
広木雅斗:「熱感知センサー!すげえ、ロボットみてえだ!」
キロン:「ロボット……その言葉は間違い、ではない……」
広木雅斗:「変形とか合体とかは・・・?」
キロン:「それはできない。と、思う。もともと私は宇宙空間を飛翔し、生命の存在を探る。そのために……その目的のために生まれた」
広木雅斗:「う、宇宙サイボーグ・・・なのか!?やべえ・・・」
広木雅斗:(でも、このままじゃオレがこいつにしてやれることがねえ・・・)
広木雅斗:(もしかしたら隠れてる人もいるかもしれねえし、探さないと)
広木雅斗:「おーい!誰かいないかー!」
広木雅斗:「怪我人が・・・怪我宇宙サイボーグが居るんだー!」
キロン:「しかし……では、ここが病院ではないのなら……」
キロン:「奥の部屋にいる生命体は?」
広木雅斗:「!」「居るのか!」
キロン:「あの……扉の向こうに」 指を持ち上げる。
キロン:「いる」
更級初:そこで、扉が開く音。
広木雅斗:「本当に居た・・・!」
更級初:「……怪我人がいるなら仕方ないかもだけど、もうちょっと警戒してね?」少し苦笑気味の声。
更級初:銀髪を一つに結び、左肩に白く大きい布を掛けているのが眼を惹く少女だった。
キロン:「……敵性存在? ではないのか?」 瞳孔が収縮・拡大する。
更級初:「少なくとも、あなたがテロリズムとか犯罪行為に与していないなら敵じゃないよ」
広木雅斗:「うーん、オレの第七感は、この人は悪い奴じゃなさそうだ、って言ってる」
キロン:「誰だ?」 右腕が、剣のような武装に変形しかけていた。
更級初:「そうだね、名前は大事だ。UGNチルドレン、コードネーム”プロタヒリティス”。更級初。よろしくね」
更級初:「君たちは?」
キロン:「UGN……」
広木雅斗:「オレは・・・広木雅斗」「人はオレを地上に舞い堕ちた堕天使”LUCIFER”と呼ぶ・・・」
キロン:「……LUCIFER。名を明かしても問題ないのか?」
キロン:「同じ所属か?」
広木雅斗:「応よ、初めて合ったけど、UGNならきっと仲間(ダチ)だぜ」
更級初:にこにこと人好きのしそうな笑みを浮かべて二人を見ている。仲はそう悪いものではなさそうだ。
広木雅斗:「オレはイリーガル、そしてこいつは・・・宇宙サイボーグの”キロン”だ」
キロン:「では、私は”キロン”だ。LUCIFERには助けられた。少々危うい状況にはなってしまったが」
更級初:「広木君に、”キロン”くんだね。よろしく」
広木雅斗:「応!」がっしりと握手を交わし
GM:更級も広木も、ともに奇妙に思うだろう。
GM:この施設には、本来なら複数人のスタッフが存在しているはずだ。
GM:その姿がまるで見えない。争った形跡もない。
広木雅斗:「なあ、”プロタヒリティス”」「ここに居たはずの人たちがどこに行ったか・・・知らないか」
更級初:「わわ、なかなか欧米式で激しいね。……そうだなあ、わたしもほんの少し前に通信が通じないからここに来た…んだけど」
GM:更科さんもまったく人を見つけられなかっただろう。
更級初:「誰もいなかったね。……普通、痕跡があるものなんだけど…」
更級初:取られた手の指を立てて。
キロン:「なるほど。本来は、ここにはもう少し人間がいるのか」
広木雅斗:「電波だけじゃなくて人もいないなんてな・・・!」
キロン:「だとしたら、外からやってくる”あれ”はどうだ?」
GM:キロンが外に顔を向ける。車の走行音が響いてくる――
更級初:「そう。ここはUGNの拠点だから、保全したりする人員がいるは……うん?」
広木雅斗:「車で乗りこんで来たか!どうぜFHの野郎に違いねえ、迎撃するぞ!」
更級初:「いや、まだ分からないからそんなに先走らないで……」
GM:車の走行音は、ミドル・ワンの駐車場で停止する。そして――
十和田千恵里:「あ。電気ついてる~?」
篠宮庵:「──えっ、この声って」
篠宮庵:と言いながら、バンのドアを開けて降りて来る人影。
十和田千恵里:「誰かいる~? UGNの人~!」
広木雅斗:「応ともよ!こっちは天下のUGN・・・って」
篠宮庵:「何でここに……広木くーん!聞こえますかー!」と、3人が同席している方に向けて声を掛ける。
更級初:「……いや、そうっぽいからいいのだけど、普通に名乗るのは……もう」
十和田千恵里:「どうもどうも。UGNの非戦闘スタッフで~す」
更級初:「広木君、知り合いの子?」
広木雅斗:「知った顔だ!もちろん味方だぜ」
広木雅斗:「"セイレーン"じゃねえか!おーい!」こちらも呼びかける
キロン:「同じ所属か……」 槍に変化しかけた腕を収束させる。
広木雅斗:「腕が変形すんのかっけえな・・・オレもやってみようかな・・・」ぼそりと
篠宮庵:「同じく、UGNエージェントの篠宮・庵です!此処でチルドレンの方達と合流せよ、との事で参りました」
十和田千恵里:「そして私が敏腕マネージャーの十和田千恵里です」
更級初:「篠宮さんと、十和田さんですね。よろしくお願いします」自分の名前を名乗り返しつつ。
十和田千恵里:「なんか空が光ったり爆発したりしたので、えーっと……もともとはフライングヒューマノイドを探しに来たんだけど……あっこれ言うと余計混乱するわ。だからその~」
篠宮庵:「実際助かってますが、自分で敏腕って言うんですか」
十和田千恵里:「敏腕は敏腕でしょ! ……だからその、危険なことが起きてるんじゃないかと思って駆けつけました」
更級初:「助かります。……わたしもまだ十分に分かってないですけど、色々起きているみたいですから」
更級初:こうやって、自分から動こうとしてくれた人たちがいてくれるのは心強いな、と思いつつ車をどこに入れたらよいだろうかと考えている。
広木雅斗:「味方は多い方がいいからな、助かるぜ!」
篠宮庵:「わぁ、本当に広木くんだー。背ぇ伸びたね?」手で測る仕草。最後にあったのも結構前の話だ。
広木雅斗:「わわ、やめてくれ恥ずかしい」バックステップを踏む
十和田千恵里:「はあ~。知り合いなんだ。よかったよかった……いや、よくないか」
十和田千恵里:「ここのスタッフはいないし、そっちの子は? 謎!」
更級初:「あはは……そこもまずは、中で話せればと」
篠宮庵:「そうですね。今の所、他に来る方もいなさそうですし……」外の方を見やって耳を僅かに動かす。
キロン:「……まだ、追っては来ないか」 空を見上げる。
更級初:(感覚が強いのかな。エンジェルハイロゥかハヌマーンか……)
キロン:「状況は切迫しているが……巻き込んでしまったらしい。状況の説明をさせてくれ」
広木雅斗:「案外オレたちにビビってるかもしんないぜ?中でゆっくり話を聞こう」「治療もできるならしてやりてえし」建物内に足を向ける
更級初:「まだ時間があるなら、まずは把握しないと、だね」こちらも続くように。
十和田千恵里:「なんか…… 強いトラブルの、予感……!」
GM:そして、きみたちが建物に戻ると、そこには――
エナ:レーン近くの、かつては客達が座るためにと設置されていた固い椅子に、細い脚を組んで座っている幼い男子が一人。
エナ:「懐かしい、心地のいい声が聞こえた。会いたかったよ……雅斗、庵」
篠宮庵:「いつも通りとも言えますけどね……あれ?」先程まで無人だった屋内に、また知り合いの音が増えている。
十和田千恵里:「おわぁっ」
広木雅斗:「この声とちっこい体は・・・エナ!」
キロン:「……これも、同所属か?」
更級初:「む…知り合いさん?」柄に指が触れていた。
広木雅斗:「知り合いにも知らないやつにもよく合う日だなあ、元気か!」
エナ:あまりの懐かしさに高揚感を抑えられないのか、微笑を浮かべながらいそいそと立ち上がる。その肉体は雅斗と違い、一切の変化がなかった。
篠宮庵:「あー!エナ君!っとっとっと、大丈夫です」構えた音に、慌てて更科さんに取りなす。
更級初:「あ、ごめんね。気が立ってたみたい」にこりと笑いかける。
キロン:「人間か……?」
篠宮庵:「この子もUGN所属なので!いえいえ、警戒して頂いてありがたいです」
広木雅斗:「紹介する、エナだ!サイボーグなんだぜ」
エナ:「ああ、元気だとも。交友関係も広がっているし、キミの素晴らしい話も聞いた」と、まずは雅斗に。マスターエージェントに勝利するなど、生半ではない。
エナ:「サイボーグではないよ」あはは、と肉体年齢相応の笑みを浮かべる。
篠宮庵:「エナ君も久しぶり!元気にしてた?」
GM:なお、エナくんは現場検証およびドクター・ドリトルによって以下の情報を得ていて構わない。
GM:この施設に駐留していたスタッフは、全員殺害されている。
GM:争った形跡がないのは、それぞれ分散して市外に逃走しようとしたためだ。
GM:UGN本隊と連絡を取ろうとした――そして全員が失敗した。
GM:強力な戦闘部隊に、街全体が封鎖されていると見ることができる。
GM:以上。
エナ:まずは空気を壊さないためにと、自己紹介や現状報告を終えてからその情報を明かそうと決めた。
エナ:そのため庵に「元気だとも。キミも、活躍の場を徐々に増やしているようだね……なかなかに、エキセントリックではあるが」と先に返事をする。
エナ:「隣の人は、マネージャーか何かかな?」
十和田千恵里:「あっ、はい、マネージャーで~す。名刺、名刺……あったっけな……」
十和田千恵里:「庵ちゃん、持ってる?」
GM:なぜマネージャーがアイドルに名刺を持っているかどうか聞くのか、その理由は定かではない
篠宮庵:「う……それはプロデューサーの方針が……あ、はい」手鞄から名刺セットを取り出して一枚まず千恵里に手渡す。
広木雅斗:「カッパと相撲したり、チュパカブラを献血に行かせたりな・・・オレは好きだぜ」
エナ:「そして……彼女を除けば知らない人物が二名。UGN関係者ということでいいのかな?」
更級初:「あはは。わたしはUGNチルドレンだよ」コードと名前も告げて置く。
エナ:「なるほど。よろしく、初。僕は〝アルジャーノン・イン・ア・フラスク〟……エナ。名前の方で呼んでくれ、その方が気分がいい」
更級初:「中々ここの男子は距離が近い子が多いなあ。よろしくね、エナ」
広木雅斗:「みんなよろしくな!」
十和田千恵里:「ありがとー! つまり、ここにいるのはみんなUGN仲間ってことね!」
十和田千恵里:「緑の少年は謎だけども」
エナ:「で、そこの〝お兄さん〟は何者なのかな?」
キロン:「……」
キロン:「私は”キロン”」
キロン:「きみたちの定義では、レネゲイド・ビーイング……というらしい」
エナ:「キロン。土星と天王星の間を周回する枯渇彗星核……彗星だったモノか」
キロン:「そうだ。存在の特性から、そのように名付けられた」
エナ:「ギリシャ神話に登場するケンタウロス族、ケイローンがその名の由来だけれど……そちらはあまり関係なさそうか」
キロン:「宇宙をゆく者として生まれた。とある願いに基づいて。ただ……」
篠宮庵:「RBの方でしたか。ただ?」
キロン:「”あの連中”に捕獲されたのが失敗だった」
キロン:「やつらはファルスハーツと名乗っている。あるいは、”インペリウム・セル”」
キロン:「知っているか?」
広木雅斗:「やっぱりFHか・・・!でも、インペリウムってのは知らねえな」
広木雅斗:「みんなどうだ?」
十和田千恵里:「うーん……芸能プロダクションではないかな……」
エナ:「僕もその名は聞いていない。ただ、とある地域との通信が途絶し、エージェントが危険に晒されているということは把握済みだ」
篠宮庵:「個別のセル名までは。実験セルなのかな?」首をふるふると振りながら
更級初:「…ああ、追いかけてたのはなるほど。わたしは知ってるよ」
更級初:「強大な軍事力を持っていて、ひとつの国家にも類似できるくらいの体制を持ってる強大なFHセル。最近日本で活動が活発化してたんだけど…」
更級初:「わたしがここにいるのも、一応その関係のお仕事だったんだけどね」
エナ:「一つの国家に……?」にわかには信じがたいな、という顔。
キロン:「では、その目的の一つは、逃走した私を追跡するためだ」
広木雅斗:「そうか・・・!」
キロン:「高い戦闘力を持った部隊に追われていた」
篠宮庵:「……あ、もしかして、さっきの爆発って?」
広木雅斗:「爆撃・・・されたみてえだ」
キロン:「おそらく、砲撃部隊がいるのだと思う」
広木雅斗:「こいつは亜音速で飛べるらしい」「それを狙い撃てるなんて・・・相当なやり手がいるぞ」演技力を発揮する
エナ:「なるほど、合点がいった」
更級初:そう言う白い少年の方に視線を向ける。
エナ:「ここに駐留しているはずのスタッフ達がいない理由……やはり間違いない。彼らは全員殺害されている」
十和田千恵里:「えっ」
十和田千恵里:「さつ……なに? マ?」
広木雅斗:「こっ、殺され・・・!?」
篠宮庵:(……ん?)ちょっと言い淀む広木の様子に違和感があったが、それよりも重大な事が告げられ意識がそちらに向く。
更級初:「人員がいないのはそれでわかるけど、抵抗の後もないのは不自然じゃないかな?」
エナ:「どこを見ても争った形跡がないことだけが引っかかっていたが……見るに、彼らは分散する形で市外への逃走を図ったんだろう」
広木雅斗:「に、逃げたけど・・・それでも結局殺されちまったのか?」
篠宮庵:「……あぁ、それで通信の不通にも繋がるんですね」
キロン:「理由は推測できる。立てこもってもやつらには対抗できないし、いずれ居場所を捕捉されてしまっていただろう」
エナ:「そして、UGN本隊と連絡を取ろうとしたが……全員が失敗。キロンを追っているという戦闘部隊に殺害されたんだろう」
更級初:「……ふむ」指で顎を抑え。「確かに、ここは防衛線を張るのに向いてないし、ましてや対空戦はもっと無理か」
エナ:「そうだね。だからもう、街全体が封鎖されていると見ていい」
キロン:「ああ。敵には電子戦に長けた存在がいる。事態の危険性が理解してもらえたと思う」
エナ:「通信が途絶しているのも、そういうことか……」
広木雅斗:「敵に包囲されて、電波も遮断」「鳥籠・・・ってことかよ」
キロン:「よって、ここまでで十分だ」
キロン:「離脱してくれ。私は敵の注意を引きながら、可能な限り市街地から引き離す」
篠宮庵:「い、いや、待ってよキロンくん」手を上げて制止する。
篠宮庵:「さっき見た光る人影がビルに落ちて行ったのがキロンくん……なんだよね?」
キロン:「おそらく、その認識で間違いない」
篠宮庵:「あの時爆発を受けて墜落したのなら、まだ本調子じゃないんでしょ?」
篠宮庵:「砲撃したって敵も何処にいるのか分からないし……一人でもう一度飛ぶのは危険だよ」
キロン:「本来の機能の二割。しかし、やるしかない」
キロン:「人間を危険にさらすのは私の存在意義に反する」
エナ:「駄目だね。僕はエージェントを救出しろと言われている。そんな中、キミだけを置いていっては……〝ダチが悲しむ〟だろう?」キロンと雅斗にそれぞれ視線を向ける。
更級初:「眼も碌に見えてないまま?さすがにわたしも反対かな」
広木雅斗:「そういうこった。オレは堕天使だからな、言うこと全部聞き入れるほど、イイ子じゃねえ」
キロン:「命の危険がある」
広木雅斗:「お前を・・・助ける」「敵は・・・倒す」
キロン:「理解不能だ」
広木雅斗:「オレたちと一緒にいればその内分かるさ」
篠宮庵:「ふふ。みんな、きっと君が一人で行くって言っても勝手について来るよ」
篠宮庵:「君がわたし達を巻き込みたくないのと同じで、わたし達も君の事を放っておけないよ」
十和田千恵里:「……そうだねえ。仕方ないね~……」
十和田千恵里:「まあ、これもフライングヒューマノイド捕獲に大成功ということで、最後までお仕事しようか?」
篠宮庵:「内容的に編集しないとまた放送は無理そうですけどね!」
更級初:「…まあ、わたしの場合”インぺリウム”の目的を達されるのを見過ごしたら仕事にならないっていうのもあるけど。怪我だらけの追われる人を放置するのは人道にもとる」
エナ:「……一つ気になったんだが」
更級初:「ん、エナ君なんだろう」
エナ:「誰一人として……その戦闘部隊と、直接交戦していたりはしないのかな?」
エナ:「雅斗はキロンを運んできた。庵はフライングヒューマノイドとやらにご執心。僕はここに来たばかり……そうなると……」
エナ:「初、キミは? 怪我はしていないようだけれど」
更級初:「エナ君が言ってる、戦闘部隊らしいのは一応わたしが接触してるかな?」
更級初:少し遅れてごめんね、と謝ってから。
エナ:「……いや、再会に高揚しすぎて訊ねられなかった僕のミスでもある。悪かった」と、初に謝罪。
更級初:「…ああ、みんなのここの詳しい状況も共有した方が良さそうかな。何か細かいことでも、分かる事があるかもしれない」
篠宮庵:「あぁ……キロン君が砲撃された時、広木くんも近くにいたんだっけ?その砲撃した相手は見えた?」
広木雅斗:「い・・・いや!見えなかった!」
キロン:「私にも不明だ」
広木雅斗:「きっと不可視のスナイパーだ、周りに気を付けていこうぜ」
広木雅斗:「みんなはどうだ?」
篠宮庵:……普段は直球熱血な彼がいやにおどおどしている。すこし妙に思ったので、心の中で謝りつつ探りを入れる。
篠宮庵:GM、広木くんに対して《真偽感知》を使ってもよろしいですか?
GM:大丈夫です!
GM:ここは対抗してもらいましょうか、面白いので
篠宮庵:では侵蝕値2増加。抵抗する場合RCで対決です!
GM:二人ともRCで振ってみてください!
篠宮庵:5DX+4
DoubleCross : (5DX10+4) → 9[2,3,7,8,9]+4 → 13

広木雅斗:1dx+2 抗う 堕天使だから
DoubleCross : (1DX10+2) → 4[4]+2 → 6

GM:広木雅斗が嘘をついていることがわかりました
篠宮庵:「………あー、えーと、広木くん?」理由が分からない。なので、シンプルに聞くことにした。
篠宮庵:「もしかして、ホントは誰が……いや、何が起きたのか、知ってる?」
広木雅斗:「・・・・・・!」
広木雅斗:(そういえば、声から嘘を見抜けるんだったな・・・)
広木雅斗:「・・・すまねえ」「キロンを爆撃したのは・・・」
広木雅斗:「オレが放り投げたスーパーAI、ヘルブレインだったんだ・・・!」
十和田千恵里:「……??????????????」
キロン:「???????」
篠宮庵:「へるぶれ……?????」またなんかロケで出て来そうな胡乱な単語が出て来た。
エナ:「頭の悪そうな単語が出て来たぞ」
更級初:「……ええと、まず最初から話してもらった方がいい気がするな」
広木雅斗:「オレがこの街に来たのはそもそも・・・」
広木雅斗:そう言って、トンチキ新興教団《嵐の会》の正体を突き止め、殺人ドローンをかいくぐりながらヘルブレインの元まで辿り着いたことを話す
十和田千恵里:「ほわ~~~」
十和田千恵里:(宇宙猫のいらすと)
広木雅斗:「そして最後、あいつは自爆を選んだ」「このままじゃビルごと崩れちまう、そう思ったオレは」
広木雅斗:「こう・・・自爆装置をポイっとして・・・空中で爆発させることに成功したんだけど」
篠宮庵:「……で、たまたま蹴り上げた自爆装置が、偶然にも上空を高速で差し掛かったキロン君に直撃した……と」人差し指をこめかみに当てている。
篠宮庵:「そんな事あります????」
エナ:「とんでもないルーブ・ゴールドバーグ・マシンが完成しているじゃないか……」
キロン:「……彗星同士が衝突する可能性に等しい、が……」
広木雅斗:「悪かった・・・お前が爆撃されたのは全部オレのせいなんだよ・・・!」
更級初:「あ、ありえないことはありえないってえらいひとも言ってたから…」
キロン:「そうなっているな」
キロン:「話を総合すると…非常に難解ではあるが……」
キロン:「事故だな」
更級初:「二文字」
キロン:「奇跡的な事故だ」
エナ:「すまない、キロン。こういう人間なんだ、彼は。真っ直ぐなんだよ」
篠宮庵:「う、うーん……とりあえず狙撃者を心配する必要はなくなった、かな……?」とんでもない真実を暴いてしまった。
更級初:「……ま、まあ。実際存在しない脅威にリソースを裂かなくて済んだのは、良いことだよ」
エナ:「文化英雄みたいなものだ。赦してやってくれ……丁度〝LUCIFER〟だしね……」ルシファーも文化英雄に数えられる。
更級初:「………ええと、キロンくん。きみをこうした事故を起こしたUGNだけど、どうする?信じられないとかなら…」
キロン:「文化英雄はちょっとよくわからないが」
キロン:「……ここまで連れてきてもらった。そして、やつらからの逃走を助けてくれるという」
キロン:「命の危険があるにもかかわらずだ」
キロン:「私には、なぜそこまでするのかが理解できない」
エナ:「当然、責任感もあるだろうが……」後は何も言わない。
広木雅斗:「自分が傷つけちまった相手だ、せめて無事は守らせてくれ」
キロン:「生命を危険に晒しても?」
広木雅斗:「・・・ああ!」
広木雅斗:「敵は強いんだろ?なら、ただ逃げても同じことだ」
キロン:「……そうか」
キロン:「わかった。……理解はできない、だが……」
キロン:「そちらの方が、結果的にきみたちの生命を守れるかもしれない。やつらは……」
キロン:「私と接触した者を容赦なく殺害するか、行方を探り出そうとするだろう」
キロン:「戦う。これが正解かもしれない」
エナ:「逃げた場合の結果は、この無人の施設が示しているしね……」
十和田千恵里:「あの~……じゃあですね、話を総合すると……」
十和田千恵里:「もう動き始めた方がいい感じ……ってコト?」
篠宮庵:「そうですね。一帯を封鎖してそのまま待つって事はないでしょうし……」
エナ:「その前に、初から敵の強さを聞いておくべきだろう」
更級初:「接触した実戦部隊のことね。あ、最初に纏めて言っておけばよかったかな…」すこしばつがわるそうに。
篠宮庵:「いやいや、話の腰折っちゃってごめんなさい」どうぞどうぞ、と手で示す。
更級初:「いや、重要なことだったよ。上手く此方がやれたかな、ってだけ」そう言いながら、≪イヤーワーム≫との交戦時の特徴、そして飛行していた3名の部隊のことを話す。
十和田千恵里:「最低でも三人~? もっといるかもしれない?」
広木雅斗:「飛べるやつら・・・キロンを追ってたのも、そいつらなのか」
更級初:「こうやってここの拠点の人員の対処して、市の包囲、通信封鎖の人員はいるはずだから…流石に、全員飛べるとは思いたくないけど。楽観は禁物だしね」
篠宮庵:「フライングヒューマノイドがまだ3人いた……」
キロン:「……移動するなら……市街地は避けることだ。どんな危険な攻撃を行ってくるかわからない」
キロン:「まずは、移動経路を探ることからはじめるべきだ」
広木雅斗:「動くだけでも慎重に、か・・・」
エナ:「それなら、うってつけの人物がいる」
エナ:「雅斗だ。血の香りで、個人や集団の居場所を探し出せる」
エナ:「そこに、庵の感知能力なども加われば……悪い結果を起こしにくくはなるはずだ」
十和田千恵里:「あっ。そう! そうだね! あと電子的に通信とかを支配されてるなら……車を使うのも危険かも」
エナ:「それに関しては心配ない。馬車がある」
更級初:「馬車」
十和田千恵里:「……………………馬車?」
広木雅斗:「馬車!?」
篠宮庵:「馬車」そういえばエナ君が此処に来た時はどうしたんだろう。突然屋内にいたように聞こえたが。
更級初:「中々斬新…というより、クラシカルね」
エナ:「〝乙種機密一班〟の一員から託された、オルクス能力者が使役する馬車を託された。丁度六人までなら乗れる」
十和田千恵里:「はぁ~~~」
十和田千恵里:「かぼちゃの馬車みたいなもんかな~」
エナ:「ああ。だが、時計の針を気にする必要がない上に乗り心地もいい。更には持ち運ぶ際には折り紙状に畳めばいいという……待て、これはもう魔法以上じゃないか?」
更級初:「便利なのはわかったし、移動手段はOKね」苦笑して。
篠宮庵:「下手な遺産より便利ですね」
キロン:「……いずれにせよ、急いだ方がいい……」
キロン:「時計の針以上に、敵は冷酷だ」
エナ:「それじゃあ……まずは、決まりかな?」
更級初:「そうね。市街地は避けて、となると…南刑部市なら、山が有ったはず。そちらの方に向かいつつ、かな」
広木雅斗:「ここにじっとし続けても、狙われちまうかもな」
篠宮庵:「オッケー、道中ヘンな音を拾ったら都度伝えますね」
更級初:「じゃあ、臨時だけれどチームアップだ。みんな、よろしくね」
十和田千恵里:「私は……えっと……おしゃれなカトラリーとか出したりできるから!」
十和田千恵里:「よろしくね!」
広木雅斗:「応!チーム名は・・・『堕天の黒騎士団』でいこうぜ!」
キロン:「……」
キロン:「????」
───────
GM:このシーンではロイスの取得のみ可能です。
更級初:うーんここは広木君にとっておこう。  広木雅斗 〇好感/すこしかわいいかも  で。
広木雅斗:ロイスはエナくんに! 〇連帯感/変わらないなあ
エナ:ロイス取得
広木 雅斗 〇感嘆/変わってないな……

篠宮庵:更級初 ◎感服/隔意 わたしとそう変わらない歳なのに、落ち着いてるなぁ。すごい。
GM:OK,BRO...
エナ:では、以上です。
───────

【目次へ戻る】

ミドル2:不吉なことは何も

GM:シーンプレイヤーは広木くん。情報収集がメインのシーンです。
GM:登場は自由です。ダイスをどうぞ~
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 10)増加 (49 → 59)
広木雅斗:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+2[2] → 47

エナ:エナの侵食率を1D10(→ 7)増加 (47 → 54)
篠宮庵:1D10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 10[10]+53 → 63

───────
GM:4つの行動が可能です。

情報収集:インペリウム・セルについて
 >《情報:UGN》で難易度8
情報収集:敵部隊について
 >《情報:噂話》で難易度6
情報収集:移動経路について
 >《情報:裏社会》で難易度7 成功すると次シーンの逃走判定の難易度低下
  ※逃走判定は敵襲で発生するダメージを軽減させる判定です
索敵警戒
 >《知覚》で難易度9 ※成功すると次シーンで発生する迎撃判定の効果上昇
  ※迎撃判定はクライマックスで戦うエネミーに予めダメージを与える判定です

GM:このように、必ずしもすべての項目が必須ではなく、
GM:成功すると有利になる項目ばかりなので、
GM:シーン登場はみなさん各自で調節してね。ロールだけしたい場合は、侵食率1で出れることにします。
GM:侵食率1で登場すると、こういう判定はできません、ということで……
GM:各自、好きな項目にチャレンジしてね。
エナ:なるほど、了解しました。
広木雅斗:任せな!
エナ:裏社会を持っているのはエナだけなので、こちらが〝移動経路について〟の判定を行いますか。
広木雅斗:いいと思うぜ!
エナ:情報収集:移動経路について
 >《情報:裏社会》で難易度7 成功すると次シーンの逃走判定の難易度低下
  ※逃走判定は敵襲で発生するダメージを軽減させる判定です

↑こちらに挑戦します。

GM:Here we go.
エナ:<情報:裏社会>で判定。更にコネ:情報屋を使用し、ダイスを+2個します。
エナ:いざ!
エナ:4dx+2>=7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 9[2,3,8,9]+2 → 11 → 成功

GM:OK.成功です。
更級初:つよい では情報収集:インペリウム・セルについて に挑戦。技能UGN,コネUGN幹部起動してそのまま判定します。
広木雅斗:いよっ天才!
更級初:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 9[7,8,9]+1 → 10 → 成功

広木雅斗:情報収集:敵部隊について>《情報:噂話》で難易度6に行くぜ!
広木雅斗:コネ使用、ダイス+2個
広木雅斗:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 7[3,7,7]+1 → 8 → 成功

GM:見事。成功ですね。
GM:あとは索敵警戒とインペリウム・セルです。
篠宮庵:索敵警戒:《知覚9》の判定に挑戦しようかな。
更級初:あ、上で振っちゃってました
篠宮庵:判定直前、《援護の風》を使用。侵蝕値を2上げてダイスを7個増やすね
GM:あ、本当だ!
篠宮庵:10DX10+1
DoubleCross : (10DX10+1) → 10[2,2,4,4,6,6,7,7,7,10]+3[3]+1 → 14

GM:見落としてました。ありがとうございます!インペリウム・セルも成功。
GM:援護の風つよいんだよなあ
更級初:つよい
GM:アイドルなので当然索敵警戒も得意 成功です
エナ:困ったファンを索敵だ。
篠宮庵:成功!うん、アイドルとして索敵警戒は普通普通。
GM:全員成功 Success 掴め BIGなdream ハンドル掴むみたいに 簡単に
GM:順番に情報を開示していきます。

★インペリウム・セル
一つの疑似国家体制を有する、FHにおいても大型のセル。
近年になって台頭しており、ほかのセルを盛んに吸収合併して巨大化しつつある。
「キロン」はこのセルが捕獲したレネゲイドビーイングであり、
衛星の欠片に人々の願いが連なって生まれた存在と解析されている。
彼には目的があるらしいが、非協力的であるため、その目的は不明だった。
その性質を調査し、可能であれば複製体を量産するため、キロンの脱走の直後に追跡部隊が派遣された。


★敵部隊について
キロン確保のために派遣された《イヤーワーム》率いる空戦部隊『A.S.FO』であり、以下の七騎で構成される。
広範囲の電子機器を使用不能にする《メタリック・シープ》。
対地攻撃特化の爆撃者《ミシュコアトル》。
超音速戦闘を行う《ナグルファル》。
闘争と殺戮を好む急襲型の《アルマンディン》と、ステルス戦闘性能を持つ《セレスタイト》。
異形の飛行者、自らを変形させる部隊のエース《バサン》。
指揮官にして遺産遣い、《イヤーワーム》。


★移動経路について
この一帯を電子的に掌握されている以上、都市部を避けて移動するしかない。
刑部山と呼ばれる山地を経由して逃走するルートが最も現実的だろう。
この刑部山には「すだま」と呼ばれる、空飛ぶ小さな精霊たちが住んでいるという伝承もある。
事実、レネゲイド的にも不安定な地域であり、部分的にはその伝承も真実かもしれない。
この不安定なレネゲイド拡散地帯が、多少は迷彩になってくれるだろう。


★索敵警戒
哨戒のためか、超高速で飛び回る人影と、巨大な鉄塊がゆっくりと飛翔するのが見えた。
徐々に捜索範囲を狭めている――きみたちが発見されるのも時間の問題だろう。
速やかに移動を始めなければ集中攻撃に晒されるのみだ。

───────


ミドル2:不吉なことは何も

GM:芳賀根神社。刑部山の入口にある、葦那陀迦神を祭神とする神社である。
GM:いまでは社務所もなく、宮司や委託管理人も住んでいない。
GM:すでに寂れ、訪れる者も稀な境内に、いま二頭立ての馬車という奇妙な訪問者が到着した。
十和田千恵里:「う……っわ~~~~~」
十和田千恵里:「こわ! 人気のない神社って怖くない…?」
更級初:「雰囲気ありますねえ」のんびりした声。
十和田千恵里:「私、洒落コワで読んだことあるよ……」
更級初:「電子機器は…まずなさそうですし。其れなりに空間もあるから、ここで少し休憩もいいかもです」嫌そうな様子に気づいてないのかそう言う事を言う。
篠宮庵:「まぁでも、イカが蠢くとか、蟹の足音みたいな変な音はしないから大丈夫ですよ。……多分」
広木雅斗:「蟹ってそんなに足音立てるんだ・・・?」
十和田千恵里:「イカと蟹はもうジャンルが別じゃん…!」
エナ:「忘れ去られた神が、我を信仰せよと強いてくるかもしれない」冗談を言いながら、バロールの力でふわりと浮き上がってから下車する。小さな体躯では転落が怖い。
キロン:「ここなら……電子的な追跡の心配は、なさそうだ」
広木雅斗:「草もボーボーで、誰かが来た形跡も全然ないな」
キロン:「修復率24%。まだ戦闘も移動も難しいな…」
更級初:「じゃあ、御賽銭くらい入れていこっか?…ま、そういうのを済ませたら、抜いたデータとかを攫った結果を共有しよう」
更級初:そう言ってささっとお賽銭を入れたり丁寧に礼や拍手を打ったりしていた。
篠宮庵:「ですね」頷く。
エナ:「端を歩くんだよ」その通りにする。
エナ:端を歩きながら……紅い瞳で周囲を見渡す。
十和田千恵里:「じゃあ、誰から話す? 一応、私の仕入れた情報だとね……」
十和田千恵里:「この山、キャンプ場が3か所くらいあるみたい! 飲食店はなにもナシ!」
十和田千恵里:「登山者は滅多にいないってさ」
十和田千恵里:「……以上で~す」
GM:Googleで検索すればこの情報は簡単に手に入る
更級初:「まあ、人を巻き込む恐れがないのは良いことですから」少し苦笑して。
広木雅斗:財布が空だったので、礼だけ済ませて
広木雅斗:「そうそう、大事なことだぜ」
エナ:「キャンプ場か……襲われているような雰囲気はなさそうだ」
更級初:「一応、避けていきましょうか。もし誰かいたら、あまりよくないし。…じゃあ、次はわたしから」
エナ:ようやく神に礼を済ませ、初に視線を向ける。
更級初:「”インぺリウム”セルについて。大型のセルで、疑似国家体制を持つセルなのは話したと思うけど…」
更級初:「特に近年台頭が激しくて、盛んに吸収合併してさらに大きくなってるみたいだね」
更級初:「キロンくんを狙っている理由としては、彼を捕まえて、その複製を作ろうとしてるみたい」
篠宮庵:「国家に匹敵する規模……あっちの組織体制からすると、ちょっと変わってますね」参拝を終えて戻ってくる。
更級初:「ある種のクラン、とかそういうのならロードがいたりするらしいけどね。と、さておき」
エナ:「別に、国家を興しているわけではないからね」
キロン:「強力な統率体制が存在するのは事実であり、脅威だ」
広木雅斗:「えらいとこに狙われてんなあ・・・」
更級初:「あちらさんでしてたキロン君の解析だけど…衛星の欠片に人々の願いが連なって生まれた存在、とかそう見ていたみたいなんだけど。セルには非協力的だから目的は不明って載ってる」
更級初:「まあ、複製体を作るのに捕まえようとして部隊を派遣した…っていう感じだね。”インぺリウム”セル全体としては、こうなってる」
キロン:「……」
更級初:「まあ、わたしは変に掘り返そうとかは思ってないよ。誰かを傷つけたりするような事じゃなければいいな、と思ってはいるけど」キロン君にそう言って、広木くんの方を向く。
広木雅斗:「よし、じゃあここからはオレが」
広木雅斗:「オレはもっと詳しく・・・こっちに差し向けられた部隊について調べたぜ」
広木雅斗:「敵は・・・空戦部隊『A.S.FO』だとよ」
広木雅斗:「電子機器を潰してくる《メタリック・シープ》」
広木雅斗:「対地爆撃のスペシャリスト、《ミシュコアトル》に超音速で動ける《ナグルファル》」
広木雅斗:「なんかすげえ好戦的な《アンルマンディン》ってのと、姿を隠して襲ってくる《セレスタイト》」
広木雅斗:「で・・・変形するやつがいる、すげーな・・・《バサン》」
広木雅斗:「そして遺産使いで、こいつらのリーダーが《イヤーワーム》ってのだ」
更級初:「接敵したのが彼女だね。遺産の外套…”蛇王の外套”かな。それを武器にしたりしてた。彼女自身もすごく器用だったなあ」
広木雅斗:「なんつーか・・・できることが多いチームだな」
篠宮庵:「空戦。あぁ、それでキロン君を捕まえようと……」
広木雅斗:「オレたちと仲良くする以外のことは、何でもできそうな集団だぜ」
キロン:「……《バサン》とは、私が交戦した」
広木雅斗:「!どんなやつだった?」
キロン:「強力なエグザイル能力者だ。肉体を形態変化させる」
広木雅斗:「それで飛んだりもできるのか・・・?」
キロン:「そうだ。飛行できる。白兵戦では万全であっても危ういと認識した」
篠宮庵:「エグザイルで空中戦かぁ……相当の相手だね」
更級初:「空戦の運動エネルギーがそのまま、白兵なんてしたら乗ってくるもんねえ……それをやれるとなるとすごい練度だぞ」
エナ:「飛行以外の形態も秘している可能性も孕んでいるとなると、確かに驚異だ」
広木雅斗:「負けてらんねえ、同じエグザイルとして・・・」
更級初:「とはいえ、一番無力化したいのは、≪メタリック・シープ≫かな。通信封鎖がUGNの組織としての強みを出せなくしてるし…」
十和田千恵里:「そうそう。N市のチームとかさ、レリック・ドライバとかさ、UGNと連絡さえつけば……!」
更級初:「相手もそれは分かってるだろうから、そうそう出てこないだろうけど」
十和田千恵里:「無理か……」
広木雅斗:「前進あるのみだぜ、な?」十和田に
エナ:「≪セレスタイト≫のステルス能力も見過ごせないな」
エナ:「気配を察知できなければ、情報が筒抜けだ」
篠宮庵:「視覚迷彩だけなら、わたしや広木くんの感知で対応できなくもないですが……多分そう甘くはないですよねぇ」
広木雅斗:「居たな、不可視の敵・・・」
エナ:「≪セレスタイト≫に関しては……今、ここにいないことを願うしかないだろうね」
更級初:「まあ、こうしてみれば基本全員厄介なわけだ。上手く今は、やり過ごしていくしかない」
更級初:「ルートの選定は…エナくんだっけ。どう?」
篠宮庵:「市街地が掌握されてる現状、特定の敵を狙って叩きに行くのは難しいですよ。まずは脱出路を確保しないと……」
エナ:「堂々と空戦部隊を名乗っている以上、裏打ちされた実力と矜恃がある。そんな彼らから逃れる方法は……」
エナ:「電子的な掌握を受けている以上、こうした僻地を移動するしかないわけだけれど……」
エナ:「そうした事情を鑑みた上で割り出した複数のルートで、最も現実的なのは〝刑部山〟という山地を経由するというものだ」
十和田千恵里:「……山の中を”前進あるのみ”するわけ~?」
エナ:「妙なバラエティに出演させられている庵なら知っているかもしれないが、その山には〝すだま〟と呼ばれる精霊達が住んでいるという伝承がある」
篠宮庵:「あぁ、フライングヒューマノイドの横に書いてありましたね」そっちが空振りならすだまを探す予定だった。
十和田千恵里:「信じたくはなかったけど」
広木雅斗:「その精霊たちの力を借りる・・・とか?」
エナ:「強引に解釈するならレネゲイドビーイングの一種かな……そんな伝承が伝わる程、刑部山はレネゲイドの力が不安定な地域なんだ」
エナ:「その不安定さが、迷彩として機能する可能性が高い」
エナ:「賭ける価値は充分だ」
広木雅斗:「森と精霊のダブル迷彩か!行こうぜ行こうぜ」
篠宮庵:「みんながルートに異存なければ、最後はわたしだね」
更級初:「ん。こちらないかな。篠宮さん、どうぞ」
篠宮庵:「ありがとうございます。ちょっと可聴域と範囲を広げて聴いてたんだけどね」
篠宮庵:「人間大の何かが空を飛び回ってる音が複数。それと、金属質のすごく大きな何かが飛び立つ音」
十和田千恵里:「え……」
篠宮庵:「で、飛び回ってる範囲がじわじわ狭まって来てる。……哨戒もそろそろ本格的になって来たみたい」
十和田千恵里:「……ラップ音じゃないよね?」
篠宮庵:「ラップ音だったら良かったですねぇ……」
更級初:「ん……だいたいのあたりを付けられたかな。このまま動かないと不味いね」
篠宮庵:「このまま此処にいると、結構早く追いつかれちゃうと思います」
エナ:「金属質の大きな何か……こちらの通信機器が使い物にならないからとやりたい放題だな」
GM:ジ。ジジ……ジ……。
GM:エナが通信機の話をしたとき、雑音とともにその通信機が音を発する。
鈴掛退蔵:『……これでも駄目か? 通じていないか……』
広木雅斗:「!噂をすればだな」
エナ:「退蔵!」
鈴掛退蔵:『こちらの音声は聞こえているか? どちらでも構わない、先ほどと同じメッセージを繰り返す』
エナ:「了解した」
鈴掛退蔵:『UGN部隊はその地域から離脱した。FHによる大規模な封鎖が行われている』
広木雅斗:「やっぱそうか・・・!」
鈴掛退蔵:『外縁部にて機動部隊を展開し、きみたちの脱出を待機する形になる』
鈴掛退蔵:『すまないが、ここでFHインペリウム・セルと交戦することは、UGNの目的とするレネゲイドの隠蔽に反する行為になる』
鈴掛退蔵:『諸君の健闘による離脱を期待するしかない……』
鈴掛退蔵:『エナ。うまくやってくれ。以上だ』
GM:ジ。と、かすかな音がして通信はそれきり途絶えた。
エナ:「……くっ、ルートを伝え損ねた!」
更級初:「いや、元から受信しかできてなさそうかな、これ…寧ろ、受けられただけ奇跡的だよ」
篠宮庵:「まぁまぁ。向こうには聞こえてなかったようですし……」
エナ:「ひとまず、通信を試みてくれたのは僕の仲間だ。その点についても安心してくれ」
キロン:「……やつらの包囲網を突破できれば」
更級初:「ん。実際、ここでこれだけを偽装して流すのは相手にとってそんなにメリットもないしね…」
キロン:「きみたちの友軍と接触できるということだな」
エナ:「外縁部か……険しい行軍になりそうだね」
更級初:「そうだね、キロン君。そこまでいけば…、うん。でも、希望が見えてきたじゃない?」ふわりと笑って。
広木雅斗:「だけど、待ってくれてる仲間がいるんだ」
篠宮庵:「空戦部隊に追われながらの逃避行かぁ……中々ハードなロケになりましたね」
十和田千恵里:「っていうか、ヘルなロケだよ」
キロン:「希望」
キロン:「そのために、私は存在している」
キロン:「……脱出の成功を、祈る」
エナ:「科学が発達していない頃、彗星は人々に希望や絶望をもたらした」
エナ:「だが、ここにいる皆が集えば絶望などという言葉に押し流されることはないだろう」
エナ:「少なくとも、急にみんながタイヤチューブの空気を吸い始めるような混乱状態には陥らない」
篠宮庵:「希望ならわたしにも背負わせてください。アイドルって、そう言うお仕事ですから!」
更級初:「あはは、また中々な故事を。…でもそうだなあ、キロンくんも一緒に脱出するんだよ」
キロン:「……私は……そう。脱出、する……」
更級初:「だって、目的が…やりたいこと、やるべきことがあるんでしょ?じゃあ、こんなとこで止まってられないよね」
キロン:「手を借りる。申し訳ない。この借りは、必ず返そう」
キロン:「約束する」
エナ:「共に行こう。希望を抱いて」馬車へと急ぐ。
広木雅斗:「そんなに頼まれたからには・・・もうやる気10倍だ」
更級初:「お。借り…とは思わないけど、そうだなあ。返してくれるなら、期待して待ってるね」こちらも微笑んで立ち上がる。
広木雅斗:「何が来ようと、全速力でブっちぎるぜ!」
更級初:「そうそう。こんな夜遅くじゃ、何するのも大変だよ。お日様の下に早く出たいなあ」
───────
GM:ロイス取得と調達が可能です。
更級初:残りロイス枠がふたつ ぬあーっ
更級初:で…でもここは取りたい  ”キロン”  〇好意/不安 で。
更級初:購入はそんなに強くないので応急に。
更級初:1dx+2>=8
DoubleCross : (1DX10+2>=8) → 9[9]+2 → 11 → 成功

更級初:コイツ……持っておきます
篠宮庵:ロイス枠が……ない……!!
エナ:ロイス取得
篠宮 庵 〇〝アイドル〟/憐憫

広木雅斗:ロイスは更級初に 〇いいやつ/心配 で!
エナ:購入はUGNボディアーマーに挑戦。
広木雅斗:購入は応急キットだ!
篠宮庵:一応シナリオロイスの情報を得たので、バサンに 好奇心/◎脅威で取ります。
広木雅斗:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 7[7]+1 → 8 → 成功

広木雅斗:ピタリ賞!持っておくぜ
エナ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 10[9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

GM:GOOD
エナ:買えた!!
エナ:自分で装備しようと思いましたが、だ、誰か着たい人います? UGNボディアーマー。
篠宮庵:購入は……流石に侵蝕値があぶないので、素振りでキットを試します。
篠宮庵:3DX+2>=8
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 8[1,5,8]+2 → 10 → 成功

更級初:普通に自分で着てよいとおもうよ~ もしくは一番侵蝕高い篠宮さんかな
篠宮庵:よしオッケー。わたしは後でアルティメイド服買うつもりだから大丈夫かな?
エナ:では自分で装備します。
エナ:ロイス&購入は以上!
GM:OK!
───────

【目次へ戻る】

ミドル3:狂乱の星座

GM:シーンプレイヤーは広木くん。登場は自由です。判定は成功するほど有利になる項目で、どれも必須ではありません。
GM:なので、侵食率の余裕と相談し、判定をしないなら侵食1で登場が可能です。
広木雅斗:47+1d10 出るぜ!
DoubleCross : (47+1D10) → 47+4[4] → 51

更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 6)増加 (59 → 65)
GM:みなさんダイスどうぞ~
エナ:エナの侵食率を1D10(→ 10)増加 (54 → 64)
篠宮庵:1D10+65 出ます!
DoubleCross : (1D10+65) → 8[8]+65 → 73

GM:ヒョェ~
───────
GM:上空に三騎の人影がよぎる。
GM:一騎は黒い鳥の翼を背にもつ男。
GM:一騎は空飛ぶ鋼の甲冑のような人影。
GM:そして一騎は風をまとって飛ぶ者。
GM:インペリウム・セルの情報収集で判明した情報から、その三騎のことは知っている。
バサン:翼のある男は”バサン”。
ミシュコアトル:鋼の甲冑は”ミシュコアトル”。
ナグルファル:風をまとうのは”ナグルファル”――と見て間違いない。
GM:フェーズ2:迎撃判定の説明。
GM:上空からの爆撃によって全PCとキロンはシーン終了時に4d10のダメージを受けます。
キロンも50点のHPを持っており、0になるとクライマックスで不利な制約を受けます。
以下の3つの行動から選択できます。

罠設置:罠を仕掛けることで、クライマックス戦闘で《ナグルファル》のリフレックスを使用不能にする
《知覚》または【精神】で難易度9

迎撃:積極的に迎撃し、《ミシュコアトル》に2d10のHPダメージ(累積)を与え、装甲値を10点減少(累積)させる。
《白兵》または《射撃》または《RC》で難易度12(エフェクト可能)

逃走:攻撃されにくい脱出ルートを見つける。成功するとシーン終了時のダメージダイスを2d減少(累積)させる。
《回避》または【精神】で難易度8(財産使用可)

GM:以上3件。
GM:まずはみなさんに判定していただき、その後で各自のロールや演出をやっていきましょう
GM:すきな項目に挑んでね。
広木雅斗:オレは・・・迎撃を選ぶぜ!
GM:カモン ピーポー
広木雅斗:《白兵》で判定、エフェクト使用
広木雅斗:《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》
広木雅斗:8dx7+4>=12
DoubleCross : (8DX7+4>=12) → 10[2,2,5,5,6,7,9,10]+6[1,1,6]+4 → 20 → 成功

広木雅斗:侵蝕+5、56に
GM:Success!!!
更級初:さすがっ
エナ:面白格好いいぜ!
広木雅斗:オレの辞書に失敗の二文字は無い!
GM:ダメージダイスはロールしながら振っていきましょう
GM:他の方もどうぞだぜ
篠宮庵:グッジョブ!
エナ:では逃走判定を行います。使用するのは【精神】です。
GM:YES!
エナ:9dx>=8
DoubleCross : (9DX10>=8) → 8[1,1,2,3,4,4,5,6,8] → 8 → 成功

エナ:っぶね!!
更級初:やったあ
篠宮庵:ナイス!続いてわたしが。
GM:OK。
篠宮庵:同じく逃走判定。念の為、判定直前に《援護の風》を使うね
篠宮庵:7Dプラスして、精神で判定。
篠宮庵:11DX
DoubleCross : (11DX10) → 10[1,1,2,2,3,9,9,9,10,10,10]+8[2,4,8] → 18

エナ:強い!
更級初:さすが
GM:これがアイドルなんだなあ
GM:2人成功したので発生ダメージが0になりました。
篠宮庵:どうにかなったね。次、お願いします!
GM:ロールは後ほど!
エナ:よし、頼みました!
更級初:やったあ ではわたしは、罠設置にチャレンジしたいと思います。精神で。
広木雅斗:いけいけ~~!
更級初:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 8[1,5,5,6,8,8] → 8 → 失敗

更級初:い、いちたりない うぐぐう
更級初:財産とか使えれば~~
GM:残念ながら、今回財産は……ない!
更級初:ぐあーっ 一人だけ…惨めに失敗!
GM:では、順番にロールしていきましょうか。
GM:ナグルファルの急襲→ミシュコアトルの爆撃→バサンの追撃、という感じで状況が推移します。
───────

ミドル3:狂乱の星座

ナグルファル:「……見つけた!」
GM:上空で声が響き渡る。きみたちにも聞こえただろう。
更級初:「……!皆、来たよ!周辺警戒!」
ナグルファル:「”バサン”、俺の見立て通りだ! どうよ? この直観力!」
広木雅斗:「・・・来やがったか!」
更級初:≪ワーディング≫を使用していくか。だが、あれはOV全てに伝わってしまう--通信する間もなく。バレていても、自分から狼煙を上げながら行くのとでは違い過ぎる。
ナグルファル:「てめぇら、アー、降伏勧告するぜ! 大人しくその珍獣を置いてけ。UGNにはもったいねえよ」
エナ:「この騒がしさ……好戦的なタイプか。ここに来ている時点で当然の話だけれど」
ミシュコアトル:「……”バサン”。あいつ、クビにしない? わざわざ自分から……これじゃ奇襲にならない……」
バサン:「どっちにしても、気づかれている」
篠宮庵:「敵影3つ、聞こえてます。お気をつけて」
バサン:「そんなに鈍い相手じゃないよ。手強いと思う。警戒した方が良い」
広木雅斗:「わざわざ大声で言ってくれてありがとな!答えはNOだぜ!」”ナグルファル”へ
ナグルファル:「ハハ! みろ、向こうもやる気十分だ。ノリのいいやつがいるじゃん!」
ナグルファル:「対空手段、なにかあるかァ? ……あったとしても……」
ナグルファル:「俺を捕まえられるか、だよな!?」 ナグルファルが加速する。その移動、それ自体が――
ナグルファル:強い風の衝撃波を生む。周囲の木々をなぎ倒し、きみたちの行く手を塞ぐ。
更級初:「……、エナ君は運転!篠宮さんは道のガイドして!広木君は…」馬車の扉に手を掛ける。「迎撃行くよ!」開ける。
エナ:「心得た。クラシック三冠騎手よりも鋭く走らせてみせよう」
広木雅斗:「任せとけ!・・・お前はどうする?」更級へ
更級初:「……道、空ける!」なぎ倒される、その瞬間。≪ワーディング≫≪ブラックダイヤモンド≫。
更級初:夜の静寂がおとずれる。倒れる木々、散る砂埃まで眠りにつく。
広木雅斗:「すげえ・・・”時”が”止まった”・・・!?」
エナ:「ほう……ここまでとは……!」
ミシュコアトル:「……! 妙なワーディングを使うのがいるね」
更級初:「長くは使えない!すぐ抜けて!」
篠宮庵:「了解しました!千恵里さん、攻撃来たら防御お願いします!」
ミシュコアトル:「たぶんバロール。”ナグルファル”、あいつの動きを止めて。邪魔されると厄介……」
ナグルファル:「ウィ、了解!」
ナグルファル:風の渦が生まれ、更級初を狙って解放される。
ナグルファル:数があまりにも多い。更級初は、その対処に忙殺されるだろう。
更級初:「…、バレバレだよね…!でも、これで道は通るまで持たせるから!」剣を抜いて道の保持に集中する。それと風の攻撃を捌くのだけで精一杯だ。
エナ:「枝が風で吹かれて視界を塞ぐこともない。ありがたい話だ」止まった時の中で、静かに呟く。
ミシュコアトル:「剣士は止めた。爆撃開始する」
ミシュコアトル:ジジッ、と、不穏な音が響き、鉄甲冑から手のひらサイズの円筒が落下してくる。
ミシュコアトル:あまりにも無造作――だが、その円筒一つ一つが爆弾であることはすでに知れている。
広木雅斗:「ぶへあっ!」風の余波で倒され
エナ:「わざわざ報告してくれてありがとう」
篠宮庵:(この状況……機動力のある戦力が3つ、どれか1つに頭を抑えられるともう振り切れない)
篠宮庵:全神経を耳へと集中させ、静止した空間の中で落下する円筒が放つ音を聞き分ける。
篠宮庵:(それを踏まえて、爆弾を避けつつ取れる進路は……)
ミシュコアトル:「塗りつぶす」 落下した円筒が火を噴く。
広木雅斗:「・・・!」落下する爆弾を視認し
キロン:「……この一帯を、更地にするつもりかもしれない」
キロン:「あれで逃げ場所がなくなり、飛行逃走を余儀なくされた」
キロン:「なんとか……迎撃しなければ……!」
エナ:「キミ達……子供に指示されるのが嫌いだったとしても、今は言うことを聞いてくれ」二頭の馬に、そう話しかける。
エナ:傾斜の角度計算、爆弾の落下速度などを素早く済ませる。
エナ:手綱を握らず、鞭も打たない。ただ、話しかけるだけで馬を操る。
エナ:するりするりと木々を避けていく。否、さながら木々が避けているかのようで……!
エナ:「庵。音とかで、この先の障害物などを確認出来たりはしないかな?」
エナ:「爆弾を落とすあいつらが、故意に落石事故などを起こす可能性も高い」
篠宮庵:「今正面をもっかいソナー中!………──聞こえた!」弾かれたように頭を上げ、進路を指差す。
篠宮庵:「エナ君、この先20秒後に見えてくる右側の薮!突き抜けて!」
エナ:「アイドルの声が録音されたカーナビ……商品化すればなかなかのものかもしれないな!」指示を一瞬で覚え、冗談めかして笑いながら馬に命じる。
広木雅斗:「今度のは、ぶつけていい爆弾だよな・・・!」のけ反りながら跳ね起き
キロン:「LUCIFER、無茶なことは……」
広木雅斗:「無茶も麦茶も!大好きだぜ!!!」
広木雅斗:今にも落下し爆破しそうな円筒を足の甲で捕え
広木雅斗:「そ」
広木雅斗:「り」
広木雅斗:「ゃ」
広木雅斗:「あ!!!!!!!!!!!!」
キロン:「………!」
広木雅斗:蹴り返す さながらオーバーヘッドキック!
広木雅斗:「これが必殺シュート・ダークウイングノヴァだ!!!弾けな!!!」
ミシュコアトル:「なにを……」
ミシュコアトル:「馬鹿げてる! こいつ……!」 被弾。装甲が部分的に吹き飛ぶ。大きく傾く。
バサン:「離脱した方が良い、”ミシュコアトル”。低空で爆撃しすぎだ」
バサン:「僕が追う」
バサン:翼が羽ばたく。疾走する馬車に追いすがり、
エナ:「そこ!」
エナ:馬車が、大きく揺れる。
エナ:馬達の足に負担がかかるような動きも、オルクス能力者謹製のものならこの通り。
バサン:背後から二対の鉤爪が生える。その一閃が車体を抉る、のは少し遅かった。
篠宮庵:「……!」最後の一瞬、馬車の窓から身を乗り出して風を起こす。後押しを受けた馬車は、一瞬の暇を稼ぎ両断を逃れる。
バサン:「……」 外した時点で、離脱している。高度をあげて深追いはしない。
エナ:「おっと、凄いな。馬車だからこそ出来る芸当か」庵の更なる援護に舌を巻く。
更級初:「---ッ、」もし届いていたなら、対処が追いつかないタイミングだった。奥の手を切るかと一瞬迷ったほど。
更級初:「篠宮さん、ナイス…!このまま離脱するよ!」時を眠りへつかせる、そのワーディングがふつりと消える。
広木雅斗:「どうよ!エナも庵もすげえんだぞ!」”バサン”へ
バサン:「……彼の言う通りだな。連携して追って、一撃も入れられなかった」
バサン:「手強いよ、彼ら」
ナグルファル:「あーあー。”ミシュコアトル”ちゃんが大怪我しちゃった」
ナグルファル:「収穫は――近づきすぎると危険、だな? こっからは”アルマンディン”と”セレスタイト”の出番か」
ミシュコアトル:「……うまく手綱を握って、”バサン”。……申し訳ないけど、一時離脱する」
GM:声が遠ざかっていく。
GM:この結末は、彼らにとっても予想外だったのだろう……。
篠宮庵:「……けほっ、ぶ、無事ですか皆さん!」
エナ:「おや、手土産もなしにお帰りか。これは相当に怒られるぞ」くつくつと、遠ざかる気配に対して独りごちる。
十和田千恵里:「ひょわわわわわわ……」
更級初:「ええ、”プロタヒリティス”……わたしは大丈夫。なにもできなかったけど。エナ君と広木君は?」
エナ:「……僕は大丈夫だけれど、雅斗は? 着いて来られているのかい?」
十和田千恵里:「あの……目が回ったんですけど……」
十和田千恵里:「酔い止め持って来ればよかったような気がするんだけど、そういう問題じゃない気もする……」
更級初:「そこは今後も多分もっとひどくなるから堪えて、としか言えないかな……」
広木雅斗:「オレは無事も無事だ、みんなも・・・大丈夫そうだな!」
エナ:「何も出来なかった、は言い過ぎだろう。あの特殊極まりないワーディングは、充分に場を荒らしてくれたしね」
更級初:「札は見せたから、次は多分無理かな。…ありがとね。……よし、みんな無事だ」
篠宮庵:「更科さんの時間停止のおかげで、音が凄く拾いやすかったので助かっちゃいました」
エナ:「それに、風で物体が揺らぐことなどを計算に入れずに走ることが出来たのも幸いだった。感謝しているよ、初」
更級初:「篠宮さんの役に立ったならよかったかな。まあ、他のオーヴァードに所在がばれちゃうから、今後そう使えないけど」
キロン:「LUCIFERの蹴り技には驚いた」
キロン:「あんな方法で対空攻撃をするとは予想の範囲外だ」
更級初:「無茶するよね……」
広木雅斗:「なんか思い付きでやったらいけた!」
篠宮庵:「あ、やっぱアレ蹴ってたんですか……」後ろでなんかすごい音したと思ったら。よく爆発しなかったものだ。
十和田千恵里:「あの……ああいうのが他に4?人くらいいるって噂、本当?」
十和田千恵里:「私たち、ひどい目に遭わない?」
エナ:「もう遭っている」
十和田千恵里:「もう遭ってる! わかるわ!」
更級初:「エナ君はありがとね。……ええまあ、あそこで引いたのは、次の手があるからでしょうしね…」
エナ:「けれど、努力次第でその〝酷い目の規模〟はいくらでも縮小させられる……それが今回の学びだ」
広木雅斗:「そして・・・最後にはオレたちが、みんなを守り切って勝つ!」
篠宮庵:「……最後の一瞬、翼付きの人と眼が遭いました」ぎゅ、とスカートの裾を握りつつ。
篠宮庵:「あの状況でも平然としていて、凄く落ち着いた目でした。……あんなのが6人かぁ……」
更級初:「そんなのの最後の一撃を、きみが対処したんだ。自信もっていいよ」篠宮さんに。
篠宮庵:「い、いやいや。皆さんで力合わせてこそでしたから。……でも、ありがとうございます」
更級初:「どういたしまして」柔らかい微笑みを浮かべて返す。
キロン:「……”アルマンディン”と”セレスタイト”は……」
キロン:「見たことがない相手だ」
広木雅斗:「無いのかよ!」
更級初:「ステルスと急襲型だったね。奇襲が怖いな…」
キロン:「一度、どこか迎撃しやすい場所で停止して、策を練った方が良い」
エナ:「早急に外周へと向かうよう頼まれている状況下で、一旦停止するとなると……」
エナ:「これはまた、再計算の時間かな。面白くなってきた」皮肉ではない。そのための自分だ。
広木雅斗:「敵の言い振りからして、飛んでくるこたないだろうからな、地面はオレたちの領域(シマ)だぜ!」
広木雅斗:「お前は必ず無事に逃がしてやるからな、”キロン”」
キロン:「……きみは……」
キロン:「いや。……いや……後で話そう」
エナ:「本当に、そのままのキミでいてくれて嬉しいよ……雅斗」
広木雅斗:「そういうのは・・・言えるうちに言っとかないとダメなやつだぞ・・・!?」
GM:キロンは沈黙した。空ではなく、その向こうにある何かを見ているようだった。
GM:夕暮れが近づいている。
───────
GM:ロイス取得、調達判定が可能です。
更級初:ろいす……悩むな~~~ 取りたいよ~
篠宮庵:ロイスは……保留!
広木雅斗:ここは・・・ロイスは保留とさせてくれ!
更級初:一度保留しておきます 調達は何が良いかなあ 応急はそれなりだし ボデマとかやってみようかな
広木雅斗:ボデマ!探してみるぜ!
エナ:ロイスは保留。購入は……セーフハウスとかどうだろう。
更級初:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 7[7,7]+2 → 9 → 失敗

広木雅斗:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

更級初:財産足してもいちたりない いじょうです…
GM:OH...
エナ:ああ、ボディアーマーの援護しましょうか。
エナ:二回連続で行けるかどうかは正直……。
広木雅斗:やっぱ男は革ジャンだぜ!以上!
エナ:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 7[6,7,7]+1 → 8 → 失敗

エナ:駄目ですねぇ。セーフハウスも無理だったやつ。以上です。
篠宮庵:んー、ではわたしもボディーアーマーを。
篠宮庵:3DX10+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 10[7,9,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

GM:つよ!!!
更級初:メチャすごい
GM:スパチャで手に入れたのかな?
篠宮庵:よっし、成功!ではこれを更級さんに。
更級初:わーっありがとうございます!装備する!
広木雅斗:新衣装だ
エナ:3Dお披露目かな?
GM:新衣装おひろめ回
───────

【目次へ戻る】

ミドル4:逃走プロット

GM:シーンプレイヤーは広木くん。誰でも登場できます。色々なことができますが、
GM:主にゲームを有利にする効果を発生させるものばかりで、必須なものはありません。
GM:それを踏まえた上で、判定をともなって登場する人は登場ダイスを、
GM:判定はしなくていいから登場だけしたい人は侵食率を1だけあげて登場してね。
GM:もちろん登場しなくてもいい。というわけで、宣言どうぞ!
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 4)増加 (65 → 69)
エナ:通常の登場をします。
エナ:エナの侵食率を1D10(→ 6)増加 (64 → 70)
広木雅斗:もちろん調査もしたいぜ!
広木雅斗:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+1[1] → 57

篠宮庵:篠宮庵の侵蝕値を1増加(75→76)
GM:OK.BRO.
───────
GM:きみたちは夜に備え、野営可能な地点を見つける。
GM:ここならば迎撃も可能だろう。いまのうちにできることをしておかなければ。

交渉:???
《芸術:任意》または《交渉》で難易度9

迎撃拠点設営:《アルマンディン》と《セレスタイト》を迎撃するための迎撃拠点を整備する
【肉体】または【感覚】で難易度8。

情報収集:《バサン》《ミシュコアトル》《ナグルファル》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度8。

情報収集:《アルマンディン》《セレスタイト》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度8。

情報収集:《イヤーワーム》《メタリック・シープ》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度8。

GM:5項目。
GM:好きな項目にchallengeしてね。
広木雅斗:迎撃は任せとけ!最強の砦を作ります
広木雅斗:迎撃拠点設営 に【肉体】で挑戦!
GM:イェア!
広木雅斗:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 9[2,2,8,9] → 9 → 成功

広木雅斗:ふんっ(丸太を割る)
GM:あっという間に拠点ができたぁ
更級初:交渉???に挑戦したく。 技能はないので交渉。
更級初:コンボ:”右方に座すは”≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪無形の影≫にて。
更級初:6dx7>=9
DoubleCross : (6DX7>=9) → 10[1,6,6,6,7,9]+5[5,5] → 15 → 成功

更級初:あぶない。
更級初:更級初の侵食率を6(→ 6)増加 (69 → 75)
GM:イェア!
エナ:ナイス交渉!
GM:交渉は成功だ。
エナ:ではこの流れに乗る! 情報収集:《アルマンディン》《セレスタイト》に関する情報を収集する……に挑戦しましょう。
エナ:《情報:UGN》を使用し、コネ:UGN幹部でダイスを二個追加します。
エナ:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 10[1,3,6,7,10]+10[10]+10[10]+1[1]+2 → 33 → 成功

エナ:!?
エナ:丸裸だ。
GM:ワ
更級初:メッチャ回っとる
GM:ワァ…!
GM:じゃあ、順番に。まずは情報を開示して、それからロールを。
GM:ロールの順番としては、拠点設営完了→情報収集結果を共有→???との交渉、でいきましょう
GM:情報開示から…

★《アルマンディン》
ソラリス/モルフェウス。苛烈な攻撃能力を持つ、残虐な射手。
弾丸が命中した相手の動きを止め、毒で蝕む能力を持つ。
殺傷力は低いが、その分だけ相手を苛むことを好む。《セレスタイト》の陽動と護衛を兼ねる。

★《セレスタイト》
エンジェルハイロゥ/サラマンダー
光学迷彩を身に纏い、氷の翼で空を飛ぶ暗殺者。
範囲攻撃と高い火力を持ち、高速での戦闘にも対応する。
シンプルながら完成されたオーヴァード。ただし、耐久力は低い。

GM:こうじゃい!
GM:というわけで、拠点設営完了ロールからいきましょう!
───────

ミドル4:逃走プロット

GM:かつてはキャンプ場に使われていた土地なのかもしれない。
GM:きみたちは開けた――しかし、山腹にほど近い場所に辿り着く。
GM:上空からの攻撃を察知しやすく、いざとなれば山腹の洞穴に退避することもできるし、沢伝いに逃れることもできる。
GM:そういう場所だ。
十和田千恵里:「えーっと……一応私、庵ちゃんのマネージャーとしてテントは持ってきてるんだけど」
十和田千恵里:「こんなに大人数が泊まれるテントじゃないんだよねえ」
更級初:「ん、いい場所だね。空からの接近に対処しやすい……ああ、ならわたし外にいますよ」
広木雅斗:「女子はちゃんと中で寝な」
更級初:「寒いのとかそういうの、能力で対策できるんだよ。そう言うのが無い子だと、逆に低体温症とかなっちゃうかもよ」
篠宮庵:「マネージャーがテント常備してくれてる職業ってアイドルなのかなぁ……」
エナ:馬車を折りたたみ、周囲を見渡す。
エナ:「キミ、いつかバスで博多まで連れて行かれるぞ……何かで画像だけ見たけれど」テント常備のアイドルとは……。
十和田千恵里:「ええーーーーっ」
十和田千恵里:「初ちゃん、ぜったい危ないよ! 女子用テントで寝なよ!」
十和田千恵里:勝手にテントを女子用だと位置づけている。
更級初:「いや、警戒の見張り番だって必要じゃないですか……」ちょっと困った顔。
キロン:「見張りならば私も可能だ」
広木雅斗:「オレもやるぜ」
更級初:「そういう寝ずの番とか訓練もしてるし、皆はきちんと休んでもらわないと。…キロン君は、回復大丈夫なの?」
キロン:「復旧率37%。監視機能はほぼ完全に復旧した」
キロン:「人間と違って”眠る”という行為の意味が違う。交代制でも役に立てるはずだ」
広木雅斗:「さすが宇宙サイボーグ・・・!」
更級初:「…むう、実際熱源感知とかもできたり、そう言う感知能力ある広木君も確かに助かるけど」
篠宮庵:「それを言ったら、更級さんだってさっきの戦闘でずっと能力使ってたじゃないですか。皆で交代にしましょ?」
十和田千恵里:「じゃあ、順番に交代で見張りしようか~」
更級初:「無理しないでね、二人とも。ちょっときつめなら言って……、ってあー」
更級初:……少し眉根を下げて。もう決まった感じの流れに困りつつ、今から変えようと言っても聞いてくれなさそうだ。
更級初:「……わかりました。じゃあ、少なくとも探知能力があるキロン君、広木君、篠宮さんの誰かはいるようにしたいかな」
エナ:「そうなると順番が重要になってくる」
エナ:「正直、さっきまでの僕はただただ座って馬に話しかけているだけだった。だから消耗していない分、最初に見張り役になるのが相応しいだろう」
エナ:「うってかわって激しく動き回った雅斗や、レネゲイドコントロールで疲弊しているであろう庵を休ませるのを優先したい」
エナ:「……と言っていたら……雅斗が、何かやりたがっていそうなんだけれど……どうしたんだい?」
エナ:「本当に〝シマ〟にでもすると……?」
広木雅斗:「・・・バレたか」
篠宮庵:「いや、エナ君の運転が無かったら馬車で此処まで来られなかったと思うよ……ん?」広木くんの方を見る。
更級初:「…まあ、隠密性に優れた相手がいる以上、障害物とかを作っておくのは良い対策だけど」
十和田千恵里:「それじゃあ、とりあえず私はご飯作っとくね~」
十和田千恵里:「この万能器具がキャンプギア作れるからさ~。カレー作ろ」
広木雅斗:「やっぱりよ・・・こういう状況だと、欲しくならないか?」
広木雅斗:「”要塞(フォートレス)”がよ・・・!」
更級初:「あ、十和田さんお願いします」ご飯作るのはそんなにうまくない。「……あ、うん。男の子だね……」
更級初:ここは一時期いるだけですぐ放棄するかもだよ、とは言えなかった。
エナ:「まぁ……僕の部屋の入り口も、かなり面倒にしてもらっているからな……」雅斗の言葉を否定しづらい。
エナ:「カレーは……匂いが怖いな……士気は凄まじく高揚するだろうけど」
GM:なお、篠宮庵は十和田千恵里に作れる料理はカレーと豚汁だけだと知っていてもいい
篠宮庵:「あー、千恵里さんカレーが……えーと得意料理なので。それか豚汁」
篠宮庵:作れるのがその2種類だけなら得意と言って差し支えあるまい。
広木雅斗:「敵も強えんだ、テント一つじゃ物足りないしな!」
広木雅斗:辺りの良さげな気を物色している
エナ:「雅斗が平気というなら……まぁ……」
更級初:「…まあ、じゃあ。その間。周り見ておくね?」
篠宮庵:「さっきみたいな逃走しながらだと、とても戦えないでしょうしね。足を据えて戦えるなら……」
更級初:「……そうだねえ。篠宮さんの言う通りだ。移動戦闘、そう言う航空戦闘なら経験値が違い過ぎる」
キロン:「更級初は経験豊かだな」
更級初:「あ、わたし?まあ、この剣を抜いてからはずっとチルドレンだしね」
広木雅斗:「任せたぜ!無敵の要塞・・・名づけるなら、ザイガス・・・!建ててやるぜ!」
更級初:「たのしそう」
エナ:「ああ、じゃあ代わりに……今仕入れた情報を伝えよう。まさにそのステルスが怖い〝セレスタイト〟と、後は〝アルマンディン〟についてだ。その上でその要塞……何だって?」
エナ:「ザイガス?」
キロン:「ZAIGAS……」
更級初:「お、エナ君。余り気にし過ぎると進まないし、いってくれてよいよー」
更級初:短い付き合いだが何というかそう言うノリが強い子なのは分かった。学校とかの男子生徒とかがああいう感じではしゃいでいたのを思い出す。
エナ:「あ、ああ……」
広木雅斗:「感想は完成してから頼むぜ、情報はオレも聞いときてえ」
キロン:「そうだ。アルマンディンとセレスタイトに関する情報は不明だ。何かの手がかりになるかもしれない」
篠宮庵:「……じゃあまぁ、ザイガスは一旦置いておいて。さっき3人組が言ってたペアですねっ」
エナ:「まずザイガ……危ない、素で間違いかけたぞ。今最も注意すべき〝セレスタイト〟についてだ」
エナ:「奴はエンジェルハイロゥとサラマンダーのシンドロームを発症している。その能力で光学迷彩を纏い、氷の翼で空を飛ぶ。イカロスの派生型みたいな存在だな」太陽に近づきすぎれば墜ちてしまうという意味で。
広木雅斗:「〝セレスタイト〟・・・石の名前だよな、青白いの」
更級初:「ん。となると、サラマンダーなら迷彩を結構張りやすいから…厄介だなあ」
エナ:「広範囲に攻撃する術と高い火力を持ち、加えて高速戦闘にも対応出来る……と、本当にやっかいだが……防御に回すリソースが足りないのか、単純に脆いらしい」
エナ:「エンジェルハイロゥの光を操る力も加えれば、蜃気楼すら見せられるかもしれない。恐ろしいね」
更級初:「エンジェルハイロゥ系統は元からそんな防戦に長けないからね。クロスブリードでも、そっちよりなんだろう」
キロン:「なるほど。その脆さも含めて”セレスタイト”か」
広木雅斗:「なんとか耐えて場所を見つけ出せればいいってことか・・・!燃えるぜ」
篠宮庵:「”見えない”だけじゃなくて、温度差での屈曲も使いそうな組み合わせですね。脆いとはいえ、躱されないようにだけ注意ですね」
更級初:「……見えてれば、奥の手で一応一回は落とせる。使うと本当継続戦闘が厳しいから使いたくないけど…」
エナ:「もう一人の〝アルマンディン〟は毒の弾丸を撃ち込んでくる。殺傷力こそ低いけれど、厄介だぞ」
更級初:「毒かあ…対毒装備があればいいんだけど」
広木雅斗:「オレ、毒は苦手だな・・・血の回りが悪くなるんだよ」
エナ:「相手が苦しみに苛まれる姿を見て喜ぶサディストであるにも関わらず〝セレスタイト〟の陽動と護衛を兼ねているそうだ。シンプルに相手をすぐ抹殺出来る性質の方が、その役目にはうってつけだと思うけれども」
キロン:「……本格的な交戦の前に落とせればいい」
キロン:「罠にかけることができれば、十分に可能性はある」
更級初:「キロンくんの言う通りではあるか。……まあ、そこはあれでしょ。陽動と、動きを鈍らせて本命の”セレスタイト”につなげる、じゃない?」
広木雅斗:「ハンターと猟犬って寸法か・・・!」
篠宮庵:「UGNで毒使いってあんまり見ないので、対策の練習し辛いですよね……」
更級初:「こういうのがいると本命に注意、警戒がしきれないんだよなあ。…まあ、ジャームに毒って、効き目がねえ。火力で押しつぶしたりしちゃった方が効率良いから…」
更級初:「生命力のケタが違うから、普通のオーヴァードほどそんな有効じゃないんだよね」
十和田千恵里:「UGNで毒使い、めちゃくちゃ人格できてる人か、やば~いピエロ系の人か、極端なんだよね…」
十和田千恵里:※個人の感想です
広木雅斗:「あ~、いたいたピエロ系」
広木雅斗:「語尾に四則演算の記号を付ける不気味なやつだったよ・・・」
更級初:「えっいるの?!」びっくりしている。自分は見ても基本良い人か仕事にきっちり徹してる人だった。
篠宮庵:「千恵里さーん、前のロケで使った対BC衣装まだあります?」かさ張る衣装類は折り畳みで収納して貰っているのだ。
十和田千恵里:「あっ、どうだったっけな……悪霊宇宙人との戦いで使ったやつ、たしかその辺に……」
更級初:「悪霊宇宙人」おうむ返し。
エナ:「その辺にあるようなものか? あれが……」
GM:では、そんなとき。
GM:がさ、と、傍らの茂みが動いた気がする。
GM:更級初ならばいち早くそれに気づけただろう。
更級初:「--警戒して。……どなたです?」
広木雅斗:「噂をすれば・・・悪霊宇宙人が!?」
篠宮庵:「いや、結局それは巨大ハナシャコが……言ってる場合じゃないですね」茂みの方を注意して見やる。
エナ:無言で魔眼を出現させる。
???:……チチ
GM:鳥がさえずるような声。子供のような人影が、その茂みに除いた気がする。
GM:ぼんやり光る子供の人影。……更級初はそれを確かめるため、茂みをのぞくこともできる。
更級初:「……子供?」ゆっくりと皆の前に出て、確かめようとする。
エナ:「ああ、そうか。この山には……」
???:「チチーーーッ!」
GM:そこにいたのはぼんやりと光り輝く子供たち。
GM:そして、その子供たちが抱える不可思議な四角い……
GM:四角いタブレット! それは!
更級初:(前言ってたすだま、ってや………………)
ジャスティスブレイン:「……ピガーーーッ」
エナ:「は?」
更級初:「…タブレット?」
GM:JUSTICE BRAIN と画面に表示されている。
広木雅斗:「JUSTICEBRAIN・・・!」
更級初:「……………ええと、繋がってるのかしら」
ジャスティスブレイン:「Hlello,人間の皆さん。私の名前はJUSTICE BRAINです」
篠宮庵:「うわっすごい流暢な機械音声……」スマートスピーカーのようなあれだ。
広木雅斗:「正義の・・・知能!」
ジャスティスブレイン:「みなさんの姿を見かけ、接触すべく”彼ら”に協力をお願いし、こうしてやってきました」
更級初:「え、ええ……丁寧にどうも」頭を下げる。
エナ:「レネゲイドビーイングかい?」
ジャスティスブレイン:「YES」
ジャスティスブレイン:「I’m レネゲイド・ビーイング」
広木雅斗:「Oh...I'm fallen Angel.」
ジャスティスブレイン:「諸君、ありがとう。ようやく接触できました」
???:「チチーッ」
篠宮庵:「レネゲイドの自覚があるので……ビーイングの前提は満たしてます、ね?」あまりに唐突で困惑しているのか、場違いな確認。
更級初:「そ、そうなの……ええと、もしUGNへ保護とかのお願いなら、今は難しいかもしれないけど」
ジャスティスブレイン:「No...私は警告しにきました」
エナ:「それはキミ個人からの警告なのかな? それとも、ゼノスからかい?」
ジャスティスブレイン:「この土地には強力なrenegade virusが流れています」
エナ:「そうらしいね。だからこそ来た」
ジャスティスブレイン:「そのため、様々な物質…人々の願い…が自我を発生させてきました」
ジャスティスブレイン:「彼らのように」
???:「チチチ…」
ジャスティスブレイン:「彼らはスダマといいます」
広木雅斗:「精霊とか妖精みたいな・・・?」(なんて流暢な発音なんだ・・・)
ジャスティスブレイン:「こうして私の手助けをしてくれた心優しい人々……」
ジャスティスブレイン:「ゆえに私も守りたい。このbeautiful placeを乱す邪悪な存在から!」
更級初:急に来たのでびっくりしてしまったが、彼の言う事は、その思いはとてもよく分かった。
ジャスティスブレイン:「私はジャスティスブレイン……無機生命体と有機生命体の融和を願う心から生まれたレネゲイド・ビーイング……」
エナ:「要するに……〝ここで立ち止まっていてはスダマに被害が出るから退去してほしい〟ということかな?」ロジカルなので不快感はない。
更級初:「…そうね。確かに、ここにいるのはわたしたちの都合で勝手に入ったのだから…先住民の方からすれば嫌か」
広木雅斗:「いや、逆じゃねえか?」
ジャスティスブレイン:「YES.あの乱暴者たちをrejectしたいとMr,スダマたちは言っています」
ジャスティスブレイン:「しかし、我らには直接戦闘力はない……よって、あなたたちの手助けをさせてほしいのです」
更級初:「………協力してくれるの?」
更級初:驚いた表情は、どこか幼さがある。
広木雅斗:「あ、やっぱりそうじゃん!」
エナ:「そのようだね」
篠宮庵:「すごいUGN向きの人だ……」
エナ:「Reject、すなわち排撃。けれどこの大地に傷をつけないように相手を排除出来る自信はない。そこに関しては、ただただ申し訳ないんだが……」
ジャスティスブレイン:「ピガガー」
ジャスティスブレイン:「私たちのDream……」
ジャスティスブレイン:「レネゲイド・ビーイングとヒューマン・ビーイングの調和……」
ジャスティスブレイン:「そのための第一歩としてVtuberを始めるためのメイクマニーとして、ぜひ業務提携をお願いしたい」
更級初:「……傷をつけないのはわたしができるよ。……えっと」
エナ:「凄いことを言い始めたぞ」
ジャスティスブレイン:「それでも、我々だけで挑むより確率ははるかに上昇します」
更級初:「え、ぶい……?」きょとんとしている。
エナ:「庵、商売敵が産まれようとしている」
広木雅斗:「ヘルブレインといい・・・スーパーAIってのはそういうのが好きだな」
ジャスティスブレイン:「Vtuber. 人間の皆さんにはまだ理解しがたい概念かもしれませんね」
ジャスティスブレイン:「サイバーにオリジンを持つレネゲイド・ビーイングにとっては、貴重な活路です」
更級初:「……あ、あのピンクのスーパーAIさんとかのやつ……」
エナ:「面白いぞ」声を出して笑いそうになっているのを我慢している。
篠宮庵:「いや、流石にレネゲイドビーイングがVtuberは人間文化に染まりすぎでは」
十和田千恵里:「そんなことないよ、庵ちゃん!」
篠宮庵:「思わぬ方向から支援射撃が!?」
十和田千恵里:「オリジン:サイバーのレネビのVtuber率、すっごい高いんだから!!!」
更級初:「そうなの」
エナ:「なんだと……!?」
篠宮庵:「そうなの!?じゃあこの間コラボした飛雄馬姉妹も……!?」
キロン:「……私は友軍の合流には賛成だが……」
キロン:「異存のある者がいたら、意見を聞かせてほしい」
キロン:「私は未熟で、何が妥当な判断かという観点が欠けているかもしれない」
更級初:キロンくんの言葉ではっと気を取り戻して。
広木雅斗:「いや、正しいさ」キロンの肩を叩く
キロン:「そうかな」
広木雅斗:「正義のAIに妖精たち・・・最強の面子が、さらに最強になるってことだろ!?」
エナ:「異存はない。ないけれど、このジャスティスブレインの願いを全て叶えられる自信がないということは、改めて表明させてもらうよ」
篠宮庵:「わたしは賛成。お互い、出来る事を全力で協力しようってことだよね?」
更級初:「そうだね、わたしとしてはひとつ。彼ら…A.S.FOは非常に練度が高い相手だから、対処しきれなかったり、こちらに合流することで隠れていればなかった被害があるかもしれない」
更級初:「それでも、協力しますか?」
ジャスティスブレイン:「誠実な回答です、銀の髪の人」
ジャスティスブレイン:「それでも、何もしないよりは、ずっとよい結果を生むでしょう」
更級初:「………わかった。なら、わたしが反対することは何もないよ」
ジャスティスブレイン:「我々は決して最後ではないから。試みて失敗したという結果は、必ずや何かを残すでしょう」
ジャスティスブレイン:「ありがとう、銀の髪の人」
更級初:「助けてくれたり、良くしてくれたひとたちに報いたいって思う事は、よくわかるから。わたしもそうだし」ふわりと笑って。
キロン:「……では、手を借りるのだな」
キロン:「少しできることが増えた。そう思おう」
エナ:銀の髪の人……どちらだ……? などと考えている。ジャスティスブレインとスダマ一同を既に受け入れている証拠だ。
更級初:「そうだね。……あ、そうだ。名乗ってなかった。わたしは”プロタヒリティス”……更級初。よろしくね」
ジャスティスブレイン:「ジャスティスブレイン。彼らは――」
すだま:「キキ」
ジャスティスブレイン:「SUDAMA。土地の古いアーカイブで、すだま、と呼ばれる存在です」
広木雅斗:「へぇ・・・オレはLUCIFER。早速だが、仕事を頼まれてくれねえか?」
広木雅斗:「無敵の要塞作りを・・・!」
キロン:(………………)
キロン:(無敵の要塞造り………)
キロン:(これが、人類、か……………………)
エナ:「僕はエナだ。よろしく、ジャスティスブレイン。そしてすだま達」
篠宮庵:「わたしはアイドルでUGNエージェント、篠宮庵。UGNっていうのは、今のわたし達みたいな集まりだよ」
篠宮庵:「どうにもできない事をどうにかするために、皆が全力で頑張ってる。だから、きっと大丈夫!」
ジャスティスブレイン:「その回答は……」
ジャスティスブレイン:「YES、ですね」
エナ:「……なるほど。すだま達にも通ずる話だ」
広木雅斗:「一緒に・・・無敵ジャスティス要塞、建ててやるぜ!」
エナ:「それじゃあ……少しの間、土地をお借りするよ」穏やかに目を細めてしゃがみ、なるべくすだま達に視線を合わせるようにして言う。
ジャスティスブレイン:「ありがとうミスター・ENA」
ジャスティスブレイン:「我々の行いに幸運を」
エナ:「Anytime(どういたしまして).」
広木雅斗:(ヘルブレインとはあんな結末になっちまった)(だがこいつと・・・ジャスティスとなら、人間と人工知能の最強のタッグができる・・・はずだ!)
広木雅斗:思いと共に、拳をぎゅ、と握りしめた
───────
GM:会話イベントの前に、NPCカード獲得処理。
GM:『すだま』および『ジャスティスブレイン』との交流に成功したことで、NPCカードを獲得します。

NPCカード:すだま
アクション名:山神の指
蔦や木々の枝を伸ばして妨害し、動きを止める。
シーン1回、ダメージロールの直後に使用。そのダメージを+20する。

GM:メモに張っておきました。よろしくどうぞ!
───────
GM:日が暮れて、頼りとなる明かりはない。
GM:炊事のために使っていた焚火はすでに消している。
GM:空からの標的となるからだ。
GM:UGNとの交信を試みるための通信機は、依然として沈黙している――だが、
GM:更級初とエナが警戒に当たっているとき、それは起きた。
GM:一枚の「鶴」をかたどった折り紙が、きみたちの前に滑り降りてきた。
鈴掛退蔵:『……そこにいたか。ようやく……見つけた』
更級初:「ん」視界の端にそれをとらえた時に、周囲を警戒して。
GM:途切れがちに、鈴掛退蔵の声が聞こえる。エナならば聞いたことがあるだろう。
エナ:「面白い通信機だ。これも、例のオルクス能力者が?」
鈴掛退蔵:『ああ。……だが一人ではないな。他に誰かいるのか?』
更級初:「エナ君と知り合い…というか、先の通信してきてたひとかな?」
エナ:「安心してくれ、退蔵。全員が味方だ」自身以外の人物をざっと紹介する。
エナ:「ちなみに……初の言うとおり、さっき通信をしてきた男と同一人物だ。安心していい」
鈴掛退蔵:『そうか。その体重と身長からすると、そちらは更級初か?』
更級初:「そうですね。ご紹介に与りました、”プロタヒリティス”、更級初です」ぺこり。
更級初:「……あと、わたしはいいですけど十和田さんや篠宮さん、他の女性に対してはやめてあげてくださいね。デリケートなとこなので……」体重の事である。
鈴掛退蔵:『そ、そうか……そう言われてみると、社会一般からしてよい確認方法ではなかった気がする……』
鈴掛退蔵:『諜報畑にいると徐々に常識から乖離していく。そのときに被るべき仮面のバリエーションばかりが増えて困るな』
更級初:「まあ、それしかないならせめて言わないであげて、ということで。……それで、こうして通信を試みたということは?」
鈴掛退蔵:『ああ。保護対象――”キロン”と接触したらしいな。その点について確認しておきたい』
エナ:「ああ。あの広木雅斗が既に保護していて、僕達はそんな彼に合流した形だ」
更級初:「ええ、彼とは今行動を共にしていますけれど」
鈴掛退蔵:『彼のコンディションはどうだ? 負傷は? おそらく生まれて間もないレネゲイド・ビーイングだ』
鈴掛退蔵:『とても不安定な状態にあると考えていた。暴走の兆候などはないか?』
更級初:「んん。負傷という面では、そうですね。まだ戦闘は厳しそうな様子ですけれど…」
エナ:「十全ではないし、さすがに戦いに引きずり出せるような状態ではない。けれど、精神は安定しているように見える」
エナ:「暴走傾向が見られないのは何故か。それは恐らく、雅斗と〝気の置けない友人〟のような関係を結んでいるからだろう」
エナ:「逆に雅斗が戦線離脱を余儀なくされる程に負傷すれば、どうなるか分からない」
鈴掛退蔵:『エナくんの見立てなら確かだろう。だが……』
鈴掛退蔵:『わからないのは、彼の目的だ。FHから脱走してきたということは、何か理由があると見ていいと思う』
エナ:「嫌気が差した、だけではない何かがあると?」
更級初:「”インぺリウム”の方でもつかめてはいないみたいですけれど。衛星のかけらが、人々の願いを受けて生まれた…というオリジンである、らしいですが」
鈴掛退蔵:『どんな扱いを受けていたのかは知らないが、よほどのモチベーションとなる理由があると考えた方が自然だと思った』
エナ:「そういえば、妙に使命感を抱いていたな」
鈴掛退蔵:『悲惨な扱いに耐え兼ねて脱走を試みるぐらいなら、世間はFHからの脱走者で溢れかえっているだろう』
鈴掛退蔵:『そこまで甘い組織ではなく、かつ、それを突破するくらいの動機があった』
鈴掛退蔵:『何か推理はできないか?』
更級初:「…”希望”、というワードに少し反応していたような様子はありましたけれど。オリジンがオリジンだから、そう考えてませんでしたが…」
エナ:「彼の名について触れた際に、気になることを言っていた」
鈴掛退蔵:『オリジンに従った意志があるのかもしれない。……しかし……名前か?』
エナ:「僕は彼の名を聞いて〝キロン。土星と天王星の間を周回する枯渇彗星核……彗星だったモノか〟と独りごちた」
エナ:「すると彼は〝そうだ。存在の特性から、そのように名付けられた〟……〝宇宙をゆく者として生まれた。とある願いに基づいて。ただ……”あの連中”に捕獲されたのが失敗だった〟……と」
エナ:「彼は、何かを望まれている。そしてそれを邪魔するものに対しては勇気ある行動を取ろうとする」
エナ:「しかし、願いに関してはまだ言及されていない。こちらから訊ねるべきか、それとも待つべきか。どうかな」
更級初:「あとは、”人間を危険にさらすのはわたしの存在意義に反する”、だったかな」
鈴掛退蔵:『ああ……うん。理解しやすい。では、彼にはそのあたりの願いに応じる意思があるのかもしれないな。ううん……』
鈴掛退蔵:『彼との接し方については、きみたちに一任したい。私では判断するための情報が足りない。だが、いずれにしても……』
鈴掛退蔵:『UGNで保護するべきだ、と私は考えている。決してFHの手に渡らないように。くれぐれもその点は宜しく頼む……私がとてつもない量の始末書を書く羽目にならないように、だ』
更級初:「…そうですね、しっかり彼も守って見せますから」
エナ:「全面的に同意だ。ところで……」
エナ:「ゼノスが動いている気配はないかい? いや、キロンがレネゲイドビーイングだから気になっているだけなんだが……」
鈴掛退蔵:『ゼノスか。やつらの動きを察知できるものならしたいものだ。おそらく関与してこないとは思う』
エナ:「そうか、ありがとう」
更級初:「”インぺリウム”のASFOだけでも手一杯だから、ありがたいかな」
鈴掛退蔵:『……いいか、安全に彼を連れてきてくれ。その山の外側に、UGNの捜索部隊を展開させている』
鈴掛退蔵:『夜が明けたら山を下ってくれ。県境ラインを越えたら、そちらと合流しにいくことができる』
鈴掛退蔵:『山頂へ続く登山道はあるが、それは無視して刑部峠の下山道を辿ってくれ。以上だ』
エナ:「ああ。とはいえ、ここに辿り着くまでに襲撃を受けている身だ」
鈴掛退蔵:『襲撃に関しては……なんとか凌いで逃げ切ってくれ、としか言えないな……。無力で済まない』
更級初:「了解です。ルートは基本それで…、そうだね。襲撃とかでズレは出来るかもしれない。上手く互いの位置とかを把握して動ければいいんだけど」
エナ:「望まぬ交戦などが発生して、そちらを待たせてしまうかもしれないし……展開している部隊に矛先が向く可能性がある」
エナ:「無力さを責めているわけじゃない。気をつけてほしいというだけだよ」
更級初:「そうですね。こちらで分かった情報だけでも、非常に機動力に富んだ部隊だから」
鈴掛退蔵:『そうだな。こちらも気を付けよう。……そちらには”プロタヒリティス”が合流したんだろう』
エナ:「ああ。助かっている」
鈴掛退蔵:『きみの戦力は《インペリウム・セル》A.S.FOのリーダーの遺産を凌駕すると信じている』
エナ:「……だそうだ。誉れだね」ふっと静かに微笑する。
鈴掛退蔵:『その方面の対処は遺産遣いに一任する。期待……している……』 折り紙が徐々に崩れていく。
更級初:「……ふふっ。ありがとうございます、鈴掛さん。実際、火力と射程だけなら上だし……」
更級初:「あ」許可を取ろうと思ったが。「……ええ、任されました。そちらも、御武運を」
エナ:「また会おう」生還を誓う。
鈴掛退蔵:『……では、失礼』 ぐしゃ、とそのまま崩れて、砂のように散った。
エナ:「遺産か……キロンの精神状態も心配されていたが、キミも大丈夫かい? 大変なんだろう? 継承者というのは」
更級初:「ああ、わたしの種別…”聖剣の王者”は、その中でも軽い方だよ。感情喪失とか、盗癖とか、ジャームとみると殺したくなったりとか。そう言うのはないから」苦笑して。
更級初:「”聖剣の主として相応しく在る事”。これだけだからね」
エナ:「〝これだけだからね〟と簡単に言えてしまうなら、大丈夫そうだ」くすくすと笑う。
更級初:「まあ、普通にしてる分には模範的UGN構成員として振舞うくらいでいい。……ん、そうだな」
更級初:少しためらうように視線を空にやって。
更級初:「”聖剣”には…ある種の奥の手、というか。リミッター解除みたいなモードがある。わたしの”天の車輪”もそうだ」
エナ:「ほう?」好奇心が刺激された。
更級初:「基本一発切りの切り札でね。普通にやっても結構出力が出るんだけど…」
更級初:「もしかしたら、ギリギリまで出さないといけないかもしれない。…そうなったら、わたしは戦闘継続がもうほぼできなくなると思う。結構負担があるからね」
更級初:「その代わり、3人までなら…そうだな。一回は殺せると思う」
エナ:「……無茶はしないでほしいけれど」
エナ:「それでも、その一撃を放ってでも何かを勝ち取ることが〝主として相応しく在る事〟なのであれば……止めるべきではないのかな?」
更級初:「あはは。まあ、そうなるのかな?」
更級初:「ま、言いたいこととしては。もしわたしがそれを使って、それでも相手が健在なら、無理せず撤退してねってこと。まず隙は出来るはずだからさ」
エナ:「ああ、分かった。キミを担ぐのは、雅斗に頼めばいいかな」
更級初:「見捨てる必要があるならそうしてね」
エナ:「言うと思ったよ……雅斗と庵に叱られるよ?」
エナ:「いや、僕も叱る」
更級初:「他の子たちだと、そう言う判断できなさそうじゃない?……ふふ、もし必要になったら、だよ」
エナ:「じゃあ、必要にならないように気張るだけだ。雅斗と庵も、絶対にそうしてくれる」
エナ:「大丈夫……大丈夫だ、初。大丈夫」
更級初:「…ふふ。じゃあ、上手くいくようがんばろっか」
更級初:「ありがとね」にこりと笑って。
更級初:「わたしだって、好きで死んだりするつもりはないしね。…この子のきちんとした継承者、見つけてあげないとだし」最後に、小さくつぶやいて。
GM:……夜は、虫と蛙の喧噪とともに更けていく。
───────
GM:ロイスの取得、調達判定が可能です。ご自由にどうぞ!
GM:次のシーンは調達判定発生しないんで気をつけてくんな!
更級初:ここはエナ君に取ろう。
篠宮庵:調達もロイスもなし!交流登場だったからね
更級初:エナ 〇信用/懐旧 で。
更級初:購入は~、対BCスーツ買っておきたいですねー 難易度9
エナ:ロイス取得
更級 初 〇強者/心配

広木雅斗:ロイスは保留で、購入判定いくぜ BCスーツ!
広木雅斗:1dx+1>=9
DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 7[7]+1 → 8 → 失敗

更級初:2dx+2>=9
DoubleCross : (2DX10+2>=9) → 8[7,8]+2 → 10 → 成功

エナ:財産でいける!
GM:強い!
広木雅斗:これはもう・・・いくしかねえ!財産1消費、買います!
更級初:成功だ。篠宮さんがヤバいから篠宮さんウェポンケースありなら持ってもらうのがいいかな。
更級初:うーん 聖剣を装備しておいて、聖剣入れ用のポンケに入れて渡すのがありなら渡そうかなあ
エナ:既にボデマを装備している身。これは何を買うべきですかね。
エナ:どなたかのサポートか。
更級初:邪毒防げるからBCスーツはありだと思うよ
エナ:確かに。その時だけ装備しておくのもありなんですよね。
更級初:行動値とかきついなら別のでもいいと思う!
エナ:行動値12なんで余裕! BCスーツチャレンジ行きますか。
エナ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[5,7,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

エナ:二着分の出目じゃん!
GM:つよっ
更級初:ブルゲとかも見える出目 まあ買えないよりだいぶよい
エナ:成功しましたね……では以上ということで。
GM:OK!
GM:ではネクストシーン
───────

【目次へ戻る】

ミドル5:The Murderers

GM:シーンプレイヤーは広木くん。登場は自由。やはりロールだけの登場なら侵食率1点。
GM:うまくいくと戦闘が有利になる判定があるので、最低2人くらいは出ておくのがおすすめです。
エナ:出ましょう。侵蝕率は現状第三位。
GM:出る方はダイスどうぞ~
エナ:エナの侵食率を1D10(→ 10)増加 (70 → 80)
GM:ヴェ
エナ:だ、大丈夫……ダイスボーナスに時の棺チャレンジが出来る……!
広木雅斗:57+1d10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+9[9] → 66

広木雅斗:要塞を作り上げ、高揚している
篠宮庵:登場します
篠宮庵:1D10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 10[10]+76 → 86

更級初:こちらも…出る!
エナ:ウワーッ!!
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 4)増加 (75 → 79)
更級初:嘘でしょ
GM:アァーーーッ
GM:大丈夫……なようにできる、はず
───────
GM:じゃあ、ここは判定の前に会話イベントから始めます。
GM:広木雅斗くんとキロンくんの会話から。その途中で襲撃があり、迎撃判定をしていくことになるぞ。
広木雅斗:上等だ~~~!
GM:では、
───────

ミドル5:The Murderers

GM:夜は深まり、空気が冷え込み、夜明けが徐々に近づいてくるのを感じる。
GM:土や草を覆う夜露が凍りつく、きりきりという音が聞こえるようだ。
GM:その静けさの中、夜警にあたっていた広木の前で、”キロン”は低く声をあげた。
キロン:「……聞きたいことがある。LUCIFER」
広木雅斗:「・・・どした?」
広木雅斗:寒空の下、白い息を吐く
キロン:「動機のことだ」
キロン:「なぜ私をここまで支援してくれるのか? そのことについて考えていたが、答えが出ない」
キロン:「どういう意図だ?」
広木雅斗:「うーん・・・まあ、オレが爆発させちまったし・・・」
キロン:「それも、黙っていればよかったことだ」
広木雅斗:「自慢じゃないけど隠し事は下手だってよく言われる」「いずれはバレただろうし」
広木雅斗:「でも・・・そうだな、キロンは”ヒーロー”って分かるか?」
キロン:「概念は知っている」
キロン:「特別に高い能力を持つ個体のことだ」
広木雅斗:「お、分かって・・・いや違う!」
広木雅斗:「強いだけだとヒーローじゃねえんだぞ?」
キロン:「他に何がいる?」
広木雅斗:「・・・・・・いや、それはオレも言い切れねえけど・・・こう・・・かっこよさ」
キロン:「まったくわからない」
キロン:「きみの主観的な存在ではないのか? それが私を助けることと、どう関係がある?」
広木雅斗:「いや、優しさ?笑顔か?」頭の中に、いろんなヒーローの顔が浮かぶ
広木雅斗:「オレはヒーローにすげえ憧れててさ」
広木雅斗:「漫画とか、テレビの中の存在だったんだけどよ」
広木雅斗:「オーヴァードになってから・・・ヒーローは、実は現実にもいたんだよ」
キロン:「……それも、主観的な問題だが。それがきみの動機になったのか?」
広木雅斗:「すげー強くて、優しくて、困っている人を・・・守る」
広木雅斗:「そうだ、うん、言葉にしていったら分かってきたぞ」
キロン:「いままで分かっていなかったのか。すごいな…」
広木雅斗:「オレはヒーローに憧れてて、そんでヒーローは困ってる人を守る人のことだ」
広木雅斗:「お前は放っておいたら、あのFHセルに捕まって、利用されちまう・・・きっと、無事じゃすまねえ」
キロン:「おそらくは、そうだろうな」
広木雅斗:「だから、守る」「それ以上は、考えねえ」
広木雅斗:「それがヒーローだ・・・そして、堕天使だ!」
キロン:「堕天使……………」
キロン:「…………」
キロン:「後半は不明だが、前半部分は……主観的な問題ではあるが、理解した」
広木雅斗:「堕天使ってのは、負けない心、立ち向かっていく心だぜ」
キロン:「心。それは難しいが、理解する努力はしよう。ただ……」
キロン:「……きみが動機を明かしたのなら、私も明かしておこうと思う。……聞いてもらうことはできるだろうか」
広木雅斗:「あったりめえだろ!宇宙サイボーグの話なんてなかなか聞けねえもんな!」
広木雅斗:「お前の『希望』・・・についてな」
キロン:「……私はUGNに保護されるつもりはない。ましてやFHにも。他の誰にも、だ」
キロン:「宇宙を目指している」
広木雅斗:「・・・宇宙から来たんじゃなかったか?」
キロン:「半分しか正解ではない。……私は、地球の生命が孤独でないことを証明しに行く。そのために生まれた」
広木雅斗:「・・・!?」
キロン:「この宇宙で、地球の生命だけが意識を持ち、虚空に彷徨っているわけではないと私は信じている」
キロン:「この山の、頂に向かいたい」
キロン:「飛べるはずだと思う。いま少し回復することができれば、の話だが」
キロン:「……きみはどう思う、LUCIFER。きみの所属する組織の意向にそぐわないかもしれない。私をここで倒すか?」
広木雅斗:「ま、待て、それじゃ・・・お前はすぐにでも行っちまうのか、宇宙に」
キロン:「そうだ。長い旅になる」
キロン:「だが、必ず帰還するだろう。1000年以内には帰還することを約束する」
広木雅斗:「1000・・・!?」
キロン:「そのときには、友人を連れてくることができるよう、努力する」
広木雅斗:「そんな・・・」
キロン:「きみには理解できないかもしれないが……。いや。きみの言葉を借りるなら……」
キロン:「そういうことを成し遂げるのが、私の考えるヒーローだ」
広木雅斗:「それで・・・いいのかよ」「寂しくは・・・無いのかよ」
キロン:「友達がいれば、そう寂しくはない」
キロン:「手紙も書く」
キロン:「……きみが、ここで私を破壊しなければ、きっとそうする」
広木雅斗:「オレは堕天使だけど、人間だ」「人間は、1000年もお前を待ってやれない・・・」
広木雅斗:「100年と保たないんだ」
キロン:「……残念だ。では、誰かに伝えておいてくれ」
キロン:「私は必ず帰還するだろう。より豊かな世界を地球にもたらすことが、私のやりたいことだ」
広木雅斗:「・・・・・・・・・」
キロン:「……止めるか?」
広木雅斗:「それがお前の・・・ヒーローとして、やりたいことなんだな」
広木雅斗:「使命だからとかじゃなく」
キロン:「そうだ。私はそれを証明したい」
広木雅斗:「心からの・・・やりたいことなんだな」
キロン:「私は人が空を見て、星に祈る願いから生まれ、同じ願いを持っている」
キロン:「そこに誰かがいることを証明したい。……私はここで旅立ちたい」
広木雅斗:「・・・・・・・・・」また、白く長い息を吐いて
広木雅斗:「応、なら・・・笑顔で、見送ってやるのが、オレの役目だな」
キロン:「すまない。きみの所属の組織と相反する願いになる」
キロン:「皆が起きたら、説明させてほしい」
キロン:「……説明を、助けてくれるか? 少し、自信がない」
広木雅斗:「オレからも話すさ」「お前は、宇宙に行くヒーローで」
広木雅斗:「オレ・・・たちは、地球を守るヒーローだ、ってな!」
キロン:「ああ。ああ……それを聞いたら、いくらか……」
GM:その瞬間、空が瞬いた。
GM:彼方の山際から差し込む、夜明けの曙光――とは違う。
GM:赤く輝く、鋼の翼をもつ人影だった。
広木雅斗:「隕石でも・・・鳥でもねえ!」
キロン:「……来た。……やつらだ!」
───────

反撃。
アルマンディン・セレスタイトが迫ってくる。
上空からの襲撃によって全PCとキロンはシーン終了時に4d10のダメージを受けます。
キロンは現在「50」点のHPを持っており、0になるとクライマックスで不利な制約を受けます。
以下の4つの行動から選択できます。

回避誘導
 成功したPCはダメージを受けない。また、成功した人数×10だけキロンが受けるダメージが減少する。
 《回避》または《交渉》で難易度9。

撃破
 攻撃を行う。合計50点のダメージでアルマンディンorセレスタイト任意の一方を撃破。
 合計100点で二騎とも撃破可能。

情報収集:《バサン》《ミシュコアトル》《ナグルファル》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度8。

情報収集:《イヤーワーム》《メタリック・シープ》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度8。

GM:情報収集はオマケで、成功してもあんまりメリットはないです。敵データが明かされて、戦術検討に役立つかな~っていうぐらい。
GM:以上。
GM:もちろんNPCカードを使うこともできる。
更級初:質問です!この場合、セットアップやマイナーは存在するものとして扱いますか?(セットアップマイナーのエフェクト、アイテムは使用可能ですか?)
GM:セットアップ、マイナーともに使用可能とします!
更級初:ありがとうございます!
更級初:あ、あとそうだ 敵のエンゲージまでの射程はどうなりますか?
GM:射程は任意の距離を取ってもらって大丈夫です。
GM:迎撃側がいくらでも距離調節できます、ということで。
更級初:了解です。自分からはこの二つで終わりです!
エナ:回避誘導で〝成功したPCはダメージを受けない〟とありますが、敵も通常の戦闘形式でエフェクトを使用し、こちらにHPダメージを与えてくるということでしょうか?
エナ:逆にこちらを選択せず、迎撃に徹した場合には必ず攻撃を受けるということでしょうか?
GM:そうです、クリンナップには撃破に関わらずダメージを受けます。
GM:通常の戦闘形式でエフェクトは使用しません
GM:なにがどうあっても回避誘導をしなかったPCは4d10のダメージを受けます
エナ:なるほど。あくまでも〝全PCとキロンはシーン終了時に4d10のダメージを受けます〟の範疇での話なのですね。ありがとうございます!
GM:シーンの最後に「地獄の季節」が使われるようなものと認識してください
GM:複数体いないです。単純にシーン終了時にPC全員が4d10ダメージを受けるのみです。
更級初:ありがとうございます!
広木雅斗:行動は、行動値の順で行いますか?
GM:便宜上、行動値順でお願いします
広木雅斗:応だぜ
GM:エナくんからアクションどうぞ~
エナ:では、こちらから。判定は〝撃破〟を選択します。
GM:OK.
エナ:まずはマイナーで≪斥力の矢≫Lv5を使用します。
以下のデータの武器を作成。
種別:射撃 技能:<射撃>
命中:-1 攻撃力:[Lv×2]
ガード値:無し 射程:視界

エナ:エナの侵食率を2(→ 2)増加 (80 → 82)
エナ:メジャーアクション。コンボ『ブラック・レター』コンセ:ノイマンLv3+コントロールソート:射撃+コンバットシステム:射撃Lv3+虚構のナイフLv3
エナ:参ります。
GM:どうぞ!
エナ:12dx7+6
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,5,8,9,10]+10[3,7,9]+10[4,10]+10[10]+3[3]+6 → 49

GM:高くない…?
GM:絶対当たるのでダメージを出してね!
エナ:了解です!
エナ:5D10+19
DoubleCross : (5D10+19) → 15[1,4,1,4,5]+19 → 34

GM:NPCカード使いますか?
エナ:はい、使用します!
GM:OK!では、ダメージ54点。一方を撃破可能ですが、
GM:判定全員終了するまで選択はとっておきましょう。
エナ:了解です。では侵蝕率を上昇させます。
GM:両方ぶっ潰しちまうかもしれませんからねェ~~~~ッ
エナ:ヒャッハ~~~~~~~!!
エナ:エナの侵食率を10(→ 10)増加 (82 → 92)
GM:GOOD
GM:では次は広木君の手番。どうぞ!
広木雅斗:オレの時代(ターン)
広木雅斗:マイナー、行かせてもらう!
広木雅斗:コンボ:誰も彼もが飛べる気になって 《赫き剣》
広木雅斗:HP10消費、攻撃力+18の白兵武器装備、侵蝕+3
GM:OK.
広木雅斗:メジャーアクション、撃破判定だ!
篠宮庵:コンボ《CHEER FOR YOU!》発動!判定直前に《援護の風Lv7》、及び直前に《ウィンドブレスLv5》を使用して判定ダイスを+7/達成値を+15するよ!
GM:Давай!
GM:ダヴァイ(来い)
広木雅斗:コンボ:吐き気がするまで愛してくれ 《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》
篠宮庵:篠宮庵の侵蝕値を+4(86→90)
広木雅斗:超すごいパワーが湧いて来る!判定!
広木雅斗:15dx7+4+15
DoubleCross : (15DX7+19) → 10[1,2,2,3,3,5,5,5,6,6,7,7,8,9,9]+10[1,3,6,7,9]+10[4,7]+10[7]+2[2]+19 → 61

GM:ゲローッ
GM:ダメージください……
広木雅斗:61が何を意味するか分かるか?
広木雅斗:観念しろい(61)ってことだよ!ダメージ!
GM:そうかなあ~~~~~
広木雅斗:7d10+18+2d10
DoubleCross : (7D10+18+2D10) → 25[4,3,5,3,3,5,2]+18+11[3,8] → 54

GM:死
GM:ダメージダイスは異常に低かったが…
GM:物量に耐えきれず、死
広木雅斗:54×2で・・・煩悩だぜ~~~!
GM:二機とも撃墜!おめーらの出番……なかった!
広木雅斗:対抗種デメリットでHP3失う!
GM:というわけで、撃破判定は完全終了。
GM:もう撃破判定をする意味はありません。更級さんもなんらかの判定をどうぞ。
更級初:回避誘導判定を、回避技能で。
更級初:”右方に座すは”≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪無形の影≫で判定。
GM:LUCIFERくんは侵食率も上げてね。
更級初:6dx7+1>=9
DoubleCross : (6DX7+1>=9) → 10[2,2,5,7,7,8]+10[4,7,8]+10[5,7]+4[4]+1 → 35 → 成功

更級初:メッチャ回ったな……
広木雅斗:HP16、侵蝕は74だぜ!
更級初:更級初の侵食率を6(→ 6)増加 (79 → 85)
GM:ゲェーッ
GM:完全回避。更級ちゃんはダメージを受けません。シーン終了時のダメージも10点減ります。
GM:シーン終了時のキロンくんへのダメージも、の間違い。
GM:なので、ラストは篠宮さんの判定。自由にどうぞ~。
篠宮庵:はーい!ブレス切っちゃったんで、回避誘導を素の《交渉》判定で行います。
篠宮庵:4DX
DoubleCross : (4DX10) → 7[2,5,5,7] → 7

篠宮庵:うーん、2たりないのはどうしようもない!失敗です。
GM:Oh,not good.
GM:ロイス切るはずもないし、ここはここまでですね。
GM:判定は以上!
GM:実際の処理とロールは、次の機会に行いましょう。
GM:本日はここまで!
エナ:はーい! ありがとうございました!
広木雅斗:次回を・・・待て!
───────
GM:明け方の空を、赤い翼が羽ばたいた。
GM:モルフェウス能力によって形作られる、赤錆を結晶化させたような翼だった。
アルマンディン:「見つけた。ここだったか」
アルマンディン:「レネゲイド迷彩か知らんが、だいぶ苦労したぞ……セレスタイト、準備はいいか?」
セレスタイト:「……いつでもいい……」
セレスタイト:「……周りに、妙な生き物の群れもいるが……」
アルマンディン:「あ? ……まあ、構わんだろ」
アルマンディン:「ぜんぶ吹っ飛ばす! キロンさえ死ななきゃいいさ!」
アルマンディン:「行け!」
GM:アルマンディンが低空飛行に入り、何かを投射する――
GM:それは赤い錆でできた、くさびのような形状の投擲武器。
GM:それが着弾すると、炸裂して広範囲に錆の刃をばらまく。そして毒によって浸食する。
GM:その爆撃が開始される。
───────
キロン:「……来た!」
更級初:「…まあ当然、纏めてだよね…!」空が鎮まる。風が休み、光もまどろむ。……これで止まるわけではないが。「全員、対空警戒--!」
キロン:「退避……しなければ……!」
キロン:「いや、落とせるか……!?」
広木雅斗:「下がっときな!オレ達は向かえ撃つぞ!」
広木雅斗:「大丈夫、”秘密兵器”が・・・有るんだぜ!」
十和田千恵里:「ひ……ひみつへいき!?」
十和田千恵里:「不安になる響き!」
更級初:「、…やれるんだね?!じゃあこっちである程度守るから、きっちりやってよ!」
広木雅斗:「応だぜ!」「行くぞエナ!」
篠宮庵:「っ……多い!すみません、各自対応で!」あまりに数が多い。全部は弾けないと判断し、キロンたちの方向へ飛翔する幾ばくかを風で逸らす。
アルマンディン:「……おー、厄介なバロールがいるな?」
アルマンディン:「セレスタイト! 狙え!」
セレスタイト:「う……」
セレスタイト:「ウウウウウウウゥゥゥゥッ!」
GM:ちか、と、虚空が瞬いた。高額兵器。レーザー光の熱が地面を焼き、炎をあげ、それに巻き込まれるすだまたちもいる。
エナ:「雅斗、あまり気張らなくても大丈夫そうだ」
更級初:(隠密--対応、防ぐんじゃなくて)剣が光を発する。(ゾーンオブコントロール…!)
セレスタイト:「魔眼使い! 焼いてやるッ!」 明確な意図をもって、レーザー光は更級初を追尾してくる。
更級初:「あは、歓迎するよ…!」あえて離れた。
更級初:皆への攻撃を逸らすのと。
更級初:攻撃に巻き込まないためだ。
エナ:「五月蠅いな」別の〝魔眼使い〟が前に出る。
アルマンディン:「あぁ? 新手か。どいてろよ」
エナ:「自分の強みを潰すその叫び、みっともないよ」
GM:アルマンディンはより低空飛行に移行する。
GM:爆撃の精度があがり、それは確実にきみたちへ近づいていく。
十和田千恵里:「ひー! 死ぬ! 死にそう! こういうの防げるほど凄いモルフェウスじゃないんですけど!」
エナ:「雅斗。どっちを狙う? キミが選ぶといい」
エナ:静かに歩を進め、すぐに立ち止まる。そこは〝絶対に攻撃が届かぬ場所〟。
エナ:すだま達と心優しきAIのおかげで容易く計算出来た、完全な安全地帯だ。
広木雅斗:「レーザーの方は任せる!オレはクナイマンの方を!」
エナ:「心得た」
エナ:そう答えた瞬間、黒星が現れる。
アルマンディン:「……回避だ、セレスタイト!」
アルマンディン:「迎撃してくるつもりだぞ、高度をあげろ!」
更級初:その一瞬、かれらとの間。射線を遮りかねない錆と舞った土砂が、白い光に飲み込まれ、消える。
セレスタイト:「う」
GM:高度をあげようとしたセレスタイトの腕に、緑の蔦が絡みついた。
GM:すだまたちが張り巡らせた蔦が、その飛翔を妨げている。
エナ:黒星、即ち魔眼は幾何学的な動きでレーザーを回避しながら……突如として鋭利な槍の如き凶悪な形へと変化し、セレスタイトへと迫る!
エナ:「何から何まで感謝だね、すだま達には」
エナ:ふっと、笑みを浮かべる。そしてそれが消えた瞬間、
セレスタイト:「じゃま、だぞ……こいつも魔眼使い……!」
エナ:「黙れ」魔眼が、セレスタイトの背中へと回り込み……その胸を穿った!
セレスタイト:レーザー光を周囲に乱れ撃つ。熱線が針鼠のように放たれるが、それでは止められない相手だった。
セレスタイト:「ぎ……!」 交錯そのものは一瞬で終わった。
GM:迷彩が解け、セレスタイトは光の翼を失って落下せざるを得ない。
エナ:「ステルス性能が高いからと常に気を配っていたというのに、何たるザマだ!」
エナ:「今までの時間を返してくれ、獣」
エナ:「まったく……」溜息が止まらない。
アルマンディン:「ンだよ、強いのがいるじゃんか」
アルマンディン:「セレスタイト! ちょっと耐えろ、いままとめて吹き飛ばしてやるからな」
アルマンディン:「……悪いが、お前ごと。わかってただろ?」 さらに低空飛行に入る。
アルマンディン:「こういうときは、お前が囮ってな!」 赤いくさび状の爆撃がその密度を増して、エナに迫った。
広木雅斗:「────そうは、させねえ」
広木雅斗:砦の頂上で、脚の取れた椅子に座りこむ
キロン:「……何をするつもりだ……?」
キロン:「ちょっと理解しがたい攻撃準備動作に見える」
エナ:「同感だが、まぁ、どうにかしてくれるさ」
広木雅斗:その座席には2本の柱に結ばれたゴムが繋がっていて
広木雅斗:さながら、人間パチンコだ
篠宮庵:「ひ、広木くん……本当にやるの?」手傷を負いつつ、迎撃組の援護に回れるよう移動していた。
広木雅斗:「あいつらは飛べる、近づくも離れるも、あいつら次第・・・でもそれが気に入らねえ!」
広木雅斗:「オレも・・・翔ぶ!」
十和田千恵里:「ええええええ~~~~~?」
十和田千恵里:「無理では!?」
篠宮庵:「相変わらず、無茶するなぁ……!」
エナ:「…………」庵達と共に彼の着地を助ける必要があるかもしれない。魔眼の形状と位置を戻し、傍らに浮かばせておく。
キロン:「飛べるのか。……すごいな」
広木雅斗:すだま達が持ってきてくれた、不法投棄されたゴム帯や椅子を有効活用した、決戦兵器!
更級初:散った錆などの迎撃。宙にある障害物が弾かれる。
篠宮庵:「流石に人間パチンコはロケでもやった事ないですねー!あははは!」
十和田千恵里:「アイドルVS.UFO以来の衝撃的な作戦なんですけど」
篠宮庵:「届けるまでは手伝うから、わたしの分までやり返してきてね!」
広木雅斗:「ああ、後押し頼む!」
広木雅斗:「”ジャスティス”、軌道の計算はOKだよな!?」
広木雅斗:ギリギリとゴムが張り詰める
ジャスティスブレイン:「ピガー」
ジャスティスブレイン:「私の計算では 成功率 99.9999%」
ジャスティスブレイン:「絶対確実 です」
広木雅斗:「そこにオレ達の気合を乗せて・・・999.9999%だ!」
広木雅斗:たんっ、と踏切り
篠宮庵:「大気固定バレル、形成!」声と共に、進路上に風の影響を阻害するよう不可視の砲身が形成される。
篠宮庵:「風向き、風速、全部無視ッ!──行っちゃえ、広木くん!」
エナ:「気圧や風速を考えないものとする、という文章問題にすげ替えられるのが幸いだな……」庵のバックアップに感心している。
広木雅斗:「おおおおっ!!!!」アルマンディンに向け、漆黒の弾丸が・・・否、堕天使が放たれる!
アルマンディン:「ああ!?」
アルマンディン:「何だお前、マジかよ。何考えてんだ……!」
アルマンディン:今度は、こちらが迎えうつ番だった。赤錆で鎖を形成し、それで身を守ろうとする。
キロン:「本当にすごいな。あんな方法があるのか。飛べるんだな」
エナ:「お勧めはしないよ」
広木雅斗:「分かんねえ、だろ、うな───好きに飛べる奴らには───」
広木雅斗:血を纏った翼は展開、自らの身を包み、漆黒から深紅へ
広木雅斗:対抗種、レネゲイド殺しの弾丸は、エフェクトにより生み出された錆を、容易く貫く!
広木雅斗:「いっぺん堕とされて・・・考えやがれ!!!」
アルマンディン:「……信じらんねえ」
アルマンディン:「馬鹿か、こいつ……! こんなやつに……!」
GM:損傷が大きすぎた。
GM:翼を維持できない。レネゲイドコントロールを失い、地上に落下していく。そして沈黙。
ジャスティスブレイン:「敵戦力 脅威値の消滅を確認」
ジャスティスブレイン:「24時間以内に彼らが再び行動する確率は0.000001%です」
広木雅斗:「十分すぎる猶予だ・・・ぜ」
広木雅斗:勢いを失い、不自由な自由落下
更級初:「……よし。ワーディング切るよ。土砂とか治るから、そこらへん気を付けて」まどろみが終わる。…長くは使わなかったが、場所は割れただろう。
エナ:「ジャスティスブレイン。雅斗が安全に着陸出来る確率は? 僕が今計算したところ、このまま放置していると97%ほどの確率でリザレクトが必要になると思うけれど」
ジャスティスブレイン:「安全な着陸が可能な確率 50%」
十和田千恵里:「なんもわからんって言ってるのと同じじゃん」
広木雅斗:森の木々のクッションに、頭から突き刺さる
篠宮庵:「ふ、ふへぇ……なんとかなったぁ……」木々の間に突っ込む広木を見届けてから、パチンコの横でへたり込む。
十和田千恵里:「っていうかさ……はやく移動した方がよくない!?」
十和田千恵里:「あの、山を下りるんだよね!?」
更級初:「あっ」巻き戻ったお陰かギリギリ何とかなった。「そ、そうですね。山間を抜けて、UGN部隊と合流を…」
エナ:「ああ。出来る限り迅速にだ。すぐに馬車を展開しよう」
篠宮庵:「そうですね……。二人が戻ってこないとなったら、すぐにも追手が此処に来るでしょうし」
キロン:「……それについてだが」
キロン:「相談がある」
───────
GM:じゃあ、まずはHPダメージの発生。
GM:更級さん以外はこのダメージを受けてください。
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 34[9,10,5,10] → 34

GM:でかい。
更級初:出目!?
GM:殺意がでかいんだよなあ
更級初:キロン君は10点減らして24点かあ ひええ……
GM:キロンくんはダメージ10減少で、24点のダメージ。
エナ:4D10 現在のHPは30。
DoubleCross : (4D10) → 15[3,1,2,9] → 15

GM:メモしました
エナ:15点ダメージ。残りHPは15点です。
GM:あ、そうか。どっちにしてたっけな… HPダメージある場合は
エナ:あ、ごめんなさい。
エナ:このダメージを受けて下さい、でしたね。
エナ:じゃあ死にます。UGNボディアーマーの装甲値が適応されるなら死にません。
GM:地獄の季節と同じって書いてた。
GM:えー、なんで、全員34点ダメージでお願いします…
篠宮庵:それは戦闘不能になるので、リザレクトせずにシーン終了の処理で1点回復します
更級初:応急一個あるから、広木君に渡しておくね。
GM:HPをリソースに使わない人は、シーン終了処理で1点回復もお得ですね
広木雅斗:リソース使う人なのでリザレクト!
広木雅斗:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

広木雅斗:HP6で復活、侵蝕は80に!
更級初:応急も使うならどうぞよー
広木雅斗:貰うぜ!サンキュな!
GM:OK.
エナ:UGNボディアーマーの装甲値が適応されないという答えを雑談タブで頂きましたので、無事死亡。
GM:このシーンで購入は不可能なので、応急手当を使いたい人はここで使ってね。
広木雅斗:はーい!
広木雅斗:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+12[4,8] → 18

エナ:このシーンではリザレクトの使用を行わず、シーン終了処理での〝HP1点の状態に回復〟とします。
広木雅斗:こんだけあればフルパワー赫き剣だぜ
GM:では、ここではロイスの取得のみ可能です。
GM:なしの人は「なし!」と宣言してね。
更級初:まんたんのためなし!
エナ:なし! ロイス欄いっぱいです!
篠宮庵:保留!なし!
広木雅斗:なし!
GM:OK
───────

【目次へ戻る】

ミドル6:虚空に至る星の扉

GM:このシーンは広木くんがシーンプレイヤーです。
GM:判定も可能ですが、ロールのためにだけ出ることも可能です。その場合は1点の侵食率を上昇させてください。
広木雅斗:出るぜ!
広木雅斗:80+1d10
DoubleCross : (80+1D10) → 80+8[8] → 88

GM:発生する判定は情報収取のみです。ということで、ダイスをどうぞ。
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 5)増加 (85 → 90)
篠宮庵:1D10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 5[5]+90 → 95

エナ:エナの侵食率を1D10(→ 3)増加 (92 → 95)
GM:Ok.
───────

ミドル6:虚空に至る星の扉

キロン:「急がなければいけないのはわかっている」
キロン:「だが、私はこの山を下りるわけにはいかない」
エナ:「……なんだって?」
更級初:「降りるわけには…って。このままだと、ASFOから捕捉されたままだよ?」
キロン:「この山の頂上を目指そうと思っている。正確には、その先を」
篠宮庵:「頂上より先……って、山頂より上って事ですか?それって……」見上げる。
キロン:「制空権は抑えられている。それは理解している。被弾は覚悟の上だ」
キロン:「損傷に耐えることができれば、成層圏を突破して、その先……までは追って来れないだろう」
エナ:「違う、問題はそこじゃない。僕達はキミを救出してUGNに保護するようにと命じられているんだ」
キロン:「すまない。その命令には、私は従えない」
キロン:「私は、私が生まれた意味を果たすために、このまま宇宙を目指す」
エナ:「今じゃないと駄目な理由が?」
エナ:「UGNとの共同プロジェクトでも問題ないとは思うけれど……どうなのかな?」
キロン:「時間が惜しい。一刻一秒と、星々は遠ざかっている」
キロン:「信じがたい速さで、星は遠ざかる。私はできるだけ急がなければならない」
更級初:「………宇宙空間の拡大のこと?確かに、そう言う風に推測はされているけれど…」
広木雅斗:「千年とか、かかる規模の話らしい」木にもたれかかりながら
篠宮庵:「千年……」人類が今の形で生きているかも怪しい、気の遠くなる話だ
エナ:「なら尚更、突然言われても困る話じゃないか……!」
広木雅斗:「オレは・・・先に聞かされてた」「そして、キロンの旅立ちを。応援したいと思ってる」
キロン:「ここまで助けてもらっておいて、申し訳ないが」
キロン:「私は私のなりたいもののために、山頂へ向かう。きみたちに保護されることはできない」
篠宮庵:「ううん……”そうあれかし”と願いを受けて生まれたものの本能、いえ、本質ですか」
更級初:「………」ぐりぐりと眉間を一度ほぐす。「…きみがそういう風に思っていることは分かった。その上で、さっきもまた怪我をしたはずだ。それを治したり、よりきちんと準備をしてからの方が成功率も上がるはずだけど、それは?」
キロン:「私は宇宙空間を飛翔するために生まれた。地上の大気は重すぎる」
キロン:「おそらく……この不調は、本来いるべきではない空間にいるためだろう」
キロン:「……山頂を目指すとすれば、私を阻止するか?」
エナ:「念のために訊こう。目的は〝アクティブSETI〟……即ち〝異星への能動的なメッセージ送信〟かい? それとも、遠ざかる星とやらを爆撃するための出立なのかな?」
キロン:「生命体を探すためだ」
キロン:「地球生命が孤独でないことを証明する。目的は前者だ。交信のために行く」
更級初:「………なるほど」
広木雅斗:「それがこいつの・・・”希望”なんだ」
広木雅斗:「オレはダチとして、こいつを見送ってやりたい」
広木雅斗:「できるなら皆にも・・・そうしてほしいと、思ってる」
エナ:「……生まれた理由がはっきりとしているのはいいことだ」
エナ:「羨ましいとすら思う……けれど、いいのかい?」
エナ:「地球と宇宙との壁は、分厚いぞ?」
エナ:「もしかするとキロンには、雅斗に特殊な交信を行う力があるのかもしれない……いわゆる〝ダチ〟に対して。だが……」
エナ:「仮にそうだったとしても、いずれそのメッセージは〝生きている間には届かない手紙〟となってしまう。それは……悲劇じゃないのか?」
キロン:「……」 無言で広木雅斗を見つめている。
篠宮庵:「……社会から遠く離れたどころか、きっと誰も追いつけない場所。酷な言い方にはなりますが……」
篠宮庵:「誰も助けに行けない代わりに、孤独に耐えられなくても誰にも迷惑を掛ける事はない、でしょうね」
篠宮庵:「今のが感情を排した意見。感情的な所は、エナ君が言ってくれました」
広木雅斗:「それでも・・・だ」
広木雅斗:「例え危険だとしても・・・それでもこいつの心には、行きたいって思いが・・・炎が燃えてんだよ」
広木雅斗:「見ろよ、あの空を」夜空を指差す
エナ:素直に見上げる。
広木雅斗:人里離れた山奥、星が一面に広がっている
広木雅斗:「星の光ってのは、つまるところ・・・炎だ」
広木雅斗:「遠く遠く離れたところから、この目にしっかりと映る・・・炎だ」
広木雅斗:「オレたちとキロンも、同じだ」「宇宙に行っても、忘れずにいれば、空を見上げれば、きっと繋がってる」
広木雅斗:「ずっと一緒にいるだけが、ダチじゃねえ」
広木雅斗:「それぞれの炎を燃やして・・・やりたいことをやる、笑って見送ってやる」
キロン:「ああ。……」
キロン:「……そうであればいいと、私も信じている」 少し笑ったように思う。
広木雅斗:「これがオレの、思いだ、”希望”だ」
更級初:その言葉と、笑みを見て。一つ息を吐く。
更級初:「ん。…決心の硬さも、熱意の強さもわかった。……でも、それでも…ううん、だからこそ聞かないといけないことをひとつ」
広木雅斗:「な、何だ・・・?」
更級初:「星の光が、とてもとても遠く離れてもはっきり映るくらいの炎だって言ったね。だから」
更級初:「もし、道行きが上手くいって。幸運にも他の生命を見つけられたとして」
更級初:「その生命たちと、うまくいかなかったり、彼らが隣人としてあろうとしないとき。そんなときは、どうするんだ?……地球の中でも、異なるもの同士が会う時は、多くは悲劇になる」
キロン:「かもしれない……」
エナ:「…………ッ」眉がぴくりと動く。
更級初:「そう。キロン君、きみがぼくたち地球の人類と会ったとき、そのファーストコンタクトの”インぺリウム”と、こうなっているように」
キロン:「それでも、私は……」
キロン:「それでも私には、良い出会いもあった」
キロン:「それは悪い出会いの何百倍もの価値があったと思うよ。だから、私は行く」
更級初:「………」じっと彼と彼を見つめて。
広木雅斗:「嬉しいこと言ってくれるじゃねえか・・・」鼻先をこする
更級初:「そっか。そう言える、きみの出会いに免じて。わたしは見送ろう」にこりと笑う。
更級初:「願わくば、きみが旅立つ先でも、そう言える出会いが増えますように」
篠宮庵:「んん~……UGNとしては、指示に反する事になっちゃうけど」悩む素振りのあと、意を決して切り出す。
篠宮庵:「みんなの背を押して応援するのがアイドル、わたしの”希望”ですから。キロンくんにも、いい出会いがありますように」
キロン:「……激励、感謝する」
キロン:「アイドルというのは凄いんだな」
エナ:「……何故、何故だ? 何故みんな、そんなに強くいられるんだ?」ふらりと雅斗の傍へと歩を進め、彼のジャケットを小さな指で掴む。
エナ:「……ナンセンスなことを言わせてくれ」
広木雅斗:「・・・聞くぜ」
エナ:「天の光は炎と言ったね……でも」声が、僅かに震えている。
エナ:「僕は……恒星じゃない。自ら核融合を行えない、誰かに照らされなければ輝けない月だ」
エナ:「いつも、いつも……怖いんだ。眠りから覚めたとき、雅斗や庵が……」そして、クラリオンが……。
エナ:「いなくなってしまっていたら、って……ッ!」
エナ:「一緒にいるだけがダチじゃない。それも一つの答えなのかもしれない」
エナ:「けれど! けれど、僕は……だから、今も、キロンを……彼を……素直に応援出来なくて……!」
エナ:「…………会えなくてもいい、なんていう関係は……僕は嫌だよ……!」
エナ:「それは、共に過ごした時間が短いキロンが相手であっても……!」そこで、遂に言葉が途切れてしまう。
エナ:ノイマンでありながら、相応しい言葉が出てこない。
広木雅斗:「・・・不安、だよな」
広木雅斗:その小さな肩を、強く抱きかかえる
広木雅斗:「でも・・・オレから言えるのは・・・」
広木雅斗:「信じてほしいって、それだけだ」
広木雅斗:「自分で言うのもあれだが、オレは強いし」
広木雅斗:「庵も初もそうだ」
広木雅斗:「キロンに至っては宇宙サイボーグだ、不幸な事故さえなけりゃ負けなしだぜ!」
広木雅斗:「ダチなら・・・信じてくれ」
エナ:「…………ああ、そうか」
エナ:「信じないと……失礼だな。キミ達の強さに、僕を信じてくれているキミ達の心に対して、不義理極まりない」
エナ:「……みんなの顔に、泥を塗りたくはない」ジャケットから手を離す。
エナ:「……ありがとう。すまない、難しい問いかけをしてしまって」
エナ:「癇癪を、起こしてしまって」微笑みを取り戻す。
広木雅斗:正直、自分の言葉の理屈に、自信はない ただ思いを乗せているだけで
広木雅斗:だからこそ、信じてくれた友には、それに報いたいと思う
広木雅斗:「みんな・・・ありがとう」
エナ:委細問題なし。言葉は届いた。それこそ、星の光の様に。
エナ:「退蔵への言い訳を、今から考えておこう」
エナ:「キロン、容態は?」
キロン:「活動に問題ないレベルにまで復調した」
キロン:「山頂に到達すれば、飛べるだろう。この一帯のレネゲイドを補助に使うことができる」
GM:そして、
GM:彼らは歩む先を変えた。
GM:山頂へ。
───────
GM:情報収集項目を張ります。残りは3つ。

情報収集:《ミシュコアトル》《ナグルファル》に関する情報を収集する。
《情報:UGN》または《情報:軍事》で難易度7。

情報収集:《イヤーワーム》《バサン》に関する情報を収集する。
《情報:裏社会》または《情報:軍事》で難易度8。

情報収集:《メタリック・シープ》に関する情報を収集する。
《情報:裏社会》または《情報:噂話》で難易度8。

GM:以上。行動を通して難易度が下がったところ、情報収集技能が変わったところもあります。好きな項目に挑んでね。
広木雅斗:《メタリック・シープ》に《情報:噂話》で挑戦!
広木雅斗:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[1,4,6]+1 → 7 → 失敗

GM:ちなみに財産はふつうに使えます
広木雅斗:財産パワーで成功させるぜ!
エナ:雅斗くん! 金の力だぜ!
広木雅斗:1点使用、残り4点
篠宮庵:マネーパワー!
エナ:では情報収集:《イヤーワーム》《バサン》に関する情報を収集する。これを《情報:裏社会》で。
広木雅斗:キロン、これが・・・『金』ってやつだ!
エナ:コネ:情報屋を使用します。
エナ:6dx+2>=8
DoubleCross : (6DX10+2>=8) → 9[1,1,3,7,9,9]+2 → 11 → 成功

GM:OK!
エナ:OK、成功です!
更級初:つよい ではこちらミシュコアトルたちについて。技能UGN、コネUGN幹部起動して。
GM:GOOD
更級初:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 6[2,2,5,6,6]+1 → 7 → 成功

更級初:ギリギリ。
GM:WAO!
GM:全員成功ですね。
GM:少々お待ちを…張ります…
GM:《ミシュコアトル》と《ナグルファル》について

★《ナグルファル》
ピュアブリードのハヌマーン。回避不能かつ強力な攻撃を得意とする。
瞬間火力は部隊内でもっとも高いが、一対多数は得意ではない。
部隊の中でも新人であり、脅威度は比較的低い。回避能力には警戒が必要。

★《ミシュコアトル》
ブラックドッグ/バロール。頑強な装甲を持ち、生半可な火力では突破不可能。
精度の高い広範囲への爆撃で敵を炙り出す。
対多数の打撃力という点では部隊で最優先での撃破目標となるだろう。

GM:《バサン》と《イヤーワーム》について

★《バサン》
キュマイラ/エグザイル。高い火力と機動力を併せ持つ。
驚異的な戦闘のセンスを持ち、敵の阻害により戦力を削る役割を持つ。
(エンタングルを使用する)
同時に、致命的な攻撃も可能とする部隊のエースでもある。

★《イヤーワーム》
モルフェウス/バロール/ノイマン。「蛇王の外套」を持つ遺産遣い。
指揮官としての支援能力に加え、外套を用いた防御能力に長ける。
外套が生み出す撚糸装甲は、並みの攻撃では突破できないだろう。

GM:《メタリック・シープ》について

★《メタリック・シープ》
ジャームの死骸から生み出された個体。強力なブラックドッグ/ノイマン。
自我はほとんどないが、強い破壊衝動によって広域の通信を封鎖・掌握することが可能。
キロンの現在位置を追尾し続けており、大気圏外に脱出する際にレーザー兵器による撃墜を実行しようとしている。
以下のEロイスを保有する。
《超越活性》《悪意の伝染》《破壊神顕現:電子機器》《予告された終焉:キロン》

───────
GM:山頂までの道のりは、もうさほど長くはない。
GM:きみたちは稜線へ出て、本格的に敵から捕捉される前に、最後の休息をとる。
十和田千恵里:「つ、疲れた……」
十和田千恵里:「あと……何mくらい……? 50m……?」
GM:当然だが、そんなに近くはない。
更級初:「お疲れ様です、十和田さん。…時間的にも場所的にも、ここがギリギリですからゆっくり休んでくださいね」
広木雅斗:(おもしれーこと言うなこのジャーマネさんも・・・)
篠宮庵:「流石にこれだけ徒歩だと応えますね……50mだとあの木までぐらいですよ」すぐ後ろの通ってきた場所を指差す。
エナ:「あまり、現実を直視したくないな……」
更級初:「傾斜があるとその分きつめに感じますからねえ…」データストレージなどから参考情報を集めて分析している。
キロン:「稜線に出たら、否応なく戦闘になる」
キロン:「作戦を検討するのなら、いましかない」
更級初:「やっぱり見られてるかあ……じゃあ、何度か接敵したりした時の分析とか出てきたし、今のうちに分かった事共有しておこうか」
篠宮庵:「射線が通らないのも今だけですからね。手早く済ませちゃいましょう」
広木雅斗:「敵は・・・強え・・・!」
エナ:「ああ。数少ない好機を逃がしてしまっては、さっきのようにはいかない」
更級初:「じゃあ、言い出したわたしからしたいと思うけど、いいかな。わたしは、《ミシュコアトル》と《ナグルファル》について」
更級初:「《ナグルファル》とさっきの接敵、あとそれらしいデータをなんとか引っ張れて、それを見たところ」
更級初:「彼はピュアのハヌマーンだね。シンプルな高速発揮が得意なタイプ」
エナ:「庵とは似て非なる……といったところか」
更級初:「速いから、その分の運動エネルギーで火力が出せる。回避も出来る。…その代わり、速すぎるから広域には不得手、っていうタイプだね」
キロン:「装甲を破壊されそうだな」
広木雅斗:「ハヌマーンって強いよな・・・いろんなタイプがいるけど、どいつもすげえ」
更級初:「まず回避は出来ないって見ていいよ。…まあだから、単体としてすごく強いけど、チームとしてみると脅威度は比較的下がる」
更級初:「一点集中しないといけないからね。…そこは篠宮さんとは逆だ」少し最後に笑って。
篠宮庵:「そうですね。わたしと系統的にはおんなじですが…あまり似通った能力ではないかと」
更級初:「《ミシュコアトル》は、ブラックドッグとバロール。あの時見たみたいに、とにかく装甲が分厚くて、多数攻撃も得意」
篠宮庵:「あの爆撃は、何度も繰り返されると躱すだけでも一苦労ですねぇ……ただでさえ対処したい敵が多いのに」
更級初:「あの時のダメージが残ってれば、少しそこは装甲が薄いかもしれない。……単純に厄介で、だから脅威としてはより上だね。こういう正統派に強いのいると、崩しずらいったら」
広木雅斗:「そいつは・・・オレの出番かもな」
エナ:「なるほど……確かにね」
広木雅斗:「硬い奴には、オレのこの血(カウンターレネゲイド)の力が有れば・・・!」
更級初:「ん、じゃあ任せちゃいたいかな。早目に落としたいところだから」
更級初:「ええと、じゃあ次は…」
篠宮庵:「あ、すみません、あと一つ。運が絡むと言うか、相手のスタミナにもよるんですが」と前置き。
篠宮庵:「わたしの遺産が使える状況なら、あの爆撃を逆用できるかもしれません」腰に提げた、ドロップの空き箱を撫でつつ。
エナ:「何か策が?」
更級初:「ん……篠宮さんの、っていうと…」
篠宮庵:「ええと、何と言ったらいいのか……オルクス系の能力ですかね。相手に強制命令を出せるようなものみたい、です」
広木雅斗:「じゃあ・・・自爆させられる・・・!」
更級初:「神経系の乗っ取りというかオーバーライドみたいな?……ああ、”誓約”の。なるほどね…」
篠宮庵:「多少運が絡みますが、あの火力を活かせるなら試してみようかと。失敗しないよう頑張ります」
エナ:「……帰った後には、無茶を通そうとする番組責任者にも使えそうだ。倫理的にどうかという話は脇に置いておくとして」
更級初:「決められれば確かにすごく強い。…でも、篠宮さんの素の攻撃の範囲とかも魅力的だからなあ…ここは状況次第として。言ってくれてありがとね」
篠宮庵:「いえいえ。……では、彼への対策はこんな感じでしょうか」
エナ:「ただ……そんな相手の能力を十全に活かす仲間達もいるようだ」
広木雅斗:「そうだ、敵は合わせて5人・・・」
エナ:「この一帯から退避する鳥の群れ達から情報を受け取ったすだま達から、話を聞いておいた……我ながら回りくどいな」
更級初:「それだけ相手も把握しづらいってことだから、良いことだよ」
エナ:「まずは〝バサン〟だが、奴はキュマイラとエグザイルのシンドロームを発症している」
エナ:「高い火力と機動力を両立させた肉体によって、敵を阻害することで戦力を削り……更には致命的なダメージを与えることすら可能」
エナ:「間違いなく〝エース〟と呼んで差し支えない相手だ」
更級初:「うーん、非の打ちどころがない。敵としていられると本当困るやつだ」
篠宮庵:「いっちばんタフな組み合わせじゃないですか……肉体操作と獣化、バリバリのフィジカル型ですねぇ」
エナ:「阻害方法は四肢を変化させるというものだ。攻撃を受けてしまえば、その場に縛り付けられる可能性がある」
更級初:「あの時爪でやろうとしてたけど、本当当たってたらまずかったんだな……」
広木雅斗:「やられる前にやれ、ってことか」
エナ:「そして〝イヤーワーム〟の方は……凄いぞ。モルフェウスとバロールとノイマンのトライブリードかつ、あの蛇王の外套を継承している遺産使いだ」
更級初:「あ、やっぱり”蛇王”のだったんだ。当たったからって全然手の内わかんないけど……」
キロン:「私も交戦したことがある。非常に硬い相手だ」
広木雅斗:「えーとつまり・・・色んな種類のエフェクトが使えるってことか・・・」
キロン:「バサンとの連携が特に厄介だったと記憶している。以上だ」
エナ:「外套で防御を行いながら戦いを続け、指揮官として隊を支援すると聞いたけれど……なるほど、情報に不備はなかったようだ」
篠宮庵:「かなり手広い組み合わせの上、遺産から何が出て来るか分からないと。うーん、厄介な……」
更級初:「モルフェウス、バロールと”蛇王”で防御、ノイマンとしては指揮官とそうした戦闘時の制御、という感じかな…?」
エナ:「さすがに、そんな者達が跋扈する空を飛びたくはないだろうね……無辜の鳥達も」
エナ:「さて、これで残るは……」
広木雅斗:「”メタリック・シープ”・・・だな」
広木雅斗:「ジャスティスブレインから教えてもらったんだけど・・・ヤバさで言うなら、こいつがイチバンだ」
十和田千恵里:「そんなことできるんだ、あのメカ……」
更級初:「…?電子戦をして通信封鎖をしてるのがそいつ、なのは聞いてたけど、他にも?」
篠宮庵:「多分、あの一番大きな飛行音を響かせてたやつですよね。これが一帯のジャミングを……」
広木雅斗:ジャスティスブレインのタブレットに、情報を報じさせながら
広木雅斗:「ジャームの死骸からうまれたやつで・・・」
エナ:「……なんだって?」
広木雅斗:「そんな感じだから自我もねえ」
エナ:「どこが羊だ。アンデッドに改名しろ」
更級初:「……FHではそういうジャーム兵器を運用してる、って言うのは聞くけど。……ふふ、あれかな。人は神の子羊、って言うし。そのもじり?」
広木雅斗:「ただ、破壊衝動のままに通信系をぶっこわし、そして”キロン”のことも狙い続けてる」
広木雅斗:「もし他の奴らを倒しても、こいつが残っていたら」
広木雅斗:「宇宙に行こうとするキロンを・・・レーザーで、ドカンだとさ」
広木雅斗:「最初から、逃げるだけじゃダメだったんだ」
キロン:「嫌だな……」
キロン:「それは困る。レーザー兵器に耐えることは想定していない」
広木雅斗:「だろ?だから・・・」自分の拳と拳を正面でぶつける
広木雅斗:「絶対にぶっ倒さないと・・・」
篠宮庵:「……でも、FHもキロンくんを捕らえる事が狙いだったんじゃ?聞いてる限りだと、出力調整できるような器用さはなさそうな……」
更級初:「…ははあ。破壊衝動を別方向にしっかり活かしてる兵器なんだな。通信網の破壊、そしてもし目的が達成し得ないなら、対象を壊して最悪の事態を防ぐ…っていうわけだ」
篠宮庵:「あぁ、手に入らないならいっそ……という事ですか。……趣味わるぅ」渋面を作る。
エナ:「ジャームの死骸を流用した割に、破壊衝動に指向性があるのが奇妙だな……いや、流用したからこそか」
エナ:「何か絡繰りがある……そう信じたいけれど」
更級初:「今、それを突いてどうにかする時間はないから…正面突破だね」
更級初:「正面突破なら、わたしの遺産…”天の車輪”の切り札がある。一回きりで、使ったら戦闘継続が厳しくなるけど…3人までなら、一回は殺せると思う」
エナ:「重ねて言うが、見捨てないぞ」
更級初:「あはは、流石に旅立ちの場を愁嘆場にする趣味はないよ」
広木雅斗:「そうだ、誰一人失わずに・・・突っ切るぜ!」
篠宮庵:「だ、断言ですね」それだけの自信があるのだろうが、あの面々と交戦しても言い切る様に少し驚く。
更級初:「一回だけだよ。躱されたり再生されたり、そういうのがあるのがオーヴァードだし」
篠宮庵:「それでも、更級さんの強さは頼りになります。サポートは頑張りますから、よろしくお願いしますね!」
更級初:「ん、こちらこそ篠宮さんの器用なところとか、気が利くところとかすごい助かってる。よろしくね」
エナ:「ここからは全力での戦闘が続く。僕も気張らないとね」
エナ:「……信じているよ、みんなの強さを」優しく言った。
───────
十和田千恵里:「……庵ちゃん。ほんとに、大丈夫?」
十和田千恵里:「このまま戦うつもりでいるでしょ……?」
篠宮庵:「千恵里さん。え、どうしたんです?」
篠宮庵:皆から少し離れた場所、最後の休息を取っていた。
十和田千恵里:「いや、いつもいつも成り行きで危険なことに巻き込まれてるけど……」
十和田千恵里:「本当にいつもいつもなんだけど……。いつもは逃げ場はないんだけど……」
十和田千恵里:「今回は違うからさ」
篠宮庵:「あー……まぁ、いつもは大体ロケ!出ました怪物!戦うしかない!みたいな感じですもんねぇ」
十和田千恵里:「そうだよ! すっかり慣れちゃってるけど!」
篠宮庵:本当に何故だろうか。山や川に行っても海産物によく出くわすのも何故だろうか。
十和田千恵里:「ちゃんと引き受けた仕事でもないし。そもそも依頼とは違うことをしようとしてるわけだし」
十和田千恵里:「……マネージャーとして、本当にこのまま戦わせていいのかな~、と思って」
篠宮庵:「千恵里さんは心配性だなぁ」でも、その心遣いが嬉しくもある。裏と表、両方の仕事で一番近くで支えてくれるのが千恵里さんだ。
篠宮庵:だから、その心配ぶんはちゃんと言葉で応える事にした。
十和田千恵里:「するよ心配! マネージャーだし、庵ちゃんはまだ子供だよ!」
篠宮庵:「じゃあ、マネージャー兼旅先の保護者にちょっと甘えさせてもらおうかな」
篠宮庵:「千恵里さん。わたしね、どうしても人を信じきれない事があるの」
十和田千恵里:「ええっと……それは、なんで?」
篠宮庵:手指を背の後ろで組みながら、くるりと振り返る。
篠宮庵:「遺産の代償なんだって。なまじ疑いをすぐ調べられるようなチカラがあるから、すぐに頼っちゃう」
十和田千恵里:「……うん。そういう力があれば、そうかも……」
篠宮庵:「……それで人に迷惑を掛けたことだって、多分ある」
篠宮庵:人の本心を土足で暴くような能力は、本来易々と使っていいものではないはずだ。
篠宮庵:「だからね、さっきの千恵里さんの言葉も、本当はそうやって確かめたくなるの」
十和田千恵里:「あ~……まあね……。何が本当かって、普通はわかんないもんね……」
篠宮庵:「そんな風に一々疑って、確かめなくても大丈夫だって思いたい。だからね、千恵里さんにお願い」
十和田千恵里:「な、なにかな? 私にできること? それって、ほんとぜんぜん少ないけど……!」
篠宮庵:「わたしは能力を使わないから……さっきの心配は本当、嘘じゃないって言って貰えますか?」
篠宮庵:言ってから、少し恥ずかし気に笑う。
十和田千恵里:「それは……」
十和田千恵里:「それでいいの?」
篠宮庵:「……なんか、すごく子供っぽい事言ってますかね、わたし」
十和田千恵里:「……ううん。私は、そんなことないと思うし、子供であってもいいと思う」
十和田千恵里:「本当はまだ子供であることを、許される世界であってほしいもんね」
十和田千恵里:「庵ちゃんもそう思わない?」
篠宮庵:「そうですね。誰も戦わなくていいなら、わたしも怪獣とか出会わずに済むのになぁ!」
十和田千恵里:「それはどうかなあ~。……でも、だから、そんな世界のために戦う庵ちゃんのことを」
十和田千恵里:「本当に心から心配してるよ。嘘じゃない。絶対、絶対、ぜっっっっったい嘘じゃない」
篠宮庵:千恵里さんの声を聴いて、胸の裡に大事にしまって頷く。
篠宮庵:「………うん。私は、千恵里さんの言葉が嘘かは確かめません。ただ”信じます”」
十和田千恵里:「……それでも、やっぱり戦うんだよね?」
篠宮庵:「はい。だから、今から言うわたしの言葉を千恵里さんも信じてください」
篠宮庵:「わたしは、嫌々でもなく、任務の為でもなく、友達の為にあの山頂へ向かいます。そして、絶対に無事で帰ります」
篠宮庵:「もちろん、千恵里さんもみんなも絶対、絶対、ぜっっっっっったい一緒に!」
篠宮庵:「……信じてくれますか?」
十和田千恵里:「うん。それは……それはね~、担当アイドルが自分で選んだ仕事ならね~。もう……」
十和田千恵里:「マネージャーとしては、信じるしかないんだよね。……やってみせてね、庵ちゃん。世界一信じてるよ」
篠宮庵:「はい!信頼してるのは、こっちも同じですけどね」
篠宮庵:「わたしのロケに付き合えるマネージャーなんて、何処を探しても千恵里さんくらいですから!」
十和田千恵里:「それも問題だと思ってるんだけどね!!!」
───────
GM:調達判定とロイス取得が可能です。
GM:応急手当とかを使うのもこのタイミングでどうぞ。
更級初:ロイス満タン。応急とかかな?
エナ:ロイスはもうぎっちぎちなので取得出来ず! 買い物は……もうどうせHP1だと死ぬしな……。
広木雅斗:ロイスは・・・庵に取るぜ!
更級初:応急買います
更級初:3dx+2>=8
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 10[2,3,10]+10[10]+8[8]+2 → 30 → 成功

更級初:はい?
GM:はわ~
GM:手術キットを買えるパワー
更級初:え、えーと 誰かつかって
篠宮庵:んー、そうだなぁ。エナ君に◎友情/隔意でロイス取得。うわすごいキットが
広木雅斗:高給すぎて気が引ける
エナ:凄まじいキットだ。そして友情嬉しい~!
広木雅斗:篠宮庵 〇信頼/心配 で!
篠宮庵:わたしはアルティメイド服を購入判定。直前に《援護の風》《ウィンドブレス》!
篠宮庵:ここまで来たら、出し惜しみで倒れる方が怖いからね。判定行きます
篠宮庵:11DX10+17>=20
DoubleCross : (11DX10+17>=20) → 10[2,2,3,3,3,5,6,8,9,10,10]+6[4,6]+17 → 33 → 成功

広木雅斗:超高級メイド服だ
GM:な、なんだ…この”力”は
更級初:すご じゃあ装甲も付いたし篠宮さん応急使う?
エナ:もはやメイドではなく主人の風格。
広木雅斗:オレはブルーゲイルに挑戦
広木雅斗:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 6[4,4,6]+1 → 7 → 失敗

篠宮庵:成功!衣装替えも準備しとこうね。あ、いただきます!
エナ:あ、じゃあブルゲリベンジしましょうか。
広木雅斗:くっ、流れに乗れるかと思ったのに・・・!あとは任せた!
エナ:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 10[1,7,9,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

篠宮庵:2D10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 6[3,3]+1 → 7

エナ:財産点を1点使用して成功に。
篠宮庵:こういう時だけ低いし……!!HP7、侵蝕値99になりました。
エナ:購入成功したブルーゲイルを雅斗くんに渡しましょう。
広木雅斗:やった~~~!
エナ:ワーッハッハッハ! ゴクゴクゴク! ダンッ! ブルゲだこれ!
GM:これで全員かな! シーン終了処理は終わり。
エナ:はい、処理完了です!
───────

【目次へ戻る】

クライマックス:宇宙が我らの指先に

GM:全員登場です。ダイスをお願いします。
更級初:更級初の侵食率を1d10(→ 5)増加 (90 → 95)
エナ:エナの侵食率を1D10(→ 10)増加 (95 → 105)
広木雅斗:88+1d10
DoubleCross : (88+1D10) → 88+6[6] → 94

篠宮庵:1D10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 6[6]+99 → 105

GM:OK.
───────

クライマックス:宇宙が我らの指先に

GM:そして、きみたちは稜線に到達する。
GM:上空を飛翔し、旋回する五つの影はきみたちを捉えた。きみたちも彼らを捉えた。
バサン:「来たな」
バサン:「まずは勧告しておく。手を引け、UGN」
バサン:「痛い目を見ると思う」
更級初:「ふふ。じゃあ、こっちからはこうだ」
更級初:「そっちこそ痛い目見るよ」白の刃が身をさらす。
バサン:「好戦的だな? その剣……お前が遺産遣いか」
バサン:「こちらのリーダーと違う。”聖剣”タイプか……自信があるようだが、こちらもある」
バサン:「どちらかが吹き飛ぶまでやることになるぞ」
エナ:「〝どちらかが〟? いや、違うね」
エナ:「ここはもうキミ達のハビタブルゾーンじゃない」
エナ:「そちらこそ、命が惜しくば離れておくことだ。飛翔体の光に、目を灼かれるぞ」
ミシュコアトル:「……好戦的な相手が二人」
ミシュコアトル:「だからもう強襲した方が早いと言ったでしょ」
篠宮庵:「言葉で引き下がれるのなら、お互い此処にはいないでしょう」
バサン:「一人でも敵が減れば助かる。……だが……」
バサン:「きみもそうか」
篠宮庵:「えぇ。舞台に上がる理由は人それぞれ、立ち位置の違いはあろうとそこに貴賤はありません」
篠宮庵:「一度舞台に上がると決めたなら、──全力でやり切るまで。キロン君のお立ち台は、邪魔させません」
バサン:「……そうか……」
ナグルファル:「あっ! 先輩、オレ、あの子知ってるよ。アイドルだ! すげえ、本物!」
ナグルファル:「戦うしかないわけ? 悲しいな」
篠宮庵:「あっ、どうもこんにちは!篠宮庵です!」反射的に仕事のお辞儀。
篠宮庵:「………え、ええと……失礼しました。ともあれ、表明以上です」ばつが悪そうな顔で面を上げる。
バサン:「……やる気だな。ナグルファル、少し黙っていろ」
バサン:「……残り、一人。データベースにない顔。エージェントじゃないな……」 広木雅斗を見る。
バサン:「きみは、帰った方が良いと思うが」
広木雅斗:「・・・ダチの、出発(デッパツ)なんだよ」
広木雅斗:「オレはそれを、笑って見送ってやりてえ!だからお前ら・・・邪魔だ!」
イヤーワーム:「邪魔者扱いだ……すっかりやる気じゃないか? これじゃ仕方ないね」
イヤーワーム:「ミシュコアトルの言う通り、やむなく開戦だ」
バサン:「……好戦的なオーヴァードばかりだな」
広木雅斗:力強く伸ばした指で、A.S.FOの面々を指差し
広木雅斗:「ケンカ売ったこと、後悔しろよ!」
バサン:「こちらの人員も含めて。……対空戦闘、どこまでできるか見せてもらおう」
広木雅斗:「オレは・・・飛翔()べるぜ?」
篠宮庵:「いや広木くんのは射出だから」
キロン:「確かに。地上からの戦闘は不利だ。……諸君」
キロン:「私に乗れ」 キロンが両手を広げる。
広木雅斗:「えっ」「いいのか!?」
GM:ばき、と、結晶化がはじまる。
GM:キロンの体を拡張して、鋼色の結晶が寄り集まり、翼のある巨大な飛翔体を形作る。
更級初:「これは、また……すごいな」
キロン:「風圧からは保護する。ここから飛ぶ。……手伝ってほしい」
キロン:「頼む」
GM:NPCカードを取得しました。

NPCカード:キロン
アクション:スルー・オン・ヘブンズドア
時空構造の隙間を拡張し、光を超える高速機動によって敵の意表をつく。
ラウンド1回。判定の直後に使用。達成値を+5する。

更級初:「ん。頼まれた」
エナ:「どうやって飛ぶつもりかと思っていたけれど、こういうことか」
エナ:「面白いものを見せてもらった分の働きはしよう」
篠宮庵:「空力制御は不慣れですよね?わたしに任せておいてください!」
広木雅斗:「負ける気が・・・しねえ!」
イヤーワーム:「向こうも飛ぶか。やはり興味深い個体だな……うちの研究チームが喜ぶだろう」
エナ:「初、いざとなったらこちらも重力制御を……余裕があれば、だけれど」
バサン:「知的好奇心は結構だが、リーダー、厄介な相手になったぞ」
バサン:「ナグルファル、ミシュコアトル、展開しろ。戦闘だ。シープ、やれ」
更級初:「そうだな、じゃあ」ひゅん、と剣が空を裂き。「射出予定地だ。荒らさないようにしておこう」星が眠りにつく。風が微睡む--あなたたちの元に行く彼を待つように。≪ワーディング≫≪ブラックダイヤモンド≫
GM:こちらも《メタリック・シープ》がワーディングを使用する。
GM:衝動判定です。難易度は9!どうぞ!
広木雅斗:負けねえ!
更級初:7dx+3>=9 思い出の一品:ブランケットの効果反映済み。
DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 10[1,2,5,5,9,10,10]+9[2,9]+3 → 22 → 成功

広木雅斗:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 4[1,3,4] → 4 → 失敗

更級初:更級初の侵食率を2d10(→ 17)増加 (95 → 112)
広木雅斗:ダメだったよ・・・暴走!
篠宮庵:ひろきくん!?
エナ:11dx+1>=9
DoubleCross : (11DX10+1>=9) → 10[1,1,4,4,4,5,6,6,6,8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

エナ:成功。実験体ノイマンをなめるなよ……!
篠宮庵:6DX10+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 9[1,1,3,6,8,9]+1 → 10 → 成功

エナ:エナの侵食率を2D10(→ 8)増加 (105 → 113)
広木雅斗:94+2d10
DoubleCross : (94+2D10) → 94+11[2,9] → 105

篠宮庵:2D10+105
DoubleCross : (2D10+105) → 8[2,6]+105 → 113

GM:OK.
メタリック・シープ:『交戦……』
メタリック・シープ:『開始』
GM:戦闘状況説明!
GM:互いに飛行して空中戦ということですが、ゲーム的には互いの相対位置で、10mの距離を保った状態で開始します。
GM:要するにすごくよくある互いのエンゲージ10mって状況です!
広木雅斗:なんてわかりやすいんだ!
更級初:了解ですよ!
エナ:了解です!
篠宮庵:オーライです!
GM:キロンくんの背中はめっちゃ広いので、自由に動き回って飛行アクションを披露してね!
GM:以上です。
GM:飛行アクションっていうより空中アクションかな……見たい…
広木雅斗:いくぜいくぜ~~~!

▼エンゲージ
(イヤーワーム[9]、ミシュコアトル[5]、ナグルファル[9]、バサン[3]、メタリック・シープ[6])
   10m
(広木[10]、更級[9]、エナ[12]、篠宮[4])
[]内は行動値

GM:行動値も表示したし…
GM:第1ラウンド、セットアップから。
GM:こっちで動くのは、バサンとイヤーワームだけ。
エナ:何もありません。
バサン:セットアップで野獣本能+鷹の翼+破壊の爪。ドッジダイス+4、破壊の爪を装備。
イヤーワーム:赤方偏移世界。行動値を19にする。
更級初:自分に”杯の業”≪原初の黄:活性の霧≫。R中攻撃力+18、ドッジダイス-2dします
更級初:更級初の侵食率を3(→ 3)増加 (112 → 115)
篠宮庵:セットアップ!《限界突破》宣言、《援護の風》をラウンド2回使用可能にします!
篠宮庵:篠宮庵の侵蝕値を+3(113→116)
広木雅斗:セットアップは・・・なし!
GM:OK!
GM:では、イニシアチブ。行動者確認チュウ…

▼エンゲージ
(イヤーワーム[19]、ミシュコアトル[5]、ナグルファル[9]、バサン[3]、メタリック・シープ[6])
   10m
(広木[10]、更級[9]、エナ[12]、篠宮[4])
[]内は行動値

GM:初手はイヤーワームです。
イヤーワーム:「誰から行くか? さて――」
GM:みんなロイス数変わらないので、最初はダイスで。
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

GM:庵ちゃん…
篠宮庵:ワッ……
イヤーワーム:マイナーでハンドレッドガンズ
イヤーワーム:メジャーでコンセ+コントロールソート
イヤーワーム:8dx7+5
DoubleCross : (8DX7+5) → 10[1,2,3,4,5,5,6,7]+2[2]+5 → 17

メタリック・シープ:しょうがないな…
メタリック・シープ:勝利の女神。
メタリック・シープ:達成値を17→32へ。
篠宮庵:くっ、似たタイプの能力が……!
GM:というわけで、対処してね。ちょっと遅いけど時の棺を使ってもいいです。
GM:この加速するテンポについて来られなかったかもしれませんからねぇ~~~~ッ
広木雅斗:嫌味に見えて実は優しいGMだ!
GM:なければドッジとかしてね。
エナ:くっ、コラ漫画のバンデッド・キースみたいに優しい!
篠宮庵:ここは素のドッジで。一つのダイスで3回10を出せば躱せる!
篠宮庵:5DX
DoubleCross : (5DX10) → 6[1,2,4,5,6] → 6

篠宮庵:そんな無茶は通らなかった。失敗です!ダメージどうぞ!
イヤーワーム:4d10+5 装甲有効!
DoubleCross : (4D10+5) → 20[1,3,10,6]+5 → 25

篠宮庵:それは耐えられない!戦闘不能なので……バサンのロイスをタイタス化、復活に使用します!
篠宮庵:篠宮庵のHPを+5(7→12)
GM:ダメージを受けたなら、そのタイミングでチェイストリガー。《バサン》の行動値を+15する。

▼エンゲージ
(イヤーワーム[19]、ミシュコアトル[5]、ナグルファル[9]、バサン[18]、メタリック・シープ[6])
   10m
(広木[10]、更級[9]、エナ[12]、篠宮[7])
[]内は行動値

GM:次のイニシアチブで誰が次に動くことになるのか楽しみだなァ~~~ッ
GM:というわけで、演出しましょう

イヤーワーム:「範囲型から追い込んでいくぞ。シープ! 援護しろ。私の射撃は……」
イヤーワーム:じゃっ、と、その外套が蠢く。投げ槍のような形を形成し、射出する。
イヤーワーム:「よく外れるからね」
篠宮庵:(そこまで早くない?この軌道なら、多少無理すれば……)
メタリック・シープ:「攻撃。確認――補正」 投げ槍の軌道が、急激に変化する。
篠宮庵:息を吸い、肉体を賦活させる準備をした所で鋭角に襲い来る槍を目の当たりにする。
メタリック・シープ:なんらかの力場の投射。あるいは電磁力か。イヤーワームの外套は高い磁性を持つ金属を形成できるのかもしれない。
GM:それは正確に篠宮庵の体を貫く。
篠宮庵:「──ッ!」回避を諦め、力を温存する事を選択。直に刺し貫かれてたたらを踏む。
篠宮庵:「素肌が見える所は、やめてくださいよ……!」
GM:では、貫かれた篠宮庵は気づくだろう。
GM:投げ槍は影のように風化して分解していくが、その柄に、きらりと光る糸が伸びている。ワイヤーだ。
バサン:「行く」
GM:ワイヤーは《バサン》が掴んでいる。その体を勢いよく引き寄せる。
篠宮庵:「………!!」しまった。これはただの攻撃ではなく、味方の追撃への導線──!
広木雅斗:「これが”部隊”の動きかよ───!」

GM:というわけで、バサンの手番になります。
GM:がんばれバサン…
バサン:マイナーでハンティングスタイル。
バサン:きみたちのエンゲージに接敵する。

▼エンゲージ
(イヤーワーム[19]、ミシュコアトル[5]、ナグルファル[9]、メタリック・シープ[6])
   10m
(広木[10]、更級[9]、エナ[12]、篠宮[7]、バサン[18])
[]内は行動値

バサン:メジャーでコンセ+オールレンジ+獣の力+天を統べる者+死神の手+ジャイアントグロウス+エンタングル
バサン:対象はPC全員。命中すると重圧が付与される。
バサン:止めるなら時の棺を検討して、結果を教えてね!
エナ:時の棺を使用します!
エナ:その判定を無効化!
GM:OK!
GM:攻撃は失敗しました。エースなのにな…
エナ:では侵蝕率を上昇させます。
エナ:エナの侵食率を10(→ 10)増加 (113 → 123)
GM:OK!では、演出しましょう。

バサン:「捕捉した。射程距離――」
バサン:高速で肉体が変形する。翼が薄くなり、加速し、さらに四つの腕が生える。鉤爪の腕。
バサン:その一本ずつが、麻痺性の毒針を持つクラゲの触腕だ。傷つけられれば、大きくレネゲイドの働きを阻害するだろう。
広木雅斗:「強襲形態(アサルトモード)ってところか・・・ヤバいぞ!」
エナ:「問題ない。奴の話を直接すだまから聞いたのは、僕だ」
エナ:「何も、考えていなかったとでも?」
エナ:突如として異変が起こる。
バサン:「む、」
エナ:時間の停止。初の特殊なワーディングによるものか。否、違う。
バサン:「バロール……魔眼」
エナ:「いきなり〝アイドル〟を狙うとは……」
エナ:「醜いな……身体も、心も!」
エナ:一瞬の停滞中に、強力な重力操作を行う!
バサン:「無理か。照準を……合わせることが」
バサン:「でき、ない」 標的を外し、キロンの翼の上で転がる。鉤爪が翼を擦り、火花が生まれる。
エナ:「流石に、墜ちはしないか」
篠宮庵:「ありがとうエナ君、助かった……!」
イヤーワーム:「おっと。コンビネーション失敗か……すごいのがいるね」
ミシュコアトル:「バサン。エースでしょう。速く再攻撃を準備して」
ナグルファル:「じゃあ、あいつを吹っ飛ばせば、次のエースはオレってことっスか? いやあ、燃えるな!」
ミシュコアトル:「それはない」
イヤーワーム:「ないな。迎撃を凌ぐぞ、展開しろ」

GM:演出よろしければ、手番はエナくんに移ります。
エナ:では雑談タブで相談をしてまいります。
エナ:お待たせしました。
エナ:では、僕の時代(ターン)
GM:Ok!
エナ:マイナーで斥力の矢Lv6を使用。射程:視界の射撃武器を作成して装備します。
エナ:エナ:エナの侵食率を2(→ 2)増加 (123 → 125)
エナ:メジャーにてコンボ『ブラック・レター』コンセ:ノイマンLv3+コントロールソート(射撃)+コンバットシステム(射撃)Lv4+虚構のナイフLv4
エナ:目標はメタリック・シープ!
GM:OK!やってみろッ
エナ:やっちゃらぁ! 判定します!
エナ:16dx7+6
DoubleCross : (16DX7+6) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,7,7,9]+10[4,5,5,7,9]+6[2,6]+6 → 32

エナ:妨害は……!?
GM:うおお!
GM:メタリック・シープには自分を守る機能などない……いちおうドッジ
メタリック・シープ:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 5[2,3,3,3,5,5] → 5

メタリック・シープ:絶対無理。なので…
エナ:なので……!?
イヤーワーム:砂の結界。
イヤーワーム:メタリック・シープをカバーリングします。グラビティガード+砂の盾。
イヤーワーム:ダメージをどうぞ。
エナ:4D10+24 装甲値諸々有効!
DoubleCross : (4D10+24) → 28[4,10,6,8]+24 → 52

イヤーワーム:52-3d10-6
DoubleCross : (52-3D10-6) → 52-14[8,5,1]-6 → 32

GM:うっ、結構いたい。32点ダメージです。でも死んでないよ!
GM:なかなかの痛手です。演出どうぞ。
エナ:演出!

エナ:「みんな楽しそうなのに、一人だけ浮かない顔をしているね」
エナ:「交ぜてあげないと、可哀想じゃないか」顔の近くで浮かび上がっている魔眼が、いつかのように形を変える。
メタリック・シープ:『攻撃予兆』
メタリック・シープ:『感知。当機は回避不可能』
エナ:「そうか、それは何より」
エナ:槍と化した魔眼が、まずはバサンの顔面を迂回するように幾何学的な動きで迫る。
エナ:重力操作により、その速度は生半ではない。
イヤーワーム:「射撃兵か。仕方ない。隠れろ……」 外套が大きくはためく。全周囲に広がって、それを阻む。 「防御する」
エナ:「織り込み済みだよ……〝友達思い〟」槍がより鋭さを増し、更にはいくつかの〝返し〟が付いた形状へと変化!
エナ:そのまま、力尽くで穿ちにかかる!
イヤーワーム:「ちっ。まあ……想定以上と言っておこう。これは強いな」
イヤーワーム:外套だけでは防ぎきれない。
イヤーワーム:いくらかの刺し傷を負うが、メタリック・シープは健在。本人も、まだ動く。
エナ:エナ:エナの侵食率を10(→ 10)増加 (125 → 135)

GM:手番は広木雅斗へ。
広木雅斗:オレの時代(ターン)
広木雅斗:コンボ:誰も彼もが飛べる気になって
《赫き剣》

広木雅斗:マイナーアクションでエフェクト使用、HP12消費、攻撃力12+8の白兵武器装備
広木雅斗:侵蝕+3で108に
広木雅斗:メジャーアクション!
広木雅斗:コンボ:天が割れるまで愛してやる
《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》+《渇きの主》+《ジャイアントグロウス》

広木雅斗:白兵攻撃、対象はお前だ、”バサン”!
GM:こいッ
広木雅斗:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,6,6,6,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,4,6,6,8]+3[3]+4 → 27

GM:キロンの援護は必要ですか?
広木雅斗:頼めるか?ちょっと不安!
キロン:では、援護します。達成値を+5してください。
広木雅斗:これで32だ!避けようだなんて思わないほうが良いぜ!
キロン:こいつ回避能力持たせてなかったな…でもドッジ
バサン:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 10[1,2,4,5,5,5,5,7,10]+1[1] → 11

GM:むりでした。ダメージください!
広木雅斗:ッシャ!ダメージ行くぜ!
広木雅斗:4d10+20+2d10+2d10 装甲無視!
DoubleCross : (4D10+20+2D10+2D10) → 9[1,1,4,3]+20+8[3,5]+15[8,7] → 52

GM:これが高め上振れだったら大変だったが……
GM:さすがにこれでは死なない!
広木雅斗:くっ・・・!
GM:52点そのまま喰らって、まだ動きます。
広木雅斗:渇きの主で8回復、対抗種でHP3点失い、侵蝕+14
GM:演出どうぞ~

広木雅斗:「器用なモードチェンジ、羨ましいくらいだぜ」
広木雅斗:血に染まる赫き翼を広げながら踏み込む
バサン:「白兵型か」
バサン:「面白い使い方だ。武器ではなく、翼にするのか」 六つの鉤爪で応じる。
広木雅斗:翼はそれぞれが各個に、触手のように動かすことが可能
広木雅斗:6つそれぞれで、かぎ爪を押さえつけ
広木雅斗:「なあ・・・ルシファーの翼って、何枚あるか知ってるか?」
バサン:「さあ……あいにく、聞いたことがない……な」
バサン:鉤爪はすべて抑えられた。もう一本、新たに増やして反撃を試みようとする。
広木雅斗:「2度と忘れられないように、体に刻み込んでやる」
広木雅斗:高まった侵蝕、ワーディングに中てられ暴走するレネゲイドが
広木雅斗:更なる翼・・・1つのかぎ爪では到底抑えられぬ、6つの翼の展開を可能にする!
バサン:「変化形態が多彩……ぼくとは別種類の……」
バサン:「これは、強いな」
GM:また、広木雅斗は自分が加速したように感じるだろう。
広木雅斗:(これは・・・キロン!)
GM:キロンの能力の一端だ。きみは時間の隙間を動き、バサンの反応速度をはるかに上回っていた。
広木雅斗:「後押し・・・サンキュな!」
広木雅斗:加速した6枚の翼が、”バサン”の肉体に幾重もの傷を刻み付ける!
バサン:「まずいな。これは……追いつかないぞ……!」
広木雅斗:そして傷を介し侵入した対抗種のレネゲイドが、内側からも”バサン”を傷つける
広木雅斗:「効いたかこの野郎!」
バサン:「効いたな……」
バサン:「こういう使い方をする相手は、はじめてだ」 飛び離れ、再び翼と触腕を展開する。
広木雅斗:「・・・答える余裕はアリかよ、タフガイが・・・!」

GM:手番はそのまま更級さんへ。
GM:行動をどうぞ!
更級初:はい。ではまずマイナー、”影射すところに光あり”聖剣の王者起動。メインプロセス中C値を-2、下限値4に。
更級初:メジャー。”天に於いて証するは”≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪無形の影≫≪シャドーテンタクルス≫≪原初の赤:要の陣形≫。
GM:OK。
更級初:対象はメタリックシープ、ミシュコアトル、ナグルファル。
篠宮庵:コンボ《CHEER FOR YOU!》発動!判定直前に《援護の風Lv8》、及びその直前に《ウィンドブレスLv6》を使用して判定ダイスを+8/達成値を+18するよ!
更級初:たすかります!
篠宮庵:オートなので即座に侵蝕値4増加。現在120!
更級初:4:”イヤーワーム”  〇感服/苛立ち、5:広木雅斗 〇好感/すこしかわいいかも この二人のロイスをタイタスにし、昇華。C値をさらにマイナス2.
更級初:このままならC値2で殴りに行きますがなんか妨害とかありますか!
GM:まったくない!です!
更級初:了解、では判定に。
更級初:18dx2+5+18 
DoubleCross : (18DX2+23) → 10[2,3,4,4,5,5,5,5,6,6,7,7,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,2,2,4,4,5,5,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,1,2,4,4,4,5,6,6,6,7,8,9,9,10,10,10]+10[2,3,3,4,4,4,4,6,6,7,7,7,8,10,10]+10[1,2,3,6,6,6,7,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,7,9]+10[1,2,2,3,4,5,6,6,7,7,9,10,10]+10[1,2,3,4,5,6,6,7,7,10,10,10]+10[1,1,1,6,7,7,7,8,8,9,9]+10[1,2,2,2,3,9,10,10]+10[2,3,6,7,7,7,10]+10[1,4,8,8,8,10,10]+10[1,3,4,5,7,10]+10[1,2,4,5,9]+10[3,3,4,9]+10[5,6,8,9]+10[2,2,4,9]+10[2,5,7,7]+10[2,3,3,10]+10[5,7,9,10]+10[1,2,2,6]+10[2,5,5]+10[2,5,10]+10[1,3,10]+10[9,10]+10[4,6]+10[2,4]+10[1,2]+10[9]+1[1]+23 → 314

GM:ワ…… ワァ……
更級初:ひえー 自分で見てびっくりするな…
GM:ヒ…… ヒッグ…… ヮ…
更級初:リアクションどうぞ。
GM:こんなものナグルファルにリフレックスがあったからとてどうにもならぬわ!一応使うけど!
ナグルファル:リフレックス+アクロバット
ナグルファル:8dx7+1
DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,2,4,6,6,6,7,8]+3[1,3]+1 → 14

GM:はい。
GM:ミシュコアトルはガード。
GM:メタリック・シープもガード。
更級初:了解。ではこのままならダメージロールに。
GM:で、イヤーワームがカバーリング。
GM:誰を庇うか……
GM:ミシュコアトルだな……
GM:グラビティガード+砂の盾。ダメージをください。
更級初:範囲を着ますか~ 了解です。ではロールしますね。
更級初:32d10+33
DoubleCross : (32D10+33) → 157[1,7,1,3,2,1,7,10,9,10,6,4,5,1,6,2,6,9,3,6,9,2,8,2,5,5,9,1,4,4,2,7]+33 → 190

更級初:190点装甲ガード有効ダメージです。
GM:吹き飛んだ。
GM:ナグルファルとメタリック・シープは星になりました。戦闘不能ダメージ。
GM:イヤーワームは魂の錬成で復活。
更級初:ぐぬぬ。持ってるか…!
更級初:更級初の侵食率を11(→ 11)増加 (115 → 126)
更級初:無ければ演出行きます!
GM:結果:ナグルファルとメタリック・シープは死亡。 ミシュコアトルは無傷。
GM:イヤーワームはHP30で復活。以上!
更級初:了解!
GM:演出どうぞ!

更級初:すう、と息を吸い込む。ゆっくりとした呼吸。 戦場では似つかわしくないくらいに。
更級初:(戦況は、悪くはない。一気に押し込まれそうになったけど、エナ君に篠宮さんが立て直したし、広木君もきっちりやってる)
更級初:やるか、と決めた。既に決めていたことだが、そうする必要があった。少なくとも、自分には。
更級初:「--行くよ、みんな!耐閃光防御しておいて!」
イヤーワーム:「……”剣”だ」 直前で、イヤーワームは気づいた。
篠宮庵:「初さんは遺産の扱いに慣れてますから、制御はお任せします」
篠宮庵:更級のもとに、柔らかな音が届く。『共振』、声を媒介に対象を賦活させる篠宮の能力だ。
イヤーワーム:「固まれ! あれが起動する!」
更級初:「…ありがと!たすかる!」
更級初:眼を瞑る。
篠宮庵:「初さんの全力を”信じます”。…決めてください!」
更級初:恐れがある。ひどく強い。それを、強く強く噛み潰す。
広木雅斗:「出すのか・・・”アレ”を!」何が出るかは分かっていないが、グラサンをかけ身構える
更級初:細身の白剣”天の車輪”を天に掲げ、その柄尻の黒へ、螺旋を描いて影が吸われていく。
更級初:「第一天:ヴィロン、展開。--”主は天を紗幕のように広げ、天幕のように張り。その上に御座を置かれる”」静寂に閉ざしたワーディングが、さらに強まる。耳に痛い位の静寂。
ナグルファル:「了解! オレが華麗に回避してみせますよ――」
更級初:「第二天ラキア、開設。”天の大空にて輝き、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしたれ”」剣身が白く輝きだす。それは天にある光。
ミシュコアトル:「馬鹿。……そんなこと、できると――」
更級初:その剣は、主を組み替える/影が電子回路のように体に張り巡らし。≪イージーフェイカー:環境適応≫
更級初:刃が齎す死を、その敵以外から遠ざけるために。
更級初:「……第三天:シェハキム、限定接続」
更級初:「開始」
エナ:「まずい。死ぬぞ、これは」脳をフル回転させ、安全な立ち位置を計算……急いで退避する。
更級初:「--”太陽は、花婿が天蓋から出るように。勇士が喜び勇んで道を走るように”」鍔元の車輪が外れ、横に回る。央に輝く球体を抱え。
更級初:果てもなく飲み干した影は、白の光となって刃となり、元の細身とは打って変わった大剣へ転じてゆく。
更級初:「”天の果てを出で立ち、天の果てを目指して行く。--その熱から隠れうるものはない”」
更級初:ごうごうと燃え盛る。天にある火、それは一切の色彩を拒絶する。
更級初:ただ、白。
更級初:ぐ、とわずかに切っ先が斜めを指した。わずかに過ぎる動きが、はっきりと伝わる。
更級初:山や海が僅か動くだけで、どうしたか伝わるように。
ミシュコアトル:「……”聖剣”タイプ! こんな過剰な出力は……」
更級初:きん、と線が三つ奔った。熱を伝える誘導路にして斬線--それに対手をとらえる。
更級初:「--熱量誘導」止まった時間の中で、天球が罅割れ。
イヤーワーム:「通常の遺産じゃ、あり得ないね。まったく……」
更級初:その白、太陽の熱が焼き焦がし--
更級初:ばきりと砕けた天球が、熱ごと消えて。
更級初:--再度、傷ひとつない天幕が開かれる。
ナグルファル:「う――」
ナグルファル:「おおぉぉぉぉおおおいいいッ! なんだよ、それッ! こんな――」
GM:ナグルファルの絶叫は唐突に途絶え、メタリック・シープは声もない。
更級初:夜の静寂は、変わらぬままに見せている。ただ、剣刃の先にあった者だけが、その炎から逃れ得ぬ。
更級初:「、ふ、けほっ………、」夥しい汗と蒼白な表情。
更級初:ばたばたと白い肩布がはためいた。
イヤーワーム:「阿保め。私でなければ……」 切断され、焼灼された。外套ごと。だが――
イヤーワーム:「一刀両断で終わっていたな」 その切断された外套が、肉体を繋ぎとめる。着用者の死を許さない。
更級初:「……さすがに遺産。これだけじゃ無理か」刃も身体も元のそれに戻っている--バロールの時間操作による巻き戻し。それでも消えきらぬ負荷が苛む。
エナ:重力操作で初が墜落しないよう力添えしつつ、彼女を支えるためにと走る。
更級初:「みんな、……これで、ほとんどカンバン。ごめん、あとはよろしく…!」
広木雅斗:「すっっっっっげえ・・・・・・」
エナ:「有言実行とはまさにこのことだ。ありがとう、初」
篠宮庵:「……す、すっごい……トンデモですねその剣………」後押ししたとはいえ、出力された結果に唖然としている。
更級初:「あはは…言ったろ。わたし、嘘はつかないよ」
エナ:ならばこちらも有言実行。絶対に初を見捨てない。何事もなく終わりを見守らせてみせる。
イヤーワーム:「通常の”聖剣”タイプの出力をはるかに上回る。可能ならば、あの遺産を持ち帰りたいが……」
バサン:「余計なことを、考えてる暇はないように思う」
バサン:「次が来る」

GM:手番は篠宮さんに移ります。
GM:行動をどうぞ~
篠宮庵:アレ?って思ったら先の手番のナグルファルくん消し飛んでたんでした
エナ:おっ、煽るねぇ!
GM:もはや塵になった
篠宮庵:では、マイナーアクション!所持品からアルティメイド服を装備します!
篠宮庵:メジャーアクション、《SONG FOR YOU!》サイレンの魔女Lv8で敵全体を攻撃します!
篠宮庵:判定直前、《CHEER FOR YOU!》いつもの援護とブレスで、達成値+18とダイス+8!
GM:殺意があるんじゃ…
篠宮庵:何も妨害なければ判定に行きましょう!
GM:判定どうぞ
篠宮庵:19DX10+22
DoubleCross : (19DX10+22) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,9,9,10,10]+10[4,10]+2[2]+22 → 44

篠宮庵:あ、ダイス数間違った!8+8で16ですね、失礼!
篠宮庵:16DX10+22
DoubleCross : (16DX10+22) → 10[1,1,1,1,2,4,4,4,5,5,5,8,8,9,9,10]+10[10]+3[3]+22 → 45

GM:おぎゃぁ……
GM:リアクションしていくぞ
バサン:ドッジ。
バサン:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 8[1,2,3,3,4,5,5,7,8] → 8

バサン:はいむり!
ミシュコアトル:ガード。
篠宮庵:そして忘れてましたがアルティメイド服の効果で達成値が+3ですね 意味はないですが……
イヤーワーム:グラビティガード+砂の盾+魔人の盾。さすがにカバーリングにはいけない。
イヤーワーム:あと雲散霧消も使う。
イヤーワーム:これは蛇王の外套がもたらしたエフェクトだ。
GM:ダメージください。NPCの上乗せあるなら使ってね。
篠宮庵:かったい……!なら、こちらも全力ですね!
篠宮庵:5D10+24 装甲無視、ガード有効
DoubleCross : (5D10+24) → 28[2,10,6,1,9]+24 → 52

篠宮庵:NPCカード、すだまを使用!力を貸してください!
GM:OK!
GM:ダメージは+20です。
篠宮庵:最終ダメージ72点、装甲無視です!
GM:まず、バサンはさっそく魔獣の証で復活します。
GM:ミシュコアトルは無理。吹っ飛びます。
GM:イヤーワームは、まず雲散霧消で25点減らして、47点。
GM:これを魔人の盾で30点減らして、17点。
GM:17-3d10-6
DoubleCross : (17-3D10-6) → 17-15[9,1,5]-6 → -4

GM:イヤーワームは無傷で耐える。
篠宮庵:やりますね……!
GM:ミシュコアトルが撃墜。演出をどうぞ。

篠宮庵:腰にカラビナで下げたブリキ缶から、かろん、と小さな音が鳴ったのを聴き取る。
篠宮庵:「……こっちもテンションは仕上がったみたいです。聞かせられなかった人がいるのは残念ですけど」
篠宮庵:「刑部山上空、1DAY限りの突発ライブ!行っちゃいましょうか!」
イヤーワーム:「範囲型……まだいるのか……これは」
篠宮庵:派手な装飾のブリキ缶を手に取り、片手で上面の金蓋を押し開ける。
イヤーワーム:「防ぎきれない。ミシュコアトル、離脱しろ!」
篠宮庵:そこにはいつも通り、いつの間にか現れている黒い飴。この遺産が発揮するレネゲイド能力の発露だ。
篠宮庵:口の中に放り込み、一息に噛み砕いて飲み下す。全力を出すためのルーチン。
篠宮庵:「篠宮・庵、──歌います!」
バサン:「音響……なんだ、あれも遺産か?」
篠宮庵:息を限界まで深く吸い込み、胸を反らしてぴた、と止める。
篠宮庵:「”─────!”」
篠宮庵:不可視の振動が、声が、周囲一円に殺到する。
ミシュコアトル:「……音速、に達するのは、ナグルファルだけかと思っていたけど」
ミシュコアトル:「これは本物ね……! これで限界……!」
篠宮庵:回避、などという言葉が存在する余地はない。衝撃の壁が、キロンの背を除いた全てを巻き込み、震わせ、砕いて行く──!
バサン:「火力の高い者ばかりだ……」
篠宮庵:「……っ、げほっ」喉の奥に残る苦みと赤を吐き出しながら、まだ飛んでいる敵影を確認する。
篠宮庵:「アンコールが必要みたい、……ですね」
バサン:「どういうチームだ? アイドルと言ったな。きみがリーダーか?」
バサン:「もっとも戦場に対する影響力が大きい。コードネームを聞いていなかったな」
篠宮庵:「いいえ、わたしはただの通りすがりのアイドルです。今回の主役は、キロンくんと広木くんでしょう」
バサン:「ますます理解しがたくなってきた……」 破壊された肉体を、その片端から修繕していく。
篠宮庵:「”セイレーン”、篠宮・庵です。もしもお互い生きて終わったら、ライブに来るなら歓迎しますよ?」
バサン:「UGNは、もっと軍隊のような組織だと思っていた。なかなか面白いんだな……」
バサン:「最後の一欠片まで、死力を尽くすべき相手だ」

GM:ミシュコアトルは吹き飛んで動けない。
GM:クリンナップを経てセットアップ。2ラウンド目です。
イヤーワーム:赤方偏移世界。行動値を19にする
GM:バサンはないので、セットアップ宣言をどうぞ。
エナ:セットアップなしです!
篠宮庵:ここまで来たら全力全開!《限界突破》で変わらず援護の風を指定。
篠宮庵:さっきのメジャー分も合わせて12上げておきます。
広木雅斗:セットアップなし!
篠宮庵:篠宮庵の侵蝕率を+12(120→132)
更級初:”杯の業”≪原初の黄:活性の霧≫をエナ君に。攻撃力+18、ドッジダイス-2dです。
更級初:更級初の侵食率を3(→ 3)増加 (126 → 129)
エナ:ありがとうございます!
GM:では、初手はイヤーワーム。
イヤーワーム:自力で当ててやる……
イヤーワーム:マイナーなし!!!
イヤーワーム:メジャーでコンセ+コントロールソート!
GM:対象は庵さんと初さん以外。2択。
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

GM:エナくん!
エナ:ほう……!
イヤーワーム:メジャーでコンセ+コントロールソート
イヤーワーム:射殺する…!
イヤーワーム:8dx7+5
DoubleCross : (8DX7+5) → 10[3,3,4,6,8,9,9,10]+10[5,5,6,10]+1[1]+5 → 26

イヤーワーム:や、やったぞ……!
イヤーワーム:エナくんはリアクションしてね!
エナ:ドッジを試みます! どうせHP1ですから!
篠宮庵:コンボ《CHEER FOR YOU!》発動!判定直前に《援護の風Lv8》、及びその直前に《ウィンドブレスLv6》を使用して判定ダイスを+8/達成値を+18するよ!
エナ:!?
エナ:ありがとうございます!!
篠宮庵:まだ一発あるから大丈夫、此処は確実に避けて!
エナ:うおおお! 庵ちゃんの力が! いくぞー!
篠宮庵:篠宮庵の侵蝕率を+4(132→136)
エナ:13dx+18>=26
DoubleCross : (13DX10+18>=26) → 10[1,2,2,3,3,4,4,6,7,7,9,10,10]+8[2,8]+18 → 36 → 成功

GM:なんじゃあああああ!
GM:回避です。演出します。

イヤーワーム:「次、行くよ」 外套がはためく。黒い槍を形成する。
イヤーワーム:「飛べ!」
GM:四つの黒い槍が、エナを狙って放たれていた。
エナ:「意趣返しとはね!」
GM:この時点では、すでに気づいているだろう。磁力ではない。バロールの魔眼による重力が、槍を操作しているのだ。
エナ:対応するための計算は可能。だが幼い肉体がその通りに動けるか否かはエナにとって永遠の課題だ。
篠宮庵:「二度はやらせませんッ!エナ君!」
エナ:「……庵?」
篠宮庵:言葉と同時に声を伝える。肉体能力の賦活、それが今必要な支援だ。
エナ:「はは……懐かしいな、これは」
エナ:「聴けば何でも出来る気になれる。実際に何でも出来てしまう。大好きだ! キミの声が!」
篠宮庵:「だったら、貸し代わりに依頼一つ!無事終わったらライブに来てね!」
GM:じゃっ、と、空中で槍が軋む。その軌道を変えて、エナの肉体を狙って着弾する。
エナ:観測する。観測する。観測する。観測する。
エナ:左斜め前に、加速!
エナ:それだけで……終わった。何もかもが、無事に!
エナ:「依頼なら問題ないな! 承った!」無傷で立つ少年が、敵を視界に収めさえせずに庵へと笑顔でそう答える。
イヤーワーム:「……なんだ? 見切れるのか? 時間制御……じゃない……」
イヤーワーム:「外した! まずい、バサン、防御しろ!」

GM:手番はエナくんへ。行動どうぞ!
エナ:メジャーアクション! コンセ:ノイマンLv3+コントロールソート(射撃)+コンバットシステム(射撃)Lv5+虚構のナイフLv5
エナ:対象はイヤーワーム!
GM:OK.
GM:判定どうぞ!
エナ:了解です!
エナ:18dx7+6 ドッジダイス二個減少。
DoubleCross : (18DX7+6) → 10[2,3,3,4,4,5,6,7,7,7,7,8,9,9,9,9,9,10]+10[2,3,3,4,6,6,7,7,8,9,10]+10[4,5,6,7,9]+10[8,10]+3[1,3]+6 → 49

イヤーワーム:ガード。出し惜しみできる状況じゃない。グラビティガード+砂の盾+雲散霧消
バサン:ドッジ。
バサン:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 10[1,1,2,3,4,5,6,8,10]+6[6] → 16

バサン:NO...
GM:ダメージをください。
GM:バサンくんは対象ではなかったです。
GM:リアクションしてません。皆さんは何も見なかった!
エナ:5D10+14+15+18 装甲値諸々有効。
DoubleCross : (5D10+14+15+18) → 23[1,3,10,2,7]+14+15+18 → 70

GM:70…雲散霧消しといてよかった……
GM:いや、よかったかどうかはまだわからないな
GM:まず25点減らして、45点……
GM:いまHP30だから、3d10で9以上が出れば生存 いけるだろ…たぶん…
イヤーワーム:45-3d10-6
DoubleCross : (45-3D10-6) → 45-17[4,6,7]-6 → 22

GM:ハイイィーーーッ!生存!
GM:残りHP8!
エナ:エナの侵食率を10(→ 10)増加 (135 → 145)
GM:演出をどうぞ~

更級初:「エナ君、ちょっと変な気がするかもだけど、受けてね!」更級の影がエナのそれへ注がれる。あなたは自然と身体、能力…そうしたものがより強く在る事がわかる。
更級初:影とは外にあるたましいであるとされる迷信がある。そうした論理によるシンプルな強化。
エナ:「影だけでここまでの……いや、ウロボロスならば当然か」
エナ:魔眼に、注がれた影から出でる霧が纏わり付く。
エナ:その魔眼が再び黒い槍へと変化したとき、その霧がいくつもの矢となって槍をぐるりと一周するように並んでいた。
エナ:「いいものをもらった。これなら、さっきよりはマシな結果を生み出せそうだ」
エナ:今度は幾何学的な動きなどに頼らない。珍しく、ただただ真っ直ぐに槍をイヤーワームの元へと射出する。
イヤーワーム:「この程度……で……!」
エナ:狙いは心臓! まずは矢を先行させ、外套にダメージを!
イヤーワーム:黒い外套が展開し、防御の装甲を展開する。
イヤーワーム:七枚。 ――槍はその防御を一枚、二枚、三枚と貫き――
エナ:「見えた」
イヤーワーム:六枚目を穿ったところで止まった。
エナ:「……なるほど」
エナ:「うん、ありがとう。面白かったよ」
イヤーワーム:「黙っていろ。……こんなところで、墜ちるわけにはいかない……!」
エナ:「後は、そのザマでどうなるか……観測させてもらうとしよう」
エナ:踵を返し、再び初を支える仕事に戻る。
イヤーワーム:「私はイヤーワーム。この黒衣の担い手。いずれ……管理者の卓に座る者だ」

GM:手番は広木くんへ。
GM:行動をどうぞ。
広木雅斗:行くぜ!!!
広木雅斗:マイナーで暴走を解除!
広木雅斗:コンボ:天が割れるまで愛してやる
《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》+《渇きの主》+《ジャイアントグロウス》 ジャイアントグロウスは2回目、打ち止め!

GM:OK!判定どうぞ!
広木雅斗:対象はもちろん”バサン”!
広木雅斗:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,3,3,3,4,6,6,8,8,9,10]+10[1,5,6,9]+1[1]+4 → 25

GM:支援は使いますか?
広木雅斗:使えば丁度30になる・・・お願いします!
GM:OK.では達成値を+5してください。
バサン:こちらはドッジ。
広木雅斗:これで30!避けられるかな!
バサン:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 9[1,1,2,3,4,4,5,7,9] → 9

バサン:だめじゃ…… これは運が悪い 九個振って一個も回らないなんて
GM:ダメージください。
広木雅斗:行くぜ!
広木雅斗:4d10+20+2d10+2d10
DoubleCross : (4D10+20+2D10+2D10) → 21[6,7,1,7]+20+15[10,5]+11[5,6] → 67

GM:そのダメージは耐えられません
GM:バサンは撃破されます。演出をどうぞ。

広木雅斗:空中の足場、重力や風による制御で保たれてはいるが
広木雅斗:やはり地面とは感覚が違う
バサン:「ぼくと正面からやるのか」
バサン:「もう一度? たぶん……やめた方が良いと思うが」
広木雅斗:(こういう”環境”の違いは、戦いが長引くほどに大きくなっていくって漫画で読んだ・・・だから)
広木雅斗:「これで終わらせる───!」
広木雅斗:赫き翼、6つ、続けて6つ、計12枚でバサンに迫る!
広木雅斗:「止められるか、これが!」
バサン:「それはさっき見た」 バサンは六本の腕を、さらに太く、強く強化する。一本につき、広木雅斗の翼を二本相手取る。
バサン:「ぼくときみの違い。変化のバリエーションならきみの勝ちだが、出力はぼくだな」
バサン:「キュマイラ・シンドロームとのダブルだ。基本的な腕力が違う……見えていればね。受けることができる」
広木雅斗:「・・・!」肉薄しているのに、あと一歩、踏み出すことができない
GM:ぎっ、と、異様な音が響く。広木雅斗の連撃は、力づくで捌かれる。距離を離される――このままでは。
バサン:「一本くらい隠しておくべきだったよ。これが全てか?」
広木雅斗:そう、振るったその拳は届かず───しかし
広木雅斗:その手に握られた剣は───違う
広木雅斗:それは赫き翼を引き抜き、剣のカタチに整えたもの
広木雅斗:いうなれば、そう
広木雅斗:「赫き剣(ブラッド・キャリバー)・・・!」
広木雅斗:振りぬいた斬撃が、バサンの胴を撫でる!
バサン:「なるほど、刃状の変化。想定できる変化だ。このくらいは――」
キロン:「戦いは……虚空を飛ぶように、いつも一人だが……」 広木雅斗は、周囲の空間が狭くなったように感じる――いや、違う
キロン:「友達がいる。その事実を思えば、一人でも悪くはない」
広木雅斗:「これでも足りねえか・・・だが!」
GM:広木雅斗は加速している。
広木雅斗:「2人分の出力なら・・・どうだ!!!」
GM:バサンの動きが緩慢に見える。
GM:その強靭な六本の鉤爪の隙をついて、攻撃を完遂できるだろう。
GM:望む場所に戦闘を決定づける一撃を与えることができる。
広木雅斗:その刃が斬りつけたのは、両膝と、両肩
広木雅斗:完全に切断しないまでも、もはや動くことはできないように
バサン:「……すごいな、これは……」
広木雅斗:「これで・・・戦闘不能(リタイア)だァ!!!」
バサン:「きみたちは強い。リタイア、だ。すまないリーダー」

GM:手番は更級さんに移ります。
更級初:ここは……そうだな、マイナーでイヤーワームに接敵。
更級初:メジャー。”右方に座すは”≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪無形の影≫、聖剣の王者で攻撃します。
更級初:8dx7+5 
DoubleCross : (8DX7+5) → 10[1,2,2,5,5,5,9,9]+10[4,10]+6[6]+5 → 31

更級初:ギリギリ過ぎる
イヤーワーム:当然、ガード!
イヤーワーム:グラビティガード+砂の盾。
GM:ダメージをどうぞ。
更級初:4d10+15 装甲等有効 活性がないからなあ
DoubleCross : (4D10+15) → 23[6,7,3,7]+15 → 38

GM:38……こちらのHPはのこり8……
GM:つまり3d10+6で31以上を出せばいいってことだなあーーーッ!
GM:うおおおおーーーっ
イヤーワーム:38-3d10-6
DoubleCross : (38-3D10-6) → 38-11[3,3,5]-6 → 21

GM:死
GM:撃破されました。演出をお願いします……
更級初:あぶ、なかった…!
更級初:更級初の侵食率を6(→ 6)増加 (129 → 135)

更級初:蒼白な顔を上げて、白い剣を再度構え直す。
更級初:「さて、そろそろお互い限界だろ。決めるとしよう、か…!」
更級初:影が伸び、柄尻の宝石に吸い込まれ。白い白い羽根の如き刃が伸びる。
イヤーワーム:「聖剣使い……」
更級初:キロンの翼を蹴り、光の圧で真っ直ぐに。刃と左肩の白布がはためき。
イヤーワーム:「やってみろ。その中途半端な適合で!」
イヤーワーム:「斬れるか!」 残った撚糸をかき集めて、防御のために展開する。
更級初:「はは。流石にバレバレか。でもね」
更級初:剣身を編む二重螺旋が解れ、内から迸るは真白き光。
更級初:それは、先の全開放のときのような、塗りつぶすが如き圧は無い。
更級初:「わたしは」刃が撓る。
更級初:ぐるんと樽の内側を擦るような軌道。
イヤーワーム:「私は」 黒い外套が翻る
イヤーワーム:撚糸防御だけではない。自らの腕に繊維を突き刺し、強化したそれを盾の代わりに掲げる。
更級初:「”プロタヒリティス(代理人)”…、そんな風に名乗っているんだ。戦えない誰かが、それでも戦いの場に立たされるとき」
イヤーワーム:「管理者の卓に座る者。遺産遣いを統べる存在……”レリックドライバ”さえ凌駕し……」
更級初:「その命と尊厳を託される。…---なら、」いびつな左右で長短の違う羽根が舞う。
イヤーワーム:「何もかもの真実を手中に収めてみせる」 体を丸めて、衝撃に備える。
更級初:「絶対に負けちゃいけない。--”我、刃に誓うものなり”」
更級初:「”白刃をもってして、凶器をもってして。悪なると知りつつ善を為さん”」盾に真向から向かう軌道の刃が振るわれ。
更級初:互いに弾かれ、
イヤーワーム:「閉ざせ、界装」
イヤーワーム:「防御しろ!」
更級初:「ぉ」
更級初:「ぉお…!」それは地上では絶対にありえない剣だった。
更級初:地に足を付けるということは安定と反発力を得ることである。宙に舞う事はそれを失い、すなわち剣の理を失うことである。
更級初:だが、ここは。
更級初:天の中である。高き山の、さらに上の空である。
更級初:延び伸びた刃が、キロンの翼にそっと触れた。
更級初:擦れ合い、加速。
更級初:「--」
更級初:ふつりと刃、長い羽根が消えた。
イヤーワーム:「………こいつを……」
イヤーワーム:「最初に、始末しておくべきだった」
イヤーワーム:「……噂に聞く、以上、だな」 一瞬遅れて、切り裂かれる。外套が千切れて吹き飛んでいた。
GM:イヤーワーム撃墜。
GM:戦闘終了です。
───────
GM:使われたEロイス《超越活性:雷の槌》《悪意の伝染》《破壊神顕現:電子機器》《予告された終焉:キロン》
GM:振る人は4つ振ってください
更級初:振ります!!
広木雅斗:侵蝕率を上げ忘れていました、メジャー分が+14で 136です
更級初:135-4d10
DoubleCross : (135-4D10) → 135-23[4,4,8,7] → 112

エナ:振ります!
篠宮庵:貰います!
広木雅斗:4個振るぜ!安全第一!
エナ:145-4D10
DoubleCross : (145-4D10) → 145-27[8,7,10,2] → 118

篠宮庵:136-4D10
DoubleCross : (136-4D10) → 136-23[4,9,8,2] → 113

広木雅斗:136-4d10
DoubleCross : (136-4D10) → 136-19[3,4,2,10] → 117

GM:あとは各自の判断でどうぞ!
更級初:ここは……残り4個、一倍で行ってみよう。
更級初:112-4d10
DoubleCross : (112-4D10) → 112-18[5,6,4,3] → 94

更級初:よし、5点帰還です。
広木雅斗:ロイスは実は6個残ってる!等倍振り!
エナ:なんとロイスが無傷。等倍で参ります。
広木雅斗:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-19[2,4,3,2,3,5] → 98

広木雅斗:あ、あぶねえ・・・!帰還!
エナ:118-6D10
DoubleCross : (118-6D10) → 118-32[3,5,7,4,3,10] → 86

篠宮庵:これなら等倍圏内だね。広木くん!?!?
エナ:無事に帰還!
エナ:雅斗ォ!!
篠宮庵:ひやひやした……ともあれ、わたしも等倍で振ります。
GM:あぶな~~~~
篠宮庵:113-5D10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-31[10,1,10,4,6] → 82

更級初:皆5点圏ですねっ
エナ:全員5点!
広木雅斗:そうだぜ!
GM:みんな5点!Ok!生還です、お疲れさまでした!
エナ:GMに渡る分も多くなるぜ! やった!
更級初:おつかれさまでした~~!
篠宮庵:うん、無事生還!お疲れ様でした!
エナ:お疲れ様でした! 帰還出来てよかった……きれいに終われるから。
広木雅斗:いつもギリギリギリギリギリギリを求めて十字を引きちぎる
GM:■経験値
広木雅斗:24
更級初:24
エナ:24
篠宮庵:24
GM:32

───────

【目次へ戻る】

ED1:彼の名は空をゆく炎


ED1:彼の名は空をゆく炎

GM:戦闘は終結した。
GM:すでにA.S.FOは身動きが取れず、遠からずやってくるUGN部隊によって拘束されるだろう。
GM:ただその前に、キロンときみたちにはやるべきことがあった。
キロン:「そろそろ山頂だ」
キロン:「復調率は82%。飛び立てるだけの体力は戻った。大気圏を脱出すれば、徐々に長距離航行のための状態に回復していくだろう」
更級初:「…そっか。さっきの戦闘で何か問題が起きなくてよかった」
キロン:「きみたちの戦いのおかげだ。感謝する」
更級初:「そうかい?結構頑張った甲斐があったかな」へにゃりとした笑い。
篠宮庵:「いえいえ。キロンくんの飛行能力が無ければ、わたし達だって太刀打ち出来ませんでしたよ」
キロン:「それぞれ果たすべき役割を果たしたと思う。飛ぶことのできる者が飛んだ」
キロン:「いいチームだった」
篠宮庵:「そうですね。本当に、いいチームだった……」だった、という過去形に少ししんみりした顔。
エナ:「ああ。そしてあれほど自由自在に飛べるなら、何も心配はないだろう」
広木雅斗:「・・・行くんだな」
キロン:「ああ」
キロン:「行く。宇宙の旅は穏やかとはいえないものになるだろうが、楽しんでくる」
更級初:その真っ直ぐな言葉に、どこか虚脱の感覚が抜けて。
広木雅斗:「・・・これ、持ってけ」
広木雅斗:シルバーのチェーンネックレスだ
キロン:「これは? 何かの器具か」
広木雅斗:「堕天使を縛る・・・鎖ってやつだ」「でも、お前に渡すんなら、意味は違う」
広木雅斗:「友情をつなぐ、鎖だ」「これを見て、オレたちのことを、思い出せ」
キロン:「LUCIFERの鎖か……」 身に着け方がよくわかっていない。腕に巻く。
キロン:「悪くない」
広木雅斗:「だろ?」
エナ:「本来なら飛べない雅斗が、あらゆる方法を用いて飛んだのは見たとおり」
エナ:「そんな彼の私物であれば……〝移動〟に関するお守りとしては最上級だろう」
キロン:「本当にな」
キロン:「本当にあらゆる方法を用いて飛んだな……」
キロン:「びっくりした」
エナ:「同感だ」笑みがこぼれる。
更級初:「あんまり無茶なことするとこばっか真似したりしないようにね」からかうような。
広木雅斗:「本当はあれで発射の見本になろうと思ったんだけどな・・・」
篠宮庵:「あれはこの星の人類でもわりと広木くんしか出来ない奴だからね」
キロン:「たしかに私もそんな気がする。……きみたちは……」
キロン:「これからも、地上で戦い続けるんだな?」
キロン:「あんな風に」
広木雅斗:「お前を狙ったような連中が、まだまだたくさんいる」
広木雅斗:「戦いは、そう簡単には終わらないと・・・思う」
更級初:「ん。そうだね、わたしはこの子のしっかりした継承者を見つけるまではそうするかな」剣の柄に手を触れて。
エナ:「それこそ、キミの旅のように長いだろう」
キロン:「お互い、まだ先は長いというわけだ」
キロン:「よい旅路になるように、俺も祈っておく」
エナ:「とはいえ、こちらは終末が多少ははっきりしている」
エナ:「だがキミの場合、まずは宇宙に別の生物が存在するのか……前提があやふやな状態から始まる」
エナ:「その上、気が遠くなる程に……長い時間、孤独を味わうこととなる」
エナ:「仮に目的地がケプラー452bであるとすれば、地球からの距離は約1400光年……ニュー・ホライズンズが時速59,000kmで向かっても、約2580万年はかかるレベルだ」
エナ:「…………大丈夫かい?」
キロン:「私は時間構造を欺瞞できる。宇宙空間では、光よりはずっと速いだろう。それでも……やはり……遠い旅ではある」
キロン:「だが、楽しい思い出がある」
キロン:「地球に友人がいることを思えば、やっていけるよ。ありがとう」
エナ:「これからは、定期的に天文関係の記事を読むことにしよう」
キロン:「……そろそろ山頂だな」
広木雅斗:「いよいよ、か」
キロン:「本当に世話になった」 銀色の粒子が翼を形作り始めている。まもなく頂上に至る。
更級初:「ん。速いもんだね」
キロン:「しばらくは通常速度で交信できるだろう。メッセージを……やがて手紙になるまで、地上に送る」
キロン:「時に応えてくれると嬉しい」
広木雅斗:「立派な翼だな、お前もまた・・・堕天使だ」
キロン:「堕天使の概念はとても難しいが、賞賛の言葉だと受け取っておく」
広木雅斗:「正解だぜ」
キロン:「では……名残惜しくはあるが……」
キロン:「ここで行くよ」
更級初:「あはは。中々独特。ん、そっか。じゃあ、そうだなあ」
更級初:「わたしたちじゃ目で直接見れないものもばかりだろうから、楽しんで来てね」
キロン:「そうする。写真も送ろう」
GM:朝焼けが収まり、青い空が頭上に開けている。雲は途切れて、風が吹いている。
エナ:「最高の飛翔日和だ」
広木雅斗:「いい空だ・・・」
更級初:「楽しみにしてるよ。……綺麗だなあ」
エナ:「おかげで見送りやすい」
篠宮庵:「今度書く曲は、星をテーマにしよっかなぁ」
篠宮庵:「ラジオでも流すから、その時は是非聴いてね、キロン君」
キロン:「良く晴れて視界良好だ」
キロン:「ああ。それも楽しみだな……音楽は……」
エナ:「地球人の歌声の一つだと紹介するのもいいだろうね」
キロン:「きっと伝えるようにする。地上の歌い手だ」
エナ:「……参ったな。渡せるものが何もない」
キロン:「きみからも、もう十分受け取っている」
キロン:「それを信じてくれるだけでいいと思う」
エナ:「……」
エナ:「キミなら、地球外生命体に何も誤解を与えずに済むだろう」
キロン:「そうであるように努力する」
エナ:「その優しさが最高の武器だ。保証するよ」
エナ:「さようなら、キロン。どうか健やかに」
キロン:「きみたちこそ、気を付けるように」
広木雅斗:「ちゃんとやり取りできるように、UGNの偉い人に掛け合ってみる」「だから・・・手紙、送ってくれよな」
キロン:「私のデータ送信能力は高い。問題ない」
広木雅斗:「なら・・・心配事はもうねえな!」
広木雅斗:歯を見せた笑顔で
篠宮庵:「行ってらっしゃい、キロンくん。そしていつか、おかえり、って言えますように」
キロン:「うん」
キロン:「LUCIFER、きみに出会えてよかった。色々と……とても……楽しかったから」
キロン:「……新しい歌、楽しみにしている」
キロン:「では」 山頂をその爪先が踏む。
キロン:「本当にありがとう」 ぎっ、と翼が広がって、飛翔が開始される。
広木雅斗:「元気でな・・・元気でな!!!」
キロン:「――行ってきます」 炎を吹きだし、眩しいほどの光と、強い熱を感じただろう。
広木雅斗:その眼から、涙が零れる
GM:その一秒後には、はるか空の向こうに瞬く光となった。
エナ:「……I give infinite thanks to God, who has been pleased to make me the first observer of marvelous things(素晴らしい出来事の最初の立会人に私を選んでくれた神に、筆舌に尽くしがたい最大の感謝を).」
更級初:「いってらっしゃい、きみに善き出会いと、幸運がこれからありますように!」手を振る。遥か遠くの光となっても。
エナ:「いってらっしゃい」開いた片手を、天に伸ばして。
広木雅斗:「・・・・・・」首にかけたチェーンネックレスが、熱風に揺れて
篠宮庵:「うん、あなたの為の歌を書くから、感想聞かせてね。……はやいなぁ」手指の隙間から見える、夜空の残光に目を細める。
広木雅斗:「あばよ・・・遠い遠い星からの」
広木雅斗:「オレたちのダチ、キロン」
GM:太陽の下では、星は見えづらい。
GM:だが、夜になれば見えるはずだ。無限に思えるほど光る星がある。
GM:そのいずれもが燃え盛る炎であり、その一つが遠くを旅する友人であることを、きみたちは知っている。
───────

【目次へ戻る】

ED2:エナ


ED2:エナ

GM:支部に戻ると待っていたのは、疲弊した顔の諜報部員だった。
GM:つまり、鈴掛退蔵。
鈴掛退蔵:「……事態が極めて大事になり、それから極端な収束の仕方をした……」
エナ:「……そう、だろうね」
鈴掛退蔵:「UGNの人員を動かして、地域全体に隙なく配備し……その結果生じた厄介事を……」
鈴掛退蔵:「処理、しきってみせたぞ……!」
エナ:「…………すまない。本当に悪かった」
鈴掛退蔵:「謝罪は結構だ……そういう書類があるからな。だが、疑問があるので聞かせてくれ」
エナ:「良かったら、その……糖分を」途中で買ってきたドーナツを箱ごと差し出す。
エナ:「疑問とは? いや、そりゃ沢山あるだろうけれど」
鈴掛退蔵:「きみが”キロン”を空に送ろうと判断した理由だ」
鈴掛退蔵:「いままでのきみの任務から、もう少し冷徹で理論的な判断を行うタイプだと思っていたよ」
エナ:「僕も……そう思っていた」
鈴掛退蔵:「今回が特別だったのか?」
エナ:「今回は、初の任務失敗となる。A.S.FOは排除したものの、肝心のキロンを送り出してしまった」
鈴掛退蔵:「……まあ、失敗とまでは言えないが。依頼した内容の実行ではなかったか」
エナ:「初めてだよ。徹頭徹尾という言葉が消え失せたのは」
エナ:「そういう意味では特別と言える」
鈴掛退蔵:「心境の変化でもあったのか?」
エナ:「……そうだね」
鈴掛退蔵:「それとも、何か思い出したか?」
エナ:「……それもある」
エナ:「説明が難しいな……」
エナ:「ただ、一つだけ強く思ったのは……」
エナ:「このままキロンを送り出してやらないと、皆を信じていないことになってしまう」
鈴掛退蔵:「ふむ……」
エナ:「僕が次に目覚めても、隣にいてくれる……そう信じてくれている彼らの顔に泥を塗ることになる」
エナ:「それは……嫌だったんだ」
鈴掛退蔵:「きみと関わりのある人々のためか?」
エナ:「そうだ。極めて個人的な理由で、最後の最後に結末を変えてしまった」
エナ:「組織よりも、友を選んでしまった」
エナ:「UGNには、返しきれないほどの恩があるというのにね……」
鈴掛退蔵:「いいさ。UGNは営利企業じゃない」
鈴掛退蔵:「公共への奉仕者だ。何が”公共”のためになるか、各自が考え、判断する義務と権限がある」
鈴掛退蔵:「公共の……倫理を守るという意味で、きみたちは意義のある判断をしたと思う……たぶん」
鈴掛退蔵:「私のヤバいくらいの労働を除けば。……だから、エナ、きみに頼みたいことがあるんだが?」
エナ:「いいよ? 依頼は大歓迎だ。何しろ起きていられる」
鈴掛退蔵:「次にこの手の異常事態が起きたら、真っ先にきみをこき使う依頼をするぞ。問題ないか」
エナ:「…………ふ、ははっ、あはははっ!」
エナ:「ありがとう!」
エナ:「受諾したッ!」両手を広げ、満面の笑みを浮かべる。
鈴掛退蔵:「それは助かる。これからも忙しくなりそうだからな」
鈴掛退蔵:「そちらも覚悟はしておいてくれ」
エナ:「いいとも! では〝これからもよろしく頼む〟!」新たな繋がりが、また一つ。
鈴掛退蔵:「成立だな。当てにしている」
エナ:「こちらこそ、頼りにしているよ。感謝する……〝優しい人〟」
エナ:「道案内は、任せたよ」
エナ:任務へと送り届ける前に、自分を心配して逃げ道をも用意してくれた……優しい人。
エナ:キミにもまた、筆舌に尽くしがたい最大の感謝を。
エナ:…………産まれてきて、本当に良かった。
───────

【目次へ戻る】

ED3:篠宮庵


ED3:篠宮庵

GM:篠宮庵――アイドルとしての久しぶりのライブである。
GM:時勢の影響を受け、密集した環境下でのイベントが禁止されていたが、ようやくこの数週間で緩和されつつある。
GM:このため、その日は想像以上のファンの来場となった。
GM:いつもの光景――きみにとって若干気になるのは、観客席に置かれたタブレットぐらいだ。
GM:「JUSTICE」という文字列を表示させたタブレットは謎めいているが、いまは務めを果たさねばならない。
GM:きみに対して、スタッフが両手で「〇」を作り、準備完了のサインを送る
スタッフ:『準備OKでーす』 イヤホンからは声も聞こえる。
篠宮庵:(く、空席みたいで目立つなぁ……あ、でも画面光量は落としてくれてる)
スタッフ:『庵さん、MCお願いします! 新曲ですよね?』
篠宮庵:胡乱な顔で座席に鎮座するタブレットを見ながら、映像化した時の心配はなさそうで安堵する。
篠宮庵:『あ、はーい!そうですね、次が新曲です』
スタッフ:『それじゃ、勢いよく! どうぞ!』
篠宮庵:気を取り直して、観客席全体に意識を向け直す。そろそろ終盤だ。
篠宮庵:「──はい、お聴きいただきありがとうございました!1stシングルから、久しぶりに「CHEER FOR YOU」でした~」
篠宮庵:「この曲はありがたい事に、今でも好きって御声を戴くことが多くて……当時はすごく不安だったんですけどね」
GM:観客からは禁止されている大声こそないが、大きな拍手が送られる。
篠宮庵:「みんなに聞いてもらえるか分からなくて、誰も聞いてくれなかったらどうしようって、どきどきして」
篠宮庵:そこで天井、その上の空、あるいはもっと遠い場所を見上げるように僅かに動きを止める。
篠宮庵:「……でも、この曲を出して良かった。それからのアイドルとしての楽しい事は、みんなこの曲から始まったんです」
ファン一同:遠慮なく振られる緑のペンライト。
ファン一同:久しぶりの新曲に、期待が集まっているのがわかる。
篠宮庵:「あの時分からなくても踏み出した一歩目が、今のわたしに続いていると思います。あっ、ありがとうございます」
篠宮庵:「次の曲は、そんな風に自分の一歩を踏み出した友達の歌。こちらが今回初披露となります!」
篠宮庵:「今はずっと遠い場所、天の光として旅をする人。とても大事な友達に向けた、この星にいるわたし達からのメッセージです」
篠宮庵:「それでは聞いてください───”キロン”」
───────
―――

GM:ライブが終わると、迎えに来るのは十和田千恵里の役目だ。
GM:控室に戻ると、ようやくアイドルとして以外の振る舞いが許されるようになる。
十和田千恵里:「お疲れ、庵ちゃん!」
篠宮庵:「あっ、お疲れ様でした~!ありがとうございました!」舞台裏の演出、照明のスタッフの方々に礼をしつつ控室迄戻って来た。
十和田千恵里:「久しぶりだったけど、すごい仕上がってたね~。庵ちゃん的には大丈夫だった?」
篠宮庵:「千恵里さーん!もう、人前で歌うの久しぶりだったから最初はすごい緊張してたよ」
十和田千恵里:「そうだね~。ぜんぜんライブできなかったし……。でも」
十和田千恵里:「新曲、いい反応だったね」
篠宮庵:「でも歌い始めると楽しかったね、やっぱり。……あと後ろの方に着ぐるみ来てる人が見えて、逆に脱力出来たかな」
篠宮庵:「本当に?よかったぁ……」新曲の反応について、胸を撫で下ろす。
篠宮庵:「ファンに向けて、っていうか完全に私信だし、ちょっと不安だったんだよね」
十和田千恵里:「いやいや、ホームラン狙えるよ。やっぱり自分の経験とか考えが乗ると違うな~って思うし」
十和田千恵里:「庵ちゃんもそんな感じしない?」
篠宮庵:「そういうものかぁ。確かに、リアルな感情は沢山乗ってるもんね」
十和田千恵里:「そう……かつて、有名な歌手の人が言っていたもの……」
十和田千恵里:「『歌は心で歌うもの』ってね!」
篠宮庵:「そのままな気もしますが、真理かもしれないですね」流石に世代ではないので、誰の言葉かは分からない。
十和田千恵里:「……だから、キロンくんにも届くよ」
十和田千恵里:「なんか……あのへんなAIが……ストリーミング配信するって言ってたし」
篠宮庵:「だといいですね」
篠宮庵:「ジャスティスブレインさんストリーミング配信機能あるんだ……」
十和田千恵里:「まあ……正義のAIのアイドルVtuberを作るって言ってたし」
十和田千恵里:「負けないように頑張らなきゃね!」
十和田千恵里:「ほんとに負けないでね!」
篠宮庵:「そうですね!飛雄馬姉妹とのコラボ企画も先方と連絡つき次第再開予定ですし……」
十和田千恵里:「飛雄馬姉妹は復活しないことが判明しました」
篠宮庵:「生身のアイドルが、生まれて間もない本物の電脳アイドルに負けていられません!」
篠宮庵:「えーーー!?」
十和田千恵里:「あれは闇のAIが生み出した人類破滅Vtuberだったから……」
十和田千恵里:「広木くんが破壊したって。だから、庵ちゃんには次の仕事きてるよ」
篠宮庵:「いや、そういう設定なのは知ってますが……」え?本当だったのあれ。そう言えば真偽感知が反応しなかった。
篠宮庵:「あ、あまりに突拍子もなくて疑う事すらしてなかった……」
十和田千恵里:「だよね~。『滅びよ人類』って言ってるVの人もいるし、ぜんぜん疑ってなかった」
十和田千恵里:「でもまあ、次は海外でお仕事だから。しかもヨーロッパ!」
篠宮庵:「え、海外ロケですか。このご時世に豪儀な」
十和田千恵里:「いままでのアフリカとか南米とかとは違うよ。よかったね~」
篠宮庵:「ヨーロッパかぁ。あっちのお料理とか、本場で食べてみたいなぁと思ってたんですよね!」
篠宮庵:「そう!密林とか!遠洋じゃない!」
十和田千恵里:「スロバキア料理、楽しみだね」
十和田千恵里:「泊まる場所も超豪華で、お城みたいな場所なんだって。……っていうかまあ、お城そのものだけど」
篠宮庵:「へぇー、あっちは古城とか多いって言いますもんね。改装したホテルとかなのかな?」
十和田千恵里:「ううん、改装はしてないよ」
篠宮庵:「?」
十和田千恵里:「でも泊まるんだって。許可は取ってきたから……」
篠宮庵:話がキナ臭くなってきた。
十和田千恵里:「というわけで次の企画は、これ!」
十和田千恵里:「アイドルVSカーミラ!」
十和田千恵里:「チェイテ城で対決していただきます」
篠宮庵:「かーみら」あまり聞いた事のない言葉だったので、スマホで検索する。
篠宮庵:表示結果を読む。ブラッドバス。血濡れの侯爵夫人。吸血鬼。
篠宮庵:「またそういう企画じゃないですか!??!?」
十和田千恵里:「気づいてしまったね~。でも実際、夜な夜な怪現象が起きて近隣で被害報告出てるから~」
十和田千恵里:「UGNとしても腕のいいエージェントを派遣して確認しようかなってなってて、それでちょうどいいかな~と……」
十和田千恵里:「いう判断が、あったそうです!!!」
篠宮庵:「EU支部じゃなくて日本に依頼が飛んでくる理由は……あぁ、うん、ロケとの兼ね合いですね………」
篠宮庵:「あーもう!!しょうがない、お仕事頑張りますからロケが終わったら観光もしましょうね!」
十和田千恵里:「がんばろうね! 私も不安だけど!」
篠宮庵:「ちなみにニンニクって効くと思います?」
十和田千恵里:「それはね~、試してみないとわかんないかな~」
十和田千恵里:「……早速買い出しに行こうか?」
篠宮庵:「……ですね」
───────

【目次へ戻る】

ED4:更級初


ED4:更級初

GM:UGN――オーヴァード収容施設Cタイプ:A-7号棟。
GM:更級初はその日、イヤーワームからの要請と、UGN本部の判断により、この施設を訪れていた。
GM:イヤーワームと面会するために。
GM:復元性樹脂とコンクリートで固められた部屋で、きみはガラスを挟んで彼女と対峙する。
イヤーワーム:「……”プロタヒリティス”」
更級初:「やあ、”イヤーワーム”。わたしをご指名だったみたいだから、参上したよ」
イヤーワーム:「ああ。ようやく会話できそうだ。ずいぶん時間がかかった……UGNはまるで市役所のようだな」
イヤーワーム:「実際、世界を支配する政府のつもりでいるのか? どう思う?」
更級初:「実際役所の一部署でもあるって言うのは知ってるだろ?……そうだね、現場の一人として言うなら」
更級初:「そんなこと思い込める暇があるならもっとマシな仕事をするようにしてくれ、かな」
更級初:UGNに対して盲信のような気持ちはない。彼らは優れた組織で、対レネゲイド組織として身を置いているけれど。
更級初:「統治だなんてそんなことに割くリソースがあるならもっと人員をあてるべきところはいくらでもあるからね」
イヤーワーム:「末端の立場は、公務員と変わらないか? だが、お前個人は気を付けるべきだな」
更級初:その上で、手が届かない所があることを、自身の経験でも報告でも知っている。
イヤーワーム:「インペリウム・セルはその聖剣を欲しがるだろう。お前の遺産を」
更級初:「ああ、しっかり報告入れてたんだ。……全く持って、仕事熱心かつ有能だな、あなたは」
イヤーワーム:「というより、私の外套だな」
イヤーワーム:「あれは自動的に私の戦闘記録を収集し、上層部へ送信していた。お前に破壊される寸前までは」
イヤーワーム:「……当然、疑問だろうが。そんな遺産があり得ると思うか?」
更級初:「…ああ、なるほど。やっぱりきっちり備えをしてるんじゃないか……ん」
イヤーワーム:「特定の組織に利益をもたらすような遺産のことだ。あり得ると思うか?」
更級初:「定義上は、おかしいね」遺産…その定義は、”現代において再現不能なレネゲイド特質、アイテム”のことを指す。
更級初:「……おいおいおい。まさかだけど」
更級初:「凄い嫌な予感がするぞ。二つ可能性はあるがどっちも凄まじく嫌だ」
イヤーワーム:「インペリウム・セルはそれを成功させつつある」
イヤーワーム:「人工遺産だ」
更級初:「………」真顔になる。
イヤーワーム:「いまはまだ素体が必要だが、いずれ完成させるだろう」
更級初:「なるほどね。……その技術も、あんなに台頭した理由の一つ、ってことか」
イヤーワーム:「遺産に適合する人間を用意するのではなく、人間に合わせて遺産を用意すればいい。私はその開発と、実戦運用で昇進した」
更級初:FH内において国家とも擬されるだけの体制を築く。それは、FHという組織としても、そもそものオーヴァードという個人依存が深すぎる存在としてもあまりに。
イヤーワーム:「お前の聖剣は、通常のスペックを大きく逸脱している。本来、あんな破壊力を生み出すものではないんだ」
更級初:「……本当に有能でしっかり実績を上げていたわけだ。UGNでも遺産管理局とかラボからすっごいラブコールがあるんじゃない?」
イヤーワーム:「断っているよ」
更級初:「………そうかな?大分代償は払ってるから、他のだってあれくらいできるだろ」
イヤーワーム:「それ以上にインペリウム・セルが恐ろしいからね。……更級初。もう一度言う」
更級初:韜晦の言葉は、その言葉の重みに自然と途切れた。
イヤーワーム:「代償を支払っても、普通はできることではない。だから、せいぜい警戒しろ」
イヤーワーム:「やつらが欲しがらないわけがない。FHは欲望の化身だからな。特に、インペリウム・セルは」
更級初:「……ああ、忠告感謝するよ」
イヤーワーム:「いっそ手放したらどうだ? その剣は使い手を選ぶぞ」
更級初:「手放す?はは」
更級初:「それは出来ないよ。そんな不義理なことは」
更級初:「少なくとも、わたしが手放すときは、わたしがしっかりした後継者を見つけたときだ」
イヤーワーム:「危険すぎるように思えるがね。そのリスクを超えても、振るう価値があるのか?」
更級初:誰に対する不義理なのか。それは彼女がUGNに対して語った言葉より、ずっと熱がこもっている。
更級初:「ある」
更級初:「他の誰かからすれば、くだらないことかもしれなくても。わたしには」
更級初:「無力で、何もできずに、そして幸運に恵まれたとしても、そんな無力ささえ忘れるはずだった、このわたしにとってすれば、だ」
イヤーワーム:「……そうか」
イヤーワーム:「では、私の警告は無意味に終わるかもしれないな」
イヤーワーム:「せいぜい命を惜しめ」
更級初:「いや、ありがたかったよ。敵が何なのか…それを知ることは、とても価値がある」
更級初:「ああ、あなたも」無駄に死ぬことなどないようにと。
更級初:「もしUGN(こっち)に転職したくなったら言ってくれ。必要ないかもしれないが」
イヤーワーム:「お人好しな台詞だ。お見事」 少し笑って、肩をすくめた。
イヤーワーム:「余計なお世話というやつだ。話は以上だ、”プロタヒリティス”」
更級初:「ああ、それは失礼。……話しをありがとう、”イヤーワーム”」
更級初:席を立ち、丁寧な一礼。
GM:それを合図にしたように、がん、と、シャッターが閉まる。イヤーワームの姿はその向こうに消える。
更級初:銀の髪と白い肩布を翻し、歩いていく。
GM:面会は、こうして終わった。
更級初:「……”インぺリウム”、か」
更級初:「…まったくもって。世に脅威の尽きることまじ、だ。わたしなんかを狙うなんて、暇なのかといってやりたいが」
更級初:手が常に腰にある剣を撫ぜる。
更級初:--最初に触れた時を思い出す。
更級初:まだわたしの髪が黒かったとき。その剣があるところにたまたま、わたしは迷い込んで…その美しさに見惚れて。
更級初:--「このままじゃ、みんなきっとひどいことになる。……誰かが、本当は戦わなくちゃいけなくて。わたしがすることは余計なことなのかもしれない」
更級初:--「それでも。それでも……見捨てていいはずなんてない」
更級初:「……やれやれ。なつかしいことを思い出した」
更級初:「そう。昔から変わらない」
更級初:「わたしがやるべきことも。やりたいことも。あの時から、ずっと一致したままだ」
更級初:「……“神は天にいまし、世はなべてこともなし”。いつかそんなときが来るのかもしれないが、それまでは」
更級初:「わたしが、きみの主だ。”天の車輪”」
───────

【目次へ戻る】

ED5:広木雅斗

GM:友人からメッセージが届く。
GM:それは一日おきのこともあれば、三日おきのこともある。
GM:ただ、ほぼリアルタイムで会話はできているようだ。……いまはまだ。
キロン:『航行は順調。本日は晴天。昨日の氷状小天体群の嵐に比べれば、穏やかなものだ』
キロン:『そちらは夜だろうか?』
広木雅斗:『こっちも夜、しかも雪だぜ』
広木雅斗:『そっちとだいたい同じようなもん』
キロン:『寒さはきみたちには厳しいだろう』
広木雅斗:『うん』
広木雅斗:『特にオレは、このファッションを崩すわけにはいかないからな』
キロン:『きみのファッションは、最新の流行だったのか?』
キロン:『ほかのみんなともだいぶ違っているように見えた』
広木雅斗:『いつどの時代でも変わらない、最高にかっこいい一張羅だぜ!』
キロン:『クラシックなファッションだったのか……。何かモデルがいるのか?』
広木雅斗:『デカい軍団を相手に、たった二人で戦った兄弟がいたんだ』
広木雅斗:『格闘技やってて、かかってくるやつ全部返り討ちで』
広木雅斗:『強くて、優しい・・・オレのあこがれだ』
キロン:『そうか。神話の世界の英雄のようだな』
広木雅斗:『・・・だいたいそんなもんだな!』
キロン:『記録しておこう。私のアーカイブにはなかった』
キロン:『ここから先は、まだまだ長そうだ』
広木雅斗:『宇宙だもんなー』
広木雅斗:『腹とか減らないのか?』
キロン:『エネルギーは豊富に受け取っている』
キロン:『きみが言ったように、宇宙の星は炎でできているからな』
広木雅斗:『なら良かった・・・やっぱ宇宙サイボーグはすごいぜ』
キロン:『そちらこそ、ちゃんと食べているか』
キロン:『まだまだ、戦うつもりなんだろう?』
広木雅斗:『うん』
広木雅斗:『毎日腹ペコだけど、たくさん食ってるから問題なし』
広木雅斗:『焼きそばパン、てうまい料理があるんだぜ』
キロン:『概要は知っている。そうか、きみは学生だったな』
キロン:『これからまだ成長するだろう』
広木雅斗:『うん』
広木雅斗:『身長も、170センチになってみせる!』
キロン:『そうだな。私のように見事な翼に成長するかもしれないな』
キロン:『これは冗談の一種だ』
広木雅斗:『お前冗談言えるんだな!?』
広木雅斗:『でも、なってみせるぜ、お前みたいに』
広木雅斗:『いや、お前よりも大きく!』
キロン:『そうかもしれない。きみがまだ、きみの戦いを続けるつもりなら』
キロン:『お互い、先は長そうだな』
広木雅斗:『でも、諦めないぜ』
広木雅斗:『1000年は生きられないけど』
広木雅斗:『少なくとも、オレが生きてる間は、この世界を守って』
広木雅斗:『お前がいつ帰って来ても、いいようにしておくぜ!』
広木雅斗:『オレの子孫とか、会ったらよろしくな』
キロン:『……ああ』
広木雅斗:『その代わり、この地球のことを、ちゃんと届け伝えてくれよな』
キロン:『楽しみにしておく。……素晴らしいと思う。ありがたいことだ』
キロン:『帰る場所がある』
広木雅斗:『そうだ』
キロン:『きみが守っているのなら、きっと、そちらは大丈夫だ』
キロン:『……だろう? LUCIFER』
広木雅斗:『そうだぜ、キロン』
広木雅斗:『また明日、話そうぜ』
広木雅斗:『明日は学校あるから、またその話をしてやる』
キロン:『……ああ』
キロン:『あと何回あるかわからないが、貴重な「また明日」だな』
広木雅斗:『あとオレの好きな人の話とかもな』
キロン:『それは大変興味深い』
広木雅斗:『これは他の奴には内緒だぜ?』
キロン:『誰にも』 一瞬の間。 『どんな知性体にも言わないさ』
キロン:『だから、また明日だ』
広木雅斗:『また明日な!』
キロン:『〇』
GM:単純な記号。スタンプのつもりかもしれない。
GM:とにかく、そこでその夜の通信は途切れる。
広木雅斗:「・・・『〇』って、あいつらしいや」
広木雅斗:端末を閉じ、部屋のカーテンを開ける
広木雅斗:朝方から降っていた雪は止んでいて
広木雅斗:窓を開けた先の景色には、星空が浮かんでいる
広木雅斗:街の明かりで、見える星の数は少ない
広木雅斗:それでも、想いを馳せてみる
広木雅斗:通信が、いつできなくなるかは分からない
広木雅斗:それぞれの夢のため、希望のためにと送り出したけど
広木雅斗:正直、分かれるのはすげー寂しくて
広木雅斗:『また明日』って言葉に、なんとか願をかけてみたりしてる
広木雅斗:でも、この思いは、後悔とかじゃない、そうだ
広木雅斗:夜空に、一瞬、強く星が瞬いたような気がする
広木雅斗:「あいつか!?いや、流石に・・・」
広木雅斗:「・・・頑張れよ、いつでも応援してるからな」
広木雅斗:「オレも・・・頑張るからよ!」
広木雅斗:拳を突き出して、自分の胸に、夜空に、そしてその向こうにいる友に、誓った
───────

【目次へ戻る】



ED6:キロン

GM:闇の中で目を開ける。
GM:いつ閉じていたのか。あるいは夢を見ていたようなものか。
GM:記憶を再構成し、それを整理していた――やはりそれは夢なのだろう。
GM:キロンは再び、ゆっくりと翼を展開する。
キロン:「――また明日、だ」
キロン:「行くぞ」
GM:炎が燃え上がり、再加速を開始する。時間を騙し、光を超える速さで、遠ざかる宇宙の果てを追って。
GM:炎が宇宙を照らしている。


『天の光はすべて炎』 ――完



【目次へ戻る】



本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.