第一回ポケモンRPG
PC1:イチジク PL:エクスしろい
PC2:クレハ PL:いちま
PC3:ユウキ PL:サムトー
PC4:ヘデラ PL:すきゃっと
GM:森田
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ
GM:それでは
GM:第一回ポケモンRPG(仮)
GM:テストプレイをはじめていきたいと思いまーす!
GM:拍手!
いちま:ワオオーッ!
ユウキ:パチパチパチ!
イチジク:パチパチパチパチ!
いちま:パチパチパチパチ
ヘデラ:ワーワー
GM:夢と冒険の世界へレッツゴー!
GM:まずはOPです
GM:---
GM:……。
GM:きみのまえに ひとりのろうじんがたっている。
GM:「おお、よく来たな」
GM:「ワシはこのヤサカ地方でポケモンの研究をしておる、サンザシというものじゃ」
GM:「不思議な生き物ポケットモンスター……人間は彼らと心を通わせ、共に助け合い、時には戦い」
GM:「それは世界のどこでも変わりないこと」
GM:「もちろんこの地方でも」
GM:「……まずは君たちの名前と、パートナーについて」
GM:「教えてもらってもよいかな」
GM:---
GM:というわけで自己紹介パートから!
GM:とはいってもデータ上はほとんどなんにも決めることはないので
GM:性別とかロール傾向とか、あとは最初の手持ちについて触れるくらいでいいでしょう
GM:PC1のイチジクちゃんからどうぞ!
イチジク:はい!
イチジク:イチジクです!ちょっとおバカな熱血女子です!
GM:自分でおバカって名乗っていくのか
イチジク:全然バカじゃないです!
GM:どっちなの!?
イチジク:私は全然バカじゃないんですけど、周りからそう言われるので……不思議に思っています!
GM:フシギダネ
イチジク:考えるより先に体が動くタイプ!困ってる人は放っておけません!
イチジク:好きなポケモンのタイプはかっこよくて、つよいタイプです!
イチジク:最初のパートナーはヒマナッツですが……
イチジク:どことなく、ぽやんとしているような……?
GM:ダメージレース……
イチジク:私のパートナーですから、きっと最強のかっこいいポケモンに進化するでしょう!
イチジク:そんな感じで、私とヒマナッツの最強コンビでチャンピオン目指して頑張ります!よろしくお願いします!
GM:アーイエー!全てを焼き尽くしてやれ!
GM:では続いてPC2!
GM:クレハちゃんにお願いしましょう!
クレハ:はーい
クレハ:クレハです。割と思慮深くて落ち着いてる女の子です。
クレハ:努力家で勉強家で自信家ですが、ポケモンを持って日が全然浅いので
GM:お人好しな主人公にクールな幼馴染…
クレハ:机上では分からないことに振り回されてギャーギャー叫んだりしたい気持ちがあります
GM:正義を感じる
GM:『完成』されとるやないけ!
GM:オイオイオイ
クレハ:お父さんがジムリーダーをやっているんですが、チャンピオンにはなれそうにないので
クレハ:私が超えてあげようと思います。みたいな舐め方をしている節がちょっとあるかも
クレハ:その辺もわからされていきたい所存です。
GM:家庭で肩身の狭いパパン
クレハ:相方はポッチャマですが、トレーナーに似たのか結構プライド高くてわがままなやつで
クレハ:私が用意した栄養食を好き嫌いするし、技もちゃんと指示通りに出さなかったりするし……って感じでなかなかまだうまくいってないです
GM:なんだろう
GM:完成度が高いなこやつ
クレハ:つつかれたりしながら徐々に絆を育んでいきたいな~と思います
クレハ:そんな感じ!よろしくおねがいします~
GM:オーライ!では続いてPC3!
GM:ユウキくんどうぞー!
ユウキ:はーい
ユウキ:ユウキです。 サンザカ博士の助手をやっております
ユウキ:性格はまっすぐで一本気、人をぐいぐい引っ張っていくほのおタイプ
GM:女人気を集めてそうな顔じゃな
GM:許せぬわ
ユウキ:を、目標としてそれっぽく振る舞っています。 手持ちと同じでまだ種ポケなので中身はよわよわです
ユウキ:俺に任せておけ!って色々見栄張った後相棒にどうしよ~って弱音を吐いていきます
GM:受けオーラを感じる!
ユウキ:相棒はヒトカゲです。トレーナーの無謀からの無茶振りくらうのに慣れてたねらしからぬ落ち着きを見せています
ユウキ:多分ポケモンのほうが保護者
GM:かわいいね
ユウキ:今回は博士から仕事を任されたようなので、俺に任せておけ!(建前)たね一匹じゃ大変じゃない?(本音)
ユウキ:そんな感じでよろしくお願いします!
GM:オッケー!おつかい頼んだよ!
GM:では次!最後の飛び入りヘデラちゃん!
ヘデラ:はい!
ヘデラ:ヘデラです。不良少女をしています
GM:バッドガール!
GM:へんなこえ
ヘデラ:まだ喋ってない!
ヘデラ:家庭環境とかも悪く、なんかわるいことをして生きてきました
GM:井澤詩織だよ絶対
GM:俺にはわかる
ヘデラ:ポケモン図鑑とかも盗むらしいです 極悪
GM:恥を知りなさいッ!
ヘデラ:性格も冷たくてツンケンしてて最悪なやつです
GM:必ず心をまっすぐにしてもらいますからね
ヘデラ:相棒のロトムも一緒に悪いことをする悪戯仲間です
GM:かわいい~~
ヘデラ:ポケモンリーグ?とか知らないけどぶっ潰してやります
ヘデラ:そんな感じです よろしくお願いします
GM:目指せ成り上がり人生
GM:がんばってヤサカ地方の王になってください
ヘデラ:なるか~
GM:止まるんじゃねえぞ
OP1 キザシタウン
GM:では早速OPからやってきましょ~
GM:PC1のおうちにPC2が迎えに来るところからです
GM:---
GM:キザシタウン・イチジクのいえ
GM:---
GM:枕元に朝日が差し込む。
GM:窓の外から聞こえてくるのはチルットの歌うような鳴き声。
GM:ベッドの上で目を覚ました君は、寝ぼけ眼をこすりながら思い出す。
GM:今日はなにか、約束があったような。
GM:「イチジクー、今日は博士のところに行くんじゃないかったの?」
GM:1階から母親の声が聞こえてくる。
GM:「あら、クレハちゃん迎えに来てくれたの」
GM:「悪いわねえ、きっとあの子ったらまだ寝てるわ」
GM:「起こしてくれる?」
GM:……そして、階段を登ってくる足音。
GM:扉が開く。
イチジク:博士……?博士……なんだったっけ……?
イチジク:ママの声を聞きながらねむねむと目をこすり、
イチジク:「わーーーっ!」叫ぶ。
イチジク:「鳥ポケモンとの早起き対決……負けてしまいました!今日こそは勝つつもりだったのに……!」
クレハ:「……アンタね、人をゴーストみたいに」じとっとした眼を向けている。
イチジク:「おやっ!クレハちゃん!どうしてここに!?」
クレハ:「って、そっちなのかよ」
クレハ:赤いスカーフを巻いた黒い髪の少女が、扉の傍に立っている。
イチジク:「まさか……壁をすり抜けられるんですか!?」
クレハ:「なんでそうなるのよ!アンタのお母さんに入れてもらったに決まってるでしょっ」
イチジク:「ということはまさか……」
イチジク:「朝から私に会いに来てくれたんですか……!?」
クレハ:「はあ、アンタってばほんとに……」こめかみを押さえてため息をつく。
クレハ:「……いやまあ、まるっきりハズレってわけでもないけども」
クレハ:「ねえ、ホントに忘れてるの?今日が何の日だったか」
イチジク:「何の日……?」クレハちゃんの言葉に一瞬目を輝かせるものの、おや……?と記憶を探る。
イチジク:「……わーーーっ!」さっきより大きな声で叫ぶ。
イチジク:「博士に……図鑑をもらうんでした!」
クレハ:「……アンタってば、ものを思い出すたびに叫ばなきゃいけないの?」
クレハ:「ええ、そうよ。博士に図鑑をもらって、私達のポケモントレーナーとしての第一歩が始まる大事な日よ」
イチジク:「そうでした……!」ガバッと起き上がる。
イチジク:「クレハちゃんは、チャンピオンになるんですよね!」
クレハ:「早くしないと、アンタの選びたいポケモンだって先に取られちゃうんだから」
クレハ:「……ええ、もちろん」
クレハ:不敵に笑ってみせる。
イチジク:「クレハちゃんは、頭がよくって優しくてかっこいいですから!絶対チャンピオンになれますよ」にこにこ笑っている。
クレハ:「ふふ、分かってるじゃない」
クレハ:「この日のために、ポケモンの事はしっかりと勉強してきたわ。万全よ万全」
イチジク:「おおーっ!さすがです!」キラキラと目を輝かせる。
クレハ:「ふふ……アンタも、困ったことがあったら私に聞くといいわ」少し気を良くした様子で言う。
イチジク:「はい!たくさん聞いちゃいますね!なんてったって私は……」
イチジク:「チャンピオンになるので!」えへんと胸を張る。
クレハ:「……ふっ」
クレハ:「イチジク、アンタ分かってるの?」
クレハ:「チャンピオンっていうのは、この地方でたった一人しかなれないのよ」
イチジク:「え……ええええっ!?」
クレハ:「だから、アンタがチャンピオンになるには、この私に勝たなきゃいけないわけ」
イチジク:「そ、そんな……クレハちゃんとお揃いでチャンピオンになろうと思ってたのに……」
イチジク:「クレハちゃんに……勝てるんでしょうか……」
クレハ:「……。その意気じゃ無理でしょうね」
クレハ:「あのね、今日から私達は競争相手なのよ」
クレハ:「勝てるんでしょうか……なんて、相手に聞くもんじゃないわ」
イチジク:「……。そう、ですよね」きゅっと口を結ぶ。
イチジク:「クレハちゃんは……頭いいですけど、私だって頭の良さでは負けていませんし」
イチジク:「クレハちゃんにも勝って、超すごいチャンピオンになります!」
クレハ:「……ふふふ、言うじゃない」
クレハ:「結構。勝負ってのはね、やる気になった相手を倒してこそよ」
GM:そうして君たちは
GM:競うように家を飛び出し、研究所へと向かう。
GM:しかし何やら、建物の中が騒がしい。
GM:「おお、2人とも、よく来てくれたな」
イチジク:「おはようございます!博士!」元気よくご挨拶
クレハ:「おはようございます、博士」
GM:右往左往する研究者たちの間をサンザシ博士が歩み出る。
イチジク:「なにやら騒がしいですが……まさか私たちの出発記念パーティを……?」
クレハ:「……ところで、何かあったんですか?」ちらりと奥の様子を伺う。
イチジク:騒がしい建物を見て首をかしげる。
GM:「それが実はのう」
GM:「昨晩、この研究所が空き巣に入られたようなんじゃ」
クレハ:「ええっ!」
イチジク:「えええええっ!?」
GM:「それで誠に言いにくいことなのじゃが」
イチジク:「みなさんご無事ですか!?ポケモンは……!?」
クレハ:「一体、誰がどういう目的でそんなことを……」
GM:「盗まれてしまったのは、イチジクくんに用意していた電気ポケモンでのう」
イチジク:「ええええっ!?」
GM:「おまけに図鑑もじゃ」
GM:「図鑑の方は予備があるからともかくとして」
クレハ:「えええっ」
イチジク:「図鑑も!?」
GM:「イチジクくん、どうする?」
クレハ:「なっ、何とかならないんですか……?」
GM:「希望通りのポケモンを揃えるとすれば」
GM:「また後日ということになるが……」
GM:「うーむ、ならないこともないが」
GM:歯切れが悪い。
GM:君たちは博士の背後の机の上に
GM:ひとつのモンスターボールを見つけるだろう。
クレハ:「……」隣に立つイチジクの横顔を見やる。
イチジク:「後日なんて……今日クレハちゃんと一緒にトレーナーデビューするって決めてたんです!」
イチジク:「それに……一刻も早く泥棒さんを捕まえて、ダメですよって言わないと!」
クレハ:「……ええ、そうね」
イチジク:「そのモンスターボールは……誰かに渡すものでしょうか?」机の上のモンスターボールをじっと見つめている。
GM:「ん?いや」
クレハ:「その泥棒を捕まえて、イチジクのポケモンを取り返さないと」
クレハ:「だって……初めからこんな形で差が付くなんて、納得できないわ」
GM:「この子は近くで資料として捕獲したポケモンじゃが」
GM:「少々難のある性格のようでな」
GM:「連れて行ってもいいが、旅の役に立つかどうかは……」
イチジク:「むむ……なら、その子をくださいませんか!?」
イチジク:「一刻も早く泥棒さんを追いかけたいですし、追いかけるならポケモンは絶対必要ですし……」
イチジク:「それに……難しい性格だからって連れて行ってもらえないのは、その子が可哀相です!」
GM:「ううむ、そこまで言うのなら」
GM:「君にこの子を預けよう」
GM:「クレハくんには希望通りの水のポケモンを」
GM:「そしてこれが2人のポケモン図鑑じゃ」
クレハ:「……ありがとうございます」
イチジク:「ありがとうございます!」ぱあっと笑顔になる。
GM:はじめてのポケモンとポケモン図鑑を受け取った!
GM:「それと、泥棒を探してくれるというなら」
GM:「彼のことも紹介しておこう」
GM:「おーい、ユウキくん!」
クレハ:「紹介……?」さっそく興味深そうに図鑑を触り始めていたが、顔を上げる。
ユウキ:「お呼びですか、博士」
GM:「助手のユウキくんじゃ」
イチジク:「おおっ!博士の助手さんとは!」
イチジク:「私はクレハちゃんの友達のイチジクです!こっちが私の友達のクレハちゃん!」
クレハ:「へえ、助手の……」
GM:「彼も盗まれた図鑑を取り戻すために名乗り出てくれてのう」
ユウキ:「はじめまして!サンザカ博士の助手のユウキです!」
ユウキ:「泥棒も勿論ですが……ポケモンの誘拐は許せませんからね!」
クレハ:「ええ、クレハです。こっちはちょっとおバカなイチジク」
GM:「ついでに本人たっての希望で、図鑑のデータも集めてもらうことになったというわけじゃ」
イチジク:「むむむ!クレハちゃんよりは頭は良くないかもですが……!」むう~と唇を尖らせる。
GM:「もっとも、この事件がそう長引かないことを祈りたいところじゃが」
ユウキ:「おまかせを!手早く捕まえて博士の前にひったててきますよ」
GM:「うむ、任せたぞ」
イチジク:「ユウキさんも勇敢でお優しい方なんですね!みんなで泥棒さんをメッしましょう!」
ユウキ:「チャンピオンを目指すお二人にいつまでも負担をかけられませんからね!」
クレハ:「ユウキさんはチャンピオンを目指してる訳じゃないの?」
ユウキ:「えっ……と、それは……」
ユウキ:急に歯切れが悪くなり、
クレハ:「あ……いえ、ごめんなさい。その年で博士の助手をしているという人の事が気になって」
クレハ:「不躾だったわね。……とにかく、私も協力するわ」
クレハ:「強いトレーナーってのは、困ってる人を助けるものだもの」
イチジク:「おお……」
ユウキ:「……なるほど。そうですね」
イチジク:「かっこいい……!」
クレハ:「そ、そうかしら……?ふふふ」むず痒さと得意気の入り混じった様子で。
イチジク:「私も困ってる人を助けて、強いトレーナーになります!」
イチジク:「ユウキさんも、博士のために泥棒を捕まえようとして……私たちの事まで考えてくれて、強いトレーナーさんですね!」にこにこ笑っている。
ユウキ:「えっ……ええ、勿論……頑張らせてもらいますよ!」
ユウキ:まっすぐ見つめてくる少女から逃げるように視線を逸し。
クレハ:(……ちょっぴり頼りないかしら)ユウキくんの様子を見やりながら。
ユウキ:「強いトレーナーは……助けるものですからね……!」
GM:「うむ……まずは3人とも、町の東の1番道路から、隣町のショウゼンタウンへと向かうとよいじゃろう」
GM:「ポケモンジムがあるからのう」
イチジク:「ジム……!」目を輝かせる。
ユウキ:「ジム……ええと、ショウゼンタウンのジムリーターのタイプは……」
GM:「それとこれはささやかな餞別じゃ」
GM:PCたちはモンスターボール×3を手に入れた!
クレハ:「えっ。モンスターボールまで……いいんですか?」
GM:(この場に出てないヘデラちゃんももらえます)
イチジク:「おおおー……っ!」口を開けてほわー……とモンスターボールを見ている。
ユウキ:「おお……!軍資金!」
GM:「うむ、少しばかり慌ただしくなってしまったが」
GM:「キミたちとポケモンによき出会いがあることを祈っておるぞ」
ユウキ:「はいっ!」
クレハ:「ありがとうございます、博士」
イチジク:「ありがとうございます!がんばりますっ」両手を握りしめてむんっと気合を入れている。
GM:そうしてキミたちは
GM:旅立ちの一歩を踏み出した。
OP2 1ばんどうろ いりぐち
GM:---
GM:1ばんどうろ
GM:---
GM:道路の入口で、見慣れない少女が佇んでいる。
ヘデラ:「チッ……」
ヘデラ:不機嫌そうに舌打ちをする、小柄な少女。
ヘデラ:顔には絆創膏や湿布の類。リュックサックの中身を見て、忌々しげに。
ヘデラ:「金目の物かと思ったら……全然売れないじゃんか、これ」
ヘデラ:ポケモン図鑑を適当に弄る。
ヘデラ:「モンスターボールも、3/4は空だし……ホント最悪」
ヘデラ:「やっぱりこんな田舎じゃなくて、もっと都会に……ん」
ヘデラ:研究所から盗んできたものを仕舞って、息を吐いたところで、近付いてくる人影に気付く。
イチジク:「くさむらに3人でせーので一歩を踏み出しましょ……あああーーーっ!」
イチジク:「も、もう人がいます!」
クレハ:(……ねえ、あの人、怪しくない?)こそこそと小声で耳打ちしようとして。
クレハ:「ああもう、そうやってすぐ大声出す……」こめかみを押さえる。
ユウキ:「いや、そりゃ居るでしょ……街の行き来するの俺たちだけじゃないんだから」
ヘデラ:「……何よ、あんたら?」
ヘデラ:じろり、とニャビーめいて威嚇する。
イチジク:「私たちは……ポケモントレーナーです!」えへんと胸を張る。
クレハ:「何、って言われるとポケモントレーナーだけど」
ユウキ:「駆け出しのね」
クレハ:「それよりも、貴方。その辺りの草むらには野生のポケモンが出るわよ」
クレハ:「ちゃんと自分のポケモンを連れたトレーナーじゃないなら、入るのは危ないわ」
ヘデラ:「あ、そ」追手ではないと分かって、すぐに興味を失う。
ヘデラ:「分かってるわよ、そんなこと。レクチャーのつもり?」
ユウキ:「君もトレーナーなの?」
ヘデラ:「トレーナーってわけじゃないけど……」ちらとリュックの中のボールを見て
ヘデラ:「ポケモンなら持ってる」
イチジク:「ポケモンがいるなら草むらを歩くのも安心ですね!」ニコニコしている。
ユウキ:「トレーナーじゃないってことは、バトルの為に育ててるって感じではないのか」
クレハ:「……ねえイチジク、アンタ」ぐいっと手を引いて耳打ちをする。
クレハ:「分かってる?私達、アンタのポケモンを盗んだやつを探してるのよ」小声
イチジク:「そ!……そうでした!」一瞬叫びかけて小声で頷く。
ユウキ:「一人で大丈夫? 怪我してるみたいだし」
クレハ:「研究所の近くで、トレーナーでもないのにポケモンを連れてるなんて」小声
クレハ:「普通に考えてめっちゃめちゃ怪しいでしょーがっ」小声
イチジク:「ほ、本当です……!」目を見開いて頷く。
ヘデラ:「……これはポケモンにやられたわけじゃないし」
ユウキ:「……俺たちこれからショウゼンタウンに行くんだけど」
クレハ:「だから……何とかしてあいつにポケモンを出させたいわね。それがロトムだったら、もうほぼクロよ」こそこそ
ヘデラ:「アンタ達に関係無いでしょ?何、トレーナーってのはみんなこうなわけ?」
ユウキ:「道が同じなら良かったら一緒に……」
ヘデラ:「嫌よ」
ヘデラ:「そんなことする理由でもあるの?分かったらさっさと行って」
ヘデラ:「迷惑よ」ユウキを威嚇する。
ユウキ:「うっ……まあ、そっちからしたら関係ないと言われればそうかもだけど」
イチジク:「困っている人を助けるのがポケモントレーナーです!」
ユウキ:「こっちとしても、怪我してる子が一人で草むら歩いてるのは不安なわけで……」
ユウキ:「あっそうだ、それそれ!」
イチジク:「そしてポケモントレーナーは……目と目があったら勝負をするものです」
イチジク:「今あなたとは目が合っています!あなたが本当に草むらを歩けるか……勝負ですよ!」
ヘデラ:「別に困ってないし……はあ?何それ……」
ヘデラ:「トレーナーってチンピラなの?」
イチジク:「さもなければ……コチョコチョしちゃいます!」
ユウキ:「いやこれは、この子がこういう子なだけ」
ヘデラ:「ウッザ……まあいいわ」
ヘデラ:「勝負すれば満足なわけ?」
ヘデラ:「すればさっさと消えてくれるのよね」
イチジク:「私はゴーストタイプではないのでドロンと消えることはできないですが……」
イチジク:「勝負をしたら、あなたとおててをつないで1番道路を渡るのは、遠慮しておいてあげましょう!」
ヘデラ:「負けたらそうなるワケ……?最悪……」
GM:======
GM:ポケモントレーナーの ヘデラが しょうぶをしかけてきた!
GM:======
GM:お互いのポケモンが1匹のみ、タイプ相性もないので
GM:シンプルに2d6勝負だ!どうぞ!
イチジク:ウオーッ!!
ヘデラ:負けね~~~~~
イチジク:2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
イチジク:やっぱり5って出ないんだ!!
ヘデラ:ヘッ雑魚が こんなの負けるわけねえぜ
ヘデラ:ココフォリア様よろしくお願いします
ヘデラ:2D6 (2D6) > 4[2,2] > 4
ヘデラ:おい!!
イチジク:おそろいです
GM:では…両者戦闘不能!
GM:次に使えるポケモンもいないため、引き分けです。
GM:演出をどうぞ。
ヘデラ:(確か例の機械では……)
ヘデラ:唯一中身の入っていたボールを手に、盗んできた図鑑で目にした名を口にする。
ヘデラ:「出てきなさい……ロトム!」
ユウキ:「(! ロトム……!?)」
イチジク:「ロトム!?」あわてて図鑑を確認する。
イチジク:(でんき……ゴーストタイプ!ロトム!じゃあやっぱり……もしかしてこの子が……!)
クレハ:(……さっそくアタリを引いたかしら)
ユウキ:図鑑を取り出そうとして、手を止める。もし彼女が犯人なら図鑑を見せて疑われるのは……
ユウキ:「(あっ、見せちゃった)」
クレハ:ヘデラちゃんを見る目つきが鋭くなる。
ロトム:「シシシシッ……!」
ロトム:甲高い鳴き声と共に、小さな稲妻が形を成したような、独特なポケモンが姿を現す。
ロトム:電気とも霊体ともつかないその身体は、ふよふよと宙に浮かんでいる。
イチジク:「むむ……!かっこいい……けど、こちらだって負けませんよ!私の――」
イチジク:「……まだ何のポケモンか、確認してなかった!?」
イチジク:「……でも、絶対つよくてかっこいいポケモンなはずです!いっけー!最強無敵ポケモンちゃん!」
イチジク:(強くてかっこいいポケモンだと思うし……難しい性格って言ってたから、もしかして……)
イチジク:(ミュウツーかも……!?)
クレハ:(こっちはなんかまたアホなこと考えてそうだけど……)
イチジク:ワクワクと期待しながらボールを投げ、出てきたポケモンは……
ユウキ:「(あれ?研究所に残ってたポケモンって確か……)」
イチジク:つぶらな瞳の、30cmほどの小さな姿。
イチジク:種だと思えばあるいは大きいのかもしれないが、頭から双葉の生えたその種はただのタネでなく、れっきとしたポケモンであるが――
イチジク:「えっ……なんだか、弱そう!」思わずそう言って図鑑を調べる。
イチジク:「ヒマナッツ……?」
ヘデラ:「……何それ、弱そ」
ロトム:「ロト!」
ロトム:悪戯っ子じみた笑みを浮かべながら、獲物を探すように目を動かしていたが、その視線をヒマナッツに定める。
ヒマナッツ:キラキラした瞳で、ぽや……とお日様を見つめている。
クレハ:(……研究用に捕まえた予備のポケモン、あまり強さに期待はできないと思ってたけど。よりによって、という感じね)
イチジク:「よ、弱そうに見えるかもしれないですけど!最強に違いないです!大きさは同じくらいですし!」
イチジク:「ヒマナッツ!最強無敵ビームです!!」
ヒマナッツ:え……?みたいな顔で困っている。
ユウキ:「残念ながらヒマナッツにそういう技は……」
クレハ:「バカイチジク!図鑑を見てその子が使える技を確認するのよ!」
ヘデラ:「ぷっ……!バッカじゃないのアンタ!今よ!行きなさいロトム!」
イチジク:「そうなんですか!?」あわてて図鑑を見る。
ユウキ:「あ、まずい!イチジクさん前!来るぞ!」
ロトム:「……?」
ヘデラ:「……何が出来るわけ!?アンタ!」
ヘデラ:慌てて図鑑を確認する。
ユウキ:「(あっ、図鑑……!やっぱりこの子が!)」
ヒマナッツ:『最強無敵ビーム』がよくわからなかったので、口笛をぴゅう~と吹いている。今がバトル中だと分かっているのか怪しい。あまり音が出ていない。
ヘデラ:「ああもう……!……これか!ロトム、『おどろかす』!」
ロトム:「ロト~ッ!」
ロトム:ひゅんひゅん、と半透明の身体が左右に不規則に揺れ、
ロトム:パッとヒマナッツの視界から消える。
ヒマナッツ:「ひまあ……?」突然目の前のお友達が消えたのでゆっくりと首をかしげる。首も何もないので体全体をかしげている。
ロトム:「……ワッ!!」
ロトム:不意に大音響の電子音が轟く。前触れもなくヒマナッツの眼前に現れ、身体を一杯に伸長させて度肝を抜く。
ヒマナッツ:「……」突然現れたロトムにも動じることなく、堂々とし――
ヒマナッツ:「ひま~~っ!?」ているわけではない!ワンテンポ遅れてビックリする!
ヒマナッツ:「ひま~~~!!」あまりにもビックリしたので、あたまのはっぱをピーンと伸ばしながら飛び跳ね……
ヒマナッツ:ロトムと頭がごっつんこする!
ロトム:「ロッ……!?」
ロトム:すぐ目の前からの頭突きを避けられるはずもなく、急所である頭部にクリーンヒットする。
ロトム:「ロッ……ロト……」
ロトム:ぐるぐると目を回し、火花を上げながら地面に落ちる。
ヒマナッツ:「ひまぁ~~~……」
ヒマナッツ:ぐるぐると目を回し、頭のはっぱをしんなりさせながら地面に倒れる。
GM:――両者戦闘不能。Wノックアウトだ。
GM:勝負は引き分けに終わった。
ユウキ:「決まり手、”たいあたり”……で、いいのかな、今の……?」
ヘデラ:「あっ……!?な、何やられてんのよ!」
クレハ:「イチジクはともかく……アンタも、もう持ってないの?ポケモン」
イチジク:「あっ!だ、大丈夫ですか!?ヒマナッツ!」慌ててヒマナッツにかけよる。
ヘデラ:慌ててロトムを抱き上げ、ヒマナッツとイチジクを睨む。
ヘデラ:「……言ったでしょ、トレーナーじゃないって」
クレハ:「……そう」言って、ヘデラちゃんの方へ歩み詰める。
クレハ:「言ってなかったんだけど」
クレハ:「実はさっき、キザシの研究所でね。ポケモンと図鑑が盗まれたの」
ヘデラ:「……!」
クレハ:「私達は、その犯人を探してた」
クレハ:「……盗まれたポケモンは、ロトムよ」
ヘデラ:「……そう、それが?」
クレハ:「アンタもこうなったら、おとなしく観念して……」
クレハ:人差し指を突きつけかけて。
クレハ:「……え」
ヘデラ:「同じポケモンなんて一杯いるでしょ?伝説のポケモンでもあるまいし」
クレハ:「は、はあ? そんなの、これだけ状況が揃ってれば……」
ヘデラ:「とにかく、約束通り勝負はしたんだから、もう用事は済んだでしょ?」
ユウキ:「……さっき試合中に色々覗いてたのは?」
ヘデラ:「あたしのことは放っといて」
ヘデラ:行って、不意に脱兎のごとく逃げ出す。
クレハ:「ああっ、ちょっと!こら!」
ユウキ:「あっ、待って……!」
イチジク:「あっ……!」駆け出した姿に思わず声を漏らす。
ヘデラ:草むらを分け入り、わざとがさがさと音を立て、後続に野生ポケモンを誘き寄せるようにして走っていく。
ヘデラ:(……あいつら、トレーナーとか言ってたっけ)
クレハ:「待ちなさ……ふぎゃっ!」追いかけるように駆け出して、草に足を引っ掛けて思い切り転ぶ。
ヘデラ:(悪くない……ジムリーダーかチャンピオンにでもなれば、お金も沢山貰えるだろうし)
イチジク:「クレハちゃん!!」ヒマナッツをだっこしながら慌ててクレハちゃんに駆け寄る。
ヘデラ:(少なくとも……あの家には居ずに済む)
ヘデラ:後ろも振り向かず、瞬く間にその姿は木々の間に紛れてしまう。
GM:----
GM:ではここまででOPが終了!
1ばんどうろ~ショウゼンタウン
GM:続いてはいよいよ本格的な冒険がスタート、1番道路でのアドベンチャーパートだ!
GM:以下の行動を選ぶことが出来ます
GM:・野生のポケモンを捕まえる。
・NPCトレーナーとバトルが出来る。
GM:それぞれどちらを選びますか!宣言どうぞ!
ユウキ:ポケモン……捕まえたい!
イチジク:私も捕まえたい!
GM:あ、そうだ
クレハ:捕まえるかな~ 手持ち一匹でバトルはつらそうだし……
GM:いやまだか
ユウキ:あ、はーい
ヘデラ:何が出るんだろ……まあ捕獲かな
GM:オッケイ!
GM:ではこのマップに出現するポケモンは…
GM:1番道路
やせいポケモン
1.ピチュー(たね/でんき)
2.ルリリ(たね/ノーマル・フェアリー)
3.ケムッソ(たね/むし)
4.ヤヤコマ(たね/ほのお・ひこう)
5.ゴンベ(たね/ノーマル)
6.スペシャル
GM:捕獲希望者は1d6をどうぞ!
クレハ:うおお
クレハ:1d6 (1D6) > 2
ユウキ:1d6 (1D6) > 1
ヘデラ:1D6 (1D6) > 1
クレハ:水かぶり!
イチジク:1d6 (1D6) > 4
ヘデラ:電気被り……
イチジク:ヒマナッツ死にそう
ユウキ:水苦手だから電気は助かる
GM:ではそれぞれ捕獲判定にも挑んでもらいましょう
GM:ヤヤコマの4倍弱点が…発動している!!
クレハ:ヒマナッツに試練与えられすぎ
GM:野生ポケモンの出目は一律としますが
ユウキ:うわほんとだ四倍
GM:イチジクちゃんに対してのみ+4です
GM:過酷の極み
イチジク:ひえ~っ
ヘデラ:かわいそう
GM:2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12
クレハ:おいおいおい
GM:?????
イチジク:ええ……????
ユウキ:えっ……?
イチジク:修羅の道路
ヘデラ:間違えてダークソウルTRPGやっちゃったかな
クレハ:こっちも12出せばいいのか
GM:えー
GM:見なかったことにしましょう
ユウキ:駆け出しトレーナーに身の程をわきまえさせにきた
イチジク:!?
ユウキ:アッハイ
GM:というか今更気付いたけど
ユウキ:チュートリアルにならないからね……
クレハ:はい 見なかったです
GM:このルールだとあまりにも野生ポケモンとのタイマンが厳しいので
GM:1d6に変更!
クレハ:わあい
GM:野生のみね
イチジク:やったー!!
GM:1d6 (1D6) > 5
クレハ:トレーナー補正というわけね
イチジク:それでもつよい
GM:しかしたっけえな!
ヘデラ:強い……
クレハ:ええいそこそこ危ない数字を……
ユウキ:やります!
GM:全員難易度は5!イチジクちゃんのみ9だ!
イチジク:2d6>=9 (2D6>=9) > 8[2,6] > 8 > 失敗
クレハ:これ同値でも捕まえれるんですっけ
イチジク:お、おしい!!
ヘデラ:2D6>=5 (2D6>=5) > 7[6,1] > 7 > 成功
クレハ:ヒマナッツ~!
GM:同値でもオッケーとしましょう
クレハ:2d6>=5 (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
ユウキ:2d6>=5 (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
ユウキ:なんとか勝利
クレハ:なるほどね
ユウキ:トレーナー組が苦戦してる
ヘデラ:勝った
GM:では捕獲判定!
GM:ポケモンを倒せた2人は使用するボールを宣言し
GM:2d6で5以上でゲット出来ます
ユウキ:モンスターボールを使います!
ヘデラ:いけっモンスターボール!
GM:ではレッツトライどうぞ!
ヘデラ:2D6>=5 (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
ヘデラ:でんき使いになってしまう
ユウキ:2d6>=5 (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
ユウキ:期待値ありがとう!
GM:エリートトレーナーどもが…
ユウキ:ヒトカゲとピチュー!
GM:では2人はピチューをゲット!
ユウキ:やったー!
ヘデラ:嬉し~~~~
GM:あ、今回のロール分配についてですが
GM:尺的にひとつひとつを全員分やっていくと厳しいので
GM:ポケスペ方式で行きます
ユウキ:ポケスペ方式!?
ヘデラ:なるほどね
GM:それぞれシナリオ中2回までシーン演出の権利があり
GM:使うとそのシーンはオンステージだ!
イチジク:おお~~!!!
クレハ:なるほどな~
GM:他のPCに出てきてもらうのも自由!ユーア―ゴッド!
ユウキ:なるほどー
ヘデラ:なるほどね~
ヘデラ:世界が傾いてる!
GM:このシーンでスポットを使う人はおるかー
イチジク:私は使わない!
クレハ:どうしようかな~
ユウキ:どうしよっかなー
ヘデラ:大丈夫~
GM:いなければこのまま次のツアーパートに向かいます
クレハ:いやここはたぶん必要 やります
イチジク:おお!
GM:おおっ
GM:一緒に出てきてほしいPCも1名まで選べます
GM:ワイバーン権利とも言える
ユウキ:なるほど
クレハ:あ~ じゃあ捕獲失敗して無様晒してる所をイチジクちゃんに見られたいかも
GM:www
イチジク:なるほど……
GM:自キャラ曇らせに余念がねえ
ヘデラ:曇らせに余念がない
GM:ではそれで参りましょう
ユウキ:容赦ない
GM:---
GM:1番道路
GM:---
GM:君たちは立ち去ったヘデラを見失い
GM:おまけにユウキともはぐれてしまった。ひとまずショウゼンタウンを目指して進むしかないだろう。
GM:いつもの雑木林も、子供だけで歩くと
GM:なんだか別の景色のように思える。
GM:……そこへ。
クレハ:「さっきのあいつ、絶対に犯人だったと思うんだけどな……」絆創膏を貼った肘をさすり、ぶつぶつと言いながら歩いている。
GM:がさっ がさがさっ
GM:「りゅりらーー!!」
イチジク:「!!」
クレハ:「っ……!」
GM:あ、くさむらからやせいのルリリがとびだしてきた!
クレハ:一瞬、驚いて身が強張るけれど。すぐに腰に付けたボールホルダーへと手をかける。
クレハ:「……野生のポケモンね。丁度いいわ」
イチジク:「あっ、ほ、本当に野生のポケモンが……!」あわあわしてヒマナッツをぎゅっと抱きしめる。バトルするという発想がない。
クレハ:「博士に貰ったボールもあることだし。ショウゼンジムに挑むなら、ポケモンの数も一匹じゃ心もとないもの」
クレハ:「さあ、初陣よ」カチリ、とボールのスイッチを入れる。
クレハ:思い切り脚を上げる投球モーションは、プロトレーナーのそれを見て何度も練習したもの。そうして、着地点に光が溢れ──
ポッチャマ:現れたのは蒼い瞳と黄色い嘴を持つ、直立した小鳥のようなポケモン。
ポッチャマ:青い羽毛が頭巾のように頭部と背中を包んでいる。
ポッチャマ:「ぽっぽっぽっぽっ」
GM:「るりゃ!?」
ポッチャマ:「ちゃま~っ!」
ポッチャマ:両の翼をビシッと伸ばして、威嚇するようなポーズを決める。
ポッチャマ:……クレハに向かって。
GM:「……るりゃ?」
クレハ:「……はあ? ちょっ……ちょっとアンタ、何してんのよ!」
クレハ:「アンタが戦うのはあっち!分かる!?」
GM:「りりりーーっ!」
クレハ:「ちょっ……こら!つつくな!言うこと聞きなさいってば!」
GM:突然内輪もめをはじめた1人と1匹をよそに
GM:尻尾の弾力で跳躍!『とびあがる』攻撃だ!
GM:ばいん ばいん どしーーっ!
GM:ポッチャマの脳天に直撃!
クレハ:嫌がるのを無理やり抱き上げて、ルリリの方を向かせようとして。
クレハ:それが結果的にポッチャマの回避を妨げる事になってしまった。ごつんとした衝撃と共に、尻もちを付く。
クレハ:「きゃっ……!」
GM:ばさっ ばさばさっ
GM:その横合いから、無数の羽音が聞こえてくる。
GM:「るり?りり!」
GM:ルリリは何かを察したように飛び退き、次の瞬間
GM:「ぴぴぴぴぴ」「ちちちちちち」
GM:ヤヤコマの大群が矢のように突っ込んでくる!
イチジク:「…………!!」
GM:逃げなければ全身突き回されるのは間違いない!
クレハ:「なっ、なんで……私、ちゃんと……」呆然として、その気配に気付く事も遅れる。
クレハ:「あ、わ……!」
イチジク:ルリリとバトルをするクレハちゃんとポッチャマを呆然と見つめていたが、ヤヤコマの大群に息を呑む。
イチジク:「クレハちゃん!!」
クレハ:見たこともない数のヤヤコマを前に、思考が停止する。
クレハ:抱きかかえたポッチャマは気を失っている。自分の所にはもう、戦えるポケモンはいなくて、どうすれば──
クレハ:「い、イチジクちゃん……!」縋るような眼を向ける。
イチジク:「に、逃げよう!」片腕にヒマナッツを抱え、もう片方の手でクレハちゃんの手をとって無理やりひっぱろうとする。
クレハ:「あ、う」引っ張られるようにして立ち上がり、走り出す。もう片方の腕はポッチャマを抱いたまま。
GM:君たちは林の中を駆け回り……
GM:気付いた時には、泥だらけになっていた。
GM:ヤヤコマたちはもういない。ただきぜつしたポケモンを抱えた2人のトレーナーだけが残る。
クレハ:息を切らしながら、土に手をついて身を起こす。
イチジク:「はあーっ、はあーっ……」肩で息をしている。
クレハ:今日の旅立ちのために用意していたお気に入りのコートとマフラーも、すっかり泥だらけになっていた。
イチジク:「なんとか……逃げきれましたね」そう言ってへにゃりと笑う。
クレハ:「う……うう……」幼馴染の笑顔も、今の自分には痛いばかりに感じられる。
クレハ:「わ、私……」
クレハ:「……私、ほんとは」
クレハ:「さっきのバトルを見てた時……アンタ達のこと、心のどこかで見下してた」
クレハ:「初めてポケモンを出して、まともに指示を出すこともできないなんて」
クレハ:「自分だったら、そんな風にはならないって……」
クレハ:「……バカみたい、でしょ」
クレハ:カチリ、と空のモンスターボールを押す。抱きかかえていたポッチャマの姿が、赤い光となって吸い込まれる。
クレハ:「自分がジムリーダーの子供だからって、人より上手くできるんだって勝手に思い込んで……」
イチジク:「クレハちゃん……」心配そうに見つめながらもじっと耳を傾けている。
クレハ:「……失望したでしょ」力なく笑う。
イチジク:「……失望なんて、しないですよ」
イチジク:「私は、何のポケモンかも確認しないでバトルに出しましたから!ちょこーっとだけドジだったのは、その通りですし!」
イチジク:「いつもしっかりしてて予習バッチリなクレハちゃんの方が出来るって思うのは、当然ですよ!」
イチジク:「それに、さっき気づいたんですけど……」
イチジク:真剣な顔で、ヒマナッツを抱え直す。
イチジク:「この子……つつくと、はっぱが揺れるんです!」
イチジク:そう言いながらヒマナッツをつつくと、ヒマナッツはむにゃむにゃ言いながら頭の葉っぱをピコピコ揺らす。
クレハ:「……ふふっ」
イチジク:「クレハちゃんのポケモン、賢そうでクレハちゃんにそっくりです!」
イチジク:「たくさん色んな事知ってったら、絶対にすっごくいいコンビになると思います!」
クレハ:あまりにも脳天気な事を口にする彼女に、思わず吹き出してしまう。
クレハ:「アンタ……やっぱり、いいやつすぎ」
イチジク:「私たちは、ついさっきポケモンと出会ったばかりなんですから!これからたくさんお互いを知っていったら、最強になれますよ!」
イチジク:「えっ、そうでしょうか!」クレハちゃんの言葉に一瞬きょとんとし。
イチジク:「でも、当然かもしれませんね!とってもいいこなクレハちゃんのお友達なんですから、私はいいやつなのかもしれないです!」胸を張る。
クレハ:「そうよ。……ずっとそう思ってたし、いま改めてそう思った」
クレハ:泥を払いながら立ち上がり、イチジクの方を見る。ふと、浮かべていた笑みが消えて
クレハ:「だから、ここから先は別々に行こう」
イチジク:「えっ……」
クレハ:「だって……一緒にいると、甘えそうになる」
クレハ:「元々、そっちが普通でしょ。競争相手って言ってたんだし」
クレハ:「……別に、友達をやめるとか」
クレハ:「アンタの事が嫌になったとか……そういうのじゃ、ないから。絶対」
イチジク:「ふふ……、はい!」
イチジク:一瞬動揺し、弱気なことを言いそうになったが、幼馴染のその優しい言葉に微笑む。
イチジク:「私も、クレハちゃんが大好きです!大好きな最高のライバルですから……成長した姿をちゃんとお見せしますね!」
イチジク:「この子と!」そう言って、いまだにむにゃむにゃと寝言を言うヒマナッツを見せて笑う。
クレハ:「……うん」つられるように、手にしたボールの中で眠るポッチャマを見やり。
クレハ:「私達、どっちもまだまだ未熟だけど」
クレハ:「これから、ずっとずっと強くなって……いつか、きっと。……ううん、必ず」
クレハ:「ポケモンリーグで会いましょう。約束よ」
クレハ:そう言って、君に背中を向けて歩き出す。
GM:----
GM:ではアイテムの消費とゲットしたポケモンをメモし
GM:2ターン目、ショウゼンタウンのツアーパートに参りましょう
GM:まずは手番を使わない行動!
GM:ポケモン交換は…まだみんな手持ちの数が揃っていないので端折るとして
GM:ショップでお買い物が出来ます!買えるものは情報メモの通り!
GM:おこづかいは全員5、ヘデラちゃんのみ2だ!
ユウキ:何買おうかな~
GM:1.モンスターボール/捕獲判定に使用。補正+1。/価格1
2.スーパーボール/捕獲判定に使用。補正+2/価格2
3.ハイパーボール/捕獲判定に使用。補正+4/価格3
4.プラスパワー/バトル中、お互いがダイスを振る直前に使用可能。自分の達成値を+1。/価格1
5.ディフェンダー/バトル中、お互いがダイスを振る直前に使用可能。相手の達成値を-1。/価格1
6. クリティカッター/バトル中、お互いがダイスを振った直後に使用可能。自分のダイスをふりなおす。/価格3
7.きずぐすり/バトル中、ダイスを振る直前に使用可能。連戦補正を打ち消す。/価格1
8.げんきのかけら/バトル中、次のポケモンを選ぶ時に使用可能。その場合倒れたポケモンも宣言できる。/価格5
9.あまいみつ/アドベンチャーパートで遭遇ダイスを振った直後に使用可能。そのダイスをふりなおす。/価格2
10.ポケモンフード/野生ポケモンとの戦闘中、逃走判定のダイスを振る直前に使用可能。その判定を自動成功する。/価格1
11.ふしぎなアメ/その場でけいけんちを1獲得する。/価格10
ユウキ:これ、プラスパワーとディフェンダーは
GM:同時に使えます
ユウキ:あ、同時に使える!お得!
GM:更にクリティカッターで振り直しても補正値は残る
イチジク:おお!
ユウキ:強い!
クレハ:う~んどうしようかなあ
イチジク:クリティカッターを1個、モンスターボールを2個買います!
イチジク:宵越しの金はもたない!
ヘデラ:私は今回保留で~
GM:ほほーうヘデラちゃんは様子見!
クレハ:イチジクちゃんつよ
GM:残るお二人は!
ユウキ:プラスパワー、ディフェンダー、きずぐすり一個ずつ買います
GM:では3消費で2ですね~
GM:イチジクちゃんは一気に0!
GM:残るはクレハちゃん!
クレハ:じゃあプラスパワーときずぐすり1個ずつ!
クレハ:3点残します
GM:オーライ!
GM:ではショップを出た君たちに
GM:イベントが起きます
GM:---
GM:「おーす、みらいのチャンピオン!」
GM:「オレはちょいとしたアドバイザーさ」
GM:「このショウゼンタウンのジムリーダー、キイチゴはノーマルタイプのポケモンの使い手だぜ」
クレハ:「はあ、アドバイザー……?」いきなり現れたいかにも胡散臭い人物を訝しむ。
GM:「それでもってこいつはアンタたちみたいな有望なトレーナーへのおすそ分けだ」
GM:「大事に育ててやってくれよ!」
GM:4人はイーブイをてにいれた!
GM:「イーブイの進化の可能性は無限大!」
GM:「アンタたちの可能性を樂しみにしているぜ!」
GM:---
GM:というわけで手持ちが増えたので
GM:それぞれ手持ちポケモンに1~6までの番号を割り振ってもらいます。
GM:先頭のポケモンを出す時に使います。
GM:特にこだわりなければ手に入れた順番でいいでしょう
イチジク:手に入れた順番で、1ヒマナッツ2イーブイで!
クレハ:こちらも1.ポッチャマ 2.イーブイでいきます
ヘデラ:1ロトム 2ピチュー 3イーブイで
ユウキ:1.ヒトカゲ 2.ピチュー 3.イーブイでお願いします!
GM:では続いて…ツアーパートの行動宣言!
GM:PC同士で勝負をふっかける
GM:あるいはジムリーダーに勝負を挑むことが出来ます
イチジク:ジムリーダーと……バトルします!
ヘデラ:ジムバトルします
クレハ:私もジム挑む!
ユウキ:ジムに……挑みます!
GM:ではそれぞれ初手を宣言!
GM:NPC相手なので
GM:シークレットダイスは使わなくて大丈夫です
ユウキ:1.ヒトカゲ!行きます!
イチジク:1!ヒマナッツ!
ヘデラ:1ロトムいきます
クレハ:1.ポッチャマ!
GM:では対戦相手を公開しましょう
GM:1番手は…カビゴン!
ユウキ:なにぃーっ
ユウキ:で……でかい!
クレハ:1進化してる~ッ
イチジク:食べられる~っ
GM:PCに弱点をつけるポケモンがいないため
GM:2d6+2が素通りです!
GM:アイテムの使用ある人はどうぞ!
イチジク:なし!
クレハ:ううーんやめときます
ユウキ:使います!プラスパワーとディフェンダー!
ヘデラ:なし!
GM:いきなり畳み掛ける!
GM:ではユウキくんのみ補正+1で2d6どうぞ!
GM:他全員は素振りだ!
クレハ:2d6 うおおおポッチャマ! (2D6) > 9[3,6] > 9
イチジク:うおーっ素振り!
ユウキ:2d6+1 (2D6+1) > 12[6,6]+1 > 13
イチジク:2d6 (2D6) > 9[6,3] > 9
ユウキ:ウォッシャァァァ!
イチジク:つっよ
GM:く、クリティカル
クレハ:ユウキくんやば
ユウキ:アイテム意味ねえ!
ヘデラ:2D6 (2D6) > 6[3,3] > 6
GM:クリティカルは自動成功…!
GM:あ、書き忘れてた
GM:自動成功です、ファンブルは自動失敗
GM:6.6と1.1ね
イチジク:なるほど……
クレハ:補正値も無関係というわけね
GM:そして残る3人をカビゴンが襲う1
GM:2d6+2 (2D6+2) > 10[6,4]+2 > 12
イチジク:つ、つよい
GM:つっよ
クレハ:容赦!
ユウキ:つよっ
ヘデラ:嘘でしょ
GM:3人は全滅!
クレハ:ポッチャマ~!
GM:次のポケモンを宣言品!
イチジク:ヒマナッツ~~!
クレハ:イーブイが行きます!
イチジク:次!!イーブイ!!
ヘデラ:次鋒ピチュー出ろ!
GM:またも全員相性補正なしのため
GM:素振りだ!
クレハ:カビゴンさんには連戦補正入るのかな
GM:入ります!
クレハ:条件は五分というわけ
クレハ:使用道具ないです
ヘデラ:2D6 (2D6) > 3[1,2] > 3
ヘデラ:ぐぇ~~
イチジク:2d6 (2D6) > 6[4,2] > 6
クレハ:2d6 がんばれイーブイ! (2D6) > 6[5,1] > 6
GM:いくぞおら~~
イチジク:ずっとクレハちゃんと同じ値
クレハ:なかよしかよ
GM:どうするイチジクちゃん
ユウキ:かわいいね
GM:アイテムは!
イチジク:あっアイテムなし!
GM:クレハちゃんもいいのだね
クレハ:クリティカッターは使うにしても両方が振ったあとかな?
クレハ:こちらはないです
GM:OK
GM:2d6 (2D6) > 7[5,2] > 7
クレハ:ぐええーっ
GM:こいつ強ない?
イチジク:ンイィ~~~ッ
ヘデラ:強いて
ユウキ:強い……!
イチジク:両者ダイスふったあとなので……クリティカッター使っても……いいですか!
GM:どうぞ!
イチジク:ありがとうございます!使用してふりなおし!
イチジク:2d6 (2D6) > 10[6,4] > 10
イチジク:かち!!
ユウキ:取った!
GM:イチジクちゃん勝ち抜け!
GM:そしてクレハちゃんがリタイア…!
ヘデラ:中堅イーブイ!行け!
GM:振るがいい!
ヘデラ:2D6 (2D6) > 8[2,6] > 8
ヘデラ:いけ~~っ
ユウキ:これなら……!
GM:2d6-2 (2D6-2) > 8[4,4]-2 > 6
GM:くっ!
イチジク:おおーっ!!
GM:疲れてさえいなければ…!
ヘデラ:高いのよ出目が
GM:では…ジムリーダー戦突破はイチジク、ヘデラ、ユウキ!
GM:クレハ!貴様は居残りだ!
ユウキ:あ、一体だけなんだ!
クレハ:しょんぼり
GM:ではスポット権の使用
GM:今回は誰の出番かな~
GM:希望者は!
クレハ:こちらはなし!
イチジク:こちらもなし!
ユウキ:せっかくクリティカル出したしやりたいかなー
ヘデラ:う~~ん
ユウキ:あ、ヘデラちゃんやります?
ヘデラ:その後にやろうかな
GM:じゃあユウキくんが使用で
GM:ヘデラちゃんもジムリーダーの回想で出てくる感じにしましょうか
ヘデラ:あっはーい
GM:あ、そうだ
GM:けいけんちの処理!
GM:序盤がきつすぎることが分かったので
GM:ジムリーダーには負けてもけいけんち貰えることにしましょう
ユウキ:わぁい!
イチジク:おお~~!!
GM:これがリアタイ調節だ
ユウキ:ある意味ジムっぽいです
クレハ:あっやった~
ヘデラ:よかった~
クレハ:敗北が己を強くする
ユウキ:何度も挑んでより強くなる
GM:では全員進化するポケモンを決定してください
ユウキ:ヒトカゲを進化します!
イチジク:指定はイーブイ!進化先は考えてます
GM:あ、そう
クレハ:これすぐ進化しなきゃなのか うーん
ヘデラ:ピチューをピカチュウに進化します
GM:分岐進化するポケモンは
GM:進化先も選べるよ
クレハ:ありがたい~
GM:さあクレちゃんどうするね
クレハ:じゃあイーブイにします
イチジク:いやもうバランスとか考えずイーブイをニンフィアに進化させます カワイイので
GM:OK!
GM:www
クレハ:www
GM:クレハちゃんの進化先は!
クレハ:じゃあブラッキーにしよ~
GM:うわーイメージぴったり!
クレハ:半分くらいイメージで選んだ
GM:www
ユウキ:二人共イメージっぽくて良いな~
GM:では演出へ!
GM:---
GM:ショウゼンジム
GM:---
GM:ショウゼンタウンは工芸の町。
GM:上品な白壁の家々の間に、家具やアクセサリーを取り扱う職人の店が軒を連ねている。
GM:「ふあ~~」
GM:眠たげな目つきをした、栗毛の少女が
GM:枕を抱えながら君に応対する。
GM:「これがどろぼうのひと~?」
GM:「ねむたくって、よくわかんないな~」
GM:このショウゼンジムのジムリーダー、キイチゴだ。
ユウキ:「キザシタウンの研究所からポケモンと図鑑を奪っていった人でして!」
GM:1年の360日くらいはパジャマで過ごすらしい。
ユウキ:「なにか心当たりはありませんでしょうか!」
ユウキ:腰のボールを少しなでながら、一息にはきはきと質問する。
GM:「目がギラギラしているなあ」
GM:「もっとリラックスしたほうがいいよ~ふあ~」
ユウキ:「え、あ……す、すいません」
GM:「謝ることでもないけどさ~」
ユウキ:入れた気合の空回りに思わず素に戻る。
GM:「う~~ん、見たような気もするけど」
GM:「見なかったような気も……眠たくてよくわかんないから」
GM:「ねむけざましのポケモン勝負、付き合ってよ~」
ユウキ:「え?いや、俺は……」
ユウキ:「別に、対戦に来たわけじゃ」
ユウキ:ない、と言いかけて、口ごもる
GM:「じゃあいくよ~」
GM:======
ユウキ:「おわっ!?ちょ、ちょっと!」
GM:ジムリーダーの キイチゴ がしょうぶをしかけてきた!
GM:======
GM:「いけーカビゴーン」
GM:ずずぅん!!
GM:土煙をあげて、超重量級のポケモンがコートに着地する!
GM:「ぐーもーーーー」
ユウキ:「か、カビゴンッ!?」
ユウキ:図鑑で確認、照合。間違いない
ユウキ:知識では知っていた。それにしたって……思ったよりずっとでかい!
GM:「ぼくの1番のともだちなのさ~」
GM:「この子のお腹はふかふかだけど~」
GM:「パワーはとってもストロング~」
GM:「『メガトンパンチ』~」
GM:「かぼーーー!」
GM:迫りくるカビゴン!
ユウキ:「(いきなりこんな相手に……)」
ユウキ:「(いくらこっちが3体だって)」
ユウキ:勝ち目が薄い。そもそもバトルしにきたわけじゃないんだ。
ユウキ:適当に相手して、さっさと降参してしまえば──
: 『ユウキさんはチャンピオンを目指してる訳じゃないの?』
ユウキ:「……っ!」
ユウキ:迫りくる巨体を見据え、サイドスローでボールを放り投げる。
ユウキ:「……頼む、リザ!」
ヒトカゲ:現れたのは、尻尾から炎をともしたオレンジのトカゲ。
ヒトカゲ:カビゴンの巨体からすれば笑えるほどに小柄だが、垂れ気味の瞳はどこかやさぐれている。
ユウキ:「……リザ、『よけろ』!」
ヒトカゲ:短く曖昧にすら聞こえる指示に応え、黒の巨拳を大きくかわす。
GM:ドガァッ!!
GM:超ヘビー級の巨拳が地面をえぐる!
ユウキ:当たっていない。指示が通っていたと再確認しほっとする。
ユウキ:「……眠気が」
ユウキ:「眠気が覚めたら、ちゃんと話してくれるんですか」
GM:「……そうだねえ」
GM:「実は今ので結構、覚めてたりするね~」
GM:「けど」
GM:枕を抱えたまますっくと立ち上がる。
GM:「楽しそうな勝負は降りられないから」
GM:「ここからはわがままでね」にやーっと眠たげな目つきを細めて。
GM:「カビゴン!『ころがる』!」
GM:どががががががが!
GM:破砕ローラーめいた轟音を鳴らしながら、追撃!
ユウキ:「分かりました」
ユウキ:もう、理由はないかもしれないが。
ユウキ:「じゃあ、オレも」
ユウキ:「全力で行きます」
ユウキ:──楽しみたいから。
ヒトカゲ:転がってくる巨体を前にして、準備運動のようにぐるぐると腕を回す。
ユウキ:「リザ、『たえろ』!」
ヒトカゲ:巨体をかわさずにふっ飛ばさえる──が、決定打にはならない。ふっ飛ばされて衝撃を殺し、体勢を立て直す。
ユウキ:「『よけろ』!『たえろ』!『よけろ』!」
ヒトカゲ:ごく短い指示に応えて、カビコンの攻撃をことごとくしのぎ続ける。
ユウキ:耐えながら待ち続ける。反撃の隙が生まれるまで
GM:「いつまでもかわすばっかりじゃ……あれ?」
GM:ぎゃるるるるっ!
GM:抉った初撃のパンチで抉った地面の窪にはまり込んで
GM:『ころがる』の制動が乱れる!
ユウキ:「……っ!『かわせ!』」
ヒトカゲ:指示の僅かなニュアンスの違いを正確に聞き届け、回避とともに接近する。
ユウキ:「……今!『せめろ!』」
ヒトカゲ:体勢を崩したカビゴンに対して大きく飛び上がり、
ヒトカゲ:頭へ向けて『ひっかき』、尻尾の『ひのこ』を浴びせる!
GM:「ぐもーーー!!?」
GM:炎の直撃を受けたカビゴンの巨体がふらつき
GM:ずずぅん!
GM:再び土煙をあげて、今度は地面に沈み込む。
GM:「……ふわぁ~」
ユウキ:ごくりと息を呑む。構えは解かない
GM:「おめめぱっちり、だね」
GM:======
GM:ジムリーダーのキイチゴとのしょうぶにかった!
GM:======
GM:「……あ、あー」
ユウキ:「か……勝った?」
ユウキ:力なくへたりこむ。
GM:「この子、知ってるよ~」
ユウキ:「えっ、あっ……」
GM:へたり込む君をよそに、何やら写真を見て唸っていたが
GM:顔をあげてしきりにうなずく。
GM:「というか、このジムで戦ったよ」
ユウキ:「ジ、ジムで!?」
GM:「うん、えーっと」
GM:時計を見る
GM:「2時間?くらい前?」
ユウキ:「二時間前……じゃ、じゃあまだ街に居るかも!」
GM:「かもね~」
ユウキ:「ありがとうございます、助かりました!」
GM:「あ、ちょっとまってよ~」
GM:「はいこれ~」
ユウキ:「またその子を見つけたらキザシタウンの研究所に連絡を……っと、えっ」
GM:ぴん、と指先できらめく何かを弾く。
ユウキ:受け止めて手の中を見つめる。
GM:「ノーマルバッジだよ~おめでとう~」
GM:「ポケモンリーグめざして~がんばってね~」
ユウキ:「バッジ……ポケモン、リーグ……」
GM:「キミとっても強かったよ~」
GM:「それに、すっごく楽しそうだった」
ユウキ:「……ずっと」
ユウキ:「一人で練習してて……バトル、本当に久しぶりなんですけど」
ユウキ:「……はい。凄い楽しかったです」
GM:「ふふふー」
GM:「夢があるっていいものさ」
GM:「ぼくは眠って、見る……派……だけど……」
GM:「にゃむ……すやあ……」
GM:カビゴンのお腹の上で眠ってしまう。
ユウキ:「……ありがとうございました」
ユウキ:起こさないように声を小さくして、頭を下げる。
GM:---
GM:イチジク/バッジ1こ/ヒマナッツ/ニンフィア
GM:クレハ/バッジ0こ/ポッチャマ/ブラッキー
GM:ユウキ/バッジ1こ/リザード/ピチュー/イーブイ
GM:ヘデラ/バッジ1こ/ロトム/ピカチュウ/イーブイ
GM:……レポートにしっかりかきのこした!
GM:---
GM:というわけで本日はここまで!
GM:おつかれさまでした~!
クレハ:お疲れ様でした~
イチジク:お疲れ様でした!
ユウキ:お疲れさまでした!
ヘデラ:お疲れ様でした~
2ばんどうろ~ケイショウシティ
GM:では続いて3ターン目!
GM:に入る前に
GM:ここで新追加ルール!
ユウキ:うおー
GM:【追加要素】
『そらをとぶネットワーク』
ツアーパートの終了時に使用可能。他のPCが既に訪れた町に移動し、ジムバトルのみを行うことができる。(イベントは発生しない)
クレハ:なるほどね
GM:現在のままだと序盤に出遅れた場合の巻き返しが厳しいということで
ユウキ:なるほど
GM:手番を消費せずにジム戦だけを挑めるということですね
ヘデラ:やったね
クレハ:ありがたいニャンね
GM:ただしその町のイベント戦をすっ飛ばしてしまうことになるので
イチジク:なるほど
GM:具体的にはさっきのイーブイとかがもらえなかったりします。
GM:後出しで有利じゃん!とはならない
GM:はず、たぶん
クレハ:手痛いぜ
ユウキ:基本的にはちゃんとジムバトル挑んでいったほうが
イチジク:たしかにイーブイ貰ったの大きかったからなあ……
ユウキ:イベント回収とかはできると
GM:そういうわけです
ユウキ:後で戻ってこれるからPCバトルばっかしよ!とかやってると
ユウキ:美味しいイベントを逃す可能性があったりするわけですね
GM:そういうわけですね
GM:何より先に進むほどに野生ポケモンも強くなるので
GM:ちんたらしていると戦力が整わない!
ユウキ:そっか、ジムで勝たないと基本レベルが上がらないから
GM:というわけでアドベンチャーパートに入っていきます
ユウキ:はーい!
イチジク:ウオーッ!!
ヘデラ:全員倒す
クレハ:ウオオ
GM:クレハちゃんはショウゼンタウンから出れてないので1番道路へ、他3人は2番道路
イチジク:切ない……
GM:野生ポケモンを捕まえるか、一般トレーナーを襲撃するか
ユウキ:寂しさ
GM:好きな方を選びな!
イチジク:野生ポケモン捕まえます!
クレハ:捕まえる~
ユウキ:まだまだ手持ちが心もとないし、野生ポケモン狙おうかなあ
ヘデラ:う~ん 戦ってみるか トレーナーと
GM:おお金策!
ユウキ:トレーナー襲撃だ!
GM:ではまず野生ゲット組!
GM:1番道路
やせいポケモン
1.ピチュー(たね/でんき)
2.ルリリ(たね/ノーマル・フェアリー)
3.ケムッソ(たね/むし)
4.ヤヤコマ(たね/ほのお・ひこう)
5.ゴンベ(たね/ノーマル)
6.スペシャル
GM:2番道路
やせいポケモン
1.ハスボー(たね/くさ・みず)
2.ナゾノクサ(たね/くさ・どく)
3.アサナン(たね/かくとう・エスパー)
4.ヤミカラス(たね/あく・ひこう)
5.コイキング(たね/みず)
6.スペシャル
ユウキ:がっつり変わってる!
GM:今回の遭遇表はこのようになっています
GM:1d6でそれぞれどうぞ!
イチジク:ウオーッ!!2番道路振ります!
ユウキ:1d6 (1D6) > 2
イチジク:1d6 2ばんどうろ (1D6) > 2
クレハ:1d6 うおおお (1D6) > 2
クレハ:運命じゃん
GM:ルリリ再び!
GM:こないだは一括で振ったけど
クレハ:次は負けね~
GM:今回はそれぞれ振っていきます
GM:その方がわかりやすそうだし演出的にも自然
GM:まずそれぞれ手持ちから誰をぶつけるかチョイス!
イチジク:ニンフィアで!
GM:弱点取られるぞ!と思ったけど
GM:どっちも弱点だった…
イチジク:ヒマナッツもだから……w
ユウキ:リザードで行きます!
クレハ:ブラッキーは弱点取られるし ポッチャマでリベンジします
GM:こっちは模範解答だ
GM:ではまずイチジクちゃんのナゾノクサ
GM:毒タイプでフェアリーの弱点ついて+2
GM:1d6+2 (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
ユウキ:なかなかつよい
イチジク:このあたり争いがつよい
GM:でもってユウキくんのナゾノクサ
GM:1d6 (1D6) > 5
クレハ:つよいな
GM:最後にクレハちゃんのルリリ
GM:1d6 (1D6) > 5
クレハ:こいつ……
GM:7.5.5!
ユウキ:進化1回で+2,くさタイプがほのお弱点だから+2
GM:こいつらつよない?
ユウキ:合計+4で良いかな?
イチジク:つよい……
GM:イエス!そういうこと!
ヘデラ:ワイルドエリアかな?
ユウキ:では振ります!
イチジク:2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[3,2]+2 > 7 > 成功
ユウキ:2d6+4>=5 (2D6+4>=5) > 4[3,1]+4 > 8 > 成功
ユウキ:出目危なかったけど助かった! サンキューリザ
イチジク:アッ成功!
クレハ:2d6>=5 (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
クレハ:あっぶね~
GM:では全員成功!
GM:ボールを宣言し、捕獲判定の難易度5をどうぞ!
ユウキ:モンスターボール使用します!
イチジク:モンスターボール!補正値+1ですよね?
クレハ:モンスターボール!
ユウキ:で、前回忘れてたけど補正+1でしたね
GM:あ、そうそう
GM:いちおう補正があるのだ
GM:+1!
イチジク:やったー!
クレハ:わあい
ユウキ:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 2[1,1]+1 > 3 > 失敗
ユウキ:アンギャー!
イチジク:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
GM:www
ユウキ:とうとう出たな……
イチジク:ふぁんぶってる……
GM:ユウキくーん!
イチジク:こちらは成功!
クレハ:2d6+1>=5 ウオオオ (2D6+1>=5) > 6[4,2]+1 > 7 > 成功
ヘデラ:死んでる……
クレハ:やった~!
ユウキ:一応これで
GM:ではユウキくんのみ失敗!
ユウキ:逃走判定が入るんでしたっけ?
GM:そうですね
GM:再チャレンジするなら逃走判定
GM:しない場合はこのまま終了
ユウキ:チャレンジしたい!
GM:オッケイ!
GM:では2d6-1をどうぞ
GM:5を下回ったら逃してしまいます
ユウキ:はーい!
ユウキ:2d6-1>=5 (2D6-1>=5) > 7[4,3]-1 > 6 > 成功
ユウキ:ほっ。
GM:では追いついた!
ユウキ:よーし、もう一回モンスターボールだ!
GM:では難易度5でどうぞ!
ユウキ:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 4[1,3]+1 > 5 > 成功
ユウキ:あっっぶない!成功! ありがとうボール!
GM:では全員ゲットだぜ!
イチジク:やった~~!
ユウキ:二人もおめでと~
GM:捕まえたポケモンのコマを作っといてくださいませ~
GM:続いてヘデラちゃんにはトレーナー遭遇表を振ってもらいます
ヘデラ:ヨッシャ
GM:1.2.3でホープトレーナー、4.5でエリートトレーナー、6でベテラントレーナーが出ます
GM:タイプ相性のない2d6での勝負になりますが
GM:エリートトレーナーには+2,ベテラントレーナーには+4の補正がつきます
GM:レッツダイス!
ヘデラ:うお~~
ヘデラ:1D6 (1D6) > 5
ヘデラ:エリートじゃん
GM:エリート!
ヘデラ:強いの倒したら報酬もおいしかったりします?
GM:補正値と同じ分だけ報酬も上乗せされます
ヘデラ:分かりやすいぜ
GM:こいつを倒せば1d6+2ですね
GM:倒せればの話だがなあ!
GM:2d6+2 (2D6+2) > 5[2,3]+2 > 7
ヘデラ:つよ……
GM:難易度は7!
GM:使うポケモンは!
ヘデラ:いけっロトム!
GM:相性はないのでそのまま素振りでどうぞ!
ヘデラ:2D6>=7 (2D6>=7) > 8[2,6] > 8 > 成功
イチジク:かってる!
GM:強まっている…
ユウキ:強い!
ヘデラ:いい子~~~♡
GM:では財産を1d6+2獲得だ!
ユウキ:ポケモンとの絆が深まっているようだな……
GM:どうぞ!
ヘデラ:1D6+2 (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
ヘデラ:まあよし
GM:ぼちぼち
GM:では以上で3ターン目の処理を終了します
GM:スポット権使うひとー
ユウキ:私はなし!
クレハ:なし!
イチジク:なし!
ヘデラ:無しかな~
GM:では続いて4ターン目!
GM:ツアーパートです。クレハちゃんはショウゼンタウン、イチジクユウキヘデラの3名はケイショウシティへ。
GM:ケイショウシティに入った3名はイベントがあります。
イチジク:おお
GM:---
GM:ケイショウシティ
GM:---
GM:草のポケモンたちが暮らす静謐な湿地帯を抜けて
GM:ビルが立ち並ぶ大都市、ケイショウシティへと君たちは足を踏み入れる。
GM:「おーす、みらいのチャンピオン!」
GM:「ケイショウシティのジムリーダー、ノイチゴはかくとうポケモンの使い手だ」
GM:「それとこの町のゲームコーナーでは珍しいポケモンが景品になってるらしいぜ」
GM:「腕前に自身があったら覗いてみるのもいいだろう!」
GM:「おれか?おれはすっからかん さ!」
GM:---
GM:カジノに挑むことが出来ます。
GM:財産2を払って、1d6で1か6なら大当たり
ユウキ:き、危険なかおり
イチジク:おお……
GM:再トライに制限はありません。全財産使い切るまで振ることが出来ます。
ユウキ:ひえ~っ
GM:スロットやる人はどうぞ!
ヘデラ:大当たりでいくら貰えるかが問題
GM:珍しいポケモンが直でもらえます
ヘデラ:なるほどね
イチジク:挑戦します!!
GM:先に景品出しちゃいましょう
ヘデラ:い、イチジク
イチジク:また中身を見る前に挑もうとしてしまった
GM:ポリゴン(たね/ノーマル)
ウソハチ(たね/いわ)
トロピウス(無進化/くさ・ひこう)
ミミッキュ(無進化/ゴースト・フェアリー)
ユウキ:キャラロールに忠実
GM:こんな感じです
ユウキ:うわっミミッキュ居る!
GM:既に選ばれたポケモンは他のPCが選ぶことは出来ません
GM:早いものがち!
ユウキ:あおってくるぅ
クレハ:ははあ
GM:イチジクちゃんの他に挑むものは!
ユウキ:私はモンスターボール買いたいから今回はなしで!
GM:堅実…!
ユウキ:さっき一回捕獲ミスしてなければ一度ぐらい挑んでも良かったんですが……
GM:ヘデラちゃんはどうするのかね
ヘデラ:う~ん
ヘデラ:やめとこ~
イチジク:みなさん私に恐れをなしたようですね
クレハ:イチジクちゃん……
ヘデラ:博打にいい思い出が無いから
GM:かなしい
ユウキ:最強無敵メンタル
GM:ではやったれイチジクちゃん!
イチジク:ウオーッ!!
イチジク:1d6 (1D6) > 2
GM:見せたれ博打魂!
イチジク:お……おしい!!
ユウキ:おしい
ヘデラ:行ける行ける
ヘデラ:あと一回やれば行ける
GM:ではダブルアップチャンス
クレハ:イチジク……
GM:再チャレンジする場合は
GM:1.2.5.6がアタリになります
イチジク:え!!!もう当たったようなものじゃないですか
ユウキ:おお
イチジク:勿論やります!!
クレハ:おお
ヘデラ:嘘でしょ
GM:では財産消費2!もっかいどうぞ!
イチジク:1d6 (1D6) > 4
イチジク:??????????????
ユウキ:い……イチジクちゃーんっ!
ヘデラ:イチジク……
クレハ:い、イチジク……
GM:イチジクーーッ!!
GM:えーではイチジクちゃんの財産は1になりました
イチジク:どうしてこんなことに……
GM:何の成果もありません
GM:今ので乱数が傾いたと思う人はチャレンジしてもいいですよ
ヘデラ:します
GM:まじかこいつ
GM:博打にいい思い出ないんじゃなかったのかよ!
ヘデラ:ジム戦でお金貰えるの忘れてた
ユウキ:今ヘデラちゃん結構なお金持ち
GM:あ、そう
ヘデラ:あたしは父さんとは違うから大丈夫
ユウキ:精神が博打打ちになってない?
GM:改めてナレーション忘れてた!
クレハ:心配な子ばっかかよ
GM:ジムリーダー突破してる人はおこづかい5点入ってるよ~
ユウキ:はーい!込で現在財産7です!
GM:では改めてヘデラちゃんスロットの1d6どうぞ
ヘデラ:行くぜ
ヘデラ:1D6 (1D6) > 4
GM:1.6がアタリです
ヘデラ:???????
GM:おっとぉ
ユウキ:で、出ねえ
GM:ダブルアップチャンス
クレハ:みんな3割を引けない
GM:1.2.5.6がアタリです
GM:再チャレンジしますか?
ヘデラ:ここで引いたらバカだぜ!
ヘデラ:ウオォォ
GM:どうぞ!おこづかいは現在7!
ヘデラ:1D6 (1D6) > 6
ユウキ:で、出た!
クレハ:当てた!
ヘデラ:ア~~~ヨッシャ!
GM:いったぁ!!
イチジク:ギエーーッ
GM:では景品のポケモンを選べます
ヘデラ:う~ん ポリゴンが欲しいと思ったが……
ヘデラ:ノーマルあんまりうまみが無いんだよな……
GM:ばつぐんつけないからね
ユウキ:攻撃で優位とれませんからねえ
イチジク:でもアニポケの世界を壊せますよ
GM:www
ユウキ:ポリゴンちゃんは悪くないから!
GM:だからそれは冤罪だっつってんだろ!
ヘデラ:無進化は相手の進化補正を無視ってことでいいんですよね?
ユウキ:あの子は何も悪くないのよ!
GM:そうですね
ユウキ:2しんかポケモンとも対等にやれる感じと
GM:たねと戦っても2進化と戦っても同じ
ヘデラ:じゃあミミッキュ貰おう
GM:ピカチュウと…ミミッキュ!
ユウキ:運命の出会い果たしちまった
クレハ:そういうこととはね
GM:ではつづいてお買い物
GM:欲しい物をそれぞれどうぞ
GM:同じ町にいるPC同士は交換も出来るぞ
イチジク:プラスパワーを買って、おわり!何故かお金ないから!
GM:どこにいってしまったんだお金
ヘデラ:スーパーボールとプラスパワーを買って7>4点です
クレハ:残り3点使ってクリティカッターを買います
ユウキ:プラスパワー、ディフェンダー、モンスターボール2つ、ポケモンフードを買います
クレハ:なぜなら万一にもこれ以上遅れを取ることはできないから
ユウキ:5点消費で残り2点!
GM:アイテム長者!
GM:ではつづいてお待ちかねのジム戦だ!
GM:クレハちゃんから処理していきましょう
ユウキ:行ったれー!
GM:初手の宣言をどうぞ!
クレハ:やってやるわよ!
クレハ:1.ポッチャマ! 行きなさい!
GM:相手は変わらずカビゴン!
GM:1進化で補正がかかる!
クレハ:道具使用ないです!
GM:OK!
GM:2d6+2 (2D6+2) > 7[6,1]+2 > 9
GM:つよない?
クレハ:2d6 ちゃま~っ (2D6) > 9[5,4] > 9
GM:うおおお
GM:あいうち!
クレハ:ぽ、ポッチャマ……!
GM:根性見せたな…
GM:相手に後続がいないので…
GM:クレハちゃんの勝利だ!
クレハ:やたーっ!
ユウキ:良い気迫だった……
イチジク:やった~!
ヘデラ:よかったね……
ユウキ:おめでとう!
GM:財産5点とけいけんちで進化だ!
クレハ:ここはポッチャマに進化してもらおう
ユウキ:がんばったもんね
GM:ではポッチャマがポッタイシに進化!
GM:そしてケイショウ組!
GM:初手の宣言をどうぞ
ユウキ:あ、すいません
GM:ヘデラちゃんはロトムのフォルムを変えることも出来ます
ユウキ:相手の手持ちが残り何体かって確認できます?
GM:それは戦ってみないとわからない
イチジク:なるほどね
ユウキ:了解しました!
イチジク:2のニンフィアが先手!
GM:あ、そうだ
クレハ:バトル始まった後でも確認はできない感じですかね
ヘデラ:何タイプのジムかも分からない?
GM:そらをとぶで合流するのもここでやっちゃおう
ユウキ:さっきかくとうタイプって!
GM:テンポ重視!
イチジク:すかんぴんおじさんがかくとうタイプっていってた
ヘデラ:かくとう!
ユウキ:はーい!
GM:クレハちゃんも追いつけます
GM:カジノには入れないが…
クレハ:じゃあ追いつく!
クレハ:カジノなんてやるわけないでしょ~
GM:OK!これで足並みが揃った!
GM:おかえりクレハちゃん!
ユウキ:おかえり~
ヘデラ:新顔のミミッキュでいきます
ヘデラ:かくとう恐るるに足らず
ユウキ:2番のピチューで行きます!
GM:フェアリー野郎~~
クレハ:うーん 初手ルリリでいきます
GM:こっちもフェアリー!
ユウキ:あっよく見たら私以外みんなフェアリー持ってる
クレハ:でもノーマルも持っちゃってるから……
GM:攻撃側だけの計算なので
GM:普通にそっちにのみ補正乗りますね
クレハ:あ、こっちだけ攻撃か なるほどね
GM:では相手の初手は……こいつだ!
GM:1.ダゲキ(無進化/かくとう)
GM:無進化なので相手の進化補正を無効!
GM:2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
GM:つよない?
イチジク:???
ユウキ:つよっ!?
クレハ:勘弁してくれ~~
ヘデラ:嘘でしょ~
GM:全員11に挑め!
クレハ:ウオオ 気合よルリリ
クレハ:2d6>=11 (2D6>=11) > 8[5,3] > 8 > 失敗
クレハ:がんばった
イチジク:プラスパワー使用!
ユウキ:2d6>=11 (2D6>=11) > 11[6,5] > 11 > 成功
ユウキ:やるじゃん
クレハ:ユウキさん!??
GM:こいつマジか
イチジク:2d6+1>=11 (2D6+1>=11) > 11[6,5]+1 > 12 > 成功
イチジク:よし!
GM:こいつマジか!?
クレハ:みんな何????
ヘデラ:なんだこいつら
ヘデラ:2D6+2>=11 (2D6+2>=11) > 5[3,2]+2 > 7 > 失敗
ヘデラ:そりゃ無理よ
クレハ:ヘデラちゃんが普通
クレハ:あいつらおかしい
GM:ではヘデラちゃんのミミッキュとクレハちゃんのルリリが吹っ飛んだ!
GM:次のポケモンを出しますか?
クレハ:ルリリーっ!
クレハ:出します!ブラッキー!
ヘデラ:It'sピカチュゥゥゥ
GM:ファーーーック!!
GM:ではダゲキ継続!
GM:2d6 (2D6) > 8[4,4] > 8
クレハ:re,
ヘデラ:強いんだって
クレハ:連戦補正よね
ユウキ:あ、-2入って6かな?
GM:ブラッキーには連戦補正-2を有利補正で打ち消すのでこのまま
クレハ:そうだった
GM:ピカチュウには-2して6だ!
ユウキ:あそっか、しんか打ち消されるんだ
ヘデラ:念のためプラスパワー使います
GM:いや、悪にかくとうが抜群だからですね
ユウキ:あ、そうでしたね
クレハ:ううん そのままで
ヘデラ:2D6+2+1>=6 (2D6+2+1>=6) > 5[2,3]+2+1 > 8 > 成功
クレハ:2d6>=8 (2D6>=8) > 7[6,1] > 7 > 失敗
クレハ:みゃーっ
GM:くれはーーっ!
イチジク:クレハちゃん……!
ユウキ:クレハちゃん……!
ヘデラ:前途多難だ……
GM:次のポケモンを使いますか!
ユウキ:ヘデラちゃんは保険が綺麗に機能した
クレハ:ま、まだよ!ポッタイシ!
GM:いったれ!!
GM:2d6-4 (2D6-4) > 10[6,4]-4 > 6
GM:頑張りすぎだろ
クレハ:なんなのこいつ
ユウキ:強いこのダゲキ
クレハ:うう……プラスパワー使います
GM:6だ!今回はそっち側の補正も素通りするぞ!
ヘデラ:アカネのミルタンク枠
GM:と、とっとかなくていいのかい!
クレハ:あ、そうなんだっけ
GM:あ、違うわ
GM:無進化だったこっち
クレハ:無進化だよね
GM:補正は無視です
ユウキ:進化補正が入らない……恐ろしい相手
クレハ:じゃあやっぱり使う!
クレハ:2d6+1>=6 (2D6+1>=6) > 4[1,3]+1 > 5 > 失敗
クレハ:死
ヘデラ:つら……
ユウキ:クレハちゃーーんっ!
GM:クレハーーーッ!(n度目)
イチジク:クレハちゃん………………
クレハ:ウオオ負けるか クリティカッターだ
GM:こいつ!
GM:どうぞ!
ユウキ:つ、使うのか!
クレハ:2d6+1>=6 オラーッ! (2D6+1>=6) > 12[6,6]+1 > 13 > 成功
ユウキ:極端!
GM:www
GM:うそやろ
ヘデラ:よかった……
クレハ:よくやったポッタイシ
GM:自動成功です…!
イチジク:勝った……!!
GM:では全員が1戦目のダゲキを突破
GM:次の相手は…こいつだ!
GM:2.チャーレム(1進化/エスパー・かくとう)
GM:ニンフィア、ピチュー、ピカチュウ、ポッタイシで
GM:連戦補正の-2を加えてどうぞ!
クレハ:きずぐすりを使う!連戦補正を打ち消し!
GM:ここで!
ユウキ:きずぐすりとアイテムは温存!
GM:勝機を残していたというわけか…
ユウキ:2d6-2 (2D6-2) > 7[4,3]-2 > 5
ユウキ:流石にこの出目は厳しいか……!
クレハ:2d6 うおおおお! (2D6) > 5[4,1] > 5
クレハ:……
イチジク:連戦補正と相性有利で打ち消し!
イチジク:2d6 (2D6) > 7[4,3] > 7
ヘデラ:2D6+2-2 (2D6+2-2) > 7[6,1]+2-2 > 7
ユウキ:く、クレハちゃん……
ヘデラ:どうだ……?
GM:あ、イチジクちゃんとクレハちゃんは
GM:1進化の補正もつきますね
GM:こいつは無進化じゃないので
イチジク:あっなるほど!では+2で9!
クレハ:あ、双方に乗るんだった 7です
GM:いくぜ~
GM:恐怖のチャーレムダイス!
GM:2d6+2 (2D6+2) > 7[4,3]+2 > 9
クレハ:ぎゃーっ!
ヘデラ:つえ~~
ユウキ:よくやった、もどれライ
GM:この時点で
GM:イチジクちゃんが勝ち抜け!
イチジク:やった~!
GM:そして…クレハちゃんが脱落!!
イチジク:クレハちゃん……!!
クレハ:ウギャ~~ッ
ヘデラ:クレハちゃん……
ユウキ:3.イーブイを出します!
GM:ではユウキくんヘデラちゃんは続行!
ヘデラ:いけっイーブイ!
GM:次手を選びな!
GM:では補正はないので素振りせよ!
ユウキ:2d6 (2D6) > 4[3,1] > 4
ヘデラ:2D6 (2D6) > 7[5,2] > 7
ユウキ:くっ、出目が弱い
GM:タイプ有利で連戦補正を打ち消し
GM:2d6+2 (2D6+2) > 6[3,3]+2 > 8
ユウキ:強い……!
GM:ねじ伏せ!
ヘデラ:強いんじゃ~
イチジク:出目が強い!
ヘデラ:だがまだ切り札がいる……ロトム!
GM:次手を選びな!
ユウキ:4.ナゾノクサ!
ヘデラ:相性有利のうえ無進化ポケモンだぜ
GM:こやつ
GM:ではダイス振りな!
ユウキ:プラスパワーとディフェンダー使用!
ヘデラ:2D6+2 (2D6+2) > 10[6,4]+2 > 12
ユウキ:2d6+1 (2D6+1) > 7[2,5]+1 > 8
ヘデラ:オラ~ッ
GM:やりおる
GM:2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
クレハ:なんだこいつ
ユウキ:マジか……!
イチジク:殺意が高すぎる
GM:あ、でも
ヘデラ:やったぜ
ユウキ:あ、連戦補正分で行けたか!
GM:連戦補正-4、進化+2、エスパーの有利+2、ディフェンダーの-1で
GM:出目は10!ナゾノクサには勝つ!
ユウキ:負けとる!
ユウキ:アイテム無駄打ちはきついな……!頼むリザ!
ヘデラ:そういえばくさどくだった
GM:ヘデラちゃんが勝ち抜け!
ヘデラ:イェイイェイ
GM:そしてラストのリザード!
ユウキ:1進化でタイプ相性はなし!
ユウキ:2d6+2+2 (2D6+2+2) > 7[2,5]+2+2 > 11
ユウキ:よし!
GM:2d6-6+2 (2D6-6+2) > 6[2,4]-6+2 > 2
イチジク:おお!!!!
GM:力尽きた…か!
GM:ユウキくんもラストの1匹で突破!
ユウキ:ふう……!
GM:全員にけいけんち!勝った3人はおこづかいも+5だ!
イチジク:やった~~!
ユウキ:いただきます!
イチジク:ナゾノクサをクサイハナに進化させます!
ヘデラ:ピカチュウをライチュウに進化させます
イチジク:やったーーーーーーー!!!!!!!!
GM:あ、ピカチュウは
GM:アローラライチュウにも出来ます
ヘデラ:えっ
GM:分岐進化です
ユウキ:あっなるほど
ヘデラ:そっちか 石いるのかと思った
イチジク:さ……最高!!!!!!!
クレハ:ルリリをマリルに進化させます
GM:パンケーキ食わせまくれ!
ヘデラ:う~~ん
ヘデラ:アローラにしよう ナゾノクサ持ってるのが二人いるし……
イチジク:やったーーーーーーー!!!!!!!!パンケーキたくさん食べたライチュウ可愛い~~~!!!!!!!!
ユウキ:んー、イーブイを進化させようかと思ってたんだけど
ユウキ:今回ピチューが頑張ってくれたしピチューをピカチュウに進化させます!
GM:ストーリーを踏まえて!
GM:ではこれにて4ターン目処理は終了
GM:スポット権使う人―!
ヘデラ:やりたいです
クレハ:なしで~
イチジク:つかわないです!
ユウキ:なしで!
GM:ではヘデラちゃんかな
GM:PCも1人までご招待出来ます
ヘデラ:う~~ん
ヘデラ:イチジクちゃんで
イチジク:ウオーッ!!でます!
GM:カジノで…再開!
GM:では
GM:---
GM:ケイショウジム
GM:---
GM:「チャーレム、『はっけい』!」
GM:「ふおーーーーッふ!」
GM:ぢゅおん!
GM:掌から放たれる見えない力が君のイーブイを軽々と吹き飛ばし
GM:ジムの壁へと叩きつける!
ヘデラ:「あ……っ……!イーブイ!」
GM:「話にならんな」
GM:バンダナを巻いた精悍な印象の少年がチャーレムの背後から君をにらみつける。
ヘデラ:「……!」
GM:「言ったはずだ。俺のポケモンは妹のような生ぬるい鍛え方をしていない」
GM:「あいつにまぐれで勝って増長するトレーナーが多すぎる」
GM:「半端な覚悟でバトルの世界に入ってくるな」
GM:「我々ポケモンリーグに、何よりもポケモンに対して無礼だ!」
イチジク:(たしかに……なんとか勝てましたが、どちらのジムリーダーもとても強かったですね……)既に勝利し、観客席からヘデラちゃんの戦いを見ている。
ヘデラ:「……」
ヘデラ:力尽きたイーブイをボールに戻し、俯く。
ヘデラ:「……バッカみたい」
ヘデラ:「どいつもこいつも、ポケモンポケモンって……何が楽しいんだか」
ヘデラ:「ふん……。……どうせ、最初から金目当てに始めただけだし」
ヘデラ:「鍛えるだとか、努力だとか……バトルだとか。馬鹿馬鹿しいったら無いわ」
ヘデラ:「こんなの、全然楽しくない」
ヘデラ:「……こんなの……」
ヘデラ:深く俯き、力尽きたポケモン達が眠るボールを握り締める。
GM:「分かったのなら立ち去れ」
GM:「ジャッジ、棄権だ。戻れチャーレム」
ヘデラ:「……」最後に一つだけ残ったボールに、一瞬目をやって。
ヘデラ:「……ええ、言われなくてもそうするわ」
イチジク:「ま、待ってください!!」思わず立ち上がって叫ぶ。
ヘデラ:「アンタ達には付き合い切れな──」
ヒマナッツ:「ひまあ」膝に乗っていたがぽとりと落ちる。
ヘデラ:「…………」その声に眉根を寄せて、観客席を見上げる。
ヘデラ:「何よ」
イチジク:「あなたのポケモン……ミミッキュもイーブイも、あなたのためにボロボロになって一生懸命戦ったじゃないですか!」
イチジク:「そこで、あなたが楽しくないからって諦めちゃったら……ポケモンたち可哀相です!」
イチジク:「ポケモンが傷つくの、私も辛いですけど……」
イチジク:「だからこそ、トレーナーが信じて頑張らないと、頑張ってくれたポケモンたちに悪いじゃないですか!」
イチジク:「……ロトム、まだいますよね?」以前戦った時の、おどろかしてきた小さなおばけを思い出す。
イチジク:「あの子は……ガッツがあって強い子でした!だから……絶対大丈夫です!!」
ヘデラ:「ッ……うっさいなあ……!」
ヘデラ:「見てれば分かるでしょ!あたしじゃアイツには勝てっこない!」
ヘデラ:「これ以上無駄なことするくらいなら──うぶっ」
ヘデラ:突然モンスターボールから飛び出したロトムが、ヘデラの顔面に激突する。
イチジク:「……!ロトム……!!」
イチジク:「ほら、その子はやる気ですよ!それに……」
GM:「……」
GM:腕を組み見つめている。
イチジク:「あの時私とあなたは互角でした。その私がこのジムリーダーには勝てたんですから……あなただって、大丈夫です!」
GM:チャーレムはボールに戻らない。
ヘデラ:「……アンタら……」
ロトム:「シシシシッ……!」顎を抑えるヘデラを見て、悪戯っ子のように歯を見せて笑う。
ヘデラ:「……」
ヘデラ:「……やれるっての?」
ロトム:「ロト!」
ロトム:バチバチと電光を放ちながら、ヘデラの周囲を飛び回る。
ヘデラ:「…………」やる気十分という様子のロトムを見つめ、しばらく逡巡して。
ヘデラ:「……そうね」
ヘデラ:「アンタ達のこと……信じてやらなきゃ」
ヘデラ:「アタシも、あのクソ親父とおんなじか」
ヘデラ:「……よし」
ヘデラ:ぱし、と己の拳と掌を打ちあわせ。
ヘデラ:「一緒にブチかますよ、ロトム」
ロトム:「ロトーッ!」
イチジク:「…………!」その様子に笑顔になる。
GM:「……少しはマシな顔つきになった」
ロトム:激しく火花を散らし、喜ぶように周囲を旋回する。
GM:「だがそう簡単には通さん!」
GM:「チャーレム!『しねんのずつき』!」
GM:「ここぉーーーっ!」
ヘデラ:「あの頭が固そうな野郎に、あたし達で一泡吹かせてやろう」
ヘデラ:「ロトム、『あやしいひかり』!」
ロトム:「シシシシ……!!」
ロトム:ロトムから不規則なフラッシュが放たれ、明滅し、チャーレムの感覚を幻惑する。
GM:「むうっ……めくらまし!」「くぉ!?」
ロトム:ぐにゃぐにゃと揺れる視界の中で、ロトムのシルエットが歪む。
ヘデラ:「効いてる!一緒に『かげぶんしん』!」
ロトム:「ロト~~ッ!」
ロトム:混乱するチャーレムの眼前で、ロトムの影が二重、三重に増殖していく。
GM:「っ、『ほのおのパンチ!』」「ふ、ふぉおおおおお!」
GM:拳から放たれる炎弾が次々に分身を撃ち落とすが
GM:本体は紙一重でそれを躱している。
ロトム:「シシシシシッ……!」
ロトム:当たれば必殺の攻撃も、ロトムを捉えることはない。無数の影から、至極楽し気な笑い声が響く。
ヘデラ:「……今……!『シャドーボール』!!」
ロトム:疲れ果てたチャーレムの背後、ロトム本体が姿を現す。
ロトム:「ロトーーッ!!」
ロトム:影を凝縮したようなエネルギーの塊が、超至近距離で放たれる!
GM:「くぉーーーーッ!?」
GM:翻弄の末に大技の直撃を受け
GM:チャーレムがぐらりと崩れ落ちる。
GM:「オレの負け……か」
GM:「気迫のこもった、いいファイトだった。見事だ」
GM:======
GM:ジムリーダーの ノイチゴ とのしょうぶにかった!
GM:======
GM:「ヤサカリーグ公認のかくとうバッジだ、受け取ってくれ」
ヘデラ:「……」息を切らし、紅潮した顔で呆然とバッジを受け取る。
ヘデラ:「勝っ……た……?」
GM:「後半の動きは見違えるようだった……君はいい仲間に恵まれているようだな」
GM:ロトムと、そして
GM:観客席で手を振るイチジクを見上げて微笑む。
ヘデラ:「勝った……!?嘘!?本当に……!?」
イチジク:「やった……やった~~!!」観客席でヒマナッツと抱き合って喜んでいる。
ヘデラ:「やったぁ……!すごいじゃない、アンタ達!」
ロトム:「シシシシッ……!」
ロトム:ヘデラに抱き着かれ、歯を見せて笑う。
ヘデラ:「……」一通りロトムと喜び合ってから、イチジクに視線を移す。
ヘデラ:「……言っておくけど」
ヘデラ:「アンタに言われなくても、アタシ達なら勝ててたから」
イチジク:「はいっ!」満面の笑みで頷く。
イチジク:「あなたたちは、お強いですから!」
ロトム:「ロト……」マジ?みたいな目でヘデラとイチジクを見ている。
ヘデラ:「そうよ。あたし達は強い」
ヘデラ:「だから、負けないわ」
ヘデラ:「先にチャンピオンになるのは、あたし達よ」
イチジク:「では、ライバルですね!」観客席から駆け寄り、フェンスの上から腕を伸ばし、手を差し伸べる。
イチジク:「お互い頑張りましょう!まだ、ちゃんとは名乗っていませんでしたよね。私はイチジクです!」
ヘデラ:「……」一瞬、手を伸ばし掛けて。
ヘデラ:「……ふん」パシ、とその掌を叩く。
ヘデラ:「つくづく甘ちゃんね。あたしの嫌いなタイプ」
ヘデラ:「……ヘデラよ」
ヘデラ:「行くわよ、ロトム」
ロトム:「ロト~ッ!」
ロトム:歩き出したその背を慌てて追っていく。
イチジク:「ヘデラさん……!お互い、頑張りましょう~っ!」はたかれた手をブンブン振って見送る。
ヒマナッツ:「ひまひま~~」頭のはっぱをフリフリして見送る。
GM:---
3ばんどうろ~テンランタウン
GM:ではつづいて5ターン目!
GM:アドベンチャーパートに入りましょう
GM:ケイショウシティを超えて3番道路に入った3人にはイベントがあります
ユウキ:おおっと
イチジク:おお!!
GM:---
GM:3番道路
GM:---
GM:ゴツゴツとした荒れ果てた岩地が続く山岳地。
GM:怪しげな露天商が君たちへと声をかける。
GM:「かせき~かせき~かせきはいらんかね~」
GM:「安くしとくよぉ~」
GM:おこづかい1を払うことで
GM:かせき売りから化石を買うことが出来ます。
ヘデラ:やす!
GM:品揃えは以下
イチジク:1でいいんですか!?買います!!
イチジク:また中身見る前に……
GM:
1.ひみつのコハク
2.かいのかせき
3.ねっこのかせき
4.アゴのかせき
GM:イチジクステイ!
ヘデラ:買うしかないぜこりゃ
GM:同じ化石は選べません
GM:希望が被ったらポケモンバトルだ!
ユウキ:現時点では化石はただ化石のままですか?
GM:化石のままです
GM:アイテムのメモに入れといてください
ユウキ:どうしよっかな~
イチジク:アゴのかせきがいいな!!!!!
イチジク:良く噛んで強く生きて欲しい
ヘデラ:ひみつのコハクかな
ユウキ:やべっ、ほしいのもろにかぶっちゃった
ユウキ:ひみつのコハクかアゴのかせき……
ヘデラ:君らがコハク取っても私電気タイプでボコボコにするよ
GM:www
GM:ひっどい脅し
GM:バトルするか?バトルか?
ユウキ:あれ、私でんきにそんな弱かったっけ
イチジク:う~ん このあとクレハちゃんが残りをとること考えるとかいのかせきだと水いっぱいになっちゃうから
ユウキ:実際戦ったら大分勝ち目薄いのは事実だが……
GM:やるなら初手のみの簡易バトルとします
イチジク:私がかいのかせきとってもいいかも
ヘデラ:いやコハクの中身が飛行
GM:あ、じゃあ
ユウキ:あ、そういうことね
GM:友達がいのあるイチジクちゃんは
GM:クレハちゃんの分も買ってもいいよ、かせき
ユウキ:やさしさ!
イチジク:やった~~!!
ヘデラ:聖人
GM:代金はちゃんといただくがな!
GM:プレゼント送ってやれ
クレハ:!??
イチジク:クレハちゃんねっこのかせきでもいい?
イチジク:ほしいのあったらボコボコに他の人ねじふせてもいいけど……
ユウキ:こわい
クレハ:えっ……な、なんでもいいよ……
GM:こわい
ユウキ:よし、せっかくだ
ユウキ:私はひみつのコハクを選んでバトルを申し込むぜ!
GM:うひょー
イチジク:おお
イチジク:じゃあ私はねっこのかせきとアゴのかせきにしちゃお!
GM:ではヘデラちゃんとユウキくんで
ユウキ:研究所からの追手として一回バトルしたかったし!
GM:一発勝負!
GM:負けたほうがかいのカセキだ!
ヘデラ:何ィ~
クレハ:戦じゃ!
イチジク:であえであえ!
GM:ユウキくんは1.リザード2.ピカチュウ3.イーブイ4.ナゾノクサ
ユウキ:ポケモン複数になってから初めてのバトルだから
ユウキ:あ、そうそう ダイスで隠れて選択だ
GM:ヘデラちゃんは1.ロトム2.アローラライチュウ3.イーブイ4.ミミッキュで
GM:シークレットダイスをセット!
GM:よござんすねよござんすね
ユウキ:セットしました!
ヘデラ:オッケー
GM:オープン!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
ユウキ:そりゃそうだよね!
GM:リザード対アローラライチュウ!
ユウキ:格上が相手か……頼んだぞリザ
GM:ユウキくんは2d6+2、ヘデラちゃんは2d6+4でどうぞ!
ユウキ:うおーっ!
ヘデラ:死ね~~っ
ユウキ:2d6+2 (2D6+2) > 8[2,6]+2 > 10
ヘデラ:2D6+4 (2D6+4) > 6[2,4]+4 > 10
ユウキ:ご、互角!
イチジク:互角!!
GM:相打ち!?
ヘデラ:なんだとぉ……
GM:じゃあ2匹目!
GM:もっかいシークレットダイスしな!
ユウキ:オッケー!
ヘデラ:OK
GM:オープン!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM:ピカチュウ対ミミッキュ!
ユウキ:無進化だから補正は打ち消しか……!
GM:これはアツい
GM:相性もないのでガチンコ2d6対決!ふりな!
ユウキ:どっちが真のマスコットか決めるときが来たようだな
ユウキ:いくぞーっ
ユウキ:2d6 (2D6) > 10[4,6] > 10
ヘデラ:皮を剥いでやる
ヘデラ:高いって
ヘデラ:2D6 (2D6) > 2[1,1] > 2
GM:www
ユウキ:ミミッキューっ!
イチジク:剝がれた……
ヘデラ:クソが代
ユウキ:ばけのかわが……
GM:やはりパチモンだったようだな
GM:リアルにはフェイクでは勝てない、これがストリートの真実
GM:では勝者のユウキくんにコハクを贈呈!敗者はかいのカセキでも舐めてろ!
ヘデラ:いらね~~
イチジク:いらないならもらってあげますよ
GM:かわいいじゃろがいオムナイト!
GM:www
ヘデラ:やらね~~
GM:なんだこいつら
GM:仲良しさんかよ
GM:では改めてアドベンチャーパート
GM:バトルかポケモン捕獲か
GM:宣言どうぞ!
イチジク:捕獲ッチ!
ユウキ:まだ捕獲かな~
ヘデラ:捕獲かな
クレハ:捕獲する~
GM:全捕獲!
GM:2番道路
やせいポケモン
1.ハスボー(たね/くさ・みず)
2.ナゾノクサ(たね/くさ・どく)
3.アサナン(たね/かくとう・エスパー)
4.ヤミカラス(たね/あく・ひこう)
5.コイキング(たね/みず)
6.スペシャル
GM:3番道路
やせいポケモン
1.ロコン(たね/ほのお)
2.ウリムー(たね/じめん・こおり)
3.フワンテ(たね/ゴースト・ひこう)
4.サイホーン(たね/じめん・いわ)
5.クチート(無進化/はがね・フェアリー)
6.スペシャル
GM:それぞれ遭遇表振りな!
イチジク:おお!!
イチジク:1d6 3ばんどうろ (1D6) > 3
ユウキ:クチートとかいる!
クレハ:1d6 ヘヤッ (1D6) > 2
ユウキ:1d6 さんばんどうろ (1D6) > 6
ユウキ:おおっ!?
ヘデラ:1D6 (1D6) > 4
クレハ:またナゾノクサじゃん!
ユウキ:とうとう出た、スペシャル!
GM:トリプルナゾノクサww
イチジク:スペシャル!!
ヘデラ:サイホーンじゃ~ん
ユウキ:ナゾノクサ多いなこの世界……
GM:まじでか
クレハ:まあ多いだろうけど……ナゾノクサだし……
ヘデラ:こんなんなんぼあってもいいですからね
GM:えーではユウキくんはスペシャル表を振ってください
GM:1d6で出た目のポケモンの進化段階が+1です
ユウキ:おおお
GM:無進化のクチート、または6が出た場合
GM:スペシャル表2に行きます
クレハ:すごいぜ
ユウキ:ダブルアップチャンス!
ユウキ:行くぞー、ダイス!
ユウキ:1d6 (1D6) > 4
ユウキ:スペシャルはなし!
イチジク:サイ丼!
GM:サイドン!
ユウキ:あ、でもじめんタイプはありがたい
ヘデラ:上位互換引かれた
ユウキ:なんとかゲットしたいな……
GM:では順番に処理していきましょう
GM:まずは2番道路のクレハちゃん!
GM:相手はナゾノクサ!初手宣言どうぞ!
クレハ:ブラッキーで!
GM:難易度は~
GM:1d6 (1D6) > 4
GM:進化補正+2でどうぞ!
クレハ:進化補正で+2!いきます
クレハ:2d6+2>=4 (2D6+2>=4) > 10[6,4]+2 > 12 > 成功
クレハ:よしよし
イチジク:やった!
GM:でけえ!
ユウキ:つよい
クレハ:投げる!モンスターボール!
GM:難易度5で補正は+1!どうぞ!
クレハ:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 7[6,1]+1 > 8 > 成功
クレハ:よっしゃ~
GM:ゲット!
イチジク:やった~~!
イチジク:今のトレンドはナゾノクサ
GM:ナゾノクサブーム到来
GM:ではつづいて3番道路組!
ユウキ:はい!
GM:まずはイチジクちゃん対フワンテ!
GM:初手宣言どうぞ!
イチジク:ニンフィア!
GM:では難易度出す!
GM:1d6 (1D6) > 6
GM:最大!
イチジク:つ、つよい
イチジク:進化補正の+2でふります!
イチジク:2d6+2>=6 (2D6+2>=6) > 6[5,1]+2 > 8 > 成功
イチジク:成功!!
GM:では捕獲判定!
GM:まだモンスターボール残ってる?
イチジク:モンスターボール使用!補正+1!
イチジク:ありますいっぱい
GM:よかった
GM:お金はないけどボールはある
イチジク:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
イチジク:成功!!
GM:ゲット!
イチジク:最初の町で全財産使って買っておいてよかった~
GM:では続いてユウキくん!
ユウキ:はい!
GM:初手の宣言どうぞ!
ユウキ:3.イーブイで!
GM:では難易度出しましょう
GM:1d6+2 (1D6+2) > 4[4]+2 > 6
GM:中々!
ユウキ:ダイス!
ユウキ:2d6 (2D6) > 7[6,1] > 7
ユウキ:よし!
GM:危なげなく突破!
GM:では捕獲判定!1進化なので難易度7だ
ユウキ:モンスターボール使用します!
GM:使うボールの宣言どうぞ!
ユウキ:ボールの補正受けて+1
ユウキ:2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 7[3,4]+1 > 8 > 成功
ユウキ:成功!
GM:通しやがった
GM:ではゲットだぜ!
GM:最後ヘデラちゃん!
ヘデラ:イーブイかな~
GM:サイホーンが相手!
GM:1d6 (1D6) > 2
GM:難易度は2だ!
ヘデラ:この程度のポケモン俺でも狩れるぜ
ヘデラ:2D6 (2D6) > 10[6,4] > 10
ヘデラ:狩れた
GM:余裕だ
GM:馬力が違いますよ
ヘデラ:モンスターボール!
GM:判定どぞ!
ヘデラ:2D6+1 (2D6+1) > 9[3,6]+1 > 10
GM:こなれてきている
ヘデラ:ゲットだぜ
GM:サイホーンゲット!
GM:では5ターン目の処理が終了!
GM:スポット使う人~
クレハ:なし!
イチジク:なし!
ヘデラ:なし
ユウキ:なし!
GM:では続いて6ターン目
GM:ツアーパート
GM:買い物ある人!
GM:あとポケモン交換も出来る
GM:これは同じ町にいなくても出来ることにしましょう
GM:(改訂)
ヘデラ:サイドンとサイホーン交換しよ
イチジク:シャークトレード
GM:通信交換だからね
GM:露骨すぎる
ユウキ:サメじゃないですか
クレハ:とりあえずきずぐすり、プラスパワー、ディフェンダー1ずつ買います
イチジク:クレハちゃんにかせきをおくれますか?ZIPで
GM:送れるよ~
イチジク:じゃあプレゼント!おこづかいももらえるのかな?
GM:おこづかいは帰ってこない!
イチジク:なるほど……プレゼントだ!
イチジク:ねっこのかせきどうぞ!
GM:お土産だからね!
クレハ:あわわ
クレハ:ありがとうイチジク……
イチジク:買い物はプラスパワー2個とディフェンダーを1個買います!
GM:優しさに包まれている
ユウキ:プラスパワー、ディフェンダー、モンスターボール一個ずつ買います
ヘデラ:きずぐすり、プラスパワー×2、クリティカッター購入します 11>5点
ユウキ:財産3消費して残り3!
イチジク:おこづかいは0!!いつもそう
GM:宵越しの銭持たなすぎる
GM:あ、ヘデラちゃんは
GM:カジノの分も減らしな!-4!
ヘデラ:減らし済みのはず……?
クレハ:ごめんモンスターボールも1個買っておこう これで残り1
GM:あれ?減らし済み?
イチジク:バトル勝ったからお金いっぱいもってるはず
ヘデラ:カジノで7まで減ってジムで勝って12になって化石で11のはず 間違えてなければ
GM:えーっとさっき11で-4して7になって+5で12になって
ユウキ:スーパーボールとか買ってませんでした?
ユウキ:スーパーボールとプラスパワー買って7から4,+5して9
ユウキ:から、かせき一個買って残り8かな
GM:かな、多分
ヘデラ:そうか……
イチジク:毎回0にすれば間違えないのに
ユウキ:宵越しの銭は持たない人だ
クレハ:強すぎる助言
GM:でもって今回の買い物で残り2
ヘデラ:です
ヘデラ:ごめんね
GM:貧乏人ばっかり!
GM:ではそんなみすぼらしい君たちにもイベントが起きます
イチジク:やった~~~!!!!
ユウキ:みすぼらしい僕たちにも光が!
GM:---
GM:テンランシティ
GM:---
GM:「テンランシティは風の町!」
GM:「海岸線に立ち並ぶ風車で電気を起こしているんだと!」
GM:「ジムリーダーのコクワは風力発電施設の管理もしているそうだ」
GM:「使うポケモンはひこうタイプ!吹き飛ばされないようにふんばれよ!」
GM:---
GM:ポケモンセンターに向かった君たちの元へ
GM:サンザシ博士から通信が入る。
GM:『おお、元気に旅を続けておるようじゃな』
GM:『君たちにこのマスターボールを送ろう』
GM:『珍しいポケモンを集める役に立ててくれ』
GM:『マスターボールは必ずポケモンを捕まえることが出来るが貴重な品じゃ』
GM:『ここぞという時に使うのじゃぞ』
GM:4人はマスターボールを手に入れた!
GM:---
GM:というわけでお待ちかねのジムチャレンジの時間だ!
イチジク:ウオーッ!!
ユウキ:うおー!
クレハ:ウオオオ ぜったいにかつ
GM:まずは遅れを取り戻せるかクレハちゃん!!
クレハ:みとけよ
GM:初手の宣言をどうぞ
ヘデラ:がんばれ~
クレハ:行けナゾノクサ!
GM:ではこちらの初手はダゲキ
GM:正面対決だ!
GM:2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
クレハ:2d6>=4 (2D6>=4) > 6[2,4] > 6 > 成功
GM:冴えない!
クレハ:えらいぞ~~
ユウキ:初手取った!
GM:あっさり突破!
GM:では続いてチャーレム!
GM:こっちは相性有利だ!
GM:2d6+2+2 (2D6+2+2) > 7[1,6]+2+2 > 11
GM:更にそっちは連戦補正!
クレハ:2d6-2>=11 ぐええ (2D6-2>=11) > 11[5,6]-2 > 9 > 失敗
ユウキ:惜しい!
クレハ:がんばったなきみ!?
ユウキ:偉い子だ
GM:では二番手を選べ!
クレハ:ポッタイシ!
GM:2d6+2-2 (2D6+2-2) > 3[2,1]+2-2 > 3
GM:なにぃーっ
クレハ:2d6+2>=3 うおおーっ (2D6+2>=3) > 6[3,3]+2 > 8 > 成功
ヘデラ:いけるぜ!
ユウキ:やったー!
ヘデラ:いけたぜ
イチジク:やったやった!!
クレハ:やったあ!
GM:あっさり突破!
GM:おこづかい5点ゲットだ!
クレハ:わあい
GM:では続いてテンランジム
GM:そらをとぶで追いつきますか?
クレハ:追いつく!
GM:では4人揃ってのジム戦!
クレハ:あっ進化してもいいんだっけ
イチジク:それだとクレハちゃんの経験値が一人多くなりそう?
イチジク:フェイズ終わりに進化とかだとちょうどいいのかな?
GM:そうですね、1人のジムリーダーから得られるけいけんちは1点だけとしましょう
クレハ:なるほど了解!
ユウキ:勝っても負けてももらえるけど、受け取れるのは一度だけと
ユウキ:了解しました!
GM:というわけでそのまま初手宣言どうぞ!
イチジク:ニンフィアだニン!
ユウキ:4.ナゾノクサ!
ヘデラ:いけ!サイホーン!
クレハ:ブラッキー!
GM:では相手の初手は…
GM:1.アメモース(1進化/むし・ひこう)
ヘデラ:いわで4倍突ける やったぜ
GM:ブラッキーとナゾノクサには弱点!
ユウキ:やはり相性不利か!
クレハ:弱点取られとるやんけ!
クレハ:負けね~~
GM:2d6 (2D6) > 9[6,3] > 9
クレハ:負けそう
ヘデラ:強いって
ユウキ:頼むぞラフレ
GM:あ、アイテムの確認忘れてた
GM:アイテム使用ある日と!
イチジク:プラスパワーとディフェンダー使います!
ユウキ:私は使用なし!このまま振ります
クレハ:なし!
GM:ではどうぞ!
ユウキ:2d6>=9+2 (2D6>=11) > 8[4,4] > 8 > 失敗
ヘデラ:う~ん なし
ユウキ:頑張ったが流石に厳しいか……!倒れます
イチジク:2d6+1>=8 (2D6+1>=8) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功
イチジク:いえいいえい!!薬物サイコー!!
クレハ:2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 10[6,4]+2 > 12 > 成功
ヘデラ:2D6+4 (2D6+4) > 3[2,1]+4 > 7
ユウキ:アイテム効果でピッタリ!
ヘデラ:ひっっく
クレハ:これは……弱点込でも勝った?
ユウキ:クレハちゃん相性超えて抜けた
GM:えー1進化+弱点だから
GM:クレハちゃんには13…
クレハ:あ~そっち進化補正もまだだったの!
クレハ:負け!
ユウキ:あ、そっか!
ユウキ:1.リザード出します!
ヘデラ:いけっミミッキュ!
クレハ:次!マリル!
GM:イチジクちゃんは向こうも進化補正あるので
イチジク:プラマイゼロですね!
GM:イエス勝ち抜け!
イチジク:いえいいえい!
ユウキ:アイテムを完璧に活かした
GM:ではそれぞれダイス振りな!
クレハ:2d6+2 うおおお! (2D6+2) > 9[3,6]+2 > 11
ユウキ:アイテム使用なし、1進化で+2とむしに対してほのおなので+2
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 10[5,5]+4 > 14
ユウキ:うちの相棒は頼れる
ヘデラ:う~ん プラスパワー
ヘデラ:2D6+1 (2D6+1) > 9[5,4]+1 > 10
GM:気合見せてんな~
イチジク:みんなたかめ!
GM:2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
クレハ:よーっしゃ
ユウキ:よしっ!
GM:ミミッキュに対しては4
GM:全員突破!
ヘデラ:yatta
GM:2.マンタイン(1進化/みず・ひこう)
GM:アイテム使うものは!
ユウキ:ぎゃーっす、相性不利!
ユウキ:使いません!
イチジク:使わない!
ヘデラ:なし
クレハ:きずぐすり使う!
GM:ではダイス振りな!
ユウキ:2d6+2 (2D6+2) > 5[4,1]+2 > 7
ヘデラ:2D6-2 連戦 (2D6-2) > 6[3,3]-2 > 4
クレハ:2d6+2 がんばれマリル! (2D6+2) > 8[3,5]+2 > 10
イチジク:2d6-2 連戦補正 (2D6-2) > 8[3,5]-2 > 6
ユウキ:あっと、連戦補正忘れてました!7-2で5です
GM:いくぜ~
GM:2d6+2 (2D6+2) > 7[1,6]+2 > 9
イチジク:ぎにゃ~~
ユウキ:クレハちゃん抜けた!
クレハ:や……やった!
GM:クレハちゃんが…勝ち抜け!
ヘデラ:やりおるわ
イチジク:すごい!!
GM:他は次のポケモンだしな!
ユウキ:2.ピカチュウ!
イチジク:クサイハナ!きみにきめた!
ヘデラ:だがここが真打!電気の前には水飛行などカモよ ロトム!
GM:では補正乗せてダイスどうぞ!
ユウキ:四倍弱点もらって+4!
ヘデラ:2D6+4 (2D6+4) > 8[2,6]+4 > 12
ユウキ:2d6+2+4 (2D6+2+4) > 6[3,3]+2+4 > 12
イチジク:2d6 もろもろ相打ちで相手の連戦補正だけなはず (2D6) > 5[2,3] > 5
イチジク:しょっぱ
GM:2d6+2-2 (2D6+2-2) > 2[1,1]+2-2 > 2
GM:なにぃーっ
ユウキ:こ、ここでファンブル!
イチジク:か……かった!!!!!!
ヘデラ:よわ……
ユウキ:イチジクちゃんも抜けた!
GM:全員突破!
クレハ:うおお~
ヘデラ:3体目はいるのか……?
GM:3.エモンガ(無進化/でんき・ひこう)
イチジク:エモエモ~~ッ!!
クレハ:グエーッでんき
ヘデラ:ゲェ~~
ユウキ:ぬうっ!でんき・ひこう!
ユウキ:となるとでんきは等倍になるか!
イチジク:半減はかんがえないはず
ヘデラ:そうだっけ?
GM:クサイハナ/マリル/ピカチュウ/ロトム
クレハ:弱点だけのはず
イチジク:弱点ついたかどうかだけだったはず!
GM:あ、そうそう
ヘデラ:やったね
GM:なので等倍は補正なし!
GM:その方が感覚的にわかりやすいしね
ユウキ:ん、えっと
GM:攻撃側のタイプで効果抜群出るかどうか!
ユウキ:でんき/ひこうだからエモンガはでんき等倍なので
ユウキ:等倍で補正なし、で大丈夫ですよね?
GM:そういうこと!
イチジク:あれ?
イチジク:でんきでひこうの弱点ついてるから
ユウキ:各タイプごとに弱点を確認していくんじゃなくて
イチジク:+2では?
クレハ:あたしもイチジクちゃんのやつかと思ってた
ユウキ:タイプ合計した結果の弱点をついてるかどうかで判断じゃないかと
クレハ:感覚的にわかりにくいといえばそう
ヘデラ:ルールのほうだとそう見えますね
GM:それだと原作でのタイプ相性と違ってきちゃって
ヘデラ:+2になりそうに見えちゃう
GM:あら~ごめん
GM:書き方がよくなかったわね
ユウキ:実際のゲームでばつぐん取れるかどうか、で判断って感じですかね
GM:そういうこと!
クレハ:アンダースタンド!
ユウキ:2倍弱点なら+2、4倍弱点なら+4
イチジク:そうだったのか!
ユウキ:確認取れてよかったです
ヘデラ:これって無効は考えるのかな
GM:受け側も別個のタイプとして参照すると相性変わってきちゃうんだよね
ヘデラ:いわ/ひこうにじめんはどうなります?
GM:補正なし!
ヘデラ:なるほど
クレハ:プテラに地震が当たるわけね
GM:こうかはばつぐんだ!って出るかどうかだけ
ユウキ:じめんはひこうに通らないけど耐性は考えてないから補正なし
ユウキ:いわ/ひこうではじめんに抜群とれないから
ユウキ:お互いに補正なし、と
GM:そういうこと!
ヘデラ:じゃあエモンガにも電気等倍か……
ユウキ:ありがとうございます!
イチジク:突然話を戻してプラスパワー使います!
GM:連戦補正込みでそれぞれ振りな!
ヘデラ:地面も等倍
ユウキ:アイテム使用なし!
GM:そういう感じ!
ユウキ:2d6-2 (2D6-2) > 9[4,5]-2 > 7
クレハ:2d6-2 (2D6-2) > 7[4,3]-2 > 5
ヘデラ:2D6-2 連戦 (2D6-2) > 3[1,2]-2 > 1
ユウキ:おっ結構やるぞ!
ヘデラ:死
イチジク:2d6-1 連戦補正とプラスパワー (2D6-1) > 10[4,6]-1 > 9
GM:なんか絶好調だなイチジクちゃん
クレハ:つよいな~
イチジク:ここで決めないと詰んでる
GM:だがしねー!
GM:2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
GM:マリルにのみ10
ユウキ:く、1たりない!
イチジク:あああああああ弱点!!!!
イチジク:いや半減!?
イチジク:等倍!?!?
ユウキ:今クサイハナでしたっけ、出してるの
イチジク:クサイハナ!
GM:ひこうが弱点つくので
ユウキ:クサイハナはひこう弱点じゃなかったかな
GM:クサイハナにも10だな!
クレハ:よく頑張ったマリル
イチジク:チーン
GM:さあ次のポケモン出しな!
ヘデラ:いけ!イーブイ!
ユウキ:イーブイ!
イチジク:ふ、ふわんて
クレハ:ポッタイシ!
GM:アイテム使用は!
ユウキ:なし!
イチジク:なし!
ヘデラ:なし
ユウキ:2d6 (2D6) > 10[4,6] > 10
クレハ:なしで!
ユウキ:よし、やるぞこいつ!
ヘデラ:2D6 (2D6) > 8[5,3] > 8
イチジク:2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
クレハ:2d6-2 (2D6-2) > 9[4,5]-2 > 7
GM:2d6-2 (2D6-2) > 6[1,5]-2 > 4
クレハ:よっしゃ!
ユウキ:取った!
イチジク:負けてるんですよね……たねと弱点で
ユウキ:全員勝ちか!
ユウキ:いや、たねは
ヘデラ:切り札を見せずして勝ってしまった
イチジク:あっそうか
ユウキ:むしんかだから関係ないかな
GM:フワンテとポッタイシには6!
イチジク:じゃあ相打ちで勝ち!?
クレハ:7だからギリ勝った!
GM:そして相打ちで倒れるので
GM:次のポケモンがいなければ
GM:イチジクちゃんも勝ちですね
イチジク:い、いるのか……!?!?
ユウキ:次のポケモンは……?
クレハ:ど、どっちなんだ……
GM:4番手!
ユウキ:ひゃーっ
ヘデラ:いるとは……
GM:は!
GM:いません!!
ユウキ:やったーっ!
ヘデラ:いないとは……
クレハ:よ、よかった
イチジク:や……やったーーーーーーーー!!!
GM:おめでとう!初の全員突破だ!
ユウキ:おめでとう!
イチジク:わーーーい!!!
クレハ:追いついた……
ユウキ:クレハちゃんおめでとう!
イチジク:進化はクサイハナをラフレシアに!
GM:キレイハナにも出来るが…
クレハ:ポッタイシにエンペルトになってもらお
ヘデラ:サイホーンをサイドンに進化します
ユウキ:相棒のリザードを進化!
GM:全員にけいけんち+1とおこづかい+5!
ユウキ:来い!リザードン!
イチジク:個人的にはキレイハナも好きなんですけど、ヒマちゃんがいるから……
GM:ほんまや
GM:草単もろかぶり
GM:ではこれにて6ターン目の処理も終了!
GM:スポット権使う人!
ヘデラ:なし!
イチジク:う~ん……なしかなあ
クレハ:じゃあ使おうかな
ユウキ:私はなしかな!
イチジク:おお!パパですからね
ユウキ:クレハちゃん!
ユウキ:あっそっか、三番目のジムって
GM:親父超え!
GM:涙のライジング・プロミネンス!
ヘデラ:そうじゃん
クレハ:そうなのでここしかないかな~って
GM:PCの同行者は
GM:どうしますか!
クレハ:うーん
クレハ:今回はなしで
GM:オッケイ!
GM:孤独な戦い……。
GM:では参りましょう
GM:---
GM:ケイショウジム
GM:---
GM:上背の高いくたびれた白衣の男が
GM:コートを挟んで、困ったような笑顔で君を見つめている。
クレハ:「……。イチジクは?」
クレハ:「もうクリアした後かしら」
GM:「おいおいクレハちゃん」
GM:「いきなりそれかい。もっとこうほら」
GM:「パパ会えてうれしい~とか」
GM:「パパ元気にしてた~?とか」
GM:「単身赴任で中々会えないんだからさぁ~」
クレハ:「……あのね」
クレハ:きゅっと帽子を被り直し、敢えて敵意を込めた視線を向ける。
クレハ:「今の私は、一人のジムチャレンジャーよ」
クレハ:「パ……貴方とそんな事を話している時間なんて」
クレハ:すましてはいるが、彼女をよく知る人の眼にはどこか焦りを感じ取ることができるかもしれない。
GM:「やれやれ」
GM:「子供は親の見ないところで大きくなると言うけど」
GM:「あんなにちっちゃくて泣き虫だったクレハちゃんが、生意気なカオするようになっちゃって」
GM:「……イチジクちゃんはもうこの町を出たよ」
クレハ:「なっ……だから、今そんな話はしてないでしょう!」泣き虫呼ばわりされたことに頬を赤くして。
クレハ:「……そう」
GM:「勝ちたいんだねクレハちゃん、あの子に」
GM:「だとしても贔屓は出来ない」
クレハ:「そうよ。……だけど、あの子だけじゃない」
クレハ:「ユウキさんも、あのロトム使いの生意気な子も」
クレハ:「そして、もちろん貴方にも」
GM:「ボクもこの場に立つ以上は、父親ではなく」
GM:「テンランジムのジムリーダーとして、キミと戦おう」
クレハ:「全員に勝ってみせる。チャンピオンを目指すってのは、そういうことでしょ」
GM:「ああ、その覚悟とキミの物語を」
クレハ:「……ええ」その気配が変わったことを感じ取って、表情を引き締める。ホルダーのボールに手をかけた。
GM:「見せてもらおうか、チャレンジャー」
クレハ:「越えさせてもらうわよ、ジムリーダー!」
GM:こちらもホルダーのボールを手に取る。
GM:======
GM:ジムリーダーの コクワが しょうぶをしかけてきた!
GM:======
GM:お互いのポケモンが激しくぶつかり合い
GM:一匹、また一匹と倒れていく。
GM:そしてお互いが最後の一匹を繰り出す!
GM:「さて……ここからが本番だ」
GM:「頼んだよ、エモンガ!」
クレハ:「勝ちに行くわよ、ポッタイシ!」
GM:「きゅるきゅいー!」
ポッタイシ:「ポォォーッ!」
GM:翼膜を広げた愛らしい姿のポケモンが姿を表す。
GM:幼い頃から何度もきみの遊び相手になってきたエモンガだ。
ポッタイシ:以前よりも一回り大きくなった体躯。翼を大きく広げて、するどい眼差しと共に対戦相手を威嚇する。
GM:「エモンガ!『こうそくいどう』!そして『でんじは』!」
GM:エモンガがポッタイシの頭上を素早く飛び回る!
クレハ:「……っ!撃ち落とすのよ、『バブルこうせん』!」
GM:ふわりとすり抜けるように
GM:緩急つけた動きで回避する。
GM:「これが捉えどころのない風の力」
ポッタイシ:少女の声に応じて、嘴から流水のように泡を吹き出す。しかし、高速で飛び回るその影を捉えることはできない。
GM:「テンランジムは甘くはないよ、クレハちゃん」
GM:建物内の気流そのものを完全に味方につけている。
ポッタイシ:「ポッタ~~!!」苛立ちを隠さない様子で、翼を羽ばたかせながら泡を撃ち続けている。
GM:攻撃すればするほど、命中が遠のいていく感覚。
クレハ:「っ、こんな……!」
クレハ:子供の頃から何度も、父の戦いを見てきた。
GM:「この瞬間にもじわじわと『でんじは』は相手の体内を蝕み続け」
GM:「やがて動きを停止させる」
GM:「……見るのと実際に味わうのとじゃ」
クレハ:風を味方につけて飛び回るその戦法で、挑戦者を翻弄するその戦いと
GM:「中々違ってくるもんだろう」
クレハ:そして、少なくない数の挑戦者がそれを打ち破って勝利する光景を。
クレハ:「……ええ、本当に」
GM:「……」
GM:「誰もが最初に抱いた夢を叶えられるわけじゃない」
クレハ:「よくよく思い知ったわよ。知ってることと、それをやり遂げることには」
クレハ:「天と地ほどの違いがあるってこと」
GM:「本当に自分の進むべき道はどこにあるのか、足を止めて考える時間も必要だ」
GM:「それは逃げ出すこととは違う」
クレハ:「……っ」
クレハ:「……そうね、そうかもしれない」
クレハ:「イチジクにはきっとすごい才能があって、私はそうじゃない」
クレハ:「だから、私……」
クレハ:「きっと、あの子に負けないくらいバカなんだと思う」
クレハ:「どれだけ現実を思い知ったって」
クレハ:「自分の夢を捨てられない」
クレハ:「ねえ……アンタもそうでしょう!? ポッタイシ!」
ポッタイシ:「ポオオオオーッ! タアァ!」
ポッタイシ:応じるように、傷だらけの翼を大きく広げる。
クレハ:その一瞬、図鑑に視線を落とす。
クレハ:手持ちポケモンのバイタルを示すゲージと、このジムに来る前に新しく覚えた技。
クレハ:(──条件は、揃った。今なら、あの高さに届く)
クレハ:「今よっ、ポッタイシ!『なみのり』!!」
ポッタイシ:次の瞬間、ポッタイシの立つ足場から流水が噴き上がる。
GM:「!」
GM:「この技は……」
ポッタイシ:「ポーーーッタアア!!!」激しい上昇水流が身体を押し上げ、ポッタイシの体が浮かび上がる!
GM:「どっちが波を乗りこなすか……ってことかい」
GM:「受けて立とうじゃないか、エモンガ!」
GM:ポッタイシとエモンガ、2つの影が空中で幾度も交錯する。
クレハ:(このジムの天井の高さは把握してる。追い込まれたポッタイシから溢れ出す『げきりゅう』なら、あの高さにだって届く!)
クレハ:「捕まえなさい!『メタルクロー』ッ!」
GM:「正面から撃ち抜け!『10まんボルト』!!」
GM:羽根の刃に電撃がぶつかり、激しく周囲へと放射される!
ポッタイシ:「ポッ……!」刃のように硬質化させた翼が電撃に撃たれ、俄に痙攣する。
GM:「そんな……もんかぁ!?」
クレハ:(まずい、どうすれば──)
クレハ:思考を回転させる。自分に考えつくこと、指示を、策を求めて。
GM:電圧は高まっていく。このままだと、押し切られる!
クレハ:(──駄目)
クレハ:(駄目だ。これ以上、私にできることは)
クレハ:(何もない──)
クレハ:だから、いま伝えられるのは、こんなバカみたいな言葉だけ。
クレハ:「──負けるなぁ、ポッタイシ!」
クレハ:「私は、アンタを信じてる!アンタとならチャンピオンになれるって、本気で思ってるんだ!だから──!」
ポッタイシ:「──!!」刹那に、雷よりも激しいものに打たれたかのように。その眼光が、かっと見開かれて。
ポッタイシ:その全身を、眩い光が包む。
エンペルト:電撃を受けていた翼が、伸びる。より強靭な蒼い鋼に包まれて。
エンペルト:「オオオオオッ!!」電を弾くと、一気にエモンガへと肉薄する!
GM:「キュオッ!?」
エンペルト:一閃。硬質化した翼が、エモンガの身体を切り裂いた。
GM:身を翻し、躱そうとするが――
GM:「……」
GM:その決着を見届け、目を伏せて唇の端を曲げる。
クレハ:「ああ……」一瞬、その決着に力の抜けたようなため息を漏らして。
GM:「……ながれが かわったね」
GM:======
GM:ジムリーダーの コクワ とのしょうぶにかった!
GM:======
GM:「あはは、勝者がくたびれてちゃあダメだよクレハちゃん」
GM:「これがテンランジムのひこうバッジだ、受け取りなさい」
クレハ:「やっ……」その声も、あまり耳に入っていない様子で。
クレハ:「やっ……たああああ!!」両手を広げ、思い切りエンペルトに抱きついた。
GM:白くきらめく風切羽のようなバッジをきみに手渡す。
エンペルト:ちょっと鬱陶しそうにぺしぺしと翼で押しのけている。
クレハ:「あっ……っと」差し出されたバッジを見て、少し熱の冷めた様子で
クレハ:「……ええ、いただくわ!」得意げな笑顔と共に受け取った。
GM:「応援してるよ、クレハちゃん」
GM:「でもたまにはママにも電話してあげなさい」
クレハ:「もう……ちゃんとしてるってば。ママが心配性すぎるだけ」
GM:「パパにももうちょっと構ってくれてもいいんだよ?」
GM:「ほら、ハグとか!ほら~!」
クレハ:「えぇ……無理よ。だって、今はジムチャレンジで忙しいもの」
クレハ:「しーまーせーんっ!」
GM:---
4ばんどうろ~イッケツシティ
GM:では続いてついに足並み揃った4人!
ユウキ:はい!
イチジク:ウオーッ!!
クレハ:もう置いていかれはしない
GM:仲良く4番道路でアドベンチャーパートだ!7ターン目!
GM:行動宣言をどうぞ!
イチジク:野生捕獲ぜ!
クレハ:捕獲したい!
ユウキ:NPCトレーナーとバトルシます!
ヘデラ:捕獲かな~
GM:ではまず捕獲組!
GM:4番道路
1.メノクラゲ(たね/みず・どく)
2.デルビル(たね/ほのお・あく)
3.テッシード(たね/くさ・はがね)
4. カクレオン(無進化/ノーマル)
5.デンチュラ(1進化/でんき・むし)
6.スペシャル
ヘデラ:中々の面子になってきたな……
ユウキ:おっ、ついに一進化が表に!
GM:ダイス振りな!
イチジク:1d6 (1D6) > 5
ヘデラ:1D6 (1D6) > 1
クレハ:1d6 ウオオーッ (1D6) > 4
イチジク:チュラ……!
クレハ:カクレオンさん!
GM:ではまずイチジクちゃんから!
ユウキ:それぞれいい感じにばらけた
GM:相手はデンチュラ!初手は何を出す!
イチジク:ニンフィイア!
GM:相性補正なし!お互い進化のみ!
GM:1d6+2 (1D6+2) > 4[4]+2 > 6
GM:超えられるか6!
イチジク:2d6+2>=6 (2D6+2>=6) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
イチジク:せーふ!
ユウキ:通った!
GM:ではボールの使用宣言どうぞ!
イチジク:モンスターボールで捕獲!
GM:カモンダイス!
イチジク:2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
イチジク:成功!!
GM:1進化なので難易度は7
GM:成功!
クレハ:すごい
GM:では続いてクレハちゃん!
GM:相手はカクレオン、無進化ノーマル!
クレハ:誰でも同じの気配!マリルGO!
GM:1d6 (1D6) > 4
GM:難易度4!
クレハ:2d6>=4 (2D6>=4) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM:ではボール宣言して難易度5!どぞ!
クレハ:モンスターボール!
クレハ:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 8[2,6]+1 > 9 > 成功
クレハ:わあい
GM:ではカクレオンゲット!
ユウキ:皆ポケモン増えてきた
GM:続いてヘデラちゃん、相手はメノクラゲ!
ヘデラ:ライチュウ!
GM:1d6 (1D6) > 2
GM:これ
GM:固定値だけで超えてるね…
ヘデラ:+4になるのかな
ユウキ:圧倒的相性とパワー
GM:なります
GM:両方弱点ついてるので
ヘデラ:2D6+4 (2D6+4) > 10[6,4]+4 > 14
ユウキ:進化状態も加えたら+8?
GM:更に2進化だから18
ヘデラ:ひんしになりそう
ユウキ:ぼっっこぼこに
GM:オーバーキルすぎる
ユウキ:圧倒的力……
ヘデラ:いけっモンスターボール!
GM:ボールの宣言して難易度5!
ヘデラ:2D6+1>=1 (2D6+1>=1) > 8[4,4]+1 > 9 > 成功
GM:ゲット!
ヘデラ:ゲットだぜ
GM:全員捕獲成功!
イチジク:やった!!
GM:続いてトレーナーと戦うユウキくん!
ユウキ:はい!
GM:1d6でトレーナー表どうぞ
ユウキ:1d6 (1D6) > 3
GM:1.2.3でホープ、4.5でエリート、6でベテラン
GM:ふつうのやつ!
GM:2d6 (2D6) > 3[1,2] > 3
ユウキ:行けっリザードン!
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 6[2,4]+4 > 10
ユウキ:勝利!
GM:つよい
GM:では1d6おこづかい獲得!
ユウキ:8+1d6 (8+1D6) > 8+3[3] > 11
ユウキ:3点もらいました!
GM:かねもち!
ユウキ:このあとすぐすっからかんになるので大丈夫
GM:では続いて8ターン目!
GM:イッケツシティのツアーパートに入ります
クレハ:ここを越えればジム制覇だぜ~
GM:ここでもイベントがある!
イチジク:おお!
ユウキ:うおっ
イチジク:今度はみんなで!
ヘデラ:何だ何だ
GM:---
ユウキ:わーい
GM:イッケツシティ
GM:---
GM:「おーすみらいのチャンピオン!」
GM:「ここはヤサカで2番目の大都市イッケツシティ!」
GM:「歴史はケイショウシティよりも古いから、ここの人たちは2番目とかいうと怒るんだけどな」
GM:「ジムリーダーのアセビはエスパータイプの使い手だ。町外れのカセキ研究所なんかを見学してもいいかもな」
GM:「ここを抜ければもうすぐポケモンリーグだ!がんばれよみらいのチャンピオン!」
GM:---
GM:カセキ研究所でカセキの復元をすることが出来ます
イチジク:ヤッター!!
GM:それぞれ手に入れたカセキに対応するポケモンを手持ちに加えられます
ユウキ:やったー!
クレハ:わあい
ヘデラ:わ~い
GM:
1.ひみつのコハク→プテラ
2.かいのかせき→オムスター
3.ねっこのかせき→ユレイドル
4.アゴのかせき→ガチゴラス
GM:それぞれを手持ちに加えてください
イチジク:あっ進化してる!!やった!!
ヘデラ:進化してるじゃん!
ユウキ:おっみんな進化済みだ
クレハ:ほんとだたすかる
GM:手持ちが6体のヘデラちゃんは
GM:どれか選んで控えにしてください
ヘデラ:しかしこの環境でオムスターつらすぎるんだよな
ユウキ:あ、皆やたらくさが多いから……
ヘデラ:まあでも……イーブイと交換します
GM:OK
GM:ではお楽しみの買い物コーナー!
GM:ポケモン交換も可能です
ユウキ:まずは購入
ユウキ:10点消費してふしぎなあめ買います!
イチジク:なんだとお
GM:きたーーー!
GM:ここに来て勝負をかける!
ヘデラ:こいつ……
ヘデラ:プラスパワーとモンスターボールを買って7>5点
イチジク:プラスパワー2個とディフェンダー2個ときずぐすり1個買っておこづかいは0!!クレハちゃんを見習ってポケモンに優しくしようと思います
クレハ:うーん きずぐすり1個買って終わりで
ユウキ:ふしぎなあめ、すぐ使って大丈夫でしょうか
GM:この場で使ってもらいます
ユウキ:ではピカチュウをライチュウに進化!
GM:ノーマルライチュウ!
イチジク:やったーーーーーーーー!!!
ユウキ:通常ライチュウで行きます
ヘデラ:一人だけ赤版やってる人おる
GM:初代感
ユウキ:完全にポケモンレッド
GM:すごい
GM:交換の申込みはありませんね?
イチジク:私は大丈夫!
ユウキ:私はひとまずなしかな……
ヘデラ:OK
クレハ:うーん しなくていいかな……?
クレハ:なしです
GM:ではそのままジムリーダー戦へ!
GM:---
GM:イッケツジム
GM:---
GM:電脳空間めいたジムの内部
GM:コートを挟んで君に対峙するのは、モノリスめいた浮遊物体だ。
GM:『イッケツシティポケモンジム、統合管理システムのアセビです』
GM:『ポケモンリーグ公認権限において、みなさんのリーグ挑戦資格及び適性を』
GM:『バトルによって判断させていただくものとします』
GM:======
GM:ジムリーダーの アセビ がしょうぶをしかけてきた!
GM:======
GM:というわけで
GM:まずはそれぞれ初手を宣言!
ユウキ:3.イーブイ!
イチジク:デンチュラGO!!
ヘデラ:いけっオムスター!
クレハ:カクレオン!
GM:ではこちらの初手も宣言!
GM:1.ハギギシリ(無進化/みず・エスパー)
ヘデラ:珍しいの来たな……
GM:デンチュラが+4!
イチジク:最強~~!!
GM:他は素振りだ!
イチジク:ふっチャオ!
イチジク:2d6+4 (2D6+4) > 9[5,4]+4 > 13
ヘデラ:2D6 (2D6) > 9[4,5] > 9
クレハ:うおうおう 行くぜ
クレハ:2d6 (2D6) > 6[4,2] > 6
ユウキ:行くぞぉ
ユウキ:2d6 (2D6) > 5[4,1] > 5
GM:2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
ユウキ:ぐえーっ
ユウキ:か、勝った!
GM:出目しょっぱ!
イチジク:あっでもみんな突破
クレハ:や、やった
ユウキ:良い仕事だイーブイ!
ヘデラ:やった~
GM:では全員突破で2番手!
GM:2.ソーナンス(1進化/エスパー)
ユウキ:つづけて行こう!アイテム使用なし!
イチジク:きずぐすり使用!
GM:全員連戦補正かけて振りな!
ヘデラ:無使用
クレハ:アイテムはなし!
ユウキ:2d6-2 (2D6-2) > 7[5,2]-2 > 5
クレハ:2d6-2 (2D6-2) > 10[5,5]-2 > 8
ヘデラ:2D6-2 (2D6-2) > 8[6,2]-2 > 6
イチジク:2d6 (2D6) > 8[6,2] > 8
GM:2d6+2 (2D6+2) > 5[1,4]+2 > 7
GM:ヘデラユウキが残留!
クレハ:新戦力がつよい
ヘデラ:う~む
GM:次を出しな!
ユウキ:んー、次手どうするか……
イチジク:ヘデラちゃんのオムスター1進化だから相打ちじゃない?
ヘデラ:あっほんとだ
GM:あ、ほんまや
ヘデラ:最強
GM:補正相殺!
GM:ではユウキくんのみ次を出しな!
ユウキ:じゃあナゾノクサで!
ユウキ:相性はなしかな
ユウキ:アイテム使わずそのまま勝負!
GM:こっちには補正が付くぜ~
ヘデラ:毒だから弱くない?
ユウキ:あれ、ちょっとまって
ユウキ:毒ってエスパー弱いんですっけ!
イチジク:そうよ!
GM:そうだぞ
ユウキ:エスパーの有利不利全然わからない!
イチジク:フーディンでブイブイ言わせたことがないというのか……?
ユウキ:カイリューとかリザードンばっか使ってたから……
ユウキ:ともあれ振ります
ユウキ:2d6 (2D6) > 8[5,3] > 8
GM:どくかくとうにばつぐん、むしあくゴーストが被ばつぐん
ヘデラ:これだから初代マンは……
GM:2d6+2 (2D6+2) > 5[1,4]+2 > 7
GM:なにーっ
ヘデラ:初代にはどくむしばっかりだからよく分からなくなる
ユウキ:勝った!
ユウキ:よくやったラフレ!
GM:根性見せられた
GM:ではこっちの3番手!
GM:3.ゴルダック(1進化/みず)
ユウキ:みず……のみ!
クレハ:名誉エスパーだ!
イチジク:エスパージム(エスパーとはいっていない)
ユウキ:地味に相性有利取れてる!
クレハ:2d6-4 うおお (2D6-4) > 3[1,2]-4 > -1
ヘデラ:う~ん ライチュウ出そう
イチジク:2d6 連戦補正と相性補正でプラマイ0 (2D6) > 7[2,5] > 7
ユウキ:相性有利と連戦補正で相殺して素振り!
ユウキ:2d6 (2D6) > 10[5,5] > 10
ユウキ:こいつやるぞ!
ヘデラ:2D6+4+2 (2D6+4+2) > 2[1,1]+4+2 > 8
イチジク:マイナス……???
ヘデラ:嘘だろ
ユウキ:ヘデラちゃーん!
クレハ:ファンブルこわ
GM:自爆した
ユウキ:こわいわ……
ヘデラ:ファンブルって負けでしたっけ
GM:自動負け!
ヘデラ:仕方ねえ~クリティカッター使います
GM:なるほどな
GM:どうぞ!
ヘデラ:2D6+4+2 (2D6+4+2) > 7[5,2]+4+2 > 13
ヘデラ:死ね!
GM:ちぃ!
GM:2d6+2 (2D6+2) > 10[6,4]+2 > 12
クレハ:?
ユウキ:強い……!
GM:がんばっちゃった
イチジク:つ、つよすぎる
ユウキ:ラフレ、よく頑張ってくれた 戻ってくれ
GM:ではヘデラちゃんのみ勝ち抜け!
イチジク:ラフレシア(本物)を出します!名誉エスパーなら毒でも勝てるぜ~ッ
ユウキ:ライチュウを出します!
GM:クレハちゃんは!
クレハ:ナゾノクサで!
GM:ではレッツ振りな!
ユウキ:2d6+4+2 (2D6+4+2) > 11[5,6]+4+2 > 17
イチジク:2d6+4+2 (2D6+4+2) > 5[1,4]+4+2 > 11
ユウキ:めちゃめちゃ強いぞこのライチュウ
クレハ:2d6>=12 (2D6>=12) > 3[2,1] > 3 > 失敗
GM:2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
ユウキ:あ、クレハちゃんタイプ有利は
GM:程度の低いあらそい!
GM:ほんとだ
クレハ:あっそうだった でも進化補正で負けかな
GM:いや
ユウキ:連戦補正で進化補正相殺してる!
GM:こっちの連戦補正と進化補正が打ち消すので
クレハ:あ!
イチジク:おお!!!
GM:負けた………
クレハ:そうだった
ヘデラ:ヤッタネ
GM:では4匹目
GM:ここからはギアをひとつ上げていくぞッ
ユウキ:むむっ
GM:4.マフォクシー(2進化/ほのお・エスパー)
イチジク:ギャーーーッ
ユウキ:とうとう来たか!2進化!
GM:しかもナゾノクサ属には+4だ
クレハ:な、ナゾノクサ…
イチジク:しんじゃうよ~
GM:ヘデラちゃんのアロライのみ連戦補正かけて振りな!
ユウキ:あ、私のライチュウも連戦補正です!
ヘデラ:行くぜ~
GM:あ、ほんとだ
GM:みんなじゃん
ユウキ:行きます
イチジク:みんなだ!
GM:勝ち残ってんだから
クレハ:2d6-2 私も連戦! (2D6-2) > 7[3,4]-2 > 5
ユウキ:2d6+4-2 (2D6+4-2) > 7[6,1]+4-2 > 9
イチジク:2d6+4-2 (2D6+4-2) > 6[2,4]+4-2 > 8
ヘデラ:2D6+4-2 (2D6+4-2) > 7[6,1]+4-2 > 9
ユウキ:悪くはないが……
GM:2d6+4 (2D6+4) > 12[6,6]+4 > 16
ヘデラ:強すぎ
イチジク:どうあがいても死なんだよな
GM:焼却!
GM:次手を出しな!
イチジク:ウオーーッガチゴラス!この気取った魔法使いさんを粉砕することね
ヘデラ:サイドン出ろ!
ユウキ:ここは……サイドン!頼む!
ヘデラ:いわじめんは攻撃において最強
クレハ:決めに行くわよ エンペルト!
GM:ではまっさらの状態で振りな!
ヘデラ:2D6+2+4 (2D6+2+4) > 7[5,2]+2+4 > 13
ユウキ:2d6+2+4 (2D6+2+4) > 5[1,4]+2+4 > 11
ユウキ:出目は弱めだが……
クレハ:2d6+2 (2D6+2) > 9[3,6]+2 > 11
イチジク:2d6+4+2 いわは炎にこうかばつぐん (2D6+4+2) > 7[6,1]+4+2 > 13
GM:サイドン共は相性+4、エンペルトガチゴラスも相性+2だ
イチジク:あっ4じゃない+2 11です
ユウキ:11が多い
GM:エンペルトは15か
GM:がんばれマフォクシー!
GM:2d6+2 (2D6+2) > 6[4,2]+2 > 8
ユウキ:勝った!
GM:ぐああああ
イチジク:やった~~~!!
クレハ:あっ進化補正忘れてた そうです
クレハ:やった~
ユウキ:皆突破だ!
GM:だがラスト
ヘデラ:オイオイ瞬殺だよ
イチジク:な、なに!!
GM:5.イオルブ(2進化/むし・エスパー)
ユウキ:まだ来るか……!
GM:決着をつけさせてもらうッ!
イチジク:イオルブ……!
クレハ:まだいるとはね……!
イチジク:プラスパワーとディフェンダー使用!
クレハ:そのままいこう
ヘデラ:突っ張ろう
ユウキ:いわ・じめんなら弱点ひとつついてるかな!
GM:では連戦補正かけて…振りな!
イチジク:むしもいわによわいぜーっ
GM:サイドンガチゴラスはそう!
ヘデラ:2D6+2+2-2 (2D6+2+2-2) > 4[1,3]+2+2-2 > 6
ユウキ:連戦補正で進化補正打ち消して+2!
クレハ:2d6+4-2 2進化、連戦 (2D6+4-2) > 11[6,5]+4-2 > 13
ヘデラ:ひく……
イチジク:2d6+2+2-2+1 (2D6+2+2-2+1) > 5[1,4]+2+2-2+1 > 8
ユウキ:2d6+2+2-2 (2D6+2+2-2) > 8[5,3]+2+2-2 > 10
ユウキ:悪くはないぞ……
GM:だがこっちは元気いっぱい
GM:2d6+4 (2D6+4) > 9[3,6]+4 > 13
イチジク:元気すぎる
ヘデラ:つよ……
ユウキ:強い……!
クレハ:ギエ~ッ
GM:エンペルトと相打ち!
クレハ:でも相打ち
GM:他3人は次手を出しな!
ヘデラ:いけっメノクラゲ!
ユウキ:新顔頼んだ!プテラ!
イチジク:う~ん……フワンテ!
GM:プテラが+4、フワンテが+2
GM:それぞれまっさら!振りな!
ユウキ:こちらむしんかなので進化補正は打ち消し!
ヘデラ:2D6 (2D6) > 10[5,5] > 10
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 10[6,4]+4 > 14
ユウキ:よしっ!
イチジク:あれ、+4じゃないのかしら
イチジク:まあいいやプラスパワーとディフェンダー使用!
GM:あ、ほんとだ
ヘデラ:あーゴーストひこう
GM:ゴーストもひこうもどっちも刺さっとる
イチジク:アっやった!
GM:+4です!
イチジク:2d6+4+1 (2D6+4+1) > 9[3,6]+4+1 > 14
GM:2d6+4-2 (2D6+4-2) > 6[4,2]+4-2 > 8
ヘデラ:勝った~
ユウキ:勝利!
イチジク:かち!!
GM:プテラフワンテには負けメノクラゲに相打ちで
GM:6体目は……いない!
ユウキ:勝った!
イチジク:やった~~~!!
ユウキ:強敵だった……!
GM:全員揃って一発合格!
クレハ:やった~~
ヘデラ:イェイ
ユウキ:やったー!
GM:全員おこづかいが+5とけいけんち+1!
イチジク:フワンテを………………進化させます ヒマ…………?
ヘデラ:サイドンをドサイドンに進化します
ユウキ:同じくサイドンをドサイドンに
ヘデラ:とつげきチョッキも持たせます
GM:やめろ!
ユウキ:ひえっ
ヘデラ:裁判所にも問答無用で来てもらいます
クレハ:マリルをマリルリに進化させます
GM:じゃくほの準備をしてくださいッ!
GM:ではこれにて8ターン目も終了!
GM:----
GM:これにて一旦セーブ!
GM:おつかれさまでした~!
ユウキ:お疲れさまでした!
イチジク:お疲れ様でした~~!!
ヘデラ:お疲れ様でした~
クレハ:お疲れ様でした~!!!
5ばんどうろ~ポケモンリーグ
GM:では次のターン!
GM:9ターン目!最後のアドベンチャーパートだ!
イチジク:ウオーーッ
クレハ:ウオオオ
GM:トレーナーと戦うか野生ポケモンの捕獲か
ユウキ:うぉーっ
イチジク:トレーナーとバトル!!
GM:選択していただこう!
ヘデラ:ちなみにポケモンリーグってチャンピオンと戦うんじゃなく他PLと戦うんですか?
GM:そういう形になります
ヘデラ:じゃあ経験値はもう無いのね
GM:4人でのトーナメント戦です
ユウキ:なるほど
ヘデラ:トレーナーとバトルします
クレハ:なるほどね
GM:1回戦を勝ち抜けばその際にもけいけんちが入ります
イチジク:おお
クレハ:私もバトルしよ~
クレハ:あっそうなんだ
GM:あとポケモンリーグでも買い物が出来るので
GM:ふしぎなアメをつかってけいけんちを得ることも出来ます
ユウキ:残り4って微妙なんだよな……!
GM:さあどうするどうする
ユウキ:……捕獲行きます!
ユウキ:メタ的にここに誰が居るかも知りたいし
GM:ではユウキくんのみ捕獲!
GM:それ以外のみんなはトレーナーとの対戦でOK?
イチジク:OK!!
クレハ:いいよお
ヘデラ:OK
ユウキ:オッケーです
GM:ではまず捕獲のユウキくんから
GM:5番道路
やせいポケモン
1. コドラ(1進化/いわ・はがね)
2. キルリア(1進化/エスパー・フェアリー)
3.フライゴン(2進化/じめん・ドラゴン)
4.トドゼルガ(2進化/みず・こおり)
5.ミカルゲ(無進化/ゴースト・あく)
6.スペシャル
ユウキ:うおお
ユウキ:結構凄いメンツ揃ってる!
クレハ:お~2進化もいるんだ
ヘデラ:え~~マジ?
GM:あ、そう
クレハ:まあ私はモンボしか持ってないしいいや
GM:言い忘れてましたが
GM:ここは要するにチャンピオンロードです!
クレハ:エリートだらけなんだ
GM:やせいポケモンもそれ相応のものが揃ってます
イチジク:なるほど
ユウキ:まあどうろも進むごとに敵強くなってきてましたもんね
GM:トレーナーも1.2.3でエリート、4.5.6でベテラン
ユウキ:強いのがいっぱい!
GM:それ踏まえた上で変更あれば
GM:まだセーフ!
イチジク:バトルだぜえ!
ユウキ:私はこのままでオッケー
クレハ:私もこのままかな~
ヘデラ:う~ん バトルでいいかな……
GM:ではユウキくんは遭遇表1d6!
ユウキ:1d6 (1D6) > 2
ユウキ:キルリア!
GM:みんなのアイドル!
ユウキ:一発2進化とはいかなかったか
GM:では初手の宣言どうぞ!
ユウキ:よし、じゃあ初手リザードン!
GM:では1d6+2
GM:1d6+2 (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
GM:難易度は7!
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 6[2,4]+4 > 10
ユウキ:通った!
GM:悠悠撃破!
GM:1進化なので捕獲の難易度も7!
ユウキ:モンスターボール!
ユウキ:2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
ユウキ:ああっと失敗
GM:おやあん
ユウキ:逃亡判定にポケモンフード使います!
GM:幼女に餌付け!
GM:では自動成功でもっかい捕獲判定どうぞ!
ユウキ:よし、もう先ないっぽいしマスターボール投げちゃう!
ユウキ:最初から使っとけばよかった!
GM:マスボに入ったキルリア!
GM:では捕獲も自動成功!
GM:キルリアゲット!
GM:手持ちに加える場合はメンバーを入れ替えてください
ユウキ:イーブイと入れ替えで!
GM:オッケイ!
GM:では続いてトレーナーと対戦組
GM:1.2.3でエリート、4.5.6でベテラン
GM:1d6どうぞ!
イチジク:うお~~!!
クレハ:1d6 ワオオ (1D6) > 2
イチジク:1d6 (1D6) > 2
ヘデラ:フッ情けない奴らよ
ヘデラ:1D6 (1D6) > 2
クレハ:なかよし
イチジク:おそろい
ヘデラ:フッ
GM:全員エリート!
ユウキ:仲良いわね
GM:2d6+2 (2D6+2) > 7[4,3]+2 > 9
GM:難易度は9!使うポケモンを選びな!
イチジク:ラフレシア!いけーっ!
クレハ:エンペルト!
ヘデラ:ドサイドン!
イチジク:2d6+4>=9 (2D6+4>=9) > 4[2,2]+4 > 8 > 失敗
イチジク:何……?
ユウキ:イチジクちゃーん!?
クレハ:2d6+4>=9 (2D6+4>=9) > 5[4,1]+4 > 9 > 成功
ヘデラ:2D6+4>=9 (2D6+4>=9) > 10[5,5]+4 > 14 > 成功
ヘデラ:サイッキョ
GM:ラフレシアー!
GM:次手を出せ!
イチジク:やっぱりニンフィアしかいない!
イチジク:2d6+2 (2D6+2) > 8[2,6]+2 > 10
GM:突破!
イチジク:やった~~!!
GM:では晴れて全員賞金を獲得
GM:1d6+2おこづかいが増えます
イチジク:1d6+2 億円 (1D6+2) > 1[1]+2 > 3
イチジク:3億円だ うれしいな
ヘデラ:1D6+2 兆円 (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
GM:www
ヘデラ:7兆円貰った
GM:しょうもない競り合いをするんじゃない!
ユウキ:子供みたいなことをって思ったけど子供だった かわいいね
クレハ:1d6+2 (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
クレハ:わあい
クレハ:21点になった
GM:では処理が終わって
GM:9ターン目が終了!
GM:そしていよいよ10ターン目、ツアーパート
GM:クライマックスです!
ユウキ:いよいよ勝負だ!
イチジク:うおおおお
ヘデラ:全員倒す
GM:の前に
ユウキ:おおっと
クレハ:イベントかな
GM:ちょっとしたイベントがあります!
イチジク:おお!
GM:---
GM:ポケモンリーグ本部
GM:---
GM:君たちは険しいチャンピオンロードを抜けて
GM:ポケモンリーグ本部のコロシアムまで辿り着く。
GM:この場所で全てのジムバッジを集めたトレーナーによるトーナメントが開かれ
GM:その優勝者がリーグチャンピオンとなるのだ。
GM:「おお、ついにここまでやってきたのう」
GM:「イチジク、クレハ、ユウキ……そして」
GM:正門前で到着を待っていた博士が君たちを見回す。
GM:「いや、もはや何も言うまい」
GM:「ワシも研究者の端くれ、キミが強さと優しさを持ち、強い絆でポケモンと結びついたトレーナーであることはよくわかる」
GM:「無論、他の3人もな」
GM:「ポケモンずかんは、君たちの手に渡るべくして渡ったのじゃろう」
GM:「それぞれの夢と望みをかけて、ただ存分に戦いなさい」
GM:古色蒼然とした巨大な門が軋みをたてて開き
GM:君たちは最後の戦いの場へと足を踏み入れた。
GM:---
GM:というわけで最後のお買い物コーナー!
ユウキ:さあて何を買うべきか……
クレハ:うーんじゃあまず
GM:はげしい道具の投げつけ合いが予想されるので
クレハ:クリティカッターをひとつ買います。21->18
ヘデラ:ふしぎなアメ、クリティカッター、プラスパワー2個、ディフェンダー2個買います
GM:自分が今何を持っているかばっちりメモしておいてもらえるとありがたい!
クレハ:そしてそれをイチジクちゃんにあげます
ヘデラ:これで0円
イチジク:え!?!?
GM:うおおお!?
ユウキ:ク、クレハちゃん
クレハ:カセキの分の借りを返したかったから……
ユウキ:3倍返し
イチジク:さ、三倍になって返ってきた……
GM:えーーー
GM:ヤバ
ユウキ:やさしい~!
ユウキ:好き
クレハ:これで負けた時の言い訳はなしね
ヘデラ:仁義……
イチジク:クレハちゃん……!!!ありがとう……!!
ユウキ:熱いわね
クレハ:残り18点なので
ヘデラ:ふしぎなアメをイーブイに使用、グレイシアに進化させます
ヘデラ:手持ちのメノクラゲと入れ替えて終了です
ユウキ:こおりタイプか……
クレハ:きずぐすり3、プラスパワー5、ディフェンダー5、げんきのかけら1
クレハ:これで使い切り。
ユウキ:プラスパワー1つと……げんきのかけら一つ買います!
GM:こいつ!
ユウキ:とんでもない勢いで道具なげまくる気だ
GM:なるほどなー
GM:この瞬間、全ての手持ちが出揃うまで
イチジク:げんきのかけら1個きずぐすり2個プラスパワー1個で8兆円消費、おこづかいは0!!
GM:進化を待っていたわけか…
クレハ:経済めちゃくちゃ
GM:これで全員かな
ヘデラ:この環境に最も刺さっているのは……こおりタイプ!
ユウキ:全員!
GM:くさ多ッ
イチジク:クレハちゃん……ありがとう!!クリティカッターたすかる!!!
セミファイナル 第一試合
GM:では…参りましょう
GM:運命の抽選ダイスロール!
クレハ:ドキドキだぜ
ユウキ:さあ、誰が相手だ……!
GM:1d4 (1D4) > 4
GM:ヘデラちゃんに振ってもらいましょう
ヘデラ:ほう……
GM:1.2でイチジクちゃん
ヘデラ:1D3を振ればいいのかな
GM:3.4でクレハちゃん
GM:5.6でユウキくんだ
GM:1d3でもいいけどね!
GM:折角だし雰囲気重視で
ヘデラ:では
ヘデラ:1D6 (1D6) > 1
GM:ひゃー!
イチジク:私……!!
ヘデラ:初戦か……!
ユウキ:初戦のライバル対決
GM:では組み合わせが決定!
クレハ:ひゃ~そうとはね
GM:ヘデラVSイチジク!
GM:そして……クレハVSユウキ!
GM:まずはヘデラちゃんVSイチジクちゃん参りましょう
ユウキ:二人共ファイト!
ヘデラ:勝つ
イチジク:かつ!!
GM:それぞれ手持ちポケモンを番号付きで改めて宣言してください
ヘデラ:おっと……
ヘデラ:ここで私は
ヘデラ:フォルムチェンジを宣言させてもらいます
GM:ついに!!
イチジク:ついに!
GM:ロトムチェンジ!
GM:ではタイプの宣言をどうぞ!
ユウキ:来たか……!
ヘデラ:悩ましいがここは……
ヘデラ:ヒートロトム!!
GM:ヒマナッツが焼かれちゃう!
イチジク:ヒマナッツが焼き殺される……!
ユウキ:ヒート!
GM:全く同じこと考えてた
GM:では手持ちの宣言どうぞ!
イチジク:1:ヒマナッツ(たね/くさ)2:ニンフィア(1進化/フェアリー)3:ラフレシア(2進化/くさ・どく)4:フワライド(1進化/ゴースト・ひこう)5:デンチュラ(1進化/でんき・むし)6:ガチゴラス(1進化/いわ・ドラゴン)
イチジク:だ!!
ヘデラ:1:ロトム(ヒートロトム)
2:ライチュウ(アローラ)
3:オムスター
4:ミミッキュ
5:ドサイドン
6:グレイシア
GM:では
GM:シークレットダイスをセット!
イチジク:セット……完了!
ヘデラ:OK……!
GM:オープン!!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM:初手ヒマナッツ!!
GM:ではそれぞれ2d6どうぞ!
イチジク:2d6 (2D6) > 9[5,4] > 9
イチジク:結構高め!
ヘデラ:2D6+2+2 (2D6+2+2) > 5[2,3]+2+2 > 9
GM:がんばってる!
イチジク:あ、あいうち
GM:うおおお
ヘデラ:くっ……!
GM:まさかの相打ち!!
イチジク:ヒマナッツ……!!!!!
GM:では再びシークレットダイス!
GM:残るポケモンから1匹選んでセット!
イチジク:OK!!
ヘデラ:OK!
GM:オープン!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
イチジク:こちらはデンチュラ!
ヘデラ:ヒートロトム!
GM:デンチュラVSヒートロトム!
GM:無進化なので進化補正は打ち消され
GM:2d6対2d6+2の対決となります
イチジク:うお~~!!
イチジク:2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
ヘデラ:プラスパワー使用
GM:あ、そうだ
イチジク:容赦がない!
GM:アイテム宣言!
ヘデラ:2D6+2+1 (2D6+2+1) > 4[1,3]+2+1 > 7
ヘデラ:グアア
イチジク:い、いけるのでは……!?!?
GM:まじかよ
GM:こいつまじかよ
ヘデラ:いや……ここで負けられん
ヘデラ:クリティカッターを切る
GM:なにぃーっ
GM:このタイミングでも
GM:アイテムは宣言できますが
GM:イチジクちゃんはどうする!
イチジク:私はなし!
GM:OK!
GM:ではヘデラちゃん振り直し!
GM:プラスパワーの補正もそのままだ
ヘデラ:あっそのままなんだ
GM:振り直しだからね
GM:遁甲符と一緒
ヘデラ:2D6+2+1 (2D6+2+1) > 5[4,1]+2+1 > 8
イチジク:ギリギリ負け……!
GM:また相打ち!
ヘデラ:相打ち……
GM:なんだこの勝負
イチジク:あっ8だった
イチジク:あいうち!!
GM:では3度目のシークレットダイス!
GM:セット!
イチジク:セット完了!
ヘデラ:OK……
GM:OPEN!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
イチジク:ガチゴラス!
ヘデラ:よし!ミミッキュ!
GM:無進化なので進化補正は打ち消され
GM:ミミッキュ側のみ相性補正の+2!
イチジク:うお~~!!
イチジク:アイテム使用なし!
GM:2d6対2d6+2でどうぞ!
ヘデラ:プラスパワーを使います
GM:ガンガン切る!
ヘデラ:2D6+2+1 (2D6+2+1) > 7[3,4]+2+1 > 10
イチジク:2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12
イチジク:ひえっ……
イチジク:いけるのでは?
GM:www
ヘデラ:こ、こいつ……!
GM:んなアホな!!
GM:クリティカルで自動勝利…!
ヘデラ:嫌だ……!あたしは負けたくない……!
GM:ガチゴラス勝ち抜け!ヘデラちゃんダイスセット!
ヘデラ:ダイスセットする意味無いかな
GM:ないけど…
GM:雰囲気で…
GM:手間もかかるしいっか
ヘデラ:してやらぁ
GM:わーい
GM:セットしてオープンするだけでどうぞ
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
ヘデラ:ドサイドン!
GM:ドサイドン!
GM:ここにきて重量級対決!
GM:アイテム宣言は!
イチジク:アイテムなし!
ヘデラ:う~~~~
ヘデラ:ディフェンダー使用
GM:イチジクちゃん側に-1の補正!
GM:連戦も合わせて-3に!
イチジク:うおお……!
GM:ドサイドン側はじめんばつぐんで+2!
GM:ではダイスロールどうぞ!
ヘデラ:うおおおお!
ヘデラ:2D6+2+2 (2D6+2+2) > 8[4,4]+2+2 > 12
イチジク:2d6+2-3 1進化と連戦ディフェンダー (2D6+2-3) > 4[1,3]+2-3 > 3
GM:運が…尽きた!
ヘデラ:14だった
GM:イチジクちゃんダイスセット&オープンどうぞ!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
イチジク:フワライド!GO!!
GM:フワライド!?
ヘデラ:フワライドだと……!
ヘデラ:いや……そういうことか
GM:アイテム宣言は!
イチジク:アイテムなし!
ヘデラ:既にこちらのパーティに対してフワライドの役割は無いと見てドサイドンを削りに来たか……
ヘデラ:アイテム……なし!
GM:ではダイスを…どうぞ!
イチジク:2d6+2 1進化 (2D6+2) > 8[5,3]+2 > 10
ヘデラ:2D6+4+2-2 (2D6+4+2-2) > 8[3,5]+4+2-2 > 12
ヘデラ:よし……
イチジク:く……!惜しい……!
GM:ドサイドンがとまらねえー!
GM:万事休すか…!
GM:イチジクちゃんダイスセット&オープンどうぞ!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
イチジク:満を持して!ラフレシアGO!!
ヘデラ:とうとう来たか……
GM:きたーー!
GM:アイテム使用は!
イチジク:アイテムなし!
ヘデラ:なし……!
GM:ではダイスを…どうぞ!
ヘデラ:2D6+4-4 (2D6+4-4) > 8[6,2]+4-4 > 8
イチジク:2d6+4+4 2進化と4倍弱点 (2D6+4+4) > 9[3,6]+4+4 > 17
ヘデラ:ウワァァッ
GM:ドサイドン…散る!
ヘデラ:よくやってくれた……
GM:さあいよいよ大詰めに入ってまいりました
イチジク:はあはあ……
GM:ヘデラちゃんダイスセット&オープン!
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
ヘデラ:ライチュウ!!
GM:そうなる!
GM:アイテム使用は!
ヘデラ:プラスパワーとディフェンダーを使用!
イチジク:きずぐすり!
GM:勝負をかけに来た!
GM:うおおお
GM:ではダイスロール…どうぞ!
イチジク:毒はフェアリーにこうかばつぐん!
GM:イチジクちゃん…!
GM:アローラライチュウは
イチジク:あっライチュウってエスパー
ヘデラ:そうなの
イチジク:くそ……!天使のように可愛いから!
GM:でんき/エスパーだ!
ヘデラ:己の無知を悔いて死ね~~ッ!
イチジク:2d6+4 2進化 (2D6+4) > 10[6,4]+4 > 14
ヘデラ:2D6+4+2 (2D6+4+2) > 9[4,5]+4+2 > 15
ヘデラ:うおおおお……
GM:うっひゃーー
イチジク:ぐ……!!
GM:僅差!!
GM:ここでラフレシアが…倒れる!
GM:イチジクちゃんダイスセット&オープンどうぞ!
イチジク:ここで……げんきのかけらを使用
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
イチジク:引き続きラフレシア!
GM:このタイミングで!
ヘデラ:こ、こいつ……!
GM:押し切るつもりか!
GM:アイテム使用は!
ヘデラ:キズぐすりとプラスパワーを使用
イチジク:プラスパワー使用!
GM:ひえーっ
GM:ダイスを…どうぞ!
ヘデラ:2D6+4+2 (2D6+4+2) > 6[2,4]+4+2 > 12
イチジク:2d6+4+1 2進化プラスパワー (2D6+4+1) > 8[4,4]+4+1 > 13
イチジク:うおおおお!!
ヘデラ:あっ違う
GM:ははははは
ヘデラ:プラスパワー分で
ヘデラ:相打ち!
イチジク:相打ち!!
GM:ひえーー
GM:根性見せた!!
GM:では最後のシークレットダイス
GM:セット&オープン……どうぞ!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system:[ ヘデラ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
イチジク:お願いニンフィア……ヒマナッツを進化させたいの!!
ヘデラ:あたしは絶対負けたくない……!
GM:では
GM:アイテム使用の宣言は!ありますか!
イチジク:ありません!
ヘデラ:もうアイテムは無い……!
GM:ではお互いに2d6+2!
GM:どうぞ!!
イチジク:2d6+2 (2D6+2) > 4[2,2]+2 > 6
ヘデラ:2D6+2 (2D6+2) > 7[1,6]+2 > 9
イチジク:クリティカッター!!
ヘデラ:く……!
GM:友情の…クリティカッター!!
イチジク:クレハちゃんと……決戦で会う!
GM:振り直しどうぞ!
イチジク:2d6+2 (2D6+2) > 8[4,4]+2 > 10
イチジク:1かった!!!!
ヘデラ:ぐああああああああ
GM:うわーーーっ!!
GM:まじかよ!!
GM:おまえまじかよ!!!!
GM:えー
GM:セミファイナル第1試合……勝者が決しました
GM:勝者イチジク!!
ユウキ:おめでとう!
イチジク:うおおおおーーーっ!!
GM:けいけんちをどうぞ!
イチジク:ヒマナッツを……キマワリに!
ヘデラ:負けた……
イチジク:うう……勝った…………
GM:では演出に参りましょう
GM:---
GM:ポケモンリーグ本部
GM:最終トーナメント会場
GM:---
GM:静まり返ったコロシアムの中央。
GM:ライトに照らされて、きみたちは向かい合う。無数の挑戦者たちの中から、選ばれた勝者として。これから雌雄を決する、避けては通れない対戦相手として。
ヘデラ:「……」スカジャンのポケットに手を突っ込み、イチジクを見据える少女。
ヘデラ:顔身体には数か月前と同じく、包帯や絆創膏の類がべたべたと巻かれているが、その内訳はかつてとはまるで違う。
ヘデラ:それは誰かに傷付けられたものではない。ポケモン達と共に戦い、冒険し、自ら負ってきた傷跡だ。
ヘデラ:「……ホント、拍子抜けって感じ」
ヘデラ:深々と嘆息する。
ヘデラ:「……あたし、あのサンザシって博士に、この子を返さなきゃって思ってた」
ロトム:「シシシ……」ヘデラの周囲を浮遊する。
イチジク:「…………」
イチジク:じっとヘデラちゃんを見つめていたが、その視線をロトムにうつす。
ヘデラ:「だから、その前に……この子と一緒に、絶対チャンピオンにならなきゃって思ってたのに……」
ヘデラ:「あんなこと言われたらさあ」
ヘデラ:もう一度嘆息して。
ヘデラ:「ホント、何なの?アンタも、あの博士も」
ヘデラ:「ポケモントレーナーってのは、甘ちゃんばっかりなわけ?」
イチジク:「…………泥棒さんに、泥棒はダメですよって言うために、最初は旅に出ました」
イチジク:「でも……泥棒さんは、そんなことは分かっている人でした。そして……ポケモンに優しくできて……きっと、」
イチジク:「……困っている人だった」
イチジク:「困っている人を助けるのが、トレーナーです」
ヘデラ:「…………」
ヘデラ:「あたしは……」
ヘデラ:「最初は、ポケモントレーナーなんて、どうでも良かった」
ヘデラ:「ただ、お金が稼げそうだし……悪いことして警察やアンタらみたいのに追われるよりは、楽そうだからって……それだけ」
ヘデラ:「でも……」
ヘデラ:ベルトに下げたモンスターボールに手を触れる。
ヘデラ:その数は6つ。ポケモンリーグで定められた、トレーナーが連れ歩くことの出来る最大の数。
ヘデラ:「今は、違う」
ヘデラ:「あたしは……こいつらと。この子たちと。皆で一緒に、勝ちたい。チャンピオンになりたい」
ヘデラ:「ケイショウジムでのことは、感謝してる。でも、容赦はしない」
ヘデラ:「勝つのはあたしだから。勝って……」
ヘデラ:「アンタらみたいな、本物のトレーナーになる」
ヘデラ:「なりたいんだ」
イチジク:「…………!」
ヘデラ:赤と白のボールを構える。中央のボタンを押し込むと、それは丁度掌で握り込むサイズに伸長する。
イチジク:「……ヘデラさんは」強いポケモントレーナーだと思います、そう言おうとして。
イチジク:これから、そう成るために戦う彼女を否定してしまうようで、言いよどむ。
イチジク:「…………ヘデラさんは、かっこいいですけど!私もかっこいいんで」
イチジク:「知ってますか?決勝戦に行けるのって、どちらかしかいないんです」
イチジク:「だから……全力で戦って、私が勝って、決勝戦に行きます!」
イチジク:ぎゅ、と手の中のモンスターボールを握りしめる。
ヘデラ:「ふん……」
ヘデラ:ほんの一時、表情を緩め、口元に笑みを浮かべ。
ヘデラ:次の瞬間には、既にその眼光は戦いの場に臨んでいる。
ヘデラ:「行くよ──イチジク」
イチジク:「はい――!」
イチジク:ぎゅっと口を結んで頷くと、もう一度モンスターボールを握り直し……振りかぶって、思い切り投げる。
イチジク:最初に繰り出すのは――!
イチジク:「おねがい!ヒマナッツ!!」
ヒマナッツ:「ひまぁっ」間延びした声を出しながら、ヒマナッツなりに気合を入れて登場する。
ヘデラ:「出番だよ……!」
ヘデラ:思い切り振りかぶり、野球でもするかのような全力投球。高速回転するボールから赤光が漏れだし……
ヘデラ:「グレイシア!」
グレイシア:「ァ ア ア……」
グレイシア:雪が形を成したかのような、純白の四足獣が姿を現す。呼気は白く、周囲の空気は凍結してダイヤモンドダストのように輝いている。
イチジク:「グレイシア……!」図鑑を見る。こおりタイプのポケモン……ヒマナッツは相性が悪い。
ヒマナッツ:「ひ~ まぁ~っ」当のヒマナッツはやる気満々で、葉っぱを揺らしながらふんすっと息を吐いている。
ヘデラ:「グレイシア、『ふぶき』!」
グレイシア:「シ──アァアアアアッ……」
グレイシア:雪の精めいた美しい容貌とは裏腹の、荒れ狂うような氷雪が吹き荒ぶ。
グレイシア:猛烈な吹雪に、見る間にコロシアムが白く染め上げられていく。
ヒマナッツ:「ひまっ、ひま~~!」ヒマナッツは吹きすさぶ吹雪におびえて震え、またその寒さから鼻水と涙を凍らせている。
イチジク:ちらりと図鑑を見る。バイタルサイン、覚えている技……そういったものと共に記された、ヒマナッツの特徴。
イチジク:『とても ひよわ。おそわれても はっぱを ひっしに ふりまわして おいはらうのが やっとだ。』
イチジク:でも、そのひっしさで――ここまでやってきた!
イチジク:「……ヒマナッツ!」
イチジク:口にするのは……あの時と同じ技。
イチジク:「……『がむしゃら』!」
ヒマナッツ:「ひま!ひま……ひ~~まああ~~~!!!」
ヒマナッツ:ふるえながら、きっとグレイシアを睨むと……吹雪の中、ぴょこぴょこと飛び跳ね走っていく!
ヘデラ:「っ……グレイシア!動きを止めて!もっと強く『ふぶき』!」
グレイシア:「アァアア……!」
グレイシア:更に凄まじい、白い壁じみた強烈な吹雪を解き放ち、ヒマナッツを止めようとする、が────。
ヒマナッツ:「ひまっ、ひまっ、ひま~~~!」
ヒマナッツ:ヒマナッツは、怖い思いをすればするほど、痛い思いをすればするほど……
ヒマナッツ:勇気をふりしぼって、立ち向かっていく!
ヒマナッツ:氷の刃にボロボロになりながらも、懸命に吹雪の中を進み、そのまま勢いよくグレイシアの頭目掛けて頭突きを喰らわせる!
グレイシア:「シッ……アッ……!?」
グレイシア:がくがくと脚を縺れさせ、再び氷の吐息を吐こうとして。
グレイシア:「ア……」
グレイシア:意識を失い、ぱたりと崩れ落ちる。
ヘデラ:「……グレイシア……!」
ヒマナッツ:「ひ……まあ~~」
ヒマナッツ:こちらも捨て身の攻撃で無事ではない。目を回し、葉っぱをしんなりさせながらぽとりと地面に倒れる。
ヘデラ:戦闘不能になったグレイシアをボールに戻し、それを労わるように撫でて。
ヘデラ:「……相変わらずムチャクチャね。アンタもヒマナッツも」
イチジク:「……ありがとう、ヒマナッツ」目を回すヒマナッツをボールにもどす。
イチジク:「だって……全力でやったら、かっこいいじゃないですか!私はいつでも全力ですよ」笑いながらヘデラちゃんを見つめる。
ヘデラ:「なら……私の全力も」
ヘデラ:「受け止め切って、見せてよね!」
ヘデラ:楽しそうに笑って、次のボールを空高く放った。
GM:===
GM:お互いに一歩も引かない、一進一退の勝負の果てに
GM:ついに決着の時は訪れる。
GM:ぐらりとコートの上に倒れ伏すのは
GM:ヘデラのオムスター。そして、足を踏みしめ残っているのは――
GM:イチジクのニンフィアだ。
GM:『――勝者、イチジク!』
イチジク:「か、……勝った……?」
イチジク:一人立つニンフィアを見つめ、呆然と呟く。
ヘデラ:「っ……はっ……はっ……」息を切らし、深く俯く。
ヘデラ:「……あぁ……」
ヘデラ:ぐらり、と身体が揺れ、そのまま仰向けに倒れ込む。
ヘデラ:「……あー……」
ヘデラ:見上げた空、そのどこまでも抜けるような青さに眩しそうな顔をして。
ヘデラ:「……負けた、か……」
イチジク:「勝った、勝ったーーっ!」ニンフィアと抱き合い、喜びをかみしめ合う。
ロトム:「シシシシッ」
ロトム:ぼろぼろのロトムが、それでも悪戯っぽい笑みで、倒れ込んだヘデラを見下ろす。
ヘデラ:「……何よ、アンタまで……楽しそうにしちゃってさ」
ヘデラ:「あたしは死ぬ程悔しいっての」
イチジク:「……あのっ」ひとしきり喜び合ったあと、ヘデラちゃんをじっと見つめる。
イチジク:「私、……やっぱり、ヘデラさんは本物の、最高のポケモントレーナーだと思います!だって……」
イチジク:「ちゃんとしたポケモントレーナーになりたい、って思って、そうしようとするのって……ヘデラさん自身が、きっと、嬉しくなれるからだと思うんです」
イチジク:「困っている人を助けるのがポケモントレーナーです。だから、ヘデラさんを助けようとするヘデラさんは……立派なポケモントレーナーです!」
ヘデラ:「……」一瞬、虚を突かれたようにイチジクを見て。
ヘデラ:「……は。何よそれ、バッカみたい」
ヘデラ:「そんなの……」
ヘデラ:「そんなのねぇ……」
ヘデラ:「……」
ヘデラ:「……あー!!」
ヘデラ:己の顔と髪を両手でぐしゃぐしゃにして。
ヘデラ:「……負けた!!」
ヘデラ:「負けた、負けた、負けた……!!」
ヘデラ:「ああーーっ!悔しい!悔しい……!マジで悔しい!ああーっ、もうーっ!!」
ヘデラ:顔を覆い、ひとしきり吐き出すように叫んで。
ヘデラ:「……はぁ……」
ヘデラ:息を吐き、身を起こす。
ヘデラ:「……アンタの勝ちよ」
ヘデラ:「楽しかったわ、イチジク」
ヘデラ:「あたし……ロトムと出会うまで、この世界に楽しいことなんて何も無いと思ってたけど……」
ヘデラ:「でも……違った。楽しい。悔しいけど……楽しかったわ」
ヘデラ:「ま、次はあたしが勝つけどね」
イチジク:「ヘデラさん……!」嬉しそうに満面の笑顔で見つめ。
イチジク:「そうですよ!今回は私が勝ちましたけど、次はどちらが勝つかわからないんですからね!」そう言って胸を張る。
ヘデラ:「アンタが言ってどうすんのよ、アンタが」
ヘデラ:呆れたように言って、
ヘデラ:「ったく……次は決勝戦でしょ?そんなんで勝てるわけ?」
ヘデラ:「あたしに勝っておいて他の奴に負けたら、承知しないわよ」
イチジク:「そうですね……決勝戦の相手も……きっと、すごく強いと思いますけど」
イチジク:「絶対勝ちます!だって私は、最高のポケモントレーナーに勝ったポケモントレーナーなんですから!」
ヘデラ:「……そ」呆れと憧憬、それに信頼の入り混じった微笑を浮かべて。
ヘデラ:「その自信があるなら、問題なさそうね」
ヘデラ:「ねえ、イチジク。この子も連れてってよ」
ヘデラ:そう言って傍らのロトムを指し示す。
ロトム:「ロト?」
イチジク:「えっ……!?」
イチジク:驚いて目を見開く。
ヘデラ:「あたし、この子に決勝の景色を見せてやりたいんだ」
ヘデラ:「本当はあたしが連れていきたかったんだけどさ……」
ヘデラ:「どう?戦力としては十分だと思うけど。それに……」
ヘデラ:「……元々、あんたのところに行く予定だったわけだし」
イチジク:……ロトム。「かっこいいでんきポケモンがいいです!」と博士にお願いして用意してもらったポケモン。
イチジク:そして――最高のポケモントレーナーの、最高の友達。
イチジク:「……わかりました。それでは決勝戦の間、お力をお借りします!」
イチジク:「ロトムさんが、お友達に笑顔で結果を報告できるように、全力を尽くしますね!」
ヘデラ:「……うん。お願い」
ヘデラ:「……あっ……貸すだけだからね……?」
ヘデラ:「終わったら返してよね……?」
ロトム:「ロト~ッ!?」
イチジク:「ふふ……もちろんです!」
イチジク:「ちょっとの間、お友達をお借りします!……寂しいと思いますが、応援のほどお願いしますね!」そう言って楽しそうに笑う。
ヘデラ:「うん。預けたから」
ヘデラ:「あたしの分まで暴れてこいよな、ロトム」
ロトム:「シシシシッ……!」
ロトム:ヘデラと指切りをするように電流を絡ませて、いつものように悪戯っぽく笑った。
GM:---
セミファイナル 第ニ試合
GM:では続いて
GM:セミファイナル第2試合!!
GM:クレハちゃん対ユウキくん!
ユウキ:はい!
クレハ:勝つ
GM:それぞれ現在の手持ちポケモンを
ユウキ:勝つよ
GM:番号指定して宣言どうぞ!
ユウキ:1.リザードン(ほのお・ひこう/ニ進化)
2.ライチュー(でんき/ニ進化)
3.キルリア(フェアリー・エスパー/一進化)
4.ナゾノクサ(くさ・どく/たね)
5.ドサイドン(いわ・じめん/ニ進化)
6.プテラ(いわ・ひこう/無進化)
クレハ:1.エンペルト
2.ブラッキー
3.マリルリ
4.ナゾノクサ
5.カクレオン
6.ユレイドル
GM:では…シークレットダイスセット!
ユウキ:セット、オーケー!
クレハ:こちらもセット!
GM:オープン!!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM:ブラッキー対キルリア!
クレハ:相性イーブンか
GM:お互いに1進化!しかし
ユウキ:いや
GM:いえ、フェアリーは悪半減!
ユウキ:フェアリーがあるからあくタイプに優位取れる!
ユウキ:こっちはばつぐん!
クレハ:あ、せやった
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
ユウキ:なしで!
クレハ:プラスパワーとディフェンダー使います
GM:OK!
GM:ではダイスロール!
ユウキ:2d6+2+2 (2D6+2+2) > 8[4,4]+2+2 > 12
クレハ:2d6+2+1 (2D6+2+1) > 8[3,5]+2+1 > 11
ユウキ:あっと、ディフェンダーでマイナス1くらってるか!
GM:うおおお
ユウキ:……相打ち!
クレハ:相打ち……!
GM:こちらも相打ちからのスタート!
GM:再びシークレットダイスセット!
ユウキ:よくやったエル……!
ユウキ:セットオーケー!
クレハ:こちらもOK!
GM:おーぷん!
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM:ユレイドルVSプテラ!
クレハ:岩で取れるからこっちが+2か
GM:無進化により進化ボーナスは無効!
GM:そうなる!
ユウキ:相性は厳しいか……!
クレハ:ディフェンダーも使う!
GM:アイテム使用は!
GM:容赦ねえ~!
ユウキ:使用は……シない!
GM:ダイスロールどうぞ!
ユウキ:2d6-1 (2D6-1) > 5[1,4]-1 > 4
クレハ:2d6+2 うおおお (2D6+2) > 6[1,5]+2 > 8
ユウキ:くうっ
GM:プテラせんとうふのう!
GM:ユレイドルの勝ち抜け!
GM:ユウキくんシークレットダイスセット!
ユウキ:オーケー!
GM:オープン!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
ユウキ:頼むライチュウ!
GM:ライチュウ対ユレイドル!
GM:アイテム使用は!
クレハ:きずぐすり!
GM:では連戦補正を無効化!
ユウキ:ここはこっちも突っ込む!プラスパワーとディフェンダー!
GM:お互いによござんすねよござんすね
ユウキ:オーケー!
クレハ:よいわよ!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+2 おおおお! (2D6+2) > 8[2,6]+2 > 10
ユウキ:あれ、+2?
クレハ:あっ
GM:9ですね
GM:ディフェンダー受けてるので
クレハ:そうだった
ユウキ:2d6+5 (2D6+5) > 6[1,5]+5 > 11
クレハ:9です
ユウキ:通った!
GM:通った…!
クレハ:十分よユレイドル
GM:ではユレイドルが落ちて、クレハちゃんダイスセット&オープン!
ユウキ:実際ここでライチュウを切らされたのはきつい……!
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
クレハ:カクレオンっ!
ユウキ:出目勝負に連戦補正……!
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
ユウキ:きずぐすり!
クレハ:プラスパワー、ディフェンダー!それぞれ残り4と3!
ユウキ:まだそんなにあるのか……!
GM:ダイスロール!
ユウキ:プラスパワー使います!
ユウキ:2d6+1 (2D6+1) > 10[4,6]+1 > 11
クレハ:2d6+1 おらああっ! (2D6+1) > 7[4,3]+1 > 8
GM:根性見せたああ
ユウキ:よくやった!
クレハ:グ~ッ
ユウキ:あ、ディフェンダー受けてるから-1!それでも勝ち!
GM:クレハちゃんダイスセット&オープン!
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
クレハ:エンペルト!
GM:ここでエース!
ユウキ:エンペルト……!相性は有利だが……!
GM:ライチュウは連戦補正が再びかかって-2!
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
クレハ:パワープラス!ディフェンダー!残り3と2!
ユウキ:アイテムなし!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+4+1 (2D6+4+1) > 3[2,1]+4+1 > 8
ユウキ:でんきで抜群取って+2の連戦で-2!
ユウキ:さらにディフェンダーで-1
ユウキ:2d6+4+2-2-1 (2D6+4+2-2-1) > 6[2,4]+4+2-2-1 > 9
GM:まじかよ
ユウキ:よくやった……!
クレハ:ギャーッ
GM:ではライチュウ勝ち抜け…!
GM:シークレットダイスセット、オープン!
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM:マリルリVSライチュウ!
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
ユウキ:二回分の連戦補正受けて-4……!
ユウキ:アイテムなしです!
クレハ:パワー使う!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+4+1 (2D6+4+1) > 7[5,2]+4+1 > 12
ユウキ:2d6+4-4+2 (2D6+4-4+2) > 7[2,5]+4-4+2 > 9
ユウキ:よく頑張ってくれた、ライ……!
GM:ここでライチュウが沈む!
GM:ユウキくんダイスセット、オープン!
ユウキ:ちょっと考えます……!
GM:どうぞ!
ユウキ:……こいつで行く!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM:ナゾノクサ!!
ユウキ:ナゾノクサ!
GM:アイテム使用どうぞ!
ユウキ:アイテムなし!
クレハ:きずぐすり!
ユウキ:きつい~!
GM:ではナゾノクサのくさ・どくで+2+2!
GM:ダイスロールどうぞ!
ユウキ:相性は良い……!頼む!
クレハ:2d6+4 (2D6+4) > 12[6,6]+4 > 16
ユウキ:2d6+2+2 (2D6+2+2) > 4[2,2]+2+2 > 8
GM:クリティカルーっ!!
ユウキ:やりやがる……!
クレハ:よっしゃい!
GM:ナゾノクサ戦闘不能!
GM:ダイスセット、オープン!
ユウキ:げんきのかけら使用宣言!
ユウキ:蘇生は……ライチュウ!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
GM:きたぁー
ユウキ:そしてそのまま、ライチュウ!頼む!
GM:ライチュウ対マリルリ!
GM:ダイスロールどうぞ!
GM:じゃない
GM:アイテム宣言!
ユウキ:こっちはなし!
クレハ:きずぐすり、プラスパワー、ディフェンダー!
クレハ:残りそれぞれ2-1-1!
GM:うおおお
ユウキ:勝負だ……!
ユウキ:2d6+4+2-1 (2D6+4+2-1) > 6[2,4]+4+2-1 > 11
クレハ:2d6+4+1 (2D6+4+1) > 10[4,6]+4+1 > 15
ユウキ:くっ……!
クレハ:っしゃあ!
GM:うおおおお
GM:ライチュウせんとうふのう!
GM:ユウキくんダイスセット&オープン!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
ユウキ:どちらにしても相性は悪いが……頼む!リザ!
GM:切り札を…抜いた!
GM:アイテムどうぞ!
ユウキ:なし!
クレハ:きずぐすり!残り1!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+4+2 うおおおおっ! (2D6+4+2) > 8[6,2]+4+2 > 14
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 5[2,3]+4 > 9
ユウキ:くうっ……!
GM:リザードンせんとうふのう!
GM:最後のダイス宣言を…どうぞ!
system:[ ユウキ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
ユウキ:任せた、サイ
GM:ドサイドンVSマリルリ!
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
ユウキ:なし!
クレハ:最後のきずぐすり!
GM:油断なく行く!
GM:ダイスロール!
ユウキ:2d6+4 (2D6+4) > 2[1,1]+4 > 6
クレハ:2d6+4+4 (2D6+4+4) > 7[1,6]+4+4 > 15
ユウキ:ここで、か……!
GM:ここでファンブル…!
ユウキ:よくやってくれた、皆
クレハ:勝っ……た!
ユウキ:君の勝ちだ、クレハちゃん……!
GM:ドサイドンせんとうふのう
GM:決着!!
GM:クレハちゃんはけいけんちを1獲得!
クレハ:ナゾノクサをクサイハナに進化!
GM:では演出へ
GM:===
GM:静まり返ったコロシアムの中央。
GM:ライトに照らされて、きみたちは向かい合う。無数の挑戦者たちの中から、選ばれた勝者として。これから雌雄を決する、避けては通れない対戦相手として。
クレハ:「……」赤いマフラーを巻いた少女が、鋭い目つきをして立っている。
クレハ:おもむろに前の試合のスコアボードを見やり、息を吐いた。
ユウキ:「……勝ったね、イチジクさん」
ユウキ:「初めて会ったときは、ここまで上がってくるなんて想像もしてなかったよ」
ユウキ:「君も、あの子も」
クレハ:「……ええ。やっぱり、あの子は凄いわ」
クレハ:「それを言うなら、貴方こそ」
クレハ:「チャンピオンを目指すことに、迷いがあるみたいに見えたけれど」
クレハ:「……今は、違うのかしら?」
クレハ:胸の内を探るように、どこか挑発的な視線を向ける。
ユウキ:「……そうだね」
ユウキ:研究所で見せた余裕のない元気さとは違う。自然な様子でふっ、と笑う
ユウキ:「そのことは、お礼言わなきゃと思ってたんだ」
ユウキ:「まさかこんな試合の前になるとは思わなかったけど」
クレハ:「あら」意外そうに、ぱちりとまばたきをする。
ユウキ:「俺はあの子……ヘデラちゃん、だっけ。彼女にポケモンたちを返してもらうのが目的で」
ユウキ:「最初はそれだけで、帰るつもりだったから……」
ユウキ:「そもそも、リーグにまた挑戦するつもりがなかった」
ユウキ:「博士に無理言ってまでリーグに挑戦して、ここまで来れたのは」
ユウキ:「君があの時、聞いてくれたおかげだ」
クレハ:「……"また"、と言うと」
ユウキ:「俺は、さ。二度目なんだよ」
ユウキ:「前にも一度、挑もうとしたんだ。……ポケモンリーグに」
ユウキ:「今よりももっと子供だったから、自分なら勝てる、上手くやれる、って根拠のない自信持ってて」
ユウキ:「負けっぱなしで、逃げ帰ってきた。 それから、勝負するのが怖くなってね」
クレハ:「…………」
クレハ:(……イチジクがいなければ、私もそうなっていたかしら)
クレハ:ふと、そんな意味のない仮定が過る。……すぐに振り払う。
クレハ:そんな弱気は、この戦いの場には無用だ。
ユウキ:「バトルが怖いくせに、ポケモンを育てるのはやめられなくて。そのために博士の元で勉強したりして」
ユウキ:「中途半端で、自分でもダサいってずっと思ってたんだ……でも」
ユウキ:「あの時君に、チャンピオンを目指さないのかって聞かれて」
ユウキ:「あの二人が右も左もわからないのに……楽しそうにバトルしてるのを見て」
ユウキ:スコアボードをふっと見上げる。
ユウキ:「オレも、思い出したよ」
ユウキ:「オレは」
ユウキ:「──勝ちたい」
ユウキ:「負けたくない、んじゃなくて」
ユウキ:「本気でバトルして、勝ちたいんだ……!」
クレハ:「……そう。それは」その強い決意を帯びた眼差しを見て、笑みを浮かべる。
クレハ:「とんだ強敵を増やしてしまったみたいね、私」
ユウキ:「そんなこと言って」
ユウキ:「負ける気はさらさらない、って顔してるぜ」
ユウキ:「……君もきっと」
ユウキ:「ここまで、順調に勝ち進んできたわけじゃないだろ?」
ユウキ:「いっぱい負けて進んできた。そんな感じだ」
クレハ:「……」ふっ、と笑う。
クレハ:「ええ、そうよ」
クレハ:「この旅に出てから、何度も思い知った」
クレハ:「皆が当たり前に通り過ぎていく場所で、何度も躓いてきたわ」
クレハ:「……だけど、それでも。一つだけ自慢できる事がある」
クレハ:「私は……私達は、一度も足を止めなかった」
クレハ:「一瞬だって、自分の夢を諦めることはなかった。だから──」
ユウキ:「──ああ。だから」
ユウキ:カチリ、と。腰のボールを手に取り、構える。
クレハ:「──途中で足踏みしてたアンタには、負けない。覚悟しなさい」
クレハ:勝ち気な笑みを浮かべて、握り締めたボールを突き出す。
ユウキ:「転んでも、這いつくばっても、泥だらけになったって」
ユウキ:「……停滞してるようでも、違う道を歩むように見えても」
ユウキ:「オレ達だって、進んできたさ……!」
ユウキ:「勝負だ。オレと君のどっちが……敗北からより多く進んできたか!」
クレハ:「……ええ、そこまで言うなら見せて頂戴」
クレハ:「アンタの、本気の全部、受け止めて……打ち破って!」
クレハ:「私は、頂上に進むのよ!」
GM:思いを乗せた2つのボールが、コートに投げ込まれる。
GM:戦いの火蓋は、切って落とされた。
GM:===
GM:戦いは佳境に差し掛かる。
GM:ずずんっ!
GM:雷撃を受けたクレハのエース、エンペルトがコートに崩れ落ちる。
クレハ:「っ……! エンペルトっ!」
ユウキ:「よくやった、ライ……!」
クレハ:動揺を押さえつけながら、相棒をボールへと戻す。
ライ:わずかに振り向いて不敵に笑ってみせる。
クレハ:「……悪かったわね、苦しい所任せちゃって」
クレハ:相性の不利を承知の上で、この子を繰り出したのだ。
クレハ:決して負けるだろうと思っていた訳ではないけれど、この結果は自分の判断の責任だ。そして、この子が与えた消耗を次に繋げるための判断も。
クレハ:「……頼むわ」ボール越しに、つぶらな瞳と眼が合う。
クレハ:「行きなさいっ、マリルリ!」足を高く掲げるフォームから、もう一体のエースを繰り出す。
マリルリ:「ルルリィーッ!」うさぎのような耳をピンと立て、勢いよく飛び出す。
ユウキ:「! マリルリ……!?」
ユウキ:エンペルトと同じみずタイプのポケモン。相性ではこちらが有利。
ユウキ:「(相性の良いポケモンが居ないのか……それとも)」
ユウキ:「(……不利を承知の上で託すだけの、信頼があるのか)」
ユウキ:図鑑と自身の目でライの状態を確認する。
マリルリ:「リィ~ッ!」水風船のような尾をぴょんぴょんと上下に跳ねさせ、やる気を表現している。
ライ:隠しきれない消耗がある。相性や自力で有利とはいえ、ここまで二体を相手にしたのだ。
ユウキ:「(何より、彼女のポケモン……)」
ユウキ:「どいつもこいつも、打たれ強くてまいるよ」
クレハ:(相手のライチュウの息は切れてきてる……今のアンタの最高速度には、きっと追いつけない)
ユウキ:「持ち主に似たのかね……!」
クレハ:「そいつは……お互い様でしょっ!『アクアジェット』!」
ユウキ:「くっ……! 『たえろ』、ライ!」
マリルリ:「マリィィ~ッ!!」足元から水流が噴き出す。一息に加速を付けて、ライチュウの間近へと迫る。
クレハ:「打ち破ってやんなさいっ!『ばかぢから』!」
ユウキ:「っ、この……!」
マリルリ:加速の勢いのまま、尾を地面に叩きつけて翻る。
ライ:ガードでも勢いを殺しきれず、ふっ飛ばされる
マリルリ:「リィィッ!」細い腕からは信じられないほどのパワーがライチュウに叩きつけられる。
ユウキ:「(このスピードとパワー……!万全ならともかく、今のライじゃ隙も作れない!)」
ユウキ:だったら。
ユウキ:「(クレハさんの手持ちもあと僅か……!こいつを落とせば、行ける。なら!)」
ユウキ:「……ライ!」
ユウキ:大きくなってかっこつけてても、『おくびょう』なお前に。こんな指示はきついかもしれないけど。
ユウキ:「(もう一度やるって決めてから、ずっと一緒にやってきたんだ)」
ユウキ:「頼むよ、ライ……!『勝てっ』!」
ライ:「!」
ライ:ただの激励としか取れないその指示から、ライチュウはトレーナーの狙いどおりに動く。
ライ:ガードを外して、マリルリの『ばかぢから』をまともに受ける。これで間違いなく、せんとうふのう
ライ:倒れ込む、前に。ゼロ距離からの、
クレハ:「っ──!?」その指示と、その声を聞いたライチュウの表情に。直感的な不穏を感じ取って。
ユウキ:「『10まん……ボルトォォォッ』!」
ユウキ:『勝て』。その指示は
ユウキ:自らが倒れてでも、相手を倒せ。捨て身の特攻指示。
マリルリ:「まぁっ……!!」
マリルリ:会心の一撃を打ち込んだと同時、身を痙攣させる電撃が全身を襲う。
ユウキ:「取った……!」
マリルリ:「りっ……!」その視線が不意に動く、目の前のライチュウではなく
マリルリ:自身のトレーナーである、クレハの方へと向いた。
クレハ:──足を高く掲げた投球フォーム。子供の頃から何度も練習してきたこの投擲動作は、ただ格好をつけるためのものではない。
クレハ:ポケモンリーグ公式戦で使用を許される、俗に「きずぐすり」と呼ばれる丸薬。それを、正確に、最適のタイミングで自身のポケモンへと届けるための。
マリルリ:自身の方へと投げられたそれを、口で受け止める。即効性の治癒薬効が、致命傷となるはずの電撃に耐えきるだけの活力を与えた。
ユウキ:「なっ……!」
ユウキ:きずぐすりをはじめとした道具の使用は、たしかに認められている。
ユウキ:しかしだからといって、使えば勝てるなんて甘いものじゃない。
ユウキ:能力の増強は一時的なもので、タイミングを誤ればかえってペースを乱すし
ユウキ:攻撃を受けた直後の完璧なタイミングで、何の合図もなくきずぐすりで回復するなんて──
クレハ:「っ、はあっ……ナイスキャッチよ、マリルリ」
ユウキ:到底できることじゃない。──傷もなく勝てるトレーナーには、特に。
ライ:ズリズリ、と。地面を這う。 まだやれる、というように。
ユウキ:「……よくやった、ライ。ありがとう、戻れ」
ユウキ:ボールに戻し、手持ちを確認する
ユウキ:相手は回復によって耐久も万全なマリルリ、こちらの残りの手持ちは──
ユウキ:「任せたよ」
ユウキ:「リザ!」
ユウキ:横手投げで放り投げ、最も呼び慣れた相棒の名を呼ぶ。
リザ:ドシン、と音を立てて着地し、バサリ、と翼を広げる。
リザ:やれやれまたかとでも言いたげに垂れた目は、しかしどこか笑っているようでもある。
ユウキ:「『もう手持ちに相性が良いポケモンがいないか』」
ユウキ:「『それとも消耗させるのが狙いか』」
ユウキ:「どっちも違うよ。……きっと、さっきの君と同じさ」
ユウキ:「一番信頼できるヤツに、勝負を託す」
リザ:言葉に応えるように、ぐるりと腕を回す。
クレハ:「……言われなくたって、油断なんてしない」
クレハ:昨日のことの様に覚えている。自分がまるで歯が立たなかった、初めてのジムチャレンジで
クレハ:カビゴンの攻撃をひらりとかわし続け、勝利を得たあの技量。その背中を、どれほど遠くに感じたかを。
クレハ:深く息を吸う。
クレハ:「……勝つわよ、マリルリっ!」
マリルリ:「リィッ!」小さな拳を胸の前で突き合わせて、その気迫に応じた。
GM:---
GM:セミファイナル第2試合
GM:――勝者、クレハ。
GM:---
クレハ:「……っ」息を呑む。ドサイドンの巨体が沈み込んで数秒、しかし緊張を切らすことはなく。
クレハ:審判の吹いたホイッスルが、どこかずっと遠くに聞こえて。
クレハ:「っ、あ……」
クレハ:「勝っ……た!!」
ユウキ:「ありがとう、サイ。……もどってくれ」
クレハ:「やった!……勝ったわよ!マリルリ!みんなっ!!」
ユウキ:「おつかれさま。……よくやってくれたね、みんな」
ユウキ:静かに仲間たちに礼を伝えながら、左手を固く握りしめる。
クレハ:マリルリの風船のような身体に飛びつきながら、ホルダーの中で休んでいる仲間たちにも呼びかけるようにはしゃぐ。
ユウキ:「クレハさん、おつかれさま。それと、おめでとう」
ユウキ:「……強いね、君は」
クレハ:「……っとと」声をかけられて、取り繕うように。頭から落ちた帽子を拾い上げ、被り直す。
クレハ:「……そっちこそ」
クレハ:「とっても強かった。……試合の途中、もう何回も、このまま負けるんじゃないかって思ったくらい」
ユウキ:「何度もこのまま押し切る!って思ったよ」
ユウキ:「でも、耐えられた。……負けるかもって思っても、負けて良いとか仕方ないとか、一瞬も思わなかったんだろ?」
クレハ:「ええ、もちろん」歯を見せて笑う。
クレハ:「それを曲げたら、私が私じゃなくなっちゃう」
ユウキ:「……ほんとに足踏みも、道を変えもしないんだな」
クレハ:「……ずっと、背中を見ていたの」
クレハ:「最初は、ジムリーダーとして戦うパパの姿を」
クレハ:「トレーナーの勉強を始めてからは、試合の中継に映る色んなプロの選手達を」
クレハ:「……旅に出てからは、いつも私の先を行くアンタ達のことを」
クレハ:「だから……慣れてるのよ。必死になって追いかけるのは」
クレハ:「……ね、次は。アンタが私を追いかける番」
ユウキ:「そっか。……追い越された、のか」
ユウキ:「オレも、ずっと追いかける側だと思ってたんだけど」
ユウキ:「……悔しいな、これは」
ユウキ:「でも、君には」
ユウキ:「まだもう一つ、残ってるだろ?」
ユウキ:「超えなきゃいけない背中が」
クレハ:「言われるまでもないわね」すまして言う。
クレハ:「そのためにここまで来たのよ」
クレハ:「……決勝。ちゃんと勝ってみせるから」
クレハ:「応援しろ……とは言わないけど。見てなさいよね」
ユウキ:「ちゃんと見てるよ。今度はこっちが背中を、ね」
ユウキ:「イチジクちゃんは強いよ」
ユウキ:「データとか、計算とか。そういうのを全部ぶっ壊しちゃう」
ユウキ:「めったに居ないタイプだ。スターっていうのかな、ああいうの」
クレハ:「……知ってるし」
クレハ:「あの子の良いとこなら、アンタの10倍は知ってる」
ユウキ:「そりゃそうだ」
ユウキ:「一番上で待ってろよ、クレハさん」
ユウキ:「次は、俺が勝つ」
クレハ:「ええ。楽しみにしてるわ」獰猛な笑みを浮かべる。
ユウキ:「安心しなよ。今度は立ち止まらない。すぐに行くさ」
ユウキ:「それと──」
GM:---
GM:では本日はここまででセーーーブ!!
ユウキ:お疲れさまでした!
GM:最高のセミファイナルをありがとう!!
クレハ:お疲れ様~~
イチジク:うおおおおーーーっ!!お疲れ様でした!!
ユウキ:こちらこそありがとうございます!
ヘデラ:お疲れ様でした!
決勝戦
第N回ポケモンリーグ 決勝戦
イチジク(キザシタウン) vs クレハ(キザシタウン)
GM:と、いうわけで
GM:今宵全てに決着がつく!!
イチジク:ウオオオオーーーッ!!!
クレハ:やってやるわよ
ユウキ:見届けるよ
GM:ポケモンリーグ最終決戦!!
GM:イチジクVSクレハ!!
GM:まずはお二人
GM:現在の手持ちアイテムの確認からだ!
イチジク:きずぐすり1個、モンスターボール2個マスターボール1個!のはず!
クレハ:モンスターボール2、プラスパワー1、ディフェンダー1、げんきのかけら1
クレハ:そうだマスターボールもあった
GM:OK
GM:ではそちらをきっちりメモして
GM:続いてイチジクちゃんのみ
GM:ロトムのフォルム変化が可能です
イチジク:カットロトムにします!
GM:草を…生やす!
GM:ではラスト!
GM:決勝戦で使用するそれぞれのてもちポケモンに
GM:1~6までの番号を振って、宣言!
クレハ:1.エンペルト
2.ブラッキー
3.マリルリ
4.クサイハナ
5.カクレオン
6.ユレイドル
イチジク:1:キマワリ(1進化/くさ)2:ニンフィア(1進化/フェアリー)3:ラフレシア(2進化/くさ・どく)4:カットロトム(無進化/でんき・くさ)5:デンチュラ(1進化/でんき・むし)6:ガチゴラス(1進化/いわ・ドラゴン)
GM:OK
GM:では
GM:初手宣言!シークレットダイスを……セット!
イチジク:セット……OK!!
クレハ:OK!
GM:よござんすねよござんすね
GM:……それでは参りましょう
GM:試合開始!!
GM:オープン!!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
イチジク:ニンフィア、GO!!
クレハ:行きなさいマリルリ!
GM:ニンフィアVSマリルリ!
GM:それぞれタイプによる補正はなし
GM:アイテムの使用は!
イチジク:なし!
クレハ:ないです!
GM:では…ダイスロール!
クレハ:2d6+4 (2D6+4) > 12[6,6]+4 > 16
イチジク:2d6+2 1進化 (2D6+2) > 9[4,5]+2 > 11
クレハ:絶好調のようね
イチジク:ぐぬ~~!
GM:おおっとぉ!
GM:開幕クリティカル!
GM:自動勝利でニンフィアがせんとうふのう!
GM:つづいてのポケモンをセットどうぞ!
イチジク:セット!
GM:オープン!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
イチジク:キマワリ!GO!!
GM:キマワリ!
GM:タイプ補正がキマワリに+2、連戦補正がマリルリ-2
GM:アイテム使用宣言!ありますか!
イチジク:なし!
クレハ:ありません!
GM:ではダイスロール、どうぞ!
イチジク:2d6+2+2 1進化タイプ補正 (2D6+2+2) > 7[5,2]+2+2 > 11
クレハ:2d6+4-2 2進化、1連戦 (2D6+4-2) > 8[5,3]+4-2 > 10
GM:くぉおお
GM:僅差!!
GM:マリルリせんとうふのう!
イチジク:キマーッ!
クレハ:流石は相棒ね
GM:一進一退!次手セット、オープン!
クレハ:セットオーケー
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
クレハ:クサイハナ!
GM:クサイハナ!
GM:タイプ補正でクサイハナが+2、連戦補正でキマワリが-2
GM:アイテム宣言どうぞ!
イチジク:なし!
クレハ:なしで!
GM:ダイスロール!
イチジク:2d6+2-2 1進化連戦 (2D6+2-2) > 7[4,3]+2-2 > 7
クレハ:2d6+2+2 1進化、1有利 (2D6+2+2) > 8[2,6]+2+2 > 12
GM:ヒエーッ
GM:キマワリダウン!イチジクちゃんダイスセット&オープン!
イチジク:セット……!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
イチジク:デンチュラ!
GM:ここでデンチュラ!
GM:相性補正は双方なし、アイテム使用宣言は!
クレハ:ないです
イチジク:あれっむしだからくさに抜群化と思ったけどちがいますか!
イチジク:アイテムはなしです!
クレハ:毒が入ると抜群じゃなかったはず?
イチジク:あっなるほど……
GM:どくがいまひとつなので
GM:等倍になっちゃうのだ
イチジク:相性なんて知らなくても勝ちます!!
GM:つええ女
クレハ:言い切るわね……!
GM:ではクサイハナに連戦補正で-2!
GM:ダイスロール!
イチジク:2d6+2 1進化 (2D6+2) > 6[4,2]+2 > 8
クレハ:2d6+2-2 1進化、1連戦 (2D6+2-2) > 9[4,5]+2-2 > 9
イチジク:うう……!!
クレハ:うおおお
GM:通ったぁ!
GM:イチジクちゃんセット&オープン!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
イチジク:ラフレシア!
イチジク:御三家対決!
GM:正面対決…!
クレハ:進化前後対決とはね……
GM:タイプ補正はなしで、クサイハナが連戦-4
GM:アイテム宣言どうぞ!
イチジク:なし!
クレハ:こちらはなし!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+2-4 1進化、2連戦 (2D6+2-4) > 11[6,5]+2-4 > 9
イチジク:2d6+4 2進化 (2D6+4) > 5[2,3]+4 > 9
イチジク:うわーっ!相打ち!!
GM:こいつマジか
クレハ:く、クサイハナ……!!!
GM:めちゃくちゃがんばるやんけ
GM:相打ち!お互いノックダウン!
GM:ダイスセット!
イチジク:セット!
クレハ:セット!
GM:よろしいですね……オープン!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
イチジク:ガチゴラス!
GM:ガチゴラスVSカクレオン!
クレハ:カクレオン!
GM:無進化ノーマル!平目での対決になります
GM:アイテム使用は!
イチジク:なし!
クレハ:ありません!
GM:ダイスロール!
イチジク:2d6 (2D6) > 8[6,2] > 8
クレハ:2d6 補正なし (2D6) > 6[3,3] > 6
クレハ:ぐーっ
イチジク:や、やった!!
GM:ウヒョーっ
GM:カクレオンせんとうふのう!
GM:クレハちゃんダイスセット&オープン!
system:[ クレハ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
クレハ:エンペルト!
イチジク:エンペルト……!!
GM:タイプ相性ははがね→いわの+2!
GM:アイテム使用宣言は!
イチジク:なし!
クレハ:こちらはなし!
GM:ダイスロール!
クレハ:2d6+4+2 1進化、1有利 (2D6+4+2) > 7[5,2]+4+2 > 13
イチジク:2d6+2-2 1進化連戦 (2D6+2-2) > 3[1,2]+2-2 > 3
イチジク:ぎにゃ~~~~
GM:イチジクーーッ!
クレハ:っし!
GM:ガチゴラス、せんとうふのう!
GM:さいごのポケモンを…
GM:宣言、どうぞ!
system:[ イチジク ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
イチジク:ロトム!!おねがい!!
イチジク:友情パワー!!
GM:うおおおおおお
GM:タイプ相性はでんき→みずで+2!
GM:進化による補正を無効化!
GM:アイテム使用宣言どうぞ!
クレハ:受けて立つわよっ!
イチジク:アイテムなし!
クレハ:こちらはなし!
GM:では……ダイスロール!!
イチジク:2d6+2 (2D6+2) > 2[1,1]+2 > 4
クレハ:2d6-2 進化補正なし、1連戦 (2D6-2) > 6[5,1]-2 > 4
イチジク:えっ
クレハ:ええっ
GM:wwww
イチジク:そ、そんな……
GM:自動……失敗!!
GM:ロトム、せんとうふのう!!
GM:……勝者は
GM:クレハ!!
クレハ:うおおおお!!!
イチジク:うおおおおおっおめでとう!
クレハ:やったあああああ!
イチジク:クレハちゃんがチャンピオンだ!
GM:けいけんち1を獲得します
イチジク:……みとめたく ねーけど
GM:進化させるポケモンと
GM:進化先を宣言してください
クレハ:クサイハナを……キレイハナに進化!
GM:OK!!
GM:ということで
GM:演出に入っていきましょう
GM:---
GM:ポケモンリーグ・最終試合会場
GM:---
GM:黄昏の時間は終わり、空には金色の月と星が出ている。
GM:眩しいライトに照らされて、コートに立つ2人のトレーナー。
GM:この地方全てのトレーナーの頂点に立つものが
GM:本当に夢を叶えるものがどちらか、今、決しようとしている。
クレハ:「……約束、守ったわよ」
クレハ:赤いマフラーを靡かせて、君の目を見る。静かに、呟くように言う。
イチジク:「…………はい」
イチジク:ぎゅ、とベレー帽をかぶりなおす。まばゆいライトを背に浴びて、きみの目の前、笑う。
イチジク:「ポケモンリーグで会おう、……って、約束しましたから」
クレハ:「……ええ」反面、こちらの表情は固く、結んだまま。
クレハ:緊張している訳じゃない。ただ、それが自分の戦い方というだけ。目の前の彼女が笑っているのも、きっと同じこと。
クレハ:「だけどね。私の約束は、それだけじゃない」
クレハ:「この子達に、アンタをチャンピオンにしてやるって言った」
クレハ:「パパと、ユウキと……これまで倒してきたトレーナー達に」
クレハ:「恥じない背中を見せるって誓った」
クレハ:「……それに、何より。ずっと同じ夢を見てきた私自身を」
クレハ:「裏切るわけには、いかないから」
クレハ:「勝負よ、イチジク」
クレハ:君の前、人差し指を突きつける。
クレハ:「分かってるわね。チャンピオンっていうのは──」
イチジク:「……この地方で、たった一人しかなれない」
イチジク:「お揃いでチャンピオンにはなれませんけど……」
イチジク:「クレハちゃんに勝って、超すごいチャンピオンになるって、誓ったんです」
イチジク:「誰よりかっこよくて、誰より強くて、誰より大好きな、クレハちゃんに」
イチジク:「……この子も、成長した姿、見せるって言いましたからね」
キマワリ:「キマキマッ」まだボールに入っていないキマワリがクネクネと楽しそうに踊っている。
クレハ:そちらに視線をやる。……何も言わず、にっと口角を吊り上げて応じる。
イチジク:「ヒマナッツは、つつくと葉っぱがうごく、すっごくかっこいいポケモンでしたけど……」
イチジク:「……すごくひよわで、一番弱いポケモンなんて言われてるらしいんです」
イチジク:「でも……こんなに、立派になったんです」
キマワリ:「きまっきまっきまっ」楽しそうに葉っぱの足をパタパタさせて踊っている。タップダンスのつもりらしいが、音はならない。
クレハ:「……そうね。本当の事を言うと、私も」
クレハ:「アンタの初めて繰り出したポケモンが、ヒマナッツだったのを見た時」
クレハ:「アンタを哀れんだわ。弱いポケモンを貰っちゃったんだなって」
イチジク:「ふふ……でも、どれだけ弱くとも、何度でも立ち向かって……」
イチジク:「今、キマワリとなって、私とキマワリは……クレハちゃんとここで、会えました」
クレハ:「……ええ。この旅が教えてくれた」
クレハ:「誰かに教えられた定説なんか、簡単に覆るってこと」
クレハ:「そして、ずっと一緒に戦い続けた相棒は」
クレハ:「何よりも強い絆で結ばれていて、強いってこと」
イチジク:「……ええ。そうですね」楽しそうに踊るキマワリを撫でると、ボールに戻す。
イチジク:「クレハちゃんの賢そうなポッチャマも……きっと、すっごく強くなったんだと思います」
イチジク:「私たちも、私たちのポケモンも、みんないっちばん強いから」
イチジク:「どっちのいちばんがホントのいちばんか……勝負ですよ!クレハちゃん!!」
クレハ:「……言うようになったじゃない」ホルダーからボールを取り出し、獰猛な笑みを浮かべる。
クレハ:「ええ……幼馴染って言っても、直接バトルするのは初めてだものね」
クレハ:「アンタの知らない、私の……私達の強さの、全部」
クレハ:「今、ここで見せてあげる!!」
GM:ブザーが鳴る。
GM:ヤサカ地方ポケモンリーグ最終試合
GM:その火蓋が、切って落とされた。
イチジク:「……勝負、ですっ!」
クレハ:目線を切り、赤いベレー帽を被り直して。
クレハ:脚を高く掲げるフォームから、モンスターボールが投げられる。
イチジク:ボールを投げる。投げるフォームは洗練されていないが、もともと身体を動かすのは得意だ。きちんと狙ったところにボールが落ちる。
クレハ:「任せるわ……マリルリッ!」
イチジク:「ニンフィア……GO!!」
マリルリ:赤い光が弾けて、水玉模様を腹に浮かべたウサギのような影が飛び出す。
ニンフィア:「ふぃあ~ん」優雅な声が響く。
マリルリ:「まりぃ~っ!」つぶらな瞳をきゅっと鋭くして、強気な顔つきで眼前の相手を見据える。
ニンフィア:ピンクを基調にパステルブルーや水色が差し色としてあしらわれたその四本足の獣は、「可愛い」を煮詰めた存在であるイーブイをさらに「可愛い」の方向に進化させたが如く可愛らしい。
ニンフィア:「ふぃあふぃあ~ん」強気なマリルリの目線を受けても涼しい顔をしているが、しっかりと相手を見つめている。
マリルリ:「まりっまりっ」風船のような身体を左右に揺らしながら、しゅっしゅっとシャドーボクシングのような動きを見せて威圧している。
イチジク:「……マリルリ……!」図鑑に目を落とす。
イチジク:「……あのときのルリリですね……!」
クレハ:「ええ、そうよ。……私が、初めて負けた相手」
イチジク:ルリリ相手にてこずり、その後鳥ポケモンに襲われ二人で必死に逃げ出したことを思い出す。
クレハ:「この子を乗り越えないと、私は先に進めないと思ったから」
イチジク:「……ふふ、そうやってしっかり向き合うの……クレハちゃん、って感じがします!」
クレハ:別に、野生のルリリだった頃のこの子が特別に強い力を持っていた訳ではない。あの時はただ、自分が未熟すぎただけだ。
クレハ:それでも、そうやって意地を通すのが自分の強さだと信じているから。
クレハ:「ええ、そうよ。これが私のやり方、進んできた道──」
クレハ:「──受けてみなさい!マリルリ、『とびはねる』ッ!」
マリルリ:「るっ、りぃ~~~!」声と共に深く、両足を屈めたかと思えば。
マリルリ:土煙を巻き上げて、その丸々とした体躯が夜空に浮かび上がる。
イチジク:「……ニンフィア!!」
ニンフィア:クレハちゃんと別れた後に仲間となったポケモンではあるが、ニンフィアはその実イチジクのエースである。
ニンフィア:怯えて震えて戦えないヒマナッツに代わり、ほとんどの敵を倒してきた。
イチジク:「ニンフィア!!こう……すごいやつやって防いで!」
ニンフィア:トレーナーからの無茶振りに応えるのも慣れたものである。
マリルリ:決してポケモンの中では重量級とは言えないその体格だが、これほどの高度から落下すればその威力はアクアジェットにも劣らない。
ニンフィア:「ふぃあ~っ」輝く壁がニンフィアの前に現れる。ホログラムなどではなく、威力を殺す壁となりニンフィアを守ろうとする。
イチジク:「そう!『リフレクター』です!!」
マリルリ:尻尾と耳を丸め込んで球体のようになった身体が、ニンフィア目掛けて高速で落下する。
マリルリ:「りっ!?」ぽよん、と
マリルリ:ニンフィアの前に出現した光の壁が、その身体を弾き──
クレハ:「──マリルリ!もう一度よ!」
イチジク:「なんの!ニンフィア!『最強無敵ビーム』!!」
マリルリ:衝突の瞬間、咄嗟に伸びだした両足が光の壁を蹴り上げている。
ニンフィア:「ふぃ……ふぃあああああーーーっ!!」その指示に動じることもなく、口からまばゆい光を放つ光線を放つ。
ニンフィア:通常のポケモンであればひたすらに威力の高いそのビームは、ニンフィアの可愛さから放たれるととてもかわいい……『はかいこうせん』だ!
マリルリ:『とびはねる』の着地にもう一度『とびはねる』を重ね撃つ指示。
マリルリ:弾力によって跳ね上がるマリルリの身体は、一度目の倍近い高度へと到達している。
マリルリ:高速で上下移動をするその影を、ニンフィアの放つ光条は捉えきることができない。
ニンフィア:「ふぃああ……!?」『はかいこうせん』は大技だ。いつも当たったら相手は倒れるので、当たらなかった場合を想定していなかったが……外すと隙だらけだ!
クレハ:(今の技は、『はかいこうせん』……! だったら、この直後には)
クレハ:(全身の熱を冷却するための、隙が生まれる──!)
クレハ:「今っ! 急降下よ、マリルリ!」
マリルリ:自身に向けられて放たれていた光線がやむと同時、
マリルリ:空中で丸まっていた手足を伸ばすと、高速で水流を噴射し地上へと加速する。
マリルリ:『アクアジェット』──通常の速度に加えて、『とびはねる』によって得た高度を威力に加えたその一撃が、無防備なニンフィアへと叩きつけられる!
ニンフィア:「ふぃ……ふぃああ~~~!」熱を逃がす為動けなくなっていたニンフィアに、『アクアジェット』が直撃する!
ニンフィア:「ふぃあん~~」ぐるぐると目を回すと、かわいくコテンと倒れた。
マリルリ:がちん!と火花のぶつかるような衝突。マリルリ自身もくらくらと数歩、千鳥足になってよろめくが。
イチジク:「……最強無敵ビームに勝つなんて……!やはりあなどれませんね、クレハちゃん……!」ニンフィアをボールに戻しながら呟くその口元には、――自分でも気づかぬうちに笑みが浮かんでいた。
マリルリ:「……まりっ!」ぐっと両足に力を入れて、踏みとどまる。
マリルリ:「……まりっ!?」クレハの方へと振り返り、「どうだった!?」とばかりの表情を見せつける。
クレハ:「ええ……とっても素敵、最高よ。よく頑張ってくれたわ、マリルリ」
クレハ:口をつく賞讃はいつもより饒舌で、頬には興奮で朱が差している。
クレハ:(……ああ、私)
クレハ:(今、とっても楽しいんだ)
クレハ:「まだまだ。こんなものじゃないでしょう、アンタは」歯を見せて笑う。
イチジク:「ふふっ、はい……次のポケモンも、とっても強いですから!」
イチジク:ニヤリと笑うと、ふたつめのモンスターボールを手に取り、思い切り投げる。
イチジク:「……キマワリ!GOッ!!」
キマワリ:「きっまーー!」元気いっぱい、ボールから向日葵のようなポケモンが飛び出すと、葉っぱの手をばんざいする。
クレハ:試合前に交わした言葉を思い出し、僅かに目を見開く。
クレハ:「そう……ここで出してくるのね!」
イチジク:「……あのときは、頭の葉っぱを動かすことしかできませんでしたけど」
イチジク:ルリリにやられ、鳥に襲われ、落ち込んでいたクレハちゃんにヒマナッツの葉っぱを動かして見せたことを思い返す。
イチジク:「今は足にも葉っぱがありますし、お花も咲いてますから!3倍強いですよ!」
クレハ:「……ええ。そいつは強いわ、マリルリ」
クレハ:「うちのエンペルトと同じ、と言えば分かるかしら」
マリルリ:「まりっ……!!」その声に反応して、きゅっとつぶらな瞳を鋭くする。
キマワリ:「きまきまっ」足をぺしぺしさせソワソワとその場で足踏みしている。足ができたので嬉しいらしい。
マリルリ:ポケモンなりに、うっすらと感じている。エンペルトとクレハの間には、自分にはない特別な絆があるのだということを。
マリルリ:勝ち気で甘えたがりな性格から生まれたその対抗心が、このマリルリをここまで強くしたと言ってもいい。
マリルリ:「まり~~~っ!!」気合十分、といった様子でファイティングポーズを取る。
キマワリ:「きまきまあ」気合の入ったマリルリの様子をのんきな笑顔で見つめている。かつては太陽に憧れ見つめることしかできなかったが、今は自分が太陽の如き笑顔を浮かべている。
イチジク:「……いきますよ!キマワリ!」
イチジク:キマワリは進化したばかりだ。それにヒマナッツのときからバトルが得意ではなかったから、ニンフィアのように曖昧な指示では戦えない。
イチジク:「キマワリ、がーっといってわーっとやってシュバッ!と」
イチジク:「『おんがえし』!」
キマワリ:「きままままーっ!」やる気まんまん!笑顔で頷く。
キマワリ:ぺちぺちぺちぺちっ!できたばかりの足で一生懸命走る。
クレハ:「来るわよ──受け止めなさい!『れいとうパンチ』!」
マリルリ:「まっりぃ!」気合の声とともに、その小さな両腕が鋭い凍気を帯びる。
キマワリ:キマワリはニコニコしている。他のポケモンと戦うのが怖くなくなったわけではない。
キマワリ:それでも、ここまで大好きなトレーナーとずっと一緒に居られたから。
キマワリ:そして、足ができて、立って歩いて、走れるようになったから。
キマワリ:弱かった自分が、トレーナーの役に立てるから。
キマワリ:それが嬉しくて楽しくて、ニコニコしている。
キマワリ:「きま!」精一杯大きな声を出す。大きな音はびっくりするからだ。
キマワリ:「きま~~!」そしてそのまま、しなやかな動きで冷気の帯びた腕を避けつつ……マリルリに蹴りを喰らわせる!
マリルリ:「みっ」その見た目に違わず、マリルリの聴覚は鋭敏だ。間近で急に発された大声に、僅かに動きが鈍る。
マリルリ:その一瞬の隙に、キマワリの蹴撃が叩き込まれた。
マリルリ:ぽよん、と丸く弾力のある腹部。生半な物理攻撃であれば跳ね返すこともできるその部位をしかし、
マリルリ:キマワリの一撃は見事に弾き飛ばした。
マリルリ:「りぃ~っ!」そのままぽよんぽよん、と転がるようにしてリングの端へと跳ねていく。
キマワリ:「きま~~っ!」嬉しそうに葉っぱの手をフリフリし、足をバタバタさせて喜ぶ。
クレハ:「マリルリ……っ!」
イチジク:「キマワリ……!えらいです!」
キマワリ:「きまっ」エッヘン!と腰に葉っぱの手をあてて胸を張る。
マリルリ:「ま、まり……」壁に衝突し、目を回している。
マリルリ:それでもふらふらと、覚束ない足取りで立ち上がろうとするが
マリルリ:「……きゅう」長い耳が折れると同時、その場に倒れ込む。
クレハ:「……ありがとう。良くやってくれたわ」
クレハ:マリルリをボールに戻しながら、呟く。
クレハ:「ちゃんと勝つから。安心して休んでなさい」
キマワリ:「きま……?」クレハちゃんとイチジクを交互に見つめて不思議そうに首をかしげる。首があるのできちんとかしげられる。
イチジク:「ふふ……キマワリ、クレハちゃんが勝つって言ってるのが不思議なんですか?……勝つのは、私たちなのに、って」
イチジク:「そうですね、私たちも強いですし、クレハちゃんたちも強いです。でも……」
イチジク:「勝つのは私たちです!安心してくださいね、キマワリ!」ニヤッと笑う。
キマワリ:「キマ!」安心したようにこくこくと頷く。
クレハ:「……」確かな信頼を結ばれた二人を見る。
クレハ:少しぼんやりしているけど、やはりあのキマワリは強い。イチジクが言う事ならきっとそうなるのだと、心の底から信じ切っている様子だ。
クレハ:深呼吸ひとつ。……次のボールを用意するべく、ホルダーに手を伸ばして。
クレハ:今しも繰り出そうとした、ボールの中。クサイハナと目が合う。
クサイハナ:「……」臆病で、どこか自信なさげなその眼差しが、クレハへと向けられている。
クレハ:(……何よ。その目は)
クレハ:この子が、言わんとする事は分かる。ボールの中にいるポケモン達も、トレーナーの声を聞いているのだ。
クレハ:準決勝、ユウキとの試合のあと。
クレハ:私達が交わした会話の内容を、この子はきっと聞いていたのだろう。
GM:そこで君は思い出す。
GM:数十分前、準決勝の対戦相手ユウキと
GM:このコートの上で躱した会話を。
GM:======
ユウキ:「それと──」
ユウキ:少し悩む素振りを見せながら、考えていたことを切り出し始める
クレハ:「……何?」立ち去ろうとしかけた足を止め、振り返る。
ユウキ:「向こうの準決勝、決着の後の様子は見てたよね?」
クレハ:「決着の後、って……ああ」
クレハ:「あのロトムのこと?」
ユウキ:「ああ」
ユウキ:「イチジクさんの主力はくさタイプ。それに加えて、ロトムはでんきタイプだ」
ユウキ:「主力がみずタイプの君にとっては厄介な助力だろう」
クレハ:「……タイプ相性なんて、基本中の基本」
クレハ:「アンタに教えてもらわなくたって、承知してるわよ」
ユウキ:「ああ。みずはくさに弱い。そして」
ユウキ:「くさはほのおに弱い」
ユウキ:カチ、とベルトに納めたボールを一つ右手に取る。
クレハ:「……!」
ユウキ:「向こうが一匹借りてるなら、こっちが一匹貸して対等かな、とも思うんだけど」
ユウキ:「……君は、どうする?」
クレハ:「……」じっとそのボールを見る。
クレハ:魅力的な提案だ。……正直に言って、彼の指摘の通り焦りもある。
クレハ:クレハのパーティにとっての主軸となるエンペルトとマリルリ。この二匹に対して相性の良いポケモンを、イチジクは何匹も持っている。
クレハ:自分への対策などではなく、単なる偶然に過ぎないだろうが、
リザ:ボールの中のリザードンが、クレハへとじっと視線を向けている。
クレハ:正直、頭を抱えたくなる思いだった。
クレハ:「……勝ちたいわよ、私だって」
クレハ:重苦しい不安を、吐き出すように言う。
クレハ:「こんな近くにチャンピオンの座が巡ってくる機会なんて、もう二度とないかもしれない」
クレハ:「絶対に負けたくない。どうやったって勝ちたい」
ユウキ:「……」
クレハ:「勝ちたいわよ……でもね」
クレハ:「それは、私のポケモン達も同じよ」
クレハ:「ずっと同じ夢を追って、ここまで旅をしてきた」
クレハ:「私がアンタ達を一番にしてやるんだって言った」
クレハ:「この子達は、そんな私の言葉を信じて、ここまで頑張ってきてくれた」
クレハ:「……アンタのリザードンだって、きっと同じでしょう」
ユウキ:「……リザも、か」
クレハ:「私は、チャンピオンになりたい。絶対に負けたくない。……だけど」
クレハ:「その子を頂上に連れて行くのは、私の仕事じゃないわ」
ユウキ:「こいつを上に連れて行くのは俺で」
ユウキ:「イチジクさんを倒して、その子達を一番上につれていくのは君」
ユウキ:「そういうこと、で良いのかな」
クレハ:「ええ、そうよ」
クレハ:「大体……ね!」リザードンの入ったボールを、ぐっとユウキへと突き返して
ユウキ:「わっ」
クレハ:「負けたアンタなんかに心配されなくたって」
クレハ:「私達は、ちゃんと勝つわ。二度も言わせないでよ」
ユウキ:「言ってくれる」
クレハ:強気な笑みを浮かべて、今度こそそう言い切ってみせる。
ユウキ:「君らしい答えだ。意地っ張りで曲がらない」
ユウキ:ボールを収めて、安心したように笑う。
ユウキ:「悪かったよ。一応提案はしておくべきと思ってね」
ユウキ:「そのまま貫いて、最後まで突っ走れよ」
ユウキ:「有利不利とか、理屈を無視したところで君は意地を通して」
ユウキ:「何よりも、仲間を信じた」
ユウキ:「きっとそれも、力になるさ」
GM:======
クレハ:「……思わないわよ。思うわけ、ないでしょう」
クレハ:絞り出すように口にする。きっと、この子は──クサイハナは、分かっているのだろう。
クレハ:パーティの中では一人だけ進化が遅れていて、準決勝では一匹だけ一度も出番がなかった。
クレハ:おこぼれの経験値を貰って、ようやくクサイハナに進化した。
クレハ:クレハのポケモンの中で、自分が一番弱いポケモンであると。
クレハ:ユウキのリザードンを預かっていれば、入れ替わっていたのは自分のはずだと。
クサイハナ:「……」
クサイハナ:何も言わない目が、しかし告げている。自分なんて、本当は置いてくれば良かったんじゃないかと。
クサイハナ:自分の弱さが、ここに来て主人の夢を妨げてしまうのではないかと。
クサイハナ:臆病なこの子は、今この舞台で。そうした不安に押し潰されそうになっている。
クレハ:「……言っておくけど、私は」
クレハ:「もしも……たとえ、アンタのせいで負けたって」
クレハ:「アンタをここへ連れてきた事を後悔することだけは、絶対にしない」
クレハ:「……当たり前でしょう、そんなの」
クレハ:「私は、アンタのトレーナーで」
クレハ:「アンタは、私のポケモンなんだから」
クサイハナ:「……!」萎れかけていた花弁が、ボールの中で僅かに揺れる。
クレハ:「……私は、アンタを信じてる」
クレハ:「きっと勝てるって思ってるし、そのための指示を出してあげる」
クレハ:「アンタはどう? 私を……信じられる?」
クサイハナ:「……!」花弁がピンと張って持ち上がる。
クサイハナ:首のない頭が、微かに頷くように上下したように見えて。
クレハ:「ふふ……」微かに笑みを零しながら、投球する。「それでこそ、私のポケモン!」
クサイハナ:「しゃは~っ!」赤い光と共に着地したのは、
クサイハナ:真っ青な胴体と細い手足、その頭部にやや黒みがかった赤色の花を咲かせたポケモン。
クサイハナ:どろりとした唾液を唇から零し、周囲には悪臭が漂う。観客席の前の方から、僅かに悲鳴が上がった。
クサイハナ:厚い瞼に覆われてほとんど見えないその瞳は、しかしいつになく鋭く光って
クサイハナ:目の前の相手を見据えている。
GM:クサイハナはタイプ相性の有利を活かし、キマワリと続くデンチュラを立て続けに破っていく。
GM:その破竹の勢いに、観客席のどよめきもいつの間にか歓声へと変わっていった。
クサイハナ:「しゃは~……っ!」電撃を受けて痺れる身体を、根性で支えながら立ち上がる。
イチジク:「……やっぱり強いですね、クレハちゃんのクサイハナは」立て続けに二匹を破られ、少し焦りながらも……口角を上げる。
クサイハナ:後頭部の花弁が、ピクピクと跳ねるように揺れる。
イチジク:「クサイハナの強さは、良く知っていますよ。だって――」ぎゅ、とモンスターボールを握ると、放り投げる。
クサイハナ:自分の主人に向けて、「まだ行けるよ」とでも手を振るように。
イチジク:「この子の……通った道ですから!」
イチジク:赤い光に包まれ、登場したのは――クサイハナの進化系、ラフレシア!
ラフレシア:「らふらふらぁ……」どしりと現れ、頭の大きな花を揺らす。イチジクの持っている中で、唯一進化を二回経験している主力のポケモンだ。
クレハ:「ここで、ラフレシア……」
クレハ:進化の前後というだけで、純粋な練度では上を行かれているのだと分かる。
クレハ:ましてや、クサイハナには連戦でのダメージが蓄積している。普通に考えて、勝ち目は薄い。
ラフレシア:真っ青な胴体に細い手足はそのまま、頭に毒々しいまでの鮮やかな巨大な花を咲かせたそのポケモンは、『日差しを受けて』自慢の花を揺らす。
ラフレシア:――そう、この会場は『太陽に照らされて』いた。
ラフレシア:キマワリが起こした『にほんばれ』がいまだに続いているのだ。
クサイハナ:「しゅうう……!?」
ラフレシア:誰よりも太陽に焦がれたポケモンが夢見たそのおひさまが、夜でも存在しているかのように錯覚させるその技は――同じ草ポケモンであるラフレシアにも元気を与えていた。
クサイハナ:自分と同じ様に、頭に花を乗せたポケモン。でありながらそのスケールの違いに、僅かに怯んでしまうが。
ラフレシア:「らふっ、らふっ」普段ののんびりした姿からは想像がつかないほどの機敏な動きで、疲労の残るクサイハナを見つめ、短い手をシュッシュとシャドーボクシングしている。
クサイハナ:「ふはぁーっ!」自分を奮い立たせるように、紫色の毒気を吐き出す。
クレハ:「……ええ。そうよね。普通に考えて勝てない状況だって」
クレハ:「それをひっくり返す為の手を練るのが、トレーナーの役目だ」
イチジク:「手を練る前に押し切ります!」
クレハ:そう不敵に笑う。「少しでも相手を削ろう」なんて弱気に戦おうものなら、きっとすぐ流れを持っていかれると理解している。
イチジク:「ラフレシア!」
クレハ:「クサイハナ!」
ラフレシア:イチジクの声と同時、既に動き始めている。毒の花粉をファサファサとまき散らしながら俊敏に駆ける。
イチジク:「『ソーラービーム』!」
クサイハナ:僅かに出遅れながらも、こちらも間合いを詰め切られない様に動く。太陽の日差しの恩恵は、同じ特性を持つクサイハナもまた受けることができる。
クサイハナ:クレハが指で示した地点へと到達する。続く指示を待つよりも僅かに早く、その花弁は大きく開きかかっていて。
クレハ:「撃ち返せ!『ソーラービーム』ッ!」
ラフレシア:本来なら存在しないはずの太陽の光を吸収する。ギラギラと、本来の太陽以上に輝くその光を受け、普段ならば時間のかかるエネルギー充填が一瞬で済む。
ラフレシア:「らふらっ……ふぁあーーーっ!」つぶらな瞳に普段は笑みを浮かべているその顔をキリッと真剣な表情に変え、花弁からすさまじい威力の光線を放つ!
ラフレシア:光線はクサイハナをまっすぐ捉え、貫かんと突き進む!
クサイハナ:毒を浴びせながら、逃げ回るように戦っていた先程までとは違う。自分に近い「におい」を持つこの相手に、自分の毒は効かないと理解している。
クレハ:(だから……この子が勝てるとすれば、最大出力でのぶつけ合い)
クサイハナ:花弁が日差しを受けて、いっそう鮮やかな赤色に染まっていく。
クサイハナ:さらに激しく降り注ぐ日差しを受けて。その色は僅かな時間の内に、白熱するような白へと移り変わって。首のない頭部を、ラフレシアへと傾ける。
クサイハナ:「ふしゅ……はなぁぁぁーーっ!」
クサイハナ:弾けるような音と共に、互いの花弁より放たれた光線が衝突する。
ラフレシア:進化とは、強くなるということである。
ラフレシア:ごくまれに、進化した方が足が遅くなるというポケモンもいるが……それでも全体的には必ず、進化をした方が強くなる。
ラフレシア:その上、連戦での疲労が溜まっているとなれば……進化したポケモンである元気いっぱいのラフレシアの方が、出力差で勝つのは当然である。
ラフレシア:少しずつ。じりじり、じりじりと光線が進む。
クサイハナ:「ふっ……しゃぁぁ……!」一歩、二歩と後退る。押されている。青い頬に、溶解液ではなく汗がだらりと垂れる。
クレハ:「クサイハナ……っ!」
クレハ:何の策もなく進化前のポケモンに出力勝負を挑ませた訳ではない。
クレハ:一度、相手のポケモンを倒した隙を縫って『せいちょう』を使わせた。
クレハ:今クサイハナが立っている地点は、先の戦いで展開した『グラスフィールド』の上だ。積み重なった負傷を、僅かに癒やす作用がある。
クレハ:(……それでも、足りてない。私にも、これ以上の手は……)
イチジク:「ラフレシア!このまま押し切ってください!!」
ラフレシア:「らっふぁーーー!!」
ラフレシア:意気揚々とビームを放ち続ける。策を重ねてもなお力で勝るこちらが、全てを喰らいつくさんと気合を入れて光線を撃ち続ける!
クサイハナ:「ふぁ……しゃああ……っ……!」気力を振り絞り、光線を吐き出しながら。
クサイハナ:ふと考える。大空を舞い、燃え盛る炎を操るリザードンであれば、二度の連戦を経てもなお勝てた戦いだったのではないかと。
クサイハナ:そうやって自分は、何でも物事を悪い方に考える性格らしい。すぐに弱気になる。気の弱さとは、戦いの弱さだ。
クサイハナ:野生のポケモンだった頃には、一度だって他のポケモンとの戦いに勝てたことはなかった。餌場の争いが起きればすぐに譲って、傷つくことを避けながら生きていた。
クサイハナ:あの少女に……クレハに付いて来なければ
クサイハナ:一度だって進化しないまま、ナゾノクサとして静かに生きていたのだろうと思う。
クサイハナ:それが悪い事だとは思わない。だけど、
クサイハナ:クレハの言葉に従えば、こんな自分でも強くなることができた。戦いに勝つことができた。
クサイハナ:彼女と一緒に、ここまで付いてきたから
クサイハナ:森の陰でひっそりと生きていた自分が、今はこれほどの大歓声の洪水を浴びている。
クサイハナ:彼女の見せてくれた夢は、他の全てを忘れてしまうくらい刺激的で
クサイハナ:──ああ、もう少しだけ
クサイハナ:ここで夢を見ていたいと。この舞台に立っていたいと。
クサイハナ:そんな願いを抱いてしまって。
クサイハナ:「ふぁぁぁ……しゃぁぁぁ……!!」今にもラフレシアの光線が届きそうなその瞬間。大きく口を開き、ドラゴンポケモンのように咆哮する。
クサイハナ:その全身を、間近で弾け合うソーラービームよりも一際眩い光が包んだ。
クサイハナ:進化の予兆。可能性の光。それを育むのは、太陽ではなく
クサイハナ:クサイハナ自身が抱いた、想いの強さ。
キレイハナ:「はなっ……!はなぁぁーーーっ!!」
キレイハナ:青く淀んだ肌の色は、春の草木のような緑色に。頭に咲いていた大輪は二つに分かれて、
キレイハナ:厚い瞼に隠されていたつぶらな瞳は、青々と輝いている。
クレハ:「……!」目を見開く。何が起きたのか、すぐに理解した。
クレハ:こんなに奮闘しても、この子はまだ。目の前の戦いを、これっぽっちも諦めていない。
クレハ:「……やっぱり、アンタを連れてきたのは」
クレハ:「絶対に、間違いなんかじゃなかった!」
キレイハナ:「はな……っ!」誰より強い絆で結ばれた人からかけられる、その言葉が
キレイハナ:「はなああぁぁっ……!!」今の自分には、どんな太陽の輝きよりも力になる。
キレイハナ:溢れ出す光条が、一際に勢いを増す。
キレイハナ:殆ど押し込んでいたラフレシアのソーラービームを、少しずつ、少しずつ押し返していく。
イチジク:「進化した……!?」驚いて目を見開く。しかもその姿は自分のポケモン――ラフレシアとは異なる。
ラフレシア:「ら……ふ~~~!?」そのうえ……力で押し負け始めている!
ラフレシア:小さな足を一生懸命踏ん張って、必死に光線を撃つものの……
ラフレシア:「ら……らふ~~~~~っ!!」やがてキレイハナの光線に捉えられ……直撃を受け、吹っ飛ぶ!
イチジク:「ラフレシア……!!」
キレイハナ:「はな……はなっ……!」ふらふらとよろめきながら、顔を上げる。前を見て、ラフレシアが吹き飛んだのだと分かって。
ラフレシア:「らふら~~」つぶらな瞳……キレイハナよりずっと小さなそれをぐるぐると回す。
キレイハナ:「はな……ぁ……」安堵したような笑みを浮かべて、クレハの方へと振り返る。
キレイハナ:「……きゅう」そこが限界だった。全力の光線を撃ち続けた事で、ほとんと力を使い果たしている。
キレイハナ:目を回して、ふらりとその場に倒れ込んだ。
クレハ:「……本当に」眦に浮かんだ涙を、周囲に見えないように拭う。
クレハ:「アンタは、私の自慢のポケモンよ。……ゆっくり休んでなさい」
クレハ:倒れたキレイハナを、ボールに戻す。呼吸を整えながら、次のボールへと指をかける。
GM:======
GM:キレイハナが掴んだ流れを手放すことなく
GM:試合はクレハ優勢で進んでいく。そして。
GM:イチジクに残されたボールは、最後のひとつとなった。
イチジク:「やっぱり……クレハちゃんはとっても強いです!」
イチジク:追い詰められ、それでも……不敵にニヤリと笑う。
イチジク:「でも、私だって強いんですよ。だって……」ぎゅ、と最後のモンスターボールを握りしめる。
イチジク:「最高のポケモントレーナーに、勝利したんですから」
クレハ:「……だったら、ぶつけて来なさい」
クレハ:「アンタが最高だって信じてるライバル。その子に託された想い、絆」
クレハ:「全部、受け止めて……受けきって、乗り越えて」
クレハ:「私が、勝つ!」
イチジク:「はい。……私は、この子に……優勝した景色を、見せてあげないといけないんです」
イチジク:「……キザシタウンを出発して、ここまでみんなで進んできました」
イチジク:「その想いを背負って、共に前へ進んで……」
イチジク:「私が、勝ちます!……ロトム、GOッ!!」
ロトム:「シシシシシ……ッ!!」
ロトム:歯を見せ、悪戯っ子のように笑う電気のポケモンが放たれたボールから飛び出す。
ロトム:その姿は普段のちいさなオバケのようなものでも、はたまた一回戦で見せた電子レンジのようなものでもなく……芝刈り機のような姿をしていた。
クレハ:「相性は不利……なんて、今更のことね」
クレハ:「そんなもの平気で覆せるくらい、アンタは強い」
クレハ:「勝つわよ、エンペルト!」
エンペルト:「オオオオオッ!」
エンペルト:黒い羽毛に、鍛えられた蒼い鋼を纏った鳥が吼える。
エンペルト:ガチゴラスの怪力を身に受け、自慢の王冠が歪んでいる事さえなんでもないというような──涼しく、鋭い眼光。
エンペルト:騎士が刃を掲げるように、颯爽とその翼を広げて見せる。
イチジク:「……やっぱり、クレハちゃんのエンペルトは気高くて賢そうで強そうですけど……」
イチジク:(……そして、クレハちゃんとの絆も……とってもつよい)
イチジク:(でも……このロトムだって、パートナーとの絆は負けず劣らず強いはず……!)
イチジク:問題は、そのパートナーが自分ではないことだが……
イチジク:……その想いの強さは、一番味わった自信がある!
イチジク:「ロトムだって強いですよ!ロトム、『あやしいひかり』!」
ロトム:「ロト~~っ!!」
ロトム:図鑑を見ながらの指示に応え、ピカピカとフラッシュする光を放ち、エンペルトの眼をくらませる。
エンペルト:「……!」視界内で散らばるその輝きに一瞬、幻惑される。
イチジク:ヘデラから借りているロトムは、トリッキーな戦い方を主軸としていた。当然、覚えている技もそういったものが多い。
イチジク:「効いてる!そのまま『かげぶんしん』!」
ロトム:「ロト~~!」
ロトム:その上、大きなエンペルトに比べ、小柄なロトムは小回りが利く。素早く分身が出ているかのような速度で動き、翻弄しようとする!
クレハ:「……エンペルト、落ち着いて!敵は右手よ!」
クレハ:視界を奪われた相棒に変わって、その位置を伝える。
クレハ:「距離19歩から23歩!『れいとうビーム』!」
エンペルト:「シャアアッ!」嘴を大きく開き、首を動かしながら乱れ撃つように青白い光線を放つ。
イチジク:「……っ!」捉えられた!けれど素早く動いているロトムなら避けられるはず――!
イチジク:「ロトム!避けて『最強無敵ビーム』!!」
ロトム:「ロッ!?」ヘデラとの戦いのごとく、『10万ボルト」を放とうとしていたロトムは謎の指示に気を取られる。
イチジク:「じゃなかった!『リーフストーム』!」
イチジク:自分のポケモンならば、テンションの上がった曖昧な指示でも意図を汲み、応えてくれる。けれど、初めて一緒に戦うポケモンは……
クレハ:もとより的を絞り切らずに放った攻撃だ。『れいとうビーム』が躱されるのは分かっていた。
エンペルト:ただ『こんらん』が解けるまでの隙から身を守り、時間を稼げればいい──既にエンペルトの眼光は鋭利さを取り戻し、ロトムの姿をその視界に捉えている。
クレハ:「大技……!撃ち返す!」
エンペルト:「シャアッ!」彼女の声に応じるように、再び大きく嘴を開いて。
クレハ:「『ハイドロポンプ』っ!」
ロトム:「ロト……っ!?」思っていたのと違う指示を受け、それでも必死に『リーフストーム』を放つその体勢は、不自然なものになっていた。
エンペルト:嘴の先端。青い水球が、気中の水分を取り込みながら渦を巻いて
ロトム:ふわふわと浮いているその芝刈り機のような身体をひねり、なんとか葉の嵐を起こすものの……その葉の大群はエンペルトへ押し寄せるが、ロトム自身は無防備になる!
エンペルト:「オオオォーッ!!」両の翼を広げると同時、それが激しい水流の光線となって一直線にロトムへと向かう。
ロトム:「ロト……っ!」
クレハ:「曲げてきたっ……!?」故意に狙った訳ではないのだろう。しかし、ロトムが身体を捻りながら放った結果として、『リーフストーム』は『ハイドロポンプ』との衝突を避けるような曲線を描いてエンペルトへと迫っている。
ロトム:無防備な姿に、『ハイドロポンプ』の直撃を喰らう。あるいは並の水流ならば、受けきって涼しい顔をしていることもできたかもしれないが……
ロトム:威力が、強すぎる!
エンペルト:「ウォォッ……!」こちらも同時、『リーフストーム』の直撃を受ける。
エンペルト:クレハの咄嗟の指示で『メタルクロー』で硬化させた翼を盾とすることでいくらかその勢威を弱めたものの、
エンペルト:黒い毛並みには無数の傷跡が刻まれている。
ロトム:「ロ……ッ、ロト…………ッ」
ロトム:目をぐるぐると回す。それでも意識を失うまいと、必死にふらふらと空中を漂うが……
ロトム:「ロ………ト…………」体を纏う、緑色の電気のオーラがばち、ばちばち、と数度激しく明滅したのち……浮力を失い、ぽとりと地面に落ちる。
エンペルト:「……」ふらつき、一瞬ばかり目を閉じかけるが。
クレハ:「……まだ。立てるでしょう、エンペルト」
クレハ:「ねえ……私、この時には」
クレハ:「アンタが隣に立ってて欲しいって、ずっと思ってたのよ」
クレハ:ポケモン図鑑のバイタル値を見れば、その体力は残り僅かだ。それでも、まだ限界ではない。
クレハ:彼の高慢な気性を知っている。こうして声をかけてやれば、残る気力を振り絞るには十分だと。
エンペルト:「オオオオァッ!!」かっと目を見開き、両の翼を大きく広げて吼える。
エンペルト:会場に響き渡る、高々とした一声。そして──
GM:試合終了のブザーが鳴る。
GM:歓声が巻き起こる。
GM:ヤサカ地方、ポケモンリーグ優勝は
GM:――キザシタウンのクレハ!
エンディング
GM:---
GM:エンディング
GM:---
GM:新たなチャンピオンの誕生と、繰り広げられた熱戦に人々は湧き上がり
GM:祝福と喝采に満ちた一夜がはじまる。
GM:そして、夜が明けて。
GM:君たち4人はポケモンリーグの正門前に立っていた。
GM:「改めて……みな、本当に素晴らしい勝負じゃった」
GM:「ポケモンと君たちの勇姿は、いつまでもいつまでも、この地方の語り草となるじゃろう」
GM:「じゃが君たちとポケモンの物語はこれで終わりではない」
GM:「君たち自身がそれぞれに目指す道へと、進んで欲しい」
GM:「それを見送りに来たのじゃよ」
イチジク:「ありがとうございます!サンザシ博士っ!」
イチジク:昨晩の激闘の疲れも一切見せず、元気な声をあげる。
イチジク:「私は……ジムリーダーを目指そうと思います!」
イチジク:「理由は、かっこいいからです!」えへんと胸を張る。
ヘデラ:「ジムリーダーって……アンタが……?」訝しげな顔。
クレハ:「かっこいい……かしら」父の顔を思い出して首をかしげている。
イチジク:「はい!私は強くてかっこいいので、ピッタリだと思います!」
ユウキ:「自信満々だ。うん、でも、らしいのかな」
GM:「ははは、全くじゃな」
GM:「しかしヘデラくんはもう昨日のうちに」
GM:「運営委員会から声がかかっておったのう」
イチジク:「私、多分強くてかっこいい相手に負けても、めげずに立ち上がる姿が好きなんですよね」ボールから出ているキマワリを撫でる。
イチジク:「だから、間近で見られるの、楽しいと思って!」
イチジク:「って、ええっ!?ヘデラさんが!?私には声がかかっていないのに!?」
ユウキ:「壁を乗り越えてきたから、今度は自分が壁になるってわけね」
ヘデラ:「うぇ……何でバレてんの……?」
クレハ:「確かに……イチジクがジムリーダーになるなら、私としても頼もしいわね」
クレハ:「あまり挑戦権を安売りされたくはないもの」
ヘデラ:「あたしは悪いけどパスしたわ。他にやりたいことがあるから」
イチジク:「おお……チャンピオンの風格がすでに!」クレハちゃんをキラキラした目で見る。
イチジク:「むむ、他にやりたいことですか?お花屋さんとかですか?」
ヘデラ:「アンタじゃあるまいし……」嘆息して
ヘデラ:「旅よ」
ヘデラ:「他の地方に……色んな場所に行ってみたいの」
イチジク:「え~~~~ッ、離れちゃうんですか!?」大きな声で叫ぶ。
イチジク:「でも……ポケモンと一緒だったら、いろんなところにいくの楽しそうですね!」すぐにニコニコと笑顔になる。
ヘデラ:「……そういうこと」笑みを零して。
ヘデラ:「あたし、ずっと思ってたわ。あの小さな町……キザシタウンから出られずに、あたしの一生は終わっていくんだろうなって」
ヘデラ:「でも、違った。ここまで来て……分かったの」
ヘデラ:「こいつらと一緒なら、あたしはどこまででも行けるんだって」
ロトム:「シシシシッ……!」
ロトム:ヘデラの周囲を浮遊して笑う。
ユウキ:「広い世界を確かめに行く、ってわけだ」
クレハ:「それは……」彼女の事情を知っている訳ではないが、何かを察するように視線を迷わせて。
クレハ:「おめでとう、と言うべきかしらね」
ヘデラ:「やめてよ、改まって……ハズいっての」
ヘデラ:「……でも、ありがと」
ヘデラ:「そういうわけで、しばらくお別れよ」
ヘデラ:「次に会ったら、アンタら全員ボコボコにしてやるから。覚悟しときなさいよね」
クレハ:「……ふ。やれるもんなら、やってみなさい」
ユウキ:「それはこっちのセリフ」
イチジク:「こちらがボコボコ・ボコにする側です!ボコ一個分強くなります!」
ユウキ:「勢いだなあ」
クレハ:「でも、まあ……実を言うと」
クレハ:「私も、他の地方には興味があるわ。もちろん、チャンピオンとしてこの場所で挑戦は受け続けるけれど……」
クレハ:「数ヶ月とかで、あっさり陥落したんじゃ笑えないでしょ」
クレハ:「どんな挑戦者にだって負けないように、鍛え続けなくちゃいけないもの」
ヘデラ:「勝者は勝者で大変ってわけね。ご愁傷様だわ」
クレハ:小さく頷いて。
クレハ:「強くなるために、何より必要なのは……知らない場所で、知らないもの相手にすることだって思ったから」
イチジク:「たしかにそうですね……では私とクレハちゃんも時々は旅行に行きましょう!」一緒に行く気で頷いている。
クレハ:「……そうね。イチジクと一緒の旅も、悪くないかも」微かに柔らかく微笑んで。
ユウキ:「少なくとも、オレ達が再挑戦するまではそこに居てもらわなきゃ」
GM:「ほう、するとユウキくんも」
GM:「まだまだ研究所へ戻るつもりはなさそうじゃな」
ユウキ:「ああ、すいません博士。助手の仕事、またしばらく出勤はおやすみさせてください」
ユウキ:「一度家に戻って支度を整えたら、武者修行に行きたいので」
イチジク:「おお!ユウキさんがムシャに!」
クレハ:「まあ……アンタはそう言うでしょうね」
GM:「うむ、もちろん構わんよ」
ユウキ:「その分図鑑のデータはしっかり集めさせてもらいますから」
ユウキ:「どこに行こうかな。他の地方とかジムとか、いっそ雪山に山ごもりなんかも面白いかも」
GM:「期待しておるよユウキくん」
GM:「ただし、これも4人みんなに言っておくことじゃが」
GM:「寂しくなったらいつでもキザシタウンへ帰ってきなさい」
GM:「お父さんやお母さんだけではない、この地方の人々はみんな」
GM:「君たちのことが大好きなんじゃ。もちろんこのワシも」
イチジク:「へへ……っ、はい!私もみなさんが大好きです!」得意げに鼻を擦り、頷く。
ユウキ:「ありがとうございます、博士」
ユウキ:「……どっちに進めば良いのか分からなくなってたオレを拾ってくれたこと、導いてくれたこと」
ユウキ:「絶対忘れません。必ず、それに見合う姿を見せますから」
ヘデラ:「……ま、気が向いたら戻ってくるわ」柔らかな微笑を浮かべる。
クレハ:「……そこまで真っ直ぐ言われると、少し照れてしまうけれど」
クレハ:「大丈夫よ。分かってる」
クレハ:「私がここまで来れたのは、みんなに支えてもらっていたから」
GM:「うむ……チャンピオンとなってからの君も、決して1人ではないぞ」
GM:眩しい朝日が、君たちの進む道を照らしている。
GM:「では しょくん」
GM:「ゆめと ぼうけんと!ポケットモンスターのせかいへ!」
GM:「レッツゴー!」
GM:======
GM:ポケモンTRPG(仮)
GM:END
GM:======
GM:テストプレイ全行程終了!
GM:おつかれさまでしたーーー!
ユウキ:おつかれさまでした!
クレハ:うおお~お疲れさまでした!
イチジク:お疲れ様でした~~!!!!
ヘデラ:お疲れ様でした……!
GM:---
GM:
イチジク の ポケモン
キマワリ/ニンフィア/ラフレシア/
フワライド/デンチュラ/ガチゴラス
クレハ の ポケモン
エンペルト/ブラッキー/マリルリ/
キレイハナ/カクレオン/ユレイドル
ユウキ の ポケモン
リザードン/ライチュウ/キルリア/
ナゾノクサ/ドサイドン/プテラ
ヘデラ の ポケモン
ロトム/ライチュウ(アローラ)/オムスター/
ミミッキュ/ドサイドン/グレイシア
GM:でんどういり おめでとう!
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