嵐呼暗雲 龍叫戦乱


PC1:“紫螭吻(ヅゥチィーウェン)ミシェール・レイ(雷 紫苑)(キャラシート)PL:ヤヒロギンジ
PC2:“スカボロー・フェア”御厨 紫門(みくりや さいもん)(キャラシート)PL:ぽぽ
PC3:“フォーマルハウト”朝霧 鏡花(あさぎり きょうか)(キャラシート)PL:すきゃっと
PC4:“スワッシュバックラー”晩翠 凍衿(ばんすい しえり)(キャラシート)PL:敗者T

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:はじめていくわよ
ミシェール・レイ:ウオー!!
朝霧鏡花:いぇいいぇい
御厨柴門:いえーい
晩翠凍衿:ウィーピピー!

共通ハンドアウト
荒天龍合同対策本部フォーマンセル小隊。そのひとつにあなたはメンバーとして選出された。

小隊の任務はみっつだ。

ひとつ……混乱に乗じて悪事を働くものを鎮圧すること。
ひとつ……"荒天龍"を狙うオーヴァード達と交渉し、協力を取り付けること。
ひとつ……"荒天龍"を撃破すること。

GM:まずこれが出ておりました。シンプル!
GM:では自己紹介から!
GM:PC1、ミシェールくん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnOjp3wIM
ミシェール・レイ:はーい!
ミシェール・レイ:香港支部出身、第九支部に食客として身を置くカンフーボーイ、ミシェール・レイです。
ミシェール・レイ:元々はFHの実験のために買われた孤児で、その時寄生型レネビと一体化してオーヴァードとして覚醒しました。
GM:合体してる
ミシェール・レイ:そのセルが潰れた後に一時期仙人を名乗る胡乱なオーヴァードに拾われて
ミシェール・レイ:それが荒天龍です。
GM:極めて厄介なランダムイベントに遭遇していますね……
ミシェール・レイ:色々あってUGNに拾われて今はチルドレンやってます。夢は師匠ともう一度あってぶっ飛ばすことです!
GM:夢バトラー
ミシェール・レイ:夢バトルしましょうよ夢バトル!
ミシェール・レイ:調子こいてる師匠にわからせてやるために頑張ります!
ミシェール・レイ:性能はリニアキャノンをヴァリポンして無理やり当ててくる射撃型
ミシェール・レイ:クライマックスでは濃縮体シャインブレードをポルターして火力を上げていきます
GM:倒す気が満々すぎる
ミシェール・レイ:今回エピック取れなかったのでポルター武器は購入頼み!せめて大鎚ぐらいは買わせてくれ~~
ミシェール・レイ:待ちに待った師匠わからせチャンスということで張り切っています!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします! そんなミシェールくんのハンドアウトはこちら

PC1:ミシェール・レイ
シナリオロイス:"荒天龍" 推奨感情:尊敬/憐憫

ある日、普段通りの生活をしている君の元にフラッと"荒天龍"が現れた。
ふと君のことを思い出して会いにきたのだという。そして君に、もうすぐ闘う機会が訪れると告げた。

……『最強』と死合う時が、近づいている。


GM:闘えるヨ~
ミシェール・レイ:よっしゃ~~!
GM:めでたしめでたし
GM:続いてPC2、御厨くん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY97rl2wIM
御厨柴門:はい
御厨柴門:輸送部隊”キャラバン・サライ”所属
御厨柴門:御厨柴門
御厨柴門:物資や人員の輸送を担っている
御厨柴門:ま、瞬間移動能力者がいたとしても
御厨柴門:結局は物理輸送手段と言うのは必要不可欠って事さ
GM:ワープ・ポータルの発明が待たれます
御厨柴門:ポータルに低コストで10トンの荷物が放り込めるなら
御厨柴門:まあ、ようやくヒマになるんじゃないかな
御厨柴門:口は悪いけど仕事はきっちりこなす、そんな連中の集まりの一人
御厨柴門:ミドルの情報収集と耐久よりの性能
御厨柴門:クライマックスだけは火力も出せる構成
GM:そつがない!
御厨柴門:車を出して轢殺するぞ
GM:弱肉強食 車は人より強い
御厨柴門:そんな感じで宜しくお願いします
GM:よろしくお願いしまーす! ハンドアウトはこちら!

PC2 :御厨 紫門
シナリオロイス:ミシェール・レイ 推奨感情 任意

君はUGNの輸送部隊”キャラバン・サライ”のメンバーだ。
ある日めずらしく、メンバー全員に拠点への招集願いが掛かる。独立独歩の君たちにわざわざ出す指示とは何か。

それは、戦力の輸送。風のように早く、雲のように捉え所のない男"荒天龍"の元へ、敗北を届ける任務が下されたのだ。
それはきっと、君たち"キャラバン・サライ"にしかできない。

GM:敵に死を届けよう!
御厨柴門:仕事だからね、ちゃんと届けて見せるさ
GM:頼もしいのだ
GM:続いてはPC3、出席番号順で朝霧さんから!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4ZG6xgIM
朝霧鏡花:はい!
朝霧鏡花:朝霧鏡花(あさぎり きょうか)です。17歳です。
朝霧鏡花:日本支部所属のUGNチルドレンであり、古い祓魔師の家系である朝霧家の次期当主でもあります。
朝霧鏡花:それとUGNに12本しかないあのさいきょうの武器ゾディアックウェポンの担い手でもあります。
朝霧鏡花:こうして書くと盛りすぎだなこいつ……
GM:大盛り
朝霧鏡花:学帽に学生服、外套を着込んだ書生スタイル。一人称は僕。
朝霧鏡花:今回は真面目なチルドレンとして頑張っていきたいと思います!
GM:真面目じゃないときがあったんですか……?
GM:まあ聞かないでおきましょうか
朝霧鏡花:しらない……いつでも真面目にがんばってる……
朝霧鏡花:性能的には雷神の降臨とフルパワーアタック、さらにエピックポルターで火力固定値を大盛りして
朝霧鏡花:定額使い放題プランの復讐の刃を撃っていくスタイルです。
GM:ジャーム化しなければ実質無料プラン!
朝霧鏡花:ゾディポン仲間の晩翠さんと初同卓ということで楽しみにしております。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします! では続いて晩翠さんの自己紹介に行っちゃいましょう!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYvMGzwwIM
晩翠凍衿:はーい!
晩翠凍衿:晩翠凍衿(ばんすい しえり)。最近N市外から派遣されてきたエリートチルドレンです。
晩翠凍衿:エリートなのでエリートの証たるUGNに12本しかないあのさいきょうの武器ゾディアックウェポンを託されてもいます。
晩翠凍衿:形態は大鎌。めちゃくちゃ使いにくくてもんくを言ってたけど最近は割と馴染んできたという噂。
GM:とてもえらい
晩翠凍衿:チルドレンにしては明るく社交的な性格ですが、一方で他人の気持ちに疎く、調子に乗りやすく無神経だったりもします。無自覚に地雷を踏んだりする。
晩翠凍衿:今回はゾディポン仲間の朝霧さんもいらっしゃるということでなかよししていきたいですね。当然他の皆とも!
GM:仲良しパワー!
晩翠凍衿:絆の力で……悪を倒すぜ!
晩翠凍衿:性能としては純粋に白兵型!
晩翠凍衿:大鎌使いの嗜みであるガー不攻撃を行ったり、ダメージダイスを振り直したりします。100%を超えれば範囲攻撃もできる。
GM:小癪な…!
晩翠凍衿:200点環境での最大の変化点は怨念の呪石を持っていること。そこそこの火力とすばやさを備えたアタッカーポジションを狙っていきたい。
晩翠凍衿:こんな感じでしょうか。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします! お二人のハンドアウトはこちら!

君たちはUGNに12人しかいないゾディアックウェポンの使い手だ。ある日君たちの元へUGN日本支部長の霧谷勇吾から連絡が届く。

曰く、日本のレネゲイド上の重要拠点であるN市において、"荒天龍"という極めて強力な個人による治安を乱す行動が確認された。
既に市内で活動している君たちは、彼を討伐するため当市のUGNと協力せよ、と。

朝霧鏡花:大変なことだ
GM:敵を……倒せ!
晩翠凍衿:まかせろー!
朝霧鏡花:ぶっ倒してやらあよ!
GM:その意気!

トレーラー

"荒天龍"。我こそは武を極めた仙人であると嘯く男。第三支部防衛戦以降は直接的な破壊活動に参加しなかった彼が、おもむろに動きを見せた。

自身がN市にいるという情報を、裏社会に広く流布したのだ。

情報が流れた途端、N市全体の治安が悪化し始めた。
まるで地獄の釜の蓋が開いたかのように無法者どもが集合し蠢き始めたのだ。

"荒天龍"が正体不明だったのをいいことにその名を騙り、狼藉を働く悪党ども。
龍を屠り名を上げんとするあらくれの武術家たち。
この機に乗じて波乱を巻き起こそうとする組織。

N市UGNは複数支部が協力して荒天龍合同対策本部を立ち上げ、混乱の収束を急ぐ。

だがこの未曾有の混乱はある意味チャンスでもある。
嵐を切り裂き、龍の喉笛に噛みつく瞬間は……刻一刻と近づいている。

ダブルクロス。それは、裏切りを意味する言葉。

GM:ダブルクロス The 3rd「嵐呼暗雲 龍叫戦乱(嵐暗雲を呼び 竜戦乱に叫ぶ)」
GM:はじまりはじまり

OP1

GM:OP1 ミシェールくんのOPです
GM:侵蝕ダイスをどうぞ
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:43->49)した

GM:N市 某山林内
GM:君は今日も修行をしていた。大N市の山林地帯では熊やワイバーンなど、組手の相手には事欠かない。
GM:今日の相手は全長が3mはあるかという熊だ。ツチノコとゴリラはたまにしか出ないレアモンスターなのである。
ミシェール・レイ:「ほっ!はっ!」
ミシェール・レイ:龍の刺繍をあしらった長袍を着た中性的な人物
ミシェール・レイ:熊と立ち会う状況においても、その両目は布で覆われている
:「KUMAAAAAAA!!」よだれを垂らしながら咆哮! 目で見ていなくてもキミには分かる。この熊は冬眠できておらず極めて狂暴な状態だ。
:わき目もふらずきみに突撃してくる! オーヴァードと言えど熊に食われて消化されたら死ぬ。ミシェール・レイ、危うしか!?
ミシェール・レイ:「ワイバーンが増えたせいで餌が少なかったのかな?かわいそうだけど……」
ミシェール・レイ:人の頭蓋程度容易く消し飛ばせる鉤爪を掻い潜り、熊に肉薄する
ミシェール・レイ:「第四にでも連れて行くとして、先ずは眠ってもらおう」
:きみの胴ほどにも太い腕を振り回すが当たらない!
ミシェール・レイ:腰を低く落としたまま懐に入り込む中国拳法の歩法、鶏歩
ミシェール・レイ:その勢いのまま姿勢を起こし、上半身全体を使った当て身で熊を宙に浮かす。
ミシェール・レイ:浮き上がった熊の脇腹に静かに手のひらを当て
GM:ズンッ
ミシェール・レイ:バヂッ!!
ミシェール・レイ:電磁発勁。電撃がその意識を刈り取る
GM:ズシン、と熊の巨体が地面に墜落する。
GM:鳴き声もない。白目をむいて意識を失ってしまったのだ。この勝負、ミシェール・レイの勝利である。
ミシェール・レイ:「ふふーん」
ミシェール・レイ:誰にということもなく勝ち誇って胸を張る
GM:そのときだ。
ミシェール・レイ:「今のはかなりイメージに近い動きだったな、この調子ならゴリラさんにも……」
”荒天龍”:「へぇー、このくらいはできるようになってるんだ。感心感心」すでに君の首へ馴れ馴れしく腕を回している。
ミシェール・レイ:言いかけて、ぴくりと鼻を鳴らす
ミシェール・レイ:「わっ」
”荒天龍”:「や」
GM:”荒天龍”。きみの中にその遺伝子が流れる人物であり、師のようなものでもあり、そしてなにより、超えるべき壁である。
ミシェール・レイ:「その声は……し」
ミシェール・レイ:言葉の途中で、ミシェールの姿が荒天龍の腕の中から消える
”荒天龍”:「よく覚えてるじゃん。やっぱ少しは俺なだけあって、記憶力もいいんだな」
ミシェール・レイ:荒天龍の頭を支点にした倒立の姿勢。そのまま体を捻り、首を折ろうとする。
”荒天龍”:そう言いながらゆるりと体を動かす。
GM:いつのまにかミシェールの手から”荒天龍”の頭部がすり抜け、逆に自分の頭へ彼の手がかけられようとしている!
GM:掴まれれば最後、電動ドリルのように脊椎ごと引っこ抜かれてしまいかねない。
ミシェール・レイ:「………!」その指先が頭に触れようかという瞬間
ミシェール・レイ:「参りました!!」
ミシェール・レイ:その言葉と同時に後ろに大きく飛び退いている
”荒天龍”:「えー。しょうがないな」
ミシェール・レイ:いつの間にか瞳を覆っていた布は解け、翡翠色の瞳が露わになる。
ミシェール・レイ:「その強さ……」
ミシェール・レイ:「うわー!本物だぁ~!!」
ミシェール・レイ:表情から緊張が抜け、笑顔に
ミシェール・レイ:「本物の師匠だーー!!」
”荒天龍”:「あ、偽物だと思ってたわけ!? 不遜~!」
”荒天龍”:「やっぱりひと思いにやってしまおうか……」
ミシェール・レイ:「だってこの街に出たって聞いてたのに今まで全然音沙汰なかったじゃないですか!」
”荒天龍”:「そんなことないよ。毎日イロイロ忙しかったからね。それにほら、ちょっと意識を散らしてみなさい」
GM:知覚で判定してみてください。目標値は6。
ミシェール・レイ:「探したんですよ~も~!師匠~~!」
ミシェール・レイ:「ん?」
ミシェール・レイ:失敗すると恥ずかしいのでオリジン:プラント使います
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+2(侵蝕率:49->51)した
ミシェール・レイ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 6[1,6]+3 → 9

GM:成功!
GM:では、”荒天龍”に監視が達成値分の9人ついていることが分かります。
ミシェール・レイ:「あっ……」その気配に気づいて
ミシェール・レイ:「9人……いや」
ミシェール・レイ:「ぼくには9人しか感じ取れないだけですか」
”荒天龍”:「俺もこうして肩身の狭い思いをしているんだよ……お、目隠しって結構意味あるんだね」
ミシェール・レイ:「もちろんですよ!師匠もやった修行でしょ!」
ミシェール・レイ:「今は目隠しだけですけど、やがては嗅覚、触覚……」
ミシェール・レイ:「五感を閉じて第六感に至る。そういう修行なんですから」
”荒天龍”:「あはは、そうだっけ。まあ俺じゃないところの方が多い割にはいい線いってると思うよ」あっけらかんとしている。
”荒天龍”:「まあ、そんなきみにそろそろ実力がジャンプアップする機会をあげようと思ってね」
ミシェール・レイ:「それはもちろん!ぼくはいつか龍を喰らう者ですから!」
ミシェール・レイ:「へ、ジャンプアップ?」
”荒天龍”:「そうそう。ほら、俺って一回普通に敗走してるじゃない。やっぱりUGNってすごいなーってことで、そろそろ本気でやりあいたいんだよね」
ミシェール・レイ:「それって……」
”荒天龍”:「久しぶりに体も動かしたいし。UGNが本気を出さざるを得ない状況を作るから、」
”荒天龍”:「紫苑。彼らと一緒に、きみも本気で私に勝ちに来なさい」
ミシェール・レイ:「………!!」
ミシェール・レイ:驚愕の表情、後に
ミシェール・レイ:「………ふ、ふふ」
ミシェール・レイ:歓喜
ミシェール・レイ:「それじゃあ、本気の師匠と死合えるんですね」
”荒天龍”:「あ、やっぱりこういうのでやる気出るタイプ? きみも変なやつだねーホントに」
ミシェール・レイ:「嬉しいに決まってます!」
ミシェール・レイ:「本当はぼくひとりでも倒せるくらい強くなってからのつもりでしたけど」
ミシェール・レイ:「でも、うん」
ミシェール・レイ:「この街の人達と一緒にやるなら、それも悪くないです」
”荒天龍”:「ふぅー……ん?」不思議そうに。
”荒天龍”:「それで、本気、ね」極めて薄く笑う。「 ……へへ、出せるくらい楽しいのが一番だな」
ミシェール・レイ:「当然!そのつもりです!」
”荒天龍”:「それじゃあまたあとでね。俺も忙しいんだ。これから”ストリゴイ”を馬車馬のように働かせなくちゃならない」
ミシェール・レイ:「え、もう行っちゃうんですか!?」
”荒天龍”:「きみもちゃんと俺をぶっ殺すチームに入れるように面接の練習とかしておきなさい。分かったね」
”荒天龍”:「行くよ! なんでこんな草とかボーボーのところで立ち話しなくちゃいけないんだ。今何年だと思ってるの」
ミシェール・レイ:「そうですか……うん、まあいいです」
ミシェール・レイ:「どうせ師匠と世間話しても面白くないですし」
”荒天龍”:「傷つくわ~」
ミシェール・レイ:「ぼくも師匠を倒す作戦を練るので忙しいので!山を下ります!!」
ミシェール・レイ:言うなり背を向けて駆け出そうとし
ミシェール・レイ:「……楽しみにしておいてくださいね、師匠」振り向かずに
”荒天龍”:「ははは。せいぜい頑張りなさい」何もわかっていなさそうな声で。
ミシェール・レイ:「次に会う時は、龍が地に落ちるときです」
ミシェール・レイ:「地べたから見上げる空の景色、思い出させてあげますからね」
ミシェール・レイ:そのまま一目散に、街へ向かって坂を下っていきます。

GM:シーン終了! ロイスの取得のみ可能です。
ミシェール・レイ:荒天龍にはもう取ってるので、保留!
ミシェール・レイ:以上!
GM:あい!
GM:----

OP2

GM:OP2 御厨くんのオープニングです
GM:侵蝕ダイスをどうぞ
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+9(1d10->9)(侵蝕率:32->41)
御厨柴門:ホットスタート
GM:あちちだぜ

GM:N市 ある倉庫
GM:UGNの輸送部隊”キャラバン・サライ”は、独立独歩が気風の集団だ。任務も基本的に個人単位で請け負っている。
GM:しかし組織である以上は、集合する機会もあればそのための場所もある。例えばここ、N市外れの倉庫の一室だ。
GM:室内には10人前後のメンバーがいる。顔見知りもいれば、あったことのない人物もいるだろう。
GM:彼らはそれぞれ椅子に座っていたり、ぼんやりと立っていたり、机に突っ伏して寝ているものまでいる。そして、きみに話しかける者も。
”ダンシング・クイーン”:「やァ、"スカボロー・フェア"。ちゃんと健康に気を付けて食事を摂ってるか? 前にあったときからゼンゼン背が伸びていないじゃあないか」
御厨柴門:「…余計なお世話さ。”ダンシング・クイーン”」
御厨柴門:「健康の事を言うなら他のヤツに言ったらどうだい?」
”ダンシング・クイーン”:痩身で色白、セーラー服を着た男、"ダンシング・クイーン"。こう見えて船舶を巧みに操る船乗りだ。
御厨柴門:「少なくとも僕は酒も煙草もやってない」
御厨柴門:「背は…これから伸びる」
”モッキングバード”:「その通りだぜ! コイツはこのあと私とバーガーを食いに行くんだ」君の頭に手を置きながら。
”モッキングバード”:彼女のコードネームは"モッキングバード"。あらゆる飛行機械を乗りこなす航空輸送の申し子。
”モッキングバード”:「背が伸びるかは知らねぇ」
GM:彼らとは、輸送する物品の受け渡しでたびたび顔を合わせる。それぞれ、海上と航空の輸送を担当しているからだ。
御厨柴門:「伸びるさ」
御厨柴門:「珍しいな、二人とも来てるなんて」
”ダンシング・クイーン”:「ああ、全くな。おまけに"イエローサブマリン"の野郎は完全に指示を無視していやがる。そもそもあいつはいつもどこにいるかわかりゃしないんだ」
”モッキングバード”:「こいつ、喋るとうるせぇんだよな。いつも船で一人ぼっちだから」
”モッキングバード”:「全体への招集命令自体、かなり珍しいからな。従ってない奴もいるし、興味本位で来てるやつもいる……」
御厨柴門:「まあ、いつもより集まりが良いのは確かだね」
”モッキングバード”:「ああ。よくこんなに集まったもんだ」
"ハイウェイ・スター":遠くに見えるのは、ライダースーツを着た黒い長髪の女性"ハイウェイ・スター"。卓越したバイクの走行技術を持つ。
"スリラー":その横にいる帽子を目深にかぶっている男性、"スリラー"。全ての乗り物のポテンシャルを最大まで引き出すとの噂もある実力者。
御厨柴門:「”スリラー”まで来てるのは余程だね」
GM:きみと仕事の被る、よき仲間、よきライバルもいるようだ。ここまでの人数が一堂に会するのは初めてかもしれない。
”モッキングバード”:「今度アイツのバイクのサドルに画鋲でも仕込んでおきな……」
御厨柴門:「嫌だよ、面倒ごとはゴメンだ」
御厨柴門:「これだけ集まるって事は呼び出し人は決まってるな」
”モッキングバード”:「ちぇっ、つまんねーの」
”ダンシング・クイーン”:「全くその通りだ。そら見ろ、”フォクシーレディ”のお出ましだ」
”フォクシーレディ”:「おしゃべりはそこまでにしな、あんたたち! 仕事の話だよ」
”フォクシーレディ”:恰幅のいい壮年の女性、”フォクシーレディ”。リーダーのいない”キャラバン・サライ”における実質的なまとめ役だ。
御厨柴門:「仕事か」
御厨柴門:「ロクな仕事じゃなさそうだね、”フォクシーレディ”」
”フォクシーレディ”:無尽蔵の体力による超長距離運送と戦闘を両立する、超重量トラックのベテランでもある。
”フォクシーレディ”:「ああ、仕事だよ。飛び切りデカい仕事だ」
”フォクシーレディ”:「あたしたちの街で最近、ごろつきが騒いでるのは知ってるね? ああいい、いくら轢いたってかまいやしないよ」
御厨柴門:「トラブルが絶える街じゃない事は皆知ってる」
御厨柴門:「騒がしいバカの話なんて今更だろ?」
”フォクシーレディ”:「今回はその、ごろつきどもが増えてる原因の方さ。”荒天龍”とかいう大ごろつきがなんでも世界最強だってんで、腕試しやらなんやらでバカばっかり集まってるのさ」
御厨柴門:「…最悪」
”フォクシーレディ”:「ああ、今更さね。だけど増えすぎてる。これじゃあ子供の送り迎えもできやしないよ」
”フォクシーレディ”:「しかもその”荒天龍”って小僧は、自分がここにいるってのを吹聴し続けてるのさ。こりゃもうぶちのめすしかない」
”モッキングバード”:「で、そいつがあたしたちと何の関係があんだよ? いつも通り、普通のエージェントが殴り合えばいいだろ」
”フォクシーレディ”:「あるのさ。なんでもそいつは誰よりも速く、どこにいるかもわからず、つい最近までカメラかなにかに映ったこともなかったらしい。世界中どこでもだ」
御厨柴門:「誰よりも早く、ね」
”フォクシーレディ”:「そうさ。そんな奴を相手にするとき、どんな力がいると思うんだい?」
御厨柴門:「足か」
"スリラー":「足か」
”フォクシーレディ”:「いい勘をしてるね、二人とも」
”フォクシーレディ”:「そもそも接敵できない相手と戦うときは……同じくらい早くなる? 透明になったり、こっそり姿を隠すかい? それともワープなんてものもあるさね」
”フォクシーレディ”:「全部違う。必要なのは」
”フォクシーレディ”:にやー、と笑う。
”フォクシーレディ”:「『目的の時間に、目的の場所へ、目的のものを届ける』能力さ」
御厨柴門:「クソ…やっぱり面倒な仕事じゃないか」
GM:バン!! と”フォクシーレディ”がテーブルに何枚かの紙を叩きつける。
”フォクシーレディ”:「任務はたったひとつ! ”荒天龍”の野郎をぶちのめすために、奴の元へ精鋭の戦闘チームを送り込むこと!!」
”フォクシーレディ”:「腕っこきの奴らは全員リストアップされてる。スリーマンセルさ。あたしたちを含めて4人でひとつのチーム」
御厨柴門:「それが客か」
”フォクシーレディ”:「その通り! ”選択権”はあたしたちドライバーにある! 誰を運ぶのがいいか、自分でこの紙の中から選びな! 早い者勝ちだよ!!」
御厨柴門:「煙草を吸わない、車内を汚さない。それが最低条件」
御厨柴門:と言って紙を手に取る
”モッキングバード”:「全員合わせて400㎏以内。武器も防具も全部だ……おい、すくねぇな!」
"ハイウェイ・スター":「私は手を引くわ。背中かサイドカー、どちらかは空ける主義なの。必ずね」
"スリラー":「……」腕を組んでいる。一番最後になるまで手を出す気はないようだ。
GM:そして、御厨くんのとった紙には。
GM:『荒天龍の弟子』 ”紫螭吻” 雷 紫苑。 『日本支部所属』 ”フォーマルハウト”朝霧鏡花。 『十二星座・巨蟹宮』 ”スワッシュバックラー” 晩翠凍衿。
GM:この三名が記されている。
御厨柴門:「チルドレン…少なくとも煙草は吸わないか」
御厨柴門:「いいさ、ルールを守らないなら乗せないだけだ」
御厨柴門:「開始は直ぐかい?”フォクシーレディ”」
”フォクシーレディ”:その紙を見て。
”フォクシーレディ”:「当たりをひいたね、ボウズ。きっと気が合うよ」
御厨柴門:「だと良いけど」
”フォクシーレディ”:「ああ、お前ら、今すぐ現場に向かいな!! 今頃対策本部なんてどでかい基地も作って待ってるよ!」
”フォクシーレディ”:「乗り遅れるなってことさ! そいつはあたしらにとってなによりの名折れさ!」
御厨柴門:「珈琲とハンバーガーはまた今度になりそうだね、”モッキングバード”」
”モッキングバード”:「だがウマいメシになりそうだ! だろ?」
”ダンシング・クイーン”:「……いや……しかし僕の船に乗る人物であるからには……こいつは難題だな……」
”モッキングバード”:「テメェはいつまで一人でやってるんだ!!」
御厨柴門:「ハハッ…良いじゃないか。僕達が誰を乗せてどう走るかは自由さ」
御厨柴門:「受けた仕事さえ完璧にこなせれば文句は言わせない」
御厨柴門:「それが僕達、”キャラバン・サライ”のやり方だ」
GM:----
GM:ロイスのみ取得可能です!
御厨柴門:敵/荒天龍/仕事/厄介者○/ロイス
御厨柴門:以上で
GM:----

OP3

GM:OP3 朝霧さんと晩翠さんのオープニングです
GM:侵蝕ダイスをどうぞ
朝霧鏡花:34+1D10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+9[9] → 43

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:33->36)
朝霧鏡花:ウッ

GM:N市 "荒天龍"対策本部

GM:そこはもはや、ひとつの軍事基地だった。大量のモルフェウス能力者によって建築されつつある威容は、周囲に対する示威行為でもある。
GM:一般人にだけギリギリで認識されない程度の光学迷彩をかけた、誇示するかのような軍事拠点。今回のUGNは、本気だ。
GM:きみたち二人は既に建築が終わっている建物の一室に通されている。椅子に掛けて待っているよう伝えられた。
GM:いまは二人きりだ。
朝霧鏡花:「失礼。こちら、よろしいですか?」
朝霧鏡花:晩翠さんの対面の席を示して言う。
晩翠凍衿:「んぁい。どうぞー」既に座っている。建物全体を包む緊張感を切り離すかのような間延びした声。
朝霧鏡花:「どうも」帽子を取って、軽く一礼して着席する。
朝霧鏡花:学帽に学生服、外套。時代がかった様相。中性的な容姿だが、うなじからは少女らしい三つ編みが伸びている。
朝霧鏡花:何より異様なのは、腰から下げた大量の日本刀。机と椅子にぶつかって、がちゃがちゃと音を立てる。
朝霧鏡花:周囲の物々しい雰囲気に、はあ、と一息ついてから、口を開く。
朝霧鏡花:「……あの、失礼ですが」
朝霧鏡花:「晩翠凍衿さん……で、お間違いないですか?」
晩翠凍衿:パイプ椅子の背もたれに体重を預け、戯れにぎこぎこと揺らす。その都度、二つに括った寒色の髪が尾のように揺れる。
晩翠凍衿:相手の風体にも物音にも、さしたる反応は示さなかったが。
晩翠凍衿:「……あれ。どこかで会ったっけ?」名前を呼ばれ、改めて向き合う。
朝霧鏡花:「いえ。初対面です」かぶりを振って、
朝霧鏡花:「改めてご挨拶を。日本支部所属、“フォーマルハウト”、朝霧鏡花と申します」
晩翠凍衿:「これはごていねいに」
晩翠凍衿:「N市第五支部、“スワッシュバックラー”晩翠凍衿。よろしくお願いします」
晩翠凍衿:ぺこりと頭を下げて。
朝霧鏡花:「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」合わせて頭を下げる。
朝霧鏡花:「その……晩翠さんのことは、こちらが一方的に存じておりまして」
朝霧鏡花:ちら、と視線を移す。その先にあるのは、UGN製のウェポンケース。
朝霧鏡花:「……晩翠さんは」
朝霧鏡花:「ゾディアックウェポンの所有者でいらっしゃいますよね……?」
晩翠凍衿:相手の目が向いた先を追い、自身の椅子の傍らに置いた黒い箱に辿り着く。
晩翠凍衿:「……そう」
晩翠凍衿:「そうですよ」
朝霧鏡花:「そうですよね……?」冷静を装いつつ、口元には嬉しさが滲み出ている。
晩翠凍衿:「ええ……それが」口調は静かに保ちながら、跳びかかる寸前のジャガーめいて上体を屈めている。「何か……?」
朝霧鏡花:「あの……実は、ですね……」
朝霧鏡花:照れたように視線を逸らす。その先は自らの腰に下げた、他の脇差とは一線を画す大きさの本差。
晩翠凍衿:「うんうん」
朝霧鏡花:「……僕も、なんですよ」何故か声を潜めて。
朝霧鏡花:ちらりと様子を伺う。
晩翠凍衿:「ほっ」
晩翠凍衿:「……僕も!?」
晩翠凍衿:音を立てて立ち上がる。
朝霧鏡花:「はい……」こくこくと頷く。
晩翠凍衿:「…………!」
晩翠凍衿:「…………!?」ぱくぱくと口を開閉させて。
晩翠凍衿:「えっじゃあ」
晩翠凍衿:「サインが欲しいとかではないわけ……!?」愕然!
朝霧鏡花:「えっ……!?」
朝霧鏡花:虚を突かれた顔。
朝霧鏡花:「ち……違いますが……そっちですか……?驚く部分……」
晩翠凍衿:「ええーっ……今……」
晩翠凍衿:「めちゃくちゃ自慢する準備してた……」すごすごと着席する。
晩翠凍衿:「はー……でもそうか。日本支部……?」
晩翠凍衿:本差を一瞥し。「……なるほどねえ。本当にやる気なんだ、今回の」
朝霧鏡花:「は……」
朝霧鏡花:「反応、薄くないですか……?」
朝霧鏡花:「あの、僕……他にこれ持ってる方と会うの、初めてで……」少したどたどしく。
朝霧鏡花:「もしお会いできたら、色々お話してみたいなとか……その……」
朝霧鏡花:「あ……すいません……!何言ってるんでしょうね……?」
朝霧鏡花:動揺を隠せない様子で掌を振る。
晩翠凍衿:「あ、そうだったの?ごめん」きょとんとした顔。
晩翠凍衿:「まああたしもびっくりはしたけど……そういうこともあるかなって……」
朝霧鏡花:「えーっ……」
晩翠凍衿:「あー……」
晩翠凍衿:「いや、そっか!折角だから何か話す?話そう」明らかに繕った態度。
朝霧鏡花:「いえ……!む、無理にとは……!」
朝霧鏡花:「そ、そうですね……晩翠さんのお話は、以前からお伺いしていて……」
朝霧鏡花:「とても優秀なチルドレンだと聞いています」
朝霧鏡花:「N市では、R案件の頻発する女子高を専属で担当していらっしゃるとか……」
晩翠凍衿:「それは違う!」
朝霧鏡花:「えっ……」
晩翠凍衿:「あっ……とごめん。つい」
朝霧鏡花:「いえいえ、優秀な結果を残していなければこの場には呼ばれませんよ。ご謙遜を……」
晩翠凍衿:「優秀……優秀はまあ、そうかもしれないけど……って言うか事実そうですけど……」
晩翠凍衿:「……へへ。日本支部の人に言ってもらえるのは結構嬉しいかも」
晩翠凍衿:「あたしは鏡花ちゃんのことは知らなかったけど……やっぱり今回の任務のために来てくれたの?」
朝霧鏡花:「いえ。僕もここしばらくはN市に滞在して任務を請け負っています」
朝霧鏡花:「今回も、そのひとつ……ということになりますね」
晩翠凍衿:「ああ、そうだったんだ。ヤバいよねえここ……」
晩翠凍衿:一つ溜息をつき、再びパイプ椅子を揺らす。
朝霧鏡花:「ええ……晩翠さんはいつからこちらに?」
朝霧鏡花:今日何本目か分からない、缶コーヒーのプルタブを開ける。
晩翠凍衿:「半年は行かないくらいかなあ」
朝霧鏡花:「僕も話には聞いていましたが、まさかここまでとは……」
晩翠凍衿:「その間も尋常じゃない頻度で駆り出されたけど。今回はまたとびっきりの」
朝霧鏡花:「ええ。普段からそれなのに、最近は更に『これ』ですもんね」
朝霧鏡花:「一体どれだけの被害が出るか……」
GM:そのときだ。壁に淡く光がともり、プロジェクターのように作動する。
朝霧鏡花:「!」
霧谷雄吾:「”フォーマルハウト”朝霧鏡花さん、 ”スワッシュバックラー” 晩翠凍衿さんですね。時間通りお集まりいただき、ありがとうございます」
晩翠凍衿:(噂をすれば)姿勢を正し、そちらへ体を向ける。
霧谷雄吾:「"リヴァイアサン"霧谷雄吾です。今回はお二人に任務をお願いするため、こうして集まっていただきました」
朝霧鏡花:「支部長」
朝霧鏡花:朝霧がただ『支部長』と呼ぶのは、日本支部長である霧谷雄吾だけだ。
GM:UGN日本支部長、霧谷雄吾。N市の指揮系統を飛び越えて指示する事態なのか、あるいは朝霧さんがこの場にいるためか。
霧谷雄吾:「ご無沙汰しています、朝霧さん。晩翠さんも、こうして画面越しですみません。いずれお会いしたいとは思っているのですが」
朝霧鏡花:「御無沙汰しています」深々と一礼。
晩翠凍衿:「……初めまして。こうしてお話していただけるだけで光栄です」こちらも深く頭を下げる。
朝霧鏡花:「『ここ』にいる我々への通話ということは、任務とはやはり……」
霧谷雄吾:「こちらこそ”ゾディアックウェポン”の使い手とお話しできて光栄です……おっと、その通りです。世間話する余裕もありませんからね」
霧谷雄吾:「つい4時間ほど前、N市に関する臨時の予算案や議案を通しました。"荒天龍"に関してです。これは日本支部のみならず、UGN全体の話でもありますから」
霧谷雄吾:「お二人にお願いする任務は"荒天龍"の討伐。及び、その目標を達成するための副次的な行為全般です」
朝霧鏡花:「…………」思わず黙り込む。当然予想はしていたが、あの"荒天龍"を。
晩翠凍衿:「……討伐」
霧谷雄吾:「今お二人がいる臨時の基地設営などを含めた全体的な"荒天龍"討伐作戦のうちの、中心。実際に彼と交戦するグループとしての任務になります」
霧谷雄吾:「……はい。少なくとも手傷を負わせ、N市から撤退させるのが目標になります」
朝霧鏡花:動揺を押し殺し、口を開く。「交戦、討伐は理解できますが。『副次的な行為』とは、具体的には?」
霧谷雄吾:「そうですね。おそらく、そちらN市で活動しているお二人ならわかると思うのですが……今、N市は極めて危険な状態にあります」
霧谷雄吾:「いや、元から極めて危険な状態ではあるのですが。今回はそこに、"荒天龍"という危険が加わりました」
霧谷雄吾:「彼が今回行ったのは、自分がN市にいると喧伝することです。それはあまりにも唐突で、単純で、しかし効果的でした」
霧谷雄吾:「なにせ、世界有数の正体不明だった武人"荒天龍"が始めて明確に所在をあらわにしたのですから、その波紋は大きい」
朝霧鏡花:「…………」"荒天龍"に対しては常時監視体制が敷かれていたと聞いている。しかしだからといって、誰が彼のその行動を止められただろうか。
霧谷雄吾:「我々としても、むしろ先日の第三支部防衛戦で彼を映像で捉えてしまったわけですから。情報封鎖を試みてもかえって広がりかねない」
霧谷雄吾:そうして、現在の世界各地からその……乱暴者が集まるN市になってしまったのです」
霧谷雄吾:「"荒天龍"を倒せば名が上がると考えた者たちや彼への復讐者が集まり、それを見て仕事になると考えた者たちも……と、雪だるま式に」
GM:そうなのだ。
GM:現在のN市は、石ころを投げればオーヴァードかチンピラにあたるような状況である。何を勘違いしたのか、
GM:レネゲイドとは関係ない華僑系の犯罪結社やシチリアンマフィアなど、通常の犯罪組織すら末端の売人を送り込んで小金稼ぎをしている始末である。
GM:二人もここ数日で妙に外国人のアホんだらと交戦した回数が増えているかもしれない。
朝霧鏡花:「全くもって、愉快な話ですね」冷ややかな面で。
霧谷雄吾:「そのため、”荒天龍”以外の問題にも対処する必要が出てきます」
朝霧鏡花:無理も無い。相手は人の域を越えた超越者────『龍』だ。ひとたび気まぐれに身動ぎするだけで、人の世など簡単にひっくり返ってしまう。
霧谷雄吾:「無論、あなたたちは決戦戦力のひとつではあります。しかし、その実力を生かして柔軟に行動してもらう必要も出てくるでしょう」
霧谷雄吾:「詳細は、実際に対策本部が発足しそちらから伝わるはずです」
霧谷雄吾:「そして……最後に」
霧谷雄吾:「貴方たちと行動を共にするチルドレン、ミシェール・レイ。彼は実際に”荒天龍”と面識のある人物です」
朝霧鏡花:「……え」以前任務で同道した知人の名、その予想外の経歴に、思わず声を漏らす。
霧谷雄吾:「今回の作戦に、強く意欲を燃やしていると聞きます。実力も折り紙付きだと」
朝霧鏡花:「……そうなんですか?」
晩翠凍衿:「……」真剣な面持ちで聞く中で、やや瞼が持ち上がる。
霧谷雄吾:「ええ。これに関しては……プライバシー以上に、情報の共有が必要だと判断しました」
朝霧鏡花:「……失礼な言い方になりますが……」
朝霧鏡花:「大丈夫、なんですね?」
朝霧鏡花:念押しするように確認する。
霧谷雄吾:「ええ。これまでの報告から、総合的にそう判断しました。しかし、絶対ではありません」
霧谷雄吾:「ありきたりな話になってしまうのですが……」苦笑する。「彼を、気にかけてあげてください」
霧谷雄吾:「”荒天龍”は単純に、強い。一人では勝てません。チームの信頼関係が重要になります。あなたたちならそれを築けると信じています」
朝霧鏡花:「……分かりました」頷き、「支部長のご判断に従います」
朝霧鏡花:「それが任務であるならば、必ず」
晩翠凍衿:「……。“スワッシュバックラー”、了解いたしました」横目で朝霧さんの様子を見つつ、頷く。
霧谷雄吾:「ありがとうございます。作戦には”キャラバン・サライ”から専属のドライバーが送られてきます。彼もまた優秀なチルドレンです」
霧谷雄吾:「それでは、正式に対策本部が設立するまでは、二人ともゆっくりと体を休めていてください」
朝霧鏡花:「支部長も、偶には休暇を取られてはどうですか」
朝霧鏡花:「また隈が濃くなっているように見えますが」
朝霧鏡花:少し冗談めかして。
霧谷雄吾:「はは……もう少し頑張ります。大丈夫、私の計算ではまだまだ健康です」
晩翠凍衿:(ダメになる人の言い方だ……)
霧谷雄吾:「日本支部長”リヴァイアサン”の計算ですよ?」こちらも冗談めかして。
朝霧鏡花:「ええ、信頼はしています。心配もしていますが」
霧谷雄吾:「頼りになる部下でありがたい限りです……ところで、先日の報告書を読んだのですが、あの、”ウォーキング……」
朝霧鏡花:ぶつっ
晩翠凍衿:「あっ」
朝霧鏡花:咄嗟に通信を切る。
晩翠凍衿:「えっ。鏡花ちゃん?」
GM:ちょうど時間だったのか、何かトラブルがあったのか、向こうでもドタガシャと音がしていた。結局同じくらいのタイミングで通信は切れていただろう。
晩翠凍衿:さすがに困惑した様子で壁と朝霧さんを交互に見ている。
朝霧鏡花:「何か?」穏やかな顔で小首を傾げる。
晩翠凍衿:「いや今なんか言おうとしてたじゃん……!」
晩翠凍衿:「ウォーキングなんとかの報告書がどうとか……」
朝霧鏡花:「……?」きょとんとした顔。
朝霧鏡花:「そうでしたか……?」
朝霧鏡花:「気のせいですよ」
朝霧鏡花:「気のせいですよね?」
朝霧鏡花:「気のせいです」
晩翠凍衿:「…………」ゆっくりと頷く。
晩翠凍衿:(今度データベース探そ……)

GM:ロイスの取得のみ可能です
朝霧鏡花:晩翠凍衿 〇親近感/隔意 で取得して以上!
晩翠凍衿:朝霧鏡花 〇連帯感/隔意 で!

ミドル1

GM:Middle1 シーンプレイヤーはミシェールくん
GM:全員登場です。侵蝕ダイスをどうぞ。
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+8(1D10->8)(侵蝕率:51->59)した
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:36->41)
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+1(1d10->1)(侵蝕率:41->42)
朝霧鏡花:43+1D10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+10[10] → 53


GM:N市 "荒天龍"対策本部

GM:一夜城のごとく建設された "荒天龍"対策本部。大量に動員された人員たちは本部発足の全体プリーフィングを終え、各隊の個別の作戦会議の時間になった。
GM:ここは、そのうちの一室。特別チームに割り当てられた部屋だ。
朝霧鏡花:「……」席につき、缶コーヒーを飲んでいる。
朝霧鏡花:「……」缶を傾けながら、横目でもう一人のチームメンバーの様子を伺う。
晩翠凍衿:がっちりと目が合う。ずっと見ていた。
朝霧鏡花:「!」
朝霧鏡花:むせそうになって、慌ててコーヒーを離す。
晩翠凍衿:「……それ」
朝霧鏡花:「こほっ……は、はい、何か……?」
晩翠凍衿:「さっきも飲んでなかった?」特に気にした風もなく。
晩翠凍衿:「好きなの?コーヒー」
朝霧鏡花:「ああ……ええ……」缶を見て。
朝霧鏡花:「好き……というわけではないのですが……」
朝霧鏡花:「その、飲んでいないと落ち着かないといいますか……」
朝霧鏡花:「あっ、いえ!」
朝霧鏡花:「今の状況がというわけではなく……いつもという意味で……」
朝霧鏡花:朝霧にはカフェイン中毒の気がある。
朝霧鏡花:「あ……」
朝霧鏡花:革の鞄を開けて、ごそごそと漁って。
朝霧鏡花:もう一本コーヒーを取り出して、差し出す。
朝霧鏡花:「……飲みますか……?」
朝霧鏡花:カフェイン多めのブラックコーヒー、無糖だ。
晩翠凍衿:「……ありがとう」受け取って。
晩翠凍衿:(常備してるんだ……)プルタブを開け、何気なく中身を口に流し込み。
晩翠凍衿:「んぐっ」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:何かを堪えつつ飲み下し、涙目になりつつ見返す。
晩翠凍衿:「……おいしい」
晩翠凍衿:絶対においしいと思っていなさそうな顔。
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:「あの……」
朝霧鏡花:「す……すみません……」
朝霧鏡花:申し訳なさそうな顔。
GM:……やや気まずい沈黙が流れる。
朝霧鏡花:「お……お二人とも、遅いですね……?」露骨な話題逸らし。
朝霧鏡花:「そろそろ来てもいい頃かと思うのですが……」
晩翠凍衿:「……そうだね……」缶コーヒーを卓に置き、しばらく睨んだ末に手を離して。
晩翠凍衿:「そういえば、さっきの──」
ミシェール・レイ:バンッ!!
ミシェール・レイ:「たのも~~!!」
ミシェール・レイ:会議室の扉が勢いよく開かれ、目隠しをした子供が入ってくる
ミシェール・レイ:その背後には身長を超す程に巨大なトランクケースがひとりでに動いて付いてきている。
晩翠凍衿:「──お?」
朝霧鏡花:「あ……」目を丸くして。「ミシェールさん」
ミシェール・レイ:「ここで荒天龍対策本部の会議が……あ!朝霧さん!」
ミシェール・レイ:「はい、お久しぶりです!ミシェールです!」
ミシェール・レイ:拳を胸の前で合わせる拱手の姿勢で挨拶する
晩翠凍衿:「ああ」上から下まで入室者の風体を眺める。「あなたが」
朝霧鏡花:「どうも。お久し振りです」ややほっとした表情で会釈。
朝霧鏡花:あまり得意な相手ではないが、今の状況ではマクロでもミクロでも救いの船だ。
晩翠凍衿:「初めまして。“スワッシュバックラー”、晩翠凍衿です」立ち上がって挨拶をする。「今回のチームメンバー」
ミシェール・レイ:「朝霧さんも呼ばれてたとは心強いなあ」言いつつ晩翠さんの方を向いて
ミシェール・レイ:「はじめまして。"紫?吻"ミシェール・レイです。よろしくお願いします!」
ミシェール・レイ:「それにしても……」二人を交互に見て
朝霧鏡花:「……何でしょう?」
ミシェール・レイ:「ぼくが来る前に何かありました?」
晩翠凍衿:「何か?」朝霧さんを見る。
晩翠凍衿:「あったっけ」きょとんとした表情。
朝霧鏡花:「…………」気まずそうな表情。
朝霧鏡花:「いえ……特には……?」
ミシェール・レイ:「なーんかお二人の心音が微妙に合ってないと言うか」くんくんと鼻を鳴らし
ミシェール・レイ:「カフェインマシマシのブラックコーヒーを付き合いで仕方なく飲まされた時みたいな、にが~い匂いを感じます!」
朝霧鏡花:「うっ……」
朝霧鏡花:(これだから読心系の人はやりづらいんだよなあ……)
晩翠凍衿:「それは普通にコーヒーの匂いがしてるだけじゃない……?」
晩翠凍衿:「鏡花ちゃんさっきからガブ飲みしてたし」こちらは全然思い当たっていない。「今もそこに置いてあるし。あたしのだけど」
ミシェール・レイ:「あ、そうなんですか?じゃあそうかもしれません!」あっけらかんと
ミシェール・レイ:二人と向かい合う席について「僕も何か飲み物買ってくれば良かったな~」
朝霧鏡花:「……」こほん、と咳払いして。
朝霧鏡花:「ミシェールさん。既にお聞きかと思われますが、今回の任務ではエージェント3名、輸送役1名のフォーマンセルで行動します」
朝霧鏡花:「ミシェールさんには我々と同じ班に加わって頂きます。改めて、よろしくお願いします」
晩翠凍衿:「よろしくねー」手を差し出してみる。
ミシェール・レイ:「あ、はい!さっき指令書を読みました!」かなり前に渡されている
ミシェール・レイ:「よろしくお願いします!さっきも言いましたが、朝霧さんが一緒なら心強いです!」
ミシェール・レイ:「なんたってあの"ゾディアックウェポン"の使い手ですからね!」
ミシェール・レイ:「はい、晩翠さんもよろしくお願いします!」勢いよくその手を握る
朝霧鏡花:握手する二人を見て。「それなら、こちらにもう一人いらっしゃいますよ」視線で晩翠さんを示す。
晩翠凍衿:(おお。見えてるんだ)握手を交わしながら。
ミシェール・レイ:「へ?ということは晩翠さんも?」
晩翠凍衿:「ふふ。実はそうなのです」
ミシェール・レイ:「う……」
ミシェール・レイ:「うわ~~~!!すごいです!ゾディアックウェポン使いが二人も!」
晩翠凍衿:「そう!」
晩翠凍衿:「UGNに12本しかない、選ばれたチルドレンにのみ託される武器の使い手が」
晩翠凍衿:「二人!」
朝霧鏡花:「そうですよね……?」神妙な顔。「それくらいのテンションになりますよね……?」
晩翠凍衿:それくらいのテンションになっている。
ミシェール・レイ:「こんなことめったに無いですよね!テンション上がってきたな~!」
朝霧鏡花:(さっきはあれくらいのテンションだったのに……)
朝霧鏡花:「ともあれ、僕もミシェールさんがチームメンバーで、心強いです」
朝霧鏡花:「……と、言いたいところですが」
朝霧鏡花:「一点、確認しておきたいことがあります。……よろしいでしょうか?」
ミシェール・レイ:「はい、何か気になります?」
ミシェール・レイ:「これだけの戦力が揃ったなら、あの師匠にだって……」
晩翠凍衿:「師匠」
朝霧鏡花:「師匠……」
朝霧鏡花:「それでは、つまり、貴方は……」
GM:その言葉とほぼ同時に、ポーンポーンと間の抜けた音がする。時計が11時を指した音だ。
GM:作戦会議のための、小会議室への集合時間ちょうどだ。
御厨柴門:と、同時に扉が開く
朝霧鏡花:「おっと……」言葉を切る。
御厨柴門:小柄な少年が入室する。
御厨柴門:中にいるメンバーを見渡し。
御厨柴門:「揃ってる。時間は守れてるなら、まずは少し安心だね」
ミシェール・レイ:「あ、説明にあった最後の一人ですね!」
ミシェール・レイ:「僕ら三人は純戦闘要員だから、ええと……」指令書を引っ張り出して読み直す
晩翠凍衿:「輸送役?」
朝霧鏡花:「“スカボロー・フェア”……ですね?」
御厨柴門:「”スカボロー・フェア”」
御厨柴門:「そういう事」
御厨柴門:「君達を目的地まで送り届けるのが僕の仕事ってわけだ」
御厨柴門:「よろしく」
朝霧鏡花:「僕は“フォーマルハウト”、朝霧鏡花です。こちらこそ、よろしくお願いします」一礼。三つ編みが揺れる。
晩翠凍衿:「へええ。あなたがね……」まじまじと観察して。「“スワッシュバックラー”晩翠凍衿です。よろしく」
ミシェール・レイ:「なるほどなるほど、神出鬼没の"荒天龍"を先回りできる程の卓越した輸送の専門家……面白そうです」
ミシェール・レイ:「"紫螭吻(ヅゥチィーウェン)"ミシェール・レイです。よろしくお願いしますね!」
朝霧鏡花:「“キャラバン・サライ”……自分でお世話になるのは初めてです」
朝霧鏡花:普通に話せそうな人で良かったな……と思っている。
御厨柴門:「僕らは基本的に裏方だからね。荷物の配送を依頼するなら支部を通してくれれば引き受けるよ」
晩翠凍衿:「……しかし」
晩翠凍衿:「神出鬼没の相手に対して、戦力の輸送役を配備する。分かるような分かんないような話なんだけど」
晩翠凍衿:「どうなの?その辺。自信のほどって言うかさ」
晩翠凍衿:気負いのない様子で言い、御厨さんを見つめる。
御厨柴門:「なるほど、じゃあ自分で歩いて探すのかい?僕はそれでも構わない」
御厨柴門:「この街のあらゆる道を知り尽くした僕達よりも人探しに自身があるなら。任せるよ」
晩翠凍衿:「あー……そりゃあ」視線を天井に向けて思案し、首を振る。「なるほどね」
御厨柴門:「戦いはそちらの専門なんだろう」
御厨柴門:「僕の専門は運ぶこと」
晩翠凍衿:「うん、理解しました。頼りにさせてもらいます」
ミシェール・レイ:「その自信、頼もしいですね。そうでなくっちゃ面白くない」
朝霧鏡花:少し苦笑して。「この街では新参なもので。道のことは全面的にお任せします」
御厨柴門:「解ってくれるなら良いさ」
御厨柴門:「荷物じゃなくて客として乗せられるからね」
ミシェール・レイ:「荷物の方も結構嵩張りますけどね」背後の巨大なトランクを指して
ミシェール・レイ:「けどぼくの大事な相棒なんで、共々お世話になりますよ」
御厨柴門:「問題ないよ。荷物に合わせて車体を調整するから」
ミシェール・レイ:「わ、それって変形!?変形するんですか!?」
ミシェール・レイ:「いいな~!かっこいいな~~!!」
晩翠凍衿:「すごい食い付きよう」
朝霧鏡花:「成程、そういう能力ですか」それほどのテンションになるかな……?と思っている。
御厨柴門:「…そうだね。丁度良い、ちゃんと自己紹介をしておこう」
御厨柴門:「御厨柴門。”スカボロー・フェア”。能力は」
御厨柴門:「様々な乗り物を作り操縦する事」
御厨柴門:「変形と言うより僕のオアシスロードはどんな乗り物としてでも呼び出せるって感じかな」
ミシェール・レイ:「なるほど、変形じゃなくて召喚!それもかっこいいなあ……」しみじみ
御厨柴門:「君達のスタイルも教えてくれ、客の事情に興味は無いけど。戦い方は知っておいた方がやりやすい」
ミシェール・レイ:「あ、僕も気になります!」
ミシェール・レイ:「なんたってUGNでも限られた……あ、これ自分で言った方がいいやつですね?黙ります……」
朝霧鏡花:「以前、ミシェールさんにはお見せしましたが……」
朝霧鏡花:外套をずらして、腰から下げられた大量の日本刀を見せる。
朝霧鏡花:「僕はオーソドックスな至近距離、白兵戦型のオーヴァードです」
朝霧鏡花:「戦闘時にはこの刀を使います。ミシェールさんの仰った通り……」
朝霧鏡花:中でも一際長い大太刀を示して、
朝霧鏡花:「こちらの剣は、UGNから預かっている“ゾディアックウェポン”ですが……まあ」
朝霧鏡花:「基本的には、扱いづらいだけで通常の剣だと思っていただいて問題ありません」
御厨柴門:「へえ、噂には聞いた事がある。凄いね」
晩翠凍衿:(扱いづらい……)神妙な顔。
朝霧鏡花:「恐縮です」苦笑して。
朝霧鏡花:「……晩翠さんのゾディアックウェポンも、大剣型では無いとお聞きしていますが……」
ミシェール・レイ:「朝霧さんの実力は本物ですよ。一緒に戦ったぼくが保証します!」
晩翠凍衿:「……うん。楽しみだな」水を向けられ、表情の硬さを消して。
晩翠凍衿:「あたしのは、これ」
晩翠凍衿:傍らに置いてあった黒い箱を開け、真紅の刃の大鎌を掴み出す。ゾディアックウェポン“キャンサー”。
晩翠凍衿:「スタイルとしては、こっちも前衛」
晩翠凍衿:「突っ込んで切った張ったして倒す。それだけ」
ミシェール・レイ:「大鎌だ~!最高ですね!!」表情をキラキラと輝かせて
朝霧鏡花:「鎌……」
朝霧鏡花:(使いやすいのかな……?)神妙な顔。
晩翠凍衿:「……まあ」
晩翠凍衿:「腕前の方は、これを預けてくれたUGNの判断を信頼してもらえば?」おもむろに大鎌を回して構えを取る。
御厨柴門:「なるほど、このクラスの任務に派遣されるには理由があるって事か」
御厨柴門:「扉の形状は大きく開くタイプにしておくよ。二人ともその方が展開しやすいだろ」
晩翠凍衿:「ふふん。助かるよ」
朝霧鏡花:「お心遣いに感謝します。僕も嵩張る能力なので」
晩翠凍衿:「あたしも鏡花ちゃんもだし。あとミシェールくんも?」
晩翠凍衿:得物を仕舞い、同じようなケースを背負った少年を見遣る。
ミシェール・レイ:「はい、助かります!多分ぼくのが一番嵩張るので」
ミシェール・レイ:「ぼくの戦闘スタイルは見たまんまです。この見た目でカンフーしなかったら嘘でしょ?」
ミシェール・レイ:「無手でもそれなりに使いますが、専門は」
ミシェール・レイ:傍らのトランクケースをコツンと蹴りつける
ミシェール・レイ:勢いよくケースが開き、幾つもの武器が宙に投げ出される
ミシェール・レイ:「よっ」
ミシェール・レイ:長大な棍が七つに分割する機構を持つ、七節棍
ミシェール・レイ:左右二対の円刃型の投稿武器、風火輪
ミシェール・レイ:そして、鎖で繋がれた巨大な鉄球、流星錘
ミシェール・レイ:それらを地に落とすことなく持ち替えながら演武を披露する
ミシェール・レイ:「武器術です。お二人のように特別な謂れのあるものではありませんが」
ミシェール・レイ:「友達から受け継いだ、大事な相棒です。よろしくお願いしますね」
ミシェール・レイ:最後にそれらの武器を放り投げると、ひとりでにケースへと収まる
御厨柴門:「他の二人よりは射程に余裕がありそうだね」
御厨柴門:「解った」
御厨柴門:「あと、申し訳ないんだけど」
御厨柴門:「僕の車に客として乗ってもらうには守ってもらいたいルールがある」
御厨柴門:「良いかな?」
朝霧鏡花:「ええ。能力的な制約ですか?」
晩翠凍衿:「はいはい?」御厨さんへ向き直る。
ミシェール・レイ:「掟とあらば従いますよ!」
御厨柴門:「一つ、車内は禁煙。見た所煙草は吸いそうには見えないけど。見かけによらない連中も多いからね」
朝霧鏡花:「…………」電子カフェイン吸引器を愛用しているが、どの道車内で吸うつもりもないので黙っておく。
ミシェール・レイ:「ぼくもタバコは苦手です。他より多少鼻が効く質なので」
晩翠凍衿:「未成年だしなあ」
御厨柴門:「一つ、車内を汚さない事。飲食自体を禁止とは言わないけど。今回の任務は荒事だ」
御厨柴門:「休憩時間に済ませておいてくれると助かる」
晩翠凍衿:「……血とかは?」
御厨柴門:「戦闘中は仕方ないさ。汚れないモノはない。汚さないようにするって事が大事なんだ」
朝霧鏡花:「マナーとエチケットのお話ですね。了解しました」頷く。
晩翠凍衿:「なるほどね。気を付ける」
ミシェール・レイ:「無闇に返り血を受けないのも功夫の内、抜かりはありません!」
御厨柴門:「最後に、乗車中に運転手の指示がある場合は守ってくれ。これは単純に君達が余計な怪我をしないように、だね」
御厨柴門:「スピードを出す時や揺れそうなときは僕から声をかける。それだけさ」
晩翠凍衿:「ん。万事了解」
朝霧鏡花:「はい。適材適所、餅は餅屋。専門家にお任せします」
GM:話がひと段落したところで、バタン! と扉が開く。
???:「お、お待たせしました!」
???:赤いフレームのメガネをかけた女性がパタパタ駆け込んできた。急いでいたのか、心なしかメガネが傾いている。
佐藤 鳴:「ハァーッ……ハァーッ……”アコースティック”佐藤鳴(さとう なる)です」
佐藤 鳴:「今回の作戦において、皆さんのバックアップとオペレートを担当します。よろしくお願いします」大量の資料を机に起きながら。
朝霧鏡花:「と……大丈夫ですか……?」落ちかけた資料を手で支えて。
佐藤 鳴:「あわわ、ありがとうございます」
佐藤 鳴:「遅れて申し訳ありません。皆さんおそろいのようですね」
晩翠凍衿:「揃ってまーす」ひらひらと手を振る。
ミシェール・レイ:「はい、揃ってました!大体20分くらい前に!」
佐藤 鳴:「う゛……」
朝霧鏡花:「焦らずとも大丈夫ですよ。よろしくお願いします」
ミシェール・レイ:「おかげで有意義なお話ができましたよ!よろしくお願いします、佐藤さん!」
佐藤 鳴:「そ、そうですか? ありがとうございます……」一度大きく深呼吸して。
佐藤 鳴:キリ、とメガネの位置を整える。
佐藤 鳴:「それでは、”荒天龍”討伐を最終目標とした、プリーフィングを行います」

GM:ロイスの取得のみ可能!
GM:購入は次回までお預けです
朝霧鏡花:まだ保留にしておきます!以上!
御厨柴門:こちらも保留で
晩翠凍衿:ミシェールくんはまた機会がありそうなので御厨さんへ。
ミシェール・レイ:協力者 晩翠凍衿 かっこいい◯/対抗心 で取ります
晩翠凍衿:御厨柴門 〇感服/対抗心 で。
ミシェール・レイ:以上!
晩翠凍衿:こちらも以上!
GM:----

ミドル2


GM:Middle2 シーンプレイヤーは晩翠さんです。
GM:登場する方は浸蝕値の上昇をどうぞ
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:41->42)
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+8(1D10->8)(侵蝕率:59->67)した
朝霧鏡花:53+1D10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+6[6] → 59

御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+6(1d10->6)(侵蝕率:42->48)

佐藤 鳴:「それでは、”荒天龍”討伐を最終目標とした、プリーフィングを行います」
御厨柴門:座って聞いている
ミシェール・レイ:「わーい!待ってました!」やいのやいの囃し立てる
晩翠凍衿:真剣な表情で聞く。
佐藤 鳴:「皆さんも、全体プリーフィングで説明を聞いたと思いますがーー」言いながら、ホワイトボードにマーカーで書いていく。
佐藤 鳴:「”荒天龍”の情報工作により、多くの危険因子がこの街に流入してきました」
佐藤 鳴:「数が多すぎて、実際の脅威度や、重点的に対処するべき要注意人物の把握もむずかしい状態です」
佐藤 鳴:「そして、彼らによってパワーバランスが崩れることで、元より街に潜伏していたFHセルなどの活動が突発的に起こることも危険視されています」

 ”荒天龍”が騒ぐ
    ↓
危ない人がいっぱい来る
    ↓
  大変なことになる

佐藤 鳴:きゅきゅきゅーっと書く。
朝霧鏡花:(アバウトだな……)やや不安を覚えつつ聞いている。
晩翠凍衿:「……アホみたいに迷惑……」渋い顔。
ミシェール・レイ:「なるほどなるほどー」
ミシェール・レイ:「元々事件の絶えない街ですけど、無秩序さという意味では香港にいた頃を思い出しますね。楽しくなってきたなあ」
御厨柴門:「ソイツはこの街を遊び場か何かだとでも思ってるのか?」
GM:ここで、佐藤さんたちが頑張って調べておいた情報を公開してくれます。

・”荒天龍”について
FHの武術家。武の極地に至って仙人となり、はるか昔から生きてるとまことしやかに噂される人物。
世界各地、複数の時代にまたがってその伝承が確認される。
同一人物か、名を継承しているのか、あるいは多くの人物がその名を騙って活動していただけなのかは不明。
その他多くの彼にまつわる噂の真偽も定かでないが、隔絶した格闘戦における戦闘力は本物。
彼についての情報が錯綜していた理由として、数か月前まであらゆる媒体に記録を残さなかったほどの神出鬼没さと、その無軌道な行動が挙げられる。
現にN市では、第三支部防衛戦で"エルドラード"セルに協力した以降はなんの行動にも加担していなかった。
彼が現状どの程度FHの意に沿った行動をしているかすら不明であり、今回もどこまでが組織的な行動か不明である。


・現在のN市について
”荒天龍”がその所在をあらわにしたことで、世界各地の武術家や彼に私怨のあるもの、混乱に乗じてなにかを成そうとする者など、きわめて多くの秩序安定によろしくない人物が大量にN市へ流入している。
この街の情勢をより不安定にした元凶は”荒天龍”だが、目下の問題は大量の暴漢だ。
加えて、彼らに戦力を割くことで、以前よりN市に潜伏しているFHへの対応力が低下することも懸念される。
対策本部の設置はそれらを短期間で解決するための措置であり、UGNが健在なことを示して場当たり的な単独犯による犯罪行為への抑止効果も期待している。


佐藤 鳴:「こういってはなんですが……”荒天龍”自体は、脅威度は高くても危険度は低い存在でした」
佐藤 鳴:「なぜなら、彼は特に社会秩序を破壊するために計画的行動をとらないからです」
佐藤 鳴:「……皆さん。”荒天龍”が、潜伏していた間なにをしていたと思いますか?」
晩翠凍衿:「……分かってるの?それ」腑に落ちない顔。この街での監視体制などには詳しくない。
佐藤 鳴:「はい。住所やクレジットカードの番号、銀行の口座なども押さえています。最も、」
佐藤 鳴:「金に困って暴れられたりしたら大問題なので封鎖することはできませんでしたが……」
晩翠凍衿:「住所……」放浪生活などをイメージしていたが。
朝霧鏡花:「あるんですね、クレジットカード……。……武術家と聞いていますから、修行など?」
ミシェール・レイ:「うーん、山に篭もって修行!……は今更するような人じゃないかな」
佐藤 鳴:「そうですね……修行は1日20分だったと報告が来ています」
朝霧鏡花:「20…… ……エクササイズのレベルでは……」
御厨柴門:「想像もできないね、そんな奴の考えなんてさ」
佐藤 鳴:「……加えて、1日の大半をおやつを食べたり、ゲームをしたり、動画を見て過ごしていたそうです」
佐藤 鳴:「うらやましい……」
晩翠凍衿:「…………ええー…………」
朝霧鏡花:「…………」頭痛を覚えてこめかみを抑える。
ミシェール・レイ:「あははは、公園で太極拳やってるおじいちゃんの方がまだ修行してますねそれ」
御厨柴門:「だから危険が少なくて放置していた?馬鹿じゃないのか?」
御厨柴門:「結果がこの有様じゃないか」
佐藤 鳴:「それはそのとおりなので、面目次第もないのですが……本来なら、監視できているのも奇跡的な状態でした」
佐藤 鳴:「なにせ、対象が本気を出したらそもそも監視などできないのです。これまでの状況は、監視されてもらっていた、とでもいうべきでしょうか」
朝霧鏡花:「まあ、この街のUGNの多忙ぶりは周知の事実ですし、」
朝霧鏡花:「事が起こるまで荒天龍という重大案件に手を回す余裕が無かったのは、納得できますが……」
ミシェール・レイ:「頭にくる話ですけど、どれだけだらけてても全然弱くならないですからねあの人」
晩翠凍衿:「……理解しました。納得はしがたいけど」
佐藤 鳴:「はい。ですので、今回を機に精力を傾けて彼を排除する、という作戦が立案されました」
佐藤 鳴:「……とはいえ、これも心苦しい話なんですけど」しょんぼりしながら
ミシェール・レイ:「それでも、これだけの戦力を動員するということは」
ミシェール・レイ:「"勝算がある"ってことですよね」
佐藤 鳴:「は、はい。まずやはり、”荒天龍”よりどんなに弱くても、今すぐ破壊活動を起こそうとしている普通の敵の方が危険です」
佐藤 鳴:「貴方たちのほかにも、大量の人員がこの作戦には導入されています。彼らを中心に、一気に暴漢たちを鎮圧して状況の安定を図ります」
朝霧鏡花:「まずはそちらの情報収集と対処、ですね」
ミシェール・レイ:「ふむふむ、眠れる龍より暴れる豚というわけですね」
御厨柴門:「賛成だ、馬鹿は放っておいても調子に乗るだけだ」
佐藤 鳴:「はい。なにより、このようないつどこで誰が襲い掛かって来るかもわからないような状況は、それこそ”荒天龍”のような」
佐藤 鳴:「飛びぬけた個人に好き勝手にされてしまいますから。我々に有利な状況をしっかり作らないと」
佐藤 鳴:ふんす! と腕に力を込めている
佐藤 鳴:「そのため、”荒天龍”に目立った動きがみられない間は皆様にもそちらを手伝っていただくことになるかと思います」
晩翠凍衿:「龍退治は足場の確保からね。了解」
朝霧鏡花:「龍を倒して、豚も狩るとは……」
朝霧鏡花:「虎にでもならないと、やっていられませんね」
御厨柴門:「他のチームも同じように動くのかい?」
佐藤 鳴:「はい。警邏チームは今言った治安維持活動を中心に。」
佐藤 鳴:「戦闘チームは、文字通りパトロールよりもオーヴァードやジャームとの戦闘を中心に。」
佐藤 鳴:「貴方たちのような特別チームは、これらの活動に余力の範囲で協力しつつ、”荒天龍”との決戦に備えてもらう形になっています」
佐藤 鳴:「『そのとき』には、また上層部からの指示が来ることになっています」
晩翠凍衿:「なるほど……」作戦の流れを覚え込む。
ミシェール・レイ:「ふーん、大体わかりました」
ミシェール・レイ:「でも大丈夫かな?"そのとき"になってN市の端から端まで移動する羽目になっちゃったりして」
ミシェール・レイ:「現着した頃にはもぬけの殻、なんてなければいいけど」
御厨柴門:「問題ないさ、最終目的地が決まればそれがどんなに遠くても最速で送り届けるよ」
朝霧鏡花:「その為のこの編成、ということですね」
晩翠凍衿:「お願いね、“キャラバン・サライ”」少し笑う。
朝霧鏡花:「任務了解しました。バックアップはよろしくお願いします、佐藤さん」
ミシェール・レイ:「うん、そこまで言うなら俄然期待しちゃいますね」
佐藤 鳴:「はい! 頑張ります!」
佐藤 鳴:「──それでは一度、実際に作戦を遂行してみましょう!」
GM:・
GM:・・
GM:・・・

GM:本シナリオの進め方をご説明します。
GM:荒天龍討伐作戦、はいくつかのミッションを達成し、最終目標であるクライマックス戦闘の”荒天龍”戦を目指します。
GM:☆マークはシナリオ進行に必須のミッション、◆はシナリオ進行に関係はありませんが実行すると有利になるミッションにつけられています。
GM:侵蝕率に気を付けながらミッションをこなしましょう。
GM:また、本作戦には「チームレベル」が存在します。
GM:チームレベルを上昇させることで皆さんの連携が強化され、より困難な問題を解決することができるようになります。
GM:具体的には、チームレベルが上昇すると、
GM:シナリオ中の購入判定をのぞく全ての判定への達成値が「チームレベルの数値と同じ」だけ追加されます。
ミシェール・レイ:すごい!
朝霧鏡花:強い!
GM:これが絆の力ですね。
晩翠凍衿:上げずんば
GM:それではミッションの項目を見てみましょう。

☆ミッション:悪党成敗(FS)
詳細:白兵、射撃、RC、交渉のどれかで攻撃の判定を行う。難易度8、最大達成値30。進行度の上限は10。
進行度に応じて、情報やミッションが追加される。

報酬:進行度と同等のチームレベル。これはミッション達成していない段階でも加算される。

・情報:”颪”について UGN 噂話 難易度6


GM:現在挑戦可能な項目はこのふたつです。
GM:ミッションと同時に情報項目も出てきます。シーンにつき行える判定は1キャラクターひとつです。
朝霧鏡花:チームレベルが……10まで上がるという事!?
晩翠凍衿:ああ、というと
GM:そうです!
ミシェール・レイ:なんと!
朝霧鏡花:つ、つよすぎる
晩翠凍衿:”颪”は◆の、達成すると有利になるミッションともまた別枠ですか?
GM:そうですね。☆ミッション、◆ミッション、情報項目の3種類があって、
GM:一回につきどれかひとつに挑戦できる
ミシェール・レイ:なるほどね~
晩翠凍衿:理解の化身!
GM:また、ミッションや情報から新たな項目が発生することもあります。そのシーンでまだ判定に挑戦していないキャラクターは、そっちの判定を行うことも可能です。
御厨柴門:悪党成敗は得意分野じゃないので得意な情報をガンガンやって行こうかな
朝霧鏡花:1シーン内で悪党成敗を進行してから他の情報項目に挑戦した場合、その時点でもチームレベル分の固定値は増えますか?
GM:ただし、FS判定のミッションは各シーンの最後に一番挑戦した人の中で高かった人の達成値を参照するので
ミシェール・レイ:累積じゃないんだ
GM:あーいや、こうしましょう。
GM:判定を行ったら、それの処理が入ってチームレベル上昇や新項目出現がその都度発生します。その方が分かりやすい!
朝霧鏡花:わかりやすい!
ミシェール・レイ:理解の子!
御厨柴門:OK
晩翠凍衿:なるほど!
GM:FS判定も、一人目がやって8進行値が1のあとに、もう一人がやって9だったら、
GM:チームレベル分で達成値が10になって、このシーンの取得進行度は2になります。
晩翠凍衿:お得な進め方だ
朝霧鏡花:なるほど!
晩翠凍衿:悪党成敗は攻撃の判定ということですが
晩翠凍衿:エンブレムのコンバットフォーカスは適用して問題ないですか?
GM:そ、そうか。「攻撃の命中」に追加なんだな……
GM:いいことにします!
晩翠凍衿:やっぴー!ありがとうGM!
晩翠凍衿:ではチームレベルのこともあるし
晩翠凍衿:判定に移ってよろしければこちらがミッションに挑もうかな
GM:ほかに質問がなければ、とりあえず進めてみましょうか
GM:今出ているのはこれ!

☆ミッション:悪党成敗(FS)
詳細:白兵、射撃、RC、交渉のどれかで攻撃の判定を行う。難易度8、最大達成値30。進行度の上限は10。
進行度に応じて、情報やミッションが追加される。

報酬:進行度と同等のチームレベル。これはミッション達成していない段階でも加算される。

・情報:”颪”について UGN 噂話 難易度6

朝霧鏡花:判定よわよわのわたくしめが最初にミッションに挑んでチームレベルを上げるというのはどうか
ミシェール・レイ:頼んだ!
晩翠凍衿:ほほう
御厨柴門:いけいけー
朝霧鏡花:皆さんのお手を煩わせるまでもありませんぜ!見ててくだせえ!
GM:GOGO!
朝霧鏡花:素手で判定、≪コンセントレイト:ブラックドッグ≫+≪アームズリンク≫ 侵蝕59>63
朝霧鏡花:7DX8+3
DoubleCross : (7R10+3[8]) → 10[1,1,4,5,6,6,9]+4[4]+3 → 17

朝霧鏡花:まあよし!
ミシェール・レイ:いいじゃん!
晩翠凍衿:やるわね

☆悪党成敗 進行度 0/10→2/10 チームレベル 0→2

GM:また、
GM:・情報:現在の”荒天龍”について UGN 難易度9
GM:が項目に追加されます。
朝霧鏡花:早速!
晩翠凍衿:フム
ミシェール・レイ:自分侵食高いんで情報の方挑戦してもいいですかね

☆ミッション:悪党成敗(2/10)
・情報:”颪”について UGN 噂話 難易度6
・情報:現在の”荒天龍”について UGN 難易度9

晩翠凍衿:いいと思いますが
GM:現在の状況!
御厨柴門:いいのでは
晩翠凍衿:それならこちらがもう一度悪党成敗行っても?
朝霧鏡花:よきかと!
ミシェール・レイ:あ、そうですね!
晩翠凍衿:なかよしレベルを……上げたい!
ミシェール・レイ:悪党をボコって友情を育もう!
晩翠凍衿:素手の白兵で判定。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
晩翠凍衿:8dx7+14
DoubleCross : (8R10+14[7]) → 10[4,5,5,7,8,8,10,10]+10[1,3,4,4,10]+3[3]+14 → 37

朝霧鏡花:つよすぎる
ミシェール・レイ:これはエリート
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5した(侵蝕率:42->47)
GM:ぎゃっカンスト!
晩翠凍衿:ボコボコ!

☆悪党成敗 進行度 2/10→4/10 チームレベル 2→4

ミシェール・レイ:おいしすぎる
GM:達成値が3を超えたことにより、「◆ミッション”ポーキュパイン”を討伐せよ」が追加されます。
朝霧鏡花:何か出た!
御厨柴門:ポー

◆ミッション”ポーキュパイン”を討伐せよ
達成方法:ミッションの開始を宣言することで、次のシーンが”ポーキュパイン”とのミドル戦闘となる。勝利することでミッション達成となる。

報酬:
・チームレベル+2。
・NPCカード『UGN戦闘チーム』
【火力支援】:常にPC全員の攻撃にダイスを+5する。メジャーアクションのC値を-1する(下限6)。


ミシェール・レイ:強っ!
朝霧鏡花:え、これC値-は常にじゃないですよね?
GM:メジャーアクションのみです
GM:あ、戦闘中の!
御厨柴門:使い切りですよね
御厨柴門:1回のみの
GM:これはですね……常時です
朝霧鏡花:戦闘中のメジャーアクションは常にC-1ってこと!?
晩翠凍衿:マ……???
ミシェール・レイ:すげ~~!
GM:いっぱいサイコロを振ると楽しいので……
GM:あと、別にミドル戦闘そんなにいっぱいないので……
GM:それに、攻撃が外れると悲しいので……
朝霧鏡花:やるっきゃないぜこれは!
ミシェール・レイ:やはり時代はUGNですね
晩翠凍衿:ポーキュパインくんには我々の爽快感の犠牲になってもらう
御厨柴門:つよー
GM:また、達成値が4を超えたことにより「・情報:ポーキュパインについて 情報UGN・裏社会 13」「情報:現在のN市の状況について 情報UGN・裏社会 10」が追加されます。

・情報:”颪”について UGN 噂話 難易度6
・情報:現在の”荒天龍”について UGN 難易度9
◆ミッション”ポーキュパイン”を討伐せよ
・情報:ポーキュパインについて 情報UGN・裏社会 13
・情報:現在のN市の状況について UGN/噂話 難易度10


GM:現在の状況!
朝霧鏡花:ポーキュパインに戦闘挑むなら情報抜いてからのがよさげな感じありますね
ミシェール・レイ:ですね
晩翠凍衿:賛成です
御厨柴門:今普通に+4ついてますよね
GM:+4もついてます。
朝霧鏡花:山盛りだ
御厨柴門:ポーキュパインの情報を抜いておきましょう
晩翠凍衿:たのみます!
御厨柴門:やります
ミシェール・レイ:お願いします!
朝霧鏡花:頑張って!
御厨柴門:情報UGN1と友情の力で+4かな
御厨柴門:巨匠の記憶だけ使います
御厨柴門:5dx+5>=13
DoubleCross : (5R10+5[10]>=13) → 8[2,3,7,8,8]+5 → 13 → 成功

ミシェール・レイ:ぴったり!
御厨柴門:丁度
朝霧鏡花:ぴったりだ
晩翠凍衿:仕事人
GM:クソーッ
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:48->50)
ミシェール・レイ:こっちは”颪”について開けようかな
GM:どうぞ!
ミシェール・レイ:情報:UGN コネ使用
ミシェール・レイ:4dx+5
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 7[1,5,7,7]+5 → 12

ミシェール・レイ:友情ってスゲー!
GM:では2つの情報を公開しましょう
GM:ちょっとおまちを!
朝霧鏡花:優秀チームだ

情報:ポーキュパインについて
全身に刀剣や槍などの武具が突き刺さった人とも獣ともつかないジャーム。闘争とさらなる武具の収集のため、激戦地を渡り歩く。
異常なタフネスを誇り、UGNの戦闘チームはその対処に苦慮している。

GM:データ的には不死英雄:肉体 を持っており、これを解除するには彼がまだ所持していない武器でダメージを与えるしかありません。
晩翠凍衿:何~ッ
朝霧鏡花:そんな武器が……あるのか……!?
GM:即ち、「ゾディアックウェポン」での攻撃が有効になるでしょう。
ミシェール・レイ:あっ、ふーん……
朝霧鏡花:12本しかないレア武器!
ミシェール・レイ:おいおいゾディアックウェポンなんて早々お目にかかれるもんじゃないぜ~~?
GM:どうやら上記の理由により、通常の戦闘チームや他の特別チームではなくあなたたちに話が回って来たようです。

・情報:”颪”について UGN 噂話 難易度6

"颪"(おろし)は大陸を渡ってやって来たアジア人のオーヴァード。
オーヴァードに覚醒し、その力と衝動に危険を憶えた。自身の衝動を抑えるべく山にこもる。
数年経った頃”荒天龍”と遭遇し、一方的に攻撃を受けるもなんとか生還する。以降、彼の跋扈を阻止するべく活動している。
「◆ミッション:”颪”の話を聞く」が出現します。

ミシェール・レイ:主人公みたいな人きた
朝霧鏡花:いい人そう

◆ミッション:”颪”の話を聞く
達成方法:PC1名の手番をミッション実行の宣言で消費する。イベントが発生し、それの終了をもって達成となる。

報酬:
・チームレベル+2。

・NPCカード『"颪"』
瞑想(じっくりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-30する。シナリオ1回。
瞑想(しっかりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-20する。シナリオ1回。
瞑想(さっぱりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-10する。シナリオ1回。
カバーディフェンス:オートアクション 。カバーリングを行う。シナリオ3回。

朝霧鏡花:ええっ
ミシェール・レイ:オイオイオイオイ
朝霧鏡花:つ 強すぎる
晩翠凍衿:うわーっ
GM:という形で皆さんは頑張りましたとさ
御厨柴門:贅沢ミッションだなあ

GM:N市 街角
GM:聞き込みを終えた君たちは合流するところだ。戦闘を補助しに行った二人が敵を引き付けているためか、思ったより情報収集は難航しなかった。
佐藤 鳴:『ミシェールくん、聞こえますか? お疲れ様です』
御厨柴門:車がゆっくりと止まる。
佐藤 鳴:『今ちょうどそちらに……アッ着いたそうです!』
ミシェール・レイ:「はいはーい。聞こえてますよー」
ミシェール・レイ:「おっと、ほんとに定刻通りだ」
ミシェール・レイ:「看板に偽りなしですねっ」うきうきしながら車に近寄る
御厨柴門:助手席のドアが開く
御厨柴門:「その分だとそっちも成果アリって感じだね」
御厨柴門:「乗ってくれ」
ミシェール・レイ:「はい、お邪魔しますね!」車に乗り込んで扉を締める
御厨柴門:クラッチを操作して車は走り出す
ミシェール・レイ:「おおー」反動を殆ど感じさせないドラテクに感嘆の声
ミシェール・レイ:「本当に世界中から人が集まってるみたいですね」
ミシェール・レイ:「大陸にいた頃の顔なじみを見つけたんで話を聞いてみたんですけど」
ミシェール・レイ:「おかげで有意義な情報が手に入りました!」
御厨柴門:「へぇ、どんな情報なんだ?」
御厨柴門:車は暴徒の少ない裏道を走る
ミシェール・レイ:「そりゃもちろん、強そうな人の情報ですよ!」
ミシェール・レイ:テンション高く答える
御厨柴門:「強そう、ね」
ミシェール・レイ:「"颪"(おろし)っていうオーヴァードで、向こうではそこそこ名が通ってるみたいですね」
ミシェール・レイ:「なんでも以前山ごもりしてる時にししょ……荒天龍に襲われたとかで」
御厨柴門:「…」
御厨柴門:(言い直した所は今はあえて聞かない事にした)
ミシェール・レイ:「それ以来荒天龍のことを付け狙ってるらしいですよ」
御厨柴門:「恨みか」
ミシェール・レイ:「うーんどうも復讐目的と言うよりは」
ミシェール・レイ:「荒天龍が好き勝手するのを止めたいみたいな印象ですね」
御厨柴門:「ふうん、それじゃあ馬鹿の部類じゃなさそうだね」
ミシェール・レイ:「山に篭もったのも、自分の衝動を制御するためだっていいますし」
ミシェール・レイ:「案外、話せばわかる人かも知れないですね」
御厨柴門:「こちらに協力してくれる可能性があるって事かい?」
佐藤 鳴:『警邏チームからも情報が来ています。市街地で”颪”と思われる人物を発見し、任意で基地まで同行してもらった模様です』
佐藤 鳴:『現在、協力的な状態でお話をしているとの事。実際に協力を仰ぐために、面会も可能との事です』
ミシェール・レイ:「らしいです。個人的には物足りないですけど、味方が多いに越したことはないかな」
御厨柴門:「生き延びるってのも実力のうちだと僕は思う」
ミシェール・レイ:「そうですね!荒天龍と一対一で立ち会って生き残ってるだけでも相当すごいです」
御厨柴門:「死ななければそれは経験になるんだ。無理に強敵を追って死ぬのは賢いやり方じゃない」
御厨柴門:「大陸繋がりのコネか、君の情報網はこの街の人間にはないタイプだな」
御厨柴門:路地を出て大通りへ
ミシェール・レイ:「この街のコネもそれなりにある方ですよ。なんたって……」
ミシェール・レイ:「ああ、そう言えば、あの人にも似たようなことを言われました」
御厨柴門:「あの人?」
ミシェール・レイ:「『命を無駄にするのは絶対にダメ』ってね」
ミシェール・レイ:「素敵な"マダム"ですよ」いたずらっぽく笑って
御厨柴門:「ああ」
御厨柴門:「言いそうだね。あの人なら」
ミシェール・レイ:「なーんだ、紫門さんも知り合いでしたか」
御厨柴門:「荷物を届けた事はある。僕はちょっと苦手だ」
御厨柴門:「なんでも見透かされてそうでさ」
御厨柴門:拠点に向かって車は走る
御厨柴門:「この辺は暴徒も少ない。あの二人が引き付けてくれてるおかげかな」
御厨柴門:「こっちの情報も言っておこう」
ミシェール・レイ:「あ、聞きたいです!」
御厨柴門:「こっちも強いヤツの話になるのかな」
ミシェール・レイ:「強い人の情報!」
御厨柴門:「まあ、話は通じ無さそうだけど」
御厨柴門:「ポーキュパイン。聞いた事ある?」
ミシェール・レイ:「さては紫門さんもイケる口ですね~このこの~」うっとおしい仕草で囃し立てる
ミシェール・レイ:「ポーキュパイン……?」
御厨柴門:ちょっと嫌そうな顔をするが直ぐ表情を戻す
ミシェール・レイ:「うーん、あるようなないような……」
ミシェール・レイ:「思い出せません!どんな人なんですか?」
御厨柴門:「武器の蒐集家。闘争の怪物」
御厨柴門:「戦いを是とするジャームらしい」
ミシェール・レイ:「うわ~~!いいなー!!戦ってみたい!」
御厨柴門:「戦場を渡り歩いて闘争と武器を求める、今の状況はそいつにとっては願ったりって感じ」
佐藤 鳴:『”ポーキュパイン”……当市におけるそのジャームとの交戦記録を検索してみます』
ミシェール・レイ:「あ、知ってます!ベンケイセンボンザクラですね!」
御厨柴門:「戦闘を求めるってのは大陸特有の性質なのか?僕にはあまり理解できないけど」
御厨柴門:「とにかくタフネスがウリらしい」
佐藤 鳴:『──発見しました。ひぇ……胴体にたくさん武器が刺さって、ヤマアラシみたいになっています』
佐藤 鳴:「それに……御厨さんの言う通り、交戦したチームの攻撃が通用していません」
御厨柴門:「そうだ。手に入れた武器は通用しないんだとさ」
ミシェール・レイ:「うへぇー、じゃあ僕の武器も通じないかもなんですね」
御厨柴門:「あらゆる武器を身に刻んでいる。それで耐性を得ているのか?」
御厨柴門:「車が効けば良いんだけどそう甘くはないよな」
ミシェール・レイ:「単純な肉体強化や技術じゃないっぽいですね」
御厨柴門:「だからコイツが喰らった事も無いようなレアな武器でもあれば話は別なのかもしれないな」
ミシェール・レイ:「定められたルールを自分と相手に課す"領域"みたいなものなのかも」
ミシェール・レイ:「あ!ということは」
ミシェール・レイ:この場にいない二人の顔を思い浮かべる
御厨柴門:「なるほど、丁度いい味方がこっちには居るって事か」
ミシェール・レイ:「はー、残念ですけど"ポーキュパイン"はあの二人の獲物みたいですね」
御厨柴門:「”アコースティック”。それで行けそうか分析を頼みたい」
佐藤 鳴:『はい、わかりました! 解析班に連絡します!』
ミシェール・レイ:「あーあ、こんな状況じゃなかったらな~」背もたれに体を預けて
御厨柴門:「君の目的はそんな雑魚じゃないんだろ?」
ミシェール・レイ:「普通の武器じゃ絶対に倒れないなんて、練習相手には最適なのに……」
御厨柴門:「それに、まだウォーミングアップの相手になりそうな奴はいるさ」
ミシェール・レイ:「……まあ、それもそうですね。本命に向けて牙を研ぐとします」
ミシェール・レイ:「漸く巡ってきた"一騎打ち"の機会ですからね」
御厨柴門:車は対策本部の前に止まる
ミシェール・レイ:車窓から空を眺めて、獰猛に舌なめずりをした
御厨柴門:「いったん報告を済ませたら、もう一度街に出る」
御厨柴門:二人が降りると車は御厨の影の中に吸い込まれるように消えた
ミシェール・レイ:「わっ消えた!」面白そうに反応して
ミシェール・レイ:「じゃ、さっと済ませてまた街に繰り出しましょうか、紫門さ……」
ミシェール・レイ:「………」少し思案し
御厨柴門:「なんだよ」
ミシェール・レイ:「やっぱり"紫門くん"って呼んでもいい?」
御厨柴門:「…いいけど」
ミシェール・レイ:「実を言うと日本の敬語って堅苦しくて苦手なんだ~」
御厨柴門:「ハハッ。そんな面倒なこと考えてたの?」
御厨柴門:「良いんじゃないか。別に僕は気にしない」
ミシェール・レイ:「これでも武門の徒ですから、礼節はきちんとしないとね」
ミシェール・レイ:「そう?それじゃあ遠慮なく」
御厨柴門:「君の戦いに関する感覚は正直理解できないけど」
御厨柴門:「そういう感覚は解りやすくていい」
ミシェール・レイ:「朋友には礼ではなく義で報いよう」
ミシェール・レイ:「よろしくね、紫門くん!」
御厨柴門:「それ、僕からすりゃ十分に堅苦しい挨拶だよ。ミシェール」
ミシェール・レイ:「ええ~、難しいな……」
ミシェール・レイ:心なしか普段より輪をかけて浮かれながら、小走りで支部の中へ入っていく。
御厨柴門:後を歩いて追う
GM:----
GM:一方そのころ。
張人:「ガハハハハーッ!!」鎖の付いた黒々とした、人間の顔ほどもある鉄球。それを軽々と振り回す禿げ頭の大男!
GM:きみたち二人は警邏チームからの応援要請を受けて戦闘に繰り出していた。
張人:「世界最強とはこの張人様よ!! 張天と張地の兄貴たちだって、この俺様には敵わねぇ!!」
張人:「”荒天龍”だか何だか知らねぇが、俺様が全員まとめてぶっ殺してやる!!」
GM:とにかく示威的に鉄球を振り回している!
朝霧鏡花:「……」今日何人目になるかも分からない暴徒の姿に、溜息が出そうになるのを噛み殺す。
晩翠凍衿:「日本語上手いね……」呆れ顔。
GM:10回転! 20回転!! 30回転!!!
朝霧鏡花:「行きますか、晩翠さん」
GM:とにかくものすごい回転数だ。これには君たちも万事休すか……!?
晩翠凍衿:「はあい」手を振って応じる。得物なしの無手。
朝霧鏡花:鉄球を振り回す大男に向かい、真正面から歩いていく。
張人:「なんだぁ!? たかが小娘二人~ッ!!」
張人:「我が鉄球のシミとなれィ!」最大限の回転をこめた鉄球を……叩きつけようとする!!
朝霧鏡花: ガ キャッ!
朝霧鏡花:放たれた鉄球の軌道を、鞘に仕舞ったままの刀身で逸らす。
張人:「ワハハ……わは?」
晩翠凍衿:(おお……避けずに)
朝霧鏡花:そのまま鎖を引っ掴み、人外の膂力で思い切り引き寄せる!
朝霧鏡花:「どうぞ」
張人:「ぬぐぐぐぐう!?」踏ん張るが、ずりずりと引きずられ……
張人:最終的には完全に押し負け、きみたちの目前に吹っ飛んでくる!
晩翠凍衿:「どうも」
晩翠凍衿:顔面から飛び込んでくる巨漢の文字通り目の前に、茶色いローファーの踵部分。
晩翠凍衿:跳躍からの回し蹴り。ごく緩やかな滞空の中で蓄えた全身のバネの力を、衝突の瞬間に解き放つ。
張人:「あぎゃぼ!」
GM:顔面に直撃!
GM:張人……気絶! しばらくは病院暮らしだろう。
朝霧鏡花:「お見事」
晩翠凍衿:反動で跳ね返って着地。「……そちらこそ」
佐藤 鳴:『お見事です! 今回の業務は以上となります。帰投までしばらくお待ちくださいね』
朝霧鏡花:「了解です」通信に短く返してから、堪えていた深い溜息を吐く。
晩翠凍衿:「はーい。鳴ちゃんもありがとうね」その通信を受け、やや緊張を解いて。
晩翠凍衿:「お疲れ?」
晩翠凍衿:「って言うか、気疲れかな」
朝霧鏡花:「そうですね」少し笑って。
朝霧鏡花:「これで一体何人目でしょうね……数えてましたか?晩翠さん」
晩翠凍衿:「ええ……?」
晩翠凍衿:難しい顔をする。「多分あの……大陸系の人で言ったら7か8くらい」
朝霧鏡花:「誰も彼も、わざわざ遠征してまで戦いに来て……」
朝霧鏡花:「何が楽しいんでしょうか。僕にはまるで理解できません」
晩翠凍衿:「うーん。ここでやんなって言うのは同意」
晩翠凍衿:「でも向こうの人はやたら変な武器使ったりするからそれはちょっと楽しかったかも……」
朝霧鏡花:「……」片目を一瞬歪めて。「……お好きなんですか?晩翠さんも、その……」
朝霧鏡花:「戦うのが」
晩翠凍衿:「いや、他人に迷惑掛けるのはもちろんナシだけどさ」
晩翠凍衿:僅かな表情の変化には気付かず。「戦うこと自体が本気で嫌いだったら、あたしはこうやってチルドレンやってないと思うなあ」
晩翠凍衿:「そうじゃない?」
朝霧鏡花:「僕の場合、必要だから仕方なしに……という感覚でしょうか」
朝霧鏡花:「意見を押し付けたいわけではありませんが……」
朝霧鏡花:「戦えば、傷を負えば痛いし、死ぬことだってあるでしょう」
晩翠凍衿:「……まあね」
朝霧鏡花:「嫌ではないんですか?」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「痛いのは嫌。死ぬのは——」
晩翠凍衿:「……どうかな。前は、やれるだけやる、無駄死にになりそうな時は撤退する、としか考えてなかったけど」
晩翠凍衿:「真面目に考えると、結構怖いかも」
晩翠凍衿:「まして、今回は相手が相手だしね」
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:「それなら、何故?」
朝霧鏡花:自分自身、答えを求めるように問う。
晩翠凍衿:「そうだなあ……」
晩翠凍衿:胸中に浮かぶ理由を吟味する。
晩翠凍衿:自分なら勝てるという楽観は、今回ばかりはあまり頼れない。だとしても、普段の自分と行動が変わらないのは。
晩翠凍衿:「……なんか、テストの解答みたいになっちゃうけど」
晩翠凍衿:「一つは、守りたいものがあるから。それはそれで、ちゃんと本当」
晩翠凍衿:「でも、もう一つは」
晩翠凍衿:「たぶん、あたしはあたしが好きなんだな。勝つ自分が好き。やれるって証明できる自分が好き」
晩翠凍衿:「……そのためには、戦わないとじゃん?」小さく笑って。
朝霧鏡花:「…………」じっとその笑みを見て。
朝霧鏡花:「……良かったです」表情を緩める。
晩翠凍衿:「良かったとは」きょとんとする。
朝霧鏡花:「晩翠さんが、理解……いえ、共感できる人で」
朝霧鏡花:「戦いの為に戦いを求める人も、沢山いますからね」
晩翠凍衿:「ああ」頷く。「はは。友達として合格?」
朝霧鏡花:「友達……」今度はこちらがきょとんとして。
朝霧鏡花:「……友達……ですか」
晩翠凍衿:「えっ違った……!?」
晩翠凍衿:「うっそ、また何か間違ってたのあたし!」
朝霧鏡花:「あ、いえ……!その、考えたことがなかったと言いますか……」
朝霧鏡花:「僕はその……」
朝霧鏡花:口にするのを一瞬躊躇い、気まずそうに視線を逸らす。
朝霧鏡花:「あの……いないんですよね」
朝霧鏡花:「同世代の……友人が……」
晩翠凍衿:「えっ……」
晩翠凍衿:「かわいそうに……」
朝霧鏡花:「か……かわいそうって……」
朝霧鏡花:「やめてください同情は……逆に傷付くので……」
晩翠凍衿:「……ごめん。今のは間違った。ちゃんと分かった」神妙な顔。
晩翠凍衿:「ああ、でもそれでさっきは……あれだ」二人でいた時の様子を今更ながらに思い返して言葉を探し。
晩翠凍衿:「……ああいう感じだったんだ?」結局見つからずに濁す。
朝霧鏡花:「…………………………」
朝霧鏡花:「……す……」
朝霧鏡花:「……すいません…………」
朝霧鏡花:しおれたように深く俯く。
晩翠凍衿:「いやっ違……!」
晩翠凍衿:「そういうあれじゃなくて!」慌てる。
晩翠凍衿:「ほ、ほら!少なくともあたしと鏡花ちゃんはもう友達ってことでさ!」
朝霧鏡花:「いいんですか……?」
朝霧鏡花:「まだ一緒に暴漢を倒しただけなのに……」
晩翠凍衿:「いいよ!全然いい!」
晩翠凍衿:「一緒に暴漢倒せるほどの友達なんてそうそういないし!」
晩翠凍衿:「今からますますそれをやって仲良くなれるチャンスがあるってわけ!」思いつくままに喋っている。
朝霧鏡花:「それは……その……」戸惑ったように。
朝霧鏡花:「ありがとうございます……?」
朝霧鏡花:「……嬉しいです、晩翠さん」少しだけ照れたような笑みを見せる。
晩翠凍衿:「い、いいってことよ」密かに胸を撫でおろしつつ笑顔で返す。
晩翠凍衿:「それじゃあ……あの」
晩翠凍衿:「たい焼きでも買って帰る?みんなの分も」
晩翠凍衿:「最近第十の人からお勧めの店を聞いてさ……」
朝霧鏡花:「いいですね。あちらでも調査が進んでいる頃でしょうし」
朝霧鏡花:「行きましょうか……」
朝霧鏡花:「し……」
朝霧鏡花:「凍え……」
朝霧鏡花:「……」
朝霧鏡花:「……晩翠さん」

GM:ロイス取得、購入が可能!
朝霧鏡花:アームドスーツが欲しいが……ここはミドルもあるし手堅く応急を狙おう
晩翠凍衿:朝霧さんへのN感情を隔意から憐憫に変更します
朝霧鏡花:憐れむな!
朝霧鏡花:2DX+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 5[2,5]+1 → 6 → 失敗

晩翠凍衿:よしよし……
朝霧鏡花:ダメだった
御厨柴門:クリスタルシールド
晩翠凍衿:こちらも今は応急手当を!
朝霧鏡花:以上!
御厨柴門:あとミシェール君にロイスだな
晩翠凍衿:2dx+2>=8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 8[1,8]+2 → 10 → 成功

晩翠凍衿:ゲット。いじょうです
ミシェール・レイ:ボルアク行っちゃうかな~
ミシェール・レイ:2dx+1>=15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

御厨柴門:チームメイト/ミシェール/興味○/戦闘マニア?/ロイス
ミシェール・レイ:よわよわ
ミシェール・レイ:紫門くんにロイス取ります
御厨柴門:クリスタルシールド
御厨柴門:2dx+5>=25
DoubleCross : (2R10+5[10]>=25) → 7[7,7]+5 → 12 → 失敗

御厨柴門:財産を13点使って購入します
GM:オカネモチ!
御厨柴門:ほぼこれでお金は無くなるけれどもね
ミシェール・レイ:チームメイト 御厨紫門 連帯感◯/嫉妬
ミシェール・レイ:この嫉妬は車運転できていいなーと言う嫉妬
ミシェール・レイ:以上!
GM:----

ミドル3


GM:Middle シーンプレイヤーは御厨さん
GM:登場する方は侵蝕ダイスをどうぞ!
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+3(1d10->3)(侵蝕率:50->53)
朝霧鏡花:63+1D10
DoubleCross : (63+1D10) → 63+7[7] → 70

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:47->50)
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+7(1D10->7)(侵蝕率:67->74)した

☆ミッション:悪党成敗(4/10)
◆”颪”の話を聞く
・情報:現在の”荒天龍”について UGN 難易度9
◆ミッション”ポーキュパイン”を討伐せよ
・情報:ポーキュパインについて 情報UGN・裏社会 13
・情報:現在のN市の状況について UGN/噂話 難易度10


GM:現在の状況です
GM:相談していろいろやってみてください!
晩翠凍衿:悪党成敗はもっぺん自分が行きましょうか
御厨柴門:ですね
朝霧鏡花:頑張って!
ミシェール・レイ:やっちゃってくだせえ!
御厨柴門:ナカヨシレベルを上げていきましょう
GM:成敗のプロ!
晩翠凍衿:ではえーと、今の補正値が4か
晩翠凍衿:白兵で悪党成敗にチャレンジ。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
晩翠凍衿:8dx7+18
DoubleCross : (8R10+18[7]) → 10[1,6,6,6,6,7,7,10]+6[3,3,6]+18 → 34

晩翠凍衿:よしよし
GM:ギャボーッ
朝霧鏡花:つよすぎる
ミシェール・レイ:スーパーエリート
GM:悪党がどんどん死んでいく
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5した(侵蝕率:50->55)
GM:☆ミッション:悪党成敗(8/10)になりました。チームレベルも8!

☆悪党成敗 進行度 4/10→8/10 チームレベル 4→8

朝霧鏡花:固定値+8やば……
ミシェール・レイ:これが……絆の力……
GM:・情報:現在のN市の状況について の中身が更新され、難易度が15になりました。
GM:進行値7の出来事です。
晩翠凍衿:なぬッ
朝霧鏡花:そういうのもあるのか
ミシェール・レイ:更新されてく!
GM:更新というか、追加!
御厨柴門:ふむふむ
GM:なので正確には

・情報:現在のN市の状況について 噂話・UGN 9/15

GM:という表記ですね
朝霧鏡花:なるほどね~
ミシェール・レイ:そういうことか~
晩翠凍衿:ほほーん
朝霧鏡花:現在のN市は御厨くんにお任せしようかな……?それっぽさがあるし……
ミシェール・レイ:ですね
御厨柴門:じゃあやっちゃいましょうか
御厨柴門:+8あるしね
御厨柴門:巨匠の記憶だけ使います
御厨柴門:情報:UGNで
御厨柴門:5dx+9>=15
DoubleCross : (5R10+9[10]>=15) → 10[2,6,7,10,10]+6[4,6]+9 → 25 → 成功

御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:53->55)
御厨柴門:まわりよる
GM:やばすぎ!
朝霧鏡花:情報通
GM:では公開します

・情報:現在のN市の状況について
君たちの強力もあって、もっとも迂闊な乱暴者は大きく数を減らした。代わりに、彼らは徒党を組みだした。
同時に、彼らに紛れて活動しようとしていたフットワークの軽い外部組織の様子も確認できるようになった。

・追加情報
外部組織の中でも、この機に乗じて積極的に行動を起こしたいものたちとそうでない者たちがいる。上手くいけば、この状況を鎮静化させたい外部組織とお互いを利用しあえるかもしれない。
「☆ミッション:外部組織を牽制せよ」が追加されました。

☆ミッション:外部組織を牽制せよ(0/4) 難易度7 1シーン最大3

購入で判定を行う。進行値が4に達した場合ミッションクリア。

ミシェール・レイ:買収してる……!
朝霧鏡花:購入……!
GM:この情報はこれで以上!
ミシェール・レイ:では現在の荒天龍について調べます!
ミシェール・レイ:コネ:UGN使用
ミシェール・レイ:4dx+9>=9
DoubleCross : (4R10+9[10]>=9) → 10[4,5,6,10]+6[6]+9 → 25 → 成功

ミシェール・レイ:知りすぎてしまった
朝霧鏡花:興味津々じゃん
GM:お年頃
晩翠凍衿:熱い師弟愛

・現在の荒天龍について

私生活に変動は見られないが、彼の正体を突き止めたり偶然襲い掛かったりした野良の襲撃者はことごとく返り討ちにしている。
また、N市で活動しているFHとしても現在の彼の動きは全く想定に入っていなかったようだ。
”荒天龍”と定期的に接触してるセルはなく、むしろUGN同様に一部のセルが監視体制を強めているほどである。


GM:本当に急に個人的に始めたってことです。
晩翠凍衿:本当に急に個人的に始めるな
朝霧鏡花:クソ迷惑
ミシェール・レイ:ライブ感がすごい
御厨柴門:思い付きかよ
ミシェール・レイ:あと出来ることって、外部組織の牽制かミッション挑戦かってことかな
朝霧鏡花:じゃあ私は ”颪”の話を聞く をやります!
朝霧鏡花:あとポーキュパイン討伐も宣言しちゃっていいかな……?
御厨柴門:いいのでは
ミシェール・レイ:やっちゃおやっちゃお
晩翠凍衿:やろう!
朝霧鏡花:じゃあやっちゃお!
GM:GOGO!
GM:受理しました! 次のシーンはミドル戦闘となります。
ミシェール・レイ:血が見れるぜ~

GM:N市 某路地

GM:普段は人通りが少ないはずの路地に、今日は人があふれかえっていた。否、
GM:半分は既に倒れていた。そして残り半分もすぐにそうなる……なぜならば!
チンピラたち:「決断的に暴力!」
GM:刃物や銃火器を手に襲い掛かる暴徒たちが…!
晩翠凍衿:「うっさい!」
晩翠凍衿:水平チョップ。前蹴り。投げ飛ばし。銃火器持ちの腕を掴み曲げてのフレンドリーファイア。
チンピラたち:「アギャーッ!!」
GM:君の一撃にことごとくが吹っ飛ぶ!
晩翠凍衿:派手な動きながらも淡々と、チンピラたちを束で片付けていく。
朝霧鏡花:「全く、雨後の筍ですね……」チンピラの胸倉を掴み上げ、ガツンガツンと顎を殴りつけている。
GM:……一方で、それを見て撤退しているようなグループも存在する。
GM:彼らが徒党を組むことも、撤退などという論理的な行動をとることもなかった。多少は知恵が働くのか、そもそも違う出自の人物たちなのか。
佐藤 鳴:『お疲れ様です! 任務の達成を確認しました』
朝霧鏡花:「……お疲れさまです」手に付いた血を拭いながら、撤退していく一団を追わずに見送る。
佐藤 鳴:『少しずつ……本当に少しずつですけど、事件発生率も低下を続けています。あとちょっとです!』
晩翠凍衿:「んん……?」その動きに違和感を抱きつつも。「はーい。とりあえずここは良いと思う」
晩翠凍衿:「……これ回収して拘留とかすんの……?」その辺に転がる大量の無法者どもを見て。
佐藤 鳴:『そ、そのあたりはこちらでまあ、そういう処置をすることになりますね……』うんざりしつつ。
朝霧鏡花:「全員が全員、ボウフラのように無軌道というわけではないようですね」
朝霧鏡花:「ただ、気になりますね。考える能があるということは、放置すれば後々更に厄介になるかもしれません」
晩翠凍衿:「……チンピラを隠れ蓑にして動く奴らもいるってことか。ほんと厄介」
朝霧鏡花:「あるいは味方にとまでは言わないにせよ、不可侵協定でも結べればいいのですが……」
朝霧鏡花:転がるチンピラを見下ろして。
佐藤 鳴:『はい。その点に関しては、情報収集に関しても何らかの進展があるはずです。そろそろ迎えがくるはず……』
御厨柴門:軽いエンジン音
御厨柴門:殆どブレーキの音もなく赤い車体が君たちの目の前に止まる
御厨柴門:「こっちは片付いた?」
ミシェール・レイ:「迎えに来ましたよー」助手席の窓を開けて顔を出す
朝霧鏡花:「お疲れさまです。この辺りは静かになったかと」自分の手足を注視しつつ、くるくると回る。
晩翠凍衿:「おー。ありがとうね」ひらひらと手を振る。
御厨柴門:「じゃあ、乗ってくれ。話は移動しながらで」
朝霧鏡花:「晩翠さん、返り血大丈夫ですか?見て頂けますか、後ろ」
晩翠凍衿:「ああそっか。何やってんのかと思った」
晩翠凍衿:ハンカチを取り出して、目立つ汚れの付いた部分を拭う。「はい。あたしの方もお願いしていい?」
朝霧鏡花:「ありがとうございます。ルールは守らないといけませんから……あ、ここ付いてますね」こちらもハンカチで汚れを拭きとって。
朝霧鏡花:「お待たせしました。いかがですか、そちらの進捗は」車に乗り込む。
晩翠凍衿:「どうもね」続いて乗り込む。
ミシェール・レイ:「んー?紫門くん紫門くん」指でつんつんと小突きながら小声で
御厨柴門:「こっちは…なんだよ」
ミシェール・レイ:「あの二人あんな仲良かったっけ?」小声で
御厨柴門:「さあね、でも任務で意気投合する事は」
御厨柴門:「別におかしくは無いんじゃないか?」
ミシェール・レイ:「ふーん、そういうもんかな」
御厨柴門:「キャラバン・サライ風に言うなら」
御厨柴門:「一緒に走って見なけりゃどんな奴かなんてわかるもんかって事だろ」
ミシェール・レイ:「ああ、なるほど。香港(こっち)で言うところの」
ミシェール・レイ:「拳を合わせてみればどんな奴かは大体わかるってやつだね」
御厨柴門:「ま、そういう文化は他からは解らないからな。ゾディアック流の交流ってのがあったりもするかもね」
ミシェール・レイ:「ふむふむ。ま、だったらぼくも仲良くなれそうだ。良かった良かった」背もたれに体を預ける
御厨柴門:エンジンをかけて車が走り出す
御厨柴門:「で、こっちの状況だったね」
御厨柴門:「二人のおかげもあって市内の暴徒は数を減らしてきている」
晩翠凍衿:「うんうん」座席に落ち着いて会話の姿勢に入る。
御厨柴門:「これはキャラバン・サライのネットワークで共有されているから」
御厨柴門:「市内全体での鎮圧の成果がでている事に間違いはなさそうだね」
朝霧鏡花:「それは良かった……」息を吐いて。「苦労した甲斐がありました」
御厨柴門:「ただし、個々で暴れてた連中の中には徒党を組みだしている奴らが出始めている」
御厨柴門:「これは、今までと違った厄介さだ」
朝霧鏡花:「やはり、ですか……」先程の光景を思い返す。
ミシェール・レイ:「こうなってくると面倒くさいんですよねえ。力技で殲滅するのはまずできなくなるし」
御厨柴門:「単純に情報を共有されるだけでも、隠れたり面倒な場所で暴れたりできるからね」
御厨柴門:「それ以外にも、元々徒党を組んでいた外部組織の連中の動きが見えてきている」
御厨柴門:「馬鹿騒ぎに紛れて活動していた奴らが、騒ぎがやや落ち着いてきたことで」
御厨柴門:「行動があぶり出されたって感じだね」
晩翠凍衿:「……面倒だけど、前進は前進かな」
御厨柴門:「まあね、無駄にはなってない」
朝霧鏡花:「しかし厄介ですね。それこそ"荒天龍"討伐の最中に横槍でも入れられたら、目も当てられない」
御厨柴門:「そうだね、邪魔になる奴らはできるだけ排除しておきたい」
ミシェール・レイ:「ふふーん、こういう手合いにどう対処すればいいか、皆さんわかります?」にやけ面で後部座席を向いて
朝霧鏡花:「妙案でも?」
ミシェール・レイ:「妙案ということもない定石(セオリー)です。伊達に香港で犯罪シンジケート相手に仕事してませんからね」
ミシェール・レイ:「飼うんですよ」
ミシェール・レイ:「相手は半端に損得勘定ができるようになった分、実力行使に訴える力も気概も失ってますから」
御厨柴門:「へぇ、意外だな」
御厨柴門:「武だけじゃない搦め手もありって事か」
ミシェール・レイ:「喧嘩だけが武の強さじゃあないってことかな」得意げな表情で
晩翠凍衿:「なるほどねえ……」
朝霧鏡花:「ああ、一昔前の組対なんかがやってた手ですか……しかし確かに意外ですね」
朝霧鏡花:「香港支部というと、もっとこう……」
朝霧鏡花:言葉を濁す。
朝霧鏡花:「……問答無用のイメージでした」
ミシェール・レイ:「それに、牙を失った獣を追い立てるのにリソースを割くなんてもったいないでしょ?」
ミシェール・レイ:「その分、他の強い奴に集中できるというわけです!」
御厨柴門:「しかし、それには資金が要るな。金も立派なリソースだぜ。”アコースティック”、予算は出るのか?」
佐藤 鳴:『ええっ!? よ、予算ですか!? ど、どうでしょう。申請してみないと……』
佐藤 鳴:『やってみます! とはいえ一旦そちらで支払っていただいて、あとから経費で計上するのが一番手っ取り早いんですが……』
御厨柴門:「なるほど。直ぐには金は出ないと」
御厨柴門:「ま、それを置いといてもミシェールの案は良いと思う」
ミシェール・レイ:「でしょでしょ~!」
朝霧鏡花:「どうにも交渉手腕が問われる事案になりそうですね……」自分には向いてないな、と思いつつ苦い顔。
晩翠凍衿:「せっかく抜いた歯なら、生え変わる前にきっちり仕留めておきたいけど」
晩翠凍衿:ふう、と溜息をつく。「本命を間違いなくやるのが何より優先か。賛成です」
ミシェール・レイ:「そうそう、その本命の状況についても情報が入ってましたよね、佐藤さん」
佐藤 鳴:『はい、荒天龍について……ですよね』
ミシェール・レイ:「とは言っても、なんか全然変わってないみたいですけど」
ミシェール・レイ:「食っちゃ寝して20分だけ修行してゲームやって動画見て……」
朝霧鏡花:「…………」その口振りに、僅かに眉を動かす。
佐藤 鳴:『そう、ですね……そう報告が来ています。しかし、それは逆に言えば』
佐藤 鳴:『ターゲットが、他のセルと特にやりとりをしていないということでもあります』
ミシェール・レイ:「つまりぼっちですね!これで仙人名乗れるんだから笑えますよね~」
佐藤 鳴:『どころか、監視スポットでエージェントがFHの構成員と鉢合わせたこともあるくらいで』
晩翠凍衿:「……それなんだけどさ」
佐藤 鳴:『はい』
晩翠凍衿:「本当にそうなの?」
晩翠凍衿:「こういう状況を作る敵って普通、UGNが浮足立ったところを叩くか、もしくは自分に注目を集めておいて他の誰かに何かをさせる、っていう狙いがありそうに思えるじゃん」
晩翠凍衿:「でも」
晩翠凍衿:「ずっと話聞いてると、なんか……マジで企みとか真の狙いとか無いの?って感じもあって……」
佐藤 鳴:『つまり……結局のところ、目的は何なのか? ということですよね』
晩翠凍衿:「実際のところ、“荒天龍”っていう奴はさ……」
晩翠凍衿:その先を言い淀み、朝霧さんに視線を向ける。
佐藤 鳴:『あっ。被っちゃいました……』そこで、途絶えた言葉に。『?』
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:その視線を受け、こちらが目を向けた先は────ミシェール・レイ。
朝霧鏡花:「ミシェールさん」
朝霧鏡花:「あなたはどう思われますか?」
ミシェール・レイ:「"荒天龍"に秘めた企みがあるのか、ですか?」
朝霧鏡花:頷く。
ミシェール・レイ:「それはね、ありませんよ。これっぽっちも」
ミシェール・レイ:「あの人は本当に、単に思いっきり身体を動かしたくなっただけでしょう」
ミシェール・レイ:「身じろぎ一つで大河を溢れさせも、干上がらせもする。それが龍というものですから」
ミシェール・レイ:「弟子のぼくが言うんだから間違いありません」
朝霧鏡花:「弟子……ですか」
御厨柴門:「弟子?」
晩翠凍衿:「……聞き間違いとかじゃなかったわけね」呟く。
ミシェール・レイ:「はい!"荒天龍"はぼくの師です」
ミシェール・レイ:「別に隠してたわけじゃなかったんですけどね?聞かれれば答えてますし」
朝霧鏡花:「それもその口振りでは、一朝一夕の師弟関係では無いようですね」
ミシェール・レイ:「実際一緒にいたのはそんなに長くはないんですけどね。修行も一方的に殴られたり谷底に置き去りにされたりしてただけだし」
御厨柴門:「作戦指揮サイドも承知の上なのか?”アコースティック”」
佐藤 鳴:『……はい。承知しています』
ミシェール・レイ:「むしろ、だからこそ呼ばれたんだと思ってましたよ?」
ミシェール・レイ:「ごく僅かとはいえ、師匠の手の内を知っていますからね、ぼくは」
朝霧鏡花:「……ミシェールさん。実を言えば、あなたが彼と面識があることは、既に伺っていました」
朝霧鏡花:「今回の任務に関しても、問題無しと判断されたからこそ採用されたことも、承知しています」
晩翠凍衿:頷く。
朝霧鏡花:「その上で、命を預けるチームメイトとしてお聞きします」
朝霧鏡花:「あなたは、師匠である彼に────“荒天龍”に、迷わず刃を振るえますか?」
ミシェール・レイ:朝霧さんを振り返り、顔を合わせて
ミシェール・レイ:「ふふ、愚問ですね」
ミシェール・レイ:「当然です。ぼくはそのためにこの街に来たんですから」
朝霧鏡花:「彼を追って……というわけですか?」
朝霧鏡花:「彼を、倒す為に?」
ミシェール・レイ:「はい。以前第三支部への襲撃に姿を表したと聞いたので」
ミシェール・レイ:「調度良い機会だと思って、来ちゃいました」
朝霧鏡花:「憎いのですか?彼が」
御厨柴門:「それは僕も気になるな」
ミシェール・レイ:「憎い?それはないですね。ぼくは戦う相手を憎んだことはありません」
朝霧鏡花:「……では、何故?」
ミシェール・レイ:「実のところ、ぼくはあの人の目的にも、人間性にも、生死にも特別興味はないんです」
御厨柴門:「でも師匠と呼ぶくらいだ。恩義はあるんだろ?」
ミシェール・レイ:「うん、それはある」
ミシェール・レイ:「この心臓にはあの人の血が流れているんだ」
ミシェール・レイ:「共生型、或いは寄生型のレネゲイドビーイング。あの人の一部から作り出したそれのおかげで、今の僕は生きている」
ミシェール・レイ:「だから、聞こえるんだよね」
ミシェール・レイ:「てっぺんの景色は退屈だって」
晩翠凍衿:「……“荒天龍”が、そう思ってる?」
ミシェール・レイ:「さあ、どうだろ。"ぼく"がそう感じてるだけかも知れない」
ミシェール・レイ:「けど、拳を振るう理由としてはどちらでもいい」
ミシェール・レイ:「誰よりも強くなった、汎ゆることを見ないままに識ることができる」
ミシェール・レイ:「その結果が、あの驕り高ぶって人を舐め腐った姿だとしたら」
ミシェール・レイ:「かわいそうだと思わない?」
ミシェール・レイ:「師匠も、そこを目指す人も、目指してきた人達も」
ミシェール・レイ:「かわいそうだから、ぼくが隣に立ってあげるんだ」
ミシェール・レイ:「そして、その後は上を見上げる気分を思い出させてあげる」
ミシェール・レイ:「奢れる龍を地に落とし、正しく天の在り方を示す」
ミシェール・レイ:「それがぼくの武、ぼくの目指す頂きだ」
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:「……そうですか」瞑目して。
朝霧鏡花:「理解は出来ました。共感は出来そうにありませんが……」
朝霧鏡花:「チームメイトとして、あなたの言葉を信じます」
朝霧鏡花:言って、同乗の二人に目を向ける。
御厨柴門:「正直言って、僕は納得もできないけど」
ミシェール・レイ:「え~ひどいなー」むぅっ、と頬を膨らませて
御厨柴門:「君と僕はまだ出会ったばかりだからな」
御厨柴門:「まだそこまで信用できないさ」
御厨柴門:「だから、信用に足る行動を見せてもらう」
御厨柴門:「まだ、“荒天龍”と戦うまでやる事は山ほどあるからな」
ミシェール・レイ:「そんな……友達って難しい……」
御厨柴門:「僕の車に誰を乗せるかは僕が決める」
御厨柴門:「最後に“荒天龍”行きの車に乗れるように頑張るんだね」
ミシェール・レイ:「……うん。だったら証明してあげるよ」
ミシェール・レイ:「ぼくが龍に至る瞬間を、君は特等席で見ることになるってね」
ミシェール・レイ:「もちろん、二人にもね!」
御厨柴門:「そうかい。ま、龍になるのを見て面白いかどうかわかんないけど」
御厨柴門:「珍しい物を見るくらいの気持ちでいるよ」
ミシェール・レイ:「むむむむ……見てろよー!」助手席でジタバタする
ミシェール・レイ:「はぁ……はぁ……とにかく」
ミシェール・レイ:「ぼくの拳が鈍ることはない。それは約束するよ」
ミシェール・レイ:「納得も共感も要らないけど、信頼に足ることは勝手に証明させてもらう」
御厨柴門:「楽しみにしておくさ」
御厨柴門:「有言実行に勝る証明は無いからな」
ミシェール・レイ:「二人もそれでいいよね」後部座席へ
朝霧鏡花:「実力の方は、以前拝見しましたからね」
朝霧鏡花:「まあ、あなたの拳が万が一鈍るようなことになれば」
朝霧鏡花:「龍退治の誉れは横取りするかもしれませんがね」冗談めかして。
晩翠凍衿:「そうだぞー」
晩翠凍衿:「何せあたしと鏡花ちゃんは、既に理解も共感もしてもらってチェックポイントを通過してるので」勝ち誇った笑み。
晩翠凍衿:「このままリードを保って証明の機会も奪っちゃおうと虎視眈々としてるってわけ」
ミシェール・レイ:「へえ……」口角を吊り上げて
ミシェール・レイ:「なら、ぼくも負けていられないな」
ミシェール・レイ:「競争ってわけだ。うん。実を言うとそっちの方が性に合ってる」
朝霧鏡花:「それならまず、情報収集からですね」
朝霧鏡花:「例の“荒天龍”と関わりのあるオーヴァード……“颪”でしたか」
朝霧鏡花:車のドアを開けて。
朝霧鏡花:「面会の申請をしておきました。ひとまず、話を聞いてみましょう」

GM:”荒天龍”対策本部 応接室

GM:きみたちは、協力を打診してきたという流れのオーヴァード”颪”と話をしてみることにした。
GM:”荒天龍”と戦い、生存したという彼からの情報が、何らかの参考になればよいのだが……
GM:内勤のエージェントに案内され、きみたちは応接室に入る。そこには……
”颪”:「……」簡素な衣服に身を包んだ、大柄で禿げあがった頭の男。
GM:そして──その周囲をグルグルと動き回ったり。彼の体に上っている、
GM:リスやネズミ、イタチなどの小動物たち。
”颪”:「……すまないな。どこからか集まってきてしまうようで」わずかに身じろぎする。お辞儀をしたのだろうか?
晩翠凍衿:「こんにちは。初めまして」入室し一礼を返す。
晩翠凍衿:(連れてきたんじゃないんだ……)
朝霧鏡花:「……」その光景にやや面食らいつつ、表には出さず一礼。「……UGN所属、“フォーマルハウト”です」
朝霧鏡花:「“荒天龍”の件で、お話を伺いたいのですが、よろしいでしょうか」
”颪”:「ああ、構わない。しかし、話せることもそう多くはないが」
ミシェール・レイ:「野生の獣に好かれるなんて中々ない筈なんですけどねえ、オーヴァードなら尚更警戒されるはずなんですけど」
”颪”:「……これは」周囲に目をやり。「もう何年も、山にこもっていたせいだろうか。土や木だと思われているのかもしれん」
御厨柴門:(そういう能力なんじゃないのか?)
ミシェール・レイ:「あはは、誰かさんよりよっぽど仙人っぽいや」
晩翠凍衿:「……それで」
晩翠凍衿:「協力をしていただける、と伺ってきたんですけど。具体的には、どのようなお考えなんです?」
”颪”:「ああ。”荒天龍”についてだが。私は本来なら」
”颪”:「この街のUGNに、少しだけ耐えてくれ、と言うつもりだったのだ」やや言葉を選びながら。
ミシェール・レイ:「耐える。ですか」
朝霧鏡花:「……発言の意図が掴みかねますが、具体的には?」
”颪”:「ああ。奴は……”荒天龍”は、飽きる。何かを思いついても、それを達成するのではなく、達成する道筋が見えた時点で」
ミシェール・レイ:「あー……」嫌な納得感と共に頷く
”颪”:「ゆえに、奴は相手が面倒であったり、弱いほど被害が少ない。半端な抵抗をするくらいなら、じっと耐えていた方がよほどいい」
ミシェール・レイ:「どうやら師匠と会った事があるってのは本当みたいですね。よくわかってらっしゃる」
”颪”:「と、進言しようと思っていた。しかし……しかしこの街は」
”颪”:「この街の者は、強い。武に造詣があるわけではない私にも分かる。これだけの量と質を兼ね備えている土地に、私は行ったことがない」
朝霧鏡花:「ええ。言わんとすることは分かりますが、無理な提案でしょうね」
朝霧鏡花:「奴が行動を起こした以上、UGNは断固として毅然とした態度を持って対処に当たらなければならない」
朝霧鏡花:「弱味を見せれば、一気に“荒天龍”以外の魑魅魍魎にも付け込まれることになります」
”颪”:「ああ。当然、君達の組織にも事情はあるだろう。この街にも」
御厨柴門:「それに、だ。今回耐えた所でいつ気まぐれを起こされるかわからないしな」
”颪”:「その通りでもある」御厨くんの言葉に。「いつかは、誰かがなさなければいけない」
”颪”:「しかし。気まぐれと言っても、なにか奴の興味を引くものがあるはず。でなければそんな気も起こさないだろうからな」
”颪”:「……きみは、”荒天龍”を師と言ったね」ほとんど開けていない目をミシェールくんに向けて。
”颪”:「もしや、きみが……”紫?吻”? 海を渡ったと噂には聞いていたが」
ミシェール・レイ:「はい、ミシェールと言います。一時とはいえ"荒天龍"の薫陶を受けた身です」
ミシェール・レイ:「薫陶……虐待……?まあ、弟子と言って差し支えはないかと!」
”颪”:「……」なんとなく察した表情。
”颪”:「……きみは、なにか知らないだろうか。奴がなぜこの街に残っているのか」気を取り直して質問する。
ミシェール・レイ:「そうですねえ、師匠の言葉がどこまで本気かはわかりませんが」
ミシェール・レイ:「さっき貴方が言った通りだと思いますよ。この街のUGNは強すぎた」
ミシェール・レイ:「先の第三支部への襲撃で"荒天龍"は敗走してますからね」
”颪”:「そうか。それほどまでに」
ミシェール・レイ:「たしかにここじゃあ、師匠も飽きる暇がない」
ミシェール・レイ:「もっと楽しむために、ちょっとばかり本気を出したくもなるってもんでしょう」
”颪”:「それでは……耐えて待つなど、どのみち無理な話だったのだな」自嘲するように薄く笑う。
晩翠凍衿:「伝説の仙人様のお墨付きってわけね」唇を尖らせる。「ありがたくない」
”颪”:「実のところ、私は奴のことを全く理解できない。いくつかの経験から、多少分析しているにすぎないのだ」
”颪”:「キミの言葉を信用しよう」
朝霧鏡花:「我々はあくまで、“荒天龍”討伐を最終目標として動きます」
朝霧鏡花:「貴方と彼との関係。渡航の目的。その他“荒天龍”に関する情報……」
朝霧鏡花:「話せる限りで構いません。お聞かせいただけますか」
朝霧鏡花:「場合によっては、こちらで協力できることもあるかと」
”颪”:「ああ。簡単に言うと、私は弱い。だが、頑丈だった」
”颪”:「最初にこの力……オーヴァードに目覚めたとき、私は全能感に支配されたような気分だった。だが同時に、恐れてもいた」
”颪”:「自分の中に、誰かを攻撃し、殺めてしまいかねない”獣”が潜んでいるような気がしたのだ」
”颪”:「だから私は山にこもり……ずっと、それを鎮めるために暮らしていた」首元を走る小動物を捕まえる。
朝霧鏡花:(憎悪や闘争、あるいは殺戮衝動か……)
”颪”:「この子たちが集まるようになったのは、何年もたってからだ。だが、それからさらに数年経って奴は現れた」
”颪”:「ときおり登山者と偶然会う私を、同じ仙人かなにかだと思ったのだろう。手合わせを仕掛けてきたわけだ」
ミシェール・レイ:「UGNともFHとも関わらずに、独学でレネゲイドコントロールを会得したってわけか、すごいな……」ぺろりと唇をなめる
晩翠凍衿:「どこ行っても迷惑かけてるんだな……」呆れ顔。
”颪”:「だが、当然私は戦う術など知らぬ。どころか、どうやら心身の万全さを保つための力をいつの間にか身に着けていた」
”颪”:「奴は何度か私を殴打し、何事か悪態をついたあと、消えてしまったよ」
朝霧鏡花:(気の毒に……)
”颪”:「つまり……私そのものが、”荒天龍”のやる気を大きく削ぐことができる存在だったわけだ」
”颪”:「対抗するすべはないが、やすやすとやられもしない。奴を追いかけ、私が割って入り殴られていれば」
”颪”:「勝手に向こうが飽きる。それまでの辛抱だと、これまで何度か奴の出た街では説いていたわけだ」
ミシェール・レイ:「うーん……天地の合理、自然との合一は多くの拳法家が目指す所ではあるけど」
ミシェール・レイ:「それを天然で極めてる颪さんは、文字通り大自然に等しい生命力を持ってるってことなのかな」
朝霧鏡花:「……これまで、ずっとそんな事を……?」困惑の表情。少し引いてすらいる。
”颪”:「いや、だって……かわいそうだろう。あんなのに急に暴行を加えられて死ぬのは」
朝霧鏡花:「それはそうですが…… ……言っては何ですが、貴方にはまるで関係の無いことですよね……?」
”颪”:「それは……君たちも同じだろう。奴だけではない。他の脅威と戦う必要など本当はないのだから」
朝霧鏡花:「いえ……僕たちはこれが仕事ですから……」小声で「聖人なのか……?」
”颪”:「私は、世捨て人のようなものだ。まっとうに働いて社会を生きていない分、これくらいはな。それこそ本物の仙人様に叱られてしまう」
”颪”:「ハッキリ言って、戦いの良さなど全く分からんのだがな……半分意地のようなものだ。本当はやめようと思ったことだってあるさ」
”颪”:「そして……だ。本当に君達が。そして、この街の戦士たちが、”荒天龍”を倒そうというのなら」
”颪”:「微力ながら、私にも手伝わせてくれ。戦うことはできないが、盾くらいにはなる。それに、君達の内なる獣も多少は押さえることもできよう」
晩翠凍衿:「……はー……」感嘆の溜息。
御厨柴門:「良いのかい?結構損な役回りだと思うけど」
”颪”:「はは。代わりに徳が積めるというもの」
”颪”:「それに、こう言って世を回るとみな大層親切にしてくれるのでな。悪いことでもない」
”颪”:「こやつらも親切だが、小さな木の実か羽虫しか私にくれんのだ」リスの頭を指でなでながら。
ミシェール・レイ:「やばいよ……本物の仙人はここにいたんだ……」
朝霧鏡花:「……願っても無いことです。それに、やる気が出てきました」溜息を吐いて。
晩翠凍衿:「あたしも。正直、諸手を挙げて歓迎したいって感じ」
朝霧鏡花:「アレのせいで、貴方のような人が損ばかり見るのは間違っているでしょう」
朝霧鏡花:「元を断って、こんなことは今回で終わりにしましょう」
ミシェール・レイ:「ああ、全く。殴っても死なない上に、武の心得はないから闘っても楽しくない。おまけにこの性格じゃあ、師匠が嫌がるはずだ」
ミシェール・レイ:「ぼくも是非協力してほしいですね。面白そうなので!」
”颪”:「ありがたいことだ……本当にあの”荒天龍”が、『戦うこと』そのものを目的に君たちを狙っているのなら」
”颪”:「確かに、この街でこそあの龍を落とせるのやもしれぬ」
”颪”:「いつでも声をかけてくれ。きみたちのような過酷な戦いに挑む者たちにこそ、私の力は必要なはずだ」
”颪”:「よろしく頼む」深く頭を下げ、上に乗っていた小動物たちが驚きワーッと走り出す。
晩翠凍衿:「こちらこそ。よろしくお願いします」最初よりも深く頭を下げる。
晩翠凍衿:「ご助力ありがたく。お返しはきっと悪い龍の首でね」
朝霧鏡花:「心強いです。どうぞ、よろしくお願いします」部屋の隅で右往左往するリスを逃がしてやる。
朝霧鏡花:「帰りの旅費は経費で落とせないか、掛け合ってみましょう」
ミシェール・レイ:拳を胸の前で合わせ「感謝します。清廉なる地仙よ」
ミシェール・レイ:「あと、せっかくなのでこれが終わったら一緒に山ごもりしましょう!」
ミシェール・レイ:「師匠と違って、ぼくは貴方の"強さ"にとても興味がありますから」
御厨柴門:「味方が増えるのは助かる。頼りにさせてもらうよ」
”颪”:「……ありがとう」
”颪”:ミシェールくんとの山籠もりは、丁重に断ったという。

GM:ロイスの取得と購入が可能!
朝霧鏡花:ロイス保留で応急手当キット!
朝霧鏡花:2DX+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[4,8]+1 → 9 → 成功

朝霧鏡花:確保!以上!
御厨柴門:ボデマ
晩翠凍衿:うーん。こちらもロイスは保留
晩翠凍衿:購入は強化素材を狙ってみます
晩翠凍衿:2dx+2>=15
DoubleCross : (2R10+2[10]>=15) → 9[6,9]+2 → 11 → 失敗

晩翠凍衿:だめ!以上!
御厨柴門:2dx+5>=12
DoubleCross : (2R10+5[10]>=12) → 9[2,9]+5 → 14 → 成功

ミシェール・レイ:ポルター用武器挑戦しちゃうかな……
ミシェール・レイ:手配師使用、対空ミサイル狙います
ミシェール・レイ:5dx+1>=18
DoubleCross : (5R10+1[10]>=18) → 6[1,1,2,5,6]+1 → 7 → 失敗

ミシェール・レイ:全然だめだった……ロイス保留で以上!
御厨柴門:ロイスは保留

ミドル4

GM:Middle ”ポーキュパイン”を討伐せよ
GM:全員登場!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:55->58)
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+8(1D10->8)(侵蝕率:74->82)した
朝霧鏡花:70+1D10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+4[4] → 74

御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+10(1d10->10)(侵蝕率:55->65)

GM:アナウンスし忘れていましたが、

報酬:
・チームレベル+2。

・NPCカード『"颪"』
瞑想(じっくりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-30する。シナリオ1回。
瞑想(しっかりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-20する。シナリオ1回。
瞑想(さっぱりコース):バックトラックに使用可能。PC1名の浸蝕率を-10する。シナリオ1回。
カバーディフェンス:オートアクション 。カバーリングを行う。シナリオ3回。

GM:が使用可能になっています
晩翠凍衿:頼もしい……
朝霧鏡花:つまりチームレベルは大台の10……!
ミシェール・レイ:すげえ~
GM:そうだぜ

GM:N市 某路地
GM:”ポーキュパイン”は、夜に現れる。
GM:きみたちは対策本部からの情報をもとに、”ポーキュパイン”が現れる予想地点に待機していた。
GM:しかし……しばらく待ってみたが、現れない。
ミシェール・レイ:「おーそーいーなー!」ソワソワと落ち着かない様子で動き回っている
晩翠凍衿:「情報が外れちゃったのかな」焦れたように靴先で地面をつつきながら。
晩翠凍衿:「あんまり時間も無駄にしたくないのに……」
朝霧鏡花:「……」3人から少し離れた位置でヴェイパー(カフェイン吸引器)の甘い蒸気を吐き出す。
朝霧鏡花:「ジャームのすることですから。予測から外れることも当然ではあるでしょうが……」
御厨柴門:「そうだな、だけど。時間は無駄にはできないぞ」
晩翠凍衿:「うーん。引き上げる?」辺りを見回しつつ言う。
朝霧鏡花:「そうですね。もう少し待って現れなければ、出直しましょうか」
朝霧鏡花:「他にも課題は山積みですからね」
ミシェール・レイ:「そうは言っても、"ポーキュパイン"の習性を考えれば」
ミシェール・レイ:「ぼく達、特に朝霧さんと晩翠さんはこれ以上ない餌のはずなんだけどなあ」
戦闘チーム:「ああ……その通りだ」もともとこの地区を担当していた戦闘チームの一員だ。きみたちに随伴している。
戦闘チーム:「奴は強い敵と武器を求めて徘徊している。坊主の言う通り、あんたたちがいればそれだけで絶対にこっちに来るはずだ」
朝霧鏡花:「そうですね……ああ、それなら」
朝霧鏡花:「餌を撒いてみましょうか」
晩翠凍衿:「オーケー」
朝霧鏡花:本差────ゾディアックウェポンを僅かに鞘から抜く。
朝霧鏡花:白銀の刀身に、レネゲイドを注ぎ込む。刃を起点に小規模の≪ワーディング≫を展開する。
晩翠凍衿:同時、背中に手を回し、漆黒のケースを開放。大鎌を引き抜いて赤い刃を夜闇に晒す。
ミシェール・レイ:ぞくり、と二振りの刃から放たれる圧力に背筋が伸び、自然と笑みが溢れる
GM:その気配に呼応したのか。
”ポーキュパイン”:ず ず ……。と、体を引きずるように世闇の向こうから現れる。
朝霧鏡花:「おや……」刃を収め。「早速釣れましたね」
御厨柴門:「解りやすいヤツだ」
戦闘チーム:「出たぞ……!」大型の照明をいくつもつける。
”ポーキュパイン”:光に照らされ、その全容があらわになる。
”ポーキュパイン”:全身を正面から突き刺し、背後に刃が突き出たいくつもの刀剣。
”ポーキュパイン”:2mは越す上背と、ぬらぬらと赤黒く照る血まみれの全身。服を着ているのか、獣めいて毛におおわれているのかもわからない。
”ポーキュパイン”:そして、人とも獣ともつかぬ異形の顔。
晩翠凍衿:「うわあ。ホラーな感じ」軽い調子で言いながらも、真剣な眼差しでジャームを見据える。
朝霧鏡花:「かなり侵蝕が進んでますね」
”ポーキュパイン”:「ォ゛  …… 。ォ゛ォ゛ーー  !!」かすれたような雄たけびを上げ、
”ポーキュパイン”:自分の肉体からぞぶりと刀剣を引き抜き、構える!
御厨柴門:「意思の疎通はムリか、対話もできなさそうだ」
ミシェール・レイ:「いいねえ、颪さんの山のような重厚さも悪くなかったけど」
ミシェール・レイ:「やっぱり、こういうわかりやすいのは唆られる」
晩翠凍衿:背負った箱が脱落しその場に落ちる。戦闘に向けて余分な重さを捨てた。
御厨柴門:「やるしか、ないか」
御厨柴門:遠くからエンジン音が聞こえてくる
朝霧鏡花:「行きましょう。我々で倒せば、戦闘チームの手も少しは空くはずです」
朝霧鏡花:柄頭に手を掛け、鯉口を切る。
ミシェール・レイ:「五条の大橋とは行かないけれど」巨大なトランクケースに手を置いて
ミシェール・レイ:「往生するにはいい夜だよ。"ポーキュパイン"」
GM:ミドル戦闘を開始します。

▼エンゲージ
(”ポーキュパイン”[5])
   5m
(晩翠[10]、ミシェール[8]、御厨[7]、朝霧[3])
[]内は行動値


GM:セットアップから!
ミシェール・レイ:なし!
朝霧鏡花:無し!
晩翠凍衿:ミドルではいいかな……なし。
御厨柴門:怨念の呪石を使用し暴走
御厨柴門:ダメージを+2Dします
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+3(侵蝕率:65->68)
GM:オートアクションでEロイス《予告された終焉》*2。晩翠さんと朝霧さんを対象にします。
御厨柴門:変異暴走でダイスはマイナスされますがリアクションは可能
”ポーキュパイン”:オートアクションでEロイス《予告された終焉》*2。晩翠さんと朝霧さんを対象にします。
朝霧鏡花:ウワーッ
晩翠凍衿:ああーん?
”ポーキュパイン”:きみたちはこいつをここで完全抹殺しないと、ゾディアックストーキングされ、最後には死ぬ。
御厨柴門:殺意
御厨柴門:こわー
朝霧鏡花:こわい……
ミシェール・レイ:狙われ!
晩翠凍衿:ワオ……
GM:では行動値順に、晩翠さんから!
晩翠凍衿:はい!
晩翠凍衿:マイナーで戦闘移動し“ポーキュパイン”に接敵。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《浸透撃》。

▼エンゲージ
(晩翠[10]、”ポーキュパイン”[5])
   5m
(ミシェール[8]、御厨[7]、朝霧[3])
[]内は行動値

晩翠凍衿:ゾディアックウェポンで攻撃するぞ!
GM:了解! 事前情報の通り、《不死英雄:肉体》はゾディアックウェポンの前では効果を発揮しません。
晩翠凍衿:妨害等なければ判定!
GM:かかってこいー!
GM:達成値+10を忘れずにね。
晩翠凍衿:8dx7+21
DoubleCross : (8R10+21[7]) → 10[1,3,3,5,6,7,9,9]+5[1,3,5]+21 → 36

晩翠凍衿:ガー不!
GM:ぎえー
”ポーキュパイン”:こいつにドッジする知能はない
”ポーキュパイン”:そのまま食らいます
GM:ダメージどうぞ!
晩翠凍衿:4d10+11+2d10
DoubleCross : (4D10+11+2D10) → 23[7,8,6,2]+11+14[9,5] → 48

晩翠凍衿:2のダイスだけ振り直し
晩翠凍衿:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+10[10] → 56

GM:殺意!
晩翠凍衿:装甲有効!
GM:そのダメージは……
GM:実は、やられます。復活エフェクトもありません。
晩翠凍衿:エッ
ミシェール・レイ:一撃!
朝霧鏡花:な、何ですって!?
GM:ただ、まだ戦闘終了ではありません。
GM:とりあえず描写をどうぞ!
晩翠凍衿:──仕掛けとしては、至って単純に。
晩翠凍衿:“ポーキュパイン”にとって、等しく未だ得ぬ武器であっても。《ワーディング》によって己のレネゲイドを撒いた朝霧鏡花の方が、より『目立って』いる。
晩翠凍衿:後は、僅かな注意の間隙を抜けるだけの速さがあれば良い。
”ポーキュパイン”:「ォ゛──」その視線が朝霧さんを捉え、一瞬、晩翠さんから切れる。
朝霧鏡花:「……」注意を逸らすべく、再び『撒き餌』を施す。“ポーキュパイン”に向け≪ワーディング≫を展開する。
朝霧鏡花:「ほら、こっちだ」
晩翠凍衿:ふわり、と夜風が吹いて過ぎるように、ジャームの傍らを抜ける影。真紅の光の軌跡の半ばに、枯れ木のような首がある。
”ポーキュパイン”:緩慢に刃を振り上げ。
晩翠凍衿:振り抜く。すれ違いざまに、いとも容易く、首と胴体を切り離して──
晩翠凍衿:──した、筈だが。
戦闘チーム:「やったか!?」
晩翠凍衿:「……ッ?」異様な手応え。ジャームの背後まで駆けてから反転し、再び向き直る。
晩翠凍衿:「待って。まだ」
”ポーキュパイン”:振り上げた刃が、何かを斬ることはなく。あっけなくその首は落ちた。
”ポーキュパイン”:”ポーキュパイン”は……確かに死亡している。
御厨柴門:「へぇ、流石だね」
戦闘チーム:「すげぇ……これが”スワッシュバックラー”か……! 一撃だ!!」
晩翠凍衿:それでも未だ構えを解かない。
御厨柴門:「…どうした?」
朝霧鏡花:その様子に違和感を覚え。「……晩翠さん?」
御厨柴門:それを見て周囲を警戒する。
ミシェール・レイ:「あの大きさの鎌を背負ってあの動き……やっぱりゾクゾクするな」
ミシェール・レイ:ぴくりと鼻を鳴らす「けど……」
晩翠凍衿:「油断。しないで」唸るように言う。
GM:ではここで、晩翠さんに判定です。難易度は12で!
GM:技能は知覚!
晩翠凍衿:何~?
晩翠凍衿:知覚技能なんて……なんて……
晩翠凍衿:おや?なんだろうこれは……チームレベル……?
晩翠凍衿:有効ですか!
GM:勿論有効だぜ…! 仲間だもんげ!
朝霧鏡花:最高の仲間
晩翠凍衿:わーい
晩翠凍衿:2dx+10>=12
DoubleCross : (2R10+10[10]>=12) → 10[1,10]+1[1]+10 → 21 → 成功

ミシェール・レイ:これが絆の力だぜ
GM:では成功!
GM:晩翠さんは気づく。本来であれば、気づけないような……しかし、ここしばらくの戦闘経験で鋭敏になった感覚がもたらした違和感の正体。
GM:血だ。
”ポーキュパイン”:その肉体は、最初から刀剣がいくつも突き刺さっている。
”ポーキュパイン”:それが当然だと思っていた。他の傷も、有効ではないものばかりだと。
GM:しかし、晩翠さんが、その首で切断したとき、わずかに血液による粘度が低かったはずだ。
GM:それは、失血していたから。
GM:首を切断した後、本来だったら噴き出す鮮血が、ほとんど目につかなかった。
GM:それは……
GM:既に、血を押し出すポンプである心臓が、タフネスを誇るジャームでさえ徹底的に破壊されていたから……?
GM:晩翠さんは、”ポーキュパイン”がそもそも最初から致命傷を負っていたと気づくでしょう。
晩翠凍衿:──思考の切り替えが間に合ったのも、やはり、連戦で磨かれた勘の賜物か。
晩翠凍衿:未だ感じるこの圧力は、“ポーキュパイン”のものではなく。
晩翠凍衿:「……ッ!!」咄嗟にその場を飛び退く。
朝霧鏡花:「敵ですか」背中合わせに周囲を警戒する。
GM:勝利条件をお伝えします。
GM:『御厨柴門がヴィークルに搭乗状態になり、他PC全員が同乗状態になっていること』です。
御厨柴門:「チッ…餌に釣られたのは僕達の方だっていうのか」
GM:──異様な緊張感だけが空間を支配している。

ミシェール・レイ:「ということは、じきに糸を巻き取られるわけだ」
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+11した(侵蝕率:58->69)
GM:というわけで、このまま次の手番です
GM:ミシェールくん!
ミシェール・レイ:敵がどこにいるかもわからないので……待機します!
GM:では次!
GM:御厨くんの手番です。
御厨柴門:「チッ…正体不明の敵…この状況は良くない」
御厨柴門:「離脱して仕切り直す。それで良いかい?」
御厨柴門:マイナーでヴィークルモーフィング
御厨柴門:影の中から車を呼び出します
戦闘チーム:「なんだかわからねぇが……」ごくりとつばを飲み込む。「とにかくあんたたちに従う。俺たちも直ちに撤収準備を始める!」
御厨柴門:「乗ってくれ!」
御厨柴門:メジャーは特になし。
御厨柴門:以上です。
晩翠凍衿:「……正体不明ね」警戒を続けながら応じる。戦闘チームの設置した照明の光の中、浮かぶ顔色は悪い。
晩翠凍衿:「方針としては、それでいい……」
GM:次は朝霧さんの番です。
朝霧鏡花:同エンゲージなのでマイナーで車に乗り込みます。
朝霧鏡花:メジャーは特に無し。
朝霧鏡花:「賛成です。相手の能力どころか、規模すら分かりません。既に囲まれているかもしれない」
朝霧鏡花:車のドアを開いて、乗り込む。
朝霧鏡花:「急ぎ撤退しましょう。既にこちらにアドバンテージはありません」
GM:最後に待機してたミシェールくんの手番!
ミシェール・レイ:マイナーで車に乗り込み同乗状態に
ミシェール・レイ:メジャーはなしで終了!
GM:では、クリンナップの直前、最後のイニシアチブ。
ミシェール・レイ:「異議なーし。コソコソ隠れてる相手とたたかっても面白くありませーん」
GM:エネミーエフェクト《ワールウィンド》。
GM:この場所へエネミーが移動してきます。
ミシェール・レイ:「(このやり口、師匠っぽくはないけど……誰だ?)」
ミシェール・レイ:「(夜……血……まさか……)」
GM:がさ、という音。
GM:レジ袋の擦れる緊張感のない音だ。
”荒天龍”:「まあ俺なんだけどね」
晩翠凍衿:「!!」弾かれたようにそちらを見る。
朝霧鏡花:「ッ……!」その気配に総毛立ち、反射的に柄に手が伸びる。
GM:”ポーキュパイン”の真横。その亡骸をばっちそうに蹴りつつ。
ミシェール・レイ:「えええ~~~ッ!!?」若干赤面しながら
”荒天龍”:「いや~ごめんって! ちょっと出歩いてたら妙なのに絡まれちゃってさ。適当にぶっ殺したんだけど」
御厨柴門:「…最悪」
”荒天龍”:「ちょっと適当過ぎたみたいでね。ワンチャン生きてたら見に行こうと思ったら、君たちが戦ってるんだもん」
晩翠凍衿:……不死身のジャームの心臓を破壊し、致命傷を負わせる。そんな矛盾した芸当が。
晩翠凍衿:できる存在が、今この状況のこの街にはいる。
”荒天龍”:「まあせっかくだし、ちょっと顔出してみるか~ってね。ついでに? 軽く戦ってみたりとか」
ミシェール・レイ:「悪いと思うなら出てこないで下さいよ!今かなりぼくの中で恥ずかしい感じになったんですから!!」
”荒天龍”:「若いうちは恥をかくものだよ」
朝霧鏡花:(なんだ、こいつ……)内から滲み出るそのオーラに、冷汗が噴き出すのを堪える。(……あり得ない……)
”荒天龍”:一見、隙だらけだ。しかしよく気を張れば全く隙がないようにも見える。
晩翠凍衿:「……大丈夫?アイスとか溶けない?」
晩翠凍衿:軽口を叩いては見せるが、声の震えを抑えることができない。
ミシェール・レイ:「こういう闇に紛れるやり方は"ストリゴイ"の仕業かな~とか思ったらコンビニ帰りの師匠とか!二重に恥ずかしいです!」
”荒天龍”:その中でさらに……達人ならば見えてしまうわずかな隙もある。思わず手が出てしまいそうになる。しかし、それすら欺瞞。
GM:危険だ。緊張を解かなかったのが功を奏している。
”荒天龍”:「ああ……アイスね。俺、解けたアイスが一番嫌いなんだよな。分かる? ……」
”荒天龍”:「ヤワいからだよ。歯ごたえがない……だからアイスは、なるべく早く食べるんだ」
ミシェール・レイ:軽口を叩く中で、微かに晩翠さんに意識を向ける。
”荒天龍”:「きみたちはどうかな?」
GM:クリンナップ。
GM:ありますか!
朝霧鏡花:ずっと無し!
ミシェール・レイ:なし!
晩翠凍衿:なし!
御厨柴門:ナイヨー
GM:ラウンド2
GM:セットアップ。
晩翠凍衿:ない!
ミシェール・レイ:なし!
朝霧鏡花:無し!
”荒天龍”:エネミーエフェクト《高速分身》。7体”荒天龍”が増えます。合計8人。
朝霧鏡花:?????????
ミシェール・レイ:ギャー!
御厨柴門:ヒデェ話だ
御厨柴門:こちらも無しです
晩翠凍衿:8人
GM:イニシアチブはこちらもないので……

▼エンゲージ
(晩翠[10]) 5m (”荒天龍1~8” [15])
   5m
(ミシェール[8]、御厨[7]、朝霧[3])
[]内は行動値


GM:現在はこう。
ミシェール・レイ:ふざけてやがる
朝霧鏡花:帰ってくれ荒天龍
晩翠凍衿:そんな動きしたらレジ袋の中身ぐっちゃぐちゃになるだろ!
”荒天龍”(剣):オートアクション。ウェポンケースで決闘者の剣を装備。
”荒天龍”(刀):オートアクション。ウェポンケースで妖刀を装備。
”荒天龍”(鞭):オートアクション。ウェポンケースでスネークブレードを装備。
”荒天龍”(糸):オートアクション。ウェポンケースで風斬糸を装備。
”荒天龍”(槍):オートアクション。ウェポンケースで悲哀の楔を装備。
”荒天龍”(毒):オートアクション。ウェポンケースでガシアスブレードを装備。
”荒天龍”(拳):オートアクション。ウェポンケースでダメージグローブを装備。
朝霧鏡花:おいバカ!!素手で戦え!!
”荒天龍”:本体は待機し、それ以外の7人で攻撃します。一気に宣言します。
ミシェール・レイ:なにこいつこわ……
GM:いくぜー
”荒天龍”(剣):《かまいたち》晩翠さんに攻撃します。
”荒天龍”(刀):《かまいたち》晩翠さんに攻撃します。
”荒天龍”(鞭):オートでスネークブレードの射程を伸ばし、朝霧さんに攻撃します。
”荒天龍”(糸):朝霧さんに攻撃します。
”荒天龍”(槍):《一閃》エンゲージを移動し、御厨くんに攻撃します。
”荒天龍”(毒):《一閃》エンゲージを移動し、御厨くんに攻撃します。
”荒天龍”(拳):《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》エンゲージを移動し、ミシェールくんに攻撃します。
GM:まず、全員に一度目の攻撃!
”荒天龍”(剣):射程視界の攻撃を晩翠さんに。
”荒天龍”(剣):10dx10+40
DoubleCross : (10R10+40[10]) → 9[1,1,1,3,4,5,5,7,8,9]+40 → 49

”荒天龍”(鞭):射程視界の攻撃を朝霧さんに。
”荒天龍”(鞭):9dx10+39
DoubleCross : (9R10+39[10]) → 10[1,3,8,8,9,9,10,10,10]+10[7,10,10]+10[5,10]+7[7]+39 → 76

GM:ええ…
朝霧鏡花:ふざけるな~~~~
ミシェール・レイ:お前が回したダイスだぞ!
”荒天龍”(槍):同エンゲージから御厨くんに。
”荒天龍”(槍):10dx10+40
DoubleCross : (10R10+40[10]) → 10[3,3,3,4,4,8,8,9,10,10]+3[1,3]+40 → 53

”荒天龍”(拳):同エンゲージからミシェールくんに。
”荒天龍”(拳):10dx7+40
DoubleCross : (10R10+40[7]) → 10[2,2,2,3,5,6,6,7,8,9]+10[5,9,10]+10[7,8]+5[4,5]+40 → 75

GM:ちょっと煩雑だけど……リアクションお願いします!
御厨柴門:ガードします
晩翠凍衿:ドッジ!
ミシェール・レイ:ドッジ!
朝霧鏡花:復讐が届かないのでガード!
ミシェール・レイ:5dx+10>=75
DoubleCross : (5R10+10[10]>=75) → 10[4,7,9,10,10]+9[1,9]+10 → 29 → 失敗

晩翠凍衿:2dx10+11>=49
DoubleCross : (2R10+11[10]>=49) → 9[7,9]+11 → 20 → 失敗

GM:ダメージ!
”荒天龍”(剣):5d10+6
DoubleCross : (5D10+6) → 21[6,5,4,3,3]+6 → 27

”荒天龍”(剣):晩翠さん27点
”荒天龍”(鞭):8d10+8
DoubleCross : (8D10+8) → 40[4,5,2,2,2,9,10,6]+8 → 48

”荒天龍”(鞭):朝霧さん48点
”荒天龍”(槍):6d10+17
DoubleCross : (6D10+17) → 25[8,2,2,8,3,2]+17 → 42

”荒天龍”(槍):御厨くん42点
”荒天龍”(拳):8d10+1
DoubleCross : (8D10+1) → 42[4,3,1,3,7,5,10,9]+1 → 43

”荒天龍”(拳):ミシェールくん43点です
晩翠凍衿:HP29-27で……ギリギリ生きてる!
GM:すべて装甲ガード有効!
朝霧鏡花:死!リザレクト……6以上出てくれ……!
朝霧鏡花:74+1D10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+10[10] → 84

ミシェール・レイ:死亡リザレクト!
朝霧鏡花:いやそんなにはいらない!!
御厨柴門:コンボ『デッドマンバザール』赤河の支配者&異形の加護
ミシェール・レイ:82+1d10
DoubleCross : (82+1D10) → 82+10[10] → 92

ミシェール・レイ:うわっ
晩翠凍衿:ふ、二人とも
朝霧鏡花:ミシェールくん……!
御厨柴門:いや赤河の支配者だけでいいか
御厨柴門:42から装甲で16点ガード値で12点の28点軽減し
御厨柴門:残り14点を赤河の支配者とDロイス屍人で更に軽減します
御厨柴門:14-3d10-2
DoubleCross : (14-3D10-2) → 14-25[10,10,5]-2 → -13

御厨柴門:無傷
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:68->70)
ミシェール・レイ:しゅごい
晩翠凍衿:マジか
朝霧鏡花:硬い!
御厨柴門:悲哀の楔分の侵蝕上昇はいくらでしたっけ?
GM:かてえ……だが悲哀の楔の1d10の浸蝕上昇は受けてもらうぜ~!
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+5(1d10->5)(侵蝕率:70->75)
GM:残り三人もやっちゃいます。ロールはそのあと!
朝霧鏡花:待たれよ!
GM:むむむ!
朝霧鏡花:GMに確認したらイニシアチブがあるそうなので
朝霧鏡花:こちらに攻撃する糸を≪マグネットムーブ≫で引き寄せるぜ!
GM:アギャーッ
朝霧鏡花:侵蝕84>87
”荒天龍”(刀):晩翠さんへ別エンから攻撃!
”荒天龍”(刀):10dx10+39
DoubleCross : (10R10+39[10]) → 10[1,4,4,5,5,6,9,9,10,10]+8[6,8]+39 → 57

”荒天龍”(糸):朝霧さんに同エンから攻撃!
”荒天龍”(糸):10dx10+35
DoubleCross : (10R10+35[10]) → 10[1,1,1,4,6,9,10,10,10,10]+7[2,4,6,7]+35 → 52

”荒天龍”(毒):マイナーでガシアスブレードを使用。《一閃》エンゲージを移動し、御厨くんに攻撃!
”荒天龍”(毒):10dx10+38
DoubleCross : (10R10+38[10]) → 10[1,1,2,4,5,6,9,10,10,10]+6[4,5,6]+38 → 54

GM:これで攻撃終わり! リアクションお願いします!
朝霧鏡花:リアクション放棄、≪復讐の刃≫ 侵蝕率87>95
晩翠凍衿:ドッジ!
御厨柴門:ミシェールへの拳攻撃はなし?
晩翠凍衿:2dx+11>=57
DoubleCross : (2R10+11[10]>=57) → 6[5,6]+11 → 17 → 失敗

GM:ミシェールくんへの攻撃は1回なんですよね
御厨柴門:なるほど
御厨柴門:カバー欲しい人居ます?
朝霧鏡花:弟子を甘やかしやがって
御厨柴門:攻撃にはガードします
朝霧鏡花:も、貰えるなら欲しいです……
御厨柴門:カバーを受けながらの復讐の刃ってできるんでしたっけ?
御厨柴門:できるならやります
朝霧鏡花:出来ないのかな……?出来るのかと思ってたけど出来ないなら大丈夫です!
GM:どうなんだろう……できない気持ちでいたんですけど、正確に読んだら
御厨柴門:攻撃を受けること自体はキーじゃないからカバー受けながらでもできそうな表記ですよね
GM:リアクションを放棄すればできるので、横から誰かにカバーされようと関係なさそうなんですよね
GM:そうそう
朝霧鏡花:自分が他の人をカバーして復讐は明確にダメだと思うんですけど
朝霧鏡花:自分がカバーしてもらうのはアリ……なのかな……?
GM:今回は……あり!
GM:友情パワーのおはなしなので
朝霧鏡花:優しさとありがたさ……!
御厨柴門:では《崩れずの群れ》を使用して朝霧さんをカバー
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:75->77)
GM:ではダメージを出そうと思う! が!
御厨柴門:どうぞ
GM:復讐の刃をするのなら改めて宣言とダイスロールをどうぞ
朝霧鏡花:では改めて≪復讐の刃≫! 侵蝕率87>95
朝霧鏡花:8DX9+10 リアクション不可
DoubleCross : (8R10+10[9]) → 10[2,4,4,5,7,7,9,10]+10[7,10]+6[6]+10 → 36

朝霧鏡花:ダメージも今出します?
GM:はい!
朝霧鏡花:死ね荒天龍!クライマックスには行かせん!
朝霧鏡花:4D10+15+3D10
DoubleCross : (4D10+15+3D10) → 24[6,3,7,8]+15+19[5,10,4] → 58

GM:たしか攻撃へのオートアクションででリア不攻撃を出しているので
朝霧鏡花:バックファイアでHP10>7に!
GM:復讐系の方が先に判定になるはず
GM:ギャッ痛い!
朝霧鏡花:なるほどね~
”荒天龍”:流石にまだ死なない。
GM:ではこっちのダメージ!
”荒天龍”(刀):6d10+5
DoubleCross : (6D10+5) → 25[2,3,2,10,3,5]+5 → 30

”荒天龍”(刀):晩翠さんに!
”荒天龍”(糸):6d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 35[5,3,8,9,9,1]+12 → 47

”荒天龍”(毒):6d10+3
DoubleCross : (6D10+3) → 24[3,5,7,4,1,4]+3 → 27

”荒天龍”:下ふたつは御厨さんに。一番下が最大の装甲値を持つアイテムの装甲無視です
晩翠凍衿:死。リザレクト!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:69->79)
御厨柴門:いやガシアスブレードは単純に装甲無視だったはず
”荒天龍”:上のダメージを受けてから下のダメージを受けてください。うっかり二個一気に出しちゃったけど仕方なし
GM:あっほんとうだ!
御厨柴門:最大の装甲だけ無視はシザーリッパーだったかな
GM:私がガシアスブレードを舐めてたことがばれてしまったな……
GM:では完全に装甲無視です。
御厨柴門:47から装甲16ガード12引いて残り19点
御厨柴門:《赤河の支配者》を使用します
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:77->79)
御厨柴門:19-3d10-2
DoubleCross : (19-3D10-2) → 19-21[5,6,10]-2 → -4

御厨柴門:無傷
朝霧鏡花:か 硬すぎる
”荒天龍”(糸):しょんぼり
御厨柴門:装甲無視27点からガード値12を引いて残り15点
御厨柴門:《赤河の支配者》使用します
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:79->81)
御厨柴門:15-3d10-2
DoubleCross : (15-3D10-2) → 15-15[6,5,4]-2 → -2

御厨柴門:無傷
晩翠凍衿:仙人……?
御厨柴門:あ、そう言えば
御厨柴門:同乗するとヴィークルの装甲の恩恵を受けられるのを思い出したんですが
ミシェール・レイ:そうだったの!?
御厨柴門:それで耐えられた可能性ってありますか モーフィングカーⅠなので装甲8ありますけど
ミシェール・レイ:私は耐えられない!変わらず死亡です!
御厨柴門:あれ、記載がどこだったかな
御厨柴門:すいません もしかしたら思い違いだったかも
朝霧鏡花:私は1回目普通に死にました ガード3もあるけど48点だったからちょっと足りない ボデマ着てれば……
御厨柴門:どっかに書いてあった気がするけど出典が見つからなかった
GM:ミシェールくんが死んじゃうなら今回はなしで
御厨柴門:ので気にしないでください
GM:朝霧さんはリザレクト前提でもりッと行動しちゃったし……
GM:了解!
GM:ではロール!
”荒天龍”:『じゃあ、行ってみようか!』
”荒天龍”:空間全体から響くような声。8人に分身し、そのうちの7体が動く!
ミシェール・レイ:「(ますい!)」晩翠さんにだけ見える位置で口を動かす「(何も考えずに車へ走れ!)」
”荒天龍”:剣と刀を持つ二人は、乱雑に飛ぶ斬撃を打ち出して晩翠凍衿を追い立てる。
朝霧鏡花:「な……!?」異様な光景に流石に瞠目する。幻覚を疑うが、そうではない。
晩翠凍衿:(分かってるけど……!)
”荒天龍”:まるで、早く仲間と合流して戦えと言わんばかりだ。
”荒天龍”:しかも別に手加減をちゃんとできているわけではない。当たり所が悪ければ普通に死んでいたかもしれない。
朝霧鏡花:「凍衿さんっ!!」
御厨柴門:「クソッ!何なんだよ!こいつはッ!」
晩翠凍衿:「馬……鹿にしてえっ……!」
”荒天龍”:その声に応じるかのように、朝霧鏡花へ鞭のようにしなる刃物がが伸びる。
”荒天龍”:御厨柴門には、まがまがしい長大な槍と三世の毒物を凝縮した気体の剣。
朝霧鏡花:「ッ、ぐ……!」反撃しようとするが、刃は届かない。深々と肉を抉られる。
”荒天龍”:「 紫苑。じゃあちょっとやろうか」ミシェール・レイには、拳を構えた”荒天龍”が。
ミシェール・レイ:「"ちょっと"でこれだから始末に終えないんですよ!」
御厨柴門:反撃しようとする朝霧さんを見る
”荒天龍”:全員に嵐のように迫る斬撃、刺突、打撃!
御厨柴門:「車体を盾でも踏み台でも自由に使え!」
御厨柴門:車体を急発進させ短距離ドリフト、車体を回転させつつ朝霧さんの前にでる。
晩翠凍衿:意を決して駆け出す。あえて仲間の方へ追い立てる動きに従って。それでも尚、全身を刻まれ血を噴き出しながら。
朝霧鏡花:「……ッ、はい!」
”荒天龍”:その直後、朝霧さんの元へ鋼鉄をも切り裂く糸が飛来する!
御厨柴門:「僕のオアシスロードはそう簡単には崩れない!」
”荒天龍”:ギギャギギギギャギ!! 車体に糸がめり込むが、切断はかなわない。
朝霧鏡花:襲い来る糸を、素手で掴み取る。当然鮮血が噴き出す。
朝霧鏡花:が、白骨の見える掌、車体をアンカー代わりに渾身の力で引き寄せる。
朝霧鏡花:「伍刃」
”荒天龍”:槍も、ガスもだ。なぜならそれは、”キャラバン・サライ”の”スカボロー・フェア”。その愛機”オアシスロード”だからだ。
朝霧鏡花:“荒天龍”に向け、深く身を屈める。
”荒天龍”:「へぇ?」糸にひかれる手を合図に、むしろ空中の糸を飛び石にそちらへジグザグに空中を移動する。
GM:高速戦闘の中、二人が交錯する!
朝霧鏡花:放たれる、逆袈裟の抜刀撃。振るわれる大太刀は鋼糸を絡め取り、“荒天龍”に届く。
朝霧鏡花:「霽月」
GM:ビッ! と鮮血が走る。龍の体に刻まれる一筋の傷。
朝霧鏡花:全身いたるところを糸に切り裂かれている。刀に絡まった分を払いのける。
朝霧鏡花:「……ここまでやって、それだけか」
ミシェール・レイ:「うわっ!!」そこへ、蹴り飛ばされた小柄な身体が車内に飛び込んでくる。
”荒天龍”:「いや……」分身の輪郭がぶれている。確かな手傷だ。
ミシェール・レイ:「っ痛……これじゃ埒が明かないや」
”荒天龍”:「やっぱりけっこういい感じだよね……UGN。紫苑も集団での戦い方にかなり手馴れてきてる」
”荒天龍”:「それに」バシャリ。と両断されたレジ袋が中身をまき散らして落ちる。「アッハッハ。困ったな」
”荒天龍”:背後から迫りくる大鎌の戦士の気配を感じながら。
”荒天龍”:「さあ、次はどうする?」

GM:荒天龍の手番が終わって、次は晩翠さん!
晩翠凍衿:はい!
晩翠凍衿:マイナーで戦闘移動して御厨くんたちのエンゲージへ。メジャーアクションで同乗状態になります。
GM:(GMはゴールデンルールでメジャーでの同乗を許可しているのです)
GM:ではこれで
GM:戦闘終了条件を達成! 無事脱出することができます。
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:「……一つ」
朝霧鏡花:“荒天龍”を見据え、口を開く。
朝霧鏡花:「提案があります」
”荒天龍”:「うん?」
朝霧鏡花:「ここで我々を見送って、大人しく帰るというのはどうでしょう?」
”荒天龍”:「ええ……なんで?」
”荒天龍”:「ちょうどお互いあったまってきたところじゃない?」
朝霧鏡花:「本当にそう思うのなら、武の極みというのも、案外節穴かもしれませんね」
朝霧鏡花:一か八かの賭け。だが、挑発的な笑みを浮かべる。
”荒天龍”:「ふぅん……」ぐにゃ、と体が横に折れ曲がり、真横に傾いて君の身長に目線を合わせる。
”荒天龍”:真正面から目と目が合う…!
”荒天龍”:「その心は?」
朝霧鏡花:「……」全身を怖気が包む。武術家の端くれだからこそ、理解してしまう。その内に秘められた圧倒的な実力を。
朝霧鏡花:しかし、視線は逸らさない。
朝霧鏡花:「我々四人は、まだチームを組んだばかりです。連携も拙い。それに、今は貴方と戦う準備も心構えも、何もしていない」
朝霧鏡花:「それでも」
朝霧鏡花:トントン、と指先で、自分の身体、“荒天龍”の負った手傷の場所を叩く。
朝霧鏡花:「こうして貴方に、切っ先は届いた」
朝霧鏡花:「いいんですか?ここで摘んで」
朝霧鏡花:「あとほんの少し、暇つぶしでもしているだけで」
朝霧鏡花:「我々の刃は────」
朝霧鏡花:つつ、と、指先を滑らせる。それはやがて、首筋へと至る。
”荒天龍”:「積極的だなぁ」
朝霧鏡花:「それとも、怖いんですか?」
朝霧鏡花:「負けるのが」
朝霧鏡花:見え透いた、真正面からの挑発。
”荒天龍”:「おっ、言うねぇ」
”荒天龍”:「どうしようかなぁ……懸命な助言って、聞きたくないときがあるんだよな。分かる? そういうの」
”荒天龍”:「それに、こんなケンカを売られちゃあなぁ……温厚なこの俺でも思わず手が出そうになってしまうよね」
”荒天龍”:「……」
朝霧鏡花:「それなら、一つ」
朝霧鏡花:「条件を出しましょうか」
”荒天龍”:「あ、まだ何かあるの?」
朝霧鏡花:「約定。担保と言い換えてもいい」
”荒天龍”:「聞くだけ聞こうかな」
朝霧鏡花:「ええ。我々がもし、万全の形で貴方の前に立ったなら。その時は……」
朝霧鏡花:笑みを作る。ミシェール・レイを思わせる、挑戦的な笑みを。
”荒天龍”:「そのときは?」
朝霧鏡花:「決して退屈させませんよ」
晩翠凍衿:「……ああああああッ!」
晩翠凍衿:背後。
晩翠凍衿:まさしく嵐の如く分身が降らせ続ける刃の雨の中、跳躍。斬撃に身を晒し鮮血を散らしながら、なお赤い大鎌を振りかぶる。
晩翠凍衿:狙うは──朝霧さんと会話する、荒天龍本体の首。
”荒天龍”:「鎌って使いにくくないの? 普通の武器より攻撃当てにくいし」
”荒天龍”:背後からの攻撃を軽やかにさける。そして、足払いをかけ、転ばせる。
晩翠凍衿:「っ……!」つんのめって倒れ込む。
”荒天龍”:その背中を押しこむように蹴る。
朝霧鏡花:「……!」
GM:ちょうど、朝霧さんに突っ込む形だ。
晩翠凍衿:「が……っ……!」
朝霧鏡花:「ッ……凍衿さん……!」抱き留め、“荒天龍”を睨む。
”荒天龍”:「まあ……”フォーマルハウト”。君がそこまで言うなら乗ってあげようかな」
”荒天龍”:「きみ、明らかに戦いとか別に好きじゃなさそうだし。ただの命乞いかな~って思ったけど」
”荒天龍”:「あながち嘘じゃなさそうだしね。それに、いまUGNってもっとたくさんの人が動いてるんでしょ」
ミシェール・レイ:ジャララララララ………
ミシェール・レイ:晩翠さんを抱きとめた朝霧さんの周りを、鉄の鎖が囲む
朝霧鏡花:「…………」晩翠さんを抱え上げ、怒りと屈辱を、無言の内に噛み殺す。
ミシェール・レイ:鎖は二人を巻き取って、そのまま後方へ
ミシェール・レイ:発射準備を整えた"オアシス・ロード"の車内へと引っ張り上げる
”荒天龍”:「じゃあやっぱり、全部まとめて戦った方が楽しそうだもんね……」
”荒天龍”:分身が溶けるように消えていく。
ミシェール・レイ:「紫門くん!回収完了!」
御厨柴門:「クソッ!!」
御厨柴門:車を急発進させる。
御厨柴門:「何なんだ!君達の根性は底無しなのか!?」
”荒天龍”:(まあ、隙があったらうっかり殺しちゃったりして……)遠ざかる車体を眺めながら。
御厨柴門:一気にトップスピードに持ち込み一気に遁走する。
”荒天龍”:「……ちぇ。あの車の子が一番ソツがなくてつまらないな」
朝霧鏡花:「……無事ですか……晩翠さん」
御厨柴門:「撤退でいいな!もう攻撃しないよな!」
朝霧鏡花:「ええ、撤退できただけで僥倖です……助かりました」
ミシェール・レイ:「オーケーオーケー!後ろはぼくが見張っとく!」
晩翠凍衿:「……げほっ……!」血を吐きながら咳き込み、朝霧さんの外套と車のシートを汚して。
晩翠凍衿:「あっごめ……ごほっ」謝ろうとして、もう一度同じ羽目になる。
朝霧鏡花:「晩翠さん……!」
朝霧鏡花:「御厨さん、直接病院に向かってください」
御厨柴門:「解った、揺れるからな!舌を噛まないように注意してあげてくれ!」
朝霧鏡花:「晩翠さん、血の吐き方からして内臓が傷ついているかもしれません。リザレクトに集中してください」
晩翠凍衿:「……んん」
御厨柴門:「僕達を舐めきった攻撃であのやりたい放題なのか」
御厨柴門:「本気を出したらどれ程なんだよ。クソ!」
晩翠凍衿:「はーい……」力なく応じ、朝霧さんの腕の中で目を瞑る。言われた通りに再生に集中する心算だ。
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:晩翠さんを楽な体勢で寝かせて、そこでようやく、自分の手が微かに震えていることに気付く。
朝霧鏡花:「……クソッ!」
朝霧鏡花:苛立ち任せに、自分の膝を殴り付ける。
朝霧鏡花:「何なんだあいつ……!ふざけやがって……!」
ミシェール・レイ:「おつかれ、朝霧さん」
朝霧鏡花:掌で顔面を覆って。「あんなのただの命乞いだ……くそっ……くそっ…………!」
ミシェール・レイ:「師匠と相対してあそこまで言える人はなかなかいないよ。ちょっとびっくりしちゃった」
晩翠凍衿:「いやあ……」寝たままの姿勢で。「……参ったね。仙人の名乗りは伊達じゃないわけだ」
朝霧鏡花:「…………」怒りを吐き出すように、大きく深く息を吐き。
朝霧鏡花:「……失礼しました……。……しかしあの場で言ったことは、あながち出任せでもありません」
朝霧鏡花:刀に視線を落とす。「僕たちの攻撃は、確かに“荒天龍”に届いた」
ミシェール・レイ:「ああ、その通り」
朝霧鏡花:「敵は実体のある人間です。それならば斬れる。斬れば血が出る。血が出れば……殺せる」
御厨柴門:「…強気だな」
晩翠凍衿:「映画の台詞みたいだねえ」茫漠とした声。
朝霧鏡花:「……今はそういう方向に……前向きに考えましょう」
御厨柴門:「本当にやれる見込みがあると思って良いんだな?」
朝霧鏡花:誰よりも自分に言い聞かせるように、がりがりと苛立たし気に頭を掻く。
朝霧鏡花:「僕はそう思っています。何より」
朝霧鏡花:「このままやられっ放しでは、気が済みません」
朝霧鏡花:「皆さんはどうですか」
御厨柴門:「君達がやるって言うなら」
御厨柴門:「やれる場所までは運んでやるさ」
御厨柴門:「アイツの目の前がご希望なら、至近距離まで耐え抜いてやる」
晩翠凍衿:「……正直言って、ちょっと怖いよ」
晩翠凍衿:蝋のように白い顔色。血を失ったことだけがその原因ではない。
晩翠凍衿:「強いとは知ってたけどさ……本気になったら、あれどころじゃないわけでしょ」
晩翠凍衿:──そもそも、あの“荒天龍”を仕留めるという作戦自体が。
晩翠凍衿:あまりにも安易な……建前なのではないかという疑念は、僅かなりとも心の内にあった。
晩翠凍衿:「……けど」
ミシェール・レイ:「けど?」
ミシェール・レイ:「僕が言うのも何だけど、降りても責める奴はいないと思うよ」
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:「このままやられっ放しじゃ気が済まない」
晩翠凍衿:「あたしもそうで、皆もそうなら」
晩翠凍衿:「少なくとも、四人分は本気だ」
晩翠凍衿:「それなら何とかなるかもって、思い始めた」
ミシェール・レイ:「……ふふ」安心したように笑い
ミシェール・レイ:「一つ、龍退治の秘訣を教えてあげようか」
晩翠凍衿:薄く目を開け、強張った笑みを作る。
晩翠凍衿:「うん?」
ミシェール・レイ:「相手は人類最高峰の肉体と精神を持つ化け物だ。魂は腐りきってるのが本当に残念なほどにね」
ミシェール・レイ:「だから、小細工は通じない。技も心もね」
ミシェール・レイ:「龍に立ち向かうなら、自分の気持ちに正直であることだ」
ミシェール・レイ:「怒りは強い感情だ。激流でしか穿てない壁がこの世にはある」
ミシェール・レイ:「恐怖も強い感情だ。獣は恐怖故に人を殺す」
ミシェール・レイ:「ぼくは師匠に対して、そのどちらも持ったことがない。ぼくが振るえるのは憐憫と感謝の乗った拳だけだ」
ミシェール・レイ:「だから、競争しようよ。誰の刃が龍の喉元に届くか」
ミシェール・レイ:「もちろん、今度は準備を万全に整えてね」
ミシェール・レイ:「どう?そう考えると楽しくなってこない?」
朝霧鏡花:「……いつもなら、そういうの。理解できないと呆れるところですが」
朝霧鏡花:「今度は、冗談抜きで」
朝霧鏡花:「やる気が出てきましたよ」
朝霧鏡花:刀の柄を、強く握り締める。
晩翠凍衿:「……はは」少し声に力が戻る。「いいね。ぜーったい負けない」
御厨柴門:「ハハッ、その前向きさは本当にどこから出てくるんだろうね」
ミシェール・レイ:「よーし、なら正々堂々勝負と行こう」拳を突き出し
ミシェール・レイ:「もちろん、最後に勝つのはぼくだけどね」

GM:ロイスの取得と購入が可能です。
御厨柴門:朝霧さんと晩翠さんのロイスをとろう
御厨柴門:良いタイミングだ
ミシェール・レイ:朝霧さんに取ります
朝霧鏡花:ロイス取得 ミシェール・レイ 〇連帯感/食傷  御厨柴門 〇有為/隔意   “荒天龍” 憧憬/〇憤懣 
ミシェール・レイ:朝霧鏡花 感服◯/対抗心 で
晩翠凍衿:“荒天龍” 憧憬/〇殺意 で
朝霧鏡花:応急手当キットを使います
朝霧鏡花:7+2D10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+12[9,3] → 19

御厨柴門:チームメイト/朝霧鏡花/信用できる○/無謀なのか?/ロイス
晩翠凍衿:こちらも応急手当!
晩翠凍衿:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+9[5,4] → 19

御厨柴門:チームメイト/晩翠凍衿/信頼できる○/命知らず/ロイス
朝霧鏡花:うーん 悩むけど残りのチャンスを考えてアームドスーツ狙います
朝霧鏡花:3DX+1>=15
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 10[3,8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

晩翠凍衿:購入は再度強化素材狙い。
朝霧鏡花:おっ買えた!装備して以上!
晩翠凍衿:3dx+2>=15
DoubleCross : (3R10+2[10]>=15) → 9[5,6,9]+2 → 11 → 失敗

晩翠凍衿:だめ!
御厨柴門:戦闘用きぐるみ
御厨柴門:4dx+5>=14
DoubleCross : (4R10+5[10]>=14) → 7[1,4,6,7]+5 → 12 → 失敗

御厨柴門:ダメ
ミシェール・レイ:うーんポルター素材、安全を見て大槌で
ミシェール・レイ:3dx+1>=14
DoubleCross : (3R10+1[10]>=14) → 10[2,4,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

ミシェール・レイ:よし、ひとまず素材確保。以上!

◆ミッション”ポーキュパイン”を討伐せよ をクリアしました。

報酬:
・チームレベル+2。チームレベル 10→12 ・NPCカード『UGN戦闘チーム』
【火力支援】:常にPC全員の攻撃にダイスを+5する。常にメジャーアクションの攻撃のC値を-1する(下限6)。

を入手しました。


GM:----

ミドル5

GM:Middle

GM:残りのミッションは

☆ミッション:悪党成敗(8/10)
☆ミッション:外部組織を牽制せよ(0/4)

GM:のふたつです。
GM:シーンプレイヤーは晩翠さん!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:79->85)
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+3(1d10->3)(侵蝕率:81->84)
朝霧鏡花:ここは“見”に回らせてもらおう
ミシェール・レイ:同じく!

GM:残りはこちら!

☆ミッション:悪党成敗(8/10)
詳細:白兵、射撃、RC、交渉のどれかで攻撃の判定を行う。難易度8、最大達成値30。進行度の上限は10。
☆ミッション:外部組織を牽制せよ(0/4)難易度7 1シーン最大3
購入で判定を行う。進行値が4に達した場合ミッションクリア。

御厨柴門:購入の方かなー
晩翠凍衿:チームレベル12だもんなあ
晩翠凍衿:最後まで悪党を成敗しましょう
GM:成敗のプロ!
晩翠凍衿:エフェクト使わず素手で命中判定!
御厨柴門:外部組織の牽制は購入だからナカヨシパワーは乗らないですよね
GM:のりません……
GM:彼らはナカヨシではない
晩翠凍衿:6dx+14+12
DoubleCross : (6R10+14+12[10]) → 10[2,3,4,8,10,10]+10[4,10]+8[8]+26 → 54

御厨柴門:?
GM:かわいそう……
晩翠凍衿:ボコボコにしちゃった
御厨柴門:強くない?
朝霧鏡花:何だこいつ……
朝霧鏡花:さっきあんだけ怪我してたのに?
GM:町は平和になったのだった…・…
御厨柴門:外部組織の牽制やろう
御厨柴門:4dx+5>=7
DoubleCross : (4R10+5[10]>=7) → 8[1,2,4,8]+5 → 13 → 成功

御厨柴門:とりあえず成功で

☆悪党成敗 進行度 8/10→10/10 チームレベル 12→15 ☆ミッション:外部組織を牽制せよ0/4→2/4チームレベル 15→17

御厨柴門:追加でなんか出ます?
GM:☆ミッション:悪党成敗 をクリアしました。じつは☆ミッションにも存在したクリアボーナスにより、チームレベルが+3されます。
晩翠凍衿:ということはチームレベルが……17に……?
ミシェール・レイ:ワオ……
GM:☆ミッション:外部組織を牽制せよ の進行値が2に達したため、追加の項目が現れます。

・情報 ”毒竜”について UGN 難易度20

GM:またトリガーシーンでもあり、進行値が2になったことで、このシーンでは”毒竜”と会うことになります。
ミシェール・レイ:じゃあ出て"毒龍"の情報抜きます!
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:92->98)した
ミシェール・レイ:情報:UGN コネ使用
ミシェール・レイ:5dx+18>=20
DoubleCross : (5R10+18[10]>=20) → 7[2,4,4,6,7]+18 → 25 → 成功

GM:危なげなし!

・毒竜について
"イエローコゥト"セルの事務担当。名を「林 桃花(リン タオファ)」。
FHによって人工的に精製された融合型レネゲイドビーイング。
複数の強力なオーヴァードや古代種RBの因子をかけ合わせて作られている。
異なる因子を干渉させることでRB本来の意識形成を阻害し、宿主の自己同一性を損なわずに不死の肉体を手に入れる研究『封神計画』の被検体。
生まれつき呼吸器に特殊な疾患があり、長時間体を動かすことができない。

ミシェール・レイ:同類じゃん!
ミシェール・レイ:そんな所におったんか!

GM:きみたちは車に乗り、FHとコンタクトの取れる地点へ向かっていた。
GM:街中はこれまでのN市に戻ったように見える。ひとまずは単なるあほんだらどもの鎮圧が終わったのだ。
ミシェール・レイ:「晩翠さん、傷はもう大丈夫?」
晩翠凍衿:「うん」
晩翠凍衿:「さすがに完治ではないけど。動く分にはもう問題ないよ」
ミシェール・レイ:「よかった、今回もぼくの分残ってなかったのは残念だけど」
御厨柴門:「無理はしないでくれよ」
御厨柴門:「無茶して本戦に出れなくなるとか、そういうのはナシだからな」
晩翠凍衿:「ええい。平気だっての」制服の袖をまくらないまま、力こぶを作るボーズ。
晩翠凍衿:「競争なんでしょ?寝てらんないよ」実際あほんだらどもの残党を掃討するくらいには元気だ。
御厨柴門:「元気ならいいさ」
御厨柴門:「心配事が減るのはいい」
ミシェール・レイ:「紫門くんは心配性だよね~。それも安全運転の秘訣ってやつ?」
ミシェール・レイ:「この国の教習では"かもしれない運転"っての教えるんでしょ」
御厨柴門:「いざと言うときにマシントラブルで車が動けないなんて事がないようにメンテをするのは当然って話だ」
御厨柴門:「君達だって武器の手入れは怠らないだろう」
御厨柴門:「ここぞと言うときに最大のパフォーマンスを発揮する為には」
御厨柴門:「不確定な不安要素は出来る限り潰す」
御厨柴門:「今やってるのもソレさ」
御厨柴門:「だいぶ金をばら撒いたから」
御厨柴門:「あとでちゃんと予算がでないとしばらくは趣味の車のカスタマイズもできやしないぞ」
御厨柴門:「成果はまあまあって所だな。ある程度の組織とは話をつけられそうだ」
晩翠凍衿:(そんなに車ばっかり見てて飽きないのかな……)
ミシェール・レイ:「さっすが紫門くん!」
ミシェール・レイ:「これから向かうのもその一つってわけだね」
晩翠凍衿:「……なんだっけ。毒竜?」脇道に逸れかけた思考を引き戻して。
御厨柴門:「そういう名前らしいけど、どういうヤツなんだ?」
ミシェール・レイ:「ああ、"イエローコゥト"のメンバーで、事務担当」
ミシェール・レイ:「まさか師匠の古巣にいるとはね……」
晩翠凍衿:「話、乗ってくれそうなんだよね?」
ミシェール・レイ:「乗ってくれると思うよ。なんたってぼくの同類だ」
ミシェール・レイ:「『封神計画』の生き残りは皆、何かしらの理由で師匠を追っているはずさ」
ミシェール・レイ:「人のままRBの不死性を手に入れる計画。後半は師匠のせいでしっちゃかめっちゃかにされちゃって、本来の目的は達成できなかったけどね」
晩翠凍衿:「そこが不安なんだよなー!」
晩翠凍衿:「敵対はともかく、手合わせ感覚で襲ってきたりしない……?」
晩翠凍衿:「鏡花ちゃんもいないしさあ」報告のために残った彼女の姿を、窓の外に流れる光景に浮かべて。
佐藤 鳴:『すいません。朝霧さんには、いろいろと報告をしてもらっていて……』
佐藤 鳴:『あっ! もうすぐ目的のポイントですよ!』
ミシェール・レイ:「多分、いきなり襲われることはないと思うよ。"毒龍"が一人ならね」
ミシェール・レイ:「"毒龍"には生まれつき呼吸器に疾患があった。結局、RBになっても治らないままの……」
御厨柴門:「相手には来訪の意図は伝わっているのかい?」
佐藤 鳴:『はい。あちらは伝令役として”毒竜”のみを送っているとの事です』
ミシェール・レイ:「なら、ひとまずそれを信じようか」
GM:到着した先は古びた外観の小さなコインランドリー。看板も出ていないが、ガラスの向こうにはいくつか旧式の洗濯機とパイプ椅子に座る少女が見える。
GM:偶然を装って会うのに適した場所だ。
晩翠凍衿:「……行きますか」表情を真剣なものに変え、車を降りる。
晩翠凍衿:周囲の警戒はするが、黒塗りの箱は車内に残した。
御厨柴門:「話の解る相手だと良いんだけど」
ミシェール・レイ:「よーし、交渉開始だ!」意気揚々と扉に手をかけ
リン・タオファ:『来たか……』
リン・タオファ:ざっくばらんに切った短めの黒い髪と、やや不健康なまでに白く華奢な肉体。口元には非透明の人工呼吸器をつけ、背中の機器につながっている。
リン・タオファ:『”イエロー・コゥト”の”毒竜”、リン・タオファだ。よろしく』
晩翠凍衿:「UGN、“スワッシュバックラー”。……晩翠凍衿」やや間を空け、コードに追加で名乗る。
御厨柴門:「”スカボロー・フェア”」
ミシェール・レイ:コインランドリーの中に入り、少女の向かい側の壁際に据え付けられた椅子に座る。
ミシェール・レイ:「久しぶり、桃花。元気そうで良かった」
ミシェール・レイ:「"紫螭吻"……いや、雷紫苑と言った方がわかるかな」
リン・タオファ:『おまえ……クソ、こんな変なやつ、無視しようと思っていたのに。紫苑か……!』
リン・タオファ:『なんでUGNなんかやっているんだ……!』
ミシェール・レイ:「あはは、変なやつはお互い様だろ」
ミシェール・レイ:「自分の格好見てみなよ。だいぶ怪しいから」
リン・タオファ:『うるさい……!! いや、すまない。”スワッシュバックラー”、”スカボロー・フェア”』
リン・タオファ:『話をしたくないわけではないんだ』
晩翠凍衿:「うん。まあ、ルーツの話は多少聞いてる」ミシェールくんを一瞥し。
晩翠凍衿:「びっくりしたけど、本題は同窓会じゃないってことでいい?」
リン・タオファ:『それであってる』
リン・タオファ:『仕事の話をしよう。お互いのために、手短に』
リン・タオファ:『……単純な話なんだ。バカに余計なことをされると困るし、計算が狂う。そう思っているのはUGNだけじゃない』
ミシェール・レイ:「それじゃあ、"イエローコゥト"はこの件に不可侵……むしろ協力してくれるってことかな?」
リン・タオファ:『……まぁ、お前たちもおおっぴらにFHと手を組むのは良くないだろ。大陸じゃあるまいし』
リン・タオファ:『私たちが約束するのは2つだ。ひとつは不可侵』小さくせき込みながら。『お前たちとは少しの間だけ、協力も敵対もしない』
ミシェール・レイ:「大陸だっておおっぴらに組んでるとこは少ないよ。少なくとも香港は区別してないだけさ」
ミシェール・レイ:「なるほどなるほど」
リン・タオファ:『もうひとつは、別組織への干渉。お前たちからの金はギルドに握らせるか、爆弾でも買ってステイト・オブ・グレイスの施設にぶん投げておく』
リン・タオファ:『”スカボロー・フェア”。あんたからの手付はだいぶ効いてる。同じくらいのがもう一回あれば十分だ』
御厨柴門:「解った。何とかしよう」
晩翠凍衿:「……メッセージカードにはそっちの名前を書いてよ」小さくため息をつく。
御厨柴門:「FHと組むのは僕も好みじゃないからな」
御厨柴門:「金でカタが付くならそれでいい」
リン・タオファ:『ありがとう……分かってる。私たちだって、この街のFHじゃ新参なんだ。まだまだ真面目に悪いことしてなきゃいけない』
晩翠凍衿:「…………」
ミシェール・レイ:「別に悪いことにこだわる必要なくない~?」
リン・タオファ:『UGNとコッソリ会ってたなんて知られたら、こっちも面倒だからね……ゴホッ』
リン・タオファ:『強くなるっていうのは、暴力を振るってことでしょ。それだけが目的なんだから、最初から善悪になんて関係ない』
リン・タオファ:『まあ、ウチのセルがそうでも、よそは全然違うから面倒なんだけど……』
リン・タオファ:『とにかく、こっちでもやることはやる。あんたたちは』顔をしかめて。『殺して。あのクソ野郎を』
ミシェール・レイ:「ああ、なるほど」ぽんと手を叩いて
ミシェール・レイ:「君は師匠に死んでほしいのか」
リン・タオファ:『当たりまえでしょ……あいつが生きてていいことある?』
ミシェール・レイ:「世の中的にはなんにもないけど、ぼくはほら」
ミシェール・レイ:「強いやつとは何度でも戦いたいもんでしょ」
リン・タオファ:『そもそも、FHにとっても迷惑なの。何回ちゃんとFHの仕事をしたの? そもそも本人にFHの自覚すら……』
リン・タオファ:『私は全然そんなこと思わない。紫苑がそうしたいのは勝手だけど』
ミシェール・レイ:「そっか……じゃあ勝手にやるよ」
ミシェール・レイ:「でも、桃花は数少ないあの頃の仲間……姉弟みたいなもんだからね」
リン・タオファ:『……』
ミシェール・レイ:「その気持も、ちょっとは尊重したい。桃花もさ」
ミシェール・レイ:「他人に任せるんじゃなくて、自分の手で殺したいと思わない?」
リン・タオファ:『……なにが言いたいの』
ミシェール・レイ:「いや、多分そんな余裕ないし、約束は全然できないんだけど」
ミシェール・レイ:「もしぼくが師匠に勝てたら、必ず君の前に師匠を連れて行く」
ミシェール・レイ:「君の手でも止めを指せるくらいに痛めつけて、ちゃんと見届けてあげる」
リン・タオファ:『適当なこと言わないで。紫苑はそうやって、上手くいったときのことばっかり』
リン・タオファ:『……あんたに連れてきてもらうくらいなら、私が勝手に行く』
ミシェール・レイ:「えーいいじゃん!成功のイメージは大事だよ!」
ミシェール・レイ:「……そっか」にこりと笑って

・NPCカード『毒竜』
【ハーメルンの笛】:シーンに登場しているキャラクターすべてのドッジのクリティカル値を+1する。


GM:受け取ることも受け取らないこともできます。
ミシェール・レイ:受け取ります!
リン・タオファ:コンゴトモヨロシク……
ミシェール・レイ:「師匠を連れてくる代わりに"腐尸星"の跡目を継いだっていう新頭目と立ち会わせて欲しかったんだけど」
ミシェール・レイ:「君がそう言うなら仕方がないね。残念無念」
リン・タオファ:『ちゃっかりしている奴だ』少しだけ表情が動いた……気がする。
晩翠凍衿:「……UGNとしては」
晩翠凍衿:「元から“荒天龍”の討伐が第一。あなたたちとの関係があってもなくても、そこは揺るぎません」
晩翠凍衿:発言の意図をぼかしてそう付け加える。
リン・タオファ:『ああ、聞こう。私たちだけで盛り上がって、それで済む話でもない』
リン・タオファ:『……できるだけ遠くから、機動力を奪う毒のようなものを薄く散布する。現場まではいかない』
リン・タオファ:『作戦の詳細も聞かない。こっちで勝手に網を張って、勝手に一人でやる』
リン・タオファ:『それで十分だ。私なんかに”荒天龍”が足を引っ張られるなら、十分愉快だからな……』
晩翠凍衿:「頭には入れておく」頷く。
ミシェール・レイ:「交渉成立、かな」両隣の二人に顔を向けて
御厨柴門:「好きにしたらいいさ」
リン・タオファ:そこで激しくせき込む。『少し話し過ぎた。妙なことになって悪いが……当初の協力は手はず通りに頼む』
晩翠凍衿:「あんまりそういう言い方はしたくないけど」交渉成立、に対して。「お互い頑張るってことで。有意義なお話ができました」
ミシェール・レイ:「ああそっか。うん、それじゃあお互い勝手に頑張ろう」
ミシェール・レイ:拳を胸の前で合わせて
ミシェール・レイ:「健闘を祈るよ。桃花」
リン・タオファ:同じく拳を胸の前で合わせる。

GM:ロイスと購入が可能!
御厨柴門:ロイスは保留で
御厨柴門:戦闘用着ぐるみを狙います
晩翠凍衿:同じくロイス保留。購入はみたび強化素材を
御厨柴門:4dx+5>=14
DoubleCross : (4R10+5[10]>=14) → 8[1,5,8,8]+5 → 13 → 失敗

晩翠凍衿:4dx+2>=15
DoubleCross : (4R10+2[10]>=15) → 10[4,7,8,10]+10[10]+7[7]+2 → 29 → 成功

御厨柴門:財産1点使って購入します
晩翠凍衿:やった。ゾディアックウェポンの攻撃力を+1します
ミシェール・レイ:林 桃花  懐旧◯/食傷 で所得
GM:みんなして強くなっていく……
ミシェール・レイ:一応範囲武器買おうかな。フラググレネード狙います
ミシェール・レイ:3dx+1>=12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[2,5,7]+1 → 8 → 失敗

ミシェール・レイ:財産点4突っ込んで購入!以上!

ミドル6

GM:Middle シーンプレイヤーは御厨くん
GM:登場する方は侵蝕ダイスを同時!
GM:どうぞ!
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(1d10->2)(侵蝕率:84->86)
御厨柴門:ま、とりあえず一人で判定してみようか

☆ミッション:外部組織を牽制せよ(2/4)

GM:残りはこれだけ!
御厨柴門:外部組織の牽制 調達で判定します
御厨柴門:4dx+5
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 8[2,4,8,8]+5 → 13

御厨柴門:そいや
朝霧鏡花:流石……
GM:危なげなし!

☆ミッション:外部組織を牽制せよ 2/4→4/4 チームレベル 17→20

GM:パパオワー ミッションがすべて達成されたので、クライマックスフェイズに移行します
GM:また、☆ミッションをクリアしたのでチームレベルも+3されました。皆様の購入以外に追加される達成値は20です。
朝霧鏡花:ヤバすぎる
御厨柴門:つよー
GM:ムキムキ
ミシェール・レイ:狂気
GM:このシーンはこれで終わり!
GM:購入をどうぞ
御厨柴門:ハードコート
御厨柴門:4dx+5>=9
DoubleCross : (4R10+5[10]>=9) → 9[1,4,7,9]+5 → 14 → 成功

GM:ど、どんどん固くなる
御厨柴門:カッチカチだぞ
御厨柴門:以上で

クライマックス


GM:Climax

GM:全員登場!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:85->95)
朝霧鏡花:95+1D10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+1[1] → 96

朝霧鏡花:ヨシ
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+1(1D10->1)(侵蝕率:98->99)した
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+4(1d10->4)(侵蝕率:86->90)
ミシェール・レイ:今更!

佐藤 鳴:「お疲れ様です。皆様を始め、様々なチームの皆さんが迅速な対応をしてくださったおかげで」
佐藤 鳴:「N市の治安は通常の状態にまで回復しました。いよいよ、”荒天龍”と戦う手はずが整いました」
GM:作戦会議室に君たちは集合していた。ホワイトボードの前に立って佐藤が説明をしている。
朝霧鏡花:「皆さん……佐藤さんも、ここまでお疲れさまでした」
朝霧鏡花:“荒天龍”との遭遇に関しての報告を済ませてきた。
朝霧鏡花:「とはいえ……本番はここから、ですが」
晩翠凍衿:「……こっちとあっちの体勢は?」
晩翠凍衿:協力者たちの準備や、“荒天龍”の位置が捕捉できているかどうかの問い。
佐藤 鳴:「朝霧さんもご報告ありがとうございます。”荒天龍”に関しては」
ミシェール・レイ:「もちろんぼくらは準備万端ですけどね!先の遭遇戦の傷も完治済みです」
佐藤 鳴:「やはり……ターゲット一名のみ。そしてこれまでの行動や報告も合わせて考えると」
佐藤 鳴:「我々と戦闘に発展すること、それ自体が目的だと思われます」
ミシェール・レイ:「つまり、ここまでは師匠にとっても思惑通りというわけですね」
佐藤 鳴:「そこで、”荒天龍”に対する作戦が立案されました。晩翠さんのご質問にへの回答にもなるかと」
晩翠凍衿:黙って頷く。
佐藤 鳴:「まず、あのような高速移動能力を持つ対象に対して、拠点で防衛戦等を行う、というのは考えられません」
佐藤 鳴:「どこからでも攻められてしまうからです。ですので、むしろ攻めることが重要になります」
ミシェール・レイ:「第三支部防衛戦の時はさんざん引っ掻き回されたって聞きますもんね」
佐藤 鳴:頷く。
朝霧鏡花:「攻勢に出て相手の選択肢を縛ると……いいですね。理に適っていますし、性に合います」
朝霧鏡花:「具体的なプランが聞きたいですね」
御厨柴門:「それで、どう攻めるんだ?」
佐藤 鳴:「はい。本作戦では、”荒天龍”を誘い込む分隊と、戦闘区域にて戦う本隊に分かれます」
佐藤 鳴:「我々の強みは、数と連携です。流石に市街地などで大規模戦闘に発展するわけにもいきませんし…」
GM:プロジェクターに画像を投影しながら説明を続ける。
佐藤 鳴:「私たちのチームは本体に配属されます。分隊のチームが、ここを拠点としている”荒天龍”と、こう……」
佐藤 鳴:地図上に線を表示しつつ。
佐藤 鳴:「移動させます。向こうもこういった遊びには乗ってくる可能性が高いですし、この仕事にあたるのも皆様と同じ精鋭のチームです」
佐藤 鳴:「そして同時に、我々本隊も戦闘予定地点に向けて移動を開始します……このときに、ある積み荷を載せてほしいのです」
御厨柴門:「モノは何だい?」
佐藤 鳴:「外観はは一辺2mの黒い立方体。名を、ええと……『ローディーズ・ドア試作再現型改弐』……?」
ミシェール・レイ:「あんまり大きいと狭くなって嫌だなあ、ただでさえ皆大荷物なのに」
ミシェール・レイ:「へえ、"ローディーズ・ドア"……」
ミシェール・レイ:「……って、何だっけ?」
佐藤 鳴:「第四支部を始めとしたアーティファクト解析班による、大規模転移装置となります」
佐藤 鳴:「使い切りで燃費も悪く転移距離もそう長くないため、ハッキリ言って二度と作られないものだそうですが」
佐藤 鳴:「一度に転移できる人数と安全性だけは保障されています」
朝霧鏡花:「……今回の使用目的は?転移するのは我々ですか?」
佐藤 鳴:「いえ、違います」
御厨柴門:「まさか、”荒天龍”を飛ばすつもりなのか?」
佐藤 鳴:「”スカボロー・フェア”はこの『ローディーズ・ドア試作再現型改弐』とチームメンバー3名を載せ戦闘予定地点に移動」
佐藤 鳴:「戦闘開始時刻と同時に、こちらで装置を起動させます。そして、」
佐藤 鳴:「その地点に分隊による”荒天龍”の移動と、あなたたち本隊によるローディーズドアの移動が完了しているという前提で」
佐藤 鳴:「この荒天龍対策本部より、あなたたちのバックアップとしてUGNの大部隊を展開します」
ミシェール・レイ:「あ、なるほど!入り口ではなく出口として使うわけですね」
御厨柴門:「兵力の展開に使うって事か」
朝霧鏡花:「数は?」
佐藤 鳴:「総勢148名。彼らの支援が万全に発揮できるかどうかが」
佐藤 鳴:「時間通りに計画を実行できるかどうか……”キャラバンサライ”の実力にかかっています」
朝霧鏡花:薄く笑みを浮かべる。「流石……この街のUGNは優秀ですね。全力の出しどころというのが分かっている」
ミシェール・レイ:「いよいよ怪獣映画見たくなってきたなあ。映画だと大抵やられ役だけど」
ミシェール・レイ:「けど、怪獣対超人と言うなら話は別だ」
佐藤 鳴:「……はい。実際、多くのエージェントを投入したところで。どれほど効果があるのかはわかりませんが」
佐藤 鳴:「これが我々UGNの、全力です。負けるわけにはいきません」
ミシェール・レイ:「数の力は明確に師匠が持っていない"強さ"だ。軽んじていると言ってもいい」
ミシェール・レイ:「それに負けるようなことになったら、うん」
ミシェール・レイ:「とっても面白いとぼくは思いますね!」
晩翠凍衿:「……とは言え」
晩翠凍衿:「龍を網の中に捕らえただけじゃ、食い破られて終わりだ」
晩翠凍衿:「最終的にはあたしたち次第ってわけね」
佐藤 鳴:「そう、ですね。し、しかし! 別の特別チームも最低限の予備選力をのぞき、本隊に同行してくれます」
佐藤 鳴:「前回のように、分身をすべて皆様だけに充てるような余裕を与えることはありません」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「……そこは全部あなたたちにかかってますって言ってくれていいと思う……」
佐藤 鳴:「えっ、あ、え!? そ、そうですよね! すみません……」
朝霧鏡花:少し笑って。「頼りにしていますよ、晩翠さん」
晩翠凍衿:「燃えるじゃんそっちの方が!助けはありがたくいただきますけど!」
晩翠凍衿:「任せて。やられた分はきっちり返してやるから」朝霧さんへ笑って返す。
朝霧鏡花:「やりましょう、我々で」
朝霧鏡花:「嵐雲の荒天に座す龍を、我々で地面に引きずり下ろす」
ミシェール・レイ:「うん、龍退治もいよいよ大詰めだ」
ミシェール・レイ:「"荒天龍"とUGNの一騎打ちと行こう」
御厨柴門:「やる気なのは良いけど命は無駄にしないでくれよ」
御厨柴門:「帰りの便の客がいないと予定が狂うからな」
御厨柴門:「死体運びの仕事は願い下げだ」

GM:──目標地点は、海沿いの再開発地域。だだっ広い平坦なエリアそのものが合流地点に設定されている。
GM:その中心が理想的な合流ポイントではあるが、そううまくいくとも限らない。カーナビには広い円が表示されており、
GM:分隊による誘導に応じて、予想合流ポイントである円が狭まっていく。
GM:最終的な合流地点を目指して、街を近道し、あるいは回り道をして時間を調整しつつ、時刻通りの到着を目指さなければならないのだ。
御厨柴門:「時間にルーズな客に合わせるのは面倒だけど」
御厨柴門:「相手が、相手だからな。仕方ない!」
御厨柴門:状況の変化に合わせて最適のルートを選択し車を走らせる。
御厨柴門:ナビはあくまで連絡と参考程度でしかない。
御厨柴門:大規模転移装置を搭載した大型トレーラーが街中を走り続けている。
ミシェール・レイ:「うわーすごいなあ。交通規制も間に合ってないのに全然信号に引っかからないや」
朝霧鏡花:「流石は“キャラバン・サライ”……評判以上ですね」
朝霧鏡花:「佐藤さん。誘導は順調ですか?被害程度は?」
佐藤 鳴:『は、はい! 誘導は現在──……を……』ノイズが入り、
”ダンシング・クイーン”:『”スカボロー・フェア”!! そっちは順調なんだろうな!』破壊音と共にノイズ交じりの声。
GM:トレーラーへの無線。”キャラバン・サライ”が使う通信回線だ。
御厨柴門:「チッ…トラブルか!?」
御厨柴門:「ああ!こっちは問題ない!そっちは大変そうだな”ダンシング・クイーン”!」
”ダンシング・クイーン”:『ハッ!! こんなのトラブルじゃあないね!! 船乗りっていうのは嵐との付き合い方を分かっているものなんだ』
”ダンシング・クイーン”:『しかしめちゃくちゃだ。一刻も早く仕事を追われせて我が愛機を修理に出したいものだよ』
”モッキングバード”:『だああうるせぇ!! 喋ってる暇があったらもっとその愛機とやらにケツを振らせてヤツを誘導しろ!!』
”モッキングバード”:『”スカボロー・フェア”!! 目標の誘導は順調、なにも気にせず理想ランデブーポイントに直行しろ!!』
GM:合流地点が近づきつつある。夜空には半壊して煙を上げた武装ヘリが奇跡的な飛行を続けながら、何かを追い立てるように銃弾をバラまいているのが窓から見える。
御厨柴門:「了解だ、”モッキングバード”。時間の調整はこっちでやる」
御厨柴門:「丁度の時間に引き継いでやるさ!」
晩翠凍衿:「……」厳しい顔で座席からナビを睨む。画面上、台風の進路予想めいた円が、落ち着かないペースで脈動しているのが見える。
御厨柴門:「さて、ちょっと揺れるぜ」
御厨柴門:「舌を噛まないように気を付けてくれ」
晩翠凍衿:「……オーケー」その未来を測れる者がいるのならば、それは。「任せる。“スカボロー・フェア”」
ミシェール・レイ:「ん!」口を開かず、歯を食いしばって運転手に親指を立てる
御厨柴門:アクセルを全開、広範囲にばら撒かれている流れ弾を回避しつつ合流地点に突っ込んでゆく。
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:激しく揺れる車内、無意識に柄頭に手が伸びる。幼少から染みついた、精神安定のルーティン。
”スリラー”:『……こちら”スリラー”』その嵐を反対の方向から潜り抜けつつ、更にもうひとつの嵐を誘導している装甲車がひとつ。
”スリラー”:『”スカボローフェア”。幸運を祈る』それきり、”キャラバン・サライ”の通信は途切れる。
佐藤 鳴:『……──御厨さん! 合流時刻まであと30秒です!』
御厨柴門:「ああ、そっちも最高の走りを楽しんでくれ」返事はなくても通信を送る
御厨柴門:「カウントダウンだ!戦闘準備は良いかい!?」
晩翠凍衿:「いつでも!」
ミシェール・レイ:「どんとこい!」
朝霧鏡花:「勿論」
佐藤 鳴:『接触します! 10、9、8……』
GM:嵐の中心。三方向から銃撃、矢、各種レネゲイドの砲撃を受けながらそのすべてをいなし、生身で移動する男がいる。
佐藤 鳴:『7、6、5、4』
御厨柴門:「何の冗談だよ…最悪か!」
御厨柴門:「急停車するからな!衝撃に備えろ!」
GM:ヘリがついに墜落し、コンクリートを泳ぐ小型船が座礁する。
佐藤 鳴:『3! 2! 1!』
晩翠凍衿:「……」かすかに歯を覗かせて笑う。
GM:ガギャギャギャギャギャ!!
御厨柴門:ブレーキをかけドリフトしながら慣性を殺す。
GM:大型トレーラーと装甲車がお互いに急ブレーキをかけながらスレスレのところを交差する! 理想合流地点、その座標ど真ん中。
御厨柴門:手元のスイッチを操作して転送装置を起動。
佐藤 鳴:『アーティファクト展開!』
朝霧鏡花:即座に車外に飛び出し、脇差のひとつを“荒天龍”に投げ放つ。
GM:それは音もなく。
GM:交差するタイヤ痕の中央に、”荒天龍”が立っている。そこは既に探照灯によって照らされ、幾重にも武装したUGNエージェントに包囲された地点。
”荒天龍”:「んん……?」少し首をかしげる。その手には殺意をもって投げられた脇差を自分の物のように持つ。
佐藤 鳴:『作戦第一段階、成功しました。あとは……』
ミシェール・レイ:「定刻通り、包囲網完成」
ミシェール・レイ:「あとは、ぼくらの出番だね」
朝霧鏡花:「……ええ」息を吐く。元より捨てるつもりで放った。
朝霧鏡花:名匠による良業物級の代物だが、この状況で数秒を稼げたのならば、働きは十分に過ぎる。
”荒天龍”:「すごいな。移動する気配もなかったのに、これだけの人数が……」
御厨柴門:「運び屋の意地さ」
御厨柴門:「どうだ?目的地に届けられた気分は」
御厨柴門:「荷物としてさ」
”荒天龍”:「ハハハ……いいね、すごくいい。別に拳法が世界一えらい技術ってわけじゃないからね」
”荒天龍”:「極めてる奴のテクニックを見るのは、けっこう気分がいいもんだよ」
”荒天龍”:「それで。運んでもらったからには、当然受け取ってもらいたいんだけど……大丈夫かな?」
晩翠凍衿:「異論ないよ」
晩翠凍衿:車外へ飛び出した跳躍から降り立つ。その手には既に抜き身の大鎌。
晩翠凍衿:「“荒天龍”。あなたはUGNが貰い受けます」
”荒天龍”:「できるの? ほんとに?」
朝霧鏡花:「言ったでしょう」
朝霧鏡花:帽子を目深に被り、口端を歪める。風に翻る外套の内には、装填された弾丸めいて並ぶ、大量の式符。
朝霧鏡花:「退屈はさせないと」
”荒天龍”:「これでもさ……へへ。かなり期待してるんだよね……」
朝霧鏡花:恐怖でなく明確な殺意を湛えて、“荒天龍”を見据える。
ミシェール・レイ:「もっと期待してくれていいですよ」
”荒天龍”:「ハハハ……! マジで?」いけ好かないくらいにこやかな人物だが、ここまで明確に笑顔を作っているのは初めてかもしれない。
ミシェール・レイ:背後のトランクケースが開き、幾つもの武器、呪符の類が開陳される
ミシェール・レイ:「天を征く者が龍なのではない。天を目指すものこそが龍なんです」
ミシェール・レイ:「たった一人で全てを極めたあなたに、ぼくたち全員で、あなたが捨てたものの力を証明する」
”荒天龍”:「そう? 言葉遊びや心構えに意味なんてないと思うけどな。龍なんて目指さなくても勝手になっちゃうものだしね」
”荒天龍”:「でもその……フフ! 全員の力っていうのは、本当に楽しみなんだよね」
”荒天龍”:「だってそうだろ!? レネゲイドってやつは、ここ20年くらいで広まった代物さ」
”荒天龍”:「それ以前にあったと言っても、今よりオーヴァードの数は明確に少なかった! そんなんじゃ集団戦のノウハウなんてたかが知れてる」
”荒天龍”:「しかも、いつジャームになるかもわからないような不安定な力だ。それを——」
”荒天龍”:「UGNはかなりいい線いってる。多くのオーヴァードを集めて、組織的に運用して、集団戦をずっと続けてるわけだ」
”荒天龍”:「そんな真面目な事、他の奴らにはできないよ。おまけに数がどんどん増えたことで……」
”荒天龍”:「俺より数段劣るくらいの、まあ十分強い奴らもいっぱい出てきた。昔だったらお山の大将やって人の言うことを聞かないような力の奴らさ」
”荒天龍”:「それが! ちゃんと! 周りと足並みをそろえて集団で戦闘できる!」
”荒天龍”:「……歴史の中でもそうそうないことだぜ? しかもこの量と質だ。実際、君達って最強だと思うんだよね」
”荒天龍”:「俺がいなければの話なんだけどさ」
”荒天龍”:「へへへ……! だから君たちみんなに、かなり期待してるんだよ。楽しくなればいいよなぁ」
”荒天龍”:「それじゃあ……一手ご指南頼むよ、UGNの諸君」
GM:”荒天龍”の体から、爆発的な闘気と共にレネゲイドの高まりが放出される。
GM:衝動判定。難易度は25。
朝霧鏡花:3DX+20>=25
DoubleCross : (3R10+20[10]>=25) → 10[4,5,10]+4[4]+20 → 34 → 成功

晩翠凍衿:3dx+26>=25
DoubleCross : (3R10+26[10]>=25) → 9[4,5,9]+26 → 35 → 成功

ミシェール・レイ:《ヒューマンズネイバー》ダイス+1
朝霧鏡花:96+2D10
DoubleCross : (96+2D10) → 96+15[5,10] → 111

ミシェール・レイ:7dx+21>=25
DoubleCross : (7R10+21[10]>=25) → 10[1,2,7,7,7,9,10]+10[10]+6[6]+21 → 47 → 成功

御厨柴門:3dx+21>=25
DoubleCross : (3R10+21[10]>=25) → 9[2,8,9]+21 → 30 → 成功

御厨柴門:友情の力だ
ミシェール・レイ:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+8[5,3] → 107

晩翠凍衿:95+2d10
DoubleCross : (95+2D10) → 95+11[1,10] → 106

御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+11(2d10->1,10)(侵蝕率:90->101)
御厨柴門:100超えちゃったか
GM:よろしおす!
GM:エンゲージはこちら

▼エンゲージ
(”荒天龍”[15])
   10m
(ミシェール[8]、御厨[7]、晩翠[10]、朝霧[3])
[]内は行動値

GM:セットアップから!
ミシェール・レイ:なし!
晩翠凍衿:怨念の呪石使用。暴走してダメージ+2D!
朝霧鏡花:コンボ【雷霆万鈞】≪フルパワーアタック≫+≪雷神の降臨≫ 行動値0に。侵蝕率111>121
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3した(侵蝕率:106->109)
御厨柴門:怨念の呪い石を使用します。
御厨柴門:暴走してダメージ+2D。
”荒天龍”:エネミーエフェクト《高速分身》。7体”荒天龍”が増え、合計8人になりますが…… 別の主力チームたちが半分受け持ってくれます。
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+3(侵蝕率:101->104)
ミシェール・レイ:ありがとう特別チーム!
朝霧鏡花:優秀~
御厨柴門:飢餓の変異暴走でダイス-5個になりますがリアクションは可能です
御厨柴門:「リミッターを外す!多少運転は荒くなるからな。巻き込まれないようにしてくれ」
御厨柴門:飽くなきスピードへの飢えが御厨の中から湧き上がる。
GM
NPCカード『毒竜』【ハーメルンの笛】:シーンに登場しているキャラクターすべてのドッジのクリティカル値を+1する。
は使用しますか?

朝霧鏡花:使用でいいですかね?
晩翠凍衿:使っていいですよね
ミシェール・レイ:使いましょう!
GM:了解! もわわ~と適応されました。
GM:風邪かなぁ
”荒天龍・雷”:エネミーエフェクト《ブレイクウインド》
”荒天龍・雷”:エネミー4人が全員君たちのエンゲージまで移動してきます。
朝霧鏡花:何てことしやがる
ミシェール・レイ:ギャッ!

▼エンゲージ
(ミシェール[8]、御厨[7]、晩翠[10]、朝霧[0]、”荒天龍”[15]、”荒天龍・雹”[15]、”荒天龍・嵐”[15]、”荒天龍・雷”[15])
[]内は行動値

晩翠凍衿:風邪を移しにこないで
御厨柴門:密ですよ
御厨柴門:ソーシャルディスタンスに気を使え!一人で8人とか感染しろ!
”荒天龍・雹”:《波紋の城塞》ラウンド中の”荒天龍”たちは移動しない限り装甲値+18です。
”荒天龍・雹”:バリアーッ
朝霧鏡花:ギェーッ
ミシェール・レイ:こいつら~
GM:セットアップは以上。イニシアチブ!
朝霧鏡花:無……し!
晩翠凍衿:無!
御厨柴門:ナイヨー
ミシェール・レイ:リニアキャノン×2を装備!
GM:ではこちらの行動から
”荒天龍”:本体は待機
”荒天龍・雹”:こいつも待機
”荒天龍・嵐”:こいつは行動!
”荒天龍・嵐”:《獅子奮迅》《コンセントレイト:ハヌマーン》
GM:対象はもちろん君たち四人全員だぜ~!
晩翠凍衿:ヒエーッ
朝霧鏡花:来やがれクソ野郎!
”荒天龍・嵐”:13dx7+40
DoubleCross : (13R10+40[7]) → 10[1,2,2,2,2,4,8,8,9,9,10,10,10]+10[1,3,5,6,6,9,9]+6[4,6]+40 → 66

御厨柴門:固定値が高いねェー
晩翠凍衿:暴走リア不!
ミシェール・レイ:ふざけてやがる
御厨柴門:装甲とか有効な感じ?
御厨柴門:カバー要る?
ミシェール・レイ:カバー欲しいな……
GM:装甲は有効です!
朝霧鏡花:じゃあこっちが颪さんのカバー貰おうかな
御厨柴門:範囲だから一人だけ
晩翠凍衿:カバーどうぞ。たぶんミシェールくんの方が侵蝕重いので
朝霧鏡花:とりあえず自分は≪復讐の刃≫ 侵蝕率121>129
御厨柴門:では《崩れずの群れ》を使用します
GM:OK!それではダメージ
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:104->106)
GM:7d10-5
DoubleCross : (7D10-5) → 34[3,8,2,9,4,7,1]-5 → 29

御厨柴門:素手か
朝霧鏡花:こいつ素手か……!
ミシェール・レイ:舐めプ~!
晩翠凍衿:ナメやがって……!
晩翠凍衿:でも死ぬ!
御厨柴門:装甲で8点ガードで12点弾き
御厨柴門:赤河の支配者を使用します
晩翠凍衿:“荒天龍”へのロイスを昇華して復活!
御厨柴門:9-3d10-4
DoubleCross : (9-3D10-4) → 9-14[9,4,1]-4 → -9

御厨柴門:無傷です
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:106->108)
朝霧鏡花:≪復讐の刃≫
GM:流石!
GM:こいや!
朝霧鏡花:14DX8+20
DoubleCross : (14R10+20[8]) → 10[2,2,3,3,5,5,6,6,6,6,7,8,9,9]+10[1,9,10]+10[5,10]+3[3]+20 → 53

朝霧鏡花:リアクション不可!ダメージ!
GM:あわわわ……
朝霧鏡花:6D10+15+3D10+40
DoubleCross : (6D10+15+3D10+40) → 41[6,9,10,1,5,10]+15+20[6,7,7]+40 → 116

晩翠凍衿:ワオ
ミシェール・レイ:すんげえ
GM:ヒエーッ
御厨柴門:つよー
GM:18点はじいて98点入る!
朝霧鏡花:ダメージ通ったなら
GM:98点!?
朝霧鏡花:≪血染めの獣≫侵蝕率129>133
朝霧鏡花:このシーン間白兵ダメージ+10
GM:まだ強くなるのかよ!!
晩翠凍衿:バーサーカー
”荒天龍”:「それじゃあ行ってみようか!」
”荒天龍”:風を巻き起こし”荒天龍”が迫りくる。数は4
”荒天龍”:いくつかは散開している。別のチームとの戦闘に入ったのだ。
”荒天龍”:そして君たちの前に降り立った”荒天龍”のうちの一人が軽やかに回し蹴りを繰り出す。
御厨柴門:「クソッ…早い!」
”荒天龍”:優雅な見た目に反し、当たればオーヴァードでも痛烈なダメージになる…!
晩翠凍衿:「ぐ……っ!」
ミシェール・レイ:「っ!元より一発食らうのは織り込み済み!」
朝霧鏡花:「…………」“荒天龍”を見据え、刀に手を掛ける。車両によるカバーは届かない位置。相打ち覚悟で斬らんとする体勢。
ミシェール・レイ:腕を交差させ蹴りに耐えようとする
晩翠凍衿:弾き飛ばされ膝を突く。
GM:そのとき。
”颪”:「むん…!」物陰から姿を現し、朝霧さんをかばってモロに攻撃を喰らう。
御厨柴門:転移装置を乗せてきた移動用のトレーラーを分解しつつミシェールの前に飛ばす
ミシェール・レイ:「颪さん……!流石、あの蹴りにびくともしてないや」
朝霧鏡花:「……! “颪”さん!」
御厨柴門:「それを壁に使え!戦闘用は別に作る!」
ミシェール・レイ:「ありがたく!」
”颪”:「こちらは気にするな……! 一撃でも多く、彼に攻撃を浴びせるのがよい」
ミシェール・レイ:トレーラーの影に潜り込む
朝霧鏡花:「はい!」
朝霧鏡花:“颪”の防御によって生まれたその隙を見逃さず、刀を振るおうとする、が────
朝霧鏡花:「……クソ……!」
朝霧鏡花:顔を歪める。
朝霧鏡花:朝霧の身体能力はシンドロームとしての性質であり、式神の使役は呪術師としての技術だ。
朝霧鏡花:朝霧本人の異能は、斬撃そのもの。朝霧自身が『斬れる』と認識したものに、過程を経ずして切断という結果を与える。
朝霧鏡花:だが。
朝霧鏡花:目の前の男を、斬れると思えない。どんな巨大で分厚い壁よりも、“荒天龍”は遥かに巨大で、堅固に感じられる。
朝霧鏡花:自分自身の弱さに心中で毒づく。だが、それならば方法を変えるまでだ。
朝霧鏡花:(使いたくはなかったが……)
朝霧鏡花:朝霧の本差である大太刀、その刀身が、蠢く。
朝霧鏡花:朝霧家の妖刀の刀身に纏われ、大太刀として刃を形成する、液体金属のゾディアックウェポン。
朝霧鏡花:それが姿を変え、さらに巨大な刃を成す。
朝霧鏡花:「参刃」
朝霧鏡花:筋繊維が千切れる異音。
朝霧鏡花:攻撃を阻まれた“荒天龍”に向け、全力の袈裟斬りを振り下ろす!
”荒天龍”:「きみも使いにくい武器が好きなの? 変わってる人たちだな。体に合ってないよ……っと」
GM:ズバン。と、以前よりも明確に深く断ち切られた自分の体を見ながら。
朝霧鏡花:「……滄海」
朝霧鏡花:朝霧の呟きと同時。
朝霧鏡花:“荒天龍”の血を、その強力無比なレネゲイドに反応し、露出した妖刀が不吉な蒼白の光を放つ。
”荒天龍”:「ふ……ははは! 俺の見込み違いだったかな。きみ、戦いはそこまで好きじゃなくても、負けるのは死ぬほど嫌いなんだね」
朝霧鏡花:鳴り響く、女の悲鳴のような甲高い不協和音。
朝霧鏡花:「当然」
朝霧鏡花:「それに、これは」
朝霧鏡花:刃に映った自分の顔を見て。
朝霧鏡花:「気に入ってるんですよ」
”荒天龍・雷”:次はこっち!
”荒天龍・雷”:《吠え猛る爪》《超振動閃》《怒涛の旋風》《コンセントレイト:ハヌマーン》
GM:HPを7消費し、攻撃力を+21.当たったらラウンド中のダメージ+15です
”荒天龍・雷”:対象は御厨くん!
御厨柴門:装甲無視ですね?
御厨柴門:ガードは有効?
GM:こっちはそうです!
GM:有効です!
御厨柴門:ガードします
”荒天龍・雷”:13dx7+40
DoubleCross : (13R10+40[7]) → 10[1,3,3,3,4,5,5,6,8,9,9,9,10]+10[2,3,5,6,10]+4[4]+40 → 64

御厨柴門:ダメージをください
GM:7d10+16
DoubleCross : (7D10+16) → 38[7,2,10,2,9,4,4]+16 → 54

御厨柴門:ガードで12点引きます
御厨柴門:42
御厨柴門:コンボ《デッドマンバザール》を使用
御厨柴門:赤河の支配者&デモンズウェブ&異形の加護
御厨柴門:異形の加護の効果で 赤河の支配者とデモンズウェブの効果値がそれぞれ3D上昇
GM:ひょ?
御厨柴門:屍人の効果で2D 赤河で4D+4 デモンズで6D
御厨柴門:12D+4ダメージを軽減します
御厨柴門:42-12D-4
DoubleCross : (42-12D6-4) → 42-37[2,2,6,3,5,2,1,1,4,3,2,6]-4 → 1

御厨柴門:おしい~
GM:や……やったっ!!
GM:どどんとふが忖度してくれた……
GM:御厨くんはこのラウンド中、ダメージ+15です。
GM:あ、ああ~!
GM:よく見たらd6で振ってる
御厨柴門:あ
御厨柴門:ホントだ
GM:d10にして振り直してもいいことにしましょう
GM:今よりいい出目が出るんならね…!!
御厨柴門:すいませんSWの癖で2d6で振りがち
御厨柴門:42-12d10-4
DoubleCross : (42-12D10-4) → 42-67[8,5,6,8,8,3,1,1,10,3,8,6]-4 → -29

御厨柴門:無傷でした
GM:ギャボ!!
ミシェール・レイ:まあ……そうなるな
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+8(侵蝕率:108->116)
朝霧鏡花:かたすぎる
”荒天龍・嵐”:「次は……こう!」
”荒天龍・嵐”:回し蹴りの直後。その影から躍り出て、素早く貫手を御厨くんに突き刺そうとする。
御厨柴門:「チッ!」
御厨柴門:「喰らい尽くせ!デッドマン!」
御厨柴門:影から排気ガスの塊のようなモノが吐き出され御厨を覆う
”荒天龍・嵐”:構わず貫手を突き刺すが、その勢いが加速度的に鈍り……停止する。
御厨柴門:「僕の車は燃費が悪くてね…よそからパワーを貰わないとフル稼働できないんだ」
御厨柴門:「君達みたいな強さは無いが、こうやって使えば中々のモンだろ!?」
御厨柴門:「その力、使わせてもらうぜ」
御厨柴門:運動エネルギーが影の中に吸い込まれていく。
”荒天龍・嵐”:「ヒュウ」素早く手を抜き、隙をさらす前に引く。「全くその通り、なかなかのもんだよ……まだ手品の種があるのかい?」
御厨柴門:影から響くエンジン音が力を増した。
晩翠凍衿:「……君達みたいな強さは無い」苦笑する。「よく言うね」
御厨柴門:「僕からしたら、お前の戦い方も手品とそう変わんないぜ」
GM:では次からPCの手番です。晩翠さんから!
晩翠凍衿:はい!
晩翠凍衿:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《浸透撃》《ジャイアントグロウス》。
晩翠凍衿:全荒天龍にゾディアックウェポンで攻撃!
GM:ダイス+5とC値-1を忘れずにね!
晩翠凍衿:17dx6+31
DoubleCross : (17R10+31[6]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,5,6,6,7,8,8,10]+10[1,3,3,5,7,7]+5[4,5]+31 → 56

晩翠凍衿:ガー不!
GM:あわわ
”荒天龍”:全員ドッジじゃ~!
”荒天龍”:《切り払い》
”荒天龍”:13dx11+40
DoubleCross : (13R10+40[11]) → 10[1,2,2,4,6,7,7,8,8,9,9,10,10]+40 → 50

”荒天龍・嵐”:《切り払い》
”荒天龍・嵐”:13dx11+40
DoubleCross : (13R10+40[11]) → 8[1,1,1,3,3,4,5,5,5,5,5,8,8]+40 → 48

”荒天龍・雹”:《切り払い》
”荒天龍・雹”:13dx11+40
DoubleCross : (13R10+40[11]) → 8[1,1,2,3,3,3,4,4,4,5,6,7,8]+40 → 48

”荒天龍・雷”:《切り払い》
”荒天龍・雷”:13dx11+40
DoubleCross : (13R10+40[11]) → 9[2,3,3,3,4,4,5,6,7,8,9,9,9]+40 → 49

GM:全員ダメ!
GM:風邪かな……
GM:ダメージお願いします!
晩翠凍衿:6d10+12+6d10
DoubleCross : (6D10+12+6D10) → 52[9,10,10,9,4,10]+12+19[1,2,7,5,1,3] → 83

晩翠凍衿:1,1,2,3を振り直し
GM:や、やばい
晩翠凍衿:76+4d10
DoubleCross : (76+4D10) → 76+21[4,2,8,7] → 97

晩翠凍衿:装甲有効!
GM:グギギギ……
GM:装甲で-18してのこり79×4
”荒天龍・雹”:《波紋の方陣》
”荒天龍・雹”:”荒天龍”本体へのダメージを減らします!
”荒天龍・雹”:79-8d10
DoubleCross : (79-8D10) → 79-43[2,5,9,3,9,7,6,2] → 36

GM:えーですので……
GM:79×3+36で
GM:273点!
GM:273点!?
朝霧鏡花:C2アタックでもしたのか……??
ミシェール・レイ:これは死んだだろ~
晩翠凍衿:違……あたしそんなつもりじゃ……
GM:めちゃめちゃギリギリでいきてます
ミシェール・レイ:生きてた!
朝霧鏡花:死ね!
晩翠凍衿:演出行きます!
GM:はい!
晩翠凍衿:(……速さ。速さだ)
晩翠凍衿:“荒天龍”。単身が、もはや単身ではない。超常の速度一つだけで、数の優位を覆してくる。それほどの真似はできないとしても。
晩翠凍衿:(あたしだって、それを持ってる)
晩翠凍衿:……光速を戦闘に用いるエンジェルハイロウ。時間流そのものを操るバロール。
晩翠凍衿:それらを差し置いて、ハヌマーンは最速のシンドロームと呼ばれる。何故か。
晩翠凍衿:かの敵を見れば明白だ。ハヌマーンが速いのは、剣を振り下ろす一挙動だけではない。回避から攻撃に移る一連の流れだけでもない。
晩翠凍衿:戦闘そのものを、“常に最速”で行うことができる。そういう力。
晩翠凍衿:では、そうだとして、その優位性が活きるのは何時か。
晩翠凍衿:「……みんな。あたしが合わせる」
晩翠凍衿:──それは、例えばこのような局面だ。
晩翠凍衿:「仕掛けて」
朝霧鏡花:「────」
朝霧鏡花:返事もせずに、踏み込む。
朝霧鏡花:“荒天龍”に向け、大上段から大太刀を振り下ろす。
”荒天龍”:朝霧鏡花の高速の踏み込みに対し、片手で刀を白刃取りする。速度を完全に見切っている。
戦闘チーム:支援射撃が飛び交う。きみたちの戦闘を阻害せず、かつ”荒天龍”の退路を塞ぐように。
ミシェール・レイ:その瞬間、朝霧鏡花の背後より飛び出し
ミシェール・レイ:「よっ」
ミシェール・レイ:震脚。電磁加速を乗せた踏み込みが大地を踏み抜く
ミシェール・レイ:地面が砕けて盛り上がり、周囲の分身たちを巻き込んで足場を崩す
”荒天龍・雹”:白刃取りをしていた分身は跳躍回避をせざるを得ず、二人目の分身が相殺する周波の震脚を起こし足場の崩壊を止める。
御厨柴門:トレーラーの残骸が寄り集まり”荒天龍”にまとわりつく
”荒天龍”:最後の分身が風のごとく動き、残骸をすべて叩き落とす。
”荒天龍”:そして本体は、晩翠さんの方へ向かっている!
晩翠凍衿:こちらへ向かう“荒天龍”とすれ違うように。跳躍した者の更に頭上に。残骸を叩き落とした者の背後に。地を踏みつけて止まった者には正面から。
晩翠凍衿:全て同時。現れる影は、仙人の繰り出すそれに比すれば、遥かに朧で、僅かな間しか保たない。されど。
リン・タオファ:──そしてその戦場の遠くで、一人の少女が呼吸器を外す。その喉が震え呼吸をするだけで周囲を阻害する、奇妙な疾患。
”荒天龍”:「…!!」目を見開く。
”荒天龍”:「巧い」晩翠さんに。一瞬の交錯、そのチームプレイに舌を巻く。相手が実際にそう動くより前に分かる。
晩翠凍衿:脇腹を抉る。地へ打ち落とす。背を真横に断つ。袈裟懸けに切り裂く。
晩翠凍衿:赤い光で描かれた大鎌の軌跡は、確かな結果を後に残す。
”荒天龍”:「ヒ……ヒヒヒ!!」血を噴き出しながら笑う。「楽しいね」
晩翠凍衿:「……全員の力。試食の味は気に入った?」
晩翠凍衿:龍の背後で“一人”に戻り、振り向く。
晩翠凍衿:「これからお腹がはち切れるまで食べさせてあげる」
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+16した(侵蝕率:109->125)
”荒天龍”:「そりゃもう。こういうのを味わってみたかったんだ!」
GM:次はミシェールくん……なのですが
”荒天龍・雹”:イニシアチブに《スピードフォース》。行動します。
朝霧鏡花:ギャッ
ミシェール・レイ:ギャー!
晩翠凍衿:ミーッ
”荒天龍・雹”:《風の渡し手》《癒しの歌》
御厨柴門:範囲回復w
ミシェール・レイ:あ、こら!
御厨柴門:回復量も4倍だ
朝霧鏡花:マジかこいつ
晩翠凍衿:この野郎!
”荒天龍・雹”:”荒天龍”4人を対象に、5d10+5回復します。
”荒天龍・雹”:いくぜ~っ
”荒天龍・雹”:5d10+5
DoubleCross : (5D10+5) → 21[3,2,10,3,3]+5 → 26

GM:あれ……?
ミシェール・レイ:おかわいい数値
朝霧鏡花:舐めプか~?
GM:とりあえず合計で104点回復しました。九死に一生……
ミシェール・レイ:くっそ~~
”荒天龍”:一人の”荒天龍”が深く息を吸い、吐く。それだけで、深々とつけられた傷がふさがり始める。
”荒天龍”:「腹いっぱい食わせてくれるんだろ? フフ……早く次が見たいね」
GM:今度こそミシェールくん!
ミシェール・レイ:マイナー『電影封神・大羅仙中壇元帥』《オリジン:プラント》《シャインブレード》《ポルターガイスト》大槌の攻撃力を+18し破壊。シーン中攻撃力+30 感覚達成値+4
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+12(侵蝕率:107->119)した
GM:我が弟子、怖っ
ミシェール・レイ:メジャー『閃勁・乾坤圏』《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《コンセントレイト:ノイマン》リニアキャノン×5で荒天龍本体へ攻撃!
ミシェール・レイ:14dx6+20
DoubleCross : (14R10+20[6]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,4,6,6,7,8,10,10]+10[1,1,2,3,7,9]+10[4,10]+2[2]+20 → 52

ミシェール・レイ:よーし
GM:クソーッ
”荒天龍”:ドッジさせていただく
ミシェール・レイ:ドッジダイスは-10だぜ
”荒天龍”:ダイス-10! 3つしか触れない……
”荒天龍”:《切り払い》
”荒天龍”:3dx11+40
DoubleCross : (3R10+40[11]) → 3[1,3,3]+40 → 43

”荒天龍”:3dx11+40
DoubleCross : (3R10+40[11]) → 10[2,4,10]+40 → 50

GM:あっ2個出しちゃった
GM:どちらにせよなぜか回らないんですが……壊れてる?
GM:ダメージお願いします!
ミシェール・レイ:桃花ちゃんありがと~!
ミシェール・レイ:6d10+70
DoubleCross : (6D10+70) → 32[1,3,7,8,5,8]+70 → 102

ミシェール・レイ:諸々有効!
GM:いたい!!
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+9(侵蝕率:119->128)した
GM:装甲を差し引いてもかなりズタボロです。あと一押し!
ミシェール・レイ:「そうこなくっちゃ。まだ倒れてもらっちゃ困りますよ師匠」
ミシェール・レイ:「この日のために磨いた技、まだ半分も出してないですからね」
ミシェール・レイ:開いたままのトランクケースから、大量の呪符が周囲に散らばる
”荒天龍”:「紫苑。戦闘中にお喋りできるくらいには、呼気からちゃんと功夫積んでるのかい?」
”荒天龍”:「見せてみなさい」
ミシェール・レイ:「望むところ!」
ミシェール・レイ:天に指を掲げると同時に、稲妻がその身を貫く
ミシェール・レイ:それは大地を伝って周囲の呪符に蓄積し、電撃の方陣を形成する
ミシェール・レイ:「そしてこっからが奥の手!」
”荒天龍”:「いいね。そういう小手先の積み重ね、嫌いじゃないよ」呼応するように身構える。
ミシェール・レイ:視界を塞いでいた布を外す。翠玉の瞳が変化し金色に輝く
ミシェール・レイ:同時にミシェールの背後に呪符が集まり、雷の腕を形成する
ミシェール・レイ:その数左右3対、合わせて6本
ミシェール・レイ:八臂の修羅と化した腕のそれぞれに、トランクケースから飛び出した武器が握られる
ミシェール・レイ:以前目にした朝霧鏡花の式を参考に作り上げた、決戦術式
朝霧鏡花:「……!」その様に僅かに目を見張り、交戦の最中、一瞬だけ苦笑する。
ミシェール・レイ:「覚悟せよ悪しき龍。これよりは大羅仙中壇元帥が誅を下す……なんてね!」
”荒天龍”:「いい貪欲さだ。」頷く。「師匠がいいんだろうな」
ミシェール・レイ:「いっくよー!」
ミシェール・レイ:背後の六臂を一斉に振りかぶる
ミシェール・レイ:「鬼哭啾啾(グイクージゥジゥ)」
ミシェール・レイ:如意七節棍。抉りこむような回転を加えて突き出された棍棒が20m近く伸展し、更に七つに分解。竜巻の如く周囲を巻き込みながら"荒天龍"へ迫る
ミシェール・レイ:「晨星落落(チェンシンルゥルウ)」
ミシェール・レイ:風火輪。左右に放たれた円形の刃は、弧を描く軌道で"荒天龍"の側面に回り込む
ミシェール・レイ:「天網恢恢(テンウァンフィフィ)」
ミシェール・レイ:百八節鞭。鉄の輪で繋がれた百八本の金属棒。左右に握られたがそれが双頭の蛇の如くうねりながら"荒天龍"の周りを旋回し逃げ道を塞ぐ
ミシェール・レイ:そして背後から鋭利な刃の付いた切っ先を向け、"荒天龍"へ襲いかかる
ミシェール・レイ:前後左右からの逃げ場のない挟撃。完全に同一のタイミングで、"荒天龍"に食らいつく!
”荒天龍”:鬼哭啾啾にはより猛き嵐の連撃で。
”荒天龍”:晨星落落にはより鋭き火花散る手刀で。
”荒天龍”:天網恢恢にはより柔軟で幻惑する手さばきで。
”荒天龍”:そして背後からの追撃には、より力強い踏み込みで応える!
ミシェール・レイ:「さっすが!ならやっぱり君の出番だ!」
ミシェール・レイ:生身の両腕に鎖を握る
ミシェール・レイ:その鎖が繋がれた先は、地中
ミシェール・レイ:「一心一意(イーシンイーイー)!」
ミシェール・レイ:"荒天龍"が3つの武器を捌いた一瞬の硬直、その刹那に、地中から飛び出した流星錘が足元に絡みつく
ミシェール・レイ:「せーのっ!」
ミシェール・レイ:鎖を一息に引き抜き、荒天龍の体を宙に跳ね上げ
ミシェール・レイ:「墜ちろ!」
”荒天龍”:「!」
ミシェール・レイ:返す一手、地面との間に磁力を発生させて荒天龍ごと叩き落とす!
”荒天龍”:わずかに受け身を取りきることができず、地面にたたきつけられる。
”荒天龍”:体についていた傷はいえ切っておらず、六臂との攻撃の応酬で手足をじわじわと削られていたのも効いた。
”荒天龍”: 
GM:御厨くんの手番!
御厨柴門:マイナーでヴィークルモーフィング
御厨柴門:モーフィングカーⅡを作成し搭乗
御厨柴門:メジャーで巨匠の記憶&コンセ
御厨柴門:”荒天龍”にアタック
GM:こいやー!
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:116->118)
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率を+4(侵蝕率:118->122)
御厨柴門:10dx6+23
DoubleCross : (10R10+23[6]) → 10[1,3,4,6,6,6,6,7,9,9]+10[2,3,3,5,7,7,8]+10[4,4,6]+10[8]+10[8]+1[1]+23 → 74

GM:アギャーッ
”荒天龍”:回避! 《切り払い》
”荒天龍”:13dx11+40
DoubleCross : (13R10+40[11]) → 10[1,1,2,2,2,4,4,4,6,7,7,8,10]+40 → 50

GM:避けれるわけねーだろ!
御厨柴門:10d10+12
DoubleCross : (10D10+12) → 67[7,10,1,10,10,10,1,6,2,10]+12 → 79

御厨柴門:出目が良いぞう
GM:!!?
GM:そのダメージは……
御厨柴門:やったか?
”荒天龍”:戦闘不能! 
朝霧鏡花:やったー死んだ!
晩翠凍衿:なんて苦しい戦いだったのかしら……
GM:ですが…
ミシェール・レイ:勝った!龍退治、完!
”荒天龍”:エネミーエフェクト《蘇生復活》。HP1で立ち上がります。
朝霧鏡花:死んでくれ~
ミシェール・レイ:しぶといぜ~
GM:一回しか復活してないでしょ!
御厨柴門:遠くからエンジン音が響く
御厨柴門:「こい!オアシスロード!ブチかますぞ!」
御厨柴門:影が盛り上がり赤いスポーツカーを形作って御厨を包み込む
”荒天龍”:「最高だ」その音を全身で浴びながら。「さっきのドライバーたちの仲間なんだろ?」
”荒天龍”:「きみの速さも見せてくれよ」
御厨柴門:「仲間?そう思ってるかは知らない、それぞれが自分の走りの事しか考えない身勝手な連中さ」
御厨柴門:「だけど、随分と世話になったみたいだから」
御厨柴門:「お前の武術の極みみたいな所に乱入するのは悪いけど」
御厨柴門:「受けれるもんなら受けてみろよ!」
御厨柴門:壊れた船やヘリを一瞥し
”荒天龍”:「関係ないね。強けりゃなんだっていいのさ……!」
御厨柴門:一気に最高速度にまでエンジンを回転させて”荒天龍”に突っ込む
”荒天龍”:「そして、楽しければね!!」同時に走り出し、正面から突っ込む!
御厨柴門:「理屈は要らない!デカい質量と速い速度があれば!それで破壊力は十分だ!」
”荒天龍”:運転席に向けて矢のように飛び蹴りを放ち、激突!!
御厨柴門:高速で大質量がぶつかる
GM:周囲は方位部隊による銃弾の嵐。引いてそちらに引っかかるより、カウンターを狙った。
御厨柴門:蹴りで弾き飛ばされるが”荒天龍”も反動で吹き飛ばして瓦礫に叩きつける
”荒天龍”:瓦礫の山に落ちる。むき出しになった鉄筋が胸に突き刺さっているが。
GM:探照灯が油断なく”荒天龍”を照らす。
”荒天龍”:「ハハ……ワハハハハハ!!」
”荒天龍”:口から血を垂らしながらふらりと立ち上がる。
御厨柴門:「くそ、何でこっちも吹き飛ぶんだ!?おかしいだろ!」
”荒天龍”:「ただデカくて速けりゃいいってもんじゃない……やっぱりうまく当てなきゃね。いい腕してるよ……」

GM:朝霧さんの番!
朝霧鏡花:はい!
朝霧鏡花:まずさっき対抗種分のロストを忘れてたのでHPが19>16
朝霧鏡花:マイナーで≪ポルターガイスト≫
朝霧鏡花:エンチャント:エピック付きのゾディアックウェポンを指定してシーン間攻撃力+15 侵蝕133>137
朝霧鏡花:メジャーで≪コンセントレイト:ブラックドッグ≫+≪アームズリンク≫
朝霧鏡花:対象荒天龍!
GM:こいや”
GM:!
朝霧鏡花:17DX6+20
DoubleCross : (17R10+20[6]) → 10[1,3,5,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,4,6,6,6,8,9,9,10,10,10]+10[1,2,5,6,7,7,8,10,10]+10[2,3,6,9,10,10]+10[1,5,6,8]+3[2,3]+20 → 73

GM:ヒエーッ
”荒天龍”:ドッジします。
”荒天龍”:《切り払い》《真空返し》
”荒天龍”:13dx11+40+24
DoubleCross : (13R10+40+24[11]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,6,6,6,8,9,10]+64 → 74

”荒天龍”:回避に成功。
朝霧鏡花:何……!?
ミシェール・レイ:ふざけんな!
晩翠凍衿:ここに来て……!
”荒天龍”:《朧の旋風》。メインプロセスを行います。
朝霧鏡花:ちょい待ち!
GM:おっと!
朝霧鏡花:ミシェールくんへのロイスをタイタス昇華して達成値上乗せ!
朝霧鏡花:73+1D10
DoubleCross : (73+1D10) → 73+3[3] → 76

朝霧鏡花:あぶねえ……
GM:ギャアーッ
GM:ダメージを……どうぞ!
朝霧鏡花:侵蝕率137>143
朝霧鏡花:ダメージ!
朝霧鏡花:8D10+15+15+40+10+3+3D10
DoubleCross : (8D10+15+15+40+10+3+3D10) → 46[7,8,6,7,10,3,2,3]+15+15+40+10+3+22[4,9,9] → 151

御厨柴門:なにそれw
ミシェール・レイ:ヤバすぎ
朝霧鏡花:HP16>13
GM:めちゃくちゃだよ
御厨柴門:過剰では
ミシェール・レイ:HP1だぞ
朝霧鏡花:どうだ……?
”荒天龍”:《空蝉》。HPダメージを0に。切り札をふたつも切らされた!
晩翠凍衿:コンセ+アームズリンクでこれ
朝霧鏡花:ギャーッこいつ!
ミシェール・レイ:あっこら!
朝霧鏡花:血染めもできない!
GM:血染めはもういらないでしょ!
朝霧鏡花:「きみ、戦いはそこまで好きじゃなくても、負けるのは死ぬほど嫌いなんだね」」
朝霧鏡花:ああ、そうだ。認めるのは癪だが、その通りだ。
朝霧鏡花:好き好んで戦うような人種の考えは、理解に苦しむ。
朝霧鏡花:自分は戦いたくなど、ない。本当はもっと平和で穏やかな、普通の人間としての人生を歩んでいたかった。
朝霧鏡花:だが、そうだ。負けるつもりなど、無い。
朝霧鏡花:普通の人間としての生き方を捨て、得たものだからこそ。これまでの自分の全てを、否定などさせはしない。
朝霧鏡花:そうだ。だからこそ────。
朝霧鏡花:「……ムカつくなぁ……!」
”荒天龍”:「フフ……」ほどけて垂れた髪の隙間から朝霧鏡花をみて。「そうかい?」
”荒天龍”:笑っている。心底楽しそうに。
朝霧鏡花:外套から大量の式符を投げ放つ。それは空中で蒼白く燃え上がり、ひとつひとつが巨大な霊体の掌を形作る。
朝霧鏡花:無数の腕が、朝霧の腰から大量の刀を抜き放つ。現れるのは、阿修羅が如き威容。
朝霧鏡花:「ええ。心底ね」
朝霧鏡花:「ミシェールさんは、あなたが可哀想だと言うんですよ」
”荒天龍”:「不思議なことを言うね、あの子は」
朝霧鏡花:「退屈。孤独。頂点ゆえの悩みというやつですか?まあ、僕の知ったことじゃあない」
朝霧鏡花:「僕はそうは思わない」
朝霧鏡花:無数の式神達が展開し、“荒天龍”を取り囲むように、巨大な円形を作って包囲する。
”荒天龍”:「というと?」ぶらりと立っているままだ。
朝霧鏡花:「武術の到達点。心技体の極み」
朝霧鏡花:「あらゆる武術家が求め、そうあれかしと焦がれ、時に他者に強いてきたそれが……」
朝霧鏡花: ず る り
朝霧鏡花:柄を握り、異様な前傾姿勢を取る。抜刀術の構え。
朝霧鏡花:「お前みたいなムカつく奴だなんて、認めない」
朝霧鏡花:朝霧と式神の姿が、消える。
朝霧鏡花: ガ キン !!
朝霧鏡花:全方位から放たれる、完全に同期した神速の抜刀撃。
朝霧鏡花:躱せる者などいない。血飛沫が噴き上がる────
朝霧鏡花:はず、だった。
”荒天龍”:対して、《荒天龍》の姿は消えない。
”荒天龍”:どころか、ほとんど動いているようには見えない。ときおりゆらりと体を揺らし、そのほとんどを回避する。
”荒天龍”:「そもそも俺は、別に武術とか最強とかどうでもいいんだけど:
”荒天龍”:「というか、そもそもなにもかも意味なんてないからね。本当に意味があるのは」
”荒天龍”:「自分がなにに意味があると思いたいかだけだよ。俺は楽しければいい」
朝霧鏡花:「……クソッ……!」すれ違いざまに斬り付けた遥か後方、舌打ちをして。
朝霧鏡花:「自分探しなら他所でやれ!!」
朝霧鏡花:普段の冷静さもかなぐり捨てて、怒りと共に叫ぶ。
”荒天龍”:「君の攻撃も素晴らしいけど」かなしそうに。「本当に惜しい。ほんのあと一手……」
”荒天龍”:「君の方がかわいそうだ。”勝利”、”最強”
”荒天龍”:「そういうものって、基本的に手に入らないことの方が多いからね。大変そうだなと思うよ」
”荒天龍”:「だからそうやって気を乱すことになる」

GM:待機していた荒天龍本体の手番です。なお、一回倒れてるので分身は消えています。(アナウンスわすれ)
”荒天龍”:《コンセントレイト:ハヌマーン》《獅子奮迅》《マシラのごとく》《リミットリリース》
ミシェール・レイ:すんごいの来た
”荒天龍”:対象は全員!
朝霧鏡花:やめてくれ
”荒天龍”:8dx5+40
DoubleCross : (8R10+40[5]) → 10[2,3,6,8,9,9,9,10]+10[2,4,4,7,8,8]+10[6,8,9]+3[1,2,3]+40 → 73

御厨柴門:ガード
ミシェール・レイ:ガード!
御厨柴門:カバー要ります?
晩翠凍衿:暴走!
ミシェール・レイ:こっちはいりません!ラスアクするので!
晩翠凍衿:じゃあこっちいただいていいですか
晩翠凍衿:朝霧さんは颪さんに守ってもらうとして
御厨柴門:《崩れずの群れ》を使用
御厨柴門:晩翠さんをカバーリングします
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+2(侵蝕率:122->124)
晩翠凍衿:ありがとうございます!
朝霧鏡花:私は颪さんにカバーリングしてもらいつつ
朝霧鏡花:≪復讐の刃≫ 侵蝕率143>151
”荒天龍”:《崩れずの群れ》に《ゴッドウィンド》
”荒天龍”:打ち消し!
”荒天龍”:四人仲良く喰らうがいい
晩翠凍衿:お前ーッ
朝霧鏡花:なんてことしやがる……!
御厨柴門:このやろー
ミシェール・レイ:ちくしょうめー!
GM:ではダメージ!
GM:8d10+75
DoubleCross : (8D10+75) → 37[2,10,3,3,3,5,9,2]+75 → 112

御厨柴門:装甲とガードは?
GM:どっちも可能!
御厨柴門:では112点から装甲で26 ガードで12引いて74
晩翠凍衿:死!御厨くんのロイスを昇華して復活!
御厨柴門:コンボ《スーク・アル・カマル》 赤河の支配者&異形の捕食者&異形の加護
御厨柴門:屍人とあわせて14D+4点軽減します
御厨柴門:攻撃力の上昇があるので捕食者分の8Dを先に振りますね
GM:おおいおおい!
ミシェール・レイ:死亡!HP0に
御厨柴門:74-8d10
DoubleCross : (74-8D10) → 74-28[3,1,4,5,5,3,5,2] → 46

御厨柴門:出目が悪い 
御厨柴門:攻撃力は28点増えました
GM:めっちゃ悪い……
御厨柴門:だいぶ腐ったなー
御厨柴門:残り赤河と屍人の分
御厨柴門:46-6d10-4
DoubleCross : (46-6D10-4) → 46-48[8,9,7,10,7,7]-4 → -6

御厨柴門:こっちは良好
御厨柴門:無傷です
朝霧鏡花:こっちはすごい出目
ミシェール・レイ:こっちはめっちゃ伸びた
GM:しのぎ切った!
朝霧鏡花:硬すぎ…………
朝霧鏡花:復讐の刃!
朝霧鏡花:15DX8+20 リアクション不可
DoubleCross : (15R10+20[8]) → 10[1,1,1,2,3,3,5,6,6,7,7,9,10,10,10]+10[7,8,8,10]+10[4,5,10]+10[10]+10[8]+3[3]+20 → 73

朝霧鏡花:ヨッシャ!
GM:ヒエーッ
GM:ダメージをお出し
朝霧鏡花:ダメ?ジ!
御厨柴門:御厨柴門の侵蝕率+12(侵蝕率:124->136)
朝霧鏡花:8D10+15+15+40+10+3+3D10
DoubleCross : (8D10+15+15+40+10+3+3D10) → 47[1,9,4,9,10,5,4,5]+15+15+40+10+3+20[10,9,1] → 150

ミシェール・レイ:過剰
GM:その攻撃は……!
朝霧鏡花:その攻撃は……?
ミシェール・レイ:どうなんだい!
”荒天龍”:二度目の《空蝉》。《アフターライフ:エンジェル》で入手したものです。
朝霧鏡花:はい~~????
朝霧鏡花:HP13>10
ミシェール・レイ:ではHP0のタイミングで《ラストアクション》
ミシェール・レイ:メインプロセスを行います
GM:こいや!
ミシェール・レイ:マイナー《シャインブレード》リニアキャノン(一心一意)の攻撃力を+18
ミシェール・レイ:さっきのはポルターでぶっ壊したからもっかい使えるドン
ミシェール・レイ:メジャー『閃勁・乾坤圏』《マルチウェポン》《コンセントレイト:ノイマン》リニアキャノン×2で攻撃
ミシェール・レイ:色ロイスって使えますか?
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+6(侵蝕率:128->134)した
GM:使えます!
ミシェール・レイ:deha郭冰
ミシェール・レイ:では郭冰のYEロイスを昇華。リアクション達成値を0にします!
GM:悲しい……
ミシェール・レイ:15dx6+6+20
DoubleCross : (15R10+6+20[6]) → 10[1,4,5,6,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,2,2,5,5,5,7,8,8,9,9,10]+10[5,7,7,8,10,10]+10[1,3,3,8,10]+10[3,9]+1[1]+26 → 77

GM:リアクション達成値は0! ダメージを出して!
ミシェール・レイ:8d10+16+48
DoubleCross : (8D10+16+48) → 53[1,9,10,5,6,6,10,6]+16+48 → 117

”荒天龍”:そのダメージは……
”荒天龍”:今度こそ死ぬ!
”荒天龍”:その他エフェクトもなし!
ミシェール・レイ:よっしゃ~!
朝霧鏡花:倒した……!
ミシェール・レイ:ミシェール・レイの侵蝕率を+5(侵蝕率:134->139)した

”荒天龍”:ぶらりと立っていた荒天龍が、急激に動く。
”荒天龍”:静から動。気まぐれな風のように、これまでよりもさらに激しく。
”荒天龍”:打撃の嵐。それは誰かを攻撃するというより、ただ動きたいように動いているようにも見える。
ミシェール・レイ:6対の武器でその乱打を迎え撃つ
ミシェール・レイ:「ぐっ……」
晩翠凍衿:「ぐ、あ…………ッ!!」声を出せたのも始めの内だけだ。竜巻に呑まれた木の葉のように打ちのめされる。
ミシェール・レイ:嵐の前に、一つ、また一つと武器が砕けていく
御厨柴門:排気ガスが”荒天龍”の攻撃エネルギーを吸収していく
御厨柴門:そして車を回転させ晩翠さんの前に出ようとする
御厨柴門:「くそッ、耐えろよ」
”荒天龍”:だが。
”荒天龍”:さらに打撃の回転数が上がる。エネルギーが吸収されるさまを面白がるかのように打ち込み続けているのだ。
御厨柴門:「いくらオアシスロードが大食いでもこれは…!」
御厨柴門:移動する余裕がない
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:避けようとも、防ごうともしない。それはこの刹那の攻防において、致命的な遅れとなる。
朝霧鏡花:そして何より、自らを守る者がいると、知っているから。
”颪”:ゴ 。とその全身を大きく広げ、全身で朝霧さんをかばう。
朝霧鏡花:「ありがとうございます」
朝霧鏡花:撒き散らされる破壊の渦に、自ら足を踏み出す。
朝霧鏡花:無数の式神が、刃が展開し、“荒天龍”の乱打と正面から打ち合い始める。
朝霧鏡花:晩翠凍衿の戦術を思い出す。
朝霧鏡花:仲間と呼吸を合わせ、“荒天龍”に深手を負わせた、彼女の戦術を。
朝霧鏡花:御厨柴門の言葉を思い出す。
朝霧鏡花:運び屋でありながら“荒天龍”と真正面から打ち合った、彼の言葉を。
朝霧鏡花:(『デカい質量と速い速度』────)
朝霧鏡花:(それもいい。いや、それがいい)
朝霧鏡花:朝霧が本差を振るい、式神達が脇差を振るう。
朝霧鏡花:斬撃は次第に速く、重くなっていく。
朝霧鏡花:式神と共に、一歩、また一歩と“荒天龍”に近付いていく。
朝霧鏡花:最早剣術と呼ぶのもおこがましい乱舞。振るわれる斬撃の嵐。放たれる刃の雨。
朝霧鏡花:「“荒天龍”」
”荒天龍”:「はは……! そういうのも悪くないよね!」
朝霧鏡花:「仙人ぶった高説もいいが、僕もひとつ教えてやる」
朝霧鏡花:刃を振るう。振るう。振るい続ける。
朝霧鏡花:自分と剣の境目も曖昧になるほどに、全身全霊で刃を振るい、式神を使役し続ける。
朝霧鏡花:「人は他の人間の手を取って、徒党を組み、知恵を絞って、自分よりずっと強大な獣を狩って、生き延びてきた」
朝霧鏡花:「お前は龍になって、それを忘れた」
”荒天龍”:「だって人に合わせるの、楽しくないんだもの」
朝霧鏡花:手足の感覚が無い。そこまでして放つ決死の攻撃も、全てが難なく受け止められて。
朝霧鏡花:それでも、刃を振るうのは止めない。
”荒天龍”:むしろこちらの動きはより滑らかに、より華麗になっていく。身勝手にふるまうほど、独創的に、新たな武芸が生まれていく。
朝霧鏡花:「それなら、お前はもう、とっくに獣なんだ」
朝霧鏡花:「龍なんて、神でも怪物でもない。ただの羽根の生えた蛇だ」
朝霧鏡花:「だから────」
朝霧鏡花:「僕たちが勝つ」
”荒天龍”:「フフ! 羽の生えた蛇って。普通に考えても結構珍しくない?」
”荒天龍”:そして振り返る。
ミシェール・レイ:「そうですね。だからこそ」
”荒天龍”:「ああ。紫苑」」
ミシェール・レイ:振り返った先に、今まさに頸を放とうとする小柄な人影
ミシェール・レイ:「だからこそ、師匠は一人でいちゃいけなかったんですよ」
ミシェール・レイ:二本の鎖が伸びる。荒天龍を素通りし、空中へ
”荒天龍”:「不思議なことを言うね
ミシェール・レイ:一対の鉄球に先の乱打で破壊された武器の残骸がまとわりつき
ミシェール・レイ:一つの巨大な、まさしく星の如き鉄塊へ姿を変える
ミシェール・レイ:「師匠、今楽しいですよね」
”荒天龍”:「ああ。久しぶりにね」
ミシェール・レイ:「これからもっと楽しくなりますよ」
”荒天龍”:「ふぅー……ん」
ミシェール・レイ:「天を目指すものが龍であるのなら」
ミシェール・レイ:「人間こそが"龍"だ」
ミシェール・レイ:「何百年ぶりに……!」
ミシェール・レイ:遠当ての要領で頸を放つ。荒天龍ではなく、朝霧へ向けて
ミシェール・レイ:間もなく訪れる破壊から離脱させる
朝霧鏡花:「!」
ミシェール・レイ:「思い出せ!馬鹿師匠!!」
朝霧鏡花:即座に意図を理解し、式神に攻撃を任せて飛び退く。
ミシェール・レイ:続く踏み込み。震脚が地を割り、その衝撃が減衰することなく身体を伝って掌へ
ミシェール・レイ:同時に磁力が頭上の鉄塊を掴み、文字通り流星の速度で飛来する。
ミシェール・レイ:巨大な速度と質量。電磁発勁が荒天龍の正中に炸裂し
ミシェール・レイ:流星に向けて、その身体を弾き飛ばす!
”荒天龍”:人間こそが龍。その言葉と、紫苑の渾身の打撃を受けてニヤと笑う。
”荒天龍”:そしてその体は吹き飛び……
ミシェール・レイ:「これで……終わり!」勢いよく鎖を手繰り寄せる
ミシェール・レイ:引き寄せられるのは鉄塊ではなく、ミシェール自身
ミシェール・レイ:流星の質量に引き寄せられ、荒天龍を追うように天へ飛翔し
ミシェール・レイ:渾身の蹴りを放ち、荒天龍ごと星を蹴り砕く!
晩翠凍衿:「……」地に伏せた姿勢から顔を上げて、それを見た。
晩翠凍衿:“荒天龍”。武の極地に至って仙人となり、はるか昔から生きているとまことしやかに噂される人物。それが。
晩翠凍衿:「……はは」強いて笑う。「やる」
”荒天龍”:……龍は、堕ちた。


GM:バックトラック!
GM:まずEロイスが不死英雄と予告された終焉×2
GM:なので-3dだ! ほしい人は振ってください
朝霧鏡花:振ります!
御厨柴門:136-3d10
DoubleCross : (136-3D10) → 136-21[10,4,7] → 115

朝霧鏡花:151-3D10
DoubleCross : (151-3D10) → 151-20[9,5,6] → 131

ミシェール・レイ:振る振る!
晩翠凍衿:振り!
晩翠凍衿:125-3d10
DoubleCross : (125-3D10) → 125-14[4,5,5] → 111

ミシェール・レイ:144-3d10
DoubleCross : (144-3D10) → 144-21[9,2,10] → 123

GM:”颪”の瞑想シリーズも使いたい方は使っておくれ
晩翠凍衿:で、すみません、取り時を逸してたんですが
晩翠凍衿:ミシェールくんにロイスを取ってもいいですか……?
GM:どうぞどうぞ
晩翠凍衿:ごめんなさい!感謝!
御厨柴門:まあ、一倍でいけるでしょう
晩翠凍衿:ミシェール・レイ 〇尊敬/対抗心 で!
御厨柴門:115-6d10
DoubleCross : (115-6D10) → 115-27[8,9,1,2,4,3] → 88

朝霧鏡花:瞑想しっかりコース辺り頂こうかな~
晩翠凍衿:でもってうーん。1倍振りで行ってみよう
晩翠凍衿:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-23[6,6,5,6] → 88

ミシェール・レイ:こっちもさっぱりコース頂こうかしら
晩翠凍衿:帰還!
朝霧鏡花:20下げて111、で1倍振り
朝霧鏡花:111-5D10
DoubleCross : (111-5D10) → 111-24[4,1,9,8,2] → 87

朝霧鏡花:ただいま~
ミシェール・レイ:113から1倍振り
ミシェール・レイ:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-28[10,2,9,2,5] → 85

ミシェール・レイ:帰還!
GM:全員5点で帰還!
GM:じゃあいつもの5点とEロイスで3点、セッションの目的を達成は7点で切りよく15点です
GM:全員20点かな?
朝霧鏡花:いえーい
ミシェール・レイ:イエス!
晩翠凍衿:ワオワオ
GM:じゃあGMは3で割って27点もらっちゃお

エンディング1

GM:Ending 朝霧鏡花・晩翠凍衿

受付員:「ですからお客様、機内への生き物の持ち込みは……」
”颪”:「むぅ……」服を揺すると小動物が出るわ出るわ。
GM:戦いからしばらくして。街は日常に帰りつつあり、集まった人々もまた、元の場所へと帰りつつあった。
朝霧鏡花:「どこでもその調子なんですか……?」右往左往するヤマネを掌で拾い上げて。
”颪”:「……ああ、きみは」
朝霧鏡花:「“颪”さん。何も言わずにいなくなってしまうのですから、驚きましたよ」
朝霧鏡花:「もう数日待っていていただければ、UGNから予算も降りますのに」
”颪”:「そのために居座るというのもな」頭をかいて。
”颪”:「……
晩翠凍衿:「お礼くらいさせてくださいよ。こっちにも面子があるんですから」
晩翠凍衿:朝霧さんとは別の方向から、やや呆れ顔をして現れる。
”颪”:「む。そういうものか。それはすまない」
”颪”:「しかし……都会にいるのも、なかなか座りが悪くてな。やはり私は、山の中で暮らすのが合っているよ」
朝霧鏡花:「それは……そうでしょうね」動物まみれの様子を見て、少し笑って。
朝霧鏡花:「では、せめてその前に、改めてお礼を言わせてください」
朝霧鏡花:「お世話になりました、“颪”さん。“荒天龍”討伐を成せたのは、あなたの尽力のお陰です」
晩翠凍衿:「本当に。ありがとうございました」
”颪”:「微力でも力添えができたなら良かった」
朝霧鏡花:「これからどうなさるご予定ですか?また山籠もりに?」
”颪”:「うむ。そうなるかな」
晩翠凍衿:「……」
”颪”:「やはり私はまだまだ弱い。自分の力や心を制御していられる気がせんよ」
晩翠凍衿:「……UGN所属じゃなければ、日本の山はどうですか、とも言えたんですけどね」難しい顔をする。
”颪”:「はは。心遣いはうれしいが、向こうにも知己がいる。それに」
”颪”:「いずれ、今度は気軽に遊びにでもこの国に来るとしよう」
朝霧鏡花:「ええ。是非、ゆっくり観光でも。その時は歓迎しますよ」
晩翠凍衿:「うん。あたしとしても、またお会いできると嬉しいです」
”颪”:「ああ。それでは」
”颪”:大きな両の掌にこんもりと乗せた小動物を床に下ろす。
”颪”:小動物たちがつったかたかと空港のロビーを出口に向けて走り出すのを確認すると、
”颪”:一度君たちに大きく手を振って、空港の奥へと消えて行った。
朝霧鏡花:軽く手を振ってそれを見送って。「……さて、行きますか。晩翠さん」
晩翠凍衿:「はーい」
GM:----
GM:N市 第10地区 ケーキ屋『スリーウェイ』

朝霧鏡花:「事後処理もそろそろ一段落、というところですかね」
朝霧鏡花:店内のイートインスペース。ぼんやりと窓の外を眺めながら、チーズケーキを口に運ぶ。
晩翠凍衿:「そうだねえ」こちらはチョコケーキの皿を前に、紅茶を飲んでほう、と息を吐いて。
晩翠凍衿:「……なんか本当に、嵐だったみたいな感じ」
晩翠凍衿:「あんだけ慌ただしくて、色んな人が出てきて、戦って」
晩翠凍衿:「んで、今は過ぎ去って元通り」
朝霧鏡花:「まあ……この街では元通りといっても、台風一過、平穏の晴天とは言い難いのがつらいところですが」
朝霧鏡花:そう言って苦笑する。
晩翠凍衿:「あー。そこはまあ」顔を顰める。
朝霧鏡花:「この街そのものが、いつも嵐の渦中のようなものですからね」
朝霧鏡花:「ただ、まあ。しばらく羽を伸ばしたいですよ」
晩翠凍衿:「同意見。色々思い出すのはもうちょっと後でいいよ」
晩翠凍衿:「なんたって、あの“荒天龍”を倒したんだし」
晩翠凍衿:「……倒したんだよね? あたしたちで」
朝霧鏡花:「貰ったじゃないですか、勲章」
晩翠凍衿:「貰った……」
晩翠凍衿:「でも、未だに現実感が無いっていうかさ……」
朝霧鏡花:「倒したんですよ、我々で」
朝霧鏡花:「100対1でも、1000対1でも、勝ちは勝ちです」チーズケーキを食べる。
晩翠凍衿:「そうなんだよなー…………」懐から当の勲章を取り出し、ぼんやりと眺める。
晩翠凍衿:「まさか」
晩翠凍衿:「現代に生まれて龍退治ができるとはね。びっくりする」
晩翠凍衿:勲章を仕舞い、こちらもチョコケーキを一口。
晩翠凍衿:「あ、美味しい」
朝霧鏡花:「美味しいですよね、このお店」コーヒーを啜って。
朝霧鏡花:「変えてもらいますか?コードネーム。“ドラゴンスレイヤー”とか」
晩翠凍衿:「…………」一瞬、何の気なしであろうその提案に惹かれかけるが。
晩翠凍衿:「いや、やめとく」双尾を揺らして首を振る。「決めたのはあたしじゃなかったしね」
晩翠凍衿:脳裏に浮かぶのは、かの龍の弟子だという少年の一撃。
朝霧鏡花:「え、本気で悩んでました?今……冗談だったんですが……」
晩翠凍衿:「えっ」
晩翠凍衿:「いや、良くない?ドラゴンスレイヤー。名乗っていいもんなら名乗りたいよ」
晩翠凍衿:きょとんとした表情。
朝霧鏡花:「……。……そうですね……」
朝霧鏡花:「しかしまあ、そうですね。仮に龍殺しを名乗るとすれば、間違いなく他ならぬ彼でしょう」
朝霧鏡花:「それに、もしそんなコードを名乗ったら、今回のような名を上げようとする輩がダースで襲ってきますよ」
朝霧鏡花:「いや……あの人なら喜ぶかもしれませんが……」
晩翠凍衿:「ありそう。どっちも」
晩翠凍衿:「……ドラゴンスレイヤースレイヤーか……」腕を組んで思案する仕草。
朝霧鏡花:(本気で考えている……)コーヒーを飲みながらそれを眺める。
朝霧鏡花:「……あの」
晩翠凍衿:「はいはい?」
朝霧鏡花:「一つお聞きしたいことがあるんですが……いいでしょうか?」
晩翠凍衿:「どうぞ」
朝霧鏡花:「今回の戦闘。お見事でした」
晩翠凍衿:「あら。どうしたの急に」おどけた様子で向き直る。
朝霧鏡花:「晩翠さんが纏めて分身に痛打を与えたあの一撃。あれが討伐戦の分水嶺だったと僕は考えています」
晩翠凍衿:「……」
朝霧鏡花:「本当に素晴らしい活躍でした。それを前提として、聞いて頂きたいのですが」
朝霧鏡花:「……」やや気まずそうに。
朝霧鏡花:「あの武器……」
朝霧鏡花:「ゾディアックウェポン……」
朝霧鏡花:「…………」
朝霧鏡花:「……使いづらくないですか……?」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:緩みかけていた口元を引き結び、真顔で。
晩翠凍衿:「思った……」
晩翠凍衿:「なんで鎌なの……?」
朝霧鏡花:「ええ……」真顔。
晩翠凍衿:「え、っていうか何? そういう風に言うってことは」
晩翠凍衿:「鏡花ちゃんのもそうなの? あっ刀だ、使いやすそうでいいなー、って思ってたんだけど。密かに」
朝霧鏡花:「僕のは……本来刀ではなく液体金属なので……」
朝霧鏡花:「しっかり意識を向けてレネゲイドを保っていないと、すぐにダメになってしまって……」
晩翠凍衿:「えっ面倒臭……」
朝霧鏡花:「疲労と負荷がすごいです」真顔。
朝霧鏡花:「いえ……名誉なことなんですけどね。託して頂けるというのは」
朝霧鏡花:「こんなことを言うのは失礼極まりないと、分かってはいるのですが……」
晩翠凍衿:「でも渡された直後から内心ちょっと思ってたんだよな……!」
晩翠凍衿:「体よく押し付けられただけじゃないかって……!」
朝霧鏡花:「そ……そんなことは無いでしょう……!世界に12本の武器ですよ……!」
朝霧鏡花:「これ以上無い名誉の勲章のようなもので……」
朝霧鏡花:言って、はたと気付いて、“荒天龍”討伐の勲章を取り出す。
朝霧鏡花:「…………」
晩翠凍衿:「勲章……」
朝霧鏡花:「……まあ……」
朝霧鏡花:「勲章が頂けるより、まとまった休みを頂けたほうが有難いですが……」
朝霧鏡花:「……晩翠さんは、いつから次の任務ですか?」
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:「怪我が治ったら復帰」もうほとんど癒えてしまっている。
朝霧鏡花:「……僕もです」
朝霧鏡花:顔を見合わせて。
朝霧鏡花:「龍退治の英雄になっても、穏やかな余生とはいかないようですね……」
晩翠凍衿:「……あたしたち強いからなぁ~」
晩翠凍衿:大きく溜息を吐いた。
朝霧鏡花:「……頑張りましょう、お互いに」
朝霧鏡花:溜息を押し殺して、一気に残りのコーヒーを飲み干した。

GM:----
GM

エンディング2

GM:Ending ミシェール・レイ 御厨柴門

GM:??? 路上
GM:どこかを、車が走っている。
GM:その車は”オアシスロード”。操るものは”スカボロー・フェア”。
GM:今日の乗客は、1名。目的地は──
ミシェール・レイ:「討伐戦の時に陸を泳いでる船も見かけたけど」
ミシェール・レイ:「紫門くんの車も、本当にどこでも走れるんだね」
御厨柴門:「走ろうと思えば、だけど」
御厨柴門:「海では普通に船に形を変えるさ」
ミシェール・レイ:目隠しをしたまま、頬杖をついて外を眺めながら
ミシェール・レイ:「あ、そうなんだ。車の時と乗り心地が変わらないから気が付かなかった……」
御厨柴門:「今は急ぎじゃないからね」
御厨柴門:「客に快適に乗ってもらえるようにしてる」
御厨柴門:「しかし、良く許可がでたね」
御厨柴門:「そうそう行ける場所じゃない」
ミシェール・レイ:「それを言ったら、当然のように行き方を知ってる紫門くんもびっくりだけどね」
御厨柴門:「こういう仕事は僕らに回ってくるんだ」
ミシェール・レイ:「UGNの要職クラスでも知ってる人は限られてるらしいのに」
御厨柴門:「乗客に行き先を悟らせないのも運転の技術ってヤツさ」
ミシェール・レイ:「ははぁなるほどな~」
御厨柴門:「実際、今地面を走っているのか空を飛んでいるのかも解らないだろ?」
ミシェール・レイ:「うん、実際その通り。長いこと視覚を閉じて来たけど、ここまで足元が覚束ないのは初めてかも」
御厨柴門:「君の感覚を誤魔化せたなら、まあ満足だな」
ミシェール・レイ:「ぼくもまだまだ功夫が足りないや」
御厨柴門:「ハハッ、あの龍を倒したヤツが随分と謙遜だね」
ミシェール・レイ:「倒したと言っても、ぼく自身はまだまだ頂には程遠いさ」
ミシェール・レイ:「"荒天龍"を倒したのはUGNだよ」
御厨柴門:「そんな事を周りが認めてくれると思うのかい?」
御厨柴門:「世界中のロクでもない奴がこれから君を狙ってくるぜ」
御厨柴門:「龍を倒したという事実は変わらないんだ」
ミシェール・レイ:「それはほら……」
ミシェール・レイ:「願ったり叶ったりってやつだね」
ミシェール・レイ:「強いやつが向こうから来てくれるなんて夢みたいだ」
御厨柴門:「ソレ…マジで理解できないね、僕にはさ」
御厨柴門:「休日にバイクで遠出して、海沿いのダイナーで珈琲を飲んだりもできやしない」
ミシェール・レイ:「そうかな~」
御厨柴門:「たまにはゆっくりと眠りたい日があってもそれも許されなくなる」
御厨柴門:「それこそ、あのクソ野郎みたいな他人の迷惑を顧みない仙人の域にでも達しない限りは」
御厨柴門:「それを喜ぶってのは…。いや、客の事情は僕には関係ないか」
御厨柴門:「君が楽しいなら、それで良いのかもね」
ミシェール・レイ:「そうそう、ぼくは楽しいんだ」
ミシェール・レイ:「人が磨き上げたものを見るのも、それをぶつけ合うのも」
ミシェール・レイ:「もしかしたらこれは、元々のぼくじゃなく師匠が持っていたものかもしれないけどね」
御厨柴門:「いや、どうかな」
御厨柴門:「元々がどうだったとしても」
御厨柴門:「それは今や君の持物さ」
ミシェール・レイ:「………」運転席の方を向いて
ミシェール・レイ:「ふふ、ありがと」
ミシェール・レイ:「ぼくもそう思ってたとこ」
御厨柴門:(むしろ同じにならないでくれよ。見知った奴を倒さなきゃいけないなんて、僕は嫌なんだ)
御厨柴門:(そんな事は一度で沢山だからな)
ミシェール・レイ:「けど、忙しくなるのは紫門くんだって一緒だと思うよ?」
御厨柴門:(君が悪龍になるか、良き龍でいるかは未知数だけど…)
御厨柴門:「何でだよ」
ミシェール・レイ:「自分で喧伝しなくても、人の口に戸は立てられないからね」
ミシェール・レイ:「ぼくたちは四人で、"荒天龍討伐チーム"なんだから」
御厨柴門:「は!馬鹿馬鹿しい!ただ客を乗せただけだぞ僕は!」
御厨柴門:「ゾディアックウェポン使いの精鋭と龍の弟子だ」
御厨柴門:「斃したのは君達さ。面倒事には巻き込まないで欲しい」
御厨柴門:「僕の仕事はバトルじゃないんだ」
御厨柴門:「迷惑だ!」
ミシェール・レイ:「そう説明して帰ってくれる物分りの良いやつばっかりだと良いけどね~」
御厨柴門:「クソ!だから嫌なんだ!変な案件に首を突っ込むと碌な事が無い」
御厨柴門:「イエローサブマリンの判断は正しかったんじゃないのか」
ミシェール・レイ:「あ、じゃあ紫門くんの分もぼくが食べちゃおうかな」
御厨柴門:「ああ、そう願いたいね。そういうヤツがきたら丁重に君にお譲りさせてもらうよ」
ミシェール・レイ:「いいよ~、今までの運賃代わりにじゃんじゃん請け負ってあげる」
御厨柴門:「そういうからには、まだ暫くはこの街に残るのかい?」
御厨柴門:「この街に来た目的は師匠だったんだろ?」
ミシェール・レイ:「そうだね。初めはそのつもりだったけど」
ミシェール・レイ:「せっかくだしもう少し残ってみるよ。今のここは香港より滅茶苦茶で楽しそうだし」
ミシェール・レイ:「戦いたい奴ならまだまだいるからね」
ミシェール・レイ:「それにほら」
ミシェール・レイ:「僕だって、休日に友達と遊びたい時くらいある」
ミシェール・レイ:「あっちに少ないんだよね、一人ぐらいしか……」
御厨柴門:「ま、良いんじゃないか」
御厨柴門:「その向こうの友達も呼んでやれば」
御厨柴門:「観光で良ければ乗せてやるさ」
御厨柴門:「ヒマな時で良ければね」
ミシェール・レイ:「あ、いいね!けど休日まで乗せてもらうのはなんか悪いなあ」
ミシェール・レイ:「そうだ」
ミシェール・レイ:「バイク教えてよ」
御厨柴門:「…免許は?」
ミシェール・レイ:「折角の休みなんだから、助手席に乗るより並んで走った方が気持ちよくない?」
ミシェール・レイ:「免許……?」
御厨柴門:「悪くない案だけど」
ミシェール・レイ:「………いるの?」
御厨柴門:「警察の世話にならない自信があるなら構わないけど」
御厨柴門:実際、御厨は自動車免許を持ってはいない
ミシェール・レイ:「警察に追いつかれなきゃいいんでしょ。いけるいける!」
御厨柴門:「そういうのは、相当な腕のヤツが言うセリフだよ」
御厨柴門:「まあ、気が向いたら教えてもいい」
ミシェール・レイ:「やった!」
ミシェール・レイ:「これで紫門くんはぼくの運転の師匠だね」
御厨柴門:「…嫌だ」
御厨柴門:「君の師匠の枠に入るのは、絶対に断る!」
ミシェール・レイ:「そんな~!後悔させませんから~!」
御厨柴門:「君の師匠なんて相当に図太くないと無理だ!」
ミシェール・レイ:「ちゃんと最終的に師匠を超えるよくできた弟子だよ僕は!」
御厨柴門:「絶対に交通法規を守らないだろ!」
御厨柴門:「友人としてなら、まあ良いけど。師匠なんて責任は負わないからな!」
御厨柴門:「素直に自動車学校で免許取れ!」
ミシェール・レイ:「えーめんどくさーい!」
御厨柴門:「ほら!もうすぐ到着だ!」
御厨柴門:「門の前からは一人で行く事になる」
ミシェール・レイ:「っと、うん、ありがとう」
ミシェール・レイ:僅かな反動で、車が停車したことを確認する
御厨柴門:扉を開く
御厨柴門:「降りたら真っ直ぐだ」
御厨柴門:「門は自動で開く」
御厨柴門:「行けるよな」
ミシェール・レイ:「当然」
御厨柴門:「そりゃそうだな」
ミシェール・レイ:「よっと」座席から飛び上がり静かに着地する
御厨柴門:「そこで何をするかは知らないけど」
御厨柴門:「じゃあ、またな」
ミシェール・レイ:「うん」振り返って
ミシェール・レイ:胸の前で、右拳を左の掌で包む
ミシェール・レイ:「また会おう。御厨紫門」
御厨柴門:「なるほど、それが君の流儀か」
御厨柴門:「君の旅路に良い風が吹く様に」
御厨柴門:「グッドラック」
御厨柴門:そう言って軽快にエンジンを鳴らし走り去ります
ミシェール・レイ:「………」エンジンの音が聞こえなくなるまで見送り
ミシェール・レイ:踵を返して、まっすぐ歩きだします
ミシェール・レイ:向かう先は、重犯罪オーヴァード秘密収容施設『炎の河』(プレゲトン)
GM:----
GM:『炎の河』 面会室
”荒天龍”:「や。よく来たね、紫苑」
GM:強化ガラスの向こうで、拘束衣に包まれている。
ミシェール・レイ:「なーんか元気そうですね師匠」
ミシェール・レイ:「ちゃんと殺すつもりで蹴ったんですけど」
”荒天龍”:「いやあ、普通に死んだと思ったんだけどね。どうも生き残ってしまったみたいだなぁ」
ミシェール・レイ:「個人的には嬉しいけど、桃花に知られたらまずいなあ……」
ミシェール・レイ:強化ガラスを挟んで向かい合う。
”荒天龍”:「はは。こっぱFHがここの情報を知れるわけないでしょ」
”荒天龍”:「というかあの子、大丈夫なの? UGNがあんな手助け感知できないわけないし」
”荒天龍”:「在野の協力者と言っても、多分俺がやられた辺りですぐ捜索されてるでしょ。普通につかまってたりしたらウケるよね」
ミシェール・レイ:「そこはほら、仮にも師匠の血を受けた僕の同類ですから」
ミシェール・レイ:「あれで抜け目のない人ですよ、桃花は」
”荒天龍”:「ふぅん? まあどっちでもいいけど」
ミシェール・レイ:「師匠が面白がるようなことには死んでもなりたくないでしょうしね」
”荒天龍”:「そりゃそうだ。頭の固い子だからね」くつくつと笑う。
”荒天龍”:「それで、今日はどうしたんだい?」
ミシェール・レイ:「弟子が師匠の容態を心配してお見舞いに来たって言ったら信じます?」
”荒天龍”:「ええ~ほんとぉ?」
ミシェール・レイ:「うそでーす」
”荒天龍”:「えーじゃあ何しに来たのさ」
ミシェール・レイ:「ぼく、師匠に勝てたらどうしても聞きたいことがあったんですよね」
”荒天龍”:「うん? なんだい」
ミシェール・レイ:「もちろん加減する余裕なんてないから、運良くお互い生き残ったらって考えてましたけど」
ミシェール・レイ:「そしたら本当に運が味方してくれたんで、無理して来ちゃいました」
ミシェール・レイ:「ねえ、師匠」
ミシェール・レイ:「……ぼくたちに負けて、今どんな気分ですか?」
”荒天龍”:「え? そりゃ負けたら悔しいけど」
ミシェール・レイ:「お遊びじゃない、本気の戦いで正面から負けた気分は」
ミシェール・レイ:「どんくらいです?」
”荒天龍”:「戦ってる最中は楽しかったんだけどねー。やっぱ負けたらムカつくよね……そうだな」
ミシェール・レイ:「どんくらい悔しいです?めっちゃムカつきます?」
”荒天龍”:「まあそうだね。めっちゃムカついてるかなぁ」
”荒天龍”:「あ、言われてたらなんか腹立ってきたぞ……今すぐここを飛び出したいかも」
ミシェール・レイ:「え、それは駄目です。もっともっとそのムカつきを育ててくれないと」
ミシェール・レイ:「そうですね、具体的にはぼくがおじいちゃんになるくらいまで」
”荒天龍”:「言われなくても、君達がくたばるくらいまではじっとしてるつもりだったけど……」
”荒天龍”:「なにさその、ムカつきを育てるっていうのは」
ミシェール・レイ:「今回の戦いで、僕たちUGNは師匠に勝ちました」
ミシェール・レイ:「僕たちはあなたにないものを使って、あなたができないことをして勝利した」
”荒天龍”:「そうだね。本当だったら来月くらいにもっかいやりたいけど」
ミシェール・レイ:「何度やっても同じだと思いますよ~。組織は学習するものですから」
ミシェール・レイ:「一度勝ち筋を見つけた組織は強いです」
ミシェール・レイ:「けど、ぼくはやっぱり」
ミシェール・レイ:「いつか一対一であなたに勝ちたい」
”荒天龍”:「よくばりだな、君も」
ミシェール・レイ:「ぼくはあなたのなり損ないですから、一ヶ月や一年じゃそんなに強くなれません」
ミシェール・レイ:「死ぬまで研鑽を積んで、色んな人と闘ったり出会ったりして、漸く届くかどうか」
ミシェール・レイ:「だからそれまで、ぼくのことを覚えていて欲しいんです」
ミシェール・レイ:「言っとくけどこれハンデじゃありませんからね」
”荒天龍”:「楽しみにしておけ、ってことね」
ミシェール・レイ:「堀の中にいた方が、師匠も動画やゲームに現を抜かさずに修行する気になるでしょ」
”荒天龍”:「ていうかここ、どうも圏外っぽいんだよね。いま西暦何年だと思ってるんだろう」
ミシェール・レイ:「そして、ぼくがぼくの人生でこれ以上ないってくらい強くなったら」
ミシェール・レイ:「その時に、もう一度闘ってください」
”荒天龍”:「うん」
”荒天龍”:「……そうだね」
”荒天龍”:「けど気を付けるんだね。 もしかしたら俺は仙人でもなんでもなくて、きみが爺さんになるころにはぽっくりくたばってるかもしれないぜ」
”荒天龍”:「だから、なるべく早く来るように。楽しみに待っているから」
ミシェール・レイ:「今日はその約束をしてもらいに来たんです」
ミシェール・レイ:「そうですね!実はぼくの方が不老不死で100年経ってもこの姿のままかもしれないですし!」
”荒天龍”:「そうだよ。きみ、一応レネゲイドビーイングだからね?」
ミシェール・レイ:「ちゃんと師匠が死ぬ前に、引導を渡してあげますから」
ミシェール・レイ:びし、と正面の相手を指差して
ミシェール・レイ:「首を洗って待っていてください!」
”荒天龍”:「引導、ね。はいはい」
”荒天龍”:「仕方ないな。覚えていてあげましょう。俺がモノを憶えるなんてめったにないんだぜ」
”荒天龍”:「これも可愛い弟子の頼みだからね」
ミシェール・レイ:にこりと笑って
ミシェール・レイ:「はい、約束です!お互いに違えることのなきように!」
”荒天龍”:「分かった分かった」こちらも笑って。
”荒天龍”:「ところで君、俺の見立てだとめっちゃ頑張ってもだいたい俺より二枚劣るくらいのところに落ち着きそうだから」
”荒天龍”:「本当に死ぬ気で功夫積んでね?」
ミシェール・レイ:「もー!そういう所が嫌われるんですよ!!」
ミシェール・レイ:「師匠こそ、恨みを持ってる人はそこら中に居ますからね!」
ミシェール・レイ:「外に放り出されて鮫の餌にされても助けてあげませんから!」
”荒天龍”:「あ、そうなの? じゃあいっぱい向こうから遊び相手が来てお得じゃん」
”荒天龍”:「サメなんかに絶対負けないし」
”荒天龍”:「俺は陸海空どこでも戦えるし、頭だけじゃなくて全身分身出来るからね。絶対サメより俺の方が強いよ」
ミシェール・レイ:「遅れてますね師匠。最近のサメは地上も歩けるし自分で進化して甲羅作ったり触手生やしたりしますよ」
ミシェール・レイ:「当然ぼくは勝ちますけど」
”荒天龍”:「ええー!? なにそれ」
”荒天龍”:「じゃあまあ、きみもサメのようにメキメキ成長しなさいということで」
ミシェール・レイ:「言われなくてもそうします!」
ミシェール・レイ:「それじゃあ、ぼくはメキメキ強くなるのに忙しいので、師匠にかまってあげる時間はこれっきりです!」
”荒天龍”:「えー」
ミシェール・レイ:「帰ります!」
”荒天龍”:「まあしょうがないか。気を付けて帰りなさい」
”荒天龍”:「今の師匠っぽくない?」
ミシェール・レイ:踵を返し、出口へ向かおうとして
ミシェール・レイ:「どっちかと言うと近所のおじいちゃんとかじゃないですか?まあいいや……」
ミシェール・レイ:「あ、そうそう、最後にもう一個言っとかないと」
”荒天龍”:「うん?」
ミシェール・レイ:扉の前で振り向いて"荒天龍"に顔を合わせる
ミシェール・レイ:「勝利宣言です。みんなを代表して」
ミシェール・レイ:すう、と息を吸い込んで
ミシェール・レイ:「暗雲は晴れ、嵐は去った!」
ミシェール・レイ:「これにて一件落着とする!」
ミシェール・レイ:「龍たる人よ、いずれまたどこかの頂で」
ミシェール・レイ:「再見!!」
ミシェール・レイ:叫ぶと同時に扉が閉まる。
GM:そして、龍は海の底に封じられ。
GM:しばしの眠りについた。
GM:ダブルクロスthe3rdセッション
GM:『嵐呼暗雲 龍叫戦乱』
GM:これにて終了です。ありがとうございました!
ミシェール・レイ:ありがとうございました!!
朝霧鏡花:お疲れさまでした!
晩翠凍衿:お疲れ様でしたー!
御厨柴門:お疲れさまでしたー