コトしずめるならボヤのうち


PC1:“ミラーナイト”四家 悠(よつや ゆう)(キャラシート)PL:サムトー
PC2:“キャプチュード”志水 直(しみず なお)(キャラシート)PL:鈴元
PC3:“クレイジー・デイジー”尾上(おがみ) セツコ(キャラシート)PL:すかいはい
PC4:“電子潜航(バイオイージ)羽佐馬田 真(はざまだ まこと)(キャラシート)PL:御影
GM:今日日

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:それでは、皆様お揃いですのでシナリオを始めてまいりましょう。
GM:まずはPCの自己紹介から。PC1の四家くん、お願いします。
四家 悠:はい!
四家 悠:(キャラシート)
四家 悠:四家 悠(よつや ゆう)です。20歳、大学生。
四家 悠:平凡な家庭に生まれた三人姉弟の二人目。小さい頃は手のかからない子と両親から評価されていました。
四家 悠:大学に入って一人暮らしを始めて間もない頃に事件に巻き込まれ、オーヴァードに覚醒。
四家 悠:以降、イリーガルとしてUGNに協力しています。
四家 悠:性格は温厚で、人の頼みは断らないタイプ。
四家 悠:困ってる人を放っておけない性格で、逆に利己的な行動や暇にすごい罪悪感を感じてしまいます。
四家 悠:UGNとは相性が良く、イリーガルとしての活動にも積極的です。
四家 悠:一方、明確な欠点として人の視線がとても苦手です。
四家 悠:人からじっと見られるの、とても怖い。
四家 悠:性能はキュマイラ/バロールの白兵型。最強のDロイス・Dロなしをベースに
四家 悠:紡ぎの魔眼でなんでも解決していきます。火力とカバーリングも少々。
四家 悠:こんなところかな?みんなの役に立てるように頑張ります!
四家 悠:できれば注目はしないでもらえれば……
GM:君がPC1である時点でそれは無理な相談では……
四家 悠:そんな……
GM:四家君の明日はどっちだ。そんな四家君のハンドアウトがこちら

PC1:四家悠
推奨カバー/ワークス:自由/自由 シナリオロイス:謎の女
君は東京近郊のとある都市、J市で暮らす一般人だ。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。そんな日常を君が過ごしていたのもかつての話。
数か月前、道端で眠っていた謎の女を拾ってしまって以来、君の日常は彼女に侵蝕されている。
鍵を与えた覚えもないのにいつの間にか上がり込むようになった彼女は、今日も当然のような顔で君を出迎えた。


四家 悠:そりゃ道端で女の子倒れてたら心配もしますよ
四家 悠:家に入り込まれるのは想定外ですが……
GM:そういうとこやぞ
四家 悠:まあ行き倒れてるよりは安心なのかな
四家 悠:いや今日こそはしっかり言わなければ 今日こそ 明日こそ
GM:一生言えなそう……ともあれ、よろしくお願いします
四家 悠:よろしくお願いします!
GM:では、お次はPC2の志水さん。紹介どうぞ。
志水・直:(キャラシート)
志水・直:「抵抗しなさい……普通に逮捕されたらプライドが傷つくでしょ? 足掻いて捕まりなさいよ」
志水・直:志水直(しみず・なお)、警官です。
志水・直:年下と女の子には優しいですが同世代とか少し上くらいの男にはめちゃくちゃ厳しい女
志水・直:女性としては大きいけれど男と並ぶと普通の体格だとか、オーヴァードとしての出力も中途半端で戦闘向きのオーヴァードの中では見劣りする性質なので
志水・直:そういう面も含めて跳ねっ返りが強いです。
志水・直:髪の毛は毎朝セットしてますが、崩れるとメンタルが不調になるので雨の日を嫌います
志水・直:メリケンサックをはめて人を殴ったり、柔術とか合気道を使って制圧してきます
志水・直:性能は援護の風の白兵。聖人の遺骨持ちです
志水・直:国家の安全を保障する為に頑張ります
志水・直:よろしくお願いします
志水・直:そういえば見た目がそっくりな双子の兄がいます
GM:跳ねっかえり女警官、9時からのドラマの主役を張れそうな人材ですね。よろしくお願いします
GM:そんな志水さんのハンドアウトがこちら

PC2:志水直
推奨カバー/ワークス:刑事/刑事 シナリオロイス:ボヤ事件
君はR課に所属する刑事だ。
上司に呼び出された君は、隣町であるJ市への派遣を命じられた。
どうやら連日起こっているボヤ事件にレネゲイドが関与している疑いがあるらしい。
刑事として人々の安全を守るべく、君はJ市へと赴くことになる。


志水・直:へぇ、逮捕ね
GM:話が早い
志水・直:ボコボコにしますわね、よろしくお願いします
GM:ほどほどにしてくださいね……?よろしくお願いします
GM:ではお次はPC3。尾上さんお願いします
尾上セツコ:はーい
尾上セツコ:(キャラシート)
尾上セツコ:「あ、ここもしかして禁煙だった? まあ、いいでしょ。どこで吸うかはアタシが決めるのよ」
尾上セツコ:尾上セツコ(おがみ・せつこ)。27歳の長身黒髪の女です。
尾上セツコ:ガサツで大雑把な性格ですが、仕事は着実にこなします。
尾上セツコ:そこそこ愛嬌はあるのに、それ以上に反骨精神が強いので上司などからは嫌われがち。
尾上セツコ:イケメンが好みで、割と惚れっぽい性格です。それ以上に酒やタバコが大好きで、私生活は壊滅的。
尾上セツコ:UGNエージェントとしての経験はそこそこ長く、今回めでたくJ市の支部長に任命されることになりました。
尾上セツコ:やったね。
尾上セツコ:まあ、本当は少し前に結婚を機にエージェントを辞めるつもりだったのですが……。
尾上セツコ:なんと結婚直前に婚約者を惨殺されて自分も瀕死の重傷を負ってしまいました。
尾上セツコ:あら大変。
尾上セツコ:なので怪我の治療を終えてすぐにエージェントに復帰。
尾上セツコ:それ以来、エージェント業の傍らで、婚約者の仇であるカギ爪のジャームの男を追っています。
尾上セツコ:シンドロームはエグザイル/ウロボロスの白兵型。Dロイスは遺産継承者で、鬼斬りの古太刀を取得しました。
尾上セツコ:戦闘では、婚約者の遺品である『刀の付喪神』を使って戦います。
尾上セツコ:火力は低めですが、1シーンに1回だけ《原初の黄:先陣の火》で加速して
尾上セツコ:《ブレインハック》による憎悪をリアクション不可で叩き込みながらEロイスを斬りにいきます。
尾上セツコ:ジャームが憎い。ただただ憎い。
尾上セツコ:PC④のマコトくんは昔の知り合いのようですので、適度に雑に扱ったりしていこうと思います。
尾上セツコ:そんな感じです!
GM:ヤニの匂い漂う復讐に燃える女上司、こっちからも破滅が漂ってきますね……
GM:よろしくお願いします、そんな尾上さんのハンドアウトがこちら

PC3:尾上セツコ
推奨カバー/ワークス:自由/UGN支部長 シナリオロイス:羽佐間田真
君はUGNに勤めるエージェントの一人だ。
霧谷雄吾に呼び出された君は、J市に新設される支部の支部長に任命された。
近辺の市でのFHセルの活発化や、現在頻発している事件へのレネゲイド関与の疑いから支部の新設が決まったらしい。
君のサポートを命じられた羽佐間田真と共に、君はJ市へと赴くことになる。


尾上セツコ:うげっ。昔の知り合いなんていたらやりにくいじゃない。
尾上セツコ:まあ、仕事なら仕方ないか……。
尾上セツコ:新任支部長としてがんばりまーす。
GM:是非頑張ってください。では、トリはそんな新支部長の補佐こと羽佐間田さん。自己紹介どうぞ
羽佐間田 真 :うおー
羽佐間田 真 :(キャラシート)
羽佐間田 真 :「いひひっ、これくらい俺にかかれば、ってね」
羽佐間田 真 :「いえーい、俺の活躍、見てくれました?」
羽佐間田 真
羽佐間田 真 :"電子潜航/バイオイージ"/羽佐馬田 真/ハザマダ マコト/21歳/男性
羽佐間田 真 :電子情報処理を専門とするUGNエージェント。
羽佐間田 真 :自身を中心に10m程の領域を展開することで、自身の管理下にあるデバイスを手も触れずに自在に操ることができる。
羽佐間田 真 :人懐っこい舎弟気質で、特に尾上セツコの婚約者に懐いていた。
羽佐間田 真 :セツコにもまた懐いていたが、セツコの婚約者の死を機に現在は疎遠。
羽佐間田 真 :今回は彼女と一緒に新設の支部に派遣されることになり、嬉しく思っています。
羽佐間田 真 :データ的にはしょっぱい支援とカバーリングと生き字引です。
羽佐間田 真 :いまいちパッとしないけど起源種だし妖精あるし仕事はできるはず
羽佐間田 真 :よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします。そんな羽佐間田君のハンドアウトがこちら

PC4:羽佐間田真
推奨カバー/ワークス:自由/UGN関係者 シナリオロイス:尾上セツコ
君はJ市支部への所属を言い渡されたUGNエージェントだ。
新支部長である尾上セツコとは旧知の仲である。それ故の派遣でもあるだろう。
任務先であるJ市では不審火が頻発しており、そこにレネゲイドが関わっている可能性があるらしい。
事件の真相を確かめるため、人々の安全と安眠を守るため。君はJ市へと赴くことになる。


羽佐間田 真 :うおー任せてください
羽佐間田 真 :俺の調査能力とセツコさんの戦闘力なら楽勝ですよ!
GM:素晴らしい自信。任せ甲斐がありますね
GM:では、最後のトレーラーを流してシナリオへと入っていきましょう

【トレーラー】

火の克服。
これは人間という種そのものの大きな特長として挙げられる。
陽が落ちれども灯は落ちず。帳が降りても夜闇を照らす。
文明の発展と共にその座を取って代わられたとしても。
火が人にとって心強い武器であった過去も、便利な道具である現在も変わることは無い。
しかし、普段は御されているとはいえ火もまた立派な自然の一部。
時によっては手を噛むどころか、骨まで焼き尽くす牙と化す。
だからこそ――

ダブルクロスThe 3rd Edition『コトしずめるならボヤのうち』
身を焦がされた後に裏切られたと泣いても遅いのだ。


GM:『コトしずめるならボヤのうち』、これより開幕となります、皆様よろしくお願いします!
四家 悠:よろしくお願いします!
志水・直:よろしくお願いします! ボコボコにするー!
羽佐間田 真 :よろしくお願いします!
尾上セツコ:よろしくお願いしまーす!
GM:―――

【目次へ戻る】

OP1

GM:OP1:PC3&PC4 シーンプレイヤー:尾上セツコ
GM:まずはお二人の合同OPからとなります。登場侵蝕をお願いします。
尾上セツコ:早速アタシか。
尾上セツコ:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+4[4] → 48

羽佐間田 真 :31+1d10
DoubleCross : (31+1D10) → 31+3[3] → 34

GM:―――
GM:某日・UGN日本支部
尾上セツコ:軽くノックをすると返事も待たずに部屋に入る。
尾上セツコ:コートを羽織った長身の女だ。長い黒髪。美人だが、どこかガサツそうな印象を与える風貌だ。
霧谷雄吾:「ああ、尾上さん。よく来てくださいました」
尾上セツコ:「どうも。アタシなんぞにいったい何の御用でしょう」ぺこりと軽く頭を下げる。
GM:穏やかな男性の声が君を迎え入れる。日本支部支部長、霧谷雄吾その人である。
羽佐間田 真 :すぐ近くに、もう一人。落ち着かなさげにそわそわとしている若い、眼鏡を着けた男がいる。
尾上セツコ:「……げっ」声に出して言う。
尾上セツコ:「何でいんのよ、アンタ」軽く小突くと、小声で囁く。
羽佐間田 真 :「あっセツコさ……ちょ、なんすかその反応!」 思わず大声を出してから慌てて口を押える
尾上セツコ:こちらも慌てて日本支部長に向き直る。
羽佐間田 真 :ちらりと霧谷支部長を見て、こちらも小声で「いや、呼ばれて……」と返す
尾上セツコ:「すんません。で、ご用向きは?」
羽佐間田 真 :姿勢を正して聞く姿勢。
霧谷雄吾:「彼に関しては私がお招きしました。今回は"お二人"にお願いしたい案件でして」
尾上セツコ:「“お二人”ィ?」わずかに顔をしかめて言う。
羽佐間田 真 :「そ、そんなに嫌すか……」 セツコの反応に小さくショックを受けている。
尾上セツコ:「アンタが優秀なのは知ってるけどさぁ……」
尾上セツコ:「……昔の知り合いが一緒だとやりにくいのよ」消え入りそうな声で呟く。
尾上セツコ:「で、ミスター霧谷。仕事の内容は?」
霧谷雄吾:「新支部の立ち上げです。尾上さんに支部長を、羽佐間田さんにその補佐をお願いしたい」
尾上セツコ:「し、支部長。アタシがですか」
羽佐間田 真 :「支部長」 セツコを指差す。
羽佐間田 真 :「支部長補佐」 自分を指差す
羽佐間田 真 :「……マジすか!」
尾上セツコ:「何よ、その指」はたく。
羽佐間田 真 :「いてっ、あ、いやすいません」 はしゃぎすぎたな、となんとなく2人に頭を下げる
霧谷雄吾:「ええ。J市という街をご存じですか?」
GM:恐らく聞き覚えは無いだろう。少なくとも、任務で訪れたような経験はない。
尾上セツコ:「さあ、初耳ですね。その街にUGN支部を?」
羽佐間田 真 :「……俺も覚えがないすね」 んー、と暫く考える素振りをして言う
霧谷雄吾:「はい。これまでは支部を立ち上げるほどの重要性が無いと判断されてきたのですが……」
尾上セツコ:こいつが知らないってことはUGN的にさほど重要な地区ではないということか、などと考えている。
GM:部屋に置かれたスクリーンにパチリとJ市周辺の地図が映し出される。
尾上セツコ:「何か状況が変わったとでも?」スクリーンに視線を向ける。
霧谷雄吾:「近隣の街であるL市などでのFHセルの活発化、度重なるR事件」
霧谷雄吾:「そして今回、当のJ市でもレネゲイドの関与が疑われる事件が起きています」
尾上セツコ:「事件は現在進行形か。それでUGNとしても本腰を入れなきゃならなくなった、と」
羽佐間田 真 :「なるほど……」
霧谷雄吾:「そういうことです。戦闘面での実力と実務処理能力の両方を鑑みて、お二人が適任であると判断しました」
尾上セツコ:「そいつはどうも」
羽佐間田 真 :「評価いただき、ありがとうございますっ」 お辞儀
霧谷雄吾:「どうでしょう。引き受けていただけますか」
羽佐間田 真 :「もちろんっす! ね、セツコさん」 ニコニコと尋ねる
尾上セツコ:「何で二つ返事なのよ、アンタ……」
羽佐間田 真 :「嬉しくて……」
尾上セツコ:「あっそ」わずかに頬を赤らめると照れ臭そうに顔を背ける。
尾上セツコ:「少しは考えた? 今の街を離れることとかさ……」
羽佐間田 真 :「あっ照れてます? いひひ、レアっすね」
羽佐間田 真 :「だって別に帰って来れないわけじゃないですし……」
尾上セツコ:「照れてない!」腕組みをして強い口調で言う。
尾上セツコ:「能天気な奴……」頭をかく。
尾上セツコ:「…………」目をつむり、ほんのわずかだけ逡巡する。
尾上セツコ:「……いいわ。引き受ける」目を開くと、霧谷を真っ直ぐに見る。
尾上セツコ:「アタシには生きてる間にどうしてもやらなくちゃいけないことがある」
尾上セツコ:「そのためには道は少しでも近い方がいい」
尾上セツコ:「支部長の任、ありがたく拝命いたします」深くお辞儀をする。
羽佐間田 真 :「同じく支部長補佐、拝命いたします」 続いて礼
霧谷雄吾:「快諾頂けて何よりです」 二人のやり取りを見て微笑みながら頷く。
尾上セツコ:「役に立ちなさいよ」マコトの肩を叩いて言う。
羽佐間田 真 :「そりゃもちろん! 特に10m圏内は……」 微妙な範囲
尾上セツコ:「相変わらず微妙な距離……」
尾上セツコ:「それで、霧谷さん。アタシたちは早速J市に向かえばいいンすか?」
羽佐間田 真 :「情報収集だけじゃなくて前線支援も出来るって点を評価してほしいところなんすけど……」 言いつつ、セツコの問いへの回答を待つ
霧谷雄吾:「そうですね。事件への対応も有りますし、まずは現地へと向かってください」
霧谷雄吾:「支部に関しては、申請して頂ければこちらで手配します。位置やカバーについてはお二人で相談してください」
霧谷雄吾:「あなた方の支部です。こちらが口を出し過ぎるよりお二人に決めていただくべきでしょう」
羽佐間田 真 :「はい! いやあ出世したなあ俺も……」 感慨に耽っている。
尾上セツコ:「別にアジトにこだわりは……でもどうせなら飲み屋とか……っと、了解」
尾上セツコ:「支部長としての最初の任務か。良いご報告をお待ちくださいな、ミスター霧谷」
霧谷雄吾:「ええ。吉報をお待ちしています」
羽佐間田 真 :「着いたら報告します!」 カメラ型のデバイスがふよふよ浮いて羽佐馬田の手に収まる
尾上セツコ:「ほら、浮かれてないで行くわよ」
羽佐間田 真 :「はい、ところでどうやって行きます……?」 などと話しつつ退室
尾上セツコ:霧谷に一礼するとドアへと向かう。
尾上セツコ:歩きながら車のキーをマコトに投げる。
尾上セツコ:「運転、任せた」
羽佐間田 真 :「はいっ!」
羽佐間田 真 :「はいっ?」
羽佐間田 真 :「いや、ちょ俺ペーパードライバー……」
羽佐間田 真 :ドンドンと先を行くセツコにおたおたと付いていく……
尾上セツコ:「よかったわね。上達する良い機会じゃない」にこやかな笑みを浮かべて言う。
尾上セツコ:「はぁ。やっとタバコが吸える」懐からタバコを取り出して火を付ける。
尾上セツコ:タバコをくわえると紫煙をくゆらせながらマコトの少し先を歩いて日本支部の駐車場へと向かった。
GM:―――
GM:シーンカット、ロイス取得のみ可能です。
尾上セツコ:シナリオロイスはマコトにか。取りましょう。
羽佐間田 真 :セツコさん、初期ロイスで取ってた。〇尊敬/悔悟です
尾上セツコ:-ロイス/羽佐間田真/信頼/罪悪感〇
尾上セツコ:こんな感じで!
GM:了解です。では改めてシーンエンド!
GM:―――

【目次へ戻る】

OP2

GM:OP2:PC2 シーンプレイヤー:志水直
GM:お次は志水さんのOPになります。登場侵蝕どうぞ!
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (35 → 36)
志水・直:ケケェー!
GM:―――
GM:某市・警察署R課
GM:デスクで自身の書類を整理していた君に上司から声がかかる。
上司:「志水、ちょっと来い」
志水・直:「はい」
志水・直:パンツスーツ姿の女が立ち上がる
GM:上司のデスクの前にはもう一人、君と同期である刑事の姿がある。
津曲智久:君の顔を見ると、『げっ』とでも言いたげに顔を顰める。
志水・直:どつき回すぞ、と目で意思表示
GM:君達の様子には構わず上司が話し出す。
上司:「じゃれてねえでよく聞け。新しいヤマだ」
上司:「J市は分かるな?ここから二つ隣のベッドタウンだ」
志水・直:「はい。確認してます」
上司:「そこで今ボヤ騒動が起きてる。原因不明のな」
志水・直:「表に出てるヤマですか、それとも完全に裏ですか」
志水・直:「……では、表に出てる分ですね」
上司:「ああ。だが、単なる表のヤマにしちゃあ原因が不明すぎるんだとよ」
志水・直:「赤馬(放火犯)が……サラマンダーシンドロームとかですかね」
上司:「その辺りはさっぱりだ。何せあの街にゃR課が無いからな」
上司:「だからわざわざ二つ隣のオレらまで話が回って来たって訳だ」
志水・直:「なるほど」
GM:UGNでさえ人員不足に喘いでいる現状。その方面での第一線をUGNに譲る警察には、全国に配備できるほどの人員が存在しない。
志水・直:「……二人呼んだってことは、津曲とですか?」
上司:「そうなるな。手が空いてて戦闘もある程度こなせるのがちょうどお前らだけでな」
志水・直:「承知しました」
上司:「ま、舐めてかかる訳じゃあねえがこれまでボヤさえ起きなかった街だ。お前ら二人でどうにかしてみせろ」
志水・直:「……現地にUGNはいないということでいいですか?」
志水・直:「……正直、UGNは好きません」
上司:「向こうとこっちじゃまともな連携は取ってねえからな。詳しい話は分からん」
上司:「が、少なくとも支部はねえって話だ。事件の捜査してる気配もない」
志水・直:少し、安心している
志水・直:警備会社があるから警察は重大事件のみに対処すればいい、ということは無い
志水・直:同じように、UGNがあるからレネゲイドの案件に警察は首を突っ込まないくていい、とはならない
志水・直:国民の安全を保障するのが警察だと、歪んだ形だが実感している
志水・直:「……分かりました。ありがとうございます」
津曲智久:「……アイツらの手が回ってないからオレ達が、って。まるで予備戦力扱いですね」
津曲智久:こちらもUGNに好感が無いのか、不機嫌そうにぼやく。
志水・直:「……まぁ、向こうの方が長けてるのは事実か……」
上司:「実際、この手の案件に関しちゃあ俺等は予備戦力みたいなもんだろうさ。主力と言い張れるほど量も質も無い」
上司:「だからこそ、こういうときが働きどころだろ?」
志水・直:「任せてください」
志水・直:胸ポケットでメリケンサックが光る
津曲智久:「……了解しました」
志水・直:「津曲、ちゃんとやりなさいよ」
津曲智久:「それはオマエだろ。噛みつくならオレじゃなくホシ相手にしろ」
上司:「両方だ両方。じゃれてねえでとっとと行け」
上司:しっしっと手で払う。
志水・直:「なに、不満なわけ? ……くっ、アンタ覚えてなさいよ! 次の模擬戦の時投げ倒してやるからな」
志水・直:ブツブツ言いつつ歩いていく
津曲智久:「不満に決まってるだろ!よりによってオマエとか、想像だけで疲れる……」
津曲智久:こちらも文句を飛ばしながら、まるで競歩のようにツカツカと並んで歩いていく。
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
志水・直:ボヤ事件でしたっけ相手
志水・直:ボヤ事件 国家安全保障/〇始末しまーす
GM:初めて見る感情すぎる
志水・直:以上で
GM:はい、それではシーンエンド。
GM:―――

【目次へ戻る】

OP3

GM:OP3:PC1 シーンプレイヤー:四家悠
GM:最後に四家君のOPです。侵蝕をどうぞ。
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 9)増加 (29 → 38)
GM:―――
GM:J市・住宅地
四家 悠:ここ二年ほどで歩き慣れた帰り道。
四家 悠:友人にノートを写してやって、その後教授に捕まって。
四家 悠:いつの間にか日が暮れていた。帰宅するらしいサラリーマンたちの姿がちらほらと見える。
四家 悠:足取りは常よりわずかに重い。疲れているのを自覚する。
四家 悠:顔にはそれを出さないように努める。周りに余計な心配はかけたくないし。
四家 悠:──誰が見ているかも、分からないから。
四家 悠:「……」
四家 悠:さりげなく周囲に目を走らせる。知っている顔はない。
四家 悠:誰も自分のことは見ていない……はずだ。
四家 悠:そう、わかってはいる。
四家 悠:「……はぁ」
四家 悠:一つだけ自分にため息を許す。
四家 悠:人混みは苦手だ。対面よりはましだけど。
四家 悠:見られているかも、と思うと息が詰まる。
四家 悠:早く家に帰ろう。そう思って歩みを速める。
四家 悠:駅にほど近い学生向けの賃貸マンション、階段を登って部屋の前へ。
四家 悠:鍵を回して扉を開く。視線を落とす。
四家 悠:──自分のものではない靴が、乱雑に脱ぎ捨てられている。
四家 悠:「……」
四家 悠:苦笑して。自分のと、そうでない靴を並べて。
四家 悠:「ただいま」
四家 悠:癖ではなく、中に向けて声をかける。
GM:キッチン・リビング・寝室を兼ねた一部屋の扉を開ければ、中から漏れ出るのは暖気。
GM:出かける前に切った筈の暖房がしっかりと稼働している。明らかに過剰なほどに。
四家 悠:「(……まあ、無理して風邪引かれるとことだし)」
GM:テーブルの上にはコンビニで買いこまれたツマミと菓子類。そして君が冷やしておいた二種類の発泡酒が両方とも開けられている。
四家 悠:「(あ、ぼくの分……上の棚に分けておくって言ったのに……)」
GM:冷えた缶の肌を滴が伝っているだけでなく、見覚えのないワインのボトルまで床に転がっている。彼女が持ち込んだものだろうか。
GM:好き放題に荒らされたテーブルの横には、これらの狼藉の現行犯が我が物顔で寝転がっていた。
ナナシ:「お、おかえりぃ」
四家 悠:「……はい、ただいま。あの、お姉さん」
四家 悠:ふぅ、と嘆息して。
四家 悠:「ええっと……」
四家 悠:「どれから言えばいいやら……」
四家 悠:天上を見上げて。
四家 悠:「あ、そだ。そのワイン、うちのじゃないですよね」
ナナシ:「キミのに見える?お人好し君にワイン買える甲斐性があったとは知らなかったな」
ナナシ:ニマニマと小馬鹿にしたような笑みも妙に棘のある言葉も。平常運転である。
四家 悠:「面目ない。どこかで買ってきたんですか?」
四家 悠:まだ味の違いわからないんですよねえ、と小さくこぼして
ナナシ:「ううん。強いて言えば戦利品」
四家 悠:「戦利品……?」
ナナシ:「知りたい?」
四家 悠:「それは、まあ」
四家 悠:こくりとうなずく。
ナナシ:「なんか街で声かけてきたオッサンに付いてったらホテルに連れてかれたから」
四家 悠:「ちょっ」
ナナシ:「適当にボコった後ホテルの冷蔵庫にあったやつかっぱらってきた」
四家 悠:「ええぇ……」
四家 悠:どんな表情をすればいいのかわからず、ひどく難しい顔をする。
四家 悠:「えっと、お姉さん、それは」
四家 悠:「……ひどいことはされてませんか?」
ナナシ:「まっさかぁ。ああいうの、良いカモなんだよ?」
ナナシ:「弱いのに金持ってるし、やってること後ろ暗いから警察行かないし」
四家 悠:「はぁ。なら良かっ……」
四家 悠:「いや、いやいやいや」
四家 悠:「良くないですよ、お姉さんそれは……」
ナナシ:「えー?アイツらはかわいい私とお話できて嬉しい。私はお金とか酒とか手に入って嬉しい」
ナナシ:「Win-Winでしょ。違う?」
四家 悠:「そりゃ相手の方も後ろ暗いことしてる人なのはわかりますけど」
四家 悠:「それにしたって、窃盗というか強盗というか……」
四家 悠:「あとホテルの人は純粋に被害者ですよねそれ」
ナナシ:「アレ、知らないのかなお人好し君」
ナナシ:「ああいうホテルの部屋に着いてる飲み物は飲んだ分だけ料金に加算されるんだよ」
ナナシ:「つまり私が持ち出したとしても窃盗ではなく買取。ホテルはオッサンに代金請求するから損しない」
四家 悠:「そ、そういう問題か……?違うような……」
四家 悠:「と、ともかく、今後はよしてください。だいたいお姉さんだって危ないでしょうそれ」
ナナシ:「心配してるの?」
四家 悠:「してますよ。当たり前じゃないですか」
ナナシ:「ふーん。つまり今日も失敗かぁ」
四家 悠:「またそれですか……」
ナナシ:「相変わらず手ごわいねぇ、君は」 ゴロリと寝返りを打つと、楽しそうに笑いながら君を見上げる。
四家 悠:「そう言われても、普通だと想いますけど、ぼく……」
四家 悠:女の側に腰掛けて。
四家 悠:「あの、改めてなんですけど」
四家 悠:「ぼくをからかうの、そんなに楽しいです……?」
ナナシ:「逆に聞くけど、私がわざわざ楽しくもないことを自分からする人間だと思う?」
四家 悠:「それは……思いません」
ナナシ:「そういうことだよ、お人好し君」
ナナシ:「自信を持つと良い。君は私が出会った中でも有数の楽しいオモチャさ」
四家 悠:「それで自信持てるの、もうマゾですよそんなん」
四家 悠:たはは、と力の抜けた苦笑して。
ナナシ:「そう言いながら笑ってる辺り、素質はあるんじゃないの?」
四家 悠:「や、ぼくだって何も感じてないわけじゃないですよ?」
四家 悠:「普通にやなことはやですって。それとか、楽しみだったし」
四家 悠:空になった発泡酒を指さして
ナナシ:「ああ、わざわざ囮まで用意してたもんね」
ナナシ:もう一種類、甘い方の発泡酒の缶を指で弾いて。
四家 悠:「お姉さんは甘いやつの方が好きだと思ったんですけどね……」
四家 悠:「あ、結局そっちも飲むんだ」
ナナシ:「モチロン。味はこっちのが好きだもん」
四家 悠:「じゃなんでぼくの分から飲むかなあ」
ナナシ:「だって、囮を用意してまで私に飲まれたくない酒なんでしょ?」
ナナシ:「そんなの飲みたくなるに決まってるじゃん!」 満面の笑みである。
四家 悠:「ひどいや」
四家 悠:苦笑しながら、鞄から缶ビールを取り出す。
ナナシ:「ふふ、お人好し君の癖に小賢しく立ち回ろうとするからこうなるんだよ」
四家 悠:「じゃ次の手で」
四家 悠:取られる前に缶を開けて飲み干す。
ナナシ:「あっ!」
四家 悠:「まあ正直、駄目だろうなーとは思っていたもので」
四家 悠:「楽しみだったし残念なのはほんとですけどね!」
ナナシ:むぅっと頬を膨らませた後。
四家 悠:少し勝ち誇ったような顔。
ナナシ:勝ち誇った彼の頬に手が伸びる。
ナナシ:そのままふっと影が差すと――。
ナナシ:口元に重なった柔らかさを意識するより早く、口の中に彼女の舌が滑り込んでくる。
四家 悠:「……っ!?」
四家 悠:生暖かい感触、僅かな苦味と甘味。
四家 悠:酒の味が残っていた。
ナナシ:口内に残ったビールの苦み、その残り香を全部拭うかのように舌が這いまわる。
ナナシ:そしてすっかり酒の味が消えた後。ようやく満足したかのように唇が離れると、にんまりと弧を描く。
四家 悠:「なっ……にを……」
ナナシ:「私に勝った気になるなんて千年早いぜ、お人好し君」
四家 悠:「~~っ」
ナナシ:そう言うと、呆気に取られてた君の鼻をピンと指で弾く。
四家 悠:酔い以外のもので顔が熱くなって、下を向く。
四家 悠:「あの……ほんと……よくないですよ、こういうの……」
ナナシ:「何がー?」 上機嫌で発泡酒の残りを呷っている。
四家 悠:「いや、なんというか」
四家 悠:「男相手にこういうことするのは、あぶないというかですね」
四家 悠:しどろもどろになりながら。
四家 悠:「襲われたらどうするんですか……」
ナナシ:「そういう言葉は襲える度胸を持ってから言うんだね」
四家 悠:「それは……その通りです……」
四家 悠:「いや、じゃなくて」
四家 悠:こほん、と咳払いして。
四家 悠:「あの、お姉さん。ぼく、そりゃ怒るの苦手ですし」
四家 悠:「勝手に家入るのも酒飲むのも散らかすのもまあ……別に良いんですけど」
四家 悠:「ぼく以外にあんまり迷惑かけたり、悪いことしたりとか」
四家 悠:「自分の身が危ないようなこととかは、ほんとに……その、心配なので」
四家 悠:「そこは、抑えてもらえればと……思います……」
ナナシ:「ふふ」 心底楽しいと言いたげに笑みをこぼして。
四家 悠:「……お、怒りますからね、そこは!」
ナナシ:「安心しなよ、お人好し君」
ナナシ:「君は有数のオモチャだからね。君が手ごわいうちは、君狙いで居てあげる」
四家 悠:ほっと息をついて、
四家 悠:「……それぼく、安心しちゃだめじゃないですか?」
四家 悠:一瞬安心しかけてから正気に戻る。
ナナシ:「えー?自分以外に迷惑かけたり悪いことしたりしてほしくないんでしょ?」
四家 悠:「ぼくも別にしてほしいわけじゃないですからね!?」
四家 悠:「誰にもやんないで済むならそれが一番ですから!」
ナナシ:「あ、そう言えば聞いてよお人好し君。これ、新商品ってあったから買ったんだけどめっちゃマズくてさ」
ナナシ:「マズ過ぎて笑えるレベルだから残り全部君が食べて」
四家 悠:「あ、もうこの話は終わりなんですね……」
四家 悠:くしゃりと頭をかいて。
四家 悠:「手強いってなら、お姉さんのがよっぽどですよ、もう」
四家 悠:「(……捨てるのももったいないしなあ)」
四家 悠:女の示したそれに手を伸ばす。
四家 悠:「うわぁ……」
四家 悠:口に広がったなんともいえない風味に、顔をしかめた。
GM:―――
GM:シーンカット、ロイス取得のみ可能です。
四家 悠:ナナシ ○P:期待/N:恐怖
四家 悠:以上で!
GM:はい、ではシーンエンドで。
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル1

GM:Middle1:全員 シーンプレイヤー:四家悠
GM:合流シーンとなります。皆様登場侵蝕をお願いします。
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (38 → 39)
羽佐間田 真 :34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+2[2] → 36

尾上セツコ:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+10[10] → 58

尾上セツコ:お、お前……
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 8)増加 (36 → 44)
GM:―――
志水・直
GM:J市・住宅地
GM:草木も眠る丑三つ時。この現代においては、眠らず動き続ける人間もけして少なくない。
GM:しかし、それも一部の話。現に君の住まうこの学生向けマンションも明かりを消している部屋の方が多い。
GM:君もまたその一人。不法侵入犯によって荒らされた部屋を片付け、床についていた。
四家 悠:「……」
四家 悠:何度目かの覚醒。なかなか深い眠りにつけない。
四家 悠:「(牛乳でも……あ、さっき飲まれたっけ……)」
四家 悠:寝返りを打つ。また朝っぱらから訪ねてくるかもしれないし、少しでも休まないと。
四家 悠:ちら、とベッドの方の様子をうかがう。
GM:すると、君のベッドを占領していた筈の彼女の姿が見えないことに気が付く。
四家 悠:「……あれ」
四家 悠:暗い部屋の中を見回す。
四家 悠:「お姉さん……?」
GM:さして広くもないワンルームの中だ。人一人が隠れられるスペースなどない。
GM:だというのに、彼女の姿は無い。痕跡さえ。
GM:同時に。起き上がり見回したところで君はもう一つの異常に気付く。
四家 悠:いつの間にか居なくなってることは珍しくない。けど……
四家 悠:「……ん?」
GM:異臭だ。何かがじわじわと焦げていくような。
四家 悠:「う、わ、なにっ」
GM:君自身の部屋ではない。だが、壁の向こう――恐らくは隣室だろうか。
四家 悠:寝間着の上に上着一枚だけ羽織って、慌てて外へ飛び出す。
GM:それと同じタイミングで、隣室の住人も扉を開いた。
GM:寝巻姿に寝ぐせのついた状態のまま。慌ててはいるが、鬼気迫るといった表情ではない。
四家 悠:「わっ」
四家 悠:視線が合いそうになって、目をそらしそうになるのを耐えて。
四家 悠:「あの!なんか、焦げ臭い匂いがして……」
四家 悠:「大丈夫、ですかっ!」
四家 悠:なんとか必要な言葉を絞り出す。
隣人:「あ、ああ、すまない。起きたら、部屋の壁に火が付いていて」
隣人:「いや、大した勢いではなかったんだ。現にもう消えた……消せた、筈だ」
四家 悠:「壁に……?ストーブでもつけてらしたんですか?」
隣人:「いや、暖房の類いはエアコンだけだ。タバコだって吸わないし、当然ライターもマッチも無い」
隣人:「火が付くようなものは何も、何もない、筈。なんだが……」
四家 悠:「えっ……じゃあ、火元はいったい……?」
四家 悠:首を傾げて。
隣人:「分からない。分からないんだ、一体何故……」
隣人:こちらも流石に気が動転しているようで、君相手に話ながらも自問自答のように考え込んでいる。
四家 悠:「あっ、すいません。ともかく、お怪我もないようで安心しました」
四家 悠:「どうしましょう、管理会社に連絡とか入れたほうがいいのかな……ぼく、手伝えることありますか?」
隣人:「あ、いや。……いや、そうだな。一階の管理人さんに伝えてもらえないか」
隣人:「俺は警察に連絡をして、その後は状況説明やら何やらもあるだろう。ここを動かない方が良い、と思うから」
四家 悠:「わかりました!……その、ほんとにお疲れ様です」
四家 悠:ぺこりと頭を下げて、階段を降りていく。
隣人:「いや、こちらこそ巻き込んでしまってすまない!ありがとう!」
隣人:階段を降り始めた君を追いかけるように背後から感謝の言葉がかけられた。
四家 悠:「いえ、これぐらい全然!……」
四家 悠:「(申し訳ないけど、お姉さんが居ない時なのは不幸中の幸い……か)」
四家 悠:ごめんなさい、と脳内で謝りながら、管理人の部屋のチャイムを鳴らした。
GM:―――
GM:数十分後。通報によって呼び出された警察によって周囲は封鎖され、現場保存と検証に入りつつあった。
GM:当然、この事件のために呼びだされたR担こと志水直と津曲智久も現場に入っている。
津曲智久:「まさかJ市について早々ヤマに当たるとはな」
志水・直:「手間が省けるわ」
志水・直:ゴリゴリとラムネ菓子を噛み砕く
志水・直:ほとんど眠らないので夜も平気だ
津曲智久:「言わんとすることは分からんでもないが……。被害が出てるのを手間が省けた呼ばわりはどうなんだ、お前」
志水・直:「……なに?」
志水・直:「後手に回った時点で“正しい警察”じゃあないわよ」
志水・直:ラムネを入れたケースをジャケットの内ポケットに突っ込む
津曲智久:「……」 その言葉を認めたのか、反駁の言葉を飲み込んで溜息を付く。
津曲智久:「それにしたってガイシャに伝わりかねない場では発言に気を付けろ、ってことだ」
志水・直:「……」
志水・直:「……悪かったわよ」
津曲智久:「分かりゃいい」 ぶっきらぼうに言い捨てる。
尾上セツコ:コートを羽織った背の高い黒髪の女がその様子を眺めている。
尾上セツコ:「あらら。街に着いたばっかりだってのに早速これか」
尾上セツコ:「どう、マコト。事件の気配する?」
羽佐間田 真 :「レネゲイドの痕跡を軽く調べてみましたが、微妙ですね」 手元でデバイスを操作している。
尾上セツコ:「ふぅん。詳しいことは聞いてみるしかないか」
尾上セツコ:「行くわよ」そう言うとキープアウトのテープを乗り越えて勝手に現場に入っていく。
羽佐間田 真 :「そういう事っすね……ん、この辺に1人イリーガル登録してる子がいるみたいっす」
羽佐間田 真 :「話を聞いてみるのも……っておい!?」 追いかける
尾上セツコ:「イリーガル? ああ。支部がなくてもイリーガルはいるか」
尾上セツコ:「その子と連絡が取れるならいいんだけど」軽く振り返って答える。
尾上セツコ:「ええっと……事件の責任者は」キョロキョロと周囲を見渡す。
羽佐間田 真 :「あっちの2人じゃないですかね」
尾上セツコ:「お、それっぽい。事情聴取といきましょうか、マコト」
尾上セツコ:女刑事たちの方に歩み寄っていく。
羽佐間田 真 :「はいはい、怒らせないように気をつけてくださいよ。すいませーん」 手を振って志水たちに近づいていく
志水・直:「……なにか?」
尾上セツコ:「はーい。こんばんは、お巡りさん」
志水・直:「……」
津曲智久:「おい、関係者以外は立ち入り禁止だぞ」
尾上セツコ:「何があったの、これ? レネゲイド絡み?」
志水・直:(素人じゃない……)
尾上セツコ:「関係者よ。いついかなる時にもね」
志水・直:「一課? 四課?」
羽佐間田 真 :「あーすいません、警察ではないです」
志水・直:(……だと思った)
羽佐間田 真 :「そっちはR担ですよね? それ聞いて来たんす」
尾上セツコ:「もっとユニバーサルな方よ。私たちは」
羽佐間田 真 :「最近この町にUGNの支部が出来ることになって、さっそくこの騒ぎですから」
志水・直:(男の方はともかく……女の方は重心から違う……)
志水・直:「支部? そうですか、私たちも今日来たばかりで」
志水・直:「よろしくお願いしますね?」
志水・直:手を差し出す
尾上セツコ:「あら、そう。奇遇ね。これから仲良くやりましょ?」
尾上セツコ:にっこりと笑うとその手を握る。
羽佐間田 真 :「奇遇っすね、よろしくお願いします」 にこやかに礼。津曲にも
津曲智久:「な、おい!勝手に判断すんな!」
尾上セツコ:「マコト。そっちも握手しておきなさいよ」
羽佐間田 真 :「ままま、仲良くするくらいいいじゃないっすか」 手を差し出しつつ
尾上セツコ:「よしよし」
羽佐間田 真 :「それよりほら、事件っすよ事件」 馴れ馴れしく津曲に笑いかける
志水・直:(……手の内側の感触。武器を使うな……)
志水・直:「津曲……さん、割れてるなら握手して……ください」
尾上セツコ:「相手を分析するのはお巡りさんの癖かしら?」微笑んで言う。
津曲智久:「……本当、人の話聞かねえヤツ……」
津曲智久:志水の態度に舌打ちを一つ落としつつも、一瞬だけ羽佐間田の差し出した手を握り。
志水・直:(けーっ……!)
津曲智久:「で?ユニバーサルなアンタ方は何か手がかりなり宛てなりあるのか?」
尾上セツコ:「残念ながら。有能なお巡りさんたちに事件の情報でももらおうかと思って来ただけよ」
羽佐間田 真 :「今来たところなんで……でもこのマンションに1人イリーガルの子が住んでるみたいなんで、その子に話を聞こうかと」
志水・直:「……それはどうも」
羽佐間田 真 :「おまわりさんも聞いていいんでそっちの情報もなにかくださいな」
志水・直:「上司にも確認しておきますね」
尾上セツコ:「あ、そのイリーガルの子ってこのマンションに住んでるのね。さすがマコト。情報が早い」
尾上セツコ:「それじゃあ、まあ。先にそっちを当たりますか。お巡りさんたちも一緒に尋問します?」
羽佐間田 真 :「尋問て」
志水・直:「……尋問?」
志水・直:「聴取です」
尾上セツコ:「それそれ」
津曲智久:「……」 あからさまに大丈夫なのかコイツ、と疑う目線。
羽佐間田 真 :「いやあ戦えばこれほど頼りになる人はいないんすけどね」 津曲の視線に苦笑
尾上セツコ:「あー……マコト。部屋番号とか分かる? それても片っ端から行く?」マンションを見上げて言う。
志水・直:「……こっちで調べてるから」
志水・直:下手なことをしないで欲しい
羽佐間田 真 :「いやイリーガルなんで普通に呼び出しましょうよ」 携帯を取り出す
尾上セツコ:「お。盲点」彼のスマホに視線を向ける。
羽佐間田 真 :慣れた手つきで携帯を操作して何事か話して切る
羽佐間田 真 :「すぐ来てくれるみたいっす」
尾上セツコ:「え。もう連絡着いたの?」
羽佐間田 真 :「いや、すぐ近くにいるみたいっす」
四家 悠:中肉中背の青年が、四人のもとへパタパタと走ってくる。
四家 悠:寝巻きから着替えたが髪を整える暇はなく、長い髪に寝癖が残っている。
四家 悠:「ええと、すいません!さっき電話をくださったのは……」
羽佐間田 真 :「あ、俺っす。ちょっと話聞かせてもらっていいすか」 手招き
四家 悠:「あ、どうも。お世話になってます。お話があったのでちょうどよかった」
四家 悠:招かれるままに近づいていく。
尾上セツコ:「学生さんか。悪いわね、こんな夜中に」青年を見て言う。
四家 悠:「いえ、皆さんも。こんな時間にお疲れ様です」
四家 悠:女の視線を感じて、わずかに表情を固くする。
四家 悠:自覚して、すぐに笑顔に戻す。
尾上セツコ:「……?」
四家 悠:「四家悠です。火事のあった部屋の隣に住んでて」
尾上セツコ:「隣? まあ。すごい偶然」
四家 悠:「労働厚生省の方で時々お手伝いさせてもらってます」
四家 悠:周囲を確認して、一応迂遠な伝え方をする。
羽佐間田 真 :「あ、俺とこの人は新しくできる支部のもので、こっちは警察のR担の方たちっす」
四家 悠:「あ、大丈夫なのかな。そうか、新しく支部が……」
尾上セツコ:「そう。これからは街の治安は任せてちょうだい」
羽佐間田 真 :「ちゃんと周囲を気にして言葉を選んでるのも真面目で偉い子っすねえ」
志水・直:「一般市民がこんな風に話すなんて世も末ね……」
津曲智久:「今回は俺たちも動いている案件だ。無理に君が手伝う必要はないと思うが」
津曲智久:「……普段から手伝いをしているとはいえ、一般市民なんだろう」
四家 悠:「いえ、ぼくも手伝います」
四家 悠:どこか自信なさげだった口調が、そこだけははっきりと。
羽佐間田 真 :「羽佐間田 真っす、君がそういうなら俺たちとしては断わる理由はないすけど……」
尾上セツコ:「私が支部長の尾上セツコ。こっちがマコト」
尾上セツコ:「へえ。今時珍しい真面目な好青年?」青年の答えを聞いて意外そうに言う。
四家 悠:「今回のことも他人事じゃないですし、ほうっておくわけにはいきませんから」
尾上セツコ:「他人事じゃないって……タダのお隣さんでしょ?」
四家 悠:「お隣さんですから。他人じゃない、でしょ?」
志水・直:「……」
志水・直:「警察の人間としては、歓迎できないです。正直なことを言えば」
志水・直:「イリーガルとはいえ、貴方は一般市民だから」
四家 悠:「それにもし、隣じゃなくてうちだったら……」
尾上セツコ:「まあ。燃えていたでしょうね」
四家 悠:「ぼくはともかく……、いや」
尾上セツコ:「ともかく? 誰か同居人でもいるの?」不思議そうに青年を見る。
四家 悠:「いえ、なんでも。ぼくはともかく、家が燃えるのは困るなあって!」
四家 悠:「(……お姉さん、警察とかに知られたら困る、よな。多分)」
志水・直:「……」
志水・直:ノイマンではないが、察した
尾上セツコ:「そう。青年が協力する動機としては十分か」
羽佐間田 真 :「ハハァン、さては彼女でも連れ込んでたっすね?」
四家 悠:「か、彼女って」
尾上セツコ:「我々UGNとしてはぜひ青年の手を……彼女ぉ?」素っ頓狂な声を出す。
四家 悠:「い、いませんよそんなのっ」顔を赤くして横を向く。
羽佐間田 真 :「まあともかく、そこまで言うなら協力してもらった方が良いでしょう。1人で勝手に捜査し始めたりする方が危ないっすからね」
羽佐間田 真 :警察の2人に言う。
尾上セツコ:「お巡りさん。アタシたちのスタンスとしてはそんな感じ」
四家 悠:「ありがとうございます。……警察の皆さんは、やっぱり反対でしょうか」
津曲智久:「……」 深々と溜め息。
志水・直:「……UGNって毎回こうなの?」
志水・直:ため息
尾上セツコ:「アタシは毎回こうなの」
志水・直:もう完全に敬語が抜けている
津曲智久:「……警察として歓迎できないのは俺も同感だ」
津曲智久:「だが、共同捜査ということであればそちらの流儀を一方的に否定は出来ない」
尾上セツコ:ポケットからタバコを取り出し、吸おうとしている。
津曲智久:「目の届かない範囲で好き勝手されるより……オイ!?」
尾上セツコ:「はいはい。こっちも極力そっちのやり方は尊重するわよ」
尾上セツコ:「あ、お巡りさん、ライターある?」
津曲智久:「小火とはいえ火事の現場でタバコを吸うな!」
尾上セツコ:「ちぇっ。ケチ」すごすごとタバコをしまう。
羽佐間田 真 :「はい、飴で我慢してください」 セツコに棒付きキャンディを渡す
尾上セツコ:「ガキじゃないんだからさぁ」キャンディを受け取って舐めている。
志水・直:「……ここって禁煙?」四家に
四家 悠:「じゃ、ないですけど……現場ではあれだったら、ちょっと離れたところで吸えるとこありますよ」
四家 悠:はは、と苦笑しながら。
志水・直:ジャケットの内ポケットから電子タバコ
志水・直:これみよがしに回してから戻して
志水・直:「全く……」
志水・直:「……まぁ、そこのお姉さんが煙草を吸えないのと同じように」
志水・直:「共同歩調も仕方ない、か……」
尾上セツコ:「それじゃあ、事件の調査。共同戦線といきましょうか」
羽佐間田 真 :「あ、皆さんも食べます? 長くなりそうですし、糖分補給にでも」
尾上セツコ:「なんでそんなに持ってんの?」赤い舌でキャンディを舐めながらマコトに言う
四家 悠:「ありがとうございます! ぼくにできることならなんでもやるのでっ」
四家 悠:ぐっ、と両手に力を込めて。
羽佐間田 真 :「俺たちが敵対してもしゃーないすからね、協力していきましょう」 互いに邪魔しない程度に、ではダメだ。積極的な捜査ができなくなる。
尾上セツコ:「随分とやる気ね。無理しすぎない程度に力を貸してちょうだい」青年を見て言う。
志水・直:「あんた達もね」
四家 悠:「……っ、はい」
四家 悠:今度は笑顔のままで答える。
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
尾上セツコ:お巡りさんにロイス取るか
志水・直:人民にロイスとろ
羽佐間田 真 :R担 〇有用/脅威 これで
四家 悠:人民ではあるけど
尾上セツコ:まとめて取ってる
羽佐間田 真 :出来たばかりの支部で地盤整ってないからこことの関係大事だな~と思ってます
志水・直:UGN(尾上/羽左間田) 強そう/○私より前を歩くな
四家 悠:羽佐間田真 ○P:連帯感/N:隔意
志水・直:四家 ○庇護/私より前を歩くな
四家 悠:一貫しとる
羽佐間田 真 :なんだそのN感情
尾上セツコ:-ロイス/志水直/好意〇/眩しさ
志水・直:私の後ろを歩け
津曲智久:そういうとこだぞ
尾上セツコ:若い子は真っ直ぐでいいなー、という気持ち
尾上セツコ:アタシは以上!
四家 悠:一つしか違わないのに……
四家 悠:私も以上!
GM:では皆さん良さそうなのでシーンを切っていきます
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル2

GM:Mid2:全員 シーンプレイヤー:羽佐間田真
GM:引き続き全員でのシーンになります。登場侵蝕どうぞ。
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 4)増加 (39 → 43)
羽佐間田 真 :36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39

尾上セツコ:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+1[1] → 59

志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (44 → 47)
尾上セツコ:よ、よかった!
GM:―――
GM:ここから先はSSSC式のプライズポイント制での進行となります。
尾上セツコ:プライズ!
羽佐間田 真 :うおおプライズ
四家 悠:久しぶりだプライズ
羽佐間田 真 :俺の生き字引が火を吹くぜ(技能もコンセもないのでそんなことはない)
GM:簡潔に説明すると、指定された判定に成功する度ポイントが溜まり一定ポイントで情報が開示されたり判定内容が変わるヤツです。
尾上セツコ:なるほどだぜ
志水・直:うほ

プライズポイント開始
【コトしずめるならボヤのうち】
進行:3ポイントが溜まる毎に次の段階へと進行 
リミット:6シーン(トリガーシーンは含まない)
支援判定:行った場合、任意の一名の最大達成値を+10する

【第一段階:コトはじめ】
判定:情報(噂話)/情報(裏社会)
難易度:6
最大達成値:9
支援判定:情報(UGN)
プライズポイント3で情報開示及び次段階へ進行

GM:なお、GMがゴールデンルールということで今回は最大達成値の人適用ではなく個々人の結果を累積していく方式で行きます。
尾上セツコ:がんばるぜ
GM:その分、もしシーン中に手番が余った人が居たら購入などに回してよいとします。
志水・直:やったぜ
四家 悠:わーい!
尾上セツコ:すごい!
志水・直:٩( ᐛ )و
羽佐間田 真 :ウオー
GM:また、津曲は1シーンに1回任意のコネとして使用できます。当人は判定できないけど手伝いはする。
四家 悠:た、たすかる
羽佐間田 真 :やったーっ
尾上セツコ:すごい
志水・直:津曲……(トゥンク)
尾上セツコ:では、とりあえずアタシから判定しますねー
GM:どうぞ!
尾上セツコ:技能はないけど、〈情報:裏社会〉で判定!
尾上セツコ:1dx>=6
DoubleCross : (1DX10>=6) → 6[6] → 6 → 成功

四家 悠:ぴったり!
尾上セツコ:ぎ、ギリギリ……!
四家 悠:ナイス
尾上セツコ:支部長としての体面を保ちました
羽佐間田 真 :えらい
GM:ではこれでまず1ポイント!
尾上セツコ:やったー!
四家 悠:じゃあ次ぼくが行こうかな
四家 悠:オッケー?
尾上セツコ:がんばって!
羽佐間田 真 :ごーごー!
四家 悠:ではオートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (43 → 44)
四家 悠:自身の直後のメジャーアクションのダイスを+3します
四家 悠:情報:噂話で判定
四家 悠:5DX+1+0@10>=6 情報(噂話)
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 9[2,5,5,7,9]+1 → 10 → 成功

四家 悠:よし!
尾上セツコ:高い!
志水・直:うほ
GM:では最大達成値が9なので1ポイント加点!これで2ポイント!
四家 悠:これで2ポイント目かな
四家 悠:あとはお願いします!
志水・直:羽佐間田くんいく?
尾上セツコ:おら、マコト! 役に立て!
羽佐間田 真 :行くか~
羽佐間田 真 :コネは乗らなさそうなので、津曲くんには寝ててもらいます
尾上セツコ:寝た……
羽佐間田 真 :生き字引使って+1d、UGN戦闘服Ⅱの効果で+2d
羽佐間田 真 :7dx>=6
DoubleCross : (7DX10>=6) → 10[3,4,7,8,8,9,10]+2[2] → 12 → 成功

羽佐間田 真 :まあヨシ!
志水・直:おほー
尾上セツコ:さすが!
GM:お見事。これで3ポイントなので情報が開示され次の段階へと進みます。
四家 悠:やったー
尾上セツコ:やったー!

情報:J市連続ボヤ事件について
ここ数週間ほどJ市を騒がせている民家でのボヤの頻発。今回で8件目となる。
当初は煙草の不始末やガス漏れなどが原因の単なるボヤと推測されていたが、原因不明の出火も相次いだことで一連の事件を見直す運びとなった。
被害の起きた家や出火場所に共通点などは無く、規則性も見られない。不審な人物の目撃情報や原因になりうる要素も確認できない。
そのため、一般的な着火の工程や材料を経ずに火をつけることが可能なオーヴァードが関わっているのではないかと推測された。
唯一の共通点は出火の時刻が決まって午前2時頃であること。早期発見が続いていることもあってまだ深刻な被害は出ていないが、出火規模は徐々に大きくなりつつある。

尾上セツコ:8件も起きてる……!
羽佐間田 真 :恐ろしいぜ……
GM:また、プライズの段階が二段階目へと進みます。

【第二段階:コトすすめ】
判定:情報(UGN)/知覚
難易度:6
最大達成値:10
支援判定:情報(裏社会)
プライズポイント6で情報開示及び次段階へ進行

GM:こちらもこのシーン中から判定可能です。
尾上セツコ:よし、お巡りさんにも頑張ってもらおう
志水・直:じゃあ援護の風を使って判定
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (47 → 49)
志水・直:7dx+1>=6
DoubleCross : (7DX10+1>=6) → 10[2,3,3,5,7,10,10]+7[1,7]+1 → 18 → 成功

羽佐間田 真 :ヒューッ
四家 悠:つよい
志水・直:おら、これが国家暴力じゃ
尾上セツコ:すげー!
GM:お見事。では今回は最大達成値が10なので2ポイントたまって5まで進みます。
尾上セツコ:やったね!
GM:まだ段階は進みませんが、一度今回出た情報を使って共有シーンと行きましょう。
四家 悠:はーい!
羽佐間田 真 :うおー
GM:―――
GM:J市警察署・ボヤ事件対策本部
GM:常設のR課が存在しないJ市警察署。そのブリーフィングルームのうちの一つを臨時の対策本部とし、君達五人による情報共有が行われていた。
四家 悠:「8件目、って……ニュースで聞いたりはしましたけど」
四家 悠:「この短期間でそんなに起きてたなんて」
尾上セツコ:「タダの付け火にしては多すぎるわね」
志水・直:「それに時間も決まってる」
GM:ホワイトボードには8つの×印がついた地図が貼り付けられ、それぞれの発生日時が書きこまれている。
尾上セツコ:「法則性もある、と。ますます怪しい」
志水・直:「明らかに、目的か意思の類がある」
羽佐間田 真 :「規模がどんどん大きくなってるってのも問題すね」
四家 悠:「午前二時頃……意味があるんでしょうか」
四家 悠:「そうなんですか?」
志水・直:「場所だけじゃあなくガイシャの共通項も探さないといけない」
羽佐間田 真 :「その時間の見回り強化してみます?」
津曲智久:「丑三つ時、なんて呼ばれ方もしてるんだったか」
志水・直:「呪い……はないにしても、恨みの線はあるわね」
尾上セツコ:「幸いにもまだ死傷者は出ていないみたいだけれど、こうなると怪我人が出るのも時間の問題かもね」
津曲智久:「単に人目に付かないようにというだけなら、時間を揃えるメリットがないからな」 四家君の疑問に返す。
津曲智久:「むしろこうして次に起こる時間を推測されるデメリットが生まれる」
四家 悠:「なにかこだわりとか、制限でもあるのかな……」
羽佐間田 真 :「全部ブラフで、全然違う時間に凄いことしでかす……みたいなこともありえるけど」
志水・直:「レネゲイドが関わってるとなると、制限の線は薄いんじゃないかしら」
尾上セツコ:「そうね。時間制限のある能力ってのもあまり聞かない気がするし」
四家 悠:「それは確かに、珍しいか。……やっぱりオーヴァードなんでしょうか」
志水・直:「メンタル的な面で夜じゃないとダメな可能性もあるけど、可能性は低いから一旦は横に置きましょうか」
四家 悠:「火をつけるならサラマンダーかな。あんまり限定しすぎるのもよくないかもだけど」
志水・直:「……サラマンダー、オルクス、ウロボロス……光を集めればエンジェルハィロゥもそうか……」
津曲智久:「まあ可能性は高いだろうが……能力の種別よりは出力に着目すべきじゃないか?」
羽佐間田 真 :「そうですね」
四家 悠:「出力?」
志水・直:「……なるほど」
津曲智久:「出火の規模が徐々に大きくなりつつある。それはつまり」
津曲智久:「それを起こしているヤツの能力の出力が高まりつつあるってことにならないか?」
羽佐間田 真 :頷く
志水・直:「状況はどんどん悪くなる」
四家 悠:「あ、そういうことか……なるほど」
志水・直:「コトしずめるならボヤのうち、か……」
尾上セツコ:「侵蝕が増大している――ジャームに近付きつつあると考えられるか」
四家 悠:「急いで犯人を見つけないと、ってことですね」
羽佐間田 真 :「それだけで家一軒焼く程にならなくても、引火物の近くで起こるだけでも危ないしね」
尾上セツコ:「既に手遅れになっていないことを祈るばかりね」
四家 悠:「羽佐間田さん、さっき仰ってた見回りですけど」
四家 悠:「やるならぼくも参加できます。ただ、街全体を警戒するってなると」
四家 悠:「人数が足りるかどうか……こればっかりは」
尾上セツコ:「青年。アナタ、学校は……?」
四家 悠:「せめて場所がある程度予測できたらいいんですけど」
羽佐間田 真 :「監視カメラの方はUGNの方で要点は抑えてるっす、人手の方は……どうにもならないっすね」
尾上セツコ:「人海戦術ができれば一番手っ取り早いんだけどね。まあ、こればかりはしょうがない」
四家 悠:「大学です。朝昼ずっと授業入ってるわけじゃないですから、仮眠とればなんとかなりますよ」
志水・直:「……R課がもっといればね」
羽佐間田 真 :「まあ夜の街を歩く人間が増えると目立ちますし、そこはしょうがないでしょう」
尾上セツコ:「そう。夜はちゃんと寝るのよ、青年」四家くんに言う。
四家 悠:「あ、あはは……そう、ですね」
志水・直:「何その反応。不眠症?」
羽佐間田 真 :「やっぱり夜は彼女とイイコトを……っと、流石に下世話すね、失礼」
四家 悠:「って、ほどでもないんですけど……まあ、最近夜中に起きることが多くて」
尾上セツコ:「反省するなら言うな」苦笑しながらマコトに言う。
四家 悠:「でもお陰でボヤに気づけましたから、良いこともありますね」苦笑しながら。
羽佐間田 真 :「いやあ、からかいがいがある子ですから、つい」
羽佐間田 真 :「壁にいきなり火が、ですもんねえ」
津曲智久:「……さっきも言ったが、君はあくまで一般人だ。事件のせいで自分の生活を犠牲にするような真似はするなよ」
津曲智久:また眉を顰めながら四家君に釘を刺す。
尾上セツコ:「若いのにしっかりした子。アンタと違って」四家くんとマコトを見比べている。
四家 悠:「……ありがとうございます、津曲さん。でもぼくは大丈夫ですよ」
四家 悠:「こうやって動いてる時の方が落ち着くっていうか」
四家 悠:「何もしてないと、なんか不安になっちゃう性分で」
四家 悠:「なので、遠慮なく仕事ください。無理はしないように、というのは気をつけますので」
志水・直:「……はっ」
羽佐間田 真 :「ありがたいすね……あ、でもあれですね、大学での聞き込みを中心にしてくれると助かるかもしれません」
志水・直:(……その割には、って感じの体捌きね)
尾上セツコ:「あー。大学の校舎内はアタシたち入りにくいものね」
羽佐間田 真 :「大学は噂が集まりやすいですし、俺はともかく、皆さん目立ちますし」
志水・直:「じゃあ、学生生活しなさい」
尾上セツコ:「学生生活兼調査ね」
四家 悠:「みなさん……」
四家 悠:「ありがとうございます。……そんな心配に見えますかね、ぼく」
尾上セツコ:「んー……人が良いから悪い人に騙されそうに見える」
四家 悠:「もっとしっかりしなきゃかな……」頭をかいて。
尾上セツコ:「オレオレ詐欺とか気を付けなさいよ」
四家 悠:「あ、あはは……そう見えますか」
羽佐間田 真 :「しっかりしてる人ほどいざというとき騙されやすいって言いますよ」
四家 悠:尾上の言葉に苦笑しながら。
志水・直:「……まぁ、一般市民に言うと怒られるんだけど」
尾上セツコ:「傾聴しましょう」
志水・直:「何を出しても買いそうだからね、あんた」
四家 悠:「そ、そんなにですか」
尾上セツコ:「今なら幸運を呼ぶ壺が十万円よ」冗談めかして言う。
志水・直:「無理はしなくても無茶はしそうだし」
尾上セツコ:「その二つ、何か違う?」
四家 悠:「流石に買ってませんよ?ちゃんと断ってますから!」
尾上セツコ:「あら。偉い」
四家 悠:「ちょっと申し訳なくなるけど……」
羽佐間田 真 :「声かけられやすくはあるんすねえ」
志水・直:「ほら」
尾上セツコ:「ならなくて良い」
津曲智久:「そういう感情につけこむものだぞ、あの手合いは」
四家 悠:「はい……」しゅんとしながら。
羽佐間田 真 :「おっと、脱線しちゃいましたね」
四家 悠:「あっと、そうだった。すいません」
羽佐間田 真 :「情報としては現状手掛かりになるようなものは少ないですし、とりあえず今後の方針だけ決めて調査に戻りましょうか」
志水・直:「ともかく、基本的にはさっきのでいいわね?」
尾上セツコ:「何だっけ。夜の見回り?」
羽佐間田 真 :「四家君は大学重視と」
四家 悠:「学校で聞いて回ってみます」
津曲智久:「いや、もう一つ提案がある」
尾上セツコ:「聞きましょう」
四家 悠:「津曲さん?」
羽佐間田 真 :「俺はSNS周りの噂を検証して……おっと」
津曲智久:「レネゲイド反応の調査だ。オーヴァードが関わってると推測するならこれが一番早いだろう」
羽佐間田 真 :「おっと、そうですね。そういえばしっかりとしたのはちゃんとやってなかった」
尾上セツコ:「ああ。その手があったか」
尾上セツコ:「現場に残されたレネゲイドの痕跡を分析して、同じような反応を探し出す……。できる、マコト?」
羽佐間田 真 :「確か最新の機材が今日届くはずっす」
尾上セツコ:「そっち方面はアタシはチンプンカンプンだから任せたわ」首を振って言う。
羽佐間田 真 :「慣らしの時間はいるけど、流石にそっちの方が正確なはず」
尾上セツコ:「お巡りさんたちのお力も借りてそちらからも調べてみましょうか」
羽佐間田 真 :「R担の方にはそういう専門家はいます?」
志水・直:「……確認するわ」
志水・直:「一通りは触れるようにしてるけどね。私は」
尾上セツコ:「あら、偉い」
羽佐間田 真 :「オッケーっす、じゃあそっちの人でも借りて俺はそっちにあたります」
四家 悠:「ぼくも専門機材は流石に……よろしくお願いします」
尾上セツコ:「じゃあ、引き続き調査といきましょう」
四家 悠:「……」
四家 悠:尾上の言葉を思い出す。
四家 悠:「(人が良いから、か)」
四家 悠:「(そう。それなら)」
四家 悠:「(そう見えてるなら、大丈夫)」
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
尾上セツコ:青年にロイスを取ろうかしら
羽佐間田 真 :保留で!
四家 悠:尾上セツコ P:連帯感/○N:安堵
志水・直:ロイス保留
尾上セツコ:-ロイス/四家悠/信頼〇/不安
羽佐間田 真 :購入はジュラルミンシールドを狙います。どうせ攻撃しないので2つ装備しても良い
志水・直:買い物はブルゲ。援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (49 → 51)
羽佐間田 真 :2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 8[8,8]+1 → 9 → 成功

志水・直:7dx+1>=20
DoubleCross : (7DX10+1>=20) → 8[2,4,4,6,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

志水・直:カスがよ……
羽佐間田 真 :あっ間違えた8は常備化だ
羽佐間田 真 :難易度12だったので、失敗!
尾上セツコ:購入はーUGNボディアーマーを狙おう
尾上セツコ:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 6[6]+1 → 7 → 失敗

四家 悠:同じくボディアーマーで
尾上セツコ:だめ!失敗です!
四家 悠:2DX+2+0@10>=12 調達
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 8[5,8]+2 → 10 → 失敗

四家 悠:惜しい 財産は流石に温存かな
四家 悠:以上で!
GM:ではこれにてシーンエンド!
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル3

GM:Mid3:全員 シーンプレイヤー:四家悠
GM:引き続き情報収集!皆さん登場侵蝕どうぞ。
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (44 → 49)
尾上セツコ:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+2[2] → 61

尾上セツコ:おお……感動……
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (51 → 60)
羽佐間田 真 :39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+10[10] → 49

羽佐間田 真 :ギャーッ
尾上セツコ:いい具合に上がった
GM:―――
GM:では、先ほどに引き続きプライズ判定となります。段階は先ほどと同じく第二段階。

【第二段階:コトすすめ】
判定:情報(UGN)/知覚
難易度:6
最大達成値:10
支援判定:情報(裏社会)
プライズポイント6で情報開示及び次段階へ進行

尾上セツコ:稼がなければ
尾上セツコ:〈情報:UGN〉ならコネが使えるのでアタシからやろう
四家 悠:じゃあお願いします
尾上セツコ:「コネ:UGN幹部」を使用して〈情報:UGN〉で判定!
尾上セツコ:4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 10[2,5,8,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

尾上セツコ:おお。回った!
四家 悠:つよい
羽佐間田 真 :すげーっ
志水・直:ふんふん
尾上セツコ:これが復讐の力……!
羽佐間田 真 :黒幕と遭遇戦を行ったのかも
尾上セツコ:とっちめてくるか
GM:お見事!これで2ポイント稼いで7ポイントになり、次の段階へ進みます。
四家 悠:やったー!
羽佐間田 真 :うおーっ
尾上セツコ:いえーい

情報:市内のレネゲイド反応について
今回の事件にレネゲイドが関わっているか、そして市内に潜伏するオーヴァードが存在するかを調べるためレネゲイド反応の調査を行った。
すると、微細ではあるものの直近の出火現場などからレネゲイド反応が見られた。何者かが能力を行使したことは確かなようだ。
また、UGNが把握している限りでは市内に滞在しているオーヴァードは四家悠のみとされているが、君達五人以外に一つ大きなレネゲイド反応が存在した。
その濃度から恐らくはオーヴァードだと類推される。事件に関わりがあるかはともかく、その所在を特定出来れば接触することは可能である。

【第三段階:コトくわえ】
判定:知覚/RC
難易度:6
最大達成値:9
支援判定:情報(UGN)
プライズポイント9で情報開示及び次段階へ進行

尾上セツコ:やはりオーヴァードの仕業……!
四家 悠:へ、へえ~~
四家 悠:そっかぁ……
羽佐間田 真 :へえ~っ
志水・直:ふぅ〜ん
志水・直:殴ろ
尾上セツコ:斬るか
GM:判断が早い
四家 悠:ま、まだ事件に関わりがあるかわからないし……
羽佐間田 真 :なんか四家くんちのR濃度濃くない?
四家 悠:慎重に行きましょ
志水・直:どの骨からいこうかしらね〜
志水・直:なんかあんたの部屋(事件)臭いわね
四家 悠:狭いからかな~
尾上セツコ:関係ある……?
尾上セツコ:ほら、いいから調査する!
羽佐間田 真 :ほらっ君に関係することだぞ四家くん、頑張れっ
志水・直:前回同様四家くんいきます?
四家 悠:なんかぼくが調べるとすごいやぶ蛇な気がするので
四家 悠:誰かお願いできませんか
尾上セツコ:じゃ、お巡りさん
志水・直:じゃあこの公僕が
志水・直:援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (60 → 62)
志水・直:8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 9[1,3,6,6,7,8,8,9]+1 → 10

尾上セツコ:いい感じ!
志水・直:あ、裏社会どす
GM:あ、第三段階になって判定技能が変わっております
四家 悠:あ、ここは知覚かRCじゃなかったかな
尾上セツコ:知覚かRCか!
羽佐間田 真 :うわっほんとじゃん!
志水・直:見落としてました、振り直しますわ
志水・直:知覚が1あるね
尾上セツコ:えらい
志水・直:8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 9[4,5,5,6,6,7,7,9]+1 → 10

志水・直:変わらんわ
尾上セツコ:変わらなかった!
四家 悠:ナイス
GM:ではいずれにせよ1ポイント増加で8ポイント!
尾上セツコ:やったね
羽佐間田 真 :うおーっ
尾上セツコ:マコトもバリバリ働きな!
羽佐間田 真 :では、俺はRCで
羽佐間田 真 :4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 8[4,5,6,8]+1 → 9 → 成功

羽佐間田 真 :うっ10行かなかったか
志水・直:お金ある?
尾上セツコ:おお。惜しい
羽佐間田 真 :使える?
尾上セツコ:RCだからなぁ
羽佐間田 真 :使えるなら1点使いますが、無理ならそれで
GM:あっ、今回は最大達成値9の筈
四家 悠:ですね
羽佐間田 真 :あっそうじゃん
四家 悠:なので十分十分
羽佐間田 真 :やった~
尾上セツコ:やったね
羽佐間田 真 :あとさっきの生き字引分あげ忘れてたので、49→50で
GM:という訳で、9ポイントまで溜まってまた情報開示

情報:推定オーヴァードの所在について
調査の結果、無事所在が判明した。次のシーンをトリガーシーンとし、接触を試みることが出来る。
次段階の判定を行うには、トリガーシーンを経過する必要がある。

尾上セツコ:無事に判明した! よかった!
四家 悠:見つかったかぁ~
羽佐間田 真 :やった~
志水・直:殴るぞ〜
尾上セツコ:斬るか
GM:判断が早い
四家 悠:落ち着いて!
四家 悠:この後はトリガーシーンだから私の手番は余ると
四家 悠:どなたか調達でほしいものとかあります?
羽佐間田 真 :ジュラルミンシールド!
羽佐間田 真 :まあめちゃくちゃ重要ってわけでもないけど……
志水・直:若いんだから好きなもの買いなさい
志水・直:ちりとり鍋の鍋とか
尾上セツコ:お姉さんをかくまうためにセーフハウスを買うというのは?
四家 悠:いまから?
尾上セツコ:遅いか
四家 悠:絶対バレる
羽佐間田 真 :PC3人との敵対ルートだ
四家 悠:じゃあジュラルミン狙いましょう
志水・直:かくまうな
尾上セツコ:ダメだった……
四家 悠:せっかくだしオートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (49 → 50)
羽佐間田 真 :侵蝕値もオソロになった
四家 悠:5DX+2+0@10>=12 調達
DoubleCross : (5DX10+2>=12) → 10[1,2,3,5,10]+2[2]+2 → 14 → 成功

四家 悠:成功、どうぞー
羽佐間田 真 :やったーっ
四家 悠:羽佐間田君にあげて以上!
尾上セツコ:優秀!
羽佐間田 真 :装備します。盾付きの片手剣装備!
GM:では、共有ロールに入っていきましょう
GM:―――
GM:J市警察署・食堂
GM:各々が情報確保のため行動していた君達は、昼食兼情報共有のために食堂へと集まっていた。
四家 悠:「大学で聞いて回ってみましたけど、めぼしい話は特に……」
尾上セツコ:「こんなところでご飯食べるのさすがに始めてだわ」お盆の上には大盛りのうどんの丼が乗っている。
羽佐間田 真 :「警察の食堂なんて初めてスねえ」
羽佐間田 真 :コンビニで買ったカロリーメイトを持ち込んで食べている
尾上セツコ:「まあ、腹が減っては何とやらってね。食べましょ、食べましょ」ドバドバと大量の七味唐辛子をうどんにかけている。
羽佐間田 真 :「大学は……まあしょうがないっすかね」
四家 悠:塩焼きをつつきながら結果報告。
尾上セツコ:「うわっ、辛っ!……って、アンタ、ご飯それだけ?」マコトを横目で見ながら言う。
四家 悠:「せっかく食堂なのにいいんですか?」
羽佐間田 真 :「ご飯って感じのご飯あんま好きじゃないんで……」
志水・直:半玉もない月見そばを見つめている
尾上セツコ:「意味不明の日本語……」
尾上セツコ:「食べないの、直ちゃん?」
羽佐間田 真 :「一応、レネゲイド反応の方は収穫ありっすけど、他の方はどうでした?」
津曲智久:「ソレ、まともに飯食えなくないか……?」
羽佐間田 真 :「カロリーメイトとか、スナック菓子とか、惣菜パンとか……」
津曲智久:豚の生姜焼き定食を行儀よく食べている。
四家 悠:「体壊しちゃいそう」
志水・直:「……別にいいのよ、多く食べたからいいって訳でもないし」
羽佐間田 真 :「オーヴァードなんで平気っすよ!」
羽佐間田 真 :「志水さんもお仲間っすか……」 満足げに頷いている
尾上セツコ:「アンタら……食べとかないといざって時に体が動かないわよ……」
羽佐間田 真 :「まあ、それはともかく」 強引に話を逸らす
羽佐間田 真 :「調査の話っすよ、調査」
尾上セツコ:「そうね。本題にいきましょうか」大量の紅生姜を乗せたいなり寿司にかぶりついている。
津曲智久:「ああ、レネゲイド反応の方は収穫があったって話だったな」
尾上セツコ:「さすが最新鋭の機器とやらね」
羽佐間田 真 :「っす」
尾上セツコ:「うわっ、辛い!……結果はどんなもん?」
羽佐間田 真 :「データベースに存在しないレネゲイドの痕跡がありました、現場と────」
羽佐間田 真 :「四家君の部屋に」
四家 悠:「……あっ」
尾上セツコ:「そりゃあ……ご近所さんどころの話じゃなさそうね」青年に視線を向ける。
羽佐間田 真 :テーブルの中央に写真が写ったデバイスが浮遊する。
尾上セツコ:「その写真は?」
羽佐間田 真 :「サーモグラフィみたいなやつなんで……ここと、こことか……」
羽佐間田 真 :四家の部屋の画像だ。赤くなった部分を指差していく。
羽佐間田 真 :「結構長く居たみたいですけど、心当たりは?」 四家を見る
志水・直:「……」
尾上セツコ:「……悪いわね、プライベートを暴き立てるみたいなことしちゃって。今回は許して」青年に言う。
四家 悠:「いえ、すいません、もっと早く説明しておくべきでした」
四家 悠:「本人に事情を話してから、と思ってたんですが……非常事態ですし」
尾上セツコ:「あるのね。心当たり」
尾上セツコ:「そうね。事態は急を要するわ」
四家 悠:「……しばらく前から、居候というか」
四家 悠:「オーヴァードが一人、うちに出入りしてるんです」
四家 悠:「気まぐれな人なので、事件のあった日から今日までは姿を見せてないんですけど」
尾上セツコ:「オーヴァードね。マコト、UGNへの届出は?」
羽佐間田 真 :「該当のレネゲイド反応はないです。変質してる可能性もありますけど……」
津曲智久:「……待て、つまり事件のあった日は姿を見せてるのか?」
志水・直:「……調書取ればよかった」
四家 悠:「その日の夜はうちに来てたんですけど、寝てる間にどこかに行っちゃったみたいで」
尾上セツコ:「いや、待って。どこかって……」
四家 悠:「起きて居ないなって気づいて、その後すぐあのボヤ騒ぎです」
志水・直:「……」
尾上セツコ:「お巡りさん。犯罪捜査のプロとしての見解を聞いても?」
四家 悠:「基本的にどこで何してるとか、わかんない人なんですよ……うちに来る時も連絡なんてないし」
四家 悠:「……怪しい、ってなります?」
尾上セツコ:「どう思います?」志水に言う。
志水・直:「黒」
羽佐間田 真 :「・……怪しいっすね」 がっくしと項垂れている。
尾上セツコ:「即答かい」苦笑する。
尾上セツコ:「……まあ、そうよね」
尾上セツコ:「その……男?女? 知らないけど、今のところそいつが最有力容疑者ってことにはなるわね」
津曲智久:「先入観込みで話したくは無いが……流石に怪しすぎるな」
志水・直:「……今なら、申し開きを聞くわよ」
四家 悠:「……」
志水・直:箸を伸ばそうとしてやめて、月見そばの卵黄だけ飲み込む
尾上セツコ:「青年が悪いことしてるわけじゃないでしょ、直ちゃん」
四家 悠:ふぅ、息をついて。
羽佐間田 真 :「まあオーヴァ―ドだとは思ってなかったとかもあるでしょうし……」
四家 悠:「いえ、いいんです尾上さん。黙ってたぼくが悪い」
四家 悠:「羽佐間田さんも。庇ってもらってありがたいですけど、オーヴァードなのは理解してました」
尾上セツコ:「青年も先入観で決めつけない。悪いかどうかはまだこれからの調査次第よ」
四家 悠:「お世辞にも世間体の良い人じゃないし、確実に疑われる」
志水・直:「……それで?」
四家 悠:「そう思って、これまで話せませんでした。ごめんなさい」
四家 悠:深く頭を下げる。
尾上セツコ:「直ちゃん、納得した?」
羽佐間田 真 :「健気っすねえ……」
四家 悠:「でも、ぼくは彼女が犯人だとは思ってません」
志水・直:「……」
四家 悠:「もし彼女なら、もっと直接的に」
四家 悠:「ぼくを狙うと思いますから」
志水・直:「……詳しく」
尾上セツコ:「いや……そっちの方が意味不明だけど……」頭を抱えつつ先を促す。
四家 悠:「彼女……名前を教えてくれなかったので、ナナシさんって呼んでますけど」
尾上セツコ:「アンタ、名前も知らない人を……まあ、いいわ。続きを聞きましょう」
羽佐間田 真 :「名前も知らないような人を庇ってるんすか」 びっくり
四家 悠:「あの人は、ぼくを怒らせるために一緒に居るんです」
津曲智久:「……お前を怒らせる……?」
四家 悠:「なので、他の人にむやみに被害を出すようなことはしない……と、思います」
尾上セツコ:「はぁ……?」
羽佐間田 真 :「……?」 意味がわからないな……?
志水・直:「……そう」
尾上セツコ:「いや……追い出せば……?」
四家 悠:「あ、これだけじゃ分かんないか。ええっと」
四家 悠:「最初にあったのは、何ヶ月か前の話なんですけど……」
尾上セツコ:青年の話に注目する。
GM:―――
GM:数か月前・J市・住宅街
四家 悠:「(つっかれた……)」
四家 悠:飲み会という行事にはまだ慣れない。楽しくないわけではないけれど。
四家 悠:潰れた人の介抱やら家に送り返すやら、なまじ酒に強いのも大変だ。
四家 悠:醜態を見せたり、周りに迷惑かけずに済むのは良いけど。
四家 悠:「……っても、結構飲んだな」
四家 悠:ふらつかないまでも多少は浮いた足取りで家路を急ぐ。
GM:家路へと急ぐ中、君は普段朝に通っているゴミ捨て場の前を通りかかる。
GM:本来なら禁止されているものの、朝の手間を省きたいのか既に何個かのゴミ袋が転がる中。
GM:その袋を寝床代わりのようにして、一人の女性が寝転がっていた。
四家 悠:「……」
四家 悠:「え、えっ」
四家 悠:思わず2度3度と見直す。
ナナシ:ざんばら気味の短い黒髪。それと対比のように白い肌。投げ出された脚は細く、見るだけで柔らかさが推測できる。
ナナシ:サイズの合っていない男物のコートを羽織ってはいるが、その下は頼りなく見えるほど薄手のワンピース一枚。
ナナシ:安らかな寝顔はあどけなく見えるが、飲み会帰りの君以上に強く香るヤニとアルコールの匂いがその印象を上書きしている。
四家 悠:「(きれいなひと……)」
四家 悠:「(じゃ、なくてっ)」
四家 悠:ぶんぶんと頭を振って酔いをさます。
四家 悠:「お姉さん。お姉さん、大丈夫ですか?」
四家 悠:近づいて声をかける。
四家 悠:「(匂い、きっつ……)」
ナナシ:「……」 深く寝入っているのか、君の声に反応は無い。すやすやと寝息を立てている。
四家 悠:タバコとアルコールの匂いにゴミまで混ざった不快な香りに顔をしかめそうになり、こらえる。
四家 悠:「こんなとこで寝てたらあぶないですよ」
四家 悠:「えっと、失礼」
四家 悠:軽く肩を揺さぶる。
四家 悠:「お姉さん?起きてくださーい」
ナナシ:「んん……」 肩を揺すられてやっと目が覚め始めたのか、のろのろと身じろぐ。
四家 悠:「大丈夫ですか?」
ナナシ:ゆっくり持ち上がった瞼から覗いた瞳が街灯の明かりを反射する。どこか猫を思わせるような金色。
ナナシ:ぱちぱちと緩慢に瞬きながら君を見上げ、少し周囲を見渡して。
ナナシ:「はーぁ」 見せつけるように一つ大きな溜息を付く。
ナナシ:「せっかく良い夢を見てたのに。お兄さん、何の用?」
四家 悠:「あ、ごめんなさい……」
四家 悠:「でも、こんなところで寝てたら危ないですよ」
四家 悠:「ちゃんと家に帰らないと。立てますか?」
ナナシ:「危ないって何が?」
四家 悠:「何がって……風邪引くかもしれないし」
ナナシ:君の言葉には答えずゴロリと寝返りを打つ。
ナナシ:「風邪なんて引いたことないよ」
四家 悠:「いや、それは……ええっと、」
四家 悠:少し困ったように視線を泳がせて、
四家 悠:「お姉さん、女の人だから……気をつけた方がいいでしょ、いろいろ」
四家 悠:酔いで頭が回らず、うまく言葉を選べない。
ナナシ:「女なんだから手籠めにされる恐怖に怯えながら生きてなさいってこと?」
四家 悠:「そ、そんなふうに聞こえました!?」
四家 悠:「すみません……でもやっぱりその、気をつけたほうが良いというか……」
四家 悠:「とにかく、ちゃんと屋根のあるとこで寝ましょうよ」
ナナシ:「逆に聞くけどね、君。屋根のあるところで寝れる人間がこんなとこで寝ると思う?」
四家 悠:「えっ……」
ナナシ:「普通に考えて、屋根のある場所と無い場所ならある方選ぶでしょ」
ナナシ:「そんな場所で寝る手段がないからここに転がるしかなかったとは思わなかった?」
四家 悠:「それは……そうなのかな。ごめんなさい、無神経なこと……」
四家 悠:「………」
四家 悠:「いや、そこまで生活大変な人がそんな酒くさいことあります……?」
ナナシ:「ふふっ。気づくのおっそ」
ナナシ:カラカラと愉快そうに笑いだす。
四家 悠:「あ、あはは」
四家 悠:苦笑する。まだだいぶ酔っているのだろうか。
四家 悠:「ええと、ともかく、寝る場所があるならそこまで行きましょうよ」
ナナシ:「あ、寝る場所無いのはホントだよ」
四家 悠:「まっすぐ歩けないなら送っていきますから……」
四家 悠:「え」
ナナシ:「寝る場所作るお金くらいならあるけど。多分」
ナナシ:言いながら財布を三つほど引っ張り出して。
ナナシ:「適当に使ったからどれにどれくらい残ってるか知らないけどー。千円あればネカフェくらい行ける?」
四家 悠:「それは……一晩ぐらいなら、多分……」
四家 悠:「どういう人なんですか、お姉さん」
ナナシ:「どういう人に見える?」
四家 悠:「……まっとうな人には見えない、かな」
ナナシ:「ふーん?じゃあ君は?」
四家 悠:「ぼく?」
ナナシ:「人に真っ当じゃないって言えるくらいには真っ当なんでしょ?」
四家 悠:「……」
ナナシ:「なら君の言う真っ当の定義とはどんなものなのかなーって」
四家 悠:「そうですね、そうなろうと努力はしてるつもりだけど」
四家 悠:「人に言えるほど偉そうな立場でもないや」
四家 悠:「失礼しました」
四家 悠:頭を下げる。
ナナシ:「素直でよろしい」
四家 悠:「じゃあ、叱ってくれたお礼に」
ナナシ:にやにやと口の端を吊り上げたまま、下がった君の頭を撫でる。
四家 悠:「あ、いや、どうも……」
四家 悠:少し照れながら。
四家 悠:「ネカフェなら駅前の方にあります。ただ近くに交番あるから」
四家 悠:「それがやだったら逆方向、商店街の方に一件」
四家 悠:「もう知ってたなら余計なお世話かな。あとなにかぼくにできることあれば」
ナナシ:「んー……」
四家 悠:「失礼したお詫びに手伝いますよ。やれる範囲で、ですけど」
ナナシ:唸りながら君を見上げる。何か品定めをするような目で。
四家 悠:「っ、」
四家 悠:視線を感じて、狼狽えそうになるのを堪える。
四家 悠:「なに、か?」
ナナシ:「私さぁ、ネカフェって嫌いなんだよね」
ナナシ:「生活感が無いじゃん。ああいう場所」
四家 悠:「はぁ」
ナナシ:「だから今からわざわざ十数分歩いてまでネカフェに泊まりに行く気にならない」
ナナシ:「だから君がこのまま帰るんだったら、もうひと眠りここでしていくつもりなんだけど」
ナナシ:「そう言ったら君はどうする?」
四家 悠:「え、ええ……じゃあ」
四家 悠:頭を悩ませて。
四家 悠:「……タクシーとか呼びましょうか?」
四家 悠:「ネカフェが嫌ならビジネスホテルとかも」
ナナシ:「あそこも生活感無いじゃん」
四家 悠:「そう言われても……生活感って、人が泊まる場所で難しくないですか?」
ナナシ:「思いつかない?一個も?」
四家 悠:「一個も……」
四家 悠:思いつかないわけではない、が。
四家 悠:会ったばかりの女性にそれを提案するのはあまりにもではないだろうか。
ナナシ:にやにやと君の言葉を待っている。まるで君の逡巡を見透かして楽しんでいるように。
四家 悠:「あの、お姉さん、楽しんでます……?」
ナナシ:「そう見える?なら良かったね」
ナナシ:「君が私を楽しませているってことだもの。面白いね、君」
四家 悠:「それはどうも……」
四家 悠:これは他にないな、と覚悟を決めて。
四家 悠:「ぼくの家、近くにあります。狭いですけど」
四家 悠:「お姉さんに鍵を渡して、ぼくはネカフェにでも行って泊まる」
四家 悠:「あ、鍵2つ持ってたら駄目だな。そこは信じてもらうしかないか……」
四家 悠:「ぼくに思いつくのはそれぐらいです」
ナナシ:「君が出てくの?初対面の女一人泊めるためだけに?」
四家 悠:「初対面の男が居たら嫌じゃないですか?」
ナナシ:「く、ふふっ」
ナナシ:「あっははは!」 堪えかねたというように噴き出し、けらけらと笑い転げる。
四家 悠:「だ、だめでした?」
ナナシ:「いや、良いよ。大分良い」
ナナシ:「大分良いから、今後覚悟した方が良いかもしれない」
四家 悠:「はぁ……?」
四家 悠:怪訝な顔をして。
GM:キラキラとした金の瞳が君を見据える。獲物を定めた猫のように。
ナナシ:「私、君のことを怒らせたくなっちゃった」
ナナシ:「これからよろしくね。お人好し君」
GM:この夜以来、四家悠の生活は徐々にこの女に侵蝕されていく。
GM:―――
四家 悠:「──それ以来、勝手に家に上がり込んできて」
四家 悠:「ぼくを怒らせようといろいろやってくる人なんです」
尾上セツコ:「なるほど。そういうことね……」タバコを吸いながら神妙な顔で話を聞いていた。
羽佐間田 真 :「…………なるほど」
羽佐間田 真 :「……なんでそんな人を庇って……?」 困惑している
四家 悠:「……まあ確かに、お世辞にも良い人ではないですけど」目を逸らし。
四家 悠:「そ、そんな人って」
尾上セツコ:「え。だいたい分かったでしょ、今ので。ねえ、直ちゃん?」
志水・直:「まぁ、ある程度は」
尾上セツコ:「ほら」
四家 悠:「え。わかってくれました?」
志水・直:「で、一応聞くけど惚れたの?」
尾上セツコ:「直球だなぁ」直ちゃんの言葉を聞いて苦笑する。
四家 悠:「惚れ……いや、ちょっと」
四家 悠:顔を赤くして。
四家 悠:「そういうのじゃないですよ!」
津曲智久:「……そういうのじゃない方が心配になるぞ、正直」
羽佐間田 真 :「っすよねえ」
志水・直:「じゃあ、好きでもなんでもない見ず知らずの女を部屋に泊めて」
志水・直:「あまつさえ部屋の中に入り込まれてるのすら、しょうがないしょうがないしょうがない?」
四家 悠:「しょうがない、というか」
四家 悠:「またゴミ捨て場で寝てたりしたら危ないですし。それよりはずっと安心かなって」
志水・直:「ふうん」
尾上セツコ:「話を聞くにそれ一回きりじゃないでしょうが」
四家 悠:「や、男女で同じ部屋で寝るのはやっぱ良くないとは思うんですが……」
四家 悠:頭をかいて。
志水・直:「何を気にしてんの」
津曲智久:「そこじゃないだろ……」 困惑を通り越してあきれ顔。
志水・直:「人の目? それとも、こだわり?」
志水・直:「あんたを見てると、自分がとんでもなく惨めに思えるわ」
尾上セツコ:「あら。お巡りさんともあろうお人が」
四家 悠:人の目、と聞いて。
四家 悠:わずかに顔を強張らせる。
志水・直:「親切で顔を見ずに話してるのよ。私は」
尾上セツコ:「何、親切って。青年の顔に何かあるの?」
四家 悠:「……気を使っていただいて。ありがとうございます」
四家 悠:「あの、ぼくは……人の目が、怖いんです」
四家 悠:「見られるのが人一倍怖いし、気になるから」
四家 悠:「できるだけ"良い人"で居たいとは思ってます」
尾上セツコ:「対人恐怖症ってやつ? それともまた違うのかな」
尾上セツコ:「話が見えないわね」
四家 悠:「お姉さんのこと助けたのも、自由にしてもらってるのも」
四家 悠:「自分のためってことです。褒められたことでも、誇れることでもない」
羽佐間田 真 :「つまり、人に悪く見られたくないってことですかね?」
羽佐間田 真 :「俺には良すぎるくらい人が良く見えるっすよ、四家君は」
四家 悠:「……あはは。ありがとうございます」
志水・直:「そう」
志水・直:「今回の一件で、やっと理解できる事柄が見えたわ」
尾上セツコ:「何よ。その理解できる事柄って。アタシにはサッパリだわ」直ちゃんに言う。
津曲智久:「それで悪人に利用されてちゃ世話ない気もするけどな」
津曲智久:溜息を一つ。
志水・直:蕎麦を指さす
尾上セツコ:指差す方を見る。
志水・直:「事件の間は何も喉を通らない性分でね」
尾上セツコ:「お腹空くでしょ」
四家 悠:「まあ、その。ぼくはつまり、好きでお姉さんの相手してるので」
四家 悠:「そこはご心配なく、ということで……」
四家 悠:「多分お姉さんとは、お互い様ですから」
尾上セツコ:「別に心配しちゃいないわよ。アンタが騙されてるってんなら忠告の一つもしようかと思ったけど、そうじゃないみたいだし」
尾上セツコ:「惚れた女でしょ。アナタの好きになさい」
四家 悠:「いや、だから、惚れたとかでは……うう」
志水・直:「まぁ、お好きにどうぞ」
羽佐間田 真 :「まあどっちにしても付き合い方には気を付けてくださいね」
羽佐間田 真 :「……いや、今回の事件の行方次第では付き合い自体どうなるかわからないすけど」
尾上セツコ:「とりあえず青年の事情は概ね分かったわ」
尾上セツコ:「アタシたちはこれからその“お姉さん”を最有力容疑者として追うことになるわけだけど……」
尾上セツコ:「せめて足取りでもつかめればいいんだけど。何か情報ある?」
四家 悠:「ぼくからは……いつも向こうからやってくるので」
尾上セツコ:「それもそうか。お巡りさんたち、何か捜査網に引っかかってたりしない?」
志水・直:「……素行が悪いなら」
志水・直:「いくらでも調べられる」
尾上セツコ:「へえ。頼りになる」
尾上セツコ:「素行の悪さもたまには役に立つみたいよ」四家くんにウインクする。
四家 悠:「喜んでいいか複雑ですね、そこは……」苦笑いで返す。
尾上セツコ:「それじゃあ、そっちは直ちゃんのお手並み拝見といきましょうか」
羽佐間田 真 :「一応こっちでもレネゲイドを追い続けてはみますが」
尾上セツコ:「マコトも引き続きリサーチを頼んだわよ」
羽佐間田 真 :「室内と違って、追いづらくなりますから今度は警察の方が頼りになりそうすね」
四家 悠:「ぼくは彼女がやったとは思っていません。さっきも言ったけど、彼女ならぼくを狙ってると思う」
四家 悠:「もちろん、彼女が本当に犯人なら全力で止めるつもりですけど……」
四家 悠:「他の可能性も引き続き探ったほうがいい……かと」
四家 悠:「……身内贔屓ですかね」
尾上セツコ:「いいんじゃないの、青年。今、それができるのは世界でアナタだけよ。せめて全力で信じて、それが叶わなくても全力で止めてあげなさい」
四家 悠:「……はい!」
尾上セツコ:「というか、惚れた弱みね」ニヤリと笑って言う。
四家 悠:「ありがとうございます。……もちろん、彼女を探すのはぼくも力を尽くしますから!」
羽佐間田 真 :「警察の方はわからないけどUGNの方ではジャームになってなければやり様はありますからね」
尾上セツコ:「直ちゃんも引き続きご協力をお願いしますね」
志水・直:「……」
尾上セツコ:「直ちゃん、本当にお腹空かない? いなり寿司食べる?」紅生姜を大量に乗せたいなり寿司を差し出す。
志水・直:(人の幸福と安全は、私が保証する)
志水・直:(もっと強くあらないと)
志水・直:「問題ないわ」
志水・直:(食事の時間すら惜しい)
志水・直:「私はこのままで」
尾上セツコ:「あら、そう。……ウエッ、辛!」自分でいなり寿司を食べ、辛さに咳き込む。
尾上セツコ:「それじゃあ、直ちゃんの健やかな食生活のためにも一刻も早く事件を解決しましょうか」
羽佐間田 真 :「おーっ」
尾上セツコ:「おーっ!」
四家 悠:「お、おーっ」
志水・直:「……おー」
志水・直:「……なにやってんだろ……」
羽佐間田 真 :「ほらほら津曲さんも」
津曲智久:「……いや、やらないが」
尾上セツコ:「やりなさいよ~」
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
志水・直:四家さんへの ロイスのNを劣等感に変えます
四家 悠:れ、劣等感……
羽佐間田 真 :四家悠 〇好感/不審 これで~
尾上セツコ:四家くんのロイスのポジティブ感情を信頼から共感に変更します。ポジティブが表のまま。
尾上セツコ:購入はー
四家 悠:共感なんだ びっくり……
羽佐間田 真 :購入は、盾買ってもらったし拳銃買おうかな。ナイフじゃカッコつかないし
志水・直:購入はブルゲ。援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (62 → 64)
四家 悠:ロイスはまだ保留かなあ
尾上セツコ:これでも未亡人だから恋愛沙汰への理解はあるのよ。
尾上セツコ:UGNボディアーマーでも買うか
志水・直:8dx+1>=20
DoubleCross : (8DX10+1>=20) → 10[1,2,3,6,7,7,10,10]+10[5,10]+7[7]+1 → 28 → 成功

四家 悠:すご
羽佐間田 真 :2dx+1>=10
DoubleCross : (2DX10+1>=10) → 9[1,9]+1 → 10 → 成功

羽佐間田 真 :ナイフと入れ替えて装備します。支援射撃の射程が20mになりました
尾上セツコ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 10[10,10]+6[2,6]+1 → 17 → 成功

志水・直:羽佐間田。約束してたからあげる
四家 悠:やったー!
尾上セツコ:お、やった。即座にUGNボディアーマーを装備します。
羽佐間田 真 :約束してたっけ!?くれるって言うなら貰います
志水・直:見学でそんな話したから……
四家 悠:ボディアーマー私も狙うか
四家 悠:2DX+2+0@10>=12 調達
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 9[6,9]+2 → 11 → 失敗

羽佐間田 真 :ありがと~
四家 悠:1点なら使っちゃうか 財産点1入れます
尾上セツコ:アタシは以上!
四家 悠:財産3→2、尾上さんと羽佐間田さんは防具持ってるかな
四家 悠:志水さんどうぞ
四家 悠:あ、いらなかったら自分で使いますが
尾上セツコ:お巡りさんも重装備するといいでしょう
志水・直:あいー
志水・直:ありがとうございます
四家 悠:では私も以上!
GM:はーい、ではシーンエンドで。
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル4

GM:Mid4:全員 シーンプレイヤー:羽佐間田真
尾上セツコ:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+7[7] → 68

尾上セツコ:そこそこ
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 6)増加 (50 → 56)
羽佐間田 真 :50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+4[4] → 54

尾上セツコ:こやつら、まだダイスボーナスが入らない
四家 悠:落ち着き気味です
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (64 → 74)
GM:―――
GM:J市・繁華街路地裏
GM:地道な聞き込みなどによって件の女性の足取りを追いかけた君達は、店と店との間を通る狭い路地裏へと入り込んでいた。
GM:いつから張られているか分からないポスター・不法投棄されたらしい粗大ゴミ・何人分のものか分からない煙草の吸い殻。
GM:そういった雑多な空気漂う路地の端に彼女は居た。悠々と紫煙を燻らせながら。
ナナシ:「……おや、お人好し君。昼に会うなんて珍しいね」
四家 悠:「お姉さん……良かった、無事だった」
四家 悠:ひとまずほっとしてから、表情を引き締める。
尾上セツコ:「こいつか」肩をすくめて青年と女を交互に見る。
羽佐間田 真 :「見た目は可愛いっすねえ」
ナナシ:「何、無事じゃなくなる心当たりでもあったの?」 ふうと一息煙を宙に漂わせて。
四家 悠:「最近このあたりで、ボヤ騒ぎが起こってるでしょ」
四家 悠:「うちの隣が被害にあいました。こないだお姉さんが来てた日の夜です」
四家 悠:「多分、オーヴァードが関わってます」
志水・直:「警察としては調査しないといけないわけ」
ナナシ:「へえ?」 パチ、と瞬き。初めて聞いたと言いたげな表情だ。
尾上セツコ:「お姉さん。何か心当たりは?」
ナナシ:「何にも。お人好し君の隣の部屋が燃えたってのも今初めて聞いたし」
尾上セツコ:「あら、そう。オーヴァードって単語の方は?」
ナナシ:「初めて聞きました~って言っても信じないでしょ」
尾上セツコ:「まあね」
尾上セツコ:「参ったわ。アタシじゃあ暴力的な質問方法しか思いつかない。皆さんは?」
四家 悠:「お、落ち着いて」
志水・直:メリケンサックを手にしている
羽佐間田 真 :「ちょっとちょっと」
四家 悠:「志水さんも!」
志水・直:「ま、貴方はそう言うか……」
志水・直:ポケットに片付ける
津曲智久:「……一応俺からも言うが、現行犯でもない容疑者相手に暴力は止めとけ」
羽佐間田 真 :「お茶くらい奢りますからどこかでゆっくり話を聞かせてくれると嬉しいんですけど……」
志水・直:「こうやって挑発して怒らせてペースに乗せるんでしょ?」
尾上セツコ:「まあまあ、直ちゃん。ここは男連中に任せましょ。アタシたちは最後の砦ということで」
四家 悠:「えっと、ですね、お姉さん」
四家 悠:「この街で確認されてるオーヴァードは、今のところぼくの他はお姉さんだけです」
四家 悠:「なので今、お姉さんにも事件の容疑がかかっています」
四家 悠:「ぼくは違うと思ってるけど、それを証明する手段がない」
四家 悠:「……捜査に協力してくれませんか?」
尾上セツコ:「捜査協力に謝礼くらいは出るかも」
ナナシ:「うーん」 ふらふらと視線が宙をさまよったのち。
四家 悠:「このままだと、お姉さん捕まっちゃいますよ」
四家 悠:「刑務所とか、"お人好し"なんて全然居ないんじゃないですか?」
四家 悠:「そうなったら困ります……よね?」
尾上セツコ:「こっちのお姉さんは本物の国家権力だからねぇ」志水を示して言う。
羽佐間田 真 :(お、上手い攻め方だ)(この手のは"脅し"は通じにくいけど、自分の流儀には正直だ)
ナナシ:「お人好し君には私が大人しく捕まるように見えるんだ?」
四家 悠:「う"……」
羽佐間田 真 :「そうでなかったら、こっちも力づくで捕まえる理由が出来ちゃいますねえ」
志水・直:(……大人しく捕まるやつなんていないわよ)
志水・直:(大人しくさせるんだから)
尾上セツコ:「それで。大人しく捜査に協力するのと力ずくで捕まえられるのとどっちがお好み?」
四家 悠:「ま、待って!えーと、えーっと」
四家 悠:「(まずい。下手に頼み込むと逆効果になるんじゃ……!?)」
志水・直:「私たちに従ってた方が、そこの子を困らせる機会は多いと思うけど?」
志水・直:「恩を売ってみる? それとも、ここで抵抗して困らせるのを最後にしてみる?」
ナナシ:「ふむ。一理あるね」 志水さんの言葉に頷いて。
ナナシ:「なら良いや。どっちもお好まないけど、今回はそっちに乗ったげる」
四家 悠:「ほっ……」
志水・直:「はぁ……」
羽佐間田 真 :「いやあ、助かります」
四家 悠:「す、すいません志水さん。助かりました……!」
志水・直:「イントネーションが違う。志水、オッケー?」
志水・直:「その辺も詰めましょうか」
四家 悠:「気をつけます……」はぁ、と大きく息をつく。
尾上セツコ:「直ちゃんの方が呼びやすいわよ」
尾上セツコ:「このままお話を聞いても? それとも場所を移します?」
ナナシ:「お茶くらい奢ってくれるんでしょ?丁度喉乾いてたんだ」
羽佐間田 真 :「それはもう、お酒が良ければそっちはお話しを聞き終わったらになりますが」 このまま警察か支部まで連れていけるかな
尾上セツコ:「あっそ。じゃあ、頼んだわ、マコト。アタシはアイスコーヒーね。……えっ、お酒でもいいの?」
志水・直:「津曲。連絡お願い」
津曲智久:「……」 なんで俺がという顔はするが、端末で連絡は取っている。
四家 悠:「ありがとうございます、みなさん……よかったー……」
羽佐間田 真 :「セツコさんはお酒ダメです」
尾上セツコ:「どうしよっかな。とりあえず一杯目はビールかな……なんで!?」マコトの言葉に反応している。
羽佐間田 真 :「話聞くだけのナナシさんはともかくセツコさんはまだ動くでしょうが!」
尾上セツコ:「ちぇっ。上司の要望を叶えてくれない部下なんて最低~」
尾上セツコ:「まあ、いいわ。行きましょ、行きましょ」
四家 悠:「お姉さん、ちゃんとついてきてくださいね?」
四家 悠:「ふらっと居なくなったらこま……困りませんから!」
ナナシ:「嘘が下手だよね、君」
GM:―――
GM:J市・UGN支部
尾上セツコ:古びた雑居ビルの一フロア。
尾上セツコ:『尾上探偵事務所』という看板が掲げられたドアの向こうはUGN支部になっていた。
尾上セツコ:支部長のデスクは着任早々だというのに書類の山で埋もれており、タバコの吸い殻が山になった灰皿や酒の空き缶が目立っていた。
尾上セツコ:酒の空き缶を適当にデスクの下に払い落してから他の人たちの方を振り向く。
尾上セツコ:「まあ、適当に座ってちょうだい」ソファを指し示して言う。
四家 悠:「うわあ」
羽佐間田 真 :「いやー汚いところですいません」
四家 悠:床に落ちた空き缶たちを見ながら苦笑する。
羽佐間田 真 :「皆さん何飲みます?」
尾上セツコ:「アンタが言うな。あのわけわかんない機械、とりあえずガレージに放り込んでおいたからね」マコトに言う。
四家 悠:「落ち着いたら掃除手伝いましょうか……?あ、お茶があれば。ありがとうございます」
津曲智久:「……この有様でいいのか、UGN」
尾上セツコ:「掃除するところないでしょ。ないわよ」
ナナシ:「ロイヤルミルクティーで」 遠慮のかけらもなくソファに座る。
羽佐間田 真 :「えっ、精密機械が……」
尾上セツコ:「叩けば直る! で、お姉さん。詳しい話を聞かせてもらいましょうか?」
羽佐間田 真 :「ほいほい、他の方はコーヒーで良いです?」
尾上セツコ:「いつも通り砂糖は八つね」
志水・直:「エスプレッソ」
志水・直:ガリガリとラムネを噛んでいる
津曲智久:「何でも」 好きにしてくれというように手を振る。
尾上セツコ:「アンタたち、うちを喫茶店か何かだと思ってない?」
羽佐間田 真 :「エスプレッソマシンはないんで、濃い目に入れたコーヒーで我慢してください」
ナナシ:「詳しい話って言うけど。そもそも話すようなことあるっけ」
羽佐間田 真 :慣れた様子で給湯室に向かう
尾上セツコ:「あるでしょ。アンタの素性とボヤ騒ぎとの関係」
ナナシ:「関係って言われても、無いとしか言えないけど」
ナナシ:ひょいと芝居じみて肩をすくめる。
尾上セツコ:「マコト! ついでに何か殴るものも持ってきてちょうだい!」給湯室に向かって叫ぶ。
四家 悠:「お、落ち着いて!ほんとに関係ないのかもしれませんし……!」
志水・直:「恨み買ってる相手に心当たりは?」
尾上セツコ:「ん。濡れ衣を着せられた路線?」直ちゃんの言葉に反応する。
志水・直:「そっちの線でも見るわよ」
ナナシ:「仮に居たとして、そしたらお人好し君の部屋に火つけるんじゃない?」
志水・直:「違う」
志水・直:「私が犯人だったら必ず貴方」
尾上セツコ:「しかし、これで本当にこの女が無関係だったら時間の無駄だしな。どうしたもんかね」
四家 悠:「ええと、それじゃあ」
四家 悠:「最近街で変わったこととか、怪しい人とか見かけませんでした?」
四家 悠:「午前2時頃とか、特に」
羽佐間田 真 :「お待たせしました~」 人数分のカップとフライパン(殴るもの)を持って戻ってくる。
羽佐間田 真 :そのまま皆の話に耳を傾ける。
尾上セツコ:「本当に持ってきた」フライパンを受け取って軽く素振りをしている。
四家 悠:「使わないで済むように願います……」
志水・直:(ホシはレネゲイドのコントロールに長けてない……)
志水・直:(午前二時に動く理由は……この女を狙ってるにしても、必ずその時間に休んでるとは限らない……)
尾上セツコ:「で、どうなのよ、お姉さん。何か街で気付いたことはあるの?」
ナナシ:「んー……。たまに誰かが何かしてるような気配がしてた気もするけど」
ナナシ:「関わる気なかったから知らない。確かに気配がしてたのは毎回夜だったかも」
尾上セツコ:「ふぅん。気配ねぇ」
尾上セツコ:「いや、それだけじゃ全然参考にならなくない……?」他の人たちの方を見る。
羽佐間田 真 :「気配を感じるくらいには現場近くにいたみたいすね」 肩を竦める
尾上セツコ:「どうするかな。折角同行してもらったはいいものの具体的な情報が何も……」
津曲智久:「ひとまず、コイツの素性も洗いつつ捜査を続けるしかないんじゃないか?」
志水・直:「その気配を感じる場所に共通項は?」
志水・直:「あぁ……いや、共通項はこっちで探す。感じた場所くらいは覚えてる?」
津曲智久:机の上にバサリと地図を広げる。
ナナシ:「あー……×ついてるとこと大体一緒。事件現場だったってことじゃないの」
志水・直:「……じゃあ振り出しってことでいい?」
尾上セツコ:「本気で目ぼしい情報はなしか……」頭を抱える。
四家 悠:「あの、志水さん、津曲さん」
志水・直:「なにかしら」
四家 悠:「現時点だとまだ、お姉さん……ナナシさんが容疑者なのは、変わりませんよね?」
志水・直:「警察官としてはね」
志水・直:「志水直としては、別に」
津曲智久:「容疑が晴れたとは言えないな」
四家 悠:「じゃあ、今後はナナシさんには誰かが常に一緒に行動するようにして」
四家 悠:「他は引き続き捜査を続行する、という形でどうでしょう」
志水・直:「貴方がそばにいたらいいんじゃない?」
志水・直:「じゃあ、捜査続行」
尾上セツコ:「ちょっと、直ちゃん」
四家 悠:「……ぼくでいいんですか?身内だと庇ったりとか、そういう疑惑が起きるんじゃ」
尾上セツコ:「それもそうだし、容疑者と一般市民を二人きりにしておくの?」
志水・直:「理由をくれてあげようとしただけよ」
志水・直:「じゃあ、私か津曲」
志水・直:「それでいい?」
尾上セツコ:「それがいいでしょうね。戦力が必要な時はアタシやマコトも手を貸すわ」
四家 悠:「……お願いします。動けるときはぼくも手伝いますので」
四家 悠:「それと、ありがとうございます」
羽佐間田 真 :「俺はそんな戦えないすけど、まあ良いんじゃないでしょうか」
尾上セツコ:「じゃあ、そういうことで」
尾上セツコ:「捜査続行?」
羽佐間田 真 :「しましょうか」
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
尾上セツコ:ロイスはとりあえずなし!
羽佐間田 真 :私もなしで
羽佐間田 真 :購入ももう買うもの無いかな
尾上セツコ:購入は……高性能治療キットでも買っておこうかな
四家 悠:志水直 ○P:感服/N:不安
尾上セツコ:2dx+1>=9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 7[2,7]+1 → 8 → 失敗

尾上セツコ:だめでした
尾上セツコ:アタシは以上!
四家 悠:じゃあ同じく高性能治療キット
志水・直:ロイスはいいか
四家 悠:2DX+2+0@10>=9 調達
DoubleCross : (2DX10+2>=9) → 7[3,7]+2 → 9 → 成功

四家 悠:ぴったり!持っておきます。以上!
尾上セツコ:優秀!
志水・直:購入したいものないので以上
GM:ではここでシーンエンド!
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル5

GM:―――
GM:Mid5:全員 シーンプレイヤー:羽佐間田誠
羽佐間田 真 :54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+6[6] → 60

尾上セツコ:68+1d10
DoubleCross : (68+1D10) → 68+4[4] → 72

四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (56 → 57)
羽佐間田 真 :よっしぴったり!
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (74 → 77)
GM:―――
GM:プライズ判定を第四段階から再開していきます。項目はこちら。

【第四段階:コトありげ】
判定:知覚/知識(レネゲイド)
難易度:6
最大達成値:9
支援判定:情報(UGN)
プライズポイント12で情報開示及び次段階へ進行

GM:そして、プライズとは別に情報収集項目が解放されます。
四家 悠:おおっと
GM:情報収集項目
ナナシについて→情報(裏社会)/情報(UGN):難易度9

尾上セツコ:大事そうな情報……!
四家 悠:では情報収集はぼくが行きましょう
四家 悠:ナナシについて、情報:UGNで
四家 悠:オートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (57 → 58)
四家 悠:ダイスを+3して判定
四家 悠:5DX+0+0@10>=9 情報
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[2,5,5,7,9] → 9 → 成功

四家 悠:ぴったり成功。よしよし
尾上セツコ:すごい!
志水・直:グッド
羽佐間田 真 :やったー
四家 悠:プライズの方はみんなに任せた!以上です
GM:では先に判定だけ済ましちゃいましょうか 皆さんもお願いします
尾上セツコ:知覚も知識も高くないんですよねぇ
羽佐間田 真 :4dx>=6 知識
DoubleCross : (4DX10>=6) → 10[5,6,10,10]+9[4,9] → 19 → 成功

羽佐間田 真 :やったーっ
尾上セツコ:あっ、すごい
四家 悠:つよい
GM:つよつよ
GM:あ、津曲が任意のコネになれるので知識のダイス増やすコネにも出来ますよ
尾上セツコ:おお、すごい
四家 悠:あ、それがあった!
四家 悠:頼りましょう 仲間の力
羽佐間田 真 :そういえばそうだった
尾上セツコ:志水さんって技能的にはどんなもんでしたっけ
尾上セツコ:〈知覚〉の方が高いのかな
志水・直:裏社会と知覚に1ずつ
尾上セツコ:おお
志水・直:だから知覚でしばきます
尾上セツコ:すごい
志水・直:援護の風もありますしね
四家 悠:安心感
尾上セツコ:じゃあ、コネの方はアタシが使っちゃってもいいですかね?
志水・直:大丈夫
尾上セツコ:ありがとうございます!
四家 悠:やったれー
尾上セツコ:知識って何のコネを使えばダイス増えるんだ……
尾上セツコ:ちょっと待ってくださいね
尾上セツコ:ルルブをひっくり返してます
四家 悠:専門家?
GM:ルルブ2の専門家だったかな
四家 悠:るるぶ2193Pの
尾上セツコ:専門家か!
尾上セツコ:じゃあ、それ!
尾上セツコ:津曲さんの力を借りて「コネ:専門家」の効果として使います!
尾上セツコ:そして〈知識:レネゲイド〉で判定!
尾上セツコ:5dx>=6
DoubleCross : (5DX10>=6) → 7[2,2,4,5,7] → 7 → 成功

尾上セツコ:ギリギリ成功……!
四家 悠:ナイスナイス
羽佐間田 真 :偉い
GM:無事クリアー
尾上セツコ:志水さんもどうぞー
志水・直:では知覚、援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (77 → 79)
志水・直:9dx+1
DoubleCross : (9DX10+1) → 9[1,2,4,5,5,8,8,8,9]+1 → 10

四家 悠:さすが
志水・直:オッケー
尾上セツコ:高い……!
羽佐間田 真 :無駄がない
GM:お見事!では全員クリアなので順に開示します

ナナシについて
彼女であるという確証は無いが、容姿や外見的特徴が一致するオーヴァードに関しての情報を集めることが出来た。
イリーガルの一人としてUGNに協力したという記録も有れば、恐らく傭兵としてだがFHに与し戦線に参加していたという記録もある。
その行動には一貫性がなく、また名乗る名もその場その場で様々。同一人物であるか疑わしくさえ感じられる。
ただしよく見られる特徴として、特定の人物を「お人好し君」と呼んで行動を共にすることが多いようだ。
また、ごく少数ではあるが同様の外見の女性による恐喝・窃盗・傷害などの被害届が報告されている例も発見された。

情報:市内のレネゲイドの反応について・改
観測されたレネゲイド反応について、改めて精査を行った。
その結果、ナナシのレネゲイドとは一致しないことが判明した。彼女ともまた異なる何者かが能力を行使した、ということになる。
その一方で、すでに補足された君達六人以外のオーヴァードの反応は未だ観測されていない。
これは通常のオーヴァードならばほぼ有り得ないレベルの隠匿であり、ここから一つの仮説が立てることが出来た。
『犯人は寄生型のRBであり、犯行時以外は休眠状態になり未覚醒のレネゲイド感染者に潜んでいる』という仮説である。
この仮説に基づけば、決まって午前2時に犯行が行われることもRBとしての習性という形で説明がつく。
の今までに起きた8件の被害でも住人の中に必ず感染者が含まれているという裏付けを取ることも出来た。こ仮説を指針として今後の捜査に当たる価値はあるだろう。

GM:またプライズの次段階が解放され、次のシーンから挑戦できます。

【第五段階:コトかまえ】
判定:知覚/運転(任意)
難易度:9
最大達成値:9
全員成功でプライズ満了、トリガーシーン2へ移行する。

GM:―――
GM:J市・警察署喫煙室
尾上セツコ:背をもたれかけさせながらタバコの箱を取り出す。
尾上セツコ:「あ。ライター……」ポケットを中を漁る。
志水・直:パンツの後ろポケットからマッチを取り出し
志水・直:「どうぞ」
志水・直:自分は手のひらサイズの電子タバコを握っている
尾上セツコ:「ども」ニッと笑い、タバコをくわえたまま顔を近付ける。
志水・直:「なんですか?」
志水・直:「あぁ……」
尾上セツコ:「えっ。つけてくれないの?」
志水・直:片手でマッチをこすり、火をつける
志水・直:「あいにく、電子タバコなので忘れてました」
尾上セツコ:「サンキュー」旨そうに煙を吐き出す。
志水・直:吸い口から息を吸うと、エナジードリンクの匂いが肺いっぱいにたまっていく
尾上セツコ:「それ、吸ってる気がしなくない?」
志水・直:ニコチンもタールもない、ただ甘い匂いだけがする
志水・直:「いいんです。これで」
尾上セツコ:「そうなの?」
志水・直:「肺がダメになる気がして」
尾上セツコ:「それはそうね。タバコなんて吸わないのが一番」
志水・直:「オーヴァードだから、多少心肺が弱くなっても、一般人より全然強いのに」
尾上セツコ:「オーヴァード同士の戦いならそれが勝敗を分けることになるかもしれない?」
志水・直:「……」
志水・直:「私の考えは違います」
尾上セツコ:「へえ。聞かせてよ」
志水・直:「オーヴァードの身体能力の向上は人それぞれです」
尾上セツコ:「UGNの研究でもそう言うわね」
志水・直:「……私は、筋肉量も反応速度も一般的なオーヴァードから見れば低いので」
志水・直:「煙草やお酒だけで勝負がつくとは思いません」
尾上セツコ:「ふむ。肉体派に見えるのに」チラリとキミを見る。
志水・直:「能力の向上の度合い以上に、個々人のパフォーマンスが大事だと……昔、イリーガルの市民に教わりました」
志水・直:「……肉体派にこだわっているだけですよ。本当なら、援護射撃でもしてる方が似合ってるのかも」
尾上セツコ:「でも。アナタはそれがやりたいんでしょ?」
志水・直:「……それしか、出来ないですから」
志水・直:「尾上さんやあの女みたいにできれば、もっとよかったかもしれないですね」
尾上セツコ:「あの女? ……ああ」ナナシ嬢のことを思い浮かべる。
尾上セツコ:「というか、アタシのこと何だと思ってるのよ」
志水・直:「握手したときに分かりましたよ」
志水・直:「そりゃあ、支部長になるわけですね」
尾上セツコ:「そりゃあただ単に人員不足のせい」
尾上セツコ:「人員不足がアタシの目的と合致しただけね」
志水・直:「それ、聞いてもいいことですか?」
尾上セツコ:「隠しているわけでもないし、構わないわよ」
尾上セツコ:「殺したい相手がいるの」
尾上セツコ:「死ぬほど殺したい相手が」
尾上セツコ:「……あ。これお巡りさんの前で言ったらマズかった?」舌を出して苦笑する。
志水・直:「……私たちは」
志水・直:「民事不介入ですから」
尾上セツコ:「アタシがこの手で殺しちゃったら刑事事件でしょうが」
志水・直:「じゃあ、殺したらいってください」
志水・直:「手錠が欲しいときに持っていきますよ」
尾上セツコ:「あー、そりゃあいいわね」
尾上セツコ:「目的を果たしたらもうやり残したことも無くなるし」
尾上セツコ:「いっそ清々しいわ」
志水・直:「あの子が悲しみそうですけどね」
志水・直:「羽佐間田でしたっけ」
尾上セツコ:「……あの子? ああ。マコトか」
尾上セツコ:「マコトは別にただの部下よ。悲しむのは……まあ、悲しむでしょうね」
尾上セツコ:「直ちゃんは? 悲しんでくれる?」
志水・直:「悲しんで欲しい人にだけそう言ってください」
尾上セツコ:「えっ、思ってるわよ。直ちゃんに悲しんでもらいたいって!」
志水・直:「どうでしょう」
尾上セツコ:「直ちゃんみたいな子、好きだもの。愚直で、不器用で」
志水・直:「……褒めてるんですか?」
尾上セツコ:「褒め言葉よ、褒め言葉」
尾上セツコ:「器用だったり世渡り上手だったりするよりよっぽど好感持てるわ」
志水・直:「……気にしてるのでやめてください」
尾上セツコ:「気にしてたんだ……」
尾上セツコ:「アタシの好感度は稼げたんだから気にしなくてもよくない?」
志水・直:「……いつだって、うまくいかないのは嫌です」
尾上セツコ:「本当に真面目ね」
志水・直:「今回の件だって、あの女に対して当たりが強かったのは警察官としてはよくありません」
志水・直:「津曲にもつい強く当たりがちですし」
尾上セツコ:「そう? まあ、そうか」
尾上セツコ:「でも、人間としては好きよ」
志水・直:「………ありがとうございます」
尾上セツコ:「理想が高いのね、直ちゃんは」
志水・直:「はい」
尾上セツコ:「けどさ、少しくらい上手くいかないことがあったって面白くない?」
志水・直:「え?」
尾上セツコ:「タバコだって体に悪いから美味しいんだし」
尾上セツコ:わざとらしく煙を吐く。
尾上セツコ:「これもお巡りさんに言うことじゃないか」苦笑する。
志水・直:「……そう、ですか」
尾上セツコ:「なんなら今度非番の日にでもアタシと悪いことしに行く?」からかうように笑い、直ちゃんの髪に触れる。
尾上セツコ:「ちょっとは気が楽になるかも」
志水・直:髪に触れられて、無意識に身を引いて
志水・直:「……考えておきます」
尾上セツコ:「あはは。返事はいつでもいいわよ」
志水・直:参ったな、と煙を吐き出す
尾上セツコ:「真面目すぎるのよ。直ちゃんは」
尾上セツコ:「たまにはバカになってみるのもいいものよ」燃え尽きそうになったタバコを灰皿に捨てる。
志水・直:「ご教授、ありがとうございます」
尾上セツコ:「そういうところ」
志水・直:電子タバコをしまう
志水・直:「……むずかしいな」
尾上セツコ:自分のタバコを一本抜き、直ちゃんに差し出す。
志水・直:「?」
尾上セツコ:「もう一本付き合いなさい」
志水・直:「はぁ……」
尾上セツコ:「紙のタバコもたまにはいいわよ?」
志水・直:また、マッチを出して
志水・直:「試してみま……ううん……試してみる、わ……」
尾上セツコ:直ちゃんの口元に手を伸ばしてタバコをくわえやすいようにする。
志水・直:「……」
志水・直:「てんきゅ」
志水・直:煙草をくわえる
尾上セツコ:「よろしい」ニヤリと笑う。
尾上セツコ:器用にマッチを奪うと、彼女のくわえたタバコに火をつけた。
志水・直:「すぅ……」
志水・直:「おげぇあ……」
志水・直:むせた
尾上セツコ:笑いながら彼女の背をさする。
GM:―――
GM:J市・UGN支部
羽佐間田 真 :探偵事務所に偽装された支部の奥に、小さな部屋がある。
羽佐間田 真 :薄暗い部屋で無言でPCを操作している。
羽佐間田 真 :「……」
四家 悠:コンコン、と小さくノックの音が響く。
羽佐間田 真 :「開いてるっすよー」
四家 悠:「おつかれさまです。あれ、尾上さんたちは……?」
羽佐間田 真 :「やっぱ律儀っすね、わざわざノックするなんて」
羽佐間田 真 :「警察署の方っす」
四家 悠:片手に空き缶の入ったビニール袋を抱えながら。
羽佐間田 真 :「ん? それって……」 椅子を回転させてその姿を見る
四家 悠:「あ、床に落ちてた分です。危なそうだったので、勝手ながら」
四家 悠:口を縛って部屋の片隅に置く。
羽佐間田 真 :「ひゃあ、すいません」
羽佐間田 真 :「2人ともあんま片付けしないタイプなもんで……」
四家 悠:「いえ、なんか放っておけなかったので……迷惑だったらごめんなさい」
四家 悠:あはは、と軽く笑いながら。
四家 悠:「実を言うと、ぼくも苦手ですしね。部屋は割りと散らかしっぱなしになりがちで」
羽佐間田 真 :「迷惑だなんてそんな……」
羽佐間田 真 :「おや、そうなんですか」 意外そうな表情
四家 悠:「あとでいいやってなっちゃいません?ものの場所はわかってるし、みたいな」
羽佐間田 真 :「まあそんなもんっすよね、特に自分のことだと億劫になっちゃうっす」
四家 悠:「そうそう。人が訪ねてくるってなるとそうもいかなくて、ようやく重い腰を上げるんですけど」
四家 悠:「あ、おかげで最近は片付いてること多いな。すぐ散らかされるけど……」遠い目。
羽佐間田 真 :「あはは、例のナナシさんすか」
羽佐間田 真 :「あの人にも申し訳ないことしちゃいましたね。冤罪っぽいっす」 苦笑しつつ画面を見せる。
四家 悠:「連絡もなしにいきなり来るから、油断できないんですよね……」
羽佐間田 真 :画面にはレネゲイド反応の違いが映し出されている。
四家 悠:「というと……なにか見つかりました?」
四家 悠:「あ、なるほど」
四家 悠:「良かった。とりあえずこれで、その件については一安心かな……」
羽佐間田 真 :「こっちがナナシさんで、こっちが事件の方っすね……まああんま所属がハッキリしないままフラフラされると困るのも事実なんすけど……」
四家 悠:ほっと息をつく。
四家 悠:「……それ、なんですけど」
四家 悠:ひどく気まずそうに端末を取り出して、羽佐間田に画面を見せる。
羽佐間田 真 :「ほうほう……はあー……」
四家 悠:ナナシ……と、思われる人物のこれまでの動向の調査報告。
羽佐間田 真 :「自由っすね……」
羽佐間田 真 :困惑気味の表情。
四家 悠:「お気遣いありがとうございます……自由で許される範囲じゃないのは分かってます」
四家 悠:頭を手で軽く抑えて。
羽佐間田 真 :「いやあ、オーヴァードとしては珍しくないタイプでしょう。たまには味方してくれてるだけでもマシっすよ」
四家 悠:「……そう、なんですか?」
四家 悠:ひどく、意外そうに。
四家 悠:「UGNの人とか見てたら、皆さんすごく……なんというか」
四家 悠:「熱心に働いてくださってるので、やっぱりそういう人が多いのかな、って」
四家 悠:「当たり前に思っちゃいけないとは思うんですけど、皆すごいなって思います」
羽佐間田 真 :「まあ、正義感の強い人は結構いるでしょうけど」
羽佐間田 真 :「俺としてはただの仕事ですし、積極的に敵対しなければわざわざ突っ込まない人も多いと思うっすよ」
羽佐間田 真 :「凄いと思ってくれる分には嬉しいっすけどね」
四家 悠:「仕事、か……」
四家 悠:「……羽佐間田さんは、どうしてUGNの仕事を選んだんです?」
羽佐間田 真 :「オーヴァードになりましたしね、危険手当がついて給料も良い、能力も仕事なら何の気兼ねなく使えるし」
羽佐間田 真 :「まあ悪くない仕事っすよ、正義の味方っていう肩書も付きますしね」
四家 悠:「……でも」
四家 悠:「痛くて、苦しくて、辛くなりませんか」
四家 悠:「正義の味方、って」
四家 悠:ぽつり、と。
四家 悠:思わずこぼしてしまうように。
羽佐間田 真 :「プレッシャーを感じますか?」
四家 悠:「……ぼくは」
四家 悠:「そう、ですね。正義の味方、って言えるほどえらくはないけど」
四家 悠:「やらなくちゃいけないことばっかりで、時々しんどくなります」
羽佐間田 真 :「四家君は真面目っすねえ」
四家 悠:「羽佐間田さんはないんですか?プレッシャー」
羽佐間田 真 :「無いっすよお」
四家 悠:「……すごいなあ」
羽佐間田 真 :「気負ったって出来ることしか出来ないっすからね」
羽佐間田 真 :「まあ、それは性格でしょう。四家君の真面目さは、俺はスゲーって思うっす」
四家 悠:「ぼくは、逆かな。気負ってないと何もできないんです」
四家 悠:「こうしなきゃ、ああしなきゃ、って考えてないと、しっかりできなくて」
四家 悠:「羽佐間田さんみたいに、気負わずにそうあれるってことは」
四家 悠:「きっと、自然に正義の味方なんですよ」
羽佐間田 真 :「そうっすかね」
羽佐間田 真 :「俺、UGNに入る前は好き勝手クラッキングして警察に目つけられてましたよ」
四家 悠:「ありゃ、悪いことしてた。だまされたのかな、ぼく」
四家 悠:くす、と笑って。
四家 悠:「つい喋りすぎちゃった。変なこと言ってたらごめんなさい」
四家 悠:「……え?」
羽佐間田 真 :「それに、別に自然である必要もないでしょう」 ケラケラ笑いながら
羽佐間田 真 :「UGNには元FHだっているんだし」
羽佐間田 真 :「そういう人だってかなり気を使ってるんじゃないっすかね、正義であることに」
四家 悠:「……そう、なのかな」
羽佐間田 真 :「それに、自覚的であるならどうとでもなると思いますよ」
羽佐間田 真 :「何も考えてないよりは……」 傍にあった缶ジュースを飲む。
四家 悠:「……」
四家 悠:羽佐間田の言葉を何度も咀嚼するように。頷いて。
四家 悠:「……ありがとうございます」
四家 悠:「自信出ました。ちょっとだけ」
羽佐間田 真 :「それなら良かった」
羽佐間田 真 :「とは言っても俺別に心の専門家とかではないっすからね」
羽佐間田 真 :「気になることがあるなら信頼できる人か専門家に相談した方が良いっすよ」
羽佐間田 真 :苦笑しながら、缶ジュースを渡す。
羽佐間田 真 :「飲みます? ルートビア」
四家 悠:「初めて飲むかも」
四家 悠:笑って受け取り、口をつける。
四家 悠:「……うわっ」
四家 悠:渋い顔をしてから、また笑った。
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
羽佐間田 真 :ロイス保留、購入はどうしよっかな
四家 悠:羽佐間田君へのPを連帯感→敬意に変更
尾上セツコ:直ちゃんのロイス感情を変更します
尾上セツコ:-ロイス/志水直/可愛い〇/真面目すぎ
志水・直:ロイス保留
志水・直:可愛くねーし
羽佐間田 真 :購入、買いたいものある人いたら挑戦します
尾上セツコ:キャラ変わってるわよ
四家 悠:自分用のボディアーマーでも狙おうかな
尾上セツコ:アタシは何買おうかな
志水・直:購入もいいかな
四家 悠:2DX+2+0@10>=12 調達
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 6[6,6]+2 → 8 → 失敗

四家 悠:残念。以上
羽佐間田 真 :じゃあ私も挑戦しよ
四家 悠:あとは私が防具ないのとブルーゲイルチャレンジぐらいかなあ
羽佐間田 真 :2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[3,8]+1 → 9 → 失敗

羽佐間田 真 :無理!
尾上セツコ:アタシも狙っておくか
尾上セツコ:ボデマ!
尾上セツコ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 9[5,9]+1 → 10 → 失敗

尾上セツコ:だめ!
尾上セツコ:以上です!
四家 悠:全員以上かな
志水・直:じゃあ防具チャレンジします
志水・直:援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (79 → 81)
尾上セツコ:本気だ
志水・直:8dx+1>=12
DoubleCross : (8DX10+1>=12) → 10[1,2,3,4,6,7,7,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

志水・直:きなさい
四家 悠:わっありがとうございます!装備!
尾上セツコ:すご!
志水・直:以上
GM:ではこれにてシーンエンドで。
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル6

GM:Mid6:全員 シーンプレイヤー:四家悠
四家 悠:シーンイン!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (58 → 60)
羽佐間田 真 :60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+4[4] → 64

尾上セツコ:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+2[2] → 74

志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 6)増加 (81 → 87)
GM:―――
GM:では、プライズ第五段階にチャレンジして頂きますが、少々特殊な扱いとなっているので説明も同時に貼ります。
四家 悠:おっと
尾上セツコ:おお

【第五段階:コトかまえ】
判定:知覚/運転(任意)
難易度:9
最大達成値:9
全員成功でプライズ満了、トリガーシーン2へ移行する。

君達は仮説に基づき、直近の現場に出入りした未覚醒のレネゲイド感染者を割り出して監視することにした。
その数から手分けが必要になったため、それぞれバディ三組で行動する形になる。
対象が事を起こすまで監視に気付かれないよう振舞うこと、そして事が起きた際に迅速に駆けつけることが今回の判定の成功条件である。
ランダムで選ばれた一組は知覚、それ以外の二組はどちらかが任意の運転技能で成功する必要がある。
知覚組が失敗した場合は運転組の判定達成値に-2、運転組が失敗した場合は次のシーンの判定でデメリットが生じる。

尾上セツコ:お、面白い判定方法だ……!
GM:というわけで、先にどういう2人組で分かれるかを決めていただきます。
四家 悠:なるほどー
羽佐間田 真 :ええーっ
羽佐間田 真 :私どっちもカスなんだけど……!
尾上セツコ:じゃあ、強い人と組まないと
四家 悠:でも羽佐間田君は支援射撃あるし
尾上セツコ:そういやそうだ
四家 悠:いざとなれば妖精の手もある
尾上セツコ:強い
羽佐間田 真 :そういえばそうだった
尾上セツコ:自分で忘れないで
志水・直:なんやきみ
尾上セツコ:さっきとは組み合わせを変えたいから
四家 悠:私はボーナス込で運転は5dx+0,知覚が2dx+1だけど
尾上セツコ:運転が強い
四家 悠:紡ぎの魔眼でダイスプラス3できるのでまあ大丈夫だと思う
尾上セツコ:アタシもまだ肉体の方が高いなぁ
志水・直:どっちもいける
四家 悠:つよい
尾上セツコ:強い
志水・直:だから、誰とでも組めるわ
羽佐間田 真 :最強
GM:つよつよ
尾上セツコ:四家くんは組むならアタシか直ちゃん?
尾上セツコ:どっちがいい?
GM:ちなみにNPC二人も判定はします
尾上セツコ:おお
尾上セツコ:NPCもありか
GM:ナナシは基本相方任せですが……
四家 悠:NPCも含めて3組ですからね
尾上セツコ:なんてやつだ
羽佐間田 真 :NPCの判定により助かる命がある
尾上セツコ:四家くん、シーンプレイヤーだし四家くんが選んでもいいわよ
羽佐間田 真 :わよわよ~っ
四家 悠:え~どうしよ~
志水・直:津曲といます
尾上セツコ:それじゃあ、アタシはマコトと。
四家 悠:ナナシさんと行きます
GM:OK、では四家組・尾上組・志水組の順で1d3振ります
GM:1d3
DoubleCross : (1D3) → 3

GM:志水さんは知覚、他三名は運転で判定お願いします
志水・直:へぇ、あんたもナナっていうんだ
羽佐間田 真 :ウオーッ、気合
四家 悠:判定前に紡ぎの魔眼!
尾上セツコ:直ちゃん、頑張れ……!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (60 → 61)
志水・直:ほんだら援護の風や
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (87 → 89)
志水・直:10dx+1>=9
DoubleCross : (10DX10+1>=9) → 10[2,3,3,4,5,7,7,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

四家 悠:強い
尾上セツコ:素晴らしい!
志水・直:いたぞー!
羽佐間田 真 :す、すげえ
四家 悠:運転振ります!逃がすなー
尾上セツコ:マコト、援護射撃頼んだ!
GM:つっよ では津曲の手を借りるまでもなく分かります
四家 悠:8DX+0+0@10>=9 運転
DoubleCross : (8DX10>=9) → 9[2,5,5,6,7,7,9,9] → 9 → 成功

羽佐間田 真 :では、我々は運転だ
四家 悠:あっぶな 成功!
尾上セツコ:では、〈運転:二輪〉で判定!
尾上セツコ:マコト、援護射撃ちょうだい!
羽佐間田 真 :どんな射撃なんだ……特に場面的な制限なさそうなので使います
羽佐間田 真 :侵蝕+2 64→66
尾上セツコ:銃でアタシを脅してやる気を出させてるのかな……
尾上セツコ:+1d?
羽佐間田 真 :あっ60だと起源種でもElv変わらないじゃん
羽佐間田 真 :1dです
尾上セツコ:わーい
尾上セツコ:では、判定します
尾上セツコ:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 10[2,5,7,9,10,10]+6[3,6]+1 → 17 → 成功

四家 悠:つよい
尾上セツコ:お、やったね
羽佐間田 真 :すげえ
四家 悠:ばっちり!
GM:お見事!では全員成功で無事トリガーシーン2となります
GM:―――
GM:J市・住宅地
GM:君達は調べで名の挙がった感染者の住宅を監視するため、深夜の街角に車を止めていた。
志水・直:「令状(フダ)がないから張り込みね」
津曲智久:「流石に内容がな……アンタの中にボヤ騒ぎの犯人が要るかもしれんから付いてこいとは言えない」
志水・直:「レネゲイドの秘匿っていうのもなかなか面倒ね」
志水・直:「仕方のないことだけれど」
津曲智久:「まあな。オレだってこうなる前は知らずに刑事をやってたんだ」
津曲智久:「知らずに過ごしていられるならそっちの方が良い」
津曲智久:そう言いながらホットの缶コーヒーを呷る。
津曲智久:「……そういや、オマエ」
志水・直:「髪は切ってないわよ」
津曲智久:「ちげえよ。事件中に床屋行く暇あるか」
津曲智久:「……じゃなくて。最初はあんなこと言ってた割に随分馴染んでるな」
志水・直:「なに? 悪い?」
志水・直:「……別に、いいでしょ」
津曲智久:「別にそこに文句を言いたいわけじゃない。……初対面相手にそれが出来んならこっちでもやれって思っただけだ」
志水・直:「……分かってるわよ」
津曲智久:「……」 ガリガリと頭を掻いて。
津曲智久:「どうした?体調でも悪いか?」
津曲智久:「やれっつっといてアレだが……オマエがそう……」 一瞬言葉を探して。
志水・直:「素直だって?」
津曲智久:「うっせ。大人しいと気味が悪いっていうとこだったんだ」
津曲智久:そう言いつつも若干図星の表情。
志水・直:「やかましいわね」
志水・直:「なに? 私の兄貴にでもなったつもり?」
志水・直:「あいにくだけどそいつは家で寝てるわ」
津曲智久:「要らねえわオマエみたいな妹」
志水・直:「まぁ、そうでしょうね」
志水・直:(……兄貴にも、そういわれたほうがマシだったわ)
津曲智久:「……マジで、どうかしたのかよ」
志水・直:「別に」
志水・直:「十代のガキみたいにいつまでもきゃんきゃん言ってられないだけ」
津曲智久:「……ソレ、自分のことか?」
志水・直:「そうよ?」
津曲智久:「ガキみたいと思いながら今までアレやってたのかよ……」
志水・直:「アンタ今日ほんとにつっかかってくるわね」
志水・直:「なに? 新手のイジメ?」
津曲智久:「ちげえわ。単に」
津曲智久:「……単に、オマエがつっかかってこないからそう感じるだけだろ」
志水・直:「……」
志水・直:人間は人を罵倒するときに自分が言われたくない言葉を使うと聞いたことがある
志水・直:いつだって、他人に投げた言葉が自分に返ってきていた。それは否めない
志水・直:「うるさいわね、ほんとに」
津曲智久:「それだって、オマエが静かなだけだ」
志水・直:「そんなにお好みながらケツ蹴りまわしてあげるわ」
津曲智久:「極端か!別に好んでねえ!」
志水・直:「あんた、Mなのね」
志水・直:「M、なのね────」
津曲智久:「好んでねえって言ってるだろ!別に」
津曲智久:怒鳴りながら振り返ったところで言葉が途切れる。
志水・直:「……きた?」
津曲智久:「動いたか」
志水・直:すっとメリケンサックをはめる
志水・直:「……ランプ出す?」
津曲智久:「……騒ぎにはなるが、小火になる可能性があるんだ。周知のためならアリだろ」
津曲智久:そう返しながら別地点に居る二組へ通信を飛ばす。
志水・直:窓から腕を出し、設置式のパトランプを置く
志水・直:「……さっさと終わらせましょ」
志水・直:「アンタが普段通りの私に会えるようにね」
津曲智久:眉を顰めつつ、自分の側の戸を開く。
津曲智久:「誰だって、普段常に火花散らしてるヤツが火が消えたみたいだと調子が狂うだろ。それだけだ」
志水・直:「火が強くなるためには」
志水・直:「大きく酸素を吸わないといけないときもあんのよ」
志水・直:首の骨を鳴らす。いつでも戦える覚悟を決める
GM:―――
GM:J市・住宅地
GM:君達は調べで名の挙がった感染者の住宅を監視するため、深夜の街角に立っていた。
尾上セツコ:バイクのそばに立ったまま監視対象の住宅に視線を向ける。
羽佐間田 真 :「今のところは異常なしっす」
尾上セツコ:「ご苦労様。さすがにこの時間は冷えるわね」
尾上セツコ:「何かが起きるまでじっと待ってるってのも退屈ね」
尾上セツコ:「ドンパチやる方がアタシの好みだし……」
羽佐間田 真 :「俺としてはドンパチしない方が嬉しいっすけどねー」
羽佐間田 真 :「大人しく投降してくれないかなあ」
尾上セツコ:「草食系~」
羽佐間田 真 :「そうっすかねー」
尾上セツコ:「でしょ。今時って感じ」
尾上セツコ:「そういえばちゃんと聞いてなかったけど」
羽佐間田 真 :「?」
尾上セツコ:「アンタ、何でわざわざアタシなんかに付き合ってるの?」
羽佐間田 真 :「いや、部下ですし」
羽佐間田 真 :何言ってんの?という表情
尾上セツコ:「そうじゃなくて」
尾上セツコ:「目上の人間なんてUGNにも山ほどいるでしょうよ」
尾上セツコ:「何で好き好んでアタシなんか。ただ命令だからっていうならそれでもいいけど」
羽佐間田 真 :「そりゃあ好きだからっすよ」
羽佐間田 真 :「あ、恋愛的な意味じゃないすよ?」
尾上セツコ:「わ、分かってるわよ!」わずかに頬を赤らめて言う。
尾上セツコ:「それにしたって臆面もなくそういうこと言うかなぁ!?」
羽佐間田 真 :「えー」
尾上セツコ:「アタシは……」
尾上セツコ:「アンタの知ってる昔のアタシとは違うわよ」どこか遠くを見ながら言う。
羽佐間田 真 :「そっすか?」
尾上セツコ:「そうよ」
羽佐間田 真 :「えー……? 具体的には……?」
尾上セツコ:「アタシには何がなんでもやり遂げなくちゃいけないことがある」
尾上セツコ:手に持っていたタバコを握り潰す。じゅっ、という音がする。
羽佐間田 真 :「はあ」
尾上セツコ:「そのためなら何だってするわ」
尾上セツコ:「一番の違いはそこかなー」
羽佐間田 真 :「セツコさん、割と昔から手段は選ばないタイプじゃないすか」
尾上セツコ:「そ、そんなことないでしょ」
尾上セツコ:「そうだったっけ。そうだったかも……?」
羽佐間田 真 :「そうっすよ~」
尾上セツコ:支部の上司をぶん殴って謹慎させられた時のことなどを思い返している。
尾上セツコ:「と、とにかく」
尾上セツコ:「……アンタも今に幻滅するわ」
羽佐間田 真 :「今更セツコさんに幻滅することなんてないっすけど……?」
尾上セツコ:「ああ、もう。分かってないからそういうこと言うのよ……!」
羽佐間田 真 :「えー……」
羽佐間田 真 :「幻滅されたいんですか……?」
尾上セツコ:「されたいわね。というか、このままいったらすると思うわ」
羽佐間田 真 :「なんでそう思うんすか?」
尾上セツコ:「アンタ。自分が殺されたら嫌でしょ?」
羽佐間田 真 :「殺すんすか?」
尾上セツコ:「アンタがアタシの邪魔をすることがあるなら」冷たい目で睨んでいる。
尾上セツコ:「その時は殺すわ」
羽佐間田 真 :「はあ」
羽佐間田 真 :「普通じゃないですかね」
尾上セツコ:「……はぁ!?」
尾上セツコ:「本気で言ってる……!?」
羽佐間田 真 :「いや、障害は排除するでしょ、普通」
羽佐間田 真 :「俺が障害になるようなことするんすか?」
尾上セツコ:「……アンタ」
尾上セツコ:「アタシのしたいこと分かって言ってる?」
羽佐間田 真 :「復讐じゃないんですか?」
尾上セツコ:「……それを止める気がないって言ってんのよ、アンタ。自分で分かってる?」
羽佐間田 真 :「なんで俺が止めるんすか? 手伝いますよ」
羽佐間田 真 :「当たり前でしょ」
尾上セツコ:大きなため息をつく。
尾上セツコ:「アンタ、それでもUGN?」
羽佐間田 真 :「そうですけど、関係あります?」
羽佐間田 真 :「人間として当たり前でしょ、復讐したいなんてのは」
尾上セツコ:殴る。
羽佐間田 真 :「いたっ」
尾上セツコ:「アンタが付き合う必要はないって言ってんの!」
羽佐間田 真 :「何カリカリしてるんすか……」 殴られた場所を擦る
尾上セツコ:「こんなこと……アタシ1人で十分よ」
羽佐間田 真 :「は? 何言ってんすか」
羽佐間田 真 :「俺は俺が復讐したいだけですよ」
羽佐間田 真 :「好きな人2人を傷つけられて、黙ってられるわけないでしょ」
尾上セツコ:「何で……?」驚いたような顔で彼を見る。
尾上セツコ:「えっ、何。アンタ、アタシに惚れてるの?でも、さっき恋愛感情はないって……」
羽佐間田 真 :「いやだから恋愛的な意味じゃないですって」
尾上セツコ:「そ、そうよね」
尾上セツコ:混乱したまま新しいタバコをくわえる。
羽佐間田 真 :「あなた達が幸せにいてくれるのが、俺は本当に嬉しかったんですよ」
尾上セツコ:「アンタさ……」彼を真っ直ぐに見る。
尾上セツコ:「バカなの?」震える声で言うと、つうっと涙を流す。
羽佐間田 真 :「ええー……なんで泣くんすか」
羽佐間田 真 :「そもそも別にUGNと敵対するような話でもないでしょう」
尾上セツコ:「うっさい。バカ」しゃがみこむと声を殺して泣く。
尾上セツコ:「するでしょ。支部長が私的な復讐心に駆られているなんて」
羽佐間田 真 :「別にいいでしょ……」
羽佐間田 真 :「今普通に仕事してるじゃないですか、というか霧谷支部長も気づいてると思いますよ?」
尾上セツコ:「あー。かもね」
羽佐間田 真 :「敵が海外にいるとかだったら揉めるかもですけど、日本だったらある程度汲んでくれるんじゃないですかね」 根拠はない
尾上セツコ:「さっきも言ったでしょ。もし無辜の一般市民がアタシの邪魔をすることがあったら」
尾上セツコ:「アタシはそいつを躊躇いなく殺す」
尾上セツコ:「アタシ1人の問題だったらいいけど、アンタが協力してたらUGN全体の問題になるのよ」
羽佐間田 真 :「じゃあUGNやめます?」
尾上セツコ:「それもありかもね」弱々しく笑う。
羽佐間田 真 :「俺は別にUGNに拘りないんで、良いっすよ」
羽佐間田 真 :「まあセツコさんが一般人殺せるとは思えないすけど」
尾上セツコ:「バカにしてるの?」
羽佐間田 真 :「だって本当に覚悟決まってたら俺にこんなこと言わないでしょ」
羽佐間田 真 :「もっと完全に隠そうとすると思いますよ」
羽佐間田 真 :「だって邪魔されるかもしれないんですから」
尾上セツコ:「昔馴染みのアンタだから話しただけよ。言ったでしょ」地面の影に手を触れる。
尾上セツコ:その影の中から一振りの日本刀を引き抜くと、マコトの首元に突き付ける。
尾上セツコ:「アタシはアンタだって殺すって」
尾上セツコ:「もう一度言ってみなさい。誰が殺せないって」
羽佐間田 真 :「セツコさんは一般人を殺せない、すね」
羽佐間田 真 :「俺は殺せるかもしれないけど、暫く立ち直れないと思いますよ?」
尾上セツコ:「試してみる?」
羽佐間田 真 :「どうぞお好きに、やるんだったら絶対止まらないで下さいよ?」
羽佐間田 真 :両手を広げる。無抵抗。
尾上セツコ:「…………」
尾上セツコ:「アンタ。本当にバカだわ」
尾上セツコ:納刀すると刀は再び影の中に溶けていく。
尾上セツコ:「アンタがいなくなったら誰が事務所の掃除するの」
羽佐間田 真 :「それは自分でしてくださいよ、最初から」
尾上セツコ:「あのわけ分かんない機械の始末もしなきゃいけなくなるじゃない」
尾上セツコ:「報告書も自分で書かないといけなくなるし」
尾上セツコ:頭を振ると大きくため息をつく。
羽佐間田 真 :「満足したならちゃんと監視してくださいよ」
尾上セツコ:「普通、恋人でもない女のためにそこまでするか?」
羽佐間田 真 :「いや、セツコさんの為ではないですけど」
尾上セツコ:「アタシのためじゃないんかい」
羽佐間田 真 :「まあお二人の事は家族より大切なので」
尾上セツコ:「四家青年よりアンタの方がよっぽどわけわかんないわ」
羽佐間田 真 :「セツコさんはわかりやすいけどめんどくさいっすね」
尾上セツコ:「女ってのは面倒臭いもんなのよ」
尾上セツコ:「いいわ。言っても聞かないみたいだし、アンタの好きにしなさい」
羽佐間田 真 :「最初からそのつもりですって」
尾上セツコ:「言っとくけど、もしそのうち本気でアタシに惚れても人妻だからね」
尾上セツコ:「そのつもりで付き合いなさい」
羽佐間田 真 :「はあ」
羽佐間田 真 :「まあ恋愛とかはないんで、安心してください」
尾上セツコ:「なんかそれはそれでムカつくわ……」
尾上セツコ:「はいはい。いいから監視続けるわよ!」
尾上セツコ:立ち上がるとバイクに背を預けて立つ。
尾上セツコ:「……マコト」
尾上セツコ:「てんきゅ」
尾上セツコ:聞こえるかどうかの小さな声で呟いた。
GM:―――
GM:J市・住宅地
GM:君達は調べで名の挙がった感染者の住宅を監視するため、深夜の街角に車を止めていた。
ナナシ:「お人好し君、運転できたんだね」
ナナシ:当然という顔で助手席に収まり、ラジオやクーラーを気まぐれに弄っている。
四家 悠:「まだ免許取り立てですけどね。動かすのは、なんとか」
四家 悠:はは、と自信なさげに笑って。
四家 悠:「お姉さんが運転上手ならお任せしたいぐらいなんですけど」
ナナシ:「出来るように見える?」
四家 悠:「できてもやらなそうに見えます」
ナナシ:「賢いじゃん。運転ガンバ」
四家 悠:「はぁい」
四家 悠:「……あの、お姉さん」
四家 悠:少し息を整えて。
四家 悠:「事件のこともあったので、あなたのこと、調べました」
ナナシ:「へー」
四家 悠:「FHにも協力してたことあるって」
四家 悠:「ほんとですか」
ナナシ:「あったかもね」 興味が無さそうな相槌。カーナビの画面の方を注視している。
四家 悠:「ぼくがお姉さんを、楽しませられてる間だけでも」
四家 悠:「やめてほしい、って言ったら、聞いてくれます?」
ナナシ:「んー……」
ナナシ:君の質問について考えているのか、それともラジオのMCの話を聞いているのか。曖昧に唸る。
ナナシ:「いいよ」 だから、その返答は酷く呆気なく響いた。
四家 悠:「え」
四家 悠:思わず、声を出して
四家 悠:「……良いん、ですか?」
四家 悠:「いや、勿論、聞いてくれるなら嬉しいんですけど!」
ナナシ:「めっちゃ驚くじゃん。やっぱりやめようかな」
四家 悠:「あ、いえ、やめないで!おねがいします!」
四家 悠:慌ててペコペコと頭を下げる。
四家 悠:「よかったぁ……」
四家 悠:「じゃあ、ますます。”手ごわく”なんないとですね」
ナナシ:「……」 その安堵する顔をじっと見る。飛んでいる虫を観察する猫と同じ視線。
四家 悠:「……」
四家 悠:じっと見てくる視線を。
四家 悠:逃げずに見つめ返す。
ナナシ:「お人好し君さぁ。私が他人に迷惑かけるのそんなに嫌?」
四家 悠:「そりゃ、嫌ですよ」
ナナシ:「なんで?」
四家 悠:「なんで、って」
四家 悠:「だって……迷惑かけられた人は、大変だし」
四家 悠:「それに、お姉さんがそのことで恨みを買ったりしたらって思うと」
四家 悠:「心配になります」
ナナシ:「ふうん」
四家 悠:そうあるべき理由を話す。
四家 悠:「……」
四家 悠:「おかしい、ですか?」
四家 悠:……本当に、それだけなのか。自分でも自信が持てない。
ナナシ:「おかしくないよ。おかしくないし、だから私は止めてあげる気になってる」
ナナシ:「そんなことが理由で怒らせても、ソレってお人好し君がお人好しだからだもん」
ナナシ:「そんな怒り方をする君が見たいんじゃないんだ、私は」
四家 悠:「……お姉さんは」
四家 悠:「どうして、”お人好し”の怒ってるところ見たいんです?」
ナナシ:「なんでだろうね?」
ナナシ:口の端が吊り上がる。既に見慣れた、チェシャ猫染みて人を馬鹿にする笑み。
四家 悠:「怒られたいから」
四家 悠:「じゃ、ないですよね」
ナナシ:「うん。もしそう思ってたんなら、笑い転げるとこだった」
ナナシ:「賢いって言ったのも取り消しだったね」
四家 悠:「教えてはくれないですか」
ナナシ:「教える理由ある?義理や必要でも良いけど」
四家 悠:「いえ。ぼくが知りたいだけです」
ナナシ:「なら教えなーい」 言いながら助手席を後ろに倒し、背もたれに寄り掛かる。
四家 悠:「……そっか」
四家 悠:小さく笑ってから。大きく息をついて。
四家 悠:「もう何ヶ月も、遅いかもしれないけど」
四家 悠:「黙ってるの良くないと思うから」
四家 悠:「今のうちに、言っておきます」
四家 悠:助手席に倒れ込んだナナシに顔を寄せて。
四家 悠:金の瞳を見つめて。
四家 悠:「おれは、自分のことを」
四家 悠:「あなたの期待に添えるほど、人が良いと思えない」
四家 悠:「自分が良い人間だなんて自覚できたことないし」
四家 悠:「だからいつか。あなたをひどく、失望させるかもしれない」
四家 悠:「……それでもいいなら、まだおれを見ててください」
四家 悠:「手強くあるように、努力はします」
ナナシ:「別にいいよ。君の意見なんて最初から気にしてないもの」
ナナシ:「君は君であればいいんだよ。単に君の思う君であればいい」
ナナシ:「私は君をお人好しだと思ったし、だから君を怒らせたい。それに対して君がどう思うかなんて私が知ったことじゃない」
ナナシ:「私が満足する怒り方を君がするまで、君狙いで居てあげる」
ナナシ:くつくつと笑いながら、自分を覗き込む彼の唇を指でなぞって。
四家 悠:「……はは、そっか」
四家 悠:「……そっか」
四家 悠:肩の力が抜けて、力なく笑って。
四家 悠:「緊張しました」
四家 悠:「じゃあさよなら、なんて言われるかと思った」
四家 悠:「でも、隠してるの、嫌だったから……」
ナナシ:「正直拍子抜けだったけどね」
ナナシ:「君が自分をお人好しと思ってないとか、それはそうでしょ」
四家 悠:「ぼくにとっては、その見え方が、ほんとうだから」
四家 悠:「だから、見られるの、嫌だったのに……」
四家 悠:「なのに、なんでかな」
四家 悠:「お姉さんに見ていてもらうのは、好きみたいです」
ナナシ:「マゾじゃなくて露出趣味?変態違いだったか」
ナナシ:すっかりいつも通りという顔で皮肉を飛ばす。
四家 悠:くす、と笑って。
四家 悠:「怒りませんよ。残念でした」
ナナシ:「残念でもないよ。手強くあるんだもんね?」
ナナシ:「これで怒られたらもっかい拍子抜けだよ」
ナナシ:――それに。
四家 悠:『……』
四家 悠:『おかしい、ですか?』
ナナシ:そう問いかけた彼の揺れる瞳。自分で答えたくせに、自分がそれを疑っているような。
ナナシ:「手強くあってよ、お人好し君」
ナナシ:こちらはもう、突破口を見つけてしまったかもしれないんだから。
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
四家 悠:変更なし、以上!
尾上セツコ:マコトへのロイス感情を変更します。ポジティブを信頼から共犯者に変更。ポジティブを表にします。
尾上セツコ:アタシは以上!
羽佐間田 真 :ロイス保留。購入もないかな
志水・直:津曲に 連帯/〇うるせぇ、知らねぇ を取ります これでマックス
尾上セツコ:どんな感情なのw
志水・直:腹立つという気持ち
志水・直:反抗期
尾上セツコ:思春期なのか……?
GM:では皆さん以上ならシーンエンドで。
GM:―――

【目次へ戻る】

ミドル7

GM:トリガーシーン2:全員 シーンプレイヤー:四家悠
四家 悠:出なきゃ
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (61 → 63)
GM:再びのトリガーシーンになります。皆さん登場侵蝕をどうぞ。
尾上セツコ:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+8[8] → 82

羽佐間田 真 :64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+4[4] → 68

志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (89 → 98)
志水・直:死んじゃうよう
尾上セツコ:直ちゃん、死なないで
四家 悠:しっかり
GM:―――
GM:J市・住宅街
GM:人々も寝静まり静寂が漂う住宅街に、チャイムの音が響き渡る。
津曲智久:「……返答はないな。家人に意識がある訳じゃないのか?」
志水・直:「状況が状況だからね」
GM:眉を顰めた津曲がもう一度チャイムを押すが、やはり返答はない。
志水・直:「強行するわよ」
志水・直:「私が開けるから、お先どうぞ」
津曲智久:「……派手に壊すなよ」
津曲智久:嫌そうな顔はするが状況が状況のため止めはしない。
志水・直:メリケンサックをはめ、裏拳一つ
志水・直:ガキン、と鈍い音と共にドアの一部が破壊される
志水・直:ドアのノブの部分を破壊することで鍵を強制的に開けてしまう
志水・直:「警察よ!」
津曲智久:「強行で悪いが失礼する!」
津曲智久:懐から取り出した警棒を構えながら玄関へと押し入る。
志水・直:中の状況を確認する
GM:玄関からは異常は確認できない。しかし、レネゲイドの反応そのものは奥から感じられる。
志水・直:「……」
津曲智久:「踏み込むぞ」
志水・直:《軽功》
志水・直:玄関の天井まで跳躍し、そのまま天井に張り付く
志水・直:「後詰は任せて」
津曲智久:「任せる」
津曲智久:言葉少なに返し、靴のまま踏み込む。
志水・直:壁を蹴りつつついて行く
GM:玄関からまっすぐに伸びる廊下には二つの扉。恐らくはリビングとトイレだろう。
GM:反応があるのは2階。足早に階段を駆け上がり、目の前の扉を開く。すると――。
住人:「……」
GM:瞳を閉じたまま起き上がった青年が、自室の扉へと手を翳していた。
志水・直:「津曲! 確保!」
津曲智久:「分かってる!警察だ、動くな!」
津曲智久:そう言いながら確保のため駆け寄ろうとするが。
GM:一瞬早く、彼が手を翳していた壁に青い炎が灯る。
志水・直:扉に向かって蹴り足を放つ
志水・直:延焼を防ぐためには壁から扉を離さないといけない
津曲智久:「クソ、一足遅かったか!」
GM:そう吐き捨てながらなおも住人へ歩み寄ろうとするが、当の津曲へと住人が手を翳す。
津曲智久:「っ……!」
志水・直:壊した扉の周囲の大気を操作し、火の勢いを治める。これならすぐに消える
志水・直:「ッ! この……っ!」
志水・直:「公務執行!」
志水・直:肝臓の位置に目掛けて拳を放つ
住人:すっと足を引く。そのまま、青い炎に包まれている津曲を盾に取るような位置に。
尾上セツコ:それと同時に日本刀で部屋の窓ガラスを叩き割りながら邸内に乱入する。
尾上セツコ:「マコト! 警戒頼んだ!」叫びながら自身も周囲を見渡す。
羽佐間田 真 :「っす!」
羽佐間田 真 :階下からどたどたと足音。家の周囲には気が付けば複数のデバイスが浮いている
志水・直:「……ッ!」
尾上セツコ:「緊急事態ってわけね、直ちゃん」禍々しい影を纏った日本刀を構える。
四家 悠:尾上の割った窓から、更にもう一人飛び込んでくる。
志水・直:「手を翳されないように気をつけて」
四家 悠:「遅れました!だいじょぶですか!?」
尾上セツコ:「だそうよ、青年。燃やされないように注意ね」
四家 悠:周囲を確認。鎌のような刃の短刀を青年に向ける。
四家 悠:「はい……!あの人自身は傷つけちゃだめ、ですよね?」
羽佐間田 真 :「できる限り、で大丈夫っすよ……」 息を切らしながら2階に登ってくる
尾上セツコ:「そうね。ほどほどに峰打ちで。アナタ自身に危害が及びそうな場合はその限りじゃない!」
羽佐間田 真 :「戦う前から疲れた……」 水を飲んでいる
志水・直:津曲の様子を確認する
尾上セツコ:「体力ないわね~、アンタ」刀の切っ先を相手に向けたままマコトに言う。
津曲智久:バサリと焼け焦げたコートを脱ぎ捨てる。多少のダメージはあるようだが、行動に支障はなさそうだ。
羽佐間田 真 :「セツコさんの運転が乱暴だから……とと、大丈夫っすか?」
尾上セツコ:「生きてる、お巡りさん!?」
津曲智久:「問題ない。それより相手は未覚醒の一般人だ。加減は誤るなよ」
尾上セツコ:「ありゃ。それじゃあほどほど峰打ちじゃダメだわ」舌を出して言う。
志水・直:(一番射程が短いのは私……)
志水・直:(他の人間の動きを制限しないとなると……投げるのは難しいか……)
GM:突如として増えた自分を取り囲む人間を前に、住人が狼狽える様子はない。
GM:なおも瞼は閉じたまま、君達を捉えるように両手を翳す。
GM:判定の説明に入ります。
GM:被害を広げずにこの住人を取り押さえるため、皆さんには4つの判定に挑んでいただきます。

・壁に着いた火の消化:任意の攻撃技能 難易度:20
・寄生の解除:RC 難易度:12
・被害者の救助:回避 難易度:12
・寄生型RBの討伐:任意の攻撃技能 ダメージ:70

尾上セツコ:4つも!
四家 悠:いっぱいある
志水・直:ダメージ70!?
羽佐間田 真 :ウワーッッ
四家 悠:火力はほどほどなのよな私
GM:それぞれの判定に関しての説明と、NPCカードの公開があります。順に行きます。
GM:・壁に着いた火の消化
火勢そのものを弱める・火が燃え移らないよう現在燃えている部分を壊して周囲から隔離する等。
失敗した場合、火が燃え広がりこの家全体の延焼に繋がる。その被害は小火では済まないだろう。

GM:・寄生の解除
RBによる被害者への寄生を解除する。RBによるレネゲイドコントロールをかき乱す、コアを見抜き攻撃する等。
この判定をクリアすることで残り二つの判定に挑めるようになる。失敗の場合、もう一人手番を使う必要があるため、残り二つのどちらかが自動失敗になる。

尾上セツコ:や、やばい
GM:・被害者の救助
RBから解放されたとしても被害者が火のすぐ傍に立っている現状は変わらないため、救助する必要がある。
失敗した場合、被害者に火傷や後遺症等の被害が残ってしまう。

GM:・寄生型RBの討伐
被害者から引きはがしたRBを直接討伐する。
失敗した場合、RBは逃走を図る。クライマックス戦闘の前にもう一シーン追跡シーンを挟む必要がある。

羽佐間田 真 :ヤベ~ッ
尾上セツコ:失敗した時のデメリットが結構きつい!
尾上セツコ:全力でやらなければ

NPCカード:ナナシ
判定直前に使用を宣言。対象の白兵攻撃の攻撃力を+20。

NPCカード:津曲智久
判定直後に使用を宣言。判定の達成値を+5。

GM:判定に関しては以上になります。一人につき挑める判定は一つだけ。
GM:皆さん相談の上、担当する判定をお決めください。
羽佐間田 真 :寄生の解除:RC 難易度:12 行きます、キツイぞ♡
羽佐間田 真 :4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 9[2,6,6,9]+1 → 10 → 失敗

尾上セツコ:あっ、惜しい……!
四家 悠:津曲さんに頼みます?
羽佐間田 真 :んー
尾上セツコ:それか妖精の手か
羽佐間田 真 :妖精と津曲さんどっちがいいかな
羽佐間田 真 :ダメージ上げに妖精使った方が良いか
四家 悠:そうかも
尾上セツコ:あー、確かに
志水・直:ですわね
羽佐間田 真 :津曲さんにお願いします~
志水・直:私の津曲使っていいわよ
四家 悠:私の……?ほう……
羽佐間田 真 :さりげなく所有物宣言
津曲智久:オマエのものになった覚えはない!
志水・直:へぇ
羽佐間田 真 :それはそうと津曲さんお願いするっす~
GM:では津曲の効果で+5されて達成値15、無事成功になります
四家 悠:助かる!
羽佐間田 真 :あざっす!
志水・直:回避します
尾上セツコ:じゃあ、アタシは壁に着いた火の消化!
志水・直:援護の風
志水・直:志水・直の侵蝕を2(→ 2)増加 (98 → 100)
尾上セツコ:あ、先にどうぞ!
志水・直:10dx>=12
DoubleCross : (10DX10>=12) → 10[1,1,2,2,2,4,4,8,9,10]+5[5] → 15 → 成功

尾上セツコ:さすが!
志水・直:成功。せっちゃんどうぞ
尾上セツコ:《爪剣》+《コンセントレイト:エグザイル》を使用して〈白兵〉で判定!
尾上セツコ:8dx8+1>=20
DoubleCross : (8DX8+1>=20) → 10[3,5,5,6,6,6,9,10]+3[2,3]+1 → 14 → 失敗

尾上セツコ:うわー
尾上セツコ:ダメじゃん!
羽佐間田 真 :ワーッ
四家 悠:ぎゃーっす
羽佐間田 真 :仕方なし!妖精!
四家 悠:助かる!
尾上セツコ:ありがとう、マコト!
羽佐間田 真 :侵蝕68→72 1/2
尾上セツコ:1dx8+21>=20
DoubleCross : (1DX8+21>=20) → 4[4]+21 → 25 → 成功

尾上セツコ:マコトのおかげで成功!
GM:では、3つ成功で残るはRBの討伐!
四家 悠:ぼくの番かな
尾上セツコ:侵蝕率は5上がって87に
四家 悠:白兵で攻撃します。オートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (63 → 64)
四家 悠:メジャーのダイスを3つ増やしてメジャーアクション、<コンセントレイト:キュマイラ>+<獣の力>+<獣王の力> コンボ:ぼくを見たな?
尾上セツコ:一応マコトの支援射撃も乗せる?
四家 悠:あ、もらえると助かる!
羽佐間田 真 :じゃああげましょう
羽佐間田 真 :つってもまだ+1dですが
四家 悠:ありがとう!対象:単体で白兵攻撃を行います。対象はRB
四家 悠:命中判定に行っていいかな?
羽佐間田 真 :72→74
尾上セツコ:がんばれ~
GM:あ、ナナシは一応判定前宣言ですよ
四家 悠:あ、じゃあナナシさんのNPCカードの力を借ります!
四家 悠:これでダメージ+20
四家 悠:改めて命中かな!
GM:どうぞ!
四家 悠:9DX+3+0@7 (侵食上昇10、侵蝕60~)
DoubleCross : (9DX7+3) → 10[1,1,1,2,4,5,5,6,10]+10[7]+2[2]+3 → 25

四家 悠:うーん
尾上セツコ:マコトの妖精の手の使用回数的にどうだろう
羽佐間田 真 :あと2回増えるので
尾上セツコ:そんなに
羽佐間田 真 :使っちゃいますか
四家 悠:固定値が素で26、ナナシさんの効果受けて46
羽佐間田 真 :80で1増えて100でもう1回増える
尾上セツコ:すごい
志水・直:うほほ
GM:起源種の強み
羽佐間田 真 :というわけで現状最後の妖精を上げましょう 74→78
四家 悠:ありがとう!
四家 悠:追加で振ります
四家 悠:1DX+33+0@7 (侵食上昇10)
DoubleCross : (1DX7+33) → 10[10]+4[4]+33 → 47

尾上セツコ:おお、いい感じ!
四家 悠:なんとか一回回った!
四家 悠:あとはダメージ
四家 悠:固定値26にNPCカードの+20入れて
四家 悠:5d10+26+20
DoubleCross : (5D10+26+20) → 38[8,9,2,10,9]+26+20 → 84

尾上セツコ:すげー!
羽佐間田 真 :ウオーッ
四家 悠:よっしゃ超えた!ありがとう羽佐間田君、お姉さん!
GM:お見事!全判定クリアになります!
GM:では、演出に入っていきましょう。

羽佐間田 真 :「しかしこうしてみると思ったより切羽詰まってきましたね」 腕をまくり上げる
羽佐間田 真 :と、ノートパソコンをすさまじい勢いで打鍵し始めて数秒
羽佐間田 真 :「──っし、後はこれを……」
羽佐間田 真 :「津曲さん、この通りにやってくれれば多分分離できるんで! 俺は他のフォローに回ります」
羽佐間田 真 :ノートパソコンを津曲に押し付ける。そこには分析したデータと対処法が記載されている
津曲智久:「な、……了解した」 戸惑ったのは一瞬。即座に画面に目を通し頷く。
羽佐間田 真 :「で今手が足りてないのは……」
尾上セツコ:燃え盛る炎に向かって踏む込むと刀を振り抜こうとする。
尾上セツコ:「さあ、出番よ。起きなさい、村正」
尾上セツコ:だが、その瞬間、腹部の傷が痛んで姿勢が崩れる。
尾上セツコ:「ぐっ、こんな時に……!」
尾上セツコ:苦痛に顔を歪めたままろくに力を入れることもできず炎の中に倒れ込みそうになる。
羽佐間田 真 :崩れる身体を、小さな機械が支える
羽佐間田 真 :「ぎゃーっこんな時に倒れないでくださいよっ」
尾上セツコ:歯を食いしばりながら床に足をつくと、刃を一閃。
尾上セツコ:炎を薙いだ刃が、その剣閃の勢いで燃え盛る火を消し飛ばす!
羽佐間田 真 :「ひゅう、大丈夫そうっすか?」
尾上セツコ:冷や汗を垂らしながら納刀する。
尾上セツコ:「サンキュー。少しときめいたわ」冗談めかして言う。
尾上セツコ:「アタシは平気。他のフォローを!」
羽佐間田 真 :「はいはい、志水さんは……大丈夫そうっすね。後必要なのは火力か、こいつとこいつと……」
尾上セツコ:「……ちょっと見ない間に頼もしくなりやがって」彼の背に向かって呟く。
志水・直:一歩、ステップイン
志水・直:左のジャブ、次いで右のボディブロー
住人:僅かに体勢をよろめかせながらも、志水へと手を翳そうとする。その掌にレネゲイドが集い――。
志水・直:《軽功》
志水・直:志水が鳥のように腕の上に止まる
志水・直:「見え見え」
志水・直:跳躍。敵の首に足を巻きつけて引きつける
志水・直:メリケンサックという獲物ゆえ、見落とされる
志水・直:警察官とは武道を身につける者だということを
志水・直:相手が跪き、三角絞めによる拘束が完了する
志水・直:「津曲ッ!」
津曲智久:「応!」
津曲智久:間合いを取り、隙を伺っていた津曲が飛び出す。手にした警棒を住人の首筋へと添えて。
GM:バチィッ!
GM:特殊警棒から火花が散る。同時、常に降りていた住人の瞼が反射のように開かれる。
GM:今回のRBは寄生型。つまり宿主と定めた人間の体内に潜むもの。
GM:これまで犯行が夜に集中していた理由。それはRBとしての習性――だけでなく。
GM:宿主である人間の意識が無い、その隙に乗じて体のコントロールを奪っていたのだ。
GM:つまり、宿主の意識が戻ればRBの自我と競合し、弾き出され。
津曲智久:「行ったぞ、四家!」
GM:操る炎と同じ火の玉が、住人の口から吐き出されるようにして宙へと飛び出してくる。
尾上セツコ:「お巡りさんもやるじゃない。……仕上げよ、しっかりね、青年!」火の粉でタバコに火を付けながら言う。
志水・直:被害者を抱き起こしておく
羽佐間田 真 :「援護するっすよ、当たらないんで気にせず行っちゃってください!」
志水・直:「どうぞ」
羽佐間田 真 :部屋の四方から弾丸が火の弾へと飛んでくる。
四家 悠:「……そこか」
四家 悠:羽佐間田の放った攻撃の先を見据える。
四家 悠:引き剥がされたレネゲイドビーイングの、その周囲の空間が歪む。
四家 悠:空間のつながる先、立っているのは一人の男。
四家 悠:男の瞳……昆虫の複眼を、レネゲイドビーイングの"感覚"が認識した瞬間。
四家 悠:「見」
四家 悠:「た」
四家 悠:「な」
四家 悠:その動きが、石のように止まる。
四家 悠:自身を認識したそんざいから、時間を奪う。ほんの一瞬にすぎないが。
四家 悠:「おぉぉっ……!」
四家 悠:細身に似合わぬ叫びとともに突貫。停止した"それ"に向け、短刀を叩きつける。
四家 悠:肉も骨もなく、だが確かに、刃はその存在を削り取る。
四家 悠:すでに拘束は解けている。そいつが逃げのびようとしているのを感じ取る。
四家 悠:「(もう一撃……!)」
尾上セツコ:「わお」少し驚いたように目を見開く。
四家 悠:逃さない。追撃に移ろうとして、
GM:彼の目の前。焦点さえ合わない、鼻の先。
GM:鋭く尖った切っ先が付き出されている。青い炎の中心を貫くように。
ナナシ:「ふふっ」
GM:つい先ほどまで、部屋の端で五人を見物でもするように眺めていた筈の女。
GM:彼女が手にしたアイスピックが、揺れる青に照らされて鈍く光っている。
ナナシ:「コイツのせいで私が疑われたらしいし、このくらいはね」
ナナシ:くるりとアイスピックを手の中で回し笑う。
尾上セツコ:「やり過ぎ……。いや、助かったって言うべき?」啞然とした様子でその光景を見て言う。
四家 悠:「怒ってはいたんですね……」
GM:貫かれた青い炎は、ゆらりと揺らがせると同時に細かな火の粉となって散っていく。
羽佐間田 真 :「ひぇーおっかな」
羽佐間田 真 :「ともかく状況終了っすかね」
四家 悠:はは、とこぼして。
四家 悠:「志水さん、取り憑かれてた人は……?」
志水・直:「生きてるわよ」
尾上セツコ:「よかった。市民の救助も無事成功ね」
四家 悠:「良かった……」
四家 悠:ほっと息をついて。
四家 悠:「これで解決、ですかね」
志水・直:「……」
尾上セツコ:「どしたの、直ちゃん?」
志水・直:「疲れた」
志水・直:ジャケットの内ポケットから出したラムネをかじる
尾上セツコ:「お疲れさん」ぽん、と肩を叩く。
羽佐間田 真 :「ん、そっすね」 自分も棒付き飴を取り出して咥える
四家 悠:「お姉さんも、お疲れ様でした。ありがとうございます」
尾上セツコ:「揃いも揃って甘党か……?」紫煙をくゆらせながら周りを見渡す。
羽佐間田 真 :「一働きしたあとは甘味でしょ」
ナナシ:「別にぃ。やりたいことやっただけだし」
四家 悠:「それでも、助かったので」
津曲智久:「疲れたといっても休んでる場合じゃないぞ。事後処理含めてオレ達の仕事だ」
津曲智久:「それに、ヤツの出力。徐々に強くなっているとは報告されていたが、それを差し引いても随分と――」
GM:瞬間。津曲の体が再び青い炎に包まれる。
津曲智久:「ガァッ!?」
四家 悠:「なっ……!?津曲さん!?」
尾上セツコ:「何事よ!?」
志水・直:「津曲ィ!」
羽佐間田 真 :「っ、これは────」 ノートパソコンを動かす。
GM:羽佐間田の画面にレネゲイドの濃度が映し出される。
尾上セツコ:「敵は鎮圧されたはずでしょ、マコト!?」刀に手をかけながら言う。
GM:津曲に集まっているそれは、たった今消滅したはずのRBのもの。しかも。
GM:その濃度は先に比べて飛躍的に上がっている。端的に言えば、ジャームのそれと同等だ。
羽佐間田 真 :「マズい、鎮圧どころじゃないっすよコレ」
尾上セツコ:「総員、警戒態勢!」
四家 悠:「どうして……!?いや、それより津曲さんを助けないと……!」
羽佐間田 真 :「ジャーム化……!」
志水・直:「……おい、なにしてる」
志水・直:「ぶっ飛ばすわよ津曲」
津曲智久:「ァ、グ……」
羽佐間田 真 :火を扱う敵という事で、手遅れになった場合に備え申し訳程度に消火剤や水を搭載したデバイスも持ってきている。
羽佐間田 真 :「間に合うか、というかこれで消えるか……!?」
羽佐間田 真 :津曲に水やら消火剤やらをぶっかける。
尾上セツコ:「直ちゃん。アナタの相棒を取り戻すわよ」
志水・直:津曲に接近する
志水・直:「当然!」
津曲智久:消火剤に塗れながらも、火は衰える様子さえ見えない。その喉からは獣のような呻き声が漏れ。
四家 悠:「なんとかしてまた、あいつを引き剥がしましょう」
津曲智久:「ァ……アアァアアァア!」
尾上セツコ:「ええ。こっちも気合入れましょう!」
四家 悠:「すいません津曲さん、もう少しだけ耐えててください……!」
津曲智久:明確な敵意を示すように吠えた。
GM:―――
GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
四家 悠:ロイス取りきってるし、以上かな!
志水・直:ロイス変更及び購入なしです
羽佐間田 真 :どちらもなし
尾上セツコ:ジャームにロイスを取ります。
尾上セツコ:-ロイス/クソッタレジャーム/倒す/ブチ殺す〇
尾上セツコ:以上!
GM:ではシーンエンド!
GM:―――

【目次へ戻る】

クライマックス

GM:Climax:全員
GM:いよいよクライマックス戦闘!全員登場!
尾上セツコ:87+1d10
DoubleCross : (87+1D10) → 87+3[3] → 90

四家 悠:四家 悠の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (71 → 76)
羽佐間田 真 :78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+8[8] → 86

志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (100 → 110)
GM:―――
GM:では、戦闘前に配置について。
GM:敵は津曲智久・RB鬼火・鬼火の分体が3体の計5体。
GM:エンゲージはこの通り。

▼エンゲージ
(津曲[3]・鬼火[7])
   2m
(鬼火分体1~3[7])
   2m
(四家[7]、志水[12]、尾上[6]、羽佐間田[6])
[]内は行動値

GM:またこの戦闘において、鬼火本体はEロイス:不滅の妄執を取得しています。
四家 悠:むむむ
尾上セツコ:マジかよ
四家 悠:なんてことだ
志水・直:うほ
GM:戦闘不能から即座に復活するのを阻むためには鬼切りでの攻撃、そして。
GM:鬼火が戦闘不能になった際、自身と同じエンゲージ内から一人PCを指定し意志で勝負を仕掛けてきます。
四家 悠:なんだって
尾上セツコ:ひええ
GM:これに失敗すると寄生され、宿主を変えることで生存されてしまうという形です。この判定に勝利すればRBは死亡します。
尾上セツコ:寄生されたくないー
志水・直:私の中の私
志水・直:寄生されたら自害するわ
GM:覚悟を決めないで
四家 悠:そうなる前になんとかしよ!
尾上セツコ:寄生警察官として生きる道もあるはず!
四家 悠:ある?
志水・直:ないよ
尾上セツコ:ないか
志水・直:ほんだらこいつシバキ回しましょう
尾上セツコ:頑張るぜ
GM:また、先ほどのシーンに引き続きナナシのNPCカードが利用可能です。1ラウンド1回の制限が付きます。
GM:では、まずは衝動判定から!
尾上セツコ:うおー
GM:難易度は9です。各々判定をどうぞ!
四家 悠:オートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (76 → 77)
羽佐間田 真 :4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[2,3,5,8] → 8 → 失敗

羽佐間田 真 :ギャーッ!
四家 悠:ダイスを+3して衝動判定
羽佐間田 真 :なんで意志取ってないんだよコイツ!
四家 悠:6DX+2+0@10>=9 意思
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 9[1,3,3,9,9,9]+2 → 11 → 成功

尾上セツコ:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 9[1,3,4,9]+1 → 10 → 成功

羽佐間田 真 :86+2d10
DoubleCross : (86+2D10) → 86+4[1,3] → 90

尾上セツコ:おお、なんとか成功
四家 悠:よし成功。侵食あげます
四家 悠:四家 悠の侵蝕を2d10(→ 17)増加 (77 → 94)
尾上セツコ:90+2d10
DoubleCross : (90+2D10) → 90+10[1,9] → 100

尾上セツコ:ぴったり100だ
四家 悠:ここではねちゃったか まあこれぐらいなら
志水・直:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[2,3,6,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

尾上セツコ:四家くん、すごい上がり方したな
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (110 → 115)
志水・直:志水・直の侵蝕を1D10(→ 10)増加 (115 → 125)
四家 悠:志水さんがやばいって!
尾上セツコ:直ちゃんもすごい上がり方したな
志水・直:津曲ー!
尾上セツコ:まあ、男子連中に守ってもらいましょう
羽佐間田 真 :暴走してる……
GM:ではまずはラウンド1のセットアップから!
羽佐間田 真 :ブルーゲイルを使います 行動値6→11 侵蝕90→95
鬼火-本体:王者の威勢Lv5+支配者の瞳Lv5
尾上セツコ:!?
鬼火-本体:鬼火-分体1~3の攻撃力+10、達成値+10
四家 悠:げげーっ
尾上セツコ:ここで行動値上げても仕方ないのでアタシは何もなし。
四家 悠:私はセットアップなし!
津曲智久:フルパワーアタックLv4
津曲智久:白兵攻撃の攻撃力+20
尾上セツコ:うわっ、厄介
志水・直:行動なし

▼エンゲージ
(津曲[0]]・鬼火[7])
   2m
(鬼火分体1~3[7])
   2m
(四家[7]、志水[12]、尾上[6]、羽佐間田[11])
[]内は行動値

GM:では、行動値12の志水さんの手番です。
志水・直:戦闘移動して敵にエンゲージ

▼エンゲージ
(津曲[0]]・鬼火[7])
   2m
(志水[12]、鬼火分体1~3[7])
   2m
(四家[7]、尾上[6]、羽佐間田[11])
[]内は行動値

志水・直:分体の1に攻撃しますね
GM:どうぞ!
志水・直:コンボ:『国家暴力』 《コンセントレイト:エグザイル》《骨剣》《吠え猛る爪》《援護の風》
志水・直:志水・直の侵蝕を9(→ 9)増加 (125 → 134)
志水・直:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[3,3,4,4,5,5,5,7,8,9,10,10]+10[2,5,7,7,9]+10[8,9,9]+5[2,4,5]+4 → 39

志水・直:1足りねぇ
尾上セツコ:いい出目!
四家 悠:十分十分
鬼火-分体1:ドッジ
鬼火-分体1:6dx>=39
DoubleCross : (6DX10>=39) → 9[2,6,7,7,9,9] → 9 → 失敗

GM:そりゃ無理 ダメージどうぞ!
志水・直:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 22[2,9,7,4]+23 → 45

志水・直:装甲無視
鬼火-分体1:無理!一撃死!
羽佐間田 真 :やったー!
尾上セツコ:強い!
四家 悠:ナイス!
GM:このまま演出もどうぞ!
志水・直:まっすぐ、敵に向かう
志水・直:「お前程度に……」
志水・直:この背に背負うものは国家だ。安全保障だ
志水・直:こんなところで止まらない
志水・直:高速の右ストレートが、敵を打ち抜いた
鬼火-分体1:拳圧のせいか、あるいはその気迫によってか。実体のないはずの身体が拳によって飛散する。
GM:では次は行動値の挙がった羽佐間田君!
羽佐間田 真 :おいっす!
羽佐間田 真 :マイナーで暴走を解除し、メジャーで解放の雷
GM:津曲(3)・鬼火(7)
2m
鬼火分体2&3(7)・志水(12)
2m
四家(7)・尾上(6)・羽佐間田(6)

羽佐間田 真 :対象は四家君に、次のメジャーC-1、攻撃力+4です。
四家 悠:助かる!
羽佐間田 真 :侵蝕は95→99
羽佐間田 真 :終わりじゃ!演出は四家君に合わせます!
四家 悠:はいよ!
GM:ではそのまま行動値7の四家君!
四家 悠:何もなければ手番いただきます
GM:どうぞ
四家 悠:ではマイナー、戦闘移動。鬼火と志水さんのエンゲージまで
四家 悠:オートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (94 → 95)
四家 悠:自身の直後のメジャーアクションのダイスを+3します
四家 悠:メジャーアクション、<コンセントレイト:キュマイラ>+<獣の力>+<獣王の力> コンボ:ぼくを見たな?
四家 悠:対象:単体で白兵攻撃を行います。対象は鬼火分体2!

▼エンゲージ
(津曲(3)・鬼火(7))
   2m
(鬼火分体2&3(7)・四家(7)・志水(12))
   2m
(尾上(6)・羽佐間田(6))
[]内は行動値

GM:判定どうぞ!
四家 悠:では判定、羽佐間田君のバフでC値6です
四家 悠:9DX+3+0@6 (侵食上昇10、侵蝕80~)
DoubleCross : (9DX6+3) → 10[1,2,3,5,5,7,7,9,10]+10[1,2,5,9]+10[8]+2[2]+3 → 35

四家 悠:よし、35!
鬼火-分体2:ドッジします
鬼火-分体2:6dx>=35
DoubleCross : (6DX10>=35) → 8[2,3,3,4,7,8] → 8 → 失敗

GM:まあ無理 ダメージどうぞ
四家 悠:ダメージ!
四家 悠:4d10+26+4
DoubleCross : (4D10+26+4) → 17[7,3,4,3]+26+4 → 47

四家 悠:47点、装甲有効です
GM:装甲は無い!ので47も無理!
GM:無事撃破!演出どうぞ!
四家 悠:ほっ。
羽佐間田 真 :「流石っ、負けてられないっすよ」 志水の迅速な行動に感嘆、自身も動く
羽佐間田 真 :「とりあえず敵を減らすことを優先しましょう、四家君、行ってあげてくださいっ」
羽佐間田 真 :複数のデバイスが、炎の動きをを遮るように浮遊する。
四家 悠:「ありがとうございます、羽佐間田さん」
四家 悠:「でも、気をつけて。あまり」
四家 悠:「こちらを、見ないように」
四家 悠:瞳を開く。
四家 悠:揺れる焔に、己の姿が映り込む。
四家 悠:鏡のようにして、ぼくの目にも見えた。自分の姿が。
四家 悠:醜い怪物の姿が。
四家 悠:強い嫌悪感。吐き気がする。
四家 悠:認めたくない。認めるのが恐ろしい。
四家 悠:自分の中の"化け物"が、怖い。
四家 悠:だから──だれも、"おれ"を、見るな。
四家 悠:魔眼を認識した対象の、一瞬の時間凍結。
四家 悠:四家悠の本性は、鏡の英雄(ペルセウス)などではなく。
四家 悠:封じられた怪物(ゴルゴーン)
四家 悠:ミラーナイトは逃さない。己の姿(ほんしょう)を覗き見ようとしたものを。
四家 悠:「おぉっ……!」
四家 悠:ハルペーの一振りが、揺らぐこともできなくなった炎を切り払う。
四家 悠:「っ、はぁっ……」
四家 悠:大丈夫。みんなの役に立てている。
四家 悠:だから、まだ大丈夫。自分をごまかすように言い聞かせる。
鬼火-分体2:切り払われた炎は火の粉となって散っていく。青が君の瞳に映って揺れた。
尾上セツコ:「グッジョブ、青年。ジャームが動くわよ。気を付けて!」敵を警戒しながら声をかける。
四家 悠:「っ、はい……!」
GM:では、行動値7の鬼火たちの行動です
GM:まずは分体3から
鬼火-分体2:マイナーでオリジン:レジェンドLv5、精神判定の達成値+10。
鬼火-分体2:メジャーは焦熱の弾丸Lv5のみ。対象はダイスで選択。HO順で。
鬼火-分体2:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

鬼火-分体2:尾上さん!
尾上セツコ:アタシか!
鬼火-分体2:6dx+20
DoubleCross : (6DX10+20) → 9[2,3,5,5,7,9]+20 → 29

尾上セツコ:固定値たっか
尾上セツコ:ダメもとでドッジ!
尾上セツコ:7dx+1>=29
DoubleCross : (7DX10+1>=29) → 10[1,3,4,6,7,10,10]+10[10,10]+10[3,10]+10[10]+6[6]+1 → 47 → 成功

尾上セツコ:ん!?
四家 悠:え?
羽佐間田 真 :wwwww
四家 悠:なにこれは……
GM:最強の人?
尾上セツコ:ミドルの判定の時に出てよ!!!
四家 悠:クリティカル値間違ってない……まじで回ってる……
志水・直:かっかっかっ
四家 悠:さすが支部長だぜ~!
志水・直:やっぱ強いわこいつ、もうダメだ、強い
羽佐間田 真 :俺が庇う必要もねえぜ~っ
尾上セツコ:お、おお。一応格好付けておくか……
尾上セツコ:ど、ドッジ成功です
GM:さ、先に演出しておきますか……
尾上セツコ:お、お願いします
鬼火-分体3:一つだけ残った青い火の玉。津曲を焦がし続ける炎から別たれた分体。
鬼火-分体3:それが身を震わせたと思うと、自分と同程度の大きさの火を生み出して尾上へと放つ。
尾上セツコ:「こりゃあもうボヤ騒ぎってレベルじゃないわね。けど――!」
尾上セツコ:手元で刀を回しながら構えると、飛来してきた炎を斬り裂く!
尾上セツコ:「部下の手前、そう何度も格好悪いところは見せられないでしょ!」
尾上セツコ:「お次はどいつ?」コートをはためかせながら、刀を構え直す。
羽佐間田 真 :「そ、そんな動き出来るなら最初からしてくださいよ!」
羽佐間田 真 :「さっきの何だったんすかっ」 ぎゃーぎゃー喚いている
尾上セツコ:「アホ!軽口叩いてる場合じゃないでしょ!」
GM:では続いて本体の行動
鬼火-本体:マイナーでオリジン:レジェンドLv5+炎の加護Lv3、精神を使用する判定の達成値+10、判定のD+3。
鬼火-本体:メジャーが焦熱の弾丸Lv5+クロスバーストLv4+原初の赤:紅蓮の衣Lv3+コンセントレイト:サラマンダーLv3+混色の氾濫Lv3
鬼火-本体:攻撃力+19、判定のD-2、ガードしたら攻撃力+15、C値-3、対象を範囲(選択)に
尾上セツコ:うわっ、範囲攻撃!
四家 悠:だいぶ派手な攻撃来たなあ!
羽佐間田 真 :ゲッガードしたらダメージ増えるやつ!
鬼火-本体:ターゲットはまたダイスで選択!
鬼火-本体:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

GM:四家君のエンゲージになったので四家君と志水さん!
四家 悠:こっち来たか!
尾上セツコ:四家くんと直ちゃんじゃん!生きて!
羽佐間田 真 :がんばれ~ッ
鬼火-本体:9dx7+11
DoubleCross : (9DX7+11) → 10[1,1,2,3,4,6,7,8,9]+4[2,3,4]+11 → 25

四家 悠:あっとすいません、さっきのメジャーの後侵食上げ忘れ!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を7増加 (95 → 102)
四家 悠:で、改めてガードしてもダメージ増えるのでドッジ!
四家 悠:7DX+1+0@10>=25 回避
DoubleCross : (7DX10+1>=25) → 10[1,4,5,8,8,10,10]+7[1,7]+1 → 18 → 失敗

志水・直:ドッジ
四家 悠:結構頑張ったんだけどなー!無念!
志水・直:7dx>=25
DoubleCross : (7DX10>=25) → 9[1,1,3,5,7,9,9] → 9 → 失敗

尾上セツコ:四家くん、惜しいな!
志水・直:春日
志水・直:痛めつけなさいよ!
四家 悠:ダメージロール前に
四家 悠:オートアクション、<軍神の守り> コンボ:当たり前のことだよ
四家 悠:四家 悠の侵蝕を2増加 (102 → 104)
四家 悠:志水さんをカバーリング!
志水・直:痛めつけなさいよ! 私以外を!
志水・直:ありがとう
GM:OK、ではダメージ行きます
志水・直:防犯登録の確認は……しないであげるわ
鬼火-本体:19+3d10
DoubleCross : (19+3D10) → 19+10[2,2,6] → 29

四家 悠:意外と耐えられそうなダメージだったが
四家 悠:残念カバーリングで2倍なので倒れます!
四家 悠:志水さんのロイスをタイタス化して復活!
GM:では演出に
四家 悠:四家 悠のHPを15減少 (15 → 0)
四家 悠:四家 悠のHPを14増加 (0 → 14)
鬼火-本体:津曲の傍らに浮かんだ青い火の玉が、先の分体同様に身を震わせる。
鬼火-本体:浮かび上がるのは炎弾。しかし、異なるのはその大きさ。
鬼火-本体:分体のそれよりも二回りは大きく、火の粉の弾ける音が威嚇音のように響く。
津曲智久:「が、ぁ……」
津曲智久:火に包まれたままの津曲が、操り人形のようにぎこちなく右手を翳す。
鬼火-本体:それと同時に放たれた炎弾が、四家と清水の二人を丸めて呑み込もうとする!
志水・直:「ッ! 津曲!」
志水・直:一瞬、動きが止まる
志水・直:殴るべきか止まるべきかの判断がつかなかったのだ
四家 悠:「……!ごめん、なさい!」
四家 悠:清水の腕をつかんで、後ろに投げ飛ばす。
四家 悠:身をもって盾になり、炎に飲み込まれる。
四家 悠:「がっ……ぐっ……!」
尾上セツコ:「直ちゃん!青年!無事!?」
羽佐間田 真 :「大丈夫っすか!」
四家 悠:全身を焼かれる。──痛い。熱い。苦しい。
四家 悠:違う。言うべきは、そんなことじゃなくて。
志水・直:「うおっ!」
志水・直:「大丈夫!?」
四家 悠:「……平気です」
四家 悠:笑顔を作る。
四家 悠:これぐらい、当たり前のことなんだ。だから、辛くなんてない。
四家 悠:「気をつけて。まだ次が来ますよ」
GM:では、行動値6で尾上さんの手番です
尾上セツコ:はーい!
尾上セツコ:マイナーで戦闘移動をしてトループにエンゲージ。

▼エンゲージ
(津曲(3)・鬼火(7))
   2m
(鬼火分体3(7)・四家(7)・尾上(6)・志水(12))
   2m
(羽佐間田(6))
[]内は行動値

尾上セツコ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》+《爪剣》を使用。
尾上セツコ:鬼切の古太刀で残ってるトループに攻撃します!
GM:どうぞ!
尾上セツコ:ナナシさんの力を借りられるのって1ラウンド1回でしたよね?
GM:あ、そうです
尾上セツコ:じゃあ、もったいないしここで使っちゃいますか
羽佐間田 真 :支援射撃も使います!
羽佐間田 真 :+3dやで~ 侵蝕99→101
尾上セツコ:オーケー!じゃあ、マコトの《支援射撃》とナナシさんのNPC効果をもらいます!
尾上セツコ:命中判定!
尾上セツコ:12dx7+1
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[1,1,2,2,5,6,8,8,8,8,9,10]+10[1,2,3,4,9,9]+10[5,8]+10[7]+10[9]+10[10]+10[7]+4[4]+1 → 75

尾上セツコ:えっ
尾上セツコ:何キミ?クライマックスに本気を出すタイプなの?
四家 悠:全力すぎる
羽佐間田 真 :wwww
尾上セツコ:達成値75です
四家 悠:相手分体っすよ
羽佐間田 真 :さっきからどうしたんすか
GM:えぇ……
鬼火-分体3:6dx>=75
DoubleCross : (6DX10>=75) → 8[3,3,5,6,7,8] → 8 → 失敗

尾上セツコ:いや、分からん。これが憎しみ……?
尾上セツコ:当たった……
GM:無理に決まってるでしょ ダメージどうぞ
尾上セツコ:では、ダメージ!
尾上セツコ:8d10+22+20
DoubleCross : (8D10+22+20) → 41[7,10,4,2,4,3,10,1]+22+20 → 83

尾上セツコ:83点!装甲は有効!
GM:木端微塵!撃破!
尾上セツコ:侵蝕率は5上がって105に
GM:演出どうぞ!
尾上セツコ:「マコト、援護頼んだ! ナナシ女、アンタもオーヴァードなら手を貸しなさい!」
羽佐間田 真 :「うっす、しっかり頼みますよ!」
尾上セツコ:「誰に言ってんの!」
羽佐間田 真 :拳銃を取り出し、援護射撃をする。
ナナシ:「えぇー。面倒だな」
ナナシ:「わざわざ私が手なんて貸さなくってもさ」
ナナシ:「『貴女の刀ならアレくらい一刀両断だよ』」
GM:ナナシがそう嘯くと同時、貴女の構える村正が怪しく光を反射する。
尾上セツコ:「口でするのもお上手なのね」女にウインクし、敵に向き直る。
尾上セツコ:「よし、敵の動きも止まった。これなら――!」
尾上セツコ:手元で刀を回しながら構えると、敵の懐へと飛び込む!
尾上セツコ:「ちぇすとおおおぉっ!!」
尾上セツコ:妖火を両断しようと太刀を振り抜く!
鬼火-分体3:手応えさえ感じないほど滑らかに。実体の薄い体を両断され宙へと散っていく。
尾上セツコ:「どう? お望み通り、一刀両断よ」爆炎を受けてコートがはためき、りんと鈴の音が鳴った。
ナナシ:「流石、支部長サマだね」
尾上セツコ:「流石はナナシ女」
GM:では、最後に行動値3で津曲の行動。
津曲智久:マイナー無し、メジャーで炎神の怒りLv4+煉獄魔人Lv4 +フレイムタンLv1+コンセントレイト:サラマンダーLv3
津曲智久:判定のD+2、攻撃力+8、判定のC値-3、射程視界
尾上セツコ:め、めちゃくちゃしてくるじゃん
GM:ターゲットはまたダイスで
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

GM:また四家君か
四家 悠:狙われてますなあ
尾上セツコ:うわー!四家青年!
志水・直:津曲ィ!
四家 悠:まあこっちはまだ余裕な方なので大丈夫よ!
羽佐間田 真 :頑張れ~
津曲智久:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[1,1,5,5,7,8,8,9,9,10,10]+10[4,5,6,7,7,8,8]+10[4,7,8,8]+10[2,3,9]+3[3]-1 → 42

四家 悠:ガードしても死にそうなのでドッジ
四家 悠:7DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (7DX10+1) → 9[1,1,2,4,4,9,9]+1 → 10

四家 悠:無理!
四家 悠:ダメージどうぞ
津曲智久:5d10+31
DoubleCross : (5D10+31) → 34[10,7,6,1,10]+31 → 65

四家 悠:えぐい
尾上セツコ:火力高いよ!
羽佐間田 真 :俺でも無理っすね~
四家 悠:たおれまーす。尾上さんのロイスをタイタス化して復活!
尾上セツコ:アタシー!?
四家 悠:ごめーん!
尾上セツコ:しょうがねえなぁ
GM:では演出に
津曲智久:「ア、アァァアァ」
津曲智久:呻き声と共に、青に包まれていたその身に変貌が起こる。
津曲智久:その身から湧き出したのは赤い炎。本来の津曲が操るそれと火の玉の炎がぶつかり合い、混ざらないままに燃え上がる。
津曲智久:二色の炎は彼が握った警棒へと寄り集まり、歪な炎の大剣へと変わっていく。
津曲智久:「ウオォォォオォッッ!!」
津曲智久:大上段からの一閃。間合いを超越するように放たれたそれが、四家へと迫る。
四家 悠:「っ!」
羽佐間田 真 :「チッ……」 射撃で気を引こうとするが、意味は無いようだ
尾上セツコ:「四家青年!」
四家 悠:かわそうとして、間に合わない。肩口から大きく焼き裂かれる。
四家 悠:「ぐぅっ……!」
四家 悠:焼けただれた傷口の再生は遅い。痛みがなかなか消えない。
志水・直:「津曲……ッ」
四家 悠:「(……ああ、嫌だ)」
四家 悠:傷つくたびに、思ってしまう自分に気づく。
四家 悠:どうして自分ばっかり、なんて。
四家 悠:「(ほんと、最低だ)」
四家 悠:そんな自分から、また目をそらす。
GM:クリンナッププロセス。ラウンド1が終了します。
GM:次にラウンド2、セットアップ。
四家 悠:こっちはなし!
志水・直:行動なし
津曲智久:フルパワーアタックLv4。白兵攻撃力+20。
鬼火-本体:融合Lv2。津曲智久に使用。
尾上セツコ:ゆ、融合!?
四家 悠:融合ユーザー!?
羽佐間田 真 :なし!
尾上セツコ:《原初の黄:先陣の火》を使用。行動値は+15されて21に。
尾上セツコ:侵蝕率は2上がって107になります。

▼エンゲージ
(津曲(3)・鬼火(7))
   2m
(四家(7)・尾上(21)・志水(12))
   2m
(羽佐間田(6))
[]内は行動値

GM:では、行動値21の尾上さんが行動……する前に
尾上セツコ:な、何だ何だ
津曲智久:加速する刻。割り込んで行動します。
尾上セツコ:ひええ
四家 悠:ぎゃーっ
羽佐間田 真 :ゲーッ
津曲智久:マイナーはまた無し。メジャーはさっきのコンボに少しプラスで。
尾上セツコ:何をしてくる気だ……!
津曲智久:炎神の怒りLv4+煉獄魔人Lv4 +フレイムタンLv1+原初の赤:紅蓮の衣Lv3+コンセントレイト:サラマンダーLv3+混色の氾濫Lv3
四家 悠:げげーっ
四家 悠:範囲!
津曲智久:判定のD+2、攻撃力+11、ガードしたら攻撃力+15、判定のC値-3、対象を範囲(選択)に
羽佐間田 真 :こいつーっ
尾上セツコ:きゃー
GM:対象はまたターゲット
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

尾上セツコ:アタシやんけ!
GM:尾上さんが居る方なので四家君・志水さん・尾上さんが居るエンゲージ!
尾上セツコ:四家くん、直ちゃんを守ってね!
四家 悠:はいよ!
津曲智久:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[1,1,2,2,2,3,3,6,7,9,9]+10[2,6,9]+6[6]-1 → 25

尾上セツコ:ダメもとでドッジ!
四家 悠:やるだけドッジ!
尾上セツコ:7dx+1>=25
DoubleCross : (7DX10+1>=25) → 10[2,3,7,7,7,10,10]+8[6,8]+1 → 19 → 失敗

四家 悠:7DX+1+0@10>=25 回避
DoubleCross : (7DX10+1>=25) → 10[1,3,3,6,8,8,10]+10[10]+5[5]+1 → 26 → 成功

四家 悠:避けとるやん
GM:マジ!?
尾上セツコ:四家くん!?
志水・直:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,1,4,5,8,9] → 9

志水・直:あかん……
GM:避けるの上手すぎひんか
羽佐間田 真 :スゲーっ
四家 悠:でも志水さんのロイスは守らんとなあ!
四家 悠:ダメージロール前にオートアクション、<軍神の守り> コンボ:当たり前のことだよ
尾上セツコ:折角避けたのにすまんな……!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を2増加 (104 → 106)
四家 悠:志水さんをカバー!
津曲智久:3d10+31
DoubleCross : (3D10+31) → 23[4,9,10]+31 → 54

尾上セツコ:強いがな!
四家 悠:羽佐間田君のロイスをタイタス化して復活!
尾上セツコ:アタシは戦闘不能!クソッタレジャームのロイスをタイタス化して即座に昇華!復活する!
GM:では演出を
鬼火-本体:自身の分体達が全て消されたことを察してか、様相が変わる。
鬼火-本体:津曲を焦がしていた炎が徐々に収まり、再生がようやく追いつく。
津曲智久:傍目には、焦げ付いたシャツを着ているだけの普段の津曲のように見える。ただ、その瞳は常の赤ではなく青く淀んでいた。
津曲智久:そして収まった炎とは裏腹に、その手に携えた長剣は更にその火勢を強めていく。
尾上セツコ:「チッ、何だかヤバそうね……!」手元で刀を回しながら警戒する。
津曲智久:青と赤。二色が競うように燃え盛る。刀身は常にその色と刃紋を変え、留まることは無い。
志水・直:「ぐぅ……」
四家 悠:今ならかわせる。自分だけならば。
四家 悠:「……志水さん、下がって」
四家 悠:それは、できなかった。
津曲智久:「ィ……ガ、ォ」
尾上セツコ:「四家青年、何を……!?」刀で炎を受けながら叫ぶ。
志水・直:「っ!」
津曲智久:ずっと獣が呻くようだった声が、初めて意志を持つ。
津曲智久:「ィガ、ヨル……ナ!」
羽佐間田 真 :「津曲さん……」
志水・直:「……何やって……」
津曲智久:敵対者を纏めて薙ぎ払おうと刀を振るう。炎の嵐が三人をまとめて消し飛ばそうとする。
四家 悠:「大丈夫。これでもタフなんで」
四家 悠:心配させないように微笑んで、炎に呑まれる。
四家 悠:志水の盾になるように。
尾上セツコ:「ぐっ……!」炎で焼かれ、焦げた体を無理矢理に引き起こす。
羽佐間田 真 :「セツコさん、イリーガルにここまでさせたんだ。キッチリ決めますよ」
尾上セツコ:「言われずとも!」
尾上セツコ:「四家青年。立派よ、アナタ」再生しかかった手で青年の肩を叩く。
志水・直:「……」
志水・直:歯が、口の奥で鳴っている
四家 悠:「……ははっ」
四家 悠:「そう、いうふうに、見て、くれますか……」
四家 悠:「だったら、もうちょい、頑張らないと、な……!」
四家 悠:焼け焦げた部分を再生させながら、立ち上がる。
尾上セツコ:「何よ、良い能力じゃない。その調子で、人を助けるために存分に使いなさい!」
四家 悠:「はい! 志水さん、大丈夫ですか……志水さん?」
志水・直:「うるさい……」
尾上セツコ:「好きにやんなさい。露払いくらいはするわ」焼けたコートをはためかせながら言う。
GM:では、行動値21の尾上さん!
尾上セツコ:はーい
尾上セツコ:マイナーで鬼火本体にエンゲージ。

▼エンゲージ
(尾上(21)・津曲(3)・鬼火(7))
   2m
(四家(7)・志水(12))
   2m
(羽佐間田(6))
[]内は行動値

尾上セツコ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》+《爪剣》+《死神の爪》+《ブレインハック》を使用。
尾上セツコ:鬼切の古太刀で鬼火本体に攻撃!
尾上セツコ:リアクション不可、命中したらバッドステータスの憎悪、1点でもダメージを与えたら発動してるEロイスを解除します!
津曲智久:獣王の献身Lv1。攻撃の対象を自分へと変更します。
羽佐間田 真 :ゲーッ
四家 悠:げーっ
尾上セツコ:お、お前ー!?
志水・直:何やねんお前ぇー!
志水・直:懲戒やからな!
尾上セツコ:始末書ものだぞ!
GM:操られてるから許してあげて……
尾上セツコ:命中判定いくぞ!
尾上セツコ:9dx7+1
DoubleCross : (9DX7+1) → 10[1,2,2,4,5,6,9,9,9]+10[3,4,7]+3[3]+1 → 24

尾上セツコ:達成値24!リアクション不可!
津曲智久:復讐の刃Lv3。リアクションを放棄して反撃。
尾上セツコ:お、お前ー!?
津曲智久:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[1,1,3,3,4,5,6,6,7,8,10]+10[5,6,8]+10[7]+5[5]-1 → 34

尾上セツコ:あ、待って
尾上セツコ:リアクション不可なので放棄するリアクションがないです
四家 悠:あっ
GM:あっと、この場合どうなるかな
羽佐間田 真 :ワハハ
GM:一応復讐の刃自体はオートアクションだけど……
羽佐間田 真 :そもそもリアクションができないからな……
四家 悠:放棄するリアクション自体がないなら発動自体できなさそうだけど、GM裁定かな?
尾上セツコ:暴走してる時と一緒で使えなくなるのかなという気がしますが
尾上セツコ:GMがいけると言ったらいけるw
GM:暴走してる時と同じ処置と言われたら確かに通りそうな気がするしな……
GM:今回はリア不によって使用不可能とします なので素通しで当たる!
四家 悠:わーい!ありがとうございます!
尾上セツコ:ありがたい!
尾上セツコ:では、このままダメージ!
尾上セツコ:3d10+22
DoubleCross : (3D10+22) → 17[8,4,5]+22 → 39

尾上セツコ:39点!装甲有効!
尾上セツコ:バッドステータスの憎悪を与える! 憎悪の対象は鬼火本体!
尾上セツコ:Eロイスも斬れるけど、津曲はジャームじゃないだろうから……
尾上セツコ:侵蝕率は20上がって127になります!
津曲智久:ダメージは素通し。解除できるEロイスはありませんが、憎悪が通ったので手番になったら鬼火を攻撃する形になります。
尾上セツコ:お前も仲間だぜ、津曲!
GM:演出どうぞ!
尾上セツコ:「クソッタレジャームめ。ここが年貢の納め時よ……ッ!」
尾上セツコ:手元で刀を回しながら構えると、敵の懐へと飛び込む!
尾上セツコ:逆手で刀を持つと、妖火へと突き立てようとする!
鬼火-本体:しかし、それを分かっていたようにして鬼火は再び宿主――津曲の体内へと潜り込む。
津曲智久:そして津曲自身もまた、炎刀を構えながらその斬撃の前へと身を投じる。
尾上セツコ:「ああ。そう来る……ッ!」だが、もう止まらない。自身の憎悪に反応するようにして刃は伸び、変幻自在の軌道を描く。
尾上セツコ:禍々しい影を纏った刃が男の体を貫く!
津曲智久:「ッガ……!」
尾上セツコ:「普通の人間を斬るのは趣味じゃないんだけど、一言だけ言っておくわ」刀身がどくん、と脈打つ。
尾上セツコ:「アンタ、いつまでクソッタレジャームにいいようにされてるの!? ちっとは本気出しなさい!」
尾上セツコ:「アンタ、男でしょうが! あの娘がどれだけ辛い思いをしてると思ってんだ!」
尾上セツコ:刃を通して禍々しい影が男の体を内側から焼く!
尾上セツコ:内側へと流れ込んだ怨嗟の影がジャームの体をも蝕む!
津曲智久:「グ、ァ!?」
尾上セツコ:「……全然一言に収まんなかったわ」納刀すると、りんと鈴の音が鳴った。
GM:再び青い炎が噴出する。しかし、それが津曲を蝕むことは無い。
尾上セツコ:黒い怨嗟の影がジャームの青い炎を抑え込むように迸る。
鬼火-本体:まるで体内から弾き出されたように、鬼火が再び姿を現す。揺らめくその様はまるで戸惑い慌てふためいているかのようで。
尾上セツコ:「直ちゃん、フォローお願い!」
志水・直:「……あぁ!」
GM:では、行動値12で志水さん!
志水・直:マイナーで戦闘移動してエンゲージ

▼エンゲージ
(志水(12)・尾上(21)・津曲(3)・鬼火(7))
   2m
(四家(7))
   2m
(羽佐間田(6))
[]内は行動値

志水・直:鬼火を殴ります
尾上セツコ:やっちまえー!
志水・直:コンボ:『国家暴力』 《コンセ》《骨の剣》《吠え猛る爪》《援護の風》
志水・直:志水・直の侵蝕を9(→ 9)増加 (134 → 143)
志水・直:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,1,1,3,3,5,5,6,8,10,10,10]+10[4,6,10,10]+6[3,6]+4 → 30

尾上セツコ:いい感じ!
鬼火-本体:ドッジ!
鬼火-本体:6dx>=30
DoubleCross : (6DX10>=30) → 6[2,2,5,6,6,6] → 6 → 失敗

志水・直:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 10[4,3,1,2]+23 → 33

志水・直:腐り
GM:ダメージ素通し!まあまあ痛い!
GM:そのまま演出もどうぞ
志水・直:「……ッ」
志水・直:床を蹴る。強く強く前に進む
志水・直:勝て、勝たないといけない、負けるな、勝て、勝て、勝て、勝て、勝て、勝て
志水・直:「この……ッ!」
志水・直:勝て、勝て、勝たないと、勝たねば、勝て、殺せ、倒せ、勝て勝て勝て勝て
志水・直:「クソ野郎が……ッ!」
志水・直:また、無力な小娘に戻りたくないのなら
志水・直:「舐めるなよ……!」
志水・直:拳を打ち出せ
鬼火-本体:打ちだされた拳が正面から炎を捉える。
鬼火-本体:嵌められたメリケンサックが赤熱する。しかし、それは本体へと攻撃が通っている証でもある。
GM:では、行動値7で四家君!
四家 悠:はーい!
四家 悠:あ、すいません
四家 悠:失礼、おまたせしました!
四家 悠:マイナーで戦闘移動
四家 悠:鬼火のエンゲージまで

▼エンゲージ
(四家(7)・志水(12)・尾上(21)・津曲(3)・鬼火(7))
   4m
(羽佐間田(6))
[]内は行動値

四家 悠:オートアクション、<紡ぎの魔眼> コンボ:鏡に映る自分
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (106 → 107)
四家 悠:自身の直後のメジャーアクションのダイスを+4します
四家 悠:メジャーアクション、<コンセントレイト:キュマイラ>+<獣の力>+<獣王の力> コンボ:ぼくを見たな?
四家 悠:対象:単体で白兵攻撃を行います。対象は鬼火本体
四家 悠:対応なければ命中判定!
GM:何も無し、どうぞ!
尾上セツコ:あ、一応使えるもの使っておきます?
ナナシ:出番?
四家 悠:あ、ナナシさんの効果!
四家 悠:お願いします
ナナシ:仕方ないなぁ
尾上セツコ:もっと協力的な態度しなさい!
四家 悠:て、手伝ってはくれますから……
四家 悠:では命中!
四家 悠:11DX+3+0@7 (侵食上昇7、侵蝕100~)
DoubleCross : (11DX7+3) → 10[1,1,2,4,5,5,7,7,7,9,10]+10[1,2,5,7,9]+10[7,8]+6[4,6]+3 → 39

尾上セツコ:いい感じ!
四家 悠:お、回った。39!
鬼火-本体:ドッジ!
鬼火-本体:6dx>=39
DoubleCross : (6DX10>=39) → 9[1,3,4,6,7,9] → 9 → 失敗

GM:無理!ダメージどうぞ!
四家 悠:4d10+30+20 (侵食100~)
DoubleCross : (4D10+30+20) → 22[6,3,6,7]+30+20 → 72

四家 悠:72点の装甲有効!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を6増加 (107 → 113)
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (113 → 114)
尾上セツコ:火力高い!
鬼火-本体:めっちゃくちゃ痛い!割と虫の息!
四家 悠:よしよし
尾上セツコ:やったー!
羽佐間田 真 :ウオーッ殺せーッ
GM:演出どうぞ
四家 悠:ダメージが大きい。まともに動いては当てられない。
四家 悠:魔眼の力を使うしかない。その条件を、満たすには。
四家 悠:「お姉さん」
四家 悠:「すいません。手強くいるって言ったのに、これからちょっと」
四家 悠:「……情けないとこ、見せます」
ナナシ:「えぇ?お人好し君が情けなくなかったことってあったっけ」
四家 悠:「ひどいなあ」
四家 悠:ふ、と笑って。
四家 悠:「じゃあ」
四家 悠:見ないで、と言おうとして。
四家 悠:「見ててください」
四家 悠:なぜか、反対のことを口にしていた。
ナナシ:「うん」 にいっと口の端を吊り上げて。
ナナシ:「見てるよ」
四家 悠:前に出る。
四家 悠:困っている人を助けた。誰もやりたがらない仕事を引き受けた。
四家 悠:みんなのために必死に働いた。いいヤツで、優しくて、お人好しだって。みんなそう言ってくれるから。
四家 悠:けれど。
四家 悠:「辛いよ」
四家 悠:「痛いよ」
四家 悠:「苦しいよ」
四家 悠:「──こんなの、ほんとは」
四家 悠:「逃げ出したい」
四家 悠:自分自身の最も否定したい真実を自ら告げる。
四家 悠:四家悠の能力の発動条件は、ただ視線を合わせることではない。
四家 悠:その魔眼は、己の本性に近づいたものを捉える。
四家 悠:故に。何よりも隠すべき真実に触れた鬼の焔は。
四家 悠:再びその動きを停止させる。揺らめくことすら許さない。
四家 悠:「お……ぉぉっ!」
四家 悠:叫びながら斬りつける。己を"見た"ものを。
四家 悠:必死に、力任せに。恐怖の涙を流しながら。
尾上セツコ:何も言わず、視線を背ける。それを受け止めるべきは自分ではないと分かっている。
四家 悠:「は、ぁっ……」
四家 悠:気づけば、すでに焔は間合いの外。
四家 悠:「……あーあ」
四家 悠:「見られちゃった、なあ」
四家 悠:彼女の方を振り向く。
四家 悠:「……情けない、でしょ」
四家 悠:はは、と。乾いたように笑う。
ナナシ:「そう?」 変わらずにやにやと笑んでいる。
ナナシ:「逃げだしたい癖にアレやってるなら、それも大概の"お人好し"でしょ」
ナナシ:「大して印象変わらないよ。情けないお人好し君」
四家 悠:「……」
四家 悠:「そっか」
四家 悠:「そう、なんだ……」
四家 悠:ふふ、と笑って
四家 悠:「じゃあ、もうちょっと……頑張ります」
四家 悠:前を向く。
GM:では、次は行動値6の羽佐間田君!
羽佐間田 真 :ウオーッ
羽佐間田 真 :マイナーで皆と同じエンゲージに行って、メジャーで解放の雷!

▼エンゲージ
(四家(7)・志水(12)・尾上(21)・羽佐間田(6)・津曲(3)・鬼火(7))
[]内は行動値

羽佐間田 真 :対象は志水さん、次のメジャーC-1・攻撃力+6 侵蝕101→105
尾上セツコ:強い!
志水・直:いいのか? そんなことして……
四家 悠:助かる!
志水・直:クリティカル下がって助かる
四家 悠:だめなことあるの
志水・直:ない
四家 悠:やったぜ
GM:津曲(3)・鬼火(7)・)四家(7)・志水(12)・尾上(21)・羽佐間田(6)
GM:では、そのまま行動値3で津曲の行動になります。
尾上セツコ:ちゃんと憎悪してくれるかなぁ
津曲智久:マイナー無し、メジャーで鬼火に攻撃。
尾上セツコ:……!
四家 悠:やったー!行けー!
羽佐間田 真 :がんばえ~
津曲智久:炎神の怒りLv4+煉獄魔人Lv4+コンセントレイト:サラマンダーLv3
津曲智久:判定のD+2、攻撃力+16、判定のC値-3
津曲智久:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[2,3,4,4,5,7,8,8,9,9,10]+10[1,1,1,3,7,9]+4[1,4]-1 → 23

尾上セツコ:まあ、よかろう!
鬼火-本体:6dx>=23 ドッジ
DoubleCross : (6DX10>=23) → 9[3,5,7,7,8,9] → 9 → 失敗

尾上セツコ:当たった!
津曲智久:ダメージ!
津曲智久:3d10+36
DoubleCross : (3D10+36) → 24[9,7,8]+36 → 60

尾上セツコ:相変わらず火力高いな!
四家 悠:すげえ威力
GM:これは……耐えられない!
鬼火-本体:から燃える魂Lv3
四家 悠:ぬわーっ
尾上セツコ:うわー!?
鬼火-本体:HP30で復活!
尾上セツコ:そこそこ高い!
GM:では演出に行きます
鬼火-本体:度重なる攻撃によって青い炎が揺らぎに揺らぐ。煌々としていた輝きも鈍り、灯火のように細くなる。
津曲智久:その青い光を飲み込むように。赤い火が勢いを増して燃え盛る。
津曲智久:二色で構成されていた剣が一色に収束していく。青から赤へ。赤から朱へ。
津曲智久:「……すまん」
尾上セツコ:「……へえ。やるじゃない、お巡りさん」にっ、と笑う。
尾上セツコ:「これは……アタシたちも負けてられないわね。ねえ、直ちゃん?」
志水・直:「おせぇよ」
志水・直:「間抜けって顔に書いて署内一周させるとこだったわ」
羽佐間田 真 :「ま、こっから取り戻していきましょ!」
尾上セツコ:「口悪っ」愉快そうに笑う。
津曲智久:「うるせえ。そんくらいのヘマだって自覚はある」
津曲智久:掠れた声が少し振りに意味のある言葉を紡ぎ、眉がいつものように顰められる。
津曲智久:「だから」
津曲智久:朱い炎が青い炎を飲み込む。大剣が火の玉を両断する。
津曲智久:「このくらいはしねえとな」
鬼火-本体:宿主の筈の男に叩き切られ、存在が揺らぐ。
志水・直:「なかなかやるじゃない」
尾上セツコ:「あと少しよ、直! こっちも気合入れ直しましょう!」
津曲智久:「言っただろ。このくらいはって」
鬼火-本体:しかし、その中心が爆ぜるように点滅し、辛うじて燃え残る。
鬼火-本体:終わりかけの線香花火のように。死を前になおも瞬き続ける。
GM:クリンナッププロセス。ラウンド2が終了します。
尾上セツコ:アタシの行動値は21から6に戻る
GM:ではセットアッププロセスを挟んでラウンド2に入ります。
津曲智久:フルパワーアタックLv4
四家 悠:なし!
尾上セツコ:行動値アップは1シーン1回なのでアタシは何もなし!
鬼火-本体:無し
羽佐間田 真 :なし
志水・直:なし
GM:では行動値12で志水さんの手番!
志水・直:《コンセントレイト》《爪剣》
羽佐間田 真 :判定前に支援射撃するよー、ダイス+3 侵蝕105→107
志水・直:じゃあ鬼火を
志水・直:しばく
志水・直:10dx6+4
DoubleCross : (10DX6+4) → 10[3,3,4,5,5,6,6,7,9,10]+10[4,7,7,9,10]+10[1,4,6,10]+3[1,3]+4 → 37

鬼火-本体:くっ……ドッジ!
鬼火-本体:6dx>=37
DoubleCross : (6DX10>=37) → 10[3,4,5,5,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

GM:頑張った方!ダメージどうぞ!
尾上セツコ:結構頑張ったな!
志水・直:4d10+23+6
DoubleCross : (4D10+23+6) → 25[9,10,5,1]+23+6 → 54

志水・直:装甲有効
尾上セツコ:いいダメージ!
四家 悠:ナイスヒット!
GM:その値は……耐えません!戦闘不能!
羽佐間田 真 :ヤッターッ
尾上セツコ:ライフを一つ削った!
鬼火-本体:Eロイス:不滅の妄執
四家 悠:もう一息ぞ!
鬼火-本体:HP1で復活します、が。再生に力を使い果たしこのラウンドの手番はキャンセルされます。
尾上セツコ:やったー!
志水・直:うおー
志水・直:侵蝕率は148
GM:演出をどうぞ!
志水・直:今、この体から溢れ出すものはなんだ
志水・直:泣き出したくなるほど痛みと、張り裂けそうなほどの怒りと
志水・直:不甲斐なくなってしまうほどの後悔が背に追いつく
志水・直:いつだって、他人に吐いた言葉が己に向かって返ってくる
志水・直:もっと強くならなければならない
志水・直:この背に背負うものはこの国だ
志水・直:この手が掴むものは人民の安全と幸福だ
志水・直:もっと、もっと、もっともっともっと
志水・直:「……こんの……っ!」
志水・直:キャプチュード、捕獲のコードを完遂しろ
鬼火-本体:鬼気迫る拳を受け、その存在が危ういほどに揺らぐ。
羽佐間田 真 :「気合入りすぎてちょっと心配っすね……!」 そこに射撃をし、再生を妨害する
鬼火-本体:炎の芯、青い光の中でも最も白に近い中心。そこが一瞬掻き消え――。
鬼火-本体:しかし、少し離れた地点に再び灯る。散っていった火の粉が寄り集まるようにして。
四家 悠:「まだ再生するのか……!?どうしたら……!」
尾上セツコ:「やるね、直ちゃん。けど、これじゃあいくら攻撃しても無駄か……!」
羽佐間田 真 :「セツコさんの刀ならイケるでしょ、幸い離れてくれたし……!」
志水・直:「……」目の焦点が定まらない
尾上セツコ:「……しょうがない。四家青年、トドメが必要そうならその時は頼んだよ」
四家 悠:「はいっ……お願いします!」
GM:では、行動値7で四家君!
四家 悠:待機します!尾上さんおねがいね!
GM:では、火の玉の手番はキャンセルされているので尾上さん!
尾上セツコ:オーケー!じゃあ、その前に同値のマコトに支援頼んだ!
羽佐間田 真 :あっ俺が同値なので、俺が先に支援するぜ
GM:そうでした 先に羽佐間田君どうぞ
羽佐間田 真 :マイナーなしで、メジャーで解放の雷
羽佐間田 真 :対象は支部長 C-1,攻撃力+6 侵蝕107→111
尾上セツコ:わーい
GM:では改めて尾上さんの手番!
尾上セツコ:はーい!
尾上セツコ:マイナーはなし!
尾上セツコ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》+《爪剣》+《原初の黒:獣の王》を使用!
尾上セツコ:鬼切の古太刀で鬼火本体に攻撃します!
尾上セツコ:リアクション不可で、1点でもダメージを与えたら発動してるEロイスを解除します!
尾上セツコ:命中判定いくぜ!
GM:どうぞ!
尾上セツコ:9dx6+1
DoubleCross : (9DX6+1) → 10[1,1,4,5,5,5,5,8,10]+10[9,9]+10[2,8]+10[10]+10[7]+10[10]+10[8]+3[3]+1 → 74

尾上セツコ:ん!?
GM:この人マジでめっちゃ回すな!
四家 悠:つよい
羽佐間田 真 :すげえー
尾上セツコ:キミ、さっきからどうした!?
GM:リア不なので当たります……
尾上セツコ:で、では、ダメージ!
尾上セツコ:8d10+28
DoubleCross : (8D10+28) → 40[5,3,9,9,1,1,3,9]+28 → 68

尾上セツコ:68点!装甲は有効です!
尾上セツコ:1点でもダメージが入ったらEロイスを解除する!
鬼火-本体:残りHPは1、68回死ぬ!
尾上セツコ:そんなに
鬼火-本体:そして不滅の妄執も解除!
尾上セツコ:解除だオラー!
四家 悠:おらーっ
尾上セツコ:侵蝕率は11上がって138になります。
鬼火-本体:しかし、最後の足掻きをさせてもらおう……
尾上セツコ:!?
四家 悠:あっそっか!
鬼火-本体:PCの内の一人と意志判定で対決!成功した場合、現在憑りついている津曲からそちらのPCへと憑りつき直します
四家 悠:ぎぇーっ
尾上セツコ:うわー!?なんてこと!
羽佐間田 真 :何だとォ……
鬼火-本体:対象は四家君!
四家 悠:ぎゃーっ
尾上セツコ:ひええ
GM:こちらが能動なのでこちらから振ります
鬼火-本体:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 7[1,1,5,6,7,7]+1 → 8

GM:回らないか……
四家 悠:ひやひやした
尾上セツコ:四家くん、がんばれ……!
羽佐間田 真 :ファンぶらない限り勝ちだぞ!
四家 悠:意志判定直前にオートアクションで紡ぎの魔眼!
尾上セツコ:乗っ取られたら斬るからね!
四家 悠:あ、使えますか!
四家 悠:紡ぎ、一応このターンではまだ使ってないんだけど
尾上セツコ:1ラウンド1回のやつだ
GM:OKです!
四家 悠:よし!
四家 悠:四家 悠の侵蝕を1増加 (114 → 115)
四家 悠:では自身の直後のメジャーアクションのダイスを+4します
四家 悠:意思判定!
四家 悠:9DX+2+0@10>=8 意思
DoubleCross : (9DX10+2>=8) → 10[1,2,4,4,5,7,7,7,10]+10[10]+5[5]+2 → 27 → 成功

四家 悠:勝ったよ
尾上セツコ:強い!
羽佐間田 真 :妖精するまでもねえ
GM:意志が強すぎる……!
鬼火-本体:これで手札は使いきった!死亡となります
羽佐間田 真 :やった―!死!
尾上セツコ:除霊完了!
GM:では演出をどうぞ
尾上セツコ:「……マコト。この刀のこと、調べたのね」燃え盛る鬼火を見据えながら言う。
羽佐間田 真 :「へ? ああ、まあ……」
尾上セツコ:「この刀もアタシもアンタが知ってる頃とは変わってしまってる」
羽佐間田 真 :黙って聞いている
尾上セツコ:「分かっててアタシに付いてきたのなら本当に良い度胸だわ、アナタ」
羽佐間田 真 :「そうすか?」
羽佐間田 真 :「ええと、とりあえず行けるってことで良いんですよね?」
尾上セツコ:「そういうこと」
羽佐間田 真 :「じゃあ、支援するんで、突っ込んでください」
尾上セツコ:「オッケー。幻滅させてあげるわ、マコト」笑って言う。
羽佐間田 真 :「幻滅してようがしてまいがやることは変わりませんよ」
尾上セツコ:「良い度胸……あ、褒め言葉よ、これ」
尾上セツコ:「……全力でいくよ、村正」刀に向かって語りかける。
尾上セツコ:怪火の前に飛び出すと手元で刀を回しながら構え、そのまま振り上げる。
羽佐間田 真 :「と、ここ」
羽佐間田 真 :羽佐間田真の領域の出力が上がる。
羽佐間田 真 :デバイスを制御するのに使っていた電気の力が、セツコの動きを更に加速させる。
尾上セツコ:「10m、役に立つじゃない!」敵の隙を付いて刀に力を込める。
尾上セツコ:「クソッタレジャームめ。平穏に生きる人の日常を奪いやがって……!」
尾上セツコ:禍々しい影を纏った刃が伸びる。
尾上セツコ:「この世界にな、お前らの生きていい場所なんてどこにもないんだよッ!!」
尾上セツコ:長大な刃が変幻自在の軌道を描き、怪火を貫く。
尾上セツコ:「普通の人たちが受けた痛みや苦しみを!その身で味わえッ!!!」
尾上セツコ:どくん、と刃が脈打つ。怨嗟の影が刀を通してジャームの体内へと流れ込んでいく!
尾上セツコ:「ちぇすとおおおおぉッ!!」
尾上セツコ:禍々しい影がジャームの体を内側から焼き滅ぼす!
鬼火-本体:「……!」 青い輝きが影の黒によって浸食されていく。
鬼火-本体:人の頭ほどあった火の玉は、削られるようにその大きさを縮めていく。
尾上セツコ:「死ね!滅びろ!!」力任せに刀を振るう。
羽佐間田 真 :「おお、いい感じっすね」
鬼火-本体:刹那。風に吹かれた灯火が消える直前のように。切り離され落ちていく最中の線香花火のように。
鬼火-本体:炎が一瞬だけ燃え上がる。
尾上セツコ:「げっ、何がいい感じだ!」舞い散った火の粉を受けてコートがはためき、りんと鈴の音が鳴る。
GM:四家悠。君はその瞬間、脳に直接響く声を聴く。
四家 悠:「……っ!?」
鬼火-本体:《き……た…ない》
鬼火-本体:伝わってくるのは焦燥。困惑。そして恐怖。
鬼火-本体:――RB。レネゲイドより生まれた彼らは、それぞれに起源を持つ。
鬼火-本体:起源は彼らの生まれた理由であり力の源。存在を保証する拠り所であり、在り方を縛る楔。
鬼火-本体:鬼火もまた同じく。古から伝わる逸話から生まれ、力を持った。
鬼火-本体:しかし、その力はか弱く。そのままであれば風に吹き消されるほどのもの。
鬼火-本体:自我と呼べるほど強固なものはない。意志と呼べるほど確かなものは無い。だけど。
鬼火-本体:生まれた命の常として。死にたくないと彼は願った。
鬼火-本体:彼が死なないためにすべきこと。それは、人に知られること。
四家 悠:「君は……」
鬼火-本体:他愛のないうわさでも良い。真実でなくてもいい。人に知られれば知られるほど、彼の存在は確固としたものになる。
鬼火-本体:もっと多くの人に自分を知ってほしい。もっと多くの人に自分の話をしてほしい。
鬼火-本体:もっと多くの人に見てほしい。
鬼火-本体:それら全てが、たった一言に集約される。
鬼火-本体:《消えたくない》
四家 悠:見られたくないと願っていた。
四家 悠:自分を知られるのが怖かったから。
四家 悠:でも、人を遠ざけることはしなかった。
四家 悠:どうして?
四家 悠:「わかるよ」
四家 悠:それは、本当は。
四家 悠:「認めてほしい」
四家 悠:「見ていてほしい」
四家 悠:「誰かに、自分を知ってほしい」
四家 悠:知られたくないのは、拒絶されたくないからで。
四家 悠:拒絶されたくないのは、本当は認めてほしいから。
四家 悠:「君の気持ちは、分かった──でも」
四家 悠:「それでも、ぼくは、君を消す」
四家 悠:まとわりついてきた意識の残滓を、振り払う。
鬼火-本体:《消えたくない……消えたくない!》
四家 悠:「ごめん」
四家 悠:助けを求める声を、振り払う。
鬼火-本体:縋りつくように声が響く。助けを乞う遭難者か、駄々をこねる子供のように。
鬼火-本体:その声も徐々に弱まり、遠くなり、か細くなり。
鬼火-本体:火が掻き消えるのと同時、聞こえなくなった。
四家 悠:「……」
四家 悠:消えていく様を、"見"て。
四家 悠:「覚えておくよ」
四家 悠:なんの救いにもならない、気休めかもしれないことを、口にした。
尾上セツコ:「四家青年! 無事!?」慌ててそばに駆け寄る。
四家 悠:「大丈夫です」
四家 悠:「……大丈夫」
四家 悠:噛みしめるように、二度。
尾上セツコ:「何か……あった……?」不思議そうに彼を見る。
羽佐間田 真 :「大丈夫っすか?」 こちらは志水達の方に歩いていく
四家 悠:「少しだけ」
四家 悠:「彼の、声が、聞こえてきて」
尾上セツコ:「ふぅん。声、ね」神妙な顔でそれを聞く。
志水・直:「……振り切ったんでしょ」
尾上セツコ:「ナナシ女。こっちは終わったわよ。こいつのこと心配してあげなさい」
四家 悠:「……もう手遅れだったのはわかってるんです、けど」
四家 悠:「もっと何かできなかったのか、って……少しだけ」
尾上セツコ:「……そう」難しい顔をすると何も答えずに自分も直ちゃんたちの方に歩み寄る。
ナナシ:「火の玉にまで気を遣うとか、やっぱり筋金入りだね」
ナナシ:いつの間にやら君の傍らに立ち、顔を覗き込むようにして笑う。
四家 悠:「だけでもないです。ちょっと、似た者同士だったみたいだから」
ナナシ:「へえ?君にも連続放火魔になる素質があるってこと?」
四家 悠:覗き込まれたのに、少しだけ顔を固くしてから、見返して。
四家 悠:「そういうことじゃなくて……もう」
四家 悠:いつものようにため息をつきながら。
四家 悠:「知ってもらうって難しいなあ」
四家 悠:誰かに同調するようにこぼす。
尾上セツコ:「マコト、こっちは後処理して撤収するよー。直ちゃん、その男、運べそう?」わずかに微笑むと、周りに声をかける。
津曲智久:「運ぶ必要はない……自分で歩ける」
羽佐間田 真 :「うっす、治療道具ならありますけど使うすか?」
津曲智久:そう言ってはいるが、足取りはかなり怪しい。
志水・直:「倒れたらケツ蹴り回すわよ」
志水・直:肩を貸す
津曲智久:「すまん、助かる……歩けるって言ってるだろ」 真には礼を返しつつ、志水には眉を顰めてみせる。
志水・直:「うるさいわね、骨折るわよ」
羽佐間田 真 :「ほいほい、まあ何するにしても治療してからにしましょ」
羽佐間田 真 :「ケツ蹴られてリザレクトしたら目も当てられないすからね」
尾上セツコ:「ま、何にせよこれで一件落着ってことかな」周りのやり取りを見回し、肩をすくめる。
GM:―――
GM:バックトラックに入ります。今回のEロイスはこの通り。
鬼火-本体:不滅の妄執 尽きせぬ力 妄念の姿(融合)
四家 悠:3つ!たすかる!
羽佐間田 真 :えーと……振らなくていいかな
尾上セツコ:マコト、元気だな
四家 悠:振ります
羽佐間田 真 :超元気
尾上セツコ:妖精の手もあんまり使わなかったですもんね
志水・直:ふります
四家 悠:振れるEロは振る宗教
尾上セツコ:アタシは振る!
四家 悠:115-3d10
DoubleCross : (115-3D10) → 115-20[9,9,2] → 95

尾上セツコ:138-3d10
DoubleCross : (138-3D10) → 138-12[2,2,8] → 126

志水・直:148-3d10
DoubleCross : (148-3D10) → 148-10[7,1,2] → 138

四家 悠:ふたりとも大丈夫……?
四家 悠:こっちは等倍!
尾上セツコ:アタシはロイス5個残ってるから
四家 悠:95-4d10
DoubleCross : (95-4D10) → 95-21[7,5,5,4] → 74

羽佐間田 真 :等倍で振ります
尾上セツコ:期待値なら一倍でいけるけど、どうすっかな
羽佐間田 真 :ええと、基本2つとR担と四家君に取ったから4つかな
羽佐間田 真 :111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-25[3,9,10,3] → 86

羽佐間田 真 :やったー
四家 悠:怪しかったら倍振りでもよさげ
尾上セツコ:うーん。念のため倍振りしておくか
四家 悠:こっちは5点帰還かな!
志水・直:ロイス倍で
尾上セツコ:126-10d10
DoubleCross : (126-10D10) → 126-64[3,10,3,6,8,3,10,10,7,4] → 62

志水・直:138-12d10
DoubleCross : (138-12D10) → 138-69[4,8,8,6,4,7,7,10,1,7,1,6] → 69

尾上セツコ:普通に帰った!
四家 悠:おかえり!
尾上セツコ:直ちゃんも無事!
志水・直:倍なので3点
尾上セツコ:アタシもだ
羽佐間田 真 :5点!
GM:では、経験点配布!
GM:シナリオクリアで5点、いつもの諸々で5点、Eロイスで3点。
GM:ここにそれぞれ侵蝕分なので男子が18、女子が16かな
尾上セツコ:わーい!もらいます!
四家 悠:いただきまーす
志水・直:あざす
GM:GMは切り捨てで22かな?いただきます
尾上セツコ:もらってください!
GM:もぐもぐ
GM:―――

【目次へ戻る】

ED1

GM:ED1:PC3&PC4
GM:J市・UGN支部
尾上セツコ:支部長用のデスクの上に長い脚を乗せ、優雅に座っている。
尾上セツコ:「この街での最初の事件、なんだかんだ無事に解決できてよかったわね」
羽佐間田 真 :ひたすらタイピングの音が響いている
羽佐間田 真 :「そっすねー……」
尾上セツコ:「この結果ならミスター霧谷もご満悦でしょう」
羽佐間田 真 :「そっすねー……」
尾上セツコ:「何よ、浮かない顔して」席を立つと、グラス片手に彼の隣まで行く。
尾上セツコ:「事件解決が嬉しくないわけ?」
羽佐間田 真 :「セツコさんに押し付けられた仕事がたくさんあるからっすけど?」 じとっとした視線を向ける
尾上セツコ:「あらま」
羽佐間田 真 :「事件は解決して良かったと思いますよ」 ルートビアの缶を開けて飲む
尾上セツコ:「どうしよう。アンタも一杯やる?」
尾上セツコ:「って、もう飲んでんじゃん」
羽佐間田 真 :「は? うわセツコさん昼間っから飲んでるんすか」
尾上セツコ:「え、何。一仕事終わったんだから飲むでしょ」
羽佐間田 真 :「俺に押し付けた仕事をやってください」
尾上セツコ:「……!?」
羽佐間田 真 :「なんすかその反応は」
尾上セツコ:「えー、面倒臭……」
羽佐間田 真 :「はー……まあ良いっすよ」
尾上セツコ:「お。物分かりがいいじゃない」
羽佐間田 真 :「セツコさんの勤務態度もしっかり俺が記録しておくので……」
尾上セツコ:「……!?」
羽佐間田 真 :「安心して飲んだくれていてください」
尾上セツコ:「いや、おかしいでしょ! 何で部下に勤務態度を管理されないといけないのよ!」
羽佐間田 真 :「上司が管理してないからっすよ」
尾上セツコ:「なるほど……」
尾上セツコ:「いや、なるほどじゃないわ」
尾上セツコ:「アタシもよく知らないんだけどさ、支部長ってもっと自由で豊かなものじゃないの?」
羽佐間田 真 :「漫画やドラマの見過ぎでは……?」
尾上セツコ:「嘘でしょ……」
尾上セツコ:「なるんじゃなかったかー……」頭を抱える。
羽佐間田 真 :「というか霧谷支部長見ててよくそんなこと言えるっすね」
尾上セツコ:「あれは“リヴァイアサン”が特殊なんだと思うじゃない」
尾上セツコ:「普通の人間はあの働き方したら死ぬでしょ。この働き方改革の時代にさ」
羽佐間田 真 :「まあ俺たちが働き方改革したらその分人が死ぬので……」
尾上セツコ:「もっともらしいこと言うじゃない……」
尾上セツコ:「不良エージェントの癖に……」
羽佐間田 真 :「いや、普通っすよ」
羽佐間田 真 :「四家くんは真面目過ぎるくらいで、セツコさんは不真面目で、俺は普通」
尾上セツコ:「普通じゃないわよ」
羽佐間田 真 :「なぜ……」
尾上セツコ:「普通は上司の復讐に付き合うなんて言わない」肘でつつく。
羽佐間田 真 :「それはUGN関係ないですね」
羽佐間田 真 :「個人の問題ですし、普通でしょ」
尾上セツコ:「組織の人間は個人の問題を優先しちゃダメなの。普通はね」
尾上セツコ:「アンタさー……」
尾上セツコ:ため息をつく。
羽佐間田 真 :「なんすかこれ見よがしに」
尾上セツコ:「いや、良かったのか悪かったのかと思ってね」
羽佐間田 真 :「セツコさん」
尾上セツコ:「あン?」
羽佐間田 真 :「めんどくさいっすね」
尾上セツコ:殴る。
尾上セツコ:「アンタが何も考えてなさすぎなの」
羽佐間田 真 :「痛……」
羽佐間田 真 :「いやだってそんな考えてたら復讐なんて出来ないでしょ」
羽佐間田 真 :「断言しますが」
尾上セツコ:「何でアンタが断言すんのよ」
羽佐間田 真 :「セツコさんに死んでほしくないので」
尾上セツコ:「は……?」くわえていたタバコを落とす。
尾上セツコ:「何でよ」
羽佐間田 真 :「いやこっちが「は?」なんですけど」
羽佐間田 真 :「あたりまえでしょ、なんで好きな人2人も失わなきゃならないんですか」
羽佐間田 真 :「言ったでしょお二人のこと好きだって」
尾上セツコ:「分からないの? アタシはもう死んでるようなものなの」
尾上セツコ:「生きている理由もない。この手で奴を殺す以外には、ね」
羽佐間田 真 :「そうすか、まあそこは俺があなたが死なないように気を付けるだけなんでそこの心構えはどうでもいいんですが」
羽佐間田 真 :「死んでるようなものって言うには心が残りすぎでしょ、小さな事件とかほっといてもっと関係してそうな事件追っかけなさいよ」
羽佐間田 真 :「復讐以外無いってんなら」
尾上セツコ:「手がかりが何もないからこんなことしてるんでしょうが」
尾上セツコ:「……アンタ。本当にアタシに付き合う気あるの?」
羽佐間田 真 :「セツコさんがやる気なら付きあいますよ」
羽佐間田 真 :「セツコさんにやる気が無ければ俺は勝手にやります」 ルートビアを飲む
羽佐間田 真 :「あ、つまみのポテチ貰っていいすか」 勝手にテーブルの上のポテチを開ける
尾上セツコ:「アンタ、アタシを煽ってるでしょ」
羽佐間田 真 :「俺もイライラしてるんすよ、仕事押し付けられたし」
尾上セツコ:「……奴の手がかりが掴めればアタシはそれを最優先に動く」
尾上セツコ:「その時はアンタも手伝いなさい。支部長命令よ」
羽佐間田 真 :「もちろんそのつもりっすよ」
尾上セツコ:「それ以外は軽率な行動は慎みなさい。アレはアタシが殺す」
羽佐間田 真 :「やる気があるなら結構です、正面切っての戦闘は俺は苦手っすからね」
尾上セツコ:「分かったら二度と生意気な口を利くんじゃない」
羽佐間田 真 :「生意気な口を聞かれないようなカッコいい支部長を目指してくださいよ」
尾上セツコ:「それは知らん」そう言いながらコートを脱ぎ始める。
羽佐間田 真 :「まあまあまずはこの仕事から」
尾上セツコ:シャツのボタンを外し、その辺にひっかける。
羽佐間田 真 :「なに脱いでんすか」 引いてる
尾上セツコ:「支部のカヴァーを探偵事務所にしたのは正解だったわね。今回で警察とも友好関係を築けたし、今後も協力しやすい」
尾上セツコ:「何って」
尾上セツコ:下着姿になって、自分の腹部のところを指差す。
尾上セツコ:豊かな胸の下から、腹部にかけて抉れたような深い古傷がある。
尾上セツコ:「あの事件の時のものよ」
尾上セツコ:「いつ痛み出すか分からないし、これのせいでそんなに長生きはできないって」
尾上セツコ:「アンタに手伝わせるなら、話しておかないとフェアじゃないでしょ」
羽佐間田 真 :「じゃあ手掛かり出るまで前線出るの控えてくださいよ」
羽佐間田 真 :「復讐前に死なないでくださいよ?」
尾上セツコ:「何かあったらアンタがフォローしてくれるんでしょ。今回みたいに」そそくさと上着を着始める。
羽佐間田 真 :「フォローはしますが限度があります」
尾上セツコ:「それに、後方支援なんてアタシの性に合うと思う?」ニヤリと笑って言う。
羽佐間田 真 :「後方支援は絶対してほしくないので前線に出ないときは寝込んでて欲しいですね」
尾上セツコ:「事件が起きてるのに寝室で寝てる支部長がどこにいんのよ」
尾上セツコ:「まあ。そんなわけで」ウイスキーのボトルを取ると、マコトのグラスに注ぐ。
尾上セツコ:「これからもアタシの支部をよろしくね」
羽佐間田 真 :「ええ、よろしくお願いします支部長」
羽佐間田 真 :「それより早く服着てください、風邪引きますよ」
尾上セツコ:「着てるでしょうが!」シャツを着かけている中途半端な格好だ。
羽佐間田 真 :「ちゃんと着てください、子供じゃないんだから」
羽佐間田 真 :呆れている
尾上セツコ:「胸元、開けとくか……」
羽佐間田 真 :「なんで……?」
尾上セツコ:「いや、アンタが興奮するかと思って……」シャツの胸元のボタンを外しながら言う。
羽佐間田 真 :「上司の奥さんに欲情するわけないでしょ」
尾上セツコ:「何でそんなとこの感性だけ真っ当なの? それはそれで傷付くわ……」
尾上セツコ:「まあ、いいわ。とりあえず乾杯しましょ?」
尾上セツコ:グラスを差し出す。
羽佐間田 真 :グラスを持ち上げる
尾上セツコ:「復讐に乾杯」
羽佐間田 真 :「乾杯」
尾上セツコ:「高いお酒なんだから大事に飲みなさいよ。……あ、これ経費で落ちる?」
尾上セツコ:笑って言うと自分の席に戻っていく。
羽佐間田 真 :「経費にしておきましょう」
尾上セツコ:「珍しく気が利くじゃない」振り返らずにグラスを軽く上げて礼を言う。
羽佐間田 真 :ちびちびと飲み、窓から空を見上げた。
GM:―――

【目次へ戻る】

ED2

GM:ED2:PC2
GM:J市郊外・パトカー車内
GM:無事に事件が解決した今、君達がJ市に長居をする理由は無い。
GM:上司への報告のためもあり、最低限の手当てと引継ぎだけ済ませて自分たちの街へと向かっていた。
志水・直:「……」
志水・直:ハンドルを握る、頭が重い
津曲智久:「……顔色悪いぞ」
津曲智久:そういうこちらもあちこちに包帯が巻かれたままだ。
志水・直:「あんたもな」
志水・直:「どっと疲れたわ。どいつもこいつも全く……」
津曲智久:「オレほど怪我はしてねえのにその顔色だから言ってんだよ」
津曲智久:「マジでキツイなら事故る前に言え。運転くらい代わる」
志水・直:「包帯取ってから言えよ」
志水・直:「ハロウィンみたいになってるやつに握らせるハンドルなんてないわ」
津曲智久:「ならしっかりハンドル握っとけ。パトカーが平時に事故とか笑えねえ」
志水・直:「よく見ときなさいよ」
志水・直:「ゴールド免許の実力を」
津曲智久:「……」 かなり疑ってる目つき。
志水・直:「……」
志水・直:「津曲」
志水・直:「あんた車降りろ」
津曲智久:「見てろっつったのはオマエだろ!」
津曲智久:「車以外でどう帰れってんだ、このナリで電車乗れるか!」
志水・直:「乗れよ」
志水・直:「私の運転が不満なら」
志水・直:「だいたいアンタが乗っ取られなけりゃあもうちょっと手っ取り早くすんだ」
津曲智久:「……分かってる」
津曲智久:「言い訳のしようもない。オレの落ち度だ」 苦虫を噛み潰したような顔。
志水・直:「でもそれより先にあの鬼火を倒せてたらもっと早かった」
志水・直:「鬼火とアンタを引きはがしたのはUGN」
志水・直:「鬼火の核を斬ったのもUGN」
志水・直:「挙句の果てに成仏させたのは一般市民」
志水・直:「私は今日、なんのためにこの桜の看板を背負ってるのか疑問になったわ」
津曲智久:「……それでも、アイツが弱った原因にはオマエが殴ったからも含まれるだろ」
津曲智久:「オレは……憑りつかれてオマエらの足を引っ張っただけのようなもんだが」 認めがたいというように顔を顰めつつ言って。
志水・直:「……どうだか」
志水・直:「私とアンタはバディでしょ?」
志水・直:「アンタのミスは私のミスよ」
志水・直:「……もっと、強くなる以外に今日という日が明日に回らないようにする手段はないわ」
志水・直:また鍛えなおさないといけない。遺産の性質の違いで諦められるほど、大人ではないのだから
津曲智久:「……」 ハンドルを握る志水を、一瞬ちらりと横目で見て。
津曲智久:「少しは調子が戻ったみたいだな」
志水・直:「そう」
志水・直:「よかったわね」
津曲智久:「オレがじゃなくてオマエの話」
志水・直:「分かってるわよ」
志水・直:「これで、お仕事に集中できるんでしょ」
津曲智久:「今までが集中してないみたいに言うな。……まあ」
津曲智久:「オマエはそのくらいの調子の方がらしいとは思う。ムカつきはするけどもう慣れたしな」
志水・直:「今回は調子が狂ったのよ」
志水・直:「……どいつもこいつも、優しい言葉をかけるから」
志水・直:どこかで、縋りたくなったのだろう
志水・直:自分には見て欲しい相手も、倒すべき標的も、従いたい相手もいないというのに
津曲智久:「あっそ」
津曲智久:「……なら、今のうちに言っとくけど」
津曲智久:「オマエみたいな妹は要らねえけど、オマエみたいなバディは要る」
志水・直:「……」
津曲智久:「……から、その調子で居ろ」
志水・直:「バーカ」
志水・直:眠い目で前を見つめる
志水・直:これからもきっと、こんな暗い道を進むのだ
志水・直:心元のない光で進むのだ
志水・直:「……ま、今後どうなるかはお互い分からないわよ」
志水・直:それでも、進んでいくのだろう
志水・直:進むしか、ないのだろう
GM:―――

【目次へ戻る】

ED3

GM:ED3:PC1
GM:J市・学生向けマンション
四家 悠:カツカツと、階段を登っていく。
四家 悠:次の講義までだいぶ時間があるし、ゆっくり休もうか。掃除でもしていようか。
四家 悠:考えながら、鍵を回して扉を開く。
四家 悠:「あ」
四家 悠:自分のものではない靴がある。
四家 悠:「はは」
四家 悠:とりあえず、頭の中で考えていた予定を全部投げ捨てて。
四家 悠:「ただいま」
四家 悠:中に向けて声をかける。
GM:リビングへ通じる扉を開ければ、過剰なほどの暖気が溢れ出してくる。
GM:机の上には空の缶に広げられたツマミ。テレビからは大音量でバラエティー番組が流れている。
GM:床には投げ出されたコートと勝手に持ち出された枕。そして――。
ナナシ:「おかえりぃ」
ナナシ:机の上に足を投げ出す形で寝転がったナナシが居た。
四家 悠:「また暖房いっぱいにして。暑くないですか?」
四家 悠:荷物をおいて椅子に座り込む。
ナナシ:「知らないの?暑いくらいの方がアイスは美味しいんだよ」
ナナシ:よく見れば、その手元には期間限定味のハーゲンダッツがある。
四家 悠:「夏に楽しめばいいのに」
四家 悠:「あと、あんまり音量上げたら後でお隣さんに怒られるんですけど、ぼく」
ナナシ:「夏はクーラーガンガンにつけてホットココア飲む方が美味しいじゃん」
四家 悠:「環境にとことん逆らっていくなあ!」
ナナシ:「ちなみに、お人好し君が怒られるって言われて私がやめると思う?」
四家 悠:「言わないほうがまだやめる率あると思いますけど」
四家 悠:「でも、なにも言わないのもなあ……難しいですね、これ」
四家 悠:頭をかいて。
ナナシ:「本当説得がヘッタクソだよねぇ、君。ま、その方がらしいよ」
四家 悠:「それがらしい、って言うのもなんだかなあ」
ナナシ:そう言いながら手元のハーゲンにリキュールを注いでアフォガードの変形のようなものを作っている。
四家 悠:自分も冷凍庫を見に行ってみれば、買っておいたアイスがなくなっている。
四家 悠:しかたなく麦茶に氷を多めに入れた。
四家 悠:「うわっ、そんな食べ方あるんだ」
ナナシ:「ふふ、貧乏学生君には思いつかないでしょ」
ナナシ:「いや、言うほど貧乏でもないか。そうなら冷蔵庫にアイス無いだろうし」
四家 悠:「そこそこ働いてますから」
四家 悠:「まあ最近はちょっと倹約しないとですけど」
ナナシ:「感心感心。お陰で美味しくお酒が飲めるし美味しくアイスを食べれるよ」
四家 悠:「それはなによりです」
四家 悠:くす、と笑って。
四家 悠:「あの、お姉さん」
四家 悠:麦茶を飲みほしてから、少し姿勢を正して。
四家 悠:「この間のボヤ事件の前に話したことですけど、覚えてます?」
ナナシ:「んー?何の話?」
四家 悠:「FHに協力してほしくない、って話です」
ナナシ:「ああーアレね」
ナナシ:「覚えてる覚えてる。守る気もまだあるよ」
四家 悠:「それはよかった……んですけど」
四家 悠:「あのときのことで、謝りたいことがあって」
ナナシ:「へえー。何を?」
四家 悠:「なんで嫌なのかって聞かれて、ぼく言ったじゃないですが」
四家 悠:「迷惑かけられた人のこととか、お姉さんのことが心配だとか」
ナナシ:「言ってたねぇ」
ナナシ:気の無い相槌。カップの隅に残ったアイスの方を気にしているように見える。
四家 悠:「嘘じゃないし、ほんとに心配ですけど」
四家 悠:「だけでもなかったです」
四家 悠:「それだけじゃなかったって、あれからずっと考えてやっと気づきました」
ナナシ:「……ふーん」
四家 悠:少し息を整えて、意を決したように口を開く。
四家 悠:「ぼくは、お姉さんに自分を見ていてほしくて」
四家 悠:「忘れてほしくないって思ってました」
四家 悠:「だから……心配とか、そういうのじゃなくて、結局」
四家 悠:「ぼくのわがままだったと思います」
ナナシ:「……」 いつの間にか無言になっている。その表情は伺えない。
四家 悠:「我儘だって思われたくないからって、もっともらしい、善人らしい理屈を整えて」
四家 悠:「お姉さんに押し付けようとしてた。だから、ごめんなさい」
四家 悠:「きちんと謝らないと、謝りたいって思って……軽蔑しました?」
四家 悠:おそるおそる、彼女の方を見る。
ナナシ:君を見上げる彼女と目が合う。アイスのカップはいつの間にか机の上に放り出されていた。
ナナシ:その眼には侮蔑も失望も無く、その口元には普段の笑みがない。まるで――。
ナナシ:子供のように不満げに頬を膨らませていた。
四家 悠:「……お姉さん?」
ナナシ:「違う」
四家 悠:「え」
ナナシ:「違うの。そうじゃないんだよ」
ナナシ:「そういうさぁ。自分で気づいて自省して改善します、みたいなのが見たいんじゃないの」
ナナシ:頬を膨らませたまま、君の顔へと手を伸ばし頬をぐにと摘まむ。
四家 悠:「い、いひゃいいひゃい!」
四家 悠:「お、お姉さん」
四家 悠:「おこってます……?」
ナナシ:「怒ってます!」
四家 悠:「なんでぇ!?」
ナナシ:「お人好し君の癖に察しが良くてムカつく。しかも私の期待してない方に行くし」
ナナシ:「ムカつくから今日から一週間は連日入り浸るね。ちゃんと毎日お酒買ってきて」
ナナシ:「後アイスも。これ美味しかったから近くのコンビニのヤツ全部買い占めて」
四家 悠:「……」
四家 悠:「ふふ」
四家 悠:おもわず吹き出す。
四家 悠:「お姉さん、そんな風に怒ることあるんだ」
ナナシ:「何笑ってんの。生意気」
ナナシ:またぐにぐにと頬を摘まむ。
四家 悠:「すいません、すいません」
四家 悠:謝りながらも、笑うのはやめられない。
四家 悠:「買ってきますから、お酒もアイスも。買い占めはしませんけど」
四家 悠:「機嫌直してくださいよ、お姉さん」
ナナシ:「ヤダ」
ナナシ:端的にそれだけ返すとコロンと寝返りを打つ。
四家 悠:「もー」
四家 悠:「困ったなあ」
四家 悠:そう口では言いながら、どこか楽しそうに。
四家 悠:「(そっか、この人はこんなふうに怒るんだ)」
四家 悠:今までずっと、見られるばかりだったから。
四家 悠:彼女のことをやっと一つ知れたようで、なんだか嬉しい。
四家 悠:「(……手強く、手強く)」
四家 悠:いつまで彼女は、ぼくを見ていてくれるだろうか。
四家 悠:願わくば、もう少しだけ。
四家 悠:いいや、もっと長く。なんて。
四家 悠:「(わがままだよなあ)」
四家 悠:また自分の中の弱さを見つけて、苦笑した。
ナナシ:そんな彼から目を逸らした先。部屋の隅へと目線を向けながら、けれど見つめているという訳ではなく。
ナナシ:(もっと目を逸らすと思ってたんだけどなぁ)
ナナシ:揺れる、縋るような目。迷子の子供にも似た寄る辺の無い目。
ナナシ:正しさを言い訳に、あるいは盾に。本当は自分が望んでいることを隠して、視線を乞うた。
ナナシ:だから、これが彼の芯であり欲であり弱みだと思ったし、好きに弄って煽って突きつけてやろうと思っていたのに。
ナナシ:(自分で気づいて、しかも向き合うなんて)
ナナシ:そんなものが見たいわけじゃない。そんなものが見たくて彼に付き纏っているわけではない。
ナナシ:ただ、"お人好し"の彼のお人好しではないところ。ドロドロのエゴや剥き出しの感情や身勝手な怒りが見たいだけ。
ナナシ:弄くりも煽りも突きつける間も無く自分から打ち明けてくるなんて。期待外れだ。
ナナシ:彼の精神を弱く見積もり過ぎていたのか、彼の性根がこちらの予想を超えて真っ直ぐだったのか。あるいは両方か。
ナナシ:(ホントに)
ナナシ:案外と。こちらが思っていたよりは。
ナナシ:(手ごわいのかもね)
ナナシ:彼の評価を一段分上げる。次の手を考えなければ。
ナナシ:人に迷惑はかけない。そんな理由で怒られたって、それはますます彼がお人好しであると証明するだけだから。
ナナシ:自分の身を使うのも無し。心配は怒りを冷ます感情だし、それで怒るのだってエゴよりはお人好しの証明に近い。
ナナシ:(……ひとまず様子見が最善手かなぁ)
ナナシ:エゴを引き出すには、他人であるよりも親しい間柄である方が良い時もある。特に、彼みたいに遠慮がちな人間なら。
ナナシ:知らない誰かがやってるだけなら許せても、自分のよく知る誰かだからこそ許せない行為というものもある。
ナナシ:ひとまずは、彼にとってその『よく知る誰か』になるところから始めるべきかもしれない。
ナナシ:(仕方ないか)
ナナシ:手ごわい彼を怒らせるため。お人好しじゃないお人好し君を見るために。
ナナシ:まだ暫く、ぬるいイタズラを繰り返すことにしよう。
ナナシ:ひとまずは。
ナナシ:「お人好し君。お酒切れそうだから追加買って来て」
ナナシ:このムカつきの憂さ晴らしから始めよう。
GM:―――
GM:『コトしずめるはボヤのうち』これにて閉幕となります。
GM:皆様お疲れさまでした!
尾上セツコ:お疲れ様でした~!
四家 悠:お疲れ様でした!
羽佐間田 真 :お疲れ様でした!
志水・直:お疲れ様でした

【目次へ戻る】



本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.