イエスタディを騙って


PC1:“シングルフィンガー”鳥羽 修(とば・おさむ)(キャラシート)PL:紅井寿甘
PC2:“桜花穿閃(アサルトロケッティア)桜ヶ丘 聖(さくらがおか ひじり)(キャラシート)PL:Hyoga
PC3:“蛇転子”雨品(あましな) みみね(キャラシート)PL:銀河忍風
PC4:“あづま”梔子・衣緒(くちなし・いお)(キャラシート)PL:嗣子

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:では、お時間と相成りましたので。
GM:自己紹介から始めていきましょう。
GM:PC1、鳥羽くん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY28-B4AIM
GM:どうぞ!
鳥羽 修:はい!
鳥羽 修:「は? いや、ヨユーだから。オレにできねーわけねーだろ」
鳥羽 修鳥羽修(とば・おさむ)、11歳。小学五年生。第十支部メインのイリーガル。生まれついてのオーヴァード。
鳥羽 修:遺産「万能情報端末」に適合し、普段はスマホとして偽装したそれを操り、一般向け・UGN向けのアプリ開発やデバイス改良を行っています。
GM:かしこい!
鳥羽 修:過去力に酔って相当にヤンチャしていたのですが、UGNのサイバー班にハッキングを咎められ補導された経験あり。
鳥羽 修:恩赦のためにイリーガルをやらされているクソガキです。
GM:キリキリ働いて頂く。
鳥羽 修:性格としては子供っぽく負けず嫌い。煽ると働くからみんなもぜひ利用してね。
GM:負けん気の強い子ですね。
鳥羽 修:性能としては最強最悪の遺産・必中の弓とUGNイリーガルの各種有能エンブレムをこれでもかと詰め込んだ固定値グッドスタッフ。こき使ってね。
鳥羽 修:低侵蝕を活かして中途半端な攻撃とカバーをし、ミドルもそこそこ働きます。
GM:起用万能ということね
鳥羽 修:以上、よろしくお願いします!
GM:OK!ナイスボーイ!
GM:そんな鳥羽くんのハンドアウトはこちら。

・PC1:鳥羽 修
シナリオロイス:『七森(ななもり)ナナ』
君は大N市に住んでいる小学生だ。
ある日、君は些細なきっかけから一人の女性と知り合った。
よく通る道のカフェ。あるいは、河川敷。あるいは、静かな浜辺。
対等に、もしくは微笑ましく交流を続ける内、君は気付く。
どうやら、彼女は何か悩みを抱えているようだ。

GM:お姉さんに出会って頂きます。
鳥羽 修:は? ちょっと年上だからってエラソーにしないでほしいんだけど?(クソガキしぐさ)
七森ナナ:こらこら、そんな事を言うもんじゃありませんよ~
GM:ビジュアルはこんな感じ。
鳥羽 修:まぁ悩みとか? そんなのオレに相談すればイッパツだし? こう見えてオレハンパねぇし?(かいけつしてあげたいね!)
七森ナナ:うふふ、頼りになるなぁ。
GM:なかよくしてね。

GM:では次。
GM:PC2!桜ヶ丘さん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2dbZ7wIM
桜ヶ丘 聖:はーい!
桜ヶ丘 聖:「どうも、ウチは『桜ヶ丘なんでも屋さん』の桜ヶ丘聖。よろしおす」
桜ヶ丘 聖桜ヶ丘聖(さくらがおか ひじり)。ルツィア育ちの箱庭お嬢様イリーガルです。高校三年生。
桜ヶ丘 聖:外の世界に疎く、見知らぬものには興味津々と近づいていきます。
GM:純ルツィア!
桜ヶ丘 聖:また、小さな憧れから京言葉を用いますが、別に出身ではないので大分エセです。
GM:好奇心旺盛なお嬢様ですね。
桜ヶ丘 聖:「お外はおもろいもんがたくさんあってええなあ」
桜ヶ丘 聖:構成はシンプルな【バックスタブ】。
桜ヶ丘 聖:ロケット噴射で肉迫し、一刀の下に切り伏せます。
桜ヶ丘 聖:「荒事や揉め事がございましたら、どうぞごひいきに」
GM:薩摩を感じますね。
桜ヶ丘 聖:「おばばは武士(モノノフ)やったからなぁ」
桜ヶ丘 聖:というわけでお嬢様ロールします! 以上!
GM:オッケー!ルツィアの名を轟かせてやれ!
GM:ではそんな桜ヶ丘さんのハンドアウトはこちら

・PC2:桜ヶ丘 聖
シナリオロイス:『(きし)ゆかり』
貴方が目撃したのは一つの光だ。
蛍のように儚く揺蕩うそれに思わず触れた。
聞こえたのは一つの問。
「貴方の願いは■■■?」
■■■、■■■■■■■■■■■■。
■■■、■■■■■■■■■■■■。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


GM:────
GM:───
GM:──

GM:ではそんな桜ヶ丘さんのハンドアウトはこちら
桜ヶ丘 聖:はーい!

・PC2:桜ヶ丘 聖
シナリオロイス:『(きし)ゆかり』
君はN市が誇る名門・聖ルツィア女学院の初等部に通う小学生だ。
生粋のルツィアの花として寮に入り、日々お嬢様としての精進を心がけている。
そんなある日、君の友人の岸ゆかりがこんな話を持ちかけてくる。
「なんでも願いを叶えてくれるって噂、知ってる?」

GM:というわけで
GM:ルツィアに通う小学生として頑張って頂きます。
桜ヶ丘 聖:HO展開演出! 小学生からやり直します!
GM:やり直す必要はない…君は小学生だ!
桜ヶ丘 聖:「せや、ウチは小学生……!」
岸ゆかり:「そうそう。お疲れのようですね桜ヶ丘様」
GM:こんな同級生です。頑張ってルツィアしようね
桜ヶ丘 聖:「ゆかりはん!」
岸ゆかり:「桜ヶ丘様ー!」
GM:なかよくしてね。

GM:では次、PC3!雨品さん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYkpGFtQIM
GM:どうぞ!
雨品 みみね:はい。
雨品 みみね:「あたしの名前は雨品みみね。今はこのN市に住んで、いろんなところのお手伝いをしてるの」
雨品 みみね:「ある時はあっちの洋菓子屋さん、ある時はそっちの和菓子屋さん、そしてまたある時は……ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク」
雨品 みみね:「そんなあたしの正体は───秘密じゃ、ダメかしら?」
雨品 みみね:そんな風に日々を過ごしている、白蛇をオリジンにもつ謎の美女系古代種レネゲイドビーイングです。
雨品 みみね:江戸時代の頃には生まれてたらしいですよ。(ふんわり設定)
雨品 みみね:シンドロームはキュマイラとエグザイルのクロスブリード。
雨品 みみね:肉体ダイスを増やして単体攻撃をする、シンプルなアタッカーです。
雨品 みみね:個性といえば、Dロイス:古代種の《ルーラー》でシナリオ3回、相手のダイスを減らすことができる点でしょうか。
GM:みみねおねえさーん!
雨品 みみね:また160点環境なので、《デビルストリング》でオートアクションの打ち消しも行えます、できて2回ですけど。
GM:お強いですね。
雨品 みみね:いやいや。
雨品 みみね:性格は明るめで、人間が好き(悪人除く)。可愛いものも好き。意中の人がいるとかいないとか。
GM:すごいぞ僕らのお姉さん。
GM:きっと素敵な人なんでしょうね。
雨品 みみね:今回は子供たちが何やら危ない目に遭うとのことなので、気合い入れてがんばります。
GM:頼れるお姉さん!
雨品 みみね:お姉さんできるように、やっていきます。以上。
GM:そんな頼れる白いおねーさん、みみねさんのハンドアウトはこちら

・PC3:雨品みみね
シナリオロイス:『謎の光』
貴方はN市内に在住するオーヴァードである。
UGNへの協力の傍ら、日常を歩むものとしてアルバイトにも精を出す貴方。
最近始めたとある喫茶店のアルバイトで、同僚である『七森ナナ』が悩みを抱えていることを知る。
更には、彼女の周りに微弱ながらもレネゲイド絡みの反応があることも。
……つまりは、貴方の領分だ。

GM:というわけで。
GM:制服が可愛い和風喫茶の同僚が大変そうです。
GM:助けてあげてください。
雨品 みみね:助けましょう。
雨品 みみね:義を見てせざるはなんとやら。
七森ナナ:助かります、雨品さん
七森ナナ:まかないも頑張っちゃいますね
GM:なかよくしてね。


GM:では、次はPC4梔子さん。
GM:自己紹介をどうぞ!
梔子衣緒http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYzrv89gIM
梔子衣緒梔子・衣緒(くちなし・いお)ですー。最近は星辰館の剣道部指導補助員とかしてる剣術小町だよー
GM:剣術お姉さん~!
梔子衣緒:実体は住むところも家族も記憶も財産もないっていうないないづくしの傭兵ならぬ売剣稼業娘です。
梔子衣緒:保障くれた会長さんにはほんと感謝だね……
GM:優しい会長…
梔子衣緒:まあそんな感じなのにぼんやりほわほわしてる感じに棒振り芸で稼いでいます。
梔子衣緒:データ的にはシンプルな白兵固定値型。
GM:シンプル。シンプル?
梔子衣緒:今回は固定値34で回避したり素殴りしたり、カバーと孤独の魔眼するぞ。
梔子衣緒:シンプルだよ~
梔子衣緒:あと今回はなんとですね、懸賞で当たった模造刀(スネークブレード)のお陰で射程が…ある!
梔子衣緒:がんばるりますねー!
GM:射程!すごいですね~!
梔子衣緒:質屋に入れてたのは戻ってこなかったけど……
GM:物哀しい。
梔子衣緒:以上です!みんなよろしくですよー!
GM:そんな素敵な剣術小町のお姉さん(14)。みんなだいすきだよね?
GM:そんな梔子さんのハンドアウトはこちら。

・PC4:梔子衣緒
シナリオロイス:『影のジャーム』
貴方はN市内に在住するオーヴァードである。
UGNへの協力の傍ら、日常を歩むものとしてアルバイトにも精を出す貴方。
その剣の腕を見込まれて、あるジャームの討伐を依頼される。
つつがなく任務を終えた瞬間、貴方は何者かの襲撃を受ける。
同道した者が襲われ、貴方も、

GM:■■■■■
GM:■■■
GM:■■


GM:そんな梔子さんのハンドアウトはこちら

・PC4:梔子衣緒
シナリオロイス:『空木一姫』
貴方はN市内に在住するオーヴァードである。
UGNへの協力の傍ら、日常を歩むものとしてアルバイトにも精を出す貴方。
その剣の腕を見込まれて、ある少女の教育係を請け負うことになる。
曰く、お嬢様への剣術指南。
身の丈に合わない大太刀を携え、表情が固定されたかのようなその少女の名は『空木一姫』

貴方の記憶では、高校生だった相手だ。

GM:家庭教師をして頂きます。
梔子衣緒:うっ空木ちゃーん!?
梔子衣緒:がんばります
空木一姫:一身上の都合により、立ち絵は高校生のままですが。
空木一姫:「よろしくおねがいしますね」
梔子衣緒:よろしくねえ。
空木一姫:ふふ、誰かに剣を習うのは初めてです
GM:なかよくしてあげてね。


■トレーラー
昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた
───本当に?

砕かれたのは人の希望。
乱されたのは時の奔流。

「早く大人になりたいな」
「またあの頃に戻りたい」

今日の零時は昨日の零時と重ならない。

「だけど、前に進むとも限らないでしょう」

ダブルクロス The 3rd Edition 『イエスタディを騙って』
ダブルクロス———それは裏切りを意味する言葉。



GM:『イエスタディを騙って』、始めていきましょう。よろしくお願いいたします。
雨品 みみね:宜しくお願いします。
鳥羽 修:よろしくお願いいたします!
桜ヶ丘 聖:よろしくお願いします!


OP1 鳥羽 修

GM:シーンPC:鳥羽 修のみ
GM:登場侵食をどうぞ
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+3(1D10->3)した(侵蝕:38->41)

GM:────────────
GM:----
GM:N市内 小学校 教室
GM:----
GM:キーンコーンカーンコーン、とチャイムがなり、時間割の最後の時刻を過ぎた頃。
GM:生まれながらに力を持ち、UGNに協力する貴方にも日常があり、通うべき学校があります。
GM:今日も一日勉強を終えてめいめいに帰り支度を進めたり、教室に残って話をしたりする児童達。
GM:鳥羽くんは何をしていますか?
鳥羽 修:特に友人から声が掛かっていなければ、帰宅の準備を進めているでしょう。
GM:貴方がよく遊ぶ友人はどうやら用事があったらしく、チャイムと同時に教室を出て行きました。
GM:その代わり、話しかけてくる人物が一人。
???:「やぁやぁ。鳥羽くん、今日はお暇ですか?」


岸ゆかり:黒髪をボブカットにし、水色のカチューシャを付けた少女。
GM:ではここでヒロイン紹介です。

(きし)ゆかり』
貴方のクラスメイトの小学生の女の子。
ボブカットの黒髪に水色のカチューシャ。
姿を見る度誰かと会話してる印象のある少女。
一人称は「私」「(自分の名前)ちゃん」
語尾を伸ばしがちな丁寧口調。会話の流れはその限りじゃない。
口癖は「ははーん」

岸ゆかり:ノースリーブのシャツに上着を羽織りながら、君の机の前に。
鳥羽 修:「ヒマっちゃあヒマだけど。何? なんか用事? めんどいのはヤだぜ」女子からの声かけということに、若干警戒しながら。
岸ゆかり:「いえいえ、ちょっとしたお誘いですよぉ」
岸ゆかり:「鳥羽くんって、甘いもの好きでしたっけ」
岸ゆかり:「最近、ゆかりちゃんレーダーにピピンときた喫茶店を見つけまして」
岸ゆかり:「良かったら一緒にどうかなーって」
鳥羽 修:「えぇー……お前とぉー……」小声。クラスでウワサとかされるとめんどいし……
岸ゆかり:「ははーん」前の席に腰掛けて、背もたれに顎を乗せる
岸ゆかり:「照れてますか?」
岸ゆかり:顔を覗き込む。
鳥羽 修:「バっ! 照れてねーし!! ……なんか近いだろやめろ!!」思わずそっぽを向く。
岸ゆかり:「あら、それは失礼しました」ぱ、と体を離して。
岸ゆかり:「じゃあ、照れてないなら一緒に行っても大丈夫ですよね?」
岸ゆかり:ぱん、と軽く両手を横で合わせる仕草。
鳥羽 修:「わーったよ、もう」ぶっきらぼうに了承する。なんか乗せられた、と思いながら。
岸ゆかり:「ふふーん」
岸ゆかり:「では行きましょう。善は急げです」
鳥羽 修:「おう」なんとなく、周りをキョロキョロ見渡して、もう一度友人たちが既に帰っているのを確認してから。
GM:話している間に、クラスメイトの姿もまばらだ。
GM:最後のペアとして教室を出ることでしょう
GM:────────
GM:──────
GM:────
GM:----
GM:通学路
GM:----
GM:見慣れた通学路。
GM:岸の先導で貴方はそのお店に向かっています。
岸ゆかり:「雪中庵、というらしいです。そのお店は」
岸ゆかり:「冬っぽくて可愛いと思いませんか?」
岸ゆかり:端末を片手にマップ表示して案内しています
鳥羽 修:「なんかダジャレっぽいけどな……」あくまで気乗りしてない、という風に。
岸ゆかり:「?」折衷案(せっちゅうあん)、という語彙がない。
岸ゆかり:「ははーん。私、どうやら何かポイントを稼ぎそこねたご様子」
岸ゆかり:「あ、そうだ。鳥羽くん、結構ご飯は食べる方ですか?」
鳥羽 修:「まぁまぁ」飛びぬけて小食というわけでもない。小学生としてはまぁ、普通に食べる。
岸ゆかり:「そうですか。それは安心」
岸ゆかり:「私はあまり食べる方じゃないので、量が多かったらお願いしますね」
鳥羽 修:「ばっ、そーゆーのすんなよ……!!」流石に照れでも汚いとまではいわないが。
GM:そんな他愛もない話をしていると、住宅街から道沿いに、アーケードや商店の増えるエリアにやってきている。
GM:車はそれほど多い時間帯ではないが、貴方達と同じように用事から開放された人達の姿もちらほら見える。
GM:そこに、
GM:鳥羽くんは【知覚】を振ってください。
鳥羽 修:知覚! そんな得意じゃない……
鳥羽 修:2dx 知覚
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[1,7] → 7

GM:おっ。
GM:では貴方は気付きます。
GM:貴方達2人が話している道の先に、少し見通しの悪い交差点があり。
???:タッタッタッタ
GM:と、急いでいる足音が聞こえてくるでしょう。
GM:ちなみに貴方の傍らの少女は話に夢中で気付いていないのか。
GM:そのままだと、同じタイミングで交差点に入りそうです。
GM:先に気付いた鳥羽くんは、岸さんの腕を掴んで止めることが出来ます。
鳥羽 修:「……おい、危ないぞ」腕を掴んで、隣を歩く少女を止め、自分も止まります。
岸ゆかり:「わっ」
岸ゆかり:くい、と腕を捕まれ。
岸ゆかり:勢いがついていたのか、止まろうとした鳥羽くんを逆にぐい、と引き寄せてしまいます。
鳥羽 修:「うおっ」抵抗できる体重とかはないので、そのまま引き寄せられます。
岸ゆかり:「あっ、ごめ」
???:「わ、わ、わ!?」
???:そのタイミングで、道の向こうからくる人物も貴方達に気付き。
GM:体勢を崩した所にドン、と軽い衝撃があります。
GM:無論、オーヴァードである君はたとえ車に轢かれても致命傷にはなりませんが。
GM:それはそれとして、人がぶつかるだけでも転んでしまうことは自然の摂理。
GM:アスファルトに叩きつけられる、と身構えたとしても無理はありません。
GM:その際に体が緊張して、手に持っているものをギュッと引き寄せても
GM:無理はありません
GM:ね?
鳥羽 修:はい。
GM:では貴方は転びました。
GM:ですが、覚悟していたほど痛みはありません。
???:「わぁ……あいたたた」
???:仰向けに空を見上げる姿勢の君の後ろから、そんな声が聞こえます。
???:体勢的に、仰向けに転んだ君の下敷きになっています。
鳥羽 修:「……」状況を今一歩飲み込めていないが。
岸ゆかり:そして、手を掴んだまま君に覆いかぶさるように、こちらも倒れています。
岸ゆかり:「…………ははーん」
岸ゆかり:「私、助けられちゃいました?」
鳥羽 修:「あ、わり……いや、気をつけろ……?」そんなことを言いながら立ち上がろうとして。
???:ふに。
???:地面に手をつこうとした君の手に柔らかい感触。
???:「わっ」
???:「ごめんね、大丈夫?」
七森ナナ:君が立ち上がるのを手伝いながら声をかけます。
鳥羽 修:「へっ、ヘーキだしこんくらい!! そっちこそ気をつけろよな!!」しどろもどろ。
GM:ではここでヒロイン紹介です。

七森(ななもり)ナナ』
年齢は16歳。
長いロングの茶髪で、サイドを2つにくくっている。
おっとりとした性格で、年下の面倒を見ることが好き。
口を開くとお姉さんぶる。
一人称は「私」「お姉さん」
二人称は「きみ」「少年くん」「○○くん、○○さん」
いたずらっぽい丁寧語と砕けた口調が交じる。
口癖は「こらこら」



七森ナナ:「こらこら、年上にそんなこと言っちゃ……って言うべきなんだろうけど」
七森ナナ:「今回はお姉さんが悪いね。ごめんね?怪我とかしてない?」
七森ナナ:立ち上がった君の姿を見て、服の汚れとかをパンパン、と落としてあげている。
鳥羽 修:「言った通りだ、こんくらいヘーキ……世話焼くなよな……ヘーキだっつってんだろ……」尻すぼみな小声で。
七森ナナ:「ん、偉いね」頭を撫でる。
鳥羽 修:「そーゆーんだよ!!」子ども扱いされてるっぽくて腹を立てる。
七森ナナ:「あらあら」
岸ゆかり:「すみません鳥羽くん。助けてもらっちゃって」
鳥羽 修:「岸もあんま気にすんな……特に色々考える必要ねーかんな……!」
岸ゆかり:「………あ、鳥羽くん」
岸ゆかり:「怪我してます」君の、半ズボンから覗く膝頭から、赤い血が出ているのを見つける。
七森ナナ:「わ、ほんとだ。さっきのかな。ごめんね?」
七森ナナ:「お姉さんのバイト先がすぐそこだから、手当だけしちゃおう」
鳥羽 修:「マジだ……まぁ別に、すぐ治るし……いたくねーし」謎の強がり。
七森ナナ:「こらこら」
七森ナナ:「痛くなくても、バイキン入ったら大変だよ?」
岸ゆかり:「そうですよ。アト、残っちゃいますよ」
七森ナナ:「ぱっぱと済ませるから。お詫びもしたいし、ついてきてくれると」
七森ナナ:「お姉さんとっても嬉しいな」
鳥羽 修:「……じゃあ、手当だけな。パパっとな!」両面から寄られて逃げ場がない。
七森ナナ:「うんっ」君の手を引いて「じゃ、いこっか」
岸ゆかり:「そうしましょうそうしましょう」反対の手を引く。
鳥羽 修:「っ、やめろ、この体勢!! すんごいハズい!!」そのまま引っ張られていく。
GM:2人に手を引かれて、君はとある店に連れて行かれます。
GM:────────
GM:──────
GM:────
GM:----
GM:和風喫茶『雪中庵』
GM:----
GM:入り口にショーケースが並び、喫茶スペースを備えた和風な店構え。
GM:奇しくも、バイト先とは君たちが行く予定のお店でした。
GM:そのスタッフルームで膝の清拭と消毒をして、絆創膏などを貼った後
七森ナナ:「お詫びに奢ってあげるね。好きなもの頼んでいいよ。………一つまでっ」
GM:との申し出により
GM:貴方と岸は一つのテーブルに向かい合わせで座っていました。
GM:ちなみに何を頼みました?
鳥羽 修:(オゴリっつっても……無駄に張り切んのもダセーし……)と、生クリームあんみつをひとつ。
岸ゆかり:私はどら焼きセットです。
岸ゆかり:「ははーん」メニューなどを珍しげにめくって。
岸ゆかり:「こういう時に、「体で払う」っていうんでしょうかね。
岸ゆかり:「前に本で読んだ言葉ですけど」
鳥羽 修:「どんな本だよソレ……」
岸ゆかり:「あ、鳥羽くんは正しい意味をご存知で?」
岸ゆかり:「どういう言葉なんでしょう」
鳥羽 修:「……なんかわかってて言ってそうでムカツクんだけど?」じとーっとした目を対面の少女に向ける。
岸ゆかり:「?」小首をかしげる
七森ナナ:そんな歓談をしていると。
七森ナナ:学校の制服姿から、喫茶店の制服(装飾多めの袴姿。深緑色に白色で和風な柄が入り、フリフリのヘッドドレスをしている)に着替えて、注文の品を運んできます
七森ナナ:「はい、生クリームあんみつとどらやきセットです」
七森ナナ:「お茶……で、大丈夫かな?お水とかのほうが良い?」
鳥羽 修:「茶でいーし。……どこまでお子様扱いする気だよ」
七森ナナ:「あはは、小学生だと苦いの嫌いかなって思って」
七森ナナ:「ジュースが良かったら抹茶フロートとかも美味しいよ」メニュー表とは別のオススメメニューなどを指し示す。
鳥羽 修:「気に入ったら今度来た時にでも頼んでやるよ」謎の上から目線であんみつに匙を突っ込み、一口。
鳥羽 修:「うまっ……なかなかじゃん……」
七森ナナ:「うふふ、美味しいでしょ」微笑ましげに見て。
七森ナナ:「素直に褒めてくれたので、お姉さんがプレゼントを上げましょう」ゴソゴソ、とエプロンのポケットを漁って。
七森ナナ:君の前にチケットを置きます。
七森ナナ:表面が加工されたチケットで、「20%オフ券」と記載されています。
七森ナナ:「あげる。何回でも安く注文できるよ」
鳥羽 修:「ショーバイ大丈夫かよ、それ。貰ってやるけど」
七森ナナ:「スタッフ用だから大丈夫大丈夫」
七森ナナ:内緒ね?と人差し指を立ててウィンク
鳥羽 修:「大丈夫じゃないことしかわかんねーだろ、それじゃ……」そういいつつ、チケットは財布にしまい込む。
七森ナナ:「その分、鳥羽くんがいっぱい来てくれるとお姉さん嬉しいな~」
岸ゆかり:「気に入られちゃいましたね」
岸ゆかり:ちびちび、とどら焼きをつまんでいる。
鳥羽 修:「う、うるせー!」岸さんに向けて。
岸ゆかり:「うふふ」口元を隠して。
七森ナナ:「あ、こらこら。お友達は大事に、ですよ?」
GM:などと。
GM:甘味に舌鼓を打ちつつ、当初の目的であった店を堪能し。
GM:君は財布の中にしまわれたチケットを頻繁に。あるいは思い出したかのように。
GM:この日以降も何度か店に足を運んでいました。
GM:そんなある日。
GM:────────
GM:──────
GM:────

GM:----
GM:和風喫茶『雪中庵』
GM:----
GM:その日、学校を終えた君はいつものごとく。あるいはふと思い立って。
GM:なんとなく甘いものが食べたいなと思ったか、それ以外の理由で。
GM:この店を訪れました。
GM:丁度、人の波の隙間だったのか。普段は何人かいるお客さんが存在せず。
GM:店内に見えるのは貴方と、ウェイトレスとしての七森ナナだけです。
七森ナナ:「…………………」
GM:いつもは頼んでもないのに話しかけてきますが、この日はちょっと違います。
鳥羽 修:「……どしたんだよ、チョーシ狂うな……」
七森ナナ:「あわ」
七森ナナ:少し考え込んでいたような顔を崩して君に近づきます。
七森ナナ:「あ、うんごめんね鳥羽くん。注文かな?」
七森ナナ:なにか悩んでいたのを誤魔化そうとして、笑顔になります。
鳥羽 修:「注文は生クリームあんみつ。……それと」周りに他の客がいないのを確認してから。
七森ナナ:「クリームあんみつね。……およ?」その様子を見てる。
鳥羽 修:「……なにぼんやりしてんだよ、らしくねー……世話焼きどこいったんだよ、なんかあったなら聞かせろよ」憮然とした顔で、しかしまぁ、内容としては確かにあなたを気遣うように。
七森ナナ:「……………」目をパチクリ。
七森ナナ:「うふふ」言われたことを理解して、少し笑顔に。
七森ナナ:「心配してくれるんだ?」
鳥羽 修:「そんなんじゃねーし。チョーシ狂うだけだし。子ども扱いがなくなってせいせいしてるし」早口でまくし立てる。
七森ナナ:「そっかそっかぁ~。お姉さんは嬉しいです」
七森ナナ:「じゃあ、頼らせてもらっちゃおうかな」誰もいないのを良いことに、君の対面の席に座ります。
七森ナナ:「ええとね。そんな大したことじゃないんだけどね?」
七森ナナ:テヘヘ、と前置きして。
七森ナナ:「………鳥羽くんさ」
七森ナナ:「最近、変な夢を見たりすること、ない?」
GM:無論、君は夜はぐっすり眠っているため夢自体見ていなくてもいいし
GM:「深夜に寝るなんて雑魚のすることだ」と寝て無くてもいい。
GM:しかし、君は気付くでしょう。
GM:そう話す眼の前の女性をよく観察してみると、なにかの影響を受けたのか、微かにレネゲイドの残滓が残っていることを
鳥羽 修:「……オレは、別に……」夜はそこそこ寝ている。背が伸びなくなると後々ダセェからだ。
鳥羽 修:(……なんだよ、なんで七森から『こっち側』の感じがすんだよ……)マジな顔になって考え込むように。
七森ナナ:「んー、そっかぁ。お姉さんはちょっと夢見が悪いみたいで」
七森ナナ:「内容は覚えてないんだけどね?なにか夢を見てて、そのせいでお昼もボーッとしちゃった」ふあ、とわざとらしくあくび。
七森ナナ:「鳥羽くんにかっこ悪い所見せちゃったねぇ」
鳥羽 修:「…‥別に、ダセェとは笑わねぇよ」それ以上に状況は深刻かもしれない。
GM:目の前であくびをする女性から、それ以上の反応は感じられない。
GM:しかし、君はそのレネゲイドの反応を根拠にUGNに連絡を、あるいは独自に行動を起こしてもいいし。
GM:気のせいだと判断して、学生らしく勉学に励んでも良い。
鳥羽 修:「……ま、寝れるときに寝ろよ。今度は車とショートツとかしたらシャレになんないかんな」そう言いながら、覚悟と準備をする。
鳥羽 修:……自分を捕まえたクソ面倒なヤツらに、頼るという。メチャクチャシャクな覚悟をだ。
七森ナナ:「ん、そうする。話してたら頭もスッキリしてきたし」
七森ナナ:「さて、お仕事がんばりますか~」
七森ナナ:言って、注文を通していたクリームあんみつを受け取りに席を立つ。
七森ナナ:……そして、いつもどおりに戻ったように見える動きで君に商品を運んでくる。
七森ナナ:その器の側には、色のついた付箋に丸っこい文字で「ありがとね♪ (なにかのウサギのキャラクター)」などが添えられていた。
鳥羽 修:「……割引券ぶんくらい、シゴトしてやるよ……!」まずは糖分とばかりに、勢いよく匙を動かし始めた。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
鳥羽 修:姉ヅラすんな/七森ナナ/好意/〇憤懣で取得します。


OP2 桜ヶ丘 聖

GM:シーンPC:桜ヶ丘 聖のみ
GM:登場をどうぞ
桜ヶ丘 聖:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+5[5] → 37


GM:────────────

GM:----
GM:聖ルツィア女学院 初等部
GM:----
GM:聖ルツィア女学院は、幼稚園から大学までの一貫教育で知られる、N市でも有数の名門女子校である。
GM:外界から隔絶されたその校内には、幾つもの独自の掟や暗黙の了解、知られざる謎が蔓延っているという。
GM:しかし、その全ては生徒をお嬢様たらしめんとする愛の鞭であり。
GM:その鉄の掟により、ルツィア女学院は全国に名を轟かせ、県外からも入学を希望が殺到する高嶺の花なのである。
GM:その徹底管理された箱庭で、頂点として君臨する者たちこそ『雛罌粟の会』───で、あるが。
GM:いかなルツィアといえど、初等部は花というよりは未だその種類を知らぬ種。
GM:たわやかなる花々の集う花園で芽吹きを待つ一粒の種、それが桜ヶ丘聖。貴方のことだ。
GM:12歳。初等部としての最高学年を迎え、中等部への進学を控えている貴方は。
GM:今日も勉学に精を出し、放課後を迎えていた。
GM:一日のカリキュラムを終えたことを、大鐘楼の鐘の音が伝えている。
GM:放課後、貴方は何をしているだろうか?
GM:教室や図書室で勉学に励んでもいいし、寮の自室に戻っても良い。
GM:一足先に食堂で食事を摂るのもいいだろう。
桜ヶ丘 聖:「今は読書の気分やなぁ」好きな文庫本の新刊が入ったと聞いている。
GM:では、貴方は図書室に向かうだろう。
GM:その途中の廊下の窓からは、貴方達にとって憧れである中等部・高等部の校舎を遠目に見ることも出来る。
桜ヶ丘 聖:(やっぱあちらさんはきれいやなぁ)きれいだなぁと思っている。
GM:未だ花開かぬ種、殻を破るのを待つ揺籃に包まれた貴方達が目指す場所である。
GM:当然、それに見惚れるのは貴方だけではない。
GM:数人の生徒が同じように頬に手を当て、あるいは双眼鏡を装備し、その様に見惚れている。
???:「………」
???:その中に貴方は見覚えのあるクラスメイトを見つける。
???:数人のグループではなく、一人で居るのが特徴といえば特徴だろうか。
岸ゆかり:「………あら」
岸ゆかり:「桜ヶ丘様。ごきげんよう」
桜ヶ丘 聖:「ごきげんようやな」どことなく親近感を覚えている相手への挨拶。
岸ゆかり:聖ルツィアの初等部制服に身を包み、スカートをたおやかに持ってお辞儀。
桜ヶ丘 聖:聖ルツィアの初等部制服に身を包み、スカートをつまびらいてお辞儀。
岸ゆかり:岸ゆかり。君のクラスメイトであり、外部生として所属している友人である。
GM:ではここでヒロイン紹介です。
桜ヶ丘 聖:わぁ!

(きし)ゆかり』
貴方のクラスメイトの小学生の女の子。
ボブカットの黒髪に水色のカチューシャ。
外部生としてルツィアに所属しており、外に興味を持つ貴方とは外の話題で仲良くなった。
一人称は「私」「(自分の名前)ちゃん」
語尾を伸ばしがちな丁寧口調。会話の流れはその限りじゃない。
口癖は「ははーん」

岸ゆかり:「桜ヶ丘様も、中等部や高等部の皆様を拝見に?」
GM:無論、肉眼で人を捉えられる距離ではない。
桜ヶ丘 聖:「ちゃう、ウチは図書室に向かおう思おてな」
岸ゆかり:「あぁ、そうでしたか」
桜ヶ丘 聖:「岸はんはウォッチング?」
岸ゆかり:「えぇ、私達も最高学年ですから。来年からはあちらに移るのかと思うと、つい」
岸ゆかり:「図書室でしたら、宜しければご一緒しても?」
桜ヶ丘 聖:「あ、ええで。一緒いこか」
岸ゆかり:「ありがとうございます。たしか、お気に入りの本の最新のものが入ったと聞きましたので」
岸ゆかり:たおやかに裾を整えて、音を立てない歩き方で君の隣に並ぶ。
岸ゆかり:「桜ヶ丘様はどのような本を?」
桜ヶ丘 聖:「今日は小説やな」一緒にぽてぽてと歩く。
桜ヶ丘 聖:「街のドム&ゴーヤって言ってな、お外のお話やねん」
岸ゆかり:「まぁ。そのような本が」
岸ゆかり:「街の中でどのような物語が繰り広げられるのでしょうね。ドム様とゴーヤ様に…」
桜ヶ丘 聖:「これまでは木に登ったり、学校に登ったりしてたなぁ。今度貸したるわ」
岸ゆかり:「ははーん。わかりました。冒険活劇のようなものですね」
岸ゆかり:「はい、機会があればよろしくお願いいたします」
岸ゆかり:「私の方は、本日はファンタジーのお話を読んでみようと思いまして」
桜ヶ丘 聖:「ふぁんたじー」
岸ゆかり:「はい。ここではないどこか。私達と似ているようで、世界だったり、生き方だったり、出来ることがなにか違う方々」
岸ゆかり:「そんな人達のお話です」
桜ヶ丘 聖:「ええな、ファンタジーもお外のお話や」
岸ゆかり:「はい。私もお外から来ましたが、そのさらにお外のお話です」
岸ゆかり:「こちらも興味がありましたらオススメの本をご紹介しますね」
桜ヶ丘 聖:「お外のお外、ウチらとは違う景色が見れるんやろうなぁ」恍惚の表情で遠くを見る。
岸ゆかり:「えぇ、きっと」その恍惚の表情を見ながら。
岸ゆかり:「私達が、中等部や高等部の方々を見るように、お外から見た姿は違うのでしょうね」
桜ヶ丘 聖:「ほなら、読み終わったら交換こやな」
岸ゆかり:「はい、交換です。楽しみですね」
GM:話している内に、目的の図書室へとたどり着く。
GM:図書館、と読んだほうが良いような蔵書数を誇り、その広さから廊下側に一定間隔の出入り口を設けられている。
GM:その内で機能しているものを選んで入室すると、インクと紙の匂い。蔵書検索用の端末の低い唸りと、細やかな筆記の音と微かな遠吠えが聞こえる。
岸ゆかり:「では、お互い本を探しましょうか」
桜ヶ丘 聖:「せやな。ほんなら、また」ふりふりと手を振る
岸ゆかり:「はい、また後で」
桜ヶ丘 聖:(なんかええな、こういうの)
GM:そう言って別れて、お互いに広い新作の棚から目的の本を探し始める。
GM:検索端末を駆使すれば目的の棚から本を探すのは容易だろう。そのまま、図書館内に設けられたスペースで読むことが出来る。
桜ヶ丘 聖:(えーと、まー……まー……)端末検索を駆使し、本を探しに行く。
桜ヶ丘 聖:ぺらり、ぺらり。なんて、ページを捲る音さえもう聞こえない。ウチの意識は既にお外の虜。
桜ヶ丘 聖:小説を読むのは好きだ。籠の中の鳥である自分が、まるで大空を羽ばたいているような錯覚を覚えられるから。
桜ヶ丘 聖:ぺらり、ぺらり。ああ、ページが残り少ない。左手の厚みが薄くなるたびに、物語が佳境を走り抜けるたびに、心がきゅっと細くなる。
桜ヶ丘 聖:それは、夢のようなひと時が終わりを迎えるから? 翼を広げる先が無いことを思い出すから?
桜ヶ丘 聖:いいえ、それはまだわからない。聖ルツィア初等部の自分には、世界とお外の区別はつかないの。
桜ヶ丘 聖:でも、一つだけ。
桜ヶ丘 聖:「…………ああ、ええなぁ」
桜ヶ丘 聖:願いが叶うなら——なんて、思っても良いでしょう?
桜ヶ丘 聖:青い鳥はきっとどこかにいるのだから。
岸ゆかり:「…………ほう」、と感慨を帯びたため息を一つ。
岸ゆかり:夢中になっている間に、貴方の隣で本を読んでいた。
岸ゆかり:「あら、失礼」口元を抑えて「桜ヶ丘様も、良い本をお読みになりました?」
桜ヶ丘 聖:ぱたん。本を閉じて、そちらへ振り向く。
桜ヶ丘 聖:「ええ話やったわ」にこりと笑う。
岸ゆかり:「それはよかった」こちらもパタンと本を閉じる。
岸ゆかり:「よろしかったら、交換いたしましょうか」
桜ヶ丘 聖:「ええで。感想、きかせてな?」すすすと本をそちらの方へ。
岸ゆかり:「はい、もちろん」本を受け取り、こちらも本を差し出す。
桜ヶ丘 聖:(……ふふっ)やっぱり、ちょっと楽しい。
GM:受け取ってみると、表紙に大きくキャラクターの描かれ、挿絵の多いライトな小説である。
GM:表紙をめくってみれば、最初のページに作中の描写を絵にしたカラーイラストが織り込まれている。
桜ヶ丘 聖:「はわぁ、かっこええなぁ」ぺらぺらとカラーページを捲っていく。
岸ゆかり:「そうでしょう?文字が苦手でも読みやすいのです」
岸ゆかり:「どこで出てくるのか楽しみになりますし……」
GM:そのページの内の一つに、貴方の目が止まる。
GM:登場人物の一人である、金髪の少女が剣を振るうシーンだ。
GM:剣に宿る不思議な力を開放し、立ちはだかる圧倒的な敵を打倒する。この小説の見せ場の一つだろう。
GM:それに、貴方は違和感を覚える。
GM:吹けば消えるろうそくの炎のように微かな違和感で、その西洋の意匠の剣に目が留まる。
GM:無理矢理に掬って言語化するならば、「自分のと違うな」という類。
GM:少女が持つのならば西洋の剣より、和の太刀を見慣れているような気がする────が。
GM:もちろん、君は刀など持っていないし。
GM:振ったこともない。
岸ゆかり:「………どういたしました?」ページを捲る手を止めた君の顔を覗き込んでいる。
桜ヶ丘 聖:「————はっ」思考に耽っていた。
桜ヶ丘 聖:(ウチのと違う? ————なにが?)
岸ゆかり:「大丈夫ですか?桜ヶ丘様」
桜ヶ丘 聖:「あっ、ごめんな。見慣れへん刀やなー思おて」
岸ゆかり:「あぁ、なるほど」手元を覗き込んで。
桜ヶ丘 聖:「知っとるん?」刀……正確には剣であろうそれを指さす。
岸ゆかり:「海外の方では、こちらの剣というのが主流らしいですよ。日本の刀とも違いますよね」
岸ゆかり:「ふふ。ファンタジーのお話だと、こちらのほうがよく出るので、覚えちゃいました」
桜ヶ丘 聖:「岸はんは物知りやなぁ」
岸ゆかり:「いえいえ」ちょっと得意げに。
岸ゆかり:「このお話は、この、特別な剣を使う子が主人公みたいで」
桜ヶ丘 聖:「ほほー」
岸ゆかり:「槍とか弓とか、いろんな武器を持つ人達と戦うのだそうです」
岸ゆかり:「それで勝ち残ると」
岸ゆかり:「『何でも願いが叶う』………の、だとか」
桜ヶ丘 聖:「『願いが叶う』か。ええな。ウチらはこういうのよう持たんし、きっと持つこともないんやろうから無縁かも知れんけど」
桜ヶ丘 聖:「ちょっとだけ、憧れるわ」
岸ゆかり:「…………そうですね」
桜ヶ丘 聖:「岸はん?」声色の変化を伺おうとする。
岸ゆかり:「あ、中等部になりますと。部活というのがあるらしいですよ。そこでは弓や刀を使う練習も出来るという噂です」
岸ゆかり:ちょっと誤魔化すような口調。
桜ヶ丘 聖:「……部活かぁ。できること、いっぱいになりそうやな」何ら理由は知らないが、踏み入らないように声を戻す。
岸ゆかり:「そうですね、今からわくわくです」
岸ゆかり:なんでも無いように言った後。
岸ゆかり:「…………」
岸ゆかり:「ねぇ、桜ヶ丘様」
桜ヶ丘 聖:「んー?」
岸ゆかり:「先程のお話。『なんでも願いが叶う』というものがあったとして」
岸ゆかり:「桜ヶ丘様には、叶えたい願いって、ありますか?」
桜ヶ丘 聖:「叶えたい願い……」反復し、視線を開かれたページに描かれた剣に落とす。
桜ヶ丘 聖:『桜ヶ丘家として、立派なお嬢様に』『お外の世界』『籠の中の鳥』『青空色の鳥』
桜ヶ丘 聖:「…………ひみつや」少し、寂しそうな表情を浮かべて答えた。
桜ヶ丘 聖:だって、自分にもわからないのだから。
岸ゆかり:「むむ、そうですか」
岸ゆかり:「………私は一つ、これというのがありまして」
桜ヶ丘 聖:「そうなん?」興味津々といった様子で耳を傾ける。
岸ゆかり:「えぇ、そうなのです」
岸ゆかり:「……内緒ですけど!」ふふ、と笑う
桜ヶ丘 聖:「えー、おしえてーなー」自分のことは棚に上げる。噂になる話は蜜の味がするからだ。
岸ゆかり:「うふふー。教えてほしいですか?教えてほしいですかー?」
岸ゆかり:「いいですけど。そうですね……その代わり、次に寮の外出許可を取れる日を教えて下さいな」
岸ゆかり:ちょっと声を潜めて
岸ゆかり:「知っておりますか?桜ヶ丘様。今この街には」
岸ゆかり:「───なんでも、願いが叶うという噂があるらしいですよ?」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
桜ヶ丘 聖:ロイス取得  岸ゆかり 〇お外からの友達/どうして籠の中に?

OP3 雨品 みみね

GM:シーンPC:雨品みみねのみ
GM:登場をどうぞ
雨品 みみね:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+9[9] → 46


GM:────────────

GM:----
GM:和風喫茶『雪中庵』
GM:----
GM:どんな生き方をしても、生活はする必要がある。
GM:ということでUGNに協力する傍らアルバイトにも励む貴方。
GM:現在はこの喫茶店のホール担当として、ウェイトレスに精を出しております。
GM:本日も制服に身を包んで働き、現在は休憩時間。
GM:スタッフ用のバックヤードで一人、休憩中です。
雨品 みみね:「ふう」
雨品 みみね:椅子に座って、一息つく。
雨品 みみね:今日はいつもと比べると、少し忙しいという感じ。
雨品 みみね:タフさが売りではあるが、ちょっとぐらいの疲れは感じもする。
雨品 みみね:「(……やっぱり、ちょっときつい。かも)」


雨品 みみね:帯のあたりをぐいぐいとしている。
雨品 みみね:深緑の地に白の柄が入った、装飾多めの袴姿。身体に合わせて、ヘッドドレスがひらひらと揺れる。
七森ナナ:「おはようございまーす」
七森ナナ:学校の制服姿でバックヤードに顔を出す。
七森ナナ:「あ、雨品さん。……どうしました?」帯をグイグイしてる貴方を見る
雨品 みみね:「え? ああ、なんでもないの。なんでも」
雨品 みみね:あはは、と手を振ってごまかす。
七森ナナ:「そうですか?大丈夫そうならいいですね」
雨品 みみね:「ナナちゃんも、学校お疲れ様」
雨品 みみね:「どう? 楽しい?」
七森ナナ:「学校ですかー。大変ですが概ね楽しいです」
七森ナナ:自分のロッカーから制服を取り出しながら。貴方の服装と同じような和風メイドだ。
七森ナナ:そのまま、カーテンで仕切られた更衣スペースの方に向かっていく。
七森ナナ:「雨品さんも今日はどうでした?忙しかったです?」
雨品 みみね:「いつもより少し、って具合」
雨品 みみね:「厄介なお客さんはいなかったから、楽しかったけどね」
七森ナナ:「おぉ、それは重要情報」カーテンの向こうからシュルシュルと衣擦れの音。
七森ナナ:「前はちょっと暇で、寝落ちしそうになりましたよ私」
雨品 みみね:「二足の草鞋だと、そりゃ疲れるわよねぇ」
七森ナナ:「そーですそーです。頭を使った後だから余計に、です」
七森ナナ:再びカーテンの向こうから出てくる時には、同じように和メイド風の衣装に身を包んでいる。
七森ナナ:雑誌を手に持って、対面に着席。
七森ナナ:「そういえば、雨品さんはここ一足でしたっけ?結構多くシフト入ってますよねー」
雨品 みみね:「今はね。いろいろ、ご縁のあるところにお世話になるんだけど」
雨品 みみね:「他のとこが忙しくなったら、そっちに行っちゃうかも」
七森ナナ:「むー。そうなったら寂しいなー」
雨品 みみね:「あら」
雨品 みみね:「寂しがってくれるのは、嬉しいような悪いような」
雨品 みみね:なんてことを、笑顔で。
七森ナナ:「出会いは大切にするタイプですから」テヘヘ、と笑いながら。
雨品 みみね:「別のとこに行くことになったら、招待するから遊びに来て。ね?」
七森ナナ:「ほんとですか?はいっ、もちろん行きます~」
七森ナナ:そのタイミングで、ふあ、と小さくあくびをする。
七森ナナ:「とと、いけないいけない」口元をしとやかに隠しながら。
雨品 みみね:「ふふ。無理はしないでね」
雨品 みみね:「いざとなったら、あたしが二人分ぐらいがんばっちゃうから」
雨品 みみね:むん、と張り切りポーズ。
七森ナナ:「わっ、頼りになるお姉さんだ」
七森ナナ:「じゃあ私は、その御礼に美味しいお菓子を作りましょう」
七森ナナ:普段はホール担当だが、勉強としてキッチンに入ることもある。
七森ナナ:「雨品さんは、寝不足とかもなさそうですよね。肌、キレーですし」
七森ナナ:対面からジーッとその顔を見ている。
雨品 みみね:「あら、ありがと」
雨品 みみね:頬に手をやる。長年……本当に長年の間、はりつやが失われたことはない。
雨品 みみね:「まあ……ね。生まれつき、っていうか」
雨品 みみね:「………だから、ナナちゃんもちゃーんと休まなきゃダメよ?」
七森ナナ:「うぐー。羨ましい……ミステリアスな大人……」ぐで、となっている。
雨品 みみね:「時間は止まってくれないし、貯金もできないんだから」
雨品 みみね:「大切に、使わないと」
七森ナナ:「おぉ………」大人っぽい、みたいな顔。
七森ナナ:「そうですねぇ。油断してるとすぐニキビとか出るし…」
七森ナナ:「最近、暑くなってきたせいか。どうにも寝苦しくって」
雨品 みみね:「夏もすぐそこ、よね」
雨品 みみね:「無理しないで、エアコンとかちゃんと使ってね」
七森ナナ:「そうですそうです。そこはもうガンガンに使って」
七森ナナ:「夏といえば、この辺ももうちょっと絞らなきゃなんですが」自分の腰回りを両手で示す。
七森ナナ:「まかないが美味しいんですよね……雨品さんはどうでしょう、このバイト始めてから、変化とか」
七森ナナ:仲間を探す顔。
雨品 みみね:「そこはー……うん。がんばって、としか」
雨品 みみね:「あたしは、そんなに」
七森ナナ:「くぅ、オトナの余裕」
七森ナナ:「スイッチひとつでお手軽にシェイプアップ、とか発明されないかなー」
七森ナナ:行儀悪く、机に突っ伏すように呻く。
雨品 みみね:「まあ、ちゃんと意識できてるなら大丈夫よ」
雨品 みみね:「ほら、第一歩の仕事、仕事」
雨品 みみね:ぐいぐい、とナナちゃんの両肩を揉む。
七森ナナ:「うう、真面目なオトナめ~」両肩を揉まれ、ちょっと声に笑いが混ざる。
七森ナナ:こてん、と肩を揉む貴方の顔を下から見ながら。
七森ナナ:「…………雨品さんは、アレですかね」
雨品 みみね:「アレ?」
七森ナナ:「結構、今の自分って、理想の姿だったりします?」
七森ナナ:「私から見ると完璧に見えるんですけど、やっぱそういう人でも『こうなりたい』みたいな理想ってあるんでしょうか」
雨品 みみね:「ん~~~」
雨品 みみね:少し、目を閉じて考えて。
雨品 みみね:「……半々、ってとこかしら」
七森ナナ:「半々」
雨品 みみね:「半分は、今の自分に満足してるってことね」
七森ナナ:「ふむふむ」
七森ナナ:「もう半分は?」
雨品 みみね:「もう半分は……」
雨品 みみね:口元を、ナナちゃんの耳に近づけて。
雨品 みみね:「………ヒ・ミ・ツ♡」
七森ナナ:「~~~~っ!」ゾクゾク、と声の響きが背筋を駆け抜けて。
七森ナナ:「ひゃんっ!」囁かれた側の耳を抑えて立ち上がる。
七森ナナ:「(ちゅ、ちゅーされるのかと思った)」
七森ナナ:ドキドキと耳を抑えながらその唇に目を奪われている。
雨品 みみね:ナナちゃんの様子にくすくすと笑みをこぼしながら、心の一部が冷めていく。
雨品 みみね:「(言えるわけ、ないものね)」
雨品 みみね:ほう、と一息。
七森ナナ:「ふ、ふふ。ナナはこれぐらいでは攻略されませんからね」
雨品 みみね:「あら、強敵」
雨品 みみね:すぐに、いつもの調子に戻って。
七森ナナ:「いまのは男子だったら危険でしたね。女子のナナが抑えてみせます。世界のために」
七森ナナ:「ただ、まぁ。雨品さんぐらい凄くても、まだ上を目指したいものなんだなーというのは、わかりました」
七森ナナ:「や、なんか変なこと聞いてたらすみませんね。最近なんか、そういう夢をよく見てるみたいで」
雨品 みみね:「夢?」
雨品 みみね:「って、寝てる時に見る方よね」
七森ナナ:「あ、そうですそうです。将来の、とかつかない方」
七森ナナ:「起きた時には内容ほとんど忘れちゃうんですけど、それでも覚えてることがあって」
七森ナナ:「すっごく欲しいものを手に入れるために、ずっと頑張り続ける……みたいな」
雨品 みみね:「まあ……悪い夢じゃない、のかしら」
七森ナナ:「です、かねぇ?努力をしよう、ってのは大事ですし」
七森ナナ:「ただ、そんなに頑張ってるのを見ると、私ももっと頑張らないとかなーとか、ちょっと気になっちゃったわけですね」
雨品 みみね:「ん?」
雨品 みみね:「夢の中でがんばってるのは、ナナちゃんなのよね?」
七森ナナ:「……多分?覚えてないですけど」
雨品 みみね:「あー……そうよね。うん」
七森ナナ:「でも、夢の中で凄く頑張ってるから、影響されて現実の私も頑張らなきゃなって、こう、ですね」
七森ナナ:「行き場のない思いがフルチャージなのです」
雨品 みみね:「なるほど、なるほど」
七森ナナ:「そんなわけで、まず身近ですごい人な雨品さんにインタビューを敢行したというわけです」
雨品 みみね:「まあ、うん。頑張るのはいいことだと思うけど」
雨品 みみね:「凄い……かしら、あたし」
雨品 みみね:「んー、参考になるようなことは言えなくて悪いけど」
七森ナナ:「はい。とても凄いです。美人でプロポーションが良いし。」
七森ナナ:「あ、はい」
雨品 みみね:「目標を持つのは良し。頑張るのも良し」
雨品 みみね:「だけど、目標だけを見て、頑張りすぎるのはダメよ」
七森ナナ:「雨品さん………」
雨品 みみね:「過ぎたるは猶及ばざるが如し。薬も過ぎれば毒となる。腹八分目……は、ちょっと違うか」
雨品 みみね:「張り切り過ぎて身体を壊したりとか、目的のために手段を択ばなくなったりとか」
雨品 みみね:「そういう風になっちゃう人も、いるから」
七森ナナ:「……適性カロリーを心がけろってことですね」
雨品 みみね:「まあ、そんなところね」
雨品 みみね:真剣な表情が崩れ、くすくすと笑う。
七森ナナ:「よし、うん。わかりました」クスクスと笑って。
七森ナナ:「とりあえず、夏に水着になっても恥ずかしくない程度を目標にします」
七森ナナ:「なので、よかったら海行きましょうよ、海」
七森ナナ:「見せる相手が居ると気合が入ると言いますし、そのプロポーションに並び立つ緊張感を味方にしていきたい」
雨品 みみね:「いいわねー、海」
雨品 みみね:「あたしは前はバイトだったから、100%遊びで行きたいところね」
雨品 みみね:「海の家でこう、ね」
七森ナナ:「おぉ、海の家。ほんと何でもしてるんですね雨品さん」
雨品 みみね:腕をこう、なぜか波のような形にうねらせている。
七森ナナ:腕を真似っ子。
雨品 みみね:「ええ。いろんな人に出会えるから」
七森ナナ:「………」ナンパ待ち、ということではないんだろうなぁと口をつぐむ。
雨品 みみね:「ナナちゃんも、そうやって出会えた一人よ」
七森ナナ:「えへへ。光栄であります」
七森ナナ:「そして気合が入りました。ナナ、とりあえずバイトに邁進しようと思います」
雨品 みみね:「ん。ガンバ、ガンバ」
雨品 みみね:ぽん、と背中を優しく叩く。前へ押し出すように。
七森ナナ:むん、と気合を入れて。
七森ナナ:「はい。雨品さんも海、約束ですよ」
七森ナナ:一歩、ホールの方へと向かいつつ。
雨品 みみね:「ええ、約束」
雨品 みみね:ホールに向かうナナちゃんの背に返す。
七森ナナ:「あ」振り向く。
七森ナナ:「夏までに恋人の先約とか出来たら、反故にしてくれていいですからねー」ちょっと冗談っぽく言って。
七森ナナ:そのままホールに消えていく。
雨品 みみね:「………」
雨品 みみね:「まったく、もう」
雨品 みみね:困ったような、それでいて嬉しいような。
GM:そして、まだ休憩時間の残っている貴方は、再びバックヤードで一人になる。
GM:このまま時間まで雑誌を読むなり、端末で連絡を取るなりして時間を潰すことになるだろう。
GM:そして、一人になって気付くことが一つ。
GM:微かに──ほんの微かに残る、貴方が慣れ親しんだ感覚の残滓。
雨品 みみね:「───」
GM:話している時には気付かない程度の、集中してようやく捉えることが出来るほどのレネゲイドウィルスの痕跡。
GM:それに気付くことが出来る。
雨品 みみね:肌に感じる、慣れ親しんだモノ。自分を形作るモノ。
雨品 みみね:視線が、自然とホールの方へと向けられる。
雨品 みみね:「………さて」
雨品 みみね:先程まで、ナナちゃんが突っ伏していた机に触れる。
雨品 みみね:「休み、もらった方がよさそうね」
雨品 みみね:別の仕事の始まりを予感しながら、そう呟いた。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
雨品 みみね:同僚/七森ナナ/好意/不安:○/ロイス
雨品 みみね:以上を取得し、終了します。
GM:────────────

OP4 梔子 衣緒

GM:シーンPC:梔子衣緒のみ
GM:登場をお願いします。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:45->47)
GM:────────────
GM:----
GM:N市内 市街地
GM:----
GM:どんな生き方をしても、生活はする必要がある。
GM:ということでUGNに協力する傍らアルバイトにも励む貴方。
GM:今回、UGNに依頼されたのは、とあるジャームの討伐。
GM:UGNに所属する空木一姫とともに調査を行い、件のジャームを貴方は追い詰めました。
影のジャーム:「────!」
影のジャーム:厚みのない、影絵のような人型。
影のジャーム:間合いを掴ませないままに、両手剣の形をした影を構え、君と対峙する。
梔子衣緒:なんであれ、剣を振ることならば己の範疇。どこか妖しく光を反射する太刀を構え。
梔子衣緒:「さて。調査はどうにも苦手だけれど、こっちならまあ慣れたもの。いけるね、空木ちゃん」
空木一姫:「───えぇ」
空木一姫:君の傍ら、影から滲み出るかのように黒い少女が身の丈を超える大太刀を構える。
空木一姫:「随分と逃げていただきましたが、ここで討てば問題ありません、梔子様」
梔子衣緒:「よし。じゃ、西洋剣…クレイモアとかツヴァイハンダ−かな?ま、長物だからそこは気を付けてやろう」
影のジャーム:体と、振るう刃が一対の影となり、相対する相手に間合いを掴ませない。
空木一姫:「ならば、私が先手を。後詰めをお願いします」
梔子衣緒:ぱちりと。濡れた刃に紫電が走る。「影か。了解、気を付けて」
空木一姫:バリ、と黄金色の稲妻が走り、不定形の桜の花びらを形作る。
空木一姫:「えぇ、では───」
空木一姫:揺蕩う花弁が数枚、対峙する影へと届いて
影のジャーム:「───!」
空木一姫:一瞬後、体を稲妻と変えて振るわれる一閃が首を狙う
影のジャーム:ガギィ ン!
影のジャーム:予測か、偶然か。その刀に対して影の刃をあわせる。
梔子衣緒:弾かれる音が先か後か。
梔子衣緒:その影に、絡むは蒼の火花が一つ。
影のジャーム:しかし、上段に対応するために振り上げた姿勢。がら空きになった胴に───
梔子衣緒:その刃を抑え込む。
梔子衣緒:「ちょっと練習してみたのがあるんだよ」上から、峰を擦り切るように——
影のジャーム:「、!」
影のジャーム:剣を離す。足を振り上げる。後ろへと下がる。無数の対応手が存在する中で
影のジャーム:それを実行する時間だけが、足りない
梔子衣緒:「小野派一刀流、切落ってね」首筋へ、滑らせた刃が一閃と。
梔子衣緒:そのまま滑り落ちるときに、胴を分かつもう一つ。
梔子衣緒:くるりと。丁度宙にて回した身体が地へ着く音。
影のジャーム:薄衣を裂くように、その刃は見事に影を両断する。
空木一姫:トン、とこちらも実体を持った体が着地する。
梔子衣緒:「さあて。影だから、元を断たねば復活するなんてならにゃあいいけど」下段に構え、残身の姿勢。
空木一姫:その間に、三閃の刃が、分割された体それぞれに突き刺さる。
空木一姫:「そう、ですね。そちらの捜索も進めたほうが良いでしょう」
空木一姫:「………刀を振るう以外は苦手なのですが」ふぅ、と物憂げに
梔子衣緒:「なければいいんだけどねー。そしてそこらへん、わたしはもっと苦手なんだなあ」
空木一姫:「うむむ。あのような冴えを見せていただいては、こちらも出来ることを致しませんとね」
梔子衣緒:「お金も懸賞についつぎ込んじゃったし……」ぼそっとぼやきつつ。ジャームを見据えている。
梔子衣緒:「なに、あれだけやれて他の事も出来るんでしょ?なら問題ないって」
空木一姫:「そうですか?……そうでしょうか。ひとまず、この場の報告を」
空木一姫:言って、残心を取りながら端末を取り出す。
???:───その瞬間。
???:《ラストアクション》
梔子衣緒:「ーー空木ちゃんっ!」声を張る。
???:ぞるり、とその影の体が融ける
空木一姫:「、あっ!」
???:人の形を保っていた影が、その全身を無数の剣に変えて貴方達に襲いかかる。
梔子衣緒:ざ、と影を分かつ一閃を放っているが。溶けたそれを全て払う事は出来ない。
???:それは到底、一閃、あるいは3つの刃で防ぎきれる数ではなく。
???:無数の剣となった影が2人に降り注ぎ───
???:───痛みはない。
???:剣の形をしていてもそれは影。まるで実体を持っていないかのように溶けて。
梔子衣緒:「ーーつ…!痛覚刺激じゃない…?何された…!」
空木一姫:「…………ッ、!」
???:貴方達の体に、自らが操るのとは別種の「レネゲイドウィルス」が侵入するのがわかるだろう。
???:それはまるで体を食いつぶすように急速に体中を駆け巡り。
梔子衣緒:「空木ちゃん、大丈夫!?」その感触に顔を顰めつつ。
空木一姫:「梔子、様!」
空木一姫:同じく、その感覚に顔を顰め。
GM:直感する。
GM:これが続けば、「自分が自分でなくなる」と
空木一姫:「…………!」
空木一姫:「失礼…!」
梔子衣緒:「…ああくそ…!この手の搦め手は専門外なんだよな…って、な」
空木一姫:《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:要の陣形》 対象は自身と梔子衣緒
空木一姫:───鞘に収めた大太刀を振るう。
空木一姫:不定形な影の刃が、どぷりと地面に融けるように振るわれ、一閃
空木一姫:「……………梔子様」
空木一姫:「その、」言いづらそうに
梔子衣緒:「なんだい空木ちゃん」
空木一姫:「痛かったらごめんなさい」
空木一姫:一瞬の間。
梔子衣緒:「……いいさ、思い切りやってくれ」苦笑して、剣を地面に突き立てる。
空木一姫:「…………はい」こちらも苦笑して
空木一姫:「痛み分けということで」
空木一姫:ズァ と
空木一姫:振るわれた影の刃が二閃、2人の体を貫く。
GM:UGNの分類する所の遺産、コードは「鬼切りの古太刀」
GM:レネゲイドウィルスを蚕食する特殊な刃が、2人の体を蝕んでいたそれを喰らう。
梔子衣緒:「ぐ」痛みより、己の腕と脚を抑え込むのに力が必要だった。
GM:そして、その際の激痛が貴方達を襲い。
GM:次第に意識が薄れていく。
梔子衣緒:(……まったく。世話に成り通し…)自分の未熟さを嘲るように息を吐いて。
梔子衣緒:自己のレネゲイドへの度重なる干渉に、意識が遠のく。
空木一姫:それはこちらも同じことで。
GM:そこにいる2人はお互いの姿を視界に収めながら、意識を失った。
GM:────────
GM:──────
GM:────

GM:----
GM:N市内 空木邸
GM:----
GM:どんな生き方をしても、生活はする必要がある。
GM:ということでUGNに協力する傍らアルバイトにも励む貴方。
GM:今回、貴方に持ちかけられた話は、とある家の家庭教師だという。
GM:と言っても教えるのは勉学ではなく、貴方曰く「棒振り芸」──刀の扱いである。
初老の男性:「────事前にお伝えしたとおり」
初老の男性:「今回貴方に依頼するのは、一番下の娘の剣術指南、というわけです」
GM:貴方を出迎えた男性は、屋敷の中の一室で会話をしている。
GM:門と玉砂利の庭を備え、複数人の住居人と雇われた女中などが静かに行き来している屋敷の中の一室である。
GM:応接間なのか、和風な雰囲気に反してこちらには机など応対用の洋風な拵えがされている。
梔子衣緒:随分と古風な屋敷だな、と思いつつ。この部屋の調度からすると、随分お金があるぞ、とも見て取れる。
梔子衣緒:まあ、流石に個人宅への家庭教師というのはあまりないが、剣道の道場だとか部活、サークルのようなものなら何度か経験もある。
梔子衣緒:だから、然程疑問にも思わずにいたわけなのだけれど。
梔子衣緒:「はい。ええっと、その子のこととか、教えるのにどれからとか。そういうのはございます?」
初老の男性:「あぁ、そうですね………我が家では特殊な刀を振るうことで異形の輩を滅しておりますが」
初老の男性:「それでも、基礎的な力を修めるに越したことはありません」
初老の男性:「貴方の評価はUGNの方からも伺っております。必要とあれば最初の基礎から叩き込んで頂けると」
梔子衣緒:「まあ、刀術だって基本はそう変わらないですからね……はあ」
梔子衣緒:「わたしのやり方と、噛み合わないところが出るかもしれませんが……それは宜しいので?」
GM:話している間に、女中さんからガラスの涼し気な器で冷たいお茶が差し出されます。
初老の男性:「えぇ、構いません」
初老の男性:「私達が刀を振るうのは、型を確かめる道場ではなく、会話の出来ない相手に対してですから」
梔子衣緒:「呼吸に、歩法に、構えに変わってきますけれど…。まあ、そうおっしゃるなら」ありがとうございます、と女中さんに頭を下げて受け取る。
初老の男性:「より強くなれるなら文句も出ないでしょう」
梔子衣緒:「ふうむ」色々と考えがあるのだろう。きちんと流派を修めているような人間からすれば、何を言うのかと食って掛かりたくもなろう言い方でも。
初老の男性:淡々と表情を変えずに君と対峙している
梔子衣緒:「ま、わたしもちゃんぽんにして雑食ですし。そこらへん上手くやってみます」
初老の男性:「えぇ、お願いします」
初老の男性:「必要なものがあれば、手近なものに仰って頂ければ用意いたします」
梔子衣緒:「ああ、お手数をおかけします」
初老の男性:「通いが手間なら、住み込みで宜しければ好きな部屋も使っていただいて構いません」
梔子衣緒:「そりゃまた……ありがたいですけど」
初老の男性:言って、予め用意していた契約用の書類などを確認している。
梔子衣緒:「……」こちらも契約書類をささっと読む。
梔子衣緒:割はそう悪くない仕事だし、ひとりというならより深く教えられるだろう。随分厚遇されてるな、という戸惑いはあるけれど。
初老の男性:特に急かしはしない。書類を確かめ終わるまで静かに待っている。
梔子衣緒:「ん、特にわたしから気になる点は今のところありません。其方がよろしければ、御受けさせて頂きたいと思います」
初老の男性:「ありがとうございます」そういう表情にも変化はない。
初老の男性:サラサラ、となにかの書類に署名をして。
初老の男性:「では、早速ですが。指南を頂く娘を紹介させて頂きましょう」
梔子衣緒:こちらもサインを。「あ、ありがとうございます」
初老の男性:「この時間ならば、庭に出ていることでしょう。こちらへ」
初老の男性:まとめた書類を女中に渡して、貴方を部屋の外に先導する。
梔子衣緒:音もなく立ち上がり、着いていきます。
GM:応接間を一歩出れば、和風に整えられた調度に溢れる。
GM:しばらく歩いていると庭に面した縁側にたどり着き。
GM:そこに静かに腰掛ける、一人の少女に出会う。
初老の男性:「紹介いたします」
初老の男性:「"空木一姫"。今回指南頂く、当家の娘です」
空木一姫:「─────」
空木一姫:縁側に座って、ぼうと庭を眺めている。
梔子衣緒:「……」一瞬。息を呑んで。
空木一姫:年の頃は10に届くかどうか。小さな着物に身を包んで、その傍らに身長の二倍はありそうな大太刀が鞘に収められている。
GM:そして、貴方は気付けるだろう。
GM:その少女は、自分の記憶にある「空木一姫」と間違いなく同一人物であり、しかし。
GM:自分と出会った時の年齢より、大きく下回っていることを。
空木一姫:「……………」紹介された声に反応して、2人を見る。
梔子衣緒:「…………まいったな、これは」小声で囁き。
初老の男性:「………私は、手続きがありますので、コレで失礼」
初老の男性:「お帰りになる際は手近なものにお声掛けください」と言ってその場を去っていく。
梔子衣緒:「ええ、お疲れ様でした」
梔子衣緒:「……こほん。ええと、剣術…っていっても、基礎になるけれど。其れを教えることになった、梔子衣緒。よろしくね」
梔子衣緒:縁側に座る彼女と視線を合わせ、膝を突いて手を差しのべる。
空木一姫:「……………」梔子さんの顔をじっと見つめて。
空木一姫:その手を見て、ちょっと迷って。
空木一姫:おずおずと手を合わせる
空木一姫:「空木一姫、です」
梔子衣緒:「うん、よろしくね」そっと手を握る。
空木一姫:「梔子様、ですか」
梔子衣緒:「うん。珍しいかな?自分で着けたんだ、髪の色がそうだから」
空木一姫:「ええと、その、そうではなく」
空木一姫:先程までの、能面のようだった無表情が微かに崩れる。
空木一姫:「……………私と、どこかでお会いしたこと、ありますか?」手の感触を確かめるように。
梔子衣緒:「ふふ。そうかもしれないね。なにせわたしは、昔の記憶が曖昧だし」
梔子衣緒:「もしそうなら、二回目だから。こんにちはの方が合ってるのかな」ふわりと笑いながら、思考を回している。
空木一姫:「………そう、かもしれませんね」その笑顔を見る。
空木一姫:「では、こんにちは、梔子様………その」
梔子衣緒:「うん」彼女の言葉を待っている。
空木一姫:「妙なことをお聞きするのですが」
空木一姫:「……高校生の私を、みたことがありませんか?」
空木一姫:恐る恐るといった、反応を伺う目。
梔子衣緒:「………ああ、きっと君がそれくらいになったら、こうなるんじゃないかっていう子を見たことがあるよ」
空木一姫:「!」
空木一姫:「その方は……今、どちらに?」
GM:その答えは、君の記憶の中には無いだろう。
GM:あの最後の一瞬、気を失った後。その後の記憶はひどく曖昧だ。
梔子衣緒:「うーん……ごめんね。前仕事は一緒にしたんだけど…その後会ってなくて」
空木一姫:「そう、ですか」
梔子衣緒:(…全く。そういうのを放っておいたのは、怠慢だったな)
梔子衣緒:「なあに。気になるのかな?」
梔子衣緒:「気になるんなら、わたしが調べておくよ」
空木一姫:「えぇ。……そうですね、梔子様。気になります」
空木一姫:「私、夢を見るのです。今より成長した、自分の夢を」
梔子衣緒:この子は、今不安の中にいるのだろう。何がなんだか分からなくて、でも気になってしまうような。そんな。
梔子衣緒:「うん」
空木一姫:「夢の中の記憶はひどく曖昧で、朧気ですが。一つだけ、どうしても気になってしまうのです」
空木一姫:「影を振るう、剣士。夢の中の私は、それに負けたように思うのです」
空木一姫:「えぇ、どこのどなたか存じませんが。私ではどのような方か、検討も付きませんが」
空木一姫:「もし、大きな私がそれで負けたというのなら」
空木一姫:ぎゅ、と小さな手を握って。
空木一姫:「梔子様、私を強くしてくださいますか?」
空木一姫:真っ直ぐにキミを見る。
梔子衣緒:「ああ、勿論。わたしの今の仕事は、それだからね」
梔子衣緒:「厳しいかもしれないが、着いてこれるかい?」
空木一姫:「着いて、行きます」
梔子衣緒:「よし」
梔子衣緒:「じゃあ、わたしの剣を教えるよ。きみが、それから学ぶものがあればいい」
空木一姫:「はい」君の記憶にあるであろう瞳と、同じ目で
空木一姫:「よろしくおねがいします」綺麗にお辞儀をする。
梔子衣緒:「うん、よろしくね」
梔子衣緒:最後の一撃。あれを、わたしも彼女も捌けなかった。
梔子衣緒:油断とは言わない。疲労とも。
梔子衣緒:あれは、
梔子衣緒:わたし、梔子衣緒の力の不足であり、
梔子衣緒:剣の未熟であり、
梔子衣緒:為すべきを怠った怠慢であるのであるから。
梔子衣緒:「……………さあて」刃が抜かれる際の、金打の音。
梔子衣緒:「復仇だ。やってやらにゃあ」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
梔子衣緒:空木一姫 好意/謝意〇 で。
梔子衣緒:不覚に突き合せた……
空木一姫:お互い様、ですよ

ミドル1

GM:合流シーンです。全員登場。
雨品 みみね:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+8[8] → 54

鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+8(1D10->8)した(侵蝕:41->49)
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:47->48)
桜ヶ丘 聖:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+4[4] → 41


GM:────────────
GM:----
GM:N市 市内
GM:----
GM:ある休日。岸ゆかりとの約束で外出することになった桜ヶ丘さんは、街に来ています。
GM:由緒あるルツィア生として寮生活を送る貴方にとって、たまの外出許可で繰り出す街は新鮮に映ることでしょう。
GM:その中の一員として、貴方は友人とともに歩いています。
桜ヶ丘 聖:(おっそと、おっそと、おっそとのせかい♪)からんからんと草履を鳴らしながら、心も足も浮き上がっているように。
岸ゆかり:「ふふ、ご機嫌ですね桜ヶ丘様」
岸ゆかり:こちらも多少浮足立ちつつ、ルツィアの制服ではなく私服姿で。
桜ヶ丘 聖:「ふふっ、そう見える?」るんるんである。
岸ゆかり:「えぇ、とっても」
岸ゆかり:クスクスと笑う
岸ゆかり:「その姿が見れただけで、お連れした甲斐があるというものです」
桜ヶ丘 聖:「太陽に手が届きそうなビル、大きな音を鳴らして走る車! ウチの世界が広がってしもうたぁ」
岸ゆかり:「ふふ、桜ヶ丘様は世界を楽しむ才能がありますね」
岸ゆかり:「広がった世界ではぐれたら大変です。お手をお繋ぎしましょうか?」
岸ゆかり:す、と小さな手を差し出してくる。
桜ヶ丘 聖:「独りになったら寂しいわぁ。エスコートしてな?」きゅっと手を握る。
岸ゆかり:「あら。ではこの私がナイトの役目をお受けしましょう」握り返す。
桜ヶ丘 聖:「えへへ、ありがとうなぁ」にっこりとほほえむ。
岸ゆかり:「あはは、どういたしまして」
岸ゆかり:「桜ヶ丘様、こちらこそありがとうございます。噂を確かめたいだなどと、私の好奇心に付き合って頂きまして」
桜ヶ丘 聖:「ええよ。ウチも気になるし……秘密の話」尻すぼみに、耳元に声を当てながら。こっそりと。
岸ゆかり:「………うふふ」そのヒソヒソ声を聞いて。
岸ゆかり:「私、『何でも願いが叶う』なんてものが本当にあるのか、とても気になったのです」
桜ヶ丘 聖:「ウチも気になる……!」ひそひそ
岸ゆかり:「本当にありましたら、その時お教えしますね?」ぱちり、と片目を瞑る。
桜ヶ丘 聖:「たのしみやなぁ」どきどき
岸ゆかり:「えぇ、楽しみです」繋いだ手をゆらゆらと揺らして。
GM:そうして、君達2人は街中を行く。
GM:時にお店に目を輝かせて、時に車の往来に目を丸くしながら。
GM:そして、周りはだんだん活気のある表通りではなく、落ち着いた住宅が目立つようになっていく。
岸ゆかり:「………ええと、こちら、ですね」と時折、取り出したメモに目を落としながら先導する。
桜ヶ丘 聖:「はいな」手を引かれながらついていく。
GM:そして、黒板のメニューが通りに置かれた、コーヒーの香りのする角を曲がった頃。
岸ゆかり:「あ、ここのようです」
桜ヶ丘 聖:「いよいよやな!」
岸ゆかり:貴方の手を引きながら声を上げ、メモに書かれた地図と今の場所を見比べる。
岸ゆかり:「桜ヶ丘様、ここが『願いの叶う場所』のようですよ!」
GM:そう言って示した場所は、公園。
桜ヶ丘 聖:「『願いが叶う場所』……」
桜ヶ丘 聖:(ウチの願い……ウチは、何になりたいんやろう?)
GM:住宅街の中に現れた、中央に噴水を称えて、多少の広さを携えた運動公園である。
GM:今は時間帯の問題か、利用している人は伺えない。
岸ゆかり:「………桜ヶ丘様?」きゅ、と手を握りながら、君の顔を覗き込む
桜ヶ丘 聖:きゅっと握られた手から体温が伝わってくる。この広い世界に独りではなく二人。それだけで小さな胸は高鳴る。
岸ゆかり:「行って、みましょうか」
桜ヶ丘 聖:「……岸はん! 願い、叶えような!」きゅっと握り返す。
岸ゆかり:「えぇ、もちろん!」笑顔で答える。
岸ゆかり:「じゃあ、いっせーの、せで公園に入ってみましょう。良いですか?」
桜ヶ丘 聖:「ええで……ごめん、やっぱ深呼吸させて」
岸ゆかり:「良いですよ。落ち着いて、私も───」
桜ヶ丘 聖:すーすーすーはーーーーーーーー
七森ナナ:「────あれ?」
七森ナナ:と、その時。
七森ナナ:ちゃりん、とベルの音を鳴らしながら、2人の後ろを通る女子高生の姿。
七森ナナ:「えーっと……そうだ、ゆかりちゃんだ。鳥羽くんと一緒に来てた子」
岸ゆかり:「…………あら?」深呼吸をしようとしたまま、答える。
桜ヶ丘 聖:「はぁ————」吐いている。
七森ナナ:「前は来てくれてありがとうね。えっと、お友達かな?」深呼吸してる桜ヶ丘さんを見る
桜ヶ丘 聖:「すー…………はうっ!」見られていることにやっと気づく。
七森ナナ:「あはは。邪魔しちゃった。ごめんね?」
桜ヶ丘 聖:「………………聖ルツィア女学院 初等部六年。桜ヶ丘聖もうします」取り繕えど浅緋色の着物に身を包むは一輪の花——お嬢様だ。
桜ヶ丘 聖:「よろしおす」
七森ナナ:「おぉ、しっかりさん。私は七森ナナっていうの。高校2年生。よろしくね」
桜ヶ丘 聖:「七森のナナはんやな。よろしゅう」
七森ナナ:「うん、聖ちゃん。ルツィアってあのお嬢様学校だよね?珍しいね、散歩?」
桜ヶ丘 聖:「ひみ……ちょっとしたお外の世界の冒険です」にっこりお嬢様スマイル。
岸ゆかり:「えぇ、そうなんです。たまにしか外出できませんから」こちらもにっこり。
七森ナナ:「へぇ。良いね、そういうの。冒険頑張ってね、ゆかりちゃんに、聖ちゃん」
桜ヶ丘 聖:「応援ありがとうなぁ。七森はんはええ人やわぁ」
七森ナナ:「ふふ、聖ちゃんも立派ないい子。きっと将来、素敵なお嬢様になれるよ」頭を撫でる。
桜ヶ丘 聖:「にへへ……」普段甘えられる相手もいないからか、うっとりとしてしまう。
七森ナナ:「………にへへ」その様にこっちも頬が緩み
GM:と、その時。
七森ナナ:「───あれ?でも」
GM:君の視界の端に、淡い光が映る。
GM:それは仄かに光を増して
七森ナナ:「たしか、ゆかりちゃんって、」
七森ナナ:言いかけたその時。君と向かい合っているがゆえに、何かに気付いて
???:《ワーディング》
???:公園の方向。
???:ルツィアという世界から外に出て、新しく広がった世界とは別に
???:圧迫するような気配が、君達を包む。
桜ヶ丘 聖:「なんや、この感じ————」
岸ゆかり:「……!」
七森ナナ:「あぶっ」どん、と君ともうひとりを突き飛ばすように
桜ヶ丘 聖:「あっ」
???:それは、影。
???:微小な十字架のように見える無数の短剣が、君達に射出される
七森ナナ:「───ないっ!」
七森ナナ:それが届く瞬間、君を範囲の外に。
桜ヶ丘 聖:「きゃあ!」なされるがまま、飛ばされ宙を舞う。
???:そして、無防備な体に短剣たちが突き刺さる
七森ナナ:「────────ぁっ!」悲鳴すら上げられず、吹き飛ぶ。
岸ゆかり:「………きゃっ!」
岸ゆかり:突き飛ばされた先、蛇のように細い影が足首に絡まり、その体を引き寄せていく。
???:そして。
桜ヶ丘 聖:「いちち……えっ……?」目の前のできごとが理解できていない。ファンタジーですらこの光景は存在し得なかった。
GM:突き飛ばされ、とっさに周りを見回すと、それを見つける。
影のジャーム:噴水の方向に現れるのは、人の形をした影だ。
影のジャーム:片手で細身の剣のような十字を握り、その周りに無数の短剣の影が舞っている
影のジャーム:「────」その口の部分が、ゆっくりと動いたように見えた。
岸ゆかり:「さ、」絡んだ影が、人の影へとその体を引き寄せる
岸ゆかり:「桜ヶ丘、様──!」
桜ヶ丘 聖:足元がざわつく様な浮遊感を覚える。離れていく友人を目線だけで追い——否、身体が動く。思考より早く、その経験が自分を動かす。
桜ヶ丘 聖:「岸はん!」
GM:君の行動は迅速だった。思考のラグもなく、ただ反射によって。
GM:しかし、ただ単純に。
岸ゆかり:その体を、影が飲み込むほうが早かった。
桜ヶ丘 聖:「岸はーん!!」伸ばした手は、虚を掴む。
影のジャーム:「────■■」ブン、と影の剣を振るう。
影のジャーム:次は君だと言うように、一歩近づいて。
GM:ではここで。
GM:判定があります。
桜ヶ丘 聖:判定! 決めてみせます!
GM:良い意気込みだ!

【影のジャームを討伐せよ】
--------------------------------------------------------------
使用技能:<白兵>、<射撃>、<RC>、<交渉>、その他攻撃系技能
目標値 :40
--------------------------------------------------------------
※『桜ヶ丘聖』はエフェクトの使用不可

GM:頑張ってね。
桜ヶ丘 聖:うおー! 素のチカラ!
GM:ちょっとお待ちを。
GM:ここで、《ワーディング》を察知したお三方、登場どうぞ。
GM:行動値順に判定を行い、累計40が達成できずにクリンナッププロセスを迎えた場合
GM:全員に4d10のHPダメージを与えます。
GM:ルールは以上。ではイニシアチブ順で。
GM:イニシアチブ6。梔子さんか鳥羽くんから。
梔子衣緒:ではわたしから先に。
梔子衣緒:素で白兵判定。
梔子衣緒:3dx+34
DoubleCross : (3R10+34[10]) → 8[5,6,8]+34 → 42

GM:何だその固定値は
雨品 みみね:終わってしまった
GM:破廉恥ではないかね!
梔子衣緒:コレが…ノイマンの力だ!
GM:クソッ、頭がいい!
GM:では問題なく討伐出来ます。
GM:桜ヶ丘さんは助けを呼んだり、他の3人は演出で格好良く登場してください。


影のジャーム:───ブン、とタクトを振るように剣を掲げる。
影のジャーム:その周りに浮遊する短剣が、一斉に桜ヶ丘の方を向いて。
影のジャーム:「───」
影のジャーム:およそ常人の世界にあるものではない、それは殺気。
影のジャーム:必殺の意志を以て、無数の短剣が射出される────
桜ヶ丘 聖:「……だ」
桜ヶ丘 聖:自分が終わる。その瞬間を覚悟する時、なにを願うのだろう。そんなことを考えたことがある。
桜ヶ丘 聖:答えは簡単だった。私の願い、それは————
桜ヶ丘 聖:「誰かお願い! 岸ちゃんを助けて!!」
桜ヶ丘 聖:————友達を、失いたくない! 自分よりも大切なものがある!
梔子衣緒:その叫びが如何に尊いものであろうと、対する影には斟酌されまい。一秒後には、刃に穿たれ血に塗れることとなろう。
梔子衣緒:だが。
梔子衣緒:その一秒後、君の前に掛かった影は、柔らかくはためくサマージャケットのものだけだ。
梔子衣緒:「ーーやあ、其処の君」抜き身の日本刀を片手に、少女が場違いなくらい明るい声で。
梔子衣緒:「その仕事、わたしに任せてもらえるかい」
桜ヶ丘 聖:「……へぁ?」声、というより息の抜けた音。
梔子衣緒:左右周囲、公園に付きたつ刃の中で。君とその後ろには、一切届かせず。
影のジャーム:攻撃を止めたわけではない。未だに殺意は渦巻いて、現にその影は届いている。
影のジャーム:ただしその全ては打ち払われ、地面へと行き先を変えられて。
影のジャーム:「─────!」
梔子衣緒:「やれ。参ったな…守りながらだとやりきれないかも」
梔子衣緒:「きみ。わたしの後ろから動かないで」
桜ヶ丘 聖:「は、はい!」
影のジャーム:生み出す剣は、更に倍。
鳥羽 修:……目の前の脅威を前にして。
鳥羽 修:電磁フィールド展開。反射用障壁発生。投射用コインの装填。そこまでは終わっていた。
鳥羽 修:あとは指を離すだけ、のはずだった。それを。その前に。
鳥羽 修:(なんだアレ? 純粋な剣技?)
鳥羽 修:オーヴァードとしてのチカラすら感じさせないソレを前に。
鳥羽 修:「キモすぎだろ……」冷や汗交じりに、嘯いて。
鳥羽 修:「……ともかく、次はオレの番だな」指を、スマホ型媒体の上に乗せてスワイプでキープしていたコインから、離す。
影のジャーム:更に一手では打ち払えない数を以て、敵を打倒するために、剣を振り上げ──
鳥羽 修:複数枚のコインが、電磁力で加速され、射出され……ピンボールのような軌道を描いて、剣を弾き飛ばす。
影のジャーム:「!」
影のジャーム:ガィン、と影とは思えぬ金属音を響かせ剣が弾かれる。
梔子衣緒:「お。ありがたいね」
影のジャーム:新たなる敵を認め、指揮を失った浮遊する短剣、その一つを手動にて投げ放とうと手に取り、
???:───その矢先。
???:何処かより伸びる白い鞭が、影のジャームの手を打つ。
影のジャーム:「!」その行動が阻害される。
???:短剣は影のジャームの手を放れ、宙に舞う。
???:攻撃を終えた白き鞭───否、"脚"は、
???:勢いよくしゅるしゅると縮んでいく。
???:それを視線で追えば、その先には───
雨品 みみね:「───まったく」
雨品 みみね:「小さい子たちに、物騒なもの向けるものじゃないわよ」
雨品 みみね:白い長髪、白い肌、赤みがかった瞳の女が立っている。
影のジャーム:「………………」新たに現れた三人を、目のない顔で見回す
影のジャーム:浮遊する短剣に囲まれた中で、ス、と手を掲げる。
影のジャーム:瞬間、飛ばされた剣の影が溶けて、足元から現れるように再生成
影のジャーム:感触を確かめるように一度振り、仕切り直しと構え───
GM:そしてそれは、君にとっては信じられないほどの、隙だ
梔子衣緒:「いけないなあ、目の前の相手から気を逸らすのはさ」
梔子衣緒:その声は、影の懐から聞こえる。
梔子衣緒:白脚の打撃。その戻しに合わせて飛びこんでいた。
梔子衣緒:「隙だらけだぜ。誘いにしちゃあやり過ぎだ」じぱ、と。
影のジャーム:「っ、!」短剣の舞う結界、それはミドルレンジにおける射程であり
梔子衣緒:紫電が通り過ぎた道と、
影のジャーム:自らを巻き込む距離で、短剣と剣、どちらを振るうかの間。それは。
影のジャーム:命をこぼすには十分すぎた
梔子衣緒:その影の胴と頭長からの唐竹十字に奔っている。
影のジャーム:わずかの抵抗もなく、影は裂かれる。
影のジャーム:ばしゃり。
梔子衣緒:斬線。紫電纏う刃が、既に通り過ぎた後。
影のジャーム:まるで墨汁が溢れるように、形を失った黒は地面へと染み込む。
梔子衣緒:「……さて。さっきの子の友達は、ちゃんと無事ならいいんだけれど」血払い、残身。
影のジャーム:──そして、君の記憶にあるだろう。『かつて』討伐した存在が、ここからの一撃を。
影のジャーム:────しかしそれは行われない。
GM:君が普段より長めの残身を取り、様子を見ても完全な沈黙が帰ってくる。
GM:戦闘判定終了です。
梔子衣緒:「……ふむ?」納刀する。
梔子衣緒:「ここでは終わりかな。とは言え……」周囲を見渡す。影の刃でぼこぼこになっている公園。
梔子衣緒:「…UGNの処理班とか呼んだりしないとダメだなあ、これ」
七森ナナ:「………………あ、う」公園の外。血に塗れた体で微かに呻く。
七森ナナ:先程子供達を庇った時のまま、全身に短剣の刺さった傷があり、血に塗れている。
七森ナナ:然るべき場所で治療を行わなければ、命の危機だろう
雨品 みみね:「! ナナちゃん!」
雨品 みみね:怪我を負った知人の姿を目にし、駆け寄る。
鳥羽 修:「! なんでここにいんだよ、もう!!」呻く七森を発見し、駆け寄る。
鳥羽 修:「チックショー……どんな世話焼いたんだよ今度は……!」苛立った声でUGNに治療班を要請する。
梔子衣緒:「……さて。君の友達はあの子かな?」桜ヶ丘さんに。
桜ヶ丘 聖:「…………」呆然としている。助かったのか、それとも既に果てて夢を見ているのか。強く脈動する心臓だけが、事実のみを訴えてくる。
桜ヶ丘 聖:「岸ちゃん…………」
梔子衣緒:「……違いそうか。すまない」
桜ヶ丘 聖:「あっ…………ううん、ごめんなさい」
桜ヶ丘 聖:「……ありがとう」
梔子衣緒:「……君も、ある程度でもこうなった事情を知る資格はあると思う。悪いけど、よければ付いて来てくれ」こちらもUGNへの連絡を入れていた。
桜ヶ丘 聖:こくり。と、頷いた。
雨品 みみね:「……被害者はもう一人、ね」
雨品 みみね:「それで、君と」鳥羽くんを見て。
雨品 みみね:「あなたは……お仲間でいいかしら」梔子さんを見て。
梔子衣緒:「非正規だけどね」肩を竦め。「よろしく」
雨品 みみね:「よろしく。あたしも同じよ」
鳥羽 修:「こっちもイリーガルだけど」
雨品 みみね:「なるほど、なるほど……まあ、詳しい自己紹介は彼女を運んでからね」
雨品 みみね:横たわるナナちゃんを見て。

GM:君達の連絡を受けて、UGNの医療班が到着する。
GM:七森ナナは重症を負い、岸ゆかりは連れ去れた。
GM:そして君達は各々、支部へと同行することになる。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
雨品 みみね:ロイス取得は保留します。以上。
梔子衣緒:ロイスは…まだ名前も聞けてないし。保留で以上!
桜ヶ丘 聖:確かにー ということで保留!
鳥羽 修:同じく保留の以上で!
GM:はーい

ミドル2

GM:シーンPC:桜ヶ丘さん ほか登場自由
桜ヶ丘 聖:41+1d10 登場侵蝕
DoubleCross : (41+1D10) → 41+4[4] → 45

梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:48->57)
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+9(1D10->9)した(侵蝕:49->58)
雨品 みみね:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+8[8] → 62


GM:────────────
GM:----
GM:UGN支部内 会議室
GM:----
GM:公園の現場からUGNと共に支部へやってきた君達。
GM:七森の治療を優先し、その他体勢が整うまでの間は支部の一室へ通される
GM:まずは各々、自己紹介並びに交流を深める運びとなった。
梔子衣緒:「さて、と」ソファに身体を沈めて。「じゃあ、ちょっと時間あるし。どうせだから自己紹介でもしよっか」
雨品 みみね:「そうね。これからしばらくの付き合いにはなるでしょうし」
雨品 みみね:「一番がいい……って人がいなければ、あたしからやりましょうか?」
梔子衣緒:「おお、ありがたや。それとも、我こそはってひとはいる?」
鳥羽 修:「仲良しこよしってのもガラじゃねーけど。……ま、ヒツヨーだよな」
鳥羽 修:言いながら、どうぞお先に、と手をやる。
桜ヶ丘 聖:先ほどまでの戦闘が現実であることをゆっくりと反芻しつつ、周囲の動向を伺ってちょこんと座っている。
梔子衣緒:「ん、この感じだといなさそうかな。じゃ、お願いしますね~」
雨品 みみね:「ではでは、一番を頂きまして」
雨品 みみね:「こほん」
雨品 みみね:ん、と喉の調子を整えて。
雨品 みみね:「あたしの名前は雨品みみね。さっきも言ったとおり、UGNのイリーガルよ」
雨品 みみね:「所属的には、第二地区ね。今回はまあ、調べ物があって」
雨品 みみね:「……今、治療を受けてるあの子。七森ナナちゃんね」
雨品 みみね:「普段のバイト先が一緒なんだけど、ちょっと"こっち"の事件に関わってそうな感じがして」
雨品 みみね:「それで、さっき偶然にも現場に遭遇したってわけ。まあ、同じ件かはわからないけど」
雨品 みみね:「とりあえず、あたしについては………ああ」
雨品 みみね:ぽん、と手を合わせて。
雨品 みみね:「前もって言っておくけど、あたしはあなたたちが"レネゲイドビーイング"って呼ぶ存在よ」
雨品 みみね:「だけど、いろいろあって、ヒトの中で暮らさせてもらってる」
雨品 みみね:「できれば……仲良くしてくれると、嬉しいかな」
雨品 みみね:「以上」
梔子衣緒:「ん。ありがとうございますー。いや、こっちこそよろしくです」
雨品 みみね:「腕っぷしの方はあんまりだから、その点は頼りにしてるわ」
雨品 みみね:梔子さんに返して。
梔子衣緒:「あはは、こっちこそコレ以外からきしなんで…」
雨品 みみね:「ふふ……じゃあ、二番目の人。お願いね」
鳥羽 修:「……次、オレだな。鳥羽修。小5。イリーガル。普段は第十から仕事を押し付けられてる」
鳥羽 修:「オレの目的もグーゼンだけど、そこの雨品とおんなじ……七森から『こっち』の感じがしたから調べてた」
鳥羽 修:「というか、多分何度か喫茶店の店員と客として雨品とは会ってるな」まぁ、だからなんだ、という風に視線を送りながら。
鳥羽 修:「チカラとかはさっき見せたから、セツメーはいいだろ。終わり。はい、次」あまり慣れ合う気はない、とでも言わんばかりに、手短に。
梔子衣緒:「はいはい。さっきは助かったよー」苦笑しながら。
梔子衣緒:「じゃ、続きまして。梔子衣緒。所属は…星辰館の破風の会になるのかな?」
梔子衣緒:「ま、そうはいっても基本根なし草の売剣稼業、傭兵みたいなことやったり棒振り指導で食べてるね」
梔子衣緒:「今回は、空木ちゃん…空木一姫ちゃんって子が居てね。その子と一緒にやった仕事とか色々で、まあR案件なことがあったから」
梔子衣緒:「その再調査、現状の解決をしようとしてた、って感じかな」
梔子衣緒:「能力は見ての通り」ぽんぽん、と竹刀袋を叩く。
梔子衣緒:「はい、聞きたいこととかないなら以上だよ~」
梔子衣緒:「ん。じゃ、だいじょぶ?」桜ヶ丘さん…ちゃん?の方を見て。
桜ヶ丘 聖:「あ、えと……はい、大丈夫です」
桜ヶ丘 聖:「……聖ルツィア女学院 初等部六年。桜ヶ丘聖もうします」
桜ヶ丘 聖:すーはー。一つ、呼吸を整える。握っていた手の感触を思い出すように。
桜ヶ丘 聖:「……ウチは正直、今混乱してます」
桜ヶ丘 聖:「目の前で小説でも読んだことないような凄いことが起きたり、岸はんが影の中に溶けてしもうたり……わからんことだらけです」
桜ヶ丘 聖:「でも、ウチの中で一つ確かなことがあります」
雨品 みみね:「……それは?」
桜ヶ丘 聖:「“いりーがる”も“れねげいどびーいんぐ”も意味はわからん。けど、その言葉は不思議と心に馴染む」
桜ヶ丘 聖:「“こっち側”なら信頼していい」
桜ヶ丘 聖:「そう、思うんや。こっちがどっちかなんて知らへんけれど」
梔子衣緒:「…………ははー。もしかして、空木ちゃんとの類似例か?」小声で零す。
桜ヶ丘 聖:「だからどうか、お願いです。岸はんを助けてください」
桜ヶ丘 聖:「お願いします……!」消え入るような声を投げかけ、頭を下げる。床に数滴の雫が跡を残した。
梔子衣緒:「顔を上げて。わたしはきみに請け負うって言ったんだから、やってやるさ」
雨品 みみね:「(前に記憶処理でも受けたのかしら……)」
雨品 みみね:「(でも、覚醒者を? 考えづらい、か)」
雨品 みみね:「そうそう。困った時はお互い様」
雨品 みみね:「助け合うのがヒトの道、でしょ?」
桜ヶ丘 聖:「梔子はん、雨品はん……!」ぱぁと表情に花が咲く。
鳥羽 修:「辛気臭ぇ……ピーピー泣かなくたって、こんなのチョチョっと解決してやるよ」口は悪いが、まぁ。やる気はある。
梔子衣緒:「良いこと言いますねえ。ふふ、それに鳥羽くんもやってくれるってさ」
桜ヶ丘 聖:「小さい子もありがとうなぁ」
鳥羽 修:「小さッ……!!」
雨品 みみね:「はいはい、喧嘩しないしない」ぱんぱんと手を鳴らして。
梔子衣緒:「あはは…」苦笑。
雨品 みみね:「これから協力していくんだから。仲良くしないと」
GM:そうして、交流を深める貴方達。
GM:支部の職員に呼ばれ、あるものは事件の状況への協力。あるものは怪我人の容態の確認などを行うことになった


GM:────────────

GM:というわけで情報判定です。項目は以下!

■【『影のジャーム』について 難易度8 <情報:UGN>】
■【『願いを叶える噂』 難易度6 <情報:UGN>、<情報:噂話>】☆桜ヶ丘のみ5
■【『七森ナナの容態』 難易度8 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
■【『空木一姫の状態』 難易度6,8 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】☆梔子のみ5,7
※難易度が複数ある項目は、その難易度ごとに情報が発生します

GM:追加情報は発生しません。このシーンはコレで全部です。
GM:また、失敗した場合は登場侵蝕1d10を振ることで、再びチャレンジできます。
GM:項目と技能を宣言してどうぞ!
桜ヶ丘 聖:でたわね 〈知識:ヒロイン〉
梔子衣緒:知識ヒロイン。
鳥羽 修:伝説の技能、〈知識:ヒロイン〉……!
GM:知識ヒロイン。
GM:頑張ってね!財産点の使用も可能!
雨品 みみね:順当にナナちゃんの容態か……いや鳥羽くんに見てもらうべきかな
梔子衣緒:空木ちゃんの行きますね。情報UGN.コネ起動。財産は無いので頑張るしかねえ。
桜ヶ丘 聖:順当に桜ヶ丘指定のものを振りたいと思います。
雨品 みみね:どっちやりたいですか?
鳥羽 修:七森の容態ですかね……
梔子衣緒:3dx=>7 頼む
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 7[4,4,7] → 7 → 成功

梔子衣緒:ヒュー……あぶねえ…。
桜ヶ丘 聖:3dx+4=>5 噂話
DoubleCross : (3R10+4[10]>=5) → 10[4,5,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

梔子衣緒:つよい
桜ヶ丘 聖:めっちゃ噂になってる
GM:つよい
鳥羽 修:七森ナナの容態に対して、情報:UGNで。コネ:UGN幹部を起動。エンブレム:キリタニコネクションの効果も乗って、判定。
鳥羽 修:3dx+7>=8 情報:UGN
DoubleCross : (3R10+7[10]>=8) → 10[3,5,10]+6[6]+7 → 23 → 成功

鳥羽 修:ストーカーかこいつ
梔子衣緒:つ、つよい
雨品 みみね:じゃあ影のジャームについて。
雨品 みみね:3dx+3>=8 情報:UGNで
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 6[1,1,6]+3 → 9 → 成功

雨品 みみね:あぶない
GM:皆優秀ね!
GM:じゃあ情報を開示していくわね。

■【『影のジャーム』について 難易度8 <情報:UGN>】
 N市内での複数体の遭遇が確認されているジャーム。
 報告されるだけで複数体の交戦記録があるが、総じて「剣」を扱っている。
 梔子衣緒と以前遭遇したのもその内の一体であると推測できる。
 意志はあるようだが発声器官はなく、目的は不明。
 無差別に徘徊をしているわけではなく、特定の場所に紐付いての遭遇が確認されている。
 
 『場所が判明し危害を加える』
 ともすればUGNに討伐される対象のはずが、UGN側の動きは不自然なほど少ない。
 まるで、この事件に気付いてもいないかのようだ

  →☆【UGNの動きについて】が次シーンから開放されます

■【『願いを叶える噂』 難易度6 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
 この街の人間での間で、にわかに噂されている話。
 曰く、『特定のパワースポットを発見し願いを伝えると、それを叶えることが出来る』というおまじないのような物
 今回はあの公園だったようだ。
 しかし、その特定の場所が何処かの出処はあやふやであり、
 知ってる者もその情報源を覚えていない。

■【『七森ナナの容態』 難易度8 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
 医務室に運び込まれた七森ナナは一命をとりとめた。
 無事であった理由はここに運び込まれる前に傷口の再生……《リザレクト》が始まっていたからだ。
 しかし、UGNのデータベースには七森ナナがオーヴァードであった記録はない。
 傷口の再生速度も微弱であり、覚醒して間もない・あるいは覚醒したてと考えられる。

 その日数から考えて、雨品みみね・鳥羽修の両名が感じた「レネゲイドの影響」は覚醒の予兆だったとも考えられる。
 ………が、詳しく検査するにはまだ時間が必要である。
 
  →☆【『七森ナナの容態2』】が次シーンから開放されます

■【『空木一姫の状態』 難易度6,8 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
 《難易度:6》
 空木一姫。空木家の娘であり、UGNの登録コード『鬼切りの古太刀』を振るう少女。
 年齢は10歳。UGNに協力する空木家の一人として、日々精進している。
 
 《難易度:8》
 ────と、記録があるが、それはおかしい。
 少なくとも梔子衣緒の記憶では少女は17歳の高校生であり、以前に影のジャームと戦って以降の情報も存在しない。
 そして、空木家の人間は既に空木一姫を除いて全滅した記録がある。
 だというのにまるで、空木一姫という存在は元からあの年齢だったかのように存在している。

 また、本人も自分の状態を訝しんでいるようだ。
 
  →☆【『存在しない記憶』】が次シーンから開放されます


GM:以上を情報を持って、情報共有ロールなどをしていきましょう。

GM:----
GM:UGN支部内 食堂
GM:----
GM:貴方達は各々の調査、行動を終えて、支部内の食堂に集まっている。
GM:手頃なテーブルスペースを確保し、それぞれ腹ごしらえや、わかったことの共有などを行うためだ。
雨品 みみね:「それじゃ、今回もあたしから」
雨品 みみね:「……で、いいかしら?」
桜ヶ丘 聖:「お願いするで」
鳥羽 修:「いーぜ」
梔子衣緒:「お願いしますね。あの影についてでしたっけ」
雨品 みみね:「そ。今までに縁のある支部を中心に聞いてみたんだけど」
雨品 みみね:「似たような個体が複数記録にあるみたい」
雨品 みみね:ペラペラと用紙をめくりながら。
雨品 みみね:「もっとも、てんで言わざるみたいで、何が目的かはさっぱり……だって」
雨品 みみね:「ただ、出現場所には傾向があるみたい。特定の場所に関係がある、かも?」
梔子衣緒:「ふむ?場所……場所、ですか。何か特別なのが、あそこ在りましたっけ…?」
雨品 みみね:「……これだけわかってるのに、それ以上となると情報がなくってね」
梔子衣緒:「…?そりゃまた奇妙な」
雨品 みみね:「そこも含めて、ちょっと不自然かも……アレを今までに見た人、いる?」
梔子衣緒:「わたしは一度斬ってますね、チルドレンの子と一緒に」
雨品 みみね:「さっきのが二度目ってわけね。その、チルドレンの子は?」
雨品 みみね:「何か気づいたこととか、言ったりしてなかった?」
梔子衣緒:「あー、それがですね…」資料を広げる。
梔子衣緒:「わたしが一緒に仕事したのは、高校生の子なんですよ」
梔子衣緒:「でも、今のあの子は10歳の小さい子になってるんですよね」そうした一連の流れを纏めた手帳を広げ、皆に見せる。
雨品 みみね:「高校生の子が、小学生ぐらいに……?」
雨品 みみね:衣緒ちゃんの手帳を見る。
鳥羽 修:「なんだそりゃ。突然若返るとかそんなんあんの?」
梔子衣緒:「そう。で、あの子は今天涯孤独でひとりきりのはずだったんだけど」
梔子衣緒:今度は、10歳の彼女を教えるということで取り交わした契約書。
梔子衣緒:「なんと、今は家人がいたり使用人も、立派な屋敷もあるおうちにいるんだよね」
桜ヶ丘 聖:「つじつまが合わんと」
雨品 みみね:「妙ね……身体の変化だけならともかく」
雨品 みみね:「身辺関係までごっそり?」
梔子衣緒:「で、彼女自身も。高校生のときの自分を、何処かで覚えてるっぽいんだ」
雨品 みみね:「本人には自覚がある、ね」
梔子衣緒:「そうなる。この契約書とか、あの屋敷も全部まぼろしでわたしが化かされてなければね」ひらひら振りつつ。
鳥羽 修:「えらい規模のデカい化かしになるけど、そこまでなんでもアリか?レネゲイド……」
梔子衣緒:「奇妙に過ぎるんだ。いっくらレネゲイドだっていっても、此処までの事象は普通起こせない」
梔子衣緒:「それこそ、一部のジャームとかの能力……ああ、”願いをかなえる”っていう直球なのもあったね」
桜ヶ丘 聖:「あ、えーと————」すっと手を上げる。
雨品 みみね:「はい、聖ちゃん」
桜ヶ丘 聖:「ウチらはな『願いの叶う場所』を探しててん」
桜ヶ丘 聖:「岸はん……えっと、影に飲まれたウチの同級生がな、こっそり教えてくれたんよ」
桜ヶ丘 聖:『知っておりますか?桜ヶ丘様。今この街には』『───なんでも、願いが叶うという噂があるらしいですよ?』
桜ヶ丘 聖:「……それが、あの公園。ウチらが見つけた『願いの叶う場所』」
梔子衣緒:「……噂、にしちゃあまたなんとも。そこであの影が湧いたんだもんなあ…」
桜ヶ丘 聖:「そう、あんなことになってもうて……お姉さんも大丈夫なんやろうか……」
鳥羽 修:「……七森は無事だよ。……無事っつっていーのかわかんねぇけど」
梔子衣緒:「関連性がある、って見ておいた方が良さそうだね。おっと」
鳥羽 修:「どうも、『こっち』に目覚めたっぽい。よえーけど《リザレクト》が行われてたって」
雨品 みみね:「ナナちゃんが……!?」
鳥羽 修:「雨品とオレが感じてたレネゲイドの感じも、覚醒のせい……かもしれない。ケンサとかもーちょいかかるみたいだ」
桜ヶ丘 聖:「”味方”になったん?」”こっち側”の認識は『信頼できる相手』でしかない。
雨品 みみね:「あ、ええ。ナナちゃん、悪い子じゃないから」
雨品 みみね:「少なくとも"敵"ではないわ。安心して」
梔子衣緒:「ま、まだ怪我治ってないんだからゆっくり休んでもらいましょう」
鳥羽 修:「天地がひっくり返ってもアイツには悪い事なんかできそーにねーよ」
桜ヶ丘 聖:「せやろなぁ。あのお姉さん、ええ香りがしたんや」無事と仲間が増えたことで安堵する。
雨品 みみね:「……そういえば」
梔子衣緒:そうして安堵する桜ヶ丘さんを見て。…そういえば、桜ヶ丘さんも今、ワーディング下で動けるのだ。
雨品 みみね:「ナナちゃんも、何か願いを叶えようと頑張る夢を見る」
雨品 みみね:「とか、言ってたけど」
雨品 みみね:「……関係、あるかしら」
梔子衣緒:「……”願いを叶える”、というのが関係ありそうですからねえ。ある、と仮定して動きましょう」
桜ヶ丘 聖:(願い……今なら、ハッキリと言えるわ)
桜ヶ丘 聖:(待っててな、岸はん)
雨品 みみね:「そうね……それにさっきの、"願いを叶う場所"」
雨品 みみね:「ジャームの出現箇所の傾向と、何かありそう」
梔子衣緒:「………空木ちゃんの時は、あの影の攻撃を受けた後。わたし達は記憶がない。そうしてああなってた……」
梔子衣緒:「……影の攻撃を受ければ、”願い”の通りになるのか?」
鳥羽 修:「つーか、そういや桜ヶ丘の言う岸、って。まさか、岸ゆかり……なわけ、ねーよな」
桜ヶ丘 聖:「岸はんのこと知っとるん!?」食い気味に
鳥羽 修:「うわっ、がっついてくるな! ……でも、そっちの言ってる岸と同じなのか? だって岸ゆかりは、俺のクラスメイトだぜ?」
鳥羽 修:「学年もガッコーも違うだろ……」
桜ヶ丘 聖:「————は? 岸はんは、ウチのクラスメートや。お外にいたころの学校のことと間違えとるんちゃう?」
鳥羽 修:「……ドーセードーメーの奴が、そうそういるか……?」
桜ヶ丘 聖:「仮におったとする。でも、ウチの岸はウチと同じルツィアの岸はんや」
桜ヶ丘 聖:思い描くのは、黒髪をボブカットにし、水色のカチューシャを付けた少女。
鳥羽 修:「どーゆーことだ……ワケわかんねぇな……これも調べる必要、ありそーな気もする……」
雨品 みみね:「………衣緒ちゃん」
雨品 みみね:「"同じ"だと思う?」
梔子衣緒:「……分からない。でも、」
梔子衣緒:「怪しいね。すごく怪しい」
桜ヶ丘 聖:「…………なんにせよ、助けなあかん。ウチにできることは多くない」すっと鳥羽くんの手を握りに行く。
鳥羽 修:「うわっ、急に触んな……!」手を握られて挙動不審になる。
桜ヶ丘 聖:「頼むで。あんたが頼りや」両目で彼の眼を見て、両手できゅっと握る。少しだけ震えた手で。
鳥羽 修:「……うるせー。別に頼られなくても乗り掛かった舟だ。終わるまではマジメにやってやるよ……」そっぽを向きながら、ぶっきらぼうに応える。
雨品 みみね:「……あっちもまとまったみたいだし」
雨品 みみね:「ちょっと休憩したら、調査再開ね」
梔子衣緒:「よし、やってきますか」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
鳥羽 修:ロイス取得!
鳥羽 修:技術がキモい/梔子衣緒/感服/〇脅威 と、
鳥羽 修:なんで店員がここに/雨品みみね/親近感/〇劣等感 で!
鳥羽 修:泣くな頼るな/桜ヶ丘聖/連帯感/〇食傷 も取得しましょう
梔子衣緒:ロイスを取ろう。桜ヶ丘さんに。
梔子衣緒:契約主 桜ヶ丘聖 〇尊敬/心配 
梔子衣緒:協力者 雨品みみね 〇好感/憧憬 で。
雨品 みみね:協力者/梔子衣緒/好意:○/劣等感/ロイス で取得します。
雨品 みみね:購入は無難に応急手当といきましょう。
雨品 みみね:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 9[2,5,9] → 9 → 成功

雨品 みみね:よし、一個キープ。以上です。
梔子衣緒:購入はわたしも応急かな。
梔子衣緒:1dx+2=>8
DoubleCross : (1R10+2[10]>=8) → 7[7]+2 → 9 → 成功

梔子衣緒:アブね買えた。一個ゲット。
鳥羽 修:購入、強化ビジネススーツ(IC.81)で。
鳥羽 修:コネ:手配師起動。キリタニコネクション付与。
鳥羽 修:4dx+5>=19
DoubleCross : (4R10+5[10]>=19) → 7[2,4,7,7]+5 → 12 → 失敗

鳥羽 修:財産7点突っ込んで購入。着用。
桜ヶ丘 聖:ロイス取得! 鳥羽 修 〇信じる/年下やんな?  梔子 衣緒 〇良い人/ちょっと強すぎひん?  雨品 みみね 〇優しい人/底が知れない
桜ヶ丘 聖:購入 3dx+2>=12 ボディーアーマー
桜ヶ丘 聖:3dx+2>=12 ボディーアーマー
DoubleCross : (3R10+2[10]>=12) → 8[5,7,8]+2 → 10 → 失敗

桜ヶ丘 聖:ぎゃん
桜ヶ丘 聖:以上です!
GM:では以上かな。

ミドル3

GM:シーンPC:桜ヶ丘さん。他登場自由
桜ヶ丘 聖:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+8[8] → 53

梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:57->60)
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+10(1D10->10)した(侵蝕:58->68)
雨品 みみね:62+1d10
DoubleCross : (62+1D10) → 62+9[9] → 71


GM:────────────
GM:このシーンもリサーチとなります。項目は以下。

■【UGNの動きについて 難易度7 <情報:UGN>】
■【『七森ナナの容態2』 難易度9 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
■【『存在しない記憶』 難易度9 <情報:UGN>】※梔子衣緒のみ7

GM:失敗した場合、登場侵蝕を振り直すことで再チャレンジ出来ます。
GM:項目と技能を宣言してどうぞ
梔子衣緒:記憶行こう。UGNで、コネ幹部起動ー。
梔子衣緒:4dx+1=>7
DoubleCross : (4R10+1[10]>=7) → 7[2,6,6,7]+1 → 8 → 成功

梔子衣緒:あぶね
鳥羽 修:七森ナナの容態2を、情報:UGNで。コネ:UGN幹部起動、キリタニコネクションと強化ビジネススーツの効果が乗ります。
鳥羽 修:4dx+9>=9
DoubleCross : (4R10+9[10]>=9) → 10[6,8,8,10]+7[7]+9 → 26 → 成功

鳥羽 修:よくわかりすぎる
GM:優秀。
梔子衣緒:ヤバ…
雨品 みみね:UGNの動きについてやってみましょう。
雨品 みみね:3dx+3>=7 情報:UGNで
DoubleCross : (3R10+3[10]>=7) → 10[7,8,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

雨品 みみね:よしよし
梔子衣緒:えっつよ
GM:つっよ。
桜ヶ丘 聖:みんなつよくてなにより
GM:プロのUGNの方かしら
GM:では情報を開示します

■【UGNの動きについて 難易度7 <情報:UGN>】
 
 UGNは影のジャームの動きを認識出来ていない。
 過去の発生箇所の資料があり、幾度か討伐に動いた記録も存在するが、
 現在UGNとして動いている人員に確認してもそれを初耳として認識している。
 
 『影のジャームを追う』と能動的に関わらなければ、その存在を認識すら出来ていないようだ。
 それは過去に任務に参加した人員も同様である。
 貴方達が調査を続けると、過去にまとめられたらしい手付かずの資料が発見される。
 
 過去の資料を確認した所、任務に参加した人員には梔子衣緒と空木一姫。
 更に鳥羽修、桜ヶ丘聖、雨品みみねの3名の名前も確認された。

■【『七森ナナの容態2』 難易度9 <情報:UGN>、<知識:ヒロイン>】
 
 前述の通り、オーヴァードとして覚醒している。
 覚醒の原因は影のジャームによる攻撃と思われる。
 他者のレネゲイドに作用する動きが認められ、その影響で七森ナナの素質が開花したようだ。
 覚醒の経緯故か特殊な状態であり、現在発揮できるオーヴァードとしての能力は微弱。
 ワーディング下の行動、リザレクトと言った基本的な能力に留まっている。
 
 また、UGNの検査によりレネゲイドの特徴が、過去に存在した人物と非常に類似していることに判明した。
 このまま覚醒した場合、近しい能力を有すると推察される。
 
 『《クラフトアーツ》天堂聖(てんどう・ひじり)』
 有するシンドロームはハヌマーン/ノイマン
 所持Dロイス:『遺産継承者:聖剣の王者』
 UGNに所属していたチルドレン。
 10年前、FHエージェント『マスターオーパーツ』と交戦し、討伐。
 その後消息不明だったが、死亡が確認されている。

■【『存在しない記憶』 難易度9 <情報:UGN>】
 
 過去、「影のジャーム」に関わった者達は、その記憶を有していない。
 ただし唯一、梔子衣緒のみは異なった記憶を所持している。
 理由としては影のジャームの攻撃を受けた際、同時に『鬼切りの古太刀』の斬撃を受けたことが挙げられる。
 その情報を元に「空木一姫」の情報を集めた場合、10歳ではなく17歳としてUGNに所属しているデータを得られる。
 
 また同様に、桜ヶ丘聖も初等部の在籍ではない。
 本来の桜ヶ丘聖は高等部に在籍している。
 
 →この情報の開示により、次シーンにトリガーシーンが発生します。

GM:以上の方法が開示されました。


GM:────────────
GM:----
GM:UGN支部 会議室
GM:----
GM:影のジャームについて調査を進めた貴方達の報告は、イリーガルといえど当然UGN内部にも共有される。
GM:そして調査した内容のすり合わせと、UGN内部での足並みを揃えるため、支部内による情報のすり合わせが行われていた。
速水やどり:「………では」
速水やどり:と、口火を切るのは、若干11歳にして支部長の役職を担う少女だ。
速水やどり:手元のタブレットを操作し、白いスクリーンに各々の提出する資料を映し出していく。
速水やどり:「この場を預からせて頂きます、速水やどりです」
速水やどり:「ここまでの報告は受けております。新しく判明した情報からすり合わせていきましょうか」
梔子衣緒:「あ、よろしくお願いしますー」ちょこっと座っている。
桜ヶ丘 聖:(ウチとそんな変わらんのにえらいひとやっとるんやなぁ)ちょこんと座っている。
雨品 みみね:「よろしく。お願いするわ」
雨品 みみね:支部長ということもあり、かしこまっている。
鳥羽 修:「ふん、もったいぶらずにさっさと話せよ」反抗的ともとれる態度を崩さない。
速水やどり:「えぇ、そうですね鳥羽くん」笑みの形に細めた目を君に送って。
梔子衣緒:「えーっと、じゃあまず最初は…」
梔子衣緒:「これは色々上下関係があるやつ。経験があるから分かるぞ」
速水やどり:「そうですね。まずは治療を受けていた……七森さんの情報について共有しておきましょうか」
速水やどり:「お願いできますか?」
速水やどり:目線を鳥羽くんに向けたまま。
鳥羽 修:「あぁ。……七森はやっぱりオーヴァードに覚醒してる……というか、影のジャームに覚醒させられた、っつーほうが正しいか」
鳥羽 修:「あいかわらず今ん所能力はよわっちいまんまだけど、方向性が昔死んだ『聖剣使い』やらとすげー似てる、とかいう話らしい」
梔子衣緒:「レネゲイドへ干渉してくる感じだったもんねえ……へええ」聖剣、というと解放時の凄まじさを見たことがある。
鳥羽 修:「……七森が遺産ケーショー者だなんて、百万年早いんだよ。聖剣なんてもったいなさすぎ」何かに憤るような。そんな調子で。
梔子衣緒:「うーん、男の子の意地って感じだなー」微笑ましく鳥羽くんを見ています。
雨品 みみね:「聖剣、ね。それだけ大層な名前なら、情報もちゃんとありそうだけど」
桜ヶ丘 聖:「聖剣ってあれやろ? ファンタジーな世界に出てくる刀」ぼんやりと思いだしている。
梔子衣緒:「まあ、そういう伝承を元にしたり元になったりした、レネゲイド物品の刀剣…その分類だね、この場合」桜ヶ丘さんに。
梔子衣緒:「ん—…その人の能力ってどんなものだったの?関係有るなら知っておきたいけど」
鳥羽 修:「ハヌマーンとノイマンで、交戦記録とかも結構残ってるっぽい。そこんとこは速水が持ってきた資料を見たほうが詳しいだろ」
鳥羽 修:「で、その影のジャーム。なんかオーゴトっぽいんだろ。わざわざ速水が出てくるくらいには」
速水やどり:「そうですね。七森さんについても、もう少しすれば話せる状態になるそうです」
速水やどり:「その影のジャームについてですが……雨品さん?お願いできますか」フ、とタブレットを操作し映写する資料を変える
雨品 みみね:「ええ」
雨品 みみね:「例のジャームね。あたしでも調べがつくんだから、ちゃんとUGNに情報として記録されてるんだけど」
雨品 みみね:「……"記憶"の方が、どうもちゃんとしてないみたい」
雨品 みみね:映写されている、詳細な資料を一瞥して。
梔子衣緒:「……むん?どういうことです?」記憶、という言葉に一瞬反応しつつ。
雨品 みみね:「言葉の通り。実際に調査した人、記録をまとめた人がいて、その情報は残ってるけど」
雨品 みみね:「それに関わっていた記憶が、全くなくなってるみたい」
雨品 みみね:「………あたし達も含めて、ね」
梔子衣緒:「ひええ……っていうと、雨品さんも鳥羽くんも?」
速水やどり:スクリーンに過去に調査に加わった人員のリストを映し出す
梔子衣緒:そちらのリストを見て。
梔子衣緒:「……あー。なるほど」
桜ヶ丘 聖:(……ん? …………んん!?)リストを見て、目を丸くする。
鳥羽 修:「は!?  全然おぼえてねーんだけど!? UGN(こいつら)に貸し借り作ったらフツー忘れるわけねーのに……」
梔子衣緒:「ええっと、じゃあ例外のわたしから調べたこと、言っていってもいいかな?」
速水やどり:「はい、お願いします」
雨品 みみね:「ええ、お願い」
雨品 みみね:「こっちはもう、見たもらった通りだから」
梔子衣緒:「はいはい。その影に関わってる皆は忘れてるけど、わたしが憶えてる理由が」
梔子衣緒:「空木ちゃん。空木一姫ちゃんの、遺産。分類コード”鬼切りの古太刀”で上塗りというか、強引に影響を抜いたせいだね」
梔子衣緒:「で。さっき、雨品さんが皆憶えてないって言ってたけど…」
梔子衣緒:UGNの資料をぺらりと。
空木一姫:スクリーンにも画像が映し出される。17歳の姿と、少女が振るう刀──『鬼切りの古太刀』と呼称される遺産の情報だ
梔子衣緒:「空木ちゃんは、今の10歳じゃあなくて17歳だし」
梔子衣緒:「桜ヶ丘さん」
梔子衣緒:「あなたも、今の小学生じゃあなくて」
梔子衣緒:「高校生だって載ってるんだ」
雨品 みみね:「………ふん?」
桜ヶ丘 聖:「はは、うそやろ?」
桜ヶ丘 聖:「ウチ、覚えとらんどころか、戦い方すらしらんのに……」感情が混濁する。理解と記憶、感覚がぶつかり合っている。
梔子衣緒:「…まあ、今の身体がそうなってるのにそうだって言ってもすぐ信じられないとは思うけどねえ」
桜ヶ丘 聖:「…………」
梔子衣緒:「でもさ。UGNのこと、あと。きみ」
梔子衣緒:「剣を、使ってるはずだよ。そういう体の使い方をしてる」
GM:その言葉に、桜ヶ丘聖。貴方は。
GM:友人の本で西洋剣を見た時の違和感を思い出しても良い。そして、
GM:梔子衣緒の振るう刀、あるいはモニターに映し出された大太刀のほうが「しっくりくる」──そんな感覚を覚えても良い。
桜ヶ丘 聖:「剣……」記憶がフラッシュバックする。初めてあの洋剣を見た時に覚えた違和感が、鍛錬によって作り上げられた筋肉の節々に伝播する。
桜ヶ丘 聖:そしてそれらは訴えかける。”馴染むのはアレだ”と。
梔子衣緒:「握ってみるかい」ごとん、と竹刀袋から鞘ごと抜いた模造刀を目の前に。
桜ヶ丘 聖:「刀……ウチの、身体……」おずおずとそれを手に取る。
桜ヶ丘 聖:そして、意識的にか、無意識的にか、自然と————”型”を取っていた。
桜ヶ丘 聖:「…………ああ、不思議やな。初めて握ったはずやのに、ずっと一緒にいたような気がするわ」
桜ヶ丘 聖:「ありがとう。ウチ、なんか大事なもん思い出せそうやわ」型を解き、模造刀を返す。
梔子衣緒:「……そっか。それが、君が積み重ねてきた時間と努力ってやつだ」受け取り、竹刀袋へ仕舞う。
梔子衣緒:「それは、君が忘れてようと君の力になる。ま、ちょっとでも役に立てたなら光栄かな」
桜ヶ丘 聖:「おおきにな」
梔子衣緒:「なあに。あ、あと剣術指導ならやってるから、何時でも申し込みは待ってるぜ」
梔子衣緒:「…おっと。営業してる場合じゃないか。みんな、あと支部長さんも長々ごめんね」
雨品 みみね:「いいのいいの。きっと、大事なことだから」
速水やどり:「ええ、大丈夫ですよ」そのやり取りをにこやかに見守り。
鳥羽 修:「別に。オレはUGNに貸し作ったのにうやむやにされてるっぽい事の方がアタマにキてるし」
梔子衣緒:「たはは。ありがとね」
速水やどり:「今、報告された通り。この事件における私達の認識はひどく曖昧にされています」
速水やどり:「……故に、ここに居る貴方がた四人が、この事件を最も正確に捉えていると言えます」
速水やどり:穏やかな小学生の微笑みを、支部長としての顔に変えて。
速水やどり:「支部長として皆さんに依頼します。目的は"影のジャームの討伐"。無論、UGNとしても最大限のバックアップを行います」
速水やどり:「………お願いできますか?」
梔子衣緒:「もちろん。こちらこそよろしく」
雨品 みみね:「ええ、もちろん」
雨品 みみね:「知らない内に、何かを忘れさせられてるなんて」
雨品 みみね:「許せないもの」
鳥羽 修:「へっ! しょーがねーな……ゼンブ思い出したら、貸しは倍付けだかんな!」
桜ヶ丘 聖:「ウチは知りたい。本当の自分がどっちなのかを」
速水やどり:「ありがとうございます」その答えに頷いて
速水やどり:「現在、UGNの人員によって影のジャームの所在を調査中です」
速水やどり:「判明次第、皆さんには動いて貰うことになるでしょう───よって」
速水やどり:「今しばらく、体を休めておいてください」
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
梔子衣緒:ロイスはどうしようかな…シナリオロイスもあるし保留。購入は欲しいのある人いる?
雨品 みみね:ロイスはまだちょっと様子見で。
桜ヶ丘 聖:3dx+2>=12 ボディーアーマー!
DoubleCross : (3R10+2[10]>=12) → 8[6,6,8]+2 → 10 → 失敗

桜ヶ丘 聖:オーン 以上です
梔子衣緒:2dx+2=>12 ボデマ。
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 9[4,9]+2 → 11 → 失敗

梔子衣緒:財産が無いので一足りません…以上
鳥羽 修:ロイスは既に満杯。ホローポイント弾を狙います。
鳥羽 修:2dx+4>=10
DoubleCross : (2R10+4[10]>=10) → 9[1,9]+4 → 13 → 成功

鳥羽 修:所持。
鳥羽 修:以上です。
雨品 みみね:よし。ボディーアーマーを他の方にと。
雨品 みみね:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 8[6,7,8] → 8 → 失敗

雨品 みみね:だめ!以上!

ミドル4

GM:シーンPC:桜ヶ丘さん。全員登場可能
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:60->70)
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+3(1D10->3)した(侵蝕:68->71)
桜ヶ丘 聖:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+1[1] → 54

雨品 みみね:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+7[7] → 78



GM:────────────
GM:----
GM:UGN支部 医務室
GM:----
GM:七森ナナの意識が回復した。
GM:そう報告を受けた鳥羽くんと雨品さんは、彼女への面会、あるいはお見舞いが許可された。
GM:現在、七森ナナは多少の混乱はあれど、ある程度の説明を受けた後、病室で待機している。
鳥羽 修:「ヨケーな心配かけさせんな、このバカ世話焼き!」七森の病室に押し入るなり、開口一番に。
七森ナナ:「わっ」簡易な検査着に身を包みながら、いきなりの登場に目を丸くしてる。
七森ナナ:「と、鳥羽くん?どうしたのこんなところで」
雨品 みみね:「こぉら」
雨品 みみね:ぽす、と手にした花束で修くんの頭をかるーく叩く。
鳥羽 修:「意識戻ったっつーから来てやったらボケーっとしやがって……」まだぎゃんぎゃん言いかける所を、雨品さんに窘められて。
雨品 みみね:「乱暴な言葉づかいも、病室での大声も」
雨品 みみね:「だめよ。どっちも」
七森ナナ:「雨品さんまで!」
雨品 みみね:「はぁい、ナナちゃん」
雨品 みみね:にこやかに挨拶。普段通りの様子で。
七森ナナ:「あはは、静かすぎて耳が痛かったぐらいなので。ちょうどよかったかも」
七森ナナ:「でも、病室で大声はだめだね」しー、と人差し指を立てて。
鳥羽 修:「ちっ……」二人から同時に正論を叩きつけられて、所在なさげに。
七森ナナ:「あれ、でも二人共どうして……お見舞いですか?」
雨品 みみね:「まあ、ね。ちょっと縁があるというか」
七森ナナ:「ええと、その。ここって特殊な病院?って聞きましたけど」
七森ナナ:「顔が広いにもほどがありますよ……」
雨品 みみね:「そんなところね。乙女の秘密、ぐらいに考えておいて」
鳥羽 修:「見舞いに来ちゃわりーのかよ。こっちも色々あんだよ」
雨品 みみね:「っと。乙女と少年の秘密、ね」
七森ナナ:「悪い、ってわけじゃないけど、ええと」
七森ナナ:「……うん、でも、嬉しいかな。ありがとね、鳥羽くん」
七森ナナ:丸くしていた目を細めて、安心したような顔で。
雨品 みみね:二人の様子に頬を緩めながら、用意してもらった花瓶に花を移していく。
雨品 みみね:「それで、どう? 色々と聞かされたと思うけど」
七森ナナ:「そのー、頭がパンク寸前ですね」たはは、と頬をかく
七森ナナ:「ゆーじーえぬ、とかオーヴァード、とか……私もそうだって話ですし」
七森ナナ:「雨品さんも、鳥羽くんも……なんだよね?」
雨品 みみね:「ええ。まあ、いわゆる秘密の存在ってとこ」
雨品 みみね:「だから、言ってなかったのは許してちょうだい。ね?」
雨品 みみね:ごめんね、とウインクしながら手を合わせる。
鳥羽 修:「言っとくけどオレのがオーヴァード歴はセンパイだからな」謎のマウント。
七森ナナ:「こらこら、調子に乗らない……って、でもほんとに先輩なんだよねー」鳥羽くんに笑顔を向けて。
七森ナナ:「雨品さんもそんな、謝らないでくださいな。多分聞いてても冗談と思ってたでしょうし」
七森ナナ:「正直今でもわかんないですけど………先輩の鳥羽くんに色々聞いちゃえば良いのかな?」首を傾げるように見る
雨品 みみね:「そうね」フフ、と笑いながら。
雨品 みみね:「先輩は、後輩の面倒を見るものだもの」
鳥羽 修:「はぁ? めんどい……まぁ、少しくらいならいーけどさ……」二人分の視線を受けて、そっぽを向きながら。
七森ナナ:「うふふ、優しい先輩を持てて幸せものだー」
七森ナナ:クスクスと笑う。
七森ナナ:「じゃあさじゃあさ、先輩はどんな事ができるの?この…超能力?で」
七森ナナ:ベッドから身を乗り出すように。
鳥羽 修:「ったく、へらへらしやがって……オレの? オレのはビョーイン向けじゃないんだよ、電気出るから……」
七森ナナ:「ありゃ、そりゃ大変だ。やらないほうがいいね」
七森ナナ:「元気になったら見せてくれる?」
鳥羽 修:「……しょーがねーな、トクベツだかんな……」
七森ナナ:「ありがとーせーんぱい」敬意を込めて頭を撫でる。
鳥羽 修:「! ばっ! やめろ!!」反射的に雨品さんの方を見ながら。
雨品 みみね:にこにこと二人を見ている。
鳥羽 修:「そっちもそーゆー目すんのやめろ!!」
七森ナナ:「怒られちった」赤い舌を出して。
七森ナナ:「雨品さんも電気バリバリな感じですか?」
雨品 みみね:「あたし? んー」
雨品 みみね:「あたしはねぇ……ちょーっと」
雨品 みみね:うーん、と考え込んで。
七森ナナ:「あ、触れないほうがいい感じの……?」
雨品 みみね:「ナナちゃんには刺激が強い……かしら」
七森ナナ:「し、刺激」何かを想像ゴクリとツバを飲み込んでいる。
七森ナナ:「だ、だめですよ、鳥羽くんが居るんですから」目を隠そうとしてる。
雨品 みみね:「はいはい」くすくすと。
雨品 みみね:「それじゃ、見せられるやつを……と」
雨品 みみね:窓の方に歩いていき、カラカラと開けて手を外へ出す。
七森ナナ:「(見せられるやつ……!?)」何かを想像して側に居た鳥羽くんをぎゅっとする。
雨品 みみね:《獣の直感》を使用。知覚で判定。
GM:どうぞ
雨品 みみね:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[2,4,8]+1 → 9

雨品 みみね:まあ、普通かなあ。
雨品 みみね:「…………うん」
雨品 みみね:窓を閉めて、くるりと室内に向き直る。
雨品 みみね:「あと30……ううん、40分くらい後かな」
雨品 みみね:「ちょーっとだけ、雨が降ります」
七森ナナ:「………?」抱きしめながら。
鳥羽 修:「……!? ……!!」目を隠されたまま抱きすくめられて何が何やらの状態。
七森ナナ:「…………み、未来予知ですか?」
七森ナナ:薄い検査着一枚で体温が伝わる。
雨品 みみね:「そんなに凄いものじゃないわ」
雨品 みみね:「天気とか……あと、調子がいい時は地震とかね」
雨品 みみね:「なんとなーく、わかっちゃうの」
七森ナナ:「ほほう……直感とか観察力、なのかなぁ。お天気お姉さんですね」
鳥羽 修:「……っ、離せっ」脱出。顔は真っ赤だ。
七森ナナ:「あ、ごめんね」とっさに抱きしめてもがいたため、少し検査着の合わせが乱れている
雨品 みみね:「そこまで、便利じゃないんだけどね」
雨品 みみね:「ナナちゃんにも、覚えておいてもらいたいんだけど」
七森ナナ:「? はい」
雨品 みみね:「あたしたちの力は、乱用厳禁」
雨品 みみね:ピッと指を立てて。
雨品 みみね:「いい気になって使いすぎると、それはそれは大きなしっぺ返しがくるの」
七森ナナ:「むむ」真面目な顔をキュ、と結んで
七森ナナ:「肝に銘じておきます」
七森ナナ:文字通り襟を正しながら。
雨品 みみね:「……まあ、この辺りはまた専門家の人が詳しく言ってくれると思うから」
雨品 みみね:「その時に、しっかりと聞くように。わかった?」
七森ナナ:「はいっ」コクリと頷く。
雨品 みみね:「よろしい」こちらも頷いて。
鳥羽 修:襟が正されたことにほっとする。……別にどーってことねーけど。
雨品 みみね:「じゃあ、とりあえずあたしからは以上かな」
雨品 みみね:「修くん、何かある?」
七森ナナ:「修くん」
鳥羽 修:「こっちからは特に……んだよ七森」
七森ナナ:「ん。そういえば私、下の名前知らなかったなって。修くんっていうんだね」
鳥羽 修:「今更かよ……」
七森ナナ:「私も修くんって呼んで良い?」
鳥羽 修:「……! し、しらねーし! 好きにしろ!」
七森ナナ:「ふふ、じゃあ修くんだ。修くんも、戦ったりするの?」
七森ナナ:「世界の平和を守る所なんだよね、UGNって」
鳥羽 修:「どーしよーもねーときはな。それでも全然まけねーけど」どこか得意げに。
七森ナナ:「そっか、凄いんだ。修くん」ふふ、と言葉の響きを楽しむように。
七森ナナ:「じゃあさじゃあさ、もしかして」
七森ナナ:「お店に来てくれるのって、私を守ってくれたりしたのかな?」
鳥羽 修:「……ツゴーのいい勘違い、しすぎだ。ばか。あんみつがうめーから以上の理由なんかなかったよ」
七森ナナ:「むー。なーんだ。小さいナイト様かと思ったのに」
鳥羽 修:「ガラじゃねーよ、んなの」
七森ナナ:「似合うと思うけどなー」
七森ナナ:「あ。でもそうじゃなくても、これからは陰ながらじゃなく表から面倒見てくれるんだよね?先輩だもんね?」
七森ナナ:楽しそうな笑み。
鳥羽 修:「う……それは……しょーがねーから、見てやるけど」
七森ナナ:「ふふ、やさしーんだ」布団越しに、両膝を抱えるようにして頬を乗せる
鳥羽 修:「あ、あんまチョーシ乗んなよな!」
七森ナナ:「後輩として当然の感想ですよ~」ゆらゆらと揺れて。
七森ナナ:「と言っても、私もまだ怪我が治るぐらいらしいから………あ」
七森ナナ:そこで、自分の怪我の原因を思い出して。
七森ナナ:「そ、そうだ!修くん!雨品さん!私以外に、女の子を見ませんでしたか!2人!」
七森ナナ:「あの時、岸ちゃんと、もうひとり聖ちゃんっていう女の子が居て…」
雨品 みみね:「ええ。わかってる」
雨品 みみね:「聖ちゃんは大丈夫。あたしたちと一緒よ」
鳥羽 修:「聖……桜ヶ丘なら、こっちで保護してる。で、岸って、オレの知ってる岸、なのか……?」
七森ナナ:「そ、そうですか……」ほっとして
七森ナナ:「? うん、そうだよ。前に一緒にお店来たよね?あの岸ちゃんだよ」
七森ナナ:「どうしてルツィアの子と一緒だったのかはわかんないけど……あのね」
七森ナナ:「怪我をして、凄く痛くて頭が熱くなってた時、声が聞こえてたの」
雨品 みみね:「声?」
七森ナナ:「はい。こう、頭の中にガンガン響く感じで……よく聞き取れなかったんですけど」
七森ナナ:「助けて、とか。悲しい、とか。そんな寂しそうな……岸ちゃんの、声です」
雨品 みみね:「岸……ゆかりちゃん、ね」
七森ナナ:「あの」ぎゅ、とシーツを掴んで「良かったら、助けてあげてほしいんです」
七森ナナ:「………多分、今、あの子。すっごく悲しいんじゃないかなって思って、それで…」
鳥羽 修:「……よくわかんねーことが多いけど。……いいぜ、ここまできたらついでだ」
七森ナナ:手元を見ながら言葉を探す
七森ナナ:「……修くん?」
七森ナナ:「多分私、凄く無茶言ってるけど……良いの?」
鳥羽 修:「こっちも色々あんだよ。ある上で、ついでだ。……岸のことでもあるし。なんとかしてやるよ」
鳥羽 修:「オレはすげーの。そんでつえーの。……コーハイになるんだったら、バッチリおぼえとけ」
雨品 みみね:「そっ。だから、安心して」
雨品 みみね:「そんな凄い先輩に、あたしや、他の子たちもいるんだから」
七森ナナ:「~~~~~~……!」2人の言葉に、潤む瞳をきゅっとこらえて。
七森ナナ:「ありがとう!ございます!」がば、と。ベッドの側の2人に抱きつく。
雨品 みみね:「きゃっ」急に抱きつかれ、驚いて。
雨品 みみね:「もう……安静にしてなきゃダメじゃない」
雨品 みみね:などと言いながら、表情は緩んでいる。
鳥羽 修:「そーゆーの!! やめろ!!」二人分がぎゅっと接近する圧に抵抗して、もがいて脱出しようとする。

GM:────────────
GM:----
GM:N市内 空木邸
GM:----
GM:立派な門構えの内に和風な玉砂利の庭に緑を有する邸宅。
GM:梔子さんと桜ヶ丘さんは情報の共有、あるいは体を休めるため、あるいは。
GM:剣士としてその剣を振るうべく、ここに訪れていた。
GM:その庭には現在、鋭い風切り音が響いている。
梔子衣緒:「はい、腕で振らない。腰から入れて振る」木刀片手に、穏やかなよく通る声で。
梔子衣緒:「疲れてきた?腕下がってるよー」
桜ヶ丘 聖:「こ、こんな風に刀なんて、ふ、ふった覚えないんやけど!?」
梔子衣緒:「基本だよ基本。まず普通に振れなきゃ話になんないでしょ」
空木一姫:「はいっ」こちらは木刀ではなく真剣。闇を塗り固めた拵えの大太刀で素振りをしている
空木一姫:服も道着ではなく、戦いに赴く時と同じように、普段着の和服だ。
梔子衣緒:「空木ちゃんは結構綺麗に出来てるねー。やっぱり普段からやってるからかな?」
空木一姫:「……そうですね。ずっと振ってきましたから。しかし」身の丈を超える大太刀を見上げる。
空木一姫:「違和感は、あります。普段よりずっと長いような」君の記憶にあるより幾分低い身長で。
桜ヶ丘 聖:(普段からこんなん……ちゃう、あんなん振るっとるんか!?)減らず口をずっと叩いてはいるが、意識して腕を下げないように振っている。
梔子衣緒:「ふむ……バランス悪いかな。じゃ、コッチ振ってみる?」木刀を出す。
梔子衣緒:それは、空木一姫が普段の身長で、普段の得物を振るならばこうなるという長さと重さに整えたものだ。
空木一姫:「ふむ」その木刀を見て。
空木一姫:「このぐらい、でしょうか」ぶるん、と大太刀を振るい、その軌道に闇が融ける。
空木一姫:振るわれた後の刀身が、削られたように木刀と長さを等しくする。
梔子衣緒:「……ほほーう。力は結構戻ってきた?」
梔子衣緒:遺産っていうのは何とも理不尽だなあ、と内心嘆息しながら。
桜ヶ丘 聖:(え、今の何? ウチ、もしかして思った以上に疲れてる???)
梔子衣緒:「ふむ」桜ヶ丘さんの木刀を、掌で止める。
梔子衣緒:「疲れたまま振っても、変なくせ着くから。ちょっと休憩ねー」
桜ヶ丘 聖:「あぅ」止まった時の衝撃が身体に響く。
空木一姫:「力、というよりは記憶……感覚でしょうか」
空木一姫:「普段の染み付いた手や体が、実際より短くなっている。その齟齬を感じます」
空木一姫:「……桜ヶ丘様も無理をなさらずに」
桜ヶ丘 聖:「あうぅぅ」話を半分聞き流しながら、地面にぺたりと座り込む。
梔子衣緒:「ほほう……なるほど」話に頷きつつ、桜ヶ丘さんの身体を脚から掬い上げ、抱え上げます。
桜ヶ丘 聖:「きゃあ!」
梔子衣緒:「っと。ごめんごめん」
桜ヶ丘 聖:「ちょっとだけ、びっくりしたわ」
梔子衣緒:「ちょっと座ってよっか。簡単な整体なら出来るから……あはは、ごめんね」
桜ヶ丘 聖:「……もぅ」ちょっとくやしい
梔子衣緒:「おっと、空木ちゃんごめんね」
空木一姫:「いえ、お気になさらず」
桜ヶ丘 聖:「ごめんなぁ。センセイ取ってしもうて」
梔子衣緒:「と、なると……記憶と身体はまた別口なのか、身体は大本をどうにかしなきゃ戻らないのか、って感じかな」
空木一姫:「桜ヶ丘様も私と同じ状態というのなら、体に染み付いた感覚と実際の動きに戸惑っているのかもしれませんね」
梔子衣緒:「うーん…じゃあ、あの時見た型をちょっとわたしが再現してみるとかした方がいいかなあ」
桜ヶ丘 聖:「うーん、ウチはまだあんまり実感無いなぁ……身体に違和感は無いし、それがええ気もするわ」
梔子衣緒:「えーっと…踏み込みに脚力は使わず…いや制動には使うかな?だから別の推進力があって、それを合わせて」
梔子衣緒:「よし。ちょっとやってみるよー」
桜ヶ丘 聖:「えっと……」無理に思い出そうとはしない。刀を握り、身体を自然体に戻し、鍛錬の日々に委ねる。そうすれば、自然と型ができる。
空木一姫:素振りを止めてそちらを見る。
梔子衣緒:「おっと。無粋かな」
梔子衣緒:「棒振りだけしかないから、ついね。真似できそうならしちゃうところがあるんだ」
梔子衣緒:「ちょっと、身体動かしたいみたいだね。じゃ…ちょっとやってみよっか。やり方も変えてみなきゃだし」
梔子衣緒:様々な長さの竹刀や木刀を入れた入れ物の方に、一度下がる。
桜ヶ丘 聖:両足を地に付け、踵を少し浮かす。腰元に刀を添え、鞘をイメージして。姿勢は低く、視線はまっすぐ正面に。それは、一点を切り裂く亜光速の弾丸。
桜ヶ丘 聖:「……………で、こっからがわからん」型を取ったまま、難しそうな表情を浮かべる。
桜ヶ丘 聖:「人間、この形から切り込むこと、あるんか……? ウチ、なにやってたん……?」
梔子衣緒:「ふむ。脇構え…いや、抜刀術かな?本来、居合なんて迎撃のものだけど」
梔子衣緒:「良いや」
梔子衣緒:「できるよ。やって見せよう」
空木一姫:「まぁ」その発言にわずかに目を丸く。
桜ヶ丘 聖:「できるん?」期待の羨望
梔子衣緒:「これだけが取り柄だからなあ。ま、見ててくださいな」
梔子衣緒:同じように地に爪先を。踵は敢えて僅かに地より浮き上がり、鞘に納めた村正を構え、姿勢は低く——
空木一姫:自分なら、と考える。あの姿勢からの突撃。身体を稲妻に変えることでの高速移動。
梔子衣緒:ひぃーー
空木一姫:しかしこれは、異形の力が前提。そうでないものが如何に、と──
梔子衣緒:高周波めいた呼吸音。ばちりと漏れた内勁が紫電を結ぶ。
梔子衣緒:(さあて。わたしには外的に干渉しうる手段はない。ないが)
梔子衣緒:経脈を回る内勁が、深淵無辺よりその功を結ぶ。
梔子衣緒:軽功。身体は軽く、軽やかに。墜身功。身体を落とす勢いを、前へ進む推進力に変換する。
梔子衣緒:じ、と。
梔子衣緒:10m、その先に身体を滑らせ——
梔子衣緒:その前に置いた巻藁が、破断音と共に二つに割れ爆ぜる。
梔子衣緒:「ーーーーふ—………」振りぬいた姿勢のまま。
梔子衣緒:「いやー、綺麗に斬れなかったな。まだまだ精進が足りない」
梔子衣緒:ざり、と足を払い、血払いをし、残身を取り。
梔子衣緒:ゆるりと鞘に刃を修める。
桜ヶ丘 聖:目の前で今行われたモノは剣術なのか? 魔術なのか? それとも別のファンタジー? なんにせよ、聖はぽかーんとしていた。
梔子衣緒:「どうだろ。ちょっとは再現出来たと思うんだけど」
空木一姫:「……………わぁ」こちらも。言葉を紡がずに丸く口を開けている。
空木一姫:「再現、出来ますか?桜ヶ丘様」
桜ヶ丘 聖:「えっ……いや、うーん…………あっ、でも間違ってない……? 間違ってないってなんや…………?」解答に理解が及ばず混乱している
空木一姫:「……ええと、素晴らしいお手前でした、梔子様」
梔子衣緒:「まあ、これ。わたしの場合、肉体だけでやったからね」
梔子衣緒:「あはは、いいよいいよ。ただの猿真似手品だし」
梔子衣緒:「本当なら…そうだな、空木ちゃん?」
空木一姫:「はい、なんでしょう」
梔子衣緒:「電磁推進、出来る?それを合わせて、脇構えから逆袈裟」
梔子衣緒:「多分、そっちのが近いね」
梔子衣緒:「内力だけじゃなく、外力を汲んで。其れを組み合わせる。わたしには出来ないから、例をお願い」
空木一姫:「はぁ……あ、いえ。はい。わかりました」口を引き結んで。
梔子衣緒:「ごめんね」苦笑しつつ、巻藁などを準備。
空木一姫:「では」一度鞘に納めた大太刀を、柄が上になるように構えて。
桜ヶ丘 聖:じっと見ている。自分の中で眠るものがあるのだとしたら、彼女も同様にそれを持つ者なのだろう。
空木一姫:ばちり、と宙を割る音。黄金色の稲妻が桜の花弁を型作り。
空木一姫:ふわふわりと巻藁に向かってたゆたい、届く。
空木一姫:バヂッ! 乾いた破裂音。
空木一姫:その一瞬、空木一姫がその身を稲妻に変えて、花弁の動線を辿るように宙を走る
空木一姫:「やっ」
空木一姫:空気の焦げる匂い。軽い掛け声とともにに巻藁の目の前に迫った刀が、逆袈裟に振り抜かれる。
空木一姫:半ばに絶たれた巻藁が電磁摩擦によって発火し、燃え落ちる。
空木一姫:「……………」側に用意したバケツの水で消火
梔子衣緒:「ん。ありがとう」こちらも消火。
空木一姫:「私の場合……異能を外付けするとこのような感じですね」
梔子衣緒:「うん、エフェクトも込みで空木ちゃんは前のに大分近くなってきた。あとは時間を掛ければもう戻ると思うよ」
梔子衣緒:「で、どうだろう」結構どきどきしている。こういうオーヴァード剣法そのものはあまり扱えないから、半ば素人なのだ。
桜ヶ丘 聖:「ウチも、ああなれるんか? 梔子はん」胸の中でふつふつと湧き上がるものがある。自分の細胞が目の前の芸術に呼応するように、活性化する感覚。
梔子衣緒:「やれるさ」
梔子衣緒:「あれは、きみの剣だ。わたしも、空木ちゃんも、きみのそれを真似しただけだ」
梔子衣緒:「なら、やれないわけがない。そうだろ?」
桜ヶ丘 聖:「なら————ウチは、信じる」
桜ヶ丘 聖:瞳を細め、姿勢を屈める。先ほどとは意識を変え、自らを——弾丸と認識する。
桜ヶ丘 聖:自らの足元で、ふつふつと沸き立つような音が上がるのを感じる。冷たく、熱く、しっとりとした、エネルギーの塊。
桜ヶ丘 聖:それは徐々に強く、激しく、甲高くなり——
桜ヶ丘 聖:(さぁ、一緒にいくで)
桜ヶ丘 聖:——バ ゴォ ォオオオオオン!!!!
桜ヶ丘 聖:爆発音と同時、巻藁に肉迫するは桜の弾丸。
桜ヶ丘 聖:「ていやっ!」すれ違いざまに一閃。瞬間最大風速の制御はできずとも、”ロケット”の真似事は成立させられる。
桜ヶ丘 聖:推進力を失い、ふわりと地面に落ちるが同時、雑に薙ぎ払われた巻藁もその身を落としていた。
桜ヶ丘 聖:「で、できた……!?」
空木一姫:「えぇ、御美事です」
梔子衣緒:「ーーうん、よくできた」その成功に目が行ってしまっている少女を、空中で抱き留めて。
桜ヶ丘 聖:「わぷっ……えへへ、おおきに」
梔子衣緒:「でも、残身を忘れてる。今度は気を付けるようにね」くるくると回転し、勢いを殺して着地。
桜ヶ丘 聖:「はーい」果たして本当に聞いているのか、その表情はご満悦である。
梔子衣緒:「よしよし」ぽふぽふ軽く撫でるように背中を叩く。
空木一姫:「おめでとうございます桜ヶ丘様。良い一刀でした」ぱちぱちと拍手しながら近づいてくる。
桜ヶ丘 聖:「空木はん! さっきのあれのおかげさまやで」
梔子衣緒:「ん。空木ちゃんありがとうね。大事なところを任せちゃった」そっと降ろして。
空木一姫:「いえ、お役に立てたのなら光栄です」
空木一姫:ふ、と微笑んで。
空木一姫:「……どうやら今の私では、戦闘でお二人の足を引っ張ってしまいそうですから」
空木一姫:三者三様に行った巻藁を見る。3つのうち、焼け焦げた1つのみが半ばまでの刀傷にとどまっている。
空木一姫:「どうやら、梔子様と違って干渉が中途半端に残っている影響でしょうか。やはり間隔として間合いが半歩、遠いようです」
梔子衣緒:「……ん。最初に助けて貰ったのはわたしだ。今回はわたしに任せてもらう、ってことで」
梔子衣緒:「吉報を待ってて欲しいな」
空木一姫:「………えぇ」その言葉を聞いて、わずかに微笑む
空木一姫:「前線には出ませんが、この刀の有用性ということで後方で支援に回ります」
空木一姫:「本丸を討つのは、お二人におまかせしますね」
桜ヶ丘 聖:「任しとき!」憑き物が取れたような、雨上がりの笑顔を送る。
梔子衣緒:「うん」本当は、色々と言うべきなのだろう。彼女がこうなっている理由。それも、なんとなくだが推測だって出来るのだ。
梔子衣緒:「任せておいて、ね」
空木一姫:「えぇ、お願いします」ペコリ、と頭を下げて
空木一姫:「………私は少し準備がありますので、お二人はごゆるりとなさってくださいね」
空木一姫:言って、和服の少女が家の方へと退場する。
梔子衣緒:「ん、了解。ある程度片付けもしておくよ」
桜ヶ丘 聖:「せやな、ぼっこぼこにこわしてもうたし」
初老の男性:「そちらについてはこちらが受け持ちましょう」その姿を見送ってから、入れ替わるように。
初老の男性:最初に梔子さんに依頼した男性が、その場にやってくる。
梔子衣緒:「ッと…空木さん。こっちが勝手をやったのに」
桜ヶ丘 聖:「ええの? ありがとなぁ」好意に甘んじるタイプ。
初老の男性:この和風の屋敷に置いて、ダークグレーのスーツという洋装に身を包んでいる。
初老の男性:「いえ、お客様にそこまでして頂くわけにもいきません」
梔子衣緒:「………」色々と、何処か違いはあるし。何より。この事件と共にこうなったというのなら。
梔子衣緒:解決したなら、彼らはどうなるのだろう。
初老の男性:そういう君達に応対する男性の顔に、特徴といった特徴はない。
初老の男性:対面すれば本人とわかる。しかし、一度離れて思い出そうとするとどうにも思い出せない。そんな朴訥とした顔だ
梔子衣緒:「……ああ、空木さん。今更かもしれませんけれど」
初老の男性:「はい」
梔子衣緒:「名前を、お伺いしても」
初老の男性:「………………」ふ、と微笑む。それは先程の和装の少女に似ているように思うかもしれない。
初老の男性:「空木■■と申します」
初老の男性:確かに名乗った。日本語だ。しかし、それを脳にとどめておくことが出来ない。
梔子衣緒:「……」ああ、なるほど。
梔子衣緒:「…いえ、すみませんね。どうにも、一姫さんも苗字で呼ぶと、どうにも」
初老の男性:「貴方はお優しい方だ、梔子様」
梔子衣緒:「…………」自分にだって、記憶はない。どこから生まれ、どこで生きて、どうして今ここにいるのかも分からない。
梔子衣緒:「ただ、気になるだけですよ」
初老の男性:「お気になさらずともよいのです、梔子様。私の名前は、もう」
初老の男性:「あの子の中には無い。それだけのことです」
梔子衣緒:「………。其れでもよいので?」
GM:そういう男性の後ろ。家のことを申し付けられた女中が数人通る。
GM:その顔を見比べようとしても、同じ様に朴訥とした、無個性な印象を受けるだろう。
GM:女中とわかる服を入れ替えてしまえば、目の前の男性とも区別がつかないような、なんでもない顔だ
梔子衣緒:「家族だとか、そう言うものは…互いに、想いあうモノと聞いています」
梔子衣緒:あなたは、あなたたちはそれでよいのですか、と。忘れてしまって、取り戻すことさえしなかった少女が問う。
初老の男性:「良いのです。………コレもまた、あの子の思う『私』の言葉なのかもしれませんが」
初老の男性:「私達はあの子に、この広いだけの家と、刀しか残せなかった。……あるいはそれすら、なかったほうが幸せだったかもしれませんが」
梔子衣緒:「…だから、わたしを?」
初老の男性:「かも、しれませんね」
初老の男性:「取りこぼしたものを掬うことは出来ません。であるならば、せめて今につながるものを、と」
梔子衣緒:「………わたしは、忘れた人間です。何も憶えていないし、手がかりもない。だけれど」
梔子衣緒:「それでも、あなたがたが、彼女を思い遣って、残したものは…尊いものだと、そう信じます」
初老の男性:「やはり貴方は、お優しい」
初老の男性:「…………本来、あの年の頃のあの子は、進んで会話をする子ではありませんでした」
梔子衣緒:黙って耳を傾ける。
初老の男性:「刀を振って、異形を屠す。それだけに打ち込んでいた。皆、あの子にそれを期待したのです」
初老の男性:「ですが、今のあの子は、笑みを浮かべることが出来る。他者と繋がることが出来る」
初老の男性:「それを見れただけで私は満足です。酷い話ですがね」
初老の男性:特徴のない顔が、笑った。様に見える。
梔子衣緒:「教える側なんて、そんなものですよ」こちらも、何とか笑みを浮かべて。
梔子衣緒:「勝手に、あなたなら出来るんじゃないか、って期待して。そうして押し付けてくことしかできやしないんです」
初老の男性:「…………貴方はよい教師になりそうだ、梔子様。貴方に依頼したのは間違いではなかったようです」
初老の男性:「梔子様、桜ヶ丘様。どうかお二人も」
初老の男性:「過去を変えられないとするならば。後悔のない選択を、過去となさってください」
梔子衣緒:「まだまだ半人前ですがね。……ええ。わたしは、精々半年いくらですけれど」鞘に触れて。
梔子衣緒:「これでも、選んだものに後悔が無いのが自慢なので」笑って見せる。
桜ヶ丘 聖:「ウチの未来はウチが決める。過去はその結果に過ぎひん」
桜ヶ丘 聖:「だから、ウチは過去も誇りに思う」
桜ヶ丘 聖:「そう、生きていきたいと、思ったから」にこりと笑う。お嬢様の笑顔だ。
初老の男性:「おや、それは頼もしい」
梔子衣緒:「はは、格好いいなあ」
桜ヶ丘 聖:「ちゃかすなや!」てれてれ
梔子衣緒:「茶化してないさ。本当にそう思ったんだよ」
初老の男性:「どうやら年寄りの説教癖が出てしまったようだ。すまないね」
桜ヶ丘 聖:「う……」素直な感情に弱い。もじもじとする。
梔子衣緒:そう言って、ゆっくりと歩き出す前に。
梔子衣緒:「ああ、そうだ。最後に」
梔子衣緒:「一姫さんに、言い残したいことはありますか?」
梔子衣緒:何でもないことのように、そう尋ねる。
初老の男性:「────────」その質問に、虚を突かれたようにパチクリと眼を丸く。したように見えた
初老の男性:「………そうですね、では。■■として言ってみたかったセリフなど」
初老の男性:「『いつか、孫の顔を見せに来なさい』」
初老の男性:「それと、『元気出やりなさい』とでも」
初老の男性:なんとも特徴のない顔が、冗談を言うようにウィンクをした
初老の男性:少なくとも、そう見えた
梔子衣緒:「確かに。そう伝えます」
梔子衣緒:そう言って。今度こそ振り返らずに。
梔子衣緒:その、嘗て在った誰かの家を辞した。
GM:────────────
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
雨品 みみね:協力者/鳥羽修/好意:○/不安/ロイス で取得します。
梔子衣緒:これはもうとるしかないでしょ
梔子衣緒:依頼人 空木■■ 〇遺志/郷愁 
梔子衣緒:購入は…ブルゲとか使うかなあ。ボデマ狙うか…どうしお
桜ヶ丘 聖:ロイス感情修正  梔子衣緒 P:良い人 → 新師匠 でお願いします!
鳥羽 修:ロイスは枠がいっぱい、保留!
梔子衣緒:ふふ。剣術なら教えてるぞ
空木一姫:梔子様~!
桜ヶ丘 聖:いっぱいおしえてな~!
梔子衣緒:はっはっは、剣道部も空いてるよ~
梔子衣緒:2dx+2=>12 ボデマ狙いまー
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 10[2,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

梔子衣緒:マジか。欲しい人います?
桜ヶ丘 聖:3dx+2=>12 ぼでまー!
DoubleCross : (3R10+2[10]>=12) → 6[4,5,6]+2 → 8 → 失敗

桜ヶ丘 聖:うおおお財産使っても届かん
鳥羽 修:じゃあボデマ狙いましょう。
鳥羽 修:2dx+4>=12
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 7[2,7]+4 → 11 → 失敗

鳥羽 修:財産1淹れて成功。お望みの方にトスで。誰もなかったら自分で着るが……
梔子衣緒:カバー持ちだから着た方がいいかねえ…
雨品 みみね:こちらは獣化するので、他の方にどうぞ。
桜ヶ丘 聖:雀の涙程度の耐久しかないから、みんなが着てて……
梔子衣緒:了解。装備します。以上。
雨品 みみね:ダメもとでブルゲ狙ってみますか。
鳥羽 修:じゃあ着替えますか。強化ビジネススーツからUGNボディアーマーに。
雨品 みみね:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 4[1,1,4] → 4 → 失敗

雨品 みみね:まったくもってダメ!以上!
GM:はい!

クライマックス

GM:全員登場!
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:70->80)
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+1(1D10->1)した(侵蝕:71->72)
雨品 みみね:78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+1[1] → 79

桜ヶ丘 聖:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+7[7] → 61

GM:────────────
GM:----
GM:UGN支部 会議室
GM:----
GM:しばし、それぞれが体を休めた後、再びUGNから招集がかかった。
GM:速水やどりの元情報の精査が行われ、君達4名に再び声がかかったのである。
速水やどり:「皆さん、お集まり頂きありがとうございます」
速水やどり:黒髪の矮躯に凛とした眼差しを湛え、君達を歓迎する。
梔子衣緒:「いえいえ。お呼びがかかったと言う事は…」
雨品 みみね:「お待たせしちゃった?」
桜ヶ丘 聖:「ウチらはいつでもええで」ふんす
鳥羽 修:「あぁ。とっととやろうぜ」
速水やどり:「えぇ。お待たせしたと言うならこちら側ですね。皆さんからの情報を踏まえ、こちらでも調査を行いました」
速水やどり:各々の答えに目を向けながら、一度頷く。
速水やどり:「まず、皆さんの関わった"影のジャーム"についての足取りが掴めました」
速水やどり:タブレットを操作すると同時に、スクリーンに市内の地図と過去の出現場所のマークが表示される。
雨品 みみね:「これだけ見ると神出鬼没……って感じだけど」
雨品 みみね:何かあるのよね?、と目くばせ。
速水やどり:えぇ、と目配せに頷く。
速水やどり:「まず前提として、このジャームは特定の場所を起点として、その場所に近づく者を感知した際に現れているようです」
速水やどり:「そして、その場所の推移のパターンはランダムに見えますが……こちらをご覧ください」
速水やどり:スクリーンの地図に、別の色でマークが重なる。
速水やどり:多少のブレはありつつもその殆どが一致し、重なっていないマークは一箇所だけだ。
速水やどり:「これは、過去にUGNに所属していたチルドレン……コードネーム『《クラフトアーツ》』さんの任務記録です」
梔子衣緒:「これはまた…随分ぴったりな」
鳥羽 修:「それって、例の『聖剣使い』か……」
雨品 みみね:「天堂聖って子ね」
桜ヶ丘 聖:「まるで後を追ってるみたいやなぁ」
速水やどり:はい、と頷いて。
速水やどり:「もちろん、偶然という可能性もありますが。」一拍置いて
速水やどり:「しかし、今回襲われた七森さんの状態……《クラフトアーツ》に酷似したレネゲイドに対し、影のジャームの攻撃が反応していることも確認されています」
速水やどり:「最後に残ったこの場所に、影のジャームが存在している可能性は高いと思われます」
速水やどり:赤のレーザーポインタで、マークが重なっていない一点をくるくると指す
雨品 みみね:「そこで網を張れば……というより」
雨品 みみね:「行くだけで喰らいついてくれるってわけね」
速水やどり:「えぇ。今までの例を見れば、その可能性は高いですね」
速水やどり:「皆様への要望は、この場所への強襲、及び影のジャームの討伐となります」
速水やどり:そう言って一人ひとりの顔を見回す。覚悟を確かめるように。
桜ヶ丘 聖:「獅子身中のなんとやらやな」
梔子衣緒:「ん。了解しました」くすくす笑いつつ。
鳥羽 修:「行ってぶっ飛ばすだけなら話ははえー。さっさと終わらせようぜ」ニッと口の端を吊り上げる。
速水やどり:答えを受けて、頷く。
速水やどり:「では、改めて支部長として号令を。この度の任務は『影のジャームの討伐』、および『事態の解決』となります」
速水やどり:「そして、」一拍、躊躇うような間をおいて。
速水やどり:「………早速になりますが、貴方がたに話しておかなければならないことがあります」
梔子衣緒:「む。なにかな」
速水やどり:「今回の事件で、UGNが影のジャームの存在を認識できていなかった点についてです」
速水やどり:「その理由も判明いたしました」
雨品 みみね:「それは?」
速水やどり:「結論から申しますと……順序が逆、だからです」
速水やどり:「あのジャームをUGNが知覚出来なかったのではなく。まずジャームが存在し、その存在を貴方達が見つけた」
速水やどり:「そしてUGNを頼ろうとしたからこそ、この世界に『UGN』という組織が発生しました」
鳥羽 修:「……待て待て待て、言ってることがよくわかんねーぞ……?」
雨品 みみね:「その言い方だと」
桜ヶ丘 聖:「まるでこの世界が作り物みたいな言い回しやね」
雨品 みみね:ええ、と聖ちゃんの言葉に頷く。
速水やどり:こちらも頷く。
梔子衣緒:「……ああ。なるほど。どうして身体年齢も記憶も。それどころか過去に亡くなったはずの人間や建造物まであるのか」
梔子衣緒:あまりにも、元からあるものを変えたとするなら大規模に過ぎる。辻褄があまりにも合わなくなる。
速水やどり:「えぇ。」
速水やどり:「皆さんからの報告を受けて、一度支部内の情報を全て精査しました」
速水やどり:「一人を残して全滅したはずの家系。調査の進んでいないUGN。そして年齢や認識すら書き換えられたオーヴァード」
速水やどり:「それら全ては書き換えられたわけではなく───初めから、そう設定されていた」
速水やどり:「例えば、《シングルフィンガー》。貴方としては馴染みが深い概念ではないでしょうか」鳥羽くんに目線を送る
速水やどり:「スマートフォンで動かすためのアプリをパソコンで開発するために、スマートフォンと同じ環境を仮想として用意する」
速水やどり:「……それと同様に、現実ではオーヴァードとして覚醒した人間を過去の状態で再現したり、ジャームを討伐するUGNを初めから存在させない」
速水やどり:「そのような仮想空間を用意できたとしたら……今、この世界のようになると思いませんか?」
鳥羽 修:「概念としてはわかるさ、あたりめーだ……でも、じゃあ」どこからどこまでが作りものだっていうのか。
速水やどり:その続く疑問を、目で受けて。
速水やどり:「少なくとも、現状と齟齬のあるデータ。それは必要に応じて、『現実』からダウンロードされたものだと思います」
GM:それは例えば、小学生の少女が高校に通っているという記録であったり。
GM:ジャームの足取りを記録した、UGNのデータであったり。
梔子衣緒:「と、言う事は…”接点”があるわけだ」
雨品 みみね:「なら、帰ることも夢じゃないわね」
雨品 みみね:「……"帰る"って表現が、正しいのかはわからないけれど」
速水やどり:えぇ、と頷く。
速水やどり:「この世界が作られる時、最初に組み込まれた情報と、後から差異を承知でダウンロードされた情報」
速水やどり:「前者であれば、それは「現実」と地続きであると……帰ることの出来る情報だと、私は考えます」
桜ヶ丘 聖:「でも、帰ったらあっちのウチらがおるんとちゃうん?」この小さい身体は、今だけのものだから。
梔子衣緒:「夢は、一種の別世界であるという理論もあるから…夢から覚めるように、記憶だけの統合になるか、それとも…」はてさて。
速水やどり:「そうですね、私の推測が正しければ、この世界に組み込まれるきっかけが有ったはずです」
速水やどり:ふと、目線を梔子さんに送る。
梔子衣緒:「…あの影かな?」
梔子衣緒:空木ちゃんと一緒に討伐しに行った影。あそこで一度、記憶は途切れている。
速水やどり:こくり、と頷く
速水やどり:「影のジャームは他者のレネゲイドに影響する性質を持つようです。他のお三方も、同様に攻撃を受けたとしたら」
速水やどり:「意識だけがこの世界に囚われている……という可能性が高いでしょう」
雨品 みみね:「なるほど、ね」
桜ヶ丘 聖:「それなら安心やな」ひとりごちる。
梔子衣緒:「まさしく、夢を見ているようなものか」
雨品 みみね:「……そこまで言われても、正直自覚がないんだけど」
雨品 みみね:うーん、と人差し指を額にあてている。
鳥羽 修:「あぁ、そのとーりだ……七森とか、どーなってんだ……」
速水やどり:「……そうですね。ここまでの話は状況証拠を並べた推論です。」
速水やどり:「想像を絶する出力で認識を変えられているという可能性も、無くはないです。なので」
速水やどり:「考えることは、やめないでください。そして、『必ず日常に帰ること』……それが支部長として、追加の要望です」
雨品 みみね:「つまり」
雨品 みみね:額にあてていた人差し指を離して、ピンと立てる。
雨品 みみね:「『いつも通り』に」
雨品 みみね:「……って、ことね」
雨品 みみね:にこりと、やどりちゃんに微笑む。
速水やどり:「えぇ」
速水やどり:こちらもにこり、と。幼さと利発さを備えた笑顔で返す。
速水やどり:「皆さんの無事の帰還を祈っております。そして、戦地に赴く皆さんに、一つ言葉を贈りますね」
速水やどり:スクリーンの電源を落とし、資料をまとめてみんなの顔を見る。
速水やどり:「皆さん」
速水やどり:「ここは─────『何地区』だと思いますか?」
GM:その問いを受けて。
GM:貴方達は当然のように自覚する。
GM:慣れ親しんだ市内の地図を思い浮かべるように、これまで歩いた道程を思い出し。
GM:桜ヶ丘さんの通う、世界に誇るお嬢様学校、聖ルツィア女学院を有するこの地区は、この支部は
GM:───第5支部である、と。
梔子衣緒:「……第五地区第五支部…、のはずだけれど」
梔子衣緒:「………………なるほど、ねえ」UGNとの関わりは今まで薄い人間だった。
雨品 みみね:「普通に考えるなら、事態が事態とはいえ」
雨品 みみね:「余所の支部長が直々に、というのは違和感ね」
速水やどり:「私は速水やどり」トントン、と資料をまとめながら。
速水やどり:「N市UGN、13の支部、その『第九支部』を預かる者です──えぇ」
速水やどり:「私、本来ならここに居るはずのない子なんですよ」
桜ヶ丘 聖:「ここの人は何してはるんやろうか……と、なるわけやな」
鳥羽 修:「……」面白くなさそうな顔で、速水やどりの顔を見つめている。
速水やどり:少し眉根を寄せて、いたずらっぽく笑う。
速水やどり:「皆さんは」
速水やどり:「ちゃんと、帰ってくださいね」
速水やどり:見送るように、貴方達に言った後。
GM:ビシリ、と。
GM:その場にいる全員が、音を知覚した。
梔子衣緒:「……了解、支部長殿」柄に手を置く。
桜ヶ丘 聖:「またな、支部長はん」お仕事用のお面を付ける。
雨品 みみね:「ええ。ありがとう」
鳥羽 修:「次に顔見るのはまたガッコーか」はぁとため息をひとつついて。
GM:目の前の少女が静止している。
GM:貴方達が『支部』と認識していた場所が解ける。
GM:過負荷によりエラーを起こしたように、急激に『世界』が止まる。
GM:そして、
???:かつん、かつん、と。停滞した世界に音が響く。
???:それは足音だ。気負うことのない足音が、支部の廊下を歩き、扉の前に。
岸ゆかり:「あぁ、やっぱり急場しのぎは長くは持ちませんか……」
岸ゆかり:かちゃり、と扉を開いた先にいるのは、小柄な身体の少女。
岸ゆかり:黒髪のボブカットに水色のカチューシャを付けた、岸ゆかり本人である。
雨品 みみね:「あなた」
雨品 みみね:記憶に在る、資料の写真の少女。
桜ヶ丘 聖:「岸はん!」
鳥羽 修:「岸……!!」
岸ゆかり:そして、その手には。
岸ゆかり:影を塗り固めたような十字───西洋の意匠を持つ剣が握られている。
雨品 みみね:「それに……」
雨品 みみね:その剣も、記憶に在る。
梔子衣緒:「ふむ、ふむ。なるほどね」柄に置いた手が滑り、親指を引っ掛けるように。
岸ゆかり:「桜ヶ丘様に、鳥羽くん。そちらのお姉さん2人は初めまして、かな」
岸ゆかり:「こんにちは、岸ゆかりと申します」
岸ゆかり:ぺこり、と頭を下げる。
雨品 みみね:「ええ、初めまして。こんにちは」
雨品 みみね:笑顔で答える。
梔子衣緒:「これはどうも。梔子衣緒っていうよ。よろしくね」口元だけの笑み。
雨品 みみね:「……いろいろと、話してもらえそうね?」
岸ゆかり:影のジャームが振るうような、黒の剣を脇に携えて。
岸ゆかり:「そうですね。私、説明は苦手なんですが」
岸ゆかり:「まぁ、概ねそちらの黒髪の子の話で合ってますよ。頭のいい子ってすごいですね。ノイマン、っていうんでしたっけ」
岸ゆかり:「この世界は、私の、ちょっとした目的のために動いてます。予定外の動きで、ちょっとバグが出ちゃいましたけど」
梔子衣緒:「ふうむ。どんな目的か聞いても?」
岸ゆかり:「内緒、と言いたいところですけど」ふふ、と桜ヶ丘さんを見ながら
桜ヶ丘 聖:「岸はん……なんでなん……」察したように、一度床に目配せを送った。
岸ゆかり:「────会いたい人が、いるんですよ」
岸ゆかり:「その人は、天堂聖っていうんですけど……ふふ、桜ヶ丘様とお名前がおそろいですね」
岸ゆかり:「ただ、その人はずっと前に死んじゃって」
岸ゆかり:「……だからこの世界でもう一度、生まれてくるのを待とうと思いまして」
岸ゆかり:ほんのりと頬を桜色に染めて、クスクスと笑う。
岸ゆかり:「それで、皆さんに提案なんですけど」
雨品 みみね:「あら、何かしら」
岸ゆかり:「貴方がた、4人を『外』にお返しします」
岸ゆかり:「なので、私を放っておいてもらえないでしょうか?」
梔子衣緒:「4人だけかい?」
岸ゆかり:そんな提案を投げかける。
鳥羽 修:「……ウンメーの人ガチャシミュレータ、アタリが引けたからもう用済みってか?」
岸ゆかり:「そういうわけじゃないですが。ははーん、さては拗ねてます?」
岸ゆかり:「七森さんなどは、結構天堂くんに近いので。確かに天堂くんに『成って』くれるんじゃないかなー、とは思ってますよ」
桜ヶ丘 聖:「…………外のあんたは」
桜ヶ丘 聖:「向こう側で待ってるあんたはどうなるん」
桜ヶ丘 聖:「あんたも”夢”なんやろ?」
岸ゆかり:「あぁ、それはご安心ください」
岸ゆかり:「『岸ゆかり』というヒトは、外には居ませんから」
桜ヶ丘 聖:「! …………そう、か」
岸ゆかり:「私はこの世界でのみこの姿を取ります。ナビゲーターポジションですかね」
梔子衣緒:「…そうかい。きみの色恋について態々どうこう言わないし、その天堂なにがしについてもわたしは全然知らないが」
梔子衣緒:「二つ。言っておく」
岸ゆかり:「なんでしょう」
梔子衣緒:「一つ。この世界の再生された死者とわたしは会ったが、彼らは欠けてるものが多過ぎた。誰かも分からないくらいに」
梔子衣緒:「まあこれは、元データの不足かもしれないね。なので、さしたる問題ではないかも」
岸ゆかり:「そうですねぇ。流石に無いものは補填出来ませんので」
梔子衣緒:「本題はこっちだ。二つ目」
岸ゆかり:「どうぞ」
梔子衣緒:「そうまで欠けた彼らでも、そして」
梔子衣緒:「記憶も。縁も。連れ合いも家族もなにもかも失くした、君が言うところの器に近しい状態のわたしからすればね」
梔子衣緒:「それでも。その手に残るものはあるんだよ。わたしたちは、」
梔子衣緒:「わたしたち以外になんて、なれやしない」
梔子衣緒:「名前を変えようが、塗りつぶそうが、それでもだ」
梔子衣緒:「忠告するよ。止めておきな」
岸ゆかり:「…………………………そう、です、かぁ」
岸ゆかり:フ、と。年頃の少女らしい顔から、意志が希薄に消える。
岸ゆかり:「それでも」
岸ゆかり:「それでもですよ」
岸ゆかり:「同じになれなくても。1%でも重なって、10%でも触れ合って、99%が残りの1%を塗りつぶすことが出来るなら」
岸ゆかり:「近似と相似の合一の果て、同一へと至るなら、私は諦めません」
岸ゆかり:「ヒトの夢は、諦めなければきっと叶うと。あの人は言ってましたから」
梔子衣緒:「……そうかい。忠告はした。それでも行くと言うなら、言葉はこれまで」
梔子衣緒:「でもね」
梔子衣緒:「そのわずかな、一厘未満の傷さえも…君は赦せるかい。そうであれば、いいのだけどね」
桜ヶ丘 聖:「岸はんのやりたいことはようわかった」
桜ヶ丘 聖:「ウチは別にそれをやめろとは言わん。勝手にしたらええと思う」
岸ゆかり:「ふふ、ありがとうございます」
桜ヶ丘 聖:「恋は盲目。片道切符を握りしめるのも一興やろう」
桜ヶ丘 聖:「ウチのことを代替品にしたのも許す。そっちの聖はんも"似たようなもん"やしな」
桜ヶ丘 聖:「せやけど」
桜ヶ丘 聖:「ウチは道を違える"友人"を見捨てられるほど、人間ができとらん」
桜ヶ丘 聖:「岸ゆかり。あんたはウチが止める」
桜ヶ丘 聖:「"先輩"やからな」
岸ゆかり:「………桜ヶ丘様はお優しいですね」
岸ゆかり:「元の世界に戻ったら、良いお嬢様として成長することを、私も祈っておりますよ」
鳥羽 修:「……オレは拗ねてんじゃねーよ、キレてんだよ……」
鳥羽 修:「よく覚えてねーけど、あれだろ。つまり、オレは影ヤローにいっかい負けて、それすら忘れてるってことだろ」
鳥羽 修:「……そんなん、思い出したら負けっぱなしでいられるわけねーだろ……!」
岸ゆかり:「意地っ張りやさんですね、鳥羽くんは」
鳥羽 修:「ついでに七森も連れて帰る。……テメーも止めてやる。やめ時分かんなくなってるってんだったら、ついでのついででな」
岸ゆかり:「…………それは困りますね」
岸ゆかり:「やめ時も、連れて帰られるのも、何もかも」
岸ゆかり:「私のことなど気にせず、幸せになってくれていたら、いいのに」
雨品 みみね:「そうは言ってもね」
雨品 みみね:「どうしても、気になっちゃうもの」
雨品 みみね:ピッ、と指を立てて。
雨品 みみね:「あたしたちの力は、乱用厳禁」
雨品 みみね:「だんだん周りが見えなくなって」
雨品 みみね:「最後は自分すら見失う」
雨品 みみね:「そういうものなのよ。忘れがちだけれど」
雨品 みみね:ほう、と息を吐いて。
雨品 みみね:「あなたが安全に、一人で夢を見て、幸せになれるなら」
雨品 みみね:「あたしも何も言わないわ」
雨品 みみね:「でもね」
岸ゆかり:「はい」
雨品 みみね:きっ、とゆかりちゃんを睨んで。
雨品 みみね:「あたしの友達を巻き込んだ」
雨品 みみね:「………見過ごせないわ。お仕置きよ」
岸ゆかり:「…………貴方のことは」
岸ゆかり:「どうしようか、と思っていたんですよね。本当に。」
岸ゆかり:「皆さんは何もかも忘れて、天堂くんへと近づいていってもらおうと思っていたのに………レネゲイドビーイング、でしたっけ」
雨品 みみね:「ええ」
岸ゆかり:「貴方みたいな方は、幼少期って存在しませんから」
雨品 みみね:「そうね。あたしは、あたしに"成って"から」
雨品 みみね:「ずっと、そのままだもの」
岸ゆかり:「子供相手に大人気ないですよ、というのもまた違いますよねぇ」
岸ゆかり:「巻き込んだのはこちらですし。ご忠告はありがたく受け取って、次に活かすことにします」
岸ゆかり:影の剣をぶるんと振るって。
岸ゆかり:「皆さんがおとなしく帰っていただけないのなら、少々手荒な事をしてしまいますが」
岸ゆかり:「まぁ、剣を振るうのは慣れてないので────死ぬことはありませんよ。多分」
岸ゆかり:手に持った剣を、足元へと突き刺す。
岸ゆかり:その剣から三叉に影が伸びて、岸ゆかりと4人の間で渦を巻く。
岸ゆかり:その影から。
《レディアント》岸ゆかり:いくつもの分割した刃を持つ剣を手に、岸ゆかりが姿を表す。
《無銘》岸ゆかり:青銀の直剣を手に、岸ゆかりが姿を表す
《エルトナム》岸ゆかり:岩石のように無骨な剣を手に、岸ゆかりが姿を表す。
岸ゆかり:姿形の同じく、手にした剣のみが異なる少女が3人、生成される。
岸ゆかり:「私は、私の望みを叶えます」
岸ゆかり:「それを阻むのならば、正しく打ち倒しましょう」
岸ゆかり:「────私は、そう望まれたのですから」
岸ゆかり:《ワーディング》
岸ゆかり:そして同時に《世界の卵》を使用。シーン中、任意のオーヴァードのあらゆる判定ダイス-1個。レネゲイドビーイングの場合さらに-1個。
岸ゆかり:こちらはエフェクトの効果では無いため、「必中の弓」によるダイペナ無効を受けません。

GM:風景が塗り替わる。
GM:岸ゆかりを中心に、停滞した支部の中ではなく。
GM:風にそよぐ木々。ほのかな動物の声。広がる青空。川のせせらぎ。
GM:のどか、と呼ぶのがふさわしい自然へと世界を塗り替える。
GM:その中心にいるのは、一人の少女───否。
岸ゆかり:「名乗らせて頂きましょう、正しく在るために」
岸ゆかり:その身は純正たる人であらず。
岸ゆかり:そうあれかしと望まれ、世界によって造られた。
岸ゆかり:UGNコード:『聖剣の王者』
岸ゆかり:識別コード:『嵐影湖光』
岸ゆかり:かつて、天堂聖によって振るわれた『聖剣』と呼ばれる一振り。
岸ゆかり:その核は今、ヒトの形を取る
《嵐影湖光》岸ゆかり:「─────《嵐影湖光》、岸ゆかり」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「参ります」


■クライマックス

昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた

───当然です

降り積もるは人の希望。
閉じ循環する時の奔流。

「早く大人になりたいな」
「またあの頃に戻りたい」

えぇ、えぇ。戻ればよいのです。
そしていつか英雄に至りましょう。

───かつて、聖剣を振るうものが居た
───かつて、英雄に振るわれるものが居た。

今は英雄は斃れ、聖剣は砕け散った。

「──それでも」

それでも、もう一度。
あの頃を、この手に。

「ヒトの理想。ヒトの具現。最優たるヒトの極地を、私は再び」

「貴方達の呼ぶ『聖剣』として。私が英雄を導いてみせる」

ダブルクロス The 3rd Edition 『イエスタディを騙って』

GM:【ダブルクロス———それは裏切りを意味する言葉。】

GM:世界を侵蝕し、認識すら書き換えるワーディングの波が貴方達を襲う!
GM:衝動判定、難易度9です。どうぞ!
梔子衣緒:ダイペナ入って、DB2個と相殺。
梔子衣緒:5dx+3=>9
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 8[4,7,8,8,8]+3 → 11 → 成功

梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+8(2d10->4,4)した(侵蝕:80->88)
桜ヶ丘 聖:1dx=>9 ダイペナ相殺
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 7[7] → 7 → 失敗

雨品 みみね:《ヒューマンズネイバー》の効果でダイス+1個。《世界の卵》と合わせて-1個。
雨品 みみね:思い出の一品の効果で達成値+1
雨品 みみね:1dx+3+1>=9
DoubleCross : (1R10+3+1[10]>=9) → 6[6]+4 → 10 → 成功

雨品 みみね:せふせふ
桜ヶ丘 聖:61+2d10 衝動侵蝕
DoubleCross : (61+2D10) → 61+13[9,4] → 74

雨品 みみね:79+2d10
DoubleCross : (79+2D10) → 79+9[2,7] → 88

鳥羽 修:思い出の一品起動。ダイペナひとつ、DBひとつで相殺して、ダイスふたつ。
鳥羽 修:2dx+5>=9
DoubleCross : (2R10+5[10]>=9) → 7[3,7]+5 → 12 → 成功

鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+7(2D10->1,6)した(侵蝕:72->79)
GM:ではエンゲージ。

▼エンゲージ
(《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   5m
(《レディアント》岸ゆかり[9]、《無銘》岸ゆかり[8]、《エルトナム》岸ゆかり[5])
   5m
(鳥羽[6]、桜ヶ丘[6]、梔子[6]、雨品[5])
[]内は行動値

GM:こんな感じになっております。
梔子衣緒:早い…了解です
GM:で、セットアップから。行動値順に処理していこう。
雨品 みみね:行動値順、了解です。
桜ヶ丘 聖:先行はさしあげましてよ!
GM:行動値13
《嵐影湖光》岸ゆかり:なし
《レディアント》岸ゆかり:なし
《無銘》岸ゆかり:なし
GM:で、行動値6,鳥羽くん梔子さん
鳥羽 修:私は無し。
梔子衣緒:ありません。
GM:行動値5、雨品さん聖ヶ丘さん
桜ヶ丘 聖:ないどす
雨品 みみね:《ルーラー》を使用。対象は4人の岸ゆかり。
雨品 みみね:ラウンド間、対象のあらゆる判定ダイスを-5個。
《嵐影湖光》岸ゆかり:きゃー。
雨品 みみね:使用回数、残り2回。侵蝕:88+6=94
雨品 みみね:セットアップ最後に演出を少し頂いてもいいでしょうか。
雨品 みみね:───赤い瞳が、剣を携えた4人の岸ゆかりに向けられる。
雨品 みみね:右手は顔へ、その下半分を覆うように……と。
雨品 みみね:瞬間、指の隙間より飛んだ僅かな滴が、レネゲイドを狂わせる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「───!」ざわり、と。その影が制御を離れるように少しのたうつ。
雨品 みみね:「ごめんなさいね。でも」
雨品 みみね:「大人気ない……なんて、言わないわよね」
雨品 みみね:「こうして向かい合った以上」
雨品 みみね:「あたしたちは、対等なんだから」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「………えぇ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「許してあげます。こちらも、大人の余裕ってやつですね」ゲホ、と咳を漏らしながら
《エルトナム》岸ゆかり:《苛烈なる熱気》。シーン中、達成値が30以下で自動失敗。達成値0に。対象はPC4人。
《エルトナム》岸ゆかり:このエネミーが戦闘可能な間継続します。
《エルトナム》岸ゆかり:背丈を超える岩剣を構えた少女が、重さを感じさせないように大きく振るう。
《エルトナム》岸ゆかり:鎮静した熱が励起し、その内に秘めた溶岩を目覚めさせる。
《エルトナム》岸ゆかり:ゴボ ゴボッ
《エルトナム》岸ゆかり:落ち着いた風景に包まれた世界を上書きして、その地面が赤熱する
《エルトナム》岸ゆかり:活火山がその場に生まれたように、異様なる熱気が世界を包む
GM:では、続けてイニシアチブ入っていきます。
GM:行動値13
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《無形の影》+《原初の紫:オーバーロード》+《百鬼夜香》
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象は桜ヶ丘さん。
桜ヶ丘 聖:ひえええ
《嵐影湖光》岸ゆかり:7dx4+4
DoubleCross : (7R10+4[4]) → 10[1,2,3,4,5,5,7]+10[2,4,7,10]+10[2,8,8]+10[4,5]+10[2,6]+3[3]+4 → 57

《嵐影湖光》岸ゆかり:リアクションどうぞ。
桜ヶ丘 聖:ガードしても飛ぶのでドッジ!
桜ヶ丘 聖:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[1,6,9]+1 → 10

桜ヶ丘 聖:だめ!
桜ヶ丘 聖:あっ暴走だった
GM:じゃあダメージ
《嵐影湖光》岸ゆかり:6d10+30
DoubleCross : (6D10+30) → 37[6,7,9,7,4,4]+30 → 67

桜ヶ丘 聖:リア不でしたのよ! おいでまし!
《嵐影湖光》岸ゆかり:装甲有効です。
桜ヶ丘 聖:蒸発 リザレクトします
桜ヶ丘 聖:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

《嵐影湖光》岸ゆかり:では演出。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「────では、まずは」
《嵐影湖光》岸ゆかり:とぷん、と。手にした剣を影に落とす。
《嵐影湖光》岸ゆかり:質量を無視してぐるぐると渦巻く影が足元から離れて、ヒトの形を成す。
《嵐影湖光》岸ゆかり:ず、ず、ず。と形を取るのは、直剣と円盾を手にした人の形。
《嵐影湖光》岸ゆかり:───その形を、梔子衣緒ならば知っている。かつて君が討伐した影のジャーム、その一体だ。
梔子衣緒:「…お。来るよ」
影の聖剣使い:とんとん、と。片手剣を肩に担ぐようにする。
影の聖剣使い:10m先、ぐるりと首を回して。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:その剣は「特別」ではない。
影の聖剣使い:名もなき一人に与えられた名もなき一振り。
影の聖剣使い:量産された剣は使い手とともに歩み続けた。
影の聖剣使い:時に折れ、時に砕け、摩耗し、取り替えて。
影の聖剣使い:量産された剣はより多くの敵を屠り続けた。
影の聖剣使い:量産された剣は一つの「逸話」へと衆合し、
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:使い手の技量のみで「聖剣」に成り果てた。
影の聖剣使い: 
《一騎刀千》:──技量の聖剣。銘は『《一騎刀千》』
《一騎刀千》: 
《一騎刀千》:「──、」一言、何かをつぶやいて。
《一騎刀千》:走る。10mをひとまたぎにするように。
《一騎刀千》:丸盾を構えて雄々しく突進しながら、小柄な桜ヶ丘に対して肉薄し──
《一騎刀千》:「ッ、■■ー!」
《一騎刀千》:口元が僅かに動き、通りすがりざまにその体を袈裟に切る
《一騎刀千》:一撃で命を屠る、的確なる一刀が、君を裂く
桜ヶ丘 聖:「……初撃はくれたる」
《一騎刀千》:「………■ッ」
《一騎刀千》:「可愛■■ねぇ■■」
《一騎刀千》:ふぅ、と嘆息するように。
《一騎刀千》:ビキ、とその影が割れる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:《原初の紫:オーバーロード》により、聖剣の王者が破壊されます。
《嵐影湖光》岸ゆかり:そしてダメージが入ったのでオートアクション。《原種暴走》+《背徳の理》。
《嵐影湖光》岸ゆかり:シーン中、以降の判定ダイス+8個、対象を「範囲」に。
《一騎刀千》:砕けた影はヒトの形を失って、嵐影湖光のもとへと戻る。
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして、その影をすくい取るように……
GM:イニシアチブ9
《嵐影湖光》岸ゆかり:《加速する刻》
《嵐影湖光》岸ゆかり:手番を行います。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オートで2本目の『聖剣の王者』を装備
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《シャドースクラッチ》+《原初の紫:オーバーロード》+《百鬼夜香》
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象はPC4人
《嵐影湖光》岸ゆかり:13dx4+4
DoubleCross : (13R10+4[4]) → 10[1,4,4,5,5,5,6,7,7,10,10,10,10]+10[3,3,6,6,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,1,2,2,3,3,3,7,7,9]+10[1,4,5]+10[4,9]+10[1,8]+10[7]+1[1]+4 → 75

《嵐影湖光》岸ゆかり:それぞれリアクションどうぞ
梔子衣緒:回すの止めて欲しいんですけど…。ぐえー
梔子衣緒:まずコンボ:吹毛≪ゲットダウン≫。回避します。
梔子衣緒:4dx+34=>75
DoubleCross : (4R10+34[10]>=75) → 10[1,1,3,10]+2[2]+34 → 46 → 失敗

梔子衣緒:チッ回ったんだが……
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2した(侵蝕:88->90)
GM:残念…
鳥羽 修:ガードしても吹き飛ぶので一応ドッジですけども。
雨品 みみね:ドッジだけしてみましょう
鳥羽 修:4dx>=75
DoubleCross : (4R10[10]>=75) → 9[1,8,8,9] → 9 → 失敗

桜ヶ丘 聖:2dx+1 回避!
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 5[2,5]+1 → 6

鳥羽 修:無理。
雨品 みみね:8dx>=75
DoubleCross : (8R10[10]>=75) → 9[1,1,2,3,6,6,8,9] → 9 → 失敗

雨品 みみね:無理でした
《嵐影湖光》岸ゆかり:8d10+36
DoubleCross : (8D10+36) → 51[6,10,9,2,4,7,3,10]+36 → 87

《嵐影湖光》岸ゆかり:諸々有効。
梔子衣緒:はじけ飛んで死ぬ。リザ!
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:90->98)
梔子衣緒:こっこの野郎
鳥羽 修:死にますね。《リザレクト》。
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+9(1D10->9)した(侵蝕:79->88)
鳥羽 修:ふふっこいつ
雨品 みみね:耐えきれず。リザレクトします。
雨品 みみね:94+1d10
DoubleCross : (94+1D10) → 94+2[2] → 96

雨品 みみね:今になって
桜ヶ丘 聖:84+1d10 当然飛ぶのでリザレクト!
DoubleCross : (84+1D10) → 84+7[7] → 91

《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:手にした影を細く、剣の形に成形し、改めて地面へと還元する。
《嵐影湖光》岸ゆかり:巻き戻るように同じく、影が人の姿を取る
影の聖剣使い:それは、幼い少女のような矮躯だ。
影の聖剣使い:しかし、その姿の視認は困難である。
影の聖剣使い:その少女の手には、身の丈の数倍を超えるであろう壁───否、申し訳程度に持ち手のついたそれは、剣である
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:その剣は人の手によって造られた。
影の聖剣使い:硬い鱗を割り砕くための重さを。
影の聖剣使い:その体を両断するための長さを。
影の聖剣使い:燃え朽ち折れないための硬さを。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:全てを込めた一振りは、いつか龍すらも屠るだろう。
影の聖剣使い: 
《オールブレイカー》:──質量の聖剣。銘は『薄刃衣《オールブレイカー》』
《オールブレイカー》: 
《オールブレイカー》:「■、■、■ーーー!!!」
《オールブレイカー》:ぐおん、と壁が動く。
《オールブレイカー》:天を衝くほどの大剣が、幼い少女の影の両腕でブルリと振るわれて
《オールブレイカー》:貴方達4人を横薙ぎにする!
《オールブレイカー》:触れれば根こそぎを削り取る、質量の暴力が襲った!
梔子衣緒:「…参ったなー。こういう質量物は苦手なんだよね」弾き切れず、流しきれない。
梔子衣緒:絡めた刃が折れそうになる——剣の保護を優先して、己を斬らせる。
雨品 みみね:質量をそのままに受け、潰れるように倒れる。
雨品 みみね:「……なるほど、聖剣」
雨品 みみね:口に溜まった血を吐き捨てながら、立ち上がる。
雨品 みみね:「そう呼ばれるだけのことは、確かに」
鳥羽 修:「ちっ、くしょ……」障壁で剣を弾くには重過ぎる。己を弾いて避けるには大き過ぎる。受けて、倒れる。
鳥羽 修:「大概チートな武器使いやがって、この……!」擦り潰された体をリザレクトして、立ち上がる。
桜ヶ丘 聖:「────ウチは剣士やさかい、これくらいはハンデあげへんとな」
桜ヶ丘 聖:鞘に入ったままの愛刀の切っ先を地に付け、杖代わりに。膝をつくことは無い。心折れぬ限り。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「えぇ、素敵ですね。桜ヶ丘様」みんなの反応を見ながら
《オールブレイカー》:大剣を奮った後、体幹をブラさずにぶい、とピースをして
《オールブレイカー》:びきり、とその姿が影に戻る。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オーバーロードにより聖剣の王者が破壊されます。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オートで3本目の聖剣の王者を装備。
《嵐影湖光》岸ゆかり:《分割思考》行動値-10で未行動に。
《嵐影湖光》岸ゆかり:行動値3で未行動。
GM:イニシアチブ9
《レディアント》岸ゆかり:マイナーでPC達に接敵。

▼エンゲージ
(《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   5m
(《無銘》岸ゆかり[8]、《エルトナム》岸ゆかり[5])
   5m
(鳥羽[6]、桜ヶ丘[6]、梔子[6]、雨品[5]、《レディアント》岸ゆかり[9])
[]内は行動値

《レディアント》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《カスタマイズ》
《レディアント》岸ゆかり:対象は鳥羽くん
鳥羽 修:来い!
《レディアント》岸ゆかり:3dx7+4
DoubleCross : (3R10+4[7]) → 10[6,6,8]+2[2]+4 → 16

《レディアント》岸ゆかり:リアクションどうぞ
GM:回避は30以上で成功です。
鳥羽 修:ドッジするんですけど……まぁ《苛烈なる熱気》がね…‥
鳥羽 修:5dx>=31
DoubleCross : (5R10[10]>=31) → 7[1,3,4,6,7] → 7 → 失敗

鳥羽 修:普通に失敗!
鳥羽 修:ダメージください
《レディアント》岸ゆかり:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 14[5,9]+15 → 29

《レディアント》岸ゆかり:装甲有効
鳥羽 修:さっきの攻撃でHPが9しかない。落ちます。《リザレクト》。
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+6(1D10->6)した(侵蝕:88->94)
《レディアント》岸ゆかり:「では、私も」
《レディアント》岸ゆかり:「行きますよ、鳥羽くん」
《レディアント》岸ゆかり:細身の剣を振るう。その軌道に、影の鏃が生まれる。
《レディアント》岸ゆかり:「そー、」
《レディアント》岸ゆかり:た、と走る。歩くように雅に、距離を詰めて。
《レディアント》岸ゆかり:「れっ」
《レディアント》岸ゆかり:剣の一振り、そして。
《レディアント》岸ゆかり:剣の機動に生み出される無数の鏃が、あらゆる方向からその体を貫く!
鳥羽 修:「クッソ、マジで何本分で斬る気だよ……!?」悪態をつきながら、千切れないように必死で肉体を再生させる。
《レディアント》岸ゆかり:「どうでしょう、帰る気になりました?」
鳥羽 修:べぇ、と舌を出して答えにする。
《レディアント》岸ゆかり:ひゅんひゅん、と鏃を対空させながら、むぅ、と唇を尖らせる。
GM:イニシアチブ8
《無銘》岸ゆかり:マイナーでPC4人にエンゲージ。

▼エンゲージ
(《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   5m
(《エルトナム》岸ゆかり[5])
   5m
(鳥羽[6]、桜ヶ丘[6]、梔子[6]、雨品[5]、《レディアント》岸ゆかり[9]、《無銘》岸ゆかり[8])
[]内は行動値

《無銘》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《アドレナリン》
《無銘》岸ゆかり:対象は桜ヶ丘さん。
桜ヶ丘 聖:リア不!
《無銘》岸ゆかり:4dx7+4
DoubleCross : (4R10+4[7]) → 10[4,4,6,9]+6[6]+4 → 20

《無銘》岸ゆかり:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 19[3,9,7]+15 → 34

《無銘》岸ゆかり:装甲有効
桜ヶ丘 聖:1d10+91 弾けてリザレクト!
DoubleCross : (1D10+91) → 1[1]+91 → 92

《無銘》岸ゆかり:蒼銀の拵えの直剣を腰だめに構える。
《無銘》岸ゆかり:その刀身に光を帯びて、呼吸を2度、3度
《無銘》岸ゆかり:「当たると結構、」
《無銘》岸ゆかり:「痛い、ですよ!」
《無銘》岸ゆかり:ダ、と地を踏みしめて一歩、2歩目を踏むときには桜ヶ丘さんの眼前に。
桜ヶ丘 聖:「っ!」
《無銘》岸ゆかり:下からかち上げるように胴体を斜めに両断し、その軌道をなぞるように光が曳航する。
《無銘》岸ゆかり:その切れ味は、その相手すら斬られた頃に気づかぬほど、疾く致命を与えた
《無銘》岸ゆかり:「桜ヶ丘様も、私などよりご自分のことを、優先してほしいですね」
桜ヶ丘 聖:「お生憎、ウチも叶えたい願いがある」友達を失う痛みに比べたら——この程度、大したことは無い。
GM:イニシアチブ6
GM:PCのお二人、どうぞ
鳥羽 修:ではこちらから。
鳥羽 修:マイナー。ホローポイント弾使用。攻撃力+3。
鳥羽 修:メジャー。
鳥羽 修:▼↓SWIPE↓&・RELEASE・=「必中の弓」+《アタックプログラム》Lv4
鳥羽 修:対象は《エルトナム》岸ゆかり。
《エルトナム》岸ゆかり:いらっしゃい!
鳥羽 修:(2+1)dx+25 命中
DoubleCross : (3R10+25[10]) → 10[6,10,10]+10[2,10]+3[3]+25 → 48

鳥羽 修:怒りの回転
《エルトナム》岸ゆかり:わぁ。ガードします。
鳥羽 修:(2+5)d10+15+3 ダメージ
DoubleCross : (7D10+15+3) → 43[5,9,1,6,6,7,9]+15+3 → 61

鳥羽 修:装甲ガード有効。
《エルトナム》岸ゆかり:えーと、諸々減らして46ダメージ!
《エルトナム》岸ゆかり:落ちます。戦闘不能。
《エルトナム》岸ゆかり:そして
《エルトナム》岸ゆかり:【▼託すもの】《原初の黒:ラストアクション》。《異能の継承》で《炎神の怒り》を嵐影湖光に譲渡
《エルトナム》岸ゆかり:復活はありません。苛烈なる熱気解除。
鳥羽 修:ヒッ こ、これ以上ダイスを増やすな!!
GM:演出どうぞ!
鳥羽 修:「ックソ、こっちだって黙ってタコられるオニンギョーじゃねーんだよ!」ピン、とコインを弾く。落下するのは、スマートフォン型デバイスの画面上。ピタリと、吸い付くように止まって。
鳥羽 修:「テメェなんざ、指先ひとつで」親指で、ぐぐ、とコインを引く動作(スワイプ)。それはあたかも、弓を引くように。
鳥羽 修:「ジューブン、だッ!!」解放(リリース)。コインが弾丸となり、雷光を伴って岸ゆかりの内の一体に向けて放たれる。
《エルトナム》岸ゆかり:「、!」
《エルトナム》岸ゆかり:岩塊、刀の形を成すその質量でそのコインを防ごうとし、
《エルトナム》岸ゆかり:バギン!
《エルトナム》岸ゆかり:一点を穿つように刀を───そして、岸ゆかりの左胸を貫通する
《エルトナム》岸ゆかり:「───かふっ!」
《エルトナム》岸ゆかり:「まったく、もう」
《エルトナム》岸ゆかり:「ひどい、です、ね」
《エルトナム》岸ゆかり:どさり、とその体が斃れて影に飲まれる。
《エルトナム》岸ゆかり:本体である刀が溶け落ちて、地面を覆っていた熱気も沈静化し。
《嵐影湖光》岸ゆかり:その影は、嵐影湖光の足元へと集う。
《嵐影湖光》岸ゆかり:とぷり、と岩塊の刀を生成して。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「一応、こちらも私なんですけどねぇ」

▼エンゲージ
(《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   10m
(鳥羽[6]、桜ヶ丘[6]、梔子[6]、雨品[5]、《レディアント》岸ゆかり[9]、《無銘》岸ゆかり[8])
[]内は行動値

鳥羽 修:侵蝕+3して97まで。
梔子衣緒:では私の手番かな。
GM:どうぞ
梔子衣緒:マイナーなし、オートでスネークブレード装備。メジャーで≪無銘≫へ攻撃。
梔子衣緒:4dx+34
DoubleCross : (4R10+34[10]) → 9[6,8,9,9]+34 → 43

《無銘》岸ゆかり:ぎゃん。ガードします。
梔子衣緒:5d10+8 装甲等有効
DoubleCross : (5D10+8) → 30[5,10,1,6,8]+8 → 38

梔子衣緒:周りはしたな。38点装甲等有効ダメージ。
《無銘》岸ゆかり:15点軽減の23点通し。虫の息ですが生きてます。
梔子衣緒:かてえ。演出。
梔子衣緒:その影に飲まれる横で。するりと≪無銘≫の少女の傍にある。
《無銘》岸ゆかり:「お、っ、と──?」
《無銘》岸ゆかり:光放つ剣をそちらに向けようとする。
梔子衣緒:「さて。わたしの剣は、正直きみたちのような謂れも歴史も何もないが」
梔子衣緒:向けられる勢いを増すように。刃が寄り添い、そっと押す。
《無銘》岸ゆかり:「あれ?」
梔子衣緒:「刃も付いてないが、まあ」
《無銘》岸ゆかり:先程より速く、速く振り抜く。しかし。
梔子衣緒:脇を抜ける。
《無銘》岸ゆかり:その軌道には何もなかった。
梔子衣緒:「この程度はね」
梔子衣緒:首元、鎖骨に斬線が走る。
《無銘》岸ゆかり:「う、ぎぃ!?」
梔子衣緒:「やれ…思った以上に重たいな。見ためとズレが大きい」
梔子衣緒:「よし。次と行こう」
《無銘》岸ゆかり:「ま、まったくもう、ヒトの体も良し悪しですね…!」
《無銘》岸ゆかり:生身でありつつ、鋼の硬度を保ちながら。
《無銘》岸ゆかり:脂汗を浮かべている。
GM:次、イニシアチブ5。PCお二人。
桜ヶ丘 聖:ターン貰います。
桜ヶ丘 聖:オートアクション 《ウェポンケース》より《業物『星椿』》を装備(日本刀相当)。
桜ヶ丘 聖:マイナー 《縮地》。《嵐影湖光》岸ゆかりにエンゲージ。侵蝕率+2(=94)
桜ヶ丘 聖:メジャー ▼抜刀『桜吹雪』《コンセントレイト:サラマンダー》《フレイムタン》《貪欲なる拳》《オールレンジ》《バックスタブ》

▼エンゲージ
(桜ヶ丘[6]、《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   10m
(鳥羽[6]、梔子[6]、雨品[5]、《レディアント》岸ゆかり[9]、《無銘》岸ゆかり[8])
[]内は行動値

桜ヶ丘 聖:対象は《レディアント》岸ゆかり。
《嵐影湖光》岸ゆかり:どうぞ。
桜ヶ丘 聖:11dx@7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[1,2,4,4,4,6,6,8,9,10,10]+10[3,5,8,9]+5[4,5] → 25

《嵐影湖光》岸ゆかり:ガードです。
桜ヶ丘 聖:3d10+19
DoubleCross : (3D10+19) → 10[1,5,4]+19 → 29

桜ヶ丘 聖:ぜんっぜんダメージ出てねぇ……
《嵐影湖光》岸ゆかり:15点軽減の14点。生きてます。
GM:演出どうぞ
桜ヶ丘 聖:腰元に帯刀し直した愛刀『星椿』の鞘に手を添え、鋭い視線を眼前に並ぶ“友人達”に向ける。
桜ヶ丘 聖:「────《桜花穿閃》、桜ヶ丘聖。あんたらをまとめて救う剣士の名や」
桜ヶ丘 聖: 
桜ヶ丘 聖:——バ ゴォ ォオオオオオン!!!!
桜ヶ丘 聖: 
桜ヶ丘 聖:足元で爆ぜる轟音と同時、風を切るは桜の弾丸。
桜ヶ丘 聖:水蒸気爆発を推進力としたそれは、歩法ですらない彼女だけの縮地法。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「!」
桜ヶ丘 聖:常識を穿つは桜の一閃。故に"桜花穿閃"。
桜ヶ丘 聖:接敵する瞬間、振り向いて振るわれるは居合。刀が纏うは高圧縮された水の刃──飛ぶ斬撃が《レディアント》に放たれる!
《嵐影湖光》岸ゆかり:影の岩塊による防御──否、間に合わない。ならば
《嵐影湖光》岸ゆかり:生身の右手をその斬撃に合わせて防ぐ!
《嵐影湖光》岸ゆかり:ガ、キィン!
《嵐影湖光》岸ゆかり:まるで鋼鉄と思うような衝撃音が響き、その白い肌に赤い血が流れる
《嵐影湖光》岸ゆかり:「む、」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「むちゃくちゃしますね、桜ヶ丘様」
桜ヶ丘 聖:「……っと、やあ、岸はん。"ごきげんよう"」
桜ヶ丘 聖:水蒸気の逆噴射によって残心を確保。互いの間合い内に着地し、彼女はそう言って笑った。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「……えぇ、ごきげんよう」
《嵐影湖光》岸ゆかり:血を垂らす右手で、スカートを少しつまんだ。
桜ヶ丘 聖:侵蝕率+11点により、105点へ。
GM:では次、雨品さんどうぞ
雨品 みみね:はい。
雨品 みみね:マイナーでコンボ:蛇転。《完全獣化》《オリジン:アニマル》《一角鬼》
雨品 みみね:侵蝕:96+12=108
雨品 みみね:《ルーラー》のレベルアップに伴い、ダイスペナルティ+1。
雨品 みみね:メジャーでコンボ:蛇撃。《伸縮腕》《コンセ:エグザイル》
雨品 みみね:対象は《無銘》岸ゆかり。
《無銘》岸ゆかり:どうぞ
雨品 みみね:ダイス、能力:9+《完全獣化》:4-《世界の卵》:2=11。C値:7。
雨品 みみね:おっと、《伸縮腕》はレベルアップで3になりダイス±ゼロです。
雨品 みみね:11dx7+1 命中判定
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,1,2,3,5,6,10,10,10,10,10]+10[3,3,7,8,10]+4[2,4,4]+1 → 25

《無銘》岸ゆかり:ガードします。
雨品 みみね:果てなく微妙……ではダメージ
雨品 みみね:《オリジン:アニマル》:12+《一角鬼》7
雨品 みみね:3d10+12+7
DoubleCross : (3D10+12+7) → 15[4,5,6]+12+7 → 34

雨品 みみね:諸々有効です。
《無銘》岸ゆかり:15点軽減の19点通し。
《無銘》岸ゆかり:累計46で落ちます。
雨品 みみね:よかった……
《無銘》岸ゆかり:そして
雨品 みみね:うぎゃー
《無銘》岸ゆかり:【▼託すもの】《原初の黒:ラストアクション》。《異能の継承》で《アドレナリン》を嵐影湖光に譲渡
《無銘》岸ゆかり:復活はありません。

▼エンゲージ
(桜ヶ丘[6]、《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   10m
(鳥羽[6]、梔子[6]、雨品[5]、《レディアント》岸ゆかり[9])
[]内は行動値

GM:演習どうぞ
雨品 みみね:光の尾を引く、青銀の直剣を見る。
雨品 みみね:「(綺麗ね……恐ろしいほど)」
《無銘》岸ゆかり:「ええ、い」赤い血をだくだくと流しながら、剣を構える。
《無銘》岸ゆかり:その有様でなお、聖剣の光に陰りはない。
雨品 みみね:「……あたしの"尾"は、あなたと違って無骨だけれど」
雨品 みみね:口元の血を拭い、目を見開く。
《無銘》岸ゆかり:「……謙遜しますねぇ」正眼に構える。
《無銘》岸ゆかり:そして、最短の距離をまっすぐ、速く振り抜こうとして──
雨品 みみね:「あたると、結構」
雨品 みみね:服に手をかけ、ぐいと勢いよく脱ぎ捨てる。
雨品 みみね:「───痛いわよ」
《無銘》岸ゆかり:「───は、は」
雨品 みみね:その光に、真っ向から向かって───
《無銘》岸ゆかり:「異形退治。聖剣の華というものですが」
雨品 みみね:硬く、鋭く、白い尾が───
《無銘》岸ゆかり:その体を裂くため、ただまっすぐ──
雨品 みみね:貫いていく。
《無銘》岸ゆかり:しかしその剣を振るうのは、英雄ではない。
《無銘》岸ゆかり:「──残念、ですね」
《無銘》岸ゆかり:細身の身体が折れるように、中央を貫かれる。
雨品 みみね:「そう、ね」
《無銘》岸ゆかり:光の軌道がブレて、赤い血が滴り落ちる。
《無銘》岸ゆかり:そしてその体が、倒れるように影へと沈み。
雨品 みみね:白く、巨大な蛇。その異様に伸びた尾が、聖剣を打ち砕いた。
《無銘》岸ゆかり:光の聖剣もまた、砕けて融ける。
雨品 みみね:「あたしが、どうしようもないバケモノになったら」
雨品 みみね:「その時は、またお相手するわ」
雨品 みみね:侵蝕:108+4=112
《嵐影湖光》岸ゆかり:身体と聖剣が溶けた影が、足元に戻る。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「…………やっぱり」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「担い手とセットに成ってこそ、ですよね」
雨品 みみね:"聖剣"岸ゆかり/感服:○/憐憫/ロイス 以上で最後の枠に取得。
GM:イニシアチブ3。
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《炎神の怒り》+《原初の紫:オーバーロード》+《百鬼夜香》
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象はPC達エンゲージ全員。
梔子衣緒:≪孤独の魔眼≫!対象を単体に
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+6した(侵蝕:98->104)
《嵐影湖光》岸ゆかり:では対象を梔子さん単体に。
《嵐影湖光》岸ゆかり:12dx4+4
DoubleCross : (12R10+4[4]) → 10[1,1,2,4,5,6,6,8,8,9,10,10]+10[1,1,2,2,3,7,9,10,10]+10[3,4,6,9]+10[2,2,9]+10[6]+10[9]+10[9]+10[4]+3[3]+4 → 87

《嵐影湖光》岸ゆかり:リアクションどうぞ。
梔子衣緒:うーん。ゲッダンしてもまず無理だなコレ……
梔子衣緒:まあいいややってみましょう。≪ゲットダウン≫。
梔子衣緒:5dx+34=>87
DoubleCross : (5R10+34[10]>=87) → 10[3,4,6,7,10]+1[1]+34 → 45 → 失敗

梔子衣緒:一回しか回んないか…ダメージどうぞ。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2した(侵蝕:104->106)
《嵐影湖光》岸ゆかり:9d10+30
DoubleCross : (9D10+30) → 43[1,7,1,4,4,10,5,9,2]+30 → 73

《嵐影湖光》岸ゆかり:装甲有効。
梔子衣緒:うむ死にますね。雨品さんのロイスを切って復活。
梔子衣緒:演出どうぞ。
《嵐影湖光》岸ゆかり:では
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:岩塊の刀を影に落とす
《嵐影湖光》岸ゆかり:先の2回同様、その影は意志を持つように渦巻いて、人の形を取る。
影の聖剣使い:否、それは人の枠に収まらない。
影の聖剣使い:四肢を持ち、しかしそのスケールが違う。
影の聖剣使い:人の身を凌駕する大巨人。その手には岩塊の刀が、まるで誂えたように自然に握られている。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:惑星の炉に入り幾星霜。
影の聖剣使い:形を成しては融ける溶岩塊。
影の聖剣使い:いつしかその身は剣と相成った。
影の聖剣使い:惑星と共に生まれ、時と共に形を成す。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:惑星の胎内にて鍛え上げる、星の鎹。
影の聖剣使い: 
《エルトナム》:──原初の聖剣。銘は『エルトナム』
《エルトナム》: 
《エルトナム》:冷えた溶岩塊。その内側が熱を持つ。
《エルトナム》:赤熱した刀はどろり、ど原初の熱を取り戻し、周りを溶かし食み規模を拡大して。
《エルトナム》:「──────■■」
《エルトナム》:眼下に小さきを見る巨人が、その刀を、こともなげに振るう。
《エルトナム》:粘る液状の溶岩の刀が、君達をもろともに薙ぐ!
梔子衣緒:その威容。その熱量。如何に超常の力を得ようと、ただびとにてはただ畏れる他になく。
梔子衣緒:「ーーははっ」
梔子衣緒:「はははははっ!」
梔子衣緒:対しこちらは、手にするは刃も付かぬ二尺数寸の鉄の刃。
梔子衣緒:比するも愚かしい程度の其れで——
《エルトナム》:「■■」影の巨人の口元が動く。それは相対するものへの憐憫か、あるいは。
《エルトナム》:一瞬後に消え去る者たちへの、哀悼か──
梔子衣緒:ひゅん、と音が鳴る。紫電が弾ける。
《エルトナム》:「──?」
梔子衣緒:ひとつ、問いを立ててみよう。その差。そのエネルギーの純粋量の差を、覆すことは可能であるか。
梔子衣緒:人の理にては為し得ず、物理の則からすれば無駄もいい問い。
《エルトナム》:返答:不可能であろう。こちらは星の核をそのままに叩きつける、埒外の一振りである。
梔子衣緒:なら、目を開いてみるといい
梔子衣緒:熱は流され、岩は削られ。
梔子衣緒:半身を叩き潰されながら、その眼光には一切の瑕疵もなし。
梔子衣緒:「……ははっ」
梔子衣緒:「まだまだ……未熟だ」
《エルトナム》:ただ、振り抜く。技術も何もなく、ただそう在る原初の岩塊刀が振り抜かれ。
梔子衣緒:手に握った刃で以て。
《エルトナム》:しかしその軌道は誰一人欠けていない。
《エルトナム》:「─────■」
梔子衣緒:熱された空気を断ち、質量を削り。
《エルトナム》:「────■、■■」
梔子衣緒:己にのみ誘導した。
《エルトナム》:影の巨人の、厚みのない口が開く。
《エルトナム》:大きく、ただ大きく。
梔子衣緒:問いに応えよう。
《エルトナム》:「■■■■■■■■■■───!!」
梔子衣緒:答えは、可能である。なぜならば、
梔子衣緒:梔子衣緒は、剣士であるからだ。
《エルトナム》:目の前で起きたことが信じられない、と眼を見張るように。
《エルトナム》:ただ、笑う。
梔子衣緒:「剣に、使われる程度のものに。わたしの術が負けるものかよ…」
《エルトナム》:全身で歓喜を表しながら
《エルトナム》:「───■■、■■ッ」
《エルトナム》:ビシリ、と。
《エルトナム》:その体に亀裂が走り、影へと融ける。
《エルトナム》:その直前に一度、歓喜のさなか、ゆっくりと首を振って。
《エルトナム》:惜しい、とでも言うように。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オーバーロードの効果で聖剣の王者を破壊
《嵐影湖光》岸ゆかり:オートで聖剣の王者を装備します。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「……………」眼前の光景に眼を見張る
《嵐影湖光》岸ゆかり:「あぁ、やっぱり」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「ヒトって、すごいなぁ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:闇の中から一振り、剣を取り出す。
《嵐影湖光》岸ゆかり:蒼銀の直剣は、光を纏う。
梔子衣緒:「……さあ、お次は何だ。付き合ってやる」刃を突きつけ、獰猛な笑みを浮かべて。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「えぇ、えぇ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「この際、お付き合い頂きましょう」
《嵐影湖光》岸ゆかり:子供のように、笑う。
GM:クリンナップ。諸々無いと思いますので省略。
GM:1R、終了。

GM:2R、セットアップから。
《嵐影湖光》岸ゆかり:なし。
《レディアント》岸ゆかり:こちらもなし。
梔子衣緒:なしです。
桜ヶ丘 聖:なしどす
鳥羽 修:ありません。
雨品 みみね:《ルーラー》を使用。
雨品 みみね:シーン内にいる"岸ゆかり"全員を対象に、ラウンド間、あらゆる判定ダイスを-6個。
雨品 みみね:使用回数残り1回、侵蝕:112+6=118。
雨品 みみね:演出は省略で大丈夫です。
《嵐影湖光》岸ゆかり:これがだいぶ効く
GM:はーい。
GM:では続けてイニシアチブ13
《嵐影湖光》岸ゆかり:《加速する刻》イニシアチブに手番を行います。
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《原初の紫:オーバーロード》+《アドレナリン》
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象は10m先のエンゲージ。鳥羽くん、梔子さん、雨品さん。
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして《レディアント》岸ゆかり
梔子衣緒:なっ
《嵐影湖光》岸ゆかり:原種暴走により対象範囲のため、上記の全員
《嵐影湖光》岸ゆかり:11dx5+4
DoubleCross : (11R10+4[5]) → 10[1,1,2,6,6,8,9,9,10,10,10]+10[1,2,2,6,9,10,10,10]+10[1,2,5,8,9]+10[2,3,6]+3[3]+4 → 47

《レディアント》岸ゆかり:こちらはガード
梔子衣緒:うーんこれは…。回れば行けるか…?コンボ:吹毛≪ゲットダウン≫。
梔子衣緒:6dx+34=>47
DoubleCross : (6R10+34[10]>=47) → 10[1,4,5,5,6,10]+1[1]+34 → 45 → 失敗

梔子衣緒:ぐえ…2足りねえ
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2した(侵蝕:106->108)
雨品 みみね:ドッジしてみましょう。-2個からの獣化で4個増えてと
雨品 みみね:11dx>=47
DoubleCross : (11R10[10]>=47) → 10[2,3,5,5,5,6,8,8,9,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

雨品 みみね:命中です。
鳥羽 修:一応ドッジ。
鳥羽 修:5dx>=47
DoubleCross : (5R10[10]>=47) → 8[4,7,8,8,8] → 8 → 失敗

鳥羽 修:無理ですね。
梔子衣緒:みみねさんへコンボ:金剛≪マグネットフォース≫。カバーします。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2した(侵蝕:108->110)
《レディアント》岸ゆかり:《レネゲイドディゾルバー》。カバーエフェクトを打ち消します
梔子衣緒:こ、この野郎……!
鳥羽 修:げぇっ
《嵐影湖光》岸ゆかり:ではダメージ!
《嵐影湖光》岸ゆかり:5d10+30
DoubleCross : (5D10+30) → 28[7,2,8,10,1]+30 → 58

《嵐影湖光》岸ゆかり:装甲有効!
鳥羽 修:蒸発! 《リザレクト》!
鳥羽 修:鳥羽 修の侵蝕を+4(1D10->4)した(侵蝕:97->101)
梔子衣緒:死ぬ。桜ヶ丘さんのロイスを切って復活。
雨品 みみね:ナナちゃんのロイスを切って復活します。
《レディアント》岸ゆかり:ガードで減らして43ダメージ
《レディアント》岸ゆかり:戦闘不能になります。そして
《レディアント》岸ゆかり:【▼託すもの】《原初の黒:ラストアクション》。《異能の継承》で《カスタマイズ》を嵐影湖光に譲渡
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして演出。
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:光を放つ曇りなき直剣。
《嵐影湖光》岸ゆかり:その刀身を愛おしげに撫でて、流麗な動きで空中に放る。
《嵐影湖光》岸ゆかり:くるくると周り光る聖剣が、その輝きにより影を色濃く写して
《嵐影湖光》岸ゆかり:とぷん、と。
《嵐影湖光》岸ゆかり:影に沈み、そして
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
影の聖剣使い:新たな人影が、その剣を持って現れる。
影の聖剣使い:体躯は少女。ロングヘアに細いリボンを結んだ影の人。
影の聖剣使い:円を描くような仕草で光の聖剣を腰だめに構え、
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:その剣に逸話はない。
影の聖剣使い:ただそうあれかしと生み出された。
影の聖剣使い:悠久の流れをいつかを只管に待ち望む。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:彼方のいつかに、その剣は銘を刻む
影の聖剣使い: 
《無銘》:──無垢の聖剣。銘は『無銘』
《無銘》: 
《無銘》:カ、と。
《無銘》:星が光る。
《無銘》:青と白であたりを塗りつぶす清浄なる光。
《無銘》:立ち塞がる敵を討ち滅ぼす破邪の一撃を宿して
《無銘》: 
《無銘》: 聖剣使いが爆発を伴う一歩を踏み出す
《無銘》: 
《無銘》:その姿は一拍の後に、君達の目の前に現れ。
《無銘》: 
《無銘》:周りを置き去りにする一瞬の薙ぎ払い。
《無銘》:あるいは、同じ刀使いであらば、それを察知することも出来るだろう。しかし
梔子衣緒:爆発を伴うそれは一度見ている。現れる前に振るわれ始めた一刀は、
《レディアント》岸ゆかり:「そちらにも、付き合っていただきますね」無数の鏃に姿を変えた剣が、3人の周りに。
《レディアント》岸ゆかり:反応の初動を遅らせる。それで十分。
《無銘》:そして、光の奔流が全てを薙ぎ払う
梔子衣緒:身体が反応する。本来の軌道を、僅かずらす為の計算がぶれる。
梔子衣緒:「………っくそ。未熟もいいとこ…!」
《レディアント》岸ゆかり:微笑みのままに、その体が半ばから絶たれ、影に融ける。
《無銘》:剣のリーチ以上の空間を薙ぎ払い。ようやくその動きに追随するように、その髪がぶわぁと広がる。
《無銘》:そのまま。ピシリ、と亀裂が走り。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オーバーロードの効果で4本目の聖剣の王者を破壊。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オートで聖剣の王者を装備。
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:砕けた影が、2つ。嵐影湖光の前に戻る。
《嵐影湖光》岸ゆかり:君達の前に立つのは、嵐影湖光を名乗る一人のみ。
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして、その足元の影は分裂と統合を繰り返すたびに質量を増し、黒い蛇のような形を幻視させる。
GM:イニシアチブ13
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《原初の紫:オーバーロード》+《カスタマイズ》
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象は10m先のPC3人。
梔子衣緒:コンボ:六車≪孤独の魔眼≫。対象をわたしひとりへ。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+6した(侵蝕:110->116)
《嵐影湖光》岸ゆかり:では衣緒さんに。
《嵐影湖光》岸ゆかり:11dx5+4
DoubleCross : (11R10+4[5]) → 10[1,1,4,5,5,6,6,7,8,9,10]+10[1,1,2,4,6,8,10,10]+10[5,5,9,9]+10[1,3,3,10]+10[9]+10[9]+3[3]+4 → 67

《嵐影湖光》岸ゆかり:リアクションどうぞ
梔子衣緒:コレは無理だな…だが意地というものがあるのでコンボ:吹毛≪ゲットダウン≫。
梔子衣緒:4dx+34=>67
DoubleCross : (4R10+34[10]>=67) → 7[1,3,5,7]+34 → 41 → 失敗

梔子衣緒:知ってた。
梔子衣緒:梔子衣緒の侵蝕を+2した(侵蝕:116->118)
《嵐影湖光》岸ゆかり:ではダメージ。
《嵐影湖光》岸ゆかり:7d10+30
DoubleCross : (7D10+30) → 38[6,4,7,8,5,1,7]+30 → 68

《嵐影湖光》岸ゆかり:装甲有効。
梔子衣緒:うむ死ぬな。
梔子衣緒:仕方ねえ……斬りたくなかったが剣のロイスを切って昇華。復活。
《嵐影湖光》岸ゆかり:では演出
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:手をかざす。暴れ狂う影に流れが生まれる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:ズ、ズズ。と、厚みを持つ影が人の形を───
《嵐影湖光》岸ゆかり:「ふ、う」矮躯が、ふらりと揺れる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:白い肌に脂汗を浮かべて、ふらつく脚を大地に根ざす。
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして改めて影が揺らめき。
影の聖剣使い:影が、人の形を取る。
影の聖剣使い:体格の良い青年。ハンドポケットのように緩く構えた姿勢で、片手に短な直剣を持つ
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:その剣に形はない。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:それは砂だ。使い手の意志によって形を成す。
影の聖剣使い:それは剣だ。正当なる形状を以て外敵を討つ。
影の聖剣使い:それは短刀。両の手の連撃を以て外敵を討つ。
影の聖剣使い:それは鏃だ。百からなる数を以て外敵を討つ。
影の聖剣使い: 
影の聖剣使い:無数なる変化を以て全てに対応する。
影の聖剣使い: 
《レディアント》:──群体の聖剣。銘は『《レディアント》』
《レディアント》: 
《レディアント》:くしゃり、と片手で前髪を混ぜる。
《レディアント》:猫背のような姿勢が深く沈み、片手の剣をブンと振るう。
《レディアント》:その軌跡にポツポツと鏃が生成され、剣自身もその形を変える。
《レディアント》:その刃渡りは大刀───否、それは槍だ
《レディアント》:先端が三叉に分かれた槍を構え、姿勢が深く沈む。
《レディアント》:「■■、ッ■■………」
《レディアント》:人の影の口が動く。なにか、ぼやくような動きは音にはならない。
《レディアント》:「───■■ー■■■。」
《レディアント》: 疾ッ!
《レディアント》:まっすぐと突っ込んでくる人の影、そして追随する鏃が、意志を持つように3人へ!
《レディアント》:遠隔操作される鏃は牽制、本命は致死を与える──
梔子衣緒:ふぅ、一つ息を吐く。力を吐く。意図を吐く。己の拘りを吐く。
《レディアント》:槍の一突きは、梔子の心臓に飛ぶ!
梔子衣緒:(認めるよ)己の剣では、勝り得ぬ。少なくとも、今は。
梔子衣緒:我ながら意地ばかりは張っているなと苦笑して——呼気と共に、練り上げた勁力と紫電が走り。
梔子衣緒:一呼吸にも満たぬ間に、奔るは六閃。鏃を切り飛ばす。
《レディアント》:一手にて無数。ただの一人には対処しきれない手数。
《レディアント》:しかし、一閃にて数十。その単純化された行動パターンは、君には容易く見切れ、しかし
《レディアント》:その六閃を稼いだ一瞬、槍がキミに届く──!
梔子衣緒:「ぐっ……痛いな…これでも女の子なんだぜ。もう少し丁寧に扱ってくれ」そうぼやきつつ。刺さった槍を握り、己の身体で止めている。
《レディアント》:「───■■■」まるで口笛を吹くように。
《レディアント》:突いた槍が身体に受け止められ──そして、その形すら砂となり、改めて手元に槍が形成される
《レディアント》:しかしその槍は再び構えることはなく。
《レディアント》:「■■■■」肩を落とすように音のない言葉を呟く。
《レディアント》:そこに、君は称賛を感じ取るかもしれない。
梔子衣緒:「………なんだよ全く……聴こえないんだよ、はっきり喋ってくれ」苦笑して。
《レディアント》:冗談を言うように肩をすくめる。
梔子衣緒:無理だと知っている。意味もない繰り言で。
《レディアント》:それが合図のように、ビシリと。
《レディアント》:その体が崩れ落ちる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:オーバーロードの効果により、5本目の聖剣の王者を破壊。
梔子衣緒:「……さあて。わたしもそろそろカンバンだが…そっちはどうかね」
《嵐影湖光》岸ゆかり:オートで6本目の聖剣の王者を装備。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「………ハ、ァ。そう、ですね」
《嵐影湖光》岸ゆかり:その薄い胸元の服をくしゃりと掴むように、息も絶え絶えに。
《嵐影湖光》岸ゆかり:本人もなにかの攻撃を受けるように、隠しきれない疲労がある。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「まだ、いけます、とも」
《嵐影湖光》岸ゆかり:胸元が淡く発光する。
梔子衣緒:「しょうがない。付き合ってやるよ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:胸元から手を離す。
《嵐影湖光》岸ゆかり:その両手には柄が握られている。銀色に輝く、正しき剣。
《嵐影湖光》岸ゆかり:荒れ狂う影を宿しながら、その剣を正眼に構える。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「えぇ。まったく」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「付き合いがよくて、困ってしまいますね」
GM:イニシアチブ6。鳥羽くんと梔子さん。
鳥羽 修:では、メインプロセスいただきます。
鳥羽 修:マイナー。
鳥羽 修:《ポルターガイスト》Lv2
鳥羽 修:必中の弓を破壊。エピックで破壊を無効化。シーン中攻撃力+15。
鳥羽 修:侵蝕+4して105まで。
鳥羽 修:メジャー。
鳥羽 修:▼↓SWIPE↓&・RELEASE・/!OVERLOAD!=「必中の弓」+《アタックプログラム》Lv5+《バリアクラッカー》Lv2
鳥羽 修:対象は《嵐影湖光》岸ゆかり。
鳥羽 修:妨害などなければ命中まで。
《嵐影湖光》岸ゆかり:判定どうぞ
鳥羽 修:(2+3-1)dx+27 命中 装甲無視・ガード不可
DoubleCross : (4R10+27[10]) → 4[1,2,4,4]+27 → 31

《嵐影湖光》岸ゆかり:ガードが出来ずにドッジ……なのですが!
鳥羽 修:リアクションどうぞ。
《嵐影湖光》岸ゆかり:ルーラーの効果でダイスが触れずに自動失敗!ダメージどうぞ!
鳥羽 修:(2+4)d10+15+15 ダメージ
DoubleCross : (6D10+15+15) → 31[4,7,8,6,5,1]+15+15 → 61

鳥羽 修:装甲無視で、素通し61点。
《嵐影湖光》岸ゆかり:なんてことを。では61点受けてまだ生存。だいぶ削れます。
《嵐影湖光》岸ゆかり:《原初の虚:復讐の領域》。同じダメージを貴方に。
鳥羽 修:なっばっ
《嵐影湖光》岸ゆかり:おそろいですね
鳥羽 修:61点受けて死にます。桜ヶ丘さんのロイスをタイタス化して昇華。復活に。
鳥羽 修:侵蝕+7して112まで。HP14まで。
GM:演出などどうぞ。
鳥羽 修:「ネタ切れだったら意地張ってないでコーサンしやがれ……!!」じゃらりと、三枚のコインを取り出し、デバイスの面上に。
鳥羽 修:そのまま、引く。そして、放つ。
鳥羽 修:過剰な電光を放ち、コインが飛び……空中で跳ねるように、軌道を鋭角に変える。そのまま、乱反射するように岸ゆかりへと殺到する。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「そう、いう、わけにも、いかないんですよ、鳥羽くん」
《嵐影湖光》岸ゆかり:殺到する3枚。一枚を弾く。
《嵐影湖光》岸ゆかり:2枚。叩き落とし、剣を振り抜く
《嵐影湖光》岸ゆかり:3枚───間に合わない。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「う、がっ!」
《嵐影湖光》岸ゆかり:小柄な体躯が衝撃で飛び、転がる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:───そして、弾いた2枚。
《嵐影湖光》岸ゆかり:それが意志を持つように反射を変えて、鳥羽くんへ殺到する
鳥羽 修:「……マジでこれイジョーやる気かよ」お前の方がやべーんじゃねーの、と言う前に。
鳥羽 修:跳ね返ったコインを受けて、吹っ飛ぶ。
鳥羽 修:「……あーもー上等だ!! 心配してソンした!! もう知らねぇかんな!!!」意地を支えに立ち上がる。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「ふ、ふふ」剣を支えに立ち上がる
《嵐影湖光》岸ゆかり:「まだ、やりますとも。」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「叶えたいことが、あります」
GM:梔子さん手番どうぞ
梔子衣緒:マイナーなし、オートでスネークブレードの射程を15mへ。
梔子衣緒:メジャー、岸さんへ白兵攻撃。
梔子衣緒:4dx+34
DoubleCross : (4R10+34[10]) → 9[3,3,5,9]+34 → 43

《嵐影湖光》岸ゆかり:ガードします。
梔子衣緒:ダメージ。
梔子衣緒:5d10+8
DoubleCross : (5D10+8) → 29[2,10,2,10,5]+8 → 37

梔子衣緒:37点装甲等有効ダメージ。
《嵐影湖光》岸ゆかり:15点軽減して22点……瀕死ですが生きてます
梔子衣緒:ダメージダイスはよかった。コレが限界だな…。演出に。
GM:どうぞ
梔子衣緒:「はは。いや、剣を振るうのは、きっついだろ」
梔子衣緒:戦闘中であるのに、気楽な声で。
《嵐影湖光》岸ゆかり:剣を支えに、白いブラウスは赤く。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「えぇ、まぁ、実はそうですね」
《嵐影湖光》岸ゆかり:困ったように笑いながら返答。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「……可哀想と思うなら、見逃してくれるとありがたいんですが」
梔子衣緒:「可哀想?」意外なことを言われた、という顔で。
梔子衣緒:「なんだい。意地を張ったんだろ。出来るかどうかもわかんなくて、それでもって」
梔子衣緒:「そんなの、きつくて当然さ。なんだ、自分をそう評するってことは、案外」
梔子衣緒:そういいながら、ふらつくように一歩。
《嵐影湖光》岸ゆかり:重そうに剣を構える。
梔子衣緒:「可愛らしいじゃあないか、まったく」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「あはは」そんな答えが来ることを。初めから知ってたように
梔子衣緒:自然と。その剣の上を抑え。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「なんでも使うって決めたもので……えぇ、ヒトのいう泣き落としってのをやってみたんですけど」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「駄目ですね。泣けないとどうにも使い方がわからない」
《嵐影湖光》岸ゆかり:示し合わせた稽古を付けられるように、動きを止められて。
梔子衣緒:「なあに、簡単だとも」ずるりと滑る。梔子衣緒より剣先が逸れ、構えが崩され。
梔子衣緒:すぅ、と。いつの間にか鋼の刃は通り過ぎている。
《嵐影湖光》岸ゆかり:剣に引っ張られるように身体がずれる。
梔子衣緒:痛みさえも後からやってくるような。そんな斬り方。
《嵐影湖光》岸ゆかり:が、ぎぃんと。受け立つのは鋼の身で無防備に、それでも、致命的に。
《嵐影湖光》岸ゆかり:なぞるように、ヒトの血が滲む
《嵐影湖光》岸ゆかり:「あ─────っ、ぐ!」
梔子衣緒:「地に伏して、頭を下げてみるといい。勝手に眼の方からも心の血が流れてくるさ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:ふらり、と身体が傾き。地に伏せそうになって。
《嵐影湖光》岸ゆかり:剣を支えに踏みとどまった。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「いやぁ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「倒れちゃうわけにも、行かないもので」目の焦点が合っていない。
GM:イニシアチブ5
GM:桜ヶ丘さんか雨品さん。
桜ヶ丘 聖:マイナー 《縮地》。PC側へ10m前進。侵蝕率+2(=107)
桜ヶ丘 聖:メジャー ▼奥義『露桜』《コンセントレイト:サラマンダー》《フレイムタン》《貪欲なる拳》《オールレンジ》《バックスタブ》《猫の道》
桜ヶ丘 聖:対象は《嵐影湖光》岸ゆかり。

▼エンゲージ
(《嵐影湖光》岸ゆかり[13])
   10m
(桜ヶ丘[6]、鳥羽[6]、梔子[6]、雨品[5])
[]内は行動値

《嵐影湖光》岸ゆかり:判定どうぞ。
桜ヶ丘 聖:13dx@7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,7,7,10]+10[4,8,9]+10[5,7]+1[1]+4 → 35

《嵐影湖光》岸ゆかり:殺す気ですかね。ガードします。
桜ヶ丘 聖:4d10+22 助ける気ですよ
DoubleCross : (4D10+22) → 29[8,7,6,8]+22 → 51

《嵐影湖光》岸ゆかり:《雲散霧消》HPダメージを-30
桜ヶ丘 聖:わぉ
《嵐影湖光》岸ゆかり:そして装甲ガードで15点軽減して6点を通し
《嵐影湖光》岸ゆかり:………HP0!戦闘不能です!
《嵐影湖光》岸ゆかり:ので。
《嵐影湖光》岸ゆかり:《原初の黒:ラストアクション》 アクションを行います
《嵐影湖光》岸ゆかり:マイナーで《聖剣の王者》起動。メインのC値-2(下限4)
桜ヶ丘 聖:さあ何がくる……?
《嵐影湖光》岸ゆかり:メジャーで《コンセントレイト》+《シャドーテンタクルス》+《原初の紫:オーバーロード》+《コントロールソート》+《リミットリリース》
《嵐影湖光》岸ゆかり:そしてこの判定の前に《原種暴走》を解除。対象を単体に。
《嵐影湖光》岸ゆかり:対象は桜ヶ丘さん。
《嵐影湖光》岸ゆかり:更に《明鏡止水》。この判定時、ルーラーのダイスデバフを解除。
《嵐影湖光》岸ゆかり:判定。
《嵐影湖光》岸ゆかり:の前に《援護の風》+《ウィンドブレス》
《嵐影湖光》岸ゆかり:35dx4+16
DoubleCross : (35R10+16[4]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9]+10[1,1,1,2,3,3,6,6,6,6,7,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,3,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[2,3,4,4,5,7,8,10]+10[2,4,6,9,10,10]+10[2,3,7,9,10]+10[9,10,10]+10[1,3,8]+10[9]+10[6]+10[7]+1[1]+16 → 137

《嵐影湖光》岸ゆかり:暴走なのでそのままダメージ
桜ヶ丘 聖:逃げも隠れもせん!
《嵐影湖光》岸ゆかり:14d10+38
DoubleCross : (14D10+38) → 92[4,3,10,5,2,8,9,10,3,5,8,8,8,9]+38 → 130

《嵐影湖光》岸ゆかり:装甲有効!
桜ヶ丘 聖:ぐあー! 戦闘不能!
《嵐影湖光》岸ゆかり:こちらは復活エフェクトありません。
GM:戦闘終了です。
GM:演出していきましょう。
桜ヶ丘 聖:納刀し、一つ呼吸を整える。
桜ヶ丘 聖:これより放つは異形二重奏を超えた異形三重奏。
桜ヶ丘 聖:桜ヶ丘流抜刀術が奥義、とくとご覧あれ。
桜ヶ丘 聖: 
桜ヶ丘 聖:——領域展開。速帯隔絶。
桜ヶ丘 聖:彼女のオルクスシンドロームが司るは停滞。半径三尺という限られた領域において、彼女だけが唯一今を生き続ける。
桜ヶ丘 聖:撫でるように刀を振るう。放出された水蒸気の分子は制止し、凍結し、虚空に一筋の道を作る。
桜ヶ丘 聖:純粋透明の滑走路を登れば、助走距離は十二分。ゆるやかに終わりへ向かう世界の中、彼女だけは誰よりも自由だ。
桜ヶ丘 聖: 
桜ヶ丘 聖:——領域解除。速帯反魂。
桜ヶ丘 聖:連続する水蒸気爆発を推進力とし、彼女は縦横無尽に宙を駆ける!
桜ヶ丘 聖:「間合三十三尺——『露桜』!」
桜ヶ丘 聖:抜刀。刃より飛来するは——斬波の飛沫!
《嵐影湖光》岸ゆかり:「─────」その身は既に満身創痍。
《嵐影湖光》岸ゆかり:既に人の身を保つことすら危うく、剣を杖により掛かる少女の身。
《嵐影湖光》岸ゆかり:しかし。
《嵐影湖光》岸ゆかり:その瞳の緑は深く沈む。
《嵐影湖光》岸ゆかり:荒れた呼吸をシステマチックに、表情を消して、ヒトから『剣』へと定義する。
《嵐影湖光》岸ゆかり:傍目に緩やかに剣を構える。
《嵐影湖光》岸ゆかり:一瞬の間に迫る斬撃を前にあまりにも悠長に、しかし当然のように
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:その剣は土地より出づる
《嵐影湖光》岸ゆかり:その剣は命を育む。
《嵐影湖光》岸ゆかり:その剣は水を生む。その剣は火を生む。その剣は土を生む。
《嵐影湖光》岸ゆかり:それは元来剣ではない。
《嵐影湖光》岸ゆかり:この惑星とともに生まれ、育み、ヒトとともに齢を重ね。
《嵐影湖光》岸ゆかり:ただ力を蓄えた、ただの石。
《嵐影湖光》岸ゆかり:───UGNより定義されるその名は『賢者の石』
《嵐影湖光》岸ゆかり:その身の一片をも力を持つ石にて造られた、風景の圧縮。
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:──■■の聖剣。銘は『嵐影湖光』
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:両手に構えた直剣を、眼前に迫る相手に対して正しく構える。
《嵐影湖光》岸ゆかり:教本のようにお手本のように、ただ剣を上段に構え
《嵐影湖光》岸ゆかり:「『露払え』」
《嵐影湖光》岸ゆかり:纏うのは風。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「『嵐影湖光』─────────!!」
《嵐影湖光》岸ゆかり:正しく、振り抜く。
《嵐影湖光》岸ゆかり:斬撃。纏う風に無数の風の刃をまとわせ、相手を斬り刻み──
《嵐影湖光》岸ゆかり: 
《嵐影湖光》岸ゆかり:「か、………………」振り抜いた姿勢のまま
《嵐影湖光》岸ゆかり:どさり、とこの身もまた、君の刃に身体を折る
桜ヶ丘 聖:「岸はん。ウチらは仲良しやったな」
桜ヶ丘 聖:「……けど、仲良しこよしだけやのうて、喧嘩とか、もっと早うにしとくべきやったかも、なぁ……」
桜ヶ丘 聖:どさり、と吹き荒れる刃を受け、彼女を見据えたまま地に伏せた。
《嵐影湖光》岸ゆかり:「………………………」その言葉にしばしの沈黙。
《嵐影湖光》岸ゆかり:だんだんと、失った光を目に灯して。言葉を戻し
《嵐影湖光》岸ゆかり:「…………あはは」
《嵐影湖光》岸ゆかり:「こんな物騒な喧嘩は、ゴメンですけどねぇ」
《嵐影湖光》岸ゆかり:6本目の聖剣の王者はエピックの効果により破壊を無効化。

GM:剣の少女は意識を手放す。
GM:そして、その影が大きく蠢いて。
GM: うぞ
GM:   ぞ
GM:          ぞぞぞぞぞ
GM:岸ゆかりの塗り替えた世界を、影が覆う。
GM:太陽の光もそよぐ風も水のせせらぎも繁殖する大地もすべてが影に包まれて。

GM:君達は、自他すら不明瞭な影に包まれ


GM:一つの光を知覚する
GM:さぁ
GM:夢から覚める時間が来た。


GM:────────────

バックトラック

GM:というわけでバックトラック!今回のEロイスは!
GM:『Eロイス:無限を継ぐ者』 こちら一つのみ。
GM:振りたいものは振るが良い!
雨品 みみね:振ります。現在侵蝕、118
雨品 みみね:118-1d10
DoubleCross : (118-1D10) → 118-6[6] → 112

雨品 みみね:残ロイス5個。素振りで。
雨品 みみね:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-15[3,6,3,2,1] → 97

雨品 みみね:ギッリギリ。うむ、だが生還しました。
梔子衣緒:あ、あぶない…
梔子衣緒:振ります。
梔子衣緒:118-1d10
DoubleCross : (118-1D10) → 118-10[10] → 108

梔子衣緒:よし、これなら一倍行けるな。
梔子衣緒:108-3d10
DoubleCross : (108-3D10) → 108-17[9,7,1] → 91

梔子衣緒:アブね。5点で帰還。
鳥羽 修:振らずで。
鳥羽 修:メモリー起動。侵蝕-10して、102から残ロイス5本で等倍振り。
鳥羽 修:102-5d10
DoubleCross : (102-5D10) → 102-36[10,3,8,9,6] → 66

鳥羽 修:4点で帰還。
桜ヶ丘 聖:振らずで良いかな
桜ヶ丘 聖:118-7d10 ロイス7個素振り!
DoubleCross : (118-7D10) → 118-30[3,6,8,7,2,2,2] → 88

桜ヶ丘 聖:帰れる……
GM:みんなジャームにならずに済んだかな~?
梔子衣緒:鳥羽くん4点、あと三名が5点かな
雨品 みみね:でしょうか。
鳥羽 修:ですね、皆帰還!
GM:えーとではいつもの5点、Eロイス12点のDロイスが…

《嵐影湖光》岸ゆかり
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:遺産継承者
Dロイス:想い人 対象:■■■ 天堂聖 ○P■■■/N■■■

GM:こちらの7つ。
梔子衣緒:Dロイス多いな…?!これで12点にシナリオ点+侵蝕点?
GM:ですね。全部合わせて17点+侵蝕かな?みんないーくつ。
雨品 みみね:22点です。
梔子衣緒:22点です。
桜ヶ丘 聖:22点!
鳥羽 修:21点で。
梔子衣緒:87÷3+1で、GMが30点かな
GM:そうですね!それぞれ接収するがいいです!
桜ヶ丘 聖:わーい!
鳥羽 修:いただくです!
梔子衣緒:頂きます—。ありがたく。
雨品 みみね:ありがたく。頂きます。
GM:強く、強くなるのよ…

GM:────────────
GM: 

エンディング1 鳥羽修&雨品みみね

GM:事件は収束した。
GM:"影のジャーム"を追い、その攻撃で昏睡していた者たちも目覚め──と言っても。
GM:『夢』の中で過ごしたほどの日数は経過しておらず、せいぜいが数時間。
GM:医務室で検査を受けた後、異常がなければめいめいに結果を報告し、この事件はそれで終わる。
GM:そして、この街ではまた、新たな事件が発生し、それへの対応が必要となる。
GM:立場のあるものであれば、なおさら
GM:────────
GM:──────
GM:────

GM:----
GM:UGN第九支部 支部長室
GM:----
速水 やどり:「んっ……んーっ……」ぱさりと。書類を一枚、山の上から、また別の山の上へ置いてから、大きく伸びをする。
速水 やどり:「……」くるくるとうでを回して、一息。支部長としての仕事は、今日もうんざりするほど溜まっているが。
速水 やどり:(……この一枚一枚が、前線の皆さんの頑張りの証ですからね。えぇ、負けていられませんとも)また、書類の山の上から一枚を取り。
???:そうして書類仕事との格闘を続ける君の部屋に、控えめなノック。
君臣ユウ:「やどりちゃん、居るかな」
速水 やどり:「? はい、なんでしょう。君臣さん。緊急の報告……というわけでもなさそうですが」
君臣ユウ:金色のくせっ毛と青い瞳、学生服に身を包んだ中学生。第九支部に所属するチルドレンの君臣ユウが、部屋を尋ねる。
君臣ユウ:「うん。急ぎの用事じゃないんだが」
君臣ユウ:その手袋をはめた手で、大事そうに小包を抱えている。
君臣ユウ:「これ、やどりちゃん宛らしい」
君臣ユウ:言って、わずかに空いたスペースにそれを置く。
速水 やどり:「私宛……」過去にあった、ちょっとした事例から。警戒してそれを受け取る。
速水 やどり:(服が入るサイズではなさそうですが)などと考え。
君臣ユウ:「?」妙に警戒してるので首をかしげる。
君臣ユウ:「爆弾とかでは無いはずだ。チェックも通っているし」
君臣ユウ:「ええと、差出人は……」
雨品 みみね:『ただいま。お世話になりました』
雨品 みみね:その簡潔なメッセージと共に、「雨品みみね」の名がカードに記されている。
君臣ユウ:「雨品……」差出人を見て、聞き覚えのある名前を見る。
君臣ユウ:「やどりちゃん。心当たり、あるかな?」
速水 やどり:「雨品さん……?」資料で、名前は知っているが。特段、最近関わった覚えはないはずだけど……?
速水 やどり:宛名に間違いがない事を再度確認して、開封する。和風デザートの詰め合わせ。
君臣ユウ:「お菓子、だな」
速水 やどり:「……よく、わかりませんが。折角ですから、お茶にしましょうか。雪ちゃんも呼んで、今日は緑茶で。……君臣さんも、お暇ならどうでしょう?」
君臣ユウ:「む、良いのか?じゃあ、ご相伴に預からせてもらう」
君臣ユウ:「緑茶だったらこっちが用意しよう。紅茶よりは慣れている」
速水 やどり:痛ませても申し訳ありませんし、と、どこへともなく言い訳をしながら。
速水 やどり:「えぇ。では、お任せします」
君臣ユウ:「うん」
君臣ユウ:「雪ちゃんにも、声かけてくるよ」言いつつ、処理の終わった書類をついでに抱えて、部屋を後にする。
速水 やどり:幾分か減った書類の山を前にして、ほぅと一息。
速水 やどり:「……お茶を終えたら、また頑張らなきゃですね」
速水 やどり:それはそれとして、しばしの休みを楽しもう。……雨品さんに、感謝しながら。
速水 やどり:「それにしても……本当になんでなんでしょうね?」
GM:少女の呟きは、部屋の空気に溶けて消える。
GM:その贈り物は、慌ただしい日常にちょっぴりの不思議を残して、そして。
GM:ほのかな安らぎを運んできた。

GM:────────────

GM:----
GM:和風喫茶『雪中庵』
GM:----

GM:忙しい少女が、いつもとちょっと違うお茶菓子でお茶会を始める頃。
GM:同じように甘く優しい匂いに包まれた店内に、鳥羽修はやってきている。
GM:シフトの関係上、雨品みみねもその時間にバイトの衣装に身を包み。
GM:同じくそこには、回復した七森ナナの姿もある。
七森ナナ:「あっ」
七森ナナ:「鳥羽くんだ」
七森ナナ:和風のメイドを思わせる制服姿。
雨品 みみね:「いらっしゃいませ~」
七森ナナ:「いらっしゃいませー」
七森ナナ:時間帯の問題か、他のお客さんの存在しない切れ目の時間ということで、少し砕けた口調。
雨品 みみね:同じ制服に身を包み、丁寧にお辞儀をする。
雨品 みみね:「お一人様ですか?」
雨品 みみね:「……なーんて」
雨品 みみね:ぺろ、と舌を出して。
鳥羽 修:「寝てても起きててもあいかわらずホーケたツラしやがって……」どっかりと飛び乗るように椅子に腰を下ろして、足をぷらぷら。
鳥羽 修:「……あぁ、おひとりさまだよ」どこか、なにかを懐かしむような声音で。
七森ナナ:ちら、と開いてる席を見る。最初に会った時は、そこに座る女の子が居た。
七森ナナ:「そろそろ休憩時間だから、お二人様になってもいいよ?」
七森ナナ:ちらっ。ちらちらっ
鳥羽 修:「ばっ、いいわ! 別に!!」視線に対してしっしっと手を振る。
雨品 みみね:「こぉら。お客様を困らせちゃダメでしょ?」
雨品 みみね:なんて言いながら、全く怒気がない。
七森ナナ:「はぁい」てへ、と反省するような顔をして。
七森ナナ:「では、お一人様追加でご相席、ということで。休憩いただきます」
七森ナナ:和服の上からエプロンとフリルドレスを外して、和風メイドから和服少女へと変貌を遂げる。
七森ナナ:そしてそのまま、鳥羽くんのテーブルの席へ。
鳥羽 修:「……とりあえず、あれからなんともねーようで……」なにより、というのもなんかシャクだな、と思っていると。
鳥羽 修:「うぇっ」ぐいぐいこられてたじろぐ。
七森ナナ:「うん。元気元気。鳥羽くんと雨品さんにはご迷惑をおかけしたようで…」
七森ナナ:ありがとね、と二人に。
鳥羽 修:「別に。礼がほしくてやってるわけじゃねーし」そっぽを向いて。
雨品 みみね:「いえいえ。どういたしまして」
雨品 みみね:「後輩の助けになるのは、先輩として当然のことだもの」
雨品 みみね:ねぇ、と修くんに。
鳥羽 修:「……そーゆーこと」
七森ナナ:「あ、そっか。鳥羽くんもこれから先輩になるんだ」
七森ナナ:「あの、U……」GN、と続けようとして「ゆ、ゆー…有志たちの集まりの」ちょっと誤魔化す
鳥羽 修:「……ま、あんまりガリガリひったてようって感じでもないし、気楽にかまえときゃいーだろ、別に……」
雨品 みみね:ナナちゃんの慣れない様子に、くすくすと笑みがこぼれる。
七森ナナ:「えへー。そっかそっか」頬を緩ませる
七森ナナ:「じゃあ、これからはお店以外でもよろしくだね、鳥羽…先輩?」
鳥羽 修:「なにがおかしーんだよ」
七森ナナ:「いやいや。おかしいというか……嬉しい?みたいな」相手の頭をぽんぽんと撫でる
鳥羽 修:「き、気安く触んな!!」憤慨。
七森ナナ:「きゃあ。雨品さん、先輩に怒られちゃいました」
雨品 みみね:「あら大変。ちゃんと謝らなきゃ」
七森ナナ:「ふむふむ。そうですね。ごもっとも」
七森ナナ:た、と。座った席からまた立ち上がる。
七森ナナ:テーブルを挟んだ君の方へ回って、正面に。
七森ナナ:「鳥羽せんぱーい」
鳥羽 修:「なっ、なんだよ……」
七森ナナ:ぎゅっ。
七森ナナ:そのまま、座る君を抱きしめる。
七森ナナ:「ごめんね」
七森ナナ:「………それと、ありがとう」
七森ナナ:正面から抱きつくようにして囁く。
鳥羽 修:「……」ハンセーの色がみえねー、と怒鳴ろうとして。言葉に詰まる。
鳥羽 修:「……わ、わかりゃいーんだよ、わかりゃ」
七森ナナ:「………あの夢の中で、あのままだと私はきっと、私じゃなくなってた……ってのはわかるんだ」
七森ナナ:「だから、雨品さんも鳥羽くんも、私を助けてくれて、凄く嬉しかったんだ」
七森ナナ:「この御礼は、いつかきっと返すから」
七森ナナ:抱きしめるのを少し緩めて、正面から顔を見る。
七森ナナ:「なにかしてほしいことがあったら言ってね?修くん」
七森ナナ:微笑む。
鳥羽 修:「……コーハイが生意気言うには十年はえーんだよ」ぷいっとそっぽを向く。
七森ナナ:「むう」
七森ナナ:ちょっと唇を尖らせて
七森ナナ:「じゃあ、10年後。私がなにか返せるようになるまで、とりあえず。」
七森ナナ:言いながら声が近づく。そして
七森ナナ:ちゅっ
七森ナナ:そっぽを向いた君の頬に、暖かな感覚。
七森ナナ:「……これはひとまず前払いということで」
鳥羽 修:「——ッ」顔がぼっと真っ赤に染まる。
七森ナナ:「うふふ」
七森ナナ:「続きは10年後かな?」
七森ナナ:いたずらっぽく笑う。
雨品 みみね:「あらあら。頑張らなきゃね」
鳥羽 修:「う、うるせー!! 両方黙れ!!」
七森ナナ:「もちろん、10年より先に立派になった1年後でも、明日でもいいから」
七森ナナ:「これからよろしくねー、修せーんぱい♪」
雨品 みみね:「お客様。店内ではお静かに願います」
雨品 みみね:一転、調子を変えてぴしゃりと。
鳥羽 修:「こ、このっ……」小さくなっていく声で。
雨品 みみね:「ふふ……さて、と」
雨品 みみね:営業用……ではない、ありのままの自然な笑顔で。
雨品 みみね:「お客様。ご注文の方、お決まりでしょうか?」
鳥羽 修:「……クリームあんみつ、ふたつで」
GM:注文はすぐに運ばれてくるだろう。
GM:2人用テーブルの、1つと1つを2人で埋めて。
GM:緩やかに、お茶会が始まる。

エンディング2 桜ヶ丘 聖&梔子衣緒

GM:────────────
GM:----
GM:聖ルツィア女学院 高等部
GM:----
GM:聖ルツィア女学院は、幼稚園から大学までの一貫教育で知られる、N市でも有数の名門女子校である。
GM:外界から隔絶されたその校内には、幾つもの独自の掟や暗黙の了解、知られざる謎が蔓延っているという。
GM:しかし、その全ては生徒をお嬢様たらしめんとする愛の鞭であり。
GM:その鉄の掟により、ルツィア女学院は全国に名を轟かせ、県外からも入学を希望が殺到する高嶺の花なのである。

GM:──────そして。
GM:その高等部に通う桜ヶ丘聖もまた、日課であるお茶会の時間を楽しんでいることだろう
高等部お嬢様:「桜ヶ丘様、本日のお茶のお味はいかが?」
桜ヶ丘 聖:「…………結構なお手前で」ティーカップを机に戻す。
高等部お嬢様:「あぁ、それはよろしかったですわ。この茶葉は大変貴重なものでして」
高等部お嬢様:「こうして5割も無事に運ぶことが出来ました」傍らの鍵付きのアタッシュケースを愛おしそうに撫でる。
高等部お嬢様:「ささ、こちらのお茶菓子もぜひ」
桜ヶ丘 聖:「ほーん……どおりでええ味しとるわけや。おおきにな」お菓子を取る前に、ねぎらいの言葉を忘れない。
高等部お嬢様:お茶に合うような色とりどりの洋菓子は、長期行動にも最適な栄養と味を備えている。
GM:そうして。夢の中で憧れた高等部の校舎で、いつもどおりの日常を迎える君。
GM:今日もまた話に華を咲かせようとした時。
高等部お嬢様:「それで桜ヶ丘様。私、桜ヶ丘様に耳寄りな───」
GM:声を遮るように、貴方の端末に連絡が入る。
桜ヶ丘 聖:「ほう……詳しく聞かせて欲しいなぁ……っと、失礼いたします」
GM:連絡は、君のもう一つの顔であるUGN。その関連で知り合った一人の少女。
GM:空木一姫からの、家へのお誘いである。
桜ヶ丘 聖:(珍しいことは続くもんやなぁ)
GM:今からここを発てば、要件を済ませても暗くなる前に帰るには十分だ。
桜ヶ丘 聖:「……申し訳あらへんのやけど、急用を入れることにしてん。お話、また今度聞かせて—な」席を立ち、向かい始める。
高等部お嬢様:「あら…そうなのですか?」
高等部お嬢様:「お気をつけて。ご武運を」
桜ヶ丘 聖:「ありがとうな。あんさんも達者で」
GM:────────
GM:──────
GM:────

GM:----
GM:N市内 空木邸
GM:----
GM:夢の中で貴方達が訪れたのと同じ場所に、その家はある。
GM:間取りは記憶にある通り、門と玉砂利の庭を備えた日本邸宅。
GM:ただ、人の気配だけがほの薄い。
GM:そこに、桜ヶ丘聖と、同じく呼び出された梔子衣緒はやってきた。
空木一姫:「お疲れさまです、おふた方。ご足労感謝します」
梔子衣緒:「なあに、こっちも会いたかったからね」
桜ヶ丘 聖:「随分と立派になるもんやなぁ……」しみじみと、あの世界を思い出している。
空木一姫:「えぇ、その説はとんだお手間をおかけしたようで」
梔子衣緒:「そう言う君もねえ。本当に高校生なんだなあ」
梔子衣緒:けらけらそう言いながら、一番外見的には幼く見える少女は笑う。
空木一姫:「本当に。私よりお姉さんだったのですね、桜ヶ丘様」
桜ヶ丘 聖:「せやで。ウチはお姉さんなんよ」にんまりと笑う。
空木一姫:黒色のセーラー服を着た高校生の少女。門で君達を出迎え、客間に通した後にお茶を差し出す。
空木一姫:「今回の件は私も学ぶことは多そうですね……と」
空木一姫:「ひとまず、お二人にもその後の顛末をお話しておきます」
梔子衣緒:「ん。お願いするよ」
桜ヶ丘 聖:「……!」
空木一姫:こちらの世界では"影のジャーム"の討伐ということで事件は収束していること。七森ナナの容態と、今後はオーヴァードとして教育を受けること。
空木一姫:そして。
空木一姫:「UGNで把握する限り。『岸ゆかり』というオーヴァードは確認されていないようです」
空木一姫:客間で正座し、姿勢を正したままで言い切る。
桜ヶ丘 聖:「…………せやろな」
梔子衣緒:「そっかあ…ありがとね」
空木一姫:「………いえ、私は、何も。」静かに頭を振る。
梔子衣緒:「自分を責めない。少なくとも、突破口が出来たのはきみのお陰だしね」
空木一姫:「………ありがとうございます」頭を下げる。
梔子衣緒:「硬いぞー」ぽふぽふ頭を軽く。
空木一姫:「む、むぅ」
空木一姫:自己申告によれば、今はこちらが年上のはずだが。
空木一姫:どうしても幼い頃の関わりで上書きされてしまう。少し唇を尖らせる。
桜ヶ丘 聖:「なかのええことで」
梔子衣緒:年齢というものに、さして興味も元から無い。今の年齢だって、肉体的にそうじゃないか?という推定に過ぎない。
梔子衣緒:「ふふ、ごめんごめん。仲間外れはいけないね」
空木一姫:「と、とにかく」その言葉でちょっと我に返り。
空木一姫:「ついで……というわけではありませんが。『岸ゆかり』つまりは、『嵐影湖光』本体についても調べてきました」
梔子衣緒:「ん。すごかったねえ、最後のやつ。聞かせてくれるかい」
桜ヶ丘 聖:「あの聖剣いうやつやんな?」
空木一姫:「えぇ」頷いて。
空木一姫:「…といっても、こちらも既に失われているようです。使い手、『天堂聖』様の死亡はこちらでも同様に記録され」
空木一姫:「また、先日。第5地区で発生した事件によって、彼の使っていた聖剣──『嵐影湖光』も破壊された、と報告が残っておりました」
桜ヶ丘 聖:「つまり、一連の事件は根本から解決したっちゅうことか」
空木一姫:「原型を留めず、粉々だそうです」
桜ヶ丘 聖:「そっか……」
梔子衣緒:「ふうむ。じゃあ、あの子はなんだったのだろうね」
空木一姫:梔子さんの言葉を聞いて。
空木一姫:「これは推測ですが」
空木一姫:「………報告にありました。『嵐影湖光』を構成する素材は、賢者の石。それも刀剣になるほどの質量だとすれば」
空木一姫:「その欠片としても。本来十分な出力を持っていると仮定できます」
空木一姫:「聖剣、『嵐影湖光』としての機能は無くとも、純粋な賢者の石を核としたRB。それが『岸ゆかり』となったのではないか、と」
梔子衣緒:「いくつもの”影”を呼んでいたね。嘗ての姿か、関わりのあるものを投影する…それはあり得るか」
桜ヶ丘 聖:「恋煩いやろ」
空木一姫:「恋、ですか?」
桜ヶ丘 聖:「恋は盲目。見える物だけが、結果を結論付けるとは限らへんってことや」
梔子衣緒:「ふふ、なんだ。恋しくて恋しくて、それで化けて出た、ってことかな」
桜ヶ丘 聖:「そういうこと」
梔子衣緒:「中々ロマンチストだね」くすりと笑う。
空木一姫:「……………あぁ」
空木一姫:「そうですね。誰かを想うのは、私達の一番根っこでしたか」
梔子衣緒:「恋とは乞ひとも言ふ、はてさてどこの誰であったのやら」
桜ヶ丘 聖:「”聖”くん、やったっけ」
空木一姫:「えぇ、天堂聖様、ですね」
桜ヶ丘 聖:「罪作りな剣士やったんやなぁ。惚れた刀遺して逝ってまうなんて」
梔子衣緒:「他は使い手も影として呼出したのに、それだけは呼ばなかったようだね」
空木一姫:「そう、ですね」
桜ヶ丘 聖:「そういえばそうやな」
梔子衣緒:「さあどうかね…剣士なんて、勝手なものさ」戦う人間全員かもだけど、と。
桜ヶ丘 聖:「違いないわ」けらけらと笑う。
空木一姫:「………おかげで、さんざん愚痴を聞かされましたよ。『関係者』に」ふぅ、と珍しく疲れたように。
空木一姫:『嵐影湖光』の顛末を探す途中。生前の『彼』の知り合いに捕まったのだ。
空木一姫:「お二人は気をつけてくださいね。恋愛というのは大変らしいですので」
梔子衣緒:「それは災難。はは、縁もないからなあわたし」
桜ヶ丘 聖:「こわいこわい。お本で満足しとこかな」
空木一姫:「縁というのは、無くともぶつかるものらしいですから………さて」
空木一姫:ぽん、と手を打って
空木一姫:「ひとまず、今回のお仕事のお話はここまでとしまして」
空木一姫:「すこし、私的な話をよろしいでしょうか」
梔子衣緒:「はいはい。何かな」
空木一姫:「今回、私はほとほと力不足を実感いたしまして」頬に手。
空木一姫:影響を受けなかった梔子さんはもちろん、いつもと違う身体で戦ったという桜ヶ丘さん。
空木一姫:それに比べて、変わった身体と記憶がちぐはぐだった私。
空木一姫:「よろしければ」
空木一姫:「お二人に、これから私に稽古をつけていただきたいのです」
空木一姫:真剣に君たち2人を見る。
梔子衣緒:「構わないよ」
桜ヶ丘 聖:「……ウチは『桜ヶ丘なんでも屋さん』の桜ヶ丘聖。頼まれごとは、素敵なお話と引き換えに」
梔子衣緒:「わたしも、剣だけじゃあない合わせ技には対処が辛いところがあるし」
梔子衣緒:「お代は、もう貰ってるしね」
空木一姫:「…………よろしいのですか?」即答されて、ちょっと目を丸く。
空木一姫:「…………ふむ、そうですか。」
空木一姫:「ちなみに、そのお代とは?実は、支払った覚えがとんと」
空木一姫:ないのですが、と少し首をかしげる。お世話になりっぱなしだ。
梔子衣緒:「ふふ。依頼者は今はもういないが、契約期限は聞いてない」
梔子衣緒:「ああそうだ、言伝があるんだよ、空木ちゃん」
空木一姫:「? 私に、ですか」
梔子衣緒:「そ。名前は聞けなかったけれどね」
空木一姫:「……ふむ。して、その言伝とは」
空木一姫:誰だろう。わざわざ人を介して言葉を与えてくる人は、結構少ない。
梔子衣緒:「ひとつめ。『いつか、孫の顔を見せに来なさい』」静かな口調で。
梔子衣緒:「ふたつめ。『元気でやりなさい』」
梔子衣緒:彼が伝えたかったのだろうものを、少しでも伝えられればいい。
梔子衣緒:わたしたち、教える側は。そう伝えながら、祈ることしかできないのだから。
空木一姫:「……………?」その言葉を受けて、少し不思議な顔。
空木一姫:発言の内容を吟味して、咀嚼して。
空木一姫:「………え」
空木一姫:少し、目を丸くする。
梔子衣緒:「ふふ」
梔子衣緒:「確かに、伝えたよ」
空木一姫:そして、脳裏に。あの夢の。
空木一姫:もう顔を思い出せない、スーツを着た彼の姿を思い出す。
空木一姫:家と、お手伝いさんと、その人。もう思い出せるのはそれぐらいだけど。
空木一姫:「…………………」
空木一姫:パクパク、と口を開いて。
空木一姫:少しうつむく。無言で時が流れたまま、数秒。
梔子衣緒:柔らかく微笑んで。そのままに見つめている。
空木一姫:「……………まったく…………」小さく呟いて。
空木一姫:顔を上げる。いつもの表情。
空木一姫:「……ありがとうございます、梔子様」
梔子衣緒:「いいえ。これくらいはね」
空木一姫:「えぇ、たしかに。その言伝を受け取りました。えぇ」
空木一姫:いきなり言われても困っちゃいますね、と。正座した姿勢からソワソワと脚を組み替えて。
空木一姫:「……………ふぅ、失礼。ええと」
梔子衣緒:ごめんね、と桜ヶ丘さんに小さく頭を下げて、元の位置に戻る。
空木一姫:「梔子様にはお代を払ったので、桜ヶ丘様にもお代をお支払いしなければ、ですね」
空木一姫:言葉は少し早口。お茶と共に持ってきた、小さなケースを取り出す。
空木一姫:指輪を納めているような、落ち着いた意匠のシンプルなケースだ。
空木一姫:「桜ヶ丘様、よろしければ、こちらを」
桜ヶ丘 聖:「ウチへのお礼は、お外のお話だけでも————と、これは?」
空木一姫:「開けてみてください」
桜ヶ丘 聖:「ほなら、失礼して」
GM:小さな箱を開けてみると、外観から想定できるように、中には宝石のように大切に、爪先ほどの小さな石が納められている。
GM:それは透明のようでいて、光を受けてキラキラと七色に変色し、異なる顔を見せる。
桜ヶ丘 聖:「へぇ……綺麗やなぁ」まじまじとその石を見つめる。
GM:そうしてまじまじと。ずっと見ていると、ひと目では気づかなかった微かな感覚。
GM:レネゲイドの残滓を感じる。
空木一姫:「『賢者の石』、だそうです」
桜ヶ丘 聖:「……空木はん、おおきにな」
空木一姫:「といっても、それ自体では既に力を使い果たして、普通の石と変わりないようですが」
空木一姫:「───"影のジャーム"。その攻撃に使用されていたものです」
桜ヶ丘 聖:「でも、美しいなぁ。恋する乙女みたいやわぁ」そういって、一つ間を置く。眼差しは真剣に、口元は綻んで。
桜ヶ丘 聖:「”おかえりなさい”やな」
桜ヶ丘 聖:不思議な”縁”があったものだ。そう、感じた。
桜ヶ丘 聖:——仮に、夢の世界の自分は今の自分が思い描いた理想の姿だとして、
桜ヶ丘 聖:小学生の桜ヶ丘聖は、高校生の桜ヶ丘聖が願った世界の形だとして、
桜ヶ丘 聖:何が欲しかったのか、何を求めていたのか、なんとなくわかってしまった。察しがついてしまった。
桜ヶ丘 聖:(私は——友達が欲しかったんだなぁ)
桜ヶ丘 聖:例えその絆が仮初のものであったとしても、
桜ヶ丘 聖:共に語らったあの図書館の空気、握った手の感触、叫んだ声の痛み、向けあった殺気、触れ合った刃。
桜ヶ丘 聖:それらは私にとって、ホンモノだった。
桜ヶ丘 聖:そして、次の句は胸にしまい込む。いたずら好きな風に攫われないように。揺らぐ影に隠れないように。
桜ヶ丘 聖:(——さようなら、岸ゆかり。貴女は私の大切な友人でした)
桜ヶ丘 聖:ぴゅう。と、心の窓を突風が吹き抜ける。その風は、どこか懐かしい香りを運んでいった。
GM:賢者の石より造られた聖剣、『嵐影湖光』。
GM:それは今、静かに沈黙している。
GM:元は一つ。それが砕けて無数に分裂して。
GM:無数の中の一つは世界を作った。
GM:無数の中の一つは今君の手の中に。
GM:ただキラキラと光を受けて。
GM:夢見るように、佇んでいる。


マスターシーン



 :■■■
 :■■■
 :■■■■■■
 :■■■■■■■■■■
 : 
 :■を
 :夢を
 :夢を、見ていました。
 :それは太陽の光
 :それは水の流れ
 :それは土の包容
 :それは
 :優しい風に包まれるように。
 :幸せな、夢
 :とても大事なヒトがいた
 :とても楽しかった時があった
 :いつまでも、いつまでも、この時が
 :昨日と同じ今日
 :今日と同じ明日
 :ただそれだけでよかったのに
 :失って、失って、失って
 :ただ一つだけを欲しがって
 :その一つはもう手に入らない
 :だから
 : 
 :だけど
 :失って、失って、失った先に
 :昨日にはないものがあった
 :今日出会ったものがあった。
 :明日出会うものがあるのだと
 :繰り返す「昨日」の中で、昨日は昨日でなくなって
 :ぐるぐるとぐるぐると
 :閉じた世界に何かが満ちて
 :昨日は昨日でなくなった
 : 
■■■■:「”■■■■■■■”■■」
■■■■: 
■■■■:何かが聞こえた。
■■■■:薄くて溶けて小さいそれが
■■■■:"私"という自分を自覚した
■■■■:昨日に砕けて明日に消える私が
■■■■:今日の今を自覚した。
■■■■: 
■■■■:────
■■■■:───────
■■■■:───────────
■■■■:と、言っても、まぁ。
■■■■:今この状態だと、わかった所で仕方なく。
■■■■:ひとまず腰を落ち着けるとしましょうか。
■■■■:さて、さしあたり、今回の議題など。
■■■■: 
■■■■:いつかの明日。掛ける言葉はやっぱり
■■■■: 
■■■■:「ただいま、が良いと想うんですよね」
■■■■: 
■■■■: 
■■■■:そうときまれば。
■■■■: 
■■■■:はじめましての、準備をしよう。
■■■■: 



GM:────────────
GM:『イエスタディを騙って』全行程
GM:コレにて終了です
GM:お疲れさまでした
梔子衣緒:お疲れ様でした!
桜ヶ丘 聖:おつかれさまでしたー!
鳥羽 修:お疲れさまでしたー!!
雨品 みみね:お疲れ様でした!!