オール呪術師 VS ナチス仏教


PC1:“オン・バサラ”鬼怒川 疾風(きぬがわ はやて)(キャラシート)PL:鳩麦
PC2:“メイデンヘアツリー”陰山 魂魄(かげやま こはく)(キャラシート)PL:森田
PC3:“アヴェントゥリエーロ”ニーンテ・シュバルツ(キャラシート)PL:里村
PC4:“黄昏の裔(テルミナス・トワイライト)”ネヴェア・ブースロイド(キャラシート)PL:そごう

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

■トレーラー

大N市に突如としてやってきた新興宗教組織、”阿念得部宗”。

彼らの武器は膨大な資金力と超常的能力という現世利益。
彼らの目的は黒十字の帝国と軍団の再建。

楽しい日常を取り戻すため、
レネゲイドの拡散阻止のため、
昔日のいくさの残滓を消し去るため、

君たちは立ち向かう。

西方の神魔、なにするものぞ。
東方の呪霊が相手しよう。

ダブルクロス3rdセッション
”オール呪術師 VS ナチス仏教”

GM:というわけで、始めて参ります
GM:よろしくお願いします!
GM:自己紹介!
GM:まずはPC1:鬼怒川疾風さん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjJ-vwwIM
鬼怒川疾風:押忍!
鬼怒川疾風:「鬼怒川疾風28歳独身。好きなものは酒とギャンブル、”職”なんて檻、俺を閉じ込めるには狭すぎてサ…」
鬼怒川疾風:12地区に住むプータローです
鬼怒川疾風:何をするって訳でも無く、日がな一日好きな事やって楽しく過ごしてます
鬼怒川疾風:CVは津田健次郎とかあの辺らしいです
鬼怒川疾風:軽率になじってね!
鬼怒川疾風:性能はDロイスで取った狂騒を使った暴走ウロボロスで
鬼怒川疾風:無形の影もあるのでミドルもいけます
鬼怒川疾風:初めて絡む面子ばっかりなので仲良くしたい!以上!
鬼怒川疾風:よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!3女の子1おじさんのフォーメーションだけど頑張って欲しい!
GM:ではハンドアウトを

■ハンドアウト
PC1:鬼怒川疾風
シナリオロイス:巻師粍庵僧正
近頃、鹿島四方幡に不穏な空気が漂っている。
”阿念得部宗”という新興宗教が台頭し、
君の周りの人間までも徐々に信者となっているのだ。
そして、君は友人の信者がオーヴァード化し、
暴走しているところに居合わせた。何とか彼を抑え込むも、
彼の身柄は教祖である巻師粍庵僧正に奪われてしまう。
このまま、君は”楽しく”過ごすことが出来るだろうか。

鬼怒川疾風:不穏…!
GM:僧正の名前の読みは”まきしみりあん”です
鬼怒川疾風:男塾かな?
鬼怒川疾風:友人を救ってやらねば…
GM:外見は碧眼に鼻の高い顔立ちをしたいかにもアーリア人っぽい僧侶です
鬼怒川疾風:せいしんが高い見た目!
GM:なお友人の見た目は選択可でございます。GMお任せコースだと
GM:チンピラ的な若い男になりますね。
鬼怒川疾風:いいんじゃないでしょうか!
鬼怒川疾風:こいつの友達なのでしっかりした見た目のやつは居ないはず!
GM:よかった!ではそれで!
GM:がんばって楽しい日常を取り戻してください!
GM:では次、PC2の陰山魂魄さん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYk5nU4QIM
陰山魂魄:はいさーい!
陰山魂魄:オッケー立ち絵もばっちり
陰山魂魄:青森からやってきたイタコシャーマンエージェントです
陰山魂魄:旧日本軍によって開発された、人間の精神由来のレネゲイドビーイング、平たく言えば霊魂を動力として動く霊的モビルスーツに乗って暴れます
陰山魂魄:とはいえその辺はあくまで枝葉で
陰山魂魄:高身長メカクレ巨乳黒髪ロングCo属性の女ということだけ覚えてもらえば大丈夫です
陰山魂魄:そこが最重要
陰山魂魄:今回は以前の任務で仲良くなった名家の純朴お嬢様13歳と再会の機会をいただきました
陰山魂魄:GMに多大な感謝
陰山魂魄:なんか変態老人に呼び出されたりとかするらしくて
GM:へへ…仲良くな…
陰山魂魄:がんばっていかがわしい雰囲気になったりならなかったりしていこうと思います
陰山魂魄:性能としてはユニークアイテムのリニアヴィークルを起点に、RC技能で運転白兵攻撃を撃つというなかなかの変わり種
陰山魂魄:今回はもらった経験点で火力増強もしている!低燃費アタッカーとしてがんばれたらなーと思います
陰山魂魄:以上!よろしく!
GM:はい!ではハンドアウトはこちら!

■ハンドアウト
PC2:陰山魂魄
シナリオロイス:安国寺永鳳
ある夜、君を一人の小男が訪ねてきた。
名は逍遥道人フランシスコ安国寺永鳳。
君と同様に呪術師である。
彼は”阿念得部宗”という組織に追われていると言い、
君に助けを求めた。

陰山魂魄:道人!!
陰山魂魄:これ
陰山魂魄:安国寺さんとは元々顔見知りって感じでもいいですか?
GM:そうですね
陰山魂魄:オッケイ
陰山魂魄:道人どのと呼ばせていただこう
陰山魂魄:好きなキャラなのでとっても楽しみ
GM:ありがてえ…
GM:よろしくお願いします!
陰山魂魄:おねがいしまー!
GM:では次、PC3、ニーンテ・シュバルツさん
GMhttp://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/dc3_008_add30.html
ニーンテ・S:ああ。
ニーンテ・S:ニーンテ・シュバルツ。ノートルダム財団所属のエージェント、UGNの外部協力者。という立場になる。
ニーンテ・S:外見としては、ペスト医師の装束を身にまとった怪人……ということになるが、安心してくれ。一般人からは見えない。
ニーンテ・S:活動期間はやや長い。少なくとも二次大戦期からは動いている(Dロイス:永命者)。
ニーンテ・S:今回、ハンドアウトで名前が出ている"S"とは、その頃の知り合いさ。ナチスとも、ずいぶんやり合ったものだ。
ニーンテ・S:シンドロームはモルフェウス/オルクスにオプショナルがエグザイルのトライブリード。
ニーンテ・S:範囲攻撃しかできないタイプのアタッカー、ということになる。
ニーンテ・S:今回は、ある意味で懐かしい名前が見えるようだ。楽しみだな。
ニーンテ・S:燃費は劣悪なので、そのへんは他の人に頑張ってもらおうと思う。
ニーンテ・S:以上だな。よろしく頼む。
GM:はい!ペストマスク怪人…いいよね!
GM:ではハンドアウトはこちら!
GM:と言いたかったけどこっちは共通ハンドアウトだった
GM:またネヴェアさんの自己紹介の終わりにハンドアウト出します。
GM:というわけで、よろしくお願いします!
GM:では次、PC4のネヴェア・ブースロイドさん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYh5nU4QIM
ネヴェア・ブースロイド:かしこまり!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイド。第5地区の名門女子校、聖ルツィア女学院に通う中学生です。
ネヴェア・ブースロイド:上級とかヒューマンリレーションとかに名前が載ってる元凄腕スパイ、フィン・ブースロイドの曾孫であり、
ネヴェア・ブースロイド:能力の暴発を抑えるお守りという名目でREC持ちDロイス発明品を所持しています。
ネヴェア・ブースロイド:今回は曾おじいさまとも関わりのある事件に巻き込まれるみたい。わくわくしますね。
ネヴェア・ブースロイド:お守りの正体はFH産の兵器を運用するために開発された人工精霊であり、普段は漏出するサラマンダーの能力を蓄積しながら休眠していますが
ネヴェア・ブースロイド:有事の際には溜めたパワーで戦闘をお手伝いしてくれる共生関係を築いているぞ。
ネヴェア・ブースロイド:性能は全力で氷壁。
ネヴェア・ブースロイド:だけだとデビストとかで完全な無の置物になってしまうので、申し訳程度にカバーリングと凍てつく刃を積んでいます。
ネヴェア・ブースロイド:AIDAのおまけで社会はそこそこ、そんな感じでよろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!かわいいポンデリングしやがって…
GM:陰山さんにぬちょぬちょにしてもらうから覚悟してね?
GM:ではハンドアウトはこちら!
ネヴェア・ブースロイド:ひゃわわ……

■ハンドアウト
PC3:ニーンテ・シュバルツ
PC4:ネヴェア・ブースロイド
シナリオロイス:烏丸輪月
二人は烏丸輪月という隠居した名家の先代当主に呼ばれた。
話によると、近頃”阿念得部宗”という新興宗教が現れ、
膨大な資金力を背景に勢力を伸ばしている。
さらに、信者に超常的な能力を与えるという現世利益を約束し、
実際にオーヴァード化した信者もいるという噂がある。
君たちにその宗教の調査を依頼したいというのだ。
そして、こう付け加える、
「予想が正しければ、これは”S”の狩り残しですね。
 どうです、興味を持ってくれましたか?」

GM:阿念得部宗と過去の関わり…一体何なんだ…
ネヴェア・ブースロイド:興味! 持ちます持ちます。そして一緒に呼び出されたこのお人、まさか……
GM:それを差し引いても被害が出そうな雰囲気だ!
GM:頑張って平和をもたらしてね!
ニーンテ・S:頑張ろうか。
ニーンテ・S:まあ、詳しくは実際会ってから話そうじゃないか。
GM:では早速OPを始めて行きましょう。
GM:皆様よろしくお願いします!
鬼怒川疾風:お願いします!
ニーンテ・S:よろしくおねがいします!
ネヴェア・ブースロイド:お願いします!
陰山魂魄:おねがいします!

OP1

GM:OP1:鬼怒川疾風
GM:登場侵蝕をどうぞ!
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:35->43)
GM:────────────
GM:大N市
GM:競馬場
GM:────────────
GM:「残り200m!!背後から”ライジンコウリン”!その後に”クロックアップ”!」
GM:「”ハードラック”!かわせるか!”ハードラック”!!」
鬼怒川疾風:「逃げ切れ!!!!おい聞いてんのか!!!!」
GM:「残り100m!2馬身から1馬身!」
鬼怒川疾風:「お前に今週の飯代かかってんだぞ!!!!」
GM:「”ライジンコウリン”が速い!”ライジンコウリン”が速い!!」
GM:「どっちだ!!どっちだ!!ああーーー!!」
鬼怒川疾風:「…‥‥…」
GM:「”ライジンコウリン”が抜いた!!”ライジンコウリン”が抜いた!!」
GM:「残り20mでまさかの逆転!!」
鬼怒川疾風:馬券を地面に叩きつようとしたけど所詮は紙なのでふわっとする
鬼怒川疾風:「ああああああ!!!!」
GM:「大番狂わせです!1着は”ライジンコウリン”!2着は”ハードラック”!!」
鬼怒川疾風:「ハードラックと踊ってんじゃねぇよ!!!」
競馬仲間:「”ハードラック”は大一番で勝てないって言ったじゃないすか…」
鬼怒川疾風:「馬鹿野郎!そこに賭けるのが一流の競馬ニストだろうが!」
GM:君は友人と共に競馬場にいる。
鬼怒川疾風:安っぽい半纏に上下スウェットの男が吠える
GM:競馬場に来てやることは一つだ。そして…
GM:勝ったか負けたかは一目瞭然だろう。
競馬仲間:「俺も外しましたけどね…ハーァ、”ライジンコウリン”なんて予想できないっすよ。」
鬼怒川疾風:前髪に隠れた目がどんな様子かは分からないが、きっと悲しい目をしているのだろう
競馬仲間:「どう考えても足遅そうな名前じゃないっすか」
鬼怒川疾風:「それ~~!」
鬼怒川疾風:「絶対全力でも10mしか動けねぇってあんな奴」
競馬仲間:「ですよね~~~」
鬼怒川疾風:「‥‥はぁ、しかし」
鬼怒川疾風:「どうすっかなぁ…これから」
競馬仲間:「酒飲みます?」
GM:この場合の”酒飲み”とは
GM:居酒屋などに行って飲むことではなく、ベンチに座ってコンビニで買った格安酒を飲むことである。
鬼怒川疾風:「……」ポケットを軽く叩く、うっっっすい金属の音
鬼怒川疾風:「やっちゃう?」
競馬仲間:チャラ、とポケットから小銭を出す。
競馬仲間:「792円っす。」
鬼怒川疾風:どや顔でポケットを漁る
鬼怒川疾風:「103円…俺の勝ちだな」
競馬仲間:「流石っすね………。」
鬼怒川疾風:「お願いします」深々と頭を下げる
競馬仲間:「いいっすよ…ちゃんと返してくださいね?」
GM:────────────
GM:競馬場外のベンチ
GM:────────────
競馬仲間:「でさぁーーー!その野郎がですね!?」
競馬仲間:「6-9筒待ちだったんすよ!!」
鬼怒川疾風:「はぁ~~~~!?」
競馬仲間:「8筒3枚切ってるのに!?あり得ます!?」
鬼怒川疾風:「いやそこは俺も無ぇと思うわ!!」
競馬仲間:「それで15000円対面のジジイに持ってかれて…ハァ~~~~~」
競馬仲間:ぐい、とチューハイを飲む
鬼怒川疾風:「お前も苦労してんだな」オアシスから湧き出た水のようにちびちびとワンカップに口を付ける
鬼怒川疾風:「しかしなんでこう…」
鬼怒川疾風:「負けた時のことばっかり覚えてんのかねぇ賭け事ってのは」
競馬仲間:「?」
競馬仲間:「そりゃ、アレすよ。悪い記憶ほど残っちゃうんすよ。」
競馬仲間:「負けた日のためにお酒があるんすよ。」
鬼怒川疾風:「俺達にももっと…輝かしい一日があったはずなのに‥‥」
競馬仲間:「すごいっすね、人類。」
鬼怒川疾風:「人類が発明した偉大なものの一つだな」
鬼怒川疾風:「取り敢えず酒飲めりゃなんとかなる」
競馬仲間:「ハーア……せめて辻村の奴がいたらなあ………」
競馬仲間:「あいつがいれば大体あいつがラス引いてくれるから」
鬼怒川疾風:「辻村?」聞き覚えの無い名前だ
鬼怒川疾風:「何?そんな都合のいい奴居るのかよ!!」
競馬仲間:「麻雀仲間っすよ。ほら、この前4ラス食って電車で帰れなくなった奴。」
鬼怒川疾風:「あ…ああーーー」
鬼怒川疾風:軽く空を仰いでから激しく頷く
鬼怒川疾風:「はいはいはいはいあの気の毒な若者ね」
競馬仲間:「あの時初対面でしたからねー、鬼怒川さんと。あれから顔出さなくなっちゃって…」
鬼怒川疾風:「あの時は俺も助けられたなぁ」あっはっはと笑いながら酒に口を付ける
鬼怒川疾風:「…ああ、そういえば」
鬼怒川疾風:「随分と麻雀好きに見えたんだが…」
競馬仲間:「何してるんだか…」
GM:と、その時。
鬼怒川疾風:「そんな奴が、流石にあの一日だけで心折れるかねぇ」
???:「あれぇー」
???:二人に声を掛ける男がいる。
???:「畑中さんに鬼怒川さん?」
鬼怒川疾風:「あ?」声のした方を向く
???:そこに立っているのは、
辻村:先ほど話題に上がっていた辻村だ。
鬼怒川疾風:「…‥‥」無言で横に座る男を見ながら、辻村を指さす
辻村:豪奢なスーツに身を包み、高そうな葉巻を咥えながら歩いて来る。
鬼怒川疾風:「あんなガラ悪かった!!!???」
辻村:とても以前点5で4ラスを食い泣きながら駅員に電車に乗せてもらえるよう頼んでいた男には見えない。
競馬仲間→畑中:「お、お前…辻村か?」
畑中:「なんだその格好?新しいバイトか何かか?」
鬼怒川疾風:「ひっ…‥‥さしぶり~~!元気してた?」←さっきまで名前を忘れていた男
辻村:「久しぶりですねえ、ほんと。」
辻村:「え?これ?」スーツを摘まむ
辻村:「買ったの。キャッシュで。」
鬼怒川疾風:イラッ
鬼怒川疾風:「へぇ、いくらしたんだ?」
辻村:「上下で20万ですけど?」
畑中:イラッ
鬼怒川疾風:「俺就職活動とかやっぱ無理だわ…」
畑中:「お、お前、犯罪に手を染めたりして無いよな?」
鬼怒川疾風:「(いや、俺も住んでるとこが住んでる所だからこういう見た目の奴らはしょっちゅう見るけど)」
鬼怒川疾風:「(…なーんか違うよなぁ‥‥)」
辻村:「違う違う。ステージが低いなあ、二人とも。」
辻村:「俺は人生の真理に気付いたんだよ。」
鬼怒川疾風:「は んっっ!」上げかけた右手を必死に抑える
畑中:「ま、待ってください!全部聞いてから殴りましょう!」
畑中:鬼怒川を抑える
鬼怒川疾風:「いい案だ…話給え辻村君」
辻村:「選ばれし人間は全てを授かるってこと。」
鬼怒川疾風:「俺の右手が限界を迎える前にな…!」
辻村:「俺は今選ばれし者になるための修行中なんだよ。」
辻村:「”阿念得部宗”に入信してね。」
鬼怒川疾風:「なんて?」
畑中:「ま、マジかお前……。」
鬼怒川疾風:「ああねんえるべ?」
畑中:「”阿念得部宗”って最近ここらで広まり出した新興宗教ですよ。」ひそひそと囁く
畑中:「うちのポストにも勧誘のチラシが入ってました。」
鬼怒川疾風:「聞き間違いだと思いたかったぜ…」ひそひそと返す
GM:鬼怒川さんが知らないのも無理はない。住所がない人間にチラシを手に入れるチャンスは少ない。
畑中:「ちょっとヤバくないすか…?」
鬼怒川疾風:「……キナくさいあれなのか?」
畑中:「だって、辻村って腰低いですもん。」
鬼怒川疾風:「……」あの一夜の出来事を思い返す
鬼怒川疾風:電車賃すら無くなったことを知って、彼は…泣いていた。いや泣いていなかったのかもしれない
畑中:「あのスーツ着た人間が駅員に土下座すると思います?」
鬼怒川疾風:「いや無理だろ。90°より先に腰曲がんねぇってあれ」
畑中:「スゲエピシってしてますよあれ。鉄板でも入れてんすかね。」きちんとアイロンを掛けられた高級スーツをジロジロと見つつ
鬼怒川疾風:「どうなってんだ…?その宗教ってのは金運増幅のブレスレットでも貰えんのか…?」
畑中:「……あ、あー…。」
畑中:顔を上げて辻村を見る
畑中:「なぁ、辻村。その宗教、絶対なんかおかしいぜ。」
畑中:「やめといたほうがいいんじゃない?」
畑中:「鬼怒川さんもさ、こういう時頼りになるし、相談乗ってくれるぜ?」
鬼怒川疾風:「ふっ…よせやい」鼻の下をこする
辻村:「………」眉根を顰める
鬼怒川疾風:「俺と君の仲だ。相談だけならお代はけっこうだが?」
辻村:「いや、いいです。僕の方がステージが高いんで。」
鬼怒川疾風:「※※※※※!!!!!!」
辻村:「ステージの低い人たちと会話すると…こっちまでつられちゃいますから…」
辻村:財布から万札を数枚取り出して、
辻村:地面に撒く。
辻村:「これで、縁切りってことで。」
畑中:「…………お、お前、」
畑中:「マジでどうしちまったんだよ!」
鬼怒川疾風:「ああ?てめぇ…俺達の友情がこんな紙切れ一枚で切れると思ってんなら…」
鬼怒川疾風:それを拾いながら「大間違いだぜ!!!」
畑中:辻村に掴みかかる。
畑中:「あとこれだと今までの負け分にちょっと足りてねえよバカ!!」
辻村:「やめろ!」《ワーディング》
鬼怒川疾風:「!?」
畑中:「!」昏倒する
鬼怒川疾風:倒れこむ畑中を抱える
辻村:「…これがステージの差ですよ。気は済んだ?畑中。」
鬼怒川疾風:「おい、俺の記憶の中の君はパンピーだった筈だが?」
辻村:「言ったでしょう?俺は選ばれた人間だって。」
鬼怒川疾風:「何にせよ、問答無用でってのはいただけねぇだろ」
鬼怒川疾風:「選ばれた選ばれたってよ‥‥」
鬼怒川疾風:「”誰に”だよ」
辻村:「教祖である”巻師粍庵僧正”様にですよ。」
鬼怒川疾風:「………」
鬼怒川疾風:「和洋折衷もここまで来たのかよ‥‥!」
辻村:「では縁切りですね。」ビキビキビキ、と右腕が変化していく
鬼怒川疾風:背負ったバットケースに手をかける
辻村:「畑中とあんたのせいでステージが落ちてしまったかもしれない。」
辻村:「だから浄化しますよ。」
辻村:グ オッ
辻村:爪を振りかぶり、鬼怒川に襲い掛かる!
鬼怒川疾風:ケースのまま、その攻撃を防ぐ
辻村:「!」
鬼怒川疾風:「浄化だぁ?綺麗にしても落ちねぇ頑固汚れってのを知らねぇのか?」
辻村:一合で分かるだろう。戦闘経験は浅い。おそらく覚醒めたてだ。
鬼怒川疾風:受け止めた爪を往なして、体勢を崩す
鬼怒川疾風:「俺達をただで落ちる汚れだと思ってんのなら…」そのまま回転し
鬼怒川疾風:「思い違いも甚だしいわ!!!」後頭部に向け、思いっきりバットケースを振り抜く
辻村:「がっ………!?」
辻村:そのまま昏倒する。
鬼怒川疾風:「あと、切ったところでまた結びなおせるのが”縁”のいい所だ。覚えとけ若造」
鬼怒川疾風:「……歳知らねぇけど」
鬼怒川疾風:バットケースを背負いなおして「…さて」
鬼怒川疾風:「どうすっかなぁ…これ…」
GM:ぱち ぱち ぱち
GM:君の背後で拍手の音。
???:「感服しました。」
鬼怒川疾風:「……おひねりを請求しても?」振り返って軽口をたたく
???:「我が信者を抑えていただきありがとうございます。名も知らぬ青年よ。」
鬼怒川疾風:「(‥‥…”我が”、ねぇ)」
???:「これで足りますか?」
???:万札の束だ。
???:諭吉さんがサッカーチームを組んでいる。
鬼怒川疾風:「くぅ~~ん」ふざけんな!これで足りると思ってんのか!!
???:「逆、本音と建前が逆。」
鬼怒川疾風:「あ」
鬼怒川疾風:「…じゃねぇよ、お前の信者?って事は、お前がその教祖か」
???:「はい。号を巻師粍庵僧正と申します。」
鬼怒川疾風:少し膨らんだポッケを満足げに叩きながら、目の前の教祖と向き合う
巻師粍庵僧正:剃り上げた頭に碧眼の、長身の男だ。
鬼怒川疾風:「(‥‥見てくれは外国人っぽいが…まぁアテになんねぇか)」
巻師粍庵僧正:西洋人らしい顔立ちに、少々アンバランスな紫衣を纏っている。
鬼怒川疾風:「(……いや、アテになんねぇだろこれ
鬼怒川疾風:「で?態々俺に声かけたって事は何か目的があるのかよ」
鬼怒川疾風:「……」
巻師粍庵僧正:「そちらの青年を引き取りに。」
鬼怒川疾風:「…ア、アイ キャント スピーク イングリッシュ」
巻師粍庵僧正:「ナイン!イッヒ ビン ヤパーナ!」
巻師粍庵僧正:「失礼。日本人なので英語で話す必要はありませんよ。日本人なので。」
鬼怒川疾風:「(あ、意外とノってくれる)」
鬼怒川疾風:「日本人にしては、偉くエキセントリックな名前だな」
巻師粍庵僧正:「ええ。皆様からの覚えがいいので親に感謝していますよ。」
巻師粍庵僧正:辻村の元へ歩いていく。
鬼怒川疾風:「……」その様子を見ている。何かするようなら自分の方が早く動ける
鬼怒川疾風:「どうするんだ、そいつ」
巻師粍庵僧正:「”シングル・マニファクチュア”、”スソ・ハカショ”。」
”シングル・マニファクチュア”:シュ タッ
”スソ・ハカショ”:シュ タッ
巻師粍庵僧正:僧正の隣に、二人の男が現れる。
鬼怒川疾風:「…!?」今まで気配なんか感じなかった
巻師粍庵僧正:「丁重に運んであげなさい。」
”シングル・マニファクチュア”:「ええ、はい、勿論ですとも僧正殿!」
”シングル・マニファクチュア”:「彼は大事な大事な信者ですからねえ!」
”シングル・マニファクチュア”:陽気な地中海風の顔立ちの男が大げさに宣う。
”スソ・ハカショ”:「は…僧正。」
”スソ・ハカショ”:恭しく頷いたのは黒髪の東洋人。
”シングル・マニファクチュア”:二人は辻村を抱えると、
”スソ・ハカショ”:そのまま姿を消した《瞬間退場》
鬼怒川疾風:「あっ……おい!」
巻師粍庵僧正:「では拙僧もこれにて…」
鬼怒川疾風:「……もう一度聞くぜ」
鬼怒川疾風:「辻村をどうするつもりだ」
巻師粍庵僧正:「”選ばれし者”になるだけですよ。」
巻師粍庵僧正:「彼の様子が気になるならば、”阿念得部宗”にお越しください。」
巻師粍庵僧正:「きっとあなたも気に入るはず。」
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:バットケースに手をかける
巻師粍庵僧正:「それでは、アウフ ヴィーダーゼーエン。」
巻師粍庵僧正:《瞬間退場》
鬼怒川疾風:「…何語だよッ!!それ!」振り抜こうとするがーー
巻師粍庵僧正:バットは届かない。僧正は霞のように姿を消した。
鬼怒川疾風:男の姿は既に無く、あるのは拾い切れていない万札のみ
鬼怒川疾風:「…あーーもう」残りの金を拾って、畑中のポケットに突っ込むと
鬼怒川疾風:「俺嫌なんだよなぁ…あんまり連中に頼るのって」その身体を担ぎ上げて、UGNの支部へと足を向けた
GM:―――――
GM:ロイスのみ可能です
鬼怒川疾風:教祖 巻師粍庵僧正:誠意?/〇キナ臭い
鬼怒川疾風:そして
鬼怒川疾風:グリーディ使ってもいいですか?
GM:使っていいですよ!
鬼怒川疾風:よっしゃぁ!!
鬼怒川疾風:しこたま金貰ったからよ~~~
鬼怒川疾風:20点ぐらい増えててもおかしくねぇよなぁ~~~!
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の有り金を+12(2D10->9,3)した(財産:4->16)
鬼怒川疾風:はっはあああああ!!!!!!
GM:稼ぎがデカい!
鬼怒川疾風:潤うなあああ!!
鬼怒川疾風:以上になります
GM:では潤ったところで次のOP!
GM:―――――

OP2

GM:OP2:陰山魂魄
GM:登場侵蝕をどうぞ!
陰山魂魄:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 1[1]+40 → 41

陰山魂魄:よっしゃあ!
GM:―――――
GM:大N市
GM:第9区画
GM:―――――
GM:第9区画。
GM:閑静なタワーマンションである。
GM:ギラギラと輝く繁華街のネオンも、ここにはわずかしか届かない。
GM:陰山魂魄はその一室に居を構えている。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:白いタイル作りのバスルーム
陰山魂魄:黒い髪に沿ってシャワーの雫が白くすらりとした足元に流れ落ちていく。


陰山魂魄:街のこと、共に戦う仲間のこと
陰山魂魄:今日一日の思い出とともに、汗が落ちて
陰山魂魄:独りの自分へと戻っていく時間。
GM:………ポーン
GM:水音に混じる、チャイムの音。
GM:来客だ。
陰山魂魄:「……?」
陰山魂魄:仕事以上の付き合いを余り持たない自分に、来客は珍しい。
陰山魂魄:しかもこんな時間に。
陰山魂魄:一瞬、何故か先日共に青葉の並木道を歩いた少女の顔が思い浮かぶが
陰山魂魄:……彼女がここにやってくる理由もない。
陰山魂魄:手早くバスローブ一枚を羽織って
陰山魂魄:ドアホンの通話スイッチを押す
陰山魂魄:「どなたです」
???:「陰山魂魄どの。」ドアの向こうにいるのは制服を着た少女だ。
???:「急で済まないが、話がある。」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:その姿に見覚えはありますか?
???:ショートカットの黒髪の少女だ。前髪は長く、目元が隠れている。
???:その姿に見覚えはない。しかし、
???:少女が取り出した木製の符に見覚えはあるだろう。
???:呪術師が”借り”を作った相手に渡す、自らの血を込めた符だ。
陰山魂魄:「!」
陰山魂魄:「……中へ」
陰山魂魄:オートロックを開き、玄関扉の鍵も外しておく。
???:「忝い。」
???:素早く中に入る。
???:玄関に振り返り札をドアの四隅に貼る。
???:この術と、符に君は見覚えがあるだろう。
安国寺永鳳:――呪術師 安国寺永鳳
陰山魂魄:艶めいた髪を纏めながら白いバスローブ一枚で居間のテーブルの席につく。
陰山魂魄:「格好の不作法はお許しいただきたい」
安国寺永鳳:「こちらも格好が無作法故、おあいこということで一つ!」
安国寺永鳳:「九死に一生地獄に仏!いやはや、助かりました陰山どの!」
陰山魂魄:「そちらの出で立ちも、平時のものとは見えませんが」
陰山魂魄:「急場がありましたか……どうぞ」
陰山魂魄:机の上の果物籠に入ったリンゴを差し出す
陰山魂魄:「故郷のものです。お嫌いでなければ」
安国寺永鳳:一礼してから受け取る。
安国寺永鳳:「ええ、実は…追われております。」
陰山魂魄:「追われている……なるほど」
陰山魂魄:「あなたのような融通無碍の人物が公儀を頼るとは、余程に切羽の詰まった事情と見えますが」
陰山魂魄:「安国寺永鳳道人」
安国寺永鳳:「逍遥とは自由でありながら不自由なのですよ、陰山どの。」
安国寺永鳳:「霞のように捉えようがないともいえるが、浮雲のように寄る辺がないともいえる。」
陰山魂魄:「失礼、意地の悪い言い方をしました」
陰山魂魄:「力になりたい、ということです」
安国寺永鳳:「ははは、こちらも失礼。説教臭くなりました。なにせ神父でもありますので。」
陰山魂魄:「この若輩で差し支えなければ」
陰山魂魄:「事情をお聞かせ願えますか」
安国寺永鳳:「さて、小生が追われている理由はこれでございます。」
安国寺永鳳:す、と紙を取り出して机に置く。
陰山魂魄:「……これは?」
安国寺永鳳:紙に描かれているのは寺社のシンボルのようだ。
安国寺永鳳:鷲が卍のマークを翼で包むかのような紋章。
陰山魂魄:「符印、いや、シンボルか」
安国寺永鳳:「”阿念得部宗”をご存じで?」
陰山魂魄:首を振る
安国寺永鳳:「近頃このあたりに広まりつつある新興宗教であり、」
安国寺永鳳:「小生が勧誘を受け、断ったゆえに追われることとなった。」
安国寺永鳳:「簡単に話せばそのような仕儀でございます。」
陰山魂魄:「過激なことを……まともな団体のすることとは思えませんが」
陰山魂魄:「ただの宗教屋に追われて、あなたがこちらを頼る理由もないか」
安国寺永鳳:こくりと頷く。
安国寺永鳳:「札を使い切らされました。」
安国寺永鳳:「身を隠すため、このような格好を。」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:前髪の下からじっと観察
安国寺永鳳:本来の彼は、ミノムシのように身体中に札を貼り付けていた。
安国寺永鳳:それを思い出してもいいだろう。
陰山魂魄:「似合ってはらっしゃるかと」
陰山魂魄:「可憐に思います」
安国寺永鳳:「それは…男としては複雑怪奇な気持ちになりますな!」
陰山魂魄:「ただ、そういう格好をなさるなら」
陰山魂魄:「座っている時は足を閉じられた方がいい」
安国寺永鳳:「?」
安国寺永鳳:「……ああ、これは失敬!」
安国寺永鳳:そう、安国寺永鳳は男である。
安国寺永鳳:しかし、身長の低さと男にしては高い声、
安国寺永鳳:それにすらっとした手足の細さは中性的な魅力を醸し出している。
安国寺永鳳:もじもじ、と足を閉じる。
陰山魂魄:「お気になさらず」
陰山魂魄:「話を戻しましょう……それで」
陰山魂魄:「道人は我々の組織に保護を求められると」
陰山魂魄:「そう理解させていただいて、相違はありませんか」
安国寺永鳳:「相違ない。」
安国寺永鳳:「小生もまだ死にたくはないゆえ。…ははは!悟りはまだ遠い!」
安国寺永鳳:「……引き受けていただけますかな?」
安国寺永鳳:木の符…呪術師同士の”借り”を象徴する呪具を
安国寺永鳳:机に置いて陰山の元へと押し出す。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:それを見つめ
陰山魂魄:す、と白い掌をその手の上に乗せて
陰山魂魄:そのまま差し出し返す
陰山魂魄:「オーヴァードの互助ということであれば」
陰山魂魄:「それが本来の我々の役目、私の職務です」
陰山魂魄:「……人の弱みで貸し借りを精算するというのでは、それは貧しいでしょう」
陰山魂魄:前髪の下から安国寺さんと目線を合わせ
陰山魂魄:微笑む。
安国寺永鳳:「……忝い。」
陰山魂魄:「いえ」
陰山魂魄:「寂しい女ですから、来客を待つ口実が欲しいのです」
陰山魂魄:「その品は今しばらく預かっていていただきたい。構いませんか」
安国寺永鳳:「ははは、構いませぬ敵いませぬ!」
安国寺永鳳:「あなたは強いお方だ。」
陰山魂魄:「信用の出来る相手とは繋がりを保ちたい」
陰山魂魄:「それだけのことです、道人」
陰山魂魄:「……人心地ついたら、支部へと向かいましょう」
陰山魂魄:「着替えは用意できませんが」
陰山魂魄:「居住まいのレクチャーくらいはしておきますか?」
安国寺永鳳:「………ははは。」
安国寺永鳳:改めて自らの恰好を見下ろし、スカートを摘まむ
安国寺永鳳:「レクチャーが必要になる前に解決したいものですな。」
安国寺永鳳:珍しく、苦笑いした。
陰山魂魄:「それは残念」
陰山魂魄:こちらは少しだけいたずらっぽく笑う
GM:―――――
GM:ロイスのみ可能!
陰山魂魄:安国寺さんに!
陰山魂魄:これは信用◯以外ないでしょう
陰山魂魄:Nは脅威で
陰山魂魄:以上!
GM:―――――

OP3

GM:OP3:ニーンテ・シュバルツ/ネヴェア・ブースロイド
GM:登場侵蝕をどうぞ
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:34->39)
ニーンテ・S:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 5[5]+37 → 42

GM:―――――
GM:大N市
GM:烏丸家 邸宅
GM:―――――
GM:君たちは、座布団の敷かれた大広間に座っている。
GM:大広間の襖から見えるのは広大な日本庭園。
GM:板張りの廊下には、筋肉質の男が二人、控えている。
GM:おそらく護衛か目付け役だろう。
GM:ここは烏丸家の邸宅。
GM:烏丸家は代々”契約の立会・履行”により権力者と太いパイプを繋ぎ、
GM:繁栄した旧家である。そして――
GM:古くからオーヴァードを輩出していた…とされている。
ネヴェア・ブースロイド:ほう、と庭園を見て息をつく。
ネヴェア・ブースロイド:儚げな容貌の少女である。長い赤毛を三つ編みにして左右に括った様は、草食動物の巻角を思わせる。
ネヴェア・ブースロイド:「それで、ええと……」自分と同じく、烏丸の家より呼び出されたのだという、傍らの人物を見る。
ネヴェア・ブースロイド:普段よりもいっそう伏し目がちなのは、気後れというよりは、好奇心に輝く目を悟られぬように。
ニーンテ・S:座布団の上に、黒い鳥のようなシルエットの人物が形よく正座している。
ニーンテ・S:黒い革の山高帽は傍らに置かれているので、丸い頭のシルエットがなおさら奇妙だ。
ニーンテ・S:「何かな。ミズ・ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさまは、どういった縁で私達が呼び出されたのかお分かりになりますか?」
ネヴェア・ブースロイド:「私にはあまり、お招きを受ける理由に心当たりが……」
ニーンテ・S:背筋を伸ばした丸いレンズの鳥の目が、じっとネヴェアを見ている。
ニーンテ・S:「つかぬことを聞くが──」
ネヴェア・ブースロイド:「は。はい」
ネヴェア・ブースロイド:どきどき。
ニーンテ・S:「ブースロイドというと、英国の役所……警察あたりか。務めているご親戚はおられるだろうか?」
ネヴェア・ブースロイド:「……!」
ネヴェア・ブースロイド:「はい、一族にはそういった者もございます。でも……」
ネヴェア・ブースロイド:「(きっと、そういう話ではなく)」
ニーンテ・S:「見た目ではわからないだろうが、私は結構な年寄でね」くぐもった声。革の仮面の嘴を、黒手袋の細い指で撫でて見せる。
ネヴェア・ブースロイド:「わっ、私からも!」
ネヴェア・ブースロイド:「一つ、質問がございます」
ニーンテ・S:「何だろうか。レディ」
ニーンテ・S:面の内側で響いた、性別のよくわからないくぐもった声。丸いレンズの目が、それこそ鳥のようにネヴェアを見つめ返す。
ネヴェア・ブースロイド:その、中の見えないレンズを注視するように。
ネヴェア・ブースロイド:「かつて聞いた物語の中に、影法師のごとき黒装束に身を包んだお医者様のものがありました」
ネヴェア・ブースロイド:「親戚はみな信じてはいない、曾祖父がかつて実際に体験した話という触れ込みで……」
ニーンテ・S:「リトル……フィンには、ずいぶん可愛がられたらしいね」
ネヴェア・ブースロイド:「────やはり」
ニーンテ・S:「君は、ほら話だとは思わなかったのかね。ミズ・ネヴェア」
ニーンテ・S:「荒唐無稽に過ぎるだろう? 北極海の大穴、南米の黄金都市……」
ネヴェア・ブースロイド:「その方の名は、教えて貰えませんでした。他の登場人物はみな教えてくださるのに。理由を問うと、『あの人はまだ、戦っているから』と」
ニーンテ・S:くぐもった笑い声。
ネヴェア・ブースロイド:「信じて居られた理由は、どれも小さなものです。疑う理由は、それよりもきっと大きかったけれど……」
ニーンテ・S:「けれど?」
ネヴェア・ブースロイド:「……一番は、私があなた達の気高い旅路をなぞるのに、胸躍らせていたから」
ネヴェア・ブースロイド:「小さくて、もっともっと、大きな理由です。だからこうして、巡り合えた」
ネヴェア・ブースロイド:「お会いできて光栄です。ニーンテ・シュバルツさま」
ネヴェア・ブースロイド:花のような笑顔を浮かべる。
ニーンテ・S:「あれから、何年経ったことか」
ニーンテ・S:「ほんとうに律儀だな、フィン坊(リトル・フィン)は。名前を漏らさず、忘れず、良い子を育ててくれた」
ニーンテ・S:「そうさ。いかにも私のことだ。よろしく、ネヴェア・ブースロイド。ここは日本だが、名前で呼んでも?」
ネヴェア・ブースロイド:「──ええ、ええ! よろしくお願いします、ニーンテさま!」
ネヴェア・ブースロイド:「確証が持てず、探るような事を言ってしまってごめんなさい。でも、本当に、夢のよう」
ネヴェア・ブースロイド:興奮した様子で、ニーンテさんの手を握ってぶんぶんする
ニーンテ・S:案外と華奢で、そう変わらない大きさの手が、黒い革手袋越しに握り返す。
ネヴェア・ブースロイド:「しかし、だとすると私達がここにいるのは、やはり」
GM:と、そんな折、
GM:とんとん、と板の廊下が鳴って大広間の前で止まる。
ニーンテ・S:「……そこは、彼に聞いたほうが早いだろうね」
烏丸輪月:「お待たせしてすいません、お二人とも。」
烏丸輪月:襖が開く。広間に入ってきたのは銀髪の美少年。
烏丸輪月:白いシャツに赤のリボンタイ。
烏丸輪月:半ズボンからはすらりとした白い脚が伸びている。
ネヴェア・ブースロイド:「恐れ入ります」頭を下げる。
烏丸輪月:「お越しいただきありがとうございます。ネヴェアさんにニーンテさん。」
烏丸輪月:「ネヴェアさんは想像よりもはるかにお可愛らしい方ですね。」
ネヴェア・ブースロイド:「ごきげんよう。まあ、どうもありがとうございます」
烏丸輪月:と、ネヴェアにわずかに距離を詰めようとしたが
ニーンテ・S:「お久しぶり。烏丸少尉」
烏丸輪月:「その名で呼ばれると緊張しますね、どうも。」
烏丸輪月:す、と下がって座る。
ネヴェア・ブースロイド:「烏丸少尉……では、あなた様が?」
ネヴェア・ブースロイド:驚いた様子で質問する。目の前にいるのは、どう見てもローティーンの少年だ。
ネヴェア・ブースロイド:すぐ隣にニーンテがいるとは言え、こうして実際に幼い容姿を見せられると、また違った味わいだった。
烏丸輪月:「ええ。僕が烏丸家先代当主、烏丸輪月です。」
ニーンテ・S:「東洋の妖術師、とでも聞いていたかね。気をつけ給え。七十年前も同じ顔だったし」
ニーンテ・S:「ひどく退廃的な趣味でね」
ネヴェア・ブースロイド:「退廃的、ですか?」
烏丸輪月:「やだなあ、僕は人畜無害な美少年ですよ?」
ネヴェア・ブースロイド:「っ失礼しました。不躾な質問を……」
烏丸輪月:「お気軽に”輪月くん”と呼んでいただいてもいいんですよ、」
烏丸輪月:「ネヴェアお姉ちゃん。」
烏丸輪月:おどけた調子で
ネヴェア・ブースロイド:「はう」 びくり。そのどこか蠱惑的な響きに肩を竦める。
ネヴェア・ブースロイド:「いえ! 謹んで遠慮させていただきます」
ニーンテ・S:「そうだ。年上なのだから、年上に接するようにしたがいい。ネヴェアくん」
ニーンテ・S:「輪月も、あまり若いものをいじめないことだ。いい年だろうに」
烏丸輪月:「と言っても、この年まで生きると刺激が欲しくなるもんですよニーンテさん。」
ニーンテ・S:「出歩けば、世間はまだまだ刺激にあふれているよ」
ニーンテ・S:「その話だろう? 今日は」
烏丸輪月:「夜に出歩いてはいますがね。」
ネヴェア・ブースロイド:「そ、そうです。本日はどのようなご用向きで?」
烏丸輪月:「そうそう、最近はそれもしにくくなったという話です。」
烏丸輪月:ぱん ぱん と柏手を打つ。
護衛:屈強な護衛が部屋に入ってきて、二人の前に一枚の紙を置く
烏丸輪月:「ありがとう、彰。」護衛の名前を呟きながら、そっとその手に小指を這わせる。
護衛:恐縮したように一礼し、部屋から出ていく。
GM:紙に描かれているのは寺社のシンボルのようだ。
GM:鷲が卍のマークを翼で包むかのような紋章。
ネヴェア・ブースロイド:「これは……」
ネヴェア・ブースロイド:おいそれと教科書以外で目にする印ではない。
ニーンテ・S:「(アドラー)にスワスチカ。さしずめ、金襴かね?」
烏丸輪月:「でしょうねえ。」
烏丸輪月:「それが今を時めく新興宗教”阿念得部宗”の紋章です。」
ネヴェア・ブースロイド:「墨……でしょうか。日本の、こんな場所に」
ニーンテ・S:鳥のように首を引く。
ニーンテ・S:「隠す気もない名乗りとなると、本物だな」
ネヴェア・ブースロイド:「奇妙な時代(ウィアードエイジ)の、残り香」
ネヴェア・ブースロイド:「アーネンエルベ……」
ネヴェア・ブースロイド:ぶるりと戦慄する。
烏丸輪月:「……お二人を呼んだ理由が分かりましたか?」
ニーンテ・S:「帝都の事件から逃げ延びた相手がいた。と」
ニーンテ・S:「天花寺の血縁は行方が知れない。となれば、なるほど。こちらに話が来るわけだ」
烏丸輪月:「以前もそんな相手とすれ違ったのでは?」
烏丸輪月:「例えば、同じ列車で。」
ニーンテ・S:「あれが寝ていたのはサハリンあたりだろう?」くぐもった声で笑う。
ネヴェア・ブースロイド:「──国そのものをジャームへと変える石柱(モノリス)、地球のあらゆる都市を破壊可能な月面砲台。様々な暗躍があったと聞かされております。そして、息をひそめ脈々と現代に息づいているとも」
烏丸輪月:「昔の話ではなく、最近の話ですよ。」
烏丸輪月:「それも、この街の話。」
ニーンテ・S:「UGNの決り文句だが、世界は既に変貌していた、のさ。それも、ずっと長い間、病みついていたのだ」
ネヴェア・ブースロイド:「ならば、戦わぬわけにはいけませんね。私は、曾祖父のような知恵も勇気もない。ただ道具を与えられた小娘に過ぎませんが──」
ニーンテ・S:「潜伏していた相手が堂々動き出したとなると、何か大物を引き当てたか」
ネヴェア・ブースロイド:「その道具も、私自身も。そういったものと戦う意思によって、生かされたのです」
ニーンテ・S:「若く、未熟で。誰も、最初はそうだともさ。そして、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:震える手で首から下げたロケットを握りしめる。
ニーンテ・S:「なにかよからぬものに立ち向かおうという意志があるなら、できる限りの手助けをするのが老人の仕事というものだ」
ニーンテ・S:「輪月。君も、偶には趣味の良いことをするな」
烏丸輪月:「褒めていただき光栄です。」
烏丸輪月:「それでは改めて依頼を。」
ネヴェア・ブースロイド:面を上げ、改めて烏丸さんに向き直る。
烏丸輪月:「”阿念得部宗”は膨大な資金力を背景に勢力を伸ばしている新興宗教です。」
烏丸輪月:「”選ばれし超人”になるという現世利益を謳い、信者を獲得し、周辺の勢力図を塗り替えようとしています。」
烏丸輪月:「このままでは我々烏丸家がこの街で築いてきた信頼と契約は失われるでしょう。」
烏丸輪月:「お二人、そしてUGNには”阿念得部宗”の調査をお願いします。」
ネヴェア・ブースロイド:「ヴリルパワー……超人兵士計画、その後継……」
ネヴェア・ブースロイド:ぶつぶつと、自らの記憶を引きずり出し、照らし合わせる。
ネヴェア・ブースロイド:唇を引き結び。
烏丸輪月:「――ただでさえ奇妙な街です。昔日の残り香を持ち込まれては、たまらない。」
ニーンテ・S:「まあ、当世ならばレネゲイドの力、と読み替えたが良い」
ネヴェア・ブースロイド:「そう、ですね。当時とは、きっと何もかもが違う」
ネヴェア・ブースロイド:「承りました。”阿念得部宗”なる集団の調査」
ネヴェア・ブースロイド:「薄暮(トワイライト)の終端より。ネヴェア・ブースロイドが参りましょう」
ネヴェア・ブースロイド:そう言って、ちら、とニーンテさんを見る。
ニーンテ・S:かすかにくぐもった笑い声。
ニーンテ・S:すうと背筋を伸ばす。
ニーンテ・S:「UGNと、ノートルダム財団の名代として、ニーンテ・シュヴァルツ、たしかに承った」
ニーンテ・S:「安心してくれ。こう見えてもまだ現役でね。君の足手まといにはならないさ、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「そっ……そんな不遜な物思いはしておりませんっ!」
ネヴェア・ブースロイド:顔を真っ赤にしてわたわたと両手を振る。
ニーンテ・S:「失礼。歳を取ると、そんなことばかり考えるのでね。若者が力強く見えるなら、なおさらだ」
ニーンテ・S:音もなく向き直って、黒手袋の細い右手を差し出す。
ニーンテ・S:「よろしく。ネヴェア。すくなくとも事件が終わるまでは、私は君の相棒だ」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女と共に戦えることに浮き足立ってしまわないよう、そればかりが心配なのです」
ネヴェア・ブースロイド:同じく右手を差し出し、しっかりと握る。
ネヴェア・ブースロイド:「見ての通りの、ファンですので」
ネヴェア・ブースロイド:ちろりと舌を出す。
烏丸輪月:「………ふふ。」
烏丸輪月:「こちらも、最大限支援させてもらいますよ。」
烏丸輪月:「たまには趣味のいいこともやるので。」
烏丸輪月:銀髪の少年はにっと笑った。
GM:―――――
GM:☆組織効果 が解禁されました。
GM:これは組織の支援を受けていることを示します。
GM:これにより判定に有利な修正が加わり、戦局を変える突破口となりうるかもしれません。
ネヴェア・ブースロイド:すごいぜ
GM:現在取得した組織効果はこちら。

・烏丸家
防具の調達判定達成値に+3。ただしデザインが特殊なものになる。
その防具を装備して行う情報収集達成値に+2。

ネヴェア・ブースロイド:デザインが特殊なものに……
GM:では現在はロイスのみ可能です。
GM:どうぞ!
ニーンテ・S:「幼子:ネヴェア・ブースロイド:○好意/恐怖」。ネガの恐怖は、若者が失われることへの、だね。
ニーンテ・S:「仇的:アーネンエルベ:好奇心/○敵愾心」。こちらをシナリオロイス的なところに充てる。
ニーンテ・S:以上かな。
ネヴェア・ブースロイド:ロイス/先達/ニーンテ・シュバルツ/尊敬〇/憧憬 戦いの理想化は毒になると知っているので憧憬がN
ネヴェア・ブースロイド:ロイス/亡霊?/阿念得部宗/尽力/不審〇
ネヴェア・ブースロイド:以上です
GM:では本日はここまでとしましょう。
GM:皆様お疲れさまでした!明日は14時から合流シーンを始めたいと思います!
陰山魂魄:お疲れ様でしたー!
陰山魂魄:いや~~
ニーンテ・S:了解です! お疲れさまでしたー!
陰山魂魄:楽しかった!!
ニーンテ・S:よかったここまででも
鬼怒川疾風:お疲れ様でした!
ネヴェア・ブースロイド:お疲れさまでした! 14時再開了解!

OP4

GM:──────
GM:合流シーン
GM:全員登場です。
GM:登場侵蝕をどうぞ
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:43->52)
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:39->48)
陰山魂魄:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 10[10]+41 → 51

ニーンテ・S:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 5[5]+42 → 47

GM:──────
GM:烏丸家 邸宅
GM:──────
GM:『”阿念得部宗”の調査を強く要請する。』
GM:『そのために必要な物資もこちらで提供する。』
GM:烏丸家からUGNに以上のような依頼が来たのは、
GM:つい先日のことである。
GM:”阿念得部宗”と何らかの形で関わった者たちが、
GM:烏のように邸宅に集った。
陰山魂魄:(渡りに船だが、タイミングが良すぎる)
陰山魂魄:(烏丸輪月……余り人聞きのいい人物でもない。警戒は必要、か)
陰山魂魄:檜造りの縁側を静かに、足音もなく歩いていく。
安国寺永鳳:その隣を歩く、小柄な少女…いや、女装した小男。
安国寺永鳳:未だに替えの服は手に入れられてない。
安国寺永鳳:「いざという時の、依り代はいりますかな。」
安国寺永鳳:スカートのポケットから呪札を見せる。
陰山魂魄:「……こちらで、何か見つかるといいのですが」
陰山魂魄:「手がかりのことでもあり」
陰山魂魄:「着替えの話でもあります」
安国寺永鳳:「個人的には着替えを優先したいところですな。」
陰山魂魄:「我々は調査に来ているので、順序については保証しかねます」
安国寺永鳳:「それはもう!承知してございます!」
陰山魂魄:「冗談です」
ネヴェア・ブースロイド:GMから許可が出たのでシーン一回の購入判定を使用します。
ネヴェア・ブースロイド:5dx+4 強化ビジネススーツ
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,4,4,10,10]+3[1,3]+4 → 17

ネヴェア・ブースロイド:あ、支援効果で達成値+3 成功。
GM:では成功、特殊デザインの強化ビジネススーツを取得です。
陰山魂魄:「そちらも重要な問題ですから早急に……」
GM:話をしていると、烏丸家の者に指定された広間にたどり着く。
陰山魂魄:いきなり!?
GM:広間にいたのは…
ネヴェア・ブースロイド:陰山魂魄にとっては、見知った顔の中学生である。
ネヴェア・ブースロイド:「あら……」
ネヴェア・ブースロイド:ただ、以前に会った時とは違うポイントとして
ネヴェア・ブースロイド:ふわふわ甘中華ロリータ風メイド服に身を包んでいるというのがありますね。
陰山魂魄:「君は……」
陰山魂魄:前髪の下で瞠目する
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまもいらしていたのですね!」ぱぁ、と表情が華やぐ。
陰山魂魄:「ネヴェア・ブースロイド、何故ここに?」
安国寺永鳳:「……ブースロイド?」
ネヴェア・ブースロイド:「……ええ。アーネンエルベの暗躍の報を受け」
ネヴェア・ブースロイド:「ご助力をと参りました次第です」
陰山魂魄:「こちらでも人手を用意すると、烏丸側からあったが」
陰山魂魄:「……こうした手引きになるわけか」
陰山魂魄:呟いて
ネヴェア・ブースロイド:「来てくださったのが陰山さまなら、とても心強いです。そちらの方もUGNの?」
陰山魂魄:「いや、彼もイリーガルだ」
安国寺永鳳:「名を逍遥道人フランシスコ安国寺永鳳と申す。」
ネヴェア・ブースロイド:「か、彼!?」
ネヴェア・ブースロイド:思わずまじまじと見てしまう。言われてみれば、所作には少し男性らしさがある。
安国寺永鳳:「あ、あー…これは追っ手を撒くための変装でしてな。」
安国寺永鳳:「お見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ない。」
安国寺永鳳:「小生は烏丸輪月どのをお呼びしてまいる。」
陰山魂魄:「頼みます」
安国寺永鳳:「では、お二人で積もる話を崩してくだされ。」
安国寺永鳳:からからと笑いながら、とてとてと歩き始める。
陰山魂魄:「そちらも普段の装いとは見えないが」
ネヴェア・ブースロイド:「ええと……この服は。あっ、はい。ありがとうございます」
ネヴェア・ブースロイド:安国寺さんに会釈をして、陰山さんに座布団を進めます。
陰山魂魄:腰をおろして
陰山魂魄:その格好をまじまじと見つめる
ネヴェア・ブースロイド:「何か呪術的に効果のある装いなのだと説明を受けました。ふふ」
ネヴェア・ブースロイド:立ち上がり、袖をつまんでくるりと回って見せる。
陰山魂魄:「烏丸の者が誂えたと?」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:複雑な表情。
ネヴェア・ブースロイド:「はい……えっと、どうでしょう」
ネヴェア・ブースロイド:その顔を見て、少し不安そうな表情になる。
陰山魂魄:「ん?」
陰山魂魄:その表情を見上げて
陰山魂魄:思案顔が僅かにほころぶ
陰山魂魄:「とても可愛らしいよ」
ネヴェア・ブースロイド:「ほっ……」
陰山魂魄:立ち上がって、間近に歩み寄る
陰山魂魄:「服の話ではなく」
ネヴェア・ブースロイド:「ありがとうございます。陰山さまにそう言っていただけて……きゃ」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はい」
陰山魂魄:「そうしているネヴェア・ブースロイドが」
陰山魂魄:微笑み、その髪をなでて
陰山魂魄:子猫を慈しむように、その顎と首元にそっと指をあてていく
ネヴェア・ブースロイド:「……はい! ふふふ……」
ネヴェア・ブースロイド:とろんと目じりを落とし、されるがままに。
ネヴェア・ブースロイド:見つめ合う。
陰山魂魄:前髪の下から琥珀色の目が覗き込み
陰山魂魄:数秒間、2人だけの時間が流れる。
陰山魂魄:「……ゆっくりと話したいところではあるが」
陰山魂魄:「場所が場所だな」
陰山魂魄:苦笑し、指を離す
ニーンテ・S:「仕事を終えてからにしたほうが良いだろうね」
ニーンテ・S:陰山さんの後ろから。
陰山魂魄:「!」
ネヴェア・ブースロイド:「…………はっ」
ネヴェア・ブースロイド:その前髪の奥へと吸い寄せられていた視線を離す。
ネヴェア・ブースロイド:「その通りでございました。ニーンテさま」
ネヴェア・ブースロイド:そそくさと居住まいを正す。
ニーンテ・S:「魂魄。ずいぶん、また顔を合わすとは、よほど、あすこの残党と縁があるようだ」
陰山魂魄:「これは……」
陰山魂魄:振り向いて一礼
陰山魂魄:「ニーンテ女史、あなたも依頼を?」
ニーンテ・S:帽子を取って会釈。
ニーンテ・S:「輪月とは知人でね。相手が相手だけに声をかけられた」
ニーンテ・S:「よりにもよって私にまでドレスを勧めてきたが、あいつ、ますます趣味が悪くなったな」
陰山魂魄:「ネヴェア、そして、あなた……アーネンエルベ」
陰山魂魄:「座組が見えてきたな」
陰山魂魄:「あるいは私も、か」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまも、かの残党に関りがおありで?」
ネヴェア・ブースロイド:「いえ、『も』と言うには私のそれなど、非常に薄いものですけれど……」
陰山魂魄:「……ああ、以前にこちらのニーンテ女史とな」
ニーンテ・S:「慰安旅行のときに乗り合わせた」真面目くさった口調で。
ネヴェア・ブースロイド:「まあ!」
ネヴェア・ブースロイド:「それは……とても災難でしたね」
陰山魂魄:「そうでもない、お陰で彼女と深く話すことも出来た」
ネヴェア・ブースロイド:(むむ、気になります……何があったのか)
ネヴェア・ブースロイド:尊敬する彼女らがいかなる脅威と戦い、いかにして打倒したのかにも興味があるし、それとは別種の何か、もやもやした不健全な興味のようなものも……。
ネヴェア・ブースロイド:ぶんぶんと頭を振って、余計な思考を追い出す。
陰山魂魄:「因縁が四方八方へ伸びているというのには閉口するが」
陰山魂魄:「今回もこの若輩を導いていただければ」
陰山魂魄:「幸いです、ニーンテ女史」
ニーンテ・S:「こちらこそ。負うた子に教えられて浅瀬を渡る、とはこの国の慣用句だろう?」
ニーンテ・S:「いや、すまない。これは、ネヴェアにも魂魄にも失礼だったか」
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさまはとても長く生きていらっしゃるのに、柔軟でいらっしゃる」
ネヴェア・ブースロイド:「そうではないと、長くこちら側にとどまり続けることはできないということでしょうか」
陰山魂魄:「慮っていただいていると感じます」
陰山魂魄:「しかしこちらも裾を濡らす覚悟はありますので」
陰山魂魄:「寄りかからず歩けるよう、見ていただけると」
ニーンテ・S:「こうして若者が頼れると、長い長い余生を送る余裕もあるのだよ。ネヴェア」
ニーンテ・S:「もちろん、魂魄だけではない。きみもそうだ、と思っているよ。私は」
ネヴェア・ブースロイド:「余生……」
ネヴェア・ブースロイド:このひとに取っては、人生で果たすべき出来事は、既に遠い昔の彼方なのだろうか。
ネヴェア・ブースロイド:(どうにも、そう決めつけてしまうには、大おじい様と聞いていた話からは……)
陰山魂魄:「……しかし」
陰山魂魄:「機会が来ればこちらから紹介したいところだったが」
陰山魂魄:「順序が逆になってしまったな」
陰山魂魄:「いい子でしょう」
陰山魂魄:ニーンテさんに振り向きつつ
ニーンテ・S:「本当にね」首を引いて頷く。
GM:ではそんな折、板張りの廊下が鳴る。
GM:三人分の足音だ。
鬼怒川疾風:では購入判定を行います
陰山魂魄:こっちもかよ!
鬼怒川疾風:目標はアームドスーツ
鬼怒川疾風:1dx+5
DoubleCross : (1R10+5[10]) → 8[8]+5 → 13

鬼怒川疾風:財産点使って購入!
鬼怒川疾風:装備しましょう
鬼怒川疾風: 
鬼怒川疾風:「いやースッキリスッキリ」廊下から、明らかに軽薄そうな男の声が聞こえる
鬼怒川疾風:「金持ちの便所一回使ってみたかったんだけど、マジで広いのな」
鬼怒川疾風:「あれなら家賃払うから住ませてくれよ」
烏丸輪月:「気に入っていただけたようでなによりです。」
鬼怒川疾風:「家賃ねぇわ」
烏丸輪月:「ふふふ…いいですよ?」
烏丸輪月:「体で払ってくれれば。」
烏丸輪月:「……道人どのもいかがです?」
安国寺永鳳:「……ご遠慮させていただこう…。」
ネヴェア・ブースロイド:(あわわ、大人な話……)
ニーンテ・S:「何の話やら」
鬼怒川疾風:「おいおい…こいつはとんだ跳ね馬ボーイどもだ」
鬼怒川疾風:そういうと、大広間の扉を開く
GM:現れたのは三人の男である。
鬼怒川疾風:ーー白かった
鬼怒川疾風:身体に密着した白いハイグレが、がっしりとした筋肉の陰影を際立たせ
鬼怒川疾風:股座から伸びる白鳥の無機質な頭部が、君達をじっと見据えている
陰山魂魄:「……!」
陰山魂魄:ひと目見て
陰山魂魄:さっとネヴェアを背後にかばう
ネヴェア・ブースロイド:「……???」
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「……へへ」少し顔を赤くする。流石に恥ずかしいのかもしれない
ニーンテ・S:「それはプリマの衣装だろうに」
陰山魂魄:「双方とも、前に出るな」
陰山魂魄:圧倒的に警戒の視線!
安国寺永鳳:「……。」
安国寺永鳳:こちらはバニーガールの服装。
陰山魂魄:「道人、そちらもそのままでいてくれるとありがたい」
陰山魂魄:じりじりとネヴェアさんをかばったまま下がる
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さま……何が。陰山さま?」
ネヴェア・ブースロイド:わけのわからないまま、陰山さんの忠告に従って背後に隠れている
鬼怒川疾風:「……ご機嫌よう、清らかな風が吹くいい日だな」
陰山魂魄:「……御機嫌よう」
ニーンテ・S:「輪月。前にもまして悪趣味になったな」
烏丸輪月:「……いやあ……選択肢を上げたんですけどね。」
烏丸輪月:「まさかこれを選ぶとは思わなかったんです。」
烏丸輪月:「人間追い詰められると最悪の選択をするんですね。」
鬼怒川疾風:「いや、こいつに呼ばれた気がしてさ…な?」白鳥に呼びかける
烏丸輪月:「でも僕も学びましたから、」
烏丸輪月:ぽん、と安国寺の肩に手を置く。
烏丸輪月:「こちらは有無を言わさず、はい。」
安国寺永鳳:「お、お気遣い、感謝する……」黒タイツに包まれたふとももを擦り合わせ、もじもじする
ニーンテ・S:「何か羽織りなさい。いいから」
ネヴェア・ブースロイド:「羽織るものが必要でしたら、私の上着が」
ネヴェア・ブースロイド:ここに来るまで着ていたものがハンガーに掛けられている。
ネヴェア・ブースロイド:なぜかサイズも安国寺さんにぴったりな気がするぞ
安国寺永鳳:「忝い…」
安国寺永鳳:一礼して上着を羽織る。
陰山魂魄:「あなたが烏丸輪月か」
烏丸輪月:「ああ、はい!僕が烏丸輪月です。」
烏丸輪月:「陰山魂魄さん、ですね。」
陰山魂魄:「……不作法を、些か面食らいました」
陰山魂魄:ようやく腕をおろす
鬼怒川疾風:「……ああ、そういう事」納得がいったように頷くと
鬼怒川疾風:「鬼怒川疾風、無職、独身、怪しい者じゃないから安心してくれ」
鬼怒川疾風:「怪しい者じゃないから」
陰山魂魄:「彼らの装いは」
陰山魂魄:「そちらなりの歓待であらせられるのか?」
ニーンテ・S:「そういう男だ。あいつは」
陰山魂魄:「……評判の理由もわかった」
陰山魂魄:小さく呟いて
烏丸輪月:「衣服に烏丸の術が掛かっています。」
ネヴェア・ブースロイド:「ええと、もう大丈夫ですか?」
ネヴェア・ブースロイド:おそるおそる陰山さんの後ろから顔を出し、鬼怒川さんの格好に目を剥く。
ネヴェア・ブースロイド:「──────────!!!!! ?? !?????」
陰山魂魄:「ネヴェア、大丈夫だ」
陰山魂魄:「私がついている。心配はない」
陰山魂魄:その肩を支える
ネヴェア・ブースロイド:「は、はい! ネヴェアは大丈夫です!」
烏丸輪月:「戦闘にもお役に立つ優れものなんですよ?」
烏丸輪月:悪びれる様子もなくにこにことしている。
烏丸輪月:笑顔だけなら天真爛漫な少年と言った風情だ。
ニーンテ・S:「最初に会ったときは、下着姿の高級娼婦を侍らせていただろう」
烏丸輪月:「それはあなたが娼館まで乗り込んでくるのが悪いですよ。」
烏丸輪月:ニーンテに抗議する。
ニーンテ・S:「指揮所を悪所のど真ん中に設えた人間のセリフかね、それが」鳥のように首を引いて。
陰山魂魄:「鬼怒川疾風」
陰山魂魄:「お互い挨拶が済んだら、着替えていただけるとありがたい」
鬼怒川疾風:「通報は止めてくれよ」
陰山魂魄:「望まないが、そうせざるを得ないこともある」
鬼怒川疾風:「……」悲しそうな顔
鬼怒川疾風:「名残惜しいが、仕方ない……か」
ニーンテ・S:「……」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:大丈夫かこいつ、という視線
ネヴェア・ブースロイド:「なごり、おしい…………」
ネヴェア・ブースロイド:言葉の意味を咀嚼できておらず、ただおうむ返ししている
鬼怒川疾風:「しばしの別れだ…わが友よ」愁いを帯びた目で白鳥を見つめる
烏丸輪月:「大丈夫ですよ。」陰山さんに
烏丸輪月:「腕の立つ人です。」
陰山魂魄:「子供がいます」
陰山魂魄:「あまり過激な趣向は控えていただけると」
陰山魂魄:烏丸さんにもじろりと視線を向ける
鬼怒川疾風:少し席を外し、いつもの半纏とスウェット姿になって戻ってくる
鬼怒川疾風:そのポケットからは白鳥の頭が覗いていた
ネヴェア・ブースロイド:びくっ
ニーンテ・S:細い指で、ぽん、とネヴェアの背を軽く叩いて。
陰山魂魄:落ち着くように頭を撫でる
鬼怒川疾風:「まあ流石に」
鬼怒川疾風:「初対面の人間にこうも警戒されちゃマズいからな」
烏丸輪月:「すいません。こちらも出来るだけ過激でないものを用意しましょう。」
陰山魂魄:「……ご配慮、感謝する」
ネヴェア・ブースロイド:「もうしわけありません。未熟者で……」
ネヴェア・ブースロイド:我に返り、既に2人に守られていることの情けなさで少し悄然とする。
陰山魂魄:「改めて、私はUGN所属の陰山」
ネヴェア・ブースロイド:「ネヴェア・ブースロイドと申します。イリーガルをしております」
ニーンテ・S:「ノートルダム財団のニーンテ・シュバルツだ。土着の呪術者だと聞いているが」
鬼怒川疾風:「あー……」ニーンテさんの言葉に少し考えて
鬼怒川疾風:「まぁ、その辺はあんま深く考えてくれなくて構わねぇ」
安国寺永鳳:「小生は、」
烏丸輪月:「逍遥道人フランシスコ安国寺永鳳、でしたっけ。」
烏丸輪月:「知ってますよ。札の下に美童の顔が隠れていることも。」
安国寺永鳳:「………」流石に声もなく上着を抓む
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:(ターゲットがあちらに向いている)
陰山魂魄:(すまない、道人)
鬼怒川疾風:「敬称は苦手だから呼び捨てにするが、構わねぇよな」
陰山魂魄:「気安くしていただければ結構」
陰山魂魄:「こちらも合わせる」
ニーンテ・S:「兎も角、これで全員揃ったわけだな」
烏丸輪月:「ええ。依頼内容もご存じですよね?」
鬼怒川疾風:「”阿念得部”だろ?」
陰山魂魄:「得体のしれない相手だが」
陰山魂魄:「こちらにも曲者は揃っているらしい」
陰山魂魄:「調べを進めましょう」
烏丸輪月:「理解していただいたようで何よりです。」
烏丸輪月:「調査に必要な機材の搬入も済んでいます。」
ニーンテ・S:「資料のたぐいの見分から始めたほうが良さそうだ」
ニーンテ・S:「私の寸法を測っていたのはそれでかね」くぐもったため息。
烏丸輪月:「それか、実際に”阿念得部宗”の寺を見に行ってもいいですよ。」
烏丸輪月:「一般解放されてますから。」
鬼怒川疾風:「行けるのかよ…いや、まぁ行けるか…」
陰山魂魄:「大胆なことだ」
鬼怒川疾風:「一人知り合いが巻き込まれてる、解決するなら早めにしたい」
烏丸輪月:「…あなたも、その仮面よりも似合う服があるでしょうに。」
ニーンテ・S:「似合うかどうかは別だが、これでないと何かと不便でね。とはいえ…」
ニーンテ・S:「相手がオーヴァードの団体となると、多少の無理は必要か」
ネヴェア・ブースロイド:「既に抜き差しならない状況という訳ですね」
ニーンテ・S:「概ねそう考えたほうがいいだろう」
烏丸輪月:「見に行くだけですよ。すぐに乗り込んだら…おそらく全滅でしょう。」
烏丸輪月:「すでにいくつかの組織を取り込んでいるようですからね。」
ネヴェア・ブースロイド:「了解いたしました。素早く、慎重にゆきましょう」
鬼怒川疾風:「あの節操ない多国籍ぶりはそれでか‥…」
鬼怒川疾風:「いつの時代も宗教ってのは面倒なもんだ」
ニーンテ・S:「西も東もさして変わらないものだね」
安国寺永鳳:「…………ひょっとしてこの格好のままか?」
烏丸輪月:「余所行きの服も用意しますよ?」
烏丸輪月:ミニスカートにブラウスの少女然としたセットを取り出しつつ
安国寺永鳳:「不邪婬戒………悟りは遠いなあ。」
ネヴェア・ブースロイド:今更になって安国寺さんの刺激的な格好に目を止める。
ネヴェア・ブースロイド:「(なんだか、凄いところに来てしまいました……)」
陰山魂魄:「……大丈夫だ、ネヴェア」
陰山魂魄:「大丈夫だから」
ネヴェア・ブースロイド:「……はい。大丈夫です。陰山さまとなら──」
GM:──────
GM:ロイス&購入だ!
GM:購入判定をすでにした人は無理だぞ!
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんには固定で取ってるのでロイス/推定実力者/鬼怒川疾風/尽力/脅威〇で取得します 異常
陰山魂魄:ネヴェアちゃんには最初から取得してるので
陰山魂魄:まずはニーンテさん!
ネヴェア・ブースロイド:以上だけど異常でいいや
ニーンテ・S:異常だな……
鬼怒川疾風:ひどい
ニーンテ・S:ひとまず残り2枠なんだな。「同志:陰山魂魄:○誠意/不安」で取得してあと1枠。
陰山魂魄:先達/ニーンテ・S/感服◯/隔意/ロイス
鬼怒川疾風:同行者 陰山魂魄:真面目/〇ごめんなさい
陰山魂魄:www
GM:あやまれてえらい
鬼怒川疾風:謝って以上!
陰山魂魄:同行者/鬼怒川疾風/有為/警戒◯/ロイス
ニーンテ・S:で、購入判定なんだが、[
ニーンテ・S:「研究服」を。目標値13
ニーンテ・S:4dx+3>=12
DoubleCross : (4R10+3[10]>=12) → 10[1,3,4,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

ニーンテ・S:出たな。まあ一点読みで<知識:神秘学>対応のやつを。
陰山魂魄:アームドスーツ!
陰山魂魄:購入!
陰山魂魄:1dx+6
DoubleCross : (1R10+6[10]) → 8[8]+6 → 14

陰山魂魄:オッケー!
陰山魂魄:財産1使用で装備!
陰山魂魄:ネヴェアちゃんとお揃いの甘ロリチャイナメイドです
ネヴェア・ブースロイド:わ~~
陰山魂魄:以上!
GM:では次のシーン行きましょう

ミドル1

GM:ミドル1
GM:シーンプレイヤーはニーンテさん
GM:他全員登場可能です
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:52->56)
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:48->57)
ニーンテ・S:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 1[1]+47 → 48

陰山魂魄:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 4[4]+51 → 55

GM:──────
GM:ではまず情報項目から

■情報項目
・周辺の勢力 6/情報:UGN、FH、裏社会、噂話
・”阿念得部宗” 7/情報:噂話、学問
・安国寺永鳳 5/情報:UGN、裏社会

ネヴェア・ブースロイド:”阿念得部宗”いいですか
陰山魂魄:あ、安国寺さん!!
陰山魂魄:じゃあ周辺勢力で
陰山魂魄:コネ:UGN使用
鬼怒川疾風:では安国寺さんいきましょうか
ネヴェア・ブースロイド:7dx+3 いくぜ 噂話でコネ使用
DoubleCross : (7R10+3[10]) → 10[1,6,6,9,9,9,10]+3[3]+3 → 16

ネヴェア・ブースロイド:成功。
陰山魂魄:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 6[1,4,6]+2 → 8

ニーンテ・S:お願いする。
陰山魂魄:オッケイ
鬼怒川疾風:コネ使ってダイス+2!
鬼怒川疾風:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 8[3,5,8]+3 → 11

鬼怒川疾風:よす
GM:全部成功だね!
GM:では開示!

・周辺の勢力 6/情報:UGN、FH、裏社会、噂話
”阿念得部宗”の拡大に反応を示す組織は以下のとおりである。

・烏丸家
 ”阿念得部宗”の拡大に反発し、UGNやフリーランスを集めて
 調査と妨害工作を行う構えである。
 烏丸家とは”契約の立会・履行”を生業とした家柄であり、
 契約関係にもない”阿念得部宗”の動きに干渉するのは、
 例外的な動きである。

・”トイボックスセル”
 奇怪な玩具様のEXレネゲイドを製造するFHの研究セル。
 ”阿念得部宗”に一人エージェントを送り込んでいる。 

・”呪系数学総研”
 呪術と数学を組み合わせた魔術を研究する組織。
 賽子の目など日常に現れる”数字”とアンテナとして、
 未来に起こる事象を演算する。
 ”阿念得部宗”から資金提供を受ける予定。

・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”
 ”黄金の女”を意味する風俗店グループ。
 ロシア系マフィアを後ろ盾としており、オーヴァード戦力も有している。
 ”阿念得部宗”と協力関係にある。

・”笠置組”
 大N市の裏カジノ15店舗を運営する暴力団。
 特徴は全ての物事を”賭博”によって定めること。
 ”阿念得部宗”との賭博勝負に負け、提携を行った。
 かなりの武闘派暴力団でもあり、
 瞬時に数十人の組員、数人のオーヴァードを動かせる。

・”阿念得部宗” 7/情報:噂話、学問
新興宗教組織。
信者に超常的な能力を与えるという現世利益を約束し、
実際にオーヴァード化した信者もいるという噂がある。
”阿念得部宗”の幹部である”シングル・マニファクチュア”、
”スソ・ハカショ”もオーヴァードであり、
信者のオーヴァード化に関わっている可能性が高い。

・安国寺永鳳 5/情報:UGN、裏社会
フリーランスの牧師兼神父兼修験者兼坊主兼道士。
魔眼を数珠状に連ねて操り、相手を強力な重力で縛るバロール能力の使い手。
またノイマン能力による推理、情報処理により物を探すことに長ける。
”阿念得部宗”は彼の能力に目を付け、勧誘したが失敗。

以降身柄を狙われることとなった。
GM:☆新たな情報項目が現れました。

・”シングル・マニファクチュア” 10/情報:噂話、裏社会
・”スソ・ハカショ” 10/知識:神秘学

ニーンテ・S:残るは私か。……専門分野に近そうなので、スソ・ハカショを調べてみようか。日本語か? 真逆。
ニーンテ・S:調達した防具を装備して、だ。
GM:まだ手番のある人は試してもいいよ!
GM:GOGO!
ネヴェア・ブースロイド:太っ腹!
陰山魂魄:いけー!
ニーンテ・S:少し余裕があるから巨匠も載せよう。
ニーンテ・S:5dx+5>=10
DoubleCross : (5R10+5[10]>=10) → 9[7,7,8,9,9]+5 → 14 → 成功

ニーンテ・S:成功。侵蝕50になってと。
陰山魂魄:つえーっ
鬼怒川疾風:おつよい
ネヴェア・ブースロイド:さすがよ!
GM:こちらもクリアか!では開示!

・”スソ・ハカショ” 10/知識:神秘学
呪術師。本名は烏丸酔月。
スソとは呪詛、ハカショとは博士の意。
烏丸輪月の弟の孫であり、優れた呪術を持っていたが、
のちに自らの力に溺れ、奥義を持ち出して出奔。
以来行方をくらませていた。
目的は自らの力を示すこと。
故に他の呪術師や、特に烏丸家には強い憎悪を抱いている。

ニーンテ・S:やれやれ。転訛らしい響きとは思ったが…
陰山魂魄:はぐれ烏丸!
鬼怒川疾風:合法ショタの弟の孫
GM:では情報共有だ!
GM:──────
GM:烏丸家 邸宅
GM:──────
烏丸輪月:「………しかし、眼福ですね。」
烏丸輪月:せっせと情報収集に動く面々を眺める。
安国寺永鳳:視線に気づいてバニースーツの皺を延ばす。
烏丸輪月:「成果はありましたか?」
烏丸輪月:こちらも符を宙に飛ばしながら問いかける
陰山魂魄:薄桃色のチャイナ風メイド服のフリルが揺れる。
陰山魂魄:長裾のコートに隠れて普段は見えない太ももの肉に、白いソックスが食い込んでいる。
陰山魂魄:豊かな黒髪はポニーテールにまとめて、フリル付きのカチューシャも。
陰山魂魄:「まずはそちらからの情報を、UGNのものと照らし合わせてもらった」
陰山魂魄:淡々と事宜を進める。
ネヴェア・ブースロイド:首に提げたロケットに何事か、しきりに話しかけていたが、話し合いの気配で顔を上げる。
陰山魂魄:「どうかしたか、ネヴェア」
陰山魂魄:ふ、と唇の端を上げて
ネヴェア・ブースロイド:「あっ……いえ」
ネヴェア・ブースロイド:気づけば陰山さんを注視していた。
陰山魂魄:「同じものがあったからな、ネヴェアとお揃いだと思って」
陰山魂魄:「これも楽しむことにした」
ネヴェア・ブースロイド:「そうです。なんだか、嬉しいなって……」
陰山魂魄:「……しかし」
陰山魂魄:「私には可愛らしいとは、言ってくれないのか?」
ネヴェア・ブースロイド:「わわ、それは……」
ネヴェア・ブースロイド:カア、と少し赤面。
ネヴェア・ブースロイド:「素敵ですよ! お似合いです。ええ……」
ネヴェア・ブースロイド:「大変可愛いです。陰山さまのような大人の女性にそう言うのは、不躾かと思ったのですけど」
陰山魂魄:「どんな形であれ、ネヴェア・ブースロイドの言葉なのだから」
陰山魂魄:「それは嬉しいさ」
陰山魂魄:「ありがとう、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「ひゃ……はい……」
陰山魂魄:「ふふ」
烏丸輪月:「二人の世界って感じですね。」
ネヴェア・ブースロイド:「! 失礼しましたっ」
烏丸輪月:「あんな愛らしい世界に足を踏み入れたいと思いませんか?」
烏丸輪月:安国寺の隣にやってきて腰に手を回す
安国寺永鳳:「ハハハ、仲良きことは美しきこ…っ」
陰山魂魄:「……早急に話を進めなくては」
陰山魂魄:「取り返しのつかないことが起きそうだ」
安国寺永鳳:「つ、続きを。」
陰山魂魄:「では」
陰山魂魄:「まずは阿念得部宗の基本的な情報から」
陰山魂魄:「ネヴェア、頼む」
ネヴェア・ブースロイド:「はい」ぱたりとロケットを閉じる。
ネヴェア・ブースロイド:「分かっていたことの裏を取った、といった趣ではありますが」
ネヴェア・ブースロイド:「”選ばれし超人”になるという題目は、やはり事実であると思われます。実際にオーヴァード化した信者がいる気配が、ちらほらと」
ネヴェア・ブースロイド:「そして鬼怒川さまの前に現れた2人」
ネヴェア・ブースロイド:「"シングル・マニファクチュア""スソ・ハカショ"と名乗る両名もオーヴァードであることから、その方々が信徒のオーヴァード化に関わっている可能性は高いかと」
陰山魂魄:「……覚醒を促す能力者、か」
陰山魂魄:「我々UGNにとってはそこが最も重い脅威だな」
鬼怒川疾風:「オーヴァード化した奴なら、俺も実際に見た。信じていいと思うぜ」
ニーンテ・S:「"スソ・ハカショ"については調べがついた。というよりも」
ニーンテ・S:「彼が動いているのが、輪月。君がいやに積極的に動いている理由の一つか?」
ニーンテ・S:「彼は烏丸の郎党だ」
ニーンテ・S:部屋に入ってくる。黒いペスト医師の鴉仮面、ではない。
ニーンテ・S:おもちゃのような桃色のセーラー服の上から、羽織っているのは薄手の黒く裾の長いアウター。
ニーンテ・S:冗談のように短いスカートと合わせて、一方だけ開いたような裾から、血管が浮くほど白い脚が覗いている。
ニーンテ・S:長い金髪。右目を覆う硬質の眼帯。見た目どころか、声色も年若い少女のものだ。
陰山魂魄:「……これは」
陰山魂魄:「あなたまで付き合うことは、ニーンテ女史」
鬼怒川疾風:「(……女だったのか、別にどうでもいいけど)」
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさま」
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんの声で気づく。ペストマスクの時は声がくぐもっていたのもあり、すぐには分からなかったが。
ニーンテ・S:「あれは外出着だ。戦闘しないならこれでも構わないし」
ニーンテ・S:「偶には若者気分にも浸りたくてね」
烏丸輪月:「………気づきましたか?」
ニーンテ・S:「気づくもなにも、使用人に口止めしていないというのは、そういうことだろう? 輪月」
烏丸輪月:「………。」
烏丸輪月:「烏丸酔月。僕の弟の孫です。」
ニーンテ・S:「次代に残した禍根、か……どうした、ネヴェア?」ひとつ、片目だけで瞬きして、ネヴェアを見る。
ネヴェア・ブースロイド:「いえ、少し驚いてしまって」
陰山魂魄:「……しかし」
陰山魂魄:「それとあなたがたは敵対しようとしている」
陰山魂魄:「どちらが本意です、この烏丸の」
鬼怒川疾風:「って事はなんだ、身内のケツを拭かせる為に俺達を集めたのか?」
烏丸輪月:「厳しい言い方をしますね。」
陰山魂魄:「有り体に言えば、質問はそうです」
陰山魂魄:「率直にそちらの思惑を話していただきたい」
烏丸輪月:「……僕は家族が大事です。どんな遠縁であろうと。」
烏丸輪月:「過ちを起こしたらすぐに止めてやるのも家族の務めです。」
烏丸輪月:「……僕一人じゃ無理だから皆さんを呼んだわけですが。」
烏丸輪月:「家族の評判に関わる事なので、伏せてました。そこは申し訳ありません。」
烏丸輪月:「僕の孫やひ孫も、守らなきゃいけませんからね。」
陰山魂魄:「……なるほど」
ニーンテ・S:「老人の仕事か。あのときの縁だけを使ったのもそれでかね」
烏丸輪月:「ええ。」
陰山魂魄:「その言葉、貴方の口からお聞き出来て何よりです」
陰山魂魄:「手を尽くしましょう。こちらも、誠意を以て」
陰山魂魄:「つながりを保つのが、我々の職務ですから」
鬼怒川疾風:「……ほんと、一族ってのはこれだから」
烏丸輪月:「お嫌ですか?」
鬼怒川疾風:「いいや、分かり易いのは好きだぜ」
ネヴェア・ブースロイド:「孫に曾孫、ですか」くすり、と笑う。
ネヴェア・ブースロイド:「私もそうやって、曾祖父に守られたものです」
鬼怒川疾風:「それに当然、金払いもいいんだろ?」
烏丸輪月:「金払いは保証しますよ。」くすりと笑う。
鬼怒川疾風:「そりゃよかった。金づるも一緒に取り換えせりゃ万々歳だ」
ネヴェア・ブースロイド:(金づる……お友達ではなかったんですか!?)
ニーンテ・S:「歳を取ると、子供の健やかな顔が楽しみになる。……と、いうことにしておこう。なあ輪月」
烏丸輪月:「そういうことにしておいてください。」
烏丸輪月:「いくつになっても、子を作る営みも楽しいものですよ。」
烏丸輪月:冗談めかして言う
烏丸輪月:「……おっと。」
烏丸輪月:ひゅう、と烏丸の傍に符が舞い降りる
烏丸輪月:「…1時間後、”阿念得部宗”の法会があるそうです。」
烏丸輪月:「巻師粍庵僧正とやらも現れるとか。…行きますか?」
ニーンテ・S:「……鬼怒川、魂魄。頼めるかな? 私は、いざというときに無理が効かない」
陰山魂魄:「そのつもりです」
ネヴェア・ブースロイド:「では私はニーンテさまと引き続き調べ物を」
鬼怒川疾風:「OK。留守番頼んだぜ嬢ちゃん方」
陰山魂魄:「エスコートを頼めますか、鬼怒川疾風」
鬼怒川疾風:「はは、それはもう丁重に。あんたみたいな別嬪さんそうそうお目にかかれないからな」
陰山魂魄:「口の上手い方ではあるな」
ネヴェア・ブースロイド:「いざという時とは仰いますが、一大勢力という事ですし、くれぐれも危ない事は避けてくださいね……?」2人に念押しするように
陰山魂魄:「心配するな、無理はしない」
陰山魂魄:ふ、と笑って、部屋を後にする
烏丸輪月:「では僕たちはここで調査の続きを」安国寺の腰を抱き寄せようとしたところで
安国寺永鳳:「お、お待ちを!」
鬼怒川疾風:「?」足を止めて安国寺さんを振り返る
安国寺永鳳:「小生も同行いたす!」
安国寺永鳳:だだだっと慌てた様子で陰山の後を追いかける。
陰山魂魄:「道人」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:「そんなに触られますか」
安国寺永鳳:「………」こくりと頷く
鬼怒川疾風:「……フラれてやんの」烏丸さんに
ニーンテ・S:「齢だろう。いい加減に身を謹んだらどうだ」快活に笑う。
烏丸輪月:「死ぬまで辞めませんよ、男遊びも女遊びも。」
陰山魂魄:「……共に行きましょう」
陰山魂魄:「大丈夫だから」
陰山魂魄:「大丈夫だ」
陰山魂魄:安国寺さんの背中をなでてあげる
安国寺永鳳:「す、すまない陰山どの……」
陰山魂魄:「いえ……」
陰山魂魄:傷ついた小動物を見るような目。
GM:―――――
GM:ではシーンを一旦カットします。
GM:ロイス&購入!
陰山魂魄:購入はどうしよっかな
陰山魂魄:とりあえず応急手当
陰山魂魄:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 3[3]+3 → 6

陰山魂魄:うーむ失敗、ロイス保留で以上!
ネヴェア・ブースロイド:ロイスはひとまず保留
鬼怒川疾風:ロイスは一旦保留で
ネヴェア・ブースロイド:5dx+6>=20 購入 アルティメイド服
DoubleCross : (5R10+6[10]>=20) → 9[2,7,7,8,9]+6 → 15 → 失敗

鬼怒川疾風:購入は…強化素材でも狙おうかな
ネヴェア・ブースロイド:うーん。ちょっと遠い
鬼怒川疾風:1dx+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 7[7]+2 → 9

ニーンテ・S:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 10[10]+50 → 60

ネヴェア・ブースロイド:あっ違う 組織効果で18!
鬼怒川疾風:財産6使って購入、ゾディポンに使います
GM:そうだぞ
ネヴェア・ブースロイド:財産2点払って購入します。まだ装備はなし。
ネヴェア・ブースロイド:以上。
陰山魂魄:湯水のように金を使う!
鬼怒川疾風:金ならたんまりあるでヤンス~~!
鬼怒川疾風:以上です
ニーンテ・S:で、侵蝕上昇を入れ込んでおいて。アイテムは……ブルーゲイル買っておくか。念のため。
ニーンテ・S:4dx>=20 出たらおなぐさみ
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,2,7,10]+6[6] → 16 → 失敗

ニーンテ・S:ん、出目が良いな。財産4入れて成功させておく。
ニーンテ・S:残り財産点8。以上。

ミドル2A

GM:──────
GM:ミドル2A
GM:シーンプレイヤーは鬼怒川さんと陰山さん
GM:登場侵蝕をどうぞ
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:56->66)
陰山魂魄:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 10[10]+55 → 65

陰山魂魄:高まるなあ
GM:──────
GM:”阿念得部宗”総本山
GM辺々留守古(べべるすふるく)
GM:──────
GM:人、人、人。
GM:古式ゆかしい寺に老若男女が集いて、今か今かと巻師粍庵僧正の到来を待ちわびている。
GM:堂の中には数人の僧侶と、本尊が安置されている。
GM:通常の仏像とは趣が異なる。
GM:まず鼻の下に小さな髭があり、
GM:左手には”Mein Kampf”と表紙に刻まれた書簡を持ち、
GM:右手にはワルサーP038が握られている。
GM:そして胸には、”卍”のマークが刻まれている。
安国寺永鳳:「………」
陰山魂魄:「これは、なんと言えばいいのか」
陰山魂魄:「大丈夫なのか、あの本尊は」
陰山魂魄:「色々な意味でだが」
鬼怒川疾風:「前衛的な美術館だと思えばいけるんじゃねぇか?無理か。無理だな」
鬼怒川疾風:「これも信者にとってはありがたーいもんなのかねぇ…」
安国寺永鳳:「ありがたいご利益がある以上、ついて来る人間もいる。」
鬼怒川疾風:「”選ばれる”ってのがそうなんだろ?不平等なご利益のどこがありがたいんだか」
陰山魂魄:「私に信仰する神は無いが」
陰山魂魄:「鰯の頭も信心、とも言う……それを信じさせるのがあちらの手管ということだろう」
陰山魂魄:「オーヴァードの能力があれば、デモンストレーションにも事欠かない」
陰山魂魄:「こうした手合は実のところ珍しくもないが」
陰山魂魄:「ここまでの規模となるとそうはいないな」
安国寺永鳳:くいくい、と陰山の服の袖を引く。
陰山魂魄:「どうかしましたか、道人」
安国寺永鳳:「向こうの、袈裟を着た黒髪の男。」
安国寺永鳳:「呪の匂いがする。」
安国寺永鳳:「おそらく、”スソ・ハカショ”だ。」
陰山魂魄:「……烏丸酔月、か」
安国寺永鳳:「それと話しているのが…地元のヤクザのようだな。マフィアのような者もいる。」
鬼怒川疾風:「……」安国寺が示した方向を向く
鬼怒川疾風:「”乗り込んでも全滅”、”一人じゃ無理”ねぇ、成程成程」
陰山魂魄:「手あたり次第に勢力を広げているというのは事実らしい」
陰山魂魄:「いくらか、UGNのリストで見た顔もある」
陰山魂魄:「反社会的勢力の見本市といったところか」
安国寺永鳳:「呪術師もいる。」また別の方を指差す。
痩せた男:手の中で賽子を弄りつつ、壇上に僧正が現れるのを待っている。
鬼怒川疾風:「見覚えは?」呪術師である陰山魂魄に問う
陰山魂魄:ありますか?
陰山魂魄:生き字引も使えるぞ!
GM:呪術師の君なら分かるだろう。
GM:”呪系数学総研”室長の”ランブルダイス”、嘉臼史郎。
陰山魂魄:やったぜ
陰山魂魄:「私の本分はエージェントだ」
陰山魂魄:「そちらの見識を期待されても困るが」
陰山魂魄:「あの顔には見覚えがある。”呪系数学総研”とやらの室長だ」
陰山魂魄:「嘉臼史郎、コードはランブルダイス、だったか」
鬼怒川疾風:「…学習塾かなにかで?」
陰山魂魄:「これも非合法組織だ」
陰山魂魄:「UGNや警察と敵対……というほど派手な行動を起こした記録はないが」
陰山魂魄:「要注意団体としてマークされている」
鬼怒川疾風:「ますますキナ臭ぇな」
安国寺永鳳:「数秘術に近い系統の呪術だな。」
陰山魂魄:「呪術や妖術……古来からのレネゲイドに関わる技術を計算によって御す」
陰山魂魄:「そうした旨の集まりらしい」
鬼怒川疾風:「へぇ、どの馬が勝つか分かったりはしねぇもんかねぇ」
鬼怒川疾風:「…いや、別に入りたくはねぇけど」
安国寺永鳳:「こちらの馬が勝たなければあの仏像を大N市中で見ることになるぞ。」
鬼怒川疾風:「うげぇ~~」
安国寺永鳳:「……つけ入る隙を探して来よう。少し離れるぞ。」
鬼怒川疾風:「ああ、俺は顔を見られてる。なるべく動きたくない」
陰山魂魄:「分かった。くれぐれも気をつけて」
安国寺永鳳:「うむ。陰山どのもお気をつけて…いや、そこな呪い祓いがいれば大丈夫か。」
安国寺永鳳:「任せるぞ。」
安国寺永鳳:スカートを翻し、人ごみに紛れる
陰山魂魄:「敵は多い」
陰山魂魄:「……我々にも必要かもしれない。団結というものが」
陰山魂魄:鬼怒川さんへ向き直り
鬼怒川疾風:「任せろ……っと」こちらも陰山さんと向き合う
陰山魂魄:「率直に言って」
陰山魂魄:「私は君を十分に信頼出来ているとは言えない、鬼怒川疾風」
鬼怒川疾風:「白鳥の事なら謝るって、あの嬢ちゃんの誤解も解かなきゃな」
鬼怒川疾風:ポケットから飛び出た頭を撫でながら
陰山魂魄:「いや」
鬼怒川疾風:「……そういう話、でもないか」
陰山魂魄:「察しはついているらしい」
陰山魂魄:す、と君の担いでいるバッグを指差す
陰山魂魄:「あのとき私が警戒したのは、格好のことよりも、『それ』だ」
陰山魂魄:「それはなんだ?中に何かいるな」
鬼怒川疾風:「一目見て分かったよ、あんたは目聡い、胆力もある。まだ若いのに大したもんだ」
鬼怒川疾風:「だから…隠し事は無しにしようか」
鬼怒川疾風:「この中に居るのは”一人”の呪霊だ」
鬼怒川疾風:「俺の大切な、大切な、な」
陰山魂魄:「呪霊……」
陰山魂魄:「つまりは、人の記録から形作られた」
陰山魂魄:「レネゲイドビーイングの一形態、か」
鬼怒川疾風:「はは、かたっ苦しい言い方をすればそうなるな」
陰山魂魄:「私はそうして理解している」
陰山魂魄:「……私の扱う、力のことを」
陰山魂魄:ず
陰山魂魄:ずず
陰山魂魄:足元の影が生き物のようにゆらめく
陰山魂魄:そこから感じる気配は、君が背中から感じているものに近い何か
鬼怒川疾風:その様子を見て「……へぇ、随分と詳しいなとは思ったが」
鬼怒川疾風:「似た者同士だったとはな、こりゃいいや」
陰山魂魄:「私のこれは、先祖から与えられたものだ」
陰山魂魄:「彼らと、彼らをここに封じた者たちの罪を贖う」
陰山魂魄:「ひとつの役目として」
陰山魂魄:「しかし、貴方の口ぶりはそうではないように思える」
陰山魂魄:「その『ひとり』を、選び取ったように」
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「…呪術師ってのは、とどのつまり”縁”を扱う専門家だ」
鬼怒川疾風:「切ったり、繋いだり、ほどいたり、結んだり…ほとんどが悪い意味で、な」
鬼怒川疾風:「一つ聞いていいか?」
陰山魂魄:「ああ」
陰山魂魄:「答えられることであれば」
鬼怒川疾風:「陰山魂魄にとって、呪いってのは」
鬼怒川疾風:「人を”生かすもの”か?それとも”殺すもの”か?」
陰山魂魄:「……私という個人は、そうした言葉を信じていない」
陰山魂魄:「人の世の想念が力を持つとすれば、それはレネゲイドの力によるものであって」
陰山魂魄:「やはりこの現実の世界で対処が出来るものだと考えている」
陰山魂魄:「私の信じる呪いがあるとすれば」
陰山魂魄:「……それはやはり、この身に架せられた生業そのものということになる」
陰山魂魄:「その上で答えるなら」
陰山魂魄:「苦しめられることもある、だが」
陰山魂魄:「それも人生だ」
陰山魂魄:「……”生かされている”よ、この呪いにも」
陰山魂魄:「私の得た出会いのひとつだからな」
鬼怒川疾風:「……」歯を見せて笑う
陰山魂魄:「そちらはどうだ?」
鬼怒川疾風:「言ったろ?”似た者同士”だって」
鬼怒川疾風:「切った縁を、結びなおして」
鬼怒川疾風:それがどれだけ、歪であっても
鬼怒川疾風:「呪われたから、俺は生きてる」
鬼怒川疾風:「だから、呪いに俺は殺せないよ」
鬼怒川疾風:「楽しいもんだ、そういう人生も」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:こちらも笑って頷く
陰山魂魄:「この件が片付けば、ゆっくりと話をしたいものだ」
陰山魂魄:「お互いの積荷の話を」
陰山魂魄:「酒代なら私が出そう」
鬼怒川疾風:「おお!話分かるじゃねぇか!」
鬼怒川疾風:「なぁ良かったなぁ。この嬢ちゃんがお前の話聞きたいんだとさ」バットケースをポンポン叩く
陰山魂魄:「ふふ」
陰山魂魄:「友達が少ないのさ」
鬼怒川疾風:「はは、少しくらい肩の力抜けよ」
鬼怒川疾風:「あんた綺麗だが、少し近寄りがたいのは確かだ」
鬼怒川疾風:「もう少しこう…肌見せる服とかサ……」
陰山魂魄:「軽薄な男にばかり近寄られても困る」
陰山魂魄:「声をかける相手は選んでいるつもりだ」
陰山魂魄:「口ぶりはともかくとして」
陰山魂魄:「貴方に浮気をするつもりは無いだろう」
陰山魂魄:「だから安心だとね」
鬼怒川疾風:「……」ぽかーんと口を開けて
鬼怒川疾風:「かーっ!本当にいい女!」
GM:と、ここで、周囲のざわめきが収まっていく。
陰山魂魄:「ん?」
鬼怒川疾風:「何々」
GM:堂内に造られた演説台のような壇上に巻師粍庵僧正が現れたのだ。
鬼怒川疾風:「……ああ、あいつだ」陰山さんに耳打ちするように
陰山魂魄:「この会合の頭目、巻師粍庵とやらか」
巻師粍庵僧正:「………」静かに、聴衆のざわめきが収まるのを待っている
巻師粍庵僧正:完全に静かになったのを見計らって、
巻師粍庵僧正:「皆さま。」
巻師粍庵僧正:「義務を押し付けられてはいませんか。」低い声で話し始め
巻師粍庵僧正:「社会に出れば忠節を求められ、」
巻師粍庵僧正:「家庭でも父であれ、母であれと役割を求められる!」
巻師粍庵僧正:徐々にトーンを上げて、聴衆に訴えるような口調に。
巻師粍庵僧正:身振りも激しくなっていく。
巻師粍庵僧正:「求められるほどに、あなたは何かを持っているのか!」
巻師粍庵僧正:「そもそも、誰かに与える義理はあるのか!」
GM:「ありません!」「ありません!」「ありません!」
鬼怒川疾風:「(…ナチスねぇ、昔映像見た時もこんな感じの演説してたっけか)」
巻師粍庵僧正:「ならばこちらから与えよう!」
巻師粍庵僧正:「誰にも干渉できぬ力を!」
巻師粍庵僧正:「ただひな鳥のように口を開けあなたから何かを求める者たちを、」
巻師粍庵僧正:「あなたの力で打ち破るのだ!」
巻師粍庵僧正:力を示すジェスチャー。胸を両手で叩き、震わせながら前に突き出す。
陰山魂魄:「(社会からの爪弾き者が食いつくわけだ)」
陰山魂魄:「(搾取からの解放を謳い、力を掲げる。アジテーターのやり口としてはわかりやすいが……)」
陰山魂魄:「(レネゲイドが関わればこういう捻りのない方法こそ厄介になる)」
巻師粍庵僧正:「”阿念得部宗”に入るのだ!そして、」
巻師粍庵僧正:「”総統大明王”をHeil(ハイル)のだ!」
GM:「入る!!」「入る!!」「入る!!!」
GM:入信希望者が声を上げる!
巻師粍庵僧正:聴衆の歓声を受けながら、顔の横に掌をやる。
鬼怒川疾風:「はいる はいる はいる」一応周りと合わせつつ
陰山魂魄:「はいる はいる はいる」
陰山魂魄:涼やかな通る声で、しかしやる気なく。
GM:群衆の声はいつまでも響いていた……。
GM:―――――
GM:ロイス購入!
陰山魂魄:ロイス!
陰山魂魄:鬼怒川さんへのロイス感情を誠意◯に変更
鬼怒川疾風:陰山さんのロイスを 真面目/〇ごめんなさい から 〇信頼/ごめんなさい に
陰山魂魄:でもって応急手当購入!
陰山魂魄:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 9[9]+3 → 12

陰山魂魄:ゲット!以上!
鬼怒川疾風:購入は‥‥とりあえず応急!
鬼怒川疾風:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[5,10]+8[8]+2 → 20

鬼怒川疾風:めっちゃ買える
鬼怒川疾風:以上で!
陰山魂魄:以上!

ミドル2B

GM:ミドル2B
GM:シーンプレイヤーはニーンテさんとネヴェアさん
GM:登場侵蝕をどうぞ
ネヴェア・ブースロイド:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 8[8]+57 → 65

ニーンテ・S
ニーンテ・S:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 10[10]+50 → 60

ニーンテ・S:ご容赦。(表で振っちゃったけど出目保存で)
GM:──────
GM:了解です!
GM:──────
GM:烏丸家 邸宅
GM:──────
GM:烏丸家に残されたのは君たち二人だ。
GM:烏丸輪月は『用事がある』と言って中座してしまった。
ネヴェア・ブースロイド:「勢力を広げている、とは聞いておりましたが」
ネヴェア・ブースロイド:烏丸家から貸与された機材で、ペンダントの電子精霊が集めていた情報が、ビッグデータのようにプロジェクターで表示される。
ニーンテ・S:「それにしても、随分と多い。ヤクザと呪術師、FHセルまではいいとして、独立した風俗業者か」
ニーンテ・S:ぺらぺらのセーラー服に薄いアウター姿のまま、顎の先をこつこつと細い指でたたく。
ネヴェア・ブースロイド:「風俗業……」
ネヴェア・ブースロイド:「わるい十一支部みたいなものなのでしょうか……」
ネヴェア・ブースロイド:UGN第十一支部の依頼を受けたことはないが、支部の入り口がそういった施設の裏にあるとは聞いたことがある。
ニーンテ・S:「彼らと一緒にするのは、いささか可愛そうだな」歯を見せて、快活に笑う。
ニーンテ・S:「とはいえ今も昔も、きちんと運営すれば稼げる仕事だ。オーヴァード相手となると尚更だろう」
ネヴェア・ブースロイド:「本当に様々な組織に、オーヴァードが根を張っているのですね」
ネヴェア・ブースロイド:ほう、と感心した様子で。
ネヴェア・ブースロイド:「……そういえば、ニーンテさまは」
ネヴェア・ブースロイド:「なぜ普段はお顔を隠しているのですか? いえ。あちらのお姿も素敵だと思いますけれど」
ニーンテ・S:顔を上げる。眼帯で覆われていない、翠の左目がネヴェアを見る。
ニーンテ・S:「ああ。あれはね、単に実用的な問題だ。まず、うっかり目撃されても驚かれない」
ネヴェア・ブースロイド:「そう……なのでしょうか」ピンと来ていない顔だ。
ネヴェア・ブースロイド:肌の一切を露出しない全身黒ずくめのペスト医師の姿よりも、驚かれるもの。
ニーンテ・S:少しだけ困ったように眉根を寄せる。
ニーンテ・S:「つまり……ああ、見て、あまり愉快なものでもないんだが」
ニーンテ・S:「こういう事情でね」
ニーンテ・S:眼帯の留め金を外す。硬質なパッチが外れて、押さえつけられていたものが溢れ出る。
ニーンテ・S:赤と黒の入り混じった花、のように見えた。薔薇科の何かに似ている。
ニーンテ・S:だがよく見れば、静かに蠢いている。花弁の一つ一つは、肉の塊だ。
ネヴェア・ブースロイド:「……!」
ネヴェア・ブースロイド:息をのむ。
ネヴェア・ブースロイド:予感はしていた。このひとのことで、あるいは名前以上に、曾祖父が語らなかったことがあるのではないかと。
ニーンテ・S:「長生きをしすぎた弊害でね。色々処置はしているが、これ以上は隠せない」
ニーンテ・S:眼窩から生えた肉腫の花が、目線を巡らせるようにネヴェアのほうへ向いた、ように見えた。
ニーンテ・S:「いっそ全身を覆ってしまえば、もし見られても、おかしなやつがいる、程度にはなるだろう?」
ニーンテ・S:見た目相応に、いたずらっぽく笑ってみせる。
ネヴェア・ブースロイド:「──それが」
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさまの操るという、怪物たち、なのですか」
ネヴェア・ブースロイド:格闘技術、思考制御、炎の魔術、機械発明。トワイライトの一団が何に根差す力で戦っていたのか、フィン・ブースロイドは詳らかに教えてくれたものだが。
ネヴェア・ブースロイド:漆黒の外套に身を包んだ彼女の操る怪生物が何に由来し、どこから生まれているのかは、巧妙な語り口で伏せられていたように思う。
ニーンテ・S:「そこまでは聞いているのだね。そう、私は、ひどく古い……古い、医者だった人間だ」
ニーンテ・S:「だから、オカルトに関わってはいるが、実のところそちらにはあまり明るくなくてね」
ニーンテ・S:「まあ、種痘……のようなものだな。身体の一部を、そう、怪物に変えて切り離すんだ」
ニーンテ・S:「それを長いこと使ってきたら、とうとう戻らなくなってしまった」
ネヴェア・ブースロイド:「………………」絶句している。
ネヴェア・ブースロイド:「……すごい」
ニーンテ・S:とうとうといっても、もうこうなってから生きた時間のほうが長いが。といって快活に笑う。
ニーンテ・S:肉の花が、ふよふよと揺れている。
ニーンテ・S:「できることが少なかっただけだよ。幸い、ネヴェア。きみたちの世代は、獣の病の正体を探り当てた」
ニーンテ・S:「私ほど無理をしなくていい。癒せはしないが、身の過ごし方は解明されている。だから」
ニーンテ・S:「夢はかなったんだ。私が戦っていたものは、やっと、ただの病まで押し込められてくれた」
ニーンテ・S:翠の左目を細める。
ネヴェア・ブースロイド:自分のものではない筈の戦場に身を躍らせて、そんな方法で。この女性は、何十年も戦い続けたのだと。
ネヴェア・ブースロイド:圧倒されている。右目に宿す異形よりも、それをこともなげに語る彼女に。
ネヴェア・ブースロイド:「出来ることが少なかった……というより」
ネヴェア・ブースロイド:「『出来ないことをした』という事のように聞こえますよ、それは」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女は、偉大な人です」
ネヴェア・ブースロイド:「私がこれまで知っていたより、ずっとそうだったんですね」
ニーンテ・S:「そう言っていただけると、光栄です、レディ」くすぐったそうな表情で。
ニーンテ・S:「……そういうところは、フィン坊(リトル・フィン)によく似ているね」
ニーンテ・S:「あれほど鼻っ柱が強くはないのはありがたいけれど」
ネヴェア・ブースロイド:フィンと自分が並置されていることに、一瞬きょとんとする。
ネヴェア・ブースロイド:「……ふふ」
ネヴェア・ブースロイド:「ならば、似ているのかもしれませんね」
ネヴェア・ブースロイド:「曾祖父が、天花寺大吾さまに抱いていた憧れに、多少なりとも」
ニーンテ・S:「面映いな。それこそ褒め殺されている気分だよ、ネヴェア」快活に笑う。
ニーンテ・S:ふう、と息を吐いて。
ニーンテ・S:「……私が始めたとき、他の選択肢はなかったようなものだった」
ニーンテ・S:「きみは、どういう縁でか、自分でこちらへ踏み込んで、踏み出してきた」
ニーンテ・S:「ネヴェア。それは、とても”偉大な”ことなんだ。自分ではそうと知りにくいかもしれないが…」
ニーンテ・S:「つまり、どういうことかといえば、私も君を尊敬している」翠の左目を細める。
ネヴェア・ブースロイド:「お……」
ネヴェア・ブースロイド:「恐れ入ります………………」
ネヴェア・ブースロイド:消え入りそうな声で。
ネヴェア・ブースロイド:「……しかし、これだけの組織を巻き込んで」
ネヴェア・ブースロイド:「一体何をするつもりなのでしょう。彼らは」
ニーンテ・S:「問題はそこだな」
ニーンテ・S:「魔術結社だけならまだ話はわかるが、ヤクザに女衒。つまり、大きな利益があるということだ」
ネヴェア・ブースロイド:玩具の如きレネゲイドアイテム、数秘術、賭博、風俗。繋がっているようで、焦点が見えない。
ニーンテ・S:「FHの研究セルまで関わっているとなると、やつらは今回、一体何を手に入れたのか……」
烏丸輪月:「単純に人が欲しいのかもしれませんね。」
烏丸輪月:襖を開けて輪月が現れる。
ネヴェア・ブースロイド:「勢力の属性ではなく、規模ですか」
烏丸輪月:「ヤクザと女衒。つまりは裏のルートで人間を”調達”しやすい。」
ネヴェア・ブースロイド:「……なるほど、『人』」
烏丸輪月:「超人的な力がご利益でしたっけ?」
ニーンテ・S:「とすると、どこから金を手に入れたのか。黄金錬成にでも手を染めたかね?」
烏丸輪月:「昔のあなたのようにですか?」
ニーンテ・S:「水銀を使うのは、利鞘よくないんだ。だいたいあれは精錬詐欺がほとんどだった」歯を見せて笑う。
烏丸輪月:「今はいい時代でしょう?紙でも黄金と等価値になり得ますから。」
烏丸輪月:ぱん ぱん と柏手を打つ。
GM:☆”スソ・ハカショ”の情報を解禁したことで、新たな組織効果が解放されました。

・烏丸家
 効果:財産ポイントに+20

ネヴェア・ブースロイド:つよっ
ニーンテ・S:資産家だ
護衛:屈強な男がアタッシュケースを二個、二人の前に持って来る。
烏丸輪月:「ありがとう。誠。」護衛と腕を絡める。
烏丸輪月:「今夜の閨の番もお願いしますね。」耳元で囁いて微笑む。
護衛:主人の瞳を見つめた後すっと頭を下げて、部屋の外へ。
烏丸輪月:「これは調査費です。」
ニーンテ・S:「やれやれ。見せつけたいだけかと思ったがね」苦笑い。
ニーンテ・S:「ありがたく活用させていただこう。危険の見積もりは上手いものな、君は」
烏丸輪月:「ふふ、ありがとうございます。…ああ、そうだ。」
烏丸輪月:「これは調査費…情報収集や交渉に使うお金ですから、。」
烏丸輪月:「あんまり装備に注ぎ込むと必要な時に足りなくなりますよ。」
烏丸輪月:「その点だけご注意を。」
ネヴェア・ブースロイド:「了解いたしました。使途は専門の方々にお任せします」
ニーンテ・S:「肝に銘じておく」
烏丸輪月:「さて…皆さんが帰ってくるまで、僕は新しい呪装でも考えましょうか。」
烏丸輪月:「お二人も頑張ってくださいね。」
烏丸輪月:紐のような水着と巫女服を手に、部屋を出る。
ニーンテ・S:「程々にな」
ネヴェア・ブースロイド:「家族が大事だと仰ったときは、あれだけ真に迫っていらしたのに……」
烏丸輪月:「………ネヴェアさんはどっちがいいです?」
烏丸輪月:にこっと笑いながら二つの服を見せる
ネヴェア・ブースロイド:「どちらも着ませんっ!」
ネヴェア・ブースロイド:「というか、片方は紐じゃないですか! 破廉恥です」
ニーンテ・S:「筋金入りの好色だからな、この男……やめておきなさい」
烏丸輪月:「やめておきますよ。こういうのは恋人に選んでもらった方がいいでしょうから。」
ニーンテ・S:「輪月」
烏丸輪月:「……はいはい、わかってますよ……。」
ネヴェア・ブースロイド:「恋人なんて、まだ早いですよ……もう」
ニーンテ・S:「うん?」
ネヴェア・ブースロイド:ぷくりと頬を膨らませて。
ニーンテ・S:「……成長には、自分では気づかないもの、か。なるほど」目を細めて笑う。
GM:―――――
GM:ロイス購入!
ネヴェア・ブースロイド:ロイス保留
ネヴェア・ブースロイド:6dx+6 クリスタルシールド 武器なので補正は無し
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 9[3,4,5,6,8,9]+6 → 15

ネヴェア・ブースロイド:買えない。おわり
ニーンテ・S:ロイス保留で、アイテムは……応急キット念のため。嫌な予感がする
ニーンテ・S:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 10[2,4,5,10]+1[1] → 11 → 成功

ニーンテ・S:OK。もうひとつ調達成功。以上!

ミドル3

GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーは陰山さん
GM:他全員登場可能です
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:66->72)
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:65->75)
陰山魂魄:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 10[10]+65 → 75

陰山魂魄:げぇ~っ
ニーンテ・S:1d10+60 よいしょ
DoubleCross : (1D10+60) → 4[4]+60 → 64

GM:―――――
GM:烏丸家
GM:―――――
GM:大広間の中央の机に、大N市の地図が広げられている。
GM:その所々に組織の名前が書かれている。
GM:”呪系数学総研” ”ゾラタヤ・ジェーンシチナ” ”笠置組”
烏丸輪月:「……”トイボックス”セルは所在が不明…と。」
安国寺永鳳:「現在判明しているだけで、これらの組織が敵対する…というわけか。」
陰山魂魄:「UGNからすれば、この街は敵のほうが多い」
陰山魂魄:「危険に囲まれているのは……常日頃から、だ、が」
安国寺永鳳:「四面楚歌、だな。」
安国寺永鳳:現在は薄いピンクの丈の短いナース服を着ている。
安国寺永鳳:白いサイハイソックスと服の隙間から張りのある素肌が露わだ。
鬼怒川疾風:「(……なんでまた着替えてるんだこいつ)」
ネヴェア・ブースロイド:(安国寺さま……)痛ましげに目を伏せる
烏丸輪月:つやつやにこにこ
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:「話を戻して」
陰山魂魄:「現在これらの組織が結びついているのは」
陰山魂魄:「かの宗派という車輪の軸があってのこと」
陰山魂魄:「そこを叩けば、自ずと大きな企みは諦めるでしょう」
安国寺永鳳:「将を射んとすればまず馬を射よ、とも言う。」
陰山魂魄:「ええ」
陰山魂魄:「たどり着く道筋は必要となるでしょうが」
鬼怒川疾風:「…とは言ってもだ」
鬼怒川疾風:「連中が総本山に纏めて居る以上、どうしたって手に余る」
ニーンテ・S:「二人を除けば全員出向だ、というのは、手がかりにはなるかもしれないな」
ニーンテ・S:セーラー服の上に羽織ったアウターの袖を少しまくって、白い指で地図のポイントをなぞる。
ニーンテ・S:「協働されることを如何にして避けるか。それで相手の手を削げる可能性はある」
ネヴェア・ブースロイド:「あちら側の勢力の団結、果たしていかほどでしょうか……」
鬼怒川疾風:「”利害関係”以上のもんは感じなかったがな」
烏丸輪月:「そう。その”利害関係”です。」
烏丸輪月:「駒は、」
烏丸輪月:「壊さなければこちらの手駒としても使えます。」
烏丸輪月:「僕としては調略をお勧めしたいですね。」
烏丸輪月:「あちらが提示する”利”よりもこちらがより大きな”利”を提示してやればいい。」
ネヴェア・ブースロイド:ぽん、と掌を拳で叩く。
ネヴェア・ブースロイド:「それで先ほどの資金がうなるというわけですね!」
鬼怒川疾風:「…成程」
鬼怒川疾風:「いくら動かせる?」
烏丸輪月:札束の入ったケースを開ける。
烏丸輪月:「これが後1ダースですかね。」
鬼怒川疾風:「………」こんなにもたくさんのお金を見たことがないから固まっている
陰山魂魄:「効率的なやり方だ」
陰山魂魄:「厚意に甘えさせていただきましょう」
烏丸輪月:「厚意だけでなく僕にも甘えていいですよ?」
陰山魂魄:「……言葉遣いには気をつけるよう、自戒しておきます」
ニーンテ・S:「財団預かりの予算も、引き出せるだけ引き出してきた」
ネヴェア・ブースロイド:「うう……やはり大きな戦いなのですね」おいそれと目にする額ではない。
ニーンテ・S:「なに。平和的に行こう。何しろ、今は戦時下ではないんだからな」
陰山魂魄:「UGNからも交渉の手を回しておきます」
陰山魂魄:「各々に役立てていただきたい」
鬼怒川疾風:「……」あれ?
鬼怒川疾風:「……」もしかして、コネ無いの俺だけ?
ネヴェア・ブースロイド:ではそうやって目を泳がせている鬼怒川さんと目が合います。
ネヴェア・ブースロイド:こいつも特に後ろ盾があってここに居る訳じゃなさそうだなと言うのが分かっても良いです。
ネヴェア・ブースロイド:「……」
鬼怒川疾風:「……」まさか…お前も、そうなのか
ネヴェア・ブースロイド:ロイス変更
ネヴェア・ブースロイド:P連帯感 P反転。
ネヴェア・ブースロイド:「が、頑張りましょう」
鬼怒川疾風:「…ええ、私達、気が合いそうね」
安国寺永鳳:「何故お嬢様に。」鬼怒川に
鬼怒川疾風:「いや、口だけでも金持ちになりたくって…」
ネヴェア・ブースロイド:「(やっぱり変わった方だなぁ……)」
鬼怒川疾風:「(…でもブースロイドってどっかで聞いたことあるんだよな……なんだっけ…いいか、別に)」
安国寺永鳳:「……ま、烏丸は金払いがいい。」
安国寺永鳳:「成功させればきっと食うには困らなくなるさ。」
鬼怒川疾風:「マ‥‥…」
鬼怒川疾風:「マジで!?そんなに!??」
安国寺永鳳:ぽんぽんと患者さんを労わるように背を叩く。
陰山魂魄:「その後も彼らと関係を続けるなら」
陰山魂魄:「という話だろう」
安国寺永鳳:「そういうことだ。」
鬼怒川疾風:「えーっと…つまり」
陰山魂魄:「その覚悟があるというなら、止めはしないが」
陰山魂魄:安国寺さんの格好を眺めている
安国寺永鳳:「…………ちなみに、小生にはそんな覚悟はない。」
安国寺永鳳:視線に気づいて、スカートの裾を下に引く
ニーンテ・S:「お勧めはしないな」
ネヴェア・ブースロイド:「……」
ネヴェア・ブースロイド:ちょっと(本当かなぁ)と思ってしまったのは内緒だ。
鬼怒川疾風:「……一時のテンションなら構わねぇけど」
鬼怒川疾風:「ずっとやるのは嫌だよなぁ、なぁ相棒」白鳥に問いかける
陰山魂魄:「賢明だな」
烏丸輪月:「いつでも、待ってますよ。」
烏丸輪月:「皆さん僕の好みのタイプですから。」
烏丸輪月:にこ、と微笑む
GM:―――――
GM:では情報収集ですが…
GM:☆組織工作 コマンドが解放されました
GM:周囲の組織と交渉することで、味方につけたり、
GM:あるいは先に襲撃することが可能です。
ネヴェア・ブースロイド:面白そう!

■組織工作
☆烏丸家 30/交渉
 ※キー情報を開けた場合自動解放
 効果:財産ポイントに+20
・”トイボックスセル” 120/白兵・射撃・RC・交渉
 ※キー情報を開けた場合判定可能。
 効果:NPCカード安国寺永鳳の解放
・”呪系数学総研” 15/調達
 効果:芸術:ギャンブルの達成値+10
・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ” 12/知覚 かつ 12/交渉
 ※特殊な服を着た場合判定に+3の修正。
 効果:出現するエネミーの数減少。
・”笠置組” 35/芸術:ギャンブル
 ※見せ金として財産ポイント50必要
 効果:出現するエネミーの数大幅減少。

陰山魂魄:鹿島四方幡でもやったところ!
GM:☆マークは解放済
GM:なお”トイボックスセル”の120は
GM:PC全員で合算しても可ですし、次のシーンに移ってもダメージが持ち込まれますが、
鬼怒川疾風:はーなるほどね
GM:1シーンで撃退できないと判定に参加したPCは全員8d10ダメージを受けます。
陰山魂魄:こわっ
ニーンテ・S:怖い怖い
陰山魂魄:絶対わかりあえないやん
GM:ダメージじゃないや、判定達成値だ
ネヴェア・ブースロイド:でけー
GM:そして情報項目も残ってますね

・”シングル・マニファクチュア” 10/情報:噂話、裏社会

GM:これを、休憩の後にやってもらいましょう
陰山魂魄:オッケイ!
GM:以上、ここで21時まで休憩に入ります!
ニーンテ・S:はーい!
GM:皆様お疲れ様でした!
ニーンテ・S:おつかれでしたー!
鬼怒川疾風:うす!お疲れ様でした!
ネヴェア・ブースロイド:お疲れさまでした!
陰山魂魄:お疲れ様でしたー!
GM:もどり!
GM:──────
GM:あ、すいません、説明漏れ
GM:”笠置組”の見せ金ですが、これもPC全員の財産Pを合算してもOKです。
GM:そして、”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”の判定ですが、
GM:これは二人一組で攻略する必要があります。
GM:知覚判定する人と交渉判定する人が必要なんですね。
陰山魂魄:ふんふんふん
鬼怒川疾風:ふむ
陰山魂魄:くっ、精神技能が使えるとこが少ない
GM:そしてゾラタヤ・ジェーンシチナはコスプレした店員が接待してくれるお店なので
鬼怒川疾風:コスプレ風俗!
GM:やりたい人がいたらガンバッテネ!
陰山魂魄:ひっどい!
陰山魂魄:普通に”シングル・マニファクチュア”の情報開けます
陰山魂魄:生き字引!
陰山魂魄:侵蝕76に
陰山魂魄:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[1,2,4,4,4,8]+1 → 9

陰山魂魄:財産1使って通す!
GM:では開示!
GM:すいません、説明が漏れてました、もう一つだけ!
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”の知覚判定、交渉判定をするときですが、
GM:達成値が難易度を超えた数値だけチップとして財産ポイントを獲得できます。
GM:なので財産が必要だと思ったら身体で稼いでください!
陰山魂魄:www
鬼怒川疾風:風俗店で身体で稼ぐ…
陰山魂魄:とんでもねえシナリオだよ!!
GM:ではシングルマニファクチュアの情報!

・”シングル・マニファクチュア” 10/情報:噂話、裏社
FHエージェント。本名はアッティーリオ=フラカッシ。
イタリアの生物医学関連の企業で研究員をしていたが、
オーヴァード化を境にレネゲイド研究者となり、FHに身を寄せた。
現在進めているのはドイツ第三帝国で研究され、
フィン・ブースロイドらの活躍により廃棄された、
人造レネゲイドビーイング”人工悪魔”の計画である。
大N市にてその存在が確認された際、前研究者の遺物を盗み、
新たな”人工悪魔”を作り出そうとしている。

GM:追加情報は今のところありません!
GM:さて、組織工作の方は誰か行くかな?
GM:度々失礼します。組織工作の…

・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”
 12/知覚 かつ 12/交渉
 ※特殊な服を着た場合判定に+3の修正。 
 効果:出現するエネミーの数減少。

GM:ですが、

・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ” 12/知覚、意志 かつ 12/交渉、意志
 ※特殊な服を着た場合判定に+3の修正。
 効果:出現するエネミーの数減少。

GM:に変更します
ネヴェア・ブースロイド:ではここで購入
ネヴェア・ブースロイド:6dx+6+3>=10 すごい服
DoubleCross : (6R10+6+3[10]>=10) → 10[2,3,5,7,8,10]+2[2]+9 → 21 → 成功

ネヴェア・ブースロイド:ニーンテさんにパス!
ニーンテ・S:ありがたい。いただきます!
GM:さて、判定があればどうぞ!
ニーンテ・S:では、私が鬼怒川と組んで"ゾラタヤ・ジェーンシチナ"に……が初手でいいかな?
ネヴェア・ブースロイド:お願いします
鬼怒川疾風:OKです!
陰山魂魄:ごー!
GM:ではダイスを振るといい!
鬼怒川疾風:では知覚の方で
鬼怒川疾風:《C:ウロボロス》《無形の影》使って判定します
GM:本気じゃん
鬼怒川疾風:6dx8+3
DoubleCross : (6R10+3[8]) → 10[1,4,5,5,8,10]+5[1,5]+3 → 18

GM:すげえ!
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+6した(侵蝕率:72->78)
鬼怒川疾風:財産確保!
GM:ではまず知覚の方は成功です!しかもチップとして財産6点確保!
GM:売れっ子嬢鬼怒川疾風!
ニーンテ・S:よしよし。ではこちらが行こうか。ネヴェアに調達してもらった「すごい服」を着て交渉のほう。
ニーンテ・S:5dx+5>=12
DoubleCross : (5R10+5[10]>=12) → 9[2,2,3,4,9]+5 → 14 → 成功

GM:こちらも成功だ!財産2点確保!
ニーンテ・S:少し走らなかったが勘弁してくれ。通したよ!
鬼怒川疾風:よし!
GM:売れっ子嬢ニーンテ・シュバルツ!
ニーンテ・S:ははは。照れるな。
ネヴェア・ブースロイド:では自分も判定!
GM:☆”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”の不戦を取り付けました。
GM:エネミーが減少します
GM:ネヴェアさんもどうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:6dx+6 呪系数学総研を調達で
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 10[1,1,4,6,8,10]+4[4]+6 → 20

GM:ワオ!
ネヴェア・ブースロイド:成功!
GM:成功ですね!
GM:☆”呪系数学総研”の協力を取り付けました。
GM:芸術:ギャンブルの達成値が+10されます。
GM:さて、判定が終わったのでそれぞれの場面を描写していきましょう。
GM:──────
GM:烏丸家 邸宅
GM:──────
陰山魂魄:「人造悪魔計画……」
陰山魂魄:「御老体、聞き覚えは」
烏丸輪月:「ありますよ。つい最近も現れたそうです。”七体の人工悪魔”が。」
烏丸輪月:「七罪になぞらえた悪魔ですが、一体を残して消滅したと聞いています」
陰山魂魄:「かなり強力な人造レネゲイドビーイングの工法らしい」
陰山魂魄:「これも第三帝国の遺産か……」
烏丸輪月:「人造したレネゲイドビーイングを人間に憑依させ、」
烏丸輪月:「オーヴァード化させた上で不死身の兵士として運用する。」
烏丸輪月:「現在UGNが定めている区分では、”ストレンジネイバー”と言うらしいですね。」
烏丸輪月:「それよりもよほど危険性は高いですが。」
陰山魂魄:「……戦時の考え方です」
陰山魂魄:「そんな技術は、今この街には必要ない」
安国寺永鳳:「然り、ですな。」
安国寺永鳳:「いずれ科学の発展と共に”悪魔の証明”が可能となったら、」
安国寺永鳳:「宗教も神も悪魔も不要になる。」
安国寺永鳳:「現代という時代はその階にある。」
安国寺永鳳:「いたずらに過去の遺物を呼び起こすべきではないでしょうな。」
安国寺永鳳:今度の恰好は小悪魔のような黒いレザーのボンテージである。
陰山魂魄:言葉に頷いて、障子の外を仰ぎ見る
陰山魂魄:「……皆、上手くやってくれているといいが」
陰山魂魄:「ところで」
陰山魂魄:「癖になっていませんか、それは」
安国寺永鳳:「……これは滞在費でもあります。」
安国寺永鳳:「恩も貸しもない流れものが匿われるには、何か代償を支払わなくてはいけない、ということです。」
陰山魂魄:「……不本意ですか」
安国寺永鳳:「逍遥はまこと、不自由で自由なも…」
烏丸輪月:後ろに忍び寄り、小悪魔尻尾を引っ張る。
安国寺永鳳:「ひゃっ」
安国寺永鳳:「……………。」口を手で覆う
陰山魂魄:「……………。」
陰山魂魄:視線をそらし
安国寺永鳳:「陰山どの。一連の光景を忘れてくださるなら、」
安国寺永鳳:「例の符を使うことも考えまする。」
安国寺永鳳:俯きつつ呟く
陰山魂魄:「弱みで精算したくはないと言いましたが……承りましょう。その時は」
陰山魂魄:視線を合わせないまま遠い目で庭を見ている
烏丸輪月:「……おや、」呪札が烏丸の元に舞い降りる。
烏丸輪月:「いいところだったのに。」
烏丸輪月:「ネヴェアさんからです。呪数研の嘉臼史郎と会うことになったそうですよ。」
GM:──────
GM:呪系数学総研
GM:──────
GM:ネヴェアが通されたのは蹴りを入れたら崩れそうなほど老朽化した鉄骨建築のビル。
GM:建物は2階建てである。一階部分は計算機器が敷き詰められており、
GM:応接室や事務室など、人が出入りするのは基本的に二階にある。
GM:ネヴェアはその応接室で…
嘉臼史郎:「……………。」
嘉臼史郎:嘉臼史郎がお茶を淹れるのをじっと待っている
嘉臼史郎:「………22秒、23、24、25……………」
ネヴェア・ブースロイド:「…………ええと……」
嘉臼史郎:「34秒21」急須を掴みこぽこぽとお茶を湯のみに注ぐ。
嘉臼史郎:「34秒21でお茶を淹れ、」
嘉臼史郎:ぎぎぎ、と湯飲みを正確に21度回転させてから差し出す。
嘉臼史郎:「21度回転させて出す。今日の天運によると…」
嘉臼史郎:「これで君から正確な情報を公平な交渉が出来ることになっている。」
ネヴェア・ブースロイド:「(これは……雫さまから聞いたことがございます)」
ネヴェア・ブースロイド:「乱数調整……!」
ネヴェア・ブースロイド:感心した様子で。
ネヴェア・ブースロイド:「ありがとうございます。改めて、烏丸の使いとして参りました」
ネヴェア・ブースロイド:「ネヴェア・ブースロイドと申します」
嘉臼史郎:「呪系数学総研の嘉臼史郎と申します。」
嘉臼史郎:「入所希望者の方はまずこちらに志望理由と数学習熟度と呪術経歴を記入していただき」
ネヴェア・ブースロイド:「単刀直入に。阿念得部宗から資金提供を受けるご予定があるとのことですが──」
ネヴェア・ブースロイド:勧誘をぶった切って話し始める。
嘉臼史郎:「………おっと、違いましたね。」
嘉臼史郎:「失礼、卦に”交渉”と出ていたのはそういうわけですか。」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ。貴方様の仰る通り、公平な交渉に参ったのです」
嘉臼史郎:「……ええ。ありますが…それをどうしろと?」
ネヴェア・ブースロイド:「その協力関係を白紙にしていただきたいと、本日はその相談をしたく存じます」
嘉臼史郎:茶に浮いた茶柱をピンセットで拾い、机の上に広げたティッシュに置きながら話を聞く。
嘉臼史郎:「白紙に?」茶柱の長さを図りながら呟く
ネヴェア・ブースロイド:「はい」
ネヴェア・ブースロイド:「勿論、それによって"呪系数学総研"が被る不利益を補填するつもりはありますし」
ネヴェア・ブースロイド:「あの……それは何をしてらっしゃるんですか?」
ネヴェア・ブースロイド:特に触れない方が良いような気がしつつ、つい質問してしまう。
嘉臼史郎:「占っているんですよ。」
嘉臼史郎:「不利益の補填以上のものが必要ですよ。」
嘉臼史郎:「=の条件では><(優劣)はつけられない。」
ネヴェア・ブースロイド:「……ええ。理解しております」
嘉臼史郎:「烏丸家…でしたか……。あなた方はどのような値を加えるつもりですか?」
ネヴェア・ブースロイド:かちゃり、と首に提げた金鎖を外す。
ネヴェア・ブースロイド:机に置かれたロケットが開く。中には何もない。
シュリーレ:気づけばその傍らに、いつの間にか男とも女ともつかぬ、小人のような存在が出現していた。
シュリーレ:「ごきげんよう。"ランブルダイス"どの、でいいのかな」
嘉臼史郎:「…これは。」
嘉臼史郎:かちゃり、と眼鏡の位置を直す。
ネヴェア・ブースロイド:「……氷山空母」
ネヴェア・ブースロイド:「かつて第三帝国の流れを汲むFHセルが開発していた兵器に搭載されるはずだった"核"とのことです」
シュリーレ:「邀撃用に作られたAIなんだ。海中の水分を凍結させて船体にし、また武器や盾にも変える」
嘉臼史郎:「…………つまり。」
シュリーレ:「当然、それを可能とする莫大な演算能力を擁している。といっても、大本の出力が彼女に依存しているから、そこまでの奇跡は起こせないけれど」
嘉臼史郎:「…………なるほど。」
ネヴェア・ブースロイド:「その力をある程度"貸し出す"用意がこちらにはございます。一方で」
嘉臼史郎:くるりと振り返り、応接室の吹き抜けガラス窓から一階の計算機群を眺める。
嘉臼史郎:「一方で?」
ネヴェア・ブースロイド:「このまま我々が敗北すれば、おそらく阿念得部宗の──いえ」
ネヴェア・ブースロイド:「アーネンエルベのものとなることを、彼は選ばないでしょう」
シュリーレ:「あたしは消え、機会は永遠に失われるということになるね」
嘉臼史郎:ぶ ん っ
嘉臼史郎:ネヴェアに振り返りつつノギスを抜き、その眼前に付きつける。
嘉臼史郎:「もし」
嘉臼史郎:「この茶柱の長さが1.023cm以上であれば、」
嘉臼史郎:「その提案を受けましょう。」
ネヴェア・ブースロイド:「……ふふ。そう言っていただけるならば」
ネヴェア・ブースロイド:「占いに結果を委ねるという事であれば」
嘉臼史郎:「すべての環境情報が整いました。」
嘉臼史郎:「あとは必要な値を抽出し、」くるくるとノギスを回し、握り直す。
嘉臼史郎:ぶ ん ッ
嘉臼史郎:振り下ろす!
嘉臼史郎:「天運の導くままに動くのみ。」
嘉臼史郎:ぴた、とノギスはテーブルにぶつかる寸前で止まり、茶柱の長さを測定する。
ネヴェア・ブースロイド:「問題ありません。我々は勝利しますから」
ネヴェア・ブースロイド:「貴方の導き出す答えも、そのようになるでしょう」
ネヴェア・ブースロイド:ぱたり、とロケットを閉じる。傍らの人口精霊が消える。
嘉臼史郎:「……………。」
嘉臼史郎:「1.104cm。」
嘉臼史郎:「(うんめい)はあなたに味方した。」
ネヴェア・ブースロイド:「──ええ」
嘉臼史郎:「烏丸家の支援の件、よろしくお願いします。」
ネヴェア・ブースロイド:「委細了解いたしました。戦いの後に、またお会いしましょう」
ネヴェア・ブースロイド:微笑んで、席を立った。
嘉臼史郎:「ところで…」
嘉臼史郎:「入所にご興味は…?」
ネヴェア・ブースロイド:「はい、ええと……」部屋を出ようとして、困ったように立ち止まる。
ネヴェア・ブースロイド:「ご縁がありましたら!」
嘉臼史郎:「天運を読み切ったあなたには非常に才能がある!ぜひ興味がありましたら!」
嘉臼史郎:「待ってます!」
GM:階段を駆け下りるネヴェアを見送る。
嘉臼史郎:「…………。」
嘉臼史郎:再び茶を淹れ始める。
嘉臼史郎:今度はネヴェア・ブースロイドの入所の可能性を占うためだ。
GM:──────
烏丸輪月:「………うまくいったらしいです。ネヴェアさんの方は。」
安国寺永鳳:「………報告の間、脚を触るのはやめて欲しいのだが…」
陰山魂魄:「……そうか」
陰山魂魄:「よかった」
陰山魂魄:その表情は成功を喜ぶと言うより
陰山魂魄:安堵の色が強い
陰山魂魄:「1人で行かせて欲しいと言ったときには」
陰山魂魄:「どうしたものかと思ったが」
陰山魂魄:「……もっと信用しなくてはな、あの子を」
陰山魂魄:「どうかされましたか」
安国寺永鳳:「ははは、まるで親のようですな!」
陰山魂魄:「これで22です。老け込んだつもりもありませんが」
陰山魂魄:「言われても仕方がないか」
陰山魂魄:苦笑して
安国寺永鳳:「ははは、これは失敬!」
烏丸輪月:「ん…今度は………」
烏丸輪月:またも札が舞い降りる。
烏丸輪月:「”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”に行った組です。」
烏丸輪月:「作戦を決行する、とのこと。」
安国寺永鳳:「…はてさて、うまくいくやら。」
陰山魂魄:「信じましょう、こちらも」
安国寺永鳳:「そうだ、」
烏丸輪月:腰に指を這わす
安国寺永鳳:「にゃっ」
安国寺永鳳:「…………早く解決したいものですな。」
陰山魂魄:「……ええ」
陰山魂魄:「御身の安全のためにも」
烏丸輪月:こちらは二人の苦労など素知らぬ顔で、にこにこしている。
GM:──────
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”
GM:1F 一般客フロア
GM:──────
ヤクザ:「ま、待て待て!横暴じゃねえか!?」
ヤクザ:「俺はただあんたらのボスと話を…」
ガードマン:首根っこを捕まえて玄関から外に放り出す。
ガードマン:「女の客以外はお断りだ。」
ヤクザ:「ぎゃああ!!」
鬼怒川疾風:「……」その様子を物陰から眺めている
ガードマン:玄関を守るガードマンたちがヤクザを袋叩きにして追い払う
ガードマン:「1F。”レッドカード”出しました。」インコムに
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”。
GM:ここは古今東西二次元三次元問わぬあらゆるコスプレに身を纏った女性が、
GM:客をもてなすという趣向の店である。
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”を統括するボスである、
GM:ロシアンマフィア、”ウプイーリ”は現在どの組織とも連絡を絶っている。
GM:おそらくは”阿念得部宗”の圧力があるのだろうと推察される。
GM:故に君たちは、この店に忍び込んで直接ボスにお目通り願うほかない。
ニーンテ・S:「評判通りだな。素直に行けば、あれでは門前払いか」
ニーンテ・S:「鬼怒川。頼めるか? 手はず通りにいこう」
鬼怒川疾風:「ああ、OKだが…この手の店、嬢ちゃんには少し刺激が強くねぇか?」
鬼怒川疾風:「動揺してボロ出したりしないでくれよ」冗談めかして
ニーンテ・S:「ああ。気をつけるよ」目を細めて笑う。
鬼怒川疾風:「ふっ…次会うときは、勝利の凱旋の時だな」
鬼怒川疾風:軽く手を払うクソうざい動きと共に、玄関へと足を進める
鬼怒川疾風:…白鳥の生首を右手に携えて
鬼怒川疾風:「……」そして
鬼怒川疾風:「ん ぁはっ」わざとらしくスッ転び、手放された白鳥はガードマン達の目の前へ
鬼怒川疾風:「ふっ……う゛う゛ぅぅぅぅ‥‥…」
鬼怒川疾風:汚い泣き声を上げる
ガードマン:「………?」「白鳥?」
ガードマン:「おい!お前!」
ガードマン:「白鳥を投げつけるな!それと泣くなら他所へ行け!」
ガードマン:「営業妨害だぞ!」
鬼怒川疾風:「家族を亡くして…ずっど一人で生きてきてぇ……」
鬼怒川疾風:「妹の形見の白鳥もボロボロになっちまってぇ……」
鬼怒川疾風:「もうマヂ無理…って思ってたんだけどぉ……」
GM:ざわざわと通りを歩く人が騒めく
鬼怒川疾風:「そういえば妹が死ぬ前に”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”で働きたいって言ってたの思い出しでぇ!!」
ガードマン:「だからって泣くのはやめろ!」
鬼怒川疾風:「妹の夢見た場所に…形見と一緒に来たかっただけなのにぃ…」
鬼怒川疾風:「俺…ここで死んじゃうのかなぁ!!???」
ガードマン:「こちらエントランス。店の前に不審な白鳥が、違う不審な男が。」
鬼怒川疾風:「待ってくれよぉ!!!」足にしがみつく
ガードマン:「やめろっ!これ以上泣くとマジで死なすぞ!!」
ガードマン:「汚っな!!!ズボンで鼻水を拭くな!!!」
鬼怒川疾風:「殺すならせめて店の中にしてくれよ!!」
鬼怒川疾風:顔を擦り付ける
ガードマン:「応援!応援を要請する!!汚い!!」
GM:店内がざわつき、ガードマンたちの配置が変わる。
GM:隙が出来た。
ガードマン:応援のガードマンたちが玄関を開け、鬼怒川に殺到する。
ニーンテ・S:しがみつかれたガードマンを避けるように動く人垣……の流れの中を、それらしく怯えながら店内に入る人影あり。
ガードマン:「こいつ…とりあえず店から離……」
鬼怒川疾風:「俺だって…俺だって…」
鬼怒川疾風:「風俗で働く妹と鉢合わせたりしたかったんだよぉ…!」
鬼怒川疾風:「ごめんやっぱり今の嘘~~!」
ガードマン:「顔も願望も汚いなお前!!」
ニーンテ・S:小柄ではあるものの、いかにも夜の商売という風体。黒服に会釈までして、狂人を見る目を向けながら店内へ。
ニーンテ・S:「……けだし名優だね」
GM:―――――
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”
GM:1F 一般客用ホール
GM:──────
GM:君は店内に潜り込むことに成功した。
GM:事前の情報では、”ウプイーリ”は2Fから店内を眺め、
GM:好みの嬢を時折VIPルームに招待するのだという。
ニーンテ・S:ラウンジの上を見渡して、一番見晴らしの良さそうなマジックミラーの位置を確認。
ニーンテ・S:ウェイターからカショートクテルグラスを受け取ると、そこからよく見える壁にもたれかかる。
ニーンテ・S:血管の浮くほど白い肌に、ぴったりと沿ったチャイナドレス。肩口は空いて、華奢な身体のラインが直接確認できる。
ニーンテ・S:ただ、胸元から下はファーのついた上着で隠されていて、はっきりと姿は確認できない。
ニーンテ・S:やわらかな金髪に、翠の瞳。右目を覆う白銀色の眼帯が、不思議と浮いていない。
ニーンテ・S:十代にしか見えない幼気な顔だちに、少しだけ退屈そうな表情を浮かべて、マジックミラーへ視線を送る。
ニーンテ・S:カクテルグラスの透明な液体を一口。明らかに合法ラインスレスレの興奮物質が入っている。
ニーンテ・S:「さて、王様のお眼鏡に叶うといいのだけれど」
ガードマン:しばらくして、ボス直属のガードマンらしき黒服が近づいて来る
ガードマン:ガードマンは何も言わずに金色のカードを渡し、去っていく。
ガードマン:VIPルームの通行証だ。
ニーンテ・S:「ありがとう」くちびるをすう、と三日月の形にして品よく笑って。
ニーンテ・S:左目を細めて、束ねた髪を軽く手で整えたあと、自然な足取りでVIPルームへ。カードを提示して。
ニーンテ・S:扉をくぐる。
GM:―――――
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”
GM:2F VIPルーム
GM:──────
GM:君を迎えたのはソファに腰掛けた大柄な男。
GM:高級なスーツごしでも筋肉質であることが伝わってくる。
GM:髪はオールバックに撫でつけられており、
GM:口の端にナイフで裂かれたような痛々しい切り傷がある。
GM:まるで蝙蝠の牙のようだ。これが”ウプイーリ”のコードの所以だろう。
”ウプイーリ”:口笛を鳴らす
”ウプイーリ”:「近くで見るとまたいい女だ。」
ニーンテ・S:「お招きに預かりまして光栄ですわ。はじめまして。皇帝陛下」
”ウプイーリ”:「皇帝陛下ときたか!」呵々と笑う
”ウプイーリ”:「皇妃になるチャンスをやろうか?」
”ウプイーリ”:酒のボトルを揺らす
”ウプイーリ”:注げ、という事だろう。
ニーンテ・S:ボトルを取って、小さな体で抱くようにしてグラスへ注ぐ。
ニーンテ・S:「残念ですけれど、それができるほど良い生まれではありません」
”ウプイーリ”:「生まれなんて関係ねえさ。」
”ウプイーリ”:「俺だってゴミ溜めの中から生まれた。」
”ウプイーリ”:「この国で将軍(ギニラール)になった男も、」酒を飲む
”ウプイーリ”:「ただの農民だったって話じゃねえか。」
”ウプイーリ”:ニーンテの腰に手を回そうとする
ニーンテ・S:「ごめんなさい。上り詰めるのは御国の得意でしたね、ガスパジーン・ウプイーリ」
ニーンテ・S:するりと身体を回して、ウプイーリの腕の中に外套だけを残し、するりと抜け出す。
”ウプイーリ”:「随分お高く留まってるじゃねえか。」
ニーンテ・S:ひどく短いうえ、サイドに大きく切れ込みの入った、艶かしい赤のドレスがあらわになる。
”ウプイーリ”:切れ込みから見える肌を見て
”ウプイーリ”:「それとも、そういう演出か?」
ニーンテ・S:「そういう女はお嫌いですか?」目を細める。
”ウプイーリ”:「どんな女も好きだが、」
”ウプイーリ”:「焦らされたら”ウプイーリ”はどんどん凶暴になる。」
”ウプイーリ”:「飢えと期待でな。」
”ウプイーリ”:「俺以外の男で満足できなくなるぜ?」
ニーンテ・S:「あら。こわいことを言われますね」きゅう、と唇を三日月の形に歪めて。
ニーンテ・S:身を寄せて、小声で囁くように。
ニーンテ・S:『ニェットとお呼びください』流暢なロシア語。
”ウプイーリ”:「………。」
ニーンテ・S:『あら。怖い顔』
”ウプイーリ”:『ニェット。お前の故郷は?』
”ウプイーリ”:こちらもロシア語で返す。
ニーンテ・S:『ルーマニアのほうだったと思いますけど、もうよく覚えていません』
ニーンテ・S:少し目を伏せた笑み。一拍置いて、目線を上げる。
”ウプイーリ”:『………。』
”ウプイーリ”:ボトルを掴んで、空いたグラスに酒を注いでニーンテの方に押し出す。
”ウプイーリ”:『どこの差し金で、どうやって入った?』
”ウプイーリ”:『そんで何が目的だ、皇妃殿下。』
ニーンテ・S:受け取って、ためらわずに口に運ぶ。かなり強い透明の酒だが、白いかおのいろひとつかわらない。
ニーンテ・S:『ガスパジーン・ウプイーリ。商談に参りました』
ニーンテ・S:『失礼ですけれど、騒ぎに紛れて。急ぎの用事でしたから。……ミシェル・ド・ノートルダムをご存知?』
”ウプイーリ”:『ノートルダム財団か?』
”ウプイーリ”:『俺たちが扱う品は全部ナマモノだぜ。』
”ウプイーリ”:『あんたらの追っている、黴臭い剣だの本だのはこれっぽっちも女を輝かせねえ。』
ニーンテ・S:『あら。それに関わって随分になりますけど、見初めていただいたのは本当に気まぐれですか?』薄く笑う。
ニーンテ・S:『でも、ノートルダムの興味といえば、古びた宝物と相場が決まっていますね。そう、遺産協会(アーネンエルベ)の件で』
”ウプイーリ”:『…………。』
”ウプイーリ”:グラスを持ったまま動きを止める。
ニーンテ・S:それこそ(ヴォートカ)でも飲むように、グラスを唇に。
”ウプイーリ”:『……ファシスト共め。』
”ウプイーリ”:『ロシア人はみんなあの連中が嫌いだ。わかるか?』
”ウプイーリ”:『にも関わらずなぜ俺たちが言いなりになってると思う?』
”ウプイーリ”:『あの犬のクソどもはあろうことか俺の店の女を奪いやがった!』
”ウプイーリ”:『半分も!半分もだ!』
”ウプイーリ”:グラスを叩きつける。
”ウプイーリ”:肩で息をしつつ、ニーンテに振り返る
”ウプイーリ”:『だから手を出せねえ。』
ニーンテ・S:『奴ららしい話』顔をしかめて。先程までより、明らかに南の訛りの強いロシア語。
ニーンテ・S:『いただいても?』ボトルを示して
”ウプイーリ”:無言で渡す。
”ウプイーリ”:『……こっちの私兵じゃ奪い返せねえ。』
”ウプイーリ”:『本国から援軍でも来りゃ話は別だが、そんな都合のいい話はねえ。』
ニーンテ・S:注いで、感情的に呷る。グラスを卓に、少し音を立てて置いて。
ニーンテ・S:『近く、騒ぎがあります』
”ウプイーリ”:『?』
ニーンテ・S:『"彼ら"はまたやりすぎました。それこそ、八十年前と同じように』
ニーンテ・S:『私は、あなたと仲間を巻き込みたくありません。手を出さない、とお約束できます』
ニーンテ・S:『つまり、どこですれ違っても手を出さないということです。必要なら、時間もお伝えします。』
”ウプイーリ”:『……こちらからも手を出すな、ということか?』
ニーンテ・S:『ええ。もし、それだけではご不足なら』
ニーンテ・S:ソファに体を預けて、"ウプイーリ"へすっと身を寄せる。
ニーンテ・S:『手付を支払う用意もありますけれど』少し南の訛りの強いロシア語。
”ウプイーリ”:『………』腰を回しかけるが、
”ウプイーリ”:『いや、別のもので払ってもらう。』
”ウプイーリ”:紙にさらさらとある場所の住所を書きつけ、ニーンテのドレスに挟む。
”ウプイーリ”:『ここに俺の店の女がいる。』
”ウプイーリ”:『施設を統括しているのが”シングル・マニファクチュア”とかいうイタリア男だ。』
”ウプイーリ”:『助けだしてくれるか?』
”ウプイーリ”:『これすらできない戦力ならお前たちに未来はない。』
ニーンテ・S:すうと目を細めて。
ニーンテ・S:『承知しました。どうぞ、ご期待を。ガスパジーン・ウプイーリ』
ニーンテ・S:手挟まれた手紙をそっと、細く白い指で抑えて。
”ウプイーリ”:「客がお帰りだ。見られないように裏口から帰せ。」
”ウプイーリ”:ガードマンに指示を出す。
”ウプイーリ”:『………なあニェット。』
ニーンテ・S:するりと立ち上がって、ソファにかかったファーのついた外套を羽織る。
ニーンテ・S:『ええ。何かしら、"ウプイーリ"』
”ウプイーリ”:『手付を受け取ったらどこまで好きにできた?』
ニーンテ・S:少しだけ歯を見せて、小娘のように笑う。
ニーンテ・S:『あなたのこと、伊達男だと思うわ。本当に、私』
ニーンテ・S:『また会うことがあったら、ゆっくり御酒をいただきましょう』
”ウプイーリ”:『楽しみにしている。』
”ウプイーリ”:『Ты нужна мне. ニェット。』
ニーンテ・S:『Ты прелестная. ウプイーリ』
”ウプイーリ”:微笑んで、ニーンテを見送る。
GM:──────
GM:☆NPCカードが解放されました

・嘉臼史郎 ”ランブルダイス”
 嘉臼の指示に従ったPCがいた場合、芸術:ギャンブルの判定達成値に+3する。

・”ウプイーリ” ”爪持つ蝙蝠”
 ”トイボックスセル”攻略時のみ使用可能。攻撃判定達成値+20。

GM:―――――
GM:ロイス&購入!
陰山魂魄:応急~
ニーンテ・S:ロイスは……なんかえらいダメな気もするけど「取引相手:ウプイーリ:誠意/○隔意」(距離を取ろう、と意識している)。で、ラスト。
陰山魂魄:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 7[3,7]+3 → 10

陰山魂魄:ふたつめゲット!
ネヴェア・ブースロイド:購入判定は既にやっているのでこのまま終了です。
陰山魂魄:ロイスは保留!
ニーンテ・S:で、出入りがありますから追加の応急を試みましょう。
ニーンテ・S:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 10[2,3,8,9,10]+4[4] → 14 → 成功

鬼怒川疾風:同行者 ニーンテ・S:〇誠意/猜疑心 で
ニーンテ・S:成功。ふたつめ確保しました。
鬼怒川疾風:あとネヴェアちゃんに
鬼怒川疾風:同行者 ネヴェア・ブースロイド:〇連帯感/この子大丈夫か?
鬼怒川疾風:購入はブルゲ
鬼怒川疾風:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 9[3,9]+2 → 11

鬼怒川疾風:無理!以上!
ニーンテ・S:で、以上!
GM:ではこれで今日は終わりです!
GM:お疲れさまでした!
陰山魂魄:お疲れ様でしたー!
ニーンテ・S:お疲れさまでしたー!
鬼怒川疾風:お疲れ様でした!
ネヴェア・ブースロイド:お疲れさまでした!

ミドル4

GM:──────
GM:ミドル4
GM:シーンプレイヤーはニーンテさん。
GM:他全員登場可能。
ニーンテ・S:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 8[8]+64 → 72

陰山魂魄:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 5[5]+76 → 81

鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:78->85)
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:75->83)
陰山魂魄:みんな荒れ狂ってんな
ネヴェア・ブースロイド:バドエンを思い出すひどさ
GM:荒れ狂い気味
GM:──────
GM:では…

■情報項目
☆全解放(現段階)
■組織工作
☆烏丸家 30/交渉
 ※キー情報を開けた場合自動解放
 効果:財産ポイントに+20
・”トイボックスセル” 120/白兵・射撃・RC・交渉
 ※シングル・マニファクチュアの情報項目解放・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”工作済のため判定可能。
 効果:NPCカード安国寺永鳳の解放
☆”呪系数学総研” 15/調達
 効果:芸術:ギャンブルの達成値+10
☆”ゾラタヤ・ジェーンシチナ” 12/知覚 かつ 12/交渉
 ※特殊な服を着た場合判定に+3の修正。
 効果:出現するエネミーの数減少。
・”笠置組” 35/芸術:ギャンブル
 ※見せ金として財産ポイント50必要
 効果:出現するエネミーの数大幅減少。

GM:さて、どうしましょうね
ニーンテ・S:私にシーンが回ってきたとなると、ここは少し頑張って笠置組に尋ねるところだろうね。
陰山魂魄:お願いします!
GM:ではこの場合ちょっと判定は待ってもらって
GM:”笠置組”との決戦場に向かいましょう。
陰山魂魄:ヌムッ
陰山魂魄:ほうほう
ニーンテ・S:おお。ではお願いしましょうか
GM:──────
GM:”笠置組”
GM:──────
GM:”呪系数学総研”、”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”との交渉を終えた君たちは、
GM:次の狙いを”笠置組”に定めた。
GM:”笠置組”はこちらとの交渉はしないが、”賭け”なら行うと言い、
GM:事務所まで君たちを招待したのだ。
GM:ヤクザの事務所という言葉のイメージからは程遠い、
GM:煌びやかなネオンと艶美なバニースーツに身を包んだコンパニオンが君たちを迎える。
安国寺永鳳:「事務所……というかこれは。」
陰山魂魄:「……正装で向かえというのはこういうことか」
陰山魂魄:「まるきり、カジノだな」
陰山魂魄:薄紫の上品なドレスに身を包み、周囲を見回している。
安国寺永鳳:こちらは品の良いブラウスとスカート。クラブにいてもまだ違和感のない女装でやってきた。
ニーンテ・S:「拠点をまとめていると。手ではあるな」
鬼怒川疾風:「は、いいじゃねぇか」さっきガードマンから貰った飴を舐めている
鬼怒川疾風:「心が躍るぜ」
ネヴェア・ブースロイド:「賭け事……ごくり」
陰山魂魄:「ネヴェア、あまり離れるなよ」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はいっ」
陰山魂魄:「見目は華やかではあるが、言うまでもなく敵地だ」
陰山魂魄:「歓迎されているとは言い難いだろう」
ニーンテ・S:「いろいろな意味でね。いつでも勝つのは胴元だ、というのは真理だが」
ニーンテ・S:背中の大きく空いた黒のイブニングドレスに、黒い長手袋。胸元の白いリボンが目立っている。
陰山魂魄:「今回は例外をさらう他はないでしょう」
安国寺永鳳:「む、来たぞ。」
安国寺永鳳:視線を後方にやる。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:そちらに目をやる
嘉臼史郎:時折直角に90°曲がる奇怪な動きで、痩せた男が近づいて来る。
ニーンテ・S:「彼か。アドバイザーというのは」
ネヴェア・ブースロイド:「はい。呪系数学総研の」
鬼怒川疾風:「…あれ、大丈夫か?」
陰山魂魄:「ネヴェア……何かされなかったか?」
ネヴェア・ブースロイド:「少し勧誘を頂きましたけれど、それだけですよ」
陰山魂魄:「そうか、見かけでばかり不審がるのもよくないな……」
ネヴェア・ブースロイド:「お越しいただきありがとうございます。嘉臼さま」
嘉臼史郎:一度皆の前を2歩通り過ぎてから戻って来る。
安国寺永鳳:「……禹歩の応用だろう。だいぶ、奇怪に見えるが。」
ネヴェア・ブースロイド:「禹歩。3歩ごとに両足を揃えるという……」
ネヴェア・ブースロイド:ほんのり聞いたことがある。
安国寺永鳳:「呪とは歩くというただそれだけの動作にすら宿ることがある。」
安国寺永鳳:「数秘術と陰陽、風水。それらの習合……というには些か発展した呪術ではあるな。」
ニーンテ・S:「尊重しよう。貴重な識者だ」
嘉臼史郎:「これで歩行距離は755.12m…。」
嘉臼史郎:「お待たせしました…。では行きましょう。」
陰山魂魄:「ええ……ここはあなたがたを頼る他はない。」
ネヴェア・ブースロイド:「はい。頼みにさせて頂きます」
嘉臼史郎:「今日の天運は、見定めました。」
嘉臼史郎:「私の指示通りにしていただければ…おそらく勝てるでしょう…。」
鬼怒川疾風:「!」
鬼怒川疾風:「(なんだこいつ‥何を言っている‥‥!?)」
ネヴェア・ブースロイド:「どうかされましたか?」
鬼怒川疾風:「いや‥‥子供にはまだ早い」
鬼怒川疾風:「…このレベルの話はな…」
ネヴェア・ブースロイド:「むう……」
嘉臼史郎:「………」鬼怒川の視線に気づく。
嘉臼史郎:「あなた。」
鬼怒川疾風:「おう」
嘉臼史郎:「ドアは必ず左手で開けてください。」
嘉臼史郎:「でなければ負けるという天運です。」
嘉臼史郎:鬼怒川を見据えつつ
ニーンテ・S:「ふむ」
鬼怒川疾風:「ふ‥‥あっはっはっは」高笑い
鬼怒川疾風:「こりゃ参った、お前の言う事聞かなきゃ俺のツキが無くなる?」
鬼怒川疾風:「嘉臼って言ったか…あまりギャンブルを舐めない方がいいぜ…」
ネヴェア・ブースロイド:「き、鬼怒川さま。そのようなことを仰るものでは……」
ネヴェア・ブースロイド:あわあわと対峙する2人を見比べている。
鬼怒川疾風:「止めてくれるな同士ネヴェア、俺にもプライドってもんがある」
鬼怒川疾風:「…賽が振られるその時まで」
鬼怒川疾風:「勝ち負けなんか、誰にも分からねぇのサ…」
ネヴェア・ブースロイド:「……なるほど」
ネヴェア・ブースロイド:真剣な顔で頷く。
嘉臼史郎:「忠告はしました……」
陰山魂魄:呆れるようにため息1つ。
陰山魂魄:「意地の張り合いなら、そちらのポケットマネーでやってもらう」
ニーンテ・S:「そのうえなら、何をしようと構わないよ」
陰山魂魄:「鬼怒川の腕前と、彼の理論」
陰山魂魄:「勝ちのこむ方に予算を預けましょう」
ネヴェア・ブースロイド:(鬼怒川さまと嘉臼さま。どちらも不思議な理論で行動される方……)
ネヴェア・ブースロイド:(一体どうなるのでしょうか……ごくり……)
嘉臼史郎:「了解しました…時間までまだありますからね…」
嘉臼史郎:「3ゲームほどならできるでしょう。」
鬼怒川疾風:「上等だ、なんせ今は」
鬼怒川疾風:パァン!とポケットを叩く
鬼怒川疾風:「…負ける気がしねぇ…お前らを焼肉にでも連れて行ってやるよ…」
鬼怒川疾風:そう言うと、思いっきり右手でドアを開ける
バニーガール:「いらっしゃいませー!烏丸様ご一行!」
バニーガール:「お時間までゲームコーナーでお暇をつぶしても構いませんよー!」
GM:前哨戦が、幕を開けた。
GM:──────
GM:そして、悲しいまでの大差がついた。
嘉臼史郎:「今日の天運ならば…このくらいでしょうか…。」
嘉臼史郎:チップが持ちきれず、チップ箱を3個持っている。
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:身に着けていたタキシードはどこへやら、そこに居たのはパン1で涙を流す不審者だった
ネヴェア・ブースロイド:「あ、あわ、あわわわわ……」
安国寺永鳳:「…………。」
陰山魂魄:「むごいな」
ニーンテ・S:「賽を投げるまで勝負はわからない……とは、良い言葉だけれど」
ニーンテ・S:「賽を投げる前に勝負をつけるのが賭場だからなあ」
陰山魂魄:「気は済んだか、鬼怒川」
鬼怒川疾風:「…………うん」
陰山魂魄:「じゃあ上着を着てきなさい」
鬼怒川疾風:「……ぼく、これからはせんせいのいうこときくよ」
安国寺永鳳:「ここは飲み食い自由だ。何か食べて待ってるといい。」
鬼怒川疾風:「お言葉に甘えるぜ…」
鬼怒川疾風:「俺の仇を…取ってくれ‥‥‥!」
GM:と、その時。
GM:ば さ っ
GM:鬼怒川の肩にジャケットが掛けられる。
鬼怒川疾風:「ひっ、誰?」
陰山魂魄:「ん?」
???:「素寒貧か?兄ちゃん。」
鬼怒川疾風:「はい…」
???:鬼怒川に上着を掛けたのはヤクザ然とした無骨な男。
???:「はっはっは!勝負のカネはなくしちゃいねえだろうな!?」
鬼怒川疾風:「あなたは…一体…?」
陰山魂魄:「ホストのおでまし、ということか」
???:「”笠置組”組長の笠置武雄。」
笠置武雄:「以後お見知りおきを。」
笠置武雄:「……つっても、忘れられねえ名になるぜ?」
笠置武雄:「俺と打った玄人(バイニン)はみんなそうなった。」
鬼怒川疾風:「そっ…そんな…!」
陰山魂魄:「UGNの陰山だ。烏丸老から話は行っているな」
陰山魂魄:「そちらの条件……元手についても用意してある」
笠置武雄:「ああ。見せてもらおうか。」
陰山魂魄:ごとり、とトランクケースをテーブルに置く
陰山魂魄:中にはぎっしりと詰まった札束。
鬼怒川疾風:食い入るようにそのケースを見ている
笠置武雄:「おい。」
インテリヤクザ:「はい。」
インテリヤクザ:背後から眼鏡を掛けた部下が現れ、無作為に札束を取り出して透かしを確認する。
インテリヤクザ:「本物です。」
笠置武雄:頷いて、こちらも一枚の紙を差し出す。
笠置武雄:”阿念得部宗”と”笠置組”の提携契約書だ。
陰山魂魄:「こちらの言えた義理ではないが」
陰山魂魄:「丸々ひとつのビジネスを賭けのテーブルに並べるとは」
陰山魂魄:「余程の物好きだな、あなたも」
笠置武雄:「それが俺たち”笠置組”の伝統だ。」
笠置武雄:「天運尽きた時は滅びる定め!」
笠置武雄:「ゆえに全てを運に委ねる!」
笠置武雄:「その方が、犬死も無駄に生き足掻くこともないってことさ。」
笠置武雄:「勝負は半荘一回だ。席に着きな!」
笠置武雄:部屋の中央にある麻雀の自動卓を指差す。
鬼怒川疾風:「(オールベット…一回きりの勝負か)」
鬼怒川疾風:「(嬢ちゃんは無理となると……)」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:背後のニーンテさんに視線を合わせ、頷く。
ニーンテ・S:「代打ちを務めさせていただきます。売れた名でもありませんので、好きにお呼びください」
ニーンテ・S:右手を差し出して。
嘉臼史郎:「我々は…卓の外から運を操作します。」君たちに呟く
嘉臼史郎:「私の指示通りにして、天運を動かしてください。」
陰山魂魄:「……頼む」
ネヴェア・ブースロイド:「……はい」
鬼怒川疾風:「せ、先生。本当に勝てるのか…?」
嘉臼史郎:「大方、勝てます。」
陰山魂魄:「確認は済んでいる」
陰山魂魄:「ノイマンか、オルクス……確率の計算と制御。見事な手並みだ」
安国寺永鳳:「大系が違うとはいえ、これほどの呪術師の言だ。」
安国寺永鳳:「小生は同じ呪術師として信頼しよう。」
鬼怒川疾風:「じゃ、じゃあ教えてくれ。俺達は何をすればいい」
鬼怒川疾風:「なんなりと申し付けてくれ!」
GM:席にニーンテ、笠置、そして公平に打つ組の黒服が座る。
GM:そしてダイスが回った瞬間、
嘉臼史郎:「安国寺さん。」
嘉臼史郎:「二歩前に出てパンツを見せてください。」
ネヴェア・ブースロイド:「!?」
安国寺永鳳:「…………?」
安国寺永鳳:「え、あ?」
嘉臼史郎:「早く。配牌が配られる前に。」
陰山魂魄:「……待て」
陰山魂魄:「待て待て」
陰山魂魄:「正気か」
陰山魂魄:真顔
ネヴェア・ブースロイド:「(数字から未来を予測するというお話では……? いえ、ここで余計な口を挟んでは……!)」
ネヴェア・ブースロイド:困ったように視線を彷徨わせている。
安国寺永鳳:「し、小生はっ、この男を信頼したことを悔いている……!」
鬼怒川疾風:「おいおい…今更動じてんじゃねぇよ‥‥」
嘉臼史郎:「安国寺さんの二歩前の位置、そしてニーンテさんの手牌は連動します。」
嘉臼史郎:「つまりその場に白いものを置けば、」
ネヴェア・ブースロイド:「(なぜ色を……?)」
鬼怒川疾風:「(…何で白ってわかるんだろう…先生だからかな…)」
GM:山がせりあがり、各々が配牌を取ろうとする
鬼怒川疾風:「おら安国寺!先生の言う事は!!??」
安国寺永鳳:「くぅ……!何故色まで知っている……!」
安国寺永鳳:二歩前に出てゆっくりとスカートをたくし上げる。
安国寺永鳳:君たちは小ぶりな尻を包む可憐なパンティを目にするだろう。
陰山魂魄:サッとネヴェアの視線を隠す
陰山魂魄:「道人……」
陰山魂魄:哀しそうなかお。
ネヴェア・ブースロイド:「あ、ああ、いけません……」手で顔を覆う。
ネヴェア・ブースロイド:指の隙間からばっちり見ているぞ。
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「なんでそんなの履いてるの…?」
GM:配牌が配り切られると、
GM:ニーンテの手牌にはすでに白が暗刻である。
嘉臼史郎:「白が行き渡る。」
嘉臼史郎:「計算通りでしたね。」
鬼怒川疾風:「すげぇ!!」
陰山魂魄:「どんな理屈だ」
ネヴェア・ブースロイド:「あの、白いものを置くということならスカートをたくし上げる必要は……」
ニーンテ・S:首を傾げて、手なりで打ち始める。
GM:東一局、東二局はニーンテが軽く上がりを決めて暫定トップに立つ。
GM:安国寺の貞操という大きな犠牲を払って。
安国寺永鳳:「……………もう、小生に指示は出すな………」
安国寺永鳳:スカートを抑えて蹲っている
GM:東三局
笠置武雄:「リーチ。」
笠置武雄:5巡目の先行リーチ。
GM:ニーンテの手に安牌はない。むしろ…
GM:当たり牌が浮いており、非常に危険!
鬼怒川疾風:「おいおいおいおい」
陰山魂魄:「まずい流れだ」
ネヴェア・ブースロイド:「(ニーンテさま……頑張って……!)」
嘉臼史郎:ちゃりちゃり…
嘉臼史郎:軽く手の中でダイスを振って、出目を見る。
GM:■ランブルダイス
GM:2d6
DoubleCross : (2D6) → 9[5,4] → 9

GM:ネヴェア、服を一枚脱ぐ

陰山魂魄:「嘉臼」
陰山魂魄:「私に指示を出せ」
陰山魂魄:「道人にああして恥をかかせたのだ。こちらとしても覚悟はある」
鬼怒川疾風:「…先生。次は誰が下着を晒せばいいんですか?」
嘉臼史郎:「ネヴェアさん。服を一枚脱いでください。」
鬼怒川疾風:「……」
陰山魂魄:「……!?」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はひっ!?」
ネヴェア・ブースロイド:薄手のドレス姿だ。余計なものを身に着けたりはしていない。
ネヴェア・ブースロイド:こういう時、男の子はどんどん服を重ねていくのに女の子は布地が減るの、どうしてだろうね。
ネヴェア・ブースロイド:(い……一枚!)
陰山魂魄:「よせ、ネヴェア」
陰山魂魄:「私がやると言っている……!嘉臼!」
嘉臼史郎:「あなたではだめです。立ち位置的に、あなたが脱いだら逆にまずいことになる。」
陰山魂魄:がしっと
陰山魂魄:胸ぐらを掴む
陰山魂魄:「ふざけているのか?」
嘉臼史郎:「ふざけていません。」
鬼怒川疾風:「落ち着け陰山!落ち着けって!」
ネヴェア・ブースロイド:「か……陰山さま!」
陰山魂魄:「ネヴェアでなくてはいけない根拠はなんだ」
嘉臼史郎:「天運です。」
ニーンテ・S:「(……何をやってるんだかなあ)」
ニーンテ・S:アルカイックスマイルのまま、よどみない手付きで順子を抜き打ち。安牌だ。
ネヴェア・ブースロイド:「大丈夫……です。嘉臼さまを味方に引き入れたのは、元はと言えば私」
ネヴェア・ブースロイド:「ならば……この程度」
陰山魂魄:「ネヴェア……」
鬼怒川疾風:「…俺はそっぽ向いとくから」
ネヴェア・ブースロイド:顔を真っ赤にしながらかがみ、スカートの下から手を差し入れ。
陰山魂魄:「!」
陰山魂魄:ふと、気付いた表情
陰山魂魄:「待て」
陰山魂魄:その手を掴み、止める
ネヴェア・ブースロイド:「は……」
陰山魂魄:「……私がやる」
陰山魂魄:「その身を、預けて欲しい」
陰山魂魄:顔を寄せて、琥珀色の瞳で覗き込む
ネヴェア・ブースロイド:離してください、と続けようとした。
ネヴェア・ブースロイド:気付けば、彼女の真剣な表情が目の前にあった。
陰山魂魄:「……信じて」
ネヴェア・ブースロイド:「はい」
ネヴェア・ブースロイド:こくり、と。
ネヴェア・ブースロイド:小さく頷き、スカートをつまむ。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:その答えにこちらもうなずいて、そっと手を伸ばす
陰山魂魄:そして
陰山魂魄:しゅるり、と白い指が引き寄せたのは
陰山魂魄:彼女の頭に飾られた、真っ赤なリボン。
ネヴェア・ブースロイド:「────────あ」
陰山魂魄:ばさりと赤毛がほどけて開く。
陰山魂魄:「──これで」
陰山魂魄:「問題は、無いな?」
ネヴェア・ブースロイド:異常な状況に頭がぐるぐるして、破れかぶれで。陰山魂魄のお陰で、ようやく覚悟が決まって。
ネヴェア・ブースロイド:だから、何が起きたのかを理解するのに数秒を要した。
ネヴェア・ブースロイド:「ああ……」目じりに涙が浮かぶ。守られたのだと知った。
打ち子:「………」ニーンテの上家の目にその光景が入ってしまった。
打ち子:(え……何………なんかすごいことしてない…………?)
打ち子:そしてその放心状態の中切った牌が――
笠置武雄:「ロン。」
打ち子:「うっ!?しまった!?」
GM:笠置が打ち子から大物手を上がる。
打ち子:「…………」
ネヴェア・ブースロイド:「ありがとう、ございます…………」
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんに抱き着いて、胸元に顔をうずめる。
陰山魂魄:「いえ……」
陰山魂魄:「私が見せたくなかったのです」
陰山魂魄:「ネヴェアを晒し者になど出来なかった」
陰山魂魄:「すまない、鬼怒川」
陰山魂魄:「危ない橋をわたらせてしまった」
鬼怒川疾風:「……いや」
鬼怒川疾風:「やっぱいい女だな、お前」
ニーンテ・S:「さて。次に行こうか」
打ち子:「……………」陰山とネヴェアの仲睦まじい様子を見ている
笠置武雄:「おい、どこ見てんだ。12000点だよ。」
打ち子:「す、すいやせん……」

GM:危機を脱するも、今度は笠置のペース。
GM:南一局に入る頃には逆転された。
陰山魂魄:「強いな……あの男」
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさまは、よく躱していらっしゃいますが……」
ネヴェア・ブースロイド:まだ動悸が収まっていない。陰山さんに腕を絡め、身を寄せている。
陰山魂魄:そっとその肩に触れ続けている
ニーンテ・S:「盤外戦術はお嫌いかね」タン、と打牌しながら
笠置武雄:「サマじゃなけりゃいいさ。」
笠置武雄:「俺が乱れているように見えるか?」
笠置武雄:全く打牌のペースは変わらない。牌の取捨選択も。
鬼怒川疾風:「…崩れねぇ」
笠置武雄:名人に名手なし。真っ当に打ち、
笠置武雄:「ツモ。」
笠置武雄:真っ当に上がっている。
GM:南三局。
GM:ニーンテに親場は残されていない。離された点差を縮めるために、
GM:ここで大物手が必要だ。
GM:2d6
DoubleCross : (2D6) → 9[6,3] → 9

GM:ネヴェア、服を一枚脱ぐ
ネヴェア・ブースロイド:おい!!!!!
陰山魂魄:ふっざけんな!!!!
ニーンテ・S:確認したいんだが、GM。現在、判定の修正状況はどうなってる?
GM:現在+6です。
GM:安国寺の露出で+3、ネヴェアさんの百合ロールで+3
陰山魂魄:字面がひどすぎる
ネヴェア・ブースロイド:道人……
陰山魂魄:目標いくつでしたっけ
陰山魂魄:35か…

嘉臼史郎:「………」手元のダイスを確認する。
ニーンテ・S:「程々にしておきなさい。レディが人前で肌を晒すものじゃない」
嘉臼史郎:「ネヴェアさん、」と言いかけたところで口をつぐむ。
ネヴェア・ブースロイド:「え……まさか」
ネヴェア・ブースロイド:さあ、と顔が青ざめかけるが。
ネヴェア・ブースロイド:どうにもそういう空気ではない。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:ぎゅっと抱きとめる
陰山魂魄:鬼のような表情。
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「(随分と仲睦まじいとは思ってたが)」
鬼怒川疾風:「(……こうも感情を見せるとはな)」
陰山魂魄:「ニーンテ女史」
陰山魂魄:「頼む、勝ってくれ」
陰山魂魄:この達成値増加チャンスはスルー。
打ち子:「ツモ…」ニーンテの手が整う前に打ち子が上がってしまう。
ネヴェア・ブースロイド:「ニーンテさま」
ネヴェア・ブースロイド:「大丈夫、なのですね」
ニーンテ・S:「負けたら負けたで、代打ちの責任というのがこの手の相場さ」

GM:南四局。オーラス。
GM:点差は絶望的だ。
ニーンテ・S:「さてと」
ニーンテ・S:GM
GM:はい!
ニーンテ・S:あと一回、と裏で言っていたが、この時点でダイス確認要求してもいいかな?
GM:そのつもりでした!
ニーンテ・S:では、お願いします。
GM:2d6
DoubleCross : (2D6) → 4[2,2] → 4

GM:陰山、セクシーな仕草
陰山魂魄:www
陰山魂魄:や、やってやろうじゃねえか!!

嘉臼史郎:「…………!」
嘉臼史郎:ダイスの出目を確認する
鬼怒川疾風:「……」ごくり
陰山魂魄:「今度はなんだ」
陰山魂魄:敵愾心に満ちた視線。
陰山魂魄:「ネヴェアにはもう何も」
嘉臼史郎:「……」嘉臼が覚悟を決めたような顔をする。
嘉臼史郎:「陰山さん。」
陰山魂魄:「ん?」
ネヴェア・ブースロイド:「ほよ?」
鬼怒川疾風:天を仰ぐ
ネヴェア・ブースロイド:「だ、ダメです……っ!」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまに、そ、そんな……えっちな要求をしようなんて……!!」
嘉臼史郎:内股になり、右脚を可愛らしく曲げながら両手でハートを形作る。
嘉臼史郎:「きゅんっ」
陰山魂魄:「???」
ネヴェア・ブースロイド:「……?」
鬼怒川疾風:「ヴっ」
ネヴェア・ブースロイド:「ああっ鬼怒川さまが!」
安国寺永鳳:「……。」目元が隠れていても顔色が悪くなったのが分かる
嘉臼史郎:「………と、配牌が配られる寸前にやってください。」
嘉臼史郎:「いいですか、掛け声は『きゅんっ』です。」
鬼怒川疾風:「なんだよその拘り」
ネヴェア・ブースロイド:「……」
ネヴェア・ブースロイド:「(………………見たいかも……)」
ネヴェア・ブースロイド:ちら。
陰山魂魄:「わっ」
陰山魂魄:「私か!?」
陰山魂魄:数秒の沈黙から我に返ったように
陰山魂魄:視線をあっちこっちに行かせてあたふたしている
嘉臼史郎:「はい。」
鬼怒川疾風:「……いけるか?陰山」
陰山魂魄:「あ、ああ、ああ」
陰山魂魄:「ネヴェアや道人に辱めを受けさせるのに比べれば」
陰山魂魄:「なんということもない、その程度」
陰山魂魄:とは言いつつ、前髪の下で視線は泳いでいる
鬼怒川疾風:「……お前の覚悟」
鬼怒川疾風:「しっかりと見届けさせてもらうぜ…!」
陰山魂魄:「う、うう」
陰山魂魄:「正気とは思えん……!」
ニーンテ・S:「さてと」揉めている間、自動雀卓の上に両手を出して。
ニーンテ・S:「失礼。脱がせてもらっても?」
笠置武雄:配牌を取る手が止まる
笠置武雄:「ああ、どうぞ。」
ニーンテ・S:「ありがとう。では」
笠置武雄:「熱くなってきたか?」
ニーンテ・S:「正念場だからね。験担ぎさ」
ニーンテ・S:おかしなことはしていないとばかり、動作がはっきり見えるように、黒い長手袋を外す。
ニーンテ・S:手をひらひらと翻してみせて。
ニーンテ・S:何をしているかというと、配牌を取るまでの時間を稼いでいるんだよ魂魄。
嘉臼史郎:「さあ、早く」
陰山魂魄:「ネヴェア、離れていなさい」
陰山魂魄:「やるから……」
陰山魂魄:ちょいちょいと離れるようにジェスチャー
ネヴェア・ブースロイド:「わ……」
ネヴェア・ブースロイド:「わかりました」
ネヴェア・ブースロイド:(ああ、あんなに頼りになる陰山さまが、羞恥に身をよじって……)
鬼怒川疾風:「(……まああたふたしてる姿を眺めていたい気持ちはあるが…)」
鬼怒川疾風:「(……状況が状況だからな)」
ネヴェア・ブースロイド:名残惜し気に視線を切り、離れる。
ネヴェア・ブースロイド:耳を塞げとは言われていないので、すごく聴覚に集中しています。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:配牌を進めるニーンテの背中をながめながら
陰山魂魄:すぅと深呼吸
陰山魂魄:内股になり、右脚を可愛らしく曲げながら両手でハートを形作る。
陰山魂魄:「きゅ」
陰山魂魄:「きゅん………………」


陰山魂魄:蚊の鳴くようなへろへろ声。
陰山魂魄:帽子の影になっても、色の白い頬がハッキリと紅潮しているのがわかる
ネヴェア・ブースロイド:「!!!!!」
打ち子:「………………!!!!!」
鬼怒川疾風:「……」満足げに鼻の下をこする
打ち子:(今”きゅん”ってやったな…………)
打ち子:(きゅんっ……)
笠置武雄:「……………くしゃみか?あっちは寒いらしいな。」
ニーンテ・S:「おかしな陽気だからな。お待たせした」
ニーンテ・S:よどみない動作で手牌を取る。
笠置武雄:「お前らも早く牌を取れ!」
打ち子:「すっ」「すいません!」
陰山魂魄:「う”う……!」
陰山魂魄:羞恥に耐えながら、片足立ちを続ける
ネヴェア・ブースロイド:「(ごめんなさい……ごめんなさい陰山さま…………)」
ネヴェア・ブースロイド:「(あなたに守っていただいたのに、ネヴェアは、ネヴェアは…………)」
ネヴェア・ブースロイド:「……可愛い」感極まったように、誰にも聞こえぬほどの声で小さく呟く。
鬼怒川疾風:「……いや、もう止めて良くない?先生…?」
GM:配牌が配られる…が、今のところ一つも面子はない。
GM:かなり悪い……が、
GM:10種10牌。悪すぎて、良い!
GM:この手を物に出来るか。
GM:ではここでようやく判定だ。芸術:ギャンブル!
GM:難易度は35!しかし…今まで君たちが頑張ったおかげで…
GM:呪数研の組織効果で+10、NPCカード:ランブルダイスの効果で+9!
GM:以上+19の修正を加えたうえで判定どうぞ!
ニーンテ・S:実質、目標値16か。行きましょう。《コンセントレイト》《巨匠の記憶》。
ニーンテ・S:7dx7+19>=35
DoubleCross : (7R10+19[7]>=35) → 10[1,3,4,5,5,9,9]+10[3,9]+10[8]+10[10]+10[7]+10[9]+10[9]+1[1]+19 → 90 → 成功

陰山魂魄:www
鬼怒川疾風:凄い
ネヴェア・ブースロイド:ここまでの何だったの????
鬼怒川疾風:辱められただけじゃん!!!!
陰山魂魄:ひどすぎるオチ
陰山魂魄:固定値いらねーーじゃねーーーか!!!
GM:おい!なんもせんでも成功やないかい!!
ニーンテ・S:名乗り出たからには、少しは腕に覚えもあるからね……と。
GM:じゃあもう3巡目に13面待ち張れるよ!!
ニーンテ・S:「十三回……か」呟いて、牌を切る。頭から八索三連打。
笠置武雄:(…………破れかぶれの染めか国士か。)
笠置武雄:トン 牌をツモる
笠置武雄:(何にせよ字牌は染め手を進ませないためにも切れない。)
笠置武雄:(先にもう使えない9索を落とす。将来的な危険牌にもなりうる。)
笠置武雄:トン
GM:その牌は、落ちた。
ニーンテ・S:「栄和(ロン)
笠置武雄:「!」この牌で放銃すること、そしてニーンテが上がること。
笠置武雄:二つの情報から最悪の未来が脳裏に浮かび上がる。
笠置武雄:そして倒された手牌を見る。
ニーンテ・S:「国士無双。三万二千点は、千点こちらの浮きだな」
笠置武雄:「…………………おい、アンタ。」
笠置武雄:「誇っていいぜ。十三面待ちは、この”笠置組”組長ですら上がったことがねえ。」
ニーンテ・S:「光栄だし、ならば天運だ。大きな話を決めるには、ふさわしいとは思わないか」
笠置武雄:「…………持って行けよ。」
笠置武雄:契約書を手渡す。
ニーンテ・S:「感謝する。次がないことを祈るよ、勝てる気がしない」席を立つ。立って。
陰山魂魄:「はー……はー……」
陰山魂魄:「終わった、のか」
陰山魂魄:ぐったり
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さま、しっかり……」
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんを支える。
ネヴェア・ブースロイド:固定ロイスの陰山魂魄のNを罪悪感に。
鬼怒川疾風:「…お疲れ」陰山さんを讃える
安国寺永鳳:「よくやった、よくやったぞ。」
安国寺永鳳:こちらも陰山さんを讃える
陰山魂魄:「道人」
陰山魂魄:「貴方の苦労を身を以て知りました」
陰山魂魄:「……早く解決しましょう、本当に……」
安国寺永鳳:「………ああ、そうよな……。」
笠置武雄:「よし!てめえら!!これで”阿念得部宗”とは縁切りだ!」
笠置武雄:「天運は俺たちに烏丸に味方せよと仰せだ!」
笠置武雄:「いいなッ!」
舎弟:「応ッ!!」
ニーンテ・S:「お疲れ様。背後を見れなかったのが少し残念だよ、魂魄」
陰山魂魄:「ご冗談を」
陰山魂魄:「女史にあれを見られては、流石に堪えられません」
陰山魂魄:力なく苦笑
ニーンテ・S:「年下の可愛いところを見るのは、幾つになっても楽しいものだよ……輪月は行き過ぎているけれど」
安国寺永鳳:「……さて、こちらはもうよさそうだ。」
安国寺永鳳:「あとは”トイボックスセル”……かな?」
陰山魂魄:「……最も厄介なところが残ったな」
陰山魂魄:「依然、気は抜けないか」
ネヴェア・ブースロイド:「トイボックス……」
打ち手:「あ、あの……」陰山とネヴェアに
ネヴェア・ブースロイド:「はい? なんでしょう」
陰山魂魄:「……何か?」
打ち手:「俺たち一生忘れません!よいものをありがとうございました!」
ネヴェア・ブースロイド:「……え、あ…………は……」
ネヴェア・ブースロイド:一瞬何のことかと思ったが、この場で自分たちがしたことと言えば……
ネヴェア・ブースロイド:羞恥に縮こまり、陰山さんの後ろに隠れる。
陰山魂魄:「……よく、わからないが」
陰山魂魄:また頬を赤らめて
陰山魂魄:「感謝を示すというなら、忘れてもらえるのが1番ありがたい」
陰山魂魄:そそくさと事務所を後にする
ネヴェア・ブースロイド:「そ、そうです……! そういうことです!」
舎弟:「……か、かわいいスね…LINEとかやってます……?」こちらは安国寺に詰め寄っている
安国寺永鳳:「や、やってない!すまないが、小生らも先を急ぐ故!」
笠置武雄:「じゃあなあ!烏丸の!」
笠置武雄:「いくさン時は笠置組を呼べ!駆けつけるぜ!」
ニーンテ・S:「感謝を」形よく一礼して、退出。
鬼怒川疾風:「……」外に出ようとして
鬼怒川疾風:「あ」
鬼怒川疾風:反転して笠置武雄の元へ
笠置武雄:「?」
鬼怒川疾風:「いや、これ」羽織ったジャケットを示す
笠置武雄:「おう。いいのか?」
鬼怒川疾風:「………へへ、いいってもんよ」
舎弟:「代わりにこれ、使ってくだせえ。」
舎弟:一人の舎弟が鬼怒川の元にやってきて、ジャケットを差し出す。
鬼怒川疾風:「いい勝負だった。同じギャンブラーとして感服した…ん?」
鬼怒川疾風:それを受け取る
GM:君はその男に見覚えがある
GM:”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”でガードマンからつまみ出されボコボコにされていたヤクザだ。
舎弟:「鬼怒川さんには、命を助けられてるんだ。」
鬼怒川疾風:「…‥‥…」
鬼怒川疾風:「…‥‥‥‥どの辺まで覚えてる?」
舎弟:「ガードマンとコンビニの酒かっくらって飲んでたところまで」
鬼怒川疾風:「…‥‥そっか…全部かぁ」
舎弟:「あんたがガードマンの目を引いてくれたおかげで、俺も半殺しで済んだんだ。」
舎弟:「礼代わりに受け取ってくれ。」
鬼怒川疾風:「ふっ……俺の行動が、一人の若者を救ったとありゃ…」
舎弟:屈託のない笑み。これからこの男は”白鳥と踊った命の恩人”の話を別の舎弟にするだろう。
鬼怒川疾風:「妹も…きっと満足してるだろうさ…」
鬼怒川疾風:そのジャケットを羽織る
鬼怒川疾風:「…過去は…無かった事になんて出来ない」
鬼怒川疾風:「俺達は結局…前向いて歩いていくしかないんだ」
GM:☆鬼怒川疾風はフォーマルを手に入れた
鬼怒川疾風:「じゃあ、達者でな」
笠置武雄:「おう。お前たちもな。」
舎弟:「達者で!」
鬼怒川疾風:気障ったらしく手を挙げると、出口に向けて歩いていく
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「(‥‥本当は)」
鬼怒川疾風:「(”このジャケット貰っていい?”って聞こうとしたんだけどな…)」
鬼怒川疾風:羽織ったジャケットの背中には
鬼怒川疾風:一羽の大きな白鳥が描かれていた
GM:──────
GM:☆”笠置組”との協力関係を結びました。
GM:出現するエネミーが大幅に減少します。
GM:☆NPCカードが解放されました

・”笠置組” ”一世一代の賭け”
 ダメージロールに+3D。1シナリオ1回。

■組織工作
☆烏丸家 30/交渉
 ※キー情報を開けた場合自動解放
 効果:財産ポイントに+20
・”トイボックスセル” 120/白兵・射撃・RC・交渉
 ※シングル・マニファクチュアの情報項目解放・”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”工作済のため判定可能。
 効果:NPCカード安国寺永鳳の解放
☆”呪系数学総研” 15/調達
 効果:芸術:ギャンブルの達成値+10
☆”ゾラタヤ・ジェーンシチナ” 12/知覚 かつ 12/交渉
 ※特殊な服を着た場合判定に+3の修正。
 効果:出現するエネミーの数減少。
☆”笠置組” 35/芸術:ギャンブル
 ※見せ金として財産ポイント50必要
 効果:出現するエネミーの数大幅減少。

GM:残った組織工作は”トイボックスセル”ですが…
GM:もし判定を行っているニーンテさんも参加したいのであれば
ニーンテ・S:おお。いけますか
GM:もう一度登場侵蝕を振ってから判定に参加することも可能です。
ネヴェア・ブースロイド:助かるやつ!
ニーンテ・S:ふむ。値としてはちょうどいいね。……参加前に購入判定入れることはできるかな。
GM:イイヨ~
ニーンテ・S:そしたらナイフを買おう。目標6で。
ニーンテ・S:5dx>=6
DoubleCross : (5R10[10]>=6) → 9[3,3,7,7,9] → 9 → 成功

ネヴェア・ブースロイド:破壊されるナイフ!
ニーンテ・S:そう。爆発してしまう
ニーンテ・S:買えたので、じゃあ、私も加勢するとしようか。
ニーンテ・S:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 2[2]+76 → 78

陰山魂魄:出目もいい!
鬼怒川疾風:やったー!
ニーンテ・S:よし。いい目だ!
ネヴェア・ブースロイド:9dx+14 メジャーエフェクトがないのでメイド服を着て素のRCで判定
DoubleCross : (9R10+14[10]) → 10[2,2,5,6,8,8,8,9,10]+9[9]+14 → 33

ネヴェア・ブースロイド:そこそこ
鬼怒川疾風:いいぞ!
陰山魂魄:よーし
陰山魂魄:オリジンレジェンドを起動して
GM:つよい
陰山魂魄:素振りのRC判定
陰山魂魄:7dx+16
DoubleCross : (7R10+16[10]) → 8[4,5,5,6,7,8,8]+16 → 24

陰山魂魄:うーむいまいち!
GM:NPCカードもあるからね~
陰山魂魄:あ、違う!固定値14だった!22です…
鬼怒川疾風:ニーンテさん先行ってもらっていいですか…?
ニーンテ・S:ああ。構わないよ。どうせだ、ここで使うべきものも使ってしまおう。
ニーンテ・S:ところでこの攻撃相手、オーヴァード扱いでいいだろうか。GM。(Dロイスの効果の問題があるので)
GM:オーヴァードですよ
ニーンテ・S:ありがたい。では、ナイフを使って《コンセントレイト》《ギガンティックウェポン》で判定を。
ニーンテ・S:もとい《ギガンティックモード》。
ニーンテ・S:7dx7+6
DoubleCross : (7R10+6[7]) → 10[1,3,3,4,8,9,9]+10[3,3,8]+10[8]+4[4]+6 → 40

陰山魂魄:おお!
陰山魂魄:いけそう!
陰山魂魄:ていうかほぼいった?
鬼怒川疾風:これに+20
ニーンテ・S:では、ここで"ウプイーリ"の援助も貰おうか。達成値を、さらに+20。60だ。
GM:了解!
鬼怒川疾風:114か
GM:あと…6!
ネヴェア・ブースロイド:鬼怒川さん素振りでいけますね
ネヴェア・ブースロイド:固定値あるし
鬼怒川疾風:117だった
陰山魂魄:鬼怒川さんの無形が
陰山魂魄:温存できる
陰山魂魄:いけーっ!
鬼怒川疾風:ありがてぇ~~!
鬼怒川疾風:1/1000さえ引かなければ…いける!
鬼怒川疾風:では白兵で判定します
GM:どうぞ!
鬼怒川疾風:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 10[1,10,10]+9[4,9]+4 → 23

ネヴェア・ブースロイド:天才
ネヴェア・ブースロイド:鹿島四方幡最強の男
GM:おおっと回った!クリアだ!
陰山魂魄:これが最強
鬼怒川疾風:ボーナス忘れてたけど成功!
鬼怒川疾風:讃えろ、俺が”最強”だ
GM:では演出!の前にマスターシーンをば…
GM:──────
GM:廃ビル
GM:──────
”シングル・マニファクチュア”:「ンン~~~~~♪ ン~~~~~~♪」
”シングル・マニファクチュア”:部屋の中に流れるレコードに合わせて、鼻歌混じりに指揮棒に見立てたメスを振るう
”シングル・マニファクチュア”:彼の前にあるのは、無数の籠と培養器。
”シングル・マニファクチュア”:その中にいるのは大小さまざまな”悪魔”たちである。
”スソ・ハカショ”:「……まるで動物園だな。」
”スソ・ハカショ”:シュ バッ !
”スソ・ハカショ”:黒い影を伴って現れたのは年若い少年。
”スソ・ハカショ”:長い黒髪を後ろで結い、垂らしている。
”スソ・ハカショ”:前髪は片側に分けられ、左目が隠れている。
”シングル・マニファクチュア”:「ブラーヴォ!見てください”ハカショ”!」
”シングル・マニファクチュア”:「悪魔も芸術を解するんですね!」
悪魔:音楽に合わせて体を揺らしている。
”スソ・ハカショ”:「……」その様子を一瞥する
”スソ・ハカショ”:「こんな生命体としての実体を持たせて何になる。」
”スソ・ハカショ”:「”人工悪魔”とは人造のレネゲイドビーイング。」
”スソ・ハカショ”:「そいつらを憑依させて人間をオーヴァード化させる…そういう技術だろ。」
”シングル・マニファクチュア”:「ノ、ノ、ノ!」
”シングル・マニファクチュア”:「寄生生物として人間の体内に住まわせれば」
”シングル・マニファクチュア”:「憑依という特殊なプロセスを踏まずとも人工悪魔を人間に定着させることが出来る。」
”シングル・マニファクチュア”:「これはその第一歩なのですよ!」
”スソ・ハカショ”:「ボクは用済みってことか…?」
”スソ・ハカショ”:眉を顰める
”シングル・マニファクチュア”:「アナタの呪術には大変感謝してますよ、勿論!」
”シングル・マニファクチュア”:「憑依実験を成功させられたのもあなたのおかげですからね。」
”シングル・マニファクチュア”:「だから、呪術師を仲間に加えようって言ったんじゃありませんか!」
”シングル・マニファクチュア”:「ま、能力の一部しか捕まえられませんでしたがネ。」
”シングル・マニファクチュア”:傍らの鳥籠を見下ろす。
”シングル・マニファクチュア”:「これを誰かに込めれればもっと効率的に進められるんですけどね。」
”シングル・マニファクチュア”:顔の横を札が掠める。
”スソ・ハカショ”:札を強化し、鉄の如き鋭さを加えたのである。
”スソ・ハカショ”:「呪術師はボク一人でいい。」
”シングル・マニファクチュア”:つ、と傷口から赤い血が流れる
”シングル・マニファクチュア”:「ハッハァー!!ブラーヴォ!!」
”シングル・マニファクチュア”:「申し訳ありません!そうですよねえー!」
”シングル・マニファクチュア”:「では存分にこき使わせていただきます!」
”スソ・ハカショ”:「……ふん。気に入らないやつだ。」
”シングル・マニファクチュア”:(と言っても……)
”シングル・マニファクチュア”:(もうあなたは用済みなんですけどネ。)
”スソ・ハカショ”:奇怪な昆虫のような人工悪魔が”スソ・ハカショ”の背から這い上がり、首筋に爪を這わせる。
”スソ・ハカショ”:「………?」
”シングル・マニファクチュア”:(アナタにあるのはモルモットとしての存在価値だけですよ。)
”スソ・ハカショ”:「なにをジロジロ見ている。」
”シングル・マニファクチュア”:「ンフ。何でもありませんよ。」
”シングル・マニファクチュア”:「美しい顔を眺めるのに何か理由が要りますか?」
”スソ・ハカショ”:「………ふん。」
”スソ・ハカショ”:「僧正の元に戻る。」
”スソ・ハカショ”:「ではな、”ご主人様”。」
”スソ・ハカショ”:自分に寄生した悪魔の存在に気づかぬまま、姿を消した。
”シングル・マニファクチュア”:「指揮系統の認識汚染もバッチリですね。」
”シングル・マニファクチュア”:「ブラビッシモ!!」
”シングル・マニファクチュア”:「いやぁ、痛快ですなァ!!アハーハー!!」
”シングル・マニファクチュア”:「悪魔たちとのダンスは実に楽しい!地獄に落ちても悔いはない!」
”シングル・マニファクチュア”:またレコードの音に合わせて、人工悪魔たちと踊り始める。
GM:──────
GM:一時間後
GM:廃ビル
GM:──────
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:”シングル・マニファクチュア”の潜むアジトを見上げ、帽子のつばを傾ける
陰山魂魄:ニーンテの手に入れたツテ……”ウプイーリ”の私兵による包囲が完成しつつ
陰山魂魄:包囲が完成次第
陰山魂魄:突入の手筈になっている。
ネヴェア・ブースロイド:背後からとてとてと足音が聞こえる。
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さま~」
陰山魂魄:「!」
陰山魂魄:「……ネヴェア」
陰山魂魄:「支度は大丈夫か?」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ、はい。お待たせいたしました」
ネヴェア・ブースロイド:普段は首に提げているロケットは、咄嗟に握りやすいようエプロンのポケットに潜ませている。
陰山魂魄:「ネヴェアの力と覚悟は、前に見せてもらっている」
陰山魂魄:「あとは十全にそれを果たせるようにするのが、私の役目だな」
ネヴェア・ブースロイド:「力も覚悟も、貰ったものですけれど」
ネヴェア・ブースロイド:「微力を尽くします──」
陰山魂魄:「あてにさせてもらう」
陰山魂魄:いつものように柔らかく笑むが
陰山魂魄:どことなく元気はない
ネヴェア・ブースロイド:少しの違和感。
ネヴェア・ブースロイド:前髪に隠れたその顔を下から覗き込む。
陰山魂魄:「……あ」
陰山魂魄:「いや……」
陰山魂魄:その違和感が感じ取られたのを、感じてしまい
陰山魂魄:所在なさげに口元を隠す
陰山魂魄:「……すまない」
ネヴェア・ブースロイド:「むむむ……」
ネヴェア・ブースロイド:「どのようにしたものでしょうか」
ネヴェア・ブースロイド:「やはり、先程の……」
ネヴェア・ブースロイド:どことなく申し訳なさそうに問う。
陰山魂魄:「待っ」
陰山魂魄:「て……もらえるか」
陰山魂魄:「あまり、思い出すのも……」
陰山魂魄:ほのかに頬を紅潮させている
ネヴェア・ブースロイド:「えっ で、でも……」
ネヴェア・ブースロイド:「……はい」
ネヴェア・ブースロイド:今度は自分から目を逸らす。
ネヴェア・ブースロイド:当分忘れられそうにはない。
ネヴェア・ブースロイド:「い、いえ! 違うのです」
ネヴェア・ブースロイド:「今のしぐさだと誤解を与えてしまうかもしれないのですけど……」
陰山魂魄:「違う……?」
ネヴェア・ブースロイド:「私は恥ずかしいとか、痛ましいと思っているわけではなく、その」
ネヴェア・ブースロイド:「その、あんなに、私を庇ってくださったのに……」
ネヴェア・ブースロイド:勢いで口走ってしまった、その先を躊躇う。
陰山魂魄:「?」
ネヴェア・ブースロイド:「えっと……すごく」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまの可愛いお姿を見たくなってしまって、私」
陰山魂魄:「かわいい……」
陰山魂魄:「私が?」
陰山魂魄:不思議そうに小首をかしげる。キョトンとした顔
ネヴェア・ブースロイド:「ごめんなさい……!」
ネヴェア・ブースロイド:「恥知らずです、ネヴェアは……」
ネヴェア・ブースロイド:「……陰山さまが傷つくのを、止められなかった」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:しばらく君を見つめているが
陰山魂魄:ふっと笑みをこぼして
陰山魂魄:ネヴェアの頭を撫でる。
ネヴェア・ブースロイド:「……ふわっ」
陰山魂魄:「これを言うのは二度目だが」
陰山魂魄:「どのような言葉でも、ネヴェアが私を思ってくれたのなら」
陰山魂魄:「嬉しいよ。……それに」
陰山魂魄:「格好悪いと言われるよりはずっといいな」
陰山魂魄:「ありがとう、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「あ──はい」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまの格好いいところ、たくさん存じております」
ネヴェア・ブースロイド:「先程だって……」
陰山魂魄:「あれは」
陰山魂魄:「私も必死だったんだ」
ネヴェア・ブースロイド:「必死、ですか?」
陰山魂魄:頷いて
ネヴェア・ブースロイド:肩を支えてくれた、大きな手の感触を思い出す。
ネヴェア・ブースロイド:確かに、ふだん触れるそれより、少し強張っていたように思う。
陰山魂魄:「UGNのエージェントとして」
陰山魂魄:「職務にある限りは、この身は公に捧げている」
陰山魂魄:「例外は無い。常にそう思ってきたが」
ネヴェア・ブースロイド:「……それって」
ネヴェア・ブースロイド:「わ。わわわ…」
陰山魂魄:「ああ」
陰山魂魄:「君のことだから、私は取り乱したのだと思う」
陰山魂魄:「ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:頬に手を当てる。熱い。
ネヴェア・ブースロイド:「わ、私…………」
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんに抱き着きながら、その顔を見つめ。
ネヴェア・ブースロイド:「格好いいところ以外も、たくさん知りたいです。陰山さまのこと……」
陰山魂魄:「!」
ネヴェア・ブースロイド:「きっと、まだまだ見せて頂きますから!」
ネヴェア・ブースロイド:半ばやけになって宣言し、身を離す。
陰山魂魄:「……私は」
陰山魂魄:「格好のいい人だと、ネヴェアにはずっと思われていたかった」
陰山魂魄:「頼りになる大人、エージェントとして」
ネヴェア・ブースロイド:「う……」
ネヴェア・ブースロイド:強欲だろうか、浅ましかっただろうか。でも。
陰山魂魄:「しかし、ああ」
陰山魂魄:「そうはいかないのだろうな」
陰山魂魄:俯いて、首を振って
ネヴェア・ブースロイド:「──そうですよ」
ネヴェア・ブースロイド:「憧れるばかりでは、いつか。貴女を守り切れません」
ネヴェア・ブースロイド:茜色の瞳が意思の光を湛えて、君を見つめている。
陰山魂魄:「……ネヴェア」
陰山魂魄:一歩分離れた距離を
陰山魂魄:一歩分踏み出して、詰めて
陰山魂魄:その手をとる
陰山魂魄:「私も、ただのエージェントでいるには」
陰山魂魄:「君に惹かれすぎてしまったかな」
陰山魂魄:小さな手の甲を持ち上げて、そこに口づけをする
ネヴェア・ブースロイド:「──あ」
陰山魂魄:「弱い陰山魂魄も、君に見ていて欲しい」
陰山魂魄:「守って欲しいと」
陰山魂魄:「……今は少し、そう思ってしまっている」
ネヴェア・ブースロイド:「…………はい。嬉しいです」
ネヴェア・ブースロイド:不安に見開いていた眼を緩ませて、微笑む。
陰山魂魄:「ふふ……だが、そうだな」
陰山魂魄:「もう少しだけ意地は張らせてもらいたい」
陰山魂魄:「格好はつけるさ……君が私の背丈に届くまでは」
陰山魂魄:「頼れるお姉さんだと、そう思っていてくれ」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ。ええ!」
ネヴェア・ブースロイド:「そうしていてください。私、そういう陰山さまのことが──」
ネヴェア・ブースロイド:ことが。
陰山魂魄:「?」
ネヴェア・ブースロイド:「……っ、何でもありません! ええ」
陰山魂魄:「そうか」
陰山魂魄:「私は君が好きだよ」
陰山魂魄:「ネヴェア・ブースロイド」
ネヴェア・ブースロイド:「……」ぽすり、とその体に背を預ける。
陰山魂魄:「ふふ」
陰山魂魄:「はっはっはっは」
陰山魂魄:「やはり、誰よりかわいいのは君だ」
陰山魂魄:「ネヴェア。ネヴェア・ブースロイド」
陰山魂魄:その巻角のような髪の輪に指を通して
陰山魂魄:愛おしそうに名前を繰り返す。
ネヴェア・ブースロイド:「う~……」
ネヴェア・ブースロイド:(────きっと、そうだ。ニーンテ様が仰っていた──)
ネヴェア・ブースロイド:(「そういう」意味で。好きなんだ、私。この人のことが────)
GM:ネヴェアの思考を打ち切るように
GM:電話の音が響く。
陰山魂魄:「……ああ」
陰山魂魄:電話を取る
陰山魂魄:「首尾は?」
ネヴェア・ブースロイド:表情を引き締める。
安国寺永鳳:「包囲完了だ。」
安国寺永鳳:「全員所定の位置に付いた。」
安国寺永鳳:「小生の見立てによると…」《構造把握》
安国寺永鳳:「地下に配線が集中している。おそらく重要な施設があるのだろう。」
安国寺永鳳:「1階を速やかに制圧して、地下に攻め入るのがよろしいかと。」
陰山魂魄:「了解した」
陰山魂魄:「行くとしよう、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ」
ネヴェア・ブースロイド:雑念だとは思わない。
ネヴェア・ブースロイド:きっと必要なものだ。今は心の奥に、大事にしまっておくべき気持ちだとしても。
ネヴェア・ブースロイド:それが力となると、信じられる。
陰山魂魄:小さな手に長い指を絡めて
陰山魂魄:2人で歩き出す。
GM:─────
GM:廃ビル
GM:1階
GM:─────
GM:1階に突入した君たちを見て、
GM:研究者や警備兵らしき者たちが武器を手に襲い掛かって来る。
ニーンテ・S:「ふむ」
鬼怒川疾風:「あんた、突っ込むタイプか?」ニーンテさんに
ニーンテ・S:「逆だな。距離を詰められると困るわけでもないが」
ニーンテ・S:「そちらは踏み込むのが得手だろう。頼めるかね」
鬼怒川疾風:「OK。じゃあ」
鬼怒川疾風:大量の呪符がべったりと張り付いた棍棒を肩に担いで 「後ろは任せたぜ、お嬢さん方」
ネヴェア・ブースロイド:「承りました」
ネヴェア・ブースロイド:首肯。茜色の瞳に一瞬、炎が宿る。
鬼怒川疾風:言うや否や、敵陣に向かって突っ込んで行く
鬼怒川疾風:鈍い音を立てながら
鬼怒川疾風:一人、また一人と豪快に殴り飛ばしていく
警備兵:「こいつら、オーヴァードだ!」
警備兵:「出せ!実験体を出せ!」
鬼怒川疾風:「はっはぁ!!気付くの遅ぇっての!!」
鬼怒川疾風:ド かっ 目の前の警備兵を殴り飛ばす
”悪魔憑き”:「*********」数人の若い女性が現れ、道を阻む。
鬼怒川疾風:「……」
”悪魔憑き”:女性の身体の各所は腫瘍のように盛り上がっており、
”悪魔憑き”:君たちの姿を確認し、それらが一斉に破裂。
”悪魔憑き”:中から触腕が現れる。
ネヴェア・ブースロイド:「これは──────」
鬼怒川疾風:「…趣味が……悪ぃ!!」
”悪魔憑き”:触腕が束となり君たちに迫る!
ネヴェア・ブースロイド:たったった、と鬼怒川さんの背後を駆けながら。ロケットを握りしめる。
ニーンテ・S:「無理やり分化させたな。たちの悪いまねをする」
ニーンテ・S:「ネヴェア。五秒、稼いでくれるか」
ネヴェア・ブースロイド:「──はい!」
ネヴェア・ブースロイド:ズダダダッ! 氷の杭が出現し、触腕を壁に天井に縫い留める。
ネヴェア・ブースロイド:マクスウェルの悪魔がただそこにある中庸を分割した。冷気と運動に。
”悪魔憑き”:「*********」
”悪魔憑き”:女性ではない。女性の中に棲む悪魔が苦悶の声を上げる。
ニーンテ・S:金属枠で補強されたガラス瓶を、黒衣越しに、自分の首筋に突き立てる。
ニーンテ・S:ぼこ。ぼこ。と、不規則に、黒衣が膨れ上がる。膨れ上がる。醜く。不吉に。
ニーンテ・S:体液の濃い臭いをたてて、ざあ、と。疫病医師の足元から、黒い波が広がっていく。床に。壁に。天井に。
ネヴェア・ブースロイド:「うっ……」
ネヴェア・ブースロイド:「(これが──)」
ニーンテ・S:虫だ。蠍に似ていた。蜘蛛に似ていた。蟻に似ていた。どれにも似ていない。瞳のある単眼の、尾に毒針を持つ虫だ。
ニーンテ・S:”悪魔憑き”に群がり、針を突き立てる。
ニーンテ・S:「止めは刺さないでくれよ。彼女たちは救け出すのだから」
”悪魔憑き”:「****あ***ああ****」
ニーンテ・S:ぽた、ぽた、と裾から、袖口から、濁った液体が滴る。
”悪魔”:「*********」女性たちの身体から飛び出し、地面にのたうち回る。
ニーンテ・S:「即効性の虫下しだ。少しばかり悪酔いするが、そこは我慢してくれ」
鬼怒川疾風:「仰せのままに!お医者さん!」
ニーンテ・S:「幻滅したかね」ぽつり、と呟く。
ネヴェア・ブースロイド:「あっ──いえ」生理反応に顔をしかめてしまったことを気にしつつ。
ネヴェア・ブースロイド:「素晴らしい手際です」
ネヴェア・ブースロイド:次々に床のをのたうつ悪魔たちを凍らせていく。
ニーンテ・S:「ありがとう。だけれど繕わずともいい。彼らに使われているものと、根本的には同じ手法だものね」
ネヴェア・ブースロイド:「匂いがひどかっただけです!」
ネヴェア・ブースロイド:つんと唇を尖らせ
警備兵:「くそっ、隔壁閉じろ!」
GM:地下への隔壁が閉じるのと同時、上から事態に気付いた警備兵たちが下りてくる。
鬼怒川疾風:「ちっ…時間稼ぎのつもりかよ!」
ニーンテ・S:「そら。きみごのみの騎兵隊が来るぞ」
警備兵:「袋の鼠だ!囲んでたたっ………」
警備兵:「………っ………っ」
警備兵:警備兵の咽喉が、何かに挟まれている。
”ウプイーリ”:いつの間にか、人の背丈ほどもある巨大な蝙蝠が天井からぶら下がっており、
”ウプイーリ”:羽の先に付いた鋏で警備兵の咽喉を潰したのだ。
ニーンテ・S:「ありがとう(スパシーバ)」くぐもった、男女のどちらとも知れない声。
鬼怒川疾風:「…っ…!こいつは?」
ネヴェア・ブースロイド:「蝙蝠──いえ、助かります!」
”ウプイーリ”:「Добрый вечер(こんばんは)。チョビ髭の犬ども。」
”ウプイーリ”:向かってくる警備兵を返す鋏で切り裂く。
”ウプイーリ”:「До свидания(さようなら)。」
”ウプイーリ”:「先に行け。上は俺がやる。」
鬼怒川疾風:その独特な発音と、ニーンテの反応で察しがついた
ネヴェア・ブースロイド:「隔壁は!」
陰山魂魄:向き直った瞬間
牛頭馬頭鬼:ばぎっ ばぎばぎばぎぃっ!!
牛頭馬頭鬼:隔壁の直下から飛び出してくるのは、赤錆の浮いた鋼で象られた、獣の頭部。
牛頭馬頭鬼:「う”、う”ギ」
牛頭馬頭鬼:「ぎがああああああアア!!」
牛頭馬頭鬼:メシメシメシ、バギィイッ!!
牛頭馬頭鬼:その大顎で隔壁に食らいつき、それを食いちぎる。
牛頭馬頭鬼:ねじまがった大穴が、進行先に開く。
牛頭馬頭鬼:そしてそのまま、獣の頭は霞のように消える。
ネヴェア・ブースロイド:「牛頭馬頭鬼、いい所に──」
ネヴェア・ブースロイド:そのまま、隔壁を抜ける。
鬼怒川疾風:「(……成程ね、あれが)」
鬼怒川疾風:「………いいの持ってんじゃん」
警備兵:「ば、バカな…ギャアッ!!」
”ウプイーリ”:「お前も派手だし、いい女だな!!」
”ウプイーリ”:「これが終わったら、酒でも飲まないか?」
陰山魂魄:「すまないが」
陰山魂魄:「先約がある」
陰山魂魄:その横を抜けて合流
鬼怒川疾風:「ははっ、フラれてやんの!じゃあこの場は預けるぜナンパ蝙蝠野郎!」
鬼怒川疾風:その後に続く
”ウプイーリ”:「言ってろ!じゃあな!」鬼怒川に返し、敵に向き直る
ニーンテ・S:隔壁までゆっくりと歩きながら、動くはしから腐って自壊する毒虫を継ぎ足してゆく。
ニーンテ・S:「あの腫れ物は、根本から切ったがいい。あとの治りは良いはずだから」
ニーンテ・S:蝙蝠男の背にそれだけ囁いて。
ニーンテ・S:「Удачи」
”ウプイーリ”:『ありがとよ。跡が残らないのが一番だ。』
”ウプイーリ”:ロシア語で返し、鋏を構えなおす。
陰山魂魄:「仕込みに時間がかかったが、これで後詰めは問題ない」
陰山魂魄:「あとは攻め落とすだけだ」
陰山魂魄:「ネヴェア!」
陰山魂魄:小さな背中においついて
陰山魂魄:「消耗は!」
ネヴェア・ブースロイド:「問題ありません。今までは蓄積した力ばかりで戦ってきましたけど」
ネヴェア・ブースロイド:「近頃は私本体の出力も安定して来ていますから、暫くは保ちます」
陰山魂魄:「成長している、ということか」
陰山魂魄:「私も負けてはいられない」
陰山魂魄:しゃらん、と錫杖を鳴らし
陰山魂魄:最奥部の扉が虚空から突き出された巨大な拳で破壊される!
GM:─────
GM:廃ビル
GM:地下1階
GM:─────
GM:地上の喧騒とは異なり、地下は至って静かだ。
GM:コツン コツン、と
GM:君たちの足音がよく響く。
GM:廊下を歩いていくと、どこからかクラシック音楽が聞こえてくる。
陰山魂魄:「これは」
鬼怒川疾風:「……さぁて、何が出るかな」
ニーンテ・S:「悪党さ」
GM:ぎぃ、と君たちの前の扉が自然と開く
GM:部屋の中には一人の男。
”シングル・マニファクチュア”:「悪党とはまた手厳しい!」
GM:情報を事前に手に入れた者、または直接目で見た者は分かるだろう。
GM:”トイボックスセル”研究員 ”シングル・マニファクチュア”
ネヴェア・ブースロイド:「ナチスの人工悪魔──と、聞き及んでいましたが」
ネヴェア・ブースロイド:「似ても似つきませんね。私の隣人とは」
鬼怒川疾風:「……」辻村を連れ去った奴であることはすぐに分かった
鬼怒川疾風:「”手厳しい”って事は」
鬼怒川疾風:「少しぐらい自覚があるんだろ?」
”シングル・マニファクチュア”:「ンン?ええ、ええ!!」
”シングル・マニファクチュア”:「悪いとは思ってます!ですが、それ以上に楽しいから仕方ない!」
”シングル・マニファクチュア”:「悪魔に惑わされる人間を見るのも、」
”シングル・マニファクチュア”:「そんな悪魔を作り出す行為もね。」
”シングル・マニファクチュア”:「似ても似つかないのは当然でしょう?」
”シングル・マニファクチュア”:「技術は日々進歩するもの。」
”シングル・マニファクチュア”:「アナタの骨董品と同じにされては困ります。」
鬼怒川疾風:「……」それを聞き届けてから
鬼怒川疾風:「まだ何か喋る事ある?」同行者達に問う
ネヴェア・ブースロイド:「……今、追い詰められているのは貴方です」
陰山魂魄:「アッティーリオ=フラカッシ」
陰山魂魄:「そちらの嗜好に関心はないが」
陰山魂魄:「投降をお勧めする。逃げ道はないぞ」
陰山魂魄:「抵抗するのなら、手加減はしない」
”シングル・マニファクチュア”:「投降?アハーハー!!面白い!!」
”シングル・マニファクチュア”:「面白い冗談ですねえ!ブラーヴォ!!」
ニーンテ・S:「冗談の種は残っていないな」鳥の仮面に被った、革の山高帽を抑える。
”シングル・マニファクチュア”:グ  ワ ッ !!
”シングル・マニファクチュア”:天井や床から四肢が生え、投槍のように君たちに襲いかかる!
ネヴェア・ブースロイド:「──!」茜色の光条が背から迸り。
ネヴェア・ブースロイド:次いでその軌跡に現れた氷翼が槍に砕かれる。
ネヴェア・ブースロイド:稼いだ時間は僅か。
”シングル・マニファクチュア”:「アハーハー!!やりますね、妖精(ピクシー)使い!」
”シングル・マニファクチュア”:「反応しただけでも褒めてあげます!ブラーヴォ!」
ネヴェア・ブースロイド:「──く、強い」
鬼怒川疾風:「ははっ、上出来だ…ネヴェア!」
鬼怒川疾風:棍棒に手を添える
”シングル・マニファクチュア”:次弾。再び四肢を放とうとするが…
安国寺永鳳:「──そこまでだ。」
安国寺永鳳:「一石二鳥の二虎競食、朝三暮四の五虎将軍。」
陰山魂魄:「この声は……」
安国寺永鳳:「六壬神課・天干・地干・八門・九星」
安国寺永鳳:「周易上経下経六十四卦」
安国寺永鳳:「千代に八千代に迷いし御霊よ」
安国寺永鳳:”シングル・マニファクチュア”の身体を数珠が拘束する。
安国寺永鳳:「万の数珠に導かれ、十万億土を歩むがいい」
”シングル・マニファクチュア”:「ウッ!?」
”シングル・マニファクチュア”:振り返る。その先には、今まで姿を隠していた安国寺の姿が。
陰山魂魄:「……道人!」
安国寺永鳳:檻を開け放ち、自らの能力を取り戻した。
安国寺永鳳:「行け!」
鬼怒川疾風:その声と共に
鬼怒川疾風:「”火垂”」 『力を貸せ』
鬼怒川疾風:放った言の葉に呼応するように、棍棒に纏わりついた呪符が一斉に黒く染まり
鬼怒川疾風:どす黒い瘴気が、影のような何かが
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の身体を包んだ
鬼怒川疾風:奥底に眠る衝動を刺激する、ジャームの反応にも似たその瘴気は辺りに広がり
鬼怒川疾風:生物としての原初の感情
鬼怒川疾風:”恐怖”を刺激する
ネヴェア・ブースロイド:「っ、────」迸る圧力に圧倒される。
ネヴェア・ブースロイド:(先程までの獅子奮迅の働きぶりすら)
ネヴェア・ブースロイド:(本気では、なかった──)
陰山魂魄:「そうか、あれが」
陰山魂魄:ネヴェアの傍で目を細める
”シングル・マニファクチュア”:ニヤニヤと張り付いていたような笑みが、消える
鬼怒川疾風:「…おい」
鬼怒川疾風:「辻村は?」
”シングル・マニファクチュア”:「どの辻村さんですかネ?」
”シングル・マニファクチュア”:「すいません。モルモットが多いもので、」
”シングル・マニファクチュア”:「特にアジア人はみな同じ顔に見えるんですよ。」
鬼怒川疾風:「………ああ、そう」
鬼怒川疾風:「あっはっは、悪いな、お前みたいに濃い顔が居なくてさ」
”シングル・マニファクチュア”:ギ ギッ
”シングル・マニファクチュア”:数珠の拘束を無数の触腕で引き千切り、反撃に映ろうとした刹那
鬼怒川疾風:ド  
鬼怒川疾風:    ガッ
鬼怒川疾風:力任せに振り抜いた棍棒が胴体にめり込む
”シングル・マニファクチュア”:「が ぼっ !?」
鬼怒川疾風:「いいわ、もう。自分で探すから」
GM:鬼怒川は手ごたえを感じるだろう。いや…手応えが”ありすぎる”。
GM:まるで肉の人形に棍棒を振るったように、
GM:”シングル・マニファクチュア”の身体がたやすく千切れた。
鬼怒川疾風:「……?」
”シングル・マニファクチュア”:「アハーハー!!イヤ、よかったよかった!!」
”シングル・マニファクチュア”:「機能を子機に移しておいて正解でしたヨ!」
鬼怒川疾風:「ああ!?」
”シングル・マニファクチュア”:「成程、分身をやられるとはこんな心地だったのですね!」
”シングル・マニファクチュア”:「アハーハー!ブラーヴォ!!」
鬼怒川疾風:「てめっ…要らねぇんだよそんなハイテク機能!!!」
鬼怒川疾風:「ぶっ殺すから戻ってこい!お願い!」
鬼怒川疾風:「あと笑い方ムカつくんだよお前!!こういう事言うのもどうかと思うけど!!」
鬼怒川疾風:といいつつ追撃をしかける
安国寺永鳳:「…………。」エンブレム:シーカーを発動。
安国寺永鳳:「こいつ、もしや。」
”シングル・マニファクチュア”:「アハーハー!!また会った時はよろ」
”シングル・マニファクチュア”:ぐ ちゃ り
鬼怒川疾風:「あっ」
陰山魂魄:「何!?」
安国寺永鳳:「こやつ、自身の脳を”人工悪魔”に移しておる。」
陰山魂魄:「そういうからくりか……!」
鬼怒川疾風:「…‥つまり」
鬼怒川疾風:「そっち殺さなきゃ死なねぇってことか」
ネヴェア・ブースロイド:「本来の体を捨てた、ということ」
安国寺永鳳:「それと、我々が来る前に”成功品”を”阿念得部宗”の本山に移しておる。」
安国寺永鳳:「我々の工作を知って、対策を打っておった。」
ニーンテ・S:「ふむ」外套の内側から取り出した大振りな鑷子で、残った死体の一部を摘み上げる。
ニーンテ・S:「ローマ男にしては、用心深いことだ」瓶の中に取り上げたものの一部を落として、封をしながら。
陰山魂魄:「生産設備を抑えられただけでも収穫ではある」
ネヴェア・ブースロイド:「”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”の皆さんのことは、助けられたわけですしね」
陰山魂魄:「ああ……それが今は何よりも肝要だ」
陰山魂魄:「だが、決着をつけるためには、やはり彼らの本拠に踏み入る必要があるか」
安国寺永鳳:「……うむ。」
ニーンテ・S:「最初とはだいぶ事情が違うな。やつらの予備戦力は、もう残っていないはずだ」
ニーンテ・S:「ネヴェアの言う通り。約定も果たした。"ウプイーリ"は、手を貸してくれるだろう」
ネヴェア・ブースロイド:「力を取り戻した安国寺さまも、非常に頼りになるお方であることを示してくださいました」
ネヴェア・ブースロイド:それも戦闘、情報戦、両面において。
安国寺永鳳:「今まで苦労を掛けたこと、謝罪させていただこう。」
安国寺永鳳:「これよりは小生の全力を以て支援させていただく。」
ネヴェア・ブースロイド:「────ええ。お供させていただきましょう」
鬼怒川疾風:「……」先ほどの”シングル・マニファクチュア”の発言を思い返す
鬼怒川疾風:「……モルモット、か」
陰山魂魄:「生者への敬意を失ったものは」
陰山魂魄:「どんな愚行でも仕出かす。自分の命をも蔑ろにして、な」
陰山魂魄:「それを止めるのがUGNの職務だ」
陰山魂魄:鬼怒川さんにそう呟く。
鬼怒川疾風:「……」手に持った、棍棒を
鬼怒川疾風:地面に振り下ろす
鬼怒川疾風:スジィィィ と、フロア全体が揺れる衝撃だ
鬼怒川疾風:「俺さ、割とカチンと来てんのね。分かり辛いと思うけど」
陰山魂魄:「……いや」
陰山魂魄:「わかるよ」
安国寺永鳳:「……」
陰山魂魄:「その怒りは、今しばらく秘めておいて欲しい」
陰山魂魄:「解き放つべき時に備えて、だ」
鬼怒川疾風:「OKOK」陰山さんに 「弔い合戦…なんて殊勝なもんじゃないけどさ」
鬼怒川疾風:「麻雀ってのは、やっぱ4人でやるもんだからよ」
鬼怒川疾風:「‥‥‥ツケ、払って貰わねぇとな」
安国寺永鳳:「弔い、ではない。」
安国寺永鳳:「成功例として運ばれたのなら、まだ命があるということだ。」
安国寺永鳳:「救える可能性が無くなったわけではない。」
ニーンテ・S:「悪魔憑きは、治療可能だ。程度にもよるが」
鬼怒川疾風:「お、そりゃ嬉しいニュース」
安国寺永鳳:「だから…いや、」
安国寺永鳳:「だからこそ、救うために怒れ。」
鬼怒川疾風:「人に恩を売れる機会なんか滅多にねぇからなぁ…」
鬼怒川疾風:「その辺、楽しみにしとくわ。道人殿」
安国寺永鳳:「小生に出来ることがあればなんなりと。」
安国寺永鳳:ふ、と微笑む
鬼怒川疾風:「気持ちは嬉しいが、あんまり子供頼るのもな~」
鬼怒川疾風:あっはっはと笑いながら
ニーンテ・S:くぐもった笑い声
鬼怒川疾風:「……?」
安国寺永鳳:「子供ではない。」
安国寺永鳳:「20歳は越えている。よく間違えられるがな。」
安国寺永鳳:「おかげでこういう変装も出来るわけだ」
安国寺永鳳:からからと笑う
ネヴェア・ブースロイド:「……!?」
鬼怒川疾風:「……僕28歳。君は?」
安国寺永鳳:「27だ。」
鬼怒川疾風:思考が巡る。色々な恰好をしていた彼、衆人の前で下着を晒した彼
鬼怒川疾風:「……」つう、と鬼怒川の頬を涙が伝った
安国寺永鳳:「………思い返すな!好きでやったわけではない!」
安国寺永鳳:珍しく狼狽する
鬼怒川疾風:「なんか…ごめんね‥‥…」
安国寺永鳳:「よせと言うに!」
陰山魂魄:「哀れまれることが1番辛いこともある」
陰山魂魄:「言ってやるな」
陰山魂魄:「可愛らしかったですよ。道人」
陰山魂魄:「ご自信を持ってください」
安国寺永鳳:「似合わないと言ってくれた方がまだマシであったな…」
安国寺永鳳:肩を落とすと一層女性らしく見えてしまう
ニーンテ・S:「魂魄。君もひどいな」くぐもった笑い声。
陰山魂魄:「左様ですか?失敬」
ニーンテ・S:「年上は敬うものだよ。いいかね、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はい」
ネヴェア・ブースロイド:「なんだか今回の事件……」
ネヴェア・ブースロイド:「!」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまは! 陰山さまは本当に22歳ですよね!?」
陰山魂魄:「ふふ」
陰山魂魄:「さてどうかな」
陰山魂魄:おかしそうに。
鬼怒川疾風:「(……27…27…?)」
鬼怒川疾風:「(………毛とか生えてるのかな…)」
安国寺永鳳:「な、何か妙なことを考えてないか?」
安国寺永鳳:ちらり、と上目遣いで鬼怒川を見る
鬼怒川疾風:「ほらそういう所!!!」
鬼怒川疾風:「おじさん良くないと思うな!!!」
安国寺永鳳:「な、何故……?」きょとんとした顔
安国寺永鳳:最後までよくないところが分からなかったのは言うまでもない
GM:─────
GM:”阿念得部宗”総本山
GM辺々留守古(べべるすふるく)
GM:─────
GM:寺は異様な雰囲気に包まれている。
GM:寺に集まっているのは参拝客や信者ではない。
GM:”人工悪魔”を宿し、”スソ・ハカショ”の呪術によって調整された兵士たちである。
”スソ・ハカショ”:「こちらの調整は終わった。」
”スソ・ハカショ”:「次は第3小隊だ。連れてこい。」
僧兵:「はっ!」
”スソ・ハカショ”:「………」僧兵が去るのを見届けていた、その時。
”スソ・ハカショ”:「んっ……!?」
”スソ・ハカショ”:短く悲鳴を上げた後、ぷつんと糸が切れたように壁に倒れかかる。
”スソ・ハカショ”:ぎちぎち ぎち………
”スソ・ハカショ”:少年の白い背から蟲のような人工悪魔が這い出す。
”シングル・マニファクチュア”:『ンン……ブラーヴォ!!』
”シングル・マニファクチュア”:『脳の容積が減ったため、思考と運動機能の障害を心配していましたが…』
”シングル・マニファクチュア”:『問題は全くなし!!素晴らしい!!面白い!!』
”シングル・マニファクチュア”:『アハーハー!!それに……』
”シングル・マニファクチュア”:蟲状の人工悪魔から触腕が伸び、虚ろな瞳をした少年の首筋と頬を撫で上げる。
”シングル・マニファクチュア”:『この少年を次の子機にしてもいいですね。悪魔によく適合する上に…』
”シングル・マニファクチュア”:『実に愛らしく、美しい。』
”シングル・マニファクチュア”:『ブラーヴォ、ブラーヴォ!!アハーハーハーハー!!』
GM:─────
GM:────
”スソ・ハカショ”:「……ん」
”スソ・ハカショ”:「僕はいつの間に…?」
”スソ・ハカショ”:慌てて起き上がる。
”スソ・ハカショ”:「……人工悪魔の調整をやりすぎたのか?」
”スソ・ハカショ”:「こんなところでうたたねするなんて…」
”スソ・ハカショ”:「そう、そうだ……」
”スソ・ハカショ”:「ボクは……調整をしないと……」
”スソ・ハカショ”:「ボクの力の証明のために…」
”スソ・ハカショ”:「僧正のために……」
”シングル・マニファクチュア”:ぬ ろ…… 
”シングル・マニファクチュア”:背を人工悪魔の触腕が這いまわる
”スソ・ハカショ”:「ご主人様のために…」
GM:─────
GM:ロイス&購入!
ニーンテ・S:ロイスはフルゲージなのでなし。購入も使ったからなし!
鬼怒川疾風:ロイスは保留
鬼怒川疾風:購入はブルゲで
鬼怒川疾風:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[5,7,10]+5[5]+2 → 17

GM:あ、
鬼怒川疾風:3点つっこんで買います
陰山魂魄:Sロイスを指定します
GM:そうだ。見せ金の財産は皆さんの元に変換されています
GM:返還だ
陰山魂魄:初期ロイスのネヴェア・ブースロイドに
鬼怒川疾風:マジで?
GM:なので共有財産がかなりプールされているぞ!
ネヴェア・ブースロイド:きゃあー?
GM:賭けに勝ったからね!
ニーンテ・S:おおー
GM:逆に負けてたら君たちは一文無しになってた
鬼怒川疾風:そうとは…
ネヴェア・ブースロイド:自分も! 自分もSロイス取る!
ネヴェア・ブースロイド:初期ロイスの陰山魂魄をSロイス指定します
鬼怒川疾風:ブルゲ要る方居ます?
陰山魂魄:あらあら
陰山魂魄:セットアップ使うので
ネヴェア・ブースロイド:行動値0でも変わらないですね メジャー放棄するので
陰山魂魄:私は持てない!
鬼怒川疾風:ニーンテさんとか範囲持ちだから
陰山魂魄:そうですね
ネヴェア・ブースロイド:0ではないわ
鬼怒川疾風:お渡ししときます
ニーンテ・S:自前のを一本持ってる、それ用に。<ブルーゲイル
陰山魂魄:あ、じゃあ
陰山魂魄:私が2R目以降のために持ってていいですか
ニーンテ・S:私か鬼怒川さんがいいと思うけど(2Tめなりに相手を抜ける可能性があるから)
陰山魂魄:余ったら
ニーンテ・S:あ。お願いしますよ
鬼怒川疾風:どうぞどうぞ
陰山魂魄:ノー侵蝕パンチなので
ネヴェア・ブースロイド:7dx+6 強化ビジネススーツ装備してクリスタルシールド
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[2,2,6,9,9,10,10]+4[2,4]+6 → 20

陰山魂魄:手数が稼げれば稼げるだけヨシ
ネヴェア・ブースロイド:5点財産使って買おう。
ネヴェア・ブースロイド:以上!
鬼怒川疾風:じゃあブルゲを陰山さんに渡して
鬼怒川疾風:以上です!
陰山魂魄:こっちも受け取って以上!
ネヴェア・ブースロイド:あ、アルティメイド服に着替えておきます 今度こそ終わり
GM:─────

ミドル5

GM:ミドル5
GM:シーンプレイヤーはニーンテさん。
GM:他全員登場可能です。
ニーンテ・S:はい。
ニーンテ・S:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 4[4]+83 → 87

陰山魂魄:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 2[2]+83 → 85

陰山魂魄:っしゃい!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:83->87)
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:85->88)
GM:─────
GM:烏丸家 邸宅
GM:─────
GM:”トイボックスセル”の拠点を制圧して数時間後。
GM:君たちは烏丸家に戻っていた。
陰山魂魄:「これでかの団体に繋がる勢力は大凡排除できた」
陰山魂魄:「孤立したところを叩くとすれば今だ」
ニーンテ・S:「そして、こちらが動いたのは、少なくとも"シングルマニファクチュア"には知られている」
陰山魂魄:「……猶予は余り無いと見るべき、ですか」
烏丸輪月:「あちらにも後はないでしょう。」
烏丸輪月:「何せ、時間を掛けて積み上げた人脈を、」
烏丸輪月:「僕たちがぶち壊しにしたわけですから。」
鬼怒川疾風:「五分五分ってとこか?」
陰山魂魄:「しかし悠長に構えているわけにもいかない。どんな隠し玉が残っているのかはわからないのだからな」
ニーンテ・S:「状況として、巧緻よりは拙速、だが手当と補給なしで乗り込むのも無謀というものだ」
陰山魂魄:「はい」
ニーンテ・S:「できれば、相手の動向も少し抑えておきたいところだが。向こうの寺院に動きはあったのかね」
烏丸輪月:「人と物が集まっています。」
烏丸輪月:「僕たちが工作した勢力に裂いていたリソースが、全てあの寺に。」
ネヴェア・ブースロイド:「やはり……」
陰山魂魄:「決戦の構え、というところか」
鬼怒川疾風:「笠置の連中が喜びそうな博打じゃねえか」
安国寺永鳳:「決戦の前に、出来れば知りたいことが。」
ニーンテ・S:「それは? 永鳳」
安国寺永鳳:「”シングル・マニファクチュア”がいずこに消えたのか。」
安国寺永鳳:「おそらくは寺にいるとは思うが…”誰”に憑いているかは分かっておきたいのでは?」
ネヴェア・ブースロイド:「なるほど、人工悪魔にその精神を移している……ということは」
ネヴェア・ブースロイド:「誰かに憑依している可能性が高い、というわけですね」
ネヴェア・ブースロイド:ぽん、と掌を打つ。
ニーンテ・S:「あるいは何かに、だが……確かに。特定できるならばしておきたいところだね」
鬼怒川疾風:「命を委ねる訳なんだ、雑兵に憑いてるとは考えにくい」
陰山魂魄:「……調べてみるか、あちらから漏れてくる情報がどれほどのものかわからないが」
烏丸輪月:「では今一度、決戦の準備と調査を進めるとしましょうか。」
烏丸輪月:「……関係ないんですけど、着替えちゃったんですか?」
烏丸輪月:安国寺に
安国寺永鳳:「………必要が無ければ着ないだけのことにございます。」
安国寺永鳳:現在は道士服に身を包んでいる。その上から無数の札を貼り付けており、
安国寺永鳳:さながらミノムシの如き異装である。これが、本来の安国寺の姿だ。
ネヴェア・ブースロイド:(すごく……呪術師っぽいです!)少し興奮している。
陰山魂魄:(自分を取り戻したか……よかった)
烏丸輪月:「残念。……下は?」
安国寺永鳳:「必要が無ければ着ませぬ!」
鬼怒川疾風:「(必要があれば着るのかよ)」
GM:─────
GM:では最後の情報項目

■情報項目
・巻師粍庵僧正 12/情報:噂話、学問
・”シングル・マニファクチュア”の行き先 11/知識:神秘学
※”トイボックスセル”撃破により解禁

GM:これが正真正銘ラストだ!頑張って!
陰山魂魄:僧正!行きます!
ニーンテ・S:では、行き先の調査にいってみようか。
陰山魂魄:生き字引!侵蝕86に!
ニーンテ・S:《巨匠の記憶》、89に。
陰山魂魄:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[1,1,3,3,5,9,10]+8[8]+1 → 19

陰山魂魄:っしゃあ!
ネヴェア・ブースロイド:素敵!
ニーンテ・S:5dx+2+3>=11
DoubleCross : (5R10+2+3[10]>=11) → 8[2,2,3,7,8]+5 → 13 → 成功

鬼怒川疾風:流石!
ニーンテ・S:成功。
ニーンテ・S:まあよいでしょう。
GM:成功だ!
GM:では情報は…

・巻師粍庵僧正 12/情報:噂話、学問
元ドイツ第三帝国SS軍人、マクシミリアン・ヴァイス中佐。
敗戦とともにチベットに潜伏。第三帝国の生み出した技術を基にオーヴァード化し、
オーヴァード兵士で軍隊を作り、宗教を隠れ蓑に思想を浸透させ、
第三帝国を復興する”ヴォルフスシャンバラ計画”を考案。
その橋頭保を大N市と定めて日本に来日、”阿念得部宗”を立ち上げた。
現在、戦力を全て辺々留守古寺に集めて反攻に備えている。

・”シングル・マニファクチュア”の行き先 11/知識:神秘学
”スソ・ハカショ”が”シングル・マニファクチュア”の現在の宿主となっている。
”スソ・ハカショ”が本来家を出た原因は、父親が呪術師になることに反対したからだった。
しかし、巻師粍庵僧正と”シングル・マニファクチュア”に捕らえられ、
数日間の実験の末に人工悪魔を植え付けられ、洗脳された。
”スソ・ハカショ”は人工悪魔の憑依のために生かされ続けていたが、
人工悪魔の定着のために呪術が不要なプロセスとなったため、
今度は実験体として利用される予定だ。

GM:憎悪の衝動が不自然に喚起されているのは人工悪魔のせいなんですね。
GM:では演出に移りましょう
GM:─────
陰山魂魄:「第三帝国の軍人、マクシミリアン・ヴァイス中佐」
陰山魂魄:「それがあの僧正とやらの正体であるようです」
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「日本人じゃねぇのかよ…いや、分かってたけど…」
陰山魂魄:「名前からして大凡の想像はついたが」
陰山魂魄:「まさか真に前大戦の生き残りとは」
烏丸輪月:「あなた向きの話題ですね?」ニーンテを見る
陰山魂魄:「……聞き馴染みはありますか、この名前に」
ニーンテ・S:「いや。直接やりあったことはないな」
ネヴェア・ブースロイド:「曾祖父の戦った超人士官には、マヤ文明をアーリア起源としていた者もいたという話ですし……」
ネヴェア・ブースロイド:「まさか仏教に関してもそう主張されるタイプの御方なのでしょうか」謎の心配!
ニーンテ・S:「ああ。彼らはそもそも、インドの諸宗教はアーリア人によるものだと主張していたよ」
ネヴェア・ブースロイド:「なんと……!」
陰山魂魄:「優生主義もそこまで行くと狂気だな。そしてその妄念とともに半世紀以上を過ごした男、か」
鬼怒川疾風:「…」演説の様子を思い出す
鬼怒川疾風:「通りで強引極まりない訳だ」
烏丸輪月:「”ヴォルフスシャンバラ”……狼の王国ですか。」
烏丸輪月:「宗教はあくまで入り口に過ぎず、教化した人間に徐々にナチズムを浸透させていく…」
ニーンテ・S:「アーリアンの起源はアトランティスの末裔であり、その信仰の本体は美しい獣、狼である、だったかな」
ニーンテ・S:「獣……ジャーム化による変異をそうだと主張するものもいた。そこを差し引いても、彼らの好むモチーフだ」
烏丸輪月:「ヴォルフの名を冠した基地や建物がいくつもありますからね。」
陰山魂魄:「そしてやはり、急速に反攻のための戦力を整えつつあるようです」
陰山魂魄:「追い詰められている裏が取れた、という意味でもありますが」
安国寺永鳳:「うむ…まず、例のビルから運び出されたであろう残りの人質はそこだな。」
ニーンテ・S:「……輪月。君の家族のことだが」
烏丸輪月:「?」
陰山魂魄:「何か掴めましたか」
ニーンテ・S:「引き上げたカルテを調べた。恐らく、今の"シングルマニファクチュア"の宿主は、"スソ・ハカショ"だ」
烏丸輪月:「………へえ。」すっと笑みが消える。
陰山魂魄:「!……そう繋がってくるか」
ネヴェア・ブースロイド:「……なるほど────道理です。が……」
ネヴェア・ブースロイド:気づかわしげに烏丸さんを見る。
陰山魂魄:こちらも烏丸さんを見る
ニーンテ・S:「どこまで自分の意志かは今、確認しようもないが。移植手術の記録が、詳細に残っていた」
鬼怒川疾風:「…”子機”っつってたな、あの野郎」
烏丸輪月:「僕の家族を、そう呼んでたんですね?」
鬼怒川疾風:「……ああ」
鬼怒川疾風:「しかし、連中にとっても大事な奴じゃなかったのか?スソ・ハカショってのは」
鬼怒川疾風:「こんなの、いつでも斬り捨てられるようにしてるみたいじゃねぇか」
ニーンテ・S:「人工悪魔は、今でいうレネゲイドビーイングの合成技術だ」
ニーンテ・S:「科学的なアプローチのみでコントロールするのは困難だったらしい。そこで呪術師を抱え込んだ」
ニーンテ・S:「が、技術的な進歩が追いついたそうだ。少なくとも、あの男は十分に優秀だったらしいな」
陰山魂魄:「そのノウハウを得て」
陰山魂魄:「それで用済み……そういうつもりか」
陰山魂魄:「下衆のやり口だ」
鬼怒川疾風:「……なんでこう、碌でもねぇ連中に限って…」
鬼怒川疾風:「いい目見れるようになってるのかねぇ、この世界は」
ニーンテ・S:「手段を選ばないからさ。いいことではない」
陰山魂魄:「……それを野放しにさせないのが我々の役目だ」
烏丸輪月:とん、とん、とん
烏丸輪月:不意に部屋の襖に手を掛ける
陰山魂魄:「烏丸老……」
鬼怒川疾風:「‥…」その様子をじっと眺めて
烏丸輪月:「余所行きの服に着替えてきます。」
烏丸輪月:にこり、といつもの不敵な、あるいは人を食ったような笑みで
ニーンテ・S:「私も、準備をしてこよう。すこし着付けるのに時間がかかる」
ニーンテ・S:セーラー服のまま形よく正座していたところから、立ち上がる。
烏丸輪月:「一緒に着替えます?」
ニーンテ・S:「冗談は止せ」
烏丸輪月:「あは、僕はいつでも真剣ですけど。」
烏丸輪月:部屋にいる君たちに背を向けつつ、つぶやく。
烏丸輪月:「けど今回はいつも以上に真剣に──潰します。」
陰山魂魄:「こちらも……力を尽くさせていただく」
陰山魂魄:「何も預かり知らぬ者たちを利用しようとする者」
陰山魂魄:「そして、他者のつながりを奪い取る者が」
陰山魂魄:「我々の敵です」
陰山魂魄:「背中を任せます。ご老体」
烏丸輪月:「頼りにさせていただきます。」ふ、と軽く笑って部屋を出る。
安国寺永鳳:「………老いて益々盛んと言ったところですな。」
陰山魂魄:「……さて」
陰山魂魄:「私にも鉄鬼の調整がある」
陰山魂魄:「ネヴェア、少し待っていてくれるか」
陰山魂魄:すす、と部屋を後にする
ネヴェア・ブースロイド:「はい。待っています」
安国寺永鳳:「小生は各勢力に連絡を入れよう。」
安国寺永鳳:「”敵は辺々留守古寺にあり”と。」
ネヴェア・ブースロイド:「よろしくお願いします。安国寺さま」
鬼怒川疾風:「頼んだぜ、変な人に付いて行くなよ?」
安国寺永鳳:「小生をなんだと思っている!」
鬼怒川疾風:「チョロい奴」
鬼怒川疾風:「あとなんか変な男に好かれそう」
ネヴェア・ブースロイド:「(……すごく直截な物言いをされるなぁ)」
安国寺永鳳:「チョロくはない……が………うむ。」
安国寺永鳳:後者に反論しづらい
ネヴェア・ブースロイド:「そこまでは……でも!」
ネヴェア・ブースロイド:「お気をつけになった方が!」
鬼怒川疾風:「まあ、頼りにしてるのは本当だからよ」
安国寺永鳳:「ともかく、行ってくる。」
安国寺永鳳:「ここの翁ほどのもの好きはそうはおらんから、心配もいらん……はずだ。」
鬼怒川疾風:「おう、任せたぜ」手をヒラヒラと振って見送る
ネヴェア・ブースロイド:「い、行ってらっしゃいませ……」
安国寺永鳳:こちらも手をひらひらと振ってとてとてと歩いていく
ネヴェア・ブースロイド:「……」
鬼怒川疾風:「……」
ネヴェア・ブースロイド:残されたのは、2人。
ネヴェア・ブースロイド:「私達、手持無沙汰でございますね」
鬼怒川疾風:「別に着替えも調節もねぇしな…‥…ぁ…」大あくび
鬼怒川疾風:バットケースをストレッチポールのようにして腰を伸ばす
ネヴェア・ブースロイド:「……少し、お話に付き合って頂いてもいいですか?」
鬼怒川疾風:「…ん?おう、いいぜ」
鬼怒川疾風:「何が聞きたい?最近のお馬さん事情とかどうよ」
鬼怒川疾風:「…やっぱいいわ、俺が辛くなる」
ネヴェア・ブースロイド:「馬……それもいいですが。あら」
ネヴェア・ブースロイド:「そうですね。鬼怒川さまのことが気になっています」
鬼怒川疾風:「えっ……」トゥンク…
鬼怒川疾風:「いやいやそりゃ良くないぜお嬢ちゃん…俺には心に決めた人がだな…」
ネヴェア・ブースロイド:「あっいいえ! そういった意味では……!」
鬼怒川疾風:「ははっ、冗談冗談。あんた可愛いからついからかいたくなっちまう」
ネヴェア・ブースロイド:「ほっ……」
ネヴェア・ブースロイド:「でも心に決めた人。新情報ですね」
鬼怒川疾風:「(…ガチで安心されるとそれはそれで傷つくんだが‥‥)」
ネヴェア・ブースロイド:「なんだか、鬼怒川さまはあまりご自分の話をなさらないし」
ネヴェア・ブースロイド:「安国寺さまや烏丸さまほど、立場のようなものがこのネヴェアには見えてこないのに」
ネヴェア・ブースロイド:「この場に不思議に馴染んでいらっしゃるから」
ネヴェア・ブースロイド:「これまでの道中で色々な姿を見せて頂きましたけど。どういった方なのか、全然わからないのです」
ネヴェア・ブースロイド:くすりと笑う。
鬼怒川疾風:「はっはぁ。成程なぁ」
鬼怒川疾風:「確かに、俺に立場なんか無ぇな。なにせ住所不定無職ギャンブル大好き男だ」
鬼怒川疾風:「ちゃーんと働いてる人間からすりゃあ、”何だお前”って思われるような駄目人間だよ」
ネヴェア・ブースロイド:「住所不定無職……」
ネヴェア・ブースロイド:伝説上のいきものを目にしたような反応。
鬼怒川疾風:「……それがどういう意図の眼差しかは分からんが」
ネヴェア・ブースロイド:「あんなにお強いのに……」
鬼怒川疾風:「強いのは…まぁ、昔色々あったんだ。トップシークレットってやつだな」
鬼怒川疾風:「もっと仲良くなったら教えてやるよ」
ネヴェア・ブースロイド:「なるほど」
ネヴェア・ブースロイド:「色々あったというのは、はい。合点がいきます」
ネヴェア・ブースロイド:どこに居ても、この人は自分の呼吸みたいなものを持っている。と思う。
ネヴェア・ブースロイド:あるいはそれが、『いろいろ』に根差しているのだろう。
鬼怒川疾風:「んで、立場も何もねぇ俺がどうして周りに馴染んでるのかっつーと…」
鬼怒川疾風:「‥‥まあ、俺も正直よく分かんねぇけどよ」
鬼怒川疾風:口の端を吊り上げて
鬼怒川疾風:「笑って、楽しそうにしてりゃあ人間意外となんとかなるもんなんだ」
ネヴェア・ブースロイド:「そ…………」ファーストコンタクトの白鳥を思い出している
ネヴェア・ブースロイド:「そう……ですね。事実何とかなってしまっていますもんね……」
鬼怒川疾風:「俺が暗い顔してたら、それこそ即通報ものだぜ」
ネヴェア・ブースロイド:「通報ものではあったと思います!」
鬼怒川疾風:「ひどい!!」
ネヴェア・ブースロイド:ふ、と口元を緩め。
ネヴェア・ブースロイド:「笑って、楽しそうに。ですか」
鬼怒川疾風:「…俺は、ずっと笑っていたい」
鬼怒川疾風:「周りに居る奴にも、ずっと笑っていて欲しい」
ネヴェア・ブースロイド:「今、戦うのもその延長なのですね」
ネヴェア・ブースロイド:楽しそうにしていたな、と思う。
鬼怒川疾風:「勿論」
ネヴェア・ブースロイド:始めに会った時も、賭場でも、戦場に在ってさえ。
ネヴェア・ブースロイド:だから、あの場で怒りを露にしたのは、本当に珍しい事なのだろう。きっと。
鬼怒川疾風:「俺のその姿を見て、”誰か”が…笑ってくれるなら」
鬼怒川疾風:歯を見せて笑う
鬼怒川疾風:「生きててよかった、そう思える」
ネヴェア・ブースロイド:「……ありがとうございます」
ネヴェア・ブースロイド:「少し、鬼怒川さまのことが分かった気がします」
鬼怒川疾風:「こんな話で良かったか?もっとこう…雀鬼 鬼怒川!とか…」
ネヴェア・ブースロイド:「! それは……」
ネヴェア・ブースロイド:「気になります」
鬼怒川疾風:「はは、そうだろうそうだろう!」
ネヴェア・ブースロイド:ちょっと身を乗り出している。
鬼怒川疾風:「じゃあ交換条件に、俺からも嬢ちゃんに質問していいか?」
ネヴェア・ブースロイド:「そう言われては断れませんね」
ネヴェア・ブースロイド:「何なりと。乙女の秘密に関わる部分は、回答を控えさせていただくかもしれませんが」
鬼怒川疾風:「よし‥‥じゃあ」
鬼怒川疾風:「嬢ちゃんにとって、陰山ってどんな奴なんだ?」
ネヴェア・ブースロイド:「え……」
ネヴェア・ブースロイド:全く想定していなかった角度からの質問が来て、目が泳ぐ。
鬼怒川疾風:「まあ、ちょろっとあいつと話す機会があったんだが…」
鬼怒川疾風:「その時は全然気付かなかった。びっくりしたよ。あいつ、あんたの事になると急に血相変えるんだから」
ネヴェア・ブースロイド:「(どう……どう答え……どこまで…………)」ぐるぐる目!
鬼怒川疾風:笠置組との対決の時、施設襲撃の時
鬼怒川疾風:「ただの知り合いって訳でも無さそうだったから、”こりゃ何かありそうだな~”と思ってよ」
ネヴェア・ブースロイド:「────そう、ですね。陰山さまには、以前イリーガルとして仕事をお手伝いさせて頂いた縁で」
鬼怒川疾風:「ほうほう」
ネヴェア・ブースロイド:「仲良くさせて……頂いていて…………」
ネヴェア・ブースロイド:「あの時」
ネヴェア・ブースロイド:「初めて知ったのです。本当の意味で」
ネヴェア・ブースロイド:「世界は変貌している。変貌した世界が、流血によって守られている」
ネヴェア・ブースロイド:「あの方は」
鬼怒川疾風:「……」
ネヴェア・ブースロイド:「繊細な方です。それなのに、あの長い前髪の奥では、この世の悪なるもの、残酷なるものを見つめ続けている」
ネヴェア・ブースロイド:「きっと、それはUGNとして理想的な資質なのでしょう」
ネヴェア・ブースロイド:「ただ『それ』を見ず、殺戮へと埋没するようになれば。すぐに獣へと堕してしまう、それがレネゲイドのもたらす衝動なのだと聞きました」
ネヴェア・ブースロイド:「でも……」
鬼怒川疾風:「‥…」この娘が何を見たのかまでは知らない、だが…
鬼怒川疾風:紛うことなく、世界と向き合っている
ネヴェア・ブースロイド:「彼女を守りたいと思いました」
ネヴェア・ブースロイド:「その瞳の奥の輝きが擦り減って、消えてしまわないように」
鬼怒川疾風:「‥‥…ははっ、ちなみに」
鬼怒川疾風:「それは、いつになる?」
ネヴェア・ブースロイド:「…………」
ネヴェア・ブースロイド:そうだ。息巻いてばかりいても意味はない。
ネヴェア・ブースロイド:守る事より、守られることの方が多いと感じている。
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまは、私の背が追い付いたら、と仰いましたが……」
ネヴェア・ブースロイド:「可及的速くです!」
鬼怒川疾風:「…はっはっは」口を開けて笑う
鬼怒川疾風:「いい顔だ。嬢ちゃん」
ネヴェア・ブースロイド:「むむむむ…………」
ネヴェア・ブースロイド:「とにかくです」
ネヴェア・ブースロイド:「私は、人のままで戦う方の味方ですから」
ネヴェア・ブースロイド:「鬼怒川さまの人となりを教えて頂けて良かったです。この先の戦いにも身が入りましょう」
鬼怒川疾風:「ああ、こちらこそ…といった所で、人生の先輩から一つアドバイスだ」
鬼怒川疾風:「嬢ちゃんの選んだ道を、俺は否定しない。いや、むしろ…」
鬼怒川疾風:「誰にも否定させるな」
ネヴェア・ブースロイド:「アドバイス! ありがとうございます」
ネヴェア・ブースロイド:「────」
鬼怒川疾風:「選択肢なんか、これから腐るほど出てくるさ、それでも…」
鬼怒川疾風:「選ぶことは、ギャンブルなんかじゃない」
鬼怒川疾風:「選んだ道を正解にすりゃあ、何も問題ねぇんだからな」
鬼怒川疾風:「勝ち放題だ、ウハウハだぞ?」
ネヴェア・ブースロイド:「鬼怒川さまは」
鬼怒川疾風:「ん?」
ネヴェア・ブースロイド:「そうやって、『正解』の道筋を辿ってきたのですね」
ネヴェア・ブースロイド:「だとしたら、それはとても」
ネヴェア・ブースロイド:「ためになるお言葉です。心からそう思いますよ」
ネヴェア・ブースロイド:そう言って、にっこりと笑う。
鬼怒川疾風:「マジ?照れちゃうな~、俺の言葉聞いてくれるのなんて野良猫かギャンブル狂いの駄目人間ばっかりだったから」
鬼怒川疾風:あっはっは、と笑い声をあげる
鬼怒川疾風:「…ただ、俺の場合は」
ネヴェア・ブースロイド:「……?」
鬼怒川疾風:「”今も”辿ってる最中だ、そこんところよろしくな」
鬼怒川疾風:「お互い頑張ろうぜ。ネヴェア・ブースロイド」
ネヴェア・ブースロイド:「──はい!」
ネヴェア・ブースロイド:「お互いに、よい選択を。鬼怒川疾風さま」
鬼怒川疾風:「おう!んじゃあ待望の鬼怒川麻雀伝をだな‥‥…」
鬼怒川疾風:男は、再び喋り始める。楽しそうに、楽しそうに
GM:─────
陰山魂魄:「……ふう」
陰山魂魄:これまでに貸し出されていた様々な烏丸家の衣装を畳んで
陰山魂魄:締め切られた和室の床に置く。
陰山魂魄:背中合わせにニーンテも着替えている。
陰山魂魄:北国育ちらしいきめ細やかな白い肌と、コートの上からでは分かりづらい肉感的な起伏が
陰山魂魄:惜しげもなく晒されている。
陰山魂魄:「このようなものを、一体どこで買い集めてくるのか」
ニーンテ・S:「特注しているそうだ」
ニーンテ・S:「七十年前と同じならだが」付け加えるように。
ニーンテ・S:肉の薄い、血管が浮くほど白い膚を晒して。やわらかい金の髪の毛を自分の手で梳いている。
陰山魂魄:「そんな昔から」
陰山魂魄:「筋金入りですね、あの御老体も」
ニーンテ・S:「昔の話さ。とっくに、精算されていなければならない」
ニーンテ・S:器用に髪を頭の後ろで束ねて、鎖の音を立てるインナーを取り上げる。
ニーンテ・S:白い肌に、細い鎖を仕込んだギプス……のようなものを巻きつけている。かなり強く、肉に食い込んでいる。
陰山魂魄:「……七十年前」
陰山魂魄:自分の産まれるよりもはるか昔。
陰山魂魄:「私には、想像も及びません」
陰山魂魄:「その長い年月の間にも、連綿と人の営みがあり」
陰山魂魄:「そこに人の戦いがあったこと」
陰山魂魄:「……それを見届けてきた、ひとがいること」
陰山魂魄:振り向き、ニーンテさんに視線を送る
陰山魂魄:「ニーンテ女史」
ニーンテ・S:「何かね。魂魄」
陰山魂魄:「戦いの中でも、人は繋がれると思いますか」
陰山魂魄:「そしてその繋がりを、守り通せるのか」
陰山魂魄:「貴方の実感を、お聞きしたい」
ニーンテ・S:「経験上は。そうした相手ばかり見てきたよ」
ニーンテ・S:伸縮性の強い薄手の装束を、裏地に仕込んだ強い留め金で固定して、締め上げる。
ニーンテ・S:「守れるかどうかといえば」
ニーンテ・S:ばちん、と音。人の体のかたちを表から締め付けるように。
ニーンテ・S:「もちろん。守った人間も大勢いた。守れなかったこともあったが」
ニーンテ・S:「魂魄。君はそんなにやわではないだろう。何より」
ニーンテ・S:「ネヴェアはあれの血縁だ。ならばしつこいよ。私の見る限り、そんなところはよく似ているようだ」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:見透かされて、苦笑する。
陰山魂魄:「ええ、あの子は利発です。意志も強い」
陰山魂魄:「託されたものに見合う人間であるべく、誇りをもって」
陰山魂魄:「自分を取り巻く世界を、清濁併せて見定めようとしている」
陰山魂魄:「私のことも守りたいと、そう言ってくれました」
ニーンテ・S:「良い子だ。守ってやりなさい。できるだけ」
ニーンテ・S:鳥に似た仮面を被り、首元で、大きなばねの音を立てて留め金を閉じる。
陰山魂魄:視線を上に向ける。未来の彼女の姿を思い浮かべるように。
陰山魂魄:「ネヴェア・ブースロイドは大きいのです」
陰山魂魄:「きっと、この私の想像も及ばないほどに」
陰山魂魄:「……その、私が彼女を守りたいと思う気持ちは」
陰山魂魄:「傲慢になってしまわないか」
陰山魂魄:「そこが不安なのです、本当は」
陰山魂魄:呟くように。
ニーンテ・S:「誰かを守りたいと願うこと、それ自体がいつでも傲慢だとも」
ニーンテ・S:仮面越しのくぐもった声。樟脳などの混ざった強い香り。
ニーンテ・S:「それが許されるのは天に坐す主だけだ……と、昔の堅物は言ったものだ」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:漂ってくるその香りを感じながら
陰山魂魄:言葉に耳を傾ける
ニーンテ・S:「だがいま、世界の守護者を名乗っているのだろう。君たちは」
ニーンテ・S:「胸を張り給えよ。魂魄。どれだけ偉大で輝かしくても、そこに一人付け加えるくらいなんだというのだね」
陰山魂魄:「ニーンテ女史……」
陰山魂魄:「ええ、ええ」
陰山魂魄:「……そうでした」
陰山魂魄:「私はこの力で、世界を守るつもりだったのです」
陰山魂魄:「世界ごと」
陰山魂魄:「彼女1人を守ってみせなくては」
ニーンテ・S:「その意気だ」金属音を立てて、外套の内側に幾つもの小瓶を吊るし、確認。
陰山魂魄:「申し訳ありません、腹を括っていなくてはいけないことだと分かっていても」
陰山魂魄:「……やはりあなたの言葉が聞きたかった」
陰山魂魄:「どうにも、甘えてしまうようです」
ニーンテ・S:「説教を聞きたいと言われるのは、老人冥利に尽きるよ」
ニーンテ・S:「若いものにできることは、そう多くはないからな」くぐもった笑い声。
陰山魂魄:「……沢山、いただいていますよ」
陰山魂魄:「あなたと出会うたびに」
陰山魂魄:微笑みを向けて
陰山魂魄:少し照れくさそうに、帽子のつばを下ろした。
GM:─────
GM:☆”シングル・マニファクチュアの行方”を突き止めたため、NPCカードが追加されました。

・烏丸輪月
 判定達成値+12。1ラウンド1回。

GM:─────
GM:最後の購入とロイス!
ニーンテ・S:ロイスは埋まりきっているので……行動値考えるとシューターズジャケットは要らないし。
ニーンテ・S:とりあえず購入権なし、誰かがしくじったときにチャレンジするだけにして、基本以上。
ネヴェア・ブースロイド:ロイス変更しよう
陰山魂魄:こっちも装備は揃ってるかな~
鬼怒川疾風:ネヴェアちゃんのロイスを 〇連帯感/この子大丈夫か?→〇有為/まあ大丈夫だろ に
陰山魂魄:残りの共有財産って
陰山魂魄:いくつでしたっけ
ネヴェア・ブースロイド:鬼怒川疾風/信頼〇/脅威
ネヴェア・ブースロイド:あと烏丸輪月さんに尽力〇/恐怖で取得
GM:ちょっとまってね
GM:28点かな
GM:28点です
鬼怒川疾風:いっぱいある
ニーンテ・S:いっぱいだ
陰山魂魄:めっちゃいっぱい!
ネヴェア・ブースロイド:なんでも買えるじゃん
陰山魂魄:じゃあネヴェアちゃんの重圧対策に覚悟のさらし挑戦します
鬼怒川疾風:少しくらい持って帰ってもバレないのでは?
GM:鬼怒川!!!
陰山魂魄:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 9[5,5,9]+3 → 12

陰山魂魄:.
陰山魂魄:18点使っていいですか?
GM:いいですよ!PCのみなさんが良ければ!
ニーンテ・S:OK
鬼怒川疾風:私はOK!
ネヴェア・ブースロイド:じゃあ貰う! ありがとうございます
陰山魂魄:ネヴェア…さらしだよ…
陰山魂魄:巻いてあげるからな…
陰山魂魄:以上!
陰山魂魄:オートで一回限り重圧が解除出来るようになったぞ!
鬼怒川疾風:こっちはどうしようかな
鬼怒川疾風:何か欲しいものありますか?
陰山魂魄:ブルゲはあればあるだけいいはず
陰山魂魄:念の為に
ネヴェア・ブースロイド:リアクティブコート挑戦してみるか
ネヴェア・ブースロイド:7dx+9<=36
DoubleCross : (7R10+9[10]<=36) → 9[1,4,4,4,5,7,9]+9 → 18 → 成功

ネヴェア・ブースロイド:不等号間違えた
ネヴェア・ブースロイド:足りないので終了
鬼怒川疾風:ではブルゲを
鬼怒川疾風:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[3,5,10]+3[3]+2 → 15

鬼怒川疾風:自前の金5点使って買います
陰山魂魄:金が余ってる!
ニーンテ・S:ならブルーゲイルもう一服、用意しておこうか。念の為に。買えたらいいやくらいで
鬼怒川疾風:これは私が持ちます
鬼怒川疾風:以上!
ニーンテ・S:6dx>=20
DoubleCross : (6R10[10]>=20) → 9[3,4,5,6,8,9] → 9 → 失敗

ニーンテ・S:ここは無理して押し込まないでおくか。以上で。
ネヴェア・ブースロイド:いやもう財産の使い道ないですし
ネヴェア・ブースロイド:買っていいのでは
陰山魂魄:買おう買おう
鬼怒川疾風:共有全部と1点消費で買えますしね
ニーンテ・S:でしたら、ここで共有3と手持ち8入れて成功させておきます。
ニーンテ・S:範囲持ちでもあるし、2つ目抑えておこうかな。手元でいい?
ネヴェア・ブースロイド:いいと思う
鬼怒川疾風:どうぞどうぞ
陰山魂魄:持ってて!
陰山魂魄:こんな感じかな
GM:ですね!
陰山魂魄:クライマックス、行きましょうや!
GM:ではクライマックスだ!
GM:─────

クライマックス

GM:クライマックス
GM:全員登場
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:87->96)
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:88->98)
鬼怒川疾風:んほぉ
陰山魂魄:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 5[5]+86 → 91

陰山魂魄:うむ
ニーンテ・S:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 5[5]+89 → 94

GM:─────
GM:辺々留守古寺
GM:本堂
GM:─────
GM:”阿念得部宗”の本尊、総統大明王の前で、
GM:巻師粍庵僧正が黒ビールとフランクフルトに舌鼓を打っている。
GM:明らかに不飲酒戒を破っている。彼らは仏教徒ではないのか?
GM:違う!本尊の胸をよく見ると、
GM:昼間は卍のマークが刻まれていたのが、
GM:夜は反転し傾き、黒十字になっているではないか!
巻師粍庵僧正:傍らにある札束を拾い上げ、うず高く積み上げられた札束の山の頂上に置く。
巻師粍庵僧正:「昔」
巻師粍庵僧正:「札束を積み木にしたことがあった。」
巻師粍庵僧正:「……子供の頃、まだドイツが暗黒の時代であったころだ。」
巻師粍庵僧正:「齢を重ねてからでも、存外に楽しいものだな。」
”スソ・ハカショ”:「………は。」
巻師粍庵僧正:「ふふ…”ハカショ”には分からぬ話だったか。」
”スソ・ハカショ”:「………恐れながら、」
”スソ・ハカショ”:「”笠置組”も、”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”もこちらに着く気配はありません。」
”スソ・ハカショ”:「”呪系数学総研”もです。」
巻師粍庵僧正:「45年のベルリンのようだな。」
巻師粍庵僧正:「しかし、こちらにはまだ切り札がある。案ずるな。」
巻師粍庵僧正:ふと、本堂に安置された巨大な本尊を見上げる。
”総統大明王”:…………
巻師粍庵僧正:「しかし諫言は心に置こう。お前の忠誠心は見上げたものだ。」
巻師粍庵僧正:「これからも第三帝国の再建のため、その身を捧げてくれ。」
”スソ・ハカショ”:「はっ…第三帝国のため、僧正のため、これよりは身を粉にして……」
”スソ・ハカショ”:「………いや、ボクは………烏丸の呪術を……ご主人様……?」
”スソ・ハカショ”:「僧正………何が、正しい………?」
巻師粍庵僧正:ぱん と手を叩く
”スソ・ハカショ”:糸が切れた人形のようにがくりと肩を落とす
巻師粍庵僧正:「”ハカショ”。君の主人は?」
”スソ・ハカショ”:「……僧正と”シングル・マニファクチュア”様です。」
”スソ・ハカショ”:虚ろな目で応える
巻師粍庵僧正:「君の精神はあとどれくらい保つ?」
”スソ・ハカショ”:「2……3週間、かと……」
”スソ・ハカショ”:「上書き完了予定時間の予測にはズレがございます…」
巻師粍庵僧正:「ここを切り抜けたら、君の身体をどうするか…」
”スソ・ハカショ”:「……お望みでしたら………」
”スソ・ハカショ”:皿に盛られたフランクフルトを一つ手にして、
”スソ・ハカショ”:れろ、と舌で舐め上げる。
”スソ・ハカショ”:「ご多忙な僧正をお慰めすることも…出来ます……」
巻師粍庵僧正:「戯れが過ぎるぞ、”シングル・マニファクチュア”。」
巻師粍庵僧正:ぱん と手を叩く。
”スソ・ハカショ”:「………」はっと目を覚ます。
”スソ・ハカショ”:そして自分がフランクフルトを持っていることに気付く
”スソ・ハカショ”:「も、申し訳ありません…。僧正のお食事を……。」
巻師粍庵僧正:「いや、いい。食べなさい。腹が減っては戦は出来ぬ。」
巻師粍庵僧正:「兵站は戦の基本だ。」
”スソ・ハカショ”:「……では。………あむ。」
GM:と、ここで、
ナチス僧兵:「伝令!敵が攻め寄せております!」
ナチス僧兵:「こちら、すでに劣勢!」
ナチス僧兵:「第二陣まで突破されました!」
巻師粍庵僧正:「私自らが出よう。」
巻師粍庵僧正:「”ハカショ”、供を。」
”スソ・ハカショ”:「はっ……」
GM:─────
GM:辺々留守古寺
GM:境内
GM:─────
GM:境内は戦場の様相を呈している。
GM:襲い来るはナチス僧兵と人工悪魔を宿した悪魔憑き。
GM:対するは、
陰山魂魄:しゃらん しゃらん
陰山魂魄:寺社に似合いの錫杖の音が鳴る
陰山魂魄:石突が地面に当たるたびに
陰山魂魄:巨大な爪が行く先の僧兵たちをねじ伏せていく。
ナチス僧兵:「ぐあああーーー!!」
陰山魂魄:「急拵えの陣形、やはり手薄になっている」
陰山魂魄:「本堂は近いぞ」
陰山魂魄:後ろに続く仲間に振り向く
鬼怒川疾風:「ああ、そうらしい‥‥‥」
ナチス僧兵:「抑えろ!!マニ車MG42用意!!」
ナチス僧兵:マニ車を取り付けたありがたい機関銃が火を噴く!
陰山魂魄:「!重火砲か……!」
陰山魂魄:「ネヴェア!」
ネヴェア・ブースロイド:「はい、既に」
ネヴェア・ブースロイド:銃撃は、誰も居ない虚空を。否、後方から迫っていたナチス僧兵の援軍を穿っている。
ネヴェア・ブースロイド:気温の分割操作によって歪められた可視光が形作る側方蜃気楼。
ナチス僧兵:「やめろ!!」「味方を撃っているぞ!!」
ネヴェア・ブースロイド:「これで飛び道具は軽々に撃てない筈! 突破しましょう!」
陰山魂魄:「流石だな」
陰山魂魄:その横に微笑みかけて並びながら
陰山魂魄:本堂を目指し進んでいく
ナチス僧兵:「ホッ ホッ ハッ!」軽業師のように周囲をピンボールのように飛び跳ねながら襲い掛かるのは、
ナチス僧兵:火渡り修行により常人の三倍の脚力を身に着けたナチス修行僧!
陰山魂魄:「次から次に……」
ネヴェア・ブースロイド:「──速」咄嗟に氷の盾をかざすが
ネヴェア・ブースロイド:燃え盛る足の裏に溶かし割られる!
ネヴェア・ブースロイド:「そんな事ございますか!?」
ナチス僧兵:火渡り修行を極めた結果…足から発火するようになったのだ!
陰山魂魄:「ネヴェア!」
鬼怒川疾風:「ビックリ人間しか居ねぇのかここは!!」
ニーンテ・S:一瞬滞った武僧の横腹に、何らかの高速飛行物体が直撃する。羽根のついた鉄球のようにも見えた。
ニーンテ・S:何だったのかはもうわからない。激突した衝撃で、酸性の体液を撒き散らしながら自壊したからだ!
ニーンテ・S:「走れるかね。ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はい!」
ニーンテ・S:「用意した弾が尽きる前に追いつこう。あまり長持ちはしないんだ」
陰山魂魄:「……敵わないな、全く」
陰山魂魄:安堵のため息とともに駆けていく
ナチス僧兵:「ブ…グアッ……!」
ナチス僧兵:火は渡れたが…よくわからない物体を渡る修行はしていなかった!
ナチス僧兵:修行不足によりリタイヤ!
ナチス僧兵:しかし、
ナチス僧兵:ず お ぉ
ナチス僧兵:一行の前に巨大な3mはあろうかというナチス僧兵が立ちふさがる。
鬼怒川疾風:「でっっっ…」
鬼怒川疾風:「かぁ!!?」
鬼怒川疾風:無数の呪符がへばりついた棍棒を構える
ナチス僧兵:「我は剣付和尚十字章を授かった経幡(へるまん)和尚なり!!」
ナチス僧兵:両手で釘を打ちつけた凶悪な警策を構える!
鬼怒川疾風:「何言ってんのか分かんねぇんだよ!!」
ナチス僧兵:「煩悩退散!!」
ナチス僧兵:グ オ ッ!!
ナチス僧兵:振り下ろす!間違いなく命ごと煩悩を消失させる一撃!
鬼怒川疾風:「なぁ~~にが…」少し横にずれて
鬼怒川疾風:「煩悩じゃあ!!!」力任せに、振り下ろされる警策を横合いから弾き飛ばす
ナチス僧兵:「!?」
鬼怒川疾風:「ネヴェア!盾出せ盾!!」
ネヴェア・ブースロイド:「了解いたしました!」
ネヴェア・ブースロイド:氷の十字楯が空中に形成される。
鬼怒川疾風:「おっしゃあ!少し傾けろ!そうだ‥‥そのまま!」
鬼怒川疾風:ぴょん、と飛び乗った盾を踏み台に
鬼怒川疾風:経幡和尚の顔面に向けて跳躍!
鬼怒川疾風:こいつは足から火は出ないので…盾は壊れない!
ネヴェア・ブースロイド:そうだね!
ナチス僧兵:「小癪な…!」
鬼怒川疾風:「俺のは!!!!」
鬼怒川疾風:「純愛だ馬鹿野郎!!!」
鬼怒川疾風:顔面に渾身のフルスイング!!
ナチス僧兵:「ぐ ばぁーーーーー!!!」
ナチス僧兵:巨体が崩れ落ちる!
ナチス僧兵:「怯むな、続けえーーーー!!」
ナチス僧兵:さらに来たるナチス僧兵!しかし、
嘉臼史郎:「よせ。あと一歩進めばお前たちに勝ちはない。」
嘉臼史郎:「その前進は天運に逆らっている。」
ナチス僧兵:言葉に耳を貸さず前進した次の瞬間!
ナチス僧兵:「!?」度重なる戦闘で崩れた石畳に足を取られ、先頭が転倒!
ナチス僧兵:後続も停止する。
笠置武雄:「撃てェーーーー!!!」
笠置武雄:笠置組による一斉射撃!!
ナチス僧兵:「ぐっ」「ぐぁあっ!」「ひっ!」
笠置武雄:「あの坊主のタマとったれやぁーーー!!!」
笠置武雄:そして一斉突撃!
ナチス僧兵:「ひっ退け!」
ナチス僧兵:「ひっ……っ」
”ウプイーリ”:「どこにだよ。」
”ウプイーリ”:既に僧兵の背後を取り、咽喉を掻き切っている。
”ウプイーリ”:「何意外そうな顔してんだ?」
”ウプイーリ”:驚愕と恐怖に怯える僧兵の顔を覗く。
”ウプイーリ”:「人の女に手を出したんだ。」
”ウプイーリ”:「文句言えねえだろ。」
ナチス僧兵:「………っ」
ナチス僧兵:どしゃ……
ナチス僧兵:辞世の句を詠む間すら与えられず、絶命した。
”ウプイーリ”:「進め。」
”ウプイーリ”:銃を携えた黒服たちが前進する。
”ウプイーリ”:「お前らもだ!」君たちに声を掛ける。
”ウプイーリ”:「雑魚はなるべく俺たちで相手する!」
安国寺永鳳:「はは、勇ましいことこの上ない。」
安国寺永鳳:札で相手の動きを封じて、援護する。
烏丸輪月:「あはは。本当に、」
ニーンテ・S:「感謝を。頭はこちらが片付けよう」
陰山魂魄:「私たちも私たちの役目を果たす」
鬼怒川疾風:「おう!帰り道綺麗にしといてくれよ!」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ!」ぺこん、ぺこんと目の前の僧兵を氷の棒で叩き、気絶させる。
烏丸輪月:「あの頃の遺産というか、化石みたいな連中ですね。」
ニーンテ・S:「私や君が言えた義理かね」
烏丸輪月:「僕は現役ですから。」
烏丸輪月:「どちらかというと…シーラカンス?」
ニーンテ・S:「鮫のたぐいだな」くぐもった笑い。
GM:と、侵攻する君たちの前から、
GM:ず  ん  ……
GM:と地鳴りが起きる。
GM:本堂の屋根が崩れ落ちている。誰かの攻撃か?…違う!
GM:何かが本堂の屋根を突き破っている!
ネヴェア・ブースロイド:「──なにごとっ!」
陰山魂魄:「これは……」
鬼怒川疾風:「おいおいおい今度は何だよ」
鬼怒川疾風:「まーた馬鹿でけぇ人間とか…‥‥」
巻師粍庵僧正:「ははは、はははははは!!」
巻師粍庵僧正:僧正の高笑いがどこからか響く
巻師粍庵僧正:「よくぞお越しくださいました。」
巻師粍庵僧正:「皆さま揃って入信希望ですかな?」
陰山魂魄:「……丁重に、遠慮させていただこう」
陰山魂魄:「救いを嘯き、人を操り外道に堕とす」
陰山魂魄:「この街に、いや、人の世にそのような信仰は不要だ」
ネヴェア・ブースロイド:「ええ──私達には、それぞれ信ずるものがございます」
巻師粍庵僧正:「それは残念!」
巻師粍庵僧正:「では拙僧がまとめて成仏して差し上げる!!」
GM:ご  ごぉん ……
???:本堂が完全に崩れ落ちる。
???:現れたのは…巨大仏像!
???:ビ ゴン……
???:目が発光し、なんと自立して動き始めた!
ニーンテ・S:「見覚えがあるな。ヘリオース像の模造品か」
鬼怒川疾風:「‥‥取り敢えず」
鬼怒川疾風:「相変わらずの頭ハッピー加減で安心したぜ!」
巻師粍庵僧正:「詳しい者がいるようだな…左様!!」
巻師粍庵僧正:「これが第三帝国の技術の粋を結集して作り上げた、」
巻師粍庵僧正:「”阿念得部宗”の本尊!!”機神戦鬼・総統大明王”!!」
ネヴェア・ブースロイド:「機神戦鬼・総統大明王!!!」
鬼怒川疾風:「んな仏像があってたまるか!!!」
ネヴェア・ブースロイド:「何と恐ろしい……まるで大おじい様が戦ったという鉄血無敵機甲列車アイゼンドラッヘのよう!」
陰山魂魄:「目眩がしてくるな……」
”機神戦鬼・総統大明王”:口のスピーカーからワルキューレの騎行が流れ始める。
”機神戦鬼・総統大明王”:両手で螺髪を掴み、引き千切る!
鬼怒川疾風:「……何してんの…?」
”機神戦鬼・総統大明王”:中から現れたのは…おお、なんという事か…
”機神戦鬼・総統大明王”:七三分けに撫でつけられた髪
”機神戦鬼・総統大明王”:これではまるで…かつての第三帝国の総統の偶像ではないか!!
”機神戦鬼・総統大明王”:引き千切った螺髪を地上に投げつける!
”機神戦鬼・総統大明王”:螺髪の一つ一つが空対地爆弾なのである!
ネヴェア・ブースロイド:「キャアーーーッ」
陰山魂魄:「っ!」
鬼怒川疾風:「うぉわっ!!」
”ウプイーリ”:「ぐっ……!!」
笠置武雄:「畜生…!!」
巻師粍庵僧正:「我々は平和主義だ。本来ならこのような強硬手段は厭うべきだが…」
巻師粍庵僧正:「我らの教えと思想を拒み、排斥するつもりならば武器を取って戦うほかない!」
ネヴェア・ブースロイド:《アップドラフト》吹き飛んだ先で氷の翼を形成し、爆風を縫って舞い戻る。
ネヴェア・ブースロイド:「く、手ごわい……!」
ニーンテ・S:爆風の中で、山高帽を抑えて
ニーンテ・S:「見てくれは悪趣味だが、本物の超兵器だ。手強いぞ」
陰山魂魄:「……こちらに見合いの相手です」
陰山魂魄:受け身を取りながら、しゃらんと錫杖が鳴る
陰山魂魄:「足元を頼みます」
巻師粍庵僧正:スピーカーをオンにする
”機神戦鬼・総統大明王”:『同志たちよ!!今一度問う!!』
”機神戦鬼・総統大明王”:『この世界をより良いものにするために必要なことは!!』
”機神戦鬼・総統大明王”:『”阿念得部宗”にー!?』
ナチス僧兵:「入る!!!」「入る!!!」「入る!!!!」「入る!!!!!」
”機神戦鬼・総統大明王”:『そのためならば、我々は死地にー!?』
ナチス僧兵:「入る!!!!!」「入る!!!!!」「入る!!!!」「入る!!!!!」
”機神戦鬼・総統大明王”:『よろしい!!諸君の覚悟は受け取った!!』
”スソ・ハカショ”:「………」すぅ、と崩れた本堂から現れる。
”スソ・ハカショ”:「僧正のため、そして声を上げる第三帝国の民のため、」
”スソ・ハカショ”:「お前たちには死んでもらう…」
”機神戦鬼・総統大明王”:『世界よ!!我々の抵抗を見よ!!』
”機神戦鬼・総統大明王”:『我々の覚悟を見よ!!』
”機神戦鬼・総統大明王”:仏像が歓声を受け止めるかのように、顔の横に掌を持ってくる。
GM:熱狂した群衆から強烈なワーディングが放たれる…!
GM:─────
GM:今日はここまで!
GM:お疲れさまでした!明日の20時もよろしくお願いします!
ネヴェア・ブースロイド:お願いしまーす
鬼怒川疾風:うす!お願いします!
陰山魂魄:お疲れ様でしたー!
GM:─────
GM:ではまず衝動判定から。
GM:難易度は9!
ニーンテ・S:3dx+1>=9 衝動判定
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 8[1,4,8]+1 → 9 → 成功

陰山魂魄:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[1,4,5,5,6,9,10]+3[3]+1 → 14

ニーンテ・S:珍しく暴走しない。で
陰山魂魄:2d10+93
DoubleCross : (2D10+93) → 2[1,1]+93 → 95

ニーンテ・S:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 17[7,10]+94 → 111

ネヴェア・ブースロイド:9dx+2>=9
DoubleCross : (9R10+2[10]>=9) → 9[1,6,6,6,6,7,8,9,9]+2 → 11 → 成功

鬼怒川疾風:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 7[3,3,4,4,5,5,7,7] → 7

陰山魂魄:うおお
GM:ピンゾロ!?
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+7(2d10->4,3)した(侵蝕率:96->103)
陰山魂魄:これはでかい!!
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+11(2D10->10,1)した(侵蝕率:98->109)
鬼怒川疾風:《極限暴走》の効果で、《背徳の理》と《喰らわれし贄》を使用します
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+4した(侵蝕率:109->113)
鬼怒川疾風:あ、あと《巨人の影》
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+2した(侵蝕率:113->115)
鬼怒川疾風:《喰らわれし贄》のレベルを+2します
GM:ではエンゲージを

▼エンゲージ
(鬼怒川[7]、陰山[5]、ニーンテ[7]、ネヴェア[6])
   10m
(”ハカショ”[8]、僧正[15]、”総統大明王”[6])
[]内は行動値

GM:では戦闘に入る前に…NPCカードを整理しましょうか。
陰山魂魄:絆の力!
GM:すべての組織の工作に成功していますので
GM:すべての組織のNPCカードが使用可能です!

■NPC効果

・安国寺永鳳 ”万数珠”
 ダメージダイス+8d10、1シナリオ1回

・嘉臼史郎 ”ランブルダイス”
 判定後に使用可能。判定達成値に+3。1ラウンドに1回

・”笠置組” ”一世一代の賭け”
 ダメージロールに+3D。1シナリオ1回

・烏丸輪月
 判定達成値+12。1ラウンド1回。

・”ウプイーリ” ”爪持つ蝙蝠”
 判定前に使用。判定ダイスに+5。1シナリオ1回。

GM:共有メモにも置いておきましたので
GM:好きな時に使ってね!
ニーンテ・S:はーい
陰山魂魄:ありがてえ!
鬼怒川疾風:ありがたく!
ネヴェア・ブースロイド:いっぱいある!
GM:ではセットアップ!
陰山魂魄:怨念の呪石!侵蝕+3してダメージを+2d10!
ニーンテ・S:ブルーゲイルを焚く。行動値12まで上昇。侵蝕率116に。
陰山魂魄:暴走状態に!
”スソ・ハカショ”:《アクセル》《ラピッドファクトリー》《力場の形成》
鬼怒川疾風:あー…
”スソ・ハカショ”:対象は明王、僧正、自分。対象の行動値+12、攻撃力+12
ネヴェア・ブースロイド:なし
GM:ブルゲ宣言やめてもいいよ!
巻師粍庵僧正:Eロイス:屍鬼の呪い
ネヴェア・ブースロイド:ああ行動値順宣言だから
ニーンテ・S:ありがたい。先の行動値でソレを宣言されると意味がないので、差し戻させてもらうよ。
鬼怒川疾風:ちょっと1ラウンド目は使わないでおきます…!
ニーンテ・S:(侵蝕111の行動値7に)
巻師粍庵僧正:こちらのEロイスは意志対決!
巻師粍庵僧正:失敗したキャラクターは重圧を受けるよ!
巻師粍庵僧正:対象はPC全員!
陰山魂魄:重圧!!
ネヴェア・ブースロイド:何ィーーッ
巻師粍庵僧正:11dx+4 意志
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 9[1,1,4,4,6,7,7,7,8,8,9]+4 → 13

陰山魂魄:さらし買っといてよかった…!
陰山魂魄:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[3,3,4,6,7,9,10]+8[8]+1 → 19

陰山魂魄:っしゃい!
ネヴェア・ブースロイド:ありがとうさらし……
ニーンテ・S:3dx+1>=13 よっと
DoubleCross : (3R10+1[10]>=13) → 8[1,4,8]+1 → 9 → 失敗

ネヴェア・ブースロイド:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 9[1,1,1,4,5,5,7,8,8,9]+1 → 10

ニーンテ・S:重圧が入りました。まあ仕方ないな。
鬼怒川疾風:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,3,3,3,5,6,10]+2[2] → 12

ネヴェア・ブースロイド:覚悟のさらしで重圧解除します!
鬼怒川疾風:マジかよ
GM:NPC効果は今から使えるぜ~
陰山魂魄:よっしゃー!
GM:では達成値上昇が無ければ
GM:鬼怒川さんニーンテさんは重圧だ
GM:ではまだセットアップがある
GM:行動値7のPCはいいかい!
鬼怒川疾風:OKです!
ニーンテ・S:OK.
”機神戦鬼・総統大明王”:《雷神の降臨》
”機神戦鬼・総統大明王”:攻撃力+30、行動値0

▼エンゲージ
(鬼怒川[7]、陰山[5]、ニーンテ[7]、ネヴェア[6])
   10m
(”ハカショ”[20]、僧正[27]、”総統大明王”[0])
[]内は行動値

GM:では他の人はあるかい!
ネヴェア・ブースロイド:ありません
陰山魂魄:もう使った!
GM:ではイニシアチブだ!
GM:あっと、説明漏れがあった
GM:”シングル・マニファクチュアの居場所”の情報を開けてるから
GM:”スソ・ハカショ”撃退時に彼を助けることが出来るよ。
GM:倒す際は心にとめてね!
ネヴェア・ブースロイド:助けてあげないとね!
鬼怒川疾風:良かった‥‥
ニーンテ・S:よく覚えておこう。
GM:では改めて僧正のターンだ。
陰山魂魄:安心
巻師粍庵僧正:マイナーで《赫き剣》 HP-12、武器作成
巻師粍庵僧正:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《サンドシャード》
巻師粍庵僧正:対象はPC全員だ
巻師粍庵僧正:9dx7+15
DoubleCross : (9R10+15[7]) → 10[3,3,4,4,5,7,7,9,10]+10[5,8,9,10]+5[3,3,5]+15 → 40

GM:ではリアクションどうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:達成直後のタイミングで
ネヴェア・ブースロイド:オートアクション《リフレックス》《氷壁》
ネヴェア・ブースロイド:10dx7+14
DoubleCross : (10R10+14[7]) → 10[2,3,3,3,4,4,4,8,9,10]+10[2,5,7]+6[6]+14 → 40

GM:ンン…!!
ネヴェア・ブースロイド:同値成功
GM:リアクション側有利の法則!!
GM:流石だ……!!
陰山魂魄:完璧すぎる
GM:攻撃は失敗!
陰山魂魄:ねヴぇあーーっ

巻師粍庵僧正:僧正の身体が徐々に変化していく。
巻師粍庵僧正:肌から色は失われ、色あせた紙のようになる。
巻師粍庵僧正:紫衣の隙間から無数の紙幣が湧き出て、紙吹雪のように彼の周りを舞う。
巻師粍庵僧正:そして顔は溶け落ちて、まるで紙幣に描かれた肖像画のような悪魔の顔が姿を現す。
巻師粍庵僧正:人工悪魔を宿していたのはスソ・ハカショだけではなかった。
”グザファン”:── 人工悪魔”グザファン” ──
”グザファン”:「昔」
”グザファン”:「札束が玩具代わりでね。」
”グザファン”:「大人になってからも、こうしたごっこ遊びをすることになるとは、」
”グザファン”:「思うもしなかったろうな。」
”グザファン”:自らの資産を削り、無数の紙幣の剣を作りあげ、
”グザファン”:君たちの頭上から降らせる!
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:真っ直ぐに見上げる。
陰山魂魄:その瞳に恐れはない。
ネヴェア・ブースロイド:「ごっこ遊び──ですか」
ネヴェア・ブースロイド:氷の(カード)が、次々と空に形成され、紙幣の剣と激突する。
ネヴェア・ブースロイド:少し前まで、神を信じていた。もしかしたら、今も。
ネヴェア・ブースロイド:だから、宗教を自覚的に『そう』使っている宣言を聞けば、その心までをないがしろにされたような気分になる。
ネヴェア・ブースロイド:守りが削られ、じりじりと押される。
ネヴェア・ブースロイド:「(──そうじゃない)」
ネヴェア・ブースロイド:明確にしろ。
ネヴェア・ブースロイド:悪意に対して反射的に立ち上がる正義感に酔ってはいけない。
ネヴェア・ブースロイド:もちろん、冒険譚への憧れでもない。
ネヴェア・ブースロイド:美しいものを守るためにここに立っている。
ネヴェア・ブースロイド:「お」
ネヴェア・ブースロイド:「お」「おおお!」
ネヴェア・ブースロイド:思考が熱を持つ。あらゆる方位への邀撃演算に脳が悲鳴を上げているのを感じる。
ネヴェア・ブースロイド:純化された意思はオーヴァードの力を強める。一方で、その果てがジャームなのだという。
ネヴェア・ブースロイド:それでも。
ネヴェア・ブースロイド:人の領域に自身を繋ぎ止めるための(きずな)があるのならば、それは力だ。
ネヴェア・ブースロイド:あの人が、私のそれを成長と呼んだ。
ネヴェア・ブースロイド:無数の破砕音の果て、最後の剣が、ネヴェアに届く寸前に停止し、凍り付く。
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+7した(侵蝕率:103->110)
”グザファン”:「ほう」
”グザファン”:「そういう能力か…。私では力不足やもしれんな。」
”グザファン”:「であれば、総統大明王の力を借りるほかあるまい!」
”グザファン”:「”ハカショ”!」

GM:続いて”スソ・ハカショ”のターン
”スソ・ハカショ”:マイナーなし、メジャーで《導きの華》《要の陣形》《戦乙女の加護》
”スソ・ハカショ”:対象は自分、明王、グザファン。次のメジャー達成値+12、判定ダイス+4、攻撃力+5

”スソ・ハカショ”:「烏丸の呪術、見せてやる。」
”スソ・ハカショ”:”総統大明王”の関節部に札が貼り付けられる。
”機神戦鬼・総統大明王”:瞬間
”機神戦鬼・総統大明王”:『ギギ── キィイーーーッ!!』
”機神戦鬼・総統大明王”:先ほどまで鈍重だった明王の動きが、滑らかな生物のような動きに。
烏丸輪月:「駆動に必要な箇所だけに生を与え、まるで生物のような動きを実現しているというわけですか。」
烏丸輪月:「よく学んでいますね。」

GM:では次のイニシアチブで…
”機神戦鬼・総統大明王”:《鼓舞の雷》対象は自身。メインプロセスを行う。
ネヴェア・ブースロイド:何──っ!
”機神戦鬼・総統大明王”:マイナーで《ポルターガイスト》《オーバースロット》
”機神戦鬼・総統大明王”:アンチマテリアルライフル相当の巨大ワルサーを破壊、攻撃力+30
”機神戦鬼・総統大明王”:メジャーで《雷神の槌》《雷の残滓》
陰山魂魄:こいつ!!
ネヴェア・ブースロイド:ゲェー邪毒!
”機神戦鬼・総統大明王”:対象はPC全員!命中時邪毒LV8付与
鬼怒川疾風:8て
陰山魂魄:ふざけたことを~~!
ニーンテ・S:確実に死ぬ火力だな。
”グザファン”:判定前に《砂の加護》《砂塵霊》使用。判定ダイス+5、攻撃力+16
”機神戦鬼・総統大明王”:10dx+8+12
DoubleCross : (10R10+8+12[10]) → 9[2,3,3,6,7,8,8,9,9,9]+20 → 29

GM:リアクションどうぞ!
鬼怒川疾風:リア不!
陰山魂魄:リア不です!
ニーンテ・S:ドッジ宣言。
ニーンテ・S:4dx>=29
DoubleCross : (4R10[10]>=29) → 10[4,5,10,10]+10[8,10]+9[9] → 29 → 成功

ニーンテ・S:おやおや
GM:????????
ネヴェア・ブースロイド:さすが!
陰山魂魄:????
陰山魂魄:嘘だろ!?
鬼怒川疾風:www
鬼怒川疾風:すげぇ!
ネヴェア・ブースロイド:じゃあ《炎陣》
ネヴェア・ブースロイド:鬼怒川さん庇います。
ネヴェア・ブースロイド:ガードを宣言。
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+2した(侵蝕率:110->112)
鬼怒川疾風:ありがとう!
GM:ではダメージ!
”スソ・ハカショ”:《力の法則》ダメージダイス+5d10
”機神戦鬼・総統大明王”:3d10+5d10+66+12+16 装甲ガード有効
DoubleCross : (3D10+5D10+66+12+16) → 16[5,1,10]+27[4,4,7,2,10]+66+12+16 → 137

ネヴェア・ブースロイド:装甲とガードで22点軽減した結果230ダメージを受け、しにます。
GM:耐えられるかな!
陰山魂魄:装甲あるけど意味ない!吹っ飛ぶ!
陰山魂魄:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 10[10]+98 → 108

陰山魂魄:ぐええ
ネヴェア・ブースロイド:耐えられるわけねーだろ!"阿念得部宗"のロイスをタイタス昇華! 復活し邪毒を受けるぜ!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドのHPを12にした

”機神戦鬼・総統大明王”:ガギョ  ガギン  ッ!
”機神戦鬼・総統大明王”:総統大明王が手に持つワルサーP38の外装がパージされる。
”機神戦鬼・総統大明王”:現れ出でたのは…
”機神戦鬼・総統大明王”:総 統 滅 殺 光 線 波 動 砲
”機神戦鬼・総統大明王”:膨大な光子が銃口に集中し、周囲は一瞬だけ昼間かのように明るく照らされる。
”機神戦鬼・総統大明王”:そして──
”機神戦鬼・総統大明王”:ピ ッ ──
”機神戦鬼・総統大明王”:ド  ゴォン  !!!!
”機神戦鬼・総統大明王”:滅殺光線射出!!
鬼怒川疾風:「おいおいそりゃ…!」
鬼怒川疾風:「いくらなんでも滅茶苦茶過ぎるだろ!!」
ネヴェア・ブースロイド:「(ッ まず──────)」
”機神戦鬼・総統大明王”:かの有名な総統最後の自国破壊指令、”ネロ指令”も、
”機神戦鬼・総統大明王”:総統滅殺光線波動砲によって行われる予定だったという。
陰山魂魄:「……!!」
陰山魂魄:光線に体をえぐり飛ばされ
陰山魂魄:がくりと膝をつく。倒れそうになりつつも錫杖を支えに踏みとどまる。
鬼怒川疾風:早々に回避する事を斬り捨て
鬼怒川疾風:その次、再び立ち上がる事のみを考えていたが……
ネヴェア・ブースロイド:いくつもの氷の楯を生成するが、一瞬で蒸発。屈曲率差による光線の歪曲が偶然にも僅かな隙間を作り出し、一人を守った。
鬼怒川疾風:光は、自らの元には届かなかった
鬼怒川疾風:「…‥‥」
ネヴェア・ブースロイド:悲鳴を上げる暇すらなく、半身を吹き飛ばされる。再生が追い付いていない。
ネヴェア・ブースロイド:「あがっ……が、ぐ…………」
鬼怒川疾風:「”可及的速く”…か」
鬼怒川疾風:口を真一文字に結び、棍棒を肩に担ぎなおす
陰山魂魄:「ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「はい、ここに」
ネヴェア・ブースロイド:「ここに……おります。ネヴェア、は…………」
陰山魂魄:「大丈夫だ。私は負けない」
陰山魂魄:「私たちは負けない」
陰山魂魄:「そうだろう……ネヴェア・ブースロイド」
ネヴェア・ブースロイド:口元が緩む。
ネヴェア・ブースロイド:「ええ。天運も……人も、味方しております」
”グザファン”:「……やはり、厄介だ。その盾。」
”グザファン”:「そして、ウィアードエイジの生き残り!」
”グザファン”:波動砲から逃れたペストマスクの怪人を見据える

GM:続いて行動値7組!
ニーンテ・S:では、先に動いてみようか。
鬼怒川疾風:どうぞ!
ニーンテ・S:マイナー前、「アーネンエルベ」へのロイスをタイタス化して昇華、不利効果を解除。
ニーンテ・S:マイナーで《骨の銃》《死招きの爪》。メジャーで《コンセントレイト》《ギガンティックモード》。オートで《オーバーロード》。判定後侵蝕125に。
ニーンテ・S:判定前に確認したいが、NPCカードのダメージブーストはどのタイミングで入れる? 重複可能だろうか。
GM:重複可能です
GM:ダメージブーストはダメージロール前!
ニーンテ・S:OK。では憂いなく判定!
ニーンテ・S:9dx7+6 対象はエンゲージ(敵全員)
DoubleCross : (9R10+6[7]) → 10[1,2,3,5,7,7,7,9,9]+10[6,6,7,9,9]+10[2,3,10]+2[2]+6 → 38

ニーンテ・S:む。……烏丸の援護がほしいな。この値は。いいか?
ネヴェア・ブースロイド:ちょうどいい出目!
鬼怒川疾風:使いましょう!

GM:・NPCカード 烏丸輪月
烏丸輪月:札が一か所に集まり、蝶を形作り、
烏丸輪月:敵の頭上に呪いの籠った鱗粉を降らせる。
烏丸輪月:達成値+12

ニーンテ・S:感謝する。では、まず50と言って命中だ!
ネヴェア・ブースロイド:《勝利の女神》達成値+18
ネヴェア・ブースロイド:さらにNPCカード嘉臼史郎を宣言します!
ニーンテ・S:足して足しての71!

嘉臼史郎:「……安国寺さん。」
安国寺永鳳:「何か!今は術に集中している!」
嘉臼史郎:「きゅん。」
安国寺永鳳:「…………」
安国寺永鳳:内股になり、体にしなを作りながら右足を曲げ、手でハートマークを作る
安国寺永鳳:「……き、きゅんっ」
安国寺永鳳:「……………お前に呪いをかけてやりたいわ!」
嘉臼史郎:達成値+3

ネヴェア・ブースロイド:「(──イメージ……する)」
ネヴェア・ブースロイド:ぴしり。総統大明王の周囲へと霜が下りる。
ネヴェア・ブースロイド:いかに生物めいて動くとは言っても、あの重さだ、足場を凍結させれば動きづらくなる……かもしれない。
ネヴェア・ブースロイド:達成値+18

”グザファン”:ドッジを宣言!
”グザファン”:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[3,3,4,5,9] → 9

”スソ・ハカショ”:《幸運の守護》
”スソ・ハカショ”:9dx+4
DoubleCross : (9R10+4[10]) → 9[2,3,5,5,5,5,8,8,9]+4 → 13

”機神戦鬼・総統大明王”:《球電の盾》《電磁障壁》
”機神戦鬼・総統大明王”:ガードを宣言し、
”機神戦鬼・総統大明王”:《マグネットフォース》”グザファン”をカバーリング
”機神戦鬼・総統大明王”:6+4d10
DoubleCross : (6+4D10) → 6+15[5,3,4,3] → 21

”機神戦鬼・総統大明王”:ひ、ひっく…!
GM:ダメージどうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:ダメージロール前に《凍てつく刃》を宣言。攻撃力+1d+18
ニーンテ・S:さらに安国寺と笠置組の効果も使おうか。ここが潮目と見た。ダメージダイス+3d+8dは+11d。
陰山魂魄:ゴーゴー!
鬼怒川疾風:全部のせじゃ!
ニーンテ・S:8d10+1d10+1d10+18+11d10+50 装甲有効
DoubleCross : (8D10+1D10+1D10+18+11D10+50) → 43[8,1,5,10,9,3,4,3]+4[4]+5[5]+18+59[4,8,8,10,2,6,6,6,1,3,5]+50 → 179

陰山魂魄:オラァーーーッ!!
鬼怒川疾風:いい火力!
鬼怒川疾風:死ね!!!
陰山魂魄:3桁ダメージ返し!!
ニーンテ・S:さあどうだ!?
”スソ・ハカショ”:文句なしに死ぬ!《アクアウィターエ》で復活!
”機神戦鬼・総統大明王”:179からガード値21、装甲12を引いて
”機神戦鬼・総統大明王”:146を二倍…
”機神戦鬼・総統大明王”:292点ダメージ喰らいますが…まだ立ってる!
ニーンテ・S:あ。ごめんなさい、Dロイスのリレーション効果も載せます!
ニーンテ・S:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[9,1] → 10

ニーンテ・S:期待値やや下。で、総統大明王への与ダメージ+20!
GM:てことは合計で312ダメージになったわけですが…まだ生きてる!
陰山魂魄:マジで!?
ネヴェア・ブースロイド:しぶとい!
陰山魂魄:かてえな!
”機神戦鬼・総統大明王”:だがかなりボロボロだ!
ニーンテ・S:では、演出。簡単に。
GM:どうぞ!

ニーンテ・S:ネヴェアの喚び出した冷気と、巨像の放った波動兵器に、周囲の大気が陽炎に歪む。
ニーンテ・S:肉と体液の揮発する異臭。陽炎の向こうに、直立した影のような疫病医師の姿がある。
ニーンテ・S:異常だ。湖一つを蒸発させてなお余る波動兵器による超高熱に、只の人間が耐えられるわけがない。
ニーンテ・S:タネは単純だ。黒い人影は、もはや人影の姿をしていない。内側からぼこぼこと膨れ上がって。伸縮性の装束の隙間から、それが。
腫瘍の黄金竜:圧倒的な大熱量で焼き払われて、なお無尽蔵の増殖と巨大化を続ける、腐り果てた黄金の怪物が流出する。
”グザファン”:「………!?」
ニーンテ・S:「何度も使えないとっておきだ。貴様らが掘り出したラインの黄金」
ニーンテ・S:「七十年越しに返却する。受け取ってくれ」
ネヴェア・ブースロイド:「っ……はっ」(あれが──大おじいさまがニーンテさまと初めて邂逅した事件の……)
”グザファン”:「もしや、お前の”それ”は……」
”グザファン”:「ファヴニル!!!」
”グザファン”:「何故お前の手に…それは第三帝国の──」
ニーンテ・S:「殺して、奪った。あとは収蔵していた。貴様らの得意な分野だろう?」
ニーンテ・S:「行け」
腫瘍の黄金竜:巨像に匹敵する大質量が、自壊し、あらゆる物体に愚者の黄金を析出させる奇怪な体液を垂れ流しながら、死した王の像に激突する。
腫瘍の黄金竜:衝撃。さしもの巨像が弾き飛ばされ、突撃に巻き込まれた少年も吹き飛ばされる。
”機神戦鬼・総統大明王”:『ナイーーーーーン!!!』
”スソ・ハカショ”:「なんて、出鱈目な…あうっ!!」
ニーンテ・S:尾を腹から吐き出しきって、咳き込むように前傾姿勢になる。杖で体を支える。
ニーンテ・S:「輪月。身内の始末はそちらでつけろ」
烏丸輪月:「言われなくてもそうさせていただきますよ。」

GM:では次、鬼怒川さん!
鬼怒川疾風:押忍!
鬼怒川疾風:マイナーで戦闘移動して接敵
鬼怒川疾風:メジャーで《C:ウロボロス》《無形の影》
鬼怒川疾風:対象は総統大名王
鬼怒川疾風:明王
鬼怒川疾風:何もなければ判定します!

▼エンゲージ
(陰山[5]、ニーンテ[7]、ネヴェア[6])
   10m
(鬼怒川[7]、”ハカショ”[20]、僧正[27]、”総統大明王”[0])
[]内は行動値

GM:何もありません!判定どうぞ!
鬼怒川疾風:14dx7+1
DoubleCross : (14R10+1[7]) → 10[1,2,3,3,3,5,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,3,4,5,6,7,10]+10[4,7]+3[3]+1 → 34

鬼怒川疾風:イマイチ!
”機神戦鬼・総統大明王”:ガード《球電の盾》
GM:ダメージどうぞ!
鬼怒川疾風:4d10+18+11+3+1d10
DoubleCross : (4D10+18+11+3+1D10) → 19[3,6,6,4]+18+11+3+7[7] → 58

”機神戦鬼・総統大明王”:装甲とガードで差し引き40点!
”機神戦鬼・総統大明王”:まだ生きてるぜ!!
鬼怒川疾風:固い!!

鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+8した(侵蝕率:115->123)
鬼怒川疾風:”機神戦鬼・総統大明王”が黄金の龍に吹き飛ばされると同時、既に鬼怒川疾風は走り始めている
鬼怒川疾風:間違いなく、決定打は与えた。であれば自分がやるべきことは…
鬼怒川疾風:吹き飛んだ巨躯に追いつくと
鬼怒川疾風:それが身を起こす前に、上空から叩き伏せる
”機神戦鬼・総統大明王”:「………ギッ!!!」
”スソ・ハカショ”:「くっ……起きろっ!」
”機神戦鬼・総統大明王”:札に力がこもり、態勢を立て直す。
鬼怒川疾風:「チッ…しぶてぇなぁ!」

GM:続いて陰山さんの手番!
陰山魂魄:っしゃい!
陰山魂魄:マイナーでオリジン:レジェンド+クイックモーション+イオノクラフト
陰山魂魄:固定値を高め、ヴィークルに登場しつつ、飛行状態で移動!
陰山魂魄:エネミーのエンゲージに接敵!
陰山魂魄:メジャーでそのままRC運転攻撃!

▼エンゲージ
(ニーンテ[7]、ネヴェア[6])
   10m
(陰山[5]、鬼怒川[7]、”ハカショ”[20]、僧正[27]、”総統大明王”[0])
[]内は行動値

陰山魂魄:8dx+16
DoubleCross : (8R10+16[10]) → 10[1,4,5,7,8,8,9,10]+7[7]+16 → 33

陰山魂魄:対象は明王!
”機神戦鬼・総統大明王”:《球電の盾》ガード
陰山魂魄:4d10+20+2d10+3
DoubleCross : (4D10+20+2D10+3) → 15[2,1,2,10]+20+11[4,7]+3 → 49

陰山魂魄:諸々有効!
”機神戦鬼・総統大明王”:49点から諸々引いて…
”機神戦鬼・総統大明王”:31点!
”機神戦鬼・総統大明王”:この一撃で倒れます!
陰山魂魄:よっしゃあ!!
”機神戦鬼・総統大明王”:HPは合計381点!
”機神戦鬼・総統大明王”:なんと2点足りて撃破!
陰山魂魄:あぶねーっ

陰山魂魄:しゃらん しゃらん
陰山魂魄:錫杖を鳴らしながら、ゆっくりと
陰山魂魄:巨竜によって体勢を崩され、バットの一撃で倒れ込んだ巨人へ向かって歩いていく。
陰山魂魄:「……天運も人もここにある」
陰山魂魄:「そして何よりも」
陰山魂魄:「君が見ている、ネヴェア」
陰山魂魄:「もう少しだけ意地を張ると、そう言った」
ネヴェア・ブースロイド:「はい」
陰山魂魄:肩越しに微笑んで
陰山魂魄:「よく見ておいてくれ」
陰山魂魄:「格好のいいところを」
ネヴェア・ブースロイド:氷の杖をついて、立ち上がる。
ネヴェア・ブースロイド:「よく見ております。魂魄さま」
陰山魂魄:かつん かつん かつん
陰山魂魄:「――父の体内、狭き行屋と定め。母の体内、広き行屋と定め」
陰山魂魄:「ひとを作るに頭(こうべ)は佛(だいさんぶつ)に作らせ給う」
陰山魂魄:少女に背を向けて歩き出す、その鳴らす錫杖の音に併せ
陰山魂魄:歩行に並ぶように赤錆の巨人が地面から這い出す。
牛頭馬頭鬼:「ぅううううううぎ」
牛頭馬頭鬼:「ぎぃああああああああああああああ!!!」
牛頭馬頭鬼:獣の大顎を開き、咆哮する。
陰山魂魄:その肩に飛び乗り、頭に手をつく
”スソ・ハカショ”:「! 立て!!」
”スソ・ハカショ”:総統大明王の肩に乗り指示を出す。
”機神戦鬼・総統大明王”:ぎぎぎぎぎぎ…………
ネヴェア・ブースロイド:オーバーヒートだ。能力の過負荷状態にさらに負荷を重ね、今できることは何もない。
ネヴェア・ブースロイド:見ているだけしか。
ネヴェア・ブースロイド:きゅっと、ロケットを握りしめる。
陰山魂魄:牛頭馬頭鬼の機上から、総統大明王を睥睨する
陰山魂魄:「あの怪物がお前達の兄弟だとして」
陰山魂魄:「遠慮をする必要はないぞ」
陰山魂魄:敵へと錫杖の先を向ける。
陰山魂魄:「──潰せ。」
”スソ・ハカショ”:「朱雀・玄武・白虎・勾陣・帝久・文王・三台・玉女・青龍」
”スソ・ハカショ”:「邪鬼伏滅急急如律令!」
”スソ・ハカショ”:印を結び大明王を動かす。
”機神戦鬼・総統大明王”:「ギィイィイーーーーー!!!」
牛頭馬頭鬼:「ぐぅううううううううがぁああああ!!」
牛頭馬頭鬼:がぎぃい!!
牛頭馬頭鬼:大爪が大明王の四肢を抑えつけ
牛頭馬頭鬼:ねじ伏せて、大顎がその喉笛に食らいつく。
”グザファン”:「やれ…!やってしまえ……!」
”グザファン”:「総統大明王がそのような悪鬼に負けるはずがないのだ!」
”スソ・ハカショ”:「ぐ、ううぅう!!」
”スソ・ハカショ”:大きく揺さぶられるも、まだ印は結んだままだ
陰山魂魄:「悪鬼でも、怨念でもない、今これを従えるのは私の意志だ」
陰山魂魄:「世界を守る力だ……!」
牛頭馬頭鬼:めぎめぎめぎめぎ
牛頭馬頭鬼:ぶ ぢ ぃっ !!
牛頭馬頭鬼:喉笛から、牙がケーブルを引きずり出し
牛頭馬頭鬼:噛みちぎる!血しぶきのようにオイルが噴き出す!
”グザファン”:「ま、マイン、マインフューラー………」
牛頭馬頭鬼:「がぁああああああ!!」
牛頭馬頭鬼:絶叫を上げながら、その装甲を引き剥がし、刳り
牛頭馬頭鬼:駆動のことごとくを破壊していく!
”スソ・ハカショ”:「まだ、だ……!」
”スソ・ハカショ”:右手を動かし、総統滅殺光線波動砲を牛頭馬頭鬼に向ける!
”スソ・ハカショ”:光子が銃口に集中していく。このままでは…!
ネヴェア・ブースロイド:「頑張って……」
ネヴェア・ブースロイド:「────負けないで」見ているだけしか。そうだろうか。本当に──
ネヴェア・ブースロイド:「勝って! 陰山魂魄さま!」
牛頭馬頭鬼:がぎっ!!
牛頭馬頭鬼:その銃口を鉄腕が掴む。
陰山魂魄:「ああ」
牛頭馬頭鬼:がず!!
牛頭馬頭鬼:そのまま力づくに、腕ごと大明王の口部に突きこんで……。
陰山魂魄:「勝つとも」
陰山魂魄:答えるとともに、光子は暴発する。
”機神戦鬼・総統大明王”:カ ッ !!
”機神戦鬼・総統大明王”:総統大明王の頭部が滅殺される!
”スソ・ハカショ”:「う……ああああああぁ!!」
牛頭馬頭鬼:「ぎぃああああああああ!!」
牛頭馬頭鬼:内部から焼ききれた頭部に、とどめの一撃。
牛頭馬頭鬼:どぐしゃ!!
牛頭馬頭鬼:拳が完全に頭部を粉砕し、咆哮をあげる。
牛頭馬頭鬼:「ォオオオオオオオオオオオオオオ……!!」
”機神戦鬼・総統大明王”:ごとん、と総統滅殺光線波動砲が地面に落ち
”機神戦鬼・総統大明王”:総統の像が頭部を失い、崩れ落ちる。
”スソ・ハカショ”:総統大明王の肩から振り落とされ、境内に墜落。
ネヴェア・ブースロイド:「っ…………」
ネヴェア・ブースロイド:「お見事です……!」
陰山魂魄:「いや、まだだ……残っている」
陰山魂魄:「守らなくてはならない相手が、だ」
陰山魂魄:墜落したスソ・ハカショに目を向ける。
”スソ・ハカショ”:道士服は光線の爆発によって燃え落ち、
”スソ・ハカショ”:黒くぴっちりと肌に張り付くインナーと、白い肩が露わだ。
”グザファン”:「馬鹿な…総統大明王を……!」
陰山魂魄:「この世界を動かすのは今を生きるものたちの意志だ」
陰山魂魄:「亡霊の操り人形など引きずり出されては無粋極まる」
陰山魂魄:「故にご退場願った」
ニーンテ・S:咳き込みながら、くぐもった笑い声を立てる。
”グザファン”:「………!」
陰山魂魄:「投降しろ、法の裁きを受けていただく」
”グザファン”:「くく…フハハハハ!!!」
”グザファン”:「我々の武器は総統大明王だけではないわ!!」
”グザファン”:「”シングル・マニファクチュア”!」
”グザファン”:ぱん、と柏手を打つ。
”スソ・ハカショ”:「………あ…………」
”スソ・ハカショ”:目から生気が失われる。
”スソ・ハカショ”:『御前に、僧正。』
”グザファン”:「ここを切り抜けた暁には…」
”グザファン”:「奴らをくれてやる。」
”スソ・ハカショ”:『………では、』
”スソ・ハカショ”:『私ももう一働き致しましょう。アハーハーハー!!』

GM:クリンナップ
ネヴェア・ブースロイド:烏丸輪月をタイタス化。邪毒解除。
陰山魂魄:解除せずに邪毒を受けます
陰山魂魄:そして戦闘不能時に
陰山魂魄:ラストアクション
ネヴェア・ブースロイド:つよい
陰山魂魄:起動します
鬼怒川疾風:カッコいいムーブ
GM:ナニッ!
陰山魂魄:メインプロセスを即座に起動!
GM:ではメインプロセスどうぞ!
陰山魂魄:マイナーなし!メジャーでRC運転素殴り!
陰山魂魄:8dx+16
DoubleCross : (8R10+16[10]) → 10[1,2,2,4,4,4,5,10]+4[4]+16 → 30

陰山魂魄:よっしゃ!
陰山魂魄:対象はハカショ!
GM:ああ、対象!!
”スソ・ハカショ”:ではドッジ!《幸運の守護》
”スソ・ハカショ”:9dx+4
DoubleCross : (9R10+4[10]) → 9[4,4,4,6,6,7,8,8,9]+4 → 13

”スソ・ハカショ”:くう
”スソ・ハカショ”:命中です!
陰山魂魄:4d10+23+2d10
DoubleCross : (4D10+23+2D10) → 32[7,6,10,9]+23+7[5,2] → 62

陰山魂魄:っしゃあ!
GM:!?
”スソ・ハカショ”:こちらHP0になります…が!
”シングル・マニファクチュア”:Eロイス:苦痛のこだま
ネヴェア・ブースロイド:ウゲゲッ
GM:意志で対決し、負けたPCは1d10ダメージ!
陰山魂魄:こいつ!
GM:一人でも負けたら戦闘不能から復活するぞ!
”スソ・ハカショ”:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 9[1,1,1,2,3,4,5,9,9] → 9

ネヴェア・ブースロイド:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,3,5,6,8,8,8,8,9,10]+4[4]+1 → 15

鬼怒川疾風:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,2,7,8,9,9,10]+4[4] → 14

陰山魂魄:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[1,4,4,5,6,7,7,9]+1 → 10

陰山魂魄:あっぶな!
ニーンテ・S:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 4[2,3,3,4]+1 → 5 → 失敗

陰山魂魄:ぎえーっ!
ニーンテ・S:ん、GM。確認したいが、判定はこれでリーガル?
GM:ああ、すいません、スソ・ハカショの蘇生なのにEロイス元がシングルマニファクチュアな事ですね?
ニーンテ・S:もとい、リアクションしてるメンツは暴走者含めて適正ですか?
GM:あ、ごめんなさい対決を行うとあるけど…そうか
GM:暴走者はだめだよ!
陰山魂魄:ぎえー!
鬼怒川疾風:あっ!
GM:ということネヴェアさん以外失敗ですね?
鬼怒川疾風:じゃあダメージか
GM:失敗者は1d10ダメージ!
ニーンテ・S:昇華でリアクションしにいくなら、私もタイタス昇華して無理やり成功させるけど
”スソ・ハカショ”:こちらはHP30回復して復活だぞ
鬼怒川疾風:27-1d10
DoubleCross : (27-1D10) → 27-2[2] → 25

陰山魂魄:手番的には
陰山魂魄:そうですね、昇華でリアクションがいいかも
GM:ええと、するとどうなります?
陰山魂魄:ちょっとだけ
陰山魂魄:見学で相談タイム!お願いします!
ネヴェア・ブースロイド:あ、凍てつく刃と勝利の女神の侵蝕忘れてました
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+7した(侵蝕率:112->119)
陰山魂魄:じゃあここはそのままで!復活を許す…が
GM:はいはい!
陰山魂魄:ラスアク中はHP0なので
陰山魂魄:ダメージってどうなります…?
ニーンテ・S:フェイズゼロが発生しているw
GM:あっそっか!
ニーンテ・S:とりあえずダメージ処理を行きます。
GM:やべえ、想定してねえ
ニーンテ・S:25-1d10
DoubleCross : (25-1D10) → 25-1[1] → 24

GM:ウウーン…そのままHP0で継続!改めてロイス復活するか倒れるか選んでください!
陰山魂魄:うぇいよー!
GM:この卓はこの裁定でいくよ!
陰山魂魄:人質/烏丸酔月/尽力◯でロイスとって昇華!復帰!
GM:N感情は…?
陰山魂魄:え
陰山魂魄:かわいそう……かな
GM:間をとってかわいいにしますか
陰山魂魄:www
陰山魂魄:そうはならんやろ!!
GM:冗談です!
GM:他の方も邪毒の処理など!
ネヴェア・ブースロイド:終わっています
鬼怒川疾風:邪毒無し!
ニーンテ・S:こちらは処理終了!
GM:あ、そうだ、演出どうぞ!
GM:>陰山さん
陰山魂魄:はい!

陰山魂魄:「いや」
陰山魂魄:「そちらの出番が来ることはない。ここまでだ」
牛頭馬頭鬼:ギュオッ!!
牛頭馬頭鬼:起き上がったスソ・ハカショを正面から拳が吹き飛ばそうとするが……
”スソ・ハカショ”:その拳に身を差し出すように手を広げる
陰山魂魄:「……ッ!!」
陰山魂魄:ドッ ガァ!!
陰山魂魄:鉄の拳は地面を深々と刳り
陰山魂魄:直撃には至らない
”スソ・ハカショ”:『アハーハーハー!!』
”スソ・ハカショ”:『どうされたんですかぁ?』
陰山魂魄:「下劣な……!」
陰山魂魄:怒りに満ちた視線で、烏丸酔月の肉体に宿るものを睨む
”スソ・ハカショ”:『虫でも探しているんですかねぇ?残念ながらそこにはいませんよ?』
”スソ・ハカショ”:「あ………んぅ………」
”スソ・ハカショ”:少年の身体に蟲の触腕が這い回り、
”スソ・ハカショ”:瑞々しい肌から生気を吸い取っていく。
陰山魂魄:「他人の命を掛銭に戦いの場に出るなど」
陰山魂魄:「その傲岸、命で以て償うと思え」
”グザファン”:「他人の命を掛銭にしていない者が、この場にいるのかね?」
”グザファン”:「誰も彼も、正義を謳い人を戦場に駆り立てる。」
”グザファン”:「お前はそうでないとでも?」ちらり、とネヴェアを見る
ネヴェア・ブースロイド:「────────私は、違う」
ネヴェア・ブースロイド:(などと言うのは、責任の押し付けだろうか)
ネヴェア・ブースロイド:(迷いはある。戦いの場に訪れるための判断を、全て自分でしているとは思わない)
ネヴェア・ブースロイド:(──それでも)
ネヴェア・ブースロイド:今は、ただ一つのために立たなければならない。だから宣言した。
陰山魂魄:「私たちは」
陰山魂魄:「誰にも操られてはいない」
陰山魂魄:鉄鬼の背後に立つ少女を
陰山魂魄:この場に立つ無数の味方を思う
陰山魂魄:それぞれに賭けた矜持を、生き様を。
ネヴェア・ブースロイド:その言葉に、何よりも勇気づけられる。
陰山魂魄:「その繋いだ手の感触を、暖かさを知っている」
陰山魂魄:「人と人との繋がりは幻ではない……私もそれを、教えられた」
陰山魂魄:「君にだ、ネヴェア」
ニーンテ・S:「胸を張りなさい」かすれたうえにくぐもった声。
ニーンテ・S:「超人である必要など無いのだから。少なくとも、彼らがそう信じるようには」
ネヴェア・ブースロイド:「私は、違います」声を張り上げる。
ネヴェア・ブースロイド:「大事なものを傷つけさせないために、ここまで来ました」
ネヴェア・ブースロイド:「だから、貴方のことが嫌いです」
ネヴェア・ブースロイド:「大っ嫌い!」
ネヴェア・ブースロイド:すっくと立つ。消し飛んだ体組織のいくらかは、透き通る氷に置換されていて。
ネヴェア・ブースロイド:胸を張った。対決するために。
”グザファン”:「………フ。」
”スソ・ハカショ”:『アハーハー!!では…悪魔を植えて何日で意志を曲げるか、』
”スソ・ハカショ”:『モニターしてあげましょうか!!』
”スソ・ハカショ”:『君が一番早く”堕ちる”のに100ユーロ賭けましょう。アハーハー!!』
鬼怒川疾風:「ぶっ」吹き出す
鬼怒川疾風:「見る目ねぇなぁ、お前」
鬼怒川疾風:「じゃあ俺は、お前が地獄に”堕ちる”のに有り金全部賭けるぜ」
”スソ・ハカショ”:『アハ。負けないといいですね?』
鬼怒川疾風:「簡単な話だろ?」
鬼怒川疾風:「勝ちゃいいんだからよ」
”スソ・ハカショ”:『あなたには悪魔を植えたりしませんよ。』
”スソ・ハカショ”:『あなたの”お連れさん”に植えてお返ししてあげます。』
鬼怒川疾風:「………」
鬼怒川疾風:「その条件なら」
鬼怒川疾風:「地獄に堕ちる前に、ちぃ~っと痛い目見て貰わねぇとなぁ!!!」声を荒げる

GM:─────
GM:2ラウンド目
GM:セットアップ!
ニーンテ・S:宣言無し。
”グザファン”:なし
”スソ・ハカショ”:《アクセル》《ラピッドファクトリー》《力場の形成》
”スソ・ハカショ”:対象は自身とグザファン。行動値+12、攻撃力+12
陰山魂魄:なし!
ネヴェア・ブースロイド:なし
鬼怒川疾風:ここは…流れ的に使うべきだな…!
鬼怒川疾風:《原初の黄:狂騒の旋律》対象は陰山さんと自分
鬼怒川疾風:攻撃力に+12されます
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+8した(侵蝕率:123->131)
GM:ではグザファンから!
”グザファン”:マイナーで《赫き剣》HP-12、武器作成
”グザファン”:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《サンドシャード》《血に飢えた刃》
陰山魂魄:いただきます!
GM:これは…チョイスだな
GM:choice[鬼怒川組,ニーンテ組]
DoubleCross : (CHOICE[鬼怒川組,ニーンテ組]) → ニーンテ組

”グザファン”:対象はニーンテ&ネヴェア!
”グザファン”:ダメージ時HP20回復します。
”グザファン”:《砂の加護》《砂塵霊》判定ダイス+5、攻撃力+16
”グザファン”:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[2,2,2,2,2,3,3,5,7,8,8,9,9,10]+10[1,2,2,4,7,10]+10[1,7]+3[3]+3 → 36

GM:リアクションどうぞ!
ネヴェア・ブースロイド:オートアクションで《リフレックス》《氷壁》目標値36のRC判定
ネヴェア・ブースロイド:10dx7+14
DoubleCross : (10R10+14[7]) → 10[1,2,4,4,4,6,7,8,9,10]+10[1,9,9,9]+10[6,9,10]+10[8,9]+10[6,7]+6[6]+14 → 70

ネヴェア・ブースロイド:すごく止めました
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+7した(侵蝕率:119->126)
ニーンテ・S:お見事。
陰山魂魄:えええ
陰山魂魄:ねヴぇあつえー
鬼怒川疾風:凄い
GM:しゅごい

”グザファン”:紙幣の紙吹雪が勢いを増し、
”グザファン”:ニーンテとネヴェアに襲い掛かる!
ネヴェア・ブースロイド:ごう、と吹雪が起こる。
ネヴェア・ブースロイド:紙の間に挟まった雪の結晶が見る見るうちに成長し、十字の刃となって紙片を突き破り。
ネヴェア・ブースロイド:「(いける──もう少しだけ)」
ネヴェア・ブースロイド:天空を遊弋する剣となって、無数の斬撃を打ち払う。
陰山魂魄:振り返らない、もはやその背中に感じる風を信じるのみだ。
”グザファン”:「ちぃ…だが…」
”グザファン”:「長くは持たん!行け!」
”スソ・ハカショ”:『仰せの通りに。アハーハー!!』

GM:次はスソ・ハカショのターン。
”スソ・ハカショ”:マイナーで《骨の剣》
”スソ・ハカショ”:メジャーで《ジャイアントグロウス》《爪剣》 対象は鬼怒川さんと陰山さん!
GM:あ、そういえば…
GM:さっきの導きの華が残ってるのをすっかり僧正に適応し忘れましたね…
GM:こちらは適用しますよ!
陰山魂魄:ぐええ
陰山魂魄:しなくていいよ!
鬼怒川疾風:忘れたままで良かったものを…!
”スソ・ハカショ”:4dx+12
DoubleCross : (4R10+12[10]) → 10[1,3,7,10]+3[3]+12 → 25

鬼怒川疾風:リア不!
”スソ・ハカショ”:《マルチアタック》
陰山魂魄:リア符!
”スソ・ハカショ”:達成値+10!
”スソ・ハカショ”:達成値35でダメージだ
鬼怒川疾風:来いやぁ!
”スソ・ハカショ”:4d10+2d10+7+12+12
DoubleCross : (4D10+2D10+7+12+12) → 19[7,9,1,2]+10[6,4]+7+12+12 → 60

陰山魂魄:ぐえーっ
陰山魂魄:安国寺さんのロイスを昇華!
陰山魂魄:復帰!
鬼怒川疾風:巻師粍庵僧正のロイスを昇華!
鬼怒川疾風:HP11で復活!

”スソ・ハカショ”:ぐ お っ !
”スソ・ハカショ”:先ほどのように呪術は使わない!腕に蟲の触腕を融合させ、
”スソ・ハカショ”:横薙ぎに振るう!
”スソ・ハカショ”:『アハ、獲りましたよ。』
陰山魂魄:「ぐ、あッ!」
陰山魂魄:がぎん!!
陰山魂魄:装甲ごと弾き飛ばされ、地面に叩きつけられる
鬼怒川疾風:受け止める素振りも、躱す素振りも見せないまま直撃
ネヴェア・ブースロイド:悲鳴は抑えた。状況は続いている。勝利への意思を揺らがせてはいけない。未だ空を泳ぐ剣を彼らへと向ける。
”スソ・ハカショ”:『もう限界でしょう?立たなくていいんですよ?殺す気はありませんから。』
陰山魂魄:「……御免被る」
”スソ・ハカショ”:『自分で立っても人に立たせてもらっても、人に無理矢理立たされても、結果は同じ。』
陰山魂魄:「違うな」
陰山魂魄:「見ている相手が違う」
陰山魂魄:「自分の姿がどう見られようとも構わないが」
陰山魂魄:「見せる相手くらいは、選びたいものさ」
陰山魂魄:立ち上がり帽子を直す
鬼怒川疾風:「……ははっ」
陰山魂魄:「きみも戦えるか、鬼怒川」
陰山魂魄:「戦えるはずだろう」
鬼怒川疾風:「誰に言ってんだ」赤い血液ではなく、黒い煙のような何かを撒き散らしながら立ち上がる
鬼怒川疾風:「一回テーブルに着いたら、何があっても降りねぇぞ俺は」
陰山魂魄:「ふ」
陰山魂魄:「いい男だよ、お前も」

GM:では、行動値7組!
ニーンテ・S:よし。では、一撃目いただこうか。
鬼怒川疾風:ニーンテさん先行きます?
鬼怒川疾風:あ、どうぞ!
ニーンテ・S:ありがたい。では…
ニーンテ・S:《骨の銃》《死招きの爪》/《ギガンティックモード》《コンセントレイト》割り込み《オーバーロード》のフルセット。判定後139%。(判定前134%)
陰山魂魄:ウプイーリさん!
陰山魂魄:カモン!
陰山魂魄:ダイス+5だ!
ニーンテ・S:そうだな、いただこう。基礎ダイスが足りないし、私がもらえるなら光栄だ。
GM:・NPC効果 ”ウプイーリ” ”爪持つ蝙蝠”

”スソ・ハカショ”:『アハーハー!!賭けがお好きですねえ!!』
”スソ・ハカショ”:『素寒貧になっても知りませんよ、懐が!』
”スソ・ハカショ”:ザ ッ !
”スソ・ハカショ”:懐に飛び込み、腕を振るおうとしたその時
”ウプイーリ”:ジョ ギ ン
”ウプイーリ”:腕と腕に這った触腕を剥離するように鋏が断ち切る。
”ウプイーリ”:「俺は嫌いだね。」
”ウプイーリ”:「勝てる勝負しかしたくねえんでな。」

GM:判定ダイス+5
ニーンテ・S:ありがたい。では判定を。
ニーンテ・S:15dx7+6 範囲。グザファンとハカショ=マニファクチュアを巻き込む。
DoubleCross : (15R10+6[7]) → 10[1,1,1,3,4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[3,6,7,7,10,10,10]+10[1,8,8,9,10]+10[6,8,10,10]+5[2,2,5]+6 → 51

”スソ・ハカショ”:後乗せなければドッジ!
”グザファン”:《砂の盾》ガード
ニーンテ・S:手を貸せ。烏丸のNPCカードを使用。
ニーンテ・S:達成値63。
GM:・NPCカード 烏丸輪月
GM:達成値+12
”スソ・ハカショ”:9dx+4 ドッジ《幸運の守護》
DoubleCross : (9R10+4[10]) → 10[1,2,2,3,5,6,7,8,10]+9[9]+4 → 23

”スソ・ハカショ”:ぐっ…マルチアタックしても足りない…!
GM:ダメージどうぞ!
ニーンテ・S:そんなものまで握ってたのか! 怖い怖い
ネヴェア・ブースロイド:《凍てつく刃》ダメージ+1D+18
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+3した(侵蝕率:126->129)
ニーンテ・S:7d10+1d10+1d10+50+18 装甲有効
DoubleCross : (7D10+1D10+1D10+50+18) → 42[4,3,9,10,3,10,3]+4[4]+2[2]+50+18 → 116

GM:オイオイオイ
”グザファン”:110ダメージ喰らいますが…生きてる!
”スソ・ハカショ”:こっちは文句なしに倒れます。
”スソ・ハカショ”:救出宣言と”シングル・マニファクチュア”に止めを刺せますよ。
ニーンテ・S:うむ。憑依しているシングルマニファクチュアの排除を宣言。救助しようか。

ニーンテ・S:杖をついて、こもった息を吐く。
ニーンテ・S:「少し時間を。あと一撃くらいなら絞り出せそうだ」
ネヴェア・ブースロイド:ず、だだだだだだだっ!!
ネヴェア・ブースロイド:「承りました」
ネヴェア・ブースロイド:荒い息を吐きながら、剣を投擲する。
ネヴェア・ブースロイド:衣服や触腕を貫いて、僅かな足止め。
”スソ・ハカショ”:『……っ』
ニーンテ・S:黒衣の、インバネス様のパーツの裏から、金属補強された瓶を一つ取り、左手で首筋に突き立てる。
ニーンテ・S:黒衣が、勢いよく波打つ。下で無数の虫が這い回っているように。ように、ではない。
ニーンテ・S:差し向けた右手の袖口から。随所に仕込まれたスリットから。金属質の殻に覆われた、拳ほどもある甲虫が這い出してくる。
ニーンテ・S:「行け」
ニーンテ・S:吸気。爆発。自壊する身体そのものを燃やして、神経性ガスを撒き散らす生体噴進弾が、動きの止まった敵に向かって降り注ぐ。
”スソ・ハカショ”:『がっ……これは…毒か!』
ネヴェア・ブースロイド:──生まれては死滅する、いびつな生命体。長く身に宿すことはできぬ、ジャームより作り出した血清。
ネヴェア・ブースロイド:「……それを。自壊すること、そのものを武器に変えているのですね」
ネヴェア・ブースロイド:長き時の中で研ぎ澄まされた合理、他の誰にもたどり着けぬ極北の戦闘研鑽。
”スソ・ハカショ”:『命は取らぬが、それ以外の全てを奪うと…アハーハー!!』
”スソ・ハカショ”:『いいでしょう!この身体はこれまで!!』
”スソ・ハカショ”:ず る り
ニーンテ・S:「あまり見目のよい技術ではない。が、習い覚えたものを、今更変えられなくてね」
ネヴェア・ブースロイド:「いえ……」
ネヴェア・ブースロイド:格好いいと、そう思う。
”シングル・マニファクチュア”:”スソ・ハカショ”から奇怪な蟲が這い出す。
”シングル・マニファクチュア”:「次は、アレにでも乗り移りますか!」
”シングル・マニファクチュア”:向かう先は総統大明王の残骸!
ニーンテ・S:くぐもった笑い。
ニーンテ・S:「ただ、便利なこともある。たとえば、似たような技術を使う相手なら……」
ニーンテ・S:神経系に寄生する亜種RB。その感覚器は、どのような方法で鈍らせることができるか。
安国寺永鳳:「一石二鳥の二虎競食。」
烏丸輪月:「朝三暮四の五虎将軍」
安国寺永鳳:「六壬神課・天干・地干・八門・九星」
烏丸輪月:「周易上経下経六十四卦」
烏丸輪月:安国寺と共に長大な数珠を操り
安国寺永鳳:蜘蛛の巣のように張り巡らせて蟲を捕える。
安国寺永鳳:「千代に八千代に羽虫を追うは」
烏丸輪月:「我らが手にある」
安国寺永鳳:「八百万数珠」
安国寺永鳳:ぎっ
安国寺永鳳:結界が完成する。悪魔は羽を毟られた。
”シングル・マニファクチュア”:「がっ……あっ…………!?」
ニーンテ・S:受容器として機能する全身の粘膜からの"嗅覚"を、カットせざるを得ない状況に追い込めば。
ニーンテ・S:……普段なら見落とさぬような大掛かりな罠へ、落し込むことも不可能ではない。
ニーンテ・S:「……さて。支払いはこれで足りるかね、皇帝陛下」
”ウプイーリ”:「十分すぎるくらいだ。」
”ウプイーリ”:ヒュンッ
”ウプイーリ”:鋏が蟲を両断する。
”シングル・マニファクチュア”:「アハ……なんと無様な終わりだ………」
”シングル・マニファクチュア”:「だが私は遺した…悪魔たちを………」
”シングル・マニファクチュア”:「踊れ、踊れ………審判の日まで……」
”シングル・マニファクチュア”:「雄鶏の鳴く夜明け……ま、で………」
”ウプイーリ”:ガ チッ 鋏を閉じると同時に、
”シングル・マニファクチュア”:蟲の身体が四散して体液を撒き散らす。
陰山魂魄:「その景色は」
陰山魂魄:「夢幻の中だけに留めさせてもらう」
”ウプイーリ”:「踊れないようにバラバラにしてやったよ。」
烏丸酔月:境内に仰向けに倒れ伏す。
陰山魂魄:「……ああ、これで残るは」
陰山魂魄:最後の1人に目を向ける
”グザファン”:「私だけか。」
陰山魂魄:「抵抗を諦めるつもりはないと?」
”グザファン”:「私は逃げ出した内務大臣や降伏したフレンスブルクの連中とは違う。」
陰山魂魄:「……ここで折れるようなら」
陰山魂魄:「こんな場所に立ってはいない、か」
”グザファン”:「降伏して何になる。」
”グザファン”:「チベットに70年余り生き足掻いた日々が、」
”グザファン”:「負ける為だけにあったとでも?」
”グザファン”:「更なる生き恥は御免被る!」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:「承知した」
陰山魂魄:「よもや、愚問は控えましょう」
鬼怒川疾風:「……」
鬼怒川疾風:「そこに関してだけは、同意してやるぜ」
”グザファン”:「お前たちがいかな呪術師といえど」
鬼怒川疾風:「俺達は、いつだって」
”グザファン”:「この呪い(ねがい)だけは解けんさ。」
鬼怒川疾風:「勝ち(価値)を証明する為にそこに居る」
鬼怒川疾風:「さあ、決めようぜ…オールベットのラストゲームだ!」

GM:次は鬼怒川さんの手番!
鬼怒川疾風:押忍!
鬼怒川疾風:まずマイナーで重圧解除
鬼怒川疾風:メジャーで《C:ウロボロス》《無形の影》対象は”グザファン”
鬼怒川疾風:何も無ければ判定します!
GM:どうぞ!
鬼怒川疾風:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,10]+6[6]+1 → 17

鬼怒川疾風:先生!!
鬼怒川疾風:嘉臼先生!!
鬼怒川疾風:ランブルダイスで判定達成値+3したいです
GM:いいよ!
鬼怒川疾風:では達成値20!
GM:・NPCカード 嘉臼史郎 ”ランブルダイス”
嘉臼史郎:「右足から踏み出すといい。」
嘉臼史郎:「私の計算に寄れば──」
嘉臼史郎:「それで奴の呪い(ねがい)は棄却される。」
嘉臼史郎:達成値+3
”グザファン”:《砂の盾》ガード
鬼怒川疾風:3d10+30+11+3+1d10
DoubleCross : (3D10+30+11+3+1D10) → 10[7,1,2]+30+11+3+1[1] → 55

鬼怒川疾風:出目!!!
”グザファン”:だが固定値が高くて死ぬ!
”グザファン”:《蘇生復活》!
鬼怒川疾風:何ぃ~~?
鬼怒川疾風:鬼怒川疾風の侵蝕率を+8した(侵蝕率:131->139)

鬼怒川疾風:嘉臼史郎、呪系数学の第一人者
鬼怒川疾風:その効力は既に…身を以って理解している。
鬼怒川疾風:いや、あれは単純にニーンテが麻雀強かっただけと言えなくもないが…
鬼怒川疾風:故に、自分はもう間違えない
鬼怒川疾風:周囲を漂う黒い瘴気を、携えた棍棒に、自身の肉体に集約する
鬼怒川疾風:踏み込んだ足は…右
鬼怒川疾風:───瞬間
鬼怒川疾風:身を捻った反動、接近する勢いからか、何かがポケットから零れ落ち
鬼怒川疾風:宙を舞い、”グザファン”の眼前へ──
鬼怒川疾風:「…‥あ」
鬼怒川疾風:”グザファン”は
鬼怒川疾風:白鳥の生首と目が合った
”グザファン”:「………」
”グザファン”:「何故白鳥!?」
鬼怒川疾風:「おりゃああああ!!!!!!」
”グザファン”:「しまったああああーーーッ!?」
鬼怒川疾風:バ ァキッ
鬼怒川疾風:振り抜いた棍棒は、”グザファン”の顔面を殴打した
”グザファン”:白鳥の決死の陽動で出来た隙を逃さなかった鬼怒川の勝ちだ
鬼怒川疾風:「俺の‥‥…勝ちだ!!!」
”グザファン”:「ぐ、あ………!まだ…………ま…………」
”グザファン”:『*********』
”グザファン”:苦悶する”グザファン”の身体から無数の紙幣が零れ始める。
”グザファン”:もはや人の形は失われた。
鬼怒川疾風:「……そうかよ」
鬼怒川疾風:「俺には、こいつらみたいな大義も、お前みたいな執念も別にねぇ」
鬼怒川疾風:「正直ぶっ殺してやりたいが、俺の勝負はここで終わりだ」
鬼怒川疾風:「あとは…」
鬼怒川疾風:「正義の味方に任せるぜ」
鬼怒川疾風:なぜなら”グザファン”の倒れているそこは…”彼女たち”の通り道だ

GM:陰山さんの手番です
陰山魂魄:マイナーありません
陰山魂魄:メジャーでRC運転攻撃
陰山魂魄:対象はグザファンへ
陰山魂魄:8dx+16
DoubleCross : (8R10+16[10]) → 10[2,2,3,6,7,8,9,10]+7[7]+16 → 33

ネヴェア・ブースロイド:いい出目!
陰山魂魄:よし回った!
ネヴェア・ブースロイド:《勝利の女神》達成値51に
GM:了解!
ネヴェア・ブースロイド:ネヴェア・ブースロイドの侵蝕率を+4した(侵蝕率:129->133)
”グザファン”:《砂の盾》ガード
陰山魂魄:6d10+2d10+23
DoubleCross : (6D10+2D10+23) → 16[2,9,1,2,1,1]+13[10,3]+23 → 52

陰山魂魄:うりゃーっ!
陰山魂魄:諸々有効!
”グザファン”:死にます!
”グザファン”:復活もなしで戦闘終了だ!

陰山魂魄:「少し揺れる」
陰山魂魄:「掴まってくれ」
陰山魂魄:ふらつくネヴェアの肩に手を回し
陰山魂魄:一人分のスペースに抱き寄せる。
ネヴェア・ブースロイド:ぎゅ、と陰山さんの首に手を回し、頷く。
陰山魂魄:「……いい子だ」
牛頭馬頭鬼:ご ごごごごごご ごご
牛頭馬頭鬼:鉄鬼が再び、主ともうひとりを肩に乗せて起き上がり
牛頭馬頭鬼:敵を睥睨する。


陰山魂魄:「決着をつけよう、私たちの手で」
陰山魂魄:「装甲を補ってくれるか、ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「──はい」
ネヴェア・ブースロイド:「お手伝いします」
”グザファン”:『********』
”グザファン”:《偽物の金貨》100P使用。
”グザファン”:ド バ ッ
”グザファン”:紙幣がまるで間欠泉のように氾濫する。
”グザファン”:総統大明王に勝るとも劣らぬ威容の、札束の化け物が二人の前に立ち塞がった。
ネヴェア・ブースロイド:牛頭馬頭鬼が首を擡げるに従い、茜色の光線が鎧の如く走り。
ネヴェア・ブースロイド:走査の過ぎた瞬間に白い装甲を現出させる。
陰山魂魄:「雪風は、故郷を思い出す……きっと彼らにとっても」
陰山魂魄:装甲を撫でて、白い吐息を吐く。
陰山魂魄:「負ける気がしないな」
陰山魂魄:強気な笑みを浮かべて、ひときわ強く少女を抱き寄せ
ネヴェア・ブースロイド:琥珀の瞳を見上げる。
ネヴェア・ブースロイド:「負ける気がしません」
陰山魂魄:「……ああ」
陰山魂魄:「この風は、私たちのものだ」
”グザファン”:『*************』
牛頭馬頭鬼:「ううううるるる……がぁあああああああああ!」
牛頭馬頭鬼:右の拳が、紙幣の怪物を捉え
牛頭馬頭鬼:その胴を貫く。白銀の拳から伝わるのは
牛頭馬頭鬼:運動エネルギーそのものを停止させる、論理世界の絶対冷気。
牛頭馬頭鬼:「ぎぁあああああああッ!!!」
牛頭馬頭鬼:左の拳が、凍り付いた怪物の巨体を撃ち貫く。
牛頭馬頭鬼:が しゃあああああん!!
ネヴェア・ブースロイド:荒涼たる歌のごとく、冷たい風が拡散した。
”グザファン”:紙幣が凍結し衝撃でバラバラになって、
”グザファン”:まるで霰のように境内に降り注ぐ
”グザファン”:『**********』
陰山魂魄:「ここが終着だ、マクシミリアン・ヴァイス中佐」
”グザファン”:『****………」
”グザファン”:「終わり、か………」
”グザファン”:「昔」
”グザファン”:「ベルリンで、こんな雪を見たことがある。」
”グザファン”:「大人になっても、存外、」
”グザファン”:「物悲しい光景だ…な………」
GM:マクシミリアン・ヴァイス”准将” 戦死
陰山魂魄:「……私はこの雪を、美しいと思います」
陰山魂魄:「せめてその魂が妄執から解き放たれて」
陰山魂魄:「ただ、ふるさとへと帰りますように」
陰山魂魄:しゃらん、と錫杖を鳴らして
陰山魂魄:ひとときの雪は降り止む。
GM:─────
GM:─────
GM:バックトラック!
GM:では楽しいバックトラックの時間だ
GM:Eロイスはこちら!
GM:・”グザファン”
 屍鬼の呪い
・”シングル・マニファクチュア”
 苦痛のこだま
 絶対の枷

GM:ごめんあと一個
GM:・”スソ・ハカショ”
 ファイトクラブ

GM:以上!4つ!
GM:振れー!
鬼怒川疾風:振るわよ!
鬼怒川疾風:139-4d10
DoubleCross : (139-4D10) → 139-18[5,2,9,2] → 121

陰山魂魄:ふる!!
ネヴェア・ブースロイド:振ります
陰山魂魄:118-4d10
DoubleCross : (118-4D10) → 118-14[2,6,3,3] → 104

ネヴェア・ブースロイド:133-4d10
DoubleCross : (133-4D10) → 133-18[2,5,6,5] → 115

鬼怒川疾風:ロイス5個!等倍!
鬼怒川疾風:121-5d10
DoubleCross : (121-5D10) → 121-21[6,5,2,1,7] → 100

GM:鬼怒川さん!?
鬼怒川疾風:おい!
鬼怒川疾風:追加!
ネヴェア・ブースロイド:115-4d10 ロイス4個等倍
DoubleCross : (115-4D10) → 115-29[4,9,8,8] → 86

ネヴェア・ブースロイド:よしよし
鬼怒川疾風:100-5d10
DoubleCross : (100-5D10) → 100-33[6,10,1,10,6] → 67

ニーンテ・S:Eロ使用から。
ニーンテ・S:139-4d10
DoubleCross : (139-4D10) → 139-23[5,6,10,2] → 116

ニーンテ・S:よし。で、残りロイスは5本。等倍でいく。
陰山魂魄:素振り!
ニーンテ・S:116-5d10
DoubleCross : (116-5D10) → 116-15[1,1,1,10,2] → 101

GM:!?
陰山魂魄:104-4d10
DoubleCross : (104-4D10) → 104-24[7,6,4,7] → 80

陰山魂魄:女史ーーーッ!?
ニーンテ・S:あらら。ここで引き目が来たな。さすがにジャーム化は……ここではしたくない。
GM:出目が怖いって!追加ぶりしなさい!
鬼怒川疾風:おっかねぇ
ニーンテ・S:すまないがGM、追加振りだ。
ニーンテ・S:101-5d10
DoubleCross : (101-5D10) → 101-23[9,2,4,5,3] → 78

ニーンテ・S:で、経験点0チェックと。
GM:はいよ!全員帰還だね!
GM:では経験点配布しちゃうよ!
GM:シナリオ点6点!組織を5つ攻略したので5点!Eロイス4点!
GM:いつもの5点!
GM:20点に侵蝕点を加えて何点だい!
ネヴェア・ブースロイド:25!
鬼怒川疾風:20!
ニーンテ・S:20。
陰山魂魄:25!!
GM
■経験点
鳩麦さん:20点
森田さん:25点
里村さん:20点
そごうさん:25点
GM:30点

ネヴェア・ブースロイド:きりがいい
GM:GM猫口@です
GM:以上!いただきます&お渡しします!
ネヴェア・ブースロイド:頂きます! イエワオ~
ニーンテ・S:いただきますー
鬼怒川疾風:いただきます!
陰山魂魄:いただきまーーー!
GM:今日はこれでおわり!明日はEDを終わらせるのでそのおつもりで!
GM:みなさん今日はお疲れさまでした!
GM:明日も20時だよ!
鬼怒川疾風:了解!お疲れ様でした!
ニーンテ・S:了解! お疲れさまでした!
陰山魂魄:お疲れさまでしたー!

エンディング1

GM:─────
GM:ED1
GM:合同ED
GM:─────
GM:烏丸家 邸宅
GM:─────
GM:雪が晴れる頃、事件は全て終わっていた。
GM:寺にいた僧兵も片付き、
GM:攫われていた”ゾラタヤ・ジェーンシチナ”の娼婦や、
GM:鬼怒川の友人も無事に人工悪魔と分離され、オーヴァード化には至らなかった。
烏丸輪月:「……狙われたのはみな身分の不確かな外国人や、家族のいない孤立した人間。」
烏丸輪月:「だからこそ裏社会とのパイプを作ろうとしたのでしょうね。」
烏丸輪月:「……………ところで、」
烏丸輪月:「いつまでそうしているつもりですか、酔月。」
GM:今、君たちの目の前には普段の洋装に戻った烏丸輪月
安国寺永鳳:安国寺永鳳と、
烏丸酔月:全員に頭を下げている酔月の姿がある。
烏丸酔月:「ごめんなさい……」
烏丸酔月:「ボクが未熟だったばかりに…こんな大事に……。」
ニーンテ・S:出された茶にストローを挿して吸っている。
鬼怒川疾風:腕を組んで複雑そうな顔をし、酔月を見下ろす
陰山魂魄:「顔を上げてください」
陰山魂魄:「醜態というのであれば、私たちも人の事は言えませんので」
陰山魂魄:「……本件は特に」
陰山魂魄:こちらもどこか気まずそう
ネヴェア・ブースロイド:「そうですね…………」いろいろな醜態を思い出している。
鬼怒川疾風:「……」後頭部をぼりぼりと掻く
烏丸酔月:顔を上げる「………それと」
烏丸酔月:「助けてくれてありがとうございました。」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:ふ、と笑みを浮かべて
陰山魂魄:「その言葉なら、受け取っておきます」
陰山魂魄:「御身が無事で何より」
ニーンテ・S:「生きて帰れたことを喜びなさい。次に、誰かへ返せばいい」
ネヴェア・ブースロイド:「良かったです。貴方が無事で」
ネヴェア・ブースロイド:ふんわりと微笑む。
鬼怒川疾風:「…まあ、終わったことだ。貰えるもんもらえりゃ文句ねぇよ俺は」
烏丸酔月:安心したようににへ、と笑うが
烏丸酔月:鬼怒川の視線に気づいてまた俯く
烏丸酔月:「あ、あの…お友達の件は……その………」
鬼怒川疾風:「はは、あの時は随分ノリノリだったじゃねぇか」
烏丸酔月:「……………それは………。」
ネヴェア・ブースロイド:「もうっ! 意地悪を仰るものではありませんよ」
鬼怒川疾風:「別にいいだろ?どうせこれで済ますんだから」
陰山魂魄:「……済めばいいがな」
陰山魂魄:ぼそっ
烏丸酔月:「…………いえ、その。やはり、これはボクのせいです。」
陰山魂魄:「どうしても気が済まないというのであれば」
陰山魂魄:「烏丸老とゆっくりお話になるといい」
陰山魂魄:「あなたは、大切にされていますよ」
鬼怒川疾風:「……忘れろ、なんて事は俺は言わねぇ」
鬼怒川疾風:「ただ、お前も呪術師の端くれなら」
鬼怒川疾風:酔月の目の前に立って
烏丸酔月:「……わ」鬼怒川を大きな瞳で見上げる。
鬼怒川疾風:「誓いを立てて、遵守しろ」
鬼怒川疾風:小指を立てた手を差し出す
鬼怒川疾風:「契りってのは呪術師の基本だ」
烏丸酔月:「………はい。」小指を立てて、こちらも差し出す。
烏丸酔月:そのまま小指と小指を絡ませ、
烏丸酔月:抱擁するように繋ぎ止める
烏丸酔月:「……おっきな手ですね。」
鬼怒川疾風:「…‥‥…」
烏丸酔月:「ボク、誓います。」
烏丸酔月:「もうご迷惑はかけません。それと、」
烏丸酔月:「いつか恩返しします。」にこ、と笑いかける
鬼怒川疾風:「(……今気づいたけど)」
鬼怒川疾風:「(……この絵面、もしかして気色悪くねぇか…?)」
鬼怒川疾風:「お、おう」
鬼怒川疾風:「楽しみにしてるぜ。金一封とかな」
陰山魂魄:ぽんと肩に手を置いて
陰山魂魄:「取り込まれすぎないようにな」
陰山魂魄:視線は安国寺さんの方へ
鬼怒川疾風:「……やっぱりそういう話になる…?」陰山さんに
陰山魂魄:「リスクは把握しておけ」
陰山魂魄:「それだけだよ」
安国寺永鳳:「………何故こちらを見る。」
陰山魂魄:「いえ、別に」
陰山魂魄:ささっ
ニーンテ・S:茶にストローを挿して吸う。
ネヴェア・ブースロイド:(そんな所に隙間が……)ニーンテさんを見て。
烏丸酔月:「それと、」
烏丸酔月:「ご隠居様がよければ、お話ししたいなって思います。」
烏丸酔月:「……お父さんには呪術師になる道は反対されたけど、」
烏丸酔月:「ずっとご隠居様の術にあこがれていたんです。」
烏丸酔月:「だから、外で呪術師になって、烏丸の術を広めたいなって…」
烏丸輪月:ぽん、と酔月の頭に手を置く。
烏丸輪月:「よく勉強しましたね。」
烏丸酔月:「わぁ……」
烏丸輪月:「独学とはいえ、あそこまでできるのは大したものですよ。」
烏丸輪月:「とはいえ、呪術にも決まりはあります。みだりに外に持ち出してはいけない、というようにね。」
烏丸酔月:「…ご、ごめんなさい…」
烏丸輪月:くすりと笑って、頭を撫でる
烏丸輪月:「いいんですよ。これから僕が教えますから。」
烏丸輪月:「酔月のお父さん…法月にもよく話しておきます。」
烏丸酔月:「……わぁ」ぱっと明るい顔になる
烏丸酔月:「ありがとうございます!じゃあ、じゃあ!」
烏丸酔月:キラキラした顔で輪月に詰め寄る。
烏丸酔月:「房中術というのを教えてください!」
安国寺永鳳:ぶふっ、と茶を吹きかける。
ネヴェア・ブースロイド:「……」絶句
陰山魂魄:「ネヴェア」
陰山魂魄:そっと自分の方に引き寄せる
ネヴェア・ブースロイド:ふつうのおじい様と孫の会話の様だな、とほほえましい気分になっていたので、フリーズ。
烏丸酔月:「前に家の人たちが言ってたんです!」
烏丸酔月:「近頃ご隠居様は夜な夜な”房中術”に夢中だと!」
烏丸酔月:「どんな術なのか、気になります!」
ネヴェア・ブースロイド:ぎぎぎ、と顔を陰山さんに向ける。
陰山魂魄:「忘れましょう。何も考えないように」
陰山魂魄:「あらゆる事を見定めていこうとは言ったが」
陰山魂魄:「これはまだ……ネヴェアには……」
鬼怒川疾風:「……」一度安国寺の方に顔を向けて、再び酔月に
鬼怒川疾風:「類は友を呼ぶって、あるじゃん?」
鬼怒川疾風:「金言だよな」
ニーンテ・S:「以前見知った限りでは、半分ほどは冗談ではないね。名誉のために付け加えるか?」
ニーンテ・S:「天竺渡りの術は自慢にしていたろう」やや楽しそうにも聞こえる。
烏丸輪月:「………」
烏丸輪月:「弟の孫って三親等離れてますよね?」
烏丸輪月:頭を撫でていた手が首筋に
ネヴェア・ブースロイド:「輪月さま!!!!」
陰山魂魄:「御老体」
陰山魂魄:「いい加減にしろ」
鬼怒川疾風:「俺もうこの人たち嫌だ」
安国寺永鳳:「小生も…」
安国寺永鳳:鬼怒川の隣で茶を淹れ直す
鬼怒川疾風:「(‥‥‥実はお前もその中に入ってるんだけど)」
ニーンテ・S:くぐもった笑い声。
GM:烏丸邸に賑やかな声が響き渡った。
GM:輪月が酔月に房中術を教えたかは、閨の闇の中である。
GM:─────

エンディング2

GM:ED2
GM:ニーンテ・シュバルツ
GM:─────
GM:大N市
GM:秘密地下壕
GM:─────
GM:ジリリリリリリ
GM:けたたましい警報の音が鳴り響く
GM:音にせかされる様に、ナチス僧兵たちが武器を持って侵入者に襲い掛かる。
”ウプイーリ”:「お前も物好きだな。それとも、義務感か?」
”ウプイーリ”:ジョ ギンッ
”ウプイーリ”:鋏が閉じられるたびに、ナチス僧兵たちの身体が切り裂かれていく。
ニーンテ・S:「どちらもだな」
ニーンテ・S:ずるり、と。壕のうす赤い灯りに、這い出した異形の影が浮かび上がる。
ニーンテ・S:複数の口を持つ名状しがたい何かが、腐汁を滴らせる牙を兵士たちに突き立てる。悲鳴が上がる。
ニーンテ・S:痛覚を強く刺激する毒素が、精神的神秘的肉体的に強化された超人兵士にすら、耐え難い苦痛を与えているのだ。
”ウプイーリ”:「お株を奪われたか?」
”ウプイーリ”:「あっちの方が、」自分の鋏を見て「蝙蝠らしい。」
ニーンテ・S:「心配無用。犬か鰐の類だよ」
”ウプイーリ”:翼を広げる「ふ、お気遣いありがとうよ。」
”ウプイーリ”:滑空しつつナチ僧兵を蹴散らしていく。
ニーンテ・S:「クリアリングはここが最後だったな。早々に片付けてしまおう」
ニーンテ・S:狭い空間で多数を排除するのには効率的だが、居合わせた相手によって使わないことを選んだ血清が、幾つかある。
ニーンテ・S:前回の立ち回りからのクーリング期間は置いた。使用上限を計算して、首に次のガラス瓶を突き立てる。
ニーンテ・S:黒い衣の下に畸形嚢腫が膨らみ、弾け、次なる怪物たちが繰り出される。
ニーンテ・S:北欧の吸血鬼に続いて、生き残った兵士へ殺到する。
GM:君たちは兵士を蹴散らし、地下壕の最奥の部屋に。
夜半(よはん)僧正代行:「くっ…」
夜半僧正代行:「ニーンテ・シュバルツ!」
ニーンテ・S:「いかにも」
夜半僧正代行:「巻師粍庵僧正を討ったのは貴様らか!」
ニーンテ・S:「ああ。ベルリンから、ずいぶん時間がかかったが」
ニーンテ・S:「……あの夜は、お互い相手が誰かもわかっていなかったと思うがね」
夜半僧正代行:「なぜこうも我々に楯突く!貴様らさえいなければ、第三帝国は…!」ルガーを抜きニーンテに向ける!
ニーンテ・S:数度の銃声。着弾の衝撃で、小柄な身体がぐらり、と揺らぐ。硝煙と、しかし血の香りはなく
ニーンテ・S:強い、膿と傷痕の臭いが漏れ出した。
ニーンテ・S:「病か、さもなければ悪い夢だからだ」
”ウプイーリ”:庇おうとしたが、ニーンテの攻撃の兆候に数歩下がる
ニーンテ・S:黒衣に穿たれた弾痕から、肉色の槍が噴出した。銃を撃った当人の身体に突き立ち、白い煙を上げる。
ニーンテ・S:酸だ。
夜半僧正代行:「ぐっ…がぁああああーーーーッ!!!」
ニーンテ・S:「どこまでいっても」ごぼごぼという声。
ニーンテ・S:「我々は、世界を変えてはならない。そこが」
ニーンテ・S:「私が、貴様らの敵になった理由だ。今も、昔も」
夜半僧正代行:「うばぁあぁーーー!!」
夜半僧正代行:酸に溶かされた肉が、逆再生映像のように体に戻っていき、姿かたちを変える。
夜半僧正代行:「我らは諦めない!世界を変えることを!」
ニーンテ・S:「まずいな、"ウプイーリ"。援護を──」
夜半僧正代行:「力を持ちながら奮わないのはただの怠慢だ、ニーンテ・シュバ」
???:ド ッ ゴ ォ !!
???:突然部屋の壁が割れる。
夜半僧正代行:「!?」
???:袴にシャツ、烏の紋の付いた羽織を肩に掛けた男が現れ、
???:「取り立てです!平らにご容赦を皆様方!」
???:僧正代行に呪力の籠ったドロップキックを放つ。
夜半僧正代行:「ぐあぁっ!?」
烏丸偃月:「私は烏丸偃月と申します!わが家族の迷惑代、取り立てに参りました!」
夜半僧正代行:「烏丸……!?」
烏丸偃月:有無を言わさず僧正代行に飛び掛かり、
烏丸偃月:コブラツイストをかます。呪術師が使う、動物を用いた呪いの技である。
ニーンテ・S:「家から出ていると聞いていたが」黒衣に飛んだ液を粗く拭いながら。
ニーンテ・S:「随分といい腕だ。感謝を、偃月。その男で最後だよ」
烏丸偃月:「一、貴殿ら”阿念得部宗”(以下、甲)は烏丸酔月(以下、乙)に不公平な契約を強要し、」
烏丸偃月:「人権を侵害し、超過労働を課した!」
烏丸偃月:「一、甲は乙に対し法律に違反する行為に加担させ、罪を着せた!」
烏丸偃月:「以下、数十の被害を勘案し…」
烏丸偃月:「迷惑料として、お命を頂戴する!!」
烏丸偃月:僧正代行の身体を掴み、パワーボムで床に頭を叩きつける!
夜半僧正代行:「や、やめっ」
烏丸偃月:ズ ドンッ
夜半僧正代行:僧正代行の頭から先が地面に埋まる。確実に絶命した。
ニーンテ・S:「カウントは要るかね」
烏丸偃月:「たぶん大丈夫かと!」
烏丸偃月:体を起こす。身長190cmほどの偉丈夫だ。
烏丸偃月:眼は細く、顔つきは爽やかで、体格はがっちりとしている。
烏丸偃月:「ニーンテ・シュバルツさんですか?酔月の事件でご協力いただいたという。」
”ウプイーリ”:「……なんなんだこのプロレスラーは?」
ニーンテ・S:頷いて、埋まった僧正代行の異形化した部分へ採血瓶を突き立てる。鈍い勢いでだらだらと赤黒い血が流れ出す。
ニーンテ・S:「名乗った通り、烏丸の当代だそうだ」
ニーンテ・S:「話には聞いていたが、実際に見ると大きいな。日本の栄養も良くなったものだ」
烏丸偃月:「はい。烏丸家当主の烏丸偃月。呪術師を生業としております。」
烏丸偃月:「大殿曰く母親似だそうです。」にこり、と微笑む
烏丸偃月:「大殿の頼みで、今まで基地を潰して回っておりました。」
烏丸偃月:懐からざらり、と奪い取った勲章の数々を見せる
ニーンテ・S:「仕事の方は大変そうだ。勤め人なのだろ?」
烏丸偃月:「あはは。ご心配どうも。」
烏丸偃月:「ですが今回は家族の危機。いてもたってもいられず。」
烏丸偃月:「大殿に酔月を奪い返しに行きたいと直訴しましたが、」
烏丸偃月:「あなた方が最適な人員だと説明されまして。」
烏丸偃月:「あなた方を信じてよかった!ありがとうございました!」
ニーンテ・S:「どういたしまして」疫病医師の杖を左手に。右手で、革の山高帽を取って会釈する。
ニーンテ・S:採血瓶を回収。
”ウプイーリ”:「それが何かに使えるのか…?」
”ウプイーリ”:採血瓶を見下ろして
ニーンテ・S:「癖になっていてね。まあ、毒にはなるだろう。少なくとも」
烏丸偃月:「敵と戦うための?」
ニーンテ・S:「病を駆逐するための、と言わせてもらおう」くぐもった笑い。
ニーンテ・S:「さて」
ニーンテ・S:「偃月殿がここまで来たということは、どうやら、最後の掃除も無事に片付いたようだ」
烏丸偃月:「ええ。」
”ウプイーリ”:「全部終わったんなら、今晩酒でもどうだ?」
ニーンテ・S:「すまないが、個人的な後の始末が残っていてね。"ウプイーリ"」
ニーンテ・S:少なくとも向こう一週間は、出歩けたものではないし、拘束も取り外せないだろう。
ニーンテ・S:「しばらくは泊まり込みだ。風呂が恋しい思いをすることになりそうだよ」
烏丸偃月:「こちらも改めてお礼に茶でもと思ったんですが…」
烏丸偃月:「お忙しいようで。ではまた、お暇があれば。」
”ウプイーリ”:「後の始末って言うと…Цена(代償)か?」
ニーンテ・S:「そんなものだ。少しばかり張り切りすぎてね」
ニーンテ・S:「酒も薬も度が過ぎると毒だ。気をつけたがいいよ、"ウプイーリ"」
”ウプイーリ”:「分かったよ、доктор(お医者様)
”ウプイーリ”:「今の”ウプイーリ”は酒も薬も足りててな、」
”ウプイーリ”:「あんたがよくなったら女を処方しちゃくれないか?」
”ウプイーリ”:「あの夜からずっと飢えてるのさ。」
ニーンテ・S:くぐもった笑い声。
ニーンテ・S:「頃合いを見て第九まで連絡をおくれ。лев(けだもの)
ニーンテ・S:「ただし、あそこの統括はまだ子供だからね。相応に気を使ってくれるとありがたいが」
”ウプイーリ”:「診察とでも言っておくさ。」
”ウプイーリ”:「診察用のベッドも用意しておくしな。」
ニーンテ・S:くぐもった笑いを、もうひとつ残して。山高帽を被り直す。
ニーンテ・S:「Спокойной ночи、ゆっくり休みなさい。戻った子らにもよろしく」
ニーンテ・S:「偃月殿。できれば、二度と貴方が動かなくていいことを祈っているよ」
ニーンテ・S:こつ、こつ、ととぎれとぎれの足音と杖音を残して、壕の暗い通路に姿を消す。
”ウプイーリ”:『お大事に。”ニェット”』
烏丸偃月:「はい。お気をつけて…。」
”ウプイーリ”:「………。」ニーンテの背を見送ってから、偃月の胸を軽く叩く。
”ウプイーリ”:「手出すなよ?色男。」
烏丸偃月:「………?」
烏丸偃月:「もちろん!ニーンテさんに手を上げるなどありえませんよ!」
GM:二人の男も、誰も居なくなった地下壕を後にした。
GM:─────

エンディング3

GM:─────
GM:ED3
GM:陰山魂魄&ネヴェア・ブースロイド
GM:─────
GM:第9区画
GM:水族館
GM:─────
ネヴェア・ブースロイド:「わあ! 陰山さま、くらげ! くらげです!」
ネヴェア・ブースロイド:ふよふよと浮かぶ、大小さまざまなクラゲの水槽が壁に並んでいる。
ネヴェア・ブースロイド:クラゲをライトアップする幻想的な色彩が、白いサッシュブラウスとその頬を染めている。
陰山魂魄:「……ある種のクラゲは一定の成長を経ると」
陰山魂魄:「幼生の姿へと逆戻りし、また再び成長をはじめ」
陰山魂魄:「それを繰り返し続ける……つまり一種の不老不死としてのメカニズムを持っているそうだ」
陰山魂魄:「だからここに漂っている彼らも」
陰山魂魄:「もしかすれば、ネヴェアや私よりも、ずっと人生の先輩なのかもしれないな」
ネヴェア・ブースロイド:「すごいですね……体のつくりが単純だから、レネゲイドに頼らずともそうして生き続けることができるのでしょうか…………」
陰山魂魄:「さて、どうだろう」
陰山魂魄:「兎角に、レネゲイドというものが関わりなくとも」
陰山魂魄:「この世界は不可思議に満ちている、ということだ」
ネヴェア・ブースロイド:「あ、このくらげの模様、陰山さまがいつも被っていらっしゃる帽子の飾りに似ています」
ネヴェア・ブースロイド:にこー。と笑って、水槽を指さす。
陰山魂魄:「本当か?……なるほど、これは確かに」
陰山魂魄:「このクラゲは、傘の色合いがネヴェアの瞳の色に似ているな」
陰山魂魄:水槽の表面を指でなぞる
ネヴェア・ブースロイド:「まあ。そうですか? 自分ではあまり意識しないものですけど……」
ネヴェア・ブースロイド:パシャ、と陰山さんの横に並んで写真を撮る。フラッシュはオフ。
ネヴェア・ブースロイド:「わわ、本当ですね」はにかみながら。
陰山魂魄:「ふふ」
陰山魂魄:「私にとってはよく見ている色だからかな」
ネヴェア・ブースロイド:「……もう。ずるいです。陰山さまはそんな風に、いつもお顔を隠していらっしゃるのに」
陰山魂魄:「不平等だったか?けれど」
陰山魂魄:「……見えにくければ近くに来てくれればいい」
陰山魂魄:「場所はいつでも空けておくから」
ネヴェア・ブースロイド:「……はい」
ネヴェア・ブースロイド:傍によってつま先立ちになり。顔に手を伸ばして、髪をかき分ける。
ネヴェア・ブースロイド:きれいな瞳だ。
ネヴェア・ブースロイド:ともすれば、色とりどりの照明に煌めくさまをずっと見て居たくなるけれど。
陰山魂魄:見つめ合って
陰山魂魄:「……少し座ろうか」
陰山魂魄:水槽の前を離れて、ベンチの方へ。
ネヴェア・ブースロイド:「そうですね」
陰山魂魄:ネヴェアの手を引きながら、水槽の方へと振り向いて
陰山魂魄:「どうか永く、仲良くな」
陰山魂魄:その中で泳ぐ二匹のクラゲに呟いた。
陰山魂魄:「……足が疲れてはいないか」
ネヴェア・ブースロイド:寒色の、少し弱い照明の下に腰掛ける。
ネヴェア・ブースロイド:「まだまだ。もう13歳ですから」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまとのお出かけと来れば、元気いっぱいです」
陰山魂魄:「それは嬉しいな。声をかけた甲斐があった」
陰山魂魄:傍の体温を感じながら肩に手を回して
陰山魂魄:銀色の魚やサメたちの泳ぐ大水槽の前
陰山魂魄:泳ぎ回る姿をネヴェアと並んで見ている。
ネヴェア・ブースロイド:その体に、体重を預ける。
ネヴェア・ブースロイド:水槽を眺める。いつかぺらぺらと捲った図鑑で見た事のある種もいる。
ネヴェア・ブースロイド:「……こうして、実際に泳ぐ姿を見るのと。写真を見るのとでは違いますね」
ネヴェア・ブースロイド:「当たり前のことなのですけど」くすりと笑う。
陰山魂魄:「ヒイラギ、ゴンズイ、ヒフキアイゴ、セミホウボウ、ツマグロ」
陰山魂魄:「私も、図鑑が好きな子供だった」
陰山魂魄:「冬の山は雪で閉ざされて、何もすることがなかったからな」
陰山魂魄:「父の書斎から本を持ち出しては、部屋で布団を被って読み耽っていた」
ネヴェア・ブースロイド:「だから博識でいらっしゃるのね」
陰山魂魄:「そうかな……やはり私も」
陰山魂魄:「まだまだ物知らない小娘だと思い知らされるよ」
陰山魂魄:「ニーンテ女史や、烏丸老」
陰山魂魄:「彼らと話して、その背負ってきたものを垣間見るとな」
陰山魂魄:「あの人達から見れば、私も子供だ」
ネヴェア・ブースロイド:「…………まだ少し、夢を見ているような心地がします」
ネヴェア・ブースロイド:「長い時を生きた方と出会った、様々な異能の力による均衡が崩れるところを見た、旧い世界を取り戻そうとする人や、これまでに見たことがないほど明確な悪意を持った人もいて……」
ネヴェア・ブースロイド:「不可思議と、戦いの熱狂が渦巻いていました。ともすれば、こちらも自分を見失ってしまいかねないほどの」
陰山魂魄:「悠久の旅人、か……」
陰山魂魄:「それでも」
陰山魂魄:「『ネヴェア・ブースロイド』はあの場所に立っていた。彼らに並んで、最後まで」
陰山魂魄:「……本当の事を言えば」
陰山魂魄:「私だってそうだったんだ、君と同じように」
陰山魂魄:「慣れないこともした、取り乱しもした」
陰山魂魄:「不安だったよ、ずっと」
ネヴェア・ブースロイド:「……」前方へ向けていた視線を、傍らの女性へと。
陰山魂魄:「だが君は立っていた」
陰山魂魄:「懸命に、自分の勇気と信念で」
陰山魂魄:「そう、それで思ったんだ」
陰山魂魄:「ネヴェア・ブースロイドは、なんて大きいのだろう」
陰山魂魄:「そう思った」
陰山魂魄:その視線に微笑みかける。
ネヴェア・ブースロイド:「……まあ」蒼い照明の中でわずかに、その頬が紅潮する。
ネヴェア・ブースロイド:「地を這いました。立ち上がれたのは、貴女がいたからです」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女がこうして」指先で、肩を抱く手に触れる。
陰山魂魄:「ん……」
ネヴェア・ブースロイド:「支えて下さった。まだまだ、守られております」
ネヴェア・ブースロイド:目を閉じて、愛おしげに手の甲を撫でる。
ネヴェア・ブースロイド:「図鑑と水槽は違いますが、水槽と外海もまた、違うもの」
ネヴェア・ブースロイド:「陰山さまと、こうして僅かばかりの非日常を眺めていると、ですね」
ネヴェア・ブースロイド:「少しずつ、現実に帰ってくるような心地がするのです」
ネヴェア・ブースロイド:「階段を踏むように、少しずつ」
陰山魂魄:「私も……ああ」
陰山魂魄:「ここが帰ってくる場所なのだと、心が感じている」
陰山魂魄:「きっと、これから何度も」
陰山魂魄:「夢のような世界を旅して、またネヴェアと会いにくるのだと、そう思う」
陰山魂魄:「……どれだけの時間」
陰山魂魄:「私たちは一緒にいられるかな」
陰山魂魄:ぎゅ、と
陰山魂魄:肩を抱く指に少しだけ力がこもる
ネヴェア・ブースロイド:「ふふ。とっても。安心する言葉なのに」
ネヴェア・ブースロイド:「どきどきします」
ネヴェア・ブースロイド:「……私は」
ネヴェア・ブースロイド:「世界を守るために立つ貴女を、世界を守った先に送り届けるために戦いたい」
ネヴェア・ブースロイド:立ち上がる。
陰山魂魄:「!」
陰山魂魄:その手が肩を離れて
陰山魂魄:行き場を無くし彷徨う。
陰山魂魄:「……ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:くるりと向き直って、陰山魂魄の両肩を掴む。
ネヴェア・ブースロイド:「ずっと、一緒です。陰山魂魄さま」
ネヴェア・ブースロイド:「貴女がそう望んで下さる限り、ずっと」
ネヴェア・ブースロイド:それを口に出したことで、肩の荷が下りたように。
ネヴェア・ブースロイド:溜め息をつく。本当は、もっと大きなものを背負っただけかもしれないのに。
陰山魂魄:くすりと笑って
陰山魂魄:「本当に君は、大きいな」
陰山魂魄:今度はこちらがその手を取る
陰山魂魄:「その決意も、私は支える」
陰山魂魄:「君の私を守るという決意を、私は支えて。その私を君が支えてほしい」
陰山魂魄:「矛盾してややこしく絡み合って」
陰山魂魄:「けれどきっと、それでいいはずだ……思い合うということは」
陰山魂魄:「簡単じゃない」
陰山魂魄:「だから私たちの答えを出そう。ネヴェア」
陰山魂魄:手を取ったまま、立ち上がる
ネヴェア・ブースロイド:「……」ぽわ~、と。視線が茫洋として。
ネヴェア・ブースロイド:「……はっ……」
ネヴェア・ブースロイド:「はい………………」
ネヴェア・ブースロイド:蒼い照明の下でも分かる程、はっきりと頬が紅潮する。
陰山魂魄:「向こうにペンギンがいるそうだ」
陰山魂魄:「ほら、こうして頬が赤くなっているのが」
陰山魂魄:マップを開きながら、笑う
陰山魂魄:「今のネヴェアとよく似ている」
陰山魂魄:くすくす。
ネヴェア・ブースロイド:「か、陰山さまぁ……」
ネヴェア・ブースロイド:困ったように地図を覗き込む。
ネヴェア・ブースロイド:行儀悪く、時折肩をぶつけながら歩く。
ネヴェア・ブースロイド:少しいじけた調子で。
陰山魂魄:「ふふふ」
陰山魂魄:「いじけないでくれ、後でぬいぐるみを買おう」
陰山魂魄:「クラゲとペンギン、どちらがいいか」
陰山魂魄:「ネヴェアに選んでほしい」
ネヴェア・ブースロイド:「……貴女のこと、好きです」
陰山魂魄:「?」
陰山魂魄:「ネヴェア?」
ネヴェア・ブースロイド:「答えを出そうって言ってくださったから」
ネヴェア・ブースロイド:「だから、これを一歩目にすることにします」
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:驚きに目を見開いて
ネヴェア・ブースロイド:「まだ、返事をくださらなくても、いいですけど……」
ネヴェア・ブースロイド:背が追いつくまでは、そうだ。
ネヴェア・ブースロイド:「先の戦い」
ネヴェア・ブースロイド:「名前で呼んでしまいました。一度だけ」
ネヴェア・ブースロイド:陰山さんの上着の袖を摘まむ。
ネヴェア・ブースロイド:「魂魄さまとお呼びしても、いいですか?」
ネヴェア・ブースロイド:両の目をいっぱいに見開いて、少し震える声で。
陰山魂魄:屈んで、視線をあわせ
陰山魂魄:指で自分の前髪を持ち上げる。両の瞳でまっすぐに君を見る。
陰山魂魄:「……聞こえていたさ」
ネヴェア・ブースロイド:「……あぅ」
ネヴェア・ブースロイド:……いつも。
ネヴェア・ブースロイド:この人は直接的で、真摯で、全力だ。
ネヴェア・ブースロイド:だから、視線は逸らさないようにしようと思う。
陰山魂魄:「魂魄と、ネヴェアの呼ぶ声が」
陰山魂魄:「あの時の力を与えてくれた」
陰山魂魄:「何度でも呼んでほしい。いつでも」
陰山魂魄:「何の用でも、何の用もなくても」
陰山魂魄:「……本当は、私も」
陰山魂魄:「ネヴェアにそう呼ばれたかったから」
陰山魂魄:前髪を下ろして、柔らかに抱きしめる
ネヴェア・ブースロイド:「────嬉しい」
ネヴェア・ブースロイド:「ありがとう、魂魄さま。わっ…………」
陰山魂魄:「私も何度でも君の事を呼ぶ」
陰山魂魄:耳元で囁くように。君だけにしか聞こえないように。
陰山魂魄:「ネヴェア、ネヴェア・ブースロイド」
陰山魂魄:「私も君が好きだ」
陰山魂魄:「……大好きだよ」
ネヴェア・ブースロイド:「(ひぅ…………)」びくり、と幸福感に震える
ネヴェア・ブースロイド:じんわりと、胸の内に温かなものが生まれ、それが全身へ広がっていく。
ネヴェア・ブースロイド:「……私もです」
ネヴェア・ブースロイド:「魂魄さま。陰山魂魄さま。貴女のことが好き」
ネヴェア・ブースロイド:「ただ一人の特別に、大好きです」
陰山魂魄:体を離して、ただにこりと微笑み
陰山魂魄:その額に口づけをひとつ
ネヴェア・ブースロイド:「あっ……」
ネヴェア・ブースロイド:一瞬、驚いて。
ネヴェア・ブースロイド:次いで、意を決したように。
ネヴェア・ブースロイド:抱き着いて唇を奪う。
陰山魂魄:「……!」
陰山魂魄:「ぷ、ぁ」
ネヴェア・ブースロイド:「────きっと」
ネヴェア・ブースロイド:「きっと。辿り着きましょう。楽しい事をいっぱいして、美しいものをたくさん見て」
ネヴェア・ブースロイド:「その果ての黄金(こうけい)は、眼前に立ち現れる昏き雲の不吉の悉くに勝利した、私達のものです」
ネヴェア・ブースロイド:体を離し、手を広げてくるりと回る。瑠璃紺のスカートがふわりと揺れた。
陰山魂魄:「……」
陰山魂魄:呆然としながらも、その可憐な振る舞いに目を奪われ
陰山魂魄:「黄昏の裔へ……か」
陰山魂魄:「途中下車は出来なさそうだ。するつもりもないが」
陰山魂魄:「大きなネヴェアに呑まれてしまわないかを、心配するべきだったな」
ネヴェア・ブースロイド:「うふふ……はい」
陰山魂魄:「……どこまでもお供します」
陰山魂魄:「愛するひと」
陰山魂魄:従者のように跪いて、手の甲に口づけを
ネヴェア・ブースロイド:「もうっ、私が付いていく側なのに」
陰山魂魄:「先走ったのはあなたの方」
陰山魂魄:「その責任は取っていただきます」
ネヴェア・ブースロイド:「……それは、そう…………」「ですね……」
陰山魂魄:「ファーストキスだったのですから」
ネヴェア・ブースロイド:「!」
ネヴェア・ブースロイド:「大変なことをしでかしてしまいました…………」
ネヴェア・ブースロイド:今更ながら、自分の大胆な行動が恐ろしくなる。
陰山魂魄:「気付くのが遅いぞ」
陰山魂魄:くすりと笑って
陰山魂魄:「だが気持ちに偽りはない」
ネヴェア・ブースロイド:頭を抱える指の隙間から、愛する人を見上げ
ネヴェア・ブースロイド:「も、もちろんです! 私も!」
陰山魂魄:「君に出会うために、きっとここまでやってきたのだ」
陰山魂魄:「……その証拠に」
陰山魂魄:「今まで生きてきて、いちばん胸が高鳴っている」
ネヴェア・ブースロイド:「(ひゃー……)」
陰山魂魄:「だからあなたに責任があるのです。ネヴェア」
ネヴェア・ブースロイド:「は、はひ」
陰山魂魄:「私は貴方のものだが」
陰山魂魄:くいと顎を持ち上げる
陰山魂魄:「貴方も私のものだ」
ネヴェア・ブースロイド:「はい、魂魄さまのものです。ずっと」
陰山魂魄:「では……」
陰山魂魄:「今日は私の家に泊まることにしましょう。週末ですから都合はつくでしょう」
ネヴェア・ブースロイド:「おおおおおお泊り!?」
陰山魂魄:「お嫌ですか?」
ネヴェア・ブースロイド:(落ち着いて! 変なことを考えるのはこのわるい頭ですか! このっこのっ!)
ネヴェア・ブースロイド:危うくぽかぽかと自分を叩くジェスチャをやりかける。
陰山魂魄:「……貴女に見せていないものが」
陰山魂魄:「まだまだ沢山あります」
陰山魂魄:「夜ふかしをしよう、ネヴェア」
陰山魂魄:内緒話のように耳打ち。
ネヴェア・ブースロイド:くらり、その言葉に絡めとられる。
ネヴェア・ブースロイド:こく、と頷き、手を手に取って。
ネヴェア・ブースロイド:歩き出す。
陰山魂魄:「ネヴェア、ネヴェア・ブースロイド」
陰山魂魄:「私のかわいいネヴェア」
陰山魂魄:握った手をゆらゆら揺らしながら歩き出す
ネヴェア・ブースロイド:歌うような声。
ネヴェア・ブースロイド:呪文を唱えるのに慣れているからだろうか。
ネヴェア・ブースロイド:耳朶に、まだ先ほどの感触が残っている。
ネヴェア・ブースロイド:心臓は、ずっと早鐘の鼓動。
ネヴェア・ブースロイド:恋をするのはすごいことなのだと、大おじい様は言っていた。
ネヴェア・ブースロイド:(────すごい)
ネヴェア・ブースロイド:(──────すごい、ことだわ)
ネヴェア・ブースロイド:彼女のようには、まだなれないから。
ネヴェア・ブースロイド:「私、お土産はペンギンが良いです!」
ネヴェア・ブースロイド:照れ隠しに、そんな事を言った。

エンディング4

GM:ED4
GM:鬼怒川疾風
GM:─────
: 
:──単なる気紛れだった
:偶々、すぐ近くにそれがあって
:偶々、以前同僚から鬱陶しいほど話を聞かされた事を思い出して
:偶々、何も考えられないくらいに腹が減っていて
:偶々、俺のやった事は間違いだったんじゃないかと思い始めてて
:偶々
:死ぬ前に思い出を作るのも悪くない、なんて事を考えていた
:ポケットから取り出した手には、100円玉と5円玉が1枚ずつ。1円玉もあったはずだが、どこかに落としたのだろうか
:一応、衣服を叩いたりしてみたが、土煙が舞うだけだった
:同僚…元同僚は確か「100円から始められる」なんて言っていたが…まさか、その最低ラインが全財産なんて思ってもいないだろう
:…なんにせよ
:「‥‥どうせ、これで最後だ」
:ポツリと零し、小さな地方競馬場へと足を踏み入れた
: 
:恐らく平日…にも関わらず、存外、中には人が居た
:歩く人間の足取り、座ってコーヒーを飲む人間の貧乏ゆすり、そこらに配置された喫煙所から立ち込める紫煙
:”落ち着いた雰囲気”とは無縁の空間だ。好きか嫌いかで言えば、迷わず嫌いだと答えるような
:しばらく歩いて、紙束と長短さまざまな鉛筆が置かれた机に手をかける。そこから1枚手に取って
:……記入方法は分からなかったが、キョロキョロする俺の様子を見かねたのか、隣に立っていた老人に教えてもらった
: 
:その馬を選んだことに大した理由は無い。強いて言えば、脚が速そうな名前だったのと、オッズが一番高かったからだ
:不人気馬の単勝1点買い
:本当に、ただの思い出作りだ
: 
:椅子に腰かけていると、先ほどの老人から声をかけられた
:どうやらレースが始まるらしく、各所に設けられたモニターの前には人だかりが出来ている
:……冷めた目で、モニターを見つめて
: 
:ゲートが開き、競走馬が一斉に飛び出す
:先頭に5番、続いて2番、7番、そして9番1番3番6番8番4番10番と続く形
:俺が買ったのは8番の馬だ。最後尾…という訳ではないが、団子になっているせいで前に出れないのだろう。不公平な競技だ
:…気になって、周囲を見渡す
:全員が、食い入るようにモニターを見つめていた
:この場で、選んだ馬の勝利を願っていない人間などきっと俺だけ…
観客:「おおお?」
:そのどよめきで、視線を戻す
:スパートでもかけているのか、騎手は全員中腰になり、鞭を入れて…いや、そこじゃない
実況:「ここで大外から飛び出してきたのは8番キヌガワハヤテ、依然先頭は5番ゲットダウン、2番手に9番アマツブアロー、おっとここで8番と5番が並んだ。ゴールまで残り100mの直線勝負」
:「………」
:目が離せなかった
:別にあの馬が勝とうが負けようが、俺は特に何も…
:「…‥‥……いけ」
:「…いけ……!」
:そして、9割9分の怒号と、残り1分の歓声に包まれて
:そのレースは幕を閉じた
: 
:椅子に座り、呆然とする俺にまたしても老人が声をかける
:まるで自分が勝ったような顔をして、お人よしにも程があるというものだ
老人:「兄ちゃん」
老人:「どうだった?」
:…どうだった、どうだったのだろうか
:何もかも手放すつもりで足を運んだはずなのに
:気付けば、こんな紙切れ1枚を強く握りしめていた
:…あの馬のせいで、死ぬ気なんか無くなってしまっていた
:「……強いて言うなら」身体を震わせた怒号を、歓声を、熱気を思い出す
:「…悪くなかった」
:俺の知らなかった世界が、そこにあった
:「……」
:棒状の何かを包んだボロボロの布を膝の上へ
:それをゆっくり、優しく撫でる
:「…‥ああ」
:「久しぶりに笑ったよ」
:自分勝手に連れ出して、色々なものに身勝手に背を向けて
:それでも”そうした”のは…一体何の為だったのか
:「……なあ、火垂。俺は」
:「あんな奴になりたかったんだな。お前にとっての…」
:何も映さないモニターを見つめて
:「”キヌガワハヤテ”に」
: 
GM:─────
GM:競馬場
GM:─────
GM:「各馬一斉にスタート!」
鬼怒川疾風:「キャーーーーー!!!!」気色の悪い黄色い声援を浴びせる、不審な男だ
GM:「まず先頭を切るのが4番ジュウオウヂカラ!」
鬼怒川疾風:「お呼びじゃねぇんだよお前なんか!!!」
GM:「続いて6番シマネキノツメ、1番デスストーカーがぴったりと後ろに張り付いている!」
鬼怒川疾風:「チッ…流石の人気馬だ。いいスタート切りやがる」
鬼怒川疾風:オッズの低い馬に興味は無い
GM:「少し離された2番ダイサイダン、3番ツインバースト、5番サジンレイ。」
鬼怒川疾風:先日の報酬を元手にして
鬼怒川疾風:俺は今日…大空に羽ばたく!!
GM:「さらに後方に10番エアロドライブ、8番トランスフォームスピード、」
鬼怒川疾風:「違う…違う‥‥‥」
GM:「9番シンクウハドウキュウ、7番クロスアタック!」
鬼怒川疾風:「7番てめぇケツに引っ付いてんじゃねぇよ!!!」馬券を握りしめる
笠置武雄:「お前アレに賭けたのか……。」腕を組みながらレースを見守る。
嘉臼史郎:「本日の天運は…”7”は不吉だと言っている。」
鬼怒川疾風:「ああ?チマチマした勝負なんかしてられるかよ」←金が入ると一気に使うタイプ
鬼怒川疾風:「先生よぉ‥‥あんたには随分と世話になったが…」
鬼怒川疾風:「ここらで俺も、呪系数学に優るとも劣らない必勝の戦術を見せておこうと思ってな…」
畑中:「いや…つっても………」
辻村:「鬼怒川さん、ちょっと7番はまずいんじゃ…」
鬼怒川疾風:「まずくない!あれを誰が選んだと思ってやがる!」ポケットに手を突っ込み
鬼怒川疾風:白鳥を取り出す 「相棒だぞ!?」
鬼怒川疾風:説明しよう
畑中:「何で見ない間に白鳥と仲良くなってるんすか…」
鬼怒川疾風:競馬新聞を壁に貼り付け、白鳥を投げつけ、当たったところの馬を買う
畑中:「いや、白鳥以外にも…」周りを見る。
鬼怒川疾風:説明終わり
笠置武雄:明らかにヤクザ然とした男に
嘉臼史郎:明らかに不審な痩せた男性
鬼怒川疾風:「人を見かけで判断しちゃいけません!」
畑中:「なんか…お友達多いっすね…」
鬼怒川疾風:「職質とかさぁ…そういうのもういいんだよ……」
鬼怒川疾風:「友達は多い方がいいぜ?多すぎるのもあれだがな」
嘉臼史郎:「天運は、今日職質には遭わないと言っている………。」
嘉臼史郎:「珍しくいい日だ…散歩も出来るというものです。」
鬼怒川疾風:「マジで?じゃあこの後街を練り歩こうか、飯でも食いながらな」
鬼怒川疾風:「いや、ここは酒だな…昼間っから飲む酒ほど美味いもんはない…」
嘉臼史郎:「ん……では今日の摂取カロリーを計算しなければ…」
嘉臼史郎:「それと金額も。今日は私が奢ることになりますし。」
笠置武雄:「いけぇー!1番!」
鬼怒川疾風:「おいおい…こと競馬に関しちゃあ俺の方がベテランなんだぜ?」
鬼怒川疾風:「俺には分かる…あのクロスアタックは…」
鬼怒川疾風:「いずれ、頂点を取る馬だ」
GM:「さあコーナーを回った!現在トップはシマネキノツメ!」
GM:「続いてダイサイダン!後方にツインバースト!やはりデスストーカーはぴったり上位にいる!」
GM:「サジンレイとジュウオウヂカラが必死で追いかける!」
GM:「その後ろにクロスアタック!」
鬼怒川疾風:「ふっ‥‥まだ慌てる時間じゃない」
GM:「エアロドライブ、トランスフォームスピード、シンクウハドウキュウにチャンスはなさそうだ!」
鬼怒川疾風:「駄馬共め…そこで燻っているがいい」
GM:「さあ!残り300m!」
GM:「あっと……!?」
鬼怒川疾風:「さあこっからだぞクロスアタックちゃん!!!」
GM:「クロスアタックが怒涛の追い上げ!」
GM:「サジンレイとジュウオウヂカラを抜いた!」
鬼怒川疾風:「やーーーーー!!はーーーー!!!」
鬼怒川疾風:「ほら来てる!!見て!!ほら!!!」
GM:「デスストーカーも追い上げる!大混戦だ!」
GM:「シマネキノツメ!ここは苦しい!デスストーカーとクロスアタックが追いかける!」
GM:「残り200m!ついにデスストーカーとクロスアタックの一騎討ち!」
鬼怒川疾風:「行こうぜクロスアタック…一緒に…世界へ!!!」
GM:「残り100m!がっぷり四つだ!どっちだどっちだ!!」
鬼怒川疾風:「これもう勝ちだろ!!!勝ちって事でいいだろ!!!!」馬券がちぎれんばかりにひしゃげている
GM:「残り50………あれ…………?」
鬼怒川疾風:「俺がついてるぞクロスアタック‥‥‥‥あれ‥‥?」
GM:急にクロスアタックが追い足を緩める。
鬼怒川疾風:「…‥‥…」
GM:「ああーーー!なんということだ!!」
GM:「クロスアタックが減速して…」
GM:「芝を食べています!」
鬼怒川疾風:「馬鹿野郎!!!!!!!!!」
GM:「急にお腹が減っちゃった!なんという番狂わせ!!」
鬼怒川疾風:「馬だけに!!!!!!!」
鬼怒川疾風:「”お腹が減っちゃった”じゃねぇだろ!!どういう食欲だよ!!!」
鬼怒川疾風:「おいまだ間に合うって!!ジェットとか積んでねぇのかよ!!」
GM:「1着は1番デスストーカー!2着は6番シマネキノツメ、3着はジュウオウヂカラ。」
鬼怒川疾風:「ああーーー」
GM:「後にツインバースト、サジンレイ、ダイサイダン。」
GM:「大幅に遅れて10番エアロドライブ、8番トランスフォームスピード、9番シンクウハドウキュウ」
GM:「お腹をいっぱいにした7番クロスアタックがのんびりとゴールイン。」
鬼怒川疾風:「ーーー」スン
笠置武雄:「よしっ!!」
嘉臼史郎:「計算通りですね…。」
鬼怒川疾風:「…‥‥‥‥」
辻村:「くぅぅーーー!シマネキノツメ……!」
畑中:「ツインバースト調子悪かったかあ……」
鬼怒川疾風:「‥‥…楽しいのか」
鬼怒川疾風:「そうやって」
鬼怒川疾風:「定番の馬の名前ばっかり並べて」
鬼怒川疾風:「楽しいのかよ…‥!なぁ…!」
畑中:「い、いや…だって……」
鬼怒川疾風:「クロスアタックだってなぁ…お前…」
鬼怒川疾風:「‥‥うるせぇ!!クソ馬だろうがあんなの!」
辻村:「言ったじゃないですか…クロスアタックは肝心なところで行動済みになるって…」
鬼怒川疾風:「ああ?言わせてもらうがなぁ……」
鬼怒川疾風:「…‥‥」
鬼怒川疾風:「何も言えねぇ‥‥‥!」
畑中:「何も言えないなら何で賭けちゃったんすかー!!」
畑中:「俺かなり貸してますからね!?鬼怒川さんに!」
鬼怒川疾風:「そんなのこの相棒が選んだからに……」白鳥を見つめて
鬼怒川疾風:「……」見つめ合って
鬼怒川疾風:「…何これ!!怖い!!」近くにあったゴミ箱に投げ捨てる!!
畑中:「相棒の生首ーーッ!!」
鬼怒川疾風:「怖い事言うな!相棒でも何でもないわあんなの!!」
畑中:「さっきまで怖いこと言ってたのはアンタですよ!?」
鬼怒川疾風:「えーっ…怖‥‥いつから‥‥…?」
鬼怒川疾風:「‥‥‥…いつからだ‥‥?」
鬼怒川疾風:「……」
嘉臼史郎:「そんなことより、今日のレースは終わりですよ…」
笠置武雄:「こりゃあうまいもん食えそうだな!」
GM:笠置と嘉臼は懐が温まってる
鬼怒川疾風:「ん?ああ、そうだそうだ」
畑中:「コンビニコースですね…今日も…」
鬼怒川疾風:「ったくよぉ、いつもならあんな大穴狙わねぇってのに…」
辻村:「俺電車賃しかない…」
鬼怒川疾風:「………ああ、いや」
鬼怒川疾風:「…一回だけあったな、大穴で勝った事。それでかもな」
鬼怒川疾風:「変に期待しちまうの」
嘉臼史郎:「それは…」
笠置武雄:「それが、お前の初競馬だろ?」
嘉臼史郎:「……」思わず笠置を見る
鬼怒川疾風:「おや?よくご存知で」
鬼怒川疾風:「さては俺、各方面に人気ある?」
笠置武雄:「天下の笠置組組長だぜ?博徒の心くらい読めらあ。」
笠置武雄:「その成功に味をしめてのめり込んだタイプじゃねーのか?」
笠置武雄:「この世界によ。」にっと笑う
鬼怒川疾風:「怖いよな。ビギナーズラックってのは」
鬼怒川疾風:「まるで”呪い”みたいだ」
笠置武雄:「いいや、案外悪くないぜ、呪いも。」
笠置武雄:「その呪いのおかげで笠置組(おれたち)はいつだって刺激的だ。」
笠置武雄:「浮いて、沈んで、落ちて、登って……」
笠置武雄:「平坦な道を歩くよか、楽しくねーか?」
鬼怒川疾風:「‥‥はは、まるで」
鬼怒川疾風:「”生かされてる”みてぇだな」ニッと笑って
鬼怒川疾風:「分かるぜ、俺も同族だからな…‥ただ」
鬼怒川疾風:「味をしめたからのめり込んだってのは、半分しか当たってねぇけど」
鬼怒川疾風:バットケースを担ぎ上げる
鬼怒川疾風:「一度でいいから声が聞きたいんだ」
鬼怒川疾風:「”楽しかった”って」
鬼怒川疾風:「それが、もう半分」
笠置武雄:「………。」
笠置武雄:「そりゃ、聞けるだろうよ。」
笠置武雄:「お前みたいな面白い奴、そうそういないぜ?」
笠置武雄:「聞ける方に指を賭けたっていい」
鬼怒川疾風:「ちょっとやだぁ、照れるじゃない笠置くぅん」
笠置武雄:「気色悪い!歳考えやがれ!」
鬼怒川疾風:「ごめん‥‥俺も自分で言ってて気色悪かった…」
嘉臼史郎:「行きますよ、皆さん。呑みに。」
嘉臼史郎:「そして勧誘活動に。」
鬼怒川疾風:「……先生はさ」
鬼怒川疾風:「凄いよね、その欲が」
嘉臼史郎:首から”呪数研”のチラシの入った箱を提げる。
鬼怒川疾風:「ご丁寧にそんなもんまで作っちゃって‥‥…」
鬼怒川疾風:「…‥…ははっ」
鬼怒川疾風:「たーーーのし!!」
GM:賑やかな競馬場に、さらに賑やかな笑い声が響いた
GM:─────
GM:全行程終了!
GM:おつかれさまでした!
ネヴェア・ブースロイド:お疲れさまでした!
陰山魂魄:うひょー!
陰山魂魄:お疲れ様でしたー!!
鬼怒川疾風:お疲れ様でした!
ニーンテ・S:お疲れさまでしたー