晩鐘を鳴らせ、クロノスタシス


PC1:名張 凛世(なばり りんぜ)(キャラシート)PL:立川
PC2:東雲銀(しののめ ぎん)(キャラシート)PL:メガ大仏
PC3:晩翠凍衿(ばんすい しえり)(キャラシート)PL:敗者T
PC4:神余 清愛(かなまり・せいあ)(キャラシート)PL:里村

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:では。
GM:自己紹介から初めていきましょう。
GM:Pc1→ハンドアウト→PC2…で進めていきますので
GM:キャラシURLと一緒に自己紹介をお願いします。
GM:まずは名張くんから!どうぞ!
名張 凛世:はい!
名張 凛世https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY6v2D1QIM
名張 凛世:「俺は不良だからさ。言うこと聞かなくたって良いんだよ」
名張 凛世:自称、不良高校生の17歳! あくまで自称!
名張 凛世:強さを求めた結果、不良を目指すようになった感じです。
名張 凛世:強さを求める理由。それは、幼い頃に”お姉ちゃん”と出会った事に起因します。
GM:自称不良!
名張 凛世:お姉ちゃんと何があったのか。それはセッション中に語られるかもしれないし語られないかもしれませんね。
GM:一体何があったのでしょう。謎のお姉ちゃんですね。
名張 凛世:普段は不良高校生らしく、きちんと学校に行ったり真面目に授業受けたり放課後に真っすぐ家に帰ったりします。
GM:中々のワルよ。
名張 凛世:また、情報通であり、学校の友達に女子生徒の情報とか提供したりしています。
GM:個人情報を握っているというわけね。ワルよ。
名張 凛世:戦闘スタイルはボクシング! エンハイの死点撃ちパンチがやりたかったんです!
名張 凛世:浸食は重いけどガンバリマス!以上、よろしくお願いします!
GM:不良の喧嘩はステゴロよ!
GM:はい、ではHOはこちら!

【PC1用ハンドアウト】
推奨ワークス:中・高校生、または左記ワークス相当の年齢キャラ。
       あるいは年下の女子にお姉さんぶられるキャラ。
シナリオロイス:『《アーキタイプ》花咲ミオ(はなさき・-)』
君は少なくとも数年、大N市に住んでいる。
君には一つ旧い記憶がある。
かつて君がまだ戦う力を持たなかった頃。
あるいは、今より未熟だった頃。
ジャームに襲われた君は一人の女の子に助けられる。
そんな縁で親交を深めた彼女は、ある日突然居なくなった。
それが数年前のこと。
音信不通となっていた彼女と君は再会する。
その相手は記憶の中の姿と全く変わっていなかった。

GM:というわけで。
GM:お姉ちゃんに出会ってもらいます
名張 凛世:ヤッター!
名張 凛世:お姉ちゃん!
名張 凛世:お姉ちゃんだ、ヤッター!
名張 凛世:カワイイ!カワイイ!ウオォー!
GM:不思議なお姉ちゃん!どうなってしまうのか!
GM:頑張ってくださいね!
名張 凛世:ガンバリマス!
GM:では次、PC2!
GM:東雲くんどうぞ!
東雲銀:はーい!
東雲銀https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyffHzwIM
東雲銀:東雲銀(しののめぎん)。第九支部所属のチルドレンです。コードネームは”コピーキャットクライマー”。
東雲銀:旧Rラボ所属の実験部隊出身であり、チルドレン歴は結構長め。崩落戦にも参加していました。
東雲銀:性格は優等生タイプであり、社交的ですが根っこの部分は冷静な典型的チルドレン。
東雲銀:とは言いつつも何だかんだお人好しだったり世話焼きだったりする善人気質です。
GM:いい子だぞ
東雲銀:ウロボロスの中でも他者のコピーに特化した能力の使い手。
東雲銀:吸血衝動をウロボロス因子の活性化に利用する実験部隊の成果を応用しています。
東雲銀:性能としても異世界の因子でエフェクトをコピーして無形の影で打ち出す万能型。
東雲銀:白兵射撃RC交渉何でもござれです。
GM:頼りになるぞ
GM:何でもできそうな顔をしている。
東雲銀:あと直近のセッションで聖剣に選ばれ、その担い手となったりもしました。
東雲銀:こんな感じで以上! よろしくお願いします!
GM:主人公みたいな顔と経歴ですね!今回も聖剣に恥じぬ戦いを!
GM:ではHOはこちら!

【PC2用ハンドアウト】
シナリオロイス:『《解体侵蝕/アナトミィ》織部みすず(おりべ・-)』
貴方には無くした物がある。
それは貴方が気に入っていた時計。あるいは大事に持っていたぬいぐるみ。
明確に壊れたわけではなく、どこかに落としたか、仕舞ったのを忘れたか。
貴方からその話を聞いていたUGN所属の研究員『織部みすず』がある日、君に連絡をとってきた。
「貴方の話していた紛失物が見つかった。ただし、討伐したジャームの所持品として」
そう言われて確認したものは、確かに貴方が大事にしていたものだ。
まるで昨日まで大切に扱われていたかのように当時のまま、まるで時間を超えてきたように

GM:というわけで。
GM:昔無くしたものが見つかったらしいです。良かったですね。
東雲銀:よかったですね
東雲銀:でも状態が綺麗。フシギ!
GM:フシギ!ついでにジャームが出てきたりするので参考人としてお呼ばれしそうです。
GM:コイツは見逃せません。頑張ってくださいね
東雲銀:頑張ります!!
GM:では次!
GM:PC3-A、晩翠さん!
GM:自己紹介、"主張(キメ)"ちまってください!
晩翠凍衿:ウッシャイ!
晩翠凍衿http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY76HVxAIM
晩翠凍衿:晩翠凍衿(ばんすい しえり)。最近N市外から派遣されてきたエリートチルドレンです。
GM:PC3-AのAはエリートのA!
GM:Eですけどね。
晩翠凍衿:そうわよ
晩翠凍衿:エリートなのでエリートの証たるゾディアックウェポンを託されてもいます。大鎌とかいうクッソ使いにくい形態だけど最近は割と馴染んできたという噂。
GM:さすがエリート凄いです
晩翠凍衿:チルドレンにしては明るく社交的な性格ですが、一方で他人の気持ちに疎く、調子に乗りやすく無神経だったりもします。無自覚に地雷を踏んだりする。
晩翠凍衿:なのでこう……あんまりこういうことは言わないでほしいなって場合には裏で言っていただければ控えますので何卒ご容赦を……
GM:危うい。
GM:気遣いができる子だ!そんな君の優しさは人を魅了しますね。
晩翠凍衿:逆に踏んでほしい地雷がある場合は喜んで踏ませていただきます。
GM:そんな君の踏み込みが物語を回しますね。
晩翠凍衿:あと未確認情報ですが、N市に来てからの任務を経て何やら好きな人ができたらしいという話です。
GM:甘酸っぱい情報ですよこれは。
晩翠凍衿:性能としてはほぼ純粋に白兵型!
晩翠凍衿:大鎌使いの嗜みであるガー不攻撃を行ったり、ダメージダイスを振り直したりします。100%を超えれば範囲攻撃もできる。
GM:必ず殺すという殺意を感じますね。
晩翠凍衿:そんなところでしょうか。よろしくお願いします!
GM:はい!HOは共通のためまとめて紹介します!
GM:余談ですがPC1のシナリオロイスは10年前から容姿が変わっていないとか。フシギですね。
GM:では、次!
GM:PC3-B、神余さん!お願いします!
神余 清愛http://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/dc3_011.html
神余 清愛:はい。おはようございます。こんにちは。こんばんは。あんまりお馴染みではありません。神余さんですよ。
神余 清愛:ということで神余清愛(かなまり・せいあ)です。高校生の皮を被って高校生まで育てられてきたRBらしいですよ。お姉さん。
GM:神余さんだー。
神余 清愛:その実体はもとマスターエージェントです。嘘です。本当です。嘘じゃないかな。本当かもしれない。
GM:こんな可愛いマスターエージェントがいるわけないじゃないですか
神余 清愛:ありがとうございます。えへへは特殊ボイスでお願いします。
神余 清愛:エリートがなんですか。もっと問題になりそうなのがいるんですから胸を張ってください。神余さんがいるから大丈夫です。
神余 清愛:ついでに言動もやや怪しいとよく言われます。まあ怪しいと思いますが別にいいじゃないですか。裏で止めてくれても神余さん構いません。
GM:PC3がどちらも裏での相談を活用しますね。相性が良さそうです
神余 清愛:シンドロームはウロボロス/ソラリス。情報体由来の人造RBだそうなのでオリジンはサイバー。
神余 清愛:Dロイスに世にも珍しい「前世記憶」を採用していますよ。珍しいでしょう。讃えよ。
GM:すげー!流行りの最先端!
神余 清愛:えへへは特殊ボイスでお願いします。
GM:ログにボイスが仕込まれるというわけです(※未定)
神余 清愛:データ的には、交渉の判定固定値を上げて《絶対の恐怖》で殴るタイプのあまり芸のないアタッカーです。
神余 清愛:こんなところですかね。よろしくよろしく。
GM:芸がない………?
GM:はい、弁説が立つ女子高生は先生大好きですよ。
GM:ではそんなJKコンビのハンドアウトはこちら!

【PC3用ハンドアウト】
推奨ワークス:UGN所属。または協力できそうな人
シナリオロイス:『オーパーツ』
貴方は大N市のUGNで活動するエージェント、または善意で協力するイリーガルなどの協力者である
そんな貴方に任務が下った。
曰く、微弱な《ワーディング》が頻発している。
それを張った本人は不明で、代わりに微弱なレネゲイド反応と共に過去に紛失した物品が発見されている。
あるいは、過去に討伐されたジャームを名乗るものが現れる。
『オーパーツ』と呼称されるそれらの原因を探るのが、貴方の任務だ。

GM:なんか、不可解なワーディングや残留物が残されるので
GM:足で捜査です。
神余 清愛:神余さん、歩くのは好きなので大丈夫ですよ。
晩翠凍衿:壁も水面も歩けます
神余 清愛:すごいのでこんど見せてください
GM:頼りになる女子高生ですね。
晩翠凍衿:見せるみせる~
GM:そのキャッキャは製品版(OP)で!
GM:トレーラータイム!

【トレーラー】

思い出したい人は居ますか?
思い出したい昨日はありますか?


溢れた水は戻らない。
進む針は振り返らない。

昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
そして、その先も。

かつてを今に塗り替えて、円盤の針は進まない。

ダブルクロス The 3rd Edition 『晩鐘を鳴らせ、クロノスタシス』

ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。

GM:では、初めていきましょう
GM:よろしくおねがいします。
名張 凛世:よろしくお願いします!ウオォー!
晩翠凍衿:よろしくお願いしまーす!
東雲銀:よろしくお願いします!
神余 清愛:よろしくおねがいします。
名張 凛世:はーい

OP1

GM://=====================
GM:// OP1 名張 凛世
GM://=====================
GM:シーンPCは名張さん。未覚醒なので登場侵蝕は不要です。
名張 凛世:はーい
GM:貴方には旧い記憶があります。
GM:それを思い出すでしょう。
GM:午前から鉛色に敷かれていた雲から降る雨がザアザアと降るある日。
GM:10年前の君は、街を歩いていました。
GM:休日か、あるいは学校帰りか。どういう状況かな?
名張 凛世:そうですね。学校帰りかな
名張 凛世:黄色い傘をぐるぐる回しながら歩いています。
GM:では学校帰りで。ランドセルを背負ってお気に入りの長靴などを履きながら
名張 凛世:黄色い長靴で、わざと水たまりに足を踏み入れたりしてるぞ
GM:微笑ましいですね。
GM:ではそんな微笑ましいことをしているうちに気付くかもしれません。
GM:周りに人の気配がない。
GM:もちろん雨の日です。そんなに外出してる人はいません。
GM:傘に当たる雨の音が大きく聞こえるほど、不思議と静かです。
GM:そんな君の前に。
包帯姿の男:────バシャリ。
包帯姿の男:同じように、水たまりを乱暴に踏みつけるような音。
包帯姿の男:上半身と顔面を包帯でぐるぐる巻きにした男が立っています。
名張 凛世:「??ッ!?」 突如投げつけられた不快な音に思わず振り返ります
包帯姿の男:「……………おまえ」
名張 凛世:「……あ……あ……」 後ずさり
GM:その男は傘も持っておらず、全身を巻く包帯もびしょ濡れ。
GM:その代わり。
GM:身の丈を超えるほどの、同じく包帯でぐるぐる巻きにされた、刀のようなものを持っています。
包帯姿の男:「おまえ、も」しわがれた声
包帯姿の男:「"ジャーム"……か……?」
包帯姿の男:濁った目が君を見る
名張 凛世:「ひっ……!」 声が出ない。恐怖で身を動かすことが出来ない
包帯姿の男:ゆっくりと、手に持った長物を引きずりながら近づいてくる
包帯姿の男:「ジャーム、なら…………」
包帯姿の男:片手で引きずったそれを大きく振りかぶって
包帯姿の男:「死、ね」
名張 凛世:異様な雰囲気を纏い近づいてくる男。少年はその場に座り込み、
GM:普通の小学生。そんな君が、異様な殺気に成す術もなく。
名張 凛世:「たす」「け」「て……!」 悲痛な叫び声をあげる
GM:そう、微かに叫んだ時。
???:「はぁい」
???:スローモーションになる君の視覚、その後ろから。
???:5つのナイフが不審者に突き刺さる
包帯姿の男:「──────!?」
包帯姿の男:突き刺さったナイフにたたらを踏み、今まさに振り上げていた刃物を盾にして後退
包帯姿の男:「…………お前も」
包帯姿の男:「"ジャーム"、か?」
???:後退するのに合わせて、君の前に立つ影が一つ。
???:「いいえ?」
名張 凛世:座り込んだまま、目の前に立った影を見上げる。
???:その目線に応えて、安心させるように微笑む。
???:黒の長い髪に青色のワンピースを着た少女の姿
花咲ミオ:「私の名前は花咲ミオ。正義の味方です」
花咲ミオ:「……なんてね?」人差し指を唇の前に添えて、いたずらっぽくウィンク
名張 凛世:「……」突然の出来事に思考がパニックになっているのか。恐怖で心臓に負荷がかかっているのか。ともかく
名張 凛世:胸が、やたらとドキドキした。
花咲ミオ:「少年、大丈夫ですか?怪我とかはないですか?」
花咲ミオ:君が落としていた傘を拾って、相手に背中を向けて君に差している
包帯姿の男:「………………」
名張 凛世:「……」 思わず呆けて、まさに見惚れていた。
包帯姿の男:その無防備な背中に向けて、手に持った刀を振り上げて、
名張 凛世:「お、お姉ちゃん!」 包帯男の行動に気づく
花咲ミオ:傘を持たない手は既に地面に触れている。
花咲ミオ:「大丈夫です」
花咲ミオ:「お姉さんは強いですから」
花咲ミオ:その地面から槍が現れる。
花咲ミオ:一本ではなく、同じではなく、異なる形の槍が5本。衾となって襲撃者を襲う!
包帯姿の男:「ッ………!」
包帯姿の男:振り上げた刀を無理矢理に横ぶりに、その全てを凪いでバックステップ。
包帯姿の男:包帯の隙間から紅い雫を漏らす
花咲ミオ:「…………む、生意気ですね」
花咲ミオ:「ちょっと待っててくださいね、少年」
花咲ミオ:「怖いのはすぐ終わらせますから」
花咲ミオ:目を細める笑顔。君の顔についた泥を、指で拭ったりする。
名張 凛世:出会ってまだ数分の出来事。だけど、お姉ちゃんの言葉は信用できた。
名張 凛世:目尻に触れるお姉ちゃんの指が、わずかに少年のほほを紅く染める
名張 凛世:お姉ちゃんの言葉に、ただ、小さく頷いた。
花咲ミオ:「ん、いい子ですね」
包帯姿の男:「…………」そのやり取りの間、動かない。
包帯姿の男:先程の攻撃を警戒してか、周りの地面を気にしつつ
花咲ミオ:「さて」
花咲ミオ:後ろ手に両手を組んで向き直る。
花咲ミオ:その服が雨の染みを作りながら
花咲ミオ:「風邪引く前に終わらせましょうか」
包帯姿の男:「……………ジャーム、は」
包帯姿の男:「俺が、全て、殺す───!」
包帯姿の男:《ワーディング》
包帯姿の男:叩きつけるような殺意と共に、レネゲイドを想起する衝動が───!
包帯姿の男:ばつんっ
GM:起こらない。
GM:未だ異能の力を持たない君でも、何かが始まろうとしていたことがわかる。
GM:しかしそれは一瞬で中断された。包帯男の姿が消えるとともに。
花咲ミオ:「…………あら」こちらも予想外の顔をしている。
花咲ミオ:「うーん……………キメた直後に、これは結構恥ずかしい」
花咲ミオ:たはは、と君に向き直って手を差し伸べる。
花咲ミオ:「ともあれ、大丈夫ですか少年?立てます?」
名張 凛世:その手をゆっくりと取り、立ち上がる。少年の顔は、涙でぐしょぐしょになっている
名張 凛世:恐怖に震えながらも、少年の放つ言葉は
名張 凛世:「お姉ちゃん。……大丈夫?」 
名張 凛世:自分を助けてくれた少女の身を案じる。
花咲ミオ:「あら」目を丸くして。
花咲ミオ:「………心配、してくれるんですね。ありがとうございます」
花咲ミオ:取り出したハンカチで、君の涙を拭こうとする。
花咲ミオ:「大丈夫ですよ、お姉さんは強いですから」
名張 凛世:抵抗なく顔を差し出し
名張 凛世:「お姉ちゃん。ありがとう」
名張 凛世:助けてくれて。涙を拭いてくれて。
花咲ミオ:「どういたしまして」雨で少し湿ってしまったハンカチできれいに拭い。
花咲ミオ:「私の名前は花咲ミオといいます。花が咲く、ミオはカタカナで」
花咲ミオ:「少年の名前は?」
名張 凛世:「りんぜ…名張 凛世」
名張 凛世:「なまえの名に、え、と、りん……ぜ……」
名張 凛世:小学生には難しい漢字だった。
花咲ミオ:「フフ、ちょっと難しかったですね」
花咲ミオ:「凛世くん。良いお名前ですね」
GM:ではここでヒロインの紹介です。
名張 凛世:!?

『花咲ミオ』
年齢は15~16歳くらい。
ハーフアップにした髪を左側にリボンで止めている。
ゆったりとした青のワンピースを着用し、常に微笑みを絶やさない。
口を開くとお姉さんぶる。
一人称は「私」「お姉さん」
二人称は「きみ」「少年」「○○くん、○○さん」
いたずらっぽい丁寧語口調。
口癖は「お姉さんは」

花咲ミオ:「じゃあ凛世くん。お家にはちゃんと帰れますか?」
名張 凛世:「……」 その言葉に。本当は、一人で帰るのは怖い。出来れば、お姉ちゃんについてきてほしい。だが
名張 凛世:「うん。だって、僕は男の子だから。一人でも帰れるんだ」 またあの男が襲ってきたら、お姉ちゃんが危険な目に合う。そう思ったら、こう答えていた
花咲ミオ:「うん、かっこいいですね」ニコリと笑って。
花咲ミオ:「ところで」そんな君の逡巡を見てかどうか
花咲ミオ:「お姉さんは見ての通り傘を忘れしまったのですが」
花咲ミオ:濡れてしまった服や髪を差して
花咲ミオ:「良かったらエスコートしてもらえますか?」
名張 凛世:「!!」
名張 凛世:「うん!!」
花咲ミオ:「良かった。風邪を引いちゃうところでした」
花咲ミオ:くすりと笑って、君の差す傘に入ろうとする。
花咲ミオ:一緒に持ち手を持ったり、肩が触れたりする。
花咲ミオ:ちょっと気にして離すのもそのままにするのも君の自由だ。
名張 凛世:気になってちょっと距離を放してしまう。純情少年。
名張 凛世:でも、離れるとお姉ちゃんが濡れちゃうので、またくっついたり離れたりを繰り返す
花咲ミオ:その様子には気付かないふりをしてる。
名張 凛世:「お、お姉ちゃん!あのっ!」 意を決したようにお姉ちゃんに向き直り
花咲ミオ:「はい?なんでしょう?」
花咲ミオ:目線を合わせる。
名張 凛世:「僕も、お姉ちゃんみたいに」
名張 凛世:「強くて、優しくて、かっこいい。そんな正義の味方になるから」
名張 凛世:「お姉ちゃんを守れるくらい、強くなるから。 僕がお姉ちゃんを守るから。そしたら」
花咲ミオ:静かに聞いている。
名張 凛世:「『結婚』……してくれる?」
花咲ミオ:「……………っ」その言葉に、流石にちょっと目を丸くして。
花咲ミオ:「ふむ、結婚ですか」ちょっと目線を上げて考えて。
花咲ミオ:「お姉さん、流石に求婚されたのは初めてですけど、そうですね」
花咲ミオ:君の頬に片手を添える。
花咲ミオ:「例えば、10年後ぐらいまでちゃんと努力して、凛世くんがかっこよくなって」
花咲ミオ:「その時まできちんと、私と結婚したいと思ってくれてたら」
花咲ミオ:「好きになっちゃうかもしれませんね?」
花咲ミオ:いたずらっぽく笑う。
名張 凛世:頬に触れられたお姉ちゃんの掌の感触を確かに感じながら
名張 凛世:黙って頷いた。
花咲ミオ:「ん、『約束』です」
GM:そんなやり取りをしてる間に。
GM:君の家はすぐそこまで来ている。
GM:お別れの時間だろう。
GM:────これが、君の旧い記憶。
GM:未だ忘れてない、幼き日の一日。
GM:雨の日以降、君の通学路に怪しげな包帯の男は現れず。
GM:青色が目に残る、不思議な人も出会っていない。
GM:それが、10年前の話だ。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
名張 凛世:取得します
名張 凛世:お姉ちゃん/花咲ミオ/●憧憬/恐怖
名張 凛世:以上です
GM:はい!
GM:────────────

OP2

GM://=====================
GM:// OP2 東雲 銀
GM://=====================
GM:シーンPC:東雲 銀、他登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
東雲銀:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+1[1] → 42

東雲銀:よしよし
GM:では。
GM:UGN管理下の病院、その待合室。
GM:UGNに所属するイリーガルやチルドレンに対して行われる定期的な検診のため、貴方は病院を訪れていた。
GM:隙間時間にあたったのか、待合室のソファには貴方の姿しかなく、時折電子音が聞こえてくる。
GM:検査前の順番待ちか検査後の結果待ちか、とりあえず何をしていますか?
GM:ジュースとか買っててもいいです
東雲銀:そうですね
東雲銀:検査を終えて、一人スマートフォンを触っています
東雲銀:個人スイーツブログの更新です
東雲銀:隣には丁重にケースへ収納された聖剣が
せっちゃん:その聖剣が人としての形を成した少女。
せっちゃん:東雲銀を主として認めた少女(他の人には見えたり見えなかったり)が
せっちゃん:ソファの隣に座って、東雲くんのスマホを覗き込ん営る
せっちゃん:覗き込んでいる
せっちゃん:「ギンちゃん!ここ、美味しかったよね!」
せっちゃん:君のブログの写真に指さし。
せっちゃん:聖剣だけど、一緒にスイーツ食べに連れて行ってもらったりしている。連れて行かないとスネるからだ。
東雲銀:「ああ……。第十地区にここまでの店があるとは思ってなかった」
東雲銀:「せっちゃんを連れて行って良かったよ。あれを独り占めするのは勿体ない」
せっちゃん:「えへへ~」嬉しそうに微笑み
せっちゃん:「でも」
せっちゃん:「私は、ギンちゃん一人占めしちゃってるね?」
せっちゃん:屈託のない笑顔を向ける
東雲銀:「それも、勿体ないって思うか?」
東雲銀:頭をポンポンと撫でる
GM:では、そのタイミングでコツコツ、と足音が聞こえてくる。
織部みすず:「なんといいますか~」
織部みすず:「疲れてるときには甘いものが良いらしい、ですよ?」
織部みすず:コンビニスイーツの瓶プリンを片手に、そんなことを話しかけてくる
GM:空中を撫でている君の手を見ている。
GM:というわけでやっていこう、ヒロイン紹介です。

『《解体侵蝕/アナトミィ》織部みすず(おりべ・-)』
年齢は20代後半。
ゆるいロングの茶髪
白衣の下は私服のキャミソール。
支部には研究者として務めており、カバーワークスとして普段は医者の資格も持つ。
一人称は「私」
基本はおっとりとした丁寧口調。親しくなった相手とは砕けた口調になる。
口癖は「やってみよう」

織部みすず:「えっとぉ、東雲くん。調子はいかがです?」
織部みすず:目線は宙を撫でる手。
織部みすず:今回の定期検診を行う女医である。
東雲銀:その手をゆっくりと離し、立ち上がる
織部みすず:君は知っててもいいし不審者を見る目で見ても良い。
東雲銀:では知ってることにしましょう
東雲銀:「ええ、お陰様で良さそうです。織部さん」
せっちゃん:「ぷりん……」みすずさんの胸部と自分の胸部を見比べる。圧倒的に戦力として負けている。
織部みすず:「そうですか?それは何よりですけど…」
せっちゃん:自分の胸に当てた掌が、すかっと宙を切ったりしている
東雲銀:「それとも、検査結果の方で何かありましたか?」
織部みすず:プリンの瓶を構える腕の上にどっしりと乗っかっている。
織部みすず:「あぁ、いえ。それは安心してくださいな」
織部みすず:「私いま休憩中ですので~」
織部みすず:「休憩中ということは、対応しなきゃいけない案件もないということです」
織部みすず:プラスチックスプーンを口に運んでは幸せそうに頬を緩めている。
織部みすず:「でも、なにか異常を感じたら言ってくださいね~?」加えたスプーンをピコピコ。
織部みすず:行儀が悪い。
東雲銀:「ははは……」
織部みすず:「聖剣。いわゆる遺産というものを後天的に取得すると、今まで通りには行かないこともあるようですから」この時だけ真剣な顔
東雲銀:「……ええ。その辺りは気をつけてます」
織部みすず:目線は傍らの剣を納めたケースに。せっちゃんには気付いてない。
東雲銀:「僕の場合けっこうイレギュラーですので、何が起きるのかは警戒しなければ」
せっちゃん:みすずさんに敵意を込めた瞳で見ている。主に胸部への嫉妬だ。
織部みすず:「うんうん、いい心がけです」
東雲銀:こらっと言うように片手でコツンと手刀
織部みすず:「こまめにサンプルを取らせて頂くのはこちらも助かりますので~」
織部みすず:そのまま近づいて。
織部みすず:「東雲くんはしっかり者で偉いですねぇ」
織部みすず:スプーンを加えて空いた片手で、頭を撫でようとする。
織部みすず:そして近づくということは、その側にいるであろう女の子に胸部がぶつかったりもするかもしれない
せっちゃん:「あ~っ!!!!」 その姿を目で追う事しかできない
織部みすず:しないかもしれない
織部みすず:頭の上とかにちょうど乗っかったりするかもしれないぞ
東雲銀:「はいはい、そういうことは軽率にやらないものですよ」優しく手を添えながら除けたりします
せっちゃん:「あ……あ……?」 頭の上に乗る確かな重量感
織部みすず:「む~」ぽよん。
せっちゃん:これが敵の戦力。これが敵の持つ武器。これが織部みすずの
せっちゃん:聖剣
織部みすず:払いのける動きで胸が一度上下、頭に質感をたしかに伝える
東雲銀:「織部さんも良い年の女性なんですから、色々勘違いもされちゃいますって」
織部みすず:あれ?なんだか肩が楽だぞ?と思ってるかもしれない。
東雲銀:あえてせっちゃんからは目を逸らしてる。南無
織部みすず:「この界隈、私ぐらいになるともう年配ですよ年配」ムーとした顔。
せっちゃん:「ぎ、ギンちゃん!」
織部みすず:「最近の子は進んでますからねぇ」
織部みすず:肩を落とす仕草。胸の重さを押し付ける動作。
せっちゃん:「私、くやしい!なんだかすごくくやしい」
せっちゃん:「払って!払いのけて!」
せっちゃん:頭の上の重量物を指さし、君に頼む。
東雲銀:「……良かったら座って話しませんか。ジュースくらいなら奢りますよ」
織部みすず:「まぁ……年配自称してると更に先輩の目線はすっごく痛いんですけど…」とかブツブツ言ってる。
東雲銀:流石に可哀想になってきたのでさりげなく誘導を試みる
織部みすず:「あら? 気遣いが出来るのねぇ。じゃあお願いしていい?」
東雲銀:(後でコンビニスイーツ買って機嫌取るか……)
織部みすず:「東雲くんのジュースは私がおごってあげましょう」お札を渡す。
東雲銀:「何だかすみません。すぐ買ってきますから」
東雲銀:という訳で買ってきて戻って来て座ります
織部みすず:「お釣りはお駄賃でいいですよ~」両手を振って見送った後椅子に座ってます
織部みすず:「あ、どうもどうも」受け取る。
東雲銀:「……それで、何か話でもあるんですか?」
織部みすず:「あ、そうそう。そうですそうです」
織部みすず:「大部分はまぁ、新しいレネゲイドアイテムを手に入れたときの注意だったんですが」
織部みすず:「今回問診で聞いておこうと思ってたの忘れてて」
織部みすず:白衣のポケットからメモを取り出す
織部みすず:「遺産の様なレネゲイドアイテムを手に入れた人に聞いてるんですけどね、これ」
織部みすず:「東雲くん、日常の象徴みたいな、大事にしてるものってあります?」
織部みすず:「もしあるなら大事にしてくださいね?無くしちゃった後だと遅いですから」
東雲銀:「日常の象徴、ですか」
織部みすず:「ですです。私達ってほら、非日常な力を使うものですが」
織部みすず:「遺産となると非日常が形になってるので。逆にいつもの日常っぽいものを持ってマインドセットしたほうが良いですよ、みたいな」
東雲銀:「あーなるほど、そういうことですね。レネゲイドの衝動制御にも役立つってデータも出てるくらいですし」
織部みすず:「もし今手元になかったとしても……まぁ、それを大事にしてたという事実は残りますから」
東雲銀:「そういうものを一つ、ですか」
東雲銀:そう言って少し考える素振りを見せると
織部みすず:「ですです」買ってきてもらったジュースに口をつけてる
東雲銀:「ドッグタグ、ですかね」
織部みすず:「タグ、ですか?」首かしげ
東雲銀:「はい。昔、所属していた部隊のものを」
東雲銀:「日常の象徴というよりは、かつての日々のことを忘れないようにといったものですが」
東雲銀:「残念なことに、以前戦闘を行った際紛失してしまって」
織部みすず:「…………あぁ、なるほど」目の前の少年の来歴を思い出す。
織部みすず:「持ち歩いてると無くしやすいですからね、昨今は」服が破けたり荷物を失ったり。
東雲銀:「ですね。その辺りには困らされるばかりで」
東雲銀:「それで、こんな感じで良かったですか?」
東雲銀:「何かのお役に立てるなら良いですが」
織部みすず:「えぇ、はい。平穏なだけが日常ではないですが……まぁ安心しました」
織部みすず:「失ったことを困ったと思えるなら、それもまた非日常を戦う術ですので~」
織部みすず:いつの間にかジュースを飲み干している
織部みすず:「ドッグタグ、でしたか。UGNの遺失物で見つけたらご連絡いたしますね~」
織部みすず:言って立ち上がる。時計を気にしてるのでそろそろ休憩時間が終わりのようだ。
織部みすず:「では、これで失礼しますね。東雲くんから私に聞いておきたいこと、あります?」
東雲銀:「聞いておきたいこと、と言うと少し違いますが」
織部みすず:「はい?」
東雲銀:「パーソナルスペース、もう少し空けて貰うと犠牲者が少なくて済むと思いますよ」
東雲銀:側には若干一名被害者が
織部みすず:「…………あら~」
織部みすず:「ごめんなさいね、診察とかしてるとどうしても近づく癖が出ちゃうから」
織部みすず:「今度から気をつけるわ」ホホホ、と口元を隠す。何かの照れ隠しだと思ってる。
東雲銀:「ははは……」
織部みすず:「じゃ、そろそろ休憩終わりなので~……あ、そうだ」
東雲銀:(UGN、距離感バグってる人多いんだよなあ)
織部みすず:「聖剣の精霊さん……っているのよね?その子ともいつか会話できると良いな~」
織部みすず:「それじゃね」
織部みすず:ばいばい、と手を振って去っていく。
東雲銀:軽く手を振りながら見送る
東雲銀:(会話させたら大変なことになりそうだなあ)
東雲銀:久しぶりにドッグタグのことを思い出した
東雲銀:まだ未熟だった頃、教官から一人ずづ手渡しされた、思い出の品
東雲銀:ナンバーとコードネームが彫られただけのそのタグは、何より誇らしいものだったのだ
東雲銀:もう誰かと共有することも叶わない、風のように過ぎ去ったあの日々の話
東雲銀:「全く、どこに転がってるのやら」
GM:……
GM:………
GM:……………
GM:その日の検査は恙無く終わる。
GM:数日は久しぶりの思い出したものが記憶の隅に引っかかっているかもしれない。
GM:その記憶がまた、風化する前に。
GM:後日、君に連絡が届いた。
織部みすず:『君が前に言っていた、ドッグタグあるでしょう?」
織部みすず:『あれ、見つかったみたいなの』
織部みすず:『ただ……ジャームと一緒に見つかったぽくて』
織部みすず:『一応、取りに来てくれる?』
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
東雲銀:織部みすず 信頼○/距離感何とかして下さい で取得
GM:────────────
GM

OP3

//=====================
// OP3 晩翠凍衿&神余 清愛
//=====================

GM:シーンPC:晩翠凍衿&神余清愛。他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:33->40)
神余 清愛:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 1[1]+37 → 38

GM:では


GM:第5地区。
GM:君達二人は、最近頻発する小規模なワーディングの原因を探るため、町中を歩いている。
GM:天気模様は悪く、正午を過ぎた辺りからシトシトと雨が振っている。
GM:だが、そんなことは君達の足を止める理由にはならない、なぜならば。
伊吹芽衣:「我らは正義の盾だからだー、ということですが」
神余 清愛:「正義の盾なんですか」
GM:訂正しよう。君達二人には更に同行人が一人。
GM:ここでモブヒロイン紹介です
晩翠凍衿:まさかの

『《千差万別/アナムネシス》伊吹芽衣(いぶき・めい)』
年齢は16歳。星辰館の高校1年生。
片側にまとめたサイドテール。
あまり自己主張をしない性格。
前線に出る際には主に日本刀を武器として使用する。
一人称は「私」
ですます口調。
口癖は「大丈夫です」

伊吹芽衣:「正義の盾らしいですよ私達」
伊吹芽衣:藍色の傘をくるくる回している
晩翠凍衿:「他所からどう見られてるかはともかく」
晩翠凍衿:「そういう気概で振る舞うのは大事です」うんうん、と頷く。
神余 清愛:「そうなんですか。神余さんはじめて聞きました」
晩翠凍衿:傘は無色透明のビニール傘。
伊吹芽衣:わー、と晩翠さんに拍手。
神余 清愛:ポンチョ型の雨合羽(コンビニで買った)を被っている
伊吹芽衣:「まぁ、盾より傘が欲しいところですね」
神余 清愛:普通に雨の中を歩こうとしたら誰かに止められたので
晩翠凍衿:たぶん止めた。
神余 清愛:止めてもらいました。そういうことになりました。
伊吹芽衣:そういうことになったようです
神余 清愛:「傘はそんなにいらないかなと神余さん思います」
晩翠凍衿:「濡れちゃうじゃん」
伊吹芽衣:「そもそも雨の日にやらなくても、と伊吹さんも思います」口調が釣られる
神余 清愛:「濡れますね」ポンチョのフードの下から灰色の空を見上げる。見上げたので顔に雨粒が
晩翠凍衿:「それはワーディングなんか張り回ってる方に言いなさい」こちらは伊吹さんに。
伊吹芽衣:水が跳ねて紺色の学生ソックスが濡れるのを気にしている。
伊吹芽衣:「はい……そうなりますね」
神余 清愛:「こんな雨の日にワーディングを張ったら」
神余 清愛:「濡れてしまうじゃないですか」
晩翠凍衿:「巻き込まれた一般人はそうなるだろうね」無力化の形は様々だが、意識を失って倒れる、というのが一般的なようでもあるし。
晩翠凍衿:「だから早く止めないと……と言っても」
晩翠凍衿:「なんだっけ。微弱?とか何とか」伊吹さんに顔を向ける。
伊吹芽衣:「困りますですね」
伊吹芽衣:顔を濡らした神余さんの顔をハンカチで拭こうとする手。
神余 清愛:「とても弱いということですね」
神余 清愛:拭かれる
神余 清愛:目を開けたまま顔をハンカチで拭かれる
晩翠凍衿:あ、任務について伝えてもらったのは伊吹さんを介してということでいいんでしょうか
GM:あ、そうですね。
GM:普段後方勤務な伊吹さんが事情を把握してるので、現場の2人のアドバイザー役です
伊吹芽衣:「あ、そうですね晩翠先輩。微弱も微弱です」拭い拭い
晩翠凍衿:承知!
伊吹芽衣:「支部で待機しようにも見逃してしまうほどだそうで」
伊吹芽衣:「結局、偶然引っかかるのを待つために人海戦術です」
神余 清愛:「雨の中なのに」
晩翠凍衿:「そうなると、普通の人が巻き込まれても体調が悪くなるぐらいかもな……」以前に出くわしたケースではそういう感じだった。
神余 清愛:「そういうものなんですか」また灰色の空を見上げる。
伊吹芽衣:「そうですね。お陰で一般人の方の目撃証言も含めてなんとか拾えてる感じですが」
伊吹芽衣:「せいぜいねずみが昏倒するかどうか、ですって」
晩翠凍衿:「ねずみ……」
伊吹芽衣:「お嫌いですか、ねずみ」
神余 清愛:「笛吹き男の真似事でもないなら、つまり、発生それ自体には意味がないということだ」
神余 清愛:曇天を見上げたまま
晩翠凍衿:「いや、まあ、うん、確かに好きではないけど」
晩翠凍衿:「変わった喩えするもんだなって……?」傍らに目線を向ける。
神余 清愛:「ねずみの話ですか」
伊吹芽衣:「あぁ、なんだかそんな報告書読んで印象に残ってたので」なんだったかなーという顔
神余 清愛:目が合う。ポンチョのフードからぽたぽた水滴が滴っている
晩翠凍衿:「……いや、ねずみの話は脇道。ワーディングです、ワーディング」
神余 清愛:「ねずみが駆除されるとごきぶりが増えますね」
晩翠凍衿:(気のせいかな……?)
晩翠凍衿:「あっそうなんだ……じゃなくて」
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:「お仕事!お仕事中だからね、一応」
伊吹芽衣:「うぇぇ」名前だけで想像する
伊吹芽衣:「足の多い虫は苦手ですね…ごきぶりもムカデも蜘蛛も…」小さくつぶやいて
晩翠凍衿:「真面目に探そう。とりあえずこの辺りで多く発生してるってことだったし……」そういう所を歩いていたことにしたい。
神余 清愛:「だから神余さんも晩翠さんも伊吹さんも、歩いているじゃないですか」
伊吹芽衣:「っと、はい、お仕事でした」
伊吹芽衣:そういうところを歩いている。
神余 清愛:歩いている。水たまりの縁のところだけを踏む感じで。たぶん意識している。
伊吹芽衣:「それこそ、小動物が覚醒でもして無自覚に張ってるかもなので。アンテナ高くしていきましょう」
神余 清愛:「高く」
晩翠凍衿:「そうそう。何かあったらすぐ対応できるように気を付けつつ、ってことだよ」
神余 清愛:灰色の空を見上げる。顔にぱたぱたと雨粒が落ちる。
晩翠凍衿:「……まあ、実際ちょっと暇なんだけどさ……」
晩翠凍衿:釣られて空を見上げる。傘なので水滴が落ちかかってくることはない。
神余 清愛:「ムカデですか」
伊吹芽衣:「ムカデは噛まれると痛いと聞きますね。山とかで」
神余 清愛:「晩翠さんは思い入れでもあるんですかムカデ。首噛まれたとか」
晩翠凍衿:「えっ……!?」
神余 清愛:「ムカデと聞いてちょっと変な顔したじゃないですか」
伊吹芽衣:ツインテールにまとめられてるその首筋を見てる。
神余 清愛:「山の方とかだと出ますよねムカデ。古い建物とかだとお風呂で落ちてきたりとか」
晩翠凍衿:「な、何ですか急に。そんなことは」
伊吹芽衣:「そう聞きますね。エリートだとやっぱりそういうトコロ行くんですか」
晩翠凍衿:咳払いをする。「……あー、うん、まあ。行かないでもないけど」
晩翠凍衿:「変な顔なんかしてません。思い入れとか無いし」
伊吹芽衣:「まぁ、逆にムカデが大好き!っていうのもあまり聞きませんしね」
神余 清愛:「神余さんは嫌いではないです。足が多いし」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「あ、足が多いのが好きってのも珍しいんじゃない?」
晩翠凍衿:「ひょっとして飼ったりしてる?そういうのが趣味とか」話題を変えようとしている。
神余 清愛:「足が多いの、嫌いですか。こんな話を知ってますか、森の靴屋さんが」
神余 清愛:少し考えて
神余 清愛:「……なんでしたっけ。神余さんは苦手ですが晩翠さんとか伊吹さんとかは得意ですかダンス」
伊吹芽衣:「ダンス、相手が居ないのでやったことないですねぇ」社交ダンスを想像
晩翠凍衿:「……あたしもあんまり」
GM:では、
GM:そんな益体もないガールズトークを続けている、弛緩した空気の最中に
???:《ワーディング》
GM:微量ではなく、明らかにオーヴァードが展開するワーディングを察知する
神余 清愛:「弱くないワーディングですね」
晩翠凍衿:「おっ。良し……いや良くはないか」
神余 清愛:「ハズレでしょうか」
伊吹芽衣:「そうですね」背中の竹刀袋を確かめて。
伊吹芽衣:「私達にとってはハズレかもですが、別件では当たりかもしれません」
晩翠凍衿:微量でないとなると周囲への影響も相応に出る。「先に行くよ。端末繋いでて」
晩翠凍衿:通常のワーディングの影響下なら、遠慮せず本気で走って先行する心算だ。
伊吹芽衣:「はい」端末で支部への連絡。
伊吹芽衣:「お願いします、おふたりとも」
神余 清愛:「はい。神余さんはなにかの盾として頑張りますよ」
神余 清愛:小さくこぶしをつくって
晩翠凍衿:「正義の盾ね。……そんじゃ」
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:背負った大きな黒いケースの固定を確かめ、ぐ、と両足に力を込めて。
晩翠凍衿:「行ってきます!」
GM:走り出す二人。オーヴァードの身体能力で一気に距離を詰め。
GM:その場所に向かっていった。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
神余 清愛:「同行者:晩翠凍衿:○好奇心/不安」でロイスを。
晩翠凍衿:オーパーツ 〇尽力/嫌気 で取っておきます
GM:────────────
GM:

OP4

//=====================
// OP4 名張凛世
//=====================

GM:シーンPC:名張 凛世、他登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
名張 凛世:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 3[3]+34 → 37

GM:では
GM:10年後。
GM:あるいは10年前。
GM:君の記憶にあるあの日もこんな天気だったな、と思うような曇り空が泣き出している。
GM:既に授業も終わり放課後の時間。
GM:君はすぐに帰りだしてもいいし、なにか日課として時間を潰していても良い
GM:何をしてるかな?
名張 凛世:じゃあ、下駄箱の前で、友人と話しています。
名張 凛世:内容は
名張 凛世:「その子は私服もオシャレだし、可愛い小物とかも好きみたいだからショッピングとか誘ったら喜ぶかもな。ただ、その平井遊里って子。狙ってるやつも多いみたいだから、まあ、頑張りな」
名張 凛世:みたいなことを、友人に情報提供した所ですね
名張 凛世:そう言って、礼を言って去っていく友人を、片手ひらひらして見送っています
GM:では友人は、心持ち深刻な表情で去っていくでしょう。
GM:その背中を見送って少ししてから。
モブ生徒:「わ、と」
モブ生徒:貴方の背中側から小さく声が聞こえます
モブ生徒:栗色の髪を編み込み、赤い眼鏡を掛けて目尻にほくろがある、何処にでもいそうな女子生徒です
モブ生徒:どうやら何かの手伝いらしく、小柄な身体でダンボールを積んで持ち上げてます。
モブ生徒:貴方は声をかけてもいいし、そのまま帰っても良い。
名張 凛世:「おっと。……ん?」
モブ生徒:一度に荷物を運ぼうとしたのか、ちょっとフラフラしている。
名張 凛世:じゃあ、その段ボールを持ちましょう。
名張 凛世:「どこ運べば良いの?コレ」
名張 凛世:男子なので軽々と持ちます。段ボールを、全部。
モブ生徒:「わ?」一気に軽くなった荷物にビックリ
モブ生徒:「あ、わ、悪いよ~。流石に全部は!」などとわたわたしてますが
モブ生徒:「え、ええと。運ぶのは図書室。この雨で濡れちゃうとまずいから移動させるの」
モブ生徒:なんとか一つは取り返そうとしてる。
GM:情報通な貴方は知っててもいい。
GM:この何の変哲もない少女の名前は平井遊里。貴方と同じ二年生で、オーヴァードである。
名張 凛世:「悪いと思ってるんなら、なおさらだな。 俺は不良だから、悪いことをやるの」 
平井遊里:「う、不良………不良………?」
平井遊里:身長が低いため諦めて、運んでくれる隣を歩いてる
名張 凛世:「図書館ってどっちだっけ?
名張 凛世:不良だから図書室の場所は分からない
平井遊里:「むー……こっちです。ありがとうね」ちょっと疑問に首をひねってる
平井遊里:貴方の顔をひとしきり見た後
名張 凛世:学生服の中に着込んだパーカーを揺らしながら、平井ちゃんと歩いている。
平井遊里:「あ」両手をぽん。「名張くんだっけ」
名張 凛世:「あれ?俺のこと、知ってんの?」
平井遊里:「うん、資料で見た」暗にUGNのことを示唆してる。
名張 凛世:「そりゃ光栄。そう言うあんたは、平井ちゃん、だよね?」
平井遊里:「はい、ユーリさんです。……あれ?なんで知ってるの?」
名張 凛世:「資料で見た。と言いたいところだけど」
平井遊里:首を傾げてる。不良さんなのに詳しい。
名張 凛世:「知ってるよ。前から知ってた」
平井遊里:「ふぅん?そんな有名人になったつもりはないんだけど……」
名張 凛世:「噂好きの友人 みたいなもんだから、俺」
平井遊里:「あはは、好感度とか教えてくれそう~」最近ちょっとゲーム好き。
平井遊里:「じゃあそんな噂好きの友人くんに、新しい情報渡しちゃおうかな」
平井遊里:お礼ってわけじゃないけど、と前置き。
名張 凛世:「なになに? LINE番号とか?」
平井遊里:「欲しいなら別にいいけど……そうでなく」
名張 凛世:「良いのかよ。……初対面の男に渡すのは止めておいた方が良いよ?」
名張 凛世:「ああ、なに?」
平井遊里:「あはは、そーする」笑って「『オーパーツ事件』ってのがありましてね」
平井遊里:「ちっさいワーディングの後に、誰かの無くしものが見つかる……みたいなことが続いてるみたいなのね」
名張 凛世:「……無くし物、ねえ」
平井遊里:「そうそう」
平井遊里:「今はあんまり大きくなってないけど、頻発するワーディングってだけできな臭い話だからさ」
名張 凛世:「靴下の片割れとか、友達に借りたCDとかなら見つけたいけど」
平井遊里:「それは見つけないとまずいねぇ……ま、ともかくねっ」
平井遊里:「もし、『~~したら昔無くしたものが見つかる!』なんておまじないとか噂になっても困るので」
平井遊里:「一応意識してくれてると助かるかな、噂好きの友人くん」
平井遊里:後ろ手に組んでにへー、という顔
名張 凛世:「了解」
名張 凛世:「何か分かったら、こっちも情報渡すよ」
平井遊里:「おっけー。そんじゃまずは、その荷物を渡しちゃってくださいな」
名張 凛世:「あ、そのためにも、やっぱりLINE ID 聞いて良い?」
平井遊里:フフ、と笑って
平井遊里:「初対面の男子に渡しちゃいけないって言われたので」
平井遊里:「次あったときに聞いてね~」
名張 凛世:「へいへい。そんじゃ、また偶然再会できるのを期待しておくよ」
GM:君はそんな感じで不良らしく、巧みな話術で情報を引き出したりした。
名張 凛世:悪だぜ
GM:そして不良なので、資料の整理なども手伝うかもしれないが、ともかく諸々の行動を終えて
GM:君は気兼ねなく下校をしている。
GM:ワルらしく90cm位あるデカイ傘をさしてもいいし、両手をフリーにするために合羽を着てても良い
名張 凛世:傘をくるくる回しながら下校するぞ。
GM:では、悪らしく傘を回しながら下校している。
名張 凛世:水たまりにわざと足を踏み入れたりは……しない。
GM:悪だから蛇行もする。
GM:もちろん君は情報通なので、こういうときも周りに目を向けて、車が来てないことも確認している。
GM:我が物顔で路地を闊歩出来る。故に。
GM:雨の中、しんと静まり返って人の姿がまったくない状況であることも確認できる。
名張 凛世:「……」空を仰ぎ見る。そういえば、お姉ちゃんとあった日もこんな日だったなあ
GM:多少身長は伸びた。それでも空はあの日と同じく鉛色で。
GM:そんな君の前に。
包帯姿の男:《ワーディング》
包帯姿の男:上半身と顔を包帯で包んだ、凶相の男が現れる。
包帯姿の男:「………………………」
包帯姿の男:「お前、も」あの日と同じ、しわがれた声。
包帯姿の男:「"ジャーム"、か?」
名張 凛世:「……10年前にも聞いたなあ、ソレ」
名張 凛世:あの日はただ泣くことしかできなかった。だが、今は違う
名張 凛世:「”ジャーム”? 違うよ」
名張 凛世:「俺は」
名張 凛世:「不良 だよ」
名張 凛世:両拳を小さく握り、構える
包帯姿の男:包帯に包まれた長身の刀の柄を、両手で持つ
名張 凛世:「平井ちゃんが言ってた、”ワーディング”の正体ってお前?」 小刻みにステップを踏み、ダックイン! 相手の懐に潜り込む!
包帯姿の男:「………………」その質問には答えず
名張 凛世:「……良いや。LINE ID聞くついでに。 事件解決したよって言っとくわ」 弓のように右腕を引き絞る。飛び込んだ反動を活かしたその技は
包帯姿の男:「ジャームは、」大ぶりの刀を、一瞬にしてその動きに合わせるように
包帯姿の男:「俺が、殺す」膂力によるでたらめな軌道が、君に向かう
GM:神経が研ぎ澄まされる一瞬、君は聞く。
花咲ミオ:「────ぅ」
GM:その刀に巻かれた包帯で縛られるように
GM:見覚えのある少女ごと武器にくくりつけられている
包帯姿の男:人一人を巻き込んでいる刀を、そのまま叩きつける───!
名張 凛世:下から救うように拳を突き上げるアッパーカット。 刀に括りつけられた包帯を巻き込み、切り刻む
名張 凛世:髪の毛だけを掠らせ、刀は寸手で見切る。
花咲ミオ:「っ、」身体を戒める包帯が切り刻まれ、その体が宙に浮かぶ。
名張 凛世:「驚いた。不良の俺でもそんな真似は流石に出来ないっていうのに」
包帯姿の男:見切られた軌道のまま、叩きつけた刀が地面を割る
花咲ミオ:「─────!」砕かれた道路の破片、浮いたそれを蹴飛ばす
花咲ミオ:瓦礫は斧の形を取り、回転しながら包帯の男を直撃する
包帯姿の男:包帯の隙間から血しぶきを上げて、衝撃に抗わずに距離を取る
名張 凛世:「俺は不良だから。 雨の日には子猫だって助けるし、美少女ならもっと助けるんだよ」
名張 凛世:と言い放ち、宙に浮かんだ少女をお姫様抱っこで抱える。
花咲ミオ:そして、受け身を考えなかった身体が、ふわりと受け止められた
花咲ミオ:「…………………」衝撃に備えていた顔が目を丸くして。
花咲ミオ:「まぁ」君と目が合う。
名張 凛世:(お姉ちゃん!? いや、そんな、10年経ってるんだぜ?)
名張 凛世:(他人の空似だ、空似)
花咲ミオ:その至近距離でもわかる
花咲ミオ:視線の高さは変われども、君の忘れなかったあの女性に、とても良く似ている
名張 凛世:「っと。家はどこ?送るよ」(しかし似てるな、ホント)
包帯姿の男:そんな動揺をした一瞬、突き刺さった斧を抜いて立ち上がっている。
花咲ミオ:「あら、良いんですか?」
花咲ミオ:「でもあいにく、お姉さんはお家がなくってですね」
花咲ミオ:この状況に似合わない、ほのぼのした声音。
花咲ミオ:「どうしようかと思っていた所です」
名張 凛世:「家がない? 家出中? お姉さんもなかなかに不良だね」
包帯姿の男:ぼたぼた、と血を流しながら、包帯が溶けた今も刀身の見えない刀を担ぎ、
名張 凛世:「なら、うち来る? 俺は不良だから、初対面の女の子を家に送り届けたりもするし、行くところが無いんなら家に匿ったりもするけど」
包帯姿の男:再び、君達に向かて疾走を───
花咲ミオ:「それは」しゅるり、と髪をまとめるリボンを、別のなにかに変えようとして──
花咲ミオ:「魅力的ですね、と言いたいところです、が」
名張 凛世:男の向かってくる力を利用し、最短距離で拳を走らせ──
???:《瞬間退場》《瞬間退場Ⅱ》
???:男の姿がぐにゃりと歪む
???:それはあたかも、水面に写った像に波紋が起こったように。
???:波紋が収まるころには、物騒な凶相も、大刀もなく。
花咲ミオ:「…………………」その様子を見て。
名張 凛世:「……なんだ、コレ。……平井ちゃんに伝える情報が増えちまったなあ」
GM:ずしり、と君の腕に伝わる重さが増える。
GM:手の中に少女が、力を抜いたのだと気付いても良い。
花咲ミオ:「あー…………すみません」
名張 凛世:「ん?ああ、良い良い」
名張 凛世:「むしろ、こちらこそすみませんなんだけど」
名張 凛世:お姫様抱っこ、恥ずかしくない?
花咲ミオ:見覚えのあるワンピース。その袖、あるいは裾から見える足。
花咲ミオ:その肌から、赤い雫が滴っている
花咲ミオ:「いえ、こちらこそさらにすみませんなんですけどね」
花咲ミオ:「私、これから気絶するので」
花咲ミオ:服の下の何処か、恐らくは背中に傷を追っている
花咲ミオ:「病院か……オーヴァードのようなので……UGNに連絡、を……」
名張 凛世:「お姉さん。初対面の男に、そんな無防備な姿をさらすのは良くないよ」
花咲ミオ:「…………………ふふ」
花咲ミオ:まぶたを落としながら、かすかに笑って
花咲ミオ:「初対面じゃ、ないでしょう」
花咲ミオ:「凛世くん」
花咲ミオ:がくん、と気絶した
GM:少女は、かつてのあの日のように。
GM:君より小柄な身体をその腕に預けて。
GM:更には立ち尽くす君の耳は、2人分の駆けつける足音を聞いている。
GM:夢か現か。
GM:あの日と変わらない少女がそこにいることを、地面に落ちた包帯と、濡れながら輝く、誰かのドッグタグだけが証明していた。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
名張 凛世:ロイスは取っているので保留します
名張 凛世:以上です
GM:了解!
GM:────────────

ミドル1

GM:ではミドル1。合流シーンです。
GM:シーンPC:名張くん。全員登場です
GM:登場侵蝕をどうぞ
名張 凛世:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 5[5]+37 → 42

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:40->50)
東雲銀:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+10[10] → 52

神余 清愛:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 10[10]+38 → 48

GM:では。
GM:----
GM:第五支部 ミーティングスペース
GM:----
GM:ワーディングを追っていた晩翠さんと神余さん、そしてその中心に居た名張くん。
GM:怪我人も居るとのことでまずは支部へと運びこまれ、現場で残った包帯や、紛れ込んでいたドッグタグも回収された。
GM:そしてその持ち主である東雲くんも呼び出され
GM:今この支部に集まり、今回の事件について説明を受けた所です。
GM:ひとまずは関係者枠として呼び出された男子達に補足などを行ったり、
GM:検査結果を待つ間に交流を深めると良いでしょう。
伊吹芽衣:「というわけです」
伊吹芽衣:ホワイトボードなりに資料をまとめ、今回の事件について説明をしたりなどした。
名張 凛世:「成程ね。こっちからも質問良いかな?」
晩翠凍衿:「どうぞ」
神余 清愛:「どうぞ」
名張 凛世:UGNサイドの3人の女子を見やりながら。
神余 清愛:関係者でもないのにしれっと晩翠さんの横で返事をしている。
名張 凛世:「LINE IDと恋人の有無を教えてもらっても?」 その瞳は真剣
神余 清愛:「恋人はいません。LINEはやっていませんね。友だちが少ないので」
東雲銀:「そこ答えちゃうんだ」
伊吹芽衣:「私も恋人はいません。LINEは使えない機種です」事務作業用の持ち出し端末(折りたたまないガラケー)を取り出す
晩翠凍衿:「……」にっこりと笑って。
晩翠凍衿:「で、なんで貴方は現場に居たんだっけ?」無視!
晩翠凍衿:「えっと……名張くん?」
名張 凛世:「あー、だから」
名張 凛世:「さっきも言った通り、偶然通りがかっただけなんだけど」
名張 凛世:「そこで変な男に襲われて。女の子を保護したって所」
名張 凛世:「そしたらそこにあんたらが来て、後、ドッグタグを見つけたって感じなんだけど」
東雲銀:「なるほどな……」回収されたドッグタグ。それを記憶と照らし合わせながら
晩翠凍衿:「ワーディングは、その男が張ったやつなんだよね」
晩翠凍衿:「で、その女の子と、ドッグタグっていうのは……」
晩翠凍衿:名張さんと東雲さんに交互に視線をやり。
晩翠凍衿:「……見覚えがある?ない?」
東雲銀:では、その視線を受けて
東雲銀:「ドッグタグに関しては間違い無い。僕のものだ」
東雲銀:「チェーンの千切れ方までそのままだ。複製の可能性は低いな」
東雲銀:「いくつか気になる所はあるが、そこは保証する。それで」
東雲銀:今度は名張くんへ視線を渡す
名張 凛世:「女の子に関しても、俺のものだって言いたいけど」
名張 凛世:ため息1つ。
名張 凛世:「分かんねえ。 あの子によく似た女の子は知ってる。……いや、知ってた」
名張 凛世:「……10年前、あの子にそっくりな子と会ったことがある。ついでに主犯格の男にも」
晩翠凍衿:「10年前……」
東雲銀:「そう言うとかなり前の話みたいだが」
名張 凛世:「……10年前と今。まったく姿が変わらないんだぜ?別人に違いないとは思うけどな」
名張 凛世:肩をすくめ、ソファに座りなおす。
神余 清愛:「十年くらいなら年を取らない人もいるのではと、神余さんは思います」
神余 清愛:手を挙げる。
東雲銀:「……!!」何かが引っかかったような素振り
晩翠凍衿:「そうだね」
晩翠凍衿:「古代種オーヴァードってやつか。あたしも何人か知り合いがいるよ」
晩翠凍衿:「……オーヴァードなんだっけ?その子」
名張 凛世:「ああ。《ワーディング》の中でも支障なく活動してたから」
名張 凛世:「多分、そうなんじゃないかな」
名張 凛世:話の区切りとして飲み物を一口。
東雲銀:「……すまない。少しだけ、良いか?」
東雲銀:「気になることがある」
晩翠凍衿:「と言うと」
東雲銀:「さっきのドッグタグの話だ。僕は確かに記憶と照らし合わせ間違い無いと言った」
東雲銀:「だが、それ自体がおかしいんだ。金属の錆すらない。長時間外に放られていたはずなのにだ」
東雲銀:「まるで、落とした直後の状態そのままみたいに」
東雲銀:「これ、何か引っかかったりしないか?」
神余 清愛:「女の子の体に引っかかっていたものなので」説明口調で
神余 清愛:「記憶と同じように見えるだけで、記録と照らし合わせたりしたわけでもないわけですね」
晩翠凍衿:「……人間の記憶がどこまで信じられるかって話?」
神余 清愛:「どちらかというと二分前の世界みたいな」首をかしげて。
神余 清愛:「五分前でしたっけ」
伊吹芽衣:「世界は全て5分前に作られたー、とか言う話ですか」
名張 凛世:ため息を吐き、軽く頭をかく。 「あのなあ、お嬢様方」
神余 清愛:「はい」
名張 凛世:親指で東雲君を指しながら「こいつがここまで言ってんだ。 そのタグは間違いなくこいつのものだよ」
名張 凛世:「記憶とか記録とか。そんなものより、俺はこいつの言うことを信じる」
東雲銀:「名張……」
晩翠凍衿:「……友達なの?」首を傾げる。
神余 清愛:「恋人なのでは?」首をかしげる
晩翠凍衿:「えっ!」
名張 凛世:「えっ!」
晩翠凍衿:「そ、そっちか……!まさかの……!」
東雲銀:「そこ、真に受けるな」
晩翠凍衿:「あ、嘘?なーんだ……」
東雲銀:「何で残念そうなのか教えて欲しいんですが」
東雲銀:「まあとにかく」
神余 清愛:「本物だということですね」
神余 清愛:「東雲さんにとっての」頷く
東雲銀:「どちらにせよ、データと照らし合わせれば確かめられる話だしな」
伊吹芽衣:「の、ようですね」
晩翠凍衿:「ふむ……」
伊吹芽衣:「過去の事例と併せて、現在調査しているところですが……ええと」
伊吹芽衣:「東雲さんに、名張さん」
伊吹芽衣:男子二人の方を向く。
伊吹芽衣:「経緯はどうあれ、今回の事件に関わる物品や人と繋がりが深い貴方達を、関係者と仮定して」
伊吹芽衣:「調査への協力を、お願いできるでしょうか」
伊吹芽衣:「……あ、もちろん。強制とかそういうのじゃないですけど…」
名張 凛世:「良いよ。この事件は俺も気になることがあるし、それに」
名張 凛世:「報酬は前払いで貰ってるしな。……結局LINE 誰もやってなかったけど」
神余 清愛:「買ってくれたら始めてもいいですよ」
晩翠凍衿:「…………」やっているが教える気が無い。
東雲銀:「こちらも協力します。チルドレンとしてこれを見逃す訳にもいかないでしょう」
東雲銀:「ドッグタグのことも気になりますし」
神余 清愛:「ということで、一丸となって頑張りましょう」
晩翠凍衿:「よろしくね、名張くんと……あー」
晩翠凍衿:「銀くんって呼んでいいかな」
神余 清愛:「いきなり下の名前とは踏み込みますね晩翠さん」
東雲銀:「ではこちらも凍衿さんで。よろしく」
晩翠凍衿:「いや、そういうんじゃなくて!」
名張 凛世:「俺も凛世くんで良いけど?」
晩翠凍衿:「知り合いに東雲芽衣って子がいるもんだからさ……」伊吹さんと東雲さんを見比べつつ。
神余 清愛:「オリゼーさん?」首を傾げて
東雲銀:「ああ、確かに。いましたね東雲さん」
晩翠凍衿:「……ひょっとして兄妹とか?」
東雲銀:「いや、残念ながら。親とはかなり前に離別してますし」
晩翠凍衿:「だよね。あっちの芽衣ちゃんはチルドレンじゃなかったはずだし」
東雲銀:「まあ、せっかくなので凍衿さんって呼ばせて貰います」
晩翠凍衿:「了解」
東雲銀:「一緒に頑張りましょう」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
名張 凛世:取りまーす
名張 凛世:友人/東雲銀/〇友情/最近少女と同棲したって聞いたけどマジ?という感情から来る敗北感
晩翠凍衿:名張凛世 〇連帯感/チャラそう
東雲銀:名張 凜世 友情○/見ててヒヤヒヤする で取得
神余 清愛:「同行者:名張凛世:幸福感/○隔意」でロイスを生成します。
晩翠凍衿:購入はUGNボディアーマーを
晩翠凍衿:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 9[7,9] → 9 → 失敗

東雲銀:購入で両手剣狙います
東雲銀:コネ 手配師仕様
晩翠凍衿:行けるような気がしたけど幻想だった。以上!
東雲銀:使用
神余 清愛:強化ビジネススーツ相当の何かしらの服を購入します。雨で制服がクリーニングものになってしまったので
神余 清愛:マイナーで《オリジン:サイバー》から判定開始。
名張 凛世:特にほしいものもないのでボデマを狙おう
東雲銀:4dx+4>=13
DoubleCross : (4R10+4[10]>=13) → 9[3,8,9,9]+4 → 13 → 成功

東雲銀:よしよし
神余 清愛:4dx+9>=19
DoubleCross : (4R10+9[10]>=19) → 7[3,4,5,7]+9 → 16 → 失敗

名張 凛世:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 8[8] → 8 → 失敗

名張 凛世:だめ。以上です
神余 清愛:財産点3入れて成功します。残り財産5点、侵蝕率50。装備します。お着替えです。
GM:オッケイ。
GM:────────────

ミドル2

GM
//=====================
// ミドル2
//=====================

GM:シーンPC:東雲くん
GM:他登場自由。
東雲銀:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+10[10] → 62

名張 凛世:出るぜー
東雲銀:マジ??
名張 凛世:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 9[9]+42 → 51

晩翠凍衿:出!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:50->56)
GM:君等死ぬのか?
神余 清愛:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 1[1]+50 → 51

神余 清愛:生き急いではいけませんよ。神余さん心配です
GM:では。
GM:落ち着いてるね神余さんは。偉いぞ。
GM:判定項目は以下。

※複数難易度はそれぞれに情報を設定しています。
■【『オーパーツ』事件について 難易度6,8 <情報:UGN>】
■【『包帯の男』について 難易度6 <情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:FH>】
■【花咲ミオについて 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】
■【伊吹芽衣について 難易度5,7 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】

GM:そして。
GM:忘れていましたがNPCカードがあります。

【NPCカード:伊吹芽衣】
条件:伊吹芽衣がシーン登場時
『情報:○○』の判定を6dxで行える。
1シーン1回。

GM:以上を踏まえまして、判定する項目と技能を添えて
GM:レッツトライ
神余 清愛:とても優秀ですね
神余 清愛:振られた仕事なのを思い出しましたから、オーパーツ事件行こうかと思うんですが。どうですか晩翠さん。
晩翠凍衿:清愛ちゃんに任せた!
晩翠凍衿:こちらは伊吹さんについてかなあ。判定値は4dx+2というところですが
東雲銀:多分追加項目出ると思うのでここは様子見しますね
名張 凛世:個人的にはお姉ちゃんを抜きたいです
神余 清愛:では、神余さんはマイナーで《オリジン:サイバー》を入れまして、<情報:UGN>で判定を行います。
神余 清愛:4dx+1+2+8>=8
DoubleCross : (4R10+1+2+8[10]>=8) → 7[4,4,4,7]+11 → 18 → 成功

神余 清愛:18で、オーパーツの上の方まで抜きました。
GM:強い。
神余 清愛:侵蝕は53まで。
晩翠凍衿:伊吹芽衣についてをコネUGN幹部使用で。
晩翠凍衿:4dx+2>=7
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 10[1,5,7,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

GM:開示はひとまず待機以外の全員が振ったあとで纏めますね
GM:?
GM:エリートか?
東雲銀:やば
晩翠凍衿:そうだが?
神余 清愛:エリートですね。さすがですね。
名張 凛世:では、花咲ミオについて。 知識(ヒロイン)で振りまーす
名張 凛世:3dx>=5
DoubleCross : (3R10[10]>=5) → 7[4,4,7] → 7 → 成功

名張 凛世:無難に成功!
GM:では、3つの情報についてまずは開示しましょう。

■【『オーパーツ』事件について 難易度6,8 <情報:UGN>】
 《難易度:6》
 微小な《ワーディング》反応と共に、レネゲイドを帯びた物品が発見される事例が増えている。
 《ワーディング》を発生させた人物は不明。
 発見される物品は持ち主が判明した限り、『過去に紛失した記録のある物』が多く確認されている。
 発生源は不明。ただし、徐々にその反応や規模が拡大している傾向にある。
 今回、生きた人間が現れたのもその影響と考えられる。
 
 今後も同じ規模のワーディングが発生する場合、さらなる実施調査が必要。
 
 《難易度:8》
 現場で発見されたドッグタグの持ち主は東雲銀。
 彼が過去に紛失した物品で、記憶にある限り傷やクセなども一致している。
 微小なレネゲイド反応を帯びているが、EXレネゲイドと呼ばれる品ほどではない。
 類似例として、レネゲイドウィルスの影響が濃い空間に長時間存在した物品が酷似した反応を示すことが報告されている。
 それには長い年月を要するが、少なくともこの物品にそれほど劣化した様子はない。

■【花咲ミオについて 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】
 名張凛世が保護したオーヴァードの少女。
 当初は侵蝕率が100%を超えていたが、現在は通常の侵蝕率に落ち着いている。
 UGN製の品物を所持しているが、調べる限りUGNのデータベースに『花咲ミオ』という人物は登録されていない。
 また、同様にUGN以外の組織の構成員というデータも見つからない。
 
 本人曰く、「時間の止まった世界」に居たという。
 
 使用エフェクト:《デビルストリング》

■【伊吹芽衣について 難易度5,7 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
 《難易度:5》
 UGNに所属するチルドレン。
 器物に作用するレネゲイドを有し、触れたものから記憶を引き出すサイコメトリーに似た能力を持つ。
 これにより武器に宿る記憶から最適な戦いを行う戦闘スタイル。
 得意な得物は剣。
 
 《難易度:7》
 その特異な能力を利用し、前線よりは裏方を担当することが多い。
 『オーパーツ事件』に関しては主に発見された物品の来歴や持ち主の特定を担当する。
 普段後方支援に徹しつつ、今回現場に抜擢されたのはこの能力のため。
 ただし、今回の物品はうまく読み取れない物も多い。

GM:で、以上の情報を踏まえまして。
GM:以下の情報項目が解禁されます。

■【過去の事件の類似例 難易度8 <情報:UGN>】
■【花咲ミオについて2 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】※『伊吹芽衣』が登場時、判定不可

GM:手番の残っている方はどうぞ。
東雲銀:では東雲は包帯の男について
東雲銀:素振りでいきます
東雲銀:2dx+1>=6
DoubleCross : (2R10+1[10]>=6) → 8[3,8]+1 → 9 → 成功

GM:有能ですね。
東雲銀:伊吹さんには類似例を抜いて貰うと良いかな?
GM:では伊吹も判定。過去の事件について。
伊吹芽衣:6dx>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 9[3,4,8,8,9,9] → 9 → 成功

GM:というわけで、2点について公開します。

■【『包帯の男』について 難易度6 <情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:FH>】
 その特徴からUGNとの交戦記録が確認できる。
 コードネームは《パーリスィ》
 レネゲイドに作用する特殊な刀を使用し、ジャームに対して執拗に執着することが知られている。
 ただし、数年前の交戦で瀕死の重傷を負い、崩落戦以後は存在を確認されていない。

■【過去の事件の類似例 難易度8 <情報:UGN>】
 今回発生するレネゲイドのパターンについて、過去のデータから類似する人物が発見された。
 かつてUGNと敵対した記録のある『マスターオーパーツ』
 時間に関連する能力を持ち、自身の《ワーディング》内で限定的な時間遡行や時間停止が可能……とされているが真偽は不明。
 10年前、N市に現れUGNとの交戦。
 そして討伐と死亡が確認されている。
 所持エフェクト:時の棺

GM:以上の情報を持ちまして、新規の情報が開示されます。
GM:■【『マスターオーパーツ』討伐戦について 難易度7 <情報:UGN>】

済【『オーパーツ』事件について 難易度6,8 <情報:UGN>】
済【『包帯の男』について 難易度6 <情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:FH>】
済【花咲ミオについて 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】
済【伊吹芽衣について 難易度5,7 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
済【過去の事件の類似例 難易度8 <情報:UGN>】
■【『マスターオーパーツ』討伐戦について 難易度7 <情報:UGN>】
■【花咲ミオについて2 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】※『伊吹芽衣』が登場時、判定不可

GM:以上の情報踏まえて。
GM:共有ロールなどを……同じ支部の部屋とかかな?情報を精査してきた感じで。
GM:共有などすればいいと思います。
GM:----
GM:第五支部 食堂
GM:----
GM:腹が減っては戦はできぬ。
GM:特に外を歩き回り、雨に打たれた後ではオーヴァードでももちろん。
GM:というわけで、各々調べたことを持ち寄り、大人数で集まれる場所として。
GM:君達は食堂に来ていた。
伊吹芽衣:「ここの食堂は」
伊吹芽衣:「レバー丼が美味しいです」トレーに丼。
神余 清愛:「はい」
神余 清愛:トレーに山盛りのホイップクリームが乗っかった皿
神余 清愛:真新しい赤いシャツに、ワイン色のカーディガンを羽織っている。赤すぎて正直あまり趣味が良くない
名張 凛世:「レバー丼かあ。晩翠ちゃんは内臓大丈夫系?」 サラダをトレーに乗せて。
晩翠凍衿:「あたしは至って健康だけど」トレーには天丼のどんぶり。
晩翠凍衿:「清愛ちゃんのそれは……」
神余 清愛:「デザートです」
晩翠凍衿:「ごはんは?」
神余 清愛:「食欲がなくて…」
晩翠凍衿:「ウソつけ!!」
晩翠凍衿:「デザートだけそんな大盛にしといて!」
神余 清愛:「本当ですよ。もう主食とか喉を通りません」
晩翠凍衿:「ダメです」
神余 清愛:「神余さんははちじゅうはち人の神様のバチをアテられてしまうのでしょうか」抱えるようにトレーをホールドして、空いた手で目元を抑える
神余 清愛:「どうでしょうしえりさん。パンはキリスト様としてうどんに神さまはいると思いますか」
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:無言で席を立ち、山菜うどんのどんぶりを持ち帰ってきて神余さんのトレーに押し付ける。
神余 清愛:「無神論者ですよ」
神余 清愛:されるがままに受け取る。
晩翠凍衿:「何なの!?」
晩翠凍衿:「いやどっちでもいい!それ食べなさい!」
晩翠凍衿:「食べないとデザートに進んじゃ駄目だからね!」
神余 清愛:「お母さんって感じがします」
神余 清愛:「ママからそういうこと言われたことないですけど」
名張 凛世:「あー、分かる。お母さんって感じ」
晩翠凍衿:「褒めてるんでしょうねそれ……」
晩翠凍衿:やや釈然としない顔ながらも。
伊吹芽衣:「大丈夫です。面倒見が良いってことですよ」もぐもぐ
東雲銀:「はいはい、漫才はこんなところで」
神余 清愛:「お仕事の話をしましょう」
東雲銀:目の前にはティラミスが乗った皿
晩翠凍衿:「あたしは最初からそのつもりだったけど……!」
東雲銀:「まずは情報交換かな」スルーしながら
晩翠凍衿:「……まあいいや。どうだった?」
名張 凛世:「お母さん、うちの末っ子(東雲君)がまたこんなもの食べてるんです。うどん買ってきて良いですか?」 等と冗談を言いながら話に耳を傾ける。
晩翠凍衿:「許すけど後にして」ティラミスを見て頷きつつ。
神余 清愛:「それなんですが銀さんごめんなさいでした」席につくなり。
東雲銀:「神余さん……?」怪訝な視線と名張への肘打ちを同時に
神余 清愛:「本物ですねドッグタグ。得意分野らしいものことでつい疑ってしまいました」
東雲銀:「ああ、調べてくれたのか。そんなこと気にしないでくれ」
東雲銀:「あらゆる可能性は疑って然るべきだ。神余さんの見解は間違ってなかった」
神余 清愛:「気にしますから謝りますが、お詫びまでで完結するので気にしなくて大丈夫です」頷く。
神余 清愛:「長い時間とか、特殊な状態でエフェクトの影響下、保管されてあったらしいと。他のオーパーツも同じ傾向だそうですね」
神余 清愛:すらすらと、書いてあるものを読み上げるように。
東雲銀:(……気にしない気にしない)
晩翠凍衿:「ふむふむ……」
神余 清愛:「となると、全て同じオーヴァードの影響下だと考えるのが自然ではあります。能力の個人差が大きすぎますから」
神余 清愛:「ああ。これは神余さんの個人的な感想であって、実際の効力は保証しません。何かスッキリします」
神余 清愛:山菜うどんのどんぶりを取って、麺や具より先に汁を飲み始める。
東雲銀:「なるほど、状況とも合致する。ドッグタグの状態にも納得がいった」
名張 凛世:「同じオーヴァード、ねえ」
東雲銀:「名張は何か分かったか?」
名張 凛世:「……ドッグタグと関係あるか分からないけど」
名張 凛世:「俺の助けた人。時間の止まった世界にいたらしいんだよね」
名張 凛世:「それが何を意味するか分からないけど。それともう一つ」
名張 凛世:「UGNのDBには登録されてなかった。俺みたいな末端の男ですら登録されてるDBに、だ」
晩翠凍衿:「……てっきり同業かと思ってたんだけど」怪訝な顔。
名張 凛世:「UGNの品物を所持しているから、UGNと何かしら関係あるはずなんだけどね」 サラダをむしゃむしゃ
神余 清愛:「なるほど」箸で細かく切ったうどんをつまんで、少しずつながら結構なペースで食べている。
東雲銀:「……ますます謎だな」
晩翠凍衿:「いや、でもそういえばそうか。10年前で今の見た目の歳なら、チルドレンってこともないし……」
神余 清愛:「となると一番単純に考えて、UGNの人からおいはぎしたとか」
東雲銀:「でも、そんな奴が人助けなんかするか?」
名張 凛世:「はは。そりゃとんでもない”悪”だ」
晩翠凍衿:「それはそれで、話が単純になるからありがたいんだけどさ」
東雲銀:「もっと複雑だろうな、これ」
晩翠凍衿:「今一つ、その辺も分からないんだよね。……伊吹ちゃん?」同席している少女に水を向ける。
神余 清愛:「行き倒れたUGNエージェントからもらったとか、おいはぎからおいはぎしたパターンもあります」
神余 清愛:伊吹さんを見る。
名張 凛世:伊吹ちゃんを見る。視線を集めた方が良いと思ってなんとなく。
東雲銀:とりあえず右にならって伊吹さんを見る
伊吹芽衣:「そうですね」皆を視線を受けてちょっと頬が染まる
晩翠凍衿:「物の記憶を伊吹ちゃんが読み取れるらしいので、あたしはその手伝いをしてたんだけど」
晩翠凍衿:「……そういうのが上手く読み取れないって、どういう時に起こるもんなの?」
伊吹芽衣:「そうですね、例えば……」
伊吹芽衣:キョロキョロ、と手元を探して。
伊吹芽衣:「例えば……んーと、お箸にしましょう。お箸がありますよね」
伊吹芽衣:丼を食べていたお箸を見せる。
晩翠凍衿:「うん」
伊吹芽衣:「リサイクルのお箸なら、やろうと思えば前に誰が触ったのかとか。どういう洗い方をされてたとか」
伊吹芽衣:「そういう事が出来るんですけど、これを複数人で使ったとか、ずっと食べながら使われてるとか」
伊吹芽衣:「含まれてる情報量が多かったりするとダメなんですよねぇ」
神余 清愛:「なるほど」すっとわらびだけ残った丼を差し出す
伊吹芽衣:「要するに、読み取る事が多すぎると、ちゃんと明確にわかんなくなっちゃうんです」
伊吹芽衣:流れでお箸でつまむ。
伊吹芽衣:「なので、一瞬ですごくいっぱいのことを経験したとか……そういう環境だったりすると、ダメじゃないかと思います」
晩翠凍衿:「そういうものなんだ……あっ」
伊吹芽衣:「……あれ?貰っちゃってよかったんでしょうか、これ」
神余 清愛:「キーワードは、時間の流れがおかしい、でしょうか」
東雲銀:「ほんっとさりげなく差し出したな今」
晩翠凍衿:「そうなるのかな。……嫌いなの、わらび」
神余 清愛:「苦手なんです。丸まったところに毛が生えてるのが」
伊吹芽衣:「…………」言われてじっと見てしまう。
伊吹芽衣:言われてみるとなんとなくゾワッとした。
名張 凛世:「……1個質問」
伊吹芽衣:「なんでしょう」
名張 凛世:「伊吹ちゃんの言うように、『一瞬ですごくいっぱいのことを経験した』以外にも、たとえば、『少しの経験でもずっと長い間してた』とかも、情報量って増える?」
晩翠凍衿:「食べれば美味しいのに。……そうなの?」
伊吹芽衣:「そうですね」そっと晩翠先輩の方にあげようとする。
伊吹芽衣:「ええと、10個の画面を見るか、2時間映画を一瞬で理解できるか……みたいな違いですけど」
神余 清愛:「毛深いと、脚が多くてもダメですね。たとえば」
神余 清愛:「やめておきます」
東雲銀:「うん、それが賢明」
伊吹芽衣:食事中ですよー、という目線を神余さんに。
晩翠凍衿:空になった天丼の皿に入れてもらい、再び神余さんの元に返す。
名張 凛世:「なるほどなー」 
伊吹芽衣:「まぁ、どちらにせよ情報量は増えちゃうと思います」
神余 清愛:「感覚器のほうがおいつかないわけですね」目をつぶってなにか飲み下して。
東雲銀:「エフェクトによる、状態が保たれたまま長期間保存っていうなら該当もするだろうな」
東雲銀:「それが出来るオーヴァードがどれだけいるって話でもあるが」
東雲銀:「心当たりはあるか?」
伊吹芽衣:「………一応、そう思って調べてみました。
伊吹芽衣:「レネゲイドの反応から、過去にUGNで交戦したデータや、類似の現象が起こせそうな方がとりあえず一人」
伊吹芽衣:チラリ、と晩翠さんを見る。一緒に調べていた内容だ。
晩翠凍衿:「……すごーくお誂え向きの名前の奴がいてね」
晩翠凍衿:「“マスターオーパーツ”だって」
東雲銀:「まさか、マスターエージェントか」
東雲銀:表情が強ばる
名張 凛世:「確定じゃん。主犯、そいつしかいないでしょ」
神余 清愛:「すごい名前ですね。マスターエージェントってそういう人ばかりなんですか」
晩翠凍衿:「さっき言った通り、物の来歴を読むのは上手く行かなかったわけだけど。残ってるレネゲイドの反応パターンは、そいつと一致してるみたい」
晩翠凍衿:「そういうことができそうなオーヴァードだっていうのもそう。ただ……」
晩翠凍衿:「……自分が展開したワーディング内でなら、時間を止めたり戻したりもできる、しんどい敵だったみたいだけど」
晩翠凍衿:「10年前にUGNに負けて死んでる」
伊吹芽衣:「です」頷く
神余 清愛:「また十年前ですか」
神余 清愛:クリームの山をカレースプーンで口に運びながら。
晩翠凍衿:「……そうなの」神妙に頷く。
晩翠凍衿:「死んでるから容疑者から除外、って。よりによって言えない案件なんだよね……」
東雲銀:「……ましてマスター級ともなれば」
伊吹芽衣:「死んでることは分かったものの、詳しい状況も不明ですからね」
伊吹芽衣:「一応、引き続きこの件についても調べていくつもりです」
東雲銀:「はあ、思った以上にとんでもない案件になりそうで頭が痛い」
伊吹芽衣:「ワーディングと共に、名張さんを襲った人についても気になりますしね」
東雲銀:「ああ、そうだ。それについてだけど」
名張 凛世:頬杖をついたまま、東雲君を見やる。
東雲銀:「データベースから過去の交戦記録を引っ張り出せた。報告しておく」
晩翠凍衿:「おお」
神余 清愛:カレースプーンをくわえたまま東雲さんをみて、いかにも訳知り顔で頷きます。
東雲銀:「コードネームは《パーリスィ》。レネゲイドに作用する特殊な刀を使って戦闘を行っている」
東雲銀:「特徴としては、ジャームに対する異様な執着心が上げられる。執着自体の理由は不明だ」
東雲銀:「最後の戦闘記録は数年前。UGNとの交戦で瀕死に追い込まれてから姿を消してる。今に至るまで消息も不明だったらしい」
東雲銀:「『マスターオーパーツ』との関わりは不明だが、関係してる可能性は視野に入れた方が良いかもな」
東雲銀:こんなものか、と言いながらティラミスを一口
東雲銀:「これで、一通りの情報は揃ったかな」
神余 清愛:「そうですね」
伊吹芽衣:「そう考えて大丈夫そうですね」完食した丼を前に両手を合わせる。
名張 凛世:「ただ、真相を知るにはまだピースが足りない。」
晩翠凍衿:「お腹もいっぱいになったところで、引き続き調査を進めますか」
晩翠凍衿:ごちそうさまでした、とこちらも手を合わせる。
神余 清愛:少し手を震わせながら最後のホイップクリームを飲み込んで頷く。
名張 凛世:不良らしく、こちらもごちそうさまでした。と手を合わせる
東雲銀:「だな。尚更気は抜けなくなったわけだ」
東雲銀:「にしてもここのティラミス美味いな……。また食べに来るか」
GM:では、各々がこれからの方針を固めた辺りで。
織部みすず:紙パックの牛乳を飲みながら食堂に入ってくる
織部みすず:「あ、皆。いたいた~」
織部みすず:「えっと、あの子。花咲ミオちゃんだっけ」
織部みすず:「なんとか容態が落ち着いて、今話せるようになったみたいだから」
織部みすず:「気になることあるなら、お見舞い行ってあげてね」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
東雲銀:神余 清愛 信頼/変人○ で取得します
神余 清愛:ロイスは「同行者:東雲銀:○親近感/悔悟」。
神余 清愛:で、購入判定は……先にブルーゲイルですかね。買います。
東雲銀:購入はアームドスーツ狙いで
神余 清愛:4dx+1+2+8>=20
DoubleCross : (4R10+1+2+8[10]>=20) → 10[5,8,9,10]+1[1]+11 → 22 → 成功

東雲銀:手配師もぶっ込みます
晩翠凍衿:神余清愛 〇庇護/不審 で。
神余 清愛:よし。買えました。とりあえず手持ちで保存しておいて、クライマックス前に誰に渡すか考えましょ。
東雲銀:5dx+4>=15
DoubleCross : (5R10+4[10]>=15) → 10[3,7,9,10,10]+2[1,2]+4 → 16 → 成功

晩翠凍衿:購入はもう一度UGNボディアーマー狙い!
東雲銀:買えたので装備~。以上
晩翠凍衿:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 6[3,6] → 6 → 失敗

名張 凛世:ボデマー
晩翠凍衿:だめ!以上!
名張 凛世:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 8[8] → 8 → 失敗

名張 凛世:だめ!以上!
GM:────────────
GM:ではここでセーブ!続きは明日14時から!
神余 清愛:はーい

ミドル3

GM: 
//=====================
// ミドル3
//=====================

GM:シーンPCは名張くん。他自由ですが、こちらに出るとミドル4にはでられません!
GM:登場侵蝕をどうぞ!
名張 凛世:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 6[6]+51 → 57

神余 清愛:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 10[10]+53 → 63

神余 清愛:わあ。こっちも上がってきた
GM:では。
GM:織部みすずから花咲ミオの容態が落ち着いたと聞き、お見舞いに向かう君達。
GM:しかし同時に、伊吹芽衣の端末にワーディングが検知された旨の報告が入る。
GM:関係者への聞き込みと現地調査の二手に分かれるため、伊吹芽衣には東雲・晩翠が同行し。
GM:名張凛世、神余清愛の二人は、織部みすずに連れられて病室に来ていた。
GM:----
GM:第五支部 病室
GM:----
名張 凛世:では、病室の隅っこで東雲くんにLINE打っておこう
神余 清愛:丸椅子に座って、花咲さんの顔をじっと見ています。
名張 凛世:『悪い、東雲。そっち任せた』『女の子を守ってくれな。聖剣使い』 ぽちっ
織部みすず:「一応、ジャーム化とかはしてないですが」
織部みすず:「無理は禁物、ということで」
花咲ミオ:「というわけで」
花咲ミオ:「花咲ミオ、ジャームではありません」
神余 清愛:「ないんですか」
名張 凛世:「突飛な自己紹介すぎない?」
花咲ミオ:病室のベッドで入院着に着替えて手を降ってる。
花咲ミオ:「ありません、正義の味方です」
花咲ミオ:冗談を言うようにクスクス笑ってる。
名張 凛世:「……元気そうで良かったけど」肩をすくめ
神余 清愛:凛世さんの顔を見ます。
名張 凛世:「お嬢さん、俺とどこかで会ったことある?……ああ、ナンパとかじゃなくて」
花咲ミオ:「じゃあ、突飛じゃない自己紹介を見せてもらおうかな?」二人を見て。
花咲ミオ:「あら」ちょっと悲しそうな顔
花咲ミオ:「…………そうですか、覚えてないですか。いえ、大丈夫です。素敵な彼女さんも居るみたいですし」よよよ。
名張 凛世:「彼女さん……?」 隣の神奈ちゃんを見る
神余 清愛:「神余清愛です。実は彼女ではありません」
花咲ミオ:「既に妻とか?」
名張 凛世:「そこまではっきり否定しなくても」
神余 清愛:「彼女募集中らしいですよ。初対面の女子高生に連絡先聞く人ですよ」
花咲ミオ:「んまっ、破廉恥」
神余 清愛:「妻。さぶいぼが立ちます。ほらみて鳥肌」
神余 清愛:左手の袖をまくる。なまっちろい腕がある。つるりとしている
名張 凛世:どれどれ、と腕を見ます
神余 清愛:別にどうもなっていません。
神余 清愛:爪を立てて線をひく。
神余 清愛:「ほらミミズ腫れが」
花咲ミオ:「まぁ……家庭内暴力…」
名張 凛世:「えっ?今の、おれのせい?」
神余 清愛:「限りなくドメスティックですね」
花咲ミオ:「自分で自分を、も家庭内には違いありませんからねぇ」
名張 凛世:「ヴァイオレンスすぎない?そんな家庭」
神余 清愛:「十年前だともう流行語でしたっけ、ドメスティックバイオレンス」
名張 凛世:「ところで、だ」
神余 清愛:「実際どうなんですかミオさん。昨日は何月何日?」果物籠からバナナを差し出す(マイク的に)
名張 凛世:花咲さんの言葉を待ちます
花咲ミオ:「えっとぉ…………………」目をキョロキョロさせる。
花咲ミオ:「ちょっ…………っと待ってね」昔のことを思い出そうとする仕草。
花咲ミオ:「あ、そうそう」
名張 凛世:コーヒーを飲みながら聞いている
GM:と、答える日付は今の日付の1日前です。
花咲ミオ:「だったとおもう、多分」バナナを受け取り食べる。
花咲ミオ:「色々有って記憶が曖昧でねぇ」
神余 清愛:「意識ははっきりしているようです」バナナを掴んだ手の格好のまま凛世さんを見る。
神余 清愛:「では積もる話をどうぞ」
神余 清愛:「口説いてもいいですよ」
名張 凛世:「口説くのは流石に、ねえ」
名張 凛世:「えーと」
花咲ミオ:「お姉さん、口説かれちゃいます?」
花咲ミオ:楽しそうなその顔はどちらかと言うと年下。
名張 凛世:「まんざらでもないんだ? じゃなくて」
名張 凛世:「……お」
名張 凛世:「……『お姉ちゃん』?」
名張 凛世:恐る恐る確認する
神余 清愛:「倒錯的では?」
花咲ミオ:ちょっと目を細めて
花咲ミオ:「はい、『お姉ちゃん』ですよー」手をふる。
花咲ミオ:バナナの皮はさり気なくダストシュート
花咲ミオ:「君のとっては何年ぶりでしょうね」
名張 凛世:「……10年ぶり、くらいかな?」 はっきりと10年ぶりと覚えているけれどはぐらかします
花咲ミオ:「『名張凛世くん』、10年ぶりでしたか。元気にしてました?」
名張 凛世:「……」色々と聞きたいことはあるが。
名張 凛世:その姿、その声、その口調、その雰囲気。 記憶の中の『お姉ちゃん』と完全に合致している。
名張 凛世:10年間、忘れたことが無かった、『お姉ちゃん』だ。
名張 凛世:「……元気にしてましたよ。そういうお姉ちゃんは、10年間何を?」
名張 凛世:「それと」
名張 凛世:「……何か、若くない? 肌年齢とか」
名張 凛世:10年前と変わらぬ姿の姉に問う。
花咲ミオ:「……………」側のデスクからシャーペンを取り、芯を折って指で弾く、
花咲ミオ:君のデコにペチッとあたる。
名張 凛世:「痛ッ」
神余 清愛:「二十五歳。お肌の曲がり角。スキンケア用品が恋しくなるお年頃です」
花咲ミオ:「女子に対する禁句を迷うことなく言う子達ですねぇ……」
神余 清愛:「女の子ですし」
花咲ミオ:「そうでした」
花咲ミオ:「ンンッ、まぁ良いでしょう。話さないとミステリアスにもボロがでそうですし」
神余 清愛:「ミステリアス?」首をかしげる。
神余 清愛:「しかし凛世さんの名前はしっかり覚えてるのですね」
神余 清愛:「神余さんふと疑問を覚えたのですが、ミオさん、変な場所で誰か他に会いました?」
花咲ミオ:「あら、鋭いですね神余ちゃん」
花咲ミオ:「順番に答えましょう。凛世くんの名前を覚えてたのはさっき聞いたからですね」
花咲ミオ:「凛世くんは10年前と言いましたが、私にとっては数時間前なのです。つまり」
花咲ミオ:「あの時の私は、未来から来た私だったのです」
名張 凛世:額を抑える。「ミステリアス通り越して電波みたくなってる」
神余 清愛:「なるほど」
花咲ミオ:指を立てる。ぶいっ。
神余 清愛:なにかハンドサインのようなものを返す。
花咲ミオ:「なので、まさかいきなり大人凛世くんに合うとは思ってませんでしたが……割愛して」
花咲ミオ:「で、もう一つ。変な空間に居たのは合ってますし、変な人にも出会いました」
花咲ミオ:「で、戦ったんですけど…………」
花咲ミオ:「負けちゃって」テヘヘ、と笑う
神余 清愛:「包帯で簀巻きにされて」
神余 清愛:「包帯でも簀巻きっていうんですかね」
花咲ミオ:「言うんじゃないでしょうか。知りませんけど」
花咲ミオ:「ともかく窮屈にぎゅうぎゅうされて、かっこいい男子に助けてもらって」
花咲ミオ:「今に至るというわけです」
神余 清愛:「なるほど」
神余 清愛:「かっこいいそうですよ」凛世さんを見る。
名張 凛世:「ああ。お姉ちゃんの言ってる言葉は正しいと思う。かっこいいという部分も含めて」神奈ちゃんを見る
神余 清愛:「かっこいいかどうかはよくわかりませんが、正しそうなのはわかりました」
神余 清愛:視線をベッドに戻して。
花咲ミオ:そのやり取りを見てクスクス笑ってる
名張 凛世:「掌返した?」
神余 清愛:「かっこいいというか、初対面の女の子に連絡先聞く人だと思ってました」
名張 凛世:「それが=で結ばれるのは何もおかしくないと思うよ」
花咲ミオ:「んまっ、破廉恥」天丼。
名張 凛世:「逆に、聞くためにあるんじゃないの?連絡先って」
神余 清愛:「風紀が乱れてますね。神余さんそういうのよくないと思います」
神余 清愛:「教えるためにあるんですよ連絡先は」
神余 清愛:「ところでここだけの話、私たちは雇われなんですけど。そこの先生は違いますけど」
神余 清愛:ひそひそ声で。
花咲ミオ:「ふむ?」ヒソヒソ
神余 清愛:「内緒にすることも考えますから、持ってた装備、ミオさんどうやって手に入れたんです」
花咲ミオ:「んー、特にやましいことは無いんですけど…そうですね」
花咲ミオ:「あ、そうだ。さっき質問に答えたので、こっちからも先に一つ、質問良いですか?」
神余 清愛:「どうぞ。いいですか凛世さん」
名張 凛世:「良いけど」
名張 凛世:何を聞かれるのかな
花咲ミオ:「さっき、日付を聞いてきましたけど。今って何年……いえ、そうじゃないな」
花咲ミオ:「伊吹芽衣ちゃ……さん………ええと」
花咲ミオ:「伊吹芽衣って子、知ってます?」
GM:その質問がされた直後。
GM:答えを返す前に。
???:《ワーディング》
神余 清愛:左右非対称に目を細める。
GM:貴方達にも感知出来る規模で、ワーディングが張られる
花咲ミオ:「!」
花咲ミオ:楽しそうだった顔が、険しくなり
花咲ミオ:「…………やばっ!」
花咲ミオ:入院着のまま、飛び出していく。
織部みすず:「あ、こら、ちょっと!」
名張 凛世:「チッ!」 お姉ちゃんを追いかけたいです。
神余 清愛:織部先生に一礼して凛世さんの後をさらに追います。
GM:遅れて君達も、二人を追うことになる。
GM:説明はその道中で聞くことになるだろう。辿り着くのが先でなければ。
GM:というわけで。
GM:以下の判定が行なえます。

■【花咲ミオについて2 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】※『伊吹芽衣』が登場時、判定不可

名張 凛世:知識(ヒロイン)で振ります
名張 凛世:3dx>=5
DoubleCross : (3R10[10]>=5) → 9[7,8,9] → 9 → 成功

名張 凛世:やったぜ
GM:偉いぞ。
GM:というわけで。

■【花咲ミオについて2 難易度5 <情報:UGN>、<情報:FH>、<知識:ヒロイン>】
 有するシンドロームはオルクス/エグザイル
 器物に作用するレネゲイドを有し、触れたものから記憶を引き出すサイコメトリーに似た能力を持つ。
 
 また、UGNの検査によりその身体情報やエフェクトが、UGNチルドレン『伊吹芽衣』と酷似している事が判明した。

GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
名張 凛世:神奈ちゃんにロイス取ります
神余 清愛:ロイス枠はひとつ、まだ確保しておきたいので取得はなし。購入はどうしましょうかね
名張 凛世:仲間/神余 清愛/〇連帯感/あれ?初対面でLINE聞くのダメだった?という後悔
神余 清愛:具体的ですね。
神余 清愛:そうだ。照準器を買おう。そういうことになりました。
神余 清愛:マイナー《オリジン:サイバー》で65からの購入判定です。
神余 清愛:5dx+1+2+8>=15
DoubleCross : (5R10+1+2+8[10]>=15) → 10[2,2,7,8,10]+5[5]+11 → 26 → 成功

名張 凛世:ボデマでも買っておこう
神余 清愛:出ましたので照準器を買いまして、カリギュラに取り付けます。
名張 凛世:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 7[7] → 7 → 失敗

神余 清愛:何に取り付けてるんでしょうね?
名張 凛世:だめ。以上です
GM:眼鏡かもしれませんよ
神余 清愛:なるほど
GM:では。
GM:(よし、メガネっ娘を増やせたな)
GM:────────────

ミドル4

GM: 
//=====================
// ミドル4
//=====================

GM:シーンPC:晩翠さん。東雲くんのみ登場可
GM:登場侵蝕をどうぞ。
東雲銀:62+1d10
DoubleCross : (62+1D10) → 62+2[2] → 64

晩翠凍衿:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+3[3] → 59

東雲銀:よし
GM:----
GM:第五地区 町中
GM:----
GM:ワーディングの気配を察知してやってきた晩翠、東雲2名と、伊吹芽衣。
GM:規模こそ大きかったものの、ワーディングを張ったと思われる者は見当たらない。
GM:オーパーツ事件の前例にも合致する状況のため、ひとまずは警戒しつつ、なにか遺留品が残っていないかの探索を行う運びとなった。
伊吹芽衣:「というわけで、レネゲイドを帯びた物質がなにか無いかを探そうと思います」
伊吹芽衣:先に到着していたスタッフらしき人員とやり取りをしている。
晩翠凍衿:「はぁーい」
東雲銀:「了解です」
東雲銀:右手に傘を、左手には物々しいアタッシュケース
GM:ツーマンセルを組む場合、君達二人が組むのが良いかもしれない。
晩翠凍衿:「そんじゃ、地道にやりますか」東雲くんに向けて。
東雲銀:「だね。行こうか、凍衿さん」
晩翠凍衿:「本当はパーッと戦って倒して終わり、みたいな仕事の方が好きなんだけど……」
晩翠凍衿:ため息。こちらも右手に傘を差し、背中には大型の楽器ケースめいた黒い箱を背負っている。
東雲銀:「僕もだ。そういう訳にもいかないのが本当に嫌な所だけど」
東雲銀:そう言って視線を向けた先には楽器ケース
東雲銀:「そのケース、凍衿さんの獲物が?」
晩翠凍衿:「ん?そうだよ」ぴくりと肩を震わせて反応。
晩翠凍衿:「……気になる?気になっちゃう?」
東雲銀:「ん? ああ、そうだね」思った以上に反応したことへの驚き
東雲銀:「やっぱり相応の武器? 遺産とか」
晩翠凍衿:「そっかー……気になるかー……!」
晩翠凍衿:「いやあ本当はね?あんまり軽々に手の内を晒したりとかしないんだけど」
晩翠凍衿:「そこまで言うなら特別に……特別に!教えてあげる」
晩翠凍衿:まったく言葉を挟む隙を与えずにずいと距離を詰める。
東雲銀:「お、おお」
晩翠凍衿:「これがね……」ひそひそ声。
晩翠凍衿:「ゾディアックウェポンなんだな……!実は……!」
東雲銀:「……まさか、ゾディアックウェポンって、あのゾディアックウェポンなのか!?」
東雲銀:衝撃を受けた顔。目が真剣になる
東雲銀:「チルドレンなら誰もが憧れる、あの」
晩翠凍衿:「そう!!!」めちゃくちゃ声が弾む!
晩翠凍衿:「UGNに12本しかなく……選ばれたチルドレンにしか与えられない」
晩翠凍衿:「あの!!」
東雲銀:「……握手させてくれ」手を差し出す
東雲銀:「まさかかのゾディアックウェポンの使い手に出会えるなんて思ってもなかった」
東雲銀:目がキラキラしてる
晩翠凍衿:「ふっふーん。苦しゅうないぞ……」
晩翠凍衿:鼻高々の様子で握手に応じる。
東雲銀:「やっぱり、ゾディアックウェポンを手にするためには色々あったりしたのか?」
東雲銀:完全にヒーローを見る目
晩翠凍衿:「んー?」
晩翠凍衿:「あったっけかな。どうかな……?」
晩翠凍衿:「何せあたしってばエリートだから……そりゃあ努力はしたけど」
晩翠凍衿:「しかるべき評価とその証を受け取っただけ?みたいな?」
東雲銀:「なるほど、覚えていられないほどに色々あったのか……」
晩翠凍衿:「へっへっへっへ。まあね」
東雲銀:「流石だ凍衿さん、まさか大N市にもこれほどのチルドレンがいたとは」
晩翠凍衿:「いやあ、銀くんもなかなか見る目をお持ちで。あとラッキー」
東雲銀:「ああ、僕は本当に幸運だ」
東雲銀:「後でゾディアックウェポンの写真取らせてくれ、あと触り心地とかも教えてくれ」
東雲銀:握った手をぶんぶん
晩翠凍衿:「えー?どうしよっかなー」
晩翠凍衿:ちら、と東雲くんの手にあるケースを一瞥。
晩翠凍衿:「あたし情報の安売りはしない主義だし……」
晩翠凍衿:「何か相応の対価をいただけませんと……?」
晩翠凍衿:「銀くんはどうなの?それって何入ってる?」
東雲銀:「そうだ、そうだったな……! 僕としたことが失念していた」
東雲銀:アタッシュケースを持ち上げて
東雲銀:「僕のケースはあれだな」
東雲銀:「聖剣が納められてる」
晩翠凍衿:「せいけん」
晩翠凍衿:目を瞬かせる。
東雲銀:「そう、聖剣」
晩翠凍衿:「聖なる剣と書いて聖剣?」
東雲銀:「その聖剣」
晩翠凍衿:「ほほー。興味ある……」
晩翠凍衿:「やっぱりあれ?岩から抜いたり湖の乙女から授けられたりしたの?」
東雲銀:「あー、そうだね」
東雲銀:「そういえば確かに岩から抜いてるし、乙女から授けられてもいる気がするな……」
東雲銀:何なら現在進行形で側にいる
晩翠凍衿:「マ、マジのやつじゃん……!」驚愕の表情。
晩翠凍衿:「なるほど……それならゾディアックウェポンとの交換条件にしても釣り合うかも……」
東雲銀:「本当か!」ガッツポーズを決める
東雲銀:「約束、忘れないでくれよ!」めっちゃ笑顔
晩翠凍衿:「決まりね……!」晴れやかな笑顔。
晩翠凍衿:「そうと決まれば、さっさと……」
晩翠凍衿:「……物探しか……」声のトーンが落ちる。
東雲銀:「……ああ、そんなことも、あった気もする」
東雲銀:テンションを落としながら続行しようとして
GM:では
GM:そんな二人が楽しく話しているところへ。
伊吹芽衣:「…………………」
伊吹芽衣:静かに、見覚えのある姿。
伊吹芽衣:その手には、
GM:--------
GM:数分前。
GM:貴方達の会話が盛り上がっている頃、
GM:伊吹芽衣は先に現着したスタッフとともに探知を行っていた。
GM:そしてそれを見つける。
伊吹芽衣:「…………剣?」
GM:町中、路地の裏。
GM:まるで何かを待ち受けるように、直剣がコンクリートに突き刺さっている。
GM:その剣からは、離れていても感じる微かなレネゲイド反応
伊吹芽衣:「『オーパーツ』のようですね。武器は珍しいですが」
GM:その剣に近づき。
伊吹芽衣:回収するために、柄に触れる。
GM:その瞬間。
GM:伊吹芽衣の能力が発動する。
GM:触れたものの記憶を読み取るサイコメトリー
伊吹芽衣:物品の所有者を特定しようとし、
:その記憶が逆流する
:抑えられていたレネゲイド反応が増大し
:『遺産』と呼ばれるレネゲイドを含んだ出力が、伊吹芽衣にフィードバックする。
:読み取った記憶が、
伊吹芽衣:「あ、」
伊吹芽衣:「あぁぁ」
伊吹芽衣:「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?」
伊吹芽衣:一瞬にして膨大な情報量
伊吹芽衣:それが脳を塗りつぶし───
GM:--------
GM:数分後。
伊吹芽衣:銀色の直剣を抜き身で持ち、君達の前に居る

伊吹芽衣:その刀身には紅い雫。
伊吹芽衣:「私、私………」
伊吹芽衣:「『守らなきゃ』」
晩翠凍衿:「……んぉ?」
伊吹芽衣:そして剣を構え
伊吹芽衣:君達に敵意を顕にする。
GM:ミドル戦闘です。
GM:というわけで。
GM:エンゲージは、晩翠・東雲-(5m)-伊吹

(晩翠・東雲)-5m-(伊吹)

GM:そして勝利条件が開示されます。
GM:『1Rの経過、または伊吹芽衣の撃破』
GM:というわけで、セットアップから。
GM:伊吹は無し。
晩翠凍衿:なし!
東雲銀:怨念の呪石起動。暴走と引き換えにダメージ+2D
東雲銀:浸食67
東雲銀:以上!
GM:では、行動値10!晩翠さん!
晩翠凍衿:はい!
GM:イニシアチブ、こちらはなし。
晩翠凍衿:オートでゾディアックウェポンを装備。マイナーで伊吹さんに接敵。

(東雲)-5m-(晩翠・伊吹)

晩翠凍衿:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《浸透撃》。伊吹さんに白兵攻撃をします
伊吹芽衣:こい!
晩翠凍衿:8dx7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[3,5,5,5,8,8,8,9]+10[6,7,8,10]+10[4,7,10]+6[1,6] → 36

晩翠凍衿:ガー不!
GM:どうしてそういうことをするんだ!
伊吹芽衣:ドッジ!
伊吹芽衣:そして判定前に《援護の風》
伊吹芽衣:5dx+1>=36
DoubleCross : (5R10+1[10]>=36) → 7[2,4,4,5,7]+1 → 8 → 失敗

伊吹芽衣:だめですね。ダメージをどうぞ
晩翠凍衿:4d10+11+2d10
DoubleCross : (4D10+11+2D10) → 29[6,10,9,4]+11+11[4,7] → 51

晩翠凍衿:んーまあ良いか……!このまま!
伊吹芽衣:はい。
伊吹芽衣:では不思議な装甲で8軽減してダメージは43
伊吹芽衣:HP0になります…が
伊吹芽衣:《リザレクト》
伊吹芽衣:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

伊吹芽衣:HP6で復活
伊吹芽衣:演出どうぞ
晩翠凍衿:「……なーんか取り憑かれちゃってるみたい?」
伊吹芽衣:普段の刀ではなく、西洋風の両手剣を構えてそちらを睨んでいる。
伊吹芽衣:その瞳の色は金色に変わっていることが見て取れる。
晩翠凍衿:言いながら、背負った黒いケースを開放する。覗いた柄を後ろ手に掴むと共に、棺めいた箱は脱落。
伊吹芽衣:剣から伝わる記憶を元に、慣れないはずの武器で斬りかかろうと隙を伺っている
晩翠凍衿:現れるのは真紅の刃の大鎌。ゾディアックウェポン“キャンサー”。
晩翠凍衿:転瞬、一切の予備動作なく、伊吹芽衣の眼前にあって鎌を振り上げる。
伊吹芽衣:構える剣は剣の極北。"聖剣”と呼ばれるそれ。
伊吹芽衣:振り上げる動きを隙と見て、踏み出す──!
晩翠凍衿:「ん」
晩翠凍衿:肯定する声とも、呼気とも付かない。
晩翠凍衿:いずれにせよ予定調和じみて、踏み込みに合わせて振るわれた湾曲した刃が、銀の刀身を引っ掛け、引き込む。
伊吹芽衣:「!、?」
伊吹芽衣:風を伴って踏み出した身体が、カウンター気味に弾かれる
晩翠凍衿:狙いは元より制圧だ。聖剣を掴む彼女の手首を、自由にした片手で捕らえ。
晩翠凍衿:捻り、極め折りながら投げ飛ばす。
伊吹芽衣:「う、ぐ、がっ!?」
伊吹芽衣:自らの身体ではなく、剣を守るような不格好な受け身。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+9した(侵蝕:59->68)
伊吹芽衣:「…………!」
GM:というわけで次、行動値8。東雲くん。
GM:の、イニシアチブに。
東雲銀:なぬッ
伊吹芽衣:《ワールウィンド》《ワーディング》を使用。
伊吹芽衣:シーンから離脱します。
GM:これによりミドル戦闘を終了します。
晩翠凍衿:アイエッ
東雲銀:こやつ~
伊吹芽衣:投げられた不格好な姿勢。
伊吹芽衣:そのまま、聖剣を持つ片腕だけが動いて
伊吹芽衣:ブオン!と伊吹芽衣を中心の暴風が吹き荒れる。
伊吹芽衣:「…………!」
晩翠凍衿:「うわっと……!」
伊吹芽衣:可動を無視した強引な動きに顔をしかめて。
伊吹芽衣:風の嵐の向こう、ワーディングの発生と共に空間がねじれ、伊吹芽衣の姿がかき消える。
伊吹芽衣:「『次は』」
伊吹芽衣:「『負けない』」
伊吹芽衣:という、少女の声が聞き覚え無い口調で、貴方達に残される。
GM:……
GM:………
GM:……………
GM:暴風が収まる頃、貴方達のもとに足音。
花咲ミオ:「……………ハァ、ハァッ」急いだため脇腹を押さえて
花咲ミオ:「…………………」その現場を見て、少し顔をクシャ、としかめて。
花咲ミオ:「あー……………遅かった……」
花咲ミオ:息を切らしたままへたり込んだ
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
晩翠凍衿:ロイスどうしようかな……
東雲銀:晩翠凍衿 尊敬○/劣等感 で取得します
晩翠凍衿:東雲銀 〇同志/憐憫 で。
晩翠凍衿:購入は今度こそUGNボディアーマー!
晩翠凍衿:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 6[4,6,6] → 6 → 失敗

東雲銀:こちらもボデマで
晩翠凍衿:だめだめ。以上です
東雲銀:2dx+4>=12
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 8[1,8]+4 → 12 → 成功

晩翠凍衿:やりおる……
東雲銀:数少ないゾディアックウェポンの使い手こと凍衿さん、どうぞお受け取り下さい
晩翠凍衿:フェッ
GM:では、エリートに装備が献上されて以上ということで。
GM:────────────

ミドル5

GM: 
//=====================
// ミドル5
//=====================

GM:おそらく最後のミドル。情報収シーンです。
GM:シーンPC:名張くん。全員登場可能!
名張 凛世:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 7[7]+57 → 64

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:68->71)
東雲銀:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+6[6] → 73

神余 清愛:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 5[5]+65 → 70

GM:ということで、情報項目はこちら

■【『マスターオーパーツ』討伐戦について 難易度7 <情報:UGN>】
■【『オーパーツ事件』の発生源 難易度7 <情報:UGN>】

GM:この2点…のはず!項目と技能を宣言してどうぞ
東雲銀:ではマスターオーパーツの方行きましょうか
神余 清愛:では、神余さんはオーパーツ討伐戦を攻めてみたいと思います
GM:どうぞ!
神余 清愛:財産点も残っていますから、平目で。UGNで
東雲銀:メジャーで無形の影のみ使用
東雲銀:浸食77
神余 清愛:5dx+1+2>=7
DoubleCross : (5R10+1+2[10]>=7) → 9[1,6,7,9,9]+3 → 12 → 成功

神余 清愛:問題なく届きました
東雲銀:情報UGNで
晩翠凍衿:こちらノーコストで行けますが大丈夫ですか
東雲銀:あっ浸食調整もかねてなので大丈夫ですよ
晩翠凍衿:ならばお願いします!
東雲銀:10dx+1>=7
DoubleCross : (10R10+1[10]>=7) → 10[1,2,4,5,7,7,8,8,8,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

東雲銀:問題無く成功です
名張 凛世:これが聖剣使いの力だ!
GM:流石だぁ…
GM:では情報開示!
晩翠凍衿:やるわね……!

■【『マスターオーパーツ』討伐戦について 難易度7 <情報:UGN>】
 10年前、N市にて行われたマスターエージェントとの交戦記録。
 当時戦闘を行い、死者と行方不明者多数。生存者は1名。
 主に戦闘を行ったのは以下の4名。
 
 『《クラフトアーツ》天堂聖(てんどう・ひじり)』
 消息不明。
 有するシンドロームはハヌマーン/ノイマン
 所持Dロイス:『遺産継承者:聖剣の王者』
 
 『《ネヴァー・ノウズ》更科未来(さらしな・みらい)』
 消息不明。
 有するシンドロームはオルクス/バロール
 所持エフェクト:《妖精の手》
 
 『《アガメムノン》佐田善成(さだ・よしなり』死亡。所持エフェクト:《黄金錬成》
 『《解体侵蝕/アナトミィ》織部みすず(おりべ・-)』生存。

■【『オーパーツ事件』の発生源 難易度7 <情報:UGN>】
 その性質は『マスターオーパーツ』のレネゲイド反応に酷似している。
 しかし長期間に渡りエフェクトを維持するならば、それ相応の出力が必要となる。
 
 考えられる内、可能性の高いものは『賢者の泉』と呼ばれる存在。
 N市内に散発するようになった、高濃縮のレネゲイド・ホットスポットの俗称。
 オーヴァードに対し一時的にジャームに匹敵する出力を与えることが確認されており、
 そのエネルギーを利用していると考えられる。
 
 ならば、『賢者の泉』の発生地点より、こちらからアクセス出来る可能性がある。
 
 →この情報の開示により、クライマックスへのトリガーが発生します。

GM:というわけで
GM:クライマックスに突入できるようになりました。



GM:----
GM:第五支部 談話室
GM:----
GM:一旦、支部に帰還した君達。
GM:新たに手に入れた情報を元に、これからの指針を話し合うため集まっていた。
神余 清愛:「整理しましょう」
神余 清愛:どこから出してきたのか、赤いフレームのメガネをかけている。
晩翠凍衿:「あ、眼鏡かけてる」
東雲銀:「思ったより似合いますね、それ」
神余 清愛:「必要そうだったので買ってきました。褒められると悪い気がしないので」
神余 清愛:「もっと褒めてくれてもいいです。ありがとうございます」
名張 凛世:「へー。良いじゃん。かわいいかわいい」
晩翠凍衿:「うんうん。知的っぽく見える」
神余 清愛:「神余さんインテリですよ。なにしろ高校通ってますから」
東雲銀:「よし、ついでに言動もこの機会に改めような」
東雲銀:「まあそれはそれとして」
晩翠凍衿:「食生活もね。……それで」
神余 清愛:「整理しましょう」
名張 凛世:「赤いフレームのメガネがこんなに似合う女子、2人しか知らないからなー」 1人は当然平井ちゃん
神余 清愛:「おねえさんにいいつけますよ凛世さん」謎のハンドサイン
晩翠凍衿:「……伊吹ちゃんが消えちゃったわけだけど」さすがに神妙な表情をして。
東雲銀:「……ああ」
東雲銀:「しかも明らかに様子がおかしかった」
東雲銀:「あんな剣、伊吹さんは持ってたのか?」
神余 清愛:「それなんですが」
神余 清愛:「『マスターオーパーツ』とたたかった人間のリストが残っていました」
神余 清愛:真新しいスケッチブックを出して、捲る。
神余 清愛:「その中に、聖剣使いが混ざっていたそうです。この人ですね」
神余 清愛:名前が三つ並んでいる一番上(情報項目のままです)に指でマル。
晩翠凍衿:「マスターエージェント殺しの面々ってわけね」スケッチブックを覗き込む。
名張 凛世:「へぇ……」
東雲銀:「……この人の聖剣を伊吹さんは持ってたってことなのか」
晩翠凍衿:「いや、でも。オーパーツだとしても、聖剣って感じじゃなかったよ」
晩翠凍衿:「見た目は確かにそれっぽかったけどさ……」
神余 清愛:「雰囲気とかですか」
晩翠凍衿:「だって、伊吹ちゃんは明らかにその剣に操られてるみたいな感じだったし」
名張 凛世:「ならさー。直接知ってる人に聞いてみれば良いんじゃない?」 リストの一番下、織部みすずの名前を指さす
神余 清愛:「そこです」誰もいないスペースを指差す。
神余 清愛:「みすずさんどこです?」
晩翠凍衿:「?」
東雲銀:「もっと上だよ上」
織部みすず:「お呼ばれされたかしら」
織部みすず:自販機でコーンポタージュを買って来ている。
織部みすず:神余さんの後ろに登場している。
織部みすず:「織部みすず、お医者さんですよ~」
織部みすず:皆に自己紹介してる。
神余 清愛:「《解体侵蝕》さんのほうに用があります」スケッチブックを読み上げる。
織部みすず:「………あら」目を細めて
織部みすず:「懐かしい資料を見てますね」
晩翠凍衿:「あ、さっきの……」
東雲銀:「織部さん……」
織部みすず:晩翠さんの呟きに目を細めて手をひらひら。
織部みすず:「なにか、聞きたいことがあるかしら」
神余 清愛:「そうですね。《クラフトアーツ》さんのことなのですが」文字列を指でなぞる。
織部みすず:「…………懐かしい名前ですね。その方がどうしました?」
神余 清愛:「聖さん。『マスターオーパーツ』に負けた、とか思ってたりしそうじゃないですか」
織部みすず:「あぁ……」
織部みすず:「そうですね、聖お兄さん……」言葉を止めて「聖さんは、たしかにマスターオーパーツと戦闘を行いましてね」
神余 清愛:リストの書かれたスケッチブックを長椅子の上に置く。誰でも手に取れます。
織部みすず:「一応、調べたなら知ってますかね?当時、4人で挑んで、生き残ったのは私だけ」
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:「……」
神余 清愛:伊達メガネを外して、弦を畳んだり開いたりして手の中で弄んでいる。
織部みすず:「一番年下だった私が守られて、一人は死亡。そして、気絶した私が戦闘後に確認したのは、消えた二人と、『マスターオーパーツ』の死体です」
織部みすず:「微かに覚えているのは……マスターオーパーツさんにトドメを差している聖さんの姿。それと、」
織部みすず:「最後の攻撃に巻き込まれて消えてしまった二人の姿ぐらいですか」
織部みすず:缶の飲み口を親指でさすりながら語っている。
織部みすず:「私もほうぼう探したんですけどね。その後特に音沙汰もなく、UGN的には行方不明……まぁ見つからないけど死亡でしょ、って感じで」
織部みすず:「それが、どうかしました?」
晩翠凍衿:「……その聖さんの持ってた剣って、こういう感じのやつですか?」
晩翠凍衿:言葉で特徴を説明しながら、スケッチブックを借りて伊吹さんが持っていたものを描いていく。
織部みすず:「!」その目が見開かれる。
織部みすず:「えぇ、そうです。……晩翠さん、何処でこれを?」
晩翠凍衿:「さっき確認されたワーディングの現場で、伊吹ちゃんがこれを持って襲ってきて」
晩翠凍衿:「制圧しようとしたんですけど、逃げられました」淡々と報告する。
織部みすず:「…………」真剣な顔。
神余 清愛:「それで、言ってたのが『今度は負けない』でしたっけ、『次は勝つ』でしたっけ」
晩翠凍衿:「次は負けない、だったはず」
神余 清愛:「それです」
東雲銀:「……」
晩翠凍衿:「……雰囲気的には、オーパーツとして現れたその剣に操られて……って感じだと思うんですけど」
織部みすず:「……………聖おに……」「聖さんは、あの戦いのとき」
織部みすず:「普段使わない『奥の手』を破られて、それでも身を削るように戦っていましたから」
織部みすず:「その時の思いとか、執念を、伊吹さんの能力ですくい上げてしまったのかもしれません」
名張 凛世:「……」黙ってバンテージを巻いていよう。
晩翠凍衿:「……そういうこともあるのかな」
東雲銀:「……なるほど、ありがとうございます」
神余 清愛:「こうしてわかものは、なまえもすてて、剣いっぽんきりをもち、かたきうちにでることにしました」
織部みすず:「いえ」真剣な顔をほぐす。
織部みすず:「私の話が、お役に立てたのなら」
織部みすず:困ったように笑う
神余 清愛:「ひじょうに参考になったと思います」めがねをかけなおしている。
東雲銀:「天堂さんの形見、僕達が取り返してきますから」
晩翠凍衿:「ありがとうございました」こちらも小さく笑って。
晩翠凍衿:「……でも、オーパーツの情報は読み取りにくいって話だったはず」それから再び真面目な顔に戻る。
晩翠凍衿:「他にも何か……あるのかな。要因的なものが」
名張 凛世:「情報量が多いと読み取れない、だっけ?」
晩翠凍衿:曖昧にろくろを回すポーズ。
晩翠凍衿:「そうそう」
神余 清愛:「たぶんですけど」手を挙げる。
神余 清愛:「内容のバリエーションが増えすぎると読み取れない、のではないかと、神余さん思います」
東雲銀:「バリエーション?」
神余 清愛:「たくさんの人の手に渡ったとか、環境が何度もかわったとか」
名張 凛世:「なら、二択じゃないの? オーパーツの割に情報のバリエーションが少なかったか、もしくは、読み取る伊吹ちゃん側の容量が増えたか」
神余 清愛:「そうですね。ですからたとえば」
神余 清愛:「『マスターオーパーツ』の空間に捕まって、それでも同じことをずっと考えた誰かが、ずっと同じことに使っていたとすれば」
神余 清愛:「ひたすら同じ色が濃くなるだけで、読めないってことはないんじゃないでしょうか」
晩翠凍衿:「同じ色……」
神余 清愛:「たとえば」
神余 清愛:「『マスターオーパーツ』……そうでなければもっとひろく、ジャームを殺すとか」
神余 清愛:「そういうのですたとえば」
神余 清愛:「同じ人間の情報が濃ければ、乗っ取られたりもするでしょうし」
神余 清愛:「しますね」
東雲銀:「……そういうことか」
東雲銀:「以前、似たような性質のEXレネゲイドを扱ったことがある。今回はそれに近いんだろう」
花咲ミオ:「それについては」病院着でペットボトルのオレンジジュースを持っている。
花咲ミオ:「お姉さんも保証しちゃいましょう」
晩翠凍衿:「あ。ミオちゃんだっけ」見た目通りに年下と判定している。
神余 清愛:「ミオさんですね」メガネを両手でなおしながら頷く。
花咲ミオ:「はーい、ミオちゃんでーす」笑顔。
花咲ミオ:「で、読み取りにくい、と言っても主観ですからね」
花咲ミオ:もう片方の手には、既に空のグレープジュース。
花咲ミオ:オレンジジュースをそちらに移し替えて。
花咲ミオ:「なまじ強いものを見てしまったら、心に影響も受けてしまうというものです」パッケージと中身が別のペットボトルをフリフリと振っている。
花咲ミオ:「神余さんの言う通り。伊吹芽衣はその聖剣に残った意志に主導権を握られてしまったのでしょう」
晩翠凍衿:「サイコメトリーも大変だな……」
神余 清愛:「経験者は語る、的な」
花咲ミオ:「……あ、バレちゃってる感じですか。やっぱ」
東雲銀:「……? どういうことです?」
神余 清愛:「当てずっぽうですけど、お話として一番綺麗だったので」
晩翠凍衿:「?」分かってない。
神余 清愛:「やはり王子様……王子様でいいですか?」
神余 清愛:「王子様に語るのがいいかと神余さん思います」
花咲ミオ:「あら、他の人にもったいぶっちゃって良いのかしら」
名張 凛世:「良いんじゃない?……そっちの方が、ミステリアスだし」
神余 清愛:「大丈夫かな」凛世さんを見て首をかしげる。
花咲ミオ:「まぁ、端的に話してしまいますと。お姉さんもサイコメトリーの能力でひどい目に会いまして」
花咲ミオ:「かつては、別の名前を名乗っていた記憶があるというわけです」
花咲ミオ:けぷ、と炭酸を一気飲みしたため一瞬口元を抑えて。
花咲ミオ:「その辺、話してもいいですけど………まず、現状、これからのアテって、ついてます?」
東雲銀:「はい、それについてですが」
東雲銀:「一つ目星がつきまして」資料を開きながら
東雲銀:「『賢者の泉』。これに聞き覚えのある人は?」
神余 清愛:長椅子に腰掛けて、プラびんののむヨーグルトを飲んでいる。
晩翠凍衿:「……ある」花咲さんの方を気にしつつも挙手する。
名張 凛世:「はーいっ」挙手
神余 清愛:「知っているような知らないような」
東雲銀:「一応説明しておくと、『賢者の泉』はN市内でいくつか確認されている高濃度レネゲイドスポットだ」
東雲銀:「オーヴァードに対してジャーム級の出力を与えて暴走させる。過去にこれ絡みの事件がいくつか起きてるな」
東雲銀:「『オーパーツ事件』は賢者の泉を利用している可能性があるという見解が出た」
東雲銀:「長期間に渡ったエフェクトによる物品保存。これが可能な要素を検討した結果だ」
晩翠凍衿:「……エネルギー源としては、確かに他にないものでしょうね」険しい顔で頷く。
東雲銀:「それで、新たに『賢者の泉』が発見されたと来ている」
東雲銀:「関わっている可能性はかなり高い。僕はそう思う」
東雲銀:「『賢者の泉』を当たれば犯人を突き止める、或いは遭遇する可能性は高い」
東雲銀:「伊吹さんについても同様にだ」
東雲銀:どうだろうと周囲を見回す
神余 清愛:「なるほど」わかったような顔でうなずく。
晩翠凍衿:「なるほどね。誰かが何か目的があってこんなことしてるのか、偶発的な事故なのかは分からないけど」
名張 凛世:「なるほどな」
晩翠凍衿:「賛成。直接確かめるのが一番分かりやすい」
名張 凛世:拳で掌を弾いてやる気を見せる。
東雲銀:「なら、決まりだな」
東雲銀:「向かおう、『賢者の泉』へ」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:また、これが最後の購入になります。
晩翠凍衿:ロイスは満杯。購入は強化素材を狙います。
晩翠凍衿:3dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 8[4,5,8] → 8 → 失敗

晩翠凍衿:無理!
神余 清愛:あ。でですね、購入手番回さずに、さきほど許可をいただいた《原初の赤:水晶の剣》をばらまきます。
名張 凛世:特にほしいものないので私も強化素材を。
名張 凛世:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 7[4,7] → 7 → 失敗

名張 凛世:無理。異常です
東雲銀:ではこちらも強化素材で
GM:あ、どうぞどうぞ。
東雲銀:2dx+4>=15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 4[3,4]+4 → 8 → 失敗

神余 清愛:神余さんのカリギュラと、同意いただけるなら凍衿さんのゾディポンに、銀さんの聖剣にも使おうかと。
東雲銀:お願いします!
晩翠凍衿:完全なる同意
東雲銀:購入は以上で
神余 清愛:では。(フェルトペンをきゅぽんと抜いて)
神余 清愛:ひと仕事終わりました。侵蝕合計+12で82まで上がります。そして各武器の攻撃力を+6。
GM:つよーい。
神余 清愛:神余さんが100超えたら+8になります。よろしく。ロイス保留で以上です。
晩翠凍衿:フェルト……
GM:では皆さん処理が終わったようで。
晩翠凍衿:もといありがとうございました
GM:────────────

ミドル6

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// ミドル6
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GM:シーンPCは名張くん。
GM:登場侵蝕、1d1をどうぞ
名張 凛世:1d1+64
DoubleCross : (1D1+64) → 1[1]+64 → 65

GM:安定した出目です。
GM:さて、
GM:----
GM:第五地区 町中
GM:----
GM:賢者の泉のスポットを探す…ということで。
GM:調査を進めている間、貴方と花咲ミオも町中を歩くことになりました。
GM:とはいえ、本格的な歩いて調査、というよりは。
GM:気持ちを落ち着けるための意味合いが多いでしょう。
花咲ミオ:「~♪」借りた傘をくるくる回している。
名張 凛世:お姉ちゃんの隣を、並んで歩いているぞ。
名張 凛世:昔はお姉ちゃんの歩幅に追いつこうと小走りしてたけど、今は逆。
名張 凛世:お姉ちゃんの歩幅に合わせて、時折歩幅を緩めながら歩いています。
名張 凛世:「お姉ちゃんさ」
花咲ミオ:治療用の病院着から、青のワンピースに着替えています。
花咲ミオ:その歩幅を合わせる気遣いを目ざとく見つつ、特に口にはしない。
花咲ミオ:「はい、なんでしょうか凛世くん」
名張 凛世:「……あ、と」言葉に詰まるが
名張 凛世:「お姉ちゃんと伊吹ちゃんって」
名張 凛世:「……どういう、関係?」半ば、その答えは知りつつも。
花咲ミオ:フフ、と笑って。
花咲ミオ:「どういう関係だと思います?」
花咲ミオ:傘の下から見上げるように覗く。
花咲ミオ:こちらも答えを知ってるだろうな、という顔。
名張 凛世:「……」 同じ特性。よく見れば同じ容姿を持つ少女。
名張 凛世:1人は、UGN職員としての身分を持ち、1人は、どのDBにも登録されていない。
名張 凛世:「俺は不良だから。……あんまり、頭は良くないから」
名張 凛世:「……姉妹、とかだったら嬉しいんだけどな」
花咲ミオ:「ふふ」
花咲ミオ:「生き別れた双子です、とか言ったら、凛世くんは安心させてあげられたでしょうか」
花咲ミオ:隣でくるりと傘が回る
花咲ミオ:「でもお姉ちゃんは、嘘はつけませんからね~」
名張 凛世:雨の降る中、拳を握ったまま僅かに震える。
花咲ミオ:「…………姉妹では、ありません。双子でも。」
花咲ミオ:「三つ子だなんて気の利いたトリックでもなく」
花咲ミオ:「"伊吹芽衣"だと思っています。少なくとも、私は」
花咲ミオ:雨模様の空を見上げて言う。
名張 凛世:「……」 空を見上げる。 雨が顔を討ち、伝い、零れる
名張 凛世:「……お姉ちゃんと、伊吹ちゃん。同一の存在で、メインは伊吹ちゃんってことか。」
名張 凛世:「お姉ちゃんがさ」
花咲ミオ:「はい」
名張 凛世:「伊吹ちゃんと会ったら。 同じ存在が一つの場所に集まったら」
名張 凛世:否定してほしいがために、問う。
名張 凛世:「お姉ちゃんは」
名張 凛世:「……消える、の?」
花咲ミオ:「……………」その言葉を聞いて。
花咲ミオ:「…………どう、なんでしょうね?」ビックリしている。
花咲ミオ:「いえ、からかってるわけではないんですけどね?」
花咲ミオ:「ただ、私が"伊吹芽衣"だった頃とは、もうだいぶ変わってますから」
花咲ミオ:「……………」
花咲ミオ:くるくると、傘を回して
花咲ミオ:「凛世くんは、どう思います?」
花咲ミオ:「………私に、居てほしいですか?」
名張 凛世:その言葉を聞き、
名張 凛世:お姉ちゃんの肩を抱きます
花咲ミオ:「わっ」
花咲ミオ:傘を取り落とす。
花咲ミオ:「………凛世くん?濡れてしまいますよ?」
名張 凛世:雨に濡れるのも気にせず
名張 凛世:「お姉ちゃんにとっては数時間のことかもしれないけど」
名張 凛世:「俺にとっては、10年分だから……」
名張 凛世:「お姉ちゃん。俺と」
名張 凛世:「結婚してください」
花咲ミオ:抱きしめる君の頬に手を触れて。
花咲ミオ:「…………」口を開いて、何かを言おうとして。
花咲ミオ:「………………………」
花咲ミオ:「まだ、」
花咲ミオ:「まだ、ダメです」
花咲ミオ:「ちゃんと、約束通り、10年間立ちましたけど」
花咲ミオ:「まだ私、凛世くんの、かっこいいところを見せてもらってませんから」
花咲ミオ:「ちゃんと………さらわれた女の子を取り返して」
花咲ミオ:「かっこいいところを見せて」
花咲ミオ:「それから、言ってくれますか?」
名張 凛世:「……ハッ」
花咲ミオ:その顔は君からは見えない。
名張 凛世:「悪い、お姉ちゃん。その通りだ」
名張 凛世:「俺は、正義の味方だから。 攫われた女の子は守らなくちゃな」
花咲ミオ:「ん」そう言って君に見せるのは笑顔。
花咲ミオ:「その通りです」
花咲ミオ:「そのために、まずは………」濡れた服を見て。
花咲ミオ:「………支部で、着替えましょうか」
花咲ミオ:あはは、と困ったように笑う
名張 凛世:左拳を撃つ。音を置いてきぼりにしたそれは、雨粒を霧散させる
名張 凛世:「あー……。ソウデスネ。失礼シマシタ」 困ったようにこちらも笑う
花咲ミオ:濡れてしっとりとした服の胸元を隠して、誤魔化すように傘を拾う。
花咲ミオ:「じゃ、」
花咲ミオ:「いきましょっか」
GM:────────────


クライマックス

//=====================
// クライマックス
//=====================
GM:シーンPC名張くん。全員登場!
東雲銀:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+4[4] → 81

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:71->74)
名張 凛世:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 1[1]+65 → 66

神余 清愛:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 7[7]+82 → 89

神余 清愛:ところでブルーゲイルは自分で持っておきます。
GM:はーい
東雲銀:はーい



GM:----
GM:第五地区 町中
GM:----
GM:賢者の泉、現時点のスポットが判明した。
GM:それは第5地区のとある廃ビルの中に発生しており、容易に人の目に付かない場所に発生している。
GM:そして、調査の結果と花咲ミオの証言により。
GM:こちらからのアクセスとして、既に入ったことのある人物の《ワーディング》に反応し、その場にいる人間を取り込む性質があることが判明している
GM:ただし、大人数での移動は未知数であり。
GM:花咲ミオの関係者である名張、ドッグタグを所有する東雲、そして伊吹芽衣と少なからず行動していた晩翠・神余の2名。
GM:4名に花咲ミオを加えた5名で乗り込むことが決定した。
花咲ミオ:「というわけで」
花咲ミオ:「準備はいいですか、皆さん」
神余 清愛:「神余さんは大丈夫ですよ」
晩翠凍衿:「オッケーです」
名張 凛世:「シュッシュッ」バンテージを撒いた拳で返事。
東雲銀:「大丈夫です」
花咲ミオ:「では」
花咲ミオ:すい、と手を差し出して
花咲ミオ:「皆さん、はぐれないように手をつないでください」
名張 凛世:お姉ちゃんの手を繋ぎます。
神余 清愛:凍衿さんの手を握ります。
名張 凛世:「ほら、そっちも」
東雲銀:「それじゃあ」名張の手を繋いで凍衿さんに差しだそう
東雲銀:もう片方を
晩翠凍衿:東雲くんと神余さんとそれぞれ繋ぐ形に。
花咲ミオ:「では」空いた手を神余さんに
花咲ミオ:皆がしっかりと手をつないだことを確認して
花咲ミオ:「行きますよ」
花咲ミオ:《ワーディング》
花咲ミオ:オーヴァードである君達には慣れしんだ感覚が広がる、
花咲ミオ:そして、
GM:それを塗りつぶすように。波が体を揺らす感覚。
GM:布を捻るように空間がねじれ、極彩色の色が視界を覆って
GM:【エネミーエフェクト:《時空の裂け目》への侵入条件がクリアされました。】
GM:数秒、あるいは数分の酩酊感と共に。
GM:ねじれた視覚がもとに戻る。
GM:広がるのは白色の世界。
GM:砂のような、不安定な白の粒が足元に広がり、そこかしこに何かが埋まっている。
GM:それは時計。それは人形。それは万年筆。
GM:何もかもが煩雑な、停滞した世界が貴方達の目の前に広がった。
名張 凛世:「……ふぅ。顎を揺らされたみたいだ」 頭を抑える
晩翠凍衿:「……」足元の感覚を確かめて手を離し、周囲を見回す。
東雲銀:「……なんだ、これ」
花咲ミオ:「……………」腰の手を当てて、周りを見回している。
神余 清愛:「地下室へ下ると、私はそこに頭蓋骨を見出した。ふん」
花咲ミオ:「お疲れさま、皆さん」
花咲ミオ:「ここがいわゆる時間の止まった世界」
花咲ミオ:「………賢者の泉に習うなら、賢者の方舟とでも呼びますかね?」
神余 清愛:「砂ばかりですね」
東雲銀:「……サルバドール・ダリのリスペクトでもしてるつもりなら、センスがないとしか言えませんけど」
花咲ミオ:軽口をたたきつつ、目線を一点に向けている。
GM:見回す限り、動くものは無い。
GM:………否、停滞した空間で、貴方達の他に動くものが、たしかに存在している。

少女:さくり、さくりと。素朴に足音を鳴らせて
少女:「……………………」
少女:白色の髪をまとめて、セーラー服を着た少女が現れる。
少女:「あら」
少女:「お客様だなんて、何年ぶり……いえ、時間は……進んでないんですけど……」
少女:「…………ふふっ」
少女:一つ一つの動作が緩慢な反応をしている。
晩翠凍衿:「……こんにちは」意外そうに目を瞬かせて。
神余 清愛:「お邪魔しています」
神余 清愛:「あの白っぽい彼女ですか」
少女:「……………」間。
少女:「えぇ、こんにちは………」
花咲ミオ:「皆、気をつけてね」
花咲ミオ:「敵だから」
東雲銀:「ああ、やっぱり」
少女:「………………」ぐるり、と首をかしげて。
東雲銀:「一目見るだけで分かりましたよ」
名張 凛世:「知ってる」 晩翠ちゃんたちの前に飛び出す
神余 清愛:首をかしげる。
少女:「………『マスター……オーパーツ』って人………知ってますか?」
晩翠凍衿:「……まあ、敵だろうけど……」
少女:君達の会話を気にしないように。
晩翠凍衿:「……貴女がそうだって話?」
神余 清愛:「あっ」
少女:「私は……彼女は……あの人は……はぁ…」ん、ん、と。
少女:久しぶりに声を出すように。
少女:「求めていたのは、永遠だそうで………」だんだん発音がなめらかになっていく
少女:「自分の知識を、記憶を、誰かに上書きすれば……」
少女:「肉体に縛られず、永遠に生きていけると………」
少女:声を出すことにちょっと疲れた様子で。
少女:「………まぁ、それは、良いんですけど」
少女:「つまり、それって………」
少女:瞳が潤む。
少女:停滞して空間で、それだけがうるうると。
少女:「ジャームになっても」
少女:「正常な記憶で上書きすれば、もとに戻るってことじゃないですか」
少女:ぐぎり、とひねった首で貴方達をみやり
神余 清愛:「なるほど」
少女:「…………分かってくれます?」
少女:「好きなひとと、一緒にいれるって……すばらしいですよね……」
神余 清愛:「いいですね。好きな人」
少女:無表情の口元がいびつに歪む。表情筋の動かし方を忘れていたのを、無理に動かしたように。
神余 清愛:「どこにいるんですか、好きな人」
神余 清愛:足元から埋まったこけしを掘り出す。
神余 清愛:「好きな人?」
少女:「ええと」
少女:「ここに」
伊吹芽衣:《ワールウィンド》
伊吹芽衣:風と共に、剣を手にした少女が現れる。
伊吹芽衣:「……………」表情なく、君達を見つめている
晩翠凍衿:「あっ」
神余 清愛:「なるほど」
少女:「うふ、ふ」
少女:「紹介します、ね」
少女:「天堂聖くん、です」
少女:聖剣を持つ少女を指していう。
東雲銀:「……そういうことか」
東雲銀:「《ネヴァー・ノウズ》更科未来」
《ネヴァー・ノウズ》:「はい……」
《ネヴァー・ノウズ》:「………あぁ、自己紹介、自己紹介………しましたっけ…?」
《ネヴァー・ノウズ》:いびつに笑う。
神余 清愛:「ああ。下調べはしてきたので」
《ネヴァー・ノウズ》:君達は資料で見たかもしれない。
《ネヴァー・ノウズ》:かつて、聖剣使いと共に、マスターエージェントと戦った少女の顔である。
《ネヴァー・ノウズ》:「そうですか……えらいですね…」
晩翠凍衿:「あっそっち!?」
神余 清愛:「でもやっとわかりました。ずっと気持ち悪かったんです」
神余 清愛:「伊吹芽衣から花咲はわかりますけどミオってなんだよって」
花咲ミオ:「………………」その言葉を聞いて
花咲ミオ:「あれ、今こっち責められる流れだった!?」
神余 清愛:「`O sole mio、私の可愛い人? そんな名前で呼んでいたのかね?」
神余 清愛:「本人にすら意味を報せずに? それとも、あなたも思い出せなくなったのかな?」
神余 清愛:「いい歌ですよね。神余さんも好きです」
花咲ミオ:「いや、あの……名字は言う通りなんだけど……」
花咲ミオ:相手と神余さんの間をチラチラ見つつ。
神余 清愛:「なんだ。自称ですか」
晩翠凍衿:「いや、待って……ほんと待って」
晩翠凍衿:「み、みんな何が分かってるの……?更科さん?が居るかもって知ってたわけ?」
晩翠凍衿:「解答編を要求したいんですけど……」
《ネヴァー・ノウズ》:「…………………」
花咲ミオ:「…………あの……漢字だと澪って書いて……あの、船の軌跡とか、そういうのを残す意味でね……」
花咲ミオ:耳がちょっと赤い。
花咲ミオ:だんだん声が小さくなり
花咲ミオ:「…………ごめんね、お姉ちゃん外国語あんまりわかんなくって……」その場に縮こまる
神余 清愛:「じゃあ王子様のものだということにしましょう。大丈夫、世界は明るいですよ」
東雲銀:「………………」
神余 清愛:「ということでミオと呼ぶときは愛を込めてあげてください。凛世くん」
名張 凛世:「愛は籠ってるから、もう充分」神奈さんに
《ネヴァー・ノウズ》:「楽しそうですね……」
《ネヴァー・ノウズ》:「なんでしょう…………ええと、そうでした………ご来客の方でしたっけ」
《ネヴァー・ノウズ》:「あなた方は………私、彼女、あの人の、研究を手伝いに来てくれたんでしょうか……」
花咲ミオ:「え、ええとね。晩翠ちゃん」赤い耳を隠すように
花咲ミオ:「あの子の名前は、更科未来。マスターオーパーツの討伐に参加した内の、一人。」声がちょっと震えてる。
晩翠凍衿:「うん……」
《ネヴァー・ノウズ》:「コードネーム……ネヴァー・ノウズです……」
《ネヴァー・ノウズ》:「………ええと、それと……」
花咲ミオ:「それと」
花咲ミオ:「マスターオーパーツは、自分の記憶を誰かに写して生き延びる。そんな技術を持った人だった」
花咲ミオ:「………オーパーツを討伐したとき、行方不明になってここに来た更科さんは」
花咲ミオ:「その技術を使って、マスターオーパーツの知識を手に入れた」
晩翠凍衿:「記憶を移す技術……って」
《ネヴァー・ノウズ》:「私、彼女……からしても……簡単なことじゃなかったですけどね……」
花咲ミオ:「その理由は……多分」
花咲ミオ:「さっき言ってた、正常な記憶で上書きして『ジャームを元に戻す』、ため」
花咲ミオ:「…………それとは別に。勝手に記憶を上書きされちゃった子もいるんだけどね」隣。剣を持った少女を指差す
伊吹芽衣:「…………」ネヴァーノウズの横。彼女を守るように立っている
花咲ミオ:はぁ、と過去の失敗を見るような目でそれを見て。
神余 清愛:「そんなにうまくはいきませんよね」ぽつりと。
《ネヴァー・ノウズ》:「……………詳しいですねぇ、お姉さん」
《ネヴァー・ノウズ》:伊吹さんの腕に腕を絡めて。
《ネヴァー・ノウズ》:「正直………あまりうまく行ってなかったんですけどね……私、彼女の技術だと……」
《ネヴァー・ノウズ》:「でも」
《ネヴァー・ノウズ》:「聖くんは、ちゃんと私のところに戻ってきてくれたんです………」
《ネヴァー・ノウズ》:聖剣を持つ伊吹さん、その向こうに誰かを見ているように。
《ネヴァー・ノウズ》:使い錆びた表情筋が、恍惚の形を取る。
晩翠凍衿:「……そうだとして」
《ネヴァー・ノウズ》:「……………?」
晩翠凍衿:「じゃあ、あなたは一体誰なの?」花咲ミオに視線を移す。
花咲ミオ:「…………………えーっと、ね」困ったような笑み
花咲ミオ:「今の話には、続きがあるの」
花咲ミオ:伊吹芽衣を見る
花咲ミオ:「特殊なサイコメトリーを持つ少女は、遺産に含まれた情報から人格を再現される」
花咲ミオ:「でも、それは"ずっと"じゃない」
花咲ミオ:「………………これから先。時間の流れないこの空間で言うのもなんだけど」
花咲ミオ:「あの子は肉体の方の人格を取り戻して、逃げ出す」
《ネヴァー・ノウズ》:「……………」
花咲ミオ:「そして」
花咲ミオ:「この空間を抜けた先で、ちょっとズレて」
花咲ミオ:「10年前になるかな。まず、小さな男の子と出会うの」
晩翠凍衿:「うんうん」
花咲ミオ:「で、その時はまだ知らなかったから、不用意に《ワーディング》なんか張って、この空間に戻りそうになったときに」
花咲ミオ:「しがみついたのが10年後。つまりは」
花咲ミオ:「貴方達に出会った、ってわけね」
晩翠凍衿:「……ってことは」再び伊吹さんに視線を移し。
晩翠凍衿:「これから先の伊吹ちゃんが、あなただと」
花咲ミオ:「そうなりますね」微笑み
晩翠凍衿:「はー……よく分かりました」
晩翠凍衿:「時間遡行……そういう能力だとは聞いてたけど。こんな風なことになるんだねえ……」
晩翠凍衿:いっそしみじみと同一人物の二人を見比べて。
《ネヴァー・ノウズ》:「…………」
《ネヴァー・ノウズ》:「どうして」
《ネヴァー・ノウズ》:「どうして、そんな事を言うんですか?」
GM:花咲ミオによる説明を静かに聞いていた少女が口を開く。
《ネヴァー・ノウズ》:「聖くんは、居なくなったりしません」
《ネヴァー・ノウズ》:傍らの、聖剣を持つ少女の腕を掴んで。
《ネヴァー・ノウズ》:「こうして戻ってきてくれたんです。もう何処にも行きません」
GM:その口調が段々と熱を帯びて。
《ネヴァー・ノウズ》:「私達には、絆が、あるんです」
《ネヴァー・ノウズ》:「ずっと一緒に居られるんです」
《ネヴァー・ノウズ》:「貴方達は、」
《ネヴァー・ノウズ》:花咲ミオを、そして君達を敵意を持って睨んで
《ネヴァー・ノウズ》:「貴方達は、何をしに来たんですか」
《ネヴァー・ノウズ》:「私は、好きなひとと一緒にいたいだけ」
《ネヴァー・ノウズ》:「ずっと、ずっと、一緒に。なのに」
《ネヴァー・ノウズ》:「貴方達は……私の、邪魔をするんですか?」
名張 凛世:「……俺は不良だから。あんたの気持ちもちょっとは分かっちまう。俺が待ってた10年間なんて、あんたにとってはちっぽけなもんだろう」
名張 凛世:「ただ」
名張 凛世:「生憎、俺の好きな子もあんたと同じだから。ここは引けない。」拳を構える。
名張 凛世:「……来なよ。俺はその子を取り戻す。正義の味方としてな」
東雲銀:「良いこと言うな、名張」並んで前に踏み出す
東雲銀:「ネヴァー・ノウズ、貴女の言うことは否定しない。こういうのを感情的に突っぱねるのは嫌いなんだ」
東雲銀:「だから、もっと合理的に行かせて貰う」
東雲銀:「お前はUGN構成員、伊吹芽衣を害した。これはUGNに対する敵対行為に当たる」
東雲銀:「その他罪状を上げればキリがないだろう。あの包帯男とかな」
東雲銀:アタッシュケースに手を掛ける
東雲銀:「だから、貴女の邪魔をする。貴女の願いを砕きます」
東雲銀:「覚悟して下さい」
晩翠凍衿:「……そうね」今一度、戦闘に向けて気を引き締めて。
晩翠凍衿:「事情は分かりました。好きな人と一緒にいたいっていうのも分かる」
晩翠凍衿:「でも、UGNとして、ジャームは放っておけません。貴女があくまでまともなつもりなら」
晩翠凍衿:「最低限、伊吹ちゃんを返してもらわないといけない。その子は聖さんじゃないから」
《ネヴァー・ノウズ》:「…………そうですか」
《ネヴァー・ノウズ》:「そうですか、そうですか、そうですか」
《ネヴァー・ノウズ》:ス、と目が細められる。
《ネヴァー・ノウズ》:掴んでいた腕を離す。既にその顔を、任務に臨むチルドレンとしてのソレに変えて
《ネヴァー・ノウズ》:「どうして分かってくれないんでしょう。どうして話が通じないのでしょう」
《ネヴァー・ノウズ》:「だから嫌いなんです」
《ネヴァー・ノウズ》:「"ジャーム"って」
伊吹芽衣:解かれた腕で剣を握り、前に出る
《ネヴァー・ノウズ》:「《ネヴァー・ノウズ》、更科未来」
伊吹芽衣:「………《クラフトアーツ》」静かに呟く
《ネヴァー・ノウズ》:「それと………ジャームです。力を貸してください、《パーリスィ》」
《パーリスィ》:ズザッ、と白の砂が爆発する。
《パーリスィ》:その砂の中に埋もれていたように、包帯まみれの男が立ち上がる
《パーリスィ》:「ジャーム………は」
《パーリスィ》:「俺が、殺す」
《パーリスィ》:その凶相を向けて
《ネヴァー・ノウズ》:「えぇ」
《ネヴァー・ノウズ》:「私達が、貴方達を倒します」
GM:3人が君達を見る。
GM:"日常"を守らんとして。
GM:少女はつぶやく。
GM

「直すんです。治すんです。変わってしまった日常を」

取り戻したい人は居ますか?
取り戻したい昨日はありますか?

日常は容易く移ろい
時計の針は同じ時間を指しはしない

日常からこぼれ落ちたものを
再び日常に組み直す。

たとえ歪に変わっても、
明日を昨日に塗り替える。

昨日と同じ今日。
昨日と同じ明日。
そして、その先も。

輝かしい『かつて』を永遠に続けるために
だから

「変わっていく、削れていく日常なんて、いらない」
「希望に満ちた朝に、みんな微睡んでしまえばいい」

ダブルクロス The 3rd Edition 
『晩鐘を鳴らせ、クロノスタシス』 
【ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。】


《ネヴァー・ノウズ》:《ワーディング》
GM:傍目には何も変わらない。
GM:全ての停滞した空間はなにも変わらない。
GM:ただ、
GM:"不変"を求める情念だけが渦巻く《ワーディング》!衝動判定、難易度9!
東雲銀:10dx+1>=9
DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 9[1,1,3,4,5,5,7,7,7,9]+1 → 10 → 成功

名張 凛世:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[1,4,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

晩翠凍衿:2dx>=9 衝動
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 9[7,9] → 9 → 成功

神余 清愛:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 10[1,1,2,3,6,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

晩翠凍衿:あっ成功した
名張 凛世:66+2d10
DoubleCross : (66+2D10) → 66+13[7,6] → 79

神余 清愛:2d10+89
DoubleCross : (2D10+89) → 19[9,10]+89 → 108

東雲銀:81+2d10
DoubleCross : (81+2D10) → 81+12[3,9] → 93

神余 清愛:成功して、うわあ上がりましたね。
晩翠凍衿:74+2d10
DoubleCross : (74+2D10) → 74+9[2,7] → 83

GM:では、エンゲージは

(PC4人)-5m-(伊吹芽衣、《パーリスィ》)-5m-《ネヴァー・ノウズ》

GM:伊吹芽衣とネヴァーノウズは行動値7、パーリスィは8です。
GM:そして戦いの前に情報開示
GM:以下のNPCカードを開示します。

【NPCカード:花咲ミオ】
条件:花咲ミオがシーン登場時
『タイミング:オート』のエフェクトを打ち消す。
1シナリオ1回まで。

※ただし、花咲ミオは現在バックトラック直後の状態。
戦闘に参加した場合は今後に何らかの影響が発生する可能性があります。

GM:大事に使ってあげてくださいね。
GM:では、セットアップから!
名張 凛世:セットアップありません
晩翠凍衿:なし!
《パーリスィ》:《小さき魔眼》 自分が行うバロールエフェクトのダメージを+12
東雲銀:怨念の呪石起動。暴走と引き換えにダメージ+2D。浸食96
GM:ネヴァーノウズと伊吹はなし。
神余 清愛:よし。ブルーゲイル使いますよ。行動値10まで。
神余 清愛:そして驚きの侵蝕率113です。どーん
晩翠凍衿:ヒュウ!
GM:わおー
GM:では、行動値11、名張くんのイニシアチブから!
東雲銀:ひゅー
名張 凛世:はーい!
GM:割り込みがあります。
名張 凛世:ナヌッ!
《ネヴァー・ノウズ》:《時間凍結》Hp20消費。メインプロセスを行う
名張 凛世:デスヨネー
《ネヴァー・ノウズ》:では手番。
《ネヴァー・ノウズ》:マイナーなし。メジャーで《要の陣形》+《導きの華》 次のメジャーアクションの達成値+12
《ネヴァー・ノウズ》:伊吹芽衣と《パーリスィ》を対象。
《ネヴァー・ノウズ》:「行きましょう、聖くん、《パーリスィ》」
《ネヴァー・ノウズ》:両手の指を組んで祈る。白い砂が風もなく舞い上がり。二人の周りをキラキラと彩る
《ネヴァー・ノウズ》:「私達は、負けませんから」
GM:手番終了、続いて行動値11、名張くんのイニシアチブ。
名張 凛世:はーい
GM:割り込みがあります。
名張 凛世:!?
《パーリスィ》:《時間凍結》Hp20消費。メインプロセスを行う
晩翠凍衿:じ、時間冷やしマンども!
東雲銀:こやつらめが!!!
GM:あらあら~!時間の止まった世界に入門できない皆様があがいておりますわ~!
《パーリスィ》:マイナーで《完全獣化》+《究極獣化》+《巨神獣化》+《知性ある獣》
《パーリスィ》:メジャーで《コンセントレイト》+《インビジブルハンド》+《魔獣の衝撃》+《魔獣の本能》
《パーリスィ》:対象はPC全員。
《パーリスィ》:23dx7+12
DoubleCross : (23R10+12[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,3,4,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10]+10[1,3,5,6,6,7,7,7,9,9]+10[3,3,4,7,10]+4[4,4]+12 → 46

《パーリスィ》:リアクションどうぞ
東雲銀:暴走リア不
名張 凛世:ば、バカ!w 一応ドッジ!
晩翠凍衿:ドッジ!
名張 凛世:2dx>=46
DoubleCross : (2R10[10]>=46) → 5[3,5] → 5 → 失敗

晩翠凍衿:3dx+1>=46
DoubleCross : (3R10+1[10]>=46) → 7[2,7,7]+1 → 8 → 失敗

晩翠凍衿:惜しい
神余 清愛:46ですかー……
神余 清愛:無理だな。何もしないでドッジだけ。
神余 清愛:4dx>=46
DoubleCross : (4R10[10]>=46) → 9[2,4,6,9] → 9 → 失敗

神余 清愛:あたってしまいました。
《パーリスィ》:ダメージ!
《パーリスィ》:5d10+25+2d10
DoubleCross : (5D10+25+2D10) → 28[6,6,7,4,5]+25+15[10,5] → 68

《パーリスィ》:装甲有効。
名張 凛世:爆発四散するのでリザレクト!
名張 凛世:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

晩翠凍衿:死ぬのでリザレクト!
東雲銀:死んでリザレクト!!
晩翠凍衿:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

東雲銀:96+1d10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+4[4] → 100

《パーリスィ》:では演出
《パーリスィ》:「ジャーム……ジャーム……」
《パーリスィ》:傍らから、身の丈を越える包帯巻きの刀を担ぎ上げる。
《パーリスィ》:「………………起き、ろ!」
《パーリスィ》:その包帯が内から食い破られ。
《パーリスィ》:その下にあるのは、刃、爪、牙、瞳……
《パーリスィ》:鉄と肉の混ざった、異形の刀身が顕になる!
《パーリスィ》:包帯が拘束具で合ったかのようにその異形の刀身は成長を続け
《パーリスィ》:「アァァァァァァァァ!!!!」
《パーリスィ》:力任せのぶんまわしが、君達を襲う!
名張 凛世:「ッ!?」 ボクサーにとって最大の武器である動体視力。それをもってしてでも、避け斬ることは出来ない!
名張 凛世:乱雑に殴られ、吹き飛ぶ。だが 「……まだ」 10カウントは聞こえていない。
東雲銀:アタッシュケースで防ぐが叶わず、そのまま飛ばされる。破損し、その中身が僅かに晒される
東雲銀:「……ははは」拘束解除、血液吸収。コピーキャットクライマーの仕込みはここから始まっている
神余 清愛:倒れるので支部長へのロイスをタイタス化して、昇華・復活しますね。ここなら、当事者以外誰も見ていなーい。
神余 清愛:斬撃に巻き込まれて、軽々と吹き飛ばされます。地面に転がった体に、脱げかけた真っ赤なカーディガンが絡まっている
晩翠凍衿:「……!」両断されることこそ防いだが、胴体を無惨に食い千切られる。オーヴァードの再生能力が無ければそれで終わっていた。
晩翠凍衿:「……ま、だまだ」血を吐きながら、戦意に瞳を光らせる。
晩翠凍衿:(……とは言え)
晩翠凍衿:(ジャーム化したマスターエージェント殺しが二人。得体の知れない使い手がさらに一人)
晩翠凍衿:(マスターエージェント単独とどっちがしんどい相手か。微妙なところだな)
晩翠凍衿:「大丈夫でしょ、みんな!」
神余 清愛:「死んでます」
晩翠凍衿:「生きてる!」
東雲銀:「一瞬ヒヤってするからやめろ!!」
神余 清愛:「そうそう。その調子で……あ痛」
GM:では手番終了、次、行動値11の名張くんのイニシアチブ
GM:割り込み、ありません
GM:どうぞ。
名張 凛世:よ、よし!
名張 凛世:今度こそ!
名張 凛世:マイナーで戦闘移動。伊吹ちゃんたちにエンゲージします。

(東雲、晩翠、神余)-5m-(名張、伊吹、パーリスィ)-5m-(ネヴァー・ノウズ)

名張 凛世:メジャー!
名張 凛世:《コンセントレイト(エンジェルハィロウ)》+《光の舞踏》+《漆黒の拳》+《漆黒の波濤》+《死点撃ち》+《光の指先》
名張 凛世:対象は伊吹ちゃんたち2人!
名張 凛世:9dx8+3
DoubleCross : (9R10+3[8]) → 10[1,3,4,5,5,5,5,6,10]+10[8]+5[5]+3 → 28

名張 凛世:リアクションどうぞ!
GM:二人共ガード!ダメージどうぞ!
名張 凛世:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 12[7,4,1]+12 → 24

名張 凛世:装甲無視
《パーリスィ》:ガード2減らして22ダメージ。累計42受けて健在。
伊吹芽衣:ガード7減らして15ダメージ。こっちも健在
名張 凛世:じゃあちょっと演出!
GM:どうぞ!
名張 凛世:トーン トーン  時計の針を刻むようなステップワーク。白い砂浜は四角いリングのように。
名張 凛世:頭を揺らしながら接近。緩急合わせた接近で幻惑。
伊吹芽衣:剣を正眼に構えた正しき姿勢で待ち受ける
名張 凛世:「……あんたら、ジャームを倒すって。正義の味方?」
《パーリスィ》:異形の刀身が逆巻く。
名張 凛世:「なら。俺は敵だ。だって俺は不良だから」
名張 凛世:そのまま。
《パーリスィ》:「………ならば」
伊吹芽衣:「俺達が打ち倒そう」
名張 凛世:勢いをつけて弓を弾くかのように腕を引く!そこから──
名張 凛世:ーーーー前蹴り! 二人の身体がくの字に折れる!
名張 凛世:「俺はボクサーじゃなくて不良だから。足を使っても良いんだよ。それと」
伊吹芽衣:「っ、!」その蹴りに既に刃を合わせてガード!身体が吹っ飛ぶ!
《パーリスィ》:無防備に受けたまま自らの膂力で耐える
名張 凛世:「これはボクシングの試合じゃないから。1VS1である必要もない」 そう言って、後から続く二人の仲間に視線を送る。
名張 凛世:以上です。
名張 凛世:82→97
GM:では次、行動値10。晩翠さんか神余さん。
晩翠凍衿:どうしましょう。どちらからでも良いと思いますが(まだ範囲攻撃できないため)
神余 清愛:そうですね、じゃあ先に行きましょうか。
神余 清愛:ちょっとだけそっちのほうが(わずかに)いい感じなので、先手いただきます。
晩翠凍衿:お願いします!
神余 清愛:では、神余さんから行きたいと思います。
GM:どうぞ!イニシアチブありません
神余 清愛:マイナーで《オリジン:サイバー》《千変万化の影(指定技能:交渉)》《シャインブレード》。侵蝕率124です。
神余 清愛:ははは。上がりすぎて膝が震えてきやがった(棒読み)
GM:なんてやつだ…
神余 清愛:メジャーアクション。《絶対の恐怖》のみ。単体攻撃なんですが……ワンチャン倒せる可能性があるほうにしましょう。パーリスィに
神余 清愛:7dx+24 えい
DoubleCross : (7R10+24[10]) → 9[4,5,6,6,6,9,9]+24 → 33

神余 清愛:回らない。33です。
《パーリスィ》:ドッジ不能なのでガード。
神余 清愛:4d10+29+29+2 えい。
DoubleCross : (4D10+29+29+2) → 21[4,9,6,2]+29+29+2 → 81

神余 清愛:装甲無視の81点です。
GM:ぎぇー
《パーリスィ》:ガード分2引いて79食らう。累計121で……
《パーリスィ》:虫の息ですがまだいきてます
GM:演出どうぞ
神余 清愛:むくりと起き上がって、ちぎれかけたカーディガンを羽織り直します。
神余 清愛:「それはむかし」「まだたれかのねがいが」「かなえられたころのおはなしでございます」
神余 清愛:ついと手を上げて、パーリスィを指差す。
神余 清愛:「好みではない本だったような気がしますが、この際仕方ないので」
神余 清愛:ばさり、と、翼が風をうつ幻聴が聞こえます。どこからか。視界が僅かに暗くなる錯覚。
神余 清愛:「またとなけめ」
神余 清愛:何も起こったようには見えない。のに、パーリスィの体が大きく揺らぐ。
《パーリスィ》:「…………!」その変化に周りを見回す。
《パーリスィ》:「グッ、……!?」視界を揺らしながら、体勢を立て直そうとする
神余 清愛:「醜鳥のかくあらざりし言答ふに」
神余 清愛:「おまえは、おまえでは、ない」
《パーリスィ》:酩酊する、酩酊する。認識が塗り替えられる。
《パーリスィ》:「ッ、ガァァァ!!」
《パーリスィ》:異形の刃が自らを削り、無理矢理に感覚を取り戻す
神余 清愛:「……さすがに頑丈ですね。剥がれないとか、困ったな」
神余 清愛:パーリスィを維持する脳内の「記憶」そのものへの攻撃。かなりの攻撃力であるはずだが
神余 清愛:侵蝕率127%に。演出以上です
GM:では、行動値10,晩翠さん
GM:イニシアチブ割り込みなしです。
晩翠凍衿:はい!
晩翠凍衿:マイナーでパーリスィに接敵。

(東雲、神余)-5m-(晩翠、名張、伊吹、パーリスィ)-5m-(ネヴァー・ノウズ)

晩翠凍衿:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》。浸透撃は抜いておきます
晩翠凍衿:パーリスィに対して白兵攻撃。妨害などは
GM:ありません、どうぞ
晩翠凍衿:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[2,2,3,4,4,5,6,7,8,8]+10[2,2,7]+10[9]+1[1] → 31

《パーリスィ》:ガード
晩翠凍衿:4d10+11+2d10
DoubleCross : (4D10+11+2D10) → 22[10,3,7,2]+11+8[7,1] → 41

晩翠凍衿:1,2,3を振り直し
晩翠凍衿:35+3d10
DoubleCross : (35+3D10) → 35+19[6,5,8] → 54

晩翠凍衿:諸々有効!
《パーリスィ》:ガードと装甲で削って42ダメージ!累計163で………
《パーリスィ》:落ちます、戦闘不能。
GM:演出どうぞ。
晩翠凍衿:ぐ、と身を沈めた次の瞬間には既に、巨体と化したパーリスィの足元にいる。
《パーリスィ》:「!」正気に戻ると同時、既にその影をみやる。
《パーリスィ》:もはや反射で異形の刃を振り迎撃を試みる!
晩翠凍衿:背後、白砂が遅れて一直線に弾ける。下に構えた大鎌の刃が赤く輝く。
《パーリスィ》:「ガッ………!」
晩翠凍衿:──更に加速。振り下ろされる刃をすり抜け、敵の体を駆け上がりながら、左脇腹から右肩へと抜ける斬撃。
晩翠凍衿:「……お返し……!」
《パーリスィ》:「ガ、アァァァァァァァ!!!」荒れ狂う刃の間、すり抜けるその動きに追従する!
《パーリスィ》:身にまとう包帯が、斬撃とともに切り裂かれ。
《パーリスィ》:その下の、あらゆる傷が残る赤黒い身体を顕に、地面へと倒れた
晩翠凍衿:一拍遅れ、その傍らに着地。飛沫のように上がる白砂の合間を、寒色の双尾がふわりと舞う。
《パーリスィ》:「俺は………」
《パーリスィ》:「ジャームを……」
《パーリスィ》:その呟きは、砂に消える。
《ネヴァー・ノウズ》:「《パーリスィ》……!?」
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕を+9した(侵蝕:90->99)
GM:では次の手番。行動値8の東雲くん。
GM:どうぞ。
東雲銀:はーい
東雲銀:マイナーで伊吹さんのエンゲージ突入

(神余)-5m-(東雲、晩翠、名張、伊吹、パーリスィ)-5m-(ネヴァー・ノウズ)

東雲銀:オートアクションで両手剣を装備
東雲銀:メジャーでコンセントレイト+無形の影
東雲銀:伊吹さんへ白兵攻撃します
GM:どうぞー
東雲銀:11dx7-1
DoubleCross : (11R10-1[7]) → 10[1,2,3,6,6,6,7,7,8,9,10]+10[3,5,7,8,8]+10[7,7,9]+10[7,8,10]+10[2,2,8]+10[8]+10[7]+10[9]+3[3]-1 → 82

東雲銀:!!!??
GM:さすが聖剣使いだ
伊吹芽衣:ガード!
東雲銀:で、ではダメージ
東雲銀:9d10+4d10+10+9+8
DoubleCross : (9D10+4D10+10+9+8) → 48[2,1,6,8,5,2,7,7,10]+24[2,10,6,6]+10+9+8 → 99

東雲銀:装甲ガード有効
伊吹芽衣:ガードと装甲で15弾いて84、累計99。
伊吹芽衣:落ちます、が。
伊吹芽衣:戦闘不能時に《ラストアクション》。メインプロセスを行います。
東雲銀:んなっ
伊吹芽衣:マイナーで聖剣効果起動。C値をマイナス2
伊吹芽衣:メジャー 【露払え、嵐影湖光】《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》
伊吹芽衣:判定前、オートで《援護の風》と《リミットリリース》
伊吹芽衣:更に判定前に晩翠さんと神余さんのロイスを昇華。C値マイナス2。
伊吹芽衣:対象は聖剣使い。東雲くん。
伊吹芽衣:13dx2+16
DoubleCross : (13R10+16[2]) → 10[1,3,3,3,4,6,7,7,8,8,8,8,10]+10[4,4,4,5,5,5,6,6,7,9,9,9]+10[1,2,2,2,3,4,4,5,7,8,9,10]+10[1,4,5,5,6,7,7,8,10,10,10]+10[2,4,6,7,7,7,8,9,9,10]+10[2,2,5,5,6,6,6,7,8,10]+10[2,4,4,4,5,5,6,9,10,10]+10[1,2,3,4,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,3,4,6,7,10,10]+10[1,2,3,6,6,8,9,10]+10[1,5,5,7,9,9,10]+10[4,4,5,8,8,8]+10[1,5,6,7,9,9]+10[1,4,5,8,9]+10[1,2,6,8]+10[1,7,10]+10[1,7]+10[5]+10[6]+10[2]+10[6]+10[5]+10[3]+10[3]+10[10]+10[7]+10[9]+10[6]+10[3]+10[9]+10[4]+10[4]+10[9]+10[8]+10[9]+10[7]+10[8]+10[3]+10[5]+10[6]+10[2]+10[4]+1[1]+16 → 437

《ネヴァー・ノウズ》:《妖精の手》。ダイス目を10に。
伊吹芽衣:1dx2+446
DoubleCross : (1R10+446[2]) → 10[2]+10[6]+10[6]+10[10]+10[9]+10[8]+10[10]+10[9]+10[4]+10[5]+10[5]+10[10]+10[4]+10[10]+1[1]+446 → 587

東雲銀:ぼ、暴走リア不……
《ネヴァー・ノウズ》:《力の法則》。ダメージを5D
伊吹芽衣:59d10+5d10+15
DoubleCross : (59D10+5D10+15) → 316[4,1,6,7,9,2,2,3,5,1,2,8,8,6,7,1,9,10,6,5,4,4,8,7,2,8,6,9,8,2,4,6,8,5,2,9,7,2,5,6,4,2,10,7,5,1,9,3,10,3,1,2,8,3,7,7,7,5,8]+21[3,3,2,8,5]+15 → 352

伊吹芽衣:装甲有効!
東雲銀:即死!!
東雲銀:織部みすずのロイスをタイタス昇華して復活します
東雲銀:浸食108
GM:では演出どうぞ。
東雲銀:ロック解除。アタッシュケースを開き、投げ捨てる。己の相棒を構える。
東雲銀:現れるのは純白の西洋剣。聖剣”ラスーニア”。
東雲銀:そして模倣するのは、
東雲銀:「少し借りるよ、”スワッシュバックラー”」
東雲銀:深く沈むような前傾姿勢。地面を蹴る。砂が弾ける。白光と影の軌跡を描きながら加速。
東雲銀:まずは一撃。弾丸のような刺突。本家と比べれば軽快さに欠けるが、力強い剣を。
東雲銀:続けざまに鳩尾を踏み台にした切り上げ、返す剣で袈裟斬り。
東雲銀:そして体勢を整える隙を与えない三連撃。
伊吹芽衣:「ッ」
伊吹芽衣:「カ、ハッ」
東雲銀:誰かの真似した出来なかった少年が、たった一つの聖剣に選ばれた。
東雲銀:その誇りを胸に
東雲銀:「クラフトアーツ!!」
東雲銀:目の前の聖剣使いへ挑む
伊吹芽衣:連撃を受ける一撃、二撃を凌ぎ、三撃目。
伊吹芽衣:その目は、たしかに東雲銀を捉えて。
《ネヴァー・ノウズ》:「聖、くん…!」
伊吹芽衣:砂が、逆巻く。
晩翠凍衿:「……へえ。それが」鮮やかな連撃に、口元を緩めかけ。
伊吹芽衣:不可視の力は静かなる風。
伊吹芽衣:聖剣を中心に逆巻く、厳かな嵐。それは刀身すらもぶれさせて
晩翠凍衿:「って、その子まだ──!」
伊吹芽衣:「…………行く、ぞ」
伊吹芽衣:ダメージを受けながら。剣を構え。
東雲銀:「……来いよ、聖剣使い」
東雲銀:正面からそれを待ち構える
伊吹芽衣:────その剣が荒れ狂うことはない。
伊吹芽衣:────なだらかに、のどかに。日常を守るために振るわれる剣は、その存在すらを凪にして。
伊吹芽衣:故に、誰にも知られざる、敵のみを打ち倒す静なる剣。
《ネヴァー・ノウズ》:「聖くんは、」
《ネヴァー・ノウズ》:「誰にも、負けない……!」
伊吹芽衣:背に声を受けて。
伊吹芽衣:その剣の銘は
伊吹芽衣:「『露払え』」
伊吹芽衣:「『嵐影湖光』─────────!!」
伊吹芽衣:不可視の斬撃が、過たず東雲銀を穿つ!
東雲銀:「グッッ!!」
東雲銀:かつてマスターを打ち破った聖剣の一撃が、体を貫く
東雲銀:不可視の斬撃。あらゆるものをなぎ倒してきたその一撃を
伊吹芽衣:その正体は風。振るわれた剣圧は、無数の刃として君の身体を削っていく。
伊吹芽衣:全てを微塵に返すその暴威の中で、耐えられるものなど────
東雲銀:だが、聖剣使いは立っている
東雲銀:その一撃を正面から受けて、尚、東雲銀は立っている
東雲銀:「……僕の……勝ち。だ」
伊吹芽衣:「──────ッ!?」目を見開く。
東雲銀:「天堂聖、クラフトアーツ」
伊吹芽衣:ありえない。これを受けて立っていたものなど、一人も────
伊吹芽衣:(一人、も……?)
伊吹芽衣:「……………あぁ」
伊吹芽衣:「…………………名前を、聞いておこうか」
東雲銀:「"コピーキャットクライマー"。東雲銀」
伊吹芽衣:「東雲、銀」
伊吹芽衣:無表情だったその顔が。持ち主がしない笑みを確かに浮かべて。
伊吹芽衣:「いい名前に」
伊吹芽衣:「いい、剣だ」
伊吹芽衣:正しき聖剣使いは、万感の思いを込めて言い残す。
東雲銀:聖剣を振り上げる。白光の輝きはこの停滞する砂漠でも尚薄れることはなく
東雲銀:「ありがとう。偉大な聖剣使い」
伊吹芽衣:剣を地面に刺し。その柄に両手を置いて、来るべき一撃を心安く受け入れる。
東雲銀:「貴方とは、もっと違う出会い方をしたかった」
東雲銀:振り下ろす。これで、歪みきった停滞を壊す。その先へ時間を進めよう
東雲銀:その一撃はクラフトアーツを切り裂いた
伊吹芽衣:「─────────」
伊吹芽衣:少女の身体に、刃は通らない。代わりに。
伊吹芽衣:ピシ、ピシ、ピシと
伊吹芽衣:突き立てた剣にヒビが入る。
伊吹芽衣:正しく振るわれる、民を守る正しき剣。
伊吹芽衣:それが今、正しく振るわれなかったがために。
伊吹芽衣:パキィ、ン
伊吹芽衣:正しく、自壊した
伊吹芽衣:「あ…………」
伊吹芽衣:とさり、と瞳の色が青に戻り、伊吹芽衣の体も静かに横たわる。
伊吹芽衣:伊吹芽衣、戦闘不能。復活なし。
《ネヴァー・ノウズ》:「あ………………?」
《ネヴァー・ノウズ》:それを見て。
《ネヴァー・ノウズ》:しばし呆然として、そして
《ネヴァー・ノウズ》:「あ、あああ、あああああああ、」
《ネヴァー・ノウズ》:「ダメ、ダメですだって、聖くん、聖くん…」
GM:そして、行動値7。ネヴァーノウズ
《ネヴァー・ノウズ》:マイナーで移動。エンゲージ。
GM:(神余)-5m-(東雲、晩翠、名張、伊吹、パーリスィ、ネヴァー・ノウズ)
《ネヴァー・ノウズ》:「あ、あぁぁぁ、まって、まって行かないで!」
《ネヴァー・ノウズ》:割れた破片を素手でかき集め始める。
《ネヴァー・ノウズ》:しかし銀色の破片は白い砂にどんどんと沈んでいって
《ネヴァー・ノウズ》:「うあ、ああああ、あああああ!!まってよぉ!一人にしないで!」
《ネヴァー・ノウズ》:「置いてかないって!そばにいるって!言ってくれたのに!」
《ネヴァー・ノウズ》:ズタズタになった素手を赤く染めて、涙を流しながら
《ネヴァー・ノウズ》:「あぁ、あぁぁぁぁぁぁ………………!!!」
晩翠凍衿:「…………」
《ネヴァー・ノウズ》:「《パーリスィ》………!何を、しているの、《パーリスィ》………!」
《ネヴァー・ノウズ》:「どうして、なんで、聖くんを守ってくれなかったの!」
神余 清愛:「そのことばに、こたえるものはおりません」
《ネヴァー・ノウズ》:「はやく、コイツラを……!!」
《ネヴァー・ノウズ》:「倒してよぉ!」
《ネヴァー・ノウズ》:メジャーで《世界樹の葉》
《パーリスィ》:「…………………」
《パーリスィ》:HP1で復活。
《パーリスィ》:肉体が顕になった身体が、静かに立ち上がる。
GM:手番終了、クリンナップかな。
GM:何もなさそうなら2R!セットアップ!
神余 清愛:こちらはなし。
東雲銀:同じくなし
晩翠凍衿:クリンナップもセットアップもなし!
名張 凛世:クリンナップセットアップ。どちらもエフェクトありません
《パーリスィ》:《小さき魔眼》 自分が行うバロールエフェクトのダメージを+12
GM:で、行動値11、名張くんのイニシアチブ
GM:割り込みます。
名張 凛世:はーい
《パーリスィ》:《加速する刻》
《パーリスィ》:手番を行います。
名張 凛世:割り込むのかよ!
神余 清愛:時間使いが豊富な
名張 凛世:ドウゾー
晩翠凍衿:凍らせるか加速するかどっちかにしなさい!
東雲銀:いつもお母さん言ってるでしょ!!
《パーリスィ》:マイナーなし。
《パーリスィ》:メジャーで《コンセントレイト》+《獣の力》+《瞬速の刃》
《パーリスィ》:ネヴァーノウズに対して、鬼切りの古太刀による白兵攻撃。
《パーリスィ》:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,7,8,8,10]+10[1,2,2,3,5,10]+1[1]+4 → 25

《ネヴァー・ノウズ》:回避。
《ネヴァー・ノウズ》:3dx>=25
DoubleCross : (3R10[10]>=25) → 9[2,6,9] → 9 → 失敗

《パーリスィ》:ダメージ
《パーリスィ》:3d10+22
DoubleCross : (3D10+22) → 10[4,4,2]+22 → 32

《ネヴァー・ノウズ》:装甲で減らしてHP0。戦闘不能。
《ネヴァー・ノウズ》:復活なし。
《パーリスィ》:「………………」
《パーリスィ》:満身創痍で立ち上がった男が、異形の剣、その柄を握る。
《パーリスィ》:ズルリ、と異形の中から引き出されるのは、肉と錆の鉄ではなく。
《パーリスィ》:漆黒に艶めく、一振りの刃。
《パーリスィ》:何物にも侵されない輝きを持つ刀身を肩に担いで。
《パーリスィ》:は、「あ」の音を重く重く吐き出すため息を付いて
《パーリスィ》:「言ったよな、嬢ちゃん」
《パーリスィ》:「俺はジャームを殺すってよ」
《パーリスィ》:棒でも振り回すように、その刀身でネヴァー・ノウズを袈裟に裂いた
《ネヴァー・ノウズ》:「……………あ?」
《ネヴァー・ノウズ》:ザバリ、と。
《ネヴァー・ノウズ》:白の世界に赤が散る。
GM:鬼切りの古太刀の効果により、Eロイス《ファイトクラブ》が解除されました。
《ネヴァー・ノウズ》:「……………………聖、くん」
《ネヴァー・ノウズ》:涙を一粒だけ流して、気を失う。
《パーリスィ》:その様を見て、ガリガリと頭をかきながら
《パーリスィ》:「…………で、UGNだっけ?アンタら」
《パーリスィ》:「やろうか」
神余 清愛:「ジャームではありませんよ」
《パーリスィ》:「あぁ、ジャームは殺さなきゃなんないだろ」
《パーリスィ》:刀身でコツコツと自分の頭を叩いて。
《パーリスィ》:「ジャームを、さ」
神余 清愛:「なるほど」
GM:で、
GM:行動値11,名張くんです。
名張 凛世:はーい
名張 凛世:マイナーでジェネシフトします
名張 凛世:97+2d10
DoubleCross : (97+2D10) → 97+10[5,5] → 107

名張 凛世:《コンセントレイト(エンジェルハィロウ)》+《光の舞踏》+《漆黒の拳》+《死点撃ち》+《光の指先》+《マスヴィジョン》
名張 凛世:11dx7+3
DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,5,6,7,7,9,9,10]+10[7,8,9,9,10]+10[2,4,5,6,10]+5[5]+3 → 38

《パーリスィ》:ドッジ不可のためガード。
名張 凛世:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 21[8,3,3,7]+23 → 44

名張 凛世:107→124
《パーリスィ》:HP1で死亡。復活エフェクトありません。
《パーリスィ》:戦闘終了です。
GM:演出どうぞ
名張 凛世:では、コツ コツ コツとゆっくりと歩いて近づきます。
《パーリスィ》:既に満身創痍。しかし皮肉げに笑みを浮かべて。
名張 凛世:「……あんた、さ。あのお姉ちゃんのこと……」更科さんに僅かに視線を移しながら。
《パーリスィ》:「あん?」
名張 凛世:「……いや、良い。」 男を抱きしめる。 拳の間には僅かな隙間。
《パーリスィ》:「しっかしお前、そのナリでお姉ちゃんって」
《パーリスィ》:「似合わねぇな」
《パーリスィ》:抵抗をしない。もはや立っているのもやっとで。
《パーリスィ》:握ったその刀を、自分に振るえない程やっとだ。
名張 凛世:寸勁。中国拳法で称されるそれは、ボクシングの世界にも存在する。それはこう呼ばれる
名張 凛世:「似合わない?そりゃそうだよ。俺は」
名張 凛世:「不良だから」 ワン・インチ・フィスト。 拳が突き刺さる。
《パーリスィ》:「─────ハッ」
《パーリスィ》:軽口とともに吐き出すのは内蔵の血。
《パーリスィ》:「ジャームじゃねぇんならどうでもいいよ」
《パーリスィ》:フラフラ、と。君の拘束を振りほどいて。
名張 凛世:「……ああ。なにもかもどうでも良いから。ゆっくり寝なよ」
《パーリスィ》:黒の刀身を頭上に投げる。
《パーリスィ》:「おう」
《パーリスィ》:くるくると宙で回って。
《パーリスィ》:パーリスィが、大の字に身体を投げ出す。
《パーリスィ》:「あー」
《パーリスィ》:「おやすみ。んで」
《パーリスィ》:「また明日、と」
《パーリスィ》:ザン、と。
《パーリスィ》:黒の刀身が。墓標のように突き刺さった。
名張 凛世:《パーリスィ》に 共感/〇憐憫 でロイス取ります。
名張 凛世:以上です。
GM:────────────
GM:というわけでクライマックス終了。バックトラックです。
GM:今回のEロイスは【ファイトクラブ】が2つ。
GM:振りたい方はどうぞ。
名張 凛世:振りまーす
神余 清愛:振ります。
晩翠凍衿:振……らない!
名張 凛世:124-2d10
DoubleCross : (124-2D10) → 124-9[1,8] → 115

東雲銀:振りません
神余 清愛:127-2d10 えいや
DoubleCross : (127-2D10) → 127-12[10,2] → 115

名張 凛世:1倍で良いかな
東雲銀:等倍でいきまーす
名張 凛世:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-22[2,10,1,6,3] → 93

名張 凛世:帰還!
晩翠凍衿:99-6d10 等倍振り
DoubleCross : (99-6D10) → 99-35[7,6,2,10,4,6] → 64

東雲銀:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-34[3,5,10,7,9] → 74

晩翠凍衿:4点域だ
神余 清愛:4本、等倍。
神余 清愛:115-4d10
DoubleCross : (115-4D10) → 115-27[7,9,5,6] → 88

東雲銀:5点域かな?
神余 清愛:OK。問題なく5点域です。
名張 凛世:5点!
GM:良し!オカエリ!
GM:いつもの5点、Eロイス12点、Dロイス遺産継承者2点の19点と侵蝕点……かな!
神余 清愛:24点計上!
名張 凛世:24点!
晩翠凍衿:23点!
東雲銀:24点!
GM:良し!



エンディング1

GM:────────────
GM:さら
GM:さらさらさら、と
GM:貴方達はその変化に気付く
GM:停滞していたはずの空間に動きがある。
GM:足元の砂が何処かに流れていく。
GM:「この空間が終わるのだ」と、直感できる。
花咲ミオ:「…………逃げますよ、皆!」
晩翠凍衿:「具体的には?」倒れている伊吹さんを担ぎ上げる。
花咲ミオ:「はやく戻らないと」
神余 清愛:「どの時間に落ちるかわからない感じですか」
花咲ミオ:「また何十年前か先に飛んじゃいます」
花咲ミオ:ネヴァーノウズ…更科未来の身体を担いでる。
東雲銀:「マジか! それは不味い」
花咲ミオ:「ので、帰りたい場所がある人は駆け足!」
名張 凛世:「急ごうぜ」
晩翠凍衿:「あっ徒歩ですか!得意だけど!」
神余 清愛:「得意そうですよね。神余さんも歩くの好きですよ」
花咲ミオ:「来る時の場所からちょっと移動しちゃいましたからね!」
花咲ミオ:「入った場所に戻れば、きちんと同じ場所に戻れます!」
花咲ミオ:「…………多分!」
晩翠凍衿:「あと誰か悪いけどあれ持って帰って……!」視線で鬼切りの小太刀を示す。
東雲銀:「多分か!! 仕方ないけど!!」
神余 清愛:「手が空いてるの神余さんだけじゃないですか」
晩翠凍衿:「遺産なんでしょ!?放っといたら駄目な奴!」
GM:鬼切りの古太刀は挑戦すればわかりますが
GM:すぐには抜けないぐらいに身体に突き刺さっております。
神余 清愛:「持ち上がりません」
神余 清愛:持ち上がりません。
花咲ミオ:「~~~~仕方ありません!」
花咲ミオ:「命を優先で、晩翠ちゃん!」
晩翠凍衿:「……そうね……!」
晩翠凍衿:「いいよ報告書くらい追加で書くから……!行こう!」
神余 清愛:おざなりに死体に手を合わせてから走り出します。
GM:そうして、貴方達が戦いのなかで移動した、短くない距離を疾駆し。
GM:この空間に入ってきたその地点に確かにたどり着いた時。
GM:砂はもはや流砂と呼べるほどに流れ、不可逆の崩壊を伝えてくる。
GM:が。
花咲ミオ:「………………!」
GM:白の空間は未だに停滞を続けているかのように反応を示さない。
花咲ミオ:《ワーディング》
GM:何の反応も示さない
花咲ミオ:「……………」嫌な汗。
花咲ミオ:「…………ど、」
花咲ミオ:「どうしましょうね……」小さくつぶやいて。
???:ヒュン
晩翠凍衿:「マジか」
神余 清愛:「開かないですね。活きが悪いのかな」
東雲銀:「……マジ、ですかそれ」
名張 凛世:「えっ、ノープラン……?」 声が震える
???:ヒュン ヒュン ヒュン
花咲ミオ:「ち、違うんです。私の時はワーディングで無理やりこじ開けて…そのう…」
???:ザ ン  ッ  !
???:そんな花咲ミオの前に。
???:何処かから投擲された黒塗りの太刀が、突き刺さる。
???:レネゲイドを蚕食する遺産。それは崩壊を始める世界のテクスチャを食い破り。
花咲ミオ:「あ……!」
GM:君達は。
GM:この世界に入ってきたときと同じように。
GM:短くない酩酊に襲われた。
GM:………
GM:…………
GM:……………

GM:----
GM:第五地区 町中
GM:----
GM:ワイワイ。ガヤガヤ。ガサガサ。
GM:気づけば貴方達は、出発時と同じ場所に倒れている。
GM:全ての停滞した空間に慣れた貴方達には、あんなに静かだったこの空間ですらしばらくは騒音に感じるかもしれない。
GM:周りを見回せば、PC4人。伊吹芽衣、更科未来の姿。そして。
GM:花咲ミオだけが、そこに居ない。
名張 凛世:「……ここは?」
神余 清愛:「おはようございます」
神余 清愛:特大のこけしを抱えて女の子ずわりをしている
東雲銀:「おはよう? なのか?」
晩翠凍衿:「…………」
東雲銀:「一応、これ……」
晩翠凍衿:頭を振りながら立ち上がり、思わずまじまじと神余さんを見つめる。
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:「さっきのって……」
神余 清愛:「《パースリィ》の刀ですね。まだ動けたんですね」
神余 清愛:「すごいな」
晩翠凍衿:「そ、そうだよね」
神余 清愛:「ほんとに重かったんですよ」
名張 凛世:「なあ」 辺りを見回す。一人足りない。
神余 清愛:「ほんとですよ」
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:「ご、ごめん、疑ってるわけじゃないんだけど……?」
伊吹芽衣:「………」
更科未来:「………」
GM:二人は気を失っている。
東雲銀:「名張?」
名張 凛世:「東雲。晩翠ちゃん。神余ちゃん。伊吹ちゃんに更科ちゃん」
名張 凛世:「……お姉ちゃんは?」
晩翠凍衿:辺りを見回す。
東雲銀:「………………」
神余 清愛:「見当たりません」
GM:見回してもその姿はない。
GM:足跡は貴方達の入ってきた分のみで、出ていったものはない。
名張 凛世:「誰か、見たやつは?……最後まで、お姉ちゃんと一緒だったやつは?」
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:「入る時は、みんなで手を繋いでたんだよね」
神余 清愛:「出るときはいきなりでしたね」
晩翠凍衿:「そうでないと、はぐれるかも……って」
東雲銀:「………………」
名張 凛世:ガ ン ッ
名張 凛世:柱に拳を撃ちつけた衝撃で、廃墟が僅かに揺れる
GM:この空間には、貴方達しか居ない。
GM:それを貴方達が、しっかりと確認し。理解した。
GM:その時。
???:ざくり。
???:ざくりざくり、ざくり
GM:空中に、黒い刃が現れる。
GM:切っ先。それから刀身。
GM:そして。
花咲ミオ:「わ、わ、」
花咲ミオ:「わぁぁぁぁぁぁ!!」
花咲ミオ:涙目になりながら黒い刀を振り回している。
花咲ミオ:「あ」
GM:刀身が現れたのは空中。
GM:そして、その向こうの身体は、切り開いた空間に出てきた直後、重力に支配され。
花咲ミオ:「あら、あららららら??」
晩翠凍衿:「あ」
花咲ミオ:自由落下を始める。
花咲ミオ:その下には何という偶然だろう。
東雲銀:「マジか」
花咲ミオ:名張凛世、貴方がいる。
花咲ミオ:避けてもいいし
花咲ミオ:受け止めてもいい。
名張 凛世:受け止めます。お姫様抱っこだ
花咲ミオ:「…………?」
花咲ミオ:衝撃に備えた身体が、優しく受け止められる。
???:落ちる最中に放り投げられた刀が、地面に突き刺さる
花咲ミオ:ぱちくりと、自体を理解して
花咲ミオ:「…………あぁ、凛世くんじゃないですか」
花咲ミオ:優しく微笑み。
花咲ミオ:「……………………」それからちょっと、気まずそうに目をそらして
名張 凛世:「……」
花咲ミオ:「……………えっと、何年経ちました?」
花咲ミオ:両手の人差し指を合わせてコネている
名張 凛世:では、お姉ちゃんの頭を軽くこつんとして
名張 凛世:「ぴったり10年だよ。どんだけ待たせるつもりだ」
花咲ミオ:「………………ふふ」
花咲ミオ:「10年後って約束でしたからね」
花咲ミオ:「それともこう言うべきでしょうか」
花咲ミオ:ちょっといたずらっぽく笑って
花咲ミオ:「『ごめん、待った』?」
花咲ミオ:なにかの雑誌で読んだような。そんな台詞。
名張 凛世:ため息1つ吐き
名張 凛世:「『いーや、今、着いたところ♪』」
名張 凛世:タイムリープを経験した今だからこそ言える。やっと、お姉ちゃんに追いついた。そんな言葉を。
???:そのやり取りを見届けたように。
???:停止した時間の中で酷使された刀身が悲鳴を上げて。
???:仕事をやり終えた一振りの刀が、静かに割れた。
晩翠凍衿:「あぁ」
晩翠凍衿:その音に気付き、視線を移して、思わず間の抜けた声を洩らす。
晩翠凍衿:自分が目にした機会だけでも、三度に渡って超常の力を切り裂いた魔剣。やはり回収し、良からぬ輩の手に渡らないよう保管しなくてはと思い直していたところだったが。
晩翠凍衿:「……なんだか」
晩翠凍衿:「みんな勝手に後始末付けてくれちゃって……って感じ」
神余 清愛:「報告書、減りそうですね」
東雲銀:「それは有難い話だな」
晩翠凍衿:「うん、助かる……助かるけど」
晩翠凍衿:「微妙にすっきりしない気がするのはなんで……?」
晩翠凍衿:「あたしの活躍……」
神余 清愛:「かっこよかったですよ」
晩翠凍衿:「あ、そ、そう?」
晩翠凍衿:「じゃあ良いかな……へへへ……」
東雲銀:「十分過ぎるくらいやってたよ、凍衿さんは」
東雲銀:「流石はゾディアックウェポン使い」
名張 凛世:「晩翠ちゃんがいなかったら俺たちダメだったよ」
晩翠凍衿:「やっぱり?やっぱりそうだったかな?」
神余 清愛:「もちろんです」
東雲銀:「そうそう」
名張 凛世:「うんうん」
神余 清愛:「ねえ。そう思いますよね」
神余 清愛:あやすように揺らしているこけしに話しかけている
晩翠凍衿:「なーんだ心配して損した!」
晩翠凍衿:「またエリートのエリートたる由縁を見せつけてしまったか~!」
晩翠凍衿:ぱしぱしと照れ隠しのようにこけしを叩いている。
神余 清愛:こけしをはたかれて上半身がゆらゆらしている。
東雲銀:「ま、とりあえずだ」
東雲銀:「ミッションコンプリート。お疲れ様でした、と」
東雲銀:「言っておこうか」
神余 清愛:「薪のはぜる音がしたので、これでおしまい」囁くように。
神余 清愛:「めでたし、めでたし」
GM:歓談し、笑い。君達はここから去るだろう。
GM:人の来ない、停滞したビルの床に、また新たな足跡を刻ませて。
GM:一仕事を終えて、これからのことに頭を悩ませながら、あるいは荷を下ろしながら。
GM:明日へと備えている。
GM:夕刻を告げる晩鐘は、とっくの昔に鳴っていた。
GM:────────────

エンディング2

//=====================
// ED 名張凛世
//=====================

GM:----
GM:第5支部 中庭
GM:----
GM:事件収束してからまた日を改めて。
GM:長く降り続いてたように思う雨が嘘だったように空は晴れ渡り、陽光が刺す中庭。
GM:君、名張凛世は花咲ミオとそこに居た。
花咲ミオ:「はー」伸び。
花咲ミオ:服装は見覚えのある青のワンピース。
名張 凛世:水たまりをジャンプで避けたりしている
花咲ミオ:「久しぶりに太陽を見た気がします」年季の入った引きこもりのような発言。
名張 凛世:「なにそれ」
名張 凛世:引きこもりみたいだなーとか思ったりしている
花咲ミオ:「10年分の万感を込めた、お姉さんの感想です」
名張 凛世:「じゃあさ」
花咲ミオ:「はい?」
名張 凛世:「これからは、ずっと太陽の下に連れ出すよ」
名張 凛世:「10年分。お姉ちゃんが溜めてた分と、俺が募らせてた分」
名張 凛世:「デートしようか?」
花咲ミオ:「!」目を見開く
花咲ミオ:「ほほう」
花咲ミオ:「素敵なお誘いですね」
花咲ミオ:「凛世くんはどんなエスコートをしてくれるでしょうか?」
名張 凛世:「そうだなあ、」
名張 凛世:「とりあえずは」
名張 凛世:「雨の日に一緒に歩いて」
名張 凛世:「俺の家、なんてのはどうかな?」
花咲ミオ:「んまっ」楽しそうに
花咲ミオ:「プレイボーイですねぇ」
名張 凛世:「10年前の続き。そこからもう一回やりなおすとかは?」
花咲ミオ:「んふふー」
花咲ミオ:「そうですねぇ、10年前の10年後ですし」
花咲ミオ:「じゃあ、初めてのデートは雨の日までお預けですか?」
名張 凛世:「お姉ちゃん、俺は不良だぜ?」 今日は平日。だけど。
花咲ミオ:傘越しではない。覗き込む顔。
名張 凛世:「勿論、今から」
名張 凛世:「なんてのはどうかな?」
花咲ミオ:頬を緩むのを止めず
花咲ミオ:「悪い子に育っちゃいましたねぇ」
名張 凛世:「かっこ悪い子に育つよりはマシでしょう?」
花咲ミオ:「でも、お姉さんはこれから、UGNの手続きで缶詰の日々なんですけど」
花咲ミオ:「悪い子の凛世くんは、そんなお姉さんをどうしてくれるのでしょう?」
花咲ミオ:右手をす、と差し出す。
花咲ミオ:まるで連れ出されるのを待つお姫様を楽しんでるような顔。
名張 凛世:では、その差し出された右手を見て、にやりと笑い
名張 凛世:「お姉ちゃん」
名張 凛世:「逆。逆」
花咲ミオ:「おや?」
名張 凛世:「右手じゃなくて?」
花咲ミオ:「?」ちょっと分かってない顔。左手を差し出す
名張 凛世:その左手薬指に、指輪をはめます
名張 凛世:「改めて。お姉ちゃん」
名張 凛世:「俺と、結婚してください」
花咲ミオ:「……………」その薬指を、びっくりした顔で見ている
花咲ミオ:見開いた目がだんだんと細くなり
花咲ミオ:頬を上げないように、ちょっとヒクヒクと耐えながら。
花咲ミオ:「お姉さん、実は15歳ですよ?」
花咲ミオ:右手の指の背で頬を抑えて
名張 凛世:「マジで?俺の方がお兄ちゃんじゃん」
花咲ミオ:「戸籍とかも、伊吹芽衣の名前は使えないので、手続きしなきゃですし」
名張 凛世:「役所手続き大変だよね」
花咲ミオ:「それに………えーと」
名張 凛世:「それに?」
花咲ミオ:「んー」
名張 凛世:「ほかには?」
花咲ミオ:「んー、んー、んー」
名張 凛世:「どんな理由があっても」
名張 凛世:「俺の気持ちは変わらないから。10年前からずっと」
名張 凛世:子供の用に笑う。
花咲ミオ:頭を左右に、足をもじもじ。口角は上に。目尻は下に。
花咲ミオ:「………………」
花咲ミオ:「もー!」
花咲ミオ:「もー、もー、もー!」
花咲ミオ:「お姉さんはもうちょっとカッコつけたかったんですー!」
花咲ミオ:「こういう事する凛世くんはかっこよくなりすぎですからね!」
名張 凛世:「違うよ、お姉ちゃん」
花咲ミオ:言いつつ、薬指と、君の顔から目が離せない。
名張 凛世:「俺がかっこよく見えるなら、それはお姉ちゃんのおかげ」
花咲ミオ:「…………………まったく、もう」
名張 凛世:「お姉ちゃんに憧れて。お姉ちゃんに追いつきたいと思ったから。だから、俺をかっこいいと思うなら、それはお姉ちゃんがかっこいいってことなんだ」
花咲ミオ:右手を軽く握って、コツンと当てる
花咲ミオ:「わるい子」
名張 凛世:「痛っ」
名張 凛世:「は、はは、悪い子?そりゃそうさ」
名張 凛世:「だって、俺は」
名張 凛世:「不良だから」
花咲ミオ:その言葉が来るのがわかってるように、満足げに頷いて
花咲ミオ:「そんな悪い子にはお仕置きです」
花咲ミオ:「今日のデートは中止」
花咲ミオ:「バツとして、書類を手伝ってもらいます」
花咲ミオ:後ろ手に組んで、支部の中に戻ろうとする。わざとそっけなく。
花咲ミオ:「いいですね?」
名張 凛世:「俺は不良だから。いやなことには従わないんだぜ?」 そう言って、お姉ちゃんの後をついていく
花咲ミオ:「ふふん、お姉さんは知ってますよ。未来人ですから。凛世くんは絶対に書類を手伝います」
花咲ミオ:「だって」左手の薬指の指輪。外してないそれを見せる。
花咲ミオ:「………戸籍の書類。名字と旧姓を直さなきゃいけませんもの」
花咲ミオ:目を弓なりに細めて。
花咲ミオ:左手で隠した口元で、クフフと笑う
名張 凛世:「……!!」
名張 凛世:「……お姉ちゃんって」
名張 凛世:「本当」
名張 凛世:「悪い女」 
花咲ミオ:「ひっどーい」
花咲ミオ:「前に会った時言ったじゃないですか」
花咲ミオ:「私の名前は花咲ミオ」今はね、と付け足して「正義の味方なんですからね?」
名張 凛世:その言葉を聞き。嬉しそうに天を仰ぐ。
名張 凛世:止まっていた時間が動き出したかのように、雲はゆっくりと太陽を露にする。
名張 凛世:「雨、上がったな」
GM:そう言って、二人が来た道を、新たに踏み戻った後。
GM:中庭には、雨の雫を受けた青い花が一輪。静かに咲いていた。
GM:────────────

エンディング3

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// ED 晩翠凍衿&神余 清愛
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GM:あの事件の後。
GM:聖剣に残る意志に短時間とは言え意識を乗っ取られた伊吹芽衣が様々な検査を受け。
GM:その結果と、『前例』の経過も見ることで当面の間は異常なしとの診断が降った。
GM:晩翠・神余両名は、関係者として伊吹からその説明を受け。
GM:ひとまずはお疲れ様会と称して、雨の日に出来なかったウィンドウショッピングなどを嗜んだ後。
GM:腰を落ち着けるためにカフェテリアなどに来ていた。
GM:----
GM:第5地区 街中 カフェ
GM:----
伊吹芽衣:「というわけで」
伊吹芽衣:色とりどりの紙袋を足元において、ホイップクリームの乗ったココアなどをすすっている。
伊吹芽衣:「大変だったみたいですね」
神余 清愛:「大変でした」
晩翠凍衿:「主にあなたがね」
神余 清愛:「大暴れでしたよね」
伊吹芽衣:「流石に伊吹さんもだいじょばない感じでしたが」意識を取り戻していた後、記憶はうっすら残っている。
神余 清愛:「傷が残ったらどうしましょう。神余さん女の子なのに」
伊吹芽衣:「女の子とは大変ですね神余さん……」
伊吹芽衣:「でも私が殴ったわけじゃないので大丈夫そうですね」責任の所在的な意味で。
晩翠凍衿:「言われてみるとそっくりだな、伊吹ちゃんとミオちゃん……」
晩翠凍衿:「同一人物なだけあるって感じ」
伊吹芽衣:「そんな感じだったんですか、花咲さん」
伊吹芽衣:「結局私、まだ会話出来てないんですけど」
神余 清愛:「こんな話を知っていますか」
神余 清愛:「鏡を見ながら"お前はだれだ"と言いつづけると、人間は発狂してしまうそうですよ」
神余 清愛:「怖いですね。恐ろしいですね」
伊吹芽衣:「まぁ怖い……ちゃんと私は伊吹芽衣です。って毎朝言わないとですね」
晩翠凍衿:「それもそれで変な影響が出そう」
神余 清愛:じっと顔を見て。
神余 清愛:「芽衣さんが割と大丈夫そうなので、神余さんは安心しました」
神余 清愛:何か色々沈んだソーダを飲んでいる。
伊吹芽衣:「あ、心配されてたんですね伊吹さん」
晩翠凍衿:「そりゃあねえ」アイスティーに浮いた氷をストローでつつく。
伊吹芽衣:「嬉しいのでサービスのお茶請けに貰えた豆のお菓子をあげます」
伊吹芽衣:小さいパックを渡す。
神余 清愛:パックを開けてふたくちでたべる。
神余 清愛:「かなまりさんぽりぽりこう見えても気遣いのぽり人ですからぽりぽり」
晩翠凍衿:「食べながら喋らない」
伊吹芽衣:あはは、と笑ってる。
伊吹芽衣:「まぁ、別人になるというのは初めての経験でしたが」
伊吹芽衣:「それなりに気を使って貰えてたので大丈夫みたいですよ、私」
神余 清愛:ソーダを飲んで。
神余 清愛:「はい。それにしても不思議なこともあるものですね」
晩翠凍衿:「ならいいんだけど。……不思議?」
神余 清愛:「未来の自分が結婚するとかどういう気分ですか芽衣さん」
晩翠凍衿:「えっ結婚!?」
伊吹芽衣:ブクッ
伊吹芽衣:ストローに口をつけたタイミングでむせた
神余 清愛:「なかなかないと思うんですよ未来の自分が結婚するとか」
伊吹芽衣:立ち上がる。
伊吹芽衣:「え?」
神余 清愛:「あれ聞いてませんか。かなまりさんさっきお店でこっそりUGNの庶務課の方に電話を」
伊吹芽衣:「え??????」
神余 清愛:「内縁の結婚でも書類で処理してくれるそうですね。はじめて知りました」
伊吹芽衣:初耳である。
伊吹芽衣:「まっ」
晩翠凍衿:「なんでお店でこっそりUGNの庶務課の方に電話を……いや、それより」
伊吹芽衣:「ちょっ」
伊吹芽衣:「え???」
晩翠凍衿:「ミオちゃんがってこと?誰と?」
神余 清愛:「ほらみなさん心配かと思って。ミオさんの戸籍の話とかまだだったじゃないですか」
伊吹芽衣:「戸籍もないくせに!?」
神余 清愛:「二人いないと思います」
伊吹芽衣:「そうですよ!ないですよ!誰とですよ!?」
神余 清愛:「ほら、あーるびーも結婚できますし」
神余 清愛:「二人いないじゃないですか。凛世さんはその場合お義兄さんになるのかな」
伊吹芽衣:「せ、制度の話をしたいんじゃないです!そんなマクロな話じゃないです!」
神余 清愛:「それとも旦那さんになるんですか。どうなんですか芽衣さん」
伊吹芽衣:「一体誰と………凛世さん……?」
伊吹芽衣:ぼんやり思い出す。情報共有のときに居た人だよなー
晩翠凍衿:「名張くん……?」
伊吹芽衣:「え」
伊吹芽衣:「え、あの人私が好きだったんですか!?」
伊吹芽衣:「いや私じゃないですけど!」
晩翠凍衿:「伊吹ちゃんも名張くんが好きだったってこと……!?」
伊吹芽衣:「えぇぇぇぇぇ!?」
伊吹芽衣:「し、知らない人です!」
伊吹芽衣:「いや知ってるけど!あの日会ったのが初めてですよ!?」
神余 清愛:「それは不思議なこともあるものですね」
伊吹芽衣:「か、」
神余 清愛:「一目惚れだったらしい、と神余さんの女の子レーダーは告げています」
伊吹芽衣:「彼氏も居たことないのに、結婚……?」
伊吹芽衣:ダン、とテーブルを叩こうとして静かに拳をおいて、シリアスな顔
伊吹芽衣:「ひとめぼれ……」
伊吹芽衣:「ま、まって」
伊吹芽衣:「れいせいにならせて」
晩翠凍衿:「うん……」
伊吹芽衣:「あの」
伊吹芽衣:「結婚ってことは、未来の私…ええい、花咲さんも相手が好きだった感じですよね……」
伊吹芽衣:「えぇー……?」
伊吹芽衣:「私の好みかなぁ……?」
晩翠凍衿:「罠に嵌めて届書にサインさせたとかでなければそのはず……」
神余 清愛:「望まない結婚というセンもないとはいえないと思います」ちゅー、とソーダを吸って
神余 清愛:「そういう強引なのが好きだったりしますか?」
神余 清愛:身を乗り出す
伊吹芽衣:「その可能性が……」
伊吹芽衣:「いえ、強引なのはあまり…………………………………」
伊吹芽衣:「………………あ、イケメンに強引にさらわれて連れ出されるのは嫌いじゃないかも」
伊吹芽衣:小声。
神余 清愛:「納得しました」
神余 清愛:すとんと着席
晩翠凍衿:「ええ……」やや引く。
伊吹芽衣:「ち、違いますよ!?」
伊吹芽衣:「痛いのとかじゃなくてですね、こう、あ、良いなーって感じの人が」
伊吹芽衣:「他の誰かを選べる状況で、こっち来てくれるとか、いいなー……って」
伊吹芽衣:細まる声
晩翠凍衿:「じゃあさ」
伊吹芽衣:「はい…」
晩翠凍衿:「今この場にその名張くんが来て、俺と結婚しろよって言ってきたら」
晩翠凍衿:「受けちゃうわけ……?」
神余 清愛:「王子様ですね。すごく」
神余 清愛:「王子様です」
伊吹芽衣:「ん~~~~~~~~~~~~~~」ガチ悩み
伊吹芽衣:「いや、不良はなぁ…………」「どうだ………?」
伊吹芽衣:「………晩翠さんと神余さんはどうです?そういうシチュ」
晩翠凍衿:「どうだって言ってる時点でだいぶじゃない?」
伊吹芽衣:「いや流石に婚約してる相手はノーなんですけど。名張くんのこともよく知らないですし」
伊吹芽衣:「相手の顔とかを好みにした上でシチュ的に、どうです?」
晩翠凍衿:「ええー……うーん」
伊吹芽衣:「なんかいい人の一人や二人居ないんですか?先輩ですよね?」
神余 清愛:「神余さんはなぜか寄ってこないのです」
神余 清愛:じぶんの顔をぺたぺたと撫でる
伊吹芽衣:「あらぁ……」頬に手。
神余 清愛:「去年まではパパとママが厳しかったというのもあります」
伊吹芽衣:「あー。中学生ってその辺厳しい人多いって聞きますよね」よく知らない
晩翠凍衿:「あたしは……」
伊吹芽衣:「………」エリートチルドレンさんの方を見る。
伊吹芽衣:エリートチルドレンのエリート遍歴を期待する。
晩翠凍衿:「居なくはないけど……」
伊吹芽衣:椅子を移動する
神余 清愛:凍衿さんの目をじっと覗き込んで。
伊吹芽衣:「詳しく」
神余 清愛:「王子様」
伊吹芽衣:「聞かせてください」
神余 清愛:ぼそっと。
伊吹芽衣:「王子様ですか?」
伊吹芽衣:「知ってますよ(資料で)。いろんな学校に潜入捜査をなさってるとか」
晩翠凍衿:「結婚…………」
伊吹芽衣:「!」まさかこの人も婚約枠か、という顔
神余 清愛:「王子様。を神余さんが連発していたときにちょっと目線が揺れていましたね」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:不意に想像が具体的な像を結ぶ。
伊吹芽衣:「さすが神余さんです。お菓子を上げましょう」チョコの包。
神余 清愛:「ありがとうございます」
晩翠凍衿:「い、いや」
神余 清愛:ぱりっと剥いて一口で食べる。
伊吹芽衣:「言いづらいですか?」
神余 清愛:「いま着てる制服はるち女ですよね」
晩翠凍衿:「いない!いません!」
晩翠凍衿:「るち……そうだけど!」
伊吹芽衣:「あぁ……あの」
晩翠凍衿:「関係ないから!」
神余 清愛:じっと凍衿さんの目を覗き込んでいる(<交渉>4)
神余 清愛:「エスですか」
伊吹芽衣:「この反応……女学院なのに……」
晩翠凍衿:「いや、って言うか」
伊吹芽衣:「はい」
神余 清愛:「はい」
晩翠凍衿:「そういう話じゃなかったでしょ!?急に結婚を申し込まれるのはシチュエーション的にどうかってやつ!」
晩翠凍衿:「あたしの相手とかはどうでもいいじゃん!」
伊吹芽衣:「それを晩翠さんが誰にやられたいかってことですよね?」
伊吹芽衣:「わかりました晩翠さん。武器触っていい?」サイコメトろうとする。
晩翠凍衿:無意識に椅子の下の紙袋を爪先で物陰に追いやりながら。
伊吹芽衣:「全チルドレンの憧れ、12振りの一つ。伝説のゾディアックウェポンを触らせてもらっていいですか?」
晩翠凍衿:中には今日買った明らかに余所行きの服などが入っている。
晩翠凍衿:「駄目。駄目です」
晩翠凍衿:「あたしは真面目なチルドレンなので自分の武器を他人の手に預けたりしません」
神余 清愛:「なるほど」
神余 清愛:「いることまでは確定したようなものなんですが、いいんですか凍衿さん」
伊吹芽衣:「巧みな交渉術ですね」
晩翠凍衿:「しっ……てないでしょ!?」
神余 清愛:「真面目なので、生活空間にいきなり入ってくるタイプの人にはころりといかないわけですね」
伊吹芽衣:「学校からお付き合い深めるタイプでしたか」
晩翠凍衿:「ちょっと!」
神余 清愛:「るち女はほぼ全寮制でしたね。名簿上は、寮監さんもすべて女性だったと思います」
晩翠凍衿:「こら!!」
伊吹芽衣:「あ、私も報告書読みました。確か接触した人物は……」
伊吹芽衣:深く交流したであろう相手を思い出そうとする
神余 清愛:「神余さんの乙女センサーによれば、どちらかといえばついつい面倒を見てしまう相手ではないかと」
神余 清愛:自分への対応に基づく判断
伊吹芽衣:「面倒見良いですからね」
晩翠凍衿:「あーっ!あー!」
伊吹芽衣:「あ、こわれた」
晩翠凍衿:「不良と結婚した人がなんか言ってるー!!」
伊吹芽衣:「言われてますよ神余さん」私は結婚してないので
伊吹芽衣:全力で目をそらす
神余 清愛:「あなたのことですよ芽衣さん」
神余 清愛:テーブルにこけしをおいてずいと差し出す
伊吹芽衣:「あーっ!あー!」耳をふさぐ
晩翠凍衿:「そうだよ!!」
晩翠凍衿:「いいの!?」
晩翠凍衿:「こんな話してる間にも未来の自分が不良と誓いを交わしてるかもしれないんですけど!?」
伊吹芽衣:「ふ、不潔……!」
神余 清愛:「凍衿さん」
晩翠凍衿:「なに!?」
神余 清愛:「N市は同性パートナーシップ制度を審議中だそうですよ。Nタイムズの社会面に書いてありました」
晩翠凍衿:「ぐッッ」思い切り喉を詰まらせる。
神余 清愛:「どうぞ」
神余 清愛:手を付けてなかった自分のお冷を差し出す
晩翠凍衿:涙目で睨みながら自分のアイスティーをストローで吸い上げる。
晩翠凍衿:「……敵からの施しは受けません」
伊吹芽衣:「こ、こっちだってルツィアの人員を読み上げることだって出来るんですからね…!」
伊吹芽衣:涙目。
伊吹芽衣:リアクション放棄のカウンターの構え。
神余 清愛:手にとったお冷を飲む。
神余 清愛:「神余さん羨ましいんですよ。おふたりとも」
晩翠凍衿:「…………」
伊吹芽衣:「………羨ましい、ですか」
神余 清愛:「乙女なので恋の話とかもしたいのですが」
神余 清愛:「なぜか縁がなくて」
伊吹芽衣:「……………………(まぁ、縁がないのは私もなんですけど)」
伊吹芽衣:未来の自分が今結婚してるって何?
晩翠凍衿:「それだ」
神余 清愛:「どれです」
神余 清愛:後ろを向く
晩翠凍衿:「あたしたちばっかり攻められてるのは不公平」
伊吹芽衣:「なるほど」
晩翠凍衿:「清愛ちゃんも槍玉に挙げられるべき」
伊吹芽衣:「つまり」
伊吹芽衣:「この後の予定は、神余さんを飾りあげて」
伊吹芽衣:「彼氏を作る……!」
神余 清愛:「紹介してくれるんですか」
神余 清愛:身を乗り出す
晩翠凍衿:「彼氏……」
伊吹芽衣:「ちなみに私は特にアテはないんですけど」
伊吹芽衣:エリートチルドレンを見る。
神余 清愛:凍衿さんを見る。
晩翠凍衿:任務中の様々な様子を思い返す。
晩翠凍衿:「……は無理かもしんないけど」
神余 清愛:「彼女でもいいですよ」
神余 清愛:こけしを抱く
伊吹芽衣:(良いんだ……)
神余 清愛:「神余さん、この際コイバナできるなら手段は選びません」
晩翠凍衿:「そこまで飢えてるの?」
神余 清愛:「見えませんか」
伊吹芽衣:「中々気合の入った恋人(こいうど。恋の狩人の略)ですね」
晩翠凍衿:「ぜんぜん興味なさそうに見えてた」
神余 清愛:「寂しいんですよ。一人でいるの」
伊吹芽衣:(わかる)
神余 清愛:ソーダを啜る。空になったグラスをかき混ぜると氷がからからと。
晩翠凍衿:「うーん……」
神余 清愛:「パパもママもいなくなっちゃったし」
神余 清愛:「家広いから掃除も面倒だし」
神余 清愛:グラスの底に残っているものを取り出す感じでストローでつついている
晩翠凍衿:「…………」複雑な事情を想像している。
伊吹芽衣:「……晩翠さん晩翠さん」目元を手で覆う
晩翠凍衿:「はい」
伊吹芽衣:「これは、やり玉とか関係なく」
伊吹芽衣:「腰を据えて出会いを探してみるべきではないでしょうか」
伊吹芽衣:(私と神余さんの)とは言わない。
神余 清愛:身を乗り出す。
神余 清愛:「逆ナンですね」
晩翠凍衿:「そうね……」
晩翠凍衿:「うん。真面目に取り組みますか」
晩翠凍衿:少し笑って。
神余 清愛:「神余さん、凍衿さんのそういうところ大好きです」
伊吹芽衣:「私も大好きです晩翠さん」
晩翠凍衿:「そ、そう?へへへ……」満更でもない。
伊吹芽衣:「では、そうと決まれば気合を入れるとしましょうか」
伊吹芽衣:グラスを掲げる。
晩翠凍衿:「大丈夫だって。きっとすぐモテモテになるよ」
神余 清愛:「心強いです」
晩翠凍衿:「実際清愛ちゃんは可愛いんだし」
神余 清愛:柔らかい笑顔。
神余 清愛:えへへ。と笑う。
神余 清愛:「ではお願いします晩翠先輩」
神余 清愛:水のグラスを手に取る
晩翠凍衿:アイスティーのグラスを掲げる。
晩翠凍衿:「──では!清愛ちゃんの恋愛成就に!」
伊吹芽衣:「成就に!」
神余 清愛:「成就に!」
GM:チン、とそれぞれのグラスが高い音を立てる。
GM:カラン、となる氷はまるでその道を祝福しているかのように。
GM:少女たちは決意を顕にする。
GM:………
GM:それはそれとしてここは公衆の面前で
眼鏡の店員:「……………お客様ー」
眼鏡の店員:先程からその様子を遠巻きに見ていた店員が、ようやく声をかけてくる。
眼鏡の店員:赤い眼鏡の奥の瞳を弓なりに曲げて、一見笑顔で。
眼鏡の店員:ウェイトレスの制服に身を包んだ腕で、水を載せたトレーを持って
神余 清愛:こけしを膝の上に抱いて上目遣いに見上げる
眼鏡の店員:「他のお客様の御迷惑になりますので」
眼鏡の店員:「お静かに願います、ね?」
眼鏡の店員:それぞれの前に水を置く。
GM:無言の圧力を感じたとか。感じなかったとか。
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:神妙な顔で、グラスを持った右手をそろそろと下ろす。
晩翠凍衿:「すみませんでした」
GM:────────────
GM: 

エンディング4

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// ED 東雲 銀
//=====================

GM:事件の後。
GM:原因となった更科未来は侵蝕率の低下が確認されるも、体力的には無視できない消耗があり。
GM:その後の処置も含めて、まずは治療に専念ということになった。
GM:そんな彼女の状態が落ち着いたという報告が、関係者である東雲の元に届き。
GM:君は彼女の元を訪れる運びになった。
GM:----
GM:第5支部 病室
GM:----
更科未来:「……………」ベッドの上。特に抵抗も見せないため、最低限の監視がつけられ、拘束もされていない
更科未来:ぼうっとした視線で窓の外を見つめている。
更科未来:君が入室すると、目線ぐらいは向けるだろう。
東雲銀:目線が合えば、にっこりと微笑んでみせる。手には見舞いの品が
東雲銀:そして、側に用意された椅子に腰を下ろす
更科未来:「あ」ぼうっとした顔のまま。声というよりは音を発する
東雲銀:「やあ、どうもお久しぶりです」
更科未来:「…………聖くんじゃない方」指差し。
更科未来:「久しぶり……で、いいんだっけ」
更科未来:時間間隔が曖昧。時差ボケのような顔をしている
更科未来:「うん、じゃあ。久しぶり」
東雲銀:「ええ、聖くんではない方で」
更科未来:「…………………」ぐるぅり、と首を回す。
更科未来:「んー………」
更科未来:「言いたいこととか」
更科未来:「聞きたいことが、あったはずなんだけどね」
更科未来:頭を捻っている。
更科未来:敵対したときより会話に慣れたのか、発音はそれなりにスムーズだ
東雲銀:「それなりに長いこと眠っていましたからね。まあ仕方ない」
東雲銀:「ならばこちらから一つ、良いですか?」
更科未来:「あぁ、うん」
東雲銀:改めて姿勢を直し
更科未来:手で促そうとして、利き手を忘れかけて。両手を差し出して
更科未来:「どうぞ」
更科未来:どうぞ、というかプリーズみたいなポーズ
東雲銀:「ありがとうございます。聞きたいことがあったんですよ」
東雲銀:「《クラフトアーツ》天堂聖。貴女から見て彼ってどんな人でしたか?」
更科未来:「かっこよかったよ」
更科未来:言い慣れた言葉のように。
更科未来:「好きだったの」
更科未来:「………聖剣を正しく使う、っていっつも言っててね」
更科未来:「嫌なことやダメなことを許せないとか言って突っ込んじゃう人だったの」
更科未来:ぽつりぽつりと語る。相手の反応を見る、『会話』という行為が錆びついてるため、独り言のように。
更科未来:「困った人がいたら放って置けない人でね」
更科未来:「だから、私はほんと」一回
更科未来:「………………ほんっと」二回
更科未来:「………………ほんっっとに」三回
更科未来:「苦労してたんだけどね」
更科未来:言ってるうちに何かを思い出している。
東雲銀:黙って、ただ頷く。今はただ知りたい。
東雲銀:クラフトアーツ。刃を交わした聖剣使いのことを。
更科未来:「どんなに危ないよって言っても首突っ込むし」
更科未来:「………まぁ、だから私が助けてあげないといけなかったんだけど」口元が緩む
更科未来:「どんなに苦労しても、大丈夫だよって笑ってなんとかしようとするし」
更科未来:「………だから私が見ててあげなきゃ、ほんっと危なかしかったんだけどさ」
更科未来:「それで、マスターエージェントなんかに喧嘩売っちゃうし」
更科未来:話してる間に、ぼうっとしていた目が座っている
更科未来:「私、だめだって言ったのに。せめてもうちょっと援軍をまとうって言ったのに」
更科未来:握った小さな拳が、無意識にベッドをボスボス叩いてる
更科未来:「……………だから、すごく無理してあんな事になっちゃうし」
更科未来:「あの場所に二人で入っちゃった後も」
更科未来:「私、別に、無理なんかしなくたって」
更科未来:「二人きりでもよかったのに……」
更科未来:ぎゅ、と枕を抱きしめる。
更科未来:時間の止まった空間。二人きりで追放された場所。
更科未来:貴方と二人なら。なんて浅ましいことを思ってしまった自分と。
更科未来:帰ろうとした、彼。
更科未来:そのために無理をして、結局。帰ってこれなくなった馬鹿な人。
更科未来:「………きみ」
東雲銀:「はい」
更科未来:しばらくうつむいた後、ようやく君に目を向ける
更科未来:「………………………」
更科未来:「名前、何だっけ」
東雲銀:「そうか、まだ言ってませんでしたね」
東雲銀:「"コピーキャットクライマー"。東雲銀」
東雲銀:「天堂さんには挨拶済みです」
更科未来:「うん」「見てた」
更科未来:「珍しく、男の子と話してるなって」
更科未来:「…………」
更科未来:「男の子だよね?」
更科未来:念の為の確認。
東雲銀:「その台詞出てくるの天堂さんよっぽどじゃないですか??」
東雲銀:「男です、はい。確実に」
更科未来:「そういう人だったんだよ……」遠い目
東雲銀:「いや、知り合いにもそういうのいたりするので、まあ分かります」
東雲銀:しかも複数人
更科未来:「……………苦労してるんだね」頬に手を当てて、同情的な顔。
更科未来:「お姉さんが悩み、聞いてあげようか?」
東雲銀:「次来た時は是非ともそうさせて貰います……」
東雲銀:ふかーく頭を下げながら
更科未来:「……………その台詞が出るってことは」「だいぶ参ってるね」懐かしいなーという顔
更科未来:「じゃあ、うん、その話は今度やるとして」
更科未来:両手をぐるっと回す。置いといて、のジェスチャー。
更科未来:若干古い。
更科未来:「ええと、しののめくん。聖くんと戦ってたよね」
更科未来:「……どうだった?」
更科未来:「どんな人だと思った?」
東雲銀:少しだけ静かになり、言葉を丁寧に選ぶように考えて
東雲銀:「強い人でした」
更科未来:ちょっと得意げになる。
東雲銀:「あんな状態になってすら、剣に迷いはなくて」
東雲銀:「僕の遙か先に立っている、そう思わされました」
東雲銀:実力でも、信念でも
更科未来:「…………そうなんだよね」
東雲銀:「偉大な、聖剣使いの先輩です」
東雲銀:「それと、」
更科未来:「それと?」
東雲銀:「これは剣を交えただけの人間の勝手な推測ですけど」
更科未来:「うん」
更科未来:「聞かせてほしいな」
東雲銀:「天堂さん、貴女のことがとても好きだったんだなって思います」
更科未来:「……………………」
東雲銀:「あの人の強さはそういう強さだ」
更科未来:枕を抱きしめる。
更科未来:後ろに倒れる。
更科未来:布団を顔までかぶる。
更科未来:その下でバタバタとくぐもった音が聞こえる。
更科未来:起き上がる。
更科未来:「…………」
東雲銀:「愛されてたんですね、更科さん」
更科未来:「そうかな」何食わぬ顔。
更科未来:「うん、愛されてたんだよ、私は」
東雲銀:「今の挙動やっておいてその顔出来るの流石ですわ」
更科未来:「何の話かな」
更科未来:何食わぬ顔。
東雲銀:「この人も天堂さんのこと好きなだけあるなあ」
東雲銀:「ま、それはそれとして保証しますよ」
東雲銀:「同じ聖剣使いの言葉です」
更科未来:「そっかぁ」
更科未来:「聖剣使いの言う事なら信じるしかないな」
東雲銀:「未熟にも程がありますけどね」
更科未来:「じゃあ、お姉さんが一つアドバイスをあげよう」
更科未来:「聖剣使いの身近に居た」……ちょっと間。
更科未来:「聖剣使いに、ぁい……されていた」ちょっと小声「私のアドバイスです」
更科未来:「聖くんはいつもさ。怖くても辛くても、なんでもないって顔して、自信満々に笑っててね」
更科未来:「……………それでもさ、それって無理してて」
更科未来:「そういう所を、親しい人にたまに見せちゃう所があって、キュンとさせて」
更科未来:だんだん熱の入った口調。
更科未来:「そーいうことをすると、ほんと、いつも新しい女の子を引っ掛けてしまうので」
更科未来:「ダメだよ」
更科未来:「ちゃんと」
更科未来:「弱みは普段から見せるか」
更科未来:「大事な」「一人」「だけ!」「に」一言ずつ強調
更科未来:「見せるんだよ」
東雲銀:「それただの惚気じゃないです?」
更科未来:「惚気じゃないよ」
更科未来:真剣な顔。
東雲銀:「言葉の重さが天堂さんの罪状の全てを物語ってるな……」
東雲銀:「分かりましたよ。心にしっかり留めておきます」
更科未来:「うん、よろしい」うなずき
更科未来:「それとね」
更科未来:「しののめくんは自分が未熟っていうけどさ」
更科未来:「そこは自信を持ってもらわないと、困る」
更科未来:「聖くんに勝ったんだから、さ」
更科未来:「ちゃんと今、生きてる君のほうが、すごいんだよ」
更科未来:口元を緩める。笑顔のような表情。
東雲銀:「……ああ、なるほど」
東雲銀:「それはその通りですね。申し訳ない」
東雲銀:生き残ることの重みは、このドッグタグが忘れさせないでくれる
東雲銀:指でピンと飛ばし、それを掴む
更科未来:「うん」
更科未来:「正直、あの時は、聖くんを殺した君をぶっ殺してやるとか思ってたはずなんだけど」
更科未来:「いい子だね、しののめくん」
更科未来:「そうだ」ゴソゴソ、とベッドの脇の棚を漁る
更科未来:「ケー番交換しよっか、しののめくん」アンテナが伸びるタイプの携帯電話(12年前のモデル)を取り出す
更科未来:「相談乗るって言ったし」
東雲銀:「……ええと」
東雲銀:「その携帯生きてるんです?」
更科未来:「……………………」
更科未来:事件の後。
更科未来:今、初めて取り出した。電源すら入れていない。
更科未来:電源をつけると圏外の文字。
更科未来:「…………携帯代、払ってなかった」
更科未来:しょんぼり。
東雲銀:「あーやっぱり……」
東雲銀:「一応支部の方で申請したら許可されるはずなので、まあ」
更科未来:「……そうだね。死んだことになってたんだっけ。寮の部屋も変わってるだろうし……」
更科未来:「……めんどいな…」
東雲銀:そう言ってメモを取り出すすらすらと
更科未来:「? なにしてるの?」
東雲銀:「電話番号とメルアド書いておいたので、申請通ったら登録して下さいよ」
東雲銀:そう言って渡す
更科未来:「どうも」受け取る
東雲銀:「その辺りも含めて相談、乗りますから。悩み相談の交換条件ということで」
更科未来:「そうね、10年経ってれば色々変わってるだろうし」
更科未来:「頼っちゃうね、しののめ後輩くん」
東雲銀:「いつでもどうぞ。更科先輩」
東雲銀:そして席を立ち、出口へ向かう
更科未来:その背中を見送る。
東雲銀:「あっ今はLineが便利なのでインストールして下さいね。織部さんあたりに聞いて下さーい」
東雲銀:そんなことを言い残しながら去って行く
更科未来:「らいん………?」線?と首を傾げて。
更科未来:「うん」
更科未来:「また今度、ね。しののめ後輩くん」
更科未来:小さく呟いた。
GM:────────────
GM: 

マスターシーン

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// マスターシーン
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更科未来:「……………」
更科未来:後輩くんが去った後の病室に静寂が戻る。
更科未来:いや、静寂と言うほどではない。動物の声、風の音。遠くの機械の駆動音。
更科未来:なんか微かに聞こえる他の入院してる人の叫び声。
更科未来:止まっている世界にはなかった何もかもが感覚器官を揺さぶってくる。
更科未来:正直、10年間。無音のなかで生きていたギャップが辛い。
更科未来:聖くんの話を聞くたびに心臓うるさいし。
更科未来:10年間。
更科未来:私が死んだことになっていた10年間。
更科未来:一体、何が有ったんだろう。
更科未来:聖くんも、皆も。
更科未来:置いていかれた私は、ついていけるだろうか。
織部みすず:コンコン
織部みすず:ノックの音
織部みすず:「更科さーん」
織部みすず:「更科未来さーん」
更科未来:「あ」
更科未来:この10年、癖になっていた一人の思考が中断されるのが新鮮。
更科未来:チルドレンだった頃は、注意だけは切らなかったのに。
更科未来:すぐ近くに、栗色の髪の女性が立っていた
更科未来:「はい、なんでしょう」
更科未来:背筋を伸ばす。シャンとする。
更科未来:ただでさえ、事件を起こした身だ。
更科未来:……この10年でUGNがどんな変化をしたかは知らない。けれど
更科未来:問答無用で処断されていないとはいえ、楽観はできない。
更科未来:反抗的な様子も、何かを企んでるようにも、思われるわけには行かない。
更科未来:……………昔は。
織部みすず:「『そーいうのをフォローするのが私の役目だったのになぁ』」
織部みすず:「とか、思ってます?」
更科未来:「!?」
更科未来:ベッドの上で反射的に身構える。
更科未来:読心、精神干渉、あるいは。
更科未来:「あっ」
更科未来:急激な動きに身体が悲鳴を上げた
更科未来:もともと、運動は得意じゃないし
織部みすず:「おっと」
織部みすず:抱きとめる。
織部みすず:ぽよん、と頭がうまる。
織部みすず:「あはは」
織部みすず:「相変わらずドジだなぁ未来お姉ちゃんは」
織部みすず:「昔はこうやって抱きとめるのが聖お兄さんの役目だったけどね」
更科未来:「? ………???」
更科未来:なんだこれは
更科未来:でかい。そうじゃない。まるで私を知っているような知らない質量。違う。
更科未来:当たり前のように髪の毛を撫でるこの女性は
更科未来:(また誰か引っ掛けたのかあの人)
更科未来:って、
更科未来:もう居ないっつーの
更科未来:「…………ええと」
更科未来:「誰?」
織部みすず:悲しそうに眉根を寄せる。
織部みすず:……なんてことはまったくなく。
織部みすず:体を拘束した状態で。ふふーんと勝ち誇る
織部みすず:「織部みすずですよ、未来お姉ちゃん?」
織部みすず:ギュー、っと抱きしめる。
更科未来:「あぁ、みすずちゃん……」
更科未来:ぷは、と胸の谷間から顔を上げて
更科未来:谷間、つまりは胸。顔がうまる程の。
更科未来:「………みすずちゃん!?」
更科未来:脳裏に浮かび上がる、自分より小さな。
更科未来:小学生と見紛うほどだった少女の姿。
更科未来:「え、えぇー、えぇ!?」
更科未来:10年。
更科未来:10年である。
更科未来:かつて、自分の後ろに隠れる様についてきてた、小さな女の子。
更科未来:マスターエージェントに挑むときに、今までにない覚悟を見せた女の子。
更科未来:「えっ」
織部みすず:「未来お姉ちゃん」
織部みすず:久しぶり、と言おうとして
更科未来:「と、」
更科未来:「年増になったね……??」言葉選びを間違える
織部みすず:頭突き。
織部みすず:ノーモーションによる頭突きが炸裂し、相手の脳を揺らす
更科未来:「ピ」
織部みすず:「…………」
織部みすず:「未来お姉ちゃん」テイク2
織部みすず:「久しぶり」
更科未来:「あ、あぁ、うん」
更科未来:くらくらとしながら
更科未来:「………綺麗になったねぇ、みすずちゃん」
織部みすず:「えへへ」
織部みすず:花のような笑顔。10年前、懐いていた少女のような。
織部みすず:その額に、弱い皮膚がバックファイアを受けてなんか赤いシミが見えるが気にしない。
更科未来:「うん」
更科未来:「10年前にその姿で聖くんと話してなくってほんと良かったって思う」
織部みすず:「……………お姉ちゃんは、相変わらず苦労してたっぽいねぇ」
織部みすず:拘束を離す。相手の身体をベッドに横たえて。
織部みすず:「ま、積もる話もあるけどさ」
織部みすず:「落ち着いたらまた話そうよ。いま、頭クラクラするでしょ?」
更科未来:「………」貴方のせいなんだけど、という言葉を飲み込み。
更科未来:それでもまだ、感覚がオーバーヒートしそうな情報の洪水は続いていて。
更科未来:疲れた瞼が脳を休めようとしてくる。
更科未来:「…………貴方、働いてるのよね」その白衣を見ながら
織部みすず:「うん。お医者さんだよ~」
織部みすず:白衣の袖をキュ、と掴んでその場でヒラヒラと回る
織部みすず:「ゆっくり話すとしたら、明日になるかな」
織部みすず:「ちょっと忙しくて」
更科未来:「…………そう」
更科未来:その言葉を聞いているのか、居ないのか。
更科未来:「じゃあ……少し、眠るわ」
更科未来:「…………ねぇ、みすず」
織部みすず:「何かな、未来お姉ちゃん」
更科未来:半分以上、瞳を閉じながら
更科未来:「……また」
更科未来:「明日、ね」
織部みすず:その言葉に、満面の笑顔を浮かべて
織部みすず:「うん」
織部みすず:「また、明日」
GM:一人は眠り。
GM:一人は退室して。
GM:再び病室に静寂が訪れる。
GM:だけどその病室で動くものが2つ。
GM:穏やかに眠る少女の寝息と。
GM:時を刻む、秒針の音



GM:────────────
GM:『晩鐘を鳴らせ、クロノスタシス』
GM:END



GM:というわけで終了です!
GM:お疲れ様でしたー!
神余 清愛:お疲れさまでした!
名張 凛世:お疲れ様でしたー!
晩翠凍衿:お疲れ様でした!
神余 清愛:たのしかったー
東雲銀:お疲れ様でした!!