夏マン


PC1:“■■■■”青葉 由吉(あおば ゆきち)(キャラシート)PL:さささ
PC2:“ライトセルファイア”浦野 聡美(うらの さとみ)(キャラシート)PL:セキモト
PC3:“スティング”蜂屋 忍(はちや しのぶ)(キャラシート)PL:サムトー
PC4:“雷電如動(リープライトニング)余目 長流(あまるめ ながる)(キャラシート)PL:白金
GM:めかぶ

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:では、これから「夏マン」をやっていくマン
GM:まずは自己紹介からしていきましょう!PC番号順におねがいします。
GM:キャラシートを貼ったあと、お名前と、簡単にプロフィールを紹介してね。
GM:まずはPC1の青葉くん(憑依後のなまえ)からどうぞ!
青葉 由吉:はーい!
青葉 由吉:(キャラシート)
青葉 由吉:「この個体の名を借り、青葉由吉、と自称させてもらっている」
青葉 由吉:「情報によれば元々彼は地球年齢で17歳、オーヴァードと呼ばれる生命体であるらしい」
青葉 由吉:遠宇宙から飛来した情報生命体の■■■■(発音不可能)です。青葉くんに憑依することになるそうです。
GM:よ…読めないし言えない
GM:宇宙人!
青葉 由吉:地球とはだいぶ体系が異なるので……。
青葉 由吉:元は滅びかけの惑星のデータをギュッと圧縮して記録を残すために飛び立った存在です。
GM:ギュッ
青葉 由吉:それがどうやら大変なことになっちゃうようで……。
GM:放送はこのあとすぐ!
青葉 由吉:チャンネルはそのまま!
青葉 由吉:外見はわりと普通に目が細めの茶髪ちょっと調子に乗り男子……がなんか妙に無表情になったなこいつって感じです。
青葉 由吉:人間の感情には非常に興味がありますが、わかってないから興味があるので、すっとんきょうなことを言いがち。
青葉 由吉:生真面目に頑張って勉強していくことと思います。男子高校生そして夏というものを……。
GM:最高の予感がしますね
青葉 由吉:データ的にはセットアップで攻撃力を上げ、装甲無視の交渉攻撃を固定値で当てていく感じです。
青葉 由吉:100%超えてからはラストアクションがあるので、最大2回攻撃できます。
青葉 由吉:あとラスアク発動用も兼ねてカバーもちょっとだけできるので、状況に応じて使っていきます。
青葉 由吉:あっ書き忘れてた。ウロボロス/ノイマンです。
青葉 由吉:コネやキリタニコネクションなどで情報買い物も普通にできるんですが、オリジン:サイバー使うとさらにシーン間+12とかできるので、
GM:ヤバすぎ
青葉 由吉:もしこれぞ!というものがあったら侵蝕と相談で使っていきます。使ってねー
青葉 由吉:そんな感じです。よろしくお願いします!
GM:たよりになる存在~
GM:こちらこそよろしくお願いします!
GM:ではそんな青葉くんのハンドアウトを確認していきましょう

・PC1:
シナリオロイス:藤枝梨々子(ふじえだ・りりこ) 推奨感情:好奇心/隔意
キミは宇宙から地球に飛来してきたレネゲイドビーイングである。
宇宙人レネゲイドビーイングのため、キミは人間の感情に関する理解がつたない状態にある。
さて、とある目的のためU市に降り立ったキミは、少年オーヴァードが巨獣の襲撃から少女をかばって殺されかけている場面に遭遇する。
少年の精神に興味を惹かれたキミは、少年の身体に憑依して巨獣を撃退。意識不明になった本当の彼の代わりに──記憶喪失の高校生として、彼になりすまして生活することに決めたのだった。
少年がかばっていた少女…藤枝梨々子はクラスメイトで、今度互いの友人グループと連れだって海水浴に行く予定だったという。キミの友人は「いかに女子との海水浴を満喫するか」を思案するのに夢中のようだ。
宇宙人であるキミも、友人らとこの夏を満喫すれば、人間の感情を理解することができるかもしれない。
キミは胸を弾ませてみることにした。


GM:さきほどの自己紹介のとおり、なにやか憑依をしてもらうことになりそうです!
青葉 由吉:えいや(胸を弾ませる練習)
青葉 由吉:憑依をしていきます!
GM:cute…
GM:OPの最初に、U市の上空にやってきて「フ~ム…ここが地球か…」としている描写をしてもらおうかな~と思っているので
GM:なにかやりたいことがあれば、考えておいてくださいね~
青葉 由吉:あっ了解です!
GM:シナリオロイスの藤枝梨々子は、男子とも仲が良くて、
GM:「藤枝ってTVゲームも一緒に盛り上がってくれそうだよな…」って思われてる感じの女子です
青葉 由吉:なるほど……!
GM:人間の心を理解するために、彼女とも仲良くなってあげてね~
青葉 由吉:了解した。これは心を理解するためなので……。
GM:心…夏……
GM:そんな感じですね!よろしくお願いします!

GM:では、次にいってみよう~
GM:PC2のさとみ!おねがいしまーす
浦野 聡美:ウオーッ
浦野 聡美:(キャラシート)
浦野 聡美:「よう! 浦野聡美だ、よろしく。……名前で女子だと思ったか? 残念だったな」
浦野 聡美:”ライトセルファイア”浦野聡美。バロールのピュアブリードで高校生のUGNイリーガルです。
GM:男子じゃん!!
浦野 聡美:年度初めは名簿だけは最初に見てた男子を毎年がっかりさせています。
浦野 聡美:大人っぽいのがカッコいいと思う幼少期を過ごし、大人ぶるのが一周まわってスカしてるより子供らしくはしゃぐようになったやつ。
GM:脱・高2病!
浦野 聡美:ある意味では本当に一番子供なのかもしれない……
浦野 聡美:能力は極めて単純で、黒の鉄槌を黒星の門で同エンゲージでも無理なく攻撃するというもの。
GM:シンプル構成 シンドロームもピュアのバロールだ
浦野 聡美:申し子というセンスあり男に分類されるそうですが、まっすぐな性能のアタッカーです。
GM:センスあり……!?
GM:お前まさか………
GM:性能でモテようとしているのか……!?
浦野 聡美:申し子と呼ばれるほどのこの俺だが、センスを披露できる機会はないんだ……みんな気絶しちゃうから……
GM:よかった
浦野 聡美:チームの中で一番わかりやすく超能力者をするぞ! というコンセプトで組みました。サイキック・重力パワー!
浦野 聡美:よろしくお願いします!
GM:実際わかりやすい構成がキャラ造形の深まりにもつながっていて非常にいいですよね
GM:がんばれサイキック少年!よろしくお願いします!
GM:ではそんな聡美くんのハンドアウトはこちらだよ~

・PC2:
シナリオロイス:魚見あん奈(うおみ・あんな) 推奨感情:好奇心/猜疑心
キミはU市に在住する男子高校生UGNイリーガルである。
クラスメイトの魚見あん奈はたいそうな美人で、転校生ながらすっかりクラスのアイドル的存在だ。
そんな彼女とたまたま二人きりになったキミは、話の流れで、「互いの友人グループを連れて海水浴に行こう」と約束を結ぶことになる。あん奈曰く、「ひと夏の思い出を作りたい」とのこと。
ひと夏の思い出ってなんだろう。もしかしたら本当は俺のこと好きなのかもしれない。
ひと夏の思い出をつくるため、大いに計画を練ることにしたキミは、期待に胸を高鳴らせるのだった。


GM:美人の転校生と男女混合グループで海水浴に行くよ!!!!!
浦野 聡美:魚見あん奈……!? いや、あんちゃん!? 俺たちと……俺と海に!?
浦野 聡美:そういうことなら胸を高鳴らせておくとしようじゃないか かかってこい…!
GM:非常に良いパッションだ その調子でアゲていきましょう………
浦野 聡美:アゲ アゲ
GM:魚見あん奈はどこか中性的な美貌の持ち主で、女子生徒からはふざけて「王子」と呼ばれることもある存在です
GM:そんな彼女が…もしや…俺を……? してくださいネ
浦野 聡美:王子! いけませんぞ! ワシとそんな!
GM:よいではないか…よいではないか~~~
GM:こんなキャラではないな
GM:そんな感じです!よろしくお願いしまーす!
浦野 聡美:www
浦野 聡美:よろしくお願いします!

GM:では次だぜ!
GM:PC3のはっちん!よろしく頼んます!
蜂屋 忍:はーい!
蜂屋 忍:(キャラシート)
蜂屋 忍:「蜂屋忍だ。よろしく。特技?いやいや、そんな誇るほどのものは……まて、考える時間くれ!」
蜂屋 忍:蜂屋 忍(はちや しのぶ)です。UGNイリーガル、この間17歳になりました。
GM:真面目~~
蜂屋 忍:平均より若干低めの身長がまだまだ気になるお年頃。
蜂屋 忍:年齢より大人びて落ち着いており、友人グループを一歩引いたところから見守る立場……
蜂屋 忍:を、自認しているものの、実体は遊びにも女の子にも興味いっぱいで、熱中すると周りが見えなくなりがち。
GM:男の子だね~~
蜂屋 忍:そういった自分を恥ずかしがって認めようとしない、年相応な男子高校生をやっています。
蜂屋 忍:だってなんか……カッコ悪いし……
GM:かわいい~~~
蜂屋 忍:一方、今年の夏は皆でワイワイ遊べる最後のチャンスだよな~と思っており
蜂屋 忍:表に出すのは恥ずかしいけど思い出作りて~と思ってます。友達と遊ぶとかあと、他にも色々ね。色々!
GM:まっ 色々ね
蜂屋 忍:そんな感じで一歩引いたところから隙あらば突撃を狙っていこうと思います。
蜂屋 忍:データとしてはモルフェウス/サラマンダー。砂の加護/砂塵霊の便利セット持ち。
蜂屋 忍:インスタントボムで装甲無視とりつつカバーリングも持ってきました。
蜂屋 忍:Dロイス:対抗種も含めてなかなか攻撃的な能力を持ち
蜂屋 忍:覚醒した事件のときはたいそう活躍したようです。本人はその時のことを語りたがりませんが……
GM:な~~るほどね
蜂屋 忍:こんなところかな。よろしくお願いします!
GM:はーい!よろしくお願いします!
GM:では蜂屋くんのハンドアウトも見てみましょう

・PC3:
シナリオロイス:謎の怪人 推奨感情:好奇心/脅威
キミはU市に在住する男子高校生UGNイリーガルである。
先日より、U市では禍々しい巨獣の出現が相次いでおり、キミらUGNはその対応に追われている。
とある夜。腐れ縁のUGNチルドレン(女子)とパトロールを行っていたキミは、空から飛来してきた謎の怪人と遭遇する。そいつは大鴉めいた風貌で人語を解し、いつもの巨獣とは明らかに一線を画す存在だ。
何かU市に危機が迫っているのかもしれない。その危機を解決することで、腐れ縁のUGNチルドレン(女子)に良い所を見せるチャンスかもしれない。
キミは大いなる不純な野望に胸を躍らせるのだった。


GM:ではですね
GM:謎の怪人はなんか興味持ってもらえればいいので
GM:腐れ縁のUGNチルドレン(女子)について話をしておくとですね
蜂屋 忍:はい!
蜂屋 忍:興味を持ちつつ聞きます
蜂屋 忍:女子にはもっと興味があります
GM:はっちんは正直でえらいな
GM:湖東歩(ことう・あゆむ)という名前の真面目な女の子です
GM:キミとはキミの覚醒時にいざこざがあり、敵のジャームへのとどめの攻撃を討たせてしまったという点で
GM:どこか自責の念を抱えている様子
蜂屋 忍:俺のせいなのか……?
蜂屋 忍:責任取らなきゃ
GM:蜂屋くんは悪くないよ! ただ私が、平和な生活を送ってほしいと思ってるだけで…
蜂屋 忍:こいつ~~
GM:責任取ってあげて~
GM:そんな感じです~ よろしくお願いします!
蜂屋 忍:よろしくお願いします!別に責任を取る必要があるわけでして俺の個人的な感情はこの件には関わりがなく……
GM:なんか言ってる!

GM:では最後!
GM:PC4のあまるー!名乗りを上げな!
余目 長流:(キャラシート)
余目 長流:「余目長流。射手座のAB型16歳。若さがあふれる高校二年生」
余目 長流:「愛に怯える優しい獣にして、UGNイリーガルの現役高校生剣士ってやつだ。あ。客観的事実として美形ってつけとく?」
余目 長流:小洒落てチャラい感じの自信過剰自意識過剰クールでシリアスぶってる剣道部。コードネームは雷電如動リープライトニング
GM:こ こいつ………
余目 長流:汗臭さは一切なく、スマート且つ爽やかな感じで、初対面の人間にのみカリスマを撒き散らす二枚目残念マンです。
GM:スカし二枚目半の伝道師か?
余目 長流:噂によると彼女的存在もいるみたいです。その癖に年上の美人、即ち女教師に憧れを懐く困った男。
余目 長流:嗚呼、体が2つ欲しいかもしれない。
GM:こいつ………!!
GM:調子良い事しか言わねえ
余目 長流:性能いってみよう。シンドロームはブラックドッグ/ハヌマーン。コンセとリフ、回避エフェクトと起点エフェクトのみのシンプルな構成。
余目 長流:そのシンプルさをDロイス:戦闘用人格の力でクライマックス時の力を底上げします。
余目 長流:初期作成、非高達成値型でありながら、割と現実的な感じで回避が出来て、そこそこの攻撃力を持ってる白兵攻撃使い。
GM:回避つよいのかなり独自性があって良いですよね
余目 長流:ぶっちゃけ趣味ですが、これにより演出で回避をするという選択が出来るため、その点で有益なのです。
GM:だいじだいじ!どんどんかっこつけましょう
余目 長流:セールスポイントはまだまだあるけど、キリがないな。ゲーム実況配信者だったり、趣味の事とかも語りたいけど、時間がない。
余目 長流:と言う訳であとは本編で♪よろしくね☆
GM:チャンネルはこのまま☆彡
GM:はーい!よろしくお願いします!あまるーのいろんなところを知れるのが楽しみですね
GM:ではそんな余目くんのハンドアウトを確認しましょ~

・PC4:
シナリオロイス:瀧山智砂(たきやま・ちさ) 推奨感情:好奇心/食傷
キミはU市に在住する男子高校生UGNイリーガルである。
今春より学校に赴任してきた瀧山智砂は色香漂う若い女性教師で、男子生徒から絶大な人気を誇っているマドンナ的存在である。
夏休み直前のとある日。そんな瀧山から空き教室に呼び出されたキミは、面談という名の世間話の末に、「あなたに個人的な興味があるの」と告げられる。
個人的な興味ってなんだろう。もしかしたら本当は俺のこと好きなのかもしれない。
キミはまだ知らぬ大人の世界に向けて胸を膨らませるのだった。

※PC4だけ交際している女子生徒がいることにしてもいいです。
その場合、ハンドアウトに「これがいわゆる修羅場なのかもしれない」的な文章が追加されます。


GM:追加するの忘れてた
GM:でも彼女じゃないから問題ないわ
余目 長流:智砂ちゃん!そんな、俺に!?困っちゃうね(困りません)
余目 長流:修羅場は困るなぁ。困るよ。はっはっはっ。
GM:シナリオロイスの瀧山智砂先生は、4月から赴任してきた英語教師ですね。若くてきれいで優しく、スタイルが良いので大人気です。
余目 長流:真夏のビーナスじゃん!
GM:そうだ!(?)
GM:そして更に、キミには仲の良い女子生徒がいる!
余目 長流:そう彼女がいるらしい、この俺だ!初期ロイスにもした!
GM:中森波来(なかもり・なみき)、あだ名はモリさんです。サブカルっぽい雰囲気。
GM:彼女じゃねーし
GM:中学が一緒なのかな?って思ってます
余目 長流:照れ屋さんめ。つまり、おそらく腐れ縁の親友のような感じの距離感ですね。
GM:ウンウンウン!お互い雑な距離感でやっていきましょう
余目 長流:はーい。楽しみです。
GM:はーい!ではよろしくお願いいたします~

GM:では、自己紹介が終わったところで!
GM:最後にトレーラーを確認し、「うおおやるぞ」という気持ちになり、セッション本編を開始していきましょう。

■トレーラー

U市。海沿いに位置する田舎町。
海が綺麗と評判で、夏は海水浴客で賑わう。
突き抜けるような青空、降り注ぐ太陽の熱気。
蝉の鳴き声に酔いしれて、真夏のビーナスはどこにいる?

昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み──そして今年も夏が来る。
青春を臨む俺らのもとに、星は落っこちた。

ダブルクロス The 3rd Edition『夏マン』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。


GM:うおおやるぞーーーー!!!
GM:よろしくお願いします!
蜂屋 忍:うおおやるぞーーー!
蜂屋 忍:よろしくお願いします!
浦野 聡美:ウオアーーッ
青葉 由吉:うおおおおおやるぞ!
青葉 由吉:よろしくお願いします!
余目 長流:うおおやってやるぜ!
余目 長流:夏は俺達の季節だ!
GM:夏・到来!!


【目次へ戻る】

マスターシーン

GM:マスターシーン。
GM:U市。海沿いの田舎町。
GM:ここ一ヶ月ほど、街には夜な夜な“怪狼”と称された怪物が姿を現し、U市UGN支部はその対処に追われていた。
GM:この日もそうだった。
GM:7月の夜。町外れの海岸。
”怪狼”: 「グルルル…」巨大な獣だ。白い狼を模したジャームが、唸り声を上げている。
青葉 由吉:「……っ」青ざめた顔で間合いを図っている。
青葉 由吉:咄嗟に《ワーディング》を放ったまでは良かったが、不運にも、彼には満足な戦闘能力が備わっていなかった。
青葉 由吉:それでも、ひとりで逃走を図るくらいなら、恐らくできた。…しかし。
青葉 由吉:“怪狼”を警戒しつつ、ちらりと後ろを見る。
藤枝 梨々子:彼のクラスメイトの少女。《ワーディング》によって意識を失い、地面に倒れている。
青葉 由吉:このまま自分が逃走すれば、彼女は“怪狼”の魔の手にかかるだろう。
青葉 由吉:だからといって、自分に“怪狼”に立ち向かえるような実力はない。
青葉 由吉:彼女を担いで逃げ出すなんてのはもってのほかだ。
青葉 由吉:しかし、それでも──彼女を見捨てることだけはできなかった。
青葉 由吉:「くそっ……」小さく毒づく。
GM:そして。
”怪狼”:「……、グルルル……!…グルァアアアッ!!」
”怪狼”:ついに牙を剥いて地面を蹴り、一足飛びに襲いかかる。
”怪狼”:狙いは、少年を通り越して。倒れ伏した少女にあった。
青葉 由吉:「──! やめろ…!」なけなしの戦闘能力…《カバーディフェンス》を使用する。
GM:血しぶきが上がる。
GM:マスターシーン終了。


【目次へ戻る】

OP1

GM:OP!まずは青葉くん(になるのはこの後)のOPです。
GM:先に侵蝕率を上げて登場してね~
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(40 → 44)
GM:ではですね…
GM:このシーンでは、遠い宇宙からはるばる地球にやって来たキミが
GM:先程のマスターシーンの光景を見かけて 「あっこりゃ大変」となり
GM:憑依し、”怪狼”を蹴散らす…というのを描写するシーンになります
青葉 由吉:うおおお
青葉 由吉:蹴散らしていきます!
GM:その意気です!
GM:まずは…上空から宇宙を見て、「フ~ムここが地球か…」するところからしていきましょう!
───────
GM:太陽系、地球。
GM:日本、某県。U市。
GM:遥か遠い宇宙の彼方から、はるばるこの田舎町までやって来たキミは、上空から街並みを見下ろしていました。
GM:なまぬるい潮風がふいて、真黒い海は静かに波打っている。
■■■■:音のない空間から、銀色に輝く彗星か、光の帯のようなものが降りてくる。
■■■■:夜空を見上げたとして、不審に思う人間の方が少ないかもしれない。
■■■■:その光は、あまりに多くの情報を持ちすぎており、かえって普通の人間の目には素通りしてしまうほど。
■■■■:そこに意志があることなどは、余計に考える者などいない。
■■■■:(……なるほど、ここが)
■■■■:(あれが海。陸はこちら。生命体の住居はあのあたりだろうか)
GM:さて、キミは地球外に生きる生命体ではあるが、レネゲイドビーイングに分類される存在でもある。
GM:だから勘付くことができる。海辺から《ワーディング》の気配だ。
■■■■:微かに蠢き、進路を変える。何かの事態が起こったのかもしれない。
GM:そちらを見れば、キミは大きな狼めいたジャームが、なにやら若い人類…少年と少女に襲いかかっている光景を目にするだろう。
GM:少女は気を失っており、少年が彼女を庇い続けているようだ。
青葉 由吉:「やめろ…!」ほうほうの体で立ちふさがるものの、狼ジャームの突撃にあっけなく吹き飛ばされる。
青葉 由吉:「…っ、うわぁ……!」少年の体は見るからにボロボロで、追い詰められているのは明白だ。
青葉 由吉:しかし、一心不乱に少女の前に滑り込み、両腕を広げる。
”怪狼”:「ガアァァ…!」唸り声を上げ、少年に向かって突進を仕掛ける。恐らく、それが最後の攻撃となるだろう。
青葉 由吉:必死に体勢を整えようとするものの、限界を超えた体力がとうとう底をつく。
GM:キミには、少年が逃げようと思えば逃げられただろうことも…その上で、倒れている少女を守ろうとしていることも察することができる。
■■■■:(この星の生命体同士の戦闘行為……か)
■■■■:(興味深いものではあるが……)
■■■■:(…………)
■■■■:(なぜ、逃げないのだろうか?)
■■■■:(個を見捨て、そのまま逃走すれば、まだ生存の芽はある)
■■■■:(見捨てられた者は当然、消滅を……)
■■■■:(見捨てられなかったのか?)不意に、興味が湧いた。
青葉 由吉:「くそ…、くそっ…」彼女の前で、必死に両手を広げるが。
青葉 由吉:ボロボロの体だ。そのまま、ふらりと気を失う。
■■■■:(ああ、それはそうだろう。このままでは二体とも消滅するな)
■■■■:(このままでは)
”怪狼”:「…! ガァアアアッ!!」好機と見据えて、唸りを上げて少年の身体を噛み砕こうと突進する!
■■■■:光の帯が、蛇のようにうねり、その間に割り込んだ。
■■■■:それは、倒れた少年目掛けて殺到する。
■■■■:(安らかに眠れるかもしれないところをすまないが、少年)
■■■■:(私には今ひとつ、情報が欠けている)
■■■■:(君はなぜ、この少女を助けようとしたのか?)
■■■■:(それを、私に教えてくれ)
■■■■:やがて、光は吸い込まれるようにして、消える。
”怪狼”:「…!?」 巨大な狼のジャームは、目の前で起こった光景に瞠目する。しかし、その四足は止まることはなく。
”怪狼”:「…アアアアアァァッ!」 咆哮をあげると、やはり少年を狙って飛び掛かるようにして襲い掛かる!
青葉 由吉:奇妙に、跳ね起きるような姿勢で、ボロボロだったはずの身体が立ち上がる。
青葉 由吉:「……スキャン完了」
青葉 由吉:「悪くない。私とは相性がいいかもしれないな」
青葉 由吉:ポケットに差し込んでいた万年筆を取り出す。少年の脳から読み取った仕草だ。
青葉 由吉:そうして、ペンを高々と空へ向けて差し上げる!
”怪狼”:狼ジャームの獰猛な牙がキミを狙っている!
青葉 由吉:ペン先から、見えない情報の濁流が雪崩のようにジャームへと向かう。
青葉 由吉:それは、■■■■が体内に貯蔵している遥か遠い銀河の情報であり、
青葉 由吉:なまなかな生命体に耐えられる奔流ではない。
”怪狼”:「ギャウッ……!?」見えない濁流に衝突し、その波に呑み込まれるように、空中でもんどりうつ。
”怪狼”:ただの人間が無意識に”見ないふり”をしてしまうほどの情報量だ。
”怪狼”:まともに受ければ、”理解がしきれない”。ジャームの身体が、知覚できない情報の刃に引き裂かれる!
”怪狼”:「ギィッ……」
”怪狼”:べしゃん、と、呆気なくジャームが倒れ伏した。ぴくぴくと震えていたが、結局、起き上がることはない。
青葉 由吉:「ふむ」万年筆を強く握りすぎていた手を、ゆっくりと指を一本ずつ放す。
青葉 由吉:「手は二本しかないのか。不便だな……」
GM:周囲は、青葉由吉が展開した《ワーディング》に包まれている。
GM:キミがそれを解除しない限り、倒れた少女も意識を取り戻すことはないだろう。
青葉 由吉:「まずは、彼に話を聞くか……彼女?」《ワーディング》を解除。
青葉 由吉:「性別も二種類しかないのか。そうか、楽でいいな」
藤枝 梨々子:「ん……」緩慢に身を起こし、少しずつ意識を取り戻していく。
青葉 由吉:「起きたか」
藤枝 梨々子:ふわっとしたボブヘア。明るい印象を与える、はつらつとした少女だ。
藤枝 梨々子:「え? なんだっけ…今、何の話してたっけ……」
藤枝 梨々子:「ごめんね、青葉くん。わたし、なんかいま、すごいぼんやりしちゃった…」首を横に振る。
青葉 由吉:「思考が途切れるという現象は、さほど珍しいものではない」
藤枝 梨々子:「あはは、なにー、そのフォロー」
青葉 由吉:「私などには危険な兆候だが、君たちのような生命体ではままあることだろう」
藤枝 梨々子:「漫画の台詞っぽい…、……、……?」
青葉 由吉:「特に……」ちらりと、今倒れたばかりの”怪狼”を見る。
藤枝 梨々子:首を傾げる。「え、なに、急にキャラ変わったね…」
藤枝 梨々子:「ん?」
青葉 由吉:「キャラ? まあ、変わったのは当然だが……」
青葉 由吉:「ああ、特にこのような危機下では、と言おうとしたんだが」
藤枝 梨々子:「ギャーーーッッ!?」つんざくような悲鳴。
青葉 由吉:「!?」耳をふさぐ。
藤枝 梨々子:「なんかでかい犬の死体!?」
藤枝 梨々子:「えっ、うそうそうそ、怖い、こわいこわい」青葉くんの背中に隠れる。
藤枝 梨々子:「うそ!?いつ!? さっきからここにいた!? なんで死んでるの!?」
青葉 由吉:「ああ、先ほど君たちは危機に遭った。だが……」
青葉 由吉:「もう大丈夫だ」
藤枝 梨々子:「だいじょ……」
藤枝 梨々子:「……??」
藤枝 梨々子:ぽかんとキミを見上げる。
青葉 由吉:「彼と私がなんとか食い止めた」
藤枝 梨々子:「彼と…私………?」
青葉 由吉:「もう君に危害を及ぼすことはない」
藤枝 梨々子:「おお…」
藤枝 梨々子:「えっと…」
青葉 由吉:(……口頭言語はなかなか難しいな……)説明をしようとしている。
藤枝 梨々子:「なんか…わかんないけど……」考えている。
藤枝 梨々子:「いま、わたしがボーッとしてる間に……、守ってくれた…系…?」
青葉 由吉:「そういうことになるな。それが、彼の望みだったようなので」
青葉 由吉:「私はそれに従った。君を守った」
藤枝 梨々子:「え、なにー…」
藤枝 梨々子:もじもじしている。「普通に…そういう言い方されると照れる系になんね…」
青葉 由吉:「照れるとは?」
藤枝 梨々子:「ちょっ…青葉くんたら」
藤枝 梨々子:「フジエダだって乙女なんだから、やめてよ~!」
青葉 由吉:「フジエダ、が君の個体識別名か」
青葉 由吉:「了解した。やめておこう」
藤枝 梨々子:「え~なになになに…」
藤枝 梨々子:「ていうかーー、あの……」
青葉 由吉:「感情の揺れについてあまり過度に言及することは、不快感を……」
藤枝 梨々子:「そのキャラ急になに??」
青葉 由吉:「………」
青葉 由吉:(確かに、この星の生命体について詳しくない私が彼を演じたとして、そう上手くはいかないだろうな)
青葉 由吉:(既に不自然さが出ているように思う)
藤枝 梨々子:「いや、そうじゃなくて、そうじゃなくてさ…」アワアワしている。
藤枝 梨々子:「青葉くん、あの…さっき言ってたの……詳しく聞いていいの?」
藤枝 梨々子:照れたような顔で聞いてくる。
藤枝 梨々子:なんの話かは、キミには一切ピンとこない。おそらく憑依する前に行われた会話のことなのだろう。
青葉 由吉:「さっきの……」
青葉 由吉:「………」
藤枝 梨々子:「わざわざ~、こんなとこまで来て~…、フジエダだって……」
藤枝 梨々子:「乙女だし~~……」もじもじしている。
青葉 由吉:「それ、なのだが……」
藤枝 梨々子:「だが~?」唇を尖らせている。
青葉 由吉:「先ほど、そこのなんかでかい犬の死体をどうにかした時の影響だと思われるのだが」
青葉 由吉:「私はどうやら、かなりの記憶を失ってしまっているらしい」そういうことにした。
藤枝 梨々子:「だが~??」
藤枝 梨々子:「ふーん、記憶を……」
青葉 由吉:「よって、君からすれば非常に不自然な言動に見えるかもしれないが……」
藤枝 梨々子:「記憶を……???」
藤枝 梨々子:「えっ、えっ?」
青葉 由吉:「記憶をだ」頷く。
藤枝 梨々子:「そっ」
藤枝 梨々子:「そんなことある!?」
青葉 由吉:情報生命体としては、記憶を失うというのは半身を裂かれるようなものなので、あまりこういう嘘はつきたくなかったのだが。
青葉 由吉:「フジエダくん。宇宙は君が思っているよりもずっと広大だ」
青葉 由吉:「このような事態も起こり得る」
藤枝 梨々子:「なっ………」
藤枝 梨々子:「………!!」
藤枝 梨々子:「………!?」
藤枝 梨々子:「えっ、じゃあ」
藤枝 梨々子:「なんでいまここにいるかも覚えてないの……!?」
青葉 由吉:「すまない。その通りだ」
藤枝 梨々子:「おっ」
藤枝 梨々子:「あっ…」
藤枝 梨々子:「そ」「そっか……」じり…と、一歩下がる。「そう……」
青葉 由吉:「一般的に、この時間帯のこの場所において君たちはどのような行動を取るものなのだろうか……?」悩んでいる。
藤枝 梨々子:「なっ」
藤枝 梨々子:顔が真っ赤になる。「なななななっ、青葉くん、それはっ、それは………っ」
藤枝 梨々子:「さっ」
藤枝 梨々子:「サイテー~~っ!!」
藤枝 梨々子:真っ赤な顔でわーっと叫び、逃走する。
青葉 由吉:「えっ」
GM:乙女のなんらかを刺激してしまったらしい。キミは海辺に取り残される。
青葉 由吉:「最低……評価をつけられるような質問を」
青葉 由吉:「私は初っ端から……?」
GM:人間の心は難しい。
GM:しかして、元の少年の意識は奥深くにあるようで、いっこうに戻らない。
GM:キミは、ひとまず彼のふりをするしかないようだ。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの藤枝梨々子にロイスを取得してね~
青葉 由吉:はーい、これは推奨通り 好奇心/〇隔意で!
青葉 由吉:今取り残されちゃったから隔意ですけど、そのうちどうにかなるかも
GM:なるほどね… ありがとうございます!
GM:では、これでシーン終了になりますが……
GM:ここでPC1の青葉くんに、トリガーハンドアウトをお渡しします!
青葉 由吉:はい!
GM:実は事前に中身は確認してもらっているので お渡しするといっても正確には宣言するだけなんですけど
青葉 由吉:受け取りいたします!
GM:ありがとうございます!よろしくお願いします~!
GM:中身はまだ内緒だぜ では、これにてシーンは以上です!


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OP2

GM:続いてさとみくんのOP!
GM:侵蝕率を上げてサクッと登場してくんな!
浦野 聡美:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 7[7]+33 → 40

GM:良い調子だぜ
浦野 聡美:夏だぜ
GM:じゃあ…どうしよっかな 朝にしましょうか
浦野 聡美:朝!
GM:夏休み数日前、早めに教室に来たキミが、クラスで評判の転校生とふたりきりになるシーンです
浦野 聡美:早起きするもんだぜ
GM:ふたりきりなので話していたら、なんと…海水浴に誘われ………
GM:良い感じになると 他のクラスメイトがやってくることでシーンが〆になります
浦野 聡美:早起きは3兆円の得!
GM:儲かっていきましょう
GM:ではやっていくぞ~!
浦野 聡美:チッ、クラスメイトめ……もう俺たち二人以外今日から夏休みで良いぞ
浦野 聡美:うおーーーっ
───────
GM:U市中央高校。
GM:夏休みまであと数日、早朝。
GM:キミが何らかの理由でいつもより朝早く登校すると、教室にはひとりの女子生徒だけが居ました。
浦野 聡美:「ン~……♪」鼻歌を歌いながら教室に入る。
魚見 あん奈:「ん~…?」ドアが開いた音に振り返る。
GM:魚見あん奈はキミのクラスメイトで、大人びた雰囲気の女子生徒です。
GM:4月に転校してきたばかりですが、その王子様みたいな外見から、すでにクラスの中心的な存在になっています。
浦野 聡美:夏休みの宿題はそこそこ判明しているので、こっそりと休み前から手を付ける(そしてあわよくば売る)つもりだった。いつの間に!? と仲間内で言われたい男心だ。
浦野 聡美:「あれ、魚見?」「はよー。早いね?」
魚見 あん奈:「浦野くん」窓を開け放して、その傍に立っている。にこりと笑う。
魚見 あん奈:「うん、おはよう」
浦野 聡美:「どしたん? 換気でもしてたの?」
魚見 あん奈:「うち…おばあちゃんと住んでるんだけど、おばあちゃんだから朝早くてさ」
魚見 あん奈:「だから、私まで朝早くなっちゃって…。うん?」
浦野 聡美:「ああ、いや……窓んとこにずっといたからさ」
魚見 あん奈:「これはね」目を細める。「風が気持ち良いなって思って」
魚見 あん奈:「浦野くんも、こっちおいでよ。気持ち良いよ」
浦野 聡美:「……」あんぐりしている。「マジ?」
魚見 あん奈:「なに、変なこと言ってない」
浦野 聡美:「まあ、じゃあ……失礼しようかな?」隣の窓を開ける。
GM:どこかくすんだクリーム色のカーテンが、ばさばさと夏風にあおられる。
浦野 聡美:「ああ、こりゃいいね。このくらいの時間ならまだ涼しいや」
浦野 聡美:心地よさそうに目を細める。
魚見 あん奈:その様子を見上げて、「でしょ」と小さく言って笑う。
魚見 あん奈:「…あのさ、浦野くん」
浦野 聡美:「魚見んちのばーちゃんに感謝だな。 ……うん?」
GM:なまぬるい夏の教室。教室の蛍光灯より、太陽の明るさの方がまぶしい。
魚見 あん奈:「ふふ、それはおばあちゃんに伝えとくよ…。…あのね」
魚見 あん奈:「もうすぐ、夏休みじゃない。…なにか、予定って決まってる?」
浦野 聡美:「えっ?」「確かにもうすぐ夏休みだが。なにか…予定?」
魚見 あん奈:「旅行とか、U市って…お祭りとかあるのかな。そういうのとか…」
魚見 あん奈:この春に県外から越してきた彼女は、まだこの街のことに詳しくないようだ。
浦野 聡美:「ああ、そっかそっか。転校生だもんな?」
魚見 あん奈:「そ。親の海外出張が急に決まったから、おばあちゃん家で暮らしてるの」
浦野 聡美:「あるぜ~色々。海はいつ行っても最高だ。人間よりクラゲの客の方が多い年もあったが最近は落ち着いてる」
魚見 あん奈:「へえ…」興味深そうにする。くちびるが妙につややかだ。神秘的である。
浦野 聡美:「つっても地元の海岸だから、家族連れかカップルか男グループが大半だけど……海岸沿いは祭りになれば神輿も通るし、花火も上がるぜ」
魚見 あん奈:「楽しそう」目を細める。
魚見 あん奈:「それって、浦野くんも、みんなで行ったりするの?」
浦野 聡美:「親が海外出張! うちの両親にもぜひ行ってみてもらいたいもんだ」「ああ、毎年やってることだけどそれなりに楽しいよ」
魚見 あん奈:「ふふ、ふうん……」
浦野 聡美:「そりゃもちろん、友だちと行くから楽しいのさ」
魚見 あん奈:「……」考えるような間。視線を巡らす。
魚見 あん奈:「あのさ、浦野くん…」
浦野 聡美:「一人でぶらぶらするのも風情があるから、俺は嫌いでもないけどね……」やや早口になっている。舞い上がっているとでもいうのか?
浦野 聡美:「おう?」
魚見 あん奈:「なにか…」
魚見 あん奈:「したく……ならない?」
浦野 聡美:「……!!」
魚見 あん奈:まつ毛が長い。すらりと細いスタイルは、良い匂いがしそうだ。いやしている。
浦野 聡美:「分かる。分かるよ魚見……高校二年、17歳の夏……あの頃は楽しかったと思える体験、したいもんだよな」
魚見 あん奈:「あっ……」
浦野 聡美:「というか、なんか……ムズムズするよな?」
魚見 あん奈:「そう、そうそう」こくこくと頷く。表情があまり変わらないが、嬉しそうだ。
魚見 あん奈:「浦野くんの言う通り」
浦野 聡美:「もっとこう……なんかがさ! あるだろっていうか、起きるだろ! っていうなァ」
魚見 あん奈:「だって…、高校2年生の夏…じゃん?」
魚見 あん奈:「なにかしなくっちゃ…、損だよ」
浦野 聡美:「ハハ、魚見でもそういうところは俺たちと変わんないのな」
浦野 聡美:「そうだそうだ。なにかしなくちゃ損! むしろ、今なら何しても得だ。しまくるしかない」
魚見 あん奈:「え? 当たり前だよ」くすぐったそうに笑う。「ふふふ…。そう、ひと夏の思い出、的な…」
魚見 あん奈:「…さっきの」
浦野 聡美:「さっきの? ああ……祭り? 海?」
魚見 あん奈:「どっちも…」目を合わせる。「…でも」
魚見 あん奈:「海なら、すぐに行けるよね」
魚見 あん奈:「行きたくない? みんなで海行くの、すごい青春っぽいじゃん」
浦野 聡美:「う、んあー」瞳に吸い込まれるように見つめてしまう。「海? ああ。行ける行ける」
浦野 聡美:「すぐに行けるよ。余裕だね。すぐそこさ、なんなら今からだって――」「ああ、いや。みんなで飛び出していけちゃうくらいさ」
魚見 あん奈:「ふっ、ふふ…」
魚見 あん奈:「それは、ちょっと言い方がキザすぎ」
浦野 聡美:「ええ!? そうかなあ!?」爆笑する。
魚見 あん奈:こちらもくすくす笑いつつ、楽しそうに耳をかける。「…うん、じゃあ、決まりね」
浦野 聡美:「じゃあアレだ。ナガルの野郎のせいだ。感覚がバグっちゃった」
魚見 あん奈:「余目くん? いいな、誘ってよ。モリさんとはよく話してるけど、私、あまり話したことないし…」
魚見 あん奈:「…友達誘って、海水浴。今度の週末」
浦野 聡美:「決まり? 確かに早めに決めっちゃった方がいいだろうね。女子はほら、俺たちよりも予定ありそうだし」
浦野 聡美:「うん?」
浦野 聡美:「いやいや、アイツはやめた方がいいぜ? 三ヶ月で分からないのはちょっと心優しすぎ……いや、ちょっと待って?」
浦野 聡美:「これ、勘違いじゃなければなんだけど」「俺とキミで友達を誘って、……ってコト?」
魚見 あん奈:「いま、それ聞くの?」
魚見 あん奈:「私、ずっとそう思って話してたよ」
魚見 あん奈:悪戯っぽい顔。「いいよね?」
浦野 聡美:「ええ、あー……ごめん、ごめん」「なんか想像してなくって」
浦野 聡美:苦笑いし、少し黙考する。「……もちろん! オーケーオーケー。いつもつるんでる奴らを連れてくよ」
浦野 聡美:「どいつも当日にだって呼べば来る奴らだ。週末には確実に来るはずさ」
魚見 あん奈:「ふふ。楽しみ」嬉しそうに言う。
GM:そんな風に話していると、やがて他のクラスメイトが登校してくる。
魚見 あん奈:「じゃあ、詳しくはまたあとで決めよう」そう言って窓際から離れていく。
浦野 聡美:「ん、ぇー……と。俺も」「俺も、楽しみ。かも」
浦野 聡美:「あとでねー」ひらひら手を振る。
魚見 あん奈:「うん」振り向いて、ただ目を細める。すぐに他のクラスメイトとの雑談に混ざっていく。
浦野 聡美:「……」「(あとでね? なんだよあとでねって。そんなのあるんだ)」
浦野 聡美:しばらく窓の前から離れない。
浦野 聡美:「夏……アチ~……」「風が気持ちいいや……」
GM:七月。太陽の光が、教室の蛍光灯よりまぶしい。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの魚見あん奈にロイスをとってね!
GM:推奨感情は好奇心/猜疑心です
浦野 聡美:ロイス取ります!
浦野 聡美:クラスメイト 魚見あん奈 〇好奇心:俺のことが好きなのでは?/猜疑心:魚見あん奈に弄ばれている! 壊れてしまう!
GM:GMの意図どおりの感情 すばらしい
GM:では…… シーンはこれで以上です!
浦野 聡美:押忍!


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OP3

GM:おつぎ!
GM:はっちんのOPです。蜂屋くんは侵蝕率を上げて登場してね~
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(29 → 37)
GM:顔かわい~
蜂屋 忍:かわいくないし!
GM:ではこのシーンはですね、キミが湖東歩とパトロールをしていたところ
GM:なんか意味深な存在と邂逅し、なんだあいつ…怖……してもらう意味深なシーンになっています
蜂屋 忍:こわ……なるほど
GM:時系列的には順番できているので 青葉くんの憑依後になりますね~
蜂屋 忍:了解しましたー!
GM:はーい!ではやっていこう
蜂屋 忍:あ、青葉君が襲われたとか記憶喪失はまだ知らない段階でいいのかな?
GM:あ、そうですね!
GM:普通にこう…そんな話してない状態でおねがいします
蜂屋 忍:了解しました!よろしくお願いします
GM:ありがとうございます!
───────
GM:もうすぐ終業式が近付く、夏の夜のこと。U市、街外れ。
GM:潮風香る海辺で、キミは腐れ縁のUGNチルドレン──湖東歩とともにパトロールを行っていました。
湖東 歩:「”怪狼”が、いつ出るかも分からないから…。やれることはやっておかないとね」
GM:湖東歩はU市UGN支部に所属するチルドレンです。つややかな長い黒髪で、石けんの匂いがしそうな女子だ。
蜂屋 忍:「いつまで続くんだろうな、警戒態勢」
蜂屋 忍:わずかに前を歩く。隣を歩くのは気恥ずかしい。なんとなく。
蜂屋 忍:置いて行っていないか時折振り向きながら。
湖東 歩:「うーん…、夏休みになっても、変わらないかなぁ…」
湖東 歩:華奢な体格。キミが歩幅を合わせてくれるおかげで、小走りにもならずに歩いている。
蜂屋 忍:「マジか。宿題やる時間あっかな」
湖東 歩:「あっ、大丈夫だよ…。普通の生活を優先してね」
湖東 歩:「イリーガルの子たちに、無理させたくないもん…」
蜂屋 忍:しまった、という顔をして。
蜂屋 忍:「冗談だよ。パトロールのせいで遅れたことにできないか、とか考えただけだって」
湖東 歩:「えっ…」あわわ、と慌てる。
湖東 歩:「パトロールのこと、先生に言っちゃだめなんだから…!」
湖東 歩:「秘匿事項だよ、蜂屋くん」
蜂屋 忍:「うん、だから、冗談。誰にも言えないし言わないって!」
蜂屋 忍:秘匿事項。秘密。
蜂屋 忍:不思議と悪い気分ではない、とか。
蜂屋 忍:(……我ながらキモい)
湖東 歩:「ん~?」冗談を言うなんて珍しいね、と、柔らかい表情。
湖東 歩:「…ところで、蜂屋くん…」
蜂屋 忍:「な、なんだよぉ」
蜂屋 忍:「ん?」
湖東 歩:「ふふ…。…あの、さ」
蜂屋 忍:どした、と視線を向ける。
湖東 歩:少し言いづらそうに、おずおずとキミを見上げている。上目遣いだ。かわいい。
蜂屋 忍:(かわいい)
蜂屋 忍:いや、余計なことを考えるな。風が運んでくる香りすら気になってくるから。
湖東 歩:「……れたって…」小声。
蜂屋 忍:脚を止めて、少しだけ距離を近づける。聞き取りやすいように。
湖東 歩:「海水浴……」
湖東 歩:「私、あん奈ちゃんから誘われたんだけど、蜂屋くんも…浦野くんから、誘われた?」
蜂屋 忍:「え……?」
湖東 歩:「あ、まだ聞いてない、かな」あわあわする。
GM:聞いていても聞いていなくても大丈夫です。
蜂屋 忍:足を止める。なんだって?
蜂屋 忍:「海水浴?」
湖東 歩:「うん、海水浴」
蜂屋 忍:「ちょ」
蜂屋 忍:「ちょっと待って、失礼!」
湖東 歩:「あ、うん」
蜂屋 忍:慌てて携帯端末を取り出して、グループチャットを開く。
蜂屋 忍:(来てる……誘い!)
蜂屋 忍:何度も何度も文面を確認する。間違いない。
湖東 歩:そわそわと待っている。
蜂屋 忍:(さとみー……と魚見!?なんで!?そこ繋がりあったんか!?)
蜂屋 忍:(あいついつのまに……中森チェックすり抜けやがった!?)
蜂屋 忍:いや、この際そんなことはどうでもいい。
蜂屋 忍:(ナイッッッス)
蜂屋 忍:心の中でガッツポーズ。
蜂屋 忍:「……ああ、うん」
蜂屋 忍:「来てたわ、さとみー……浦野から」
湖東 歩:「あ、ほんと…?」ホッとしたようにする。
蜂屋 忍:平静を装って向き直り、返事をする
蜂屋 忍:「あー」
蜂屋 忍:「……湖東は?行くの?」
湖東 歩:「うん…。UGNの仕事もあるのに、遊びに行くのって、少し罪悪感があるけど」
湖東 歩:「あん奈ちゃんのお誘いだし、断って学校生活に影響が出るのもよくない…と思ったの」
湖東 歩:真面目な返答。「…ただ」
蜂屋 忍:「ただ?」
湖東 歩:「私、流行に詳しくないから」ちょっと困ったように言う。
湖東 歩:「私服で集まるの、ちょっと恥ずかしいな…とは、思ってるかな…」
蜂屋 忍:「…………」
蜂屋 忍:私服。つーか、海水浴なら
蜂屋 忍:(水着?)
蜂屋 忍:脳内で自分を思い切り殴りつけて一度思考をリセットする。したんだよ。したことにしろ。
蜂屋 忍:「……そか」
蜂屋 忍:一度それだけ答えて、暫く考えてから。
蜂屋 忍:「あんまり気恥ずかしいなら」
蜂屋 忍:「先に女子組で……一緒に服買い行くとか。したらいんじゃないの?」
湖東 歩:きょとんとしてから。
湖東 歩:「でも、みんな…迷惑じゃないかな?」
蜂屋 忍:「真面目すぎだって」
蜂屋 忍:苦笑しながら。
蜂屋 忍:「旅行の前日とかさ」
蜂屋 忍:「カバンに荷物詰めて、必要なもん確認するだけでも楽しいもんよ?」
蜂屋 忍:「友達と前準備でワイワイするのも、醍醐味だと思う。こーいうの」
湖東 歩:「醍醐味…」繰り返す。「…そっか…」
湖東 歩:「…あん奈ちゃん、すごくお洒落だし。モリさんもね、詳しそうだなって思うから」
湖東 歩:「聞いてみようかな。…蜂屋くん、ありがとう」照れたようにはにかむ。
蜂屋 忍:「ん。……あと、」
湖東 歩:「?」
蜂屋 忍:「罪悪感あるって話」
蜂屋 忍:「責任感強いのは、いいとこだと思うけど」
蜂屋 忍:「たまの休みぐらい、そういうの忘れて楽しんでいいと思う」
蜂屋 忍:「……全部湖東一人がやることないんだから」
湖東 歩:「…でも……」小さく言い。「……」
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:「悪い。ここは平行線だよな。いっつも」
蜂屋 忍:諦めたように苦笑する。
湖東 歩:「……」こちらも、申し訳なさそうな顔をする。「…ううん」
湖東 歩:「蜂屋くんが、そんなに心配することないのに…」
GM:では、そんな風にキミ達が話していると。
GM:上空から禍々しい気配。強烈なレネゲイドが、この場に向かって降り落ちてくることを知覚する。
蜂屋 忍:「それは……っ!」
湖東 歩:「蜂屋くん、だめっ…!」《ワーディング》。戦闘態勢。
蜂屋 忍:気配の方を見上げ、拳を握りしめる。
GM:────ドゴッ!
GM:それは、真黒い隕石が落下する様子にも似ていた。…攻撃が仕掛けられることはない。
GM:地面をえぐるように墜落して、そして…キミたちの前に、とある謎めいた怪人が姿を現します。
GM:実は黒い鴉めいた外見の怪人だが、このシーンではまだ意味深な登場しかしないので黒くてモヤモヤした状態であることしか分からない。
湖東 歩:「……”怪狼”……?」訝しげに呟く。
蜂屋 忍:「だめはねえだろ、ここで逃げたらなんのためのパトロールだよ」
蜂屋 忍:「っても、あれ……なんだ……?」
蜂屋 忍:警戒しながら間合を測る。いつでも飛び込め、湖東のカバーにも入れる距離に。
湖東 歩:「だって…」ちょっとしゅんとしてから。
湖東 歩:「気をつけて。…普段の敵とは、何か違う気がする…」遠距離での攻撃を得意とする。自然と、蜂屋くんに守られるような立ち位置。
蜂屋 忍:しゅんとする姿に思わず謝りそうになるのを抑え、警戒を強める。
謎の怪人:「……子どもですか」黒くてモヤモヤとした影から、厳かな声がする。
蜂屋 忍:「……湖東。”怪狼”って喋るんだったか?」
湖東 歩:「喋らない! それに、必ず狼の姿をしてた…」
謎の怪人:「…フフ。あんな獣と一緒にしないでいただきたい」
謎の怪人:「あなた方は…その様子を見るに、”UGNのオーヴァード”でしょう」
謎の怪人:「いえ、戦う気はないのです。どうやらあなた方は、私の求めているものではないようだから」
謎の怪人:ジロジロとキミ達を見つめているようだ。黒くてモヤモヤしているが、視線を感じる。
蜂屋 忍:(……気分悪いな)
蜂屋 忍:「そりゃどうも。……それで、派手な登場したあなたはどちら様?」
蜂屋 忍:「あんま目立つことされるのは困るんだけど」
謎の怪人:「ハハ。地球人の皆様に、私をどう覚えていただきましょうか…」
謎の怪人:「そうですね…。この惑星につたわる悪魔の名からとって…」
謎の怪人:「”ディアボロス”……とでも、呼んでいただきましょうか……?」ニヤリ…と、邪悪に笑っているようだ。
湖東 歩:「”ディアボロス”……」動揺している。
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:(被ってんじゃねえか)
謎の怪人:「フッ、まあいい」何かの空気を察したようだ。
謎の怪人:「私は、私の求める一番星を探してこの地に降り立ったのみ。あなた達と争う気はありません」
謎の怪人:「一番星を手に入れれば、私の野望は叶う。運命を自在に操り、この宇宙を我がものにできるのです」
蜂屋 忍:「また壮大な野望をお持ちで」
湖東 歩:「我々UGNが、そんな野望を看過すると思ってるんですか…!?」真面目な性格のため、真面目に怒っている。
湖東 歩:「蜂屋くん…!」
蜂屋 忍:「あー……」
蜂屋 忍:しばし、考え込んでいたが。
蜂屋 忍:「2つ」
蜂屋 忍:「2つ言っておいてやることがある」
謎の怪人:「?」首を傾げる。「ええ、聞きましょう」
蜂屋 忍:「まずひとつ、そのディアボロスっつー名前」
蜂屋 忍:「こっちの有名人と被ってんだけどよ」
蜂屋 忍:「気をつけな、縁起悪ーぞ。最近負け癖ついてるらしいから」
謎の怪人:「何…」
蜂屋 忍:くはっ、と笑って。
蜂屋 忍:「んで、もうひとつ」
蜂屋 忍:「まだ来たばかり・・・・・なんだろ?地球の文化を一つ教えてやる」
謎の怪人:「む」
蜂屋 忍:「世界征服とか、宇宙征服とか」
蜂屋 忍:「そういうこと企んでる悪い奴らはよ」
蜂屋 忍:「ヒーロー・・・・にやっつけられるのがお約束なんだぜ。なんたらマンとかにな」
蜂屋 忍:「流石にそこまでは役者不足だが」
蜂屋 忍:言いながら、一気に踏み込む。
蜂屋 忍:「その名前にゃちょうどいいぐらいかね、俺でもよぉ!」
蜂屋 忍:正体不明のもやへと、拳を振り抜く!
湖東 歩:「あっ……!」援護するように両腕を構える。背後、光り輝く弓が生成される。
謎の怪人:「!」瞬時に片手を掲げる。足元から影(もちろん黒い。モヤモヤしている)が螺旋のように伸び、
謎の怪人:盾のように展開。バチン!!と蜂屋くんの拳と衝突し、弾け合うような激しい音が鳴り響く。
謎の怪人:「そのようなゲン担ぎも、お約束も…。全くもって、私の嫌いな文化です」苛立たしげに言う。
蜂屋 忍:「ちっ」防がれて、弾かれるように飛び下がる。
謎の怪人:「一番星ではないオーヴァードに、用はありません。しかし、あなた方の実力が見れただけでも重畳」
謎の怪人:「私に歯向かおうとしたことを、いずれ後悔する日がくるでしょう」怒気をはらんだような言い方でそういうと、そのまま黒いモヤモヤした姿が影に呑み込まれる。
謎の怪人:《瞬間退場》を使用。場から撤退していきます。
蜂屋 忍:「……行った、か」
湖東 歩:「な、なんだったのかな…」ぽかんとしている。
蜂屋 忍:影に触れた拳をじっと見つめて、一度頭を振る。
湖東 歩:「”怪狼”の仲間にしては、すこし雰囲気が違う様子だったけど…」真面目に考えこんでいる。
蜂屋 忍:「なにって」
蜂屋 忍:「異星からの侵略者?」
蜂屋 忍:「ほら、映画とかであるじゃん。火星とかあのへんから飛んでくるやつ」
湖東 歩:「は、蜂屋くん~~……」
湖東 歩:「私、真剣に考えてるんだよ…!」
蜂屋 忍:「真剣だよ」
蜂屋 忍:冗談ではないぞ、と。本気の目で語る。
蜂屋 忍:「俺らを地球人って呼んだり、この惑星に、とか。宇宙とか」
蜂屋 忍:「それだけなら流石に俺も、演出だと思うけどよ。根拠はある」
蜂屋 忍:「あいつ、”ディアボロス”を知らなかっただろ」
湖東 歩:「あ…、それは確かに…」
蜂屋 忍:「こっち側にいて、春日恭二を知らねえってのはまずありえねえ」
湖東 歩:「たとえば、FHの関係者だったら、知らないはずないもんね」
蜂屋 忍:「そういうこと」
蜂屋 忍:「UGN含めて、他の組織にも相当知れ渡ってる名前だ」
蜂屋 忍:「名前騙るって感じでもなかったし、あれは本当に知らなかったって反応」
湖東 歩:「わぁ」
蜂屋 忍:「……まあ俺も流石に、いって宇宙人はなーとは思うけどよ」
湖東 歩:「ふふ…。でも、ふたりで見たもんね」
蜂屋 忍:「地底人なり宇宙人なり、なんかの事情でこっちの常識知らないやつってのは、外れてないと思うぜ」
蜂屋 忍:「……うん。二人で」
蜂屋 忍:なんとなく復唱してしまう。
湖東 歩:「…あのね」「私だけだと、今の話、支部長にしっかり伝えられるか自信ないから…」
湖東 歩:「…蜂屋くん、一緒に支部まで来てくれる、かな」
蜂屋 忍:「……」
湖東 歩:「ちょっと情けないけど、いてくれると、心強いな…」申し訳なさそうに言う。
蜂屋 忍:ちょっと一瞬、びっくりした顔になって。
蜂屋 忍:「あ、うん。っていうかそりゃあ」
蜂屋 忍:「あんなことあったら、話しに行くって」
蜂屋 忍:「むしろ行かないほうがまずい」
湖東 歩:「そうだね」苦笑する。「じゃあ、お願いします」
蜂屋 忍:「うん」
蜂屋 忍:「……お願いします」
蜂屋 忍:支部に向けて歩きだす。またちょっとだけ前を。
蜂屋 忍:さっきの怪人がなんだったのかとか。そういう思考を巡らせながら。
蜂屋 忍:(っっっあ゛あぁぁぁぁ)
蜂屋 忍:頭の中の自分は、しゃがみこんで頭を抱えている。
蜂屋 忍:──私服で集まるの、ちょっと恥ずかしい
蜂屋 忍:『じゃあ、一緒に買い物行かないか』。
蜂屋 忍:──蜂屋くん、一緒に支部まで来てくれる、かな?
蜂屋 忍:『頼ってくれて嬉しい』。
蜂屋 忍:言えなかった。
蜂屋 忍:いつもこうだ。肝心なところで。
蜂屋 忍:──いつもつるんでる奴らなら。
蜂屋 忍:ユキッチは調子乗って言ってから照れそうだ。
蜂屋 忍:さとみーはさらっと言ってのけるだろう。
蜂屋 忍:ナガルは……もう言う言わないの問題ではない。どんだけキザに言うかだ。
蜂屋 忍:(俺だけじゃん)
蜂屋 忍:いつもいつも、餓鬼みたいで嫌になる。
蜂屋 忍:(……こんなだから、頼ってくれないのかな)
蜂屋 忍:こつ、と今度は現実で頭を小突いて。ネガティブな思考を追い出す。
蜂屋 忍:(……楽しみだな、海水浴)
蜂屋 忍:……残ったのは俗っぽい欲だけだった。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスは…あの…謎の怪人の方にお願いします…
蜂屋 忍:は~い!
GM:推奨感情は好奇心/脅威です
蜂屋 忍:謎の怪人  P好奇心(マジで宇宙人?)/○N脅威
蜂屋 忍:以上!
GM:はーい!ありがとうございます!
GM:では、このシーンはこれで以上!

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OP4

GM:お待たせしました あまるーのOPです~
GM:余目くんは侵蝕率を上げて登場してね
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(28 → 38)
GM:ではこのシーンはですね
GM:まず瀧山先生と雑談をして交流を深めてもらい、そしたら途中で中森波来も混ざり、
GM:中森が海水浴の話をするので、先生が興味を示すところを描写するシーンです。
GM:二人の女子との会話を満喫してもらったらシーンを〆るよ~
余目 長流:任せて!
GM:よし!やっていきましょう
───────
GM:7月のある日。放課後。U市中央高校。
GM:廊下を歩いていたキミは、通りかかった教師──瀧山智砂に呼び止められ、そのまま英語準備室に連れられてきたところです。
瀧山 智砂:「担任の先生でもないと、なかなか、じっくり話すタイミングもないじゃない?」
GM:瀧山智砂は今春から学校に赴任してきた英語教師です。若くて美人なので、生徒からの人望が厚い。
GM:女性らしいスタイルの持ち主で、なんだか家庭料理とかが上手そうな雰囲気だ。
瀧山 智砂:「せっかくだし、お話したいなって…。余目くんと」狭い準備室のパイプ椅子を勧めつつ、優しく微笑む。
余目 長流:夏の日差しがきつい放課後の教室。
余目 長流:二人きりのその空間で、俺の目の前に立つ年上の女性が、目を潤ませながら(俺にはそう見えたのだ)紡ぐ清らかでいて艶のある美声。
余目 長流:かすかにブラウスが震えて見えたのは錯覚であろうか?(神の視点:錯覚です)
余目 長流:今春より学校に赴任してきた瀧山智砂教諭は、清楚でいて色香漂う若い女性教師で、男子生徒から絶大な人気を誇っているマドンナ的存在なのだ。
余目 長流:いや、こちとら健康的な高校2年生である。そんなシチュエーションにぶち込まれたら、頭の中で『知能』と『知識』と『知性』が無様に浮足立ってブレイクダンスを踊り狂うというものだ。
余目 長流:「そうだったんですか智砂先生。実は俺もずっと先生と話したかったんですよ」
余目 長流:などと言って誰が俺を責められよう?いや、ヤベッ、波来は責めても許されるな。フーッ、困ったもんだ。
瀧山 智砂:「わ、本当? 嬉しいな」
瀧山 智砂:パイプ椅子に座るキミの前で屈むようにして、キミと視線を合わせる。
瀧山 智砂:長い髪が垂れるのを、そっと耳にかける。首筋は白い。女性的だ。
余目 長流:「本当ですよ。この余目長流。嘘をついたことがない。って有名なんですよ」
余目 長流:「他の先生や女子たちに聞いたって良い」
瀧山 智砂:「ふふ、もしや、女の子と話すのが好きなのかな~?」ころころと笑う。
余目 長流:うむ。さり気なく良い香りがする。宝石のような瞳に、優し気な顔のライン。
瀧山 智砂:「男の子だなあ、もう」
余目 長流:夏休みは大好きだが、智砂ちゃんとしばらく会えないのは本当に残念だ。
余目 長流:「いやぁ、今は先生だけですよ。俺の瞳に映るのは」
瀧山 智砂:「こら。なーにを言ってるんだか、まったく」
瀧山 智砂:くすくす笑う。冗談だと思っているようだ。「そうそう、余目くんに聞きたいことがあったの」
余目 長流:俺の『知性』は果たして、先生は俺に何の用だろう?という一番の名目を全く持って検索対象外にしていた。
余目 長流:この言葉で気付いたくらいなのだ。うん。浮かれてますね。はは、困ったもんである。
余目 長流:「おっと、なんでしょうか?俺に答えられることなら良いんですが」
瀧山 智砂:「剣道部。あれは、余目くんの発案なの?」
瀧山 智砂:「ニュー剣道?」
余目 長流:「あ、好みのタイプは勿論年上の……あぁ、それですか。ハイ、今は俺が主将ですしね」
瀧山 智砂:「余目くん、強いって聞いたけど…」
瀧山 智砂:「私、この間、たまたま通りかかったの。練習してるとこ」
瀧山 智砂:手をきゅっと握り、剣を振るような仕草をする。
余目 長流:「声をその時にかけてくれれば張りきったんですけどね。ええ、人並み以上には、強いですよ」
余目 長流:「こう、危険な帰り道に先生を守れるくらいには、そりゃもう強い!」
余目 長流:指をくるくると回して。
瀧山 智砂:「ふふ、すごい自信」
瀧山 智砂:「でも、こう…いわゆる強豪校の練習…って様子じゃなかったでしょう」
瀧山 智砂:「お洒落重視、みたいな…」
余目 長流:「用心棒代わりにいつでも声をおかけください。なんか(手を極力抜いても※俺はオーヴァードなのである)県内4位の実力です」
瀧山 智砂:「そう、どうしてそんなに強いの?」興味津々の様子だ。
瀧山 智砂:「才能ってやつ? 昔から剣道をやってた、とか?」
余目 長流:「ほら、やっぱり、運動部って汗臭くて格好悪いとか思われるじゃないですか。特に武道。せめてバスケ部くらいにはお洒落しないとね。で、俺が強いのはですね」
余目 長流:うーむ。どうしたもんか、なんか最近では犬の化物とかと戦ってるんですよー。などとは言えまい。
瀧山 智砂:答えが気になるようで、ムムム…と、真剣な顔でキミを見つめる。
余目 長流:先生が動物愛護精神に厚い人間なら、嫌われる可能性もある。慎重に慎重に。
余目 長流:「そうですね。愛が人を強くするんですよ、きっと」
余目 長流:ふっとか、笑って言う。
瀧山 智砂:「えぇ~~?」
瀧山 智砂:「も~~、ふざけないの。先生は真剣に聞いてるんですよ~?」
余目 長流:絆の力がどうとか湖東ちゃんも言っていた。あながち間違いではあるまい。
余目 長流:「いや、どうも、ここで才能です。とか言ったら流石に嫌味かなって」
瀧山 智砂:「ううん、そんなことない。じゅうぶん、立派な理由になるよ。自分の能力の可能性を分かっているって、とても素敵だと思うし…」
瀧山 智砂:「…」瞬きする。「…わからないかな、余目くん?」
余目 長流:「素敵な事を言うなぁ。おお!?」
瀧山 智砂:「私、余目くんと仲良くなりたくて」
瀧山 智砂:「こんな話をしてるんだけど…?」
余目 長流:おお!?
瀧山 智砂:少し身を乗り出すようにする。柔らかく、大人の女性的な雰囲気だ。当然、花のような良い匂いがする。
余目 長流:なんという事だ。先生は、俺に興味があり、夏休みに俺と会えなくて寂しがっているという事か。
瀧山 智砂:「質問には真剣に答えてもらいたいな…」頬を膨らませて、続けて言っている。
余目 長流:「俺も先生と仲良くなりたいという気持ちは本当ですよ。常に真剣です」
余目 長流:曲がりなりにも剣士だけに。カァッー、どうするかな。果たして勢いでキスはいいのだろうか?
GM:何言ってんだ?
GM:では、そんな風に話をしているとですね。
GM:ガラリと音がして、ひとりの女子生徒が英語準備室に入って来る。
中森 波来:「うわっ……、余目、サイテー」ショートヘアの、シニカルな雰囲気の女子生徒。
中森 波来:「ちさちー、すぐ離れて。こいつに近付かない方がいいよ」
余目 長流:「な。なな。何を言ってるんだ。心が読めるのか?いや、今のは違う」
GM:キミのクラスメイトで中学からの仲である中森波来です。SNSの流行とかに詳しい。
余目 長流:「落ち着け、波来。いや、お前が落ち着け。と言われたらその通りだが」
中森 波来:「いまゼッテー手握ろうとしてただろ。見えたからなマジで」
余目 長流:「お。そうか……順番的には手だな。それは、そうだ」
中森 波来:「なにを『その手があったか』みたいな顔してんだよ!」
瀧山 智砂:「…まあ、ふふふ」後ろでころころ笑う。
余目 長流:「あぁ、まあ、そんな感じだ。順番って大事だよな。波来は何時だって俺に大切な事を気付かせてくれる」
瀧山 智砂:「大丈夫よ、中森さん。先生が余目くんに、少し話そうって言ったんだもの」
余目 長流:「極度なショートカットは良くない」
瀧山 智砂:「ねー」余目くんに言う。
中森 波来:「呼び捨てすんな…」「はぁー?」
余目 長流:「ねー」ですよねー。などと調子よく言って。
余目 長流:「先生が俺の剣道姿に見惚れて興味を持ったのだ。嘘じゃないぞ」
中森 波来:イライラした様子で、手に持っていた英語のプリントをドサッと机に置く。頼まれて持ってきたらしい。
中森 波来:「やめなよちさちーの優しさに甘えるのは…」
中森 波来:「…てかあれだ」
余目 長流:「いいじゃんよ。俺としてはファンを大事にしなけりゃだしな。特に先生なら大歓迎。ん。して、波来の要件はソレ?」
中森 波来:「そうだったけど、今もういっこ増えた」
中森 波来:「余目、あんた、浦野に海水浴誘われたってマジ?」
中森 波来:「オミも行くやつ」オミとは魚見あん奈のことだ(中森波来だけが呼んでいる)。
余目 長流:「ああ。誘われた。いつものメンツだし断る理由もあるまい」
瀧山 智砂:興味深そうに聞いている。
余目 長流:「お前も来るだろ?水着選んでやろうか」
中森 波来:「キッッッモ」
余目 長流:「先生ー。イジメの現場です!」
余目 長流:ふぅと頭を横に軽く振って。
瀧山 智砂:「海水浴、みんなで行くの?」ワクワクしている様子だ。「いいね、高校生っぽい」
中森 波来:「えー?私的にはマジサイアクなんだけど。オミだって勝手に浦野と約束してる時点でありえないっつーか…」
余目 長流:「先生も保護者枠でどうですか?俺が羽目を外さないように、常に見張ってくれるとか」
中森 波来:「てかなんで浦野?感あるっていうか…」
中森 波来:「うわサイッテー。ちさちーに下心丸出しにすんのやめてくれる?」
瀧山 智砂:「えっ」嬉しそうだ。「いいの?」
中森 波来:「は?」
余目 長流:「ほーら、見ろ。先生だって遊びたいですよねー」
余目 長流:「ともかく、まあ、俺もびっくりしているが」
瀧山 智砂:「遊びたい、でーす」にこにこしている。
中森 波来:「は……!?」唖然としている。「ちさちー、こいつだよ…!?」
中森 波来:「いやちさちーが来てくれんのは全然いいんだけどさ…!」
余目 長流:「波来さんよ。ほら、先生もこう言ってる事だし、ここは一緒に行ってもらおうじゃないか」
余目 長流:「実際の所、俺達が何かバカをしないとも限らない訳だ」
中森 波来:「死んで」ボソッと言う。
余目 長流:「ひっで」
瀧山 智砂:「お誘いしてくれるの嬉しい、し…。先生も混ぜてくれたら嬉しい、な?」小首を傾げる。
瀧山 智砂:「せっかくだもの。みんなで楽しく遊べたら、先生、すっごく嬉しい!」
余目 長流:「でしたら後で連絡しますので、連絡先を交換しましょう」
瀧山 智砂:「あ、そっか。うん、いいよ」スマートフォンを取り出す。
余目 長流:「俺は、まあ、この際2,3度なら死んでも良いので」スマフォを取り出し。
中森 波来:「はっ…!?」イライラし始める。
余目 長流:「それでは後で連絡しますね。いやぁ楽しみですね」
中森 波来:「ちょ…。ちさちー!私も!こいつより先に交換して!」押しのけるように言う。
余目 長流:「おわ。押すな、押すな」
余目 長流:「しかし、皆で海水浴」
余目 長流:「魚見ちゃんは俺も好きだが、他ならぬ浦野 聡美が狙っているのなら仁義と言うものがある、此処は譲るとしようじゃないか」
中森 波来:「……………」ブチッとキレる。
中森 波来:「だからそういうキモい視線をオミに向けてんのが………」
中森 波来:「一番許せねーーーんだっての!!!」
瀧山 智砂:「青春ねえ~」のほほんと聞いている。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの瀧山智砂にロイスを取ってね~
GM:推奨感情は好奇心/食傷だよ
余目 長流:はーい。 非常に強い思慕めいた好奇心〇/いやどう考えても都合が良過ぎではないか?という不信感 で。
余目 長流:取ります。
GM:そうだな………
GM:では、これでこのシーンは以上!


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ミドル1

GM:では、ここからミドルフェイズに入っていきます!
GM:まずは合流シーン。シーンプレイヤーは浦野くん。
GM:全員登場!侵蝕率を上げて登場してね~。
浦野 聡美:!
蜂屋 忍:うおー
浦野 聡美:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 5[5]+40 → 45

蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(37 → 42)
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(44 → 47)
青葉 由吉:よしよし
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(38 → 41)
GM:さとみ発端だからね 海水浴計画
GM:ではこのシーンはですね
GM:終業式が終わってだらだらみんなで集まりながら
GM:「なんか……女子と海水浴行くってマジ!?!?!」って話をやんややんやとして交流を深めてもらうシーンになります
浦野 聡美:します!
蜂屋 忍:マジ!?
青葉 由吉:海水浴とは……?
GM:ところで青葉くんに何か異変が起こったらしいが………
青葉 由吉:なんだろうか
浦野 聡美:オイオイ心配だな……海水浴ほどじゃないが……
余目 長流:まあ引っ張ってでも連れて行くぜ
蜂屋 忍:気に留めておこう それはそれとして海水浴だ
青葉 由吉:海水浴にはどれほどの魅力が……?
GM:全てを語らなくても意思疎通が済んでいた
GM:ではシーンの描写に入っていく前に
GM:サクッと情報収集項目を1つだけ済ましてもらうわよ!
浦野 聡美:情報!?
GM:・青葉由吉(元)について 〈情報:噂話〉難易度5 (青葉くんのみ〈知識:母星〉難易度7でも判定可能)
青葉 由吉:おっ
浦野 聡美:なんだろう、こっそり海から二人で抜け出すルートかな
GM:追加項目などはないので、1人だけ成功すればOK!みんなで挑戦してみてもいいよ
浦野 聡美:青葉くんのことだった
青葉 由吉:では〈知識:母星〉難易度7でやってみたいな
浦野 聡美:みんなで振ろうぜ~
蜂屋 忍:振るか~
青葉 由吉:うおー
余目 長流:やるぜー
浦野 聡美:コネもつかお 忍! 長流! 頼んだ!
青葉 由吉:5dx+1>=7 〈知識:母星〉難易度7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 10[1,5,6,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

浦野 聡美:4dx+1>=1
DoubleCross : (4DX10+1>=1) → 5[1,2,2,5]+1 → 6 → 成功

GM:ヤバい子いる!
蜂屋 忍:2DX+0+0@10>=5 情報(噂話)
DoubleCross : (2DX10>=5) → 4[2,4] → 4 → 失敗

余目 長流:コネ使おうっと
蜂屋 忍:失敗しとる!
青葉 由吉:すごい知ってた
余目 長流:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 6[1,2,6]+3 → 9

浦野 聡美:すごいそれっぽい数値になった気がしてきた
蜂屋 忍:なんかこれ失敗するの悲しいので財産点使っていい?
浦野 聡美:www
青葉 由吉:ww
GM:www
蜂屋 忍:友達のことは知ってたいじゃーん!
GM:どうぞw
蜂屋 忍:金で知るのもアレではあるが……
蜂屋 忍:じゃあ財産1使って成功にします 残り4
余目 長流:拉麺驕った時に気付いたんじゃないかな
GM:では、無事にみんな成功です!情報を開示しますね
蜂屋 忍:じゃあ今日の飯は俺が奢るよ
GM:オッ………
浦野 聡美:やったね

・青葉由吉(元)について 〈情報:噂話〉難易度5 (青葉くんのみ〈知識:母星〉難易度7でも判定可能)
U市中央高校に通う男子高校生。オーヴァード。ややお調子者の性格。
UGNイリーガルだが戦闘能力に乏しく、実戦経験はほとんどない。
数日前の夜、“怪狼”と呼ばれるジャームが出現した時は、藤枝梨々子と二人で街外れにいたようだ。
”怪狼”は何者かによって倒されており、UGNは、青葉由吉と藤枝梨々子は戦闘には巻き込まれず帰宅したと把握している。

GM:基本的な情報を、改めて明言するかたちになりますね
青葉 由吉:理解!
蜂屋 忍:把握です
余目 長流:了解です
GM:また、この情報を開示したことで、青葉くんは、最低限生活するのに必要な知識を得たこととしてロールを行ってかまいません。
青葉 由吉:あっ助かります
GM:ちなみに本来の青葉由吉の意識はすっかり沈黙しており、目覚める様子はなさそうです。
浦野 聡美:お休み中だ
青葉 由吉:おお……
GM:しばらく誤魔化して生活したほうがよさそうだぜ!
余目 長流:マン生活だ
青葉 由吉:了解です!
GM:さらに!
GM:次のシーンで青葉くんにイベントが発生。藤枝梨々子との交流シーンです。
青葉 由吉:なんだって!
蜂屋 忍:お~
GM:これも合わせてよろしくな!
浦野 聡美:俺たちが後押ししちまったのか!?
青葉 由吉:やってやります
GM:じゃあ、次の週末には海水浴だぜ~(やんややんや)するシーンを描写していきましょ~
───────
GM:U市駅前。デパート『百貨店いとう』。
GM:老朽化したビルは街のアイコンにもなっている。U市の駅ビルという立ち位置だ。実態はともかく。
GM:終業式が終わった午後。ついに夏休みを迎えたキミ達は、いつもの如くこの場所に集まっていました。
GM:百貨店内にある古いゲームセンターが、いつものキミ達の集合場所だ。
浦野 聡美:「諸君……今日ここに集まってもらったのは他でもない」ガラガラのゲームセンターの椅子に座っている。
浦野 聡美:格闘ゲームの筐体に背中を向け、通路側を向くことで四人が顔を突き合わせているのだ。
蜂屋 忍:無駄に偉そうに脚を組んで座り、神妙な面持ちで聡美の言葉に耳を傾けている。
余目 長流:「大仰に言うね。海水浴の事だろ?楽しみだよな」
青葉 由吉:一晩かけて様々な知識を吸収し、日常生活に支障のない範囲の情報は得たと判断した。
浦野 聡美:「大仰にもなる! なんだそのサングラスは! 原宿で買って来たのか!?」
青葉 由吉:よって、この場にも全く違和感なく溶け込んでいる。
蜂屋 忍:「眼鏡率を上げてくるんじゃないよ!」
余目 長流:「いや、これくらい持ってるだろ。この街でも買えるって」
青葉 由吉:「眼鏡率が上昇すると、何か支障があるのだろうか?」
青葉 由吉:会話にも自然に参加できるぞ。
余目 長流:「自分たちのアイデンティティが眼鏡だけなのか?そうじゃないだろ、お前たち」
余目 長流:竹刀袋を壁に立てかけて呆れて言って。
余目 長流:「支障とか、また変な部分気にするね、青葉もさ」
青葉 由吉:「おかしかったろうか。ならば流してほしい」
浦野 聡美:「確かに。なんかキャラ変わった? お前まさか……」「海水浴を前におかしくなってるのか?」
蜂屋 忍:「いや……これは……」
蜂屋 忍:ちゃき、と指で眼鏡を軽く押し上げる。
余目 長流:四半世紀前のSTGをやりながら、耳を傾ける。
蜂屋 忍:「お前らも聞いてないか?」
浦野 聡美:「まさかアレか? この前の支部からの連絡」
蜂屋 忍:「確認すべきだと思うんだがな。例の噂をよ……!」
余目 長流:「ふむ。あれだな」
青葉 由吉:(眼鏡率が高いと、あのような仕草で感情表現をすることが可能になるのかもしれない)
浦野 聡美:「オイ蜂屋……頭良すぎるぜ」
余目 長流:「あの時の秘密任務から、確かに青葉の様子が変わった訳だしな」
青葉 由吉:(しかしこれは……まずいかもしれないな)
余目 長流:「此処は究明と探求と行くのには俺は賛成」
青葉 由吉:(あまりに正体判明が早い……どうすべきか)
青葉 由吉:表情を変えないまま、思考を高速で巡らす。
浦野 聡美:「満場一致だな……」「由吉。俺たちはキミにある不信感を抱いているんだ。分かるね?」
余目 長流:「俺は軟弱な悩み事とか人間関係は大好物なんだよな、こう見えて。意外性だな」
青葉 由吉:「……話を聞こう。しかし、少し待ってはくれないか」
浦野 聡美:「青葉由吉くん。高校二年生。ややお調子者の性格。間違いないね? ムムッ」
青葉 由吉:「私の方にも言い分はあるのだ。互いに話し合おう……」
蜂屋 忍:「待つ?ダメだね。夏は待ってくれないんだ……!」
蜂屋 忍:真剣な視線を向ける。
青葉 由吉:「……間違いはないな」演技は出来ていないが。
蜂屋 忍:「ユキッチ……お前さあ……」
青葉 由吉:ぎ、と椅子がきしむ。
浦野 聡美:ギラリ…!
余目 長流:さり気なく動いて逃げ場を塞ぐ。
蜂屋 忍:ゆっくりと、重々しく。
青葉 由吉:(しまった、彼らもまた戦闘員……!)
蜂屋 忍:「──藤枝さんと夜、二人で居たって」
蜂屋 忍:「マジ?」
青葉 由吉:「…………」
余目 長流:にやにやと青葉を見やる。知っているんだぞ?という眼差しだ。
青葉 由吉:「えっ」
浦野 聡美:「とぼけてますよコイツ!」声を荒げる。
青葉 由吉:「そっち……?」
蜂屋 忍:「まあまあカツ丼でも食えよ。今日は俺が奢ってやんよ」
蜂屋 忍:「は?そっち?」
浦野 聡美:「二人でリンケージマインドしたんだ!」
蜂屋 忍:「お前……他にもなんかあんの!?」
余目 長流:「えっ?じゃないだろ。ネタは上がってるんだぜ旦那」
青葉 由吉:「ああ、いや、その」
蜂屋 忍:「リレーション結んでやがるってのはマジなのかよ!」
青葉 由吉:「フジエダ……藤枝さんと外出をしていたらしいことは確かだが」
余目 長流:「このバッドシティでリンケージマインドしてリレーションって?」
青葉 由吉:「それに何か問題があったろうか……?」
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:「変わっちまったな……ユキッチ……!」
浦野 聡美:「外出をしていたのは確かだが……?」「何か問題があっただろうか……?」
浦野 聡美:「エンドラインがひかれちまったよ。今ここに」
余目 長流:「いや、問題になるようなことしたのか。ってのを聞きたいんだと思うよ、二人とも」
青葉 由吉:「ああ、夜に、海辺で二人でいたことは確かだ。私は事実を述べている」
余目 長流:俺もとは敢えて言わない卑劣漢である。
蜂屋 忍:「か~っ!」
青葉 由吉:「問題になるようなこと……」
浦野 聡美:「長流! なんて端的なんだ。全くその通り」
余目 長流:「ふっ、青葉はお調子者の気があるからな」
浦野 聡美:「一体何をどこまでしたのか……気になるんだ。気になりすぎる。確かにお前はいいやつだと思ってはいたが、あの藤枝を射止めるとは」
余目 長流:「アクセルを踏んだら止まらない。のは自明の理か」
浦野 聡美:「一番大事なのは勢いってことか……海水浴も6人と2人で別れた方がいいかな?」
青葉 由吉:「何をどこまでというと……」
浦野 聡美:ごくり
青葉 由吉:「そうだな、あれを処理した。怪狼と呼ばれる生命体を」
青葉 由吉:「問題のある行動だったろうか?」
余目 長流:「はぁ!?何、倒したの?青葉が…マジ?」
青葉 由吉:あくまで淡々と言う。もちろん、普段ならば戦闘力はほぼないに等しい。
浦野 聡美:「……ん? んん?」「なんでそういう話になるんだ?」
余目 長流:「いや、わかった」
浦野 聡美:「いつの間に修行でもしてたのか? てか藤枝さんと会ってたんじゃ……」
余目 長流:「藤枝のピンチに格好良く火事場のバカ力が湧いて来たりして、おっぱらったってとこだろ」
余目 長流:「愛の力ってやっぱバカに出来んな。ほら、愛の力、俺の言った事も全く間違ってなさそうだ」
蜂屋 忍:「え~、いつもの盛った話じゃねえの?」
青葉 由吉:「私にも細部の記憶はないため、説明は難しいが……」いざとなったら記憶喪失を振りかざそうと思っている。
浦野 聡美:「かなり五分五分だな」二人の推論に。
蜂屋 忍:「ナガルが言うと説得力あるんだかないんだがだな。愛の力」
青葉 由吉:「愛の力、理解不能だが、故に気になるな」
青葉 由吉:真顔。
青葉 由吉:(彼があれほどまでに藤枝さんを庇っていたこと)
青葉 由吉:(あれがそうなのだろうか?)
浦野 聡美:「つか由吉オメ、レネゲイド系の話はこれまでさすがに盛らながちだったろあぶねーし! 本当に愛の力で覚醒しちまったのか?」
余目 長流:「絆の力がオーヴァードの力になるんだろ?いやぁ、やるもんだ、色男」
余目 長流:「ふっ、これはお前たちも負けてられないな」
蜂屋 忍:「ナチュラルに自分省いてるこいつ!余裕か?」
浦野 聡美:「そうだよオメーもだよ」「……まーマジな話さ……どうよ。海。海の女子」
蜂屋 忍:「正直言っていい?さとみー」
青葉 由吉:(やはり藤枝さんがキーであることは間違いなさそうだ……)
浦野 聡美:「頼む」既に若干の緊張が見られる!
蜂屋 忍:「俺、お前と友達で良かったよ……」
余目 長流:「言え。言え。聞いてやる」
青葉 由吉:(あれは友情と思しき関係だな)
蜂屋 忍:「なんなら感謝のゲザまで決める覚悟あるね」
浦野 聡美:「ヘッ……よせよ」「ジュースでいい」
青葉 由吉:(先ほどからどうも、彼らの発想は生命の危機よりも人物同士の関係性を起点としているようにも思える)
青葉 由吉:(ことに……女子および海水浴に対する執着が強い)
浦野 聡美:「お前、土下座からそのままの姿勢で倒立できたりするから怖いんだよ」
蜂屋 忍:「お望みならバク転まで決めて差し上げますが」
蜂屋 忍:「まあ2割ぐらい冗談は置いておこう」
余目 長流:「8割本気だったのかよ。それで?」
浦野 聡美:「海の上を走り始めないか心配になってきた」
蜂屋 忍:「超たのしみ」
浦野 聡美:「いるの? 好きな子」
浦野 聡美:「そこのもう余裕の由吉クンのようにサ……」
蜂屋 忍:「は!?それ聞くのは外交の始まりだが?!」
青葉 由吉:一見余裕ですよ、という顔でペットボトルの水を飲んでいる(水分補給が必要なので)。
青葉 由吉:「外交問題が発生するのか……」
浦野 聡美:「その調子の乗り方はいかがなものかと思うぜ!?」
余目 長流:「魚見だったらやめておけよ。浦野聡美が狙ってる。と、まあ、そう言う心配はいらないと思うけどな」
蜂屋 忍:「そ、そうそう!さとみーいつ魚見と仲良くなったん?くっっそびっくりしたんだが」
蜂屋 忍:露骨に話を逸らしにかかる。
余目 長流:STGをやりながら軽く言って。
浦野 聡美:「俺もなんか……全然よく分かってない」
青葉 由吉:(……特定の女子と一対一で関係を深めることが彼らの目的か……)
浦野 聡美:「なんかこう……交通事故……? みたいな感じ」
余目 長流:「事故って重傷って感じだな。恋に特効薬はございませんってな」
浦野 聡美:「もしかしてだけど……これってオイラを誘ってるんじゃないの?」
青葉 由吉:(……特定の女子と……)
浦野 聡美:「そういうことだろ。俺のことが好きなのかもしれない」
青葉 由吉:(?)
蜂屋 忍:「ナガルーようプレイしながらそんなホイホイ語彙浮かぶな!?」
余目 長流:「現役ゲーム実況者を舐めるなってば」
蜂屋 忍:「おみそれしました。またいいねつけとくわ」
浦野 聡美:「ほら、長流はあれじゃん。二股する気だから。並行作業ができるんだ」
余目 長流:「本当は今日は動画の編集をしたかったのだが、友情を取ったんだぜ」
青葉 由吉:(もしかすると、私と藤枝さんは何か、そのような趣旨の理解を持たれた?)
蜂屋 忍:「いや~どうだ~……?でも一緒に海水浴は脈はありそうよな~……」
余目 長流:「ふたまたぁだぁ?殺すぞリザさせっぞ、薄らデカ眼鏡。叩っ斬るぞ」
蜂屋 忍:「二股?何の話?」
浦野 聡美:「メガネが分厚い時代はもう終わっているんだよこれが。いやそこじゃねーか」
余目 長流:「俺は健全な高校二年生なだけだし、俺がモテてしまうのは、まあ、そこは才能だと思って仕方ないとこではある」
青葉 由吉:(まて、話がややこしくなってきた)
青葉 由吉:(一対一とは……限らない……?)
浦野 聡美:「なんか、先生つれて来るらしいわ。海に」
蜂屋 忍:「背中蹴っていいか?顔の良さで許される閾値超えてるぞこいつ」
蜂屋 忍:「は!?先生!?なにそれ罰ゲーム?」
余目 長流:「そりゃ余裕です。そうそう、さっき6人と2人に分かれよう。とか言っていたようだが、その情報はい。遅すぎて欠伸が出るぜ」
余目 長流:「そう。なんと智砂ちゃん先生が来てくれまーす」
浦野 聡美:「STGやりながらあくびできるの本当に実力だけはあるよなコイツ…」
蜂屋 忍:「ああ、それならよ……いやなんでだよ!?」
浦野 聡美:「なんでだ? 本当に全然分かってない」
青葉 由吉:「つまり、何人と何人に分かれることになるのだろうか」
青葉 由吉:挙手。
余目 長流:「先生が、なんと俺に興味があるんだってさ。ハイ!青葉君」
浦野 聡美:「ぜんぜんわかんなくなっちゃった」「タハハ」
青葉 由吉:「人数と関係性が若干入り乱れてきたことは理解した」
浦野 聡美:「せっかく覚醒モードになった由吉でもけっこう困ってるじゃねーか……」
蜂屋 忍:「そら混乱するわ」
余目 長流:「まあ、海合コンだよな。やる事自体はさ」
余目 長流:「で、それぞれ狙ってる女子は別だから、むしろシンプルじゃない?」
蜂屋 忍:「俺はまだ誰とか言ってないんだが……」
浦野 聡美:「普通に遊んでも楽しいし、まあー……俺たちは当然そういう下心を忍ばせております。だからアレだよ。さっきちょっと話に出たけどソレソレ」
浦野 聡美:「いやだろ。被ったら……」
余目 長流:「ハッチ、俺の口から言って良いのかな?」
余目 長流:「誰とかさぁ。それは嫌じゃん」
蜂屋 忍:「気遣いありがとうございます~、湖東が気になります~!」
余目 長流:「俺、素直なお前が本当に好き~」
浦野 聡美:「地球で一番いいやつだわ」
青葉 由吉:(やはり基本は一対一か……)
蜂屋 忍:「やめーや!で?さとみーは魚見なわけ?」
蜂屋 忍:照れ隠しで話題を変えに行く。
浦野 聡美:「なにも分からない」目が据わっている。「どういう感情を持つべきなのか定まってない気がしてきているんだ」
浦野 聡美:「なにかこう……そんな都合のいいことがあるわけないのでは? と脳裏をよぎるんだ」
余目 長流:「その感情を定めるべく、海でいいんじゃね」
蜂屋 忍:「それは……わかる気がするが……」
蜂屋 忍:「都合良すぎるとビビるわな」
余目 長流:「単純に女の子と遊ぶのって楽しいんだしさぁ。深く考えすぎると、それこそ事故るって」
青葉 由吉:(海水浴と女子への執着は強いが、彼ら同士の結束も確かにあるのだな)
蜂屋 忍:「いいこと言うじゃん。そうそ、まずは楽しもう」
浦野 聡美:「浮名を流す奴は違うな」「まさにそうなんだ。人間を喜ばせるマシーンになりたい」
余目 長流:「二人とも、ビビり過ぎだって。ほら、落ち着いてる青葉を見習いたまえよ」
青葉 由吉:落ち着いていますよ、という顔で空のペットボトルを握りつぶしている。
蜂屋 忍:「マジで落ち着きすぎてビビるわ。やっぱ一歩踏み出すと男は変わんのか……?」
浦野 聡美:「なになになに?」
浦野 聡美:「しっかり目にびっくりしちゃった」
青葉 由吉:「変わったかどうかはともかく、君たちにふたつほど聞きたいことがあるのだが」
青葉 由吉:ペットボトルをゴミ箱に捨ててから。
蜂屋 忍:「なんだよ改まって……」
余目 長流:(君達……慣れないな。いい奴なのは変わってないんだが)
青葉 由吉:「ひとつは、己を犠牲にしてでも誰かを守りたいという、そういう思いについて」
青葉 由吉:「それは、先ほど言っていたような愛の力、というのがやはり該当するのだろうか?」
蜂屋 忍:「お、お前……」
余目 長流:「重い。重すぎないか?」
蜂屋 忍:「んな恥ずいこと真顔で聞く!?」
青葉 由吉:「問題があったろうか……?」
浦野 聡美:「いや~それについてはね。ありますよ、見解。この俺はね」
青葉 由吉:(一番知りたいことなので、好感を持った彼らに尋ねようと思ったのだが)
青葉 由吉:(もしかすると、彼らなりの会話のルールに則っていなかったのかもしれない。要研究だ)
浦野 聡美:「由吉クン、きみはねえ、意外と元からそういうところあるよ」
余目 長流:「ま、順番で行こうか」
余目 長流:「誰から答える?」
余目 長流:「ほら、青葉も真面目に聞いてるしな。茶化すのは良くない」
浦野 聡美:「俺はそう思うね……でもまあ……藤枝さんなら愛だよ。愛の力にしよ」
余目 長流:「俺は茶化すのは波来だけだと決めてる事だし」
蜂屋 忍:「とりあえずさとみーの話聞いてからでよくね」
蜂屋 忍:「お前それで瀧山先生も呼んできてるのすげーな?」
浦野 聡美:「だって俺見てえもん。海で由吉と藤枝がなんかドギマギしてるとこ」
青葉 由吉:「ドギマギ……」
浦野 聡美:「そうだよ。どう考えても一番ヤバいのは長流だからな」「……オイ。俺が茶化し始めたときにちょうどそういう事言わないでおくれよ」
青葉 由吉:「なるほど、君の意見だとそういうことになるのだな」うんうん、と頷く。
蜂屋 忍:「悪かったよ。真面目に答えるって」
蜂屋 忍:「俺は……正直わからん」
蜂屋 忍:「自分を犠牲にしても、って。そういうの」
蜂屋 忍:「すんげー広い範囲に頑張ってるやつもいるし」
蜂屋 忍:「それが使命なんだか責任なんだか、愛がでかすぎるんだか……」
余目 長流:「こういうの性格出るよな。多様性があって結構な事だぜ」
蜂屋 忍:知りたいとは思うが。答えはまだ聞いていない。
蜂屋 忍:「俺に関していうなら」
蜂屋 忍:「自己犠牲とか……愛って言うとあれだが。そう、好きなやつ?にしかやれる気しねーな」
青葉 由吉:「好意が重要ということだな。理解した」
浦野 聡美:「ああ……確かにな。忍がやってるの見たことあるわ」任務とかで。
蜂屋 忍:「お前らは守れる側に入れてやろう。ギリでな」
蜂屋 忍:ちょっと照れくさくなって。
余目 長流:「ご立派。ご立派。湖東と良い雰囲気になったら二人きりにしてやろう」
蜂屋 忍:「あざっす」
余目 長流:「じゃ、俺も言っておこうかね」
浦野 聡美:良い感じに陰になってる岩場とか捜しといてやるか」
余目 長流:「好きでもなきゃ、自分の体なんて張れないでしょ。……ほら、人間、基本的に自分が一番大事なんだぜ」
余目 長流:「これは生命体としての正しい本能でもある」
青葉 由吉:「それはよく理解できる」
余目 長流:「だからさ、その本能を超える衝動なんてのがあるとしたら、それが愛とか友情じゃないか」
青葉 由吉:「本能を、超える……」
余目 長流:「なにせ理性的な行動じゃない訳だし」とけらけら笑う。
青葉 由吉:「やや理解が苦しくなってきたが、理屈はわかった」
蜂屋 忍:「あー、でもナガルが言ってるの聞いてちょっと整理ついたけど」
蜂屋 忍:「理屈じゃねえんじゃなえかなあ」
浦野 聡美:「そりゃ仕方ねーだろ。いま自分で言ってただろ? 愛多き男なんだから理性的じゃないんだ」
余目 長流:「愛が定まってない男よりは理想的ではあるんじゃないのかなぁー」
浦野 聡美:「海に男女4:4で行くっつってんのに若い女教師つれてくるやつに言われるのはかなりシャクだな……」「俺もうちょっとちゃんとしようかな」
青葉 由吉:「では、もうひとつだけ。これはおそらくもっと簡単な質問だと思うのだが」
蜂屋 忍:「結局お前はどっち狙いなんだーいて話。ん、なに?」
青葉 由吉:「実際のところ、二人きりで夜の海辺に男女がいた場合」
青葉 由吉:「どういう事態が発生するものなのだろうか?」
青葉 由吉:「私にはどうもそこが理解できず……」
蜂屋 忍:「俺らが聞きてえよ!!!」
浦野 聡美:「俺たちがオメーに聞く話なんだっつの!!」
余目 長流:「あっとGAMEOVERになっちまった」
GM:ブブー、と、間抜けな音が響いた。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得、感情変更、あと購入判定が可能だよ~
余目 長流:そうですね。青葉君に取ろう PC間ロイスだ。 好奇心〇/色々怪しい
余目 長流:購入は強化素材狙います。
余目 長流:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル)

余目 長流:駄目 以上。
蜂屋 忍:ナガルー!
青葉 由吉:まず藤枝さんへの感情を〇好奇心/隔意に変更します。
浦野 聡美:とりあえず応急キット!
GM:みんな…
GM:すごい服は?
浦野 聡美:wwwww
浦野 聡美:着てかなきゃ!!
蜂屋 忍:余目 長流 ◯P友情/N食傷
青葉 由吉:取得は余目くんにしよ。〇感服/隔意
GM:ええの~
浦野 聡美:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 2[2,2] → 2 → 失敗

蜂屋 忍:青葉君は真面目に必要なんだよね すごい服
浦野 聡美:海にばんそうこうすら持って行かないぜ!
蜂屋 忍:買うか 友達用のすごい服
蜂屋 忍:2DX+3+0@10>=10 調達
DoubleCross : (2DX10+3>=10) → 3[1,3]+3 → 6 → 失敗

蜂屋 忍:残念!以上!
青葉 由吉:みんな……!
GM:すごい服なんて原宿にしかないんだ!
青葉 由吉:えーっとじゃあすごい服を手配師とキリタニコネクション使います。
GM:本気!
青葉 由吉:サイバーは情報収集の時にとっとこ
浦野 聡美:友人 蜂屋忍 〇友情/劣等感 でとっちゃお 世界一いいやつだから
GM:友情~
青葉 由吉:手配師はストーンでした
青葉 由吉:4dx+8>=10
DoubleCross : (4DX10+8>=10) → 9[5,6,7,9]+8 → 17 → 成功

青葉 由吉:いえい 装備
蜂屋 忍:海水浴の準備はバッチリのようだな……
青葉 由吉:以上です
蜂屋 忍:全員オッケーかな?
GM:キリタニプレゼンツすごい服を…!
GM:全員よさそうな気配がする じゃあこれでシーンを〆るね~
浦野 聡美:ハイ!


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ミドル2

GM:次のシーン。シーンプレイヤーは青葉くん。青葉くんのみ登場をお願いします。
GM:ゆきっちとフジエダの交流シーン改めです!
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(47 → 50)
青葉 由吉:えらい
GM:低燃費えらい!
GM:ではですね……このシーンでは
GM:キミにU市の図書館に行ってもらおうと思います!
青葉 由吉:図書館!
GM:そこでフジエダに会い、わやわやイベントをこなし
GM:じゃあまた海水浴で会おうね~って感じで〆になります
青葉 由吉:わーい
GM:交流を深めてもらいましょう やっていくぜ
───────
GM:U市立図書館。
GM:さして特筆するべきこともない、地方都市らしいこじんまりした公共施設だ。
GM:夏休みらしく、学生の利用者が通常より多い。ロビーには今度行われる絵本読み聞かせ会のチラシが貼ってある。
GM:さて、キミはそんな図書館を訪れたところです。
青葉 由吉:自分の本体について、あえて地球上の何かに例えるのならば、図書館、ということになる。
青葉 由吉:様々な情報が並び、それを引き出し閲覧することも、返却することもできる。
青葉 由吉:だからだろうか、この星や人間について知りたいと思い、ここに足を運んだのは。
青葉 由吉:さて、では何から探るか、まずは索引的な網羅した内容から行くべきであろう。
青葉 由吉:百科事典の棚を探して、静かな書架の間を歩く。案内札を見ながら。
GM:案内札を視線で追っていると、その隙間。キミは見知った人間の背中を見つけることができる。
藤枝 梨々子:藤枝梨々子だ。私服姿。Tシャツに、ラフなハーフパンツ。
藤枝 梨々子:高い所にある本を取ろうとしているが、背伸びしてもぎりぎり届かず、ぷるぷるしている。
青葉 由吉:(……あれは)
藤枝 梨々子:「ん、んんん~~……」 もう片方の手に何冊かのファイルを持っているが、無理な姿勢のせいで今にも零れそうだ。
青葉 由吉:本来の目的を優先するのであれば、そのまま素通りしたはずだ。
青葉 由吉:だが、興味が勝った。
青葉 由吉:すぐ横に立ち、手を伸ばす先の本に自分も手を伸ばす。
青葉 由吉:相手が物を落とす前に、すっと本を抜き取った。
GM:本のタイトル。『星の王子様』だ。
藤枝 梨々子:「あっ…、あっ?」驚いて、ぱっと横に立ったキミを見る。
青葉 由吉:「……」タイトルと、裏表紙とをちらりと見て。
青葉 由吉:「この本が必要だったのだろう」
青葉 由吉:手渡す。
藤枝 梨々子:「えっ、青葉く…、えっ、なんでここに…」
藤枝 梨々子:「あっ」
青葉 由吉:「? ここは住民に開かれた施設と聞いたが」
藤枝 梨々子:それを受け取ろうとして、ばさばさと手に持っていたファイルの中身が零れる。
青葉 由吉:「ああ」一瞬そのまま棒立ちになっていたが。
藤枝 梨々子:紙がばさばさと広がる。
藤枝 梨々子:「うあっ、あっ!」
青葉 由吉:しゃがんで紙を拾う。
青葉 由吉:「君が動くと余計に落ちる」
GM:では、キミはその紙に描かれているものを目撃します。
GM:ストーリー漫画が描かれた原稿用紙のようだ。
青葉 由吉:「これは? 手書きのようだが」逆さまに見ている。
青葉 由吉:「……こうか?」ひっくり返す。
藤枝 梨々子:「あっちょ…待っ………」
藤枝 梨々子:「ほあっ」
GM:稚拙ではあるが、可愛らしい、少女漫画らしいタッチ。手描きの台詞。貼られたスクリーントーン。
藤枝 梨々子:顔が真っ青になったり真っ赤になったりしている。
藤枝 梨々子:「だ、だだだだ…だめっ!」慌てて青葉くんの手元から原稿用紙を奪う。
青葉 由吉:「えっ」
藤枝 梨々子:「みっ」
藤枝 梨々子:「見た…………!?」
青葉 由吉:「視認したという意味でなら、そうなる」
藤枝 梨々子:「ほぉおおおお」
青葉 由吉:「おそらく連続した物語であったのだろうが、細部までは観察できなかった」
藤枝 梨々子:「はぁあああああ」
藤枝 梨々子:「ちっ……ちが………」
青葉 由吉:「残念だな」
藤枝 梨々子:「えっ!?」
青葉 由吉:「私は今、様々な資料から知識を得たいと思っている」
藤枝 梨々子:「何かやばいとこあった!?」声量を抑えているが気になって仕方ない様子で聞く。
青葉 由吉:「あれが君の作なら、君を理解するのに非常に有用だっただろうと思う」
青葉 由吉:「だから、読めなくて残念だ」
藤枝 梨々子:「えっ、やっ…………」
青葉 由吉:「ただ、君が喜ぶような意見を述べられたかどうかは不明だが……」
青葉 由吉:男子同士の会話のかみ合わなさを思い出して。
藤枝 梨々子:顔が赤くなったり青くなったりしつつ。「ん、いやでも……」
藤枝 梨々子:「わ、わたしがこういうの描いてるの…フジエダ、そういうガラじゃないじゃ~んみたいなとこ…あるじゃん…!?」
青葉 由吉:「そうなのか」
青葉 由吉:「そのように扱ってほしいのであれば、そうするが。現状さほど違和感は覚えない」
藤枝 梨々子:「えっ、えっえっ、……」慌てる。
藤枝 梨々子:「あっ、でも……でもでも」
藤枝 梨々子:「ば、ばかにしたりしないなら……」
藤枝 梨々子:「読んでほしいかもというのは嘘ではないですね……!?」目がぐるぐるしている。
青葉 由吉:「馬鹿にはしない。まず、この形式の物語に私は慣れていないので、巧拙にまで意識が及ばないし」
青葉 由吉:「情報は、誰の中にも眠っている。それが表に出されるべき時は、ある」
藤枝 梨々子:「お~~~ぅ………」
青葉 由吉:「そのことについて、私が悪印象を持つことは、決してない」
藤枝 梨々子:「…こういうガラじゃないじゃ~んと思って…誰にも見せたことなかったから……」
藤枝 梨々子:照れくさそうに、原稿用紙を差し出す。
藤枝 梨々子:「青葉くんが読んでくれるなら、フジエダとしてもやぶさかではないですね………」
青葉 由吉:「感謝する」受け取り、ざっくりコマの読み方などを学びながら眺める。


『ウィッシュ・イン・タイム 〜桜色のメロディーと時の旅〜』 作:りり(ペンネーム)
~あらすじ~
私の名前は茜(あかね)・16歳の女子高生。どこにでもいるような平凡な女の子。
ある日、いつものように学校から帰り道を歩いていた私は、とある男の子と出会います。
彼の名前はヴィクトール。蒼い瞳の美男子。「茜。私とあなたは結ばれる運命なんだ」。
なんと彼は「幻夜の王国」と呼ばれる異世界から来た王子様で、なんと私はお告げによって彼の花嫁に選ばれたらしいのです。私は花嫁──彼の国の言葉で言えばマリア・フルールとしてヴィクトールに愛され


藤枝 梨々子:「ど」
藤枝 梨々子:「どうすかね………!?」
藤枝 梨々子:「まっ、まだ途中なんだけどね……!?」しきりに髪をくるくると指で弄っている。
青葉 由吉:「……」順番に読み、時々戻り、モノローグをじっくりと読み。
青葉 由吉:「ここに鳥の羽が発生しているのは、どういう表現だろうか?」
藤枝 梨々子:「ほうぇっ」
藤枝 梨々子:「えっと……えっなんだろう……美しさ…的な……?」もじもじしはじめる。
青葉 由吉:「なるほど、直接的な意味というよりは、全体の美意識に基づくものなのだな」
藤枝 梨々子:「うん、お約束というか……あっそのキャラはね、実は妖精の血を引いてるって設定で、今後活躍する予定なの」早口。
青葉 由吉:ではこの光の表現もそうなのだろう、と学びながら。
青葉 由吉:「続きがあるのか」
青葉 由吉:「では、その活躍も見たいな」
藤枝 梨々子:「うん、夏休み中に描き上げようってこっそり目標的なのつくってたりなかったり……」
藤枝 梨々子:「あっでもこんなの興味ないよねたはは…」「はっ」
藤枝 梨々子:「えっ嘘!?」
青葉 由吉:「私にこの作品の巧拙はわからないが、君が何かを表現したいことは理解できる」
青葉 由吉:「少なくとも、興味を抱いた」
藤枝 梨々子:ばっと青葉くんを見る。まじまじと見ている。「……………ん」
藤枝 梨々子:「そ」
藤枝 梨々子:「そっかぁー……………」
青葉 由吉:「私は知りたがりで、続きの話などをされては非常に気に掛かるようだ」
藤枝 梨々子:「き……気になる?」
藤枝 梨々子:「どう?これ、面白い?」
青葉 由吉:「少なくとも当初の予定よりは有意義であったと思う」
藤枝 梨々子:「当初の予定……?」
青葉 由吉:「百科事典を順に読むつもりだった」
青葉 由吉:「君の方が興味深いのは確かだろう」
藤枝 梨々子:「えっ、え~~……?」緊張が解けたように、にへらにへらと笑いだす。
藤枝 梨々子:「なにそれ、青葉くん、変なの~」
青葉 由吉:(個体識別名、フジエダ……藤枝さん、か)
青葉 由吉:(青葉由吉。君はこれを守ったのだな)
藤枝 梨々子:「もう、フジエダのが興味深いとか……、………」静かに真っ赤になる。「あはっはっは……」
藤枝 梨々子:「あのー、あのー」パタパタと手で自分をあおぎつつ。
藤枝 梨々子:「じゃ、じゃあー……続きが描けたら、青葉くんに読んでもらっちゃおうかな…?」
青葉 由吉:「ああ、読ませてほしい」
藤枝 梨々子:スニーカーを履いた足が忙しなくパタパタ動いている。
藤枝 梨々子:「み、みんなには内緒ね」
藤枝 梨々子:「男子とかに、ぜったいぜったいぜったい言わないでね」
青葉 由吉:「わかった。そのようにしよう」
青葉 由吉:正直なところ、本当に巧拙はわからないし、彼女の意図通りに感情が動いたとは言い難い。
青葉 由吉:それでも、生み出された表現、込められた意志、情報の集合体。
青葉 由吉:そこから彼女の熱意と衝動を感じ取ることができた。それだけでよかった。
藤枝 梨々子:「ありがと~」嬉しそうに微笑んでいる。
藤枝 梨々子:「は~……ていうか……この間、ごめんね」
青葉 由吉:「この間……ああ」
青葉 由吉:「私が置き去りにされた時の話だな」真顔だが別に怒ってはいない。
藤枝 梨々子:「ぎゃーん」ダメージを受けたような仕草。
青葉 由吉:「どうした、どこか体調でも悪いのか」
藤枝 梨々子:「ちがうよ~、痛いとこつかれたことを表現してみたの…」
青葉 由吉:「比喩的な意味合いか、なるほど」
藤枝 梨々子:「青葉くん、けっこうメンタル強い系だよね…」
藤枝 梨々子:「あ、ていうか、記憶? 記憶は大丈夫なの?」
青葉 由吉:(元々メンタルだけの存在ではあるな……)
青葉 由吉:「ああ、いや、未だに怪しい」
青葉 由吉:「ある程度は生活できているが、覚えていないことも多く、難儀をしている」
藤枝 梨々子:「え~~、それは大変だね…」ぱたぱた足を揺らす。
藤枝 梨々子:「今度の海水浴は、行けるの?」
青葉 由吉:「ああ……」皆がそれはそれは盛り上がっていたな、と思い出し。
青葉 由吉:「それは行ける」
藤枝 梨々子:「おっ!」
藤枝 梨々子:「やった!」ニコッと笑う。「なんかすっごい楽しみだよ~」
青葉 由吉:「君も盛り上がる方か」
青葉 由吉:「楽しみ、楽しみか……」
藤枝 梨々子:「フジエダに任せな! すげー盛り上げてやるぜ」フン、と拳を握る。
藤枝 梨々子:「ちょっと、何? 青葉くんは楽しみじゃない~?」
青葉 由吉:やはり男子たちの下心とやらも、彼女がそれほど楽しみである理由もよくわからないのだが。
青葉 由吉:「……いや。非常に興味深い」
青葉 由吉:「ぜひ行きたい、と思うようになった」
藤枝 梨々子:「あははっ」嬉しそうにカラカラ笑う。
青葉 由吉:「……実は私は、海水浴というものは初めてになる」
青葉 由吉:「指導などよろしく頼むよ」
藤枝 梨々子:「そうなんだ?」
藤枝 梨々子:「…んっふっふ」ドヤっとはにかむ。「まかせな~~~」
青葉 由吉:故郷の海は、ほぼ気体に近いものであったので。
藤枝 梨々子:「U市生まれU市育ちのフジエダさんが、海遊びのすべてを教えてやるよ~」
青葉 由吉:「それは頼りになる」真面目な顔。
藤枝 梨々子:「あはははは」
藤枝 梨々子:「青葉くんも同じだろ~!」
青葉 由吉:(……笑顔)
青葉 由吉:(よく笑うな。今日は)
青葉 由吉:(今度、練習でもしてみようか?)
GM:次の週末。
GM:海水浴に行く。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれ、購入判定が可能だよ!
青葉 由吉:ロイスは……藤枝ちゃんはさっきP優勢にしたのでよし!
GM:わ~~い
青葉 由吉:購入どうしようかな
青葉 由吉:じゃあ強化素材チャレンジ
青葉 由吉:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 10[9,10]+3[3]+4 → 17 → 成功

GM:おおっすごい
青葉 由吉:やった
余目 長流:やったー!
青葉 由吉:あまるーにあげるー
蜂屋 忍:ナイス~
浦野 聡美:さすがだぜ
GM:いまもらっておいていいよ~
余目 長流:じゃあ貰って、愛刀に即使用し攻撃力を1上げます!
余目 長流:BIGLOVE
青葉 由吉:いえい、以上です
GM:では、これでこのシーンは以上だよ~!

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ミドル3

GM:次のシーン。海水浴シーンだ!!全員登場!!
GM:侵蝕率を上げて登場してね!
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(41 → 47)
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(50 → 53)
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(42 → 52)
GM:浮かれてる子がいるようですのう
浦野 聡美:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 2[2]+45 → 47

蜂屋 忍:べ、別にぃ↑
GM:裏返ってる裏返ってる
GM:じゃあこのシーンはですね 先におおまかな流れを話すと
GM:海で集合し⇒ワイワイするための判定をふたつほど挑戦してもらい⇒いい感じになり
GM:⇒そしたら後半戦としてシナリオの本筋が進むイベントが…なんか…あります
GM:けっこう長いシーンになる予感
GM:まず最初の導入なんですが
GM:もう男子たちに水着姿で待機してもらおうかと思います
蜂屋 忍:ふむふむ!
浦野 聡美:ホホウ!
GM:どうせ全員、地元ですからね
青葉 由吉:わくわく
GM:それぞれ着替えた状態で集合しようということになったんでしょう
GM:ソワソワしてな!
───────
GM:U市海水浴場。
GM:きらきらと輝く砂浜、聞こえてくる波の音。潮風が吹き抜け、海の湿度と香りを伝える。
GM:どちらかというと親子客が目立つビーチに、さんさんと夏の日射しが降り注いでいる。
GM:快晴。ビニールシートを敷いてパラソルの下、キミ達は砂浜で女子たちを待っていました。
浦野 聡美:「日陰でもアチ~」
浦野 聡美:膝まである海パンとラッシュガードを着ている。海なのでコンタクトだ。
蜂屋 忍:「晴れて良かったじゃん」クーラーボックスにペットボトルを入れていく。
青葉 由吉:「熱に光に紫外線、どう考えても屋外で過ごす気候ではないように思えるのだが」
青葉 由吉:「それ以上の何かがあるのだろうか、海水浴というのは」
青葉 由吉:上にシャツを着て、下は部屋で見つけた(明らかに学校指定ではない)ハーフパンツの水着。
余目 長流:肩に釣り竿ケースに入れた日本刀を吊って、上は白いサマーパーカー、下は波のように青いバミューダ―パンツを履いている。
余目 長流:「まあ、そんな事よりもだ。我らがお姫様の水着が一番気になる訳だが、なぁ」
浦野 聡美:「今更な話だなァ~……。でも、言われてみりゃそうか……? あったかくないと泳いで遊べないからじゃないか?」
浦野 聡美:「余裕だな長流。ちょっと緊張してるぜ俺は」
蜂屋 忍:「おし、喋りながらでいい。今のうちに準備運動しとくぞ」
蜂屋 忍:シンプルなハーフパンツにパーカー。地味。
余目 長流:「屋外が苛烈な環境だから、冷たい水が気持ち良くなるのさ」ビーチサンダルで軽いステップを踏みながら。
余目 長流:「この前から本当に不思議な事を言うね。青葉ちゃん」
蜂屋 忍:「女子が来たらそれどころじゃなくなるの目に見えてるからな……!」
蜂屋 忍:言いながら屈伸。
青葉 由吉:「なるほど、参考になる……」
浦野 聡美:「怪我すると本当に盛り下がるし、気をつけておくか……」適当に体を動かす。
蜂屋 忍:「まあ何がある、と具体的に言われると難しいけど……なんだろうな」
余目 長流:「心臓破裂しないようにな~★」意地悪く笑って。
蜂屋 忍:「余裕ぶっこきおって。お前ある意味二回攻撃喰らうだろうに」
青葉 由吉:「運動前に準備、それは合理的だな」一緒に真似をする。
GM:ではそんな風に、キミ達がよいせよいせと体を動かしていると。
余目 長流:「ああーー、楽しみだよな。いやぁ、口元がどうしてもゆるんじまう。お」
浦野 聡美:「よいせよいせ」
GM:サンダルを履いた白くてつややかな足がカメラに映りこみます。女子たちの足音。
藤枝 梨々子:「男子ども~!お待たせ~!」浮き輪やビーチボールを手にした少女が、ぶんぶんと手をふる。
藤枝 梨々子:ボブショートを小さいおさげにしている。羽織ったラッシュガードの下は、ひまわり色のビキニに、デニムのショートパンツ。
余目 長流:「いやぁ、元気良いねぇ。ショートデニムが健康的で実によろしい。藤枝ちゃんに良く似合っている」
魚見 あん奈:「ごめんね、待たせちゃって」深い紺のシンプルなワンピースタイプの水着。装飾が少ない分、すらりとした女性的なシルエットが際立つ。
魚見 あん奈:ちなみに背中が深く空いており、背中のラインなどがすごい見えてすごいびっくりする。
青葉 由吉:(なるほど、先日ともまたずいぶん違った格好だ)
藤枝 梨々子:「え~!? ありがと余目くん、もっと言ってもっと言って~」はにかんで笑う。
青葉 由吉:(基本的に面積が小さいのだな)
魚見 あん奈:「いいね、海。気持ちよさそう」ぐっと伸びをする。
青葉 由吉:(もっと言うと喜ぶのか? わからない)
余目 長流:「魚見ちゃんは自分の武器が良く分かってる。綺麗な体のラインを崩さないスタイルだ」浦野くんをつつき。
蜂屋 忍:とんとん、と肘で青葉をつつく。
余目 長流:何とか、言えや。こら。みたいなジェスチャーだ。
浦野 聡美:「やァ、準備万端じゃないの」「足元気をつけてな……」通り過ぎる魚見さんを目で追い、背中を見てぎょっとしている。
青葉 由吉:「む」
蜂屋 忍:「なんか、ほら。感想とか」
蜂屋 忍:「ナガルほどじゃなくてもいいけど、なんかさ。ない?」
魚見 あん奈:「なに、なに」振り返る。
青葉 由吉:「感想か……運動に適した合理的な格好だと思う」
青葉 由吉:「また、初めて見る格好なので少し驚いた」
浦野 聡美:「……ビーチバレー、あとでみんなでやろうぜ~」「良いんだか悪いんだか分からん反応だな、由吉は……」
藤枝 梨々子:「わぇっへっへっへ……」照れてラッシュガードのファスナーをシャッシャと開け閉めしている。
青葉 由吉:これは全員の水着全体について言ったのだが、なんとなく藤枝さんにむけて言ったように聞こえたかもしれない。
浦野 聡美:「な、なにってなンすか」魚見さんに。「いやなにやってんのフジエダそれは!?」
余目 長流:「ま、ご本人様が喜んでるんだから良いっしょ」小型犬みたいだなぁ。という風情で藤枝ちゃんを見やり
蜂屋 忍:「お互い照れてんですかねえ」
魚見 あん奈:「なにか言ってくれるのかと思って…」「ふふ、梨々子照れてる」
中森 波来:「…いや」
青葉 由吉:真似してシャツのボタンを開けて閉めて、特に理由がわからないので首を傾げている。
中森 波来:「普通にキモいんですけど」タッセルのついたモスグリーンのビキニ。目とか眉がいつもより濃い気がする。メイク…?とかいうやつをしているのかもしれない。
中森 波来:「女子にキモい目向けてんじゃねーし」
浦野 聡美:「なんか交信してんね」由吉と藤枝さんを見て。
余目 長流:「お。いいじゃん。さっすがお洒落もしてきてるしさ。あぁ、俺の目を独占したいとか?そうゆうやつですかね」
中森 波来:「は?死ね」
余目 長流:その姿を見てうんうんと頷き。
中森 波来:「なにそのサングラス…やめた方がいいよ」
湖東 歩:モリさんの後ろで、もじもじしている。
湖東 歩:恥ずかしそうに両手を前で組んでいる。白ビキニ。なるべく露出が控えめなものを選んだのか、ボトムはレースのミニスカート。つややかな黒髪をおさげでまとめている。
余目 長流:「溺死したら、浜で商売してる皆さんに迷惑だろ?それに、ほら、たった今、寿命も延びた」
浦野 聡美:「軽口叩かないでほめるだけにしときゃいいのに」
蜂屋 忍:「いやでもナガルのこういうとこ、真面目にすごいと思うわ。ちゃんと褒めるの大事……」さとみーにぼそぼそと話していたら
蜂屋 忍:視界に入った。
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:「………」
蜂屋 忍:「…………」
湖東 歩:「あ………」気付く。
浦野 聡美:「よう、湖東さん! 今日はよろしくな」「ほら、みんないるぜ」
青葉 由吉:「?」蜂屋くんの様子に少し疑問を覚え。
余目 長流:湖東ちゃんへのコメントは、この空間の空気を壊さないように敢えて言わない。ご馳走様である。
青葉 由吉:肘でつついてみる。
蜂屋 忍:「ぐっ……」
湖東 歩:「あっ」こくこくと頷く。「ありがとう、浦野くん…。うん、今日はよろしくね」
蜂屋 忍:促した手前、退けない。
湖東 歩:「私、みんなで海水浴なんて初めてだから。誘ってもらえてうれしい…」
蜂屋 忍:「あ~……」
魚見 あん奈:「歩さん、ずっとこれ言ってるの」
藤枝 梨々子:「わたし達も、歩さんと遊べて楽しいよー!」
蜂屋 忍:「そっか……なら、よかった……んじゃ、ないか……」
湖東 歩:「うん、あの」ちょっとうつむきがちになる。「水着も…みんなに選んでもらったの」
余目 長流:さり気なくサングラスを外す。言われたからでもあるが。
余目 長流:「ハッチが選んでやれば良かったのになぁ」
余目 長流:「ふっ」
蜂屋 忍:じろりと一瞬、ナガルに視線を向けたあと。
蜂屋 忍:「……いいじゃん。似合ってる」
蜂屋 忍:視線を向けて、どうにかそれだけ返した。
浦野 聡美:「ん~……。なんかもうこの時点で」みんなをチラッと見たあと、魚見さんにニーッと笑う。「既にかなりやってよかったって感じだ」
余目 長流:「あぁ、荷物あれば持つよ。男どもなんて、ここぞとばかりに労働力に使って欲しいね」
青葉 由吉:(『似合っている』がキーワードなのか。そうか。いろいろな形状があるようだが……)
魚見 あん奈:「ふふ…本当だね」目を細めて返す。「いま、すっごい青春してるって感じする」
魚見 あん奈:「自分で言うのもなんだけどさ…」
瀧山 智砂:「あら、大事よ」ひょっこりと会話に入り込む。
瀧山 智砂:桃やオレンジを基調にした花柄の水着。ビキニのうえに腰にはパレオを巻いていて、女性らしい柔らかなスタイルによく似合っている。
瀧山 智砂:長い茶髪はまとめていて、いつもより気さくな雰囲気だ。
余目 長流:「この浜が一気にハワイになったな。先生、流石の大人の魅力ですね。お美しい」
瀧山 智砂:「こーら、ふざけないの」微笑む。女性らしい柔らかなスタイル。大人である。
瀧山 智砂:「今日は夏休みだし、先生も先生だってこと忘れて、はしゃいじゃおうかなって思ってるの」
藤枝 梨々子:「えーいいじゃんいいじゃん!遊びましょうよー!」
余目 長流:「いえいえ、太陽に照らされて波間に浮かぶ大輪の花の華やかさ。みたいな~★」
浦野 聡美:「それがいいですよ。せっかく遊びに来たのに引率ってのも楽しかないでしょう!」
中森 波来:「はよ死ねよ…」余目くんのスネを蹴っている。
浦野 聡美:(そもそも来るんだ!? って話なんだけれども……)
蜂屋 忍:「ご面倒おかけしないようにこっちも気をつけるんで」
余目 長流:「いてっ。夏、最高……」呟く、その言葉が波の音にかき消されていく。冷たい視線もそんなに気にしないのであった。(少しは気にする)
瀧山 智砂:「そう言ってくれると嬉しい」パッと笑う。「みんなで羽目を外して、楽しんじゃいましょう!」
青葉 由吉:なるほど、成人女性というものはこのような感じなのかーという顔。
藤枝 梨々子:「青葉くんも」振り返って笑う。「もう、海入った?」
青葉 由吉:「いや。まだこれからだ。先程水の涼しさについて教えてもらった」
余目 長流:「妬くやくのは肌だけにしようぜ。ま、波来もさ、今日は楽しもうぜ。仏頂面じゃもったいないって」
青葉 由吉:「そうだ、藤枝さん」
余目 長流:「俺は笑顔の方が好きだね。どんな表情も綺麗とは言えだ」
青葉 由吉:全員の水着を見た上で、様々な要素から考慮した結果。
浦野 聡美:「お前が大輪の華ばっかりほめるからだろ」ここぞとばかりに茶化す。
中森 波来:「ほんと死ね浦野!」
青葉 由吉:「似合っていると思う、その格好は」
藤枝 梨々子:「ん?なに……」
藤枝 梨々子:「おっ、うわははっははは………」ファスナーをシャッシャを開け閉めする。
青葉 由吉:特に上着が紫外線対策として良い、などと考えているが、それは特に伝わらないと思う。
藤枝 梨々子:「ふ、フジエダ喜んじゃうから!そんなこと言われると…あはははは!も~!」
青葉 由吉:(本当に喜ぶんだな……)
蜂屋 忍:(なんかずっと調子変だけど、あれなら大丈夫そうか……)
藤枝 梨々子:先にぱたぱたと海の方に走り出す。「行こう行こう、青葉くん! はやく波を感じないともったいないぜ!」
蜂屋 忍:青葉と藤枝の様子を確認して。
蜂屋 忍:誰もこっちを見ていないのを再確認。
蜂屋 忍:「湖東」
湖東 歩:「…あ、私?」ぱっと蜂屋くんを見上げる。
湖東 歩:「なあに?」
蜂屋 忍:「髪。まとめてんの」
蜂屋 忍:「……なんだ」
蜂屋 忍:しばし躊躇ってから。
蜂屋 忍:「かわいい。そっちも」
湖東 歩:じっと言葉を待っていて。「………」
湖東 歩:「えっ……」ほんのり頬を赤くする。「そ、そう……?」
蜂屋 忍:かぁぁ、と顔を赤くして。
蜂屋 忍:「じゃ!ちょっと俺も海行く!」
湖東 歩:「あ、あっ……蜂屋くん……」
湖東 歩:照れたようにおさげにした黒髪を指で弄る。それから。
湖東 歩:「待って…」追いかけて、砂浜を蹴る。
蜂屋 忍:バタバタと海の方に行こうとして、追ってくる気配に速度を緩めた。

GM:ではここで、みんなで交流を深めてもらうための判定が発生します。
浦野 聡美:交流判定だ!
藤枝 梨々子:「よーーし、みんな~~!」 海遊びをするみんなに、ビーチボールを持って楽しそうに声をかける。
藤枝 梨々子:「ビーチバレーするぜ~~!」
浦野 聡美:「Volleyball!?」
蜂屋 忍:「yes,beach volley.」
藤枝 梨々子:「あっはっは!発音うま!」
GM:というわけで1d100でダイスを振りな!
浦野 聡美:ヨシャーッ
蜂屋 忍:うおーっ
余目 長流:あいよ!
青葉 由吉:うおー
浦野 聡美:1d100
DoubleCross : (1D100) → 50

青葉 由吉:1d100
DoubleCross : (1D100) → 88

蜂屋 忍:1d100
DoubleCross : (1D100) → 59

余目 長流:1d100
DoubleCross : (1D100) → 36

浦野 聡美:逆にすごいなおまえ
GM:数字の近い順でチームをわけるぜ
蜂屋 忍:ぴったり半分
蜂屋 忍:なるほどね
GM:Aチームが余目・浦野! Bチームが蜂屋・由吉!
GM:ヒロインズも振ります
藤枝 梨々子:1d100
DoubleCross : (1D100) → 35

魚見 あん奈:1d100
DoubleCross : (1D100) → 35

湖東 歩:1d100
DoubleCross : (1D100) → 21

瀧山 智砂:1d100
DoubleCross : (1D100) → 84

中森 波来:1d100
DoubleCross : (1D100) → 26

GM:数字一緒の二人をAチームにしちゃお
GM:Aチームが藤枝・魚見! Bチームが湖東・滝山・中森!
GM:では、これからこのチーム分けでビーチバレーを行っていきます!
浦野 聡美:ウオーッ
蜂屋 忍:やるぞーっ
余目 長流:いくぜ!!
GM:ビーチバレーをやると…何が起こるかというとですね
青葉 由吉:どきどき
浦野 聡美:ゴクリ
蜂屋 忍:何が起きるんですか?
GM:女子がジャンプしたり屈んだり、キミ達と距離が近くなったりする!
GM:キミ達にそんなの耐えられるわけがない!
余目 長流:揺れたりする!
浦野 聡美:スゲエ!!
青葉 由吉:なるほど
蜂屋 忍:耐久試験一発で終わりますね
浦野 聡美:それってつまり……チョ~最高ってことっスかァ!?
GM:なのでこれからキミ達には、女子に注目せずクールにビーチバレーで遊べるかどうか判定に挑戦してもらう!
青葉 由吉:すごい難易度
GM:〈意志〉で難易度11の判定を行ってもらい、成功するとクールにふるまえますが、失敗すると注目してることがバレます。
浦野 聡美:クール……
GM:なおですね
余目 長流:たっか!衝動判定以上の高難度にも納得すぎるぜ
GM:この判定に限り、PC達は宣言することで一回だけ他PCに対し達成値+3の支援を行うことができます。
GM:この支援は、いま決めたチームの敵味方に関係なく行うことができます。
GM:シン・バディムーブです。
蜂屋 忍:励ましあえるってことかよ!
蜂屋 忍:俺たちは仲間 ずっと友達
浦野 聡美:我ら友情永久不滅
GM:男の友情を深めたり蹴落とし合ったりしつつ…判定をするがいい!
浦野 聡美:よしゃーっ判定します!
青葉 由吉:うおー
浦野 聡美:4dx>=11
DoubleCross : (4DX10>=11) → 10[2,6,6,10]+5[5] → 15 → 成功

蜂屋 忍:こ、こいつ!
GM:こいつ!!
浦野 聡美:はいおゆ~
蜂屋 忍:鋼の意思じゃん
余目 長流:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 7[6,7]+2 → 9

GM:クソがよ~~~ッッ
GM:よっしゃ~~~ッッッ!!!
余目 長流:駄目でしたー♪
蜂屋 忍:真剣に砂の加護を使うか悩むな
蜂屋 忍:まあ使わないけどよ
蜂屋 忍:1DX+3+0@10>=11 意思
DoubleCross : (1DX10+3>=11) → 4[4]+3 → 7 → 失敗

蜂屋 忍:雑魚です
青葉 由吉:5dx+3>=11 思い出の一品ブランケット
DoubleCross : (5DX10+3>=11) → 7[1,2,3,3,7]+3 → 10 → 失敗

GM:やった~~~~~!!!!!
青葉 由吉:あっ
浦野 聡美:あまる~、自力でかなり頑張ったしバディムーしてあげたいな
青葉 由吉:マジw
浦野 聡美:あっ……!!
蜂屋 忍:ゆきっち、バディムーブいる?
青葉 由吉:実は、ほしい!!!
GM:シン・バディムーブは数人で重ねかけしてもいいよ~
青葉 由吉:あっそうなん!
蜂屋 忍:じゃあゆきっちにあげよう
浦野 聡美:!!
GM:男の友情 深めていけ
青葉 由吉:うれしいありがと
余目 長流:この判定で使うと、次の判定では使えない?
蜂屋 忍:でも俺は覚えてるからな ゆきっちがかなり危なかったことを
青葉 由吉:くっ……
GM:使えません こんなアホな支援 この判定でしか許しません
青葉 由吉:はっちんにも誰かと重ね掛けしたら成功なのか
浦野 聡美:俺が成功したのは……そのぶんバディムーをみんなにあげるため!
蜂屋 忍:た、たすけ……
余目 長流:じゃあ使い得なんだ。俺のをあげようハッチ
青葉 由吉:せっかくだし自分ははっちんにあげたいな
蜂屋 忍:あ、ありがとう……!
青葉 由吉:重ね掛け!
余目 長流:あ。どうぞ。どうぞ。
浦野 聡美:じゃあ私はあまる~に使います!
GM:え~とじゃあ整理すると
GM:はっちん⇒ゆきち さとみ⇒あまる~ あまる~・ゆきち⇒はっちん
GM:このように支援を行うことで…全員成功したようですね!
蜂屋 忍:ちょっとまって!
蜂屋 忍:相談!
浦野 聡美:ムムッ!
GM:ホホ~~ウ
蜂屋 忍:失礼、オマタセシマシタ
蜂屋 忍:ゆきっちへのバディムーブ取り消し!
GM:www
蜂屋 忍:済まねえ!こっちでいっぱいいっぱいなんだ!
GM:いいぞ!
青葉 由吉:うおー失敗するぞー
浦野 聡美:私もやっぱ支援するのやめます なんか急にばれてもいいかって……
蜂屋 忍:気回してる場合じゃなかったわ!
浦野 聡美:そう思い始めました
GM:ワハハ その調子だぞ
GM:じゃあ、自前で成功したさとみと、あまるーとゆきっちの支援をもらったはっちんは判定クリア!
余目 長流:そりゃあ……見ますよ。
GM:青葉君と余目くんはバレます
浦野 聡美:ちょうど両方ともネットの向こうにいるわけですもんね
青葉 由吉:ばれた……
浦野 聡美:なんて見やすいんだ
蜂屋 忍:正面から見てるのはごまかせなかった

GM:砂浜に設けられたビーチバレーコートで、キミたちは決めたチームごとに分かれる。
魚見 あん奈:「私、サーブしたい。いいかな」ボールを受け取る。「ふふ。余目くんも浦野くんも運動得意そうだから、心強いね」
藤枝 梨々子:「心強いっすよ! 勝ってちさちーにかき氷おごってもらおうぜ~」ぐるぐる腕を回している。
余目 長流:「浦野聡美は、そうだね。運動は苦手だけど、愛の力でカバーするでしょ」
浦野 聡美:「やりなやりな! やりたいことやったもん勝ちだよ!」「いや、さすがに長流の運動能力と比べるのは勘弁してくれ……」
余目 長流:「おそらく、きっと、なぁ、頑張れ色男」
魚見 あん奈:「ふふふ、やったもん勝ち」目を細め、ボールを構える。
浦野 聡美:「うっせ長流! じゃあ向こうも強いじゃんな!?」
余目 長流:「なに、こっちも手加減しないぜ。はっは、そっちのチームの皆さん惚れんなよ~★」
魚見 あん奈:コートの端まで行って、ボールを打ち出す。「えいっ」
余目 長流:先生と波来さんの方ににウインクなどして
魚見 あん奈:ぽうんっとボールが宙に浮く。
中森 波来:見ていない。
浦野 聡美:「それにほら、向こうにもお前と同じくらい動けるのがいるだろーー」
瀧山 智砂:「まあ、余目くんったら。できるかな~?」くすくす笑う。
湖東 歩:「……あ!」ボールだけ見て、とことこと砂浜を移動する。
浦野 聡美:案外いつも通りにそつなく行動できていることにほっとしていた。
蜂屋 忍:「お、来たか、っと!」やや遠くからボールの落下点へ走り出す。
湖東 歩:後ろ向きに走るように、つややかな黒髪が揺れる。「っと…」
青葉 由吉:「……あ、待て、そのままでは……」声をかけたが。
蜂屋 忍:「おわっ、あぶっ……!」
湖東 歩:そのまま、蜂屋くんにぶつかりそうになる。なんか華奢で小柄だ。かわいい。
湖東 歩:「えっ…?」後ろを振り向く。
蜂屋 忍:「……!」
蜂屋 忍:「だいじょぶ、そのまま!」
湖東 歩:「ひゃっ…、あ、うん、」どきまぎしたようだったが、持ち前の運動能力でそのままボールを受ける。
蜂屋 忍:なんとか体を捻ってかわす。砂浜に倒れ込みながら。
湖東 歩:「えいっ…」軽くジャンプするようにしてボールを返す。レースのスカートが揺れる。
浦野 聡美:「藤枝~! 頼んだ!」
蜂屋 忍:「悪い、任せりゃよかった……」
藤枝 梨々子:「あ、上手上手!」楽しそうに言う。「おっけー! フジエダに任せな~!」
蜂屋 忍:立ち上がろうとして、下から湖東を見上げる。
蜂屋 忍:色々目に入る。スカートから伸びた長く白い脚とか。いろいろ。
湖東 歩:「わっ…」転んだ蜂屋くんを見て、反射的にレースのスカートを抑える。
蜂屋 忍:「わ、わるいっ」
蜂屋 忍:別に悪いことはなにもしてないはずだが、反射的に謝る。
湖東 歩:「うっ、ううん…。わ、私も蜂屋くんに任せればよかったと思うし…」
中森 波来:「蜂屋、いま歩さんのことエロい目で見てなかった?」
蜂屋 忍:「は!?」
中森 波来:「まじキッモ…。やめてよ、歩さんは純粋なんだから」
蜂屋 忍:「いや、おま、ちっが……!」
湖東 歩:「も、モリさん! 蜂屋くんはそんな人じゃないから…!」
余目 長流:「俺じゃあるまいし、ハッチがそんな目で見るわけないだろ」
蜂屋 忍:「な、ナガル……!」
中森 波来:「それもそうか…」
蜂屋 忍:(すまん正直大分見てた!後で奢るわ!)
余目 長流:「波来に悪影響を植え付けてしまったなぁ。男性不振になったのなら俺が責任を取っても良いぜ」
湖東 歩:「え~~……っ!?」
浦野 聡美:(それでいいのかよ三人とも……)
青葉 由吉:「ビーチバレーに集中をするのではないのか?」
中森 波来:「キッッモいから!」
藤枝 梨々子:「そうだぜ~~っ」ぱたぱたとボールの落下地点に向かって駆けている。
青葉 由吉:「スポーツは勝敗に向けて真剣に取り組むものでは……」
藤枝 梨々子:「青葉くん、取ってみやがれ!」「フジエダのスーパーレシーブ…」
藤枝 梨々子:「よっと…」ととと、と波に足を突っ込む。ジャンプ。
青葉 由吉:「あっ」
青葉 由吉:「足元が不安定な場所では危険性が……」
青葉 由吉:それだけではなくて。
藤枝 梨々子:「うあっ」ばちんと音がなって、ボールを弾くようにして返す。「あははっ!ほんとだ!」
青葉 由吉:気合いを入れて、楽しそうにボールに向かうその顔を見て。
青葉 由吉:(あの漫画を描いていた時も、ああいう調子だったのだろうか?)
青葉 由吉:そんなことをふと、考えてしまったので。
藤枝 梨々子:それでも、すぐ近くにいた青葉くんに向かって、ボールは飛んでいく。
蜂屋 忍:「ユキッチー、ボールボール!」
青葉 由吉:勝敗に向けて真剣に取り組むはずが、対応が遅れる!
藤枝 梨々子:コートの端にぶつかり、ぽてんと落ちていく。
青葉 由吉:「……あっ」
浦野 聡美:「おお、絶妙」
青葉 由吉:「すまない。気が逸れてしまい……」
藤枝 梨々子:「えー! 取ってよ~!青葉くん~!」
瀧山 智砂:落ちたボールを、ひょいっと拾いあげるようにする。「まあ、まあ」
蜂屋 忍:「いや、そっちの得点だろ」苦笑しながら
瀧山 智砂:青葉くんを見やる。「それどころじゃなくなっちゃったのかしら?」
青葉 由吉:「次回の試行は必ず成功させる!」
藤枝 梨々子:「あはは!かっくいー言い方する~」
青葉 由吉:なんとなく、ここしばらく奇妙に無表情だった顔が、少しだけ焦っているような、そういう顔になっていたかもしれない。
瀧山 智砂:「ふふ。じゃあ、こっちのサーブね」
中森 波来:「ちさちーやっちゃえ~」
浦野 聡美:「英語教師の体育を見るのは初めてかも」
瀧山 智砂:「よーし。やっちゃうぞ~」ムッと真剣な顔をし、のんびりとした動きでボールを構える。
瀧山 智砂:パレオの隙間から太ももが覗く。魅惑的である。
瀧山 智砂:「えいっ」明らかに不慣れそうなサーブ。少し調子の外れた方向にボールが飛ぶ。
中森 波来:「あっ、やば」
余目 長流:長い俺の足がボールを追う。
余目 長流:さて、唐突ではあるが、多少、心情いいわけを語ろう。
余目 長流:くどいようだが、俺は高校2年生、若さがあふれているのだ。その上で、俺はC級であるがゲーム実況配信者である。
余目 長流:目の前で、あんな宝具水着や、そんな礼装健康的な体が、躍動的に飛び交う戦場に平静でいられるだろうか?
余目 長流:「いられないんだよなぁ、これが。はっはっはっ」
余目 長流:端正すぎる貌から力が抜けていく。見方によっては魅力的な甘い笑みだろう。勝負の最中にする顔ではないが。(自分の贔屓目100%の表現)
浦野 聡美:「なんかへにゃへにゃしてないか!?」
魚見 あん奈:「余目くん、ボール!ボール!」
中森 波来:「オミ!余目を見るな!汚れる!」
余目 長流:ボールを何とか返す。肩が未だに微かに震えている。
余目 長流:やばい。にやけが止まらん。
蜂屋 忍:「そ、そこまで言わなくても……なあ……?」助けてもらったから弁護したいが、うまくいかない。
蜂屋 忍:「あ、あいつも楽しいんだよ、うん」
余目 長流:「くくっくく……あぁ、大丈夫。OK。俺の知性は優秀だ」
青葉 由吉:「少なくともボールは返っている。問題はないのでは?」
瀧山 智砂:「あら?」サーブ後の姿勢で、ゆったりと屈む。なんかすごい…揺れたりする。
中森 波来:「マジで死んでほしい…」
余目 長流:「うん。来てよかったな。青春夏の海って言うのは澄んでいて、清いもんだもんな」
瀧山 智砂:「余目くんったら、まったく。私をそんな目で見て、どうするつもりなのかしら…」満更でもなさそうにしている。
中森 波来:イライラしている。
GM:そのような調子で、キミたちはビーチバレーに興じたのだった。

GM:その後、みんなでかき氷を食べるショットや、浮き輪でぷかぷかする女子たちのショットを挟んだ後、
GM:夕暮れが近付く。
GM:キミ達は、砂浜で藤枝梨々子がしゃがみこみ、こそこそと何かに興じている姿を発見します。
浦野 聡美:「ん?」ビーチパラソルを畳みつつ。
藤枝 梨々子:「……」ひとり、砂を積み上げている。何かを作ろうとしているらしい。
青葉 由吉:「何かあったのか?」
青葉 由吉:「……?」
余目 長流:「ふぅーん、藤枝ちゃんが、あそこに一人いるな」チャンスじゃないか?というニュアンスである。
青葉 由吉:「ああ、藤枝さんは複数人は存在しないな」わかってない。
余目 長流:「そっちの意味の一人ではない。心に二人、人間を飼ってる奴もいないではないが」例えば極度の緊張戦闘状態になった時の自分であるとか。
浦野 聡美:「今ボケなくていンだって!」
蜂屋 忍:「一人だから、今ユキッチがいけば二人きりだぜ、って話よ」
青葉 由吉:小さく自分の頭を小突いてみるが、『青葉由吉』が目覚める様子はない。
青葉 由吉:「私が?」
青葉 由吉:「それは……」
青葉 由吉:「なるほど、会話のきっかけになるということか」
青葉 由吉:意外と乗り気だった。
蜂屋 忍:「会話。まあ、会話か……っつーか」
蜂屋 忍:「なんだかんだ、ちゃんと聞いてなかった気がすんだけど」
蜂屋 忍:「ゆきっち、藤枝気になってんの?」
青葉 由吉:「それは、そうだが」
青葉 由吉:「彼女とは何度か遭遇し、会話を重ねているし、どれも興味深い」
青葉 由吉:「もっと知りたいと思った」
浦野 聡美:「じゃ行ってきなって」「調子出しちゃいなよ」
余目 長流:「後で合流すりゃ問題ないでしょ」
青葉 由吉:「そうか。こういう時はそうするものか。よし」砂浜を進もうとして。
青葉 由吉:「ありがとう。君たちは……以前も今日もずっと親切だな」
蜂屋 忍:「今更じゃん」ぷっ、と笑って。
浦野 聡美:「よせやい」
余目 長流:「人に親切にすると、自分にも返って来るからねぇ~★」
蜂屋 忍:「……あんさ」
青葉 由吉:(本来は、その好意も、藤枝さんへの興味も、青葉由吉が得るべきものなのだろうが)
青葉 由吉:「うん?」
蜂屋 忍:真剣な顔をする。
蜂屋 忍:「俺ら、もう高2なわけじゃん」
蜂屋 忍:「来年はもうこんなふうに遊ぶ時間ないかもしんないし」
蜂屋 忍:ない、と断言したくはなかった。
蜂屋 忍:「その後は……卒業だろ」
浦野 聡美:「かもしんねえ~……」
青葉 由吉:「………」
余目 長流:「地元でうだうだやってるかもだけどね」
蜂屋 忍:「だったらいいって俺も思うけどよ」
蜂屋 忍:「藤枝が進路どうするかわからんじゃん」
蜂屋 忍:「だから……なんだ。あんま時間ねえぞ、ってのと」
蜂屋 忍:「応援してっからな」
浦野 聡美:「世界一いいやつじゃん」
青葉 由吉:自分の時間は、彼らが思っているよりもないのかもしれず、あるいはありすぎるのかもしれず。
蜂屋 忍:「ったりめーだろ。フラれたら飯ぐらいは奢ってやんよ。年上として」
余目 長流:「ま、ハッチの言いたいことは分かるよ、ジャストワンチャンス。なんであれ幸運をモノに出来る機会は貴重って事ね」
青葉 由吉:「……ありがとう。私は」
青葉 由吉:「行ってくる。機会を逃さず」
青葉 由吉:笑う練習をした。未だに、上手く口角が上がらないが。
青葉 由吉:それでも、半端な成果だけ見せつけてから歩いていく。手を振って。
藤枝 梨々子:近付くキミに気付かず、黙々と手を動かしている。
青葉 由吉:「藤枝さん」少し離れたところから声をかけた。
藤枝 梨々子:「うひゃおっ」ビクッッと分かりやすく驚く。
青葉 由吉:(驚いている。少し安全策を取ったのだが)
藤枝 梨々子:「はっ」振り返る。「あっ、青葉くん! 青葉くんだったか~…」
藤枝 梨々子:「何か…何か用かね?」
青葉 由吉:「ああ。何をしているのか興味を持って来た」
青葉 由吉:直立不動で話しかけていたが、少しだけ腰を落とす。
藤枝 梨々子:「あっ、こ、これはね…!」ワタワタとしきりに両手を動かしている。
GM:それは、砂を積み上げてつくった、作りかけの砂の城だ。
GM:おそらくそのつもりなんだろう、ということがようやく読み取れるくらいの出来だ。稚拙な部分が目立つ。
青葉 由吉:「城塞の再現だろうか。図書館で図版を見た」
GM:積み上げてお城のようにした部分に、貝殻を何枚か貼り付けている。
藤枝 梨々子:「そっ…そうなんだけど……」みるみるうちに顔が照れていく。
藤枝 梨々子:「ちょっ…ちょっと…こういうものに憧れがあって的な…フジエダ、柄にもないことしちゃった的な…!?」
青葉 由吉:(赤いな……血液の移動が著しい)
藤枝 梨々子:「でも…あれっすね…、素人が上手につくれるもんでもなかったですね…!」
青葉 由吉:「柄というのを君は気にしているように聞こえるが」
青葉 由吉:「私は君のことを未だによく知らないから、合っているのかいないのかもわからない」
青葉 由吉:「気にすることはないと思う」
藤枝 梨々子:「それは……」言葉に詰まり、少しゆらゆら貧乏ゆすりする。「……」
青葉 由吉:がさがさと砂を集めて、山のようなものを作る。
青葉 由吉:「なるほど、難しいな。確かに素人では。君の方がずいぶん凝っている」
藤枝 梨々子:「あはは、本当はね、あの漫画に出したみたいな、豪華な宮殿にするつもりだったんですけどね……」
GM:そんな風に話していると。
魚見 あん奈:「梨々子」遠くから手を振る。「何してるのー? こっちでまたバレーやろうって話してるんだけど」
藤枝 梨々子:「あ、今行く!今行く!」パッと顔を上げ、立ち上がる。
藤枝 梨々子:「ま、まあほんと、気にしないで…!ありがとうね、青葉くん!」
青葉 由吉:「気にはしないが……」見送る。
藤枝 梨々子:はにかんで去っていく。
GM:砂浜に、つくりかけの藤枝梨々子の砂の城が残される。
GM:というわけでここから
GM:藤枝梨々子が半端につくった砂の城を、キミ達がうまく完成させられるかどうか、判定に突入していきます!
GM:もちろん…男子で協力して行ってもらう!
GM:各自、〈芸術:砂の城〉もしくは〈知識:女心〉で判定。合計達成値が20に到達すればクリア。
GM:なお、失敗した場合でも、達成値に応じた反応を女子が行うことでシナリオが進行します。
浦野 聡美:!?
GM:達成値ごとの反応はおおまかにこんな感じ。
浦野 聡美:砂の城か……女心!
GM
4〜9:何してんの?
10〜14:頑張ったのはわかる
15〜19:あはは良いじゃんかわいい
20〜:えーすごーいかわいいー!

余目 長流:達成値に応じた反応を女子が行う!なんという斬新なシステム
GM:成功してもしなくてもシナリオには致命的に影響しない判定ですが、せっかくだし……皆のかっこいいところ、見たいな……!
浦野 聡美:がんばりて~~~!!
青葉 由吉:うおーーーーーー
余目 長流:4~9が波来さんなのはわかるw
GM:今回は特殊支援ルールはないよ!各自がんばって判定に挑みましょう!
浦野 聡美:振るなら降るぜ!
浦野 聡美:知識でいこう、素のダイスが多いから
GM:まさかさとみ…!?女心を…!?
浦野 聡美:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[1,4,7,9] → 9

浦野 聡美:なにしてんの?
蜂屋 忍:ずいぶん分かってるじゃねえか 女心
GM:こいつッッ”知って”やがるッッ
青葉 由吉:すごい!
蜂屋 忍:俺に女心はわからない。精神1だから
浦野 聡美:一人ではここが限界だ…!!
GM:かわいい
蜂屋 忍:芸術:砂の城で判定!
蜂屋 忍:3DX+0+0@10 芸術:砂の城
DoubleCross : (3DX10) → 10[4,9,10]+4[4] → 14

蜂屋 忍:ひれ伏せ
青葉 由吉:すっご
GM:こいつ……!!
蜂屋 忍:モルフェウスだからね?
余目 長流:女ごころが分かりまくってるー
GM:C(9+14)
DoubleCross : c(9+14) → 23

青葉 由吉:えっじゃあこのまま知識:女心で振ります
浦野 聡美:インスタント築城!?
GM:いってしまえ!
青葉 由吉:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 7[1,5,6,7,7] → 7

余目 長流:じゃ、最後のオマケ
余目 長流:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 7[1,7] → 7

青葉 由吉:おそろい!
GM:仲良し!
余目 長流:ズっ友
GM:C(9+14+7+7)
DoubleCross : c(9+14+7+7) → 37

GM:うわっすごい
蜂屋 忍:だいぶすごいのができた
GM:合計37で余裕のクリア!キミ達は素人とは思えぬような見事な砂の城をつくることができるでしょう………
浦野 聡美:この城なら戦えるぜ!
GM:バカ!
GM:女心を理解しきったロマンチックなやつに決まってるでしょ!
GM:というわけでそういう感じの演出に移っていきましょう~

青葉 由吉:残された砂の城を見ながらぽつんとしゃがんでいる。
蜂屋 忍:「ユキッチ、どうだった?うまくいったか?」
蜂屋 忍:藤枝が離れていったのを見て近づいていく。
青葉 由吉:「会話という点では上手くいったが」
浦野 聡美:「いったが?」
青葉 由吉:「これが途中のまま残されている」城を示す。
余目 長流:「ふぅ、なら、やる事は一つじゃないか?」
浦野 聡美:「藤枝がゴソゴソしてたのってこれかあ」
青葉 由吉:「ひとつ?」
余目 長流:サングラスを指でくるくる回し
余目 長流:「青葉ちゃんが完成させてやればポイントアップだぜ」
青葉 由吉:「そういうものなのか……!」
青葉 由吉:ポイントとは?とかは一旦おいた。
余目 長流:「城の話もしたんでしょ?どんなのがいいとか言わなかった?」
青葉 由吉:「ああ、豪華な宮殿がいいと」
浦野 聡美:「いいね。砂祭りの手伝いをやらされたのを思い出すよ」「腕が鳴ってきた……ヴインヴインブーーーン」
青葉 由吉:「飾りも凝りたいようだったな。貝殻が飾ってあるし……」
余目 長流:「ふっ、口で鳴らすなよ」
青葉 由吉:「……おそらく、彼女は花で喜ぶのではないか、と思う」
青葉 由吉:読ませてもらった漫画を思い返しながら。
青葉 由吉:「手伝ってもらっても構わないだろうか。私は花のある場所を知らないし」
蜂屋 忍:「イメージはあんだな?よっしゃ」
青葉 由吉:「砂の城の技術もない」
浦野 聡美:「なんとかなるって」
余目 長流:「藤枝ちゃんは、乙女だもんな。まぁ、やるだけやりますか」
蜂屋 忍:「任せろ、砂だろ」
蜂屋 忍:「俺の分野だ。専門ってほどじゃねえけどな」
蜂屋 忍:「ぜってー崩れねえようには気をつけてやる。……ただし!」
余目 長流:「ただし?」
蜂屋 忍:「メインでやんのはゆきっちだからな。俺は手伝うだけ」
蜂屋 忍:「気持ちの問題。大事だろ」
青葉 由吉:「そ、そういうものか……いや」
青葉 由吉:「確かに、私がこの城を完成させたいのだ」
余目 長流:「じゃ、俺は芸術的資質には残念ながら欠けるからな。パシり担当かな」
青葉 由吉:「……不思議だな。意志の力か、これは」
余目 長流:「欲しいものを書くが良い。買ってくるよ」
蜂屋 忍:「花たのむわ、花。ぜってーナガルのが気の利いたの選べる」
浦野 聡美:「あとはほら。世界史とかのさ、イカした建築様式の書いてある資料集のページとか」
浦野 聡美:「ああいうのを思い出してみればいいんだろ? 竹串みたいなのでこまいところはチョイチョイって装飾をしてみよう」
浦野 聡美:「……まだ思い出せないけど」
蜂屋 忍:「なんとか記憶引っ張り出せさとみー、お前ならできる!」
余目 長流:「あー。浦野 聡美。ざっとで良いから絵コンテを切れ」
青葉 由吉:「良い感じの棒が落ちていた。砂浜に絵を描けないだろうか」
浦野 聡美:「パルテノン神殿しか思い出せん」「サンキュ。んま、とりあえず三面図にしてみる?」
浦野 聡美:「判断は由吉がしてくれよな。忍も言ってたけど、どの完成形がいいのかってのはおめーと藤枝のモノなんだから」
青葉 由吉:「……ああ。私と、藤枝さんのもの、か」
青葉 由吉:「彼女の印象を上手く形にしたい。やってみる」

GM:しばらくして。
魚見 あん奈:「…ん?」ふと振り返り、それに気付く。
中森 波来:「なに、オミ。なんかあった?」
魚見 あん奈:「いや、あれ…。男の子たち、何してるんだろう」指さす。
藤枝 梨々子:「……、……あっ」つられてそちらを見て、目を丸くする。
GM:女子たちは、そのままキミ達がいる砂浜へ歩いてくる。
青葉 由吉:そこにあったのは、元々の砂の城の形をある程度活かした、シンプルな造形の宮殿だった。
青葉 由吉:ただし代わりに細かい装飾の掘り込みや、貝殻や花で飾られた彩が引き立っている。
青葉 由吉:外壁には螺旋階段のような飾りが丁寧に刻まれている。
青葉 由吉:それは、ある漫画の主人公が心をときめかせて登ったシーンを思い出させるようなものだったが。
青葉 由吉:それを知っているのは、この中にたった二人だけだ。
湖東 歩:「うそーーっ……、すごい、今作ったのかな…?」小さく言って、目を輝かせてる。
湖東 歩:「プロみたい…」
魚見 あん奈:「ほんとに。男子達がこんなもの作れるなんて知らなかった…」
魚見 あん奈:「すごくかわいい」言いながら、男子達に手を振る。
藤枝 梨々子:「うん…、うん……」瞠目したまま、ついて行く。
中森 波来:「まー、そうかも…?」なんとなく納得いかないような顔をしている。
藤枝 梨々子:青葉くんを視線で探す。
魚見 あん奈:「これ、みんなで作ってたの? やるじゃん」男子達に呼びかける。
青葉 由吉:「ああ、素材を活かしながら、みんなで」
蜂屋 忍:「みんなでだけどー」
蜂屋 忍:「ユキッチが形にしたいって言ったから」
蜂屋 忍:「な?」
藤枝 梨々子:「えっ…」
浦野 聡美:「でしょ。けっこうかわいくない?」「そうそう。俺らは作ったっていうか、手伝ったってのが近いかも」
青葉 由吉:「ん、まあ……そうなる、が」
余目 長流:「当然。ま、アドバイスくらいはしたけどね。本当にそれだけ」
魚見 あん奈:「ふぅーん……」楽しそうに浦野くんを見る。
余目 長流:「形にしたい。って言ったのは青葉ちゃんだよ」
青葉 由吉:「……私が作りたかったからそうした、が」男子組を見回し。
青葉 由吉:「みんなで作るというのは、思いのほかやりがいがあった。だから」
青葉 由吉:「両方だろう」
藤枝 梨々子:後ろの方で、じっと砂の城を見上げている。
藤枝 梨々子:「す」
青葉 由吉:その様子をちらりと見て。
藤枝 梨々子:「すごい…すごいすごいすごい、すごい………」ドキドキして、頬を赤くさせている。
藤枝 梨々子:「すっっっごい………ねっ」
藤枝 梨々子:「……とか」「語彙力ない反応しかできないよフジエダ~!!」ファスナーをシャカシャカさせる。
青葉 由吉:「すごい、か」オウム返しをする。
湖東 歩:「うん、うん」にこにこしている。「私もすごいと思うよ、梨々子ちゃん」
浦野 聡美:「ナハハハ。だからなんなのよそれは」ファスナーで笑ってる。
蜂屋 忍:「いい反応もらえてよかったわ。すっげ苦戦したし、特に螺旋階段」
湖東 歩:「ここ、蜂屋くんが作ったの?」
青葉 由吉:(彼女のイマジネーションがあってこそなのだが、この場であまり言うと約束を損ねてしまうな)
蜂屋 忍:「や?そこもユキッチ。どうしてもってこだわるから、まあ崩れそうになるの抑えて抑えてなんとか」
青葉 由吉:「ああ、本当に助かった。そこは必要だったので」
湖東 歩:「へぇー…、すごくきれい……」目を輝かせて、じっとお城の装飾を見ている。
蜂屋 忍:「ずーっと絶対いる!って言ってたよなー」
中森 波来:どことなく憮然とした顔をしつつ、スマホで砂の城を撮影している。
魚見 あん奈:隣で一緒にスマートフォンの画面を覗き込んでいる。
蜂屋 忍:言いながら、目を輝かせる湖東の横顔に視線が向く。
湖東 歩:すごいね…と小さく呟きつつ、キミの隣で、夢中になってお城を見ている。
藤枝 梨々子:そんな中、こっそり青葉くんに近付く。
藤枝 梨々子:「あのっ」ひそひそ声。
青葉 由吉:「ああ、藤枝さん」
藤枝 梨々子:「あのあのあの、青葉くん……」
青葉 由吉:「うん」つられて声を下げる。
藤枝 梨々子:「すごい、すごいすごい、ありがとうっ」
青葉 由吉:「………」
藤枝 梨々子:「とかしか言えないんだけど…フジエダ…」「でも、みんなで作ってくれたの、すごい…良いね、男子、やさしいね…!」
青葉 由吉:「今気づいたのだが」
藤枝 梨々子:「うん、なあに?」
青葉 由吉:「どうも先ほどから私は、城を作りたい一方で、余計な手を入れたと君に怒られたりはしないかと」
青葉 由吉:「そのことも心配していたように思う」
青葉 由吉:「今、これは……安堵しているのだろうな。おそらく」
青葉 由吉:「よかった」
藤枝 梨々子:「えっ? えへへへ…」はにかむ。「とか言うけどさ、これって…」
藤枝 梨々子:「明らかに、あの…ヴィクトールのお城、意識してくれてるっしょ?」恥ずかしそうにまた小声で。
藤枝 梨々子:「だから、なんていうか…青葉くんのインスピレーション的な…クリエイト的な…のを」
藤枝 梨々子:「わたし、受け取ったから」
青葉 由吉:「ああ、外壁の装飾と花と螺旋階段はこだわって注文を……」
青葉 由吉:「クリエイト的な」
青葉 由吉:「そうか。そういうものか……」
藤枝 梨々子:「すごく嬉しいよ」嬉しそうにニコニコしている。
青葉 由吉:情報の集合体、というものは、激しく変化をし、何かを新しく作るものではない。
青葉 由吉:そう思っていた。これまでは。
青葉 由吉:(これも、君の影響か? 青葉由吉)
青葉 由吉:返事のない相手に話しかけながら。
青葉 由吉:「私も嬉しいのだと思う。おそらく」
藤枝 梨々子:「んっふふふ」青葉くんの顔を見て、にこっと笑う。「そっかぁ」
藤枝 梨々子:「そっかぁー……」そして、一緒に砂の城を見上げる。
魚見 あん奈:「…これ、ちさちーも喜んでくれそうなのにね」
中森 波来:「なんかいないよね」撮った写真をチェックしつつ言う。「どこ行ったんだろ?」
浦野 聡美:「あれ、いないん?」
余目 長流:「そういや、先生どうしたの?一応メッセ送るか」
魚見 あん奈:「うん。てっきり、男子たちに合流してるのかと思ってた…」
蜂屋 忍:「俺らもそっち一緒に居ると思ってた」
余目 長流:スマフォに『どこですか?』と送信。
浦野 聡美:「あんなに楽しそうにしていたのになあ。黙ってどこかに行ってしまうとは思えないけど」
青葉 由吉:「確かに長く見かけていないな……」
蜂屋 忍:「ビーチバレーの後ぐらいからか?迷子……はないよな流石に」
GM:では、余目くんがそうしてメッセージを送信したところで。
余目 長流:「智砂ちゃん先生美人だからな。心配だな。タチの悪いナンパに引っかかってないといいけど」
湖東 歩:「────!」その気配を感じて、ぱっと顔を上げる。
蜂屋 忍:「お前に勝てるナンパはそうそう居な……」
浦野 聡美:その動きに怪訝な顔になる。
蜂屋 忍:「湖東?」
GM:湖東歩に続いて、キミ達にも分かる。
GM:オーヴァードであるキミ達は、周囲から凶悪なレネゲイド────”怪狼”の気配が近付いてくるのを感じ取る!
余目 長流:「…………仕事の時間だな」
余目 長流:「湖東さん。俺達でやるわ、女の子たち頼んでも良い?」
蜂屋 忍:「ユキッチも湖東と一緒に行け。皆のことよろしく」
浦野 聡美:「クソ、ひどいタイミングだよ」
湖東 歩:「あっ、うん……」頷き、青葉くんを一瞥する。
青葉 由吉:「……いや、数がいた方が良いだろう。私も君たちといる」蜂屋くんに返す。
魚見 あん奈:「ちょっと、何が起きてるの?私に関係ある?」怪訝そうにキミ達に言う。
湖東 歩:「あっ」慌てる。「待って…違うの。大丈夫…私についてきて…」焦ったように返している。
浦野 聡美:「なにを……?」怪訝な顔。
GM:「────ォオオオン……」その間にも、”怪狼”の遠吠えが聞こえる。複数、こちらに向かって急スピードで迫っている!
蜂屋 忍:「残るったって、ユキッチお前……!」
余目 長流:「BBQの準備とかは男の仕事ってね。きっとさ」肉を切ると言う事なら、あながち間違ってもいまい。
青葉 由吉:「心配はいらない。少なくとも彼は、庇うことはできたし……」
青葉 由吉:「今は、それ以上もできるだろう」
余目 長流:「ま、本人が希望してるならいいっしょ。無理だけはすんなよ、青葉ちゃん」
余目 長流:「俺は、自分が出来る。って言うやつを疑ったりはしないからさ」
浦野 聡美:「確かにこりゃ」怪狼の群れを見やる。「食い止めるのが第一だ」
蜂屋 忍:「それは……うん、そうだな」
蜂屋 忍:自分のことを省みて。
青葉 由吉:「では、先に手間を省こう」
青葉 由吉:《ワーディング》を使用。
GM:そして。
藤枝 梨々子:《ワーディング》の作用によって意識を失う。
中森 波来:同様に意識を失い、迫る”怪狼”たちを認識できなくなる。
魚見 あん奈:その中で、怪訝な顔のまま、立ち尽くしている。
湖東 歩:「待って……!」焦ったように叫ぶ。「あん奈ちゃんは」
湖東 歩:「オーヴァード・・・・・・なの!」
GM:キミがそれに反応しようとする、と同時に。
浦野 聡美:「だっ……!?」
GM:「グゥオオオオッ!!」巨大な狼の群れがわななき、キミ達を取り囲んでいく!
余目 長流:「話は後だぜ。浦野 聡美」
浦野 聡美:「分かってはいるさ!!」
余目 長流:「生きてれば、話す機会は幾らでも作れるさ。話す口実が出来て良かったじゃないか」
蜂屋 忍:「ナガル、先制頼むぞ」
蜂屋 忍:ぎゅっと拳を作って。
浦野 聡美:「ポジティブにもほどがあるぜ……」
青葉 由吉:「まずは脅威の排除」ポケットから万年筆を取り出す。
蜂屋 忍:「俺はカバーしてっから遅れる。世界一いいやつなんでな」
浦野 聡美:「いけるんだな、由吉!」
青葉 由吉:「少なくとも、試すことは」
余目 長流:「ふぅーむ。それはいいが」
余目 長流:釣り竿ケースを開いて、愛刀である"肥前国忠吉"を引き抜き、鞘を地面に転がす。
余目 長流:「俺の方に来るって事は、あいつら牝かね」
余目 長流:「犬にモテるのは愛玩犬限定にしたいぜ」

GM:ミドル戦闘に突入します。
GM:敵は”怪狼”A~D、4体!
GM:同じエンゲージにいて、キミ達との距離は5m。
浦野 聡美:四体も!!

▼エンゲージ
(”怪狼”A、B、C、D[8])
   5m
(余目[9]、浦野[8]、蜂屋[7]、青葉[7])
[]内は行動値

GM:このようになっているぞ 怪狼はすべて行動値8でやんす
GM:敵を全員倒したら戦闘終了!がんばってやっていきましょう

GM:では、戦闘開始!
GM:1ラウンド目。
GM:セットアップ!
蜂屋 忍:なし!
余目 長流:はい!ないです!セットアップ!
青葉 由吉:『入館許可』《原初の黄:活性の霧》を自身に使用。ラウンド間攻撃力+15。侵蝕3上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(53 → 56)
浦野 聡美:なし!
”怪狼”:すべて《扇動の香り》Lv6《ターゲットロック》Lv4。
”怪狼”:A⇒青葉、B⇒浦野、C⇒蜂屋、D⇒余目を対象に指定。
”怪狼”:対象を含む攻撃を+12、ダイスを+6個します。
蜂屋 忍:むむっなるほど
GM:青葉くん、演出します~?
青葉 由吉:あ、手番にまとめてでいいです!
GM:了解です!
余目 長流:だが、それぞれの対応ナンバーを倒してしまえば!!
GM:がんばってくれ~!

”怪狼”:「グルルル……」キミ達を取り囲み、狙いを定めたようにその場で地を蹴る。
”怪狼”:二体の狼が寄りそうように動き、ひとつの個として行動している。
湖東 歩:「…みんな……」光の弓を構え、無力化された少女たちを守っている。

GM:イニシアチブ!
GM:まずは行動値9の余目くんの手番ですね
余目 長流:はい!
余目 長流:マイナーで戦闘移動します。Dに接敵しメジャーで攻撃します。
GM

▼エンゲージ
(”怪狼”A、B、C、D[8]、余目[9])
   5m
(浦野[8]、蜂屋[7]、青葉[7])
[]内は行動値

余目 長流:妨害がございましたらどうぞ!
余目 長流:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》です。
GM:この時点ではないよ~
GM:命中判定どうぞ!
余目 長流:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 6[1,2,3,3,5,5,6]+4 → 10

余目 長流:うそ!
GM:マジかよ
蜂屋 忍:うそでしょ
浦野 聡美:うかれておるーっ!!
青葉 由吉:わあ
余目 長流:夏じゃねえ。
余目 長流:47→52
”怪狼”:えっと…じゃあ…ドッジしようかな…
”怪狼”:8dx>=10
DoubleCross : (8DX10>=10) → 7[2,3,4,5,5,6,6,7] → 7 → 失敗

”怪狼”:あっだめだった!
余目 長流:おお!
蜂屋 忍:あ、当たった!ナイス!
青葉 由吉:やった!
GM:クソ~~ッ ダメージどうぞ!
浦野 聡美:えらいぜ固定値4!
余目 長流:では。ダメージ。この世は当たったもんの勝ちよ!
余目 長流:2d10+12+1d10
DoubleCross : (2D10+12+1D10) → 19[10,9]+12+4[4] → 35

”怪狼”:ンギャッッ
浦野 聡美:強い!
蜂屋 忍:ダメージ跳ねた!ナイス!
”怪狼”:そのダメージはギリギリ沈む!
青葉 由吉:やったー!
蜂屋 忍:よっしゃー!
”怪狼”:Dが早速倒れます!クッソ~~

▼エンゲージ
(”怪狼”A、B、C[8]、余目[9])
   5m
(浦野[8]、蜂屋[7]、青葉[7])
[]内は行動値

GM:侵蝕率を上げて演出してね!
余目 長流:侵蝕は上げてあるので演出行きます。

余目 長流:「さぁ、行くぜ。カップルたち」
余目 長流:爪先だけで立った足を小刻みに前後に揺らし、正確な間合いを悟らせぬように怪狼と相対している。
”怪狼”:「ガァッ……」赤く濁った瞳がキミとの間合いを図っている。
余目 長流:相対してる怪狼と呼吸を合わせ、呼吸の吸い際を読むと、攻撃を誘う様に地を蹴り出し踏み込む。
”怪狼”:「……!?」息を吸った刹那。隙を突かれ、相手の動きを読み取れなくなる!
”怪狼”:「グルァッッ」一呼吸遅れて、こちらも砂浜を蹴りだし踏み出す。鋭い爪がキミを狙う!
余目 長流:下から掬い上げるような剣運びで、二尺四寸の愛刀は敵手の一撃を弾き飛ばす。
余目 長流:構え直すことなく、そのまま剣先に楕円の軌跡を辿らせ、肩口に向けて斬り下ろした。
余目 長流:継ぎ目のない綺麗すぎる動きは、月輪を描く洗練された芸術のようですらある。
余目 長流:剣術を極めたとは言えぬ技巧と言えど、レネゲイドで汚染強化された肉体で操れば、この通り達人の域。
余目 長流:余目長流こそは、最良の運動効率を、最速の反射神経で余すとこなく駆動させる剣の使い手ブラックドッグ/ハヌマーンであった。
余目 長流:「自分で転がした鞘に足を取られるとかマヌケ!良くやり合うやつで助かったぜ」
”怪狼”:「ギッ、ガァッ!」両断。一瞬で獣の身体が裂かれ、まず一匹目が地に伏せる。波飛沫が上がる!
余目 長流:爪先で引っ掻けた鞘を蹴り脇に除ける。実際のところ紙一重であった。
湖東 歩:「すごい。あの戦闘能力は、いつも目を見張る…」息を呑む。「…でも、今のは少し油断してたかも」
魚見 あん奈:「そうなの?」
魚見 あん奈:きょとんとしている。

GM:次、行動値8の浦野くんの手番だよ!”怪狼”ズもそうですがPC優先!
浦野 聡美:ウオーッ
浦野 聡美:マイナー無し。メジャーで《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《コンセントレイト:バロール》
浦野 聡美:対象はBくん!
”怪狼”:ヒィエエ
”怪狼”:来いやッ
浦野 聡美:10dx7+2
DoubleCross : (10DX7+2) → 10[1,2,3,3,4,6,6,7,8,8]+10[3,3,7]+10[7]+1[1]+2 → 33

”怪狼”:ウォオ~~ッ 良い出目じゃねーかッ
浦野 聡美:47→52
”怪狼”:やってやるぜッ ドッジッ
”怪狼”:8dx>=33
DoubleCross : (8DX10>=33) → 10[4,4,4,5,6,6,7,10]+4[4] → 14 → 失敗

”怪狼”:ニャ~~~ッ(猫)
浦野 聡美:フンスフンス
GM:ダメでした ダメージどうぞ!
浦野 聡美:ネコオオカミ退治すべし
浦野 聡美:4d10+16
DoubleCross : (4D10+16) → 27[8,5,6,8]+16 → 43

”怪狼”:ホァアア
蜂屋 忍:ダメージ調子いいね!
青葉 由吉:えらい!
浦野 聡美:アンプリを節約できた……ケチっちゃったかなと焦った
”怪狼”:そんなの…死んじゃうよッ
”怪狼”:Bも倒れます エーン

▼エンゲージ
(”怪狼”A、C[8]、余目[9])
   5m
(浦野[8]、蜂屋[7]、青葉[7])
[]内は行動値

GM:では、演出をどうぞ!

浦野 聡美:小さな漆黒の球体が聡美の前に浮かぶ。ことバロールの魔眼というやつは普段使いに向かない……
浦野 聡美:ピーキーすぎるのだ。
浦野 聡美:だが浦野聡美はその問題点を部分的に解決している。
浦野 聡美:「ぐっぎぎぎぎぎ……!!」血管を浮かび上がらせながら歯を食いしばる。
魚見 あん奈:「あ」湖東歩の後ろで身を乗り出す。「浦野くん…!」
魚見 あん奈:心配するというか、好奇心がはやるように、まじまじと浦野くんの様子を見ている。
浦野 聡美:自身の魔眼にだけ超重力の負荷を与える。本来球であること以外に特徴を持たぬ魔眼を――
浦野 聡美:ぺしゃ、と無に近い厚さの円盤に変形させる。
浦野 聡美:「フーッ……喰らえっ!!」それを大振りに投げる!
”怪狼”:「!」キミを狙う”怪狼”がそれに気付き、回避しようとする…が、縦横無尽に動くその円盤に追いつかれる!
余目 長流:「犬にはフリスビーね。あぁ、理には適ってるんじゃないか」
浦野 聡美:魔眼の円版はグワングワンと回りながら、その面が怪狼に激突する。
”怪狼”:「グギャアッ!?」
浦野 聡美:もし、真横から勢いよくトランポリンをぶつけたなら、大きく吹き飛ばされるだろう。そのような現象が起きた。
浦野 聡美:異常重力の接地面が起こした斥力にはじき出されたのだ。
”怪狼”:予備動作なく真横に吹っ飛ばされ、砂浜を滑る。「キ~~~~ッ……」
浦野 聡美:「よし、悪くない……」怪狼だけを目に入れている。
魚見 あん奈:「うわっ」目を丸くする。「すごい!」
魚見 あん奈:「倒した!浦野くんが倒したよ!」
湖東 歩:「あん奈ちゃん、じっとしてて~~っ…!」

GM:よし次!行動値8の”怪狼”AとCが動くぞッ
蜂屋 忍:来い!
青葉 由吉:うおー
余目 長流:ダヴァイ
”怪狼”:マイナーはなし!メジャーで、《コンセントレイト:キュマイラ》Lv2《魔獣の衝撃》Lv6。
”怪狼”:Aは青葉くんに、Cは蜂屋くんに攻撃します。
蜂屋 忍:衝撃か……!どうぞ!
”怪狼”:20dx8 Aの命中判定!
DoubleCross : (20DX8) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,3,4,6,7,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,3,4,7,7,8]+1[1] → 21

”怪狼”:20dx8 Cの命中判定!
DoubleCross : (20DX8) → 10[1,3,4,4,5,6,6,6,6,7,7,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[2,3,5,6,7,9,9,9,10]+3[1,1,2,3] → 23

青葉 由吉:ドッジします
蜂屋 忍:ガードする武器もないしな。ドッジ!
浦野 聡美:集中力はないけど素の能力が高いタイプ!
青葉 由吉:1dx+1>=21
DoubleCross : (1DX10+1>=21) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

蜂屋 忍:3DX+0+0@10>=23 回避
DoubleCross : (3DX10>=23) → 10[1,5,10]+2[2] → 12 → 失敗

蜂屋 忍:頑張ったんだけどね
青葉 由吉:だめー
GM:やったぜ
蜂屋 忍:あ、ダメージの前にちょっと!
GM:はいっ
蜂屋 忍:カバーどうします?
蜂屋 忍:まだいらないかな?
青葉 由吉:まだ大丈夫かなと思います。DB狙えるかもだし
蜂屋 忍:まあ私も侵蝕高めだしな!
青葉 由吉:そうそう
蜂屋 忍:じゃあ今回はカバーなしで!失礼しましたー
GM:はーい ではこのままダメージ出します!
GM:個別に出すね
”怪狼”:3d10+17 A!装甲有効
DoubleCross : (3D10+17) → 13[4,4,5]+17 → 30

”怪狼”:3d10+17 C!装甲有効
DoubleCross : (3D10+17) → 20[7,3,10]+17 → 37

GM:装甲有効、Aは30ダメージ、Cは37ダメージです!
蜂屋 忍:倒れる。リザレクト!
青葉 由吉:なんとすごい服は装甲1もあるんだぞ 29ダメージで倒れてリザレクトします
蜂屋 忍:蜂屋 忍のHPを1D10(→ 8)に変更(27 → 8)
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(56 → 60)
蜂屋 忍:ああん高め
青葉 由吉:しゃー!!
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を8増加(52 → 60)
GM:明暗している
浦野 聡美:天才ダイスボーナスリザレクト軍団!?
GM:そうかも…!
GM:では、まとめて演出しちゃいましょうッ

”怪狼”:「ガッ…」「グルルル……」倒れた個体を見て、群れの様子が変わる。
”怪狼”:それまで行っていた、突進攻撃の予備動作をやめて、体内でエネルギーを生成していく。
”怪狼”:「オォ……オオオオォ…………」二匹が寄り添った、ふたつの個が──その遠吠えが交差する。
”怪狼”:「……ッアアアアア!!」咆哮。口から衝撃波が発射される。
”怪狼”:大地を舐めて、砂浜を派手にえぐりながら射線が上昇。青葉くんと蜂屋くんを…それぞれ狙う!
蜂屋 忍:「ユキッチあぶねえ!……ぐっ!」
青葉 由吉:「ああ」
青葉 由吉:「危ないな」そのまま、避けることもかなわず食らう。
青葉 由吉:(……なるほど、これが痛み)
蜂屋 忍:衝撃を受けて吹き飛ばされる。カバーに入る間もなく。
青葉 由吉:(この痛みを得ても、それでも……守りたかったのか、青葉由吉?)
蜂屋 忍:「痛ぇ、くそっ……!大丈夫か!?」
余目 長流:(……こんな落ち着いて対処するタイプだったっけかな。青葉ちゃん)
青葉 由吉:そのまま、人形のように飛ばされ、倒れ、またすぐに起き上がる。
蜂屋 忍:血と砂の混じったつばを吐き出す。
余目 長流:(新たな能力にでも目覚めたかね)
青葉 由吉:「ああ、問題ない。少なくとも立てるな」
余目 長流:後方を僅かに見やり。そのように思う。
魚見 あん奈:「なんかビーム出したっ!? みんな大丈夫なの…っ!?」
湖東 歩:「だ…大丈夫……だよ」押し殺すように言う。(大丈夫……)
浦野 聡美:(もともとやられっぱなしの奴じゃないが……やっぱり変だよな?)
湖東 歩:視線が蜂屋くんに止まる。押し殺すように、戦闘を見守る。

GM:続いて行動値7の蜂屋くんか青葉くん!どちらから動くか相談して決めてね~
青葉 由吉:相談でこちらからという感じになりましたー
蜂屋 忍:お願いします!
青葉 由吉:がんばるー
青葉 由吉:では動きます
GM:はーい!では青葉くんからどうぞ!
青葉 由吉:マイナー、『閉架式』《オリジン:サイバー》シーン間社会の達成値+12。侵蝕2上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を2増加(60 → 62)
青葉 由吉:メジャー、『閲覧可能』《言葉の刃》装甲無視の交渉攻撃を怪狼Aに。侵蝕3上昇。
”怪狼”:来たまえッ
青葉 由吉:いくぞっ
青葉 由吉:3dx+19
DoubleCross : (3DX10+19) → 10[1,6,10]+8[8]+19 → 37

”怪狼”:ヒョアアア
青葉 由吉:わあ
蜂屋 忍:回った!ナイス!
余目 長流:高いぜ!
”怪狼”:8dx>=37 ドッジ………!
DoubleCross : (8DX10>=37) → 8[1,3,3,6,7,7,7,8] → 8 → 失敗

浦野 聡美:GOOD!
青葉 由吉:うおおお
”怪狼”:クゥ~~~~~ン
GM:だめです!ダメージどうぞ~
青葉 由吉:4d10+16 装甲無視
DoubleCross : (4D10+16) → 17[8,2,2,5]+16 → 33

”怪狼”:ムッそれは……
青葉 由吉:あっ
”怪狼”:超ギリギリ生き残るッ
青葉 由吉:ぎえーー
余目 長流:うお!
蜂屋 忍:だいじょうぶ、任せて!
”怪狼”:ワ~~~ハッハハハわん
浦野 聡美:おしい~~っ!
青葉 由吉:後はたのんだ!
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(62 → 65)
GM:では、戦闘の流れを汲んで、先に蜂屋くんも判定しちゃいましょっか!
蜂屋 忍:はい!
蜂屋 忍:マイナーで5m戦闘移動、”怪狼”のエンゲージへ。

▼エンゲージ
(”怪狼”A、C[8]、余目[9]、蜂屋[7])
   5m
(浦野[8]、青葉[7])
[]内は行動値

GM:きたわねッ
蜂屋 忍:オートアクション、<砂の加護> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を3増加(60 → 63)
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+4
蜂屋 忍:メジャーアクション、<コンセントレイト:モルフェウス>+<インスタントボム> コンボ:つらぬき
蜂屋 忍:対象は怪狼A!対応なければ命中判定!
”怪狼”:なにもありません!そのままどうぞ!
蜂屋 忍:8DX+4+0@7 (侵食上昇5、侵蝕60~)
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,1,2,2,3,7,9,10]+6[1,5,6]+4 → 20

蜂屋 忍:む~~腐り気味!
”怪狼”:ウオオオオこれはワンチャンあるかも(犬だけに)
”怪狼”:ドッジいきます!
”怪狼”:8dx>=20
DoubleCross : (8DX10>=20) → 8[1,2,4,5,6,6,8,8] → 8 → 失敗

蜂屋 忍:ふう
”怪狼”:なかったッッッ
蜂屋 忍:ダメージ出します!
青葉 由吉:よし!
GM:どうぞ~
蜂屋 忍:3d10+2d10+6
DoubleCross : (3D10+2D10+6) → 15[2,8,5]+18[10,8]+6 → 39

蜂屋 忍:妙に跳ねたな!?
蜂屋 忍:39点の装甲無視です
”怪狼”:ンニャ~~~ッ
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を5増加(63 → 68)
”怪狼”:死にます!Aは戦闘不能!
蜂屋 忍:蜂屋 忍のHPを3減少(8 → 5)

▼エンゲージ
(”怪狼”C[8]、余目[9]、蜂屋[7])
   5m
(浦野[8]、青葉[7])
[]内は行動値

GM:一匹だけになってしまった
GM:では、ふたりで戦闘演出をどうぞ!

青葉 由吉:取り出した万年筆を適切な力で握り締め、高く夏の空にかざす。
青葉 由吉:これが能力のキーであることは、青葉由吉本人も知っていたのだろう。
青葉 由吉:ペンにはインクが満たされておらず、空だった。
青葉 由吉:何かが足りない、そう思いながら、他の面々と己を比べていた……のかもしれない。
青葉 由吉:それは今はわからないし、知る余裕もない。ただ、眼前の敵目掛けてかざす。カートリッジは変わらず空だが……。
青葉 由吉:今は、何かがそこにある。何が? 肉眼では見えない、遠い星のありとあらゆる『情報』が。
青葉 由吉:泉のように湧き出るそれは、ただの記録、彼の星の日常や文化の欠片に過ぎないが、あまりに異質で膨大で……。
青葉 由吉:(ただし、出力がまだ安定していないな。この間のようにはいかない)
青葉 由吉:怪狼の脳を焼きながら、冷静に考えた。
”怪狼”:「ギッ!? ッギィイイイイ!」びくん!と、突如”理解できない波”を浴びたように悲鳴を上げる。
青葉 由吉:「まだ足りないな。援護を頼む。……ええと」
蜂屋 忍:「なんだ……!?あいつ、苦しんで、これ……ユキッチ!?」
青葉 由吉:今すぐに動けそうな相手を探して。
”怪狼”:「ガァアアアアア!」本能的に、衝撃波を発射。空中で、相殺するように爆破が起きる。
青葉 由吉:「蜂屋忍。頼んだ」
”怪狼”:文字通り、海水しぶきが波紋状に上がる。その間に、体勢を立て直そうとしている。
青葉 由吉:思えば、初めてだったかもしれない。この仲間内で、しっかりと個を認識して名前を呼んだのは。
浦野 聡美:「!!」「(今のは……!)」攻撃手段があるのは知っていた。牽制をしてもらったこともある。だが……「(これはちょっと……”成長した”ってレベルじゃないぞ!)」
余目 長流:「おお!?今の青葉ちゃんの"エフェクト"?攻撃的な感覚をこっちにまで感じたけど……凄いじゃん」
湖東 歩:「うそ…」動揺する。「青葉くんが、どうして…?」
魚見 あん奈:「?」「?」「青葉くん、ああやって攻撃するんだ」
湖東 歩:「それは…そうだったんだけど…、……」言葉に詰まり、視線を戻す。そして。
余目 長流:(出来て当然。むしろ慣れてる動きだが、そのまんまじゃ力の加減が難しい。みたいな風情だったが)
蜂屋 忍:困惑極まる心を置き去りにして、身体はすでに動いている。
蜂屋 忍:”青葉由吉・・・・”の声が届く前に。
蜂屋 忍の引き起こした”なにか”。狼自身の防衛反応。視界から消え去るには十分すぎる間隙。
蜂屋 忍:狼の認識の外から、拳が胴体を捉える。衝撃がつらぬく。
蜂屋 忍:蜂屋忍のただの打撃は、オーヴァードを殺傷するには至らない。だが──
蜂屋 忍:指を弾く。火花が飛ぶ。着火──炸裂。
”怪狼”:「ッ」
余目 長流:「へへっ、燃えたろ?……ってやつだな。お見事」
蜂屋 忍:触れたものを爆発物に変え、炸裂させる。単純極まるが、殺傷能力は絶大。
”怪狼”:爆音。巨大な身体を燃え上がらせた狼が、海面に向かって吹っ飛ばされる!「ガアアアアッ!!」
蜂屋 忍:「……っ、どうも。お褒め預かり光栄」
蜂屋 忍:手に残る嫌な感覚と、目にした光景を振り切るように、残った狼へと構え直す。
”怪狼”:ザパァアアン!波が高く上がる。
浦野 聡美:(忍の火遁、すげえ痛そうなんだよな……)
青葉 由吉:「援護ありがとう。かなりの威力だな」
湖東 歩:「蜂屋くん、また……」思わず呟き、はっとして、首を横に振る。(集中、集中しなくちゃ…)

GM:クリンナップ!
余目 長流:なしです!
浦野 聡美:なし!
蜂屋 忍:なし!
青葉 由吉:なし
GM:ほい!クリンナップだぜ!ここでの処理はないですね。
GM:残るは”怪狼”Cのみ!がんばってね~

GM:2ラウンド目!
GM:セットアップ!
蜂屋 忍:なし!
余目 長流:なし!
浦野 聡美:なし!
青葉 由吉:今回はなしで!
”怪狼”:ある!
”怪狼”:《扇動の香り》Lv6《ターゲットロック》Lv4。
”怪狼”:choice[余目,浦野]
DoubleCross : (choice[余目,浦野]) → 浦野

”怪狼”:浦野くんを対象に指定!効果は前ラウンドと同じ、攻撃+12、ダイス+6個です。
浦野 聡美:ギャ!
浦野 聡美:肉体1だからおいしくないよ
”怪狼”:ささみ!
蜂屋 忍:ヘルシーととっちゃった
浦野 聡美:うらのささみ

GM:ではイニシアチブ!
GM:行動値9の余目くんからになりますね。
浦野 聡美:いけいけー
蜂屋 忍:頼んだ!
余目 長流:では。マイナー無し。メジャーで生き残りを殴ります。
余目 長流:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》妨害があればどうぞ。
”怪狼”:ないニャン(犬)
余目 長流:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[2,2,2,4,7,10,10]+10[7,10,10]+10[4,8,9]+10[7,10]+10[3,8]+10[7]+2[2]+4 → 66

余目 長流:極端!!
蜂屋 忍:うわっ
蜂屋 忍:反動
青葉 由吉:たっかい!
”怪狼”:エ~~ッ!?
”怪狼”:なんで!?
浦野 聡美:www
浦野 聡美:気合を入れなおした!
”怪狼”:も~~~~っっ!!ドッジするよっ
”怪狼”:8dx>=66
DoubleCross : (8DX10>=66) → 10[4,6,6,8,8,10,10,10]+8[5,6,8] → 18 → 失敗

”怪狼”:ニャ~~~~~~~~ッ(犬)
余目 長流:頑張ったな。怖いよ!
”怪狼”:ダメッ ダメージどうぞ~!
余目 長流:はい。いきます。
余目 長流:7D10+12+1d10
DoubleCross : (7D10+12+1D10) → 29[3,1,8,8,3,2,4]+12+7[7] → 48

”怪狼”:にょわわわ
”怪狼”:ダメ!倒れます…
浦野 聡美:そんなかわいい鳴き声でもダメ!
青葉 由吉:うわーえらい!
蜂屋 忍:ナイスナガル!
”怪狼”:にょわ~~~っ
青葉 由吉:断末魔
”怪狼”:これで”怪狼”Cも倒れます!戦闘終了!
GM:侵蝕率を上げて最後の演出をしちゃってね~!
余目 長流:では演出をします。
余目 長流:52→57

余目 長流:「さて、ハッチのお姫様にこれ以上あんな顔はさせられないな」
余目 長流:「などと理由をつければ、美味しい所を持って行っても許されると思う訳だ。行くぜ」
余目 長流:嘯きながら、前後に開いた足、その後足で大きく踏み出すと同時に、軸足を伸ばし爪先で地を蹴り出す。
余目 長流:猫のように急激な、静から動への移転。
余目 長流:人体の限界ぎりぎり、理論的には辛うじて可能としか言えない極限動作。異様なる瞬発。
余目 長流:体を弾丸じみて前へと送る飛翔の如き踏み込みで一息に間合いに奪うと、ソレを突進力と体重を積載した斬撃へと変換し……
余目 長流:「あばよ」
”怪狼”:迎え撃つは”怪狼”。迫るキミに、衝撃波をもって対抗しようと口を開ける。
余目 長流:発せられた衝撃波と共に、ままに斬り捨てる。
”怪狼”:「オオォオオオ───……!?」
”怪狼”:斬! 獣の身体が、ぐらりと揺れた。
”怪狼”:衝撃波の残滓が砂浜をえぐる。輝く砂が舞い上がり、巨獣が沈む。
余目 長流:踏み込みの終点は、鞘を蹴り出した位置。やはり爪先で鞘を蹴り拾い上げ、血振りをして納刀。
GM:そうして、キミ達は襲撃してきた”怪狼”を迎撃し終える。
GM:《ワーディング》のなか、夕暮れの近い海辺。静寂が戻る。
浦野 聡美:霧散した衝撃波が巻き起こす砂煙に、顔を腕で覆っていた。「終わったか。ったく……派手すぎだぜ」
湖東 歩:「まだ、《ワーディング》は解除しないで」はっとしたように言う。
青葉 由吉:「……なるほど、砂が目に入ると、痛い……ああ」
青葉 由吉:頭から砂をかぶっている。
青葉 由吉:「了解した」
湖東 歩:「この状態だし……」辺りに倒れ伏した”怪狼”の群れたちを見ている。
余目 長流:「智砂ちゃん先生は巻き込まれてないと良いけどな」
蜂屋 忍:「……そう、だな」ゆっくりと呼吸を整える。気持ち悪さを抑えて、わずかに顔が青い。
浦野 聡美:「コイツもそうだけど」砂を払うついでに由吉くんの頭をバサバサ叩く。「気になることが多すぎる」
余目 長流:「ハッチ大丈夫?青葉ちゃんもさ。喰らったんだろ?」
蜂屋 忍:「俺は平気。……平気」
蜂屋 忍:「ユキッチは……」
青葉 由吉:「問題はない。すぐに治癒したし、気にせずとも……」バサバサされている。
余目 長流:なお自分は全くの無傷であり、剣風で砂もほとんどついていない。こういう部分が非常に受けが悪いのだろう。
青葉 由吉:「……君たちは、そうして互いを気にし合うのだな」ぽつりと。
浦野 聡美:「じゃあまだ泳いだりするかい? ……なンか、それも違うよなぁ・・・…」
余目 長流:「ほら、俺はまだ余裕あるからさ」構うだけの隙が悪い意味でない。
魚見 あん奈:「……」何かを言いかけ、所在なさげにしている。
余目 長流:「なぁら、皆の心配するべきでしょ」
蜂屋 忍:浦野の方に寄って行って。
青葉 由吉:「なるほど、面倒見が良いと言うのかな」
余目 長流:「藤枝ちゃんが気付く前に傷は誤魔化しておきなよ。青葉ちゃん」
浦野 聡美:「忍?」
蜂屋 忍:「……あんだろ、気になってること」
蜂屋 忍:ん、と暗に魚見を示して。
余目 長流:「応急手当すればオーヴァードなら傷は塞がる訳だしさ」
青葉 由吉:「ああ……。一般の人間は気にするのか。そうか」
浦野 聡美:「そりゃ、まあ」「……魚見」
魚見 あん奈:「あ」顔を上げる。「…うん」
浦野 聡美:「んと、まず……お互い無事でなにより。でさ、あ~……」
余目 長流:「ストップだぜ。もう少し落ち着いてからにした方が良い」
余目 長流:「後始末にして、ちょっと状況を纏めようぜ」
浦野 聡美:「分かってら!」「あとで改めて、話とか。できればしたいかなって思ってる。湖東と相談することとか、多分あるだろうし」
魚見 あん奈:「…」髪を耳にかける。目を伏せる。「…うん」
湖東 歩:「…そうだね。支部に連絡する。”怪狼”の後処理を頼まなくちゃ…」
蜂屋 忍:「ナガル、先生への連絡は頼んだ。マジで無事ならいんだけど……」
余目 長流:スマフォをプラプラと振って、連絡待ち。という顔をして肩を竦める。
魚見 あん奈:「……」ひとり、子供のような顔でちらりと海面を一瞥する。
魚見 あん奈:(これで)(海水浴、終わりか…)

───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれのみ可能!戦闘があったので購入判定はできないよ~
青葉 由吉:蜂屋くんにロイス〇信頼/隔意で取得します。
蜂屋 忍:青葉 由吉 友情/◯心配
浦野 聡美:友人 余目長流 〇友情/食傷でロイス取得!
浦野 聡美:以上です
蜂屋 忍:急に色々変わりすぎててびっくり中
蜂屋 忍:以上!
余目 長流:浦野 聡美君に取るぜ 友情/食傷 どっちで取って欲しい?w
浦野 聡美:感情まで同じだ
浦野 聡美:友情にしてよ~
浦野 聡美:似た者同士なのかもしれん
余目 長流:いやそっちが表で取ってるなら僕は裏で取ろう。それが美味しい! 食傷だけど実は友情感じてるのさ!
余目 長流:裏で〇。 以上です。
浦野 聡美:実は感じてるならいいや! FRIENDSHIP
GM:ユウジョウ!
GM:では…ここでこのシーンは以上!長い海水浴でした!


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ミドル4

GM:次のシーン!海水浴・あとしまつ・シーンです。
GM:シーンプレイヤーは蜂屋くん。他PCの登場は自由です。
浦野 聡美:片付けてから帰るのがマナー
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(57 → 63)
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(68 → 75)
浦野 聡美:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 10[10]+52 → 62

青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(65 → 75)
青葉 由吉:うっ
GM:みんなゴリゴリ上がってきたのう
浦野 聡美:気が立ってる!
GM:じゃあですね このシーンなんですけど
GM:まず海水浴がぐだぐだ…とお開きになり、ぐだぐだになっちゃったね…ってションボリ海水浴場で話すシーンです!
蜂屋 忍:しょんぼり……
青葉 由吉:しゅん
余目 長流:水着の日々が
浦野 聡美:オヨヨ…
GM:そして湖東歩がなんか「きみたちはこの件から手を引いて…あとは私に任せて…」みたいなことを言うので
蜂屋 忍:湖東ーっ!
浦野 聡美:なにぃ~?
余目 長流:UGN意識高すぎー
GM:できれば……「オイオイんなこと言うんじゃねえよ…!俺達で解決したろうぜ…!」みたいな雰囲気に持っていってほしい…!
浦野 聡美:www
青葉 由吉:なるほど……!
蜂屋 忍:持っていきます!
浦野 聡美:持っていくぞーッ!
青葉 由吉:えいえい
GM:がんばれ~~っっ!!
余目 長流:男の子は頑張るわよー
GM:そしたらなんか みんながビックリするイベントがあるので
蜂屋 忍:びっくりします!
青葉 由吉:え~~~!?
浦野 聡美:ほああ!?
余目 長流:びっくりなんとなくしたくないよう。えーん
GM:湖東歩と話す⇒別れて街を歩きながら「俺達でやったろうぜ!エイエイオーッ」ってする⇒ビックリする という流れでやりたいなと思ってます
蜂屋 忍:了解です!
青葉 由吉:やります
浦野 聡美:はーい!
余目 長流:おっす!
───────
GM:U市海水浴場。
GM:空の色は、少しずつ青から淡い橙に近付いている。やがて美しい夕焼けが見えるのだろう。
GM:現在は、《ワーディング》を用いた人払いが行われ、倒した”怪狼”の処理をU市UGN支部が行っているところ。
GM:といってもU市UGN支部は非常に少ない人数で構成されているため、もっぱら支部長がほとんどすべてのことを行っている。
支部長:ワイシャツ姿の支部長が汗をかきながらヒイコラしている。
湖東 歩:「瀧山先生、スイカを買いに行ってたんだって」
湖東 歩:「連絡来て…。他のみんなは、先生と一緒にちゃんと帰ったって」
余目 長流:「それは良かった。さすが智砂ちゃん。心遣いが大人の女性だね。惚れそ」
余目 長流:必要以上に何時もの態度を崩さず明るく振舞い。
蜂屋 忍:「とにかく、みんな無事で済んで良かった。な」
余目 長流:「波来にも見習って欲しいもんだよな。うん。特に俺に対する優しさとか」
湖東 歩:「あはは…」湖東歩なので余目くんの言葉も流せない。
浦野 聡美:「怪狼が出なきゃいいタイミングのサプライズだったねえ」「食いたくなってきたな……買って帰るか?」
湖東 歩:「みんな、ごめんね」しゅんとする。
湖東 歩:「こんな形で、せっかくの海水浴だったのに、お開きになっちゃったね」
蜂屋 忍:「湖東が謝ることないだろ。誰も悪かねえよ」
蜂屋 忍:「ぐだぐだにはなっちまったけど、楽しかったし。な?」
余目 長流:「いやぁ、明確にワンちゃんの飼い主が悪いだろ」
余目 長流:「にしてもさ、こいつらのボスとかいるのかね」
青葉 由吉:なぜ君が謝るのだろうか、と言おうとして言いとどまり、それでよかったな、と思った。
蜂屋 忍:「ああ、そりゃそうだ」飼い主が悪い、というのに同意して。
青葉 由吉:なんとなく「担当」を察することができるようになったから。
浦野 聡美:「飼い主ね。いるのか? つい誰が呼んだってわけでもないと思ってた」
余目 長流:ったく、締まらないよな。と軽くぼやきつつ。
青葉 由吉:「やはりここでは異常な生命体なのだな、あれは……」
支部長:「手伝ってくれてもいいよー」後ろの方で、周囲に『なんか不審者っぽい』と評判の支部長が”怪狼”を回収している。
余目 長流:「青葉ちゃん。今更?ちょっと面白くないギャグだぜ、それ」
余目 長流:「ジャームでしょ」
青葉 由吉:「面白くなかったか。すまない」
青葉 由吉:「確かに、あのような戦闘行為が数多く発生するのは、日常の生活に困るな」
余目 長流:(基本的な知識を失っている?なんかそんな感じだ)
浦野 聡美:「うぃ~す」支部長に返事をしつつ。「案外、そうやって根本から考え直してみるのもありかもな? 俺たちなりに真面目に考えてもいいかもしれない」
湖東 歩:「あ…待って」
蜂屋 忍:「だなあ。はやくなんとかしないと……ん、どした?」
湖東 歩:「みんなが、そうやって、協力しようとしてくれるの、すごく嬉しいけど…」
湖東 歩:体の前で、細い手をきゅっと握る。「みんなに負担をかけるわけにはいかないよ」
浦野 聡美:ぷらぷらと支部長の手伝いに行こうとした足が止まる。
蜂屋 忍:「……湖東」
湖東 歩:「せっかくの夏休みだもの。みんな、遊んだり…、いろいろ、羽根を伸ばしたいでしょう?」
余目 長流:「あぁ……まぁねぇ。湖東ちゃんは立場上そう言っちゃうよな」
蜂屋 忍:(……しまった。あの狼ども、最悪のタイミングでやってくれやがって)
湖東 歩:「うん…。せっかく、みんなには日常生活があるんだから…。それを大事にしてほしいの」
蜂屋 忍:俺たちの"日常"を潰される。それをこの少女が、気にしないはずがなかった。
湖東 歩:「また、今回みたいな戦闘が起こったとして…」視線が彷徨う。
湖東 歩:「もっと危険になるかもしれないし…、誰かを…傷つけることにだって…なるかもしれないし…」
浦野 聡美:「ん~、それは……」顔をしかめる。それでいいのか? という表情だ。
蜂屋 忍:「………」
余目 長流:自分には自分なりの意見があるし、関わらずに好きにしろ。なんて言われたら、それこそ自由にするのだが。
余目 長流:まぁ、そこは我が友人が上手く纏めてくれるだろう。任せるべき場面だ。
湖東 歩:蜂屋くんを見ようとして、見れず、俯くようにする。
蜂屋 忍:その心配が、誰宛のものか。嫌というほど分かっている。
蜂屋 忍:(そんな顔すんなよ)
支部長:「ぼくとしては人手は大歓迎なんだけど~~」後ろの方で、支部長がぐったりしながらぼやいている。
湖東 歩:「だっ、だめなんです!」支部長を制するように言っている。
蜂屋 忍:「湖東」
蜂屋 忍:支部長の言葉を拾い聞いて。
蜂屋 忍:「それ、支部としての意見じゃなくて」
蜂屋 忍:「お前の意見だよな」
湖東 歩:「……」
湖東 歩:「うん」
湖東 歩:「だって……」
湖東 歩:「せっかく…」言葉に詰まる。「日常を満喫できる夏休みなのに…」
蜂屋 忍:「………」
蜂屋 忍:言いたいことがいっぱいある。
蜂屋 忍:言葉が詰まる。いつもいつも。
余目 長流:ふぅと軽く息を吐きながら、蜂屋くんを肘でつつく。そう、楽しかった朝にやったように。
蜂屋 忍:「うお」
青葉 由吉:肘を軽く蜂屋くんの背中に入れる。「特定の相手ともっと話すべきだ」という合図だと学んだ。
浦野 聡美:「うい」つっつきつっつき。
蜂屋 忍:「う、ぐ……お前ら……!」
湖東 歩:「?」「?」おろおろしている。
蜂屋 忍:「ったく……」
蜂屋 忍:こいつらにも言いたいことができて。
蜂屋 忍:その容量の分だけ、言葉が吐ける気がした。
蜂屋 忍:「あのさ、湖東」
蜂屋 忍:「正直……正直に言うぞ」
湖東 歩:「…」どき、とした顔。「な…なあに…?」
蜂屋 忍:「今も、人殴るのは怖いよ」
湖東 歩:「…、」目を見開く。
蜂屋 忍:殴りつけた肉の感触も。
蜂屋 忍:吹き飛んでいく相手の身体。飛び散る血。
蜂屋 忍:感じるたびに吐きそうになる。
蜂屋 忍:「なんにもないんだったら、俺だって」
蜂屋 忍:「できりゃやりたくないって思ってるさ」
湖東 歩:「だ、だったら…!」
蜂屋 忍:「でも。……でもな」
蜂屋 忍:「俺だって、怒ることはあんだよ」
湖東 歩:「しちゃだめだよ! 私だって、蜂屋くんが傷つくところ…」
湖東 歩:「見たくな…、」言葉を止める。「……怒ること…?」
蜂屋 忍:「俺の」
蜂屋 忍:すうっと、息を吸って。
蜂屋 忍:「俺の日常には」
蜂屋 忍:「お前が居てほしい」
湖東 歩:「……」
湖東 歩:「えっ」小さく叫ぶ。
蜂屋 忍:「海水浴、楽しみだったし。楽しかったし」
蜂屋 忍:「夏休み、お前ともっと遊びたい」
湖東 歩:ぱっと頬が染まる。「…? ………???」
湖東 歩:「う、うん………」
蜂屋 忍:「だから……邪魔されて、俺だって怒ってんだ」
蜂屋 忍:「その分ぐらいなら、首謀者をぶん殴りたいぐらいに」
蜂屋 忍:「だから……聞けない」
蜂屋 忍:「お前らはどうだ!?」
蜂屋 忍:くるっと、友人たちを振り向き。
湖東 歩:「わ」「わわわ……」全部聞かれてることにどぎまぎしきっている。
蜂屋 忍:「むかつかねえか!?俺らの夏休みの邪魔されてよ!」
余目 長流:「焚きつけ過ぎたなぁ~。って今、思ってる。お前、本当にこの海水浴に懸けてたんだな」
余目 長流:「ふふふ、ククク、けど、俺、お前のそう言う所が好きだぜ」
蜂屋 忍:「悪ぃかよ!マジでチャンスだと思ってたよ!」
湖東 歩:「ちゃ…」
浦野 聡美:「いひひひ、突っ走ったなオイ!」
青葉 由吉:「なるほど、夏休みとはそういうものか……」
余目 長流:「ま、今後も邪魔されたくないよな。機会は有限だし、まかり間違ってたら俺"ら"の女が傷つけられてたんだぜ」
浦野 聡美:「分かるよ。自分だけの日常じゃない。相手にも分かってもらわないとな」
余目 長流:「落とし前はつけなきゃな」
青葉 由吉:「……日常。それが君たちが何より大事にするものなのだな。理解したし」
浦野 聡美:「俺らのって」苦笑する。「いや……そのくらいの気概で行くのもアリか」
青葉 由吉:「協力するのにやぶさかではないな」
湖東 歩:「み」おさげがぴーんと伸びている。「みんな…!」
青葉 由吉:きっと、青葉由吉もそう答えていただろうと、なんとなく思う。わからないが。
蜂屋 忍:「そういうわけだから」
支部長:「いいじゃない、働いてもらおうよ~~」後ろの方で、支部長がグッタリしてしゃがみこんでいる。
蜂屋 忍:湖東に向き直って。
蜂屋 忍:「手伝う。俺らも。それで、ぱぱっとこんな事件終わらせてさ」
湖東 歩:「で、で、でも…」「あっ…」
蜂屋 忍:「また、遊びに行こう」
湖東 歩:「……、……」むずむずしたものを押し殺すような顔になる。
湖東 歩:「あの、でも…私…、みんなを巻き込みたくなくて……、………」
湖東 歩:「……」
湖東 歩:おずおず、上目遣いに蜂屋くんを見る。「……聞いてくれないの?」
蜂屋 忍:う、と。思わず引きそうになって。
蜂屋 忍:「……聞けない」
湖東 歩:「……もう」蚊の鳴くような声で言う。「も~~…」
蜂屋 忍:ごめん、と。謝りそうになるのをどうにか止める。
湖東 歩:「蜂屋くんてば…」拗ねたような顔で、小さく、それだけ言った。
蜂屋 忍:「意地っ張りはお互い様だろ」
蜂屋 忍:こちらも、少し拗ねたように。
蜂屋 忍:「……無茶はしないから、お前も無茶すんなよ」
湖東 歩:「分かってるよ…」言い返そうとして、蜂屋くんの向こうに他の男子がいるのを思い出して、一気に恥ずかしそうになる。
余目 長流:「お構いなく。俺はこういうのあんま気にしない方なんで」
余目 長流:「あ。って事で、支部長さん。僕たち手伝いまーす」
浦野 聡美:「うぃ~す」長流のあとに続こうとして、思い出したように。「世界一いいやつだろ、コイツ」
湖東 歩:「んっ、……」上手く返事できず、どぎまぎしている。
青葉 由吉:(会話はここまでか。こうして特定の関係同士を深めていくものなのだな)
余目 長流:「いや、二番目だね」って自分を指さして。「湖東ちゃんにとってはお前が言う通りだろうが、な」
青葉 由吉:「……君たちは」
青葉 由吉:「君たちもいいやつだよ」
青葉 由吉:少なくとも、他人をああ気遣えるほどには、と思う。

GM:そのようにして、キミ達は支部長や湖東歩と後処理を済ませ、海水浴場を後にしました。
GM:とっぷり日は暮れ、夜の繁華街を歩いている。
GM:寂れたアーケードだが、真夏の週末とあって、心なしかいつもより人気が多い。
蜂屋 忍:「また……突っ走ってしまった……」
蜂屋 忍:いまさら顔を赤くし、両手で顔を覆いながら。
青葉 由吉:「立っていたように見えたが」
蜂屋 忍:「そういうことじゃなく!」
浦野 聡美:「いいじゃんか! いつかはすることさ! 今日でよかった!!」
蜂屋 忍:がぁぁ、とユキッチに突っ込んでまた顔を埋める。
余目 長流:「ははっ、愛の力だな」
蜂屋 忍:「うぐ~~~」
青葉 由吉:(また愛の力だ。あれもか……)
余目 長流:「理性を超える衝動だよ。昨日話しただろ?」
浦野 聡美:「こればっかりは賛同だ」
蜂屋 忍:否定することもなく暫く何事か唸り続け。
蜂屋 忍:「……ありがとな、お前ら」
青葉 由吉:「ああ。なるほど、ひどく興味深いな……」
蜂屋 忍:ポツリとそれだけこぼす。
余目 長流:「はっはっはっ、じれったいのはもう見飽きたからなぁ」意地悪く笑って返す。気を使わせない言動とも言える。
余目 長流:「ま、今から女子達と合流して、夕飯にしようぜ。と提案するね。何かリクエストある?調査とかは明日からで良いと思うんだよ」
青葉 由吉:「君の、何らかの関係に寄与できたのなら何よりだ」
青葉 由吉:これまであまり来たことがない繁華街の様子を観察などしつつ。
浦野 聡美:「しかし”怪狼”はどうしたものかね……って、今からリベンジか? お前それは……」「かなりタフな提案だね。チャレンジしたい気持ちは正直ある」
青葉 由吉:「彼女たちはもう帰宅をしたのでは?」
余目 長流:「連絡すりゃワンチャンないかな?俺はちなみに中華が良いな」
蜂屋 忍:「え、それ」「湖東も……?」またかぁ、と顔を赤くする。
蜂屋 忍:「いや、行く、行くけど……!」
蜂屋 忍:「そいやスイカ喰う話はどうなった?や、流石に女子呼ぶにはアレか……」
青葉 由吉:「夜はまた何かあった場合危険ではないだろうか。藤枝さんはオーヴァードではないようだし」
GM:では、そんな風に話をしてるとですね。
浦野 聡美:「中華? 油跳ねとかに気ィつかわせたくないけど……まあ食べたいもん食べるかァ」
GM:キミ達は前方に気付くものがある。
GM:遠くから寄り添うようにして並んで歩いてくるアダルトな感じの男女が歩いてきます。
GM:そして、なんだか女の方に見覚えがある気がする。明らかに見ちゃいけない雰囲気なので、本能的になんか隠れた方がいいかもなって思う。思ってください。
余目 長流:(お。カップルだ。羨ましくないと言えば嘘になるな)
浦野 聡美:「(オイオイオイオイ)」コソコソと。「(どう見てもやらしいんじゃあないか!?)」
蜂屋 忍:「……!おい、隠れろ!」
余目 長流:そそくさと隠れる。
青葉 由吉:「? そういうマナーなのか?」
蜂屋 忍:何かの感覚が警報を告げたのに従う。
浦野 聡美:思わず隠れて凝視する姿勢に入る。なんだかやらしいし。
青葉 由吉:わからないがそうなんだろう。そうします。隠れる。
GM:では思ってくれたキミ達は、まず女の声をはっきりと認識する。
瀧山 智砂:「子どもと遊んでただけだよ。そんなに怒ることないじゃない」声ではっきりとわかる。瀧山智砂だ。
GM:海水浴の際に見かけたような、フェミニンな私服だが、どこか雰囲気がアダルトだ。
GM:隣にいるのは、洗練されたスーツ姿の男。呆れた様子で受け答えする。
謎の伊達男:「怒ってはいませんよ。きみの軽率さに呆れているのです」洒脱な雰囲気で、色香漂う伊達男といった風貌。
謎の伊達男:「きみにとってはただの火遊びかもしれませんが…、それが私の心をどれほど惑わすか」
謎の伊達男:「ユーモアは好きな文化ですが、慢心は嫌いな文化です」
瀧山 智砂:「うん、うん。わかった。心配してくれて嬉しい」聞き流すような返答。
GM:彼らはそんな会話をしながら、キミ達に気付かず通り過ぎていく。
謎の伊達男:「聞いていますか? 教えこまなければ、分からないのでしょうか…」
瀧山 智砂:「ふふ、どうやって教え込まれるのかな…」試すように言って、寄り添うようにしたまま歩いて行く。
浦野 聡美:「……」
浦野 聡美:「ワオ……」
蜂屋 忍:「マジか……」
余目 長流:「いいか。お前ら、気を使うなよ」
余目 長流:「はぁ。まあ、だよなぁ。ああっ、クソッ、6年生まれるのが遅かったぜ」
余目 長流:まあ、つまりはそう言う事なのだろう。仕事かなんかで忙しい恋人をやきもきさせるために、危険性のない年下の男と遊んでみる。
余目 長流:はいはい。余目くんは大人なので、そこらへん弁えてますよ。ええ、弁えてますとも。
余目 長流:ま。実際に先生優しかったし、良い目も見たし、それで良しとするか。良い生徒に先生の関係だ。わお、なんて健全。
青葉 由吉:「……?」
浦野 聡美:「フー……。しかし、そうか。そうだよなあ! 美人なんだ、恋人がいる可能性の方が高い!」
青葉 由吉:(なるほど、関係の断絶が起こることもあり得る……)
青葉 由吉:(しかし気を使うことがまず難しいので、するなと言うと……また難しいな)
青葉 由吉:「余目長流」
青葉 由吉:「私は君の言う通り、中華が食べたいと思ったのだが」
青葉 由吉:「どうだろうか」
浦野 聡美:「だな」「行くか!? 中華! それも辛めの!」
蜂屋 忍:「行くか~」
余目 長流:「ふっ……"今の"青葉ちゃんに、気を使わせるなんてさ。俺もまだまだ、高校2年生だねぇ」
余目 長流:「若さがあふれてる分、やっぱキッツイわ」
蜂屋 忍:「そりゃキツイだろ」
浦野 聡美:「言えたじゃねえか」
余目 長流:「浦野 聡美に言われんのはムカツクなぁ。よし、お前はワンタンメンを奢れ」
余目 長流:「あれだ。推しが幸せになれんなら、いいけどさ。アレうまく行くか微妙だし、まだ俺にもワンチャンあるっしょ」
余目 長流:何時ものようにいたずらっぽく笑って見せて。
浦野 聡美:「ええ~っ!? 奢れ!? なに言ってんだおまえ!?」
浦野 聡美:「……いや、こういう時こそ恩着せがましく奢ってやる。ただし大盛にはするなよ?」
余目 長流:「そりゃ、どうでしょうかねぇ?喰うぜぇ。今日の俺は喰うぜぇ。年齢誤魔化して飲めないかな?」
蜂屋 忍:「炭酸で我慢しとけー。あ、麻婆食いたいな俺。ゴチんなりまーす」
浦野 聡美:「補導は一人でされてくれ。しかしこう……昼間や学校とは違う劇的ないやらしさがあったと思わないか? ちょっと有識者の意見を聞きたいところだよ」
蜂屋 忍:「嫌な有識者!」
浦野 聡美:「おめーには奢らねーよ! むしろ今日の成功度で言えばそっちが一番奢る側だが!?」
余目 長流:「だから、俺は智砂ちゃん好きだったんですー。気付くのが遅いよ」
余目 長流:まったく、俺の夏はほろ苦く終わりそうではあるが、この苦さが大人の味なのだろう。
余目 長流:その味を上手く飲み込める日だって、何時かきて。あの時はガキだったなぁ。などと笑うのだ。
余目 長流:うん。これも青春らしくて実に良い。
余目 長流:「その時には、まぁ、お前らにそんな事言ってる気がするよ」
GM:16歳のキミの、小さな呟きが、夜の雑踏のなかに溶けて消えた。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスと購入判定が可能だよ~ん!
余目 長流:先生のロイス感情を反転させちゃうぜ!
浦野 聡美:ほよよ……
GM:しょぼぼん…
青葉 由吉:うーん、ロイスは保留かな
浦野 聡美:ロイスは保留で購入しよ 応急手当キット
浦野 聡美:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 9[1,1,9] → 9 → 成功

浦野 聡美:ヤハハァ!
余目 長流:ボデマ買おう。
浦野 聡美:体力回復に使ってねえ
蜂屋 忍:湖東 歩 ◯P好意/N不安
余目 長流:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 7[6,7]+1 → 8

余目 長流:無理。以上
蜂屋 忍:助かる~
浦野 聡美:以上!
蜂屋 忍:手当キット一個もらっていいかな?
浦野 聡美:あげるあげる!
蜂屋 忍:ありがとう!使います
蜂屋 忍:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+9[3,6] → 14

蜂屋 忍:よしよし
蜂屋 忍:蜂屋 忍のHPを9増加(5 → 14)
GM:いま雑談で相談をして決めたんですけど
GM:今回せっかくだし…青葉君だけネームレスシティのアイテム買えることにしましょうか!
青葉 由吉:感謝しかない。ありがとうございます
蜂屋 忍:わ~~い
GM:宇宙人だからね 以上の理由はないです
青葉 由吉:はい! なんかいい感じにします!
蜂屋 忍:じゃあ私も応急手当狙おう
蜂屋 忍:3DX+3+0@10>=8 調達
DoubleCross : (3DX10+3>=8) → 5[1,2,5]+3 → 8 → 成功

蜂屋 忍:オッケー!
GM:おお~買えてる
青葉 由吉:ということで高性能治療キット目標値9! コネとかなしでがんばります
蜂屋 忍:そのまま自分に使います
GM:がんば!
青葉 由吉:3dx+4>=9
DoubleCross : (3DX10+4>=9) → 10[2,5,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

蜂屋 忍:14+2d10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+14[9,5] → 28

GM:えっすご
青葉 由吉:おまえ……?
蜂屋 忍:よし、こちらも完治!
蜂屋 忍:すご
青葉 由吉:買ったので使用します……
GM:そんなに治療セットが欲しかったのか
蜂屋 忍:蜂屋 忍のHPを13増加(14 → 27)
GM:どうぞどうぞ!
青葉 由吉:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 27[9,9,9]+4 → 31

青葉 由吉:!?
蜂屋 忍:つよ
GM:出目ヤバッ
蜂屋 忍:さすが高性能
蜂屋 忍:私は以上です!
青葉 由吉:全快しました……HP27です
浦野 聡美:宇宙の回復力!!
GM:これには藤枝梨々子もにっこり
青葉 由吉:宇宙人だからかな……
青葉 由吉:以上!
GM:はーい!
GM:では処理が終了したので、このシーンは終了!

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ミドル5

GM:次のシーン。情報収集シーンです。シーンプレイヤーは余目くん、全員登場推奨。
GM:出る人は侵蝕率を上げて登場してね~
浦野 聡美:全員だー!
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(75 → 84)
浦野 聡美:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 4[4]+62 → 66

蜂屋 忍:やばい
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(75 → 81)
青葉 由吉:はわわ
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(63 → 68)
GM:差が結構開いて来ちゃいましたね…!
蜂屋 忍:ごめんねえ
湖東 歩:蜂屋くん…
蜂屋 忍:だいじょうぶだいじょうぶ!
GM:きっとなんとかなるさ
GM:では、情報収集項目はこちら!

・青葉由吉(現在)について 〈情報:UGN〉難易度7 (青葉くんのみ〈知識:母星〉難易度5でも判定可能)
・魚見あん奈について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度8
・”怪狼”について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度7
・瀧山智砂について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度9

GM:好きなの選んで調べてみてね~
浦野 聡美:全部気になりすぎ!
余目 長流:まあ私は智砂ちゃん先生をやろう。
浦野 聡美:うおみ~やらせてください! やります!
蜂屋 忍:ゆきっちのことどうする?
青葉 由吉:他のみんなが大丈夫なら青葉由吉(現在)やりたいですが
蜂屋 忍:これ私達が調べるかゆきっちが調べるかでだいぶ変わりそうな感ですが
青葉 由吉:そうかも!
余目 長流:青葉君は実は少しやりたいのはあるが
蜂屋 忍:出てくる情報は変わらないかもだけど、反応としてね
浦野 聡美:そうなんですよね 他人が調べるか自分が調べるかでシーンのロールプレイかわりそう
GM:別にシナリオロイスに関わらず調べていいのよ~
青葉 由吉:あーあと、自分が開けたとして内容によってどう開示するかとかね
浦野 聡美:そうはいっても噂話人間なんですよね
青葉 由吉:でもせっかくだし自分でやってみたいのはあるかも、お得だし
蜂屋 忍:了解!では私は”怪狼”行きます
浦野 聡美:そうなのだ お得なのだ
余目 長流:OKでは初期プランで。
浦野 聡美:押忍!
蜂屋 忍:はーい!
蜂屋 忍:UGN幹部を使用!
GM:がんばれ~!
青葉 由吉:ありがとうございます!
浦野 聡美:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 8[1,4,6,8,8]+1 → 9 → 成功

蜂屋 忍:6DX+0+0@10>=7 情報(UGN)
DoubleCross : (6DX10>=7) → 8[1,1,2,2,4,8] → 8 → 成功

蜂屋 忍:おし
余目 長流:コネ:噂好きの友人を使用して振ります。
GM:みんなすごいすごーい
余目 長流:4dx+3
DoubleCross : (4DX10+3) → 8[1,5,7,8]+3 → 11

浦野 聡美:うらのわかりみ
青葉 由吉:青葉由吉(現在)について 〈知識:母星〉難易度5 これで
青葉 由吉:7dx+1>=5
DoubleCross : (7DX10+1>=5) → 8[1,2,4,4,5,6,8]+1 → 9 → 成功

GM:おおっばっちり!
青葉 由吉:よっし
GM:みんな成功ですね!
余目 長流:二桁クラスで智砂ちゃん先生の事を知ってるのさ
GM:まっこの子ったら…
蜂屋 忍:ナガル……
浦野 聡美:なんてヤツだ……
青葉 由吉:すごいぜ
GM:では、バチバチ情報を開示してくぜ!

・青葉由吉(現在)について 〈情報:UGN〉難易度7 (青葉くんのみ〈知識:母星〉難易度5でも判定可能)
数日前、青葉由吉は”怪狼”に襲われ、昏睡状態に陥った。
そこに宇宙から飛来したレネゲイドビーイングが憑依し、彼になりかわって行動しているようだ。
”怪狼”を撃退したのは、なりかわり後の青葉由吉である。
本当の青葉由吉の意識は、いまも深い眠りについており、戻る気配はない。
意識が戻らないまま憑依を解いてしまえば、青葉由吉はそのまま二度と目覚めなくなってしまう可能性が高い。
もし、本来の青葉由吉の意識を取り戻したい場合は、〈意志〉で難易度25の判定に成功する必要がある(エフェクト使用不可)。この判定はシナリオ間につき1回しか挑戦できない。


・魚見あん奈について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度8
U市中央高校に通う女子高校生。今春から、両親の仕事の事情でU市に転校してきた。
幼少期より無自覚なオーヴァードとして覚醒しており、数か月前にUGNに保護されたばかり。
オーヴァードとしての能力はほとんど持っていないが、天文学的な可能性の偶然ばかり引き寄せてしまう《特異点》という特性を持つ。
《特異点》の力は、ロイスを持つオーヴァードには制御することができない。
あん奈は普通の女子高生らしい生活を望んでおり、《特異点》の力を持て余しているようだ。

GM:⇒この情報を開示したことで、浦野くんと魚見あん奈の交流シーンが発生します。

・”怪狼”について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度7
1カ月ほど前から定期的にU市に出現し、人々を襲っているジャームの総称。
共通してキュマイラ/ソラリスシンドロームで、白い狼を模した外見をしている。
U市近辺に潜伏しているFHエージェント”Dr.フロプタチュール”によって製造されていることが判明している。
ただし、UGN支部は”怪狼”の対処に追われており、”Dr.フロプタチュール”に関する調査は停滞しているようだ


・瀧山智砂について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度9
今春からU市中央高校に赴任してきた英語教師。恋人はいないらしい。
しかし先日、繁華街で謎めいた伊達男と一緒にいるところが目撃された。恋人、もしくはもっとアダルトな関係の可能性がある。
U市を訪れる以前の経歴に曖昧な点があり、FHエージェント”Dr.フロプタチュール”ではないかとUGN支部から怪しまれている。

GM:⇒キミ達は、瀧山智砂の自宅住所を知ることができます。
GM:⇒この情報を開示したことで、トリガーシーンが発生します。瀧山智砂の自宅に行き、彼女の素性を探るシーンです。

GM:情報は以上!このシーンでは、これら情報を共有していく描写をしていきましょう
GM:最終的に「ちさちー先生の自宅…行ってみっか~!?」な感じになるとよさそうとのウワサ
蜂屋 忍:はーい!
浦野 聡美:噂好きの友人……ナイスうわさだぜ
GM:場所は…支部の前の
GM:屋上いきますか?
GM:いや支部内でもいいんだけど 外のが爽やかかなというだけ…
浦野 聡美:いきますか~~
余目 長流:おーっす!
蜂屋 忍:はーい!
青葉 由吉:うおー
GM:よっしゃ!
───────
GM:U市駅前。デパート『百貨店いとう』。
GM:かつて遊園地だったという屋上。そこに設けられた事務所が、U市UGN支部のカヴァーである。
GM:名残でさび付いた遊具の残る屋上には、夏の日射しが降り注いでいる。今日も突き抜けるような青空だ。
GM:さて、キミ達はそんな屋上に集合していました。暑い!
余目 長流:「今日も暑いな。それで目の前にいるのはムサイ男ばかり、昨日で幸運使い果たしたか?蝉だけが元気だよ」
余目 長流:炭酸飲料を自販機で買ってプルタブを開けて皮肉気に言う。
浦野 聡美:「そのセミだって求愛してるんだ、負けたぜ……」
蜂屋 忍:「虫に敗北感覚えてどうする」
蜂屋 忍:ペットボトルを口から離して。
青葉 由吉:ペットボトルの水を飲んでいる。水分を補給しないといけないので。
蜂屋 忍:「それで?」
蜂屋 忍:「魚見のこと、ちゃんとわかったんか?」
余目 長流:「昨日告白モドキした男は余裕見せつけるぜ」
浦野 聡美:焼き鳥を買い食いしている。120円(去年は100円だった)
蜂屋 忍:「いっぱいいっぱいだっつの!」
蜂屋 忍:がぁ、とナガルに噛みつく素振りを見せつつ。
余目 長流:「愛が一杯だって?ははっ」
余目 長流:からかうように笑い。
浦野 聡美:「ああ、聞いてきたよ」串を紙袋に戻して。「オーヴァードだが、ちょっと珍しいタイプみたいでさ」
余目 長流:「ほぉん?と言うと」
浦野 聡美:「能力はほとんどないが、奇運を引き寄せる性質を持つらしい。生来のモノで制御も難しいんだとさ」
蜂屋 忍:「あ~……なんか昔、講習で聞いたかもそういうタイプ。えと、なんだっけ……確か……」
余目 長流:炭酸飲料を喉に流し込み。
浦野 聡美:「アレな? たしか。オルクスみたいな可能性操作とも違う……」
余目 長流:「特異点シンギュラリティだっけか。人間ブラックホール」
余目 長流:「何でもかんでも引き寄せてワヤにするとか言う」
蜂屋 忍:「それだそれ!」
浦野 聡美:「そうそう!」
青葉 由吉:「こちらではそう言うのか、なるほど」
蜂屋 忍:「なにその帰国子女みたいな反応」
青葉 由吉:「別に、帰国子女ではないぞ」
浦野 聡美:「じゃあどこでどう言うんだっつの」カラカラ笑っている。
余目 長流:「波乱万丈な人生って言うのは、少し可哀想だね。俺だったらそこに付け込んで、優しくするが、まあ狙う奴がいなけりゃな」
蜂屋 忍:(お前らはそういうのなくても優しくするだろ)
蜂屋 忍:口には出さない。
余目 長流:(こちらでは・・・・・、ね)
青葉 由吉:「発音が難しいな……」何か試そうとしてやめる。
浦野 聡美:「奇運の末にこんなのんきな街に来るってのも不思議な話だけどなあ」
浦野 聡美:「案外、怪狼事件終息の予兆かもな」
浦野 聡美:「事態が動くなら、まさにこのタイミングじゃないか?」
余目 長流:「逆だって、言ったら魚見が傷つくもんな」
青葉 由吉:(なんでもかんでも引き寄せて、か……)微かに眉根を寄せている。
余目 長流:「収束の予兆とか救いの女神にした方が誰も不幸にならないので良い」
余目 長流:「ああ、そうすると、あれか?」
浦野 聡美:「おん?」
余目 長流:俺の意見を聞きな。とばかりの態度を取って。指を軽く回し。
余目 長流:「青葉ちゃんが、攻撃能力に目覚めたのも、そういう?確率性みたいなのが確変起こしたとか?」
蜂屋 忍:「……そういうのなわけ?」
青葉 由吉:「ああ、それは……」一瞬考えを巡らせて。
青葉 由吉:「確率というよりは、もう少し確実な現象だろう」
浦野 聡美:「ああ~」ポンと手を打つ。「由吉の能力は俺らみたいな分かりやすいのとはなんか違うし、影響があるのかも……?」
青葉 由吉:「『私』が来たからだ」
蜂屋 忍:「?なに言って……」
余目 長流:青葉ちゃんを何処か意味ありげに見やる。
青葉 由吉:「私はかなり上手く男子高校生をやっていたと自認しているから、気づかなかったかもしれないが」
青葉 由吉:「そろそろ君たちには話しておいてもいいだろうな」
青葉 由吉:うん、とうなずく。
浦野 聡美:「……」「(そうか?)」かなりキャラは変わっていたが……。
青葉 由吉:「現在、青葉由吉は昏睡状態にある。代わりに、私が入り込んで能力を行使している状態だ」
青葉 由吉:「私は……君たちの言い方で言えば、宇宙から来たレネゲイドビーイング、となるのだろうな」
蜂屋 忍:「……」
青葉 由吉:一息に言う。
蜂屋 忍:「な、は?」
蜂屋 忍:あんぐりと口を開ける。
浦野 聡美:「マ……ジか」
余目 長流:「そうきたか。本当に何かがブラックホールに落ちるみたいに引き寄せられたんだな」
蜂屋 忍:「お……いおい。ユキッチ、冗談にしても規模がでかすぎ……」
浦野 聡美:「正直、ノーマル由吉が一切笑わずにこんなドッキリかませるとは思えないや」
青葉 由吉:「冗談は学んでいるのだが、未だに上手く理解ができていないのだ。すまない」
蜂屋 忍:「……」
余目 長流:「そこまでとは、流石に」
余目 長流:(……もう一つの人格がレネゲイドの影響で現れたくらいには、思ってたが)
蜂屋 忍:「いつから……いや」
余目 長流:(だが、此処は、俺は最初から分かってたぜ。みたいな顔をしておこう)
蜂屋 忍:「考えてみりゃ。ずっと様子が違ってたか」
蜂屋 忍:「藤枝と一緒に、襲われたって日から。……その時から、か?」
青葉 由吉:「余目長流。君はもしかたら、察していたかもしれないな。よく私を見ていたから」
青葉 由吉:「ああ、まさにその時だ」
余目 長流:「あぁ、まあね」ふっ。とか笑って。
浦野 聡美:「俺たちといて冗談がまだ学べてないとは、まだまだ俺たちも実力不足か」「いや……まさにこんな冗談言うべきタイミングじゃないなァ」
青葉 由吉:「サンプル数がひとつ増えた。感謝する。さて」
浦野 聡美:「長流、おまえマジか。すげえなあ~」
青葉 由吉:「君たちの知る青葉由吉は、未だに眠っている。いつ起きるとも知れない」
余目 長流:「急に真面目人間になっちゃなぁ。あ、一つ大事な質問いいかい?」
青葉 由吉:「このまま無理に憑依を解いては危険かもしれないな……」
青葉 由吉:「ああ、どうぞ」
余目 長流:「どうあれさ。君も俺達の大事な友人って事でいいのかな?」
青葉 由吉:「それを判断するのは、私ではなく君たちだ」
青葉 由吉:「私は……」
青葉 由吉:屋上での会話、海水浴。砂の城。繁華街。中華料理。
青葉 由吉:「少なくとも、君たちといて有意義だったと感じている」
青葉 由吉:笑う練習をもう一度してみる。あまり巧くはない。
余目 長流:「ふふっ、変な顔だ。ま、自意識過剰のアホに気を遣って、中華が食べたいと思ったのだが。なんて言うお人好しだもんな」
余目 長流:「うん。改めてよろしくな」
浦野 聡美:「正直情緒が追い付いてないとこあるけど」「鬼イカすこと言うじゃん二人とも」
余目 長流:「本物の青葉ちゃんが安全ってなら、そこはUGNに相談するとして、取りあえずな」
浦野 聡美:「さっき、危ない? とか言ってたけど……それってつまり、助けてくれったてことだよな? 明らかに悪いやつじゃなさそうだし、海にも来てたわけだし」
蜂屋 忍:「……待て」
浦野 聡美:「忍はついてきてるか? 俺と一緒にぼんやり側にいてくれているか?」
蜂屋 忍:「待ってくれ。……待ってくれよ」
浦野 聡美:「おお」
蜂屋 忍:「急にそんなこと言われたって、訳わかんねえ。……わかんねえけど」
蜂屋 忍:「さっき……言ったか?」
蜂屋 忍:「ユキッチ、いつ起きるかわかんねえって?」
蜂屋 忍:焦燥した顔で。
青葉 由吉:「ああ」
浦野 聡美:「ああ、ほら……アレだろ?」考えたくはなかったが。「人間のことまだよく知らないから……とか、そういう」
青葉 由吉:「このまま私が離れれば、彼の意識は戻らなくなる可能性が高いだろうな」
蜂屋 忍:「……っ!」
浦野 聡美:「……」
蜂屋 忍:思わず怒鳴りそうになった口を必死に閉じる。
青葉 由吉:「ただ……私は、状況さえ揃えば、本来の青葉由吉が目覚めるべきだとは考えている」
余目 長流:務めて冷静にふるまう。今はそういう人間が一人いる方が良いだろう。
余目 長流:「言ってもな。どうにかできるなら、さっさと体から出てるって事だよな?」
青葉 由吉:「その通りだ。君たちの友人を盾に取るような意図は全くない」
余目 長流:「こういう状況で一番頼りになるのはUGNだろ?だが、今はワンちゃんの対処に追われて、それをやってる暇はない」
余目 長流:「って事なら、やる事は限られるんじゃないのか?と俺は思う訳だが」
余目 長流:二人を見て言って。
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:ぐっ、と拳を握って。
浦野 聡美:「……つまり、話は怪狼退治に戻るってワケ、か」
蜂屋 忍:「ふんっ!」
蜂屋 忍:自分の頬を思い切り叩く。
余目 長流:「俺達の誰かがレネゲイド医療の専門家じゃなけりゃね」
浦野 聡美:「うおお」
青葉 由吉:「……痛いぞ」当たり前のことを言う。
蜂屋 忍:「わかってるよ。切り替えだ切り替え!すまんナガル、助かった!」
余目 長流:「誰かが冷静だったら、俺がハッチみたいになってたよ」
蜂屋 忍:ほんとは一発や二発で切り替えのすむことでもないが。切り替えたことにした。
青葉 由吉:以前とはまるで違う、感慨があるのかないのかもわからない目でそれを見ている。
浦野 聡美:(由吉……)
余目 長流:「それか、恋に浮かれていたら、むっちゃビックリしてたかな」
蜂屋 忍:「そのくじ引かせたから悪かったっつー話。まあいい」
蜂屋 忍:「とにかく今は、怪狼退治。ユキッチのことはUGNが落ち着いて、それからだ」
蜂屋 忍:「それでいんだろ?」
青葉 由吉:「ああ、君たちはそれでいい」
浦野 聡美:「ああ……藤枝と? 考えてみればすごいタイミングかも」
余目 長流:「青葉ちゃんℬはそれでいい?って言うか、言いにくいなぁ。なんかある?呼ばれたい名前」
青葉 由吉:「名前……?」
蜂屋 忍:「……ユキッチって呼ぶのは、寝てるユキッチに悪いからな」
余目 長流:「青葉ちゃんの名前は青葉ちゃんのモノだからね。そして、君の名前も君だけのモノだろ?」
浦野 聡美:「合体由吉モードってことだもんなあ。いや、融合?」むむむと頭をひねっている。
青葉 由吉:「私の元の名前は■■■■というのだが」とても表現しづらい、恐らくは正確でもないのだろう発音が飛び出す。
浦野 聡美:「なんて?」
蜂屋 忍:「わからん」
青葉 由吉:「元は識別記号のようなものだな」
浦野 聡美:「へェ。コードネームみたいだ」
青葉 由吉:「後半は、知的生命体を指す。『人間』のようなものだ」
余目 長流:巻き舌などを駆使してどうにか発音しようと試みる。
余目 長流:「いや、無理」
蜂屋 忍:「……あのさ。嫌じゃなければだけど」
青葉 由吉:「前半はきわめて難しいな。地球上に概念がない……」
蜂屋 忍:「こっちで呼びやすい名前決めていいか」
青葉 由吉:「ああ、ありがたいな」
浦野 聡美:「宇宙~……」「呼びやすい名前? 由吉じゃなくて由次(ゆきじ)とか?」
蜂屋 忍:「どうも。……言ったはいいが緊張するな……!」
青葉 由吉:「ああ……概念はないが、そうだな。言うなれば生まれた時期のようなものだ」
余目 長流:蝉の声が酷く五月蠅く、今日は日差しもやけにキツい。
余目 長流:「……夏か」
余目 長流:呆れる様に、夏の風景に溜息をつく。
浦野 聡美:「時期ねえ」うんうん唸っている。
余目 長流:「蜃気楼のように夏に来た男」
蜂屋 忍:「……夏マン」
蜂屋 忍:ぼそっとつぶやく。
浦野 聡美:「夏の人間……」「夏マン……夏マン?」
青葉 由吉:「夏マン」瞬きをする。
余目 長流:(さすがに……それは)
青葉 由吉:「なるほど、私の星の命名規則に合っているな」
余目 長流:(…………納得しそうだな)
蜂屋 忍:「いや、流石にもうちょっと考え……ええっ!?」
浦野 聡美:「夏マンて。夏マン!!?」
浦野 聡美:「命名規則以外のほとんどが終わっとるが?」
青葉 由吉:「何か問題があっただろうか」
青葉 由吉:「君たちがつけてくれた名前だが」
余目 長流:「いいじゃないか。ドライツゥーンシュトゥルムディッヒカイゼルとか言われるより100万倍良い」
浦野 聡美:「なんて?」
蜂屋 忍:「こ……これ、俺のせいか!?ごめん思いついちゃって!思わず言っちゃって!」
余目 長流:「だろ?わけのわからん名前より浦野 聡美のリアクションで、夏マンの良さが証明されたぜ」
浦野 聡美:「いや……俺たち扱いになってる。どうも連帯責任っぽい」こそこそ。
青葉 由吉:「青葉由吉の家には、幾つか特撮映画の映像があった」
蜂屋 忍:「すまん……巻き込んだ……」
青葉 由吉:「君たちは、強大な力を持つ存在に対して、『マン』との呼称をつけるのだろう」
青葉 由吉:「なぜわざわざ人間なのかはわからないが」
青葉 由吉:「私は前の通り、未だに出力が安定しない身ではあるが、その呼称をあえて受け取りたい」
余目 長流:「筋は取ってるな。マジレス異星人だ」ははっと笑って。そこで重大な事に気付き真顔になる。
浦野 聡美:「ああ、まあ……そういう納得の仕方をしてくれてるんなら、なあ」
余目 長流:(あぁ……目下の問題は藤枝ちゃんだよな、これ。でも、そこは俺が口を出す事じゃないし、どうするかな)
蜂屋 忍:「まあ……本人が納得してるならいい……のかなあ……!?」
余目 長流:(どうするかなぁ)
蜂屋 忍:「じゃあ、えっと……」
蜂屋 忍:「今後ともよろしく、夏マン」
浦野 聡美:「これは思いつきの意見だが。人の力を越えているからこそ、ヒトを名乗ることに意味がある……と信じたいかな、俺は」
余目 長流:顎に指を当てて眉間にしわを寄せて思案などする。
青葉 由吉:「……人に入れてくれるのだな」
青葉 由吉:「では、よろしく。浦野聡美、蜂屋忍、余目長流」
浦野 聡美:「それを名乗ることに決めたのはあんただよ、あー……ええと……」「すまん、まだ笑いそうだ」
青葉 由吉:「夏マン……私の件は以上だ。他に話すべきこともまだあるだろう」
蜂屋 忍:「ナガル」
余目 長流:「自分で人って名乗ったんでしょうが、だから人でいいんじゃないの」後回しにしよう。と、一旦置いておく。この件は後で話そう。
蜂屋 忍:「怪狼退治。まずはそっからだ。だろ?」
余目 長流:「おっと、そう、そう。その通り!まずはそれだ」
蜂屋 忍:「飼い主はわかったぜ。”Dr.フロプタチュール”」
蜂屋 忍:「FHエージェントだってよ。夏マン、FHはわかるか?」
青葉 由吉:「ああ、UGNとの敵対組織と認識している」
余目 長流:「説明する手間が省けるのは良い事だ。で、美人?女博士?眼鏡と白衣が似合うタイプだったらポイント高いぜ」
蜂屋 忍:「それで合ってる。多分市近辺に潜伏して、あの狼を……言い方嫌だけど、造ってる、らしいんだが」
蜂屋 忍:「不明。シルエットがまだ黒で覆われてる段階」
浦野 聡美:「じゃあもう俺たちとおんなじくらい詳しいわ」地方の非正規の末端である。
蜂屋 忍:「狼の対処に追われて、そっちにまだ手が回ってないんだと」
青葉 由吉:「現場の対処に手いっぱい、ということか」
蜂屋 忍:「俺たちで探し当てるしかないだろうな、こうなったら」
蜂屋 忍:「誰か手がかりとかありそうな人、挙手!」
浦野 聡美:「ええ~……? そうは言ってももうちょっとなにかあるんじゃないの? 何回騒ぎがあったと思ってるんだ」
余目 長流:「俺達で調べるしかないって事ね。それについては心当たりがないではない」
浦野 聡美:「あるじゃないか!」
蜂屋 忍:「あるのか!?」
青葉 由吉:「さすがだな」
蜂屋 忍:「さすがだろ」
浦野 聡美:「ドヤるなって」
余目 長流:「任せろよ。実はこの街に、U市を訪れる以前の経歴に曖昧な点がある人間がいるらしいぜ」
浦野 聡美:「……」嘘か真か険しい表情。「魚見……!?」
余目 長流:「UGNのリストを閲覧した時に、FHと関係性があるかもしれん。と言う人間の事を知った」
蜂屋 忍:「いや、さっき自分でオーヴァードとしての能力ほぼないって言ったじゃん」
余目 長流:「魚見は曖昧じゃないだろ。能力や特異性までばっちり知れてんだから。落ち着き給えよ」
蜂屋 忍:「研究畑の可能性もあるけどさ。もしそうならUGNが流石にもう動いてんだろ」
青葉 由吉:「私ではないが」真顔。
青葉 由吉:「とすると一体……」
浦野 聡美:「冗談だっつの!」
余目 長流:「まだ、UGNも知らないでしょ。夏マンの存在は」
余目 長流:手をひらひら振って。
蜂屋 忍:「それで、誰なんだ?」
余目 長流:「その人物は、今年の春に町に越してきた人間でな。俺好みの美人であり、なんか何時も良いタイミングで俺の心をかき乱す」
蜂屋 忍:「おい、それって……!」
余目 長流:「それこそFHエージェント”Dr.フロプタチュール”ではないかとUGN支部から怪しまれている。その名は」
浦野 聡美:「まさか……」
余目 長流:とは言うものの、この支部そこそこ緩いから当てにして良いかはまだわからないが。
青葉 由吉:「…………」
余目 長流:「瀧山智砂ちゃん先生だよ」
余目 長流:「なお、俺は住所を知ってるぜ、これがな」
余目 長流:ふっ と、余裕ぶっこいてる感じで笑い。
浦野 聡美:「じゃあ昨夜の男! あいつも超絶邪悪FHなんじゃないの!?」「住所!?」
蜂屋 忍:「ナガル、お前……」
青葉 由吉:「そうだな、あの男性との関係は、一体どのようなものなのだろうか」
青葉 由吉:その辺りの機微は全くわかっていない。全然。
浦野 聡美:「すげェ手際良いなおまえ……」
蜂屋 忍:「えっ!?どのようなって、そりゃあ……お前……」流石に言いづらい!色んな意味で!
余目 長流:「いやぁ、職員室の名簿でちらっと見ただけだぜ」
余目 長流:「緊急連絡先とか」
蜂屋 忍:「覚えてるのは割りとバッチリ見てるだろ……」
浦野 聡美:「その方が怖えよ」「チラッと見て覚えるな、緊急連絡先を」
浦野 聡美:「しかし、そこにマジのアジトが普通にあったらかなりウケるからな。調べる価値はあるかも」
蜂屋 忍:「それはいいけど……ナガルおまえ」
蜂屋 忍:「行けんのか?」
余目 長流:「俺を怒らせない方が良い。ネットワーク学校内の友人情報により、湖東ちゃんと、藤枝と、魚見と波来の家だって知ってるぜ」
余目 長流:けらけらと笑って。
蜂屋 忍:「マジな話だ」
余目 長流:「バァカ。せっかくの夏なのに湿っぽくなってどうするよ」
青葉 由吉:「現在湿度はかなり高いが、おそらくそれは言い回しだな」
余目 長流:「むしろ……智砂ちゃん先生が悪人でした!の方がある意味は救いがあるしな。もし、無関係なら、そりゃそれで目出度い事だろ」
青葉 由吉:「……君がそれで良いのなら、尊重するが」
蜂屋 忍:「……"自分が出来る。って言うやつを疑ったりはしない"だったな」
浦野 聡美:「なるほど、な。悪女だったって話なら、むしろ収まりもつくってか」
蜂屋 忍:「オッケー、信じる。んじゃ、突撃としますか」
浦野 聡美:「潜入した過ぎて逸るなよ」
GM:そういうことになった。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・購入判定が可能だよ!
浦野 聡美:ボデマかお
蜂屋 忍:ロイスいっぱい、ボディアーマー!
浦野 聡美:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 9[5,9,9] → 9 → 失敗

蜂屋 忍:4DX+3+0@10>=12 調達
DoubleCross : (4DX10+3>=12) → 8[1,2,4,8]+3 → 11 → 失敗

蜂屋 忍:1点入れて買っちゃお
余目 長流:ボディアーマー
浦野 聡美:財産全部使うなら帰るけど欲しい人~
余目 長流:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 5[1,5]+1 → 6

余目 長流:欲しいー
青葉 由吉:さとみんに 〇親近感/隔意で取得でフル!
GM:ヒュッヒュ!
浦野 聡美:買うぜ! そしてあげるぜ!
青葉 由吉:自分もボデマ試しましょうか
余目 長流:私防具あれば生き残れるっぽいんだよワンちゃん
蜂屋 忍:買ったぶんを自分で装備して以上!
青葉 由吉:あ、もう十分かな?
余目 長流:やったぜ。貰うぜ
蜂屋 忍:わんちゃんにワンチャン
蜂屋 忍:さとみーがまだ防具ない?
浦野 聡美:ロイスは 宇宙人 夏マン 〇感謝/夏マン!? で 以上です
青葉 由吉:さとみーボデマいりますかっ
浦野 聡美:なくても優先度低めだよ~
青葉 由吉:とはいえ自分はもうあるから、じゃあやります
青葉 由吉:4dx+4>=12
DoubleCross : (4DX10+4>=12) → 8[3,5,8,8]+4 → 12 → 成功

青葉 由吉:いえい さとみーにあげます
浦野 聡美:わーいわーい 着ます
蜂屋 忍:全員以上かな?
青葉 由吉:以上!
蜂屋 忍:こちらもオッケー
GM:オッケーぽい!
GM:じゃあこのシーンはこれで以上だよ~


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ミドル6

GM:次のシーン!浦野くんだけ登場。
GM:侵蝕率を上げて登場してね!
浦野 聡美:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 2[2]+66 → 68

浦野 聡美:に~
GM:ピースピース
GM:では……じゃあ行くぞって思ってたのに なんだか一人になったキミが
GM:魚見あん奈とばったり会うシーンをやりましょうね
浦野 聡美:押忍!!
GM:ウオオッ
───────
GM:一度解散し、支度を整えて再集合ということになりました。
GM:キミの自宅近く、神社。
GM:せいぜい地元の住民が寄るくらい、雑木林に埋もれた小さな神社だが、夏となれば話は別だ。
GM:舗道に提灯がつり下げられていて、その脇には屋台の準備がなされている。
GM:お祭りの準備だろう。
GM:キミは偶々───そう、偶々、ここを通りかかりました。
浦野 聡美:友人とよそで初詣の約束でもしない限りは、元旦にさっさとここに賽銭を投げ入れている。祭りも含め、ある意味で長年お世話になっている神社だ。
浦野 聡美:「やってんね~今年も……」以前、巫女は下着を履いていないのかどうか話題になったことがある。結論は、『本当に履いていない人物が一人紛れ込んでいたとしたら、かなりヤバい』だ。
浦野 聡美:そんなことがボンヤリ頭をかすめていると……
魚見 あん奈:後ろから声がかかる。「…浦野くん」
浦野 聡美:「うおおおっおああ!!?」
魚見 あん奈:「うわっ」
浦野 聡美:「魚見!? 魚見だ……?」
魚見 あん奈:目を丸くしている。すらりとしたスタイルが引き立つ、シンプルなシャツにショートパンツ。
浦野 聡美:「うおお~~~ビッッックリした…………」
魚見 あん奈:「魚見だよ」くすくす笑う。「ごめん、驚かせちゃって」
魚見 あん奈:「こんにちは…おつかれ?かな。こんなところで会うなんて、すごいね」
浦野 聡美:「いや……」顔が熱い。「今のは俺が勝手に驚きすぎたかも」「な。偶然だ」
魚見 あん奈:「?」楽しそうに笑ったまま。「なにしてたの?」
魚見 あん奈:細くて白い、サンダルを履いた足がやたら目を引くような気がする。何故だろう。不思議だ。
浦野 聡美:「うん? 由吉たちと遊んでた帰り」
浦野 聡美:「そっちは? あのあと、普通に帰れた?」
魚見 あん奈:「あ、いいな…本当に仲良しだね」目を細める。
魚見 あん奈:「そうそう、こないだ。ちさちーが近くまで送ってくれて。普通に帰れたよ」
浦野 聡美:「先生が? なんのかんので先生だなぁ」
魚見 あん奈:「先生だよ、当たり前じゃない」
魚見 あん奈:笑って言ってから。「あの…さ」
浦野 聡美:「でも男の生徒と水着で海来たのよね……」「……ん」
魚見 あん奈:「本当は…男子みんなにちゃんと説明しなくちゃって、思ってはいるんだけど…」
魚見 あん奈:「夏休みで会う機会もなくて、なんか、タイミング逃しちゃって」視線を景色の方に逸らしている。
魚見 あん奈:「私のこと」
浦野 聡美:「ああ……」目を伏せる。「オーヴァード、ってことだもんね」
魚見 あん奈:「うん」同じように目を伏せる。睫毛が繊細に揺れる。
浦野 聡美:「ごめんな言わせちゃって。こっちから切り出すべきだったかも……ちょっと座って話す?」
魚見 あん奈:「いい?」パッとキミを見る。「うん。話したいな」
浦野 聡美:「そこの神社。テキトーに払えばどこでも腰かけられるし、あー……虫よけをめっちゃかけまくればだけどね」
魚見 あん奈:「持ってるの?」笑いながらキミについてくる。
浦野 聡美:「なんだよ、それ。貸してほしいってコト?」ぎこちなく笑う。恥ずかしっ
魚見 あん奈:「だって、そんなこと言われたら。そうじゃない?」くすくす笑い、歩道の脇。石造りのベンチに腰掛ける。
魚見 あん奈:虫や埃は、たいして気にしてない様子。楽しそうに足を伸ばす。
浦野 聡美:「まあーこの辺か……どーぞどーぞ」ベンチをウェットな制汗シートでがさがさ拭いて手で払う。
魚見 あん奈:「ふふ…ありがと」キミのもてなしに、微笑んでいる。
魚見 あん奈:「手慣れてる? なんちゃって…」「…なんか、あれなんだよね」
浦野 聡美:「うおっ意外と茶色いな……」「ハハ……ごめんね。あんま慣れてないっていうか……おどけるのを辞めるときを逃しがちでさ」
浦野 聡美:「俺は慎重なの」「なんかあれってなにさ」
魚見 あん奈:いろいろしてくれるキミを、楽しそうに眺めている。サンダルの先が揺れる。
魚見 あん奈:「親の海外出張で転校してきたって、前に話したじゃない」
浦野 聡美:「聞いたね」
魚見 あん奈:「あと、小学校のときさ。たまたまぶつかった女の人が、すごい有名な女優の人で」
魚見 あん奈:「映画の撮影途中で、いやになって、逃げてるところだったんだって」
浦野 聡美:「そういう人って本当にいるんだ」
魚見 あん奈:「ふ、ふふふ」堪えきれず笑う。「中学生のとき、財閥の御曹司のお見合い騒動に巻き込まれた話もあるよ…」
浦野 聡美:「御曹司のお見合い~!? 想像できねえ……」
魚見 あん奈:「でしょ?」ちらりとキミを見上げる。
魚見 あん奈:「だから…、正直ね。転校が決まったとき、思ったの」
浦野 聡美:「はは……あー……」彼女の特異点のことは一通り調査してしまった。どこで頭を下げて伝えるべきか迷っている。
浦野 聡美:「ん?」
魚見 あん奈:「『また何かあるのかな』みたいな」
魚見 あん奈:「別に…」景色を眺めている。「…なくていいんだけどさ」
浦野 聡美:「……」
浦野 聡美:「でも。17歳の夏だ」
魚見 あん奈:「……え?」
魚見 あん奈:きょとんと浦野くんを見る。
浦野 聡美:「なにかなきゃ、損じゃん? ほら……友達と遊んだり」「魚見がしようって最初に言ったの覚えてる」
魚見 あん奈:「ああ、それは……」「そう。そうだよ」
魚見 あん奈:大きな目が、きらきらと輝くようだった。「したかったの。何か」
魚見 あん奈:「…でも」
魚見 あん奈:「海水浴も結局、あんな形で解散になっちゃったから…また私のせいなのかな、とか」
浦野 聡美:「それは違う!」
魚見 あん奈:「申し訳ないな…とか」苦笑する。「……えっ」
魚見 あん奈:浦野くんを見上げる。「違う?」
浦野 聡美:「あれはこの街で散発的に起きてるんだ。誰が良いとか悪いとか、そういうことじゃあないんだ」
魚見 あん奈:「………」じっとキミを見つめる。
浦野 聡美:「悪いけど、さすがにデータをあたることになってさ。載ってた。魚見のこと……特異点。ごめん」
魚見 あん奈:「……うん」小さく笑う。「さすがに、しょうがないよ。大丈夫。気にしてない」
浦野 聡美:「俺は気にしてた」苦笑する。「つまり今のは、きみが俺にやさしくしてくれたワケだ。これもごめんだな」
魚見 あん奈:「なんで浦野くんが謝るのさ…」唇をそっと食む。「…あのね、じゃあ、知ってるかもしれないけど…」
魚見 あん奈:「特異点の力は、どうしても、制御できないものなんだって」
魚見 あん奈:「それは、《特異点》を制御するってことは、自分にとって都合の良い偶然だけを引き起こすってことで…」
浦野 聡美:「うん」彼女の瞳が明るく、そして暗くもなるのを見つめる。
魚見 あん奈:「でも、そんなのは…自分にとって都合の良い事しか起こせない・・・・・っていうのは、欲望に突き動かされた状態に他ならない」
浦野 聡美:「いわば、妄想や衝動の終点ってやつか……」
魚見 あん奈:「そう…つまり…ジャームだね」
魚見 あん奈:「《特異点》の能力が制御できるのは、ジャームだけ」言われたことを繰り返すみたい言う。「なんだか皮肉だよね」
浦野 聡美:「そか。制御できてない方が安全なんだ」「安心つか、健全だね」
浦野 聡美:「本人はたまったもんじゃないだろうけど、さ」
魚見 あん奈:「たまったもんじゃない…って、思ってくれる?」
浦野 聡美:「思う……つもりではいるよ。でも、本当にきみの気持ちに寄り添えてるかは」「ちょっと断定はできないかも。悪いね、想像がつかない部分もあって」
魚見 あん奈:「そっか」少し寂しそうに言う。
魚見 あん奈:「でも…でもね」
浦野 聡美:「うん」
魚見 あん奈:「たまに…これは、本当に、たまに…それだって、私が無意識に引き寄せてるものなのかもしれないけど…」
浦野 聡美:頷く。
魚見 あん奈:「…本当に、自分にとって都合の良い事を起こすことができるの」
魚見 あん奈:「それを、できればさ。自分が得するだけじゃなくて…ちゃんとした事に使いたいなって」
魚見 あん奈:「思う私もいる…」「…って、なんの話なんだろ」苦笑する。
魚見 あん奈:「ごめん、なんか…自分語りしちゃった」
浦野 聡美:「いいじゃん、もっと聞きたいよ。喋る機会なくない?」
魚見 あん奈:「えー…? そうかな…でも、やめやめ。照れくさくなっちゃった」
魚見 あん奈:「今度は浦野くんの話も聞かせてよ」言いながら、立ち上がる。
浦野 聡美:「そう? そっか。ちょっと残念かな……俺?」
魚見 あん奈:「うん」キミの前に立ち、僅かに首を傾げる。
浦野 聡美:「そうだな……魚見は普通に友達と海で遊ぶことが逆に特別になるのかな? って思ったけど、異性とグループで海行っちゃったらそれは俺たちにとって特別な夏すぎだろ! 的な……」
浦野 聡美:苦笑する。「チョケすぎか、これも」
魚見 あん奈:「えっ」噴き出す。「何の話?」
浦野 聡美:「この前は楽しかったな、って話!」
魚見 あん奈:「ふふふ…私だって」「楽しかった! 本当に…」
魚見 あん奈:「楽しかったね」もう一度言って、嬉しそうにする。
浦野 聡美:「ああ。サイコー」「じゃあ、そうだな。ええと……今度、またどこか行こう」
魚見 あん奈:「また」繰り返す。
浦野 聡美:「そう。また。で、その次はまたまた」
魚見 あん奈:「またまた」続けて言って、くすくす笑う。「すごい、本当?」
浦野 聡美:「本当、本当! 人数が増えたり減ったりしても、その日その日でパーッとさ……」
魚見 あん奈:「私がいると、何が起こるか、わからないよ?」
魚見 あん奈:持て余すように足を交差させる。「歩いてたらトラックが突っ込んできたりしてさ…」
浦野 聡美:「トラックが? ちょっと困るな、ドライバーさんに悪いし……それにほら、この前の戦い……見たろ」やはり苦笑している。「俺が黒いの出したり、みんなが攻撃してきたやつ」
魚見 あん奈:「…うん」子供のように頷く。「すごかった」
浦野 聡美:「だろ? あれでなんとかしてやる、って言えりゃいいけど」「実はアレ、俺だけ体張ってないんだ」
魚見 あん奈:「えっ……」
魚見 あん奈:「そうなの? 嘘、すごい頑張ってるように見えたけど…」
浦野 聡美:「長流は一番最初に一番前で戦うし、由吉は他人への攻撃を自分の身体を張って守ることもある。忍は両方やってる」
魚見 あん奈:じっとキミの言葉を聞く。
浦野 聡美:「俺はみんなが自然とそうしてくれてるから、一番後ろで攻撃する係」
魚見 あん奈:「そうするように…決めたの?」
浦野 聡美:「慎重っつーか、臆病なんだな。俺は……ん、まあ。自分でね」「俺は死ぬのも死にそうになるのも怖いけど、アイツらと同じくらい身体を張れるかもわからないし、タフでもないかだけど……」
浦野 聡美:「代わりに、アイツらがやられる前にやるしかないから」
浦野 聡美:「まあ、そういう慰め? 言い訳? をしてるわけ! これが俺の自分語りね」「だから……いや、だけど……」
浦野 聡美:「んー、そうだな……聞いてくれる?」
魚見 あん奈:「聞く」頷く。「何だろ。聞きたい」
浦野 聡美:「うん」すーはー深呼吸する。「それでもさ。敵がいてもああいうやつらと一緒にいたり、なにが起きるか分からなくてもキミが一緒に遊びたいって言ってくれるなら」
浦野 聡美:「出るよ。勇気。ちょっとかもだけど」
魚見 あん奈:「………」
魚見 あん奈:目を見開く。「勇気」
浦野 聡美:「うん。勇気」
浦野 聡美:「……フフッフハ、ダサいな?」
魚見 あん奈:「えっ…そうかな?」はにかむ。「私は…『そっか、それだ』って…思ったよ?」
浦野 聡美:「そう? 出るわ~勇気……安心した」
浦野 聡美:「ちなみに、俺は社交辞令を言わない主義なんだ。今度遊ぼうっていうのは具体的には……この前の砂浜にいたやつを元締めごととっちめたあと、とかのことね」
魚見 あん奈:「えぇっ…」笑う。「それは、それこそ…冗談じゃなくて?」
魚見 あん奈:「とっちめるって、本気で言ってるの? できるの?」
浦野 聡美:「その方がいいっしょ? 湖東も余計な気を使わないで良いし、藤枝も中森もいちいちひっくり返らなくて済む」
魚見 あん奈:「うん、うん…」「そっか。そうだね」くすくす笑う。
浦野 聡美:「それに、俺以外の三人もやる気だからね。じゃあ一番ラクな俺がまごまごしてらんないよ」こちらも笑う。
魚見 あん奈:「そっか、それなら…それならさ」「浦野くん、私、私の力」
魚見 あん奈:「そういうことのために使えたら、すごく良いと思わない?」
魚見 あん奈:「してる! って、なるはず」
浦野 聡美:「!!」
魚見 あん奈:「ふふっ」自分で言って、曖昧な言い方に自分で笑う。
浦野 聡美:「それは……」「超いいね。絶対なる。してる。しまくってる」
魚見 あん奈:「あはっ…何それ、しまくってる…」「……うん、うん。そうだよね。17歳の夏だもん」
浦野 聡美:「そうそう。そのときはさ、湖東と一緒に助けに来てよ」
浦野 聡美:「協力し得だぜ」
魚見 あん奈:「ふふ…。うん、良いな。そういうの…、すごく良いな…」
魚見 あん奈:「分かった。しなきゃ損だからね」
GM:NPCカードを入手します。

「NPCカード:”プリマステラ”魚見あん奈」
判定の直前に使用を宣言すること。その判定の達成値+20する。
この効果は、シーンに魚見あん奈が登場しているときに限り、1シナリオに1回まで使用できる。

浦野 聡美:プリマステラ!!
GM:ふふ~ん
浦野 聡美:「そう、そう! はは、魚見だけじゃなくて、俺たちも得しちまったかな? こりゃ」
浦野 聡美:「だから、うん。そうだな……今日はもう帰るとしようか」頬をかく。「……また、あとでな」
浦野 聡美:俺こっちだから、と手を振り、挨拶をして分かれ道を曲がる。
魚見 あん奈:「あとでね」と言って、ずいぶん楽しそうに手を振り返し、魚見あん奈も去っていく。
魚見 あん奈:蚊に刺されなかったね、と、それだけは自慢げに言った。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスだけ可能!
浦野 聡美:うおみーロイスのP感情……慕情にしちゃお! ボジョジョ……
浦野 聡美:以上です。
GM:ま~~~~~~~~~~ッッ
GM:奇声をあげてしまった
GM:では……このシーンは……以上です!

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ミドル7

GM:では、次のシーン。シーンプレイヤーは余目くん。
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(68 → 71)
GM:瀧山智砂の自宅で調査を行うシーンですね。
GM:全員登場推奨!出る人は侵蝕率を上げて登場してね。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(81 → 90)
浦野 聡美:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 5[5]+68 → 73

蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(84 → 89)
青葉 由吉:うわああ
GM:ゆ ゆきっち!
GM:すみません 潜入って言ったんですが……
GM:尋ねると普通に…います!瀧山ティーチャーが
蜂屋 忍:いた!?
青葉 由吉:いる!
余目 長流:いた!
浦野 聡美:あらま!!
GM:普通に迎え入れてくれるので
蜂屋 忍:普通にお宅訪問だ
GM:オドオドバタバタお話してください
GM:みんなで「オイオイ…先生の家じゃん!!」を満喫したらイベントが起こります
GM:では、シーンを開始していきましょう
───────
GM:U市中央高校近く。住宅街。
GM:若い夫婦や社会人が住んでいるような、こじんまりとしたこぎれいなアパート。
GM:インターホンを押してしばらく、ドアを開けた瀧山智砂は、目をぱちくりとさせながらキミ達を見回しました。
瀧山 智砂:「みんな、どうしたの? よく私の家が分かったね」薄い化粧だけしており、ゆったりとしたワンピース姿。部屋着なのかもしれない。
余目 長流:「どうもぉ。おはようございます」
浦野 聡美:(押すんかい! んでいるんかい!!)なんとなく潜入をイメージしていたのだが、全然そんなことなかった。
瀧山 智砂:「どうしたのかな。学校で何かあった?」
瀧山 智砂:きょとんとしている。特に警戒心を感じさせるような様子はない。いつものちさちーだ。
余目 長流:うんうん。薄い化粧が生真面目さだな。不意な来客が来ても完璧な容姿で応対するのは、大人の女性だ。
浦野 聡美:「(オイ)」コソコソッと。「(なんて言って中入って調べればいいんだよこういうときって?)」
余目 長流:「いや、この間、保護者やってくれたので、お礼に言いに来ました。ってのと」
余目 長流:「ちょいと、課題でマージで分からないとこがあって」
青葉 由吉:一旦任せている。いろいろ複雑なようだが、「担当」は彼だと思うので。
蜂屋 忍:(そもそも本人がいる中で調べるのはだいぶリスキーだぞ。どうすっか……)
瀧山 智砂:「えっ、私が行きたかっただけだから、気にしなくていいのに…」「ふふふ。課題なんて、大義名分ってやつでしょ? わかるんだぞ」
瀧山 智砂:「いいよ、こんなところで立ち話もなんだし。入って、入って」
瀧山 智砂:と言うと、キミ達を家の中に上げてくれる。
余目 長流:「俺だけならまだしも、こいつら全員、英語全滅なんですよねぇ……っと、さっすが智砂ちゃん先生話が分かるー」
余目 長流:軽く後ろを向き、他の3人に「ほら、こういうのは度胸で大体うまく行くんだよ」と言う顔をする。
浦野 聡美:あぜんとそのやり取りを見ている。「バレてるのか単にものすごくわきの甘い20代女性なのか、どっちなんだ……?」
蜂屋 忍:「後者だとしたら罪悪感がやばい」
蜂屋 忍:「前者なら普通にやばい」
青葉 由吉:「何にしろ、彼の機転に従うとしよう」
浦野 聡美:なんだか困惑しながらあがる。
蜂屋 忍:(っつーか待て、やべえぞお前ら)
蜂屋 忍:こそこそと。
余目 長流:「お邪魔しまーす」
浦野 聡美:「忍。なンだよ今さら……」
蜂屋 忍:(俺、女の人の一人暮らしの部屋に上がり込むの初めてなんだが!?)
浦野 聡美:「……」
余目 長流:一礼して、入って、先生に手土産の割と高級店のシュークリームを渡し。
浦野 聡美:「……俺もだ!」
青葉 由吉:(私も初めてだが)
青葉 由吉:(それほどまでに大きな差があるものなのだろうか)
GM:2DKの、シンプルな間取りである。
GM:招かれて入ると、明るく柔らかい色の小物で統一された、女性らしいインテリアが目に入る。
GM:カーペットが敷かれ、ソファ、ローテーブル。クッションやら、観葉植物やら。女性っぽい。なんかこう…圧倒される。
青葉 由吉:「……」言った矢先から口を閉じている。
蜂屋 忍:(見ろ!あるだろうが!男の一人暮らし部屋とは決定的に違う断崖絶壁の差が!)
余目 長流:ちらと部屋の中を見るが、きょろきょろしないようには自制をして。
余目 長流:(思い切り深呼吸したくなったな)
浦野 聡美:「家ってこうなるんだあ……」感心している。「あ、教師を家庭訪問するのは初めてかも」
青葉 由吉:(色彩や清潔感に大きな隔たりがあることは認めようと思う)
瀧山 智砂:「わあ、ありがとう」シュークリームを受け取る。「お茶持ってくるから、適当に座っててね」
蜂屋 忍:「されるのもびびるがする側もビビるもんなんだなこれ……」
GM:第一の試練である。キミたちは適当に座らなければならない。
余目 長流:(一人暮らしで清潔にしてるの、むっちゃポイント高いんだよな)
浦野 聡美:「ザース」「……座っ、ってみるか~?」
蜂屋 忍:「あ、ありがとうございます。お気遣いを……」
余目 長流:「は-い。お気遣いなく。俺以外には雨水で良いですよ!」
青葉 由吉:「全員で五人だが、どう配分するべきか」
瀧山 智砂:「勝手に引き出しとか見ちゃだめだよ~」台所から声。
余目 長流:「よし。じゃあ、俺は先生と対面になる席に座るぞ」小声で
浦野 聡美:「(見に来たんだけどなホントは……)」「どうぞどうぞ。俺はテーブルの周りに座っとくわ」
蜂屋 忍:「こういう場合、上座とか避けるべきなかな……そもそも上座ってどっちだ?」
浦野 聡美:クッションの上に座ろうとして、なんとなく止めその横に座る。妹のクッションを思い切り潰して座って怒られたことがあるのだ。
青葉 由吉:「このクッションというものは、上に座るのか? 抱えるのか?」
青葉 由吉:「青葉家には特になかった」
余目 長流:まあ、でも、この光景を波来が見でもしたら、キッッモ!智砂ちゃんがけがれる。とか言うんだろうな。などと思う。
余目 長流:いや、俺も我ながら邪だと思う。
浦野 聡美:「上に座るためにふかふかなんだが……ふかふかを損なうと残念がられたりする」
青葉 由吉:「矛盾があるな」
蜂屋 忍:「言われてみるとそうなんだけどな……」
余目 長流:「君達、いざ女の子の部屋に来た時の予行練習だと思って、行動しなさいよ」
余目 長流:「これから、あるだろうから。特に貴様ら二人。DIE!!」
浦野 聡美:(由吉と忍か)由吉と忍か、という目。
蜂屋 忍:「何自分は関係ありませんみたいなツラしてんださとみー」
蜂屋 忍:「練習って、それはそれで先生に失礼な気もするんだが……っつーか」
青葉 由吉:(浦野聡美と蜂屋忍はそうだろうな……)
蜂屋 忍:「お、お前らは……いや置いといてだよ、そこは」
蜂屋 忍:流石に関係ありませんという顔はできない。のは置いといて。
余目 長流:(まあ、言って、智砂ちゃん彼氏もういんだよなぁ。知ってなかったら、俺もこいつらと似たようなもんだったか)
蜂屋 忍:(実際どうする?いっそ本人に探り入れるか?)声を落として。
青葉 由吉:「女子の家というものは、どこもこう……物が少ないものなのだろうか」辺りを見ている。
青葉 由吉:「手がかりがなかなかなさそうだ」
青葉 由吉:それも手かもしれないな、という頷き。
浦野 聡美:「(やるしかなさそうなら、そうなるわな)」「余計なものがない、って意味じゃあよさそうなんだがね」
余目 長流:「確実に調べる手はあるっちゃ、あるんだが」
瀧山 智砂:そこに、グラスを並べたお盆を持って現れる。
瀧山 智砂:「みんな、盛り上がってるね」
余目 長流:「しかも、ほぼバレない……おっと、この話は後でな」と小声で告げて。
蜂屋 忍:(了解)
瀧山 智砂:「ほんとに仲が良いね~」形のちがう、麦茶を注いだグラス。みんなに配る。
余目 長流:「先生の部屋に来れて嬉しいんですよ。しかも歓迎迄してもらって」
浦野 聡美:グラスの中の液体を興味深そうに眺める。「麦茶だ! あざすあざす」
蜂屋 忍:「ありがとうございます」
余目 長流:「有難うございます」
青葉 由吉:「いただきます」
GM:じっと観察しても、普通に麦茶だ。特に警戒する必要はなさそうである。
瀧山 智砂:「ふふん」察しのついたような顔で余目くんを見る。「余目くんがみんなを連れて来たんでしょ」
青葉 由吉:口をつけながら、周りをまだ見ている。
余目 長流:麦茶に遠慮なく口をつけて。
青葉 由吉:(ゲーム機もプラモの棚もないが……。しかし藤枝さんの家には漫画を描く道具などがあるのだろうな)
瀧山 智砂:「でもね、来てくれて私も嬉しい。みんなと仲良くなれるチャンスだもんね」
青葉 由吉:(彼女は何かを隠しているのだろうか?)
浦野 聡美:「あっお前! いや待て、こういう時はむしろ飲んだ方がマナーなんスかね?」こちらもグビっと。
余目 長流:「ん-。ライバルを連れてくるようなことは普段はしないんですけどね」
余目 長流:「口実としては、この前のお礼ですしね。はは、先生には見抜かれてしまうな」
瀧山 智砂:「外、暑かったでしょ? 遠慮せず飲んでよ~」微笑んでいる。
浦野 聡美:「(だいじょぶそ)」多分。
余目 長流:(さて、どうするか。どう話を切り出すかな)
余目 長流:「海の時は、女子達を送っていってくれて、本当にありがとうございます。そこは改めてお礼を」
浦野 聡美:「な! 結局引率みたいなことしてもらって、感謝ですよ。俺たち海で遊ぶことしか考えてなかったし」
瀧山 智砂:「それくらいはね、いちおう先生ですから」胸を張る。「いいのいいの!」
瀧山 智砂:「みんなはあの後、海に残ってたんだっけ? 夜まで遊んでたんじゃないの?」
瀧山 智砂:まったくしょうがないな~、と、咎めるというか一緒に悪戯をするような表情だ。
浦野 聡美:「ですです。で、飯も食いに行ったりして」「先生はそのあとは? てか休みの日はなにして遊んでるんです?コイツが……ってか、俺たちも興味ありますよ」
青葉 由吉:(監督者としてはかなり緩い態度ではあるが、それだけではわからないな……)
浦野 聡美:「俺たちは海の日みたいに遊んでばっかっスけどね」
瀧山 智砂:「えー? そんなに面白いこと言えないよ? こっち来たばっかりで、友達もいないしね」
蜂屋 忍:(友達がいない……)あの夜見たことを思い出す。顔には出さないように。
瀧山 智砂:「そうそう、だから皆はいつも一緒でいいな~って思ってて。ご飯を食べに行くのだって、いっつもひとりだもの」
青葉 由吉:(……前回の人物はまた別ということだろうか?)
余目 長流:「ご謙遜ですよ。俺、先生には恋人いるんだろうなー。とかは思ってたんですけど」
余目 長流:「こんな美人放っておく野郎はいないと思います」
瀧山 智砂:「それって、また余目くんのいつものやつ~?」
蜂屋 忍:「こいつはいつも真面目っすよ」
余目 長流:「まさか。本気ですよ。誰にでも言ってる訳じゃないですね」
瀧山 智砂:「そうなの? ふーん…」二人を互いに見やり、頬に手を添える。
瀧山 智砂:「…でも、恋人はいません、いません」
瀧山 智砂:「放っておく野郎がいないなら、早く出てきてほしいです~」特に嘘を言った様子はない。ように見える。
余目 長流:「目の前にいるんですけどね。これは世間がぎりぎり許してくれないかな」
浦野 聡美:「そういうもんなんだな~?」わかるんだかわからないんだか、という顔だ。
瀧山 智砂:「許してくれるなら、私も考えてもいいんだけどな」思わせぶりに笑う。
瀧山 智砂:「それにしても…、みんなこそ、やっぱり彼女って欲しいんだ?」
青葉 由吉:(? 信じるとすると、先日のは友人でも恋人でもない関係ということになるが……?)
青葉 由吉:語彙にないので混乱している。
余目 長流:言いながら、照れるように目を逸らすフリをして、あたりを見る。あの時の男と映ってる写真などあれば、めっけもんなのだが。
浦野 聡美:「それはもう……ねえ?」みんなを見渡す。「ほしっすわ。欲しすぎっす」
GM:残念ながら見つからない。フェミニンなポストカードが壁に貼ってある。
青葉 由吉:「(一般的に男子高校生は彼女を欲しがるものと学んだので)そうだな(と答えておくと良いだろうと感じた)」
蜂屋 忍:「まあ……」照れたように視線を外しつつ「そりゃ欲しいよなあ」
瀧山 智砂:「うふふ…、うん、うん。そうだよね」
余目 長流:「でも、こいつら、彼女みたいなのいるんですけどね~」
瀧山 智砂:「え? そうなの~?」
蜂屋 忍:「ちがっ、ナガル!妙なことを言うな!」
余目 長流:「ですよー。あの日の海でうまい事やりやがって」
青葉 由吉:(彼らは大変だな……)他人事。
余目 長流:「寂しいのは俺だけって話かな」
蜂屋 忍:「あの夜は奢ってやったろうが~!」
浦野 聡美:「お前は一番間違ってないだろ」忍に。
青葉 由吉:「?」
青葉 由吉:「私も?」びっくりしている。
瀧山 智砂:「あっ、そうだよね…。青葉くんなんか、ずいぶん仲良さげだったじゃない~」
蜂屋 忍:「一方的にのヤツをそういうふうに言うのは違うじゃん……!」
青葉 由吉:「そ、そうだったのか……!」
瀧山 智砂:「なになになに~? みんな、詳しく聞かせてよ」ずいずいっと身を乗り出す。「若者の恋バナに飢えてるんだからさ~」
GM:という風に、話がにわかに盛り上がりだしたところで。
余目 長流:(俺もこういう軟弱な悩み事好きなんだよな。クソッ、気が合った訳だよ)
GM:ではこの辺で、〈回避〉で判定してください。難易度は6。失敗すると1d10のダメージ。
蜂屋 忍:回避!?
浦野 聡美:アオッ
青葉 由吉:ひえー
浦野 聡美:2dx+1>=6
DoubleCross : (2DX10+1>=6) → 8[2,8]+1 → 9 → 成功

青葉 由吉:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 9[5,8,9]+1 → 10 → 成功

浦野 聡美:スイスイ
青葉 由吉:よしっ
蜂屋 忍:5DX+0+0@10>=6 回避
DoubleCross : (5DX10>=6) → 9[4,7,7,8,9] → 9 → 成功

蜂屋 忍:オッケ
GM:えらいえらい
余目 長流:GM切り払い使って良いですか?
GM:いいよ~
浦野 聡美:かっこいい
蜂屋 忍:本業だもんね
青葉 由吉:うおー
余目 長流:侵蝕を僅かに上げたいのもあります!
余目 長流:《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》71→74
余目 長流:5dx7+4
DoubleCross : (5DX7+4) → 6[1,4,5,5,6]+4 → 10

GM:おっすごい!
GM:では、全員成功ですね。ダメージは受けず、キミ達は室内に違和感を覚えることができます。
GM:気付けば、窓の外の夏の日射しが、不思議と濁っているような…。そしていつの間にか、室内にはらはらと黒い羽根が舞い散っている。
GM:カラスだ。クレイアニメに登場するような、粘土細工めいた黒い大きなカラスが、二羽。
GM:気付けば部屋にいて、キミ達をじいっと見ている。
瀧山 智砂:「ん~~?」そして、そのレネゲイドの中心にいるのが、彼女だと分かる。
余目 長流:「おっとっとっと」
余目 長流:《ワーディング》
浦野 聡美:「……」麦茶でのどを湿らせながら、こめかみがチリチリするのを感じている。
瀧山 智砂:気付かないように、少しずつ、キミ達に幻覚症状を引き起こす攻撃を仕掛けていた。「どうかした、……」
青葉 由吉:(鳥の羽が発生するのは、美しさ的な、お約束)
青葉 由吉:(それだけでは、ないな?)
瀧山 智砂:《ワーディング》を受けても、無力化されず、平然とそこにいる。
青葉 由吉:あの日の原稿を、白黒反転させたような気分。
余目 長流:「質問一つ良いですか先生?」
瀧山 智砂:「なんだ」手櫛で髪を梳く。「バレちゃったか…」
瀧山 智砂:「うん、なあに?」
余目 長流:軽く深呼吸して。まあ未練とか諸々も吐きだしておく。
余目 長流:「フロプタチュールって言葉知ってたりします?」
瀧山 智砂:「……」「フロプタチュール、でいいの?」
瀧山 智砂:「”Dr.フロプタチュール”じゃなくって?」
余目 長流:「物事は正確に。いや教師の鑑ですね。見事に添削されたみたいだ」
瀧山 智砂:「ふふ。フロプタチュールはね、とある神様の名前なんだって。その神様は、いくつものあだ名を持っているんだけど…」
瀧山 智砂:「フロプタチュールの意味はね、”知恵があるもの”」
浦野 聡美:「ハッ。今のを減点されるなら、俺は答案用紙をSNSに晒してやるね……」「”知恵があるもの”ォ?」
余目 長流:「サブカル的にはオーディンですっけ。ゲーム知識ですけど。……動機や目的などを聞いても?」
瀧山 智砂:「ああ…そういう風に聞けば良かったのかな?」
瀧山 智砂:「余目くんにも。なんで、剣道なんかやってるのって…」
余目 長流:「俺と先生の気が合わないといいな、そこは」
余目 長流:「もしかして……」軽くため息をつく。
余目 長流:「才能があって、楽しいから?」
瀧山 智砂:「ふふふ」にこにこと笑う。「嬉しい。一言一句、同じだね」
余目 長流:「短絡的過ぎません?自分で言うのもなんですけど」
瀧山 智砂:「私は、私が望むまま、かわいい作品を作れることが好きで、楽しくて、追究がしたいの」
余目 長流:胸が痛む。この言葉は毒だ。
瀧山 智砂:「シンプルな動機こそ、人を強く動かすものだよ」
瀧山 智砂:「”愛は人を強くする”んでしょ?」
余目 長流:同じすぎて糾弾が出来ない。
蜂屋 忍:「一緒に、」
蜂屋 忍:「すんなっ!」
蜂屋 忍:ずっと必死に閉じていた口を開く。
浦野 聡美:「言っちまえい」
蜂屋 忍:「同じじゃねえ」
瀧山 智砂:「ふふ…!」楽しそうにそれを見る。
蜂屋 忍:「言葉が同じでも、やってることが全然違う!」
青葉 由吉:「あなたの『かわいい作品』で、傷ついた者を知っている」
青葉 由吉:「傷つけられようとした者も」
青葉 由吉:「彼は、そんなことはしないだろうな」
浦野 聡美:「そうだな。長流は剣のセンスがあるからって辻斬りをしたりはしないよ」
蜂屋 忍:「こっちは、こいつが自分の楽しいで助けようとしてるやつを」
蜂屋 忍:「あんたの楽しいで傷つけられてんだよ」
蜂屋 忍:「それを、同じと思えるわけねえだろうが!」
余目 長流:「まったくお前らの沸点は分かりやすいな。あんがとよ、3人とも」
余目 長流:「でも、まあ、俺に優しいからと、顔が俺好みの美人だから、包容力のある清楚な年上以外に、先生に惹かれた理由が知れて良かったかな」
余目 長流:何時ものペースを取り戻しながら。ゆっくりと言葉を吐き。
余目 長流:「で、俺以外の人間はお冠な訳です。恋人に泣きつく前に、先生を取り押さえなきゃならない」
瀧山 智砂:「残念。私も、本当に余目くんに興味があったのに…」肩をすくめる。
瀧山 智砂:「せっかくの才能を生かすためにも、今からでもこっちに来ない? もちろん、みんなもおいでよ」
蜂屋 忍:「……それが、ナガルに近づいた理由か?」
瀧山 智砂:「そうだよ。裏切られたなんて思わないでよ。私の好意は本物だもの」
浦野 聡美:「すいませんがそのお願いは聞けませんよ。貴女は幼すぎます、先生」
瀧山 智砂:「まあ…ついでに、UGNの動きでも分かれば儲けものだったけど。それも打算的な本物」
浦野 聡美:「そうそう。それに、我らが余目長流くんのなけなしの純情を弄んだ借りは返してもらわないといけない」
青葉 由吉:「……あなたの作品で、傷ついた者を知っている。今、ここに、あなたの目の前に立っている」
青葉 由吉:「彼を尊重する限り、私はあなたの側には行けないと感じているんだ。先生」
青葉 由吉:「言い回しがややこしいのは、失礼させてもらう」
余目 長流:「熟考しましたけど、割と本気で」
浦野 聡美:「すんなよ」
瀧山 智砂:「別にいいよ。そういう言い回しなのって、宇宙人特有なのかな?」青葉くんに言う。
余目 長流:「自分でも、ちょっと後悔するかもしれない。行けば楽しい事があって、欲望のままに好き勝手出来て刺激的で、飽きのない人生になるんだろうな。って確信があります」
青葉 由吉:「……何?」
瀧山 智砂:青葉くんにはそれ以上言葉を返さない。余目くんに視線を向ける。
浦野 聡美:眉をひそめる。
蜂屋 忍:(なんで知ってる……?)
余目 長流:「でも、此処でふらふらと先生に流れたら、サイテーとかキツッモとか本気で言われるだろうし」肩を竦める。「アレは実は結構傷つくんですよね」
余目 長流:「俺は女の子に本気で嫌われるような行動は、取らないようにしてるんで、ごめんなさい」
瀧山 智砂:「やだな、私だって女の子なのに…」「…なんちゃって。じゃあ、交渉はできないね」
余目 長流:「あぁ、勿体ねぇなぁ。ま、先生には恋人いますしね。実はこの前見ました」
余目 長流:「先生としても、鴨葱だった訳でしょ?ここは陣地みたいなもんなんだし、圧倒的に有利では?」
瀧山 智砂:「恋人…?」本気で首を傾げる。「…ああ、もしかして? ちがうよ、あの人は。ただのビジネスパートナー」
瀧山 智砂:「うーん…。遊んでもいいんだけど、気付かれちゃったし。あんまり遊んでると、そのパートナーに怒られちゃうし」
瀧山 智砂:「ここは、悪者らしく」彼女の身体が黒い羽根に呑み込まれていく。「オサラバするね」
瀧山 智砂:「じゃあね、良い子くんたち」《瞬間退場》を使用。シーンから退場します。
余目 長流:「あぁ、先生」
余目 長流:「さようなら」姿を消す瀧山 智砂にその言葉だけを告げた。
GM:そして、場にはキミ達が取り残される。
余目 長流:泣くみたいな事はなかった。
余目 長流:泣いても喚いても現実は変わらないと、いい加減知っている。
余目 長流:だから、そういう事はしなかった。
余目 長流:泣いて喚いて、現実が変わるなら。この場で泣いて喚いていただろう。きっと全員がそうしたと思う。
余目 長流:たとえ、その姿がスマートでなくて、どんなにガキっぽかったとしてもだ。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスと購入判定ができるよ!
蜂屋 忍:ロイスいっぱい!
浦野 聡美:ロイスは無し
青葉 由吉:ロイスはいっぱい!
浦野 聡美:アイテムどうしようかなあ
青葉 由吉:防具は揃ってたか
浦野 聡美:そうなのよね
蜂屋 忍:ナガル君の強化素材はもう買ってたね
余目 長流:特にないんだよなぁ。どうするか
蜂屋 忍:みんなでブルゲチャレンジ?
青葉 由吉:ブルゲ使える人いる?
蜂屋 忍:夏マン以外はセットアップ空いてる?
青葉 由吉:私は埋まってるけど人にあげる
余目 長流:アームドスーツにしよハッチ用
余目 長流:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[4,6]+1 → 7

余目 長流:無理
蜂屋 忍:あ、ありがと
余目 長流:以上
浦野 聡美:体力とかを考えると時間凍結の方が優先の民
浦野 聡美:私もそれにしよ!
蜂屋 忍:じゃあこっちも狙うだけ狙うかアームスーツ
浦野 聡美:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[4,6,9] → 9

浦野 聡美:スン
浦野 聡美:以上!
蜂屋 忍:4DX+3+0@10>=15 調達
DoubleCross : (4DX10+3>=15) → 5[1,2,3,5]+3 → 8 → 失敗

蜂屋 忍:残念、以上!
青葉 由吉:じゃあアームドスーツ!
青葉 由吉:6dx+5>=15 手配師(ストーン)
DoubleCross : (6DX10+5>=15) → 10[1,5,6,7,9,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

青葉 由吉:よし!
GM:おお~~すごい
青葉 由吉:あげます
蜂屋 忍:ありがたい!
青葉 由吉:どぞ! こちら以上!
蜂屋 忍:装備して行動値-2 以上!
GM:みんな以上かな!ではこのシーンは以上!
余目 長流:あ。すみません。一つ忘れてました
GM:おっどうしました
余目 長流:ロイス感情変更します。
浦野 聡美:およ
GM:どうぞどうぞ!
余目 長流:瀧山 智砂 親近感/訣別〇に。
GM:大人になったね あまるー……・
余目 長流:へへ、以上です。
GM:ではあらためて、このシーンは以上!


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ミドル8

GM:インタールードシーン!
GM:このシーンでは、本編の進行は進まず、交流だけを行います。
浦野 聡美:ほぅほぅ
蜂屋 忍:わぁい お話!
青葉 由吉:うおー
余目 長流:うむ。だべろう!!
GM:登場に侵蝕率は上げなくていいかわり、購入判定などができないぞ。四人でたくさんお話してね!
蜂屋 忍:助かる~~
青葉 由吉:感謝!!!!!!
GM:では、先生の家から街中に戻っていく…というシチュエーションでやっていきましょう。はじめるぞ~
───────
GM:とにもかくにも、瀧山智砂の自宅を後にしたキミ達は、U市路上を歩いていました。
GM:こんな時でも、空は底抜けに明るく晴れ渡っているし、なによりばかみたいに暑い。
GM:アスファルトがじわじわ陽炎のように揺れている。
浦野 聡美:「づあ~~~……」げんにょり。「さて、どうしたもんかね」
蜂屋 忍:「犯人はわかったんだ」
余目 長流:「この若さでストーカーの真似事するはめになりそうで絶望してるが、一つ良いことはあった」駄菓子屋で買ったパピコ(ホワイトサワー味)を齧りながら言う。
蜂屋 忍:「UGNに報告して、改めて捜さねえとな」
蜂屋 忍:「良いこと?なに?」
浦野 聡美:「ああ。自宅は生産施設じゃない。それはそうさ。追って見つけて叩く。それだけであってる…か?」
青葉 由吉:「……ビジネスパートナーとやらも気になるな」
余目 長流:「形として、俺は振られたのではない。振った側ではないだろうか?」
蜂屋 忍:「そこかよ」
青葉 由吉:「……」きょとんとする。「なるほど、重要な点なのだな」
浦野 聡美:「美人教師をフッた、か。またハクがついたなおい!」
蜂屋 忍:「色男め」
余目 長流:「大事だぜぇ。凄く大事。こうやって振った女の素晴らしさを後悔しながら大人になるんだよ」
青葉 由吉:「非常に勉強になる。まあ……」
青葉 由吉:「大人になるのは私ではなく、青葉由吉にしたいものだが」
余目 長流:「そうそう、それだよ夏マン。滅茶苦茶問題にしたいことがあったわ」
蜂屋 忍:「それなあ」
青葉 由吉:蝉の声に耳を傾けないテクニックは、最近覚えたので話しやすくなった。
青葉 由吉:「?」
蜂屋 忍:「ひとまず進展もあったし、一度こっちもまとめるか……」
余目 長流:「今の藤枝ちゃんが惹かれてるのって、夏マンなんじゃないの?」
青葉 由吉:「藤枝さん? どういうことだろうか」
余目 長流:「海で距離つめたの青葉ちゃんじゃない訳じゃん」
浦野 聡美:「……!!」
蜂屋 忍:「そう……なんだよ~……!」
青葉 由吉:「確かに私が一番会話をしている女子は彼女にはなるが」
青葉 由吉:「惹かれているとは?」真顔。
蜂屋 忍:「あ~、つまり……なんていうか……」
余目 長流:「俺が女教師に向けてた感情(過去形)」
蜂屋 忍:「藤枝、多分……もしかしたら?気になってるんだよ!夏マンが!」
浦野 聡美:「これは……できない! ノーマル由吉にこれはできないよォ~!!」
蜂屋 忍:「重てえわ」
青葉 由吉:「…………」先ほどの会話。これまでずっと繰り返してきた会話。愛の力とかそういう話。
青葉 由吉:「つまり、藤枝さんは私と交流を重ねることによって」
青葉 由吉:「青葉由吉ではなく、現在の私の人格の方と関係を深めつつあると」
青葉 由吉:「そういう……?」
蜂屋 忍:「そういう!」
浦野 聡美:重々しく頷く。
余目 長流:「まあ、元々、青葉ちゃんと藤枝ちゃんが仲良かった。という土台があって、藤枝ちゃんは夏マンの正体には気づいてないけど」
余目 長流:「ややこしいいんだよなぁ」
蜂屋 忍:「ってかさ。この場合、余計ややこしくなるけど、すげー大事なことがあるんだけど」
蜂屋 忍:「夏マンは藤枝のことどう思ってんの?」
青葉 由吉:「非常に興味深い相手だと感じている」
浦野 聡美:「なんだよ大事なことばっかりだな……」「うわ、それは確かに……」
青葉 由吉:「……彼女のことは少しだけ知ることができたし」
蜂屋 忍:「あ、いや、海でも聞いたし、興味感じてるのは……わかんだけど、この場合……」
余目 長流:「そういや宇宙人って性差って概念あんの?」
浦野 聡美:「だめだ~~由吉にはできないよォ~~~こんなこと言ってあげられるわけないんだ……」涙ちょちょぎれる。
青葉 由吉:「少ししか知らない。まだ、いろいろと知りたい」
余目 長流:「繁殖方法とか、俺達と同じなのかな」
蜂屋 忍:「はんしょ……言い方っ!」
青葉 由吉:「それは説明をするとかなり長くなる上に、用語の訳が難しい」
浦野 聡美:「コワ~ッ」
青葉 由吉:「基本的にかなり生態は異なると考えてもらいたい」
浦野 聡美:「ま、そうだよな。そもそも人間は他人に入ったりできないし」
青葉 由吉:「そういった、違い」
青葉 由吉:「種ごとだけではなく、個人同士の」
青葉 由吉:「違いだけではないな。共通点も。それが、私には非常に興味深いものであるし」
青葉 由吉:「現状、一番興味を向けているのが青葉由吉と藤枝さんにはなると思う」
浦野 聡美:「夏マン……」
蜂屋 忍:「それさ……」
蜂屋 忍:「好きってこと?」
青葉 由吉:「…………」考え込んでしまう。
青葉 由吉:「尊重をしたい」
青葉 由吉:「それが君たちにとっての好意なら、そうなのだろう」
蜂屋 忍:「そっか……」
蜂屋 忍:うむむ、と呻く。
浦野 聡美:「ああ~……なる、ほど?」「そっか。一番最初に由吉のことをそう思ってくれたんだ。そうか、うん、うん」
余目 長流:「二人が接近しても、青葉ちゃんが蚊帳の外って構図は良くないんだが、藤枝ちゃん視点で言うと夏マンは青葉ちゃんだし」
余目 長流:「青葉ちゃんと藤枝ちゃんが疎遠になるのもよろしくないしな。困ったもんだ」
蜂屋 忍:「あのさ。聞いてばっかで悪いんだけど、夏マン」
蜂屋 忍:「ほとんど確信してっから確認」
青葉 由吉:「ああ、興味を持たれるのも悪い気持ちではない」
蜂屋 忍:「ユキッチが……やられたのって、藤枝をかばったから?」
青葉 由吉:「そうだ」
青葉 由吉:「怪狼から、何度も彼女を庇おうとしていた」
青葉 由吉:「私は、その心理が知りたかった」
蜂屋 忍:「……やりそ~。無茶しやがるやつだよ」
浦野 聡美:「そういやそんな話もしたっけか」
余目 長流:「愛の力だよなぁ~。俺も惚れた女を庇ってやりたいね」
青葉 由吉:「結果的に彼と藤枝さんを助けることになったが、今は……」
青葉 由吉:「そうしてよかったと思っているようだ。どうも」
浦野 聡美:「なんていえばいいのかな……」「そう思ってもらえて、なにより?」
蜂屋 忍:「あ、待って」
蜂屋 忍:「俺いい忘れてた気がする」
蜂屋 忍:「夏マン、ありがとな。ユキッチ助けてくれて。藤枝も」
浦野 聡美:「おお、そうだそうだ。ありがとう、夏マン~!」なむなむ。
青葉 由吉:「君たちが礼を言うのか」目を見開く。
青葉 由吉:「そうか……」
蜂屋 忍:「そりゃ、友達が助けられたらなあ」
余目 長流:パピコの半分を夏マンの口に突っ込む。
青葉 由吉:「うぐ」
余目 長流:お礼は言葉でよりも物品で。
余目 長流:「サンキュ。取っておきなさい」
青葉 由吉:冷たい氷をしゃくしゃくとぎこちなく食べる。
青葉 由吉:(青葉由吉は、好かれていた)
青葉 由吉:(私は今、彼の代わりにここにいる)
青葉 由吉:(……取り戻さねばならないな)
青葉 由吉:「ありがたくいただいておこう」
浦野 聡美:「で、その夏マンのことを知ってたわけだちさちー先生は」
青葉 由吉:しゃくしゃくしゃくしゃく。
浦野 聡美:「そういう能力もあるオーヴァードなのか? それとも。ビジネスパートナーってやつの仕業か?」
余目 長流:「俺の事より知ってそうだったのは嫉妬するね」
青葉 由吉:「それだ。どこでどう知られたのか……」
蜂屋 忍:「美味しくお食べ。あ、そうだ。そのことで思い出した」
蜂屋 忍:ポンと手を叩く
浦野 聡美:「おん?」
蜂屋 忍:「実はさ。俺、前にも宇宙人に会ってるかもしれん」
青葉 由吉:「!」
浦野 聡美:「春マン? 去年マン?」
余目 長流:「ふぅん?何時だよ」
蜂屋 忍:「最近、もう一人の今年の夏マン」
青葉 由吉:「その相手の名は、わかるか」
蜂屋 忍:「"ディアボロス"」
浦野 聡美:「めちゃ重要じゃない?」
浦野 聡美:「ディ……?」
青葉 由吉:「"ディアボロス"……そうか……」
蜂屋 忍:「いやわかるわ、つっこみたくなるよな。でもマジでそう名乗ったんだよ!」
蜂屋 忍:湖東と一緒に出会った怪人のことについて話す。
蜂屋 忍:「そんときもこっちの事情に詳しくなさそうだったし、まさかな~……とは思ってたんだけど」
余目 長流:「話聞いてる限りさ。なんか、かわいい感じがあるぜ、ディアボロス二世氏」
蜂屋 忍:「夏マンが実際にこうしていること考えると、急に現実味増してきた気がする」
浦野 聡美:「潜伏っつか、調査中なのか? その一番星とやらを」「長流お前……節操なさ過ぎ!」
青葉 由吉:「……確かに、どういう存在であるのか……」
余目 長流:「いいんだよ。俺は最早フリーなんだからさ」
蜂屋 忍:「……中森は?」
浦野 聡美:「もっとこう、むしろちさちー先生をFHからこっちに引っ張りこんでガーっと再アタックするくらいの愛はないのかね! 愛は!」
浦野 聡美:「そう。それか中森」
余目 長流:「はははは。そこは、それ」
余目 長流:「あいつ、俺の事好きじゃないじゃん。そういうのがいいんだよなぁ」
蜂屋 忍:「難儀なこと言ってんなあ」
青葉 由吉:「君にまつわる関係性はどうも複雑怪奇だな」
浦野 聡美:「ああ……そうなの? 本当だよ、ちょっと難しい話だ」
蜂屋 忍:「……まあともかく、そういう怪人はいた。先生の言ってたのもそいつかもな、断定はできないけど」
余目 長流:「俺の欠点や駄目な事を直截に指摘してるくせに、付き合いは切れない。なんてのはね、得難くて愛おしいと思わないか?」
青葉 由吉:「なるほど……」サンプルとしてストックしておく。
余目 長流:「もしビジネスパートナー、ディアボロス氏なら、斬るのに躊躇いが無くて良いね」
青葉 由吉:こういう積み重ねが後に役に立ったりするのだ。
蜂屋 忍:「これ夏マンの教育にいいのか悪いのかわかんないな……?」
浦野 聡美:「ちさちー先生、由吉にあんま興味なさそうだったもんな? 宇宙人を見慣れてたってのはあり得る可能性のひとつかも」
青葉 由吉:「しかしそうつながっているとすると……今後何が起こるか」
余目 長流:「さて、じゃあ夏マン、最後に一つ聞くぜ」
青葉 由吉:「なんだろうか?」
余目 長流:「今の君が戦う理由は?」
青葉 由吉:「…………」
青葉 由吉:青葉由吉に興味を持った。結果救った藤枝梨々子と親しくなった。
青葉 由吉:そうしているうちに、ずっと一緒にいた浦野聡美、蜂屋忍、余目長流。
青葉 由吉:怪狼の危険は見逃せない。背後にいる瀧山智砂と、謎のパートナー。
青葉 由吉:それから、初めて過ごした地球の夏の空気、蝉の声、青い空。
青葉 由吉:「……そうだな、まとめるとすると」
青葉 由吉:「愛と平和、だろうか。君たちの言い方では」
青葉 由吉:青葉由吉の部屋で見たヒーロー番組でも、そういうセリフがあったように思うが。
青葉 由吉:今、少し重みを感じてそう答えた。
───────
GM:シーン終了。ロイスの感情変更だけ可能です。
蜂屋 忍:そのままかな!
浦野 聡美:私もそのまま!
青葉 由吉:青葉由吉に対して〇有為/隔意→〇誠意/不安
GM:わ~~いいですね
余目 長流:青葉君→夏マン  好奇心→友情〇/色々怪しい→隔意 にしまーす。
青葉 由吉:他はそのままかな!
GM:友情を噛みしめて~
GM:では、みんな処理が終わったようなので、このシーンは以上!


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ミドル9

GM:次のシーン。青葉くんだけ登場。
GM:侵蝕率を…上げてもらおうかなと思ったけど…前にも単独シーンあったし侵蝕率がけっこうあれだから
GM:これは仕方ない 1d1で上げてもらっていいですか?
青葉 由吉:か、神
青葉 由吉:1d1+90
DoubleCross : (1D1+90) → 1[1]+90 → 91

GM:よしよし!
GM:ではこのシーンは、謎の怪人”ディアボロス”が
GM:ひとりになったキミに近付いて私と取引しないかと交渉してくるというシーンです
青葉 由吉:ひえー
GM:なんでだかわからないが…なんでだかわからないが
GM:ブランコを漕いでいてほしいという願望がGMにあります
青葉 由吉:なんだって
青葉 由吉:私もなんだか遊具のことを考えていました
GM:すごい 奇遇ですね
GM:じゃあ…そんな感じで導入していきましょう…!よろしくお願いします!
青葉 由吉:はい!
───────
GM:U市、街中。とあるささやかな公園にて。
GM:蝉の声が騒がしい。炎天下にも負けず、子供たちは楽しそうに遊んでいる。
GM:いつもの3人と別れて、キミたちはひとりでこの公園にいました。
青葉 由吉:塗装の剥げかけた小さなブランコがその公園にはあって。
青葉 由吉:子供たちは使っていないようだったので、そこに腰掛けていた。
青葉 由吉:漕ぎ方はわからないでもないが、今はただ座って時々キイキイと鎖がきしむ。
GM:ではそんなキミの横に。
GM:気付けば。スーツ姿の伊達男が、同じようにブランコに腰掛けていた。
青葉 由吉:そちらに軽く視線をやる。
謎の伊達男:「この惑星はどうですか、■■■■」発音している。
謎の伊達男:「その調子だと、気に入ったように見受けます」精悍なスーツを着こなした、洒落た雰囲気の男。
青葉 由吉:「…………」
青葉 由吉:キイ、と鎖が鳴って、体をそちらに向けた。
青葉 由吉:「君は、彼女のビジネスパートナーか」
謎の伊達男:「ええ。申し遅れました」立ち上がり、懐から名刺を取り出す。
謎の伊達男:「”喰らいつくすもの”デバウアー星人と申します」
GM:白い名刺に、『”喰らいつくすもの” デ バ ウ ア ー』と書いてある。
青葉 由吉:「ああ、そうか」名刺を受け取り、まじまじと。
デバウアー:懐に戻し、ブランコに腰掛け直す。
青葉 由吉:「やはりそういうことだったか」
デバウアー:「私がいることは察していたでしょう? 私があなたの存在を察していたように」
青葉 由吉:「……そちらから近づいてくるとは思わなかった」
青葉 由吉:「名刺というものは、どのように処理するのがマナーだったろうか」ひらひらと見ている。
青葉 由吉:「ポケットでいいのか……?」
デバウアー:「相手から見えるよう、机の横に置いておくのがマナーと言われているそうです」
青葉 由吉:「机はない。臨機応変に対処させてもらおう」ポケットに入れる。
青葉 由吉:「今回も同じだ」
デバウアー:「臨機応変。その姿も、そのためでしょうか?」
デバウアー:「人類の…それも、未熟な少年の体内に潜んでいるとは、いやはや」
青葉 由吉:「……」
デバウアー:「■■■■らしくない行動であると、ええ。気付いたときには驚きましたとも」
青葉 由吉:「彼を笑うのは、よしてもらいたい」
青葉 由吉:「そうして、私はこの行動が、何より私らしいと感じている」
デバウアー:「あなたらしい? フ…。これは驚きました」
デバウアー:「いいでしょう。本日はあなたと、取引を行いに来たのです」
青葉 由吉:「取引?」
デバウアー:「ええ」すいすいとブランコを漕いでいる。「私はこの地球に存在する知識や文化に、非常に興味をそそられています」
デバウアー:「何より、この惑星にはオーヴァードと呼ばれる異能力者達が一定数存在する。彼らは非常に素晴らしい」
青葉 由吉:「……」軽く揺らす程度で、大きくは漕がない。ただ、聞いている。
青葉 由吉:「興味については同感だ」
デバウアー:「異なる能力を持ち、さらに進化する可能性を秘めています。何せ、因果律を自在に操作する能力まで存在するのです」
青葉 由吉:揺らしかけた足を止める。
デバウアー:「そうでしょう? あなただって、興味を抱くはずだ。文化情報の記録は、あなたの得意とするところでしょうからね」
デバウアー:「この惑星では、《特異点》と称しているのでしたか。私は一番星と呼んでいます」
青葉 由吉:「……それが狙いか」
デバウアー:「ええ。その力を持つ少女を手に入れ、我が物とすれば、宇宙すべてを手に入れることも夢物語ではなくなる」
青葉 由吉:海辺で一緒に遊んだ少女。ごく当たり前のように、はしゃいで。
デバウアー:ブランコを大きく漕ぐ。「非常に魅力的です。文化を我が物とすること、それは私の生きがいです」
デバウアー:「ライフワーク。私の好きな文化です」文化ではない。
青葉 由吉:「……文化を我が物とすること、か」
デバウアー:「さて、ここからが本題となりますが…」キミを見る。
青葉 由吉:見つめ返す。表情は変わっていないように見える。
デバウアー:「ここは非常に気温が高く、人体が長期間滞在するのに適していないですね。場所を変えましょう」
GM:次の瞬間、カメラが切り替わり、キミ達は繁華街にあるファストフード店のカウンターに並んで座っている。
GM:青葉くんは未成年なのでファストフード店です。
青葉 由吉:ハンバーガーを前にしているが、あまり手はつけていない。
デバウアー:「私は彼女を手に入れる」大きな口でチーズバーガーを食べている。ドリンクは季節限定フレーバーだ。
デバウアー:「そして、あなたはそれを見逃し、この惑星から撤退する」
青葉 由吉:「それが、取引か」
デバウアー:「ええ。悪い話ではありますまい?」
デバウアー:ポテトをまじまじと見つめている。手に取ったものが妙に長くて嬉しかったらしい。
青葉 由吉:「合理性の話をするとすれば……」
青葉 由吉:「その取引は確かに、悪い話ではないのだろうな」
青葉 由吉:ストローの袋を手に取り、また机の上に置く。
青葉 由吉:「問題がひとつある。いや、ひとつではないのかもしれないが……」
青葉 由吉:「その少女には『担当』がいる」
デバウアー:「なんでしょう」
デバウアー:「担当?」
青葉 由吉:「この星の人間は、相互に関係性を深めるために相手を選ぶ傾向にある」
デバウアー:油のついた指を紙ナプキンで丁寧にふいている。
青葉 由吉:「彼女とそうしたがっている者を、私は知っている」
青葉 由吉:「先日、海に行った」
デバウアー:「海、ですか。この惑星の大きな特色でもありますね」
青葉 由吉:「ああ、暑く、日差しが強く、水は塩分過多」
青葉 由吉:「だがおそらく、彼らは時間と余裕が許せば、また行きたがるのだろう」
青葉 由吉:「それを、止めることは……」
青葉 由吉:「…………」
デバウアー:「非合理的です。彼らの繁栄につながるとは言い難く…、だからこそ文化的だ。非常に興味深い」
青葉 由吉:「したくない」
デバウアー:「ならば」
デバウアー:「その少女とともに、『担当』も連れて行きましょう。彼の身の安全を保証する」
青葉 由吉:「そこも複雑な話になる」
デバウアー:「ほう」怪訝な顔をする。「聞きましょう」
青葉 由吉:「彼は彼でまた、別の関係性を構築している」
デバウアー:「フゥーム」食べ終えたバーガーの包み紙をしばらく眺めたあと、ひどく丁寧に折り畳み始める。
青葉 由吉:「友達がいる。家族がいる。きっと、去りたがらないだろう」
デバウアー:「■■■■」
青葉 由吉:名をきちんと呼ばれるのは、どれほどぶりだろう。
デバウアー:「あなたは、特定の人類にずいぶん固執してはいませんか?」
青葉 由吉:そんなことはない、と言うにはこの星に根を張りすぎた。
デバウアー:「しょせんはあなたと異なる惑星に住まう生命、交流を深めたといっても、たかが数百時間でしょう」
デバウアー:「ひとつ、忠告を」
青葉 由吉:「なんだろうか」
デバウアー:「私は、宇宙に存在する様々な文化を手に入れることを喜びとしている」
デバウアー:「あなたの保有する蔵書群だって、そのひとつ」キミの心臓のあたりを指さす。
青葉 由吉:反射的に腕をかざす。
デバウアー:「地球の代わりに、あなたを見逃してあげる、と言っているのですよ」
デバウアー:慇懃だった表情が歪むように、ニヤリと笑う。
青葉 由吉:「……笑顔が上手いな」
青葉 由吉:「私はどうも苦手のようだ。参考にする」
デバウアー:「どうぞ。模倣は嫌いですが、これは認めましょう」
青葉 由吉:口元を引き上げるが、やはりあまり上手くはない。
青葉 由吉:(違うな。彼らはもっと……)
デバウアー:じゃばら状に折った包み紙をテーブルに置く。
デバウアー:「さて、■■■■。改めて、取引を。条件はこうです」
デバウアー:「私は”一番星”を獲得し…、それを契機に、この地球に存在するオーヴァード達を手に入れ、有効に活用する。あなたはそれを見逃し、ここで手を引く」
デバウアー:「あなたのメリットは、私から逃げられること。あなたの保有する文化情報を保持できること」
青葉 由吉:「なるほど、それは非常に貴重なメリットだと感じる」
デバウアー:「そうでしょう。いざとなれば、私はあなたごと、この惑星を破壊することができる」
青葉 由吉:「私自身の生存は、何よりの重要事項だ……だが」
デバウアー:「真実です。それだけの力を獲得しています」
デバウアー:「だが?」
青葉 由吉:「私は、己の身を顧みずに他者を守ろうとした人間を知っている」
青葉 由吉:「彼への興味でここに留まり、現在もここにいる」
青葉 由吉:「それを学び尽くす必要があり、そのためには……」
青葉 由吉:顔を上げてデバウアーを真っ直ぐに見る。
デバウアー:じろりと見返す。
青葉 由吉:「あまりに数限りない関係、様々な人々、平和な町、日常と呼ばれるもの」
青葉 由吉:「それを保ち、そしていずれは彼にそれを返す」
青葉 由吉:「その必要がある」
青葉 由吉:「特定の人類に固執しているのは、そうだろう」
青葉 由吉:「非合理的な動きに見えるかもしれないな」
デバウアー:「望んでそうしていると?知的情報生命体である■■■■が?」
青葉 由吉:「ああ。それも、そうだ。彼らは私に名前をくれた」
デバウアー:「名前? いいですね、興味があります」
青葉 由吉:「夏マン、という」
デバウアー:「夏マン」
青葉 由吉:「発声が不可能であれば、その星の名前を貰えばいい。これも合理性だ」
デバウアー:「ずいぶんと、文化的な存在になったものです」
デバウアー:「良いでしょう。これ以上の交渉は無用のようだ」
青葉 由吉:「そのようだ」
デバウアー:「降伏を決断した際は、いつでも連絡を。相応の対応を検討しましょう」立ち上がる。
デバウアー:「トレイはあちらの場所に戻すのです。ご存知でしたか?」
青葉 由吉:「ああ」
青葉 由吉:「彼らがもう、放課後に教えてくれた」
デバウアー:「フン…」
デバウアー:「結構。では私は、我が野望のため。十全に力をふるうとしましょう」そう言い残し、普通に店内から去っていく。
青葉 由吉:その背中を見送る。
青葉 由吉:例えば、ポテトは時間を置きすぎるとしなしなになること。ジュースの氷は溶けてしまうこと。
青葉 由吉:そういったことはやはりあの友人たちに学んだし、学んだのは、ずっと一緒に喋っていたからだ。
青葉 由吉:固執は、そうだろう。深く潜りすぎたとも思う。
青葉 由吉:だがその学んだ全てを、ただひとりのものとすることは、したくないと思った。
青葉 由吉:(喰らいつくすもの。君の興味と)
青葉 由吉:(私の興味とどちらが強いか)
青葉 由吉:(どうやら、比べてみることになりそうだな)
青葉 由吉:ポテトはもう冷めていたが、放課後の味がした。
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・購入判定が可能だよ~
青葉 由吉:ロイスいっぱいなんだよな~
青葉 由吉:ブルーゲイルチャレンジ!
青葉 由吉:4dx+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 10[2,3,4,10]+6[6]+4 → 20 → 成功

青葉 由吉:!?
GM:えっすご!
GM:マックに売ってたのかな
青葉 由吉:びっくりした。あまるーにじゃあ渡しましょうか
GM:はーい!いま処理しちゃっていいですよ
青葉 由吉:ありがたさ! どうぞ!
GM:あまるーここで貰ってね~!
余目 長流:では。異星ドラッグを貰うぜーー
浦野 聡美:あやしい!!
蜂屋 忍:やばそう
GM:トリップしちゃう
GM:では、ここでこのシーンは以上!


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マスターシーン2

GM:U市駅前。コーヒーチェーンにて。
GM:少女3人が、テーブルを囲んでいた。
中森 波来:「てかあれだよね」季節のフラペチーノを傍らに、ふいに言う。
中森 波来:「歩さんと夏休み遊ぶくらい仲良くなるとか思ってなかった。…あ、良い意味でだよ?」
湖東 歩:「あ…」ぱちぱち、と瞬きする。真似して買ったフラペチーノ。初めてこんなお店に来た。
魚見 あん奈:「そうなんだ?」隣で、好きなフレーバーのチョコフラペチーノ。
中森 波来:「最初からオミと歩さんがよく話してたからさ。で、私とオミが仲良くなってさ。そっからじゃん?」
中森 波来:「いやなんかさ、二人って仲良くなるの早くなかった? 気になってたんだよね。なんかあったの?」
湖東 歩:「何か…」思わず、ちらりとあん奈ちゃんを見る。
湖東 歩:《特異点》でトラブルが遭ったときのため、なるべく一緒に居るよう支部長から頼まれたのがそもそもの発端だ。
魚見 あん奈:歩さんを見返す。「…別に、何もなくたっていいじゃない。たまたま話して、気が合っただけだよ」
中森 波来:「そっか? まあ、そういうもんか」さして気にした様子でもない。「その辺さ、梨々子ってやっぱすごいよね。誰とでも話せるじゃん」
湖東 歩:「うん、男の子ともあんなに話せるの、すごいと思う…」真剣な顔で頷く。「梨々子ちゃん、今日は用事で来られなくて、残念だったね」
魚見 あん奈:「私達の写真撮って、送ってあげよっか」スマートフォンを掲げる。「ふふ。文句言われたりして」
中森 波来:「言いそー」
GM:魚見あん奈が、三人が映るように画角を調整する。中森波来が身体を傾げたのを見て、湖東歩もならう。
GM:そこに。
瀧山 智砂:ひとりの女が映りこんだ。
瀧山 智砂:《ワーディング》。きん、と空気が震えたような一瞬の後、場の非オーヴァードが一斉に無力化される。
湖東 歩:「……!」あん奈ちゃんを守るように前に出る。「瀧山先生…!」
瀧山 智砂:「まだそう呼んでくれるの? 嬉しいな」
瀧山 智砂:「”Dr.フロプタチュール”として、話をしに来たの。魚見あん奈さんと」能力を発動。
瀧山 智砂:粘土細工めいた黒いカラスが湖東歩を襲撃する。身体の動きを阻害する強烈な幻覚攻撃が彼女を襲う。
湖東 歩:「…っ! あん奈ちゃん、逃げて…!」光の弓を生成しながら、巨大なカラスに呑まれるように後方へはじき出される。
GM:黒い羽根が乱舞し、戦闘によって店内のインテリアが次々に叩き落とされていく。
瀧山 智砂:「逃げられると思う?」カツ、と一歩踏み出す。魚見あん奈から視線をそらさない。
魚見 あん奈:「……っ」射すくめられたように、動けない。こういうときに対応できる経験がない。
瀧山 智砂:「これでゆっくり話ができるね、魚見さん。…ねえ、大変だね。また、友達と遊ぶ予定が崩れちゃった」
瀧山 智砂:「それもこれも、あなたの《特異点》のせい。《特異点》の力が、あなたをトラブルから逃がさない」
瀧山 智砂:「私はあなたのこと、本当に気の毒だと思ってるよ…」
瀧山 智砂:「生まれ持った特性に匹敵する能力を持てなかったなんて、本当にかわいそう」
魚見 あん奈:「……、近付かないで……」
瀧山 智砂:「聞けないな。それにね、発言には気をつけて。私がちょっとその気になれば、いつでも中森さんを手にかけることだってできるんだよ?」
瀧山 智砂:「いやだね、こんな話。ねえ、でもね…。能力がないなら、これから培えばいい」
瀧山 智砂:「友達と遊べないなら、いくらでも遊べるようにすればいい…。そう思わない?」
瀧山 智砂:「都合の良い事だけを考えようよ、魚見さん。良い子ぶる必要なんてない」
瀧山 智砂:「だって、《特異点》の力は、あなたのものなんだよ。たくさん苦労したぶん、自分のために使っていいじゃない…」
瀧山 智砂:「それで、いったい誰があなたを責めるの?」歩み寄る。
瀧山 智砂:《蝕む声》を使用。対象の〈意志〉と対決し、勝利すれば自分の命令する通りに対象を行動させることができる。
瀧山 智砂:7dx+4
DoubleCross : (7DX10+4) → 10[1,2,3,5,6,6,10]+4[4]+4 → 18

瀧山 智砂:また、演出でオートアクション《ブービートラップ》使用。判定ダイスを-4個させます。
魚見 あん奈:2dx+1で判定予定のため、判定できません。
魚見 あん奈:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 5[2,5]+1 → 6

魚見 あん奈:どっちにしろ失敗!以後、魚見あん奈は瀧山智砂の言うことに従うようになります。
瀧山 智砂:「さあ、私についてきて。私のビジネスパートナーがあなたを探してるの」
瀧山 智砂:「これからあなたを本当の一番星プリマステラにしてあげる。…だから、『私達に従って』」
魚見 あん奈:「……」茫然とした顔で、瀧山智砂についてくる。
瀧山 智砂:「良い子だね。それじゃ。良い子くんたちが追いかけてこないように」パチン、と指を鳴らす。
瀧山 智砂:「私の可愛い怪狼たちに、目くらまししてもらいましょうか」

GM:同時刻。U市UGN支部にて。
支部長:「……!」ハッと顔を上げる。「これは…!?」
GM:街を取り囲むようにして、各所から、”怪狼”の遠吠えが響き渡った。
───────
GM:シーン終了。


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ミドル10

GM:次のシーン。ミドルシーン最後!シーンプレイヤーは蜂屋くん。
GM:全員登場推奨です。出る人は侵蝕率を上げて登場してね。
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(89 → 90)
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(91 → 92)
浦野 聡美:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 9[9]+73 → 82

青葉 由吉:やったああああ
GM:よかったねえ
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(74 → 79)
浦野 聡美:そろってきた
蜂屋 忍:よかった……
GM:ねー!
GM:ではここでは最初に情報収集をしてもらいます!
GM:・”喰らいつくすもの”デバウアー星人について 〈知識:母星〉〈情報:噂話〉難易度10
GM:これだけです。ただし追加項目があるぞ!
浦野 聡美:むむむっ
余目 長流:おうおう!
青葉 由吉:流れ的に自分がやります? 母星で振れるし
GM:よさそうかも?
蜂屋 忍:じゃあお願いしましょうか
蜂屋 忍:みんなよければ
浦野 聡美:振ってみた方がいいかも!
青葉 由吉:じゃあ振っちゃいます!
余目 長流:やってくれるか夏マン?我々、人類の為に
蜂屋 忍:かっこいいこと言ってる!
青葉 由吉:試してみよう
青葉 由吉:知識:母星で!
青葉 由吉:7dx+1>=10
DoubleCross : (7DX10+1>=10) → 9[3,5,7,7,7,8,9]+1 → 10 → 成功

蜂屋 忍:ナイスぴったり
青葉 由吉:ギリ!
GM:おおっバッチリ!
GM:じゃあさっそく内容を開示しますね!こちらです!どどん

・”喰らいつくすもの”デバウアー星人について 〈知識:母星〉〈情報:噂話〉難易度10
遠宇宙から地球にやってきた異星人であり、レネゲイドビーイング。別名、”喰らいつくすもの”。
触れた知識や文化を吸収し、自身の力に変える能力を持つ。
さまざまな惑星の文化や知識を狙って略奪行為を行っており、地球では、オーヴァード達から能力や記憶を奪おうとしているようだ。
現在、FHエージェント”フロプタチュール”と協力し、魚見あん奈の《特異点》の力を支配しようとしている。

GM:先のシーンなどで出た情報について、改めて復習ですね。
浦野 聡美:能力や……記憶を!
蜂屋 忍:許せないぜ!
GM:このまま地球を征服しちゃうぞ~
GM:では、この情報を開示したことで
GM:⇒デバウアー星人と”Dr.フロプタチュール”の動向について 〈知識:母星〉〈情報:裏社会〉難易度11
余目 長流:俺達人類を舐めるなよ!
GM:こちらの項目が新たに調査可能になります。挑戦してみてね!
蜂屋 忍:おっ裏社会 私固定値ある!
青葉 由吉:あとは君たちに託す
蜂屋 忍:挑戦していい?
余目 長流:うわ。苦手項目だわ。ハッチ頼む。
浦野 聡美:GOGO
青葉 由吉:どぞ!
蜂屋 忍:任された!なけなしの要人への貸しを使います。ダイス+3
蜂屋 忍:7DX+1+0@10>=11 情報(裏社会)
DoubleCross : (7DX10+1>=11) → 6[1,1,1,3,4,5,6]+1 → 7 → 失敗

蜂屋 忍:があああ
GM:ややっ
蜂屋 忍:お金も足りん!ごめん!
余目 長流:仕方なし!
浦野 聡美:私も振るぞ~ 当たって砕けていくぜ
GM:そういうときもある!
青葉 由吉:そういうこともあるさ!
浦野 聡美:4dx>=11
DoubleCross : (4DX10>=11) → 7[1,4,7,7] → 7 → 失敗

GM:仲良しだ!
浦野 聡美:ダメなもんはダメ!
余目 長流:じゃあ僕も知識で振ろうか。
余目 長流:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[3,5,10]+7[7] → 17

GM:www
余目 長流:成功
青葉 由吉:すごい!
蜂屋 忍:た、助かった!
蜂屋 忍:ありがてえ
GM:オチすぎる すごい~!
浦野 聡美:うおーっ
青葉 由吉:えらいー
GM:ちさちー先生のことだもんね…
余目 長流:そりゃ智砂ちゃん先生の動向だぜ
蜂屋 忍:なるほどね
GM:さすがだぜダーリン
GM:では、この情報も開示していくよ~

・デバウアー星人と”Dr.フロプタチュール”の動向について 〈知識:母星〉〈情報:裏社会〉難易度11
FHエージェント”Dr.フロプタチュール”の正体は瀧山智砂。デバウアー星人と協力関係を結んでいる。
彼女は魚見あん奈を誘拐すると、大量の“怪狼”を街中に解き放ち、混乱に乗じて行方をくらませた。
デバウアー星人と”Dr.フロプタチュール”は、魚見あん奈をジャームにして支配することで、《特異点》を思い通りに利用しようとしている。
そして、彼らは《特異点》がもたらす異常な幸運を操りながら、人類をオーヴァードに変えてゆき、その能力や記憶を奪いつくすつもりだ。
そうなれば、地球はロイスを奪われたジャームだらけになり、混乱に呑み込まれ滅亡してしまうだろう。

GM:⇒この情報を開示したことで、逃走する彼らの元に駆け付けることができるようになります。
GM:彼らの元に駆け付けると、そのままクライマックスシーンに突入します。
浦野 聡美:ヒエーッ いかねば
蜂屋 忍:止めないと!
青葉 由吉:いくぞ!
余目 長流:駆けつけなくては!
GM:そうなのだ! というわけでですね クライマックスシーンは青葉くんが降り立った海辺のあたりがいいかな~と思ってまして
GM:このシーンでは、この情報を共有したのち、そちらに行くぞ~!ウオー!してシーンエンドになるかなと思ってます
蜂屋 忍:はーい!
青葉 由吉:はーい
余目 長流:はーい!
浦野 聡美:了解です!
GM:じゃあその描写を マスターシーンの現場で、湖東歩とともにしていくわけですが
GM:その前に青葉くんだけにちょっとイベント!
青葉 由吉:うおっ
蜂屋 忍:むむっ
GM:ひとりで歩いていてください フジエダから電話かかってきます
青葉 由吉:ひゃあ
GM:やっていくぞ!
───────
GM:U市、路上。UGN支部から連絡を受け、コーヒーチェーンでの襲撃を聞いたキミは、
GM:現地に駆け付けているところです。いつもの3人も、同様に向かっているはずだ。
GM:さてそんな時に。スマートフォンに通話がかかってくる。藤枝梨々子からだ。
青葉 由吉:平静な様子で歩いているように見えるが、スピードは速い。
青葉 由吉:端末を取り出す。「……もしもし」
藤枝 梨々子:『あ、もしもし、青葉くん?』明るい声。いつも通りの藤枝梨々子だ。
藤枝 梨々子:『あはは、急に電話かけちゃった…。いま大丈夫?』
青葉 由吉:「大丈夫でもあり、用事も存在する」早足。
青葉 由吉:「急にとは、何かあったのだろうか?」
藤枝 梨々子:『えっ、ほんと? じゃあ急いで話すね!』
藤枝 梨々子:『何か…ってほどじゃないんだけど。あのね、フジエダ、いまおばあちゃん家に帰省中なの』
青葉 由吉:「そうか」
青葉 由吉:(ならば現在の騒ぎに巻き込まれずに済むかもしれないな)
藤枝 梨々子:『それでね、おっきいスイカもらったから、あん奈ちゃん達とのグループラインに写真送ったんだけど』
藤枝 梨々子:『誰からも既読つかなくてさ~…。さみしフジエダだよ~!』
青葉 由吉:「………」
青葉 由吉:「彼女たちも、それぞれに用事があるのだろう」
藤枝 梨々子:『まー、夏休みだもんね。あはは』
青葉 由吉:「いずれ既読もつくことだろう。気にせずに待っているといい」
青葉 由吉:「……いずれ、必ず」
藤枝 梨々子:『?』
青葉 由吉:「君は、ゆっくりとおばあちゃん家を満喫しているといい」
藤枝 梨々子:『うん…、あはは、なんかしっかり言われるとフジエダも照れるな~』照れくさそうな声がする。
藤枝 梨々子:あるいは、指先で髪をいじる姿が思い浮かぶかもしれない。
藤枝 梨々子:『あ、でねでね!ここからが本題!』
青葉 由吉:「うむ?」
青葉 由吉:少しずつ、現場が近づく。
藤枝 梨々子:『あのさー、青葉くん……』
青葉 由吉:本題の話は聞きたいと思った。
藤枝 梨々子:『今度でいいんだけど、わたしの、例の漫画の相談に乗ってくれたりしませんかね…?』
藤枝 梨々子:『ちょっと展開で悩んでることがあるというか~』
青葉 由吉:「……今、電話口では難しいことだろうか」
藤枝 梨々子:『えー、ふふふ、聞いちゃいます~?』能天気に、にこにこしている。
藤枝 梨々子:『ほら、主人公の茜は、普通の日本に住んでるんだけど、ヴィクトール王子は幻夜の王国の王子じゃないですか』何故か敬語。
青葉 由吉:「ああ、二人の住む世界は本来であれば隔たっているな」
藤枝 梨々子:『そう、そう!そこなの!』
藤枝 梨々子:『茜的には、やっぱり日本に戻りたいのかな~…?とか…。でも、そしたら』
青葉 由吉:急がねばならないと思う。だが。
青葉 由吉:話を聞かねばならない、とも思えて。
藤枝 梨々子:『そしたらヴィクトール王子も、好きな人のことだしさ、引き留めないものなのかな~?とか?』
青葉 由吉:「好きな人の……」
藤枝 梨々子:『うん。あ、茜は、まだヴィクトール王子のこと好きになってなくて』
藤枝 梨々子:『ちょっと気になる存在~って関係なんだけどね。こういうときの男の子の意見、聞きたくてさ~』
青葉 由吉:よく、そのような言葉を聞いた。担当とは、そういうものなのかとだんだんわかってきた。
青葉 由吉:感情については、未だにわからない。
青葉 由吉:「相手の帰る場所が確かならば、好意を持った相手は見送るものなのではないだろうか」
青葉 由吉:角を曲がる。
青葉 由吉:「……いや、しかし……?」
藤枝 梨々子:『えー、そう?』
青葉 由吉:彼らなら、どうするのだろうか。
藤枝 梨々子:『なになに、青葉くん』
青葉 由吉:自分の意志が、気になる相手とぶつかった時。
青葉 由吉:いや。自分であったら?
藤枝 梨々子:『だってさ、見送ったら、ずっと離れ離れになっちゃうんだよ?』
藤枝 梨々子:電話口から、藤枝梨々子の声が届く。キミの事情も知らないまま。
青葉 由吉:(引き留められて、それでどうするというのだろうか)
青葉 由吉:(青葉由吉を目覚めさせることもなく、ずっとここにいる?)
青葉 由吉:(その空想は馬鹿げている)
青葉 由吉:初めて。
青葉 由吉:「わからない」
青葉 由吉:不確定な返答をした。
藤枝 梨々子:『……』間が空く。『そっか』
藤枝 梨々子:『そっかー! 青葉くんも、分からないかー!』
青葉 由吉:「ああ。力になれなくて、すまない」
藤枝 梨々子:『ううん、いいよいいよ。あっじゃあさ…あの、えっと、それを、今度一緒に考えませんか…』
藤枝 梨々子:『なっ、な、な、なんちゃって…なんちゃってね! あっはっはっはっは!』
青葉 由吉:「今度、か……」考える。その時、何がどうなっているのか。それもわからなくて。
青葉 由吉:「君たちは、いつもこのような混迷の中に暮らしているのだろうか」
青葉 由吉:「大変なことだと思うが、今回に関しては」
青葉 由吉:「出来得る限りの努力をしよう」
藤枝 梨々子:『はっは…』
藤枝 梨々子:『………』
藤枝 梨々子:『げ』
藤枝 梨々子:『言質とったなりー!!』
藤枝 梨々子:と言って、慌てきったのか、そのまま通話が切れる。
青葉 由吉:「……」
青葉 由吉:建物のガラスの前を通りがかり、まるで地球人の少年のような自分を見つける。
青葉 由吉:それは多分、姿だけではなく、表情が、微かに歪んでいたからだろう。
青葉 由吉:走り出す。青葉由吉の姿で。

GM:某コーヒーチェーン。嵐が去った後のような荒れた店内。
GM:青葉くんが向かうと、他の3人は既に現地に到着していて、そして湖東歩が迎えた。
GM:彼女にはわずかな負傷が認められるが、致命的なものではないようだ。
浦野 聡美:「おう、来たね」
青葉 由吉:「ああ、到着が遅れすまない」珍しく軽く走ってくる。
余目 長流:蜂屋くんを肘でつつき。
余目 長流:「絆創膏持ってなかったら貸すぜ?」
余目 長流:「ともかく、作戦会議しようと思ってたとこ。遅くはないさ」
蜂屋 忍:「……」
浦野 聡美:「そうそう。俺たちも大筋を湖東さんから聞いたところ」
蜂屋 忍:反応できない。強く拳を握りしめている。
湖東 歩:「わ、私のことは気にしないで…」慌てている。「それより…」
湖東 歩:「ごめんなさい。瀧山先生から、あん奈ちゃんを守れなかった」しゅんとする。
青葉 由吉:「こちらもおおよそは受け取っている。そうか……」
余目 長流:「波来と湖東ちゃんが無事なら不幸中の幸いさ。ありがとね。被害を最小限に留めてくれて」
蜂屋 忍:「お前はもうちょっと自分のこと気にしろ」
蜂屋 忍:「それに今は後悔してるより、すぐ取り返す。だろ」
湖東 歩:「でも…」言いかけ。蜂屋くんを見て、小さく頷く。「…うん、ごめん。蜂屋くんの言う通りだね」
浦野 聡美:「だな」眉間をもんでいる。「怒りのパワーはこのあとに取っておこうか」
青葉 由吉:「そもそも、すぐに取り返さねば大きな問題になる」
蜂屋 忍:「夏マン、連中の狙いがわかるのか?」
余目 長流:「お。その口ぶりはなんかわかった?」
青葉 由吉:「彼女当人だけではないな。もっと広い範囲のオーヴァードが……ああ」
浦野 聡美:「もっと……?」
青葉 由吉:「そうだ。あの瀧山先生といた男性がいただろう」
青葉 由吉:「彼からコンタクトを取ってきた」
青葉 由吉:簡単に彼の正体、目的などを共有します。
余目 長流:「わお。そりゃいるか、悪の宇宙人っての言うのもさ」
湖東 歩:「!」目を丸くする。「もしかして、私と蜂屋くんが前に会った宇宙人が、その人…」
浦野 聡美:「スケールがデカすぎるぜ……」
蜂屋 忍:「本気で地球侵略、そのために魚見をさらったってことか」
青葉 由吉:「そういうことのようだ」
余目 長流:「それが現実問題可能かどうかわからないけど、智砂ちゃん先生とそいつは本気でやろうとしてる訳だ」
浦野 聡美:「そんな事の片棒を担がせるわけにはいかないね。それに……」「特異点の力を望むままに使って無事で済むわけがない」
蜂屋 忍:「ああ。魚見に余計な重荷背負わせる前に止めるぞ」
余目 長流:「俺達じゃなくても、そんな大事なら、正義の味方どっかの誰かが解決してくれるかもしれないが、俺達がやんのが一番早い」
GM:湖東歩のスマートフォンのスピーカーから、支部長の声。すでに各所で”怪狼”に応戦中。
青葉 由吉:「別のマンか……さすがにいるかどうかはわからないな」
余目 長流:「それに、あんまり悪事重ねさせると、智砂ちゃん先生弁護すんの難しくなるしな」
支部長:『実際、いま動けるのはきみ達しかいないよ~』近くで何かが粉砕される音。狼のいななきが声の後ろから聞こえてくる。
蜂屋 忍:「上等。他の誰かに任せてられっかよ」
湖東 歩:「私は…」心配そうに蜂屋くんを見る。
支部長:『湖東くんも”怪狼”対処の方に回ってね!民間人の保護が最優先!』
湖東 歩:「あっ、はい」なぜか頬を染める。「わ…わかってます」
湖東 歩:「あのね、先生たちは、いま繁華街を抜けて海の方に向かってるみたい」
浦野 聡美:「海に……」
余目 長流:「ボートかなんかで逃げられたら終わりだな。そこで儀式かもしれないが……いや、なんか因縁の場所になったな」
余目 長流:「この前まで皆で一緒に遊んだ場所って言うのは」
余目 長流:既に愛刀である肥前国忠吉を腰に差し、爪先は地面をトントンとリズムよく叩く。
青葉 由吉:「因縁か。君たちはよくよく縁を考えるのが好きだ」
青葉 由吉:自分が最初に降り立った場所を思い出す。
浦野 聡美:「海どころか宇宙なんかに行かれちゃ完全にお手上げさ。急ごう」
湖東 歩:心配そうに四人を見ている。「み」
湖東 歩:「みんな…、は、蜂屋くんも! 送り出すしかできないけど、よろしくね…」言いながら、どこか申し訳なさそうにしている。
蜂屋 忍:「……湖東」
湖東 歩:「……っ、」言葉に詰まり、蜂屋くんを見返す。
蜂屋 忍:今、目的を果たせなくて落ち込んでいる彼女に。何を伝えるべきかわからない。
蜂屋 忍:だから。
蜂屋 忍:「こっちは大丈夫。こいつらもいる、絶対なんとかする。だから」
蜂屋 忍:「街のみんなのこと、頼む」
蜂屋 忍:「湖東なら大丈夫。……信じてるから」
湖東 歩:「……!」その言葉にびっくりして、嬉しそうに頬が染まる。
蜂屋 忍:ただ、信じていると伝えた。……自分が一番、そうしてほしかったから。
蜂屋 忍:「任せたぞ」
湖東 歩:「……うん!」きゅっと拳をにぎる。「街のことは、任せて!」
湖東 歩:「あん奈ちゃんをお願い!」
蜂屋 忍:「おう!」
───────
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・最後の購入判定が可能だよ!
蜂屋 忍:ロイスいっぱい!
青葉 由吉:ロイスはいっぱいです
浦野 聡美:ロイス一杯! 購入はどうしよう
蜂屋 忍:防具と強化素材はもう取ってたな。ブルゲチャレンジいくか!
蜂屋 忍:4DX+3+0@10>=20 調達
DoubleCross : (4DX10+3>=20) → 10[1,6,6,10]+2[2]+3 → 15 → 失敗

浦野 聡美:いくか~~
余目 長流:ロイスは1つ残ってるけど、まだ取っておきましょう。おそらくデバウアさんに取ろう。
青葉 由吉:手配師は使っちゃってるな。ブルゲチャレンジまたやろっか
蜂屋 忍:あ~惜しい、お金使っても届かない。以上!
浦野 聡美:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 9[2,6,7,9] → 9 → 失敗

浦野 聡美:以上!
青葉 由吉:4dx+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 9[4,5,9,9]+4 → 13 → 失敗

余目 長流:そうですね。僕もブルゲ
青葉 由吉:たりない! 以上
余目 長流:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[3,6]+1 → 7

余目 長流:無理。以上です。
GM:なかなか高いねえ
GM:では、このシーンはこれで以上!


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クライマックス

GM:次のシーン。クライマックスシーン!全員登場!
GM:侵蝕率を上げて登場してね!
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(90 → 91)
余目 長流:余目 長流の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(79 → 83)
浦野 聡美:ウオーッ
浦野 聡美:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 4[4]+82 → 86

青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(92 → 96)
青葉 由吉:まあまあ!
GM:上出来上出来!
GM:じゃあ、逃げた三人が会話してるところから始めますので いいところで混ざってウオオしてもらおう
───────
GM:U市、郊外。蝉の声が騒がしい雑木林を抜け、海岸。
GM:かつて、誰も見えぬ彗星が夜空より降りたってきた場所。
GM:青空の下、デバウアー星人と瀧山智砂は、魚見あん奈を前にしていた。
デバウアー:「さて」精悍な伊達男が、魚見あん奈の顎に手を添えて顔を覗き込む。
魚見 あん奈:「やっ、……」嫌そうに顔をしかめ身動ぎするが、反抗できないよう命令されている。
デバウアー:「あとはこの少女を完全に堕とし、我が物とするだけです。そして、私はこの惑星を手に入れる」
デバウアー:「助かりましたよ、”Dr.フロプタチュール”。相変わらず、相手を試すような行動ばかりとることは慎んでいただきたいものですが…」
瀧山 智砂:「相変わらず、お堅いんだから。ねえ許してよ。これから私が作る作品は、ぜんぶあなたが好きなように使っていいから」
瀧山 智砂:柔らかい雰囲気の女が、たいして困ってもなさそうに返す。
デバウアー:「もともと、あなたはそれが望みでしょう。ですから我々は協力関係を結んだのです」
デバウアー:「あなたの創造した生物兵器を、もっとも有効的な方法で使用し、その破壊力を発揮することができる──」
デバウアー:「…」眉をひそめる。「”Dr.フロプタチュール”。やはり、相手を試すような行動は慎んでいただきたい」
デバウアー:そして、追いかけて来たキミ達を見やる。「こういうことが起こります」
浦野 聡美:「……!!」「魚見ーーーッ!!!」
魚見 あん奈:「!」「浦野くん……!」
瀧山 智砂:「来たね。良い子くんたち」魚見あん奈の肩を取り押さえるように掴む。
浦野 聡美:「今助ける……俺たちが」
瀧山 智砂:「できるかな? それ、私達を倒す、って言ってるんだけど…」目を細める。
瀧山 智砂:「ひとりで来たの? 支部長さんでも連れてきた?」
浦野 聡美:「あんたに良い悪いだの言われたくないね。それ以前の分別がついちゃいないのに」
魚見 あん奈:「……」浦野くんをすがるように見つめている。
余目 長流:「しまった。隙をついて不意打ちしようぜ。って言うの忘れてた。以心伝心とはいかないもんだな」少し遅れて姿を見せる。
余目 長流:「まぁ、言わなかった俺の落ち度だが」
浦野 聡美:「大丈夫。大丈夫だ……元通りに帰れる。絶対に」「んがっ……先走って悪かったよ!」
余目 長流:「に、しても……良い子くんたち。って言うのは少々酷い。せっかく会いに来たんだし、ちゃんと名前で呼んで欲しいですよ」
瀧山 智砂:「そう? もう私とは話したくもないかなって思ってたけど」
余目 長流:「ほら、敵である事と、好きか嫌いかはまた別でしょ」
瀧山 智砂:「ああ、そうね。それはすごくよくわかる」微笑む。
余目 長流:「先生のやってる事は許せないし、止めなきゃだけど、それで先生を嫌いになる。なんて事はどうもないみたいですよ、俺」
瀧山 智砂:「じゃあ…もっと好きになってもらったら、『ああ、諦めて仲間になってもいいな』って思ってくれるかもしれないね?」
瀧山 智砂:「がんばっちゃおうかな。ねえ、楽しみだね、余目くん?」
余目 長流:「じゃあ、賭けをしましょうか先生」
余目 長流:「俺が勝ったらデートしてください。そうですね、敗けたら、そっちに行きますよ」
余目 長流:敗ける気などさらさらないと、その態度は告げている。自棄になってる訳ではなく、最強のカード絶対の根拠を持っているかのような貌。
瀧山 智砂:「ふ、ふふふ…」愉快そうに目を細める。
余目 長流:「こっちが敗けたら生殺与奪を握られた奴隷になる。まで言うと倒錯的で背徳的で教育によろしくないかな」
瀧山 智砂:「大人に向かって、簡単にそういうこと言っちゃいけないんだよ?」
瀧山 智砂:「子どもには早いようなこと、たくさんしたくなっちゃうんだから…」
余目 長流:「そう言う事も教えるのが、先生の仕事かもですね。でも、張り合い出て来たでしょ」
余目 長流:「良し、俺からは以上。待たせたな。言いたいことがあるなら言うが良いぜ、二人とも」
蜂屋 忍:「別に待ってねーよ」
蜂屋 忍:「あとお前はいんだよ、たまにゃ先走っても。今熱くなれなきゃ男じゃねえって」
蜂屋 忍:べしっと浦野の背を叩きながら。
蜂屋 忍:「よお、先生。それとデバウアー……いや、"ディアボロス"だったっけ?」
浦野 聡美:「うるせーやい」
デバウアー:「いえ」首を横に振る。「その名前はすでによく知られていると聞く。二番煎じになるのは私の望むところではありません」
デバウアー:「どうぞ、デバウアーとお呼びください」
蜂屋 忍:「はっ!」
蜂屋 忍:「地球侵略も、宇宙制圧も」
蜂屋 忍:「この星じゃ二番煎じ通り越したテンプレだっての」
蜂屋 忍:「つうかよ。見てわかんねえかなあ」
蜂屋 忍:「今こいつ、青春やってんだよ」
デバウアー:「青春………?」
蜂屋 忍:「知らねえなら教えてやる。青春ってのはな」
デバウアー:訝しげな表情。
蜂屋 忍:「友情や恋ってやつだぜ。星より宇宙より重てえんだ」
蜂屋 忍:「新しい知識を知れてよかったな?」
デバウアー:「…特別に思い合った関係性。それが、惑星より重い…?」
蜂屋 忍:「わかんねえなら、叩き込んでやるよ」
蜂屋 忍:「その情報だけ抱えてお帰り願おう」
青葉 由吉:「だ、そうだ。デバウアー」
デバウアー:「…なるほど」ぎろりと視線を動かし、青葉くんを見つめる。
青葉 由吉:いつも通り、動揺や興奮をしている様子は一切ない。
青葉 由吉:「彼らは、このようにそれぞれが作り出した小さな関係性の銀河の中で暮らしている」
青葉 由吉:「時にそれを絆とも呼ぶようだ」
青葉 由吉:「……私はひとつ、その銀河を君の好物である文化の中に見つけた」
青葉 由吉:「未熟で、たどたどしいものなのだろう。だが、育つ」
青葉 由吉:真っ白な紙に、黒いインクが、ペン先から染み渡っていくその様を想像する。
青葉 由吉:「喰らわせるには、惜しくなった」
青葉 由吉:「文化も、彼らも、特異点の力も、全て」
デバウアー:「ハ…」
デバウアー:「ハハハハ!」目の色はそのまま、哄笑する。「これは面白い。ええ、愉快です」
デバウアー:「よろしい。それほどまでにあなたが尊ぶものならば、私もその文化を尊び、慈しみ、だからこそ奪いましょう」
青葉 由吉:「……彼らのものは、彼らのところに戻すがいい」
青葉 由吉:「奪わせはしない」
デバウアー:好戦的に、キミを見返す。「そう言われるほど、どうも、私は全てが欲しくなる」
デバウアー:「”Dr.フロプタチュール”。始めましょう」
瀧山 智砂:「ええ。…よかった。早くこの子の力を見たかったの」
瀧山 智砂:「ねえ、”怪狼”がU市の街中に消えて、それだけだと思った? 私の作品が、それだけだって?」
瀧山 智砂:「見せてあげる。私の最高傑作────」
GM:オ オオオオオオオッッ
GM:それは海より現れる。海面の静寂が破られる。
GM:荒々しい波しぶきを纏った巨大な影が、つんざくような咆哮とともに海面から現した。
瀧山 智砂:「大狼怪獣、ゲリフレキ!」
大狼怪獣ゲリフレキ:「ガ」
大狼怪獣ゲリフレキ:「アアアアアアッ!!」
大狼怪獣ゲリフレキ:二匹の狼の頭を持つ、猛々しい巨大な白い獣が、キミ達の前に姿を現した。
GM:クライマックス戦闘に突入します。
GM:怪獣の咆哮に合わせ、キミ達のレネゲイドが活性化される。衝動判定が発生します。〈意志〉で難易度9。
GM:もしジェネシフトをしたい人がいたら、この衝動判定の前にジェネシフトしてもかまいませんよ~
蜂屋 忍:判定前にオートアクション、<砂の加護> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を3増加(91 → 94)
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+4
蜂屋 忍:7DX+3+0@10>=9 意思
DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 9[2,3,5,6,6,8,9]+3 → 12 → 成功

蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を2D10(→ 18)増加(94 → 112)
蜂屋 忍:ぎゃーっ
GM:あーーっ
余目 長流:ジェネシフトを1D分しちゃおうっと。
余目 長流:83+1d10
DoubleCross : (83+1D10) → 83+6[6] → 89

GM:おっ 良い感じですね
余目 長流:で、衝動判定。
余目 長流:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 7[2,6,7,7]+2 → 9

余目 長流:成功です!
余目 長流:89+2d10
DoubleCross : (89+2D10) → 89+10[9,1] → 99

GM:www
余目 長流:よしよし。ブルゲあるから確実に100まで行くぞ。
青葉 由吉:8dx+3>=9 思い出の一品(ブランケット)+ヒューマンズネイバー
DoubleCross : (8DX10+3>=9) → 10[1,1,3,3,6,6,7,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

青葉 由吉:うおー
GM:あっそっか 買っててよかったブルゲ
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を2D10(→ 14)増加(96 → 110)
GM:うわ~~っすごい
青葉 由吉:ぎゃーー
GM:ゆきっちまで!!
蜂屋 忍:よしよし……
浦野 聡美:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 9[2,4,4,6,8,9] → 9 → 成功

浦野 聡美:2d10+82
DoubleCross : (2D10+82) → 17[8,9]+82 → 99

浦野 聡美:わあ!?
蜂屋 忍:ひぃ~
GM:絶妙な結果

GM:では、衝動判定が終わりましたので、今回の戦闘について説明します。
蜂屋 忍:むむっ!
GM:敵は”喰らいつくすもの”デバウアー星人、”Dr.フロプタチュール”瀧山智砂、”大狼怪獣”ゲリフレキの三体。
GM:三体を倒せば戦闘終了となり、魚見あんなに使用されている《蝕む声》の効果が解除されます。
GM:なお、魚見あんなが《蝕む声》の効果を受けているため、この戦闘では魚見あんなのNPCカードを使用することはできません。
浦野 聡美:蝕んでる!
青葉 由吉:ぴー
GM:むしむしむし…
蜂屋 忍:ふむふむ
浦野 聡美:ほぅほぅ
蜂屋 忍:むしばみ音だ
余目 長流:頑張るしかないぜ
GM:敵はまとめて同じエンゲージにいて、キミ達から10m離れた場所にいます。

▼エンゲージ
(デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
   10m
(余目[9]、浦野[8]、青葉[7]、蜂屋[5])
[]内は行動値

GM:このようですね!
蜂屋 忍:なるほど
GM:説明は以上!がんばって戦闘していきましょう
蜂屋 忍:了解!よろしくお願いします!
GM:では、戦闘開始。1ラウンド目。
GM:よろしくお願いします~!
GM:セットアップ!
蜂屋 忍:なし!
浦野 聡美:なし!
青葉 由吉:『入館許可』《原初の黄:活性の霧》を自身に使用。ラウンド間攻撃力+18。ドッジダイス-2個。侵蝕3上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(110 → 113)
大狼怪獣ゲリフレキ:《多重生成》Lv4《タブレット》Lv4《扇動の香り》Lv6《ターゲットロック》Lv4
大狼怪獣ゲリフレキ:PC4人が対象。対象を含む攻撃を+12、ダイスを+6個する。
デバウアー:《苛烈なる熱気》Lv5。敵もPCも、達成値15未満の判定は失敗となります。
浦野 聡美:ふつうの怪狼を踏襲している!
蜂屋 忍:怖いこと言わないで!?
余目 長流:あります。ブールゲイル使用。行動値+5 9→14 侵蝕+5 99→104 《戦闘用人格》起動。 全判定ダイス+5 攻撃力+5。
浦野 聡美:軟弱な達成値は嫌いな文化なのか……
青葉 由吉:うおお
デバウアー:フフッ……
GM:演出したい人いますか~?
余目 長流:130キャラだと結構きついよー
青葉 由吉:自分は大丈夫!
蜂屋 忍:私はなし!
浦野 聡美:なし!
余目 長流:僕も自分の手番で。
GM:了解です!では、セットアップはこれで以上。
GM:イニシアチブ!
GM:まずは行動値21のデバウアー星人からですね。
デバウアー:ではメインプロセスの前に、イニシアチブで
デバウアー:《異形への変貌》Lv4を使用します。
浦野 聡美:ほああ!
蜂屋 忍:それはいったい!?
デバウアー:このシーンの間、侵蝕ボーナスが2倍になるぞ。

▼エンゲージ
(デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
   10m
(余目[14]、浦野[8]、青葉[7]、蜂屋[5])
[]内は行動値

蜂屋 忍:うおお
青葉 由吉:ひえー
デバウアー:簡単に演出!

デバウアー:「……さて」
デバウアー:まるで炎で焼かれるような感覚がキミ達の全身を苛む。
デバウアー:強烈な熱気が空間に渦巻く。デバウアーから発せられるレネゲイド因子。
デバウアー:そして、不気味な笑みを浮かべると、その姿が次第に変化していく。
浦野 聡美:「!?」
デバウアー:スーツから漆黒の翼が零れるように伸び、瞳は燃えるような深い赤色に輝く。
デバウアー:足元から、ごぼごぼと影が渦巻いて湧き出てくる。黒いカラスめいた、不気味な怪人。
余目 長流:「おっ、こうなっちゃ、俺の方が良い男だな。子供には人気出そうだけど」
蜂屋 忍:「変身かよ。いよいよ怪人か怪獣だな」
青葉 由吉:「なるほど、それが君か」
デバウアー:「ええ。これが私の真の姿です、夏マン」
青葉 由吉:「……私は、悪いがこのまま戦わせてもらう」
デバウアー:「あくまで人類の味方をすると? いや…その憑依を解くことを恐れているのでしょうか」
青葉 由吉:「青葉由吉がこの場にいたら」
青葉 由吉:「戦いたかったろう、とそう信じるからだ」
デバウアー:「ほう」興味深そうにキミを見る。「自分にとって得にならない推測で判断し、行動するとは…」
デバウアー:「やはり、あなたの内面に巻き起こった変化は興味深い。いいでしょう」
デバウアー:「ならば、私の一撃を受けられるか。試していただきましょう」足元の影が、ますます沸き上がる。

デバウアー:というわけでメインプロセスに移っちゃうぞ~
蜂屋 忍:あっすいません!
GM:あっはいはい
浦野 聡美:質問質問! イニシアチブのエフェクトの宣言っていつすればいいですかね? 今?
GM:いまですね!
浦野 聡美:時間を凍結したいよ~
GM:もう…しょうがないにゃあ
浦野 聡美:へっへっへ
GM:いま宣言しちゃえば間に合うよ~
浦野 聡美:イニシアチブのエフェクト使用を宣言します。《時間凍結》
GM:ひゃ~~!!
浦野 聡美:HPを20消費しメインプロセスをおこないます。
GM:こりゃたいへん!どうぞ!
浦野 聡美:マイナー無し。メジャーで《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《コンセントレイト:バロール》+《アンプリフィケイション》
浦野 聡美:すみません! やっぱりマイナーはエンゲージをきって横に5m戦闘移動でもよいでしょうか?
GM:いいよ~!

▼エンゲージ
(デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
   10m
(余目[14]、青葉[7]、蜂屋[5])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値

浦野 聡美:ありがとうございます! メジャーは上記と同様で、対象はちさちー先生!
瀧山 智砂:こりゃ大変 そのまま命中判定どうぞ!
浦野 聡美:99→104
浦野 聡美:14dx7+2
DoubleCross : (14DX7+2) → 10[2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,9,9,10,10]+10[3,3,6,8]+5[5]+2 → 27

浦野 聡美:こんなもんだ
瀧山 智砂:よおっし ドッジします!
瀧山 智砂:4dx+1>=27
DoubleCross : (4DX10+1>=27) → 10[1,2,9,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

蜂屋 忍:こわっ!
瀧山 智砂:むむ~~っ!失敗!
浦野 聡美:ビーチバレーのときよりはるかに高い運動能力!
GM:びっくりした
GM:そのままダメージどうぞ~!
浦野 聡美:ダメージ!
浦野 聡美:3d10+38
DoubleCross : (3D10+38) → 25[10,10,5]+38 → 63

蜂屋 忍:ダメージ出てる!
青葉 由吉:わお!
浦野 聡美:うおうおうおーッ
余目 長流:高いぜ!
瀧山 智砂:きゃあっ
浦野 聡美:104→114
瀧山 智砂:ダメージを適用する直前に《ひらめきの盾》LV4を使用。-10します。
瀧山 智砂:53点受けて…ギャ~~ッきっつい
浦野 聡美:諸々有効……ムムッ
浦野 聡美:何かひらめいてる!
瀧山 智砂:ぎりぎり生存!
余目 長流:まだ生きてる!
GM:こっち以上です!演出どうぞ~

浦野 聡美:魔眼を目の前に浮かべている。その周囲の景色が渦を巻き、吸い込まれるようにゆがみ始める……魔眼が高速回転しているのだ。
浦野 聡美:「俺が牽制する」そして魔眼が平べったい直径2mほどの円に展開!
デバウアー:「!」鋭い赤い眼光が、キミを睨みつける。「時空停滞能力ですか。小賢しい」
浦野 聡美:周囲からはそう見えている。しかし浦野聡美からは違う。黒円の中がトンネルのように見えている。
浦野 聡美:「いや」そこに踏み出す。「そこまで凄くない。もっとちょこざいなヤツだ」
余目 長流:「女の危機ピンチなんだ先走るよな、そりゃぁ。まったく、理屈無しに突っ走れる奴は羨ましい」
浦野 聡美:――内部は一切の時空と隔絶されている、光も時間も捻じ曲げる真っ黒な渦。そこを……
浦野 聡美:「んがあああああ!!」走る。走る、走る!
浦野 聡美:一向に前に進まない。しかし走り続ける……何十分も。外では一瞬の時間も経っていない異常重力空間の中で、加速し続け、速度だけが溜まり続ける!!
浦野 聡美:この極めて小規模なブラックホールまがいから脱出する速度に達するまで!
浦野 聡美:(足は……止めない!)(俺は知ってる。闇は最も光の存在を証明するからだ!)眼前に光が差す。
浦野 聡美:自身の魔眼から脱出! ウラシマ効果により、超高速の浦野は地上の存在に対し、ほんの一瞬だけ時を止めたかのようにふるまうことが可能になる!
浦野 聡美:「く、」反動で全身を痛めながら魔眼を攻撃に切り替える。狙いをつける。準備完了――ここまでだ。対してアドバンテージがあるかも定かではないが。
浦野 聡美:「らえっ!」純戦闘エージェントではないであろうちさちー先生にたたきつける!
瀧山 智砂:「内部で何かしてたね…! ろくなことじゃないのだけは分かるよ」瞬時に幻覚物質を生成。自身の前に、防壁のように展開。
瀧山 智砂:粘土細工めいたカラスが展開。自身の姿がぶれる。
瀧山 智砂:「っ」
瀧山 智砂:「……ぅううっ!」 かろうじて致命傷になることは避けれた。たたらを踏む。
青葉 由吉:「なんという……無茶を」完全に理解したわけではないが、想像はできる。
浦野 聡美:(宇宙人にはなにやったかバレてるかもな……)だらだらと疲労の汗をかきながら。一見、ものすごい超能力で冷や汗をかいたようにも見える。
浦野 聡美:「ちさちー先生」「俺には分からないよ。あなたには友達はいなかったのか? なにか……壊したり傷つけたりが」
余目 長流:「やってくれたぜ、浦野 聡美。さて、先生危機ピンチなんだ、俺も先走った方が良いかな」
余目 長流:ふっ、と友人のしでかしたちょこざいな結果に笑う。
浦野 聡美:「気になっちゃうような相手は……いなかったのかよ……?」「うるせ。怪獣や宇宙人より、人間の方がマシだと思っただけだよ」長流に。
蜂屋 忍:「どこが牽制だ、全く。……気をつけろ、向こうも来るぞ!」

GM:では改めて行動値21のデバウアーのメインプロセス!
浦野 聡美:ホゲゲーッ
デバウアー:マイナーで《アバターフォーム(RC)》LV6。シーン中RC技能+12。
デバウアー:メジャー、《焦熱の弾丸》Lv4《飢えし影》Lv4《混色の氾濫》Lv6《エネルギーマイスター》Lv6《デボラスフレア》Lv6+オートで《原初の灰:暴食の魔王》LV6。
デバウアー:あまるーとゆきっちとはっちんを対象!RC攻撃します
デバウアー:ガードした場合、18点のHPを失います。またHPダメージ軽減エフェクトを無効化するぞ
デバウアー:21dx7+19
DoubleCross : (21DX7+19) → 10[2,2,3,3,3,4,4,4,4,6,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,5,5,5,6,8,9,9]+10[4,6,8]+10[9]+1[1]+19 → 60

デバウアー:キリがいいぜ
蜂屋 忍:こ、怖い
蜂屋 忍:跳ねやがって……!
浦野 聡美:横にいる太郎
余目 長流:あれ。コンボにコンセ入ってない?
蜂屋 忍:無事でいて次郎
蜂屋 忍:あ、ほんとだ
GM:あっほんとだ
GM:足そう えーと
デバウアー:《コンセントレイト:ウロボロス》Lv3です!
余目 長流:ドッジします。
余目 長流:《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》104→107 3程度なら上げようっと。
余目 長流:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[3,4,5,5,5,6,6,6,8,9,10,10]+5[1,1,2,5]+4 → 19

蜂屋 忍:やるだけドッジ!
余目 長流:無理。
蜂屋 忍:6DX+0+0@10>=60 回避
DoubleCross : (6DX10>=60) → 10[2,4,6,10,10,10]+10[1,10,10]+9[4,9] → 29 → 失敗

青葉 由吉:すご
蜂屋 忍:ええ……?
余目 長流:頑張ったな!
浦野 聡美:ニンジャ! サムライ!!
青葉 由吉:じゃあはっちんカバーリングしましょうか
蜂屋 忍:頑張ったんだけどね……
蜂屋 忍:ごめんよ!助かります
青葉 由吉:ガードして『代理貸出』《カバーディフェンス》蜂屋くんをカバーリングします。侵蝕2上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を2増加(113 → 115)
GM:よし!じゃあダメージだしますね~
デバウアー:7d10+11+8d10 装甲有効
DoubleCross : (7D10+11+8D10) → 38[8,6,8,7,2,4,3]+11+52[2,8,7,6,1,9,9,10] → 101

蜂屋 忍:えぐい値出とる
デバウアー:とりゃー!装甲有効の101ダメージだぞ!
余目 長流:デバウアーさんにロイス取って即昇華します。 脅威〇/執着
青葉 由吉:やば
青葉 由吉:ではまず、『貸出手続』《ラストアクション》で倒れる前に直ちにメインプロセスを行います。侵蝕6上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を6増加(115 → 121)
GM:なに~!
蜂屋 忍:ラストアクションって5じゃなかった?侵蝕
GM:ほんとだ
青葉 由吉:あっミス 120ですね
青葉 由吉:感謝!
GM:よかった~
青葉 由吉:で、メインプロセスしちゃいます!
GM:しちゃってください!
青葉 由吉:マイナー、『閉架式』《オリジン:サイバー》シーン間社会の達成値+14。侵蝕2上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を2増加(120 → 122)
GM:ごんごん上がるぜ
青葉 由吉:メジャー、『閲覧可能』《言葉の刃》装甲無視の交渉攻撃をゲリフレキに。侵蝕3上昇。
大狼怪獣ゲリフレキ:わお~ん
GM:そのまま命中判定どうぞ!
青葉 由吉:命中判定いきます
青葉 由吉:5dx+21
DoubleCross : (5DX10+21) → 7[1,2,5,5,7]+21 → 28

青葉 由吉:まあまあ
大狼怪獣ゲリフレキ:ガードします!《イージスの盾》LV2。
青葉 由吉:ではダメージ
GM:どうぞ!
青葉 由吉:3d10+19 装甲無視
DoubleCross : (3D10+19) → 19[9,8,2]+19 → 38

大狼怪獣ゲリフレキ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[2,10] → 12

青葉 由吉:ギャー結構削る
大狼怪獣ゲリフレキ:ガード値12点で受けます。24点もらった!
大狼怪獣ゲリフレキ:まだ元気!
蜂屋 忍:26点?
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(122 → 125)
GM:あっそうだ 算数まちがえちゃった
青葉 由吉:あと最後に、庇った蜂屋くんのロイスをタイタス昇華して復活します。HP11
GM:じゃあ演出やっていきましょう~!

デバウアー:足元から影が湧き出る。カラスめいた怪人の周囲の光が吸い込まれ、代わりに影が舞い上がる。
デバウアー:影の中から、青い光が溢れ出す。他惑星より奪った異能力の残滓。
デバウアー:「私の掌握した力の、ほんの一欠片を。あなた方にご覧いれましょう」
デバウアー:青い光が銃弾のように射出。嵐のようにしてキミ達を襲う!
余目 長流:感覚的にわかる。あの光は斬れて二割、残り八割でお陀仏になる計算だ。そんな目算が出来る程に頭は十分冴えている。
余目 長流:僅かばかりの抵抗をして、倒れる未来が見える。そして、その通りになる。だが、問題はない、その先の……二手先までは見えている。
余目 長流:「ってぇーなぁ。まあ、いいさ、授業料だ。こっちの技も頭も冴えてきた」
余目 長流:悪態をつきながら穴だらけになった体を再生させて立ち上がる。
蜂屋 忍:「マジかよ、ナガルっ……!」
蜂屋 忍:あいつに捌ききれない攻撃を、自分に対処しきれるはずもない。
蜂屋 忍:回避しきれない。被弾を覚悟して歯を食いしばる。
青葉 由吉:青葉由吉というオーヴァードがいる。
青葉 由吉:能力と言えば、僅かな牽制攻撃と、他人を庇うことくらい、と。本人もそう思っていた。
青葉 由吉:その体を借りた者が、蜂屋忍の前に立ちはだかっている。
青葉 由吉:当然、そのまま攻撃を食らう。だが。
デバウアー:「何と」怪訝そうにする。しかし、青い光弾の嵐はやはりキミを襲う。
青葉 由吉:(青葉由吉。私だけは知っている。これは、君の力だろう)
蜂屋 忍:「……夏マンっ!」
青葉 由吉:満身に光を受けながら、倒れかけながら、万年筆を取り出す。
青葉 由吉:(いくら倒れようとも立ち上がる力は)
青葉 由吉:(これは、人間の力だろう!)
青葉 由吉:見えないインクが宙を舞い、その場で脅威と感じた怪獣に降り注ぐ!
大狼怪獣ゲリフレキ:「ッギャ…」「グゥオオオオオオオオオオ!!!!!」
余目 長流:(そのまま反撃に繋げた。それは……どっちの、いや、二人分の力か)
余目 長流:(そう考えるのが友情と空想と浪漫だ)
青葉 由吉:「……手ごわいな、あれは。油断せずいこう」片膝をつきながら、また立ち上がる。
大狼怪獣ゲリフレキ:滑るように流れた不可視のインクが、逆さまの波のように地上から迫って、巨大な狼の顔を削る。
大狼怪獣ゲリフレキ:嫌そうに顔を横に振る。まだ健在だ。
蜂屋 忍:「無茶しやがって。……一人でかっこつけんなよ」
蜂屋 忍:「次あったら俺の番だかんな」
青葉 由吉:「ああ、よろしく頼む」

GM:次は行動値16のゲリフレキの手番!
大狼怪獣ゲリフレキ:わん!
浦野 聡美:ふせ! おすわり!
大狼怪獣ゲリフレキ:やだわん!
大狼怪獣ゲリフレキ:マイナーなし。
浦野 聡美:とほほ
大狼怪獣ゲリフレキ:メジャーで《コンセントレイト:キュマイラ》Lv2《魔獣の衝撃》Lv6《火炎袋》Lv4《増加の触媒》Lv4《多重生成》Lv4《タブレット》Lv4。
大狼怪獣ゲリフレキ:これはエンゲージ関係なく、PC全員を攻撃!
蜂屋 忍:ひぃ~
大狼怪獣ゲリフレキ:24dx8+3 えいっ
DoubleCross : (24DX8+3) → 10[1,2,2,3,3,4,4,5,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,10,10,10,10]+10[1,1,3,3,3,7,8,10]+10[3,10]+7[7]+3 → 40

大狼怪獣ゲリフレキ:キリがいい(2回目)
余目 長流:高いな。
浦野 聡美:ほげえええええ
浦野 聡美:ドッジ……
余目 長流:ドッジしまーす。《リフレックス:ハヌマーン》《切り払い》107→110
余目 長流:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,2,3,4,4,5,6,7,7,8,9]+10[2,2,3,8]+1[1]+4 → 25

浦野 聡美:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[5,7,9,10]+8[8] → 18

余目 長流:うむ。回ったが喰らった。カバーくれると嬉しいな。
GM:あまるーがんばってるんだけどな
浦野 聡美:くぅ~ん
蜂屋 忍:6DX+0+0@10>=40 回避
DoubleCross : (6DX10>=40) → 9[1,4,6,6,7,9] → 9 → 失敗

青葉 由吉:一応ドッジ、ダイス-2個です
青葉 由吉:2dx+1>=40
DoubleCross : (2DX10+1>=40) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗

蜂屋 忍:じゃあナガルはこっちがカバーしようか
青葉 由吉:おねがいします!
蜂屋 忍:オートアクション、<砂の結界> コンボ:遠い背を追って
蜂屋 忍:行動権を消費せずカバーリング、対象は余目君
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を2増加(112 → 114)
GM:では、ダメージを出しましょう!
大狼怪獣ゲリフレキ:5d10+41 装甲有効
DoubleCross : (5D10+41) → 29[3,2,10,10,4]+41 → 70

大狼怪獣ゲリフレキ:70ダメージ、装甲有効!
蜂屋 忍:そんなん倒れるよ!
大狼怪獣ゲリフレキ:がうがう
蜂屋 忍:謎の怪人へのロイスをタイタス化して復活!
デバウアー:私のこと!
青葉 由吉:だめ! 余目くんへのロイスをタイタス昇華、復活!
浦野 聡美:湯きっちのロイスを昇華して復活! 体力11
蜂屋 忍:蜂屋 忍のHPを14減少(27 → 13)
大狼怪獣ゲリフレキ:あとこれで3点HP消費します 宣言しわすれてた
GM:よっしゃ~ じゃあ演出しちゃお~!

瀧山 智砂:「見せてやりなさい、ゲリフレキ…!」起き上がりながら言う。
瀧山 智砂:「あなたの力を!」
大狼怪獣ゲリフレキ:「「─────」」二つの頭を持つ巨大な白い狼が、咆哮を上げる。「「────アアアアァァァァァアアアアア!!!」」
余目 長流:「怪獣って言ってたから、火でも吐くかな?気体は斬るのは難しいんだよな」
大狼怪獣ゲリフレキ:獰猛な咆哮。そしてその口から、輝きを帯びた光の激流が放たれる。
大狼怪獣ゲリフレキ:荒々しいビームによって海面が削れ、そしてキミ達を呑み込む!
浦野 聡美:「ッ……ぐおおああっ!?」飲み込まれ吹き飛ぶ。(怪狼と桁違いすぎる!!)
余目 長流:「ちっ、本当にやってきやがった!?3、2、1、3、2、1。水蒸気で前が見えんし、俺のピッチよりまだ二拍ほど速い」
余目 長流:「ハッチ、任せて良いか?」
蜂屋 忍:「任されたから、伏せとけっ!」
余目 長流:「あいよ!」
蜂屋 忍:余目の前に躍り出て、地面を叩く。砂の防壁が出現。
蜂屋 忍:光の渦が着弾すると同時に、砂が炸裂。威力を減衰させる。
蜂屋 忍:「ぐうっ……!」
蜂屋 忍:気休めだ。防ぎきれない威力をその身で受けて、後ろには通させない。
蜂屋 忍:「おい、生きてるな!?」
余目 長流:「おかげさまで、無傷でな」
青葉 由吉:(……この身体も、疲弊しているな。先程のようにはいかない)
青葉 由吉:倒れて砂まみれになりながら、それを払うこともなく。
蜂屋 忍:「反撃任したぞ」
余目 長流:「任し任され、貸し借りは無しって訳だ。後腐れない即時返済は俺の好みだよ。だから、お前って好き」
蜂屋 忍:「さくっと格好いいところ見せて、好きって言わせてみな、色男」
デバウアー:「先ほどから、身を挺して庇う行為が目立ちますね。オーヴァードの特性でしょうか」
デバウアー:「彼らの中で、特に秀でた能力者はいない。誰かを優先すべきとも思えませんが。果たして意味のある行いでしょうか?」
青葉 由吉:「君がこの様子を見て無意味と思うのであれば」二人の会話を見て。
青葉 由吉:「そういうことになるのかもしれないな」
デバウアー:「ずいぶん、肩を持ちますね。…あなたは、先ほどから」
デバウアー:「すっかり人類に溶け込んでしまっている。ええ、彼らと変わりない存在に見えますよ」

GM:次の手番!行動値14のあまるーですね。
余目 長流:はい!
余目 長流:では、行動。
余目 長流:では、マイナーで移動します。敵エンゲージに接敵。

▼エンゲージ
(余目[14]、デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
   10m
(青葉[7]、蜂屋[5])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値

浦野 聡美:いけいけ~
余目 長流:メジャー:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》対象は智砂ちゃん先生!
瀧山 智砂:ムムッ!
瀧山 智砂:待ちやがれ!
余目 長流妨害愛の試練
瀧山 智砂:オートアクションで《ブービートラップ》Lv2!
瀧山 智砂:対象は余目くん、エンゲージに移動してきた時に使用。ラウンド間のダイスを-4個するよ!
中森 波来:何言ってんだよ
浦野 聡美:www
GM:では、ダイス減らして判定どうぞ!
余目 長流:仕方あるまい。浦野 聡美のロイスを昇華してダイス+10個しちゃお。
余目 長流:差し引き+6個。
蜂屋 忍:うおっマジか
GM:うわ~~~ガンバレッ
青葉 由吉:うおお
余目 長流:22dx7+4
DoubleCross : (22DX7+4) → 10[2,2,2,2,2,2,3,4,5,6,6,6,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9]+10[3,3,5,6,7,7,8,10]+6[3,4,5,6]+4 → 30

GM:ウワ~~頑張った!
瀧山 智砂:うおおドッジします!唸れ!
瀧山 智砂:4dx+1>=30
DoubleCross : (4DX10+1>=30) → 10[1,3,8,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

蜂屋 忍:ほんとにうなりかけた こわ
瀧山 智砂:ダメ~~ッ さっきから頑張ってはいる
GM:ダメージどうぞ!
余目 長流:4d10+12+5+1d10
DoubleCross : (4D10+12+5+1D10) → 27[1,10,6,10]+12+5+1[1] → 45

瀧山 智砂:ニャニャニャニャ
瀧山 智砂:《ひらめきの盾》LV4!ダメージ-10!
瀧山 智砂:でも…だめだこりゃっ 一回倒れます!
蜂屋 忍:一回!?
青葉 由吉:なんだと
瀧山 智砂:戦闘不能。そして《蘇生復活》Lv1!
瀧山 智砂:HP1で復活するよ。
浦野 聡美:エネミーだッ
余目 長流:110→115
GM:では、演出どうぞ!

余目 長流:伏せた状態から、屈伸するように立ち上がり、砂を払う。
余目 長流:「俺は智砂ちゃん先生の過去をが何したか知らないから軽率に言うけどね。今からでも遅くないんじゃない?こっちに来なよ」
瀧山 智砂:「それ、本気で言ってるの?」
瀧山 智砂:「いやだよ、誰かを守ったり、良い事を言ったりするなんて興味ないもの」
余目 長流:「でもさ、先生やってた時って楽しかったんじゃない?みんなの人気者だったしさ」
余目 長流:「それに、ほら友達だって本当に欲しかったんだろうな。って俺は思ってるよ」
瀧山 智砂:「決めつけないでほしいなー、それは」
余目 長流:「いやぁ、だから、思ってるよ。なんですって」
瀧山 智砂:「はいはい…」幻覚のカラスが、彼女の周囲を舞う。「友達、友達。それって本当にそんなに大事かな?」
余目 長流:「他人の人生や気持ちを決めつける程、厚顔じゃない。そうあって欲しいとは願うけどね」
瀧山 智砂:「学校の友達なんて、その時だけのものじゃない? 大人になれば、あっという間に連絡なんて絶えちゃうよ」
余目 長流:(途絶えたの?って聞いたら、本気で怒られそうだな)
余目 長流:「いやぁ、学生の付き合いから結婚するなんて話もある訳だし、それに。まあ、少なくとも。今は楽しいよ」
余目 長流:「今が楽しければ、それでいい。って言うなら、なおさら、友達は作るべきだし、友達の言う事は聞くべきかな」
余目 長流:「うん。友達以上になりたい俺からの忠告です」
瀧山 智砂:「…何様?」
瀧山 智砂:イラッとしたようだ。
余目 長流:「余裕が剝がれて来たね。そう言う顔は初めて見る」
瀧山 智砂:「余目くんねえ…私のこと、まさか、本気で口説こうと思ってるの?」
余目 長流:「今から、命を懸けるのに、本気じゃないと思ってたの?」
余目 長流:「えぇ、傷つくな。はっきり言って、そう言う目的でもなければ、こんなことしやしないでしょ」
瀧山 智砂:「だったら言ってあげるよ」
瀧山 智砂:「さっきから、その、『俺とあなたは対等です』とでも言わんばかりの態度、私の神経を逆撫でする!」
瀧山 智砂:「余計なお世話だし、高校生に指図されるなんて絶対にイヤ」
余目 長流:「成程」ちらとゲリフレキを見て。「愛玩動ペットが好みだよなぁ」
余目 長流:「でも、俺は対等になりたいのでした。この件についてはゆっくり時間をかけて話し合いましょう」
余目 長流:「怒らせてしまった以上、責任は取ろうかな。今から先生を殺さず確保してみます」
瀧山 智砂:「ああそう」「その年で束縛強いのは、止めた方がいいと思うよ。余目くん…!」
瀧山 智砂:二匹の粘土細工めいたカラスが、キミを急襲しようと羽ばたく!
余目 長流:「ふっ、知らなかったんですか?だから、俺はモテないんですよ!!そして」
余目 長流:「友達が何の役に立つと言いましたけど、今からどう役に立つのか見せますよ」
余目 長流:夏マンに手渡されていたタブレット錠剤をかみ砕く。
余目 長流:ただの人間オーヴァードが使えば、侵蝕を僅かに高め、反射神経を短時間増強するだけの代物にすぎない。
余目 長流:だが、俺の身体は特別性だ。侵蝕の高まりがもたらす効果の出来が、他とは違う。隔絶していると言って良い。
余目 長流:レネゲイドの侵蝕が高まり、俺の肉体を汚染し尽くす。思考は極限まで速度を上げて疾走していく。
余目 長流:湧き上がる冷たい興奮感が感情を凍結させて支配する。筋力は増大し、反射神経は高まり、知覚能力は引き上げられ、平衡感覚は研ぎ澄まされる。
余目 長流:死への恐怖と、殺傷への忌避感すら消失していく。自然と体から余分の力が抜けリラックスした状態だ。
余目 長流:自分自身の性能を俯瞰するように客観視し、完璧に理解する。
余目 長流:さぁ、やろう。怖いものなど何もない。今の俺は、百戦錬磨のエージェントすら凌駕する完全な戦闘生命体だ。
余目 長流:親指が鯉口を切る。抜き放たれた白刃は、かくも鮮やかに二匹のカラスを斬り伏せた。
瀧山 智砂:「…っ!」幻覚のカラスがあっという間に両断される!
余目 長流:意識を瀧山 智砂に移す。
余目 長流:動きを見る。
余目 長流:"観測し"
余目 長流:動きを見る。
余目 長流:"測定し"
余目 長流:動きを見る。
瀧山 智砂:コマ絵のように見えるだろう。武装用の拳銃を取り出そうと、手がボトムに伸びる。
余目 長流:"演算し"
余目 長流:動きを見る。
余目 長流:"算定し"
余目 長流:動きを見る。
瀧山 智砂:構え、照準をキミに合わせ、引き金を引く。数秒で叶う。
余目 長流:"解答し"
余目 長流:動きを見る。
余目 長流:"導出する"
余目 長流:決定処分を実行する。魂の純度は明鏡止水に達する。
余目 長流:淀みなく流れるような剣の動き。いつの間にか銃を握る手元まで肉薄している、無拍子じみた足の動き。
瀧山 智砂:カラスが斬られてから、コンマにも満たない秒数での出来事。
余目 長流:一瞬たりとて止まっていないハズなのに、一枚の絵画のように美しい予定調和じみた相対の構図。
余目 長流:切先が唸りをあげる。大気が帯電し、風が巻く。
余目 長流:たとえ空気が鉄であろうと等活する猛き刃の疾走。
余目 長流:真っ直ぐな鋼の線が斜めに引かれ、景色が割れる錯覚を、観察者たちは確かに見る。
余目 長流:「綺麗に、真っ二つだ」
余目 長流:心拍一つ動く間に成された踏み込みと共に、一刀は天頂から地へと降り立っている。
余目 長流:"スパンッ"と言う空気を割く澄みきった清音が遅れて聞こえ、銃は斬られた。
瀧山 智砂:「なっ…!」
瀧山 智砂:ぽちゃん、と音がして。すぱっと斬られた銃の残骸が浅瀬に落ちる。
瀧山 智砂:「……あなたの、そういう」
瀧山 智砂:「かっこつけたくて仕方ないとこ…」構えかけた手が所在ない。
瀧山 智砂:「本当に癇に障るなあ……!」
余目 長流:「それが俺だからね。……抵抗を止める迄、こういう事を続けるよ。俺にはそれが出来る」
余目 長流:「それまでに惚れてくれると嬉しいな」

GM:次は行動値12のちさちーの手番!
瀧山 智砂:やってやるっ
瀧山 智砂:マイナーなし、メジャーで《テンプテーション》Lv4《恐怖の一言》Lv5《彫像の声》Lv4《ポイズンフォッグ》Lv3《タブレット》Lv4。
浦野 聡美:怖そう!
蜂屋 忍:待って待ってやばいやばいやばい
瀧山 智砂:命中時10m後ろに動かして行動値-20させます。ダメージはなし!
蜂屋 忍:やめてーっ
瀧山 智砂:対象は……ッ
瀧山 智砂:お前だ~~!余目~~~!
浦野 聡美:ひょええ~~
瀧山 智砂:いくぞ~~~!!
瀧山 智砂:9dx+12
DoubleCross : (9DX10+12) → 10[1,1,1,2,2,4,6,9,10]+8[8]+12 → 30

蜂屋 忍:回しおる……
瀧山 智砂:結構頑張った リアクションどうぞ!
余目 長流:あ。至近単体だからフォッグトタブレ二ついらない!
余目 長流:うっす。まあキツいですけど頑張ります。
余目 長流:ドッジ
余目 長流:《リウレックス:ハヌマーン》《切り払い》115→118
余目 長流:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[2,2,4,5,5,6,8,8,9,10,10,10]+10[4,4,4,5,6,10]+1[1]+4 → 25

余目 長流:当たりまーす。
瀧山 智砂:やった~~
GM:じゃあ10m後方に移動し、行動値-20してね
余目 長流:はーい。

▼エンゲージ
(デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
   10m
(余目[0]、青葉[7]、蜂屋[5])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値

瀧山 智砂:演出しちゃお~

瀧山 智砂:「あはは…」乾いた笑い。「問答無用で言うこと聞かせるって言ってる? それ…」
瀧山 智砂:「そういうのは、本当に」幻覚物質を再度生成。粘土細工めいたカラスが再出現。
余目 長流:「俺としては時間をかけても、ゆっくりとってつもりだったけど」(来るな)
瀧山 智砂:「趣味じゃないなあ!」余目くんに向かって、二匹のカラスが急襲!それはキミに強い恐怖心をもたらし、全身を弛緩させるような本能的な忌避感を与える。
余目 長流:「後、ついでに、負け惜しみ言うと。ほら、俺をぶん殴りたくなったでしょ」
余目 長流:二匹のカラスのうち一匹を真っ二つにする。
瀧山 智砂:「そうだね」「『近付かないでっ!』」洗脳をもたらす声。黒い羽根がいつまでもキミの周りを乱舞する。
余目 長流:剣先が霞むほどの早業だが、柔らかい砂浜の上で次の機動は遅れる。
余目 長流:黒い羽根に危険を感じ取り、後方に大きく跳ねる。
余目 長流:「あ。やべっ。しまった」
余目 長流:恐怖にかられ気付いた時には、大きく間合いが離れていた。思わず苦笑などし。
瀧山 智砂:「はーっ、はーっ」荒い息を吐く。「ムッカつく……」
余目 長流:「ただいま。お前ら、寂しかった?」
余目 長流:「ほら、先生はあの通り、俺に夢中だぜ」
蜂屋 忍:「お前のその変わらないノリは頼もしいよ……」
青葉 由吉:「厄介な相手だが、動揺を誘ったようだな」
青葉 由吉:「君たちは戦闘において非常に頼もしいとよくわかっている。やるぞ」

GM:ではこのまま行動値8のさとみーの手番がアゲインだよ~
浦野 聡美:ほいさっさ!
浦野 聡美:マイナーなし!
浦野 聡美:メジャーは《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《コンセントレイト:バロール》+《アンプリフィケイション》。対象はゲリフレキ!
大狼怪獣ゲリフレキ:わおん!
浦野 聡美:14dx7+2
DoubleCross : (14DX7+2) → 10[1,1,1,3,5,5,6,6,6,6,6,6,7,8]+10[5,10]+10[9]+6[6]+2 → 38

蜂屋 忍:ナイスぅ!
浦野 聡美:ワオワオワオーン!!
青葉 由吉:いけー
大狼怪獣ゲリフレキ:うななな
大狼怪獣ゲリフレキ:ガード!《イージスの盾》LV2!
GM:ダメージどうぞ~
浦野 聡美:負けないぞ~
浦野 聡美:4d10+38
DoubleCross : (4D10+38) → 26[9,5,10,2]+38 → 64

大狼怪獣ゲリフレキ:うな~っ
大狼怪獣ゲリフレキ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 17[9,8] → 17

蜂屋 忍:ぎぇ~
浦野 聡美:さっきの出目、本当に強かったな……
余目 長流:たかいぜ!
青葉 由吉:ひえ
浦野 聡美:あっコラ! イヤイヤしないの!!
青葉 由吉:ぺっしなさい
大狼怪獣ゲリフレキ:クゥ~~ン
浦野 聡美:ありあり!
浦野 聡美:114→124
瀧山 智砂:あとこれも…
浦野 聡美:飼い主さん!?
瀧山 智砂:《ひらめきの盾》LV4!
蜂屋 忍:あ~そっか
浦野 聡美:戦闘中にひらめきやがって~!
瀧山 智砂:ダメージ-10するよ~
大狼怪獣ゲリフレキ:あわせて-27カットして…37受けます!
大狼怪獣ゲリフレキ:やばくなってきた まだ健在!
浦野 聡美:トホホ~
GM:でもすごいがんばったよ~~ 演出どうぞ!
浦野 聡美:がんばったぜ~

浦野 聡美:「口説いてんだか挑発してんだか……」なんとか苦笑してみせ、光線で蒸気を上げる熱砂からようやく立ち上がる。
浦野 聡美:(もうあっちは任せよう)魔眼を構える。超重力をかけ、ギチギチと強引に変形を促す。
魚見 あん奈:「浦野くん……」戦いの後方。まじまじと見つめており、小さく呟く。
浦野 聡美:――ピーキーすぎる。それは変わらない浦野聡美のバロールシンドロームへの評価だ。
浦野 聡美:ふと魚見あん奈を見る。そういえば自分は海水浴のとき、彼女に似合っているの一言もかけられなかったのを覚えている。
魚見 あん奈:「!」目が合ったような気がして、どきっとする。
浦野 聡美:「フーッ……」魔眼が薄くのばされていく……今度は円に広がることなく、ただ真っすぐゲリフレキに向け……だ円に伸びる。ゆっくりと。
浦野 聡美:――あらゆる攻撃を受け止める停止の力。目に見える範囲全てを崩壊させる超重力の一撃。聞こえはいいが連射は一切不可能。
浦野 聡美:――それではタフな味方と戦うには手数が足りない。しかし威力を下げすぎては元も子もない。
浦野 聡美:「喰らえ……!!」魔眼は伸びる。伸びる。手元からゆっくりと……長く……加速度的に……ぼんやり周囲の光を歪め、黒いのに光っているかのように……
浦野 聡美:――申し子とさえ囁かれる天賦。浦野聡美のエフェクトへの才能は、この難儀なシンドロームを一定の威力と回数をキープするという器用さにおいて突出していた。
浦野 聡美:(言えばよかったかな。けどきみのことを、見た目じゃないところから好きになりたかったんだ。我がままかな、俺は)
魚見 あん奈:「がんばって」口から零れる。
魚見 あん奈:「浦野くん、がんばって!」
浦野 聡美:「『ナイトホークスター』」ドスッ! 衝撃を伴い、極めて加速伸長した一条の黒い線が大狼怪獣ゲリフレキにぶち当たる!
瀧山 智砂:「ゲリフレキッ…!」黒い羽根が嵐のごとく殺到。魔眼の軌道を反らそうと妨害する。
浦野 聡美:バシバシと魔眼の線に羽根が当たる! 威力減衰を引き起こされるが、さすがに止められるほどではない。
大狼怪獣ゲリフレキ:「「ゥグルゥゥゥアアアァァァァ…………!」」それ自体が装甲めいた頑丈な肌で受け止め、巨体をのけぞらせる。
浦野 聡美:「重てェ~なあ~……!!」こめかみに血管が浮き出る。「だがまだまだ……! もう少しだけ頑張らせてもらうぜ……」
余目 長流:夏マンの背中を軽く叩く。
余目 長流:「掌握だ。浦野の攻撃の終わり際に動けば智砂ちゃん先生は詰みだと思う」
青葉 由吉:「……詰み、か」
青葉 由吉:「それは重要な役割だ。試みてみよう」
余目 長流:「罪な男になるのは任せるよ」

GM:ではこのまま行動値7の青葉くんの手番になるよ~!
青葉 由吉:はーい
青葉 由吉:マイナーで5m横に移動、さとみーとは反対方向に。エンゲージ切ります。
青葉 由吉:メジャー、『閲覧可能』《言葉の刃》装甲無視の交渉攻撃を瀧山先生に。侵蝕3上昇。

▼エンゲージ
(デバウアー[21]、ゲリフレキ[16]、瀧山智砂[12])
    10m
(青葉[7])-5m-(余目[0]、蜂屋[5])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値

GM:こうじゃな どうぞ!
青葉 由吉:5dx+21
DoubleCross : (5DX10+21) → 7[1,2,2,6,7]+21 → 28

青葉 由吉:さっきと同じ!
瀧山 智砂:うおぉお~~っドッジ!
瀧山 智砂:4dx+1>=28
DoubleCross : (4DX10+1>=28) → 10[3,4,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

青葉 由吉:こわ~~
瀧山 智砂:ムゥ~~ッ!!失敗!!
瀧山 智砂:ダメージどうぞ!
余目 長流:常に回す!
青葉 由吉:3d10+19 装甲無視
DoubleCross : (3D10+19) → 14[6,3,5]+19 → 33

青葉 由吉:ぬー普通
瀧山 智砂:ギィ~~~ッ《ひらめきの盾》LV4!これで最後!
瀧山 智砂:ダメージー10しますが…まあ…もともとHP1!
瀧山 智砂:戦闘不能になります。これ以上の復活もなし!
青葉 由吉:ほーーー
蜂屋 忍:ふいーっ ナイス!
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(125 → 128)
GM:演出どうぞ~

瀧山 智砂:のけぞったゲリフレキに注意を逸らされている。
青葉 由吉:(なるほど、このタイミング。やはり君は頼りになる)
青葉 由吉:ペン先に力を集める。集中する。思考は一瞬。
青葉 由吉:■■■■というレネゲイドビーイングがいる。
青葉 由吉:まず、遥か彼方、気が遠くなるほど離れたある外星系に、■■■という星がある。
青葉 由吉:あった。
青葉 由吉:今はもう、よほどの奇跡でもない限り既に滅びているはずだ。
青葉 由吉:その報せや光がここまで届くことも、ない。
青葉 由吉:その星の情報生命体のひとりは、滅びの時を前にしてその身に膨大なデータを蓄え、深宇宙を旅することとなった。
青葉 由吉:いつか、どこかの誰かに届けるため。かつてこんな星があり、こんな人々が暮らしていたと見てもらうために。
青葉 由吉:それだけの生命、それだけの力のはずだった。
青葉 由吉:(君が突然戦うことができるようになった、と皆は驚いていたようだが、青葉由吉)
青葉 由吉:(私も驚いている。私は自分の持てるものを『自ら開示する』ことができるようになった)
青葉 由吉:(それも、あくまで目の前の相手に向けて、程度に出力調整をして)
青葉 由吉:(コミュニケーション、と言うにはやや荒々しいのかもしれないが、ともあれ)
青葉 由吉:宙に舞い、床に落ちた原稿用紙。空の万年筆。ゲームセンターでの会話、海での会話、それから、それから……。
青葉 由吉:(そういうことが、私にもできるというのなら)
青葉 由吉:(できるようになったというのなら)
青葉 由吉:万年筆をかざす。
青葉 由吉:「余目長流が、あなたを殺さず確保することを願っている」声をかける。
瀧山 智砂:「…!」はっと気づく。
青葉 由吉:「理解はしがたい。が、協力できればと思う」
青葉 由吉:遅い。すでに充填は済んでいる。
青葉 由吉:「あなたは、研究熱心な人だ」
青葉 由吉:「見せよう」
青葉 由吉:見えないインクが、宙に飛び散る。まっすぐに、瀧山智砂目掛けて飛ぶ。
瀧山 智砂:「青葉くん、やめなさいっ…」幻覚のカラスによる強襲を、キミにも差し向けようとする。だが。
青葉 由吉:それは、彼の目で見たある惑星の外観だ。
青葉 由吉:さほど巨大ではない。ただ、特徴としては、透き通ったように、青い。
青葉 由吉:「これが、私がこの星を訪ねた理由のひとつだ、瀧山先生」
瀧山 智砂:粘土細工めいたカラスが、迫りくる情報の波にむしろ飲まれる。圧倒的な、惑星の質量に。
青葉 由吉:「……よく、似ていた」
瀧山 智砂:「な」
瀧山 智砂:目を見開く。
青葉 由吉:「非常に貴重な画像情報だ。収集して……少し休むといい」
青葉 由吉:手を下ろす。インクは相変わらず空のまま。
瀧山 智砂:あまりにも膨大すぎる情報は、不可視のナイフになる。莫大な情報のエネルギーに、思考がショートしそのまま意識を奪う。
瀧山 智砂:「だめだよ、私は…まだ……」膝が折れる。
瀧山 智砂:透き通る青を形成する───海水が寄せる波打ち際に、その身体が倒れる。
青葉 由吉:「もう、だ」
余目 長流:その姿を見て、安堵の息を吐く。
余目 長流:「サンキュ。力を制御するってのはさ、全力出すより疲れるでしょ」
青葉 由吉:「もう、しまいにするべきだ。こういうことは」
青葉 由吉:「ああ、まあな。だが……」
青葉 由吉:「君が望んでいたようだったので」
デバウアー:「素晴らしい」喜びに震えるような声。「あなたの持つ蔵書は、素晴らしい、夏マン」
青葉 由吉:「君から賞賛を受けるとは」
青葉 由吉:「悪いが、喰らわせるわけにはいかないぞ。返却してもらう」
デバウアー:「聞けぬ相談です。やはり、是が非でも欲しくなった」
デバウアー:仰々しく両手を広げる。「さて、次は? 誰が能力を見せてくれるのでしょうか」
青葉 由吉:「……」
青葉 由吉:「やれるな?」誰とは言わず。
蜂屋 忍:「おう」
余目 長流:「格好良い事を言うよな。ふっ、俺が女だったら、藤枝ちゃんと修羅場になってたかもね」
余目 長流:「任せな」
浦野 聡美:「ガンガンいこう」

GM:次は行動値5のはっちんの手番!ファイト!
蜂屋 忍:了解!
蜂屋 忍:マイナーで戦闘移動。デバウアーとゲリフレキのエンゲージへ

▼エンゲージ
(蜂屋[5]、デバウアー[21]、ゲリフレキ[16])
   10m
(青葉[7])-5m-(余目[0]])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値

蜂屋 忍:オートアクション、<砂の加護>+<砂塵霊> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を6増加(114 → 120)
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+5、このメインプロセスで行う攻撃のダメージ+16
蜂屋 忍:メジャーアクション、<コンセントレイト:モルフェウス>+<インスタントボム> コンボ:つらぬき
蜂屋 忍:対象はゲリフレキ!対応なければ命中振ります
大狼怪獣ゲリフレキ:ないワン!!!
大狼怪獣ゲリフレキ:命中判定どうぞ~~
蜂屋 忍:11DX+4+0@7 (侵食上昇5、侵蝕100~)
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,3,4,4,5,5,5,7,8,10]+10[2,3,9]+6[6]+4 → 30

蜂屋 忍:よし!乗った
大狼怪獣ゲリフレキ:グゥオオオオオ
大狼怪獣ゲリフレキ:ガード!《イージスの盾》LV2!
GM:やってみやがれ……ダメージどうぞ!
蜂屋 忍:ダメージ。ダメージダイスが命中分4,対抗種で2、固定値がアームドスーツ込で27
蜂屋 忍:4d10+2d10+24+3
DoubleCross : (4D10+2D10+24+3) → 28[9,8,4,7]+11[8,3]+24+3 → 66

蜂屋 忍:ようし周り気味だ。66点装甲無視!
大狼怪獣ゲリフレキ:みゃ~~っ
青葉 由吉:ひゃほー!
浦野 聡美:つよーーーい!!
大狼怪獣ゲリフレキ:先生…!いない!
余目 長流:やったか!?
大狼怪獣ゲリフレキ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[7,6] → 13

蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を5増加(120 → 125)
大狼怪獣ゲリフレキ:ウホホッ がんばるぞい
蜂屋 忍:ずっとイージス高いな君!
大狼怪獣ゲリフレキ:13減らして53ダメージ受けます
大狼怪獣ゲリフレキ:類型ダメージ119……あっ
浦野 聡美:お?
蜂屋 忍:ま、まさか……
大狼怪獣ゲリフレキ:だ……だめだ~~~っ!!戦闘不能!!!
蜂屋 忍:あっよかった!
青葉 由吉:や、やったーー
大狼怪獣ゲリフレキ:復活もなし!沈みます!
浦野 聡美:ヤッタッター!
蜂屋 忍:よーっし!
青葉 由吉:うおーーーー
余目 長流:やった!!
GM:ではかっちょよく演出しちゃってね!

蜂屋 忍:大狼を見据える。あの巨体と出力に生半可な攻撃では通用しない。
蜂屋 忍殺せる業がいる・・・・・・・
蜂屋 忍:「……ひゅぅ」
蜂屋 忍:呼吸を変える。握りしめた拳を開き、指を伸ばす。
大狼怪獣ゲリフレキ:「「ガァアアア……」」巨大な双狼が、次の攻撃に移ろうとしている。
蜂屋 忍:疾走を開始。攻撃のために狭まる狼の意識の外へ。
蜂屋 忍:針持つものは忍び隠れて、いつの間にやら懐に。
蜂屋 忍:「シッ」
蜂屋 忍:風が通り抜けると共に。狼の胴体から血が溢れ出る。領域外からの一刺し貫手
余目 長流:「怖っ。夏マンが智砂ちゃん先生の相手してくれて良かったよ」
大狼怪獣ゲリフレキ:巨大な身体は、むしろ遠くにいる者に狙おうとする。咆哮を上げようと、エネルギーを溜めかけた身体が。
蜂屋 忍:蜂屋忍は、触れたものを爆発物に変える。──その手が皮膚ではなく、体内・・に触れたらどうなるか。
大狼怪獣ゲリフレキ:「「…………ッッッッ」」 膨らむ。
蜂屋 忍:指を弾いて飛ばした火花。狼の体内に炸裂と破壊の渦が巻き起こる。
大狼怪獣ゲリフレキ:「「────ァアアアアアアァアアアアアァァァァ……………!!!」」断末魔。轟音。
浦野 聡美:「あんな忍、見たことないぜ……」「うおおッッ!!?」ひっくり返る!
大狼怪獣ゲリフレキ:巨大な白い狼の胴体が、膨らんで弾け飛ぶ。爆発が起き、ゲリフレキを中心に、砂と波が大きく巻き上がる!
蜂屋 忍:「……はっ」
蜂屋 忍:地獄のような光景を見る。まったく、ナガルの言うとおりだ。これは人に向けていいものじゃない。
蜂屋 忍:気持ちが悪い。最悪の気分だ。貫いた指先には、その鋭さ故になんの感触も残っていない・・・・・・・・・・・・
青葉 由吉:(やはり同じ人類には情を掛け、外見が大きく異なる存在には容赦をしない、ということになるのだろうか)
余目 長流:(祝勝会は、焼肉は無しだな)
蜂屋 忍:ふざけんなよ。誰かを傷つけることが、こんなにも軽くていい筈がない。
蜂屋 忍:込み上げて来る胃液を飲み込む。
蜂屋 忍:──特性は殺しに向いていても、気質が戦いに向いていない。
蜂屋 忍:わかっている。知ったことか。意味のあるなしなんて関係ない。
蜂屋 忍:傷だらけになりながら"みんな"を守ろうとしている人がいる。
蜂屋 忍:俺よりずっと、小さな小さな背中。あれを見て黙ってんのは男じゃないんだよ。
大狼怪獣ゲリフレキ:「「────………」」巨体が崩れ、海面へ緩慢に沈んでいく。
余目 長流:「頑張ったよ、お前もさ」思う所があるのか沈みゆくゲリフレキに呟く。
青葉 由吉:(……いや、容赦をしない、ではなく)
青葉 由吉:(そうせざるを得なかった、のか)
蜂屋 忍:「さあ」
蜂屋 忍貫手やいばを残った敵へと向ける。
蜂屋 忍:「まだ、やるか?」
デバウアー:「………」波飛沫にも動じず、ゆっくりとキミを見る。
デバウアー:ニタリと笑う。「……ええ」
蜂屋 忍:「そうかよ、馬鹿野郎が……!」
デバウアー:「形勢逆転し、これで勝ったとお思いですか? 残念ながら、私は───」
デバウアー:「まだ、傷一つついていません。あなた方など、私一人いれば十分ですとも…!」

GM:クリンナップ!
蜂屋 忍:なしかな?
余目 長流:ないよー
青葉 由吉:なしー
浦野 聡美:なし!
瀧山 智砂:強いて言うなら《ブービートラップ》のデバフはここでなくなるよ~
余目 長流:そういやあった。消えた
GM:だぜだぜ!

▼エンゲージ
(蜂屋[5]、デバウアー[21])
   10m
(青葉[7])-5m-(余目[0]])-5m-(浦野[8])
[]内は行動値



GM:2ラウンド目!
GM:セットアップ!
蜂屋 忍:なし
余目 長流:なし!!
デバウアー:なし!
デバウアー:《苛烈なる熱気》Lv5の効果は継続中で、達成値15未満の判定は失敗となるよ。
蜂屋 忍:ひぇー
浦野 聡美:なし!
青葉 由吉:『入館許可』《原初の黄:活性の霧》を自身に使用。ラウンド間攻撃力+18。ドッジダイス-2個。侵蝕3上昇。
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(128 → 131)
浦野 聡美:ヒェー!
GM:ヒャッこわい
GM:演出する~?
青葉 由吉:自分は大丈夫!
GM:じゃあ飛ばしましょう!

GM:イニシアチブ!
GM:まずは行動値21のデバウアー星人の手番です。
デバウアー:前ラウンドと同じことします!
デバウアー:マイナー無し。
デバウアー:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》Lv3《焦熱の弾丸》Lv4《飢えし影》Lv4《混色の氾濫》Lv6《エネルギーマイスター》Lv6《デボラスフレア》Lv6+オートで《原初の灰:暴食の魔王》LV6。
デバウアー:PC全員を対象に攻撃。バフは継続中です。
デバウアー:1ラウンド目で宣言し忘れてたけど、《原初の灰:暴食の魔王》はEロイス『飢えたる魂』で取得したものです!
浦野 聡美:ほああ
蜂屋 忍:あ、範囲(選択)だったら
デバウアー:あっちがうや
蜂屋 忍:多分今皆バラバラだから
デバウアー:そうだそうだ
蜂屋 忍:そうなの!
デバウアー:えっとね~
浦野 聡美:散!(シュババ)
余目 長流:このためにばらけたのだ
デバウアー:choice[浦野,蜂屋]
DoubleCross : (choice[浦野,蜂屋]) → 蜂屋

デバウアー:はっちん!
蜂屋 忍:こっちか!来い!
浦野 聡美:目を付けられちゃった!
デバウアー:21dx7+19
DoubleCross : (21DX7+19) → 10[1,1,1,2,2,3,4,6,6,8,8,8,8,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,7,10,10]+5[1,4,5]+19 → 44

デバウアー:とりゃーっ 44ダメージです
蜂屋 忍:まだ命中判定!
余目 長流:達成値っ
蜂屋 忍:ドッジするよ~
蜂屋 忍:6DX+0+0@10>=44 回避
DoubleCross : (6DX10>=44) → 7[1,3,3,4,5,7] → 7 → 失敗

蜂屋 忍:そら……きつい!ダメージどうぞ
GM:言い間違えしちゃった ごめんね…
蜂屋 忍:いいのよ~
デバウアー:5d10+11+8d10 装甲有効
DoubleCross : (5D10+11+8D10) → 22[6,4,6,2,4]+11+45[5,2,2,9,6,4,9,8] → 78

デバウアー:78ダメージが本当!
蜂屋 忍:倒れちゃうよ~
青葉 由吉:たかいよ~
蜂屋 忍:ユキッチへのロイスをタイタス化して復活!
余目 長流:ハッチー。生きてくれー
GM:うおお 演出します!

デバウアー:怪人の周囲に、再び影の渦が舞い上がる。
デバウアー:「誰からでもよいのですが。まずは…」緩慢に見渡し、蜂屋くんに狙いを定める。
デバウアー:「大きな功績を挙げたものからにしましょうか。そして、あなた方の絶望を呼び起こしましょう」
デバウアー:他惑星から奪ったエーテルエネルギーを一部解放。高濃度のエネルギー体が、光る刃となって現出。
余目 長流:「異星人が剣士の真似事かよ!?」
デバウアー:「さあ。私にひれ伏すがいい!」流星群のように飛びすさぶ無数のナイフが、蜂屋くんの身体に放たれる!
蜂屋 忍:(好都合)
蜂屋 忍:守りに行く手間が省けた。
デバウアー:「真似ではありません。この力はもはや、私自身の力」
蜂屋 忍:下手に動き回るようなことはしない。巻き込むのはなしだ。
蜂屋 忍:拳と砂の防壁が致命の刃だけを撃ち落とす。
蜂屋 忍:「ぐぅっ……!」
デバウアー:「フフ」得意げに笑う。「まずは一体目」
蜂屋 忍:崩れ、地につきかけた膝を気合で立て直す。
蜂屋 忍:「計算間違ってんぞ、鳥頭」
蜂屋 忍:「まだ零だ」
デバウアー:「フッ……」
デバウアー:「しぶといですね。いま諦めた方が楽になるというのに」
蜂屋 忍:「あいにく、俺も青春の最中でね」
蜂屋 忍:「任せて、こっちは任された」
蜂屋 忍:「……大体」
蜂屋 忍:「ダチがまだ体張ってんのに、倒れてなんてられっかよ……!」
余目 長流:(などとハッチは言って心強いが、実際ただの根性なんだよなぁ。長期戦はヤバい。模倣だろうが、最早オリジナルだろうが出力が俺達とは段違いだぜ)
デバウアー:「ダチ。夏マンの言う通り、あなた方はやはり個人同士の繋がりを重視するようだ」
デバウアー:「面白い。いいでしょう、評価してさしあげます」
デバウアー:「次は? 誰か、私に無謀な攻撃を仕掛けてみますか?」
余目 長流:「って事だ。浦野聡美!さっさとハッチをお昼寝させるぞ。俺が許す。仕留めろ」
浦野 聡美:「言ってくれるよ……!!」

GM:というところで次の手番にいきましょう!
GM:次は行動値8のさとみーの手番!
浦野 聡美:うおうお~
魚見 あん奈:ファイトッ
浦野 聡美:マイナー無し! メジャーで《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《コンセントレイト:バロール》+《アンプリフィケイション》
浦野 聡美:アンプリはこれで最後!
デバウアー:ヤッタネッ
GM:命中判定どうぞ!
浦野 聡美:14dx7+2
DoubleCross : (14DX7+2) → 10[1,3,3,4,5,5,5,6,6,8,8,8,8,9]+10[1,4,7,10,10]+10[2,7,8]+10[4,9]+5[5]+2 → 47

蜂屋 忍:すげえ!
青葉 由吉:いった!
デバウアー:ギャアアアア
余目 長流:回るぜ。愛の力
浦野 聡美:ブルルンブルルン!! 回ってます
浦野 聡美:ダメージ出すぞ~
デバウアー:リアクション放棄して《原初の緑:龍鱗》Lv2。装甲+20します!
デバウアー:ダメージどうぞ!
蜂屋 忍:龍鱗!?
蜂屋 忍:まじかあ
浦野 聡美:ア!!!
青葉 由吉:装甲!
浦野 聡美:とりドラゴン!
余目 長流:堅いぜ
浦野 聡美:5d10+38
DoubleCross : (5D10+38) → 37[9,8,10,7,3]+38 → 75

青葉 由吉:たっか
蜂屋 忍:いやそれにしたってだなこのダメージ!?
余目 長流:滅茶苦茶目が良い
浦野 聡美:運がいいぜ~
デバウアー:《原初の緑:龍鱗》はEロイス『飢えたる魂』で取得したエフェクトだよ。
デバウアー:イヤ~~~ッ
デバウアー:-20して55受けます!
浦野 聡美:フカフカめ…
デバウアー:ギョワワ~~ッってなったけどまだ生きてる!
GM:侵蝕率をあげたら演出してね~!
浦野 聡美:14dx7+124→134
浦野 聡美:なんか変な数字のこってた!
GM:修正しとこ!

浦野 聡美:ズ。球に戻った魔眼の照準をデバウアーに合わせる。「残りはアンタだけだ」
デバウアー:肩をすくめる。「また先ほどのような手品を披露していただけるのでしょうか?」
浦野 聡美:「それとも……そんなの関係ないのか」「珍しがってるもんな、俺たちを……ビジネスパートナーは誤差の範疇かい」
浦野 聡美:「そうだよ。ひとつ覚えの手品さ」
デバウアー:「ああ、その点ですか。ビジネス…つまり、お互いに利益があった」
デバウアー:「だから協力関係を結んだ。地球の文化に親しむのに、現地の案内人がいてくれて助かりました」
デバウアー:「しかし。あなた方はどうですか? 徒党を組み、守り合って、いったい何の利益があるというのです?」
デバウアー:「それは、何かあなた方に価値をもたらしましたか?」
浦野 聡美:「あるよ。たくさん……」
浦野 聡美:(忍め。「ダチが体張ってるのに」? そりゃこっちのセリフだよ……)
浦野 聡美:「でもあんたに一番わかりやすいのは」「今、ここだ」
デバウアー:「?」首を傾げる。
浦野 聡美:傷つくのも、傷つけるのも、傷つけられるのも当然全て恐ろしい。等身大の高校生としての素直な感情だ。だが…
浦野 聡美:「お前に勝てる」「俺たちはこうやって、立ち向かうから」
浦野 聡美:「お前にそれが奪えるものかよ!!」魔眼を絞り上げる!「だろ!? 一番ヌルい俺が!! おまえらよりふり絞らないわけにはいかねえんだクソがーーッ!!」
デバウアー:「生意気な口を…!」
浦野 聡美:魔眼を伸長! まっすぐに引かれる黒い線のようにデバウアーに伸び、ブチ当てる! 衝撃が相手を襲う!
デバウアー:影を前面に展開。他惑星から得た重力を解放すると、そのまま障壁となって魔眼と衝突する!
デバウアー:「ぐっ……」削り切れず、いくらかダメージを受ける。スーツが引き裂かれ、影が飛び散る。
浦野 聡美:「ぬっ」顔をしかめる。「オイ! なんかセコめの防御されるぞ。うまいこと頼む」
余目 長流:「あれで、やりきれないのかよ。いやんなるね、どうも」
デバウアー:「勝つ、だと? 面白い…。すでに一番星は私の手にあるというのに」
デバウアー:「運命は変えられません。あなた達はここで敗北するのです」
余目 長流:「ガードの堅い女の娘は好みだが、男じゃあな。なんて言ってる場合でもないか」
浦野 聡美:「取り返す! モラトリア(やりなおさ)せてもらうぜ」「長流! 俺より遅いなんてらしくないんじゃないの」
浦野 聡美:「キレのいいとこ見せてよ」
余目 長流:「智砂ちゃんの愛が重いんだよ」
瀧山 智砂:反論もできず気絶している。
余目 長流:「まっ、本気でやるか。やりますよ。やりゃいーんだろ」
余目 長流:ここでハッチのロイスを切って、不利な状況をすべて解除します。 行動値を回復させます。
GM:おおっ!了解!
GM:いくつに戻るかな~?
余目 長流:9!
GM:かしこまり!

GM:では、行動値9の余目くんの手番になるよ~!
余目 長流:ではマイナーで接敵。メジャーでデバウアさんに攻撃します!
余目 長流:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》
余目 長流:やって良いかな?
デバウアー:いいよ!
余目 長流:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[2,2,3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[4,4,5,7,9,9,10,10]+10[2,3,4,4,9]+10[9]+5[5]+4 → 49

蜂屋 忍:回った!
青葉 由吉:いったー!
デバウアー:さっさっきから回しよる!
浦野 聡美:回ってる!
デバウアー:やはりリアクションを放棄して《原初の緑:龍鱗》Lv2使用します。装甲+20
GM:ダメージどうぞ!
余目 長流:118→123
余目 長流:5D10+17+1d10
DoubleCross : (5D10+17+1D10) → 26[5,3,8,9,1]+17+2[2] → 45

デバウアー:ウオオオッ 20減らして25受ける!
デバウアー:まだ生存!ウオーッ!
GM:ではこのまま演出もどうぞ~

余目 長流:軽く息を吸う。調息と呼ばれる身体能力の回復法……では、ない。
余目 長流:ただの暗示と思い込みと気合と内部にレネゲイドを流し暴発させることで、自分を縛るレネゲイドを吹き飛ばす。
余目 長流:「ふぅぅ、おっご、げほげほげほ、ぐぅぅ。あぁー、よっし」
余目 長流:唇を怠そうにぬぐう。
魚見 あん奈:「つ、つらそうじゃない…?」不安そうに見ている。
魚見 あん奈:「何度も攻撃を受けてるからかな…」
余目 長流:「その心配は、浦野聡美にしてやってくれ。なんか心苦しくてね」
余目 長流:手をひらひらと振って不敵に笑う。
余目 長流:「さて、デバウア。あんたには実は親近感がある。今からぶった斬るのは心苦しい」
魚見 あん奈:「…!」思わず口をつぐむ。
デバウアー:「ぶった斬る、と宣言しましたか。特に、こちらは親近感を寄せてはいないのですが」
デバウアー:「しかし、人類の理解するきっかけになるかもしれない。理由を聞いておきましょうか」
余目 長流:「帰っても構わないぜ。いや、俺の苦しさを考えると帰ってって欲しい。ここらで手打ちにしたいとも思う、マジで。……うん、理由を言おう」
余目 長流:「女を見る目が良い節穴だ。結果的に振り回されて、このざまだ」
余目 長流:「そこは同情もするって、話さ。ま、仕方ないよな」
デバウアー:「……ほう?」
余目 長流:「で、親近感持った相手に、もう一度聞くぜ。手と手を取り合って仲良しする気ある?技の一つは教えるぜ」
余目 長流:力を溜めるように腰を大きく捻り、得物は肩に担ぐように構える。相手に背が見える程の異形の型である。
デバウアー:「何故、私があなたにへりくだるような真似をしなければならないのです?」
デバウアー:「あなたが、私に技術を受け渡したい、というのなら分かりますが…」
余目 長流:「だよなぁ…………はぁ、そりゃ残念。それじゃ!痛みの方を受け取りな!」
余目 長流:瞬き一つの間に距離を潰す鋭い踏み込みと共に腰の捻りを解放し、回転の勢いのまま加速される刀を振り下ろす。
余目 長流:まず背後から首を落とされた。そうとしか思えなかった。だが、傷の痛みは肩口から胴にかけて熱く広がっていく。
余目 長流:不可解な現象である。
余目 長流:真正面に相対する剣士の斬撃であり、実際の傷も真正面からの袈裟斬りだ。背後から首を落とされるのはおかしいし、首は確かについている。
余目 長流:そして何故、正面からの攻撃がまるで知覚出来なかったのか?
デバウアー:剣戟に合わせ、自動的に展開された重力の障壁が霧散する。
余目 長流:「全身に防御を張ったか?でも、ま、不思議な感覚だよな?まぁ、これが出来た時さ、俺も無敵の技だって喜んだもんだよ」
デバウアー:「…なるほど」裂かれた身体から影が焔のように溢れ出している。じろりとキミを見る。
余目 長流:『隠忍の爪』この剣技にそう名付けた。
余目 長流:腰の捻りに蓄勁した殺意を、順停止法から円転合速法へと繋ぎ加速、一度に数発以上を回転によるカーブをかけて相手への死角へと放つ。
余目 長流:殺意を分割し、更には方向性を与え、相手に攻撃と誤認、意識させることで、本身の攻撃を真正面からの不意打ちとする外法の剣である。
余目 長流:「まだまだ改良の余地はあるんだよな。こうやって360度防壁を張られるのにはまだ弱い」
デバウアー:自分の首を、興味深そうに指で撫でる。傷を負っていない。
余目 長流:「素人ならば元より達人の剣は躱せない、達人ならば殺意の虚攻を無視できない。って理屈なんだけどな、勉強になったかい?」
余目 長流:とんとんと爪先で間合いを取り軽く言う。
デバウアー:「ええ…。剣の技術だけでなく、意識の誤認こそが真価ですか。面白い。良く磨いた技術です」
デバウアー:「私がそうまでして意識を逸らさねばならない者と相対するかは疑問ですが。ひとつの知恵として覚えておくとしましょう」
余目 長流:「あんたと会話できるのも、これで最後だと思うと、もう少し話したいがね」
余目 長流:後に続くものの勝利を、この男にしては無根拠に信じている、
デバウアー:「私は勘弁願いたい。せっかくの一張羅が、ほら、こんな始末です」
デバウアー:両手を広げる。千切れたスーツ。
余目 長流:「それは悪かったが。何、大人の男に化けてたんだ。俺より金はあるだろうし」
余目 長流:「次の奴は、汚さずにやってくれるさ。なにせ、あんたの宿敵であり、天敵だ」
デバウアー:「ほう」
余目 長流:「さぁ、見せ場だぜ!」
デバウアー:じろりと、その少年を見る。

GM:というところで手番が移るよ!
GM:行動値7の青葉くん!
青葉 由吉:うおー
青葉 由吉:マイナーなし!
青葉 由吉:メジャー、『閲覧可能』《言葉の刃》装甲無視の交渉攻撃をデバウアーに。侵蝕3上昇。
デバウアー:ムムムッ
青葉 由吉:命中判定いきます うおおお
デバウアー:来いッッ
青葉 由吉:6dx+21
DoubleCross : (6DX10+21) → 10[4,5,7,9,9,10]+3[3]+21 → 34

青葉 由吉:まわった
GM:まわってる!!
蜂屋 忍:ナイス!
デバウアー:ウオオオオオオ
浦野 聡美:ヤッチマエー!
デバウアー:意味はなくともリアクションを放棄して《原初の緑:龍鱗》Lv2!
デバウアー:装甲+20だぞ~!つよいぞ~~~!!
青葉 由吉:うおおおおおおダメージ
青葉 由吉:4d10+19 装甲無視
DoubleCross : (4D10+19) → 17[6,3,2,6]+19 → 36

デバウアー:ホギャアアア
青葉 由吉:40はいかんかー
蜂屋 忍:あ、攻撃力固定値
蜂屋 忍:20じゃない?
蜂屋 忍:言葉の刃のLVも上がってるのでは
青葉 由吉:おっと! 37ダメージですね
青葉 由吉:ありがとうございます……!
蜂屋 忍:いえいえー
余目 長流:装甲無視なら実ダメージは高いぜ。
デバウアー:実は………残りHP………13!!
蜂屋 忍:よっしゃ!
青葉 由吉:ひゃっ
デバウアー:装甲無視がつらすぎる これで一回倒れます!
蜂屋 忍:一回か!
青葉 由吉:うおー 一回!
浦野 聡美:やったーっ
デバウアー:戦闘不能、即座に《原初の虚:魂の錬成》LV6で復活!
蜂屋 忍:LV6!?
デバウアー:HP60点で復活です。ワッハッハッハッハーーー!!
青葉 由吉:ひえ
蜂屋 忍:かったっ
余目 長流:つよー!
青葉 由吉:青葉 由吉の侵蝕率を3増加(131 → 134)
GM:では、このまま演出いきましょう!
浦野 聡美:おおいよっ!
GM:ワッハッハッハッハーーー!!

青葉 由吉:見せ場と言われた少年は、微かに眉を動かす。
青葉 由吉:「正直なところ、五分五分以下だ。期待よりも結果を見てから動いてもらえるとありがたい」
青葉 由吉:「が」万年筆をくるりと回す。
青葉 由吉:「やれるだけやろう」
デバウアー:首を傾げ、その万年筆の動きを目で追う。
青葉 由吉:「さて、デバウアー星人。君は私の持つ蔵書を欲しがっていたな」
青葉 由吉:「今もそうか?」
デバウアー:「もちろんですとも」仰々しく返す。
青葉 由吉:「では、貸し出そう。ただし……」
青葉 由吉:「最新のものだ」手を高く空へと掲げる。
デバウアー:「……!?」
青葉 由吉:流れ出したのは、『相手にとって』異様であることが自明な情報。
青葉 由吉:それを、何倍にも何万倍にも濃縮して、叩き込む。例えば。
青葉 由吉:例えば。
青葉 由吉:海水浴に行こう、と話が盛り上がった時。
青葉 由吉:(「諸君……今日ここに集まってもらったのは他でもない」)
青葉 由吉:(「大仰に言うね。海水浴の事だろ?楽しみだよな」)
青葉 由吉:(「超たのしみ」)
青葉 由吉:(「いるの? 好きな子」)
青葉 由吉:(「は!?それ聞くのは外交の始まりだが?!」)
青葉 由吉:(「まあ、そう言う心配はいらないと思うけどな」)
青葉 由吉:例えば、特にメリットもないはずの砂の城を皆で完成させた時。
青葉 由吉:(「青葉ちゃんが完成させてやればポイントアップだぜ」)
青葉 由吉:(「イメージはあんだな?よっしゃ」)
青葉 由吉:(「なんとかなるって」)
青葉 由吉:(「任せろ、砂だろ」)
青葉 由吉:(「欲しいものを書くが良い。買ってくるよ」)
青葉 由吉:(「サンキュ。んま、とりあえず三面図にしてみる?」)
青葉 由吉:それから、それから、それから、それから。
青葉 由吉:ささやかなひと夏の思い出だ。それが、透明のインクとして幾らでも、溢れ出て止まない。
青葉 由吉:脳を灼くほどに増殖して、こびりついて、揺さぶって。
青葉 由吉:たった一瞬。
青葉 由吉:相手を、ちっぽけで、関係性を築かねば生きていけない、不合理で奇妙な生き物に、裏側から変えてしまう。
青葉 由吉:そういう錯覚を与える。防御など貫いて。
デバウアー:たった一瞬。
デバウアー:重力など通り越して、それはそのまま身に襲いかかる。
青葉 由吉:「ああ、意味不明だろう。私にもそれはやって来た」
デバウアー:数日。あるいは数百時間。あるいは数万秒の記録が濃縮されて、その身にふりかかり。
青葉 由吉:「たったの一ページが、百万冊もの蔵書にも勝ることもある」
デバウアー:思い出は眩しくて、だからこそひとつも理解できない。
デバウアー:「何をっ………」
デバウアー:「何を与えたのですか……!?」
青葉 由吉:「何だろうな。まだラベルをつけていない」
青葉 由吉:「汚さずに返してくれ」
デバウアー:「ふざけないでください」膝をつく。
デバウアー:「あなたが所有する文化情報が、これだと…!? こんな、不合理で、非科学的で、何の…何の意味もなさない…」
余目 長流:(覿面に効いてる。まったく俺達の友達夏マンは何したのかね。口に出すのも恥ずかしい事でもしてんのか、案外?)
青葉 由吉:「無意味は口に合わないか、デバウアー星人」
デバウアー:「こんなものは」
デバウアー:「ただの…」
デバウアー:「あなたの、主観情報ではないか…!」 不理解をもたらす情報群に身を狂わされ、故障した機械のようにうまく体が動かない。
青葉 由吉:「……記したくなったんだ。私も」
青葉 由吉:砂浜に足跡をつけて、微かに下がる。
青葉 由吉:次の波が来る。
青葉 由吉:「さて、今だ。蜂屋忍」
青葉 由吉:「……いや」
青葉 由吉:「言うまでもないだろうな、君のことだ」
蜂屋 忍:あのときと同じ。身体はすでに動いていた。

▼エンゲージ
(余目[8]、蜂屋[5]、デバウアー[21])
   10m
(青葉[7])-10m-(浦野[8])
[]内は行動値

GM:次の手番!行動値5の蜂屋くんです~
蜂屋 忍:はーい!マイナーなし
蜂屋 忍:オートアクション、<砂の加護>+<砂塵霊> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を6増加(125 → 131)
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+5、このメインプロセスで行う攻撃のダメージ+16
蜂屋 忍:メジャーアクション、<コンセントレイト:モルフェウス>+<インスタントボム> コンボ:つらぬき
デバウアー:うおお 命中判定どうぞ!
蜂屋 忍:対象はデバウアー星人!
蜂屋 忍:うおお
GM:うおおお
蜂屋 忍:12DX+4+0@7 (侵食上昇5、侵蝕100~)
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,7,7,9,10]+6[1,5,6,6]+4 → 20

蜂屋 忍:ぐえーっ腐り気味
蜂屋 忍:なんとか15は超えたか
デバウアー:オーッホッホッホ……調子が出ないようだな~~ッ
デバウアー:《原初の緑:龍鱗》Lv2!使っちゃうぞ~!
蜂屋 忍:ダメージ行きます!
デバウアー:どうぞ!
蜂屋 忍:3d10+2d10+24+3
DoubleCross : (3D10+2D10+24+3) → 22[9,5,8]+10[5,5]+24+3 → 59

蜂屋 忍:あああぁあ
蜂屋 忍:ちくしょーーっ!
GM:マジで!?
余目 長流:うわー!
青葉 由吉:惜しい!
浦野 聡美:おしすぎ!!
GM:惜しい~~!!!
蜂屋 忍:装甲無視59点!
デバウアー:ギリッギリ1残る…!
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を5増加(131 → 136)
GM:演出、やっていきましょう!

蜂屋 忍:駆け抜けている。ふらつきそうになる脚を気迫で動かし。
蜂屋 忍:拳の間合にまで。
デバウアー:千切れたスーツから影が溢れ出す。漆黒の羽根がその身を覆い出し、真の禍々しい怪人の姿へと変化していく。
デバウアー:「あの犬風情のようにいくと思わないでいただこう…!」
デバウアー:禍々しい声とともに、重力障壁が展開。
余目 長流:「まだ障壁が張れるか…………それでもハッチが強い」
蜂屋 忍:拳が障壁に阻まれる。弾け合うような激しい音。
蜂屋 忍:触れれば炸裂させる能力も、触れなければ意味はない。
蜂屋 忍:能力、は。
蜂屋 忍:重力の壁が、弱まる。否、喰われていく・・・・・・
デバウアー:「……!?」目を見開く。
蜂屋 忍:本人の気質と相反するように。蜂屋忍のレネゲイドは、徹底的に殺傷向きだ。
蜂屋 忍:能力のみならず、その性質までも。
蜂屋 忍対抗種カウンターレネゲイドが牙を剥く。
蜂屋 忍:「不合理で、非科学的で、主観情報」
蜂屋 忍:「だからいいんだろうが」
デバウアー:「これは…私の能力が奪われている…?」「いや」
デバウアー:「同族殺しか……!」
蜂屋 忍:「違う視点から、一緒に同じもん見て」
蜂屋 忍:「同じで違う思い出抱えていく」
蜂屋 忍:「地球の青春って文化、刻んで行けや!」
デバウアー:「ぐおッ」「おおおおおぉおぉぉぉおああああ!!!!」
蜂屋 忍:ついに障壁は砕け散り。拳が触れる。
蜂屋 忍:勢いを削られ、ただ押し出すような拳打。それで十分。
デバウアー:バ チ ッ  。連鎖するように爆破が起きて、黒いカラスの身体が呑み込まれる。
蜂屋 忍:「……今度は届いたぜ」
デバウアー:少年のもがくような一撃に、その身体が焔に包まれ、黒い影が飛び散る。爆風。
デバウアー:一瞬静止した漆黒の影が、ビク、と再び指先を動かす。「────……」
デバウアー:「───……これで」「これで!私が倒れたとお思いですか!」
余目 長流:「学ばせたな。俺達が繰り返すから、覚えたみたいだぜ。気合いと根性」
浦野 聡美:「マジかよ」あ然。
蜂屋 忍:「ついでに友情も覚えてくれんもんかね」
青葉 由吉:「……かなり弱ってはいる。もう一押しだろう」
青葉 由吉:「団結を教えてやってはどうだろうか?」
浦野 聡美:「言ってる場合かっての」笑う。らしくなってきた。
蜂屋 忍:「見取り稽古でもしてもらうか」
余目 長流:「ははっ、先に友達作った異星人が先輩ヅラしてるぜ」

GM:クリンナップ!
蜂屋 忍:ないです
余目 長流:なし!
青葉 由吉:なし
GM:なしマン!
浦野 聡美:なし!

GM:では…3ラウンド目!がんばっていきましょう!
GM:セットアップ!
余目 長流:なしなしお!
デバウアー:引き続き《苛烈なる熱気》Lv5で、達成値15未満の判定は失敗になるよ~。
浦野 聡美:なしお~
蜂屋 忍:ない!
青葉 由吉:ちょっとお待ちを
GM:まつおだぜ
青葉 由吉:今回はなし!
GM:ウィッ

GM:イニシアチブ!
GM:まずは行動値21のデバウアー星人!
デバウアー:じゃあやっちゃうぞ~
浦野 聡美:かかってこい~
余目 長流:ひぃーー
青葉 由吉:うおー
デバウアー:マイナーなし。メジャーで《焦熱の弾丸》Lv4《飢えし影》Lv4《混色の氾濫》Lv6《エネルギーマイスター》Lv6《デボラスフレア》Lv6+オートで《原初の灰:暴食の魔王》LV6。
デバウアー:今回の対象は…浦野くんだな!します!
デバウアー:21dx7+19
DoubleCross : (21DX7+19) → 10[1,1,1,1,3,3,4,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,3,3,3,6,7,9,10]+10[1,3,8]+2[2]+19 → 51

浦野 聡美:ほぎゃ!
浦野 聡美:ど、どっじ…
浦野 聡美:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,3,10,10]+8[3,8]+1 → 19

蜂屋 忍:がんばった
GM:回った!がんばった~
浦野 聡美:熱気には負けなかったけどだめ!
青葉 由吉:かなりがんばってる
余目 長流:感動したぜ!
デバウアー:じゃあダメージだぞ~
デバウアー:6d10+11+8d10 装甲有効
DoubleCross : (6D10+11+8D10) → 23[1,3,2,1,9,7]+11+49[6,5,4,6,9,4,9,6] → 83

デバウアー:つよい
GM:83ダメージ装甲有効です!
浦野 聡美:死! うおみーのロイスをタイタスに昇華して復活!
GM:うおおお

GM:では、演出はあとにして判定を進めます!
GM:次は行動値9のあまるーの手番だよ~
余目 長流:では行動します。
余目 長流:マーナーはなし、メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》
余目 長流:そして友情の力を今ここで!!
蜂屋 忍:愛よ!
蜂屋 忍:オートアクション、<砂の加護> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を3増加(136 → 139)
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+5!
余目 長流:21dx7+4
DoubleCross : (21DX7+4) → 10[1,3,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,8,8,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,3,3,6,7,8,9]+10[4,5,10]+2[2]+4 → 36

蜂屋 忍:いけーっ
デバウアー:ムムムムッ
デバウアー:《原初の緑:龍鱗》Lv2!リアクションを放棄して装甲+20!!
デバウアー:ダイスの出目によっては…いける!!!ダメージどうぞ!
余目 長流:4d10+17+1d10
DoubleCross : (4D10+17+1D10) → 19[5,1,5,8]+17+6[6] → 42

デバウアー:にゃ~~~~~~~っっっ
浦野 聡美:いけいけいけ~っ!
青葉 由吉:うおーーーー
蜂屋 忍:うおーっ
デバウアー:いけないじゃん!!
余目 長流:123→128
蜂屋 忍:ダメージダイス5つあるからね
デバウアー:どんな出目でもいけなかったね
デバウアー:残りHP1だったので戦闘不能になります!ウオォ
デバウアー:そしてそのまま…《瞬間退場》を使用してシーンから退場する!
GM:いったん戦闘終了になります。
蜂屋 忍:いったん!?
余目 長流:クライマックス2があるのか!?
GM:フフン!
浦野 聡美:あわわわわ
青葉 由吉:うおーーー
GM:ひとまず、このラウンドの演出を行っていきましょう!

デバウアー:「おかしい。一番星はすでに私のものなのです。私が、こんな小さな惑星の人類に、ここまで手間をかけさせるとは…」
デバウアー:漆黒の怪物と化したデバウアー星人が、影を強引に展開。他惑星のエネルギーを再び解放。
浦野 聡美:「おいおいおい…!」ゾッとする。冷や汗が伝うのを感じる。「これほどかよ」
デバウアー:「評価を変えましょう。その友情とやらを、理解してあげましょう」
デバウアー:「だからこそ」エネルギーが重点。光の粒子が集い、異世界の狙撃銃を形作る。
浦野 聡美:(ヒトの能力を手品呼ばわりするだけはある……!!)
デバウアー:「だからこそ、奪い取る価値が高まる。ひとりひとり、根絶やしにしてさしあげましょう!」
デバウアー:正面、浦野くんに照準が定まる。キミの身体を貫く、高エネルギーが照射される。
デバウアー:「まずはあなたから。一番星と会話を多く行っていたと見える」
浦野 聡美:「ッ!!」過たず命中。脇腹に口径と同じ孔が穿たれる。「ぐ、がっ」
デバウアー:「であれば、あなたが消えれば、一番星を形成する大事な関係性がひとつ消える」
余目 長流:(恋する乙女の想い人がいる前じゃその力が自分のモノにならないと気づいた?"愛の力"を学び始めたか)
浦野 聡美:「全然……なんにも。分かっていやしないね……!」手で押さえる。
デバウアー:「早急に、一番星を堕とすことができる…」「…何?」
浦野 聡美:「俺たちは誰のものでもないし、消えたって……」定まらない眼で睨む。「なくなりやしない……!」
浦野 聡美:そう信じているからだ。今摘み取られようとしている、関係性とやらを。
浦野 聡美:それが光だ。そう思うことにしている。
デバウアー:「友情、信頼。何でも構いませんが」「それがあるからと?」
浦野 聡美:「そうだ。あんた風に言うなら……文化なんじゃないの。それが。俺たちの」
浦野 聡美:「うわべだけかよ、鳥ヘッド!」
浦野 聡美:(け。俺がおとりの担当なんて、初めてなんじゃないの)
デバウアー:「鳥ヘッドではない」苛々する。「何を……」
デバウアー:「では、関心を抱き、質問をしてさしあげましょう。答えるがいい」
デバウアー:「例えば。その身が消えて、あなたの存在がいなくなり、話すことすらできなくなったとしても」
デバウアー:「それでも、その非効率的な関係性を保つことができると?」
デバウアー:「一体───何のために、そんなことを行うというのですか!」
蜂屋 忍:デバウアーに対して。再度間合を詰め始める。
蜂屋 忍:走り、拳を振りかぶる。
デバウアー:「小賢しいッ!」苛々と手を振りかざす。影がそのまま触手のように強引に伸び、キミの拳を阻害する。
蜂屋 忍:振りかぶって──それ、だけだ。
蜂屋 忍:攻撃はない。
蜂屋 忍:というか、できない。未だ先の攻撃の反動から回復できていない。
蜂屋 忍:だからこれは、ただの陽動。一手でもこちらに気を取らせればそれで十分。
蜂屋 忍:知っている。余目長流という剣士を相手取るに、それは致命的な隙になると。
余目 長流:つまるところ究極の剣と言う物は、"妄想"の追求である。
余目 長流:足元から切先迄寸分の狂いなく、自らが頭に描くイメージ通りの都合の良い理想の動きを描き続ける事が出来るなら、理論上は無敵である。
余目 長流:その為に技を高め、技を増やし、どのような状況であってもイメージが強固になるように脳と体に技を沁み込ませた。
余目 長流:蜂屋 忍の陽動、引き出したその隙に致命的なダメージを叩きこむ。その動作をイメージした。
デバウアー:「!」蜂屋くんの動きがブラフだと気付く。「この───」
デバウアー:黒いカラスめいた怪物が、隙を晒す。
余目 長流:「消え去ったら、関係性が築けない。そこで終わりだ。あんたの言うとおりだよ」
余目 長流:生体電流が体内を疾走し、全身を超瞬発させる。ブラックドッグ/ハヌマーンのクロスブリードの面目躍如。
余目 長流:両腕両足広背筋の筋肉が稲妻の様に速動する。打ち込みは諸手、斬形は袈裟懸け。
余目 長流教科書通り・・・・・のお手本のような基礎の体捌き剣の技。だが、基礎ではあるが、その速度は隔絶している。
余目 長流:「だから、その身が消えて、自分の存在がいなくなり、話すことすらできなくなる時に、後悔したくないから…本気になるのさ」
余目 長流:「恋も友情も、な」
余目 長流:敵手の防御を追いつかせぬ、雷電の如き一太刀。
デバウアー:「ガッ…………」
余目 長流:「こんなところでいいか?代弁も」
デバウアー:刹那より速く両断される。黒い羽根が舞い散った。
余目 長流:血振りをして、構え直す。
デバウアー:「カッ……、くっ……グゥッ………」膝を打つ。
デバウアー:「私が…、私が……」
デバウアー:「敗ける…だと……?」「こんな…選りすぐりの戦士でもない、ただのちっぽけな人類に」
デバウアー:「恋と友情とやらの前に」「敗北するというのか…?」
浦野 聡美:「ひとつだけ付け足させてくれ。つまり……」息もたえだえに。「でも”なくならない”ってこと」
蜂屋 忍:「お前の言う非効率が、俺らは楽しくて仕方ないんだよ」
蜂屋 忍:「論理的じゃなくて悪いね」
デバウアー:「ええ、まったく論理的ではない…!」
デバウアー:足元から影が溢れ出す。…止まらない。溢れ出す。溢れ出す。
青葉 由吉:「……あれは」
余目 長流:「理解できないものは奪えない。か」
デバウアー:「ならば…ならば。私も。論理的でない言葉を返すとします」息も絶え絶えに言う。
デバウアー:「こんなものは、戯れにすぎない」「まだ、終わっていない」
デバウアー:影が、全身を呑み込む。
デバウアー:Eロイスを使用します。《さらなる絶望》。
浦野 聡美:「知ってるのか……夏マン!?」
青葉 由吉:(「いざとなれば、私はあなたごと、この惑星を破壊することができる」)
デバウアー:エネミーを一体、未行動でシーンに登場させる!
青葉 由吉:「……来るぞ」
GM:その異変は、空から訪れた。
GM:音もなく。
GM:空の青が、徐々に漆黒の鋼鉄に埋め尽くされていく。
GM:空の色が、塗り替えられていく。
余目 長流:「一応聞くけど、何が?」
余目 長流:気絶している智砂ちゃん先生を庇うように前に立つ。
蜂屋 忍:「なんだ、ありゃ……!?」
GM:それは巨大な宇宙戦艦であり、機械兵器であった。中央には星雲のような輝きを擁したコアを搭載。
GM:地球を喰らうように展開したそのフォルムを上下逆さまに見ると、腕と足を伸ばした人体のようにも見える。
デバウアー:「私が喰らいし叡智の結晶。この宇宙を支配すべき、災厄の化身!」
デバウアー:「天体殲滅兵器…”ネヴァーモア”!!!」
デバウアー:「夏マン。そして少年たちよ」
デバウアー:「この惑星の終末を、なすすべもなく見届けるがいい!」
デバウアー:《瞬間退場》を使用。シーンから退場します。
───────
GM:クライマックス戦闘1、終了!


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クライマックス2

GM:クライマックス戦闘2!
GM:登場ダイス不要。このまま進行します!
───────
GM:というわけでですね
GM:皆さん、なんだ…!??!となっていると思いますが
浦野 聡美:が…?
蜂屋 忍:すごいなってる!!!!
青葉 由吉:うおー
余目 長流:地球はどうなってしまうんだ
GM:現在、デバウアー星人が最終兵器・天体殲滅兵器”ネヴァーモア”を起動させたところです。
GM:これから”ネヴァーモア”は、地球を対象に、命中判定100dx+100、攻撃力80億4500万の攻撃判定を行います。
蜂屋 忍:???
青葉 由吉:ヤバ
浦野 聡美:笑っちゃった
GM:この攻撃が成功すると地球が滅びます。
浦野 聡美:納得の数値
青葉 由吉:あわわ
蜂屋 忍:たすけて~
余目 長流:酷い話だぜ。神はいないのか
GM:そうですね!
浦野 聡美:助けて~~~
GM:ただし、何らかの手段で妨害を受けて攻撃が失敗すれば、”ネヴァーモア”とデバウアー星人は撤退するでしょう。
GM:何らかの手段を……持っていればな!
青葉 由吉:GM
GM:はい!
青葉 由吉:神ではないですが、ちょっとここでひとつ
GM:ムッ
青葉 由吉:トリガーハンドアウトの公開は……ここではないかと考えました
GM:ほう………気付きましたね!さすが夏マンくん!
蜂屋 忍:夏マン!?いったいなにを!
GM:仰る通りです!するがいい!公開を!
浦野 聡美:地球はもう終わりだァ~
余目 長流:夏マン!!!
青葉 由吉:公開します!

・トリガーハンドアウト
キミは、かつて存在した惑星の膨大な文化情報を体内に保管する人工情報生命体である。
ある時、宇宙を航行していたキミは、天体殲滅兵器”ネヴァーモア”が太陽系にて確認されたとの情報を掴む。
”ネヴァーモア”は恐るべき破壊力を持ち、その名のとおり、さまざまな惑星を破壊してきた凶悪な兵器だ。
兵器の持ち主は”喰らいつくすもの”と称される異星人で、地球と呼ばれる惑星に降り立ったという。
キミの真の力を解放すれば”ネヴァーモア”を止めることができるが、まずは異星人の目的を探った方がいいだろう。
キミは、”喰らいつくすもの”を追いかけてU市に到着。とある少年に憑依することになったのだった。

このハンドアウトを公開し、青葉由吉への憑依を解いて真の姿を解放することで、シナリオ1回だけオリジナルエフェクト《シン・カウンター》を使用することができるようになります。

オリジナルエフェクト《シン・カウンター》
最大レベル:1 タイミング:オートアクション 技能:- 難易度:効果参照
対象:自身 射程:衛星軌道上 侵蝕率:- 制限:真の姿を解放する
他エフェクトとの組み合わせ不可。憑依を解いた状態でのみ使用可能。
キャラクターが攻撃の判定を行った直後に使用する。その達成値を難易度とし、「ダイス10個、クリティカル値2(下限値2)」で判定を行う。成功した場合、対象の攻撃は失敗となる。
なお、このエフェクトによる判定は、5回まで判定のダイス目のひとつを10に変更できる。



青葉 由吉:妨害手段は……ある!
GM:気付いたか……!!
GM:だがしかし…そのエフェクトは、キミの真の力を解放しないと使うことができないぞ!
青葉 由吉:確か意志25の判定を行わないとならない!
青葉 由吉:さすがにこの判定は……!
GM:ワッハッハー!戦闘が終わりシーンが切り替わったので魚見あん奈のNPCカードが使えるようになったとはいえなー!
浦野 聡美:うおみーっ!
浦野 聡美:明日って今さッ!!
青葉 由吉:うおーっ力を貸してくれ!
余目 長流:地球の為に。そんなに俺達の事が好きになったのか夏マン
青葉 由吉:好き♡
蜂屋 忍:夏マン……
GM:では… 順番に処理を行っていきましょうか!
GM:まずはネヴァーモアの攻撃判定を行いますので
GM:そのあと青葉くん側の判定を順番に処理していきましょう
浦野 聡美:ほぎゃっぎゃぎゃぎゃ!! コワイ!
GM:いっくぜ~~~!!
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:地球を対象に、命中判定100dx+100、攻撃力80億4500万の攻撃判定を行います。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:100dx+100 命中判定
DoubleCross : (100DX10+100) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[6,7,7,9,10]+7[7]+100 → 127

天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:フン……
GM:では、《シン・カウンター》を行いたい場合は、まずは青葉くんは真の力を解放してね。
GM:そのさい、青葉由吉の意識を取り戻したい場合は、〈意志〉で難易度25の判定に成功しなければならないぞ!
浦野 聡美:目覚めてくれ~ッ
青葉 由吉:では、判定を行う前に
蜂屋 忍:起きろ~
青葉 由吉:「NPCカード:”プリマステラ”魚見あん奈」こちらを使わせてほしい!
余目 長流:(でも起きたら、夏マンは)
魚見 あん奈:呼ばれて飛び出てジャジャジャーン
蜂屋 忍:じゃじゃーん!
浦野 聡美:キャーッ
青葉 由吉:元気がいいな
魚見 あん奈:特異点パワーで、達成値+20できるよ~!
青葉 由吉:感謝ー!!!
浦野 聡美:夏マン、これでモリモリ元気になってボコボコにしてハッピーエンドでいいですよ
浦野 聡美:たのむうおみ~っ
魚見 あん奈:がんばれ~~!!
青葉 由吉:で、ヒューマンズネイバーでダイス+2個、固定値が思い出の一品ブランケットで+3
青葉 由吉:11dx+3+20
DoubleCross : (11DX10+23) → 10[1,3,4,5,6,7,8,8,10,10,10]+9[1,1,9]+23 → 42

GM:エ~~ッ!!? すご!!!
蜂屋 忍:普通に成功しかけとる
蜂屋 忍:強い
浦野 聡美:すげ!!
GM:素でほとんど成功してるじゃんッ
青葉 由吉:びっくりした、でも+20なかったらだめだった
蜂屋 忍:ありがとううおみー
魚見 あん奈:えっへん
GM:では…キミは本来の青葉由吉の意識を目覚めさせることができる!
GM:そして、真の力を解放することができるぞ!
青葉 由吉:真の力を解放します!
青葉 由吉:ということで《シン・カウンター》で対抗したいと思います。
GM:はーい!難易度は127です。
蜂屋 忍:判定の前に
蜂屋 忍:オートアクション、<砂の加護> コンボ:忍びの者
蜂屋 忍:直後の判定のダイス+5だ!
GM:コイツッ
蜂屋 忍:蜂屋 忍の侵蝕率を3増加(139 → 142)
青葉 由吉:蜂屋忍~~~~
蜂屋 忍:行ってきな!
GM:では、判定をどうぞ!
青葉 由吉:ではダイス15個でC値2、15dx2かな
余目 長流:だね。
青葉 由吉:15dx2
DoubleCross : (15DX2) → 10[1,3,4,5,5,5,6,6,6,7,8,8,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,4,4,5,6,7,7,9,9]+10[1,3,4,4,4,5,5,6,9,9,9,10]+10[1,2,3,3,3,4,4,6,7,8,9]+10[1,1,4,4,4,7,7,9,9,10]+10[1,2,2,3,3,5,7,8]+10[2,3,6,8,8,9,9]+10[1,1,2,3,5,8,10]+10[1,1,1,5,8]+10[2,9]+10[5,7]+10[1,2]+10[9]+1[1] → 131

GM:初手からすごっ
浦野 聡美:一撃!
青葉 由吉:ちょ、ちょうどいい感じ
GM:5回……振り足しちゃえ!
余目 長流:綺麗な数字。きわどい感じが良い
青葉 由吉:さらに!
GM:いけるとこまでいこう!
青葉 由吉:ちょっとまってね、計算が
GM:1dx2+140だよ!
浦野 聡美:すうじがいっぱいあってすごいことだ
青葉 由吉:1dx2+140
DoubleCross : (1DX2+140) → 10[2]+1[1]+140 → 151

余目 長流:一番最後の数字が10になった時の数字にしていけばよいのです。
GM:+160! あと4回!
青葉 由吉:1dx2+160 二回目
DoubleCross : (1DX2+160) → 10[4]+10[9]+10[8]+10[4]+10[4]+1[1]+160 → 211

GM:いけいけ~~っ
青葉 由吉:1dx2+220 三回目
DoubleCross : (1DX2+220) → 10[4]+10[4]+10[10]+1[1]+220 → 251

浦野 聡美:五連打だーッ
青葉 由吉:1dx2+260 四回目
DoubleCross : (1DX2+260) → 10[8]+10[8]+10[9]+10[4]+10[7]+10[10]+10[4]+1[1]+260 → 331

GM:跳ねてきたッ
青葉 由吉:1dx2+340 五回目
DoubleCross : (1DX2+340) → 10[4]+10[8]+10[3]+10[9]+10[4]+10[6]+10[5]+10[9]+10[10]+10[7]+10[3]+10[6]+10[2]+10[9]+10[2]+10[5]+10[6]+10[9]+10[7]+10[4]+10[3]+10[5]+10[6]+10[6]+10[5]+10[10]+10[2]+10[2]+1[1]+340 → 621

青葉 由吉:!?
蜂屋 忍:うわーっ
GM:ヤバーーーーッ!!!!
浦野 聡美:一気にはねた!
蜂屋 忍:最後で跳ねた!
青葉 由吉:びっくりするわい
余目 長流:最初は拮抗してて、徐々に押して出して最後にドバーだ
GM:では最終達成値………621!!
青葉 由吉:うおおおおお
GM:キミの《シン・カウンター》は成功し、天体殲滅兵器”ネヴァーモア”を撃退することができる!
青葉 由吉:やったーーーーーー
浦野 聡美:地球は守られた……
蜂屋 忍:ありがとう夏マン……
青葉 由吉:みんなありがとうありがとう
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:攻撃が迎撃されたので、そのまま撤退します。
余目 長流:救われたのか……人類は

GM:青空が漆黒に塗り替えられた。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:目視できるほどの距離に接近した天体殲滅兵器”ネヴァーモア”。デバウアー星人は、すでに”ネヴァーモア”内に移動している。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:『さあ、あなた達がどれほど弱く、愚かな存在なのか…この一撃を持って、思い知るがいい!』
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:中央のコアから星屑のように光の粒子が溢れ出し、次第に収束していく。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:太陽がもう一つ生まれたかのような、地上からでも分かる超高圧エネルギーが、この惑星に向かって放たれようとしている。
浦野 聡美:「なんだありゃあ!? デカすぎんだろ……」
青葉 由吉:「天体殲滅兵器”ネヴァーモア”」
蜂屋 忍:「知ってるのか!?」
余目 長流:「は?天体殲滅ぅ?」
青葉 由吉:「ああ。私は最初、この兵器について知ったことから地球を目指した」
余目 長流:「いや、待て。天体殲滅って天体を殲滅するって事?」
青葉 由吉:「うむ。名の通りだ。このまま攻撃を受けては、この星はひとたまりもないだろうな」
蜂屋 忍:「そ、そんな……!」
青葉 由吉:いつもの通り、動揺した様子はない。淡々と滅びについて語る。
余目 長流:間抜けな聞き方だな。と胸中独り言ちてしまう。
余目 長流:「大人気なさすぎるだろ!ガキに喧嘩で負けてそこまでするか!?」
浦野 聡美:「実感が追い付かねえ……」
蜂屋 忍:「と、とにかく……どうにかして止めないと……!」
蜂屋 忍:「でも……どうやって……!?」
青葉 由吉:「……」
青葉 由吉:「方法は、ある」
浦野 聡美:「だ、だよな。どうする……?」
余目 長流:「どうする。って言われてもな。方法本当にあるの?」
浦野 聡美:「わざわざ追いかけて地球に来た……んだろ? じゃあ、あるんじゃあないのか……?」
青葉 由吉:「現在私は、青葉由吉に憑依をした状態にある。これを解除し、本来の力をそのまま攻撃にぶつける」
青葉 由吉:「それができさえすれば、迎撃は可能だ」
蜂屋 忍:「できさえすれば、って……」
蜂屋 忍:「できないのか?」
余目 長流:「ああ。同じスケールなら、同等の力をぶつけられるって寸法だな。本来の力戻ったの?」
青葉 由吉:「やろうと思えば、できる。ただし」
青葉 由吉:「青葉由吉の意識を取り戻すには、ただ解除するだけでは不十分だろう?」
浦野 聡美:「待て待て。ソレだソレ。起きてこないって言ったよな」
青葉 由吉:「ああ。彼は現在深い眠りについていることは確かだ」
浦野 聡美:「じゃあどうすればいいんだ…? 夏マン以外が相手に出来るとは思えねえぞ、アレ」
青葉 由吉:「……私は」
青葉 由吉:「出来得るならば、彼を見捨てることは、したくない」
青葉 由吉:「たとえそれが奇跡のような確率であったとしても」
青葉 由吉:「解除をするのであれば、この体を青葉由吉のものとして、返したいのだ」
余目 長流:額に指を当てて何事か考え。
青葉 由吉:「こんな事態に、何を言うかと思うかもしれないが……」
蜂屋 忍:「……返す」
浦野 聡美:「夏マン……」
余目 長流:「返すって事は、そうしたら夏マンはどうなる?帰ってこれんのか」
青葉 由吉:「わからないな」
蜂屋 忍:「わからない、って……そんな!」
余目 長流:「二人とも助かってあいつをぶっ壊せるなら、諸手を挙げて賛成するがな」
余目 長流:「じゃあ却下だろ、そんなもん。いや、よく考えたらな、これほどの出鱈目な事になったらUGNが黙っちゃいない。なんとかしてくれるぜ」
浦野 聡美:「ここでバクチかよ…」
余目 長流:早口でまくし立てる。根拠はない。ただ可能性に縋ってるだけの落第意見だ。
青葉 由吉:「では、鋭意努力をする」
蜂屋 忍:「……」
青葉 由吉:「君たちを助け、自分も助かるよう、出来る限り努めよう」
青葉 由吉:「私は、青葉由吉から、自らを犠牲にしてでも守りたい何か、を学んだ。だが」
青葉 由吉:「それはそれとして、別段消滅を望むわけでもない。努力して、再び君たちの前に戻るよう、心がけよう」
余目 長流:「クソッ、気合いと根性学びやがって」
蜂屋 忍:「夏マン……」
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:ぐっ、と強く拳を握りしめて。
蜂屋 忍:「努力する、じゃねえ」
蜂屋 忍:「絶対帰ってくるって、約束しろ!」
青葉 由吉:「約束、か……」
浦野 聡美:「そう、だな」「待つことしかできないけど……待ってるって約束するよ。俺たちも」
余目 長流:「一週間後、夏祭りがある。一緒に行こうぜ」
魚見 あん奈:ではそこに。
魚見 あん奈:「……あのさ」おずおずと、話に割って入る。
浦野 聡美:「魚見」「大丈夫なのか?」
魚見 あん奈:「あ…うん。大丈夫だよ」頷く。「怪我もしてない。みんなが戦ってくれたからね」
魚見 あん奈:「それで…正直、話の半分も分かってないんだけど」
魚見 あん奈:「でも…聞いてたら、もしかして、もしかしてなんだけど……」
魚見 あん奈:「”奇跡が起きれば”解決できるんだよね?」目をらんらんと輝かせる。
青葉 由吉:「……!」
魚見 あん奈:「なら、できるよ。私がいれば、絶対に」「奇跡は起こるよ!」
青葉 由吉:(『特異点』……!)
浦野 聡美:「お、おま……」
魚見 あん奈:「話したじゃん、浦野くん!」「良い事とか…助けるとか、そういうことにこの能力を使いたいって!」
魚見 あん奈:「できるんだよ、すごいことだよ!」必死で、それでいてワクワクしている。目がきらきら輝く。
浦野 聡美:それのせいで攫われたんでしょうが、と思いつつ。「今、なんだな?」「……俺たちを、由吉を助けてくれるのか」
魚見 あん奈:「うん。…助ける!」
支部長:そしてさらに。
浦野 聡美:「よしゃ! 頼む、協力してくれ!!」
支部長:「それしか方法はなさそうだね」満身創痍のU市UGN支部長も現れる。訳知り顔だ。
湖東 歩:湖東歩も後ろにいる。
湖東 歩:支部長のような負傷は負っていない。
蜂屋 忍:「湖東……!支部長!」
支部長:「余目くん、きみは『UGNが黙っちゃいない』と言ってたけど……」
支部長:「こんなのただのオーヴァードには、どうしようもできないよ~」日本刀を杖のようにして、へろへろしている。
湖東 歩:「みんな……!無事でよかった…!」
余目 長流:「今が喋る時だと思うんですけどね。えぇ~、奇跡に縋るしかないのかよ」
余目 長流:「ま、俺に彼女が出来るよりは確率は高そうか」
支部長:「あっはっは(笑)」
支部長:「きみなら、あれを撃退できるんだろう? 今はきみに頼るしかない」夏マンくんを見る。
支部長:「何かのときは、ぼくが責任を負う。…やってくれるかい、夏マンくん?」
青葉 由吉:「……」常に、結果は不確定だとそう感じていた。
青葉 由吉:故に、努力する、としか言えず、約束もはっきりとはできず。
青葉 由吉:だが、今はそういう時ではないのだと、そう感じた。
青葉 由吉:「ああ、できる。やってみせる。力を借りることさえできれば」
青葉 由吉:「そうして、帰ってくる」
青葉 由吉:「約束だ」
支部長:「ああ」頷く。「地球の行く末がきみにかかっている。頼んだぞ、夏マンくん!」
余目 長流:軽く溜息をついて夏マンを見て、僅かに口角を上げる。
青葉 由吉:「頼まれよう」
余目 長流:「夏マン、軽く手を開いて片腕をあげろ」
青葉 由吉:「? こうか?」言われた通りにする。
青葉 由吉:「これは発言をする時や信号を渡る時などに……」
余目 長流:パーン!と良い音がするように手を叩きつける。
青葉 由吉:勢いに少しだけ驚き、目を瞬かせる。
余目 長流:「藤枝ちゃんとも、これでお別れなんて締まらないだろ?格好良く決めて、帰ってきな」
青葉 由吉:「……ああ」
青葉 由吉:「そうだな。そうしよう」相談がある、と言っていたから。
浦野 聡美:続けて思い切りパーンと手をたたく。
青葉 由吉:二度来ると思わなかったので、少し驚く。
浦野 聡美:「由吉。特撮の録画、溜まってるだろ」「今度夏マンも入れて見ようじゃん。OK? じゃ行ってき! 以上!」
青葉 由吉:「改めて伝えた方がいいと思うが。……私も見たいな。確かに」
余目 長流:「ああ、そうだ。俺のゲーム配信も見て貰わなきゃな。ハッチも何か言った方が良いぜ?」
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:タッチしようと、手を上げかけて。
蜂屋 忍:その手でぐいと、少年の襟を掴む。
青葉 由吉:三度目が来ると思っていたので、さらに驚いている。
蜂屋 忍:「帰ってこなきゃいけない理由、付け足してやる」
蜂屋 忍:「藤枝は、きっと。また"お前"に会いたがってる」
蜂屋 忍:「"お前"にだ」
蜂屋 忍:「たとえきっかけがユキッチだったとしても、お前が座ってる場所が」
蜂屋 忍:「最初はユキッチから借りてたもんだとしてもな」
青葉 由吉:そんなことはいずれ忘れ慣れるだろう、と言おうとして。
青葉 由吉:真剣な目に、口を閉ざす。
蜂屋 忍:「この夏に、俺たちと、藤枝と──」
蜂屋 忍:「作った思い出は、お前のもんだ」
蜂屋 忍:「それは誰かに返却できるようなもんじゃねえ」
蜂屋 忍:「お前だけが持ってる記録で、記憶だ」
蜂屋 忍:「それを大事にできるのは、お前だけだ」
青葉 由吉:「…………」
青葉 由吉:「私は、記せたかな」
蜂屋 忍:「当たり前だろ」
蜂屋 忍:「頼んだぞ──帰ってこいよ、夏マン!」
青葉 由吉:「ああ」
蜂屋 忍:ばし、と。力いっぱい手を叩きつける。
青葉 由吉:タイミングが意外で、少しよろける。
青葉 由吉:後悔などない、と思うし、それに。
青葉 由吉:後悔だらけだ、とも思った。
青葉 由吉:「……では、始めるか」
青葉 由吉:空を見上げる。夏の空にひとつ、星よりも大きな邪魔者がいる。
魚見 あん奈:魚見あん奈が何かをする訳ではない。彼女はそういう運命の持ち主だからだ。
魚見 あん奈:しかし。
魚見 あん奈:「おまじないだけさせて」
魚見 あん奈:「プリマステラ一番星を分けてあげる」「だから」
魚見 あん奈:「きみは、完璧で、究極の……」「夏マン!」
青葉 由吉:「……おまじない」非科学的で、不合理で、すがるにはあまりに弱々しいはずのものが。
青葉 由吉:「受け取った!」確かに力になるということを、知った。
青葉 由吉:万年筆を掲げる。いつもの攻撃の時のように。しかし。
青葉 由吉:見えないインクの代わりに、オーヴァードならばあるいは微かに視認できるかもしれない、銀色の粒子が噴き出す。
青葉 由吉:それは光線のように、うねる蛇のように、光の帯のようになって、青葉由吉の中から飛び出していく。
青葉 由吉:そして、あるいはこれまでの形を惜しむかのように……。
青葉 由吉:輪郭だけを銀色に光らせた大きな人の形になり、空へと飛び立っていった。
デバウアー:『来ましたか。夏マン。だが…何をしようとも! ここであなたの生命は終わるのです!』
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:宙では、漆黒の鋼鉄が、キミたちを焼き尽くす灼熱の球を生み出している。近付けば近づくほど、その禍々しさが明らかになる。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:収束した球が一気に展開し、光の帯が───惑星を焼き尽くすビームが放たれる!
夏マン:迫りくるその光線に対して、おぼろげな人型が散開。
夏マン:銀色の光の帯に再び変わり、まとわりつくように受け止める。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:青空を貫き、大地に向かって一直線に射出された光が、銀色の帯に受け止められる。もがくように拮抗する、二種類の光。
夏マン:(まずは食い止めた。だが……押し返すにはさらなる力がいる)
夏マン:(……力を)
デバウアー:『後悔し、恐怖し、絶望しなさい。私の叡智の集大成が。あなた一人に、受け止められるものですか!』
夏マン:眼下にいる人々のことを思う。そう。
夏マン:「一人では、ない」
GM:一方、地球!
支部長:「…さて、みんな」作画が整った顔でキミ達を見やる。
支部長:「ぼくたちも、夏マンくんのために。ぼくたちにしかできないことをするぞ!」
浦野 聡美:「俺たちに今からできることが?」
湖東 歩:「そ、そうです。そんなこと…」
支部長:「できるッ! そうだよね…分かってそうな顔をしている、蜂屋くん!」
蜂屋 忍:「……」
支部長:ズビシ!!と蜂屋くんを指さす。
蜂屋 忍:ずっと、飛び立った銀の光を、ずっと固唾をのんで見守っていたが。
余目 長流:「あぁ、なんとなく判った」智砂ちゃん先生を波間から引き上げながら、首を向ける。
瀧山 智砂:ぐったりとしたまま、引き上げられている。
蜂屋 忍:すぅぅっ、と息を吸って。
浦野 聡美:「……ああ~」緊張の面持ちが崩れる。「だよな?」
蜂屋 忍:「いけーっ!夏マーーーン!」
蜂屋 忍:「ぶっ飛ばして、帰ってこーーーいっ!」
蜂屋 忍:ただ、大声を上げて。
蜂屋 忍:子供のように、檄を飛ばした。
湖東 歩:「…!」目を丸くする。「蜂屋くん…」
支部長:「その調子だよ! ほらみんな、叫ぶぞっ!」
浦野 聡美:「ヴォーー!! いけー! ヤレーー!!」
支部長:「がんばれーーーっ!!!夏マン!!!」「ほら、湖東くんも!」
蜂屋 忍:「声っ!」
浦野 聡美:「この星を守れーッ!!」
蜂屋 忍:「きっと、届く!あいつなら、聞こえるからっ!」
余目 長流:「熱い奴らだよ。だが、具体性がないだろ。俺が手本を見せてやる」
蜂屋 忍:「叫べっ!なんでもいいからっ!」
魚見 あん奈:「うおーーー!!」「やれーーーっ!!」両手をメガホンのように口元に当て、叫ぶ。
浦野 聡美:ヤジじみている!
余目 長流:「夏マーーーン!いいか!相手は出力に任せて攻撃が雑だぞ!」
湖東 歩:「えっ、えっ…」あたふたと周りを見回し、蜂屋くんをまた見て、意を決する。
浦野 聡美:「オアアーーッッ」
余目 長流:「よく見て、攻撃を叩きこめ!」
余目 長流:「ヘイヘイ、デバウア、ビビってるーーー」
湖東 歩:「がっ……」「がんばれーーーー!!!夏マンくんーーー!」
蜂屋 忍:「そんなやつなんかに、負けるなーっ!」
蜂屋 忍:「勝て!勝ってくれーっ!」
GM:ただのちっぽけな人類たちが。空の下、キミに向かって叫び続ける。
デバウアー:『一人ではない? この期に及んで……まだ、そんな戯言を!』 莫大な光の帯が、銀色の光を圧す。
夏マン:「戯言などであるものか。聞こえる」
夏マン:「……やかましくて、一生懸命に過ぎて、ひとつひとつを聞き取るのには骨が折れるが」
夏マン:「そんなことは今さら、気にならない」
夏マン:銀の光が、さらに何条にも分かれて再度絡みつく。
夏マン:今度は、力づくで軌道を変えるような強さで。
夏マン:「余目長流。なるほど。よく見れば動きがわかりやすいものだな」
夏マン:「浦野聡美。ああ、守ってみせるとも」
夏マン:「蜂屋忍。約束をした。勝って帰ると」
夏マン:「……藤枝梨々子。そうしたら、また相談に乗るのだったな」
夏マン:名を呼ぶたびに、光線の力が増していく。
夏マン:「青葉由吉。君とはいろいろと話したい。最初から、最後まで」
デバウアー:『……!? 何故だ!? すでにあなたは全力を出しているはず。なのになぜ、出力が増している…!?』
デバウアー:『まさか、自らを犠牲にしてまで、その惑星を守るつもりですか?』『ハハ……ハハハ!』
夏マン:その攻撃は、身を挺したものだ。激しい痛みに近い何かが、全身を襲う。
デバウアー:『あなたは……! そんなにも、その地球ほしが大切になったのですか!』『夏マン!!』
夏マン:(ああ、わかった。青葉由吉。君は、私は……)
夏マン:(この痛みを知る者が、ただ一人でありさえすればそれでいいと)
夏マン:(そう思っていたのだな)
夏マン:「ああ」
夏マン:「どうやら、そうらしい!」
夏マン:痛みを、力に変えるがごとく、最後の輝きのような銀の光が、辺りを埋め尽くす!
デバウアー:『!?』
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:”ネヴァーモア”より放たれていた光線が、銀河のごとく溢れた銀の光に、一瞬で呑み込まれる!
夏マン:それは、元々はある星に暮らす人々の、他愛もない日常を記録した情報、その光。
夏マン:ただし、あまりにも膨大で、解放される機会はついぞなかった。
夏マン:情報自体が別の星の、やはり他愛もない人々を愛した、その一瞬を除いては。
デバウアー:『やめろッ……やめろ………』漆黒が銀色に塗り替えられていく。巨大な鋼鉄が愕然と揺れ、デジタルエラーのように外観が崩れていく。
デバウアー:『これが……”青春”という文化の力かッッッ……………!?』
夏マン:「そうだ。一度しかないようなので」
夏マン:「存分に味わうといいだろう」
デバウアー:『おのれ……ッ』『夏マン…………!!』
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:理解の及ばない情報の海に溺れ、無秩序なノイズと化した宇宙戦艦が、蒸発するように消えていく。
天体殲滅兵器”ネヴァーモア”:ノイズの残滓が散り散りになり、そして、”喰らいつくすもの”は太陽系から姿を消した。
───────
GM:シーンを終了します。

GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスはこちら
GM
”喰らいつくすもの”デバウアー星人
Eロイス『飢えたる魂』(原初の灰:暴食の魔王)
Eロイス『飢えたる魂』(原初の緑:龍鱗)
Eロイス『飢えたる魂』(原初の虚:魂の錬成)
Eロイス『さらなる絶望』

天体殲滅兵器”ネヴァーモア”
Eロイス『砕け散る蒼穹』

GM:合わせて5個ですね!先に5d10だけ侵蝕率を減らすことができるよ
浦野 聡美:へらすよ~~~
青葉 由吉:振ります!
蜂屋 忍:減らします!
浦野 聡美:134-5d10
DoubleCross : (134-5D10) → 134-22[2,7,6,6,1] → 112

蜂屋 忍:142-5d10
DoubleCross : (142-5D10) → 142-25[10,5,1,3,6] → 117

青葉 由吉:134-5d10
DoubleCross : (134-5D10) → 134-34[6,5,6,9,8] → 100

青葉 由吉:わお
余目 長流:128-5d10
DoubleCross : (128-5D10) → 128-32[8,9,6,5,4] → 96

浦野 聡美:倍で振ります 絶対に帰る意志
蜂屋 忍:117で4個はちょっと怪しいな 倍振りします
浦野 聡美:112-8d10
DoubleCross : (112-8D10) → 112-49[3,3,8,10,10,7,7,1] → 63

蜂屋 忍:117-8d10
DoubleCross : (117-8D10) → 117-50[7,1,6,10,7,6,7,6] → 67

余目 長流:1倍します。戦闘用人格で1個減って2個
余目 長流:96-2d10
DoubleCross : (96-2D10) → 96-9[3,6] → 87

青葉 由吉:残り4個で等倍します
青葉 由吉:100-4d10
DoubleCross : (100-4D10) → 100-8[4,2,1,1] → 92

蜂屋 忍:こわっ!
青葉 由吉:出目!!!
GM:あぶな!
浦野 聡美:3点で帰還!
青葉 由吉:確定でよかった
蜂屋 忍:3点帰還!
GM:先程で全力を出し切ったか……夏マン……
青葉 由吉:5点で帰還です
GM:では、全員帰還!!おめでと~~~~!!!!
余目 長流:5点です
蜂屋 忍:ただいま!ありがとうございます!
青葉 由吉:うおーただいまです!


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ED1

GM:夏マンくんのエンディング。
───────
GM:そしてキミは、気付いたらそこにいた。
GM:真っ白いドームの中に青葉由吉の私室だけ置いたような、不可思議な空間だった。
GM:机の上に雑多に積まれた参考書。薄型テレビの隣、本棚には漫画と恐竜図鑑が並ぶ。握力を鍛えるグリッパーは買って1週間で飽きた。
GM:クローゼットの中で、お年玉で買った特撮ヒーローの変身アイテムが、それだけは綺麗に保管されていることも、キミは知っている。
GM:そして青葉由吉はチェアに座っていて、きょとんとした顔でキミを見つめていた。
青葉 由吉:「…え?」声が空間に反響する。
青葉 由吉:「俺じゃん」
夏マン:「……青葉由吉」
青葉 由吉:「うわ、自分の真顔、キモいな…」
夏マン:「ああ、今は君の姿を借りていて……いや、ここは?」
青葉 由吉:「??」首を傾げる。「俺の部屋じゃん…?」
青葉 由吉:「え、何、誰なの?」
夏マン:「ああ、私は夏マンと名乗っており……」
夏マン:簡単に、これまでの話を告げる。
青葉 由吉:「……、……えっ!?」ふんふんと素直に聞いていた顔が、だんだん驚愕の色に染まる。
青葉 由吉:「藤枝さんと図書館行ったの!?」
青葉 由吉:「海にも!?」
夏マン:「そこに驚くのか」
青葉 由吉:「マジで!? いやっ、当たり前だろ……、オイ……オイ!!」
夏マン:「当たり前……そういうものか……青春とは……」
夏マン:「ああ、君は最初、夜間に海辺で彼女といたのだったな」
青葉 由吉:「あっ、ていうか、そうだよ…」
青葉 由吉:はっと顔を上げる。「じゃあ…。無事だったんか、藤枝さん」
夏マン:「ああ、君が守り、私が敵を退けた」
青葉 由吉:「あー…とにかく、そこだよな。そうだよな、守ってくれたんだよな。そりゃ…」くしゃっと笑う。
青葉 由吉:「いいやつだ。サンキュ、夏マン」
夏マン:「……あの行動がなければ、私が君に憑依することもなかったろう」
夏マン:「いいやつは君だと思うが。青葉由吉」
夏マン:「ありがとう」
青葉 由吉:「……ははっ」
青葉 由吉:「俺の顔してるあんたに言われても、なんか、キモいな~!」「まあでも、受け取っておくわ。損じゃないからな」
夏マン:「君はあの夜」
夏マン:「藤枝さんと何をしようと海辺に向かったのだろうか」
夏マン:「それがずっと聞きたかった」
青葉 由吉:「ブッ」
青葉 由吉:「いやっ…」一瞬でものすごい手汗をかいた手のひらをしきりに体に擦りつける。
青葉 由吉:「何って…何をしようなんてことは考えてないよ??」
夏マン:「そうなのか」
夏マン:「ただ一緒にいればよかった、そういうことだろうか?」
青葉 由吉:「そ、そういうこと聞く~~……?」
夏マン:「すまないな、好奇心が旺盛で」
夏マン:「特に、君たち地球人類の関係性に関する態度は非常に興味深い」
夏マン:「……まあ、簡単に言えば」
夏マン:「君のことも、ずっと知りたかったのだ。青葉由吉」
夏マン:「君と、友達になりたかった」
青葉 由吉:「ん」「ん、……」焦りきった顔で、キミを見上げる。それがだんだん解ける。
青葉 由吉:「……まあ、話をまとめれば。あんたがしばらく、俺のふりしてたんだもんな」
夏マン:「そうなる。不安がらずとも大丈夫だ。私はかなり上手くやってのけたと自負しているので」
青葉 由吉:「マジで? つか皆気付かなかったん?」
夏マン:「まあ……少々の調整で元の日常に戻れることだろう」さすがに少しだけ言い方を躊躇う。
夏マン:「部分的には怪しまれたところはあったな。さすがに鋭い者には」
青葉 由吉:「聡美とかナガルとか、鋭いもんな」
青葉 由吉:「ハッチは素直だからわかんなさそうだなー!」
夏マン:「藤枝さんは」
夏マン:「完全に私を君だと思っていたようだ」
青葉 由吉:「ふーーーーーーん……………」
青葉 由吉:「えっ?」
青葉 由吉:「なんかなってないよね?」
夏マン:「なんかとは?」
青葉 由吉:「なんか………しちゃったりとか…………あったの?」
青葉 由吉:「なんかってなんかだよ」
青葉 由吉:「わかるだろ」
夏マン:「なんか……」考え込む。
夏マン:「……これは、約束を違えることになるかもしれないが、まあ仕方がないだろう」
青葉 由吉:「えっ!?」「オイオイオイオイ……??」
夏マン:「彼女に、描いていた漫画を見せてもらった」
青葉 由吉:「オイ……!?」口元をハッと手で抑える。
青葉 由吉:「…?」「漫画?」
青葉 由吉:「漫画って漫画?」
夏マン:「ああ」
夏マン:「質については私は判断がつかないが、熱心に力を入れていたようだった」
夏マン:「……頼みがあるのだが」
青葉 由吉:「えっ……へーーー!! 漫画描くんだ…藤枝さん………へーー、意外な…ほーん……」
青葉 由吉:「あっ、はい、何?」
夏マン:「君がもし今後藤枝さんに接触をした際、漫画の話をされた時」
夏マン:「それを出来得る限り尊重してほしい」
青葉 由吉:「……」「あ」
夏マン:「彼女が誠心誠意を込めて記した情報だ。大事にしてあげてほしい」
青葉 由吉:「当たり前」「だろ!」
青葉 由吉:顔がくしゃくしゃになる。「おっ、お前に指図されたくねーよそれは!」
夏マン:その顔を見る。なるほど、と思う。
夏マン:同じものを尊重できる相手なのであれば、それはもう、何も心配はいらないな、と。
青葉 由吉:「いやだって…、そもそも……、俺が寝てる間に、藤枝さんと海…海さぁ……! ズッル………!!」
夏マン:それから、くしゃくしゃになった表情を見る。自分にはできないものだ。
夏マン:「そうだな、抜け駆け、というのだろうか。すまないことをした」
青葉 由吉:呻いている。「海って…すごくない? 水、水着だよ…? マジで…?」
青葉 由吉:「……」それからキミを見る。「いやいいんだけど…」
夏マン:「すごいのか、やはり」
青葉 由吉:「すげーーーすげえ」語彙のない言い方。「つか…」
夏マン:「皆もどよめいていたからな……。ビーチバレーなど……」
青葉 由吉:「これ…えっと…あんた、どうなんの?」
青葉 由吉:「俺は…、俺だよな?」
夏マン:「そうだな、君が目覚めたのであれば、私は君の身体を君に返すつもりでいる」
夏マン:「私はそのまま、また宇宙に戻ることになるかな」
青葉 由吉:「あー……」「帰っちゃうんだ?」
夏マン:「UGNが上手くやるだろう。そのまま、元の生活に戻ることは可能と思う」
青葉 由吉:「んん、まあ、そっか。あんたも上手くやってくれてたのは…、まあそうなんだろうしな」
夏マン:「元来、宇宙空間にいた身ではあるからな。その方が…」
夏マン:帰ってこい、と言われたのを思い出す。
青葉 由吉:なんとも複雑そうな表情。「うーん……」
夏マン:それから、去る者を果たして引き留めるだろうか、と相談を受けたことも。
青葉 由吉:「…俺の意見言っていい?」
夏マン:約束をしたことも。
夏マン:「ああ、聞こう」
青葉 由吉:「いやなんか…会ったばっかだから」「分かんないけど。あんたもあんたで理由あるだろうから、無理に引き留めるわけにもいかないけどさ」
青葉 由吉:「でも…会ったばっかだから。これでお別れっつうのも…なんか…な!」
夏マン:「………」
夏マン:「私の意見を言ってもいいだろうか」
青葉 由吉:くしゃくしゃと笑っている。「言え、言え」
夏マン:「本当は、帰りたいわけではないんだ」
夏マン:「いや、帰りたくないわけでもないが、しかし、帰りたいとも言い難く……」
青葉 由吉:「微妙なんか…」
夏マン:「そうだな、これでお別れは、どうも」
夏マン:「まだ、皆と、君と、藤枝さんと、会話を交わせるならその方がいいに決まっている」
夏マン:「ただ、今まで通りの形は不可能だ。そうだろう」
青葉 由吉:「そこで藤枝さんが上がるのなんかこう…」複雑そうにしている。
青葉 由吉:「そうだ。藤枝さんにも失礼だ」
夏マン:「失礼か」
青葉 由吉:「だって…、なんか…あれだろ!」一番あれなのは青葉由吉である。
青葉 由吉:「いや、やめよう。この話は複雑かつ繊細だ…。今は深入りするのはやめておこう」
夏マン:「複雑かつ繊細……」
青葉 由吉:「ええと、そうだ。あんたがお別れしないかどうかの話だ」
青葉 由吉:「そういうの、ええと…UGNに頼んだら、なんかしてくれるんじゃないの?」 困ったときのUGN頼みである。
夏マン:「それができればありがたいことだな」
夏マン:「もしここに戻りたい時は彼らに伝えればよいのだろうか」
青葉 由吉:「なに遠慮してんだよ」
青葉 由吉:「戻りたい時にフラッと戻れば大丈夫だって! あいつらだぜ…分かるだろ?」
夏マン:「そうか……」
夏マン:「それでいいのか。それで」
夏マン:「戻ってこれるのだな」ほっ、と顔を緩める。笑っているつもりなのだが、どうもうまくいかない。
青葉 由吉:「…ずっりぃの」
青葉 由吉:「高2の夏休みだぜ? そんなの…」
青葉 由吉:「楽しかっただろ。そうだよな?」
夏マン:「ああ、楽しかった」
夏マン:「笑う練習だけは、どうも上手くいかなかったが。君は達人だな」
夏マン:「さっき遮られたが、ひとつ提案がある」
青葉 由吉:「おー、どうもな」笑う。「遮ったのは、そりゃすまなかったね…何?」
夏マン:「藤枝さんの……あるいはこの夏私が過ごした一部の人間の記憶を、君にすり替える、ということは私には可能だ」
夏マン:「彼らにとって、共に過ごした相手は青葉由吉その人になる。が」
青葉 由吉:怪訝そうな顔で話を聞く。
夏マン:「私は……どうやら、そこまでの改ざんをすることは望んでいないようだ」
青葉 由吉:「それは……そうだろ」
夏マン:「私の記憶を誰かと共有したいと。そういう気持ちが芽生えた」
青葉 由吉:「俺だってそんなのは、なんか嫌だよ……」「ん?」
青葉 由吉:「じゃあ、話をまとめると?」首を傾げる。
夏マン:「だが、それはそれとして、君が日常に移る上で違和感を持たれない方法を考えたのだが……」
夏マン:「私は笑うのが下手だ。君は得意だろう」
夏マン:「彼らの記憶の中の私が笑顔なら」
夏マン:「それは、私にとって望むべくもないことだ」
夏マン:「彼らにも違和感は少ないだろう」
夏マン:「……笑っていたのだと、そう、思われたい」
青葉 由吉:「………」「それは、アレだな…」
青葉 由吉:「あんた、アレだね」
青葉 由吉:「自分が本当に楽しかったんだって、みんなに知ってもらいたいんだ。そうだろ?」
夏マン:「そういうことになるな」相変わらず無表情で。
夏マン:「……なるな。ああ、そうか。そうだったんだな……」
青葉 由吉:「あははは! そうかよ!」カラカラと笑う。「俺もな、よく笑ってる奴の方がモテると思うんだ。これはマジだぜ」
夏マン:「私もそうなのではないかと思っていた」
夏マン:「君の方がリードしているな……」
青葉 由吉:「へッ……」
夏マン:「では、叶えてもいいだろうか」
夏マン:「私の、夏の思い出を、笑顔に」
青葉 由吉:「ああ…まあ、つまりだな。それは、あんたの願いなんじゃないかと俺は思った」「その上で!」
青葉 由吉:「いいよ、しちゃえよ。楽しかったんだろ?」
夏マン:「……ありがとう」
夏マン:Dロイス:怪人の効果を宣言します。
GM:はい!
夏マン:今回関わった非オーヴァードの人の記憶から、自分の表情を自然な形で笑顔にすること。
夏マン:これをお願いします。
GM:了解です。では、そのようにキミは人々の記憶を改ざんすることができます。
夏マン:しばらく目を閉じて、何か外に干渉するようにする。
GM:藤枝梨々子、中森波来。青葉由吉の両親、学校のクラスメイト、街の人々。キミが関わった者すべて。
GM:思い出の中で、笑顔のキミを知る。
青葉 由吉:不思議そうな顔でキミを眺めている。
夏マン:ゆっくり顔を上げる。どこかスッキリしたような……照れたような表情で。
夏マン:情報生命体としての力だ。そう何度もは使えない。
夏マン:どこで何をしようかと思っていた。もう悔いはない。
青葉 由吉:「最後にひとつだけ、良い?」
夏マン:「ああ、なんだろうか」
青葉 由吉:「そのさ…あんたさ。さっきから思ってたんだけど…」
青葉 由吉:「マジで『夏マン』って名前なの?」
夏マン:「?」
青葉 由吉:「何そのネーミングセンス…」
夏マン:「ああ、私の星の命名規則を話したら、皆が名付けてくれた」
夏マン:「……」
夏マン:「いい名だと、自負しているが」
青葉 由吉:「あ、そうなんだ…」
夏マン:ぎこちなく、口元を持ち上げる。
夏マン:それは記憶の中の笑顔ほど自然ではなかったかもしれないが……。
夏マン:これはこれで、というようなものだろう。そう考えている。ずっと。
───────

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ED2

GM:余目くんのEDです。
───────
GM:U市駅前。デパート『百貨店いとう』。
GM:決戦から数日後。今日も外は蝉が騒ぎ立て、日差しは強くてうだるように暑い。
GM:いつものゲームセンターにて、キミはひとりで過ごしていました。
余目 長流:煩わしくも情緒的な蝉の声をBGMに、四半世紀前のSTGをやりながら、夏マン達と駆け抜けた日々とあの闘いを振り返る。
余目 長流:異星の来訪者と友人たち、可愛い女の子たちと過ごした一度きりの高2の夏。
余目 長流:そこには空想があった。友情があった。そして浪漫があった。
余目 長流:それを抜きにすれば……。
余目 長流:あの闘いは。
余目 長流:夏マンは己の使命の為。
余目 長流:ハッチと浦野聡美は愛の為。
余目 長流:そして、俺は女にいいように振り回されて……。
余目 長流:いや、もう少し高尚な理由が欲しい。
余目 長流:そう、俺は生まれ育った、この町の平和の為に。
余目 長流:「うん。誰よりも崇高な目的だ。善き哉、善き哉」
余目 長流:ふん、負け惜しみではないぞ。なんとでも言うが良い。
中森 波来:そんなキミに、後ろから、N感情:侮蔑っぽい感情が込められた声がかかる。
中森 波来:「何ひとりでブツブツ言ってんの?」中森波来だ。Tシャツに太めのパンツ姿。
余目 長流:ゲームをしながらなので、首を向けずに答える。思わずかかった声に自然と頬が緩んでしまう。
余目 長流:「んー、いや、俺っていい奴だよな。て言ってたんだよ。服装を即座に褒められなくて残念だ」
余目 長流:「なにか侮蔑的なニュアンスが込められていたのは、敢えて気付かないふりをしてやろう」
中森 波来:「別に気付いていいんだけど」筐体を背中にして、隣のイスに座る。
中森 波来:「おまえに褒められたくて服着てるわけじゃないし」
余目 長流:「ははっ、でも侮蔑されるよりは、褒められた方が良いだろ?」
中森 波来:暑ー、とぼやいて、鏡をのぞいて髪を梳かしている。「…まあ」
中森 波来:「いま私のカッコけなしたら、ぶっ飛ばしてた」
余目 長流:幾度となく繰り返しやり続けたゲームだ。お喋りしながらでも動作は淀みない。横目に見るくらいの余裕もある。
中森 波来:「てかさー」ゲームセンター特有の雑音の中で、声を張り上げる。
中森 波来:「余目に聞きたいことあったんだけど」
余目 長流:「そう言うのご褒美だと思う人間もいるが、俺はそうじゃなくて良かったな。うん、カジュアルでとてもよろしい」
中森 波来:「うるせ黙れ…」屈辱的な顔をしている。
余目 長流:「んー?好みのタイプは、俺の思い通りにはならないけど、破滅まではさせない女だぜ」
余目 長流:聞きたい事はそう言う事でもないだろうが、常にそう答えることにしている。
中森 波来:「聞いてねーし」「聞いてないけど」
中森 波来:「おまえ、ちさちーへのあれはマジでやってんの?」
余目 長流:ふむ。と僅かに顔を引き締めて。
余目 長流:「俺は誰にでも本気ではあるが。まあ、そう改めて言われると、どうなんだろうな」
余目 長流:「最初は浮かれて、大分調子に乗ってたと思う」
中森 波来:「あっそう」
余目 長流:「大人と遊ぶと自分も大人になった気になれると言うかさ。でも、まぁ」
余目 長流:「智砂ちゃん、結構、俺に似てるとこあってさ。なんでか目が離せなかったんだよなぁ」
余目 長流:「こう、最後までさ」
中森 波来:「……」ゲームに熱中するキミを一瞥する。「最後?」
余目 長流:「終いには本当にウザい、イライラする。とまで言われてきたぞ!はっはっはっ」
中森 波来:「何それ」興味深そうな顔。「ちさちー、そんなこと言うの? どんな状況?」
中森 波来:「え、何、告ったの?」
余目 長流:そんな事を言うなんて想像できない。なんて形容される女に、そこまで感情を引き出せたのだから勝利とするべきか。
余目 長流:「うーん。限りなく恣意的に表現をすればそうならない事もないな」
余目 長流:「そこまで色っぽい話ではないが」
中森 波来:「なんだよ、回りくどいな」
中森 波来:「てか、ちさちー彼氏いるっぽいの知らないの? 見かけた人いんだよ」
中森 波来:なぜか得意げである。「はじめから余目なんか相手にしてないってわけ」
余目 長流:「世の中には秘匿しなければならない事が沢山あるんだよ。それが男女の仲なら猶更な」
余目 長流:その得意げな顔に更に得意げな顔で返す。
中森 波来:「は? ウザ」即答される。
余目 長流:「ふふん。ありゃ、ただのビジネスパートナーだ。智砂ちゃんにそんな友達はいないって」
中森 波来:「ふーん…」「?」
余目 長流:俺が振られたのは事実ではあるが。デバウアーが恋人と言う事はないだろう。
中森 波来:「でも余目はフラれたんでしょ?」
余目 長流:あいつも、かなり面白宇宙人だったし。結構話しててイライラしてたんじゃないかと思う。
余目 長流:「俺が振ったの。おそらく!きっと、多分、いや、どうなんだろう」
中森 波来:「なんだよ」
余目 長流:「まあ、そんなことより、入道雲と夏の日差しを見ろよ」
中森 波来:「はあ~?」
余目 長流:「俺達は何時も何気なく過ごしてしまうから、日常のこの風景がこんなに美しいなんて、気にも留めずに忘れてしまうと思わないか?」
余目 長流:話を誤魔化しながら、そんな事を言う。
中森 波来:「誤魔化すんじゃねえし」不機嫌そうに足を組む。
余目 長流:この景色を守ってくれた、お人好しの宇宙人の事を思い出しながら。
中森 波来:「なんだよ、もう。つかマジで、教師に本気になるとか、ありえないから…」
GM:という会話をしていると。
余目 長流:「じゃあ、なんだよ、お前になら本気になっても…‥」
中森 波来:「……」目を見開く。「はぁ!?」
GM:キミ達が話す筐体と筐体の間から、ひょこっと一人の女が顔を覗かせる。
瀧山 智砂:「あれ~、私、もう蚊帳の外なのかな?」
余目 長流:「うお!?」何故、此処に!?と思わず驚愕する。
瀧山 智砂:「これってお邪魔虫?」「やだなー、せっかくこうして会いに来たのにな…」
瀧山 智砂:フェミニンな服装の柔らかな雰囲気の女、瀧山智砂が、キミにウインクを飛ばす。
瀧山 智砂:「えへ。会いに来ちゃった☆」
余目 長流:娑婆にどうやって出てきたんですか?と言うニュアンスの言葉って他になんかあったかな。などと思う。
中森 波来:「いや」「えっ」「はっ………!?」愕然としている。
余目 長流:「それは嬉しいですね。やわらかい雰囲気の服装が先生の美しさを引き立ててますね」
余目 長流:限りなく条件反射でそう返すが、顔はパクパクと口を間抜けに動かすだろう。
瀧山 智砂:「棒読みでありがとう。とりあえず褒めておけば喜ぶと思ったら大間違いだぞ、余目くん」
瀧山 智砂:真に得意げである。そのままキミの耳にひそひそと耳打ちする。
瀧山 智砂:「どうせ『シャバにどうやって出てきたんですか?』とか思ってるんでしょ」
余目 長流:うむ。以心伝心である。浦野聡美より余程心が通じ合ってるんじゃないだろうか。
余目 長流:思わずこくこくと頷いてしまう。
瀧山 智砂:「大人には大人のやり方があるの。うふふ。ええ、たくさん私に言ってくれたよね? 幼いとか友達がいないとか友達がいないとか……」
余目 長流:いい匂いだな。フローラルとでも言うのだろうか。
余目 長流:クソッ性根を知ったと言うのに、正直好みにはドストライクなのだ。
余目 長流:(幼いを連呼してたのは、浦野聡美なんだけどな)
余目 長流:「でも、大体合ってたと思うんですよね」
余目 長流:物凄くムキになってたし。
瀧山 智砂:「おいこら」ニコニコしている。
瀧山 智砂:「でもまあいいでしょう、甘んじて聞いてあげることにしたの。悪いことはやめて大人しく反省し、これからは良い事をしていきます…」
余目 長流:「あ。司法取引したんですね。大人えげつねぇー」
瀧山 智砂:「って、言ってあげます。うん、そういうこと。私はこれから、UGNエージェント”Dr.フロプタチュール”」
余目 長流:つまり反省して、これからUGNに尽くしますから、大体ノーカンにしてください。と、いけしゃあしゃあと言ったのだ。
支部長:よくよく見るとコマの後ろの方に支部長がいる。付き合わされてここに来た父親の顔をしている。
瀧山 智砂:「あら、文句あるのかな。悪い事をしてごめんなさいって言ってるか弱い女を殴るのがUGN?」
余目 長流:そっちに視線を向ける。N感情は侮蔑だがP感情は有為と言う風情で支部長を見る。
余目 長流:「いや、素直にうれしいですよ。それに、俺は優しい先生も好きでしたが、性格悪い癖に可愛い智砂ちゃんの方が、話し甲斐があります。張り合いがある」
中森 波来:「……あの」「さーーーーー」
中森 波来:ついに話に割って入る。「ふたりとも何の話してんの?」
瀧山 智砂:「あらあらあら。ごめんね波来ちゃん」くすくすと笑う。「ちょっとふたりで内緒話」
中森 波来:「はぁ~~??」
余目 長流:(宣戦布告されたって、戦争の話になんのかね?)
瀧山 智砂:「だって」余目くんを横目に見る。「約束したもんね、余目くん?」
余目 長流:「智砂ちゃん、智砂ちゃん、素が出てますよー。はい、約束?」
余目 長流:はて?約束。えーと確か。
瀧山 智砂:「デート」
瀧山 智砂:甘い響きであった。
瀧山 智砂:「するんだもんね?」
余目 長流:「あぁあ!!アレって有効だったんですか。マジで!?」
中森 波来:「はっ……???」
瀧山 智砂:「あんなに強引に約束を取り付けたくせに~。いまさら冗談だったなんてひどいな~?」
中森 波来:「えっ……?」
余目 長流:クドいようだが、俺は若さ溢れる高校二年生なのだ。
余目 長流:自分好みの年上の女性にそんなこと言われたら(本性はどうあれ)、『知性』と『知識』と『知能』が盆踊りを始めようというもの。
中森 波来:「ねえ、ちょっと待ってよ余目。どういうこと。フラれたんじゃないの…?」ワナワナしている。
余目 長流:「ははは。いやぁ、マジかぁ。そっかぁ。お。おぅ」
余目 長流:「そのハズだったんだけどな」
中森 波来:「その顔やめろ!」キレる。「何言ってんの、ふたりとも!教師と生徒でしょ!」
中森 波来:「だいたいちさちーも…考え直しなよ!こいつだよこいつ!キモキモのキモ余目じゃん!」
瀧山 智砂:「あはは、分かってないな~。こういう子をじっくり育てていくのがいいんじゃない。なんてちょっと早いか」
瀧山 智砂:「でも、もう約束したもんね~?私を言いなりにしちゃうつもりなんだもんね~?」
中森 波来:「はっ…はぁああ!?」
中森 波来:ぐいぐい。
瀧山 智砂:ぐいぐい。
中森 波来:「ちょっと…余目!なに黙ってんの!」
余目 長流:「ははっ、はははっ。余りに想定外だ。俺に都合が良すぎる!?いや、悪すぎるのか?だが、いや、そうだな」
余目 長流:ふと、空を見る。
余目 長流:俺が望むなら それは強く応えてくれるのだ。
余目 長流:震えながら、その光に問いかける。
余目 長流:「うわーーー!俺を助けろ!夏マーーン!!」
余目 長流:筐体の中で飛行機は無情にも爆散していた。
───────
GM:シーン終了。


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ED3

GM:蜂屋くんのEDです。
───────
GM:7月末、登校日の朝。U市中央高校にて。
GM:校舎へ向かうキミの目の前に、見知った小さな背中があった。
GM:湖東歩だ。ひとりでとことこと歩いている。
蜂屋 忍:「あ」
蜂屋 忍:後ろ姿を見ただけで、少し心が上向いて、心臓が弾む。
湖東 歩:つややかな長い黒髪の、小柄の少女。
蜂屋 忍:「こ、湖東」
蜂屋 忍:普通に呼びかけようとして、少しどもって声が上ずった。
湖東 歩:「?」呼ばれて、振り返る。「…あ」
湖東 歩:目を見開いて、ワンテンポ遅れてから返事。「蜂屋くん」
湖東 歩:「おはよう。偶然だね」
蜂屋 忍:「ああ……おは……よう」
湖東 歩:少し止まって、キミが並ぶのを待つ。
湖東 歩:「?」心配そうにする。「どうしたの、体調悪い?」
蜂屋 忍:止まってくれたその場所に追いつこうとして、焦って少しだけ追い越して。
蜂屋 忍:いつものように、わずかに前を歩こうとして。
蜂屋 忍:「……全然っ!」
蜂屋 忍:横に並ぶ。
湖東 歩:目をぱちくりとさせる。
湖東 歩:「なら、いいんだけど…。暑いから、熱中症に気をつけないとね」
蜂屋 忍:「うん……湖東も、気をつけてな」
湖東 歩:目が合う。
蜂屋 忍:歩調を合わせて歩きだしながら、ついつい隣に目を向ける。
蜂屋 忍:目が合った。
湖東 歩:吸い寄せられるようにキミの目を見て、また、ワンテンポ挟まる。「……、」
湖東 歩:「うん、」
湖東 歩:「気をつけるよ……」すっと前を向く。「蜂屋くんに心配されちゃうから…、あ、ううん」
湖東 歩:「そうじゃなくて…。そうじゃなくないけど、えっと…」「…うん」
蜂屋 忍:「……うん」
蜂屋 忍:あれから、ちょくちょく話すことはあるけれど。
蜂屋 忍:どうにも、お互いにぎこちない。
湖東 歩:「……」間が空く。「蜂屋くん」
蜂屋 忍:「ん?」
湖東 歩:「今日の放課後…。時間ある?」
蜂屋 忍:「へ」
湖東 歩:「話があるの」真剣な顔で言う。
蜂屋 忍:思わず間の抜けた声が出た。
蜂屋 忍:「話……」
湖東 歩:緊張の面持ちでキミを見上げる。かわいい。
蜂屋 忍:真剣に見上げてくる少女の顔に、かぁと顔が熱くなる。
蜂屋 忍:「あ……あるよ。だいじょぶ。予定なにもないし、ってか」
蜂屋 忍:「湖東が……あ、いや」
蜂屋 忍:誘ってくれるなら。最優先だとか。
蜂屋 忍:流石に言えない。
蜂屋 忍:「……と、とにかく、時間、あるから」
蜂屋 忍:「話、しよう」
湖東 歩:「うん」ほっとしたように頷く。「教室で待ってて。会いに行くね」
湖東 歩:「じゃ、じゃあ…また、放課後」慣れない様子でそう言って、小走りに昇降口に駆けていく。
蜂屋 忍:「あっ……」
蜂屋 忍:駆けていく背中に、思わず伸ばした手が空を切る。
蜂屋 忍:行ってしまった。
蜂屋 忍:……お互いにぎこちなくても、もう少し一緒に歩きたかったとか。
蜂屋 忍:頭の中できもすぎる自分を蹴り飛ばす。
蜂屋 忍:(放課後……)
蜂屋 忍:夕方までの時間が、無限に感じる。
蜂屋 忍:今日は、何も手が付かなさそうだ。

GM:夕方と言ってもこの季節、まだまだ日は沈まない。
GM:暑さが落ち着いたような気だけする。冷房の効かない校舎に、なまぬるい暑さが充満している。
湖東 歩:カラリ、とドアが開いて。湖東歩が顔を見せた。
湖東 歩:きょろきょろ、人気がないのを確認してから、小柄な少女がキミのそばに小走りにやってくる。
蜂屋 忍:「……おつかれ」
蜂屋 忍:無限に感じても、時間というのは流れるもので。
蜂屋 忍:ずっとはち切れそうな心臓を抑えて、平気なふりで声をかける。
湖東 歩:「おつかれさま」微笑み、キミの前の席に腰掛ける。「待っててくれてありがとう」
湖東 歩:緊張しているのか、ずっとどことなくもじもじしている。
蜂屋 忍:「や、全然。そんな待ってないし」
蜂屋 忍:嘘だ。授業が終わってからずっと、今か今かと待っていた。
蜂屋 忍:「……話って、なに?」
湖東 歩:「あっ……」どぎまぎとした顔をする。「あの……えっとね」
湖東 歩:「もし蜂屋くんが話したくないことだったら、何も言わなくていいんだけど…」
湖東 歩:「…”怪狼”が現れたあと、みんなで海水浴に行ったあと、」
湖東 歩:「蜂屋くんが私に言ってくれたこと、あのときはバタバタしてたから、ちゃんと話しておきたくて…」
蜂屋 忍:「………」
蜂屋 忍:話ってなに、もあるか。バカ。
蜂屋 忍:そりゃそうだろ。
湖東 歩:「あのとき、蜂屋くんがどんな気持ちで言ってくれたのか、私はきちんと分かってないかもしれなくて、それは申し訳ないもの」
湖東 歩:「蜂屋くんが、その…」「蜂屋くんの日常に……私が…」
湖東 歩:「いてほしいって言葉とか………」
湖東 歩:そこまで言い、俯く。
蜂屋 忍:「ごめん」
蜂屋 忍:「これ、ちゃんと。俺の方から、はっきりさせないといけなかった」
蜂屋 忍:「やきもきさせて、そっちから聞かせて、ごめん」
湖東 歩:「あ、謝らないで…!」慌てる。
湖東 歩:「わ、私の察しが悪いせいだから…!」
蜂屋 忍:「いや、俺が……って」
蜂屋 忍:「謝りあいになっちゃうから、やめるか」
蜂屋 忍:なんだかおかしくなって、笑いが溢れる。
湖東 歩:「あ………、」あわあわしてから、瞬きする。「ふふ…」
蜂屋 忍:「俺は」
湖東 歩:「……、」じっとキミを見る。
蜂屋 忍:息を吸う。背中を押されてる気がする。三人……いや、四人分。
蜂屋 忍:「湖東のこと、ずっと憧れてて」
蜂屋 忍:「いっぱい遊びたいとか……もっと一緒にいたいとか」
蜂屋 忍:「信じてほしい、とか。思ってて」
湖東 歩:「……」息を詰めるようにして、キミを見つめている。
蜂屋 忍:「……~~~」
蜂屋 忍:がりがり、と頭をかいて。
蜂屋 忍:「だから、」
蜂屋 忍:「好き」
蜂屋 忍:「……です」
湖東 歩:「あ」
湖東 歩:「…………」
湖東 歩:みるみるうちに頬が染まる。
湖東 歩:「………はい」
湖東 歩:「……」「す」
湖東 歩:「好きって、あの、私のことを、蜂屋くんが」
蜂屋 忍:「俺は、湖東が、好き」
蜂屋 忍:「一番一緒にいたいし」
湖東 歩:「…!」ぱっとキミを見て、すぐにうつむく。
蜂屋 忍:「一番大事にしたいって思ってる」
蜂屋 忍:「……全然、うまくできてないけど。そう思ってるのはほんと」
湖東 歩:「そ」
湖東 歩:「それって…、あの、お付き合いをする、『好き』なんだよね……?」
湖東 歩:「ご、ごめんね、私、そういうのすごく疎くて、なんて言っていいか…」
蜂屋 忍:「……」
蜂屋 忍:流石に赤くなって。
蜂屋 忍:「うん」
湖東 歩:「蜂屋くんに変な事言ってたら、ごめんなさい」照れている。「……あ」
湖東 歩:「そ、そう、そっか、……………」
蜂屋 忍:「いいよ。いきなり言い出したの、俺の方だし」
湖東 歩:小さく首を横に振る。
湖東 歩:「…、わ」「私……」
湖東 歩:「男の子で、一番ちゃんと話せるのは蜂屋くんで、でも…男の子だから、友達って言っていいのか分からなくて…」
湖東 歩:「それは、蜂屋くんを友達と思ってないってことじゃなくて…何て言うのかな」
蜂屋 忍:「……うん」
湖東 歩:「……。蜂屋くんになら…話しかけられるの」
湖東 歩:「この気持ちが………『好き』なのかは、分からないけど……」俯く。
蜂屋 忍:「いいよ。それで大丈夫」
湖東 歩:「い」
湖東 歩:「一緒にいたい、気持ちは」「私も……」
湖東 歩:「……わ」恥ずかしそうに顔を両手で隠す。「わ~~……」
蜂屋 忍:「……ははっ」
蜂屋 忍:そんな姿を見て、思わず。
湖東 歩:「こ、こういうときって、きちんとお返事しないといけないんだよね…!?」
湖東 歩:あわあわしている。「ごめんね、ちゃんとできなくて…」
蜂屋 忍:「いいよ。何も気にしなくて」
湖東 歩:「そ、そう言われても…!」
蜂屋 忍:「好きになったのはこっちの勝手だ」
湖東 歩:「好き…」
蜂屋 忍:「勝手に好きになった相手に、そこまで気遣うことないよ」
蜂屋 忍:「……まあ」
蜂屋 忍:「そこで気にしちゃうところが、また好きではありますが」
湖東 歩:「ひゃ…!」
蜂屋 忍:「とにかくさ」
蜂屋 忍:「俺は湖東が好き。それだけ知っててくれれば十分」
蜂屋 忍:「答えなんていつ返してくれても構わない」
湖東 歩:口をぱくぱくとさせたあと。蜂屋くんを見る。
蜂屋 忍:「……そういうこと。だから」
蜂屋 忍:「ゆっくりやってこう」
湖東 歩:「ゆっくり……」
湖東 歩:「………、うん」
蜂屋 忍:「うん。……それで」
蜂屋 忍:「ゆっくりって言ったそばから悪いけど」
湖東 歩:「? なあに?」
蜂屋 忍:「夏祭り」
蜂屋 忍:「一緒に行きませんか」
湖東 歩:目を丸くする。その返事は、キミだけ知っていれば十分だろう。
湖東 歩:少なくとも、もう、ていの良い言い訳は必要なかった。
蜂屋 忍:(っっっあ゛あぁぁぁぁ)
蜂屋 忍:脳内では自分同士の闘いが大騒ぎ。
蜂屋 忍:何カッコつけてんだ。ゆっくりとか最後の最後でヘタれてんじゃないよ。
蜂屋 忍:うるせえ、いいんだよ、これで。勝手に好きになったんだから。
蜂屋 忍:あの日、ただ一人痛みを背負って戦った男。はるか空の星の彼方へ飛び立った彼。
蜂屋 忍:俺は一人で痛みを背負うとか。そんなかっこいいことは言えないけど。
蜂屋 忍:この子の痛みだけは、一緒に背負いたい。
蜂屋 忍:それだけは誓ったんだから。
───────
GM:シーン終了。


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ED4

GM:浦野くんのEDです。
浦野 聡美:押忍!
───────
GM:7月末、U市。地区の夏祭りが開催される、神社にて。
GM:ゆるやかに太陽が沈んできた空の下。参道には提灯が吊られている。
GM:タコ焼きやヨーヨー釣りといった屋台が並び、家族連れを中心にした賑わいが景色を鮮やかに染めている。
魚見 あん奈:「いいね、地元のお祭りって感じ」キミの隣で、楽しそうに魚見あん奈が微笑む。
魚見 あん奈:ショートヘアをヘアピンで留め、白地に青の朝顔が描かれた浴衣姿。少し大人びて見える。
浦野 聡美:「そう?」はにかむ。「ならよかった」
魚見 あん奈:「今日も浦野くんがエスコートしてくれるんでしょう?」楽しそうにキミを見上げる。
浦野 聡美:百貨店のセールで買った甚兵衛。近隣の男は大抵似たところで似たものを買っている。
浦野 聡美:「そんな大層なものじゃないぜ? ぐるっと回るだけだよ」
浦野 聡美:やや目を背けながら。「……綺麗だね、浴衣。似合ってる」
魚見 あん奈:「……わっ」嬉しそうに笑い、ニヤニヤっとする。「ふ~ん?」
魚見 あん奈:「そういうこと言ってくれるんだ。嬉しいな」
浦野 聡美:「フーンてなんだよ、フーンて」
魚見 あん奈:「だって、意外だったから」くすくすしている。
浦野 聡美:「そうなの?」
浦野 聡美:「確かに言いなれてはないかもな……魚見はよく言われてるけど」
魚見 あん奈:「よく言われてても、浦野くんから褒められたのは初めて」
魚見 あん奈:サンダルで一歩踏み出し、くるりとキミに振り返る。「だから嬉しい」
浦野 聡美:「……」「なら、言って良かった」
浦野 聡美:「内面をほめるってことは、外面をほめないって事じゃないもんな」
魚見 あん奈:「ふふふふ」笑う。「ねえ、なに食べよっか? お好み焼き、タコ焼き、イカ焼き…」
浦野 聡美:「焼いてばっか」笑う。「行こう行こう! 全部行こう」
GM:そしてキミ達はお祭りの中に飛び込んで、さまざまな屋台をめぐって楽しむ。
浦野 聡美:「舌がゾンビになる~~~」メロン味のかき氷を食べている。
魚見 あん奈:「あっはっはっは」買ったお面を頭につけて、こっちはレモン味。
魚見 あん奈:「すごい楽しいね…。他のみんなも来てるのかな」
浦野 聡美:「来てる来てる。集まろうって話にならなかったから、むしろね」
魚見 あん奈:「ああ、良いね。そういうの」愉快そうに目を細める。「誰か見つけたらどうする?」
魚見 あん奈:「隠れて、見守っちゃおうか」
浦野 聡美:「どうするって……」どちらかと言えば、こっちも見つかりたくないけども。「それ、いいかも」
魚見 あん奈:「ふふふっ!」上機嫌そうにする。「それも青春だね、青春!」
浦野 聡美:「そうそう! あんまりからかっちゃあ良くないけど、友達の恋愛ではしゃぎたいからね」
魚見 あん奈:「はしゃぎたい。17歳だからね」「そう、だから…浦野くん達に、感謝しなくちゃな」
魚見 あん奈:「楽しい思い出をいっぱい一緒に作ってもらえたでしょう? それに、ピンチを救ってくれたし」
魚見 あん奈:「私の力が、役に立つチャンスもくれた」
浦野 聡美:「そう?」ぶらぶらと歩く。食べ終わった串の入ったレジ袋が揺れる。「確かにピンチは救ったな。でも」
魚見 あん奈:食べ終わった串を持て余していたら、浦野くんが袋に入れてくれた。浦野くんを見上げる。
浦野 聡美:「魚見は最初から、自分で楽しい思い出を作ろうとしてたよ。俺たちが相手じゃなくても上手くいってたさ。絶対」
魚見 あん奈:「……えーー」
浦野 聡美:「どこもすげえ満タンだよね、ゴミ袋」
魚見 あん奈:にこにこしつつも、拗ねたような視線を向ける。「やだな、それ」
浦野 聡美:「なにがヤなの」
浦野 聡美:男といるだけだったら、串回収ストーカーの話をしているところだった。
魚見 あん奈:「私が選んだのは、浦野くん達だもの。みんな『じゃなくても』なんて、寂しい」
魚見 あん奈:手を後ろでに組む。「ね? 両想いの方が、嬉しくない?」
浦野 聡美:「……んー……これは俺の失言。ごめんな。みんなにも悪いよな、コレ」
浦野 聡美:「両思いて」「そういう言いかたはよしなさいよ」
魚見 あん奈:「なんで。わかりやすい例えじゃん」
浦野 聡美:「語弊があるでしょ、語弊が!」
浦野 聡美:ふとスマホを取り出して時間を見る。「ん……そろそろ終わりか」「最後に花火が上がるんだけど、見てく?」
魚見 あん奈:「もう終わりなんだ…」寂しそうに呟いてから。
魚見 あん奈:「見てく!」元気に答える。「絶対見たい」
浦野 聡美:「あっというまだったなー……」多くの焼きを一個ずつ食べ比べたりしていた。「ハハ。じゃあこっち」
浦野 聡美:やけに明るいメインストリートから外れ、適当な開けたところへ。
魚見 あん奈:おみくじを引いて、印刷ミスのくじを引き、『よくあることなんだよね』と苦笑した。
魚見 あん奈:楽しそうにきょろきょろしつつ、キミについてくる。
GM:地元の住民は思い思いの穴場を知っているため、メインストリートから外れると一気に人気が少なくなる。
浦野 聡美:「別に、秘蔵のスポットってわけじゃないけど。地元だからさ。誰だってそれなりの場所をそれぞれ見つけてるもんなんだよね」
浦野 聡美:「ま~海のある街だしね! そっちで花火を上げれば見にくい場所の方が少ないんだ!」
魚見 あん奈:「なるほど…」きょろきょろする。「良いね。海辺の、こういう街に住むのははじめてだからさ」
魚見 あん奈:「ここは浦野くんが知ってる、絶景スポットなんだね」
浦野 聡美:「でも、おばあちゃんの家があるんでしょ? あんまり遊びには来なかったんだ?」
浦野 聡美:「ん、そうだね。混まないところが特にいい」
魚見 あん奈:「小さい頃はよく来てたんだけどね」夜空を見上げている。「小学校の半ばくらいから、あんまり来なくなってて…」
魚見 あん奈:「私の家、引っ越しも多かったし。…私のせいでね」苦笑する。
魚見 あん奈:「今は、引っ越したくないって思ってるよ。本当だよ」
浦野 聡美:「そういうもんだよなあ、親せきの家って」親せきの家については親に連れて行ってもらうものの印象がある。
浦野 聡美:「ええと、それに……」「……俺も、引っ越してほしくないかな」
魚見 あん奈:「……、……うん」
魚見 あん奈:目を細める。「今のは、本当に嬉しかった」
魚見 あん奈:「ねえ、浦野くん」
浦野 聡美:「嬉しいって言ってもらえると俺もうれしい……ん?」
魚見 あん奈:「私はこれからも、ずっと《特異点プリマステラ》でさ、その力はずっと私について回るんだろうけど…」
浦野 聡美:「うん」
魚見 あん奈:「あの朝…。浦野くんに話しかけたのは、夏マンくんとデバウアー星人と出会うことまで見越して、」
魚見 あん奈:「運命がそうさせたのかな。…どうして、私は浦野くんに、海水浴に行こうって言ったのかな」
浦野 聡美:「どうして、か。どうしてだろう?」「俺もそれが分からなかったから、正直びっくりしたよ、あの日は」
魚見 あん奈:夜空を見ている。海が近く、星が瞬いている。その星を吸い込みそうな瞳。
魚見 あん奈:「うん? ふふ」くすっと笑う。「そうだよね。すごく仲良しでもなかったもの」
浦野 聡美:「でも、そうだな……いくら特異点だからって、そのときなんとなく遊ぶ相手まで全部運命で決まるとは思えないな」
魚見 あん奈:「…そう思っていいかな?」
浦野 聡美:「いいと思いたいかも。俺も」
魚見 あん奈:「うん…、」
魚見 あん奈:「じゃあ、そういうことにしたって、いいよね。両想いだもん」嬉しそうにする。「私自身が選んだんだよ」
魚見 あん奈:「あのとき、浦野くんを誘った私は、私だけの意志で決めた私」
浦野 聡美:「照れる。なんかムズムズするっていうか……」「そう言ってくれて嬉しいよ」
魚見 あん奈:「……ねえ。まだ、8月はこれからだもん」
魚見 あん奈:「まだ、まだ楽しんだっていいよね? まだ、これからだよね?」
魚見 あん奈:「17歳の夏はさ!」
浦野 聡美:「だね」「超絶これから」
浦野 聡美:「それでさ。その特別な時期の……君は特別な一等光る星なわけで」
魚見 あん奈:「ふふっ!」子供っぽく笑う。「うん、うん」
浦野 聡美:「俺はなにもそうじゃないけど……でも、特別になりたいと思ってしまってる」
魚見 あん奈:「うん……、………」子供っぽい顔が、まじまじと浦野くんを見つめる。
浦野 聡美:「これからもたくさん遊びたいと思ってるんだ……できれば、あー、夏以降も……できうる限りに……」なんらかの言葉選びに苦戦している。
浦野 聡美:「つまり……」
魚見 あん奈:「……つまり?」
浦野 聡美:「好きで、つきあいたいってこと」
浦野 聡美:「です」
魚見 あん奈:「………」
浦野 聡美:「……」言い終えてしばらく固まっている。伺うように。
GM:待ち構えたようなタイミングで、打ち上げ花火が上がる。
浦野 聡美:「うおっっっ」
GM:口笛のような音、破裂する音。そして、夜空に大輪の花が咲く。
GM:色とりどりの光が、キミ達を照らす。
魚見 あん奈:「………」ぐいっと手を伸ばして、キミの手を掴む。
魚見 あん奈:つなぐというか、ぎゅっとキミの指を握る。
浦野 聡美:「わっ」「……」指をしばらくもじもじともがくように動かし、やがて収まる。
魚見 あん奈:「……ふふ、ふふふ……」隣で、くすぐったそうにニヤニヤと笑う。
浦野 聡美:「……なンだよ。返事してくださいよ」
魚見 あん奈:「だって、なんか……」
魚見 あん奈:「もうちょっと、浮かれてたいから」
魚見 あん奈:「これって……ねえ、私も浦野くんのこと好きなのかな」
浦野 聡美:「出来ればそうだと嬉しいんだけどな」「今からでも全然かまわないけど」
魚見 あん奈:「うん……」指を掴んだまま離さない。「いいな。ふふ…今の浦野くんをひとり占めしてたい」
魚見 あん奈:「両想いって、言ったもんね」
GM:破裂音がいくつも響く。星の代わりに、大輪の花がいくつも夜空を鮮やかに染める。
浦野 聡美:「ん……」掴まれていない指を彼女の手の甲に重ねる。「言ってた。聞いたし」
魚見 あん奈:指を掴んでいたのがほどけて、キミの手のひらにそっと重なって、手をつなぐ。
浦野 聡美:花火を見る。「今年が一番きれいだ」
魚見 あん奈:「うん」花火を見上げる。「一番…ふふ」「一番、好きになった」
浦野 聡美:どこかあいまいでいたずらな彼女の言葉を確かめるように、たしかに手を握り返した。
───────
GM:シーンを終了します。


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ED5

GM:合同EDです。
GM:----
GM:8月1日。
GM:U市駅前。デパート『百貨店いとう』。
GM:突き抜けるような青空、降り注ぐ太陽の熱気。
GM:蝉の鳴き声に酔いしれて、真夏。
GM:屋上にて、いつものようにキミたち4人は集まっていました。
浦野 聡美:「あっっっぢい~~」
GM:先ほど、支部長がアイスを差し入れてくれたが、今にも溶けそうだ。
余目 長流:落ちものパズルをやりながら、口にパピコ(マスカット味)を咥えている。
浦野 聡美:「やべやべやべ」早く食べちゃわなければ!
余目 長流:「そりゃ、最近のお前と魚見ちゃんの仲がか?それともハッチと湖東ちゃんの仲?」
夏マン:「硬いな、このアイスは……組成が興味深い」じっと見ている。
蜂屋 忍:「いやナニイッテンノ」
余目 長流:「暑くてよろしい事だよっ。ふっ」
浦野 聡美:画面の前は特等席だ。雨で筐体が濡れず、日差しで画面が見えなくならぬよう……必然、四人で近くに固まっている。
余目 長流:一瞥しなら言う。
余目 長流:「夏祭り」
蜂屋 忍:「それは……まあ……」
浦野 聡美:「なんで俺と忍なだけなワケ?」
青葉 由吉:「えっなんかあったの?」ばっと顔を上げる。
蜂屋 忍:もごもごと口ごもる。
夏マン:かちかちと硬い紫色のバーを歯で噛んでいる。噛めない。
蜂屋 忍:「あっ、夏マン無理に噛みすぎんなよ、歯痛めるから……」
蜂屋 忍:「なんかというか……」
余目 長流:「あ。それ鈍器にもなるヤツじゃん。青葉ちゃん好きだよね~」
蜂屋 忍:バニラのアイスをかじって飲み込み。
夏マン:「鈍器を冷凍して販売しているのか……」ほどよくかちかち。
青葉 由吉:「まあ、今日選んだのはこいつだけどな」
浦野 聡美:「アイスは固い方がウメーから」持論。
夏マン:「うむ、色合いに興味を抱いた」
蜂屋 忍:「行きましたけど……湖東と二人で……」
余目 長流:レバーを動かす指先の動きは霞むように速いが、問題なく会話をしている。
蜂屋 忍:「お祭り……」
青葉 由吉:「俺はコンビニ限定のサクレの方が…」この間、ひとりで喋っている。
青葉 由吉:「えっ!?」
浦野 聡美:「え!?」「今サクレってコンビニでしか売ってないの!?」
夏マン:「それほど驚くものなのか、祭りというものは」
余目 長流:「今サクレはどうでもいいし、サクレ自体はスーパーにも売ってるよ」
夏マン:「海水浴とどちらが上だろうか」
浦野 聡美:「乾ききってるよツッコミが」
余目 長流:「二人きりだからな。初デートじゃん」
青葉 由吉:「フレーバーねフレーバー。コーラ味」「じゃなくて、じゃなくて」
青葉 由吉:「そうだよ、ハッチの話!」
蜂屋 忍:「デート……」
蜂屋 忍:「デートだったのかな……」
浦野 聡美:「お祭り行ったんか~!! 見つけたかったな~」
夏マン:「デートというものは、担当する対象と共に二人でなにがしかの活動を行うことを……」舐めている。
青葉 由吉:「分かってるから、分かってるからな」自分で言って自分でツッコむ形になる。
余目 長流:「デートでしょ。え?じゃなきゃなんだと思ってたの?」
蜂屋 忍:「わからん……付き合ってるわけじゃないし」
蜂屋 忍:「今、どういう関係なのか……自分でも……」
余目 長流:なんか、信じられないものを見るかのような貌。
浦野 聡美:「夏祭りに男女二人で行って本当に両方ともその気がなかったらさすがにどうかと思うぞ……」
蜂屋 忍:「へ~……」
蜂屋 忍:じとーっとさとみーの方を見て
余目 長流:「付き合ってる訳じゃない。とか、言ってたら、そのうち他の野郎に取られるよ、マジで」
蜂屋 忍:「じゃあさとみーもその気だったわけですか」
浦野 聡美:「まあ、なんか名前を付けられないというか、定義できないのが感情ってのもわかる話だけど……」
夏マン:「質問だが、付き合うというのは……」言おうとして、自分で自分を遮るように口を手で押さえる。
浦野 聡美:「は? そうだが? その気だったが??」
青葉 由吉:『あとで解説してやっから!今いいとこだから!』自主ツッコミ(脳内)
浦野 聡美:完全に開き直っている。
余目 長流:こいつら。と軽く溜息をつく。2連鎖、3連鎖、4連鎖とブロックを消していき。
夏マン:「しかし話題の前提条件を知らなければ会話に入れない」自分に話しかけている。
夏マン:「私は君たちと会話がしたい」
浦野 聡美:「その気じゃないわけ……なかったが!?」
蜂屋 忍:「そっちはそっちでなんか複雑そうだな……感情が」
青葉 由吉:「もう、こいつってば、皆のこと好きなんだから~…!」自分で懊悩している。
浦野 聡美:ユキッチを見てゲラゲラ笑っている。
青葉 由吉:「誰か俺に、付き合うってどういうことなのか説明してやって」
浦野 聡美:「むっちゃ面白くなってんじゃん!!」
余目 長流:「付き合うとは……双方合意の上で、今後の人生を共に歩んで行く。みたいなののお試し期間。みたいなもんかな」
青葉 由吉:「うるせー!!真剣なんだからな!!」
夏マン:「……なるほど、儀式的なものか」
余目 長流:「これでも、まだ重いけどな。まあ、大体そんなもんよ」
蜂屋 忍:「ようすいすい説明できるな!?」
蜂屋 忍:「改めて説明されるの聞くと恥ずかしいわ……!」
青葉 由吉:「で?で?ふたりともどこまでいったんだよ」
余目 長流:「夏マンに聞かれそうな事は、ある程度は考えてあるよ。これからも、ありそうなんだから、こういう事」
夏マン:「しかし彼らはその儀式を完うぐっ」改めてふさがれている。
蜂屋 忍:「真面目~」
浦野 聡美:「わりとちょうどいい感じなのがこなれてるな……」「なんか辞書と実態の中間を当ててるわ」
青葉 由吉:「シーーーッッッ」
蜂屋 忍:「どこまでと言われても……」
青葉 由吉:「早くッ…俺の中の俺が…!暴走を始める前に…!」
蜂屋 忍:「ユキッチ~、気を確かに持って~」
蜂屋 忍:適当に囃し立てつつ。
蜂屋 忍:「……正式に告りました。断られてはないけど、保留状態です」
蜂屋 忍:「夏祭りは一緒に言って、楽しかったよ。俺は以上。さとみーはー?」
余目 長流:「はっははは。夏マンがいると良い具合に場が荒れていいねぇ」
浦野 聡美:「(キープくん!?!?)」そんなはずはないが字面だけで驚いている。
青葉 由吉:「すげえ~~~~告ったって???わかる?すげえんだよマジでモゴッ」主導権を奪われる。
余目 長流:「保留状態。とか言うけど、答えは今すぐじゃなくて良いから。とか、言っちゃったんだろ?」
夏マン:「すごいのか。ぜひ詳しく話を聞きたいところだな」
余目 長流:「相手の返答遮ってさ」
浦野 聡美:「言うけど……諸君らも洗いざらい話すように。フェアにね、フェアに」
浦野 聡美:「言ってそ~~~~~~」長流の言葉に。
余目 長流:「でも、夏祭り一緒に行ったんだったら、答え出てるじゃん!!」
蜂屋 忍:「うぐぐっ……いいんだよ、向こうだって気持ちはっきりしてなさそうだったんだから……!」
青葉 由吉:表情は夏マンくんらしい真顔だが、腕だけワクワクと動き回っている。
浦野 聡美:ウンウン。頷く。
蜂屋 忍:「ゆっくりやってくって決めたの!」
夏マン:「儀式は状況により延期されることもあるのだな」
浦野 聡美:「器用だなおまえ……」首の上と下を見て。
余目 長流:(湖東ちゃんも前途多難だな)
余目 長流:「んで?浦野聡美は?」
浦野 聡美:「浦野聡美ですか? 浦野聡美はまあ……」
浦野 聡美:「…………」
浦野 聡美:「つきあっ……、てますね。一応」ぎこちない。
蜂屋 忍:「おーっ!……一応?」
青葉 由吉:「うおおおお」立ち上がる。
余目 長流:(なんで一応とか、つけるかな、こいつら)
夏マン:「儀式が完遂された例か」その動きのまま、こちらも盛り上がっている。
余目 長流:「……君達」
浦野 聡美:「いや、自信がないとかじゃあないんだぜ?」
浦野 聡美:「なんていうか……遊ばれてる?」「いや、これは言いかたが良くないな!? からかわれてる、と言おう」
余目 長流:パピコをちゅうちゅう吸いながら、呆れた目で見ている。
余目 長流:「智砂ちゃん先生(バレ前)じゃあるまいし」
青葉 由吉:「魚見さんってそういう人なの…!? 転校生だもんな……」
夏マン:アイスがようやく噛めるようになってきたので、もぐもぐしている。
青葉 由吉:「大人っぽいもんな……」しばらく意識を失っていたので、みんなより距離感が遠いのだ。
蜂屋 忍:「いや……この場合のからかわれてるは……」
蜂屋 忍:「もっとじゃれ合い的なものを感じる」
浦野 聡美:なんとなく転校元のことを超絶大都会だと思うイメージが共通している。
夏マン:「距離感が縮まったからこその、コミュニケーションの一種ということだろうか」もぐもぐ。
蜂屋 忍:「そうそう、それそれ」
蜂屋 忍:「率直に言うといちゃついてやがんな?とね」
青葉 由吉:「マジかよ、すげーな聡美…」もぐもぐ。
夏マン:「質問だが……」遮られるかもと思いながら。
余目 長流:「ははっ、ハッチも岡目八目って言う諺が良く似合うなぁ」
青葉 由吉:「なんだよ夏マン」自分で聞く。
浦野 聡美:「……」「そうか、そうなるよな……言われてみれば。もうちょっと強気で立ち向かおう」
夏マン:「いちゃついているとは……?」
蜂屋 忍:「仲良くしてるのパワーアップバージョン」
夏マン:「なるほど、なるほど」真剣な顔で聞いている。
青葉 由吉:「こいつこんな調子で……」パッと表情が変わる。
青葉 由吉:「みんな、マジで俺じゃないって気付かなかったの?」
蜂屋 忍:「そ、それは……」
蜂屋 忍:「海に浮かれてて……」
蜂屋 忍:流石に申し訳無さそうに。
浦野 聡美:「俺今から心配だよ」「どうする? 親同士で由吉が最近スゲー腹話術うまいって話題で盛り上がってたら……え? なに?」
余目 長流:「お、俺は一応疑ってたよ」
余目 長流:「レネゲイドが変な風に繋がっちゃったかなー。って」
浦野 聡美:「ああ、夏マンの?」「あー……。あとで考えるか、とは思ってたな……」
余目 長流:「でもノリ良かったし、直に治るだろうから、いいかなーって」
青葉 由吉:「おい夏マン、心配されてんじゃん!」自分に言う。
夏マン:「……?」
夏マン:「上手くやっていたと思うが……?」主張する。
浦野 聡美:「うん、うん」深く頷く。「死にかけてて宇宙人に助けられて意識を失ってるとは思ってなかったな。確かに」
浦野 聡美:「それは気づいてなかった」
青葉 由吉:「まあ…それはそうか…」
夏マン:「確かに、君ほどこちら流の会話の流れについていけはしていなかったとは思う」
夏マン:「だが、それを許してくれていた君たちに、感謝をしているよ」
余目 長流:「それで地球が救えたんだ。人には親切にしとくもんだな」
余目 長流:「十分すぎるほど、助けてもらいましたよっと」
余目 長流:五連鎖、六連鎖。ゲーム音声が響く。
青葉 由吉:「……で、だ」
浦野 聡美:「お互い様どころじゃないよな、たしかに」
浦野 聡美:「お?」
青葉 由吉:「今日みんなに集まってもらったのは他でもない……」神妙な面持ち。
浦野 聡美:「聞こう……」スチャっとメガネを上げる。
蜂屋 忍:「うむ……」両手を組んで顎の下に置く。
青葉 由吉:「お前らもそれぞれ良い感じにやってるようだがよ……」
余目 長流:「そこの二人はな」
浦野 聡美:「長流の報復絶倒三角関係トークはあとで聞かせてもらうとしよう」
蜂屋 忍:「お前はどうなってんだよ、というのは今は置いておこう」
青葉 由吉:「以下同文」
青葉 由吉:「お、……俺っていうか…」
青葉 由吉:「こいつは?!」自分を指さす。
余目 長流:口笛をピーピー吹いて誤魔化す。
青葉 由吉:「何しちゃったと思う!?」
余目 長流:「あぁ、そっか。いや、そういや基本的なこと聞いて良い?」
蜂屋 忍:「それなんだよな~……」
蜂屋 忍:頭を抱える。
夏マン:「?」
余目 長流:「青葉ちゃんは藤枝ちゃんの事どう思ってんの?」
青葉 由吉:「う」のけぞる。
余目 長流:「それでアドバイスとか作戦変わるっしょ」
浦野 聡美:「マジ完全に記憶ないんだな……」
蜂屋 忍:「これ、聞くの三回目ぐらいなんだよな……実は……」
浦野 聡美:「つか夜にカノジョを呼び出したのはマンじゃないんでしょ? 偶然すか? 当時二人でいたのは」
余目 長流:「夏マンには聞いたもんな」
夏マン:「ああ、話をした記憶がある」
青葉 由吉:「よ」
青葉 由吉:「呼び出しましたけど~~………」
青葉 由吉:「………」「…まあみんな言ったわけだもんな……逃げられねえよな……」
青葉 由吉:「こ」「告れるなら告りたかったですけど~~!?」
浦野 聡美:「キャッ~!」「やっぱリンケージマインドしようとしてたんだ!」
浦野 聡美:キャッキャッ
夏マン:「……まさか、あの時」
夏マン:「まさに儀式が行われようとしていた……?」おののいている。
青葉 由吉:「オカルトみたいに言うな!!」その姿勢のまま自分で叫ぶ。
夏マン:「それは……申し訳ないことをしたかもしれない」同じ姿勢のまま。
夏マン:「しかし、仕方がなかったのも事実なんだ」
余目 長流:「なぁ、これ地味に修羅場じゃねえの?」
青葉 由吉:「いや…まあ。いいんですよもうそれは」姿勢を戻す。
余目 長流:夏マン&青葉ちゃんを見て、二人の矢印を藤枝ちゃんに。
浦野 聡美:「まあ、一時中断で済んだんだからよっぽどいいだろそこは」「そうそう」
青葉 由吉:「それな?」自分でもナガルに頷く。「そこなんだよ」
蜂屋 忍:「その……ね?そこ、ちょっと謝らんとならんのだけど……」
浦野 聡美:「修羅場……修羅場か」「長流が言うならそうなのかもな……」
蜂屋 忍:「俺、だいぶ長いこと夏マンのこと気づかんかったから」
蜂屋 忍:「ふっつーにめちゃめちゃ応援しちゃってたっていうか……」
青葉 由吉:「いいやつ……」
夏マン:砂の城のことを思い出していた。
余目 長流:「修羅場ってのはな。一人の異性に対して二人以上の求愛者がいて、骨肉の争いになるかもしれない。ってとこな」
浦野 聡美:「それは確かに。ごめんだわ」「別人だとは思ってなかったよなあ~当時……」
夏マン:「ああ、ありがたい。またひとつ学んだ」
夏マン:(……? 余目長流も確か……いや今はいいか……?)
浦野 聡美:「骨肉るか? フジエダ女史から見たら、由吉と由吉と自分の三角関係だとは思わないべ」
浦野 聡美:「由吉の気持ちの問題は察するに余りあるけれども」
蜂屋 忍:「そこなんだよなあ」
蜂屋 忍:「まず藤枝にどう説明しようね」
夏マン:「ああ、まず」片手を挙げる。
蜂屋 忍:「流石に正直に事情を話すわけにもいかんし」
青葉 由吉:「ぐぅおおお」挙げたまま唸る。「おう。どうした夏マン」
余目 長流:「ま、どうあれ。夏マンはなんか約束してたんだろ?それは果たすべきだと俺は思うね」
夏マン:「私については、基本的にこれ以上彼女に何か行動を仕掛けようというつもりはない」
夏マン:「そう、その約束以外については、か」
夏マン:「あとは青葉由吉に任せる。それが筋だろう」
浦野 聡美:「えっ肉体の主導権を奪われて強制的に体が動かされた時の悲鳴……?」唸り声におののく!
夏マン:「藤枝さんの中の一貫性についても、それが妥当であると思う」
浦野 聡美:「んああ、夏マンは最初っからそうやってずっと言ってたね」
青葉 由吉:「いや…待ってくれ」もう片方の手を挙げる。「俺の意見だ」
夏マン:「聞こう」結果的に両手を挙げている。
余目 長流:「はい。青葉ちゃん、どうぞ」
青葉 由吉:「俺の…彼女への気持ちは、正直、一方的に見て憧れてたって部分が多い」
余目 長流:「万歳姿が素敵だぜ☆」
浦野 聡美:「もう赤あげて白あげちゃってるじゃん由吉」「ほぅほぅ」
青葉 由吉:「実際に、彼女と仲良くなったのはこいつなんだろ。だから、なんというか…」
青葉 由吉:「呼び出したのだって、彼女の感じをこう…探りたくって…」ゴニョゴニョする。
青葉 由吉:「…いや違う。つまりだな、今なら引くこともできるってことを言いたいんだ」
蜂屋 忍:「ユキッチ、お前な……」
夏マン:「引く?」
余目 長流:「命を懸けて女を守った男が、今更そう言う事言う!?」
浦野 聡美:「いや、分かる。分かるぜ」「恐怖だよな。夏マンよりウケなかったらどうしようって……つまりそういうコト」
夏マン:「引いてどうするというのだろうか。この身体の持ち主はそもそも君であるし」
夏マン:「私は……元来ああしたこの星の人間とは異なる在り方の者だ」
青葉 由吉:「そう、そう、そうなんだよ、聡美……!」遮る。
夏マン:「むぐ」
青葉 由吉:「そして、その上で、こいつに聞きたい」挙げた両手で自分を指さす。
浦野 聡美:「ホント器用ね君」
青葉 由吉:「このまま藤枝さんと話さず帰っちまっていいのか?」
余目 長流:「ん?帰るって?誰がどこに?」
余目 長流:「いや、流れからわかるが、なんで、そう言う話に?」
浦野 聡美:「そっちの心配優先かよ!!」「あ、確かに。帰る……んだ?」
浦野 聡美:「宇宙? に?」帰り先のイメージがつかない。
蜂屋 忍:「……行っちゃうのか?」
夏マン:「そうなるな。元々は、宇宙空間を回遊していた身だ」
夏マン:「……ただ」
夏マン:「青葉由吉は、止めたがっていたようだ」
余目 長流:「えぇ~!?地球面白いぜ。まだ見せたいとこは沢山あるんだけど」
余目 長流:「映画館にビリヤード場だろ?水族館に動物園。満員電車だってまだだろ」
余目 長流:「カラオケだってまだ行ってねーよ」
蜂屋 忍:「満員電車はいいだろ」苦笑しながら
浦野 聡美:「地球のスケールでいうことじゃなくない!?」「もっと別の街とか外国じゃないのかよ」
夏マン:「電車が満員になるのか」興味。
浦野 聡美:「ま、たしかに満員電車以外は全部行きたいけどさ」
夏マン:「……もし、許されるのなら、また戻ってきたいと」
夏マン:「そうも思うようになった」
夏マン:「そうだな。君たちと行ったことのない場所がまだたくさんある」
余目 長流:「せっかく友達になったんだしさ。青葉ちゃんに悪いってなら、たまになら俺についても良いぜ」
夏マン:「満員の電車というのも……どの程度をもって満員というのだろうか……」考えている。
浦野 聡美:「ハハ、それいいな。順番にするか?」
夏マン:「! 可能なのだろうか。そうか……」
蜂屋 忍:「俺もできるなら残ってはほしいけどさ」
蜂屋 忍:「夏マンにも、事情とかいろいろあるんだろ?」
浦野 聡美:「いやぁ案外、由吉が特殊能力者なパターンもあるかもだけどね」
夏マン:「ひとつ。あのデバウアー星人のような存在がもしまたこの周辺に来るというのなら」
夏マン:「私は彼らが地上に至る前に対処せねばならないと考えている」
浦野 聡美:「事情ねえ。そうか、デバウアーを見つけたからわざわざ来てくれたんだもんな」
浦野 聡美:「じゃあその仕事……? に戻るのか。地上で問題にならないように」
夏マン:「それが一番良い関係になるのではないか、と考えてはいるな」
余目 長流:「そっか。異星人からしたらオーヴァードが沢山いるこの星は、もしかして宝の山か」
夏マン:「軌道上を去るわけではない、また降り立つこともできる」
浦野 聡美:「その辺はさすが宇宙人だ」
余目 長流:「つまり地球を見守ってて、偶には顔見せる事も出来るって?」
夏マン:「そう、できるものなら……」珍しく言いよどむ。
夏マン:「そう、したい、と思う」
夏マン:「叶うだろうか? 私は、あくまで余所者だ」
夏マン:「通りがかりの惑星を、偶然気に入り守りたくなっただけの……」
蜂屋 忍:「余所者なんて」
蜂屋 忍:「今更言うなよ、馬鹿」
蜂屋 忍:「友達だろ!」
夏マン:「……ああ」瞬き。
浦野 聡美:「そうだよなぁ!? 夏マン歯切れワッルいって!!」
余目 長流:「俺が守ってやったんだ。気に行ったんでしばらくいるぜ。って振舞っちゃいなよ」
夏マン:「ああ。そう、そうだな」
余目 長流:「どうも、俺の友人共は絶対大丈夫なとこで歯切れが悪くなる。類が友を呼び過ぎでは?」
浦野 聡美:「また行きて~ってなったら来たらいいよ」「家主? は今のところ由吉だけどさ」
夏マン:「私は君たちと友情と呼ばれる関係を結んだ。それは確かだ」
夏マン:「だから、だからこそ守りたいと思う」
浦野 聡美:「それは好きな女子を一人に絞れない野郎のことかね、余目長流くんや」
夏マン:「もし都合の良い時があれば、頼みたい。青葉由吉」自分に。
余目 長流:「人生は長いんだ。関わった全員幸せにするためには慎重にやらなきゃなんだよ」
青葉 由吉:「ん、…おう。当たり前だろ!いいぜ全然」
夏マン:「ありがとう」
青葉 由吉:「だからあんたもいちいち気にすんなよ!」「宇宙人を憑依できるなんて、漫画の主人公みたいでカッコいいし…」
夏マン:「そうだな。反対に、君が望むなら私は応えよう」
余目 長流:「ああ、そうだ。これは知ってると思うけど、俺達の寿命は80年が良いとこだからな」
余目 長流:「宇宙スケールでたまに立ち寄る。とかするなよ」
夏マン:「必要であれば、私の力を使うといい」
浦野 聡美:「そうそう。お前超強くなってたぜマジで」「真の力開放って感じだった」
蜂屋 忍:「放っておくと俺たちだけ爺さんになっちまうからな~」
青葉 由吉:「マジで…??」らんらんとする。「それは良いな…!すげー興味あるな…!」
浦野 聡美:「夏マンの老化、想像つかねえ~~」
浦野 聡美:「……」ふと我に返る。「……藤枝の話は?」
青葉 由吉:「それ!!」指さす。
蜂屋 忍:「それなんだよなあ」
蜂屋 忍:「さっき、なんか」
浦野 聡美:「あぶね。なんも解決してないけど満足してた今」
蜂屋 忍:「二人共身を引こうとしてなかった?」
青葉 由吉:「……だって……」目を逸らす。
浦野 聡美:「そんなことある!?」
余目 長流:「なんか、もうさ。藤枝ちゃんがどう思ってるか?じゃない、これ」
青葉 由吉:「……そうだ。よし、聞いてくれ」
浦野 聡美:「聞くか、改めて」
青葉 由吉:「俺、何が怖いかって言うとさ~…。さっき聡美が言ったとおりで…」
青葉 由吉:「夏マンくんがすごく藤枝さんと盛り上がってたら、俺、過去の自分に太刀打ちできないじゃん?」
蜂屋 忍:「それは……」
蜂屋 忍:「正直、想像もつかない怖さだな……」
浦野 聡美:「自分に寝取られてる……」
青葉 由吉:「急にすげーつまんない男になったと思われたらさあ~…!」「やめろよ怖いこと言うなよ~!」
余目 長流:「青葉ちゃん。それは違くない?1回盛り下がったから、諦めるわー。って言ってるようなもんじゃん」
夏マン:「心配することはない、青葉由吉。君は非常に興味深い人間だ」
余目 長流:「そんなの、次に挽回すりゃいいでしょ」
夏マン:「彼女にとってもそうであると私は思っている」
青葉 由吉:「うぐぐぐ…。褒めてくれるのも励ましてくれるのもありがたいけどよ…」
蜂屋 忍:「そうはいっても、怖いもんは怖い?」
青葉 由吉:「…違う」「これ、たぶん、ここで俺らが話し合ってるだけじゃ解決しない問題だ」
浦野 聡美:「夏マンが相当なおもしろ宇宙人だしな」「そもそもいくら同じ体でも、連続性のある自分だとは思い難いよそりゃ」
浦野 聡美:「オッ核心」
青葉 由吉:「だから」スマートフォンを取り出す。「夏マンが、藤枝さんと話してるところを……聞く!」
青葉 由吉:「それで…引くか……挽回覚悟でブチ当たるか………判断………する!!」
浦野 聡美:「そうなるんだ」
余目 長流:「席外そうか?」
青葉 由吉:「怖いもんは怖いッ」早口。
浦野 聡美:「そう……なのか? そうなのかも……しれない?」
余目 長流:「夏マン、聞かれたくなかったり、3人きりの男の勝負なら、下のカフェ(冷房が効いてる)で待ってるけど」
夏マン:「……私が話せば解決するものなのか」スマートフォンをまじまじと見る。
夏マン:「いや、いい。皆がいてくれた方が思わぬ事故も防げるだろう」
浦野 聡美:「(夏マンはなんか、由吉本人でぜんぜん大丈夫だろって感じだよなァ)」これまでの話しぶりから。「いいんか、いて」
夏マン:「青葉由吉が望むなら。私は……むしろ、聞いてほしくもある」
蜂屋 忍:「……ユキッチはいいの?」
青葉 由吉:「いい」
青葉 由吉:「みんなで受け止めたい……」
青葉 由吉:「俺のこれからを一緒に考えてほしい……」
浦野 聡美:「俺たちも受け止めることになっちゃった」
蜂屋 忍:「重いよ。いや重いが」
余目 長流:「はいよ。じゃあGO。善は急げだ」
浦野 聡美:「受け止めるか~~~!」
夏マン:「では、かけるぞ」
浦野 聡美:「決まったらテキパキしてるね!?」
夏マン:特に躊躇もなく、連絡帳から名前を探す。
浦野 聡美:「あんまり茶化さないモードにはなったるわ。せめてもの情け……」
夏マン:自分から連絡をしたことはなかったはずだ。向こうからは、一度。
夏マン:呼び出し音が鳴る。
藤枝 梨々子:しばらくして。通話が繋がれる。
藤枝 梨々子:『もしも~し!フジエダだよ~!』
夏マン:「ああ、青葉由吉だ」嘘をついた。
夏マン:「今は時間を取れるだろうか」
藤枝 梨々子:『青葉由吉くんだ』あはは、と笑う声。『うん、いいよいいよ!なーに?』
藤枝 梨々子:『良いアイデアでも思いつきましたかね~』冗談めかした声。
夏マン:そういえば何を話せば、と一瞬思ってから。
夏マン:「あ、ああ、そうだ。先日の相談の件について」
夏マン:「去る相手を引き留めるかどうか、だったな」
藤枝 梨々子:『そう!』きっと、身を乗り出す仕草をしているのだろう。『そうでございます!』
夏マン:「よく考えたのだが……これは比喩としてだ」
藤枝 梨々子:『うんうん?』
夏マン:「私は、引き留められたときに嬉しかった」
夏マン:「比喩としてだ」
藤枝 梨々子:『おう?』首を傾げる。『比喩でね』
藤枝 梨々子:『比喩で…青葉くんは、引き留められたときに嬉しかったの?』
夏マン:「ただ、サンプル数が少々少ない」
夏マン:「私がもし、このまま遠くに行ってしまうとして」
夏マン:「君がそれを引き留めてくれた場合に、私がどう感じるのか」
夏マン:「それを確認してから答えたいと思った」
藤枝 梨々子:『ぅえっ』素っ頓狂な声。
藤枝 梨々子:『わっ、わたしが…!?』
夏マン:「そうだ」
藤枝 梨々子:『うわわわわ…あはははは……』照れている。『わたしに言われて、どう思ったか、確認してから…』
藤枝 梨々子:『うは~~』
藤枝 梨々子:『えっと…あっ、ちゃんと答えるね。あははははは…』
藤枝 梨々子:部屋の中を、ぐるぐるてくてく歩きまわっている。『青葉くんが…』
藤枝 梨々子:『遠くに行っちゃったら、寂しいな』
夏マン:「……」
藤枝 梨々子:『それって、もう会えないのかな?』
夏マン:「どうだろうか。状況にはよるが……」
夏マン:「茜とヴィクトール王子はどうなる?」
藤枝 梨々子:『二人は…』間が空く。
藤枝 梨々子:『わたしは、もう会えなくなるんじゃないかなって思ってました』
藤枝 梨々子:『じゃないと、悩まないよね?』
夏マン:「そうか」
夏マン:「君は、会える」
藤枝 梨々子:『…おお』
夏マン:「青葉由吉は、ずっとここにいる。比喩だからな」
藤枝 梨々子:『会える?』にこにこしている。『あはは、そうだよね』
藤枝 梨々子:『あのね、おばあちゃん家から戻ってきたから、フジエダ、いつでも遊べますんでね!』
藤枝 梨々子:『よろしゅうなり!』
夏マン:「……ああ」
夏マン:「君が海に誘われた時、青葉由吉は笑っていただろう」
夏マン:「あの笑顔を、君はまた見ることができるよ」
夏マン:「きっと、これからずっとだ」
藤枝 梨々子:『うっへっへっへっへ』『それでフジエダが喜ぶと思ってんのか~?』
藤枝 梨々子:『まあ、喜んでしまいますけどねー!』
夏マン:無理やりにはめ込んだ笑顔のことを思う。そんなものよりも、ずっと、価値のあるあの顔を。
夏マン:「喜んでくれ。彼は……」
夏マン:何度も、何度も怪狼から立ちふさがった彼の姿を。
夏マン:「彼は私が誰よりも尊敬している相手だから」
夏マン:「今のは冗談だ」付け加える。
夏マン:どう言えばいいのだろう。暗い宇宙を飛んで、母星によく似た星を見つけた。
夏マン:その星は実のところ、母星とはまるで違っていて、まるで理解できないはずの人々が暮らしていて。
夏マン:少しだけ触れて、理解ができた気がして。
夏マン:戻ってきてもいいとすら言ってもらえて。
夏マン:「私は君たちがとても好きだから」
夏マン:「また、皆で遊ぼう」
夏マン:ふと、ぎこちない笑顔を見せる。電話越しではきっと見えないだろう。
GM:それでも、キミは笑っていた。青葉由吉のものでもない、この惑星で得た、キミだけの笑顔だった。

GM:こうして、キミの夏は終わった。

GM:U市。海沿いに位置する田舎町。
GM:海が綺麗と評判で、夏は海水浴客で賑わう。
GM:突き抜けるような青空、降り注ぐ太陽の熱気。
GM:蝉の鳴き声に酔いしれて、真夏のビーナスはどこにいる?

GM:昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
GM:世界は繰り返し時を刻み──そして今年も夏が来る。
GM:青春を臨む俺らのもとに、キミが落っこちた。


ダブルクロス The 3rd Edition『夏マン』 了



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本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
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