インクルージョン・オブマイハート
PC1:海江 乙羽(キャラシート)PL:白金
PC2:“ソウルシスター”東山 朱里歌(キャラシート)PL:DT
PC3:“ディアネイバー”咲村 明人(キャラシート)PL:サムトー
PC4:“ノギルーム”有島 まひろ(キャラシート)PL:めかぶ
GM:自動
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ
GM:ではではセッションを始めてゆきたいと思います。
GM:PC1から番号順に、キャラシートを貼って自己紹介をしていきましょう。
海江乙羽:(キャラシート)
GM:ありがたい!
海江乙羽:では、自己紹介を。
海江乙羽:覚醒枠PC1の海江乙羽(かいえ おとは)です。
GM:シュッとしたイケメンだ
海江乙羽:オーヴァドとしての適性はあるものの、覚醒しきっていないためにレネゲイドウィルスと体の折り合いが悪く、すぐに倒れて寝込んでしまう病弱高校生です。サナトリウムが似合う美少年かもしれない。
GM:おっ、助かりますね
海江乙羽:実家は伝統があり、格式もある煎餅メインの和菓子屋で結構なボンボンです。
海江乙羽:性格は、新キャラですけど、意識的に俺のちょっと気障な高校生をやってやりたいかなぁっと思います。
GM:やったー!
海江乙羽:そしてPC2の事を口説いたり、塩されたり、大人のPC3、4に青春相談なりしたり、強敵と死闘とかしたいなー。
GM:していきましょう
海江乙羽:くすぶっているシンドロームはエンジェルハイロゥ/バロールで能力演出はまだ秘密。
海江乙羽:明かせるのは美術装飾品である鉱石ナイフがレネゲイド力で実戦に耐えうるようになるくらい。
海江乙羽:ですが能力は覚醒枠らしく爆発力があり、光の舞踏を光の指先で操りダイス確保して、100%になるとマスヴィの火力保障。
海江乙羽:そして、時間凍結と飢えたる瞬きと言う2つの行動追加エフェクトを持ち、鏡の盾を使って反撃する。かなりの手数を誇ります。
海江乙羽:ただ、全部使うと戻って来れなくなるので全部使うのは厳しいかな。ここら辺の潜在能力はあるけど不安を抱えてるのも覚醒枠っぽくて良いんじゃないかと思います。
海江乙羽:こんなとこ!何かお聞きになりたいことはあるでしょうか?
GM:秘められた力ってわけですね!大丈夫です!
GM:ではそんな海江くんのハンドアウトをお渡しします
PC1:海江乙羽
シナリオロイス:PC2/東山朱里歌
推奨感情:感服/不安
あなたはごく普通の高校生だ。
その日も友人との他愛ない雑談に明け暮れ、通いの病院からの帰路を辿っていた。
しかし、そんなあなたを見知らぬ人影が襲撃する。そのまま傷を受け、倒れ、息絶える――いや。そうはならなかった。
ひとつには、現れたあなたの同級生・東山朱里歌があなたを不思議な力で治癒したから。
そして。あなたは得体の知れぬ怪物として。あるいはレネゲイドウイルスの発現者として目覚めたからだ。
GM:こう!死んで蘇ります。
海江乙羽:覚醒!死!ですからね!
海江乙羽:死にます!!
GM:やっぱ死んどこうという
GM:シナリオロイスは次に紹介します。
GM:ではこんな感じかな。よろしくお願いします!
海江乙羽:宜しくお願いします!
GM:ではその東山さん!
GM:どうぞー
東山朱里歌:はーい
東山朱里歌:(キャラシート)
GM:かわいい~
東山朱里歌:ハズいこと言わなくていいから!
東山朱里歌:東山朱里歌(とうやま・しゅりか)。千尋沢高校の1年生。
東山朱里歌:髪をまとめて上げた、明るく快活なタイプの女子。帰宅部です。
GM:快活さが溢れていますね
東山朱里歌:実家はUGNとも提携してる大病院ですが、院長である父親との仲はあんまり。
GM:いいことです
GM:いいことじゃないな。
東山朱里歌:あと男性苦手です。失恋経験あり、今は独り身です。
GM:重要情報!
東山朱里歌:オーヴァードとしての能力は生命活力の過剰励起で、人に渡すことで回復させることができる。
東山朱里歌:ハヌマーン・オルクス・ソラリスのヒーラー型支援キャラです。あんまりこういう人いないんだって。
GM:珍しい!
東山朱里歌:自分に掛かったHP回復分をHP消費系オートに充てて支援していくよ。
東山朱里歌:そんな感じです~ よろしくねっ
GM:はい、よろしくお願いします。
GM:そんな東山さんのハンドアウトはこれ。
東山朱里歌
シナリオロイス:楢崎遼一(ならさき・りょういち)
推奨感情:好奇心/猜疑心
あなたは高校生であり、UGNに協力するイリーガルでもある。
最近、あなたの父親が経営する病院に新しい患者が転院してきた。楢崎というその患者は中性的な優男で、外を出歩けない代わりにと、時折あなたから話を聞きたがる。
そんな彼と話した帰り道、あなたは不審な人影を見かける。《ワーディング》の気配を感じたあなたはそれを追い――見知った同級生がオーヴァードとして覚醒したことを知る。
東山朱里歌:大変じゃんっ
GM:楢崎という病人が出てきますが、まあそれはそれとして大変なのだ
楢崎遼一:病人はこんな人です
東山朱里歌:病院のベッドが似合いそうな顔
GM:そういうこと!
GM:がんばっていこう
東山朱里歌:がんばるよ~
GM:はい、では続いてPC3、咲村さん
咲村明人:はい!
GM:どうぞ~!
咲村明人:(キャラシート)
咲村明人:咲村 明人(さきむら あきと)です。UGNエージェント、コードネームはディアネイバー。
咲村明人:前線での活動のほか、チルドレンたちの指導も担当してる24歳。
GM:教官!
咲村明人:先生だぞ~
咲村明人:過去に何度か大きな作戦に参加したことがあり、その度仲間に助けられてギリギリで生き延びてきました。
咲村明人:そんな経緯から性格は慎重で消極的。
咲村明人:何かと人に頼っているという自覚から、人に頼まれると断れない押しが弱い男です。
GM:苦労人オーラだ
咲村明人:どうだろ、苦労は周りにさせちゃってるかもなあ
咲村明人:まあ俺は助けてもらって何かと恵まれてるよ!
咲村明人:最近の悩みは、教え子たちに飯奢りすぎて財布がピンチ気味なこと。
咲村明人:指導教官もちょっと慣れたかなと思ったら予想外の落とし穴だったよ……
GM:心配だわ…
咲村明人:大丈夫大丈夫!でも年下には頼ってもらえるぐらいがんばりたいね
咲村明人:性能はサラマンダー/オルクスのRC。氷の塔でそこそこ火力の範囲攻撃を振りまきつつ
咲村明人:最大レベルまで上げた凍てつく刃と妖精の手でガッツリ支援を飛ばすのがメインのお仕事。
咲村明人:今回は炎陣も取ってきたので多少はカバーリングもできます。
GM:器用~!
咲村明人:教官らしくお手本的な動きができるといいね!
咲村明人:俺の仲間はすごいんだぞ、というのをいっぱい見せつけていきたいと思います。よろしくおねがいします!
GM:はい、よろしくお願いします!
GM:そんな咲村さんのハンドアウト~
PC3:咲村明人
シナリオロイス:《エメリー》奈砂弥生(なずな・やよい)
推奨感情:連帯感/不安
あなたはUGNエージェントだ。
日本支部長の霧谷雄吾から呼び出しを受けたあなたは、とある遺産の捜索チームへの参加を命じられる。
以前FHによって強奪され、行方知れずの遺産《エピオネの脈》。それに酷似した物品の情報が平庭市支部で報告されたという。
現地のエージェント・奈砂弥生と合流したあなたは、彼女と共に平庭市へ向かった。
GM:仕事をがんばろう!ということで。
咲村明人:霧谷さんからの命令かぁ
奈砂弥生:奈砂はこんなかんじ。相談の結果、元教え子ということで
咲村明人:教えました!今回はチームメイトとしてよろしく
奈砂弥生:よろしくねー
咲村明人:頼ってくれて大丈夫だよ、先生だからね
GM:くっ
GM:そしてチームには頼れる仲間がほかにもいるのです
咲村明人:なんと!
GM:PC4の有島さん、紹介おねがいします~
有島まひろ:はーい!
有島まひろ:(キャラシート)
有島まひろ:ありしま・まひろです。UGNエージェントです!コードネームはノギルーム。
有島まひろ:普段は専業主婦として3人の子供を育てつつ、こっそりエージェントとして働いています。
GM:エッチな母親じゃん
有島まひろ:えっちじゃないもん!
GM:ほんとかな
有島まひろ:年齢は32歳。もうおばさんよ~って言いながらキャピキャピして子供に嫌がられてる感じのお母さんです。
有島まひろ:目下の子に対して世話を焼きすぎるきらいがあり、学生さんをすぐに我が子のように扱い始めます。
有島まひろ:また諸事情あり女子高生の恋愛ネタに異様に涙腺を刺激されるようです。
GM:おば…さ…ん…?
有島まひろ:おばさんよ~
有島まひろ:そんなママですが「幻想種:サキュバス」に分類されるキュマイラ因子に感染しており、
有島まひろ:時々パパから血を供給してもらうことで、因子の暴走をおさえています。
GM:エッチな情報が増えてる
有島まひろ:大丈夫っ。みんなの前で暴走しないように、ママ気をつけてるから!
有島まひろ:シンドロームはキュマイラ/ブラム=ストーカー/エンジェルハイロゥのトライブリード。
有島まひろ:隠密白兵型です。パッと舞ってガッとやってチュッと吸います。
GM:吸われる~…
有島まひろ:卑しくてなにが悪いの?を合言葉にがんばりたいと思います!以上、よろしくお願いします~
GM:www
GM:はい、お願いします
GM:そんな有島さんのハンドアウトは~
有島まひろ
シナリオロイス:槌谷天明(つちや・てんめい)
推奨感情:庇護/心配
あなたはUGNエージェントだ。
《エピオネの脈》と呼ばれる遺産の捜索任務のために平庭市支部を訪れているあなたは、道に迷っている少年・槌谷と出会う。
病院へと向かいたいと言う彼を手伝い、送り届けたあなただが、現地のエージェントから連絡が入る。《エピオネの脈》を強奪したFHエージェント、《スクレロメイト》がこの街に潜入しているというのだ。
GM:デンッ
GM:少年と出会うよ~
有島まひろ:まあ…天明ちゃんって言うのね!
槌谷天明:多感な中学生です
有島まひろ:ママが一緒に病院へ送ってあげる!心配しないで!手も繋いであげるから!
槌谷天明:えっ あっ
有島まひろ:卑しくてなにが悪いの?
有島まひろ:真面目なエージェントらしく頑張ります
GM:有島さんはそんなこと言わないだろ
GM:はい、よろしくおねがいしますー!
GM:では、トレーラーをぺいっと張って、初めていくことといたしましょう
GM:ぺいっ
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
だが――、世界は知らぬうちに変貌していた。
レネゲイドウイルス。それは不治の病。
癒えることなく、少年はやがて覚醒する。
あらゆる病を治癒するとされる遺産《エピオネの脈》、それを求める碧き影。
日常が剥がれ落ちても。あるいは変わり果てても。失ったとすら思っても。
絆を結ぶことができるのならば、なにひとつ終わりはしない。
それを、あなたたちは証明できる。
ダブルクロス The 3rd Edition『インクルージョン・オブマイハート』
――ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GM:こう!
GM:それではみなさん、よろしくお願いいたします~
海江乙羽:お願いしまーす。
有島まひろ:よろしくお願いします!
咲村明人:よろしくおねがいします!
東山朱里歌:よろしくおねがいします~!
マスターシーン
GM:では最初はマスターシーン。
GM:マスターシーン1。
GM:冬が終わりかけた静かな部屋に、昼の光が差す。鳥の声もどこか遠い。
:「……そうすれば、治るのかな」
:「ああ。この世には奇跡みたいな、不思議な力が山ほど転がっているからね」
GM:人影がふたつ。ひとりが、ひとりに手を翳す。
:Eロイス【歪んだ囁き】を使用。私に対するロイスを「P盲信/N恐怖」に変更してください。
:変更します。「〇P尊敬/N隔意」→「〇P盲信/N恐怖」。
:「君だってそうさ」
:「君は力を手に入れた。その力があれば、大切なだれかが傷つくことを止められるかもしれない」
:「そうだよな。先生が、そのための技術だって教えてくれた」
:「そうだ」
:続いて、《異能の継承》を使用。私の持つエフェクトを一つ取得させます。
:「願いを叶えるんだ。大切な人を救うんだよ」
:「君なら、そうできる」
:《ブレインジャック》を使用しーーーー
GM:ーーーーー
GM:………
GM:シーン終了。
OP0:昨日と同じ今日
GM:つづいてはOP…の前に、登場侵蝕なしのシーン。
GM:学校でワイワイしている男子と海江くんが話し、通りすがりの東山さんにナンパなどをし、
GM:海江くんがどういう人なのか、どんな日常なのかを描写してもらうシーンです。
GM:そろそろ定期通院の時間だぜー、またあしたー、としてもらってシーンエンドとなります。
GM:学校わいわいは白金さん以外の皆にモブ男子高校生のガヤをやってもらうよ。適当に話しかけるので答えてね。
GM:ではそのまま描写していきます。
GM:放課後を告げるチャイムが鳴り、ざわめきが教室を覆い始める。
GM:ところは千尋沢高等学校。
GM:おしゃべりに花を咲かせるのは少女たちだけではなく…
男子高校生A:「てかさ、結局うちの学校で付き合うなら誰?って話」
男子高校生A:「難問じゃね??実際どう?」
男子高校生B:「何がてかさよ。急じゃん」
男子高校生A:「いつも考えてるから急じゃねえ」
男子高校生B:「わかる。夢よな」
男子高校生C:「まあ、いいんじゃないか?」持っていたアコースティックギターをアンニュイに鳴らす。
男子高校生D:「アホくさ……」
男子高校生B:アンニュイな表情をする。
男子高校生C:「そういう話題から良いメロディが浮かぶこともある…」
男子高校生A:「来た、俺はクールですアピール。…クールか…?」
男子高校生B:「じゃあクールな君は今すぐ答えても焦らないよね~、はいどん」
海江乙羽:我、関せずと言う風情で、耳は向けている。
男子高校生D:「いや普通言い出しっぺからだろ」
男子高校生B:「それもそか。実際どうよ夢追い人」
男子高校生A:「…俺!?」
男子高校生C:「聞いておいて答えないわけないだろ?」
男子高校生A:「えっ…に 二年の」
男子高校生A:「夏川先輩だけど……」
男子高校生A:「で でかいし…」
男子高校生B:「あ~……良いよな。わかる」
男子高校生B:「そこかよ」
男子高校生D:「知らねえ……えっ有名なん?」
男子高校生A:「眼鏡でみつあみのさ~…スタイルがさあ…」
男子高校生C:「つぎつぎ。お前は?」
男子高校生B:「えっ俺?……白鳳さん」
男子高校生A:「かわいいよな…」
男子高校生C:「ははあん」Cコードを鳴らす。
男子高校生C:「王道をいくね」
男子高校生B:「いいじゃん……普段ふわっとしてるけど、時々キリッとしてるとこもさ……」
海江乙羽:今ギターを鳴らす意味はあったか?ないよな。
男子高校生D:「まあ分からんでもないが……」
男子高校生B:「で、お前は?音ならしてごまかすなよ」
男子高校生C:「俺は…」
海江乙羽:女子が訝しげにこっちを見ていたけど、俺も同類と思われてるのだろうな。
男子高校生C:「……実は夏休み前に一緒に日直をして以来、鎌倉さんが気になっていたんだけど…」
男子高校生A:「…あーーーーー」
男子高校生B:「うわーーー」
男子高校生C:「…俺のメロディ、届かなかったようだ…」悲しげなバラードを鳴らす。
男子高校生D:「よりにもよって……」
海江乙羽:成程。口にする名は学校では有名な美少女たちだ。だが、今の所被りはないのは有難い事だ。
男子高校生B:「まあ、なんだ……うん。おつかれさん」
男子高校生A:「おまえは~」Dを小突いている。
男子高校生B:「ガチで言えよガチで。俺たちは逃げなかったぞ」
男子高校生C:「この空気を塗り替えてくれよ」
男子高校生B:「ごめんて」
海江乙羽:暴走と逃走は一文字だけしか違わないが、確かに真逆だな。などと思っている。
男子高校生D:「……」
男子高校生D:「……奈砂」
男子高校生A:「あいついけるんじゃね?」
男子高校生C:「誰?」
男子高校生B:「隣のクラスの。かわいいよ」
男子高校生A:「隣のクラスの…髪こんなやつ」
男子高校生B:「かぶんじゃないよ」
男子高校生E:(……おいおい正気かよ……真弓副会長を挙げないなんで脳がイカれてるのか?)
男子高校生D:「……あああ」顔を抑えている。
男子高校生B:「うわっ、だいぶマジだこれ。悪かったって」
男子高校生A:「あーあー!」話題を避けてあげようとしつつ…
男子高校生D:「いや違っ、違くて、顔とかじゃねーし……」
男子高校生C:「まあ、俺達も全員打ち明けたしな」
男子高校生A:「そうだ!」
男子高校生A:「海江!」
男子高校生A:「おまえもたまにはこういう話とかしろよな!」
海江乙羽:「ちっ。気づいたか。敢えて何も言わずに聞きに徹していたんだけどな」
男子高校生D:「巻き込むしかねえ」
男子高校生B:「しっかり聞いてんじゃーん」
男子高校生C:「お前も恥かけよ」
海江乙羽:「あれですか?修学旅行の夜とかこんな感じ?行った事のない俺に気を遣ってくれてる話題だったなら、それは、どうも」
男子高校生A:「どうせモテんだろ~ 僻みだっつの!」
海江乙羽:「OK、逃げたらハブにされそうなので、言うけどな。その前に良いか?」
男子高校生B:「なになに。別にマングースでもないけど」
男子高校生A:「おうなんだなんだ」
海江乙羽:「沖縄行きたかったな。病弱なこの体が恨めしい。ああ、でさ、聞いてて思ったんだけどな。それは此処で俺達にではなく、御本人に、そう告白するべきじゃないか?お前達」
男子高校生C:「それができたら苦労してねえんだよ!」立ち上がる。
男子高校生A:「……聞きました皆さん??」
男子高校生B:「聞きました……」
男子高校生B:「いや……正しいよね……うん」
海江乙羽:「揃いも揃って、行動した人は?いますかー?いませんよねぇ?」
男子高校生C:「それができれば…俺は………」崩れ落ちる。
男子高校生B:「ぐわぁぁぁぁ!」
男子高校生A:「正しいことで世の中回っていかねえんだよ!」
男子高校生D:「おいやめろ!死人が出てる!」
男子高校生B:「あ、俺より傷ついてるやついる!ごめんて!なにか良いことあるって!」
男子高校生D:「てか……」
男子高校生B:「そういう海江君はどうなのよー!」
男子高校生D:「ブーメランだろうが……!」
男子高校生B:「行動してるんですかー!?」
男子高校生A:「それな」
男子高校生C:「行動してるんでしょうねえ!」アコースティックギターをへし折る。
男子高校生B:「それお高くね!?だいじょぶ!?」
海江乙羽:「はっ。そうだな。8連敗くらいかな?少なくとも、8回は会話を成立させてる」
男子高校生B:「なんっ……」
男子高校生C:「……」
男子高校生A:「負けてる奴の表情じゃねえ!」
男子高校生D:「なんでこんな強気なんだ……」
男子高校生C:「お前もたいして俺らと変わらねえじゃん!」
男子高校生B:「いや……」
海江乙羽:「経験値の蓄積がお前らとは違うと言う話だよ。最近はばっさりやられても、切り口の分析が出来るようになった」
男子高校生B:「未行動と行動済みでの比較は……」
男子高校生C:「ぐぁあああーーー!」
男子高校生B:「ガチでレベルが違うやつじゃん」
男子高校生D:「いや……でもまだ負けてねえもん……」
男子高校生C:「はい!はいはいはいはーい」
男子高校生A:「戦わなければ負けることもないからな」
男子高校生D:「負け……」想像だけでダメージを負っている。
男子高校生C:「海江くんから具体的な人名をまだ聞いていませーん」
男子高校生B:「戦い以前じゃねえか」
海江乙羽:「はは。振られておくと、自分の欠点と長所が解るようになるんで、お奨め」
海江乙羽:「ちっ。気づきやがったか」
男子高校生A:「おっ天才」
男子高校生A:「誰すか誰すか~?」
男子高校生B:「あっほんとだ。あまりのレベル格差に気づかなかった」
男子高校生C:「今気になってるやつにしろよ~」
男子高校生D:「あと頼むから綴ちゃんとか言うなよ……通報するからな」
男子高校生A:「顔で許されねえ」
海江乙羽:「ん」教室の対角線上、その人がいるので、そちらに気付かれぬようにこっそりと指を指す。
男子高校生B:「お」指の方を振り向く。
GM:そこに見えるのは、明るい色の高く結った髪。
男子高校生C:「え」振り向く。
男子高校生D:「マ?」
海江乙羽:うむ。と頷く。
海江乙羽:「そうだな。東山は例えるなら金平糖だな。ガードがお堅いけど、細やかで華やかで綺麗で、とても甘い。そして星のようだ」
男子高校生D:「菓子喩えピンとこなさすぎ」
男子高校生B:「わり。当人居るのは想定外……ってなになにっ」
男子高校生C:「えっでも東山って彼氏いるんじゃなかったっけ…」
男子高校生D:「お前都合の悪い記憶消したのか?」
男子高校生A:「え、でもそれ飛鳥じゃなかった…?」
男子高校生B:「あんま突っ込むなってそこは」
海江乙羽:「空気を換えたければどうぞ。俺にはその力はないんでね。でも、窓開けるのはやめてくれ、まだ寒いから」
男子高校生D:「じゃあ変えるか……ぶっちゃけさ、あれだよな」
男子高校生D:「付き合いたいとあれはまたちが――」
東山朱里歌:ゴツン、とその頭に日誌が叩きつけられる。
男子高校生A:「死ーー!」
男子高校生D:「ぶっ」
男子高校生C:「ヒッ」
東山朱里歌:「お」Aにも叩きつける。
男子高校生A:「連鎖!」叩かれる。
男子高校生B:「Deathtiny」
東山朱里歌:「バカ」Bにも叩きつける。
男子高校生B:「ですよね!」
東山朱里歌:「もの」Cにも叩きつける。
男子高校生C:「角はやめて!」
海江乙羽:うんうん。それでこそだな。と陰りなく笑う。
東山朱里歌:「ども」Dにも叩きつける。
男子高校生B:「二巡目じゃん」
男子高校生D:「なんで」
男子高校生A:「海江にもやっとけー!」
東山朱里歌:「!」Eにも叩きつける。
男子高校生C:「なんで!?」
男子高校生B:「えっそこはなんで!?」
男子高校生E:(世界とは残酷)
男子高校生E:(あっでもこれもアリかも…)
男子高校生B:「なんかちょっと喜んでないあいつ」
東山朱里歌:「……あっ言うこと切れた」海江くんにも叩きつける。
海江乙羽:「リアクションが良いからじゃないか?クソ、少し美味しいなお前達」
海江乙羽:「たっ!?」
男子高校生B:「二巡目なければピッタリだったね」
東山朱里歌:Bをもう一回叩く。
男子高校生B:「ごめんなさーい!」
東山朱里歌:「せめて女子いないところでやれあほ!」
男子高校生A:「でもこれは海江が悪いんスよー!」
東山朱里歌:「返事!」
男子高校生B:「おっしゃるとおりです……」
男子高校生A:「はい」
男子高校生D:「……」ノビている。
男子高校生C:「ウス…」つむじを押さえている。
海江乙羽:「人のせいにするなよな。言い出しっぺ」
東山朱里歌:「お?」日誌を構える。
海江乙羽:「少しだけ責任を感じる。原因と言うのは確かかもだしな」
男子高校生C:「そうすよ!海江くんは俺達とは違うフィールドにいるんすよ!」
東山朱里歌:「いや心底どうでもいいけど……」
東山朱里歌:「てかなんでするなって言ったそばからするの」
海江乙羽:「男子高校生と言うのが馬鹿な生き物だからじゃないか?」
海江乙羽:「女子が構ってくれると嬉しいしね。そういうレベルの生き物」
東山朱里歌:「自分も含んでるけど……」
海江乙羽:「俺は少し違う。君が構ってくれるのが嬉しい」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:もっかい日誌をドスンと乗せる。「こいつはよ~」
海江乙羽:「いや、でも、少しだけ考えてみて欲しい」
東山朱里歌:「何をさ」グリグリと押し付けている。
海江乙羽:「我ながらかなりお買い得だぜ?良い奴だし、気が利くし、幸いにして顔も良いし、成績だってどうにか平均以上だし、話したい話題が門外漢でも3日あれば頑張って覚える努力家だし。嗚呼、後、煎餅とか和菓子だって食べ放題」
海江乙羽:声はどこまでも爽やかに。適度な音量で聞き取りやすい発音、透明感があり耳障りも良い。
海江乙羽:うん。我ながら完璧だ。と内心で思う。
海江乙羽:三日に一度は学校を休む病弱の身としては、常に機会は狙っていきたい。そんな心構えである。
東山朱里歌:「あたしは非売品です~」ふいっと途中で振り向いている。
東山朱里歌:「ほかを当たれ~」去りながら言う。
海江乙羽:頭の重しが退いてくれたので、圧しつけられたところを軽く指で抑える。去っていく背中に言葉をかける。
海江乙羽:「はは。今日も東山さんに振られたな。つまりは、東山さんに今日も相手をしてもらった。って言う事でもある。それはそれで、まぁそれなりに嬉しい事だ。それでは、また、明日」
海江乙羽:さて、学友共に讃えられながら帰る準備をするか。と鞄に手をかけ……。
海江乙羽:心臓が"ズキリ"と痛む。血が滞るような感覚と悪寒に、またか。と心の中で溜息付き、額に指先を当ててわざとらしく首を横に振る。
海江乙羽:「振られたショックで……眩暈がしてきた」
GM:何言ってんだこいつー、などというクラスメイトの声が、再度のチャイムに掻き消される。
GM:今日の学校生活の終わりを告げる、帰宅を促す放送が流れる。
GM:それがあなたの、昨日までと同じ今日の終わりを告げているとは。
GM:まだ、誰も知らなかった。
GM:シーンエンド。
OP1:咲村明人
GM:咲村さんのオープニング。ご自身の支部で霧谷から任務を受け、平庭市支部の奈砂が来て「平庭市に向かおう!」となり、シーンエンドです。
GM:登場侵蝕のダイスをふってね!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (36 → 46)
霧谷雄吾:緊張していますね
咲村明人:偉い人と会うからね!
GM:そうだね…
GM:では描写していきまーす!
GM:冬の終わりのある日。あなたの支部にひとりの来客があった。
GM:霧谷雄吾。多忙をきわめるUGN日本支部の支部長である。
GM:―――支部、応接室。
霧谷雄吾:「……私が直々に指令を出すのも、緊張を強いるからやめろとよく言われるのですがね」
霧谷雄吾:向かいのソファに腰掛けた男が言う。
咲村明人:「は、ははは……お疲れさまです、日本支部長」
咲村明人:ひょろりと背の高いスーツ姿の青年が、ぎこちなく笑う。
霧谷雄吾:「現場の人間を見るのが趣味のようなものですので。ご容赦いただきたい」
咲村明人:「いえ、現場を気にかけていただけるのはありがたい話ですから……本当に」
霧谷雄吾:「今回の現場も、直接足を運びたかったのですが。平庭市と言いまして、カヴァーが塾の支部なのです」
咲村明人:「(にしたって、頻度とかおかしいとは思うけど……いつ休んでるんだろ、この人)」
咲村明人:「平庭市……」
咲村明人:「塾ですか。なるほど、チルドレンなんかは通いやすいですもんね、それなら」
霧谷雄吾:「ええ。戦闘人員に若手が多いのもあって、あなたには声を掛けました」
霧谷雄吾:「後進育成において、あなたの功績はよく耳にしますよ?」笑う。
咲村明人:「恐縮です。……あいつらの力になれているならいいんですが、本当に」
咲村明人:「でも、結果を出してるのは彼ら彼女ら自身です。俺以上にあいつらを評価していただければ」
霧谷雄吾:「……なるほど。そういう姿勢が信頼を集めるのでしょう」
霧谷雄吾:資料データを収めたタブレットを手に取る。
霧谷雄吾:「今回あなたに関わって頂くのは、さる遺産の捜索です」
咲村明人:「どうですかね。頼りないから独り立ちしていくようになるだけかも……」
咲村明人:「遺産、ですか」
咲村明人:表情が張り詰める。
霧谷雄吾:「はい。形状はこのような」写真を見せる。赤い色の鉱石。
咲村明人:「分類は判明していますか?」
霧谷雄吾:「いえ。これは未知の要素が多く、分類はできないままでした」
霧谷雄吾:「その研究中に強奪されたのです」
咲村明人:「……強奪。それは、また」
霧谷雄吾:「《スクレロメイト》と名乗るFHエージェントがこれを強奪し、そのままとなっていた。ですが」
霧谷雄吾:「平庭市で彼らしき痕跡が発見されました。戦闘になる可能性を考慮し、チームを組んでいただきます」
咲村明人:「重要目標はこの遺産の奪還。《スクレロメイト》との戦闘、撃破は第2目標……」
咲村明人:「という理解でよろしいでしょうか」
霧谷雄吾:「ええ」頷きます。
霧谷雄吾:「ひとり、あなたと同じ他支部からのエージェント。それと平庭市の支部からも人員を手配しており…」
咲村明人:「平庭から?」
霧谷雄吾:「はい。現地で探索に向いた人員をと支部長に連絡しまして」
GM:そこでノックがある。
霧谷雄吾:「おや、着きましたね。どうぞ」
奈砂弥生:ドアが開き、高校生くらいの少女が顔を出す。
咲村明人:「ん……?」
奈砂弥生:「あ、センセーだ」
奈砂弥生:「と。すみません」霧谷に頭を下げてから。
咲村明人:「奈砂か!久しぶりだな、随分背が伸びて……」立ち上がって、表情をほころばせ、
咲村明人:「……し、失礼しました」 奈砂に習うように頭を下げる。
霧谷雄吾:「いえ。お気になさらず。あなたの教え子なのでしょう」
咲村明人:「ええ……平庭からの人員は彼女が?」
奈砂弥生:「わたしです!」
奈砂弥生:「言っても、センセーは知ってると思うけど、戦闘とかできないけどね」
GM:奈砂弥生ーー《エメリー》は戦闘向きのオーヴァードではないことを、あなたは知っている。
咲村明人:「ああ、わかってる。戦闘はこっちが受け持つよ、適材適所だ」
咲村明人:「平庭市のことも俺はまだ知らないからな、情報面から何から世話になる。頼りにさせてもらうよ」
奈砂弥生:「…おー」少し照れくさそうにしてから笑う。
奈砂弥生:「こっちに来てくれた…有島さん。《ノギルーム》もちゃんとした人だし」
奈砂弥生:「わたしも頑張るしね!センセーにも成長を見せるよ」
咲村明人:「楽しみにしてるよ。……ええと、もうお一方……有島さんとは、平庭で合流という形になるでしょうか」
霧谷雄吾:「はい。彼女にもこちらから先に伝達しておきますので」
咲村明人:「了解しました。"ディアネイバー"、任務につきます」
霧谷雄吾:「ありがとうございます。…あと、彼女も夫が教官でしてね。未成年が多い支部ですが、支えてあげてくださいね」
奈砂弥生:「わたしも支えますしー」などと拗ねたように言う。
咲村明人:「俺にできることでしたら、やってみせます。……っと、そうだ」
咲村明人:「失礼しました。まだその遺産の名前を聞いてなかった」
霧谷雄吾:「おや。私も言い忘れていたようですね」
霧谷雄吾:「……《エピオネの脈》。そうこちらでは呼称していました」
咲村明人:「FH側での呼称は不明、と。よし」
咲村明人:ぴしりと背筋を伸ばして、
咲村明人:「改めて、"ディアネイバー"、任務につきます!」
咲村明人:「……そういうわけで、よろしくな、奈砂。危なくなったらちゃんと頼るように」
奈砂弥生:少し複雑そうな顔をしながら、素直に「はい」と頷く。
咲村明人:口に出すほど自信があるわけではないが。
咲村明人:生徒の前では格好つけなければ。
咲村明人:「(少しは頼ってもらわねえとな)」
咲村明人:しっかりしないと、と心の中でつぶやいた。
GM:シーン終了。ロイス取得と変更のみ可能です。
咲村明人:ロイス 奈砂弥生 ○P:庇護/N:不安
咲村明人:以上!
GM:センセー…
GM:了解です!
OP2:有島まひろ
GM:有島さんのオープニング。任務で平庭市に来ているよーという描写をして、知らん少年が困っているので話しかけてもらい、片付いたところで支部員からの電話を受け取ってもらいシーンエンドです。
有島まひろ:はあいー
有島まひろ:有島まひろの修正値を1D10(→ 3)増加 (0 → 3)
有島まひろ:?
有島まひろ:侵蝕率40になりました
GM:おす!
GM:では描写してゆくねー
GM:平庭市、大通り。
GM:遺産《エピオネの脈》捜索チームに加わったあなたは、現在この町を訪れている。
GM:子どもたちには旅行と偽って、家庭も世界も守るのだ。
有島まひろ:「…そうよ、ママが出掛けてる間、菫ちゃんの言うこと聞いて、ちゃんと宿題して…」 スマートフォンで息子と通話しながら歩いている。
有島まひろ:柔らかなニット生地のワンピースが女性らしいシルエットをなぞり、首元には華奢なネックレス。妙齢の女だ。
有島まひろ:「…あら、切れちゃった。睦月ったら、すぐ怒っちゃうんだから。もう」頬をふくらます。
有島まひろ:スマートフォンを肩掛けの小さなバッグにしまって、改めて市街の光景を眺めます。
GM:人口が多い大都市というわけではない。
GM:休日の大通りではあるが、店が多い方角はひとつ隣。
槌谷天明:そこで、うろうろと行ったり来たりしている少年がいる。
槌谷天明:中学生くらい。スマートホンを見ているが、焦ったように道を何度も確かめている。
有島まひろ:(…お出かけなら、大通りを行く。けれど、私が探しているのは、街の裏側を好むような人たち…)
有島まひろ:そんなことを考えながら曲がり角を順番に眺めていて、少年に気付いて首を傾げる。
槌谷天明:「……」「……?」画面を見ている。
有島まひろ:とととと小走りに近寄っていきます。
有島まひろ:「ねえ、そこのあなた。もしかして、迷子になっちゃった?」
槌谷天明:「わ!」話しかけられて気づく!
有島まひろ:「あら」こっちもびっくりする。
槌谷天明:「えっ、あ」
槌谷天明:「……あ、はい、えっと、道…わかんなくて」
有島まひろ:「うふふ」ころころと笑う。「ごめんなさい、驚かせちゃって」
槌谷天明:有島さんを見て、気まずそうに斜め下あたりを見ている。
槌谷天明:「だ、だいじょうぶ、です」
槌谷天明:手に握られているスマホは地図アプリを表示している。
有島まひろ:「いいのいいの。どこに行きたいの?」気にせず、少年を優しく見守るように見つめている。
槌谷天明:「東山総合病院、ってとこで…何度か行ったことあるんだけど、この道からだと、わかんなくて」
槌谷天明:スマホをタップしてあなたに見せようとする。
有島まひろ:「ふむ、ふむ」髪を耳にかけながら、彼のスマホの画面を覗き込みます。
槌谷天明:視線がうろうろする。スマホをちょっと高く持ち上げる。
有島まひろ:「あら、ありがとう」微笑みます。
槌谷天明:「…はい…」俯く。
有島まひろ:画面に視線を落とす。ナビゲーション機能を使えば、病院までのルートは表示され、その通り歩けばいいと伝えれば済む話だろう。…けれど。
有島まひろ:「ね、おばさん、ここからどう行けばいいか分かっちゃった」
槌谷天明:「へっ」
有島まひろ:「ちょっと一緒に歩きましょうか。そこの道進めばすぐみたいだから。こっちこっち」
槌谷天明:「あ、はい」
槌谷天明:「……いいんですか?」
槌谷天明:「お姉さんも用事があるんじゃないの?」
有島まひろ:「まあ、お姉さんなんて! そんな年じゃないのに照れちゃうわ」 口元に両手を当ててニコニコと喜ぶ。
槌谷天明:モゴモゴとしながら、だって…などと言おうとして、そのままあなたについていきます。
有島まひろ:「うふふ。いいのよいいのよ、せっかくならちゃんと案内したいもの」上機嫌に言っている。
有島まひろ:「でもねえ、うちの息子にすぐ言われるの。ママは余計なことばっかりするって…」
槌谷天明:「……息子っ!?」
槌谷天明:「え、お子さん…?!」
有島まひろ:「うふふ。あらやだ、おばさんだって言ってるのに」上機嫌にぺしぺし腕を叩きます。
槌谷天明:「み、見えないし…」なぜかショックを受けている。
有島まひろ:「あらあら、もう、褒めるのが上手なんだから~っ、…」
有島まひろ:「あら、そういえばお名前を聞いてなかった」パッと表情を変える。
有島まひろ:「聞いてもいい? 私はね、みんなにまひろさんって呼ばれてるの。有島まひろです」
槌谷天明:「あっ!」
槌谷天明:「おれ!槌谷天明っていいます」
有島まひろ:「天明くんね。かっこいい名前」優しく微笑む。
槌谷天明:「……は、はい」
槌谷天明:「ありがとう、ございます…」
有島まひろ:「あら、かしこまらなくていいのに」目を細める。
有島まひろ:「ねえ、病院に行くなんて、どこか具合が悪いの? 天明くんひとりで大丈夫?」
槌谷天明:「おれは…見舞いなんで」
槌谷天明:「いつもは、あっち側から行くから、行けるんだけど」
槌谷天明:「今日は…」地図アプリを見る。見るのが下手でスマホごとひっくり返している。
有島まひろ:「いま、ここ」隣から指を伸ばして現在位置をつつく。
槌谷天明:「あ…はい」
有島まひろ:「ふふ。今日は?」
槌谷天明:さらりとした髪が流れてきて肩を縮こまらせてから。「本屋とか、見てから来たから…」
槌谷天明:「わかんなくなってました」
有島まひろ:「そっか」ちらりと天明くんの横顔を見て、優しく頷く。
槌谷天明:くすぐったそうにしながら、歩いている。
有島まひろ:「お見舞いなら、そうね。これもなにかの機会だし、私からも元気になってくださいって、伝えてもらおうかしら」
槌谷天明:「ありがとうございます!先生も喜ぶと思う」
有島まひろ:「あら、そう言ってもらえたら良かった。早く治ってくれるといいわね」
槌谷天明:「うん」大きく頷く。
有島まひろ:そう歩いているうちに、だんだんと大きな総合病院が見えてくる。
槌谷天明:「あっ。病院だ!」
有島まひろ:「ほんと!」ニコニコと笑う。「このまままっすぐ行けば、大丈夫だと思うから…」
槌谷天明:ほっとして、有島さんのほうを振り返る。
槌谷天明:「はい。ありがとうございました!」
有島まひろ:「いいえ、どういたしまして」顔を覗き込む。
槌谷天明:「わ」
有島まひろ:「走ると転んじゃうかもしれないから、気をつけるのよ?」
槌谷天明:「は。はい。まひろさん」
槌谷天明:「きをつけます」
槌谷天明:頭を下げる。
槌谷天明:そうして、走らずに病院に向かっていきます。
有島まひろ:「先生によろしくね」最後にそう言って、天明くんが病院に向かうのをしばらく見送る。
有島まひろ:「…睦月もあれくらい素直な男の子に育ってくれたらいいのに…」
GM:…そこで、あなたのスマートフォンに着信がある。平庭市支部のメンバーからだ。
有島まひろ:「それとも、お外だと案外あれくらい素直なのかしら? ママにだけ反抗期で……あら」
有島まひろ:息子と通話していたのとは違う機種を手に取る。
有島まひろ:「はい、もしもし。ノギルームです」
奈砂弥生:「はい。こちら"エメリー"。いま大丈夫でしょうか」
有島まひろ:「まあ、弥生ちゃんだ。大丈夫よ、なんでもどうぞ」ニコニコと笑います。
奈砂弥生:緊迫した声。「……いま、スクレロメイトらしき目撃情報があって」
有島まひろ:「あら」瞬きをする。
奈砂弥生:「……それで、もしかしたら」
奈砂弥生:「その関係で、一般人がオーヴァードに覚醒したかもしれません」
奈砂弥生:「戻ってもらえたら!」
有島まひろ:「…」微笑を浮かべていた口元が、一瞬かたく結ばれる。
有島まひろ:「…かしこまりました。すぐに向かいます」
有島まひろ:一般人がオーヴァードに覚醒する…その現場に立ち会うのは初めてではない。
有島まひろ:だからこそ、その瞬間、すこし過去を思い出して不安がよぎる。
有島まひろ:(大丈夫、大丈夫)(…大丈夫にする)
有島まひろ:おまじないを唱えるようにそう思い、足早に支部への道を進んでいく。
GM:シーン終了。
GM:ロイスもろもろのみ可能!
有島まひろ:はあい~ シナリオロイスの槌谷天明くんに 尽力:〇/心配 で取得します~
有島まひろ:以上だよん
GM:ありがとうございます
OP3:東山朱里歌
GM:東山さんのオープニング。病院の庭とかで楢崎と世間話などしてもらう感じ。
GM:最後に帰るシーンに移り、ワーディング!どこ!となったところで切れます。場面的にはそのまま海江くんのOPに繋がります。
GM:あ、そうだ 登場侵蝕のダイスも振ってね!
東山朱里歌:はい!
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (31 → 39)
GM:東山総合病院、中庭。
GM:あなたがここを訪れることは、最近はさして多くはない。
GM:入院していた友人も、いまではすっかり青空の似合う健康な少女になった。
GM:そう。だから、珍しい訪れは、さまざまな患者に喜ばれる。少女たちや老人や。
楢崎遼一:「……珍しいですね。木島のお婆さんでも検診に連れてきたんですか?」
東山朱里歌:「おお」
東山朱里歌:「そんなドンピシャで当たることあるんだ」
楢崎遼一:痩せた、顔色のあまりよくない青年。入院患者のひとりで、ときおりあなたを見つけると話しかけてくる。
楢崎遼一:「さっき見かけたので。嬉しそうでしたし」
東山朱里歌:「カンニングじゃん」
楢崎遼一:「そうです」悪びれない様子で笑う。
東山朱里歌:「まったく……お加減はどーですか?」
楢崎遼一:「今日は良かったので、外の風に当たりに来ました。春も近いですしね」
東山朱里歌:「そうですねえ」空を仰ぐ。「あったかくなってきた」
楢崎遼一:「あまり病院に来なくなったのはなぜですか?」
東山朱里歌:「前はねー、親友が入院してたの」
楢崎遼一:「おや。お見舞いだったんですね」
東山朱里歌:「今はだいぶ良くなったから」
楢崎遼一:「それは羨ましいな」
東山朱里歌:「あー、そうですね。楢崎さんも早く良くなるといいよね」
東山朱里歌:「あたしはお医者さんじゃないからあんまウカツなこと言えないけど……」
楢崎遼一:「ありがとう。ひとりで病室にいてばかりだと退屈でね」
東山朱里歌:「うん、そう思う」
楢崎遼一:「さっき木崎のお婆さんにも」
楢崎遼一:「東山さんも年頃の女の子なんだから、あまり話しかけるのもどうなんだってね」
楢崎遼一:「言われたんだけど、改善しなかった」
楢崎遼一:ぼんやりとした風に言って、外のまだ咲かない花々を眺めている。
東山朱里歌:「あはは……」困ったように笑う。
楢崎遼一:「……ああ、すみません。こういうのをやめろって言っていたんだな…」
楢崎遼一:「失礼。次また会うことがあれば、困らない話し方を検討します」
東山朱里歌:「まあでも、それもここじゃないほうがいいよね」
東山朱里歌:「病院だしね。お大事にしてくださいねっ」
楢崎遼一:「……ん?」
楢崎遼一:「ああ、そうか。そうですね」
楢崎遼一:「じゃあ、ここではない場所で」
楢崎遼一:微笑む。「付き合ってくれてありがとうございます」
東山朱里歌:ニコっと曖昧に笑って手を振ってその場を後にする。
東山朱里歌:そのまま、木崎のおばあちゃんの検診ルートの先に向かって歩きながら。
東山朱里歌:「……あんま最近来なかったの、これもあったからかなあ」
東山朱里歌:「もうちょっとなんとかならんかね朱里歌さんは」
GM:おばあちゃんの検診が終わり、彼女を家に見送り。
GM:終わるころには夕暮れが忍び寄ってきていた。灰色がかった、暗い空気に夕日が沈んでいく。
東山朱里歌:少し足早気味に、家路へと急ぐ。
東山朱里歌:日が暮れてくると、まだ少し肌寒い。
東山朱里歌:だからというわけではないけど、沈んでいく夕陽を眺めていく気分でもなかった。
東山朱里歌:家に帰って、なにかゲームでもやろうかなあと思う。みゃーこに押し付け……おすすめされたやつまだ手つけてなかったな。
GM:そんな、平穏な、ありふれた夕暮れ。
GM:そこに。
:《ワーディング》。
東山朱里歌:「……っ、あっ、これっ」
GM:冷たく鋭い気配。レネゲイドによる結界じみた空気。
GM:それは向かいの細い通りから感じられる。
GM:他のオーヴァードは、まだあなたの認識できる範囲にいないようだ。
東山朱里歌:「《ワーディング》だよね……?」
東山朱里歌:恐る恐る携帯を取り出して、支部への連絡をしようとする。「あっでも……」
GM:答えるものはいない。
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「……ふうっ」少しだけ息を吐く。
東山朱里歌:慎重に路地に近づいて、ちょっとだけ顔を出して様子をうかがう。まとめた横髪が揺れる。
GM:じゃあ、まず知覚で判定をしてみましょうか。成功値は5。
東山朱里歌:うなれあたしの知覚
東山朱里歌:1dx+1>=5
DoubleCross : (1DX10+1>=5) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗
GM:ブルった!
東山朱里歌:ダメダメ
GM:了解です。
GM:ではあなたは何も、オーヴァードとしてわかることはわからなかった。しかし。
東山朱里歌:「あれ、何も……」
GM:誰が見てもわかるものをその目に認めることができる。
GM:…血の臭いが風に運ばれてきた。
東山朱里歌:かけていた支部への通話が繋がる。「え?」
東山朱里歌:そのまま携帯を取り落とす。
GM:その先、目を凝らすと、地面に赤黒い痕跡。
GM:誰かが倒れている。
東山朱里歌:「……っ」身が竦む。
東山朱里歌:それを直視できなくて、逸らして。
東山朱里歌:「…………」振り向きそうになって立ち止まる。
GM:…まだ息がある。
東山朱里歌:「……あ、ちがう、あたし」
東山朱里歌:「診ないと……」
東山朱里歌:フラフラとその人に寄る。
東山朱里歌:ぺたりと座り込んで。「……あ」
東山朱里歌:息があると分かる。
怪我人:「……」意識を失っている。だが、あなたの治癒で出血が収まる程度の瑕だ。
東山朱里歌:「……」その力をむやみに行使することはない。
東山朱里歌:秘密を守らなければいけないと固く教えられているし、なにより、
東山朱里歌:なにか、ズルをしているような気持ちになる。人が学んで、研鑽して、歩んだものを、ひょいと飛び越えてしまうような。
東山朱里歌:……だけど。
東山朱里歌:後でいくらでも怒られてやるって思った。
東山朱里歌:そのまま手をかざして、その人に触れた。
東山朱里歌:「頑張って。大丈夫だから」直接彼女が治癒をするわけではない。
東山朱里歌:あくまで生命活動の賦活だ。その人の自然治癒力を高め、それに縋るしかない。
怪我人:傷は塞がっていく。零れていく血が止まる。ワーディング下の、失神に近い状態の中で。
GM:そしてあなたは、その怪我人の体の向きが、どこか違う方向を示そうとしていたことがわかるだろう。
東山朱里歌:「……」ほっと息をつきそうになる。頭を振る。
東山朱里歌:「……ほか」
東山朱里歌:「ほか、には」よろよろ立ち上がる。
GM:奥の通りに、気配がある。
東山朱里歌:「……う」顔をしかめる。
東山朱里歌:より強く臭うような。何より、なにか、
東山朱里歌:嫌な予感がする。
東山朱里歌:なにかよくないものが、自分の心臓に入り込んだみたいに。
東山朱里歌:(あたしの予感なんて、外れるはず)胸がドクドクと止まらなかった。
GM:その予感があなたの視界に現れるのは、それから瞬きもしない速さでの出来事だった。
GM:シーン終了。ロイスのあれそれができます
東山朱里歌:これ楢崎さんどころか……?
GM:楢崎でもいいんですけど、べつに取らなくてもいいです。あと先OPで海江くんでもいいよ。
東山朱里歌:ちょっと保留させてください~ 海江くんも別に取るようなことないよ 今のとこ
東山朱里歌:今後なんかあるのかな~
GM:おっけい!
GM:ではなんかあるかもだしないかものエンド~
OP4:海江乙羽
GM:海江くんのオープニング。帰り道に襲われて死んでもらいます。
GM:ウオオ…と覚醒してもらい、そこで東山さんにも登場してもらって治癒してもらって終わろうかな。
GM:敵の姿は見えませんが、反撃?攻撃?もしてもらって大丈夫です。ただ近くにはいません。
GM:登場…しんしょく?はまだないよ。
GM:描写だけ軽くしますねー。
GM:通院の帰りは夕暮れだった。
GM:路地はまだ少し冷えて、去り行く冬がまだ強く残っている。
GM:あなたの体には少し堪える寒さかもしれない。
海江乙羽:黄昏時の冷たい空気は、身を斬るようで好きではなかった。
海江乙羽:少しサイズの合わない祖父の使っていたコートを着直し、早足で帰り路を急ぐ。
GM:そこに。
:《ワーディング》。
海江乙羽:"ブツリ"と頭の中で断線が起こってる感覚。息を深く吸って吐き、仕方なく足を止めた。
海江乙羽:病院帰りに体調を悪くするのは稀だったが、ないわけではなかった。
海江乙羽:「くそっ、ポンコツめ」
海江乙羽:壁に寄りかかって溜息をつく。
GM:あなたは、よくあるように『苛まれる』。
GM:果たして、それは他の人間にとっても、そうであるか。
海江乙羽:懐にしまってある祖父の形見の鉱石ナイフを無意識に握る。5分。経験的にその位休めば動けるようになるだろう。
海江乙羽:そんな事を何時ものように考えていた。
:そこに、巨大な旋風が。あるいは乱反射が。静音が。
:いや、そのどれでもない。巨大な斬撃そのものが、突然にあなたを切り裂いた。
海江乙羽:「は?」
海江乙羽:まるで、何もわからない。何が?状況を確かめるように視線を自分の体に移す。
GM:動けるようになる前だった。胸から腹にかけて、大きな見えない刀に斬られたように。
GM:遅れて、血が溢れてくる。
海江乙羽:噴水のようにびちゃびちゃと溢れる血が体から熱を奪っていく。ああ、これは、死ぬな。と考えてしまった。
海江乙羽:人間は体を銀杏のように斬られて、生きていられる道理がない。
海江乙羽:常に覚悟してきた。体の調子を崩して、あっけなく、あっさりと急に死ぬかもしれないとは思っていた。
海江乙羽:だが、誰かに殺されるのは流石に想像していなかった。
海江乙羽:(ああっ。なんだよ。病気と関係ない所で、理由もわからず死ぬのは流石に理不尽にも程がある)
海江乙羽:せめて下手人だけは見てやろう。と目に力を入れる。
GM:姿は見えなかった。だが、あなたの目はその斬撃が、長く碧色の尾を描いたのを見た。
海江乙羽:どうやら長物にやられたらしい。命を振り絞ってやっと分かったのは、たったそれだけ。なんでだろうか?無差別殺人?
海江乙羽:そんな事を思うと同時に、お父さんとお母さんにはとても申し訳ないと、脳の別の部分は考えていた。
GM:碧の光が眩むように、あなたの意識もまた揺らいでゆく。
GM:薄らいでいく。
海江乙羽:意識と思考は混濁して沈んでいく。
海江乙羽:最期の思考は、学校で また明日。なんて言ってしまったのは失敗だったな。なんて、どうでも良い事だった。
GM:東山さんのみ登場可能。登場侵蝕は続くシーンのため不要です。
東山朱里歌:登場しました
GM:では、東山さんはさきのOPの続きとなります。
GM:……あなたはそれを視界に捉える。
GM:血痕。大きく抉れた土。そして。
GM:あなたが知っている、クラスメイト。だったはずの。
東山朱里歌:「海江……くん……」
東山朱里歌:駆け寄る。先程と同じように、治療をと。
東山朱里歌:だけど。
東山朱里歌:見れば分かる。明らかに、その血の量は、もう駄目だと。
東山朱里歌:あたしの力は、生命活動の賦活だ。
東山朱里歌:その人の自然治癒力を高め、それに縋るしかない。
東山朱里歌:もう助からないように見えるオーヴァードを助けることが出来るのは、その人の潜在的なリザレクト発現に訴えかけているからだと。
東山朱里歌:支部ではそう教わった。死から引き戻せるわけではない。
東山朱里歌:そこまでズルかったら良かったのに。
東山朱里歌:だから、今からする、これは、ただの。
東山朱里歌:本当に、つまらない、汚い、自己満足だったのかも。
東山朱里歌:手をかざして、彼に触れた。
東山朱里歌:その血の温かさに、不快感を覚えるかと思ったけど、そんなことはなくて、そこは少し安心していた。
東山朱里歌:力を注ぎこむ。もしかしてのもしかして、無駄じゃないかもしれないと、また勝手な予想をしてみる。
東山朱里歌:あたしの力が、あたしの知らないところで進化してて、大きなズルを出来るようになっているような。
東山朱里歌:「……分かってるけどさ」
東山朱里歌:「それくらい、祈らないと、やだ」
東山朱里歌:「やだから……」
東山朱里歌:「だから、頑張ってよ、海江くん……お願い」
東山朱里歌:「生きたいって、思って……」
海江乙羽:音もなく、触感もない。深く濁り過ぎてそれ以上の色がない真っ黒な暗闇。視覚も機能せず、意識が塗りつぶされていく。
海江乙羽:痛みはとうに消えていて、人間らしさを構成する要素はもうほとんど何もない。限りなく0に近い状態だった。
海江乙羽:だが完全に0ではなく。その中で、針の先ほどの星のようなか細い光と音を感じた。
GM:このOPの、シーンプレイヤーは海江さん。登場する場合は。
GM:登場侵蝕を振って、登場してください。
海江乙羽:32+1D10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+9[9] → 41
海江乙羽:霧散していた人間としての像が再び結ばれる。なら、目を開けることくらいは出来ると思った。
海江乙羽:ああ、でも駄目だ。これは本当におしまいだった。なぜなら。
海江乙羽:「死んだ後の此処は天国か。ああっ、くそっ。目の前に天使がいやがる。本当に死んだか」
東山朱里歌:「……え」
東山朱里歌:「なんで……」
海江乙羽:「いや、なんで。と言われても、引き取ってくれないと困る」
海江乙羽:「こっちじゃ、新入りのはずだろ?俺は」
東山朱里歌:傷が塞がっていくのを見る。さっきのけが人を治療したときとは違う。
海江乙羽:しかし天国と言うのは、空気が酷く悪い。まるで血の臭いだ。
東山朱里歌:神の御業のような、奇妙な復元。《リザレクト》の兆候。
海江乙羽:自分好みの案内人も要領を得ない。それにしてもよく似ている。
東山朱里歌:「……あ、ああ」
東山朱里歌:「嘘、じゃあ」
東山朱里歌:「来ちゃったんだ、こっちに……」
海江乙羽:「ああ。嘘つきは地獄に落ちるって言うもんな。だから嘘はなかったんだろう」
海江乙羽:「こっち側の住人になれたらしい」
東山朱里歌:「……うん。地獄に行かなくてよかった」
東山朱里歌:「よかった……」
海江乙羽:「ああ。良かった。色々あったけど、悪くない行先だったんだろう。でも、その顔で泣きそうな顔されると、居心地が悪いな」
海江乙羽:「名前を聞いても?」
東山朱里歌:「何、混乱してる……?知らないわけないでしょ」
東山朱里歌:「東山朱里歌だよ、海江くん」
東山朱里歌:「おはよう」
海江乙羽:「ん?」
海江乙羽:氷水を急に浴びせられたような発言。精神が寒さになじむと、まず来たのは痛みだった。
海江乙羽:「は?っっ、まさか死んでない?」
東山朱里歌:「うん、死んでない」
東山朱里歌:「生きてる。あなたは、ちゃんと」
東山朱里歌:「そう思ったって、そう思いたい」
海江乙羽:傷を確認するために自分の身体に視線を落としたいが、この瞳から目を背けるのは勿体ない。
海江乙羽:ただ痛みはあるが、血は流れていない。ふと彼女の手を見る。
海江乙羽:「君にとても、大きな借りを作ったんだな、俺は」
東山朱里歌:「ううん」その手は彼の体を抑えたまま。
東山朱里歌:「あたしは、祈っただけ」
海江乙羽:「何を?」
海江乙羽:果たして彼女は何を祈ったのか?そんな事がまず知りたかった。
東山朱里歌:「そうだなあ」どう言うのが正しいのか分からなかったけど。
東山朱里歌:きっと、こうなんだろうと思う。
東山朱里歌:「明日を、かな」
GM:ロイス取得、変更が可能。
東山朱里歌:-クラスメイト/海江乙羽/安堵:○/距離感/ロイス
海江乙羽:-クラスメイト/東山朱里歌/恋:○/罪悪感/ロイス
ミドル1:変貌した世界へ
GM:続いてミドルフェイズ。
GM:ミドル1。
GM:シーンプレイヤーは海江くん。でもみんな出てほしいやつです。登場する人は侵蝕率を上げて登場してね。
海江乙羽:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 10[10]+41 → 51
海江乙羽:OH
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (40 → 47)
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (46 → 48)
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (39 → 41)
GM:覚醒したばかりだものな
GM:病院で海江くんにUGNなどの説明をしてもらうシーンです。
GM:白を基調とした、清潔な病室。海江さんにとっては慣れた、薬っぽい匂いのする部屋。
GM:新たに覚醒したオーヴァードがいること。そしてその際の犯行が、スクレロメイトによる可能性が高いこと。
GM:そのため関わった東山さんのほか、咲村さん、有島さん、奈砂が病院に駆けつけ、
GM:レネゲイドウイルスという、彼が冒された病の話を、支部長づてで行いました。
奈砂弥生:「……オーヴァードの説明はこんなところかな」
奈砂弥生:「一気に説明してややこしいと思うけど…」
奈砂弥生:「っていうか、そもそも名乗ってなかったか。わたしは隣のクラスの奈砂です」
海江乙羽:「成程。確かに銀杏の葉っぱみたいに切れこみ入れられたのに、問題ないのは、超人じみてる」
海江乙羽:「状況として受け入れるしかない。傷跡も残ってるしな。あ、どうも、海江乙羽」
海江乙羽:放課後話題に出てきた娘だな。などと思いながら話を聞いている。
咲村明人:「咲村明人だ。花が咲くに市町村の村でさきむら、明るいに人であきと。」
咲村明人:「……受け入れるのが早いな。信じられなくても無理のない話なんだけど」
海江乙羽:「この人は?失礼。咲村さんは、やっぱりオーヴァードの人ですか?」
東山朱里歌:「……」部屋の隅っこでそれを聞いている。
東山朱里歌:専門の話だと出る幕がない。
有島まひろ:東山さんの隣に座っています。
咲村明人:「ああ、俺もオーヴァードだよ。それに……」
咲村明人:奈砂と有島さんの方を見る。
海江乙羽:視線を部屋の隅に一瞬向ける。彼女は居心地がどうも良さそうではないと感じる。
奈砂弥生:「わたしと、こちら。まひ…」
有島まひろ:「ふふ。はい、有島まひろです」柔らかく微笑みます。
海江乙羽:そちらに軽く頭を下げる。
有島まひろ:「まひろさんって呼んでね。私達も、そう。やっぱり、オーヴァードです」
海江乙羽:まひろさんの指を見る。
有島まひろ:薬指に指輪。
咲村明人:「俺たちはユニバーサルガーディアンネットワーク……UGN、って組織に所属してる」
咲村明人:「UGNの目標は、今のこの日常を守ること」
咲村明人:「そして、オーヴァードと非オーヴァードの共存する世界を作る、ってのが理念だ」
海江乙羽:(司会は咲村さんか。有島さんは優しく見守ると言う感じだな)
咲村明人:「その活動の一環として、覚醒したオーヴァードの保護とこういった説明も行ってる」
咲村明人:「まあ、オーヴァードの支援組織、と考えてくれればいいかな」
海江乙羽:(補足があれば、柔らかく付け足す感じか。この二人と奈砂が少なくともUGNの人間)
海江乙羽:(なら、東山はどういう立場なんだろうか?)
有島まひろ:「…難しい話をしちゃってるかしら?」海江くんの顔を覗き込んで聞きます。
海江乙羽:「いえ。こっちにとっては有難い話ばかりのように聞こえますね」
海江乙羽:「情報を頭の中で整理するのに精一杯ですけど、先ほどの質問には答えておきたいと思います」
海江乙羽:「受け入れるのが早いと言う事に関しては、殺されたという痛みが、逃避を許さない。と言ったところです。困ったことに……今の方が斬られた時よりも痛い」
海江乙羽:なんて軽く笑ってぼやく。
海江乙羽:少し照れたのかまひろさんから目線を軽く外す。
有島まひろ:「まあ」眉を八の字にしています。
咲村明人:「……すまん、無理させてるな」
東山朱里歌:「……ごめんね」小さく零す。
奈砂弥生:「…どしたの朱里歌ちゃん」
東山朱里歌:「痛くなく、出来たりすればよかったんだけど……」
東山朱里歌:「そういうのは、出来るわけじゃなくて」
海江乙羽:「いや、今のは失言。命があるだけ有難い。明日にはきっと治ってる」
海江乙羽:「参ったな。俺より東山さんの方が無理してる」
奈砂弥生:「そっか。朱里歌ちゃんはイリーガルだから、こういう事件はあんまり遭遇してないはずだもんね」
奈砂弥生:独り言のように呟く。
海江乙羽:「イリーガル?」
東山朱里歌:「あ……うん、えっとね」
東山朱里歌:「あたしは、その……UGNに、入ってるわけじゃなくて」
東山朱里歌:「正規じゃない、協力者、お手伝い……ボランティア?」
東山朱里歌:「そういう感じで。それがイリーガル」
咲村明人:「外部協力員、かな。非常事態や正規人員では手が足りないときに協力してもらってる」
有島まひろ:「他の三人は、正式に所属しているエージェントです」
海江乙羽:「成程。オーヴァードは数が多い訳ではないから、組織の人間だけでは賄えない?」
有島まひろ:「あら、すごい。理解が早いのね」
海江乙羽:「今も、入れ。って無理強いをしないですし……イリーガルと言うシステム?があるなら、そうなるのかなと」
有島まひろ:「オーヴァードの数が多かったら、そもそも…レネゲイドの存在を隠す必要だって、無くなってしまうものね」
東山朱里歌:「うん、海江くんもイリーガルになる……でいいんですっけ、ですよね?」キョロキョロと助けを求める。
有島まひろ:「ふふ。そうね」朱里歌ちゃんの背中を撫でます。
咲村明人:「そうだな。ひとまずUGNに登録してもらうことにはなると思う」
東山朱里歌:なんだかほっと安心して一息つく。
海江乙羽:「俺がUGNやこの話を信用すればと言う前提はつきますね」
東山朱里歌:「えっ」
咲村明人:「……そうだな」
奈砂弥生:「おお」
有島まひろ:「あら、あら」
咲村明人:「信用できないか?俺たちのこと」
海江乙羽:「…………」顎に指をあてて少しだけ目を伏せる。
海江乙羽:「ああ、いや、まあ、信じます」
海江乙羽:「UGNではなく、東山さんをですが。今のところ」
東山朱里歌:「あたし?」
海江乙羽:「正確には俺の女を見る目を信じる。君は絶対に誠実で颯爽とした良い女の娘だろう。その君が協力をしてるようだし」
海江乙羽:死に瀕した人間を前にして、手が血塗れになる事も厭わずに治療して祈る事なんて、そんなのは決まっている。
海江乙羽:生きていてくれ。と、死なないでくれ。と、彼女はただのクラスメイトでしかない俺の明日を本気で祈ってくれたのだ。
海江乙羽:そんな人間を信じなくてどうすると言うのだ。
東山朱里歌:「えっえーっと……」
東山朱里歌:「信じてくれて、よかった、うん」
有島まひろ:「まあ、ふふ」ちょっと目を丸くしたあと、口元に手をやってくすくすと笑う。
有島まひろ:「こっちまでどきどきしちゃった」
咲村明人:「えらく男前だ、君は。うん、俺も今はそれでいいと思う」
咲村明人:「時間はあるんだ、こっちの信用は俺たちが頑張って稼ぐとしよう」
海江乙羽:「うん。そう言う事です。質問よろしいでしょうか?」
咲村明人:「答えられることなら。なんだい?」
海江乙羽:「オーヴァードの組織はUGNだけですか?いや、俺はきっとオーヴァードにやられたと思うので、敵対組織や危険な野良がいると思いますが」
咲村明人:「鋭いな」
咲村明人:「君の考える通り。UGNに所属していないオーヴァードもたくさんいる」
咲村明人:「個人で活動しているものも多くいるし、中にはまた別の組織を結成している者たちもいる」
咲村明人:「ファルスハーツ、という組織が代表的だ」
海江乙羽:(咲村さんは、柔らかいがパリッとしてて中身がまだ見えない、丁寧に作られた出来立ての最中だな)
咲村明人:「組織と言っても一枚岩じゃないから、一概には言えないんだが……概ね彼らは、自分の欲望のために行動する」
咲村明人:「ときに周りの犠牲を省みることもなくね。君を襲ったのも、おそらく彼らだろう」
海江乙羽:「おお。それは超能力者なら好き勝手やる。俺が何故襲われたのかも分からないけど」
有島まひろ:「UGNとは真逆の…特別な力を得ていたのなら、それを欲望のために使うべき、という考えなのよね」首を傾げる。
海江乙羽:「まひろさんや咲村さんは、その欲望オーヴァードを取り締まりに来た?」
有島まひろ:「ふふ」「それだけじゃなくて。ふたつ、あるんだけれどね」
海江乙羽:「二つ」
咲村明人:「君を襲ったと思われるオーヴァード……俺たちは《スクレロメイト》と呼んでるが」
咲村明人:「そいつがUGNから厄介なものを奪っていってね。それを取り返すのも目的だ」
海江乙羽:「失礼ですが、旦那さんは何も言わないんですか?危険だと思いますが」
有島まひろ:「…あら?」「あらあら」ころころ笑います。
海江乙羽:相手は長物をいきなり斬りつけてくる奴だ。どう考えても女性が首を突っ込んではいけないのではないだろうか。
有島まひろ:「ありがとう。でも、夫も危険は承知の上なの」
海江乙羽:「それは、なんと言うか……そう言われると。勿論まひろさんも承知でやってるんでしょうし」
有島まひろ:「ええ」目を細める。「…それにね」
有島まひろ:「いま、一番危険な状況にいるのは、乙羽くんかもしれないの」
有島まひろ:「《スクレロメイト》は、あなたを殺したと思ってるはず。あなたがオーヴァードに覚醒したなんて知らないんだもの」
海江乙羽:む。それは確かにそうだ。殺したと思ってた奴が生きていて、あちらに都合の悪い組織匿われている。
東山朱里歌:「あっ、そうか……」
東山朱里歌:「そうだね……」
海江乙羽:俺が殺人鬼なら、もう一回街で見かけたら絶対に、何があっても止めを刺して、コンクリ詰めにして海に沈める。
有島まひろ:「それが、覚醒したと知ったら……」言葉が、乙羽くんの表情を見て途切れる。
有島まひろ:「…説明しなくても分かった、って顔してる。優秀ね」
海江乙羽:「いや、分からないことが一つ」
有島まひろ:「ん?」
海江乙羽:「なんで、俺を助けてくれようとするんでしょうか?」
咲村明人:「……なんで、か」
有島まひろ:「あら、あら」目を細める。
有島まひろ:「何故かしらね。朱里歌ちゃん、なんでかな」
東山朱里歌:「えっあたし!?」
東山朱里歌:「なんでってそりゃ……そうじゃないの?」
海江乙羽:東山さんをじぃと見る。
東山朱里歌:「だって……助けられるものは、助けたいじゃんか」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「……あれ、あたし変なこと言ってる……?」
有島まひろ:「うふふ。ううん、私もね、困ってる人を見ると、ついつい声かけちゃうもの」
有島まひろ:「さっきもね、道で男の子が迷ってて、つい声なんかかけちゃって……」「……あらやだ」
海江乙羽:「…………いや、なんと言うか、貴方達はモテる訳だな。位には感じた。ついでに自分が理屈っぽさが先行する人間だって言うのも」
東山朱里歌:「海江くんは違うの……?」
海江乙羽:「そうだな。俺は同じことをすると思う。助けられるものは助けたい」
海江乙羽:「でも、きっと、助けられる力があれば。って条件が付いてしまうか、何か理屈を考える」
海江乙羽:「自分がこういう行動をとるのは、こういう打算がある。みたいなのがないと照れくさい」
海江乙羽:「ほら、無償で助けられると、助けられる側が重荷を感じるかもしれない」
東山朱里歌:「うっ」
奈砂弥生:「ダメージうけとる…」
東山朱里歌:「重荷っておられます……?」
海江乙羽:「……純粋に感謝してると思っております故、何か条件提示して頂けると正直有難く」
海江乙羽:と冗談めかして笑う。
東山朱里歌:「ええ~!?」
海江乙羽:「命の恩人に助けてもらって、気にするな。って言われても」
東山朱里歌:「……あの、じゃあさ」
東山朱里歌:「海江くんもそうしてよ」
東山朱里歌:「UGNとか、オーヴァードとか関係なくていいから」
東山朱里歌:「助けられる時に、誰かを助ける」
東山朱里歌:「……どうかな……?」
海江乙羽:「分かった。差し当たって、この事件を解決する手助けを、じゃあしたいな」
海江乙羽:「UGNの皆さんが、手助けが必要なら」
奈砂弥生:「おお」と言ってちらっと咲村さん、有島さんを見る。
咲村明人:「この事件を、って……君、傷は?」
咲村明人:「いや、オーヴァードならそう時間かけず治る、か……」
海江乙羽:「処置が完璧だったようで、痛みがまだ少しあるだけですね」
東山朱里歌:「えっいや、あの」
東山朱里歌:「そうじゃないよ……!なんか、それじゃあ」
東山朱里歌:「あたしが強制したみたいじゃん!」
東山朱里歌:「そういうことじゃなくてさ~……」
海江乙羽:「分かってますよ。もうちょっとアガペー的なやつって言うのは」
奈砂弥生:「気持ちのバトンパス的な?」
東山朱里歌:「アガ……?」
東山朱里歌:「そう!そういうの!」
海江乙羽:「でも、助けられるときに、困ってる誰かがいたわけだし、仕方なくない?」
東山朱里歌:「それは……」言いよどむ。
海江乙羽:「ねぇ、まひろさんや咲村さんも、手は欲しいのでは?」
咲村明人:「今回みたいに大怪我するかもしれない」
咲村明人:「それじゃ済まないことになるかもしれない……って」
咲村明人:「分かってるよな。君なら」
海江乙羽:「それは。でも、だからこそですね」
咲村明人:「そうだな。だからこそ、だ」
咲村明人:「人を傷つけることになるかもしれない」
咲村明人:「時には、傷つけるだけで済まないこともある」
咲村明人:「それも……分かってる?」
有島まひろ:「……」口元に手をやったまま、何を言うか考えるようにじっとしている。
海江乙羽:「そこは正直まだ。でも自分は傷つけられました」
海江乙羽:「自分の仇でもありますし、それに東山さんが俺を治したと言う事は、一歩、何かがずれたら彼女も斬られていた。と言う事でしょう」
海江乙羽:「野放しにしてはダメでしょう。俺の他にも犠牲者がいたかもしれない」
GM:実際、他にも複数の犠牲者が出ている。
GM:それも、巨大な一撃ひとつでだ。
奈砂弥生:それを言うか考えながら海江くんを見ている。
海江乙羽:「街の平和は守りたいとか、他にも複合的な理由は色々。俺が本当にオーヴァードとやらになったなら、きっと、俺は命を懸けられる」
東山朱里歌:「懸けるって……」
有島まひろ:「…理由は、そうだとして」
有島まひろ:「打算的な考えも、あるの?」
海江乙羽:「そうですね」唇に曲げた指をあてる。
海江乙羽:「お父さんも、あの俺が襲われた路地を良く通るので、親孝行です」
海江乙羽:「と言う事にしておきます」
奈砂弥生:「さては相当な頑固者だな、海江くん」笑う。
咲村明人:「……なるほど」
有島まひろ:「まあ、まあ」 追求はせず、首を傾げて苦笑している。
咲村明人:少年を見て、諦めたように笑う。
海江乙羽:「後、打算としては、これはチャンスだと思いました。皆さんが色々教えてくれるんじゃないかと」
海江乙羽:「経験豊富そうだな、と。大人のお二人は」
咲村明人:「経験?オーヴァードとしての、か?」
有島まひろ:「そういうことにしておいた方がよかったりして」
海江乙羽:「ええ。口では偉そうなこと言っても、所詮は俺は素人のガキですから」
有島まひろ:「ふふ…、では、どうしましょっか、咲村くん」
咲村明人:「俺も割と理屈っぽいほうだから。色々理屈をこねてみましたけど」
咲村明人:「ここまで言ってくれる相手を止める理屈が、俺にはありませんでした」
咲村明人:「二人はどう?」
海江乙羽:(まひろさんは、しっとりとしてて艶があるのに瑞々しくて、ほんのり甘い。水羊羹みたいな人だな。多分、ここ一番で主導権を握る人だ)
奈砂弥生:「私は…うちの支部、千尋沢のイリーガル多いし、登録してみてやっていくのはいいんじゃないかなって」
奈砂弥生:「海江くん、たぶん診断の感じ、戦闘向きっぽい症例だったし。大人の経験のご指導だ」
東山朱里歌:「あっ……!でもダメだよやっぱ!」
有島まひろ:「あら。どうしたの、朱里歌ちゃん」
奈砂弥生:「どしたどした」
東山朱里歌:「あたしは無理してほしくないっていうか……だって、海江くん」
東山朱里歌:「病気がちじゃない。心臓悪くて、よくうちに通ってたんだし……」
東山朱里歌:「……ごめん。個人情報だよね」
奈砂弥生:「あっ。たしかに学校よく休んでる」
海江乙羽:「守秘義務。は今はともかくとして、まあ、ね」
海江乙羽:「でも、今はなんか調子が良い。オーヴァードになったからかな」
東山朱里歌:「ええ?」
海江乙羽:「いや、頭痛や心臓のアレとか高熱は急にくるから、まだわからないけど」
海江乙羽:「OK。一回でも倒れたら、大人しくする。って事でどうかな?」
東山朱里歌:「ん~……」
東山朱里歌:「えっと、大人的にはどうですか……?」
奈砂弥生:大人ではないし、二人の意見を聞きたいので朱里歌さんに並んでじっと見ています。
有島まひろ:「そうね、さっきも言ったとおり…乙羽くんが危ない状況にいるのは間違いなくて」
有島まひろ:「それで、乙羽くん自身が私達に協力してくれるというのなら、そうしてもらった方が、こっちも対処しやすい…」
有島まひろ:「…なんて」舌をちいさく出す。「言ってみたけどね。でもね、なにより」
有島まひろ:「ねえ。朱里歌ちゃん。乙羽くんは、ここで止めたところで、大人しくしてくれる男の子かしら?」
東山朱里歌:「ん~……」
東山朱里歌:「……正直わかんないけど……そうだなあ」
東山朱里歌:「全然引き下がんないところがあるのは知ってます」
有島まひろ:「うふふ」「うん、私もそうなんじゃないかと思って」
有島まひろ:「だから、さっきの話。私も、咲村くんと同じ。乙羽くんを止める理由がありません」
奈砂弥生:「センセーは?」
東山朱里歌:「センセー……」ちらりと見る。うちの先生じゃないよなって思う。
咲村明人:「カルテは確認させてもらう。そのうえで問題がなさそうなら、になるけど」
咲村明人:「変わらないよ。止める理屈がない」
咲村明人:「東山さんは、やっぱり心配?」
東山朱里歌:「心配だけど……でもさ」
東山朱里歌:「やよも、まひろさんも、咲村さんも、心配じゃないわけじゃないし」
東山朱里歌:「なんか……こう、引き止めるのはもう、失礼なのかもって思う、かも」
東山朱里歌:「心配は……心配、です。うん。心配です」
海江乙羽:「3回言われた」
海江乙羽:そこまでかぁ。と首を僅かに傾げる。
奈砂弥生:「そりゃそうだろ~」
咲村明人:「失礼なんてことはないと思うよ、俺は。君が優しいからだろ」
有島まひろ:「…ねえ、咲村くん」
咲村明人:「はい?」
有島まひろ:「乙羽くんみたいな…こういう状況で覚醒した子に対しては、ほら、危ないから。何かあったときのために、護衛役をつけるじゃない」
有島まひろ:「朱里歌ちゃんって、乙羽くんと同じクラスなのよね?」
東山朱里歌:「えっあっはい」
有島まひろ:「護衛なんて言うと、ちょっと大げさだけど。一緒に行動してもらったり、すぐそばで様子を見てもらうなら、適役なんじゃないかと思ったんだけど…」
東山朱里歌:「え”っ」
咲村明人:「俺は異論ありません。ただ、東山さんはイリーガルだから」
咲村明人:「強制することはない。君が良ければ依頼することになるかと思うけど……どうかな」
東山朱里歌:「……」あんだけ心配って言っておいてイヤは通らないよなあ。
海江乙羽:「そうか。そう言えば東山さんはUGNじゃないから、関わらないって選択は当然あるんだな」
海江乙羽:「危険だと思うから、関わらない方が賢明だと思う」
東山朱里歌:「……は?」
東山朱里歌:「あたしやります!」
有島まひろ:「まあ、まあ」
奈砂弥生:(そりゃそうなるよ…!)
奈砂弥生:「わたしもクラス隣だから、何かあったら呼んでくれていいからっ」
東山朱里歌:「やよあんがと~」
海江乙羽:大丈夫か?なんと言うか、あの殺人鬼、相当に達人だったぞ。
海江乙羽:本人は凄いやる気になったみたいだけど。俺は気に障るような事を言ったか?
咲村明人:「お、おう。……じゃ、決まりかな?」
有島まひろ:「うふふ。それじゃ、5人チームで…、になるかしら。咲村くん、他になにかある?」
東山朱里歌:キッと海江くんを睨む。
咲村明人:「あ、ありがとうございます。それでは」
咲村明人:有島にぺこりと頭を下げ、海江と東山の方へ向く。
咲村明人:「海江乙羽さん、東山朱里歌さん」
咲村明人:「俺たちは今、助けを必要としてる。犠牲者を出さないために、街を守るために」
咲村明人:「頼む。俺たちに力を貸してほしい」
咲村明人:二人に向けて、深く頭を下げる
有島まひろ:「あら、そうね」こちらも立ち上がり、頭を下げます。
東山朱里歌:「ええっ」
海江乙羽:「こちらこそ、よろしくお願いします。色々教えてください」
海江乙羽:東山さんの目つきがやや怖いので珍しく僅かに視線を逸らす。
奈砂弥生:……センセーらしいな、と見ていて、自分はどうしようかあたふたしていた。
東山朱里歌:「なんかこう、エージェントって」
東山朱里歌:「外の人はなんかこう……」
東山朱里歌:「お前らイリーガルは黙って従え的な」
東山朱里歌:「そういうやつでは……」
海江乙羽:「ああ。派遣と正社員の関係な訳だ」
奈砂弥生:「そ、それはそいつがやなやつなだけでは…」
咲村明人:「助けてもらってる側なのにそんなこと言えないだろ」
咲村明人:「人によるとは思うけど、俺はこういうのちゃんと言っておきたい派なので」
東山朱里歌:「いや今のは大げさに言ったけど~……!」
有島まひろ:「咲村くん、しっかりしてるのねえ」
東山朱里歌:「とにかく頭上げて!ください!」
東山朱里歌:「なんか落ち着かない!」
海江乙羽:(中身は甘い最中だったな。口当たりが良くて女性のお客様に人気のやつ)
奈砂弥生:「わかる‥‥」
咲村明人:「あ、ごめんごめん。ともかく、ありがとう。改めてよろしく!」
東山朱里歌:「あっはい!よろしくお願いします!」
咲村明人:表情を崩して、にかっと笑う。
東山朱里歌:「東山朱里歌。“ソウルシスター”です!」
奈砂弥生:「あっと。奈砂弥生。“エメリー“です」
咲村明人:「咲村明人。"ディアネイバー"だ」
有島まひろ:「有島まひろ、“ノギルーム”です」
海江乙羽:「ん?ああ。ハンドルネームとかユーザー名か。本名はセキュリティ的に危なそうだものな」
奈砂弥生:「そゆこと」
海江乙羽:「俺も後で何か考えておきます。海江乙羽です」
GM:…そして、それぞれが調査報告などへと向かう中。
海江乙羽:「そうだ、東山さん」と出ていこうとする背中に声を掛ける。
東山朱里歌:「うん?」くるっと振り向く。
海江乙羽:「ああ、ほんとに大事な事を忘れていた。浮かれてたみたいで、どうかしてた」
海江乙羽:「俺の命を掬いあげてくれて有難う。……あの時、君が天使に見えたんだ」
海江乙羽:ついでに言うと本当に天国と思っていたわけだが。
東山朱里歌:「えあっはあっ!?」
海江乙羽:「取りあえず、いい加減、目が醒めた」
東山朱里歌:「また大げさな……」
海江乙羽:「大袈裟なもんか。状況的に、そう見えてもおかしくないだろう?」
東山朱里歌:「……あたしはそんなんじゃないよ。ただの人」
東山朱里歌:「あー……いや、オーヴァードではあるけど……とにかく」
東山朱里歌:「フツーにすればいいよ」
海江乙羽:「こう言ってはなんだけど」
海江乙羽:「俺の普通はこうじゃないだろうか?」
海江乙羽:少しだけ楽しそうに陰りなく。
東山朱里歌:「……だいぶ”なん”だかんねそれ!」
海江乙羽:「はは。まぁ、お礼をちゃんと言える内に言いたかったんだ。それと、あの時の返しを」
海江乙羽:「えーと?……おはようございます」
東山朱里歌:くすりと笑って。
東山朱里歌:「おはようございます」
東山朱里歌:「ようこそ、変貌した世界へ。なんてね」
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得・感情変更および購入判定ができますよ。
海江乙羽:購入。侵蝕減らすあの薬は通常ステージで売って欲しいですねw
海江乙羽:応急手当
有島まひろ:海江くんに取得しておこっかな~ 海江乙羽/庇護:〇/不安/ロイス
有島まひろ:購入は応急手当~
有島まひろ:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 10[10]+6[6] → 16 → 成功
海江乙羽:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 5[5]+1 → 6
有島まひろ:びっくりした こちら以上です
咲村明人:ロイス 海江乙羽 ○P:庇護/N:不安
咲村明人:回っておらえる
東山朱里歌:ロイスは保留しようかな~
東山朱里歌:きぐるみでもねらおかな
東山朱里歌:5dx>=14
DoubleCross : (5DX10>=14) → 6[1,4,4,6,6] → 6 → 失敗
咲村明人:じゃあ私も狙ってみるか きぐるみ
東山朱里歌:全然ダメだ!おわりです
咲村明人:3dx+1>=14
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 8[2,5,8]+1 → 9 → 失敗
咲村明人:無念。以上!
海江乙羽:ロイスは咲村さんとまひろさんに取ろう。 咲村明人 誠意〇/隔意 ロイス 有島まひろ 感服〇/隔意 ロイス で。
海江乙羽:以上です。
ミドル2:平庭市支部にようこそ
GM:ミドル2。
GM:情報判定と共有のシーン。シーンプレイヤーは咲村さん。出たい人は侵蝕をふろう!
咲村明人:出ます
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (48 → 54)
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (47 → 51)
有島まひろ:でたよっ
GM:おいでやす~
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
海江乙羽:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+5[5] → 56
GM:はい!現在調査できる項目はこれだよ。
GM:・エピオネの脈について①〈情報:UGN、噂話〉〈知識:レネゲイド〉難易度6
・スクレロメイトについて①〈情報:UGN、FH、噂話〉難易度6
・海江乙羽への襲撃事件について〈情報:UGN、FH、噂話〉難易度7
・奈砂弥生について 〈情報:UGN、噂話〉難易度5
東山朱里歌:噂話は得意 ほかも5個はふれる
咲村明人:情報収集チーム持ってます 社会3!
有島まひろ:海江くんから先に決めてもらいましょうか
海江乙羽:噂話1があるだけの社会1弱者ですが
海江乙羽:自分の事について調べたい気持ちがあります。
咲村明人:なるほど
海江乙羽:まひろさんの気遣いが有難いぜ。
咲村明人:あ、一応妖精の手LV3あります
有島まひろ:だから行っちゃって問題ないと思うぜ!
咲村明人:必要なときは呼んでいただければ
GM:頼れる
海江乙羽:OK行きます。コネを使って振ります。
海江乙羽:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[5,5,10]+5[5]+1 → 16
咲村明人:バッチリ
有島まひろ:すごい
GM:す、すげえ
東山朱里歌:すごい
海江乙羽:自分の事は、自分が一番わかる!
有島まひろ:エピオネかスクレロメイトのどっちかがいいな 奈砂ちゃんはお二人のどっちかに任せたいかも
東山朱里歌:センセーにやらせるか
咲村明人:じゃあ先生が生徒のことを知ろう
有島まひろ:まあ…
奈砂弥生:てれるぜ
東山朱里歌:あたし遺産よりはスクレロさんのほうがいいかも
東山朱里歌:存じ上げないから 遺産
有島まひろ:なるほど じゃあこっち遺産で~
有島まひろ:エピオネの脈について①、を〈情報:UGN〉でコネ使用して調べます。
東山朱里歌:噂好きの友人を使って ・スクレロメイトについて①〈情報:UGN、FH、噂話〉難易度6 これを噂話で振るよ~
咲村明人:では奈砂弥生について、情報:UGNで。情報収集チーム使って
有島まひろ:3dx+2>=6
DoubleCross : (3DX10+2>=6) → 9[7,7,9]+2 → 11 → 成功
東山朱里歌:7dx+1>=6
DoubleCross : (7DX10+1>=6) → 10[1,2,3,5,7,10,10]+4[1,4]+1 → 15 → 成功
咲村明人:3DX+1+2@10>=5 情報(UGN)
DoubleCross : (3DX10+3>=5) → 7[3,6,7]+3 → 10 → 成功
咲村明人:成功。
有島まひろ:みんな優秀だなあw
GM:すげえ
GM:では優秀な皆さんに結果をはります
【エピオネの脈について①】
かつてUGNが保持し、FHエージェント“スクレロメイト”により強奪された遺産。鉱石の形状をしている。
その権能はあらゆる病を癒すこと。ソラリス・シンドロームによる病でさえも治癒できたという記録もある。
現在の所在は“スクレロメイト”ともども不明だが、使用された痕跡は確認されていない。
GM:つぎ
【スクレロメイトについて①】
FHエージェント。シンドロームはモルフェウス/オルクス。剣を生成し、異形の間合いをもって自在に操れたとされる。能力を用いた奇襲にも長けた。
《エピオネの脈》を強奪以降は姿をくらませていたが、平庭市で起きた一般人の襲撃事件により、強奪以降はじめて足取りが確認された。
人物像については、関与した人物や情報が少なく、調査結果が届くまでしばらくかかりそうだ。
【奈砂弥生について】
平庭市支部所属のUGNエージェント。コードネームは“エメリー”。
高校一年生で、UGNエージェントである母親と二人暮らし。両親は離婚しているが、どちらとも関係は良好。
シンドロームはブラム=ストーカー/ソラリス。
戦闘には不向きだが、自分が傷つくことで他者の傷を回復させる能力を持っている。
支部の判断もあり、それを使うことはほとんどなく、もっぱら調査や支援を担当している。
→また、この情報の開放により、ミドル戦闘イベントの発生条件を満たしました。
【海江乙羽への襲撃事件について】
千尋沢高校一年生・海江乙羽が謎のOVに襲撃された事件。犯人の攻撃形態と斬痕から、“スクレロメイト”によるものと判明している。
襲撃の意図はまだ分かっていないが、奇襲を得意としている“スクレロメイト”が、暗所での一般人への襲撃に《ワーディング》を使う必要は本来ない。
奇襲が行えない状態である可能性、あるいはUGNおよびオーヴァードを呼び寄せるために《ワーディング》を行った可能性を視野にいれるべきだろう。
GM:以上!
GM:共有メモにも追加してあるよ。
有島まひろ:ありがと~
咲村明人:助かります!
GM:共有場所は支部でいいかな?
咲村明人:私はオッケーかな
有島まひろ:シーンプレイヤーの咲村さんがそういうなら…
有島まひろ:支部しかないでヤンス
海江乙羽:良きです。
東山朱里歌:はーい
GM:では軽く描写だけします
GM:平庭市のUGN支部は、個人経営の塾をカヴァーとしている。
GM:学生が多い支部員の訪れをより自然に見せるためであり、海江さんも怪しまれずに入ることができた。
海江乙羽:煎餅と和菓子の詰め合わせを手土産に支部にやってきた。
海江乙羽:塾と言うのは驚いたが、レネゲイドの拡散は20数年前。若年層が多いなら、成程、絶好の隠れ蓑なのだろう。
海江乙羽:「大分、町に浸透していた組織だったんだな」
GM:奈砂は調査で今回は席を外している(お菓子をもし貰ったら取っておいて!と言い伝えてある)。
有島まひろ:「あら、あら、まあまあ」手土産を見て口をほころばせる。
東山朱里歌:「労働厚生省が母体?なんだって」
東山朱里歌:「チヒ校でさ、わざわざこゆちっちゃい塾通う人あんまり居ないじゃん?」
東山朱里歌:「だから通ってる子はみんなオーヴァードだよ」
GM:会議室のような部屋。長机とパイプ椅子。給湯室も傍にあるので、お茶も好きに淹れられる。
咲村明人:「場所によって隠匿の仕方はまちまちだけどな」
咲村明人:「オフィス街の支部なんかはビルが丸ごとUGN、なんてこともあるらしい」
東山朱里歌:「ほえー都会すご」
有島まひろ:「やだ、乙羽くん。わざわざお菓子買ってきてくれたの?」
海江乙羽:「あ。中身は信川巻きとウイロウとアラレと堅焼きと……」
海江乙羽:「それとどら焼き。ああ、実家のなんでお気になさらず。俺からすれば無料です」
東山朱里歌:「そういえばこないだお手伝いしたとこは車上支部って言ってたな~」
東山朱里歌:「リムジンが支部なんだって」
咲村明人:「ありがたくいただきます。お茶も入れようか」
海江乙羽:「熱い焙じ茶か冷たい麦茶がお奨めです」
有島まひろ:「あら、あら。じゃあ淹れてきますね」ぱたぱたと給湯室に向かって行く。
咲村明人:「あ、手伝います。麦茶麦茶……」
東山朱里歌:「美味し~よここの」
海江乙羽:「リムジンが支部?それって数人しか入れないんじゃないか?体積に辻褄が合わないと思うんだが」
東山朱里歌:「超少数なんだって。人数もバラバラみたい、支部で」
海江乙羽:「超少人数か。大変だなUGN。……いや、本当にご苦労様です」
東山朱里歌:窓をちょっとだけ開けて換気している。
海江乙羽:「一応ウチの店、観光ガイドにも載ってるんで、事件終わったら寄ってみてください」
海江乙羽:「おまけの方も頑張って何とかしますよ」
有島まひろ:「それは嬉しいわね」咲村さんと一緒に戻ってきます。お盆に麦茶と焙じ茶が並んでいる。
有島まひろ:「家族へのお土産にしちゃおうかしら」
咲村明人:「すごいな、楽しみにしよう。……さて」
咲村明人:麦茶を取って一息。
咲村明人:「一度情報をまとめよう。みんな大丈夫かな?」
海江乙羽:換気された空気が涼しく感じる。昨日は冷たかったというのに、今日は体の調子が良い。
海江乙羽:「大丈夫です」
東山朱里歌:「はーい」手を上げる。
有島まひろ:「ええ」ほうじ茶を手に取りながら微笑む。
咲村明人:「ありがとう。じゃ、まずは」
咲村明人:「事件の犯人と目されるスクレロメイトについて、現在分かってることを整理しよう」
咲村明人:ホワイトボードに書き込んでいく。
咲村明人:「FHエージェント。能力で剣を作り出し、自在に操る」
咲村明人:「単純な剣士というわけじゃなく、間合が異質、異常らしい。その特徴から奇襲も得意としている」
東山朱里歌:「たしかに海江くんの傷もそんな感じだったかも」
東山朱里歌:「刃物でバッサリみたいな……間合い?すごい遠くから攻撃できるってことですか?」
咲村明人:「遠くから攻撃しているのか、あるいは一瞬で距離を詰めているのか……そのあたりだと思う」
海江乙羽:「やっぱり長物だったか。斬られた後に碧の尾を引いてたな」指先を綺麗な所作であられを摘まみ口に運ぶ。
海江乙羽:「どんな奴かは見えなかった。あそこは頑張ったんだけどな」
咲村明人:「生きていてくれただけで十分以上だよ、ありがとう。推定されるシンドロームはモルフェウスとオルクスのクロスブリード」
咲村明人:「海江君、シンドロームやブリードに関しては大丈夫か?」
海江乙羽:「昨日、資料には目を通しました。大丈夫です」
咲村明人:「オーケー、助かる。能力に関する情報はそんなところだ」
海江乙羽:「モルフェウスは砂を操って、モノを作り出すやつ。オルクスは空間を支配下に置いて自在に操る」
海江乙羽:「と言う理解で良いのかな?」
有島まひろ:「まあ、すごい。その通りよ」
東山朱里歌:「剣を作って、距離をうにうにするから、多分モルフェウスとオルクスに分類されそうだよ~ってことだよね」
海江乙羽:「距離をうにうに……ふっ、くっくっ」
東山朱里歌:「なっ何よ……」
東山朱里歌:「いいだろうがよ別にさ……」
海江乙羽:「そう言う語彙で良いのか。って思って。……気が楽になった」
海江乙羽:「実はかなり緊張してたのでありがたい。後、まひろさんも褒めてくれてありがとうございます」
有島まひろ:「あら、どういたしまして」頬に手を添えてニコニコと笑う。
有島まひろ:「ふふ」目を細める。「それにしても、奇襲が得意っていうのは厄介ねえ」
東山朱里歌:「そうですよね~。知らない間に後ろから来て、いきなり斬られちゃうかもってことですもんね」
東山朱里歌:(あれ)なにか変な気がする。
咲村明人:「単独行動は可能な限り控えたほうがいいだろうな、特に一度襲われた海江君は……」
海江乙羽:「気がついた時には、ばっさりやられてましたけど。ああ、丁度良いから、いいですか?」
咲村明人:「いいよ、こっちは概ね話し終えた。どうぞ」
有島まひろ:「ええ…」朱里歌ちゃんをちらっと見る。
海江乙羽:「おかしくないですかね?確か《ワーディング》って言うのはオーヴァード以外を無効化出来るけどオーヴァードにはバレるんですよね」
咲村明人:「ああ。一般人に目撃されるリスクを減らすために使うのが一般的かな」
東山朱里歌:「……あっ」
東山朱里歌:「そうだ。それ!」
海江乙羽:「奇襲と相性が悪いし、一般人を斬るのに必要がない」
咲村明人:「……む」
東山朱里歌:「あたしが海江くん見つけたときも、《ワーディング》があって、それで分かって」
東山朱里歌:「それで……」
有島まひろ:「…しない方が良いはずの《ワーディング》をわざわざ使ってた…?」
海江乙羽:「ゾっとしないな。《ワーディング》を使ってくれなかったら俺はお陀仏だった訳だ」
東山朱里歌:「えっと、他になにかいいことあるんですか?《ワーディング》すると」
東山朱里歌:「《ワーディング》の中だと動きが早くなるー、とか」
咲村明人:「特殊なワーディングは、空間内の時間を擬似的に停止できたはずだが……あれはバロール固有だったな、確か」
咲村明人:「他にメリットとなると……」
海江乙羽:「《ワーディング》を使わなきゃいけない状況。一般人の知り合いが近くにいたので見られたくなかった。とか」
海江乙羽:「オーヴァードを釣りたかった?とかない限り、やる必要性がないと思う。俺の知識内だけで言うと」
東山朱里歌:「ふむふむ」
咲村明人:「……あるいは、奇襲をできなかった。能力的にか、状況的にか」
咲村明人:「例えば傷を負って本来の能力を発揮できない、とか」
東山朱里歌:「傷?」
咲村明人:「生半可な負傷なら回復できるけどな、例えばの話だ」
咲村明人:「《エピオネの脈》の強奪以降、スクレロメイトの動向は不明だった。ありえない話でもない」
有島まひろ:「ああ、そう」両手を押さえる。「スクレロメイトが盗んだ遺産が、傷を回復させる力を持ってて…」
咲村明人:「傷を回復……ですか?」
有島まひろ:「ええ」頷く。「…あら、その前に」
海江乙羽:「東山さんがやったみたいなのが出来るマジックアイテムみたいなものかな?」
有島まひろ:「『遺産』がなにか、二人はまだ知らないわよね」
海江乙羽:「ご教授お願いします」
海江乙羽:頭をぺこりと下げる。
東山朱里歌:「あっあたしは知ってます!」
有島まひろ:「あら、じゃあ朱里歌ちゃん、教えてくれる?」
東山朱里歌:「はい!」立ち上がって。
東山朱里歌:「えーっと」ペンを取る。
東山朱里歌:「遺産っていうのは、レネゲイド……あたしたちの力の」
海江乙羽:「伊達眼鏡が欲しいな。惜しい」
東山朱里歌:「すごい版の力を秘めた、道具のことだって。あたしが見たのは指輪だった」
東山朱里歌:キュキュッと書く。すごいアイテム!と強調する。
海江乙羽:「えーと、つまり、海を割る石板とか一つの指輪とか伝説の剣とか、そういうのか」
東山朱里歌:危なかったりする、と書き加える。「そんなのもあるんですか?」
咲村明人:「あるよ、そういうの。まさしくこれがそれだ、って逸話あるのが」
海江乙羽:「違うの?お約束な感じの言ってみたんだけど。あ、本当にあった」
海江乙羽:字が綺麗だな。とホワイトボードを見て思う。
東山朱里歌:「えっと、とにかくだから、あれです」
東山朱里歌:「モルフェウスとオルクス以外の、アイテムの力があるかも?ってこと」
有島まひろ:「うん、うん、よくできました」
咲村明人:「満点」
東山朱里歌:「おっやったやった」はしゃぐ。
海江乙羽:(喜んでる。成程……)
有島まひろ:「レネゲイドウイルスが世界中に散らばったのは、ここ数十年のことなんだけれど」
有島まひろ:「遺産は、それより前からレネゲイドウイルスの力を秘めて、奇跡みたいな伝説を残すとされるアイテムのことで…」
有島まひろ:「スクレロメイトが持ってる『エピオネの脈』には、『あらゆる病を癒す』って伝説があるんですって」
咲村明人:「あらゆる病を……か」
海江乙羽:「……あらゆる病気を」
海江乙羽:「いいなぁ。それ」
海江乙羽:「いや。そんな物が本当にあるなら戦争になりません?」
咲村明人:「実際にUGNから強奪されてるからな」
咲村明人:「組織や個人間で遺産を巡って争いになることは珍しくない」
東山朱里歌:「あらゆるは無理じゃないですか……?」
東山朱里歌:「あたし、まあそんなに強い能力でもないけど……」
東山朱里歌:「なんか。全部治すは全然無理そうな気がする」
咲村明人:「あくまで伝承だから、誇張されてる可能性はあるな。ただそれだけ強大な治癒能力を秘めてる、ということだろう」
咲村明人:「ただ、気をつけてほしい。遺産と呼ばれるものはみな、強力な力を秘めているが」
咲村明人:「同時に代償を使用者に要求する」
咲村明人:「激しい痛みを伴ったり、精神に影響を与えたりな」
海江乙羽:「……」
海江乙羽:健康な体が手に入るなら、人は悪魔にだって魂を売るだろう。
海江乙羽:それを何が何でも手に入れようとする奴の気持ちだけは、たぶん誰よりも理解できる。
咲村明人:「ただ奇跡を起こしてくれるだけのものじゃない、ってことだな」
有島まひろ:「…遺産を使いこなすには、まず遺産に選ばれる必要もありますものね」
東山朱里歌:「あっ誰でも使えるわけじゃないんだっけ。えーと……」
東山朱里歌:「適合者!」
咲村明人:「正解」
東山朱里歌:「いよっし」
海江乙羽:それが自分を殺した人間と関係があったとしても、その理由なら憎み切ることはできないかもしれない。
海江乙羽:「持ち主をアイテムの方で選ぶわけだ」
有島まひろ:「そう、そう。だからなのか、スクレロメイトが《エピオネの脈》を使用した痕跡はまだ確認されていないみたい」
東山朱里歌:「ふんふんふんふん」
有島まひろ:「あ、あと、そう。《エピオネの脈》はね、鉱石の形をしているんですって」
有島まひろ:「探すとき、参考にしてね」
東山朱里歌:「はーい。鉱脈ってことなのかな」
有島まひろ:「まあ、よく知ってるわね。鉱脈なんて」
咲村明人:「赤色の鉱石らしい。写真が……あっと、これだ」
咲村明人:霧谷から受け取った写真のデータを見せる。
海江乙羽:「鉱石ですか」懐からシースに入れた鉱石ナイフを出して。「これを勘違いしたのかもな」なんて笑う。
東山朱里歌:「わかるよ~……わっ」
海江乙羽:「色も形も全然違うから、それはないな」
東山朱里歌:「何それ」
咲村明人:「それは?……綺麗だな」
有島まひろ:「あらあら」
海江乙羽:「御祖父様の形見の鉱石ナイフなんだ。お守りみたいなもの」
東山朱里歌:「形見……」
咲村明人:「大事なものなんだな」
海江乙羽:「赤と正反対の蒼だけどね。鉱石で出来てるから刃物としての実用性がない美術品だよ」
東山朱里歌:「ほえ~」身を左右に揺らしながら見ている。
東山朱里歌:角度でビミョーに色変わるな~と思っている。
有島まひろ:「まあ、綺麗ねえ」
海江乙羽:「綺麗だよな。俺も好きなんだ」
東山朱里歌:「あっでも職質されんようにしなよ」
海江乙羽:「それな。学校で1回大変だった」
東山朱里歌:「トラブル起こしてるじゃんか……」
海江乙羽:「刃物じゃないにしても、こんな高価なものをと言う方向性で2回お説教だった」
海江乙羽:「今のところ、一番印象深い学校のイベントだったけど、今はそう言う事はいいじゃん。ほら、事件のこと」
東山朱里歌:「あっそうだね、ゴメン」
咲村明人:「ん、ああ、そうだな。ひとまず今の所集まった情報はこんなものかな」
東山朱里歌:「あっすいません」
海江乙羽:「はは。終わったら、沢山お喋りしてくれるなら歓迎だけど。って言っておこ」
東山朱里歌:「一個いいですかっ、関係ないかもだけど」
有島まひろ:「あら、どうしたの?」
咲村明人:「いいよ、何か気になることあったか?」
東山朱里歌:「その……やよとはどういうご関係ですかっ」
咲村明人:「……」
咲村明人:「あ、それ俺にか?」
東山朱里歌:「センセーって呼んでたから気になって……」
東山朱里歌:「あっそうです、そう」
海江乙羽:「おおっ」
海江乙羽:それを聞くのか。と言う目で見る。
咲村明人:「いや、どういう関係と言われても……先生と生徒だよ、そのまんま」
咲村明人:「俺、エージェント以外にも教官も担当しててな」
東山朱里歌:「塾じゃないですよね?中学の……?……教官?」
咲村明人:「UGNで覚醒したてのオーヴァードとか、若い子たちの指導も手伝ってんだ」
東山朱里歌:「へえ~、そういうポジションもあるんだ」
海江乙羽:「だから先生」
咲村明人:「そゆこと」
東山朱里歌:「本当にセンセーだったんだ」
海江乙羽:「東山さんはそこらへん我流だったのかい?」
東山朱里歌:「うーん、うちの支部はまあ全員先生っちゃ先生だけど……」
東山朱里歌:「先輩のオーヴァードとかに色々教えてもらった感じ」
東山朱里歌:「ちゃーきとか」
咲村明人:「規模の差は多少あれど、教えてることはさほど変わらないと思うよ」
海江乙羽:「うちの学校にも結構いるのか。俺も知り合いいたら教えてもらおうかな」
咲村明人:「……」
咲村明人:少し思案して
咲村明人:「一応話しておいたほうがいいか」
東山朱里歌:「うん?」
海江乙羽:(まひろさんも教えるの猛烈に上手そうだが……個人授業はダメだな。それやったら、その男子に同情する)
有島まひろ:「?」視線を感じて首を傾げる。
海江乙羽:いや。失礼。と言う仕草で軽く頭を下げて。
咲村明人:「奈砂の能力のことだ」
咲村明人:「あいつの能力は、人の傷を回復させる……治癒能力なんだけど」
東山朱里歌:「えっそうなの?一緒じゃん!」
東山朱里歌:「なんで教えてくれなかったんだろう」
咲村明人:「ただし力を使うと、自分が傷つく。能力の代償ってやつだな」
東山朱里歌:「あ……」
東山朱里歌:「……だからか」
海江乙羽:「それは辛いし、もしかして、かなり使い勝手悪くないですか?」
咲村明人:「ああ。だから基本的に、能力は使わせない方針だった。ここの支部でもそうなってるらしい」
東山朱里歌:「うん、使うとこ見たことない……」
咲村明人:「だから大丈夫とは思うんだけど……無茶しないようには見ててやってほしい」
有島まひろ:(遺産…じゃなくて、特異性か)首を傾げて思う。
東山朱里歌:「はーい先生!」
海江乙羽:「無茶な事するんですか?奈砂さん」
東山朱里歌:「しかねぬ」
有島まひろ:「まあ、危ないわね」
海江乙羽:「するの!?じゃあ俺がいざって時に無茶がしにくい」
東山朱里歌:「それはかかわらずすんなし~」
海江乙羽:困ったな。と鼻で笑うがあまり冗談になっていなかったようだ。
咲村明人:「まったくだ。一応言っておくけど、全員無事で終わらなきゃ意味がないからな」
咲村明人:「UGNのカリキュラムで教えるのは、まず最初に生き延びることだ」
咲村明人:「それさえやってくれりゃ、少なくとも俺は合格点出す。ので、無理しないように」
海江乙羽:オーヴァードの戦力は有限に過ぎる。その方針は妥当だろう。
海江乙羽:この人の場合は単純に人格者だろうが。
有島まひろ:うんうん、と頷いている。
東山朱里歌:「おお~先生っぽいなあ」
咲村明人:「っぽくできてるか?よかったよかった」
海江乙羽:「無理すると回復役の負担にもなりますし、心に留めます」
東山朱里歌:「そうだぞ~……はい、先生!質問!」
咲村明人:「はいなんでしょう東山さん」
東山朱里歌:「今後は何をしていけばいいんですか、あたしたちって」
有島まひろ:「ふふふ」くすくす笑う。
有島まひろ:「そうね、弥生ちゃんとも合流して、あちらで分かったことも共有したらいいんじゃないかしら」
東山朱里歌:「ふんふん」
有島まひろ:「それと」
海江乙羽:「情報の共有だ。まひろさんも人にものを教えるの上手そうですよね」
東山朱里歌:「それと?」
有島まひろ:「あらやだ」笑う。「こう言ってくれてる乙羽くんが、せっかくお菓子持ってきてくれたんだもの」
有島まひろ:「いただきません?」
咲村明人:「そうですね。日常生活を無事に過ごすこと」
咲村明人:「これも大事な活動だ」
東山朱里歌:「あっ」すっかり忘れていた、お菓子へと手を伸ばした。
海江乙羽:「どうぞ、どうぞ」
GM:ロイスの取得変更と購入ができます!
海江乙羽:応急手当買いましょう。ロイスはPCの皆さんにもう取ってるので変更なし。
海江乙羽:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 9[9]+1 → 10
海江乙羽:買えた。
有島まひろ:ロイスはとりあえず保留かなぁ
咲村明人:ロイス保留で
東山朱里歌:あたしもロイホ
東山朱里歌:そして着ぐるみを試みよう
GM:ロイヤルなホスタリ…ティ
東山朱里歌:5dx>=14
DoubleCross : (5DX10>=14) → 9[2,3,8,8,9] → 9 → 失敗
咲村明人:購入私も狙ってみるか きぐるみ
東山朱里歌:ダメでーす おわり
咲村明人:3DX+1+0@10>=14 調達
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 10[3,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
咲村明人:お、やるじゃん
東山朱里歌:すごい
有島まひろ:すごい~
咲村明人:東山さんどうぞ
咲村明人:以上!
海江乙羽:金持ち社会人!
東山朱里歌:やった~
東山朱里歌:パパって呼んだほうがいいかな
GM:さすが
有島まひろ:ボディーアーマーでも挑戦してみるか 買えたら誰かにあげます
GM:やめやめろっ
咲村明人:危ないでしょ色々!
有島まひろ:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 2[2] → 2 → 失敗
有島まひろ:だめっ☆
GM:可愛い
咲村明人:かわいい
東山朱里歌:布面積が全然足りてない
GM:アーマラナイ
有島まひろ:ついついキッズサイズを見ていたんでしょうね
GM:そういうアレのやつ?
GM:では次のシーン!
ミドル3:あなた自身の意思で
GM:ミドル3。二つに別れたトークのシーンです。
GM:出たい人は登場してさいころをふってね。
咲村明人:出ます!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (0 → 10)
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (51 → 52)
咲村明人:あれ、なんか0になってた
咲村明人:54→64です ひっそり10出ないで……
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (45 → 50)
GM:ひっそりだしてる…
海江乙羽:1D10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 6[6]+56 → 62
GM:はい、では東山・咲村・奈砂→有島・海江ですね。
GM:会議室、その後。
GM:いくつかの報告や調査を終えた弥生が戻ってきた。
奈砂弥生:「海江くんとこのおやつあったー?」
東山朱里歌:「あんよ~」ぷらぷら余りを振る。
咲村明人:「お疲れさん。あったあった、残してあるよ」
奈砂弥生:絶対にさしいれてもらえると信じて来た。
咲村明人:「熱い焙じ茶と冷たい麦茶がおすすめだと。どっちがいい?」
奈砂弥生:「おっしゃ~」
奈砂弥生:「あ、じゃああったかいほう!」
咲村明人:「はいはい。海江くんには後でちゃんとお礼な」
咲村明人:お盆に三人分のお茶をついで机に並べる。
奈砂弥生:「言います~」機嫌よくうけとります。
咲村明人:「熱いから気をつけろよ」 言いながら自分は冷たいお茶に口をつける。
東山朱里歌:「あっどうも」
奈砂弥生:「朱里歌ちゃんどれ食べた?」
奈砂弥生:「迷うしそれにしよー」
東山朱里歌:「あっゴメンあんまきだけど食べきっちゃった」
東山朱里歌:「つい……」
奈砂弥生:「あっ……、」
東山朱里歌:「ペロッと……」
奈砂弥生:「よほどの味とみた……」ざらめ煎餅に……。
咲村明人:「美味かったからなあ、仕方ない仕方ない」
咲村明人:「どら焼きは絶品だったぞ、まだ残ってる」
東山朱里歌:「カロリーやばいかな……」今更不安になってくる。
奈砂弥生: 「じゃあそっちにしよう」どら焼きにする。
奈砂弥生:「あんこだとセーフ感ない?」
東山朱里歌:「まあ洋菓子のほうがやばいイメージある」
奈砂弥生:「生クリームの罪感がね」
東山朱里歌:「でも……」
東山朱里歌:「美味いんだよ……」
咲村明人:「実感こもってるなあ」
奈砂弥生:「わかる!」
奈砂弥生:どら焼きを食べながら。
咲村明人:「まあ一日ぐらいなら、きちんと運動すれば大丈夫だろ」
咲村明人:「って言って癖になるのが一番危ないけど。くせになりそうな味だから怖いなー」
奈砂弥生:じとりと咲村さんを見る。
東山朱里歌:「しようとは……」
東山朱里歌:「思ってるんですが……」
咲村明人:「あーすまんすまん、デリケートな話題でした。先生が悪かった」
咲村明人:両手を上げて白旗。
奈砂弥生:「許します」
奈砂弥生:お茶を啜る。
奈砂弥生:(……てか、しくったな……)
奈砂弥生:(もっと大人っぽくいくつもりが……完全にいつものになった……)
奈砂弥生:こほん。
咲村明人:「ん、どした?」
奈砂弥生:「なんでもないです」ひとくちが小さくなる。
咲村明人:「そっか」 それを見て、零れそうになった笑みを抑える。
奈砂弥生:「なっ、なんですか」
咲村明人:「いや悪い悪い、元気そうな生徒の顔を見られてほっとしただけだよ」
咲村明人:「(……元気でいてくれりゃそれでいい。ほんと。)」
奈砂弥生:「………そーですか……」ふいっと目をそらしたら朱里歌ちゃんと目があった。
東山朱里歌:「ふーん」肘をついてそれを見ている。
奈砂弥生:「あっ……違うからね……!?」
東山朱里歌:「何が違うというのかね奈砂氏」
奈砂弥生:「違うのです東山判事……」
奈砂弥生:「なにがとは…言わないけど……」
咲村明人:「なんの裁判が始まったんだ、おい」苦笑しながら
奈砂弥生:「それよりっ」「海江くんだよ!」
東山朱里歌:「海江くん?」
咲村明人:「ん」
奈砂弥生:「朱里歌ちゃんすごい…口説かれてなかった……!?」
咲村明人:「あー……」
東山朱里歌:「あー。そうだねえ」
東山朱里歌:「昔は結構あったなあ」
奈砂弥生:「ぽいなあ」
奈砂弥生:「朱里歌ちゃんがモテるのはすごいわかる」
奈砂弥生:「むしろ海江くんがあんな感じなのにびっくりしたかも」
咲村明人:「まだ彼とそこまで話せてないからはっきりとは言えないけど」
咲村明人:「気のない相手にあそこまでこう……情熱的なセリフは言わないようには思えるな」
東山朱里歌:「んー……まあ、テキトー言われてるって思ってるわけじゃないですけど……」
東山朱里歌:「大げさでは……あると思うが……」
奈砂弥生:「ふむ」
東山朱里歌:「あれおかしくない、なんでやよ逃げてんの」
奈砂弥生:「むむ……」
東山朱里歌:「咲村さんはどうなんですかっ」
奈砂弥生:「ああーっ」
咲村明人:「どう、というと」
東山朱里歌:「まひろさんみたいにケッコンしてたりは……?」
奈砂弥生:「………」
東山朱里歌:「仕事中は指輪外すんだぜ~とか……」
咲村明人:「独り身だよ。そういう浮いた話好きだよなー、まったく」
奈砂弥生:「………!」
東山朱里歌:「へ~独り身なんですねえ」わざとらしく言う。
東山朱里歌:ちらちらと隣を見る。
咲村明人:「まあでも、なにせ仕事がこうだからな」
咲村明人:「理解してもらえる相手じゃないと難しいし、心配もかけるだろ?」
奈砂弥生:「…あー、それはわかるかも」
東山朱里歌:「やっぱりオーヴァードはオーヴァード同士が多いんですかねえ」
咲村明人:「必ずしもってわけじゃないけどな。理解を得られるって意味ではハードルは低いかも」
奈砂弥生:「うちも母親がオーヴァードだけど」
奈砂弥生:「父親がそうじゃなくて、エージェントの仕事とかでうまくいかなくなったみたいだし」
奈砂弥生:「そういうのはありそうかも?」
咲村明人:「そうだったのか……まあ、難しいよな」
東山朱里歌:「ふうーん……」
東山朱里歌:「でもタイプとかはあるんですよね」
東山朱里歌:「どういう系とか……」
奈砂弥生:「こ、こいつ…!」
咲村明人:「ぐ、ぐいぐい来るな、東山さん……タイプかぁ?」
奈砂弥生:固唾を飲んで見守る。
咲村明人:「んー……まあ、難しいなあ。元気な子は好きだけど、見てて安心するし」
咲村明人:「まあ一番は……心配かけても許してくれることかねえ」
咲村明人:ポリポリと頬をかいて。
奈砂弥生:「なるほど」
東山朱里歌:「ほほう」
奈砂弥生:なぜか頷いて残りのお茶を飲んでいる。
東山朱里歌:振り向く。(よかったじゃん)って口パクする。
奈砂弥生:黙ってうなずきます。
咲村明人:「あと、俺が心配性だから、心配しても許してくれること?」
咲村明人:「鬱陶しがられるんだ、これが。結構」
東山朱里歌:「ほほう?」
咲村明人:「過保護なのも悪いと自覚しちゃいるんだが、どうも気になっちまってな……」
奈砂弥生:「……センセーは、先生だからね」
咲村明人:「はは、そうだな。……先生でいられてるといいなと思うよ」
奈砂弥生:「自信もってください。わたしもりっぱに育ったので」
咲村明人:「自分で言うのかい。ああでも、それは真面目に嬉しいよ」
東山朱里歌:「あっやよってどんな生徒だったんですか?」
奈砂弥生:「えっ、まって恥ずかしい」
咲村明人:「聞きたいか?」ニヤリと笑う。
東山朱里歌:「聞きたい~」
奈砂弥生:「センセーもやめてよー!」
咲村明人:「プライベートはできるだけ秘するが、良い生徒だよ。安心しろ」
東山朱里歌:「だそうですよ~?」
咲村明人:「今後も俺に心配かけないいい生徒でいるように」
咲村明人:「……」
咲村明人:「ごめん、やっぱ勝手に心配はする。先生なもんでな」
奈砂弥生:「はーい……」朱里歌ちゃんにじとーっと見てから。
奈砂弥生:「いいんですよ。わたしにもだけど、朱里歌ちゃんにもだし、海江くんにも」
奈砂弥生:「いっぱい心配する先生してください。ね?」
咲村明人:「ん」
咲村明人:少し驚いた顔をして
咲村明人:「いいのか、それで。……ありがとな」
咲村明人:「ああ、じゃあ早速だけどさ。東山さん」
咲村明人:「余計なお世話かもだが、少しいいか」
東山朱里歌:「まああたしはいい生徒で居られる自信はそんなに……はい?」
咲村明人:「海江君のこと。助けてくれて、ありがとうな」
奈砂弥生:「他の怪我人も。重傷者はいたけど、死亡者は出ずに済んだんだ。治癒のおかげだよ」
東山朱里歌:「あっよかったあ……」
咲村明人:「……オーヴァードに覚醒させたことで、気にしたりとか、してないか?」
東山朱里歌:「うーん、気にして……なくはないですけど、なんだろう」
東山朱里歌:「うーんと……」
東山朱里歌:「あたしがした、っていうのも、違うんじゃないかなあって」
奈砂弥生:「…治癒を?」
東山朱里歌:「覚醒を。他にも怪我をしてあたしが治した人が居て、その人はなってないんだから」
東山朱里歌:「海江くん自身の、気持ちなんだと思ったんですよね。なったのは」
東山朱里歌:「だから、あたしはそれに負い目持ったりしません」
東山朱里歌:「持つと悪いことって言ってるみたいだし。必ずしもそうじゃない、って思ってもらう方がいいから」
咲村明人:「……そっか。うん、そのとおりだ。俺の杞憂だったな」
咲村明人:「変なこと言って悪かった。なんにせよ、改めて」
咲村明人:「ありがとな、皆を助けてくれて。本当に」
東山朱里歌:「はい。それで、ここからは」
東山朱里歌:「あたしも言いたいなあって思います」
咲村明人:「ん?」
東山朱里歌:「だから、一緒にがんばりましょう」
東山朱里歌:「町のみんなを助けてくれてありがとうって、言えるようになりたいので!」
咲村明人:「……ん。もちろん!」
奈砂弥生:笑って、大きくうんうん、としている。
咲村明人:「がんばろう、一緒にな。俺にできることはやるし」
咲村明人:「頼らせてもらうよ、二人共な」
GM:ところは変わって、桔梗ケ丘大橋。
GM:市内の川をまたぐ大橋で、穏やかな水面には空が鏡のように映し出され、景観の評判もいい。
有島まひろ:橋上には、夜を前にして、少しずつ冷えてきた風が吹いている。髪を柔らかく撫ぜられ、耳元を押さえる。
海江乙羽:「風強いですね。寒くないですか?」
有島まひろ:「あら、ありがとう。乙羽くんこそ、寒くない?」
海江乙羽:指で風に揺らされる髪先を整えている。
海江乙羽:「今日は、体の調子がかなり良いので、大丈夫です」
海江乙羽:「そうですね。いざって言う時はコート貸せる程度には」なんて笑う。
海江乙羽:相手はこのくらい言っても余裕で返してくれる人だろうと見ている。
有島まひろ:「ま、お上手なんだから」くすくすと笑います。
有島まひろ:「だめよ、朱里歌ちゃんに怒られちゃうわ」
海江乙羽:「はは。そうなら少し嬉しいですね」
有島まひろ:橋の真ん中あたりまで来たところで、なんとなく立ち止まり、そのままオレンジ色に染まる川を眺める。
海江乙羽:「いや、純粋に怒りそうな気がするので、あまり良くないかな。前言撤回」
海江乙羽:付き合う様に足を止めて橋の柵に寄りかかる。
有島まひろ:目を細めて乙羽くんの横顔を見ます。「恋人、ってわけじゃないのね」
海江乙羽:「ええ。ないです」
海江乙羽:「そんなチャンスが無かったですから」
有島まひろ:「あら、そうなの? さっきはずいぶん積極的だったじゃない」
海江乙羽:「そうですね。内緒にしてくださる大人の女性だと信じて、ちょっと口を軽くしますが」
海江乙羽:「東山さん。恋人がいたので」
有島まひろ:「ま」口を押える。目を丸くして瞬き。
有島まひろ:「過去形?」
海江乙羽:「クラスで有名なカップルでしたから、嫌でも終わったのは分かったかな」
海江乙羽:「ふったのか、ふられたかまでは俺は知ろうとしなかったですが」
有島まひろ:「あら、あら。そうですか」柔らかい笑みを浮かべます。
有島まひろ:「そうだ、さっき、乙羽くんに聞かれたこと」
海江乙羽:「そうなんですよ」と、夕日を照らす川に視線を向けた。「あぁ、はい」
有島まひろ:「夫は心配してるのかって、ね」
有島まひろ:「あのね、うちの夫も、オーヴァードなの」
有島まひろ:「結婚する前から…それこそ乙羽くんくらいの年頃から、ふたりとも、UGNとして戦ったりしてたから…」
有島まひろ:同じように、夕陽に視線を向ける。「なんていうのかしら。特殊よね」
海江乙羽:「成程。戦友同士だったんですね」
有島まひろ:「うふふ」にこにこと笑います。「良いわね、そう。戦友同士なの」
海江乙羽:「素敵じゃないですか。背中を守り守られと言うのは、対等な関係だし、良いな」
海江乙羽:「一方的な関係じゃないのは、色々と羨ましいです」
有島まひろ:「なぁに、乙羽くんだって、これからじゃない」
海江乙羽:「どうでしょうかねー」うーん。と伸びをしながら息を吐く。「命を貰ったので、命を返さなきゃつり合いが取れなくないですか?」
海江乙羽:内容の割には口調が軽い。
有島まひろ:「あら、あら」欄干に肘をつきます。頬杖をつくようにして、悪戯っぽく微笑んでいる。
海江乙羽:「昔から、体がポンコツ過ぎて俺は貰ってばかりなので、東山さんだけでなく、色んな人になんとか返していきたいんですけどね」
海江乙羽:「オーヴァードになったら、それ出来ますかねぇ」
有島まひろ:「できたとしても」
有島まひろ:指先が、つんと海江くんの頭をつつく。
有島まひろ:「しちゃだめです」
海江乙羽:「はは。お説教されました」
海江乙羽:「それは何故?」
有島まひろ:「んー」
有島まひろ:「だって…、死んでもいいって思っていたら、本当に…死んでしまうことも、あるんだもの」
有島まひろ:「無理してもいいって思っていたら、本当に無理をしすぎてしまうわ。オーヴァードになったらね」
有島まひろ:柔らかだが、どこか確信を秘めたような口調でそう話す。
海江乙羽:「成程」水面に視線を落とす。
海江乙羽:彼女はそう言う人を何人か見てきたのだろうし、それが近い人間だったんだろう。
海江乙羽:そして自分を純粋に気遣ってくれるのも分かる。
有島まひろ:「もう」苦笑します。
有島まひろ:「やだわ、お説教なんかしたくないのに。ごめんなさいね」
海江乙羽:「いえ。オーヴァード2日目なんですから、タメになる事は、もっと言ってくださると嬉しいですよ」
有島まひろ:「んー? そう?」
海江乙羽:「はい。あぁ、でも、今まで、無理が出来なかった人間は、誰かのために無理をしたいものなんですよね」
海江乙羽:と、困ったように笑う。
海江乙羽:「一回くらいは」
有島まひろ:「そう」目を細める。
有島まひろ:「男の子だものね」
有島まひろ:「…ねえ、じゃあ。ひとつだけ、良いかしら?」
海江乙羽:「そうですね。男の子のプライドの問題かも……まひろさんなら、一つと言わずに何個でも」
有島まひろ:「ふふふ。やだ、もう」ころころ笑う。
海江乙羽:「はは。旦那さんには上手く言っておいてください」
有島まひろ:「あら、言っていいの?」冗談めかして言ったあとに、海江くんの顔を覗き込みます。
有島まひろ:「あのね。朱里歌ちゃんの能力って…傷ついた人を治癒させるものだけれど」
有島まひろ:「それは背中を押す力であって、…あなたを、オーヴァードにさせる能力ではないはずなの」
海江乙羽:「あぁ、そうだったんですね」
有島まひろ:「うん。だからね」
有島まひろ:「あなたがオーヴァードに覚醒したのは…、あなたが、あなただけで、運命的な偶然を手にしたからよ」
海江乙羽:なら、俺が生き返った後に、その傷を塞いでくれた。という順番になるのか。
海江乙羽:「それは良かった。俺が死んだままだったら、彼女が嫌な思いをするところだった」
海江乙羽:「うん。偉いぞ、俺」
有島まひろ:「ええ」微笑む。「あなたが、自分で命を取り戻したの」
有島まひろ:「それを忘れないでいてね。そうしたら、きっと」
有島まひろ:「どんな無理をしたいと思っても、それでもきっと、生きて戻ってこられるから」
海江乙羽:「はい。そうですね。生きて戻ってきてほしいと思う人がいる以上」
海江乙羽:「不義理はしませんし、俺も限られてる時間は悔いなく生きたいので、よく考えます」
有島まひろ:「まあ、立派ですこと」言葉を聞いて、優しく笑う。
海江乙羽:「ああ、でも、俺が俺の意思で生き返ってしまったなら……猶更、東山さんを余計な事に巻き込んでしまった気がするんですが」
海江乙羽:「ほぼ無関係では?」
海江乙羽:やってしまったな。と額に指をあてて首を横に振るう。
有島まひろ:「あら、あら。そう思うのね」
有島まひろ:「…案外、朱里歌ちゃんも似たようなことを考えてたりして」
海江乙羽:「そりゃあ。相手は謎の殺人鬼ですから、危険な事には近寄って欲しくはないです……む」
有島まひろ:「朱里歌ちゃんは、もうこの町を守る立場の人だったもの」悪戯っぽく笑う。
有島まひろ:「私からすれば、引き返せる立場なのは、むしろ乙羽くんの方だけれど」
海江乙羽:まあ、実はそうだ。むしろ自分は素人で足手まといになる可能性の方が高いのだが。
有島まひろ:「ふふ。なんて、勝手なことを言うのはよくないわね。本人に聞いてみたら?」
海江乙羽:「聞いたらお説教される気がなんとなくしますね」
海江乙羽:「でも、そうですね。彼女とそう言う事を喋れたら、結構楽しいかもしれない」
有島まひろ:「うん」目を細める。
海江乙羽:「ああ、でも、まひろさん。俺からも一つ良いですか?」
有島まひろ:「あら。なぁに?」
海江乙羽:「俺が旦那さんだったら、やっぱり、こういう事をやるのは、実力や仕事を知っていても気が気ではないので、安心させてあげて下さいね」
海江乙羽:なんか若い男と二人きりで話してる事も含めて。
海江乙羽:まだ見ぬ彼女の夫に同情すらしてしまう。
有島まひろ:「まあ」口元を手で押さえる。西日を浴びる左手の薬指に、繊細なつくりの鉱石が柔らかく光っている。
有島まひろ:「はい。私も、お説教されちゃうかもしれないものね」
奈砂弥生:お茶の湯飲みを洗ったあと。
奈砂弥生:スマートフォンに着信がある。手を拭いて、通話モードにする。
奈砂弥生:「おー。急にどしたの」
奈砂弥生:「…うん?お父さんになにかあったりしたの?…違う?」
奈砂弥生:「今日はこっち来てるの。ひとりで?」
奈砂弥生:「……ねえ、様子へんだよ。どうしたの」
奈砂弥生:「ちょっと待ってて。行くから!……」
奈砂弥生:「……天明!」
GM:シーン終了。
GM:ロイス変更・取得。購入判定が可能です。
海江乙羽:ボディアーマー
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[5,9]+1 → 10
海江乙羽:惜しい。でも駄目。以上です。
有島まひろ:ボディーアーマー!
有島まひろ:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 4[4] → 4 → 失敗
有島まひろ:だめだめ ロイスは感情を変更しようかな
咲村明人:じゃあこちらもボディアーマー
東山朱里歌:ロイスとろ~
有島まひろ:海江乙羽/庇護:〇/不安 ⇒ 海江乙羽/誠意:〇/不安 こちらで以上です
咲村明人:3DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 6[2,4,6]+1 → 7 → 失敗
咲村明人:だめでした
咲村明人:東山朱里歌 ○P:連帯感/N:心配
咲村明人:以上!
東山朱里歌:-やよのセンセー/咲村明人/誠意:○/やよがんばれ/ロイス
奈砂弥生:がんばるぜ
東山朱里歌:Nだけどね
咲村明人:ネガティブ
咲村明人:全員以上かな?
東山朱里歌:ボディアーマーかうよ~
咲村明人:あっ購入まだだった 失礼
東山朱里歌:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 7[1,3,3,5,7] → 7 → 失敗
東山朱里歌:ダメでした
咲村明人:どんまい
GM:は~い!
ミドル4:なんだってできるような
GM:ミドル4。
GM:ミドル戦闘があるよ!出る人はみんなおいでー(侵蝕をふってねー)
咲村明人:出ます
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (64 → 65)
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (52 → 53)
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (50 → 60)
有島まひろ:良い感じ
海江乙羽:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 4[4]+62 → 66
GM:平庭市支部。
GM:湯呑を洗っていたはずの弥生が、焦った様子で咲村さんと東山さんのもとへやってくる。
奈砂弥生:「……センセー、いま出れますか!」
咲村明人:「行ける。どうした、何があった?」
東山朱里歌:「うん?」
奈砂弥生:「…わたしの弟。オーヴァードじゃなくて、なにも知らない、はずなのに」
奈砂弥生:「さっき、電話で…レネゲイドウイルスの話をしてきて。様子も…怪我かなんかしてるようで」
奈砂弥生:「……いや、あの感じだと」
東山朱里歌:「えっ?」
咲村明人:「……!」
奈砂弥生:「オーヴァードになったのかもしれない。それか」
奈砂弥生:「……」ジャームとして最初から覚醒したケースを口にしようとしてやめる。
咲村明人:「すぐに向かう。場所はわかるか?」
奈砂弥生:「いま探知します」
奈砂弥生:イージーエフェクト《かぐわしき鮮血》を使って場所を探知している。
咲村明人:「東山さん、すまない。さっそく力を借りたい」
東山朱里歌:「えっあっはい!」
東山朱里歌:「行って弟くんを治す、ですよねっ」
奈砂弥生:「…ごめん。あいつが怪我しててもだけど、あいつが傷つけてるかもしれない」
奈砂弥生:「……公園。サッカー練習場あたりかな。大橋近くの」目を細める。
咲村明人:「わかった、助かる。有島さん達とは途中で合流しよう」
奈砂弥生:「まひろさんとこにも連絡しときます」
咲村明人:「奈砂、お前は……」
咲村明人:「……どうする?一緒に行くか?」
奈砂弥生:「行きます。こんなの、任せるだけじゃ後悔するから」
咲村明人:「……わかった、力を借りる。無茶はするなよ」
奈砂弥生:「……っていっても、戦えたりはしないですけど。…心配しててくださいね」
咲村明人:「してるよ、いつもどおり。いつもの心配性で終わらせるさ」
咲村明人:「行こう」
GM:一方、桔梗ケ丘大橋。
有島まひろ:「…あら、もしもし。こちら《ノギルーム》…まあ、はい」
有島まひろ:神妙な顔つきで短く通話を済ませ、海江くんに振り返ります。
海江乙羽:「何か進展がありましたか?」
有島まひろ:「いえ…。緊急事態よ。また、新しい覚醒者が出たかもしれなくて」
海江乙羽:「なら、俺を斬った奴が出た。って事ですね」
有島まひろ:「ええ。しかもそれが、弥生ちゃんの弟だっていうの」
有島まひろ:「この近くの、サッカー練習場から弥生ちゃんあてに電話をかけてきたそうだから」
有島まひろ:「これから、咲村くん達と合流して…」
海江乙羽:その言葉を受けてこちらも顔を引き締める。
海江乙羽:斬られた時の感触を思い出し、自分より小さい子がそれをされたことを想像し、
海江乙羽:体はムカツクほど自然に、勝手に動いていた。
海江乙羽:「サッカー練習場ですね」
有島まひろ:「…え、乙羽くん!?」手を伸ばす。
海江乙羽:声が後ろから聞こえてくる。こんなにも自分は熱血漢だったろうか?とも思うのだが、これ以上理不尽に誰かが傷つくのはどうも我慢がならなかったらしい。
有島まひろ:指先があっけなく空中をきる。目を丸くして、病弱だという彼の背中が遠ざかっていくのを見つめる。
海江乙羽:後ろを振り向くのも忘れた。ただ感情のままに駆けていた。
海江乙羽:無理に駆けだした体は異常だった。それに気づいたのは12秒を過ぎた頃。
海江乙羽:常に肉体限界を自覚して、その通りに肉体が故障し続けたからこそ気付く異常事態。
海江乙羽:「は?体が羽毛のように軽い」
海江乙羽:すぐに息を切らせる肺が、100m走るだけで鉛のように重くなる足が、音を上げずに自由に動く。
海江乙羽:詰まっていた血が正しく淀みなく流れて、意識せずとも感覚で体が動かせるイメージ。
海江乙羽:何度も夢にまで見た健常な体そのものに自分の肉体が駆動している。
海江乙羽:「なんだよ、はは。みんな、こんなチート状態で生きてたのかよ。こんなのが当たり前なら、これがずっと続くなら……俺は絶対に負けないんじゃないか?」
海江乙羽:焦りと歓喜が入り混じったまま、風を切って目的地まで走り抜いていく。
GM:…どこまでも駆けてゆけそうな体は、余裕さえ残してそこに辿り着いた。
有島まひろ:少し遅れて、複数人の足音が海江くんに追いつく。
有島まひろ:「…乙羽くん!」
咲村明人:「海江君!無事か!?」
咲村明人:駆け寄って少年の背に声をかける。
海江乙羽:「あ。いや、先走ったみたいですね。着いたは良いけど、誰もまだいなくて」
海江乙羽:「ええ、無事です」
東山朱里歌:「はあ……!」息を切らして追いついて。
東山朱里歌:「きつう……」
奈砂弥生:「……いや。いるはず」血の気配に目を細めて。
GM:木々が風に揺れて、人影。
槌谷天明:中学生くらいの少年。周囲には異常はない。だが。
槌谷天明:少年の腕は血を凝らせたように赤く、大きく膨れ上がっていた。
槌谷天明:まるで体が途中から、鬼のような怪物と繋ぎ合わされたかのように。
東山朱里歌:「あれが……っ!」
海江乙羽:「っ!?」
咲村明人:「……っ」
咲村明人:痛ましい姿に息を呑む。
奈砂弥生:「天明…」
有島まひろ:「嘘」「弥生ちゃんの弟が、天明くん…?」
奈砂弥生:まひろさんを不思議そうに一度見る。
海江乙羽:「君、話せるか?」
海江乙羽:あのような異形は想像もしていなかった。周りが人間とかけ離れたフォルムをしていないのもあったからだ。
GM:では、全員で知覚判定を行ってもらおうかな。達成値は5。
GM:また、もし《ブラッドリーディング》を所持しているPCがいた場合、使用することで自身の判定を成功させることができます。
有島まひろ:あら 《ブラッドリーディング》持ってます!
咲村明人:わっ助かる!
GM:使っていいよ~!
海江乙羽:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[3,4,4,7,10]+8[8]+1 → 19
咲村明人:2DX+0+0@10>=5 知覚
DoubleCross : (2DX10>=5) → 5[1,5] → 5 → 成功
咲村明人:危ない
東山朱里歌:2dx+1>=5
DoubleCross : (2DX10+1>=5) → 2[2,2]+1 → 3 → 失敗
有島まひろ:では使用します。侵蝕率上昇なし、で自動成功!
東山朱里歌:別に普通の男の子じゃないですか?
有島まひろ:マジかよ
GM:それは逆にやばいよ
奈砂弥生:奈砂も《ブラッドリーディング》を使います。
咲村明人:優しさが過ぎた
GM:では、成功した方は、槌谷が第三者から操られていることがわかるでしょう。
GM:これはEロイス【歪んだ囁き】と《ブレインジャック》によるものであり、これらは槌谷を戦闘で敗北させることで解除されます。
奈砂弥生:「喋れる、っていうか…」
東山朱里歌:「ねえ、どうしたのその手……」
東山朱里歌:「おーい」手を振る。
槌谷天明:じろりと東山さんを見る。「…あれが、『東山さん』」
海江乙羽:(腕に操られている?なんとなく違う感じだな、あの子と。違うものが無理に引っ付いてると言うか)
槌谷天明:「『東山さんを』『持ってくる』」
東山朱里歌:「えっなんで名前……」
有島まひろ:「だめ、気を付けて、朱里歌ちゃん」朱里歌ちゃんの肩をそっと押えます。
東山朱里歌:「わっ」それに引かれて下がる。「まひろさん?何が……」
海江乙羽:「君を狙ってるんじゃないか?」前に出て立ちふさがる。
槌谷天明:「『先生』『治す』『そうすれば』『治す』」まひろさんがあったときとは、声色も違う。
有島まひろ:「そうね。彼、たぶん」不可解そうに天明くんの様子を見る。「ジャームに操られてる」
東山朱里歌:「ええっ」
咲村明人:「おそらくはあの腕に、ですかね」
海江乙羽:考えは出たとこ勝負で、勝算はまだない。馬鹿過ぎるのにも程がある。と自嘲する。
東山朱里歌:「ええと」わたわた。「じゃあどうすれば……」
海江乙羽:(頭があるのに、動きが腕を起点にしてる生き物なんて、いるハズがない)
海江乙羽:(だから、腕に操られているというのは事実だろう)
有島まひろ:「大丈夫、大丈夫」気丈に微笑みます。
海江乙羽:「東山さん。例えば斬られた腕を、健常に再生させることは出るか?」
海江乙羽:「くっつけるでもいいけど」
東山朱里歌:「えっそりゃもち……あーっと」
東山朱里歌:「うん。あたし達オーヴァードは、みんな、できると思う」
海江乙羽:彼女の盾になるなんて器用な事が出来ない。なら、間合いを詰めて、邪魔をする。どさくさに紛れて腕だけを壊す。
海江乙羽:それが最適解だと思った。
有島まひろ:「…咲村くん、あの腕を天明くんから切り離せば」
咲村明人:「ええ、止められる可能性は高いと思います」
海江乙羽:「分かった。なら、俺にも何かできると思う」
奈砂弥生:「できなくても、治んなくても治してやる」
東山朱里歌:「どうにかって……」
東山朱里歌:「き、切っちゃうの」
有島まひろ:「…乙羽くん、やれそうなの?」
海江乙羽:「そうですね。……やります」
咲村明人:「このまま操られたままでは彼の精神が危ない。どうやらこちら……東山さんを狙っているようだしな」
海江乙羽:「彼が加害者にならない様に、東山さんが被害者にならない様に」
海江乙羽:「そう言う事なら頑張れる。気がします」
有島まひろ:「そう」すべてに頷く。
咲村明人:「わかった。海江君、有島さん、頼みます。援護は俺が」
有島まひろ:「はい。…そうね、荒療治だけど」朱里歌ちゃんを見る。
有島まひろ:「手術なのよ。そう思って」
東山朱里歌:「あ……あたしっ」
東山朱里歌:「祈りますから!うまく行けって、だから」
東山朱里歌:「みんなも、気をつけて!」
GM:ミドル戦闘を開始します。エネミーは槌谷、勝利条件は槌谷を戦闘不能にすること。
GM:エンゲージは以下。
▼エンゲージ
(槌谷[8])
5m
(海江[11]、咲村[9]、有島[5]、東山[3])
[]内は行動値
GM:では開始していきましょう。1ラウンド目。セットアップ。
海江乙羽:なしです!
東山朱里歌:ないよっ
咲村明人:なし!
有島まひろ:なし!
槌谷天明:ブルーゲイルを使用します。行動値8→13に
咲村明人:なんてものをっ
東山朱里歌:処方箋
GM:薬局で出されたのかも
▼エンゲージ
(槌谷[13])
5m
(海江[11]、咲村[9]、有島[5]、東山[3])
[]内は行動値
海江乙羽:薬の使用!
GM:こうなりました。演出は飛ばして、イニシアチブ。
海江乙羽:まだ使えません!なし!
GM:「まだ」なのがこわいんだよー
GM:というわけで、槌谷の手番!
槌谷天明:はーい
槌谷天明:マイナーで《赫き剣》《ハンティングスタイル》。
槌谷天明:HP4点を消費、武器作成、戦闘移動。PCたちのエンゲージへ移動。
▼エンゲージ
(槌谷[13]、海江[11]、咲村[9]、有島[5]、東山[3])
[]内は行動値
東山朱里歌:こっちきた
有島まひろ:おいで~
咲村明人:近づかれるとまずいんですけど!
槌谷天明:そっ あっ
槌谷天明:負けない
槌谷天明:そしてメジャーアクションで《コンセントレイト:キュマイラ》《鬼の一撃》《鮮血の一撃》《ギガンティックモード》。
槌谷天明:※注:《ギガンティックモード》は《異能の継承》で手に入れたエフェクトです。
槌谷天明:攻撃対象は範囲(選択)なので、PC全員を対象に攻撃します。自分のHPも2点消費するよ。
槌谷天明:また、槌谷のDロイス【羅刹】と《ギガンティックモード》の効果でこの武器は破壊されます。
GM:命中判定。
槌谷天明:12dx7+2
DoubleCross : (12DX7+2) → 10[1,1,3,4,5,5,5,5,7,8,8,10]+10[2,2,2,9]+10[10]+2[2]+2 → 34
咲村明人:頑張っちゃったねえ!
咲村明人:やるだけドッジ!
有島まひろ:ドッジがんばるぞ
槌谷天明:欲とか…そんなんじゃないからな!
有島まひろ:5dx+1>=34
DoubleCross : (5DX10+1>=34) → 10[1,5,7,9,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
咲村明人:負けるな
海江乙羽:一応ドッジ
咲村明人:3DX+0+0@10>=34 回避
DoubleCross : (3DX10>=34) → 9[2,8,9] → 9 → 失敗
咲村明人:無理!
有島まひろ:このままじゃ…服が引き裂かれちゃう!
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[4,6]+1 → 7
東山朱里歌:ドッジします~
東山朱里歌:2dx+1>=34
DoubleCross : (2DX10+1>=34) → 10[10,10]+10[1,10]+1[1]+1 → 22 → 失敗
東山朱里歌:すごいがんばった
咲村明人:頑張ったね
GM:めっちゃがんばってる!
槌谷天明:ではダメージ
咲村明人:あっとその前に!
GM:なにかすることがあるというのかねェー!?
咲村明人:ダメージロール前に<炎陣>を使用します。 コンボ:お前がやられちゃまずいだろ
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を2増加 (65 → 67)
咲村明人:海江君をカバーリングします
GM:まずいもんな…!
咲村明人:ほかはないかな?改めてダメージどうぞ
海江乙羽:ありがとう!
GM:言い忘れてた ガードの人はダメージ+10だった
GM:皆ドッジしてえらかった
槌谷天明:4d10+20
DoubleCross : (4D10+20) → 22[7,5,7,3]+20 → 42
東山朱里歌:つよ……
有島まひろ:ヤバ…
咲村明人:痛いねそれは!
東山朱里歌:《隆起する大地》使います
槌谷天明:こう!
東山朱里歌:範囲のダメージを-1d10-9するよ~
東山朱里歌:42-1d10-9
DoubleCross : (42-1D10-9) → 42-6[6]-9 → 27
有島まひろ:おお~~!!
咲村明人:おっすごい
GM:すげえ
海江乙羽:カバーがなければぎりぎり死んでた。良かった。
東山朱里歌:たしかに
咲村明人:私は2倍ダメージで倒れてリザレクト!
東山朱里歌:装甲12点で軽減して15点ダメージ受けます。
咲村明人:咲村明人のHPを1d10(→ 8)に変更 (31 → 8)
有島まひろ:こちらHP4で生存します!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を8増加 (67 → 75)
東山朱里歌:東山朱里歌のHPを15(→ 15)減少 (24 → 9)
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を2(→ 2)増加 (60 → 62)
GM:では演出。
槌谷天明:赤いその腕には、碧色の水晶のようなものが握られている。
槌谷天明:「『先生は』迅くて、強いんだ」
槌谷天明:それを強く握りこむ。獣の力で砕けた水晶を起点に、血の巨大な剣が生成される。
海江乙羽:「あれは。あの色は」自分を斬った色だ。
槌谷天明:「…頼まれたんだ。おれは、負けない。『倒す』」
槌谷天明:しかし、その太刀筋は異なる。ごうん、と剣を振りかぶれば、鋭さのない、鈍器で殴るような一撃。
槌谷天明:それは剣そのものを巻き込み砕きながら、あなたたちを強く吹き飛ばす!
海江乙羽:その場が命のやり取りの場に変わったのを即座に察して、生き死にの思考に意識を切り替える。
海江乙羽:常に死を意識しながら生きてきたからか、幸か不幸かスムーズにそれが出来た。
海江乙羽:だが、それと躱せるかと言うのは、また別の話だったのだが。
咲村明人:「『大丈夫』」
咲村明人:「『できるだろ、お前なら』」
咲村明人:思考に言の葉が乗る。君は、本当にかわせないのか。いや、できるはずだ。
海江乙羽:言葉を感じて、思い切り後ろに飛退く。
咲村明人:豪剣は海江に届かない。
咲村明人:「ほら、できた。さすが」
咲村明人:にやりと笑いながら、自らは刃を受けきれずに弾き飛ばされる。
海江乙羽:爪先から着地する。鼻先を碧色の何かが通過した。
海江乙羽:「助かりました。また殺されるかと思った」
咲村明人:「悪い、こっちも避けれてたら格好ついたんだけど」
咲村明人:苦笑しながら立ち上がる。傷を氷で塞ぎながら。
有島まひろ:(あの水晶は…)天明くんが握っていた水晶を見つめる。
有島まひろ:それと同時、迫る攻撃に備える──自らの因子を解き放つのは間に合わない。身を庇うように両腕を前に差し出す。
東山朱里歌:「まひろさんっ!」
東山朱里歌:「大丈夫だから、手術、うまくいく!」
東山朱里歌:彼女の能力は、生命力の賦活。
東山朱里歌:正確には、雰囲気を領域に見立てたそのコントロール。
東山朱里歌:応援で、きっと上手くいくんだと。相手に思ってもらうこと。
東山朱里歌:それが当人の生命力を最大限に活性化させる。
有島まひろ:「…、ええ!」 先ほど、自分が…あえて悪い言い方をすれば、空元気で言ったのとは違う。
有島まひろ:レネゲイドを秘めた言葉の力。
有島まひろ:それは、刃を受けてもなお、前を見据えられる力に変わる。
有島まひろ:「朱里歌ちゃん、ありがとう…」
有島まひろ:「…もしかして、これだけじゃない?」
東山朱里歌:「……はいっ!」
東山朱里歌:「ここからです、あたしたち!」
海江乙羽:「ふぅ。凄いな。みんな」
GM:では次、行動値11の海江くんの手番。
海江乙羽:待機します。
咲村明人:同じく待機!
有島まひろ:じゃあ私も待機よ~
GM:なにを考えている…貴様ら!
東山朱里歌:なんだろ~
GM:では、行動値3の東山さんの手番!
東山朱里歌:はーい
東山朱里歌:マイナーはなし、メジャー『債務者の嘲笑』:《導きの華》《風の渡し手》《癒しの歌》。
東山朱里歌:対象は5人まで選べるので、自分を含むPC4人。
東山朱里歌:HPを回復し、次のメジャーアクションの達成値を+8します。
東山朱里歌:5d10+2
DoubleCross : (5D10+2) → 24[7,3,3,9,2]+2 → 26
海江乙羽:ありがたい。本当に。
東山朱里歌:26点回復して!
有島まひろ:すごい回復した HP30です!
GM:めきめきと治ってゆく…!
咲村明人:全快!助かります
東山朱里歌:自分も満タンの24点になったよ~
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を9(→ 9)増加 (62 → 71)
咲村明人:31まで回復しました
GM:では演出もどうぞ~!
東山朱里歌:「まひろさん、咲村さん、……」
東山朱里歌:「海江くん」
東山朱里歌:「あたしは、あたしだけの力では、これをどうにもできません」
東山朱里歌:「だからね、こうするの」手を合わせる。
東山朱里歌:それを胸の前に掲げて、祈りを捧げる。「お願い」
東山朱里歌:「やよの弟を、助けてあげて」
東山朱里歌:「きっとみんななら、それができるって、あたしは信じる」
東山朱里歌:すう、と息を吸って。
東山朱里歌:「痛いの、痛いの、飛んでけ、それから――」
東山朱里歌:「うまく、行けっ!」
東山朱里歌:それはただの祈りに過ぎない。応えるものなくば。
東山朱里歌:だけど、あたしはあると知っているから。
東山朱里歌:きっと応えてくれると。
海江乙羽:「うん。他でもない、君の祈りなら、俺は応えない訳にはいかないな」
海江乙羽:その優しい声を聞いて、深呼吸をすれば落ち着いて状況を見回せる。
海江乙羽:さっき後ろに飛退いて距離は離れた。1回は思考できる絶妙な距離。相手は武器の再装填が出来ていない。
海江乙羽:踏みだすタイミングは最後が望ましい。それまでにレネゲイトとやらを制御する。
GM:では待機していたみんなの出番です
GM:行動値5の有島さんどうぞ~!
有島まひろ:はあい~
有島まひろ:マイナー。《完全獣化》《破壊の爪》《襲撃迷彩》。侵蝕率12上昇。
有島まひろ:隠密状態になり、素手データ変更、【肉体】能力値判定ダイス+3個されます。
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を12増加 (53 → 65)
有島まひろ:メジャー。《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《渇きの主》《見えざる死神》。
有島まひろ:天明くんに白兵攻撃します。装甲値無視。
有島まひろ:命中判定いくよ~
槌谷天明:こ、こい!
有島まひろ:(6+1+3)dx7+4+8 とうりゃー
DoubleCross : (10DX7+12) → 10[2,3,4,4,5,5,6,6,7,9]+10[7,10]+10[7,9]+10[8,9]+4[2,4]+12 → 56
槌谷天明:ひえーー
有島まひろ:これが支援の力だ
GM:サキュバスこわいよ
槌谷天明:《イージスの盾》。素手でガードします。
槌谷天明:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[9,3] → 12
有島まひろ:命中するとHP4点回復。ダメージいくわよ!
有島まひろ:6d10+9+6+16 装甲値無視
DoubleCross : (6D10+9+6+16) → 41[8,3,10,2,9,9]+9+6+16 → 72
槌谷天明:きたまえ
槌谷天明:すげえ
有島まひろ:ちょっとびっくりしてる
槌谷天明:ぎ…ぎり生きてる ぎり 瀕死
槌谷天明:瀕死というのはHPの意味であります
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を8増加 (65 → 73)
GM:演出どうぞー!
有島まひろ:「うん」頷く。「大丈夫、うまくいく…のよね」
有島まひろ:「よい、しょ」裾からニット生地のワンピースをたくしあげる。
有島まひろ:肌が外気にさらされることはない。裾から無数の蝙蝠が溢れ出て肢体を覆う。闇夜を切り出したようなドレスを身に纏う。
有島まひろ:背中から大きな蝙蝠の羽根を生やした、昔話に登場する悪魔のような──実際、その因子は夢魔の名前を冠している──外見へと変貌する。
海江乙羽:「おおっ!?」
東山朱里歌:「えっ……!?」
海江乙羽:随分と蠱惑的なその姿に目を奪われる。
東山朱里歌:「ののちゃんと同じ……?」
海江乙羽:「同じのがいちゃマズいだろ!」
海江乙羽:「いや、失礼」
有島まひろ:「あら、恥ずかしい」姿を見られ、恥ずかしそうに頬を染める。
咲村明人:「他に事例あるのか……」
東山朱里歌:「わー……」その肢体をまじまじと見ている。同性でも目を奪われうような。
有島まひろ:「うふふ。じゃあ、いきますわ」 ウインクをひとつだけすると、その身体を黄昏の空気に溶けこませる。透明と化して、飛翔。
海江乙羽:(同性であっても目を奪われるし、動きを止められるなら、成程、凶悪な能力だ)
海江乙羽:(事実、俺の動きは止まった訳だし)
東山朱里歌:「わっ」見失う。
槌谷天明:動き出した有島さんを見失い、気配を探すが。
有島まひろ:惑わすような数瞬のあと───天明くんの背後から、後ろから抱きしめるように両腕が伸びる。
槌谷天明:「…!?」
有島まひろ:「大人しくしてね」囁き声と、包み込むように蝙蝠の羽根が広がるのと、首筋に、ちくりと牙を突き立てる痛みが訪れるのと。
有島まひろ:だいたい同時。彼の生命力を直接奪う、夢魔の力。
槌谷天明:腕の鮮血のような赤が少しずつ枯れてゆく。
槌谷天明:視界が暗い。優しい声。(…どこかで聞いたような、)
槌谷天明:遅れて藻掻き、なんとか振り払う。
有島まひろ:「いいこ……、あら」 大きな腕に襲われそうになり、後ろに飛び退く。
東山朱里歌:「はわー……」呆けたように見ている。「すごいなあ」
有島まひろ:「うん…」天明くんの異形の腕を見る。「今なら、いけるはず…」
GM:行動値9、咲村さんの手番。
咲村明人:では行動権放棄で!海江君に任せます
GM:覚醒したてのOVにだと…!?何をするというのか!
GM:では次、行動値11の海江くんの手番!
海江乙羽:それでは《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の舞踏》《光の指先》
海江乙羽:10dx7+11
DoubleCross : (10DX7+11) → 10[1,1,1,3,4,4,7,8,8,9]+10[2,5,6,8]+2[2]+11 → 33
槌谷天明:《イージスの盾》。素手でガードします!
咲村明人:ダメージロール前にオートアクション
咲村明人:<凍てつく刃>を使用します。 コンボ:俺の仲間はすごいんだ
咲村明人:ダメージ+15、ダメージダイス+1!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を3増加 (75 → 78)
海江乙羽:はい。ダメージ出します。
GM:うぎゃー
咲村明人:改めてダメージどうぞ!
海江乙羽:5D10+30
DoubleCross : (5D10+30) → 29[7,5,7,3,7]+30 → 59
GM:つよ
有島まひろ:すごい
海江乙羽:66→72
槌谷天明:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[7,8] → 15
槌谷天明:頑張りはしたが…
GM:残りHPは4しかなかった…倒れます
GM:復活もない。
GM:戦闘終了。【歪んだ囁き】と《ブレインジャック》は解除されます!
GM:あなたたちの勝利です!演出もどうぞ!
咲村明人:「海江君、動きは俺が止める」
咲村明人:「その後、任せていいか?」
海江乙羽:「周りの強さがこんなになら。俺と言う未知数が正の値なら、勝てる計算ですね」
海江乙羽:「やります」
咲村明人:「頼もしいね、ほんと!」
咲村明人:手元の空気から熱を奪っていく。形成されるのは氷の突撃銃。
咲村明人:モルフェウスのそれとは違い、実銃としての機能は持たず、あくまでも能力の起点でしかない。
咲村明人:故に、弾丸も常識とは異なる。因子を纏った雹弾は地面に着弾。
咲村明人:天明の足元を凍らせて、その動きの自由を奪う。
咲村明人:「……頼んだ!」
槌谷天明:「っ」腕が暴れ、逃れようとするができない。
海江乙羽:海江乙羽のシンドロームは、エンジェルハイロゥとバロールのクロスブリード。
海江乙羽:エンジェルハイロゥは光を操り、バロールは魔眼と呼ばれる重力や時間流を運用する球体を持つ。
海江乙羽:彼の能力も、その例に漏れない実にスタンダートな物だった。そう、能力の方向性自体は。
海江乙羽:「さぁ」
海江乙羽:解る。何をすれば良いのかを神経速度の速さで体が理解する。
海江乙羽:体中を駆け巡る光の流れ。自分の中で蠢くレネゲイドウィルスの生存本能が、効率的な力の使い方を宿主の全ての細胞に直接沁み込ませていくような感覚。
海江乙羽:覚悟を決めたように息を吐く。
海江乙羽:「やってみようか」
海江乙羽:夜の帳が落ちる。闇の訪れと共に海江乙羽のエフェクトが始動した。
海江乙羽:────足元から蒼白い星炎のように立ち昇る無数の光の粒子嵐。
海江乙羽:その火の粉にすら見える一粒一粒が彼の魔眼だった。
海江乙羽:共鳴する事で連鎖的に出力を高め合い、輝きを増していく魔眼群がやがて渦を巻いて広がっていく。その光景はまるで宇宙に浮かぶ銀河のよう。
海江乙羽:《魔眼のネビュラ》。数千万を超える光の粒子はそれぞれに重力、斥力を海江乙羽の無意識化の理想に合わせて自在最適に制御する。
海江乙羽:重量操作の中継連続適用、そして斥力加速と重力制動により隼の如き速さを海江に付与し続ける。
海江乙羽:「は」
海江乙羽:湧き上がる喜悦の笑み。こんな漫画のような超人じみた身体能力は、半病人だった人間には甘美な劇薬に等しかった。
海江乙羽:命を懸けた修羅場なのに笑いがどうしても止めらない。嗚呼、何度も夢に見た、自由に動く体。そして、それを受け止めてくれる怪物じみた何か。
海江乙羽:「いや、悪い癖だ。引かれたら困るけど、全力で動ける体は今はこんなにも嬉しい」
海江乙羽:地を跳ねるように一足飛びに距離を詰める。背中から光の粒子が翼のように展開し速度を後押ししていた。
海江乙羽:鉱石ナイフを懐に仕込んだシースケースから抜く。構えはない、抜く動作と攻撃動作は同一だ。
海江乙羽:つまり振り抜きながら、すれ違いざま敵体を切断する動き。
槌谷天明:異様な光の嵐と蒼白い軌跡を視認したときには、もう。
海江乙羽:空を裂くように振り抜かれた鉱石ナイフの刃先が輝くと共に、身の丈を超える程の光の剣身が形成され、異形の腕を両断するように通過した。
海江乙羽:数秒の後に瞬き消える光の長刃。
海江乙羽:閃光の如きレーザー斬光は、その存在が幻ではないと証明するように深々と傷跡を残している。
海江乙羽:「どうやら……根性は曲がっていても斬道は真っすぐだ」
槌谷天明:「……っが、ァ」
海江乙羽:腕を落とした感触はある。その成果を確認する。
槌谷天明:ぶつり、と赤黒い腕が落ちて、溶けるように消えていく。
有島まひろ:(ただただ、速い……)(嘘。でも。その速さを、きちんと制御してる……)目を見張っている。
咲村明人:「(……今の出力。本当に目覚めたてなのか?)」
東山朱里歌:「……!」
東山朱里歌:「……すごい」
槌谷天明:少年の目は、まだ光を追うように固まったまま。
有島まひろ:まるで、どうすればいいのかは無意識に分かっていたみたいに。本当に…覚醒したてのオーヴァードに、そんなことできるのか?
有島まひろ:脳裏をそんな疑問がよぎって、すぐに消える。はっとしたような顔をする。
奈砂弥生:「天明!」そこに駆け寄る。手のひらを握って、血を霧散させる。
咲村明人:「っ! 奈砂、能力は……!」
咲村明人:「……」奈砂に伸ばした手を止めて。
東山朱里歌:「あっ」遅れて駆け寄る。
槌谷天明:光に斬られた痕、少年の腕が、新しくそこにある。
海江乙羽:「はぁはぁはぁ。他は傷つけてないよな」誰かを斬ったことを自覚し、口を抑えて、膝をつく。
海江乙羽:興奮が落ち着くと共に肉体はともかく精神に来た。
槌谷天明:「……姉さん?それに。まひろさん、…星?」
有島まひろ:「ああ」ほっとしたような顔をする。「洗脳は解けたみたい…」
東山朱里歌:「おお、大丈夫そう」やよを受け止めて支えている。
奈砂弥生:ぐ、と痛みを半分代わりに受ける。「バカ!!」
槌谷天明:「…っ痛…おれ、なんで…?? わ、血…!?」
海江乙羽:何とか向こうは大事ないようだ。それは良かった。何より、自分が役に立てたのは、とても嬉しい。
海江乙羽:「はは。祈りの力は、凄いな」
東山朱里歌:「違うよ」
東山朱里歌:「みんなの、海江くん自身の力」
海江乙羽:いや、君が祈ったから上手くいったんだ。と言いかけてやめた。
海江乙羽:うん。互いに譲らない水掛け論になりそうだからだ。
奈砂弥生:「…支部に連絡、しないと」
咲村明人:「俺がやっておくよ。……まったく、バカはお前もだ。無茶しやがって」
奈砂弥生:言い返せず、朱里歌ちゃんに支えられている。
咲村明人:「……止めなかった俺も同罪だな。体は平気か?」
東山朱里歌:支えながら生命力を賦活している。
奈砂弥生:「痛いだけで、傷そのものを貰うわけじゃないから…平気です」
奈砂弥生:「天明は…」
槌谷天明:《リザレクト》を行使したような状態で、倒れている。
咲村明人:「そっか。……天明君は大丈夫だ。よくやったな、奈砂」
奈砂弥生:「はは」それを見ている。
GM:……そこに。砂嵐のようなノイズ音。
咲村明人:「皆もお疲れ様。支部に連絡して、この場は撤収を……っ!?」
咲村明人:銃を構え、周囲を見回す
有島まひろ:みんなの様子を見ながら、こっそり落ちたワンピースを拾って木陰に消えていた。
有島まひろ:「まあ」変化を解いた姿で、咲村くんの銃口を向けられて、びっくりした顔をする。
東山朱里歌:「……何……?」
咲村明人:「有島さん……?今、なにか音が」
有島まひろ:「あら、何?何?」きょろきょろとします。
GM:ノイズが強まる。
GM:サッカー場のために置かれた、放送用のスピーカーから、その音は流れる。
海江乙羽:東山さんを庇うように前に立つ。敵がいるとすれば、狙いは彼女だったからだ。
東山朱里歌:耳をふさぐ。「何!?」
GM:イージーエフェクト《機械の声》。それはやがて声に酷似した音に。
:「……天明、失敗してしまったんですね」
:穏やかな調子の、機械音声に似た音が語り掛ける。
:「……未確認のオーヴァードの能力を見られたのは僥倖でしたが。少年」
:「あのあと覚醒していたのですね」
海江乙羽:眉を顰める。
有島まひろ:「…《スクレロメイト》」
海江乙羽:「そうか。君が黒幕というやつだな」
海江乙羽:「何故、俺を殺した?」
:「そう大層なものではありませんが‥‥」
:「君を、という意味なら」
:「理由なんてありませんよ。あの場にいた人間だったからだ」
:「あの場で誰かが傷つけばよくて、たまたまその一人が君だった」
海江乙羽:「酷いな。なら、猶更、野放しには出来ない」
海江乙羽:ただ無意味に運悪く殺された事実に、虚しさと怒りが湧き上がる。
東山朱里歌:「そんな……」
咲村明人:「……ふざけたことを」
東山朱里歌:「なんで、そんなことをするの」
:「生きたいからです。そのための力が欲しい」
東山朱里歌:「生きる力……?」
:「ああ、殺すための力ではない。そんなものは…今更どうでもいい」
:「東山さん。あの日来た君のような。そして今、確認できた…奈砂さんだったか。君もだ」
咲村明人:「……!」
:「癒す力を、僕に。僕の…《エピオネの脈》に捧げてもらわなくては」
海江乙羽:「…………そうか。それには同情する」
海江乙羽:「だけど、無意味な犠牲は俺で最後にしてもらいたい。自分が助かる為だけに、罪のない人間を犠牲にするのは間違っている」
海江乙羽:「潔く諦めるべきだ。他に手段がないなら俺なら諦める」
:「それは、君が助かったから言えるだけでは?」
:「まあ、どうでもいいです」
:「…人と話すのは、やはり難しいな…」
GM:それだけ言って、再度ノイズが鳴る。
GM:ぶつりと途切れ、静寂。
有島まひろ:ひどい雑音にぎゅっと目をつぶる。
咲村明人:「もう話す気はない……か」
海江乙羽:ああ、本当に同情はする。それに至ったその気持ちは本当に誰よりも理解できる。
有島まひろ:「まあ…ひどい挨拶だったわね」耳を痛そうに押さえている。
咲村明人:「今のが《スクレロメイト》で、天明君をこうした犯人なら」
咲村明人:「……ジャーム化しているのでしょうね」
東山朱里歌:「……」
海江乙羽:「……」考えが纏まらない。冷静な言葉が紡げない。
海江乙羽:「でも、それでも、他の人間の人生を台無しにするのは、違う」
東山朱里歌:「遺産って、普通のオーヴァードより、すごい強い力があるんだよね」
有島まひろ:「ええ、そうよ。伝説を残すような力があるはず」
東山朱里歌:「それに、あたしの力を捧げたらさ」
東山朱里歌:「たくさんのみんなを救う力になったりも、する?」
海江乙羽:「駄目だ!」
東山朱里歌:身をすくませる。
海江乙羽:「そんな事を言うのはやめて欲しい」
東山朱里歌:「……ごめん。でもさ……なんか……」
東山朱里歌:「あなたは助かりません、じゃあねサヨナラ~は」
東山朱里歌:「なんか……嫌だなあって思う」
海江乙羽:「だから、私が死にますね。これでメデタシメデタシが良いとでも?」
海江乙羽:自分から切羽詰まったような声が出た事に驚く。
東山朱里歌:「そうじゃないけどさあ~」
有島まひろ:「ふふ。こら、こら」
東山朱里歌:「生きたいって思ってることを、否定できないよ」
東山朱里歌:「否定したく……まひろさん?」
有島まひろ:柔らかく笑顔を浮かべて二人の間に入る。
有島まひろ:「だめよ、喧嘩しちゃ。どっちも優しいんだから」
有島まひろ:「戦闘のあとだから気が昂ってるのよ。ねえ、いちど、頭を休ませましょ?」
奈砂弥生:「……天明が起きたら、きっともっと聞けると思う」
有島まひろ:ね、と視線を咲村くんにも向ける。
咲村明人:「……そうですね。一度支部に戻りましょう。天明君もみんなも、きちんと手当しなければ」
海江乙羽:額に指をあて、軽い溜息をつく。オーヴァードになってから、まったく冷静になれない。
咲村明人:「話は落ち着いてからだ。な」
東山朱里歌:「……はい」
海江乙羽:怒鳴りたいわけじゃなく、伝えたかったのはそんな事ではなかったのに。
咲村明人:ありがとう、と有島に目礼する。
海江乙羽:イメージ通りに行動できない自分が嫌になる。
有島まひろ:うふふ、と笑って応える。
咲村明人:「海江君」
海江乙羽:「そうですね。疲れました」
咲村明人:「天明君は助かった。君のおかげだ」
咲村明人:「ありがとな」
奈砂弥生:「海江にジャームの話も、ちゃんとしないとだね。…うん。とりあえず」
海江乙羽:「ええ。それは本当に良かった」
奈砂弥生:「ありがとう。起きたら、こいつにもお礼回りさせてやるし」笑う。
奈砂弥生:「全員生きて元気なんだから、『明日』話そ」
奈砂弥生:「喧嘩だってね」
GM:シーン終了。
GM:ロイス購入もろもろ!
咲村明人:ロイス 有島まひろ ○P:信頼/N:劣等感
東山朱里歌:海江くんのロイスをN距離感に反転させます
GM:あらあら
有島まひろ:まあまあ
咲村明人:あらら
咲村明人:購入はボディアーマーでいいかな
咲村明人:4DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 8[2,3,3,8]+1 → 9 → 失敗
咲村明人:なかなか成功しない!以上
海江乙羽:《スクレロメイト》にロイス取ります。 敵対者 親近感〇/憤懣
東山朱里歌:咲ピメイド服狙ってみようかな
GM:ここでPでとるのもいいですね
東山朱里歌:6dx>=20
DoubleCross : (6DX10>=20) → 10[1,5,6,7,7,10]+7[7] → 17 → 失敗
東山朱里歌:おお いい感じ
東山朱里歌:財産3使って買います~
東山朱里歌:残り6点になったよ
GM:メイド!
咲村明人:あ、助かる!
東山朱里歌:あげる~
GM:病院の娘、お金あるな
海江乙羽:アームドスーツ。
有島まひろ:朱里歌ちゃんにロイス取ります 信頼/心配:〇
咲村明人:ありがとう~装備します!
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[2,10]+10[10]+6[6]+1 → 27
咲村明人:行動値3下がって装甲10かな
海江乙羽:買えてしまった!
東山朱里歌:すごいスーツだ
東山朱里歌:作画がやばいのかもしれん
咲村明人:めちゃめちゃ回ってる
有島まひろ:すごい
GM:すご
有島まひろ:どうしようかな 購入
GM:フィギュア化する
有島まひろ:ブルーゲイル狙うか
有島まひろ:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 9[3,9] → 9 → 失敗
有島まひろ:だめ!終わりです
槌谷天明:おれのをあげられれば…もうない
GM:では以上かな!
咲村明人:大丈夫!
マスターシーン2
GM:マスターシーン。
槌谷天明:先生と出会ったのは、偶然だった。
槌谷天明:その日、はじめておれは、「オーヴァード」になって。
槌谷天明:これがなんなのか、どう使うかわからなかったおれに、それが「ウイルス」だと教えてくれた。
槌谷天明:剣も教えてくれたけど、おれはあんまり向いていなくて、でも、先生の剣はかっこよかったから、何度も真似をした。
:「戦うのは楽しいですよ。自分の体が自由になったようで」
槌谷天明:…それは、よくわかんなかったけど。
槌谷天明:あるとき、おれは姉さんや母さんと話していて、そうか、この人たちもそうだったんだって気づいた。
槌谷天明:たぶんおれよりずっと前から。
槌谷天明:たまに疲れたり苦しそうだったりしたのも、そのせいなんだなってわかった。
槌谷天明:おれも、なにかしたかった。一緒に住んでなくたって、おれの家族なんだし。
槌谷天明:「……レネゲイドって、ウイルスなんだろ」
槌谷天明:「だったら、治らないの」
槌谷天明:先生に訊いた。
槌谷天明:考えてみたら、こんなのなければ、困らないんじゃないかって思ったから。
槌谷天明:その程度の気持ちだった。
:「……ああ」
:「治りたいな」
槌谷天明:……先生の前で言うことじゃなかった。先生は、長く病気で。剣を教えても、長らく振るえなかった人なのだ。
:「協力してくれるかい」
:「そうしたら、君の大事な人も、僕も」
:「きっと…」
槌谷天明:思い出す。
槌谷天明:……結局、先生はおれに「頼んだ」んじゃなくて、おれの気持ちごと作り替えた。
槌谷天明:協力してって言ったのに。
槌谷天明:できなかった。
GM:シーン終了。
ミドル5:叶えられない願い
GM:ではミドル5。情報収集と共有のシーンです。
GM:シーンプレイヤーは有島さん。調べたい人はみんなでておいで!
咲村明人:出ます!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (78 → 81)
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (73 → 80)
海江乙羽:1D10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 1[1]+72 → 73
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (71 → 77)
GM:クールおとは
GM:では、判定できるのはこちらだよ。
・槌谷天明について 〈情報:UGN、噂話〉難易度8
・エピオネの脈について②〈情報:UGN、噂話〉〈知識:レネゲイド〉難易度9
・スクレロメイトについて②〈情報:UGN、FH、噂話〉難易度8
・襲撃事件の真相について〈情報:UGN、噂話〉難易度10 海江乙羽のみ8
有島まひろ:問題なければシナリオロイスの天明ちゃんについて調べたいな
海江乙羽:真相したいです。
咲村明人:私はどれでもいけます エピオネかスクレロについてかな~と思ってるけど
東山朱里歌:エピのが話しやすいかも 情報展開として
咲村明人:じゃあスクレロは私がいけばいいかな
GM:いちお姉弟を今回は同席させとくのでそこらで話させてもいいよ~ よきにはからって
有島まひろ:じゃあそういう分担で!
海江乙羽:それではコネ使って 噂話で振ります。
咲村明人:了解!
海江乙羽:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[1,5,9,10]+7[7]+1 → 18
咲村明人:つよ
東山朱里歌:コネ使って噂話します~ エピオネに挑戦。
海江乙羽:超わかった
GM:名探偵
咲村明人:情報収集チーム使って情報:UGNでスクレロメイト調べます
有島まひろ:・槌谷天明について 〈情報:UGN、噂話〉難易度8、UGNでコネ使って調べます
東山朱里歌:8dx+1>=9
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 9[2,2,3,4,8,8,8,9]+1 → 10 → 成功
有島まひろ:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 8[1,1,5,7,8]+2 → 10 → 成功
咲村明人:5DX+1+2@10>=8 情報(UGN)
DoubleCross : (5DX10+3>=8) → 10[1,4,5,6,10]+9[9]+3 → 22 → 成功
咲村明人:オッケー!
GM:知りすぎ
GM:犯人だろそれは
咲村明人:また黒幕説が
GM:では開示していきます
【槌谷天明について】
最近覚醒したばかりのオーヴァード。奈砂弥生の弟。
シンドロームはブラム=ストーカー/キュマイラ。
隣市に住んでおり、母や姉と会うためにたびたび平庭市を訪れていた。
覚醒時に居あわせた「先生」と呼ぶ人物から、能力の使い方と剣を習った。
彼に《ブレインジャック》を施したのもその人物である。
【エピオネの脈について②】
この遺産を使うには代償——贄が必要である。
治癒や回復の性質を持つオーヴァードの命を吸わせることで、癒しの力を持つレネゲイドアイテムとしての性質を帯びるのだ。
一定数以上の贄を捧げ、レネゲイドを蓄積させることで、《エピオネの脈》はあらゆる病を癒す万能の霊石として完成する。
蓄積の極限においては、レネゲイドウイルスすらもその癒しの対象になる、とスクレロメイトは判断している。
GM:そして次!
【スクレロメイトについて②】
スクレロメイトは長らく病を患っており、先が長くはなかった。
《エピオネの脈》を求めたのも、自身の病を治癒するためである。
しかし《エピオネの脈》はそのままでは使用できず、彼は使用できる方法とそのための検体を求めながらあちこちを放浪していた。
その正体は現在東山総合病院に入院している「楢崎遼一」という男であり、彼は槌谷の「先生」でもある。
【襲撃事件の真相について】
スクレロメイトは各地で治癒・回復能力を持つオーヴァードを襲撃し、《エピオネの脈》に吸わせていた。
しかし病状が悪化。平庭市でターゲットとなるオーヴァードを性急に手に入れる必要があった。海江乙羽への襲撃は、治癒できるオーヴァードを探すための餌にすぎない。
この襲撃と槌谷への接触の結果、現時点で彼が目をつけているのが奈砂弥生と東山朱里歌の二名である。彼女たちを贄とし、《エピオネの脈》を完成させるのが彼の目的だ。
GM:以上!
GM:では共有は…支部でいいかな。
GM:軽く描写するので、やっていきましょう。
有島まひろ:いいと思うよ~
咲村明人:はーい!
GM:平庭市支部。今回の事件の対策室と化した会議室。
GM:天明は治療を終え、行使されたエフェクトの影響も残っていない。
槌谷天明:「ご迷惑をおかけしました」頭を下げる。
奈砂弥生:「わたしからも、改めてありがとうございました」
海江乙羽:「悪かったね。腕痛くない?おそらく大事なくて良かったけど」
海江乙羽:そう言えば俺を斬ったのは彼の方だろうか?
槌谷天明:「全然です…!」腕を持ち上げる。
東山朱里歌:「よかったあ~」へにょへにょ声を漏らす。
咲村明人:「こうして話せるぐらいになってくれてよかった」
咲村明人:「悪いな、あんなことがあってすぐに来てもらって」
GM:海江くんは、天明の剣は自身を襲撃したものよりだいぶ荒かった、と気づいても大丈夫です。
有島まひろ:「本当に…」ほう、と息を吐く。「良かった。すっかり元に戻って…」
槌谷天明:「いえ…先生を止めないと、ですし。…うん」
咲村明人:「先生、か……」
東山朱里歌:「先生……」
海江乙羽:「大事な事だから確認しておくけど、一昨日路地裏で俺を斬ったのは、君じゃないね」
海江乙羽:「先生の方じゃないか?」
咲村明人:少し眉間に皺が寄る。
槌谷天明:「あっ…はい。おれじゃない。…先生だ」
海江乙羽:「そうか、良かった。なら、君は何の罪も犯してない、きっと」
海江乙羽:「うん。本当に良かった」
奈砂弥生:「その前に、止めてもらえたんだよ」と弟に言います。
東山朱里歌:「別に斬ってたとしても罪に問わんけど!」
槌谷天明:「…ん。ありがとう、ございます」
有島まひろ:その様子を見ながら、口元に手をやりつつ、咲村くんに視線を寄せます。
奈砂弥生:「……その、こいつの先生なんだけど。センセーたちのとこに報告来たかな?」二回センセイと言って紛らわしい。
海江乙羽:「まあ、斬られても生きてたからそれでも良いけど。君のおかげで」
咲村明人:有島に向けてこくりと頷く。
海江乙羽:ともかく安堵の息をつく。もしかしたら殺人犯になってたかもしれない。なんてのを、背負うのは彼にも姉も重すぎるだろう。
東山朱里歌:ぷいっと横を向く。
咲村明人:「情報は集まってる。ただ、まだ確証がない」
咲村明人:「天明君」
咲村明人:少年と視線を合わせる。
槌谷天明:「はいっ」
咲村明人:「聞かせてもらっていいかな。君の言う、先生について」
咲村明人:「どういう人なのか、どんな話をしたのか」
海江乙羽:話を聞きつつ、ちらと東山さんの方を見て、やってしまったなと苦笑いを一瞬浮かべ。
槌谷天明:「……先生は」と言って、ゆっくりと拙く、その男の話をする。
GM:内容としてはマスターシーン2を共有して理解していてもらえたら十分です。
槌谷天明:「…それで、まひろさんと会ったのが、先生がおれに頼んできた日の、その前だった」
有島まひろ:「そうだったのね」眉が下がる。
有島まひろ:「ううん…。…だめね、なんだか悔しくなっちゃう。気付けなかったんだもの」
槌谷天明:「そんな…」
槌谷天明:「おれも、先生が何をしたいか、ぜんぜん気づけなかったし…」
有島まひろ:「…ううん、天明くんは」
有島まひろ:「自分の家族のことを、たくさん考えていたんでしょう。だから、いいのよ」
有島まひろ:柔らかく微笑んで、天明くんの腕を優しく撫でる。
槌谷天明:「……」俯いて、頷いた。
海江乙羽:「気づけないのは、おかしい事じゃない。だって、それは……」
海江乙羽:体を治すために誰かを殺す狂気なんて、万一にも漏らすわけがない。
海江乙羽:「……だから君を洗脳なんてしたんだろう」
東山朱里歌:「洗脳……」
東山朱里歌:「そんな、ことが」
東山朱里歌:できるの、と続けて。
咲村明人:「不可能ではないんだ。強力なオーヴァード……あるいはジャームなら、ね」
有島まひろ:「…」きゅっと眉間に皺を寄せる。
東山朱里歌:「ジャーム……」
海江乙羽:「そしてさっき、東山さんが狙われた」
東山朱里歌:「うん。それから、やよもって……」
海江乙羽:「女の趣味が良い。とかで片づけちゃいけない気がするね。あ、良いですか?」
海江乙羽:「話が横に逸れてしまうのですが」
有島まひろ:「うん…なぁに?」
海江乙羽:「その、ジャームと言うのは?オーヴァードと違うんですか?」
東山朱里歌:「逸れるならすんなよな~……」ちっちゃくぼやきかけて。
東山朱里歌:「あっ」
東山朱里歌:「言ってないんだっけ……」
海江乙羽:「ちょくちょく耳にするので気になってた。渡された資料も全部読んだわけじゃないんだ」
海江乙羽:「そう言うの3日は勉強する。って言った覚えがあるな」
奈砂弥生:「まだしてなかったね。…すぐ遭遇すると思わなかったのもあるし」
有島まひろ:「ふふ。咲村くん、簡単講座の時間みたい」
咲村明人:「の、ようですね」
奈砂弥生:「センセー」とお願いします。
咲村明人:「レネゲイドの侵食で、人の心を失ったオーヴァード」
咲村明人:「もう日常に戻ることができなくなったもの達。我々は、ジャームと呼んでいる」
海江乙羽:「は?」侵蝕で人の心を失う?
咲村明人:「レネゲイドの力は万能じゃない。使えば使う程に代償を要求する」
咲村明人:「レネゲイドそのものに蝕まれていくんだ。そして、限界を超えると」
咲村明人:「精神が変質する。他者との関わりを必要とせず、己のみの閉じた世界に生きるようになる」
咲村明人:「一度そうなってしまったものが戻ってくる手段は……見つかっていない」
海江乙羽:額を指で抑える。それはとんだ落とし穴だ。能力を使い続け限界を超えると精神が蝕まれる。
海江乙羽:つまり、オーヴァードは超人ではあるが、活動に弾数制限があると言う事だ。
咲村明人:「そうして己の欲望、衝動に呑まれたものたち。それが、ジャームだ」
海江乙羽:「能力を使わなければ、その侵蝕と言うのは抑えられる?」
咲村明人:「ああ。無闇に能力を使わないこと、それに大事なのは」
咲村明人:「人との絆を大事にすること、だな」
海江乙羽:「他者との関わりを必要としないのがジャームなら、逆説的に、人との絆や繋がりが持てるなら、それはオーヴァードだと言う事ですね」
咲村明人:「そういうこと。月並みな言葉に聞こえるかもしれないが、本当に大事なことなんだ」
海江乙羽:「でも、普通に生活してる分には、その心配は……」
海江乙羽:(いや、待て。そんな危険があるのに、彼女は能力を使って俺を治癒したのか?)
海江乙羽:東山さんの方を見て。
海江乙羽:「君さぁ……」
東山朱里歌:「ほえ?」
咲村明人:「家族、友達、好きな人。ポジティブなものは勿論だし」
咲村明人:「嫌いだとか苦手だとか、そういうネガティブなものだっていい」
咲村明人:「この世界には自分以外の誰かが居て」
咲村明人:「その人との繋がりを確信できる。ってことが大事」
咲村明人:「それが、こっちに……誰かのいる世界に、戻ってくるための力になる」
海江乙羽:(つまり執着心か。良くも悪くも心をこっちに引っ張ってくる何かだ……しかし)
海江乙羽:「なんか怒りたくなってきた。まったく俺の身勝手で、命の恩人だろうけど、もやもやする」
東山朱里歌:「何だよ~」
海江乙羽:「君は何時も他人の事ばっかだな。って思ったら、なんかな」
海江乙羽:「おかげで、スクレロメイトに目もつけられることになったし」
東山朱里歌:「それはいいことじゃんか」
海江乙羽:「彼、治癒の能力者を探してたんだろ?俺や天明君は餌だったんだ」
東山朱里歌:「うん、でも見つかったから」
東山朱里歌:「先生は、またどこかに行って、被害を増やしたりしない」
東山朱里歌:「ここで捕まえられそうってことだよ」
海江乙羽:「良い事な訳ないだろ。狙われるのは君だぞ」
海江乙羽:「俺の事は無視して救急車でも呼んでれば君は狙われなかった。って考えないのか?」
東山朱里歌:「ワーディング貼ってたら救急車も来れないよ」
海江乙羽:「それは……そうか」
東山朱里歌:「っていうかさ!」
東山朱里歌:「そこをそうしてほしかったみたいな言い方、やめてよ」
海江乙羽:「仕方ないだろ。君があまりに無鉄砲すぎるんだから」
東山朱里歌:「むて……」
海江乙羽:「俺の目から見てだけど!立派だと思うけどね。危機意識が欠落し過ぎだ」
東山朱里歌:「そんなこと……」キョロキョロする。「ない……です、よね!?」
有島まひろ:「あら、あら」「私は、朱里歌ちゃんなら自分の身も大切にできると思うけれど…」
東山朱里歌:「ほら!」
奈砂弥生:「わ、わたし答えづらいなこれ」
東山朱里歌:「なんで!」
有島まひろ:「ふふふ。このなかで一番付き合い長いのは、乙羽くんだものね」
奈砂弥生:「どっちかの味方になるじゃんそれ~!」センセーの後ろに隠れる。
奈砂弥生:天明をいったん休ませたので力が抜けている。
咲村明人:「心配なんだろ、海江君は」
東山朱里歌:「あたしの味方でいいじゃんか……」
有島まひろ:「…でもね、乙羽くん」
海江乙羽:「はい」
海江乙羽:また、やってしまった。と内心頭を抱えている。
有島まひろ:目を細める。「スクレロメイトが目撃した治癒能力者、朱里歌ちゃんだけじゃないはず」
海江乙羽:「ああ。奈砂さんも、そうか。天明君を治療したのを見られてる」
奈砂弥生:「…わたしか」にょきっと顔を出す。
奈砂弥生:「たぶんわたしか朱里歌ちゃんを狙って襲撃してくるんじゃないかって話は、支部でも出てますね」
奈砂弥生:「そこに護衛をつける感じになるとは思いますが…」
東山朱里歌:「……」
有島まひろ:「…一旦、整理しましょうか」首を傾げます。
海江乙羽:「確か遺産に力を捧げる。って言ってましたよね」
海江乙羽:冷たい水を飲んでクールダウンする。脳を冷やせば心も落ち着くと無性に信じたかった。
有島まひろ:「ええ、ええ」頷く。「遺産…つまり、エピオネの脈のことでしょうね」
咲村明人:「ええ。恐らく、エピオネの脈は使用できる状態にない」
東山朱里歌:「あたしかやよの力が要るってことだよね」
有島まひろ:「うん。そして、遺産を使用するときには、かならず代償が発生する」
海江乙羽:「代償ですか。それは……」嫌な予感はする。
有島まひろ:「この場合は……」朱里歌ちゃんを見る。「……なんだか、予想、つく?」
東山朱里歌:「え~……寿命とか……?」
有島まひろ:「…うん」大真面目な顔で頷く。
海江乙羽:「何年くらいなんですか?」
東山朱里歌:「あの、あたし一年……いや五年くらいなら……」
有島まひろ:「…生命力そのものを捧げて、力に変える…。遺産の伝承どおり、どんな病気も治す力を得たいというのなら」
有島まひろ:目を伏せる。「だめよ。きっと、オーヴァードの命そのものが…、それも多くの命が、必要になる」
東山朱里歌:「……!」
海江乙羽:「仮に、一年でも、五年でもダメだろ。なんで、そういう事が言えるんだ」
有島まひろ:「そうまでしても」
有島まひろ:「レネゲイドウイルスそのもの…、ましてや、ジャームの治癒すらも可能になるかどうかは、分からないけどね」
海江乙羽:つまり力を捧げるという事は死ぬと言う事だ。それを聞いて少し安心する。
海江乙羽:そんな馬鹿な条件なら彼女も飲むことはないだろう。
東山朱里歌:「そんな……」
東山朱里歌:「そうでも、やりたがってるってことなの?」
東山朱里歌:「その、先生は」
東山朱里歌:「そんなの……」腕を組み、強く握りしめる。
有島まひろ:「…彼について」視線を咲村くんに移す。
有島まひろ:「話してあげた方がいいんじゃないかしら、咲村くん」
奈砂弥生:先生、なる男の資料を持っている。その男がどこに入院していたのかも。その上で黙って聞いている。
咲村明人:「……そうですね」
東山朱里歌:「えっ、何ですか……?」
咲村明人:「スクレロメイト……詳しく調査して分かった。彼は長らく病を患っている」
咲村明人:「命に関わるほどのな。エピオネの脈を求めたのは、そのためだろうが……」
東山朱里歌:「うん。だから治したいってことですよね」
咲村明人:「彼と目される人物は今、この街の病院に入院している」
東山朱里歌:「この街の病院って……」
東山朱里歌:「……うちの……?」
咲村明人:「……ああ。東山総合病院」
咲村明人:「楢崎遼一という男だ」
東山朱里歌:「……えっ?」
有島まひろ:「…朱里歌ちゃん、知ってる?」
東山朱里歌:こくこくと頷いて。「話したこと、あって……」
東山朱里歌:「優しそうな……」
東山朱里歌:「……」
有島まひろ:「…そう」
東山朱里歌:「……そんな、じゃあ、ずっと、ずっと」
東山朱里歌:「そう、思って……」
咲村明人:「……」
有島まひろ:「…うん」するりと近寄って、背中を撫でる。
東山朱里歌:「あたし、全然、気づいて……」撫でられるがまま。
海江乙羽:(そんなの、そうに決まってる。治せる物なら治したいんだ)
海江乙羽:(何を犠牲にしても……健康な体が欲しい)
海江乙羽:「でも、それは君のせいじゃない」
海江乙羽:「気にするなとは言わないけど、どうにもならない」
東山朱里歌:「……」
海江乙羽:「自分の身体を治せない世界をたとえ呪っても、その呪いを実行したら終わりなんだよ」
海江乙羽:自分に言い聞かせるように言う。
海江乙羽:幾度となくそうやって自分を戒めてきた。そうしないと自分も立ち行かない。
東山朱里歌:こくこくと頷く。「分かってるけど……」
東山朱里歌:「だけど。だからって……」
東山朱里歌:自分の手を見る。これまでに、なにかできたんじゃないかって。
東山朱里歌:どうしても考えてしまう。
東山朱里歌:取るに足りない、ちょっとした、嫌悪感が先に来て。それをしなかったんじゃないかなって。
有島まひろ:「…朱里歌ちゃん達に、護衛をつける…って話、でしたわね」
咲村明人:「ええ」
有島まひろ:「うん。そうしたら、ちょっと休憩しましょうか」
東山朱里歌:「……休憩?」
有島まひろ:「ええ。ほら、いま分かってることも伝え合ったし。落ち着く時間、つくりましょ」
奈砂弥生:「護衛の話も、人員確保をまだしてる段階らしいし。」
奈砂弥生:「まだまひろさんやセンセーもいてくれるしね」
咲村明人:「急に色々分かって、みんな疲れてるからな」
咲村明人:「少し休ませよう。体も心も」
海江乙羽:「なんか、すみません。気を遣わせてますか?」
有島まひろ:「あら? やだ。おばさん、お腹すいちゃっただけよ」冗談めかして言う。
奈砂弥生:「むっ。遣わせてよー。わたし先輩オーヴァードですし」
咲村明人:「俺たちだって休みたいよ、少しは」笑って。
東山朱里歌:「……あ」そう言われて。
東山朱里歌:「そか。疲れてるんだ」
東山朱里歌:ふるふると首を振って。「はい。ちゃんと休みます」
海江乙羽:「うん。申し訳ない。ありがとうございます。皆さんが頼りになって良かった」
海江乙羽:「それと、休憩前に、一応……護衛立候補ってしても良いですか?」
有島まひろ:「まあ。護衛される方の意見も聞きましょうか?」
咲村明人:「立場逆転だな」
東山朱里歌:「えっなんですかそれ。誰に護衛されたいかってこと……?」
有島まひろ:「ふふふ。志望されてる殿方がいらっしゃいますから」
東山朱里歌:「えーっでもその……誰がいいかって言われたらさあ……」
東山朱里歌:「まひろさん……」
海江乙羽:「まひろさん、楽しんでません?」
有島まひろ:「だって…」言いかけて。
咲村明人:「ありゃ」
有島まひろ:「まあ」
東山朱里歌:「えっダメえ?」
GM:シーン終了!ロイス変更とか取得したり購入ができるよ。
咲村明人:ロイスはとりきり
海江乙羽:感情変更しても良いですかね?
東山朱里歌:シナリオロイスここで取ろうかな~
GM:いいですよっ
楢崎遼一:そういえばじゃんっ
海江乙羽:クラスメイト/東山朱里歌/恋:○/罪悪感/ロイス→/恋:○/憤懣/ にします。
GM:恋が表のままだ~
GM:わーい
東山朱里歌:楢崎遼一/尽力/悔悟:○
有島まひろ:咲村くんにロイスを取るよ 誠意:〇/疎外感
海江乙羽:応急手当にしよう。堅実。
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[2,6]+1 → 7
海江乙羽:駄目。以上です。
有島まひろ:応急手当ひとつ余ってるから欲しい人あげるからね~
咲村明人:私は全快してるので大丈夫
東山朱里歌:HPみんな回復したかな?
東山朱里歌:癒やしたし……
有島まひろ:そのよう
GM:いい力
有島まひろ:ではブルーゲイル狙ってみようかな
東山朱里歌:ジュラルミンシールド狙います
有島まひろ:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 10[3,10,10]+9[2,9] → 19 → 失敗
東山朱里歌:すご
咲村明人:いけそう
GM:すごい。
有島まひろ:ギャーッ財産Pがない!
咲村明人:ぬわーっ
海江乙羽:お薬が手に入ってしまう。
GM:ヌアーッ
海江乙羽:なんてこった。俺にフローズンリリィがあれば
咲村明人:まひろさんの1R目用の防具ってもう買ってありましたっけ?
有島まひろ:あっないです!
東山朱里歌:6dx>=12
DoubleCross : (6DX10>=12) → 7[2,3,4,5,6,7] → 7 → 失敗
咲村明人:じゃあそれ狙おうか ボディアーマーでいいかな?
有島まひろ:いいです♡
東山朱里歌:5点使って買っちゃおう
咲村明人:ではボディアーマー狙いで
東山朱里歌:残り財産1になりました
咲村明人:5DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (5DX10+1>=12) → 8[4,4,7,7,8]+1 → 9 → 失敗
咲村明人:3点なら財産使っちゃうか
咲村明人:有島さんどうぞ
GM:資本が火を吹いている
有島まひろ:ありがとうございます♡
咲村明人:残り財産1です。以上!
GM:お母さんが知らない男の買った防具を着ている
GM:おし、以上かな。
ミドル6:今とかつての少年少女
GM:ではミドル6。2-2会話シーン。
GM:お話ししたい人は登場してね。
咲村明人:話したい!
海江乙羽:出ます!
有島まひろ:出ちゃうか
東山朱里歌:ぴろん
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (80 → 84)
GM:侵蝕をえいってするやつもおねがい!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (81 → 86)
海江乙羽:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 2[2]+73 → 75
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (77 → 81)
GM:では女性陣の会話からいきましょうか。
GM:ーーーーーーー
東山朱里歌:平庭市支部のカヴァーである個人経営塾。
東山朱里歌:その駐車場の傍ら、元は職員用の喫煙スペースだった小さな区画は、
東山朱里歌:今は禁煙化が推し進められるに伴い、単なる休憩所に様変わりしている。
東山朱里歌:外の空気をちょっと吸うにはちょうどよく、時折穴場として使われているとか。
東山朱里歌:「ここ結構好きなんですよねあたし」
有島まひろ:「そうなんだ。ちょっとした秘密基地みたいね」
東山朱里歌:「なんか別に景色いいとかじゃないんですけど。風がファーって来て、落ち着くっていうか」
東山朱里歌:「そうそう。そんな感じで」
有島まひろ:「ふふ」にこにこしている。
東山朱里歌:ペットボトルのお茶と、和菓子の余り(なんかのおまんじゅう)を持ち歩いている。
有島まひろ:「これ、食べちゃおうかな。おいしそう」おまんじゅうの包みを開ける。
東山朱里歌:「あっですねですね」
東山朱里歌:あむっとかじって。「あっ白あんだこれ。んま」
有島まひろ:「ほんと」こちらもぱくっと口に運ぶ。
東山朱里歌:「ひさびさに食べるけどやっぱおいしいんですよね~海江くんとこ」
有島まひろ:「なぁに、もしかして。プレゼントされてたの?」
東山朱里歌:「ん~いや。お見舞いでよく買ったり貰ったりしてたんですけど」はむはむ。
有島まひろ:ちらりと朱里歌ちゃんを見る。
東山朱里歌:「その……なんかちょっと。一時期行きづらくなっちゃって」
有島まひろ:「……」ピンとくる。「あら、あら」
有島まひろ:「そのときは、別の王子様がいたんだ」
東山朱里歌:「あっやっその」
東山朱里歌:「まあ……はい」
東山朱里歌:「フラれましたけど」
有島まひろ:「まあ」目を丸くします。「朱里歌ちゃん、こんなに可愛いのに」
東山朱里歌:「いや~まひろさんに言われても霞むが」笑って。「まあ色々……」
有島まひろ:「うん」目を細める。
有島まひろ:「じゃあ、恋愛はしばらくこりごり?」
東山朱里歌:「ん~……」
有島まひろ:「ん~?」
東山朱里歌:「でもなんだろうな。別に、その」
東山朱里歌:「イヤになったとかじゃなくて。そりゃあ」
東山朱里歌:「荒れましたよ。正直。ぐちゃぐちゃになって、全然わかんなくなって」
東山朱里歌:「当たっちゃったりもしたりなんかして」
東山朱里歌:「でも、なんか」
東山朱里歌:「そうだった頃は、本当に楽しかったから」
東山朱里歌:「もうしたくないって聞かれると、ノーかもって」
有島まひろ:「まあ」朱里歌ちゃんの横顔を見守るように見つめて、微笑を浮かべる。
東山朱里歌:「ちょい怖いのはありますけどね」へへ、と笑って。
有島まひろ:「うん…」笑い返して、視線を正面に向ける。無人の駐車場。
有島まひろ:「その人のことを、思えば思うほど、怖くなっちゃうわよね」
有島まひろ:「同じ気持ちになってくれるかなんて、分からないんだもの」
東山朱里歌:「……うん。うん」こくこく頷く。
有島まひろ:「ふふ。懐かしいな。私もね、よく考えちゃったもの」
東山朱里歌:「そうなんですか?」
東山朱里歌:「まひろさんでもそんなことあるんだ」
有島まひろ:「それは、もちろん」ころころ笑う。
東山朱里歌:「え~」つられて笑う。「意外」
有島まひろ:「朱里歌ちゃんくらいの時にはね。変なこと言っちゃったかな、とか。もっと、こうすれば良かったのかな…なんてね」
東山朱里歌:「分かる!」
東山朱里歌:「あっすいません、分かります!」
有島まひろ:「いいのいいの」手をぺしぺし振る。
有島まひろ:「ふふ。小さいこと、なんでも気にしちゃうのよね」
東山朱里歌:「そういうのってどう解決したんですか……?」
有島まひろ:「うーん」
有島まひろ:「自分じゃ、なんにも解決できなかったかも」
有島まひろ:両の指先を絡めて、伸びをするように背中を反らす。
東山朱里歌:「といいますと……?」思わずピンと張った体に目がいきながら。
有島まひろ:「そういうのって、たぶん、自分に自信があるかどうかだと思うのよね」
有島まひろ:「つまり…」朱里歌ちゃんを見つめ返す。
有島まひろ:「この人は私のこと好きなんだな、って、今の旦那さんの気持ちを、当たり前に受け止められるようになったら」
有島まひろ:「思わなくなりました…なんて。やだ、もう」言いながら頬を染める。
東山朱里歌:「おお……」
東山朱里歌:「え~なんかすごいラブラブでいいな~」
東山朱里歌:「いいないいな」
有島まひろ:「やだ、ラブラブだなんて。もう、照れちゃう」ぺしぺし朱里歌ちゃんの肩を叩きます。
東山朱里歌:「えへへへへ」叩かれながら。
有島まひろ:「うふふふふ」くすくす笑う。
有島まひろ:「でも、夫婦のことくらいよ? 他のことは…特に、オーヴァードとしての私はね」
有島まひろ:「そーんな堂々とはできないわよ。すぐくよくよ考えちゃう」
東山朱里歌:「そうなんですか?」
東山朱里歌:「すごいオトナの余裕って感じなのに」
有島まひろ:「やだ。隠すのばっかり得意になっちゃったのかしら」
有島まひろ:「でも、そうよ。『こうすれば良かったのに…』のずっと連続」
東山朱里歌:「まひろさんでもそうなんだ……」
有島まひろ:「うん」目を細める。「朱里歌ちゃんも、思う?」
東山朱里歌:「あたし、オーヴァードのことでは、その、あんまりそゆ経験なくって」
東山朱里歌:「うまく行ってよかったなあって。よくそうばかり思ってました」
有島まひろ:「いいこと、じゃない」
東山朱里歌:「でも、そうですよね、うまく行かないことだって、いっぱいある」
東山朱里歌:「……」
有島まひろ:「うん」朱里歌ちゃんの言葉を遮るように、頷く。
有島まひろ:「いまの自分に、何ができるのか。そういうことを考えるしかないのよね」
東山朱里歌:「今の、自分に……」
東山朱里歌:「そうですね。そうだ」
有島まひろ:「同じ悲しいことを繰り返すのはいやだもの」
有島まひろ:「うん。そうじゃないかなって」
東山朱里歌:「うん、うん」
東山朱里歌:「だから、あたしは、あたしの身を守らないと。それから」
東山朱里歌:「やよも守る。それからそれから、もしかしたら、天明くんも危ないかもですよね」
東山朱里歌:「やよの弟ってバレたら人質にされちゃうかもだもん」
有島まひろ:「まあ。そうね。その通りだわ」
東山朱里歌:「それから、まひろさんも、咲村さんもプロだけど、だからって傷ついてほしくないから助けたいし」
有島まひろ:「ま」嬉しそうに笑う。
東山朱里歌:「海江くんだって……うん」
東山朱里歌:「ちゃんと向き合いたい」
有島まひろ:「…うん」頷く。「乙羽くんもね、いろんなこと考えてた」
有島まひろ:「自分のことも。あなたのことも。他の人を守りたいってことも」
東山朱里歌:「……うん」
有島まひろ:「同じ気持ちだったら、嬉しいものね」
有島まひろ:「朱里歌ちゃんなら、大丈夫よ」
有島まひろ:柔らかい微笑み。「大丈夫。うまくいく」
東山朱里歌:「……んふふ」
東山朱里歌:「なんかそうなりそうな気になってきた!」
東山朱里歌:残っていたおまんじゅうのかけらを、口の中に放る。
東山朱里歌:「あたし、がんばるねっ。みんなのこと」
東山朱里歌:それはもう一つ。楢崎さんのことだって含めてだ。
東山朱里歌:向き合いもしないのは嫌だなって、今はそう思う。
有島まひろ:「はい」後押しするように頷く。
有島まひろ:「みんなに、応えてもらいましょうね」
東山朱里歌:再び頷いた。
東山朱里歌:――シスターがするべき一番の仕事は、まず、お話をちゃんと聞くことだ。
GM:──────────
GM:一方で、支部の屋上。
GM:鍵はかかっておらず、開放されているが。その四方は看板に囲まれ、下は見えない。
GM:見えるのは、冬の終わりの静かな青空のみだ。
海江乙羽:「本格的に嫌われてしまったよな。これで二桁敗北してレコード更新は間違いないか」
海江乙羽:祖父の形見の鉱石ナイフをかざして陽の光を透かしながらぼやく。
海江乙羽:刀身を通して透明感のある蒼い光が屋上に射す。
海江乙羽:光の綺麗さとは逆に、自分の心の色はぐちゃぐちゃに混ざって見にくくなっている感じだ。
海江乙羽:自分が悪いとは思えない、彼女の献身は度が過ぎてると思う。でも、自分の彼女に対しての物言いが一番腹が立つ。
海江乙羽:「なんで、あんな言い方しかできなかったんだ。俺はもっとスマートだったはずなのに」
咲村明人:かん、かん、と。階段を上がる足音。
咲村明人:「お。今日は結構寒いな」
咲村明人:扉を開いて、一度大きく身震いする。
海江乙羽:「そうですね。頭を冷やすには丁度良いかと思ったんですが」
海江乙羽:「咲村さんも此処に用事が?」
咲村明人:「ん、まあ用ってほどでもないかな。考え事しながらぶらついてただけ」
咲村明人:海江の隣に歩いていく。
咲村明人:「そっちは?頭は、冷えてきた?」
海江乙羽:「成程」蒼い鉱石ナイフを淀みのない動作でシースに仕舞う。
海江乙羽:「難しいです。こんな事中々なくて」
咲村明人:「そっか。……熱くなる、とはまた別かな」
咲村明人:「頭、ぐちゃぐちゃしてる?」
海江乙羽:「とっても。困ったことに」
咲村明人:「俺でよければ話聞くよ。そのほうがまとまりそうなら」
咲村明人:「聞かせたくない話なら、無理には言わないけど」
海江乙羽:「それ、奈砂さんに言ってあげた方が良いとは思いますけど」初めて口の端が上がる。
海江乙羽:「うん。先生ですしね。相談に乗ってもらいましょう」
咲村明人:「忠告ありがたいよ。……きちんと後で話す」 苦笑してから、口を塞ぐ。
海江乙羽:「東山さんの事が……わからなくて」
咲村明人:「わからない?」
海江乙羽:「彼女、エピオネの脈の話の時に『あの、あたし一年……いや五年くらいなら……』って言ったじゃないですか」
海江乙羽:「自分の寿命ですよ。なんで、あんなことを言えるのか、本当に……」
海江乙羽:「なんで自分を大事にしないんだろう」
咲村明人:「わからない、だけじゃなくて」
咲村明人:「嫌、か?」
海江乙羽:思い出したら、また腹が立ってきた。体調の悪さではない溜息が自然に出てくる。
海江乙羽:「嫌です」
咲村明人:「だよな」
咲村明人:ふ、と笑みをこぼして。
海江乙羽:「ついでに言うと、怒らせる言い方しかできない俺の事も嫌になる」
咲村明人:「……難しいよな、気持ちを伝えるって」
咲村明人:「でもさ。俺は」
咲村明人:「あのとき海江君が怒ってくれて、良かったと思うし。嬉しかったよ」
海江乙羽:「あの時にフォローして欲しかったなぁ、それ」
海江乙羽:冗談のように口を尖らせる。
咲村明人:「それはごめん。俺もまだまだ未熟なもので」
咲村明人:がりがりと頭をかく。
咲村明人:「東山さんは、君が心配してる通り。どこか献身的すぎるところがあると思う」
咲村明人:「ときには自分の身を削るぐらいに。だから」
咲村明人:「君がそれを嫌だと思うのも、もっと自分を大事にしてほしいって願うのも」
咲村明人:「全然間違ったことじゃないって、俺は思う」
咲村明人:「東山さんもさ。言い返したり、怒って見えてはいたかもだけど」
咲村明人:「君が自分を思ってくれてるって、その気持ちは伝わってるんじゃないかな。きっと」
咲村明人:「だってあの子、良い子だろう?君の気持ちだって、ちゃんと考えてくれてるよ」
海江乙羽:「だと嬉しいんですが。と言うのも違うな。そう思っていて欲しい」
海江乙羽:「東山さんが無茶をすると悲しむ人がいるんだってのは分かっていて欲しい。それは、きっと俺以外にもいますよ」
海江乙羽:「多分、大勢」
咲村明人:「……うん」
海江乙羽:「どうすれば正しく伝わりますかね。俺は祈るのは得意じゃないから」
咲村明人:「……そうだな」
咲村明人:すこし、顎に手を置いて。
咲村明人:「『東山さんが無茶をすると悲しむ人が大勢いる』」
咲村明人:「そうやって周りを見てくれるのは君の優しさで。本当にそう思ってくれてるんだろうけど」
咲村明人:「でも、根っこにあるのは、また別なんじゃないか」
咲村明人:「周りのこととか……俺のことまでさ。よく見てくれて、助かってるし嬉しいけど」
咲村明人:「ほんとに伝えたいのは、自分の中のものだろ?」
咲村明人:「それを口に出してみたらどうかな。……怖いことだけどさ」
海江乙羽:「踏み込んできますね」苦笑する。この人は本当に真っすぐだな。と思う。
海江乙羽:「でも、それは……そうですよ。当たりです」
海江乙羽:「俺は東山さんが好きだから、他人の事ばかりじゃなくて自分を大事にして欲しい」
海江乙羽:「そうです。伝えたいのは、そんな簡単な事なんです、きっと」
咲村明人:「……怖いよな。それを、伝えるの」
海江乙羽:看板に寄りかかって空を見上げる。
海江乙羽:「大丈夫ですよ。9回目が10回目になるだけです」
海江乙羽:陰りなく笑って応える。
咲村明人:「整理、ついたか?」
海江乙羽:「大分。お礼に、俺も聞きましょうか?悩みとか」
咲村明人:「なら良かった。……悩み、か」
咲村明人:ふっ、と。息をついて。
咲村明人:「ちゃんと先生やれてるのか、ってとこかな。……少しはできてた?」
海江乙羽:「生徒がだいぶ良かったと思うんですよね。今のは」
咲村明人:「そりゃもっともだ」
海江乙羽:「でも、10年後も今日の事は覚えてると思います」
咲村明人:「いいね。10年後」
咲村明人:「20年後も覚えててくれ。30年後は……忘れててもいいから」
咲村明人:「ちゃんと、元気に生き延びろよ」
咲村明人:「そこで落第するやつが居てな。……目下最大の悩みなんだ」
海江乙羽:自分の体では、そこまでは約束できない。でも20年、それを目標に頑張ってみよう。
海江乙羽:あぁ。成程。こういうのが絆と言うやつか。
海江乙羽:「そうですね。赤点より10点上くらいは取ります」
咲村明人:「先生の前で言ってくれるよ」
咲村明人:くしゃりと、笑った。
GM:シーン終了。ロイス取得変更と購入が可能です。
東山朱里歌:まひろさんに取るよ~ 信頼:○/すごい かな
有島まひろ:しゅりかちゃんのロイス感情変えます 信頼/心配:〇 ⇒ 祈り:〇/心配
GM:祈りだ!
咲村明人:海江君へのPを庇護→信頼に変えよう
東山朱里歌:強化素材狙ってみよ
海江乙羽:僕はロイス変更は無し。
東山朱里歌:7dx>=15
DoubleCross : (7DX10>=15) → 9[2,3,5,7,8,8,9] → 9 → 失敗
有島まひろ:強化素材こちらも狙ってみよう
東山朱里歌:失敗です 財産ももう足りないぜ
有島まひろ:3dx>=15
DoubleCross : (3DX10>=15) → 6[1,1,6] → 6 → 失敗
有島まひろ:だめだめだったぜ
咲村明人:負けずに強化素材狙います
咲村明人:5DX+1+0@10>=15 調達
DoubleCross : (5DX10+1>=15) → 7[2,4,5,5,7]+1 → 8 → 失敗
海江乙羽:僕も買おう。強化素材。
咲村明人:ごめんよ!以上!
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 5[2,5]+1 → 6
海江乙羽:無理。以上。
咲村明人:あ、全員以上かな!
GM:理解!
ミドル7:おとなにおねがい
GM:ではミドル7。シーンプレイヤーは咲村さんと有島さん。
GM:NPC交流補給のシーンですね。
GM:侵蝕はなし。
有島まひろ:出るぜ!
咲村明人:出ます!
有島まひろ:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
GM:かわりに購入もない。出るときは無を振るがよかろう!
咲村明人:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
咲村明人:やったー!
有島まひろ:イェーイ
GM:支部内、職員用休憩室。
GM:塾の講師たちが使う休憩室――という名目の、支部員が仮眠などに使用する部屋。
GM:さまざまな治療と検査を終えた天明は、そこでペットボトルのソーダを飲んでいました。
有島まひろ:「こんこん」とノックのジェスチャーをしながら言って、顔を覗かせます。
槌谷天明:「わっ」
有島まひろ:「ふふ」おちゃめに笑う。「こんばんは。ねえ、お邪魔してもいい?」
槌谷天明:「ま、まひろさん。…はい、」
槌谷天明:「おれも、いろいろお礼とか、言いたかったし…!」
有島まひろ:「あら、お礼?」いそいそと近寄って、天明くんの隣に座る。
槌谷天明:もぞ…と動こうとし、失礼かな…となり、そのまま座っている。
有島まひろ:「私に?」顔を覗き込む。
槌谷天明:「う…あの。あのとき、道案内、とかもだし」
槌谷天明:「いろいろおかしくなってたとき、声、聞いた気がしたので」
有島まひろ:「ふふ。さっきは、ゆっくり話せなかったものね」
槌谷天明:「皆さんに、お礼ですけど…それ、まひろさんに言おうと思って…です」
有島まひろ:「はい」髪を耳にかけながら、零れるように笑う。
有島まひろ:「どういたしまして」
槌谷天明:ペットボトルをぐにぐにしている。
槌谷天明:「……あと」
有島まひろ:「ん?」
槌谷天明:「お願いというか…頼み。というか」
有島まひろ:「あら。なぁに?」
槌谷天明:「先生を、止めてほしいんです」
有島まひろ:「…うん」天明くんがそう言う表情を見やる。
槌谷天明:「…先生のために、じゃなくて…おれの…おれのために」
有島まひろ:「天明くんのため?」
槌谷天明:「そう思ってます」静かな目。怒りはない。
有島まひろ:「ああ…それがだめとか、怒るとかじゃないのよ。ただ、聞きたくて」
槌谷天明:「…おれが、先生にいろいろ教えてもらって。うまく力調整できなかったのも、できないまま剣使う方法とか、一緒に考えたり」
槌谷天明:「けっこう、そういうのワクワクしたし。不安なのも、助かって。そういう人が」
槌谷天明:「そういう先生が…人を殺したり、そういうの、見たくないし、信じたくないんです」
有島まひろ:「そう」目を細める。
有島まひろ:「そうね。天明くんは、先生を慕っていたんだものね」
槌谷天明:「…うん。たぶん、そうなんだと思う」
有島まひろ:「…これからは」
有島まひろ:「天明くんがオーヴァードだってこと、ご家族に隠す必要はないし…ご家族の方も、あなたに隠す必要はなくなるわね」
槌谷天明:「はい。父さんはちょっと困るかもだけど」
槌谷天明:「…でも、それはちょっと、嬉しい」
有島まひろ:「あら、そうね。お父様」くすくすと笑う。「…うん」
槌谷天明:「おれ、姉さんより力強いし」笑う。
有島まひろ:「きっと、支えてあげられるわね」笑って返す。
槌谷天明:「…はい。そうしたい、です」
有島まひろ:「うん…」
槌谷天明:まひろさんを見上げている。
槌谷天明:「……まひろさん、その」
槌谷天明:「エージェントって、こういう……だれか、知ってる人が全然ちがくなるようなこと」
槌谷天明:「たくさん、あるんですか?」
有島まひろ:「……」
有島まひろ:「そうね」視線を天明くんから逸らす。天井を見上げる。
有島まひろ:「一概には言えないけれど…、でも、そうね」
有島まひろ:「見てきた。知ってる人が、知ってるままの見た目なのに、いつのまにか中身がすっかり変わっていたり…」
有島まひろ:「…助けられなかったこともね。あるから」
槌谷天明:その、見上げている顔を見ている。
有島まひろ:瞬きをする。
有島まひろ:「…助けられたこととか。いま、自分ができることを大切にしなくちゃね」
有島まひろ:「なんちゃって。やだ、これは自分に言いました」天明くんを見て照れたように笑います。
槌谷天明:なんと言うか真剣に少し考えて。
槌谷天明:「おれ、助かりました」
有島まひろ:「……」目を丸くする。
有島まひろ:「…うん」
槌谷天明:「助かって、よかったです」
有島まひろ:「本当ね」微笑む。
有島まひろ:「あなたが助かって、よかった」
有島まひろ:「すごく嬉しい。本当よ?」
槌谷天明:笑う。「なんにも、できないけど。それは…うん。まちがいなく、おれが言えることだから」
槌谷天明:「おれも嬉しいです」
有島まひろ:「あら。なんにもできないなんてこと、ないわ」
有島まひろ:「きっと、これから、たくさん見つけていくんだろうし…」「それに」
有島まひろ:「さっき、天明くんにしかできないお願い、されましたから」ぱちんとウインクする。
槌谷天明:それに見惚れて、頷く。
槌谷天明:「……お願いします」
GM:では一方。駅から少し離れたハンバーガーチェーン、『バーガークイーン』。
GM:略称バークィン。学生たちも多いおてごろチェーンだ。
GM:そこに全員分の差し入れを買出しに、咲村さんと奈砂は訪れている。
奈砂弥生:「海江くん…なんでダイエットコーラ?太れよ!」メモを見て、受け取っている。
咲村明人:「怒るところか?そこ」くつくつと笑う。
奈砂弥生:「こっそり普通のにしよかな…」といいつつちゃんと買った。
奈砂弥生:「わたしシェイク…いや、アイスティーで…」
咲村明人:「大人だな」
奈砂弥生:「…そう?」ちょっと嬉しそうにする。
奈砂弥生:「センセーは?」
咲村明人:「烏龍茶。先生は、大人っぽくするのは諦めた」
奈砂弥生:「…そーなんだ。…ぽくなくても」
奈砂弥生:「大人だしなー」
咲村明人:「熱いのもだめだしなあ。慣れるもんじゃないな、あれは」
咲村明人:「……そうかね。そう見えてるならいいけど」
咲村明人:「俺もまだまだだよ。もっとうまくやれたとか、こうするべきだったとか」
咲村明人:「失敗や後悔でいっぱいだ」
咲村明人:「……お前が天明君を助けたときもな」
奈砂弥生:「うん?」
咲村明人:「本当は、俺が止めるべきだった。……そのせいでお前まで狙われることになった」
咲村明人:「ごめんな」
奈砂弥生:「……大丈夫だよ。……ふふ。変なの」
奈砂弥生:「センセーにそういうこと、言わせたくないのに」
奈砂弥生:「心配されるのは、けっこう嬉しい」
咲村明人:「そう言ってくれるから、助かってるよ、俺も」
奈砂弥生:もー、と軽く小突く。
奈砂弥生:「でもさ。わたし、センセーには、朱里歌ちゃんと海江くんのとこ守ってほしい」
咲村明人:「ん?」
奈砂弥生:「護衛がたぶん分けて配置される。わたしと朱里歌ちゃん、分けて動くんじゃないかと思うから」
咲村明人:「一緒に動くにも限度があるからな。それは、そうなると思うけど……」
奈砂弥生:「わたしにとって、センセーがいちばんいい先生だからさ」
奈砂弥生:「見ててあげてほしいって思ってるの。二人のこと」
奈砂弥生:「これオフレコです」
咲村明人:「……」
咲村明人:「半分」
咲村明人:「お前が二人のことを気づかえる優しいヤツで、嬉しいのが半分」
奈砂弥生:「うん」
咲村明人:「自分が大変な時まで、人を気遣って無理してないか、心配なのが半分」
咲村明人:「……家族がオーヴァードになって。自分の命狙われて」
咲村明人:「負担になってないわけないんだ」
咲村明人:「辛いとか苦しいとか、少しでもあったら無理するなよ」
奈砂弥生:「……ん。うん。」目を細める。
奈砂弥生:「やっぱりセンセーに心配されるのは、どうしたって嬉しいな」呟いて。
奈砂弥生:「無事に終わって、そしたらこんどは、ちゃんとしたカフェっぽいとこで奢ってもらう」
奈砂弥生:「……なんちゃって。そういうの楽しみに期待できるくらい、のかんじ」
咲村明人:「どこにでも連れてくよ。期待に沿えるかはわからないけど」
咲村明人:「……心配するぐらいしか」
咲村明人:「できないからな、俺には」
咲村明人:ふっと、空を見上げて。
奈砂弥生:「しか、じゃないってば。…わたし以外だって、どれだけ」
奈砂弥生:「助けられてるか。それも終わったら言ってやるからなー!」
咲村明人:「聞かせてもらうよ、ちゃんと無事に帰って。……ありがとな」
咲村明人:「悪い、ちょっと不安になってた。でも、もう大丈夫」
咲村明人:「いちばんいい先生、だもんな?」
奈砂弥生:「……そーです。忘れないでよ」
咲村明人:「忘れないさ。自慢の生徒の言うことだ」
咲村明人:「ちゃんと帰って、飯でもカフェでも奢ってやる」
咲村明人:「……あんま高いもんばっか頼むなよ?」
咲村明人:冗談めかして笑う。
奈砂弥生:「どうしようかなあ」わざとらしく言ってみせた。
GM:シーン終了。
GM:購入はなし。ロイス処理はあればどうぞ。
有島まひろ:こちらは大丈夫です~
咲村明人:こっちもオッケー!
GM:はい、了解です!
ミドル8:向き合って、伝え合って
GM:ミドル8。最後のミドルフェイズのやつ!
GM:シーンプレイヤーは海江くん。出たい人はみんなおいでやす!
GM:侵蝕のあれもふってねー。
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (81 → 89)
海江乙羽:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 8[8]+75 → 83
GM:はい!ではここではバーガーを食べつつみんなでやるぞーしていくシーンです。
GM:最初は学生組から。描写していきます。
GM:会議室。正規人員は打ち合わせで慌ただしく、席を外している。
GM:護衛や捜索のための人員確保と軽い話し合いが必要なためだ。
GM:冬の光が差すこの部屋には、今は二人だけがいる。
東山朱里歌:「……」食べかけのまま出ていったハンバーガーの包みをぼんやり見ている。
東山朱里歌:手元にはダブルベーコンチーズバーガーと、セットのサラダ。せめてもの健康への良心の発露。
東山朱里歌:ポテトLって書きかけた買い物メモを思い直して消した。
海江乙羽:少し喧嘩のような事をした後に二人きりというのは、多少の気まずさがある。屋上での決意はなんだったのか。
東山朱里歌:待ってても仕方がなさそうだと思い直して。
海江乙羽:それでも、逆にこれは絶好の機会なのだから、一昨日の自分のようにデリカシーなく。声をかけよう。
海江乙羽:「なぁ」
東山朱里歌:バーガーの包みを開けて、かじりつこうとして。「……んあ」
海江乙羽:「食べてからで良いよ。いや、どうにも間が悪かった」
海江乙羽:自分の額を指で二回たたく。
海江乙羽:「うん。中々貴重な絵だと思う。どうぞ、食べて」
東山朱里歌:「あっいやでもこれ結構かかると思うけど……」口を開けようとして。
東山朱里歌:「いや見んなし、なんか恥ずいからやだ」バーガーを置く。
海江乙羽:「なんだよ。美人なんだから見られるのくらい我慢しなさいよ」
海江乙羽:「恥ずかしがってるのなら、猶更、見たくなるものだし」
東山朱里歌:バッと袋で顔を隠す。
東山朱里歌:「何だよその感じ~!やめんかやめんか!」
海江乙羽:「君さぁ」思わず、その行動に笑う。
東山朱里歌:「何」
海江乙羽:「いや、今の行動が面白かっただけだけど」
海江乙羽:「でも、そうだな。うん、あれだよ、さっきは言葉を荒げて悪かったな。と言っておこうかと」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:顔を少し出して。「あたしも態度悪かったけど」
東山朱里歌:「そんなに変なこと言ったとは思ってないかんね」
海江乙羽:「そうだね。俺じゃなかったら、泣いてたと思うくらいには態度悪かったですね」
東山朱里歌:「うっせ。……お医者さんってさ」
海江乙羽:「うん」
東山朱里歌:「人の命を助けるために、自分の命を使ってる仕事だと思うんだ」
東山朱里歌:「自分の人生の時間のたくさんを使ってでも、人を助けたいって」
海江乙羽:「東山さんは医者になりたいの?」
東山朱里歌:「うん。あたしはさ。わりかしそういうの、嫌いじゃないって思ってる。どこかで」
東山朱里歌:「まあなれるかは分からんけどね主に学力で……」
東山朱里歌:「それにさ。フツーの医者かも悩んでるしね」
東山朱里歌:「UGNにも、ホワイトハンドっていう医療セクションがあるんだって」
東山朱里歌:「あるいはそこのほうが、力をそのまま使えるのかも、とも思う」
海江乙羽:「あんな能力があるからか。外傷内傷が治せるなら、それは需要もあるだろうね」
海江乙羽:「でも、俺も間違ってる事を考えてると思わない。患者から言わせてもらうとさ」
海江乙羽:「自分の命を助けてもらうのに、命を削られるのは重荷なんだよ」
東山朱里歌:「重……」一瞬ダブルベーコンチーズバーガーを見る。
東山朱里歌:「そういうもん……?」
海江乙羽:「そういうもんだよ。自分のせいで無理する人を見せつけられるのってキツいよ」
海江乙羽:「そう言う事さ。好きな人が戸惑いもなくやろうとするのは、止めたくもなる」
東山朱里歌:「まあそこはごめ……」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「今そういう事言うかな……」
海江乙羽:「だって、他に誰もいないじゃないか」
海江乙羽:「うん。だから、怒鳴ったのは俺の我儘もあるよ。認める、それは」
東山朱里歌:「……あのさ。なんであたしなの?」
海江乙羽:「ん?」
東山朱里歌:「クラスにも学校にもさ、あたしなんかよりも魅力ある子ばっかじゃんか」
東山朱里歌:「なんで東山朱里歌なのかって。ちゃんと聞いたこと一回もなかったなって」
海江乙羽:「そうだな。君、案外怒りっぽいしな」
海江乙羽:「自分を大事にしないし」
東山朱里歌:「なんだと」
東山朱里歌:「あっ誘導尋問か……そこはまあそう……」
海江乙羽:「君がさ、フラれた時。ああ、これは俺の予想。君付き合ってた時、あんまりに幸せそうだったから、自分からフるなんてないと思うんだよな」
海江乙羽:少し悪い事を言った自覚はある。だけど、何故惚れたかを聞かれたなら、外してはいけないだろう。
東山朱里歌:「……」否定せず、黙って続きを促す。
海江乙羽:「君が、学校ではあんまりに平気そうだった。全然、明るさが変わらなかった」
海江乙羽:「俺は、他人の前では 私は一人で立てるから大丈夫。なんて顔してる娘をさぁ。一人にしたくなかったんだ」
東山朱里歌:「何それ。同情したってこと?」
海江乙羽:「まさか」
海江乙羽:「その強さに見惚れたのさ」
東山朱里歌:「……え?」
海江乙羽:「こんな格好良い女の娘に好きになってもらいたいな。って思ったよ」
海江乙羽:「まあ、それでも立ち上がれる君を支えたい。と言う気持ちもなかったと思うと嘘になるけど」
東山朱里歌:「自分の側が立つのも一苦労だったのに」薄く笑って。
海江乙羽:「そうだね。しばらく調子が良いけど、俺は虚弱なのは否定のしようがない」
海江乙羽:ふぅ。とため息をつく。
東山朱里歌:「そう見せてきたことが、そう取られるんだったら」
東山朱里歌:「ま、意地張ってきた甲斐はあったってとこかな」
東山朱里歌:「ちょっと自信出たかもだ」
海江乙羽:「そこは自信を持って欲しい。君はとても魅力的だよ。クラスにも学校でも、他にいない位に」
海江乙羽:うん。と頷く。
海江乙羽:「だからさ。俺は結局、君が好きだから、他人の事ばかりじゃなくて自分を大事にして欲しい」
東山朱里歌:「いやでもやっぱどストレートに言われるとハズさしかないけども~……」
海江乙羽:「君が酷い目になると俺が悲しい」
東山朱里歌:「……うん」
海江乙羽:「君が、医者を志して患者と向き合ってくれるのは嬉しいよ。スクレロメイトのこと、放っておけないんだろ?」
海江乙羽:「それは応援したいし、力にもなりたいんだ」
東山朱里歌:「うん」力強く。「放っておけないよ」
海江乙羽:「分かった。じゃあ、俺がやることも決まったようなものだ」
海江乙羽:「何があっても、君を日常に帰せるように、君を守りたいんだけど、良いかな?」
東山朱里歌:「……1個だけよくない」
海江乙羽:「それは?」
東山朱里歌:「自分を棚上げすんなよな~。帰せるように、じゃないでしょ」
東山朱里歌:「と、帰れるように、ならよし」
海江乙羽:「あっ」
海江乙羽:「はは。それは、そうだな。ダメだな、こう言う処で格好つけて、大事な事を見落としてた」
海江乙羽:「うん。君と一緒に帰れるように、いや、まひろさんや咲村さん、奈砂さん、全員が明日に繋げられるように」
海江乙羽:「力を尽くそう」
東山朱里歌:「うん、お互いね」
海江乙羽:「しかしさ」
東山朱里歌:「何さ」
海江乙羽:彼女を改めて見る。とても綺麗だ と断言できる。命に溢れた美しさだ。
海江乙羽:「君は天使じゃなかった。どちらかと言えば強情で我儘なお姫様だよな」
海江乙羽:注文多いし、なんて笑って見せた。
GM:シーン終了。ロイス変更と購入もあればできます。
東山朱里歌:感情を変更して反転しようかな。
東山朱里歌:-クラスメイト/海江乙羽/尽力:○/憤懣/ロイス
東山朱里歌:こうで。
GM:Pに!
東山朱里歌:購入はワンチャンの強化素材狙おう
東山朱里歌:7dx>=15
DoubleCross : (7DX10>=15) → 8[1,1,3,5,7,7,8] → 8 → 失敗
東山朱里歌:ダメです いじょ!
海江乙羽:僕は感情変更も無しで。強化素材するぞぅ
海江乙羽:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,4,8]+1 → 9
海江乙羽:無理。以上。
GM:はーい!
クライマックス
GM:クライマックス。全員登場。侵蝕率を上げて登場しよう!
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (89 → 98)
海江乙羽:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 9[9]+83 → 92
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (84 → 85)
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (86 → 89)
GM:遠藤植物園。普段から人気の少ない、さらに閉園後の夜。
GM:声もなく、ただ草木の揺れる音と、遠くの虫や鳥の声だけが息づく。
東山朱里歌:休憩所のベンチに座って、それを遠目に眺めている。
東山朱里歌:手には温かいココアの缶。
東山朱里歌:「はえー……こんな風になってるんだなあ」
東山朱里歌:とても静かで、ややもすればそのまま眠ってしまいそうになりそう。
東山朱里歌:だけど、そういうわけには行かない。
東山朱里歌:目をこすり、耳を澄ます。
楢崎遼一:「僕もはじめて来ましたね。昼はどうなっているんでしょうか?」
楢崎遼一:オルクスのエネミーエフェクト《見えざる道》を使って登場する。
楢崎遼一:夜闇から突然、形が生まれたように。
東山朱里歌:「わっ」驚く。「どこから……」
楢崎遼一:「空間を捻じ曲げてみました」
楢崎遼一:「ああ。そうだ。病院以外でお会いできましたね」
楢崎遼一:「お久しぶりです。東山さん」
東山朱里歌:「あっホントだ。こういう形は想像してなかったですけど……」
東山朱里歌:「こんばんは、楢崎さんで……」
東山朱里歌:「“スクレロメイト”さん……?」
楢崎遼一:「どちらでも」
楢崎遼一:その首には赤い鉱石が嵌め込まれたペンダントが提げられている。
東山朱里歌:「……あのっ」その鉱石を見ながら。
楢崎遼一:「はい?」
東山朱里歌:「ちゃんと聞きたくて。どうして、事件を?」
楢崎遼一:「ある程度調査したから、わざわざこんな真似をしているのでは」笑って。
東山朱里歌:「そうだよ、調べました」
東山朱里歌:「だけど、そこにはあなたの気持ちは書いてない」
東山朱里歌:「だから聞きたいの」
楢崎遼一:「…なるほど」少し驚いた様子で、首を傾げる。
楢崎遼一:「……気持ち。生きたい、だけで。それが僕の気持ちです」
楢崎遼一:「戦うのも剣を振るうのも好きですが、生きなくてはできませんしね」
東山朱里歌:「……うん」
楢崎遼一:「そこいらの患者と同じですよ」
東山朱里歌:「……世界を呪ってる?」
楢崎遼一:「どうでしょう?もう忘れました」
楢崎遼一:「いまは誰も憎くはないし、呪う気もない。僕が生きられるなら、どうでも」
東山朱里歌:「……人と同じ気持ちだろうって、そう、思えたんですよね」
東山朱里歌:「命が、大事だって、知ってる」
楢崎遼一:「……?」
東山朱里歌:「だったら。他の人を巻き込まない方法だって、探せないですか」
東山朱里歌:「たとえば、もっと多くの人に、ちょっとづつだけエネルギーを分けてもらうとか」
東山朱里歌:「そういうのも、あるんじゃないかなって」
楢崎遼一:「命が大事だと思っていたら、あの少年たちにあんなことはしませんよ」
東山朱里歌:「でもまだ生きてる。だったら、やり直せる」
楢崎遼一:「……修道女みたいなことを言う」
東山朱里歌:「……変かな」
楢崎遼一:「許されるのも、許されようとするのも、少なくとも僕には馴染みませんね」
楢崎遼一:「他に見たことがない。そんな人はね」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「あなたの気持ちはわかった。でも、あたしは修道女みたいでも、殉教者じゃない」
東山朱里歌:「あなたのために死んではあげられないんだ。ごめんなさい」
楢崎遼一:「背教者か」笑う。「どうぞ。それなら、戦って奪うのみです」
東山朱里歌:「うん」両手を合わせて、祈る。
東山朱里歌:「お願い」
有島まひろ:《ワーディング》を使用します。
有島まひろ:空気にレネゲイド因子が満ちる。選ばれた人間だけが意識を保てる異空間に、園内が塗り替わる。
有島まひろ:「…《スクレロメイト》。わかってるでしょうけれど、あなたは包囲されています」
有島まひろ:コツ、コツと。ヒールの音を響かせながら姿を現す。反対側から、もう一人。
楢崎遼一:「《ノギルーム》。それと…」
咲村明人:氷の銃を構え、楢崎の逃げ場を奪うように姿を現す。
咲村明人:「《スクレロメイト》、君を拘束する」
咲村明人:「抵抗するなら実力を行使する」
楢崎遼一:「《ディアネイバー》。ええ、是非に」
楢崎遼一:「…彼も来ているのかな。あの剣は、少し興味がありましたが」
海江乙羽:闇に染まった木の影から、風のように姿を現す。
海江乙羽:「俺は君の殺傷力を知っている。だから冷や冷やしたし、頭も痛かった。いや、心臓かな?すぐに飛び出せる所にいてもね」
海江乙羽:「でも、彼女の祈りに応えない訳にはいかない。うん。話は出来た?」
東山朱里歌:ざり、と。正面に見据えたままその影に入る。「うん。やれるだけは」
海江乙羽:彼女の勇気は自分と比べ物にならないと思う。自分にはおそらくできない。
海江乙羽:「君は凄いよな。俺じゃきっと、話したりなんて考えなかったと思う」
海江乙羽:スクレロメイトを見る。彼がやると言うなら、それに付き合うつもりだ。
楢崎遼一:「……覚醒したばかりだというのに、随分と余裕そうだ」
海江乙羽:「最新鋭のオーヴァドって事だよな、俺は。機械でも技術でもなんでも、新しい方が優れてる」
海江乙羽:「どうするんだ?俺は彼女の祈りで君が絆されてると言うのが一番良いんだけど」
楢崎遼一:「そうですね。それで変われるような望みならーーー」
楢崎遼一:Eロイス【悪意の伝染】。指定した人物以外をシーンに登場できなくする。これによりPC四人と自分以外の登場を禁じます。UGNからの介入もできない。
GM:植物園から見える月や星が消える。夜空に似た、より暗く黒い領域が空を覆う。
GM:ノイズ音。それ以外の気配が消えて、虫や鳥の声すらしない。
東山朱里歌:「……!」
有島まひろ:「…っ」眉をひそめる。自分の放った《ワーディング》が、彼の悪意に上塗りされたのを肌で感じる。
咲村明人:「……! 外部との通信が……!」
東山朱里歌:「この、何もない世界が、あなたの……」
東山朱里歌:「あなたの、心なの」
スクレロメイト:「此処まで生きられてはいなかった。変われるような自分なら」
海江乙羽:「…………」彼と自分の違いは一つだけだったのだろう。星の一つが見えたか、どうか。
スクレロメイト:「打ち破ったほうが生き残る。単純でしょう?」
GM:闇は深まり、ノイズは増す。それはあなたたちのレネゲイドを震わせ、揺さぶる。
GM:衝動判定。難易度は9。
東山朱里歌:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[1,2,3,8] → 8 → 失敗
有島まひろ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[2,6,10]+10[10]+9[9] → 29 → 成功
有島まひろ:!?
東山朱里歌:まひろさんすご
咲村明人:すご
GM:つよすぎ
海江乙羽:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 9[1,4,5,6,9]+2 → 11
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を2d10(→ 3)増加 (85 → 88)
咲村明人:9DX+2+0@10>=9 意思
DoubleCross : (9DX10+2>=9) → 9[1,1,3,3,4,5,6,7,9]+2 → 11 → 成功
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (98 → 111)
有島まひろ:!?
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (89 → 105)
海江乙羽:92+2d10
DoubleCross : (92+2D10) → 92+8[1,7] → 100
海江乙羽:襲い来るジャームとやらの衝動をその身で受ける。
海江乙羽:心臓が"ズキリ"と痛む。血が滞るような悪寒。頭の中に生じる断線。
海江乙羽:覚悟を決めてて臨んだハズの初めてソレは、何時も生まれた時より共に在り、慣れ親しんだ昏倒現象そのものだった。
海江乙羽:「待て。おい。これさ」
海江乙羽:レネゲイドが喚起され活発に動き出す現象がコレだと言うならば。
海江乙羽:確信した。自分を苛んでいた病巣の正体は、つまるところ……。
海江乙羽:「嗚呼、今までよくも、本当によくも、俺の身体で好き放題やってくれたな。さぁ、今日から取り立ての始まりだ。俺の役に立ってもらうぞ、寄生虫共」
海江乙羽:でも、これで《スクレロメイト》を糾弾する資格は無くなったな。そんな事を思いながら、腕を前に突き出し蒼い鉱石ナイフを水平に構えた。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:エネミーは楢崎遼一=スクレロメイト一名のみ。彼の戦闘不能が勝利条件です。
▼エンゲージ
(スクレロメイト[16])
5m
(海江[9]、咲村[6]、有島[5]、東山[3])
[]内は行動値
GM:エンゲージはこう!PCたちと5m離れて別エンゲージです。
GM:なにか質問とかあるかな?なければはじめていこう~
咲村明人:私は大丈夫かな!
海江乙羽:大丈夫!
東山朱里歌:おk!
有島まひろ:おけだよ!
GM:はーい!ではラウンド1。セットアップから。
スクレロメイト:《万色の檻》。判定のダイスを+6。
咲村明人:なし!
海江乙羽:あ。防具着てるから僕の行動値9
GM:お、なおしとこ
海江乙羽:そしてなし。
有島まひろ:なしです~
東山朱里歌:なし!
GM:はい、ではイニシアチブプロセス。
GM:何かすることがある人いるかな~?
海江乙羽:使わないぜ。
有島まひろ:ないよ~
咲村明人:なし!
GM:ほほう…
東山朱里歌:ないよ~
GM:では行動値16、スクレロメイトの手番です。
スクレロメイト:はあい
スクレロメイト:マイナーは《インフィニティウェポン》《スーパーランナー》+《縮地》。
スクレロメイト:武器作成と戦闘移動を行います。10m進んで、こうなる。
▼エンゲージ
(前いたとこ)
5m
(海江[9]、咲村[6]、有島[5]、東山[3])
5m
(スクレロメイト[16])
[]内は行動値
スクレロメイト:メジャーは《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《形なき剣》《ギガノトランス》。《バックスタブ》を適用して白兵攻撃します。
スクレロメイト:シーン(選択)で対象はPC全員。リアクションのドッジのダイス-2個。
スクレロメイト:命中判定。
スクレロメイト:15dx7+4
DoubleCross : (15DX7+4) → 10[1,1,2,3,3,3,4,5,6,6,7,9,9,10,10]+10[2,4,6,9,10]+10[5,10]+2[2]+4 → 36
有島まひろ:ドッジしてみるぞ!
有島まひろ:3dx+1>=36
DoubleCross : (3DX10+1>=36) → 8[3,6,8]+1 → 9 → 失敗
咲村明人:やるだけドッジ!
有島まひろ:だめだった…
海江乙羽:ガードします。
東山朱里歌:リア不暴走!
咲村明人:3DX+0+0@10>=36 回避
DoubleCross : (3DX10>=36) → 10[2,8,10]+6[6] → 16 → 失敗
咲村明人:ちょっと頑張ったけど無理!
GM:頑張りは感じた
咲村明人:カバーリングほしい人いる?
有島まひろ:しゅりかちゃんにしてあげてほしい
海江乙羽:朱里ちゃんでは?
東山朱里歌:じゃあもらっちゃお
海江乙羽:僕はダメージ次第で鏡の盾する。
咲村明人:オッケー、ではダメージロール前にオートアクション
咲村明人:<炎陣>を使用します。 コンボ:お前がやられちゃまずいだろ
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を2増加 (105 → 107)
咲村明人:行動権を消費せずにカバーリング。カバー対象は東山さん
咲村明人:こちらの対応は以上!
スクレロメイト:ダメージだすね~
スクレロメイト:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 23[6,2,5,10]+33 → 56
有島まひろ:う~むダメだ リザレクトします
有島まひろ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を9増加 (88 → 97)
有島まひろ:HP9で復活!
海江乙羽:43ダメージを喰らうので《鏡の盾》で40ダメージ返します。スクレロメイトのロイス切って復活します。
咲村明人:倒れます! 有島さんのロイスをタイタスにして復活!
海江乙羽:100→108
スクレロメイト:さりげなく何してるーっ!
スクレロメイト:受けます。
スクレロメイト:あとEロイス【敗者死すべし】を適用。自身の攻撃で戦闘不能になった対象が復活したとき、あらゆる判定のダイス+1個するというもの。
スクレロメイト:二個増えた!
有島まひろ:ヒエ~
GM:演出!
スクレロメイト:「では」蒼いナイフが輝いたのを見た。
スクレロメイト:瞬間、男の手から碧色の水晶が生まれ、延びてゆく。それが剣の形に。
東山朱里歌:「わっ」
スクレロメイト:「僕も、悠長にはしていられない」
スクレロメイト:なると同時に、軌跡が碧く空を裂いた。
スクレロメイト:ーー気づけば、全員の後ろに回り込んでいる。斬撃。
海江乙羽:「っ!?咲村さん。頼みます」
海江乙羽:自分をとは言わない。
咲村明人:「分かってる!」
咲村明人:自分をではないと聞いた。
咲村明人:スクレロメイトが視界から消えた瞬間、とっさに東山を前へと突き飛ばす。
東山朱里歌:「わえっ」
有島まひろ:「っ…」斬撃を浴びる。
有島まひろ:「まあ、もう。男の子同士で、通じ合っちゃって…」
東山朱里歌:「みんな……!」よろめいて、踏みとどまって、振り向く。
海江乙羽:背中から身体が二つに裂かれたが、再生が始まっている。死ぬほど痛いが、はっきりと動くことが出来る。
海江乙羽:高熱を出して倒れそうな身体よりも、生きてるか死んでるかわからないボンヤリした以前の状態よりも……100倍マシだ。
海江乙羽:碧の光に、蒼い光が絡みつく。すれ違いざまに三度、蒼い鉱石刃が鋭角的な軌跡を描いて走った。
海江乙羽:「っぅーー。死ぬほど痛いな。あの時よりはでもマシだ」
スクレロメイト:「……おや」
海江乙羽:あの時は本当に死んでいた。でも今は何とか立っている。反撃も出来た。……ように思う。
スクレロメイト:男が笑う。これまでとは違う、生気に満ちた笑みで。「痛いな」
東山朱里歌:「えっ、今……」
東山朱里歌:「海江くんが?やったの?」
咲村明人:「肉を斬らせて……無茶するな、君も」
咲村明人:斬られた背中の傷を再生させながら、海江に向けて呟く。
海江乙羽:「うん。なんとか、やれた。腕が動いた」
海江乙羽:「君も無事でよかった」言って咲村さんに軽く頭を下げる、
咲村明人:「間違ってないならよかったよ」笑いかける。
GM:では次は行動値9、海江くん。
海江乙羽:マイナーで敵エンゲージに移動
▼エンゲージ
(咲村[6]、有島[5]、東山[3])
5m
(海江[9]、スクレロメイト[16])
[]内は行動値
海江乙羽:《コンセントレイト:エンハィ》《光の舞踏》《光の指先》《マスヴィジョン》
海江乙羽:13dx7+3
DoubleCross : (13DX7+3) → 10[1,1,2,3,4,4,4,4,6,6,8,8,10]+10[1,3,10]+6[6]+3 → 29
海江乙羽:妖精頂いても?
咲村明人:良いよ!妖精の手!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を4増加 (107 → 111)
海江乙羽:有難うございます!
海江乙羽:1dx7+33
DoubleCross : (1DX7+33) → 4[4]+33 → 37
海江乙羽:37です。
スクレロメイト:ガード!《砂の盾》を使い、インフィニティウェポンでガードするよ。
海江乙羽:4D10+15+3+20
DoubleCross : (4D10+15+3+20) → 35[7,9,10,9]+15+3+20 → 73
海江乙羽:うわっ。高い。108→118
スクレロメイト:えぐ
スクレロメイト:ガード値が9、装甲値は5。-14して
スクレロメイト:59か
スクレロメイト:食らいまーす!生きてるよ…!
GM:演出もどうぞ!
海江乙羽:「俺から君に言うべきことはない。だって、そうだろう。病気だからって憐れまれたり、同情されるのは……嫌だよな」
海江乙羽:だから俺は君を対等の敵としてしか見ない。それが、せめてもの救いだと信じている。
スクレロメイト:「知っているようなことを言う…」
海江乙羽:「知っていた。さっきまでは」
海江乙羽:スクレロメイトを正面に捉えて、自分が持つ数千万単位の魔眼を展開する。
海江乙羽:足元から湧き上がる銀河のような粒子群の中で、一際輝く粒子が寄り集まって出来た五つの光塊。
海江乙羽:それを自分の周囲に衛星のように随伴させ、敵に向かい獲物を狙うような隼のような身のこなしで駆ける。
海江乙羽:集光された星の銘は アルファ・タウリ、ベータ・オリオニス、ガンマ・ドラコニス、デルタ・サジッタリ、ラムダ・スコルピ。
海江乙羽:重力と斥力と光子を最適発生させる五つの《恒星魔眼》。
海江乙羽:斥力は、地面を蹴り出す海江乙羽に残像を残す程の異常速力を与え、同時に重力は、敵対者の足に負荷をかけ地に縛り付ける。
海江乙羽:「此処は、暗いよな。星くらいは必要だろう」
海江乙羽:そして光子を纏い加速する腕が、鉱石ナイフを振るう。
海江乙羽:振るう度に刃先から発せられる目も眩むような蒼い閃光は、光線の延長刀身となって敵対者を真っすぐに両断した。
スクレロメイト:動けない。代わりに剣で受け止めようとする。水晶が光を映して、砕ける。体ごと。
スクレロメイト:「美しい光だ。眩くて嫌になるほど…!」
海江乙羽:「吐き気がするほど綺麗だろ?俺もそう思うよ」
海江乙羽:「窓から眺める光がきっと、俺達の数少ない慰めだっただろうしな」
スクレロメイト:「……いや。あれはこんなに、輝いてはいなかった」
GM:つづいて行動値6、咲村さんの手番かな。
咲村明人:待機かな!
GM:あっ企んでる!
GM:行動値5、有島さんはどうだい!
有島まひろ:待機しちゃう!
GM:貴様ら…!
GM:では最後!行動値3、東山さんの手番だよ~
東山朱里歌:はい!
東山朱里歌:マイナーで暴走解除、メジャー『債務者の嘲笑』:《導きの華》《風の渡し手》《癒しの歌》。
東山朱里歌:対象はPC4人。
スクレロメイト:《間違えた世界》。「難易度:自動成功」のエフェクトの対象を変更する。東山さんはメジャーアクションの対象にスクレロメイトも含めてください。
スクレロメイト:五人まで乗れたはず!
東山朱里歌:あっこの!
東山朱里歌:6人まで使えますが……
スクレロメイト:ヨッシャ
東山朱里歌:次のメジャーアクションの達成値を+10、HPを5d10+2点回復です。
東山朱里歌:5d10+2
DoubleCross : (5D10+2) → 37[9,7,8,7,6]+2 → 39
スクレロメイト:たすかる~
東山朱里歌:ううう……
海江乙羽:たすかる~
有島まひろ:たすかっちゃったねえ
咲村明人:こっちは全快!
有島まひろ:こっちも全快しました!
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を9(→ 9)増加 (111 → 120)
GM:演出もどうぞ―
東山朱里歌:それを見た。
東山朱里歌:あるいは、追いきれていないのかもしれないけれど。
東山朱里歌:暗い空に、光がバッと動いた、流れ星を。
東山朱里歌:だから、ただ、祈った。あたしにできることは、それだけ。
東山朱里歌:「お願い」「無事で!」その言葉通りに、きっと。
東山朱里歌:生命力が分け与えられて、頑張ろうという雰囲気を、醸成する。
東山朱里歌:そういう力だ。だけど。
スクレロメイト:その祈りをほんの少しだけ広げて歪めた。
スクレロメイト:こちらにも注がれるように。
東山朱里歌:「……え?」
スクレロメイト:「……本当に、貴重な力です」
東山朱里歌:「あたし……今、違」
スクレロメイト:「やはり僕のエピオネには、君が必要だ」
東山朱里歌:「違う、そんな、邪魔する、つもりじゃ……!」
海江乙羽:「星に願いを。仕方ない、それをする権利は誰にでもあるよ」
東山朱里歌:彼はできる。戦える。むしろ。
海江乙羽:「それに、大丈夫。助かった」
東山朱里歌:邪魔になっているのは、あたしのほうで――
東山朱里歌:泣きそうな顔で見上げる。
東山朱里歌:「お願い」その顔を見て、ぐっと目を拭って。
東山朱里歌:「勝って!」
海江乙羽:本当に今ので助かった。それを証明しなければいけない。自分の能力なら、きっと、その証明が出来る。
海江乙羽:「うん。分かった、やってみせる」
GM:ではイニシアチブ。待機した二人に回るーーー前になにかあるかな?
海江乙羽:《時間凍結》HP‐20 118→123
GM:来た…!
GM:どうぞ!
海江乙羽:よし。《コンセントレイト:エンハィ》《光の舞踏》《光の指先》123→129
海江乙羽:13dx7+13
DoubleCross : (13DX7+13) → 10[1,1,3,4,4,5,6,6,6,7,7,8,10]+10[2,2,5,9]+10[8]+4[4]+13 → 47
有島まひろ:バディムーブほしい~
GM:チルドレンがいなくて助かった
スクレロメイト:ガード。《砂の盾》を使い、インフィニティウェポンでガードします。
咲村明人:ダメージロール前にオートアクション
咲村明人:<凍てつく刃>を使用します。 コンボ:俺の仲間はすごいんだ
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を3増加 (111 → 114)
スクレロメイト:くっ
咲村明人:ダメージ+18、ダメージダイス+1。改めてどうぞ!
海江乙羽:6d10+15+3+18
DoubleCross : (6D10+15+3+18) → 50[9,9,8,8,6,10]+15+3+18 → 86
海江乙羽:こわっ!
GM:こわ!!!
GM:証明しすぎだろ!!
有島まひろ:すごい
咲村明人:完全な証明
スクレロメイト:ハアッ ハアッ
スクレロメイト:《不壊の城壁》40点の軽減をします
スクレロメイト:46受けます それでもいったいよ!
有島まひろ:そんなものもってたの!
咲村明人:40軽減してもそんな通るのか……
スクレロメイト:必死
GM:演出どうぞ…!
海江乙羽:意識下で魔眼に命令を下す。《宿主の命を使い体を動かせ》傷が完全に癒された体なら、それが出来る。
海江乙羽:出来るはずだ。証明すると断言した。そして、自分がそう祈ったのだから。
海江乙羽:蒼い光が輝きを増し変色する。暖かい橙色のようなオレンジゴールドに。閃光のように駆ける。
スクレロメイト:さきほど負わされた傷が癒えている。砕けた刃を再生成し、構える。
咲村明人:構えたスクレロメイトの脚に、氷の弾丸が突き刺さる。
咲村明人:「横槍悪いね」
スクレロメイト:「……」眉を顰める。
咲村明人:「だがこっちも、さっきので」
咲村明人:「余計負けられなくなったもんでな……!」
咲村明人:彼女の祈りを、間違いだったなどと。思わせてはならない。
咲村明人:「──行けっ!」
海江乙羽:光粒子を翼のように背面に展開し地面を翔ぶように跳ねた。重力の束縛から解放された体が、この距離を詰めるのに1秒の時間も要らない。
海江乙羽:標的の真横。超低空跳躍の着地からブレーキを効かさずに地面を滑り、相手の支配領域にするりと侵攻した。
海江乙羽:逆手に構えた鉱石ナイフを掌で回し、放つ一撃をイメージする。
スクレロメイト:(……──速い)
海江乙羽:すれ違いざまに金を帯びた橙色の光粒子を刀身に纏わせ、脇腹から肩口にかけて、線を引く。
海江乙羽:硬い骨を凄腕の外科医並みの繊細さで避けて、柔らかい内臓を下手な外科医のように潰し、橙光が血の河を千切り分け、刃の線を引く。
海江乙羽:導かれるように迷いなく橙光を纏った鉱石ナイフが動く。
海江乙羽:思考と実践は1ミリもずれることなく同時に行われた。
スクレロメイト:「祈られたのは、君たちもか」
海江乙羽:「体力さえあれば、こうやって動けるんだ。それこそ祈りのお陰だよ」
海江乙羽:「凄いよな、彼女も。先生も」
スクレロメイト:血が遅れて噴き出す。精緻な傷口がやっと、開いた。
東山朱里歌:「ううん。違うよ」
東山朱里歌:「あなたも、なんだ」
海江乙羽:修羅場で思わずニヤけてしまう。そんな嬉しい事を言われたら、すぐにでも満足して倒れそうだ。
海江乙羽:ああ、少しだけ無茶をして本当に良かった。
海江乙羽:後ろに向けて応えるように軽く手を上げた。表情を見られなかったのは幸いだった。
スクレロメイト:(……まだ、エージェント二名は動いていない。血を早く止めなければ、攻撃が来る…)
GM:では待機していた二人の手番。行動値5の有島さんの手番からですね。
有島まひろ:はあい
有島まひろ:マイナー。《完全獣化》《破壊の爪》《襲撃迷彩》《ハンティングスタイル》。
有島まひろ:隠密状態へ、素手データ変更、【肉体】能力値判定ダイス増、さらに装甲値8⇒0になります。
スクレロメイト:見えないよ~
有島まひろ:そしてスクレロメイトのもとに戦闘移動します。侵蝕率13上昇。
有島まひろ:見えないぞ~
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を13増加 (97 → 110)
▼エンゲージ
(咲村[6]、東山[3])
5m
(海江[9]、有島[5]、スクレロメイト[16])
[]内は行動値
有島まひろ:メジャー。《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《渇きの主》《見えざる死神》。
有島まひろ:隠密状態でスクレロメイトに装甲値無視の白兵攻撃します。侵蝕率8上昇。
有島まひろ:(6+3+4)dx7+4
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[1,1,2,2,5,5,5,6,6,9,9,10,10]+10[1,3,3,7]+10[8]+3[3]+4 → 37
有島まひろ:バディムーブほしい!
咲村明人:あ、有島さん
咲村明人:東山さんのバフ!
有島まひろ:あっ!
東山朱里歌:そうだよ!
有島まひろ:反映してなかった 振り直していいですか?
GM:いいよ!
有島まひろ:サンキュー!
東山朱里歌:そのまま修正すればいいのでは
GM:そのまま足してもいいけど
東山朱里歌:補正だけだし
東山朱里歌:+10だよ~
GM:47? こわ
有島まひろ:じゃあ+10で 47になりました!
スクレロメイト:ガード!《砂の盾》を使い、インフィニティウェポンでガード。装甲はあれだけどいちおうね…!
有島まひろ:はあい
GM:ダメージを…おだし!
有島まひろ:5d10+10+9+16 装甲値無視
DoubleCross : (5D10+10+9+16) → 33[4,6,10,4,9]+10+9+16 → 68
有島まひろ:68ダメージだそうです!
有島まひろ:有島まひろの侵蝕率を8増加 (110 → 118)
スクレロメイト:ひえ
スクレロメイト:いま残り42だったので、ここで消し飛ぶ…が!
スクレロメイト:《魂の錬成》で復活します!
有島まひろ:まあ!
GM:演出をどうぞ…!
有島まひろ:──その光が瞬く攻防の最中で、しずかに姿を消していた。
有島まひろ:闇夜に溶けて、機を待っていた。血が流れる瞬間を。
有島まひろ:星のきらめきが失われた宵闇から、白いてのひらが浮かび上がる。続いて宵闇をドレスにした白い肌の女が。
有島まひろ:人体の生命力そのものを引き寄せて取り込み、自らの支配下におく力をもつ女が。
スクレロメイト:そこまできて、やっと知覚できる。
スクレロメイト:「……《ノギルーム》!」
有島まひろ:「ええ。私は」
有島まひろ:「あなたに祈ることも、優しい言葉もかけられない」
スクレロメイト:「それで、君は僕に何をする」
有島まひろ:「…決まってる」
有島まひろ:蝙蝠の羽根が広がる。真正面からスクレロメイトの傷口に触れて、その血液を皮膚を介して吸い上げる。
有島まひろ:「あなたを止めるのよ」
有島まひろ:「恐ろしい力をもつ、ジャームであるあなたのすることを、止めるの」
スクレロメイト:賦活され、生み出された血が再度失われる。
スクレロメイト:「……殺すでも凍結するでもなく、止める、ね」
有島まひろ:「…そうよ。だって」
有島まひろ:「私に託してくれたのは、優しいあなたのことを知る子たちなんだもの」
有島まひろ:「だから。このまま、眠ってほしいわ」吸い上げる。彼の生命力そのものを。
スクレロメイト:「あんな…無力な…僕は…」
GM:ではイニシアチブプロセス、咲村さんの手番ーーですが、なにかある人はいるかな。
スクレロメイト:います。ここで《加速する刻》を使います。
有島まひろ:なに~っ
咲村明人:きゃーっ
海江乙羽:うおぉ
東山朱里歌:むーっ
スクレロメイト:じつはまだ使ってない!使うぞ!
GM:ではスクレロメイトの割り込み手番となります。
スクレロメイト:マイナーで《縮地》を使用して戦闘移動。5m進んで咲村さん・東山さんのエンゲージに。
▼エンゲージ
(咲村[6]、東山[3]、スクレロメイト[16])
5m
(海江[9]、有島[5])
[]内は行動値
東山朱里歌:こっちきた!
咲村明人:きゃーっ
有島まひろ:いかないでーっ
スクレロメイト:あっちの人らダメージ怖いんだよ!
スクレロメイト:メジャーは《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《形なき剣》。《バックスタブ》を適用して白兵攻撃します。
スクレロメイト:で、命中判定の前に《拡散する世界》を使用。HP20点消費。
東山朱里歌:あっあたしはつかえないのに!ずるい!
スクレロメイト:ジャームになると余裕だぜ HPは余裕でもないが…
スクレロメイト:シーン(選択)で対象はPC全員。リアクションのドッジのダイス-2個。
スクレロメイト:17dx7+4
DoubleCross : (17DX7+4) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,7,8,10]+10[3,5,7,8,10]+10[6,6,7]+10[7]+3[3]+4 → 47
スクレロメイト:おしおし
咲村明人:高いよ~
有島まひろ:攻撃はこっちにも飛んできた……
咲村明人:やるだけドッジ!
有島まひろ:やるだけドッジ同じ!
海江乙羽:ドッジ
有島まひろ:8dx+1>=47
DoubleCross : (8DX10+1>=47) → 10[1,3,4,4,6,6,10,10]+6[4,6]+1 → 17 → 失敗
咲村明人:3DX+0+0@10>=47 回避
DoubleCross : (3DX10>=47) → 6[1,2,6] → 6 → 失敗
有島まひろ:あと30あれば…!
海江乙羽:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[4,4,5,8]+1 → 9
東山朱里歌:ガードします
咲村明人:カバーはいる?
スクレロメイト:ダメージ。
海江乙羽:防具に-修正ついてた。まあどうでも良いが。
東山朱里歌:頑張って耐えてみる!
咲村明人:了解!
スクレロメイト:5d10+33
DoubleCross : (5D10+33) → 33[4,9,1,9,10]+33 → 66
スクレロメイト:おっ頑張った!
咲村明人:頑張っちゃった
有島まひろ:がんばらないで…
東山朱里歌:いや全然無理だな……
海江乙羽:御爺様のロイス切ります。貴方はメモリー界に行く定め。
東山朱里歌:誰か復活させよか?
海江乙羽:出来れば欲しい。
東山朱里歌:じゃあ《救済の調べ》!HP1で復活させるよっ
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を5(→ 5)増加 (120 → 125)
有島まひろ:吹き飛びます 押忍 天明くんのロイスをタイタス昇華して復活!
海江乙羽:ありがたい!天使!
咲村明人:東山さんのロイスをタイタス化して復活!
スクレロメイト:なんてすばらしい力なんだ
咲村明人:こわい
東山朱里歌:楢崎さんへのロイスを昇華して復活します。
スクレロメイト:「あんな、無力な僕が」
スクレロメイト:「優しい…」自分を嘲るように笑う。ゆらりと身を起こした時には、姿はない。
スクレロメイト:オルクスとモルフェウス。空間の伸縮と巨大な刃の生成。
スクレロメイト:それを同時に行うことで、距離は自在に、刃のうちにすべては収まる。
スクレロメイト:碧色の刃はもう通り過ぎた。
有島まひろ:「っ、く……!」突き飛ばされるような衝撃の後、碧色の一筋に身体を両断される。
咲村明人:碧の斬光に、今度は反応することすらままならない。
咲村明人:切り裂かれ、吹き飛ばされる。
東山朱里歌:それを見ても居ない。
海江乙羽:「これ、あの時の」訳も分からずに死んだ時の一撃だ。痛みよりも血が止まらぬ寒さが来る。
東山朱里歌:ただ、前を見た。
東山朱里歌:「……ダメ!」
東山朱里歌:「大丈夫だから!」切り裂かれながら叫ぶ。
海江乙羽:噴水のように流れる血をあの時のように見ながら、彼女の声を聞く。
東山朱里歌:「君は大丈夫なんだよ!」
東山朱里歌:「あたしが……っ」
東山朱里歌:けほっ、と血を吐きそうになりながら。
東山朱里歌:「あたしが、いるからっ!」
東山朱里歌:本当に、そう、思ってくれるなら。
海江乙羽:「あの時と」同じなんだな。きっと。そう呟いて、膝をつかない。
東山朱里歌:君は本当に大丈夫。そういう力なんだ。
海江乙羽:あの時、彼女に助けられた。覚醒したのは自分の意志かもしれないが、リフレインなら同じ結果になる。
海江乙羽:「ああ、くそっ。目の前に天使みたいな娘がいやがる。死に損なった」
海江乙羽:「明日が、まだあるみたいだ」
東山朱里歌:「うん、行くよっ!明日に!」
GM:行動値6、咲村さんの手番。
咲村明人:はい!
咲村明人:マイナーアクション、<氷の回廊> コンボ:寄られたらダメなんだって
咲村明人:飛行状態で戦闘移動を行います。海江君と有島さんのエンゲージでいいかな
▼エンゲージ
(東山[3]、スクレロメイト[16])
5m
(海江[9]、咲村[6]、有島[5])
[]内は行動値
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を1増加 (114 → 115)
咲村明人:メジャーアクション、<コンセントレイト:サラマンダー>+<氷の塔> コンボ:これぐらいはやらなきゃな
東山朱里歌:二人きりにされちゃった
咲村明人:対象:範囲(選択)でRC攻撃を行います。対象はスクレロメイト
スクレロメイト:なるほど
咲村明人:対応なければ命中判定!
スクレロメイト:とくにないです!
咲村明人:10DX+9+10@7 (侵食上昇6、侵蝕100~)
DoubleCross : (10DX7+19) → 10[3,3,3,4,4,5,5,9,9,10]+10[3,6,8]+4[4]+19 → 43
咲村明人:43!
有島まひろ:すごい
海江乙羽:うおおーー
スクレロメイト:《砂の盾》・インフィニティウェポン・ガード!
スクレロメイト:来るがよい!
咲村明人:ダメージ!
咲村明人:5d10+18 (侵食100~)
DoubleCross : (5D10+18) → 25[6,3,8,6,2]+18 → 43
咲村明人:43点!
有島まひろ:これは…!?
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を6増加 (115 → 121)
東山朱里歌:どうだ……!
スクレロメイト:ガード値が9、装甲値は5。これで14でも29ダメージか
スクレロメイト:残りHPが20なので、倒れます
東山朱里歌:やったやった
咲村明人:倒れた!
スクレロメイト:…が。Eロイス【修羅の世界】。HP1で復活。
有島まひろ:おお~
有島まひろ:おお~!?
咲村明人:ぬわっ!
東山朱里歌:むーっ!
海江乙羽:おおーー。
海江乙羽:いや、削りきれて良かった
咲村明人:あとは任せる!
GM:では、演出もどうぞ…!
咲村明人:先生、と。そう呼ばれていたという。
咲村明人:許せないと思った。生徒を利用し、その命を弄ぶなど。
咲村明人:──それから、恐れた。自分に怒りを覚える資格などあるのかと。
咲村明人:これまで何人の生徒を教え、鍛えてきただろう。
咲村明人:これまで何人の子どもたちを、戦場に送っただろう。
咲村明人:自分は彼と、変わらないのではないかと。思ってしまう心はある。
咲村明人:けれど。
咲村明人:「……君が生きたいと願うというなら」
咲村明人:血に濡れた身で立ち上がる。
咲村明人:「俺にも、生きていてほしい人達が居る」
咲村明人:こんな自分を、先生だと。そう呼んで慕ってくれてる生徒達に
咲村明人:少しでも幸せになってほしいと。その願いだけは、本当だから。
咲村明人:「そのために、君を止める」
スクレロメイト:「……ええ」
スクレロメイト:止めるという、幼稚なまでの言葉を選ぶ大人たちの、その心がわからない大人が言う。
咲村明人:トリガーを引く。冷たい弾丸が放たれる。
咲村明人:無数の弾丸が、その願いを破壊せんと、スクレロメイトに襲いかかる。
スクレロメイト:氷の弾丸が、結晶の剣をひび割った。
有島まひろ:「…! やった…!?」
スクレロメイト:乱反射。心臓まで抉り、
スクレロメイト:血が噴き出すーー代わりに、赤い結晶が傷口を覆う。
スクレロメイト:「エピオネ。僕を生かしてください。僕のために」
スクレロメイト:赤い結晶がペンダントから、その身体を覆う。
スクレロメイト:「僕の祈りに応えろ」
スクレロメイト:赤と碧が混じった剣を掲げる。
東山朱里歌:「……!」
スクレロメイト:「まだ、逃がしません」
東山朱里歌:「まだ、まだ、苦しむの」
スクレロメイト:「当然です。生きているのだから」
スクレロメイト:「これが生だ」
海江乙羽:「けど、彼女は渡せない」
海江乙羽:「俺はそれを生きる意味の一つにしたからな」
海江乙羽:「たとえ君の命を潰してもだ」
有島まひろ:「…生きることが苦しみだなんて」
有島まひろ:「そんなの、絶対に認められないわ」
スクレロメイト:睨むように見返す。
有島まひろ:「…生きてて、嬉しいことや、幸せだと思うことを」
有島まひろ:「ええ。私は…生きることを選んだ子のために。それを絶対に、否定させないわ…」
スクレロメイト:「なら、証明すればいい、君たちは。」
スクレロメイト:「僕もそうするだけだ。この生で」
GM:クリンナップ。
GM:とくになにもないかな…?
咲村明人:私はなし!
有島まひろ:大丈夫だよ!
東山朱里歌:なさげ
海江乙羽:ない
スクレロメイト:ないよ~
GM:1ラウンド目終了!
GM:2ラウンド目。
GM:セットアップから。
東山朱里歌:ないよっ
スクレロメイト:ふたたび《万色の檻》。あらゆる判定のダイスを+6。
有島まひろ:ないよっ
海江乙羽:なし
咲村明人:なし!
GM:イニシアチブ。
スクレロメイト:《傷塞ぐ錬成》。モルフェウス/闘争衝動のアージエフェクトです。
スクレロメイト:6d10のHPを回復する。100出ろ!
スクレロメイト:6d10
DoubleCross : (6D10) → 37[5,3,9,5,5,10] → 37
有島まひろ:けっこう回復した!
咲村明人:結構回復したな!
海江乙羽:HP38かぁ
スクレロメイト:ふふん
GM:ふたたびイニシアチブ。
GM:割り込みなどはあるかな?
有島まひろ:こちら大丈夫だよ~
海江乙羽:もうない。
咲村明人:わたしはなしです!
東山朱里歌:ずっとないよ
GM:では行動値16、スクレロメイトの手番。
スクレロメイト:やるぞー
スクレロメイト:まずオートアクションで《闘争の渦》。オルクス/闘争衝動のアージエフェクトです。
スクレロメイト:自身の《ギガノトランス》の使用回数を回復し、バッドステータスの変異暴走を受けます。
スクレロメイト:そしてマイナーは《縮地》を使用して戦闘移動します。5m進んで三名のいるエンゲージへ。
▼エンゲージ
(東山[3])
5m
(スクレロメイト[16]、海江[9]、咲村[6]、有島[5])
[]内は行動値
有島まひろ:かえってきた…
咲村明人:こっち来た!
スクレロメイト:ただいまー
海江乙羽:うわぁ、くるなぁ
スクレロメイト:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《形なき剣》《ギガンティックモード》《ギガノトランス》。
スクレロメイト:《バックスタブ》を適用しての白兵攻撃。
スクレロメイト:で、命中判定…の前に《オーバーロード》。
スクレロメイト:武器壊して攻撃力を足す。
咲村明人:ひぃーっ
スクレロメイト:21dx7+4
DoubleCross : (21DX7+4) → 10[1,1,1,1,3,3,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,3,5,5,7,7,8,9,9,10]+10[1,4,4,4,6,8]+2[2]+4 → 36
スクレロメイト:シーン(選択)で対象はPC全員。リアクションのドッジのダイス-2個。
有島まひろ:とりあえずドッジをためそう
有島まひろ:6dx+1>=36
DoubleCross : (6DX10+1>=36) → 6[1,1,1,2,5,6]+1 → 7 → 失敗
咲村明人:やるだけドッジ!
有島まひろ:あと29…!くそっ
咲村明人:3DX-3+0@10>=36 回避
DoubleCross : (3DX10-3>=36) → 9[3,7,9]-3 → 6 → 失敗
海江乙羽:ドッジします。
咲村明人:無理!
海江乙羽:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[1,6]+1 → 7
有島まひろ:あと30きりで…!ちくしょう!
東山朱里歌:4dx>=36
DoubleCross : (4DX10>=36) → 9[3,5,8,9] → 9 → 失敗
咲村明人:カバーどうしましょ!
海江乙羽:僕多分攻撃して上がるのでください!
咲村明人:了解!
咲村明人:<炎陣>で行動権を消費せずにカバーリング。カバー対象は海江君!
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を2増加 (121 → 123)
咲村明人:こちらは以上!
スクレロメイト:はあい。ではダメージ!
スクレロメイト:4d10+46
DoubleCross : (4D10+46) → 18[5,10,1,2]+46 → 64
スクレロメイト:死が近いから気合が入っているのか
スクレロメイト:あっ。あと自分の武器は破壊されます
有島まひろ:倒れます~ 咲村さんのロイスをタイタス昇華して復活します。HP15
咲村明人:そりゃあ倒れる!海江君のロイスをタイタス化して復活!
東山朱里歌:全然無理です!咲村さんのロイスを昇華して復活。
東山朱里歌:東山朱里歌のHPを11(→ 11)に変更 (11 → 11)
海江乙羽:カバーされて無傷。みんな有難う。
GM:演出!
スクレロメイト:赤碧の濁り、入り混じった結晶の刃。
スクレロメイト:振るった軌跡はこれまでよりひどく荒い。大振りで粗雑といっていい。
スクレロメイト:二色の閃光が走り、砕ける。その破片ごと、あなたたちを切り刻もうとする!
東山朱里歌:「あうっ」かわせるはずもなく、膝をつく。
東山朱里歌:その場でかがみ込んで、縮こまって逃れようとする。「ぐうう……!」
有島まひろ:「朱里歌ちゃ…、」空気に溶けて逃れようとした身体が閃光にとらえられ、叩き伏せられる。「っあ…!」
咲村明人:再生の間に合っていない体で、それでも前に出る。
咲村明人:氷の弾丸で迎撃。あっさりと弾かれる。構わない、ほんのわずかでも逸らせれば。
咲村明人:「がぁっ……!」
咲村明人:最後はその身をもって斬撃の軌道を変える。赤と碧の斬光は、蒼に届かない。
海江乙羽:傷つく彼女達を見る。早く、早く、敵を倒さなければ、この中では次に速いのは自分だ。
海江乙羽:足を止める。攻撃の軌道が咲村さんの身体で逸れたのが分かった。
海江乙羽:此処は一瞬だけ安全だ。
海江乙羽:「まるでべっこう飴の飴細工だな。叩き割るのは感心しない」
スクレロメイト:「余裕がなくてね」破片の雨が暗闇の中を降り注ぐ。
東山朱里歌:「けほっ、けふっ……」
海江乙羽:「こっちも、余裕がない。早く終わらせたくてたまらない」
海江乙羽:「そう言えば彼女の門限を聞いてなかったな。いい加減に家まで送らないとマズイ時間だ」
海江乙羽:すぐに攻撃姿勢に移る。魔眼の星々を展開し、獲物を見据えて体を前傾させる。
GM:ではこのまま行動値9、海江くんの手番。
海江乙羽:それでは《コンセントレイト:エンハィ》《光の舞踏》《光の指先》《マスヴィジョン》
海江乙羽:13dx7+3
DoubleCross : (13DX7+3) → 10[1,2,5,5,6,7,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,1,2,2,3,8,8,10]+10[7,8,9]+10[6,8,10]+10[3,9]+10[10]+2[2]+3 → 65
スクレロメイト:暴走中。リアクションできません!
スクレロメイト:できてもこれ無理や!
咲村明人:凍てつく刃いりますか!
有島まひろ:すごい出目
有島まひろ:のせとけのせとけ!
東山朱里歌:やば
海江乙羽:そうですね。全力で行きましょう
咲村明人:では凍てつく刃を使用、ダメージ+18、ダメージダイス+1
咲村明人:咲村明人の侵蝕率を3増加 (123 → 126)
スクレロメイト:ひーん
咲村明人:改めてどうぞ!
海江乙羽:8D10+15+3+20+18
DoubleCross : (8D10+15+3+20+18) → 37[3,1,9,1,6,4,4,9]+15+3+20+18 → 93
有島まひろ:すごい出目
GM:怖い!!!
スクレロメイト:残りHPは38でした!
スクレロメイト:倒れます!!復活もないよ!
GM:というわけでみなさんの勝利です!
海江乙羽:129→139
有島まひろ:やっぱっぱー
咲村明人:勝った……
GM:三度くらい死ぬよこれ
東山朱里歌:わいわい
GM:演出もどうぞい!
海江乙羽:「まひろさん。ジャームと言うのは、どうすれば動きが止まるんですかね?」
有島まひろ:「……それは…」顔を上げる。少し逡巡する。
有島まひろ:「…こんな状況で、都合の良い事を言うのは違うわね。…普通の人間と同じよ」
海江乙羽:「分かりました。うん。実は俺もそう思っていたんです」
海江乙羽:「有難うございます。貴方は何時だって誠実だ」
海江乙羽:ナイフを構えて呼吸を整える。深呼吸をするのには慣れている。
海江乙羽:魔眼の群れが煌きを増す。無数の星が海のように深い蒼に輝く。
海江乙羽:「東山さん。実は、君に謝りたいと言うか、心苦しい事があった」
海江乙羽:「だから、君を戦場から日常へ連れて帰る」
東山朱里歌:「……え?」起き上がろうとしながら、君を見る。
海江乙羽:「君に心当たりはないだろうから、俺の一方的なやつでさ。すぐに終わらせてくるよ」
海江乙羽:駆ける。咲村さんが、そこまでの道を拓いてくれるだろう。
海江乙羽:だから、相手の反撃はすべて無視する事にした。
咲村明人:「っ……!」
咲村明人:全く、信頼が重いよ。そんなやり方されちゃ、応えるしかないだろ。
咲村明人:再生が間に合ってない腕の傷を凍らせ、強引に照準合わせ。トリガーを引く。
咲村明人:当たらなくてもいい。対応させて、迎撃の手を鈍らせれば、あとは。
スクレロメイト:刃を生成する動きがわずかに遅れた。
スクレロメイト:それが致命的な一瞬だった。
海江乙羽:爪先から光粒子を打ち出し加速しながら、体がぶつかる勢いで間合いに入った。
海江乙羽:「……俺は君を憎み切る事が出来ない。君に殺されたのにな」
海江乙羽:「だから」
海江乙羽:鉱石ナイフが蒼い光の尾を引き走る。頸元の赤い鉱石結晶を薙ぐ瞬閃の横一文字。
海江乙羽:手首を回し、滑るように心臓上部装甲を通過する袈裟斬り。そして、速さを微塵も落とさずに下腹部結晶体を裂くように払う。
海江乙羽:最後を告げる26文字目の軌跡が意味するのは、即ち決着の三連撃。
海江乙羽:「俺を殺した君を殺し返して、それで貸し借りなしだ。差し引きゼロだ。そっちが戻って来れるかは知らない」
海江乙羽:「俺も体験したことだ。識れ」
海江乙羽:蒼い刃の鉱石ナイフが、赤い鉱石装甲を微塵に散らしながらシースに収まる。
海江乙羽:「これが死だ」
スクレロメイト:月も星もない闇に、光が走った。
スクレロメイト:鮮烈な痛みと、眩む視界。
スクレロメイト:「……ふ」斬られた傷口を赤い結晶が覆う。覆って、覆って、それすら割れて。
スクレロメイト:「死だというには、これは、どうにも…」
スクレロメイト:「綺麗すぎるな」
GM:周囲を包む闇が砕けた。
海江乙羽:オーヴァードにとって一度の死はおそらく絶対ではないのだろう。精々が戦闘不能域にまで追いつめただけかもしれない。
海江乙羽:でも、それで良かった。借りを返して、彼女に手を出させないようにして、それで彼との因縁は清算だ。
GM:【悪意の伝染】が解除される。男の体が揺らぎ、倒れる。
GM:空には魔眼ではない、本当の星々が弱弱しく輝いていた。
海江乙羽:「……なんてな。後は任せても良いですか?」
海江乙羽:単純に体力の限界、もう指の一本も動かせない。限界まで飛ばしたツケを支払い同じように倒れる。
海江乙羽:星の海の魔眼も緊張の弛緩と共に空気に溶け込むように消えていく。
咲村明人:「戦闘終了。ああ、任されたよ。……よく頑張ったな」
咲村明人:支部に通信をつなげる。医療班と、回収の手配。
有島まひろ:「倒した、のね…」息を吐き、倒れたスクレロメイトの様子を確認しに行く。
有島まひろ:(うん。やっぱり、完全に死亡したわけじゃない…死亡させたわけじゃない)
GM:意識を失っている。深い昏睡状態だが、心臓は動いている。
東山朱里歌:つかつか、と。倒れる者たちのもとに寄って。
東山朱里歌:両手をかざす。2人に。片手づつ。
東山朱里歌:「――もし」
東山朱里歌:「これで、また、襲ってくるようなら」見上げる。
東山朱里歌:「2人が、あたしを守ってくださいね」
東山朱里歌:大人たちにそう告げてにへと笑う。
有島まひろ:「あら、あら」ふっと笑う。
有島まひろ:「私たちの出る幕があればいいけど」
咲村明人:「さて、あるかどうか」
海江乙羽:「襲い掛かる。魅力的な提案だけど、俺は紳士すぎるかなぁ」暖かい熱を感じながら精一杯ぼやく。
海江乙羽:「我慢するよ。うん。我慢をね」
東山朱里歌:ぐいっと片方つねりながら。「この物語は、きっと、これ以上」
東山朱里歌:「誰も退場しないほうが、素敵な物語」
東山朱里歌:「そう、あたしが思うから、そうなってよ」
有島まひろ:「まあ」目を丸くする。「じゃあ、そうしましょうか」
有島まひろ:「シスターさんの祈りだもの」
GM:バックトラック!
GM:Eロイスはスクレロメイトが所持した以下の4つ。
【歪んだ囁き】
【悪意の伝染】
【修羅の世界】
【敗者死すべし】
GM:振りたい人はおふり!
咲村明人:全部振ります!
有島まひろ:振ろう!
有島まひろ:118-4d10
DoubleCross : (118-4D10) → 118-15[3,2,8,2] → 103
海江乙羽:振る。
咲村明人:126-4d10
DoubleCross : (126-4D10) → 126-23[9,5,7,2] → 103
海江乙羽:139-4D10
DoubleCross : (139-4D10) → 139-18[1,3,9,5] → 121
海江乙羽:まずは1倍。
海江乙羽:121-5D10
DoubleCross : (121-5D10) → 121-23[4,4,5,2,8] → 98
有島まひろ:一倍振りします 残り
咲村明人:これなら追加込で確定か 残りロイス3で等倍で振ります
有島まひろ:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-26[4,4,8,3,7] → 77
海江乙羽:帰れました。
咲村明人:103-3d10
DoubleCross : (103-3D10) → 103-26[10,8,8] → 77
有島まひろ:5点帰還だ~
GM:かしこい
咲村明人:なんかお揃いだった 5点帰還!
有島まひろ:ほんとだ
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を4d10(→ 18)減少 (125 → 107)
東山朱里歌:東山朱里歌の侵蝕率を4d10(→ 25)減少 (107 → 82)
海江乙羽:5点帰還です。
GM:みんな帰ってきた!
東山朱里歌:あっ1倍です 帰還しました
GM:おかえりなさい~!
有島まひろ:ただいまただいま!
咲村明人:ただいま!
海江乙羽:ただいま!
東山朱里歌:わいわい
ED1:いつもの空、太陽の下で
GM:合同ED。
GM:事件は終わり、ジャーム《スクレロメイト》は凍結処理となった。
GM:遺産《エピオネの脈》は遺産管理局へと引き渡され、咲村さんと有島さんの任務も報告を残すのみ。
GM:そんな頃、あなたたちは最後に戦った植物園に来ている。
GM:もともと訪問客の少ない園内は静かで、薄紅の梅が花を咲かせていた。
東山朱里歌:「お~」休憩所のベンチに座ってそれを見ている。
有島まひろ:「やっぱり昼間に来た方がずっと綺麗ねえ」きょろきょろと周りを見回している。
東山朱里歌:「こんななってたんだ、昼だと」
有島まひろ:「ほんと、ほんと。綺麗ねえ」
東山朱里歌:「暗いとあんまわかんないですもんね。夜空は綺麗だったけど」
咲村明人:「前のときはゆっくり見ていく余裕もなかったからなあ」
海江乙羽:「あの時も何も見えなかったしね。ハイ、差し入れ。少し早いけど桜餅です」
海江乙羽:と、紙袋を皆に渡して。
咲村明人:「おっ、ありがとう!いただきます。お茶は何がいい?」
東山朱里歌:「梅見ながらか~」
海江乙羽:「冷たい緑茶がお奨めですよ。水筒持ってくれば良かった」
有島まひろ:「風情ね~」
咲村明人:「ペットボトルと紙コップでよければ」かばんから取り出す。
東山朱里歌:「なんでそんな準備いいんですか」
海江乙羽:「そういうのがモテるコツなのかな?」
咲村明人:「せっかくだから?海江君に期待していたのも実を言うとある」
有島まひろ:「まあ、ごめんなさい。私ってば、なんの準備もしていないのに」
海江乙羽:「はは。まひろさんはいるだけで花ですよ」
咲村明人:「さらりと言う。モテるコツか?」
海江乙羽:「モテてる?」と東山さんに向け言ってみる。
東山朱里歌:「ノーコメント」
海江乙羽:「だそうです」
有島まひろ:「あら、あら」のほほんと笑う。
咲村明人:「あらら」苦笑する。
海江乙羽:「はぁ、なんか嘘みたいですね。昨日あんな事してたなんて」桜餅を口に入れながら、のんびりと言う。
有島まひろ:「そうねえ」目を細める。「すっかり、いつも通りになったものね」
有島まひろ:「事件の処理も大方済みましたし。ね、咲村くん」
咲村明人:「ええ、おかげさまで。あとは報告を済ませればといったところで」
咲村明人:「二人にも報告しておかないと、かな。あの後のこと」
東山朱里歌:「おお……」
海江乙羽:「報告。UGNっていうのは大変なんだな」
有島まひろ:「これでもねえ、お仕事ですから」くすくすと笑っている。
東山朱里歌:「あの後っていうと……」
東山朱里歌:「楢崎さんのこと?」
咲村明人:「ああ」
咲村明人:「スクレロメイト……楢崎遼一は、一命をとりとめたが」
海江乙羽:「死んでないと聞いて、安心しました……色々と」
咲村明人:「侵食率やこれまでの行動からジャームと判定され、凍結処理されることになった」
咲村明人:「凍結について、二人は聞いてるかな」
海江乙羽:「東山さんは知ってた?」
東山朱里歌:こくと頷く。
東山朱里歌:「治療法が見つかるまで、そうするって」
海江乙羽:「コールドスリープ的な?そうか、レネゲイドはウィルスだから」
海江乙羽:今は無理でも未来には可能性があるのかもしれない。
咲村明人:「ああ。レネゲイドの研究がすすめばあるいは……いつか、治療法が確立されるかもしれない」
咲村明人:「その日まで、凍結処理によって冷凍睡眠させる。それがUGNのジャームに対する基本方針だ」
有島まひろ:「大事なのは…」
有島まひろ:「私たちは、誰も殺してません。ということ、かしら」
咲村明人:「……ええ」
咲村明人:「強力なジャームが相手となるときは、拘束することができず、やむなく現場の判断で殺害に至ってしまうこともある」
咲村明人:「今回は、そうならなかった。そうならずに済んだ」
咲村明人:「君たちの協力のおかげだ。本当にありがとう」
有島まひろ:「ありがとうございました」
海江乙羽:「……俺は我儘で首を突っ込んだようなもので、でも、そう言われると嬉しいですね」
海江乙羽:「誰かの役に立てたなら、とても嬉しい」
東山朱里歌:「そんな、あたしは全然……」
有島まひろ:「ん~?」
東山朱里歌:「むしろ邪魔になったりとかで足引っ張りぱなしで……」
有島まひろ:「そんなことないわよ、みんな、朱里歌ちゃんがたくさんお祈りしてくれたこと、知ってるのに」
海江乙羽:「何を言ってるんだ。君がいるから大丈夫だったんだし、君が勝ってって願ったから勝てたんだ」
有島まひろ:「そうよ、そうよ」ニコニコしている。
海江乙羽:「そう、叫ばれたし。だから、俺は帰ってこれたんだと思う」
東山朱里歌:「そうかな……」指でこめかみを掻いている。
東山朱里歌:「そならいいけど……」
海江乙羽:「なんだろうな。能力全開にして、精神と言うか記憶が飛びかけてた時、君の声が聞こえたし」
海江乙羽:「うん。実はそこそこ危なかったかな。と今にして思う」
東山朱里歌:「えっ記憶飛……!」
東山朱里歌:「ええ~っ!?」
海江乙羽:「はは。帰って来れて良かった。君のお陰だって」
東山朱里歌:「そういう問題じゃないでしょ~!」
海江乙羽:確か二度目に斬られた時、あの時彼女の言葉がなければどうなっていたか。
海江乙羽:「あ。うん。ごめん。こう、気をつける」
海江乙羽:「笑い話にしちゃいけないよな。周りの視線も少し痛い感じもするし」
東山朱里歌:「うん。分かればよろしいが……」
海江乙羽:「一緒に帰る。って約束しましたし」
東山朱里歌:「うん。そうだよ」
東山朱里歌:「そこはだから……そうだな」
東山朱里歌:「守れてえらい」
海江乙羽:「おお。よしよし、そう言うのを守るのが、モテるコツかな?」
東山朱里歌:「知らないけどきっとそう」
東山朱里歌:「ですよね」大人組に助けを仰ぐ。
咲村明人:「だそうだ。参考になったか?」
有島まひろ:「あらあら」
海江乙羽:「こほん。君も足を引っ張たりなんか絶対にしてないからな。ですよね?」と大人組に同意を求める様に。
有島まひろ:「それは、その通りよ」
咲村明人:「それは、うん。間違いなく」
咲村明人:「ちゃんと祈り、届いてたよ。おかげで助かった」
東山朱里歌:「う、うん」
東山朱里歌:ごまかすように桜餅をかじる。「んま」
有島まひろ:「ふふ」くすくすと笑う。
海江乙羽:だろう?と相槌を打って、梅と彼女に目をやる。
海江乙羽:帰れて良かったとしみじみ思う。
有島まひろ:「ええと…あと、そうそう」
有島まひろ:「遺産《エピオネの脈》も、しかるべき場所に戻して、これからはきちんと管理できると思いますし」
有島まひろ:「あと、残ってる事件の処理は…」
有島まひろ:海江くんの方を見る。
海江乙羽:本当に、生命力を活性化させる能力者の命を捧げれば万能の薬になったんだろうか?それに研究員が魅せられない事を祈ろう。
咲村明人:「海江君の今後のこと、かな」
海江乙羽:「ん?まひろさんからの視線は嬉しいな」
海江乙羽:「優しいので」
有島まひろ:「もう。そんなこと言って、朱里歌ちゃんに構ってほしいんでしょ」
有島まひろ:「マジメなお話ですよ」
海江乙羽:「怒られてしまった。はい」
東山朱里歌:「えっどゆこと?」
有島まひろ:「ヤキモチ焼いてほしいのよ」
海江乙羽:「少々酷いリアクションだなぁ!?それぇ」
海江乙羽:はは。と笑う。
咲村明人:「なかなかこれは辛そうな……ではなく」
東山朱里歌:「あたしのほうだけ見てよ……」言ってみてから。
東山朱里歌:「いや、無い。これは無い」
有島まひろ:くすくすと笑う。
有島まひろ:「はい、咲村くん。どうぞ」
咲村明人:おや、と一瞬そちらを向いてから。
海江乙羽:「有りになるのは、いつの日になるんだろう。遠い星を目指す旅のようだ」
海江乙羽:と言ってから佇まいを直し。
東山朱里歌:「もういいから!続けてください!」
咲村明人:「失礼。改めて、海江君のこれからのことだな」
咲村明人:「UGNとしては、君に行動を強制するようなことはしない」
海江乙羽:「でも、UGNとしては野良のオーヴァードはよろしくない的な」
有島まひろ:「あら、そんなことはないわよ。組織に所属していない人が、みんな悪さをするってわけではないでしょう?」
有島まひろ:「UGNに協力してくれたら、それは一番嬉しいけど、ね」
海江乙羽:「それは、そうか。でもイリーガルには登録したいと思います」
東山朱里歌:「あれだよね、派遣のバイト的な……」
咲村明人:「……すぐに答えを出す必要はない、ゆっくり考えてもいいんだぞ、と」
海江乙羽:「と言うか、お二人にここまで助けられたのに、信用できません。嫌です。とか言ったら、ただの人非人じゃないですか」
咲村明人:「言うつもりだったんだが。もう答えは出てるか?」
海江乙羽:「それに、東山さんもイリーガルって言うなら、うん。接点が増えるのは喜ばしい」
東山朱里歌:「まああたしがってか……」
東山朱里歌:「チヒ高のオーヴァードはみんな正規かイリーガルだよ」
海江乙羽:「独自性あった方が良いかな?」
海江乙羽:まあ、そりゃぁいるだろうな。と頷く。
東山朱里歌:「みゃこでしょ、きとちゃんでしょ、のはちゃんは正規だっけ……」
東山朱里歌:「あと師匠と、かいちょと……いや独自性は要らなくない?」
海江乙羽:(全員狙ってる男子がいる組だな)
有島まひろ:「あら、ずいぶん数がいるのねえ」
海江乙羽:(オーヴァードって言うのは美女が多いのか?)
東山朱里歌:「うちの支部だいたいうちの高校の生徒なんですって」
東山朱里歌:「もともと学校の監視?面倒?のために建ったって」
海江乙羽:「ま、そうだな。俺は独学でやると、きっと限界飛ばして終わっちゃうと思うんで、お世話になります」
咲村明人:「ともあれ、君がそう決めたことなら」
海江乙羽:「独自性はもう少し勉強してからが良さそうだ」
咲村明人:「俺は歓迎するよ。改めてよろしく、海江君」
海江乙羽:「正式にUGNも、レネゲイド治療に関わる医者も大変そうですが、手伝う事なら今の俺なら出来ると思います、きっと」
海江乙羽:「よろしくお願いします」
有島まひろ:「うん。本当に頼もしい」ニコニコと笑う。
有島まひろ:「それなら、コードネームも決めなくっちゃね」
咲村明人:「今度会うときは、皆でコードネームを名乗り合うことになるかな」
東山朱里歌:「あっそうじゃん」
東山朱里歌:「なんか決めないと」
海江乙羽:「あ。コードネーム。決めておきました」
咲村明人:「おっ」
東山朱里歌:「すご」
海江乙羽:「多分、必要になるだろうな。と思って、密かに……でも、ないな」
有島まひろ:「まあ」
有島まひろ:「ふふ。聞きたいわ。なんて名前?」
海江乙羽:「『ソル・ジ・スター』でお願いします」
海江乙羽:「誰かのをもじりました」
東山朱里歌:「えっ」
有島まひろ:「あら、あら、あら」口元を押さえる。
咲村明人:「これはなかなか……熱いな」
東山朱里歌:「えっいやちょっと待って……!」
有島まひろ:「承認しちゃいましょうか」咲村くんを見る。
海江乙羽:「うん。これだけでも、これに決めた甲斐があったな」
東山朱里歌:「まひろさん……!」
咲村明人:「拒否する理由は俺にはないですねえ」
東山朱里歌:「咲村さんまでえ~……」
有島まひろ:「うふふ。だって、良いコードネームじゃない」
有島まひろ:「『太陽だって、無数の星のひとつ(ソル・ジ・スター)』なんて」
東山朱里歌:「いやっそうだし嬉しいけど……なんか!」
東山朱里歌:「なんか~~~……!」
海江乙羽:「はは。ソル・ジ・スターを、よろしくね。ソウルシスター」
東山朱里歌:「よろしくたくない~」
GM:まだ冷たい風に梅の花が揺れた。
GM:その花弁が拐われるは、青い空。その上で輝くのは、無数に輝く星に含まれた、
GM:ひとつの星、明るい太陽。
GM:シーン終了。
ED2:有島まひろ
GM:ED2、まひろさんの個人EDです。
GM:《ノギルーム》に与えられた任務は終了した。
GM:今日はあなたが平庭市を発つ日だった。
有島まひろ:「これだけは買っておかないとと思って」紙袋を掲げて見せている。
有島まひろ:和菓子の詰め合わせ。
咲村明人:「ご家族へのお土産ですか?」
有島まひろ:「そう、そう。うふふ、友達のところに旅行してるってことになってるから」
咲村明人:「きっと楽しみに待ってますよ、お母さんの帰りを」
有島まひろ:「そう言ってくれると嬉しいわ」ニコニコと笑う。
有島まひろ:「それにしても。今回、咲村くんをすっかり頼りにしちゃった。本当にありがとう」
咲村明人:「まさか。こちらこそ有島さんに助けられることばかりでしたよ」
咲村明人:「俺がうまく回せるように、ずっと気をつかってくださってたでしょう?」
咲村明人:「改めて、本当にありがとうございました」
有島まひろ:「やだ。お礼を言われるようなこと、してないわ…」ちょっと慌てる。
有島まひろ:「だって…、咲村くんだって。仮にも、教え子の子が狙われていたんだし」
有島まひろ:「負担もあったでしょう。覚醒したばかりの子だって、いたんだし…」
咲村明人:「そうして見守って、必要なときにだけ手を差し伸べてくれたから、です」
咲村明人:「俺のことや任務のことだけじゃない」
咲村明人:「海江君や東山さんのことも」
咲村明人:「今回の事件で、二人が出会えたのが有島さんでなかったら」
咲村明人:「……もっと違う結末になっていたかもしれない」
咲村明人:「来てくれたのが、あなたでよかった。だからお礼、です」
咲村明人:深く頭を下げる。
有島まひろ:頭を下げられて、その表情がお互いに見えなくなった一瞬の間に。
有島まひろ:何か思い当たることがあったような、虚をつかれたような顔をして、ただ息を呑む。
有島まひろ:「もう…。そんなに言われたら…、困っちゃう」
咲村明人:「……有島さん?」
有島まひろ:すぐにニコニコと笑う。「だって。もう。咲村くんが褒め上手だから、困っちゃったわ」
有島まひろ:「有頂天よ、ほんとよ? もう…、事件は解決したけれど、これからのことも考えなくちゃいけないんだから」
有島まひろ:「そこは、咲村くんや、この街に住む人にお任せすることになるけれど…」
有島まひろ:「…大丈夫、って、言ってくれるでしょ?」
咲村明人:「ええ、もちろん」
咲村明人:「こっちは大丈夫です」
咲村明人:「ですので、有島さんも」
咲村明人:「大切な人たちに、大丈夫って伝えてあげてください」
有島まひろ:「まあ、約束ね」
有島まひろ:「言われたことは、守るのがいいんだものね」
有島まひろ:笑う。「はい。そうするわ」
咲村明人:「勉強させてもらいました」くすりと笑って
有島まひろ:「うふふ。それじゃ、みんなに、よろしくお伝えください」
有島まひろ:「そうね」首を傾げて、思いついたように笑う。
有島まひろ:「またねって」
咲村明人:「ええ。……また」
有島まひろ:くすくすと笑い合って、そうして踵を返す。
有島まひろ:支部を出て、近くのバス停に向かって歩みを進める。
槌谷天明:そこに駆け寄ってくる少年がいる。
槌谷天明:「あ、まひろさん……!」
有島まひろ:「あら」声の方を見る。
有島まひろ:「天明くん!」
槌谷天明:「帰るって聞いたので、挨拶したくて……」
有島まひろ:「まあ、すっごく嬉しい」彼が駆け寄ってくるのを見守って、嬉しそうに笑う。
有島まひろ:「わざわざ、来てくれたの? ありがとう」
槌谷天明:「いえ……お願いしたことも」
槌谷天明:「ありがとうございました。いろいろ、聞きました」少し笑う。
有島まひろ:「あら…、ふふふ」「うん。もう、《スクレロメイト》が誰かを傷つけることも、なくなったから…」
有島まひろ:「……」そこまで言って、考えるように黙る。
槌谷天明:「……まひろさん?」
有島まひろ:「…そうね」
有島まひろ:「だから、天明くん」天明くんの顔をじっと見つめる。
槌谷天明:一瞬わわっと狼狽えて、それから真剣に見返す。
有島まひろ:「あなたの、あなたの『先生』との思い出を、あなたは否定しなくていいと思うの」
有島まひろ:「あなただけの…、先生との大切な思い出が、あるんだもの」
槌谷天明:「……!」
槌谷天明:「そっか………そっか。いいんだ……」
槌谷天明:「こうなっても、やっぱ、うん……」
槌谷天明:「先生、ボーッとしてて、あんま教えるの上手くなかったなとか、入院食の味ぼやいてたなとか」
槌谷天明:「そういう思い出し方なんですよね」
槌谷天明:「それは、忘れなくていいんだ」
有島まひろ:「…そんな風に、していた時まで」
有島まひろ:「あなたのことを裏切っていたなんて、そんなことはないと思うわ」
有島まひろ:「いいのよ」目を細める。「…大切にしてね。その思い出は、あなたが掴んだ絆だったんだから」
槌谷天明:目を見開いて、ぎゅっと閉じた。
槌谷天明:また開いて。「はい」
有島まひろ:「ふふ」
槌谷天明:「……たくさん覚えてます。先生のこともだし、まひろさんのことも」
槌谷天明:言ってからモゴモゴとする。「…はい」
有島まひろ:「まあ、とっても嬉しい。天明くんくらいの年頃の子と、こんなに話すなんてあんまりないし…」
槌谷天明:「そ、そうなんですか…、」
有島まひろ:「そうよ? こんなおばさんとも仲良くしてくれるんだもの」
有島まひろ:「うふふ。これから、弥生ちゃんと仲良くね」
槌谷天明:「え、あ……まひろさんは、その………えっと。すごく……」
槌谷天明:「き。キレイです」
槌谷天明:「あっ。はい」やっと、仲良くね、に返事をする。
有島まひろ:「まあまあまあ、やだ、もう!」天明くんの肩をぺしぺし叩いてころころと笑う。
槌谷天明:あわあわとして、やがてほっとしたように笑う。
槌谷天明:「きょう、母さんに話すつもりです」
槌谷天明:「……それもあって。なんとなくまひろさんに言いたくて、来たんです」
槌谷天明:「なんとなく勇気出したかったので…」
槌谷天明:「…です」
有島まひろ:「まあ」笑う。
有島まひろ:「大丈夫。きっと、天明くんのお話、ちゃんと聞いてくれると思うわ」
槌谷天明:「はいっ」
槌谷天明:うなずく。
有島まひろ:「がんばってね。それに…ご家族と、仲良くなさってね」
有島まひろ:「勇気、出た?」
槌谷天明:「……はい!」
有島まひろ:「良かった」
有島まひろ:ニコっと笑う。「…この街でね」
有島まひろ:「天明くんも、乙羽くんも、朱里歌ちゃんも…弥生ちゃんも。まだ、他にもいるかも、だけど」
有島まひろ:「みんな、助かって良かった。良い仕事ができました」
槌谷天明:大きく、またうなずく。「良かった、です!」
槌谷天明:「ありがとうございます」と、嬉しそうに言う。
有島まひろ:「はい」頷き返して、時刻通りについたバスに乗り込んで行く。
有島まひろ:「どういたしまして…、なんて、ふふ」振り返りながら手を振る。バスが発車していく。
GM:少しだけ過ごした景色が流れて行く。
有島まひろ:青空に目をこらす。
有島まひろ:見えないけれど、無数の星々は、明るい陽射しの下でもきっときらきらと輝いている。
有島まひろ:だから、大丈夫で。大丈夫になった。
有島まひろ:(帰ったら。ただいまって、言わなくちゃ)
有島まひろ:一足先に、帰路を急ぐ。
ED3:咲村明人
GM:ED3。咲村さんの個人EDです。
GM:カフェ『ポロロッカ』。
GM:最近できたばかりの店で、モダンな内装とスイーツ類でSNSでもちょっとした人気がある。
GM:あなたはここへ約束通り、教え子を奢りに連れて来た。
奈砂弥生:「おおー」席に届いた苺のワッフルに目を輝かせる。
咲村明人:「お気に召したか?」
咲村明人:コーヒーとパンケーキ。コーヒーにはミルクをたっぷり。
奈砂弥生:「召します~」写真を撮るだけ撮る。
奈砂弥生:普段よりちょっと女子っぽさの強い私服。スマホを仕舞う。
奈砂弥生:「センセーのどんなん」
咲村明人:「甘くて美味いよ。食べるか」
奈砂弥生:「えっ」
咲村明人:皿をちょっと奈砂の方に寄せる。
奈砂弥生:「……あっ、はい…」少しフォークで貰う。
奈砂弥生:「……うむ。おいしい」
奈砂弥生:お礼にちょっと切り分けて皿に乗せる。
咲村明人:「そりゃ良かった。連れてきたかいがある」
咲村明人:「おっ、悪いな。いただきます」
咲村明人:もらったワッフルを口に運ぶ。
奈砂弥生:じーっとそれを見つつカフェオレを飲んでいる。
咲村明人:「うん、甘い。一人だとなかなか来ないけどいいな、こういうのも」
奈砂弥生:「でしょ。…来ないんだ?」
奈砂弥生:「センセーなら一緒に行ってくれる人多いのかと思ってた」
咲村明人:「一人だと支部の食堂だったり軽食で済ませちまうからなあ」
咲村明人:「買いかぶりすぎだって。お前らのときみたいに生徒引き連れてファミレス行くぐらいだよ」
奈砂弥生:「ふーん…」
奈砂弥生:苺とアイスが乗った部分を食べる。
奈砂弥生:「前も言ったけど、でもさ、先生は」
奈砂弥生:「先生が思ってるより、助けてて」
奈砂弥生:「…買いかぶれるよーな人ですよ」
咲村明人:「……そっか。……そう、かな」
咲村明人:「うん。でも、お前が言うことだからな。信じるよ」
咲村明人:「今回も、それで助かったからな」
奈砂弥生:苦笑する。「もー」
咲村明人:「正直言うとな。ちょっと自信なくしてたんだ」
奈砂弥生:「そうなんだ?」
咲村明人:「実はいつもそんなあるわけじゃねえんだけど。……スクレロメイトの件を聞いてな」
咲村明人:「俺はちゃんと、先生をやれてるのか、って不安になってた」
奈砂弥生:「あっはは」
咲村明人:「笑うことかぁ?結構本気で悩んでたんだぞ」
奈砂弥生:「先生やれてない人が、そうやっていつも本気で悩んだりしなくない?」
咲村明人:「……」
咲村明人:唖然として。
咲村明人:「そう、なのかな」
奈砂弥生:「えっ。そんなびっくりすること…!?」
咲村明人:「いや……悪い。悩んだりするのは、俺の病気みたいなもんだと思ってたから」
咲村明人:「そんなふうに言われたのは初めてでな」
奈砂弥生:首を傾げる。「先生だってよく言うじゃん」
奈砂弥生:「短所と長所は裏表だからうまく活かせみたいな、指導」
奈砂弥生:「なんか……そういうことなのかって思ってるよ、わたし」
咲村明人:「そうか……そういうこと、なのかな」
咲村明人:「まいったな。これじゃどっちが先生か分かったもんじゃない」
咲村明人:「教えられてしまった」
奈砂弥生:「ふふ。やった」
咲村明人:「……前に話したときな」
奈砂弥生:目を細める。「センセーの生徒なので」
咲村明人:「いちばんいい先生だって、言ってくれたろ」
奈砂弥生:「うん」
咲村明人:「あれな、ほんとに、救われた」
奈砂弥生:ぽかんとして、それから気づいて、表情を戻す。
咲村明人:「いつもどっちに向かえばいいか、必死に手探りだからさ」
咲村明人:「俺は俺でいいんだ、って言ってもらえたみたいで……」
咲村明人:「だから、なんだ」
咲村明人:「ありがとうな」
咲村明人:「お前も、思ってるより人を助けてるよ。絶対」
咲村明人:「買いかぶっていい。俺の自慢の生徒だ」
奈砂弥生:「知ってる」
奈砂弥生:「…知ってる。それが嬉しいよ」
奈砂弥生:「センセーになにかしたいなと思ってたから、そう思ってもらえたことが嬉しい。」
奈砂弥生:「助け合いだ」ワッフルの苺を、咲村さんの皿に乗せる。
咲村明人:「これ以上か?」パンケーキを返す。
奈砂弥生:む、とそれを見る。「こ、これ以上は、カロリーが…」
咲村明人:「こりゃ失敬」くすり、と笑う。
奈砂弥生:「許します」
奈砂弥生:「わたしの自慢の人なので、許す!」それだけ言って、そのパンケーキを食べる。
咲村明人:「ああ」
咲村明人:「頑張るよ。自慢であり続けられるように」
咲村明人:俺と彼の、何が違うのか。
咲村明人:わからないけれど。俺は、この子達を思い続ける。
咲村明人:どうか、幸せでありますように。
咲村明人:その願いだけは本物だから。
ED4:海江乙羽・東山朱里歌
GM:ED4。海江くんと東山さんのED。
GM:放課後を告げるチャイムが鳴り、ざわめきが教室を覆い始めた。
GM:ところは千尋沢高等学校。
GM:夕暮れの光が校舎を包むころ。
東山朱里歌:「ふ~」今日も数々の不心得者を殴り倒した日誌をしまう。
東山朱里歌:「お前にも苦労をかけるな……」
海江乙羽:「ブラック労働過ぎる。少し休暇を与えた方が良いと思うけど」
海江乙羽:日誌君を気遣う台詞は自分の身の安全のためでもある。
東山朱里歌:「そっち側が言うな~」
海江乙羽:「それは言うよ。ほら、被弾率増えてきてるし」
海江乙羽:あの日以来学校を休んでないし、早退もしていない。生まれ変わったという表現は実に的を射てるかもしれない。
海江乙羽:「まぁ、諸々お疲れ様。と言っておきます」
東山朱里歌:「ホントだよもうさ~~~」
東山朱里歌:「休まる日がこん」
海江乙羽:「少し、放任しようよ。そうすれば男子の心は休まるし」
海江乙羽:うん。と頷き。
東山朱里歌:「だって無限に調子乗るじゃんか……あと、実際さ」
東山朱里歌:「本当に嫌がってる子は言えんから。代わりにやってやんないと」
海江乙羽:「それを言われると、反論しにくいな。男子が100%アホですし。まじでそうだからな」
海江乙羽:「でも、此処に問題が一つあるんだ」
東山朱里歌:「何?」
海江乙羽:「君の日誌をご褒美だと思ってる奴は結構いる」
海江乙羽:「無視できない程度には?いる」
東山朱里歌:「えっキモ……」
海江乙羽:深刻だ。とため息一つ。
東山朱里歌:「あっ言っちゃった今のナシで」
海江乙羽:「うん。ド正論過ぎて心臓止まるかと思った。偶に止まってたっぽいけど、今まで」
東山朱里歌:「笑えないジョークやめろし~」
海江乙羽:「はは。いや、そうだ。ジョークなんだよ。うん、俺の体、おそらく治ったと思う」
東山朱里歌:「……そか」
東山朱里歌:「……よかった」
海江乙羽:「今度、検査の結果貰いに行くけど。でも、そうすると病院にあんまりいけなくなるのは残念かな」
東山朱里歌:「いやそれはちゃんと定期的に来なさい」
東山朱里歌:「オーヴァードとしての検診もあるしね」
海江乙羽:「お。君も寂し……ちっ」
海江乙羽:言いながら鞄を肩にかけて帰る用意をしながら
海江乙羽:「そう言う事ですか。そこは真面目に。はい。何か重い荷物あるなら持つ?」
東山朱里歌:「いや別にないけど……え?」
東山朱里歌:「どうした」
海江乙羽:「と言うと?」
東山朱里歌:「いやというとでなく」
東山朱里歌:「なんであたしの荷物持とうとしてんの」
海江乙羽:「いやぁ、せっかくだから一緒に帰ろうと思って」
海江乙羽:「健康にもなったしね。直帰か病院かって事以外も出来る訳だよ」
東山朱里歌:「何がせっかくなんだか……」
海江乙羽:「俺にとってはせっかくなんですぅ。それに、こういう気取ったこと言ってみたかったし」
東山朱里歌:はあ、とため息。「今日はじゃあ寄り道無しね」
海江乙羽:「今日"は"」
東山朱里歌:「言葉尻すんな……あたし買い物したいんだった」
海江乙羽:「言葉尻を捕らえるのって良くないな。いや。君の仰せのままに」
海江乙羽:「なに買うの?」
東山朱里歌:「和菓子」
海江乙羽:「そっか。実は美味しい所を知ってるんだ」
海江乙羽:「案内しても良いかい?」
東山朱里歌:「安くしてくれるところ?」
海江乙羽:「それは、もう」
東山朱里歌:「じゃあそこにしよう。案内してくれるかね」
海江乙羽:「喜んで。では、お嬢様。お手を拝借」なんで冗談のように笑って。
東山朱里歌:「せんから!」ぱしっと手を弾く。
海江乙羽:「ですよねー!」
海江乙羽:「うん。君と一緒に帰れるだけで満足します。調子に乗り過ぎました」
東山朱里歌:「油断も隙もない」いそいそと帰り支度をする。
海江乙羽:「緊張感のあるクールな男と認識して欲しい」彼女の帰り支度を待つ。
東山朱里歌:準備を終えて。「しかしすげー久々だな「かいえ」行くの」
海江乙羽:歩きだす。「うん。来づらかった?」
東山朱里歌:教室を出て、とんとんと階段を降り始める。「そりゃね~」
海江乙羽:「俺の好意は露骨だったしね。それはそうか」彼女と歩調を合わせる。
東山朱里歌:「病院で必要なときもお母さんが行ってたし」
海江乙羽:「気にしすぎぃだよ」ただし、さり気なく。自然な動作で歩みを合わせ。
東山朱里歌:てってってっとリズムよく階段を降りて。「するんだよ~」
海江乙羽:「まあ、それに関しては、俺はかなり君に謝りたいと言うかさ」
東山朱里歌:「うん?」
海江乙羽:「いや、俺は君の不幸を喜んだことがある」
東山朱里歌:「おっなんだ~?」見ずに応える。「フラれ話か?」
海江乙羽:「まぁね。君が彼氏と別れたと知った時に、その不幸を俺は喜んだ。俺にチャンスが来たってさ」
海江乙羽:「君の不幸を我が身の幸せだなんて、まったく嫌なやつだと思う」
東山朱里歌:「……まあ、いい気分じゃ全然ないけどさ」
東山朱里歌:「あたしが同じ立場なら多分そうなったろうし」
東山朱里歌:「そのへんはなあ」顔は合わせずに先を歩く。
海江乙羽:「コメントさせづらい事言って悪かったなとは、思ってるよ」
海江乙羽:「でも、そう言うのさ。隠しておくのも誠実じゃないかなって」
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「……それってさ……」立ち止まって。
東山朱里歌:「いやいい」
海江乙羽:「いや、言ってよ」
海江乙羽:「俺は察しが悪いよ。おそらく」
東山朱里歌:「……自慢すんな……その、さ」
東山朱里歌:「その……あたしと、なんか、そういう」
東山朱里歌:「そういう……その、感じに、なりたいわけなの……?」
海江乙羽:彼女の顔を見る。
東山朱里歌:「見んな」
海江乙羽:「見ないと返事が出来ないよ」
海江乙羽:困ったように笑う。
海江乙羽:「答えても?」
東山朱里歌:こく、と頷く。
海江乙羽:「俺は君が幸せになって欲しいな。って結構前から思ってたけど」
海江乙羽:「体が、こんなだから少し遠慮をしていたんだ」
海江乙羽:息を軽く吸う。心臓が少し痛い。
海江乙羽:「でも、今は少し欲が出てきた。君が幸せになって欲しいじゃなく」
海江乙羽:「君を幸せにしたい。に変わったかな」
東山朱里歌:「……っ」
海江乙羽:「そう言う感じになりたい。なれるものなら」
東山朱里歌:「……そか」横髪をくるくると触る。「そすか……」
海江乙羽:「うん」真面目に頷く。
東山朱里歌:「……」
東山朱里歌:「……ごめん、あたし、その、まだ……なんかさ」
東山朱里歌:「分かんないんだ。分かんなくって」
海江乙羽:「うん。いいよ、これは急な話だよ」
東山朱里歌:「だけどね。そのね」
東山朱里歌:「……その。あたし、まだ、男の人結構ニガテっていうか……だけどね、その」
東山朱里歌:「そのさ……」
東山朱里歌:「イヤ、では、なかった……かも」
東山朱里歌:「そんだけ!」
海江乙羽:「そっか」
海江乙羽:「はは。嬉しいもんだな。今のさ、凄く可愛かった」
東山朱里歌:「はあっ!?」
海江乙羽:「イヤでないのなら、また頑張るよ」
東山朱里歌:「いっ今のはなんかイヤ!」
海江乙羽:「なんだよぉ。褒めたんじゃん、心の底から」
東山朱里歌:「だとしても!」くるっと振り向いて早足で再び歩き出す。
海江乙羽:それについて行くように歩き出す。
海江乙羽:「空がもう暗くなってきた」
東山朱里歌:その声に、歩きながら窓の外を見た。
東山朱里歌:薄暗闇の中に、星がちらりと見えたような気がした。
海江乙羽:星を見る。
海江乙羽:どんなに長く 一緒にいれたとしても それはきっと100年にも満たない。
海江乙羽:もっと早く出会えていれば良かった。 話をしないでいても 時間は流れ続け、別離の時は近づいてしまう。
海江乙羽:今日、俺はどれくらい 君に優しく出来ただろうか?これから先、君はどれくらい笑ってくれるだろうか?
海江乙羽:たとえ一分一秒でも 共にある日が長く続きますように。 君とずっといられますように。
海江乙羽:そう俺は星に祈るのだ。
GM:空の色が赤橙から夜に変わる。ほんの少し、時が流れる。
GM:その少し後、あなたの、あるいは彼女の心に、何がきらめくか。
GM:……それは誰もまだ知らない物語。
Double Cross The 3rd Edition『インクルージョン・オブマイハート』
”Inclusion of my heart” Stay gold.
経験点配布
GM:経験点配布!
GM:うけとってね~
咲村明人:はーい!
有島まひろ:やった~!
GM:まず ・セッションに最後まで参加した:1点
GM:みんないるかな~?
東山朱里歌:しました
咲村明人:居ました
有島まひろ:いました!
海江乙羽:います
GM:はい!おっけい!
GM:続いては ・シナリオの目標を達成した
GM:ハートだし8点にするか。あげます!
有島まひろ:わ~い
咲村明人:もらいます!
海江乙羽:横にして∞点じゃ駄目?
東山朱里歌:88888
海江乙羽:貰う!
GM:計算不可能
GM:つぎは ・エネミーのD/Eロイス
GM:Eロイスは先述の4つ。
GM:Dロイスは
楢崎遼一【変異種】
槌谷天明【羅刹】
奈砂弥生【優しい奇跡】
GM:奈砂のは特に使わなかったですが、設定だけしたのでついでにあげます。
GM:てことで7点ですね。
東山朱里歌:やったぜ 味方なのに
有島まひろ:シナリオの演出としてはあったもんね
咲村明人:わーい
海江乙羽:強く生きて欲しい姉弟!
GM:つづいて ・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整を行った:1点
GM:みなさん迅速な連絡助かりました。
有島まひろ:やった~
東山朱里歌:ワオワオ
咲村明人:よかったー
GM:あとDTさんはサーバーと日程表もありがとうね!
咲村明人:ありがとうございます!
GM:あれもとても助かりました。
東山朱里歌:GMMAPもよきよき
GM:いぇーい
有島まひろ:素敵な会場でした~
海江乙羽:うん。みんな時間に誠実だった。良いメンバーだったです。
咲村明人:良かった~
海江乙羽:そう。MAPの宝石綺麗ー
GM:へへ
GM:・セッションの進行を助けた:1点 そして当然これもあげちゃう
咲村明人:ありがとう!
有島まひろ:うれしい!
咲村明人:助けられたならよかった
GM:相談しやすく助かったよ!
東山朱里歌:ワオワオ
有島まひろ:みんな協力的な姿勢がすごく、すごかった印象です
海江乙羽:助けた。……ううっ、頂いても
GM:相談して進めたい族なのでかなりありがたかった。うけとれ~
有島まひろ:ありがとうございます!
咲村明人:いただきますー
GM:そんで次の2点はみんなで感想がてらやりましょうかね
GM:・よいロールプレイをした:1点
・他のプレイヤーを助けるような発言や行動をした:1点 これ!
有島まひろ:ワイワイ!
東山朱里歌:ホワホワ
GM:PC4まひろさんからいこかな~
咲村明人:うおうお
東山朱里歌:えっちでした
咲村明人:初手
GM:中学生?
東山朱里歌:まず言っとかんとね
海江乙羽:たおやかな色気を仕草でひねり出すの凄かったね。
咲村明人:今回まひろさんと二人でエージェント側で
東山朱里歌:だって……“そう”だから
咲村明人:進行とか回す側でやらせてもらったんですけど
咲村明人:まひろさんがこっちに適時降ってくれるので話回しやすかったし
咲村明人:足りないところはきっちり補ってくれるし
東山朱里歌:実際ね~すごい柔らかい感じで対応してもらえてるのと
GM:補いめちゃうまいよな~と思う
咲村明人:それでいつつ皆のこと気遣って色々してくれるからすごい助かりました ほんまに
咲村明人:ありがとうございます~
東山朱里歌:なんかそのなかでもこう……適当なことは言わないみたいな誠実さがあって
GM:まひろさん、気持ちへの寄り添いがすごくしなやかで軽やかなんですよねえ
海江乙羽:まひろさん、パス出すの上手いし、俺この人、正しいことを常に言うのが良いエージェントだなぁって
有島まひろ:ヒィ~~めちゃくちゃお恥ずかしい限り
咲村明人:クライマックスの海江君との話とかね
東山朱里歌:ふわふわしてるわけではないんだよななんか
東山朱里歌:弾力がある
GM:そうそう
海江乙羽:凄い好きです。
GM:弾力って言うとエッチだな そういうことではなく……こほん
東山朱里歌:恋愛・フリも非常に助かりのしゅり
有島まひろ:よかった~~
東山朱里歌:必要でありクドすぎずみたいな……
咲村明人:クライマックスのスクレロメイトとの
東山朱里歌:とにかく バランスがよい
有島まひろ:恋愛面については特に…そのために来たようなものですからね よかった
咲村明人:嬉しいことや幸せを否定させないってのも
咲村明人:すごいよかった~
東山朱里歌:ね~
海江乙羽:四面四角じゃないけど、正しくてやわらかいエージェントで、仕草がナチュラルサキュバスなのやばいですよw
有島まひろ:わ~い
GM:あと好きなのは最後の咲村さんと話してるときにはっとする感じになるやつもすきです。良かった。
東山朱里歌:一人の少年は壊されましたが……
槌谷天明:いいってことよ
海江乙羽:まひしゅり良かったねぇ
咲村明人:ほんとにお世話になったので 伝えられたならよかった
有島まひろ:「話してること自体はそうでもないのになんか卑しい」というところに執念を燃やしています
GM:そう なんか「勝手にこっちがそういう気分になっているだけでは!?」
GM:これがいいよね
海江乙羽:まひろさんと言うかめかぶさん、全方面においてレベルが高い上にフォロワーに回れるのが偉くて凄いぜ。
咲村明人:すごい
有島まひろ:いや~まあ 基本的には咲村さんにお任せしていましたぜ!
有島まひろ:頼れるリーダーでしたもの
GM:ではではPC3咲村さん~
咲村明人:任せかたがめちゃんこうまかったのでほんと助かりました~
GM:咲村さんはね~ しっかり仕切りながら、青年的な熱さがあるのがすごく良かったなと思ってて
海江乙羽:咲村さん。モテ男!
有島まひろ:とにかく世界観説明の台詞のひとつひとつが丁寧かつ 台詞的に上手に噛み砕いていたのが見事だったな~と思っております
東山朱里歌:マジで頼れるエージェントだったし
GM:「優しくて頼れてちょっと支えたいお兄ちゃん」なんだよね
海江乙羽:大人なのに青臭い理想があって、それを格好つけてあんまり隠してないのが、女性を惹きつけるのね。
東山朱里歌:先生感がすごいんだよな
有島まひろ:すごかった
海江乙羽:実際とても誠実な人でした。
咲村明人:支えがい出せたなら良かった
GM:「先生」だよねなんか
東山朱里歌:そう 大人組が誠実でほんとうによかった
咲村明人:先生ってどんなものだろうって私もさぐりさぐりなところあったので
有島まひろ:あとそう そういう意味で24歳らしいんですよね なんかこう 未熟さがあるのを自分でもわかってるところ
東山朱里歌:格好いいとか綺麗とか強いとかもちろんあるんだけど やっぱ
咲村明人:先生であろうと頑張ったつもりなので、そう言っていただけると嬉しいです
東山朱里歌:誠実が先に来る感じ
有島まひろ:うれしいなあ
咲村明人:ありがたい
海江乙羽:後、戦闘シーンでも周りをフォローしながら戦うロールが上手で、僕はそこも好き。
GM:誠実な大人にしっかりいろんな話をしてもらえたのマジでありがたかった
GM:わかる~
咲村明人:あっよかった~ ありがとうございます
咲村明人:海江君と戦闘中絡むこと多かったけど、しっかりこっちが絡んでいくタイミング作ってくださったので
咲村明人:とても助かりました~
有島まひろ:戦闘ロール上手でしたよね~~
東山朱里歌:そうね~ 援護型なのもうまかったね
有島まひろ:サッと差し入れるロールがよかった
有島まひろ:うんうん
GM:戦闘シーンの流れが綺麗に動きやすかったね
東山朱里歌:あとなんだろうな……遠慮なく話せる雰囲気を作ってくれてた感じもある
有島まひろ:あ~そうかもそうかも
海江乙羽:氷の弾丸最低限の動きで格好良さを表現できてよかったですね
GM:それもわかるな
東山朱里歌:男性だからの忌避全然せんかったもんあたし
咲村明人:ありがとう~うれしい……
GM:てかこう 大人ー子供ではっきり違うんだけど話しやすい
有島まひろ:あっあと海江咲村コンビ良かったです
GM:という空気感が全体的に良かった
GM:あのコンビは私の中の弥生も危機感を覚えたからね(?)
咲村明人:良かった~
海江乙羽:まひろさんが隠密で朱里ちゃんが支援だから、支援を一人で受けれましたからw
有島まひろ:イエイ イエイ
有島まひろ:たしかにな………
有島まひろ:しゅりかちゃんは本当にも~ヒロインとして120%の活躍をしてくれて 良かったですねえ
GM:朱里ちゃんはそう PC2でありヒロインであり
咲村明人:非日常側になれてない感じを出すのがすごいうまくて
有島まひろ:かわいいし シナリオ全体の「この子のために頑張らなきゃ」っていうモチベーションを牽引してくれて
東山朱里歌:ワイワイ
GM:役職が二個あるようなもんなんだけど、さすがの良さだったな
咲村明人:真面目で優しくて強くて、でも普通の女の子って感じを
咲村明人:すごい魅力的に出してて素敵だった
有島まひろ:話しやすい柔らかい雰囲気はしゅりかちゃんのおかげもすごくありそう
海江乙羽:そうですね。しゅりちゃん、普段の明朗さに反して実はかなり内罰的な所もあって、放っておけない
GM:そのへんの能力とかへの意識もしっかり聞けて良かったよね
海江乙羽:かわいかったですねぇ。後なんでかとても合わせやすかったです。
有島まひろ:色々なことにくよくよするのが多かったのがめちゃくちゃ良かったですね
東山朱里歌:なんでだろうね
GM:スクレロメイトのあれそれも誠実に考えて迷ってくれてとても嬉しかったです
咲村明人:楢崎に対してもすごい真面目に悩んでなんとかできないかって考えてくれて
咲村明人:すごい良かったよね
海江乙羽:あ。ちょっと方向性かえないと、無限にいつもの会話になってしまうぞ。ってなったりもした。
有島まひろ:OPの楢崎さんとの絶妙な空気感好き
GM:マジでそのへんの知人がジャームだった的なあれなんだよね
東山朱里歌:なんかでも すごいみんなに甘えたおしてやらせてもらった感じあります
東山朱里歌:えへへ
GM:あと…かわいかった
有島まひろ:甘えてくれたのがよかったのよ~
海江乙羽:後、僕 喧嘩したの別にそういうシナリオだからとかじゃないの、好きなんですよね。
有島まひろ:喧嘩もよかったね~!
海江乙羽:あれイベントじゃねーのね。僕らが勝手に喧嘩してしまったw
東山朱里歌:そうですね……あたしがなんか……
GM:そうですね 気づいたら喧嘩してた(良かった)
咲村明人:思いやった結果の喧嘩だったからね
東山朱里歌:勝手にしがちで……喧嘩を……
有島まひろ:そんなんだから………いややめよう
GM:喧嘩して大人に聞いてもらってやっと向き合えて
海江乙羽:あれで、二人のロールに深みみたいなのも出たんじゃないかなぁ。
GM:っていうここの流れがすごく好き
GM:出てた!
GM:そこがクライマックスの時間凍結流れに繋がってたと思う
咲村明人:あの回復ただのりされたところの流れ良かったよね
東山朱里歌:のらないで
有島まひろ:でもよかったねえ
海江乙羽:あそこで、 ち、ちがうの ってやったの匠の技だったよね
有島まひろ:だっただった
咲村明人:だった
GM:「祈り」っていうモチーフもかなり焦点あてられてて良かったです
東山朱里歌:ありがたし
GM:コードも超擦れたしね
海江乙羽:僕はやっぱり直にお相手してもらったので褒めるシーンが多くてね。困る。
有島まひろ:いっぱい褒めな!
東山朱里歌:いっぱい困れ~
海江乙羽:後,EDのシーン、凄く可愛かったです。僕DTさんにああいうロールされたの初めてだったしねw
GM:あれマジでかわいかったな
東山朱里歌:実はそうかも
GM:あんなにツーカーなのに…
有島まひろ:全然無理せず良い所におさまったの良かったねえ
咲村明人:すごかった
GM:照れるとぶっきらぼうな感じになるの好き
GM:あの収まりどころもいいよね
東山朱里歌:マジで何も決めずに始めたけど いいところに落ち着いた
海江乙羽:なんか1歩進んだ感にもなったしね。有難い事です。
GM:私もどうなるんだろ~って思ってGMしてた
海江乙羽:もともと僕は朱里歌ちゃんのファンボーイだったので。
有島まひろ:ずっと良いな~って思ってるのが 二人の恋愛が、二人の成長につながってるところ
咲村明人:二人のこれからも楽しみ
GM:自信にね
有島まひろ:前に進むためのやり取りなんだよね
東山朱里歌:がんばるぜ
海江乙羽:がんばろ
有島まひろ:がんばって~!
GM:いい二人の関係だよ
GM:がんばれー!
GM:そうその海江くん
咲村明人:かっこよかった
有島まひろ:めちゃくちゃよかった
GM:魅力的なPC1をしてもらったなーー!
東山朱里歌:いやキザすぎません?????
GM:と思ってます。すごくいいキャラ
東山朱里歌:なに?????
有島まひろ:キャラクターがすっごい完成されてましたね
有島まひろ:喰らった人
GM:気障なのがまっすぐなんだよな
海江乙羽:良かった。良かった。覚醒枠としてかなり、性格が独特だとは思うので、好評なようで良かった。
咲村明人:すごい賢くて大人びているようで
GM:クール気障なんだけど、恋して迷う男の子でもある
東山朱里歌:なんか……すごいちゃんとしてるよね
咲村明人:東山さんとのやり取りとかで年相応に悩んでたりうまくいかないなあってなってるのが見えたり
GM:ここの塩梅がすっごい良かった
咲村明人:あと、命に対する向き合い方がすごくよかった
東山朱里歌:設定の組み方とかがね こう 完成度高かったわよね
咲村明人:自分自身が死に近いところに長く向き合ってたって説得力あって
東山朱里歌:必要なパーツで組んである感じというか……
有島まひろ:和菓子屋の息子・病弱・無意識化の覚醒状態 っていうキャラシにあるフックをあますことなく出して回収していったのがすごかった
GM:朱里ちゃんと対比するとこ絡むとこがここってのも分かりやすく
有島まひろ:そうそう…
海江乙羽:普段ならすっと躱すところで突っ込んだりしてたので、今回は。不安ではあった。
GM:そこもGM的に助かったとこだった
咲村明人:あと能力描写めちゃめちゃ綺麗でかっこよかった
海江乙羽:ボクの方こそやりたいこと全部やらせていただいて
咲村明人:美しすぎ
東山朱里歌:あと過去スタブのやつをいっぱい組み込んでくれるのもまじで当時・GM冥利だった
海江乙羽:走れたし、衝動前ロールも出来たし、みんなには本当に感謝。
東山朱里歌:能力もね~ めちゃかっこよい
有島まひろ:能力描写かっこよかったね~!
GM:ここでキメてくれたらいい感じになる!というところを全部めちゃくちゃかっこよく決めてくれる
有島まひろ:みんなそうなんですけど 海江くんも他のPCの台詞をかなり踏まえて動いてくれた印象もあり
東山朱里歌:てか普段の白金キャラあんな攻め攻めじゃなくないですか?
有島まひろ:そこもありがたかったですね
GM:うんうん
有島まひろ:わからん 士騎奈央ばっか見てるから
海江乙羽:普段はあんなに攻め攻めじゃないよー
東山朱里歌:なんかそのへんみんな好きなPLだった感があり噛み合ってたね
有島まひろ:良いメンバーでした
咲村明人:良かった
GM:よかったー!
咲村明人:あ、あとエンディング
咲村明人:めちゃめちゃド直球なプロポーズ
海江乙羽:今回は、ほら、めかぶさんを満足させたかったしw
咲村明人:すごかった
有島まひろ:なんで!?
有島まひろ:DTさんを満足させなさいよ!
海江乙羽:この企画が決まった時に笑ったという逸話があるw
GM:www
東山朱里歌:本当だよw
海江乙羽:じゃあ、見せてやんよー。みたいなさw
有島まひろ:そういう意味では 大満足でした
海江乙羽:いや、DTさんは甘えるものだし!えぇと、満足して頂けて?
GM:DTさんと白金さんでこう 恋愛要素やるよーという話をして
東山朱里歌:言わせんなよな!
GM:笑顔になってもらった
海江乙羽:ごめんなさい。
有島まひろ:ハッピーエンドだぜ
東山朱里歌:なんか本当にね いい感じに進めた
GM:(ここまで惚気のやつじゃん)
海江乙羽:いや、でも、やって良かったです。スタブのキャラはみんな良かったし、なんかこういう事できてよかったねぇ
GM:そうですね。二人の関係もそうだし、単純に覚醒枠スタンダードジュブナイルとしても
GM:綺麗なセッションになったと思う
東山朱里歌:そうですね 覚醒枠セッションとして単体完成度高いのすごいよいですよね なんか
有島まひろ:そうねそうね
咲村明人:良かったですわ
海江乙羽:覚醒枠として必要な事も全部やって頂いたし
海江乙羽:普段ならはしょるところ丁寧にやると世界のディティール上がって好き
有島まひろ:青春ジュブナイルを満喫できてたのしかったぜ
咲村明人:この場に居れて良かった~
有島まひろ:ほんとにそ~
GM:というわけで二点もあげるね!
有島まひろ:ありがとうございます~
咲村明人:ありがとうございます!
有島まひろ:GMも楽しい場をありがとうね~
東山朱里歌:わーい ありがと~
GM:嬉しいーー!
海江乙羽:有難うございます。
有島まひろ:おいしい実家の味をみんなで食べれて楽しかった
咲村明人:ありがとうございましたー!
GM:やった
GM:こっちも楽しかった!
GM:おし、では ・最終侵食率による経験点 これを加えて完全なる経験点ができあがるのだ
有島まひろ:20+各々 ですね
咲村明人:これは全員5点だったかな
有島まひろ:そしたら全員25点!
東山朱里歌:ワオワオ
海江乙羽:やった。25点有難うございます。
咲村明人:いただきます!
有島まひろ:ます!
GM:いただいてー
咲村明人:GMも!
GM:GM何点だっけ
GM:だれか計算して‥‥
海江乙羽:34点では?
海江乙羽:全員足して100なので
東山朱里歌:かしこい
有島まひろ:すごい
GM:そうなのか…
GM:では34てんをもらいます!
GM:やったね
咲村明人:やったー!
有島まひろ:おたべ~
海江乙羽:おたべります。
東山朱里歌:もりもり
GM:では、以上で全行程終了となります。
GM:みなさんありがとうございました~!
咲村明人:ありがとうございました!
有島まひろ:おつかれさまでした!ありがとうございました!
東山朱里歌:ありがとうございました!
咲村明人:おつかれさまでしたー!
東山朱里歌:ちょ~たのしかったぜ
海江乙羽:ありがとうございましたっ
咲村明人:楽しかったー!
海江乙羽:参加できてれしかったです。
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.