そして、闇夜へ漕ぎ出して


PC1:“因果夜船(シンギュラルアーク)雨堂 聖理(うどう きより)(キャラシート)PL:馴染
PC2:“アウトバースト(待ったなし)筧正臣(かげいまさおみ)(キャラシート)PL:ロケット商会
PC3:“スターオブライフ”鵜曇憂子(うくもり・ういこ)(キャラシート)PL:めかぶ
PC4:“Desever”伊宇摩枯栖(いうま かれす)(キャラシート)PL:白金

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し解きを刻み、変わらないように見えた。だが、人々の知らない所で。
世界は大きく変貌していた。

審判が下る。
全ての過去に追いつかれる時が来た。
希望の光は絶え、星々は地に沈み、この街に暗黒の夜が訪れる。

しかし、それは決して終わりではない。
受け継がれるのは呪いだけでなく。
願いもまた間違いなく、過去から託された物なのだから。

絶望の雲を払い、燃え尽きぬ正義を探すため

立ち上がれ、そして————

ダブルクロス The 3rd Edition 『そして、闇夜へ漕ぎ出して』
ダブルクロス———それは裏切りを意味する言葉。

GM:では『そして、闇夜へ漕ぎ出して』、はじめて生きたいと思います
GM:まずはプリプレイ、自己紹介から初めましょう
GM:PC1から順に!
GM:雨堂さん、おねがいします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYm5vt7wIM
雨堂聖理:はい! 雨堂聖理です。
雨堂聖理:星辰館高校に通う普通の女子高生……という前振りから、実際は、と続けるのもそろそろ慣れてきたな……
雨堂聖理:まあ表向きは普通の女子高生をしつつも、UGNイリーガルとしてあっちこっちに首を突っ込み、人助けに精を出しています。
雨堂聖理:過去には割と色々あり、それをみだりに振り返らず、一応前向きに善行を積み重ねていますが
雨堂聖理:誰かを助けるためには手段を選ばない所もあります。別にバレなきゃ犯罪じゃないし……
GM:バレなくても悪は悪だぞ
雨堂聖理:これはな……他人を助けるためにな……仕方ないんじゃな……
雨堂聖理:能力的にはバロールの加速・転移の魔眼を用いた強襲戦闘に適性があります。が、実のところ単純な出力はそこまで高くなく
雨堂聖理:本懐は『運命を変える』ないし『選び取る』とされる変種特異点能力にあります。
GM:変わってるぜ
雨堂聖理:データ的には《マシラのごとく》で一発カマし、《時の棺》で一発カマし、その後は《暴食の魔王》で火力を支え、というクライマックス重視型。
雨堂聖理:ただ今回は《紡ぎの魔眼》を押さえたので、今までよりはミドルも安定するかも……? どうかな?
GM:どうでっしゃろ
GM:侵食も上げやすくなるし噛み合ってる気はするね
雨堂聖理:その性質上、ミドルで武器の調達とかできないとヘナチョコなのが弱点です。財産点は豊富にあるので、調達も情報も金にあかせて倒していきたいです。
雨堂聖理:そんな感じかな……よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします!
GM:そんな雨堂さんのハンドアウトはこれだよ

・PC1(雨堂聖理さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:暗殺者
シナリオロイス:“マスターウィザード”如月聖人 推奨感情 P:有為/N:恐怖

君はほんの少し暗い過去を持つ、人助け大好きな普通の女子高生だ。
いや……女子高生だった。つい先程、“マスターウィザード”と出会うまでは。
彼は君がかつて殺した無辜の男の息子だと名乗り、君に報いを受けさせるつもりだと語った。
君は今や一人の罪人だ。

一度は彼から逃げ出すことに成功した君だが、復讐者の恐るべき執念が君を徐々に追い詰めていく。
“極星開門の儀”が終了すれば、“マスターウィザード”は今以上の、神にも等しい力を得て君へと迫るだろう。

その前に、反撃に移らねばならない。

GM:がんばれよ
雨堂聖理:報いを受けるときが来たのだ
雨堂聖理:これちょっと思ったんですけど、UGNに駆け込んだりとかは、しない? それともできない?
雨堂聖理:一応“極星開門の儀”絡みだし……
GM:それは本編を見てからのお楽しみということで
雨堂聖理:分かりました。楽しみにします!
雨堂聖理:がんばるぞー あらゆることを
GM:生きるのだ
GM:では次!
GM:PC2の筧さんにお願いいたしましょう
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2P786wIM
筧正臣:YES!
筧正臣:筧正臣、UGNの末席に所属しているエージェントで……元・警官です。
GM:元になっちゃった
筧正臣:いろいろあって上司をぶん殴って射殺し、警官は辞めました。いまは探偵をやっています!
筧正臣:ちっとも儲かっていないという噂ですが、世のため人のため……本当はやりたくないけど、困ったみんなのために働いています。
GM:上司をぶん殴って射殺、本当のことだけどこれだけ聞くと完全にヤバイやつ
筧正臣:いまはいない先輩・先代アウトバーストの遺志を継ぎ、彼のようにふるまうのがやめられません。
GM:伝承中毒!
筧正臣:言動もなにもかも荒っぽいけど、実は小心者で臆病なのが筧正臣とご理解いただければ幸い!
筧正臣:オーヴァードとしては、じつは忍者の末裔…
筧正臣:体内に仕込んだ発電器官を用いて戦います。邪毒と伝承者、範囲攻撃とバリアクラッカーが売り!
GM:邪悪な忍者!
筧正臣:高い攻撃力と強いデバフをばらまいて、ガードを無視して押し付ける戦闘スタイル!
筧正臣:と、いうような感じで今回はひさしぶりの高経験点をやっていきたいと思います。
筧正臣:以上、よろしくどうぞ!
GM:よろしくおねがいします!
GM:そしてそんな筧さんのハンドアウトはこちらです

・PC2(筧正臣さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:UGNエージェント
シナリオロイス:雨堂聖理 推奨感情P:好奇心/N:猜疑心

君は忍者の末裔であり、元警察官であり、現名探偵兼、UGNエージェントを務める青年だ。
君は事務所を離れ、雨堂聖理という少女……一応はUGNイリーガルとして登録されている……の事を調査している。

正式な依頼によるものでも、君自身が興味を抱いたからでもない。
数日前、白上光と名乗る幽霊が君のもとに化けて現れ、執拗に調査を迫ったからだ。

彼女は君の先祖と知り合いのようで、君は古の契約により彼女の願いを聞き遂げなければならないという。
放って置いてもいいが、その場合恐るべき霊障に襲われる可能性があった。

渋々調査を開始した君は、数日後。雨堂聖理と、彼女に襲いかかる怪物の姿を目の当たりにする。

筧正臣:ぎぇーっ、幽霊!
GM:忍者の末裔が仇になるみたいですね
筧正臣:こわすぎる……がんばっていかないと…
GM:ひさしぶりに筧さんが動いてるところが見たかったので楽しみにしています
GM:では次!
GM:PC3のういこちゃんお願いします!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYybiy5wIM
鵜曇憂子:ほあちゃ!
GM:カンフー?
鵜曇憂子:ハローこんにちは!鵜曇憂子(うくもり・ういこ)です。16歳の高校生UGNイリーガル。
鵜曇憂子:元・FHの実験体。愛用の武器はお父さんが開発した超大型槍型武器「命の星(アクスピレオス)」!
鵜曇憂子:お父さんはFHに騙されてこの武器を開発しており、その武器の使い手として人体実験などを受けていたのですが、
鵜曇憂子:騙されてたことに気付いたお父さんが脱走させてくれました。
鵜曇憂子:そのままFHにいれば、将来的にはマスターエージェント相当の存在になっていたという噂がありますが、
鵜曇憂子:まあ…噂ですね!
鵜曇憂子:今は大N市に流れ着いてノホホンと普通の女子高生としてを生活しています。
GM:情報噂話!
GM:のほのほ
鵜曇憂子:性格は非常にお節介!事件っぽいことには自分からどんどん首を突っ込みます。
鵜曇憂子:オーヴァードとしては、ピュアブラックドッグで、すごい火力の武器で単体攻撃をブチ込むシンプル脳筋構成です。
GM:GMとしても助かる積極性
鵜曇憂子:そんな感じでござい!よろしくね!
GM:よろしくおねがいします!
鵜曇憂子:よろしくお願いしますー
GM:そしてそんなういこちゃんのハンドアウトはこちら!

・PC3(鵜曇憂子さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:高校生
シナリオロイス:青塚舞亜 推奨感情P:親近感/N:猜疑心

君がこの事件に関わる事になったのはただの偶然ではなく、きっと運命だったのだろう。

君は元FHのチルドレンであり、現普通の女子高生をやっているオーヴァードだ。
ある日のこと。学友と共に下校中の君に、一人の女性が声をかけてくる。

彼女は青塚舞亜と名乗り、君と同じく星辰館高校に通う少女、雨堂聖理を探しているのだという。
普段なら彼女とはそれきりで、君は日常に戻っていただろう。

だが君はその時、彼女の目の中に不穏な光を感じ取ってしまう。
FH時代に幾度か見たことが有るそれは、殺意の光だった。

彼女との出会いをきっかけに、君は魔星を巡る恐るべき戦いに巻き込まれることとなる。

GM:変な女の人に話しかけられます
鵜曇憂子:変な女の人なの!?
GM:普通の人に見えるかもしれないけど本質は不審者です
鵜曇憂子:こわっ…
鵜曇憂子:なんだろう 清く正しく生きてるのにな
GM:どうなるんだろうねえ
GM:多分GM意外まだ誰もわからないでしょう
GM:そんな感じで最期!
鵜曇憂子:そりゃそうだ
GM:PC3のいうまくんよろしく!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY5eKd8gIM
伊宇摩枯栖:はい。完全新顔の伊宇摩枯栖です。PC4ですね!
GM:4だったようだな
伊宇摩枯栖:簡単に言うとですね。世の中を良くするために困ってる人を助けることが生き甲斐の少年です。
伊宇摩枯栖:弱きを助け悪を挫き、誰も奪われず誰もが慈しみ合う、正しい正義を夢見ています。偉い。
伊宇摩枯栖:この、困っている。と言うのは勿論レネゲイド絡みの事も指すよ。ダブルクロスですからね。
伊宇摩枯栖:そして、見聞の限り、同じような活動をしてる雨堂さんに興味を持ったという感じですね。
伊宇摩枯栖:困っていれば助けたいと思います。力の限り、ね。
GM:人助け仲間として仲良くするんだぞ
伊宇摩枯栖:能力は、シザーリッパー使う剣士。100%になるとライトスピードと生命吸収で都合4回ダメージを与えます。
GM:装甲無視マン!
伊宇摩枯栖:しかも、アージのツイストレーザーを持つので、この攻撃は避けられない。という寸法ですね。
伊宇摩枯栖:そこからの侵蝕上昇が結構つらいのでメモリー2枚積んでます。
伊宇摩枯栖:そんなところですね。以上です。
GM:クライマックス型なのは雨堂さんとちょっと似てるね
GM:ではそんないうまくんのハンドアウトはこれだよ~

・PC4(伊宇摩枯栖さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:高校生
シナリオロイス:雨堂聖理 推奨感情P:好奇心/N:憐憫

君がこの事件に関わる事になったのはただの偶然ではなく、きっと運命だったのだろう。

君は最近星辰館高校に転校してきた、人助けが人より少し得意なだけの普通の男子高校生である。

ここに転校してくる直前。君は偶然助けた由比ヶ浜藍という女子生徒から、星辰館高校について興味深い話を聞く。
そこには君と同じように、人助けを生業とする雨堂聖理という生徒がおり、由比ヶ浜藍は彼女にも助けられたことが有るのだという。

転校後、雨堂聖理と関わる機会は中々訪れなかったが……
ある日の夕方のことだった。君は町中を必死に走る、雨堂聖理の姿を目撃する。

普段ならそれを見過ごして、君は日常に戻っていただろう。

だが君はその時、彼女の目の中に不穏な光を感じ取ってしまう。
それは君が今まで度々目にしてきた、追い詰められた人間の恐怖の光だった。

君は彼女の後を追い、魔星を巡る恐るべき戦いの中へ身を投じる事となる。

GM:藍ちゃんの字が違ったらしいので修正してます
伊宇摩枯栖:運命に従いますよ。この戦いに身を投じましょう。
GM:がんばりな!
伊宇摩枯栖:あ。OPで由比ヶ浜藍さんと会話する感じですか?それとも、もうしてますって体でスタートですか?
GM:会話するところをちょっとやろうかなと思っています
伊宇摩枯栖:了解です。
GM:どんなことで助けたのかも設定していいよ!悪漢に襲われてたところを助けたでも
GM:荷物が重そうだったから代わりに持ってあげたでもいい
伊宇摩枯栖:はーい。悪漢に襲われてたところを助けたにしましょうか。
伊宇摩枯栖:せっかく剣持ってますからね。
GM:おいっす!詳しい描写はOPでな!
伊宇摩枯栖:OK
GM:ではそんな感じで自己紹介が終わったので
GM:最後にトレーラーをもう一度張って本編に移りましょう

■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し解きを刻み、変わらないように見えた。だが、人々の知らない所で。
世界は大きく変貌していた。

審判が下る。
全ての過去に追いつかれる時が来た。
希望の光は絶え、星々は地に沈み、この街に暗黒の夜が訪れる。

しかし、それは決して終わりではない。
受け継がれるのは呪いだけでなく。
願いもまた間違いなく、過去から託された物なのだから。

絶望の雲を払い、燃え尽きぬ正義を探すため

立ち上がれ、そして————

ダブルクロス The 3rd Edition 『そして、闇夜へ漕ぎ出して』
ダブルクロス———それは裏切りを意味する言葉。

GM:---

OP1

GM:ではPC1、雨堂さんのOPから始めていきましょう
GM:侵食値ダイスをお願いするよい
雨堂聖理:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

雨堂聖理:もうだめだ
GM:雨堂さんのOPなんですが、前回の続きからいきなり始めるのも情緒がないなと思ったので
GM:馴染みさんが大丈夫なら、如月くんと出会った時の回想からはじめて
GM:いい感じに纏ったら現在の時系列に戻り、逃げてる雨堂さんの描写をやって
GM:逃げ切るなり助けを求めるなりした所でシーンを終わろうかなと思ってます
雨堂聖理:OKです! それで参りましょう
GM:大丈夫でしょうか
GM:うぃ!
GM:回想のシチュエーションは
GM:学校の一部ではやり始めたドラッグの出どころを追っていたら悪漢二人に絡まれている如月くんを見かけて
GM:しゃあないなあって助けるところにしようと思います
雨堂聖理:助けましょう!
GM:なんかやってほしいこととかありますか?
雨堂聖理:うんにゃ、特には大丈夫です。シーン進めてる間になんか出たらお願いするかもですが
GM:了解!では描写を開始していきましょう
GM:---
GM:それは数ヶ月前のこと。君、雨堂聖理は、学園の一部で密かに流行り始めた「スナック」というドラッグの出どころを探っていました。
GM:所謂脱法ハーブの一種だ。法で取り締まるのが難しく、警察も後手に回ることが多い。故に、君は自分一人で動くことに決めた。
GM:君は今晩、港湾地区でそのドラッグの取引があると知り
GM:現場に向かっています。到着すると、そこにはガラの悪そうな二人の男と、その二人に挟まれて困ったような笑みを浮かべる
GM:中学生ほどの少年の姿が見える。これが、君が如月聖人を目撃した初めての記憶だ
雨堂聖理:本当はしばらく身を隠して、ある程度様子を探ってから仕掛けるつもりだったが。
雨堂聖理:そんな状態では仕方がない。コンコン、と倉庫の壁をノック代わりに叩く。
雨堂聖理:「ねえ」
スキンヘッドの男:「おいガキ、テメー何笑ってんだ?状況わかってねえのか?」
蝶のタトゥーの男:「取引の現場を見られたんじゃ、いくら子供とはいえ……」
蝶のタトゥーの男:「……あら。またお客さん?今日はなんだかにぎやかねえ」
蝶のタトゥーの男:「貴方のお仲間?かしら」
雨堂聖理:「ううん、その子は別に知らないけど」
如月聖人:「いや、全然知らない人です!誰ですか?でもきれいな人ですね」
雨堂聖理:「ここで良いもの買える、って聞いたんだけど。ホント?」
雨堂聖理:指を二本立てて唇に当てる。喫煙を思わす仕草
スキンヘッドの男:「薬中か?このガキといい、どっから嗅ぎつけやがったんだ、ったく」
スキンヘッドの男:「悪いが今日は一般客はお呼びじゃなくてね。何も見なかったことにして帰りな、ねーチャン」
スキンヘッドの男:「どうしても我慢できねえってんたら一回分だけサービスしてやるからよ。それ持ってとっとと帰れ」
雨堂聖理:「一般客はお呼びじゃない……」 目を細める。つまり、特別な取引があるということだ
GM:そう言って男は一袋、アメリカンテイストの太った悪ガキがプリントされたドラッグを君の足元に放ります
雨堂聖理:しかも、一回分くらいはこちらに寄越しても障りがないくらいの規模がある 「……分かりました」
雨堂聖理:それを拾ってポケットに入れると、そのまま男二人のもとへゆっくりと歩いていく
如月聖人:「あの~、僕も何も見なかったことにするので、返してくれません?ほんとですよ!これでも口は堅いほうなんです」
スキンヘッドの男:「てめえはダメだ!この期に及んでヘラヘラしやがって。顔がムカつくんだよ」
如月聖人:「ええっ!そんな理由で乱暴するつもりなんですか?暴力がかるすぎますよ!」
蝶のタトゥーの男:「何処から情報が漏れたのか、探らないといけませんからねえ。一人は残って貰わないと」
雨堂聖理:(気を逸らしてくれるのは助かるけど……言うことを聞いてくれるかな)
蝶のタトゥーの男:「それに私、貴方みたいな生意気なこのほうが好みなの。諦めてちょうだいね」
如月聖人:「ひえ~!」
雨堂聖理:歩み寄りながら後ろ手に、背中に固定したものを掴んで
雨堂聖理:ピンを抜き、構え、 「伏せて!」 投げる
如月聖人:「そこのお姉さん!ぼうっとしてないで。ほら、助けとか呼んできてくださいよお」
如月聖人:「このままだといたいけな少年の純潔が……わわっ!」
スキンヘッドの男:「はあ?なんだこ……」
雨堂聖理:男と少年の近くに落ちたそれは、バチバチと火花を散らしながら回転し、白い煙を噴出する
如月聖人:両手で頭を抱えて、慌てて地面に伏せる
蝶のタトゥーの男:「きゃあっ!なあにこれ~!」
雨堂聖理:毒性はない。ただの目くらましだ。そして、ただの目くらましがあれば十分な相手だと、雨堂は見切っている
スキンヘッドの男:「ごほっ!げほっ!てめえ、やっぱりサツの……!」煙幕の中腕を振り回し、雨堂さんに殴りかかるが……
雨堂聖理:もう片手にブラックジャックを構え、駆け出す。視界が阻まれても、煙幕が張られる前の位置関係と、彼らの声で所在は特定できるし……
雨堂聖理:(……単純) 暴れるような反撃は、労せずに見切れる。姿勢を低くして脇を抜け、その後頭部に一撃
スキンヘッドの男:「カッ……!」昏倒し、倒れる。オーヴァードですらない。君にとっては雑魚とも言えない相手だ。
雨堂聖理:動きを止めず、もうひとりの男にも一撃。意識を失えばそれで良し。まだ立って動けるようなら、動けなくなるまで打ちのめすつもりだ
蝶のタトゥーの男:「なに、なんなのこれー!?」
蝶のタトゥーの男:「あふん」
GM:二人は一瞬のうちに打ちのめされます。抵抗の余地すら無かった。
雨堂聖理:二人が倒れたのを認めると、屈んでいる少年の元へ
雨堂聖理:「ほら、こっち! 手、出して!」 手を差し伸べる
如月聖人:「げほげほっ!うわ、もう倒してるすご……」
如月聖人:「え?は、はい!」戸惑いながらもその声に従います
雨堂聖理:彼の手を掴み、引っ張って、煙幕が立ち込める一帯から離れる
如月聖人:「ええ~?なんですか?これ。お姉さん、薬中の人じゃなかったんですか?」
雨堂聖理:「さあ、これからここにある薬を根こそぎ奪うつもりなのかもね……っ」
如月聖人:「なんであんな物持ってたんですか?最初から戦うつもりだったんですか?……もしかして」
如月聖人:「正義の味方だったりするんですか?」
雨堂聖理:「っ……ふうっ……」 煙から抜けると、一息ついて、
GM:君の言葉を無視して、わくわくしたような顔で矢継早に尋ねます
雨堂聖理:「……そんなに良いもんじゃないよ。ただ誰かを助けたいだけ」
雨堂聖理:「ドラッグは何も良いことないからね。それで、まあ、最初から戦うつもりだったのは……そうだけど」
如月聖人:「ええ~っ!そういうのを正義の味方って言うんじゃないですか!」
如月聖人:「すごいなあ。今時本当に居るんですねえ、そういう人って」
雨堂聖理:苦笑して 「だからそんな良いものじゃないって……大袈裟だなあ」
雨堂聖理:「……ていうか何? 君ピンピンしてるじゃん。さっきまで割とピンチだったのに……大丈夫? 喉とか肺とか変な感じしない?」
如月聖人:「いや~……じつはこういうの、始めてじゃなくって」
雨堂聖理:「初めてじゃない?」
如月聖人:「危ないっていうのは分かってるんですけど……色々調べてると、つい夢中になっちゃうんですよねー」
雨堂聖理:「何それ。なんか読書してるみたいなノリ」
如月聖人:「今回も、ちょっと悪者の顔を見て行くだけにしようと思ったんですけど……いやあ、危ない危ない」
雨堂聖理:「……ってことは、何。もしかして今までもああいう人に絡んでいって、ボコボコにされたりしてたの?」
如月聖人:「まさかまさか。ボコボコにされるのは偶にですよ!大体は逃げ切れます!」
如月聖人:「でも人に助けられたのは始めてです。それも……お姉さんみたいな綺麗な人に助けられるのは!」
雨堂聖理:「たまにあるんだ……あたしより君のがよっぽど変わってるよ」
如月聖人:よく見ると彼の顔には所々ガーゼや絆創膏などがはられています。怪我をしなれている
雨堂聖理:苦笑して 「綺麗とかはいいから。……あんまりそういうことしちゃダメだよ? 子供だからって」
雨堂聖理:「そりゃ意外と話が通じることもあるけど、ケガだけじゃ済まないことだって全然あるんだから」
如月聖人:「そんな事ないですよ!だって正義の味方ですよ!生きているうちに会えると思ってませんでした。すごいです!」
如月聖人:「綺麗だと思ってるのも本当ですよ!さっきも全部バッチリ見てましたから!」
雨堂聖理:ここまで元気な様子を見せられると、逆にちょっと面倒くさくなってきた 「わかったわかった。……とりあえず今回は無事で良かったけど」
雨堂聖理:「考え直しなよ、その趣味ー。絶対良くないから」
如月聖人:「ほらこれ、ちゃんと写真にも撮ったんです。かっこいいな~!あ、でも下着は結構かわいいのつけてるんですね」横に並んで写真を見せてきます
雨堂聖理:言いつつ、自分は倒れた二人の元に向か……おうとして
如月聖人:「いやあ、無理ですよ。今までずっとこうやって生きてきましたから。今更生き方は変えられません」
雨堂聖理:「は?」 思わず振り返る
如月聖人:「あ、申し遅れました!僕は情報屋の如月聖人といいます」
如月聖人:「きれいなお姉さんの名前は何ていうんですか?僕、一目惚れしちゃいました」
如月聖人:「よかったら……手伝いますよ、正義の味方!だから名前、教えて下さい」
雨堂聖理:返事の代わりにぐいと手を伸ばし、如月くんの手に持った写真を奪う
如月聖人:「ああ!僕の携帯が!」
雨堂聖理:「……」 スッスッと操作して、彼の言う通りの画像が入っていることを確かめると
雨堂聖理:反射的に《ディメンジョンゲート》を開いて海に捨て……ようとして、ギリギリ思い留まり
雨堂聖理:画像を削除して、ゴミ箱も空にし、返す
如月聖人:「せっかくの思い出が……毎晩見返そうと思ってたのに……」
雨堂聖理:「……っていうか、何でこの流れであたしから名前聞き出せると思ったわけ?」
雨堂聖理:「今普通に、あなたもこれで気絶するまでボコボコにしてやる方向もあり得るんだけど……」
如月聖人:「いやあ、雰囲気に流されてくれないかなあと……こんな場所で出会ったんですよ?運命とか、感じません?」
如月聖人:「あっごめんなさい嘘ですすみません。何も見なかったことにするので、見逃してください」
雨堂聖理:「運命に対して敏感すぎでしょ」 嘆息し 「……まあそういう判断が利くならギリギリ許す」
雨堂聖理:「今後はやらないこと、っていう条件付きでね。……あと、あたしは雨堂聖理」
如月聖人:「雨堂……雨堂、聖理……さん」
如月聖人:「いい名前ですね。見た目と同じくらい綺麗だと思います」
雨堂聖理:「一応教えておいてあげる。運命かはともかく、こうやって会うくらいの縁があったのは事実だし……」
雨堂聖理:結束バンドで男たちを拘束しながら 「褒めておけば好感得られると思ってるんなら、改めた方が良いよ。思考も行動もね」
雨堂聖理:……現実として、彼はドラッグ取引の現場として、この場所を探り当てたのだ。情報屋としての腕は、一定あると見る。
如月聖人:「ほ、本当に綺麗だと思ってますよ!……あ、それに!手伝いたいっていうのも本当です!」
雨堂聖理:であれば、それなりの関係を築くのは悪くないと、雨堂は判断した。情報は命。情報源は多ければ多いほど良いものだ。
如月聖人:「昔から憧れてたんです。苦しくて辛くて、どうしようもない時に、さっそうと現れて助けてくれる」
如月聖人:「正義の味方に。それがこんな好みの女の子だったらなおさらですよ!」
雨堂聖理:男たちの上着からドラッグを抜き取って 「……あーあー、こんなにたくさん準備して。一体何をやらかすつもりだったのやら」
如月聖人:「雨堂さん、雨堂さん、雨堂聖理さん……」
雨堂聖理:「そう言ってくれるのは良いけどさ……あたしはホント、そういう大したやつとかじゃないからね」
如月聖人:「それも僕が調べてあげますよ!任せてください」
雨堂聖理:「自分が助けたいから助けるだけだし、もし敵が強かったら全力で逃げ出すし……」
雨堂聖理:「今だって、あと一人多かったら君がボコボコにされるのを待ってから仕掛けてたかも」
如月聖人:「じゃあひとり少なかったのも、やっぱり運命ですね!」
雨堂聖理:「ああ言えばこう言うだ。……まあいいや、じゃあ手伝って」
如月聖人:「大丈夫ですよ雨堂さん。僕も助けたいから雨堂さんを助けますし」
如月聖人:「つよーい敵がいるなら、その事をちゃんと調べて、雨堂さんが逃げなくて済むようにしますから!」
如月聖人:「雨堂さんが知りたいことは、これからぜーんぶ僕が調べてあげます!」
如月聖人:「お、さっそく御用ですか?なんです雨堂さん?何を調べればいいですか?」
雨堂聖理:本当に彼が彼の言う通りの働きができるのであれば、願ってもないコネクションではある。まあ、それはおいおい判断していくことになるだろう。
雨堂聖理:「とりあえずこの人達を片付ける。で、片付けながら君がこの取引について知ってることを全部教えて」
雨堂聖理:「できれば今日この場に来るような人は全員捕まえちゃいたいんだよね」
雨堂聖理:「……っしょ、重っ……」 男の身体をずりずりと引きずりつつ
如月聖人:「肉体労働はちょっと……っていうのは冗談です冗談!わかりました。今日は忙しくなりそうですね」
如月聖人:「なんだかちょっとワクワクします。あはは!」
雨堂聖理:「体、使わなきゃ、何にもできないでしょ……っ、ほらそっち持って! 男の子なんだから!」
如月聖人:「体を使うってなんだかえっちですね……。はい、持ちます持ちます!雨堂さんのお頼みとあらば!」反対側を持って、一緒にズルズル引きずっていきます
雨堂聖理:「そういう物言いも直しなよ、ホント……」 ぼやきつつ、少し軽くなった荷重を、コンテナの影を目指して引っ張っていく
雨堂聖理:会ったばかりの相手であろうと、ちょっと変な相手であろうと……
雨堂聖理:……自分を良く思う相手がいるというのは、それだけで心が軽くなるな、なんてことを感じながら。
GM:これが君と如月聖人が出会った初めての日。
GM:君はまだこの時、気づいていなかった。如月聖人はこの時の君が思っていた以上の変人で、君の新たな頭痛の種になること
GM:彼の調子にもなれて着た頃。事件に巻き込まれ、彼が姿を眩ませること。
GM:そして、再び君の前に姿を表した時
GM:まさか、こんな事になるなんて、欠片も想像していなかった。
GM:---
GM:時は巡り、現在。
GM:君は住宅街を駆けている。逃げている。君の前に姿を表したおぞましき敵
GM:真五凶星、“マスターウィザード”と名乗る男から。
GM:追手は今の所来ていない。それが逆に不気味だった。
雨堂聖理:生け垣の影、人目につかないように身を屈め、荒くなった息を吐く。
雨堂聖理:自分でも何が何だか分からない内に、逃げ出した。今もまだ、頭の中で情報が整理しきれていない。
雨堂聖理:如月聖人。"マスターウィザード"。大量の胎児。復讐。死。結婚。『僕の子供を生んでくれませんか?』
雨堂聖理:恐ろしいほどの混沌に、頬に触れられたような不快感が混ざり合い、少しも思考がまとまってくれない。
雨堂聖理:敵なるものに恐怖を抱くことは珍しくなくとも、それと同じくらいの嫌悪感を抱くのは、初めてのことで。
雨堂聖理:(……自動車の音)
GM:キイイッ。
雨堂聖理:だから、それの整理が付く前に、生存のための思考回路へ、身を委ねる。
雨堂聖理:姿を隠し、ナイフをしっかりと握って、音のした方を見る。
GM:生け垣の向こうから、車のヘッドライトの光が漏れ、消える。
メガネを掛けた中年男性:「ただいまー。元気にしてたか?今帰ったぞ~」
GM:仕事帰りと思わしき男が車を停めて家の中に入っていくのが見える。
GM:君が恐怖を感じている裏で、この街では何気ない日常が流れている。
GM:ピロン♪
GM:君の携帯にメールが届く。如月聖人からだ。
雨堂聖理:「……っ」 息を呑む。恐る恐る画面を開き、その内容を見る
如月聖人:本文はなく、添付ファイルが一つ。
如月聖人:生け垣の影に座り込む君の姿が写った写真だ
雨堂聖理:心臓が止まる 跳ねるようにその場を飛び出す
雨堂聖理:今にも爆発しそうな心臓を服の上から押さえ込みながら、停まった車の中を覗き込む。そう新しいものじゃない。電気系も知っているものだと判断できる
雨堂聖理:ナイフの柄を使って慣れた手付きで音もなくドアガラスを割り、ロックを開けて身体を滑りこませる
雨堂聖理:助手席下にライトのついたスマートフォンを滑り込ませ、配線を開いてコードを引き出し、数度接触。通電。エンジンがかかる
GM:キーは付いていないが、君は動かし方がわかる。今まで何度もやってきた作業だ。
雨堂聖理:(……よし)
雨堂聖理:パーカーのフードを被り、伸ばした髪を前へ引っ張り垂らして、可能な限り顔を見られないよう準備して
GM:ピロン♪ メールは数分おきに送られてくる。まるでずっと見ているとでも言うかのように
雨堂聖理:それでも電波は切らない。今は連絡がつけられないことのリスクの方が大きいからだ
雨堂聖理:(ごめんなさい……!)
雨堂聖理:誰にも届かない内心の謝罪をして、レバーを引いてエンジンを入れ、
雨堂聖理:そのままアクセルペダルを踏み込む。
GM:車が動き出す。真っ暗な闇世の中へ
雨堂聖理:夜闇の下、光の少ない道を駆ける。
雨堂聖理:狭く暗い空間の中、ドクドクと早鐘を鳴らす心臓の音は、あの懐かしい悪夢の日常のそれに似ていて。
雨堂聖理:(……)
雨堂聖理:(…………)
雨堂聖理:思考もままならず、今はただ、誰かを助けることも、誰かを守ることもできず、
雨堂聖理:ただ生き、ただ走るのみ。
GM:では雨堂さんはここで〈知覚〉で判定してみてください
GM:難易度は6です
雨堂聖理:3dx=>6
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[5,7,10]+2[2] → 12 → 成功

雨堂聖理:びんかん
GM:では、雨堂さんは気づきます。
GM:今、君が運転している車。
GM:違和感がある。侵入から、エンジンを付ける所まで。あまりにも簡単すぎはしなかっただろうか
GM:そして今伝わる振動。……この車は
GM:以前にも乗ったことがある車ではないだろうか?ということに
GM:以前にも、君はこんな風に
GM:同じ車を盗んではいなかっただろうか?
雨堂聖理:「————」
雨堂聖理:首筋から、冷たく重い汗が、背筋を伝って落ちていく。
メガネを掛けた中年男性:後部座席。バックミラーに誰かが映っている
メガネを掛けた中年男性:「本当だった」
メガネを掛けた中年男性:「今日……ここに来れば……君に会えると聞いて。半信半疑だったけど」
メガネを掛けた中年男性:「ようやく会えたね。雨堂聖理さん」
雨堂聖理:動けない。止まることはできない。逃げなければならないからだ。だが、その視線はバックミラーに釘付けになる。
メガネを掛けた中年男性:「ずっとずっと会いたいと思っていたんだ……君に……あの日君に……車を盗まれたせいで……」涙を流している。
メガネを掛けた中年男性:「私は間に合わなかった。妻と……最後に会話することができなかった」
メガネを掛けた中年男性:「会えた……本当に会えた……!信じてよかった……!」
メガネを掛けた中年男性:「奇跡って……有るんだなあ……!」うじゅ、うじゅ
メガネを掛けた中年男性:顔の皮膚の下を、触手のようなものが這い回っている
雨堂聖理:「……ひ……っ!」
メガネを掛けた中年男性:「ありがとう」「これで私は……」背後から君を両手で押さえつける
メガネを掛けた中年男性:「復讐できる!」
GM:制御を失った車が道を外れ、コンクリートの壁に激突する。
雨堂聖理:恐怖で思考の底まで完全に硬直する……直前、ギリギリの所でハンドルを切る。
雨堂聖理:激突するのは、助手席側だ。車体が押し潰れるが、それは自分の座っている所ではない。エアバッグが身体を受け止める。
雨堂聖理:歯を食いしばり、衝撃でふらつく意識のピントをどうにか合わせ……
雨堂聖理:背後の男性はどうなってますかね。
GM:窓からはじき出され、外へ転がっていきます
雨堂聖理:じゃあ追わないでおこう。ドアを蹴り開けて、ふらつく足で立ち、男性とは逆の方向へ。
雨堂聖理:(……駄目だ)
GM:では、君が逃げようとした方向から。
雨堂聖理:(行動が読まれてる、多分、次もすぐ……)
復讐者“たち”:「雨堂聖理」
雨堂聖理:前髪の合間から、その影を見る。パーカーのフードが脱げる
復讐者“たち”: 「本当にいた」 「雨堂聖理」   「あの日銃を撃った」  「あの日窓を壊した」 「あの日、私の彼を見殺しにした」 「あの日」「あの日」「あの日」……
GM:……特異点、と呼ばれるオーヴァードが居る。
GM:彼らは、異常な確率を吸い寄せる。彼らの回りには、ありえない偶然が次から次へとついてまわる
GM:そして、例外なく。その力のすべてを制御することは
GM:できないのだという
復讐者“たち”:「「「これで……私達も、復讐できる」」」
雨堂聖理:呆然と、それを見る。それを聞く。後ろ手、ナイフを握り締めて、だけどそれを抜くことはできない
如月聖人:ピロン♪
如月聖人:僕を頼れば、何時でも助けてあげますよ
如月聖人:僕はあなたの味方です、雨堂さん
如月聖人:♡
雨堂聖理:「……あは……」
雨堂聖理:渇ききった笑いしか出ない。あるいはいつか、こんな日が来るかもしれないとは思っていたけれど。
雨堂聖理:そして、そんな日が来ることを……どこかで待ち望む自分も、いたけれど。
雨堂聖理:(こんな……)
雨堂聖理:(こんなのって……)
雨堂聖理:「…………嫌……!」
雨堂聖理:——全ての過去に追いつかれる時が来た。
雨堂聖理:審判が下る。
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能です
雨堂聖理:推奨通りですね。“マスターウィザード”如月聖人/有為/○恐怖
GM:では終了
GM:---

OP2

GM:では本日も初めていきましょー
鵜曇憂子:イエーイ!
GM:今回はPC2、筧正臣さんのOPから始めていきたいと思います
筧正臣:合点!
GM:ハンドアウトはこれ!

・PC2(筧正臣さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:UGNエージェント
シナリオロイス:雨堂聖理 推奨感情P:好奇心/N:猜疑心

君は忍者の末裔であり、元警察官であり、現名探偵兼、UGNエージェントを務める青年だ。
君は事務所を離れ、雨堂聖理という少女……一応はUGNイリーガルとして登録されている……の事を調査している。

正式な依頼によるものでも、君自身が興味を抱いたからでもない。
数日前、白上光と名乗る幽霊が君のもとに化けて現れ、執拗に調査を迫ったからだ。

彼女は君の先祖と知り合いのようで、君は古の契約により彼女の願いを聞き遂げなければならないという。
放って置いてもいいが、その場合恐るべき霊障に襲われる可能性があった。

渋々調査を開始した君は、数日後。雨堂聖理と、彼女に襲いかかる怪物の姿を目の当たりにする。

GM:OPとしては、筧さんの事務所の様子をちょっと描写してもらって、一人で仕事しているところに
GM:ほわほわほわんと幽霊さんが現れて
筧正臣:ほわほわほわ
GM:OPみたいなことを言われる感じです
筧正臣:了解です。一人で仕事してます!
GM:なんか他にGMにやってほしいこととかありますか?
筧正臣:いえ、大丈夫です!
GM:では早速描写を開始していきましょう
GM:と、その前に
GM:登場侵食をお願いしますね
筧正臣:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 9[9]+33 → 42

GM:では開始!
GM:---
筧正臣:意外にも、困っていない。
筧正臣:警察をやめたことだ。UGNの事後処理は腹が立つほど完璧だった。
筧正臣:翌月には失業手当だかなんだかを受け取る間もなく、探偵事務所を開業することになった。物件も用意されていた。
筧正臣:甚だ不本意だった。
筧正臣:少なくとも半年くらいは、生まれて初めての休暇を味わえるものだと思っていた。
筧正臣:UGNはそれほど甘い組織じゃない。人材がすり切れて灰になるまで酷使するつもりだ。
筧正臣:俺はすべて投げ出すつもりだった——手帳さえなければ。先代か、先々代かの”アウトバースト”の、「サボるやつは死ね」という殴り書きがなければ。
筧正臣:おかげでいま、こうして探偵業に精を出す羽目になっている。
筧正臣:休暇がほしい。ぼくはほとほと嫌気が差していた。
筧正臣:UGNは正義の味方——かどうか知らないが、”アウトバースト”はそうだ。
筧正臣:正義の味方には休暇なんて無いらしい。たぶん。この日もそうだった。俺は朝から、次にかかわるべき怪奇事件を選ぼうとしていた。
筧正臣:どれにしたって、危険を避けられない依頼ばかりだって。うんざりして、昼過ぎまで天井でも眺めていたような気がする……。
和装の幽霊:それは何の前触れもなく現れました。正午の鐘がなる直前、君の視線の先に
和装の幽霊:突然、和装の幽霊が現れます。幽霊だと分かったのはそれがそのまま宙に浮いていたことと、体が半透明で脚がなかったからだよ。
筧正臣:「えッ」
和装の幽霊:「おや、これはこれは。また随分と、妙な場所で目覚めましたね」
筧正臣:思わず上半身を起こす。 「……なに? え、なんだ?」
和装の幽霊:「驚いているところをみると、私は何の前触れもなく現れたようですね」
筧正臣:「あー……えー……。……いつの間にか寝てたのか、俺は。ひどい夢だな」
筧正臣:「幽霊が出る夢って、どういう精神状態なんだろうな。あとでググってみよ」
和装の幽霊:「なるほど。今度は夢になったようですね。しかしこれが夢だとすると」
和装の幽霊:「恐ろしく感性に乏しい夢ですね。こんな殺風景な場所しか夢に見れないのは、哀れみすら感じます」
和装の幽霊:「どうも、感性に乏しい方。とりあえず、ここが何処だか教えてもらえますか?」」
筧正臣:「なんで俺がディスられてんだよ!」 確かにデスクの上はあえて散らかした書類が散乱している。
筧正臣:「人の探偵事務所に押し入りやがって。いきなり出てきた不法侵入者の幽霊の方がクレーム入れられるべきなんじゃねえのか、おい!」
和装の幽霊:「私を不法侵入者呼ばわりとは。まさか、私をご存知ない?」
筧正臣:「知らねえよ~……。どれだけ自意識の強い幽霊なんだよ……」
筧正臣:「せめて平将門レベルになってから名乗り出てくれよ……」
和装の幽霊:「まあ仕方有りませんね。恐ろしく僻地の田舎に住まわっているなら、そういう事も有るでしょう」
和装の幽霊:「お初にお目にかかります。私は白上光。陰陽師一族、白上家21代目当主、白上光です」
和装の幽霊:「どうです?後世では平将門レベルになっていてもおかしくないと思うのですが」
筧正臣:「あっ」 心のシャッターを閉める。 「陰陽一族とかそういうのとはかかわりを断つことにしてるんで!」
筧正臣:実際、知ってるでしょうか!?
GM:ちなみに筧さんは陰陽師一族の幾つかに心当たりはあれど
GM:白上という家の名前はしりません。UGNの記録にもなかったはずだが……
筧正臣:了解!
筧正臣:「そういうのは専門家に話に言ってくれよ。イタコとかさあ、魔法使いとかさあ」
白上光:「知らん顔をしても無駄ですよ」
白上光:「そういう貴方も専門家の一人でしょう」
白上光:白上さんはふよふよと君の前を右に左に浮遊しながら言います
筧正臣:「なんでそう思うのか理解できねーんだけど」
白上光:「顔立ちがご先祖様にそっくりだからですよ、筧さん」
白上光:「忍者の家系の筧さん。少し洒落ていますね」
筧正臣:「知ってんの!? すげー嫌だ! 前世ストーカーかよ!」
白上光:「私だって好きで化けているわけではないですよ」
筧正臣:「帰ってくれよ……俺はきみ……お前に微塵も用事がないんだよ。未練はお前を殺したやつで晴らしてくれよ」
筧正臣:「なんまんだぶなんまんだぶ。オンマリシエイソワカ。成仏してくれ~」
白上光:「誰だって生きて今を迎えたいものです。まあ今は私にとって未来なんですが」
白上光:「私は貴方に用事があるんですよ、筧さん」
白上光:「残念ながらその未練を晴らすのが、貴方の使命なのです、筧さん」
筧正臣:「いままでで最悪のパターン。お前、いま唐突に目覚めて出現したみたいなこと言ってなかった!?」
筧正臣:「思い付きで人に使命とか課してるんだとしたら、すげースカム幽霊じゃん!」
白上光:「思いついたのは今から大体200年くらい前です。熟考の末に実行に移しました」
白上光:「300くらいかも。今が何年にもよりますが。まあ、何の問題もありません。……既に教えは途絶えているようですが」
筧正臣:「だいたい幕末じゃん。なんの教えだよ」
白上光:「筧さん。貴方のご先祖様と白上家は、とある契約を交わしたのです。貴方には契約を果たす義務がある」
筧正臣:「それな……」
白上光:「それは、この世に魔星を蘇らせようとする者が現れた時。その者を始末すること。魔星の復活を阻止すること」
白上光:「そして、魔星を止めるために必要な遺産、『ソロモンの指輪』をその時までに手に入れておくこと」
筧正臣:「思いっきり俺の嫌なワードが並んでるんだよな。俺、先祖とかそーゆーのが嫌だったし、実家からはとっくに追い出されて……」
筧正臣:「なに? 魔星? ソロモンの指輪? オカルトワードがものすごい勢いで飛び交ってて怪我しそうなんだけど」
白上光:「契約が果たされなかった時、それぞれの一族は全員ひどい目に合うという契約です」
筧正臣:「あっ、最後には脅迫にかかってきやがった!」
白上光:「それで、手に入れられているんですか?ソロモンの指輪は」
白上光:「もしかして、お持ちでない?」
筧正臣:「も、持ってるはずないだろ!!!」
GM:と、言った所で
GM:ここで筧さんに一つ渡すものがあります
筧正臣:むむっ!
GM:2つ目のハンドアウト
GM:Rハンドアウトです!
GM:秘話!
GM:と思ったけど
GM:もう一個言わなきゃいけないことがあったな
筧正臣:むむむっ!
GM:まあいいか。先に渡しチャオ
白上光:「……まあ、いいでしょう。ひとまず置いておきましょう、ソロモンの指輪のことは」
筧正臣:「他のことも横においといてくれねえかな……」
白上光:「魔星を止めるためには、もう一つ必要なものがあります。先程話した特異点……雨堂聖理さんも必要です」
筧正臣:「名指しで指名される特異点とは、すげえ豪華だな」
白上光:「林藤さんの近くに居てくれて助かりました。恐らくそれも運命なのでしょう」
白上光:「必要ですが、彼女は恐らく近々、命の危機に晒されます」
白上光:「魔星に勝るとも劣らない邪悪な存在が、彼女を狙っているのを感じます」
筧正臣:「近々? オーヴァードやってりゃしょっちゅうだが……いつも以上にって意味か?」
白上光:「いつも以上にです。このまま行けば九割九分九厘死にます」
筧正臣:「確率高ぇな」 鼻で笑う。 「ぼくは絶対死んでも関わりたくない。断る。やらない」
白上光:「体ではなく魂のほうが。貴方はそれを止めなくてはなりません」
筧正臣:「……で?」
筧正臣:「そいつはいま、どこにいるんだ?」
白上光:「いいんですか?恐ろしい霊障が貴方を襲いますよ」
筧正臣:「脅さなくてもいいよ。やるよ」
筧正臣:「すげえ嫌だけど、”アウトバースト”はやる」
白上光:「よかったよかった。でも、何処に居るか私は知りません」
白上光:「それを調べるのも貴方の使命です」
筧正臣:「お前、あんまり役に立たねえな~」
白上光:「もしも、魔星を止めることに成功したら、役に立つところも見せてあげましょう」
白上光:「具体的には、何でも一つ願いを叶えて差し上げます」
筧正臣:「大きく出たな」 開いていたファイルを閉じて立ち上がる。
白上光:「例えば……貴方達がよくみる、テレビというやつ」
白上光:「あれを念じるだけで動かせるようにしたり。このように」パッ、パッ、と部屋の電気が明滅する「ぽちぽちしなくても電気をつけたり消したり」
白上光:「様々な願いを叶えられますよ」
筧正臣:「……」 口を半開きにして数秒間黙る。そして、
筧正臣:「アレクサ。電気消して戸締りよろしく」 電気が消え、窓とデスクの電子錠にロックがかかる。筧は入り口のドアに手をかける。
白上光:「私の力は必要ないようですね」
筧正臣:「急いで探すから、邪魔すんなよ」
白上光:「大丈夫ですよ、もうすぐ消えます。貴方の目の前からは」
白上光:「頼みましたよ、現代の筧さん」
筧正臣:「いや」
筧正臣:「”アウトバースト”の筧だよ。そう呼んでくれ」 ドアを開けて、歩き出す。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの取得だけ可能です!
筧正臣:白上光 好奇心○/不信
筧正臣:で、以上です!
GM:おいす!
GM:ではシーン終了
GM:---

OP3

GM:次のシーンに移りましょう
GM:次はPC3、鵜曇憂子さんのOPをやろうかと思います
鵜曇憂子:はーい!
GM:ハンドアウトのおさらい!

・PC3(鵜曇憂子さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:高校生
シナリオロイス:青塚舞亜 推奨感情P:親近感/N:猜疑心

君がこの事件に関わる事になったのはただの偶然ではなく、きっと運命だったのだろう。

君は元FHのチルドレンであり、現普通の女子高生をやっているオーヴァードだ。
ある日のこと。学友と共に下校中の君に、一人の女性が声をかけてくる。

彼女は青塚舞亜と名乗り、君と同じく星辰館高校に通う少女、雨堂聖理を探しているのだという。
普段なら彼女とはそれきりで、君は日常に戻っていただろう。

だが君はその時、彼女の目の中に不穏な光を感じ取ってしまう。
FH時代に幾度か見たことが有るそれは、殺意の光だった。

彼女との出会いをきっかけに、君は魔星を巡る恐るべき戦いの中へ巻き込まれることになる。

GM:という感じで、君は高校の前で女子高生に声をかけてくる怪しい女性と会ってもらいます
鵜曇憂子:あやしいぜ!
GM:シチュエーションとしては、何かしらの事情でちょっと帰るのが遅くなった君が
GM:友人(任意登場)と一緒に下校しようとしたら
GM:校門の前で待ち構えている不審者とお話して、お話し終わって
GM:怪しいから後でも追うかな~どうしよっかな~ってして
GM:追ってもらえたらシーン終了にしようと思います
鵜曇憂子:なるほどね
鵜曇憂子:では、クラスメイトのらんらんが部活を終わるのを待って、校門で待ち合わせしてるところに
鵜曇憂子:怪しい女性を見かける感じでいきたいなあと思います
GM:いいでしょう!
鵜曇憂子:よろしくです!
GM:それではシーンを初めていきます
鵜曇憂子:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47

GM:登場ダイスを頼むぜ!
鵜曇憂子:うわ
GM:出たぜ
GM:---
GM:ここは星辰館高校。複数の高校が合併して作られた、市内の中でもとんでもない在校生徒数を誇るマンモス校だ。
GM:どのくらいとんでもないマンモス校かというと、備え付けられているプールが25mではなく50mプールだったりするくらいとんでもないマンモス校だ。
GM:夕暮れ時。君は友人であるらんらん(畦道嵐のこと)とともに、帰路につこうとしています
GM:女子農業部は今日苺の収穫があったようで、らんらんはパンパンになったビニール袋から一粒苺を差し出したりしてきます
畦道 嵐:「どうようのちゃん、これ!私達の努力がようやく実ったんだよ。美味しそうでしょ!」
鵜曇憂子:「うお!苺!」目をキラキラさせる。
鵜曇憂子:小柄な女子高生。小脇に抱えたスポーツバッグには、いつでも戦闘に移れるよう愛用の武器を収納している。
畦道 嵐:「なはは!やっぱ女子と言ったら苺だからね」
鵜曇憂子:「自分で言ったらダメですよ、そういうのは」
畦道 嵐:「この記録を残しておくことで、新人勧誘もしやすくなるってわけ!畑が大きい割に部員少ないからなー。大量ゲットを目指さないと!」
鵜曇憂子:「うふふ、らんらんは今日もがんばりやさんで素敵ですねえ」
鵜曇憂子:「ひとくち!ひとくち味見させてください!」ぴょこぴょこ飛び跳ねる。
畦道 嵐:「よしよし、一つだけだぞ~うのちゃん!そらそら!」
鵜曇憂子:「うひゃーっ」ぴょんぴょんする。「と、届かない!届かないですが!」
鵜曇憂子:「その絶妙な高さやめてくださいよ!」
畦道 嵐:「へへへ~。灘だぞまだだぞ~……よーし!もういいぞ!そーら!沢山お食べ~」
畦道 嵐:ぴょんぴょんしたのを楽しんでからあげます
鵜曇憂子:「もー!」
畦道 嵐:「なはは。ごめんごめん。怒らんといてーな!うのちゃんがかわいいもんだからついつい」
鵜曇憂子:「えへへ、甘酸っぱくておいしいですねえ、苺。えへへ」素直に喜びます。
鵜曇憂子:「ま!かわいいならばお優しく扱っていただいた方がういこ的には嬉しいですが!」
畦道 嵐:「お~!いい感想!。うのちゃんのコメントも一般生徒の声としてちゃんと広報に載せるからなー」
鵜曇憂子:「お、ういこの美貌を宣伝写真に使うのであれば、事務所など通してくださいね」ノリノリでポーズを決めつつ。
鵜曇憂子:「こんな感じで」ポーズを決めつつ。
畦道 嵐:「黒目線いれてやろ」パシャっと
鵜曇憂子:「やー! 犯罪者じゃないんですよ!」
畦道 嵐:「冗談冗談。これは私だけの思い出にしておこう」
鵜曇憂子:「むぬぬ…」
畦道 嵐:「あ、そろそろバスの時間だ!いこいこうのちゃん!」
鵜曇憂子:「ぬ! あ、こんなアホな話をしている場合ではなかったですね。乗り遅れないように……」
GM:と、君達が玄関(昇降口とも言う)から出て、校門を潜ろうとした所で
青塚舞亜:「あ。ごめんなさい。星辰館の子?今、少しだけ時間いい?」
鵜曇憂子:「しないと……」
鵜曇憂子:「……お?」きょとんと、話しかけてきた人のことを見上げます。
GM:ラフな格好をした長身の女性が声をかけてきます。セールスの勧誘だろうか?
青塚舞亜:「ああ、ごめんなさい。私は青塚舞亜って言うの。聞きたいことっていうのは、ここに通ってる学生のことで」
青塚舞亜:「雨堂聖理っていう子を知らない?変わり者で、結構有名人だって聞いているんだけど」
青塚舞亜:「今何処に居そうか、心当たりはないかしら?」
鵜曇憂子:「ええと……」らんらんと顔を見合わせる。
GM:と、言った所で
GM:じつはういこちゃんにも一つ渡すものがあります
鵜曇憂子:えっ
GM:Rハンドアウトというものです!
鵜曇憂子:おお!聞いたことあります!
GM:セッション中に渡されるハンドアウトで
GM:基本的に渡されたPLだけにしか公開できず、任意の、または特定の条件を満たすことで公開できるようになったりするハンドアウトのことです
GM:今から秘話の方でお渡しいたしますね
鵜曇憂子:はーい!よろしくお願いします。
畦道 嵐:「いやあ、ちょっと私は知らないかなあ……」困ったようにういこちゃんの顔をみて
青塚舞亜:「そっちの子は?どう?」
鵜曇憂子:「ういこも知りませんですぜい」首を傾げて言う。
青塚舞亜:「普段は何処にいるとか、誰かから又聞きした話でもいいんだけど……」
鵜曇憂子:「…そんなに気になるなんて、お知り合いか何かでいらっしゃる?」
畦道 嵐:ちょいちょい、とういこちゃんを肘でつついて、「(おいうのちゃん、なんかこの人怪しくない?無視して行ったほうが良くね?)」
鵜曇憂子:「もしや生き別れの親族だったり?」
青塚舞亜:「ああ、ごめんなさい。急にこんな事聞いたら怪しいわよね」
青塚舞亜:「いいえ。家族じゃないわ。でも、そうね……似たようなものだった……のかな?昔の知り合いよ」
青塚舞亜:「ほら、彼女が転校する前の。一言挨拶しておきたかったんだけど……そっか。知らないか。残念ね」
青塚舞亜:はあ、とため息を付いて俯く。
GM:ここで、ういこちゃんは気づいてもいいです
GM:左の頬のほう。厚い化粧?で隠してはいるが
GM:大きな火傷の跡がある。……他にも目を凝らせば、露出した手足に
GM:刃物でえぐられたような、大きな傷跡が有るのが見えるかもしれない。勿論、普通の人間では気づかない
GM:特殊な技術で隠されたものだ。元FHの君だからこそわかる。
鵜曇憂子:「………」らんらんの囁きに反応しようとして、しそびれる。女性の身体に残された傷痕に気付いてしまったから。
青塚舞亜:「うーん。直ぐに会えると思ったんだけどなあ。ここじゃないかあ……。あ、ありがとね二人共!」
青塚舞亜:「話を聞いてくれて。私は他の場所をあたってみるわ。それじゃね」
GM:彼女は愛想笑いを浮かべて、そそくさとその場をさります
鵜曇憂子:「………」
畦道 嵐:「……何だったんだろ、あの人。うのちゃん、実際雨堂さんって知ってる?」
鵜曇憂子:「らんらん」
畦道 嵐:「え?なに?」
鵜曇憂子:「雨堂さん…は、知らないです。お話したこともありませんし」
鵜曇憂子:「らんらん。でも、ういこ」
鵜曇憂子:「…ういこの直感なのですが」
畦道 嵐:「……うん」
鵜曇憂子:「あの青塚さんという人をこのまま放っておいたら、雨堂さんという人に危険が迫りそうな予感がしています」
畦道 嵐:「放って置かないんだね、うのちゃん」
鵜曇憂子:「らんらん、ういこのお節介っぷり、すっかり分かってらっしゃるくせに」にぱっと笑う。
畦道 嵐:「まあね~。じゃあ雨堂さんって人を、ばっちり助けてやって!私のときみたいにさ!」うぃ!と肩をぶつけながら
鵜曇憂子:「うへへ!お話が早くてらんらんは最高ですな」ぐりぐりと肩をぶつけ返し。
鵜曇憂子:「では、ちょっくら、あの人を追いかけてきやす!」びしっと敬礼。
畦道 嵐:「命令!いちごパフェ作っててやるから、ちゃんと帰ってきな!」女軍人のような口調で
鵜曇憂子:「ひゃ!いちごパフェ軍曹!」
鵜曇憂子:「合点承知の助!」
鵜曇憂子:冗談めかしてそう言うと、踵を返して青塚さんの後を追います。
鵜曇憂子:「(……雨堂さん。雨堂聖理さん)」
鵜曇憂子:「(お話したこともありません。顔も見たことありません)」
鵜曇憂子:「(…そして、あの青塚とかいう女性)」
鵜曇憂子:「(ずいぶん綺麗に隠してましたけど…。どっかで兵器扱いでもされてたんでしょうかねえ)」
鵜曇憂子:「(…そういう女に絡まれちゃうような、雨堂さん)(どんな人かは一切知りませんが)」
鵜曇憂子:残念ながら。
鵜曇憂子:鵜曇憂子は、めちゃくちゃにお節介なので。
鵜曇憂子:「(……首を突っ込みまくってやりますからね…!)」
GM:---
GM:シーンを終了します
GM:シナリオロイスの取得だけ可能です!
GM:普通のハンドアウトのほうね
鵜曇憂子:は~い!青塚舞亜さんに、推奨感情どおり親近感/猜疑心:〇で取得します!
GM:OK!では次のシーン行きます!
GM:---

OP4

GM:最後のOP!
GM:PC4、伊宇摩君のOPになります。
伊宇摩枯栖:1D10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 2[2]+30 → 32

GM:ハンドアウトの再確認!

・PC4(伊宇摩枯栖さん)用ハンドアウト
推奨ワークス:高校生
シナリオロイス:雨堂聖理 推奨感情P:好奇心/N:憐憫

君がこの事件に関わる事になったのはただの偶然ではなく、きっと運命だったのだろう。

君は最近星辰館高校に転校してきた、人助けが人より少し得意なだけの普通の男子高校生である。

ここに転校してくる直前。君は偶然助けた由比ヶ浜藍という女子生徒から、星辰館高校について興味深い話を聞く。
そこには君と同じように、人助けを生業とする雨堂聖理という生徒がおり、由比ヶ浜藍は彼女にも助けられたことが有るのだという。

転校後、雨堂聖理と関わる機会は中々訪れなかったが……
ある日の夕方のことだった。君は町中を必死に走る、雨堂聖理の姿を目撃する。

普段ならそれを見過ごして、君は日常に戻っていただろう。

だが君はその時、彼女の目の中に不穏な光を感じ取ってしまう。
それは君が今まで度々目にしてきた、追い詰められた人間の恐怖の光だった。

君は彼女の後を追い、魔星を巡る恐るべき戦いの中へ身を投じる事になる。

GM:OPではハンドアウトにある、由比ヶ浜さんを助けるシーンをやろうかなと思うんですが
伊宇摩枯栖:はいはい。
GM:悪漢に襲われてるところを助けたいんでしたよね
伊宇摩枯栖:それが、わかりやすいですからね!でも、倒した直後からでもいいぜぃ
伊宇摩枯栖:GMの意に沿うようにやる!
GM:じゃあ倒した直後のところからにしましょうか。
伊宇摩枯栖:OK。
GM:シチュエーションの希望はありますか?何もなければ人気のない夜の路になります
伊宇摩枯栖:人気のない夜の路でいいよー。
GM:らじゃ!
GM:---
GM:満月の夜のことだった。世界を守る、13の守護者達の目が届かない場所で、それは起きた。
由比ヶ浜 藍:華奢な女学生が、目を見開いて尻餅をついている。
GM:視線の先にはかすれた路面標示。その上にゆっくりと赤い血が広がっていく。
由比ヶ浜 藍:少女は追われていた。超常の力を持った、得体のしれぬ悪党に。
由比ヶ浜 藍:それが今、目の前で倒れていた。知識はないが、彼らはもう動くことはないと知っていた。
由比ヶ浜 藍:突然目の前に現れた少年が、彼らの命を絶ったのだ。
伊宇摩枯栖:月明かりの下。少年が少女に振り向く。
由比ヶ浜 藍:衝撃的な場面のはずなのに、不思議と動揺は少なかった。
伊宇摩枯栖:栗色の癖はあるが柔らかそうな髪。軽やかで穏やかな眼差し、すっと通った鼻梁と艶を持った唇。一点の歪みもない面は神秘的ですらある。
伊宇摩枯栖:「伊宇摩枯栖と申します。世の中を良くするために、困ってる人を助ける仕事などをしています」
由比ヶ浜 藍:それは、以前にも同じような光景を見ていたからかもしれない。あるいは、その少年の姿を見て
由比ヶ浜 藍:あまりに神秘的で、彼の前では、それくらいの非日常は当然のように起こるのだろうと、実感していたからかもしれない
伊宇摩枯栖:伊宇摩枯栖は天使のように優しく口の端をつり上げる。
伊宇摩枯栖:「えぇ、はい。お困りのようでしたから、手助けをしました」
由比ヶ浜 藍:「うわ……な、なんていうか」
由比ヶ浜 藍:「本当にいるんですね、そういう人。……正義の味方さん、ですか?」
伊宇摩枯栖:手に持っていた赤い長剣を手持無沙汰にぶらぶらとさせて。
伊宇摩枯栖:「彼等には気の毒な事をしましたが。概ね、その通りかと」
伊宇摩枯栖:「さ……いえ、えぇ、貴方が無事で何よりです」
由比ヶ浜 藍:「確かにちょっと、かわいそうっていうか……いや、襲われてたのは私なんですけど、いやあ……」
伊宇摩枯栖:手を差し出し、立つように促す。
由比ヶ浜 藍:「あ、ありがとうございます!大丈夫です。怪我とかはしてませんから」と言いつつ、体には幾つかの切り傷
伊宇摩枯栖:「気丈な方だ。嘘をつくのは上手くありませんが」
由比ヶ浜 藍:「……これって、夢じゃないですよね?悪者に追われてたら、すっごい綺麗な王子様が助けてくれるって」
伊宇摩枯栖:「いえ、朝起きたら、いつも通りの日常が始まるのですから、これは夢かもしれませんよ」
由比ヶ浜 藍:「なんだか作り話みたいで……現実感がないっていうか……」そう言って、自分の頬を引っ張って「いて!」
伊宇摩枯栖:「家までお送りしますか?」その様子を微笑ましげに見守る。
由比ヶ浜 藍:「いたた~……!やっぱり夢じゃないですね、これ!っていうか引っ張らなくてよかったか。こっちも痛いです」擦り傷をさすって
伊宇摩枯栖:絆創膏を取り出し渡します。
由比ヶ浜 藍:「いえいえいえ、そんな!そこまでやってもらうのは幾らなんでも!後は警察に任せます」
由比ヶ浜 藍:「あ、大丈夫です!自分でも持ってますから!お気持ちだけ頂いときます」
由比ヶ浜 藍:そう言って自分のかばんから絆創膏を取り出してはります
伊宇摩枯栖:言われて絆創膏を仕舞い。
由比ヶ浜 藍:「実は私も、人助けが好きで……っていっても、こんな物騒なことは出来ませんけど」
伊宇摩枯栖:「警察に任せるのは賢明です。そして、聡明でもある」
伊宇摩枯栖:「実際に来るのはUGNでしょうが」
伊宇摩枯栖:人助けが好きという台詞に好奇心が動く。
由比ヶ浜 藍:「世界中の人達を笑顔にしたくて!色々準備してるんです。子供が泣き出した時のためにほら、こういうのもあるんですよ!」しゃかしゃかしゃかしゃか!とマラカスを振ります
由比ヶ浜 藍:「……UGN?どこかで聞いたような……」
由比ヶ浜 藍:「まあいいか。はい、これ名刺です!夢で終わらせないために、渡しておきます。由比ヶ浜藍です!」
由比ヶ浜 藍:世界を笑顔にする女、由比ヶ浜藍 と書かれた名刺を差し出して
伊宇摩枯栖:「ありがとうございます。由比ヶ浜藍さん」
伊宇摩枯栖:その名刺を見て、軽やかで華やかな笑顔で返す。
由比ヶ浜 藍:「いやー、でも不思議だなあ。実は私、夢で助けられるの二度目なんです」
伊宇摩枯栖:「前にもこのようなことが?」
由比ヶ浜 藍:「一度目は、前の高校で……あ、私、星辰館っていうところから転校してきたんですけど」
由比ヶ浜 藍:「そこの……雨堂聖理ちゃんっていう子にも、こんな風に助けられた夢を見たんです」
由比ヶ浜 藍:「在学中は全然接点無かったんですけど、転校してから急にですよ。不思議ですよねえ」
伊宇摩枯栖:「雨堂」星辰館の方角に目を向ける。「聖理さん」
伊宇摩枯栖:「えぇ。それは不思議な事ではありませんよ。きっと、その方も、困ってる人を助けるのが仕事なのでしょう」
由比ヶ浜 藍:「ああれ!?そういえば、伊宇摩くんも今の高校で一緒だったっけ?ごめん!まだ全員の名前と顔覚えれてなくて!」
伊宇摩枯栖:「いえ、お気にしないで結構ですよ。そもそも、これは夢なのですからね」
由比ヶ浜 藍:「ええ~?なんで分かったの伊宇摩くん!やっぱり夢だから、私が知ってることは知ってるとか?」
由比ヶ浜 藍:「そう、雨堂さんも人助けが大好きで……私よりちょっと物騒なところがあるんだけど……」
由比ヶ浜 藍:「……元気にしてるかなあ、ひじー」こちらも星辰館の方角を見ながら
伊宇摩枯栖:「ふふふ、接点がない人を助けるなのだから、そう思っただけですよ」
伊宇摩枯栖:「一度お会いしてみたいですね」
由比ヶ浜 藍:「是非是非!もしも会ったら、私も元気だって伝えてください!」
伊宇摩枯栖:「はい。そうします」柔らかな笑みだ。
由比ヶ浜 藍:「あと、あれで結構抱え込む所あるから……もしも困ってたら助けてあげてください。私の代わりに!」
由比ヶ浜 藍:「ああ、でもどうかな~……ひじー、あれで結構疑り深い所あるからなあ」
由比ヶ浜 藍:「伊宇摩君みたいに、顔が良すぎる人相手だと中々心をひらいてくれないかも……」
伊宇摩枯栖:「えぇ、えぇ、わかりました」貰った名刺を指でひらつかせ。
伊宇摩枯栖:「依頼料をこの通り貰いましたからね」
由比ヶ浜 藍:「まあ、でも大丈夫!人助け仲間同士、きっと最後は分かりあえますから!」
伊宇摩枯栖:「契約は此処に成ったと言って良いでしょう。困ってる人を助けるのが仕事です」
伊宇摩枯栖:最後は分かり合えるという台詞に頷く。
伊宇摩枯栖:「星々が集って運命を紡ぐように」
伊宇摩枯栖:「彼女ときっと出会えるでしょう」
GM:ではここで。
GM:伊宇摩くんに渡すものがあります。
GM:Rハンドアウトです
GM:公開するときまで、他人に見せないように注意してください
GM:秘話!
伊宇摩枯栖:こい!
伊宇摩枯栖:なるほどねぇ。大丈夫です。
GM:こうして君は、奇妙な縁から雨堂聖理という少女の存在を知った。……それから、時は流れ
GM:君は今大N市に居る。そしてこの時口にした通り。
GM:まるで運命に導かれるように。君は雨堂聖理と実際に出会うことになる。
GM:それは満月の夜のこと。晴れ渡っていた空に雲がかかり、星々の光が遮られ
GM:暗く長い闇夜が訪れようとしていた、そんな時だった。
GM:それはまるで君に
GM:この空を切り裂いてくれと、言っているかのようで。
GM:---
GM:シーンを終了します。シナリオロイスの取得が可能です!
GM:表のやつね!間違えないように気をつけて!
伊宇摩枯栖:シナリオロイスを取ります。雨堂聖理 P:好奇心〇/N:憐憫 で良いでしょう。
伊宇摩枯栖:以上です。

ミドル1

GM:ではセッションの続きを開始していきましょう!
GM:ミドルシーン1。合流と戦闘のシーンだよ。
GM:シーンプレイヤーは雨堂さん。ほか、PCは全員登場をお願いするね
GM:登場のダイスを振ってね
鵜曇憂子:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 5[5]+47 → 52

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:47->57)
筧正臣:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 7[7]+42 → 49

伊宇摩枯栖:1D10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 6[6]+32 → 38

雨堂聖理:もうだめだ
GM:では描写をしていきましょう
GM:---
GM:夜の住宅街に煙が上がっている。激突した車から出る煙だ。
GM:雨堂聖理は追い詰められていた。君が知らない、君の過去から現れた怪物たちに。
GM:お前がいなければ、私達は幸福でいられたのに。そう呪詛を吐きながら、彼らは徐々に距離を詰めてきます。
雨堂聖理:背中のナイフに手がかかる。身を守らなければならない。
雨堂聖理:身を守る。身を守るために、そのナイフを誰に向けるのか。
雨堂聖理:「…………」
復讐者“たち”:うじゅ うじゅ うじゅる
復讐者“たち”:彼らの皮膚の下。先程、車に乗っていた男と同じように、何かの触手が這い回っている。
雨堂聖理:動けない。じりじりと後ずさる。それが、彼の手引きで現れた、恐らくは真っ当な存在ではない、敵であったとしても。
復讐者“たち”:彼らの多くはオーヴァードではないだろう。だが、それから齎される力によってか
復讐者“たち”:ワーディングによって倒れることはない。切り抜けるためには、彼らを殺さなくてはならない。
復讐者“たち”:だが、できるだろうか。この数を、君一人で?
雨堂聖理:……あるいは、可能・不可能の以前に。
雨堂聖理:雨堂聖理は知っている。分かっているのだ。たとえ自分が彼らを直接知らなくても、彼らの復讐は正当なものだ。認められるべきものなのだ。
雨堂聖理:他ならぬ彼女が、それを認めない訳には行かない。雨堂聖理もまた、復讐のために走り出した者だから。
雨堂聖理:「……っ」
雨堂聖理:ナイフを握る手が震える。掴むか、離すか。認めるか、認めないか。次の行動を決断できないという異常事態に、その手指が揺れている——
青塚舞亜:「ねえ、雨堂ちゃん。私のこと覚えてる?」
青塚舞亜:復讐者の一人が君に声をかけてくる
雨堂聖理:視線だけがそちらに向く
青塚舞亜:「って、覚えてるわけ無いか。顔も声も、随分変わっちゃったもんね」
青塚舞亜:「でも、私は知ってる。ううん、ここにいる人達、全員がそう」
青塚舞亜:「貴方が知らなくても、貴方に人生を変えられた人たち」
青塚舞亜:「ねえ、雨堂ちゃん。私達のほうが正しいよね。他の方法だってあったのに、私達の大切なものを奪って」
青塚舞亜:「悪いのは雨堂ちゃんの方だよね?だから……」
青塚舞亜:「ここで死んで……くれるよね?」
青塚舞亜:その体から、黒い炎が立ち上り、君に向かって飛来する
雨堂聖理:背中が汗でじっとりと濡れている。迫る彼女に、視線を向けて、まだナイフを抜けない。
伊宇摩枯栖:「…………」
伊宇摩枯栖:「悲痛な叫びだ」
伊宇摩枯栖:その声は雨堂聖理の頭上から聞こえた。
雨堂聖理:応じなければ間に合わない、その射程に入る目前—— 「……!?」
伊宇摩枯栖:「その恨みが正しきものであるなら報われるべきなのでしょうが、これはどう見ても異常な事態だ。誰かにまんまと乗せられているようですね」
伊宇摩枯栖:街路灯の上に立つ少年が、哀し気に、愁いを秘めた表情で僅かばかり目を伏せる。
伊宇摩枯栖:その手には赤い長剣。街路灯の光に照らされ剣呑に光っている。
伊宇摩枯栖:「伊宇摩枯栖と申します。世の中を良くするために、困ってる人を助ける仕事などをしています」
伊宇摩枯栖:「手助けを」
伊宇摩枯栖:人を安心させるような落ち着き払った良く通る声。
伊宇摩枯栖:「由比ヶ浜 藍さんに頼まれています。雨堂聖理さん」
伊宇摩枯栖:街路灯から飛び降り、雨堂聖理の前に、その命を守るように音もなく着地した。
伊宇摩枯栖:そして、赤い剣が苛むようににじり寄る黒い炎を切り裂いた。
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃ……ユイちゃんが……!?」
伊宇摩枯栖:「えぇ」彼女の名刺を指で雨堂さんに挟んで見せる。青塚さんに向き直り
青塚舞亜:「なに……?誰?貴方一体」
青塚舞亜:「UGNはウィザードが対処しているはず……それにこの辺りに、雨堂ちゃんの知り合いはいないはずなのに」
伊宇摩枯栖:「今し方名乗りは上げましたよ。さて、どうします?続けますか?」
伊宇摩枯栖:「知り合いの、知り合いです。貴方にとっては運が悪いとは思いますが、彼女を渡すわけにはいきません」
伊宇摩枯栖:「こちらは依頼をもう受けているのでね」
伊宇摩枯栖:赤い剣をゆるりと回す。
雨堂聖理:「……」 事態はまだ飲み込みきれていない。ただ、第三者の存在で、思考が急速に落ち着き、結論を定めようとしているのを感じる。
青塚舞亜:「運が悪いのは貴方の方よ。一人増えたくらいで私達は止められない」
青塚舞亜:「彼女に味方するなら、仕方ないわ。一緒に死んでもらう」
伊宇摩枯栖:「困りましたね。それは、とても良くない」
伊宇摩枯栖:雨堂さんに視線をちらと向ける。走れますか?と、目で問いかける。
雨堂聖理:「……」 目線だけを返して、浅く頷く。だが同時に、その手は後ろ手でしっかりナイフを握っている
雨堂聖理:『一緒に死んでもらう』 と、彼女がそう言った瞬間に、スイッチは完全に入っていた。
雨堂聖理:他人のためならいくらでも戦える。
伊宇摩枯栖:「結構」
筧正臣:「……ああ!?」 あたりに響かせるような大声が聞こえる。
筧正臣:「やばい、もう始まっちまってる!」 が、が、が、がっ、と石を削り取るようような足音とともに、頼りないような人影が降ってくる。
青塚舞亜:「……今度は何?」
筧正臣:「いってっ」 着地にしくじる。転がりそうになって、ビル壁に肩を押し付け、どうにか”着地に成功した”体裁を保つ。
伊宇摩枯栖:視線をそちらに向ける。
鵜曇憂子:ズガガガガッ!激しい雷撃がアスファルトに叩きつけられる。
筧正臣:「だめだこれ、うまくいかない。高いところから登場する奴は上級者向けだ! そっちはもう少しゆっくり——おわっ」
雨堂聖理:目だけを動かし、こちらは雷撃の発生源を見る。
雨堂聖理:この状況に、押っ取り刀で乱入してくる手合いなんて。
鵜曇憂子:次に落ちてくるのは巨大な槍——そしてその柄から手を放し、軽く着地する。
鵜曇憂子:「もーー、せっかくかっこよく登場するところなのに、決まらないですよう」
筧正臣:「”スターオブライフ”! 先行人員に配慮して徐々にやってくれよ!」
鵜曇憂子:「”アウトバースト”さんてば、『俺についてこい』ってさっきは言ってたじゃないですか!」
伊宇摩枯栖:「ふ」二人の言い合いに軽く口角を上げる。
筧正臣:「そうだけど! でも、いきなり雷が降ってきたりしたら超驚くじゃん——あ、悪い。状況はまだよくわかってないんだが、こっちはあれだ」
筧正臣:「いちおう天下のUGNだ! 双方おとなしく事情聴取に立ち会ってくれるなら、荒事にはしない!」
筧正臣:「……無理か?」
雨堂聖理:「……どうする?」 青塚さんに
青塚舞亜:「UGNまで……一体どうなっているのかしらね、これは」
伊宇摩枯栖:「運が悪いという事ですよ。そういう日は、何をやっても上手くはいきませんよ」
青塚舞亜:「でも、今更止まるつもりはないわ」
復讐者“たち”:「全員」 「殺してやる」「俺たちが」「俺たちの怒りは、正しいんだ!」
GM:雄叫びを上げて、復讐者達が君達に向かってなだれ込む……
筧正臣:「ま、じ、か」 顔が引きつる 「殺すって言ってる……落ち着け! 俺はこれ以上厄介な——くそっ」
筧正臣:「説得する暇、ゼロだな」
伊宇摩枯栖:「彼らはオーヴァードではありません。なるべく殺さないように」筧さんに声をかけ、剣を構えた。
鵜曇憂子:「うじゅうじゅしてますからね」
鵜曇憂子:「殺さないっつーーのは、ちょっと厳しいんじゃないですかねーー……」槍を再度構えなおす。
GM:という感じで。戦闘を開始しましょう
GM:距離はPC側とエネミー側の2つ、距離は5m離れています。

▼エンゲージ
(青塚[12]、復讐者たち1[0]、復讐者たち2[0]、復讐者たち3[0]、復讐者たち4[0]、復讐者たち5[0])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:では、セットアップに移りましょう
青塚舞亜:セットアップ!こちらは何もありません
伊宇摩枯栖:なしです。
筧正臣:なしももんが!
鵜曇憂子:なしももんが!
雨堂聖理:ない!
GM:全員内容だな
GM:ではイニチアシブを挟んで、まずは行動値12組の行動です
GM:雨堂!筧!青塚!PC優先なので雨堂さん筧さんから。
GM:どっちから動くか決めていいよ
筧正臣:では!
筧正臣:雨堂さん、ここはわたくしめにお任せを!
筧正臣:先に範囲攻撃で苦しめてやります!
雨堂聖理:ほほう……よいでしょう
雨堂聖理:その実力、私に見せてみなさい
筧正臣:ははーっ! では、筧から行動します。
GM:何だこの茶番
筧正臣:まずはマイナーで↑方向に5m移動。他のPCとエンゲージを離します。
GM:イイデショウ

▼エンゲージ
(青塚[12]、復讐者たち1[0]、復讐者たち2[0]、復讐者たち3[0]、復讐者たち4[0]、復讐者たち5[0])
   5m
(雨堂[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[8])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

筧正臣:メジャーでコンボ:筧の迅雷。コンセントレイト+天からの眼+雷の残滓+レーザーファン。
筧正臣:範囲攻撃なので対象はエネミー全員!
GM:こいっ
筧正臣:8dx7+13
DoubleCross : (8R10+13[7]) → 10[1,5,5,7,8,9,10,10]+10[1,2,7,9,10]+3[2,2,3]+13 → 36

鵜曇憂子:いい出目!
GM:たかたか
筧正臣:固定値があってよかった
GM:ちょっとまってね
GM:復讐者たちはイヴェイジョン持ちなのですが、合計達成値10しかないので全員くらいます
GM:一応ガードしておこう
GM:出、青塚さんはドッヂ
筧正臣:ではダメージ
筧正臣:あっ、違った
青塚舞亜:6DX
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[3,4,4,4,8,8] → 8

筧正臣:フーッ
GM:ゴミゴミゴミ~
GM:ダメージをどうぞ
筧正臣:4d10+8 諸々有効、命中したら邪毒ランク5を付与!
DoubleCross : (4D10+8) → 31[8,6,10,7]+8 → 39

筧正臣:高いッ
GM:出目いいな~
GM:復讐者たちは全員メッチャギリギリで立ってます。
GM:青塚さんも生存。演出をどうぞ!
筧正臣:くっ、しぶとい!では演出
筧正臣:「待つってことを知らないのかよ。話し合いのチャンスくらいは——ああ——」 体を傾け、その動作がすでに重心移動になっている。後方に飛びのきながら、両腕が交互にしなる。
筧正臣:「駄目だな。俺は……”アウトバースト”なんだから。お前ら以上に」 振り出される腕の先から、飛沫のように鉄の”礫”がはじき出される。
復讐者“たち”:目で追うことすらできない。全員無防備に食らう
筧正臣:「せっかちで、待ってやるわけにはいかねえんだよな」 鉄の飛沫が復讐者たちを射抜く。肉を削り取り、動く力を奪う一撃——体内に埋め込まれた”礫”から稲妻が放たれる。
筧正臣:侵食率49→58
復讐者“たち”:「ぎゃああああ!」「いてえ……畜生、いてえ!」「許さない……貴方ももう許さない……!」
筧正臣:「……駄目か! 止まんねえ、タフなやつらだ!」 泣き言のような声。以上です!
伊宇摩枯栖:「やりますね。相当の腕だ。あの電気は残るやつかな?」
筧正臣:「よく見えてるな? 俺の技は効いてくるまで時間がかかる、待ってりゃ確実にやれるとは思うが早めになんとかしてくれ」
復讐者“たち”:動けなくなったものもいる。主婦、サラリーマン、学生のような子供まで。多様な人間が居るが、その全員が戦意だけで雨堂聖理に向かおうとしています。
青塚舞亜:「制度が高い……それにこの雷……長くはもたないか……」
伊宇摩枯栖:「と、言う事ですが。守るべき彼女もなかなかにタフなようだ」
雨堂聖理:動いて良いかな?
GM:あ、どうぞどうぞ!
GM:雨堂さんの手番だよ!
雨堂聖理:マイナーで5m前進、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《獅子奮迅》。使用武器はナイフ

▼エンゲージ
(雨堂[12]、青塚[12]、復讐者たち1[0]、復讐者たち2[0]、復讐者たち3[0]、復讐者たち4[0]、復讐者たち5[0])
   5m
(鵜曇[6]、伊宇摩[8])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

雨堂聖理:判定直前に必殺新兵器、《紡ぎの魔眼》。判定ダイス……+3!
雨堂聖理:8dx7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[2,2,4,5,5,5,6,9]+10[7]+2[2] → 22

GM:さっきと同じく!イヴェイジョンなのでトループは全員ガード。青塚さんは回避を試みます
青塚舞亜:6DX
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[1,1,1,1,7,8] → 8

GM:ゴミゴミ~
GM:ダメージをどうぞ!
雨堂聖理:ダメージ!
雨堂聖理:3d10+2
DoubleCross : (3D10+2) → 15[5,5,5]+2 → 17

雨堂聖理:諸々有効
GM:トループは全員倒れます
青塚舞亜:青塚さんはまだ生存。結構HPが高いのだ
GM:演出どうぞ!
雨堂聖理:筧さんが後ろに傾く初動から半拍置いて、既に前方へ飛び出している。夜闇の中、抜いたナイフが街頭の光を反射して閃く。
雨堂聖理:攻撃を受けて動きが乱れ、乱れながらもこちらを目指す、その瞬間を逃さない。
雨堂聖理:(狙ってるのがあたしなら) 走る刃は、衣服の下で蠢く触手らしきものを切り刻む。まずは試すように浅く……
雨堂聖理:そして深く、動きが止まるまで (こんなにやりやすいことはない)
復讐者“たち”:「……雨堂聖理ッ!」「雨堂!」「うどうぉぁおああああ!」
雨堂聖理:魔眼を踏んで加速しながら、蹴り、ゲートでの短距離転移、更には投擲を織り交ぜ
雨堂聖理:着実にその動きを停止させていく。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+10した(侵蝕率:57->67)
雨堂聖理:……最後の一人を隣の塀際に追い込んで、踏みつけるように動きを止めて
雨堂聖理:青塚さんを振り返る 「……もうやめて」
雨堂聖理:「"ウィザード"、って言ってたよね。"マスターウィザード"を知ってるなら」
雨堂聖理:「これがどういうことかも分かってるんじゃないの?」
青塚舞亜:「無理」
青塚舞亜:「ようやく始まったんだもの」
雨堂聖理:「…………」 辛そうに視線を落とすが、その手はナイフを握り直している
青塚舞亜:「私を思い出せないのなら」
青塚舞亜:「思い出せるようにしてあげる」
GM:ということで青塚さんの手番に移ります
青塚舞亜:まず、オートアクションでFHアイテムMASKedの効果を解除。
筧正臣:「え、なんだ? 動機は怨恨か……?」
青塚舞亜:ボロボロと皮膚が剥がれて、焼け焦げた顔と傷だらけの手足がむき出しになる。
青塚舞亜:雨堂さんにはわかる。恐らくこれは拷問を受けた痕だ。
雨堂聖理:「……」 眉をひそめる
雨堂聖理:「……あなた、まさか」
青塚舞亜:これと同じような死に方をしていた人間を、君は故郷で見たことがある。
青塚舞亜:君が敵対していたFHが、よく用いていた手口だ。顔の半分を焼いた後、手足を順に削いでいく。
青塚舞亜:「雨堂ちゃんは知らなかったんだっけ?私達が……貴方のお兄ちゃんと、私が、付き合ってたこと」
雨堂聖理:「な……っ」
青塚舞亜:「でもね……貴方の敵は知っていて」
青塚舞亜:「貴方が……あの人を囮にしたせいで」
青塚舞亜:「私までこんな体にされちゃった」
青塚舞亜:「貴方だけ綺麗なままなんて、そんなの私」
青塚舞亜:「我慢できないわ」
雨堂聖理:言葉を失う。震える手がナイフを取り落した。
雨堂聖理:「お……っ、お兄ちゃん、の……?」
雨堂聖理:「まっ、待って、あたしそんなの……そんな……!」
雨堂聖理:……意味のある言葉を返すことはできない。彼女の言葉は漏らさず真実であり、彼女の怒りは労せず理解できる。
青塚舞亜:マイナーで《火の檻》、エンゲージを封鎖し、メジャーアクションで《飢えし影》《災厄の炎》《ヨモツヘグリ》《コンセントレイト:ウロボロス》
青塚舞亜:射撃攻撃を行い、命中時に対象をHP1で戦闘不能から回復。侵食値を2d10点上昇させ、ダメージを与えます
青塚舞亜:対象は勿論自分を除いたエンゲージにいる全員です。
青塚舞亜:10DX7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,4,5,7,7,7]+10[6,6,10]+10[10]+3[3]+4 → 37

雨堂聖理:さ、殺意が高すぎる
雨堂聖理:ダメ元ドッジします
雨堂聖理:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[4,5] → 5

雨堂聖理:あまりにもダメ元!
GM:4d10+4
DoubleCross : (4D10+4) → 19[1,6,7,5]+4 → 23

GM:4じゃない!
雨堂聖理:4でいいだろ!!
GM:あと5点高いです。固定値9!
GM:28ダメージ!
雨堂聖理:28点かよ……クソーッ
雨堂聖理:防具もねえ! なすすべなく死にます
雨堂聖理:で、リザレクトする必要はないんだけど2d10上げてHP1で復活……?
GM:いえ。蘇生してからダメージです。
雨堂聖理:2d10上がってからダメージ喰らって死んでリザレクト……!?
GM:なので復讐者たちも一度HP1で蘇生してから倒れます
GM:そういうこと!
雨堂聖理:衝動判定並やぞ!
雨堂聖理:2d10
DoubleCross : (2D10) → 9[4,5] → 9

青塚舞亜:「アハハハハッ!殺す!殺してやる!」僅かに残った右頬を歪ませながら。体から黒い炎が滲み出す。
雨堂聖理:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

雨堂聖理:雨堂聖理のHPが3になった(HP:25->3)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+12した(侵蝕率:67->79)
雨堂聖理:反撃……には移れない。空になった手と腕で、自らの身を守るような恰好
青塚舞亜:「死にたいと思っても、その度に生き返らせて、何度も何度も」
青塚舞亜:「心も魂も何もかも燃え尽きるまで!私達全員の分まで!」
青塚舞亜:「殺してやるっ!」
雨堂聖理:「ッ……」 歯を食いしばって耐えるしかできない。彼女の言葉のその全てが、頭の中で渦を巻いている
復讐者“たち”:「ははッ!燃えてる!」「雨堂聖理が燃えてるぞ」「いいぞ、もっと!もっとみせてくれ」「はは」「はははははははは!」
復讐者“たち”:「はははははははは!」
GM:炎に焼かれながら、復讐者たちは笑う。死ぬほどの痛みに晒されながら、君だけを見て笑う。
雨堂聖理:……他人のためなら。そう、傷つく誰かを助けるためなら、雨堂聖理はどこまでも怜悧に戦おう。だってそれは、正しいことだ。
雨堂聖理:……それなら、今この状況は、何だ? 彼らに抗うことは、本当に正しいことなのか?
雨堂聖理:常ならば即断し、発生すらあり得ない疑問に、苦しむ脳は答えられない。炎と嘲笑が五感から精神を蝕んでいく。
GM:では次、伊宇摩くんの手番に入ってください!
伊宇摩枯栖:コンボ:『紅色に砕けたヴェリタス』《コンセントレイト:ブラムストーカー》《鮮血の一撃》HP2消費
伊宇摩枯栖:マイナーで移動して封鎖領域に突っ込む。

▼エンゲージ
(雨堂[12]、伊宇摩[8]、青塚[12])
   5m
(鵜曇[6])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

伊宇摩枯栖:攻撃対象は青塚舞亜。
伊宇摩枯栖:8dx7+5
DoubleCross : (8R10+5[7]) → 10[3,4,5,5,6,7,8,10]+10[3,6,9]+6[6]+5 → 31

青塚舞亜:結構HP削れてるんだよな……!ドッジします!
青塚舞亜:6DX
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[3,5,9,9,9,9] → 9

伊宇摩枯栖:HP28→26
GM:ダメージください!
伊宇摩枯栖:4d10+14
DoubleCross : (4D10+14) → 23[10,6,2,5]+14 → 37

伊宇摩枯栖:装甲無視。
GM:うおっ!ギリギリ生きてる!
鵜曇憂子:なにー!
GM:演出をどうぞ!
伊宇摩枯栖:「いいえ。いいえ。これ以上は見せるわけにはいきません」
伊宇摩枯栖:「貴方たちの心が復讐に焦がされて本当の化け物になってしまいます」
伊宇摩枯栖:炎の中に躊躇することなく足を踏み入れる。
伊宇摩枯栖:「雨堂聖理さん。彼らの言葉は正しいのでしょう、きっと。貴方がそのような状態になっているからです」
伊宇摩枯栖:「しかし、彼らを操り乗せている奴がいる。それを忘れては、いけません。いけないのです」
雨堂聖理:「それは……それは絶対に、そうなんだけど……っ」
伊宇摩枯栖:赤い剣を両手で握りしめて、青塚舞亜に振るう。
伊宇摩枯栖:風を切って翻る剣閃は汚れた薔薇のようなくすんだ赤。
伊宇摩枯栖:その血色の技は熟練の域だがオーヴァードからすれば目を見張る程の物ではない。
伊宇摩枯栖:ただ、必ず相手を倒すという意志だけが強烈に滲む全力の一撃は、凡剣なれど到底無視は出来ないだろう。
青塚舞亜:「邪魔を……おおおっ!」
伊宇摩枯栖:撃刃一合。炎を切り裂きながら青塚舞亜の前に立つ。
青塚舞亜:溢れ出る赤を、黒い炎で焼け焦がし止めながら、立ち上がる
青塚舞亜:「するな……!この……何処の馬の骨ともわからないぽっと出が……!」
青塚舞亜:「私の邪魔を、するな!」
伊宇摩枯栖:「復讐には代わりに付き合います」
伊宇摩枯栖:「困ってる人を助けるのが、仕事ですから」
伊宇摩枯栖:強い意志を秘めた視線を向ける。
筧正臣:「あれに突っ込んでいくか? すごいな……ぼくなら1分は迷ってる」
鵜曇憂子:「顔から行動から言動から、できすぎですよねえ、あのお兄さん」
鵜曇憂子:「まあ…仰ってることには、概ね同感ですけどねっ!」
伊宇摩枯栖:38→42
GM:次は行動値6、ういこちゃんの手番!
鵜曇憂子:マイナーで5m前進。敵エンゲージに接近します。

▼エンゲージ
(雨堂[12]、伊宇摩[8]、鵜曇[6]、青塚[12])
   10m
(筧[12])
[]内は行動値

筧正臣:「マジか。やる気だな……下がっとこ」
鵜曇憂子:メジャー。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》!
鵜曇憂子:青塚さんに攻撃します。
GM:なんだと!
GM:イイデショウ
鵜曇憂子:13dx@8+5
DoubleCross : (13R10+5[8]) → 10[1,1,3,3,3,3,4,5,5,5,7,8,9]+4[3,4]+5 → 19

鵜曇憂子:えっ!?低!
青塚舞亜:ドッジしちゃお~
青塚舞亜:6DX
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,3,3,4,8,10]+5[5] → 15

青塚舞亜:固定値に負けた……
鵜曇憂子:うわこわ!
鵜曇憂子:よ よかった!ダメージロールします。
鵜曇憂子:2d10+24 装甲値有効です。
DoubleCross : (2D10+24) → 9[5,4]+24 → 33

GM:残りHPは7なので、当然倒れます
GM:演出をどうぞ!
鵜曇憂子:侵食率52→59
鵜曇憂子:超巨大槍型武器『命の星』を持ち、流星が落ちるかのごとく一直線に駆け抜ける。
鵜曇憂子:槍から迸る雷撃が、激しい蒼白の光を撒き散らして炎を蹂躙し、
鵜曇憂子:圧倒的質量を乗せて青塚舞亜の身体を貫く。
青塚舞亜:炎で、その勢いを止めようとするが
青塚舞亜:「ぐ、がああああぁっ!」刺し貫かれ、紙切れか何かのように吹き飛ばされます
伊宇摩枯栖:「うおっ!?」眩い蒼白の光を腕で避けながら、雨堂さんを庇うように立つ。
鵜曇憂子:「オッラアアア!」走り抜ける。身体が炎に焼かれようと躊躇しない。
雨堂聖理:素直に伊宇摩くんの体を盾にして、攻撃余波を免れる
青塚舞亜:「ぐううう……何故、お前はなんで助けるんだ……そんな女を……!知らないと、言っていたはずなのに……!」
鵜曇憂子:「ええ」
鵜曇憂子:「知らないですよ。そこのお姉さんがしたことも、あなたの言い分も」
鵜曇憂子:「でも。悪いですけど。ういこだって、そこのお兄さんだって”アウスバースト”さんだって」
鵜曇憂子:「分かるんですよ……誰に味方すべきか!」
鵜曇憂子:「それは決して、あんたらじゃあ無いんですよ!」
青塚舞亜:「ぐううう……っ!」
青塚舞亜:はぁ、はぁと息を切らしながら。「許さない……」《蘇生復活》。それから《瞬間退場III》
青塚舞亜:「この程度で……助かったと思うなよ……雨堂聖理……」
青塚舞亜:「私達はお前を、絶対に許さない……!」
青塚舞亜:そう言って黒い炎に包まれ、彼らは姿を消します。周囲の復讐者たちも含めて。
GM:戦闘終了です
筧正臣:「げ! 逃げられた? 確実に”紫電”が入ったのに……!」
鵜曇憂子:「なんですかそれ、ピンピンしてたですよあいつら!」
雨堂聖理:「…………」 やっぱり炎から身を守り、腕の合間からその退却を見届ける
筧正臣:「待てば倒せたの! そういう技!」
伊宇摩枯栖:「毒のようなものですね」
筧正臣:「ああ。でも……まあ、ちょうどいいや。状況整理しようぜ」
鵜曇憂子:「ふむー」雨堂さんに視線を向けます。
雨堂聖理:「あ……えっと……」
伊宇摩枯栖:「雨堂さん、無事ですね。良かった」
雨堂聖理:気まずそうな様子を見せるが、笑顔を……それも、少し躊躇いが混じるものではあったが、笑顔で、三人を見て
雨堂聖理:「うん。……助けられちゃった。ありがとう」 言葉を選ぶかのように、ゆっくりと言う
筧正臣:「や……どーも。あんたが、”雨堂聖理”? こっちは”アウトバースト”。UGN所属。探偵。ってわけで、『自己紹介するなら自分から』みたいな眠てえ段取りは省いた」
筧正臣:「こっちの、雷がバリバリしてる方は……」 自己紹介を促してみる。
雨堂聖理:「はい。"因果夜船(シンギュラルアーク)"の雨堂聖理です。さっき、UGNって言ってたけど……」
鵜曇憂子:「へい!同じくUGNイリーガルの鵜曇憂子、もしくは”スターオブライフ”でやんす」
筧正臣:「やんす……」
雨堂聖理:「"アウトバースト"さんに鵜曇ちゃん。UGNね。あたしも一応イリーガルなんだけど、第七支部の……」
雨堂聖理:「で」 振り返り 「伊宇摩くん……だよね。ユイちゃんにお願いされたっていう。……UGN?」
伊宇摩枯栖:雨堂さんを見守りながらポケットに片手を入れて何かを弄んでいた。
筧正臣:「確かに、そこの男子がいちばんよくわかんねえ」
伊宇摩枯栖:「そうですね。能力に覚醒してから困ってる人を助ける仕事を自主的にしていたのですが」
伊宇摩枯栖:「そういう事をしていた時にこの世界の裏を知る人に拾われました。その人はUGNの支部長だったんですよ」
伊宇摩枯栖:「どうも個人でやるのは色々と問題も多かったみたいでしてね」
筧正臣:「自主的にって……」 ヤバイやつだな、という言葉はしまっておく。
雨堂聖理:「へー、自主的に……」
鵜曇憂子:「ヤバイっすねえ」
鵜曇憂子:「でも、てことは」首を傾げる。「今はUGN所属なんですか?」
筧正臣:「しっ! 宇曇、それは俺も思ったけど言わなかったやつ……!」
伊宇摩枯栖:「イリーガルというやつなんですかね?」
鵜曇憂子:「モガッ」
筧正臣:「ああ~、イリーガル。OK。だいぶわかってきた」
伊宇摩枯栖:「でも。えぇ。今回は由比ヶ浜藍さんに頼まれました。貴方が困っていたら力になるように、と」
伊宇摩枯栖:「貴方も人助けをしてる人だから。そう言ってね」
筧正臣:手帳を開いて、何かを書き込むふりをする。
雨堂聖理:「……そうなんだね」 ちょっと笑って 「ありがとう。まさに困ってたから助かった」
鵜曇憂子:「ちなみにういこはあの青塚さんという女性を追いかけて来たのですが……」
鵜曇憂子:「筧さんは、すごく偶然にバッタリ出遭ったのですけど、何かしてらっしゃったのですか?」
伊宇摩枯栖:「死なれては、困りますよ」少しだけ微笑みを向け、憂子ちゃんの言葉に耳を向ける。
筧正臣:「俺? 俺は、というか……俺も……まあ……」
筧正臣:「人助けをしなきゃいけない呪いにかかってるんだ」
雨堂聖理:「呪いって」
雨堂聖理:「……うん、色々、なんていうか、あるんだけどさ。まずはありがとう」
雨堂聖理:「助かりました。……多分あのままだったら、あたし、ヤバかったから」
雨堂聖理:「ただ、あんまり一箇所に留まってもいられないと思う。あたし、その……狙われてて。さっきの人じゃなくてね」
雨堂聖理:「……"マスターウィザード"って奴に」
伊宇摩枯栖:「マスター……ウィザード」
筧正臣:「マスターエージェントかよ」
鵜曇憂子:「うぬ」顔をしかめる。
伊宇摩枯栖:それが敵の名前。マスターエージェント。だが、だが、しかし。
伊宇摩枯栖:「彼等の恨みと憎しみを、その哀しみを、人の想いを欲望の為に利用した"マスターウィザード"を、決して許しはしない」
伊宇摩枯栖:「えぇ、決して」
雨堂聖理:「ぽいですね。危ない人です。……なんですよね? マスターエージェントって」
鵜曇憂子:「そですね、マスターを冠するのはFHでも上位の……」
雨堂聖理:「なんで、逃げ切れるか分からないけど、ちょっと場所変えましょう。この辺りなら、多少心当たりが……」
雨堂聖理:おのず、苦笑が浮かぶ。彼相手に、その準備はどれだけ役に立つか 「……ともかく、立ち話もなんですし、ってことで!」
雨堂聖理:「あ、鵜曇ちゃん割と知ってる系? なんか色々いるんだよね、FHにもさー」
鵜曇憂子:「ぬ!まあギョーカイ話を小耳に挟んだというかなんというか!」頬をかく。
鵜曇憂子:「この話は長くなっちまいますからねえ、そですね、ちょっと場所を変えましょうですね」筧さんを見る。
伊宇摩枯栖:「支部は使えないのですか?一番安全だと思いますが」
GM:では、そんな提案をした瞬間
GM:筧さんの携帯に電話がかかってきます
筧正臣:「おっ」
GM:警察の頃の同僚からだ。君が探偵を始めてからも何かと気にかけていた。
筧正臣:「あー……なんだ……? わりと嫌な予感がするけど……」 通話に出ます。
元同僚:「あ、筧。今大丈夫か?」
元同僚:「俺の記憶違いならいいんだが……お前、少し前に雨堂って子を探してる、みたいなこと言ってたよな?」
筧正臣:「大丈夫かどうかでいうと大丈夫じゃないかもしれないけど、うん、まあ」
筧正臣:「探してましたけど??」
元同僚:「今、ニュース見れるか?その子……かなりやばいことになってるぞ」
筧正臣:「な、なんで!?」
元同僚:「指名手配されてる。……北海道山中で、39人分の死体が発見された」
筧正臣:「どう考えても被害規模がヒグマの仕業じゃねえかよ」
元同僚:「全員雨堂聖理の関係者だ。それから、街を出てからも」
筧正臣:「知ってるか、三毛別では……えっ、関係者? マジ?」
元同僚:「武器の密売、傷害、窃盗、暴行、殺人……他にも色々、証拠が上がってきたらしい」
元同僚:「UGN関係者だってことはわかってるけど、警察としちゃ看過できることじゃない。それに何故か、メディアにも情報が回ってる」
筧正臣:「頭の痛い話だな」
元同僚:「……なあ、お前なんでそんな奴のこと探してたんだよ。もしかして隠し子とかか?」
筧正臣:「お前が俺のことをどう思ってるか、うっすらとわかったよ」
筧正臣:「もちろん事件の重要参考人として調べてたに決まってんだろ! 探偵の勘だよ!」
筧正臣:「だから、できる範囲で会議を重要視するようにがんばってみてくれ。1分でも2分でも足止めしてくれ」
元同僚:「ホントかよ。」苦笑「まあわかった。やるだけやってみるけど期待するなよ」
元同僚:「お前も深入りはよせよ。やけどするぜ。じゃあな」
筧正臣:「そのつもりだよ。資料を一部多く印刷して時間を稼ぐだけでもいい。たぶん、俺……俺たちが一番、解決に近い」
筧正臣:「するもんか。俺はそういうのが……」 通話を切る。
筧正臣:「嫌いなんだよ。……絶対にやりたくない……本当ならな」
雨堂聖理:「……"アウトバースト"さん?」
GM:と、言うことで。
筧正臣:「あー……」 振り返る。
筧正臣:「状況を改めて整理しよう。場所を移そうぜ」
GM:エネミーエフェクト《組織崩壊》《疑心暗鬼》が使用されます。
GM:このシナリオの間、全てのキャラは購入判定を行うことができず
GM:雨堂聖理さんは「種別:コネ」のアイテムを使用することができなくなります
GM:解除方法は如月くんと会うことです。
雨堂聖理:鬼
鵜曇憂子:「……ですね」スマホのニュースアプリに目を落としている。
鵜曇憂子:「なるべく速やかに、人目のつかないところがおすすめなういこの予報です」
雨堂聖理:「……?」 二人の様子がちょっと気にかかるが、こちらはそれどころではない
伊宇摩枯栖:「何処に?」
伊宇摩枯栖:「当てがあるなら、お付き合いしますよ」
伊宇摩枯栖:「雨堂さんが安全になるまで、ね」
雨堂聖理:とにかく落ち着きたかった。……そして、誰かといたかった。
鵜曇憂子:「とはいえこの辺には詳しくないので…そういうとこ、あります?」雨堂さんに聞く。
雨堂聖理:——一人でいると、負けそうになる。
雨堂聖理:「えぁ……えーっと、うん。とりあえず心当たりは、ある……居心地は良くないけど」
筧正臣:「腹減ったけど兵糧丸と飢渇丸しかねえな……最後の手段だな」
伊宇摩枯栖:筧さんにカロリーメイトを差し出す。
伊宇摩枯栖:にこりと笑う。嫌味一つない笑みだ。
筧正臣:「……ハハ」
筧正臣:「チーズ味ある?」
伊宇摩枯栖:「残念。チョコです。甘党なもので」
鵜曇憂子:「おお、心当たりがあるたぁ心強い!行きましょう行きましょう」雨堂さんの腕に自分の腕を絡める。
雨堂聖理:「途中でコンビニでも寄りましょ。それで一晩……は無理かな。いや、でも一時間くらいは、わっ」
筧正臣:「卒のないやつだな、お前は。まあいい、新規巻き直しだ。次の作戦を考えよう」
雨堂聖理:ごちゃごちゃ考えてた所に、鵜曇ちゃんにくっつかれて 「……うん、行こう」
雨堂聖理:「空が……見えない所がいい」
GM:---
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能です。
雨堂聖理:同郷者/青塚舞亜/親近感/○後悔
伊宇摩枯栖:PCロイスの雨堂さんにはシナリオで取っているので、2の筧さんに取りましょう  感服〇/隔意 です。
筧正臣:鵜曇憂子/信頼/脅威〇
鵜曇憂子:中心人物/雨堂聖理/庇護:〇/不信感で取得します。
伊宇摩枯栖:憂子ちゃんとは、もうちょっと話したら取る所存。
鵜曇憂子:ういこは信頼に足る人物ですよ!
筧正臣:いじょ!
筧正臣:信頼以上に怖いw
鵜曇憂子:そっそんな
伊宇摩枯栖:買い物出来ないので以上です。
鵜曇憂子:以上!
雨堂聖理:あ、以上です。調達ができないので……
GM:では終了!
GM:今日はここまでといたしましょう
GM:続きは明日の14時から!
GM:楽しい情報収集からやるよ~
GM:お楽しみに!
雨堂聖理:楽しみだな~
雨堂聖理:今シーズンおすすめのレジャースポットとか判明すればいいな

ミドル2

GM:では今日も始めていきましょう。
GM:今回は情報収集判定から。
GM:シーンプレイヤーは伊宇摩くん。登場する人は自由!
GM:ダイスを振って登場してね~
伊宇摩枯栖:1D10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 1[1]+42 → 43

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:79->80)
鵜曇憂子:1d10+59 でる!
DoubleCross : (1D10+59) → 3[3]+59 → 62

雨堂聖理:おちつき……
筧正臣:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 4[4]+58 → 62

GM:では、現在調査できるのは以下の情報たちです

極星開門の儀について3〈情報:裏社会、噂話〉9
“マスターウィザード”如月聖人〈情報:裏社会、UGN〉9
青塚舞亜〈情報:噂話、UGN〉11
復讐者“たち”〈知識:レネゲイド〉〈情報:UGN〉8
指名手配犯、雨堂聖理〈情報:噂話、裏社会、UGN〉6

GM:それから、雨堂さん
GM:貴方も知らない人たちに囲まれていて不安でしょう
GM:どんな秘密を抱えているかもわからないし……
雨堂聖理:言えてる
GM:ということで、雨堂さんだけ以下の情報を調べたりすることも出来ます
雨堂聖理:会った時は安心感あったけど、ぶっちゃけ"マスターウィザード"の手のものってことも全然あり得るからな……

筧正臣〈情報:裏社会〉12
鵜曇憂子〈情報:裏社会〉12
伊宇摩枯栖〈情報:裏社会〉12

雨堂聖理:ヒュイ……
GM:この判定に成功すると、Rハンドアウトの内容をちょっぴりだけ教えてあげます
雨堂聖理:覗き見だぜ!
GM:ただしちゃんと手番は使ってもらうし
GM:人間関係が悪くなったりしてもGMはしりませんからね!
雨堂聖理:ハイリスクなのだ
GM:ということでどの情報を集めるか
GM:みんなで相談して決めてください
伊宇摩枯栖:極星開門の儀について3がやりたいです。
筧正臣:マスターウィザードについて調べようかな
鵜曇憂子:そしたら雨堂さんについて、を調べようかな
雨堂聖理:うーん……復讐者“たち”について開けとこう。知識:レネゲイドで
筧正臣:コネ:UGN幹部を使って、情報:UGNで振ります。目指せ難易度9
雨堂聖理:みんな脳筋なんだもん
筧正臣:4dx+2=>9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 6[3,3,3,6]+2 → 8 → 失敗

筧正臣:だめ!役に立たなかった!
鵜曇憂子:指名手配犯、雨堂聖理について。コネ:UGN幹部を使用して、〈情報:UGN〉で調べます。
伊宇摩枯栖:筧さんお金は?
筧正臣:一文無しです1
鵜曇憂子:3dx+1>=6
DoubleCross : (3R10+1[10]>=6) → 5[4,4,5]+1 → 6 → 成功

鵜曇憂子:あぶな!成功しました。
伊宇摩枯栖:コネ:極星開門の儀について3 要人への貸しを使用し 裏社会で。
伊宇摩枯栖:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[3,6,8,10]+2[2]+3 → 15

伊宇摩枯栖:成功です。
雨堂聖理:復讐者“たち”について。<知識:レネゲイド>。イクゾー!
GM:やれやれ~
雨堂聖理:4dx=>8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[6,6,7,8] → 8 → 成功

雨堂聖理:当然。美少女なので
GM:えーっと、成功したのは
GM:儀式についてと、雨堂聖理についてと、復讐者たちについてかな
GM:では順番に開けていきますね

極星開門の儀について3〈情報:裏社会、噂話〉9

蠱毒の一種。参加者は人間の命を奪った量を競い合い、勝者は参加者全ての力を手に入れるとされる。
参加者は“真五凶星”と呼ばれる怪物的オーヴァード達。彼らは五つに分かたれた“魔星の欠片”……
特殊なレネゲイドクリスタルの適合者たちであり、儀式の終了は魔星の復活、そして世界の終焉を意味する。

現在、最も多くの人間を殺害しているのは“マスターウィザード”。その数は既に10万人を超えており、彼が勝者となるのは間違いないだろう。
儀式の終了は24時間後。それまでに、儀式を止め魔星の復活を防がねばならない。

→儀式を止める方法〈情報:噂話〉〈知識:オカルト〉12 が追加される

復讐者“たち”〈知識:レネゲイド〉〈情報:UGN〉8
雨堂聖理が過去に行った犯罪行為により、被害を被った人間たちの成れの果て。
彼らが被害を受けたのは事実であるが、全員がここまで極端な行為に走る人間ばかりだったのか。
それほど大きな被害を被ったのかは疑問が残る。

彼らの脳には肉の芽が埋め込まれており、それによってAWFを得る代わりに、
憎悪や怒り、悲しみの感情を増幅させられている。
術者を倒せば彼らは復讐心から解放されるだろう。

指名手配犯、雨堂聖理〈情報:噂話、裏社会、UGN〉12

故郷北海道N町での39名の殺害、及び街を出てからの様々な犯罪歴は全て真実である。

ただし、故郷で殺害したのはFHのエージェントやその協力企業に所属していた非オーヴァードが殆ど。
彼女の暮らしていた街はFHにより支配されており、彼女自身が生き残るために必要な行為だったと思われる。

しかし、彼女がUGN職員をFHエージェントと誤解し殺害したこと。自分が生き残るために肉親を囮としてFHに差し出したことも事実。
故郷を出てからも、周囲からの再三の注意を無視し、UGNからの任務とは別に犯罪行為を繰り返してきたこともまた事実である。

UGN上層部はN町での汚点が公になるのを恐れ、警察の要請に従い雨堂聖理の身柄を引き渡すつもりで居る。

GM:という感じです
GM:これらの情報を共有したり雨堂さんを慰めたりしてあげてね
GM:場所は何処にしましょうか。廃倉庫あたり?
雨堂聖理:そうですね こっちから提供できるのはそれくらいです
鵜曇憂子:第二区の廃倉庫でしょうか
雨堂聖理:まあ、不法侵入罪にはなるが……言わなきゃバレないだろ……
鵜曇憂子:そういうとこだぞ!
雨堂聖理:第二地区の長らく使われていない倉庫に窓から侵入!
雨堂聖理:ホコリっぽいから気を付けてね~
伊宇摩枯栖:そういえば魔星の内の何人かはもう敗れてるよー。っていうのは知ってて良い?雨堂さんが言う方が良い?
雨堂聖理:かくかくしかじかで済ませちゃいましょう 儀式に関することは
雨堂聖理:儀式に関する、前セッションまでのことは、ね!
雨堂聖理:雨堂もそこは話す
伊宇摩枯栖:ラジャ
GM:では描写を開始していきましょう
GM:---
GM:第二区画。工業地帯の一角に、使われていない廃倉庫がある。
GM:かつては半グレ集団が拠点としていた場所だが、今は長らく人が訪れていない。一時的な隠れ家としては及第点といったところだろう。
GM:君達は埃っぽい倉庫の中でようやく一息つくことができるよ。
筧正臣:「……疲れた!」
筧正臣:「走り回ってて情報収集どころじゃなかったぜ。くそ。”アウトバースト”大捜査線が展開される予定だったのによ……」
伊宇摩枯栖:自販機で大量に買った飲み物をバッグから出し皆に渡していく。
伊宇摩枯栖:「お疲れ様です。まずは一息入れましょう」
雨堂聖理:「ありがと」 適当に受け取り、キャップを開けてごくごくと飲む
筧正臣:「みんなもそうだろ? どうやって何から調べる?」
鵜曇憂子:「世の中にはスマートフォンっていう文明の利器があるんですよう」
鵜曇憂子:コンビニで買った食糧が詰まったビニール袋を、がさがさと机に置いていく。
伊宇摩枯栖:「市外の人間ですからね。そっちから何とか情報を引っ張ってきますよ」自分を指さし応える。
筧正臣:「それは知ってるよ……、いや、まさか! もう調べたのか!? 飲み物とか買いながら!?」
雨堂聖理:「あたしは調べるっていうか、確かめた感じだけど……」 スマホの使用頻度は最低限に抑えた
筧正臣:「えー……じゃあ俺が何もしてなかったみたいじゃねーか……!」
雨堂聖理:「……極星開門の儀について、あたしが知ってることはざっくり話したけど」
雨堂聖理:「今まさに、実際どうなってるかまでは分かんない。……どうなってるのか分かる?」
筧正臣:「……調べた人、よろしく。あと飲み物ありがとう」 ミネラルウォーターを手に取る。
伊宇摩枯栖:「極星開門の儀。その儀式自体は雨堂さんが直接に関わりがあるわけではありません。つまり、堂々と調べられる情報です」
伊宇摩枯栖:スマートフォンを指で何回かタップする。
伊宇摩枯栖:「来ました。あれ?妙ですね」
伊宇摩枯栖:「あり得るのか?そんなことが?」
鵜曇憂子:「なんですかなんですか」お茶を手にしながら唇を尖らす。
鵜曇憂子:「お話聞いてる限り、ずいぶん時間のかかりそうな儀式でしたけど……」
伊宇摩枯栖:「この儀式は多くの人間を殺害したら勝者になれる、胸糞が悪くなる代物で、現在そのレースのトップを走るのがマスターウィザード」
筧正臣:「オカルトだな。苦手なんだよね……」
伊宇摩枯栖:「このままでは彼が勝者になるのは確実なのですが……」考えこむように目を伏せる。
伊宇摩枯栖:「死亡者の数がすでに10万人に及んでいる」
鵜曇憂子:「ほあ?10万人?」
筧正臣:「市街地が吹き飛んだみたいな数だな」
鵜曇憂子:「そ…そんな昔っからやってるわけじゃないですよね、この儀式?」
雨堂聖理:忌々しげに目を伏せる 「……それがどうやってカウントしてるのかとか、詳しいルールは分からないけど」
雨堂聖理:「『どうやってるのか』は分かる。……"マスターウィザード"は、人間を作ってるんだよね」
雨堂聖理:「複製体とか、そういうの、聞いたことない? 培養みたいな感じでさ。それで人間を作って、殺してる……んだと思う」
伊宇摩枯栖:「人間を作る。作っては殺して数を稼いでいる。と、言う事ですね」
筧正臣:「完全にルールの隙をついてるデスゲーム参加者じゃねえか」
筧正臣:「他の参加者が黙っちゃいねえぞ」
伊宇摩枯栖:「他の参加者に喋る時間があるかどうか」
伊宇摩枯栖:「彼の勝利はあと24時間で確定します」
伊宇摩枯栖:「このままではですが」
雨堂聖理:「ある意味じゃ無害なんだけど。極星開門の儀が、言う通り胸糞悪いレースだから、ただ悪趣味なだけじゃ済まない」
雨堂聖理:「24時間で……」
筧正臣:「締め切りまで、それしかないのか!?」
鵜曇憂子:「やばやばじゃないですか。このままじゃ、その…魔星が復活してどーたらしちゃうんですよね」
伊宇摩枯栖:「この規模の儀式です。世界が勝者の意志で塗り替えられても不思議ではありませんね」
雨堂聖理:「うん。まあ、一人ひとりでもすごいオーヴァードの力が、全部一箇所に集まる……って感じだから」
雨堂聖理:「何が起こるか分かんないよ、そりゃあ。……そこまで事態が詰まってるとは思わなかった。儀式そのものを止めないとかな……」 後半はぶつぶつと自分に向けて呟く
筧正臣:「いい情報が何もないな。まだある?」
伊宇摩枯栖:「そうですね。儀式を止めるのは、この世界に生きる物の大前提として、雨堂さんの方の問題も解決しましょう」
伊宇摩枯栖:「このままでは身動きが取れません。体も精神も」
鵜曇憂子:「その雨堂さんの問題なんですけども…」言いづらそうに小さく手を挙げる。
雨堂聖理:目だけを上げる
鵜曇憂子:「あくまで一人のUGNイリーガルとして、今流れてる報道に関して、勝手に調べさせていただきましたけど」
鵜曇憂子:「あの雨塚さんや、うじゅうじゅさん達が言ってたこと。……マジなんですね?」雨堂さんの目を見返す。
筧正臣:「……ああ。ずいぶん恨まれてたみたいだな」
伊宇摩枯栖:ジンジャーエールのプルタブを開ける。その微かな音が聞こえるほどに空気が静かに感じられる。
伊宇摩枯栖:「…………」
雨堂聖理:「…………まあ」 視線を落とす
雨堂聖理:「正確な数は分かんない……けど。そのくらいたくさん、その……殺した、のはホント」
鵜曇憂子:「どのような背景があったにしろ、あなたが犯した犯罪は事実……」
雨堂聖理:「できるだけ影響は出さないように気は使ってたんだけどね」
雨堂聖理:「まあ、ああもなるか……みたいな。あは、ごめん。引くよね」
雨堂聖理:困ったように笑う 「あたしもどう考えれば良いか、あんまり整理ついてなくて」
鵜曇憂子:「でもですよ」
鵜曇憂子:「例えばFHが支配して、毎日ひどいことをする街があったとしたら」
鵜曇憂子:「そのFHを倒したひとは、英雄と呼ばれると、ういこは思います」
雨堂聖理:「……例えばじゃなくて、あったんだけどね」 暗い目を床にだけ向けて
雨堂聖理:「で、それがあたしのことなら、何てことはなくて」
雨堂聖理:「結局FHを倒したのはUGNの人たちだったから。あたしがやってたのは……」
雨堂聖理:「……生きて、暴れて、街中を引っ掻き回して。まあ、それで助かった人がいたかも、って思って……思いたいけど」
雨堂聖理:「……まあともあれ。英雄なんてかっこいい人はこの場にはいないってことです」
雨堂聖理:言い切って、でもそれを誤魔化すように水を飲む
伊宇摩枯栖:「気持ちの整理を今つけろ。とか今すぐに自分を定義しろ。とは言いませんよ。今は動きながら考えましょう」
伊宇摩枯栖:「雨堂さんはそのような経緯でUGNのイリーガルになったのなら、UGNに力を借りることは?」
筧正臣:「名案だ。支部に連絡できるか?」
鵜曇憂子:「……隠してもしょーがないので事実だけお伝えすると、ダメっすね」
伊宇摩枯栖:「なぜ?儀式の事も知っているのでしょう?この市のUGNは」
鵜曇憂子:「これまでの犯罪履歴、注意されても更生するような素振りがなかったことなど合わせて」
鵜曇憂子:「そしてN町の事件が公になることも恐れて……上層部の方から、圧力がかかったみたいです」
雨堂聖理:「だろうねー。実際、支部ともそんなに仲良くないからなあ。支部長すぐ怒るし」
筧正臣:「……お前なあ」 呆れた目で雨堂さんを見る。 「めちゃくちゃ大変なことになっちまってるじゃん」
雨堂聖理:「あはは、なんかすみません。大変なことになっちまっています」
伊宇摩枯栖:形の良い眉が吊り上がる。ジンジャーエールを飲む。
筧正臣:「笑いごとじゃねーだろ! っつーかお前……いや、落ち着け。いまそれどころじゃない……」
鵜曇憂子:「そうすよ。お知り合いの方にもご連絡つけることも難しいでしょ?」
雨堂聖理:「頼れる人がまったくいない、って訳じゃないけど」 実際、二、三の顔は思い浮かぶ
雨堂聖理:「……ダメだろうなあ。UGNの人たちだし。迷惑かけたくない、っていうと軽いけど、多分迷惑の度合いがシャレにならない気がして」
伊宇摩枯栖:「UGNは指名手配を解く気はない。という事になります。些か厄介ですね」
伊宇摩枯栖:「頼れる人がこの場にいる3人しかいないと考えて良いでしょう。迷惑の度合いを広げる気がないなら」
鵜曇憂子:「そういうことですなあ」
雨堂聖理:「アングラの人たちは……多分"マスターウィザード"に抑えられてるよなあ。会ったのあっちのルートだったし……」
雨堂聖理:「……あのさ。それなんだけど」
筧正臣:「おう」
伊宇摩枯栖:「はい」
鵜曇憂子:「ぬ?」
雨堂聖理:「今のうちに一回だけ確認させてね。……あなたたちも大丈夫ではなくない?」
雨堂聖理:「その……なんていうか。どんな事情があったとしてもさ」
雨堂聖理:「相手はUGNで、警察だよ。その辺相手にして、あたしをこう……どうにかしてくれるっていうのは」
雨堂聖理:「気持ちはすごく嬉しい。一人だとあたし、ダメになっちゃって。だけど、その……」
雨堂聖理:誤魔化すような笑み 「……大丈夫なの?」
筧正臣:「……じゃあこっちからも先に聞くけど」
筧正臣:「お前は助かりたいと思ってる?」
雨堂聖理:「…………」 少し言葉を選ぶ間があって
雨堂聖理:「……今の状態は、嫌」
雨堂聖理:どうにかそう答える
筧正臣:「そうかい。じゃ、少なくとも決まるまで手伝う。お前が何をどうしたいのか、これから先も続けたいのか、やめたいのか、後悔してるのかしてないのか」
筧正臣:「ぜんぜんわかんねーからな。えーと……」 手帳をめくり、たたむ。 「”アウトバースト”が事件を放り出したことはない。らしいからな。クソ」
筧正臣:「俺は、やるよ」
雨堂聖理:「"アウトバースト"さん……」
伊宇摩枯栖:「ふふ」
伊宇摩枯栖:「正臣氏も、過去に追いつかれないように、気をつけてくださいね」
筧正臣:「うるせっ」
伊宇摩枯栖:「では、次に答えることにしましょう。耳煩わしいのが続きますが、ご勘弁を」
伊宇摩枯栖:「雨堂聖理さん。貴方の助けになります。と言いました」
伊宇摩枯栖:「過去がどうあっても、貴方は今において人を助けているからです。その為に無茶や無軌道することはいただけませんが……」
伊宇摩枯栖:「それでも、貴方に助けられて明日を生きている人間がいる」
伊宇摩枯栖:「ならば、それは助かるに値する価値はあると考えます。貴方がいなくなれば、悲しむ人がいるのですから」
伊宇摩枯栖:「それに……」眉をしかめる。表情がわずかにゆがむ。
雨堂聖理:「……それに?」
伊宇摩枯栖:「貴方が正しい憎しみの基に討たれるのであるなら、手を引いていた可能性はあったのですが」
伊宇摩枯栖:「その憎しみは歪められ都合よく扱われていました」
伊宇摩枯栖:「そのような手合いを喜ばせるような真似は」
伊宇摩枯栖:「死んでも御免です」
雨堂聖理:「……そうだね」 頷く
雨堂聖理:「あの人達全員、あたしに恨みがある人だったとしても、その人達が全員あたしを殺しにくるのは、やっぱりおかしい」
雨堂聖理:「多分あのうじゅうじゅのせいだろうし、それを使ってるのは"マスターウィザード"だろうから……うん」
雨堂聖理:「喜ばせては、あげられないよね」
伊宇摩枯栖:「えぇ。えぇ。ですから、力をお貸しますよ。困ってる人を助けるのが、仕事ですから」
伊宇摩枯栖:憂子ちゃんに視線を向ける。
鵜曇憂子:「ういこも人助け好きですよう。雨堂さんは、どうですか?」
雨堂聖理:「そりゃ……好き。好き? 好きって言って良いのかな……うーん」
雨堂聖理:少し考えるが 「……好きだね。結局。あたしが一番したいことだ」
鵜曇憂子:「ふふ! そして、それで雨堂さんに助けられた人がいるんだから、良いことじゃないですか」
鵜曇憂子:「あ、でも。今回のういこは、別に、雨堂さんのために雨堂さんを助けたいわけじゃないです」
雨堂聖理:「あたしのためじゃない?」
鵜曇憂子:「はい」頷く。「実はういこ、昔はFHってところで働いてまして」
雨堂聖理:「へ……」
鵜曇憂子:「あなたと同じくらい、殺人だとか犯罪だとか、そういうものに手を染めました」
伊宇摩枯栖:「は?おっと、失礼」
伊宇摩枯栖:筧さんに知ってました?という目を向ける。
筧正臣:「いや、ぜんぜん。転向組か?」
鵜曇憂子:「転向組っす」頷く。「まあ強いて言うなら、ういこは『ここはUGNだぞ』って騙されてたんですけど!あは!
鵜曇憂子:「つまりですよ。ういこだって、憎まれて殺されてもしかたないこと、たくさんやってるんです」
鵜曇憂子:「…でも、生きてたいので、生きてます」
鵜曇憂子:「人を助けたいので、助けてます」
雨堂聖理:「……そうしたいから、そうする、かあ」
鵜曇憂子:「雨堂さんに、ういこみたいにしろ、とまでは言いませんよう」
伊宇摩枯栖:「過去に負い目があるなら今と未来の為に使う。それは贖罪とも言うべきものですね」
伊宇摩枯栖:「堅苦しい言い方ですが」
鵜曇憂子:「そうです、ういこ達が今がんばってることも無かったことにされたら、ムカつくじゃありませんか」
筧正臣:「そりゃそうだ。服役中の囚人を差別しない理由も、結局そういうことだしな」
伊宇摩枯栖:「罪を犯した者が、その後の善行で報われなければ、悪は悪のままでしかいられないでしょうしね」
雨堂聖理:「今頑張ってることもなかったことにされたら、か……」
鵜曇憂子:「がんばったでしょ?」
雨堂聖理:「……頑張った」
雨堂聖理:「と、思う……あたしは」
鵜曇憂子:「じゃあやっぱり」筧さんと伊宇摩くんを見る。「ういこ達、雨堂さんを助けますよ」
伊宇摩枯栖:「雨堂さん、報酬を約束して頂いても良いでしょうか?」
雨堂聖理:「ほ、報酬? お金ならそれなりにあるけど……」
伊宇摩枯栖:「いえ、いいえ」首を横に振る。
伊宇摩枯栖:「全部が終わって、貴方が生きていたら、貴方が人助けの為に迷惑かけたと思う人間に謝罪を」
伊宇摩枯栖:「そうすれば 頑張った。そう思う事が出来ます」
雨堂聖理:「……それ、それさあ。すごく大変だと思うけど」 苦笑して
雨堂聖理:「しかも報酬っていう感じじゃないし」
伊宇摩枯栖:「そうですね。ふふ、でも人助けは大変なものでしょう」笑顔を合わせる。
雨堂聖理:「……そう言われるとかなわないな」 嘆息 「するよ。何とかやってみる」
筧正臣:「この状況から生き延びて事件を解決するって無理難題に比べたら、そう大変でもなさそうに思えるぜ」
伊宇摩枯栖:「契約は成されました。Deseverの名に誓って、貴方を助けましょう」
伊宇摩枯栖:「以上ですかね。ありがとうございます」
雨堂聖理:「……分かった。ありがとう。一応、一度だけさ、確認したかったんだよ」
雨堂聖理:「その気じゃない人を巻き込みたくなかったから。……だから、確かめられて、それはよかった」
雨堂聖理:「みんなには、頼らせてもらう。だから……」
雨堂聖理:(……だからあとは、あたしの整理の問題だ)
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能です
雨堂聖理:チョウタツ……チョウタツ……
GM:できないです
雨堂聖理:ロイスは保留します
筧正臣:うーん、ロイスは保留しておきます
筧正臣:目を凝らしたらあと2枠しかなかった!
GM:イイデショウ
鵜曇憂子:私も保留します~
伊宇摩枯栖:同行者 鵜曇憂子 共感〇/隔意 で。これで以上
GM:では次のシーンに向かいましょう!
GM:---

ミドル3

GM:次のシーン!ミドル3個めのシーンです
GM:情報収集の続きになります
GM:えー、今調べられるのは

“マスターウィザード”如月聖人〈情報:裏社会、UGN〉9
青塚舞亜〈情報:噂話、UGN〉11
儀式を止める方法〈情報:噂話〉〈知識:オカルト〉12

筧正臣〈情報:UGN〉12
鵜曇憂子〈情報:UGN〉12
伊宇摩枯栖〈情報:UGN〉12

GM:これくらい!
GM:した三つは雨堂さんだけ調べられます
GM:ちなみに下三つは調べなくてもシナリオクリアできるように作ってあります
GM:ということでいい感じに登場してね。シーンプレイヤーは伊宇摩くん
GM:ダイスをどうぞ
伊宇摩枯栖:1D10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 4[4]+43 → 47

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:80->87)
筧正臣:いくぞ!
鵜曇憂子:1d10+62 出ます!
DoubleCross : (1D10+62) → 1[1]+62 → 63

筧正臣:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 1[1]+62 → 63

伊宇摩枯栖:仲良しコンビめ!
鵜曇憂子:筧さんと仲良しだわ
雨堂聖理:おそろいで落ち着いていやがる
筧正臣:落ち着き!
雨堂聖理:こっちは死にそうなのに……
GM:死に近づく雨堂
伊宇摩枯栖:真のプリキュアはピンク&オレンジ
GM:どんな場所がいいとかありますか?
雨堂聖理:三人を信じると決めたので、場所は変えずに
雨堂聖理:交互に番を立てて寝て起きた朝とか
GM:じゃあ時間だけ変えよう。夜が明けます。
GM:そんな感じで!
鵜曇憂子:OKです!
GM:判定を先にしたほうがいいかな
雨堂聖理:さきにしたい
筧正臣:判定したい!
伊宇摩枯栖:儀式を止める方法行きたいと思います
筧正臣:マスターウィザード……今度こそ仕留めてやる
鵜曇憂子:シナリオロイスの青塚さんを判定したいですわ
雨堂聖理:伊宇摩さん調べまーす
筧正臣:コネ:UGN幹部を使ってUGNで振る!がんばれ!
伊宇摩枯栖:うわぉ。ドキドキですね。
鵜曇憂子:青塚舞亜について、コネ使用して〈情報:UGN〉で調査!
筧正臣:4dx+2=>9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 8[3,4,4,8]+2 → 10 → 成功

鵜曇憂子:おお!
筧正臣:仕留めた———ッ
鵜曇憂子:4dx+1>=11
DoubleCross : (4R10+1[10]>=11) → 8[1,6,7,8]+1 → 9 → 失敗

鵜曇憂子:だめだった…
GM:中々成功しないなあ
伊宇摩枯栖:儀式を止める方法 コネ要人を使用して振ります。
雨堂聖理:コネも技能もないが、財産でゴリ押す
伊宇摩枯栖:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[1,3,9,10]+10[10]+5[5]+3 → 28

筧正臣:すごっ
伊宇摩枯栖:超知ってる!!
鵜曇憂子:えっすごくない!?
GM:メッチャわかりそう
筧正臣:判定の鬼!
雨堂聖理:そういう所だぞ
GM:あとは雨堂さん待ちかな
雨堂聖理:儀式に関する情報をスムーズに出してきたり、唯一一人で接触してきたり、由比ヶ浜ちゃんのことを知っていたりと
雨堂聖理:微妙に情報が"マスターウィザード"に近いんだよな。なので調べる
雨堂聖理:4dx=>12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[1,6,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

雨堂聖理:財産点1支払って成功
鵜曇憂子:すごいねえ
GM:いいでしょう。では順番に情報を開示しよう
GM:ウィザードについてと、儀式を止める方法。あと伊宇摩くんについてだね

“マスターウィザード”如月聖人〈情報:裏社会、UGN〉9
シンドロームはモルフェウス/ノイマン
主な使用エフェクトは《疑心暗鬼》《組織崩壊》《結合解除》。

雨堂聖理が故郷、北海道N町で殺害したUGNエージェントの隠し子。
父の死の真相を追う内、FHと接触。先代“マスターウィザード”の門下となった後、様々な実験に関与。
徐々に才覚を目覚めさせ、師を殺害した後、正式にその力の全てを受け継ぐ。

現在は雨堂聖理に執着し、彼女を手に入れるために警察やメディアに情報を提供。
UGNとの繋がりを分断し、彼女が自らの足で自分の元へ来るよう仕向けている。
また、目的は不明だが“極星開門の儀”に関する情報を積極的に流布している。

変異種のレネゲイドクリスタル、“天上黄石”(てんじょうのきせき)の適合者。
その力は完全制御特異点に匹敵し、全能の力を彼に齎している。
(ゲーム的には、回数制限を無視して全ての変異種エフェクトを使用できます)

更には先代から受け継いだ“マスターウィザード”としての能力も併せ持ち、
無限の軍勢を生み出す生命創造の力、有と無の錬成すら使いこなす。

あらゆる判定を成功させ、全能の力をもたらす“天上黄石”
オーヴァードの軍勢を無限に生み出す、生命創造の力。

この2つを何らかの方法で封じなければ、まともに戦っても勝ち目はないだろう。
何か策を講じ無くてはならない。

→“マスターウィザード”の弱点〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉6、12

儀式を止める方法〈情報:噂話〉〈知識:オカルト〉12

極星開門の儀を止めるためには、儀式が始まった場所、大N市山中に描かれた式の上で、『ソロモンの指輪』を起動する必要がある。
『ソロモンの指輪』は強大な力を持ったオーヴァード……“特異点”の命を捧げることで起動し、
周囲の人間、およそ100万人の生命エネルギーと引き換えに、儀式を停止させる事が可能だ。

君達は『ソロモンの指輪』を手に入れ、特異点と呼ばれるオーヴァードを式の上へ誘導しなくてはならない。

GM:最後に伊宇摩くん

伊宇摩枯栖〈情報:UGN〉12
彼については何もわからなかった。情報が何者かによって隠匿されている。
彼について知るには、同様の判定で達成値40以上が必要になる。

雨堂聖理:アァ!?
GM:そして、伊宇摩くんは
GM:この時点で雨堂聖理さんにだけ
GM:Rハンドアウトをこっそり教えても構いません
GM:そのあたりはロールしながら決めてもらいましょうか
伊宇摩枯栖:雨堂さんが話しかけてきたりしたら考えましょう。
伊宇摩枯栖:GM部分的にだけ教えるでもいいの?
GM:何処まで見せるかは伊宇摩君次第でいいですよ!
伊宇摩枯栖:OK 了解です。
GM:ただ何処まで教えたのかGMも知りたいので
GM:教える時はツイッターでDMグループ作りますね。そこで教えて下さい
伊宇摩枯栖:はい。
GM:ではシーンの描写を開始します。
GM:---
GM:夜が明けた。雲は未だ晴れない。闇夜ほどではないが、薄暗い暗天のなか君達は目覚める。
雨堂聖理:縛っていた髪をほどき、手櫛で軽く整える。睡眠時間は短いが、眠気はない。一、二日くらいならコントロールできる
伊宇摩枯栖:「困ったことになりました」
伊宇摩枯栖:カップヌードルに人数分お湯を注ぎながらため息をつく。
雨堂聖理:「……何が?」
筧正臣:「最初からずっと困りっぱなしだけどな」
伊宇摩枯栖:「儀式を止める方法が分かったのですが、ピースが今のところ……100万と1つ足りません」
伊宇摩枯栖:朝食を皆に配る。
雨堂聖理:「……分かったんだ、儀式を止める方法」
鵜曇憂子:「ピースって、なんです?」カップヌードルを受け取りながら言う。
鵜曇憂子:「まさか、また誰か殺さなきゃなんて言わないでくださいよう」
筧正臣:「数がでかすぎる」
伊宇摩枯栖:「いえ、100万と2つか、正確には。では、言いましょう」
伊宇摩枯栖:「ソロモンの指輪というものを特異点の命を犠牲に起動させ、100万人の生命エネルギーで儀式は止まるようです」
伊宇摩枯栖:「儀式が始まった場所でね」
伊宇摩枯栖:「倫理的にはお手上げですね。ふざけてる。儀式と何も変わりませんよ」
筧正臣:「……儀式を止める手段ではあるけど、なんの解決にもなってねーな……」
鵜曇憂子:「これ以上人が死なないためにやるっつーのに、今以上に人が死んでどうすんですかですよ」
雨堂聖理:「……特異点って呼ばれることはある。あたし」
雨堂聖理:「正確には違うんだけど、だから、1個はあるわけ。指輪と生命エネルギーは、確かに分かんないけど」
筧正臣:「おい、待て。雨堂。だったら?」
筧正臣:「もしもお前が特異点で、指輪と100万人の犠牲も必要がないような生命エネルギーが調達できたら?」
筧正臣:「お前は自分が犠牲になってもいいって思うのか?」
雨堂聖理:「……事実を言っただけです。事が事でしょ」
雨堂聖理:「このまま行ったら世界が終わる、なんて言われてるんだから。たとえば特異点がもうひとり見つかったら、その人と半々にするとか、そういうアイディアも出せるじゃない」
雨堂聖理:とはいえ、その語調はどこか弁解じみている
伊宇摩枯栖:「それは賛成しかねます」
雨堂聖理:「……何で?」
伊宇摩枯栖:「マスターウィザードが魔星の最後の一人ならば一考の余地はあったかもしれませんが」
伊宇摩枯栖:「これが、今回が最後ではないかもしれないからです」
筧正臣:「あー……まあ、そうだな」
伊宇摩枯栖:「建て前はね」片目を軽く瞑る。「貴方に死んでほしくないと言うのもありますよ」
伊宇摩枯栖:「人助けをする者同士としてはね」
雨堂聖理:「……分かった。分かったから」 嘆息
鵜曇憂子:「しかし、どうしたものですかねえ」
筧正臣:「ほんとにわかってんのか? じゃあ、そのマスター・ウィザードについての話をしとこう」
鵜曇憂子:「おお」筧さんを見る。
筧正臣:「マスター・ウィザード。名前は——如月聖人。モルフェウス/ノイマン」
筧正臣:「何代目かのマスター・ウィザードだ。先代を殺して力を継承している」
雨堂聖理:「エグザイルとかじゃないんだ」
筧正臣:「で、変な石……アレなんつったっけ。レネゲイドクリスタル。“天上黄石”の持ち主で、ほとんど万能の力を扱う」
鵜曇憂子:「どんどん最悪な情報がでてきますね」
伊宇摩枯栖:「弱点とかはないのですか?正臣氏」
筧正臣:「さらには無限の軍勢を生み出すとかいう、生命創造もこなす。この2つがネックだな。弱点は——弱点——」
筧正臣:「えー……これから調べる。ただ、一つ断言できるのは」
伊宇摩枯栖:「期待していますよ。貴方の力は初戦から買っているので」
筧正臣:「雨堂聖理に執着しているってことだ」
雨堂聖理:「……まあね」
伊宇摩枯栖:「あぁ、そう言えば、どのような関係なのですか?雨堂さんとマスターウィザード」
雨堂聖理:「……故郷の……FHに支配されてたところのね、町にいたときに」
雨堂聖理:「UGNエージェントを一人殺したことがある。日本支部の」
雨堂聖理:「監査に来てたとかで。だけどあたし、その時UGNのこと、知らなかったから」
雨堂聖理:指をせわしなく動かして 「えっと、ともかくそれで、多分その人の子供……かな。ちゃんと確認はできてないけど、多分そう」
雨堂聖理:「あたしは復讐の対象ってわけ」
雨堂聖理:口調だけは、努めて何でもない風に話しきる
鵜曇憂子:「麺が!」大声を上げます。
雨堂聖理:「へっ?」
鵜曇憂子:「麺がのびちゃいますから! カップラーメンの!」
伊宇摩枯栖:「すみませんね。話してくれて有難うございま……おっと」
伊宇摩枯栖:「そうだ。そうですね。」
雨堂聖理:「あ、え? 麺? あー……」
筧正臣:「お前、それは——ええ? 麺?」
鵜曇憂子:「とりあえずごはんは食べましょうですよ!」
筧正臣:「うげ、俺の五分じゃなくて四分じゃん……! 『名店の味』シリーズという先入観にしてやられたな……!」
伊宇摩枯栖:「実は伸びた麺と言うのはスープの味を吸って、それはそれで味わいはあると思いますが」
伊宇摩枯栖:「周りにはお勧めできません。食べましょう」
雨堂聖理:「ふぇ、う、うん……」
鵜曇憂子:「最近のインスタント麺、作り方がむずかしいのですよねえ」
雨堂聖理:箸を割り、おずおず手を伸ばして、カップ麺をすする
筧正臣:「食ったらまた少し出てくる。雨降らないといいんだけどな」
伊宇摩枯栖:「蝙蝠傘でしたら貸しますよ」
筧正臣:「そいつはどーも助かるな。これ終わったらスーパー銭湯でもいこ……」
鵜曇憂子:「…あったかいですね?」雨堂さんに言います。
雨堂聖理:ずる、と少しだけ麺をすすり 「……ちょっと熱いくらい」
雨堂聖理:「でも落ち着く」
鵜曇憂子:「ふふふ」微笑む。「ういこのことは、ういこと呼んでくださいましね」
雨堂聖理:「ういこちゃん?」
雨堂聖理:「……可愛い名前だよね」 ずるずる麺をすすりつつ 「女の子っぽい」
鵜曇憂子:「お父さんが名付けてくれたようなのです! でも、”子”ってつくのがちょっと古めかしいですよねえ」
鵜曇憂子:「きよりちゃん、もかわいくて素敵です」
雨堂聖理:「響きは良いんだけどね。漢字にするとカクカクしてて……」
鵜曇憂子:「呼ぶ分には、かわいいのでいいじゃないですか! きよりんって呼びますね」
雨堂聖理:「……うん。分かった。呼んで」
雨堂聖理:少し笑って 「ありがとね、なんか」
鵜曇憂子:「なんです?」ずずずとスープを啜っている。
雨堂聖理:「ううん。なんか色々さ」
雨堂聖理:「言いたくなったから言っただけ」
鵜曇憂子:「ういこは、如月聖人って奴が許せないですよ」
鵜曇憂子:「どんな事情があるにせよ、たくさんの人を巻き込んで、たくさんの人を殺して」
鵜曇憂子:「それで平気な顔してるなんて、すっごくムカつきます!」
鵜曇憂子:「きよりんがダメって言ってもムカついてることにしました、ういこは!」
雨堂聖理:「ダメなんて言わないよ。随分悪いことをしてるのはホントだし」
雨堂聖理:「しかもすごく気持ち悪いの。盗撮とかしてくるの。靴にカメラ仕込んで」
鵜曇憂子:「うえ、変態じゃないですか!?」
雨堂聖理:「変態だよ変態。口に出すのも嫌なくらい……」
雨堂聖理:「……ホントさ」
雨堂聖理:「そうじゃなければなあ」
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能!だけどなさそうかな
鵜曇憂子:大丈夫!
雨堂聖理:調達の禁断症状になりそう
GM:次のシーンに移りましょう。
GM:---

ミドル4

GM:次も再び情報収集シーン!
GM:シーンプレイヤーは一番侵食が低い伊宇摩くん。他の方々も登場可能です
GM:登場ダイスをどうぞ。調べられる情報はこれ!
伊宇摩枯栖:1D10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 4[4]+47 → 51

筧正臣:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 7[7]+63 → 70

鵜曇憂子:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 1[1]+63 → 64

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:87->94)
雨堂聖理:しぬ
鵜曇憂子:ヤバ…

青塚舞亜〈情報:噂話、UGN〉11
“マスターウィザード”の弱点〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉6、12

筧正臣〈情報:UGN〉12
鵜曇憂子〈情報:UGN〉12
伊宇摩枯栖【精神】40

鵜曇憂子:引き続き青塚さん判定します!
鵜曇憂子:青塚舞亜について、コネ使用して〈情報:UGN〉で調査。
鵜曇憂子:4dx+1>=11
DoubleCross : (4R10+1[10]>=11) → 10[3,5,5,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

GM:どぞどぞ
鵜曇憂子:いけた!
筧正臣:いざ尋常にマスター・ウィザードの弱点に挑みます
筧正臣:コネ:UGN幹部を使ってUGNで判定
筧正臣:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 7[5,5,6,7]+2 → 9

筧正臣:これが限界でした
GM:半分しかわからないぜ
伊宇摩枯栖:マスター・ウィザードの弱点 最後の要人への貸し うーん コネ+平目か。
伊宇摩枯栖:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[4,5,7,7] → 7

伊宇摩枯栖:無理でした。
伊宇摩枯栖:雨堂さんお願いします。
雨堂聖理:フォフォフォ……辛そうじゃな……
雨堂聖理:ちょっと迷ったけど、“マスターウィザード”の弱点、行くかあ
雨堂聖理:4dx=>12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 8[6,7,8,8] → 8 → 失敗

雨堂聖理:財産点4注いで成功
雨堂聖理:財産点は16に
GM:イイデショウ
GM:では順に開示していこうかな
筧正臣:ありがたっ
鵜曇憂子:さすがだわ!

青塚舞亜〈情報:噂話、UGN〉11
復讐者達の一人。北海道、N町の住民の一人で、雨堂聖理の兄、雨堂理央の恋人だった。
雨堂聖理はかつて、FHの追っ手を退けるため、雨堂理央を囮としてFHに差し出した。
それまでFHに与えられた被害が全て雨堂理央によるものだと勘違いしたFHは、協力者が居ると判断。
身近な者……友人や、恋人であった青塚舞亜から情報を引き出すために拷問を行う。

青塚舞亜はオーヴァードに覚醒し生き残ったものの、既にまともな精神は残っておらず、そのままFHへ加入。
自らが変貌するきっかけとなった雨堂聖理への復讐心だけを糧に生き延びてきた。

彼女には肉の芽は埋め込まれておらず、術者を倒したとしても戦いは避けられないだろう。
シンドロームはサラマンダー/モルフェウス。
既にジャーム化しており、Eロイス“ありえざる存在”“楔の呪い”を所有している。

“マスターウィザード”の弱点〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉6、12

彼の用いる生命創造の力は、先代や初代には及ばない未完成のものだ。
工房を破壊さえすれば、暫くの間その力を封じることができるだろう。
誰かが彼を工房の外へおびき出し、その隙に工房へ忍び込み〈白兵〉、〈射撃〉による判定を行うことで、生命創造の力を無力化できる。

また、“天上黄石”によって齎される、全能の力についてだが。彼はその力を使うことを恐れている。
彼は未だジャームではなく、その力を全力で使用すれば帰還不能となるのは明白だからだ。
このシナリオ中、“マスターウィザード”が《ハードラック》を使用するのは1判定につき1回までとなる。
また、彼は制限:120%のエフェクトを使用しない。

代わりに、戦闘中は実の父へのロイス、そして雨堂聖理に対するSロイスを使用して復活してくる。

彼は今の状況を作るために多大な力を割いている。
時をおけば、彼はジャームとなり全能の力を気兼ねなく振るうようになるだろう。
そうなれば、たとえ儀式を止めても彼を倒すのは不可能になる。

雨堂聖理が生き残るためには、早急に彼を始末しなくてはならない。

GM:こんな感じです
GM:場所は筧探偵事務所でいいかな
筧正臣:そうしましょう!
GM:OK!では描写を開始しましょう
GM:---
GM:君達は、廃倉庫から移動を始めていた。警察の引いた警戒線が、近くまで迫って来たからだ
GM:今は筧の探偵事務所へと向かっている。UGNとの関係もある。長くは居られないが、一時しのぎにはなるはずだ
GM:そしてその道中。雨堂聖理はある疑念を伊宇摩へとぶつける
雨堂聖理:髪を縛り、服の内側に押し込んでいる。伸びるまま伸ばしている黒髪は、雨堂の外見特徴の最たる一つだ。こういう時は、それを隠すことに意味がある
雨堂聖理:「単刀直入で悪いんだけどさ」 歩きながら、彼の方はみない
雨堂聖理:「何隠してるの?」
伊宇摩枯栖:「こちらは回りくどく返すかもしれませんよ?」
伊宇摩枯栖:出会った時から変わらない落ち着き払った口調。
伊宇摩枯栖:「…………当然ではありますね。いや、見直しました」
伊宇摩枯栖:「貴方は本当に信頼と信用を寄せる為に、その言葉を口にしている」
雨堂聖理:「あなただけ単体で接触してきた。動機もだいぶ怪しい。"マスターウィザード"と儀式の周りの情報について、よく持ってきてくれる」
雨堂聖理:「……あんまり買いかぶらないでよ。人としてどうかとも思うことをしてる自覚はあるの」
雨堂聖理:「それでも、疑わしい所は疑わなきゃいけない。……あたし一人じゃないからね」
伊宇摩枯栖:「誓って、怪しくはないのですが。あぁ、答えるのは良いのですが、一つだけ」
雨堂聖理:「何?」
伊宇摩枯栖:「その答えが嘘かもしれませんよ?真贋は出来ますか?」
雨堂聖理:「……」 少し迷うが
伊宇摩枯栖:「出来ないのなら、話す意味はないでしょう」
雨堂聖理:断言する 「できる。あたしは分かる。あなたが嘘を吐いているか、どうか」
伊宇摩枯栖:顔を耳元に近づける。
雨堂聖理:「……あの町で、同じように嘘吐かれた時にね。そういう力があれば、って思ったら、身についてた。だから分かるよ」
雨堂聖理:「……分かった」
雨堂聖理:顔を離す。《真偽感知》もしたが、虚偽は感じなかった。……もちろん、演技に優れた者であれば、いくらでも欺瞞できるだろうが。
雨堂聖理:「それで十分だよ。あたし的にはね。……とりあえず信じる」
伊宇摩枯栖:「貴方の為に尽力しますよ。えぇ、マスターウィザードは許してはおけませんしね」
雨堂聖理:「……あたし的には、うへー、なとこもあるんだけど」
雨堂聖理:「まあ、そこも踏まえてだね。……『業腹』か」
雨堂聖理:「分かるなそれ」 苦笑して 「だから信じる」
伊宇摩枯栖:「全てが終わった後に」
伊宇摩枯栖:「頼りになった。何も心配することはなかった」
伊宇摩枯栖:「そう、言わせて見せますよ」
伊宇摩枯栖:微かに笑う。
伊宇摩枯栖:「信じてくれた見返りにね」
伊宇摩枯栖:「えぇ。えぇ。存分に信じてくださって結構ですので」
伊宇摩枯栖:言って、前を見る。未来だけしか信じていない瞳で。
GM:では、改めて。
GM:それから数分後。君達は筧探偵事務所にて再び集まっていた。
GM:各々がすべきことをした。その結果を照らし合わせ、勝算を、希望の光を探すのだ。
筧正臣:「——ここらで、だいたい材料は出そろったか?」
筧正臣:事務所の内部はアンバランスで、応接用のテーブルとデスク周りは妙に散らかっているのに、それ以外の部分は几帳面に片付いている。
鵜曇憂子:「ですね。あとは調理法を決めればいいんじゃないでしょうか:
伊宇摩枯栖:「煮ても焼いても食えないのなら、活け造りですか?」
雨堂聖理:「大変な行程になるのは目に見えてるけど」
鵜曇憂子:「世界が滅ぶか、100万人が死ぬ儀式に、復讐にとらわれたジャーム達に、万能の力を使えるマスターウィザード」
鵜曇憂子:「ずいぶん絶望的な材料ばかりですが……でも、マスターウィザードの弱点は分かりましたですね」
雨堂聖理:「……そもそも全能なんかじゃないって訳だ」
筧正臣:「ああ。まずは”工房”だろ?」
伊宇摩枯栖:「そして、ジャームになる事を恐れているので全開での戦闘は出来ない」
雨堂聖理:「今はまだ。……恐れなんてあるんだな、"マスターウィザード"にも」
鵜曇憂子:「さぞかし”工房”が生命線なんでしょうねえ」
筧正臣:「だな。普通はそこから動かない。……ってことは、誰かが陽動しなきゃならないわけだ」
伊宇摩枯栖:「囮ですか」
雨堂聖理:「……やっぱりあたしかな。あたしが呼んで誘き寄せる」
雨堂聖理:「向こうも警戒してるし、できるか分かんないけど……ちょっとでも隙ができて、そのうちにあの"工房"を壊せれば」
伊宇摩枯栖:「それしかないのですが、一つでも不運があれば、そこで終わります」
伊宇摩枯栖:「多少の保険が欲しいですね。何も思いつかなくて悪いですが」
雨堂聖理:「何だったら、今の状態が最高に不運だしね」 苦笑して
鵜曇憂子:「ういこ達、誰かがきよりんと一緒にいたらマズいですかね?」
鵜曇憂子:「いざとなったらお守りしますよ!」くるくると腕を回す。
伊宇摩枯栖:「工房の破壊と雨堂さんの護衛 チーム分けですね」
筧正臣:「ああ」
筧正臣:「誰かついてってやってくれよ」
雨堂聖理:「護衛って……うーん、あたし的には工房を確実に壊してほしいけど」
雨堂聖理:「……でも、駄目か。あたし一人じゃ、昨日の夜みたいに追い込まれるかもしれない。今は武器も手に入れらんないし」
筧正臣:「俺は工房に回る。短時間で正確に壊すなら、俺の礫が適任だからな」
伊宇摩枯栖:「出来れば、雨堂さんの近くにはいたいですが、憂子さんがやる気だな」
伊宇摩枯栖:少しだけ苦笑する。
鵜曇憂子:「ムン! お任せくださいまし!」
伊宇摩枯栖:「あ。正臣氏。冷蔵庫に余った飲み物を入れても?」
伊宇摩枯栖:「工房の方に行きましょう。この剣は対物破壊に向きます、そのような名剣らしい」
筧正臣:「はいよ」
伊宇摩枯栖:「バランスが悪くて使いづらいのですがね」言いながら飲み物を冷蔵庫に収めていく。
鵜曇憂子:「あと、伊宇摩くんがきよりんと一緒にいるとこをマスターウィザードが見たら、とんでもないことになりそうですし」
伊宇摩枯栖:「ふふ。その場で修羅場になったら大変ですね」
雨堂聖理:「あー」 苦笑して 「ういこちゃんのあの槍、すごかったから、もの壊すのには得意そうだけど」
雨堂聖理:「それはあり得る。お願いします」
筧正臣:「じゃあ、分担は決まったな。残りの不安材料は?」
伊宇摩枯栖:「睡眠時間とタイムリミットくらいじゃないですか」
伊宇摩枯栖:「8時間眠れなかったことは些かの不安を覚えます」
鵜曇憂子:「それに加えて、青塚舞亜がいますよう」
筧正臣:「そっちと戦闘は避けられそうにないわけか?」
鵜曇憂子:「ええ、奴はマスターウィザードに操られているわけじゃなさそうです」
雨堂聖理:「……お兄ちゃんの」
鵜曇憂子:「伊宇摩くんの言うとおり、ういこ達、万全の状態ってわけじゃないですからね」
鵜曇憂子:「変なタイミングで襲撃されたらめんどくさいことに……」
伊宇摩枯栖:「正しい憎しみで討ちに来て……いや、ジャームになり果てたなら、終わった話ですが」
伊宇摩枯栖:「真面目な話。正臣氏、雨堂さんが使えそうな武器はありませんか?」
雨堂聖理:「あ、なんでも良いよ。銃器は一通り使えるし、武器もね。普通に使えるやつなら」
雨堂聖理:「よっぽど大きかったりすると困るけど、ちょっと重いくらいなら、魔眼で調整はできるの」
筧正臣:「残念ながら、そーゆーのはないんだよな! この事務所!」
筧正臣:「やくざの事務所でも襲った方がマシなくらいに、なんにもない!」
鵜曇憂子:「それでもUGNエージェントですか~、襲撃にそなえた武器のひとつやふたつ」
伊宇摩枯栖:「健全過ぎませんか?」残念ながらという言葉に苦笑し
雨堂聖理:「……そういう事務所をさっと襲うか……」
雨堂聖理:思案顔
筧正臣:「アホ、余計な面倒をそーやって増やすなって言いたいんだよ! だいたいお前——」
筧正臣:「……いや。いいや、この際だ。ちょっと顔貸してくれ、話しときたいことがある」
雨堂聖理:「……分かった」
雨堂聖理:「あなたとも話しときたかったし」
雨堂聖理:腰を上げる
筧正臣:「……聞きたいことがあるんだよ」
筧正臣:「今朝にもちょっと言ったけど」
雨堂聖理:隣室に移り、扉の厚さと材質を確かめてから、しっかり閉じる
筧正臣:「もしもお前が犠牲になれば、世界が救われるかもしれないって思ったら——」
筧正臣:「どうする?」
雨堂聖理:「……ういこちゃんも言ってたけどさ」
雨堂聖理:「『もし』って。でもそういうの、止めとかない?」
雨堂聖理:「現実はもうずっと、リアルでシリアスなんだよね」
雨堂聖理:「あたしの、特異点としての命一つ。それを引き換えなきゃ世界が救われない。そんな退っ引きならない状態なら」
雨堂聖理:「あたしは当然そうするよ。……正直な所を言えば、そうしたいくらい」
雨堂聖理:薄く笑う 「死に損なっちゃったもんね」
筧正臣:「やめとけよ。リアルでシリアスなら、なおさら」
筧正臣:「そんなやり方で妥協しないでくれよ」
雨堂聖理:「妥協……」
筧正臣:「きみ自身が助からなきゃ、それはちゃんとみんなを助けたことにならない」
筧正臣:「自分だけを特別な例外にするのはやめてくれ。助けるやつの範囲外にしたくない。そういう自分を度外視する、迷惑なやつがこの世には多すぎる……」
筧正臣:「毎回、毎回! どいつもこいつも! 事件のたびにこれ思ってる気がするんだよな! そう思わないか!?」
雨堂聖理:「……だって」
雨堂聖理:「しょうがないじゃん。あのさ……"アウトバースト"さんって、覚えてる?」
雨堂聖理:「初めて人を殺した時のこと」
筧正臣:「……わりと覚えてる方だよ」
雨堂聖理:「割とって」 また笑う 「はっきりしてるのか、してないのか、困るなー」
雨堂聖理:「あたしはよく覚えてる。その人は……」
雨堂聖理:「……FHエージェント。人を人だと思わない。実験だとか試運転だとか言って、あたしを殺して、あたしの友達を殺して……あたしの知らない人も、たくさん殺した」
雨堂聖理:「でも、その人を殺す……殺した時。すごく怖かった」
雨堂聖理:「とんでもなく悪いことをしたって思った。その人にも、あたしに家族や友達がいるみたいに……家族や友達がいて」
筧正臣:「怖かった、か」
雨堂聖理:「……そういう人たちに、あたしは絶対恨まれて、許されないんだろうな、って思ったんだよね」
雨堂聖理:「殺さなきゃ殺されてた。あたしの大切な人たちが殺されてた、って分かってても……」
雨堂聖理:「……それは別に、あたしに向けられる恨みを」
雨堂聖理:「あたしがした悪いことへの許しにはならない」
雨堂聖理:「……そこからたくさん悪いことを繰り返して、たくさんの……うーん、こうとしか言えないから言うけど」
雨堂聖理:「罪を重ねてきたのがあたし。……伊宇摩くんは謝罪させて回るって言ってたけどさ」
雨堂聖理:「そんなことで消える訳ないんだよね」
筧正臣:「そうだね。……消える訳はない」
雨堂聖理:「……せめてどっかで、ちょっとでも精算したい。その機会をずっと待ってて」
雨堂聖理:「良い機会になるんじゃないかな。世界が救えるんならさ」
雨堂聖理:頬には薄い笑みを浮かべたままだ。覚悟したようにも、諦めたようにも見える
筧正臣:「楽をしようとするなよ」
雨堂聖理:「……」
筧正臣:「生き地獄の方が辛そうに見えるってのは、確かにそれはある」
筧正臣:「でも……」
筧正臣:「自己犠牲で解決しようなんて、どう考えてもやめといた方がいい」
雨堂聖理:「何で?」
筧正臣:「贖罪は、したいならしろよ」
筧正臣:「ただ、お前は自分が消えてみんながハッピーになれば、それで解決すると思ってるのが大間違いって話!」
雨堂聖理:「……」 むっとした目になって
雨堂聖理:「じゃあ現実、どうするんですか。儀式を止める方法」
筧正臣:「探すんだよ!」
雨堂聖理:「事実上無策じゃん」
筧正臣:「だが、前述の方法は絶対に実行できない」
雨堂聖理:「世界が滅んでも?」
筧正臣:「世界が滅んでも。なぜなら……」
筧正臣:リバースハンドアウトを公開します。
GM:いいでしょう
GM:筧正臣さんのRハンドアウトを公開します

・Rハンドアウト:筧正臣
シナリオロイス:雨堂聖理 推奨感情P:庇護/N:罪悪感

君は筧の家から抜け出す際、祖母から幾つかのお守りをを持たされた。どうやら、そのうちの一つが白上光の言う『ソロモンの指輪』らしい。
特に曰くなどもない、普通の装飾品だと思っていたが……
彼女曰く、その指輪はあらゆる魔術、呪術、レネゲイドの影響を打ち消すことが可能なのだという。

代償は特異点と呼ばれる強力なオーバード及び、100万人の人間の命。

雨堂聖理はソロモンの指輪を起動するために必要な特異点だ。
彼女は今強大な敵に狙われている。

筧正臣は指輪を使用するまで彼女の命を守り、指輪の力を使用するため、彼女の信用を得なくてはならない。
そして彼女と100万の人間の命を使い、世界を破滅から守るのだ。

……だが、君が“アウトバースト”なら。どうするだろう。

君はこのシナリオ中、ユニークアイテム“疑似ソロモンの指輪”を得る。
君は雨堂聖理とともに『疑似ソロモンの指輪』を然るべき場所で使用することで、
雨堂聖理、及び100万人の人間の命と引換えに魔星の復活を阻止することができる。

このRハンドアウトは君が雨堂聖理が信用に足る人物であると感じた時点から公開することができるようになる。

筧正臣:「俺がこの指輪を使うつもりがないからだ」
雨堂聖理:「……その、指輪って」
筧正臣:「”ソロモンの指輪”だよ。お前は俺から指輪を奪うか、説得するしかない」
雨堂聖理:「最初っから持ってて……でもやっぱり使わないって」
雨堂聖理:「じゃあ儀式を止めるのは……」
雨堂聖理:「……って、それも無策なのか」 目を押さえる
筧正臣:「これから探す。全員助かる方法を探す! 絶対に見つける!」
雨堂聖理:「……あたしが助からなくて良いって言ってても、そうするんだ」
筧正臣:「当たり前だろ。……仕方ないじゃん」
筧正臣:「自信もないし、こんなことよくやろうと思うよなって感じだけど……」
筧正臣:「呪われてるんだ。”アウトバースト”は無茶なことばっかりやる」
雨堂聖理:「何それ。"アウトバースト"はあなたでしょ」
筧正臣:「うん。そう」 力なく笑う。 「俺が”アウトバースト”だ」
筧正臣:「なんとかするさ。お前も覚悟しろ。犠牲になるより辛い道を進んでもらう」
雨堂聖理:「はあー」 溜息を吐く 「……まあいいや、いざってなったら」
雨堂聖理:「あなたをボコボコのボコボコにして、指輪奪って、儀式は始められるわけだし」
筧正臣:「そのときは、かかってきやがれ。返り討ちだ」 「……」
雨堂聖理:「……犠牲になるより辛い道」
雨堂聖理:「それを、あたしが選びたいって思ったら選べるようにしておいてくれる?」
筧正臣:「ああ……うん。もちろん」
筧正臣:「歓迎するぜ」
雨堂聖理:微笑して 「ひどい人」
GM:シーンを終了します
GM:続きは……22時から!
GM:工房を破壊するシーンからやろうと思います。期待しててくれよな

ミドル5

GM:では夜の部を始めていきましょう
GM:次のシーンはミドル5くらい、トリガーシーン1。
GM:雨堂さんがマスターウィザードくんをおびき出している間に、ウィザード君の工房を破壊しに行くシーンになります
GM:シーンプレイヤーは筧さん。それから伊宇摩くんも登場するのかな
GM:侵食ダイスを振ってねー
筧正臣:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 6[6]+70 → 76

伊宇摩枯栖:1D10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 3[3]+51 → 54

GM:じゃあシーンの描写を開始しようね
GM:---
GM:マスターウィザードの工房は住宅街の一角、ごく普通の民家の中にあった。
GM:幾つかの罠を看過し、くぐり抜けた君達は、フラスコの中に入れられた無数の胎児と
GM:その下にある硫酸の水槽、そして、中に沈んでいる無数の胎児の死骸を発見します。
GM:雨堂聖理から聞いていた通り、ここが工房で間違いないだろう。
伊宇摩枯栖:「あまり、気分の良いものではありませんね」
伊宇摩枯栖:十字を切る。
筧正臣:「いやー、それ以下だよ。ひでえ趣味だな」
筧正臣:「魔術師ってのはみんなこんな感じか? 胸クソ悪くなるぜ」
伊宇摩枯栖:「元より歪んでいたのか。親の死が切欠なのかはわかりませんが」
伊宇摩枯栖:「彼の心は果たして本当にまだ人なのでしょうか」
筧正臣:「ジャームになるのを怖がってるんなら、ぎりぎり人かもしれないな」
伊宇摩枯栖:「何故このようなことが出来るのか、想像力を働かせても、どのような境遇に自分を重ね合わせても理解しかねますが」
筧正臣:「ああ。そこまでして儀式を実現したいってのは、地獄に片足突っ込んでるな」
伊宇摩枯栖:「地獄を再現させるわけにはいきませんね。その為に100万の命を消費するのも論外ですが」
伊宇摩枯栖:「そのことについては、正臣氏はどう思われますか?小を殺して大を生かすのが判断としてはままありますが」
筧正臣:「……お前も、わかりきってること聞きやがるね。それでもあえて聞きたいなら、答えるけど」
伊宇摩枯栖:「そういう話をする機会がそうないんですよ。あえて聞いておきたいですし、決戦で意見の相違があったのなら」
伊宇摩枯栖:「問題でしょう?」
筧正臣:「そうかもな。……その選択肢は、結局、地獄に続いてるんだよな。繰り返してるうちに生き残るのは一人だけになる」
筧正臣:「映画の……あれ……リングとからせんとか見たことある? 呪いのビデオのやつ」
伊宇摩枯栖:「3Dまでは」
筧正臣:「ぜんぶ見てんじゃん! 俺はパチスロから入って映画見たんだけど、あれがそうなんだよな」
筧正臣:「その選択肢は、いまこの一回だけじゃ終わらない。何度も続くし、それを選んでるうちに人類滅亡するぜ」
伊宇摩枯栖:「だから、貴方はそれを選ばない。と言うわけですね」
筧正臣:「そーだよ。どっちも選んじゃいけないんだよな。全員助かる方法を、何か見つけないとならない……」
伊宇摩枯栖:「賢者の考えだと思いますよ。目の前の脅威を躱す術があればですが」
筧正臣:「かもしれないが、俺は頭がいい方じゃないし、時間が圧倒的に足りない。くそ! 目の前にやることがなかったら怒鳴り散らして不貞寝したいくらいだよ!」
伊宇摩枯栖:「一つだけ思いついていますが」
筧正臣:「おいおい」
筧正臣:「いま、気休めのジョークは受け付けてねーんだけど」
伊宇摩枯栖:「そうですね。このようなことを言う時、悪い冗談だ。と言われるんですが」
伊宇摩枯栖:「儀式と言うのはそれを成すものがいるから成立するわけでしょう?ならば、儀式を行うものがいなくなれば良い訳です」
伊宇摩枯栖:「真五凶星を全員倒せば良いのでは?理屈の上では」
筧正臣:「おおー」
筧正臣:「一人もいなくなれば、そりゃ儀式成立どころじゃないわな」
筧正臣:「力技だが、そう考えると解決方法は出てくるな……」
伊宇摩枯栖:「えぇ。犠牲は彼等だけという事になります。何故だか、雨堂さんはその可能性を排除してたように感じられますが」
伊宇摩枯栖:「その強さを目の当たりにしたからでしょうかね。彼女だけ」
筧正臣:「それもそうか。俺もまだ直接見たわけじゃない」
伊宇摩枯栖:「でも、100万や雨堂さんを犠牲にするよりは素敵な意見だと思いませんか?」
伊宇摩枯栖:「少なくともマスターウィザードを倒すことが出来れば、少しは考える時間を稼げますよ」
筧正臣:「それで本当に解決できるなら、その方法が効くな。マスターウィザードを倒すってのも賛成だ」
筧正臣:「ただ……いま目の前に脅威があるところで、考えるべきじゃないんだが、気になってることが一つ……」
伊宇摩枯栖:「はい、なんでしょうか」
筧正臣:「後回しにしていい話だとは思う。でも、儀式は一種の”蟲毒”って言ったよな」
伊宇摩枯栖:「そうですね。故に彼らは協働して動いていない」
筧正臣:「俺はよく知ってる。まあ……毒の作り方だからな。複数種類の生き物を箱に閉じ込めて、殺し合わせる」
筧正臣:「生き残った一匹に集約された毒を回収するんだ」
筧正臣:「殺すってことな。……だからさ……この件、どう転んでも、不吉な予感がするんだよな」
伊宇摩枯栖:「最後の一人が今まで流れた血の力を手に」
伊宇摩枯栖:「今考えても、確かにどうしようもない話ですが、やはり、貴方は賢者ですよ」
筧正臣:「は! そいつはどうも。ただ、やらなきゃいけないことは決まってる」
伊宇摩枯栖:「まずは、この工房の破壊ですね」
伊宇摩枯栖:「あぁ。その前に、一応言っておきましょう」
筧正臣:「一応な」 笑う。 「聞いとくよ」
伊宇摩枯栖:「救済の為に犠牲を容認するのは、醜悪な考えだと思っています」
伊宇摩枯栖:「そのような事に手を染めると、こう言うことを必ず言うようになる」
伊宇摩枯栖:「いずれ成す正しさの為に、お前は犠牲になってくれ。と、いずれ成す正しさの為に、この行いを見逃してくれ。と」
伊宇摩枯栖:「そのような歪みは嫌いです」
筧正臣:「聞き飽きたって感じのツラだな」
伊宇摩枯栖:「えぇ。えぇ。こちらも全員が救える方法を考えたいという事です」
伊宇摩枯栖:「お時間を取らせました。破壊しましょうか」
筧正臣:「ホントにお前は……、腹立つくらい綺麗なことを言いやがる。わかった、やろう」
GM:では、君達が工房を破壊しようとした時。君達は部屋の中のちょっとした違和感に気づきます。
GM:外から見たときと比べて、壁が不自然に分厚い部分がある。
GM:隠し扉だ。その先には階段があり、地下室に続いている。
筧正臣:「……ここからまだ下があるのかよ……」
GM:罠などはない。中に入りますか?
伊宇摩枯栖:「気が滅入りますが、仕方がない。背中は任せましたよ」
伊宇摩枯栖:階段を下りていきます。
GM:階段を抜けた先にあるのは2つ目の工房だ。備え付けられた棚や引き出しには
GM:「雨堂さんの爪」「雨堂さんの髪」「雨堂さんの皮膚」等のラベリングがされた瓶
GM:壁には大N市の地図と、雨堂聖理の行動範囲と思われる円や、起きた、解決した事件のピン留め
GM:家族写真、小学生、中学生時代のアルバム等々……雨堂聖理に関する物品で埋め尽くされている。
GM:極めつけは、部屋の中央。
GM:蛍光色の液体で満たされた、巨大なガラス容器の中には
GM:君達が先程まで話していた少女と、全く同じ姿をした女性が3体浮かんでいる。
伊宇摩枯栖:「………………」
伊宇摩枯栖:「気持ち悪いな」
GM:スペア1、スペア2、スペア3と番号が振られているのがわかります。
筧正臣:「こっちに来たのが伊宇摩でよかったよ」
伊宇摩枯栖:「女性には刺激が強すぎますね。これは」
伊宇摩枯栖:苦笑する。
筧正臣:「終わらせようぜ。仕事の時間だ」
伊宇摩枯栖:「あぁ、全裸を見たと言うのは我々二人だけの秘密にしておきましょう」
GM:では。〈射撃〉、または〈白兵〉で判定をお願いします。
GM:合計達成値40以上を出すことで、これらの工房を全て破壊することが出来ます。
伊宇摩枯栖:エフェクトの使用はOKですか?
GM:失敗した場合、ペナルティとして軽い戦闘が入ります。
GM:勿論OKですよ!
伊宇摩枯栖:それでは侵蝕の低いミーから行きます。
筧正臣:お願いします!
伊宇摩枯栖:コンボ:『紅色に砕けたヴェリタス』《コンセントレイト:ブラムストーカー》《鮮血の一撃》HP2消費 26→24 侵蝕54→58
伊宇摩枯栖:判定だから武器使わなくて良い訳だ。
伊宇摩枯栖:8dx7+7
DoubleCross : (8R10+7[7]) → 10[1,2,2,4,5,6,7,8]+10[1,8]+2[2]+7 → 29

GM:あと11!
筧正臣:お見事!これなら確定でいける。
筧正臣:エフェクトなしで普通の射撃!
筧正臣:6dx+13
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 8[1,3,6,6,6,8]+13 → 21

GM:達成値50!君達は工房の破壊に成功します。
GM:演出をどうぞ
伊宇摩枯栖:赤い長剣で容器を切断する。鋼鉄をも切り裂く刃は抵抗の感触なくガラスを切り裂き粉砕した。
筧正臣:「電気系統は俺がやる」 雷を帯びた礫を握る。
筧正臣:「オブジェは頼む」 撃ち出す弾丸が、一撃ずつ素早く、確実に、電気制御と供給機関を破壊していく
伊宇摩枯栖:「はい。切れる所はこちらが。ついでに火つけも頼みます」
伊宇摩枯栖:電気系統を配電を剥き出しにするために乱雑に壁や床が切り刻まれる。ついでに目につく訳の分からないもの、不快なものを微塵にした。
筧正臣:「時間との勝負だな」 指先ほどの小さな玉をいくつか転がし、着火。炎が燃え上がる。
筧正臣:「こっちが離脱できるまで、向こうがうまくやってるといいんだが」
GM:音を立てながら工房が崩れていく。とある少女に似た作られた命は、一度も目を覚ますこと無く葬られる。
伊宇摩枯栖:「相手が気付いた時には、もう遅く。と、なって欲しい所ですね」
伊宇摩枯栖:僅かに憐みの視線を向けて。ポケットの中にある何かを握りしめた。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得のみ可能。
伊宇摩枯栖:筧さんに取ってるのでないぜー
筧正臣:こちらは雨堂さんに、前のシーンで採るべきだったロイスをとります。
GM:イイデショウ
筧正臣:雨堂聖理/共感/憤懣〇
筧正臣:で、以上です!
GM:OK
GM:---

ミドル6

GM:では、次のシーン。ミドル6、トリガーシーン2。
GM:時間を稼ぐために、雨堂さんが如月くんとお話するシーンです
GM:シーンプレイヤーは雨堂聖理さん。ういこちゃんも登場可能です。
GM:侵食ダイスをどうぞ
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:94->100)
鵜曇憂子:1d10+64 出る!
DoubleCross : (1D10+64) → 3[3]+64 → 67

雨堂聖理:もう《リザレクト》できないねぇ……
鵜曇憂子:100になってしまったね
GM:ロケーションは何処がいいですか?
GM:特に指定がなければ町外れのカフェとかになります。
鵜曇憂子:先に雨堂さんと二人でお話したいです
鵜曇憂子:カフェはOKですよ!
雨堂聖理:じゃあ先に来て待ってよう
雨堂聖理:いや待ってる感じになるのかな……?
GM:そうですね。では先に二人で待ってる感じでいいですよ
GM:シーンの描写を開始しますね
GM:---
GM:雨堂聖理が接触を希望すると、“マスターウィザード”はすぐに応じた。
GM:待ち合わせに指定された場所は、町外れにある小さなカフェだ。
GM:恐らく彼の手が回っているのだろう。通報される様子はない。
GM:雨堂聖理と、その護衛の鵜曇憂子は席に付き
GM:マスターウィザードの到着を待っている。
鵜曇憂子:「…こういう状況で来てなきゃ、ハシャいで写真とか撮ったんですけど」
鵜曇憂子:「そういう訳にもいかんですねえ」アイスカフェオレを注文し、手持無沙汰にストローを回している。
雨堂聖理:「別に撮るのは大丈夫だけど」
雨堂聖理:「あんまり飲まない方が良いよ。あっちが指定してきた店だし」
雨堂聖理:こちらは季節外れのホットコーヒーだ
鵜曇憂子:「む」手を放す。「ほんとに…しっかりしてるっつーか、手慣れてるっつーか」
鵜曇憂子:「きよりん。せっかくですし、ちょっとお聞きしたいんですけど」
雨堂聖理:「まあ、疑って考えることだけはね。中学ずっとそんな感じだったし……」
雨堂聖理:「ん。何?」
鵜曇憂子:「……そういう経歴をお持ちのきよりんだったら、ういこが元FHって聞いて…」
鵜曇憂子:「…ぶっちゃけ、ういこのこと嫌ったりしてもしゃーないよなって思うんですよ」
雨堂聖理:タンブラーでコーヒーを無意味にかき回す 「そうだねー」
雨堂聖理:「そういう考えもあるかも知れないけど。でも別に、あたしの故郷を好き勝手してくれた奴らとは違うしな」
雨堂聖理:「そいつらはもうやっつけたし……ういこちゃんも別のFHでしょ」
雨堂聖理:「ならそれで嫌ったりはしないよ」
鵜曇憂子:「良かったですーー。安心です」
雨堂聖理:「えー。ホントに気にしてたのそんなこと。まあ、気になるのかなあ……」
雨堂聖理:「今現在悪いことしてるっていう訳じゃないんならねえ」
鵜曇憂子:「ういこ的には、FHにいた時も、悪いことしてるなんか思ってなかったんですよう」
鵜曇憂子:「ほら、ちょっとだけ言ったじゃないですか。『騙されてた』って」
雨堂聖理:「言ってた言ってた」
鵜曇憂子:「お父さんがですね、武器開発の研究者だったんですけど。『命の星(アクスピレオス)』って武器を作って…」
鵜曇憂子:「人助けのための武器、なんです。コンセプトは。で、その使い手が娘のういこ」
雨堂聖理:「おおー。人助けのための武器……」
鵜曇憂子:「ところが、その武器開発、ぜーーんぶFHに騙されてやってたことなんですよ」
鵜曇憂子:「ういこと、ういこのお父さんは、人助けしてるつもりで、FHに協力していたおバカな親子だったのです」
雨堂聖理:「……なるほどね。で、それがあの、ういこちゃんが今使ってる武器?」
鵜曇憂子:「そうなのです」頷く。「お父さんの形見です。たぶん」
雨堂聖理:「形見、か……そっか」
鵜曇憂子:「…たぶん、ですけど」
雨堂聖理:少し眼尻を下げて 「……なら、形見じゃないといいね」
鵜曇憂子:「……」首を傾げて、雨堂さんを見返す。「……それが」
鵜曇憂子:「それが、ういこには、分からなくて」
雨堂聖理:「……どうなってて欲しいのか、ってこと?」
鵜曇憂子:「ええ。ういこを逃がしてくれたお父さんが、どうなってるのか。元気でいるのか、それとも……」
鵜曇憂子:「……きよりんが、ういこだったら」
鵜曇憂子:「きよりんがういこだったら、お父さんにもう一度会いたいと思いますか?」
鵜曇憂子:「ういこは、怖いです。お父さんが、あのまま無事でいるとも思えないですし、何をしているかもわかりません」
鵜曇憂子:「今のういこを見て、なんて言うかも分からないですし……怖いです」早口で喋り、逡巡した後言葉を切る。
雨堂聖理:「あはは。あたしはさー、ういこちゃんじゃないんだから。それは分かんないよ」
雨堂聖理:「分かんないけど、でもそうだな……」 少し考えて
雨堂聖理:「……会えるなら、会いたい」
鵜曇憂子:「………」
雨堂聖理:「あたしのお父さん、あたしが13歳の時に死んじゃって。まあそれもFHのせいだったんだけど」
雨堂聖理:「色々終わって、今こうして普通に暮らしてても、時々なんか、不安になったり、社会とかわかんないことあったりして」
雨堂聖理:「そういう時、親がいたら安心できるのかなーって思う」
鵜曇憂子:「……それは」
鵜曇憂子:「すごく。分かりますね」
鵜曇憂子:「学校の友達が話してる家族の内容に、混ざれなかったときとかに…思います」
雨堂聖理:「ね」 笑いかける 「色々話したかったんだよね」
雨堂聖理:「どんな仕事してたのかとか、進路ってどうやって決めたのとか。思い出すと、分かんないことばっかりで」
雨堂聖理:「そうそう、学校の友達も、なんか当たり前みたいに、親がうるさいーとか言ってるけど」
雨堂聖理:「そういうのもちょっと羨ましい……とか、思うこともある。寂しくなった時だけ、たまにね」
雨堂聖理:「ホントにいてうるさかったら絶対思わないんだろうけどさー」
鵜曇憂子:「知らないですよね。夜寝るのがうるさくて怒られる、とか」ふふ、と少し笑います。
鵜曇憂子:「…きよりん」
雨堂聖理:「なんか話逸れちゃったな」 誤魔化し笑い 「うん、何?」
鵜曇憂子:「いえ。こういう話を、したかったのです」
雨堂聖理:「……親の話?」
鵜曇憂子:「ええ。離れ離れになった家族に、会いたいと思うことがあるなら、それなら。あなたに」
鵜曇憂子:「お話できます」
鵜曇憂子:ここでリバースハンドアウトを公開したいです。
GM:お、いいですよ!
GM:ではういこちゃんのRハンドアウトを公開します

・Rハンドアウト:鵜曇憂子
シナリオロイス:“マスターウィザード”如月聖人 推奨感情P:同情/N:敵愾心

OPから数日前のこと。君は“マスターウィザード”と名乗る少年から接触を受けていた。
彼は自分が『命の星』の開発に協力していたことを君に伝え
君が頼みを聞いてくれるなら『命の星』の持つ真の力、そして父親の行方を教えてもよいと取引を持ちかけてくる。

彼の頼みは、雨堂聖理という女子生徒のことを気にかけてほしいというもの。

不可解な願いに困惑するのも、拒否するのも、取引を受け入れるのも君の自由だ。
しかし、この時の会話がきっかけで、君は雨堂聖理という名を知り、彼女を探しているという青塚に興味を持ち、
魔星を巡る戦いに巻き込まれることになる。

それは避けられない運命だ。

このRハンドアウトを公開することで、君は『命の星』の製造方法と、その秘められた力を知ることができる。

このRハンドアウトは君が雨堂聖理を信用に足る人物だと感じた時点から公開することができるようになる。

鵜曇憂子:「マスターウィザードとの接触があったこと、隠しててごめんなさい」
鵜曇憂子:「でも。あいつにお願いされたから、きよりんを助けたわけじゃないです」
雨堂聖理:「……ういこちゃんだったか」 苦笑する 「あたしは伊宇摩くんを疑っちゃったよ。あっちはあっちでシロだったけど」
鵜曇憂子:「ほえ。それはそれで気になるところですが……」
鵜曇憂子:「…『命の星』の秘められた力も、お父さんの行方も、別に、知らないままでも困らないなって思ってたんです」
雨堂聖理:「……それでも、多分それは知れた方が良いと思うよ」
鵜曇憂子:「でも。家族には、会いたいですよね」
鵜曇憂子:「…ええ」「だから」
鵜曇憂子:スポーツバックから、メモリーカードを取り出します。
鵜曇憂子:「このメモリーカードのパスワードは、きよりんじゃないと分からない数字になってます」
鵜曇憂子:「パスワードを解除すれば、『命の星』について分かるみたいなんです」
雨堂聖理:「分かった。この手のは……えーと、スマホで行けるかな」
鵜曇憂子:「………」渋い顔をしている。
雨堂聖理:かちかちいじって、カードを挿し、中身を開いて
雨堂聖理:「…………」
雨堂聖理:「うぇっ……」
鵜曇憂子:「……………」
鵜曇憂子:「………あの」目を逸らす。「大変、申し訳ないんですけど」
鵜曇憂子:「きよりんじゃないと分からない…中学2年生時の………バストサイズを………」
雨堂聖理:「いや待って、大丈夫……大丈夫」
雨堂聖理:「大丈夫! ういこちゃん!」
鵜曇憂子:「うう………」
雨堂聖理:「あの変態のことは忘れていいから……ちゃっちゃと入れるから!」
鵜曇憂子:「ふぐっ、ひぐっ、うううう~~~~!」
鵜曇憂子:「なんで変態の変態行為に加担しなくちゃあならないんですか~~~!」
雨堂聖理:「ああもう、大丈夫、泣かないで……」
雨堂聖理:ぽんぽんと肩を抱いて叩きながら、さっさと値を入力する。
GM:中には幾つかの動画ファイルと画像ファイルが入っている。
雨堂聖理:中三の頃はFHを警戒して身体計測をサボり、高校に入る前にUGNに保護されたため
雨堂聖理:つい最近身体計測をするまで、長らくその値が雨堂にとっての自認するスリーサイズだったのだ。もちろん覚えている
雨堂聖理:「……ほら、開いた。動画と画像だね」
雨堂聖理:「普通に見れそう」
鵜曇憂子:「ぐすっ……」鼻をかみながら、画面を覗き込みます。「何が入ってるんでしょ?」
GM:画像ファイルに映っているのは、まるでミイラのようになった人間の死体だ。
鵜曇憂子:「……は?」
雨堂聖理:反射で指をスライドさせ、次の画像に移る
GM:一人の写真ではない。それは例えるなら、ゴミの集積場や、大量に生産されすぎて市場に出回ること無く廃棄される
GM:野菜や果物を思わせる量とスケール。
GM:それらはベルトコンベアーで運ばれ、溶鉱炉の中に落とされていく。
GM:動画ファイルに映っているのは、それらの作業の始まりから終わりまでの工程。
GM:そして、画像ではわからなかったが。死体だと思っていた者たちは
GM:火の中に落とされるまで、かすかに動いている。
雨堂聖理:「……ちょっと待って」
雨堂聖理:たまらず、画面を伏せる
雨堂聖理:「何、この……これが?」
GM:……君の父の提唱した理論は、命の根幹をなす力、原初の神秘、所謂、生命力というものは
雨堂聖理:「ういこちゃんの武器の真の力と、お父さんの行方?」
GM:レネゲイドの力を用いれば、ある生命体からある生命体へ、移動することができるのではないか。他の熱量などと同じように
GM:何処かへ蓄えておくことが可能なのではないか?というものだった。実際に、植物を使って
GM:人の傷や病を治す。そういった技術の開発にも、成功していた
GM:君の持つ『命の星』の真の力は、武器としての威力にあるのではない
GM:そこに集められた、100万を超える命の脈動。それこそが
GM:君の持つ武器の真の価値だ。
鵜曇憂子:父親の行方も、あわせて分かるのでしょうか?
GM:最後の画像。拡大された、一つの死体の画像だ。
GM:他の者達と同じように干からびたその遺体が来ている服に、君は見覚えがある。
鵜曇憂子:「………」きよりんが画面を隠すその直前に、それを見た。
GM:君の父は何処にも行っては居ない。
GM:ずっと君のそばにいる。今も恐らく。
鵜曇憂子:「……大丈夫です、きよりん。ありがとうです」手を伸ばし、きよりんの手に重ねる。震えている。
鵜曇憂子:「前に、敵に煽られて、『300人以上の命を取り込んでる武器ですよ』などと口走ったことがありましたが……」
鵜曇憂子:「それ以上でございましたねえ」
雨堂聖理:震える手にもう片方の手を重ねる 「……ういこちゃん」
雨堂聖理:「我慢とか、いいから」
鵜曇憂子:「……う」
鵜曇憂子:「うえ」
鵜曇憂子:「ううううううう………」ぽた。と、一粒の涙がこぼれた瞬間に、それはおさまりがつかなくなる。
雨堂聖理:手ではなく、その肩を抱き寄せて、頭を撫でてあげる
鵜曇憂子:「お、お父さん、お父さんが、人助けのためって、言ってて、」
鵜曇憂子:「お父さん、お父さんは、悪いことしてないって、思ってたのに、なのに、」「たくさん人、殺して、」
雨堂聖理:「……そんなことない」
雨堂聖理:「きっとそんなことないよ。ういこちゃんのお父さんが、もしそうだったら……」
雨堂聖理:「……殺されたりしなかったよ、きっと」
鵜曇憂子:「っ」がばっと、涙があふれるぼろぼろの顔で雨堂さんを見て、
雨堂聖理:「大丈夫だよ、お父さんは……」
鵜曇憂子:「…っ、ひぐ、うあ、うああああああん………」ぎゅっと抱き着きます。
GM:カラン、カラン。
雨堂聖理:しっかり彼女を抱き返して——
GM:カフェのドアが開いて、一人の少年が入ってくる。
雨堂聖理:——その来客を、睨む。
如月聖人:「ああー!いたいた!雨堂さーん!」
如月聖人:きょろきょろとあたりを見渡して、君の姿をみると人懐っこい笑みを浮かべて駆け寄ってくる
雨堂聖理:「……今すぐそこで死んでくれない?」
如月聖人:学生服に、頬はガーゼ、包帯が巻かれた手にはスーツケースを持っている。
鵜曇憂子:「……!」少年の登場に、一瞬ピクッと身体を震わせる。
如月聖人:「いやー。相変わらず手厳しいですねえ。えーっと……」泣いているういこちゃんを見て
如月聖人:「んー……お久しぶり、でいいのかな?この様子だと、雨堂さんにはもう話しましたよね?」
如月聖人:「僕の頼み、聞いてくれて嬉しいです!ありがとうございます、憂子さん!」
鵜曇憂子:「……っ」きよりんから身を離し、はーーっと、荒い息を吐く。
鵜曇憂子:「とりあえずそこで死んでください」
如月聖人:「あはは……すごい嫌われてますね僕。雨堂さん以外の女性に言われるのはじめてなので、結構ショックですね」
如月聖人:「ま、そんなことはおいておいて!」さっと雨堂さんの対面に腰掛ける
如月聖人:「僕を呼んだってことは、ようやく諦めてくれたんですか?雨堂さん!」
雨堂聖理:「…………」 今すぐここでどうにかしてやりたい気持ちは強まったが
雨堂聖理:今日の本懐を思い出す。時間稼ぎだ。できるだけ彼を釘付けにする
如月聖人:「もうわかりましたよね。雨堂さんが頑張って人を助ける必要なんてないんです」
如月聖人:「どうやったって助けられない人はいて、それどころか、雨堂さんがなにかする度に」
如月聖人:「不幸になって、傷つく人が現れるんです。しかも、助けていたはずの人たちは雨堂さんのことなんて知らずに」
如月聖人:「悪いところばっかり見て、ほら!指名手配だなんて!すっかり悪者扱い」
如月聖人:携帯に映し出された、ニュース画面を見せながら
如月聖人:「……ねえ。もうやめましょうよ雨堂さん。戦うのも、人を助けるのも」
如月聖人:「僕は見てられないんです。雨堂さんが無理して傷ついたり、心に嘘をついたりするのが」
如月聖人:「お願いですから、僕と一緒に来てください。絶対悪いようにはしません」
雨堂聖理:「…………はあぁーー……」
如月聖人:「どんな悪党にも手を出させません。一緒に子供を作って、幸せになりましょうよ。普通に生きるんです」
雨堂聖理:わざとらしく溜息を吐いて
如月聖人:「いいでしょ?雨堂さん。正義の味方なんてやめて」
如月聖人:「普通の女の子として生きてください。これ以上抵抗しても、無駄ですから。ね。雨堂さん」
如月聖人:「……雨堂さん?」
雨堂聖理:「……あたしは」
雨堂聖理:「死ぬべきだと思ってた。殺されるべきだと思ってたの」
雨堂聖理:「UGNエージェント殺し。どうしたって、一つ……どんな基準で見たって、許されない罪があって」
如月聖人:「……わかります。沢山人を殺してきましたもんね」うんうん、と頷きながら
如月聖人:「そう。それに、僕のお父さんだって殺したし」
雨堂聖理:「……その仇で殺されるなら、それは本当に、それで良かった」
如月聖人:「……それなのに、生かされるのは嫌なんですか?」
雨堂聖理:「…………ふふっ」 笑う
如月聖人:「一緒に生きてはくれないんですか?」
雨堂聖理:「そうなんだよね。ホント。あたしも変な話だと思うんだけど」
如月聖人:目をうるませて泣きそうな目で君を見る
雨堂聖理:「『嫌』って思っちゃったんだよね。あなたみたいなのが仇で、しかも子供産めとかどうとか言うから……」
雨堂聖理:「……それでさ、やっと気付けた」
如月聖人:「僕は全然わかりませんよ」
雨堂聖理:「仇として殺されて良いっていうのは、結局あたしの『希望』でしかなかったんだよ」
如月聖人:「希望……?」
雨堂聖理:「うん。もうずっと昔から、あたしは死にたかったんだよね。今だってそう。世界を救うために死ねるんなら、それってすごく綺麗な『死』だと思わない?」
如月聖人:「綺麗だと思います。でも僕は、雨堂さんに生きていてほしいんです」
雨堂聖理:手を組む 「……だって、人を殺した」
如月聖人:「今も死にたいんですか?だから僕の事を拒むんですか?」
雨堂聖理:「初めて人を殺したあの日からずっとそう。法律は裁いてくれない。あたしはあの日、許されない悪事を働いて」
雨堂聖理:「あたしの意志なんて関係なく色々なことが起こって、それから少しでも人を守るために、また別に罪を犯して、重ねて重ねて」
如月聖人:「……」
雨堂聖理:「……ここまで来た。今だって死にたい。すぱっと、今までやった悪いこと、一発で裁いて欲しい」
雨堂聖理:少しだけ笑う 「ま、あなたのこと拒むのはそれ以前って所もあるけどさ」
雨堂聖理:「だから正直困ってるんだよね。どうもあなたはあたしを殺してくれない」
如月聖人:「はい。嫌です。絶対に殺したくありません」
如月聖人:「それだけは、雨堂さんの願いでも聞けません」
如月聖人:「……雨堂さん。実は今日、雨堂さんにプレゼントを持ってきたんです」
雨堂聖理:「ホント、あたしにとっては、あたしが殺したエージェントの仇を討ちに誰かが来てくれることが、結構大きな希望だったんだなって、今は思うよ。……だからね」
雨堂聖理:「そのプレゼントだってどうせろくでもないものでしょ。……やめてよ変なの。どうせこの店はあなたの支配下だろうけど、ういこちゃんもいるんだから」
如月聖人:「ひどいなあ。そんな事ないですよ!雨堂さんなら、絶対に喜びます!なんだと思いますか?」そう言ってスーツケースに手をかける
鵜曇憂子:「…ういこ、見てもいいですけど、見たくはないですね」
雨堂聖理:「…………」
如月聖人:「わかりませんか?ふふ~……。正解はですね~……じゃ~ん!」ケースを開ける
如月聖人:ゴトッ
青塚舞亜:君はそれをつい昨日見たことがある。
青塚舞亜:苦痛に顔を歪める青塚舞亜の顔だ。
如月聖人:ゴトッ。ゴトゴトッ。ゴロゴロゴロゴロ
如月聖人:炎に焼かれるキミを見て笑っていた、復讐者達の顔が
如月聖人:残らず君の前に並べられる
如月聖人:「許されないなんてことはないですよ、雨堂さん」
如月聖人:「貴方のことを恨んでるやつは、ほら、じゃーん!これで綺麗サッパリいなくなりました!」
雨堂聖理:目を押さえる 「あのさあ……」
如月聖人:「これで罪悪感なんてなくなりましたよね?お願いです。僕と結婚してください」
如月聖人:「それにほら、ドレスも用意したんですよ!」
如月聖人:そう言って、君の肩に触れます。
雨堂聖理:虫を払うかのような手付きで払いのける
鵜曇憂子:同時に割って入って如月くんの身体を蹴り飛ばします。
GM:払いのけられる。が、その瞬間に君の服が分解され、別のものに変わっていきます。
如月聖人:エンブレム、『ユニフォームド』を使用。
如月聖人:雨堂さんはFHベスト・アーマー(PE:P39)を取得し、装備してください。デザインはウェディングドレスです
雨堂聖理:脱ぎます
如月聖人:「いった……でも、似合ってますよ、雨堂さん」
如月聖人:「なんで脱いじゃうんですか!」
雨堂聖理:腕を伸ばして背中のファスナーを下ろし、腰下のドレス部も外し、うざったそうにそれらを順番に脱いで落とす
雨堂聖理:「気持ち悪いから」
如月聖人:「ま、まだありますよ、プレゼント!」
如月聖人:「ほら、みんな。早く入ってきてください」
GM:カランカラン。カランカラン。
GM:店内に新しい客が入ってくる。4人。壮年の男性、女性、青年が一人、それから君より小さな少女が一人
雨堂定央:「やあ。久しぶりだな聖理。元気にしてたか?」
雨堂花凛:「心配かけちゃってごめんね、聖理。でももう大丈夫!私達、如月さんにもう一度生み直してもらったの!」
雨堂理央:「こんな頼りになる彼氏が居るなんて、やるなあお前!ちょっと見直したぜ」
雨堂成理花:「もう何処にも行かないわ。これからは家族全員、一緒だよ!」
雨堂聖理:「……ッッ」 顔の半分を悲嘆に歪ませ、もう半分を激昂に震わせ
雨堂定樹:「僕達と一緒に、しあわせになろうよ!お姉ちゃん!」
雨堂定央:「幸せになろう、聖理!」
雨堂成理花:「幸せになろう!」
雨堂花凛:「幸せになろう!」
鵜曇憂子:「死」
雨堂理央:「幸せになろう!」
雨堂定樹:「幸せ、」
鵜曇憂子:「ねェェェェエエェエエエエっ!」
雨堂定樹:「に」
鵜曇憂子:巨大な槍が、入り口周辺の物をまとめて蹂躙し、四人の身体を一掃する。
GM:4人まとめて薙ぎ払われ、赤い飛沫に変わる
鵜曇憂子:「何が…なあにが! 何がプレゼントだッッ! 馬っっ鹿野郎!!」
如月聖人:「ああっ!なんてひどいことを!」
如月聖人:「雨堂さんの家族ですよ!」
鵜曇憂子:「命は一つ!生き返らせたところでそれはもう、二度と、二度と同じものは蘇らないんですよっ!」
雨堂聖理:「……うん。ありがと、ういこちゃん」
鵜曇憂子:「うるさいですよ、このクソチビ! これ以上きよりんを侮辱するならテメェを百億殺してやるってんですよ!」
如月聖人:「僕ならできますよ。何度でも、何度殺されたって直せます」
如月聖人:「ねえ、雨堂さん!雨堂さんならわかってくれますよね!?」
鵜曇憂子:「きよりんっ……!」
雨堂聖理:如月くんに向き直る
雨堂聖理:「……あのさあ」
雨堂聖理:「思ってたんだよね。あたしも、あなたにだけは絶対に、どうしたって拭えない負い目があって……」
雨堂聖理:「もしかしたらあなたに謝らなきゃいけない……謝罪なんて無意味だって分かってるけど、それでも、ほら。謝るしかできないってやつ? なるかもって思ってたんだけど」
雨堂聖理:下着だけの自分の身体と、転がったまま放置された復讐者たちの首と、ういこちゃんに吹っ飛ばされた家族を模したものの残骸を順番に見て
雨堂聖理:「何これ?」
如月聖人:「ぼ、僕は……少しでも雨堂さんに喜んでほしくて……」
雨堂聖理:「何でそれでこうなるんだよ」
雨堂聖理:声も荒らげない。怒りを通り越した先の呆れだ
如月聖人:「全然……ダメでした?」
雨堂聖理:「この期に及んで確認することじゃないでしょ」
如月聖人:「精一杯頑張ったのに……そっかあ……」
如月聖人:がっくりと、肩を落としたあと
雨堂聖理:溜息を吐いて 「最初に言った通り、せめてあたしを殺してくれれば、多少は喜んだかもしれないのに」
雨堂聖理:「何か今、そんな気にもなれないし……」
如月聖人:「……よし!じゃあもう仕方ないですね!」ぱっと明るい笑みを浮かべて
如月聖人:元気よく立ち上がり
如月聖人:「雨堂さんの言うことはよくわかりました。もう心が手に入らないってことも」
如月聖人:「仕方ないので、力づくで手に入れることにします!そのほうが手っ取り早いですもんね」
雨堂聖理:ナイフを抜く。隠しもしない 「どうやって?」
如月聖人:バサッ。灰のローブをはためかせながら、出入り口まで飛び退く
如月聖人:「雨堂さんたちは儀式を止めたいんですよね。だから、待ってます。始まりの場所で」
如月聖人:「そこで勝負しましょう。僕が勝ったら、雨堂さん。貴女の全てを貰います。」
鵜曇憂子:「始まりの場所…?」
如月聖人:「僕が負けたら、煮るなり焼くなり好きにしていいですよ。……そんなの、価値がないって思っているかも知れませんが」
如月聖人:「雨堂さん。特異点は貴女一人じゃないんです」
雨堂聖理:「……え?」
如月聖人:「僕もそうなんですよ。“天上黄石”はすべての奇跡を可能にする」
如月聖人:「運命を捻じ曲げる力だ。僕が負けたら、雨堂さんの代わりに」
如月聖人:「僕が儀式を止めてあげます」
如月聖人:「どちらの運命が強いのか」
如月聖人:「勝負と行きましょう、“因果夜船(シンギュラルアーク)”」
雨堂聖理:「……"マスターウィザード"」
GM:如月聖人はシーンから退場します
雨堂聖理:「本当に、どこまでもあたしを分かってない」
雨堂聖理:「バカみたい……」
雨堂聖理:ぽつりと呟き、もう一度溜息を吐いた。
鵜曇憂子:「………きよりん」
雨堂聖理:「あ、うん。……ありがとね、ういこちゃん」
鵜曇憂子:泣きそうな顔でテーブルクロスをひったくって、それをきよりんに被せる。
雨堂聖理:「おぉ」
鵜曇憂子:「女の子は…ダメです。服、脱ぐとか…ダメですよ……」
鵜曇憂子:「…そんなことさせた、アイツ、あのマスターウィザード」
鵜曇憂子:「めちゃくちゃ気持ち悪いです。女の敵です。生かしちゃいけません」
雨堂聖理:「ホントだよ」 ぽんぽんとういこちゃんの頭を撫でて
雨堂聖理:テーブルクロスの胸元を整える 「さっきのドレスよりも、こっちのがずっと良いし」
雨堂聖理:「全部悪趣味で、話が合わない。……ホントさあ」
雨堂聖理:「そうじゃなければよかったんだけど。現実はそうなんだからな」
鵜曇憂子:「そうじゃなければよかったわけもないんですよ!」
鵜曇憂子:「たとえ、如月聖人がすっごく格好良くて紳士的で高身長のイケメンだったとしてもですよ」
雨堂聖理:「……ん。ごめん」
鵜曇憂子:「死んじゃいけません。そうなのです」
鵜曇憂子:「生きてください」
雨堂聖理:目を閉じる 「…………それだよね。参るよなぁ、ホント……」
雨堂聖理:「とりあえずどっか適当に服屋寄って買って、あっちと合流しよ」
雨堂聖理:「あっちも目的は果たしただろうしさ。ね?」
鵜曇憂子:「……ええ」ため息を吐く。
鵜曇憂子:地面に落とした『命の星』を拾い上げる。
鵜曇憂子:(100万人)
鵜曇憂子:(プラス、10人以上……覚えてないくらい)
鵜曇憂子:穂先についた血。血に転がるのは、先ほど殺したきよりんの家族に似せた何か。
鵜曇憂子:(プラス、4人)
鵜曇憂子:小型に折り畳んで、スポーツバッグに収納する。
鵜曇憂子:(……ういこがこれからずっと背負うもの)(もっと増えるもの)
鵜曇憂子:(………)
鵜曇憂子:(上等です)
鵜曇憂子:マスターウィザードがいた席を蹴り飛ばして、きよりんの後に続いた。
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能です。
雨堂聖理:取るか~~~
鵜曇憂子:中心人物/雨堂聖理/庇護:〇/不信感/ロイス これを感情変更します。
鵜曇憂子:友人/雨堂聖理/友情:〇/不信感/ロイス こちらに!
GM:いいでしょう!
鵜曇憂子:マスターウィザードにも取得しよう
雨堂聖理:同道者/鵜曇憂子/○友情/隔意/ロイス
鵜曇憂子:ブッ殺/マスターウィザード/殺意/嫌悪:〇/ロイス
GM:いいでしょう!

ハンドアウトシーン2

GM:では次のシーン!
GM:筧さんのハンドアウトシーンになります
GM:このシーンには登場しても侵食値上昇などはありません。OPのいち場面みたいな扱いになるのかな。
筧正臣:なるほど!了解!
GM:ということで。シチュエーションは筧さんの探偵事務所
GM:白上光:「それで、手に入れられているんですか?ソロモンの指輪は」
白上光:「もしかして、お持ちでない?」
筧正臣:「も、持ってるはずないだろ!!!」

GM:ここの続きくらいの想定でいます
GM:ということで描写を初めていきましょう
筧正臣:へい!
GM:---
白上光:「……いや。やはり感じますよ。指輪の反応を」
白上光:「ほら、ちょうどこの辺り。この辺りにあるんじゃないですか?もう一回よく探してみてください」
白上光:君の部屋の中に無遠慮に現れた白上さんはそんな事を行って、棚の方を指差します
筧正臣:「指輪の反応って……お前はドラゴンレーダーかよ」
筧正臣:「そんなこと言ったって、その辺に転がってるようなもんじゃねえだろ」 棚の引き出しを開けたりする。
白上光:「ほら、それそれ。それ指輪じゃないですか?よく見せてください」
筧正臣:「実家から持ち出してきた骨董品とかしかないし……この指輪ァ?」
白上光:「間違いないですよ。多分。私くらいになるとわかるんですよ。高位幽霊ですから」
筧正臣:「どう見ても不気味な指輪だし、百歩譲っても呪いのアイテムにしか見えないんだけど?」
筧正臣:「あと高位幽霊ってはじめて聞いたけど」
白上光:「幽霊が出てくる位ですから、呪いのアイテムには間違いないですね」
筧正臣:「……ほんとに、これが?」
白上光:「そうです。世界の命運は今貴方の手に託されました」
白上光:「壊したり落としたりしたら世界の終わりです」
筧正臣:「ええー……。ってか、お前さあ」
筧正臣:「なんでそんなに世界を救いたいわけ? 幽霊らしからぬ動機に思えるんだけど」
筧正臣:「もっと怨念とかで、人間の世界をめちゃくちゃにしてやろうという、悪霊スピリットがあったりするもんなんじゃないの?」
筧正臣:(ホラー映画知識)
白上光:「貴方は幽霊になったことがないからわからないのでしょうが」
白上光:「私達ってそんな自由なもんじゃないんですよ」
白上光:「死んだあとにできることは、生きてる間に準備しておいたことだけ」
白上光:「つまり、生前の私が、自分が死んだ後にも」
白上光:「世界が滅ばないようにと用意しておいたのが、幽霊の私なんです」
白上光:「世界を救う機能しか持っていないので、世界を救おうとしているんです」
筧正臣:「……自意識のあるランプの精みたいなもんか……」
筧正臣:「白上光が何者か知らないが、本当にお前が世界を救いたいなら」
筧正臣:「手伝ってやろうかな」 指輪を握りしめて、ポケットに入れる。 「あと、一つ……聞きたいんだけど」
白上光:「なんでしょう」
白上光:「私の方も2つくらい言いたいことがあります」
筧正臣:「お前ができることについてだよ。なんでも願いが叶うなら」
筧正臣:「死んだ人間を生き返らせることは?」
白上光:「ランプの精にはできましたか?」
筧正臣:「俺が見た映画じゃ無理だった」
白上光:「受け取り方次第になりますね」
白上光:「全く同じ記憶を持ち、全く同じ姿形をした、全く同じように行動する別人が貴方の前に現れたとして」
白上光:「生き返ったと貴方が思えるなら、可能でしょう」
筧正臣:「……だよな」
白上光:「変えられるのは未来だけなんですよね、困ったことに」
筧正臣:「ハリー・ポッターの死の秘宝もそうだったし、そりゃそうだ」 笑う
白上光:「だから私も貴方に頼んでいるのです。未来を変えてくださいね、と」
筧正臣:「わかったよ。わかりました。……なにか、うまい方法を見つけてやってみる。それでいいか?」
白上光:「よろしくおねがいします。これで必要なものはあと2つになりました」
白上光:「一つは、特異点を持つオーヴァード。それから、100万人の人間の命」
白上光:「ソロモンの指輪の起動には必要不可欠なものです。頑張って集めてください」
筧正臣:「道のりが長ぇし、条件はろくでもねえし……」
白上光:「私は信じていますよ」
白上光:「死んだ私達より、生きている貴方のほうが、ずっといい方法で解決できると」
白上光:「信じて死んでます。よろしく」
筧正臣:「ああ……うん」
筧正臣:「お前に失望されるのは別にいいんだけど」
筧正臣:「もう一人、怒られたくない幽霊がいるんで、そっちには絶対に告口しないでくれよ」
白上光:「それが願いならば叶えましょう」
筧正臣:「いまのはそういう『願い』じゃない。……冗談だよ」
筧正臣:「冗談だ」
GM:---
GM:シーンを終了します。

ハンドアウトシーン3

GM:続いて、憂子ちゃんのハンドアウトシーンに移りましょう
GM:先程のシーンと同じく、ハンドアウトシーンでは基本的に侵食値とかは上がりません
鵜曇憂子:ういす!
GM:シチュエーションは、OPとは別の日。君が一人で学校から帰ろうとしていると
GM:マスターウィザードを名乗る変なやつから話しかけられるシーンにしようと思うんですが
GM:どうでしょう
鵜曇憂子:いいですよ!てくてく歩いてます
GM:タピオカ飲んでるところに邪魔されたいとかでもいいですよ
鵜曇憂子:なんか…そういう…女子高生っぽい仕草を…如月くんに見られると…
鵜曇憂子:なんかよくわかんないけど…屈辱的な気持ちになるから…!
鵜曇憂子:大丈夫…!
GM:わかりました。じゃあ普通に下校中にしましょう!
GM:シーンの描写を開始します
鵜曇憂子:ありがとうございます!
GM:---
GM:ここは星辰館高校。複数の高校が合併して作られた、市内の中でもとんでもない在校生徒数を誇るマンモス校だ。
GM:どのくらいとんでもないマンモス校かというと、避難訓練を全校生徒でやると、校長先生が前に立ってから静になるまで30分くらいかかるほどのマンモス校だ
GM:昼下がり。授業を終えた君は一人で帰路についています。
鵜曇憂子:シャボン玉をぷかぷか吹かしながら、スポーツバッグを提げて歩いています。
GM:君の友人達は、今日はみんな何らかの事情で帰りが相当遅くなるらしく、一人で帰ることになったのだ
鵜曇憂子:「らんらんも田野ちんも、今日の小テストで赤点とっちまうとは…」
鵜曇憂子:「逆にういこが仲間外れみたいですねえ。補習受けたかったような…ぷぷぷ」
鵜曇憂子:「ぷぷぷぷ」細かいシャボン玉がぷかぷかと夕焼け空に飛んでいく。
GM:では、ぷかぷかシャボン玉を浮かしていると、君の視界の中に一人の少年が入ってきます
如月聖人:「うーん、いないなあ。今日は確実にここを通るはずなんですけど……」写真をもって、あたりをキョロキョロと見回しているその少年は
如月聖人:「あっ!」君を見つけるとぱっと顔を明るくして、近づいてきます。「いたいた!すみません、そこの方!」
鵜曇憂子:「ぷぷぷ……」ストローから口を離す。「…おう?」
如月聖人:「鵜曇憂子さんで間違いないですよね?いやー、子供の頃からそこまで変わって無くて、安心しました」
鵜曇憂子:「なんですか藪から棒に。ういこ、あんたみたいな奴と今生の別れとかした覚えはありませんが」
如月聖人:「ああ、そういえば直接会うのは初めてでしたね。はじめまして」
如月聖人:「“マスターウィザード”、如月聖人です」
如月聖人:「ああっ!武器は出さないでください!今日は戦いに来たんじゃありませんから!」
鵜曇憂子:「………っち」スポーツバッグを開け放とうと思った手を止め、舌打ちする。
如月聖人:「今日は挨拶に来たんです。昔研究所にいたよしみで」
如月聖人:「ちょっと頼みたいこともありますし。いいですか?少しお話」
鵜曇憂子:「……あなたもですか」
鵜曇憂子:探るように相手を観察する。
如月聖人:「師匠の付添みたいなものですけどね。あの頃は全然!ヒラもいいところでしたから」
鵜曇憂子:「(師匠。……”マスターウィザード”……)」
鵜曇憂子:「(その名前。確か、お父さんが、口にしていたことがあった)」顔をしかめる。
如月聖人:「それで……確認なんですけど。憂子さんは何処までご存知ですか?『命の星』について」
鵜曇憂子:「軽々しくその名前を口にしないでほしいですけど」
如月聖人:「えっ、すみません……思い入れ深いんですね。失礼しました」
如月聖人:「それで。すごい武器以上のこと、何か知ってます?どうやって作られたのか、とか……」
鵜曇憂子:「『命の星』は、鵜曇博士が製造した、人命救助に役立てることを目的とした巨大槍型武器。使える者は一人だけ」
鵜曇憂子:「……それ以上の情報を、アンタが握ってるとでもいうんですか?」
如月聖人:「他にどんな使い方があるかとか」
鵜曇憂子:「………」
如月聖人:「あはは!じゃあ憂子さんは知らないんですね」
鵜曇憂子:「は?」
如月聖人:「いえ。すみません。笑うことじゃないですね」
如月聖人:「でもほら、FHってそういう所ありますよね。人の不幸を笑ったり。ちょっと毒されすぎてますね。すみません」
如月聖人:「ともかく、それなら話が早い。僕が教えてあげますよ、憂子さん」
如月聖人:「その槍がどうやって作られたのか。どんな力を秘めているのか。……そして」
如月聖人:「鵜曇博士が……貴方のお父さんが、今何処に居るのか。全て教えて差し上げます」
鵜曇憂子:目の前の少年の胸倉を掴んで塀に叩きつけます。
如月聖人:「いいいった!いきなりなにするんですか!?」
如月聖人:「警察呼びますよ警察!」
鵜曇憂子:「その前にアンタを殺してやります」
鵜曇憂子:「アンタが。ういこの何を知っていようが勝手ですが、そのヘラヘラ笑う顔で口にされるのが気に入りません」
如月聖人:「わー!待って!やめてください!すみません、謝りますから!」
如月聖人:「わかりました!喋るのやめます!だから離して!ひー」
鵜曇憂子:手を離さず、そのまま
鵜曇憂子:言葉を続ける。「…何が目的です」
鵜曇憂子:「言っておきますが、ういこはそちらに戻る気は一切ありません」
如月聖人:「ち、ちが、違いますよ。別に貴女なんてどうでもいいんです」
鵜曇憂子:「はあ!?」
鵜曇憂子:「ブッ殺しますよマジで!」
如月聖人:「わー!嘘です!すみません!とっても綺麗でかわいいと思います!ただ僕の好みではないだけで!」
如月聖人:「雨堂さん。雨堂聖理さんですよ!知ってますか?貴女と同じ学年の!」
鵜曇憂子:綺麗でかわいいと言われた瞬間に、生理的嫌悪感に苛まれて手を離す。
如月聖人:「ごほっ、ごほっ……うう、ひどい目にあった……」
鵜曇憂子:「……っ」雨堂聖理。知らない名前だ。「……その方が、なんですか」
如月聖人:「……よかった。やっと話を聞いてくれる気になったんですね」
如月聖人:「でも、そうですね。なんて言えばいいのか……」
如月聖人:うーん、と顎に手を当てて数秒考え込み
如月聖人:「そうですね。側にいてほしい……いや、気にかけてほしい、くらいでいいのかな」
如月聖人:「そうですね。気にかけておいてください。そしたら、さっき話したこと。全部教えます」
鵜曇憂子:「そんな、曖昧な約束、ういこが守ると思ってるんですか…」
如月聖人:「別に守らなくてもいいですよ。貴女が何も知れないだけですし」
鵜曇憂子:「………」
如月聖人:「これ、一応渡しておきます」メモリーカードをういこちゃんに渡します
如月聖人:「こうやって貴方と話しているのも、保険みたいなものですし」
鵜曇憂子:「これは」メモリーカードを嫌そうな顔で受け取る。
如月聖人:「やろうがやるまいが、本当はどうでもいいんですよ。でも、一応ね」
如月聖人:「貴方が知りたいことは全てその中に。ただし、覗くためには」
如月聖人:「雨堂さんと仲良くならないといけません。知りたかったら、僕との約束を守るしかないんです」
如月聖人:「どうです?中々いいアイデアでしょ、これ」
鵜曇憂子:「……アンタの畜生みたいな性格がよく伝わってきて、素晴らしいですよ」
如月聖人:「あはは!それ、よく言われます」
如月聖人:「やっぱり根っからの悪党なんですよねえ、僕」
鵜曇憂子:「雨堂さんという人を守るために、報酬をチラつかせてういこを利用する」
鵜曇憂子:「ああ、そうですね。本当にわかりやすくて、アンタが悪党どもに囲まれて育ってきたのがよく伝わりますよ」
如月聖人:「えへへ。目的のために手段は選ばない主義なんです」
鵜曇憂子:「……アンタは、何を企んでんです?」
如月聖人:「じゃあ、用が住んだので失礼します。なんだか、憂子さんも僕のこと嫌いみたいですしね……」
如月聖人:「え?何って……」
如月聖人:「全部雨堂さんのためですよ。他になにかありますか?」
鵜曇憂子:「……」答えない。絶句して少年を見ている。
如月聖人:「そうだ。折角だから僕からも一つ」
如月聖人:「一つ答えたら一つ問うのがルールですからね」
鵜曇憂子:「はあ?」
如月聖人:「憂子さんって、人が犯した間違いって、無かったことになると思いますか?」
如月聖人:「清く正しく、誰かを助けて生きていれば、間違いを犯した人間も」
如月聖人:「いつか許されて、報われて、幸せになれるって。本当だと思います?」
如月聖人:「僕自身は、すっごい下らない考えだと思ってるんですけど。どうですか?」
鵜曇憂子:「は」
鵜曇憂子:「何かと思えば……そんなことですか?」
鵜曇憂子:「バーーーーッカじゃないですか? アンタ」
如月聖人:「そんな言います……?」
鵜曇憂子:「間違いを犯した人間の罪が許されるんじゃありません」
鵜曇憂子:「間違いを犯した人間の、罪を償う気持ちが許しを得るんです」
鵜曇憂子:「だからアンタはずっと間違えてる。何もかもに気付けないまま」
如月聖人:「そっか……そっかあ……」
如月聖人:「あはは!いいですね。きっと憂子さんなら、雨堂さんと仲良く慣れますよ」
如月聖人:「これも運命ですかね。それじゃあ、また。憂子さん」
鵜曇憂子:「絶対にもう二度と会いたくありません」
鵜曇憂子:後ろ姿にそう言って、立ち尽くす。
鵜曇憂子:「……」「……っ」「……はぁーーーーーーー……」
鵜曇憂子:身の安全を優先すれば大N市から逃走するのが一番だが、そうするにはこの街で築いてしまったものが多すぎる。
鵜曇憂子:忌々しそうにメモリーカードを眺めて、何か分からないだろうかとスマホに接続します。
鵜曇憂子:「…雨堂さんと仲良くならなきゃ分からないなんて、何ですかそれは…」
鵜曇憂子:「ブラックドッグの力を以てすれば、多少のパスワードくらいちょちょいのちょいで……」
鵜曇憂子:「………」
鵜曇憂子:「………ふあっ」
鵜曇憂子:「~~~~~~っ」「…………!!」「あーーーっ!」
鵜曇憂子:電柱を蹴っ飛ばす。
鵜曇憂子:「なっ…、ななななな、なんですか!もう!知らない!知らない知らないです!忘れる!忘れる忘れる!」
鵜曇憂子:「キモイキモイキモイ…あ~~~っキモイ!死ね!」
GM:---
GM:シーンを終了します

ミドル7

GM:次のシーン!
GM:クライマックス前のシーン。シーンプレイヤーは伊宇摩くん。同時登場は筧さん
GM:侵食値上昇をどうぞ
筧正臣:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 7[7]+76 → 83

伊宇摩枯栖:1D10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 10[10]+58 → 68

GM:ではシーンの描写を開始しましょう。
GM:---
GM:君達は“マスターウィザード”の工房を破壊することに成功した。
GM:今は現場から離脱し、雨堂・憂子との合流地点へ向かっているところだ。
GM:日が落ち、工房を燃やす赤々とした炎が、遠くに見えるかもしれない。
伊宇摩枯栖:「ところで正臣氏、気になっていたのですが」
筧正臣:「バックアップがなきゃこれでだいぶ楽になるはずなんだが——、なんだよ?」
伊宇摩枯栖:「あってもリカバリーには時間を要する。と、思いたいですね。えぇ、そう、今後にはそう関係ないかもしれませんが」
伊宇摩枯栖:「この戦いが終わった後に、会うことがあるかどうか、多分ないだろうと思うからこそ、今、聞いておきます」
筧正臣:「寂しいこと言うじゃないか」
筧正臣:「答えられるかどうかわからないけど、聞いとくよ」
伊宇摩枯栖:「貴方は賢者ですからね。本来ならば道は交わることはないと思います。今回は特別だったと……はい。ありがとうございます」
伊宇摩枯栖:「その手帳と、アウトバーストと言う名は……大事なものですか?」
伊宇摩枯栖:「貴方が行動を決める時の指針にしていたようでした。ただのコードネーム。という事はないでしょう」
筧正臣:「変な質問だな! まるで悪役がこれから人質とるみたいな聞き方じゃん」
筧正臣:「でも、大当たりだよ」
伊宇摩枯栖:「…………少しだけ、傷つきました」
伊宇摩枯栖:「雨堂さんにも疑いの目を向けられましたしね。当然だとも思いますが」困ったように笑う。
筧正臣:「はは、そりゃ悪かった! 俺にとってはすごく大事なものだ……間違いなく」
筧正臣:「これがなきゃ、もう少しましな人生やってた気がするってくらい大事だよ」
伊宇摩枯栖:「なんで、ましな人生を送ってないのですか?」
筧正臣:「額に汗して地道に働いて、危険なことに首を突っ込んでばかりじゃなくて、おせっかいとかしてトラブルに巻き込まれなくて、身近な家族やあと数人くらいを幸せにして……みたいな」
筧正臣:「そういうのができないんだ。手帳と名前を継いだから、仕方がない」
伊宇摩枯栖:「不器用な事をしますね。貴方に近しい人が泣くかもしれない」
筧正臣:「そーゆーやつは思い浮かばないな。っていうか……聞かれてばっかりだけど、お前は?」
伊宇摩枯栖:「はい?と、言うと?」
筧正臣:「なんでこんな厄介事に首を突っ込んでるんだ? お前も呪われてるのか?」
伊宇摩枯栖:「呪い。と言うのは違うと思います。継承もしてませんし、罪悪感や贖罪でもありません」
伊宇摩枯栖:「強いて言うなら」しばらく考えるように目を伏せて
伊宇摩枯栖:「義務感でしょうか?」
筧正臣:「義務感? どーゆー道徳由来だよ。理屈がさっぱりわかんないぜ」
伊宇摩枯栖:「能力に目覚める。と言うのは、相応の意味があると思います」
伊宇摩枯栖:「この能力は世界を存続させるのに必要な一要素なのではないか?そう思っていましてね。それで、まあ、人助けをしています」
筧正臣:「『大いなる力には大いなる責任が伴う』ってやつか?」
伊宇摩枯栖:「それです。そうですね、正臣氏は映画が好きなのだから、そう言えば良かったですね。最初から」
筧正臣:「なるほど。……わかった」
筧正臣:「継承もしてないし、罪悪感や贖罪でもない。単なるガチのやばいやつってことだな」 笑う
伊宇摩枯栖:「ふふ、平和を愛してるんですけどね」
伊宇摩枯栖:「正臣氏はでも、燃え尽きる(アウトバースト)までの無理はしないで欲しいですよ」
伊宇摩枯栖:「此処に悲しむ人間が一人できたのでね。実は少し、そういう在り方は気に入っています」
伊宇摩枯栖:「正義の味方。と言うのは好きな物で」
筧正臣:「余計な心配するな。”アウトバースト”は燃え尽きねえよ」
筧正臣:「お前の方こそ。どう考えても、今回の戦いも地獄だが——」
筧正臣:「うまくやれよ。なんとなく、お前が消えるのも見たくねえな。その綺麗事、また聞かせてほしい気がする」
伊宇摩枯栖:「ふ。ええ。ええ。大丈夫ですよ。そこはね。やりたいことも終わっていませんし」
伊宇摩枯栖:「あぁ、ええと、一つだけお願いが」
筧正臣:「なんだよ」
伊宇摩枯栖:まず眼前で土下座をします。
筧正臣:「!?」
伊宇摩枯栖:「このようなことを頼むのは一生ないと思っていましたし、恥だとは思うのですが」
伊宇摩枯栖:「マスターウィザードとの戦い。勝ってください」
伊宇摩枯栖:爪が食い込むほどに拳を強く握りしめる。
筧正臣:「いや……お前、そりゃまあ……負ける気はさらさらないんだけど」
筧正臣:「ど、土下座やめない!? 頭下げすぎだって、そっちこそ」
筧正臣:「勝つつもりなんだろ!?」
伊宇摩枯栖:「勝ちます」
伊宇摩枯栖:「ただ、その為に"出来ないことがあります"」
伊宇摩枯栖:「貴方たちに負担を強いることになる」
筧正臣:「……出来ないことか」
筧正臣:「言えないことでもあるんだな?」
伊宇摩枯栖:「言えません」
伊宇摩枯栖:「その時が来て、その結果が気に喰わなければ」
伊宇摩枯栖:「後ろから撃つのを、許します」
筧正臣:「そうか。……いいよ、まずは土下座やめてくれよ」
筧正臣:「信じることに決めた」 手帳を開き、閉じる。 「こういうのは書いてないからね」
筧正臣:「好きにしろ。俺は、マスターウィザードを叩きのめす」
伊宇摩枯栖:「本来なら、あってはならないことですから、これは。まったく業腹です」頭を上げて立ち上がる。
筧正臣:「お前はお前のやることをやってくれ」
伊宇摩枯栖:「えぇ。その言葉に甘えさせてください」
伊宇摩枯栖:「アウトバースト」
伊宇摩枯栖:「その炎が燃え尽きることがないと信じます」
筧正臣:「うん……」
筧正臣:「それは、誰よりも俺が信じてる」
伊宇摩枯栖:「それと……」
伊宇摩枯栖:「筧正臣を無事に事務所に帰すことはお約束しますよ」
筧正臣:「なるほど、お前も相当な自信家だ」
伊宇摩枯栖:「多分、一番最初の手帳の主くらいには」
伊宇摩枯栖:「そう思います」
伊宇摩枯栖:そういって口の端を僅かに上げた。
GM:---
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得のみ可能
筧正臣:さすがにここは伊宇摩くんにとらざるを得ぬや!
筧正臣:伊宇摩枯栖/信頼〇/脅威 で!

クライマックス

GM:次のシーン。クライマックスのシーンとなります
GM:全員登場をお願いします。侵食値上昇をどうぞ!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:100->107)
筧正臣:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 10[10]+83 → 93

伊宇摩枯栖:1D10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 8[8]+68 → 76

伊宇摩枯栖:む
鵜曇憂子:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 7[7]+67 → 74

伊宇摩枯栖:GMジェネシフトしてよいですか?
鵜曇憂子:同じく、ジェネシフトしてよろしいですか?
GM:いいよ~
鵜曇憂子:2d10+74 ジェネシフトします。
DoubleCross : (2D10+74) → 12[7,5]+74 → 86

GM:1回だけね
伊宇摩枯栖:じゃあ2つだけにしておくか。
伊宇摩枯栖:2d10+76
DoubleCross : (2D10+76) → 8[3,5]+76 → 84

鵜曇憂子:ありがとうございます!
GM:ではシーンの描写を開始しましょう。
GM:---
GM:君達は山を登っている。調査の結果判明した、『真五凶星』が儀式を初めた場所。
GM:山頂付近のロッジを目指して。日は既に落ち、辺りは暗闇に包まれている。
GM:星一つない曇り空。それは君達の行く末を暗示しているようでもある。
GM:状況は悪い。儀式終了まで殆ど時間はなく、武器の調達を初め、殆ど準備はできていない。
GM:君達以外に協力できる者もいない。それでも君達が歩みを止めることはない。
GM:“マスターウィザード”を倒すため、彼のまつ山頂へ君達は進み続ける。
筧正臣:「……マスターウィザード、思った以上に最悪なやつだな。まだ最悪を更新し続けるとは……」
伊宇摩枯栖:「雨堂聖理博物館が最安値ではなかったのは、正直驚きですね」
雨堂聖理:「……ソロモンの指輪はある」
雨堂聖理:「特異点は、"マスターウィザード"とあたしがいる」
雨堂聖理:「100万の生命は……」
鵜曇憂子:ぺしっと伊宇摩くんの腕をはたく。
鵜曇憂子:「100万の生命も、ここにありましたよ」
伊宇摩枯栖:「失礼。デリカシーに欠けました」
雨堂聖理:「いや、もういいよ……彼に比べたらそのデリカシーの欠け具合もかわいいもんでしょ」
伊宇摩枯栖:「比べる対象が対象だけに、それはフォローではなく追い詰めてますね。甘んじてペナルティを受けますが」言いつつ、槍を見る。
筧正臣:「モノは揃ってる。そういうことなら、指輪を使ってもいい……だが」
筧正臣:「鵜曇がどう思ってるか、それ次第だな」
鵜曇憂子:「どう思ってるか、ですか」
伊宇摩枯栖:「使わない場合は、単純に実力で儀式参加者を端から排除する。という事になりますね」
鵜曇憂子:「伊宇摩くん的に、それって現実的な方法だと思います?」
伊宇摩枯栖:「そうですね。この期に及んで信頼構築を怠っているとは思うのですが」
伊宇摩枯栖:苦々しい表情を作る。
伊宇摩枯栖:「"言えません(ノーコメント)"とさせて下さい」
筧正臣:「だが、槍を失うことになるんだぜ。そういうのって……あれだ。大事なものなんだろ?」
雨堂聖理:ちらりと、あの動画と、語られた来歴を思い出しながら、ういこちゃんを見る
鵜曇憂子:「ええ。概要は先ほどお話した通りですが…お父さんの形見であり、お父さんの……命が、ここにあるらしいので」
鵜曇憂子:「家族みたいなものです」槍に視線を落とす。
筧正臣:「じゃあ、そう簡単に手放せるものじゃないはずだ」
筧正臣:「やれるのか?」
鵜曇憂子:「………ぶっちゃけ、やりたくないです」
鵜曇憂子:「でも、それが許される事態じゃないのも分かってます」
雨堂聖理:「……代わりの手段、なんか思いつく?」
雨堂聖理:伊宇摩くんと筧さんに向けて
雨堂聖理:「この期に及んで隠してることがあって、それを表にすればどうにかできるっていうなら」
筧正臣:「……か、考え中だ……」 何も思いつかないという意味
雨堂聖理:「ホントに今しかないよ」
伊宇摩枯栖:「この件に関しては何も」
伊宇摩枯栖:「残念ながら」
鵜曇憂子:「この件に関しては、ですか。んもう」
鵜曇憂子:「伊宇摩くんがイケメンだから許してますけど、イケメンじゃなかったら許されない怪しげ言動ですよ」
伊宇摩枯栖:「申し訳ありません」頭を下げる。
雨堂聖理:自分の髪を弄びながら 「……うん。じゃあごめん。イケメンもおじさんも頼りにならないから」
雨堂聖理:「お願い。ういこちゃん」
鵜曇憂子:「もー、簡単に言いやがりますよ。世界がかかってるからって、人の家族を…」言葉尻がため息に変わる。
鵜曇憂子:「…いえ。大丈夫です。大丈夫」
伊宇摩枯栖:「手帳に書かれてないことは、つらいですね」苦笑して横の人を肘で突く。
筧正臣:「うるせえな」
伊宇摩枯栖:「いえ、こちらも無力ですので」
筧正臣:「俺だって名案出したいよ……。無理してるよな、鵜曇」
筧正臣:「いざって時に迷うぐらいなら、断固として断った方がいい」
筧正臣:「マスターウィザードと戦った後に鵜曇と戦うなんて想像したくないぜ、俺」
伊宇摩枯栖:代案を出せないので掛けるべき言葉がない。
鵜曇憂子:「あは、ういこもなかなかに強いですからね、皆さん苦労すると思いますよ」悪戯っぽく笑う。
伊宇摩枯栖:何を言っても欺瞞になってしまう。
鵜曇憂子:「…………」
伊宇摩枯栖:隠し事をしている人間はこの場で喋る権利を持たないだろう。だから、この戦いで彼女を無事に帰せるように尽力するだけだ。
鵜曇憂子:「……すみません。壊せばいいと、頭ではわかってるんです。その上で、感情が追い付いてないういこがいるんです」
雨堂聖理:「……分かった。いいよ。感情が追いつけてないなら、今そうしろって無理強いするべきじゃない」
鵜曇憂子:「きよりん。ありがとう」立ち止まる。
雨堂聖理:「ギリギリまで考えて、その時になったら決めれば良いよ」
鵜曇憂子:「でも……そうして先延ばしにしてしまったら、きっとういこは迷ってしまいます」
鵜曇憂子:「ですので。ワガママをひとつ、させてください。ケジメの儀式を、させてください」
鵜曇憂子:「そうすれば、本当の本当に、大丈夫になりますから」
雨堂聖理:「儀式?」
雨堂聖理:「……何か手伝えることある?」
伊宇摩枯栖:「見られたくないことならば外しますよ」
筧正臣:「消えといた方がいいか?」
鵜曇憂子:「いえ、ここで大丈夫。すぐに済みますし」
鵜曇憂子:「何せ、人を殺すことだけは得意なので」
筧正臣:「うぇっ?」
鵜曇憂子:GM、エフェクトを使用して自分自身に白兵攻撃を行っていいでしょうか。
GM:構いません
GM:判定をどうぞ
鵜曇憂子:では、《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》を使用。
鵜曇憂子:15dx@8+5
DoubleCross : (15R10+5[8]) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,2,4,5,6,9]+10[10]+6[6]+5 → 41

雨堂聖理:眉をひそめて見ていたが、その初動を見て思わず手を伸ばす 「ういこちゃっ……!」
鵜曇憂子:5d10+24+24
DoubleCross : (5D10+24+24) → 19[3,10,1,1,4]+24+24 → 67

伊宇摩枯栖:雨堂さんを手で制する。
伊宇摩枯栖:首を横に振る。
鵜曇憂子:HP40点なので戦闘不能になります。
鵜曇憂子:リザレクトで復活。
鵜曇憂子:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 9[9]+86 → 95

鵜曇憂子:侵蝕率11点上昇。95→106に。
GM:HPを減らして侵食値をあげておいてね
鵜曇憂子:はい!HPは9点ですね。
鵜曇憂子:自分自身の神経を武器に接続し、電流を流し込んで完全制御のもと、相手を一撃にて屠る。
鵜曇憂子:いつもと同じことだ。それが自分自身に向けただけのこと。
鵜曇憂子:「ゲハッ」口から血が溢れる。身体が切断され一瞬で死亡し、すぐに再生して蘇る。
雨堂聖理:「っ……」 その様から思わず目をつぶりかけ、薄目で見る
伊宇摩枯栖:「…………無茶をしますね」
筧正臣:「……普通やるか、それ?」
鵜曇憂子:「………へへ」ニヤッと笑います。
鵜曇憂子:「これで、ういこの命、この槍が吸い込んでくれました」
鵜曇憂子:「お父さんのところに、会いに行けると、いいな………」
伊宇摩枯栖:「ブラムストーカーだから解るのですが、血には意思があり魂がある。だから」
伊宇摩枯栖:「会えるでしょう。保証しますよ 鵜曇憂子さん」
雨堂聖理:「……ブラムストーカーじゃなくても保証できますー。行けたよ、きっと。……絶対」
鵜曇憂子:「えへへ……」くしゃくしゃに笑う。
筧正臣:「立って、戦えるか?」
鵜曇憂子:「ええ。戦います。戦わせてください」
鵜曇憂子:「ういこの背負った命を、全部、成仏させてやらなくちゃあいけませんから」
筧正臣:「それは……ずいぶんと心強いな。当てにさせてもらう」
伊宇摩枯栖:「遺志と魂は継承されるものですから」筧さんを見て口にする。「と、言ってあげないんですか?」
伊宇摩枯栖:少しだけ気安く言った。
筧正臣:「いまでも俺は、確信が持てなくてね。……でもまあ、そうだな。そうだ」
筧正臣:「遺志と魂は継承されていてほしいな。そう思ってるよ」
GM:そうして、君達は山頂にたどり着く。そこにあるのは何の変哲もない山小屋だが、中から邪悪な圧力を感じる。
GM:扉を開くと、部屋の中には一人。五芒星の人の中に座り込んでいるのは、灰のローブを纏った少年。マスターウィザードだ。
如月聖人:君達が入ってきたのを感じ、立ち上がる。
如月聖人:「待ってました。やっぱり来てくれましたね、雨堂さん。その他の人達」
如月聖人:「もう話すことはありませんよね?戦いましょうか。この世界の行く末をかけて」
雨堂聖理:「偉そうなこと言ってさ。その本性がきっもちわるいストーカーだって分かってるんだからね」
筧正臣:「しかもワールドチャンピオン目指せるくらいのレベルのな」
伊宇摩枯栖:「世界の行く末ですか」
如月聖人:「なんとでも言ってください。僕が勝ったら、貴女の全てを貰います、雨堂さん」
伊宇摩枯栖:「何故このようなことを?気になっていたのですが、儀式と雨堂さんとは無関係でしょう」
如月聖人:「その代わり。僕が勝ったら、貴女は世界のすべてを守れます」
如月聖人:「理由?さあ……忘れちゃったな。でも、力ってあればあるほどいいじゃないですか」
如月聖人:「それに、儀式に参加したから、雨堂さんだってこうやって来てくれたんじゃないですか」
雨堂聖理:「……ま、儀式がなければここまであなたにかかずらうことはなかったよね」
如月聖人:「運命の導きですよ。僕が儀式に参加したのも、雨堂さんが止めに来たのも」
如月聖人:「僕達は運命で結ばれているんです、雨堂さん」
雨堂聖理:「おかげであたしは指名手配だし、ういこちゃんは大事なものを手放さなきゃいけなくなるし、"アウトバースト"さんも伊宇摩さんも危ない目に遭うし」
雨堂聖理:「結ばれてたとしても、さんざんな運命だよ」
如月聖人:「沢山の苦難を乗り越えて結ばれる……そっちのほうが燃えません?」
雨堂聖理:「これ以上妙なもので結ばれたくないなあ、ホント」
伊宇摩枯栖:「苦難がなければ燃えれないなんて、火付きが悪いですね。としか」
筧正臣:「結ばれないタイプのやつの台詞だわ、これ」
如月聖人:「おっと、いけない。雨堂さんと一緒にいると楽しくって。ついお喋りしちゃいますね」
如月聖人:「真面目にやりましょう!こほん。」
如月聖人:「皆さんこんにちは!僕は真五凶星の一人。奇跡使い。運命の支配者。“天上黄石”“マスターウィザード”です!」
如月聖人:「もうすぐ極星開門の儀は、僕の勝利で終わります。ですが、その前に!」
如月聖人:「ここにいる雨堂さんと結婚したいと思います!皆さんも見ていてくださいね」
如月聖人:「雨堂さんが僕のものになるとこ!嫌だって言っても」
如月聖人:「力づくで見せつけます」
如月聖人:ザァッーーーーー
雨堂聖理:「ホンット最悪……」
鵜曇憂子:「マジで殺します」
筧正臣:「一応、”嫌だ”って言っといた方がいいんじゃねーか」
如月聖人:崩れていく。山小屋の壁が、モザイク状に分解され、やがて完全な無に還っていく。
鵜曇憂子:「返事しちゃダメです!あんな奴に!」
伊宇摩枯栖:「力づく。なら、こちらもその流儀で拒絶しましょう」
GM:空には雲。星の光すら届かない場所で、君達は最悪と対峙するーー
筧正臣:「そ、そうか……。どっちにしろ、やることは同じか」
筧正臣:「待ったなし。吹き飛ばして黙らせる」
雨堂聖理:「そういうこと」
伊宇摩枯栖:「人を助けるのが仕事ですので、力をお貸しします」
雨堂聖理:ふう、と息を吐き、ナイフを握り直す。慣れた感触。これから戦い、これから殺す。
雨堂聖理:——初めて人を殺した日からそうだ。
雨堂聖理:誰かを助けることは、悪いことをすることで。悪いことをせずして、誰かを助けることなんてできなくて。
雨堂聖理:息をつく間もなく色々なことが起こって、色々なものと戦って、勝って、逃げて、失って、失い続けて
雨堂聖理:UGNの介入ですべてが終わったあの日、残ったのは無数の罪に圧し潰されそうになっていた自分だけだった。
雨堂聖理:……人助けをするのも、贖罪のつもりだった。あの日々で助けられなかった誰かのために、いま誰かを助ける。人助けが好き。その気持ちに嘘はない。
雨堂聖理:けれどそんなことをしたって、背負った罪が消えるなんてことはなかった。新しく誰かを助けるために、時に新しく罪を重ねて。
雨堂聖理:結局、どこかで何かを害さずに、誰かを助けることはできない。雨堂聖理の手は穢れ続ける。
雨堂聖理:……白馬の王子様に夢見るように。
雨堂聖理:ある日突然、最大の罪への復讐者が現れて、無慈悲に命を奪ってくれやしないかと。
雨堂聖理:夢想していた。それが一番綺麗だからだ。因果応報のために始まった罪の道に、因果応報の終止符が打たれる。多くの未練に飾られた物語のような生。
雨堂聖理:そのついでに、自分の積み重ねた人助けという、きっと善行であるはずのそれを受け継いでくれれば、なお美しい。
雨堂聖理:その結末は、星だった。船乗りが極星をしるべに航路を進んだように、因果夜船の前途に輝く、裁きの星。
雨堂聖理:あるいは、希望の光とも。
雨堂聖理:……これより先にそれはない。
雨堂聖理:裁きの星はとんだクソで、あたしはそれを拒絶した。白馬の王子様なんてものはこの世になく、希望の光はちっとも綺麗じゃなかった。
雨堂聖理:最悪なことに、そいつはあたしに復讐しそうな連中まで、綺麗さっぱり片付けてしまった。絶望だ。"マスターウィザード"があたしの絶望を狙っていたのなら、まったく見事な手腕だったろう。
雨堂聖理:逆戻りだ。先も見えないままがむしゃらに、誰かを助けて、罪を重ねて、精算の目処もつかない、あの恐ろしい日々へ。
雨堂聖理:あの日々との違いが、あるとするならば——
雨堂聖理:(……杏ちゃん)
雨堂聖理:(八百ちゃん)
雨堂聖理:(ユイちゃん)
雨堂聖理:(大葉ちゃん)
雨堂聖理:重なった罪の裏側で、確かに救い得た人たちの記憶を、握りしめて。
雨堂聖理:(……この手で裁きの星を消したとしても)
雨堂聖理:"因果夜船"は
雨堂聖理:(進み続けてみせる)
雨堂聖理:闇夜へと、漕ぎ出す。
GM:それでは……揃ったようだな!
GM:21時!クライマックス戦闘を開始しましょう
GM:エネミーはマスターウィザード1体。距離は5mです。

▼エンゲージ
(マスターウィザード[12])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:セットアップからいきましょう!何かありますか!
筧正臣:衝動判定はナシでOKですか!
GM:ナシで大丈夫です
雨堂聖理:ない!
伊宇摩枯栖:なし
筧正臣:セットアップなし!
“マスターウィザード”:こちらはセットアップがあります。
“マスターウィザード”:が、その前に。オートアクション
“マスターウィザード”:原初の混沌を使用。エンブレム:マッドサイエンティストを取得します。
“マスターウィザード”:これは取得にGMの許可のいるエンブレムなのですが
“マスターウィザード”:当然GMは許可します。
“マスターウィザード”:そしてセットアップでマッドサイエンティストの効果を使用。
“マスターウィザード”:ジャーム:フェンリル一体をマスターウィザードと同エンゲージに出現させます

▼エンゲージ
(マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

鵜曇憂子:《雷神の降臨》《ロケッティア》使います。行動値0、攻撃力+30。侵食率106→116。
GM:データは上級:P146に書いてあります
“マスターウィザード”:「ひどいことしますよね、貴方達も」
“マスターウィザード”:「工房を壊されたせいで、こんなの一匹しか作れなくなっちゃいました」
“マスターウィザード”:「責任、取ってくださいね?」
GM:それから見学室で質問があったので答えるのですが
GM:『命の星』が戦闘で破壊された場合、儀式の停止条件である100万人の命は
伊宇摩枯栖:「まさに番犬と言うわけですか。散歩は大変そうですね」
GM:この街や近隣に住む人々の中から無作為に100万人が選ばれて生贄に捧げられます。
GM:では、問題なければ戦闘を開始しましょう
GM:イニチアシブ!
雨堂聖理:大問題だけどそうはさせないからな!
GM:何もなければフェンリル君の手番です
筧正臣:指をくわえてフェンリルの手番を見ているしかない
伊宇摩枯栖:きなさい。
GM:ではフェンリルの手番。
雨堂聖理:ほんとだよ
鵜曇憂子:どぞ!
フェンリル:マイナーで《完全獣化》《破壊の爪》《究極獣化》《剛心獣化》《巨神獣化》
フェンリル:肉体のダイスが増え、素手のデータを変更し、装甲値が19点上昇、HPが50上昇、攻撃のダメージロールに+3個
フェンリル:メジャーアクション。《獣の力》《鬼の一撃》《獣の殺意》《吹き飛ばし》《コンセントレイト:キュマイラ》《飛礫》《増腕》
フェンリル:ダイス20個で攻撃。1点でもダメージを与えた場合対象を10m移動させます
フェンリル:対象はPC全員。行きます
フェンリル:20DX7+10
DoubleCross : (20R10+10[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,6,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,2,4,5,5,7,10]+10[6,7]+10[9]+10[8]+10[9]+4[4]+10 → 74

雨堂聖理:見せてやるか……特異点ドッジ
雨堂聖理:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,8,9,10]+1[1] → 11

伊宇摩枯栖:ドッジします。
筧正臣:奇跡に賭けたドッジ
鵜曇憂子:ドッジ!
筧正臣:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[6,7,10,10]+9[9,9] → 19

鵜曇憂子:12dx+1
DoubleCross : (12R10+1[10]) → 10[3,3,3,4,5,5,6,8,8,10,10,10]+9[8,9,9]+1 → 20

伊宇摩枯栖:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[4,7,8,8,10]+7[7]+1 → 18

筧正臣:アウト!
鵜曇憂子:ダメ!
伊宇摩枯栖:2アウト!
フェンリル:ダメージを出します
雨堂聖理:名ピッチャーがよ
フェンリル:8d10+3d10+31
DoubleCross : (8D10+3D10+31) → 69[10,10,10,8,10,9,4,8]+22[9,8,5]+31 → 122

フェンリル:ゴッ
筧正臣:死
鵜曇憂子:ウワッ
雨堂聖理:何がフッじゃ
筧正臣:リザレクト~
伊宇摩枯栖:《リザレクト》します。
筧正臣:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 8[8]+93 → 101

伊宇摩枯栖:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 9[9]+84 → 93

伊宇摩枯栖:む
雨堂聖理:家族のロイスをタイタスにして復活。HP11
雨堂聖理:雨堂聖理のHPが11になった(HP:3->11)
フェンリル:突如として虚空から現れた銀狼が、君達を襲う。巨腕によって投げつけられた地盤が君達を弾き、分断する
鵜曇憂子:不審者/青塚舞亜/親近感/猜疑心:〇/ロイス これをタイタス化して復活します。
鵜曇憂子:HP19。
GM:雨堂さんはマスターウィザード君のエンゲージに来てください
鵜曇憂子:わー
GM:他の人達は適当に後ろの方10mくらいに吹き飛んでください

▼エンゲージ
(雨堂[12]、マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   15m
(筧[12]、鵜曇[0]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

鵜曇憂子:ひどい!
雨堂聖理:あっこれ個別指定可能か……!
雨堂聖理:まあこれなら支障はないか。移動します
伊宇摩枯栖:その他組は飛ばされたか。
筧正臣:「なんで怪獣映画が始まるんだよ! くそっ!」
伊宇摩枯栖:「お言葉ですが。ホラーの間違いでは?」
筧正臣:「いーや、俺は見たことあるぞ。フェンリルVSメガクリムゾンビーストは一作目だけでおなかいっぱいなんだよ!」
鵜曇憂子:「クソ映画談義は後にしましょ……きますよっ!」
雨堂聖理:「……っ、詰める!」 本能で前方へ、脚が壊れるレベルの跳躍。それも圧壊よりはマシだ
GM:では、巨大な岩石が投げつけられて君達は各々弾き飛ばされます。
GM:雨堂聖理とそれ以外に分断される。雨堂さんの直ぐ側にはマスターウィザード。
伊宇摩枯栖:飛んでくる地面事吹き飛ばされ無様に転がる。
“マスターウィザード”:「……ふふ!ようやく近くに来てくれましたね、雨堂さん」
“マスターウィザード”:「痛いのが嫌になったら、いつでも降参していいですよ」
筧正臣:「やべ、分断された……!」 血をこぼしながら、高速で再生する。
雨堂聖理:「……うるさいな」
伊宇摩枯栖:「お姫様を悪い魔法使いから取り戻しに行く映画になったようですね。ぐっ」血が逆流し体に戻り無理やりに体を再生させる。
“マスターウィザード”:「あ、雨堂さんが痛いのが好きっていうなら別ですよ!そういう雨堂さんのことも好きですから」
雨堂聖理:「攻撃がなくても行くつもりだったよ。おかげで、銃の一つも持ってないからね」
“マスターウィザード”:「包み隠さず伝えてくださいね!」
GM:ということでフェンリルの行動は終わり
GM:次は行動値12組!
GM:ウィザード、筧、雨堂の3人ですね。PC側優先なので
GM:筧さんと雨堂さん、どちらが先に動くか決めていいですよ!
筧正臣:さきに行きましょう
雨堂聖理:頼みます!
筧正臣:フルパワーで撃って、フェンリルの撃破を目指します!
GM:フェンリルのHPは156点あるぞ~!
筧正臣:行動します!
GM:GO!
筧正臣:マイナーで移動、↓方向に10m動いて、もとの位置に復帰!エンゲージを離す!

▼エンゲージ
(雨堂[12]、マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   5m
(筧[12])
   10m
(鵜曇[0]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:イイデショウ
筧正臣:メジャーでコンボ:筧の迅雷。コンセントレイト+天からの眼+雷の残滓+マスヴィジョン+バリアクラッカー! 対象はマスターウィザード&フェンリル!
筧正臣:あ、これにレーザーファンも噛ませてます
GM:OK了解!判定をどうぞ!
筧正臣:ダイス計算中
筧正臣:12dx7+13
DoubleCross : (12R10+13[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,6,7,7,8,10,10]+10[1,4,5,6,8]+4[4]+13 → 37

“マスターウィザード”:うーん。どうせフェンリルくんにかばわせるからいいか。
“マスターウィザード”:ガード。
フェンリル:フェンリルくんもガード。《軍神の守り》でカバー。
筧正臣:OK
GM:ダメージをどうぞ!
筧正臣:4d10+28 ガード・装甲無視、命中したら邪毒ランク6
DoubleCross : (4D10+28) → 24[10,3,8,3]+28 → 52

筧正臣:うーん、がんばった方
フェンリル:ガードも装甲も効かないんだよなー。2倍して104ダメージモロに喰らいます
GM:演出どうぞ!
筧正臣:「怪獣退治だ……!」 前方へ跳ぶ。両腕をしならせて、鋼の”礫”を撃ち出す。
フェンリル:あ、それから《状態復元》を使用して邪毒を解除しておきます
伊宇摩枯栖:「お薬は注射するに限りますからね。任せましたよ」
フェンリル:HP5点も使っちゃった。これで109ダメージ
筧正臣:「遊んでやる。”アウトバースト”の参上だ!」 ”礫”が飛ぶ。肉を抉り、粉砕し、ねじりこんで周囲の組織を巻き込み破壊する。
“マスターウィザード”:「うわわ!危ない!守れフェンリル!」
筧正臣:破壊のために撃つ”礫”の散弾。人間を相手に想定したものではなく、構造物の破壊のためのものだ。それでも、倒しきるにはいたらない。
フェンリル:銀狼が君の前に立ちはだかり、礫を遮る。
筧正臣:「おいおい……まだまだ元気かよ。筧の毒も効いてる気配ないぞ」 侵食率101→118
フェンリル:ぶるるるる。と毛皮を震わせる。まだ健在だ
“マスターウィザード”:「躾が効いてていいでしょ?あげませんよ」
“マスターウィザード”:「でも面倒ですね、その技。殺すなら貴方からかな……」
筧正臣:「いらねーよ! おいっ、後続! 追撃、追撃してくれ!」
GM:という感じで
GM:雨堂さんの手番!どうぞ!
雨堂聖理:待機
GM:なんだと……?
GM:生きるのを諦めたのかな
雨堂聖理:勝手に思ってろ!
GM:まあそれならいいでしょう。では行動値12,マスターウィザードの手番です
“マスターウィザード”:「来ませんねえ、後続。見捨てられたのかな?かわいそ」
雨堂聖理:ナイフを構えて"マスターウィザード"……への攻撃を阻んだフェンリルを見る。
“マスターウィザード”:マイナーでαトランスを使用。
“マスターウィザード”:《高速分身》を取得します。
雨堂聖理:ゲエ
“マスターウィザード”:メジャーアクション。《ヒール》《砂の鎧》《高速錬成》
“マスターウィザード”:対象は自分自身とフェンリル。装甲値を+12しながら、HPを6d10+4点回復します
“マスターウィザード”:3D10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 17[5,2,10]+4 → 21

“マスターウィザード”:間違えたわ
“マスターウィザード”:6d10+4
DoubleCross : (6D10+4) → 23[5,5,3,5,1,4]+4 → 27

GM:27点HPが回復しました
伊宇摩枯栖:「…………」芸術品のような整った顔が苛立たし気に歪む。ギリと歯を軋ませる。
鵜曇憂子:「二倍キモくなりましたね」嫌そうな表情。
“マスターウィザード”:「どうして立ち止まってるんですか?雨堂さん。そんなんじゃ僕に傷一つつけられませんよ」
伊宇摩枯栖:「スペアが必要なわけだ」
雨堂聖理:「……そりゃそうだ。まだ、傷つけようともしてないんだから」
“マスターウィザード”:手をかざすと、フェンリルの傷がどんどん癒えていく。それどころか、体に鎧のようなものまで錬成される。
GM:フェンリルを倒すのに手間取れば手間取るほど君達は不利になっていくよ。
GM:では次!
筧正臣:「治った! 強ぇんだけど!?」
GM:行動値8、伊宇摩くんの手番です
伊宇摩枯栖:全力移動で接敵します。
GM:いいでしょう
GM:あ、待った
GM:間違えたわ
伊宇摩枯栖:む。
“マスターウィザード”:行動終了時に《分割思考》
“マスターウィザード”:行動値2、未行動になります
GM:改めて伊宇摩君の手番
伊宇摩枯栖:では。こちらは待機です。
GM:いいでしょう
GM:こちらの手番。マイナーでエンブレム:セカンドディールを使用。
“マスターウィザード”:行動値2。こちらの手番。
“マスターウィザード”:マイナーでエンブレム:セカンドディールを使用。
“マスターウィザード”:原初の混沌を再取得します
“マスターウィザード”:何を取得しよっかな~
雨堂聖理:ナイフとかどう?
雨堂聖理:あたしとおそろいだよ~
“マスターウィザード”:エンブレム:エンジェルを取得
“マスターウィザード”:エンブレム:マッドサイエンティストの使用回数を+1します
“マスターウィザード”:そしてメジャーアクション
“マスターウィザード”:《ヒール》を使用。対象はフェンリル
“マスターウィザード”:6d10+4
DoubleCross : (6D10+4) → 30[4,3,2,10,10,1]+4 → 34

“マスターウィザード”:34点回復しました。こちらの行動は以上です
“マスターウィザード”:「ふふ。今この時だけは、雨堂さんと二人きり」
“マスターウィザード”:「わくわくしますね」そう言いながら魔術を行使し続ける。フェンリルは更に回復し
“マスターウィザード”:その傍ら。中空にごぼごぼと肉の泡が湧き、もう一匹。何かが生まれようとしている。
GM:次は行動値0、ういこちゃんの手番です!
鵜曇憂子:はーい。マイナーで、《ロケッティア》の効果により15m前進して敵に接近。

▼エンゲージ
(雨堂[12]、鵜曇[0]、マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   5m
(筧[12])
   10m
(伊宇摩[8])
[]内は行動値

鵜曇憂子:メジャーでフェンリルに白兵攻撃します。
GM:いいでしょう!
GM:判定をどうぞ!
鵜曇憂子:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《バリアクラッカー》。
鵜曇憂子:17dx@7+5
DoubleCross : (17R10+5[7]) → 10[1,2,4,4,5,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,3,4,5,6,6,7,8,8,10]+10[2,4,9,10]+10[2,9]+3[3]+5 → 48

GM:うおお、強い
鵜曇憂子:ガード不可、装甲値無視。
フェンリル:こいつはドッジできない!エフェクトのデメリットで……
フェンリル:ダメージください!
鵜曇憂子:5d10+24+24+30
DoubleCross : (5D10+24+24+30) → 21[8,1,4,5,3]+24+24+30 → 99

フェンリル:そのダメージはダメですね……。一度戦闘不能になり、《魔獣の証》で復活します
GM:演出をどうぞ!
鵜曇憂子:侵蝕率15上昇。HP5点消費。
鵜曇憂子:「だからさっきからグチグチとキモいことを」
鵜曇憂子:「言ってんじゃあないですよッ!!!!」
鵜曇憂子:《命の星》を構えて特攻。フェンリルの身体を両断する。
フェンリル:「ごああああああ!」やりが体を貫くが、咆哮とともに再生。再びその前に立ちふさがる
“マスターウィザード”:「憂子さんこそなんでそんな僕に厳しいんですか?僕、貴女には何も悪い事してませんよね?」
鵜曇憂子:「クソが生み出す怪物にお似合いの、クソみてえな声あげやがって…」
鵜曇憂子:「…っ」険しい顔でマスターウィザードを睨みつける。
鵜曇憂子:「悪い事してるって言ったら、アンタ、反省でもするってんですか?」
“マスターウィザード”:「わかんないなあ……少しも特になることないのに……不思議だなあ……」呆れたように呟く。
“マスターウィザード”:「え?まあ、しませんけど。雨堂さん以外の人とかどうでもいいですし」
“マスターウィザード”:「貴方も速く死ぬか帰るかしてください。僕と雨堂さんの邪魔なので」
GM:では次のイニチアシブ
フェンリル:《加速する時》。
雨堂聖理:ヒッ
フェンリル:マイナーなし。メジャーアクション。《獣の力》《鬼の一撃》《獣の殺意》《吹き飛ばし》《コンセントレイト:キュマイラ》《飛礫》
フェンリル:対象は筧さん。攻撃します。
筧正臣:おんどりゃー!
フェンリル:20DX7+10
DoubleCross : (20R10+10[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,4,4,5,6,8,9,10]+10[4,7,10]+10[2,7]+2[2]+10 → 52

GM:リアクションをどうぞ!
筧正臣:えーい、回避!
筧正臣:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,4,7,10]+3[3] → 13

筧正臣:無理じゃん!
フェンリル:ダメージ!
フェンリル:6d10+31
DoubleCross : (6D10+31) → 33[9,8,9,1,3,3]+31 → 64

フェンリル:そして強制移動。筧さんもウィザード達のエンゲージに来てください

▼エンゲージ
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   15m
(伊宇摩[8])
[]内は行動値

筧正臣:死! 鵜曇さんのロイスをタイタス化して復活します。
筧正臣:「避けられるわけねえだろ、こんなもん……!」
“マスターウィザード”:「その礫、広範囲にまかれると厄介なので、ちょっとこっちに来てください」
“マスターウィザード”:「飛礫!それから吹き飛ばししてください、フェンリル!」
フェンリル:命令に答えて、巨岩を腕で弾き飛ばす。筧さんは衝撃でウィザードたちの方へ引き寄せられます。
GM:次は待機していた人達の手番。
筧正臣:「し、死ぬ……! すまん、近すぎて”迅雷”が撃てねえ!」
GM:先に伊宇摩くんからかな。
筧正臣:「なんとかしてくれえ!」
鵜曇憂子:「もうっ、筧さん! いざとなったら超強い人だと思ってたですのに…」
雨堂聖理:「おじさんが情けない声上げて……!」
鵜曇憂子:「もっとかっこつけてくださいよう!」
筧正臣:「できることとできねーことがあるだろっ」
伊宇摩枯栖:戦闘移動で13M前進します。
伊宇摩枯栖:敵の2m前で止まる。

▼エンゲージ
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、マスターウィザード[12]、フェンリル[18])
   2m
(伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:こ、こいつ
GM:範囲攻撃対策か!
伊宇摩枯栖:行動は終了。
GM:OK!
GM:では次!待機していた雨堂さんの手番です
伊宇摩枯栖:「ちっ。………頼みましたよ。アウトバースト」
雨堂聖理:マイナーでナイフを順手に持ち直し、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》+《獅子奮迅》+《マシラのごとく》
伊宇摩枯栖:間合いを詰め敵の爪の範囲の外で足を止める。
雨堂聖理:判定直前に《紡ぎの魔眼》。そしてDロイス守護天使。行くぞ……!
GM:グオオーッ!マシラ女!
GM:こい!
鵜曇憂子:がんばえー!
筧正臣:「できるだけはやってみるけどな……!」
雨堂聖理:18dx7
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,5,5,6,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[3,4,4,5,6,6,7,8]+10[6,8]+3[3] → 33

フェンリル:《復讐の刃》
フェンリル:20DX7
DoubleCross : (20R10[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,8,8,9,9,10]+10[1,2,4,9,9]+5[2,5] → 25

GM:お互いダメージを出しましょう
雨堂聖理:あっ、ごめん。獅子奮迅なので範囲だし、マスターウィザード殴るよ
雨堂聖理:一応そこだけこうね、へへ……
GM:なんだと
雨堂聖理:宣言漏れてた。すみませn
フェンリル:うーん。一応龍鱗しておくか
フェンリル:それならね!リアクションは《龍鱗》。それから《軍神の守り》でカバー
フェンリル:ダメージどうぞ!
雨堂聖理:生き残る気かよコイツ……!
GM:なにか使いますか?
GM:ロイスとか……
雨堂聖理:ちょっと待ってね……
雨堂聖理:ダメージロール直前、色ロイス切ります。初期ロイスの第七支部長。カラーはBL
GM:なるほど効果は!
雨堂聖理:このダメージロールではガード・装甲無効! ここで死ね!
GM:それはどうしようもない……!
GM:ダメージください!
雨堂聖理:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 26[3,10,6,7]+58 → 84

鵜曇憂子:おおー!
フェンリル:装甲が有効なら……
フェンリル:倒れます。戦闘不能に。
鵜曇憂子:ヤッター!
伊宇摩枯栖:よし。
筧正臣:とどめを刺す余力がない!
雨堂聖理:ういこちゃんの一撃が貫いたその穴が塞がり切る前に、投擲したナイフがその断面へ突き刺さる。
“マスターウィザード”:「あ……っ!あーあー……」
雨堂聖理:遅れ、魔眼を踏んで跳び込む。ナイフの柄をがっちり掴んで。
雨堂聖理:(……さっきの攻撃。装甲も撃ち抜くエネルギーは電気……まだ残滓が残ってる)
雨堂聖理:(魔眼は重力。収束させるもの。それが束なって、形になって……こいつを殺せるのは……)
雨堂聖理:(雷)
雨堂聖理:……"因果夜船"とは。視認した全ての可能性を調律し、奇跡のような確率でしか発生し得ない未来を選び取る力だ。
雨堂聖理:爆ぜ閃いた《命の星》のエネルギーの残滓が、雨堂の魔眼により収束し、一条の稲妻となって、奇跡的に突き刺さったナイフへと落下する。
雨堂聖理:あり得ないと断じるのは、常識の壁がコンマ数桁以下の可能性を無視するからだ。だが違う。
雨堂聖理:運命の暗い海を密航し、"因果夜船"は到達する。
雨堂聖理:——轟音。
雨堂聖理:「ッ、つあ!」
フェンリル:黒く焦げた巨体がぐらりと傾き、そのまま倒れる。
伊宇摩枯栖:「………………無理をさせているな」
“マスターウィザード”:「……やっぱりかっこいいなあ、雨堂さんは」
雨堂聖理:衝撃で身体が弾け飛ぶ。その一方、フェンリルの身体も一撃の雷に貫かれ、倒れ伏す。
鵜曇憂子:「きよりんっ…!」
“マスターウィザード”:「じゃあ、おかわり。行ってみましょうか!」
雨堂聖理:「……っ、大丈夫! それよりほら」
雨堂聖理:「なんか変態がバカなこと言ってる……!」
GM:クリンナップ。恐らくなにもないと思うので
筧正臣:ヘイヘイ!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+18した(侵蝕率:107->125)
GM:そのまま、2R目のセットアップに移りましょう
筧正臣:カモン!
“マスターウィザード”:こちらはエンブレム:マッドサイエンティストの効果を使用。
“マスターウィザード”:ジャーム:フェンリルを同エンゲージに出現させます

▼エンゲージ
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、マスターウィザード[12]、フェンリル1[18]、フェンリル2[18])
   2m
(伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:他の皆はなにかあるかな
鵜曇憂子:《雷神の降臨》。攻撃力+30、行動値0。侵蝕率137に。
筧正臣:なしです!
雨堂聖理:ない!
伊宇摩枯栖:なし
GM:ではイニチアシブ。なにもないと思うので、フェンリル(2)の行動
フェンリル:《完全獣化》《破壊の爪》《究極獣化》《剛心獣化》《巨神獣化》
フェンリル:肉体のダイスが増え、素手のデータを変更し、装甲値が19点上昇、HPが50上昇、攻撃のダメージロールに+3個
フェンリル:メジャーアクション。《獣の力》《鬼の一撃》《獣の殺意》《コンセントレイト:キュマイラ》《増腕》
フェンリル:対象は同じエンゲージの3人。ダメージ行きます。
フェンリル:ダメージじゃない!判定!
フェンリル:20DX7+10
DoubleCross : (20R10+10[7]) → 10[1,1,1,1,3,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,8,9,9,10,10]+10[4,4,6,9,9,10]+10[4,7,9]+5[2,5]+10 → 45

雨堂聖理:全部1だせ
GM:リアクションどうぞ!
筧正臣:もう勝った気でいやがるぜ、このワン公! こんな攻撃くらい……
筧正臣:高いよ!
鵜曇憂子:ドッジです。
筧正臣:5dx ドッジ!
DoubleCross : (5R10[10]) → 5[1,4,4,5,5] → 5

鵜曇憂子:13dx+1
DoubleCross : (13R10+1[10]) → 10[1,3,5,5,6,6,7,7,8,9,10,10,10]+5[3,5,5]+1 → 16

筧正臣:ものすごく無理w
鵜曇憂子:ギー!
雨堂聖理:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[3,4,5,7] → 7

フェンリル:ではダメージ
フェンリル:5d10
DoubleCross : (5D10) → 34[9,8,5,8,4] → 34

GM:+39で73ダメージ!
フェンリル:吹き飛ばしは今回ありません。
筧正臣:粉砕! 雨堂さんのロイスを切って復活!
フェンリル:中空から再び銀狼が現れる。筋肉が膨れ上がり、凄まじい速さで君達を薙ぎ払う。
雨堂聖理:青塚さんのロイスをタイタスにして昇華、復活。
“マスターウィザード”:「ねえ、皆さん。もうやめましょうよ」
鵜曇憂子:マスターウィザードへのロイスを切り、復活。
“マスターウィザード”:「別に魔星の力を手に入れても、僕は悪いことなんてしませんよ」
“マスターウィザード”:「ただ、雨堂さんと僕を祝福すればいいんです。なんでそれじゃダメなんですか?」
筧正臣:「『なんでそれじゃダメなんですか』じゃねえーよ! ぜんぶダメじゃん!」
伊宇摩枯栖:「少なくとも1人の女性が不幸になります」
“マスターウィザード”:「皆さんは今日、雨堂さんと出会ったばかりですよね?」
“マスターウィザード”:「見ず知らずの女の子一人を助けるために命をかけるんですか?そんなの馬鹿らしいと思いません?」
“マスターウィザード”:「もう放っておいてくださいよ。僕は雨堂さんと二人きりになりたいんです!」
伊宇摩枯栖:「1人の幸せで1人を不幸にするには割が合いません。しかも不幸をあり得ないくらい低く見積もってこれですからね」
筧正臣:「ドラマの見過ぎだ、バカ! 見ず知らずの女の子一人に命をかけるのも、現実じゃーよくあることなんだよ。いま、ここにこうしてこうなってるだろ!」
雨堂聖理:「……っていうか、『助ける』っていうのはもう認めるワケね」
“マスターウィザード”:「わっかんないなあ……」
鵜曇憂子:「アンタこそ、何でわかんないんですか?」
雨堂聖理:「自分の元にあたしがいる状態が『助けられるべき』状態だっていうのを」
“マスターウィザード”:「言葉の綾ですー!僕は幸せにするつもりですよ、雨堂さんを!」
“マスターウィザード”:「で、僕が何をわかってないんですか?」
鵜曇憂子:「…アンタにとって、幸せってなんなんです?」
鵜曇憂子:「人の命を、なんだと思ってたら、アンタみたいな人間ができあがるんです?」
“マスターウィザード”:「目の前にいる人が、僕のものになることです」
“マスターウィザード”:「命なんて幾つでも作れますけど、やっぱり雨堂さんは雨堂さん一人ですからね」
“マスターウィザード”:「きっと憂子さんには大切な人なんていないから、わからないんでしょうけど」
“マスターウィザード”:「そういうものですよ、恋って」
鵜曇憂子:「ああそうですか……」「そうですか。楽しそうで、何よりです」
鵜曇憂子:「きよりんの情報を漁って、いろんなこと調べ上げて、いろんなもの勝手に奪って、それは楽しかったでしょうけども」
鵜曇憂子:「きよりんの気持ちをひとつも理解してない、アンタに。きよりんの言葉を聞こうともしない、アンタに」
鵜曇憂子:「人の命をもてあそぶ、人形遊びしかできないアンタのようなちっぽけで幼い人間風情に」
鵜曇憂子:「何にもできないってこと!教え返してあげますよ!」
GM:ではイニチアシブ……
GM:行動値12!雨堂さん、筧さんたちの行動からです
GM:どちらが先に動くか決めてね!
鵜曇憂子:「いきますよ男共!きよりんを助けます!」
筧正臣:雨堂さん、先に範囲攻撃いっときますか?
雨堂聖理:いっときますか……!
筧正臣:どうぞ!フェンリル1も潰しておいてもらいたいし!
伊宇摩枯栖:「勿論。間合いに入ってないので偉そうには言えませんが、この剣を突き立ててやりたいですね」
筧正臣:イニシアチブで割り込まれでもしたらたまったものではないし!
雨堂聖理:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《獅子奮迅》+《黒の咆哮》。対象は敵3体。フェンリル1に対してはとどめを刺す
GM:いいでしょう。判定をお願いします!
雨堂聖理:判定直前に《紡ぎの魔眼》。そしてDロイス守護天使使用
雨堂聖理:18dx7
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,4,5,6,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,3,7,9]+10[3,7]+10[10]+6[6] → 46

鵜曇憂子:いい出目!
雨堂聖理:受けてみな!
GM:フェンリルクーン
フェンリル:フェンリル2は《龍鱗》。《軍神の守り》でウィザードをカバー
GM:ダメージをどうぞ!
GM:フェンリル1は犠牲になりました
雨堂聖理:くくく……《マシラのごとく》を失った雨堂の火力、見るが良い……!
雨堂聖理:5d10+18
DoubleCross : (5D10+18) → 24[3,1,8,2,10]+18 → 42

雨堂聖理:諸々有効
フェンリル:0ダメージ!
GM:フェンリル1君は死にます
GM:演出をどうぞ!
雨堂聖理:ナイフを抜いて、即席のゲートに身を投じる。姿を現すのは、健在なフェンリルの頭上だ
雨堂聖理:恐らくそこが脆いと見た。せめて一撃通るかどうかを試しておくのが狙いだ
雨堂聖理:「……やっぱダメか」 が、一撃を当てるまでもなく、足で踏んだだけでその硬度を確かめると、すぐさま転身
筧正臣:「いや、上出来だ。片づけてくれて助かったぜ……射線が通る」
雨堂聖理:倒れたフェンリルを跨ぐように跳躍しつつ、その直上でナイフを投擲。魔眼を通過して加速したそれは、綻んだ筋肉の防御と頭蓋を貫き、脳を破壊する。
雨堂聖理:「……普段ならここまで念入りなことを戦闘中にはしないんだけど」
雨堂聖理:「あなたの能力と、あの気持ち悪い部屋と」「……もっと気味の悪い部屋の話を聞いた後だとね」
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+14した(侵蝕率:125->139)

▼エンゲージ
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、マスターウィザード[12]、フェンリル2[18])
   2m
(伊宇摩[8])
[]内は行動値

“マスターウィザード”:「ひどいなあ。まあ。正しい判断ですけど」
GM:次は筧さんの手番!
筧正臣:「”上出来”って偉そうだよな……。悪いね。でもぼくは先輩から言われて嬉しかったときもあってね……」
筧正臣:行動します!
筧正臣:マイナーは何もなし。
GM:GO!
雨堂聖理:「……嬉しくないなんて言ってないでしょ」
筧正臣:メジャーでコンボ:筧の紫電。コンセントレイト+天からの眼+雷の残滓+マスヴィジョン+バリアクラッカー。
筧正臣:狙いはマスターウィザード!やっつけてやる!
GM:きやがれーっ
筧正臣:ここで伝承者も使う…!HPが確保できたからだ!がんばれ!
GM:うおーっ
筧正臣:12dx6+13
DoubleCross : (12R10+13[6]) → 10[2,2,3,4,5,6,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,4,5,6,6,9]+10[2,3,6]+4[4]+13 → 47

筧正臣:ふ、ふつう!でもないよりはマシだったぞッ!
GM:流石にドッジはできなさそうか……!フェンリル2号にカバーしてもらいます
フェンリル:《軍神の守り》。ダメージをどうぞ!
筧正臣:ダメージを……打ち込んでやる~!
筧正臣:5d10+28 ガード装甲無視、命中したら邪毒ランク6
DoubleCross : (5D10+28) → 33[3,2,8,10,10]+28 → 61

筧正臣:高め!けっこう削れたはず…!
フェンリル:ううっ……全部通ります。《状態復元》で回復
フェンリル:HP5点消費して毒だけ解除します
GM:66点ダメージくらった!
GM:演出どうぞ!
筧正臣:「筧の毒は効かない。圧倒的に頑丈。おまけに次々湧いてきやがるし、攻撃は避けられない、当たると死ぬ」
伊宇摩枯栖:「でも、逃げる理由にはなりませんよね」
筧正臣:「普通は無理だ。普通は……。でも……」 半泣きで跳ぶ。高速でフェンリルの巨体を回り込み、槍の穂先のような大型の”礫”を放つ。
筧正臣:「そうだ」
伊宇摩枯栖:「ドラマではないのですし、貴方はその、あれですから」
伊宇摩枯栖:何なのかは本人が言うべきだろう。
筧正臣:「ああ。……”アウトバースト”は、不死身で、……無敵だ!」 ”礫”が雷を帯び、貫く。ねじりこみ、破壊し、その大きさゆえに”礫”は砕けて内部へ食い込む。
筧正臣:「——ぶはっ! 高速移動、これが限界……!」 熱を帯びた足が崩れ、その場に膝をつく。 HPが12→2
フェンリル:礫が肉を大きく削り取る。足が一本心だ。唸りを上げ、怒った目で君をにらみつける。
GM:次はマスターウィザードの手番!
筧正臣:「しんどいぜ、まだまだ元気って感じだ。……誰か頼むよ、マジで」 侵食率118→132
“マスターウィザード”:「……これだけやっても諦める気はないか……。じゃあ、そうですね。」
“マスターウィザード”:「仕方ありません。全員戦えない体になってもらいます」
“マスターウィザード”:「ホントは雨堂さんに、こんな事したくないんですけど……」
“マスターウィザード”:マイナーは無し。
“マスターウィザード”:メジャー。《プレディクション》《砂の刃》《コキュートス》《降魔の雷》《結合解除》《マイティトランス》《イレギュラーシフト》
筧正臣:雨堂さん、助けてー!
“マスターウィザード”:あ、まてよ。よく見たら結合解除単体だな
雨堂聖理:何か恐ろしいことが起ころうとしているようだな……
“マスターウィザード”:気づけてよかった。《スプリットアタック》も追加。全員対象
伊宇摩枯栖:棺を!
鵜曇憂子:死にたくない!死にたくないです!
“マスターウィザード”:命中した場合取得しているアイテムを一つ破壊。ドッジ不可、対象変更不可(カバー可能)です
雨堂聖理:そいつは許せねえよなあ……?
GM:何もなければ判定しちゃおっかな~
雨堂聖理:《時の棺》。判定を失敗させます
GM:ぎえええええ!
GM:では演出行きます!
“マスターウィザード”:指揮者のように手を振り上げる。瞬間、空間に格子状の裂け目が現れ
“マスターウィザード”:それに沿うように、背景の木が、岩が、山が分断される。無の錬成。
“マスターウィザード”:圧倒的な出力ではない。だがそれは、あらゆる刃を超え全てのものを切り裂く究極の刃だ
“マスターウィザード”:受ければ君達の体はともかく、その武器は耐えられないだろう
雨堂聖理:振り上げた手の動作。格子状の能力発露。
GM:あらゆる刃を超え→あらゆる武器を超え、にしておいて頂けると助かります……!
筧正臣:「やめろよ、そーゆーの……! 死ぬぞ! 無理だ!」
鵜曇憂子:「なっ…バカ威力…!」《命の星》を握り直す。
雨堂聖理:全部見えている。それならば雨堂聖理が制御できる。
伊宇摩枯栖:「当たれば詰みに近い」
“マスターウィザード”:「宇宙の始まりには、有も無も無かった。太極。全ては一つ」
“マスターウィザード”:「故に。私は換えられる。有を無に、無を有に。これが」
“マスターウィザード”:「“マスターウィザード”の魔術です」
雨堂聖理:「うるっさい……ッ!」 フェンリルの脳漿に塗れたナイフを引き抜き、投擲
雨堂聖理:尋常ならばそれもまた、彼に到達するまでに再解釈され、無へと帰すだろう。それに可能性を与えるのは、まさしくその恐ろしいジャームの残骸。
雨堂聖理:獣のレネゲイドは無に等しい確率の突然変異をその瞬間に遂げ、無への錬成に対し刹那の耐性を得て——
雨堂聖理:そのナイフが、"マスターウィザード"の手を貫く。
“マスターウィザード”:無の錬成は、君達に届く直前に止まる。
“マスターウィザード”:「……奇跡ですか。でも、後何度起こせますか?雨堂さん」
“マスターウィザード”:「僕は、無限にですけど」
雨堂聖理:「……試してみる?」 血を流す片目を押さえながら、充血したもう片方の目で睨む
“マスターウィザード”:手をふる。たちまち傷とナイフは消える
雨堂聖理:「お察しの通り、あたしの力は無限じゃないけど」
雨堂聖理:「……あなたの体も無限じゃない」
雨堂聖理:「追いつける」
“マスターウィザード”:「いえ、どうでもいいです。試すかどうかだなんて。……それより」
“マスターウィザード”:「ようやく僕を見てくれましたね、雨堂さん」
“マスターウィザード”:「とっても嬉しいです」
“マスターウィザード”:頬を赤らめながら。
GM:次は行動値8、伊宇摩くんの手番です!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+10した(侵蝕率:139->149)
筧正臣:「おい……いま、鳥肌が立ったぞ。辛うじて助かったのに、すげー鳥肌」
雨堂聖理:唇を歪めて 「……だから見たくなかったんだよなあ」
伊宇摩枯栖:「能力に背筋がひやりとした。とした方が良いでしょうね。さて、ようやく追いついた」
筧正臣:「いいところ、見せてくれよ」
伊宇摩枯栖:その能力攻防の隙に抜け目なく、間合いを詰めて相手の眼前。敵エンゲージに接敵します。

▼エンゲージ
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[0]、伊宇摩[8]、マスターウィザード[12]、フェンリル2[18])
[]内は行動値

伊宇摩枯栖:「それは神の意志のみが知るところとしてください。まだね」
GM:こい!
伊宇摩枯栖:コンボ:『真朱に染まるウーニウェルシタース』《コンセントレイト:ブラムストーカー》《鮮血の一撃》HP2消費《生命吸収》
伊宇摩枯栖:HP9→7
GM:対象は!
伊宇摩枯栖:標的はマスターウィザード
GM:こいっ
伊宇摩枯栖:10dx7+5
DoubleCross : (10R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,6,6,7,10]+10[4,9]+10[9]+10[10]+10[9]+2[2]+5 → 57

“マスターウィザード”:ううっ。ドッジできそうにないな
筧正臣:回るゥ!
GM:う~ん。リスクもないしドッジしてみるか。
“マスターウィザード”:《破邪の瞳》でドッジしてみます。
“マスターウィザード”:6DX9+4
DoubleCross : (6R10+4[9]) → 8[2,3,5,6,7,8]+4 → 12

GM:雑魚すぎ!フェンリルくんがカバー!
雨堂聖理:《暴食の魔王》。ダメージ+6D10!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:149->154)
フェンリル:《軍神の守り》《イージスの盾》!
伊宇摩枯栖:筧正臣をSロイス指定 昇華。 効果はダメージバースト。
GM:うおおおっ
伊宇摩枯栖:ダメージ出します。
GM:いいでしょう!ダメージをどうぞ!
筧正臣:強打!
伊宇摩枯栖:16D10+14
DoubleCross : (16D10+14) → 92[9,2,2,9,4,2,4,6,10,7,5,7,5,8,2,10]+14 → 106

鵜曇憂子:おーー!
伊宇摩枯栖:1点でも通ったらHP12を失ってください。
筧正臣:高い!装甲は超えた!
GM:ガードの出目次第……!
伊宇摩枯栖:一次装甲無視。
GM:装甲は無視なんですよねえこれ
GM:防具無いからなあ。
筧正臣:さすがシザーリッパー……!高い武器だけある
フェンリル:3D10+1
DoubleCross : (3D10+1) → 17[5,5,7]+1 → 18

GM:計算します
GM:ううっダメだ!攻撃は耐えれるけど生命吸収が耐えられない……!
伊宇摩枯栖:93→101 HP12回復 7→19
フェンリル:戦闘不能に。《魔獣の証》で復活します!
伊宇摩枯栖:「アウトバースト。貴方は約束を守ってくれました。いいところを見せましょう」
伊宇摩枯栖:「そして、溜まったツケを返してもらわなくてはいけません。世の釣り合いが取れないですからね」
伊宇摩枯栖:深呼吸をしながら赤い長剣を上段に構える。
伊宇摩枯栖:タンと音を立てて跳躍。一気に地面まで振り下ろし、大地を斬る寸でのところで手首を返し斬り上げる。
伊宇摩枯栖:超人とはいかないが飛ぶ鳥の翼すら切り落とす達人技。鋼をも断ち切る名刀はスッと何の抵抗もなく標的に二重の傷を刻む。
伊宇摩枯栖:《生命吸収》
伊宇摩枯栖:切断から一拍おいて、悲鳴のような音を立てて犠牲者の血が剣へと吸い込まれる。
フェンリル:血を吸われ、悲鳴を上げながら、銀狼が悶え苦しむ
伊宇摩枯栖:魔狼の血は伊宇摩枯栖の血肉へと変換され傷が塞がっていく。
雨堂聖理:「……さっきから気になってたんだけど」
雨堂聖理:後方からその挙手投足を見て、その全ての攻撃動作が最高効率になる未来を秒刻みで選び取りながら
雨堂聖理:「男二人、いつの間にそんな仲良くなったの……!?」
筧正臣:「隙間を通した……違う、技だけじゃないな。刃が違う……で、血液操作……」
鵜曇憂子:「あらいやん」
伊宇摩枯栖:「女二人が仲良くなってる間にですかね」
筧正臣:「だな。まあ、似たようなタイプだからだろ」
伊宇摩枯栖:「あぁ、そうそう」マスターウィザードに向けて言う。
伊宇摩枯栖:「Deseverとは、DestinySever 即ち、運命を断ち切るもの。という事です」
伊宇摩枯栖:「貴方の言葉を真っ向から」
伊宇摩枯栖:「否定するコードです」
GM:次!
GM:憂子ちゃんの手番です
GM:行動をお願いします!
鵜曇憂子:はい。マイナ−はなし。メジャーで攻撃します。
鵜曇憂子:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《バリアクラッカー》。
鵜曇憂子:対象はマスターウィザード。
鵜曇憂子:17dx@7+5
DoubleCross : (17R10+5[7]) → 10[1,1,1,1,1,2,3,3,4,4,5,7,7,7,9,9,9]+10[3,5,6,6,8,10]+10[3,10]+1[1]+5 → 36

鵜曇憂子:あんまり回らないな~!
GM:ドッジはもう信じない……フェンリルくんにカバーしてもらおう
フェンリル:《軍神の守り》でウィザードをカバー!
鵜曇憂子:ではダメージ出します。
GM:ごー!
鵜曇憂子:4d10+24+24+30
DoubleCross : (4D10+24+24+30) → 14[3,1,6,4]+24+24+30 → 92

鵜曇憂子:装甲値無視!
GM:強すぎ
GM:粉々に吹き飛ばされます
GM:演出をどうぞ!
鵜曇憂子:「いいですね。こんな仕組まれた運命なんか、叩き切ってやりましょう」
伊宇摩枯栖:「貴方の啖呵は好きですよ。やってしまってください」
鵜曇憂子:「合点承知!」巨大な穂先をマスターウィザードに向ける。
“マスターウィザード”:「……どいつもこいつも……なんで邪魔ばっかり……」
伊宇摩枯栖:「運命では?」
伊宇摩枯栖:くすくすと笑う。
鵜曇憂子:「ういこのコードネームは…”スターオブライフ”」
鵜曇憂子:「意味をするのは……、唯一人の、『命の星』の使用者です!」
鵜曇憂子:「いきますよ。『命の星(アクスピレオス)』、ゴー! 最終緊急救命処置、作動!」
鵜曇憂子:「受け止めろオ!」雷撃が迸る槍が…マスターウィザードに向かう!
フェンリル:まるで糸で操られるようにその前に立ちふさがり
フェンリル:ウィザードの代わりに、その槍に貫かれる。
フェンリル:銀狼は悲鳴を上げるまもなく、突撃と雷撃で焼け焦げたミンチ肉になります
鵜曇憂子:「ッハ!」「さっきからお人形遊びに必死で、なっさけないですねえこの短小!」
“マスターウィザード”:「……気持ち悪い。嫌いな人に付き纏うなんて。ほんと気持ち悪い人ですね」
“マスターウィザード”:「おまけに下品だし。なんで雨堂さんは貴方なんかに……」
“マスターウィザード”:「嫌いです。貴方達全員。嫌いです」
“マスターウィザード”:「雨堂さんは別ですけど」
鵜曇憂子:「いいから来いってんですよ」
鵜曇憂子:「百万回ブッ殺してやりますから」
GM:では、クリンナップを終えて、セットアップに移りましょう
筧正臣:なし~
GM:セットアップ!なにかある人は!
伊宇摩枯栖:ないです!
雨堂聖理:ないさ……!
“マスターウィザード”:こちらは《高速分身》……ではなく
鵜曇憂子:《雷神の降臨》!
“マスターウィザード”:《万色の檻》を使用します。全ての判定ダイスを+10
雨堂聖理:ふえないのか……!
GM:増えたらボコボコにされるという判断からドッジモードに切り替えました
“マスターウィザード”:ゴッ。ウィザードを囲むように、周囲に6つの石柱が錬成される。即席の祭壇
“マスターウィザード”:「もう手加減しませんからね。全員この世から消えてもらいます」
“マスターウィザード”:「百万回も殺すなんて趣味が悪いことはしません。きっかり一回。それで全部終わりです」
GM:セットアップが終わり
GM:行動値12,筧正臣さん、雨堂聖理さんの手番です!
雨堂聖理:雨堂が動きます。マイナーとかなんもなし
GM:イイデショウ
雨堂聖理:メジャーでフェンリル2にとどめを刺します。エフェクトも使わない。ナイフでぐさー!
雨堂聖理:判定する?
GM:ファンブルするかも知れませんし
GM:そもそもそいつ装甲結構高いですよ。大丈夫?
雨堂聖理:え
GM:今なんも足さなくても装甲値19だから
GM:出目によってはダメージが出ず殺せませんよ
雨堂聖理:19、19ね……ちょっと待ってね
雨堂聖理:宣言変更します。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》
雨堂聖理:さらにDロイス守護天使も使用。最後の1枚!
GM:ぐああああ
GM:判定をどうぞ
雨堂聖理:15dx7
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,6,8,8,8,9,10,10]+10[3,3,3,3,5,7]+4[4] → 24

筧正臣:倒せ~っ
雨堂聖理:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 16[2,9,5]+18 → 34

雨堂聖理:諸々有効。トドメ!
GM:フェンリル君は死亡します。かわいそうに……
GM:演出どうぞ!
雨堂聖理:先程の攻撃の妨害で、ナイフは無へと還元されてしまった。もはや武器の一つもない……
雨堂聖理:……でもない。最後の一つ。下着の中に仕込んだ小さなカミソリを抜く。
雨堂聖理:指で挟んだ薄い刃を、魔眼の中に放り込むと、高速回転しながら射出され
雨堂聖理:同様に、脳を一撃。恐るべき狼のフェンリルを、完全に葬り去る。
雨堂聖理:「……これであなたの手勢も終わり」
雨堂聖理:「って言っても、もう自分で戦うつもりだった?」
“マスターウィザード”:「ええ。もういりません。ほしいならあげますよ、それ」
雨堂聖理:「……随分真っ当な表情をするようになった」
“マスターウィザード”:「雨堂さんは嫌いなんですね、僕の笑顔……悲しいです」
“マスターウィザード”:「これからずっと見ることになるのに」
雨堂聖理:「あのやたら前向きで気持ち悪い顔じゃなくてさ。今の、苛立ってて、怒って、感情的に邪魔なやつを片付けてやる、って顔の方が」
雨堂聖理:「よっぽど人間っぽいよ。あたしたちと同じね」
“マスターウィザード”:「……ほんと、なんでこんな嫌われちゃったんだろうなあ」
“マスターウィザード”:「わかんない。全然わかんないですよ」
“マスターウィザード”:「人の不幸を笑うなんて……ほんとひどいです」
雨堂聖理:血の流れる目を、閉じることはない。全てを見届け、未来を選び取るために 「……お願い」
雨堂聖理:「“マスターウィザード”を止めて」
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+9した(侵蝕率:154->163)
GM:次は筧さんの手番です
GM:どうしますか?
筧正臣:「……止める」 待機。 「鵜曇、動くなよ。一直線にそれを叩き込むイメージ」
鵜曇憂子:「………」
筧正臣:「その通りに」 行動を保留して待機します。
鵜曇憂子:「……分かりました」敵だけを見つめる。
GM:では次。マスターウィザードの行動
“マスターウィザード”:マイナーなし。メジャーで《プレディクション》《砂の刃》《コキュートス》《降魔の雷》《結合解除》《マイティトランス》《イレギュラーシフト》
“マスターウィザード”:期待に答えて憂子ちゃんを攻撃しちゃおうかな。
鵜曇憂子:うおー!
鵜曇憂子:やってみやがれ!
“マスターウィザード”:17DX+6
DoubleCross : (17R10+6[10]) → 10[1,1,1,2,4,4,4,4,6,7,7,8,8,9,9,10,10]+8[5,8]+6 → 24

筧正臣:ファンブルかもしれないので判定だけ見ようかなw
GM:ドッジ不可です
鵜曇憂子:なんですって!
筧正臣:ドッジできないやつじゃん!カバーリングします!
GM:ではダメージ。
筧正臣:行動放棄カバーリング!
“マスターウィザード”:3D10+31
DoubleCross : (3D10+31) → 15[1,6,8]+31 → 46

GM:アイテムを一つ破壊しましょう
GM:筧さんのキャラシート……
GM:何壊されたいですか?
筧正臣:任せるぜ……
筧正臣:このことはわかっていた……
“マスターウィザード”:信じます、その言葉。
“マスターウィザード”:思い出の一品を破壊します。
筧正臣:破壊されました。
“マスターウィザード”:空間に線が刻まれる。目標は鵜曇憂子。そして彼女の持つ槍だ。
“マスターウィザード”:無の錬成は価値を問わず、その槍をバラバラに切り裂くだろう
筧正臣:「寄せ技、三廷……」 一瞬、伊宇摩くんを振り返る。
伊宇摩枯栖:「来ますね。凌ぎきる手札は?アウトバースト」
伊宇摩枯栖:頷く。
筧正臣:「きみに任せるよ」 目だけで笑う。あとは、収束する破壊の線の只中へ跳ぶ。
伊宇摩枯栖:「えぇ。人を助けるのが……」その言葉を返す。敵だけを見据える。
筧正臣:イージーエフェクト、天使の外套を使用。一瞬だけその姿がブレて、別の誰かになり、ノイズだらけになって鵜曇の姿を束の間だけ隠す。
伊宇摩枯栖:「仕事です。お任せあれ」
“マスターウィザード”:その線の先にあるものは全て切り裂かれる。君は鵜曇憂子を守ることに成功する。変わりに君が、そして君が持っていた何かが切り裂かれる
筧正臣:「”アウトバースト”は……」 無の錬成でも、光の速度を超えることができない。
“マスターウィザード”:「どいつもこいつも……」
“マスターウィザード”:「何も上手く行かない……!どうして……!」
筧正臣:「いつでも……ここに……こうやって……」 切り裂かれた警察手帳と、コートと、いくつかのガラクタのような品物がこぼれるのを見る。
筧正臣:「……正しいことをできただろう? これからも、こうやっていくよ。いつまでも……」
GM:切り裂かれたページが宙に舞う。まるで
GM:雲に隠された星々の代わりに、君達を照らすように
GM:次の行動
GM:行動値8、伊宇摩君の手番です
伊宇摩枯栖:コンボ:『夜を切り裂く緋色のメテオォル』《ライトスピード》《リミテッドイモータル》101→113 HP19→21
筧正臣:「俺は”アウトバースト”だから。もう、ぜんぶ、ここにある」 うずくまる。 「頼んだ」
伊宇摩枯栖:標的はマスターウィザード
鵜曇憂子:「………」息を吐く。敵だけを見据える。動きはしない。余計な感情を差し挟んではいけない。
伊宇摩枯栖:コンボ:『紅色に砕けたヴェリタス』《コンセントレイト:ブラムストーカー》《鮮血の一撃》HP2消費 21→19
伊宇摩枯栖:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,3,4,4,5,6,9,9]+10[7,9]+10[4,9]+10[9]+3[3]+5 → 58

“マスターウィザード”:《パーフェクトコントロール》
“マスターウィザード”:そして《破邪の瞳》を使ってドッジします
“マスターウィザード”:16DX9+14
DoubleCross : (16R10+14[9]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,6,6,7,7,8,8,9,10]+3[1,3]+14 → 27

“マスターウィザード”:全然ダメ!
“マスターウィザード”:ダメージください!
雨堂聖理:《暴食の魔王》。ダメージを+7D 確実に……仕留めてくれ!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:163->168)
GM:ぐええええ
伊宇摩枯栖:承知!
伊宇摩枯栖:13d10+14
DoubleCross : (13D10+14) → 57[1,7,5,8,3,7,6,1,3,1,5,5,5]+14 → 71

伊宇摩枯栖:装甲無視。
GM:実はこいつは
GM:君達と同じくらいのHPしかありません
GM:倒れます。そして復活はしません。
GM:戦闘終了です。演出をどうぞ。
雨堂聖理:……赤く濡れた視界の中、往きて復りて、交錯が重ねられる。
雨堂聖理:喪われる物を救うことはできない。雨堂が選び取るのは。
雨堂聖理:戦いを終わらせる未来だけ。
“マスターウィザード”:「なんで、どうして……!僕は……」
“マスターウィザード”:「“マスターウィザード”になったのに……!」
伊宇摩枯栖:「任されて」赤い長剣の切っ先が狙いを定め、突き刺さる。
伊宇摩枯栖:「頼まれました」一瞬の内に地に赫影が4度映る。
伊宇摩枯栖:喉に心臓、両の肩口。風が走り笛の音のような音がして血が噴き出でる。
“マスターウィザード”:君の剣を消し去ろうとする。それよりも先に剣戟が来る。
伊宇摩枯栖:「Deseverとは、DestinySever 即ち、運命を断ち切るもの」
伊宇摩枯栖:「運命に頼った時点で」
伊宇摩枯栖:「貴方は負ける」
筧正臣:「速すぎるんだよ」 笑ってしまう。 「『THE FLASH』みたいにスローで描写しないとわかんねえって」
“マスターウィザード”:「……」ドサッ
“マスターウィザード”:“マスターウィザード”が倒れる。
鵜曇憂子:「…………」《リザレクト》に構える。…だが。
“マスターウィザード”:彼の魔術の残滓も消えていく。
伊宇摩枯栖:「仕事は早急に済ませた方が気分が良いでしょう」笑って返す。
伊宇摩枯栖:113→117
“マスターウィザード”:立ち上がることはない。赤い血は流れ続け、地面の上に広がっていく。
鵜曇憂子:「……終わり。ですか?」
雨堂聖理:「……動こうと思えば動けるんだろうけど」
伊宇摩枯栖:「………確かに弱点だった。人に拘ったことが。こんな敵は初めてだ」
筧正臣:「峰打ちで終わらせたのもスゲーよ」
雨堂聖理:「動かないか。……今更動き始めても遅い気もするしね」
雨堂聖理:それだけ言って、はあ、と深く溜息を吐く
伊宇摩枯栖:「雨堂さんが、止めを刺すな、と………」
伊宇摩枯栖:「あれ?言っていませんでしたか?」
雨堂聖理:「言ってない。……思ってはいたけど」
伊宇摩枯栖:因果夜船に少し影響されただろうか。そういう事にしておこう。
筧正臣:「そいつはすげえ。俺ならビビッて毒まで入れてたかもしれない。……まあ、やることやろうぜ」
筧正臣:「時間はあんまりないんだろ」
GM:マスターウィザードは倒れた。後はソロモンの指輪を起動し
雨堂聖理:「話したでしょ。彼は完全制御特異点に匹敵する力を持ってるんだから」
GM:儀式を止めるだけだ
雨堂聖理:「これで儀式を止められる……」
雨堂聖理:「……はず」
如月聖人:「……死ぬんですね、僕」倒れたまま、かすれた声でつぶやく。
鵜曇憂子:「………終わらせましょう」今だ電流を撒き散らす、《命の星》を見下ろす。
如月聖人:「雨堂さん……雨堂さん……いますか?」
雨堂聖理:「……いるよ。何?」
如月聖人:「僕……雨堂さんにひどいことしちゃいましたよね」
雨堂聖理:「…………」 目を細める
如月聖人:「なんでかなあ……僕……本当はね。最初に雨堂さんにあった時は、本当に」
如月聖人:「こんな事やめようって思ったんですよ。悪いことは全部終わりにして……貴女のために生きようって」
如月聖人:「そう思ったのに……なんでかなあ……どうしても欲しくなっちゃって……」
雨堂聖理:「…………」 「はあぁー……」
如月聖人:「本当は……こんな事したくなかったんですよ……」
如月聖人:「信じてくれますか?」
雨堂聖理:深い深い溜息 「めちゃくちゃ言うよね」
雨堂聖理:「よしんば悪いことを全部終わりにしていたとして、結局あたしの博物館みたいなのは作ってたわけじゃん」
雨堂聖理:「そこを悪いことカウントにしたとしても、どうせそういうことを『できる』なら『する』、気持ち悪いトコはあるわけでしょ」
雨堂聖理:「どっちにしても論外なんだよね。……ってことを念押しした上で言うけど」
如月聖人:「……はい」
雨堂聖理:如月くんの元に歩み寄って、腰に手を当て、見下ろす 「信じるか信じないかは今後決めます」
雨堂聖理:「まずは何より儀式を終わらせる。……特異点なんでしょ?」
如月聖人:「……一つ反論していいですか?」
雨堂聖理:「できる? 死んじゃう前に」
雨堂聖理:「何」
如月聖人:「雨堂さんだってやりますよね」
雨堂聖理:「……は?」
如月聖人:「誰かを助けるために、悪いこと」
如月聖人:「そこは見逃してもらえません?」
雨堂聖理:「……程度問題。って、あたしが言っても説得力ないだろうけど」
如月聖人:「やっぱダメかあ……」
雨堂聖理:「ダメとは」
雨堂聖理:「……言ってないでしょ。程度問題。なにするかちゃんと全部言って」
雨堂聖理:「それで周りがダメって……あー……」
如月聖人:「似た者同士ですまないかなって……」
雨堂聖理:「あたしダメって言われてもやるけど……」 頭を押さえて
如月聖人:「でも本当にわからない……なんで……なんでかなあ……」
如月聖人:「雨堂さんが、正義の味方で。僕がそれを手助けして」
如月聖人:「僕がちょっかいを掛けて、雨堂さんがあしらって……そういう日常で……」
如月聖人:「満足してたはずなのにな……本当に……」
如月聖人:「なんでなんだろうな……」
GM:では、ここで。イベントを一つ起こします
雨堂聖理:なにっ
GM:皆さん、〈知覚〉で判定してみてください
GM:難易度は10です
伊宇摩枯栖:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[3,4,7,7,9,10]+2[2]+1 → 13

鵜曇憂子:6dx>=10
DoubleCross : (6R10[10]>=10) → 10[1,2,2,3,8,10]+4[4] → 14 → 成功

雨堂聖理:8dx=>10
DoubleCross : (8R10[10]>=10) → 10[1,3,3,7,7,8,10,10]+8[4,8] → 18 → 成功

筧正臣:8dx+1=>10
DoubleCross : (8R10+1[10]>=10) → 8[1,2,3,4,4,5,6,8]+1 → 9 → 失敗

雨堂聖理:かっ筧
筧正臣:こいつだけダメ!
鵜曇憂子:おやまあ
GM:では、筧さん以外の人は気づきます。
GM:何か、妙な音がする。
GM:……如月聖人の体から。
如月聖人:うじゅ
如月聖人:うじゅ うじゅ うじゅる
伊宇摩枯栖:「これは!?」
如月聖人:「なんで……なんでだろうな……なんで……」 うじゅ
雨堂聖理:「…………」
如月聖人:うじゅうじゅうじゅ
雨堂聖理:「嘘でしょ」
鵜曇憂子:「まさか……」
如月聖人:皮膚の下を、何か
如月聖人:触手のようなものが這い回っている
筧正臣:「え? なに?」
GM:雨堂聖理さん。貴女は、覚えているだろうか
雨堂聖理:……復讐者"たち"と対峙したときの感覚を思い出す。あの触手が、術者により制御されているものならば。
GM:あるいは、気づいていただろうか?……数日前に起きた事件。
雨堂聖理:術者を止めれば、肉の芽もまた停止するはずだ、と当たりをつけていて。
GM:田井中次郎が受け取った電話
GM:それが、和嶋春の携帯からかけられていたことを
GM:それでいて、そこから聞こえてきたのは
GM:“カースマスター”の声だったということを
GM:そして、如月聖人が何処で
GM:連絡を絶ったのかを
雨堂聖理:「————」
GM:君が受け取った如月聖人からの電話……その向こうにいたのは
GM:本当に、和嶋春だけだったのだろうか?
GM:もうひとり、電話の向こうには居たのではないだろうか
雨堂聖理:「……"カース」
GM:真五凶星は、あの場所に、和嶋春一人ではなく
GM:如月聖人二人ではなく
雨堂聖理:「マスター"……!!」
GM:3人居たのではないだろうか?
???:ぱち、ぱち、ぱち、ぱち、ぱち
カースマスター:「素晴らしい……ふふ……素晴らしい洞察力です……ふふ……雨堂聖理さん……」
雨堂聖理:愕然とした表情で、その拍手の方を見る。
カースマスター:拍手が聞こえる。木々の梢の間から
雨堂聖理:何がいるかは、分かっていた。
カースマスター:小柄な青年。そして
藍川 ナギ:弓を持った、赤い髪をした少女
カースマスター:「でも……すみません。今気づいたんじゃ……遅いんですよねえ」
カースマスター:「ふふ……このお話は」
カースマスター:「バッドエンドでおしまいなんです」
GM:シーンを終了します
GM:明日は……14時から!
GM:クライマックス2を初めます
GM:ロイスの取得のみ可能です
伊宇摩枯栖:ないです。以上。
筧正臣:ロイスなし!終わり!
雨堂聖理:まだなし。クライマックス中に取る
鵜曇憂子:同じくそうします!以上!
伊宇摩枯栖:GMこのタイミングでリミテッドイモータル使っちゃダメ?
伊宇摩枯栖:HP回復したくて、、、
GM:いいですよ!
伊宇摩枯栖:じゃあ使用します。《リミテッドイモータル》HP17→23 117→119
伊宇摩枯栖:以上です。

クライマックス2

GM:おまたせしました!
GM:ではクライマックス2を開始しましょう。
GM:シーンとしては前回の続き。登場侵食等はありません。
鵜曇憂子:よかったよかった
筧正臣:イェイ!
GM:エンゲージは2つ。君達のエンゲージと、そこから離れて5mに先に
GM:カースマスター、それから藍川ナギがいます。

▼エンゲージ
(カースマスター[25]、藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

カースマスター:「ふふ……雨堂聖理さん……今……どんな気持ちですか……?」
カースマスター:「ああ……罪深い貴女を……助けようとしたせいで……」
カースマスター:「臆病で勇敢な彼も……健気で真っ直ぐな彼女も……通りすがりの度を越したお人好しも……」
カースマスター:「皆皆、死ぬことになるんです。ふふ……貴方と……」
カースマスター:「貴方なんかと出逢ったばかりに……ふふ……なんて残酷な運命なんでしょう……」
雨堂聖理:ぎ、と歯を食いしばる 「まだでしょ」
雨堂聖理:「勝手に決めつけないで」
カースマスター:「ああ……運命と言えば……」
伊宇摩枯栖:その声に体がびくりと震える。
筧正臣:「おい……誰だよあれ。拍手しながら出てくるって、完全にカンパーバッチ版シャーロックのモリアーティじゃねえか」
鵜曇憂子:「とりあえず黒幕っぽいんで、その認識でいいんじゃないすかね」
カースマスター:「そこの……雑巾のようになっている彼も……ふふ……面白かったですねえ……」
伊宇摩枯栖:「……………」
カースマスター:「ふふ……ふふふ……病院で……“紫艶仙丹”と……私が……一緒にいるところを見て……」
カースマスター:「貴女が……そこに向かっていると……知った時の……彼の顔……」
雨堂聖理:「……」 ちらりと、倒れた彼に視線を寄越す
カースマスター:「ふふふ……!貴女にも見せてあげたかったなあ……嫌いですもんね?彼の……ふふ……普段の……余裕ぶった笑顔……」
雨堂聖理:だが、眼はすぐに目の前の二人へ
雨堂聖理:「……あれは、"カースマスター"。極星開門の儀を始めた人で……」
カースマスター:「……大人しく、逃げていればいいのに……貴女を守るなどと……ふふ……」
カースマスター:「本当に滑稽で、面白い見世物でした」
雨堂聖理:「最悪の奴」
雨堂聖理:「"マスターウィザード"は……」
雨堂聖理:「……あの時病院であなたに負けて、それからあなたの影響を受けてたのね」
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃんと同じに」
カースマスター:「ああ……いましたね……そんなのも……」
カースマスター:「ああ……聖理さん以外の3人は……私を知らないんでしたね……」
雨堂聖理:「……今思うと分かる。前前からどうしようもない変態だったけど」
雨堂聖理:「あんな風に豹変したのは、確かにあの事件が片付いた後だったから」
カースマスター:「はじめまして。カースマスターです。貴方達の言う通り」
カースマスター:「すべての黒幕で、貴方達が絶対に敵わない相手です」
伊宇摩枯栖:「!?」
伊宇摩枯栖:体がびくりと震える。
鵜曇憂子:「……伊宇摩くん?」
伊宇摩枯栖:「大丈夫。大丈夫です」ういこさんに向けてそれだけを言った。
筧正臣:「っつーか、もう戦う余力ねえんだけど! 帰りてぇ~」
カースマスター:「ああ、いいですね。そういう反応は。筧正臣さん」
カースマスター:「そのつもりがあるなら、貴方だけは見逃してあげましょう」
カースマスター:「それと、面白いと言えば……ふふ。鵜曇憂子さん。貴方も……ふふ……素晴らしい」
鵜曇憂子:「あん?」
筧正臣:「そのつもりはあるんだけど、帰れねえんだよ……」 距離を測る。どれだけ抵抗できるだろうか?
カースマスター:「その槍がどれだけの罪のもので生み出されたのか……そして……貴方にとって……どれだけの価値があるものなのか……」
カースマスター:「知った上でなお……人々のために捧げようとし……」
カースマスター:「ふふ……その思いも覚悟も……今から……無駄なものになる……ふふ……」
カースマスター:「私は……そういう瞬間が……一番好きなんです」
カースマスター:「ありがとうございます……鵜曇さん……雨堂聖理と出逢ってくれて……ふふ……ふふふ……」
鵜曇憂子:「だから勝手に決めつけてんじゃあねえですよ」槍先を向ける。
鵜曇憂子:「……なんで、アンタはきよりんを狙うんです? いい年したオジサンが女子高生にご熱心なんて」
鵜曇憂子:「なんならマスターウィザード以上に無茶苦茶に気持ち悪いですよ」
カースマスター:「彼女が……希望だからですよ……」
カースマスター:「人は……大きな力を前にすれば……皆諦め……絶望し……頭を垂れるもの……しかし……」
カースマスター:「偶にいるんです。彼や……彼女のように……決して諦めず……立ち向かってくるものが……」
カースマスター:「そして……その姿を見て……他のものも……立ち上がってしまう……折れていたはずの人達も……次々に立ち上がる……」
カースマスター:「嫌いなんですよねえ……そういうのは……」
カースマスター:「希望の光は、私にとっては眩しすぎて」
カースマスター:「全部全部、消してしまわないと……気が済まないんです……ふふ……」
鵜曇憂子:「………ああそうですか。そいつはおあいにく!」
カースマスター:「ああ……貴女も……ダメですねえ……鵜曇さん……」
カースマスター:「雨堂さんと一緒に……ここで消えてもらいましょう……」
カースマスター:「貴女の光が……誰の眼にも届かないように……ふふ……」
鵜曇憂子:「ういこの光は、100万人分の痛みを抱えた命の星」
鵜曇憂子:「やれるもんならやってみろってんですよ……」侵蝕率は限界を迎えている。しかし、諦めない。
カースマスター:「愚かですね……砂粒をいくら集めても……宝石の輝きには敵わないというのに……」
カースマスター:ボコボコボコッ
カースマスター:体が泡立ち、体表に無数の鉱物が露出する。
伊宇摩枯栖:「任せてください」
伊宇摩枯栖:飛び出そうとする。あるいは狙い撃とうとする味方を、手で制する。
カースマスター:濃縮された72個の賢者の石。その輝きが闇夜を照らす
鵜曇憂子:「……? 何を……」
筧正臣:「やめろ、カミカゼが効く相手とは思えねえぞ!」
カースマスター:「まさか……貴方一人の命で……見逃してくれとでも……?ふふ……」
伊宇摩枯栖:カースマスターを眩しそうに一瞥し、顔を皆に向ける。
伊宇摩枯栖:「鵜曇憂子。ありがとう。貴方の決断がなければ多くの人間が犠牲になった。貴方が全力で戦ったからこそマスターウィザードに勝てました」
伊宇摩枯栖:「それをやらせざる得なかった自分の無能を呪いました。貴方が自分の意志でやった事だと言っても、それは俺にとっては大きな借りだ」
鵜曇憂子:「え?」
カースマスター:「ふふ……ダメですよ……私はそういうのが一番嫌いで……」
カースマスター:「……?」
伊宇摩枯栖:「雨堂聖理。ありがとう。貴方がここまで連れてきてくれた。この光景こそ俺が渇望し望んで止まなかったものだ」
伊宇摩枯栖:「因果夜船が正しき航路へと導いた。その為に貴方の体にも心にも傷を負わせてしまいました。ですが、隠し事はここから先ありません」
雨堂聖理:「……あなた、まさか本当に」
伊宇摩枯栖:出会った時と変わらぬ微笑みを向ける。
伊宇摩枯栖:「筧正臣。ありがとう。今からやることをやります。…………ところで、今からでも、少しましな人生は送れそうか?」
筧正臣:「おい、お前……それは、無茶なこと言うなよ」
伊宇摩枯栖:「だろうな。遺志と魂は継承される、きっと、そういう事なのだろうよ、アウトバースト」
伊宇摩枯栖:皆に一礼をして、カースマスターに歩き出す。
藍川 ナギ:「……やめて。何をするつもりかわからないけど」
藍川 ナギ:「貴方達では……私にも、カースマスターにも勝てない」
藍川 ナギ:「大人しくしてて。そうすれば……まだ楽に死ねるから」
伊宇摩枯栖:「僅か24時間。気の遠くなるような永劫だった。ようやく、ようやくだ。全てはこの時のため」
伊宇摩枯栖:「そのために俺の最も大切なものを失わせた。誇りすら捨て、見ず知らずの正義に先を託した」
伊宇摩枯栖:「この屈辱、この怒り、憤死しそうになる心と体と力を幾度となく抑え、この時を待ち続けた」
伊宇摩枯栖:体がびくりと震える。それは歓喜で。
伊宇摩枯栖:レネゲイドの活性と共に左目に血が集まり、赤くボゥと輝く。
カースマスター:「……なんですか。貴方は。偉そうに……」
カースマスター:「一体貴方に……ふふ……何ができると言うんですか……?」
伊宇摩枯栖:「死滅細胞」
伊宇摩枯栖:「セルを粛清する専門の死滅細胞(デッドセル)。過剰に装飾された口当たりの良い噂よ。だが嗤うまい、確かに結果的にはそのように見えるだろうよ」
伊宇摩枯栖:「いや、せめて、そのような理解の出来るモノであって欲しい。と周りが願っているのかもしれんな」
カースマスター:「はぁ……?」
伊宇摩枯栖:愁いある表情は変わらない。だが、纏う雰囲気が決定的に違う。歩く姿一つとっても全能感と殺意に溢れている。
伊宇摩枯栖:ポケットから八面体の青い宝石がついたペンダントを取り出し、指で弄ぶ。
伊宇摩枯栖:「しかし俺が粛正するのはセルなどという単位では断じてない。この俺が真に斬り散らすモノ、それは"この世全ての悪"だ」
伊宇摩枯栖:伊宇摩枯栖を名乗っていた男は悪魔のように優しく邪悪に口の端をつり上げる。
伊宇摩枯栖:「力持つものが欲望でその心を満たそうとするのならば、人々の代わりにこれを討つ」
伊宇摩枯栖:「罪を犯すものが凶状を重ね続けるのなら、これ以上の犠牲者を出す前にこれを討つ」
伊宇摩枯栖:「手には鋏刃(つるぎ)。闇には光を…悪には疾風の如く速やかに裁きを…罪には血の十字架を」
伊宇摩枯栖:ペンダントを握りしめる。宝石が掌を貫き血が零れ落ちる。
カースマスター:「……まさか……そうか……貴方は……」
伊宇摩枯栖:「我が名はデッドマスター・アトゥロポス」
伊宇摩枯栖:「この血に誓い、(恨み)助ける(晴らす)のが俺の仕事だ」
伊宇摩枯栖:Rハンドアウトを公開します。
GM:いいでしょう。では、伊宇摩くんのRハンドアウトを公開します

・Rハンドアウト:伊宇摩枯栖
シナリオロイス:“カースマスター” 推奨感情P:執着/N:殺意

ハンドアウト、及びOPでの出来事は、全て君が雨堂聖理に近づくために作られたカバーストーリーだ。事実ではない。

伊宇摩枯栖とは、世を忍ぶための仮の姿。君の真の名は“デッドマスター・アトゥロポス”。
“カースマスター”を裁くためにこの地にやってきた処刑人、裁きの神だ。

“カースマスター”の力は強大であり、通常の方法では刃を届かせるのは不可能だ。だが、隙はある。
彼は雨堂聖理という少女に執着を抱いている。彼女の側にいれば、奴は必ず姿を表す。

そして何より、彼は君のことを知らない。対峙の瞬間まで正体を隠し通すことができれば、正義の刃は確実に悪を切り裂くだろう。

君は本来のキャラシートの他に、総経験点500点のキャラクターシートを作成しても良い。
このハンドアウトを公開した時点から、君はそのキャラクターシートのデータを使用してセッションに参加することができる。

また、このハンドアウトを公開する際、シーンに登場しているキャラクターの中から一人を選択する。
対象が君の正体を知らない場合、そのHPを0にすることができる。

このRハンドアウトは君の任意のタイミングで公開できる。


PC4:未来断つ輝血の鋏刃(デッドマスター・アトゥロポス)(キャラシート)PL:白金

デッドマスター:カースマスターのHPを0に
カースマスター:その場から飛び退く。背を向け真っ直ぐに逃げ出そうとする
デッドマスター:「全ては正しく」
デッドマスター:世界を侵蝕し、現実を改変し、当たるはずのない赤い魔剣が当然のように敵の急所に突き刺さる。
デッドマスター:「悪は、我が手の前に崩れ落ちる」
デッドマスター:端から撃ち手のみは、その時空を歪める理不尽な所業に何の疑いも持っていない。否、意識すらしていない。
デッドマスター:敵を(クズ)と認めた瞬間から、デッドマスターの攻撃はあらゆる障害を貫き必ず当たり、悪に裁きが下る。それを成せないというのなら世界は在り方を間違えている。
デッドマスター:それが彼にとっての摂理であり絶対の真理でありルールだ。
デッドマスター:この世全ての悪を廃絶するという原初の意志の力のみで世界を修正し続ける。
デッドマスター:72の宝石の輝き如き目も眩まない。
GM:許可します。カースマスターのHPを0に。
カースマスター:「……ゴボッ!」
雨堂聖理:……あなた、まさか本当に、と。
雨堂聖理:呟いた言葉の続きは「"カースマスター"を倒せるのか?」だ
雨堂聖理:『倒すには業腹ですが貴方の力が必要だ』
雨堂聖理:『力と言うのは少しだけ違いますね』『貴方の存在に奴も執着しています』
雨堂聖理:『必ず姿を現すでしょうね』
雨堂聖理:伊宇摩枯栖を疑った時、彼から耳打ちされた言葉からには、『"カースマスター"が姿さえ見せれば、それで良い』
雨堂聖理:『他人の力などなくとも、自分だけで十分だ』という考えが滲んでいたから。
雨堂聖理:結果は眼前にある。
筧正臣:「……結局、単なるガチのやばいやつ、ってところは完全に大当たりだったな」
カースマスター:デッドマスターの刃がカースマスターを両断した。
カースマスター:一度は断った。だが、敵もまたマスター。
カースマスター:「い」「ぎいいいいいいいいっ!」《蘇生復活》《瞬間退場》
カースマスター:両腕で無理やり切断面を押さえつけ、逃亡を続ける。
カースマスター:「ナギ……ナギ!」
カースマスター:「そいつらを抑えておきなさい……!私が……私が逃げるまでの時間を稼げ」
カースマスター:「命に変えてでも私を逃がすんです!」
デッドマスター:「カースマスター」
デッドマスター:「いや、その後先考えない無様な姿」
デッドマスター:「まさかとは思うが、この世界の筋書きを書くのが、お前だけだとでも思っていたのか?」
デッドマスター:呆れたように侮蔑の瞳を向ける。
デッドマスター:「この世にはお前を滅ぼす、お前の与り知らぬ筋書きの物語がすでに始まっていたのだ」
藍川 ナギ:その視線を遮るように、燃えるような赤髪が揺らめく
雨堂聖理:「……ナギ、ちゃん」
藍川 ナギ:「行かせるわけにはいかない。それが命令だから」
藍川 ナギ:うじゅ
藍川 ナギ:彼女にも肉の芽が埋め込まれている。《メンタルインヴェイジョン》。命令に逆らうことはできない。
雨堂聖理:「…………」 視線を落とし、そして伊宇摩くんを見る
藍川 ナギ:「あの化け物を殺せる人間が、この世にいるとは思えない」
藍川 ナギ:「でも、もしも出来るというのなら」
藍川 ナギ:剣を引き抜く。獣の骨のような剣。バラキエルと呼ばれるものだ。
藍川 ナギ:「証明して。私を倒して。彼を追って」
藍川 ナギ:「私の呪いを断って」
GM:ということで、クライマックス2を開始します
デッドマスター:「女を利用する。それはこの世で最も許せん悪だ。必ず殺しきろう。奴と貴様の未来を断ち切る」
鵜曇憂子:「…もう伊宇摩くんと呼ばない方がいいんでしょうか」
雨堂聖理:「……あなたが何で、何をするのかはぜんぜん分からないけど」
雨堂聖理:「それが比喩だってことは信じたい。……だったら思い切りやれるから」
筧正臣:「大物がひとり片付いた。やってみるとするか」
鵜曇憂子:「筧さんは割り切りが早くて、さすが大人ですね……」
デッドマスター:「いや、今まで通りで。貴方たちは珍しく、俺が信じた」
デッドマスター:「仲間なのだから」
筧正臣:「伊宇摩だろうがデッドマスターだろうが、同じことだよ」
筧正臣:「信じることに決めた。当てにしてるからな! 思いっきり働いてもらうぜ」
デッドマスター:「ふ。それは手帳に書いてあったことか?」
デッドマスター:「やろう。決戦というやつだ」
GM:戦闘を開始します。エンゲージは以下の通り

▼エンゲージ
(藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[8])
[]内は行動値

GM:セットアップ!なにかありますか
GM:こちらは何もありません
筧正臣:なし!
雨堂聖理:ないさ!
デッドマスター:《戦いの予感》119→121
デッドマスター:行動値8→38
鵜曇憂子:なし!

▼エンゲージ
(藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6]、伊宇摩[38])
[]内は行動値

GM:セットア GM:ではイニチアシブ。藍川ナギの手番。
藍川 ナギ:マイナーでコンポジットボウを装備。メジャーで射撃攻撃。
藍川 ナギ:対象は筧さんかな。一番侵食低いし。
藍川 ナギ:ダイス振ります
藍川 ナギ:100DX
DoubleCross : (100R10[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[2,3,3,4,6,8,8,10,10]+7[5,7] → 27

藍川 ナギ:103DX
DoubleCross : (103R10[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,5,5,5,6,9,9,10]+7[7] → 27

筧正臣:一緒w
藍川 ナギ:達成値は27。リアクションをどうぞ
筧正臣:すごい回ればワンチャン
筧正臣:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[2,2,5,6,6,7] → 7

筧正臣:むりした!
藍川 ナギ:ダメージ出します!
藍川 ナギ:200+3D10+10d10
DoubleCross : (200+3D10+10D10) → 200+21[7,8,6]+69[10,8,4,7,6,2,7,10,10,5] → 290

藍川 ナギ:色々有効です。
筧正臣:固定値w
筧正臣:筧一臣のロイスをタイタス昇華し、復活します。
GM:いいでしょう。軽く演出行きます!
GM:バックファイアダメージも受ける
GM:10d10
DoubleCross : (10D10) → 49[8,7,7,3,7,7,1,4,2,3] → 49

GM:49点HPを失いました。
藍川 ナギ:「シッ」空がきしむ轟音とともに、一本の矢が射出される。地がへこみ、岩が砕け、衝撃で地すべりが起き地形が変わっていく。
筧正臣:「ほら、こい! こっちだ!」 手を鳴らす。 「俺がいちばん騒がしいから、まずは俺から黙らせた方が——うげっ!」
藍川 ナギ:矢は筧正臣の近くに着弾する。直接被弾しなくとも、その衝撃だけでオーヴァードを殺すには十分な威力だ
藍川 ナギ:「ゴホッ」血を吐きながら、周囲を見渡す。「死んだ?まだ死んでないなら……止まらないで」
筧正臣:「そ」 吹き飛ぶ。爆裂する内臓を、体内の”紫電”器官が修復する。 「想定の100倍くらい上だったんだけど……!」
デッドマスター:「だが100万の命程の重みはないだろうよ」
デッドマスター:「耐えろ」
藍川 ナギ:「次は……もっと恐ろしいことが起こるから。その前に」オートでウェポンケースからバラキエルを取り出し装備。
藍川 ナギ:攻撃に備えます。
筧正臣:「無茶ばっかり言いやがる。……耐えるから、なんとかしろ」
GM:次は行動値38、デッドマスターの手番です
デッドマスター:「この24時間の間ではあるが、言葉を違えた記憶はないぞ」
デッドマスター:オートで《ハイブリーディング》《ライトスピード》を回復。121→127 HP23→16
デッドマスター:マイナー《赫き剣》HP10消費+《破壊の血》HP2消費+《リミテッドイモータル》HP8回復 16-12+8=12《光芒の疾走》《ライトスピード》《聖なる血槍》HP9消費攻撃に12-9=3 敵にエンゲージ 127→146 

▼エンゲージ
(伊宇摩[38]、藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12]、筧[12]、鵜曇[6])
[]内は行動値

デッドマスター:攻撃力50の武器作成です。 FHエンブレムを所持していますか?
GM:持ってます。チルドレンのエンブレム、捨て駒です
デッドマスター:メジャー:《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》+《生命吸収》+《浸透撃》 エンブレム 同僚殺しの効果でダメージ+10 HP3→1 ガード不能
デッドマスター:13dx7+9
DoubleCross : (13R10+9[7]) → 10[1,1,2,3,4,4,6,8,8,8,9,10,10]+10[2,5,6,7,9,10]+10[5,5,9]+4[4]+9 → 43

藍川 ナギ:ドッジしてみます
藍川 ナギ:100DX+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+9[1,2,3,4,4,7,7,8,8,9,9]+3 → 22

藍川 ナギ:100DX+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+9[1,3,4,6,7,8,9]+3 → 22

GM:よけらんねえ
GM:ダメージをどうぞ!
デッドマスター:60+6D10
DoubleCross : (60+6D10) → 60+31[9,10,4,4,3,1] → 91

GM:ぎええええ
デッドマスター:+15のHP吸収ダメージ
GM:めちゃめちゃ削れました
デッドマスター:HP1→16
デッドマスター:二撃目いきます。
デッドマスター:《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》+《生命吸収》+《浸透撃》 生命吸収はこれで品切れ
デッドマスター:13dx7+9
DoubleCross : (13R10+9[7]) → 10[1,2,2,4,4,4,4,4,5,8,8,9,10]+10[4,6,6,9]+1[1]+9 → 30

GM:これなら避けられそ~!ドッジ!
藍川 ナギ:100DX+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+6[2,3,3,3,5,5,6]+3 → 19

藍川 ナギ:103DX+3
DoubleCross : (103R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+9[1,3,4,5,5,7,8,8,9,9,9]+3 → 22

GM:肉体はいくらあげても役に立たないぞ
GM:ダメージをどうぞ!
デッドマスター:4D10+60
DoubleCross : (4D10+60) → 29[6,5,10,8]+60 → 89

デッドマスター:+15のHP吸収ダメージ
デッドマスター:HP16→28
GM:恐ろしい勢いでHPが削れていく……
デッドマスター:146→156→166
GM:まだ経ってるけどもう1/3くらいしか残ってません。演出どうぞ!
デッドマスター:「俺の肉体は貴様と違ってオーヴァードとしては脆弱だ。だが血液は違うぞ」
デッドマスター:「純血では成すことが出来ぬ、3つのシンドロームを重ねる意味とその業を見せてやろう」
デッドマスター:「我が一刀は光、我が一刀は風、その血を破壊の力と成し、未来を断つモノ」手に握られるのは厚みのまったくない2m超の血の刃。
藍川 ナギ:「……それが貴方の武器」
デッドマスター:刀を構えたデッドマスターの姿勢が低くなる。 同時に巻き起こる旋風が大気を攪拌させる。
デッドマスター:血の刀をを中心に、レネゲイドが大渦となって鳴動する。
デッドマスター:獲物に向けて肉体を動かす。
デッドマスター:瞬時に両の腕が生み出した力が手首へと疾り澱むことなく先端となる爪先に集束する。
デッドマスター:瞬時に両の足が生み出した力が足元へと疾り澱むことなく先端となる爪先に集束する。
デッドマスター:「貴様を散らして、俺は奴を追う」
デッドマスター:腕の振りが大気を食い破る。駆ける足が大地を蹴り飛ばす。
デッドマスター:身体が世界から弾き出されるような錯覚。音の壁を超え、光の壁に手を掛ける勢いで、一着線に獲物の元へと疾駆していく。
デッドマスター:計測不能の超突風。赤い嵐が最後の戦場を吹き抜ける。
デッドマスター:「どけっ」
藍川 ナギ:「……っ」肉体は協力でも技量は稚拙だ。切り裂かれ大量の血が溢れる
デッドマスター:絶殺の赤光が翻り血が乱れ飛んだ。
藍川 ナギ:「疾……すぎる……!」
GM:次は行動値12、筧さん、雨堂さんの手番!
GM:どっちが行きますか!
筧正臣:先に行きましょうか
雨堂聖理:頼みます。多分待機するけど
筧正臣:まだ200くらいあるはずなので、できるだけ削ります
筧正臣:ちなみに、シーンはクライマックス1から切り替わった扱いですか?
GM:代わった扱いにしよっか
筧正臣:了解、では攻撃します。
藍川 ナギ:「でもまだ……足りない……まだ……っ」
GM:頼むぜ!
筧正臣:マイナーで移動。念には念を入れて5mほど↑に移動し、エンゲージを離しておきます。

▼エンゲージ
(伊宇摩[38]、藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12]、鵜曇[6])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

筧正臣:メジャーでコンボ:筧の紫電。コンセントレイト++天からの眼+雷の残滓+マスヴィジョン+バリアクラッカー。最期のマスヴィとバリクラ!
筧正臣:これに伝承者を加えてナギさんを攻撃。
GM:そんなにやって侵食は大丈夫なのか!
GM:まあ……平気だと信じよう。どうぞ!
筧正臣:いくぞっ
筧正臣:13dx6+13
DoubleCross : (13R10+13[6]) → 10[1,1,2,2,4,4,5,6,6,8,8,10,10]+10[1,2,2,3,4,6]+3[3]+13 → 36

筧正臣:伝承者があってよかった…30には届いた
藍川 ナギ:ドッジ!
藍川 ナギ:100DX+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,5,5,7,9,10]+8[8]+3 → 31

藍川 ナギ:103DX+3
DoubleCross : (103R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[3,4,5,6,8,9,9,10]+2[2]+3 → 25

筧正臣:あぶなっ
GM:伝承者の分上回られた……
GM:ダメージをどうぞ!
筧正臣:ダメージ!
筧正臣:4d10+28 ガード装甲無視
DoubleCross : (4D10+28) → 23[1,8,6,8]+28 → 51

GM:邪毒もうける!
筧正臣:命中したので邪毒ランク6!
GM:状態復元なんてクソエフェクトは積んでないぜ!
筧正臣:「ラスト一発……」 後方へ跳び離れながら、鏃状の”礫”を撃ち出す。
筧正臣:「見切ってみやがれ」 腕が霞み、”礫”が射出される瞬間、ぱん、と乾いた音が鳴った。鞭のような音。
筧正臣:その音とほぼ同時に、”礫”が藍川ナギに着弾し、電光を発する。稲光にも似た一投だった。
筧正臣:侵食132→146 HP12→2
デッドマスター:「見切るとは無茶なことを言う。稲妻を人が躱せるものか」
藍川 ナギ:礫はわずかに体に食い込み、そこで止まる。だが……「……毒?」
筧正臣:「……お。今度はちゃんと効いたか?」
GM:次は……雨堂さんの手番!どうぞ!
雨堂聖理:待機します
筧正臣:「いけるかもしれない。回復される前に、削りきってくれ!」
GM:では次。憂子ちゃんの手番になります
GM:どうぞ!
雨堂聖理:「……ういこちゃん、お願い。その子も同じだから」
鵜曇憂子:「同じ…?」
雨堂聖理:「"カースマスター"に操られて……呪われてる。……でもそれは全部、術者を倒せば解ける」
鵜曇憂子:「……」藍川さんを見ます。
雨堂聖理:「……あたしは助けたい。今この瞬間じゃなくても、いつか必ず」
雨堂聖理:「だから、今は止めてあげて。……終わりにならないくらいに」
雨堂聖理:少し笑って 「難しいこと言ってるけど」
鵜曇憂子:「…本当ですよ。さっきから……」
鵜曇憂子:「……待ってたんですよ、ういこは。マスターウィザードを倒す瞬間」
鵜曇憂子:「筧さんに言われたとおり、動かず、待って」
鵜曇憂子:「そしたらなんだか分からない奴ばっかり現れて」
鵜曇憂子:「最後には、敵だけど操られてる可哀そうな女の子を止めてくれって」
鵜曇憂子:「こちとら、家族同然の武器にテメェの命吸わせてきたんですよ」
鵜曇憂子:「ナメんじゃないですよ。『命の星』のコンセプトは」
鵜曇憂子:「人助けのための武器」
雨堂聖理:「うん」
雨堂聖理:「だから頼む」
雨堂聖理:最後のロイス取得します。救出対象/藍川ナギ/○尽力/憤懣
鵜曇憂子:「いいでしょう」槍先を藍川さんに向ける。
鵜曇憂子:マイナーアクションで5m前進。藍川さんに接近。

▼エンゲージ
(伊宇摩[38]、鵜曇[6]、藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

鵜曇憂子:そしてこのタイミングで、ロイスを取得します。
鵜曇憂子:救出対象/藍川ナギ/庇護:〇/憐憫/ロイス
GM:いいでしょう!
鵜曇憂子:はい!メジャーアクションで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
GM:生きて……
鵜曇憂子:また、前述の藍川さんのロイスをタイタス化。クリティカル値を1つ下げます。
GM:だ、大丈夫!?
GM:いや、めかぶさんを信じよう
鵜曇憂子:任せな!
GM:判定しな!
鵜曇憂子:18dx@6+5
DoubleCross : (18R10+5[6]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,7,7,7,7,9,9,10,10]+10[1,1,3,5,5,6,9,10]+10[4,6,7]+10[3,10]+10[7]+10[6]+3[3]+5 → 68

GM:うおお
藍川 ナギ:ドッジしてみます!
藍川 ナギ:100dx+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,3,4,6,7,9,9,10,10]+10[7,10]+3[3]+3 → 36

藍川 ナギ:103dx+3
DoubleCross : (103R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,4,7,7,9,10]+1[1]+3 → 24

GM:ダメ!ダメージをどうぞ!
鵜曇憂子:7d10+24+24
DoubleCross : (7D10+24+24) → 30[1,6,6,8,2,5,2]+24+24 → 78

鵜曇憂子:対して伸びないや!諸々有効です!
GM:相当削れた……!演出をどうぞ!
鵜曇憂子:まだ倒せないか…!
鵜曇憂子:HP5点消費して4点に、侵蝕率11上昇。168に。
鵜曇憂子:「あなた!」藍川さんに声をかける。
藍川 ナギ:「……?」
鵜曇憂子:「ういこは”スターオブライフ”。鵜曇憂子と申します!」
鵜曇憂子:「あなたもお名前くらい名乗りましょうよ!」
藍川 ナギ:「……“緋緋鷹右眼”。藍川ナギ」
藍川 ナギ:「五つに分かたれた魔星の欠片、“緋緋鷹右眼”を宿す者」
藍川 ナギ:「……何故?」
藍川 ナギ:「私を倒すと言うならわかる。何故……出逢ったばかりの私を」
藍川 ナギ:「助けようとしてくれるの?」
鵜曇憂子:「倒すなんて一言も言ってません」
鵜曇憂子:「助けるとも言ってません」
鵜曇憂子:「ういこは」
鵜曇憂子:「あなたと、お友達に」
鵜曇憂子:「なってみせます!」
鵜曇憂子:駆けだす。槍から迸る電撃が、闇夜に流星の如く光を放つ。
鵜曇憂子:それはきっと希望の光。100万以上の、集いし命の星々。
鵜曇憂子:「『命の星』!」その右眼を、
鵜曇憂子:「ゴー!」裂くように、一撃を放つ!
鵜曇憂子:「ッダラァァァァァアアア!」
藍川 ナギ:「ッ、ぁあああああ!」
鵜曇憂子:「………ッ」まだ足りない。
藍川 ナギ:「……」光を一身に受け止め、それでもなお立っている
藍川 ナギ:「……信じてる」
藍川 ナギ:「貴女の言葉……信じてるから」
鵜曇憂子:「…いひ」笑う。
藍川 ナギ:「一度だけ……」「私に勝って」剣が舞う。二人の間を断ち切るかのように
GM:クリンナッププロセス!毒で18ダメージ受けます!
GM:それからセットアップ!
鵜曇憂子:なし!
筧正臣:よし!
デッドマスター:なし
筧正臣:なーし
雨堂聖理:ないさ!

▼エンゲージ
(伊宇摩[8]、鵜曇[6]、藍川ナギ[500])
   5m
(雨堂[12])
   5m
(筧[12])
[]内は行動値

GM:ではこちらの手番
藍川 ナギ:マイナーなし。メジャーで《パーフェクトサクセス》
藍川 ナギ:バラキエルを使い、デッドマスターに攻撃します。
デッドマスター:こい
GM:100DX7
DoubleCross : (100R10[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,7,8,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,4,6,7,8,8,9,9,9]+10[2,2,4,7,8,10]+10[7,9,10]+10[6,9,10]+2[1,2] → 62

デッドマスター:ドッジします。
藍川 ナギ:103DX7
DoubleCross : (103R10[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[3,4,4,4,4,5,7,8,8]+10[3,6,9]+10[7]+10[7]+2[2] → 72

筧正臣:なんとかしてくれ~!
デッドマスター:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[3,3,5,9,9,9,10]+8[8] → 18

デッドマスター:《虚空の残影》
GM:攻撃が成功した場合、HPを200点回復します
デッドマスター:166→173
デッドマスター:ドッジを成功させます。
GM:いいでしょう……!
GM:演出行きます!
藍川 ナギ:うじゅ うじゅ じゅ
藍川 ナギ:剣を持つ右手が脈動する。巨人の背骨を思わせる白剣が恐るべき速度で振るわれ
藍川 ナギ:周囲にいるものを、鵜曇憂子を、デッドマスターを切り裂こうとする
鵜曇憂子:「っあ」先ほどの全力攻撃の直後、こちらはもう、避ける気力すら残されていない。
デッドマスター:その剣に間に合うはずのない赤刀が追い付いて弾く。
筧正臣:「どーゆー体の作りしてんだよ……見えねえって」
藍川 ナギ:「……っ」目に涙が浮かぶ。やはりダメなのか。諦めかけたその時
デッドマスター:虚空に残影を残し事象を歪め
デッドマスター:悪を成すのを防ぐために疾駆した。
デッドマスター:「俺の目の前で悪以外を手に掛けることは認めない」
デッドマスター:「特にそこの鵜曇憂子は、とびっきりの正義の味方でな」
デッドマスター:「気に入っている」
鵜曇憂子:「…へ」
鵜曇憂子:「う、おう…」
デッドマスター:超重量の剣をありえざる力で弾く。
藍川 ナギ:「……ありがとう」
雨堂聖理:(……あれが、あの子の剣)
雨堂聖理:血に汚れた視界で、それを睨み焼き付ける。今この瞬間のためではなく、あるいは来るかもしれないいつかのために
鵜曇憂子:「よ…四対一ですもの」「……負けませんよ。絶対」
デッドマスター:「それは」
デッドマスター:少しだけ考える。
伊宇摩枯栖:「こちらの、台詞だと言ったと思いますが」
デッドマスター:「という事だ。早く終わらそう。全員が限界だ」
GM:次は行動値12組!
GM:雨堂さん筧さん!どうぞ!
雨堂聖理:待機です
筧正臣:うーん、余裕はあるし攻撃しとこうかな
筧正臣:4点でいけるし。
筧正臣:攻撃しマース
GM:攻撃し得!
筧正臣:140点でダイス14個くらい振ればいけるだろ……やってやる~!
筧正臣:マイナーなし。メジャーでコンセントレイト+天からの眼。これだけ。ガード無視とか装甲無視とかはない!
GM:いいでしょう!判定どうぞ!
筧正臣:13dx7+13
DoubleCross : (13R10+13[7]) → 10[1,3,4,6,6,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[2,4,6,7,7,8,8,10]+10[2,2,5,7,10]+10[5,10]+3[3]+13 → 56

GM:メッチャ回す!
筧正臣:調子がよくなった!
藍川 ナギ:ドッジしてみます
藍川 ナギ:100dx+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,4,7,9,9,10]+4[4]+3 → 27

藍川 ナギ:103dx+3
DoubleCross : (103R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+9[1,3,5,9,9,9,9]+3 → 22

GM:ダメージどうぞ!
筧正臣:6d10+8 諸々有効!
DoubleCross : (6D10+8) → 30[2,6,1,6,10,5]+8 → 38

GM:かなりギリギリ!
GM:演出をどうぞ!
筧正臣:「足を止めるよ。これでそろそろ限界なんで……」 体を傾かせ、這うような姿勢から”礫”を撃つ。
筧正臣:「決めてくれよ、な!」 足元を伸びる影に紛れて、”礫”が着弾する。破裂して、紫電が走る——束の間、運動神経を鈍麻させる一射。
筧正臣:侵食率146→150
藍川 ナギ:動きが止まる。僅かな間。
GM:アウトバーストが作ったその隙を、逃す君ではないはずだ。
GM:次は行動値8、デッドマスターの行動
デッドマスター:《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》HP28→26
デッドマスター:14dx7+9
DoubleCross : (14R10+9[7]) → 10[1,3,3,3,4,4,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[1,6,7,7,8,9]+10[3,5,7,10]+1[1,1]+9 → 40

藍川 ナギ:ドッジします
藍川 ナギ:100DX+3
DoubleCross : (100R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,5,6,6,7,8,9,10,10,10]+8[3,5,8]+3 → 31

藍川 ナギ:103DX+3
DoubleCross : (103R10+3[10]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,6,6,7,9,10]+1[1]+3 → 24

GM:ドッジ失敗!ダメージをどうぞ!
デッドマスター:5D10+60
DoubleCross : (5D10+60) → 31[2,8,4,10,7]+60 → 91

デッドマスター:装甲有効
デッドマスター:173→177
GM:それで倒れます。復活エフェクトはなし
GM:戦闘終了です。演出をどうぞ!
デッドマスター:狙うは108点。肉の中に蠢く全ての触手。狙いを定め赫刃が影すら残さず唸りを上げた。
デッドマスター:血液で出来た刃は斬り裂いた肉体から体内に侵入し、液体となって蠢く虫どもを内から濯ぎ散らす。
デッドマスター:「俺も良く良く甘い男ではある」
藍川 ナギ:「ーーーーー」何も言えない。その絶技の前に、ただ立ち尽くすのみ
デッドマスター:「悪い事とは思わんが……詰みだ。女」
デッドマスター:赤い血刀がほどけて虚空に消えた。戦いは終わった。
藍川 ナギ:「……」とす、と腰を落とす
藍川 ナギ:「本当に……やってしまった……」
藍川 ナギ:「貴方達なら、本当に……」
GM:---
GM:クライマックス2終了。バックトラックに入ります!
GM:今回のEロイスは5個!ありえざる存在、楔の呪い、悪夢の鏡像、悪夢の鏡像!
GM:これで5個!
デッドマスター:メモリーで20減らして5個振る
雨堂聖理:まずメモリーで10減らして168から158へ
鵜曇憂子:振ります!
雨堂聖理:んで振ります
GM:あと、本当は振らせるつもり無かったんですけど
雨堂聖理:オッ
筧正臣:メモリーで10減らして、150→140!
鵜曇憂子:真の漢なのでメモリーなど持ってない
デッドマスター:なんだ。なんだ。
鵜曇憂子:はい~
デッドマスター:漢女でしょ!
GM:如月くんがジャーム化した時に取らせようと思ってた不滅の妄執の分も一個振っていいですよ。特別に。
筧正臣:1個!
デッドマスター:6個だ!
雨堂聖理:やったー
鵜曇憂子:GM…!
筧正臣:つまり…6!
鵜曇憂子:ワーイ
デッドマスター:157-6d10
DoubleCross : (157-6D10) → 157-27[4,3,9,6,3,2] → 130

GM:おまけだからねおまけ!
鵜曇憂子:168-6d10
DoubleCross : (168-6D10) → 168-30[5,3,5,8,1,8] → 138

筧正臣:140-6d10
DoubleCross : (140-6D10) → 140-28[4,1,3,6,5,9] → 112

雨堂聖理:158-6d10
DoubleCross : (158-6D10) → 158-34[10,6,9,3,3,3] → 124

デッドマスター:倍ぶり
筧正臣:倍振り!
GM:ちゃんと倍振りしな!
デッドマスター:130-10d10
DoubleCross : (130-10D10) → 130-68[8,9,3,7,8,6,8,6,10,3] → 62

鵜曇憂子:まず倍振り
雨堂聖理:ロイス残数は3。倍振り
筧正臣:112-6d10
DoubleCross : (112-6D10) → 112-44[9,2,10,7,8,8] → 68

鵜曇憂子:138-6d10
DoubleCross : (138-6D10) → 138-26[5,3,4,3,8,3] → 112

GM:ドキドキ
雨堂聖理:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-23[10,6,4,1,1,1] → 101

GM:ういこちゃん!
GM:がんばって!
筧正臣:OK、こちらは生還
雨堂聖理:追加振り
雨堂聖理:101-3d10
DoubleCross : (101-3D10) → 101-19[9,8,2] → 82

デッドマスター:帰還です。
雨堂聖理:生還
筧正臣:がんばってくれ
筧正臣:頼む~~~~~
鵜曇憂子:追加振り
鵜曇憂子:112-3d10
DoubleCross : (112-3D10) → 112-20[10,6,4] → 92

雨堂聖理:はーーー
鵜曇憂子:お!
デッドマスター:よかったーーーーー
雨堂聖理:良かった……
鵜曇憂子:帰れた!
筧正臣:シャー———ッ
デッドマスター:もー
GM:ヒエ~
デッドマスター:もー
デッドマスター:本当に
筧正臣:緊張した
鵜曇憂子:良かった良かった
雨堂聖理:その目を最初の内に出しときなさいよね!
GM:では今日はここで終わり!
筧正臣:よかった!(へなへなへな)
GM:次回は明日14時からです
GM:よろしくおねがいします!
筧正臣:はい!
鵜曇憂子:はい!よろしくお願いします~
雨堂聖理:よろしくお願いします!

エンディング1

GM:それではエンディングを初めましょう。
GM:まずは世界を救うところから。クライマックスの直後です。
GM:真五凶星を君達。邪魔は入ったが、予定は変わらない。
GM:後はソロモンの指輪を起動し、極星開門の儀を止めるだけだ。
GM:君達は如月聖人を引きずって、淡く光を放つ式の上に向かいます。
筧正臣:「……いまさらなんだけど……」
鵜曇憂子:「なんですか、いまさら」
筧正臣:「儀式の手順とかよくわかってないんだよな。この指輪、どう使えばいいんだ?」
鵜曇憂子:「…ええ……。古くから伝わる呪文とか、そういうのないんですか?」憮然とした表情。
伊宇摩枯栖:「祈って念じればいいのでは?詠唱はわからないのでしょう?」
筧正臣:「なんか……翳したり、設置したりすればいいのかな……。スワイプとかタップとかしても反応がないというか」
雨堂聖理:「『宝の持ち腐れ』の体現みたいな人だなあ」
筧正臣:「祈り、念じる。なるほど」
筧正臣:「それでやってみるか」
伊宇摩枯栖:殺気はまるでなくなり、戦う前の伊宇摩枯栖に戻っている。
雨堂聖理:「……なんかわかる?」 一応如月くんにも聞いておこう
如月聖人:「……それであってます。祈り念じれば」
如月聖人:「全て終わります。後は何を捧げるかを決めてください」
伊宇摩枯栖:「最後に言っておきたいことは?」
雨堂聖理:「だって。よいしょ」 円の中に如月くんを寝かせ
伊宇摩枯栖:「何を捧げるかと言うのは、分かり切っているので、恨みつらみは現世で吐き出しておくのが良いですよ」
伊宇摩枯栖:「化けて出られても困りますしね」
如月聖人:「そうですね……じゃあ最後に」
如月聖人:「雨堂さん」
如月聖人:真剣な声色で
如月聖人:「もう一度だけ、パンツ見せてもらえませんか?」
雨堂聖理:パンツが見えないように、頭を靴先で蹴る
如月聖人:「いたっ、いたいっ冗談です、冗談」
鵜曇憂子:「……ういこが殺してもいいですか?」
伊宇摩枯栖:「ここまでいくと天晴という気もしますね」
筧正臣:「……言動はともかくとして、さすがにこの件の始末はつけてもらわなきゃならない」
筧正臣:「カースマスターにもすぐに追いかけさせるようにしてやるよ」
如月聖人:「……すみませんね。僕だけ先に綺麗に死んじゃって」
雨堂聖理:「……ああ」
如月聖人:「許されるとは思いませんけど。たしかにこれは悪くない……以上です。後はおまかせします」
雨堂聖理:「なるほど。いや、なんかおっかないなと思ってたけど」
雨堂聖理:頬を掻いて 「あのさ。あたし、あの気持ち悪いのがグズグズしてる時にどんな意識してるのか全然分かんないから、これ聞いて意味あるかも知らないんだけど」
雨堂聖理:「君が、本当はこんなことしたくなかったー、って言ったとき、あたしがなんて答えたかって覚えてる?」
如月聖人:「……?なんていいましたっけ」
雨堂聖理:「『信じるか信じないかは今後決める』って言ったの」
雨堂聖理:「『まずは何より儀式を終わらせる』」
雨堂聖理:如月くんの胸ぐらを掴む 「……君の言う通り。あんだけさんざんやって、君だけ先に綺麗に終わるなんて、それこそ許さない」
如月聖人:「うぐっ」
雨堂聖理:「……し、結局あなたがここまで来ちゃったのも、まあ……あたしのせいでもあるしさ」
雨堂聖理:「助けさせてよね。死なれちゃそれもできなくなる」
如月聖人:「う、雨堂さん……?でも、それじゃ……一体何をするつもりで……」
雨堂聖理:顔を上げる 「……筧さん! 儀式始めよう。祈って念じるやつ」
雨堂聖理:「だけど、使う特異点は如月くんじゃなくて」
雨堂聖理:「あたしと彼、二人」
筧正臣:「……ええ?」
伊宇摩枯栖:「成功しても、それは寿命が半分になると思いますが」
筧正臣:「そんなんできんの?」
雨堂聖理:「最初に言ったじゃん。特異点がもうひとり見つかったら、その人と半々にするって」
鵜曇憂子:「寿命が半分…で、済むんです?それ…」
雨堂聖理:「知んないよそんなの! ……でも、じゃあ黙ってここで如月くんを捧げて終わっちゃあ」
雨堂聖理:「……あたしは納得できない」
鵜曇憂子:「それでいいんですか? きよりんは」
伊宇摩枯栖:「特異点ですから理論的には最高結果を引っ張れると仮定した上でですね」
伊宇摩枯栖:時計を見ます。後、何分?
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:あと7分くらいです
雨堂聖理:「言ってたじゃん。筧さん。『楽をしようとするな』『全員助かる方法を探す』って」
雨堂聖理:「あたしはその方法を見つけたと思ってるんだけど」
筧正臣:「……ごもっとも」
伊宇摩枯栖:「ふ」
伊宇摩枯栖:「正臣氏。あと7分しかありませんよ」
筧正臣:「俺が真っ先に忘れるからな~……」
筧正臣:「わかったよ。鵜曇」
筧正臣:「いいか?」
鵜曇憂子:「………」しかめっ面。
雨堂聖理:「伊宇摩くんが言う通り、寿命が半分になるとかだったら」
雨堂聖理:「おばあちゃんになるとかはできなくなっちゃうけど……それで困るってことも、なんかあんまり思いつかないし」
鵜曇憂子:「はーーーー………。きよりんのお人好し。ばか。大馬鹿です」
雨堂聖理:「へへへ。ごめんね。一緒におばあちゃんになるのはできないけど」
雨堂聖理:「その分、終わったらたくさん遊んでくれる?」
鵜曇憂子:「そ、んな……、こと言って、まだ…何にも決まったわけじゃ……っ」「……う~~~~っ」
鵜曇憂子:「……もう!ずーっと許さないです!とっとと済ましてください!」
雨堂聖理:「……やっぱ悪いことせずに良いことはできないねえ」
GM:では、話がまとまったようですね。
GM:疑似ソロモンの指輪の持ち主。筧さん。
GM:祈り、念じ、何を捧げるかを告げてください。
筧正臣:特異点として、雨堂聖理と如月聖人。
GM:それで疑似ソロモンの指輪は起動し、極星開放の儀を止めることが出来ます
筧正臣:100万の命として、鵜曇憂子の槍、「命の星」。
GM:いいでしょう。疑似ソロモンの指輪が起動します。
筧正臣:それぞれを捧げて、指輪を起動します。
GM:まず、鵜曇憂子さん。君の持っていた槍から、無数の光の粒子が天に立ち上り、それと同時に
GM:『命の星』にビシビシと大きなひび割れが入り、音を立てて崩れます。後には巨大な槍の残骸が残る。
鵜曇憂子:「………あ」ずっと担ぎ続けていた重みが、いきなり消失する。
鵜曇憂子:「ああ。…あっけないもんですね」目を伏せる。
鵜曇憂子:「おやすみなさい。お父さん」
伊宇摩枯栖:「ありがとうございます」
GM:君は『命の星』が、そしてその中にあった何かが君の手の中から失われたことを感じます。
GM:それから、雨堂聖理さん。
GM:貴女は自分の体から、今まで君が操っていた大きな力が、因果夜船としての力が失われていくのを感じます
GM:Dロイス:守護天使を失ってください。
GM:それと同時に、君は視界が急激にぼやけていくのを感じます。
GM:視力の大幅な低下。君はほとんど周囲の物が見えなくなります。
GM:恐らくこれが君の代償だろう。
雨堂聖理:虚脱感、というには儚く、ささやかで、しかし重大な何かが失われた感覚。
雨堂聖理:今まで固く閉ざしていた窓を開いた途端に、風が吹いて、部屋の空気が洗われていくような。
筧正臣:「ささやき……詠唱……、え? おい、雨堂? これだいじょうぶなヤツなのか?」
雨堂聖理:「……いいから。大丈夫」
雨堂聖理:目を閉じたまま。痛みはないが
雨堂聖理:その変化を現実として認めるのは、すべてが終わった後にしたい。
伊宇摩枯栖:ウィザードの方を見よう。そちらの異常は?
如月聖人:彼も同様に、天上黄石、そしてウィザードとしての力の殆どを失ったようです
如月聖人:それから「……あ。両足の感覚がなくなりました」
如月聖人:「体の半分ですね、持っていかれたみたいです」
筧正臣:「……捧げるものはぜんぶ捧げたぞ。これで、どうだ?」
GM:そして、天に登っていった光が再び大地に降り注ぎ
GM:大地に描かれていた式が、放射状に、稲妻のように大N市の大地へ広がり
GM:ひときわ大きく輝いた後消え去ります。
伊宇摩枯栖:「目に見えての変化はありましたが」
GM:そして式のあった場所から
白上光:ふわー……っと。赤い和装の幽霊が現れます。
鵜曇憂子:「…綺麗な光……」
鵜曇憂子:「……へあ?」
白上光:筧さんは知っているだろう。君に使命を告げた白上光という幽霊だ
筧正臣:「うわっ! 出た!」
白上光:「お疲れさまです。筧さん。これで魔星の開放は免れました」
白上光:「あの世一同を代表して、お礼を申し上げます。ありがとうございました」
筧正臣:「バイト先の店長みたいな”お疲れ様”やめろ……。これで終わりでいいのかよ」
雨堂聖理:目を閉じたまま聞いている
白上光:「当面の危機は去ったと思っていいでしょう」
白上光:「10年後、100年後、再び危機が訪れるかも知れませんが」
白上光:「その時はその時。また走り回ってください、筧さん」
筧正臣:「スパンが曖昧だし、まだ働かせるつもりかよ……。とにかく仕事が終わりなら、報酬は支払ってくれるつもりがあるんだろうな?」
白上光:「勿論です」
白上光:「貴女は約束を果たしました。故に私も約束を果たします」
伊宇摩枯栖:「この方、理不尽に人使いが舐めているようですが、もしや悪なのでは?」
筧正臣:「よせよせ。聞かなきゃならないことがあるんだよ、先に!」
鵜曇憂子:「(伊宇摩くんも人使いナメてるとこあると思いますけど…)」
白上光:「貴方の願いを一つだけ叶えて差し上げましょう」
筧正臣:「……壊れたモノを直すことはできるのか?」
白上光:「どの電化製品を念じるだけで動かせるようにしますか?……壊れたもの?」
白上光:「勿論、何でも修復できますよ」
白上光:「どの電化製品を治しますか?」
筧正臣:「だから電化製品じゃねえよ! だいぶ特殊なツールで……」
筧正臣:「100万人の命が入ってる感じの……槍なんだけど。そこの人が持ってる」
白上光:「筧さん。最初に言いましたが」
白上光:「私は死人を生き返らせることは出来ないんですよ。それなのに、100万人の命が入っている槍なんて」
白上光:「100万倍ですよ。治せると思いますか?」
鵜曇憂子:「え」柄の残骸だけを持って、ポカンとした表情。
筧正臣:「生き返らせる必要はないんだって! 幽霊仲間集めてくりゃいいじゃん!」
筧正臣:「……無理なのか」
白上光:「というか。いいんですか」
白上光:「貴方には他に直してもらいたいものがあるのでは?」
鵜曇憂子:「そ、そうですよ! そうです!」
鵜曇憂子:「だってさっき、筧さんの手帳、ビリビリに裂かれて……」
筧正臣:「手帳は新しいの買うよ。いい加減、ボロボロだったしな」
筧正臣:「読み返しすぎて、ぜんぶ覚えちまった。あれ自体にそんなに意味があるわけじゃないんだ、もともと」
伊宇摩枯栖:「マンションが全部空き室になってる。と解釈したわけですね。正臣氏」
伊宇摩枯栖:「まあ、そのどちらも無理ならですよ。目と両足という手もありますね」
筧正臣:「そうそう。大型マンションの空き部屋が空いてる」
白上光:「貴方の気持ちはわかりました、筧さん」
白上光:「100万の命が詰まった槍ですね」
白上光:「まあ、さっきのは冗談で」
白上光:「私くらいになると治せちゃうんですけどね」
筧正臣:「マジか」
白上光:「願いの変更はありませんね、筧さん」
筧正臣:「いいよ、それで。時間かけると電化製品って言いたくなるかもしれないから、さっさとやってくれ」
筧正臣:「頼んだ」
白上光:「正しい行いには、正しい報酬を」
白上光:「では、『命の星』を修復します。……ふっ」
白上光:二本の指を額に当て、意識を集中する。
鵜曇憂子:「ま、待ってください。も、もっと大金持ちになるとか…目と両足とか…目? いや…」
GM:『命の星』の残骸に光が集まり、ゴトゴトゴトと独りでに動き出す
鵜曇憂子:「………!」
GM:そして、目がくらむほど一際大きな光が放たれたかと思うと
筧正臣:「エフェクトが派手だな……!?」
GM:次の瞬間には、完全に再生しています。傷一つ無い『命の星』が再び君の腕の中に戻ってくる。
鵜曇憂子:ずしっと、再びその重みが手に戻ってくる。
鵜曇憂子:不思議と誰かに見守られてるような温かな感覚が、再び戻る。
白上光:「疲れました」
白上光:「私が手助けできるのはこの一度限りです」
白上光:「私も成仏する時がようやく来ました。これから先の世界の危機は、皆さんだけで解決してください」
筧正臣:「あー、そうかい。陰陽師が成仏って概念を使うのはどーかと思うけど、いいんじゃないか」
白上光:「それではお元気で。それから、病院の林藤さんに会ったら」
白上光:「なかなか楽しかったとお伝え下さい。それでは」
白上光:「来世に期待」ふわー……
筧正臣:「世の中どう転んでも、生きてるやつがどうにかしないといけないんだよな。じゃ、また地獄でな」
雨堂聖理:「あ、それあたしが伝えときます。ありがとうございました」
白上光:光さんは本物の光になって消え去ります
伊宇摩枯栖:「せっかちな人でしたね」
筧正臣:「あー……」 うずくまる。 「超こわかった~。あんな超パワー持ったガチ幽霊と会話すんの怖っ」
鵜曇憂子:「かっ、か…筧さん……!」そこにダッシュして飛びつく。
筧正臣:「ぐえっ」
鵜曇憂子:「ばか!大馬鹿ばっかりですよホント! う、う、ういこの武器なんて…ほんとによかっ、よかったのに…」
鵜曇憂子:「ううう~~~っ!うえ~ん!」飛びついてワンワン泣きます。
伊宇摩枯栖:「儀式を引き起こしてた奴がまだ1人残ってるんですがね。いや、今それを口にするのは」二人を見て
伊宇摩枯栖:「これ以上は止めておきましょう」
筧正臣:「……うん」 伊宇摩くんに向かって、引きつった笑い。
雨堂聖理:「そうそう。まだ全部終わった訳じゃないけど、まあ」
雨堂聖理:「良かったよ。うんうん」
雨堂聖理:ゆっくり目を開けて、ふぅ、と息を吐く
筧正臣:「次のことは、これから考えよう」
伊宇摩枯栖:「視力を失って、それが言えるんですからね。大したものですよ、貴方も」
伊宇摩枯栖:「腕につかまるなら言ってください。山道では難儀するでしょうから」
雨堂聖理:「あ、いやーやっぱ分かっちゃう? なんか伊宇摩くんメッチャ強かったもんね……そういう洞察力的な……」
如月聖人:「……雨堂さん」
如月聖人:「やっぱり、雨堂さんはすごいです」
雨堂聖理:「……そう?」
如月聖人:「……はい。苦しくて辛くて、どうしようもない時に、さっそうと現れて助けてくれる」
如月聖人:「本物の正義の味方です!」
雨堂聖理:「……相変わらず、大袈裟というか、調子が良いというか」
如月聖人:「僕、益々好きに……っていうのは」
如月聖人:「言わないほうがいいんですよね。気をつけます」
雨堂聖理:苦笑して 「発言より行動に気を付けてくれれば良いよ。さっきの褒め言葉も、素直に受け取ります」
如月聖人:「……これからはちゃんと信じてもらえるようにがんばります」
如月聖人:「今度こそがんばります」
雨堂聖理:「その前に他のことも色々頑張りなね。どんな事情があってもタダじゃすまないだろうからさ」
伊宇摩枯栖:「さて、終わりましたね。と、言いたいところですが」
伊宇摩枯栖:「皆さん、聞きたいことがあれば、いや、言いたいことがあれば、どうぞ」
伊宇摩枯栖:「もう隠し事をする必要はありませんから」
鵜曇憂子:「……」鼻をぐすぐす言わせながら雨堂さんと筧さんを見ます。
雨堂聖理:「……聞きたいことがあるというか、あり過ぎはするんだけど、とりあえず分かりやすいのを一個だけ」
筧正臣:「お。雨堂が聞くか」
雨堂聖理:「"カースマスター"逃げたじゃん? あれ、あたしたちが三日くらい寝てたら、あなたがぶっ飛ばしてくれる?」
伊宇摩枯栖:「それは勿論。仮に貴方たちが先に見つけたとしても、場には立ち会う事でしょう」
伊宇摩枯栖:「休日は三日でよろしいのですか?やはり大概、貴方もタフな人だ」
伊宇摩枯栖:ふふと笑う。
雨堂聖理:「たとえばでしょ、たとえば! ……あたしはまあちょっと休む必要はあると思うし」
雨堂聖理:「期末テストまでに何とかなるかな……うーん」 頭を押さえて
雨堂聖理:「……とりあえずあたしはそれだけ。なんか、まあ、他にも色々あったけど、聞いてもよく分かんなそうだし、助かったのは事実だしね」
雨堂聖理:「二人は?」
鵜曇憂子:「聞きたいことはないので…筧さんは何かあります?」
筧正臣:「聞くこと、それかよ」
筧正臣:「じゃあ……伊宇摩。本来の名前くらい教えてくれてもいいんじゃないか?」
筧正臣:「どうせ追跡できないように手は打つだろ」
伊宇摩枯栖:「欲のない質問ですね。存在階位としてつけられた称号は結構なモノのような気がしてたんですが、まだ安いものか」
伊宇摩枯栖:「いや、そんなことよりも本当の名前の方が重要と言うのは、真実を探求する探偵らしい。それとも友情ですかね?」
筧正臣:「そりゃまあ……」
伊宇摩枯栖:「音にすると野暮ですので。後で帰って名前をローマ字にして逆から読んでみてください」
伊宇摩枯栖:「そのような名です」
筧正臣:「……ぶふっ」
筧正臣:「そんな簡単な別名使ってたのかよ! 笑っちまったよ」
伊宇摩枯栖:「覚えやすくて良かったんですよ。ぎりぎり人名の響きでしたし」
伊宇摩枯栖:「ふふ、まあ、後ろから撃たれなかったですし、家にも帰せて、良かったですよ」
筧正臣:「そりゃどーも。次に会う時も敵対したくないもんだ」
筧正臣:「俺からも終わりだ。……疲れたから、引き上げようぜ」
鵜曇憂子:「……」伊宇摩くんを見ている。
伊宇摩枯栖:「…………」視線に気づき、目を向ける。
鵜曇憂子:「伊宇摩くん。なんていうか」
伊宇摩枯栖:「はい?」
鵜曇憂子:「……ううん。伊宇摩くんにもいろんな事情があったんでしょうけど…」
鵜曇憂子:「実力を隠して皆を見守ってるのは、さぞかし良い気分だったんでしょうね…」
鵜曇憂子:「殴られても仕方ないって、思います?」
鵜曇憂子:小柄な身体でてくてくと近づき、小さな手のひらを振り上げる。
伊宇摩枯栖:「反論は一つだけありますが」
伊宇摩枯栖:顔をずいと出す。
鵜曇憂子:「聞きましょう」
伊宇摩枯栖:当て安いように。
伊宇摩枯栖:「最低最悪の気分でしたよ」
鵜曇憂子:「…でしょうね!」伊宇摩くんの頬を目掛けてビンタを放ち……
鵜曇憂子:それは頬にぶつかる瞬間に止まります。
鵜曇憂子:「……だからこうやって、ういことかに殴られてスッキリしたかったんですよね?」
伊宇摩枯栖:「………………………」
伊宇摩枯栖:「良いのですか?」
鵜曇憂子:「ヘン!」鼻を鳴らす。
鵜曇憂子:「知らないんですか?」
鵜曇憂子:「許されたかったら、楽をしようとしちゃあ、いけないんですよ」
伊宇摩枯栖:「ふ」
伊宇摩枯栖:「ふふふ。はははははは。あぁ、それは、そうだ。そうですね」
伊宇摩枯栖:「成程。心にすっきりしないものを抱えて、しばらく過ごすとしましょう」
鵜曇憂子:「ふふふ、ざまあ見やがれですよ。帰りましょ!」
伊宇摩枯栖:「まったく、貴方は最低最悪の正義の味方だ。性格が悪すぎる!!」
伊宇摩枯栖:「辛くて嘘まみれの事件でしたが、終わってみると、どうも寂しくて、楽しかったな」
伊宇摩枯栖:「行動を共にしたのが貴方達だったからでしょうね」
伊宇摩枯栖:如月君を背負います。
如月聖人:こいつか~という顔をしながら口には出しません
如月聖人:うどうさ~ん
雨堂聖理:実際、視力が弱っているので気付くのに時間がかかったが
雨堂聖理:それでも結局、気付かない振りをする。
雨堂聖理:彼も罰を受けるべき立場だ。助けてやりはしたが、甘やかしてやる義理はないし……
雨堂聖理:それに、今は。
雨堂聖理:(……死ぬよりずっと軽いけど)
雨堂聖理:(ああ、うん。多分これは、犠牲になるより辛い道になるんだろうな)
雨堂聖理:(だって……)
雨堂聖理:「……星も見えない」
雨堂聖理:その結果を受け止めるのが、だいぶ大変だったから。
GM:シーンを終了します
GM:---

エンディング2

GM:次のED。筧正臣、伊宇摩枯栖のED
GM:極星開放を巡る戦いから一夜明け。筧正臣さんと伊宇摩くんは筧探偵事務所に戻ってきました
GM:UGNへの連絡は終わっており、深手を負ったカースマスターの追跡や雨堂聖理が指名手配されたことへの後始末など
GM:UGNが引き継いでくれました。君達は束の間の休息をとっています
GM:幽霊などは出てきそうにない。至って静かな探偵事務所だぞ。
伊宇摩枯栖:「そう言えばスーパー銭湯にはいかなくて良かったのですか?」
筧正臣:「そんな暇なかったよ……」
筧正臣:「UGNの事務仕事って最悪だからな……人に押し付けるのでもう体力使い果たした」
伊宇摩枯栖:「はは。確かに。しかも一番前で体張っての仕打ちでそれですか。お疲れさまでした。改めてね」
筧正臣:「そりゃどーも。そっちは疲れてないのかよ、だいぶ働いただろ?」
伊宇摩枯栖:「こちらは、十代の体力ですから」
筧正臣:「それにしたって……プロレスラーみたいな体力してやがる」
筧正臣:「マスターエージェントってのはそういうものか?」
伊宇摩枯栖:「それこそ個人差というものでしょう。…………俺は肉体面に関しては脆弱な部類だ」
伊宇摩枯栖:「ただ、滅ぼすべきものを滅ぼしていない。故に機関部が止まらない、そういう話だな」
筧正臣:「カースマスターか。あの状態から逃げるとは、ちょっと信じられねえ執念だったな」
伊宇摩枯栖:口調を戻す。
伊宇摩枯栖:「悪党ですからね。あれは。憎まれっ子世に憚る と言う事でしょう」
伊宇摩枯栖:「次の手を打ってくるでしょうね。まったく面倒なものです。こちらとしても依頼を受けて動いてるもので」
伊宇摩枯栖:「それが終わらないと言うのはすっきりしない」
筧正臣:「まさか、お前のセルを動かすのか?」
伊宇摩枯栖:「それは、しくじった時ですね」
筧正臣:「マスターエージェントならあれだろ、セルリーダーとして100人くらいの戦力を動かせたりするんだろ」
伊宇摩枯栖:「まさか。うちのセルは零細且つ多忙且つ人員が少ないのですよ」
伊宇摩枯栖:「冷静に考えて欲しいのですが」
伊宇摩枯栖:「気に入らない悪人を暗殺するセル。と言うのが、中枢からバックアップを受けてると思いますか?」
筧正臣:「ホントかよ? いやー……まあ、そういうことにしとくか」
伊宇摩枯栖:「そもそも、セルリーダーじゃないですしね」
筧正臣:「えっ。そっちの方がビビるんだけど」
筧正臣:「どんなヤバいやつがリーダーやってるんだよ……怖いよ」
伊宇摩枯栖:「確か言ったでしょう。能力に目覚めて自主的に人助けしたときに」
伊宇摩枯栖:「拾われたのが、UGNの支部長をやっていた人 だったと」
筧正臣:「そりゃ余計に会いたくねえな。元UGNでセルリーダーとは……まあいいや」
筧正臣:「とにかく、カースマスターの件については敵対しなさそうで何よりだ」
伊宇摩枯栖:「それは、本当に、というか、最後の機会だと思うんですが」
伊宇摩枯栖:「この件については、成程、敵対はしない」
伊宇摩枯栖:「違う件についてはどうなるか分からない」
伊宇摩枯栖:「続けるんですか?本当に?」
筧正臣:「ハハ」
筧正臣:「続けるよ。残念ながら、続けるしかないんだな」
伊宇摩枯栖:「理由を聞いても?」
筧正臣:「俺が”アウトバースト”だから。誰だって、何かを演じながら生きてる。……自分の身になって考えてみてほしいんだけどさ、」
筧正臣:「お前もいまの生き方を続けるつもりなんだろう? 例えば……ええと……クソみたいなたとえしか出てこないけど、例えば」
筧正臣:「悪人を捌くのがスゲー嫌な気分になる光線、みたいなビーム食らって、悪人を捌くのがスゲー嫌になっても」
筧正臣:「続けるだろ」
伊宇摩枯栖:露骨に嫌な顔をする。その光線を浴びた自分を想像したからな。
伊宇摩枯栖:「続けますね。そのような光線を撃った人間に理由を問いだし、納得がいくにせよ、いかないにせよ」
伊宇摩枯栖:「止めることはないでしょう」
筧正臣:「だよな。結局……ハッピーだからやってるわけじゃなくて……そうしないと我慢できないからな」
筧正臣:「せいぜい健康に気を付けながらね」
伊宇摩枯栖:「まったく、つまりは、我々は嗜好や思想や目指すべき世界や在り方は全く違う生物ですが」
伊宇摩枯栖:「似た者同士だったという事だったんですね」
伊宇摩枯栖:「ただただ、託されたものを大事にし過ぎる。我慢が出来ない」
筧正臣:「ああ。やっぱり、そんな気がするよ」
伊宇摩枯栖:「世間では馬鹿者というらしいですよ、それ」
筧正臣:「言わせとけ! 本人もよくわかってる」
伊宇摩枯栖:アメリカンテイストの太った悪ガキがプリントされたドラッグの残り袋をポケットから出して見せる。
筧正臣:「あ。例の”スナック”」
伊宇摩枯栖:「これの犠牲者になった子の親が依頼主でした」
筧正臣:「そんな依頼も受けるんだな。いや……すげえな。そこから足を掬われるとは、マスターカースもたまったもんじゃない」
伊宇摩枯栖:「儀式やレネゲイドのような派手な事件に巻き込まれたわけじゃない」
伊宇摩枯栖:「ただ、このような物で破滅する人間の方が実は多い」
伊宇摩枯栖:「そこに正しい憎しみや哀しみが籠れば、依頼を受けます」
筧正臣:「幽霊から依頼を受けた俺より、そっちの方がよっぽど探偵っぽいじゃないか」
伊宇摩枯栖:「こんな依頼しか受けないんですよ。うちのセルが零細な理由がお分かりになったと思います」
伊宇摩枯栖:「それこそ、そうだ。亡霊の怨念を聞く方がらしいですね、こちらは」
筧正臣:「不吉な響きだ。……依頼されただけいいよ」
筧正臣:「結局、タダ働きになっちまった。カッコ悪いから鵜曇にはこの愚痴は伝えないように」
伊宇摩枯栖:「格好つけておいて何を言ってるんです?」
伊宇摩枯栖:くすくすと笑う。
伊宇摩枯栖:「痩せ我慢で破格な報酬を棒に振るのを確か」
伊宇摩枯栖:「ハードボイルドでしたか。ぷぷっ、くくっ」
筧正臣:「はー、うるせえっ! ……俺は次の仕事探しで忙しくなる予定なんだ。用が済んだら出てけ!」
伊宇摩枯栖:「いや、いっそ探偵らしくて良かったですね」
伊宇摩枯栖:「じゃあ、お仕事を報酬もあります」
筧正臣:「ど、どーゆーこと?」
伊宇摩枯栖:「スナックの出所を探っていけば奴の手掛かりを掴めるかもしれません」
筧正臣:「冥途の土産とかなら……あっ、なるほど!」
伊宇摩枯栖:「降りるつもりがなくて本当に良かった」
筧正臣:「お前、やっぱり俺よりも探偵に向いてるわ……」
伊宇摩枯栖:「似た者同士ですからねぇ」
伊宇摩枯栖:厚めの封筒をずいと机に置く。
伊宇摩枯栖:「前金です」
筧正臣:「うおっ? ずいぶん分厚いな!? これはまさか——」 50万はあるだろうと目算する。
筧正臣:そして、開く。
伊宇摩枯栖:中には現金ではない、真新しい黒革の手帳が入っている。
筧正臣:「……お前さあ」 笑っていいのか、呆れてみせるるべきか、中途半端な顔になる。
伊宇摩枯栖:「ええ。えぇ。どうぞ、ご自由に使ってください」
伊宇摩枯栖:「一生困らないと思いますよ」
筧正臣:「がっかりするのか喜ぶのか、どうすりゃいいかわかんねーじゃん。……言われなくても、ご自由に使うよ」
筧正臣:「新しい”アウトバースト”の履歴だ」 手帳をポケットに押し込む。
伊宇摩枯栖:「アウトバーストは燃え尽きない」
伊宇摩枯栖:「何があっても」心臓を親指で叩く。
伊宇摩枯栖:「お役に立てれば幸いです。では、よろしく」
筧正臣:「ああ」
筧正臣:「次に会うときには……会うか? いや……」
筧正臣:「どっちにしても、化けて出るなよ。敵対するとしても生きてまた会うとしよう」
筧正臣:「幽霊の相手は御免だからな」
伊宇摩枯栖:「ふ。地獄には悪人しかいませんからね。忙しくて迷い出るなんてできないですよ」
GM:シーンを終了します
GM:---

エンディング3

GM:次のシーン!雨堂聖理さんと鵜曇憂子さんのエンディングです
GM:描写を開始していきますね。
GM:---
GM:昨夜の戦いから一夜明け。雨堂聖理は戦いの中で出逢った鵜曇憂子の家へ身を寄せています
GM:指名手配それから家宅捜索などで、君の家が住める状態ではなくなっているからだ。
GM:如月聖人の証言や、彼が持っていた幾つかの証拠によって殺人の疑いは晴れたものの
GM:一般人への記憶処理やその他の窃盗などの罪をどう処理するか、まだ騒動が完全に落ち着いたとはいい難い
GM:UGNの事後処理が一段落するまで、君は暫く憂子ちゃんの所で大人しくしてるよう言われます
GM:君を狙っていた如月聖人くんもオーヴァード刑務所に入れられ、少しは休む時間が出来ることでしょう
雨堂聖理:……あの夜を境に、世界は変わった。
雨堂聖理:夜の空から星が消え、街並みから文字が消え、行き交う人々から表情が消え。
雨堂聖理:視力ではなくそれ以外の感覚に頼ることになった。シンドロームの性質上、訓練すれば生活できそうな目処が立ちそうだったのは、幸運だったとしか言いようがない。
雨堂聖理:今は(正式な白杖ではない)白い杖を借りて、それをついて、ほとんど働かない視覚の補助としている。
雨堂聖理:「……これここ置くねー」 その杖を玄関に立て掛け、靴を脱ぎ、ゆっくりと部屋を見回す。
雨堂聖理:「…………」
鵜曇憂子:「どうぞ、どうぞ。……」
鵜曇憂子:変哲のないアパートの一室。6畳のワンルーム。部屋の半分はベッドが占めており、
鵜曇憂子:あとはテレビと小さなテーブル、教科書が詰められたカラーボックスくらい。嗜好品はあまり持っていない。
雨堂聖理:「狭いのでは?」
鵜曇憂子:「自慢の6畳です」
雨堂聖理:「あたしの元の部屋の半分くらいだ……お邪魔しちゃって大丈夫だったかな」
鵜曇憂子:「いや、それは全然……。きよりんのおうち、そんなに広いんですか?」
鵜曇憂子:「ういこも支部の人にお世話してもらったんですけど、『若者の一人暮らしなんかこれくらいでちょうどいいんだ』って」
鵜曇憂子:「言われたので何にも気にしてなかったんですけど……」
雨堂聖理:「広いっていうか、広かったね。あー……なるほど」
雨堂聖理:「あたしは支部の方でそういうの全然で、なんか、昭和かよ! って感じのアパートしかなかったから」
雨堂聖理:「自費で借りてたのだ。色々ツテも作って……」
雨堂聖理:「でも、若者一人暮らしならこれがちょうどいいのか。なるほどねえ」
鵜曇憂子:「まあま、座って座って。座るとこ、ベッドしかないすけど」
雨堂聖理:遠慮なくベッドに腰掛けて寝転がる 「疲れたー」
鵜曇憂子:「…と。ふふ」その様子を眺めて微笑み、冷蔵庫にお茶をとりに行く。
鵜曇憂子:「疲れましたねえ。あっという間でした」
雨堂聖理:「結局一日でばーって感じだったからねえ。思い返すと」
雨堂聖理:「その一日で、もうめちゃくちゃいろんなことが変わったけど……あー」
雨堂聖理:「甘い匂いする……」 ベッドに顔を埋め、脱力する
鵜曇憂子:「ぬなっ」コップを二つ並べて、麦茶を注ごうとしていた手が止まる。
鵜曇憂子:「なっ…何言ってんですか急に……」
雨堂聖理:「んんー? ふふ、何を動揺なされているのですか」
雨堂聖理:「匂いがするって言っただけじゃん。目が今微妙だから他の感覚が元気なのかな……そんな話聞いたことあるし」
雨堂聖理:目を閉じたまま笑っている
鵜曇憂子:「も、もう…落ち着いたとたんに余裕かまして!」立ち上がって、ベッドに横たわる雨堂さんの上にのしかかる。
鵜曇憂子:「やーっ」ぼふっ
雨堂聖理:「んえっ? わわ……!」
雨堂聖理:「なんだなんだ……! いきなり来るとびっくりする!」
鵜曇憂子:「うはは、見えないならこっちのもんです!うりゃうりゃ」くすぐります。
雨堂聖理:「うえっ? ひ、ひひゃっ、あははっ、待って待ってくすぐったっ、いひひ……!」
雨堂聖理:なんとなく抵抗らしきものはするが、本気で振り払おうとはしない。どちらかというと抱きしめるように押さえ込もうとする
鵜曇憂子:「あはは、うりゃうりゃ、逃げられないですよ~…」笑いながらくすぐるようにした後、抱きしめられるがままぽふっと倒れこむ。
雨堂聖理:「んっふふ、はひひひ……はーっ、あははっ」
雨堂聖理:「これはとんでもない所に連れ込まれてしまったなー」
雨堂聖理:「まったくもう……悪戯っ子め」 何となくその頭をぽんぽんと撫でつつ
鵜曇憂子:「へへへ…まさか、こんな事になるとは思ってなかったでありましょうが」頬が触れあうような距離。
鵜曇憂子:「ふふ」撫でられるがまま子猫のように笑う。
雨堂聖理:「……んー」 その至近の距離から、じっと目を細めてその顔を見る
鵜曇憂子:「……ういこの美貌はいかが?」
雨堂聖理:「この距離なら、一応そのお顔の美しさは分かるし……表情も、なんとか分かるかなあ」
雨堂聖理:「でもういこちゃんくらいキラキラ……キラキラ? 表情が変わるの、えーと……ころころ?」
雨堂聖理:「はっきりころころ変わるから分かるのかも。こればっかりは慣れだなあ」
鵜曇憂子:「褒められてるのか褒められてないのか…?」
雨堂聖理:眉間に皺を寄せて 「褒め褒めです。褒め褒め!」
雨堂聖理:「あ、でもちょっと待ってね。お見せしたいものが」
鵜曇憂子:「うふふ?」きょとんとする。
雨堂聖理:ういこちゃんの身体をよけて立ち上がり、持ってきた通学リュックからごそごそと何か取り出し
雨堂聖理:顔を壁に向けたまま、慣れない手付きで眼鏡をかけ、
雨堂聖理:「どうだ」 振り返る。デザインは昭和もかくやと言わんばかりの真ん丸なメガネであり……
雨堂聖理:横から見ると数センチもありそうなレンズを、厚ぼったい黒フレームが支えている。
鵜曇憂子:「うわ。ダサッ」
雨堂聖理:「すごくない? ここまでダサいの」
鵜曇憂子:「『ヤンス』とか言いそう」
雨堂聖理:「ミラクルでしょ」
雨堂聖理:「ミラクルでヤンスよういこ殿~~」
鵜曇憂子:「あはははっ!写真撮りましょ!写真!」
雨堂聖理:「ええー。撮るのこれ。あたし史上ここまでダサかったことないんだけど……」
雨堂聖理:言いつつ、腕組みし、指で眼鏡をキリッと押し上げるようなポーズを取る
鵜曇憂子:「あはは! いいですねえ、ラインのアイコンにしてください」スマホでパシャパシャとそれを撮る。
雨堂聖理:「絶対やだ。やりませんー」
鵜曇憂子:「うへへ、でもそれで明日から学校行くんですよね?」
雨堂聖理:「うむ。ひとまずこれと、あと薬飲めば、教科書くらいはギリ自然に読めるようになるから」
雨堂聖理:「先生に言って席も前の方にしてもらって、スマホ使って撮影すれば、板書もなんとか……」
鵜曇憂子:「うえー、めんどくさくてゲロゲロしちゃいます」
雨堂聖理:「将来的には、なんとか同じ性能でオシャレデザインの眼鏡をゲットしたい所だなあ」
雨堂聖理:「これは借り物で、正規に検査とか受ければ、もうちょいちょい良いものは手に入るみたいだけど」
雨堂聖理:「ま、全部解決ってほどにはならないだろうね。これはあたしも慣れてくしかない」
鵜曇憂子:「…これ聞くの、野暮かもしんないですけど」
鵜曇憂子:「如月聖人にも、どうせ会いにいくんでしょ? きよりん」
雨堂聖理:苦笑して 「まああたしが落ち着いたらね」
雨堂聖理:「会いたいとは思ってないけど、会いには行くよ」
鵜曇憂子:「は~、訳わかんないです~」ベッドに横たわってゴロゴロ転がる。
雨堂聖理:「訳わかんないかあ」 ベッドに腰掛けて
鵜曇憂子:「あいつ、あのキモい性格は絶対治らないと思いますし。犯罪はしてますし。マジでキモいですし」
鵜曇憂子:「絶対ほだされちゃダメですからね!」
雨堂聖理:「それは大丈夫だと思うよ。キモいのは間違いないし……」
雨堂聖理:「でも、ほら……あいつも結局……大半が、あいつはそういうヤツだから、って話であっても」
雨堂聖理:「スタートを切らせたのはあたしだから。世界を救うためにあいつだけ犠牲にすれば良いっていうのは納得できなかったし」
雨堂聖理:「ここから先も、知らな—いって顔はできない。なんていうか、納得できないんだよね」
鵜曇憂子:「…きよりんは、そうやって向き合ってくことにしたんですねえ」小さく息を吐く。
雨堂聖理:「ま、そんな感じ」 少し固くなっていた表情を緩め 「……それにさあ」
鵜曇憂子:「んむ?」
雨堂聖理:「もしホントにあいつだけで世界救わせてたら、この世界、あの変態の命に救われることになっちゃったじゃん?」
雨堂聖理:「なんか、それはそれで……キモいでしょ……」
鵜曇憂子:「……」
鵜曇憂子:「…それは確かにそうですね」
雨堂聖理:「ね? でしょー?」
雨堂聖理:ごろんとベットに寝転がり 「感謝してよー。この世界を救ったことと、この世界を救ったことを感謝する相手に、あいつじゃなくてあたしを選べるようにしたことにさ!」
鵜曇憂子:「ふむむ…」転がった雨堂さんにまたくっつく。「も~、それを言われちゃあういこも弱いっす! かんしゃー、感謝です」
雨堂聖理:「ふふふふ……おっ、これだとさっきよりよく見えるぞ。美少女の美貌が」
鵜曇憂子:「きゃ~、襲われちゃいますですう」くすくす笑って足を絡めながら、じっときよりんを見る。
鵜曇憂子:「ありがとうです。きよりん」
雨堂聖理:「ん?」
鵜曇憂子:「生きてくれて」
雨堂聖理:「……それは結局、みんなだよ」
鵜曇憂子:「うん。でも。ういこはきよりんに、そう伝えたいのです」
鵜曇憂子:「生きることを選んでくれて、ありがとう」
雨堂聖理:眼尻を下げ 「うん。……どういたしまして」
雨堂聖理:「あたしは、これからも生きてさ」
雨堂聖理:「……助けるよ。きっとね」
雨堂聖理:……太陽が昇り、この街に光が戻った。
雨堂聖理:空には星が輝き、希望の光は繋がれる。
雨堂聖理:呪わしい過去とはいつの間にか永訣を果たし、願いを握りしめた方舟へ裁きの星が審判を下すことは、もうない。
雨堂聖理:……そうだ。運命の暗い海を照らす星は空から消えても、絶望を払い、為した正義の結果がこの手元に磁針として煌めいている。
雨堂聖理:夜天の星を頼らずとも、正しき航路を進む力を持つことだってできる。
雨堂聖理:だから、きっと今こそ、あたしは本当に——


ダブルクロス The 3rd Edition
『そして、闇夜へ漕ぎ出して』
fin.