きみは日陰のストレリチア
PC1:“インダルジェンシス”桜坂 鈴音(キャラシート)PL:すきゃっと
PC2:“ブリンクブレイド”北条 サイカ(キャラシート)PL:いちま
PC3:“トゥースワークス”伊興 善樂(キャラシート)PL:そごう
GM:嗣子
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ
GM:では、皆さまお揃いでありますし。一足先に。
GM:トレーラーと、自己紹介をしていきましょう。
GM:【BGM:aRose】
トレーラー
季節違いでも、花を咲かせてみせましょう。
きっときれいであろうから。
かつて、地球に酸素は殆どありませんでした。
それを作り出したのは、植物ー生物です。
なら。無機と有機のそのまえに、
植物と動物の境をみよう。
季節違いであろうとも。
時期を逃していようともーー
そんな探求の、残りの種が。
ひとつ、ちいさく芽吹きます。
ダブルクロス3rd edition
『きみは日陰のストレリチア』
「わたしは。花屋さんに並んでみたかったのです」
「たったひとりのただ一つにさえ、そうしなければなれないから」
「だからーー」
伊興善樂:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwdiUiwMM
伊興善樂:伊興善樂(いこう・ぜんがく)。N市に居を構える時計職人です。三代目。
伊興善樂:デジタル時計とかスマホの高機能化で完全に趣味の品となった機械時計をメンテしたり直したりする資格を持っており
伊興善樂:何か月もかけて自分の工房で作り上げた時計を結構な値段で売っていたりする。結構腕のいい職人です。
伊興善樂:とはいえ前述の理由で収入は減少しつつあり、時計意外にも色々なホビー品を修理したり、イリーガルなどもしている。
GM:時計!精密工業品だ…今も高級品として売られたりしてますね~!
伊興善樂:そう、そういったものを扱っております。伊興堂をよろしく。(名刺を差し出す)
GM:わあいやったあ(受け取る
伊興善樂:口ひげを蓄えた長身の紳士であり、他人にはあまり期待しないタイプ。のつもりですが、初稼働なのでブレるかもしれない。
伊興善樂:性能はミドルから使える最強火力エフェクト凍てつく刃で支援しながら、自分もちょっと殴ります。80を超えると限界突破によって凍てつく刃が2回に! 楽しい!
伊興善樂:各種判定には弱く、なんと時計職人の癖に戦うことしかできないぞ。なぜこんな男が物騒なDロイスを持っているのか、謎……。
GM:こわい……
伊興善樂:他人にさほど信を置かないって言いながら火力の核が凍てつく刃なの、だいぶ矛盾だな。
伊興善樂:というわけでおおむね初成人男性PCでドキドキしていますが、宜しくお願いします。
GM:はーい!ナイスミドル!どうかよろしくお願いいたします!
GM:ではHOはpc2の北条さんと一緒なので、
GM:北条さん!自己紹介お願いしますね!
北条サイカ:はーい
北条サイカ:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpNiUiwMM
北条サイカ:"ブリンクブレイド"北条サイカ。13歳の中学生です。第五支部でチルドレンをやっています。
北条サイカ:両親は悪いことをしていたので死にました。
北条サイカ:小学生の頃から世界の平和を守るために頑張っており、基本的に優等生です。
北条サイカ:シンドロームはキュマイラ/ソラリス。キュマイラの因子は幻想種:サキュバスであり
北条サイカ:自身の体液に触れた相手に夢を見せたりできます。得物は血を固めて作ってもらった刀剣。
GM:すごい。
北条サイカ:前まではこの事について「へえー西洋の悪魔かぁ」みたいな認識でいましたが、
北条サイカ:最近はなんかかなり恥ずかしい事のような気がしてきています。
GM:思春期……先輩のこと、同じ第五の女の子たちは応援してると思いますよ!
北条サイカ:みんな良い子だからねえ
北条サイカ:戦闘ではさっき言った夢を見せるで短時間の認識錯誤を引き起こし、致命的な反応の遅れを誘発したりします。
北条サイカ:サポート専門という訳ではなく、自身もキュマイラ由来の身体能力を活かして戦います。
北条サイカ:データ的には単体殴りとセットアップバフとダメージダイス加速とバディムができる感じ。
GM:つよい……
北条サイカ:そんな感じで!割と誰とでも仲良くしようとするやつなので、仲良くなれたらいいなあ
北条サイカ:よろしくお願いします。
GM:わーい!どうかよろしくお願いいたします~
GM:ということで、おふたりのハンドアウト!
PC2・3ハンドアウト
シナリオロイス:衰弱死事件
推奨感情:自由
あなたがたは、最近発生する連続衰弱死事件に関して集められたメンバーだ。
今回の事件は、ただ生気を失うように怪死する人間が幾人も発生している。
…また、過去に失踪した≪フラワーマスター≫の遺産も発見されたらしい。
関係があるかはともかく、放置は出来ないだろう。
あなたがたは、事件を解決せねばならない。
倉持由依:…というわけで、怪死事件が起きている。きみたちに協力を要請するよ、というハンドアウトだね。
倉持由依:よくあるやつだ。慣れてるだろうから、説明はそういらないかな…?
北条サイカ:マスターエージェントの遺産……
倉持由依:ああ、それと。今回のまとめ役をするNPCがぼく。医務官だからって別支部に回さないでほしいね、ほんと。
北条サイカ:かなり危なそうな匂いがしますね。急いで対処します
北条サイカ:ぼくっ子だ
倉持由依:じゃあ、よろしくお願いするね、ふたりとも。
北条サイカ:はーい、がんばります!
伊興善樂:では、よろしくお願いします
GM:ではラスト!PC1,桜坂さんお願いします~!
桜坂鈴音:はい!
桜坂鈴音:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYi4qUiwMM
桜坂鈴音:桜坂鈴音(さくらざか りんね)。17歳の女子高生です
桜坂鈴音:星辰館高校に通う割と普通の女子高生。
桜坂鈴音:普通だからあまり紹介すべきことがないぞ
桜坂鈴音:両親を早くに亡くし、歳の離れた姉に育てられました。
桜坂鈴音:その姉も2年ほど前に失踪してしまい、今は彼女の行方を捜しながら学生生活とイリーガル活動をがんばってます。
GM:家族がいない……がんばってるので報われて欲しい…
桜坂鈴音:姉が姿を消す際に鬼切り相当の聖遺物を渡され、それを使って戦ってます。
桜坂鈴音:戦闘技術とレネゲイドコントロールも一通り姉に教わったので大丈夫。
GM:お姉ちゃん何者なの……
桜坂鈴音:性能的には器用貧乏型。そこそこの火力で殴りながら小技を色々使ったりします
GM:デビストとか怖い…
桜坂鈴音:自分らしくいることが最優先の女なので空気を読むのが苦手ですが、みんなと仲良くしたいな~
桜坂鈴音:そういう感じです。よろしくお願いします!
GM:いっぱい友達作って……よろしくお願いいたします!
GM:では、桜坂さんのハンドアウト!
PC1ハンドアウト
シナリオロイス:≪ストレリチア≫布施・美鶴
推奨感情:自由
「血をすわせてくださーい」
こんなことをいっつも言ってくる少女。
それが、≪ストレリチア≫布施・美鶴だ。
そしてきみは彼女と親しく…親しく?
とにかく、きみはそんな、イリーガルにもなれないような少女と知り合いだ。
そんな彼女だが、最近は誰にも血をねだらなくなった。
力も少しずつだが伸びてきていて、イリーガルにもなれそうだ、という。
…きみは、そんな彼女から、どこか不穏な気配を感じた。ジャームによく似た気配を。
布施美鶴:はい、というわけで。
布施美鶴:わたしですよ桜坂さん。なんか起きてるみたいですねこわいですね…もうお布団から出れませんね。
布施美鶴:N市は怖いところ……(無表情)
桜坂鈴音:大丈夫だって~
布施美鶴:本当ですかぁ?そう言ったあとなんかトビトカゲが来たことありましたよね…?
布施美鶴:とか。こんな感じの、無表情系ぼんやりガールがなんか不穏だそうです。
桜坂鈴音:不穏だぜ
布施美鶴:助けてくださいね。いや助けてくれなくても大丈夫かもしれない可能性がある…?
布施美鶴:まあさておき。
GM:今回は、こちらの方々にてお送り致します。
GM:また、本セッションは里村さん編纂の、SSSCシステムに依っております。この場を代えて、お礼申しあげます。
GM:では、みなさま。花は咲くものでありますが、季節違いのストレリチアをどうかお楽しみ下さりませ。
GM:【BGMオフ】
OP1
GM:OP1
GM:シーンプレイヤー:桜坂
GM:登場ダイスをお願いします。
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:38->46)
GM:高い…
N市 第五地区 第五支部
GM:あなたは、どんな所要があってか、この第五支部を訪れています。
GM:女性ーーそれも同年代ーーが多いことで、そういう気遣いも充実しているからかも。
GM:まあ、それはおいておいて。その所要が終わり、休憩室ですこし休んでいるときのことです。
GM:あなたは、何をしているだろう?
桜坂鈴音:休憩室で一人ストローを咥え、パックの野菜ジュースを飲んでいる。
桜坂鈴音:女性としては長身の、制服姿の少女。癖の付いた豊かな髪と大きな眼が、長毛種の猫を思わせる。
桜坂鈴音:イリーガルとして何か仕事が無いかと足を運んだのだが、生憎空振りに終わったので、これから何をしようかぼんやり思案している。
桜坂鈴音:(散歩でも行こうかなあ。あの辺、新しいコーヒー屋さん出来たらしいし……)
桜坂鈴音:暇を持て余した自分と裏腹に忙しそうな支部員たちを眺めながら、趣味の散歩の予定を考える。
GM:と。あなたがそんな風に、物思いにふけっていると。
GM:【BGM:メランコリック・サンダーソニア】
:「とおーぅっ」間延びした声が後ろから。
:ぼふん、とあなたの背中に誰かが飛び込んでくる。
桜坂鈴音:「む……」甘んじて背中で受け止める。野菜ジュースが零れないように庇いつつ。
布施美鶴:「やあやあ桜坂さんこんにちは。何してたのですかおそらくもう用事も終わったのでは?と見えますが」
布施美鶴:君にこんな風になれなれしくしてくる、ちんまりした少女。
布施美鶴:布施・美鶴。これでも高校生らしい、きみと同じくUGNにお世話になっているらしいOVだ。
桜坂鈴音:振り返る。「何だ、布施かあ」
布施美鶴:「そうです。ご機嫌美少女…いや自分で美少女は言い過ぎだな?な、布施美鶴ですよ」
布施美鶴:だらーっと体重を掛けてくる。……元々ほそっこいせいか、あまり負担にはならない。
桜坂鈴音:「うん。自省できて偉いね。用事終わったっていうか、入れようとしたら無かったから困ってるんだよ」
桜坂鈴音:体重をそのまま支えて。
布施美鶴:「ふむ。イリーガルのお仕事ですか」
桜坂鈴音:「布施は見るからに暇そうだねー」
布施美鶴:「この美鶴は到底できないことなので……なにせ、今日も検査検査検査なのです」
桜坂鈴音:「えっ、暇じゃないじゃん」
布施美鶴:「こう、美鶴もスーパーパワーとか、めちゃくちゃ頭良くなりたいのですが…」
布施美鶴:「終わったのですよー」
布施美鶴:彼女は、微弱なブラム=ストーカー能力者だ。…とはいっても、ほぼなにも能動的なアクションを起こせない。
桜坂鈴音:「ならよかった。私まで怒られたらやだもんな」
布施美鶴:「巻き込むようなことはしませんってば。…梁田さんに怒られたくないですし」
布施美鶴:一回やらかして怒られたことがあるのだ、ときみは聞いたことがあるかもしれない。
布施美鶴:「なにせバリウム飲んだり色々して、さらになんとただでさえ足りない血を採血までしたんですからね。二回目はごめんです」
布施美鶴:ぶるっと震える。
桜坂鈴音:「うわー、大変そう。私バリウム飲んだことないや」ストローを咥えて。
布施美鶴:「なら、今後経験する時の為にお教えしましょう。……バリウムはですね、なんと味がしません」
布施美鶴:「味が無いものを、口にねじこみ喉を通すのです……ひいい」
桜坂鈴音:「え、そうなんだ」
桜坂鈴音:「ちょっと気になるな……飲んでみたいかも」
布施美鶴:「めちゃくちゃ辛かった……」
布施美鶴:すごいマジかこの人……って眼で見てくる。無表情だが。
桜坂鈴音:「マジかこいつって目で見んなよなー」
布施美鶴:「いやホント一回やったら分かりますってば。予約します?」
布施美鶴:「友人価格でご案内しますぜげへへ」
桜坂鈴音:「んー、何も無いのに検査するのもなー」真剣に検討している。
桜坂鈴音:「知らないことするのって楽しくない?色々やってみたいじゃん」
布施美鶴:「うわあ……そんなことに時間と体力使うなら、美鶴に血を下さいよ……」
布施美鶴:「そういうこと、思わなくもないですけどね。実際やった後でめっちゃ後悔するんですよ」
布施美鶴:「ソースは今の美鶴」
桜坂鈴音:「布施は布施だろー?私とは違うじゃん」
桜坂鈴音:「大体、何であたしが血やらなきゃならんの」
布施美鶴:「いいや掛けたっていいですね!やったら絶対もうやりたくないってなりますよ!」
布施美鶴:「ちっ……辛い目にあった美少女を助けてくれるかな~って思ったのに…」
GM:布施美鶴は、こうして。きみと支部で会うと、話掛けたりちょっかいを出してくる。
GM:そのたびに、血を欲しいだとかあの手この手で言ってくるのだ。
桜坂鈴音:「やだよ痛いし。普通に献血行ったらもてなしてくれるのにさ。オーヴァードだから無理だけど」
布施美鶴:「……今ならこの美少女のスマイルが無料!」
桜坂鈴音:「せめてアイス奢りだなあ」
布施美鶴:「くっ……ブルジョワの専制が厳しい……」
桜坂鈴音:「当然の要求だって」
布施美鶴:「お小遣いが足りないわが軍には厳しい要求なのですよ桜坂さん」
桜坂鈴音:「私だって吸血衝動だけど我慢してるの」
桜坂鈴音:「それとも代わりに飲ませてくれんのかー」
布施美鶴:「むぅ。同類だと思ってたのに……ふむん?」
布施美鶴:「なんと。採血までしたこの美鶴の?細首から?飲みたいのですか?口を付けて??」
桜坂鈴音:「そうまで言ってない」おでこを突く。
布施美鶴:「ぐわーっ」
布施美鶴:そうして倒れたまま、支部据え付けの時計を見て。
布施美鶴:「……むむ。こうしていつまでも桜坂さんと戯れて居たかったのですが」
布施美鶴:「すみません、こっちの用事がそろそろなのです。申し訳ない」
桜坂鈴音:「あれ、やっぱり暇じゃないの」
GM:そういうと、彼女は立ち上がって。きみに頭を下げて。
布施美鶴:「ああいや、結果出して、そこから先生の通達があるんですよ」
桜坂鈴音:「そっか。何も無いといいね」
桜坂鈴音:「次会う時はもうちょっとおいしい条件考えてきなよ。そうすれば考えてあげる」
布施美鶴:「わざわざ別支部から来て貰ってるせいで、時間はきちっとしろとのことで」
布施美鶴:「まあ、もう17年付き合ってますからね。どうせ今日も変わんないです」
布施美鶴:「では、桜坂さん。アディオスなのですよ」ぴらっと腕を振って。
GM:そういって、彼女は階段を上っていきました。
桜坂鈴音:「ん、またね」こちらも軽く手を振って、ジュースを飲み干した。
GM:--------------------------
GM:そんな日から、何日か…もしくは、2週間くらいは経ったあとでしょうか?
GM:あなたは、もう一度。なぜだかあの騒がしい少女と会うのですが……
N市 第五支部 休憩室
GM:【BGMオフ】
布施美鶴:「おや。何日かぶりですね、桜坂さん」
桜坂鈴音:「ん」
桜坂鈴音:また野菜ジュースを飲んでいる。
布施美鶴:「今日も野菜ジュースですか?実はそういうの、いっぱい糖分入ってると聞いたことがありますがどうなのでしょう」
布施美鶴:ちょこん、ときみから拳みっつぶんくらい離して座る。
桜坂鈴音:「いいんだよ。こういうのは気分だから」ストローから口を離して。
布施美鶴:色白い肌。薄い茶髪。黒のブラウス。いつも通りの彼女だ。
布施美鶴:「気分……」きみの姿を上から下まで見て。「うむ…確かに。すっごいすらっとしてますもんねえ」
布施美鶴:「美鶴なんてこんなちまいままだと言うのに……くっ」
桜坂鈴音:「ありがと。布施だって可愛いでしょ。方向性の違いだよ」
布施美鶴:「美鶴を可愛いって言ってくる人、だいたい小学生とか褒める気分で言ってないですかね…?」
布施美鶴:「わかるのですよ。桜坂さんと並ぶと……視線の違いが……!」
桜坂鈴音:「うーん」
桜坂鈴音:「否定はできないなあ」
布施美鶴:「そ、そんな…!裏切られた…!」よよよ、と泣き真似してから。
布施美鶴:「……まあ、そうはいってもこれからの美鶴は違いますがね……!」どやあ。
桜坂鈴音:「お?」
桜坂鈴音:「自信満々じゃないか」
布施美鶴:「なにせ運動の許可も出たし、力もこう強くなって」
布施美鶴:「イリーガル登録もいいかもしれないね、と先生から言って貰ったのですよ!」
布施美鶴:ぐぐっと力瘤を造ろうとする。……作ろうとする。……できない。
桜坂鈴音:「本当?へえー!良かったじゃん!」
桜坂鈴音:「別に今までの布施でも良かったと思うけど。選択肢が広がるのはいいことだなあ」
布施美鶴:「ふふん。そう、故にこれから遅れている成長期ももう一度来て……桜坂さんにも負けないナイスなスタイルになるんですよ!」
布施美鶴:「………そこで、一緒に喜んでくれるので、桜坂さん好きですよ」
桜坂鈴音:「? 普通喜ぶでしょ。一応友達だし」
布施美鶴:「ふふふ。ほとんど保健室登校な美鶴には……出会いが無いのです…!」
布施美鶴:「いやこれ寂しいし哀しいことだな…?」
桜坂鈴音:「そう?別にそうでもないでしょ」
布施美鶴:「その心は」
桜坂鈴音:「寂しいか哀しいかなんて、自分で決めることでしょ」
桜坂鈴音:「まあ、仮にそう思っても、布施には私がいるんだからいいじゃん」
布施美鶴:「………」
桜坂鈴音:「……ああ、そうだ。お祝いっていうとあれだけど」
布施美鶴:「ふふふつまりこれは心の友獲得というやつですね?やったー」
桜坂鈴音:「記念に奢ってあげようか?血」
布施美鶴:ばんざーい、と腕を上げたまま聞く。
布施美鶴:「………む。いや、大丈夫ですよ」
布施美鶴:「桜坂さんだって吸血衝動なのでしょう?あまりそう言う風に上げたりどうこう、というのは良くないとのことです」
布施美鶴:「……と、梁田支部長から絞られまして」
桜坂鈴音:「え、あれだけ欲しがってたのに?」きょとんとして。
桜坂鈴音:「私だって友達にいいことあればお菓子とかジュースくらい奢るし」
GM:……布施美鶴の吸血衝動は、ただの冗談だとしても。こんな薄い反応しか返さないほどのものだっただろうか?
桜坂鈴音:「そういう感じで、別に気にしなくていいのに」
布施美鶴:「いやいやいや。採血したことありますけど、あれ気がスゥーッと遠くなるじゃないですか。だめですだめです」
GM:美鶴は、冷静なように見える。
桜坂鈴音:「……そっか。いや、別に飲んでほしいわけじゃないけどさあ」
GM:まるで気にしていないかのような。……オーヴァードの衝動は、そう簡単に解決するようなものではないはずだ。
桜坂鈴音:「……何ていうか、ちょっと」じっと見つめて。
布施美鶴:「?」首を傾げる。
桜坂鈴音:「布施っぽくないね」
布施美鶴:「ひ、酷くないですか桜坂さん!?」
布施美鶴:「み、美鶴だってあんなに頑張ってこうまでなったのに……!」よよ。
布施美鶴:無表情のままだ。
桜坂鈴音:「別に支部長に言われたからって変える必要無いと思うけどなあ」頬杖をついて。
桜坂鈴音:「布施は布施らしくいるのが一番だよ」
GM:……だけれど、きみが持つその鐘には、かすかな反応がある。
布施美鶴:「わたしらしいって何ですか、もう」
布施美鶴:「これから人生順風満帆ですよ、美鶴は。宝くじ当たったって人間ひとが変わるんです」
GM:彼女がジャームだ、と確信できるほどではない。だが。
GM:【BGM:カラカゼ】
布施美鶴:「とまあ……美鶴は、これからまたちょっと色々説明とかを聴いてこないといけないのです」
布施美鶴:「もう。桜坂さんだから許しますけど、他の人なら許さないですからね!」
桜坂鈴音:「……」今はペンダントの形を取り、素肌に触れている“遺産”に、違和感を覚えつつ。
桜坂鈴音:「まあ、無理してないならいいけど」
布施美鶴:「しーてーまーせーんー」ぷくーっと頬を膨らませて。
布施美鶴:「じゃあ、美鶴は行きますよ。……と、そうだ」
布施美鶴:「もしイリーガルの仕事を探してるなら、美鶴の先生が3Fで募集中見たいですよ。行ってみたらどうでしょう?」
桜坂鈴音:「え、ほんと?ありがと、布施」
布施美鶴:「いえいえ。いつもお世話をおかけしてますし。じゃあ、また」
GM:そう言って、彼女は休憩室を出ていきます。
桜坂鈴音:「あ、布施」
桜坂鈴音:その背に声を掛ける。
布施美鶴:「はい?」ひょこ、と顔だけ振り向く。
桜坂鈴音:「何かあったら言いなよ」
布施美鶴:「むう……いつまでも頼りきりじゃないですよ、桜坂さん」
布施美鶴:「まあもし、助けて欲しくなったら言うのです」
桜坂鈴音:「ん。そうして」
GM:今度こそ、少女はもう外へゆきました。
桜坂鈴音:「……」
桜坂鈴音:一人になって、少しだけ考え込む。
桜坂鈴音:布施美鶴に感じた僅かな違和感。“遺産”の不可解な反応。
桜坂鈴音:(……布施らしさ、か……)
桜坂鈴音:「……私が決めつけることでも、ないけど」
桜坂鈴音:無意識に噛み跡のついたストロー。紙パックをゴミ箱に捨て、
桜坂鈴音:布施に言われた仕事を見に、そして彼女の現状を知ろうと、その場を後にする。
GM:シーン終了。
GM:ロイスだけ可能です。
GM:雑談タブにてお願いします。
桜坂鈴音:ロイス 布施美鶴 〇友情/疑念 で取得します
GM:【BGMオフ】
OP2
GM:OP2
GM:シーンプレイヤー:北条、伊興
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:33->37)
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:30->37)
N市 第五支部 3F 会議室
GM:【BGM:Poema】
倉持由依:「……さて。お二人とも、お呼びして申し訳ないね」
伊興善樂:「……何」ぱたんと、懐中時計の蓋を閉じる。
北条サイカ:「いえいえ。お気遣いなく」
倉持由依:「今回、この第五地区で、外傷などもないのに連続衰弱死という事件が起きている」
北条サイカ:背筋をぴんと伸ばし、桃色の髪を短く切り揃えている。
北条サイカ:つり目の奥にどこか人懐こい色を浮かべた、快活な印象の少女。
伊興善樂:「こちらも、仕事で忙しい、とは言い難いのでネ」
伊興善樂:口ひげを蓄えた紳士が応じる。
倉持由依:「警察は、これをR案件と認定。それで、出張していた医務官であるぼくが対策本部を立てることになった」
倉持由依:「きみたちは、この事件の捜査を行って貰うことになる…、ということなんだが」
北条サイカ:「外傷もなく……」僅かに目を細める。「精神系の能力かな」
伊興善樂:「連続衰弱死。ですか。生気を失うように、とは曖昧な表現だ」
倉持由依:「そこもまだだ。警察の検死記録を見てみたが」
北条サイカ:「……だが?」続きを促す。
倉持由依:「外傷はない。そして、血液が失われている、とか。そういうこともない」
倉持由依:「ただしく、生命力そのものを抜き取られたかのように、と言うわけだ」
伊興善樂:暫し瞑目。
伊興善樂:「……しかし成程、そういう事なら、私への依頼も納得のいくものです」
伊興善樂:「なにせ、歯車装置は元気を失くすこともない」
倉持由依:「ああ、奇怪にすぎるからね。なんとか、対策が取れそうなメンバーを集めさせてもらったよ」苦笑。
北条サイカ:「あ……すると、あたしは特質が近いからって事ですか」
倉持由依:「……北条くんには、あまり。意識させるようで、申し訳ないが」
伊興善樂:言葉と共に氷歯車仕掛けの猟犬が掌の上に出現させる。それは高く澄んだ声で吠え、肩まで駆け上がり、砕けて霧散した。
倉持由依:「……ああ。悪いね」どこかばつが悪そうに。
伊興善樂:「と、言うと?」
北条サイカ:「あっ、いえ……」慌てて首を振る。
倉持由依:「伊興さんも、デモンストレーションはいいが……」と、そこで口に迷って。
北条サイカ:「別に、不快になった訳では……そもそも、人が死んでるのにそんなこと言ってられませんって!」
倉持由依:「……プライバシーだ。思春期の女の子だぞ。気遣いはさせてくれ」
倉持由依:「ああ、すまない。苦労を掛けてしまうな…」
伊興善樂:「……? ええ、そういう話ならそうしますが……」
伊興善樂:なぜ怒られたのか分からないが、突っ込まない方が良いと判断。
北条サイカ:「いえ、ありがとうございます……すみません、気を遣わせてしまって」二人に、順番に小さく頭を下げつつ。
倉持由依:伊興さんに、耳打ちするように囁く。「……あの年頃だと、どうしても意識してしまうようなことに関わる能力なんだ。すまないが…」
倉持由依:「ああいや、きみが謝ることじゃあない。此方こそすまない」
北条サイカ:「えっと、じゃあ」それから、一転して笑顔を作って。
伊興善樂:「……成程。いや、問題はありません」
伊興善樂:にっこりと笑う。
倉持由依:「苦労を掛ける…」
北条サイカ:「その……プライバシー、な部分は置いとくとしても」
北条サイカ:「自己紹介はした方がいいかな。一緒に組むんですもんね、これから」
倉持由依:「ああ、それもそうだな。じゃあ、まずわたしからしておこう」
伊興善樂:「おお! 私としたことが。ええ、あなたの仰る通りだ」
倉持由依:「≪ソムニフェルム≫倉持由依。医務官で、本来は12支部付きだが…今回は、第五支部に出向している」
倉持由依:「今回は、医者としてと…あと、きみたちのバックアップになるな。よろしく頼む」
伊興善樂:「フム……N市の事件の頻度を考えれば、組織内部でそういった派遣が多いのも納得ですネ」
倉持由依:「ああ。早速実感させられてるよ……」苦笑して。「じゃあ、次は。そういう伊興さんにお願いしよう」
伊興善樂:「よろしく、倉持さん。では……」
北条サイカ:「12支部の、お医者さん……」市内でもかなりの武闘派チームだ。毎日、挨拶のように支部員同士が技を競っているとか。「大変そうですね、そりゃ」
倉持由依:「生傷と無茶ばっかするバカなだけだ。叱っても叱っても反省しやせん」
倉持由依:「…すまない、どうぞ」
伊興善樂:「噂に聞く通りの武闘派支部というわけですか……ええ」
伊興善樂:「伊興善樂。しがない時計商です。これは名刺」
北条サイカ:「あっ。どうも」両手で受け取る。
倉持由依:「ああ、ありがたく。こちらも一応」受け取って、こちらのそれも渡す。
伊興善樂:懐から名刺入れを取り出し、2人に渡す。HP、電話番号などと、ハンターケースの懐中時計が印刷されている。
伊興善樂:「能力としては……分類がハヌマーン・サラマンダー……どちらも振動を操る能力ですが」
北条サイカ:「へええ、自分のホームページも持ってるんだ……なんかすごいな……」
伊興善樂:「平たく言えば、調律ですネ。それなりに歴戦ではある。お役に立てるかと」
伊興善樂:「今の時代、零細もそれくらいの備えが必要なのですよ。伊興堂をぜひごひいきに」
倉持由依:「ああ。時計技師といえば精密さを求められる仕事だ。…違和感があったりすれば、教えて欲しい」
倉持由依:「…じゃあ、北条くん。お願いしてもいいかい?」どこか柔らかい声で。
伊興善樂:「ええ、気を払います」にこにこと自己紹介を終え、一人残った少女に目を剥ける。
北条サイカ:「あっ、はい」二人の視線を受けて、眺めていた名刺をしまい。
北条サイカ:「北条サイカと言います。コードネームは"ブリンクブレイド"」
北条サイカ:「第五支部のチルドレンで……普段は、この通り学生をやっています」
北条サイカ:傍らに置いていたスクールバッグを視線で示して。
倉持由依:「うん。梁田さんからも優秀だと聞いているよ」
北条サイカ:「あっ……ありがとうございます。えへへ」照れた笑顔を浮かべつつ。
伊興善樂:「第五は実戦部隊としての色が強いと聞いています」
北条サイカ:「まあ、優秀……はちょっと贔屓目入ってるかもですけど。それなりに場数は踏んでいるので」
北条サイカ:「子供だから、みたいな気遣いはあんまりしなくて大丈夫ですから」
伊興善樂:「……」先ほどしたばかりなのだが、とは言わない。
伊興善樂:「頼みにさせて頂きましょう」
倉持由依:「……それはすまない。不愉快だったら言ってくれ」苦笑して。ついしてしまうものだから、と。
北条サイカ:「ああっ、いえ……そういう意味では……」
倉持由依:「はは。冗談だよ、真面目だなあ、北条くんは」くす、と笑う。
伊興善樂:「子供を困らせるものではありませんヨ……おっと、歳下を、と言い換えるべきですね」
伊興善樂:きまり悪げにウィンクする。
倉持由依:「それはすまないね。どうも、こういう真面目で純真な子とは、中々会えないものだから」
北条サイカ:「頼りにして欲しい、というか……お二人とも、しっかりした大人の方のようだったので……」失言だったかな、と髪をかきつつ。
北条サイカ:「うう……」かなわないな、と小声で呟いて
倉持由依:「失望させてしまったかな。……うん、ありがとう」ふ、と淡く笑って。
伊興善樂:「フフ……確かにこれは真面目で純真と言うほかない」
北条サイカ:「えっと……それで、能力は」
倉持由依:「無理に言う必要はないよ。紙の資料もあるし…だいたいの特質でもいいから」
倉持由依:戦闘のスタイルとかね、と一言。
北条サイカ:「あっ、はい」頷きつつ。
伊興善樂:「そうですね。知っているべきだと思った最低限を伝えて頂ければ」
北条サイカ:「相手の脳神経に干渉して、錯覚を起こさせます。短い時間ですし、警戒されてると効かない事もあるんですけど……」
伊興善樂:「おお」
北条サイカ:「連携とかで使う事もあると思うので、覚えていてほしいです。それと……後は、剣術ができます」
北条サイカ:「12支部の人達と比べると、ちょっとした習い事みたいなものかもしれませんけど」倉持さんの方を見やりつつ。
倉持由依:「アタッカーと、補助だね。そういう人員はどこも欲しがるから、入れられてよかったよ」
伊興善樂:「剣術。非常に噛み合った、強力な力ですよね」
倉持由依:「ぼくはそう出来ないから、そんな顔をしないでくれ」苦笑。
伊興善樂:「白兵の間合いにおいて本領を発揮するタイプのようだ。つまり」
伊興善樂:「我々が呼ばれたという事は、それなりの戦闘がある、と?」
伊興善樂:少し、それまでの穏やかな雰囲気から眼光の色が変わる。
伊興善樂:「そういった予想が成されているのでしょうか。あるいは」
倉持由依:「ああ。……個々近辺に、≪フラワーマスター≫の作品が納品された、という話がある」
北条サイカ:「ありがとうございます……」二人から一斉に褒められた事に、むずがゆさを覚えつつ。
倉持由依:「名前の通り、植物の扱いに長けていて…そういうレネゲイド植物を作るやつだからね。もしものことがあるかも、と言うわけだ」
伊興善樂:「"フラワーマスター"……」
北条サイカ:「フラワーマスター……マスタークラスのエージェントが関わっていると」いくらか、気の引き締まった表情になって。
倉持由依:「当人じゃあないよ。あくまで、作品の一個だ」
伊興善樂:顎に手を当てて考え込む。「作品は……」
倉持由依:「だから、全員自衛は出来るメンバーを選ばせてもらってる」
倉持由依:「どんな作品なのか、もまだ分かってないんだ。だから、あくまで頭の片隅に置いてもらうだけでいい」
伊興善樂:「それを手掛けるのが専門の人材であればあるほど、時に作り手の手を離れ、超えてゆくものです」
北条サイカ:「なるほど……作品が」口元に手を当てる。
伊興善樂:目を閉じて、思案するように。だが口元は笑っている。
伊興善樂:「十分な注意を以て当たりますとも」
倉持由依:「……職人が言うと、含蓄があるね。ぼくも気を付けておく。……ふう。対ジャーム用の人員をひとり、呼んでもらうとするよ」
倉持由依:「ああ、頼むよ」
北条サイカ:「花の香り、あるいは外観情報を通した精神干渉……みたいなのは、ありそうな話ですね」外傷のない遺体、という事件記録を思い出しながら。
北条サイカ:「はい、気をつけます」
倉持由依:「うん。じゃあ、仕事を始めるとしよう。…仕事が尽きない町だが、」
倉持由依:「ひとつひとつ。そうやって、片を付けていくしかないからね」
GM:ロイスのみ可能です。
GM:雑談タブにてお願いします。
北条サイカ:衰弱死事件 使命感/〇脅威 で取ります
伊興善樂:ロイス 衰弱死事件 興味/不安〇 で取ります
GM:【BGMオフ】
ミドル1
GM:ミドル1
GM:シーンプレイヤー:北条
GM:全員登場ダイスをお願いします。
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:37->43)
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:46->55)
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:37->39)
GM:ひええ…
GM:では。ミドルの進行について、説明いたします。
GM:今回は里村さん編纂のSSSCシステムにのっとって行われます。
GM:まず、本筋のメイントピック。
GM:それと、オマケだったりするサブトピック。この二つを勧めることで、ミドルは進行します。
GM:また、サブトピックですが、此方は成功した場合、TP(獲得シーン内にて使用可能なPT共有財産点)を10点獲得します。
GM:メインをやるだけでなく、サブトピックを進めることで、メインの進行や装備を整えるのが楽になります。
GM:では、判定を張ります。
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:ウェブ>、<情報:軍事>
目標値 :9
プライズ:0/7
シーン数:0/6
最大値:30
ST・≪ストレリチア≫布施・美鶴0/1
ST≪フラワーマスター≫0/1
GM:以上の三つ。
伊興善樂:サブトピも技能は共通ですか
GM:あ、そうなります!
GM:言い忘れて申し訳ない。
伊興善樂:ありがとうございます
伊興善樂:サブトピックフラワーマスターいきます
伊興善樂:4dx+2>=9 情報UGN
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 9[3,5,6,9]+2 → 11 → 成功
GM:どうぞ。
GM:成功ですので、PT共有財産を10点このシーン獲得します。
伊興善樂:やった~
北条サイカ:大儲け!
桜坂鈴音:わ~い
北条サイカ:じゃあメイン行きます。情報:UGNで
GM:情報張るのは、全部終わってからにしましょう。
北条サイカ:4dx+2>=9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 8[1,5,5,8]+2 → 10 → 成功
桜坂鈴音:布施ちゃん調べます 噂話でコネも使用
桜坂鈴音:≪紡ぎの魔眼≫
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:55->56)
桜坂鈴音:6DX+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[1,2,5,7,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
GM:すっご
北条サイカ:優秀!
伊興善樂:あまりにも詳しい
桜坂鈴音:全てを調べた
GM:成功です。PT財産点をこのシーンさらに10点。合計20点。
北条サイカ:布施ちゃんの全てを……
GM:ここで、財産点使用を宣言していいよ~
GM:メイントピックを…ギリギリの30まで…上げたくはないか…?
北条サイカ:メインに20全部入れていい?
GM:どうぞー
伊興善樂:いいよ
GM:最大が30なので、11だから29点使用だね。残りPT財産が1です。
GM:では開示行きます!
GM:【BGM:放蕩の川】
北条サイカ:いや。達成値11は伊興さんで、メインをやったあたしは10かな
GM:あ、じゃあ残り0ですね!すみません。
GM:メイントピック。
プライズポイント2:
衰弱事件の犠牲者たちは、みな外傷も存在しない。
レネゲイド案件に間違いないであろうと思われる。
プライズポイント4:
衰弱事件の犠牲者たちのレネゲイド残存濃度が異様に低いことに気付く。
…なんらかの手段で生命力そのものと共に奪っているのだろうか?
そして、被害者に、植物の根のような組織が入り込んでいるのを発見する。
GM:メインはここまで。
GM:サブトピック。
・≪フラワーマスター≫0/1
数年前に失踪したマスターエージェント。
その分野は被子植物の花卉、その開花であるとされる。
多くのレネゲイドを感染させた植物を作り出しており、
その種がいくつかN市に持ち込まれた形跡がある。
特に、”願いを叶える”ことを、花を咲かせることに例え、そのことにも長けていたという。
、ST・≪ストレリチア≫布施・美鶴0/1
PP0
17歳。148CM、48kg。高校生。
微弱なブラム=ストーカー能力を持つOVの少女。
そのせいか、強めの吸血衝動を持ち、血をすわせてくださーい、とよくお願いしている。
無表情ばかりだが、感情は豊か。
桜坂さんとは親しいのですよ。(そう言ってるだけ)
PP1
市外の中学生時代に覚醒。
当時から強い吸血衝動に苛まれており、輸血パックなどで誤魔化している。
なんども吸わせて~、と言っているものの、
一度も人間やRBから直接血液を摂取したことはない。
もし受け入れるひとがいたとしても、彼女は慌てて拒絶している。
両親とは高校入学を機に別居中。一人暮らし。
最近、植物の面倒を見だしたらしい。
追加サブトピック ・≪ストレリチア≫布施・美鶴2 0/1 が出現しました。次のシーン以降に調べてください。
N市 第五地区 第五支部 会議室
倉持由依:「…さて。皆、調べた結果を聴いてもいいかい?」
伊興善樂:「では私から」
倉持由依:「頼みます、伊興さん」
伊興善樂:ぱちり、と懐中時計を閉じる。
伊興善樂:「"フラワーマスター"なるエージェントの活動について調べていました」
倉持由依:「ああ、ありがたい。N市に集まり過ぎなんだよな……」
伊興善樂:「EXレネゲイド化させた植物……とりわけ花卉の使い手、ここまでは名の通りですね」
桜坂鈴音:頷きながら聞いている。
伊興善樂:「一方で『願いを叶える』ことに長けていた……と、言われています。この長けたというのは」
伊興善樂:「十中八九、FHの用いる理屈によるものでしょうが、ともあれ」
倉持由依:「フラワー……花が咲くこと、にでも例えたか?そういうのが好きだからな、連中は」
伊興善樂:頷く。
北条サイカ:「欲望、願い……」
桜坂鈴音:「植物を使って願いを叶えるってことですか?」
伊興善樂:「そういった『機能』を持って芽吹く種を──このN市に持ち込んでいたのだという」
北条サイカ:「そういう言葉で人を唆すの、常套手段ですからね。FHの」
倉持由依:「また面倒な代物を……」
北条サイカ:少しうんざりしたような様子で、溜息を吐きつつ。
伊興善樂:「あまり愉快な接続ではないが」桜坂さんに応じる。
桜坂鈴音:「……」嫌な胸騒ぎを覚え、表情を曇らせる。
伊興善樂:「レネゲイドが人の絆、感情……そういったものに感応する以上」
伊興善樂:「心に寄生し、それを栄養に育つ……そういったものであるのかもしれないネ」
伊興善樂:「あくまで、想像にすぎませんが」
伊興善樂:目を閉じて、自分の分は終わりだ、と示す。
北条サイカ:「あ……それって」
倉持由依:「…マスターエージェント、ともなればそういうものも作れるのか?あり得ない、とは言えないのがなんとも」
倉持由依:「ん?ああ、北条くん。じゃあ、頼むよ」
北条サイカ:「あたしの方で分かった事とも符合してるかも、です」小さく手を挙げつつ。
伊興善樂:「……ほう」すぐに瞼を上げる。
北条サイカ:「はい、えっと……」資料に目を落としつつ。
北条サイカ:「衰弱死事件の被害者の、詳細な検死結果です。どこにも外傷がない……って話は、最初に出てたとは思うんですけど」
北条サイカ:「加えて、体内の残存レネゲイド量が極端に低くなっていたみたいでした」
倉持由依:「ああ。警察さんの検死結果だとそうだったな。……チェッカーくらい、もっと廻せればいいんだが」
桜坂鈴音:「極端に低く?……どこ行ったんだろう」
北条サイカ:「オーヴァードでなくとも、大多数の人間はRVに感染しています。"覚醒して"いないだけで。……それで、こうなった原因を調べてもらったんですが」
北条サイカ:「一部の体組織に、外的に埋め込まれた……植物の"根"のような物があったと」
倉持由依:「ましてや、このN市は覚醒者も遺産も、何もかもが多過ぎる。未覚醒者でも、感染はしているものだが」
桜坂鈴音:「……それに、レネゲイドを吸い取られた?」
北条サイカ:「根、だけです。より上の部分がどうなったのかは分かりませんが……」
倉持由依:「……根、だな。これは……被子植物の物か?」写真を見て。
北条サイカ:「……ええ、おそらくは」頷く。
伊興善樂:「……消えてしまった、と判断するのは楽観的に過ぎるようですネ。どうやら」
倉持由依:「……手品のタネは見えてきたな。残念なことに、愉快な話じゃあないが」
桜坂鈴音:「……あの」
倉持由依:「桜坂くん。君も調べていたと思うけれど…なにか、分かったかい?」
倉持由依:「む。なんだろう」
桜坂鈴音:「関係あるか分からないんですけど。というか、無関係であってほしいんですけど」
桜坂鈴音:「私の知人に、布施……ああ、ええと。“ストレリチア”ってオーヴァードがいるんです」
伊興善樂:少し、眉を上げる。
倉持由依:「……布施美鶴くんか?そういえば、彼女は最近体調が改善していたな」
伊興善樂:「"ストレリチア"。ですか……」
桜坂鈴音:「はい。能力はそれほど強くない子なんですけど……」
北条サイカ:「布施さん……ああ、あのよく医務室に通ってる」第五支部員なので、多少は知っている。
伊興善樂:「本種はレギネと呼ぶのですよね。知人の娘さんが、そういった名付けの由来だったので覚えています」
伊興善樂:「花の名だ」
倉持由依:「能力は強くないが、衝動…それも、吸血のそれが強い子でね。……一応、コードネームは随分前に付けられたものなんだが…」
伊興善樂:まさかこの符号で、関係があるかと言ったわけではないだろうが。
桜坂鈴音:「……その子、最近、突然体調が良くなって、力も強くなったみたいで。いきなりですよ」
桜坂鈴音:「倉持さんの言う通り、前まではいつも血を欲しがってたのに、それも無いし……」
倉持由依:「………あからさまだな…確かに、随分体調が良さそうではあった。ぼくは最近見たばかりだから、偶然だろうと思っていたけれど」
北条サイカ:「吸血衝動の……」
伊興善樂:「フム。いずれ関係ある事件かどうか、まだ断定はできませんが……」
伊興善樂:「吸血。というのは」
倉持由依:「血が欲しくなるんだ」
北条サイカ:「……確かに、妙ではありますね。仮に何らかの理由があって、オーヴァードの力が強まったとしても」
伊興善樂:「……いえ、正確には他者のレネゲイドを取り込もうとする衝動分類だ」
倉持由依:「うん。飢餓とは、関係性を元にしている、という時点で異なる」
伊興善樂:「それが『満たされている』というケースが、我々の恐れるべきもの」
北条サイカ:「それと同時に衝動が落ち着くというのは……普通、あっても逆かなと」
桜坂鈴音:「……布施の最近の行動、調べてみたんです」
倉持由依:「…そうだね。衝動を受け入れることで、逆に力を引き出すというエフェクト群はあるが……」
倉持由依:「……桜坂くん、まさかだが」
桜坂鈴音:「……」目を伏せる。
倉持由依:「……花の…植物の面倒でも見だしたか?」
桜坂鈴音:「……育て方の本とか、肥料とか鉢植えなんかを買い込んでたらしいんですよ」
桜坂鈴音:「あはー……偶然ですかね、これ」
桜坂鈴音:力なく笑う。
伊興善樂:「……かもしれない」
倉持由依:「符号が多過ぎるな……疑った方がいいだろう。…すまないね。嫌なことを言わせた」
北条サイカ:「……種や苗は買ってないんですね」
北条サイカ:「少なくとも、記録のつくような場所では」
伊興善樂:「…………成程」
桜坂鈴音:頷く。
桜坂鈴音:「……姉が言ってました。『偶然』に甘えるな、って」
桜坂鈴音:「もう少し、調べてみてもいいですか? 事件の手掛かりにもなるかも」
倉持由依:「うん。桜坂くんなら、親しいだろうしね。そうしてくれ」
伊興善樂:「なかなか厳しいご家族をお持ちの様だ」
伊興善樂:「ですが、それが良いでしょう」
桜坂鈴音:「ありがとうございます」許可されずとも勝手に調べるつもりだったが。
北条サイカ:「ええ、あたしも同じ意見です。……本当に偶然なら、その確証を得るために調べる意味はありますし」
倉持由依:「桜坂くん。……頼りないかもしれないが。ぼくたちも、力になれれば嬉しいんだ。遠慮なく頼ってくれ」
伊興善樂:組んだ指の向こうで、炯炯、眼光が光る。思考する。
伊興善樂:「(──さて)」
伊興善樂:レネゲイドの衝動と折り合いをつける上で、UGNの傘下に降る以上の解決策はない。少なくとも、自分はそう信じている……が。
伊興善樂:では、それが解決にならなかったとしたら。
伊興善樂:嫌な思考を打ち切る。
桜坂鈴音:「ありがとうございます。私も、やれることやりますよ」表情を緩めて。
伊興善樂:山高帽を掴み部屋を出ざま、ジャーム退治に優れるとのかどで配置されたという……今は渦中の少女に一礼する。
伊興善樂:「では、桜坂さん。引き続きよろしく」
桜坂鈴音:「はい。伊興さんも。お互い頑張りましょう」
桜坂鈴音:「……」伊興を見送って、思い返すのはあの時の感覚。
桜坂鈴音:布施美鶴に対する、ジャームを憎む遺産の微かな、しかし確かな反応。
桜坂鈴音:「……ねえ、北条さん」
北条サイカ:「あっと……なんでしょう?」伊興さんに続いて、部屋を出ていこうとしていたところ。
北条サイカ:足を止め、振り返る。
桜坂鈴音:「差し支えなければ、でいいんだけど」ぎし、と椅子を軋ませて。
桜坂鈴音:「北条さんの衝動って、何?」
北条サイカ:「え……」少し、驚いたように目を開いて。
北条サイカ:「えっと……吸血、です。あたしも」
桜坂鈴音:「えっ……そうなんだ」
桜坂鈴音:「私もそうだよ。お揃いだね」
北条サイカ:「あ……勘付いてた、とかじゃないんですね」びっくりした、という様子で。
北条サイカ:「はい、お揃い……ですね。へへ」少しぎこちない愛想笑いを浮かべて。
桜坂鈴音:「全然。むしろちょっと意外かなあ」少し笑って。
北条サイカ:「意外?」
桜坂鈴音:「会ったばっかりだけど、印象と違うっていうか……ああ、そう、」
桜坂鈴音:「そういう話なんだ。北条さんにちょっと聞きたいんだけど」
北条サイカ:「……?はい」
桜坂鈴音:「私もさ、戦ってると相手に引っ張られて衝動が……ええと、暴走っていうんだっけ。そういう状態になることあって……」
桜坂鈴音:「そういう時って、自分で抑えるのは結構大変だよね」
北条サイカ:「ああ……」少し遠い目をして、頷いて。
北条サイカ:「ありますね。我慢してるつもりではあるんですけど……」
北条サイカ:「手についた返り血を、つい舐めとっちゃったりとか」
桜坂鈴音:「北条さんはさ、そういう自分の中の衝動と、それを抑えようとする自分……」
桜坂鈴音:「どっちが本当の自分だと思う?」
桜坂鈴音:じっと目を見つめる。
北条サイカ:「……本当の、自分」
北条サイカ:じっとその視線を受けたまま、少し考え込んで。
桜坂鈴音:「……」はたと我に返って。
桜坂鈴音:「っと……あー……ごめんね」
桜坂鈴音:「会ったばっかでいきなりこんなこと聞いて。引いたよね」
北条サイカ:「あっ、そういう訳じゃ……」手と首を一緒に振って否定する。
桜坂鈴音:「ごめん、忘れて!また捜査よろしくね!」
北条サイカ:「その……難しい話だったから、ちょっと考えこんじゃったっていうか」
北条サイカ:「こ、こっちこそなんかごめんなさい……!?」
桜坂鈴音:「ごめんね、私空気読むの苦手でさ……!気にしないで!」
桜坂鈴音:顔の前で手を合わせて、そのまま横をすり抜けて去っていく。
北条サイカ:謝っているのか、頷いているのか。よく分からない動作を繰り返して、それを見送って
北条サイカ:(……どっちも本当の自分で、切り分けられるような物じゃない。……なんて)自分の掌に視線を落とす。流れる血潮の赤を、じっと見つめて。
北条サイカ:(そういう言葉で、全部が収まる訳じゃないんだよな。現実には)
GM:【BGMオフ】
GM:シーン終了。
GM:ロイス、購入が可能です。
GM:雑談タブにてお願いします。
伊興善樂:北条サイカ 連帯感〇/無関心
伊興善樂:桜坂鈴音 連帯感〇/憐憫
GM:あ、ロイスと購入先にして大丈夫ですー
伊興善樂:購入は皆来てからにするかな バディム欲しいかもしれないし……
GM:それもそう
桜坂鈴音:北条サイカ 〇興味/隔意
桜坂鈴音:伊興善樂 〇連帯感/隔意
伊興善樂:2dx+2>=12 ボディアーマー拾いに行こ
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 9[5,9]+2 → 11 → 失敗
桜坂鈴音:紡ぎの魔眼でボデマ狙い
北条サイカ:伊興善樂:〇連帯感/隔意、桜坂鈴音:〇興味/隔意 で取ります
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:56->57)
桜坂鈴音:4DX+2>=12
DoubleCross : (4R10+2[10]>=12) → 10[1,5,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
北条サイカ:あたしもボデマ買おうかな
桜坂鈴音:買えた~
桜坂鈴音:装備して以上です
伊興善樂:北条さんバディム—ちょうだい
北条サイカ:ていうか伊興さんにバディム投げましょ
北条サイカ:あげるー
伊興善樂:桜坂さんの判定見るまで待ってた ありがと
北条サイカ:4dx>=12 こっちもボディアーマー購入
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[2,3,7,10]+4[4] → 14 → 成功
伊興善樂:では購入成功して装備! 以上です
北条サイカ:あたしも装備!
GM:みんなすごいな?!
ミドル2
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤー:伊興
GM:登場ダイスをお願いします。
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:43->47)
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:57->60)
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:39->46)
GM:判定を張ります。
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:ウェブ>、<情報:軍事>
目標値 :9
プライズ:4/7
シーン数:0/6
最大値:30
--------------------------------------------------------------
サブトピック
・≪ストレリチア≫布施・美鶴2 0/1
GM:以上のふたつ。
GM:【BGM:カラカゼ】
桜坂鈴音:布施お得情報をやっちゃおうかな
GM:どうぞ~
桜坂鈴音:≪紡ぎの魔眼≫コネも使って噂話
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+1した(侵蝕率:60->61)
桜坂鈴音:7DX+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[2,2,6,7,8,8,9]+1 → 10
桜坂鈴音:あっ待って
GM:ムッ
桜坂鈴音:今回噂話ないですね まあコネUGN使って固定値無しでも成功かな一応
GM:あっ
GM:ごめんね、入れるの忘れてた。。…
GM:今回は会ったということで大丈夫です!GMのミス!
GM:成功ですので、PT財産点10点獲得だよ~
GM:残りはメインだけ!あと達成値20出せば終わりです。
桜坂鈴音:1しか変わらないから大丈夫のはず!ごめんなさい!
GM:巻き戻しは基本しないので大丈夫!
伊興善樂:では判定してみます
北条サイカ:こっちもいきます
伊興善樂:5dx+2 情報UGN 要人への貸し
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[2,3,7,7,10]+3[3]+2 → 15
伊興善樂:まあまあ
北条サイカ:4dx+2>=9 情報:UGN
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 10[4,5,9,10]+10[10]+4[4]+2 → 26 → 成功
桜坂鈴音:つよすぎ
伊興善樂:すごっ
GM:素で成功されたんですけど……
GM:なにこれ……
伊興善樂:これが最強シンドロームソラリスの力というわけね
北条サイカ:わーいお金が浮いた~
GM:PP7到達!ミドルクリアです。
GM:やっぱり北条君は優秀だなあ
GM:じゃあ、開示して来ますよ~~
メイントピック
プライズポイント6:
持ち込まれた≪フラワーマスター≫の遺産を特定する。
≪ネスキウス・グィルス≫。極楽鳥花のジャーム。
それは、種の段階から他者を支配することで、
自身を開花させようとしている。
……その代わりに、彼は契約者の願いを叶えるのだという。
プライズポイント7:
≪ネスキウス・グィルス≫の位置を特定する。
…事件被害者たちが発見された箇所から、ほぼ同じ距離にある小さな、寂れた公園。
その奥にあると思われる。
これ以上の被害を赦す訳にはいかない。ジャームを討伐せねばならない。
→クライマックスへ移行します。
GM:サブトピック。
・≪ストレリチア≫布施・美鶴2 0/1
自身の吸血衝動に対して、これが自分であると思い諦めつつも、
多くの人間にとって受け入れがたいものであるとも思っている。
家族が、自身の覚醒と共に離れていったように。
彼女は、≪ネスキウス・グィルス≫に己の血を吸わせ、また彼から与えられることで、
自身の吸血衝動の希薄化させる契約を結んでいる。
※≪愚者の契約≫による効果です。
桜坂鈴音のように、皆に受け入れられるような。
誰かの…あなたの隣にいても、誰からだって指を刺されない様になりたい、と。
そんな彼女の願いを、その花は聞き届けました。
もしも彼女をその支配から救いたい場合、ジャームとのつながりを切断しなくてはならない。
またそれは、彼女が衝動に再度悩まされる日々の再開でもある。
※ゲーム上、Eロイス≪愚者の契約≫の解除が必要となります。
GM:以上となります。
GM:【BGM:カラカゼ】
N市 第五支部 会議室
倉持由依:「……さて。集まってもらったけれど…進捗はどうだろう?」
倉持由依:「まずは、事件そのものについて。伊興さんと、北条くんだったかな。聞いてもいいかい?」
北条サイカ:「……そうですね」少し言葉を選んで
北条サイカ:「端的に言って、解決の目処が立ちました」
倉持由依:「そうか……」嘆息。「じゃあ、詳しくお願いするよ」
北条サイカ:「ええ」頷いて
北条サイカ:「"フラワーマスター"の遺産と思しきレネゲイド反応が、地区内の公園で観測されました」
北条サイカ:「既に支部長許可のもと、封鎖処置に取り掛かっています」
倉持由依:「……あまり人も来てないせいで、ひとけも少ないところだな。これならまだ楽だ。…ありがとう」
伊興善樂:「"ネスキウス・グィルス"同じ名に行き当たっているかもしれないネ」
桜坂鈴音:「……どんな遺産なんですか?」
伊興善樂:「やはり他者を栄養として育つ『種子』であると」
北条サイカ:頷き、肯定する。
伊興善樂:「その見返りとして願いが叶う……契約としては珍しくもない性質ですが」
伊興善樂:「ありふれていることが与しやすさであるか……はてさて、ともかく位置の特定を済ませているのは、非常に助かります」
伊興善樂:北条さんに目礼。
北条サイカ:「ええ、どうも……」少し言い淀んで。
倉持由依:「よく聞くものだな。……開花の代わりに、というわけか。そうして種を再度結ばせて、繁殖でもするのか…?ああ、伊興さんもありがとう」
北条サイカ:「……その"ネスキウス・グィルス"。花のジャームですが」
北条サイカ:「元になった品種も判明しています」
北条サイカ:「極楽鳥花……学名は、"ストレリチア"と」
桜坂鈴音:「……!」
倉持由依:「……悪趣味なくらいな符号だな…」
倉持由依:「……桜坂くん。事件の制圧には……十分な情報も揃っている。……話したくないなら、話さなくてもいい」
桜坂鈴音:「……」少し逡巡して。「……いえ」
桜坂鈴音:資料を差し出す。「布施のこと、UGNの方で調べて貰いました」
桜坂鈴音:「あの子の過去と、それから、私も手伝って……プロファイリングを」
伊興善樂:「……成程。十分な情報があれば」
倉持由依:「……ああ、ありがとう」資料を広げて全員に見える様に。
伊興善樂:「UGNのレネゲイドに関する人材ネットワークは強力なものだ」
北条サイカ:「……」視線を落とす。
伊興善樂:「見えざる歯車の存在を言い当てることも可能でしょう」
桜坂鈴音:「……人に受け入れてもらうのって、そんなに大事なことなのかな」
桜坂鈴音:「私には……よく分からないです」
伊興善樂:しばらく、資料に目を落としていたが。
伊興善樂:「成程、ネ……」
北条サイカ:「……あたしは、ちょっと分かるな」
桜坂鈴音:「……?」視線を上げ、北条さんを見る。
北条サイカ:「あたしは、その気になれば素手で人を殺せる力を持ってる。その責任の事は、自分でも分かってるつもりだけど」
北条サイカ:「もしも、何も知らない学校の友達が、その事を知ったら……どうだろうね。きっと、怯えられてもしょうがないと思うし」
北条サイカ:「あたし自身、そうなる事を怖いとも思ってる」
桜坂鈴音:「……それは、そうかもしれないけど」
伊興善樂:「こちらも、意識してその恐怖を維持することにしています」
伊興善樂:「なにせ、造形職人という仕事は……ああ。芸術家と、その領分が近いのでね!」
伊興善樂:「人に受け入れられることを望まなくなりかねない。自らが職工たる職分を忘れてしまえば、私はたやすく君たちの敵に回り、二度と帰りはしないものと思っている」
伊興善樂:「……だが」
伊興善樂:「これはまた、少し違う話ではあるネ」
桜坂鈴音:「……伊興さんみたいな人、私は好きですけどね」ほんの少し笑って。
伊興善樂:「光栄なことだ」こちらも笑う
北条サイカ:「伊興さんも、そうなんだ。……少し、安心したかも」
伊興善樂:「……布施・美鶴。彼女は」
伊興善樂:「『人』に受容されたいのではありませんよ」
桜坂鈴音:「?」
桜坂鈴音:「じゃあ、何に?」
伊興善樂:「いえ、禅問答のようになってしまいましたね。大して珍しい結論でもない」
伊興善樂:「家族であり、桜坂さん……貴女にでもある」
桜坂鈴音:「……私に……?」
伊興善樂:目を細める。「ええ」
伊興善樂:「違いは判りますか? 近しいもの、引け目を感じたくない相手。あるいは認められたい者」
桜坂鈴音:「……それは、分かりますけど。でも……」
伊興善樂:頷く。
桜坂鈴音:「……私はあの子のこと……ちゃんと受け入れてあげられてなかったのかな」
桜坂鈴音:「無理に変わろうとしなくても、布施は布施のままでいいって……そう思ってたのに……」
伊興善樂:「……さて。それは貴女と彼女のことだ。我々の関知するところではないが……」
伊興善樂:「貴女を信じ切れなかったのかもしれないし、受け入れられていることが苦痛であったのかもしれないし」
伊興善樂:「その溝を埋めるに、対話が必要だ」
桜坂鈴音:「……」息を吐く。「そうですね」
桜坂鈴音:「絶対に、あの子を殺させたりしない」
桜坂鈴音:「その“フラワーマスター”って奴、何なんですかね」
北条サイカ:「……うん、ここまで想ってくれてる友達がいるんだ」
北条サイカ:「きっとうまくいきますよ」
桜坂鈴音:「何が目的なのか知らないけど、許せない。ぶん殴ってやりたいな」
桜坂鈴音:「うん。お願いします、伊興さん、北条さん」
伊興善樂:「フフ。微力を尽くしましょう」
北条サイカ:「ええ。やりましょう、一緒に」
GM:シーン終了。
GM:ロイス、購入が可能です。
GM:雑談タブにてお願いします。
伊興善樂:衰弱死事件へのロイスを書き換えます
伊興善樂:尽力〇/恐怖
北条サイカ:ロイスはそのままで。購入どうしようかな……共有の財産のやつそっくり余ってましたよね
伊興善樂:そういえばありましたね
GM:余ってますよ!10点あります。
伊興善樂:2dx+2>=15 強化素材
DoubleCross : (2R10+2[10]>=15) → 7[2,7]+2 → 9 → 失敗
桜坂鈴音:ロイス保留で強化素材
伊興善樂:共有財産ちょっと貰っていい?
北条サイカ:いいのでは
桜坂鈴音:どうぞどうぞ
伊興善樂:もらお 自前の財産から3
伊興善樂:いやこれバディム―で足りるな ください
北条サイカ:じゃああげる
桜坂鈴音:紡ぎの魔眼 侵蝕61>62
伊興善樂:わーい達成値15 シザーリッパーに使います
伊興善樂:おわり
桜坂鈴音:5DX+2>=15
DoubleCross : (5R10+2[10]>=15) → 8[2,4,4,6,8]+2 → 10 → 失敗
北条サイカ:じゃああたしも強化の素材買お
北条サイカ:5dx>=15
DoubleCross : (5R10[10]>=15) → 9[1,1,3,3,9] → 9 → 失敗
桜坂鈴音:自分の財産5点使って買って、おにぎりに海苔巻いておわりです
GM:いいのり入ってますよ!
伊興善樂:書き忘れた 財産点0
北条サイカ:財産8あるんだけど……まあ共有のやつは使わないと消えちゃうから
北条サイカ:何点残ってるんだ 7点?
伊興善樂:10点あるよ
GM:みんな自分の使ってる感じだね
北条サイカ:えっそうじゃん じゃあ6点つかうね
北条サイカ:決闘者剣に使って攻撃力上げておわり
GM:はーい
GM:【BGMオフ】
ミドル3
GM:ミドル3
GM:クライマックス前の幕間的なシーンです。
GM:【BGM:aRose】
GM:登場ダイスは通常で。もし出られる方がいたらどうぞ。
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:62->66)
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:47->56)
N市 第五地区
GM:きみたちは、ジャームがいる封鎖地点へ向けて、車で向かっている。
GM:人員輸送用の車両で、ここで話しても外にも、運転席にも聞こえないだろう。
桜坂鈴音:深く息を吐き、ペンダントを握り締める。
桜坂鈴音:「……北条さんは、チルドレンなんだよね」
北条サイカ:得物の入ったケースを両手に抱え、揺られながら。
北条サイカ:「はい、チルドレンです」
桜坂鈴音:「じゃあ、こういう任務も慣れてるの?私も何回か経験してるけど、まだ緊張してさ」
北条サイカ:「そうですね、まあ……」目線を遠くにやって、指を折り。「実働に出て2年くらいかな」
北条サイカ:「訓練自体は、もっと少し前からしていますけど」
桜坂鈴音:「そっかあ」
桜坂鈴音:身体を傾けるように覗き込んで。
北条サイカ:「……?」
桜坂鈴音:「この仕事、好き?」
北条サイカ:「ん……そうですね」
北条サイカ:「……目を背けたくなる事や、辛い事は、いっぱいあります。だから、"好き"っていうのは……ちょっと違う感じはするけれど」
北条サイカ:「でも。あたしは、この仕事に誇りを持ってます」
桜坂鈴音:「……そうなんだ」にこりと笑う。
桜坂鈴音:「良かった。それは何よりだなあ」
北条サイカ:「まあ……他はどうか知りませんけど」
北条サイカ:「嫌々戦ってる子を置いておくほど、うちの支部長は無茶苦茶な人じゃないですよ」
北条サイカ:「むしろ、ちょっと甘過ぎ?かも」
桜坂鈴音:「いい人そうだもんね、第五の支部長」
桜坂鈴音:「私ももし入るなら第五がいいかもなあ」
北条サイカ:「雰囲気は厳しいんですけどね。それ以外はとっても優しい人です」
北条サイカ:「あ、いいなー。それはもう歓迎しますよっ」
桜坂鈴音:「人手、足りないらしいもんねー。何回か誘われてはいるんだけど、迷ってるんだよね」
北条サイカ:「……」
桜坂鈴音:「私もう17だし。進路のこととか考えなきゃいけないんだけど……」
桜坂鈴音:「ん、どうかした?」
北条サイカ:「……そういえば。布施さんは、イリーガルになりたかったんでしたっけ」
桜坂鈴音:「……そうだね。そう言ってた」
北条サイカ:「……なりたいものになれない人がいる一方で。なるかならないか、選んで迷う事のできる人がいて」
北条サイカ:「あっ、その……桜坂さんを責めるとか、そういう意味じゃないんですよ。ただ」
北条サイカ:「桜坂さんに、前に聞かれたこと……あれから、色々考えちゃって」
桜坂鈴音:「あっはは!気にしてないって」からから笑って。
北条サイカ:「衝動を欲する自分と、それを抑えようとする自分……」
桜坂鈴音:「布施は布施、私は私だしねー……」
北条サイカ:「……あたしは」
北条サイカ:「衝動に渇く自分が……無理矢理に誰かを襲ったりして」
北条サイカ:「人を傷付けて、血を奪おうとしたなら」
北条サイカ:「どうやってでも、それを止めたいと思うんです」
桜坂鈴音:「……」頷く。
北条サイカ:「勿論、衝動が暴走したりして、抑えられない状況が……現実には、きっとあって」
北条サイカ:「でも。それでも」
北条サイカ:「大事なのは、自分が"どっちでいたいか"で」
北条サイカ:「どっちが本当の自分なのかは、自分で選べるものだって」
北条サイカ:「あたしは、そう信じています。……信じていたいと、思っています」
桜坂鈴音:「北条さん……」
北条サイカ:「……なんて、子供の理屈ですかね」誤魔化すように笑って。
桜坂鈴音:「いや……」かぶりを振って
桜坂鈴音:「滅茶苦茶しっかりしてるね……」
桜坂鈴音:「ホントに13歳?」
北条サイカ:「えっ……13歳ですけど……」
北条サイカ:「そ、そんなとこでウソつかないですよ……?」
桜坂鈴音:「私よりしっかりしてそうだなあ」苦笑して。
桜坂鈴音:「うん、ありがとう。多分、いま欲しかった言葉だと思うな、そういうの」
北条サイカ:「そんな事は……」かぶりを振って。
北条サイカ:「そう、ですか……? えっと、お役に立てたなら……良かったです」
桜坂鈴音:「……私さ、UGN的には“遺産継承者”に分類されるらしくてね」
桜坂鈴音:「よくジャーム絡みの案件に呼び出されるんだ」ペンダントを掌に載せて。
北条サイカ:「あ……」対ジャーム用の人員を呼んだと、倉持さんも言っていた。
桜坂鈴音:「……それで、色々なジャームを見てると、迷うことがあってさ」
桜坂鈴音:「衝動に呑まれたオーヴァードがジャームだとして。それってさ、私達もいずれはそうなるかもしれないじゃない」
桜坂鈴音:「……本当に彼らは対話不可能な怪物なのか、迷わず殺していいのか、って」
桜坂鈴音:「こんなこと言うと、怒られちゃうかなあ」
北条サイカ:「……」
桜坂鈴音:「……もしかしたら、その姿が本当の自分なのかもしれない、なんて。そう思うこともあったんだけど」
桜坂鈴音:「でも、うん。北条さんのお陰で思い出せたよ」
桜坂鈴音:「衝動も、それを抑えようとする意思も、どちらも自分なんだよね」
北条サイカ:「……ええ。きっと」
北条サイカ:「桜坂さんは、どちらにでもなる事ができます」
桜坂鈴音:「……ありがとうね」笑って。
桜坂鈴音:「ね、北条って呼んでいい?」
桜坂鈴音:「私にも敬語とかいらないからさ」
北条サイカ:「えっ。いいですよ、はい……」少し驚きつつも
北条サイカ:「じゃ、なかった。いいよっ」微笑みを返す。
桜坂鈴音:「あはー、嬉しいなあ」
桜坂鈴音:「よろしくね、北条」
北条サイカ:「ふふ……はい、こちらこそっ」
GM:シーン終了。
GM:ロイス、購入が可能です。最後!
GM:雑談タブにてお願いします。
GM:ふたりは購入とロイスしていいよ~
北条サイカ:桜坂さんのロイスを〇友情/不安に変更します~
桜坂鈴音:北条サイカ 〇興味/隔意 を 〇友情/脅威 に変更します
北条サイカ:購入は……なしでいいかな なしで!
桜坂鈴音:ブルゲねらっちゃお
桜坂鈴音:紡ぎの魔眼 66>67
桜坂鈴音:5DX+2>=20
DoubleCross : (5R10+2[10]>=20) → 9[1,5,6,9,9]+2 → 11 → 失敗
桜坂鈴音:ちょうど財産9点ある!
桜坂鈴音:全部使って買っておわりです
GM:【BGMオフ】
マスターシーン
GM:マスターシーン
GM:登場不可。
:…わたしが”そう”なったのは、いつの日だっただろう?
:そうたいしたことが在った訳ではないと思う。バス事故だとか、化け物に殺されたとか、なんかすごいアイテムに触ったとか。
:ただ、いつのまにか。血の匂いに…どうしようもなく敏感になった。だれかの体の中のそれさえ分かるくらいに。
:
:そうして。其れを吸いあげたなら……ああ、きっと今まで食べたどんなものより美味しいはずだって。
:……いつのまにか、わたしはそう感じるようになった。
:
:あんなに一緒に話した友達も。
:気難しいけれど、夏休みとかには毎回旅行に連れて行ってくれたお父さんも。
:がみがみ煩いけれど、よくよく気にかけてくれたお母さんも。
:
:わたしには、みんながみんな。どこか、おいしい御馳走のようにみえる。
:だから、みんなから嫌われるのも、しょうがない。ひとを食べ物のようにおもうやつは、同じ群れにはいられない。
:ましてや、実際にやろうと思えば出来てしまうのだから!理由が無いわけじゃない。
:むしろ、その恐怖は当然のものなのだ!
:そしてそうでいながら、わたしは、実は超能力者たちのなかだと、とんでもなくよわっちい、みそっかすのようなものだという。
:
:わたしは、どちらにも居場所がなかった。どこにいけばいいのだろう、とずっと迷子のまま。
:
:そうして、独りでこの街に来て。
:わたしにも、超能力者としての名前がいるのだ、と言われたとき。
:わたしの頭に過ったのは、お母さんが好きだった花のこと。
:
:その花は。楽園に舞う鳥を思わせる美しさを持っているけれど。
:でも、南国の花だから、寒さにはとても弱くて。
:風に当たってしまうと、ひどく弱ってしまうし。
:日の光に直接当たらなくても、枯れてしまう。
:
:わたしは。こんなによわっちくて、手間ばかりかかるのは、なんとも自分みたいだな、と思ったから。
:その名前を、わたしに載せることにした。
:
:──≪極楽鳥花≫。それが、今のわたしの名前だ。
:
:役に立たぬのだとしても。せめて、花であるのなら、ねえ。
:このわたしも、手に取ってもらえるでしょうか?
GM:シーン終了。
クライマックス
GM:クライマックス
GM:全員登場をお願いします。
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:56->57)
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:46->55)
伊興善樂:良い感じ
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:67->71)
GM:桜坂さんだけ高いなあ!?
GM:【BGM:最後のコイントス】
N市 第五地区 放棄された公園
GM:あなたがたは、≪ネスキウス・グィルス≫…フラワーマスターの遺産が根付いたその場所に来ている。
GM:空は夕暮れに近づいて、どこか肌寒いかもしれない。
伊興善樂:「さて……」
伊興善樂:「少しばかり親密になれましたかな」
伊興善樂:二人の様子から何を感じ取ったのか。
北条サイカ:「……なるほど、随分静かな場所ですね。これなら秘密の園芸の一つ二つ……」
伊興善樂:そう軽口を言いながら、懐中時計を取り出す。
桜坂鈴音:「あはは、秘密です」
伊興善樂:公園に備え付けの時計はまだ動いているにもかかわらず、時間を確認する動作をする。戻す。
北条サイカ:「え? ……あ、そうそう。乙女の秘密です」勘の良さに驚いたような表情をしつつ、すぐに繕って。
伊興善樂:「結構。行きましょう」
GM:……公園の中に入ると。
GM:そこは、作られてから何年も経ったせいか、古ぼけている遊具が並んでいる。
GM:そのうちひとつ。誰ももう遊ばないブランコを、独りの少女がきいきいと漕いでいる。
布施美鶴:「−−ああ」
布施美鶴:すた、と跳び下りて。「結構、早かったですね。急に人がいなくなったから…これは不味いと思ったのですけど」
伊興善樂:2人を庇えるよう先行して歩いていたが、歩を止める。この場の主役は自分ではないからだ。
桜坂鈴音:「……布施!」思わず走り出て。
北条サイカ:「……」僅かに息を呑む。資料で見た少女だ……桜坂鈴音の、友人の。横目に隣を見やる。
布施美鶴:普段通りに見える。「ダメですよ」手を掲げて。
GM:ばき、と地面が割れる。蔦が伸びて、道を軽く塞ぐ。
北条サイカ:「あっ」制止するような声をかけるが、間に合わず。
GM:飛び込んだとしても、その蔦が受け止めるだろう。
桜坂鈴音:「ッ……!」揺れる地面に転倒しそうになりながら、なんとかバランスをとって。
桜坂鈴音:「……」
桜坂鈴音:「……何してんのさ。こんなところで、一人で」
GM:……彼女に、植物を操作するような能力はなかった。
布施美鶴:「知ってるでしょう?ここまで来たからには」
桜坂鈴音:「風邪ひくだろ。帰ろうよ、一緒に」
布施美鶴:「残念ですが、そのときに没収されてしまうと、美鶴は大変困るのです」
桜坂鈴音:「何が困るんだよ……」
布施美鶴:「それはもうものすごく。この17年で、一番……は言い過ぎですけど。大体3番目くらいに」
布施美鶴:「分かりませんか?」
桜坂鈴音:蔦を殴り付ける。
布施美鶴:手を広げる。
布施美鶴:「ああ」
布施美鶴:「ふふ」
桜坂鈴音:「いらないだろ、こんなもの!」
布施美鶴:「ふふふふ!ああ、たしかに。それは興味が無いのですけど」
布施美鶴:「ああ、だって。こんなにーー」
布施美鶴:「あなたを見ても、のどが渇いてるのを気にしないで済むことがあるなんて!」
布施美鶴:「ええ、ええ。何年ぶりでしょう!美鶴はーーわたしは!」
布施美鶴:「いまなら、ひとを、たべものみたいに見ないで済む!わたしは、」
布施美鶴:「人間だって、化け物なんかじゃないって、そう思えます…!」
桜坂鈴音:「……っ……」
布施美鶴:「ふふ。ねえ、桜坂さん。美鶴は…あなたの事が好きですよ」
布施美鶴:「その綺麗で、両手に抱えてもあまりそうな髪も。すらっとしてる身体も。わたしなんかと、色々話してくれるところも」
布施美鶴:「ああ………よかった。わたしは。あなたの事を……流れてる血じゃなくて。ちゃんと……」
布施美鶴:「あなた自身が、きちんと好きです」
布施美鶴:ずっと無表情のままだった少女が、きみの前で。初めて笑った。
桜坂鈴音:表情を歪める。これまで一緒にいて、彼女のことを理解したつもりでいて。その実何も分かってはいなかったのだ、自分は。
桜坂鈴音:「……ずっと……」
桜坂鈴音:「私と一緒にいて、ずっとそんな風に思ってたの?布施……」
布施美鶴:「ええ。ずっと……ずっとわたしは、あなたの中に流れてるもので、のどを潤したかった」
布施美鶴:「軽蔑していいですよ?怪物、なんてあさましい!」
桜坂鈴音:「うん。ムカつくよ、布施」
布施美鶴:「あら…?どうしてでしょう」こてん、と首を傾げて。
桜坂鈴音:「……何で一度も、ちゃんと言ってくれなかったんだよ」
布施美鶴:「いえるものですか」
桜坂鈴音:「布施が本気で話してくれたら、私だって……!言ってくれなきゃ分からないだろ!」
布施美鶴:「ああ、だって。あなたを食べてしまいたい、なんて。そんなことを言ったら……友達じゃいられません」
布施美鶴:「そこにあるのは……食べる側と、食べられそうになる側だけ。そんなことで、わたしとあなたの関係を終わらせたくなんてなかった」
桜坂鈴音:「勝手に私のこと決めつけないでよ!!」
布施美鶴:「じゃあ、本当に」
布施美鶴:「万に一つも。わたしのことを、拒絶しないと言えましたか?」
布施美鶴:「わたしは、そう言って。言ってほしいといってくれたひと、みんな」
布施美鶴:「みんな、いなくなってしまいましたよ」
桜坂鈴音:「しない」
布施美鶴:「…………ふふ。ええ、ええ」
布施美鶴:「あなたなら。そう言ってくれますよね。……でも、ごめんなさい」
布施美鶴:「こわいのです。一度ならず何度も、そう信じて裏切られて。もしも。あなたにまでそうされたら!」
布施美鶴:「わたしなんて、死んだ方がずっとよかったって。そう思えるくらいの気持ちになるだろうから」
桜坂鈴音:「一人でビビって、悲劇のヒロイン気取ってるんじゃないよ、布施」
桜坂鈴音:「────らしくもない」
桜坂鈴音:「後で散々笑ってあげる」
布施美鶴:「−−ひっどい言いぐさ。ええ、其処まで言うなら」
布施美鶴:「散々、いやっていうほど泣き言を聞かせてやります。容赦なんてしませんよ?」
桜坂鈴音:「北条。伊興さん。お願いします」
桜坂鈴音:「ぶん殴ってでも連れ帰って、分からせてやらないと」
北条サイカ:「オッケー……そういう喧嘩ね」いざとなれば飛び出す備えをしつつ、二人の様子を見守っていた。
伊興善樂:「ええ」
北条サイカ:ざっ、と一歩踏み出す。夕陽に輝く赤色の長剣を構えて
伊興善樂:『しない』と。その返答の早さにわずか目を見張った。それすらも救いにならぬ、彼女の絶望を思う。
伊興善樂:樫の杖をついた姿勢で退治する。「分水嶺だ、ここが」
北条サイカ:「3対1だけど、文句言わないでよ。君が今、一人なのは」どこか挑発的な色で、布施さんの方を見る
北条サイカ:「そんなに素敵な友達がいて、誰も頼ろうとしなかった結果なんだから」
北条サイカ:「よーく反省しなさい」
布施美鶴:「ふふふ。ええ、そうなんでしょう。でも、一人じゃあないの」
布施美鶴:「わたしが、ひとりでどうにかできるわけがないでしょ?」手を掲げる。
GM:蔦が伸びる。
GM:土が割れる。
GM:そこにあるのは、巨大に過ぎるひとつの。
GM:【そこに咲くのは、極楽鳥花。】
布施美鶴:「ええ、始めましょう。あなたの花を咲かせるために!」
布施美鶴:「≪ネスキウス・グィルス≫!無知なる奇跡、花は知らずに咲くものだもの!」
GM:衝動判定です。難易度9…ですが。
≪ネスキウス・グィルス≫:≪原初の恐怖≫。上昇値を、1d10+覚醒の値に。
GM:そして、ここで。
GM:衝動判定の前に、DPを1点使用することで、侵蝕率を3点上げることが出来ます。
GM:皆さんのDPは9.もしここで使用しない場合、バックトラック時に1DPにつき1点侵蝕率を下げられます。
GM:ミス!衝動判定のあとでした。
GM:なので、まず衝動判定をお願いします。
北条サイカ:1dx>=9 意志
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 9[9] → 9 → 成功
北条サイカ:1d10+16
DoubleCross : (1D10+16) → 4[4]+16 → 20
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+20した(侵蝕率:57->77)
桜坂鈴音:4DX>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[7,10,10,10]+9[3,9,9] → 19 → 成功
伊興善樂:2dx+2>=9
DoubleCross : (2R10+2[10]>=9) → 9[2,9]+2 → 11 → 成功
伊興善樂:よしよし
GM:皆なんか凄いね……!?
伊興善樂:ダイス数こんなんなのにね!
桜坂鈴音:1D10+17+71
DoubleCross : (1D10+17+71) → 3[3]+17+71 → 91
桜坂鈴音:まあよし
伊興善樂:1d10+14+55
DoubleCross : (1D10+14+55) → 4[4]+14+55 → 73
伊興善樂:DP3点使用。82に
GM:DP使用宣言ある方はどうぞ!
桜坂鈴音:DP使用なし!
北条サイカ:自分はなしで。
GM:はい!じゃあ、本日はここまで!
GM:ではラウンド進行の前に。今回の位置関係はこうなっています。
▼エンゲージ
(ネスキウス・グィルス[9])
10m
(桜坂[8]、北条[3]、伊興[9])
[]内は行動値
GM:簡単ですね。
GM:それと。美鶴は、演出上ネスキウス・グィルスと一緒にいますが、エキストラであり積極的に宣言して殺害するなどなければ、生死は問題ない形です。
GM:【BGM:凍】
GM:では、戦闘を開始します。
GM:セットアップ。
≪ネスキウス・グィルス≫:コンボ:埒外の生命:《不死身の炎》+《生命の海》+《ヴァイタルアップ》+《ヒュドラの怒り》。
桜坂鈴音:なし。
北条サイカ:ステアー・アップ/《アクセル》《活性の霧》 対象自分に。行動値+4 攻撃力+12 ドッジダイス-2 です。
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+4した(侵蝕率:77->81)
伊興善樂:《限界突破》 《凍てつく刃》を指定しラウンド使用回数+1
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+3した(侵蝕率:82->85)
≪ネスキウス・グィルス≫:HP上昇しますので、振りますね~
≪ネスキウス・グィルス≫:6d10+70
DoubleCross : (6D10+70) → 33[2,4,7,5,8,7]+70 → 103
≪ネスキウス・グィルス≫:一杯増えた。
▼エンゲージ
(ネスキウス・グィルス[9])
10m
(桜坂[8]、北条[7]、伊興[9])
[]内は行動値
GM:演出どうぞ~!
伊興善樂:「布施さん。君の友愛は尊いものだ。桜坂さんに対し持つ心を疑う必要ももはやないのだろう」
伊興善樂:「対決の契機を得た。それは活かすべきでしょう。ですが」
伊興善樂:「その安堵はかりそめのものだ。君は君の最も望まざる方法で渇きを満たしていることを未だ知らない」
布施美鶴:「ええ。そうなのかもしれません」
布施美鶴:「それでも、です。わたしは……あのままでなんて、いたくなかった」
伊興善樂:「……フ」
布施美鶴:蔦に覆われて。それに庇われるようにーーもしくは、取り込まれるようにしながら。
伊興善樂:言葉が大気を揺らすに従い、氷のギアボックスが空中に形成され、猟犬の体躯が組み上がる。
伊興善樂:その名は"トゥースワークス"。時計仕掛けの牙働き。
≪ネスキウス・グィルス≫:蕾がひらく。特徴的な、黄色のような、オレンジのような。そんな花弁が氷となって花を伸ばす。彼女の戦意に、応えるように。
北条サイカ:「っ、ふー……」薄く、長い呼吸を一つ。……目を見開く。《ワーディング》
北条サイカ:吐き出した吐息と共に、自身の唾液を気中へ揮発・散布させる動作。
北条サイカ:先程の二人の会話の最中から展開していたそれは、既に眼前の巨大な植物をゆうに覆う程の体積に至って。
北条サイカ:(準備完了。後は……)眼の前の怪花から視線を外さないまま、隣に立つ仲間らへと意識を向ける。
北条サイカ:(この人達の攻撃に、合わせる)
GM:イニシアティブ。
≪ネスキウス・グィルス≫:《加速する刻》。行動します。
≪ネスキウス・グィルス≫:マイナーなし。
≪ネスキウス・グィルス≫:コンボ:知らずに咲くが花なれば:《コンセントレイト》+《無機なる四肢》+《細胞侵蝕》+《異形の祭典》。
≪ネスキウス・グィルス≫:PC全員を対象に。
GM:妨害等は…ないかな。
≪ネスキウス・グィルス≫:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[2,3,4,9,9,10]+10[2,3,7]+10[9]+10[10]+1[1]+4 → 55
≪ネスキウス・グィルス≫:あら回ったぜ。
伊興善樂:でっか
伊興善樂:6dx+1 奇跡ー!
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,2,4,6,10,10]+10[9,10]+1[1]+1 → 22
≪ネスキウス・グィルス≫:射撃攻撃。装甲有効。リアクションのダイスを-1dする。命中時、重圧と邪毒5を付与。
桜坂鈴音:魔眼も棺もできない~ ドッジ!
北条サイカ:ドッジで!
桜坂鈴音:4DX+1>=55
DoubleCross : (4R10+1[10]>=55) → 7[1,1,6,7]+1 → 8 → 失敗
伊興善樂:破壊者のダイス補正とリアクションダイス-1どちらも忘れててひどい ですが回避失敗です
北条サイカ:3dx+1>=55
DoubleCross : (3R10+1[10]>=55) → 7[4,6,7]+1 → 8 → 失敗
≪ネスキウス・グィルス≫:カバーとかはあるかい!
伊興善樂:欲しい人!
≪ネスキウス・グィルス≫:当たると邪毒に重圧入るよ~~
桜坂鈴音:あっ重圧か……それはヤバいな……
北条サイカ:重圧はおじさんもやばない?
伊興善樂:ロイス切る
桜坂鈴音:じゃあ二人とも切るよりはマシってことでカバー欲しい~
伊興善樂:あいさ!
北条サイカ:じゃあ桜坂さんかばってあげて!
伊興善樂:《炎陣》桜坂さんをカバーリング
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+2した(侵蝕率:85->87)
桜坂鈴音:おじさんありがと……♡
GM:はーい!
GM:ではダメージ!なっなにを
≪ネスキウス・グィルス≫:6d10+23 装甲など有効。
DoubleCross : (6D10+23) → 35[8,8,3,5,3,8]+23 → 58
≪ネスキウス・グィルス≫:出目が良い。58点装甲等有効ダメージ。
北条サイカ:装甲買ってたけどこのダメージじゃ意味ないぜ~ 死にます
北条サイカ:《リザレクト》で復活
伊興善樂:くっ……桜坂さんにハートマークを貰ってしまったせいで布施さんがハッスルしてしまった
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:81->85)
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:87->94)
北条サイカ:北条サイカのHPを4にした(HP:27->4)
伊興善樂:HP7で《リザレクト》
GM:演出!
布施美鶴:「では。咲かせましょう。わたしも彼も初めてですが……」手を掲げて。
≪ネスキウス・グィルス≫:ぃん、と大気が震える。
≪ネスキウス・グィルス≫:樹氷のように。一瞬を凍らせて閉じ込める氷気と種のごとく凝縮した氷弾が迫る。
伊興善樂:しゃらん。
伊興善樂:清涼な擦過音と共に仕込み杖の鞘が払われる。
伊興善樂:ブルースティールの美しい刀身が青ざめた月弧を描き、氷の弾丸を切りつけざま『調律』。
伊興善樂:即座に常温となり、庇われた少女を傷つけるに至らない。
布施美鶴:「……む」
桜坂鈴音:「……!」その絶技に目を見張る。「凄い……!」
北条サイカ:「っ、ぐう……!」こちらは射線を迂回──できない。大質量の氷の礫を浴びて、血が飛沫く。
伊興善樂:「……っと、ごふ」
伊興善樂:それでもすべてを消すには到底手数及ばず、その身が裂ける。《リザレクト》。
布施美鶴:「……やっぱり、一筋縄じゃあ行きませんね…よし」人の血の流れを透かし見る、その昏いひとみが君達を見る。
北条サイカ:それでも、膝をつくには至らず。再生が始まる……流れ出た血は、気中へと染み溶けていく。無意味ではない。
布施美鶴:「行きましょう、ネスキウス・グィルス」
GM:イニシアティブ。
GM:行動値9、伊興さんから。
伊興善樂:いきます。
伊興善樂:マイナー接敵。メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》対象ネスキウス・グィルス
▼エンゲージ
(伊興[9]、ネスキウス・グィルス[9])
10m
(桜坂[8]、北条[7])
[]内は行動値
伊興善樂:判定
伊興善樂:9dx7-1 命中
DoubleCross : (9R10-1[7]) → 10[1,4,4,7,7,7,8,8,9]+10[1,1,5,6,9,10]+6[6,6]-1 → 25
布施美鶴:妨害はない!どうぞ。
伊興善樂:よしよし
≪ネスキウス・グィルス≫:ヒュドラで暴走リア不。
伊興善樂:3d10+1d10+14+1 装甲無視
DoubleCross : (3D10+1D10+14+1) → 11[9,1,1]+8[8]+14+1 → 34
≪ネスキウス・グィルス≫:それは《氷雪の守護》!
≪ネスキウス・グィルス≫:ダメージをこのままだと減らします
伊興善樂:まずい! ダメージを減らされてしまう
桜坂鈴音:何ィ~ッ
桜坂鈴音:≪原初の紫:デビルストリング≫だ!
≪ネスキウス・グィルス≫:フハハ~3d10減らして……なにィ~~!?
伊興善樂:なっ……そのカードは! 助かったぜ桜坂さん!
桜坂鈴音:このエフェクトはオートエフェクトの効果を打ち消す効果を持っているんだ!
≪ネスキウス・グィルス≫:さらなる妨害は無いので、打消し。
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+7した(侵蝕率:91->98)
≪ネスキウス・グィルス≫:ちょっと減らして、ダメージ通ります。
GM:【BGMオフ】
GM:【BGM:凍】
GM:演出どうぞ!
伊興善樂:青い刀身を携え駆ける。"ネスキウス・グィルス"へと。
≪ネスキウス・グィルス≫:地に根付いた植物だ。回避など望めようもない。
伊興善樂:接続されている。時計仕掛けの職工たるその知識も感覚も。その能力を介して。
伊興善樂:自身の肉体を調律し、敵の肉体にかかる力の作用を見抜き。
≪ネスキウス・グィルス≫:だが、その駆ける姿の前に、氷の刃が幾重にも張られる。妨害手段が、ないわけではない。
伊興善樂:「! ……ム」
桜坂鈴音:行く手を阻む氷の刃が、突如燃え上がる。それはレネゲイドを焼却する蒼い炎。
布施美鶴:「!」
伊興善樂:「────有難い!」
桜坂鈴音:後方で右目の魔眼を展開するのは、桜坂鈴音。
桜坂鈴音:「さっきのお返しです。行ってください、伊興さん!」
伊興善樂:蔦を払う、その勢いのままもう1回転。
伊興善樂:主要な茎をひとつ、切断する。
≪ネスキウス・グィルス≫:震える。かれは、ただの植物であるから、声を出すような器官を持たない。
布施美鶴:「……っ……!」
伊興善樂:「この身も、回転によって動く機構なのだよ。勝手知ったる自らごとき、自在に操れなくてはネ……とはいえ」
伊興善樂:こうして定期的に戦いの中で何かを『分解』することで、小さな発見がある。感覚が整うと言ってもいい。私の『作品』をよりよくする事を対価に、この身のレネゲイドが戦いを望んでいる。
伊興善樂:刃を振るう。反撃を往なし後退する。
伊興善樂:「R衝動は──それ自体が堕落を甘く囁き、また抗いがたいものだ。おお! "ネスキウス・グィルス"よ、"フラワーマスター"よ」
伊興善樂:「君たちのような敵手こそ、この伊興善樂の最も恐怖するものであり──」
伊興善樂:「そして彼女らこそ、我々のもっとも強い味方なのだ」
伊興善樂:そうだろう? と。布施美鶴にウィンク。
伊興善樂:ロイス変更&取得
北条サイカ 感服〇/隔意
桜坂鈴音 希望〇/不安
布施美鶴 庇護/共感〇
布施美鶴:「……ええ、堕落であるのでしょう。だけれど」
布施美鶴:「そうであっても……!」
GM:イニシアティブ。
GM:ネスキウス・グィルスの行動です。
≪ネスキウス・グィルス≫:マイナーなし。
≪ネスキウス・グィルス≫:メジャー。
≪ネスキウス・グィルス≫:コンボ:種を結ぶにまだ遠く:《コンセントレイト》+《無機なる四肢》+《コキュートス》。
≪ネスキウス・グィルス≫:PC全員を対象に。
≪ネスキウス・グィルス≫:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,4,4,4,4,6,7,7,8,8,9]+10[5,6,6,7,10]+5[4,5]+4 → 29
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+4した(侵蝕率:94->98)
≪ネスキウス・グィルス≫:ぎえー回らねえ!達成値29です。
桜坂鈴音:ガード!
北条サイカ:ドッジしますー
北条サイカ:3dx+1>=29
DoubleCross : (3R10+1[10]>=29) → 10[8,10,10]+5[5,5]+1 → 16 → 失敗
伊興善樂:2dx+1>=29 ドッジ
DoubleCross : (2R10+1[10]>=29) → 10[5,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗
≪ネスキウス・グィルス≫:こ、こわっ
≪ネスキウス・グィルス≫:めっちゃ回すねきみたち!?
桜坂鈴音:頑張ってる
伊興善樂:くっ……だが命中!
≪ネスキウス・グィルス≫:ではダメージ!
GM:あ、カバー在ります?
桜坂鈴音:離れてるから無いかな?
伊興善樂:そういう感じです!
GM:あ、そうだった…!失礼!
≪ネスキウス・グィルス≫:3d10+35
DoubleCross : (3D10+35) → 23[4,9,10]+35 → 58
≪ネスキウス・グィルス≫:ダメージダイスはいいなキミ……装甲有効の58点ダメージ。
伊興善樂:死!リザ!
北条サイカ:もちろん耐えないのだなあ。リザレクトします
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:85->87)
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:98->99)
桜坂鈴音:うぎゃー死!リザレクト
北条サイカ:北条サイカのHPを2にした(HP:4->2)
伊興善樂:天才リザレクト人間
桜坂鈴音:98+1D10
DoubleCross : (98+1D10) → 98+10[10] → 108
≪ネスキウス・グィルス≫:め、めちゃくちゃ抑えてくる!
桜坂鈴音:リザレクトの才能が無い
布施美鶴:仲間ですね~
GM:演出!
≪ネスキウス・グィルス≫:再度、その花弁が震える。
≪ネスキウス・グィルス≫:そうすれば、吹き荒れるのは刃の如き氷の嵐。
伊興善樂:「お、おおお!」伊興の戦闘適性は、およそ肉体操作と構造理解の併せ技で成されるものだ。防御は本領ではない。
伊興善樂:行動限界をもたらす軌道のみ弾き、傷は再生能力に任せる。
北条サイカ:「ぐ、ううっ……!」視界を覆い尽くす程の凍撃。剣を構えたまま、嵐の中へその姿が呑み込まれる。
北条サイカ:踏み止まる。集中。呼吸を切らさず、代謝を進める。……それさえ怠らなければ、傷は癒えると教えられている。
桜坂鈴音:襲い来る氷刃の雨に切り刻まれる寸前、その全てを炎で焼き払い蒸発させる。
桜坂鈴音:「布、施……!」
桜坂鈴音:何度も使える手ではない。多大な侵蝕負荷が身体に圧し掛かり、抑え込んでいた衝動が首を擡げる。
≪ネスキウス・グィルス≫:花弁のごとき色鮮やかな氷が、風とともに砕けて散り消える。
布施美鶴:「……痛いでしょう?そこまでしなくても、きっといいのに」
GM:イニシアティブ。
GM:行動値8、桜坂さん!
桜坂鈴音:はい!
桜坂鈴音:マイナーで戦闘移動、ネスキウス・グィルスにエンゲージ
▼エンゲージ
(桜坂[8]、伊興[9]、ネスキウス・グィルス[9])
10m
(北条[7])
[]内は行動値
桜坂鈴音:メジャーでコンボ【略式浄罪規定(プルガトリアルプロトコル)】
桜坂鈴音:≪コンセントレイト:バロール≫+≪瞬速の刃≫、判定時に≪紡ぎの魔眼≫使用
≪ネスキウス・グィルス≫:妨害はない…!どうぞ!
桜坂鈴音:12DX7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[2,4,5,6,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[3,3,3,4,9,9,10]+3[2,3,3]+4 → 27
≪ネスキウス・グィルス≫:暴走リア不!
北条サイカ:バディムーブ。達成値+3します
伊興善樂:衰弱死事件のロイスを切って重圧邪毒解除。《凍てつく刃》ダメージ1d10+15
GM:ゲエーっ
桜坂鈴音:みんな!
北条サイカ:こっちも《力の霊水》 ダメージダイス+3個
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+3した(侵蝕率:99->102)
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+4した(侵蝕率:87->91)
GM:サイカちゃんも当たってるから重圧よ!
GM:やるならロイス切って解除してね
北条サイカ:あっそうだった 先に解除します
北条サイカ:衰弱死事件のを切って不利効果解除で
北条サイカ:改めて上記宣言!
桜坂鈴音:ダメージ判定時≪原初の黒:フェイタルヒット≫使用
GM:はーい!じゃあ……なんだコレ…こわ…
≪ネスキウス・グィルス≫:ぼ、妨害も……ダメージ削減ももうない!どうぞ!
桜坂鈴音:4D10+10+1+4D10+1D10+15+3D10
DoubleCross : (4D10+10+1+4D10+1D10+15+3D10) → 21[5,7,2,7]+10+1+20[2,5,8,5]+4[4]+15+14[5,5,4] → 85
≪ネスキウス・グィルス≫:何それいたい……!
桜坂鈴音:装甲有効、ダメージ通ればEロイスひとつ解除です
≪ネスキウス・グィルス≫:かなりがっつり削れて。Eロイスは、
≪ネスキウス・グィルス≫:Eロイス≪愚者の契約≫≪原初の恐怖≫
≪ネスキウス・グィルス≫:なので、解除できるのは愚者の契約だけです。解除されます。
桜坂鈴音:やった~
GM:演出どうぞ~!
伊興善樂:カチコチと、時計仕掛けの猟犬の動く音。
伊興善樂:それはフェイクだ。空振伝播を操る力を持って、位置関係を悟らせず、既に忍び寄っている。
伊興善樂:「今」
伊興善樂:氷の牙が、茎の一つに飛び掛かり、取りつき、照準をぶらす!
布施美鶴:「−−もう来てる…!」慌てた声。戦闘の経験は無い少女だ。その血を見るひとみでかれの眼となっていたが。
北条サイカ:──そう、今はその少女が"眼"だ。ここまでの戦いの動きから、そうと分かった。
北条サイカ:(……なら、ずっと簡単だ)
北条サイカ:布施美鶴が迫る敵を認識し、指示をするに従って。先程と同じように、氷の刃が防壁めいて多重に展開される。
北条サイカ:──全く以て、あらぬ方角へ。
北条サイカ:現実が正しく形を結んで、気付いたときには、
布施美鶴:「−−な、なんで」
北条サイカ:真逆の方向から、桜坂鈴音が迫っている。
布施美鶴:間に合わない。かれの感覚も、彼女には伝わっているから、それが分かる。
桜坂鈴音:二人の作り出した間隙を縫い、蔦を踏み越え、切り払い。転びそうになりながら、巨大な極楽鳥花の主幹まで辿り着く。
桜坂鈴音:桜坂の腕が蒼炎に包まれ、薔薇を象った銀のペンダントが弾けるように膨張、変形。
桜坂鈴音:形作られたのは、異様な武器。
布施美鶴:蔦を纏うようにして。ひかりの反射しない、昏いひとみを見開き。きみを見上げている。
桜坂鈴音:片腕を覆い尽くす、鋭角なシルエットの手甲。その外側には手甲から張り出すようにして、両刃の刀身と、切っ先を晒した逆向きの鞘。
桜坂鈴音:炎に包まれ、刃を備えたガントレットが布施に──彼女を包み込むジャームに向けられる。
桜坂鈴音:「出ておいで、布施」
桜坂鈴音:「一緒に帰ろう」
布施美鶴:「や……やだ……!もう、もう…」
布施美鶴:「あんな目で、あなたを見たくない…!」
布施美鶴:表情は変わらないままで。涙も流さずに、泣くようなこえで。
桜坂鈴音:「別にいいよ」
桜坂鈴音:「好きなように見ればいいだろ。それくらいで、嫌いになんてならないよ」
布施美鶴:「そんなっ……、うううぅううう……!」
布施美鶴:「わたしが……!わたしが、いやなのに……!」てをのばす。
布施美鶴:それは、拒むためだったのか。それとも、助けを求めるためなのか。
桜坂鈴音:「私は嫌じゃない」手を伸ばし、
桜坂鈴音:有無を言わさずその手を掴み上げる。
布施美鶴:「……あ、」掴まれる。細くて、嫋やかなそれ。きみの力に抗いようもない。
桜坂鈴音:ぐい、と布施を引きずりだして、抱き留めて。
桜坂鈴音:「ばか」
布施美鶴:抱き留められる。蔦が、最後まで引き留める様にくっついていて。
桜坂鈴音:片手で頭を撫でる。
桜坂鈴音:「心配させんなよな」
布施美鶴:「………ばかは、そっちです。なんですか、そんな……傷も一杯作って……!」
桜坂鈴音:「何だよ、布施のせいだろー?」
桜坂鈴音:「ちょっと待ってて。今、全部」
桜坂鈴音:少女を抱えたまま、もう片腕のガントレットを構え。
桜坂鈴音:「断ち切るから」
桜坂鈴音:拳を叩き込む、瞬間。蒼炎が弾ける。
桜坂鈴音:爆音。火の粉を撒き散らし、“鬼切り”の権能を備えた刃が超高速で射出。
桜坂鈴音:蔦の壁を瞬時に穿ち貫き、ジャームとしての存在の核を直接打ち砕く。
布施美鶴:何かを言おうとして。口を閉じ、眼を閉じて。
≪ネスキウス・グィルス≫:−−その機能の中核。花の主が刻んだ、開花と願望の等価則が、砕けた音がする。
布施美鶴:「…………ああ」
布施美鶴:「………魔法も、解けてしまいました」
桜坂鈴音:「あんな花なんか頼らなくていいよ」
桜坂鈴音:布施を抱えて、ジャームから離れて。
桜坂鈴音:「布施のほうが綺麗だ」
布施美鶴:「な」
布施美鶴:「なにを……」
桜坂鈴音:「何って……?」
桜坂鈴音:「いや、普通に……あの花グロくない?」
布施美鶴:「う、うわあ……!マジですかこの人……!!」
布施美鶴:「本気で言ってる!?」
布施美鶴:「あれはあれでわたしは好きなんですよ!綺麗でしょうが!……それに、」
布施美鶴:「まだ、生きてますよ。かれは」
桜坂鈴音:「うん」
桜坂鈴音:離れた場所にそっと下ろして。
桜坂鈴音:「待ってて。すぐやっつけるからさ」
伊興善樂:抑えたように笑う。
桜坂鈴音:「だから、一人でどっか行くなよ」
布施美鶴:「………ええ。いってらっしゃい、桜坂さん。わたしは」
北条サイカ:「まあ……ひとまず仲直り完了、ですかね」
布施美鶴:「ここで、待ってますから」
桜坂鈴音:桜坂鈴音の侵蝕率を+13した(侵蝕率:108->121)
GM:イニシアティブ。
GM:北条さんの手番です。
北条サイカ:はーい。マイナーで戦闘移動、ネスキウスくん達のエンゲージへ
▼エンゲージ
(桜坂[8]、北条[7]、伊興[9]、ネスキウス・グィルス[9])
[]内は行動値
北条サイカ:メジャー、ブリンクα/《コンセントレイト》《アドレナリン》 対象ネスキウス・グィルス!
≪ネスキウス・グィルス≫:妨害などなし。どうぞ。
北条サイカ:9dx+1@7 命中
DoubleCross : (9R10+1[7]) → 10[1,2,2,4,5,6,8,8,10]+10[2,3,8]+2[2]+1 → 23
≪ネスキウス・グィルス≫:暴走リア不!
北条サイカ:3d10+11+1+12 ダメージ。諸々有効です
DoubleCross : (3D10+11+1+12) → 24[10,6,8]+11+1+12 → 48
GM:あっ
伊興善樂:あっごめん《凍てつく刃》ダメージ+1D+18
北条サイカ:あっごめん!
GM:凍てつく刃とか載せていいよ!
伊興善樂:タスカリ=マス
北条サイカ:先にやっちゃった ありがとう、じゃあ追加します
北条サイカ:1d10+18+48
DoubleCross : (1D10+18+48) → 8[8]+18+48 → 74
GM:ウワーっ
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+5した(侵蝕率:91->96)
≪ネスキウス・グィルス≫:そのダメージは…装甲値8を引いて。
伊興善樂:伊興善樂の侵蝕率を+3した(侵蝕率:102->105)
≪ネスキウス・グィルス≫:66ダメージ。合計、169ダメージなので、死亡します!
北条サイカ:やった~
≪ネスキウス・グィルス≫:合計HPは、168でした。
GM:演出どうぞ~!
伊興善樂:おお、ギリギリ
桜坂鈴音:やった~
伊興善樂:「植物には、脳はありません。だが、感覚の受容器官はある」
伊興善樂:「であるならば」
北条サイカ:「大丈夫」遮って
≪ネスキウス・グィルス≫:主茎を断たれ、契約者も、それに刻まれた機能さえ失っても。その花は咲いている。
≪ネスキウス・グィルス≫:かくあれと、そう造られた通りに。かれは、道具であるからだ。
北条サイカ:「あたしを何だと思ってます? UGNの正規チルドレン」得意げに笑ってみせる。
伊興善樂:「そうでしたね」笑い返す
北条サイカ:「異形、化物への対応なんて。嫌ってほど仕込まれてますから」
伊興善樂:猟犬を放つ。
伊興善樂:後は、彼女が上手くやるだろう。
北条サイカ:「これだけ満ちていれば……十分、ですっ」走り出す、それと同時
北条サイカ:気中へと揮発拡散した唾液、目視し得ぬそれらが"ネスキウス・グィルス"の表皮を撫でて。生体反応を揺さぶる。
北条サイカ:それらの蔦が、一斉に空へと伸びる。さながら、飛ぶ羽虫を掴み取ったような動き。
北条サイカ:……そこには初めから何もいない。
北条サイカ:この場にいる他の者には、ただ空を掻いたようにしか見えない不可解な動作だ。
≪ネスキウス・グィルス≫:さざめくように反応を起こし、そこになにもないことにどこか戸惑うような…そんなラグが起きる。
北条サイカ:そして、伸びきった蔦の数本と。桜坂鈴音が大きく突き破った穴との間に
北条サイカ:芯となる繊維を裂くようにして、致命的な亀裂が生ずる。
北条サイカ:追い立てるように。氷の猟犬たちが、牙を突き立てる。そして、
北条サイカ:ず ぶしゅ!
北条サイカ:夕陽に似た色の血刀を、水平に撫でる動き。……ぐらり、とその巨体が揺れて
北条サイカ:轟音と共に、横薙ぎに倒れる。
≪ネスキウス・グィルス≫:かすかに動いた後、動きが止まる。
≪ネスキウス・グィルス≫:もう、かれが咲くことはない。
北条サイカ:「……ああ」枯れ落ちた、その姿を見て。
北条サイカ:「君も。変な庭師に目をつけられなければ、普通の花でいられたのかな」なんて、詮無い事を呟いて。
北条サイカ:「……はい、終わりましたよ」皆へと振り返る。
桜坂鈴音:「やった!北条ー!」小さく飛び跳ねてピースサインを送る。
伊興善樂:「フゥー。お疲れ様です」
北条サイカ:「あっ……へへ。いえーい!」こちらもピースと笑顔を返して。
伊興善樂:気配の消失を確認し、剣を拭い鞘に納める。
布施美鶴:かれの倒れた姿を見やって。「……ええ。あなたがたの勝利です」
GM:戦闘終了。
GM:pc達の勝利です。
GM:【BGMオフ】
GM:はい。と言うわけでですね。
GM:まず、バックトラックからしていきましょう。
伊興善樂:する~
桜坂鈴音:しよしよ
北条サイカ:しちゃうぜ~
GM:Eロイスですが、
GM:Eロイス
ネスキウス・グィルス
≪愚者の契約≫
≪原初の恐怖≫
GM:この二つ。振るひとはふりな!
北条サイカ:やめとく~ なぜなら侵蝕96だから
桜坂鈴音:ふ……らなくていいかな~
伊興善樂:振らない!
桜坂鈴音:ネスキウス・グィルスに 同情/〇排除 でロイス取得します
伊興善樂:105-5d10 等倍
DoubleCross : (105-5D10) → 105-38[10,3,5,10,10] → 67
GM:はーい。じゃあ普通にロイスでしなさい!
伊興善樂:ダメージダイスで出ろ
GM:www
伊興善樂:4点!
桜坂鈴音:121-6D10 等倍
DoubleCross : (121-6D10) → 121-39[4,3,5,10,9,8] → 82
桜坂鈴音:5点~
北条サイカ:96-4d10 等倍
DoubleCross : (96-4D10) → 96-26[9,4,7,6] → 70
GM:サイカちゃんもどうぞ~
北条サイカ:ギリの5点!
GM:はあい。
伊興善樂:若者の成長性……
GM:じゃあみなさま帰還、おめでとうございます!
伊興善樂:いぇいいぇいいぇーい
GM:では続きまして。経験点もくばっちゃうよ~~
北条サイカ:やったね~
桜坂鈴音:わ~い!
GM:まず、いつもの5点。シナリオ5点。
GM:それに、EロイスとDロイス分です。
GM:Eロイス
ネスキウス・グィルス
≪愚者の契約≫
≪原初の恐怖≫
GM:
Dロイス
ネスキウス・グィルス
≪変異種≫
GM:
布施美鶴
≪想い人≫
GM:合計4点。
GM:14点に、侵蝕点を足してください。
桜坂鈴音:じゅ 19点です
北条サイカ:19点なのよ~
伊興善樂:18点! いただきます
GM:はい!GMは、合計56点を3で割って1たすので。
GM:18+1で19点!
GM:ご査収くださいませ!
北条サイカ:いただきます~!
桜坂鈴音:おいしい~
伊興善樂:もぐもぐ
エンディング1
GM:ED
GM:合同のエンディングです。
N市 第五地区 ホテル・タハリール
GM:【BGM:異国の風をもとめて】
GM:あなた方は、事件解決の慰労会ということで。ここ、第五地区でもよいホテルであるところの、ここタハリールに来ている。
GM:ここでは、ホテルバイキングが解放されている、ということで。担当官の倉持由依が料金を持つ、と予約を入れた。
倉持由依:「……うん、皆。お疲れさまだ」
倉持由依:「みな無事で、きちんと解決もできた。安心したよ。…だからというわけじゃないが、こうして席を設けさせてもらった。楽しんでいってくれ」
伊興善樂:「では遠慮なくご馳走に預かりましょう」
北条サイカ:「はい。ごちそうになりますっ」
桜坂鈴音:「あはー、UGNって太っ腹ですねえ」ロブスターを皿に盛って。
伊興善樂:地中海料理と魚の類を重点的に取って席に着く。
桜坂鈴音:「お姉ちゃんが言ってました。人のお金で食べるご飯より美味しいものは無いって」
伊興善樂:「それはですね桜坂さん」
倉持由依:「いい趣味してる姉君だな……」
伊興善樂:真剣な顔で「真実です。お姉さんはどうやら、貴女に大事なことを教えてくれたようですネ」
桜坂鈴音:「ありがたくご馳走になります!」シャンメリーの栓を抜く。
北条サイカ:「あたしも良い教えだと思いますね」ローストビーフを切り分けながら
倉持由依:「……まあ、構わんが…とはいえ、翌日体重とかが増えててもぼくは責任取らないからな」
倉持由依:ムール貝料理などをみなに撮り分けつつ。
伊興善樂:「学生はよく食べるのが大事でしょう、我々ではあるまいし」
北条サイカ:「せっかく人にお金を出して貰ってるんなら、それくらいの気持ちで楽しんだ方が良いですよ。きっと」
北条サイカ:「ん、おいしい……」
桜坂鈴音:「うん。明日のことは明日の私が何とかするよ~」
倉持由依:「言っておかないと煩いのが居てね…いや、すまない。水を差した」ナプキンで口元を拭き。
伊興善樂:「いえいえ、こちらこそ。ホストの意向に差し出がましい事を」
伊興善樂:にこにこと、真意を悟らせない笑みを浮かべている。
倉持由依:「いいさ。ぼくは大した仕事もしてないからね」苦笑して。
桜坂鈴音:「でも、私のほうからご馳走したいくらいですよ。皆さんほんとにお世話になりました」軽く頭を下げて。
桜坂鈴音:「私一人じゃ、布施を助け出すの絶対無理でした」
伊興善樂:「フフ……」
桜坂鈴音:「ありがとうございました。この恩は忘れないので、何かあったら呼んでくださいね」
伊興善樂:「私は割り振られた職分を果たしただけ。それに、良いものを見せて頂きました」
北条サイカ:「ん……。あたしも、自分の任務をこなしただけと言えばそうなんですけどね」照れくさそうに笑って。「じゃあ、どういたしまして」
倉持由依:「きみはとても頼りになったよ。戦闘だけじゃなく、だ。…ああ、あの子にも。できればよろしくしてやってくれ」
倉持由依:「これは医者として、だけどね。まあ、それくらいだよ」
伊興善樂:「……布施美鶴。彼女は、どうなるのでしょうな」
伊興善樂:話のはずみで口に出したが、あまり心配はしていないと言った風情だ。
倉持由依:「……うん。気になるだろうし、話しておこうか」
桜坂鈴音:肉を切り分ける手を止めて、耳を傾ける。
北条サイカ:「衰弱死事件に関しては、彼女に責任はない……って事でしたよね?」
倉持由依:「まず、前提として。北条君の言う通り、衰弱死事件自体は、彼女は関わっていない」
倉持由依:「彼女が契約を結んだ時点……これは、彼女自身の言葉だけじゃなく、彼女の医療記録からも確かだ」
伊興善樂:「なかなか、それはあの後聞いてホッとした点です」
倉持由依:「あの衰弱死…あれは、あのネスキウス・グィルス。あれが、契約者を探すための行動であったようでね」
倉持由依:「N市の、レネゲイド密度の高さが災いとなった…ようだ。なので、この点ではまず彼女に責任はない」
桜坂鈴音:「そうですか……」胸を撫で下ろす。
北条サイカ:「憑依してみて、不適合なら憑り殺して、また次に……みたいな感じだったのかな」
倉持由依:「高密度のレネゲイドを探知し、その対象に取りつく。そうして、願いを尋ねる。…花開いたあとのことは、わからないままだね」
伊興善樂:「継続して宿主に出来ない相手は、急ごしらえの電池のようなものとして利用されていたのかもしれませんね」
倉持由依:「このフラワーマスターの遺産が他にないかも含めて、また調べることになるだろう。…脱線したな」
桜坂鈴音:「……あのまま花が咲いていたら……」
桜坂鈴音:一瞬表情に影が過り。
倉持由依:「桜坂くん。きみたちは間に合った」
桜坂鈴音:「……いえ、はい。解決したんだからいいですよね。それで、布施は……?」
伊興善樂:「(あるいは……これまでUGNが敵として戦った中に、既にいるのかもしれない)」
倉持由依:「だから、気にしなくていい。間に合わなかった時の事なんてな…ああ」
伊興善樂:「(花開いた、者が)」
倉持由依:「布施くんだが、ジャームと契約を結んで、その力をきみたちに振るったことは事実だからね」
北条サイカ:「……色々と、幸運だったんですね。布施さんに関しては」彼女が適合者でなければ、きっと事件被害者の一人に加わっていた訳だ。
倉持由依:「まず、厳重注意に、他の指導もすることになるし……それに、だ」
倉持由依:「彼女自身の増大した力は、そのまま強化されたままだ。そのコントロールを含めた訓練もすることになるだろう」
桜坂鈴音:「……まあ、それくらいは当然かあ」苦笑して。
伊興善樂:「フム、それは……」心配というか、不幸中の幸いと言うか。
桜坂鈴音:「みっちり絞ってやってください。その方が反省すると思うので」
桜坂鈴音:「私からも、ちゃんと話そうと思います。あの子と」
倉持由依:「まあね。泣くほどやらされると思うよ。梁田さんは、そういうところきっちりしてる」
北条サイカ:「……でしょうね」頷く。
倉持由依:「ああ、お願いするよ。ぼくからも、だ」
倉持由依:「ああ、そうだ。大事なことが在ったね」
倉持由依:「彼女の吸血衝動のことだ」
桜坂鈴音:「……何か変化でも?」
倉持由依:「うん。一度、あのネスキウス・グィルスにコントロールされていただろう?」
倉持由依:「あの、吸血衝動が無い状態を体感して、色々悩みも晴れたりしたせいか…まったく制御もできない、という状態からは抜け出せたみたいだ」
桜坂鈴音:「本当ですか?」身を乗り出す。
倉持由依:「本当だよ。…これでも医者だ、患者の事で嘘は言わない」
北条サイカ:「へええ……そんな怪我の功名が」
桜坂鈴音:「良かった……!」顔を綻ばせる。
伊興善樂:「おお、それは素直に喜ばしいニュースであることです」
倉持由依:「まあ、それであの子の特筆性…そういうものも分かってきたからね。UGNだと…”想い人”なんていうんだったか?」
倉持由依:「感情の動き、その熱量が酷く大きいんだ。そのせいで、というのもあったんだろう」
桜坂鈴音:「へえー、想い人?」
倉持由依:「付き合うのに、まあ突飛なこともするかもしれない。注意してね」
伊興善樂:「付き合う、ですか」
桜坂鈴音:「そういうのがあるんですねえ」もぐもぐと海老を食べている。
倉持由依:「……?友人同士だろう?」
伊興善樂:くっくっく、と人の悪い笑みで桜坂さんを見る。
北条サイカ:「お、想い人……」ぴんと背筋を伸ばす。そういう特筆性がある事は知っている。
桜坂鈴音:「? ええ、友達ですけど……うん?分かりました……?」よく分からないままぼんやりと頷く。
北条サイカ:その多くが、恋愛に近い感情であるという話も。……医師である彼女ほど、その事を客観視できていない。
倉持由依:「無駄に詩的なんだよな……まったく。もう少し学術的にしてほしいもんだ」
北条サイカ:(ど、どうなるんだろう……そっか、想い人かぁ……)不安と好奇心の混じった目を桜坂さんに向けている。
桜坂鈴音:「この海老美味しいなあ。北条も食べる?」
北条サイカ:「えっ。あ……じゃあ、一つ貰おうかな!」誤魔化すように微笑んで。
伊興善樂:そんな彼女たちのやり取りを眺めながら、取りすぎた気がする料理と格闘しながら、思考する。
伊興善樂:時計師として培った技術を人を斬るのに使うのにためらいがないではないのだ。
伊興善樂:自らの手掛ける細工の精度を上げるという動機が混ざる事への負い目のようなものも
伊興善樂:UGNの作戦に参加する上で存在している。
伊興善樂:餌をちらつかされ、私はレネゲイドの深淵に引きずり込まれようとしているのだろう。
伊興善樂:危うい性分ではある、だが完全に抑圧することも不可能だ。
伊興善樂:「距離を計ることですよ」
伊興善樂:「固定化させることなく、それは流動的に変化していくものですが」
伊興善樂:「探ることをやめなければ、きっと見失う事もない」
伊興善樂:「君たちが居るのはそういう場所だと、信じる事だ」
GM:……騒がしくも、緩やかな時間が過ぎていく。
GM:こうした安寧と、そうでない緊張の不断の連続。そうした中であったとしても。
GM:あなたがたは、折れず負けずにすすみゆく。
GM:シーン終了。
GM:【BGMオフ】
エンディング2
GM:ED2 桜坂さん。
N市 第五地区 第五支部 休憩室
GM:【BGM:aRose】
GM:……いつものように。
GM:もしくは、いつかの日のように。あなたは、ここ第五支部を訪れています。
桜坂鈴音:先日の一件の事後報告を終え、ひとり休憩室の椅子に座っている。
桜坂鈴音:片手にはパックの野菜ジュース。何となく思案するのは、一人の少女のこと。
桜坂鈴音:(……結局、あれから)
桜坂鈴音:(ぜんぜん布施に会えてないなあ。元気にしてるのかな)
桜坂鈴音:ぼんやりと思いながら、ストローを咥える。
:そんなあなたに、後ろから近づく気配がある。
:「やあやあ。中々メランコリックな憂鬱美少女、というので視線を独占ですか?よくありませんね独禁法違反ですよ?」
:ぼふ、と抱き付く感触。
桜坂鈴音:「む」気付きながら、避けずにそのまま受け止める。
布施美鶴:「こんにちは。其れともお久し振り?布施の美鶴です」
布施美鶴:「さみしそうだったので体温をぷれぜんとふぉーゆーですよ」
桜坂鈴音:「布施ぇ」
布施美鶴:「なんですかぁ」
桜坂鈴音:ぐるりと椅子を回して、向かい合う。
桜坂鈴音:「そうだよ。久し振りじゃない」
布施美鶴:「ああーっご無体なーっ」背中から引っぺがされて対面に。
桜坂鈴音:「何してたんだよー」
布施美鶴:「こちらもこう、梁田さんに徹底的に絞られてたんですよ~」
桜坂鈴音:「あはぁー、いい気味」くつくつ笑う。
布施美鶴:「知らない奴と契約なんてしちゃいけない、っておれおれ詐欺対策講習みたいなのからレネゲイド関連までいっぱいです。……こ、このお…」
布施美鶴:ぐぬぬ、と口に出して腕をぷるぷるさせる。表情は動いてない。
布施美鶴:「のんきに野菜ジュースなんて飲んじゃって……!糖分過多になってもしりませんからねちくしょーっ」
桜坂鈴音:「その分運動してるから大丈夫なの」これ見よがしにジュースを飲んで。
GM:…前までの彼女は、あまりきみと正面から向き合うようにすることを嫌がっていた。
布施美鶴:「それでスタイルいいのすっごい挑発ですよねコレ……!」
布施美鶴:「こっちなんてこのまますとーん、って感じなのに…!」
桜坂鈴音:「ははん。別に布施は布施でいいじゃん」
GM:今は、そんなことはないように見える。……すくなくとも、抑えられるようになった、というのは事実なのだろう。
桜坂鈴音:「それはそれで需要あるって、多分」
布施美鶴:「富めるものの言いぐさァ……!」
布施美鶴:「……まあ、わたしはわたしなりにしてきますよ、もう」ソファに座って、脚をぶらぶらさせる。
桜坂鈴音:「ふーん」少し屈んで、布施の目を覗き込む。
布施美鶴:「な」
布施美鶴:「なんですか……」
布施美鶴:ひかりを映さぬ、昏いひとみ。
桜坂鈴音:「いや? 今日はよく目、合わせてくれるなって」
布施美鶴:「………ええ、もう」
布施美鶴:「わたしがああでも、大丈夫だって言ったのを…信じることにしたので」
布施美鶴:口元だけが緩んだような、そんな。普通の人からすると、淡すぎるくらいの笑い方。
桜坂鈴音:それでも、桜坂の目からは十分に映る。
桜坂鈴音:「そうだよ」
布施美鶴:「……そうですか。ふふ」
桜坂鈴音:「勝手に私が嫌がるって決めつけやがってー。次やったら許さないぞ」
布施美鶴:「ええ、もうしません」
布施美鶴:「……ふふふ。ああ……でも。本当、みんな嫌な顔をしてたから」
布施美鶴:「新鮮です。ふふふ」
桜坂鈴音:「それで?」
布施美鶴:「……それでと言いますと?」
桜坂鈴音:「一日何ミリくらい欲しいの?」
布施美鶴:「………………」
布施美鶴:表情がかたまる。
布施美鶴:「……ええと桜坂さん?それはあれですか。こう、人間が必要な水の量とかそう言う?」
桜坂鈴音:「え?何で水の話が出てくるんだよ」
布施美鶴:「いや………いやだってですね………ええ……?マジかこの人……」
桜坂鈴音:「血だよ、血。どれくらい欲しいの?」
布施美鶴:「ば」
布施美鶴:「な、何言ってるんですか!は、はしたないというかなんというかっ……!」
布施美鶴:頬をうすく、赤く染めて。
桜坂鈴音:「ええ?何だよはしたないって……何が?」不可解な顔。
布施美鶴:「い、いやだってこう。体の中に流れてるものをですよ?取り出して……うわわわ」
布施美鶴:「うわあー………」
桜坂鈴音:「何がうわぁーなのか分かんないって」
桜坂鈴音:「飲みたいんでしょ?私の血」
布施美鶴:「ええっ……?いやわかりません?こう、流れてるんですよ。リアルで。こう…」
布施美鶴:「体の中でですよ……??」
桜坂鈴音:「だから知らないって」
桜坂鈴音:「布施はどっちなの?問題はそこでしょ」
布施美鶴:「え、えーっ!?吸血衝動のひとって分かるんじゃないの!?」
布施美鶴:「い、いやあの」
布施美鶴:「………そ、そりゃあ。うん……飲んでみたいな、って思いますよ!」
布施美鶴:「で、でも。そういうの、一回でもしちゃったら……」
桜坂鈴音:「しちゃったら、何さ」
布施美鶴:「………ち、ちなみに参考までに聞きたいのですが……あ、あの。桜坂さんは飲んだことおありで…?」
桜坂鈴音:「うん?浴びたりしたのが口に入ったのはあるけど……直接は無いかなあ」
布施美鶴:「……なんかこう、中毒症状とかなんか……あったりしそうじゃないですか」
桜坂鈴音:「あるの?聞いたこと無いけど」
布施美鶴:「………わたしはありそうなんです!だって……」
布施美鶴:「だ、だって………」顔を伏せる。
桜坂鈴音:「布施~?」頭に手を置く。
桜坂鈴音:「黙っちゃったら分かんないよ」
布施美鶴:「………さ、桜坂さんは」
布施美鶴:「破廉恥です!これでも美鶴はお付き合いもキスとかもしたことのない清い身なのですよ!?」
桜坂鈴音:「えっ……破廉恥って何だよ」
桜坂鈴音:「私に何する気……?」
布施美鶴:「ばっ………血、血をって言ったじゃないですか!!」
布施美鶴:「桜坂さんこそ!美鶴にとっての血と桜坂さんにとってのそれがなんか違うって思いませんこれ!?」
桜坂鈴音:「だから、うん。それだけでしょ?血をあげるだけ」
桜坂鈴音:「これまでは、布施がそんなに本気で困ってるって知らなかったから断ってたけど……」
桜坂鈴音:「布施がそんな風に感じてるって知って、何もしないのは……何か、嫌だよ」
桜坂鈴音:「私らしくない」
布施美鶴:ごく、と喉を鳴らしてしまう。何してるんだ、わたし。
布施美鶴:「そ、その気持ちは……凄い嬉しいです」
布施美鶴:「で、でも。わたしこれでもブラム=ストーカーですよ?桜坂さんから血を貰ってそれで従者とかなんか作るかもしれないんですよ……」
布施美鶴:「……そういうの、なんか………簡単に、貰ったりあげたり、って。していいのか……」
桜坂鈴音:「えっ、そんなこと出来るの?」
布施美鶴:「まだ分かんないんです」
布施美鶴:「でも、出来るかもしれません。そこは、検査とか、訓練しながら、です」
桜坂鈴音:「ふーん……まあ、別にあげたものをどうしようといいけどさ……」
布施美鶴:「……こ、このひとは」
桜坂鈴音:「布施、さっきから何回も、いいんですか、って聞くけどさ」
桜坂鈴音:「これは私と布施の問題でしょ?」
布施美鶴:「う」
桜坂鈴音:「私は最初から言ってるじゃん。別にいいよ」
布施美鶴:「………み、認めます。つまり……どうしてこうも美鶴が引っ張ってるかって」
布施美鶴:「美鶴が……わたしが。桜坂さんに、あまり」
布施美鶴:「気軽に、そう言うこと……して欲しくない、からですね」
桜坂鈴音:「……何で?」きょとんとして。
布施美鶴:「………わ、分かんないの…?!ううぅ~~~」
布施美鶴:「い、今から言うことは。例えですよ!例え!」
布施美鶴:ぴし、と君を指差して。
布施美鶴:「あなたがいってること、キスして唾液を交換しあうくらいのふっかいやつしてもいいよ?って言ってるのと同じくらいに美鶴には思えるんです!!」
桜坂鈴音:「え~、そうなの?そういう感覚なわけ?」
布施美鶴:「人の体の中流れてる血が何時でも分かってるんですからね美鶴は…!?」
布施美鶴:「桜坂さんの、心臓からどうやって流れてるかっていうのも今分かってるんですよ!?」
桜坂鈴音:「へー……そうなんだ。でも私は別に気にしないけどなあ」
布施美鶴:「わ、た、し、が!気にします!」
桜坂鈴音:「ああ、勿論見ず知らずの人相手ならやらないよ?私、そこまでいい人になれないし」
桜坂鈴音:「そっかあ」
布施美鶴:「あったりまえですよ。もう……」傍に寄る。
桜坂鈴音:頬杖をついて。
桜坂鈴音:「じゃあ、いらない?」
布施美鶴:「顔も火照ってしまいました」そっと、あなたの背中の中心に指を置いて。
布施美鶴:「……………」
布施美鶴:「………保留で」
桜坂鈴音:「何だよそれ」笑って。
布施美鶴:とくとくと、脈打つそれを、指先で感じる。
布施美鶴:「決められません」
布施美鶴:「だって………あなたは、そんな気にしなくても。わたしにはすごいおおきいことで」
布施美鶴:「だから、いらない、なんて。言えないのです………すきですから」
布施美鶴:す、と指を血管……血の流れに沿って動かす。
桜坂鈴音:「うん。いいよ。私は私だし、布施は布施だもん」
桜坂鈴音:「布施の好きなようにしたらいいよ」
布施美鶴:「………ええ、ありがとうございます」
布施美鶴:「……ああ。でも、ちょっと。惜しいですね」指が、肩甲骨の間を通り、くびすじを上って。
布施美鶴:ぺろり、と。指を舌が舐めた。
桜坂鈴音:すこしくすぐったそうにして。
桜坂鈴音:「我慢できなくなったら、いつでも言いなよ」
布施美鶴:「………ええ、そうさせてもらいます。だから」
布施美鶴:「桜坂さんも……我慢できない、ってなったら」
布施美鶴:「わたしに、言ってくださいね?」
桜坂鈴音:「ん。そうする」
布施美鶴:その答えに、頬をまた染めて。
桜坂鈴音:「覚えといてね、布施」
桜坂鈴音:「私はただ、友達の力になりたいってだけだし──」
桜坂鈴音:「布施がどうなっても、私は友達だから」
布施美鶴:「…………桜坂さんの、そういうところ」
布施美鶴:「美鶴は、すきですから。だから、絶対忘れたりなんてしません」
布施美鶴:「だから、わたしも。あなたの力になれるなら…いつだって、そうしたいです」
桜坂鈴音:「うん。布施のこと、頼りにしてるから」
桜坂鈴音:「……お腹空かない?食堂行こうか」
布施美鶴:くすり、と。その言葉に微笑んで。
布施美鶴:「ええ。一緒に行きましょうか。今日は、日替わりが親子丼だったはずですし…」
GM:そう言って、きみたちは二人で歩いていく。
GM:これからも、大変なことは沢山あるだろうけれど。
GM:それでも、今は。こうして…友人と、静かに過ごす事ができる。
GM:それは、あなたが勝ち取ったものだ。
GM:その事実は、誰であろうと揺らがせることはできない。
GM:シーン終了。
ダブルクロス3rd edition 『きみは日陰のストレリチア』
──日蔭の中にいた極楽鳥花。
今は、日の光の下で咲いている。
end.
GM:【BGMオフ】
GM:これにて、きみは日陰のストレリチア。全行程終了です!
GM:PLの、すきゃっとさん、いちまさん、そごうさん。誠にありがとうございました&お疲れさまでした!
伊興善樂:お疲れさまでした!
北条サイカ:お疲れ様でした~!楽しかったよ!
桜坂鈴音:ありがとうございました!お疲れさまでした~!
GM:見学の皆さま、そして、SSSCシステムを世に送り出した里村さんにも、感謝を捧げます。
GM:よかった~~~
GM:そして、ログ編集をしてくださったサムトーさん!誠にありがとうございました…!