エンティーキ・アポゴテフス
PC1:“悪盗”ネッド・ケリー(キャラシート)PL:海野しぃる
PC2:“ペルーの守護者”永倉 文吾(キャラシート)PL:中村
PC3:“停滞”紫藤 宗冬(キャラシート)PL:サムトー
PC4:“アフォーダンス”芝 石花(キャラシート)PL:自動
GM:Hyoga
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ『裏切り者の舞踏会を始めよう』
GM:それでは『エンティーキ・アポゴテフス』やっていきましょう!
GM:失恋Final! これが最後です、派手に行きましょう!
GM:よろしくお願いします!
紫藤 宗冬:よろしくお願いします!
芝石花:おねがいします
中村:しゃす!
GM:まずはプリプレイ! PC番号逆順に自己紹介をお願いします!
GM:おいで、PC4!
ネッド・ケリー:しゃす!
芝石花:はーい
芝石花:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpu6uhwMM
芝石花:芝石花(しば・せっか)。コードは《アフォーダンス》。事故で左半身のほとんどを失ったため、体内で生成した砂鉄で構築している男です。35歳。所属は第四支部。
芝石花:性格はホケーとしており、素直で甘え上手。かつては彫刻家を志していた過去があり、今でも美しいものが大好き。甘い食べ物も大好き。お酒もわりと好き。そんな感じです。とはいえ、彼の思う《美しい》は世間からややずれがちなのですが。
芝石花:今回のメンバーだと、永倉くんとは以前一緒に任務をしたり、いろいろ構ってもらったりして懐いています。
芝石花:シンドロームはモルフェウス/ブラックドッグ。自身の砂鉄に電気を通して磁力を発生させ、銃を構築して威力を高めて撃ちます。性能としては、行動値を上げて先手をとって範囲攻撃や防御貫通を叩き込む感じですね。あとはDロイス「触媒」でさらに先手で味方の攻撃をぶち込みます!
芝石花:こんなかんじ!
GM:やれることが多い~~~!!!
GM:一緒に仲良くしましょうね!
芝石花:なかよし~
GM:さて、そんなほんわかな貴方のハンドアウトがこちら!
PC4
”アフォーダンス” 芝 石花
シナリオロイス:雨宮 叶
君はUGNの協力者だ。
今回与えられる任務は二つ。
一つ、『シャンプランユ王国』が主催する展覧会の警備およびFHからの護衛。
二つ、UGNイリーガル候補者の指南・補助。
君は訳ありな少女と共に、任務を達成することを求められるだろう。
雨宮 叶:「よろしくお願いします」
芝石花:お願いされますね~
GM:頼りにしてるぜ! では、次にPC3!
紫藤 宗冬:はい!
紫藤 宗冬:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY0-Kb6gIM
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬(しどう むねふゆ)です。 17歳、UGNチルドレンやってます。
紫藤 宗冬:物心付く前からUNGの施設で育った生粋のチルドレンですが
紫藤 宗冬:学校通ったり友達作ったりと情操教育が非常にうまく行った結果、平穏と日常を愛する普通の少年らしい価値観を身に着け
紫藤 宗冬:無事、UGNの仕事に対して厭気がさしました。 痛いのとか怖いのとか……嫌だろ! のんびり生きようぜ!
紫藤 宗冬:とはいえUGNの理念や役目に対しては理解もあるためチルドレンやめる訳にも行かず
紫藤 宗冬:妥協案として非日常的任務は最速で済ませることをモットーとしています
紫藤 宗冬:性能はそこそこの行動値からダメージダイスを一杯振ったり振り直したりする射撃型
紫藤 宗冬:二回行動も含め、戦闘もマッハで蜂の巣にするつもりで行きます。今回は子羊とか鏡の盾も持ってきたよ
紫藤 宗冬:最近、海外任務で彼女ができたので帰ってきて即同棲はじめました。 最速です。
紫藤 宗冬:幸せいっぱいの日常を満喫できればよかったんですが、どうやら何かあるようですね
GM:ケケケ……この市で何も起こらないワケが無いよなァ……!
紫藤 宗冬:そうね……
GM:ゆっくりしていきな!
GM:さて、そんな誰かの影響を受けたのか守りの力を手に入れた貴方のハンドアウトがこちら!
PC3
"停滞" 紫藤 宗冬
シナリオロイス:アンジェ・フォンテーヌ
君は平穏な日常を愛するUGNチルドレンだ。
異国の地で育んだ縁と共に市内に戻り、あれから少しだけ賑やかな日々を送っているだろう。
しかし、波乱とは予見できないものだ。
手元に届いた一通の招待状は『シャンプランユ王国・王女』より。
“悪盗”を捕獲する手助けをして欲しい──因縁の相手と、再び相見える時が来た
紫藤 宗冬:ネッド……? あいつもうそんな悪いことできそうにないし良くない?
紫藤 宗冬:そういうわけにもいかないか……
アンジェ・フォンテーヌ:「私達の景色が移ろうように、彼の心情も変わったのかもしれません」
紫藤 宗冬:アンジェの友達だしの頼みだし、受けるかあ。サクッと終わらせよう
アンジェ・フォンテーヌ:「はい。サクッと」
紫藤 宗冬:まあ1つ2つ景色は移ろっても一緒なのは変わらんが……
GM:出てくるだけでいい空気吸い出すじゃんこの女……
GM:しっかり見てやれよな!
GM:次行くぜ! カムヒア、PC2!
永倉文吾:はーい
永倉文吾:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYraqd-gIM
永倉文吾:PC2の永倉文吾(ながくらぶんご)です。
永倉文吾:借金を抱えた元傭兵です。
永倉文吾:一時期は5000万あった借金をなんとか800万円以下まで減らすことが出来ましたが
永倉文吾:利子がかなりエグ目なため現在は借金が1446万円になっています。困る。
永倉文吾:借金を返済するために頑張っています。
永倉文吾:元は明るいバカでしたが借金の返済関係で流されたペルーでいい感じに地獄を見て暗めの性格に落ち着きました。
永倉文吾:首についている呪いの首輪の力を使ってサイレンぶっぱして敵を蹴散らしたりします。
永倉文吾:シナリオロイスのセラちゃんとはそれなりに仲良くやっています。宜しくおねがいします。
GM:借金めっちゃ減ったね……
GM:いや増えてるんだけど
GM:まあなんとかなりますよ ケケケ……
永倉文吾:15日で16%複利計算はえぐい
GM:そんな大海原のような人生を歩む貴方のハンドアウトがこちら!
PC2
"ペルーの守護者" 永倉 文吾
シナリオロイス:セラピアス・プロエルケスタイ
君はペルー帰りの傭兵だ。
8桁を超える借金を背負い、日夜その返済に奮闘していることだろう。
そんな日々を過ごしていたある日、一通の手紙が届く。
それは『シャンプランユ王国・王女』からの個人的な依頼状。
"悪盗"から国宝を護ることを条件に、借金の返済を約束することが書かれている。
どうやら過去に作った縁が、君を利用しに来たようだ。
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾! なんか届いた!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「開けるよ!」
永倉文吾:「条件が良すぎるな。」
永倉文吾:「詐欺じゃないか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「悪いやつじゃん!」
永倉文吾:「悪いやつに憧れてるからな、あのお姫様は」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふーん?」
GM:さて、果たして詐欺なのでしょうか? そんな疑問も数秒後にはチャイム代わりの発砲音で掻き消されるでしょう。
GM:逞しく生きてね
GM:そして最後。出てきな、PC1!
ネッド・ケリー:おやおや
ネッド・ケリー:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYoYLAmQMM
ネッド・ケリー:そう言われては観念するより他にない。
ネッド・ケリー:PC1のネッド・ケリーです。
ネッド・ケリー:今回はとある事情からFHへと舞い戻り、全盛期とでも言うべき力を手にしております。
ネッド・ケリー:範囲攻撃単体化、全体攻撃無効化、ミドル万能判定無双。
ネッド・ケリー:直接戦闘以外の全てを自由に行うトップエージェントとして、世界のお宝を自由に狙える最強の怪盗になってしまいました。
ネッド・ケリー:なぜならそう……別れてしまった筈の二人の師匠と再開し、己を見つめ直したから!
ネッド・ケリー:もはや小娘に心惑わされたりなんてしない!
ネッド・ケリー:失恋させてやりますよ!
GM:負けねぇ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!
GM:解答は既に用意してあるからな! 震えて眠れ!
GM:そんな揺れ動く貴方のハンドアウトがこちら!
PC1
"悪盗" ネッド・ケリー
シナリオロイス:ソフィア・アレクサンドラ
君は世界を股にかける大怪盗だ。
今宵、君のお眼鏡に叶ったのは、N市で開かれる『シャンプランユ王国主催の展覧会』。
民芸品から国宝まで数多の金銀財宝が立ち並ぶその展覧会に、『遺産』と呼ばれる曰く付きの代物が並ぶという。
その真偽は不明。だが、君はその全ての夜盗を依頼される。
"マスタークレプティス"。初恋の女性、今はもう居ない人に。
GM:あ、失礼しました。
"マスタークレプティス":シナリオロイス:"マスタークレプティス"
"マスタークレプティス":正確には、こう。そうだろう? ネッド。
ネッド・ケリー:母さ……先生……!
ネッド・ケリー:全て、仰せのままに。
"マスタークレプティス":ああ、裏切り者の舞踏会を始めよう────!
【trailer】
蝶の翅は一迅の風を編み紡ぎ踊る。
積み重ねた歴史、夜に遺産が舞う。
黄金に輝く理想都市で酒宴が謳う。
私の心を貴方は盗んで飛び去った。
私の世界は満ちぬ十六夜を浮かべ。
私の未来は闇の先に溶けて落ちた。
穴を埋める最後の欠片を、悪盗に。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
物語に終止符を。演者達に喝采を。
この恋の行方を決めるのは、貴方。
ダブルクロス the 3rd Edition
『エンティーキ・アポゴテフス』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
オープニング1『淹れたての紅茶の香り』
GM:オープニング 芝 石花
GM:登場時侵蝕をお願いします!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:31->35)
N市・『怪々食界』
GM:UGNが保有するセーブハウスの一つであり、ミラージュバイトより派遣された"ホールイーター"の私室でもある。
GM:外観はどこにでもある一般的なワンルームのアパート。
GM:芝石花、キミはその部屋の前にいる。
GM:事前に聞いた暗証番号を入力することで、中に入れて貰えることだろう。
芝石花:ケーキの箱を買ってきたので、片手が埋まっている。
芝石花:無駄に持ち替えて、入力する。
GM:キーロックの解除音が鳴る。赤いランプは緑に変わり、部屋の奥からぱたぱたと足音が聞こえるかもしれない。
"ホールイーター":「ようこそ、待っていたわよ!」ドアを開き、いつも通りの笑みを浮かべて出迎える。
芝石花:「ああ、わざわざ出迎えてもらってありがとう……これ、よかったらどうぞ」
芝石花:ケーキの箱を軽く持ち上げる。
"ホールイーター":「あら、悪いわね」ドアのつっかえ棒を降ろし、それを受け取る。
芝石花:「モンブランが嫌いなパティシエの作ったモンブランらしいよ」
"ホールイーター":「なら味は信頼できるわね。お土産、奮発しちゃおうかしら」
芝石花:「だからたぶん美味しいんじゃないかな?」
芝石花:「お土産?」
"ホールイーター":「ええ、苦手な食べ物はある?」
"ホールイーター":「きっと、好きになって帰れるわよ」そう言って、キミを部屋の中へ招き入れる。
芝石花:「いや、特にないかな……」ドアで軽く背を曲げて入る。
GM:部屋の中は雑多としていた。
GM:積み上げられた本、瓶、壺、樽……ソファとベッド、デスクの周り以外はほぼほぼ物で溢れていた。
雨宮 叶:その中でちょこんと座っている。視線はキミたちを意識しているもののきょろきょろと辺りを物色しており落ち着きがない。
"ホールイーター":「雨宮さん、お待たせ」
雨宮 叶:「あ、いえ。大丈夫です」
芝石花:「ああ、この子が君の言っていた子か」
"ホールイーター":「そう、話は聞いてるわよね?」
芝石花:「うん、聞いたんだけど、まあ、どう考えても僕は向いてないよな」小さく笑う。
雨宮 叶:立ち上がる。小さな体躯に纏った緑を基調とした制服がふわりと揺れた。
雨宮 叶:「貴方が私の先生ですね」
芝石花:「……先生って柄じゃないだろ?」ホールイーターさんに零す。
"ホールイーター":「そうかしら? 案外似合うものよ」
芝石花:「預かり係みたいなものだと思ってくれていいよ……僕には荷が重い」
芝石花:「芝石花。コードは《アフォーダンス》」
雨宮 叶:「"ステファノティス"、雨宮叶です」ぺこりと一礼。
芝石花:「本当に、教えられるようなことはないから。適当に付き合ってくれればいいからね」苦笑い。
芝石花:「……雨宮さん。ケーキとか好き?」
雨宮 叶:「好きです」
雨宮 叶:「甘いものはだいたい好きになりました」
芝石花:「好きになった。それはいいことだ。そういうものが増えていくといいね」
芝石花:「その手伝いくらいなら、僕にもできそうだ」
雨宮 叶:「芝さんは嫌いですか?」
芝石花:「いや、とても好きだよ」
芝石花:「そもそも自分のために買ったようなものだし」
雨宮 叶:「なら、今度は私がごちそうしますね」
雨宮 叶:「好きなものは分け合えるので」
芝石花:「……君は僕より先に、よほどいい先生とでも会ったのかな」
雨宮 叶:「好きだった人と出会いました」
芝石花:「…?今は好きじゃないの?」
雨宮 叶:「好きですよ。でも、あの気持ちは分け合えませんから」
雨宮 叶:「今はケーキを食べています」
芝石花:「ふうん」不思議そうに。「分け合うのもいいけど」
芝石花:「自分だけで大事に持っているのもいいものだよ」
芝石花:「……あ、なんか説教臭いな……忘れて」
雨宮 叶:きょとんとした顔をして。
雨宮 叶:「はい、大切にしています」胸に両手を当てた。
芝石花:「ふふ、やっぱり君に教えることなんてない気がするな」
芝石花:「まあ、いいケーキ屋とか知ってるから、そういうのでいいのかな……報告書に書けないけど」
雨宮 叶:「そうでしょうか? 私は──」
雨宮 叶:新しい街、新しい人、新しい朝。
雨宮 叶:昨日と違う場所で目覚め、今日と違う場所でご飯を食べる。
雨宮 叶:そんな日々の始まりに、出会ったこの人はきっと良い人だ。
雨宮 叶:「──秘密の場所、たくさん知りたいですよ」にっこりと、微笑んだ。
芝石花:「僕でよければ、喜んで」薄く笑って返す。
芝石花:彼女に切り分けられるほどの、上等な秘密に心覚えはないが。
芝石花:慣れない先生ごっこも、楽しそうではある。
芝石花:「《ホールイーター》、お茶はあるかな」
"ホールイーター":「勿論」
"ホールイーター":そう言って、積まれた荷物を横流しに押し流す。
芝石花:「まずこのケーキを分け合うところから、始めたほうがよさそうだ」
"ホールイーター":埋もれていたテーブルの上、確保したスペースにティーカップをご用意。
"ホールイーター":「でも、ほんの少しの酸味も加えてあげないと」
"ホールイーター":「甘いだけじゃわからなくなるもの」レモンシロップを数個置き、キッチンへと向かった。
雨宮 叶:「わからなくなるんですか?」芝さんへ。
芝石花:「スイカに塩を振るとより甘く感じるみたいな話なのかな…」ぼんやり。
雨宮 叶:「そういえば、今回は警備でしたっけ」"ホールイーター"より渡された資料を空きスペースで広げる。
芝石花:「そうそう。雨宮さんは海外は行ったことある?」
雨宮 叶:「まだありません」
雨宮 叶:「海の近くまでなら」
芝石花:「……なるほど。じゃあ、仕事だけじゃもったいないな」
芝石花:「とある小国の博覧会だ。異国情緒を味わえるかもしれない」
雨宮 叶:シャンプランユ王国主催の博覧会。目玉は【遺産:祈りの造花】。
雨宮 叶:「空気だけ味わうということですね」
芝石花:「いずれ行けるといいね。僕も体がこうなってから」
芝石花:左手を開いたり閉じたり。
芝石花:「生きてるだけで金属探知機にひっかかるようになったし」冗談めかして言う。
雨宮 叶:「それは不便ですね」
雨宮 叶:「私も生きてるだけで冬場は眠くなるので同じかもしれません」
芝石花:「便利も多いよ」鉄砂を動かして、花の形を作る。
芝石花:「へえー、そういうこともあるんだ」
芝石花:「じゃあ起きている間はたくさん楽しまないとな」
雨宮 叶:「はい、いっぱい楽しみましょう」
芝石花:「博覧会だし、見ていて楽しいものも多いんじゃないかな。暇ができれば見てもいいかもね」
雨宮 叶:「そうですね、あまりそういったものには強くありませんが」
雨宮 叶:「そのお花のように可憐なものが見られるのであれば、素敵かもしれません」
雨宮 叶:白い花弁が、視界の隅で散ったような気がした。
芝石花:「可憐」ちょっと驚いてから、眉を下げて笑う。「そう、なら、よかった」
芝石花:「もっと可憐なものもいくらでもあるだろうけど」
芝石花:「ま、そのためにもさっさとお縄を用意しなきゃだな……」肩をすくめて。
雨宮 叶:「はい、よろしくお願いします」息巻いて両手でグーを作る。
芝石花:「ほどほどにがんばりましょう」
芝石花:元FHの実験体、と聞いて想像していたより、よほど普通の、年若い少女だ。
芝石花:導いてあげるなんてことが、自分にできるとは思わない。自分が彼女に対して、なにかを与えられるとも思わない。
芝石花:まあ、少しでも楽しい時間を過ごせるように、好きなものが増えるように。
芝石花:知らないケーキのおいしさを教えられるくらいの、
芝石花:それくらいを、残してみたいな、と。
芝石花:淹れたての紅茶の香りを遠くに感じて、そう思った。
GM:シーンカット。ロイス取得が可能です。
芝石花:雨宮叶 ○P誠意/N心配
芝石花:で!
GM:OK!
オープニング2『抱き寄せて、求められたことを』
GM:オープニング 紫藤 宗冬
GM:登場時侵蝕をお願いします!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:30->32)
N市・郊外のマンション
GM:駅から少し離れたそこは静謐な住宅街。
GM:朝露さえ凍りつくような白の季節、感じられるのは触れ合う手の脈動だけだ。
紫藤 宗冬:フライパンを熱して軽く油をひき、卵液を広げる。 トースターからは香ばしい匂いが少しずつ。
紫藤 宗冬:あくびを1つ噛み殺し、コーヒーカップを軽く傾ける。砂糖とミルクは1つずつ。
アンジェ・フォンテーヌ:ガシャン。と、ドアが自由運動で閉まる。
アンジェ・フォンテーヌ:寝ぼけた瞳を擦りながら、ふらふらとキッチンへ。
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん、ポストこんなものが」
紫藤 宗冬:「おう、おかえり……ん?」
アンジェ・フォンテーヌ:持ってきたのはたくさんのチラシと広告、磁石シール。
紫藤 宗冬:若干残っていた寝癖を片手で直しながら、チラシの類をほいほいと処分していく。
アンジェ・フォンテーヌ:その中から、ぽとりと一通のエアメールが床に落ちる。
アンジェ・フォンテーヌ:「ん……」気づいていない。
紫藤 宗冬:「大体ゴミばっかしだなー、まあメモ書きぐらいには使えるか……っと」
紫藤 宗冬:「アンジェ、ちょい持ってて」 右手のフライ返しをパス。
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」持っている。
紫藤 宗冬:落ちたエアメールを拾い上げて封を開ける。
GM:ペンで書かれた手書きの文書。末尾にはキミも知る名前が入っている。
紫藤 宗冬:「海外からなんて初めて受け取ったな、差出人は……」
ソフィア・アレクサンドラ:“悪盗”を捕獲する手助けをして欲しいの──因縁の相手と、再び相見える時がやって来ました。
紫藤 宗冬:「シャンプランユ王国……ああ、あの姫様からだ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィア……?」ぼーっとした表情で声の方へ向く。フライ返しは持っている。
紫藤 宗冬:ん、とアンジェにメールを差し出して、代わりに受け取ったフライ返しで焼き上がった卵焼きを皿に取り出す。
アンジェ・フォンテーヌ:「ん…………」メールを受け取り、ぼーっとそれを眺める。
紫藤 宗冬:「……珍しく早く起きてきたと思ったら、まだしばらくエンジンかかりそうにねえなあ」
アンジェ・フォンテーヌ:「んー…………」手紙を持った手を降ろし、逆の手でコーヒーを適当に選んで部屋に向かう。
紫藤 宗冬:「あっ、そっち俺のカップ!ったく、こぼすなよー」
アンジェ・フォンテーヌ:「くあぁ……」着席。小さく欠伸をし、コーヒーを一口。
紫藤 宗冬:ブラックの入ったカップを代わりに取って、出来上がった朝食を運んで並んで座る。
アンジェ・フォンテーヌ:「……甘かったです」ほんの少し、口角を上げる。
紫藤 宗冬:「目覚めないか?」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい、目覚めてきました」
アンジェ・フォンテーヌ:「でもまだですね。だからケチャップ取って下さい」
紫藤 宗冬:「はいはい、どーぞ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ありがとうございます」
紫藤 宗冬:いつもより苦いコーヒーを口にしてから、手を合わせる。
アンジェ・フォンテーヌ:彼が用意してくれたトーストの上に彼が用意してくれた目玉焼きを乗せる。
紫藤 宗冬:「いただきます」
アンジェ・フォンテーヌ:彼が取ってくれたケチャップを少しだけかけ、彼に倣った食前の挨拶をする。
アンジェ・フォンテーヌ:「いただきます」
紫藤 宗冬:「で、さっきの手紙。なんて書いてあった?」
アンジェ・フォンテーヌ:「……」トーストを降ろし、手紙を手に取る。
アンジェ・フォンテーヌ:「ああ、ソフィアが来るそうですよ」
紫藤 宗冬:「……なんだって?」
アンジェ・フォンテーヌ:「こっちでも博覧会を開くそうです」
紫藤 宗冬:齧っていたトーストを落としそうになり、慌ててキャッチ。
アンジェ・フォンテーヌ:「精力的ですね。元々人前に立つことは慣れていましたから」
アンジェ・フォンテーヌ:「趣味と実益を兼ねたパフォーマンスなんでしょう」
紫藤 宗冬:「例の事件で結果的に国内落ち着いて、色々動きやすくなったってとこか」
紫藤 宗冬:「まあ元気そうなら何よりだな。それで、会いたいって話?」
アンジェ・フォンテーヌ:「そういうことですね」
アンジェ・フォンテーヌ:手紙をすっと差し出し、一文を指差す。
アンジェ・フォンテーヌ:「"悪盗"も来るそうです」
紫藤 宗冬:「ん、良いんじゃないか。お前も色々話したいことあるだろうし……」
紫藤 宗冬:「えー……」
アンジェ・フォンテーヌ:「こういうのこっちでは同窓会と言うんでしたか」
紫藤 宗冬:天を仰いで片手で頭を抱える
アンジェ・フォンテーヌ:ずず……とコーヒーを啜る。
紫藤 宗冬:「お前らの方は同窓会で良さそうだけど、こっちはどうかなー……」
アンジェ・フォンテーヌ:……無言で自分の分と宗冬さんの分を取り替える。
アンジェ・フォンテーヌ:「まあ、良いんじゃないですか」
紫藤 宗冬:受け取りながら顔をこっちに向けさせ、頬のケチャップを拭う。
アンジェ・フォンテーヌ:「ふふっ」
紫藤 宗冬:「あの姫様のことだし、この博覧会もあの野郎を呼び寄せる餌として開いてたりとか……」
紫藤 宗冬:「ん、どうした?」
アンジェ・フォンテーヌ:「いえ、楽しそうだなと」
紫藤 宗冬:「そう見えるかあ? 野郎に関してはいい加減うんざりなんだけど……」
アンジェ・フォンテーヌ:貴方は何事にも全力を注ぐ。私のことにも彼のことにも。
アンジェ・フォンテーヌ:口ではそう言ってもきっと対面すれば手は抜かないのだろう。
紫藤 宗冬:「前のアイツならともかく、今の悪盗がそんな大層な真似できるかねえ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィアは期待しているのでしょう」
紫藤 宗冬:「……ま、姫様の依頼なら断れないし。お前が行くなら俺も行くけどさ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ、そういうところが好きですよ」
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん」
アンジェ・フォンテーヌ:ずず……と、コーヒーを啜る。黒。自分の味がした。
紫藤 宗冬:「……ん」
紫藤 宗冬:照れくさくなって少し目をそらし。
紫藤 宗冬:それから少し肩を寄せる。
アンジェ・フォンテーヌ:「……ん」
紫藤 宗冬:とん、と肩が触れる。熱が伝わる。
アンジェ・フォンテーヌ:首を傾ける。瞳と瞳を合わせ、ゆっくりと音だけに変えていく。
紫藤 宗冬:「ああ、でも……そうだな」
紫藤 宗冬:「あの姫様がその気なら止めねえし、捕まえるってんなら手伝うけど」
紫藤 宗冬:「ただ……アンジェ。来ると思うか?」
アンジェ・フォンテーヌ:「さて、どうでしょうか」
アンジェ・フォンテーヌ:「本気なら、来るかもしれません」
紫藤 宗冬:「俺は……来ないんじゃないかって思ってんだよな」
アンジェ・フォンテーヌ:「……」
紫藤 宗冬:「短い間だったけど、コソ泥の方もあの姫様のこと、相当大事に思ってたはずだ」
紫藤 宗冬:「それでも、姫様にあれだけ求められても、あいつは結局消えちまった」
紫藤 宗冬:「きっと、相当な覚悟があってのことだろ? もうシャンプランユには近づかないんじゃ……」
アンジェ・フォンテーヌ:「もし、ソフィアがそう思っているのなら」
アンジェ・フォンテーヌ:「きっと、これも彼を追いかける一環なのでしょう」
紫藤 宗冬:「根比べか。 そうそう音を上げそうにないな、あの子は」
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ、末永く」
紫藤 宗冬:「うん、よし。オッケー、手伝うよ。来ないなら来ないで、旧交を温めるのも悪くない」
アンジェ・フォンテーヌ:「では、そうと決まれば」
アンジェ・フォンテーヌ:瞳を閉じる。
アンジェ・フォンテーヌ:カチコチと時計の音が部屋に響く。
紫藤 宗冬:「決まれば、って……ああ、もうっ」
アンジェ・フォンテーヌ:「…………?」眼を開いて、貴方を見て、また閉じる。
紫藤 宗冬:抱き寄せて、求められたことをする。
アンジェ・フォンテーヌ:「……おはようございます、宗冬さん」
紫藤 宗冬:「うん。おはよう、アンジェ」
アンジェ・フォンテーヌ:貴方の温もりを感じて、今日がゆっくりと始まっていった。
GM:シーンカット。ロイス取得が可能です。
紫藤 宗冬:ロイス保留で良いかな、以上!
GM:OK!
オープニング3『惚れてないから、惚れ直すこともない』
GM:オープニング 永倉 文吾
GM:登場時侵蝕をお願いします!
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:32->39)
N市・十三地区:ホープヒルズ
GM:世界の隅、ざらついた日常、生と死の境界線上。
GM:銃撃音を爆撃音で掻き消すような、裏側の果ての果て。
GM:今宵も欲望渦巻く希望の丘に紅が咲き誇った。
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾、お茶入れてー」
セラピアス・プロエルケスタイ:ワンルームの真ん中でぐたっと寝そべり、足元に掛け布団を被せてだらだらしている。
永倉文吾:「そんな高級品を俺が常備してると思うか」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃあお湯」
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾の方が近いじゃん~!!」ごろごろしている。
永倉文吾:それはそれで少し申し訳ない気持ちになるな…と一瞬思って
永倉文吾:すぐに思い直す。
永倉文吾:「いや、そうじゃない。」
永倉文吾:「お前はいつまでここにいるんだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「んー」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そうだよね、冬は寒いよね」ダンボールで補修した窓を見る。
永倉文吾:「こっちに来てから、宿がないからしばらくここに身を置くというのは了承した。」
永倉文吾:「だが、落ち着いたら自分の宿を探すという話だったよな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「落ち着かないもん」
永倉文吾:「落ち着けろよ、いい年なんだから
永倉文吾:「なんで俺が客人に白湯を出すしかない亭主として少し申し訳ない気持ちにならなきゃいけないんだ。」
永倉文吾:「お前居候じゃないか。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシは気にしてないよ!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾の出す白湯なら美味しいもん」
永倉文吾:「そ、そうか。ありがとう」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あーでもお布団はもう少し厚いのがいいな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あと大きいやつ」
永倉文吾:「そうだな。次の仕事が入ったら…」
永倉文吾:「違う、そうじゃない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ベッドが先かな?」
永倉文吾:「自分で買え。」
永倉文吾:「自分で買って自分の部屋に置け。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あ、文吾って寝室とリビングは分けたい人だったの?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ごめんね、気づいてなかった」
永倉文吾:「実家はそれなりにデカかったからな、慣れが……」
永倉文吾:「だから、そうじゃない。」
永倉文吾:「ここがろくでもないとこだってことは十分身に沁みてるだろう。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「まー賑やかだよね」
永倉文吾:「お前みたいな世間知らずがいつまでもいるところじゃないって言ってるんだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「世間知らずなのは文吾の方でしょ!?」ガバっと起き上がる。
永倉文吾:「お前よりはマシだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「昨日だって晩御飯買って帰ってきてねって言ったのに」
セラピアス・プロエルケスタイ:「日付回ってたじゃん! あの窓直したのアタシだかんね!」
永倉文吾:「仕事が長引いたからな…悪かった…」
セラピアス・プロエルケスタイ:ぴゅうと入る隙間風が足元を撫でる。ぶるぶると震え、布団に改めて足を埋める。
セラピアス・プロエルケスタイ:「ん……いいよ、アタシこそ声出してごめん」
永倉文吾:「寒かったろうに、わざわざ部屋で待ってなくてよかったんだぞ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「だっておかえりって言いたいじゃん」
永倉文吾:「…………そうか」
永倉文吾:その言葉に一瞬ほだされて
永倉文吾:「………だから……違う!!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「わっ」
永倉文吾:「言う必要はないんだよ。居候なんだから!早く自分の宿を見つけろ!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシの居場所はアンタの隣! だからここがいい!」
セラピアス・プロエルケスタイ:横に寝転びながら真摯な思いを叫ぶ!
永倉文吾:「ったく」
永倉文吾:少し不機嫌そうにしながら白湯を机の上に置く。
セラピアス・プロエルケスタイ:「わーい」手にとって口に入れる。
永倉文吾:自分の分には氷を入れてちょうどいい加減に調整している。猫舌なのだ。
セラピアス・プロエルケスタイ:「あったかいねー」ふぅと一息。
セラピアス・プロエルケスタイ:「そうだ、次の仕事終わったらこたつ買おうよ」
永倉文吾:「……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そうすれば寝室とリビングが一緒にできるよ?」
永倉文吾:「よく知ってるな。異人のくせに。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「この前来た知らない人が言ってた」
セラピアス・プロエルケスタイ:ん、と指差した先にはよくわからないカタログの山。
永倉文吾:「知らない人を家に入れないでくれ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「玄関だからセーフ」
永倉文吾:「……」カタログの方を見て
セラピアス・プロエルケスタイ:「家はしっかり守るよ!」
永倉文吾:「なんか買ったりしてないよな?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「……」
永倉文吾:「おい、目をそらすな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「一昨日、美味しいお肉が出ませんでしたか」
セラピアス・プロエルケスタイ:「明後日にまた来ます」
セラピアス・プロエルケスタイ:「セラピアスは楽しみにしています」
永倉文吾:「……………」
永倉文吾:「確かに美味かったけど。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「でしょ!?」
永倉文吾:「けど、値段を知ってしまったら俺はもうあの肉をあんなに美味しく食べれない。」
永倉文吾:「あの時は怖くて聞けなかったけどやっぱりそういうことだったのか……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そんな……! 肉に罪は無いのに……!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「でもほら」
永倉文吾:「肉に罪はないけどお前とこの資本主義社会には罪があるんだよ…!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「無くなったもんは仕方ないじゃん?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「前向いていこうよ、文吾」
永倉文吾:「前を向きたいけどな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシたちは屍の上に立ってるんだ」
永倉文吾:「この街全体が楽園の十三人やらオーガンやらの脅威で年を越せるかわからんと言ってる最中に」
永倉文吾:「俺たちだけ金銭的な理由で年を越せるか悩まないといけないぞこれ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あー、明日借金が無くなったらなぁ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あのお肉毎日食べられるのに」
永倉文吾:「そんな都合のいい話があるわけないだろう。」
永倉文吾:「それになくなっても毎日食べてたらそれで借金が嵩む。」
GM:そんな現実と戦うキミのポケットで機械が小刻みに震える。
永倉文吾:端末を取り出します。
GM:非通知の文言が画面上に写っている。
セラピアス・プロエルケスタイ:しーっと指先を口に当てている。
永倉文吾:セラピアスの方を見て頷いて通話に出る
???:『もしもし』
???:『お久しぶりね、"ペルーの守護者"
永倉文吾:「その大仰な渾名で俺を呼ぶのはやめてくれ。」
???:『あら、なら"シャンプランユの救世主"に改名したらどうかしら?』
永倉文吾:「思ってもないことを。」
永倉文吾:「あんたにとっての救世主は」
ソフィア・アレクサンドラ:『ソフィア・アレクサンドラの名の下に認可するわよ、Mr.ナガクラ』
永倉文吾:「あの"悪盗"だろう」
ソフィア・アレクサンドラ:『ふふっ、話が早くて助かるわ』
ソフィア・アレクサンドラ:『その"悪盗"について、お願いしたいことがあるのよ』
永倉文吾:「へえ」
ソフィア・アレクサンドラ:『聞いたところ、美味しいお肉が食べたいらしいじゃない?』
永倉文吾:その言葉を聞いて視線を周囲に移す
ソフィア・アレクサンドラ:『窓はダンボール、ベッドマットは薄皮』
ソフィア・アレクサンドラ:『──ああ、安心して。信頼を損なう行為はしてないわ』
永倉文吾:盗聴器。セラピアスと連絡をとっている。王女の手の者が側にいる。
永倉文吾:あらゆる可能性を疑いながら彼女を言葉を聞く
ソフィア・アレクサンドラ:『ただ、何度かお邪魔しただけ。都度、貴方は居なかったけれど』
ソフィア・アレクサンドラ:『仲睦まじいのね』嬉しそうに笑みを零す。
永倉文吾:「貧乏暇無しでね。」
永倉文吾:「それで?」
ソフィア・アレクサンドラ:『カードを切りたくはないかしら?』
永倉文吾:「悪いがあんたと違って俺の手持ちにはろくなカードがないんだ。」
ソフィア・アレクサンドラ:『そうかしら?』
永倉文吾:「入った分をすぐに返済に回さないといけないからな。」
ソフィア・アレクサンドラ:『なら丁度いいじゃない』
ソフィア・アレクサンドラ:『私たちが受けた"貸し"を返済する機会、これ以上のものがあって?』
永倉文吾:「それが、"悪盗"に関わる仕事の紹介か?」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ、等価交換よ。報酬は出来高』
永倉文吾:「一つ確認したい。」
ソフィア・アレクサンドラ:『どうぞ』
永倉文吾:「今回あんたはどっちに立つ気だ?」
ソフィア・アレクサンドラ:『そうね』
永倉文吾:「"悪盗"の側に回るのか。それともヤツを相手取るつもりか。」
ソフィア・アレクサンドラ:『両方かしら?』
永倉文吾:「両方?」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ、相手取ってこっちに来れば──』
ソフィア・アレクサンドラ:言葉を一度区切る。数秒の沈黙を置く。
ソフィア・アレクサンドラ:『──"彼"が私の側に回るじゃない』
永倉文吾:「……」
永倉文吾:電話越しに届く声から
永倉文吾:以前の彼女とは異質の強さを感じる。
永倉文吾:以前から持ち合わせていた何かを貫こうとする意思、それにさらに別の執念が加わったような。
永倉文吾:「面倒くさいことを考えてるな。」
ソフィア・アレクサンドラ:『貴方ほどじゃないわ』
ソフィア・アレクサンドラ:『これはビジネスよ。Mr.ナガクラ。貴方は協力する、私は達成する』
永倉文吾:「あんたとは知らない仲じゃない。だから。正直に言うぞ。」
永倉文吾:「俺は、あの男を向こう岸に回して、あんたの目的を達成させてやるといい切ることは出来ない。」
永倉文吾:「それほどにあの男は厄介だ。俺の持ってる力は別次元の力を持ち、それをもってUGNからすら逃げ切ってるオーヴァード犯罪者だ。」
永倉文吾:「俺に出来ることは、あんたの勝率をほんの少し上げてやる。そのぐらいだ。」
ソフィア・アレクサンドラ:『Καλύτερος!』
ソフィア・アレクサンドラ:『明日の午後六時、待っているわ』
ソフィア・アレクサンドラ:『あ、彼女は先に送り出してちょうだいね。女の子には時間が必要なの』
永倉文吾:「場所は、あんたが主催の博覧会会場」
永倉文吾:「それでいいのか。」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ。美味しいお酒をご用意してお待ちしております』
永倉文吾:「いや、待て。セラピアスを巻き込むつもりか。」
ソフィア・アレクサンドラ:『貴方一人じゃ役不足だから』
ソフィア・アレクサンドラ:『補って貰わないとね?』
永倉文吾:舌打ちをする
永倉文吾:その通りだから反論はできない。
永倉文吾:「わかった。あいつにも伝えておく。」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ、よろしくお願い』
永倉文吾:「だが、俺からは強制はしない。あいつが断ったらそれまでと思っていてくれ。」
ソフィア・アレクサンドラ:『勿論よ』
ソフィア・アレクサンドラ:『じゃあね、Mr.ナガクラ。良い夢を』
永倉文吾:通話を切り、セラピアスに視線を移します。
永倉文吾:「セラ」
セラピアス・プロエルケスタイ:読んでいたカタログを閉じ、声のする方へ振り向く。
セラピアス・プロエルケスタイ:「ん?」
永倉文吾:「お前のとこのお姫様からお仕事の依頼だ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あーソフィアか」
永倉文吾:カタログに挟まっていた博覧会の広告をセラピアスさんに向けて放ります
セラピアス・プロエルケスタイ:「おっと」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あ! これ良いよね、懐かしくなったから行こうと思ってたんだ」
永倉文吾:「お前にここに来て欲しいんだとさ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふーん?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾は?」
永倉文吾:「ダメだ。」
永倉文吾:「俺の意思は関係なく、お前が決めろ。」
永倉文吾:「相手はあの"ネッド・ケリー"だ」
セラピアス・プロエルケスタイ:その言葉を聞いて、表情が少しだけ引き締まる。
永倉文吾:「俺の隣に居たいとかそんな理由で敵に回す相手じゃない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:口角を上げ、白い歯がきらりと光る。
セラピアス・プロエルケスタイ:「面白そうじゃん、報酬は?」
永倉文吾:「出来高だとさ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「良いね、らしい」
永倉文吾:「まあ、旨い肉程度なら喰えるんじゃないのか。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「それじゃあ足りないでしょ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「美味しいお肉と素敵なお酒、そしてアタシの歌!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「祝賀会ぐらい開いてもらわないと!」
永倉文吾:ひとつため息を付いて
永倉文吾:「そういうと思ったよ」
永倉文吾:とこぼす
セラピアス・プロエルケスタイ:「にひひ。じゃあ、改めて聞くね」
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾は?」
永倉文吾:「俺は受けるよ。」
永倉文吾:「一つの国が後ろ盾になる。俺みたいな人間には、そんなまともな仕事にはそうそうありつけないからな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うんうん、楽しんでいこうね!」
永倉文吾:僅かに表情を柔らかくして
セラピアス・プロエルケスタイ:「さて、そうと決まれば買い出しに行こう! 美味しいお肉で前夜祭だー!」
永倉文吾:「お前と仕事をするのも久しぶりだな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふふん、パワーアップしたアタシの力を見て惚れ直さないでよね?」
永倉文吾:「まず惚れてないから、惚れ直すこともない。」
永倉文吾:「そして過度な贅沢は感覚を鈍らせるから前夜祭もしない。いつもどおりの食事で備えるぞ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えー」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃあいつもどおりして」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ん」両手を広げる。
永倉文吾:「…………」
永倉文吾:一瞬彼女の仕草を見て視線が泳いで
永倉文吾:ゲシッと軽くセラピアスの額に手刀を入れる
セラピアス・プロエルケスタイ:「みゅ!」
永倉文吾:「いつ俺がそんなことをした。」
永倉文吾:「お姫様の入れ知恵か?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「寝てる時」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ははーん、覚えてないな?」
セラピアス・プロエルケスタイ:にやにやと笑う。
永倉文吾:「は……?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「いいよー、文吾はそのままでいてね」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシだけの秘密にしておいてあげる」
永倉文吾:思わず左手で自分の胸元をぎゅっと掴む
永倉文吾:「お前……マジでこの仕事終わったらちゃんと自分の宿を探せよ…!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「はいはーい」いつもどおりの空返事をする。その声色はいつもより少しだけ高く。
セラピアス・プロエルケスタイ:これからに期待するのは、子供の特権だから。少しだけ嬉しそうに笑った。
GM:シーンカット。ロイス取得が可能です。
永倉文吾:セラちゃんは固定ロイスなのでとりあえずここはなしで!
GM:OK!
オープニング4『瞳を細めて、戻らない日々を思って』
GM:オープニング ネッド・ケリー
GM:登場時侵蝕をお願いします!
ネッド・ケリー:えっと1d3+3だよね!
GM:まだ1d10だよ!
GM:甘えないで!
ネッド・ケリー:ちっ!
ネッド・ケリー:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+6[6] → 45
ネッド・ケリー:まあかすり傷よ
GM:強がっちゃって
N市・超高層ビル:摩天楼
GM:高層ビル郡の中でも一際背の高いビル。四隅で紅が瞬き、その威光を示している。
GM:日は沈み、星と月が踊り出る境界線上に君達は立っていた。
ネッド・ケリー:「ここがレネゲイドの特異点」
ネッド・ケリー:「ハハ、地獄の底のような街だな」
"マスタークレプティス":「このような場所は極めて稀だろう
"マスタークレプティス":暗い紅色の髪の毛を降ろし、モノクルをした少女が君の隣に立つ。
ネッド・ケリー:「大船に乗ったつもりで居ればよいのです。先生」
"マスターケリュケイオン":「泥舟の間違いじゃねぇのか?」
ネッド・ケリー:「おや、心外な。今の私は、レディ二人を守るくらいは造作も無くこなしますよ」
"マスターケリュケイオン":白髪にハイライトのない瞳。少年とも少女ともつかない中性的な外見と声色。
"マスターケリュケイオン":「はっ、泣きべそかいてたのによ!」
ネッド・ケリー:「人は変わりますよ。眩しいものを見たらなお」
ネッド・ケリー:そう言ってキザにウインクをしてみせる。
"マスタークレプティス":「ははっ、本当に歳月が過ぎたように感じるよ」
"マスタークレプティス":「君は何を見た? 星の産声、命の終着、歴史の影、常識の裏」
"マスタークレプティス":「解き明かしていない事象をいくつ曝け出させた?」
ネッド・ケリー:「………欲得、宿業、戦争、それに」
ネッド・ケリー:「美しいものを見た」
"マスターケリュケイオン":「美しいねぇ」
"マスターケリュケイオン":「知ったような口ぶりだなぁ、少年」
ネッド・ケリー:「ま、解明は追いついておりませんが、一人で頑張っていたのだからそこは大目に見てほしいものです」
ネッド・ケリー:「まだ知りませんよ。今は知りたいと思えるようになっただけで」
"マスタークレプティス":「ああ。大業は事実だけとは限らない」
"マスタークレプティス":「その好奇心こそが君をここまで育て上げたのだろう、少年」
ネッド・ケリー:「もう少年ではありませんよ」
ネッド・ケリー:さみしげに笑って。
ネッド・ケリー:「ほら、背丈も随分と」
ネッド・ケリー:振り返って見下ろす。
"マスタークレプティス":「そうだね、随分と大きくなった」首を上げて君を見上げて。
"マスターケリュケイオン":「図体だけじゃないって証明しろよな!」同じ様に見上げて。
ネッド・ケリー:「勿論。これはあなたがたと別れてすぐに得た知見なのですが──」
ネッド・ケリー:「──俺は格好つけたがりみたいですよ、憧れの女性が見ている時は」
ネッド・ケリー:くるり、くるり、煙管を回して。
"マスタークレプティス":「なるほど」
ネッド・ケリー:混迷の街に煙が溶ける。
"マスタークレプティス":「なら、それに見合った働きをする必要がありそうだ。ケリー」
"マスターケリュケイオン":「ケリーだと間違えるだろ」
"マスターケリュケイオン":「いや、こいつは少年だからいいのか」
ネッド・ケリー:「まあ元よりもじってますからね。今だから言えますが」クスクスと笑う。
"マスターケリュケイオン":「ったく……どいつもこいつも外面ばっかり良くなりやがって」
ネッド・ケリー:「何時までも、名無しの少年じゃあいられないんですよ」
"マスターケリュケイオン":「なら、宿題だ」
"マスターケリュケイオン":「次の獲物を持ってこれたら自分で自分の名を名乗れ」
"マスターケリュケイオン":「ケリーを続けるならそれでもいい」
"マスタークレプティス":「心配しているみたいだ」
"マスタークレプティス":「まるで母親だね」
ネッド・ケリー:「ククク……変わらないなあ」
ネッド・ケリー:彼にも今なら分かる。
ネッド・ケリー:「(俺は、もうとっくに愛されていたのだな)」
ネッド・ケリー:と。
"マスターケリュケイオン":ふん! と鼻息を鳴らして、そっぽを向く。端末を操作し、準備を開始する。
"マスタークレプティス":「さて、予告状の時刻まで残り6時間」
"マスタークレプティス":「君はこの間に何を残す?」
ネッド・ケリー:「何も残しません」
"マスタークレプティス":「ほう」
ネッド・ケリー:コートをビルの風にはためかせ。
ネッド・ケリー:「全て、奪い去る」
ネッド・ケリー:FHの名も無き悪霊は帰ってきた。
"マスタークレプティス":「そうか、なら私は高みの見物と行こう」
"マスタークレプティス":「これはこの国特有の菓子でね、麩菓子と言うらしい」ポーチから割とボロボロのそれを取り出す。
"マスタークレプティス":「かわいいだろう?」
"マスタークレプティス":「食べ終わる前に帰っておいで」
ネッド・ケリー:「……ええ」
ネッド・ケリー:一滴だけ涙がこぼれ落ちる。
ネッド・ケリー:「日本の菓子は、私も気になる」
ネッド・ケリー:少し強がって。
"マスターケリュケイオン":「レプティ! いつまで構ってんだ! こっちに来て手伝え!」
"マスターケリュケイオン":「少年、お前もさっさと始めろ! 余裕こいてる時間はねぇんだよ!」
"マスタークレプティス":「おやおやおや」
ネッド・ケリー:「はいはい、分かりましたよ母さ──ケリュケイオン」
"マスタークレプティス":「貧乏暇なし。という言葉があるらしい」
"マスターケリュケイオン":「だーれがお前の母親だ!」
"マスタークレプティス":「休むことなく働くのも美しいが、どうせなら奪ったほうが効率が良い」
"マスタークレプティス":「お土産をたくさん貰っていこう。思い出になる」
ネッド・ケリー:「……変わらないなあ」
ネッド・ケリー:瞳を細めて、戻らない日々を思って。
GM:シーンカット。ロイス取得が可能です。
ネッド・ケリー:マスターケリュケイオン 母性◯/執着 「母さんってだけではないけどな……」
GM:あっいつの間にかクレプティスにはロイス取ってる……!
ネッド・ケリー:以上!
ネッド・ケリー:そう、シナリオロイスの時点で!
ネッド・ケリー:マスター・クレプティス 親愛◯/執着 「あなたは、私の、初めての」
でとっています
"マスタークレプティス":「偉いぞ、少年」
"マスターケリュケイオン":「ほんとか? 本当にそう思ってるのか?」
ミドル1『忘れ物を拾ってこい』
GM:ミドルフェイズ1 ネッド・ケリー
GM:登場時侵蝕をお願いします!
ネッド・ケリー:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+1[1] → 46
GM:PC1 情報収集パートです。
GM:判定項目はこちら!
01."ラクーンクラウン"から情報を得る(情報:噂話)
師匠&相棒の活動について
02."桜花穿閃"から情報を得る(情報:裏社会)
師匠&相棒の戦闘能力について
03."無垢なる白"から情報を得る(情報:UGN)
今回の件におけるUGNの立場について
04."風雷坊"から情報を得る(情報:メディア)
今回の遺産博覧会について
GM:難易度は一律で9!
GM:追加判定は1d3+3の侵蝕率上昇を払ってどうぞ。
GM:また、侵蝕率は挑戦項目数分だけまとめて上昇させても問題ありません(1d3+3+1d3+3……といった具合に)。
ネッド・ケリー:ん~折角なので
ネッド・ケリー:まずは三ついきましょう
GM:OK!
ネッド・ケリー:先に1d3+3を二回払う
ネッド・ケリー:ネッド・ケリーの侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:46->52)
ネッド・ケリー:ネッド・ケリーの侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:52->57)
ネッド・ケリー:まずは1~3までいってみよう
ネッド・ケリー:01を《無形の影》+《コンセントレイト》で判定 と思ったんですが、これラウンド別扱いになったりしますかね
GM:しますよ!
GM:何回でも使っていい
ネッド・ケリー:良かった……ブッパできる!
GM:拡散エフェクトがあるならそれでもいい
ネッド・ケリー:では遠慮なく
ネッド・ケリー:7dx7>=9 情報その1
DoubleCross : (7R10[7]>=9) → 10[3,3,4,5,8,8,9]+10[1,2,9]+2[2] → 22 → 成功
ネッド・ケリー:57→63
ネッド・ケリー:02も遠慮なく無形コンセ
ネッド・ケリー:63→69
ネッド・ケリー:8dx7>=9
DoubleCross : (8R10[7]>=9) → 10[1,1,2,3,6,6,9,10]+10[8,8]+10[6,9]+1[1] → 31 → 成功
ネッド・ケリー:03も容赦なき無形コンセ
ネッド・ケリー:69→75
ネッド・ケリー:8dx7>=9
DoubleCross : (8R10[7]>=9) → 10[1,1,3,3,4,5,5,10]+1[1] → 11 → 成功
ネッド・ケリー:せっかくなのでもう一度追加判定します
GM:OK!
ネッド・ケリー:ネッド・ケリーの侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:69->74)
ネッド・ケリー:無形の影だけ使います
ネッド・ケリー:74→78
ネッド・ケリー:8dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 7[1,3,4,4,6,6,7,7] → 7 → 失敗
ネッド・ケリー:調子に乗った! 04だけはミスっておきます!
GM:甘いぜェ……!
GM:では、01~03で公開!
"ラクーンクラウン":01."ラクーンクラウン"から情報を得る(情報:噂話)
"ラクーンクラウン":【師匠&相棒の活動について】
"ラクーンクラウン":「"マスタークレプティス"ならびに"マスターケリュケイオン"についてのレポートをお送りします」
"ラクーンクラウン":「上戸支部長補佐の精査済みのため、ご安心してご拝読下さい」
"ラクーンクラウン":「彼女たちは貴方も御存知の通り、遺産収集家の異名を持つ怪盗タッグです」
"ラクーンクラウン":「表裏世界を問わずあらゆる場所であらゆるものを盗んでいました」
"ラクーンクラウン":「ただ、数年前にピタリと消息を絶っています」
"ラクーンクラウン":「【祈りの造花】に取り込まれたというのが通説でしたが、どうやら状況は異なっていた様子です」
"ラクーンクラウン":
"ラクーンクラウン":「追伸。想い人は一人に絞った方が良いですよ」
ネッド・ケリー:あっ! 懐かしい顔!
"桜花穿閃":02."桜花穿閃"から情報を得る(情報:裏社会)
"桜花穿閃":【師匠&相棒の戦闘能力について】
"桜花穿閃":「どうも『桜ヶ丘なんでも屋さん』の桜ヶ丘聖やで。ご贔屓にして貰ってます」
"桜花穿閃":「今回ご用意させて頂いたのは"マスタークレプティス"および"マスターケリュケイオン"の戦闘スタイルについて」
"桜花穿閃":「やけど、ウチよりあんさんの方が知っとる気がするけどなぁという結果やわ」
"桜花穿閃":「姿を消した数年前と全く変わっとらんみたいやで」
"桜花穿閃":「"マスタークレプティス"は片手剣を用いた高速剣舞。あと《ミスリード》?に要注意や」
"桜花穿閃":「"マスターケリュケイオン"は電気および領域内での機械操作」
"桜花穿閃":「裏方のくせに《オリジン:レジェンド》を併用した雷撃は驚異的な火力やわ」
"桜花穿閃":
"桜花穿閃":「ほな、こんなところで失礼します。その想い、成就するとええなぁ」
"無垢なる白":03."無垢なる白"から情報を得る(情報:UGN)
"無垢なる白":【今回の件におけるUGNの立場について】
"無垢なる白":「お疲れ様です。UGNチルドレン、"無垢なる白"です」
"無垢なる白":「今回の件において、イニシアチブを握っているのはシャンプランユ王国側のようです」
"無垢なる白":「王女ソフィア・アレクサンドラの協力申請に対し」
"無垢なる白":「UGNが数名の人員を配備したという形が正しいかと思われます」
"無垢なる白":「ただ、割かれた人員のほとんどがチルドレンとイリーガルです」
"無垢なる白":「そもそもただの博覧会にそこまでの驚異があるのでしょうか……?」
"無垢なる白":
"無垢なる白":「それはさておき、純潔とは白を意味する言葉です」
"無垢なる白":「貴方がどれだけ染まっていても、その心で最後に残るものは何でしょう?」
"無垢なる白":「ゆめゆめお忘れなきよう思われます」
GM:こちらが情報01~03になります
"マスタークレプティス":「少年の手元にこれらが届くというわけだ」
"マスタークレプティス":「頑張って今後の方針を立ててほしい」
"マスターケリュケイオン":「04を開放すると05と06が生まれるぞ」
"マスターケリュケイオン":「次のミドルでは甘えるなよ!」
ネッド・ケリー:「クク……まあまずは上々」
N市・超高層ビル:摩天楼
GM:先程までは存在していなかった小さな機械小屋の中に君たちはいた。
GM:錬成したのは"マスターケリュケイオン"。屋上の分解・再構築によって生み出した簡易アジトだ。
"マスターケリュケイオン":「で、何がわかったんだ?」単三電池を口に放り込む。
ネッド・ケリー:「警備の陣容ですね」
"マスタークレプティス":「ほう」水飴を舐めている。
ネッド・ケリー:「UGNとシャンプランユ王国の共同チームに見えますが、その実情は少し違う」
ネッド・ケリー:「この町のUGN側から出ている戦力は全体から見れば実にわずか。正規のエージェントも一名、チルドレンとイリーガルが中心だ」
ネッド・ケリー:「しかも、そのエージェントもシャンプランユ王国の関係者」
ネッド・ケリー:「まあ、この町全体が楽園だの未来だのと浮足立っておりますからなあ。UGNの動きが鈍いのはありがたい……が」
ネッド・ケリー:「シャンプランユ側が曲者だ」
"マスターケリュケイオン":「ほとんど身内で固められると連携が面倒だな」
ネッド・ケリー:「ソフィア・アレクサンドラ」
ネッド・ケリー:「彼女が指揮を執るならば、事態は面倒です」
"マスタークレプティス":「エウラリア・アレクサンドラの娘か」
"マスタークレプティス":「少年にとってはよほど嫌な思い出らしい」クツクツと笑う
ネッド・ケリー:「…………」
ネッド・ケリー:「いえいえ、良い思い出ですよ」
"マスターケリュケイオン":「あー……外交官か」
"マスターケリュケイオン":「フラレたのか?」
ネッド・ケリー:「彼女は思い切りも良く知恵も回る。内側に忍び込んで崩す……は選択肢として排除すべきでしょう」
"マスターケリュケイオン":「失敗したんだな」
ネッド・ケリー:「いえいえいえ、振ってやりましたとも」
ネッド・ケリー:「…………」
ネッド・ケリー:「フフッ」
ネッド・ケリー:意味ありげに笑う。
ネッド・ケリー:まあ、失敗したのだが。色々と。
"マスタークレプティス":「ではどう崩す?」
"マスタークレプティス":「片や日常の守護者および一国の王女」
"マスタークレプティス":「片や三文悪党が三羽」
ネッド・ケリー:「それをこれから調べる予定です。なにせ地の利はあちらにある」
"マスタークレプティス":「なるほど。情報を集め、動線を引き、鮮やかに舞うと」
ネッド・ケリー:「知らぬ間柄でもなし、多少は隙も見せてくれるでしょう」
"マスタークレプティス":「それでハートを盗んできたのかい?」
ネッド・ケリー:「どんなに優れているとは言え、まだ16のこどっ……」
"マスタークレプティス":「私には置いてきたように見える」
ネッド・ケリー:「…………」
"マスタークレプティス":「盗み出すではなく、取り返すの間違いかもしれないな」
ネッド・ケリー:「盗みそこなっただけですが?」
ネッド・ケリー:「いえ、少し、怪盗には荷が重くて」
"マスタークレプティス":「まあいいさ。それを踏まえてケリー、キミならどうする?」
"マスターケリュケイオン":少し思案して。
"マスターケリュケイオン":「正面突破でいいだろ」
"マスターケリュケイオン":「たいしたことない」
ネッド・ケリー:顎に手を当てて沈思黙考。
ネッド・ケリー:「私も賛成だ」
"マスターケリュケイオン":「じゃあ任せた」
ネッド・ケリー:「単純に私の性能も向上している」
"マスターケリュケイオン":「あたしは横で見てるから」
ネッド・ケリー:「そしてあなた方にブランクが無いと仮定すれば」
ネッド・ケリー:「今の仕事で飽和したUGNに単純な正面突破を止める術も追う術もない」
ネッド・ケリー:そう言って肩をすくめる。
"マスターケリュケイオン":「忘れ物を拾ってこい」
"マスタークレプティス":「『立つ鳥跡を濁さず』というやつだ」
ネッド・ケリー:「……やれやれ、そういうところは変わらないな。ほんと」
ネッド・ケリー:「怪盗らしく、やるだけだ」
GM:シーンカット。ロイス取得および購入が可能です。
ネッド・ケリー:では調達!
ネッド・ケリー:ボルトアクションライフル!
ネッド・ケリー:《無形の影》+《コンセントレイト》
ネッド・ケリー:78→84
ネッド・ケリー:8dx7>=15
DoubleCross : (8R10[7]>=15) → 10[1,2,3,3,4,7,7,8]+10[1,3,10]+10[7]+10[8]+5[5] → 45 → 成功
ネッド・ケリー:即装備
GM:OK!
ミドル2『楽しみです』
GM:ミドルフェイズ2 永倉文吾・紫藤宗冬・芝石花
GM:登場時侵蝕をお願いします!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:32->34)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:35->44)
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:39->42)
N市・シャンプランユ王国博覧会会場:応接室
GM:君たちはそれぞれ数奇な縁によって、ソフィア・アレクサンドラに呼び出された。
GM:今はソファに座り、女性陣が帰ってくるのを待っているところだ。
紫藤 宗冬:「まさかこっちに来てるとはなあ。驚いたぜ、永倉さん」
紫藤 宗冬:「あの姫様の呼び出しか?」
永倉文吾:「そういうことだ。」
芝石花:「え、僕だけなんだ、その王女様を知らないの……」
芝石花:「生きてて王族に会ったことなんてないから、ちょっと緊張してたんだけど」
永倉文吾:「別に仲間はずれにしてるわけじゃないから拗ねるなよ」
紫藤 宗冬:「そんな固くならなくても……話せる相手だったよ、多少お転婆で頑固だけど」
芝石花:「すねてないよ……そこまで大人げなくはない」「よな…?」
紫藤 宗冬:「確認されてもなあ……?」
紫藤 宗冬:「っていうかこっちこそ、二人が知り合いだったのが驚きだよ俺は」
芝石花:「ああ、11支部でいろいろあって」
紫藤 宗冬:「いろいろ、か……今のこの街ならまあ、なあ……」
永倉文吾:「この街で仕事をしてればそれなり顔は繋がるさ」
芝石花:「顔と言えば、君たち」
芝石花:「一緒にいた女の子たちはどういう経緯で?」さらっと。
紫藤 宗冬:「ともあれ助かるよ。ただでさえ今は色々と危うい時期だから、あんたが居てくれりゃ心強い」
永倉文吾:「それこそ、色々あって、だな。」
紫藤 宗冬:「ん? ああ、アンジェのこと?」
芝石花:「そうそう」
紫藤 宗冬:「まあ、そうだな……色々あって、今は一緒に暮らしてる」
紫藤 宗冬:「今回呼ばれたのもその時の縁だな」
芝石花:「ふふ、色々ありすぎだな」
永倉文吾:「………」
永倉文吾:「あんたも大変だな」
永倉文吾:紫藤さんも自分と同じく無理やり押しかけられ出てってもらえないものだと思ってる
芝石花:「君も前に会ったときは子供って感じだったのに、一緒に暮らすなんてなあ」普通に感心している。
紫藤 宗冬:「ん? まあ確かに、大変ではあったかな……住む家探すのとか」
紫藤 宗冬:「でも今はなんというか……うん、楽しいよ。前よりずっと」
永倉文吾:「なんだその親戚のおじさんみたいなコメント」
永倉文吾:「そんな顔をするならお年玉を……いや、いい、あんたはほんとに寄越しそうだ。」
芝石花:「いや、だって紫藤さん、年がうちの姪に近いしな…」
芝石花:「今日もイリーガルの子の監督役だしね。そういう扱いをされるわけ」
永倉文吾:「…UGNチルドレンの割には随分まともな感性だな」
紫藤 宗冬:「その感性のおかげで劣等生気味だけどなあ」
紫藤 宗冬:「そこはほら、芝さんの人間性を信頼されてるということで……」
紫藤 宗冬:「実際、しっかりした大人って貴重ですから、うちの組織。色々と」
芝石花:「紫藤さんみたいなチルドレンが多いほうが、きっといいことなんだろうけどね」笑う。
芝石花:「僕はしっかりしてないだろ」
紫藤 宗冬:「いやいやそんなことは……」
紫藤 宗冬:「………」
紫藤 宗冬:「……ないですよ?」
永倉文吾:「……」
芝石花:「言っておいて黙られるとちょっと傷つく」
永倉文吾:「自分の性格を理解してるならそういうことは言わないほうがいい」
紫藤 宗冬:「じょ、冗談ですよ。ジョーク!」
芝石花:「UGNは人間性が成熟した人間が多すぎるんだよ」
芝石花:「君たちのほうが落ち着きすぎているだけ」今度こそ少し拗ねる。
永倉文吾:「だから拗ねるな」
紫藤 宗冬:「いや、まあまあ……俺もまだまだガキですから、頼りにさせてくださいよ先輩」
永倉文吾:そう言って少し表情を崩す
紫藤 宗冬:「……しかし永倉さんも、なんていうか。前会った時からだいぶ雰囲気変わったな」
永倉文吾:「そうか?」
紫藤 宗冬:「険が取れたっていうか……や、良いことだと思うけどな」
永倉文吾:「まあ、たしかにあの時は気が張ってたからな」
永倉文吾:「それに借金もだいぶ減った」
紫藤 宗冬:「気を抜ける相手ができて楽になった、か?」
紫藤 宗冬:「ああ、そりゃ何より。早くその荷物、下ろせると良いな……」
芝石花:「あ、なるほど、それが王国での出来事ってわけかあ」一人で勝手に合点している。
芝石花:「……ん、というか、君あの子とホープヒルズに?」
永倉文吾:表情が暗くなる
芝石花:さきほどちらりと見た活発そうな少女を思い出している。
芝石花:「そんな顔しないで……」
永倉文吾:「出ていかないんだよ。何度言っても、あいつ」
紫藤 宗冬:「そ、そんな大変なのか……?」
紫藤 宗冬:「あー……」
芝石花:「押しかけ女房……?」
紫藤 宗冬:「まあ確かに、ちょっと心配にはなるよな。あの辺治安悪いし……」
永倉文吾:「そりゃこの国で外国籍の人間が宿を探すのは大変だとは思うが」
永倉文吾:「かと言って俺には他に宿を探すほどの金もアテもないしな。」
紫藤 宗冬:「今回の件も報酬は出るんだろ?シャンプランユから」
永倉文吾:「出来高らしいがな。」
芝石花:「《悪盗》だっけ」
芝石花:「君たちは彼のことも知っているのかい?」
永倉文吾:「俺は一度仕事で一緒になっただけだ」
紫藤 宗冬:「知ってる……というか、なあ」
永倉文吾:「詳しいのは紫藤のほうだろ」
紫藤 宗冬:「その俺達の"色々"の件で、共闘するハメになったって感じ」
芝石花:「会ってるんだ……?」頭の中でアルセーヌ・ルパンのような男が出てきている。
紫藤 宗冬:「俺もそこまで詳しいってほどじゃないぞ? 何度か出くわして、まんまと逃げられたってだけだ」
永倉文吾:「ただ、まあ、そうだな。」
永倉文吾:「恐らく、あいつは既に俺たちが姫様の側についたことを知っているはずだ。」
永倉文吾:「だから」
永倉文吾:「俺たちの情報をアテにしようとしない方がいい。」
永倉文吾:「あれはその先入観を利用して裏をかくぐらいは平気でやってくる。」
紫藤 宗冬:「……だろうな」
永倉文吾:「俺は芝さんには出来るだけネッドに関してフラットな状態でいてほしいと思うが。」
芝石花:「物語の大怪盗みたいだ」からかう風ではなく。
紫藤 宗冬:「下手に考えを読もうとしたら、確実に裏をかかれる」
永倉文吾:「紫藤はどうだ?」
紫藤 宗冬:「俺もそのへんは永倉さんと同感。 特に俺の考えは、相当読まれてると思う」
紫藤 宗冬:「……正直に言うと、来てほしくなかった相手だ。 普段ならともかく、今の時期のこの街にはな」
紫藤 宗冬:「ただでさえ今、N市はごちゃついてる。もはや街自体が特異点みたいな状況だ」
永倉文吾:「アレが興味を持ちそうな厄ネタが多すぎるか。」
紫藤 宗冬:「同時に奴と、奴の持ってる道具自体も厄ネタだ」
紫藤 宗冬:「万一例の"13人"に利用されでもしたら、何が起こるか……」
芝石花:「なるほど、警戒だけしておいて、あとはまっさらでいるよ」
芝石花:「あまり聞かずにおく。君たちの私情の話のほうが、僕としても聞いていて楽しそうだ」
紫藤 宗冬:「頼むよ、芝さん。良くも悪くも知らない知られてない芝さんが、もしかしたらキーマンになるかもだし」
永倉文吾:「あんたのそうやって割り切ってくれるところはホント頼りになるよ。」
芝石花:「怪盗なんて興味がないわけじゃないけどね?」
永倉文吾:「なに、これからいやってほど相手することになるさ」
紫藤 宗冬:「できればこれで最後にしたいけどなあ」
永倉文吾:「………それは、どっちの意味でだ?」
永倉文吾:「"悪盗"に振り回される方か?」
永倉文吾:「それとお姫様の恋心に付き合わされる方か?」
紫藤 宗冬:「あー……姫様のほうの目的か」
紫藤 宗冬:まいったな、という表情で頭をかく。
紫藤 宗冬:「そういや永倉さん、芝さんにはその話は……?」
永倉文吾:「今言ったのが初めてだ。」
芝石花:「うん、初めて聞いたんだけど、なに?」
紫藤 宗冬:「あー……俺から話していいのかね」
芝石花:「王女様、おてんばっていうより、いや、おてんば…?」
永倉文吾:「いいだろ。」
紫藤 宗冬:「まあ黙ってても分かることだし、共有はしといたほうが良いか……」
永倉文吾:「依頼人の心理状態を把握しておくのは悪いことじゃない。」
芝石花:「そこまで言って知らないほうがいいといわれるのは、さすがに酷いだろう」薄く笑う。
紫藤 宗冬:「例の悪盗がシャンプランユの事件に関わった、ってさっき言ったろ?その時な……」
GM:部屋にノックの音が響く。
GM:ギィ……という開閉音と共に、色とりどりの光が舞い込んだ。
ソフィア・アレクサンドラ:「お待たせしました」真紅のバラを左手に付け、情熱の色をしたドレスを身に纏う。
セラピアス・プロエルケスタイ:「変……じゃないよね……?」黄色いカチューシャを基調に、いつもの寒色系とは異なる金色の衣装。
アンジェ・フォンテーヌ:「大丈夫です。似合っていますよ」ドレスコードは慣れたものだ。深海色の装いなら、普段通りの落ち着きが出る。
紫藤 宗冬:「悪い、続きはCMの後……っと」
雨宮 叶:「素敵ですよ。きっと褒めてくれます」白、そして薄い緑。翅から見える景色が透き通るように。
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾、どうかな……?」照れている。こういう服は普段着ない。自分らしく振る舞えているだろうか。
永倉文吾:「……」数瞬の間呆然とする
セラピアス・プロエルケスタイ:どきどき。少しうつむきがちにして、返事を待つ。
永倉文吾:いつも見慣れた女が、まるで別人のように
永倉文吾:いや、別人のようだが、それでも所作や表情はいつもの彼女のままで
永倉文吾:だから、要するに
永倉文吾:「綺麗だ」
永倉文吾:そう思った。
セラピアス・プロエルケスタイ:「そっか、そうか……えへへ……」はにかんで君に駆け寄る。
セラピアス・プロエルケスタイ:「ありがとう!」
アンジェ・フォンテーヌ:「……心配は不要でしたね」そして自分も見せたい人の前へ。
永倉文吾:その声を聞いて我に返る
紫藤 宗冬:「……みたいだな」
永倉文吾:「いや、クソ。ありがとうは変だろ。俺は何もしてないんだから」
セラピアス・プロエルケスタイ:「褒めてくれたじゃん~!」
紫藤 宗冬:見慣れた女性の着飾った姿を見て、自分の格好を見直す。
紫藤 宗冬:「俺もちゃんとした服、用意してくりゃよかったかな……」
アンジェ・フォンテーヌ:「ちゃんとしていますよ」
アンジェ・フォンテーヌ:「背筋の伸びた姿勢は、いつだって貴方を美しく見せる」
アンジェ・フォンテーヌ:「後は手を引くだけでいいんです」
紫藤 宗冬:「……そういう台詞は」
紫藤 宗冬:「俺に言わせてくれよ。綺麗とか、美しいとか」
アンジェ・フォンテーヌ:「そうですね」
紫藤 宗冬:「先に言われたら、何言えばいいか分からなくなるだろ……!」
アンジェ・フォンテーヌ:沈黙。じっと見つめる。
永倉文吾:「しかしお前ら」アンジェさんとセラピアスさんの服に視線をやる
永倉文吾:「それ、相当高いだろ。」
紫藤 宗冬:「うう……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「知らない」
アンジェ・フォンテーヌ:「まあ、ソフィアが用意するものですから、少々」
紫藤 宗冬:ふさわしい言葉が浮かばず、自分の足りない語彙に焦る。
紫藤 宗冬:「ほ、」
永倉文吾:「意匠だけじゃなく、単純に素材もめったにお目にかかれないもの使ってやがる」
紫藤 宗冬:「惚れ直した……また。」
紫藤 宗冬:彼女にしか聞こえないように、か細い声でそれだけ。
アンジェ・フォンテーヌ:その言葉を聞いて、君だけが分かる変化で表情が和らいで。
アンジェ・フォンテーヌ:「私も好きですよ、宗冬さん」と、誰にも聞こえないように。
紫藤 宗冬:「……うん。手は引くから、今はこれぐらいで許してくれ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ」
永倉文吾:「で、その高い衣装の貸主はどうしてるんだ。」
雨宮 叶:「ソフィアさんなら、あちらに」
雨宮 叶:視線の先では、みんなのことをニコニコと見つめるソフィアの姿。
紫藤 宗冬:一度頬を軽く叩いて意識を切り替え、視線を向ける。
雨宮 叶:「見せたい人がいるのなら、まずはそれを行いましょう」
雨宮 叶:「時間は有益に使うべきだわ。と」
紫藤 宗冬:「それはごもっとも」
雨宮 叶:「合っていますか、私は。できていますか?」視線の先を芝さんに移す。
芝石花:「うん、とても可愛い」いつも通りの、穏やかな声色で。
雨宮 叶:「ありがとうございます」
芝石花:……僕には、こういう綺麗というのは、よくわからないんだけどね」
雨宮 叶:嘘のない言葉だ。この衣装と異なり、素材の味がする言葉。
芝石花:「似合っているし、素敵だと思うよ」
雨宮 叶:ケーキのような甘言とは違う、砂糖そのままの言葉。
雨宮 叶:「今度は、私が芝さんの衣装を見繕いますね」だからこそ、その気持ちが嬉しくなる。
永倉文吾:「…芝さん」
雨宮 叶:「等価交換というものらしいです。嬉しくなったら、嬉しい気持ちを返す」
芝石花:「ふふ、いいね、ぜひお願いするよ」
永倉文吾:「それは犯罪では?」
芝石花:「は……??え…??」
芝石花:ぽかんとする。「何が…??」
雨宮 叶:「罪を……?」
芝石花:「してないからね…?こら、永倉さん…」とりあえず小突いておく。
永倉文吾:「ああ、そういうのではない。すまん。」
永倉文吾:「すまん。」
雨宮 叶:「向こう側に行くときは声をかけてくださいね」
雨宮 叶:「別れの挨拶は大切ですから」
紫藤 宗冬:「(年の差は……何も言えない……)」
芝石花:「だ、大丈夫だから……こういうジョークだから……」
雨宮 叶:「ジョーク?」
芝石花:「世間一般では、年上の男が女の子を誉めすぎるのはよくない、みたいな感じ」
雨宮 叶:「そうなんですね」
雨宮 叶:「では」
雨宮 叶:「こっそりと、褒めて下さい」花に吸い込ませるように。
芝石花:「そういうことなのかな…?」首を傾げる。
永倉文吾:(もっと犯罪臭が増すな…)
芝石花:「まあ、良いものを誉めて、悪いことなんかひとつもないんだから、気にしなくていいんじゃないかな」
紫藤 宗冬:「(チルドレンの教育って大変なんだな……)」
芝石花:「これからもほめて伸ばしていくから大丈夫」
雨宮 叶:「ふふっ、ありがとうございます」
雨宮 叶:「大きくなりますね」
芝石花:「あっという間だと思うよ」小さく笑う。
芝石花:「あと永倉さんたちはその視線はやめてほしい…」
ソフィア・アレクサンドラ:「────さて、区切りかしら?」
紫藤 宗冬:「いや、なんでもないですよ。なんでも……あ、悪い。大丈夫だと思う」
芝石花:「ああ、話題の王女様だ。お初にお目にかかります」
ソフィア・アレクサンドラ:「お久しぶりね、Mr.シドー」
ソフィア・アレクサンドラ:「そして初めまして。Mr.シバ」
ソフィア・アレクサンドラ:「シャンプランユ王国第一王女。ソフィア・アレクサンドラです」
芝石花:「ええ。本物の王女様に会うことになるとは思わなくて、少し緊張しているかもしれない」
芝石花:「多少礼儀がなっていなくてもお手柔らかに」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、気にしないわ」
紫藤 宗冬:「どうも、お久しぶり。 元気そうで何よりだ」
ソフィア・アレクサンドラ:「おかげさまで。アンジェとも仲良くやっているのね」
紫藤 宗冬:「それは……ああ、おかげさまで」
ソフィア・アレクサンドラ:「ふふっ、その辺りのお話は後日ゆっくりと聞かせて頂戴」
ソフィア・アレクサンドラ:「美味しいお肉を用意するわ。ねぇ、Mr.ナガクラ」
永倉文吾:「随分いい性格になったな。あんたも」
ソフィア・アレクサンドラ:「そうかしら? なら、私は変わったのね」
ソフィア・アレクサンドラ:「きっと貴方と同じ経験をしたからよ」
永倉文吾:「それは、ろくなもんじゃないな」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、ロクでもない」
ソフィア・アレクサンドラ:「だからこそ、私一人では捉えきれないの」
ソフィア・アレクサンドラ:「今宵、始まるは舞踏会。相応しい舞台には相応しい役者が不可欠」
ソフィア・アレクサンドラ:「貴方たちならきっと私の期待に応えてくれると信じています」スカートの裾を摘み、軽く上げてお辞儀をした。
芝石花:「……僕と彼女はそれ、聞いてないんだけど」叶さんを指して。
雨宮 叶:スカートの裾を摘んでいる。
ソフィア・アレクサンドラ:「ああ、でしたら簡潔に」
ソフィア・アレクサンドラ:「"悪盗"ネッド・ケリーを私の前に連れ出して下さい」
ソフィア・アレクサンドラ:「過去に決着をつけ、成就させて見せます」一瞬、薄く笑ったように見えたが。
ソフィア・アレクサンドラ:「この恋を」言い切る頃には、満点の笑みを浮かべていた。
芝石花:「……はは、いいな」
芝石花:「どんな悪党より、《悪盗》よりも、悪どいかもしれない」
紫藤 宗冬:「……そういうことです、芝さん。困ったことに」
紫藤 宗冬:「ダンスの相手に怪盗をご所望でして」
芝石花:「無傷で連れ出せるかは自信がありませんが」
芝石花:「できるだけ王女様に見せられる状態で持っていきますよ」冗談めかして。
永倉文吾:「傷を与えられるかどうかわからないから。」
永倉文吾:「厄介なんだけどな。」
ソフィア・アレクサンドラ:「その辺りは一任しますわ」
紫藤 宗冬:「目がくらむどころか焼けそうな成長ぶりだな……」
紫藤 宗冬:「まあ、捕まえてやれってはっぱかけた身でもあるしなあ」
紫藤 宗冬:「引き出すところまではなんとかする。その後は好きにやってくれ」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、好きにします」
ソフィア・アレクサンドラ:その笑みは君たちの知るそれと同一だ。
ソフィア・アレクサンドラ:だが、それの奥に潜むのはいかなる魔物か執念か。
ソフィア・アレクサンドラ:「楽しみです」
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
芝石花:永倉文吾 ○P親近感/N疎外感
紫藤宗冬 ○P連帯感/N疎外感
芝石花:ロイスはこれでいこうかなー
紫藤 宗冬:ロイス 永倉文吾 ○P:信頼/N:不安
紫藤 宗冬:すねてる……
紫藤 宗冬:芝石花 ○P:信頼/N:食傷
紫藤 宗冬:購入、ひとまずシューターズジャケット
紫藤 宗冬:1DX+6+0@10>=13 調達
DoubleCross : (1R10+6+0[10]>=13) → 3[3]+6 → 9 → 失敗
紫藤 宗冬:届かない!以上
永倉文吾:拗ねてる…
永倉文吾:とりあえずロイスは保留
永倉文吾:ボデマ
永倉文吾:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[3,5] → 5
永倉文吾:ダメー、終わり!
芝石花:UGNボディアーマー
芝石花:1DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗
紫藤 宗冬:<バディムーブ>使用。 コンボ:援護指令
紫藤 宗冬:達成値+3!
芝石花:買えた~ ありがとう~
紫藤 宗冬:どうぞどうぞ
GM:OK!
ミドル3『ソフィア・アレクサンドラに気をつけろ』
GM:ミドルフェイズ3 ネッド・ケリー
GM:登場時侵蝕をお願いします!
GM:また、このシーンでは他PCも登場可能とします
紫藤 宗冬:じゃあ警邏します
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:34->43)
ネッド・ケリー:78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+10[10] → 88
ネッド・ケリー:たすけてくれ
GM:自業自得よ
ネッド・ケリー:まあそうだが……
ネッド・ケリー:闇に落ちたネッド・ケリー
GM:残ってる情報および追加挑戦できる情報を開示するよ!
永倉文吾:ケリーさん、購入で無形使って84になってなかった?
ネッド・ケリー:つまり94……
紫藤 宗冬:お前……死ぬのか……?
04."風雷坊"から情報を得る(情報:メディア)
【今回の遺産博覧会について】
05.???と連絡を取る(知識:ヒロイン)
06.《インスピレーション》を宣言する(知覚)
※05、06は04達成後、挑戦できます。
※05、06は片方のみ挑戦できます。
ネッド・ケリー:まずは風雷坊からの情報を
ネッド・ケリー:《無形の影》
紫藤 宗冬:やるの!?
紫藤 宗冬:そういえば私シーンインしてるけど情報も抜きに行っていいのかな
ネッド・ケリー:いやごめん
ネッド・ケリー:無形無しで……
紫藤 宗冬:落ち着いた
ネッド・ケリー:94のままで
GM:あ、良いですよ
紫藤 宗冬:あ、良いんだ
ネッド・ケリー:財産点2点あるもんな
ネッド・ケリー:3dx>=9 情報:メディア
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 2[1,2,2] → 2 → 失敗
紫藤 宗冬:お前……
ネッド・ケリー:………
ネッド・ケリー:もうダメだ
ネッド・ケリー:再行動!
GM:どうあがいても足りないのウケますね
紫藤 宗冬:その前にこっちで抜きに行きましょうか?
ネッド・ケリー:タスケテ……
紫藤 宗冬:じゃあ風来坊さんに情報:メディアで
紫藤 宗冬:用人への貸し使っちゃおう
紫藤 宗冬:4DX+0+0@10>=9 情報(メディア)
DoubleCross : (4R10+0+0[10]>=9) → 10[2,3,9,10]+6[6] → 16 → 成功
紫藤 宗冬:成功!
GM:マブダチじゃん
ネッド・ケリー:シドー……グスッ
GM:では先にまず開示!
GM:それをみて、05と06を選択しましょう(選ばないもありです)
"風雷坊":04."風雷坊"から情報を得る(情報:メディア)
"風雷坊":【今回の遺産博覧会について】
"風雷坊":「シャンプランユ王国は他の国でもよくこういった博覧会を行っているようだな」
"風雷坊":「潤沢な木材と清らかな水源、高品質の酒と名産品を貿易するついでにって感じらしい」
"風雷坊":「だけど、どうにもきな臭さが残るぜ」
"風雷坊":「目玉が都度変化している。UGNコードで【遺産】と呼ばれるアイテムだ」
"風雷坊":「しかし、あの国にそれほど大層な歴史があるとは思えない。何か裏があるのかもな」
"風雷坊":
"風雷坊":「人間の考えなんてもんは一つの感情でコロッと変わっちまう」
"風雷坊":「アンタも覚えがあるだろう?」
ネッド・ケリー:オイオイオイオイ
GM:では、05と06の選択をお願いします。
ネッド・ケリー:……いや
ネッド・ケリー:実は04の裏側はちょっとだけ推測できるんだよな
ネッド・ケリー:なので
ネッド・ケリー:インスピレーションぶち開けを狙います
ネッド・ケリー:まずは再登場
ネッド・ケリー:94+1d3+3
DoubleCross : (94+1D3+3) → 94+2[2]+3 → 99
ネッド・ケリー:3dx>=9 知覚
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[1,3,9] → 9 → 成功
ネッド・ケリー:セーフ
GM:やりますねぇ!
ネッド・ケリー:インスピレーションを何に使うか……それは
ネッド・ケリー:ちょっとRHO抵触があるので悩ましいのですが
GM:良いですよ
ネッド・ケリー:「二人を救う方法はありますか」
GM:えっと
Q.『二人を救う方法はありますか』
A.『ゲームシステム的な面では"ありません"。ロールプレイ・演出面の描写では"あります"。』
GM:これで良いですか?
ネッド・ケリー:オッケー!!!!!!!!
GM:OK!
ネッド・ケリー:なんていうかこうキャラ単位でそれが確信できないと
ネッド・ケリー:あとに残るから……
N市・大口橋
GM:N市・大口橋
GM:冬の冷たい冷気は川べりに沿うと一層強まったと感じられる。
GM:情報収集で熱を持った頭を一度クールダウンするべく、紫藤宗冬はすぐ近くの河川敷に来ていたのだが……
紫藤 宗冬:「きな臭さ……ねえ」
紫藤 宗冬:"風雷坊"の言葉を思い出す。 そして、主催者であるソフィア姫の様子。
紫藤 宗冬:「(お転婆なのは以前からだし、あの時から為政者としての姿勢は見せていた)」
紫藤 宗冬:「(今の方が本来の姿なのか……ただ、それにしたってどうも……)」
紫藤 宗冬:「(相手と事情が事情だから気合入れすぎなのか? 考えすぎなら良いんだが)」
紫藤 宗冬:考えながら手袋を外し、再確認のために懐から情報端末を……
紫藤 宗冬:取り出せない。
紫藤 宗冬:「……あれ?」
紫藤 宗冬:ない。ない。ない
紫藤 宗冬:「嘘だろ……!?落とした!?いやいや、いくら考え事してたからって気づかないわけ……!」
紫藤 宗冬:焦りながら荷物を探る。冷や汗が背中を伝う
紫藤 宗冬:「(落とした?いや、待て。まさか……)」
ネッド・ケリー:「ふっ、フハハ……ハーッハッハッハ!」
ネッド・ケリー:「疲れているんじゃないか、シドー」
紫藤 宗冬:「……やられたぁ」
紫藤 宗冬:「っつーか、マジで来てたのかよ……」
紫藤 宗冬:嘆息しながら高笑いの方へと振り向く。
ネッド・ケリー:宵闇の中に微笑みが浮かぶ。ジャーム化一歩手前までレネゲイドの高まった姿。
ネッド・ケリー:思ったよりも、弱っている。
ネッド・ケリー:それが分かることだろう。
紫藤 宗冬:「……てめえ」
ネッド・ケリー:「君たちを裏切った訳じゃないぜ? 表返ったのさ。本来の姿にな……」
ネッド・ケリー:そう言って連絡端末を投げ返す。
紫藤 宗冬:緊張が奔る。 わずかに弛緩していた気持ちを引き締める
紫藤 宗冬:もとより味方ではない。しかし、この様子は……
紫藤 宗冬:「随分と」
紫藤 宗冬:「余裕がないじゃねえか。らしくもなく」
紫藤 宗冬:投げ渡された端末を受け取り、問う。
ネッド・ケリー:「……」
ネッド・ケリー:「スパルタなんだよ。うちの先生は……」
ネッド・ケリー:「──っと」
紫藤 宗冬:「先生……?」
ネッド・ケリー:一瞬動揺した顔を浮かべたが、余裕を装い直す。
ネッド・ケリー:「マスタークレプティス、マスターケリュケイオン」
ネッド・ケリー:「世にも珍しいマスターエージェントのコンビ。私の養母にあたる二人組の女怪盗さ」
紫藤 宗冬:「マスターエージェント……!」
紫藤 宗冬:「……いや。お前の師匠なんだ、それぐらいは当然か」
ネッド・ケリー:「UGNのデータにもあるはずだぜ。心理操作に長けた剣の達人と異常密度の雷撃使い。おっかないんだなあこれが」
ネッド・ケリー:「……私は今、彼女らと共にこの町の宝を狙っている」
紫藤 宗冬:「この街の、じゃあ分かりにくいな」
紫藤 宗冬:「シャンプランユの、と思って良いのか」
ネッド・ケリー:「ああ、そうともさ。あの二人、どうにも弟子の失態が未練らしい」
ネッド・ケリー:「何時まで経っても子供扱いってのは応えるよなあ。もう二十歳だってのに」
紫藤 宗冬:「……わざわざ姿を表したのは」
紫藤 宗冬:「その二人のことを伝えに来たのか?」
ネッド・ケリー:「まさか。あの展示会について気になることがあったのさ」
ネッド・ケリー:「君たちUGNを引っ張り出してまで守っているあの展示会。妙な点があってな」
ネッド・ケリー:「君たちも気づいているだろう。シャンプランユのどこにあんな量の遺産やEXレネゲイドがあるっていうんだ」
ネッド・ケリー:コートの裏をひらりと見せる。
紫藤 宗冬:「……お前を呼び寄せる為、だと思っていたんだが」
ネッド・ケリー:“夜刀神の雫”、“静謐なる虚空”、“空の欠片”、宝石や試験管に密封された状態の無数の“遺産”。
ネッド・ケリー:「私のコレクションと同等、下手すればそれ以上」
ネッド・ケリー:「ありゃ異常だ。私が師匠伝来のコレクションを貸し与えているならばまだしも、そんな覚えは毛頭無い」
ネッド・ケリー:「……ソフィア・アレクサンドラに気をつけろ」
紫藤 宗冬:「……」
ネッド・ケリー:「あれが何か妙なことをするようであれば、無論私が決着をつける」
ネッド・ケリー:「とはいえ、気をつけろ。闇に落ちた身にも、まだ友誼というものは残っている」
ネッド・ケリー:「だからこそ、警告だけはしておく」
ネッド・ケリー:薄く煙を宵闇に流して。
紫藤 宗冬:「おい、待て」
紫藤 宗冬:「行く前に答えろ。聞きたいことがある」
紫藤 宗冬:「今の目的はなんだ。……何を焦ってる?」
ネッド・ケリー:「……全てを」
ネッド・ケリー:「怪盗の目的なんて唯一つだ」
ネッド・ケリー:空に浮かぶ月に手を伸ばし
ネッド・ケリー:「全てをこの手に」
紫藤 宗冬:「それは」
紫藤 宗冬:「"お前"の願いか?」
ネッド・ケリー:「ああ、それだけは」
紫藤 宗冬:「それともそれが、お前の考える"怪盗らしい答え"か?」
ネッド・ケリー:「俺が望んだことだとも」
ネッド・ケリー:何もなかった少年が。
ネッド・ケリー:手から失うばかりだった少年が。
ネッド・ケリー:「この世の輝ける全てが欲しいと……願ったって良いじゃないか……」
紫藤 宗冬:「……願うのは勝手だけどな」
紫藤 宗冬:「そのザマでなんでもなんでもってねだったら、取り落とすぞ」
ネッド・ケリー:「…………」
紫藤 宗冬:「わざわざ俺の前に消耗した姿を見せたのは何故だ?」
ネッド・ケリー:「………………」
ネッド・ケリー:答えられなかった。
紫藤 宗冬:「ただの警告なら、他にいくらでも方法はあったろ」
紫藤 宗冬:「こっそり懐に戻しておいた端末にメッセージを残すとか、それこそ怪盗らしいやり方でな」
紫藤 宗冬:「らしくねえ……いや」
紫藤 宗冬:「"らしく"振る舞う余裕もねえのか」
ネッド・ケリー:「そこは、ご想像にお任せしよう」
ネッド・ケリー:煙管を口にして、煙に巻いて。
紫藤 宗冬:「警告に等価交換だ」
紫藤 宗冬:「姫の様子が少しおかしい……とまで言っていいか分からんが」
紫藤 宗冬:「確かに話してる姿に違和感があった」
紫藤 宗冬:「お前と同じだ。余裕がない」
紫藤 宗冬:「理由までは分からないけどな」
ネッド・ケリー:「……」
ネッド・ケリー:「(俺のせいだ……)」
紫藤 宗冬:「どういうつもりで彼女の元を離れたのか、また戻ってきたのか知らんが」
紫藤 宗冬:「目を離してる隙に、宝物庫のお宝が消え去ってた……」
紫藤 宗冬:「なんて無様はよしてくれよ」
紫藤 宗冬:「姫に何かあったら、アンジェが悲しむ」
ネッド・ケリー:「……肝に銘じよう。そういう無様は……怪盗の美学に反するからな」
ネッド・ケリー:「それでは、さらばだ……」
ネッド・ケリー:モクモクと上がる煙がネッドの全身を包み、それが消える頃には彼の姿も消えていた。
紫藤 宗冬:「……」
紫藤 宗冬:端末で手早く仲間たちに報告を入れる。 ネッドが現れたこと、そして警告について。
紫藤 宗冬:「(ソフィア姫の入れ込みよう、それにあの消耗ぶり。今度こそ捕らえられるかもしれない……が)」
紫藤 宗冬:「それがまずいかもしれない、か。くそっ、厄介なことになってきた……!」
GM:シーンカット。ロイス取得および購入が可能です。
紫藤 宗冬:ロイス ネッド・ケリー P:執着/○N:憐憫
紫藤 宗冬:購入はシューターズジャケットでも狙いますか
ネッド・ケリー:ロイス 紫藤宗冬 友情◯/羞恥
紫藤 宗冬:1DX+6+0@10>=13 調達
DoubleCross : (1R10+6+0[10]>=13) → 3[3]+6 → 9 → 失敗
紫藤 宗冬:ダメダメ
紫藤 宗冬:以上!
ネッド・ケリー:応急セットをためそう
ネッド・ケリー:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 10[6,6,10]+4[4] → 14 → 成功
ミドル4『盗むこと自体に価値がある』
GM:ミドルフェイズ4 永倉文吾・紫藤宗冬・芝石花
GM:登場時侵蝕をお願いします!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:44->47)
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:43->50)
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:42->44)
GM:情報収集パートです!
永倉文吾:うぇーい!
紫藤 宗冬:うぉー
GM:ソフィアが集めた情報収集チームより、必要な情報を取捨選択して下さい。
芝石花:がんばり
【挑戦可能項目】
01."シルエットアイリス"から情報を得る(情報:噂話)
【"マスタークレプティス"のウワサ】
02."フォービドゥンフルーツ"から情報を得る(情報:UGN)
【FHセル【エフェメラ】について】
03."アーディンリス"から情報を得る(情報:裏社会)
【"マスタークレプティス"の罪状について】
04."トルテュトネール"から情報を得る(情報:UGN)
【"マスタークレプティス"の最期について】
05."フリージア"から情報を得る(情報:裏社会)
【"マスタークレプティス"が持つ遺産について】
06."チューベローズ"から情報を得る(情報:ウェブ)
【"マスタークレプティス"が持つ遺産について】
07."ブックマークスタンプ"から情報を得る(情報:メディア)
【FHセル【エフェメラ】が海外でどのように扱われていたか】
08."アネモネ"から情報を得る(情報:噂話)
【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"がどのような能力を持っているか】
09."ブラッドトレード"から情報を得る(情報:裏社会)
【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"には、どのような逸話があるのか】
10."ステファノティス"から情報を得る(情報:FH)
【"マスターケリュケイオン"が持つ遺産について】
11.《インスピレーション》を宣言できる(知覚)
任意の事項をGMに質問できる。
GM:難易度は一律で7!
GM:追加判定は1d3+3の侵蝕率上昇を払ってどうぞ。
GM:侵蝕率は挑戦項目数分だけまとめて上昇させても問題ありません(1d3+3+1d3+3……といった具合に)。
紫藤 宗冬:どこ調べますかねえ
GM:例のごとく、抜きたい分だけ抜いていいよ!
芝石花:叶ちゃんのは自分が調べたいかな~って感じ
GM:climaxに必要なトリガーは用意されていないので自動進行で進みます。
GM:あと、ソフィア側は収集タイミングがここだけだからそこは要注意です!
永倉文吾:いろいろあるー
紫藤 宗冬:一通り抜きに行きます?
芝石花:そうね、せっかくだし 侵蝕もネッドくんの高さを見るとまあ、あんまこっちで節約せんでも感
紫藤 宗冬:そうですね……
永倉文吾:ですねー、そうしましょう。
紫藤 宗冬:ひとまずエフェメラについて調べに行こうかな、UGNありますし
芝石花:自分はまず10."ステファノティス"から情報を得る(情報:FH)で
永倉文吾:01."シルエットアイリス"から情報を得る(情報:噂話)【"マスタークレプティス"のウワサ】
永倉文吾:《生き字引》永倉文吾の侵蝕率を+1した(侵蝕率:44->45)
芝石花:コンボ:図像解釈学 【コンセ】【巨匠の記憶】
永倉文吾:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 8[2,3,4,4,5,8]+6 → 14
永倉文吾:わーい
紫藤 宗冬:では"フォービドゥンフルーツ"から情報を得る(情報:UGN)【FHセル【エフェメラ】について】 UGN幹部使って
芝石花:芝石花の侵蝕率を+4した(侵蝕率:47->51)
紫藤 宗冬:3DX+1+0@10>=9 情報(UGN)
DoubleCross : (3R10+1+0[10]>=9) → 10[4,6,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
紫藤 宗冬:めちゃめちゃ知ってるやん
芝石花:3DX+0+0@7 情報
DoubleCross : (3R10+0+0[7]) → 10[1,4,10]+2[2] → 12
芝石花:せいこう~
紫藤 宗冬:あ、7か
紫藤 宗冬:!
紫藤 宗冬:目標値7ならコンセいらないですね
芝石花:あ、そっか
芝石花:まあよし
紫藤 宗冬:次からは巨匠だけで判定してくれれば 足りなかったらバデム飛ばします
紫藤 宗冬:ひとまず全員成功!
芝石花:はあい~ できる男
GM:OK! 続けていきます? 一旦開きます?
永倉文吾:続いていこう
芝石花:いったん開けたいかな?
紫藤 宗冬:もう全部開けちゃいます?
芝石花:ああ、じゃあそっちがいい!
GM:じゃあ続いてどうぞ!
紫藤 宗冬:まずは再登場しますか
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:45->49)
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:50->54)
永倉文吾:03."アーディンリス"から情報を得る(情報:裏社会)【"マスタークレプティス"の罪状について】
永倉文吾:《生き字引》永倉文吾の侵蝕率を+1した(侵蝕率:49->50)
紫藤 宗冬:じゃあ次も情報:UGNかな
紫藤 宗冬:04."トルテュトネール"から情報を得る(情報:UGN)【"マスタークレプティス"の最期について】
紫藤 宗冬:コネ使って判定
永倉文吾:6dx+6>=7
DoubleCross : (6R10+6[10]>=7) → 10[1,3,5,5,9,10]+3[3]+6 → 19 → 成功
永倉文吾:いえーい
芝石花:1d3+3
DoubleCross : (1D3+3) → 2[2]+3 → 5
芝石花:芝石花の侵蝕率を+5した(侵蝕率:51->56)
紫藤 宗冬:3DX+1+0@10>=7 情報(UGN)
DoubleCross : (3R10+1+0[10]>=7) → 5[1,2,5]+1 → 6 → 失敗
紫藤 宗冬:財産1消費!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の財産を3した(財産:4->3)
芝石花:05."フリージア"から情報を得る(情報:裏社会)
芝石花:巨匠で
芝石花:芝石花の侵蝕率を+2した(侵蝕率:56->58)
芝石花:3DX+0+0@10
DoubleCross : (3R10+0+0[10]) → 9[2,3,9] → 9
芝石花:よし
永倉文吾:やったぜ
紫藤 宗冬:ナイス!
永倉文吾:さらにいくぜ
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:50->54)
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:54->60)
永倉文吾:06."チューベローズ"から情報を得る(情報:ウェブ)【"マスタークレプティス"が持つ遺産について】
永倉文吾:《生き字引》永倉文吾の侵蝕率を+1した(侵蝕率:54->55)
永倉文吾:6dx+6>=7
DoubleCross : (6R10+6[10]>=7) → 7[2,4,5,7,7,7]+6 → 13 → 成功
永倉文吾:いえーい
芝石花:1d3+3
DoubleCross : (1D3+3) → 3[3]+3 → 6
芝石花:芝石花の侵蝕率を+6した(侵蝕率:58->64)
紫藤 宗冬:じゃあアネモネさんから……聞きに行きます……
紫藤 宗冬:08."アネモネ"から情報を得る(情報:噂話)
【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"がどのような能力を持っているか】
紫藤 宗冬:2DX+0+0@10>=7 情報
DoubleCross : (2R10+0+0[10]>=7) → 10[4,10]+2[2] → 12 → 成功
芝石花:07."ブックマークスタンプ"から情報を得る(情報:メディア) かな、なら
芝石花:また巨匠ね
芝石花:芝石花の侵蝕率を+2した(侵蝕率:64->66)
芝石花:3DX+0+0@10
DoubleCross : (3R10+0+0[10]) → 9[8,8,9] → 9
芝石花:よし
紫藤 宗冬:11以外全部抜いて、情報見てから11抜きに行きます?
芝石花:あ、それがいいですね
永倉文吾:じゃあ、一番余裕がある僕が9行きますね
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:55->61)
紫藤 宗冬:お願いします
永倉文吾:09."ブラッドトレード"から情報を得る(情報:裏社会)【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"には、どのような逸話があるのか】
芝石花:さすが
永倉文吾:《生き字引》永倉文吾の侵蝕率を+1した(侵蝕率:61->62)
永倉文吾:6dx+6>=7
DoubleCross : (6R10+6[10]>=7) → 6[2,2,3,4,4,6]+6 → 12 → 成功
永倉文吾:固定値強い
紫藤 宗冬:ナイス!
紫藤 宗冬:固定値の時点で確定
GM:ではこれで11.《インスピレーション》以外すべて突破ですね!
紫藤 宗冬:はい、開示お願いします!
GM:一気に行くよー!
"シルエットアイリス":01."シルエットアイリス"から情報を得る(情報:噂話)
"シルエットアイリス":【"マスタークレプティス"のウワサ】
"シルエットアイリス":「こんにちは! "シルエットアイリス"です!」
"シルエットアイリス":「"マスタークレプティス"さんですが、私の周りでもウワサになっています」
"シルエットアイリス":「なんでも凄腕の怪盗さんだとか!」
"シルエットアイリス":「本人は数年前の資料になりますがインタビューを受けたこともあるみたいですね」
"シルエットアイリス":「好きな物はお菓子と少年……あっ……」
"シルエットアイリス":「あ、あと、私と同じで他の人から異能を模倣できるみたいです!」
"シルエットアイリス":「多分、ウロボロスだと想います!」
"シルエットアイリス":
"シルエットアイリス":「どんな主人公だってハッピーエンドを迎える資格があります」
"シルエットアイリス":「私はこの物語を応援していますよ」
"フォービドゥンフルーツ":02."フォービドゥンフルーツ"から情報を得る(情報:UGN)
"フォービドゥンフルーツ":【FHセル【エフェメラ】について】
"フォービドゥンフルーツ":「依頼されていた案件について纏めました」
"フォービドゥンフルーツ":「"フォービドゥンフルーツ"です」
"フォービドゥンフルーツ":「FHセル【エフェメラ】は少数精鋭の遺産収集セルのようです」
"フォービドゥンフルーツ":「信じ難い話ですがナイトフォールの離反者なども受け入れていたようですね」
"フォービドゥンフルーツ":「セルリーダーは"マスタークレプティス"および寄生型RBの"マスターケリュケイオン"」
"フォービドゥンフルーツ":「しかし、そのどちらも数年前に行方知れず」
"フォービドゥンフルーツ":「彼女たちが残した弟子である"少年"は活動を続けているようですが」
"フォービドゥンフルーツ":「セルとの関わりは薄く、蒸発と同時にセルは空中分解しています」
"フォービドゥンフルーツ":
"フォービドゥンフルーツ":「永遠なんてない。だから欲張りになっても良い」
"フォービドゥンフルーツ":「終わりがあるのなら、道中ぐらい選んで行きましょう」
"アーディンリス":03."アーディンリス"から情報を得る(情報:裏社会)
"アーディンリス":【"マスタークレプティス"の罪状について】
"アーディンリス":「文吾! "アーディンリス"だよ!」
"アーディンリス":「あ、ここだとコードネームの方が良いんだっけ?」
"アーディンリス":「えっと、"ペルーの守護者"! "アーディンリス"だよ!」
"アーディンリス":「"オヤジ"から"マスタークレプティス"について聞いてきた」
"アーディンリス":「アイツは世界中のあらゆる時間・場所で遺産っていうアイテムを盗んでたらしい」
"アーディンリス":「悪いやつだね!」
"アーディンリス":「最期に確認されている遺産の所持数は合計10個以上! やばいね!」
"アーディンリス":
"アーディンリス":「姫様がそれを願うならアタシは止めないけどさ」
"アーディンリス":「祝賀会だけは忘れないでよね!」
"トルテュトネール":04."トルテュトネール"から情報を得る(情報:UGN)
"トルテュトネール":【"マスタークレプティス"の最期について】
"トルテュトネール":「"トルテュトネール"です」
"トルテュトネール":「"マスタークレプティス"ですが、みなさんの情報と同様に【遺産:祈りの造花】の所持者であることが確認されています」
"トルテュトネール":「また、UGNとの交戦に勝利した後、一線を超え、それに取り込まれたと考えられています」
"トルテュトネール":「であれば、今我々が驚異と考えている相手は誰なのか?」
"トルテュトネール":「"悪盗"が生み出した幻影でしょうか……?」
"トルテュトネール":「申し訳ありません、今ひとつ決定打は掴めませんでした」
"トルテュトネール":
"トルテュトネール":「結果がどうであれ」
"トルテュトネール":「必ず、帰ってきて下さい」
"フリージア":05."フリージア"から情報を得る(情報:裏社会)
"フリージア":【"マスタークレプティス"が持つ遺産について】
"フリージア":「自己紹介するんだよね? "フリージア"です!」
"フリージア":「最近お友達になった人に情報通がいて、その人から聞いてきました!」
"フリージア":「すごい怪盗さんは【夜の小鳥】と【蛇王の外套】をもっているみたい!」
"フリージア":「遺産ってよくわからないけど、複数持ってるのってなんだかすごそうだね!」
"フリージア":
"フリージア":「もし、なにか悩んでるなら諦めちゃだめだよ!」
"フリージア":「手を伸ばせば流星だって落とせるんだから!」
"チューベローズ":06."チューベローズ"から情報を得る(情報:ウェブ)
"チューベローズ":【"マスタークレプティス"が持つ遺産について】
"チューベローズ":「えと……"チューベローズ"です……」
"チューベローズ":「"フリージア"ちゃんと同じように遺産について調べました」
"チューベローズ":「現在、適合している遺産の数は5種。同じ人間とは思えないですね……」
"チューベローズ":「遺産特有の精神汚染の影響があるのか、どことなく浮世離れした人らしいです」
"チューベローズ":
"チューベローズ":「思いを成就させるために危ない橋を渡る」
"チューベローズ":「私は、それも良いと思います。後悔だけはしたくないから」
"ブックマークスタンプ":07."ブックマークスタンプ"から情報を得る(情報:メディア)
"ブックマークスタンプ":【FHセル【エフェメラ】が海外でどのように扱われていたか】
"ブックマークスタンプ":「こんにちは。"ブックマークスタンプ"です」
"ブックマークスタンプ":「FHセル【エフェメラ】は国外で主に活動していたようです」
"ブックマークスタンプ":「収集した遺産以外には興味を示さず、適当に配り歩いていたとか」
"ブックマークスタンプ":「富裕層と貧困層でその評価は真逆ですね」
"ブックマークスタンプ":「ただ、そのどちらも彼女たちは気にしていなかったようです」
"ブックマークスタンプ":
"ブックマークスタンプ":「私は人の気持ちがわかりません」
"ブックマークスタンプ":「だけど貴女が抱く思いはきっと素敵ですよ」
"アネモネ":08."アネモネ"から情報を得る(情報:噂話)
"アネモネ":【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"がどのような能力を持っているか】
"アネモネ":「"アネモネ"よ。彼はそっちでお世話になっているのかしら」
"アネモネ":「まあいいわ。本題に移るわね」
"アネモネ":「"マスタークレプティス"には凡そスタイルと呼べるものが存在しない」
"アネモネ":「千差万別、変幻自在のトリックスター」
"アネモネ":「あらゆる遺産と適合し、その権能を譲渡する」
"アネモネ":「といっても、白兵戦を好む傾向にあるみたい」
"アネモネ":「『じゃあ次は"マスターケリュケイオン"について!』」
"アネモネ":「『こっちは王道! 電撃・機械操作のブラックドッグと機兵錬成のオルクス!』」
"アネモネ":「『モルフェウスじゃないのは、錬成した機兵は領域内でのみ動くかららしいよ』」
"アネモネ":「『搦手が得意ってのも聞いたことある。参謀ポジだね!』」
"アネモネ":
"アネモネ":「言わぬが花。なんて言葉は嘘。どうせなら散った方が美しいものよ」
"アネモネ":「『やっと掴んだ"もしも"の舞台。最後までやりきってね!』」
"ブラッドトレード":09."ブラッドトレード"から情報を得る(情報:裏社会)
"ブラッドトレード":【"マスタークレプティス"&"マスターケリュケイオン"の逸話】
"ブラッドトレード":「はじめまして。"ブラッドトレード"だよ」
"ブラッドトレード":「他の人と同じような情報だけど、義賊、盗賊、国賊、盗掘、怪盗……」
"ブラッドトレード":「目的のためなら手段を選ばないって感じかな」
"ブラッドトレード":「初めて手を染めたのは、雷鳴轟く雨の日。夜の小鳥が鳴いていたらしいよ」
"ブラッドトレード":「あと、弟子? のような少年がいて、名前と役割を与えたんだって」
"ブラッドトレード":「ロマンチックだよね。ちょっと素敵かも」
"ブラッドトレード":
"ブラッドトレード":「わたしはその人のためなら死んでもいいって思うから」
"ブラッドトレード":「生きて全部欲する貴女が一番強欲かもね」
"ステファノティス":10."ステファノティス"から情報を得る(情報:FH)
"ステファノティス":【"マスターケリュケイオン"が持つ遺産について】
"ステファノティス":「"ステファノティス"です」
"ステファノティス":「"マスターケリュケイオン"が持つ遺産は6種」
"ステファノティス":「ただ、彼女自身が使うのは多くても2種だそうで」
"ステファノティス":「主に自身が創り出した機兵に搭載するとのこと」
"ステファノティス":「凡庸な兵器をユニークウエポンに変換するところは共感を覚えます」
"ステファノティス":「用心してかかりましょう」
"ステファノティス":
"ステファノティス":「一人の部屋は冷たく、静かです」
"ステファノティス":「どうか貴女の隣に温もりがありますように」
GM:以上、情報となります。
N市・シャンプランユ王国博覧会会場:応接室
GM:君たちはソフィアから渡されたタブレットを通して、他関係者が集めた情報の取捨選択を行っていた。
GM:玉石混交の情報源とはいえ、感じるものも多くあっただろう。
芝石花:「《悪盗》と実際に出会う前に、彼の伝記を読んだ気分だな」
芝石花:「彼と、ふたりのマスターエージェントか」
紫藤 宗冬:「UGNの資料で、どういう人間か、それにこれまでの足跡はだいたい調べがついた……けど」
紫藤 宗冬:「どうして生きているのか、は分からずじまいか」
永倉文吾:「それに、俺には連中の目的も見えない。」
永倉文吾:「奴らそんなに遺産を集めて何をするつもりだ。」
芝石花:「そうだね。彼らもだし、王女様も、僕にはちょっと理解しかねてるところがある」
紫藤 宗冬:「これまでの行動がわかっただけで、実際に会ったわけじゃないしな……何を考えているのか……」
永倉文吾:「いや、そもそもだ。」
永倉文吾:自分の首輪に手を当てる
永倉文吾:「遺産なんてものを個人でかき集めて、成し遂げることが出来ることなんてたかが知れてるだろう。」
永倉文吾:「確かに、力は得られる。だが、こんなものを無制限に身に着けたらいくら適合者としての才に優れていたとしても」
芝石花:視線を上げて笑う。「君が言うのならそうなんだろうね」
永倉文吾:「目的を遂げる前にその身は朽ちる、そうじゃないか?」
紫藤 宗冬:「……そこんとこはどうだろうな」
紫藤 宗冬:「案外、集めること自体が目的かもしれない」
紫藤 宗冬:「光って見えたから欲しいだけ、何に使うかなんてしらない……とか」
芝石花:「もし僕ならそっちのが理解できるかもな。蒐集家(コレクター)ならね」
芝石花:「だが、まあ、破滅的だよな」
紫藤 宗冬:「……まあ、目的に関してはどう頑張っても想像の域は出ないな」
永倉文吾:「そんなものかな。」
紫藤 宗冬:「破滅的……そうかも、な。だから実際、一度は破滅したわけだし」
芝石花:「遺産という代物は、持ち主の心を変質させるというけれど。それほど手に入れて、取り込まれて」
芝石花:「盗んで、盗んだものに呑み込まれてしまう。そういう話だったわけだろ、彼女は」
芝石花:「マスタークレプティス」
永倉文吾:「……盗むこと自体に価値がある、か」
紫藤 宗冬:「そのクレプティスが取り込まれた遺産」
紫藤 宗冬:「UGNでの分類は【祈りの造花】、で合ってたよな」
永倉文吾:「俺はそう聞いている。」
芝石花:「そうだよ。奇しくも……というとわざとらしいが、今回の目玉と同じさ」
紫藤 宗冬:「無関係とは思えない……というより、なあ」
紫藤 宗冬:「博覧会の造花、どこの誰のものだと思う?」
紫藤 宗冬:「正直俺、嫌な予想してるんだけど」
芝石花:「僕も同じさ」片手を軽く挙げる。
芝石花:「そもそもこれらの情報が王女側の流しってのもね」
永倉文吾:「……」
芝石花:「……僕は、王女様のことをよく知らないから。正直、彼女に不信感がある」
芝石花:「彼女は誰と手を組んで、何を手に入れるつもりなんだい?」
紫藤 宗冬:「俺もそこまで付き合いがあるわけじゃないが、手放しで信じられる状況じゃないな」
紫藤 宗冬:「永倉さんはどう思う? あの王女様が誰と組んでるのか」
永倉文吾:「あんたらに分からないものが俺にわかるわけがないだろう。」
永倉文吾:「ただ、状況が複雑な時は俺は目的を絞ることにしてる。」
紫藤 宗冬:「絞る?」
永倉文吾:「今回の場合は、宝を護る。俺が見るのはそれだけだ。」
永倉文吾:「俺はUGNと違って世界がどうのこうのまで面倒を見る気はないからな。」
芝石花:「ふふ……いいな、なんか永倉さんと話してるなって感じだ」楽しげに。
芝石花:「でも僕はまあ、個人的に、興味があるんだよな、これ」
芝石花:「遺産という代物が。誰かが造り出した未曽有のものが」
芝石花:ざら、と鉄砂の肌がさざめく。
永倉文吾:「……」
芝石花:「どれほど人を変えて、どれほど変えないのか」
芝石花:「見てみたい」
永倉文吾:「相変わらず、趣味が悪いな」
紫藤 宗冬:「あの姫は……どこまで変わったのかな」
芝石花:「生憎この趣味はなにかに変えられたものじゃないからな……」眉を下げて笑う。
永倉文吾:「変わったのは、確かだろうが」
永倉文吾:「それが遺産のせいなのかな」
紫藤 宗冬:「まだ、分からない。……ちょっと互いの目的と、意思確認させてもらっていいか」
紫藤 宗冬:「俺も永倉さんに習って、色々絞って考えてみた。まず、宝は守る。これは大前提だ」
紫藤 宗冬:「ネッドとマスター二人をとっ捕まえる。これも良い。放っておくわけにもいかない相手だしな」
永倉文吾:「そこまでに異論はない」
紫藤 宗冬:「ここまでは二人も良いか?」
紫藤 宗冬:「じゃ、最後。捕まえた奴らをどうするか、だ」
芝石花:「もちろん」
紫藤 宗冬:「主にネッドを今の姫様に引き渡していいのか、ってとこかな」
紫藤 宗冬:「聞いた立場だから先に言わせてもらうけど、正直俺は不安だ」
紫藤 宗冬:「あの姫様には縁も恩もあるし、男の趣味はともかく協力はしてやりたいけど」
紫藤 宗冬:「不審なところのある今の彼女に、劇薬を渡すのはまずい……気がする」
永倉文吾:「それはUGNとしての判断か?」
芝石花:「それこそ前に話してくれたみたいに、能力を悪用されるかもしれないと。そういうことかな」
紫藤 宗冬:「単純に危険ってUGNの判断が半分」
紫藤 宗冬:「あとの半分は……個人的と言うか、まあ」
紫藤 宗冬:「アンジェの友達に不幸になってもらうわけにはいかん」
永倉文吾:「なるほどな。」
芝石花:捕まえて、そこで殺してしまうのが安全だと。
紫藤 宗冬:「そんなとこかな。だからせめて、博覧会の遺産の出処を調べるとか、本人に直接意図を聞くとか……やるべきかな、って思うんだけど」
永倉文吾:「なら次は俺の意見を言わせてもらうが」
芝石花:そういう思考があるのか、ないのか、聞くのをやめる。
紫藤 宗冬:「……ああ」
芝石花:「どうぞ」
永倉文吾:「まず前提として博覧会会場は治外法権の場ではない。そこで行われた犯罪は日本国の法律、もしくはそれに準ずる基準によって裁かれるべきだ。」
永倉文吾:「だが、"悪盗"どもの行為は法によって罪を証明するのは難しいだろう。だから、その場の判断はUGNによって下されるのが最も穏当となると思う」
永倉文吾:「その上で」
紫藤 宗冬:「……」
永倉文吾:「俺の仕事は姫様の前にあいつを突き出すことだと理解している。」
永倉文吾:「紫藤の言う劇薬によってセラピアスと俺に危害があるとしても。」
永倉文吾:「不確定な情報であるのなら、俺が自衛に出るのは俺の仕事が終わってからだ。」
紫藤 宗冬:「傭兵としての判断か」
永倉文吾:「信用商売だからな。」
紫藤 宗冬:「それも多分、正しい……よな。義理を考えたら、怪しいってだけで契約違反も良くない」
芝石花:「……げ、僕はもっとぼんやりとしか考えてなかったよ……」
永倉文吾:「それに、だ。」
紫藤 宗冬:「ん?」
永倉文吾:「俺たちが相手してるのはあの"悪盗"だぞ。」
永倉文吾:「こうやって味方を疑う状況になっていることさえ、奴らの手の内にだってことも十分に有り得る。」
紫藤 宗冬:「……あー」
芝石花:「たしかにな」
紫藤 宗冬:「どうだろ、正直そこまで考えられるほど余裕あるようには……いや、しかしな……」
紫藤 宗冬:「まずいな、考えたら疑心暗鬼になってきた……!」
芝石花:「はは、じゃあ僕の軽い話でも聞く?」
永倉文吾:「これも傭兵としての経験だ。俺はこういう状況ではまず味方を信じることにしている。どんな強い城も内側から崩されたら脆いものだからな」
永倉文吾:「聞かせてくれ」
紫藤 宗冬:「頼む。ちょっと色々聞いて、自分の中でも考えまとめたい」
芝石花:「僕はまあ、UGNをいったん通して遺産とか調べてもらって、そこから王女様に投げられたらまあ円いかな、って思っていたくらいの軽さなんだけど……」
芝石花:「正直僕らの仕事としてすべきことなんて、そのくらいだろって思ってるんだよな。丸投げできるのが雇われのいいところだし」
芝石花:「その場で殺すのも少し考えたんだけどね。僕はあくまでUGN側の依頼が主だし。はっきり言って、彼ら彼女らに義理なんてない」
芝石花:「でも、僕はいちおう、《先生》らしいから。今回は綺麗な結論でいきたいし、君たちの友人なら、という気もしている。それくらいかな」
紫藤 宗冬:「物騒……いや、危険だけ考えれば正しいと言えば正しい、か……?」
紫藤 宗冬:「うん、でもそうだな。フラットな意見聞けてちょっと落ち着いた」
紫藤 宗冬:「どうしても俺の方は私情が入るからな、よくも悪くも……」
芝石花:「案として考えただけだからね……可能性程度のものだから」苦笑い。
紫藤 宗冬:「永倉さん」
永倉文吾:「なんだ?」
紫藤 宗冬:「アンタの方向に乗ろうと思う。奴らを捕まえて姫様の前に突き出す」
紫藤 宗冬:「言われてみりゃ、敵の言葉に乗せられて仲間を信じない、ってのも本末転倒だしな」
紫藤 宗冬:「ただ、連中が危険なのも姫の様子が不安なのも事実だ」
永倉文吾:「ああ。」
永倉文吾:「その辺りのことは調べるだけ調べたほうがいいだろう。」
紫藤 宗冬:「不審に思った点は調べるし、何か異常を感じたら止める。……それで良いか?」
永倉文吾:その言葉に頷く
芝石花:「うん、いいと思う」
永倉文吾:「最悪なのは、決断を下す瞬間に迷いが残っていることだ。」
永倉文吾:「それを消すために動くと言うなら俺も異論はない。」
永倉文吾:「それまでの間なら、俺たちの意見の違いも集団としている時の柔軟性として受け取れる。違うか?」
紫藤 宗冬:「あー……えっと、柔軟性とかは難しいけど、まあ」
紫藤 宗冬:「さっき言ってた、『味方を信じる』、ってやつだな」
紫藤 宗冬:「うん、そこは俺も異論なし」
紫藤 宗冬:「……というか、肝に銘じるよ。一番大事なことだもんな。ありがとう、永倉さん」
芝石花:「決断に迷うなら、任せたっていいわけだし。そこで好きに使われるために僕みたいなのもいる」
芝石花:「ああいう言い方をしたけど、君たちの友人にとって、幸福な結論が一番いいに決まってるからね」
永倉文吾:「………」
永倉文吾:「友人だとさ」
永倉文吾:苦笑しながら紫藤さんに声をかける
芝石花:「あれ、違う?」確信を持ったように。
紫藤 宗冬:「姫の方はそれでいいんだけど……向こうの方は、なあ」
紫藤 宗冬:つられたように苦笑い。
芝石花:「じゃあ、悪友?」
紫藤 宗冬:「まあ、悪盗ではあるか」
紫藤 宗冬:「よし、じゃあ改めて。頼んだ、二人とも。信じるぞ」
永倉文吾:「ああ、よろしく頼む。」
芝石花:「はい。僕も信じているよ」
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:60->65)
紫藤 宗冬:再登場、知覚で判定してインスピレーションを宣言します
紫藤 宗冬:6DX+1+0@10>=7 知覚
DoubleCross : (6R10+1+0[10]>=7) → 10[1,3,7,10,10,10]+7[3,3,7]+1 → 18 → 成功
紫藤 宗冬:成功!
芝石花:1d3+3
DoubleCross : (1D3+3) → 3[3]+3 → 6
芝石花:芝石花の侵蝕率を+6した(侵蝕率:66->72)
芝石花:再登場、知覚で判定してインスピレーション
芝石花:4DX+1+0@10>=7 知覚
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=7) → 10[3,8,10,10]+7[5,7]+1 → 18 → 成功
芝石花:わーい
紫藤 宗冬:内容は、ソフィア姫とマスタークレプティス、ケリュケイオンに繋がりがあるのか、で
芝石花:「ソフィア姫とマスタークレプティス、ケリュケイオンにそれぞれ遺産の精神影響があるか教えてください」
芝石花:で
GM:質問了解!
GM:
Q.『ソフィア姫とマスタークレプティス、ケリュケイオンに繋がりがあるのか』
A.『セッション開始時点で、片方からのみあります(片方は認知していませんでした)』
GM:
Q.『ソフィア姫とマスタークレプティス、ケリュケイオンビにそれぞれ遺産の精神影響があるか教えてください』
A.『ソフィアにはありません。クレプティス、ケリュケイオンは精神汚染を多大に受けています』
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
紫藤 宗冬:ロイスはあと1枠だし保留で
紫藤 宗冬:購入はシューターズジャケット
紫藤 宗冬:2DX+6+0@10>=13 調達
DoubleCross : (2R10+6+0[10]>=13) → 10[8,10]+10[10]+3[3]+6 → 29 → 成功
永倉文吾:同行者/紫藤 宗冬/信用○/隔意
紫藤 宗冬:急に気合入ったね
永倉文吾:同行者/芝石花/信用○/食傷
永倉文吾:ボデマ
永倉文吾:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 5[1,2,5] → 5 → 失敗
永倉文吾:ダメ、おしまい
紫藤 宗冬:装備して以上!
芝石花:ロイスは保留でー
芝石花:1DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=12) → 2[2]+1 → 3 → 失敗
芝石花:おしまい
ミドル5『不等価交換』
GM:ミドルフェイズ5 全員
GM:登場時侵蝕をお願いします!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:65->67)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:72->79)
ネッド・ケリー:99+1d10
DoubleCross : (99+1D10) → 99+10[10] → 109
ネッド・ケリー:?
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:62->67)
芝石花:ネッドくん…
N市・シャンプランユ王国博覧会:入場口
GM:午後11時55分。
GM:ネッド・ケリーと"マスターケリュケイオン"は定刻通り、博覧会の会場に立っていた。
"マスターケリュケイオン":「獲物の場所は入ってすぐの中央部。豪盛に飾ってるから目立つだろうよ」
ネッド・ケリー:「だったら話は早い。時間を稼ぐのは慣れたもの。さっくりとしおおせてしまいましょう」
"マスターケリュケイオン":「そういうことだ。さっさと行くぞ」
GM:ケリュケイオンは君を置いて中へと進んでいくだろう。
ネッド・ケリー:「やれやれ、気が早い……」
ネッド・ケリー:「(あるいは、俺の消耗が見抜かれているか)」
ネッド・ケリー:ため息を吐いた。
N市・シャンプランユ王国博覧会:中央宝物殿
GM:円形のホール。中央部に座するは【遺産:祈りの造花】。そして──
ソフィア・アレクサンドラ:「────待っていたわ」
GM:ソフィア・アレクサンドラ率いる防衛チーム。
ネッド・ケリー:「……やはり君が自ら陣頭に立つか」
ソフィア・アレクサンドラ:「当然でしょう? 着いてきてもらう者ですもの」
雨宮 叶:(あれが怪盗……)
永倉文吾:「貴重な戦力だからな。」
芝石花:(タキシードとかは着てないんだな……)
ネッド・ケリー:「君は……変わったな」
永倉文吾:「それに、本人にやる気があるなら、お前を相手取るには格好の相手だろう。姫様は」
ソフィア・アレクサンドラ:「貴方がそうさせたのよ」
ネッド・ケリー:盗んできたモッズコートとサングラス。それに防刃防弾のスーツ。シンプルな服装だ。
セラピアス・プロエルケスタイ:「意気地なしー!」
ネッド・ケリー:「…………」
アンジェ・フォンテーヌ:(…………)少しだけ不憫だなと思った。
ネッド・ケリー:シー・ノー・イーヴル製の煙管を加えた。
紫藤 宗冬:「返す言葉もないってか」
芝石花:「……雨宮さん、僕らは部外者だし、まあ好きにやろうね」ひそひそと。
ネッド・ケリー:「呆れてものも言えないというやつだ。見損なうな」
雨宮 叶:「そうですね、穏便に」ひそひそと。
ネッド・ケリー:紫藤とマスターエージェントの二人には分かることだろう。
ネッド・ケリー:強がりだ。
"マスターケリュケイオン":「いや、呆れてるのはこっちだぞ」
紫藤 宗冬:「正面から力づくってのは怪盗としてどうなんだ?」
"マスターケリュケイオン":「ああ?」
"マスターケリュケイオン":「過程じゃなくて結果主義なんでな」
紫藤 宗冬:「なるほど、こだわりがない。 形に囚われるよりそっちのほうが怪盗らしいか」
アンジェ・フォンテーヌ:「ですが2対8。多勢に無勢では?」
ネッド・ケリー:「合理的であるべきだろう。そこに、美は宿る」
紫藤 宗冬:「(そうだ、二人。残りのもうひとりはどこだ……?)」
雨宮 叶:「合理的なことは良いと思いますが、戦力差を見誤ったのではないでしょうか」
芝石花:「……なんだ。怪盗なんだからもっと面白い美意識が聞けると思ったんだけど……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「背が高い方はもうちょっと面白いこと言うんだけどね」
芝石花:「そうなんだ。じゃあ、もうちょっと本調子を出してほしいね」
ネッド・ケリー:「やれやれ……もう少し油断していてほしいものなんだが」
ソフィア・アレクサンドラ:「あら、手を抜けと?」
ネッド・ケリー:煙を振りまきながら不敵に笑う。
ネッド・ケリー:一瞬だけ、ソフィアに向けて視線を合わせ。
ネッド・ケリー:「手の内など晒すものではないと反省したよ」
ソフィア・アレクサンドラ:君と同じ笑みを浮かべる。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、ええ」
ネッド・ケリー:「だが私も多少は腕を上げたつもり。細工は流々、仕上げを御覧じろ。今宵この時、エフェメラセルは復活を遂げる」
"マスターケリュケイオン":「だがまあ、役不足っていうんなら」
"マスターケリュケイオン":【E:さらなる絶望】と【E:さらなる絶望】を宣言。
"マスターケリュケイオン":自身の両端にペストマスクを被った2m程度の機械兵士を生み出す。
永倉文吾:「俺は言ってない」
"マスターケリュケイオン":「これで満足か?」
ネッド・ケリー:「退屈は、させんよ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「はわわわわ」
紫藤 宗冬:「こっちは退屈なぐらいでちょうど良いんだがな……!」
永倉文吾:とんとん、と首輪を叩く
芝石花:「……ここでの働きを適当に報告書に書いておくから。気負わずに。あと、怪我は少ないと僕が嬉しい」雨宮さんに。
雨宮 叶:「──状況、開始」
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィア、策は?」
ソフィア・アレクサンドラ:「ないわ」
ソフィア・アレクサンドラ:「だって、私達の方が強いもの」
永倉文吾:「セラ、援護を頼む。」
永倉文吾:「出し惜しみをするつもりはないが、まだ全力を出せるほど体が温まってない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「う、うん! やるよ!」
永倉文吾:「お前の力がいる。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふふん、任せてよ!」
紫藤 宗冬:「アンジェ、姫の護衛は任せる。俺は……速攻で終わらせる!」
アンジェ・フォンテーヌ:「役割分担ですね」
"マスターケリュケイオン":「……おい、少年。お前、本当に置いてきたのか? 奪われたんじゃなくて?」
ネッド・ケリー:「いや、一国の姫ですし。私はお二人のようなガッツのある女性でなければグッと来ない性格になってしまったので……」
"マスターケリュケイオン":「そうか……」
ソフィア・アレクサンドラ:「ご不満ですか?」
ネッド・ケリー:「これは間接的に師匠二人のせいということですな……まいったまいった」
雨宮 叶:「あ、人のせいにしたらいけないって聞きました」
ネッド・ケリー:ソフィアとケリュケイオンを交互に見ながら肩をすくめる。
永倉文吾:「……なあ、紫藤」
雨宮 叶:「自分で責任を取るべきですよね」ひそひそ。
紫藤 宗冬:「……なんだ、永倉さん」
永倉文吾:「なんか仕事とは関係なくムカついてきたんだが」
紫藤 宗冬:「俺も。っていうか、さっきから姫が怖い」
芝石花:「それが分かっているというだけ、君のほうが立派といえる」ひそひそ
紫藤 宗冬:「あいつ殴って責任取らせようぜ」
芝石花:「あと、ああいう男性は本当にやめたほうがいいよ」ひそひそ2。.
ネッド・ケリー:「(ふむ、もうダメかもしれない……)」
雨宮 叶:「なるほど……」ひそひそ3。
ソフィア・アレクサンドラ:「さあ、千載一遇の好機。逃す手はありません」
ソフィア・アレクサンドラ:「私は【祈りの造花】を。貴女は愛する少年を」
ソフィア・アレクサンドラ:「不等価交換といたしましょう!」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:勝利条件は全Enemyの撃破。
GM:また、この戦闘ではクリンナッププロセスで戦線を離脱することが可能です。
GM:更にPlayerにNPCカードを配布します。
永倉文吾:やったぜ
紫藤 宗冬:はーい!
芝石花:たすかり
NPCカード
シーン1回。オートアクションで使用可能です。
ソフィア・アレクサンドラ
▼クロマティ・ゾ・ファル
《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》『ボルトアクションライフル』
単体への射撃攻撃。
9dx7+14
セラピアス・プロエルケスタイ
▼アトラスの声
《癒しの歌》《風の渡し手》
PC全員のHPを回復する。
5dx+3
アンジェ・フォンテーヌ
▼デ・ファドル
《マグネットムーブ》《マグネットチェイン》
PC1名にカバーリングを行う。
雨宮 叶
▼追風招来
《ドリーミングバタフライ》
シーン中、PC1名に能力値+3修正を与える。
GM:これはオートアクションで宣言することが可能であり、即時効果処理を行います。
GM:演出的には、NPCも同一戦闘領域にいるとお考え下さい。
永倉文吾:理解
紫藤 宗冬:了解!
芝石花:はい!
▼エンゲージ
(ネッド[8]、ケリュ[6]、銃士[5]、守護[4])
10m
(永倉[11]、紫藤[10]、芝[9])
[]内は行動値
紫藤 宗冬:あ、紫藤はシューティングジャケット装備で行動値10になってます
紫藤 宗冬:ので、イニシアチブでは永倉君からですね
GM:あ、了解!
GM:では、まずセットアップ!
芝石花:セットアップ 【加速装置】使用。行動値を+8して17に。
ネッド・ケリー:とくになし!
永倉文吾:なっしん!
紫藤 宗冬:<狂騒の旋律>を使用。 コンボ:速攻指令
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:67->72)
紫藤 宗冬:範囲(選択)の攻撃力を+LV*3、暴走させます。欲しい人!
永倉文吾:暴走しておくかー
紫藤 宗冬:永倉君暴走して大丈夫!?
永倉文吾:いや、ダメ暴走したくない!!死んじゃう!!
芝石花:うーん、もらっとくか
紫藤 宗冬:ですよね!じゃあ対象は紫藤と芝さん!
銃士機兵:なし
守護機兵:《アクセル》《ラピッドファクトリー》
守護機兵:ラウンド中、Enemyの行動値+6。
"マスターケリュケイオン":《電撃の檻》
"マスターケリュケイオン":PCのエンゲージを封鎖し、このエンゲージに対して『入る/離脱』または中でクリンナップを迎えたキャラクターは5d10点のダメージを与える。
紫藤 宗冬:うわ、厄介な
芝石花:うげ
永倉文吾:こんにゃろ
▼エンゲージ
(ネッド[14]、ケリュ[12]、銃士[11]、守護[10])
10m
(永倉[11]、紫藤[10]、芝[17])
[]内は行動値
GM:イニチアシブ17、芝石花のターン。
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:芝石花の侵蝕率を+3した(侵蝕率:79->82)
芝石花:コンボ:インスタレーション:立方塑像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】【バリアクラッカー】
芝石花:8dx7+8
DoubleCross : (8R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,5,6,9,10]+10[7,10]+10[5,7]+2[2]+8 → 40
紫藤 宗冬:回った!
GM:ひゃー!
芝石花:あ、対象
芝石花:対象はマスターケリュケイオンさんで。素直に喰らってほしいが…
"マスターケリュケイオン":《領域の盾》《領域の守護者》
"マスターケリュケイオン":他のキャラクターでカバーリングを行う。
"マスターケリュケイオン":対象は守護機兵。
守護機兵:カバーリング。ダメージ肩代わり。
芝石花:芝石花の侵蝕率を+10した(侵蝕率:82->92)
GM:ダメージロールどうぞ!
芝石花:5D10+20
DoubleCross : (5D10+20) → 30[6,4,1,9,10]+20 → 50
守護機兵:あー! ジャスト!!!!!!!
守護機兵:戦闘不能!
芝石花:やったー
芝石花:やっぱダイスがすべてってわけね
GM:イニチアシブ14、ネッド・ケリーのターン。
ネッド・ケリー:…………待機!
ネッド・ケリー:なぜなら本気で警戒しなきゃいけない攻撃がある!
GM:イニチアシブ12、”マスターケリュケイオン”のターン。
"マスターケリュケイオン":マイナー ▼充電開始《オリジン:レジェンド》
"マスターケリュケイオン":ラウンド中、【精神】を使用したエフェクトの達成値+10。
"マスターケリュケイオン":メジャー ▼螺旋階段の崩落《コンセントレイト:オルクス》《破砕の顎》《要の陣形》《ハザードコール》
"マスターケリュケイオン":対象:範囲(選択)のRC攻撃を行う。ドッジダイス-2dx。
"マスターケリュケイオン":命中時、対象の侵蝕率を+10する。この攻撃ではダメージは発生しない。
"マスターケリュケイオン":対象は永倉文吾と紫藤宗冬。
"マスターケリュケイオン":5dx7+10
DoubleCross : (5R10+10[7]) → 10[3,5,6,6,10]+2[2]+10 → 22
紫藤 宗冬:暴走リア不!
永倉文吾:ドッジ!
永倉文吾:2dx>=22
DoubleCross : (2R10[10]>=22) → 7[1,7] → 7 → 失敗
永倉文吾:ダメダメ!
"マスターケリュケイオン":受けたPCは侵蝕率を10点上げな!
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+10した(侵蝕率:67->77)
永倉文吾:やられた。だがおかげでラッキーセブンだ。
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+10した(侵蝕率:72->82)
紫藤 宗冬:侵食80超えた!
GM:イニチアシブ11、永倉文吾のターン。
永倉文吾:いくぞー。
紫藤 宗冬:やっちゃえー!
ネッド・ケリー:来い!
永倉文吾:マイナーで10M後方に移動します
▼エンゲージ
(ネッド[14]、ケリュ[12]、銃士[11]、守護[10])
10m
(紫藤[10]、芝[17])
10m
(永倉[11])
[]内は行動値
"マスターケリュケイオン":ならダメージを受けな!
永倉文吾:《電撃の檻》のダメージ
永倉文吾:28-5d10
DoubleCross : (28-5D10) → 28-22[10,3,1,4,4] → 6
永倉文吾:よっしゃ!
紫藤 宗冬:耐えた!ナイス!
ネッド・ケリー:流石!
芝石花:えらい!
GM:やるやんけ……
永倉文吾:で、せっかくなのでオートで▼アトラスの声もらっていいですか?
永倉文吾:セラちゃんの回復
セラピアス・プロエルケスタイ:いいよー!
永倉文吾:じゃあ回復頂戴!
セラピアス・プロエルケスタイ:▼アトラスの声《癒しの歌》《風の渡し手》
セラピアス・プロエルケスタイ:文吾のHPを5dx+3回復する。
セラピアス・プロエルケスタイ:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 9[3,4,5,6,9]+3 → 12
セラピアス・プロエルケスタイ:ぼちぼちだった
永倉文吾:ありがとう!HPが18に
永倉文吾:《サイレンの魔女》+《スキルフォーカス》永倉文吾の侵蝕率を+7した(侵蝕率:77->84)
永倉文吾:対象は敵全員!
ネッド・ケリー:達成値出たら《氷壁》を発動させます
永倉文吾:なんて野郎だ
芝石花:てめー!
永倉文吾:7dx+11+10
DoubleCross : (7R10+11+10[10]) → 8[2,4,4,4,7,7,8]+21 → 29
永倉文吾:おら!
ネッド・ケリー:なるほど、こんな数字を出す術は普通無いが……
ネッド・ケリー:《マスターズコネクション》
ネッド・ケリー:難易度29の判定を成功させます
紫藤 宗冬:おのれ怪盗ネッド~!
ネッド・ケリー:そして!
ネッド・ケリー:マスターケリュケイオン! 支援を!
"マスターケリュケイオン":《テイクオーバー》
永倉文吾:ずるっこ!
"マスターケリュケイオン":ネッド・ケリーの侵蝕率上昇を肩代わりする。
"マスターケリュケイオン":自分のケツぐらい自分で拭け!
芝石花:オカンもうちょっと手離していいよ!
紫藤 宗冬:向こうのセルもめてない?
ネッド・ケリー:これは母語で
ネッド・ケリー:『大丈夫? 無理しないでね?』なので大丈夫です
芝石花:ほんとか?
"マスターケリュケイオン":あたしを何だと思ってんだ!?
ネッド・ケリー:…………
GM:イニチアシブ11、銃士機兵のターン。
紫藤 宗冬:銃士が動く前にイニシアチブ
紫藤 宗冬:装備しているシューティングジャケットを解除します。
GM:こいつ……!
GM:女子の前で生着替えを……!
▼エンゲージ
(ネッド[14]、ケリュ[12]、銃士[11]、守護[10])
10m
(紫藤[12]、芝[17])
10m
(永倉[11])
[]内は行動値
紫藤 宗冬:これで行動値12。先手をもらってよろしいでしょうか
GM:いいよ!
GM:イニチアシブ12、紫藤宗冬のターン。
紫藤 宗冬:ではマイナー、5m前に出ます。
"マスターケリュケイオン":今動くって言ったよな?
紫藤 宗冬:多少のダメージは覚悟の上です
"マスターケリュケイオン":なら通行料を払いな!
紫藤 宗冬:5d10
DoubleCross : (5D10) → 38[4,8,7,9,10] → 38
紫藤 宗冬:こんな時に回るな!リザレクト!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬のHPを4(1d10->4)した(HP:24->4)
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:82->86)
▼エンゲージ
(ネッド[14]、ケリュ[12]、銃士[11]、守護[10])
10m
(紫藤[12])
10m
(芝[17])
10m
(永倉[11])
[]内は行動値
紫藤 宗冬:改めてメジャーアクション
紫藤 宗冬:<コンセントレイト:ハヌマーン>+<風鳴りの爪> コンボ:疾走兇弾
紫藤 宗冬:対象はケリュケイオン、対応はありますか?
"マスターケリュケイオン":あー……
"マスターケリュケイオン":まあいいか
"マスターケリュケイオン":《領域の盾》《領域の守護者》
"マスターケリュケイオン":他のキャラクターでカバーリングを行う。
"マスターケリュケイオン":対象は銃士機兵。
銃士機兵:カバーリング。
紫藤 宗冬:まずは命中判定、ダイス9、固定値9
紫藤 宗冬:9DX+9+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100)
DoubleCross : (9R10+9+0[7]) → 10[1,2,2,2,2,6,7,9,9]+6[2,6,6]+9 → 25
紫藤 宗冬:腐ったな!25!
紫藤 宗冬:で、ダメージ。サイドリールと対抗種で合わせてダメージダイス6、固定値14
紫藤 宗冬:3d10+3d10+14 (侵食100)
DoubleCross : (3D10+3D10+14) → 14[6,4,4]+19[2,8,9]+14 → 47
銃士機兵:これなら……!
紫藤 宗冬:風鳴りの爪の効果で2と4のダイスを振り直します
銃士機兵:あっテメェ!!
紫藤 宗冬:2d10+41
DoubleCross : (2D10+41) → 13[8,5]+41 → 54
銃士機兵:ぎゃー!!!!!
紫藤 宗冬:54点!
芝石花:さっすが
銃士機兵:戦闘不能!!!!!!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:86->90)
紫藤 宗冬:私の行動は以上!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬に3のダメージ!(HP:4->1)
GM:クリンナッププロセス
GM:の前にNPC使う?
永倉文吾:こちらは大丈夫!
紫藤 宗冬:オッケーです!
芝石花:ソフィアさん、かましたってください、ということで
芝石花:NPCカードソフィアさん
雨宮 叶:私、私(くいくい)
雨宮 叶:先に私(くいくい)
芝石花:あ、ごめん先だった
芝石花:ごめんねー
雨宮 叶:リテイクです
芝石花:叶ちゃん!機嫌なおして
雨宮 叶:こういう時は美味しいケーキが食べられるって聞きました
芝石花:ブッシュドノエルを買っていきます
紫藤 宗冬:君ら戦闘中!
芝石花:NPCカード雨宮叶ちゃんを宣言します~
雨宮 叶:はい!
雨宮 叶:▼追風招来《ドリーミングバタフライ》
雨宮 叶:シーン中、PC1名に能力値+3修正を与える。対象はソフィアさん。
紫藤 宗冬:その後改めてソフィアさんのNPCカード宣言で良いかな?
ソフィア・アレクサンドラ:そうね。指示をくださるかしら?
紫藤 宗冬:ケリュケイオンに攻撃お願いします!
芝石花:はあい。じゃあ王女様、よろしくお願いします~
ソフィア・アレクサンドラ:任せて!
ソフィア・アレクサンドラ:▼クロマティ・ゾ・ファル
ソフィア・アレクサンドラ:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》『ボルトアクションライフル』
ソフィア・アレクサンドラ:単体への射撃攻撃。対象は…………
ソフィア・アレクサンドラ:…………
ソフィア・アレクサンドラ:・・・・・・・・・"マスターケリュケイオン"!
ソフィア・アレクサンドラ:9dx7+14
DoubleCross : (9R10+14[7]) → 10[1,3,4,4,6,7,7,7,10]+10[3,4,4,8]+2[2]+14 → 36
"マスターケリュケイオン":《領域の盾》《領域の守護者》
"マスターケリュケイオン":他のキャラクターでカバーリングを行う。
ネッド・ケリー:?
"マスターケリュケイオン":おい、お前に向けられた弾がこっち来たぞ。
"マスターケリュケイオン":まあ、これは任意行動なので拒否しても良いんだけどな
ネッド・ケリー:はい、悪霊盾になります……
ネッド・ケリー:……いや
"マスターケリュケイオン":その場合、あたしが退場するだけだ
ネッド・ケリー:ごめんちょっと待って理性が戻ってきた
ネッド・ケリー:作戦上必要なのでちょっと倒れてくれ師匠
ネッド・ケリー:拒否です拒否拒否!
"マスターケリュケイオン":ケッ! 仕方ねぇなぁ!!
"マスターケリュケイオン":5dx ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[3,4,5,7,10]+4[4] → 14
"マスターケリュケイオン":ダメージを寄越しな!
ソフィア・アレクサンドラ:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 20[5,4,8,3]+8 → 28
"マスターケリュケイオン":あー…………
"マスターケリュケイオン":戦闘不能だな
"マスターケリュケイオン":《瞬間退場》を宣言。忘れ物するなよ。
ソフィア・アレクサンドラ:お母様! ソフィアは前に進まないと行けないのです!
GM:クリンナッププロセス
ネッド・ケリー:他に何もなければ
紫藤 宗冬:私はなし
ネッド・ケリー:セルフRハンドアウトを公開します
紫藤 宗冬:なに!?
ネッド・ケリー:とりあえず他の皆の行動宣言からよ!
紫藤 宗冬:私はクリンナップないはず
芝石花:電撃の檻でくるしむひとやります
芝石花:5d10
DoubleCross : (5D10) → 28[7,8,1,7,5] → 28
紫藤 宗冬:芝さんーっ!
芝石花:まだリザ範囲か よかった 死ザ~
芝石花:芝石花のHPを7(1d10->7)した(HP:27->7)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+7した(侵蝕率:91->98)
セルフRハンドアウト
“悪霊《フィーンド》”ネッド・ケリー
『この美しい目抜き通りを
誰もが訪れては消える
また二人の少女が成れの果て朽ち果て魔女になる』
君はかつて【エフェメラ】セル生え抜きのFHチルドレンだった。
そして時は過ぎた。君は大人になった。
何者でもなかった君を、今の君にしてくれた二人の為、君は悪に身を落としてでも戦う決意を決めている。
大切な人を守る力があることも、欲望を満たす力があることも、二人に示す時が来た。
このRハンドアウトは、任意のタイミングで公開できる。
このRハンドアウトが公開されたシーンにおいて、君は《瞬間退場》《瞬間退場Ⅲ》を取得する。
『お楽しみの夜を始めよう
皆様ようこそ ここが──』
ネッド・ケリー:《瞬間退場Ⅲ》で、ソフィア・アレクサンドラを誘拐します。
ソフィア・アレクサンドラ:えっ
芝石花:なんだってー
ネッド・ケリー:《瞬間退場》で自身も退場します。
紫藤 宗冬:あっ盗みやがった!
ネッド・ケリー:怪盗らしく頂いていく!
ソフィア・アレクサンドラ:きゃあああ~~~!!!
ネッド・ケリー:この町一番の宝をなあ!
芝石花:怪盗め!
紫藤 宗冬:おのれネッド~!
永倉文吾:きさま~~~~!!
ネッド・ケリー:ハハハハハハハ!
セラピアス・プロエルケスタイ:おおー……本物みたいだ
アンジェ・フォンテーヌ:(…………あれ、もしかしてなにもしてない?)
雨宮 叶:攫う……なるほど……
芝石花:なにがなるほどなんだ?
雨宮 叶:いえ、次の時は……
紫藤 宗冬:女性陣が怖いよ
アンジェ・フォンテーヌ:宗冬さん…………(しょんぼり)
紫藤 宗冬:アンジェのことは言ってない
紫藤 宗冬:君はそのままで居て
アンジェ・フォンテーヌ:宗冬さん…………!
紫藤 宗冬:あとカバーはかばわれた方も心が痛むから……
セラピアス・プロエルケスタイ:文吾ーあれやってー
永倉文吾:借金が1446万円から1678万円になるまであと13日
セラピアス・プロエルケスタイ:きゃっきゃ
守護機兵:ゴ オォォォォ・・・・・・
守護機兵:駆動音と共に微細なレネゲイドの粒子を展開。
守護機兵:因子の活性化を促すそれは、戦う者に"迅さ"を与える。
"マスターケリュケイオン":口内に単三電池を放り込み、即時分解・高速充電によってエネルギーを増幅。
"マスターケリュケイオン":生み出した手のひら大の雷光珠を投擲。君たちの頭上に浮かべる。
"マスターケリュケイオン":「爆ぜな」
"マスターケリュケイオン":バッ!!
"マスターケリュケイオン":バチバチバチバチッッ!!!!!
"マスターケリュケイオン":電流は鳥籠上に迸り、格子を描いて檻を編み出す。
"マスターケリュケイオン":触れれば焦熱必死の電流地獄。輝きの渦が旋回する。
"マスターケリュケイオン":「そこでじっとしてろ」
紫藤 宗冬:「拘束!? チッ、動きが……!」
ネッド・ケリー:「私達は盗人。君たちと違って戦う趣味は無いということさ」
永倉文吾:「いや、逆だろ。なんで泥棒が檻を使ってくるんだよ。」
芝石花:「そんな的確なツッコミをしなくても……」
ネッド・ケリー:「なにせ檻、見慣れてるからね」 肩をすくめる。
紫藤 宗冬:「(動けば焼かれる……けど俺の腕じゃこの距離は厳しい……なら!)」
紫藤 宗冬:「……アンジェ、姫様達は任せる!」
アンジェ・フォンテーヌ:コクリと頷く。
紫藤 宗冬:「芝さん、無理やり突破する! きついの行くぞ、気張れよ!」
芝石花:「……えー」
芝石花:「嘘、了解です」
紫藤 宗冬:「き、ば、れ、よ!」
紫藤 宗冬:──レネゲイドを喚起させる。暴走状態となり、出力を無理矢理に向上させる。味方を巻き込んで。
紫藤 宗冬:雷の檻に身を焼かれながら突っ込む寸前の一瞬、永倉へと視線を送る。
紫藤 宗冬:「(任せた)」
紫藤 宗冬:「オオオォォォォォッ!」
永倉文吾:視線はネッドたちに向けたまま指先で首輪を叩く
紫藤 宗冬:弾けるように飛び出し、援護射撃。 本命を待つ。
"マスターケリュケイオン":「チッ……」面倒な術を扱うやつがいる。一人、二人……
ネッド・ケリー:「ご安心を。相手の最大火力、それに面制圧は私が引き受けました」
芝石花:「じゃあ、ひとまず行かせてもらおう」紫藤さんから流れ込む、衝動に似た気配に、淡い酩酊に似た感覚を覚える。
芝石花:神経を迸るように、電磁力が失われた体を駆け巡る。
芝石花:鉄砂の肌がさざめき、波打ち、揺らぐ。
芝石花:「怪盗ってのは目利きなんだろ」
芝石花:「盗みたくなるだけの価値を、美しさを、教えてもらわなきゃな」
芝石花:布のような襞が幾重にも折り重なり、その隙間から銃口がはみ出した、異形のピストル。
芝石花:ひとまず、試しのような単純な一発を。
芝石花:その銃口はネッド・ケリーへと微笑みかけ、
芝石花:嘯いて。
芝石花:マスターケリュケイオンと呼ばれた、檻の製作者の頭を目掛ける。
守護機兵:刹那、射線上に飛び込みその衝撃を体躯で相殺。
守護機兵:全身を粉々に砕かれながらも、宿された遺産──『海鳴りの石版』がエネルギーを周囲に拡散する。
"マスターケリュケイオン":「一撃か、想像より出てるな」
芝石花:「……マスターエージェントに褒めていただけるとはね」
永倉文吾:「アレを捌くか、厄介だな。」
"マスターケリュケイオン":見に徹するか? 手の内を晒せば上を取られる。否────
"マスターケリュケイオン":「ハッ」
"マスターケリュケイオン":雷檻の末端を奔らせる。微弱な電流は信号となり、因子の急速な活性化を強要する。
"マスターケリュケイオン":「────晒せ、底までな!」
"マスターケリュケイオン":代償の強制徴収。掌握こそが"マスターケリュケイオン"の権能。
紫藤 宗冬:「グッ、……!?」
永倉文吾:(紫藤の周囲のレネゲイドを活性化させ、攻撃能力を高める力とは違う)
永倉文吾:(純粋に《オーヴァード》の病床を深化させる力、いや、呪いか?)
紫藤 宗冬:痛みではない。暴走状態で昂ぶったレネゲイドが、限界を超えて活性化する。
紫藤 宗冬:「(く、そっ、意識を……保て……!)」
芝石花:(こういうとき、自分だけ平気なのって)
永倉文吾:自分の力が高まっていくのを感じる。それは即ち人としての意識が擦り減らされていくということでもある。
紫藤 宗冬:出力が上がるとともに、危うくレネゲイドそのものに身を乗っ取られそうになる。
永倉文吾:「お前は」
芝石花:(おまえだけ正気じゃない、って言われてるようで、なんだか嫌なんだよな)少し、笑いそうになる。
永倉文吾:「早く潰さないといけないな。」
永倉文吾:その言葉には確かな殺意が乗っている
永倉文吾:唇が開くと同時、呪いの首輪が暴走する。
ネッド・ケリー:「(──来た!)」 楽しげに瞳が輝く。
永倉文吾:周囲を蹂躙するかのような圧倒的なレネゲイドの出力がネッドたちに襲いかかる!
ネッド・ケリー:「──待っていたよ、シャンプランユの救世主!」
ネッド・ケリー:シャン、と鈴が鳴る。
ネッド・ケリー:「罪から出た所業は、ただ罪によってのみ力を得る。さあ!」
ネッド・ケリー:遺産“クリュンダミアの青銅鈴”
ネッド・ケリー:紀元前、さる古代文明の王が造らせた青銅製の小さな鈴。
ネッド・ケリー:古の伝承においてそれは『言語を奪う魔法』がかけられたとされていた。
ネッド・ケリー:だがなんということはない。
ネッド・ケリー:それは単純なハヌマーンシンドロームと対抗種のレネゲイドウイルスに感染しただけのEXレネゲイド。
ネッド・ケリー:とても単純な『逆位相の音を放つ』『凪を生み出す』だけのEXレネゲイドだ。
ネッド・ケリー:「開帳の時だ! 限定解放『万能にして万有《マスターズコレクション》』!」
ネッド・ケリー:広がる静寂──今、音が盗まれた。
永倉文吾:「……やはり、厄介な相手だな。」
ネッド・ケリー:「やはり綺麗なものには手が出てしまうな」
永倉文吾:いつの間にか、電流の鳥籠から抜け出している。
ネッド・ケリー:「君は今やこの町のUGNが保有する最強の広域破壊能力者の一人だろう」
ネッド・ケリー:「盗みたくもなるさ」
ネッド・ケリー:そう呟くと、青銅鈴が手の中で砕け散った。
永倉文吾:ネッドに"凪"を作られる直前、その出力により電流が一瞬弱まった隙に脱出をした。
永倉文吾:だが、それでもダメージは完全に防ぎきれたわけではない。かろうじて死ななかっただけだ。
永倉文吾:「そうか。」
永倉文吾:「本気でそう思ってるなら」
永倉文吾:「お前の目利きも大したことないな。」
"マスターケリュケイオン":「全くだ」
"マスターケリュケイオン":「裏でこっちがどれだけ糸を引いたと思ってる」
"マスターケリュケイオン":「誇るなよ、少年」
"マスターケリュケイオン":「驕れ」
ネッド・ケリー:「無論」
ネッド・ケリー:コートを翻す。
ネッド・ケリー:二人の師から継承せし魔具秘宝呪物聖遺物。
ネッド・ケリー:その全てを堂々と開帳しながら、不敵に笑う。
ネッド・ケリー:「今の私こそが最強だがね」
永倉文吾:「舐めるなよ」
セラピアス・プロエルケスタイ:────♪
セラピアス・プロエルケスタイ:凪いだ海に薫風が香る。
セラピアス・プロエルケスタイ:頬を撫でる穏やかな恵みが、荒波をあるべき姿へと鎮めていく。
永倉文吾:「その程度の魔導具で」
永倉文吾:「世界の果てすら届く歌声を盗めるものか。」
ネッド・ケリー:「愛を盗む趣味は無いからねぇ」
セラピアス・プロエルケスタイ:Ἄτλας。それは"支える者"。其の歌声は閉じた世界を開いていく。
ネッド・ケリー:煙管から煙を蒸して、クスリと笑い、それを眺める。
セラピアス・プロエルケスタイ:(────頑張れ、文吾!)
永倉文吾:「消耗戦だ。俺の限界が来るの先かお前のカードが尽きるの先が試してみるか。」
銃士機兵:右腕が燃える。業火を宿し、突剣を構えて駆動する。
銃士機兵:トレースされた挙動、今宵の演目は高速炎舞。触れれば忽ち灰と化す!
紫藤 宗冬:「(隙を)」
紫藤 宗冬:ガ リ ッ
紫藤 宗冬:「(見せタな)」
紫藤 宗冬:開いた口から言葉はもれない。音を盗まれたからではない。
紫藤 宗冬:意識を保つ為に噛みちぎった舌を吐き捨てる。疾走を開始。
紫藤 宗冬:通常の銃器と弾丸の速度は、オーヴァードの戦闘においては決して十分ではない。
紫藤 宗冬:かつての同輩には”抜いた手を見せない”早撃ちの使い手も居たが、紫藤にそれはない。ならばどうするか。
紫藤 宗冬:単純明快。発砲の瞬間に駆け抜けて、弾丸に更なる速度を乗せるだけ。
紫藤 宗冬:騎兵が攻撃に意識を向けたその瞬間を狙い、雷の主へと超高速の弾丸が飛来する
"マスターケリュケイオン":「上等」手繰る命の灯は未だ尽きず。
銃士機兵:その弾丸を焦熱が焼き溶かす。
銃士機兵:振り上げられた切っ先を曲げ、物理法則を無視した異形の対応。
銃士機兵:『イフリートの腕』の異常活性によって生み出された赫き防壁が射線を断つ。
"マスターケリュケイオン":「多勢に無勢、覚えておくぜ」
銃士機兵:代償は己が命。超高温の右腕は役目を終えた体躯を焼き尽くした。
紫藤 宗冬:「(アと一手……!)」
紫藤 宗冬:こちらの最大戦力は、怪盗に抑えられている。自分と芝はダメージが大きい。残るは……
芝石花:「雨宮さん」
芝石花:先ほどひそひそと内緒話をしたように、悪戯っぽく、彼女だけに聞こえるように。
芝石花:消耗を感じさせないように、穏やかに。
雨宮 叶:「はい」
芝石花:「王女様を、ちょっと助けてあげてくれ。いろいろと、報告書に書きやすいからね」
芝石花:「たぶん、君は」
芝石花:「そういうことも上手くやれる。好きなものを分け与えるみたいに」
芝石花:「君のほんの少しだけを、共有してみて。できそうかい」
雨宮 叶:ナイフを握る手に少しだけ力が入る。
雨宮 叶:しかし、すぐにその力みは抜け、手持ちを逆手に取る。
雨宮 叶:「任せて下さい。分け合うのもきっとできるようになりました」
雨宮 叶:逆手のナイフを振り上げ、空間を切り裂く。
雨宮 叶:一瞬、翅が開き、感情が空気の層を通り抜けていく。
ソフィア・アレクサンドラ:「────ありがとう」視界が鮮やかに彩られる。呼吸さえ、色付いて見えるように。
ソフィア・アレクサンドラ:
ソフィア・アレクサンドラ:『ライフルの扱いは、もう教えたね』
ソフィア・アレクサンドラ:『狙いを定めて、この距離なら、延長する線を相手の身体のできるだけ真ん中近くに』
ソフィア・アレクサンドラ:『──いけっ!』
ソフィア・アレクサンドラ:
ソフィア・アレクサンドラ:ええ、大丈夫。"思い出せる"。
ソフィア・アレクサンドラ:パ ァン
"マスターケリュケイオン":「!」
ソフィア・アレクサンドラ:「私は【対抗種】ではございませんが」
ソフィア・アレクサンドラ:打ち込まれた弾丸からバラの花が芽吹き、開く。
ソフィア・アレクサンドラ:「【創造主】の末端を担っております」
"マスターケリュケイオン":(チッ……宿り木か……)
"マスターケリュケイオン":「…………オイ、少年! プランBを実行しろ!」同時、ホログラムのように実体が移ろいで霧散する。
ネッド・ケリー:「やれやれ、面白くなってきた」
ネッド・ケリー:「……守りませんよ。ケリュケイオン」
ネッド・ケリー:消えゆく師を、振り返らずに。
永倉文吾:(順調だ。このまま、十分押し切れる)
紫藤 宗冬:「(行ける……!)」
永倉文吾:(だが、順調過ぎはしないか。)
紫藤 宗冬:「(……待て、けど、こういう流れの時に)」
芝石花:(……まだか)
永倉文吾:ソフィアの弾丸が"マスターケリュケイオン"を貫いた瞬間、僅かに思考を巡らすゆとりが生まれる
紫藤 宗冬:勝利の感覚。そしてその感覚に感じる、既視感。
芝石花:(二人のこの反応)
永倉文吾:あの檻も、オーヴァードであれば死を覚悟すれば脱出できる程度のもの。本当に動きを封じたいのなら、奴らがそんな半端なものを用意するだろうか。
紫藤 宗冬:──こんな思考の間隙をこそ、狙う奴だったはずだ
芝石花:とっさに雨宮さんたちを庇える位置に移動する。
永倉文吾:むしろ、あの檻があるせいで、俺と紫藤は『檻の外に出る』という思考に囚われた。誘導された。
永倉文吾:ならば、奴らの狙いは
ネッド・ケリー:「ああ、期待は裏切らないともさ」
ネッド・ケリー:そう笑って、コートの裏から取り出した青白い粘液に包まれた奇妙な棒を地面に叩きつけた。
永倉文吾:「────芝さんッ」
永倉文吾:その叫びは、ネッドの初動に僅かに遅れた
芝石花:彼女たちを押しのけ、強烈な電撃に、人よりも少ない血肉を焼き焦がす。
紫藤 宗冬:「アンジェ!」
紫藤 宗冬:注意を促し──しかし、指示が遅れる。狙いが読みきれない。
芝石花:咄嗟に手の甲を噛み、苦悶の声を押し殺す。心配されるのは、好きではない。
芝石花:(出遅れた!)
アンジェ・フォンテーヌ:咄嗟の対応だ、身体を割って入れるしかできない。
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィア!」
アンジェ・フォンテーヌ:カバーリングなんてものではないただの体当たりで友を護らんと──
芝石花:激痛の中濁る視界に、失敗を予感する。
永倉文吾:「……クソッ!」
雨宮 叶:姿勢を屈め、怪盗を狙って駆け出す。ナイフは順手持ちだ。5秒あれば届く────!
永倉文吾:あの檻の狙いは自分たちを閉じ込めることではなかった。分散させ、そして"盗み”の瞬間に一瞬の隙を作り出す。そのための!
ネッド・ケリー:「歓迎結構。ただし想像は越えていく。今、空想の根は降りた。起動せよ! “猟犬の前肢”!」
ネッド・ケリー:──刹那。
ネッド・ケリー:オルクスシンドロームによる空間操作……ではない。それまでに感じたこともないような奇妙なレネゲイドの蠢動を、その場に居た全ての人間が感じ取る。
ネッド・ケリー:「見給え諸君。この天と地の間には、君たちの哲学では思いもよらない出来事が、まだまだあるらしいぞ?」
ネッド・ケリー:それは未だ確認されぬシンドローム。
ネッド・ケリー:この世界に存在しないシンドローム。
ネッド・ケリー:架空のものと目されるシンドローム。
ネッド・ケリー:その力は『なにかが起こるというその場に居たもの予感』を捻じ曲げて実体化。一瞬だけ、その場に居た全員が、『今自分が何処に居るのか把握できなくなる』という異常事態を引き起こした。
セラピアス・プロエルケスタイ:「はわわわわわ!」ぐにゃり。"思考"が歪む。視界がまだら状に分解される。
紫藤 宗冬:「っ、てめえ……!まだこんな隠し玉を!」
永倉文吾:「───────ッ」
ソフィア・アレクサンドラ:「……」"理解"する。現象と、結末を。未だ慣れないこの権能が私に齎すは結果のみだから。
芝石花:「……しくったな」
芝石花:《美しい》風景の中、なんとか意識を保つ。
永倉文吾:瞬間的に声を張り上げそうになる衝動を抑える。自分の肉体の偏差すら把握できないこの状況で"殺意"を放てば、味方さえも巻き込みかねない。
芝石花:「こういう綺麗なところじゃ、ろくなことが起きないんだよ……」
アンジェ・フォンテーヌ:足場が無い。いや、違う。足が浮いている。浮力、懐かしき青の世界。
雨宮 叶:踏み込んだ時、そこにはもうあの人は居なくて。切り裂いたのは顔もわからない過去の誰か。
ソフィア・アレクサンドラ:「────ふふっ」"予想"された結末を知覚し、歪むように笑みを零した。
ネッド・ケリー:怪盗は混乱の只中を悠々歩み、後ろから可愛い人をそっと抱きしめて。
ネッド・ケリー:彼女の耳元に笑顔を隠して。
ネッド・ケリー:「まずは一つ、宝をいただこうか」
ネッド・ケリー:そっと囁いた。
ソフィア・アレクサンドラ:「欲する物を、望むままに」
ソフィア・アレクサンドラ:「その手が落ちるその時まで」
ネッド・ケリー:「ああ、なにせこの宝だけは……俺が所有を決めたからな」
ネッド・ケリー:次の瞬間、二人の姿は霞のごとく掻き消えた。
紫藤 宗冬:「う、わっ……と!」
紫藤 宗冬:風景が急激に元に戻り、バランスを崩してたたらを踏む。
芝石花:再生する血肉を軽く振って、見慣れた風景に目を閉じる。
芝石花:「……《悪盗》ネッド・ケリー、なるほど、君たちが警戒する相手だ」苦々しく。
紫藤 宗冬:「アンジェ、無事か!? ……みんなは!?」
永倉文吾:ほんの少しの間、呆然としながら"姫”と"悪盗"が居た空間を見る
永倉文吾:そして動揺を抑えるように思考を巡らせる
永倉文吾:「残っているのは」
永倉文吾:「ガラクタだけか。」
永倉文吾:用済み、とばかりに置いていかれた奇兵に視線を移す
守護機兵:沈黙している。石版は砕け、機体を含めて使い物にならないだろう。
紫藤 宗冬:「遺産は……無事。 けど……」
紫藤 宗冬:辺りを見回す。その場に居る味方が、一人足りない。
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィア…………」護れなかった。その事実が自らを叱責する。
紫藤 宗冬:「狙いは、姫か……! くそっ、やられた!」
芝石花:「一番手ひどい失敗だな」自嘲するように言う。
セラピアス・プロエルケスタイ:「やばいじゃん! 急いで追いかけようよ!」
永倉文吾:「落ち着け、セラ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「でも……!」
永倉文吾:「落ち着け。」
永倉文吾:「勿論、奴らは追いかける。だが、そのためにはやつらの行き先を探らなきゃいけない。」
永倉文吾:「それを為すには、冷静さがいる。違うか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「違わないけど!」
セラピアス・プロエルケスタイ:「なにかないかな、ヒントとか! 怪盗ってそういうの得意じゃん!」
紫藤 宗冬:「アンジェ、怪我は? ……さっきは悪い。指示に迷った」
紫藤 宗冬:「遺産か、姫か……奴の狙いを読みきれなかった。俺のミスだ」
アンジェ・フォンテーヌ:「いいえ、私の判断も遅れていました」
紫藤 宗冬:「じゃ、二人の失敗だ。一緒に取り返そう」
紫藤 宗冬:「手伝ってくれるか?」
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん……はい。共に」
芝石花:「雨宮さん、平気?」
雨宮 叶:「……捉えられなかった」
雨宮 叶:その手は虚空を掴む。
芝石花:雨宮さんのもとに歩いて、手をひらひら振る。「大丈夫?現実感はある?」
雨宮 叶:「あ、はい。大丈夫です」四肢を振り、問題が無いことを確認する。
芝石花:「よかった。君まで無事じゃなかったら、僕はもうエージェントとしてクビどころじゃない」冗談めかす。
芝石花:視線で、王女の連れ去られた風景を追って。
雨宮 叶:「ですが、冷静さを失っていたのは事実です」
芝石花:「そりゃ、あんな目に合えばね。むしろ安心したよ」
雨宮 叶:「安心、ですか」
芝石花:「君があそこで迷える人間で、惑える人間でよかった」
芝石花:「それがわかったから」異相が笑みの形に動く。
雨宮 叶:「私は武器です。武器は敵を倒すのが約目です」
雨宮 叶:「ですが」
雨宮 叶:「それと同じだけ、人のように在りたいとも思っています」
雨宮 叶:「だから、ありがとうございます」
芝石花:「武器であり、人である」「…ああ、それは」
芝石花:瞠目する。大丈夫かと伸ばしかけた手を、止める。
芝石花:「とても、綺麗な、美しい。在り方だ」
芝石花:(……ほら。僕は先生には向いてないだろ。《ホールイーター》?)
芝石花:下ろすことを惜しんだ手が、少女の指を掠めた。
雨宮 叶:「…………温かいですね」
雨宮 叶:触れていても触れていなくても、感じられるものがある。そう、思えた。
芝石花:す、と離す。
芝石花:「……どうもダメだな」ひとりごちて。
芝石花:「君も早く手当てをして」とだけ、返した。
永倉文吾:「さて」
永倉文吾:「通常の事案なら、こうなった場合は市内全域に手配をかけるが常道だろう。」
永倉文吾:「だが、今回は関わっているのが一国家。それに攫われたのはお姫様だ。」
永倉文吾:「連中の狙いがわからない以上、あまりに派手に動けば姫様の身に危険があるかもしれないし。」
紫藤 宗冬:「それに……今のこの街だとな」
永倉文吾:「紫藤の言う通り、下手に情報を拡散すればどこのどいつが動いてくるかも読み切れん。」
芝石花:「よそを巻き込むには、これでさえ細やかだからな。今じゃ」
永倉文吾:「だから、動けるのはここに連中だけ。そういう認識でいいか?」
紫藤 宗冬:「……UGNとしてはそうなると思う。すぐに動かせるような人員は、今残ってないってのもある」
芝石花:「うちの支部もそうなるね。ただでさえこの人手不足じゃな」
紫藤 宗冬:「今この場に居る面子で奴らを追いかけて、姫を取り戻す。きついけど、それしかない」
芝石花:「世界を救うよりはやりがいがあるよ」
紫藤 宗冬:「悪い、永倉さん。 相当厳しい仕事になると思うが……」
永倉文吾:「気にするなよ。俺はUGNに雇われたわけじゃない。」
芝石花:「そのぶんの請求は、あとで王女様にいくらでも頼んでおいてくれ」
永倉文吾:「出来高の報酬はしっかり、ああ、姫様に請求するよ」
永倉文吾:「その上で、だ」
永倉文吾:「UGNが全体を持って動けない。そして姫様の安全を確保するために他の組織とも連携をすることが出来ない。」
永倉文吾:「あの快楽主義者が」
永倉文吾:「そのことを把握して、このままで幕切れにすると思うか?紫藤」
紫藤 宗冬:「……盛り上がりに欠ける、か」
永倉文吾:「小説に例えるなら、今のは起承転結の転だ。」
紫藤 宗冬:「急展開を迎えて観客を引き込む段階」
永倉文吾:「ここから、今回の"仕事"に相応しいクライマックスを作り上げるには」
紫藤 宗冬:「ここからもう1段階、観客を呼んだ”クライマックス”がある」
永倉文吾:「ああ」
永倉文吾:「俺たちの出番は必ずある」
紫藤 宗冬:「……なるほど」
芝石花:「いいけど……なんか知らない話ですごい友達っぽいこと言ってる……」不満げに。
永倉文吾:「だから、拗ねるなよ。いい年したおっさんが」」
紫藤 宗冬:「芝さん!?そこで拗ねないで!? っ、た、痛って……!」
紫藤 宗冬:急に大声を出してやけどが痛む。
芝石花:「……君もそのうち30代になるから安心しなさい」小突く。
芝石花:「いくつになっても人は年齢じゃ成長しないってことがよくわかるから」
紫藤 宗冬:「哀愁が凄い……」
芝石花:「終わったらネッド・ケリーをお茶にでも呼び出さないとな」
永倉文吾:(おっさんかどうかは年齢だろ)と言おうとして黙る
芝石花:「絶対仲良くなってやる……」
紫藤 宗冬:「あー……とりあえず!追いかけるにしろ探すにしろ、一度手当しようぜ」
紫藤 宗冬:弛緩した空気を引き締めるように提案する。
紫藤 宗冬:「見つけたは良いけど返り討ちにされました、じゃあ洒落にならない」
芝石花:「はあい」元通りの鉄の左手を振る。
紫藤 宗冬:「観客にも無茶振りしてくるからな、ヤツは。残ったもうひとりのマスターの動きもわからないし……」
永倉文吾:「しかし姫様がいないんじゃ、薬のある場所も…」
紫藤 宗冬:「流石にこっちでも用意してるよ。足りるかは分からないけど、ないよりは……」
紫藤 宗冬:「……ん?」
GM:交錯する視線の先。これ見よがしと置かれた、窓際に救急箱。
GM:ご丁寧に二つ。
紫藤 宗冬:「………」
芝石花:「気の利く誰かが用意してくれたみたいだねえ」
永倉文吾:「言ったとおりだろ?」
ネッド・ケリーの置き手紙:『姫君の体重分だけ身軽にならねばならんのでね。好きに使ってくれたまえ』
紫藤 宗冬:「……随分調子が戻ってきたらしいな」
紫藤 宗冬:ビキビキと、眉間にシワが寄る。
芝石花:「怪盗の置手紙だ!」
紫藤 宗冬:「舐めやがってあの野郎……!」
芝石花:「そうそう、こういうのが見たかったんだよな……」紙を持ち上げる。
紫藤 宗冬:「喜んでどうすんですか! いや確かに、これで追いかけられるけどさあ……!」
芝石花:「雨宮さんこれ見て、怪盗の置手紙」見せに行く。
雨宮 叶:「これが怪盗の置き手紙……!」興奮している。
セラピアス・プロエルケスタイ:「やることやるじゃん……!」興奮している。
紫藤 宗冬:「ちょっと正規人員!緊張感!」
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん、あんまり声を上げると響きますよ」
永倉文吾:「はいはい、今度紫藤が持ってる予告状コレクション見せてくれるから、とりあえずはそこまでな。」
アンジェ・フォンテーヌ:「あ、傷にです。ここは確かにホールですが……」
紫藤 宗冬:「二重に響くね!痛い!あとねえよコレクション!」
紫藤 宗冬:「とにかく、手当が終わったら追いかけるぞ!」
永倉文吾:「ああ」
永倉文吾:「怪盗を追いかける。それが今回の俺たちの役回りみたいだからな」
GM:シーンカット。ロイス取得および購入が可能です。
GM:次はクライマックスだからここで好きなものを買っておきな!
紫藤 宗冬:ひとまず改めてシューティングジャケットを装備しておきます
ネッド・ケリー:ソフィア・アレクサンドラへのロイスを 純愛◯/執着 に変更します
芝石花:はいはい
永倉文吾:ボデマ
紫藤 宗冬:購入は手当キット!
永倉文吾:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 7[3,6,7] → 7 → 失敗
ネッド・ケリー:ソフィア・アレクサンドラ 純愛◯/執着 「君だけは……離さない」 こうですね
永倉文吾:ダメ!
芝石花:ロイスは…保留でいいかな。手当買うわ
紫藤 宗冬:あ、永倉君
紫藤 宗冬:バディムーブ要ります?
ネッド・ケリー:手当キットもとります
ネッド・ケリー:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 10[4,4,8,10]+3[3] → 13 → 成功
ネッド・ケリー:あぁっと!
ネッド・ケリー:逃げる時にうっかり!
紫藤 宗冬:3DX+6+0@10>=8 調達
DoubleCross : (3R10+6+0[10]>=8) → 9[6,8,9]+6 → 15 → 成功
ネッド・ケリー:さっき買った手当キットを落としてしまった!
紫藤 宗冬:ひとまず手当キットは購入成功
ネッド・ケリー:今買った手当キットも落としてしまった!
ネッド・ケリー:2つあるんで皆使って
芝石花:3DX+1+0@10>=8 調達
DoubleCross : (3R10+1+0[10]>=8) → 9[3,9,9]+1 → 10 → 成功
芝石花:はーい
紫藤 宗冬:すげえ露骨に救急箱が置いてある……
ネッド・ケリー:使って!!!!!!!!
芝石花:たすかるなー
紫藤 宗冬:ひとまず自分で買った手当キット使います!
紫藤 宗冬:2d10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 6[1,5]+1 → 7
紫藤 宗冬:出目が弱い
芝石花:僕も自分のつかおうっと
芝石花:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 18[8,10]+7 → 25
芝石花:げんきげんき
紫藤 宗冬:じゃあ落としていった奴もらっていいですか?
紫藤 宗冬:永倉君は全快だよね
永倉文吾:おっけーです
芝石花:使って~
紫藤 宗冬:ではまず1つ!
ネッド・ケリー:使って使って~
紫藤 宗冬:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 8[4,4]+7 → 15
紫藤 宗冬:もう一つも使っちゃおう
紫藤 宗冬:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 16[10,6]+15 → 31
紫藤 宗冬:なんとかHP全快!
紫藤 宗冬:ロイスは保留で以上です
GM:OK!
クライマックス『Χαμένη αγάπη』
GM:クライマックス
GM:登場時侵蝕をお願いします!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:98->104)
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:90->94)
ネッド・ケリー:109+1d10
DoubleCross : (109+1D10) → 109+9[9] → 118
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:84->86)
ネッド・ケリー:これが、死
N市・シャンプランユ王国博覧会会場:入場口
GM:風がそよぎ、予熱を心地良く冷やしていく。
GM:残り香を辿れば、きっとそこには恋が煌めいているのだろう。
GM:残された救急箱の底にあったのは道標。結びつくのは、誰が願いか。
芝石花:「……この箱、底が浅いな」軽く救急箱をノックする。
紫藤 宗冬:「それに、中身は取り出したはずなのにやけに重い……」
雨宮 叶:「壊してみますか?」
芝石花:「お願いできる?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「…………文吾! なんか鳴ってる!」
アンジェ・フォンテーヌ:「爆発物だと事ですね」
紫藤 宗冬:「手当道具の下に爆発物は流石に悪趣味だろ。多分、これが……」
芝石花:「薬と爆薬を一緒に詰めていたらちょっとセンスがいいよね」
紫藤 宗冬:「見解の相違」
芝石花:「……ぐ、悪趣味か……」声がちょっと小さくなる。
永倉文吾:「どんな音か、細かくわかるか?セラ?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ぽこーんぽこーん」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あと、ノイズと話し声?」
芝石花:「スピーカーかな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「昔ウチに仕掛けられたやつじゃないから多分爆発しないと思う!」
紫藤 宗冬:「さらっと言うことがこええよ」
永倉文吾:「それと、希望的な観測を言うなら受信機か。」
芝石花:「危険なら僕が開けていい?」
雨宮 叶:「いえ」
雨宮 叶:「大丈夫です」安全が確保されたなら、皮切りを起こすのは容易い。
芝石花:「じゃあ任せるよ。君のナイフのが僕より切れ味がいい」
芝石花:《万能器具》のナイフ生成を考えたが、雨宮さんの圧縮ナイフのが良いだろう。
雨宮 叶:《折り畳み》解除。身丈ほどの大剣を分解・再錬成。ナイフを高密度で圧縮し、その刃力を最大値に。
雨宮 叶:「ほっ」
雨宮 叶:瞬間、ぽとりと救急箱の底が抜けて落ちた。
芝石花:「おおー」小さく拍手。
ネッド・ケリー:すると、だ。
ネッド・ケリー:一枚、二枚、三枚……ちょうど人数分のチケットが落ちてくる。
ネッド・ケリー:EXレネゲイド“宵闇劇場の特等席”。
ネッド・ケリー:ウロボロスシンドロームに感染した古いチケットのような形のEXレネゲイドだ。
ネッド・ケリー:チケットに書かれた通りの場所へ、半券をちぎったものをいざなうその奇妙な道具は。
ネッド・ケリー:あまりにも地味な効果と使い捨てという点から誰もまともに使おうとしなかった。
ネッド・ケリー:だがここに例外が居た。
ネッド・ケリー:そしてその例外は、そのチケットに自らの名前を茶目っ気たっぷりのサインで書き込んでいた。。
紫藤 宗冬:「ご招待だってよ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「……すげー! これ全部演出ってこと!?」
芝石花:「やっぱり怪盗ってサインがあるんだ……」
アンジェ・フォンテーヌ:「なるほど……つまり、これが彼らの現在地であると」
芝石花:さっき騒いでくれた雨宮・セラに見せる。見て見て
セラピアス・プロエルケスタイ:「いいなー! これアタシも欲しい!」
雨宮 叶:「確かに魅力的ですね……」
芝石花:「これ保存できるのかな」
紫藤 宗冬:「使ったら効果はなくなりそうだが、実体は残るか……?多分」
ネッド・ケリー:無論、使用しなければ保存も可能だ。
永倉文吾:「確実に保存したいならここから自力で移動するしかないが」
芝石花:「……じゃあいいです。残念だね二人とも」
永倉文吾:「そんな時間的な余裕はないし、あんたを連れてかないという選択を取れるほど戦力的な余裕もない」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そっかー」
紫藤 宗冬:「急ごう。 開演までどれだけ時間があるか分からん」
雨宮 叶:「他にも持っているかもしれません」
アンジェ・フォンテーヌ:「そうですね、事態は一刻を争います」
芝石花:「そりゃあ、ここまできて行かないわけないからな」
芝石花:「女性陣がドレスなら通してくれるかな」
永倉文吾:「いいのか?」
芝石花:「ん?」目を細める。
永倉文吾:「こいつを使うということは、決戦の場に赴く以前に、あの”悪盗"を信用するということだ。」
永倉文吾:レネゲイドに汚染されたチケットを左手で掴む
永倉文吾:「俺は、こいつを使うことに躊躇いはない。元々、あいつが何か用意をしてると推測したのは俺だからな。」
永倉文吾:「だが、その"何か"があんたらにとって喜ばしいものなのかどうか、そいつはまだわからないんだぜ。」
雨宮 叶:芝さんの方を見やる。静かに、彼の応えを待つ。
紫藤 宗冬:「姫を助けるためだ、他の手段がないなら俺は乗るさ」
紫藤 宗冬:「それに、あの悪盗はともかく」
紫藤 宗冬:「あんたの読みは信じられる」
紫藤 宗冬:言って、同じようにチケットを掴む
芝石花:「かっこいい言葉は盗られちゃったな」笑う。
芝石花:「……僕はね、これでも人を見る目はある。それは友愛とか、価値とか、そういうのじゃない」
芝石花:「もっと質が悪いものさ」
芝石花:「盗人が宝物を見つけるように」
芝石花:「画家が画題を見つけるように」
芝石花:チケットを、軽やかに取る。
芝石花:「そうそう、僕は運もいい。損はさせないよ」
永倉文吾:「…ったく」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシもついて行くよ」一歩、前に出て。
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシの歌は世界の果てまで届く」
セラピアス・プロエルケスタイ:「だから、盲目な姫様もこっちを向きたくなるんだ!」
アンジェ・フォンテーヌ:「私はソフィアを護る。そして、宗冬さんを護る」
アンジェ・フォンテーヌ:「遠巻きに見ているだけの観測者は廃業しました」
雨宮 叶:「私は"刻銘"です」
雨宮 叶:「武器は使われてこそ輝ける」
雨宮 叶:「選ばれないというのであれば、そこまで」
雨宮 叶:「ですが」
雨宮 叶:「私は同時に雨宮叶。イリーガル候補生、"ステファノティス"」
雨宮 叶:「咲く場所は、私が自分の意思で選びたい」
紫藤 宗冬:「良いね。皆、決断が速い」
永倉文吾:「すまん、余計な時間を取らせたみたいだな。」
永倉文吾:「あんたの主義に反したか?紫藤」
紫藤 宗冬:「いいさ。今の時間は、悪くなかった」
芝石花:「なら嬉しいよ、無駄ばかりの身としてはね」笑う。
紫藤 宗冬:「皆で一緒にって時間は、嫌いじゃないんでね」
永倉文吾:「無駄に拗ねたりするしな」
芝石花:「……そういうこともいい思い出になるかもしれないだろ」苦し紛れに。
紫藤 宗冬:「そうそ。楽しいなら無駄じゃないさ」
永倉文吾:「ま、あんたはそういう人間だよな。」
アンジェ・フォンテーヌ:「今この瞬間も、私達の手に記されていく」
セラピアス・プロエルケスタイ:「紡いだ声は歌になって、大きく響くんだ」
雨宮 叶:「重ね合わせ、分け合って、寄り添い合う。私は、みんなと一緒がいいです」
紫藤 宗冬:「準備はいいな?皆で行くぞ」
永倉文吾:「ああ」
芝石花:「はい」
永倉文吾:そう言ってセラピアスの前に自分の分のチケットを差し出す
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾、せーのだからね」それを受け取り、自分の分と取り替える。
永倉文吾:「いいのか?お前だけ置いていくかもしれないぞ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そんなことない。文吾のこと信じてるから」
永倉文吾:「死ぬかもしれない場所に連れてくかもしれないやつを信じてどうする。」
永倉文吾:「信じるなら、自分を信じろ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「死なないよ。アタシはね、文吾よりも長生きするって決めたから!」
永倉文吾:「いつもみたいにな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そういうこと!」
紫藤 宗冬:そっとアンジェの手を握る。離れないように。
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん。強く、握って下さい」
紫藤 宗冬:「分かってる。……一緒だから」
アンジェ・フォンテーヌ:強く握られたその手に答えるように、自分もまた貴方を感じている。
紫藤 宗冬:「大丈夫だ。ひとりじゃない」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい、大丈夫です」
紫藤 宗冬:笑顔を返して、チケットに手をかける。
芝石花:視線を流す。瞬間、チケットを奪う気で。
芝石花:(ここまで行かせる必要もないだろう)
雨宮 叶:ふわり。チケットが宙に浮き、視線がそれを捉える頃には────
芝石花:「……まったく」苦笑いを零す。
雨宮 叶:「仲間はずれは、寂しいですから」にっこりと笑った。
芝石花:「それを言われると、反論できないからなあ……」
芝石花:せめて、転移先での怪我がないように、軽く手を伸ばして、支える。今度は避けないだろうという確信。
雨宮 叶:その手に身体を預ける。冷たくて、温かい。
雨宮 叶:「ちょっと、ざらざらしてます」
雨宮 叶:でも、不思議と悪くはない。そう、思った。
永倉文吾:「行くぞ」
芝石花:「ああ」
永倉文吾:共に歩む覚悟を決めるように
永倉文吾:甘えを捨て去るように。
永倉文吾:少女の持つチケットを破り、決戦の場へと転移する
紫藤 宗冬:手に伝わる温度を確かめて、二人同時にチケットを破りさる。
芝石花:(……人に触れると、どうしてこんなに寂しくなるんだろう)ふと思う。
芝石花:歪みだす景色を、体温を抱えながら、虚ろに追う。
N市・摩天楼
GM:夜闇に輝くネオンの光。人々の意思と願い、命が瞬く姿は星を思わせる。
GM:しかし、そこに君という星はそこに留まるものではないのだろう。
GM:赤き薔薇を抱え、流れるように静寂を切り裂いて行く。
ネッド・ケリー:「夜風は冷えないかな? 姫君」
ネッド・ケリー:そう言ってそっとコートをかける。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、ありがとう」
ソフィア・アレクサンドラ:温もりを肌で感じる。心までも貴方で包まれているような、幸福感。
ネッド・ケリー:「可愛いな、君は」
ネッド・ケリー:「先程までライフルを振り回していたのが、まるで夢みたいだ」
ネッド・ケリー:そう言ってクスリと笑った。
ソフィア・アレクサンドラ:「あら、お転婆な私は好まなくて?」
ネッド・ケリー:「知っているだろう。そういう君が私の手の中でだけ可憐に咲く姿が……ふふ」
ネッド・ケリー:「皆まで言うのも無粋だな」
ソフィア・アレクサンドラ:「それでも、言葉にしてほしいものがあるの」
ソフィア・アレクサンドラ:「囁いて」
ネッド・ケリー:一つ溜息をつく。
ネッド・ケリー:「君のその、恐ろしいまでの強欲を見てな」
ネッド・ケリー:「心底──美しいと思ってしまった」
ネッド・ケリー:感嘆の溜息を。
ネッド・ケリー:「盗賊よりも王族の方がよほど怖いなどと嘯いたが、あながちジョークで済まなくなってしまったな」
ソフィア・アレクサンドラ:「私もよ、ネッド」
ソフィア・アレクサンドラ:「貴方を美しいと思った」
ネッド・ケリー:「俺が?」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
ソフィア・アレクサンドラ:「今ならわかるわ。手に入らないものほど美しい」
ソフィア・アレクサンドラ:「その気高き心、その純粋なる欲望、その未熟な果実」
ソフィア・アレクサンドラ:「ああ、ネッド、私をどこへ連れて行ってくれるの?」
ソフィア・アレクサンドラ:その笑顔は無垢。幼子のような天使の微笑み。
ネッド・ケリー:「……そうだな。どこへでも連れて行くさ」
ネッド・ケリー:「駄賃は……そう」
ネッド・ケリー:空を仰ぐ。宵闇に浮かぶ望月。青ざめた月と肌を刺す空気。
ネッド・ケリー:「愛と名のつく全てが欲しい」
ネッド・ケリー:ぬくもりは唯一つ、手の中に。
ソフィア・アレクサンドラ:「すべてだなんて言わないで」
ソフィア・アレクサンドラ:私だけを求めて──なんて、言葉は閉じ込めて。
ソフィア・アレクサンドラ:「貴方が望むなら、その愛を創り出しましょう」
ソフィア・アレクサンドラ:また、強がってしまうのだ。
ネッド・ケリー:「勘違いをするなよ」
ネッド・ケリー:デコピンをして。
ソフィア・アレクサンドラ:「きゃん!」
ネッド・ケリー:「君の──愛だ」
ソフィア・アレクサンドラ:「ネッド」
ネッド・ケリー:「なんだね」
ソフィア・アレクサンドラ:「嘘が下手になったのね」
ソフィア・アレクサンドラ:ふふっ、と笑って。
ソフィア・アレクサンドラ:小さく震えた。
ネッド・ケリー:「……気づいたんだよ」
ネッド・ケリー:まぶたを閉じる。二人の面影を思い出す。
ネッド・ケリー:「俺は、幼き日、確かに愛されていた」
"マスターケリュケイオン":「少年、必要なものを選んで生きろ。それがお前を形作る」
"マスタークレプティス":「少年、君は愛に生きると良い。それが君の支えになる」
ネッド・ケリー:静かに噛みしめる。
ネッド・ケリー:「受け取ったものを繋ぎたいと思う。手にしたものに責任を取る。一人の人間として、そうありたいではないか」
ソフィア・アレクサンドラ:「欲しい物は貴方よ、ネッド」その手に触れ、その声に震え、その息を吸い込んで。
ソフィア・アレクサンドラ:「私は離れないから」
ソフィア・アレクサンドラ:「責任なんて、取らないで」
ネッド・ケリー:「君は本当に」
ネッド・ケリー:ビルの端を踏んで大きく飛び上がる。
ネッド・ケリー:「──怪盗向きだ!」
ソフィア・アレクサンドラ:「きゃあ!」ぎゅっとその胸にしがみつく。
ネッド・ケリー:そして、ビルの屋上へとたどり着く。
GM:君たちの視線の先には、二つの影。幾重にも折り重なった幻影が絡み合った怪奇な影。
"マスタークレプティス":「おやおや」
"マスターケリュケイオン":「で、そいつは何だ。少年」
ネッド・ケリー:「宝だよ」
"マスターケリュケイオン":「"間違えた"のか"選んだ"のかどっちだって聞いてんだ」
ネッド・ケリー:「…………」
ネッド・ケリー:片目だけを瞑る。
ネッド・ケリー:「師匠。あなたたちに置いていかれてからこのかた、俺が間違えたことは一度もない」
ネッド・ケリー:「間違えたら死んでいたからだ」
"マスタークレプティス":「ああ、なるほど。彼女が少年の想い人か」
ソフィア・アレクサンドラ:「私はソフィア。シャンプランユ王国が第一王女、ソフィア・アレクサンドラ」
"マスタークレプティス":「初めまして、私は"マスタークレプティス"。宵闇に紛れた星に手を伸ばす者」
"マスタークレプティス":「挨拶に来たのかい?」
ソフィア・アレクサンドラ:「いいえ、私は盗みに来ました」
ソフィア・アレクサンドラ:「"マスタークレプティス"、"マスターケリュケイオン"」
ソフィア・アレクサンドラ:「貴女方が最も大切とする存在────ネッド・ケリーを」
"マスターケリュケイオン":「少年」
"マスターケリュケイオン":「答えはイエス、返事もイエスだ」
"マスターケリュケイオン":「最初からでいいんだな」
ネッド・ケリー:「いえ、ほら、だって
ネッド・ケリー:「あなたたち、ジャームになる筈がないでしょう」
ネッド・ケリー:そう言って煙管を取り出してくるくると回し、煙を巻き上げる。
ネッド・ケリー:「思えばそもそも妙だった」
ネッド・ケリー:「私は見た」
ネッド・ケリー:「私は居た」
ネッド・ケリー:「貴女たちの最後を知っている」
"マスターケリュケイオン":「なるほどな」
ネッド・ケリー:「そして譲り受けし無数の遺産やEXレネゲイド、果てはUGNやFHのコネ、ゼノスの研究施設にまで忍び込み、裏をとった」
ネッド・ケリー:「あなたがたが──」
ネッド・ケリー:RHOを公開します。
Rハンドアウト
"悪盗" ネッド・ケリー
シナリオロイス:ソフィア・アレクサンドラ
君はシャンプランユ王国が第一王女、ソフィア・アレクサンドラの命を受けている者だ。
「弄ばれた魂に永遠の安らぎを齎したい」
「貴方の思い出を穢させはしない」
彼女はそう言って、君に尽力を求めた。
それは"マスタークレプティス"および"マスターケリュケイオン"をモチーフとしたデッドコピー達の討伐。君が愛した二人を護ること。
誰が何のために錬成し、行動をロールさせているのかはわからない。
だがしかし、彼女の願いは唯一つ。
「心の残滓に、決着を」
このRハンドアウトは、任意のタイミングで公開できる。
このRハンドアウトが公開された時、君は《万象の虹》を取得する。
この効果の対象に制限はなく、セッション中に登場したあらゆるエフェクトを対象としても良い。
これは君の物語だ、少年。
ネッド・ケリー:「一夜の夢に過ぎぬものと」
"マスタークレプティス":「だったらどうするんだい?」
ネッド・ケリー:「夢は覚める。子供は大人になる。生きている限り」
ネッド・ケリー:「マスタークレプティス、マスターケリュケイオン、心の底より──」
ネッド・ケリー:深々と頭を下げる。
ネッド・ケリー:「お慕い申し上げておりました」
"マスターケリュケイオン":「最初から最後まで、お前がお前を演じ続けるのなら」
"マスターケリュケイオン":【E:さらなる絶望】と【E:さらなる絶望】を宣言。
"マスターケリュケイオン":轟雷が堕ちる。劈く裁きより這い出るは、獣の頭骨を被り黒の黒衣を纏う機械兵士が二機。
"マスターケリュケイオン":「あたしがここで幕を下ろしてやる」
"マスタークレプティス":「私もだよ、少年」
"マスタークレプティス":「ケリーは口ではああ言っているが気持ちは同じさ」
"マスタークレプティス":タン
"マスタークレプティス":その音は羽根が地に触れるが如く優しく、か細く、一瞬の脈動だった。
"マスタークレプティス":刹那、ソフィアの前で風が貫かれ、槍が黒白の螺旋を描いて突き刺さる。
ネッド・ケリー:予想はできていた。
ネッド・ケリー:なぜ現れたか、どうして行動しているのか、それはどうでもいい。
ネッド・ケリー:むしろ──知りたくない。
ネッド・ケリー:「そうだ。そうなる筈だ」
ネッド・ケリー:彼はソフィアの前に、既に立っていた。
ネッド・ケリー:「俺の知るマスタークレプティスならば、全てを奪う」
ネッド・ケリー:遺産の起動では間に合わない。エフェクトを行使しない捨て身の防御。
ネッド・ケリー:その体を貫かれながら、不敵に笑う。
ネッド・ケリー:「たとえ偽物でも、あなたたちには見てほしかった」
"マスタークレプティス":「おや」表情一つ変えることなく、それを引き抜いて後退する。
"マスタークレプティス":「私よりもかい?」
ネッド・ケリー:「あなたたちの、最高傑作《マスターピース》、その煌めきを!」
"マスタークレプティス":「ああ、それは喜ばしいことだ」
"マスタークレプティス":「師というものは常に弟子の成長を喜ぶ義務がある」
"マスターケリュケイオン":「…………そんな顔をするためにここまで来たのか? お姫様」
ソフィア・アレクサンドラ:「心配なんてしてないわ」震える声を押し殺して。
ソフィア・アレクサンドラ:「セラピアスがいるもの。きっと前を向くわ」
ソフィア・アレクサンドラ:「アンジェがいるもの。きっと最後まで諦めない」
ソフィア・アレクサンドラ:「叶がいるもの。きっと意地を張ってくれる」
ソフィア・アレクサンドラ:「私は信じているの。私と、彼と、この星を」
ネッド・ケリー:──俺を見ろ。
ネッド・ケリー:────俺を見ろ。
ネッド・ケリー:──────俺を見ろ。
ネッド・ケリー:あの世から蘇ったならば、あの世から蘇らせたならば、俺を信じたならば、話に乗ったならば。
ネッド・ケリー:今、この時は。
ネッド・ケリー:「一世一代のショーを、始めよう!」
ネッド・ケリー:宵闇に劇場の幕が上がる。
永倉文吾:──その幕は
永倉文吾:「くた」
永倉文吾:規格外のレネゲイドの出力によって抉じ開けられた
永倉文吾:「ばれ!」
永倉文吾:周囲の景色が変わった瞬間、殺意を乗せた言葉を放つ
永倉文吾:スピーカーか漏れ聞こえた音声によりこの場には"悪盗"どもと姫しかしないことは確認している
永倉文吾:そして、ソフィアはネッドが必ず護る
永倉文吾:ならば、この場の最適解は不意打ちで全力でぶん殴ることだ
永倉文吾:嵐にも似たレネゲイドの奔流が襲いかかる。
"マスターケリュケイオン":空気の圧縮される感覚は先の戦いで把握していた。
永倉文吾:並のオーヴァードならいくら数がいようがこの一撃で仕留めることができる。
永倉文吾:だが
永倉文吾:(お前らなら、先の戦闘の経験から対策してくるだろう)
"マスターケリュケイオン":同時、周囲の貴金属が一斉に天を刺す。風船に穴を開けるように、超高密度の因子塊に楔を穿つ。
永倉文吾:(それも、織り込み済みだ)
芝石花:その本流の隙間、瞬間。
芝石花:飛び出し、血の通う右手に少女を抱えたまま。
芝石花:異形の左腕が蠢き、いびつな銃口を生み出す。
芝石花:磁力による思考を超えた速さで、マスターエージェント。いや。屍の、頭を狙う。
芝石花:これこそが敵であると、瞬時に眼が捉えたからだ。
"マスターケリュケイオン":防衛機構──事前錬成されていた『生者の遺骨』と呼ばれる破骨大砲が、反射的にその身を費やして迎撃する。
"マスターケリュケイオン":無論、これで防げるとは到底考えていない。
"マスターケリュケイオン":だが────
"マスタークレプティス":「なるほど。少年、良い友を持った」一瞬、動きを止めた黒き嵐を切り裂いて、佇む。
GM:まるで深海に沈んでしまったかのように、異様に静かな街並みに戦闘音が響き渡った。
ネッド・ケリー:「そうだ、見てくれ。二人共。俺は今、全てを手にした」
ネッド・ケリー:「これからも手にし続ける」
ネッド・ケリー:「心残り無く──逝け」
"マスタークレプティス":「そうか、なら──さようならだ、友人達よ。どうか、少年を導く篝火となりたまえ」
ネッド・ケリー:煙に身を包み、自らとソフィアを守りながら、微笑む。
アンジェ・フォンテーヌ:「格好つけられる傷には見えませんね、"ネッド・ケリー"」
ネッド・ケリー:「ふっ、来てくれたか」
紫藤 宗冬:「姫をさらっておいて来てくれたか、もあるかよ」
紫藤 宗冬:姫と敵手の間に、割り込むように立ちはだかる。
永倉文吾:「お前の師匠、一緒に歩いてるところをみただけで弟子の友達認定してくるタイプだな。」
芝石花:「僕まともに喋ったことないからね」片手をあげる。
紫藤 宗冬:「よろしくされても困るんだがな」
ネッド・ケリー:「ふふ、この度はうちの師匠が申し訳ない」
雨宮 叶:「私は、友達でも良いですよ」内心、少しわくわくしている。
ネッド・ケリー:「私が心配だとジャーム化して墓から出てきてしまってな」
芝石花:「もうちょっと友達は選んで……あ、でも後でサインはほしいな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あー、ネッド心配になるよな」
ネッド・ケリー:「貸しを作ると思って……少し手伝ってくれ」
ネッド・ケリー:そこだけは、弱気な声になっていた。
ソフィア・アレクサンドラ:「過去を清算しましょう。これから先は、私達の手で創り出すのだから」
ソフィア・アレクサンドラ:「お力をどうかお貸し下さい」
紫藤 宗冬:「……ジャームが相手ならどのみち放ってはおけない」
紫藤 宗冬:「アンジェ、姫の護衛は任せる。頼むぞ」
芝石花:「あとでサインとピエールエルメのお菓子とボーナス、僕と雨宮さんに」
芝石花:「雇われだとこういう目にも合う、覚えておいてね」
アンジェ・フォンテーヌ:「任せて下さい。必ず帰りましょう」
紫藤 宗冬:「ああ、必ず。……手を貸せと言ったからにはお前もやるんだろうな、コソ泥!」
雨宮 叶:「私は……」と、一度言葉を止めてから、首をふるふると振って。
雨宮 叶:「ケーキ、ホールです」
芝石花:「あ、それも追加で」笑う。
永倉文吾:「俺たちは、どうする?セラ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「この前の三倍美味しいやつ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「八人前!」
ネッド・ケリー:「無論だ」
ネッド・ケリー:スッと居住まいを正し。
ネッド・ケリー:「今宵は、大怪盗の種と仕掛けのすべてを見せてやろう」
ネッド・ケリー:「出血大サービス、というやつだ」
ネッド・ケリー:自らに空いた大穴を、煙でゆっくりと塞ぎながら。
ネッド・ケリー:「勿論、ケーキも大盤振る舞いだ」
ネッド・ケリー:おちゃめにウインクもしながら。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、ええ。とびっきりのものをご用意しましょう」
ソフィア・アレクサンドラ:「シャンプランユ王国の名に賭けて、約束は違えません!」
"マスターケリュケイオン":「最期の晩餐には間に合わねぇ。片道切符の乗車中に、ゆっくりと召し上がるんだな」
"マスタークレプティス":「さて、捨て去るとしようか」
"マスタークレプティス":周辺を覆い尽くす強力な悪意の波動。
"マスタークレプティス":それはより一層強く、鋭く、叫び声を上げるように響き渡る。
"マスタークレプティス":「すべてを、ね」
GM:放たれた《ワーディング》。それは君たちのレネゲイド因子の本能を活性化させ、衝動を誘発させる。
GM:衝動判定です。達成値は9!
紫藤 宗冬:4DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4R10+0+0[10]>=9) → 9[4,5,8,9] → 9 → 成功
紫藤 宗冬:ピッタリ!侵食上げます
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+10(2d10->7,3)した(侵蝕率:94->104)
芝石花:4DX+1+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=9) → 10[1,2,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
永倉文吾:8dx+6>=9
DoubleCross : (8R10+6[10]>=9) → 10[2,3,4,4,5,8,9,10]+10[10]+7[7]+6 → 33 → 成功
紫藤 宗冬:すごっ
永倉文吾:天才じゃったか…
ネッド・ケリー:9dx+2>=9
DoubleCross : (9R10+2[10]>=9) → 10[1,1,2,3,6,6,7,8,10]+7[7]+2 → 19 → 成功
芝石花:くっ
永倉文吾:永倉文吾の侵蝕率を+16(2D10->7,9)した(侵蝕率:86->102)
永倉文吾:あ…バカ!行き過ぎ!!
ネッド・ケリー:118+2d10
DoubleCross : (118+2D10) → 118+15[9,6] → 133
芝石花:2D10
DoubleCross : (2D10) → 11[7,4] → 11
芝石花:芝石花の侵蝕率を+11した(侵蝕率:104->115)
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:勝利条件は敵Enemyの全撃破。
▼エンゲージ
(剣戟[7] クレプ[9] ケリュ[6] 撃鉄[10])
10m
(ネッド[8] 永倉[11] 紫藤[10] 芝[9])
[]内は行動値
GM:セットアッププロセス
紫藤 宗冬:<狂騒の旋律>を使用します。 コンボ:速攻指令
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:104->109)
紫藤 宗冬:効果欲しい人!
芝石花:はーい
紫藤 宗冬:じゃあ対象は私と芝さんと永倉君! 効果は拒否可能です
紫藤 宗冬:攻撃力をラウンド中+12、暴走を受けます
ネッド・ケリー:では拒否! 守り手となる
芝石花:暴走してがんばりびと!
永倉文吾:もらう!
紫藤 宗冬:気合入ってるぜ永倉君
永倉文吾:暴走!そして白猿の額冠の効果で5D10ダメージ!
永倉文吾:28-5d10
DoubleCross : (28-5D10) → 28-27[7,4,3,9,4] → 1
芝石花:セットアップ 【加速装置】使用。行動値を+12して21に。
芝石花:芝石花の侵蝕率を+2した(侵蝕率:115->117)
永倉文吾:wwwwww
紫藤 宗冬:く、食いしばった
ネッド・ケリー:神耐久
芝石花:ボロボロ
GM:wwwwww
GM:流石に笑う
剣戟機兵:《加速装置》《ヴァジュラ》
剣戟機兵:このラウンドの行動値+12。シーン中攻撃力+12。暴走状態になる。
"マスタークレプティス":《原初の黄:波紋の城塞》
"マスタークレプティス":ラウンド中、同一エンゲージEnemyの装甲値+15。戦闘移動を行った場合消失する。
"マスターケリュケイオン":セットアップなし
撃鉄機兵:セットアップなし
▼エンゲージ
(剣戟[19] クレプ[9] ケリュ[6] 撃鉄[10])
10m
(ネッド[8] 永倉[11] 紫藤[10] 芝[21])
[]内は行動値
GM:イニチアシブ21、芝石花のターン。
芝石花:はあい。《触媒》つかいます
芝石花:対象は永倉君。がんばれー
紫藤 宗冬:やっちゃえ!
GM:はわわわわわわ
永倉文吾:おっす!
GM:イニチアシブEX、永倉文吾のターン。
永倉文吾:マイナーで暴走解除
永倉文吾:メジャーで
永倉文吾:《サイレンの魔女》+《スキルフォーカス》永倉文吾の侵蝕率を+7した(侵蝕率:102->109)
永倉文吾:9dx+11+12
DoubleCross : (9R10+11+12[10]) → 10[2,3,5,7,8,9,9,9,10]+1[1]+23 → 34
GM:対象は……?
永倉文吾:敵全員!
GM:ぎゃー!
"マスターケリュケイオン":《隠された世界》を宣言。
"マスターケリュケイオン":対象:単体以外の攻撃時に宣言。その対象を単体に変更し、再度選択させる。シナリオ1回。
GM:ママーッ!!!!!!!!
紫藤 宗冬:あっ野郎!
芝石花:なんだとぉ
"マスターケリュケイオン":それはさっき"見た"んだよな
永倉文吾:つまり、勝利の女神とフェイタルヒットは温存できるってことだな!!
ネッド・ケリー:ママはそういうことやる
芝石花:そういうこと!
GM:賢いやんけノイマンか?
紫藤 宗冬:ピュアノイ様やぞ
永倉文吾:このままダメージを出します
永倉文吾:4d10+18+12
DoubleCross : (4D10+18+12) → 15[2,3,2,8]+18+12 → 45
永倉文吾:対象は、どうしよう
永倉文吾:まずは機兵を削る?
紫藤 宗冬:雑魚の数を確実に減らすか、本体を狙うか
ネッド・ケリー:雑魚を減らすのがまるい!
芝石花:騎兵かな
紫藤 宗冬:じゃあ速い剣戟から減らしますか
永倉文吾:雑魚を削る!剣戟死ねい!!
剣戟機兵:暴走しているので直撃!!!!
剣戟機兵:でもまだ耐えるぜ
紫藤 宗冬:こっちにもまだ手はあるんだぜ!
GM:では、改めて
GM:イニチアシブ21、芝石花のターン。
芝石花:はあい~
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:コンボ:インスタレーション:立方群像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】【バリアクラッカー】【ギガンティックモード】
紫藤 宗冬:やっちゃえ芝さん!
芝石花:11dx7+8
DoubleCross : (11R10+8[7]) → 10[2,2,4,4,6,7,7,7,8,8,8]+10[1,2,6,7,8,8]+10[3,8,9]+10[6,9]+5[5]+8 → 53
紫藤 宗冬:えぐっ
芝石花:範囲攻撃でバリクラなのでそんなかんじー
芝石花:芝石花の侵蝕率を+3した(侵蝕率:117->120)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+13した(侵蝕率:120->133)
芝石花:重いなあ
"マスタークレプティス":《原初の紫:蛇の動き》
"マスタークレプティス":ドッジダイス+3dx。
"マスタークレプティス":更に《リフレックス:ウロボロス》
"マスタークレプティス":13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,3,4,5,6,7,7,7,9,9,9,10]+10[1,1,2,5,7,9,10]+10[5,8,10]+10[7,8]+10[3,8]+1[1] → 51
ネッド・ケリー:王と王の戦いじゃん
紫藤 宗冬:あっぶねっ!
"マスタークレプティス":惜しかった
紫藤 宗冬:なんてことするの……
芝石花:おもしれー女…
"マスターケリュケイオン":6dx ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[3,6,7,8,8,9] → 9
撃鉄機兵:5dx ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[3,3,4,4,10]+3[3] → 13
剣戟機兵:暴走!
GM:よって、全員命中よ!
芝石花:やったー
紫藤 宗冬:狂騒でダメージ+12!
芝石花:wa-i
芝石花:6D10+26
DoubleCross : (6D10+26) → 26[5,9,3,2,2,5]+26 → 52
芝石花:かな
GM:きゃー!
芝石花:ううーん思ったより
紫藤 宗冬:装甲無視!
芝石花:そうだそれもあります(便乗)
剣戟機兵:かなりダメ! 戦闘不能!
撃鉄機兵:生存!
"マスターケリュケイオン":生存
"マスタークレプティス":まだ大丈夫だね
芝石花:ちーっ
紫藤 宗冬:かなり削れたはず!ナイス!
芝石花:ありがと~♪
永倉文吾:強いなおい…!
ネッド・ケリー:王の風格だ
紫藤 宗冬:剣戟は落とした!永倉さん頼みます!
永倉文吾:僕の手番でいいですかGM
GM:いいよ!
GM:イニチアシブ11、永倉文吾のターン。
永倉文吾:マイナーなし
永倉文吾:メジャーで
永倉文吾:《サイレンの魔女》+《スキルフォーカス》永倉文吾の侵蝕率を+7した(侵蝕率:102->109)
永倉文吾:あれ、カウンターリモコンおかしいな、現在116です。
永倉文吾:能力訓練:精神を使用し
永倉文吾:10dx+11+12
DoubleCross : (10R10+11+12[10]) → 10[1,3,5,7,7,9,9,9,10,10]+6[4,6]+23 → 39
永倉文吾:おしい
紫藤 宗冬:バディムーブ入れましょうか!
撃鉄機兵:5dx ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,2,4,9,10]+6[6] → 16
永倉文吾:ほしい!
GM:ギッ
紫藤 宗冬:了解、<バディムーブ> コンボ:援護指令
紫藤 宗冬:達成値+3!
紫藤 宗冬:女神は使います?
"マスターケリュケイオン":6dx>=42 ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]>=42) → 10[2,4,5,6,10,10]+10[9,10]+3[3] → 23 → 失敗
GM:あ、女神ここか(ダメージタイミングだと思ってた)
紫藤 宗冬:ダメージタイミングはフェイタルヒットの方ですね
永倉文吾:棺とかなさそうなので、使います
永倉文吾:《勝利の女神》永倉文吾の侵蝕率を+4した(侵蝕率:116->120)
紫藤 宗冬:+24して66かな?
GM:やばそう
永倉文吾:達成値が42に+24され66
"マスタークレプティス":13dx7>=66 《リフレックス:ウロボロス》《原初の紫:蛇の動き》
DoubleCross : (13R10[7]>=66) → 10[3,3,5,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,2,3,5,5,6,8]+1[1] → 21 → 失敗
GM:全員命中!
永倉文吾:あぶねえあぶねえ!
永倉文吾:《フェイタルヒット》永倉文吾の侵蝕率を+4した(侵蝕率:120->124)
永倉文吾:ダメージダイスを+6d10!
永倉文吾:7d10+6d10+18+12
DoubleCross : (7D10+6D10+18+12) → 44[7,9,9,3,2,8,6]+36[8,1,3,10,10,4]+18+12 → 110
紫藤 宗冬:ダメージえぐない?
永倉文吾:回った!敵全員に110ダメ!装甲無視!
撃鉄機兵:無理無理無理!!!!!! 合計で2回ぐらい飛んだ!!!!!!
撃鉄機兵:戦闘不能!!!
芝石花:わーい1
"マスターケリュケイオン":まだなんとか耐えてる
ネッド・ケリー:ヒャッハー!
"マスタークレプティス":おやおや、元気な子だね
GM:イニチアシブ10、紫藤宗冬のターン。
紫藤 宗冬:はい!
紫藤 宗冬:マイナーで<ライトスピード> コンボ:停滞
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:109->114)
紫藤 宗冬:メジャーアクションのC値+1、二回行動します
紫藤 宗冬:一回目、<コンセントレイト:ハヌマーン>+<風鳴りの爪> コンボ:疾走兇弾
紫藤 宗冬:対象はケリュケイオン、対応は!
"マスターケリュケイオン":対応なし!
紫藤 宗冬:では命中、ダイスがシューティングジャケット込で11、C値がコンセが4になってるのでライスピ込でも7、固定値9!
紫藤 宗冬:11DX+9+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100)
DoubleCross : (11R10+9+0[7]) → 10[2,3,4,5,6,7,7,8,8,8,9]+10[3,5,5,6,7,9]+10[5,9]+4[4]+9 → 43
紫藤 宗冬:よし、43!
GM:やっばい
"マスターケリュケイオン":ガード《超電磁バリア》《電磁障壁》
"マスターケリュケイオン":ガード値+6d10。
紫藤 宗冬:硬いな!
紫藤 宗冬:ダメージダイス行ってよろしいですか?
"マスターケリュケイオン":ダメージを出しな!
紫藤 宗冬:オッケー、ダイスが対抗種とサイドリール込で8,固定値17!
紫藤 宗冬:5d10+3d10+17 (侵食100)
DoubleCross : (5D10+3D10+17) → 30[8,9,9,2,2]+24[7,7,10]+17 → 71
"マスターケリュケイオン":勝負だ!
紫藤 宗冬:2のダイス2つを振り直し!
"マスターケリュケイオン":71-6d10
DoubleCross : (71-6D10) → 71-34[6,10,6,1,8,3] → 37
"マスターケリュケイオン":あっこいつ!!!!!!!!
紫藤 宗冬:2d10+33
DoubleCross : (2D10+33) → 4[3,1]+33 → 37
紫藤 宗冬:変わってねえじゃねえか!
紫藤 宗冬:37点装甲有効!
"マスターケリュケイオン":199点受けて、残り1点!
紫藤 宗冬:食いしばってんじゃねえ畜生!無念!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬に3のダメージ!(HP:24->21)
芝石花:惜しい
紫藤 宗冬:二度目のメジャーアクション!
紫藤 宗冬:再び<コンセントレイト:ハヌマーン>+<風鳴りの爪> コンボ:疾走兇弾
紫藤 宗冬:対象はケリュケイオン!
"マスタークレプティス":私も仲間に入れておくれ
"マスタークレプティス":《チェンジ》を宣言
紫藤 宗冬:チィッ!
"マスタークレプティス":代わりにリアクションを行う
紫藤 宗冬:まずは命中!
紫藤 宗冬:11DX+9+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100)
DoubleCross : (11R10+9+0[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,10]+4[2,3,4]+9 → 23
紫藤 宗冬:く、鎖杉!
紫藤 宗冬:やっぱC7なんてクソほど信用できねえ!
"マスタークレプティス":13dx7 《リフレックス:ウロボロス》《原初の紫:蛇の動き》
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,5,5,6,9,10,10]+10[3,4,8]+10[7]+10[7]+10[10]+10[7]+3[3] → 63
"マスタークレプティス":はっはっは
紫藤 宗冬:どっちにしろ当たる数値じゃねえ!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:114->122)
紫藤 宗冬:行動以上!
"マスタークレプティス":では回避!
"マスタークレプティス":回避に成功したということで
"マスタークレプティス":《朧の旋風》を宣言。メインプロセスを行う。
"マスタークレプティス":対応はあるかな?
紫藤 宗冬:私にはなし!
ネッド・ケリー:こちらはなし!
芝石花:ないよ~
永倉文吾:どうしようもなし!
GM:イニチアシブEX、”マスタークレプティス”のターン。
"マスタークレプティス":マイナー ▼歌え、戯曲と共に《原初の青:斥力跳躍》【D:遺産継承者:夜の小鳥《陽炎の衣》】
"マスタークレプティス":戦闘移動を行い、ネッド・ケリーとエンゲージを形成する。更に隠密状態になり命中+3dx。
▼エンゲージ
(ケリュ[6])
10m
(ネッド[8] 永倉[11] 紫藤[10] 芝[21] クレプ[9])
[]内は行動値
紫藤 宗冬:あっ隠密!野郎!
ネッド・ケリー:げぇえ~隠密~!
"マスタークレプティス":メジャー ▼舞え、闇色の烏よ《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:鬼の一撃》《原初の白:パーフェクトコントロール》《原初の黒:オーバードーズ》
"マスタークレプティス":【D:遺産継承者:蛇王の外套《原初の赤:血族》】【D:遺産継承者:聖者の遺骨】【D:遺産継承者:栄光と勝利の槍】
"マスタークレプティス":対象:単体の白兵攻撃。達成値+14、攻撃力+38、ガード時に35ダメージ、HP-10。
永倉文吾:イ、インチキしてんのら…!!
芝石花:エーン
"マスタークレプティス":10dx7+14-1
DoubleCross : (10R10+14-1[7]) → 10[1,3,4,5,5,5,6,7,7,9]+10[6,8,8]+5[1,5]+13 → 38
紫藤 宗冬:ちょっとタイム!
"マスタークレプティス":許可!
ネッド・ケリー:コンボ起点になりそうで怪しいので止める! 氷壁!
"マスタークレプティス":良いだろう!
"マスタークレプティス":止まる!
ネッド・ケリー:判定にマスターズコネクションを使用して成功!
ネッド・ケリー:侵蝕133→138
"マスタークレプティス":ぐぅ~~~~~~~!!!!!!!
"マスタークレプティス":攻撃失敗! 《朧の旋風》の代償でHP-10!
GM:イニチアシブ9、”マスタークレプティス”のターン。
"マスタークレプティス":マイナー放棄
"マスタークレプティス":メジャー ▼舞え、闇色の烏よ《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:鬼の一撃》
"マスタークレプティス":【D:遺産継承者:聖者の遺骨】【D:遺産継承者:栄光と勝利の槍】
"マスタークレプティス":対象はネッド・ケリー
ネッド・ケリー:たすけてシドー……
ネッド・ケリー:ガード値も装甲も零ですがガードします
ネッド・ケリー:判定からダメージまでおねがいします
"マスタークレプティス":7dx7-1
DoubleCross : (7R10-1[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,10]+6[6]-1 → 15
ネッド・ケリー:!?
"マスタークレプティス":ドッジしますか?
"マスタークレプティス":しますか?
ネッド・ケリー:素直にガード!
"マスタークレプティス":OK!
"マスタークレプティス":2d10+11+25
DoubleCross : (2D10+11+25) → 10[9,1]+11+25 → 46
"マスタークレプティス":46点よ!
紫藤 宗冬:HPダメージが適用される直前、オートアクション
紫藤 宗冬:<子羊の歌>を使用。そのダメージの対象を私に移し替えます
"マスタークレプティス":どうぞ
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:122->126)
紫藤 宗冬:そして46点ダメージを受けて戦闘不能、と同時に
紫藤 宗冬:<鏡の盾>を宣言、 コンボ:攻勢反転!
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:126->134)
"マスタークレプティス":オートアクションで《ミスリード》を宣言。
"マスタークレプティス":判定:自動成功のエフェクトを無効化する。その後、自身のHP-30。シナリオ1回。
ネッド・ケリー:やったあああああああああ!!!!!
ネッド・ケリー:《万象の虹》を宣言
"マスタークレプティス":あっ!!!!!!!!!
"マスタークレプティス":こいつ!!!!!!!!!!!!!
紫藤 宗冬:そういうことね。任せた
ネッド・ケリー:《ミスリード》を習得し、その《ミスリード》に対して発動します
ネッド・ケリー:こちらも当然シナリオ1回。
"マスタークレプティス":有効!
ネッド・ケリー:侵蝕138→144 HP32→2
紫藤 宗冬:鏡の盾は有効!46点のHPダメージをクレプティスに与える!
"マスタークレプティス":222点から46点を受けて……250点超過!
"マスタークレプティス":戦闘不能!
"マスタークレプティス":よって
紫藤 宗冬:うっしゃぁ!
"マスタークレプティス":《ラストアクション》
紫藤 宗冬:げっ!
"マスタークレプティス":戦闘不能時に宣言。即座にメインプロセスを行う。シナリオ1回。
GM:イニチアシブEX、”マスタークレプティス”のターン。
"マスタークレプティス":オートアクションで『ウェポンケース』から『聖剣の王者』を装備。
"マスタークレプティス":マイナーで『聖剣の王者』起動。C値-2。
ネッド・ケリー:待った!
"マスタークレプティス":待つぜ!
ネッド・ケリー:ここでマスタークレプティスをSロイスに指定!
ソフィア・アレクサンドラ:ふーん……
ネッド・ケリー:マスター・クレプティス 親愛◯/執着 「あなたは、私の、初めての」 Sロイス!
ネッド・ケリー:マスター・クレプティス 親愛◯/隔意 「あなたは、私の、初めて恋した人だった」 タイタス化、昇華!
ネッド・ケリー:ごめん、HP2しかねえわ
紫藤 宗冬:ミスリードしようとしましたね?
紫藤 宗冬:消費だから足りなかった……
ネッド・ケリー:はい……
セラピアス・プロエルケスタイ:でもそんなときアタシがいたら?
紫藤 宗冬:あ、すいません、戦闘不能になったので
紫藤 宗冬:ロイス ソフィア・アレクサンドラ P:感服/○N:驚異
ネッド・ケリー:セラピアスの姉御!!!!!!!!!1
紫藤 宗冬:取得してタイタス昇華、復活します
セラピアス・プロエルケスタイ:▼アトラスの声《癒しの歌》《風の渡し手》
セラピアス・プロエルケスタイ:PC全員のHPを5d10+3回復する。
セラピアス・プロエルケスタイ:5d10+3
DoubleCross : (5D10+3) → 19[6,3,6,2,2]+3 → 22
セラピアス・プロエルケスタイ:足りないわ
紫藤 宗冬:足りてねえ!?
ネッド・ケリー:セラ……?????
紫藤 宗冬:あ、私は回復もらいます……
紫藤 宗冬:紫藤 宗冬のHPを3回復(HP:21->24)
紫藤 宗冬:あの、ありがとねセラちゃん……
ネッド・ケリー:い、いやこれのおかげで使える戦術があるwwwwww
セラピアス・プロエルケスタイ:えへへ
永倉文吾:HPが23になりました
ネッド・ケリー:だ、大丈夫だから! これでハイブリーディング使えるから!
芝石花:減ってないから回復できねえ~ ただ聴く人でした
ネッド・ケリー:2→24
ネッド・ケリー:と、とりあえずミスリードの回数は回復させておくw
"マスタークレプティス":次の攻撃に棺かな?
ネッド・ケリー:ですね……隠密されなければ……
"マスタークレプティス":じゃあ行こうか
"マスタークレプティス":改めて
"マスタークレプティス":マイナー『聖剣の王者』起動。C値-2。
"マスタークレプティス":メジャー【D:遺産継承者:聖剣の王者】
"マスタークレプティス":対象:白兵の単体攻撃。対象はネッド・ケリー。
"マスタークレプティス":10dx8
DoubleCross : (10R10[8]) → 10[1,2,3,4,8,8,8,10,10,10]+10[1,2,5,6,9,10]+10[3,8]+10[10]+4[4] → 44
"マスタークレプティス":素殴りだ
ネッド・ケリー:《原初の黒:時の棺》
ネッド・ケリー:144→156
ネッド・ケリー:判定を失敗させます
"マスタークレプティス":良いだろう!
"マスタークレプティス":ではこの【D:想い人:ネッド・ケリー】は抱え堕ちるとしよう。
ネッド・ケリー:ぐあああああああああああああああああああああ!
GM:イニチアシブ6、”マスターケリュケイオン”のターン。
"マスターケリュケイオン":マイナー ▼急速充電《オリジン:レジェンド》
"マスターケリュケイオン":【精神】を使用したエフェクトの達成値+10。
"マスターケリュケイオン":メジャー ▼終焉の地、轟雷の雨《コンセントレイト:ブラックドッグ》《雷神の槌》《サンダーストーム》《砂の刃》《クリスタライズ》【D:遺産継承者:誓約の瞳】
"マスターケリュケイオン":射程:範囲(選択)の射撃攻撃を行う。命中+2dx、攻撃力+14+3d10、装甲無視、ガード-5。対象はPC全員。
"マスターケリュケイオン":8dx7+10
DoubleCross : (8R10+10[7]) → 10[3,3,3,4,5,7,9,10]+10[2,4,7]+10[7]+10[10]+3[3]+10 → 53
ネッド・ケリー:《ミスディレクション》!
ネッド・ケリー:対象選び直して!
"マスターケリュケイオン":お前だ!
ネッド・ケリー:156→162
紫藤 宗冬:カバーどうします?
ネッド・ケリー:助けて!!!!! 誰か!!!!!!
紫藤 宗冬:アンジェ、お願いできますか
アンジェ・フォンテーヌ:任せて下さい
アンジェ・フォンテーヌ:▼デ・ファドル《マグネットムーブ》《マグネットチェイン》
アンジェ・フォンテーヌ:PC1名にカバーリングを行う。
"マスターケリュケイオン":チィ!
ネッド・ケリー:ありがとうございます!
GM:アンジェのカバーリングが発生したのでダメージなし!
GM:何もなければクリンナップに移ります
ネッド・ケリー:NPCカード“ソフィア・アレクサンドラ”の使用を宣言!
ネッド・ケリー:ソフィア……俺を導いてくれ……!
ソフィア・アレクサンドラ:…………
芝石花:えーと拗ねている間に 先行してNPCカード 雨宮さんいいですかね?
雨宮 叶:拗ねないでください。行きますよ、ひめさま。
ソフィア・アレクサンドラ:そうね、行きましょう。
紫藤 宗冬:お願いします
雨宮 叶:▼追風招来《ドリーミングバタフライ》
雨宮 叶:シーン中、PC1名に能力値+3修正を与える。対象はソフィアさん。
芝石花:がんばって~
ソフィア・アレクサンドラ:▼クロマティ・ゾ・ファル
ソフィア・アレクサンドラ:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》『ボルトアクションライフル』
ソフィア・アレクサンドラ:単体への射撃攻撃。対象は"マスターケリュケイオン"。
ソフィア・アレクサンドラ:9dx7+14
DoubleCross : (9R10+14[7]) → 10[2,3,4,8,8,9,9,9,10]+10[3,7,7,7,8,10]+10[1,5,5,7,7]+4[4,4]+14 → 48
"マスターケリュケイオン":6dx ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,3,9,9,10,10]+8[8,8] → 18
ソフィア・アレクサンドラ:5d10+8
DoubleCross : (5D10+8) → 31[10,10,8,2,1]+8 → 39
"マスターケリュケイオン":あー……
"マスターケリュケイオン":ここまでか
"マスターケリュケイオン":戦闘不能。復活エフェクト無し。
"マスタークレプティス":悪意の波動が放たれた瞬間、それは薄膜となりて幾重にも折り重なった障壁と姿を変える。
"マスタークレプティス":無数の粒子が旋回し、砂塵の如く怨敵の身を護る。
剣戟機兵:そして周囲の空気が瞬時に凍結し駆動音すら静寂となる白の世界を生み出す。
剣戟機兵:因子の過剰活性──暴走と呼ばれる状態を意図的に作り出し、終着までのカウントダウンを開始する。
剣戟機兵:腰元に付けた白銀の古太刀を抜き出し構えた。
紫藤 宗冬:相手はマスターエージェント、それも二人。 戦力に加えて、保有する手段も未知数。
紫藤 宗冬:「(手札を使われる前に終わらせる……!)」
紫藤 宗冬:己のレネゲイドを喚起させる。闘争本能が湧き上がる。その衝動は、周囲の仲間たちのレネゲイドにまで伝染する。
永倉文吾:「出し惜しみはなしだ。」
芝石花:びりびりと頭を冴えさせる感覚。「ああ、早めにね」
ネッド・ケリー:「守りは、任せ給え」
永倉文吾:紫藤の能力によりレネゲイドが励起、それを受け入れた瞬間殺意に呑まれ首輪が自分を罰することは理解している。
永倉文吾:首輪から発せられる死を想起させる純粋な痛みを、受け入れる
芝石花:雨宮さんをゆっくりと降ろす。陶酔に似た痛みに抗い、立ち上がる。
雨宮 叶:心配はしない。不安はない。必要なものはこの手の内に。
雨宮 叶:見やることなく、されど手の届く距離に立つ。
芝石花:だれかを慰め、癒し、救うすべをなにひとつ持たない男だ。
芝石花:それは、おそらく自分もであり、おそらくは。
芝石花:トン、と永倉さんの肩を押す。
芝石花:「行っておいで」
芝石花:かすかな稲妻が皮膚から通り、心地よい痺れと、レネゲイドの活性を呼び起こす。
芝石花:「……あ。終わったら家にでも招いてくれよ。セラさんとも、ちゃんとお話ししてみたいから」からかうように言う。
永倉文吾:芝さんに肩を押された瞬間、
永倉文吾:存在しないはずの記憶が想起する。
永倉文吾:まだペルーに流れる前の、莫大な借金を背負う前の
永倉文吾:芝石花という男に会っていなかった頃の自分が、彼とともに戦う記憶
永倉文吾:「あんたに言いように使われるのにも慣れちまったな」
芝石花:「……人聞きが悪いな」笑う。
永倉文吾:その言葉にわずかに表情を崩し
永倉文吾:敵に呪いの言葉を放つ
永倉文吾:「死」
永倉文吾:「ね」
永倉文吾:技術も何もない。
永倉文吾:ただ遺産から放たれる無尽蔵の呪いの力を開放をする
永倉文吾:それは空を裂き、地を割り、自身に害を成さんとするものを押し潰す、絶対的な暴力
"マスターケリュケイオン":崩落する盤上、彼我の距離に蔓延る領域を封鎖。
"マスターケリュケイオン":言素因子が"殺意"のみを世界から除外。それを根幹とする現象を否定する。
"マスターケリュケイオン":「ネタは割れてんだよ」
"マスターケリュケイオン":包括された世界を縮小させ、その衝撃を一点に抑え込む。
剣戟機兵:衝撃。破損。左の全てを失うも凶刃は止まらない。
剣戟機兵:万物を等しく誘うは絶対零度。暴走機関が振るう閃光は死線を描き終を齎す。
芝石花:「……屋外なら、僕だって好き放題できる」
芝石花:踊るような波紋を生んで、ざらざらと冷たい皮膚が崩れていく。
芝石花:手と心臓が絡みあい、融合した、醜悪な造形が生み出される。
芝石花:中央の銃口以外、銃らしき特徴を殆ど失った散弾銃。
芝石花:その引鉄をおろす。さきほど永倉さんのレネゲイドを活性化させた微弱な電撃が、鉄の一粒一粒に磁力という指向性を与える。
芝石花:どこへでも飛んでいける。強く羽搏ける。
芝石花:そんな散弾が、避けようのない鉄の豪雨となり。
芝石花:屍と機械へと、等しく降り注ぐ。
剣戟機兵:避けることは敵わない。
撃鉄機兵:耐えることも敵わない。
剣戟機兵:ならば我らに残されしは遺すこと。
撃鉄機兵:それ我らを創りし主への報いなり。
芝石花:爆撃とともに、砲身すらも、ばらばらと砕け散る。その破片が鉄砂の一粒一粒に戻り、辺りを黒く霞ませる。
剣戟機兵:自身のレネゲイドを過剰活性させ、爆散。波紋の城塞に薄氷を重ねる。
芝石花:「……造られたものは壊されなくちゃな」
撃鉄機兵:UGNコード────"必中の弓"。この右腕に宿る砲身はその名を冠する。
撃鉄機兵:超磁力反発によってその撃鉄は下ろされ、弾丸は黒き雨と弾け合う。
撃鉄機兵:惹かれ合うように踊り合い、謳い合い、夜闇に火花を打ち上げる。
永倉文吾:「相変わらずえげつないな。」
紫藤 宗冬:「あんたが言うか?」
永倉文吾:「…それもそうか。」
紫藤 宗冬:「さっきと同じじゃまた相殺がありうる。こっちで”ずらす”」
紫藤 宗冬:「全力でやってくれ。頼むぞ」
永倉文吾:「合わせられるか?」
永倉文吾:「次は俺も、切り札を切るぞ」
紫藤 宗冬:「合わせてみせるさ」
紫藤 宗冬:「お互い、だせえとこは見せらんねえだろ」
永倉文吾:「…だな」
永倉文吾:一度目の攻撃は、ネッドに封じられた。
永倉文吾:二度目の攻撃は、"マスターケリュケイオン"に抑え込まれた。
永倉文吾:こいつらは、初見の能力にすら対応する異能、技術を持っている。
永倉文吾:次に同じような攻撃をしても、今度は弾き返されるだけだろう。
永倉文吾:なら、どうすればいいか。
永倉文吾:簡単なことだ。
永倉文吾:如何なる異能でも、如何なる技術でも返せないほどの圧倒的な力で押し切ればいい。
永倉文吾:「くた」
永倉文吾:「ばれ」
永倉文吾:殺意を乗せた言葉が放たれる。
永倉文吾:先程のように無造作に放たれる力ではない。
永倉文吾:無尽蔵のエネルギーに僅かに指向性を持たせ
永倉文吾:力を集約することによって、相手に与えるダメージを跳ね上げている。
紫藤 宗冬:「っ……!」
紫藤 宗冬:驚愕し、恐怖する。至近距離で放たれた極大の呪詛に。
紫藤 宗冬:「(切り札なんて一言で片付けやがって……!)」
紫藤 宗冬:やってみせろ。レネゲイドの奔流を抑え込め。
紫藤 宗冬:戦いのたびにやっていること。ただ、桁が違うだけだ。
紫藤 宗冬:UGNで教わった技術を思い出す。意思の強さで、力を飼いならせ。
紫藤 宗冬:負けるものか。己の意思の源が今、背中を守ってくれている。
紫藤 宗冬:「おっ……おおおぉぉぉっ!」
紫藤 宗冬:咆哮とともに、放たれた呪詛に干渉する。より指向性を研ぎ澄まし、強化する。
紫藤 宗冬:「これで……どうだっ!」
永倉文吾:波長が、変わった。
永倉文吾:それを確信した瞬間、更に出力を上げる。
永倉文吾:"凪"のような静けさが一瞬訪れた後
永倉文吾:レネゲイドに汚染された竜巻がマスターケリュケイオンを切り刻む!
"マスターケリュケイオン":(こいつ……チッ……!)
"マスターケリュケイオン":これまでの術式とは不位相の呪禁。
"マスターケリュケイオン":付随する"意思"により、赤熱防壁が無残に破壊し尽くされる。
"マスターケリュケイオン":この体躯も限界が近い。"強欲"のレネゲイドビーイングであるこの存在は、その終わりと同時に消滅する。
永倉文吾:「悪いな、ネタを読まれてようが」
永倉文吾:「俺は後出しが得意でな。」
"マスターケリュケイオン":「ケッ……」実体の薄れた体躯で薄く笑う。
"マスターケリュケイオン":従機を見やる。もとより期待などしていないが。
撃鉄機兵:"必中の弓"が宿す権能は事象の反転。命中したという未来を引用し、現実を上書きするものだ。
撃鉄機兵:しかし、それは弾丸を埋め込んだという結果が現実と地続きである場合にのみ成立する。
撃鉄機兵:即ち、存在しない未来を描くことは────
撃鉄機兵:────不可能である。破片一つ残さず、消滅した。
"マスターケリュケイオン":それを見て、右胸のポケットから単三電池を取り出し口内へ放る。
"マスターケリュケイオン":「誇り高く」
"マスターケリュケイオン":「最期までな」
"マスターケリュケイオン":意思を持たない機兵からの思いを汲み取り、バチバチとその電圧を上げていく。
永倉文吾:「笑わせるなよ、盗人」
永倉文吾:「自分では価値あるものを生み出せず」
永倉文吾:「価値のあるものを奪うものでしか自己の確立ができないクズが誇りだと」
"マスターケリュケイオン":「"守護者"風情が調子に乗るなよ。奪われる側の人間がよ」
"マスターケリュケイオン":「虐げられ、泣き言を上げる弱者の槍玉が」
"マスターケリュケイオン":「どの口で定義を定める」
永倉文吾:「本当の弱者は」
永倉文吾:「自分の姿を見定める勇気を持てないやつのことだ。」
"マスターケリュケイオン":「あたしの在り方はあたしが決める」
"マスターケリュケイオン":「奪い、貪り、排他する」
永倉文吾:「それで、"死"すら奪ったのか。」
"マスターケリュケイオン":「ああ。あたしはレネゲイドビーイング」
"マスターケリュケイオン":「その魂に刻まれし文言は"強欲"。"死"すらあたしの蒐集品だ」
"マスターケリュケイオン":「それの使い方を教えてやるよ!」
"マスターケリュケイオン":迸る雷鳴は弧を描き、虚を劈いて矢を放つ。
"マスターケリュケイオン":光は先割れ、樹形図のように分岐する。
紫藤 宗冬:永倉の放った呪いは、いまだ戦場を支配している。
紫藤 宗冬:制御されているとはいえ、味方ですら不用意には動けないその空間を、ただ一人。
紫藤 宗冬:「スパルタだよなぁ、永倉さんも」
紫藤 宗冬:あれだけの力に干渉を行った直後、極大の"死"の支配するこの戦場で。
紫藤 宗冬:『チャンスを作る。逃さず狙え』 それが、永倉文吾のオーダー。
紫藤 宗冬:「とんでもない無茶振りだぜ……俺以外なら、な!」
紫藤 宗冬:世界の全てを"停滞"させる神速をもって、紫藤宗冬が駆け抜ける。
永倉文吾:「悪いな」
永倉文吾:「また、後出しだ」
紫藤 宗冬:呪詛の作り出した地獄の間隙から飛び込む。ケリュケイオンの放った雷を突き破り、二発の弾丸が飛ぶ。
紫藤 宗冬:同種喰らいのレネゲイドが込められた弾丸が、疾走の勢いを載せて喰らいつく!
"マスターケリュケイオン":分かたれた雷を四方に飛ばし、星座を描くように点を結ぶ。
"マスターケリュケイオン":薄氷の防壁、波紋の城塞、雷神の障壁による三重奏がピュ
"マスターケリュケイオン": ウと切り裂く音を弾き飛ば「がっ……!?」す────はずだった。
"マスターケリュケイオン":狙撃根は一つ、傷跡は二つ。
"マスターケリュケイオン":「ッ……!」
"マスターケリュケイオン":対抗種の因子が体内を喰い荒らす。視界が霞み、大きな隙を生み出す。
紫藤 宗冬:「もらったっ……!」
紫藤 宗冬:動きの止まったところへ、更に一発……ケリュケイオンに止める術は、ない!
"マスタークレプティス":「そら」
"マスタークレプティス":弾丸の先を矛先が貫く。
"マスタークレプティス":送り返された欠片が紫藤の頬を掠めて赤く染める。
"マスタークレプティス":同時。
"マスタークレプティス":音もなく、影もなく、ただ気配だけが背筋を凍らせる。
"マスタークレプティス":「ほうら」
"マスタークレプティス":殺意の奔流。
"マスタークレプティス":白と黒、混沌の名を冠する槍が狙うは心の臓。
"マスタークレプティス":最も合理的な殺人術が毒牙を剥く。
紫藤 宗冬:「なっ……ぐ、ぁっ……!」
紫藤 宗冬:会心の一射をあっさりと凌がれ。次の瞬間には、背筋に恐怖が奔る。──殺られる。
ネッド・ケリー:「──消えたな? 師よ」
ネッド・ケリー:煙管からの煙が突如として発火、緑と青の炎を巻き上げながら周囲を照らし出す。
ネッド・ケリー:「姿を消さずとも、届いた矢、必勝を期すその周到さが」
ネッド・ケリー:仕掛けは既に済んでいた。
ネッド・ケリー:「あなたの隙だ。“セファルワイムの孔雀緑青”!」
ネッド・ケリー:EXレネゲイド化した日長石(サンストーン)、“セファルワイムの孔雀緑青”を、彼は最初から煙管の煙に混ぜ込んでいたのだ。
ネッド・ケリー:発火と共に励起したEXレネゲイドは七色の輝きで万物を照らし、遺産を用いた隠蔽と気配遮断を瞬く間に無効化した。
"マスタークレプティス":「へぇ、やるようになったじゃないか」
"マスタークレプティス":手元の獲物を弾かんと右足を振り上げる。
ネッド・ケリー:「お褒めに預かり光栄だ。返礼に一つ教えよう」
ネッド・ケリー:パチリと指を鳴らす。
ネッド・ケリー:「万物を照らす者の名をつけられたこのEXレネゲイドは、覆い隠されることを何より厭う。それ故の──」
ネッド・ケリー:光が力を帯びる。燦然たる輝きから身を隠した者への裁きを下さんと。
ネッド・ケリー:「──対隠蔽特効の拘束用EXレネゲイドだ」
ネッド・ケリー:刹那。マスター・クリュプティスの四肢へと、煙の中から光の帯が迫る。
"マスタークレプティス":「ならば私も世界を味方に付けよう」
"マスタークレプティス":左手で槍を地に突き刺し、跳躍。
"マスタークレプティス":雲間より現れた月光を背に、直下より重力加速度を宿して飛来する。
ネッド・ケリー:「なにっ!?」
"マスタークレプティス":「「こっちだ」
"マスタークレプティス":白の槍は空に。黒の槍は地に。
"マスタークレプティス":反証する二対のレネゲイドを分断。在るべき姿に戻った"ただの槍"が極死の勢いにて空を切る。
ネッド・ケリー:「……なんてな」
ネッド・ケリー:ニッと笑って、かつての少年の姿が霞む。
ネッド・ケリー:かつての少年は追憶する。
ネッド・ケリー:ずっと見ていた。
ネッド・ケリー:自我を得て、知識を得て、名前を得て、心を得て、失うまで。
ネッド・ケリー:あなたたちの全てを見て、恋をして、胸に刻んで、忘れられなくなるほどに。
ネッド・ケリー:──俺は、あなたたちを。
ネッド・ケリー:「これが、最後だ」
ネッド・ケリー:クレプティスの耳元から、すっかり低くなってしまった声が響く。
"マスタークレプティス":己を模倣する影絵の兵士が驚愕を浮かべる。"それ"は夢に見た一言。
"マスタークレプティス":宙に浮かぶ白は寂しく笑う。例え嘘だとしても────
"マスタークレプティス":────それを伝えられる日が欲しかったから。
ネッド・ケリー:何処へ動くべきか、何時踏み出すべきか、何をすべきか、もうネッドは間違えない。
ネッド・ケリー:師が得意とした他者への意識操作。狙うはその怪盗技巧の“窃盗”。
ネッド・ケリー:「長き夢もこれにて幕です」
ネッド・ケリー:その暴挙を可能としたのはエフェメラセルがかつて求めた“理解する力”。
ネッド・ケリー:そして何より、誰よりも熱く二人を見つめていた少年の緑の瞳。
ネッド・ケリー:「愛しておりました……マスタークレプティス」
ネッド・ケリー:愛した横顔に接吻を、痛みさえ奪う劇薬を。
ネッド・ケリー:戦場にあるまじきその奇妙な行動は、その場に居た全員の注目を奪い去った。
"マスタークレプティス":一滴の雫が落ちた。
"マスタークレプティス":誰の瞳から?
"マスタークレプティス":"師匠"だろうか、"マスタークレプティス"だろうか、"■■■"だろうか。
"マスタークレプティス":同じ造形の屍人はただ在り方を謎るだけだ。
"マスタークレプティス":そこに意味はなく、そこに愛はなく、そこに真はない。
"マスタークレプティス":されど
"マスタークレプティス":「────少年」
"マスタークレプティス":新しい、恋は確かにあったのだ。
紫藤 宗冬:他者のレネゲイドを喚起させる力の応用。自らの闘争衝動を相手に押し付け、攻撃の矛先をこちらに向けさせる。
紫藤 宗冬:そこから放たれるカウンター。紫藤の守りと、反撃の切り札。
紫藤 宗冬:使う必要はなかった。彼女は隙だらけだ。それに
紫藤 宗冬:屍人であろうと、紛い物であろうと。彼女からその視線を盗むのは、無粋だろう。
紫藤 宗冬:「それでも」
紫藤 宗冬:「俺たちは、お前を止める」
紫藤 宗冬:引き金を引く。放たれた弾丸が、無防備な彼女を貫く。
紫藤 宗冬:それだけで、視線を外す。 最後の瞬間を、己が知る必要はないだろうから。
"マスタークレプティス":視界が黒く染まる。
"マスタークレプティス":終わりが近い。
"マスタークレプティス":告げなければ。
"マスタークレプティス":偽物の命、尽きる前に。
"マスタークレプティス":私のエゴを。
"マスタークレプティス":
"マスタークレプティス":「『奪え、Χαμένη αγάπη(エンティーキ・アポゴテフス)』」
"マスタークレプティス":抜刀。腰元に下ろした鞘より引き抜かれるは赤き細剣。
"マスタークレプティス":其の剣は万象を貫く。
"マスタークレプティス":其の剣は万物を砕く。
"マスタークレプティス":其の剣は万世を征す。
"マスタークレプティス":冠する名は──『王者の聖剣』。
"マスタークレプティス":その一振りは決して優れたものではなかった。それは痩身の少女が力任せに振るうように。
"マスタークレプティス":「────」
"マスタークレプティス":ただただこの思いが届くように。
"マスタークレプティス":赤く光り輝き、命の灯火を宿し振るわれた。
ネッド・ケリー:迫ってくる。
ネッド・ケリー:愛が、刃が、過去が、危機が。
ネッド・ケリー:だが、彼は惜しみなくすべてを奪う。
ネッド・ケリー:咄嗟に取り出した砂時計が切り裂かれ、“時忘れの砂”が散る。
ネッド・ケリー:「俺は愛されていた」
ネッド・ケリー:それは過去の話。
ネッド・ケリー:「俺はあなたたちを愛していた」
ネッド・ケリー:それは今も同じ。
ネッド・ケリー:「だからこれでこの話はめでたしで幕なんだ」
ネッド・ケリー:砂塵に包まれ止まった時の中で、怪盗は容易く聖剣を簒奪し──真紅の刃が光を帯びる。
ネッド・ケリー:「だから……俺は貴女を見ない。さようならだ、母さん」
ネッド・ケリー:赫刃一閃。そして時はまた動き出す。
"マスタークレプティス":君の腕に抱かれることを夢見ていた。
"マスタークレプティス":ああ、届かない。
"マスタークレプティス":血色のブーケが天を色付け、紅が頬を染める。
"マスタークレプティス":だけど、悪くない。あの日、遺せなかったのだから。
"マスタークレプティス":「────ありがとう」
"マスタークレプティス":私は何も、遺せなかったのだから。これでいい。
永倉文吾:「…残酷だな」
永倉文吾:"悪盗"たちの戦いを見ながら呟く
永倉文吾:あいつらは何かを盗み、奪うことで交わることができない。
永倉文吾:どれほど劇的で濃密な時間であっても、それは一瞬の交差でしかない。
永倉文吾:どれほど眩い光であっても、彼らはそれをその手に留めることはできない。
永倉文吾:(あんたは、それを永遠に出来るのか?姫様)
芝石花:じい、と静かにその目で追う。
芝石花:物質に戻る屍にしばし見惚れて。
芝石花:焦がれた心のひとかけらすら掴みかねる。
芝石花:それほどの激情を、抱くことができない。いままでも。おそらく、これからも。
芝石花:だから、死にゆく者をじっと見る。
ネッド・ケリー:カランと落とした血染めの剣が風に消える。
ネッド・ケリー:「悪党は……悲しいな、母さん」
ネッド・ケリー:ケリュケイオンの方を見た。心を埋める最後の欠片は、いずこへ。
"マスターケリュケイオン":「ったく……」
"マスターケリュケイオン":「お互い、損な役回りだなッ!」
"マスターケリュケイオン":雷の砲撃。超高密度の光線が周囲を蒸発させながら邁進する。
ネッド・ケリー:「ソフィア」
ネッド・ケリー:一言で良いと知っていた。
ネッド・ケリー:それで、終わると。
アンジェ・フォンテーヌ:甲殻にて雷鳴を防御。それを半壊させながらも凌ぎ切る。
アンジェ・フォンテーヌ:「これが私の在り方です」護る者。
雨宮 叶:生まれた凪の中、世界の端で蝶は舞う。
雨宮 叶:「伝えましょう。貴女の思いも」分け合う者。
セラピアス・プロエルケスタイ:薫風に歌を乗せる。思いを込めて世界の端から中心へと歌を届ける。
セラピアス・プロエルケスタイ:「美味しいところ、持っていっちゃえ!」癒す者。
ソフィア・アレクサンドラ:「────ええ」
ソフィア・アレクサンドラ:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
ソフィア・アレクサンドラ:物語に終止符を。演者達に喝采を。
ソフィア・アレクサンドラ:「さあ、行きましょう」それは裏切りを意味する言葉。
ネッド・ケリー:これで全ては解決する。知っていた。
ネッド・ケリー:だが、それだけでは十分ではない。知っていた。
ネッド・ケリー:自分が何をすべきか、彼は知っていた。
ネッド・ケリー:「良いかい、ソフィア。丁寧に狙うんだ」
ネッド・ケリー:いつかと同じ、そっとその手にこの手を添えて。
ネッド・ケリー:たった一つだけ、彼女の為にできることがある。
ネッド・ケリー:「二人で決める」
ネッド・ケリー:彼女の半分を、背負うこと。自分の半分を、託すこと。
ソフィア・アレクサンドラ:手放せないものなんて、生まれてはじめてだった。
ソフィア・アレクサンドラ:この恋の行方を決めるのは、貴方。
ソフィア・アレクサンドラ:そして、私。
ソフィア・アレクサンドラ:パァ ン
"マスターケリュケイオン":放たれた弾丸がその身を貫通する。生存限界を超え、崩壊が始まる。
"マスターケリュケイオン":「あーあ……」
"マスターケリュケイオン":常に奪う者として生き、奪われることなく消滅した生。
"マスターケリュケイオン":親友の最期を見届けた時、この茶番に救いを見出した。
"マスターケリュケイオン":そう、やり残したことは唯一つ。
"マスターケリュケイオン":「奪われちまったな……」
"マスターケリュケイオン":誰かに、攫って欲しかったのだ。
ネッド・ケリー:──総て、攫いたかったのに。
ソフィア・アレクサンドラ:「ありがとう。"マスタークレプティス"。ありがとう、"マスターケリュケイオン"」消えゆく二人の母に小さく一礼をした。
ネッド・ケリー:「……お付き合いいただき感謝する」
ネッド・ケリー:集まった一同に優雅に一礼をして、涼しく微笑んだ。
ソフィア・アレクサンドラ:「みなさんもどうもありがとう! これで無事に解決へと導けることでしょう」
セラピアス・プロエルケスタイ:「祝賀会だー!」
永倉文吾:「俺達の仕事は、ここまでいいんだな。」
アンジェ・フォンテーヌ:「そのようですね。目的は達成されたのでしょう」
紫藤 宗冬:「いや、ああ。永倉さんたちはそれで良いと思う……けど」
芝石花:「……美しい幕引きに一つ、悪いんだけど」片手をあげる。
紫藤 宗冬:「こっちはそうも行かねえんだよなあ……!」
雨宮 叶:「紫藤さん、芝さん……?」
ネッド・ケリー:「…………」
紫藤 宗冬:「ん、どうぞ芝さん。多分言いたいことは同じだけど、俺もまだちょっと、混乱してるんで」
ソフィア・アレクサンドラ:微笑みを浮かべている。
芝石花:「怒るのには慣れていないから。もし僕が感情的になったら、止めてくれ」紫藤さん・永倉さんを見て。
紫藤 宗冬:「任されました……」
芝石花:「なりきれたら、いいんだけど」付け加えて。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、どうぞ」胸元の薔薇を軽く押し込むように触れる。
ネッド・ケリー:「…………」
芝石花:「あなたの心、あなたの国のことを、僕は知らない。だが」
紫藤 宗冬:ガリガリと頭をかく。
芝石花:「あなたがたが無関係なイリーガルやチルドレンたちを巻き込んだことに対して、引き起こしたかもしれない事故について、看過することはできない。そのことを、覚えていてほしい」
芝石花:声は、いつも通り穏やかで。眼は、向かう風景を凪いだ湖面のように。ただ、砂の肌が、波打っては、揺らぎ。その表情を隠す。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
ソフィア・アレクサンドラ:「今回の件はあなた方UGNが居なければきっと大事になっていたことでしょう」
ソフィア・アレクサンドラ:「心より、感謝御礼申し上げます」
芝石花:「はは、どういたしまして」
ソフィア・アレクサンドラ:「良かった、誰も怒らなかったらどうなるかと思ってましたの」
ソフィア・アレクサンドラ:「"良い人"と巡り会えて良かったわ」
芝石花:「王女様。いや、ソフィアさん」
芝石花:何度も、思っていた。
芝石花:愛がだれかの心を救うような、だれもが求めるような、美しいとされるものだとして。
芝石花:もし、その美しさのために、人の命すらたやすく棄ててしまえそうことすらも、だれかにとって美しいとして。
芝石花:それを、僕は。
芝石花:「いつかまた、あなたがこういう手段を取るのなら。あなたがどんな政治的な権力を使おうが、《悪盗》が相手になろうが、あなたがどれほど不幸になろうが。僕はあなたを止める」
ソフィア・アレクサンドラ:「約束よ。"アフォーダンス"」その瞳を捉えて離さずに。
ソフィア・アレクサンドラ:胸元の薔薇に再び手を押し込む。ピッと、誰にも聞こえないような電子音が鳴った。
芝石花:その《美しくない》瞳に笑う。
ネッド・ケリー:「……それには及ばない」
ネッド・ケリー:普段の芝居がかった口調とは打って変わって、静かな声で。
芝石花:「……人の恋くらい、素直に応援させてほしかったんだけどね」拗ねたように。
ネッド・ケリー:「この度の騒動は元を正せば私の罪。今日を以て、《悪盗》は廃業だ」
ネッド・ケリー:その場に座り込んで頭を下げる。
ネッド・ケリー:「申し訳なかった」
芝石花:「……知らない人に謝られてもなー」ちょっとだけ笑う。
ネッド・ケリー:クスリと笑う。
芝石花:「まあ、ここはね、ちょっと私情もあるんだよ」
ネッド・ケリー:悪党気取りの姫君には良いクスリだろう、と。
ソフィア・アレクサンドラ:「そうね、これから王になるんですもの」
ソフィア・アレクサンドラ:「民のために。国のために。星のために。そして、私と共に」
芝石花:「僕は個人的な感情として、あなたのことがあまり好きではないから」ソフィアさんに、静かに。
ソフィア・アレクサンドラ:「私は好きよ?」
芝石花:「だろうね」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
紫藤 宗冬:「はっはっは、なるほどねえ。泥棒が王さまか、そりゃあ面白い」
紫藤 宗冬:「ま、刑期が終わって出てきたらそうすりゃ良いんじゃない?」
紫藤 宗冬:ニコニコと笑って、ネッドの肩をガシリと掴む
ネッド・ケリー:「……今回ばかりは、もう何も言えん」
ネッド・ケリー:「君との約束を果たすなら、まあそれも一つの道だろうな」
紫藤 宗冬:「珍しく素直だな。お前、生きて出られる刑期だと思ってる?」
アンジェ・フォンテーヌ:「看取りができる場所を紹介しましょうか」
ネッド・ケリー:「……何もかも終わったからな」
ネッド・ケリー:頭を下げたまま、動かない。
紫藤 宗冬:「お前はそのつもりでもな。終わってねえ話があるんだよ」
芝石花:「その前にサインくれよサイン、三枚」
紫藤 宗冬:「それじゃない!」
ネッド・ケリー:「え? あ、ああ……引退前ラストサインを……」
ネッド・ケリー:「違うのか? 私のサインだぞ? シドー?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そうそう、今の怪盗から貰っても仕方がないよ」
芝石花:「雨宮さんと、セラさんも欲しいんだっけ」
雨宮 叶:「セラピアスさんの言う通りです」
ネッド・ケリー:「なんだとっ!? プレミアがつくぞ!?」
芝石花:「なるほど……」
雨宮 叶:「ただの人のサインは要りません」
ネッド・ケリー:「言わせておけば……!」
紫藤 宗冬:「引退は好きにすりゃ良い。本来ならUGNで逮捕、拘禁。刑罰については上が決めること……だが」
紫藤 宗冬:「ネッド・ケリー。それにソフィア姫。取引しないか」
ソフィア・アレクサンドラ:「喜んで」
紫藤 宗冬:「まだ条件言ってねえぞ」
芝石花:(こういうところがな……)
ソフィア・アレクサンドラ:「あら? 小国では足りませんか?」
ネッド・ケリー:「(大方、上と話がついているんだろうがいちいち言うと厄介だな)」
ソフィア・アレクサンドラ:「なら、後5年まっていただけたら……」
紫藤 宗冬:「その5年後を迎えるための話だ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ソフィア。宗冬さんは真面目です」
ソフィア・アレクサンドラ:「アンジェは相変わらずね」
紫藤 宗冬:「あんたは変わりすぎなんだよ。 ……続けるぞ」
紫藤 宗冬:「今、この街がどういう状況か。お前ら知ってるか?」
ネッド・ケリー:「ああ、UGNが掴んでいる程度にはな」
紫藤 宗冬:「放っておけばとんでもないことが起きる。冗談抜きに世界の命運がかかってる状況だ」
ネッド・ケリー:頭を下げている場合じゃないと気づいてスッと立ち上がる。
紫藤 宗冬:「何もかも足りない。人も、金も、それ以外の力もな」
紫藤 宗冬:「……来年を迎えるまでで良い。この街に力を貸せ」
ソフィア・アレクサンドラ:「そうね」
ソフィア・アレクサンドラ:「5年」
紫藤 宗冬:「約束してくれるなら、ネッドの処分について、多少は手を回す」
ソフィア・アレクサンドラ:「5年、力を貸すわ」
ネッド・ケリー:「……まあ、そうだな」
ソフィア・アレクサンドラ:「世界の命運は解決前提。その後の話をしましょう」
ネッド・ケリー:「この世界は滅びるには美しすぎる」
ソフィア・アレクサンドラ:「それまでに私達は彼が消えられないようにします」
ソフィア・アレクサンドラ:「汲んで頂けますか? Mr.シドー」
ネッド・ケリー:「そして俺はこの娘が二度と妙な真似をせんように手を回そう」
ネッド・ケリー:「君との約束どおりにね」
永倉文吾:「問題児が問題児の面倒をみると互いに言っている状況だが」
永倉文吾:「それでいいのか?紫藤」
紫藤 宗冬:「俺もそこは不安で仕方ないがな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「でもほら、さっきより良い顔してるよ?」
芝石花:「ちなみに僕の回答は前と変わらないね」
芝石花:「さっさと上に放り投げていいよ、僕は真面目じゃないからな」
紫藤 宗冬:「実際人手が足りないのは事実だ。こいつの力と道具は使えるし、姫の支援があればやれる手は増やせる」
紫藤 宗冬:「もちろん最終的には上の判断だから、俺はあくまで進言するだけだがな」
雨宮 叶:「ビジネスパートナーということですね」
雨宮 叶:「お互いにお互いの利益のために」
雨宮 叶:「黙認し合う。言わば共犯者です」
紫藤 宗冬:「……それに」
紫藤 宗冬:「今回で嫌というほど分かった。こいつら、互いに首輪付けさせないと、何しでかすか分からん」
アンジェ・フォンテーヌ:「それは間違いないですね」
ネッド・ケリー:「正直、びっくりした」
ネッド・ケリー:「びっくりした……」
アンジェ・フォンテーヌ:「互いに抑止力として働いて頂けるかと」
紫藤 宗冬:「改めて俺からも言っておくぞ。お前らがまた何かやらかすようなら、芝さんだけじゃない。俺も容赦しない」
ソフィア・アレクサンドラ:「約束よ。"停滞"」
芝石花:「……自分の欲望は、自分で始末をつけてくれ」
紫藤 宗冬:「約束だ。……頼むから、俺にアンジェの友達を撃たせるなよ」
芝石花:「それができない相手とは、ビジネスパートナーにすらなれないからね」
雨宮 叶:「私は共犯者であることを認めます。よって、違えた場合、その道を切り裂くことを躊躇いません」
雨宮 叶:「約束です」
ネッド・ケリー:「だからこその宣言だよ。泥棒の仕事はおしまいだ」
ネッド・ケリー:「王様も今はやる気がない」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃあなにするの?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「なにもしない人」
永倉文吾:「宝探しをするなら、地図売ってやるぞ」
ネッド・ケリー:「……ふふ、世界を守る人、かな」
ネッド・ケリー:「俺のような男を見逃すような度量がある世界の、さ」
芝石花:「……この世界は都合よく罰してくれたりなんかしないよ」
ネッド・ケリー:「帳尻をあわせたいのはきっと変わらないんだ」
ネッド・ケリー:「戦場をふらついていた頃から、ずっと」
ネッド・ケリー:「今度は、泥棒以外の方法が良い」
ネッド・ケリー:怪盗は悲しい生き物だから。
アンジェ・フォンテーヌ:「見送る側にさせないこと」
アンジェ・フォンテーヌ:「私からの要求はそれだけです」
ネッド・ケリー:静かに頷く。
芝石花:ロイスが一個だけ余っているのでここで取ります。
芝石花:ネッド・ケリー&ソフィア・アレクサンドラ P興味/○N警戒と隔意
芝石花:五年はすくなくともこのままでね。
ネッド・ケリー:あ、ネッド・アレクサンドラでいいですよ……
芝石花:あっそうですか…
ソフィア・アレクサンドラ:5年後を楽しみにしているわ。
芝石花:「……紫藤さんはともかく、こういう柄じゃないんだけどね、僕は」
永倉文吾:「初めてあんたをUGNエージェントらしいと思ったよ、芝さん」
芝石花:「それはそれで遅いよ」
永倉文吾:「褒めたつもりなんだけどな。」
ネッド・ケリー:「三人とも……仲が良さそうだな」
永倉文吾:「……また拗ねるやつが増えた…」
ネッド・ケリー:「それは、羨ましくなるだろう……」
永倉文吾:「なにこれ、一人が拗ねなくなったら別の拗ねるやつが増えるシステム?」
紫藤 宗冬:「最終的に増えるじゃんそれ」
芝石花:「だ、だれのことだろうな……」目をそらす。
永倉文吾:「ま、そうだな。」
永倉文吾:「役所づとめの連中は立場上堅いことを言わなきゃいけないようだから」
永倉文吾:「俺はただの知己として言わせてもらうよ」
永倉文吾:「せいぜい、楽しくやってくれ。」
ネッド・ケリー:「……ありがとう」
紫藤 宗冬:「……ほんとに変わったな、永倉さん」
永倉文吾:「……知り合っちまったからな。」
芝石花:「もっとハリネズミみたいだった気もしないでもない」
ネッド・ケリー:「人は、変わるのさ」
紫藤 宗冬:「良いんじゃないか。今のほうが楽しそうだし」
紫藤 宗冬:「……ありがとな」
芝石花:「まあね。幸せなのが一番いいさ、もちろんね」
ネッド・ケリー:「美しいものだよな」
ネッド・ケリー:変わった世界へ、独り言。
ソフィア・アレクサンドラ:"友人"達の会話を堪能し、これからの未来に夢を馳せる。
ソフィア・アレクサンドラ:「さて、それではみなさん」
ソフィア・アレクサンドラ:「帰りましょう。私達の日常へ」
ソフィア・アレクサンドラ:少女は舞台袖に消える。
ソフィア・アレクサンドラ:失われたはずの恋を手に、輝ける朝日と共に。
ソフィア・アレクサンドラ:私達の物語は、これから始まるのだから。
GM:戦闘終了。PCの勝利です!
芝石花:おお−−−!!!
紫藤 宗冬:勝った……
永倉文吾:や、やった…!!
芝石花:(姫こわ……)
GM:おめでとう!
GM:バックトラックよ!
紫藤 宗冬:はーい!
ネッド・ケリー:年貢の納め時です
ネッド・ケリー:はい!
GM:今回用意したロイスはこちら!
GM:
Eロイス 6個
"マスターケリュケイオン"
【E:悪夢の鏡像】
【E:さらなる絶望】
【E:さらなる絶望】
【E:さらなる絶望】
【E:さらなる絶望】
"マスタークレプティス"
【E:悪夢の鏡像】
Dロイス 12個
守護機兵
【D:遺産継承者:海鳴の石版】
銃士機兵
【D:遺産継承者:イフリートの腕】
剣戟機兵
【D:遺産継承者:鬼切りの古太刀】
撃鉄機兵
【D:遺産継承者:必中の弓】
"マスターケリュケイオン"
【D:遺産継承者:欲望の姫君】
【D:遺産継承者:誓約の瞳】
"マスタークレプティス"
【D:遺産継承者:栄光と勝利の槍】
【D:遺産継承者:聖剣の王者】
【D:遺産継承者:夜の小鳥】
【D:遺産継承者:聖者の遺骨】
【D:遺産継承者:蛇王の外套】
【D:想い人:ネッド・ケリー】
経験点+18
ネッド・ケリー:まずメモリーを使用して162→142とします……Eロイスも振りたいです……
紫藤 宗冬:やべえいっぱいある
紫藤 宗冬:メモリー1つで侵食10下げます
永倉文吾:Eロイスふりまーす
紫藤 宗冬:134→124
芝石花:EロイスEロイス
紫藤 宗冬:Eロイス6つ、全部もらいます
永倉文吾:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-36[8,1,5,9,6,7] → 88
ネッド・ケリー:ダブルメモリーで正解だった
紫藤 宗冬:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-31[8,5,4,2,6,6] → 93
永倉文吾:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-15[5,1,8,1] → 73
紫藤 宗冬:帰還確定!素振り!
ネッド・ケリー:142-6d10
DoubleCross : (142-6D10) → 142-38[4,8,7,8,6,5] → 104
永倉文吾:これは…5点!!
紫藤 宗冬:93-5d10
DoubleCross : (93-5D10) → 93-38[8,8,3,9,10] → 55
芝石花:133-6d10
DoubleCross : (133-6D10) → 133-40[4,9,9,4,7,7] → 93
紫藤 宗冬:3点かな?帰還です!
ネッド・ケリー:104-4d10
DoubleCross : (104-4D10) → 104-18[5,6,1,6] → 86
ネッド・ケリー:5点帰還!
ネッド・ケリー:実はロイス一枠あいてた……
芝石花:93-5d10
DoubleCross : (93-5D10) → 93-21[5,1,9,5,1] → 72
芝石花:実は僕も空いている
芝石花:後半演出かEDでとっていいかな?演出として
GM:いいよ!
芝石花:わーい。五点だっけ
紫藤 宗冬:私3点!
GM:はーい! では、10点+18点+侵蝕分が経験点よ!
GM:合計値/3をGMは頂くわ!
ネッド・ケリー:33!
GM:というわけで
GM:おかえりなさい!
紫藤 宗冬:31!
紫藤 宗冬:ただいま!むしゃむしゃ
芝石花:ほうこれがケーキ
永倉文:33点!!
芝石花:33のはず~
ネッド・ケリー:ケーキタイムよ!
紫藤 宗冬:アンジェ、おごりらしいから一杯食べような
芝石花:もっと高級店がいいんだけど……
アンジェ・フォンテーヌ:(……)お腹周りを気にしている。
雨宮 叶:贅沢はダメですよ
セラピアス・プロエルケスタイ:これ美味しいね!
紫藤 宗冬:任務で嫌でも運動するから大丈夫大丈夫
芝石花:ここは要求していいところだろ……一年分でもいいくらいだからな!
ソフィア・アレクサンドラ:ほら、ネッドあーん
ソフィア・アレクサンドラ:あーん
永倉文吾:しばらく食べれないからよく味わって食えよ
セラピアス・プロエルケスタイ:大丈夫! 報酬があるじゃん!
アンジェ・フォンテーヌ:はい!(運動しよう……)
ネッド・ケリー:イ、イタダキマス
ネッド・ケリー:オイシイ……オイシイ……
雨宮 叶:一年も同じケーキ食べたら飽きてしまいませんか?
ソフィア・アレクサンドラ:うふふ
芝石花:たしかに。じゃあ毎日違うのが届くチケットにしてもらおう
雨宮 叶:それは素敵ですね
雨宮 叶:毎日お茶会しましょう
ネッド・ケリー:怪盗、しばらく活動休止します……
芝石花:じゃあ一年間は元気でいないとな
雨宮 叶:その間に次も見つけましょうね
エンディング1『等価交換』
N市・眩い光のパーティーホール
GM:遺産を守り抜いた君たちは、今回の事件の関係者を集めたパーティーに招かれていた。
GM:正当な働きにはそれ以上の対価を。これがシャンプランユ王国式の等価交換だ。
GM:会場には管弦楽団、木組みのオブジェ、美酒にキッチン、黄金。ありとあらゆるものが並んでいる。
宙戸 陽子:「へーっ! じゃあ幻想種なんだ! 珍しいね~!」
相馬 白百合:「そういう貴女こそ。神域種:天使なんて初めてお会いしました」
アンジェ・フォンテーヌ:(……私も海獣種とか言った方が良いんでしょうか?)
セラピアス・プロエルケスタイ:「美味しいお肉だー!」
桜ヶ丘 聖:「つやつやのお肉やー!」
"ヒトハ":「塩胡椒と肉汁の炎舞だー!」
青野 小春:「……でね、アスヤくんはそこで私の手を引いて言ってくれたの」
杠 アヤメ:「……」ごくり。
雨宮 叶:「……」どきどき
青野 小春:「『小春ちゃん、一緒に帰ろう』って!」
杠 アヤメ:「きゃー!」
雨宮 叶:「凄い……これが大人の恋愛……」
宙戸 つくよ:(わ……すてきな演奏。聞いたことある気がするけど、なんて曲なのかな……?)
アルフレッド・アーチボルト:「──交響曲第9番『新世界より』」
宙戸 つくよ:「え?」
アルフレッド・アーチボルト:「ドヴォルザークが故郷に思いを馳せ、この曲は創られたのさ」
宙戸 つくよ:「そうなんだ……」
アルフレッド・アーチボルト:「これも何かの縁だ。君の故郷について聞かせてくれないか?」
宙戸 つくよ:「え?」
明石 林檎:「貴方、いつか刺されるわよ……」
俵屋 晴洒:「いい酒だ。水が良いんだろうな」
淡井 小紅:「生きてた頃はこういうの禁止されたからここは極楽だね」
遠井 双葉:「……貴女、未成年じゃないの」
淡井 小紅:「良いの。私は14歳で止まってるから」
俵屋 晴洒:「カッカッカ! 酸いも甘いも噛み分けたってか!」
ソフィア・アレクサンドラ:「おつかれさま」グラスを差し出して。
万津 千景:「ええ、貴女も」鈴の音が小さく鳴る。
ソフィア・アレクサンドラ:「次はどこへ行くの?」
万津 千景:「そうね……古巣からも音沙汰が無いし、年明けまではここにいようかしら」
ソフィア・アレクサンドラ:「そう。なら、今後も貴女経由でお願いするわね」
万津 千景:「構わないわ。ソフィア、貴女は?」
ソフィア・アレクサンドラ:「私は変わらないわ」
ソフィア・アレクサンドラ:国が好きで、民が好き。
ソフィア・アレクサンドラ:そして、これらを受け入れてくれた星が好き。
ソフィア・アレクサンドラ:「世界が好意で満ちる日が、いつか訪れることを願っているの」
万津 千景:「貴女らしいのね」
万津 千景:グラスに口を付ければ、紅の感情が喉を焦がす。
万津 千景:次の句は、熱に浮かされて溶けてしまったから。
万津 千景:「おめでとう、ソフィア」
ソフィア・アレクサンドラ:「ありがとう。千景」
万津 千景:凛と、響く音だけを聞いていた。
ネッド・ケリー:「メリークリスマス! には少し早いがサンタ・ケリーだ。良い子の皆にはプレゼントだよ」
ネッド・ケリー:要するにパーティーのお土産配布係である。
芝石花:スイーツのコーナーに居座る異相の男。真剣に吟味し、最終的に全部取っている。
ネッド・ケリー:中身はお高い焼き菓子の類だ。
紫藤 宗冬:「とうのサンタが悪い子代表じゃねえか」
芝石花:鳶色のスーツに、光沢のあるグレーのシャツ。普段はほぼしないネクタイは、家から見つけられなかったのでさっき買った。
芝石花:「あれ欲しい。紫藤さん貰ってきてくれない?」
芝石花:「未成年だよね」
紫藤 宗冬:「良いけど……自分で取りに行くのはダメなわけ?」
ネッド・ケリー:「悪い子はプレゼントを貰えないから労働をするしかないわけだよ。悲しきかな一般社会……」
芝石花:「え、大人でも貰えるのかな」
ネッド・ケリー:「大人も子供も分け隔てしませんよ。サンタになっても俺は俺なので……」
ネッド・ケリー:そう言ってプレゼントを差し出す。
永倉文吾:「だとさ」
芝石花:「おお」中身を確認している。
芝石花:「ふたりも貰っときなよ」
ネッド・ケリー:「姫が手配した高級焼き菓子……とても美味しいのでぜひお家で開けてパーティーの余韻を楽しんでくれたまえ!」
永倉文吾:「マジで普通に働かされてるのな」
紫藤 宗冬:「芝さんがそう言うなら……なんかこいつから受け取るのすげえ複雑だけど」
ネッド・ケリー:「怪盗はやめた手前、普通に働かないといけないからな……」
芝石花:「なんかサンタクロースの中身を聞かされてる気分だな」
ネッド・ケリー:長年続けた気障な仕草は抜けないが、纏う雰囲気は少し変わって。
紫藤 宗冬:「妙な世知辛さありますね……」
ネッド・ケリー:「中身、なあ。それなんだよそれ。怪盗やめるとアイデンティティーが無だからさ、俺……」
ネッド・ケリー:「世知辛いんだ……」
芝石花:「……?」首を傾げる。「無?」
ネッド・ケリー:いまだに持っているのは煙管くらいのものなのだが、勤務中なので煙管も吸わない。
ネッド・ケリー:サンタなので。
ネッド・ケリー:「師匠たちに出会うまでの記憶が無いのですよ。師匠たちに出会ってからは怪盗の修行しかしてませんからね」
ネッド・ケリー:「怪盗じゃない俺、というのはあんまり存在しないのです」
ネッド・ケリー:肩をすくめる。
永倉文吾:モグモグとローストビーフを食べている。塩気が効いていて美味い
芝石花:「……?」紫藤さん、永倉さんを見る。「アイデンティティってそういうものなの?」むしろ二人に聞くように。
紫藤 宗冬:「そもそもなんだけど、アイデンティティーってなんだっけ……?」
芝石花:ガトーショコラにフォークを刺す。姫のことは気に入らないが、お菓子のセンスがいいのは確か(そこもイヤ)。
ネッド・ケリー:「き、君たち……!?」
紫藤 宗冬:「なんか聞いたことはあるんだけど、どういうものかよく分からん。永倉さん分かる……?」
永倉文吾:「………」
永倉文吾:「お前、結構中学生みたいなことで悩むんだな」
ネッド・ケリー:「ちゅうがくせい」
ネッド・ケリー:珍しくショックを受けた顔である。
紫藤 宗冬:「あ、それは俺も思った。 案外こいつ若いよな」
ネッド・ケリー:「し、失礼な、二十歳だぞ!」
芝石花:「若いよ」
永倉文吾:「その年で世界5秒前説とか哲学的ゾンビとか真面目に考えるようになったらだいぶ疲れてるから姫様に相談しろよ」
ネッド・ケリー:「う、うぐぉおおおおお……!」
ネッド・ケリー:「やめろ、なんで俺の考えていることを知っているんだ……!」
芝石花:「く、苦しみだした」おろおろする。
紫藤 宗冬:「あ、辞書で引けた。えーっと、自分は何者なのかの定義、みたいな話……?」
永倉文吾:「姫様に相談しろよ?」
ネッド・ケリー:「君たち、あれだな。怪盗やめた後の方が容赦なくないか? びっくりだぞ……!」
芝石花:「そんなの僕考えたことないぞ……」おろつきながら
ネッド・ケリー:「ま、まあ相談はするが……
紫藤 宗冬:「俺の場合UGNチルドレンになるのかな。……ん?」
紫藤 宗冬:「あれか。お前、無職になったの気にしてるとかそういう……?」
ネッド・ケリー:相談できる相手は基本的に姫しか居ない。そしてそれ以前は師匠を除けば誰も居なかった。
ネッド・ケリー:「……まあ、そうだが」
芝石花:「べつに仕事に依存しなくても……真面目だな……」
ネッド・ケリー:「今回の事件のような目に遭えば、泥棒を続けるつもりもなくなるが、かといって無職を続けて養ってもらうのは申し訳ないだろう……!」
紫藤 宗冬:「まじですげえ今更なこと悩んでる……言っとくけどな」
紫藤 宗冬:「職業:泥棒よりは無職の方が何倍も胸張って言えるからな!」
ネッド・ケリー:「怪盗時代にパトロンにたかっていたのとは全く別、なんて無様な……えっ」
ネッド・ケリー:「えっ」
ネッド・ケリー:「えぇ……」
芝石花:「おおー」感激。「たしかに」
ネッド・ケリー:「泥棒は、偉くないのか……?」
芝石花:「偉いと思ってたの……?」
永倉文吾:「偉くないぞ」
紫藤 宗冬:「警察やUGNに追い回される職業だぞ。しかも仕事は人からの盗み」
ネッド・ケリー:「い、いや、だってほら、とてもこう、価値が……」
ネッド・ケリー:「価値……?」
ネッド・ケリー:「いやほら、価値はさておきなんか華麗じゃないか……後に何も残さないが……」
紫藤 宗冬:「アイデンディティー、はよく分からんが」
永倉文吾:「盗跖すら偉いかどうかで言ったら、偉くないと思う。」
紫藤 宗冬:「泥棒辞めてもそれが綺麗だと思ってるんなら、それが『お前』なんじゃねえの?」
ネッド・ケリー:「……成程な?」
ネッド・ケリー:※実は混乱しており、分かっていない
芝石花:「……」ピスタチオのケーキに手を付ける。
永倉文吾:「偉くはないが。」
永倉文吾:「芝さんやセラのように"怪盗”という存在に憧れを持つ人間はいるから」
永倉文吾:「格好のいい存在ではあるんじゃないか。」
芝石花:(じつは今のでちょっと欲しくなくなったことは言わないでおこうっと)黙る。
永倉文吾:少し可哀想になったので褒め言葉を探しながらしゃべる
ネッド・ケリー:「…………そ、そうだな!」
永倉文吾:「あ、でも芝さんもセラも泥棒をやめた途端サインいらないって言ってたな…」
ネッド・ケリー:「そうだったな……」
紫藤 宗冬:「上げて落としてきた」
芝石花:「こ、こら、ばらさないでくれ!」
紫藤 宗冬:「永倉さん、ちょっと楽しんでない……?」
ネッド・ケリー:「私はもうダメかもしれないぞシドー……」
永倉文吾:「…いや、すまん」
ネッド・ケリー:そんな事を言いながらも、楽しそうだ。
芝石花:こほん。
芝石花:「いや、なんていうか、アイデンティティに悩むって気持ちはわからないけど」
芝石花:「大丈夫、自分自身であることからは逃れられないからね」おーよしよし、くらいの感じで言う
ネッド・ケリー:「まあ、目的はあるのですよ、芝さん」
芝石花:「はい」瞬き。「そういえば名前はじめて呼ばれたね」
ネッド・ケリー:「まあこの前はバタバタしていましたからね……ふふ」
ネッド・ケリー:「名前を呼べるというのは良いことだ。本当にね」
ネッド・ケリー:「俺などは今の名前も盗品だ。一人になって、自分がそこにいるのかもわからなくなった時がある」
ネッド・ケリー:「だからなおのこと、そう思うのです」
永倉文吾:「盗品はほとんど捨てたようだが」
芝石花:じいっと見てみる。
永倉文吾:「名前はそのまま名乗りづづけるのか?」
紫藤 宗冬:「名前も盗品、ねえ……」
ネッド・ケリー:「この仕事を終えたら、自分なりの名前を自分に与えろなんて師匠に言われていたが……」
ネッド・ケリー:「そうだな。ひとまず苗字くらいは変えてみようと思う」
ネッド・ケリー:「人生の半分くらいは、誰かの為に使ってみるのも甲斐性さ」
永倉文吾:「半分済めばいいがな」
永倉文吾:「あれは相当デカい女だぞ」
ネッド・ケリー:映画でよく見るしょぼくれた電気鼠のような顔をする。
永倉文吾:「なんだそのしょぼくれた電気鼠のような顔は」
ネッド・ケリー:「……けど、まあ、君たちに大口を叩いたからな」
ネッド・ケリー:声が震えている。
芝石花:「無理せず」どうどう
ネッド・ケリー:「俺は世界を守るよ」
芝石花:「…ほうほう」どうどうの手をやめる。見る。
永倉文吾:その言葉に僅かに表情を和らげる
紫藤 宗冬:「……ふうん」
芝石花:「ネッドさん、ネッドさん」何度か呼んで。
ネッド・ケリー:「仮初にも俺を許す世界があるならば、仮初にもそれを守ろうとするのが──『等価交換』というやつだろう」
ネッド・ケリー:「……どうしました?」
芝石花:「……あ。はじめて呼んだかもな。いや、なんだかさ」
芝石花:「君は世界を美しいって言ったじゃないか」
芝石花:「壊されるには惜しいって」
ネッド・ケリー:「ええ、まあ」
ネッド・ケリー:当たり前のことだ。ネッドにとっては。
芝石花:「……不思議な人だなあ」
ネッド・ケリー:「美しいと思わなきゃ、欲しくなんてなりませんよ。それは、ええ。変わりません」
永倉文吾:「じゃあ、悩むことはないだろう。」
芝石花:「ああ。アイデンティティもなにも。」薄く笑う
永倉文吾:「何かを美しいと思う心があり、それに手を伸ばしたいと思う欲を持ち」
永倉文吾:「そしてそれを掴む取る力がある。」
永倉文吾:「それがお前のアイデンティティなんだろう。」
永倉文吾:「怪盗という演技をやめてもなお残った感情があるならそれを信じればいい、と俺は思うが」
ネッド・ケリー:それを聞くとしばらく黙り込んでから、ハッとした表情を浮かべる。
ネッド・ケリー:「……待てよ、もしかして俺、盗まなくても欲しい物を手に入れて良いのか」
永倉文吾:「…………」
芝石花:「………」
紫藤 宗冬:「…………」
永倉文吾:「金銭という概念を知らずに育ってきた未開の部族か?」
紫藤 宗冬:「手に入れ方それしか知らねえのかよ……」
ネッド・ケリー:「だが泥棒が正規の経済活動を行うのは不純じゃないか……」
紫藤 宗冬:「泥棒行為自体が不純だろうが!どこに対して真面目になってんだお前は!」
永倉文吾:「姫様に小学校低学年の算数を習うといい。たかしくんがお金を使ってりんごたかみかんを買ってる姿を学びながら見ることが出来るから。」
ネッド・ケリー:「俺はこれでもFH生まれ紛争地帯育ちの……未開部族だわ!」
紫藤 宗冬:「シャンプランユで習ってこいよ、等価交換」
ネッド・ケリー:「言っておくが子どもたちに勉強を教えるのは趣味だからな! 読み書きも計算も! できるもん!」
芝石花:「そう……」
ネッド・ケリー:「等価交換もやろうと思えばできるもん!!!!!!!!!」
ネッド・ケリー:「ちょっとソフィアが怖いだけだ……」
紫藤 宗冬:「できるのにやらないほうが問題だぞ」
芝石花:「あ、そこはそう思ってるんだ……」
ネッド・ケリー:「王族の財力と政治力と暴力で等価交換を強いられてみろ……! 怖い……!」
永倉文吾:「脅迫だな。」
芝石花:「僕より悪趣味な人初めて見た」
紫藤 宗冬:「じゃあ逃げるか?」
ネッド・ケリー:「待ってくれ違うんだ。本当にソフィアが怖いだけなんだ。俺が土下座をしても特に意に介さず『まあ泥棒はさっさとやめてもらわないとなー』って顔をする!」
ネッド・ケリー:「…………」
紫藤 宗冬:「縄を解くのは得意だろうよ」
ネッド・ケリー:少し恥ずかしそうに頬を赤らめる。
ネッド・ケリー:「ま、まああの子は悪趣味だし、我儘だし、命の危機に至っても我が道しか進まない……が」
永倉文吾:「それはこいつが縛られることを望まなければ、だろ」
ネッド・ケリー:「なんなら私が打倒してきた無数の圧制者たちとさして変わらないが……」
紫藤 宗冬:「自分で縛られてんだからなあ」
芝石花:「認めちゃうんだ」
ネッド・ケリー:「騙し合いをしているわけでもないのに、自分の見たものや考えを偽る訳にはいかないからな」
ネッド・ケリー:「姫は、まあ、稀代の圧制者か名君のどちらかにしかなれないので……」
ネッド・ケリー:「できれば……あの子が一人でも多くの人から、認められるような大人になってほしいと思う」
ネッド・ケリー:「悪党になるのは……大変だからな」
ネッド・ケリー:しみじみと、噛みしめるように。
芝石花:「ふふ。やっと君を素直に祝えそうな気がする」
ネッド・ケリー:「それは……素直に嬉しいな」
永倉文吾:「俺も、なんとなくわかったよ。」
永倉文吾:「お前はまだアイデンティティだの自我だの悩むの早い。」
ネッド・ケリー:「なに……!?」
ネッド・ケリー:その言葉はショックであった。
永倉文吾:「自己の確立と他者の認識は不可避の関係だ。」
芝石花:「あっノイマンっぽいこと言ってる!」
永倉文吾:「"怪盗"という仮面にばかり他人の視線を集めてきたやつが」
永倉文吾:「そんな情緒を育てられているわけがないだろう。」
ネッド・ケリー:「…………っ!」
永倉文吾:「だから。」
永倉文吾:「姫様でも、紫藤でも、芝さんでもいい」
永倉文吾:「今のお前のまま他人と交われ」
ネッド・ケリー:「おいおい」
永倉文吾:「悩みが意味を持つように鳴るのは多分その後だ」
永倉文吾:「なんだ?」
ネッド・ケリー:ハッカパイプに改造されたシー・ノー・イーヴルの煙管をくるくると振り回して咥える。
ネッド・ケリー:「君も、だぜ。ブンゴ」
芝石花:紫藤さんにひそひそ。「本当に柔らかくなったよね、彼」
永倉文吾:「………やだ」
紫藤 宗冬:「だよな。良いことだと思う」
ネッド・ケリー:「えぇ……」
紫藤 宗冬:「やだじゃねえよ。俺らだけに任せるなって」
紫藤 宗冬:「友達だろ?手伝ってくれって」
芝石花:「あ、僕も僕も」
芝石花:「僕も友人」挙手。
ネッド・ケリー:「ですな。芝さんマイ・フレンド!」
永倉文吾:「あのな」
ネッド・ケリー:──そうか。笑みが溢れるというのは、こういうことか。
ネッド・ケリー:と、少しだけ新しい発見に感動したり。
ネッド・ケリー:「じゃああれですかね。ここは全ての始まりとなった王国での冒険の話か」
ネッド・ケリー:「それともシドーと出会ったロシアでの戦いか……」
ネッド・ケリー:「そういう話を、芝さんともしましょう」
紫藤 宗冬:「待て、思い出させんな! モスクワでの失態は黒歴史にしてんだよ……!」
芝石花:「へえー、聞かせてよ」乗り出す。
芝石花:「君はいつも格好いいんだから、それくらいあっていいだろ」
ネッド・ケリー:「クックック、あれはそう。寒風吹きすさぶ白銀の大地。その中心に聳えるさる美術館での物語……」
紫藤 宗冬:「かっこ……いやごまかされねえぞ!知らなくて良い!プロローグ語り始めんなーっ!」
芝石花:「おおー……」
ネッド・ケリー:人は、生きている限り変わっていく。
ネッド・ケリー:正義と秩序の為に戦い迷い悩みそれでも足を止めなかった彼に、置いていけない愛しき人が現れて。
ネッド・ケリー:無謀な夢の果に傷つき英雄に成り果てた彼に、痛みを癒す歌が届くようになって。
ネッド・ケリー:倒錯した感覚故に人とズレて生きていた彼に、導き導かれる弟子ができて。
ネッド・ケリー:そうして俺も、二度目の恋をして、初恋に破れ、怪盗の仮面から解き放たれた。
ネッド・ケリー:失う痛みは確かにそこにある。
ネッド・ケリー:けど、それを恐れないでほしいとも思う。
ネッド・ケリー:その先に見える変わった視界、変わった世界は。
ネッド・ケリー:痛みに見合う価値があるものなのだから。
エンディング2『美しいもの』
N市・シャンプランユ王国博覧会会場
GM:日曜日の午前中も相まってか、多くの人がここを訪れていた。
GM:それは、君たちが守った日常の景色。
GM:すれ違って入口に向かう、視界に映るのは笑顔の花弁が鮮やかに。
雨宮 叶:「想像以上に面白かった気がします」
芝石花:「よかった。なかなかお目にかかれないものばかりだったからね」
雨宮 叶:民芸品からノンアルコールのジュースまで幅広く取り扱っており、博覧会というよりは一種のお祭りのようであった。
雨宮 叶:「これが海外というものなんですね」
芝石花:「今回の件がなければ見られなかった。そこだけは悔しいけどね」
芝石花:「……どうなのかな。ここまで平和かはわからないが」
雨宮 叶:「過程はともあれ、結果は大変良いものでした」
雨宮 叶:「きっと、良い国を目指しているんですね」
芝石花:「君にとって良かったなら、少しはマシだよ」肩をすくめる。
芝石花:「いろんな国に行くといい」
雨宮 叶:「はい。見識を広げます」
雨宮 叶:「お土産買って帰ってきますね」
芝石花:「……そこまで覚えててくれるつもりなの?」少し驚いて。
雨宮 叶:きっと知った数だけ好きなものが増えて行く。だから、それを伝えていこう。
雨宮 叶:「……?」
芝石花:「いや。ここでもう、旅はおしまいのつもりだったから。驚いて」
芝石花:「君はもう正規イリーガルだと思うけど……」
雨宮 叶:「はい。でも、イリーガルって自由なんですよ」
雨宮 叶:「どこに行ってもいいんです」
雨宮 叶:「なにを食べても良くて、誰の味方になっても良い」
芝石花:「じゃあ、たまには僕に会いに来てくれるってこと?」
雨宮 叶:「そうですね」
雨宮 叶:「ゴールデンウィークの最終日なら」
芝石花:「何日だっけ……」曜日感覚がない。
芝石花:「…いや、まあいいや」
芝石花:「ふふ」笑う。
雨宮 叶:「どうされました?」
芝石花:「いや、ね。もう会うことがないのかなあと思ってたから」
芝石花:「寂しかったからさ」
雨宮 叶:「そうなんですか?」
芝石花:「そうだよ。僕は寂しがり屋なんだよ、けっこうね」
雨宮 叶:「それは知っています」
芝石花:「え、知ってるんだ……なんで…」声が小さくなる。
雨宮 叶:ふふっと笑って。
雨宮 叶:「だって、私の先生ですから」
雨宮 叶:似た者同士。と、いうやつなのだろう。言外の共感を多く覚えたのだ。
芝石花:「だいぶ恥ずかしいけど」
芝石花:「君にとって、少しでも良き仲間となれたなら。こんなに嬉しいことはないし」
芝石花:「僕にとってもそうであると思うよ」
芝石花:「君は今、僕に幸せを分けてくれた」
雨宮 叶:「幸せ……」はにかんで呟く。
芝石花:「君はそうできる人だ。それを覚えていて」
雨宮 叶:「……ありがとうございます」その言葉を小さく抱きしめる。
芝石花:「君の良き旅を願っている、雨宮さん」
芝石花:「これから歩む旅路が、君にとって少しでも、美しいものでありますように」
雨宮 叶:私は一つひとつの繋がりを大切にしたい。一期一会じゃ物足りません。
雨宮 叶:「先生」
芝石花:「はい」
雨宮 叶:「次は美術館が良いです」
雨宮 叶:「その次は博物館」
雨宮 叶:「遊園地」
雨宮 叶:「スイーツバイキング」
雨宮 叶:「アトリエ」
雨宮 叶:私の旅路に栞を挟んで、貴方の前で紐解くから。
雨宮 叶:「聞いて欲しいお話を、たくさんご用意します」
芝石花:「……僕もそれをお願いしようと思っていたよ」
芝石花:「綺麗なものを見たら、僕に教えて欲しいって」
芝石花:「いくらでも聞くさ」
雨宮 叶:「はい。待っていて下さい」
雨宮 叶:私はこの翅でどこまでも飛んでいける。帰ってくる場所もたくさんある。
雨宮 叶:行き先はまだわからないけれど、その分だけ思い出が増えていくから。
雨宮 叶:「またいつか」
芝石花:「いつかじゃなくて、ゴールデンウィークの最終日がいいな」
芝石花:「何日かわからないけど……まあ」
雨宮 叶:ぽかん。と、呆気にとられて。
雨宮 叶:「そうでした」くすくすと笑う。
芝石花:「口約束で忘れられたら嫌だからな」わざとらしく。
雨宮 叶:「でしたら」すっと小指を差し出して。
芝石花:子供のように、疑わず同じようにする。
雨宮 叶:「針千本飲んでも痛いだけですよね」
芝石花:「極刑だよな…」
雨宮 叶:「だから」
雨宮 叶:「泣きますね。破ったら」
雨宮 叶:「いっぱいいっぱい泣きます」
芝石花:「……めんどくさいし、困るな、それは……」
雨宮 叶:「そうだと思います」
雨宮 叶:「先生はどうしますか?」
芝石花:「じゃあ君も僕に困って」
芝石花:「なんか……なんだろう。なにか困らせるから」
雨宮 叶:そわそわ。
芝石花:「……思いつかない」
芝石花:「まあ、なんか、僕もすごく面倒で困ることをするからな」
芝石花:「覚悟して約束をするんだよ」したり顔で。
雨宮 叶:「それは……」
雨宮 叶:「困りましたね」苦笑いを浮かべて。
芝石花:チケットを奪い損ねたときの意趣返し。
芝石花:小指を絡める。「はい」
芝石花:「よし、今度は先手をとれた」
雨宮 叶:ぴりぴりした感覚。この人だけの個性。
雨宮 叶:「ゆーびきーり……」
雨宮 叶:うろ覚えの唄を口ずさみながら、先手を取ったこの人に主導権を預ける。
雨宮 叶:切りたい時に切って欲しい。なんて、それは傲慢だろうか。
芝石花:おぼつかない歌を聴く。雨の近寄る匂いがかすかに薫る。
芝石花:この世界は美しいと、《悪盗》は言った。
芝石花:そうなのだろうか、と思う。わからない。
芝石花:だが、誰かにとって、そうであればいいと思う。
芝石花:それはたとえば、この指の先の。
エンディング3『きっと、同じ気持ち』
N市・かざみどりの道路
GM:街路樹が並ぶ小さな通り道。
GM:清廉な小川からはさらさらと冬のせせらぎが聞こえる。
GM:君たちはすっかり習慣となった水族館デートを終え、帰路に着いていた。
紫藤 宗冬:「ふーっ、さっむ……!」
紫藤 宗冬:「もうすっかり冬って感じだな。12月だから当たり前か……」
アンジェ・フォンテーヌ:「来たばかりの頃はこの道も涼し気でしたが」
アンジェ・フォンテーヌ:「この季節はどうにも冷えますね」
紫藤 宗冬:「日本は四季がはっきりしてるって言うけど」
紫藤 宗冬:「近年は移り変わりが激しすぎるんだよなあ。 夏はうだるぐらい暑いってのに」
アンジェ・フォンテーヌ:「シャンプランユも似たようなものです」
アンジェ・フォンテーヌ:「メリハリが効いていて、良いと思いますよ」
紫藤 宗冬:「まあ、いろんな季節を楽しめるってのは悪くないのかねえ」
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ」
アンジェ・フォンテーヌ:「二人で八倍楽しめます」
アンジェ・フォンテーヌ:そう言って、手袋を外す。指先がほんのり赤い手をそっと伸ばす。
アンジェ・フォンテーヌ:「これも、冬の楽しみ」
紫藤 宗冬:「八倍か。うん、それなら良い」
紫藤 宗冬:「つって、冬だけじゃないだろ」
紫藤 宗冬:言いながら、冷たくなった手を繋ぐ。
アンジェ・フォンテーヌ:「冬は温かいので……」
アンジェ・フォンテーヌ:ぎゅ。
紫藤 宗冬:「寒いじゃなくてか。……気分の問題?」
アンジェ・フォンテーヌ:指先を絡める。
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ」
アンジェ・フォンテーヌ:「暖かくなります」
アンジェ・フォンテーヌ:ぎゅ。
紫藤 宗冬:「うん。俺も」
紫藤 宗冬:「こういう感じなら……寒い日も、悪くない」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
アンジェ・フォンテーヌ:「私もそう思います」
紫藤 宗冬:「……」
紫藤 宗冬:笑いながら、少し照れたように目をそらす。
紫藤 宗冬:「そういやさ。すっかり顔覚えられちゃったな」
紫藤 宗冬:「水族館の職員さん」
アンジェ・フォンテーヌ:「そうですね」
アンジェ・フォンテーヌ:「イルカも覚えているみたいですよ」
紫藤 宗冬:「あ、そうなの?そういやこっちの方へのアピール多かったような気するな……」
紫藤 宗冬:「でもイルカ、正面から見るとけっこう歯とか凄いのな。未だにちょっと向かれるとびっくりする……」
アンジェ・フォンテーヌ:「雄で良かったと想いました」
紫藤 宗冬:「それはこっちが良くねえんだけど」
アンジェ・フォンテーヌ:「そうですか?」
紫藤 宗冬:「そりゃ、まあ……」
アンジェ・フォンテーヌ:「私は安心しました」
紫藤 宗冬:「むう……」
アンジェ・フォンテーヌ:「冗談です」
紫藤 宗冬:繋いだ手を少し引っ張って、腕を絡める。
アンジェ・フォンテーヌ:「きゃっ」
紫藤 宗冬:「俺もまあ、冗談だけど」
紫藤 宗冬:「寒いのと同じだな。言い訳にできる」
紫藤 宗冬:「嫉妬ってことにしてくれ」
アンジェ・フォンテーヌ:心臓の音が早くなる。また惹かれてしまう。
アンジェ・フォンテーヌ:「なら」
アンジェ・フォンテーヌ:そのまま身体を預けよう。体温も共有できるように。
アンジェ・フォンテーヌ:「私も寒くなります」
紫藤 宗冬:「ずるい。……まあ、寒いから、だな」
アンジェ・フォンテーヌ:「ええ。寒いからです」
アンジェ・フォンテーヌ:少し、歩きにくくなった。その分だけ、彼と一緒に歩く距離が増える。
紫藤 宗冬:ゆっくりと、ゆっくりと。歩調を合わせる。
アンジェ・フォンテーヌ:寒い帰り道。共有できる砂時計の速度を緩めるように。
紫藤 宗冬:歩幅が小さくなっているのは、どちらが緩めているのか。
アンジェ・フォンテーヌ:でも止まってしまったら終わってしまうから。ゆっくりとゆっくりと歩き続ける。
紫藤 宗冬:「……」
紫藤 宗冬:ピタッと。足を止める
アンジェ・フォンテーヌ:「……宗冬さん?」
紫藤 宗冬:「アンジェ」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
紫藤 宗冬:「ちょっと、寄り道しないか」
アンジェ・フォンテーヌ:「……!」こくりと頷く。
紫藤 宗冬:幾分緊張した面持ちで。
紫藤 宗冬:「ん、サンキュ。……こっち」
紫藤 宗冬:手を引いて、行き先を変える。いつもとは違う道へと。
アンジェ・フォンテーヌ:そのまま彼に引かれていった。
N市・無銘の丘
GM:ここは名前を持たない小さな丘。
GM:備え付けられた公園の看板は色褪せて忘れられてしまった。
GM:今はただ、静かに街を見守り続ける。
紫藤 宗冬:「暗くなってきたな。……ほら、ここからなら」
紫藤 宗冬:「見えるだろ、この街一帯。夜は明かりが綺麗でさ」
アンジェ・フォンテーヌ:木々の隙間にぽっかりと空いた穴。その先には日常が瞬いていた。
紫藤 宗冬:「一緒に見たいなって。前から思ってたんだ」
アンジェ・フォンテーヌ:それはまるで星空のように美しい。ドーナツの内側は、奇跡で染まっていた。
アンジェ・フォンテーヌ:「……素敵ですね」
紫藤 宗冬:「だろ?」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
紫藤 宗冬:「ほんとは結構前から知ってはいたんだけど。折角だから秘密にしてた」
紫藤 宗冬:「大事な時に取っておこうと思って」
アンジェ・フォンテーヌ:「大事な時、ですか」
紫藤 宗冬:「うん」
アンジェ・フォンテーヌ:時間の感覚をまだ取り戻せていないのだろうか。思い当たる節が鳴い。
紫藤 宗冬:1つ、大きく深呼吸する。咳払い。
紫藤 宗冬:「今月さ。12月じゃん」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
アンジェ・フォンテーヌ:貴方の季節です。
紫藤 宗冬:「ちょっと速いけど、渡しておこうと思ってさ。……その」
紫藤 宗冬:「クリスマスの」
アンジェ・フォンテーヌ:「あっ……!」
紫藤 宗冬:「プレゼント、的なもの……」
アンジェ・フォンテーヌ:鞄を見る。ダメ、なにも入ってない。ポケット。ダメ、飴玉すら残ってない。
紫藤 宗冬:「ほんとは当日に渡せたら良かったんだけど、街がこの状況だしさ」
紫藤 宗冬:「無理に合わせようとして遅れるよりは、早めに渡したほうが良いかな、って」
アンジェ・フォンテーヌ:「宗冬さん……」
紫藤 宗冬:「ああ、お返しは気にしなくて良いよ。後ですぐもらう」
アンジェ・フォンテーヌ:何も持たない私、積み重ねてきた歴史だけを背負って生きてきた。
アンジェ・フォンテーヌ:「すぐ、ですか」
紫藤 宗冬:「気使わせて悪い。少しぐらい言っておくべきだったかな……結構俺も、テンパってて」
紫藤 宗冬:「うん。多分、すぐに」
アンジェ・フォンテーヌ:こんな私でも返せるものがあると思うと嬉しくなる。
アンジェ・フォンテーヌ:「大丈夫ですよ」
アンジェ・フォンテーヌ:「私も、てんぱってます」
紫藤 宗冬:「おそろいだ」
アンジェ・フォンテーヌ:慣れない言葉を使うのは、少しでも彼に近づきたいから。
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
紫藤 宗冬:「じゃあ……はやいけど、メリークリスマス」
アンジェ・フォンテーヌ:「ありがとうございます」
紫藤 宗冬:小さく笑って、鞄に大事にしまっていたものを取り出す。
紫藤 宗冬:片手に収まる小さな箱の蓋を開く。
紫藤 宗冬:「アンジェ」
紫藤 宗冬:「結婚してほしい」
アンジェ・フォンテーヌ:「………………」
アンジェ・フォンテーヌ:「………………」
アンジェ・フォンテーヌ:言葉より先に、手が出ていた。
アンジェ・フォンテーヌ:左手の指先を貴方に向けて差し出していた。
アンジェ・フォンテーヌ:「喜んで」
紫藤 宗冬:「……聞かないんだ?なんにも」
紫藤 宗冬:「結構、その。びっくりさせちゃうかなとか」
アンジェ・フォンテーヌ:「?」
アンジェ・フォンテーヌ:「いいえ、びっくりしています」
アンジェ・フォンテーヌ:「でも、それ以上に嬉しくて」
アンジェ・フォンテーヌ:「愛おしくて」
アンジェ・フォンテーヌ:「恋しくて」
アンジェ・フォンテーヌ:「嬉しい」
紫藤 宗冬:「俺も」
紫藤 宗冬:「きっと、同じ気持ち」
アンジェ・フォンテーヌ:「はい」
アンジェ・フォンテーヌ:「幸せにして下さい」
紫藤 宗冬:差し出された手の薬指に指輪を通す。
紫藤 宗冬:「一瞬でも早く、幸せにする」
紫藤 宗冬:「一秒でも永く、幸せでいてくれ」
紫藤 宗冬:「そしたら俺も、幸せだから」
アンジェ・フォンテーヌ:「いいえ」
アンジェ・フォンテーヌ:「永遠に幸せでいますよ。宗冬さん」
紫藤 宗冬:「……うん」
紫藤 宗冬:「やっぱり、すぐにもらえた」
アンジェ・フォンテーヌ:「ずっと、ずっと……」左薬指に通された誓いの輪に優しく触れる。
アンジェ・フォンテーヌ:冬は耐える季節だ。前の私ならそう思っていた。だけど、
アンジェ・フォンテーヌ:「冬、待ち遠しくなりますね」
アンジェ・フォンテーヌ:彼との思い出が、私を暖めてくれる季節になった。
エンディング4『与えたいんだ』
N市・ホープヒルズ
GM:世界の咎、焦げ付いた常識、創造と破壊の臨界点。
GM:破砕音を慟哭音で揉み消すような、裏側の果ての果て。
GM:されど、今宵はその喧騒もピタリと止んでいた。
セラピアス・プロエルケスタイ:先日の件以来、どこか緊張の糸がほぐれたようにゆるい感じになっている。
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾ー」
セラピアス・プロエルケスタイ:「文吾文吾文吾文豪文吾文吾ー」
永倉文吾:陰鬱そうな顔で本を読んでいる。タイトルは明らかにセラピアスには興味がなさそうなものだ
セラピアス・プロエルケスタイ:「それ面白い?」
永倉文吾:「そんなに何度も呼ばなくても聞こえる」
永倉文吾:「……面白い、といえば面白いな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「面白いんだ。どんな話?」
永倉文吾:「知らない知識もあれば知っている事実に別視点からの分析をしてることもあって……」
永倉文吾:「どんな……?」
永倉文吾:タイトルに目をやる。『北魏史 洛陽遷都の前と後』
セラピアス・プロエルケスタイ:「前編と後編が一緒になってるやつ?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「お得版みたいな」
永倉文吾:「いや、全然違う」
永倉文吾:「中華の大陸で晋国が滅びた後に興った北魏という国の歴史だ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えっ、なんて?」
セラピアス・プロエルケスタイ:知らない言葉がたくさん飛んできた。
セラピアス・プロエルケスタイ:「教科書?」
永倉文吾:「方向性としてはそれでいい。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「へー、文吾、教科書読むの好きなタイプなんだ」
永倉文吾:「教科書を一つの分野に足して詳しく書いてくれてる本、みたいなものだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あー」
セラピアス・プロエルケスタイ:「音楽の本でもクラシックとロックみたいな?」
永倉文吾:「そういうことかな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「なるほどねぇ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「で、どんな話なの?」
永倉文吾:「一口で説明するのは難しいな。まだ読んでいる途中だし。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あ、そうだよね」
セラピアス・プロエルケスタイ:すすすと君の隣に近づく。
永倉文吾:「ただ、北魏は中華に置いて北方異民族が立てた一番最初の大国だ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「わっ! 文字ちっちゃ!」
永倉文吾:「中華に置いては北方は人口や文化の成熟という点に置いても中心となる地であり、そこを異民族が抑えたというのは歴史上の役割は非常にでかい」
セラピアス・プロエルケスタイ:すとん。と、肩が触れ合う距離で腰を下ろす。
セラピアス・プロエルケスタイ:「姫様のお婆ちゃんのお婆ちゃんのお婆ちゃんのお婆ちゃんみたいな人が、今の姫様みたいなことをしたってこと?」
永倉文吾:「書道の分野においても彼ら独自の北魏楷書と呼ばれるジャンルが………」
永倉文吾:少し諦めたような顔で
永倉文吾:「そういうことだ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふーん……開拓者ってやつだね」
セラピアス・プロエルケスタイ:「頑張った人だ」
永倉文吾:「開拓者とは少し違うな。」
永倉文吾:「頑張った人であることは間違いないが。」
永倉文吾:「彼らがしたことは文化の融和だ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「融和?」
永倉文吾:「なんと言えばいいかな。」
永倉文吾:「彼らは侵略者だ。だが、その土地に根付こうとしたらいつまでもそのままではいられない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ロックとパンクは違うけれど、魂を震わせるっていう点は同じみたいなところ?」
永倉文吾:「支配者と言えど、その土地に根付こうとする努力が必要となる。」
永倉文吾:「そうだな。」
永倉文吾:「ロックとパンクが混ざってパンクロックとなるように」
永倉文吾:「鮮卑族の荒々しさと漢民族が2000年以上に渡って紡いできて文化が混じり合って花開いたものが。」
永倉文吾:「北魏の文化なんだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ふんふん」
永倉文吾:栞をはさみ、本を閉じる
永倉文吾:「悪いな、退屈させたか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「こういうこと?」文吾の腰に手を回して、抱きしめるように力を込める。
セラピアス・プロエルケスタイ:「うりうり」
永倉文吾:かすかに動揺していることがセラピアスにはわかる
永倉文吾:「侵略者気取りか、いや、たしかに俺の家はお前に侵略されつつあるが」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ゆうわ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ゆうわー!」
セラピアス・プロエルケスタイ:ぐりぐり。
永倉文吾:「意味わかっていってるのか。」
セラピアス・プロエルケスタイ:文吾とあたしは違う。違うから分かり合える。
セラピアス・プロエルケスタイ:「今日は中華食べたい」見上げるように。
永倉文吾:「この本を買ったばかりだからそんな金はない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えーだってお金入ったんじゃないの?」
永倉文吾:でも、確かに、この少女と出会って、俺はまた少し変わったのかもしれない。
セラピアス・プロエルケスタイ:「姫様にハネられた?」
永倉文吾:この少女の明るさが、自分の内側にある何かを溶かしていって
永倉文吾:そして、そのことを悪くないと想っている自分がいる。
永倉文吾:「向こうも忙しいんだろうさ。」
永倉文吾:「まだ、振り込みは来ていない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「まあそれなら仕方ないか」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃあお水のお湯割りでもする?」
永倉文吾:「……あのな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ストレートが良い?」
永倉文吾:「仮にもマフィアの娘がそんな情けない言葉を口にするなよ…」
セラピアス・プロエルケスタイ:「猫舌のくせに」にししと笑う。
永倉文吾:「しょうがないだろ、敏感なんだから。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「…………」
セラピアス・プロエルケスタイ:脇腹を突く。
永倉文吾:「こふっ」
永倉文吾:妙な声が出る
セラピアス・プロエルケスタイ:「隙だらけだ」
永倉文吾:「お前しかしないからな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「全身隙だらけ文吾」
セラピアス・プロエルケスタイ:「全身好きだらけだ」満足したようにむふーと笑う。
永倉文吾:「ペルーに戻ったら一瞬で死んじゃうな、それじゃ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシが護ってあげようか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「仮にもギャングの娘なので」
永倉文吾:ぽん、セラピアスの頭を撫でる
セラピアス・プロエルケスタイ:「みー」
永倉文吾:「遠慮しとくよ、これ以上裏社会に借りは作りたくない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えへへ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシだけで手一杯なんだ」
永倉文吾:「……借金で手一杯なんだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃあアタシは背中でいいよ」
永倉文吾:「何かを背負えるほど広い背中は持ってない。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「しょーがないなー」
セラピアス・プロエルケスタイ:「じゃ、やっぱり隣だね」身体を起こし、改めて肩を寄せる。
永倉文吾:「いいのか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「なにが?」
永倉文吾:「贅沢はさせてやれないぞ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「十分贅沢だよ」
セラピアス・プロエルケスタイ:好きな人と好きな時間を過ごせる。心を分け合えるんだもん。
セラピアス・プロエルケスタイ:これ以上は等価じゃなくなっちゃうよ。
セラピアス・プロエルケスタイ:まだ、ね。
永倉文吾:「……」
永倉文吾:「勝手に通販で高級焼肉セットを注文したくせによくそんな口がきけたものだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「…………」
セラピアス・プロエルケスタイ:「次のやつは文吾が一枚多く食べていいよ」
永倉文吾:「いや、お前が食べてくれ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「そ、そんなに怒って……!」
永倉文吾:「たまにはお前が喜んでる顔が見たい。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えっ」
セラピアス・プロエルケスタイ:自分の頬を触る。
セラピアス・プロエルケスタイ:むにむに。
セラピアス・プロエルケスタイ:「そっか」うん、柔らかい。
永倉文吾:「季節外れの蚊にでもくわれたか?」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん、喰われちゃったかも」
セラピアス・プロエルケスタイ:「博識な蚊に」
永倉文吾:「何言ってるんだ、お前は」
セラピアス・プロエルケスタイ:「んー……えへへ……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「あっ」
GM:────机の上で振動音が響く。
永倉文吾:端末を手に取り、応答する
???:『ごきげんよう。Mr.ナガクラ』
永倉文吾:「姫様か」
ソフィア・アレクサンドラ:『よくわかったわね』
ソフィア・アレクサンドラ:『これがジャパニーズ・マブダチというのかしら?』
永倉文吾:「最近同じようなな挨拶を受けたばかりだからな。」
ソフィア・アレクサンドラ:『相手の特徴を覚えておくのは素敵よ』
永倉文吾:「どうも、それで要件は?」
ソフィア・アレクサンドラ:『彼女もよろこ──そうね、お邪魔したら悪いわ』
永倉文吾:「次の依頼なら、まず前回の報酬を受け取ってからだ。」
ソフィア・アレクサンドラ:『手短に。最速で事を進めましょう。彼のように』
ソフィア・アレクサンドラ:『そうね、段階を踏みましょう。芸術と同じよね。手順を疎かにしてはいけないわ』
永倉文吾:「いきなり最速じゃなくなった気がするが」
ソフィア・アレクサンドラ:『時にMr.ナガクラ、貴方の負債は今いくらだったかしら?』
永倉文吾:「日本円で1446万円だ。」
永倉文吾:この女に隠し事をしても無駄だろう、という判断で正直に話す
ソフィア・アレクサンドラ:『14,446,000ね』
ソフィア・アレクサンドラ:『さて、それなら────』
ソフィア・アレクサンドラ:『15,000,000でいかがかしら?』
永倉文吾:「………」
永倉文吾:「俺は、施しを受けるつもりはない。」
ソフィア・アレクサンドラ:『あら、正当な報酬だと思うのだけれど』
永倉文吾:「今回の仕事にその報酬はあまりにも過大だろう。」
ソフィア・アレクサンドラ:『私の中では等価よ』
永倉文吾:「UGNにも同等以上の報酬を支払うのか?」
ソフィア・アレクサンドラ:『それは秘密』
永倉文吾:「ずるい女だな、あんた」
ソフィア・アレクサンドラ:『個人情報はレッドよ』
永倉文吾:「……わかった。ありがたくいただくよ。」
永倉文吾:「あの男に、あんたはそれ以上の価値を感じているということなんだろう。」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ。貴方の輝きと同じように』
永倉文吾:「何に価値を感じるか。それは人の自由だからな。」
ソフィア・アレクサンドラ:『勿論、今後の貴方にも価値を置いているのよ?』
永倉文吾:「それはどうも。」
ソフィア・アレクサンドラ:『あ、私のオススメは第十地区よ。あそこは意外と名店が多いのよね』
永倉文吾:「でもあそこよく建物が壊れるからな」
ソフィア・アレクサンドラ:『不思議よね』
ソフィア・アレクサンドラ:『まだ残っていればいいのだけれど……』
永倉文吾:「……ま、あんたはあいつと行けばいいさ。」
永倉文吾:「それじゃあな、これ以上要件がないなら、切るぞ」
ソフィア・アレクサンドラ:『でしたら最後に』
ソフィア・アレクサンドラ:『贅沢の味、しっかり覚えて下さると私は嬉しいわ』
永倉文吾:それは、もう、知っている。
永倉文吾:自分が望むべくもなかったぬくもりの中にいる。それだけで十分だ。
永倉文吾:「あいにく俺には貴族の義務をこなす必要はないんでな」
ソフィア・アレクサンドラ:『ふふっ』
ソフィア・アレクサンドラ:『万人の特権よ』
永倉文吾:「そう言い切るなら、それが出来る国を作ってみろよ、お姫様」
ソフィア・アレクサンドラ:『ええ。その時はぜひ貴方にも見てもらいたいわ』
ソフィア・アレクサンドラ:『水と木組み、酒と情熱の国を』
ソフィア・アレクサンドラ:『誇って欲しいもの』
永倉文吾:「ああ、そうだな。」
永倉文吾:どこか懐かしい景色を思い浮かべなら、電話を切る
永倉文吾:「セラ、もう喋ってもいいぞ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ぷはぁ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「姫様なんて?」
永倉文吾:「…………」
永倉文吾:「前言撤回だ。」
永倉文吾:そう言って、セラピアスの体を抱き寄せる。
セラピアス・プロエルケスタイ:「ん?」お口にチャックをしようとしていた。
セラピアス・プロエルケスタイ:「んん!?」
永倉文吾:壊れてしまわないように、優しく
セラピアス・プロエルケスタイ:痩身だと思っていた彼の身体は、自分よりも力強く、大きい。
永倉文吾:傷つけてしまわないように、慎重に
永倉文吾:「どうも、少し身軽になったらしい。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「……そっか」
セラピアス・プロエルケスタイ:その声に安堵する。変わって行くこともきっと怖くない。
永倉文吾:自分を縛っていた、莫大な借金が消えた
セラピアス・プロエルケスタイ:どこか怖かったんだ。彼を縛る楔が無くなった時、フッと消えてしまうんじゃないかって。
永倉文吾:今はそのことに現実感はない。世界は何も変わらない。少し時間が経てば、喜びの感情が湧くのだろうか。
セラピアス・プロエルケスタイ:アタシは重石になれないから、風と共に飛んでいってしまうんじゃないかと。
セラピアス・プロエルケスタイ:怖かった。
永倉文吾:「……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「……」
セラピアス・プロエルケスタイ:「……聞かせて」
永倉文吾:「俺は」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん」
永倉文吾:「色んなものを借りて生きてきた。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん」
永倉文吾:「この国にいる時は、信用や金を」
永倉文吾:「ペルーでは、誇りと命を」
永倉文吾:「ペルーでの借りは、あの国での戦いで返した。あいつらが望んだ未来を、俺はきっと紡げたと思う。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん、きっと見てるよ」
永倉文吾:「借金も、姫様の話が本当なら、これで返せるはずだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん、頑張ったね」
永倉文吾:「出来るだけ、真っ当な方法で、善く生きようとする人々を傷つけない形で、金を返せたと思う」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん、誰も悲しまなかったよ」
永倉文吾:「きっと、俺を英雄だと信じて死んだやつらに恥じる真似をしなかったはずだ。」
永倉文吾:「ようやく、手が空いた。」
永倉文吾:「やっと、お前への借りを返せる」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん」
セラピアス・プロエルケスタイ:「いいの?」
永倉文吾:「借りたものは、返さなきゃいけない。」
永倉文吾:「いや、すまん。嘘だ。」
永倉文吾:「俺がお前に与えたいんだ。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「えへへ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「いいんだ」
永倉文吾:「お前がいなければ」
永倉文吾:「きっと、俺はどこかでくたばってたからな。」
セラピアス・プロエルケスタイ:「アタシも同じ」
セラピアス・プロエルケスタイ:「きっと今もまだあそこで遠い星を目指して歌ってる」
永倉文吾:彼女が居たから、再び誰か繋がることが出来るようになった。
永倉文吾:過去にだけじゃなく、未来に目を向けることが出来るようになった。
永倉文吾:「それを、ここで聴いてるのも悪くなかったと思うが」
永倉文吾:「でも、そうだな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「うん、一緒に」
永倉文吾:「静かにな」
セラピアス・プロエルケスタイ:「ドキドキしてる」
セラピアス・プロエルケスタイ:「止まらないや」
永倉文吾:「聴かせてくれ」
セラピアス・プロエルケスタイ:聞いて欲しい。自分の音を。
永倉文吾:「お前の声も、その鼓動も、星星に届くように」
セラピアス・プロエルケスタイ:聞かせて欲しい。貴方の音を。
セラピアス・プロエルケスタイ:大好きな貴方と私、二人の声が世界の果てに届くように。
セラピアス・プロエルケスタイ:そっと、心を通わせた。
永倉文吾:一人の少女に、自分の心が届くように
永倉文吾:二人の声を、優しく交えた。
エンディング5『失恋完了』
GM:エンディング ネッド・ケリー
GM:ではまず、情報判定を行います。
GM:・今回の事件について(技能:任意/達成値:300)
ネッド・ケリー:マスターズコネクションを使用します
ネッド・ケリー:これは
ネッド・ケリー:マスタークレプティス、マスターケリュケイオンと出向いた最後の盗み。
ネッド・ケリー:その際に手に入れた"魔神のランプ”を使用することですべてを知ります。
GM:許可します
GM:では、君は誰も知らない秘密を知ることに成功する。
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY0OjZqAMM
GM:ソフィア・アレクサンドラのキャラクターシートが更新されました。
GM:以下にその内容を記します。
本案件における"マスタークレプティス"および"マスターケリュケイオン"のデッドコピーを生み出した張本人。
この事件そのものが、彼女によるマッチポンプである。
その心を射止めるためにネッド・ケリーを誘き出し、使えるものを全てを利用したのだ。
ソフィアはシャンプランユ王国地下に存在する人体錬成陣をN市にて再構築している。
"マスタークレプティス"および"マスターケリュケイオン"が生前所持していた【祈りの造花】を触媒に、市内に溢れる膨大なレネゲイドエネルギーと【賢者の石】を使用することで『姿形が同一かつ生前の行動をロールする存在』を創り出した。.
その後、彼女らをネッド・ケリーへと接触させ、シャンプランユ王国博覧会を開催した。
Eロイス【ファイトクラブ】所持。
"マスターケリュケイオン":「解除方法はお前が決めろ。好きな生き方を背負って生きろ」
"マスタークレプティス":「これは君の物語だ。エンドロールの向こう側で見ているよ」
ネッド・ケリー:「任せ給え、二人共」
ネッド・ケリー:「怪盗ならぬ身であっても、欲しいものは全て手にする」
ネッド・ケリー:「だから──安らかに」
ネッド・ケリー:解除方法、それはもう決めていますが
ネッド・ケリー:やはり明日発表といたしましょう
ソフィア・アレクサンドラ:待っているわ。私の想い人。
N市・シャンプランユ王国博覧会会場:跡地
GM:博覧会は無事に大成功を抑えた。
GM:宴は終わった。残り香だけが漂う。
GM:白いホールの中央に立つは想い人。
ソフィア・アレクサンドラ:「ネッド、待っていたわ」
GM:穴を埋める最後の欠片を、悪盗に。
GM:この恋の行方を決めるのは、貴方。
ネッド・ケリー:「……待たせたね」
ネッド・ケリー:そう言って膝をついて、手をとって。
ネッド・ケリー:「おつかれさま、王女様」
ソフィア・アレクサンドラ:「ありがとう。貴方のおかげよ」
ネッド・ケリー:まずはねぎらいの口づけを。
ソフィア・アレクサンドラ:享受する。
ネッド・ケリー:「そうだな。俺がこうすると知って、君はそうしたのだろう」
ソフィア・アレクサンドラ:触れ合った瞬間、何かが変わると思っていた。
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
ネッド・ケリー:「俺が居たから、君は迷わなかった」
ソフィア・アレクサンドラ:だけど、今がこうして続いている。ああ、この世界は永遠ね。
ソフィア・アレクサンドラ:「そうよ。私は貴方を求めたの」
ネッド・ケリー:「……有り体に言おう。俺は君が何をしたのか、この戦いの間調べていた」
ネッド・ケリー:大団円の時間はここまで。
ネッド・ケリー:真実の全てを、今ここに。
ソフィア・アレクサンドラ:「知っていたわ」
ソフィア・アレクサンドラ:隠すようなことではない。狂気に触れたとして、だれがそれを証明できるのか。
ネッド・ケリー:「君は"マスタークレプティス"および"マスターケリュケイオン"の擬似的な蘇生に手を出した。そして今、オーヴァードの域を踏み越えた力に指先を触れさせている」
ネッド・ケリー:「……見損なったよ。これでは……百年の恋も冷めるというものだ」
ネッド・ケリー:悲しげにため息をつく。
ソフィア・アレクサンドラ:「あら、随分ね」
ネッド・ケリー:「当たり前だ。育ての親と殺し合いを強いられたのだ。とても恋などとは言ってられん……」
ソフィア・アレクサンドラ:「キスしてたじゃない」
ネッド・ケリー:「まあ、恋をしていたからな」
ネッド・ケリー:それから少し迷ってから。
ソフィア・アレクサンドラ:「断らなかったことの責任を押し付けるなんて、煙に巻くような言葉はよして」
ネッド・ケリー:「昔が、少し懐かしくなっただけさ」
ネッド・ケリー:「……やれやれ」 最後の煙管を蒸す。
ソフィア・アレクサンドラ:「大切な過去だったのでしょう」
ネッド・ケリー:煙管のパーツはゆっくりとひび割れを始めている。残された時間は多くない。
"マスタークレプティス":『知っているか、少年。死んだ者の魂は何処に行くと思う?』
"マスターケリュケイオン":『まあ、何処に行っても死んだことには変わらないけどな』
ネッド・ケリー:昔を、少しだけ思い出す。
ソフィア・アレクサンドラ:「私は貴方の過去を知らないわ。"少年"なんて、呼べそうにもない」
ネッド・ケリー:「そうとも、ソフィア。大切な過去さ。誰にも触らせたくはなかった」
ソフィア・アレクサンドラ:「私は"ネッド・ケリー"しか知らないもの」
ネッド・ケリー:──けれど。君なら。
ネッド・ケリー:「なあ、ソフィア」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
ネッド・ケリー:少女の美しい手を、半分だけ血に濡れた手をとって、自分の首に添えさせる。
ネッド・ケリー:「人の魂は、死んだら何処へ行くと思う?」
ソフィア・アレクサンドラ:「わからないわ」
ソフィア・アレクサンドラ:「少なくとも、私は消えてなくなると思っている」
ネッド・ケリー:「愛する人の所へ飛ぶのだそうだ」
ソフィア・アレクサンドラ:「ロマンチックね」
ネッド・ケリー:「今、俺が君へ抱く恋心は破れ、燃え尽きた」
ネッド・ケリー:少女の手を握って、少しだけ痛くなるほど力を込める。
ソフィア・アレクサンドラ:「口に出して」
ソフィア・アレクサンドラ:「生きているのだから」
ネッド・ケリー:「けどね、俺はこの先、何時何処で倒れても、魂だけは君のところへ戻るだろう」
ネッド・ケリー:「俺は君を愛しているからだ」
ソフィア・アレクサンドラ:「私もよ、ネッド」
ソフィア・アレクサンドラ:「貴方を愛しているわ」
ネッド・ケリー:少女の手から力を緩めて立ち上がる。
ネッド・ケリー:「だから、この先、何度でも恋をさせてくれ」
ネッド・ケリー:「そうでなくては、俺は君を許せそうにない。良いね?」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ」
ネッド・ケリー:フッ、と微笑んで。
ネッド・ケリー:「もう一つ」
ソフィア・アレクサンドラ:「欲張りね」
ネッド・ケリー:「君はオーヴァードすら超える力を手に入れたように見えるが、絆そのものは忘れていない。ジャームなどではない。オーヴァードだ」
ソフィア・アレクサンドラ:「そうね」
ソフィア・アレクサンドラ:「みんなと同じよ」
ネッド・ケリー:「そう、同じだ。種明かしをするとね。死者の魂が愛する人の下に戻ると俺に教えたのは──君が今回墓場から引きずり出したあの二人なのだ」
ネッド・ケリー:「あの世話好きどもに一杯食わされたというわけだ。君も、俺も、な」
ソフィア・アレクサンドラ:「あらあら」
ネッド・ケリー:今度はいたずらっぽく微笑む。
ソフィア・アレクサンドラ:「本当、最後まで心配性のお母様ね」
ソフィア・アレクサンドラ:自身の母もそうだったから。彼の気持ちが少しだけ理解できた。
ネッド・ケリー:「……あの二人は、最後にこうも言っていた」
ネッド・ケリー:ここでソフィアのEロイス解除方法を開示します。
ネッド・ケリー:ネッド・ケリーに『名前の一部を与えること』で、彼女は元よりあった絆を強め、賢者の泉の光に囚われた心を解き放つことができます。
GM:了解です。
ネッド・ケリー:「この事件が終わったら、お前はお前の名を名乗れ、と」
ネッド・ケリー:「ソフィア、あの二人の知らない未来を、俺に分けてくれないか」
ネッド・ケリー:「俺は君に、俺の未来を差し出す」
ネッド・ケリー:「等価……交換だ」
ソフィア・アレクサンドラ:《インスピレーション》を宣言します。
ソフィア・アレクサンドラ:『ソフィア・アレクサンドラは、ネッド・ケリーに何を求めていますか?』
GM:許可します。
GM:『ソフィア・アレクサンドラはネッド・ケリーに、自分の手から離れることを望んでいます』
GM:『誰ものものでもない彼が大好きだからです。自らが狂気に沈もうと、この恋は終わらない』
ソフィア・アレクサンドラ:ああ、やっぱり。ええ、そうね。この恋は終わらない。
ソフィア・アレクサンドラ:ずっと、ずっと思い続けるわ。貴方のことを。私が恋した、ネッド・ケリーを。
ソフィア・アレクサンドラ:「ネッド。私と共に生きてくれるの?」
ソフィア・アレクサンドラ:「私の隣で、私と同じ道を歩いてくれるの?」
ソフィア・アレクサンドラ:「『ネッド・アレクサンドラ』」
ソフィア・アレクサンドラ:その言葉を発すると同時、緑の瞳から涙が零れ落ちる。
ソフィア・アレクサンドラ:貴方と同じ色から、ぽろぽろと大粒の雫が落ちていく。
ネッド・アレクサンドラ:「……それなんだがな」
ネッド・アレクサンドラ:怪盗としての衣装を脱ぎ捨てる。その下には、新しい生き方に合わせたフォーマルな装いがあった。
ネッド・アレクサンドラ:「分からん。俺には未来は分からない。分かるのは今だけだ」
ネッド・アレクサンドラ:そうして、涙する少女を抱きしめるか否か、一瞬手を迷わせてから。我慢できずに強く抱きしめた。
ネッド・アレクサンドラ:「俺に分かるのは、そうやって涙する君を放ってなどおけないということだ」
ネッド・アレクサンドラ:「我儘な話だが……愛しているんだ」
ソフィア・アレクサンドラ:その身を預ける。その胸の中で大きな声を上げて泣きじゃくる。
ソフィア・アレクサンドラ:さようなら。ネッド・ケリー。私の好きだった貴方。
ソフィア・アレクサンドラ:愛しているわ。ネッド・アレクサンドラ。私の宝物。
ネッド・アレクサンドラ:「やっぱり君はちょっとクスンクスンしおらしくしているくらいが可愛いな」
ネッド・アレクサンドラ:嗜虐的な笑みを少しだけ浮かべてから。
ネッド・アレクサンドラ:「恋してしまいそうだ」
ソフィア・アレクサンドラ:「いじわるを言わないで」
ソフィア・アレクサンドラ:少女の恋は終わったのだから。
ネッド・アレクサンドラ:目の前の少女から、邪気が薄れていくことを確認し、胸をなでおろす。
ネッド・アレクサンドラ:「この世界には美しいものが満ちている」
ネッド・アレクサンドラ:「いつか君は識るだろう。だから──」
ネッド・アレクサンドラ:「ソフィア、帰ろう。俺たちの家に」
ソフィア・アレクサンドラ:「ええ、私達の帰る場所に!」
ソフィア・アレクサンドラ:もう独りじゃないから。孤独と貴方を交換して、私達の物語は続いていく。
ソフィア・アレクサンドラ:恋の花は鮮やかに舞い、久遠の夢を願っていた。
ソフィア・アレクサンドラ:だけど、世界は産声を上げ、星だけが知る秘め事を知って貰えた。
ソフィア・アレクサンドラ:ありがとう、私の恋心。さようなら、失われた恋心。またいつか。
ネッド・アレクサンドラ:そしてまた、誰かの世界が一つ変わり、町には変わらぬ夜明けが訪れる。
ネッド・アレクサンドラ:失恋完了。
『エンティーキ・アポゴテフス』
セッションコンプリート。
GM:失恋Final、これにて全行程完了です。おつかれさまでしたー!
ネッド・アレクサンドラ:おつかれさまでした!!!!!!!!!!1
芝石花:お疲れ様でしたー!
芝石花:みんなお幸せにね~
ネッド・アレクサンドラ:おじさ、あ……・
ネッ10・アレクサンドラ:無事に捕まりましたね
ネッ10・アレクサンドラ:ほぼ完璧に捕まって失恋もしました
芝石花:失恋3のみんながさらに進むのを間近で見られたのが凄く嬉しいねえ
芝石花:おめでたい
ネッ10・アレクサンドラ:ありがとう……ありがとう……
GM:完璧でした ありがとうございます……!
GM:めちゃくちゃ楽しかった……!!!!!
永倉文吾:おつかれっした!!
ネッ10・アレクサンドラ:すごいこう、すごい、成し遂げた
ネッ10・アレクサンドラ:楽しかった……
ネッ10・アレクサンドラ:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnbXjoAMM
ネッ10・アレクサンドラ:データはほぼ変わりませんが、所属は王国ではなくフリーランスです
ネッ10・アレクサンドラ:一箇所に留まれないからちょくちょくお外を見て回っているそうです
芝石花:紫藤くんが経歴表にいる
紫藤 宗冬:なんで俺が一番上なんだよ!
芝石花:www
ソフィア・アレクサンドラ:…………
ソフィア・アレクサンドラ:お幸せに
芝石花:親友でしょ
ソフィア・アレクサンドラ:行きましょう、アンジェ
ネッ10・アレクサンドラ:時系列だよ!!!!!!!
ネッ10・アレクサンドラ:ソフィア!!!!!!!!!待て!!!!!!!
紫藤 宗冬:こちとらもう結婚なんだぞ
紫藤 宗冬:素直にDロか彼女を上にしておけば……
ネッ10・アレクサンドラ:正直、一番上に置くと姫が退屈するかなって
ネッ10・アレクサンドラ:少し圧与えておいたほうが緊張感を保ってくれそうで……
芝石花:人のプレイに付き合わせないで
ネッ10・アレクサンドラ:それは……そう
紫藤 宗冬:巻き込むな
ネッ10・アレクサンドラ:はい……
ソフィア・アレクサンドラ:(やっぱり距離が近い気がするわ…………)
紫藤 宗冬:アンジェとは零距離だぞ
ソフィア・アレクサンドラ:("停滞"ッ……!? 心をッッ!!)
ネッド・アレクサンドラ:ふふふ、さすがは友……
芝石花:ソフィアさんとはまた会ったら今度は友達になりたい
ソフィア・アレクサンドラ:あら、私はもう友達のつもりよ?
芝石花:Eロイス取れた姿でまた会ってね
ソフィア・アレクサンドラ:ええ! とびっきりのケーキをごちそうするわ!
芝石花:やったー
紫藤 宗冬:お互いに結婚式には呼ばないとね
芝石花:行く~(包む祝儀ばかりが増えていく)
ネッド・アレクサンドラ:呼ぶからね……
芝晶:叔父様・・・・・・・・・・・
芝石花:セッションに出てない人がいますね
GM:友情出演
ネッド・アレクサンドラ:いや、彼女は画面端で見切れていた
GM:ホラー演出やめて
ネッド・アレクサンドラ:千里眼……