ヒロイン組手・二本目


PC1:“ピースメイカー”不破 冬亜(ふわ とうあ)(キャラシート)PL:サムトー
PC2:“ライン・バインド”月見坂 仁恵(つきみざか ひとえ)(キャラシート)PL:冥王星
PC3:“アネモネ”遠井 双葉(とおい ふたば)(キャラシート)PL:Hyoga
GM:Hyoga

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:それではただいまより『ヒロイン組手・二本目』を開始します!
GM:押忍、よろしくお願いします!
月見坂仁恵:よろしくおねがいします!
不破 冬亜:よろしくお願いします!
GM:まずはプリプレイ! 早贄となるPC1からお願いします!
不破 冬亜:はい!
不破 冬亜https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYm4WN3wIM
不破 冬亜:「なあ、なにか手伝おうか? いらない?そっか……ねえ本当になにもない?」
不破 冬亜:不破 冬亜(ふわ とうあ)です。 今年で20歳、UGNチルドレン。
不破 冬亜:物心ついた頃からUGNで育てられた古株で、高い適性から一時期は本部への栄転も噂された有望株でしたが
不破 冬亜:ある時期にそれまでの速攻大火力スタイルを捨て、サポート含めたオールラウンダーへと方針転換。
不破 冬亜:栄転の話もなくなり、ごく普通のチルドレンとして仕事をしながら大学生活を満喫してます。
不破 冬亜:むっつりした顔と表情から誤解されやすいですが感情の起伏は大きく、結構繊細。
不破 冬亜:あんまり自信がないので、人の役にたってないと自分要らなくね?と不安になる小動物系の生き物です。
不破 冬亜:同級生達とも困ってそうだから何かできないかなーとワチャワチャしてたら仲良くなってたみたいですね。
不破 冬亜:性能はエンモル射撃型。攻撃力は程々ですが、高い行動値からの先制とカバーリング、バディムーブでバランサーを務めます。
不破 冬亜:継承した遺産の効果で一回だけそこそこの大砲が撃てるよ。その分体力が貧弱だけど。
不破 冬亜:今日の仕事は友だちと一緒ということで、緊張はしなくてよさそう!(確信) よろしくお願いします!
GM:緊張しいなのかわいいわね
GM:よろしくお願いします!
GM:さて、続きましては今回のヒロイン! PC2、どうぞ!
月見坂仁恵:はーい!
月見坂仁恵http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjrS3-QIM
月見坂仁恵:月見坂仁恵(つきみざか ひとえ)です。UGNイリーガルであり大学生。
月見坂仁恵:不破くんとは同級生!
月見坂仁恵:幼い外見を気にしており、また一方でその幼い外見を利用するようなムーブをしたりもします。
月見坂仁恵:また、重い女になってないかな?と気にしていますが、実際のところ結構重い女になりがち。
月見坂仁恵:性格はそんな感じ!不破くんを一生懸命構っていきたいと思います。
月見坂仁恵:性能はピュアバロールで、
月見坂仁恵:黒の鉄槌と迎撃する魔眼で戦うRC射撃型!
月見坂仁恵:今回は友達と一緒ということで、双方を引っ掻き回しつつ、ヒロイン勝負では勝ちたい所存!
月見坂仁恵:よろしくお願いします!
GM:はーい! 思う存分引っ掻き回してください!
GM:よろしくお願いします!
GM:そして最後に彼女の対戦相手となる、GMのキャラクターを紹介させて頂きます。
遠井 双葉https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY36zlgQMM
遠井 双葉:「ふふっ、どっちが良いですか?」
遠井 双葉:遠井 双葉(とおい ふたば)。一般的な大学に通う平凡なUGNイリーガルです。
遠井 双葉:自らのレネゲイド細胞から従者を生み出し、それと五感を共有できる能力を持ちます。
遠井 双葉:また、生成された従者は自身とうり二つの外見を持ち、ある程度の自由意志を備えています。
遠井 双葉:しかし、そんな便利な能力にも関わらず、主な用途は「従者を講義を出席させ、自分は適当なところでサボる」といった様子。
"ヒトハ":「ほんと、代行する私の身にもなってほしいな」
遠井 双葉:「別に、講義自体は聞いてるから良いじゃない」
遠井 双葉:データは従者を爆散させるRCアタッカー。社会性の無さは《生き字引》でケアしています。
遠井 双葉:また、これは余談ですが、一人暮らしの部屋からはいつも二人分の声が聞こえるとの噂を持っています。
遠井 双葉:以上! 重い女ミラーマッチですね! 対戦よろしくお願いします!
GM:では今回はこの三名で『ヒロイン組手・二本目』やっていきます!

OP

GM:登場時侵蝕をお願いします!
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:30->35)
遠井 双葉:遠井 双葉の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:35->38)
月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+8(1d10->8)した。(侵蝕率:32->40)

  N市・大学内講堂

GM:君達は時間を合わせ、学内の奥にある空き講堂に集まっていた。
GM:この場所を知る者も多くはないためか、周囲に人気は感じられない。
GM:秘密の話をするには丁度いい空間だろう。
不破 冬亜:「悪いな二人共、朝早くから来てもらって」
遠井 双葉:「気にしないで。どうせ一限無かったから」有ってもサボるのだが。
月見坂仁恵:「んーん、構わないよ」
不破 冬亜:「サンキュ。眠かったらコーヒー飲む? 色々揃えてきといた」
遠井 双葉:「あら、気が利くのね。頂くわ」用意して貰ったコーヒーからブラックを選びます。
不破 冬亜:ゴトン、と重い音を立ててビニール袋の中身を広げる。
月見坂仁恵:「コーヒー!助かる~」甘そうな物を選んで手に取る。
遠井 双葉:「朝から眠気覚まし。試験勉強は順調かしら?」
不破 冬亜:「……」 自分もブラックを取って残った大量のコーヒー缶を見つめる。買い過ぎた。
不破 冬亜:「試験……」
不破 冬亜:すっ、と目をそらす
月見坂仁恵:「あーっ。また自信ないって顔してる」
遠井 双葉:「ノートなら月見坂に期待しなさい」
不破 冬亜:「うん、まあ……遠井さんには俺から渡す側だからね……」
遠井 双葉:「ふふっ、いつも悪いわね」
不破 冬亜:「またっていうかいつもだけども。 授業はキライじゃないけど、大学の試験って難しいんだよな……」
不破 冬亜:「高校まではある程度答え決まってる問題多かったからさ。パターンだけ覚えてればなんとかなるんだけど」
遠井 双葉:「単純暗記だけなら良いのだけれどね。確かに論述は面倒」
不破 冬亜:「それなんだよな。解答に自由度あると何書けばいいのか……」
不破 冬亜:「悪いんだけど月見坂さん、また教えてもらうかも……すみません」
不破 冬亜:ペコリ、と頭を下げる
月見坂仁恵:「いいよ」
不破 冬亜:「いつも助かる。代わりになんかあったら聞くから、貸し+1で」
遠井 双葉:「月見坂は見た目によらずそういうの得意よね。コツとかあるのかしら」
月見坂仁恵:「へへへ、貸しゲットー」
月見坂仁恵:「コツか~」
不破 冬亜:「見た目によらずか? しっかりしてそうに見えるけど」
月見坂仁恵:「コツは問題で応えてほしそうなことを堪える、かなぁ……」
遠井 双葉:「『作者の気持ちを答えなさい』ね」
遠井 双葉:「だそうよ、不破。しっかり者からのアドバイス、ちゃんとメモしなさい」
不破 冬亜:「ああ、成程。なんか昔の現文とかの問題っぽいな……ふむ」
不破 冬亜:目を細めてじぃっ、と二人を見つめる
不破 冬亜:「むむむ……」
遠井 双葉:「……」いつも見ているから見ることは慣れているが、見られると若干恥ずかしい。
月見坂仁恵:「どうしたの?」
不破 冬亜:うんうんと悩みはじめ、少し頭を抱え、
不破 冬亜:「まずは二人の気持ちを考えている」
不破 冬亜:「具体的に言うと、コーヒーの次に何ができるかを考えている」
遠井 双葉:「賢明ね。月見坂には貸しもあるから三人分考えなさい」
不破 冬亜:「マジか。そういう計算になるのか……まって俺いくつ貸しあったっけ?」
遠井 双葉:「一生を賭けて返してほしいのが一つかしら」
不破 冬亜:「気持ち……気持ち……うーん……朝ごはん食べた?いやこれ質問するのもダメなのかな……」
遠井 双葉:「月見坂はどう?」
月見坂仁恵:「今軽いもの含めれば5つはあるんじゃない?」
不破 冬亜:「一生!? そんなロングスケールなやつ!?」
不破 冬亜:「多重債務と長期債務で首が回らない……!」
遠井 双葉:「ふふっ、私の一つと月見坂の五つ。卒業までに返せるといいわね」
月見坂仁恵:「そうだね、これからどんどん積もらないことを祈るよ」
不破 冬亜:「卒業……」
不破 冬亜:その単語に少し目をそらし、
不破 冬亜:「……ん、そうだな。ちゃんと早めに返すよ」
不破 冬亜:「重い利子とかついたら怖いし」
遠井 双葉:「期待させて貰うわね」
遠井 双葉:「十一で付けるわよ」
月見坂仁恵:「期待期待~」
不破 冬亜:「今どんだけ積もってるのか聞くのも怖いなそれ……」
月見坂仁恵:「まぁ、貸しの返済にこだわらなくてもいいからね。それで関係が悪くなっても困るし……」
遠井 双葉:「ええ、大丈夫よ。一生あれば返せるから」
遠井 双葉:「ふふっ」不敵に笑う。こうして彼をからかうのも彼女の楽しみの一つだ。
不破 冬亜:「ん、分かってる。貸し借りだけの関係とか寂しいもんな」
不破 冬亜:「せっかくの友達だし」
不破 冬亜:「……友達だよね?」 若干不安そうに目を泳がせながら
遠井 双葉:「まだ友達よ」
不破 冬亜:「まだ!?」
月見坂仁恵:「えー?どうでしょ~?」
不破 冬亜:「どうでしょう!?」
不破 冬亜:「ちょ、ちょっとまって。俺、思ったより二人からのポイント下がってた!?」
遠井 双葉:「あらあら、月見坂はしっかり者だからしっかりしないと見捨てられちゃうわよ?」
不破 冬亜:「えっ」
遠井 双葉:ちらりと月見坂さんへアイコンタクトしてみようかな!
不破 冬亜:「な、何が悪かったんだ……コーヒーどれ持っていくか迷って十本以上持ってきたのは重すぎたか……!?」
月見坂仁恵:「私は見捨てないよ。どれだけ粗相をしようが不破くんを見捨てるつもりはないけど……」
月見坂仁恵:「双葉ちゃんは一生ものの借りを返してもらわないと拗ねちゃうかもね!」
遠井 双葉:「だそうよ、良かったわね。不破」
不破 冬亜:「あ、良かった……え、どれだけ?ないけど?」
不破 冬亜:「ほっとして良いのかどうか……何か、何か不安だぞ……?」
不破 冬亜:「っていうか、その」
不破 冬亜:「二人共、楽しんでない……?」
遠井 双葉:「ふふっ、さあてどうでしょう」
月見坂仁恵:「楽しんでるよ、友達とのコミュニケーションだもの」
遠井 双葉:「まあ、どうしても不安なら」
遠井 双葉:「利子に押しつぶされる前に、決着をつけるのを進めるわ」
不破 冬亜:「決着……はあ」
不破 冬亜:いまいちピンと来ないという顔をする。
月見坂仁恵:「そうだよ、二兎を追うものはなんとやら」
月見坂仁恵:「ま、少なくとも一兎はもう仕留められちゃっているからあとは料理の仕方しだいだよ」いたずらっぽく笑う。
遠井 双葉:「……」
遠井 双葉:「そうね」
不破 冬亜:「な……なんか」
不破 冬亜:「二人共、真面目な雰囲気なのに俺だけよく分かってない感じがする……」
不破 冬亜:「これが国語力の差……?」
遠井 双葉:「乙女心かしらね」
月見坂仁恵:「これは論述も解くのに苦労するよ……」やれやれ、と首を振る
不破 冬亜:「あ、よく言ってるやつ。勉強はしてるんだけどなあ……」
遠井 双葉:「今度、小説貸してあげるからそれで勉強なさい」
不破 冬亜:「面目ない。人の考えって、本当分かんない」
遠井 双葉:「まあ、不破はそれで良いのかしらね。純朴で、真面目なところは信頼を抱かれるから」
遠井 双葉:「最も、わかって損はしないけれど」
不破 冬亜:「前借りたのみたいにいきなり超展開飛んできたりしないよね?」
遠井 双葉:「……」にっこりと笑っている。
不破 冬亜:「信頼……」
不破 冬亜:「へへ、されてるんだ……」
月見坂仁恵:「してるよー」
不破 冬亜:「マジか。いやあ、照れますな。ふふふ」
遠井 双葉:「月見坂は不破のこと大好きだものね」
遠井 双葉:「私と同じくらい」
不破 冬亜:「……はっ、いかん。思いっきり気を抜いてしまった。平常心平常心」
月見坂仁恵:「双葉ちゃんのことだって、大好きだよ」
月見坂仁恵:「だからこそ……」
不破 冬亜:「大好っ……いや遠井さん、もうちょっと言葉選びをだね」
月見坂仁恵:「……ううん、なんでもない」
不破 冬亜:「……?」
遠井 双葉:「ふふっ、二人と話してると楽しいね」
遠井 双葉:「…………」
遠井 双葉:咳払いを一つ。
遠井 双葉:「さて、そういえばなんで私達は呼び出されたのかしら」
不破 冬亜:「そう?嬉しいけど、ならもうちょっと授業に来てくれても……おっとと」
月見坂仁恵:「そうだね。まさかこうして雑談をさせるために朝早く……とかではないよね?」
不破 冬亜:「俺はそれでも楽しいから良いけど、そういうわけじゃないっぽい」
不破 冬亜:「この大学構内でR案件が起きてるとかなんとか。詳しくは俺もまだ分かんないや」
不破 冬亜:「だから生徒の俺たちが呼ばれたんだろうね」
遠井 双葉:「そうね、そう言っていたわ」
月見坂仁恵:「じゃあ詳しくは詳しい人にってことかな」
不破 冬亜:「そうなるかな。 二人にまで頑張ってもらうことになるのは申し訳ないけど……」
不破 冬亜:「改めてごめんね、折角の大学生活に割り込んじゃって」
遠井 双葉:「別に良いわよ。大変なんでしょう?」
月見坂仁恵:「構わないよ。不破くん達とのお仕事は、やりやすいもの」
不破 冬亜:「そう言ってもらえるのは嬉しいけど。 ……んー、でもやっぱりなあ」
不破 冬亜:ぽりぽりと頬をかく。
"ヒトハ":《日常の代行者》を宣言。
GM:君達がいる空き講堂の扉が開かれる。その先に居たのは、双葉とうり二つの少女と糸目の女性。
"ヒトハ":「フタバー、連れてきたよ」
"ホールイーター":「諸君、お疲れさま! 悪いね、朝早くから」
不破 冬亜:「あ、ヒトハちゃんだ。お疲れ様、っと」
"ヒトハ":「どうもっす、不破さん」
遠井 双葉:「はい、お疲れヒトハ」
月見坂仁恵:「お疲れさまです。ヒトハちゃんも!」
"ヒトハ":「月見坂ちゃんだ~! 今日も可愛いね~!」
不破 冬亜:「どうもっす。 ホールさんもついでにどうも」
"ホールイーター":「やあやあ色男、女子二人と密会かい?」
不破 冬亜:「俺、見ての通りブラックですよ。色はそんな多くないです」
不破 冬亜:「っていうか、密会も何も呼んだのはホールさんでしょ」
"ホールイーター":「おっと、そうだった」
遠井 双葉:(ヒトハの会話を通して人柄は理解したけど…………胡散臭いわね、本当に)
"ホールイーター":「さて、"ピースメイカー"、"ライン・バインド"、"アネモネ"。今日呼んだのはもちろん理由があってね」
"ホールイーター":「最近、人間関係のトラブルが増えていると感じたことはあるかな?」
"ホールイーター":「または、隠し事や秘め事がなぜか伝わってしまった。といった類の噂話」
不破 冬亜:「あっ、俺よく隠し事がバレます。二人に」
月見坂仁恵:「それは多分別の問題だね」
不破 冬亜:「もしかしてそれもなにかのレネゲイドの作用……?」
不破 冬亜:「ちがった」
"ヒトハ":「それは不破さんがわかりやすいからっすねー」
不破 冬亜:「そうだったのか……」
遠井 双葉:「不破とは関係なく、確かにそういう話はヒトハを通して聞きますね」
"ヒトハ":「友達少ないからねー」
不破 冬亜:「ヒトハちゃん通してなんだ……」
不破 冬亜:「辛辣!」
"ホールイーター":「遠井さんが知るように、今この大学ではそういった事件が増えている」
不破 冬亜:「単に生徒の読解力の低下とかではないってことですか」
"ホールイーター":「私たちUGNはこれをR案件と判断したよ」そう言って、一枚にまとまった資料を配ります。
"ホールイーター":「これが読めないとそうなるかもねぇ」
不破 冬亜:「第二外国語でなければいけます。 えーっと」
月見坂仁恵:受け取ります。
"ヒトハ":「フタバ、読んで」
遠井 双葉:「嫌」
"ヒトハ":「ケチ」
不破 冬亜:「ん、俺読もうか?」
"ヒトハ":「やったー! 不破さん好き!」
遠井 双葉:「…………」
不破 冬亜:「えーっと、なになに。 ”共有”のアーティファクト、およびそのレネゲイドビーイングが逃走中」
不破 冬亜:「あ、レネゲイドビーイングは分かる?レネゲイドウイルス自体が意思を持った生命体、ってやつ」
"ヒトハ":「私!」
遠井 双葉:「違う」
不破 冬亜:「種別分類はサイバー、能力は……」
不破 冬亜:「【サトリとサトラレ】。って、つまり」
"ホールイーター":「なんでもわかっちゃうってことだね」月見坂さんと遠井さんをそれぞれ一瞥する。
不破 冬亜:「周りの考えてる事が聞こえちゃって、自分のも皆に聞こえる……てこと?」
月見坂仁恵:「そっか~……ちょっと困るね」
不破 冬亜:「そりゃ……喧嘩も起こるよなあ」
遠井 双葉:「誰にだって知られたくないことの一つや二つあるものね」
"ヒトハ":「ひ・み・つ」
不破 冬亜:「こいつがこの大学の構内に隠れてるんですか?」
"ホールイーター":「説明は割愛させて貰うけど、その可能性が高いと考えられるわ」
不破 冬亜:「成程。じゃ、そいつの発見と捕縛ですか」
不破 冬亜:「流石にその、問答無用で殺害じゃないですよね……?」
不破 冬亜:三人の方を一瞬見ながら、不安そうに
"ヒトハ":「死ぬのは嫌だよねー」
"ホールイーター":「そうね、ある程度弱らせれば捕まえられると思うわ」
"ホールイーター":「いたずらっ子にお灸をすえて頂戴な」
月見坂仁恵:「はーい!」
遠井 双葉:「まあそっちの方が気が楽ね」
不破 冬亜:「良かった、了解。ピースメイカー、任務に当たります」
"ホールイーター":「OK。任せたわよ!」
不破 冬亜:「じゃ二人共、改めてよろしく。 俺も捜索は苦手だけど、色々手伝うから」
遠井 双葉:「ええ、頼むわよ」
月見坂仁恵:「ありがと。お互いに頑張ろうね!」
不破 冬亜:「むしろやれることはドンドン投げて欲しい。何もしてないと不安になる」
"ヒトハ":「なんかするね!」
"ホールイーター":「じゃあ不破くんをリーダーにして、探索開始!」
"ホールイーター":「頑張れ、若人!」
不破 冬亜:一応、最悪の場合を想定する。 既にそのレネゲイドビーイングがジャームと化していた場合。
不破 冬亜:捕縛で済めば良いが、強力なジャーム相手では苦戦は避けられないだろう
不破 冬亜:できれば、二人に手をかけてほしくはないが……
不破 冬亜:「(ま、その時は俺がやれば良いか)」
不破 冬亜:「さ、じゃ急ごうか。長引くとあれだしな」
不破 冬亜:特に気負うこともなく、軽くそう口にする。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
不破 冬亜:二人へのロイスはまだにしておこうかな
遠井 双葉:月見坂 仁恵 〇友情/隔意 で取得します
不破 冬亜:ロイス "ホールイーター" P:有為/○N:胡散臭いらしい
月見坂仁恵:遠井双葉/○友情/隔意
月見坂仁恵:以上で!
不破 冬亜:以上!
GM:OK!

ミドル1

GM:ハーフタイム 遠井 双葉

  大学内・人気のない学部棟

GM:君達はレネゲイドビーイングを探すため、学内を端から順に見て回っていた。
不破 冬亜:「ううん、任務で授業サボったことは何度かあるけど」
不破 冬亜:「サボってるのに大学に居るってのもなんか変な気分だな……?」
遠井 双葉:「そうかしら。大学生なんてそんなものよ」
不破 冬亜:微妙に居心地悪そうに周囲を見回す。
遠井 双葉:「大丈夫よ、ヒトハが代返してくれてるから」
遠井 双葉:「安心して探しましょう」
遠井 双葉: 
"ヒトハ":「不破でーす(ひくいこえ)」
"ヒトハ": 
不破 冬亜:「なんか悪いな、あとでヒトハちゃんにもお礼言っとこう……」
遠井 双葉:「別にあいつのことは気にしなくていいのよ」
遠井 双葉:「そういうものなんだから」
不破 冬亜:「あと、そんなもんって言うけどさ。遠井さんは多分普通と比べても多いでしょ」
不破 冬亜:「今回はまあ仕事だし俺もサボってるからあれだけど」
遠井 双葉:「私はちゃんと聞いてるわよ」
不破 冬亜:「ヒトハちゃん通して?」
遠井 双葉:「今、P.232」
遠井 双葉:「次、当てられるわよ」
不破 冬亜:「やっべ、バレる」
遠井 双葉:「うそ」
不破 冬亜:「ちょ……心臓に悪い!」
遠井 双葉:「今日の教授は当てない人よ」
遠井 双葉:「ふふっ、ちゃんと出ていたら答えられたのかしら?」
不破 冬亜:「………」
不破 冬亜:「善処はしてるんですよ」
遠井 双葉:「まあ、その時が来たら助けてあげるわよ」
遠井 双葉:『こうやってね』《シークレットトーク》を宣言。
不破 冬亜:「うわっ、びっくりした」
遠井 双葉:「便利なものは使わないと」
遠井 双葉:「宝の持ち腐れよ?」
不破 冬亜:「うん、まあできるのは知ってるし、いつも助かってるんだけどもね……」
不破 冬亜:「……」
遠井 双葉:「不破は肩に力が入り過ぎなのよ」
遠井 双葉:「やればできるんだから、もっと気楽に行きなさい」
不破 冬亜:「……あのさ」
遠井 双葉:「なにかしら?」
不破 冬亜:「ヒトハちゃんから遠井さんに繋がってるのは分かったけど」
不破 冬亜:「遠井さんとの話もヒトハちゃんに聞こえてる?」
遠井 双葉:「聞こえてないわ」
遠井 双葉:「今はリンク切ってるから」
遠井 双葉:「向こうもこっちも」つまり、講義は聞いていない!
不破 冬亜:「そっか。それじゃ、今のうちに聞いとこうかな」
遠井 双葉:「ええ、構わないわ」
不破 冬亜:「遠井さんとヒトハちゃんって、どれぐらい『別』なの?」
遠井 双葉:「…………そうね」
遠井 双葉:「ピーマンとパプリカぐらい」
遠井 双葉:「私がパプリカ」
不破 冬亜:「ええっと……?」
遠井 双葉:「まあほとんど一緒みたいなものよ」
遠井 双葉:「アイツには若干の自由意志があるけれど、私が呼び出してない間の記憶は無いし」
遠井 双葉:「"眷属"みたいなものかしら」
不破 冬亜:「そう……なんだ。 なんか結構よく、二人で会話したりじゃれたりしてるから」
遠井 双葉:「………聞こえてたんだ」聞こえないように。
不破 冬亜:「ううん、でもなあ」
遠井 双葉:「含みのある言い方ね」
不破 冬亜:「いや、さっきさ。『気にしなくていい』って言ってただろ」
遠井 双葉:「ええ」
不破 冬亜:「そういうものだから、って。でもやっぱ、あんまり良くないと思う」
遠井 双葉:「なら、不破が代わりに話し相手になってくれるの?」
遠井 双葉:「私、結構夜遅いのだけれど」
不破 冬亜:「ん、まあ。起きてる間話すぐらいなら良いよ。おれも楽しいし」
不破 冬亜:「ただ、そういうことじゃなくてさ」
不破 冬亜:「ヒトハちゃんをヒトハちゃんとして見るなら、きちんとお礼は言っておきたいし」
遠井 双葉:「ふぅん」
不破 冬亜:「遠井さんの一部だ、って見方するなら、やっぱり軽い扱いはしたくないな」
遠井 双葉:「…………」
遠井 双葉:「そう、ありがとう」
遠井 双葉:「なら、私とヒトハ、二人とも面倒見てくれるのかしら」
不破 冬亜:「面倒」
不破 冬亜:「と、言われますと」
遠井 双葉:「私達、こうみえて軽くないのよ?」
遠井 双葉:一歩距離を近づけます。
遠井 双葉:「不破」
不破 冬亜:「え、そうなの? 遠井さん、凄い細くて……わ、わわっ」
不破 冬亜:詰め寄られて一歩下がり、壁に突き当たる。
不破 冬亜:「な、なに」
遠井 双葉:「貴方が優しいのは魅力的なところよ。だけど、乙女は優しいだけじゃ靡かないの」
遠井 双葉:「だから」
遠井 双葉:更に一歩。身体が触れ合うギリギリへ。
不破 冬亜:「……っ」
遠井 双葉:「狼になりなさい。赤ずきんを食べられるくらいに」
遠井 双葉:「なんて、冗談も────」
遠井 双葉:手を握ろうとします。
不破 冬亜:拒めない。 押し返そうとして固まった手を取られる。
遠井 双葉:「────貴方は、本気にしてくれるのかしら?」瞳をじっと見つめて。
遠井 双葉:数秒後、パッと手を放し、いつもの距離へ戻ります。
不破 冬亜:「……あっ」
遠井 双葉:「これが二重奏で響くのよ。私とヒトハを抱えるとね」
遠井 双葉:「いかがかしら?」
不破 冬亜:「えっ……っと、遠井さん……今のは」
遠井 双葉:「配点30点」
不破 冬亜:本気か、と、口に出そうになった言葉を堪える。
遠井 双葉:「"共有"できたら答えを教えてあげる」
不破 冬亜:この答えは、自分で考えなければならない。そう感じる。
遠井 双葉:────なんてね。一歩、先へ。
不破 冬亜:「点数、重い……いや」
不破 冬亜:「軽く、してくれたのかな……これでも」
遠井 双葉:~♪
不破 冬亜:指先に残った熱が心臓に届いて、また鼓動が高鳴る。
不破 冬亜:「……」
不破 冬亜:もしも。解答が、そうであったなら、と。考えて。
不破 冬亜:一瞬頬が熱くなり、冷める
不破 冬亜:「遠井さん」
遠井 双葉:「なにかしら?」くるりと振り返り、スカートが翻す。
不破 冬亜:「さっき、言ってくれたよな。俺のこと優しいって」
遠井 双葉:「ええ、不破の好きなところ」
不破 冬亜:「……俺のやってることは、優しさの真似事だからさ。なんか騙してるみたいで悪いけど」
不破 冬亜:「でも、嬉しかった。ありがとう」
不破 冬亜:それだけ答えて、並んであるき出す。
遠井 双葉:それでも構わないわ。私はね、貴方のその優しさが好きなのよ。
遠井 双葉:なんて、言葉は胸でつかえて出てこなかった。

GM:シーンカット ロイス取得が可能です。
遠井 双葉:ロイス保留
不破 冬亜:ロイス  遠井 双葉 ○P:友情 N:困惑
不破 冬亜:以上!
GM:OK!

ミドル2

GM:ハーフタイム 月見坂 仁恵

  大学内・学生食堂

GM:君達は探索を一旦切り上げ、英気を養うために昼食を摂っていた。
月見坂仁恵:「うちの大学は安いのが本当助かるよね」うどんを啜っている。
不破 冬亜:「実際助かる。 自炊すれば良いのかもだけど、手間だからなあ」
不破 冬亜:プレートの上のおかずにはしを付ける。野菜は分けて手を付けない
月見坂仁恵:「野菜、苦手なんだっけ?」
不破 冬亜:「……うん、まあ」 悪さが見つかった子供のように、目をそらす
不破 冬亜:「バランス偏ってるから良くないって言われるんだけど、なんか食感とかが……」
月見坂仁恵:「なるほど。じゃあ無理強いはできないなぁ」
月見坂仁恵:「それとも」
月見坂仁恵:「私があーんして上げたら食べる?」
不破 冬亜:「………」
不破 冬亜:「えっ。えっ?」
不破 冬亜:「あ、あーんって」
不破 冬亜:「……どのあーん?」
月見坂仁恵:「いや、できれば食べてほしいから、方法をちょっと考えただけなんだけど」
不破 冬亜:なんとなく気になって周囲を見回す。 別に誰かに見られてはいない、と思う。
月見坂仁恵:「あ。不破くんには刺激がつよかったですかね~?」
不破 冬亜:「いや、えっと……食べさせてもらっても、食感変わるわけじゃ……それに迷惑だし……」
不破 冬亜:「……って」
不破 冬亜:「……えっと、冗談ですか」
月見坂仁恵:「……」
月見坂仁恵:ちょっとイタズラげに、されどちょっと潤むような瞳で。
月見坂仁恵:「本気にしてもらってもよかったんだけど」
不破 冬亜:「う、うわっ、えっ」
不破 冬亜:「待って、その、ごめ……いや、どれを謝れば……」
月見坂仁恵:「……まぁ、どこまでが本気かどうかは、不破くん自身で考えてもらうけど」
不破 冬亜:「う、疑ってごめん?」
月見坂仁恵:「あはは。いいよ、謝らなくて」
月見坂仁恵:「からかったのはこっちだから」
不破 冬亜:「あ、あれー……うう」
不破 冬亜:「難しい。からかいがいなくて申しわけない……?」
月見坂仁恵:「からかいがいあるけどなー」
不破 冬亜:「そうなの?なら良か、いや良いのか?」
月見坂仁恵:「でも女の子の本気度は測れるようになるといいね。いつか、というよりはできれば早急に」
不破 冬亜:「……やっぱり?自分でもそれは、ちょっと思ってるんだけど」
不破 冬亜:「難しいし分かんなくて、つい直接聞いちゃいそうになるんだけどさ」
不破 冬亜:「自分で気づけないとダメだよね、これは。 それはうん、分かったと思う」
月見坂仁恵:「一歩前進だ。えらいえらい」
不破 冬亜:「……何か成長を見守られている。同い年なのに」
月見坂仁恵:「それで? なにか仕事に対してちょっと思うところあったんじゃないの?」
不破 冬亜:「ん……言ったっけ、俺」
月見坂仁恵:「言ってないけど……女性の勘をなめないでってことかな」わざとらしく髪をかきあげる。
不破 冬亜:「やっぱ分かりやすいのかな。それとも月見坂さんが凄いのか、両方か」
月見坂仁恵:「両方かもね。で、どうなの?」
不破 冬亜:「まあ、思う所というか。 改めて、月見坂さんを付き合わせて悪いな、って」
不破 冬亜:「大変とか危ないとか、そういうのもだけどさ」
月見坂仁恵:「うん」
不破 冬亜:「……あー、これ、勘違いだったら悪いんだけど」
不破 冬亜:「月見坂さん、あんまり戦うの好きじゃないよね」
不破 冬亜:「痛いのが嫌とか怖いとか、そういうのとは別に」
月見坂仁恵:「ん。戦うのっていうか」
月見坂仁恵:「自分の戦い方かな」
不破 冬亜:「戦い方、か」
月見坂仁恵:「遠いところから重力で叩き潰すっての、あんまり心地よいものじゃなくて。傲慢な感じがしてさ」
不破 冬亜:「傲慢……か」
不破 冬亜:「なんか月見坂さんからは、凄い遠い言葉に聞こえるけど」
月見坂仁恵:「でも、不破くんがサポートしてくれるし、不破くんの役に立てるから、お仕事はいやじゃないよ」
月見坂仁恵:「そう言ってくれるの、うれしいな」
月見坂仁恵:「私は多分重い女だから」
月見坂仁恵:「執着心とかそういうのすごくて、ほしいものを独占したくて仕方なくて」
月見坂仁恵:「今でも強くそう想ってる」
不破 冬亜:「そう思ってるの、嫌なの?」
月見坂仁恵:「そういうの、傲慢じゃない?」
不破 冬亜:「……んー」
不破 冬亜:箸をことん、と机に置いて。少し考え込み、
不破 冬亜:「傲慢、とは違うと思う」
不破 冬亜:「執着とか、欲しい物を独り占めしたいとかさ。誰にだってあると思うし」
不破 冬亜:「強くそう思うってことは、それだけその欲しい物を、自分が大事にしたい、ってことでしょ?」
月見坂仁恵:「うん」
不破 冬亜:「他の誰かじゃなくて、自分の手で大事に、って」
不破 冬亜:「……まあ、もしかしたらそれが重い、ってことなのかもしれないけど」
不破 冬亜:「そういう気持ちを強く持てるのは凄い、って思うし」
不破 冬亜:「俺は好きだな」
月見坂仁恵:「……ありがとう」
月見坂仁恵:「私も不破くんのそういうところ好き」
月見坂仁恵:「ううん、そういうところだけじゃない、全部好き」
不破 冬亜:「えっ……あ、」
月見坂仁恵:「嬉しいこと言ってくれたお礼は何が良い?」
不破 冬亜:自分の何気なく語った言葉を思い出し、彼女の答えを聞いて、ドキリとする
不破 冬亜:「お……お礼?」
月見坂仁恵:「うん」
不破 冬亜:「え、っと……じゃあ」
不破 冬亜:お礼。貸し借りの返上。彼女にどうしてほしいか、考えて
不破 冬亜:「じゃあ」
不破 冬亜:「月見坂さん、優しいから。そこにもっと、自信もって欲しい、かな」
月見坂仁恵:「……!」
月見坂仁恵:「うん、わかった」
不破 冬亜:「遠くから叩き潰すとかさ。戦いではそんなおかしなことじゃない」
不破 冬亜:「そういうことに『悪い』って思えるだけ、君は優しいよ」
月見坂仁恵:「そっか」
不破 冬亜:「ちゃんと、戦う相手のことを人として見て、それでも守りたいものを大事にできてる」
月見坂仁恵:「……不破くんは優しい人好き?」
不破 冬亜:「そうだね。なりたいと思う」
不破 冬亜:「できなかったからね。俺には。そういうことが」
不破 冬亜:「今でも、どこまでやれてるか」
月見坂仁恵:「んー、そこらへんは大丈夫だと思うけど」
月見坂仁恵:「まぁ、そこはお互い様だね」
不破 冬亜:「皆みたいに、相手のこと、ちゃんと見れてないんだと思うんだ」
月見坂仁恵:「んー」
不破 冬亜:「だから、思ってることとか、やって欲しいこととか分かんなくて、困ってる」
不破 冬亜:「……ごめん、愚痴か言い訳みたいになった。忘れて」
月見坂仁恵:「私から一つ言えることはさ」ごちそうさま、と片付けの姿勢に入りながら。席を立つついでのように。
不破 冬亜:「うん?」
月見坂仁恵:「そういうところだぞ」ウインクして、人差し指を、不破くんの唇につける。
不破 冬亜:「……へ」
月見坂仁恵:そんなに心配を口にしなくても、大丈夫だと言い聞かせるように。
月見坂仁恵:そして上機嫌な様子で、トレイを片付けに行ったのであった。
不破 冬亜:消えていった柔らかな感触に戸惑い、口に手を触れて
不破 冬亜:「何が……?」
不破 冬亜:呆然としたまま、呟く。 食事はとっくに冷めていた。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
月見坂仁恵:ロイス保留で!
不破 冬亜:ロイス 月見坂仁恵 ○P:友情 N:何が?

ミドル3

GM:ミドル 情報収集
GM:登場時侵蝕をお願いします!
遠井 双葉:遠井 双葉の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:38->41)
月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+8(1d10->8)した。(侵蝕率:40->48)
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:35->42)
GM:では、情報収集と参りましょう!

・レネゲイドビーイングの行動範囲について(情報:UGN/7)
・レネゲイドビーイングの姿について(情報:UGN/8)
・少女の幽霊について(情報:噂話/8)

GM:判定項目はこちら!
GM:張り切って行きましょう!
不破 冬亜:行動範囲について調べます。コネ:UGN幹部使って判定
不破 冬亜:3DX+1+0@10>=7 情報(UGN)
DoubleCross : (3R10+1+0[10]>=7) → 10[4,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

不破 冬亜:エリートなんで
月見坂仁恵:レネビの姿についてをやります!コネ:UGN幹部を使って判定!
月見坂仁恵:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 6[2,3,4,6] → 6 → 失敗

不破 冬亜:あ、ちょっとまってくださいね
不破 冬亜:これ、先に遠井さんに判定してもらって
不破 冬亜:そちらが成功してたらバディムーブ飛ばすってできます?
遠井 双葉:いいですよ!
不破 冬亜:じゃあ遠井さんお願いします
遠井 双葉:・少女の幽霊について(情報:噂話/8)を判定。
遠井 双葉:『コネ:噂好きの友人』《生き字引》を宣言。
遠井 双葉:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,3,3,5,7,7,10,10]+6[2,6]+1 → 17

遠井 双葉:めっちゃ知ってる
不破 冬亜:そういや生き字引持ってたこの人
遠井 双葉:遠井 双葉の侵蝕率を+1した(侵蝕率:41->42)
月見坂仁恵:そういえばそうだ
不破 冬亜:では月見坂さんの判定にバディムーブを使用。
遠井 双葉:僕もキャラシ見直して気づきました
不破 冬亜:達成値+3です。役に立てたかな
月見坂仁恵:とっても!
GM:それではすべてオープン!

・レネゲイドビーイングの行動範囲について
学内におけるレネゲイドビーイングの残留因子を調査したところ、一定の区間を周回していることがわかった。
これは正門→講堂→学食→研究室……と、学生の動きに合わせて人の多い場所へ向かっているようだ。


・レネゲイドビーイングの姿について
監視カメラの映像を技術解析したところ、レネゲイドビーイングは二体いることが判明した。
また、それらは光学迷彩にて姿を隠蔽しており、普通に歩き回っていても見つけることは困難と推測される。
因子の系統から、シンドロームは【オルクス/ソラリス】および【エンジェルハイロゥ】と考えられる。


・少女の幽霊について
これはここ最近の噂である。
人気の無くなった深夜帯、学内で双子の幽霊が見られているようだ。
それは校庭や中央広場など、遮蔽物の無い場所で一瞬ちらりと見え消えるらしい。


  N市・大学内講堂

GM:君達は時間を合わせ、改めて学内の奥にある空き講堂に集まっていた。
不破 冬亜:「……で、色々歩き回って形跡探して分かったんだけど」
不破 冬亜:「どうもこいつ、人の多い場所に惹かれてるみたいだ」
"ヒトハ":「なるほど、"共有"と言われるだけのことはあるんすね」
不破 冬亜:「隠れてると思って人気のない場所探ったけど、逆だったな。 この大学に来たのも人が多かったからかも」
不破 冬亜:「だから日中なら授業中の教室の近くとか、昼なら学食」
不破 冬亜:「夜ならどこも人気がないから動きは読みづらいけど、こっちも派手に動ける。一長一短かな」
不破 冬亜:「俺からはそんな感じ。月見坂さんは何か分かった?」
月見坂仁恵:「ん。これだけ探しても見つからないの、もしかしたら」
月見坂仁恵:「透明になったりしているのかもしれない」
月見坂仁恵:「っていうのもね」
月見坂仁恵:「これは感覚の話になってしまうのだけど、人は居ないのに重力のかかり方の違う場所がある……みたいな?」
遠井 双葉:「そこだけ遮蔽物がある……のような?」
不破 冬亜:「ははあ、成程」
月見坂仁恵:「そうそう。そんな感じ」
不破 冬亜:「目には写ってないけど、何かある、と」
不破 冬亜:「迷彩系の能力……多分エンジェルハイロゥかな」
"ヒトハ":「エンジェルハイロゥは面倒だねー、見抜いた月見坂ちゃんすごい!」
不破 冬亜:「俺も目は良いけど、そういう隠れかたされると見つけられるか怪しいな」
不破 冬亜:「月見坂さん、実際遭遇したら見つけられそう?」
月見坂仁恵:「分かるとは思う」
月見坂仁恵:「ただ、遭遇したらのはなしで、広範囲を探査とかは私には出来ないかなぁ」
不破 冬亜:「十分助かる。怪しい所はこっちで絞り込めば……」
遠井 双葉:「……ねえ、これは噂なんだけど」
不破 冬亜:目を向けて、彼女の指が視界に入り、目をそらす。
不破 冬亜:「ん、噂? 隠し事とは別の……」
不破 冬亜:……また細い指が目に入り、下を向く
遠井 双葉:「もっと言うならヒトハが集めてきた与太話なんだけど」
"ヒトハ":「ひどい!」
遠井 双葉:「幽霊って信じる?」
月見坂仁恵:「幽霊かぁ。あんまり信じてないけど……幽霊の噂?」
不破 冬亜:「まあまあ、もうちょっと優しく……って、幽霊?」
遠井 双葉:「そ
"ヒトハ":「そう!」
遠井 双葉:「…………」
"ヒトハ":「なんかね、出るんだって」
"ヒトハ":「幽霊。しかも双子」
不破 冬亜:「双子。二人、か」
"ヒトハ":「人気のない深夜帯、月明かりが舞い降りる開けた空間」
"ヒトハ":「闇夜浮かぶ灯は惑わし、瞳の端に映るは双子の少女」
"ヒトハ":「────なんて、それっぽくない?」
不破 冬亜:「えっ、なんか……怖い話……?」
遠井 双葉:「違う。探してるレネゲイドビーイングがそれなんじゃないかって話」
不破 冬亜:「撃って効くならなんとかするけど、効かないやつは俺ちょっと、ってああ」
月見坂仁恵:「なるほどねー」
遠井 双葉:「なんで回りくどく言うのよ」
"ヒトハ":「楽しいから」
遠井 双葉:「ならいいわ」
不破 冬亜:「いいんだ。まあ楽しいなら良いか……」
月見坂仁恵:(ふーん、幽霊とか苦手なんだ……)
不破 冬亜:「ともかく、二人居るってことか。 ちょっと厄介かも」
月見坂仁恵:「そうだね」
遠井 双葉:「ええ、でも、さっきの二人の話を統合すると」
遠井 双葉:「夜に張ってれば、月見坂が捉えられるんじゃない?」
遠井 双葉:「人気のある場所に集まるのなら、四人ぐらいいればちょうどいいじゃない」
月見坂仁恵:「確かに!」
不破 冬亜:「ってなると、勝負は夜か。隠蔽とか楽なのは助かるね」
遠井 双葉:「それまでは待機かしらね」
不破 冬亜:「そうなるかな。 夜になる前に連中が動かなければ」
"ヒトハ":「私、買い出しやりたい! お菓子とか買っていいやつだよね!?」
不破 冬亜:「あ、300円までの奴。あれなんで300円なんだろうね」
???:宴もたけなわ。その時、君たちの脳裏に言霊が走る。
???:気持ちは一つ、二つは一緒に。
不破 冬亜:「……?」
月見坂仁恵:「ん??」
"ヒトハ":「んんー?」
不破 冬亜:一瞬、妙な違和感を感じ、首を傾げる。
不破 冬亜:「なんだろ、今何か……」
遠井 双葉:「…………」
不破 冬亜:少し、周囲を警戒する。
不破 冬亜:もし何かあれば自分が動かなければ。二人には借りがあるし
不破 冬亜:『返せる機会は、もう多くないかもしれない』
???:大事なことは抱えないで
???:大切なことは伝えあって
不破 冬亜:「(……ちゃんと、考えないと。二人のことも)」
不破 冬亜:「(転属のことも)」
月見坂仁恵:「えっ」その思考が伝わり、動揺する。
遠井 双葉:「…………えっ」動揺は伝播する。聞き間違いではない。
不破 冬亜:「ん?二人共、何かあった?」
"ヒトハ":「んんー?」"人"じゃないから何も聞こえてない。
不破 冬亜:周囲を警戒しながら、安心させようと気楽な様子で声をかける。
月見坂仁恵:「……なんか、いま」
月見坂仁恵:「……不破くん、『転属』ってどうゆうこと?」
遠井 双葉:「ヒトハ」
"ヒトハ":「何?」
不破 冬亜:「……!」
遠井 双葉:「ちょっと下がってて」
"ヒトハ":「はーい」陰に沈み込んで消える。
不破 冬亜:思わず口を抑える。 ……いや、声に出してなどいない
不破 冬亜:「……出たのか!」
遠井 双葉:「月見坂、感知できる!?」
不破 冬亜:講堂を飛び出し、周囲を見回す。
月見坂仁恵:「あ、いるっぽい!」
不破 冬亜:「方角と距離、分かる?」
???:バレちゃった? バレちゃった!
???:見つかった? 逃げ出さなきゃ!
不破 冬亜:コートを跳ね上げて、射撃準備。
月見坂仁恵:「距離はすぐ近く、方角は不破くんのいる方向……だけど」
???:僕はこっち
???:私はあっち
月見坂仁恵:「反応が二手に分かれた!」
遠井 双葉:「っ……!」
不破 冬亜:「二手に分かれる……片方を追う……いや」
遠井 双葉:「私達じゃ追いかけても追いつけない」
不破 冬亜:「うん。それに下手に片方を傷つけて、もう一方を刺激させても面倒だ」
月見坂仁恵:「あ、もう分からなくなっちゃった……」
遠井 双葉:「随分と逃げ足が速いのね……」
不破 冬亜:「良いよ、当初の作戦通りで行こう。捕まえるなら同時が良い」
月見坂仁恵:「ってことは夜かな」
遠井 双葉:「そうね、網を貼って待ちましょう」
不破 冬亜:「ああ。上手く引き寄せて逃げ場を」
不破 冬亜:「奪ってまとめて捕まえる」
不破 冬亜:「……っと、そんな感じで行こうか」
不破 冬亜:張り詰めていた雰囲気を和らげる。
遠井 双葉:「ええ。ヒトハ、聞いてた?」
"ヒトハ":「だいたい」ずるりと陰から這い出でる。
不破 冬亜:「皆、大丈夫? 能力受けたわけだし、おかしなところとか」
遠井 双葉:「私はこの通り変化なし」
"ヒトハ":「私は人じゃないからそもそも影響なかったかも」
月見坂仁恵:「それは大丈夫だけど……」
不破 冬亜:「聞こえた、んだよな。多分」
遠井 双葉:「…………やっぱり、本当なの?」
月見坂仁恵:「転属の話、教えて」ぎゅっと不破くんの袖をつかんで。
"ヒトハ":「遠くにいっちゃうの?」
不破 冬亜:「………」
遠井 双葉:どこにも行かないで。なんて、言えない。
不破 冬亜:「昔、所属してた部隊から」
不破 冬亜:「戻ってこないか、って誘いは受けてる」
不破 冬亜:「形としては栄転というか、出世……に近いのかな。ただ」
不破 冬亜:「外の部隊だから。戻るなら、街から出ることになる」
遠井 双葉:「────そう」
月見坂仁恵:「そう、なんだ……」不破くんの袖を離し、代わりに自分の手を強く握りしめる。
不破 冬亜:「黙っててごめん」
不破 冬亜:「二人にも皆にも、ちゃんと相談すべきだった」
"ヒトハ":「いいよ。不破さんの優しい気持ちはきっと受け取ってる」
遠井 双葉:「…………」
不破 冬亜:「……」
不破 冬亜:優しいからでは、きっとない。
遠井 双葉:「…………いつ、出るの?」ぽつり、つぶやくように。
不破 冬亜:「(あっさりさよならって言われるのが、怖かっただけだ)」
不破 冬亜:「返事したら、すぐにでも。……まだ、悩んでる」
不破 冬亜:「戻ってこいって言われたのは、嬉しかった……けど」
不破 冬亜:「ちょっと色々、怖くて」
月見坂仁恵:「……と、とりあえず目下の仕事について考えようか」気丈に振る舞っているつもりだが、放心状態なのが目に見えて分かるだろう。
遠井 双葉:この人になんて言葉をかければ良いのだろう。行かないで? 連れて行って? 応援してる? また会おうね?
遠井 双葉:わからない。自分の気持ちが、伝われば楽になれるのだろうか。
不破 冬亜:「……ん、そうだな。とりあえず任務片付けないとだ」
遠井 双葉:「そうね、月見坂の言う通りだわ」
不破 冬亜:「余計なこと考えさせてごめん。 ちゃんと仕事はするから」
"ヒトハ":「私にできることはなんでもするからね、双葉」
遠井 双葉:「…………ええ」
遠井 双葉:いずれにせよ、後悔だけはしたくない。
遠井 双葉:次の句が、最期になるのかもしれないのだから。
遠井 双葉:だけど、踏み出し方なんて、覚えてない。
月見坂仁恵:(そっか。もしかしたら最後になるかもしれないのか。この任務が)
月見坂仁恵:そう考えてとても辛くなり。幽霊ネタでビックリさせようなんて考えていた自分が遠い昔のことに感じて。
月見坂仁恵:ちょっと頑張らなくちゃ。そう想って、心に気合を灯した。

GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
不破 冬亜:ロイス保留、購入はスラッグショットガン
不破 冬亜:あまり購入予定ないしさっさと使おう、手配師
不破 冬亜:4DX+4+0@10>=11 調達
DoubleCross : (4R10+4+0[10]>=11) → 8[3,3,7,8]+4 → 12 → 成功

月見坂仁恵:ロイス保留。購入はボデマ!
月見坂仁恵:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 8[2,8] → 8 → 失敗

不破 冬亜:成功。更に購入したショットガンに<水晶の剣>
月見坂仁恵:だめ!以上です
遠井 双葉:"ヒトハ" 信頼/〇寂寞 で取得
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:42->46)
遠井 双葉:1dx>=12 ボディーアーマー
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 6[6] → 6 → 失敗

不破 冬亜:攻撃力+[LV*2]、現在+6して装備。以上です
遠井 双葉:以上!

不破 冬亜:あ、月見坂さんバデムいる?
不破 冬亜:+3できますが
月見坂仁恵:あ、じゃあほしいです!
不破 冬亜:ではバディムーブどうぞ
不破 冬亜:達成値に+3
月見坂仁恵:財産点1使って、ボデマ入手!
遠井 双葉:OK!

ミドル4

GM:ハーフタイム 月見坂 仁恵

  大学内・夕暮れの空き教室

GM:沈む夕陽が室内を淡く照らす。明と暗の境界線上で交わす思いは、果たして。
月見坂仁恵:斜陽の照らす窓際に身体を預けるように一息ついている。
不破 冬亜:「……静かだね。 もうこんな時間だし、当たり前か」
不破 冬亜:「どっかで騒ぎが起きたら行かなきゃだけど。 人も減ってきたし、確率は低いかな」
月見坂仁恵:「そうだね」
月見坂仁恵:「せっかちな幽霊とかだったら夕方にでてもおかしくないけど、まぁレネビだもんね」
不破 冬亜:「せっかちな……」 きょろきょろと当たりを見回す
月見坂仁恵:「ふふふ、やっぱり怖いんだ~」
不破 冬亜:「まあ……だって、撃っても当たらないって怖くない?」
月見坂仁恵:「んー、そもそも居ると信じてないからなぁ、幽霊」
不破 冬亜:「まあ、俺もそこまでは信じてないかな」
不破 冬亜:「俺の場合、死んだ後にまで残るほど自分が執念深いとも思えないし」
月見坂仁恵:「その理屈で行くと、私はかなり幽霊肯定派になっちゃいそうだけど」
不破 冬亜:「……ああ、そっか。言ってたっけ」
月見坂仁恵:「結構執念深いですからね」
不破 冬亜:「あのさ」
月見坂仁恵:「幽霊ネタだって、ずっと弄り倒してあげるつもりです」
月見坂仁恵:「ん?」
不破 冬亜:「転属の話のこと、黙っててごめん」
月見坂仁恵:「……そっか。『ずっと』はできなくなるかもしれないんだったね」
不破 冬亜:「一杯お世話になってるし。貸しも山程あるのに」
不破 冬亜:「返すの、間に合わないかも」
不破 冬亜:「まだ決めたわけじゃないけどさ」
月見坂仁恵:「まー貸しについては気にしないよ」
月見坂仁恵:「別に返してほしくて勉強とかみてるわけじゃないし」
不破 冬亜:「そっか」
不破 冬亜:「(貸しについて、は)」
不破 冬亜:「ほしいもの」
月見坂仁恵:「ん?」
不破 冬亜:「執着してるもの。今、あるんだよね」
不破 冬亜:「独占したいって」
月見坂仁恵:「あるよ」
月見坂仁恵:「それ聞いて、どうするの?」
不破 冬亜:「分からない」
月見坂仁恵:簡単には話してあげない、という言外の圧力でもある。
不破 冬亜:「知ってもできることがあるかも、できることがあったとして、自分が何をするのかも」
不破 冬亜:「でも、知らなきゃ後悔するって思った」
月見坂仁恵:「……そっか」
月見坂仁恵:「……いいよ。話すよ」
月見坂仁恵:「今から話すことは誰にも内緒。乙女の秘密ね」
月見坂仁恵:「私の将来の夢、『充実した生活を得ること』なの」
月見坂仁恵:「笑っちゃうよね、あまりにも平凡すぎて」自嘲するように、笑う。
不破 冬亜:「充実。平穏、とかじゃなくて」
月見坂仁恵:「うん、充実」
不破 冬亜:「笑わないよ。多かれ少なかれ、いろんな人が思ってることだ。きっと」
月見坂仁恵:「ありがとう。私は、今まで平凡な人生しか歩んでこなかったからこういう願いしか。いいえ、だからこそかもしれないね」
月見坂仁恵:「人並みの幸せを手に入れてみたいと思うんだ」
月見坂仁恵:「そして最近、この人が傍にいてくれたら、生活がとっても充実するんじゃないかって思う人が出来たの」
不破 冬亜:「………」
月見坂仁恵:「優しくて、癒やしでもあって、気分を高揚させてくれたり、安心したりする存在でもあるかな」
月見坂仁恵:「私はその人のことが好きで仕方ないんだろうね。離れたくないって強く思うの」
月見坂仁恵:「私、充実した生活。幸せが欲しいの」一歩、踏み出して。
月見坂仁恵:そっと、肢体を預けるようにあなたに身を寄せて。
不破 冬亜:「その為に」
不破 冬亜:「必要なの?」
月見坂仁恵:「うん、不破くんが」
月見坂仁恵:「問題作成者の意図がわからないとは言わせないよ」
月見坂仁恵:「不破くんが、好きなの」
不破 冬亜:「俺は……」
月見坂仁恵:「それで?あなたは知りました。どうするの?」
不破 冬亜:「……分からない。意図が、じゃなくて」
不破 冬亜:「はじめて、だから」
月見坂仁恵:「……そうなんだ」
不破 冬亜:「……武器じゃない俺を、求められるのは」
月見坂仁恵:「私もこうまで人を、求めたのは初めてだよ」
不破 冬亜:「だから……自分が、どう応えたいのか、分からない……それに」
不破 冬亜:「不安、だ」
不破 冬亜:「自分が、君にそこまで求めてもらえる人間なのかって」
月見坂仁恵:「じゃあ、信じてよ」
月見坂仁恵:「不破くん自身が信じられなくてもいい」
月見坂仁恵:「不破くんを選んだ私のことを」
不破 冬亜:「……重い、なあ」
不破 冬亜:「ねえ、月見坂さん」
月見坂仁恵:「んー?」
不破 冬亜:「俺、昔はさ。今と戦い方、大分違ったんだ」
不破 冬亜:「昔の俺は、最速で、最大火力で、最高の効率で」
不破 冬亜:「敵に何もさせずに押しつぶしてた」
月見坂仁恵:「うん」
不破 冬亜:「君の戦いが傲慢だっていうなら、昔の俺はもっとずっとそうだったよ」
不破 冬亜:「そんな戦いが嫌になって、必死に頑張って新しいスタイル磨いてさ」
不破 冬亜:「でも俺は、何も変わらなかった」
不破 冬亜:「結局人の気持ち、考えるの苦手だし」
不破 冬亜:「敵のことなんて、戦ってる間は考えようともしない」
不破 冬亜:「結局、外からの見え方を少し変えたって、そうそう中身は変わらなかった」
不破 冬亜:「だから、もし」
不破 冬亜:「俺が君の言うように、優しくなれているなら」
不破 冬亜:「君に求めてもらえるような男になれてるのなら」
不破 冬亜:「君のおかげだと思う」
月見坂仁恵:「じゃあ、お互い様だね」
月見坂仁恵:「私は優しい自分のことを、不破くんのおかげで信じられるようになって」
月見坂仁恵:「不破くんは私のおかげで優しくなれたわけだ」
不破 冬亜:「……そっか」
不破 冬亜:「お互い様に、できてたんだ」
不破 冬亜:「何かできてるのか、自信、なかったから。うん」
不破 冬亜:「そうなら、嬉しいな」
月見坂仁恵:「それはこっちのセリフ」
月見坂仁恵:「良い影響、与えられてるんだっていうの……嬉しいな」
月見坂仁恵:「へへ」思わずといった風にはにかむ。
不破 冬亜:「変なところで、似た者同士なのかな。俺たち」
月見坂仁恵:「そうかも」
月見坂仁恵:「だからこそ、惹かれたのかもしれないし」
月見坂仁恵:「似たもの同士っていうのも、なんだろう……嬉しい」
不破 冬亜:「そんなに言われると、なんか……照れる、な」
月見坂仁恵:「照れさせようとしてるんだもん」
不破 冬亜:「うう……」
不破 冬亜:はにかむ彼女の顔から、思わず視線を逸して。
不破 冬亜:もう一度、その瞳をまっすぐに見つめ返す。
不破 冬亜:「すぐには」
不破 冬亜:「すぐには、答えを出せない」
月見坂仁恵:「うん、いいよ」
不破 冬亜:「考えなきゃいけないことが、いっぱいあるし。それに」
不破 冬亜:「君がそんなに、重い気持ちをくれるなら」
不破 冬亜:「それに足る分だけ考えて、返したいから」
月見坂仁恵:「……今は、その返答でひとまず満足だよ」
月見坂仁恵:「だって」
月見坂仁恵:指で銃の形を作り。
月見坂仁恵:あなたの高鳴りを、熱を、狙い撃つかのように。
月見坂仁恵:トントン、と左胸を叩いてから。
月見坂仁恵:「ドキドキしてくれたでしょ?」
月見坂仁恵:身体を離して、にっこり微笑むのであった。
不破 冬亜:「……聞いちゃうんだ、それ」
不破 冬亜:「いや、先に聞いたの、俺か」
不破 冬亜:「したよ。本当に。」
月見坂仁恵:「ん。だから、ひとまず満足です」
不破 冬亜:「分かりにくいかもだけど、頭に血が登って爆発しそう」
月見坂仁恵:「わかりやすいけど、わかりにくいね」
月見坂仁恵:そう言って、微笑む姿はとても嬉しそうであり。
不破 冬亜:嬉しそうな微笑みと、満足、という言葉を聞いて。少し苦笑し
不破 冬亜:「本当に」
不破 冬亜:「……重いよなあ」
不破 冬亜:少し嬉しそうに、そう呟いた。
月見坂仁恵:頬が赤いのは、夕陽の差したからではなく、ドキドキと高揚感によるものかもしれなかった。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
月見坂仁恵:ロイスは保留で!不破くんはすでに固定ロイスなのだ。
不破 冬亜:ロイス保留 そっか……固定か……

ミドル5

GM:ハーフタイム 遠井 双葉

大学周辺・薄暗い通学路

GM:夜の番は長い。君達は近くのコンビニで兵糧を補充し、大学までの通学路を歩いていた。
遠井 双葉:「そういえばさ」
不破 冬亜:「ん?」
遠井 双葉:「どんなところなの? 不破のいた部隊って」
"ヒトハ":「あ、私も知りたい!」
"ヒトハ":コンビニ袋を二つ持っている。力持ち!
不破 冬亜:「あー……そうだな」
遠井 双葉:「菓子折り持っていくことになるかも知れないじゃない」
"ヒトハ":「私、クッキーがいい!」
不破 冬亜:「持ってくの?挨拶に?」
遠井 双葉:「いつも不破がお世話になっております」
"ヒトハ":「いつも不破さんがお世話になってます」
不破 冬亜:「保護者みたいになってる。扶養家族みたいだな、俺の立場」
遠井 双葉:「悪くないわね」
遠井 双葉:「でも、そんな冗談も言えなくなるんでしょう?」
不破 冬亜:「……」
"ヒトハ":「行っちゃったら、もう会えないかもしれないもんね」
遠井 双葉:「だから、聞いておきたいのよ。貴方が選ぶ場所を」
遠井 双葉:「この先の未来を」
不破 冬亜:「……半分は教室っていうか、チルドレンの教育機関みたいなとこだよ」
不破 冬亜:「成績優秀だったり、適性のある連中を集めて、一つの部隊として教育と訓練して、って感じ」
"ヒトハ":「じゃあ不破さんはエリートだったんだ!」
不破 冬亜:「そうだね。半分は」
遠井 双葉:「もう半分は?」
不破 冬亜:「敵を倒すのは得意だった」
不破 冬亜:「それだけ。UGN……日常の守護者としては、失格だった」
遠井 双葉:「そう」
遠井 双葉:短く、言葉を返す。
"ヒトハ":「でもさ、不破さんは良い人だよ」
"ヒトハ":「UGNじゃなくてもさ、私達の守護者だったよ!」
不破 冬亜:「……そう、かな。そうなれてたなら良いんだけど」
遠井 双葉:「ええ。そして、今もう一度チャンスが巡って来ている」
遠井 双葉:「向こうが何をもって判断したかはわからないけれど、昔の不破とは違うんじゃない」
遠井 双葉:「だって、不破は私達の拠り所だもの」
"ヒトハ":「"日常"!」
不破 冬亜:「……遠井さんは」
不破 冬亜:「俺が向こうに行くの、決まったみたいに言うね」
遠井 双葉:「応援したいの」
遠井 双葉:私は、貴方の手を引いて行くことはできないから。
遠井 双葉:「月見坂なら引っ張ってくれるかもね」
遠井 双葉:私は────失うのが、怖いから。
不破 冬亜:「遠井さん」
不破 冬亜:「我慢してない?」
遠井 双葉:「してない」
"ヒトハ":「あ、うそついた」
遠井 双葉:「つかない。噓つきはヒトハでしょう」
不破 冬亜:「違うだろ」
遠井 双葉:「……」
不破 冬亜:「肝心なこと、ヒトハちゃんに言ってもらって」
不破 冬亜:「自分では言おうとしてない。ずっと」
遠井 双葉:「言ってるわよ」
遠井 双葉:────不破がヒトハみたいに噓つきだったら良かったのに。
遠井 双葉:そうすれば、こんなに苦しい気持ちにならなかったから。
"ヒトハ":「……」
不破 冬亜:「本当はさ」
不破 冬亜:「良くないって思うんだ。無理に聞くのは」
不破 冬亜:「言いたくないことは言わなくていいし、辛い時は休んだって良い。逃げたい時は逃げて良い」
遠井 双葉:「……」
不破 冬亜:「それで遠井さんの心が守れるなら、それ以上はきっとない」
不破 冬亜:「でもさ」
不破 冬亜:「もし君が何かを隠してて、俺がそれに気づかずに居たら」
不破 冬亜:「俺は君の望みを、知らない内に踏みにじってしまうかもしれない」
遠井 双葉:心の中の天秤が、揺れる。伝えたい感情が二つ、抱いた思いが二つ、重ねたい心が一つ。
不破 冬亜:「それは、嫌だ。 さんざんやってきて、もうしたくないって思ったことだから」
遠井 双葉:「…………なら」
遠井 双葉:「不破は、自分が覚醒した日のことを覚えてる?」
不破 冬亜:「覚えてるよ」
遠井 双葉:「どう、だった?」
不破 冬亜:「どう、って?」
遠井 双葉:「私はね、寂しかった」
遠井 双葉:「私は覚醒したその日から、ずっと"ヒトハ"と一緒だった」
遠井 双葉:「ねぇ、ヒトハがなぜ"ヒトハ"なのかわかる?」
不破 冬亜:「……いや」
遠井 双葉:「────遠井一葉」
遠井 双葉:「15年前、私の両親と一緒に亡くなった姉」
遠井 双葉:「それの"代替品"」
"ヒトハ":「それが私、"ヒトハ"」
不破 冬亜:「………」
遠井 双葉:「独り残された私に目覚めた権能が、彼女という"ヒトハ"を作り出すことだった」
遠井 双葉:「それが私たちのルーツ」
遠井 双葉:「…………引いたでしょう。いい年してお人形遊びに夢中な女、それが私よ」
遠井 双葉:「貴方の言う望みなんて、最初から手に入ると思っていないのよ」
不破 冬亜:「”手に入ると思ってない”」
不破 冬亜:「じゃあ、あるんだ。欲しい物」
遠井 双葉:「…………」
不破 冬亜:「俺の場合はね」
不破 冬亜:「家族皆で買い物に行ったとき、ジャームの事件に巻き込まれた。よくある話」
"ヒトハ":(同じだ)
不破 冬亜:「よくある話とちょっと違うのは、俺がそのジャームをその場で殺したってこと」
遠井 双葉:「────!」
不破 冬亜:「昔から戦うのは得意でね。酷いざまだったけど、両親は守りきった」
不破 冬亜:「ここからはまたよくある話。助けた両親に、バケモノって罵られた」
不破 冬亜:「それで俺は」
不破 冬亜:「それがどうしてなのか、分かってなかった」
遠井 双葉:「………不破」
不破 冬亜:「考えれば当たり前の話なんだけどね。目の前で小学生にも満たない子供が人を殴り殺したんだ」
不破 冬亜:「そりゃ、怖いさ。……でも、あのときの俺には分からなかったし」
不破 冬亜:「今でも、寂しいって思ってる」
不破 冬亜:「大事な人に側に居て欲しい。 いなくなってもまた会いたい」
遠井 双葉:私も────
不破 冬亜:「当たり前だよ。恥じることなんてない」
遠井 双葉:そう言いかけた言葉は、やっぱり出てこなくて。
不破 冬亜:「俺が」
不破 冬亜:「居なくなったら、寂しいって思ってくれる?」
遠井 双葉:「………」
遠井 双葉:「ヒトハ」
"ヒトハ":「やだ」
遠井 双葉:「………」
不破 冬亜:「聞いて、応えられるか、分からないけどさ」
不破 冬亜:「……知らなきゃダメだって、思うんだよ」
遠井 双葉:「そんなの…………」
遠井 双葉:「寂しいに決まってるじゃない…………!」
不破 冬亜:「……」
遠井 双葉:「でも、私は貴方を止められない」
遠井 双葉:「権利も、力も、理由も持てない女だから」
遠井 双葉:「っ!」
遠井 双葉:走り出す。全力で、彼から離れるように。
"ヒトハ":「あっ!」
不破 冬亜:「……っ」
不破 冬亜:離れていこうとするその手を、思わず掴む。
遠井 双葉:「離して!」
遠井 双葉:ボロボロと大粒の涙を零しながら、子供のように反抗する。
不破 冬亜:「権利とか、力とか」
不破 冬亜:「そういうの、分かんないけど……」
不破 冬亜:「理由なんて」
不破 冬亜:「君がそう思ったから、それだけだろ」
遠井 双葉:「なら、不破は」
遠井 双葉:「不破は思ってくれるの!?」
遠井 双葉:「私と一緒にいたいって!!!!」
遠井 双葉:夜闇の中、慟哭が響き渡る。
不破 冬亜:「……それ、は」
不破 冬亜:彼女の言っていることは。望みは。
不破 冬亜:ただ今までのように、ということではないのだろう。
不破 冬亜:「君の望みに」
不破 冬亜:「応えられるって、すぐには言えない。 俺も俺の気持ちが、分からなくて」
不破 冬亜:「でも、頼む。否定するなら、俺がやる。だから」
不破 冬亜:「自分で、閉じ込めないでくれ。 酷いこと言ってるって、自覚はあるけど」
遠井 双葉:「…………」

GM:シーンカット
GM:ロイス取得が可能です。
不破 冬亜:ロイス保留です
遠井 双葉:ロイス保留

クライマックス

GM:クライマックス
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:46->47)
遠井 双葉:遠井 双葉の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:42->52)
月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+1した(侵蝕率:48->49)
月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:48->57)

  大学内・正門大広間

GM:月明かりが辺りを照らす静かな夜。君達四人は息を潜め、その時を待ち続けていた。
遠井 双葉:「月見坂、来たら合図なさい。ヒトハ突っ込ませて爆発させるから」
"ヒトハ":「非情!」
不破 冬亜:「……」
月見坂仁恵:「いいけど、いいのかなぁ……」
"ヒトハ":「まあいいけどさ。次のヒトハともよろしく☆ なんてね!」けらけらと笑う。
不破 冬亜:「遠井さん」
不破 冬亜:「ヒトハちゃんに戦わせないこと、できない?」
遠井 双葉:「できるわよ」
遠井 双葉:「でも」
"ヒトハ":「いや」
遠井 双葉:「聞かないのよね…………」
"ヒトハ":「ヤー! 従者権主張!」
不破 冬亜:「……そう」
不破 冬亜:深く、深くため息をつく。
月見坂仁恵:「難しそうだね」
"ヒトハ":「逆に私だけが戦えばみんな安全じゃない?」
不破 冬亜:「成程」
不破 冬亜:「じゃあ、俺一人で戦おうか」
"ヒトハ":「じゃあ不破さんと私でデートっすね!」
不破 冬亜:「……ああ、もうっ!」
月見坂仁恵:「じゃあ不破くんには貸しをここで返してもらおうかな。参戦権を要求します!」
遠井 双葉:「私も当然要求するわ」
不破 冬亜:「分かってる。分かってるよ」
不破 冬亜:「苛ついてバカなこと言っただけだ。ごめん」
遠井 双葉:「いいのよ」
遠井 双葉:「理由なんて、私が思ったから。それだけよ」
月見坂仁恵:「そこで謝ることが出来るのは優しさの証だと思うなぁ」
"ヒトハ":「不破さんの良いところ!」
不破 冬亜:「……君らって、本当に。最近になって、やっと気づいたけど」
不破 冬亜:「良い女で、酷い人だよ」
月見坂仁恵:「……って。ちょうど盛り上がってるところ悪いけど、居た!」
不破 冬亜:「! 方角は?」
???:ふわりふわりとこてりころり
???:ひらりひらりとはなりすらい
月見坂仁恵:「ん!」指でいる方向を伝える。
???:こっちみてる?
???:わたしみてる?
???:ちょっとだけ遊んじゃおうか
???:すこしだけ楽しんじゃおうね
不破 冬亜:視覚では確認できない。しかし、確実に”居る”
不破 冬亜:「逃げる気ないみたいだ。 手間が省けたな」
不破 冬亜:「皆、行ける?」
月見坂仁恵:「行けるよ、やろう」
遠井 双葉:「任せて。行くわよ、ヒトハ」
"ヒトハ":「ヤー!」
GM:君達が意思を確認し合った直後、目の前の景色が歪んでいく。
GM:《ワーディング》
"ポルクス":「僕はポルクス」
"カストル":「私はカストル」
"ポルクス":「教えてくれる? 君たちのこと」
"カストル":「伝えてくれる? 秘密の愛言葉」
GM:混ざり合う言霊は波紋を広げ、悪意の波動となって君たちに襲い掛かる!
GM:衝動判定です。達成値は9!
不破 冬亜:3DX+4+0@10>=9 意思
DoubleCross : (3R10+4+0[10]>=9) → 5[3,3,5]+4 → 9 → 成功

不破 冬亜:あっぶね!成功
遠井 双葉:5dx+2>=9 衝動判定
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[3,5,5,8,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

月見坂仁恵:5dx+2>=9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[3,4,9,10,10]+7[1,7]+2 → 19 → 成功

不破 冬亜:皆成功!
GM:更に《ヒロインタイム》により、侵蝕率を50上昇させることが可能です。これを受けた場合、バックトラックで侵蝕率が50下がります。
遠井 双葉:受けます。52→102へ。
月見坂仁恵:受けまーす!57→107!
不破 冬亜:受けて侵蝕47→97!
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+50した(侵蝕率:47->97)
GM:では、これよりクライマックス戦闘を開始します!

▼エンゲージ
("ポルクス"[4]、"カストル"[14])
   10m
(不破[13]、月見坂[9]、遠井[9])
[]内は行動値

GM:ラウンド1  セットアッププロセス
不破 冬亜:なし!
月見坂仁恵:なし!
遠井 双葉:セットアップ 《従者の行進》《赤色の従者》
遠井 双葉:《赤色の従者》を宣言できる。この従者は未行動で現れる。
遠井 双葉:遠井 双葉の侵蝕率を+10した(侵蝕率:102->112)
"ヒトハ":ヒトハちゃん登場!
"ポルクス":セットアップ 《活性の霧》
"ポルクス":"カストル"の攻撃力+15。ドッジダイス-2。
"カストル":なし

▼エンゲージ
("ポルクス"[4]、"カストル"[14])
   10m
(不破[13]、月見坂[9]、遠井[9]、ヒトハ[9])
[]内は行動値

GM:イニチアシブ14。"カストル"のターン。
"カストル":マイナー放棄
"カストル":メジャー 《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《破壊の光》《天使の外套》
"カストル":攻撃力+10の射撃攻撃を行う。
"カストル":対象は月見坂さん。
"カストル":4dx7+4
DoubleCross : (4R10+4[7]) → 10[1,5,10,10]+5[1,5]+4 → 19

月見坂仁恵:リアクション放棄で《迎撃する魔眼》!
"カストル":わわわっ!
不破 冬亜:ではオートアクション
不破 冬亜:<砂の結界>を使用。月見坂さんをカバーリングします
"カストル":あーっ! ヒーロームーブよ!
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+2した(侵蝕率:97->99)
不破 冬亜:まず月見坂さんの命中判定からかな?
月見坂仁恵:8dx+4 リアクション不可
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 6[1,1,3,4,5,5,6,6]+4 → 10

不破 冬亜:あ、月見坂さんC値
"カストル":本気で来なさい!
月見坂仁恵:あ、そうだった!まぁC値あっても結果変わらないのでは……?
不破 冬亜:こういう場合振りなおしするかはGM裁定かな……?
遠井 双葉:任意!
GM:振り直しても良いし、振り直さずにダメージ行っても良い!
月見坂仁恵:任意!じゃあ振り直ししたいです!
GM:OK!
月見坂仁恵:8dx8+4
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[1,4,4,4,6,7,10,10]+10[9,10]+5[4,5]+4 → 29

月見坂仁恵:上がった!かなり!
不破 冬亜:おっと、29か
"カストル":きゃー! 受けます!
不破 冬亜:バディムーブしましょうか?
月見坂仁恵:お願いします!
遠井 双葉:あっ、ずるい
遠井 双葉:ラウンド1回よ
遠井 双葉:よよよ……
不破 冬亜:では<バディムーブ>。達成値+3で32でどうぞ
月見坂仁恵:はーい
月見坂仁恵:4d10+18
DoubleCross : (4D10+18) → 10[2,4,2,2]+18 → 28

"カストル":めっちゃ通った! まだ大丈夫!
"カストル":反撃!
"カストル":2d10+25 ダメージロール
DoubleCross : (2D10+25) → 10[8,2]+25 → 35

"カストル":カバーリングした不破さんに35点!
不破 冬亜:ひ弱なので余裕で倒れる。リザレクト!
不破 冬亜:不破 冬亜のHPを5(1d10->5)した(HP:16->5)
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+5した(侵蝕率:99->104)

"カストル":「えーい!」
"カストル":指先を天に掲げる。その先には月────より舞い降りる、光の刃!
不破 冬亜:既に取るべき行動は終えている
不破 冬亜:その標的──月見坂仁恵との間に砂が舞う
不破 冬亜:鏡のように光を散乱、反射し、その標的を逸す。自らへと。
"カストル":「────あれ?」
不破 冬亜:「つっ……はぁ」
月見坂仁恵:標的にされたことを受け、むしろ攻撃の機会だと考える。攻撃時ほど防御が疎かになる瞬間はないから。
不破 冬亜:舞い散る砂塵で敵手には、月見坂の姿は見えないだろう。だが、彼女からは。
月見坂仁恵:その分、不破くんが傷つくのは辛いけど。
月見坂仁恵:「そこは信頼ってことで一つ!」
月見坂仁恵:重力による圧殺攻撃が”カストル”を襲う——!
"カストル":「むぎゅう!」ぺったんこ!

月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+7した(侵蝕率:107->114)
GM:イニチアシブ13。不破冬亜のターン。
不破 冬亜:はい!
不破 冬亜:マイナーなし、メジャーアクション
不破 冬亜:<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<天からの眼> コンボ:クイックドロゥ
不破 冬亜:対象はカストル、対応はありますか?
"ポルクス":オートアクションで《カバーディフェンス》を宣言。
"ポルクス":その攻撃を代わりに受けます。
不破 冬亜:では命中判定、ダイス11、固定値5
不破 冬亜:11DX+5+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (11R10+5+0[7]) → 10[2,2,3,3,4,6,8,8,9,9,10]+5[2,3,3,3,5]+5 → 20

不破 冬亜:随分腐ったな!20
"ポルクス":通るよ!
不破 冬亜:ダメージダイス前に雷神の槌の効果を宣言。ダメージダイス+2します
"ポルクス":ノーリアクション!
不破 冬亜:サイドリール込でダイス6、固定値23。判定
不破 冬亜:3d10+3d10+23 (侵食100~、雷神)
DoubleCross : (3D10+3D10+23) → 18[5,4,9]+18[6,5,7]+23 → 59

不破 冬亜:59点。装甲、ガード有効!
"ポルクス":痛い痛い痛い! めっちゃやばい!
不破 冬亜:不破 冬亜に3のダメージ!(HP:5->2)
不破 冬亜:不破 冬亜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:104->108)

不破 冬亜:不破冬亜のかつての持ち味は、適合した遺産による圧倒的高出力と超高速の早撃ち、それによる敵の蹂躙。
不破 冬亜:味方を守ることを覚え、仲間の援護へと意識を割り振ったことで、その破壊力は失われた──しかし。
不破 冬亜:「(見えた。撃つ)」
不破 冬亜:心を読むレネゲイドビーイングならば、その思考を読み取り反応するだろう
不破 冬亜:放たれる弾丸は特殊なものでもなく、読めていればかわすことは容易である。
不破 冬亜:その銃口を見ることが叶うならば。
不破 冬亜:紫電を纏った弾丸が貫く。 不破冬亜は身動き一つしていない。否<
不破 冬亜:抜く所を見せることもなく、既に銃をホルスターへと収めている
不破 冬亜:──かつての己の技から、ただ一つ残されたもの。 それはこの、見ることすら許さない早撃ちのみだ。
"ポルクス":「させないよ」
"ポルクス":彼女らは黄道十二星座がふたご座をモチーフとして作られたアーティファクト。その権能は"共有"。
"ポルクス":互いが持つ情報を常に交換し合うことで、二人の位相は相互に干渉し合う。
"ポルクス":「……っ!」
"ポルクス":片方が受けるはずだった傷さえも、片方が肩代わりして受けることが可能なのだ。
不破 冬亜:「……浅いか」
不破 冬亜:唇を噛む。かつてなら一撃で、二人共仕留められただろうに。
不破 冬亜:今は、彼女たちの力を借りるしか無い

GM:イニチアシブ9。遠井双葉のターン。
遠井 双葉:マイナー放棄
遠井 双葉:メジャー 《アドヴァイス》
遠井 双葉:対象は月見坂さん。次のC値-1、命中ダイス+1。

遠井 双葉:「月見坂、臆せずやってるのね」
遠井 双葉:「何かあったのかしら?」
月見坂仁恵:「内緒ー」
遠井 双葉:「ふふっ、そう」
遠井 双葉:「まあ、思う存分奮いなさい。私もその力に頼るから!」
月見坂仁恵:「任せてねー!」

GM:イニチアシブ9。月見坂仁恵のターン。
月見坂仁恵:マイナーはなし。
月見坂仁恵:メジャーで《黒の鉄槌》《コンセントレイト;バロール》《黒星の門》
月見坂仁恵:対象は”カストル"で!
月見坂仁恵:命中判定!
月見坂仁恵:14dx6+4
DoubleCross : (14R10+4[6]) → 10[1,1,1,3,5,6,7,7,8,9,9,9,9,9]+10[1,2,4,5,7,8,9,9,10]+10[2,2,2,4,8]+10[9]+4[4]+4 → 48

月見坂仁恵:おぉー
不破 冬亜:回った!
"カストル":《イベイション》8! 命中!
月見坂仁恵:ダメージ!
月見坂仁恵:5d10+18 装甲有効
DoubleCross : (5D10+18) → 27[10,2,3,4,8]+18 → 45

"カストル":ぎゃー! つぶれた!
"カストル":戦闘不能!
月見坂仁恵:月見坂仁恵の侵蝕率を+5した(侵蝕率:114->119)

月見坂仁恵:いつも重力を使うときは、黒く醜い『私』を押しつぶすようなイメージで行っていた。
月見坂仁恵:けれど、今は。
月見坂仁恵:真っ黒で不安な未来を押しつぶし、未来を切り拓くようなイメージで重力を。
月見坂仁恵:強く、強く叩き潰す!
"カストル":「ぷぎゅう!」切り開かれたそれに叩き潰される!

GM:イニチアシブ9。"ヒトハ"のターン。
"ヒトハ":マイナーで"ポルクス"にエンゲージ。

▼エンゲージ
(ヒトハ[9]、"ポルクス"[4])
   10m
(不破[13]、月見坂[9]、遠井[9])
[]内は行動値

"ヒトハ":メジャー ▼臆病な願い 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《闇夜の呪い》『ラストブラッド』
"ヒトハ":8dx7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[1,3,3,4,7,8,8,10]+10[2,2,3,9]+6[6] → 26

"ポルクス":《イベイション》10! 命中!
"ヒトハ":3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 8[4,3,1]+15 → 23

"ポルクス":直撃! 戦闘不能!

"ヒトハ":《シークレットトーク》
"ヒトハ":《ドクタードリトル》
"ヒトハ":『はろはろー! 不破さん聞こえてるっすかー?』
"ヒトハ":『ヒトハちゃんでーす!』
"ヒトハ":『この声は一方的かつ不破さんだけに聞こえる言語で喋ってるっす!』
"ヒトハ":『だから返事はいらないっす。ということで、本題!』
"ヒトハ":『さっき見た通り、双葉はきっと自分からは言い出せない』
"ヒトハ":『だからもし』
"ヒトハ":『もし、貴方があの子と同じ気持ちなら、その手を握ってあげてください』
"ヒトハ":『それが私が今ここに居る理由っす!』
"ヒトハ": 
"ヒトハ":"ポルクス"の正面に立ち、花のような笑顔で笑う。
"ヒトハ":私達のコードネームは"アネモネ"。その花言葉は────
"ヒトハ": 
不破 冬亜:「……ま、」
"ヒトハ":『それじゃ、次の"ヒトハ"ともよろしくお願い致します!』
不破 冬亜:待て、と。
不破 冬亜:伸ばした手が、今度は届かない。
"ヒトハ":自身のエネルギーを増幅。過剰なほどに増やし、そして対象を巻き込んで自爆する。
"ヒトハ":そこに残るのは、戦闘不能となったエネミーのみ。
"ヒトハ": 
遠井 双葉:「…………噓つき一葉」
"ヒトハ": 
"ヒトハ":"アネモネ"。その花言葉は『貴方を信じて待つ』

GM:戦闘終了! 全エネミー撃破により、PCの勝利です!

GM:バックトラック
GM:《ヒロインタイム》により、侵蝕率を50引き下げて下さい。100以下になれば帰還確定し、経験点5点を手に入れることができます!
不破 冬亜:50下げて帰還確定です
月見坂仁恵:119→69で帰還!
遠井 双葉:50下げて器官確定!
GM:おかえりなさい!

エンディング1


月見坂仁恵:事件は解決し、後始末の諸々は終わった。
月見坂仁恵:後は帰るだけ。丸一日どころか朝早くから夜まで大学にいたためもあり、疲労している。
月見坂仁恵:なので、軽く挨拶をして、帰途につこうとしていた月見坂であった。
月見坂仁恵:(軽い挨拶で帰り道きちゃったけど、ちょっと寂しくなってきちゃったな)
不破 冬亜:暗い夜道に、慌ただしい足音が響く。
月見坂仁恵:「ん?」それは、予想外というよりは少し期待していた足音かもしれない。そう考えて振り向く。
不破 冬亜:見慣れた背中を見つけて、必死に心臓の鼓動を押さえて、呼ぶ。
不破 冬亜:「月見坂さん」
不破 冬亜:「こんばんは」
月見坂仁恵:「こんばんは」
月見坂仁恵:「どうしたの?」
不破 冬亜:さっき別れたばかりだと言うのに、今更間抜けだっただろうか、と。少し焦って
不破 冬亜:「俺、」
不破 冬亜:「考えた。あれから、ずっと」
不破 冬亜:時間にすれば半日にも満たない僅かな時間だったけれど
不破 冬亜:「考えて、考えて……それで」
不破 冬亜:「答えに来た」
月見坂仁恵:「そうなんだ」緊張と、不安と、期待の混じった声音。
不破 冬亜:「月見坂さん、俺は」
不破 冬亜:「一人じゃ、軽い人間なんだ」
不破 冬亜:「自分の気持ちも、他人の気持ちも、命も」
不破 冬亜:「全部、軽くしてしまう」
不破 冬亜:「君は自分の重さを、嫌だって思ってきたのかもしれないけど」
不破 冬亜:「俺は、好きだ」
月見坂仁恵:「……!」
不破 冬亜:「君のその重さが、欲しい」
不破 冬亜:「君の平凡な優しさが好きで」
不破 冬亜:「欲しい物を自分の手で大事にしたいって、欲張りなところも」
不破 冬亜:「そんな自分を、怖がってしまうところも」
不破 冬亜:「お互い様だって。そう言ってくれたことも」
不破 冬亜:「俺は」
不破 冬亜:「君が好きだ。 月見坂」
不破 冬亜:「……ちゃんと。答えになっただろうか」
月見坂仁恵:「……はじめて」
月見坂仁恵:「初めて、だよ。こんなに強く求めてもらったのは」
月見坂仁恵:「うん」
月見坂仁恵:「答え、ちゃんと聞き届けたよ」
不破 冬亜:「……俺も」
不破 冬亜:「初めてだ。こんなに、人を求めたの」
不破 冬亜:「だから……その、」
不破 冬亜:急に、不安気に目を泳がせて
不破 冬亜:「……返事を」
不破 冬亜:「聞いて良いだろうか」
月見坂仁恵:「……」すぅー、と小さく呼吸を整えて。
月見坂仁恵:「私も、好き。大好き」
月見坂仁恵:「……その、これって、つまり両思いというわけで」少し目を伏せがちに、暗闇でも分かるくらい耳を真っ赤にしながら。
月見坂仁恵:「恋人、にしてもらえるんだよね?」上目遣いでまだ少し不安そうに尋ねる。
不破 冬亜:「……そう、か」
不破 冬亜:「そう、だよな。ごめん……ごめん、俺」
不破 冬亜:「信じてって言ってくれたのに……今、信じられなくて」
不破 冬亜:「恋人に」
不破 冬亜:「なっても、いいか」
不破 冬亜:「なって、くれる?」
月見坂仁恵:「もちろん!」
月見坂仁恵:満面の笑みで答える。
月見坂仁恵:「ね」
月見坂仁恵:「帰り道、方向は途中まで一緒だったよね」
月見坂仁恵:「……それで、えと」
不破 冬亜:「……一緒に帰る?」
月見坂仁恵:「うん」はにかんで、頷く。
月見坂仁恵:「あと」
月見坂仁恵:「もう一個、平凡な女らしいお願いがあるんだけど」
不破 冬亜:「じゃあ」
不破 冬亜:「先に俺のお願い、聞いてくれ」
月見坂仁恵:「ん、なんだろう」
不破 冬亜:衝動のまま手を取って、思い切り抱き寄せる
月見坂仁恵:「わ」
月見坂仁恵:「わわわ」
不破 冬亜:「嫌なら、跳ね除けて」
不破 冬亜:一番近い距離で、その顔を覗き込む
月見坂仁恵:「……そんなの」
月見坂仁恵:「言い方、ずるいよ」
月見坂仁恵:「嫌なんて、言うわけ無いでしょ」
月見坂仁恵:「あと、私のお願いって」
月見坂仁恵:「手を繋ぐところまでだったんだけど……」
月見坂仁恵:「もう。大胆……」
不破 冬亜:「君の真似だよ。ずるいやり方」
不破 冬亜:「俺だって散々やられたんだから、おあいこ」
不破 冬亜:「ちなみにだけど、俺はさ」
不破 冬亜:「そういうずるい迫り方も、好きだよ。可愛くて」
月見坂仁恵:「かわ……!? んと、そうです。私は可愛いので……??」照れのあまり言語が支離滅裂になっている。
不破 冬亜:「ほんと、君」
不破 冬亜:「そういうところだぞ」
不破 冬亜:「お互い様にしたいからさ」
不破 冬亜:「もうしばらくこのままでいよっか」
不破 冬亜:腕の力を少しだけ強める。 今度は跳ね除けることもできないように。
月見坂仁恵:「いいけど」ちょっとだけ拗ねたように、でも甘えるような声音でもあって。
不破 冬亜:「俺、信じるから」
不破 冬亜:「俺を好きになってくれた君のことを」
不破 冬亜:「君が好きだって言ってくれた俺が」
不破 冬亜:「君を幸せにできる、って」
月見坂仁恵:「じゃあ、私も信じる」
月見坂仁恵:「私もあなたの隣なら、幸せになれるって」
月見坂仁恵:「将来の夢、叶えられるって」
月見坂仁恵:「重い私でも、遠い未来へと羽ばたけるって」
月見坂仁恵:「ありがと、冬亜」
不破 冬亜:「ありがとう。仁恵」

不破 冬亜:Sロイスを指定します
不破 冬亜:Sロイス 月見坂仁恵 ○P:純愛 N:不安

エンディング2


GM:ボーナストラック
遠井 双葉:数日後。
遠井 双葉:遠井双葉の自宅にて。
"ヒトハ":「ん……」
遠井 双葉:「おはよう、ヒトハ」
"ヒトハ":ヒトハは双葉のベッドの上で目を覚ます。
"ヒトハ":立て掛けられた時計の針が示すは午前九時。一限の開始まであと三十分。
遠井 双葉:「よく眠れた?」
"ヒトハ":「んー……」
"ヒトハ":寝ぼけまなこのまま身体を起こし、ぼんやりとした頭で瞳を擦る。
"ヒトハ":視線の先に居る主は読んでいた小説を閉じ、少しだけ寂しそうに微笑んだ。
"ヒトハ":「フタバ、何かあった?」
"ヒトハ":それは、自分が寝ている間に。という意味。"前のヒトハ"が何を残していったのか知る由もない。
遠井 双葉:「いいえ、何も」
遠井 双葉:それは、彼女の知らない未来。祝福は既に済ませた。幸せを告げる鐘の音を聴くのは、自分だけ。
"ヒトハ":「そっか」
遠井 双葉:「そうよ」
"ヒトハ":短く言葉を交わし合い、ごろんと横になる。
"ヒトハ":ベッドの上で白い天井を見上げ、自分の腕で視界を覆い隠す。
"ヒトハ":光が遮られると、あの日のような暗い闇が迎えてくれた。
"ヒトハ":それはどこか、懐かしい景色のようにも思えて────
"ヒトハ":「フタバ、今日はサボっても良い?」
"ヒトハ":少しだけ涙交じりの震える声で、かすれるように絞り出して呟く。
"ヒトハ":私の我儘に、彼女はため息を一つ。
"ヒトハ":そして、手持ちの小説を再び開いて捲っていく。
遠井 双葉:「ご自由に」
遠井 双葉:幾度となく読み返した物語は、憧れの物語。誰かが恋をして、誰かが幸せになる夢物語。
"ヒトハ":独りの部屋に二人分の心音が、
遠井 双葉:時計の長針と短針のようにゆっくりと響いていた。

『ヒロイン組手・二本目』 セッションコンプリート

GM:おつかれさまででしたー!
不破 冬亜:お疲れさまでした
月見坂仁恵:お疲れさまでした