ダブルクロスFGOキャンペーン 第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~”


PC1:“スリーピングデーモン”別天(べってん) ネムレ(キャラシート)PL:藤(肉球)
PC2:"彷徨する者(ストレンジャー)"モモ(キャラシート)PL:つける
PC3:“マスターブラッド/LUCIFER”広木 雅斗(ひろき まさと)(キャラシート)PL:有限無限
PC4:“三千釘”矢郷 隆二(やごう りゅうじ)(キャラシート)PL:中村
PC5:“墜星”王佐(ワン・ズゥォ)(キャラシート)PL:ぽぽ
GM:海野しぃる

メインログ雑談ログ

関連セッション

第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”


目次

プリプレイ

GM:DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~” 

GM:これより開始します!
GM:よろしくおねがいします!
別天ネムレ:よろしくお願いします!!
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!
矢郷隆二:しゃす!!
王佐(ワン・ズゥォ):宜しくお願いします
広木雅斗:よろしくお願いします!いくぞテメぇら!
GM:それではまずはトレーラーだ!
GM:※BGMを流すので音量にご注意ください

■トレーラー
「Start the show
 街を埋め尽くせ
 Go against the flow
 数え切れない Crowd
 呼び起こす 動き出す 壮大なLegend
 誰のやり方でもない Style
 Do it now, now, now」

RW《レネゲイドウォー》。
超常の能力を持つヒーローたちが公然と跋扈し、安寧を巡って争う『オーヴァードたちの時代』。
その歴史が今、侵略されようとしていた。
次なる舞台は東京郊外バッドシティ。暴力吹き荒れるその地を統括《シメ》る第二の侵略者は世界最強のキュマイラ“蔵馬屋敏樹”。

「聖徳館高校三年! “聖徳漢”総長! 蔵馬屋敏樹だ!」
「何やってんだよトシキィ!」
「行くぞおめえら!」

史上最大の暴走族“聖徳漢”。彼らによって発生する究極の暴走。彼らの世界制覇は目前に思われた。だがそんな彼らにたった二人で立ち向かったヒーローが居た。

「悪い夢はここまでだ」
「トシキ、あなたは寂しいのね」

別天ネムレ、モモ、たった二人のヒーローチーム“アルスマグナ”と十万人の“聖徳漢”による頂上戦争の幕は上がった。
その最中、突如出現するレネゲイドクリスタル“聖杯”。
そして顕現せしアザトースシンドロームの侵食。
ネムレたちと同じ異なる歴史からの来訪者。
邪神ヤンキー。
全てが渾然一体となり、事態は誰もが思わぬ方向へと向かっていく。

「既に手は打ってある。時間稼ぎくらいにはなるね」
「馬鹿な! こんなもの! プランには無い筈だぞ! どういうことだアーミテイジ! 京香・T・アーミテイジ博士!」
「ビビるなよ“ゼノス”、只の喧嘩じゃねえか。やろうぜ」
「これで良いのです“パルプ・フィクション”。全て、プラン通りです」

君たちは見るだろう。
全てを砕く暴力の極致。
終わらぬ夢に囚われし最強のキュマイラと果てなき夢見る十万のオーヴァードヤンキーが生み出した最悪の可能性。
破壊のインフィニティコード“獣王無尽”。
そしてそれに呼応し目覚めるは、原初の神殺者。男の名は――。

「俺? 俺はファルスハーツのマスターエージェント。名前は……」

DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~” 

作戦内容は破壊。
ヒーローよ、全てを壊せ。
ヒーローよ、全てを繋げ。

GM:というわけで、ヤンキー、暴走族、邪神、アーサー王、そういう話になります
GM:首都高速を暴走する十万の暴走族をたった五人でぶちのめしてください
GM:というわけでね
そんな愉快な五人のPCの紹介と、PLの自己紹介、そしてHO公開をやっていきたいと思います

GM:PC1から順番にお願いしようかな!
GM:PC1、別天ネムレくん!
GM:PLは藤さんでどうぞ!
別天ネムレ:はい!

(キャラシート)


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別天ネムレ:「新人ヒーロー、〝スリーピング・デーモン〟別天ネムレ。誰かを救ったことは、まだ、ない」
別天ネムレ:「それは、オレがまだ経験の浅いヒーローだから、というのもあるけれど。オレが出来るのは、苦しんでいる女性に寝床を差し出すような、そんな一時しのぎみたいなことだ……と、思い知らされたのが大きいかな」
別天ネムレ:「でも、それはただオレがスネているだけだ。次の任務はすぐにも来る」
別天ネムレ:「それに。……モモに格好悪いところ見せたくない、なんてのも、けっこうなワガママだしなあ」ほほを少しかいて。「ヒーローの道のりは、険しいな」
別天ネムレ:へにゃ、と。力の抜けた、年相応の笑みになった。
GM:そんなネムレくんには、今回も歴史を修正してもらう
GM:今回の星歴修束の旅、そのハンドアウトはこちら!

●PC1:別天ネムレ(PL:人食い藤)
シナリオロイス:京香・T・アーミテイジ 推奨ロイス→尊敬/恐怖
「そうか、ウロボロスか。ならば殺そう。一つの例外なく温情なく、多様性と寛容の保証の為、不寛容に無慈悲に君を否定しよう」
バッドシティに降り立ったあなたを出迎えたのは、一人の女だった。
京香・T・アーミテイジなる謎の女の圧倒的な力により、あなたは一方的に追い詰められてしまう。
だがそんな絶体絶命の戦いに、割って入ってきたのは十万人からなるオーヴァードヤンキーの軍勢であった。
雑踏の只中で起きる未曾有の大乱戦。
絶体絶命のあなたを助けたのは、ヴィラン軍団“ファルスハーツ”のマスターエージェント“マスターブラッド”だった。
人類悪という謎の言葉、そして無限に湧き続けるオーヴァードヤンキーたちの謎を探るべく、合流した“マスターブラッド”と共に、あなたはこの悪徳の街へと身を投じることになった。
十万のオーヴァードヤンキーがレネゲイドウォー世界を蹂躙走破するよりも早く、この特異点を解決しなくてはならないのだから。
――夢見る力が、混沌を貫く。

GM:すごい情報量ですね
別天ネムレ:目が まわり そうだぜ
GM:今回はとても忙しくなりそうだしウロボロスに向けられるいわれなき差別と偏見まで襲ってきます
GM:そんな奴らに対抗する為に、第一話からどんな感じで成長しましたか?
別天ネムレ:はい、ネムレは脳みそをRCで殴る……すなわち「眠気」で相手をぶちのめすバロール×ウロボロスのクロスブリード。黒の鉄槌メインなので、弱点は接近戦! 雷の剣もあるけど使用回数制限があるぜ。
別天ネムレ:今回は新たな力・因果歪曲でなんと離れた場所ならある程度を一網打尽にできます。みんなまとめてスヤスヤにおなり! そしてコンセントレイトが3に上がり、ちょっと安定感が上がったと思われます。以上!
GM:うす! ではその力で多くの敵を打ち払ってもらおう!
GM:ではネクスト!
GM:PC2! モモちゃん!
GM:キャラシURLと一緒に自己紹介だ!
”彷徨する者”モモ:(キャラシート)


”彷徨する者”モモ:「あたしは、モモ。悪くて、わがままな、うちゅうばんちょう! がおー、どう? やんきーってこういうのでいいのかしら」
”彷徨する者”モモ:フォーリナーとして現れた少女。
ミヒャエル・エンデの著作「モモ」の主人公としての情報を持っているが細かな差異がある。(モモはそもそも黒人)
世界の果てで眠る途方もない存在の失われた知性の粒子が、か細い幻の姿と情報で以って生まれた存在。
彼方で眠りこける自分と今ここで歩いている自分という二つの視点を持ち合わせている。
自由奔放、天衣無縫。狭い所で寝るのことと相棒のネムレが好き。

”彷徨する者”モモ:見覚えのある知らない”かぞく”に「おとうさん」呼ばわりされたりもする。そうかな、そうかも。
真面目な女王、優しい巫女、頼もしい番人と縁を持ち、そして別れた。

”彷徨する者”モモ:「ネムレと皆のことは、私が守るの」
”彷徨する者”モモ:孤独で身勝手な虚空に住まう暴君(ヴィラン)のパパとして活動してる少女。
”彷徨する者”モモ:支援一辺倒構成。
ノイマンオルクスでメジャーとセットアップで色々します
みんな大好き妖精の手から妖精の輪。
力の法則で火力支援も◎
今回は人が多いので、「未知なる陣形」も覚えました。

GM:歴史の中で人間たちが織りなす感情の模様を見て、様々な思い出が胸の中に溜まっていることでしょう
GM:未知の世界へのワクワク、強い思いを抱いていってほしい……そう思います
GM:それではそんなモモちゃんのハンドアウト!

●PC2:“彷徨する者”モモ(PL:つける)
シナリオロイス:蔵馬屋敏樹 推奨ロイス→友情/憐憫
「俺の名前は蔵馬屋敏樹だ! ダチになろうぜ!」
バッドシティに降り立ったあなただったが、アザトースシンドロームを操る京香・T・アーミテイジの策略により、あなたはネムレと分断されてしまう。
そしてそんなあなたの前に傷ついたヤンキーと、それを追うヤンキーが現れる。
一人は矢郷隆二、そしてもう一人は特異点の主“蔵馬屋敏樹”。
矢郷隆二を救い出したあなたは、ハグレてしまったネムレとの合流を目指し、悪徳の街へと身を投じる。
青春、というものはよく分からない。
けど、今起きている事態についてはよく分かる。
――この街とオーヴァードヤンキーたちを苛む悪い夢は、あなたが終わらせる。

GM:幼女ミーツヤンキーって訳ですね
”彷徨する者”モモ:ダチってなに????
魚?????っておもってます

”彷徨する者”モモ:(それはダツ)
GM:これはもう俺の欲望なんだけど
GM:共通EDあたりで「“ダチ”だよ」って言うモモちゃんが見たい
GM:個別EDでもヨシ
”彷徨する者”モモ:今言われても忘れるかもしれないので
”彷徨する者”モモ:ことある事に行ってください
GM:今から勝手に妄想(アップ)しておくから雑談タブで事あるごとに妄想も垂れ流す
GM:安心してくれ
GM:というところで次にいってみようPC3!
GM:有限無限さん! 広木雅斗くん! URLも貼ってくれ!
広木雅斗:(キャラシート)


広木雅斗:「”マスターブラッド”・・・広木雅斗だ」
広木雅斗:「またの名を・・・”LUCIFER”!」
GM:おっ、お前は……RW開幕前夜、バッドシティにて神代が終わったあとの人類史で初めて正式に観測された旧支配者を人類の手のみで打倒した……ルシファー!
広木雅斗:「イエス!”LUCIFER”!」
広木雅斗:「おっと・・・今のは忘れてくれ」
GM:広木雅斗と言えば歴史の教科書に載る偉人、皆さんも知ってますよね
GM:なに?
GM:まさか、あのルシファーじゃないのか……!?
広木雅斗:「俺は・・・”LUCIFER”であって、”LUCIFER”じゃない・・・」
広木雅斗:様々な並行世界に存在するオーヴァード、"LUCIFER"広木雅斗。その可能性の一つ、守るべき大切なモノを失い殺戮の道に進んだ、もしもの姿。
広木雅斗:マスターブラッドとは、その時代に最も優れたブラム=ストーカー能力者に与えられる称号。対抗種のレネゲイドを含んだ血液を纏った伸縮自在の"翼"を無尽蔵に展開、オーヴァードに少しでもかすればたちまちに"血"が肉体を食い尽くす。
GM:なに……反存在……だと!?
GM:あの大英雄が無慈悲な殺戮兵器になるなんて……
広木雅斗:「やることは変わらない・・・”神”に叛逆(さか)らう」「それだけだ」
GM:くっ……一体、あの大英雄のこんな可能性を一体誰が引きずり出してきたんだ……
GM:というわけで
広木雅斗:「さあ、そろそろ見せてもらおうか!俺への戯曲(HO)を!」
GM:そんな大事件の犯人についても触れるハンドアウトはこちら!

●PC3:“マスターブラッド”広木 雅斗《ひろき まさと》(PL:有限無限)
シナリオロイス:“パルプ・フィクション”有葉緑郎 推奨ロイス→連帯感/殺意
「貴様こそが王となる筈だったのだがな。マスターブラッド」
あなたは後の歴史の教科書に載る偉人であり、同時にFHのマスターエージェントである。
あなたは正当なる歴史において、蔵馬屋敏樹と共に、バッドシティに迫った謎の超巨大レネゲイドビーイング“旧支配者”を打倒した大英雄である。
そんなあなたは異なる歴史《if》で得た姿で、バッドシティにおいて、ゼノスエージェントの有葉との契約により世界卵と呼ばれるEXレネゲイドを手にし、第二の特異点として人類史に君臨する筈だった。

だが、闇に落ちた姿となって尚、あなたは気高さを忘れていなかった。

あなたは有葉緑郎を裏切った。有葉の奉じる“邪神”、ゼノスなる組織の“プラン”は、その旧支配者/神に関わるものだったからだ。
結果、妄想のインフィニティコードを所有する有葉緑郎の力を前に、不意打ちを受ける形で敗北した。
しかし、この時代から退去するまでに追い詰められた有葉とは異なり、あなたはまだこの時代の片隅で息を潜めている。
幸運にもこの時代、この都市はあなたのホームグラウンド。そして敵はあなたもよく知るあの不良少年《ワルガキ》。
死闘で負ったダメージは残るが、やってやろうじゃないか。
――全て汝の欲望の為に。

GM:そう、この大英雄こそが本当はこの特異点のボスになる予定だったのさ!
広木雅斗:”神”の力に”LUCIFER”が従うわけにはいかないからな!
GM:そういうわけだ! かつて失った筈の故郷で思い切り神を殺してくれ!
GM:それでは次だ!
GM:PC4! 山賊(ヤンキー)と言えばこの男! 中村さんの矢郷くん!
GM:キャラシのURLと共に自己紹介お願いします!
矢郷隆二:(キャラシート)


古き良きヤンキーメーカー 使用

矢郷隆二:「オラ!野郎ども!ビッとしやがれぇ!!」
矢郷隆二:「聖徳館の祭りだ!暴れるぜ!!」
矢郷隆二:"三千釘"矢郷 隆二です
矢郷隆二:綽名の"三千釘"は俗語の“船底破れて船板あり、船板破れてなお釘あり”に由来しています。知性アピールです。
矢郷隆二:金髪リーゼントに真っ白な特攻服を纏ったハイパーヤンキーファッションをしており
矢郷隆二:特攻服には「惟江上之清風與山間之明月」「已而嘆曰有客無酒有酒無肴月白風清」と赤壁賦の一節が刺繍されています。知性アピールです。
蔵馬屋 敏樹:ちょうど黒中心で比較的地味なトシとコントラストカラーなのが嬉しいですね
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だから詳しいことは分からねえけど、矢郷が居ないとシマラねえってことは……分かってるぜ!」
蔵馬屋 敏樹:「いつもあんがとな!」
矢郷隆二:「うるせえ。てめえのためにやってるわけじゃねえ!」
矢郷隆二:凄まじい反骨精神を持っており強いやつと喧嘩するのが好きで
矢郷隆二:大体実力が上の相手に喧嘩を挑んでいるので喧嘩は負けた数の方が多いですが
矢郷隆二:その根性と妙に根が真面目なところを買われ聖徳館のナンバー2を張ったりしています。
矢郷隆二:バカだがバカなりに器のデカさを感じる蔵馬屋に就くこともそれなりに悪くないと思っていましたが
矢郷隆二:なんか、気がついたらすごいことになってる…!!
GM:そう、あなたたちの”黄金時代(オウゴン)”は終わりを告げます
GM:その経緯についてはこの後のOPにて……
GM:その導入としてまずはハンドアウト!

●PC4:“三千釘”矢郷 隆二《やごう りゅうじ》(PL:中村漆部佑)
シナリオロイス:蔵馬屋敏樹 推奨ロイス→連帯感/憐憫
「なにやってんだよトシィ!」
あなたはは円卓のオーヴァードヤンキーだ。
あなたは蔵馬屋敏樹の“ダチ”として、聖徳館のNo.2として、彼を支えていた。
だがしかし、何時からか彼は変わってしまった。
思えばそれは、ある時期から彼が本当に無敵になってしまったからだ。
オーヴァード、そう呼ばれるものになってしまったせいで、あなたと彼は敗北できなくなってしまった。
そして、今や十万のオーヴァードヤンキーを従えるトシキは、文字通りの世界制覇を目指して走り出してしまった。
そんな彼を止めようとして失敗し、敏樹が保有していた聖杯に呼び寄せられた円卓の騎士の力で、命からがら生き延びたあなたは、モモという少女に命を救われる。
高潔な円卓の騎士の力と荒ぶるオーヴァードヤンキーの魂で、迷走を続ける友をその手に取り戻せ!
――たとえ、全てを犠牲にしても。

矢郷隆二:「どうしちまったんだよ!トシィッ!!」
蔵馬屋 敏樹:「悪ィ、もう止まれねンだわ……あいつらがよ」
蔵馬屋 敏樹:「あいつらが――」
矢郷隆二:クソが…!
矢郷隆二:情けねえが、オレ一人じゃトシは止められねえ…!
矢郷隆二:円卓だが雲台二十八将だが知らねえが、胡散臭い力でもなんでも、使えるものはなんでも使うしかねえ!!
GM:命を燃やせ! 心を燃やせ!
GM:というわけでよろしくおねがいします!
矢郷隆二:しゃす!!
GM:それではラスト!
GM:ぽぽさんの……ウォズ!
GM:キャラシURLと共によろしくおねがいします!
王佐(ワン・ズゥォ):https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrYX7uwMM


OC maker 使用

王佐(ワン・ズゥォ):「您好、よろしく」
王佐(ワン・ズゥォ):「名前、なんてどうでも良いと思わないかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、あえて呼ぶのなら王佐とでも呼んでくれたまえ」
王佐(ワン・ズゥォ):真の王を求めながら手の届かなかった者の想念から生まれた男。
王佐(ワン・ズゥォ):王を補佐し正しき世を夢見た者たちの残滓。
王佐(ワン・ズゥォ):故に王佐と名乗っています。
京香・T・アーミテイジ:「偽神の心臓の優れたエージェントでもある。期待していますよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「期待されても困るよ。買い被りだ」
王佐(ワン・ズゥォ):(しかし、困ったのは本当だ)
王佐(ワン・ズゥォ):(何しろ僕が支えるべき王は彼らの戴く王とは違い過ぎる)
王佐(ワン・ズゥォ):(深淵に足を踏み入れて見た物の)
王佐(ワン・ズゥォ):(そこに居るのは人を顧みぬ神々でしかないわけだ)
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、ほどほどに頑張らせてもらうよ」
GM:そんな彼のたどる運命はこのハンドアウトの中に!

●PC5:“墜星”王佐《ワン・ズゥォ》(PL:ぽぽ)
シナリオロイス:京香・T・アーミテイジ
「神は王ではない」
北米。旧マンハッタン島。
偽神の心臓(ファルスハーツ)”所属第三武装神殿“ウィカスゲック・トレイル”。
そこであなたたちは決裂した。
神による人の直接統治という京香・T・アーミテイジが掲げる理念は、あなたの目指すところと合致せず、それどころかあなたのオリジンが存在するこれまでの歴史すら破壊しかねないことがはっきりと分かった為だ。
千変万化にして強壮無比なる這い寄る混沌、存在しない可能性を生み出す妄想のインフィニティコード、歴史を恣にする聖杯所有者――“特異点”のオーヴァード。
敵は多い。だがやるしかない。
あなたはもう一人の“プランナー”都築京香の依頼により、聖杯をめぐり相争う混沌の都市バッドシティへの介入を決定する。

そう、あなたはレネゲイドウォーならざる世界から現れ、レネゲイドウォーの技術に由来しない歴史修正技術を持つ大導師である。

――時は今。
神算鬼謀、深謀遠慮、神をも謀る詭計の数々、とくと御覧じろ。

“プランナー”都築京香:「よろしくおねがいしますね」
王佐(ワン・ズゥォ):「乱世、まあ乱世なのだね」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕に向いた世界というわけだ」
“プランナー”都築京香:「あちらの私と違って、私はあなたに死なれては困ります。良き旅を、大導師」
王佐(ワン・ズゥォ):「いいよ、乗せられるのも悪くない」
王佐(ワン・ズゥォ):「旅は良いものだからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「出会いがある」
王佐(ワン・ズゥォ):「良き出会いに期待しておくよ」
GM:素晴らしい……それでは!
GM:この五人で始めていきたいと思います!
GM:よろしくおねがいします!
王佐(ワン・ズゥォ):宜しくお願いします
矢郷隆二:しゃす!!
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!
別天ネムレ:よろしくお願いします!
広木雅斗:ッしゃぁッ!
GM:それでは始めていきましょう!
GM:まずはOP!

【目次へ戻る】

OP1「王権神授」


GM:シーンPC→王佐
GM:登場侵蝕をお願いします
王佐(ワン・ズゥォ):1d10+34 (1D10+34) > 1[1]+34 > 35
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:34 → 35

【OP1「王権神授」】

GM:旧マンハッタン島。通称“ウィカスゲック・トレイル”。
GM:精霊たちの通り道とネイティブアメリカンが語り継いだその場所は、古来より大いなる星空の果てより来る神々の為の祭壇に他ならない。
GM:“偽神の心臓(ファルスハーツ)”の北米方面担当リエゾンロード『ニャルラトホテプ』あるいは『京香・T・アーミテイジ』の神殿でもある。
GM:かつての高層ビルを打ち砕き、魯鈍な巨人種たちに命じて積み上げさせた環状列石。
GM:その中央にある亜空間には、まだ人類が余裕と蛮性を両立していた黄金時代(ジャズエイジ)裏酒場(スピークイージー)を思わせる仄暗い酒場のような場所があった。
京香・T・アーミテイジ:「……さて」
京香・T・アーミテイジ:そのバーカウンターに座り、カティーサークを傾ける女が、あなたをここに呼んだ者。この亜空間の主でもある。
京香・T・アーミテイジ:「ようこそ、マスターストゥラテジスト」
京香・T・アーミテイジ:「歓迎します。肩の力を抜いて、気楽にやってください」
王佐(ワン・ズゥォ):「いやあ、よくこんな場所を再現したものだね」
王佐(ワン・ズゥォ):「外の有様とえらい違いだ」
王佐(ワン・ズゥォ):椅子に腰を下ろす
京香・T・アーミテイジ:「ええ、凸凹していたので。少し“均し”ました」
王佐(ワン・ズゥォ):「簡単に言ってくれちゃうねえ」
京香・T・アーミテイジ:カマーベストを着た不定形の使い魔がグラスと書類を差し出す。
京香・T・アーミテイジ:「神意(プロヴィデンス)故に」
京香・T・アーミテイジ:書類に記載されているのは、別天ネムレとモモの名前。顔写真。能力。
京香・T・アーミテイジ:そして彼らがたどった第零特異点、第一特異点の旅の軌跡。
京香・T・アーミテイジ:「それとも……神意(プラン)故にというべきでしょうか」
王佐(ワン・ズゥォ):「プラン…それではまるで神様は機械か何かの様じゃないか」
王佐(ワン・ズゥォ):グラスの酒を一気に飲み干す。
王佐(ワン・ズゥォ):「干杯」
王佐(ワン・ズゥォ):「せめて御意思であって欲しいものだよ」
京香・T・アーミテイジ:「乾杯(Cheers)
京香・T・アーミテイジ:クスリと笑って。
王佐(ワン・ズゥォ):空のグラスをカウンターに置く。
京香・T・アーミテイジ:「今回、あなたに依頼したいのはこの二人の抹殺です」
王佐(ワン・ズゥォ):「やれやれ、抹殺ときたか」
王佐(ワン・ズゥォ):「えらく嫌われる事をしちゃったんだね」
京香・T・アーミテイジ:「レネゲイドウォーの歴史におけるアーカムシティでは、ニャルラトホテプの化身“ロキ”の撃破」
京香・T・アーミテイジ:「古代ギリシャにおいてはゼノスが試行中のアザトースシンドローム拡散計画の妨害」
京香・T・アーミテイジ:「偽神の心臓(ファルスハーツ)にとっては厄介な相手です。いずれも邪神の拡散浸透に失敗している」
王佐(ワン・ズゥォ):「哈哈哈、面白いじゃないか」
王佐(ワン・ズゥォ):「神様の御意思に背くどころか邪魔までしてしまうなんて」
王佐(ワン・ズゥォ):「酒の肴には丁度いい笑い話だよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、嫌われるのも無理はない…か」
京香・T・アーミテイジ:「現在、彼らは二十世紀の日本へ向かっています」
王佐(ワン・ズゥォ):「で?人を殺すのには人を使うのが一番だという話かい?」
京香・T・アーミテイジ:ため息を一つ。
王佐(ワン・ズゥォ):「二十世紀、随分と飛んだもんだね」
京香・T・アーミテイジ:「ええ、“あちらの世界の私”から推薦がありました」
京香・T・アーミテイジ:「二十世紀日本における“私”はそれが良い、と」
王佐(ワン・ズゥォ):「ご指名いただいたと」
京香・T・アーミテイジ:「……まあ、私としてもこの辺りでハッキリさせたかったのです」
王佐(ワン・ズゥォ):「何を…かな?」
京香・T・アーミテイジ:「我々は旧き支配者、条理の外にある存在を戴く魔術結社」
京香・T・アーミテイジ:「――と、いうのにあなたは人に寄り添いすぎる」
京香・T・アーミテイジ:「このあたりで、彼らを殺し、歴史を決定的に破断させるという“成果”を示してもらいたい」
王佐(ワン・ズゥォ):「ん、ん~」
王佐(ワン・ズゥォ):「世界の真理、深淵とやらを覗き見れば」
王佐(ワン・ズゥォ):「そこに何かがあるかもしれない、或いは」
王佐(ワン・ズゥォ):「その知識をもって王たる者を導けるかも、なんて」
王佐(ワン・ズゥォ):「思ってみたんだ」
王佐(ワン・ズゥォ):懐から小さな箱を取り出す。
京香・T・アーミテイジ:「……それは?」
王佐(ワン・ズゥォ):「これかい?何も入っていないただの箱だよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達の話はとても、興味深かったけれど」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達に救いを求める人すら軽視し過ぎてはいやし無いかね」
京香・T・アーミテイジ:「人はただ、伏して祈れば良い。祈りこそが、救いなのだから」
京香・T・アーミテイジ:白磁の肌に、黒い影が走る。
王佐(ワン・ズゥォ):「『この賜りし空箱は』」
京香・T・アーミテイジ:「祈りに目的を求めるなど、おこがましいこととは思わなかったのか」
王佐(ワン・ズゥォ):「『何も無く、故に全てを
京香・T・アーミテイジ:両目に、赫々たる焔が宿る。
王佐(ワン・ズゥォ):「『中に』」
王佐(ワン・ズゥォ):蓋を開ける。
京香・T・アーミテイジ:「馬鹿め、闇に堕ちるが良い」
王佐(ワン・ズゥォ):その中にはあらゆる魔術書、魔導書が揺らぎ吸い込まれていくのが見える。
京香・T・アーミテイジ:小さな空間の中から一切の光が消えていく。
王佐(ワン・ズゥォ):「勉強はさせてもらった、参考書も写しくらいはかまわないだろ」
京香・T・アーミテイジ:「良いとも、このニャルラトホテプの腕から逃げ切れるのならばな」
王佐(ワン・ズゥォ):「言ったはずだよ」
京香・T・アーミテイジ:「開け、閉ざせ、微睡め、夢見よ」
王佐(ワン・ズゥォ):「『空箱故に、全てを中に』」
京香・T・アーミテイジ:闇の中に灯る、三つの炎。
王佐(ワン・ズゥォ):箱の中に足を踏みいれる。
京香・T・アーミテイジ:それら全てが高純度高出力のレネゲイド。
王佐(ワン・ズゥォ):「怖い怖い」
京香・T・アーミテイジ:「輝ける(シャイニング)――」
王佐(ワン・ズゥォ):「神様の眷属の一撃なんか受けたくもないよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「行き先を教えてくれて有難う」
京香・T・アーミテイジ:「――多面神晶(トラペゾヘドロン)!」
王佐(ワン・ズゥォ):「再见吧」
王佐(ワン・ズゥォ):箱の中に吸い込まれるように姿を消す。

GM:この日、マンハッタン島を観測していた米軍対邪神部隊“テンペスト”のデータによれば。
GM:一瞬だけ、かつてマンハッタン島を壊滅させた大爆発と同様の高出力とレネゲイド反応が見られたのだという。
GM:全米でのレネゲイドウイルス罹患者の発症率が3%上昇し、その多くがジャームと化した。
GM:何故、このような事態が起きたのか。
GM:クロウリングケイオス――そう呼ばれる歴史の住人は、未だ知らない。



“プランナー”都築京香:「無事、脱出はできたようですね。マスターストゥラテジスト」
“プランナー”都築京香:暗い闇の中で、少女の声。
王佐(ワン・ズゥォ):「無事というには、危ないところだったよ」
“プランナー”都築京香:「プラン通りです」
王佐(ワン・ズゥォ):「怖いなあ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君、彼女と同じ存在なんだろう」
“プランナー”都築京香:「ええ」
“プランナー”都築京香:花のように笑う。
王佐(ワン・ズゥォ):暗闇に目が慣れてきたところで少女の方を見る。
“プランナー”都築京香:「だからよく知っています」
王佐(ワン・ズゥォ):「絶体絶命の継続じゃないか」
“プランナー”都築京香:部屋の中がゆっくりと明るくなる。夕暮れの風景。ブランコに乗る少女。
王佐(ワン・ズゥォ):「酷いな、先回りするなんて」
“プランナー”都築京香:「いえいえ、助けに来たんですよ」
“プランナー”都築京香:「私の部下の研究ですが、あちらの私は『詰めが甘い』。これはもうどうしようもなく(レネゲイド)に刻まれた性質のようなものです。それを分かってさえいれば、こうして付け込める」
王佐(ワン・ズゥォ):「自分であっても意思は別だということか」
“プランナー”都築京香:「彼女は邪神崇拝の拡散、私はレネゲイドの可能性拡大、似て非なるものです」
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほどねえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「確かにあの世界はそういう傾向がある」
王佐(ワン・ズゥォ):「長く居れば僕だって魂を汚染されていたかもしれないな」
王佐(ワン・ズゥォ):「それで、助けてくれるって?」
“プランナー”都築京香:「そういうことです。あなたはこれからバッドシティへ行くのでしょう?」
“プランナー”都築京香:「そこで、別天ネムレとモモを支援してほしいのです」
“プランナー”都築京香:「私の部下が彼らを狙ってますが、ウッカリここで勝たれるとプランが狂いますので」
王佐(ワン・ズゥォ):「正反対の御依頼ときたものだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君は神様が嫌いなのか」
“プランナー”都築京香:首をかしげる。
“プランナー”都築京香:「神様……と、言いますか。アザトースシンドロームはあくまで一つの可能性に過ぎません」
王佐(ワン・ズゥォ):「哈哈哈、いいね」
“プランナー”都築京香:「無論、私の部下にもアザトースシンドロームの保持者が居て、彼を重用しています。それだけです」
“プランナー”都築京香:ニコリと微笑む。
王佐(ワン・ズゥォ):「いいよ、どうせ行くべき場所だからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「20世紀、と聞いていたから大戦の最中を期待していたんだけれど」
王佐(ワン・ズゥォ):「バッドシティ?」
“プランナー”都築京香:「ええ、バッドシティ」
王佐(ワン・ズゥォ):「20世紀と言っても100年あるからね」
“プランナー”都築京香:「平和な日本の地方都市」
王佐(ワン・ズゥォ):「随分とのんきな場所に行くんだね彼らは」
“プランナー”都築京香:「十万人の邪神暴走族が跋扈し、今にも日本中を蹂躙せんとする、大殺戮の前夜です」
“プランナー”都築京香:それから。
“プランナー”都築京香:「作戦成功の折には、あなたの身の安全の確保をゼノスが支援します」
“プランナー”都築京香:畳み掛けるようにそう告げた。
王佐(ワン・ズゥォ):「フハッ」
王佐(ワン・ズゥォ):「暴走族、暴走族か。知識はある」
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほど、趣は違うがこれも乱世ってわけか」
王佐(ワン・ズゥォ):「いいね、随分と僕向きだ」
“プランナー”都築京香:「ええ、暴走族もこういうのを“戦争”というそうですよ」
“プランナー”都築京香:「――良い旅を」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、そうだね。旅は良い。出会いがあるからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「混乱した世は、かならず正される」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういう人間が必ず現れるから、だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「良き出会いに期待しよう」
王佐(ワン・ズゥォ):「ああ、そうだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕自身の身の安全とやらには、然程興味はないけれど」
“プランナー”都築京香:それを聞いて少し意外そうな顔をする。
王佐(ワン・ズゥォ):「呼び方、マスターストゥラテジストはもう廃業するよ」
“プランナー”都築京香:「ほう? ではなんとお呼びしましょう」
王佐(ワン・ズゥォ):「我は空に輝く陽ではなし、夜を照らす月でなし、空を見上げる堕ちた星」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうだな、墜星」
王佐(ワン・ズゥォ):「それで行こう」
“プランナー”都築京香:「流れ行きて誰かの願いに寄り添う王佐の才子」
“プランナー”都築京香:「時空駆けるあなたに一つ――私も願うとしましょうか」

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OP2「アーサー王宮廷のバッドシティヤンキー」


GM:登場PC→矢郷隆二
矢郷隆二:1d10+38 (1D10+38) > 4[4]+38 > 42
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:38 → 42

【OP2「アーサー王宮廷のバッドシティヤンキー」】

モブヤンキー:「ブラックスワンだぁああああああああああ!」
GM:黒い服の男たちが校庭へなだれ込んでくる。
GM:そのいずれもが目を血走らせたオーヴァード、ジャーム、レネゲイドの力を用いる半グレたち。
GM:このバッドシティにおいて、聖徳館高校がブラックスワンとの大規模抗争を始めてからというもの、それは日常的な光景となっていた。
蔵馬屋 敏樹:「行くぞおめぇらぁっ!」
蔵馬屋 敏樹:あなたの隣で、男が腕を振り上げる。
矢郷隆二:「チッ、楽しそうにしてんじゃねえよ。バカが」
蔵馬屋 敏樹:「なんだよ! お前は楽しくねえのかよっ!」
矢郷隆二:自慢のリーゼントを両手で整えながら相棒に声をかける
矢郷隆二:その顔には獣の如く獰猛な笑みが浮かんでいる
矢郷隆二:「バーカ」
矢郷隆二:「こういうのを楽しむのはこの俺様が先だって言ってんだよ」
蔵馬屋 敏樹:ニッと笑う。
矢郷隆二:「特攻隊長差し置いて突っ込もうなんざ、てめえが頭だろうが許さねえぜ」
蔵馬屋 敏樹:「リュージに続けぇっ!」
矢郷隆二:「ラアア!!ビッとしろお!声張り上げろォ!!」
半グレA:「居たぜ矢郷!」
半グレB:「広木や蔵馬屋じゃあ相手にならねえが、あいつが相手なら俺たちでもワンチャンあるかもしれねえ!」
半グレC:「あいつなら地形は変えられねえしなあ!」
半グレABC:「「「行くぞ!!!」」」
矢郷隆二:「上等!!」
矢郷隆二:堯。古代中国の聖王の名を授かる聖徳館に伝わる伝説の木刀を振り上げ、半グレどもに突っ込んでいく
半グレたち:先頭の三人に続いて、炎を纏うもの、紫電と共に駆けるもの、様々なヤンキーがあなたに向けて駆けてくる。
矢郷隆二:その一つ一つを正面から受け止める。
矢郷隆二:回避など器用なことは出来はしない。木刀と、鍛え上げた根性でその攻撃を全て耐え抜き
矢郷隆二:「オ、ラアアア!!!」
半グレたち:「ぐああああああああああああああ!」
半グレたち:「なんだ、なんでまだ動くんだよ! ガタイはパンピーなみじゃねえか!」
矢郷隆二:型も何もなく、ただ全力で木刀をぶん回し相手を吹き飛ばす!
矢郷隆二:「知らねえのか!」
矢郷隆二:「喧嘩は!」
矢郷隆二:「根性だ!!」
半グレたち:四方八方から飛びかかっている筈の半グレたちだが、なぜか、その振り回している木刀を越えられない。
半グレたち:炎も、弾丸も、流し込んでいる筈の毒ガスも。
半グレたち:全てが打ち払われている。
矢郷隆二:「オラァ!雑魚どもは下がってろ!!」
蔵馬屋 敏樹:「楽しそうじゃあねえか! リュージ!」
矢郷隆二:「楽しいわけ、あるかあ!」
矢郷隆二:「俺ァ弱いものいじめは趣味じゃねえんだよ!」
蔵馬屋 敏樹:捕まえたブラックドッグの半グレ二人を棍棒のように振り回しながら、ニッと笑う。
蔵馬屋 敏樹:「向かってくるんだからいじめちゃあいねえよいじめちゃあ……よっ!」
矢郷隆二:「は、そんなもんか、ね!!」
矢郷隆二:木刀を蔵馬屋に向かって突き出し
蔵馬屋 敏樹:大量の金属を埋め込んで超質量を得た二人の半グレが振り回される度に、豪快に賊が、族が、乱れ飛ぶ。
矢郷隆二:彼を後ろから襲おうとした半グレを行動不能にする
蔵馬屋 敏樹:「わりぃ!」
蔵馬屋 敏樹:とっさに持っていた半グレを投げつける。
蔵馬屋 敏樹:遠くから狙っていた狙撃型半グレジャームが爆発する。
矢郷隆二:「なに、お互い様だ」
蔵馬屋 敏樹:「俺は、楽しいんだけどなあ!」
半グレG:「ちっ、ちくしょう……こうなったら……」
矢郷隆二:「肉でもなんでもそうだけどよお
矢郷隆二:「俺は噛みごたえがねえと満足できねんだ」
半グレG:戦場の片隅で、一人の半グレが口の中に切手のようなものを含む。
半グレG:「う、う、うおおおおおおおおおおおお!」
矢郷隆二:にい、と歯をむき出しにして笑う
半グレG:全身に魚の鱗のようなものがビッシリと生え、みるみるうちに巨大化していく。
蔵馬屋 敏樹:「俺は食いしん坊だからなあ」
蔵馬屋 敏樹:「量派なんだよ」
矢郷隆二:「………オイオイ、仮装大賞はよそでやれや!」
蔵馬屋 敏樹:「えー、でっけぇ……」
蔵馬屋 敏樹:「どうするよ、特攻隊長」
矢郷隆二:「どうするもこうするも決まってんだろ」
矢郷隆二:「俺達に喧嘩売ってきたやつは」
半グレG:「は、ははハ! これが神の力!」
矢郷隆二:「真っ向からぶっ潰す!」
半グレG:「いあ! いあ! くとぅるぅ ふたぐん!」
半グレG:低くくぐもった声を上げながら、海トカゲのような姿になった半グレ。
半グレG:その黒緑の巨体の口許に、青い光が灯る。
矢郷隆二:「しかしなんだこりゃ」
半グレG:「お、ぼ、ぼ……」
蔵馬屋 敏樹:「食いごたえはありそうじゃね?」
矢郷隆二:「『山海経』には「陵魚」、『捜神記』には「鮫人」とか魚人間のことは書かれてるが」
矢郷隆二:「そのどれとも違いそうだな。ふたぐんとかわけわかんねえよ。二軍のことか?」
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからわかんねえけどよぉ~~~~~~~」
蔵馬屋 敏樹:「リュージがそう言うなら間違いないぜぇ~~~~~~!」
蔵馬屋 敏樹:「ぶんなぐっぞ!」
矢郷隆二:「おう!!」
蔵馬屋 敏樹:握りしめた木刀。
蔵馬屋 敏樹:聖徳館の伝説の木刀。
矢郷隆二:木刀を握りしめる
矢郷隆二:聖徳館に伝わる伝説の木刀。
矢郷隆二:その名を聖を司る堯
矢郷隆二:「オラア!!行くぜトシィッ!!」
矢郷隆二:自分よりも遥かにデカく、強い相手に一切の怯みなく突っ込んでいく
蔵馬屋 敏樹:「おうともさぁっ!」
矢郷隆二:自分の後ろには、聖徳館最強の男がいる。
蔵馬屋 敏樹:舜、堯と一対を為す徳を司る木剣。
矢郷隆二:それを腹の底から理解しているからこそ可能となる、特攻
蔵馬屋 敏樹:聖徳館を統べるものの証。
蔵馬屋 敏樹:自分の前には自分の知る中で一番聡い男が居る。
蔵馬屋 敏樹:ならば何も恐れることはない。己に眠る力のすべてを、共に叩き込めばいい。
矢郷隆二:轟!!と一切の迷いなく木刀を振り上げる
蔵馬屋 敏樹:それに続くように、力任せに木刀を振り上げる。かすかに、軋む音。
半グレG:「が、あ、あ……!?」
半グレG:巨大化した肉体が、その両肩が大きくえぐられ、背中から地面に崩れていく。
半グレG:断末魔のようにして、空高くへと青白い熱線が放たれた。
矢郷隆二:「は、見掛け倒しだったな。」
矢郷隆二:「それとも、俺たちが強すぎるだけかあ?」
蔵馬屋 敏樹:「ま、ざっとこんなもんよ!」
蔵馬屋 敏樹:「俺たち、サイキョーだからな!」
矢郷隆二:金色に輝くリーゼントを両手で整えながらそう呟く
モブ聖徳館ヤンキーたち:「う、うぅ……」
モブ聖徳館ヤンキーたち:「いてぇ……いてぇ……」
GM:勝利はした。
GM:だが常に無傷で勝つことなど、集団戦では不可能だ。
蔵馬屋 敏樹:「……皆を保健室に運ばねえとな」
矢郷隆二:「ああ。クソ」
矢郷隆二:「これで二軍とか、中々厄介な連中だぜ」
蔵馬屋 敏樹:「ああ、全くだ……」
矢郷隆二:「今度は俺たちが一軍の場所を見つけて、攻めてやらねえとな」
蔵馬屋 敏樹:「……おう」
蔵馬屋 敏樹:「なあリュージ」
矢郷隆二:舎弟達を運びながら相棒に声をかける
矢郷隆二:「あ?」
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからわかんねえんだけどよ」
蔵馬屋 敏樹:「いくら俺たちがブラックスワンの連中をボコったところであいつらいくらでも兵隊を補充してくる」
蔵馬屋 敏樹:「そしたら、再起不能の仲間はどんどん増えていく」
矢郷隆二:「……そうだな。」
蔵馬屋 敏樹:頭をガシガシとかく。
蔵馬屋 敏樹:「一緒に走る仲間がどんどん居なくなっていく。俺たちは強いのに、それが止められない」
矢郷隆二:相棒の目を見る。
矢郷隆二:こいつは自分をバカだと言っているが、同時に誰よりも敏い部分がある。
矢郷隆二:だからこそ、この抗争が泥沼であることを肌で実感しているのかもしれない。
蔵馬屋 敏樹:「……もし、もしも、だぜ。俺が……」珍しく声が震えていた。
矢郷隆二
蔵馬屋 敏樹:「俺が……再起不能になった奴らを……」
蔵馬屋 敏樹:「治せたら……」
矢郷隆二:「バカ言ってんじゃねえ。」
蔵馬屋 敏樹:「けどよぉ! 俺が決めた戦争なんだよ!」
矢郷隆二:「そうだ。てめえが決めた戦争だ!」
矢郷隆二:「だが、それでも付いていくって決めたのは俺たちだ!」
矢郷隆二:「この戦争を終わらすにはな、てめえにブレてもらっちゃ困るんだよ」
蔵馬屋 敏樹:「あいつらが泣くんだよ……まだついて行きたかったって……!」
矢郷隆二:「………!」
蔵馬屋 敏樹:「なあ……リュウジ」
蔵馬屋 敏樹:ため息と共に。
矢郷隆二:自分も何度も聞いた声だ。涙とともに、血とともに。時には心臓の音を道連れにして
矢郷隆二:「おう」
蔵馬屋 敏樹:「やっぱ、みんな脆すぎるんだ。お前くらいだよ。だから」
蔵馬屋 敏樹:「お前に頼む」
矢郷隆二:「…何言ってやがる。」
蔵馬屋 敏樹:「俺がこれからすることを見ててくれ」
蔵馬屋 敏樹:「――そして、本当に駄目だと思ったら、止めてくれ」
矢郷隆二:「………」
蔵馬屋 敏樹:賢者の石。
蔵馬屋 敏樹:そう呼ばれる高濃度レネゲイドクリスタルが世界にはある。
蔵馬屋 敏樹:この時、蔵馬屋敏樹の身体から飛び出し、再起不能となったヤンキーたちを照らした光の源は、その賢者の石だった。
矢郷隆二:「トシ……!!」
蔵馬屋 敏樹:「こいつをくれた有葉って奴が言っていた」
蔵馬屋 敏樹:「俺の生まれ持ったこの肉体じゃなきゃ、この力には耐えられないらしい」
蔵馬屋 敏樹:「でも俺はこれが正しいのか分からないから――見ててくれ」
蔵馬屋 敏樹:「見ててくれ、リュージ」
矢郷隆二:その石から、
矢郷隆二:先程の魚の化け物と同じ、いや、それ以上の禍々しい力を感じた
矢郷隆二:だが、それでも
矢郷隆二:聖徳館のアタマが
矢郷隆二:俺が唯一下に付くことを認めた男が
矢郷隆二:蔵馬屋敏樹が
矢郷隆二:その力の先に、新しい道があると信じるのなら
矢郷隆二:俺も、それを信じるべきだと、そう思った。
矢郷隆二:『思 っ て し ま っ た』
蔵馬屋 敏樹:こうして賢者の石が人々に命を与えることは、珍しい現象ではない。
蔵馬屋 敏樹:故に人々は賢者の石をこうも呼んだ。
蔵馬屋 敏樹:万物に命を与える――聖杯、と。
矢郷隆二:「ああ、見届けてやるよ」
矢郷隆二:「てめえの大馬鹿っぷりを」
矢郷隆二:「何、考えてみりゃいつものことだもんな。」
矢郷隆二:自慢のリーゼントを両手で整えながら、ダチにだけ見せる笑みを向ける
蔵馬屋 敏樹:誰も知らなかった。
蔵馬屋 敏樹:たとえ純潔無垢であったとしても、それはやはり罪であり。
蔵馬屋 敏樹:聖杯は――罪を許さぬと。

GM:半年後。
GM:バッドシティの勢力図は完全に変わった。
GM:聖徳館高校によるバッドシティ制覇。
GM:聖徳館高校を母体にした新チーム『聖徳漢』。
GM:そして、街を襲う邪神たちの影。
蔵馬屋 敏樹:「……また、だ」
蔵馬屋 敏樹:馴染みのダイナーで、敏樹は暗い顔でため息をつく。
蔵馬屋 敏樹:「いくら舎弟を他のチームから守れても、旧支配者相手じゃ聖杯の手も回らねえ……!」
矢郷隆二:カランカラン、と乾いた音が響き
矢郷隆二:扉の先から見慣れた男が入ってくる
矢郷隆二:「やっぱここに居たか」
蔵馬屋 敏樹:「リュージ! 聞いたか!」
蔵馬屋 敏樹:「広木のやつが……!」
矢郷隆二:「LUCIFERが、どうかしたのか?」
蔵馬屋 敏樹:握りこぶしをテーブルに叩きつける。加減はしている。壊れない程度に。
蔵馬屋 敏樹:「広木が……死んだ……!」
矢郷隆二:「………」
矢郷隆二:冗談はよせよ
矢郷隆二:そう言いかけた
蔵馬屋 敏樹:「見たんだよ」相棒が何をいいたいかなんてよく分かった。
矢郷隆二:だが、こいつは冗談でも一度戦った『ダチ』の死を口にするような男じゃない。
矢郷隆二:「違う。てめえを疑ったわけじゃねえ。」
矢郷隆二:「ただ、俺が信じたくなかっただけだ。」
蔵馬屋 敏樹:「あいつは……俺とお前の二人を相手にしても一歩も退かなかった」
蔵馬屋 敏樹:「俺も、何を見たのか、分からねえ信じられねえ」
蔵馬屋 敏樹:手がかすかに震えていた。
矢郷隆二:「旧支配者か?」
蔵馬屋 敏樹:「いや、違う。なんていうか、こう、分からねえんだ。もっと禍々しい……」
蔵馬屋 敏樹:旧支配者ならば見慣れている。この半年で何度“向こう側”に送り返したことか。
蔵馬屋 敏樹:「なんなんだ……なんなんだよあれは……」
矢郷隆二:「…………」
蔵馬屋 敏樹:「リュージ、俺は行くぜ」
矢郷隆二:「こいつは、チャンスかもしれねえな。」
蔵馬屋 敏樹:「チャンス?」
矢郷隆二:「ああ。」
矢郷隆二:「俺たちの戦争は、現状泥沼だ。」
蔵馬屋 敏樹:「ああ……UGNの連中もそう言っている」
矢郷隆二:「どいつもこいつも戦いに膿みながら、同時に今までのしがらみのせいで拳の振り下げる先を見失っちまった。」
蔵馬屋 敏樹:「じゃあ大人に……UGNやサツに任せとけっていうのかよ!?」
矢郷隆二:「違う。」
矢郷隆二:「その新しい勢力を利用するんだ。」
蔵馬屋 敏樹:「利用?」
矢郷隆二:「LUCIFERが殺されたってのが事実なら、奴らは誰の味方でもない。」
矢郷隆二:「この街全ての、敵だ。」
蔵馬屋 敏樹:「……そうか、バッドシティ同盟……ってコトか?」
矢郷隆二:「ああ。そうだ。」
矢郷隆二:にい、と歯を見せるように笑う
蔵馬屋 敏樹:「……おっけ」
蔵馬屋 敏樹:ニッと笑ってみせる。
矢郷隆二:「旧支配者の連中はともかく、ブラックスワンとならそれで一時的に手を結べる公算は高い」
矢郷隆二:「だが、な。」
蔵馬屋 敏樹:「確かに。行ける気ィしてきたわ……」
蔵馬屋 敏樹:だが、と言われて首をかしげる。
矢郷隆二:「それを為せるのはお前と、俺しかいねえ。」
矢郷隆二:ドン、と蔵馬屋の胸に拳を当てる
矢郷隆二:「場は、オレが整える。それまで一人で突っ走るんじゃねえぞ」
蔵馬屋 敏樹:「……ああ!」
蔵馬屋 敏樹:ドン、と矢郷の胸に拳を当て。それから安堵した表情を浮かべた。

GM:一ヶ月後。
GM:あなたたちは勝った。
GM:奇跡だ。あなたたちは救世主と言っても良い。
蔵馬屋 敏樹:「つー訳で……広木の追悼だ」
蔵馬屋 敏樹:「世界征服行くぞゴルァ!」
蔵馬屋 敏樹:大歓声を上げる聖徳漢の面子を置いて、敏樹は部屋に戻ってきた。
蔵馬屋 敏樹:「ハッハッハ! 完璧だよなあこれで!」
蔵馬屋 敏樹:「なあリュージ!」
矢郷隆二:いつものように笑いかけてくる相棒
矢郷隆二:その相棒の胸ぐらを掴み、
矢郷隆二:体を引き寄せる
蔵馬屋 敏樹:「まずは首都高をガーッ!と突っ走ってさあ!」
矢郷隆二:「何考えてんだ!トシ!!」
蔵馬屋 敏樹:「夜刀浦? とかいうのを……え?」
蔵馬屋 敏樹:「な、なにって……え……?」
矢郷隆二:「売られた喧嘩を買うのは、いい」
矢郷隆二:「ダチを守るために、強くなるのも文句はねえ」
矢郷隆二:「戦争を終わらせるために、勢力を大きくしろと提案したのは、俺だ」
矢郷隆二:「だが、今度の戦争は何だ!」
矢郷隆二:「今までみたいに守るための戦いじゃねえ、これは、侵略だ!」
蔵馬屋 敏樹:「そ、そりゃあ! あいつらまだ世界中に居るって! 霧谷のおっさんも!」
蔵馬屋 敏樹:「それにダゴン秘密教団の奴らなんて街に根付いてるんだぜ! あぶねえよ! 探してぶっ飛ばさねえと!」
蔵馬屋 敏樹:「アイツラの匂いなら覚えた! 俺ならやれる!」
矢郷隆二:「そうかも、しれねえ…だがな…!」
矢郷隆二:「この戦いのせいで、てめえが守ろうとしてたやつが、また倒れちまうかもしれねえんだぞ!」
蔵馬屋 敏樹:「そしたらまた聖杯を使えば良い! あれなら皆もっと強くなれる! 心配しなくてもいいくらい!」
矢郷隆二:蔵馬屋の胸ぐらを握る手が、強くなる
蔵馬屋 敏樹:「分かってくれよ?! なあ!」
矢郷隆二:「…………チッ」
蔵馬屋 敏樹:恐怖だ。恐怖が刻まれている。
蔵馬屋 敏樹:いくら強い体を持とうと、聖杯の力で更に補強しようと。
蔵馬屋 敏樹:心に刻みついた恐怖は消えない。
蔵馬屋 敏樹:それが、瞳から滲んでいた。
矢郷隆二:蔵馬屋への信頼が、
矢郷隆二:矢郷の眼を鈍らせた。
矢郷隆二:俺は、今の舎弟たちを守り切ることしか考えていなかった。
矢郷隆二:だが蔵馬屋は舎弟以外のヤツらも同じように守ってやりたい。
矢郷隆二:そう考えている。
矢郷隆二:そして、それはこいつが自分よりも遥かに器に大きいことの証左ではないかと
矢郷隆二:そう感じてしまった。
矢郷隆二:「あの時の約束は、まだ生きてる」
矢郷隆二:「俺はあのことを一時たりとも忘れたことはねえ。」
蔵馬屋 敏樹:「――ッ」
蔵馬屋 敏樹:ビクリと体が震える。
矢郷隆二:「だが、今はまだその時じゃねえ。」
矢郷隆二:「そう、信じて、いいんだよな。相棒」
蔵馬屋 敏樹:「…………」
蔵馬屋 敏樹:取り繕える程、器用な男ではない。
蔵馬屋 敏樹:「もし、その時かもしれねえって言ったら、止めるか」
矢郷隆二:「…………」
矢郷隆二:「俺は……!」
蔵馬屋 敏樹:「俺は、止めても、進む」
矢郷隆二:「…………!!」
蔵馬屋 敏樹:カン、と木刀を床に突き刺す。
矢郷隆二:「この、バカ野郎!!」
蔵馬屋 敏樹:「こいつはもういらねえ。俺はもう聖徳館高校の頭じゃない」
蔵馬屋 敏樹:両の拳を握りしめる。
矢郷隆二:聖徳館に伝わる伝説の木刀。
矢郷隆二:聖を司るその名を堯
矢郷隆二:それをかつての相棒へと振り下ろす
蔵馬屋 敏樹:「俺は」
矢郷隆二:「俺は」
蔵馬屋 敏樹:その木刀の一撃を意に介する様子もなく受け止める。
矢郷隆二:「聖徳館の矢郷隆二だ!」
蔵馬屋 敏樹:接触部分のみを超硬質の鱗により防御。
矢郷隆二:「てめえも!てめえもそうじゃねえのかよ!トシ!!」
蔵馬屋 敏樹:浸透する衝撃は天性のフィジカルと根性、それに再生能力で耐え抜き、涼しい顔。
蔵馬屋 敏樹:「俺は……俺も、夢見ちまった。俺についてきて、聖杯の力を得たアイツラと同じように」
蔵馬屋 敏樹:部屋のカーテンを開く。
蔵馬屋 敏樹:その向こうには集うオーヴァードヤンキーたち。
蔵馬屋 敏樹:「いくぞおめぇらっ!」
矢郷隆二:蔵馬屋敏樹の呼びかける奴らの中に
矢郷隆二:もう自分は入っていない。
矢郷隆二:今まで誰よりも近くでその声を聞いてきたがゆえに
蔵馬屋 敏樹:その一声と同時に――玉虫色の、漆黒の、原形質の、粘液状の、触手の、鱗の、非ユークリッド幾何学的な、その他およそ人類の知性常識法則にとらわれぬ姿のヤンキーたちが。
矢郷隆二:そのことを誰よりも強く理解してしまった
蔵馬屋 敏樹:雄叫びを上げた。
蔵馬屋 敏樹:「つー訳で」
矢郷隆二:「……トシィッ!!」
蔵馬屋 敏樹:異形のヤンキーの只中で、ただ一人、強く己の生まれたままの姿を保った男は。
蔵馬屋 敏樹:ゆっくりと拳を振り上げて。
蔵馬屋 敏樹:それら異形すら遥か及ばぬ膂力の拳を、矢郷隆二の顔面に向けて放った。
矢郷隆二:「がぁっ!?」
矢郷隆二:木刀でその拳を受ける
矢郷隆二:今までどんな攻撃でもその木刀と根性で耐えてきた
矢郷隆二:それは自分の誇りでもあった
矢郷隆二:だが、蔵馬屋の拳はその誇りを蹂躙するように
矢郷隆二:容赦なく矢郷の体を押し潰す
蔵馬屋 敏樹:「再起不能だ……治さねえぞ」
矢郷隆二:「……舐めるな…!!」
蔵馬屋 敏樹:「――ッ!?」
矢郷隆二:「俺は、聖徳館のナンバー2は…!!」
矢郷隆二:「てめえの相棒は!!!」
蔵馬屋 敏樹:化け物にしたくないから、と言おうとして考えを改めた。
蔵馬屋 敏樹:そうだ。
蔵馬屋 敏樹:そうだ!
矢郷隆二:「こんなもん…じゃ……!!」
矢郷隆二:ない。
蔵馬屋 敏樹:凶暴な笑顔。
矢郷隆二:そう言いたかった。そう伝えたかった。それを見せつけたかった。
蔵馬屋 敏樹:それが、スッと真顔になる。
矢郷隆二:だが、そのための根性も気力も、体力も
蔵馬屋 敏樹:「嘘だろ」
矢郷隆二:臓腑から口元へ這い上がってくる血とともに
矢郷隆二:無情に、消え失せていった

GM:白い部屋だ。
GM:白い部屋にあなたは居た。
GM:そしてそこにはあなた以外にもうひとり。
????:「よお」
????:「俺の声は聞こえるか?」
矢郷隆二:「…聞こえるって言ったら」
矢郷隆二:「地獄に連れてかれんだろ、これ」
矢郷隆二:「悪いがそうはさせねえぞ。」
矢郷隆二:「俺はまだあっちに用があるんだ。」
矢郷隆二:「邪魔するなら走無常だろうが地獄の獄卒だろうがぶっ飛ばして帰らせてもらうぜ。」
????:「クハハッ、なんだそりゃ!今の時代の迷信か?」
????:「生憎神の使いでも妖精様でもねえよ」
????:瞳に凶暴な光を浮かべた、浅黒い肌の長身の男。
????:腰に下げた二振りの剣を鳴らし、ゲラゲラと笑う。
????:「だが、ああ……なんつーんだ、今の言葉で、そう」
????:「気合入ってんじゃねえか?気に入ったぜ」
????:「……しかしまあ、派手にやられたもんだなア」
????:「ありゃお前の兄弟か?」
矢郷隆二:「うるせえ。」
矢郷隆二:「俺の喧嘩は、いつだってこっからだ」
矢郷隆二:「"三千釘"はなあ」
矢郷隆二:「船底が破れても、船板が破れても、釘だけで生き延びるんだよ」
????:「てめえはその釘ってわけか」
????:「一本だけになっても貫いて貫いて貫き通すと」
????:「……で?勝てんのか?今のあの野郎によ」
矢郷隆二:「……勝つ必要はねえ。」
矢郷隆二:「あいつは、バカだが」
矢郷隆二:「ホントは、誰よりも優しいんだ。」
矢郷隆二:「だからよお。俺が命を懸けりゃ。釘すら残らないまでぶつかり続けりゃよ」
矢郷隆二:「あいつは絶対、わかってくれる。」
矢郷隆二:「だから、勝つ必要はねえ。命と、根性だけがありゃいいんだ。」
矢郷隆二:「そして、俺は根性だけなら誰にも負ける気はしねえ!!」
矢郷隆二:乱れたトサカを両手で整えながら、啖呵を切る
????:「なるほど。面白エ」
????:納得した、とニイと笑う。
????:「てめえの根性が、野郎に届く。ああ、それは良い」
????:「だが、命が保たねえな」
矢郷隆二:「んだとコラ」
????:「てめえをバカにしてるわけじゃねえよ」
????:「野郎は強えって話だ。生まれつきの素質に加えて、持ってるもんが特級も特級だ」
????:「お前の根性──釘がどれほどのもんだろうと、届く前にすり減っちゃ意味がねえ」
矢郷隆二:「……チッ!」
????:「てめえもよお。全力、万全の”根性”ぶつけなきゃ納得できねえだろう?」
矢郷隆二:「ああ…そうだ。」
矢郷隆二:「だが、そのために数を集めたんじゃ意味がねえ」
矢郷隆二:「俺は、あいつとは違うやり方でアイツを止めなきゃいけねえんだ。」
矢郷隆二:「なら、今の根性で足りねえならもっと根性を決めるしかねえだろ!」
????:「足りねえのは命だっつってんだろ、頑固なやつだなおめえも」
????:「ああ、だがそうだ。足りねえなら補うしかねえ」
????:「届かねえっつったのは、『今の』お前ならって話だ」
矢郷隆二:「………」
矢郷隆二:「力を」
矢郷隆二:「貸してくれるのか?」
????:「良いね。話が速い」
????:「要はそういう話さ。俺はお前に力を貸す」
????:「お前はお前の言う根性を見せる。そういう契約?ってやつを結びに来たのよ」
矢郷隆二:「は、地獄の鬼じゃなくて悪魔の類だったってわけか。」
????:「バカ言ってんじゃねえや」
????:「こちとら、最高と謳われた騎士様だってえの」
????:ケッケッ、と愉快そうに笑う。
矢郷隆二:「名前も名乗らねえ野郎がよく言うぜ」
矢郷隆二:釣られるように笑いながら
????:「ああ、こりゃ失礼。あんまりにも愉快なんでつい忘れちまってたなあ」
ベイリン:「ベイリン」
ベイリン:「アーサー王麾下一の騎士──"双剣の騎士"、ベイリン」
ベイリン:「そいつが、てめえの魂に宿った騎士様の名さ」
矢郷隆二:「アーサー王、ね」
矢郷隆二:「詳しくは知らねえが大した連中だってことは知ってるぜ」
ベイリン:「訳わかンねえか?魂だのなんだの」
矢郷隆二:「そりゃあな。」
矢郷隆二:「だが、よ。言葉じゃねえだろ。」
矢郷隆二:「俺はてめえを信じるって決めた。」
矢郷隆二:「それだけで十分だ。難しい理屈なんざ全部後付よ」
ベイリン:「同感だ」
ベイリン:「理屈だの理由だの正義だの社会だの」
ベイリン:「ああ、俺たちの考えることじゃアねえわな」
ベイリン:「信じてくれるならば話は速え、契約完了!」
ベイリン:「……と、言いたいところだが」
矢郷隆二:「ああ?」
矢郷隆二:「契約書書こうにもハンコもペンもねえぞ?」
ベイリン:「んなもんいらねえよ。だが、まだだ」
ベイリン:「俺は魔術師ジジイやケイ卿みてえなペテン師じゃねえんでな」
ベイリン:「きちっと確認しとかなきゃならねえ」
ベイリン:「契約のリスクってもんをな」
矢郷隆二:「命か?」
ベイリン:「呪いだ」
ベイリン:「俺の剣は最も愛しいものを殺した」
ベイリン:「俺の槍は嘆きと滅びを呼んだ」
ベイリン:「一度俺の力を手に取れば、呪いは必ずお前にも牙を剥く」
ベイリン:「──全て壊してもぶっちぎる"覚悟"はあるか?」
矢郷隆二:「上等」
矢郷隆二:「俺たちはな。」
矢郷隆二:「二人揃えば最強なんだ。」
矢郷隆二:「あいつの眼を覚ましたら、てめえの契約ごとぶっちぎってやるぜ」
矢郷隆二:ベイリンの言葉の重さを、魂よりも更に深いところで理解しながら
矢郷隆二:それでもなお、何事もでもないことのように言葉を放つ
ベイリン:「クッ」
ベイリン:「ハァッハッハッハ!大当たりだぜ、全くよお!」
ベイリン:「あの野郎(・・・・)、別件があるとか勝手にヨソ行きやがってよオ」
ベイリン:「こんなおもしれえもん見損ねるたアな!」
ベイリン:ゲラゲラと笑い、矢郷へと手をかざす。
矢郷隆二:「バーカ」
矢郷隆二:「面白くなるのは、こっからだぜ」
矢郷隆二:「瞬き一つするんじゃねえぞ」
矢郷隆二:「てめえには聖徳館の伝説を特等席で見せてやるんだからよ」
ベイリン:「そのつもりだよ」
ベイリン:かざした手から発光。矢郷へと知識が流れ込む。レネゲイドウイルス。アザトースシンドローム。時空の侵略者。
ベイリン:歴史が塗り替えられようとしていること。蔵馬屋敏樹の変貌もまた、歴史を変えようとする異変の一つであるということ。
ベイリン:それを守る為に戦う者たち──時空異変調査隊“アルス・マグナ”。
ベイリン:「手付金だ」
ベイリン:「最後に一つ……こいつは警告でも忠告でもねエ。ただの激励だ」
ベイリン:「理性なんて捨てちまえ。”歴史”も”未来”も気にすンな」
ベイリン:「そんな小難しいもん、オリコウな連中に任せちまえばいい」
ベイリン:「誰かの言う正しさだのルールだの、見えねえ知らねえくだらねえ!テメエの心に従って”現在”を突っ走れ!」
ベイリン:「そいつが、”暴走”ってもんだろう?」
矢郷隆二:「は!」
矢郷隆二:「わかってるじゃねえか!!」
ベイリン:「燃やし尽くしてみろ、てめえの魂。 特等席で見届けてやる」
矢郷隆二:円卓の騎士を
矢郷隆二:その宿命を、非業を、契約を受け入れるように
矢郷隆二:かざされた手を掴む
ベイリン:「俺がきっかけとなり、しかし届くことのなかった"聖杯探索"」
ベイリン:「そいつより面白いもんを……期待してるぜ」
矢郷隆二:その言葉に応えるように、獣の如き獰猛な笑みを浮かべる
矢郷隆二:そして白い世界が崩壊し
矢郷隆二:矢郷は自分が倒れたはずの場所に立っている。
矢郷隆二:相棒はもういない。十万のオーヴァードヤンキーも既に姿を消している。
矢郷隆二:今までのことが悪夢でなかったと示すのは
矢郷隆二:胸の奥で燻る奇妙な熱と
矢郷隆二:決して捨てられるはずのなかった
矢郷隆二:聖徳館に伝わる伝説の木刀。
矢郷隆二:徳を司る、その名は舜
矢郷隆二:「正直、俺一人で聖徳を背負うのは重いんだけどよお」
矢郷隆二:相棒が捨てた木刀の柄を強く握る
矢郷隆二:「安心しろよ。てめえもしっかり連れてってやるからよ。」
矢郷隆二:堯と舜。聖と徳
矢郷隆二:二つの伝説を背負い、そして魂に過去の宿業を秘めながら
矢郷隆二:矢郷は再び歩み始めた

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OP3「星辰大権」


GM:登場PC→広木雅斗
広木雅斗:登場 32+1d10
広木雅斗:32+1d10 (32+1D10) > 32+9[9] > 41
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:32 → 41

【OP3「星辰大権」】

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――と、いうわけでだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:英国風のパブで、ビールを傾けてハギスを摘みながら、男はタブレットの映像を消す。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そのタブレットには先程まで蔵馬屋敏樹が矢郷隆二を殴り倒したところが映されていた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「君が断るとこういう筋書きになる」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「しかも君が死ぬ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「今更になって断ると言われても困るんだよ。LUCIFER」
広木雅斗:「・・・・・・」
広木雅斗:「”パルプ・フィクション”とか言ったか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:眼鏡をクイッと上げて胡散臭い笑みを浮かべる。
広木雅斗:「まさに三文小説(パルプ・フィクション)だな・・・」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「安い筋書きなのは否定しないが、投げ売るつもりはないんだぜ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ハギスをもう一口。
広木雅斗:「敏樹が・・・あんなトチ狂った真似する訳ねえだろ・・・」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ここで気に入らないからさようなら、じゃあ……は?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:しまったな、という顔をする。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(地雷を踏んだか……?)
広木雅斗:「何度も拳を突き合せたから分かるもんが有るんだよ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「だが、君ではなく蔵馬屋敏樹に力を与えればああなる」
広木雅斗:「それに・・・もう一つ、致命的なミスがあるしよ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そして俺は既にあの時代に“世界卵“をもたらし、“特異点“となるオーヴァードを作ると決めている」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「これはプランだ。プランは十全であり、ミスはありえない」
広木雅斗:「気付いてないなら・・・わざわざ言ってやる気もねえよ」
広木雅斗:「・・・で?結局どうしたいんだ、オレは話は最後まで聞いてやるタイプだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「LUCIFER、君がここまで見て、我々との契約を破棄し、この世界卵を受け取ることを拒むと言うなら」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:七色に輝く光の球体。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:EXレネゲイド世界卵。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ギリシャで、アーカム・シティで、奇跡を起こしたそれを、有葉は握りつぶす。
広木雅斗:「LED・・・じゃなさそうだな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「始末する。プランナーのお手を煩わせるまでもない。この俺が、貴様をな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺も人の話は聞くほうだ。答えは?」
広木雅斗:「流石のオレとしてもな、死んじまうと聞かされちゃあな・・・」
広木雅斗:ゆっくりと、有葉に近づいて
広木雅斗:奥歯と奥歯を、硬くかみ合わせる
広木雅斗:「この!」「オレが!」
広木雅斗:「簡単に死ぬワケねえだろうが!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「じゃあ試せよヤンキー、文系舐めるな」
広木雅斗:有葉の水月に向け蹴りを浴びせる
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:当然避けられない。深々と突き刺さる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「深々と突き刺さる――が」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「それは有葉緑郎の動きを止めるに至らない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そう言いながら顔を上げ、ペンを抜き放つ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:床から、天井から、テーブルから、触手が伸びて広木雅斗へ迫る。
広木雅斗:「あァ!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「知っているか広木雅斗!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:薬物により知覚速度を加速させ、加速した行動で距離をとる。
広木雅斗:瞬時に展開した血濡れの翼が触手を打ち払い
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「レネゲイドとは即ち願望実現器!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:触手が一瞬で打ち払われることは予想済み。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:相手はそもそも対抗種。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「その力には行き着く先がある!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:店員たちが人間の形を捨て、漆黒の軟体生物になる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:神話生物、ショゴス。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:まるでそれは有葉の手足のように広木へと襲いかかる。
広木雅斗:「行きつく先がこんなモンとはな!ロクでもねえ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「サモン:ビヤーキー!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:黄金の光をまとい、さらなる加速。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:肉体保護の為の蜂蜜酒はすでに飲み終えていた。加速負荷に耐えるには十分な量だ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「その先は、今から見せるものさ」
広木雅斗:「ビヤ・・・ああそうか、テメエのそれはそういうのが”源流(元ネタ)”かよ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:薄く微笑む。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(趣味は合うだけに、少し惜しいが)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「星の歴史を紡ぐ力! 旧き支配者たちが振るった現実改変能力! レネゲイドを媒介とした願望器! 出し惜しみはせん!」



【警告】
 【警告】
  【警告】
星辰大権(インフィニティコード)が起動します】



広木雅斗:「ソレは・・・!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ご覧に入れよう。これが有葉緑郎の――星辰大権(インフィニティコード)!」

【インフィニティコード“ネガ・ミュトス”】
オート/-/シーン(選択)/視界
物語とは力である。
事象に関連を与え、思考し、可能性を開拓する為の端緒である。
宗教、思想、科学、人類は物語によって今日までの繁栄を手にしてきた。
故に、妄想のインフィニティコードとは『あなたの為の物語』。
レネゲイドを介した願望器たるこのインフィニティコードは、このエフェクトの保持者にとって都合の悪い物語を書き換える。


このエフェクトの対象となったものは、エフェクトの組み合わせが不可能になる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「妄想の星辰大権(インフィニティコード)だ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:広木雅斗の全身から力が抜ける。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:一つ一つの力の使い方は分かることだろう。
広木雅斗:「妄想・・・変態野郎にはピッタリだな、オイ!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:だが、それがどう繋がっていたか、どのように得たか。それがわからなくなる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「お前が勝利に至る筋書きは、無い」
広木雅斗:力を奪われようとも、繋がりを絶たれようとも、視線だけは、外さない
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:虹色に輝く金属製の針を中空に召喚。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「サモン:グラーキ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パチッ、と指で弾くと共にそれらは広木へと殺到。
広木雅斗:差し迫る無数の凶器
広木雅斗:分かる、分かってしまう
広木雅斗:複数の世界で自分が辿る可能性の1つ、”マスターブラッド”の力
広木雅斗:自らが大量の血を失う数秒先の未来を、”視て”しまう
広木雅斗:しかし、いや、だからこそ
広木雅斗:己の視た未来にすら・・・”叛逆”する!
広木雅斗:「それが”LUCIFER”!!!」
広木雅斗:右の拳を突き出す
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「天使を語るなよヒューマンッ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:万年筆から紡ぐインクの文字列を弾丸のように射出し、その拳を迎え撃つ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(ここまで弱った相手に、負けるわけが――)
広木雅斗:その抵抗は僅かな針と文字列の弾丸を落とすに留まり、蜂の巣になる
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:小さく安堵のため息を漏らす。
広木雅斗:全身から溢れ出る血
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……いかん、対抗種!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:その血が危険だ。それは理解していた、だが間に合わない。
広木雅斗:「妄想に浸るのもいいけどよ」
広木雅斗:既に有葉の体には”対抗種”を含んだ血液が到達している
広木雅斗:「オレのにも浸っていきな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:妄想のインフィニティコードによる防御は、事態を把握して、状況を理解できなければ、十全に力を発揮しない。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:来ると分かっていれば旧支配者の一撃すらも受け止めるが、気づけなければ豆腐の角でも死ぬ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「しまっ――」
広木雅斗:ましてや、それがレネゲイド由来の一切を喰らい尽くす”対抗種”の力ならば
広木雅斗:1度や2度の”死”では、済まない
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(耐えることに出力を集中――それで、あいつが倒れるまで耐えきれば……!)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ぐああああああああああああああ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:全身を襲う激痛。
広木雅斗:「はっ・・・はは!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「危なかった……初手で一撃決めてなきゃ……ッハハ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「楽しいなあ……LUCIFER!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺の勝ちだ」
広木雅斗:「”LUCIFER”に・・・言うこと聞かせようって時点で間違ってんだよオメエは・・・!」
広木雅斗:「オレも・・・出すモン出さなきゃなぁ・・・!」
広木雅斗:レネゲイドが、怒りと共に沸々と湧き上がる
広木雅斗:解き放った力、それは神を殺す”対抗種”
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――はっ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――ははっ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:全身の皮膚が裂け、スーツの下から大量の流血。
広木雅斗:「お前が妄想で他人の運命を縛るなら」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(広木雅斗といえば教科書にも載る偉人)
広木雅斗:「オレはオレの力でそれを開放する」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(そんな男の暗黒の側面……見てみたかったな……)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:黄金の光がもう一度有葉を包み。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:次の瞬間、彼の姿は消えていた。
広木雅斗:「・・・・・・ッ」
広木雅斗:「あ~~~~クソ!」力なく地に膝を付く
広木雅斗:「追うのは・・・無理だ・・・」「この傷、なかなか塞がらねえタイプのだ」
広木雅斗:「これも”妄想”の力か・・・?」
広木雅斗:(ヤベえかコレ・・・?まだこんなところで・・・)
広木雅斗:血の池は、その大きさを増していく
GM:濃密な死と血と、忌まわしき祭儀の残り香がたちこめる、その場に。
マスタープラント:「やれやれ、これはどうしたことか」
GM:何処からともなく声が響く。いかにも気安く、ちょうど通りがかったところであるかのように。
マスタープラント:「憎き朋友の薫りに誘われて来てみれば、なんとも無様に倒れているものじゃないか」
GM:これは愉快と微笑み浮かべるのは、男とも女とも言い切り難き長躯の人型。
マスタープラント:「あの"対抗種の王子"が、"失楽園の要"が、"殺戮者"が」
GM:瀬戸物のようにきめ細やかな白い肌。頬だけは滲むような朱がさして…恋する乙女のように鮮やかさを増していく。
マスタープラント:「"マスターブラッド"が、こうして地べたに堕ちているとはね」
広木雅斗:「・・・うるせえよ」
広木雅斗:それ以外に言い返しようがない、事実
広木雅斗:「・・・で、なんだよ、看取りに来たなら帰ってくれよ」
広木雅斗:「オレが看取られんなら”あの人”だけだ・・・」
マスタープラント:「つれないことを言うね、私と君の仲だというのに」
広木雅斗:「オレとオメーの仲だからだよ!」
マスタープラント:「そう、言うなれば直接殺し合ってはいないけどほとんど敵というべきか……」
マスタープラント:「看取るには充分だな、ははは」
GM:豊かで艶々とした亜麻色の長髪が揺れれば、立ち込める血腥さを夏草と乾いた土の匂いに塗り変える。
広木雅斗:「・・・・・・」
マスタープラント:「しかしこれは予想外。一体如何なる星の巡りかな、と」
マスタープラント:幽光放つ金色の瞳は、妖精か天使が持っていて然るもの。
マスタープラント:「ううん、あれとかそれとか碌でもない気配は漂っているし、そういえば近頃は騒がしいね」
マスタープラント:ゆったりとした袖口からするすると根が蔓延ってゆき、辺りに撒き散らされた鮮血を啜り上げる。
マスタープラント:たった今、その口で言った通りに。彼は人類史稀に見る、最高峰の対抗種。抹殺機能に於いては輪廻の獣以上の、全超越者の天敵者。
マスタープラント:その力の象徴である刃にして翼、叛逆の原動力たる血液が孤軍奮闘の場で撒かれたものを取り入れれば、死滅は必定の事であり肉体がぐずぐずと崩れてゆく。
マスタープラント:「ふむふむ、なるほど」
マスタープラント:「つまり君は混合物だな。さっきまでここにいた者も……」
広木雅斗:「くっ・・・テイスティングなんてしやがって」
マスタープラント:「構うなよ、君と私の仲じゃないか……君たちと私たちかな。ふふふ」
広木雅斗:「ああクソ、お前に言われても全然嬉しくねえそういうセリフ!」
マスタープラント:「それは残念……いやしかし」
マスタープラント:「思った以上に大事らしい。私みたいなやられ役がどうこう働いても良い事態でもなさそうだ」
マスタープラント:「そう、何しろ時期が悪い。ガイアの記憶を書き換えるには未来への繋がり、可能性の煌めきが不可欠であるからして」
マスタープラント:「この時、この場の私となると。うむ、なんとも間が悪い。敵も敵だ」
マスタープラント:自らにしか理解できぬ乱痴気加減で、己の破滅と世界の危機を語りながら。
マスタープラント:どこか楽しそうに笑みを浮かべて、倒れた堕天使の傍にしゃがみ込む。
モノリス:マスタープラントが傍らに手を伸ばすと、黒く硬質的な石板が現れて異様な輝きと文字を浮かべる。
マスタープラント:「この街にね、一組の少年少女がやって来る」
広木雅斗:「・・・!?」
マスタープラント:「"無貌"に追われる哀れな運命を抱えた少年と、それよりなお数奇な立場にある少女だ」
マスタープラント:「ま、私のような怪物があれこれ言うまでもなく。君は君が思うように動くべきだろう」
広木雅斗:「それは・・・”命令”か?」
マスタープラント:「私にも、君にも、私と君の間にも相応しくない言葉だな」
広木雅斗:「・・・分かってるじゃねえか」
マスタープラント:愛し子を慈しむ母親のように微笑んで、自慢の息子を褒め称える父親のように見つめる。
マスタープラント:「とはいえ私の都合としても此処で倒れて貰っては困るのだ、広木雅人。君たちには■■■という大切な役目があるのだし」
マスタープラント:「なので、私の命を以ってその罪を贖おう」
マスタープラント:するすると身体をときほぐして、広木雅人の肉体に注ぎ込んでゆく。
マスタープラント:傷跡を埋め、対抗種に灼かれ、痛みを和らげ、対抗種に飲まれ、破れた衣服を繕い、対抗種に滅ぼされる。
広木雅斗:「オメ、エ・・・!」
マスタープラント:「人類史の裏切り者はコキュートスに繋がれるのが道理だが、君は半ばで改心するどころか先手を打って殴り倒した」
マスタープラント:「罪深き堕天使が赦されるべきかは知らないが、私が勝手に赦すとしよう。君への嫌がらせにも丁度いい」
マスタープラント:まるで無数に替えが効くかのように満ち満ちたいのちと、美しく整ったからだを使い切り、朽ち果てながら言葉を遺す。
広木雅斗:「勝手な・・・ことばっか言いやがって・・・!」
マスタープラント:「それが私たちだからね」
マスタープラント:「……この私は此処で眠りにつこう。夢見るままに待つとしよう。少年たちが暗黒の大地に降り立つその時を」
マスタープラント:「それまで"無貌"に喰われないことを祈っているよ……祈るのは苦手だな……」
マスタープラント:「ま、君ははやく友達のところに行ってあげなさい。ひとりは寂しいものだからね」
広木雅斗:「・・・・・・」
マスタープラント:この地で戦おうとしているのだろう、顔も知らない小さな子どもと、その仲間たちの先行きを悪辣で下賤で異端的で悪魔的な手法で祝福して。
マスタープラント:一人の怪物(マスタープラント)がこの地を離れた。
広木雅斗:「・・・・・・勝手に出てきて、勝手に治して、勝手に消えていきやがった」
広木雅斗:「一つ、言い忘れたな」
広木雅斗:「”やられ役”じゃあ・・・ないだろうが」
広木雅斗:「少なくとも・・・オレは一度もそんなつもりでオメーを殴ってねえよ」
広木雅斗:「・・・会ってみるか、一組の・・・アベックによ!」
広木雅斗:立ち上がる
広木雅斗:己の中にまた一つ増えてしまった混ざりものを抱えながら、歩みを進める
広木雅斗:「運命も神も、否定してやるとも」
広木雅斗:「オレは・・・”LUCIFR”だ」

GM:それではシーンここまで!
GM:今日はここまで!お疲れさまでした!
GM:寝よう!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたーーーーーーーーー
別天ネムレ:お疲れ様でしたー!
GM:一番時間かけたいところはおわったので!次回はネムレモモOPとミドル1だ!
別天ネムレ:いえす!
GM:お疲れ様えした!!!!! おやすみなさい!!!!

【目次へ戻る】

OP4「黄金旅程の果ての果て」


GM:ではざつだんタブに全員の影が見えたので
GM:始めて行きたいと思います
別天ネムレ:よろしくお願いします!
GM:第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~”
第二夜! 始めていきます!

GM:よろしくおねがいします!
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします
王佐(ワン・ズゥォ):宜しくお願いします
広木雅斗:よろしくお願いシャァッ!
GM:ではサクサク始めていきます!

GM:登場PC→別天ネムレ、モモ
GM:二人にはここで侵蝕振ってもらって、代わりに次のOPは侵蝕無し……くらいのアレでいきましょう
GM:というわけで侵蝕どうぞ!
別天ネムレ:1D10+33 (1D10+33) > 9[9]+33 > 42
別天ネムレ:ぴぎぃ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:33 → 42
GM:おっ、興奮してるじゃないですか……良いですねえ
別天ネムレ:尋問に臨むしまあ妥当
”彷徨する者”モモ:1d10+45 (1D10+45) > 6[6]+45 > 51
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:45 → 51
GM:二人共掛かり気味ですねえ……
GM:それでは開始

OP4「黄金旅程の果ての果て」

GM:アーカムシティ郊外に位置するヴィラン用精神病院“アーカム・アサイラム”。
GM:当局の要請に応じて自らその最深部、対大型ジャーム用の拘束を受けた男が居た。
上戸ノア:「スリーピングデーモン、それにモモ」
上戸ノア:コツ、コツ、リノリウムの床が鳴る。
上戸ノア:「これから会う相手のリクエストでな。お前らとだけ、お話したいそうだ」
”彷徨する者”モモ:「どうして?」
別天ネムレ:アサイラムの様子に軽い緊張を覚えていたが、モモの声を聞くと、それがしぜんと緩んだ。
上戸ノア:「なんだか『喧嘩(バト)った相手は友達(ダチ)だ。そいつらがこれから俺と戦うってならそいつらも友達(ダチ)みてえなもんだ。これから友達(ダチ)になるやつにしか話したくねえ事情(ワケ)がある』ってさ」
”彷徨する者”モモ:「?????????」
首をかしげる

上戸ノア:「俺はそういうノリはあんまり縁が無いし、協力的なヒーローからの要望を無碍にするのはUGNとしても良くねえだろってな……うん」
”彷徨する者”モモ:「変わった方言だわ、どこのお生まれなの?」
別天ネムレ:「これから戦う……オレたちの未来が、その方の過去にあたる、というわけですね」
別天ネムレ:「あー、これは方言(ダイアレクト)というか……スラングかな」
上戸ノア:「第二特異点となった東京近郊の地方都市、バッドシティ」
上戸ノア:「このレネゲイドシティーにおいても、ヴィランネットとの戦いの最前線にある街だ」
”彷徨する者”モモ:「世界は広いのねえ」ぽへー
上戸ノア:「これから会う男は、その特異点の主となったことが確認され、この時代では暴走に備えて拘束処置を受けている」
別天ネムレ:「前回の任務で、本来オレたちが派遣される予定だった所ですね」
上戸ノア:その言葉に頷く。
上戸ノア:「特異点の本格的な活性化に伴い、現代にSランクジャームの発生が確認されたからな」
上戸ノア:「俺たちUGNは彼を警戒しないわけにはいかんのだよ」
”彷徨する者”モモ:「そんな彼が、あたしたちに会いたいっていっているのね」
友達になるかもしれない相手ならもう友達のようなもの、なんだか物事の前後がこんぐらがっているような、筋の通っているような、そうでないような。

”彷徨する者”モモ:「じゃあ、会いに行きましょう!」
別天ネムレ:「前回、特異点に飛んでいた間にもこちらでは大変なことになっていましたしね。直接は知らないとはいえ、そこは致し方のないことです」
上戸ノア:「じゃあ、ここから先はお前らだけだ」
上戸ノア:扉にパスコードを入れて解錠する。古めかしいセキュリティだ。
別天ネムレ:「はい。過去も未来も入り乱れて、なんとも混乱しますが。慣れていきます」
上戸ノア:「時の法則は、時として人には難解だ。ともすればそれは人間を狂気に導く」
上戸ノア:鋼鉄の扉、深海1万メートルでの運用を目的に鍛えられたある種の合金の扉が、ゆっくりと開く。
上戸ノア:「彼は君たちを知らない。君たちも彼を知らない。だが、彼も君たちも、ここではない場所で戦う定めとなることを知らされた」
上戸ノア:その奥には、ワイングラスを傾ける男が一人。
上戸ノア:「行くと良い。ヒーロー。君たちは君たちの救うべきものを救え」
蔵馬屋 敏樹:「――おっ」
蔵馬屋 敏樹:ワイングラスを傾けていた小柄な男は、二人を見つけて機嫌よさそうな笑顔を浮かべる。
”彷徨する者”モモ:拘束とは
別天ネムレ:「ごきげんよう、ミスター。ワインに合うものには疎くて、手土産もなく失礼します」
”彷徨する者”モモ:「はじめまして!」
蔵馬屋 敏樹:「いや~~~~~~実は俺も味わかんなくてさあ~~~! いやまさか未成年(ガキ)たあ思わなかった! ジュース持ってきてもらうわ! まあ座れよ!」
GM:部屋の中には椅子が二つ。
GM:そしてその奥には檻。
GM:中にはワインを傾けていた男。
蔵馬屋 敏樹:「……で、なんだっけ。俺がやっべえジャームになるって話だったな」
蔵馬屋 敏樹:若々しく見えるが、口調から何となく分かるだろう。そこそこ良い年のおじさんである。
別天ネムレ:椅子を引いて、モモにどうぞとうながします。
”彷徨する者”モモ:高い椅子なのでよじ登る
別天ネムレ:くっ可愛い
別天ネムレ:ではモモが座ったのを確認してから、自分も着席します。
蔵馬屋 敏樹:「今日、あんたたちに来てもらったのは他でもない。その過去改変? せーれきしゅーそく? それを止めてもらう為に来てもらったワケよ」
別天ネムレ:「おそらく、その件は我々の目的とする時間修正そのもの。ご協力いただけるなら願ってもない話です」
GM:しばらくすると、貴方たち二人に飲み物が運ばれてくることだろう。
蔵馬屋 敏樹:「歴史を変えられると、俺はどうもやべえジャームになるらしい。そしてそうなると、今ここで生きている俺も同じようにやっべえジャームになる」
蔵馬屋 敏樹:「……それは、困る」
別天ネムレ:こくり、うなずく。すでに前回の特異点で、過去改変によるジャーム化が馳死したことは確認されている。
”彷徨する者”モモ:オレンジジュースごくごく。
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからまあなにがどうなってどうして俺がジャームになったとかマジわかんねえんだけどさ」
別天ネムレ:炭酸がない方がモモ好みかなと思っていたので、オレンジジュースに安心した。少し口をつけると、こんな地下では飲むのがもったいないくらい、太陽の匂いがする。
蔵馬屋 敏樹:「あの頃の俺がジャームになっていて、お前らがそれを止めてくれるっていうなら、絶対に一緒に喧嘩(バト)ってくれる奴が居る」
”彷徨する者”モモ:「ハト……?」
別天ネムレ:「現地での協力者にお心当たりがあるのですね」
蔵馬屋 敏樹:(ハト……?)
別天ネムレ:「モモ、今のはバトルする、の略、つまり一緒に戦ってくれるやつがいる、ということだと思うよ」
蔵馬屋 敏樹:しばらく固まっているが、ハッと気を取り直す。
蔵馬屋 敏樹:「お、お、おう! それそういうこと! ジェネレーションギャップ感じちまうなあ……」
”彷徨する者”モモ:「Battleするということね、勿論。向こうで協力する人もいるに違いないわ」
別天ネムレ:(世代の問題ではないと思うけど、それは置いておこう……)
蔵馬屋 敏樹:「向こうに行ったらまず“三千釘”の矢郷隆二を頼れ」
別天ネムレ:三千釘、仰々しい二つ名に着流しの男性を連想する。
GM:ここで
GM:知識:ヒーロー で判定してください
別天ネムレ:(5+0)dx+2@10 <知識:ヒーロー-> (5DX10+2) > 10[2,3,6,8,10]+1[1]+2 > 13
”彷徨する者”モモ:3dx+1 (3DX10+1) > 8[2,5,8]+1 > 9
別天ネムレ:すいません、知識レネゲイドで振っちゃったけど、ヒーローは持ってないので、精神素振りで達成値は11です!
GM:ほう、では矢郷くんのPLの中村さんに、矢郷くんがこのレネゲイドウォー時代では何をしているか教えてもらおう!
GM:というわけでサクッとお願いします!
矢郷隆二:“三千釘”矢郷隆二
矢郷隆二:この世界におけるヒーローの一人
矢郷隆二:実力はさして高いとは言えないが独自のキャラクターと威勢のいい啖呵によりマニアックな支持を得て食うには困らない程度の活動は成せている。
矢郷隆二:地域密着型で地元の子供には意外と人気がある。夏祭りとかにも積極的に協力している。
GM:検索をすると、二人にはこういった情報が入ってくることだろう。
”彷徨する者”モモ:「ふむふむ」
「わかったわ!」
元気の良い返事

別天ネムレ:「人柄の良さそうな方ですね」
蔵馬屋 敏樹:「だろ!? しかもつえーんだ」
蔵馬屋 敏樹:「だから俺がとんでもねえ悪事(ワルサ)かましたとしても、ぶん殴ってくれると思う!」
”彷徨する者”モモ:「……でも、そうなるのは」
”彷徨する者”モモ:「とても、悲しいことよ」
”彷徨する者”モモ:「大切なものを自分で傷つけるのは、きっと」
”彷徨する者”モモ:「胸が張り裂けるように悲しいわ」
蔵馬屋 敏樹:「それは違うぜ、嬢ちゃん」
蔵馬屋 敏樹:首を左右に振る。強く、強く。
蔵馬屋 敏樹:「喧嘩ってのは違うんだ。確かに悲しいこともある。けど」
蔵馬屋 敏樹:「胸がな、すっげえ熱くなるんだ」
”彷徨する者”モモ:「そうなの?」
”彷徨する者”モモ:「ネムレもあたしと喧嘩したら、胸が熱くなるの?」
蔵馬屋 敏樹:「ああ、自分の思っていることを全部ぶつけた後ってのは気分が良い」
蔵馬屋 敏樹:「なにか思うことがあるなら、そっちの彼氏と思いっきりぶつかってみるのも悪くねえかもな!」
別天ネムレ:「うーん……喧嘩というのは、この場合色々意味が幅広いというか、なんというか」どう説明しよう、と眉間にしわを寄せている。
別天ネムレ:「いや、モモがオレに何か言いたいことがあれば、いつでも言ってもらってかまわないが」
”彷徨する者”モモ:考える
”彷徨する者”モモ:「特にないわね!」
別天ネムレ:「勢いよく言うことではない気がするけど、よかった」
蔵馬屋 敏樹:「じゃあもう喧嘩する必要もねーな!」
蔵馬屋 敏樹:カラカラと笑う。
”彷徨する者”モモ:「ええ、でもわかったわ」
”彷徨する者”モモ:「あたしとネムレは貴方を止めに行く」
”彷徨する者”モモ:「それから」
「そのリュージって人を助ける」

”彷徨する者”モモ:「その人が、痛くないように」
”彷徨する者”モモ:「大切なものを傷つけるのは、きっと喧嘩でも辛いもの。助けに行かなきゃ」
”彷徨する者”モモ:「でしょう、ネムレ」
私のヒーロー

別天ネムレ:喧嘩。喧嘩はしないに越したことはない。けれど、それを超えてこそたどり着ける関係もまた、ある。
別天ネムレ:自分が間違った時、ぶん殴ってでも止めてくれる誰かがいる、という信頼。自分自身が相手に嫌われることを恐れずに、それは間違っているとハッキリ言える人間関係は、浅い仲では作れないものだ。
別天ネムレ:自分も男の子だったのだから、ヤンキー漫画の殴り合いや喧嘩で友情が深まる、ということに胸を熱くしたことは一度や二度ではないし、憧れもした。だから、モモの「殴った人は悲しいだろう」という見方は新鮮で、ちょっと驚かされる。
別天ネムレ:僕が漫画で見たヤンキーたちが、ボロボロになりながらあんなに元気よく笑っていられたのは。喧嘩した後に、それでも絆が途切れない友がいたからだ。傷つくことがすべて悪いのではない、傷に耐えられるなら、そういう生き方もいい。
別天ネムレ:そういう考えは、少しモモとは違うけれど。そもそもの間違いが起きてしまうこと、手を染めてしまいそうになるということは、悲しいことなのは同意見だ。
別天ネムレ:(……有葉緑郎、と言ったか)
別天ネムレ:あの三文文士の好きそうなことだな、という考えがちらりとよぎって。モモの方見てうなずく。
”彷徨する者”モモ:「大丈夫よ、ネムレ」
”彷徨する者”モモ:「あたしがついているわ」
別天ネムレ:「ああ。くだらないパルプ・フィクションに、人の人生を弄ばせるわけにはいかない。間違いが起こるなら、食い止めよう」
別天ネムレ:テーブルに残っていたオレンジジュースを飲み干す。どこまでも澄んだ甘酸っぱい、太陽のような味。
別天ネムレ:目の前で檻に入っている男も、きっと太陽のように周りを照らし、人を惹きつけていただのではないかと、なんとなくそう思った。
別天ネムレ:「モモ。今回も、よろしく頼むよ」
別天ネムレ:「いっしょに行こう」
”彷徨する者”モモ:「まかせて」
一人で出来ないことも二人ならば大丈夫

蔵馬屋 敏樹:「ああいう頃――」
蔵馬屋 敏樹:俺たちにもあったよなあ。
蔵馬屋 敏樹:「――ふふっ」
蔵馬屋 敏樹:思わず檻に指を伸ばして、触れて、檻に仕掛けられた絶対零度と時間制御のエフェクトにより指を凍らせて。
蔵馬屋 敏樹:寂しく微笑んで、指を引っ込めた。
蔵馬屋 敏樹:「がんばれよ、若いの」


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OP5「京香・T・アーミテイジ」


GM:というわけでOP5!
GM:ロイスについてはこのOP終わった時にPC全員にまとめてとってもらうぜ!

GM:登場PC→別天ネムレ、モモ
別天ネムレ:1D10+42 (1D10+42) > 5[5]+42 > 47
GM:登場侵蝕はこのシーンだけは特別に無しでいいぜ!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:42 → 47
GM:ミドルが過酷なんで……
別天ネムレ:な、なんだってー! じゃあ下げます
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:47 → 42
GM:では描写いくぜ


OP5「京香・T・アーミテイジ」

GM:蔵馬屋敏樹から、バッドシティについての聴取を終え、二人は喫茶アソートの地下へと戻ってきた。
GM:いつもどおりの時の棺。
GM:その前でノアは既に待機をしていた。
上戸ノア:「どうだい。なんか良い話は聞けたか?」
”彷徨する者”モモ:「ええ、新たな知見を得られたわ」
上戸ノア:「新たな知見?」
別天ネムレ:現地協力者の情報が……と言いかけてずっこける。
”彷徨する者”モモ:「そうね、誰とも触れ合わないのも悲しいけれど。誰かと一緒にいると傷つけ合うこともあるってことね」
「それと、向こうで助けてくれる人がいることも!」

上戸ノア:「ほう、そいつは良いな」
別天ネムレ:気を取り直して。「はい。三千釘の矢郷隆二という方なら、現地で協力をあおげるだろうとのことです。現在は地元密着型のヒーローとして活動しており、問題のある人物には見えません」
上戸ノア:「矢郷……? ああ、確かに知っているが……彼か」
上戸ノア:不思議そうな表情を浮かべる。
別天ネムレ:「何か不可解なことが?」
上戸ノア:「いや、確かに蔵馬屋敏樹との深い交友は知っていたが、別の人間の情報があるかと思っていたよ」
別天ネムレ:「誰を想定されてました?」
上戸ノア:「広木雅斗。ネムレは現代ヒーロー史の教科書で見たろ?」
別天ネムレ:「はい。RW時代初期の英雄ですね」
”彷徨する者”モモ:「ええ、この間もドキュメンタリーをやっていたわ」
別天ネムレ:「教科書に当時の写真も載っていましたし」
上戸ノア:「レネゲイドウォー開戦直前のバッドシティつったら、蔵馬屋の聖徳館高校と奴らに対してたった一人で立ち向かった転校生の広木雅斗だからな……」
上戸ノア:「この前ドラマにもなってたしな」
上戸ノア:コホン、と咳払い。
別天ネムレ:習ったなあ懐かしいなあとうんうんうなずいている。
上戸ノア:「まあ今は海外で活躍なさってるから中々お会いできない訳だが、若かりし日の彼が手を貸してくれれば攻略成功の可能性は一気に高まる」
別天ネムレ:「頼もしい限りです。とはいえ、かのパルプ・フィクションが彼に目を付けていないとも考えられますが」
別天ネムレ:有葉に対しての警戒を隠さない。
上戸ノア:「歴史を変えるのは必ずしも強さだけじゃない……のかもしれん」
上戸ノア:「いや、むしろ、あれだな。あの人なら、どんな悪の誘いも突っぱねるに違いない」
別天ネムレ:「ええ。誘いをかけられると言うより、排除される方が心配ですね」
上戸ノア:「やっぱり俺たちの†LUCIFER†リアルタイム勢としてはな……信じたいな……」
上戸ノア:排除、と言われて頷く。
別天ネムレ:当時直接見た世代には、思い入れもひとしおなんだなあとおじさんを見る目をしている。
上戸ノア:「それも怖い。なにせ時間跳躍は今のところ希少な技術だ。それで不意打ちをうけることもある……だろう」
”彷徨する者”モモ:きょとん
”彷徨する者”モモ:知っているが知らない人の話題
上戸ノア:「まあともかくそうなる前にも急いで彼と接触してくれ。頼んだぞ」
別天ネムレ:「はい。あとは現地に行く以上の情報は得られそうもないですし。別天ネムレ、いつでも行けます」
”彷徨する者”モモ:「あたしも、いつでもいいわ」
上戸ノア:「……なあ、ヤングLUCIFERからサイン……いや」
上戸ノア:「いや、なんでもない」
上戸ノア:深呼吸。
上戸ノア:「各位、コフィンに入ってくれ」
別天ネムレ:(メモ帳に名前ぐらいは試してみよう……)
”彷徨する者”モモ:「いってくるわ、ウェイトリー」
別天ネムレ:「それでは、しばしのお別れですが」
別天ネムレ:コフィンへと入る。
”彷徨する者”モモ:「おやすみのキスはしてくれないのね」
別天ネムレ:つんのめって、足の先をコフィンにぶつけた。固い。痛い。
”彷徨する者”モモ:「それとも、ネムレにしてもらうべきなのかしら。一緒に旅をするのですもの」
別天ネムレ:「(声を出さず身もだえている)」
”彷徨する者”モモ:「どうしたの、すごい音」
てとてと近寄って心配しよう

別天ネムレ:「あ、あのね、モ――」起きようとして、ぐらりとバランスを崩す。
上戸ノア:パン、と手を鳴らす。
別天ネムレ:(危ない!)ぶつかりそうになって止めようとした時、自分の中で何かが前へ出ようとした。結果――「こつん」と、軽い衝撃。
上戸ノア:「イチャイチャの続きは帰ってからだ。お二人さん」
上戸ノア:「量子揺らぎ確認、世界線振幅増大、因果経路交錯、仮想過去策定完了」
別天ネムレ:「わわわ」
別天ネムレ:額を押さえながらコフィンに入り直して。
”彷徨する者”モモ:「ふふ」
”彷徨する者”モモ:「ありがとう、ネムレ」
上戸ノア:青白い光が周囲のケーブルからコフィンへと注がれていく。
別天ネムレ:「今での、キスの代わりということで!」
”彷徨する者”モモ:急いでコフィンにはいる
上戸ノア:(……だから、ちゃんと帰ってこいよ)
上戸ノア:「時の棺(コフィンホテル)、起動する」
GM:二人の視界を漆黒の螺旋が埋め尽くし、それが晴れた時。
GM:青い空の真ん中に、二人は居た。
GM:眼下に広がるのは工場地帯。
GM:周囲を飛び交うは異形の馬面(シャンタク)鳥。
GM:もうもうと上がる排煙が、蒼空から堕ちる貴方たちに襲いかかる。
別天ネムレ:(一度ならず二度までも……)また空中に放り出された不満はあるが、どうやら今度は、目的のバッドシティにたどり着いたらしいと安心する。
別天ネムレ:「げほっごほっ」問題はこの煙と怪鳥だが。「モモ……大丈夫かっ!?」
”彷徨する者”モモ:びゅうびゅうという風の音に混じって、聞き覚えのある声がする。
でも、友好的ではなさそうである
「ええ、大丈夫!」

別天ネムレ:「手を!」
別天ネムレ:声の方に自分の手を伸ばし、モモをつかもうとする。
”彷徨する者”モモ:モモも手をのばす。
別天ネムレ:つかんだ手を、離さないよう強く、強く握る。
別天ネムレ:ごうごうと唸る風に、喉がイガつく煙が堪える。目も開けられない空中で、手の中のぬくもりだけが確かな支え。
別天ネムレ:その全てが吹っ飛びそうな衝撃は、痛くないほど痛かった。
別天ネムレ:「……はっ、つつ、はー」
”彷徨する者”モモ:「ネムレ」
ぎゅっと彼の首に抱きつく

別天ネムレ:手を握っていたモモをひっぱって、抱き寄せて、両腕に抱きかかえる格好で寝転がっている。
”彷徨する者”モモ:「もう、そんなに無理しないで」
別天ネムレ:「モモ……無事か……?」
”彷徨する者”モモ:「あたし、貴方が思っているよりも強いのよ」
別天ネムレ:パタパタと少女のすすを払う。
”彷徨する者”モモ:「お姫様扱いもいいけれど、相棒として信頼してほしいわ」
別天ネムレ:「それはそうだけど、モモ」
別天ネムレ:「……大事なものが傷つくのは悲しい、だろう?」
”彷徨する者”モモ:「そうね。あたしもおなじよ」
京香・T・アーミテイジ:「その意見にはまったくもって同意です」
京香・T・アーミテイジ:カツカツ、とヒールの音。
別天ネムレ:はっと体勢を立て直す。
”彷徨する者”モモ:立ち上がって、ネムレをかばうようにする
京香・T・アーミテイジ:スタイルの良い女が手近な鉄骨に腰掛けて足を組む。
別天ネムレ:「……貴女は? どこかで、お会いしましたか」
京香・T・アーミテイジ:「……神の似姿。輪廻の獣」
京香・T・アーミテイジ:「あなたたちはどちらも、私の大切なものを破壊しかねない」
別天ネムレ:獣の名を出されて息を呑む。
京香・T・アーミテイジ:マイナーアクションで《破滅へのいざない》
京香・T・アーミテイジ:ネムレくん、即座に移動して京香さんにエンゲージしてください
別天ネムレ:うわーっ移動されます。
”彷徨する者”モモ:「ネムレ!」
京香・T・アーミテイジ:「獣よ、お前がその方に触れてはならぬ」
別天ネムレ:(引き寄せられる……!?)
京香・T・アーミテイジ:声だ。
京香・T・アーミテイジ:声が、ネムレの意識にどうしようもなく突き刺さる。
別天ネムレ:得体の知れない力。だが、これは前に似たものを見た気がする。
京香・T・アーミテイジ:思考を歪め、行動を狂わせ、そして引き寄せる。
別天ネムレ:「お前は……ゼノスのものか?」
京香・T・アーミテイジ:「……ゼノス? ああ、そうであるとも言えるし、そうでないとも言える」
京香・T・アーミテイジ:「だがどちらでも良いことだ。お前はここで」
京香・T・アーミテイジ:パチッと指を鳴らす。
京香・T・アーミテイジ:《瞬間退場》《瞬間退場Ⅱ》
京香・T・アーミテイジ:「この這い寄る混沌の中へと沈むのだからな」
京香・T・アーミテイジ:近づいてきたネムレを軽々と抱きかかえ、ニィと笑う。
別天ネムレ:体に触れる感触は、およそ人とは思えないおぞましい〝なにか〟。
”彷徨する者”モモ:「貴方は」
”彷徨する者”モモ:「駄目、駄目よ。貴方は……!」
京香・T・アーミテイジ:「おさらばです。■■、単調なる■■■■の■色と■■の■■ムがあなたに無限の安らぎを与えますように」
京香・T・アーミテイジ:ドロ、と抱きかかえたネムレごと漆黒の泥となり――
別天ネムレ:声が出ない。目が見えない。モモが何か言っているはずなのに聞こえない。ただ吐き気のような何かが味覚をひたし、汚穢としか思えぬ触覚に肌も肉も震える。
”彷徨する者”モモ:「いや……その人を、ネムレを連れて行かないで!」
別天ネムレ:それすらも千々に砕けて溶けて、よどむ混沌の、未知なる忘却の中へいざなわれ――抵抗が、できない。
別天ネムレ:堕ちる
”彷徨する者”モモ:「おねがい………」
消え入りそうな少女の声が、最後に聞こえただろう

京香・T・アーミテイジ:トプン、と音が鳴って。
京香・T・アーミテイジ:漆黒の泥は跡形もなくその場から消えた。
”彷徨する者”モモ:「だって………彼処には”誰も居ないじゃない”……」
GM:少女の頭上で、馬面(シャンタク)鳥がグエグエと醜く、単調に、鳴き続けていた。

GM:というわけで全OP終了!
GM:ロイスをロイス管理タブで取っておいてください!
矢郷隆二:蔵馬屋敏樹のロイスを友情/後悔○に変更します。
広木雅斗:ロイス取得 マスタープラントへの感情を〇感謝/食傷に

GM:さてここからはミドルの説明をしていきます
この卓のミドルフェイズはCRCの探索ルールを採用し、登場侵蝕が1になります!

GM:つまりどういうことか
GM:この卓には恐怖判定があります!!!!!!!!!
別天ネムレ:ぎょわあ
GM:本当は警戒度とか面倒な処理もあるんだけどこれはチョキッと行く
広木雅斗恐怖(ビビ)っている?このオレが・・・
別天ネムレ:はーい
”彷徨する者”モモ:柔軟に行こう!
GM:というわけで全PLにはロイス管理のタブに書き込んでもらうとして
GM:ここからちょっと処理が特殊になります
GM:王佐さん!
GM:ここからは登場自由です! ミドル1~3の間に好きなタイミングで登場してください!
”彷徨する者”モモ:わたしはまだ合流できないんですよね?
GM:だってウォズだから!
GM:そうです!
別天ネムレ:ウォズでは仕方ないよな
GM:ミドル2はモモちゃんと矢郷くんのものになるので、今日のところはつけるさんと中村さんはゆっくりしてね!
GM:というわけで初めていこう

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ミドル1「悪徳の都に舞い降りし堕天使」



【ミドル1「悪徳の都に舞い降りし堕天使」】

system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:42 → 43
GM:ブン、ブン、という何かが駆け抜けていく音。
GM:バリバリと悲鳴を上げるエンジンの音。
GM:意味不明な詠唱がそこに混ざり、そして何かが燃えて誰かが泣いている。
GM:別天ネムレが目を覚ましたのは、そんな高速道路にほど近い小高い丘の上だった。
京香・T・アーミテイジ:「おはようございます、スリーピングデーモン」
別天ネムレ:「まさかまた目を覚ませるとはね」
別天ネムレ:どう見ても殺す気だったと思っていたが、そうではないらしい。
京香・T・アーミテイジ:「輪廻の獣は貴重ですからね。ウロボロスは殺せ、というのは道理なのですが……あなたには背教の原罪を償う権利がある」
京香・T・アーミテイジ:「我々偽神の心臓は、ゼノスとは違うのです」
別天ネムレ:「偽神の心臓(ファルスハーツ)?」
京香・T・アーミテイジ:「別天ネムレ、あなたには私と同じ、時間を貫きあらゆる存在に牙を立てる力がある」
京香・T・アーミテイジ:「あのモモという少女と共に、私たちの軍門に下りなさい」
別天ネムレ:「それなら最初にオレだけ引き離してくる必要はないだろう。交渉のテーブルにつかせるやり方じゃない」
京香・T・アーミテイジ:「あなたはモモの危険性を勘違いしている」
京香・T・アーミテイジ:口許が奇っ怪に歪む。嘲笑するかのように。
京香・T・アーミテイジ:「あなたはこの世界が神の見る夢だと言ったら信じますか?」
別天ネムレ:ちらりと、これまでの特異点修復を思い出す。時間のゆがみを修整するあの能力……上戸ノアが目を付けるほどの。
京香・T・アーミテイジ:「バロンゾンゲルトの縮退ベクトルの証明を知っていますか?」
別天ネムレ:「マアナ=ユウド=スウシャイ……ダンセイニの話か?」
京香・T・アーミテイジ:「その過程で使用されたクルーシュチャ方程式の実在は?」
京香・T・アーミテイジ:ネムレの言葉を無視して、女は続ける。
別天ネムレ:面倒くさくなったので黙る。
京香・T・アーミテイジ:「上戸ノアがかつて所属していた高野山では現在も保持されており、織田信長が比叡山で破壊したものの断片は?」
別天ネムレ:ノアの名前に片眉を上げる。もちろん、マスターから聞いたことのない話だ。
京香・T・アーミテイジ:「この天と地の間には、人の想像も及ばぬ力がある」
京香・T・アーミテイジ:「それが、あのモモという少女にはあるのです」
別天ネムレ:「なるほど、なるほど。モモが怖いから、オレだけ引き離して連れてきたのか」
京香・T・アーミテイジ:「ええ、誰もが恐れますよ。彼女は……この星の誰よりも怪物です」
別天ネムレ:「それとも――そんな恐ろしい存在の横に、何も知らない獣の小僧がくっついているのが、腹が立ったか」
京香・T・アーミテイジ:「ええ、冒涜的な光景でした。今あなたが生きているのは、私の慈悲ですよ」
京香・T・アーミテイジ:「あの子が泣いたら――私は困る」
京香・T・アーミテイジ:物憂げにため息を吐いて。
別天ネムレ:むう、と眉根を寄せる。腹立たしい相手だが、そんなことを言われると、怒る気が失せてくる。
別天ネムレ:「なら、せめて一言彼女に断りを入れてくれ」
別天ネムレ:「自分の無礼な訪問をオレのせいにするな」
京香・T・アーミテイジ:「まあ考えておきましょう。あなたが我々と共に来るならね」
京香・T・アーミテイジ:「素直に言うことは聞かないと思うので」
京香・T・アーミテイジ:影が、顔を覆う。
別天ネムレ:「無論。お前についていく気は無い」
京香・T・アーミテイジ:およそ人間的感情を一切感じさせない。
京香・T・アーミテイジ:整った顔立ちがそこにあるはずなのに、まるでのっぺらぼうのような。
京香・T・アーミテイジ:「これからあなたが理性を失うか、諦めるか、どちらかになるまで痛めつけます」
京香・T・アーミテイジ:影はゆっくりと姿を変えて、翼に変わる。
京香・T・アーミテイジ:影は広がり、広がり、全身を覆い、赤々と燃える三眼のみを残して漆黒に染まる。女の体は異形の邪神へと組み変わっていた。
別天ネムレ:諦めるつもりは毛頭ない。諦念より先に力尽きるか、力尽きる前に勝利するか。勝利条件は、女だった何かからの逃走。
京香・T・アーミテイジ:「我が名は混沌、這い寄る混沌」
京香・T・アーミテイジ:「抵抗に意味など無いと知るが良い」
京香・T・アーミテイジ:「救いなど、何処にも無いと泣くが良い」
別天ネムレ:周囲に魔眼を呼び出し、臨戦態勢を整えていく。
京香・T・アーミテイジ:「故に人は闇を恐れ、神があった」
別天ネムレ:黒いはずのその球体たちは、こうしてみると明るい薄暗がりに思えた。周りに、異形が展開した漆黒があるから、初めて気づいたことだ。
京香・T・アーミテイジ:「私は――」
京香・T・アーミテイジ:「――お前たちの神だ」
京香・T・アーミテイジ:ワーディングレベル3を発動します。
別天ネムレ:「お前を信じた覚えなどない!」
京香・T・アーミテイジ:同時に、別天ネムレに難易度20の恐怖判定を発生させます。
別天ネムレ:ワア
京香・T・アーミテイジ:ダイスは半分、侵蝕ボーナス無し、クリティカル値11で判定してください。
別天ネムレ:C11!?
別天ネムレ:精神5端数切り捨てだからダイス2?
京香・T・アーミテイジ:公式から「レベル3ワーディングの下ではGMは格別の慈悲を以てこれくらいの処分でPC動かせることにしていいよ」って……
GM:ダイス2でお願いします!
別天ネムレ:カテゴリ:ルーキーを使用します。
別天ネムレ:4Dx+1>=20 (4DX10+1>=20) > 10[3,4,5,10]+1[1]+1 > 12 > 失敗
別天ネムレ:C10のままじゃん!
別天ネムレ:まあでも失敗だよな! はい!
GM:まあでも失敗ですよ失敗
GM:それではこのキャンペーン初の恐怖表です
GM:侵蝕2d10上げといてください
GM:1d10 恐怖表 (1D10) > 2
別天ネムレ:2D10 (2D10) > 10[4,6] > 10
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:43 → 53
別天ネムレ:逃走! 初志貫徹だ
GM:逃走:そのシーンから退場しようとする。退場できない場合は全ての判定のダイスを2個減少させる。
GM:まあこのままでは逃走できんのだがなあ~~~~~~~!
別天ネムレ:ですよね~~~~
GM:ってわけで
GM:ここから登場PCに関して情報追加です
広木くん、ここから出られます

GM:それでは演出スタート
京香・T・アーミテイジ:圧倒的だった。
京香・T・アーミテイジ:真の姿を表した外なる神、旧支配者、あるいはどちらでもない――這い寄る混沌。
京香・T・アーミテイジ:それは居てはならないものであった。
京香・T・アーミテイジ:原初の感情、恐怖を直接喚起させた。
京香・T・アーミテイジ:グロテスクな怪物などこの世にはいくらでもいるはずなのに、見るだけで――そう、見るだけで――恐ろしい。
京香・T・アーミテイジ:今すぐにでも目を潰したかったことだろう。
京香・T・アーミテイジ:今すぐにでも耳を塞ぎたかったことだろう。
京香・T・アーミテイジ:気高く戦う意志すら蹂躙する神威が、そこにはあった。
別天ネムレ:細胞の中にひそむ胎児が励起する。我ちいさき獣なり、卑小な命なり。
別天ネムレ:おそらく、恐怖という言葉は、この時体験しているモノに与えられる言葉ではない。あるいは、これが恐怖ならば、日常我々がその言婆を使うべきではない。なぜなら正しくない。まったく、一つも、正しく恐怖ではなかったからだ。
別天ネムレ:――今の、これに、くらべれば!
別天ネムレ:バネ仕掛けのように跳ねる体が、それから距離を取ろうとして失墜する。ネジを巻かれたオモチャが、本来の挙動を忘れてもがくように無様な格好で、地面をうねうねと転がる。
別天ネムレ:逃げなくてはならない。それしか頭になく、疑問を差し挟む余地はない。冷静、呆れ、自己憐憫。そんな余裕はどこにもない。逃げる、それ以外はすべて放棄(パージ)放棄(パージ)放棄(パージ)
京香・T・アーミテイジ:「一言誓え。従いますと」
京香・T・アーミテイジ:「はは、ふはは、あはははははは!」
別天ネムレ:この恐怖から逃れるには、すべてを放棄(パージ)し続けて――その果ての、死か狂気にしか手立てがない。
別天ネムレ:逃走の一念に占められた脳は、その手段を囁くものには反応してしまう。否応なく、体が、その誘惑に身を開いてしまう。
京香・T・アーミテイジ:「その瞳を輝かせ身に余る光栄を喜ぶ気骨も信仰も無い! そんな貴様でも、盲目と服従に幸福はある! ああ、人間、人間、人間、世界はつくづく貴様らに都合良く出来ているというのに!」
京香・T・アーミテイジ:「ほら!」
京香・T・アーミテイジ:巨大な異形が、漆黒の触手を垂らす。
京香・T・アーミテイジ:それは少年を地獄から救う蜘蛛の糸。
別天ネムレ:逃げる。死ぬ。言う。逃げる。従う。言う。逃げる。従う。何に。何を。どうでもいい。逃げられる。逃げられる。逃げられる。言う、従う。逃げられる。言えば、逃げられる。従う、えば、られる。逃げ、逃げ、逃げ
別天ネムレ:「……っ、ぁ、か……」
別天ネムレ:口を開く。もう開いていた。顎がよだれにまみれて、何かワケの分からないうわごとを。だが言っていない。まだ言っていない。まだ逃げられない。言わないと逃げられない。
京香・T・アーミテイジ:「共にあの方の安らかな眠りに仕えようじゃないか。スリーピングデーモン」
別天ネムレ:あれはなんと言っていた。なんと言えと教えた。従うと。従いますと。そう言えば逃げられる。
京香・T・アーミテイジ:にやにやと、にやにやと。
京香・T・アーミテイジ:「そうだ。なんだったら君もなれ、這い寄る混沌に」
京香・T・アーミテイジ:「あの御方もきっと喜ぶ。這い寄る混沌は良いぞ、別天ネムレ」
別天ネムレ:息を吸いこむ。意味のある言葉を放つ準備。
別天ネムレ:これで逃げられるんだ、という安心だけが広がって、それまでおぼつかなかった体のコントロールが急速に回復していく。舌が、歯の根がすべらかに作動して、きちんとその言葉を積む気だそうとした。
別天ネムレ:「ぼ く   は   
別天ネムレ:あぁああっぁぁぁ、なあああったったたたあたああ、にいいいいいぃぃいいい
別天ネムレ:っ――っっ……っっっっっsっっsっっs……し
別天ネムレ:し、
広木雅斗:「しょーもねえ計画をぶっ潰す・・・だろ?」
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:41 → 42
別天ネムレ:「……す?」
京香・T・アーミテイジ:「む?」
広木雅斗:少年の隣にひとり、黒い革ジャンの男が
広木雅斗:「なあお前・・・地獄ってのも悪くねえぜ?」少年の肩を叩く
京香・T・アーミテイジ:「人間か……何故、何故平気な面をしている」
京香・T・アーミテイジ:シーンに登場したので難易度5の恐怖判定どうぞ
ダイス半分ですが精神1なのでそのままダイス一つ使って良いです

広木雅斗:1dx>=5 (1DX10>=5) > 5[5] > 5 > 成功
京香・T・アーミテイジ:じゃあ侵蝕が上がるだけで怖くもなんとも無いですね!
別天ネムレ、広木雅斗は逃亡判定に挑戦できるようになります!

広木雅斗:42+2d10 (42+2D10) > 42+7[2,5] > 49
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:42 → 49
別天ネムレ:はい! 《レスキューアクション》によるボーナスはいかほどになりますでしょうか!(裏でボーナスつくよとうかがったので)
京香・T・アーミテイジ:そうなんだけど逃亡判定の時なのでまずは会話から!
別天ネムレ:了解です

広木雅斗:「なぜ平気かって・・・そんなのよ」
広木雅斗:「ビビるような奴がいねえからに決まってんだろ!」
広木雅斗:「立てるかお前」ネムレに振り向く
別天ネムレ:「え、あ、あ、はい」
京香・T・アーミテイジ:「貴様、どこの対邪神機関から来た」
別天ネムレ:ふらりと体がかしいだが、なんとか立てる。動ける。頭が、逃げる以外のことを考え、働く。
別天ネムレ:(この人、もしかして……)
広木雅斗:「言うなれば・・・オレそのものが対神機関みてえなモンだ」
別天ネムレ:何か見覚えがある気がしたが、徐々に正気を取り戻しつつある今のネムレには思いだしきれない。ただ、先ほどまでのどうしようもない恐怖は消え去っていた。今は疲労が残るだけだ。
京香・T・アーミテイジ:「成程。有葉め……しくじったか」
広木雅斗:「オレの血は神をも殺す・・・!テメエが強ければ強いほど」
別天ネムレ:(有葉……やはりこいつも関係していたか)
広木雅斗:「デケエ面すればするほどに!オレは力を増す!」
広木雅斗:「誰が呼んだか・・・”マスターブラッド”/”LUCIFER”広木雅斗とはオレのこと!」
京香・T・アーミテイジ:「大導師(マスター)か。面白い。ここからは――」
京香・T・アーミテイジ:膨れ上がったレネゲイドを再び収束し、人の姿に戻る。
京香・T・アーミテイジ:「この姿で相手しましょう」
京香・T・アーミテイジ:影を纏う長身の美女の姿で、拳を構える。
別天ネムレ:異形が人の形を取ったことに安堵し、そのことに悔しさを噛みしめる。
広木雅斗:「いいかお前」背後のネムレに
別天ネムレ:いつの間にか消していた魔眼を再度展開。「はい!」
広木雅斗:「こういう時の選択肢は!」
広木雅斗:「戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!戦う!殴る!だ!」
広木雅斗:「まずは一発入れるぞ!」
GM:ここで逃亡判定が可能となりました
今回は特殊裁定で白兵あるいはRCで判定可能です

別天ネムレ:「異議無し!」
GM:ダイスは半分、クリティカルは11、目標値は7でお願いします
GM:それではどうぞ!
別天ネムレ:(しかし想像していた倍、殴る気満々だなこの人……)
別天ネムレ:なんじゃとう
GM:エフェクトとかは使っていいぜ!
別天ネムレ:やったぁ! コンセ3が生きる!
GM:失敗したら容赦なくHP削るからよろしくな!
広木雅斗:やるしかねえ!
GM:そうだな……今回はコンセ使って良いことにしよう
GM:記述的にC値低下効くのか曖昧だけど、合体必殺技だしな、格好良さ優先だ
別天ネムレ:メジャー|睡魔の鉄槌>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《紡ぎの魔眼》侵蝕4
別天ネムレ:8Dx+1 (8DX8+1>=7) > 10[2,4,6,6,7,7,7,10]+6[6]+1 > 17 > 成功
別天ネムレ:オラアッ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:53 → 57
GM:ではネムレくん突破!
広木雅斗:<白兵>判定!コンボ:吐き気がするまで愛してくれ《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》
GM:※ネガミュトスの効果による組み合わせ封殺はシーン変更で既に解除されているものとします
広木雅斗:8dx8+5>=7 (8DX8+5>=7) > 10[2,4,4,5,6,7,8,9]+10[5,10]+6[6]+5 > 31 > 成功
GM:突破!
GM:じゃあ君たち! 豪快に合体技決めてシーン〆な!
広木雅斗:侵蝕+5 54に
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:49 → 54
広木雅斗:拳を強く握る
広木雅斗:強く、強く、強く
広木雅斗:耐え切れず溢れ出した血液が、レネゲイドの光を放って
京香・T・アーミテイジ:カツ、カツ、とヒールを鳴らし、その場で宙返り。
京香・T・アーミテイジ:来る一撃を待ち構える。
広木雅斗:「いいフットワークじゃねえの!」
広木雅斗:赤黒い血を纏った拳が、真っすぐにその体を捉える
京香・T・アーミテイジ:同時に身をかがめ、大地に手をつき、繰り出すハイキックでその拳を真芯で捉える。
ハボジアハイア、エイの尾に例えられる。カポエイラにおける有名な技の一つだ。

京香・T・アーミテイジ:拳と足、その激突。
ミチ、と周囲の空気ごと圧縮したような緊張感が走った。

別天ネムレ:いつ爆発してもおかしくない拮抗状態。
別天ネムレ:そこへ、赤い堕天使の背後から、黒い魔眼が横やりを喰らわし、バランスを突き崩す!
別天ネムレ:(異形の神がまどろむかも定かではないが、めまいの一つでも覚えるがいい!)
広木雅斗:「・・・ナイス!」
広木雅斗:血を噴射し、拳の勢いをブースト
京香・T・アーミテイジ:「――ッ!?」
京香・T・アーミテイジ:突き出した足に、罅が入る。
京香・T・アーミテイジ:「馬鹿な……!?」
別天ネムレ:(これが、僕がさっきまであれほど怯えていたものか)
別天ネムレ:殴れる、倒せる、戦える。そうした実体のある存在。あの恐怖はまだ記憶として背中に貼りつくけれど。なんというか。
別天ネムレ:「スッとするな!」
京香・T・アーミテイジ:「ぬぐ……ぐ!」
京香・T・アーミテイジ:バキッ、窓ガラスを叩き割るような音と共に、女の足が砕け散る。
広木雅斗:「あァそうだろ!?」
広木雅斗:「この世に殴れねえやつはいねえ!覚えとけ!」
京香・T・アーミテイジ:「相性は悪いか……それは認める」
京香・T・アーミテイジ:再び変身し、今度は空高く舞い上がる。
広木雅斗:「どーやら尻尾巻いて逃げ・・・」
別天ネムレ:「殴られるなら、殴られない高さへ、か。しかし……」
京香・T・アーミテイジ:空中で、三眼が燃える。
京香・T・アーミテイジ:膨大なレネゲイドの奔流が空をゆく雲や陽光を捻じ曲げて、紅の螺旋を描く。
広木雅斗:「・・・戦うということは」
広木雅斗:「戦い続けることだ」
京香・T・アーミテイジ:無論、直撃すれば君たちは死ぬだろう。
別天ネムレ:(同語反復では……?)と思いながらも口には出さない。
広木雅斗:「だから時に・・・ヤベえ時は」
広木雅斗:邪神の走狗に背を向け「逃げる!!!」
別天ネムレ:この人のそういうがむしゃらに前向きな所はとても助か
別天ネムレ:「……へ?」
別天ネムレ:一瞬呆気にとられたが、ネムレも素人ではない。今度は、正しく戦略的撤退!
広木雅斗:「あくまでこれは!前進!最終的な”勝ち”へのな!」全力疾走
別天ネムレ:「そうですね! さっきと違ってちゃんと算段あっての逃走!」
別天ネムレ:今はとにかく、前へ、前へ、足を動かす。
京香・T・アーミテイジ:「…………」
京香・T・アーミテイジ:拳をプルプルと震わせて。
京香・T・アーミテイジ:「この、千の貌を持つ、這い寄る混沌に……」
京香・T・アーミテイジ:空を殴る。
京香・T・アーミテイジ:「再び出会わぬことを、祈るが良い。祈る神が居れば、だがな」
京香・T・アーミテイジ:夕焼け空の烏のように。
京香・T・アーミテイジ:無数の馬面(シャンタク)鳥が空をも埋め尽くさんばかりの勢いで、逃げ去る彼らを追いかけ始めた。

GM:ではシーンここまで!
GM:ロイス管理タブでロイスとっておいてください!
広木雅斗:ロイス取得 少年 〇興味/脅威 で!

GM:本日はここまでです! お疲れさまでした!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたー!
別天ネムレ:お疲れ様でしたー!
矢郷隆二:さっしたー!
広木雅斗:アザッシタァ!
王佐(ワン・ズゥォ):お疲れさまでしたー
GM:次回はモモちゃんが矢郷くんを拾うシーンと
GM:二組が合流して仲良くピンチになるも王佐さんがクールに助けてくれるシーンです
”彷徨する者”モモ:こっちがひろうんだ
GM:ではよろしくおねがいします!
”彷徨する者”モモ:拾われるんじゃなくて拾うんだ
GM:そう、モモちゃんのほうがダメージは少ないからね
GM:矢郷くんはかなり良いの一発貰ってるので……
矢郷隆二:死にかけてます。
矢郷隆二:なんか変な幻覚も見たし
”彷徨する者”モモ:了解です
”彷徨する者”モモ:ごめんなさい、もっと変なのが来ます………
王佐(ワン・ズゥォ):たのしみー
GM:王佐さんはミドル2に出ても大丈夫です!
GM:なんか今の段階で美味しくなりそうだったら1でも2でも出られるようになってるので!
王佐(ワン・ズゥォ):ハイヨー
GM:おし! では続きはTLで! こちらは解散1
”彷徨する者”モモ:おつかれさまですー

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ミドル2「ヤンキー&アザトース」


GM:登場PC→モモ、矢郷隆二
GM:登場侵蝕おねがいします!
”彷徨する者”モモ:1+51
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:51 → 52
矢郷隆二:1+42
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:42 → 43


【ミドル2「ヤンキー&アザトース」】


GM:少女の悲鳴が路地に響き渡り、さりとて返事するものもなし。
GM:否
上戸ノア:『モモ、おいモモ、なにがあった』
上戸ノア:通信がつながる。レネゲイドウォーの時代からの通信だ。
”彷徨する者”モモ:「……ネムレが……ネムレがあの子と一緒に行ってしまったわ」
上戸ノア:ホログラムのノアが、モモの前に浮かぶ。
上戸ノア:『あの子?』
”彷徨する者”モモ:こくりと頷く
「3つ目の赤く燃える瞳を持っている、ちょっと困った子」
思い浮かべて、少し落ち着く

”彷徨する者”モモ:「寂しがり屋だから、きっと遊び相手が欲しかったんでしょうね」
上戸ノア:『オーケー、全て理解した』
上戸ノア:『ネムレの前ではあまり触れるなよ。変に聞かれたら害がある』
”彷徨する者”モモ:「ええ、ええ。勿論よ」
ごしごしと涙を拭う。
モモは直ぐ思い直す

上戸ノア:『じゃ、ネムレの奴を助けに行かないといけないな』
”彷徨する者”モモ:守るべきものを思い浮かべればこそ、引っ込む涙が有り、立ち上がる力が湧いてくる
上戸ノア:あえて笑顔を作る。大丈夫さ、なんとかなる、そういう顔だ。
上戸ノア:『この近く、聖徳館高校の近辺のあるエリアから、強力なレネゲイドの反応があった』
上戸ノア:『こちらのデータベースと照合したところ、矢郷隆二のものである可能性が90%を越えている』
上戸ノア:『まず彼の協力を仰ぎ、ネムレの捜索を始めよう』
”彷徨する者”モモ:「その人が本当にまだリュージだといいのだけれど、ね」
”彷徨する者”モモ:上空を滑空していったシャンタクを思い浮かべて溜息
”彷徨する者”モモ:「半分以上人間なら、まだ人間の範疇。なのかしら?」
あるいは自我の保ち具合によるかもしれない

上戸ノア:『それは難しいな。そういう意味じゃあ俺も……』
上戸ノア:『まあいいや。行こう。他のオーヴァードヤンキーに出会わないようにこちらでルートは指示する』
”彷徨する者”モモ:「ええ、おねがいね。ウェイトリー」
”彷徨する者”モモ:一刻も早くネムレを探しに行きたいけれど、速いは遅い。遅いは速い。
一歩、一歩、確実に。

上戸ノア:しばらく歩いているとだ。
上戸ノア:『反応だ。近づいてくる。しかし……』
上戸ノア:(なんだこれは? 妙に……不安定な……?)
上戸ノア:『怪我をしているかも知れない。注意してやってくれ』
矢郷隆二:ドッ…
矢郷隆二:ドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!!!!
上戸ノア:『 ! ? 』
矢郷隆二:単車のエンジン音が近づいてくる。
矢郷隆二:スピードが目的ではない
矢郷隆二:敵を威嚇するような重低音を発し、己を主張するための改造が施された、暴走族のマシン
矢郷隆二:未来ではとうに消え失せたこの時代独特の爆音、それすらかき消すように男の叫びが響き渡る
矢郷隆二:「トオオオオオオオシィィィィィィィィイイ!!!!」
上戸ノア:『間違いない! 矢郷隆二だ!』
”彷徨する者”モモ:「こんにちはーーーーーーーー!!」
目一杯大きな声

上戸ノア:『 ! ? 』
”彷徨する者”モモ:「ちょっと止まってくださーーーーい!」
”彷徨する者”モモ:大声!
上戸ノア:『そ、そんなんで止まるのか……!?』
”彷徨する者”モモ:軍用コートでバサバサアピール
矢郷隆二:「ああああああ!?!?!!?!?!?」
上戸ノア:『反応した!』
矢郷隆二:ギャッッッッ!!!
”彷徨する者”モモ:止まったバイクに向かってぱたぱた走る
”彷徨する者”モモ:「ああ、よかったわ」
矢郷隆二:ギィィィィィィィィ!!!!!!
上戸ノア:『良かった……どうにか会うことができたな』
矢郷隆二:「っだ、てめえ!なにしてんだコラァ!!」
”彷徨する者”モモ:「このまま地の果てまで走っておいかけなきゃいけないかと思ったわ」
矢郷隆二:金髪にリーゼント。特攻服に2本の木刀、全身から不良であることを主張した男
上戸ノア:『ああー、俺とこの子は蔵馬屋敏樹を止める為に活動している。UGNのものだ』
矢郷隆二:「ッてめえ、今からここらじゃ戦争がはじまんだよ!!」
矢郷隆二:「ガキはさっさと家に帰って寝てやがれ!!」
矢郷隆二:ぶおん!ぶおん!威嚇するようにエンジンを吹かす
”彷徨する者”モモ:「あら、そうだったの!」
エンジンの音に負けないくらい大きな声でしゃべる

”彷徨する者”モモ:特に驚きも怖がりもしない
”彷徨する者”モモ:強いて言うなら『画風が違う』
上戸ノア:退くわけにはいかない事情がある。
上戸ノア:しかしそれを話すのはモモの仕事だ。
上戸ノア:最低限の身元については説明したので、まずはモモに任せることにした。
”彷徨する者”モモ:「でも、貴方に用があるの」
矢郷隆二:「ああ!?」
矢郷隆二:威嚇するような声を張り上げながら、エンジンを休める
”彷徨する者”モモ:「矢郷隆二さん、でいいのよね!!」
エンジンが止まったので声を元にもどす
「はじめまして」
「あたしは、モモ」

矢郷隆二:同時に妙な夢の中で外付けされた知識が脳が巡る
矢郷隆二:「てめえ。アレか」
矢郷隆二:「亜瑠簾・魔愚那(アルス・マグナ) か」
”彷徨する者”モモ:巨大なハテナと背景に宇宙
”彷徨する者”モモ:「違うわ」
上戸ノア:『違わないんじゃないかなあモモ?』
矢郷隆二:「違うのか」
矢郷隆二:「どっちだ、コラァ!!」
”彷徨する者”モモ:「あっそうね、そうだったわ」
”彷徨する者”モモ:ドクター・ドリトルでもできないことがある
つまり不良漫画的な当て字

矢郷隆二:「亜瑠簾・魔愚那であってんのかコラァ!!」
”彷徨する者”モモ:「あってるわ!!」
つられて大声

上戸ノア:(なんで俺たちのチーム名を知っているんだ……妙だな)
矢郷隆二:「合ってんじゃねえか、コラァ!!」
”彷徨する者”モモ:「……ごめんなさいね、コラア!」
”彷徨する者”モモ:語尾だと思った
上戸ノア:『まあともかく、知っているなら話は早い。我々は、力を借りる為に君を探していたんだ』
矢郷隆二:「ああ?」
上戸ノア:語尾は放置することにした。可愛いので。
矢郷隆二:「ようするに、一緒に喧嘩するってことだな。」
”彷徨する者”モモ:「ええ、そうよ」
上戸ノア:『そういう解釈に……なるのか、なるんだな、ここだと』
矢郷隆二:「………ナメてんじゃねえぞ!ガキと一緒に戦えってのか!!」
”彷徨する者”モモ:「蔵馬屋敏樹………ええっと話がややこしいけれど。あたしたちの世界の方の彼から貴方を手伝ってほしいってね」
”彷徨する者”モモ:「頼まれコアラ」
上戸ノア:『……モモ、普通に喋って大丈夫だからね?』
矢郷隆二:一瞬激しい怒りを込めた目でモモを睨むが
”彷徨する者”モモ:「わかったわ」
無理をするものではない

矢郷隆二:蔵馬屋敏樹から頼まれたと聞いて、その怒気を鎮める
矢郷隆二:「チッ」
矢郷隆二:「あの野郎、どこに言っても俺様に面倒かけやがる」
”彷徨する者”モモ:「でもほうっておけないんでしょう?」
矢郷隆二:ドッドッドッドッドッドッドッドッ!!
矢郷隆二:エンジンをふかし、後輪をモモに向ける。
矢郷隆二:「ガキが知ったような口効いてんじゃねえ」
矢郷隆二:口元でかすかに笑いながらそう応える
”彷徨する者”モモ:「あら、あたしはそれなりに大人……のはずよ。部分的には」
矢郷隆二:「うるせえ。見た目がガキならガキはガキだ」
上戸ノア:『協力してくれるのか、“三千釘”』
矢郷隆二:「知らねえよ。俺は勝手に暴れるだけだ。」
矢郷隆二:「それに乗っかりてえなら勝手に乗りな。」
”彷徨する者”モモ:「ええ、わかったわ。あたしも探したい人がいるし、それに」
”彷徨する者”モモ:「一人じゃちょっと心許ないって貴方も思い始めているんじゃなくって」
矢郷隆二:背中を吹き抜けていくような冷たい風。
矢郷隆二:トシと喧嘩した直後から感じ続けているそれを
矢郷隆二:目の前の少女に見透かされたような気がするのが杓だったので、返事の代わりにけっと鍔を吐き捨てた。
矢郷隆二:「はっ、てめえじゃ俺の相棒には役者不足だがな。」
矢郷隆二:「ま、風除けぐらいにはなるかもな。」
”彷徨する者”モモ:「ええ、任せて」
”彷徨する者”モモ:よじよじ。
バイクに後ろによじ登ろう

上戸ノア:ではそんな時にピロンとモモの持っていた端末が鳴り響く。
矢郷隆二:「飛ばすぜ。しっかり捕まってな!!」
上戸ノア:『待ってくれ。広木雅斗と別天ネムレの位置座標が分かった』
上戸ノア:『今、モモの端末にデータを送って――』
上戸ノア:ザザ
上戸ノア: ザザザ
-:フツッ――――
矢郷隆二:「広木だあ!?あいつは死んだはずだろうが!!」
矢郷隆二:「おい、待て!どういう…!!おい、コラァ!!!」
GM:ホログラムが消えた。
”彷徨する者”モモ:「複雑なのよ! ほら、死せる孔明生ける仲達を走らすっていうでしょう」
”彷徨する者”モモ:死んでない
蔵馬屋 敏樹:背中に氷を入れられたような、不快な感覚。
蔵馬屋 敏樹:二人を襲ったのは、強烈な視線(ワーディング)
矢郷隆二:「………!!!」
蔵馬屋 敏樹:「なーんか聞き覚えのある声がすんな~と思ったら、リュージ」
蔵馬屋 敏樹:「随分“元気”じゃねえか」
矢郷隆二:「どっかの誰かさんにいいのもらったおかげでな」
矢郷隆二:「てめえの方は」
”彷徨する者”モモ:最初に会った時よりも、若い
というよりも『尖っている』あるいは『余裕のない』様子の蔵馬屋敏樹を隆二の後ろから伺う

矢郷隆二:「ちょっと見ねえ間に随分嫌なガンを飛ばすようになったじゃねえか」
蔵馬屋 敏樹:生体磁気、という言葉がある。
蔵馬屋敏樹が与えられた天与の肉体は、常に超高エネルギーを産出・運用している。
今、彼が放っているものはそれだった。

蔵馬屋 敏樹:強烈な細胞分裂とエネルギー産生が繰り返されるこの男の身体は、ただその気になるだけで余計な通信を遮断する磁気嵐を起こすことができるようになっていた。
蔵馬屋 敏樹:「あぁん? 敵にはこうするってキメてるんだよ」
蔵馬屋 敏樹:「……で、なんだっけ。俺をどうするって? さっき言ってたよなあ」
矢郷隆二:「ああ、もうボケが来たのかよてめえ」
矢郷隆二:「妙な夢ばかり見過ぎて現実が見れなくなっちまったのか?」
蔵馬屋 敏樹:「俺たちの夢を笑うなよ。お前が、よりにもよって……お前が……!」
蔵馬屋 敏樹:表情から余裕が消える。
矢郷隆二:ドッドッドッドッ!!
蔵馬屋 敏樹:獣のような眼光が、人間的感情の無い瞳が、一瞬覗く。
矢郷隆二:ブレーキをかけながら。全力でエンジンを吹かす。
蔵馬屋 敏樹:拳を固く握りしめて、構える。
”彷徨する者”モモ:隆二の背中をとんとん叩く
GM:それでは
”彷徨する者”モモ:「ダメよ! 向こうのペースに乗ったら」
矢郷隆二:ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!!
GM:逃走判定といきましょうか
GM:回避あるいは運転で目標値20を出してもらいましょう
GM:失敗すると二人はトシに勢いよくぶん殴られます!
”彷徨する者”モモ:ひえー!
GM:今はバイクに同乗している扱いなので
矢郷隆二:ぴえん…
”彷徨する者”モモ:支援エフェクト使えますか
GM:矢郷くんだけ判定して成功すれば良いです!
GM:支援エフェクトはもちろん使えます!
”彷徨する者”モモ:セットアップ、マイナー無し!
メジャーで「アドヴァイス」!
C値-lv、ダイス+3個

system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:52 → 56
矢郷隆二:ありがとうパパン!!
GM:おっと
GM:導き使わなくていいの?
”彷徨する者”モモ:おっと
GM:ミスっても前に進むけど割と容赦なくダメージ入るぜ
”彷徨する者”モモ:導きの華も乗せましょう
矢郷隆二:ありがとうパパン!!
”彷徨する者”モモ:達成値+4
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:56 → 60
矢郷隆二:いくぞー
GM:来い!
矢郷隆二:4dx9+2+4>=20 (4DX9+6>=20) > 10[4,5,8,9]+4[4]+6 > 20 > 成功
矢郷隆二:あ、あぶにゃあ!!
”彷徨する者”モモ:ぴったり!
矢郷隆二:完全に支援のおかげやね
GM:やるぅ!
別天ネムレ:やったぜ!
GM:では格好良くかわしてもらいましょう
BGMつきで!

”彷徨する者”モモ:「『船が嵐を切り裂くように』!」
”彷徨する者”モモ:バイクを鋭い結界が覆う
”彷徨する者”モモ:永遠の台風をも切り裂ける、空想、幻想
一時の伝説!

”彷徨する者”モモ:「奔って!」
矢郷隆二:ドッッッッッッ!!!!!
矢郷隆二:エンジンが最高回転に達した瞬間
矢郷隆二:ブレーキを一気に開放する。
矢郷隆二:無理やりかけられたストレスから解き放たされたエンジンは、巨大な機械の塊をゼロが一気に最高速まで加速させる
矢郷隆二:「おうよ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「お前は――潰れとけえええええええ!」
矢郷隆二:「トシィィィィィイイイ!!!!」
蔵馬屋 敏樹:圧倒的膂力を無造作に叩き込むだけのラリアット。
蔵馬屋 敏樹:だが、モモは見たことがある。
矢郷隆二:ガッッッ!!!
蔵馬屋 敏樹:ヨトゥンヘイム、霜の巨人。
矢郷隆二:その豪腕を
蔵馬屋 敏樹:「おらぁあああああっ!」
蔵馬屋 敏樹:断熱圧縮と膨張による爆熱と凍結を身体能力のみで発生させた巨人と同じだ。
矢郷隆二:かつて蔵馬屋が持っていた"徳"
蔵馬屋 敏樹:触れれば砕け散る。豪腕。
矢郷隆二:"舜"の木刀で、弾き飛ばす!!
蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」
蔵馬屋 敏樹:予想外だった。目の前の男ならば正面からぶつかってくると思いこんでいた。
蔵馬屋 敏樹:だが、考えてみれば当たり前だったのだ。ガキを守るなんて、そんなこと。
矢郷隆二:「モモ!!このまま飛ばすぜ!!」
”彷徨する者”モモ:「ええ、お願い!」
矢郷隆二:「落ちたら拾ってやらねえからな!しっかり捕まれ!!」
蔵馬屋 敏樹:「俺は、なんで、そんなことも……」
蔵馬屋 敏樹:巨人が止まる。
矢郷隆二:首都高を駆ける
矢郷隆二:あの巨大な腕を弾いた手が、まだ震えている。
矢郷隆二:悔しいが、俺はまだあいつに届かない
上戸ノア:『無事に脱出できたようだな』
”彷徨する者”モモ:「ええ、楽勝だったわ!」
矢郷隆二:円卓とか言うやつの力を借りた時点で、てめえの力だけであいつを止めるというプライドは捨てた。
矢郷隆二:「バカ、かろうじてだ。調子に乗るんじゃねえ。」
”彷徨する者”モモ:「だって、リュージが一緒だったもの」
「貴方と貴方の乗り物がなければ、出来なかったわ」

”彷徨する者”モモ:「貴方のなかにある”国”が貴方を守ったのよ」
上戸ノア:『それは何よりだ。息が合っているみたいだな。ところでそんな君たちに良いニュースと悪いニュースが一つずつある。どっちから行く』
矢郷隆二:「"国"だあ?まるで王様みたいなこと言うじゃねえか。」
矢郷隆二:「悪いニュースから」
”彷徨する者”モモ:「まあ、人間なら誰しも自分が自分の王様ってことよ」
”彷徨する者”モモ:「そうね、おいしいものは後のほうが良いわ」
上戸ノア:『じゃあ悪いニュース。聖徳漢のメンバーがあんたたちを追いかけている』
上戸ノア:『良い速度だからな、もうすぐ追いつかれるだろう』
矢郷隆二:「はっ、最高じゃねえか。」
矢郷隆二:「派手に暴れりゃトシの鎧を剥がしてやれるってことだろ」
上戸ノア:『マジかよ? じゃあ次のニュースは最高のニュースだな』
上戸ノア:『俺たちが今追いかけているネムレと広木雅斗は――神話生物に追いかけられている』
矢郷隆二:「おい、待てよ。なんでLUCIFERが生きてんだ。」
矢郷隆二:「あいつはおっ死んだはずじゃねえのか。てめえらと同じ別の世界からってやつか?」
”彷徨する者”モモ:「だいたいそういう感じね」
上戸ノア:『良い勘してるな。恐らくその筈だ。この時代を見出し、蔵馬屋敏樹を狂わせた何者かが手引したんだろう』
上戸ノア:『そして、その何者かの策略なのか知らないが、俺たちは今、合流と同時に神話生物とヤンキーによって挟み撃ちを受けようとしている』
矢郷隆二:「ケッ、気に食わねえ野郎ばかりだぜ」
上戸ノア:『参ったね、ホント』
”彷徨する者”モモ:「ええ、でも」
”彷徨する者”モモ:「味方が増えるのはいいことだわ」
矢郷隆二:「………」
矢郷隆二:ふと思った。
矢郷隆二:今の、十万人の配下に囲まれてるあいつに
矢郷隆二:本当に、味方と呼べるやつが、一人でもいるのだろうか。
矢郷隆二:「ああ、そうだな。」
矢郷隆二:迷いと思考を断ち切るように、短く応えた
矢郷隆二:「まっすぐ飛ばせば、その神話生物ってやつにぶつかんだな!!」
”彷徨する者”モモ:「………早く助けに行きたいのはわかるけれど、まずは仲間を集めなきゃ」
”彷徨する者”モモ:「ええ! いきましょう!」
上戸ノア:『ああ、あんたたちがちょくちょくやりあっていた邪神だの旧支配者だのの仲間だ』
上戸ノア:『戦い慣れはしていると思う。上手く切り抜けてくれ!』
矢郷隆二:それに応えるように声を張り上げ
矢郷隆二:装備していたヘルメットをモモに被せる
矢郷隆二:「飛ばす時にはこいつは邪魔だからな。」
矢郷隆二:「てめえが持ってろ、無くすんじゃねえぞ」
”彷徨する者”モモ:「むぎゅ」
こくこく頷く

矢郷隆二:ドッッッッッ!!!
矢郷隆二:風を裂くように、二人を乗せたバイクが駆けていく

GM:それではロイスタブでロイス取っておいてください!
”彷徨する者”モモ:矢郷隆二
○P誠意/N心配

矢郷隆二:ダチ/モモ/有意○/不安

【目次へ戻る】

ミドル3「ヒーロー&ヤンキー&アザトース&ヨグソトース&イゴローナク&グラーキ&アイホート&ダオロス&鳳雛」


GM:登場PC→全員
別天ネムレ:1+57
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:43 → 44
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:57 → 58
”彷徨する者”モモ:61
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:54 → 55
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:60 → 61
王佐(ワン・ズゥォ):登場は1でしたね
GM:登場は1です!
広木雅斗:55になったぜ!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:35 → 36
GM:では開始

ミドル3「ヒーロー&ヤンキー&アザトース&ヨグソトース&イゴローナク&グラーキ&アイホート&ダオロス&鳳雛」

GM:最初の兆候は、二度目の磁気嵐だった。
GM:それによる通信途絶。ノアから送られる情報が消えた。
GM:だが次に、視界の端に、モモと矢郷は確かに見つけ出す。
GM:今にも空を覆わんとする馬面(シャンタク)鳥の群れ、その不吉で神経をかきむしる羽ばたきの音。
GM:そして夜が迫ってきたかと見紛うほどの漆黒にしてゴム質の異形。確かに人の形はしていても、黒い翼に奇形の角。
GM:夜鬼と呼ばれる怪物だ。
GM:そしてそれらに追われているのは――間違いない。
GM:バイクに乗った広木雅斗と別天ネムレだ。彼らがピッタリのタイミングで高速道路に合流してきた。
GM:忘れてました。
皆さんはこのシーンから退場できないと死にます。

”彷徨する者”モモ:忘れないで!
広木雅斗:! ?
別天ネムレ:なんてこったい
矢郷隆二:「は!まるで百鬼夜行だな!!」
”彷徨する者”モモ:「ネムレー!!!」
大喜びで手をふる

矢郷隆二:「バカ野郎!手ぇ離すんじゃねえ!!」
矢郷隆二:怪物どもの隙間を縫うようにしてバイクを飛ばしていく
”彷徨する者”モモ:「ごめんなさい!」
別天ネムレ:後ろを見ないよう必死で駆けていたが、実のところ肉体派ヒーローではない身には辛い。息を切らしつつ走る中、聞き覚えのある声がした。
別天ネムレ:「……モモ!?」
矢郷隆二:「あれがてめえの相棒か!」
別天ネムレ:言った瞬間呼吸が乱れてせきこむ。「げほっごほっ」
矢郷隆二:「っで、マジでLUCIFERの野郎も生きてやがんじゃねえか、オイ!!」
”彷徨する者”モモ:「そうよ!」
広木雅斗:そこら辺にあったバイクを拝借、《血の彫像》を応用し作り出したヘルメットを被っている
矢郷隆二:「よお、相変わらず派手にやってんじゃねえか、LUCIFER!」
広木雅斗:「お前は・・・・・・えっと・・・・・・」記憶を整理し
広木雅斗:「リュージ!オメエもな!」
広木雅斗:「随分ゴキゲンな軍団引き連れてんじゃねえか!」
モブヤンキーA:「居たぞ! 三千釘だ!」
モブヤンキーB:「シャンタクまでいやがる! 拳銃(ハジキ)出せ!」
広木雅斗:「ほら、単車用意してきたから乗りな!」ヘルメットを少年に投げ渡す
別天ネムレ:「うわっと」もたつきながら受け取り、装着。「助かります……」
モブヤンキーたち:バイクに乗った集団や巨大なトラックが爆音を上げながら迫ってくる。
別天ネムレ:「隆二……もしかして矢郷隆二……ん?」
矢郷隆二:「おうよ、"三千釘"矢郷隆二だ」
別天ネムレ:「ん?」広木くんの顔をマジマジ見て。最初に会った時、どこかで見たような……と既視感を覚えたのを思い出す。
矢郷隆二:「てめえの相棒は無事だ。安心しな」
矢郷隆二:「ま、こっから無事に切り抜けられるかはまだわからねえけどなあ!!」
別天ネムレ:「あぁ――――ッ!?」
”彷徨する者”モモ:「当たり前よ、ネムレはすごいんだから」
別天ネムレ:「LUCIFER! 広木雅斗! 貴方があの、伝説の!?」思わず指とかさしちゃう。
別天ネムレ:「教科書だともうちょっと年上だったけど、本人じゃないですか! えっなんで僕その人と二ケツしてるの」
別天ネムレ:思わず素
矢郷隆二:「ああ!?何いってんだ!?LUCIFERが、伝説ぅ!?」
広木雅斗:「オレを知ってるのか?いやさっき名乗りはしたがよ・・・」
”彷徨する者”モモ:「あの人、此方だと凄く有名人なのよ」
別天ネムレ:「レネゲイドウォー初期の伝説ですよ!? いや当時からすると、そこまで知られているという意識はないかもしれませんが、とにかく有名です!」
”彷徨する者”モモ:モモはそこまでファンではない、フラット
矢郷隆二:「んな大したやつじゃねえだろ!!俺のほうがすげえって!!聖徳館のナンバ-2だぞ、俺様は!!」
広木雅斗:「あー・・・いや、そうだな、”伝説(レジェンド)”になってる”世界”のオレもいるな・・・」
別天ネムレ:「あっ、はい、貴方のことも蔵間屋敏樹さんからうかがっています。この時代の、ではなく、未来からなので、少しややこしいですが」
矢郷隆二:「LUCIFERが伝説なら俺は超伝説かぁ!?呂布や鎮西八郎に並ぶ最強候補かあ!?」
別天ネムレ:「蔵間屋さんは、自分が何か間違っていたら、きっと矢郷隆二が止めてくれるはずだ、と」
別天ネムレ:「そう言って貴方の名前を教えてくれました」
矢郷隆二:「俺は教科書に載ってねえのかよ!クソ!LUCIFER!落書きされてろ!ハゲにされてろ!教科書の写真で!!」
広木雅斗:「オレは無限にフサフサなんだよバーカ!地毛を大事にしてるからな!」
”彷徨する者”モモ:「言ってる場合?」
矢郷隆二:「っとぉ!!」
矢郷隆二:木刀を振るい、襲いかかってきたシャンタクを一匹叩き落とす
GM:シャンタクは悲鳴を上げながら墜落し、追いかけてきたヤンキートラックに轢殺される。
矢郷隆二:「だな!はしゃいでる場合じゃなかった!」
GM:だがヤンキーも神話生物も数が多い。このままではきりがないことだろう。
矢郷隆二:「だが、いくらなんでも数が多すぎるぜこいつはよお!!」
GM:というわけで判定について説明します。
広木雅斗:「・・・”危機(ヤベェ)”ぞこれは」

【情報項目開示】
・逃走ルート
情報:裏社会、首都高速、噂話、軍事
目標値23

GM:この判定を突破すると、高速道路上で二つの勢力から追いかけられるというヤベエ状況を突破できます
GM:ただし、この調査にも障害があります。
蔵馬屋 敏樹:「また旧支配者かよ……首都高がボロボロじゃねえか!」
蔵馬屋 敏樹:派手な赤いスポーツカーのボンネットの上で仁王立ちをして、腹立たしげに舌打ちをする男。
蔵馬屋 敏樹:時速100km/hを越えて走る車の上に立っていてなお、ピクリとも動かない。
矢郷隆二:「来やがったな。トシ!!」
別天ネムレ:「この時代の蔵馬屋さんか……」
矢郷隆二:「おい、ネムレ…だったか。」
別天ネムレ:「はい」
蔵馬屋 敏樹:矢郷隆二ならば知っているだろう。
別天ネムレ:「モモを助けていただき、ありがとうございます」ぺこり
”彷徨する者”モモ:「聖杯を体内に入れることで……限界を超える……ってコト?」
広木雅斗:「”今”のトシは・・・そうか、そーいう状態か!」情報を少しずつ整理する
矢郷隆二:「礼は後でいい。」
矢郷隆二:「未来のあいつがどう言ってたが知らねえが。俺ァ今のアイツがほんとに間違ってるのか、わからねえ。」
矢郷隆二:「だがな。今の俺は、今のアイツが気に食わねえってことだけは間違いねえ。」
矢郷隆二:「どっちが正しいのかは知らねえけどよ。てめえの正義があいつを止めることになるのなら。」
矢郷隆二:「てめえらの力を、俺に貸してくれ」
別天ネムレ:何が正しくて何が間違っているかは、渦中にいる時は分からないもので。複数有る選択肢のいずれを選んでも、後悔が発生することは避けられない。そんな状況もあるだろう。
別天ネムレ:自分がいた未来とこの世界が、同じ世界線でつながっているかも定かではないのなら、より一層。ただ、蔵間屋敏樹という男が、矢郷隆二という男を信じていたのは確かだろう。そして、彼の目的は自分たちと一致する。
別天ネムレ:「はい! むしろ、こちらがお願いしたいところです!」
広木雅斗:「ネムレ、か・・・面白れぇ名前だ」
広木雅斗:「さて、リュージ」「別にオレはお前を助けてやろうとかそんなことは考えてねえ」
広木雅斗:「元から、戦りあう仲だったしな」
矢郷隆二:「はっ、だったら今ここでケリをつけるか?」
広木雅斗:「でもよ・・・こっちにも事情が有るんだ」
蔵馬屋 敏樹:「お前ら――聖杯(レネゲイド)キメろぉ!」
蔵馬屋 敏樹:敏樹の一声と同時に、単車に、トラックに、スポーツカーに乗っていたヤンキーたちが愛車から飛び降りる。
蔵馬屋 敏樹:それは聖徳漢有数の精鋭(オトコ)たち! 聖徳破邪四天王!
GM:一人は白い肌、首の無い巨人となった。
全長20mの肥え太った巨体。両手には巨大な口。
邪神イゴーロナク。

GM:一人は冒涜的なまでに輝く金属質の表皮を持つ、アンコウのような怪魚となった。
背中には玉虫色に輝く無数の針、そして既に倒れた筈の他のヤンキーたちを従えている。
邪神グラーキ。

GM:一人は沢山の足と赤い目を持つ獣とも虫ともつかぬ生き物となった。
同じ姿の小型生物を大量に連れるその姿。
邪神アイホート。

GM:最後の一人は金属とプラスチックの棒、そして球体。
それらを子供が乱雑に組み合わせたような異形の姿となった。
邪神ダオロス。

GM:一度に現れた異形の偽神たちが、(ヘッド)たる蔵馬屋敏樹の号令に合わせ、周囲の空間のレネゲイドを掌握する。本来ならば外なる神にしか為し得ない奇跡が、神威が、その地に顕現する。即ち――
GM:レベル3ワーディングだ。
GM:君たち随分余裕があるが
GM:まずは目標値10の恐怖判定だ
GM:ダイス半減で目標値10に挑戦しな!!!!!
矢郷隆二:おう!
広木雅斗:オラァ!
別天ネムレ:C11で?
GM:C11です
”彷徨する者”モモ:血も涙もありゃしねえ
GM:既に居る想定ということで
GM:王佐さんも一応受けてもらいましょう
広木雅斗:1dx11>=10 やってから考えるぜ! (1DX11>=10) > 5[5] > 5 > 失敗
王佐(ワン・ズゥォ):イイヨー
王佐(ワン・ズゥォ):5dx+23>=10 (5DX10+23>=10) > 10[2,2,5,8,10]+1[1]+23 > 34 > 成功
矢郷隆二:3dx+2>=10 (3DX10+2>=10) > 10[5,9,10]+4[4]+2 > 16 > 成功
広木雅斗:55+2d10 (55+2D10) > 55+13[10,3] > 68
王佐(ワン・ズゥォ):クリティカルはしてないので
”彷徨する者”モモ:3dx11+1>=10 (3DX11+1>=10) > 5[1,1,5]+1 > 6 > 失敗
王佐(ワン・ズゥォ):33かな
矢郷隆二:ビビってへんでえ!!
”彷徨する者”モモ:にゃーん
GM:33っすね
別天ネムレ:3Dx (3DX11>=10) > 9[1,2,9] > 9 > 失敗
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:55 → 68
別天ネムレ:1たりない!
矢郷隆二:僕も12ですね。
”彷徨する者”モモ:61+2d10 (61+2D10) > 61+9[2,7] > 70
王佐(ワン・ズゥォ):2d10+36 (2D10+36) > 11[10,1]+36 > 47
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] HP:31 → 33
別天ネムレ:2D10+58 (2D10+58) > 11[10,1]+58 > 69
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] HP:33 → 31
矢郷隆二:2d10+44 (2D10+44) > 16[6,10]+44 > 60
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:58 → 69
矢郷隆二:ぎゃん
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:36 → 48
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:48 → 47
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:44 → 60
GM:今回は変に恐怖表で事故ってもあれなのでこちらから指定します!
広木雅斗:怖いぜええええええええ!
GM:逃走だ!
GM:逃げ出したくて仕方なくなってください!
”彷徨する者”モモ:矢郷さんの背中にぎゅーっとくっつく
別天ネムレ:うわああああ
GM:今までの会話の途中に突如現れた邪神によって恐怖を受けてもらうということでいきましょう
GM:まあ勿論この状態で脱出経路の判定に成功できるキャラなんて今の段階だと居ないと思うので
GM:ひとしきり恐怖を受けて無力化されたら
GM:王佐さんに出張ってもらいます!
王佐(ワン・ズゥォ):はーい
GM:ということでスタート!
広木雅斗:「・・・!?」背筋が凍るような感覚
別天ネムレ:「ま……また!」先ほどさんざん味わったものが、再び己を貫く。
矢郷隆二:「………!チッ!ガキにゃあ荷が重かったか!!」
広木雅斗:それは・・・自分が感じるはずの無いもの、恐怖
矢郷隆二:「オラァッ!ビッとしねえか!ビビっても敵が減るわけじゃねえぞ!!」
別天ネムレ:精神そのものが直接蹂躙され、植え付けられた傷がまたたく間に爛れるような、生きながら死に続けるおぞましい衝撃。
矢郷隆二:トシへの、不甲斐ない自分への怒り。それが恐怖よりもなお矢郷への肉体を四階している
”彷徨する者”モモ:背中を撫でる灰色の冷たさ
アレでは、皆を守りきることは出来ない

矢郷隆二:「オラ、LUCIFER!あのコーナーまで駆けるぞ!!」
矢郷隆二:「おい、聞いてんのか!!」
広木雅斗:「・・・ッ、オレとしたことが・・・」
広木雅斗:「あ、ああ、早くこの場から・・・!」
別天ネムレ:「逃げましょう! 早く、早く早く!」
別天ネムレ:いつになく冷静さを欠いた口調
広木雅斗:(”混ざった”結果か・・・不完全になっちまってるな)
矢郷隆二:「…!!」
広木雅斗:「この場から脱出できねえと・・・やべえ!それは分かるだろ!?」
矢郷隆二:モモ強くしがみつかれたせいでわずかにハンドル操作が甘くなる
矢郷隆二:旧支配者どもの攻撃に対応するたび、僅かにスピードが落ち、族との距離が縮まる
矢郷隆二:「こいつは、やべえな!!」
王佐(ワン・ズゥォ):情報:軍事にしましょうか
GM:はい! まあ生き字引なのでどの項目も意思ですがオッケー!
別天ネムレ:頼もしい~~
王佐(ワン・ズゥォ):コンセは意味ないのは使いません
王佐(ワン・ズゥォ):コンボ『万人推挙』生き字引を使用します
王佐(ワン・ズゥォ):5dx11+23 (5DX11+23) > 9[2,4,6,6,9]+23 > 32
GM:オーケー! 情報が分かります!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:47 → 48

・逃走ルート
情報:裏社会、首都高速、噂話、軍事
目標値23
→首都高速から飛び降りたところに食屍鬼(グール)たちが棲む地下道があることが分かる、魔術的に巧妙に偽装されているが、かえって平穏が保たれている。
→PC全員は、王佐はこの特異点について何かクリティカルな事実を知っているらしいことを推測しても良い。

GM:まあ思い切って飛び降りて相手の目を欺いて逃げられる、と解釈してください
王佐(ワン・ズゥォ):「困っているようだね」
王佐(ワン・ズゥォ):何処からともなく君達に声が聞こえる。
矢郷隆二:「なんだこのうさんくせえ声は!!」
矢郷隆二:「またてめえらの知り合いか!?モモ!」
”彷徨する者”モモ:「胡散臭い人が全員知り合いなんてことはないわ」
「彼は知らない人よ」

王佐(ワン・ズゥォ):「いや本当に、胡散臭いのは自分でもそう思うんだけど」
別天ネムレ:「僕も知りません……」一人称を変える余裕もない
矢郷隆二:「じゃあ、罠か!?」
王佐(ワン・ズゥォ):「その怪しさ抜群の声に耳を傾けてくれるなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「逃げる策はあるぜ」
王佐(ワン・ズゥォ):「乗るかい?」
別天ネムレ:「逃げる……手立てが!?」恐怖でにぶった判断力は、たちまちその声に耳をかたむけてしまう。
矢郷隆二:バイクを飛ばす。じわりじわりと怪物にたちに追い詰められているのがわかる。
広木雅斗:「・・・一つだけ、聞かせろ」
矢郷隆二:「まず策を言えや!乗るかどうかはそっから決める!!」
王佐(ワン・ズゥォ):「どうぞ」
矢郷隆二:「劉邦だって劉備だって家臣の献策を聞いてからそいつを使うかどうか決めてたんだぜ!!」
王佐(ワン・ズゥォ):「質問から聞こうか」
広木雅斗:「じゃあオレからな」
広木雅斗:「お前は・・・”神”をどう思う」
王佐(ワン・ズゥォ):「こちらを見る分には構わないと思うね」
王佐(ワン・ズゥォ):「人の手助けをするのも結構」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、神様らしく余計な事しなければ尊敬しても良いんじゃないかな」
”彷徨する者”モモ:(そっぽむいてる)
広木雅斗:「・・・・・・」目をじっと見つめて
王佐(ワン・ズゥォ):「神様ってのは人じゃない」
王佐(ワン・ズゥォ):「人の事は人が決めるべきだよ」
広木雅斗:「・・・・・・120点の回答じゃねえか」
広木雅斗:「いいぜ、話を聞かせてもらう」
王佐(ワン・ズゥォ):「では質問の方に応えようかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「劉邦だって劉備だって土壇場では決断を強いられる、窮地の時に判断をしなくちゃいけない」
王佐(ワン・ズゥォ):「そのまま死ぬか、限りなく胡散臭くて罠かもしれない所に飛び込むか」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、決めるのは君達だ」
矢郷隆二:「だからその策を早く言えってんだ!このタコ!!」
王佐(ワン・ズゥォ):「300m。いや、話してたからもう50m先のカーブ」
別天ネムレ:「! ?」
別天ネムレ:それは今の速度なら、もはや目と鼻の先の距離ではなかろうか。
王佐(ワン・ズゥォ):「高速道路の壁にバイクが通れるくらいの穴が開いている」
王佐(ワン・ズゥォ):「そこに突っ込みな」
王佐(ワン・ズゥォ):「あとそろそろ爆発が起きるから」
王佐(ワン・ズゥォ):「ビックリしないようにね」
王佐(ワン・ズゥォ):と言った瞬間
矢郷隆二:ギャルッ!ギャルッ!ギャルッ!ギャルッ!
王佐(ワン・ズゥォ):君達の後方で爆発が起きる
”彷徨する者”モモ:「早く言って!」
広木雅斗:「虎穴に入らずんばなんとやら・・・!」
矢郷隆二:脳内の地図と胡散臭い声の言った場所を照らし合わせる
王佐(ワン・ズゥォ):炎と煙が巻き起こる
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、あれは目くらましだから」
矢郷隆二:「食屍鬼(グール)の巣に突っ込めってか!!」
王佐(ワン・ズゥォ):「ダメージは期待しないでくれると助かるな」
王佐(ワン・ズゥォ):高速道路の壁面に穴、そして簡易に製作された下り坂が見える
別天ネムレ:「飛びこむしか……ない!」
王佐(ワン・ズゥォ):モルフェウス能力で作成された細い下りの通路
矢郷隆二:そう叫ぶと同時に、その指示の裏にあるものを理解する。
矢郷隆二:「なるほど、な!!突っ込むぜ、LUCIFER!!」
広木雅斗:「応!!!!リュージィ!!!」
矢郷隆二:「モモ!ネムレ!こいつの声をしっかり覚えとけよ!罠だったらキチンと落とし前つけるためになあ!!」
王佐(ワン・ズゥォ):穴の横には君達のバイクによく似た物が待機しており人形が乗せられている。
王佐(ワン・ズゥォ):君達が近づくと同時にそれは高速道路をそのまま走り出す
”彷徨する者”モモ:「任せて!」
とはいえ、その必要はなさそうだなと思った

別天ネムレ:「や……やたら用意のいい!」呆れながらも、こんな人物の声は忘れたくても中々忘れられないだろうな、と思った。
矢郷隆二:無人のバイクとクロスするようにしてすれ違う
広木雅斗:「ちゃあんと捕まってろよネムレ!」
別天ネムレ:「はいっ」
王佐(ワン・ズゥォ):君達が壁の隙間を通り抜けるとそれはしゅるしゅると塞がる
王佐(ワン・ズゥォ):無人のバイクはそのうち制御を失い壁に激突するだろう
王佐(ワン・ズゥォ):(まあ、時間稼ぎくらいにしかならないだろうね)
王佐(ワン・ズゥォ):それを少し離れたビルの屋上から見ていた男は。
王佐(ワン・ズゥォ):静かにその場を後にした。

GM:それでは本日はここまで!
GM:ロイス管理タブでロイスとって置いてください!
矢郷隆二:ロイスは保留!
王佐(ワン・ズゥォ):ロイスは保留かな
別天ネムレ:ロイス、〝LUCIFER〟広木雅斗 ●P憧憬/N緊張(本物だ――ッ)
広木雅斗:少年 へのロイスを別天ネムレ に変更します! 感情はそのまま
GM:皆さんお疲れさまでした!
王佐(ワン・ズゥォ):お疲れさまでしたー
別天ネムレ:お疲れ様でした!
広木雅斗:お疲れさまでした!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでした!
GM:次回は合流して情報項目が出て調達ができて
GM:キャラ同士でお話ができます!
GM:そしてもうLv3ワーディングとデータ的にやり合う必要は無し! よろしくね!
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:3 → 4
GM:というわけで続きはTLで!
GM:次回は9日夜9時から! よろしくね!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたー!
別天ネムレ:よろしくお願いしまーす!
広木雅斗:集うぜ!
王佐(ワン・ズゥォ):はーい

【目次へ戻る】

ミドル4「奇妙な共闘」


GM:それでは第三夜を開始します
GM:登場PC→全員
GM:登場侵蝕+1してください
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:69 → 70
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:48 → 49
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:68 → 69
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:60 → 61
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:70 → 71


ミドル4「奇妙な共闘」


GM:一行がたどり着いたのは、納骨堂を模した奇妙な地下構造物の中にある一室だった。
GM:中はかび臭く、じっとりと湿って、ひんやりとした空気で満ちていた。
GM:犬のような頭と、長い鉤爪、しかしどうにも人間臭い挙動の奇妙な二足歩行動物が歩いていて、一行に怪訝な視線を投げかけていたが――
GM:王佐の姿を見かけると、うやうやしく頭を垂れる。
グールの長:「おかえりなさいませ、墜星様」
王佐(ワン・ズゥォ):「いいよぉ、気にしなくてもさぁ」
王佐(ワン・ズゥォ):「間借りしてるのはこっちなんだし」
グールの長:「そうはいきませぬ。人々に虐げられ、石以て追われる我々を救っていただいた恩があります」
グールの長:「人間の身では窮屈かもしれませぬが、お連れ様ともどもゆっくりとお休みください」
グールの長:そう言って礼儀正しく頭を下げる。
王佐(ワン・ズゥォ):「律儀だねえ,、君」
”彷徨する者”モモ:「お邪魔します」
ぺこり。
後ろから普通に挨拶

グールの長:「一族を率いる者として当然のことです。それではごゆっくり」
グールの長:それからモモに笑顔を向けてお辞儀する。
矢郷隆二:「墜星ってのがてめえの名前か?」
矢郷隆二:「随分縁起が悪そうだな」
広木雅斗:「堕星(フォーリン・スター)……ね」
”彷徨する者”モモ:「ふぉ……?」
別天ネムレ:グールの長に「お邪魔します。手ぶらで申し訳ない」と頭を下げ、「さきほどは、ありがとうございました。墜星さん」
別天ネムレ:グールの見た目にはびっくりしたが、モモにも笑いかけてくれるし、気の良さそうなひとびとだな……と安堵。
王佐(ワン・ズゥォ):「堕星(ヂュイシン)が一番しっくりくるかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、あだ名だよ。自分で言い出したからあだ名でもないか」
王佐(ワン・ズゥォ):「通り名になったらいいなくらいだね」
”彷徨する者”モモ:「じゃあ、本当のお名前はなんていうのかしら」
王佐(ワン・ズゥォ):「本当、か。そうだね(ワン)だよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「王佐(ワン・ズゥォ)
王佐(ワン・ズゥォ):「王様の王に補佐するの佐」
王佐(ワン・ズゥォ):「ワン・ズゥォ」
矢郷隆二:「は、大した名前じゃねえか。あだ名とは大違いだ。」
矢郷隆二:「それで、さっきの様子じゃあ、こっちの自己紹介は必要ねえってことでいいんだよな。」
王佐(ワン・ズゥォ):「そりゃあ、あんな大軍勢に追われてるんだからさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「有名だよ、君達」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕みたいな日陰者とは違うね」
広木雅斗:「へえ・・・・・・」まじまじと見つめて
矢郷隆二:「てめえが名前の通り張良や王猛並の才があるってんなら、日陰者は無理があると思うがな」
王佐(ワン・ズゥォ):「名前通りの実力があるなら世の中苦労はしないよ~」
別天ネムレ:「あなたは名前だけにはとても見えませんが」
別天ネムレ:「ともあれ、オレはこの地の異常を意図的に引き起こした人物に心当たりがあります。ゼノス、有葉緑郎。今回は新しく、〝偽神の心臓〟という組織を名乗る者も現れましたが」
”彷徨する者”モモ:「ちょうりょう」
矢郷さんのバイクにのったまま足ぱたぱた

別天ネムレ:「ばっこ……?」ついモモに視線を向けつつ、気を取り直して。
別天ネムレ:「この場にいる全員、先ほどオレが名前を挙げた二者と対立しているか、または蔵馬屋敏樹を止める、という目的を持っている。ということでよろしいですか?」
矢郷隆二:「漢の三傑って言ってな。蕭何や韓信とともに前漢の高祖劉邦を支えた……まあ、詳しい話は後でネムレから聞けや」
矢郷隆二:モモに声をかけ、ネムレに視線を合わす
”彷徨する者”モモ:「知らないお話だわ、物知りなのね」
わくわく。
そう、このモモ
ちょっと飽き始めている

広木雅斗:「なぁ・・・提案なんだが」
広木雅斗:「やっぱこの場の5人、立場や目的、現状を纏めた方がいいんじゃないか?」
広木雅斗:「トシをどうにかするってのは共通してんだろうが・・・どうもゴチャついてる気がする!」
王佐(ワン・ズゥォ):「あ!自己紹介タイム?いいね」
”彷徨する者”モモ:「立ったままお話を続けるの?」
王佐(ワン・ズゥォ):「座ってもいいさ、場所は借りてるからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「最低限の飲食物くらいなら用意できるよ」
広木雅斗:「そうしようぜ、こっちに来てから死にかけたり死にかけたり追われたりで大変だったんだ」
矢郷隆二:「まともな食いもんなんだろうな」
王佐(ワン・ズゥォ):「例えまともじゃなくたって必要なら食べるべきだよ。もちろん、問題ないものを用意してもらってるけれど」
別天ネムレ:「ではお言葉に甘えて、一休みできる場をいただいてから、お互い自己紹介していきましょうか」
”彷徨する者”モモ:バイクからよじよじ降りて行こう
GM:ではこのあたりでちょっとだけ場面転換しますか
GM:グールの皆さんが酒食の類を用意してくれますから
”彷徨する者”モモ:はーい
広木雅斗:おねしゃす!
矢郷隆二:うーす
王佐(ワン・ズゥォ):はーい



GM:一行が通された部屋の奥には、そこそこ豪華な宴席が整えられていた。
GM:そもそもこの乱れた世の中においては、魔術に片足を突っ込んだ食屍鬼も景気が良い。
GM:自身の食事には困らないし、なにより魔術師や友好的な人間をもてなすために、缶詰や飲み物など、明らかに人肉ではないと分かる食料を用意することくらいは可能だった。
GM:蟹缶、コンビーフ缶、缶ビール、etc
GM:普通の料理とはいかないが、こういう暗く湿った場所だからこそ、こういったものの方がかえって食べやすいだろうというグールの長の判断である。
広木雅斗:「お、カニだカニだ!すげーぞ!」
グールの長:「人間だった頃はシェフだったのですが」
グールの長:「そんな私の目から見ても、確かなものを揃えています」
グールの長:「それではみなさま、ごゆっくり」
グールの長:一礼してから部屋を出ていく。
”彷徨する者”モモ:「凄いわ、缶詰パーティーね!」
きらきら

別天ネムレ:「至れり尽くせりで、痛み入ります」グールの背に一礼して、ソフトドリンクを探す。
王佐(ワン・ズゥォ):「谢谢」
別天ネムレ:モモの前に葡萄ジュースや桃ジュースを持っていこう。自分はアイスティー。
広木雅斗:「ありがとな!」
矢郷隆二:「適当に振り分けちまうぜ」
矢郷隆二:と言いながらコンビーフ缶を王佐さんに渡します
矢郷隆二:カニを食いたがってた広木くんにはカニ缶を渡す。
”彷徨する者”モモ:喉が渇いていたのでぶどうジュースをつるつる啜っている
矢郷隆二:自分が適当に選んだものを王佐が食うのなら、実際にここの喰い物は問題がないのだろう
別天ネムレ:クレバー
広木雅斗:「わーいカニ!」
別天ネムレ:(伝説のLUCIFER……こうしてみると普通の若者だ……いや人間だから当然だけど、不思議な気分だなあ)
王佐(ワン・ズゥォ):「やれやれ…」
広木雅斗:「・・・じゃあメシの時間と共に」
広木雅斗:「自己紹介タイムな!」
広木雅斗:「まずはネムレ!」
矢郷隆二:「合コンじゃねえんだからよ」
”彷徨する者”モモ:(ゴウコン、知ってるわ!)って顔
別天ネムレ:知ってるんだ
王佐(ワン・ズゥォ):カセットコンロにスキレットを乗せて火にかける
王佐(ワン・ズゥォ):「それ取ってくれる?」
別天ネムレ:サバ缶(味噌味)を開けながら「はい」
王佐(ワン・ズゥォ):食べるラー油の瓶を受け取り
王佐(ワン・ズゥォ):スキレットに投入
王佐(ワン・ズゥォ):良い感じに油が煮えてきたら
王佐(ワン・ズゥォ):コンビーフをスプーンで掬って入れていく。
王佐(ワン・ズゥォ):ザーサイの缶詰を開けて投入、更に老酒を入れて火を出し。
王佐(ワン・ズゥォ):アルコールを飛ばして完成。
”彷徨する者”モモ:ぱちぱちぱち
拍手

王佐(ワン・ズゥォ):「ツマミが欲しいならどーぞ」
王佐(ワン・ズゥォ):自分はそれをパクパク食べながら酒をあおる。
王佐(ワン・ズゥォ):「固焼きビスケットつけてもイケるよ」
広木雅斗:「・・・なんか今ので一気に親しみ湧いたぜ」
別天ネムレ:香ばしい脂とピリ辛の風味が鼻をくすぐり、お腹がぐーと鳴る。慌てて缶詰のサバを一つ口に放りこんだ。甘すぎず辛すぎない味噌の味に、肉とはまた違う魚の脂がしみる。
”彷徨する者”モモ:「おいしい!」
端的な感想

別天ネムレ:(あれチーズ乗せても美味しそうだなあ)
矢郷隆二:「口の中のもん飲み込んだら自己紹介頼むわ」
矢郷隆二:缶の焼き鳥摘みながらネムレくんに言います
別天ネムレ:サバの骨を噛み砕き、飲みこんで。「では、オレから」
”彷徨する者”モモ:ぱちぱちぱち
別天ネムレ:マスターとの通信が復活していることを確認して、呼び出します。
上戸ノア:『ん? 繋がった……か?』
上戸ノア:ホログラムで男性の姿が浮かび上がる。
別天ネムレ:「マスター、ネムレです。一悶着ありましたが、どうやら協力者が得られそうなので、我々の正体と目的について説明していただきたく思います」
上戸ノア:『こちらアルス・マグナ司令部。現代の状況はあまり良くない。そちらの状況は?』
別天ネムレ:「はい。こちらはモモもオレもひとまず無事です」
”彷徨する者”モモ:(無言の元気アピール)
別天ネムレ:「……ああ、あちらの蔵馬屋さんにも、何か起きてるんですね」顔が曇る。
別天ネムレ:つまりは、ジャーム化が。
上戸ノア:『了解だ。すまない。状況が不安定なので手短に行かせてもらおう』
上戸ノア:『我々はアルス・マグナ。オーヴァードで結成されたヒーローチームだ』
矢郷隆二:「ヒーロー、何度聞かされても現実感のない響きだな」
上戸ノア:『こちらの時代では、蔵馬屋敏樹をヘッドとして掲げるオーヴァード暴走族が十万人ほど首都高速を爆走している』
上戸ノア:『この異常事態の原因が、この時代に由来すると仮説を立て、そちらの別天ネムレ、そしてモモを派遣し、事態の収束に当たっている』
上戸ノア:『ここまでオーケー?』
広木雅斗:「だいたいアイツから聞いた通りだな、オーケー」
王佐(ワン・ズゥォ):「面白いねえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「いいよ」
矢郷隆二:「……」ギリッ、という音が立つほどに強く歯を噛みしめる
王佐(ワン・ズゥォ):「続けて」
広木雅斗:(トシ・・・)
上戸ノア:『幸いにも蔵馬屋敏樹は先んじて拘束に協力してもらったから、まだ彼自身の手による被害は出ていない』
上戸ノア:『……が、時間の問題だ』
上戸ノア:『もしこの話を聞いている中に彼の友人が居るなら、未来の彼を救うと思って、迅速に事態の解決に当たって欲しい』
上戸ノア:『今の段階で、遠い時代の人間として伝達できる情報はこれくらいかな』
別天ネムレ:ではマスターの説明を引き継いで、
別天ネムレ:「とまあ、オレたちは未来の蔵馬屋敏樹さんとも話し、現地で彼を止めるのに協力してくれそうな方として、友人の矢郷隆二さんのことを教えられました。そしてマスターがこの時代の有力なオーヴァードとして挙げた、広木雅斗さん」
別天ネムレ:「そちらのお二人とは、無事この場で合流しています」とマスターに。
上戸ノア:『オーケー。ならば何よりだ』
上戸ノア:『我々は調査の補助やレネゲイドの解析などで皆さんに協力できます。それぞれの戦うもののために、手を取り合えれば幸いです……ってところかな、俺は」
上戸ノア:再び、画像にノイズが走り始める。
別天ネムレ:「あっ」
”彷徨する者”モモ:「また、不安定になっちゃった?」
矢郷隆二:「よくわからねえが、てめえらの地元も大変みたいだな。」
広木雅斗:「通信が安定しないほどに・・・か」
上戸ノア:『ああ、今、蔵馬屋さんを取り返す為に収容所に一部のオーヴァードヤンキーが襲撃を開始している』
矢郷隆二:「なるほどな。協力する分には俺はかまわねえぜ。俺はトシの野郎をぶん殴りてえだけだからな。」
上戸ノア:『ならば……』
上戸ノア:ザザッ
上戸ノア:『そうそう、未来の君が』
上戸ノア:ザザッ
上戸ノア:『……よろしくってさ』
上戸ノア:フツッ
GM:ホログラムが消える。
矢郷隆二:「知らねえ親父によろしくなんて言われてもなあ」
矢郷隆二:そう言いながら、上戸ノアの言葉を反芻する。「未来の彼を救うと思って」。これは今のあいつを救うことは出来ないということなのだろうか。
広木雅斗:「夏祭りとかで人気だぜ、あっちのお前」
別天ネムレ:「らしいですね」>夏祭り
矢郷隆二:「なんだその局地的な人気!?」
矢郷隆二:「ただの地元の祭ではしゃぐ愉快な親父じゃねえか!?」
矢郷隆二:「LUCIFERごときが伝説になってるのになんで俺はただのお祭りおじさんなんだよ!?逆だろ逆!」
広木雅斗:「ハハハハ!!!!」
別天ネムレ:「ま、まあそこは……色々あったんじゃないでしょうか。はい」
別天ネムレ:伝説の英雄が本当に年相応のやり取りをしているのをナマで見せられている、と奇妙な気持ち。こんな時でなければとんでもなく面白い体験だったが、今は大事なことがある。
矢郷隆二:「クソが、俺ァ絶対そんなしょぼくれた親父にはならねえぞ。死ぬまで突っ走ってやんよ。」
”彷徨する者”モモ:「あたしは素敵だと思うのだけれど」
ぽやぽや

矢郷隆二:「うるせえな、男には男の生きざまってのがあるんだよ」と言いながらネムレに視線を移す
別天ネムレ:「……この時代の蔵馬屋さんを止めることは、」
別天ネムレ:「現在の彼を助けることでもあり、その結果として、未来でジャーム化されている蔵馬屋さんを助けることにもつながります」
別天ネムレ:「一度に二人の蔵馬屋さんを助けると言うと変な話ですが、戦いは一度。失うものは二つ。負けられない戦いです」
矢郷隆二:なるほど。こいつはこういう状況に慣れている。
矢郷隆二:俺が感じるであろう不安を先読みして言葉を作っているようだ。
王佐(ワン・ズゥォ):「義侠だねえ」
矢郷隆二:「助かるぜ。そう言ってくれると俺のやることはシンプルになっていい。」
矢郷隆二:「で、LUCIFER。てめえはなんだよ。ゾンビか?それともてめえの舎弟がドラゴンボールを7つ集めたりしたのか?」
広木雅斗:「えーっとそうだな、今のオレはちょっと複雑なんだ」
広木雅斗:「三位一体のトリニティなんだよ」
”彷徨する者”モモ:缶詰のやきとりを手渡す
矢郷隆二:「魏と呉と蜀で三国鼎立したってことか?」
広木雅斗:「そんな感じだ」
広木雅斗:「同じ中華でも3つに分かれてたように」
広木雅斗:「今のオレは・・・3つの”オレ”が混じりあってる」
矢郷隆二:「さっきまでの口ぶりじゃあ」
矢郷隆二:「俺の知ってるお前、ネムレたちの地元のお前が混じってるみてえだが」
矢郷隆二:「もう一人はなんなんだよ」
広木雅斗:「・・・・・・”普通”の世界のオレ、かな」
”彷徨する者”モモ:「ふつう?」
別天ネムレ:「……オーヴァードにはならなかった世界の自分、ですか?」
広木雅斗:「いや、その世界でも世界は何度も滅びかけたりしてたが」
矢郷隆二:「"普通"ってなんだよ。」
別天ネムレ:(大変だ……)
広木雅斗:「オーヴァードの存在は秘密で・・・表面上でだけど、世界は平穏だったんだ」
矢郷隆二:「何言ってんだ。隠しきれるもんじゃねえだろ。こんな力よお」
広木雅斗:「・・・それでも、戦ったんだ」「”日常”を守るためにな」
”彷徨する者”モモ:「それって……すっごく」
「………たのしそう!」

”彷徨する者”モモ:「秘密がいっぱいで、とっても!」
広木雅斗:「名の通った不良でも、世界的なヒーローでもなかったが」
広木雅斗:「その”オレ”も・・・すごいオレだと思ってる」
広木雅斗:「実際脳味噌の中心はそのオレだしな!」もらったトリ缶に噛みつく
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほどねえ」
別天ネムレ:「オーヴァードがヒーローとして、公的に認められなかった並行世界か……」
別天ネムレ:「その世界のあなたは、ヒーローという肩書きがなくても、人知れず人のために戦っていたんですね」
王佐(ワン・ズゥォ):「良いじゃないか、人知れず世界を救う」
王佐(ワン・ズゥォ):「格好良いじゃない」
広木雅斗:「よ・・・よせやい!照れるだろうが~!」
矢郷隆二:「理屈は正直わかんねえが」
”彷徨する者”モモ:「あら、かんたんな話じゃなくって?」
矢郷隆二:「こっちのLUCIFERは、死にかけた時にその二つの世界のてめえらの魂かなんかが宿ったおかげで生き返ったってことか?」
広木雅斗:「ああ、そうだ・・・オレを生き返らせ、この状態にしたやつがいる」
別天ネムレ:普通の少年のような顔をしても、やっぱりこの人は伝説になるだけの人なのだな……としみじみ思った。
広木雅斗:「それが・・・有葉だ」「ネムレ、モモ、お前らの敵なんだよな?」
”彷徨する者”モモ:「敵?」
”彷徨する者”モモ:はてそうだっけという顔
矢郷隆二:「敵じゃねえのか?」
広木雅斗:「あれ・・・違うのか?」
別天ネムレ:「ええ」躊躇無くうなずく。「敵です」
”彷徨する者”モモ:「ええ、知り合いよ」
もぐもぐ。
「ちょっと困った人」

矢郷隆二:「敵じゃねえか。」
”彷徨する者”モモ:「競争相手、そういうものよ」
矢郷隆二:ネムレの言葉を基準にしたほうがわかりやすくなると判断している
別天ネムレ:「モモはその……フレンドリーな反応をしていますが。前回、古代ギリシャに行った時や、オレたちの時代でも、オーヴァードをそそのかしたり、呼び出したりして、時間をメチャクチャにしようとした男ですよ」
広木雅斗:「敵そのものじゃねえか!」
矢郷隆二:「俺たちならぶん殴り飛ばすな」
別天ネムレ:「オレが思うに、蔵馬屋さんに何か妙なことを吹き込んだり、怪しいアイテムを渡した人物がいるなら、それは有葉緑郎に違いないですね」
矢郷隆二:「………例えば」
矢郷隆二:「聖杯、とかか?」
広木雅斗:「心当たり、アリか」
別天ネムレ:「聖杯。何でも願いが叶う魔法のランプ。そんなものがあるとうそぶき、そそのかし、渡すなら。これ以上無くぴったりな品ですね」
”彷徨する者”モモ:「意地悪よね」
「なんでもお願いが叶う、なんて言われたら」
「かえって本当のお願い事なんてわからなくなってしまうもの」

矢郷隆二:「なるほど、な」
別天ネムレ:「ご存じですか」
矢郷隆二:その有葉緑郎という男に対し怒りが湧いてくるかと思ったが、思ったよりも感情は乱れなかった。
矢郷隆二:渡したのがその男だとしても、使ったのは、トシだ。そしてそれを止めることが出来なかったのは、俺だ。
矢郷隆二:ならば、有葉という男を恨むのはお門違いだと、どこかで感じたのかもしれない。
矢郷隆二:「ああ。」
矢郷隆二:「トシの舎弟共があんな風になっちまったのは。」
矢郷隆二:「トシが聖杯にそう願ったからだからな。」
王佐(ワン・ズゥォ):「ん、まあ。聖杯の影響だと言うなら使い方が下手だよねえ」
矢郷隆二:「ああ?」
王佐(ワン・ズゥォ):「でも、あれは。どちらかというと別の影響もあるんじゃない」
別天ネムレ:「別の影響?」
王佐(ワン・ズゥォ):「舎弟をパワーアップさせるとして化け物にしちゃうの普通に趣味悪いでしょ」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういう因子が紛れ込まない限りはね」
別天ネムレ:「あ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達の言う所の別の世界観が混じっているんだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ヒーローの居る世界があるように」
別天ネムレ:「おそらく、それが偽神の心臓……ということですね?」
王佐(ワン・ズゥォ):「ああいう化け物が普通にいる世界って事さ」
矢郷隆二:「最初から欠陥品を掴まされたってことか?」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうそう、それ」
広木雅斗:「有葉の野郎・・・!」
王佐(ワン・ズゥォ):「掴ませた方にして見りゃ欠陥じゃないだろうさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「正当な力を善意でご提供だろ」
”彷徨する者”モモ:「それが普通だからってことね」
別天ネムレ:「有葉にも想定外だったとすると、あの男も意外と抜けているんだな……」
王佐(ワン・ズゥォ):「じゃあ何かい?舎弟が全員ヒーローマスクとマントなら良かった?」
矢郷隆二:「やめろ。笑っちまうだろうが」
別天ネムレ:「ひ、ヒーローのコスチュームも色々ですよ」
”彷徨する者”モモ:「何色くらい必要なのかしら」
戦隊ヒーロー的なイメージ

王佐(ワン・ズゥォ):「10万人のヒーロー暴走族ってのも楽しそうだよ」
矢郷隆二:「初めて組み合わさった日本語だろうな、ヒーローと暴走族」
別天ネムレ:「暴走族ヒーローならいましたけど……」頭痛
広木雅斗:「オレを蘇らせた時点で・・・トシに目を付けてやがったんだな」
広木雅斗:「こっちのオレが死ななきゃ、そもそもこんなことには・・・」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、つまり。介入している連中が居るってわけだ。偽神の心臓というのは宇宙の深淵に潜む神々の力を持つ者達の組織だよ」
矢郷隆二:「いんのかよ。進んでんな未来」
王佐(ワン・ズゥォ):「暴走族の皆さんはそういう神様に従属する種族という形で力を得たってわけ」
”彷徨する者”モモ:「すっごく物知りね、ワン」
”彷徨する者”モモ:「おともだちなの?」>偽神の心臓
王佐(ワン・ズゥォ):「物知りってほどじゃないよ。元々所属していた組織の事だから少し知ってるってだけ」
王佐(ワン・ズゥォ):「嫌になって逃げたけど」
広木雅斗:「やけに詳しい理由が分かったぜ・・・目的はよく分かんねえけどな」
別天ネムレ:大きな目をぱちぱちとしばたたかせ、「あなたが……偽神の心臓元メンバー……?」首を傾げる。
別天ネムレ:あの異形のような姿が彼の正体なのだろうか。そんな不安がよぎったが、相手が人間とは限らないかどうかは、この際どうでもいい。
別天ネムレ:「貴方の素性が気になっていましたが、少し納得がいきました。それでは、なぜ組織を抜けられたのでしょう?」
王佐(ワン・ズゥォ):「いやあ、そうだね。嫌でしょ、人を怪物に変えて隷属させるか滅ぼすかの二択に近いんだから」
矢郷隆二:「クソ野郎どもだな。」
王佐(ワン・ズゥォ):「深淵の知識やら魔術の秘奥だのを持ってるから理知的かと思いきや」
王佐(ワン・ズゥォ):「完全に相いれないよ、あれは」
別天ネムレ:「それを聞いて安心しました」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らには彼らのロジックや行動指針があるんだろうね。それをどうこうとは言わないけれど」
王佐(ワン・ズゥォ):「いやー、あわないし怖いね」
”彷徨する者”モモ:ぱっかん。
角煮缶を開けて知らんふり。

広木雅斗:「どの世界でもファルスハーツは身勝手なもんだな・・・」色んな世界での戦いを思い出しながら
別天ネムレ:「一時所属したけれど、まずい組織だと気づいて袂を別った、というわけですね」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、元々知識を得る為ってのもあったからね」
矢郷隆二:「で、てめえも連中をぶん殴りてえってことか?」
王佐(ワン・ズゥォ):「いや、別に彼らを倒そうとかそういう気持ちはないんだ。ただ関わり合いになりたくないし、関わって欲しくない」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らが関わって変貌した世界なんて面白くもないよ」
”彷徨する者”モモ:「それにしては」
グールのすみかを見回す

”彷徨する者”モモ:「積極的に関わり合いになるのね」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らは彼らの生き方ってのがあるからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「人間の世界との関わりはあっても」
王佐(ワン・ズゥォ):「基本は自分たちで完結した生活を営めるし」
王佐(ワン・ズゥォ):「世界に介入して変えようとか思ってるわけじゃないよ」
広木雅斗:「そうは言いつつもスタコラ逃げはしないわけだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「関わって欲しくないっていうのはね」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕に、じゃない」
王佐(ワン・ズゥォ):「人間に、関わって欲しくないんだよ。あの神様たちにはね」
矢郷隆二:「言い回しがめんどくせえなあ。」
別天ネムレ:(本当にとことん嫌いなんだなあ)
広木雅斗:「・・・分かるぜ、その気持ち」
”彷徨する者”モモ:「……そうね」
王佐(ワン・ズゥォ):「性格の差だよ、君と僕のね」
広木雅斗:「人に生まれりゃいつだって、神には逆らいたいもんさ」「親離れみたいなもんだ」
”彷徨する者”モモ:「他の人の分までとってしまうのはよくないもの」
王佐(ワン・ズゥォ):「神様が居ても良い派なんでね僕は」
王佐(ワン・ズゥォ):「人間を見守ってたまに手を貸すくらいなら構わないさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「猫がネズミを捕るのは止めないけれど、猫がネズミの王様になるのはダメなのさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ネズミの事はネズミが決めれば良い」
王佐(ワン・ズゥォ):「猫に喰われたくなければ逃げたって噛みついたって構わない」
矢郷隆二:「で、てめえはネズミの王様になろうとしてる猫をどうしたいんだ?」
王佐(ワン・ズゥォ):「猫は猫の世界にお帰り頂きたいね」
矢郷隆二:「けっ」
矢郷隆二:「要するにてめえも奴らをぶん殴りてえってことじゃねえか。」
矢郷隆二:「最初っからそう言いやがれ」
”彷徨する者”モモ:(………そしたら、あたしもかえらないと)
(全部終わったら)

王佐(ワン・ズゥォ):「殴りたいのとは違うんだけどなあ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ネズミに目を覚ましてほしいんだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「殴るのはネズミがやればいい」
別天ネムレ:「言い回しで発生する微妙なニュアンスの差は、どうしてもありますしね。でも、王佐さんの話はすごく面白いですよ」
別天ネムレ:正直このへんの話で、彼に持っていた警戒を解き、好感が沸いてきた。
矢郷隆二:「ああ、王佐の才ってのはそういうもんだな。」
矢郷隆二:「張良も荀彧も世界に介入して変えようとしたわけじゃねえ。それが出来る人間を助け、大きくした。」
矢郷隆二:「要するにてめえもそういうことがやりたいんだろ?」
王佐(ワン・ズゥォ):(王佐の才ってのは王様に恵まれた人間の持つ才能だから、まあ僕とは違うわけだけど)
王佐(ワン・ズゥォ):「そういう良い人が居れば良いねえ」
広木雅斗:「王の器・・・なるほどな」「オレか・・・!」
矢郷隆二:「…………」
矢郷隆二:「てめえ伝説だの何だのおだてられてマジで調子乗ってやがんな!?」
別天ネムレ:モモが静かになったなと思いながら横顔を見る。なんだか少し寂しそうな気がしたが、気のせいかもしれないし、そうでもないかもしれない。声をかけようか迷っている間にも、場の話は進んでいく。
広木雅斗:「事実だからな!」
”彷徨する者”モモ:「そうよ、そうよ!」
乗る

別天ネムレ:(うーん、やっぱり気のせい、かな?)
広木雅斗:「”LUCIFER”!”LUCIFER”!」
別天ネムレ:(そういえば後でマスターにLUCIFERのサインもらわないとなんだったな……)
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、そういう理由で、面白そうだから君達を助けたわけだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「猫に殺されるには惜しいからね」
別天ネムレ:「ええ、本当に助かりました。こうして場の全員、目的はほぼ一致しているということも確認できましたし。食事を終えたら、改めて事態の解決に動きたいですね」
矢郷隆二:「てめえもてめえで人様のこと猫だのネズミだの言いやがってじゃあてめえはなんあんだよ。」
矢郷隆二:「ネズミの仲間か?ガンバのガクシャか?」
”彷徨する者”モモ:「それは」
”彷徨する者”モモ:「他のネズミさんのことを調べればわかるんじゃない?」
”彷徨する者”モモ:「自己を定義するには、他者と比較するのが一番」
「じゃないかしら」

王佐(ワン・ズゥォ):「ガンバか、良いお話だねえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「じゃあ僕はカワウソかな」
矢郷隆二:「めちゃ追い詰められてる立場じゃねえか。」
別天ネムレ:「ガンバ……なんだか聞いたことあるようなないような……」
矢郷隆二:と言いながらモモの言葉に頷く。
広木雅斗:「ガンバ?のことはよく分かんねえが・・・オレは堕天使役でな」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうなんだ、わりと辛い立場だよ。追われてるからねえ」
矢郷隆二:「出ねえよ!ガンバに堕天使!」
GM:ではそんなところで、調べられる項目についても公開しましょうか
”彷徨する者”モモ:やったぜ

・聖徳漢
情報:裏社会、噂話、ヒーロー
目標値6

・邪神ヤンキーの能力
情報:ヒーロー、異界、裏社会
知識:レネゲイド
目標値9

・暴走計画
情報:裏社会
目標値8

・邪神の討伐方法
情報:クトゥルフ神話、魔術、異界
知識:クトゥルフ神話、魔術
目標値7

・京香・T・アーミテイジの動向
情報:ヒーロー、FH、ゼノス
目標値20

・王佐の正体
情報:FH、意思対決(王佐)
目標値30(or意思対決)

GM:この中にはそこそこ罠の選択肢があります
別天ネムレ:罠
GM:ウッカリ調べると不利な効果も背負うぜ!
別天ネムレ:なんてこった
GM:また、一つ調べると次の一つって感じで追加で情報が出ることもあるぜ!
広木雅斗:選択肢が・・・多いんだぜ!
GM:しかも全て調べなくてもいいぜ
GM:次のシーンの冒頭で判定はしてもらうので
”彷徨する者”モモ:成程
別天ネムレ:王佐さんと意志対決、すげーやりたくないやつ
広木雅斗:勝てねえ・・・
GM:今の話を踏まえてどの辺りからあけていくか話し合うと良いぜ
ちなみに二人くらいは追加の情報項目の為に手番を残しておくと良いぜ

王佐(ワン・ズゥォ):目標値30でもOKさ
GM:流石にひどすぎるので追加情報項目には罠無いです
別天ネムレ:やったぜ
GM:ではシーン再開していきましょう
上戸ノア:『――あ、あ、聞こえるか』
”彷徨する者”モモ:「聞こえるわよ!」
広木雅斗:「お、さっきのおっさん!」
上戸ノア:『お兄さん、お兄さんです』
上戸ノア:コホンと咳払い
上戸ノア:『なんとか通信を復旧させた。一応手がかりらしい物を集めてきたが、きなくさいものが多い』
上戸ノア:『不用意に相手の計画を探ったり、邪神についての知識を深めるようなものは――』
上戸ノア:ザザッ
上戸ノア:『電子的な通信手段は安定しないな……?』
上戸ノア:『ともかく、無茶はするなよ。力はできるだけ温存しておくんだ』
広木雅斗:「知ろうとするだけで痛い目見るのか、流石に慎重になるか・・・」
上戸ノア:『特に旧支配者絡みはそういうことも多いんだ』
矢郷隆二:「まあ、呪いってのはそういうもんだよな。」
矢郷隆二:「合わせ鏡だの紫鏡だのも知っちまうから怖いんだ。」
上戸ノア:『あと、聖徳漢のメンバーがうろついているだろう。そっちも危険だ』
上戸ノア:『奴らに尻尾を掴まれたら危ないからね』
上戸ノア:『俺に言えるのは――』
上戸ノア:ザザザッ
上戸ノア:『――だぜ』
上戸ノア:フツッ
別天ネムレ:「肝心なところが途切れてしまったけれど……どこまでも用心するに越したことはなさそうですね」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、ある程度危険そうなネタはわかるよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういうのは得意なんだ。ただ、危険でも踏み込まないといけない場面もあるだろうけど」
広木雅斗:「そういう時はオレが行ってやんよ」
矢郷隆二:「けっ、調子乗ってまたおっちぬんじゃねえぞ」
広木雅斗:「頑丈だからな!どうにかなるさ」
別天ネムレ:「頼もしい限りです」
広木雅斗:「お前こそ・・・あんま特殊なことできない系なんだから慎重にな、リュージ」
矢郷隆二:「ああ?根性がありゃなんでも出来んだよ。舐めんなボケ」
広木雅斗:「そうじゃなきゃな!」
”彷徨する者”モモ:「あたしもいるわよ!」
矢郷隆二:「おうおう、てめえも頼りにしてるよモモ。実際さっきは助けられちまったからな。」
王佐(ワン・ズゥォ):「危険なんだって言ってるのに」
”彷徨する者”モモ:「あら、あたし。結構すごいのよ!」
”彷徨する者”モモ:っていう感じで誰から行きましょうかね
広木雅斗:「イントゥ・ザ・タイガーホールってことでな!」
矢郷隆二:マジで王佐シンジツいっていいですかね。
”彷徨する者”モモ:イイヨ
別天ネムレ:おお、挑戦するか……では見守るぜ
広木雅斗:挑むのか・・・!気合入れてけ!
”彷徨する者”モモ:ハイドアウトつかいます?
矢郷隆二:いや、大丈夫です…!多分、大丈夫だ。
王佐(ワン・ズゥォ):おススメはしないけどなあw
王佐(ワン・ズゥォ):もっと別のヤツを先に開けよう
GM:王佐真実調べるんですか
別天ネムレ:鬼が出るか蛇が出るか
GM:マジで調べるんですか
矢郷隆二:このGMの反応
矢郷隆二:調べないほうがよさそう……!
GM:一応紳士協定に基づき、確認はするけど!
”彷徨する者”モモ:草
矢郷隆二:だって情報収集に紳士協定普通必要ないもの。
矢郷隆二:普通達成値に応じた価値があるもの。
王佐(ワン・ズゥォ):www
GM:そう、それが普通!
GM:これはCRC! 情報調査でSAN値が減るゲーム!
GM:いや~CRCは怖いぜ!
広木雅斗:深淵を覗く時うんたらだぜ
矢郷隆二:・ガンバで言えばカワウソ って言われてもおかしくないし
別天ネムレ:王佐さんのRHOが公開されたら特に必要のない情報項目のはず……と思うと、やはり何かあるのか……
広木雅斗:さて、調べづらい項目について話し続けるのもアレだし
”彷徨する者”モモ:ですね
矢郷隆二:聖徳漢はヤンキーがたむろしてるっぽいし
矢郷隆二:・暴走計画
情報:裏社会
目標値8

矢郷隆二:行こうかなー
広木雅斗:いったれ~!
GM:じゃあ次のシーン開始の時に
別天ネムレ:さすがにこれは大丈夫そう。GOGO!
GM:調べてもらいましょう
矢郷隆二:聖徳館校章、行きつけのダイナーを使いダイスを+4Dします。
GM:他はどうしますか
矢郷隆二:あ、次のシーンで調べるのね
広木雅斗:聖徳館行っていいか!
別天ネムレ:個人的にアーミティジの動向が気になるが、危険そうだなあというのと、目標値が高いのとで厄い
矢郷隆二:いいよ
GM:次のシーン冒頭で調べて、調べ終わって合流した体で、また会話再開するとスムーズかな~って思ってるので、ここでは調べるやつだけキメてもらえると嬉しい!
”彷徨する者”モモ:討伐方法か邪神ヤンキーかなっておもってる
GM:あと
王佐(ワン・ズゥォ):アーミティジはヤバい気がするので後回しでも良いと思う
GM:キャラの会話しつつキメていくといい感じになると思いますよ
別天ネムレ:邪神の討伐方法もなんか技能がSAN値減りそうだし、邪神ヤンキーか房総計画かなあ
王佐(ワン・ズゥォ):基本なんでも開けられるので
王佐(ワン・ズゥォ):追加情報を担当しようかな
広木雅斗:情報強者の余裕・・・!
別天ネムレ:では暴走計画調べます
GM:矢郷さんが暴走計画は行くよ~
”彷徨する者”モモ:んむ
王佐(ワン・ズゥォ):ヤンキー討伐を担当してもいいよ
矢郷隆二:じゃあ僕は
矢郷隆二:・邪神ヤンキーの能力
情報:ヒーロー、異界、裏社会
知識:レネゲイド
目標値9

矢郷隆二:にしようか
”彷徨する者”モモ:まあ混乱するので様子見
GM:よしでは
別天ネムレ:ああっ間違えた
別天ネムレ:申し訳ない……
GM:現段階では
矢郷さん→邪神ヤンキーの能力
ネムレくん→暴走計画
で追加情報出たら他の面々が動く感じでいいかな

王佐(ワン・ズゥォ):ですね
”彷徨する者”モモ:ですねー
GM:よし、ではそこらへん決まったところで今日はここまでとしましょう!
矢郷隆二:はーい
王佐(ワン・ズゥォ):はーい
GM:それでは今日はお疲れさまでした!
別天ネムレ:了解!
広木雅斗:押忍!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたー!
GM:ロイスと調達、ロイス管理のタブでやっちまっておいてください!
GM:ルルブの範囲で好きなもの調達していいよ!

”彷徨する者”モモ:王佐 ○P:親近感 N:隔意
(へたなくちぶえ)

別天ネムレ:ロイス 〝三千釘〟矢郷隆二 ●P信頼/N三国志成分が濃い
矢郷隆二:強敵(ダチ)LUCIFER/信頼○/てめえが伝説だと!?
矢郷隆二:ボデマ
矢郷隆二:2dx>=12 (2DX10>=12) > 3[1,3] > 3 > 失敗
矢郷隆二:ダメダメ
別天ネムレ:ロイス 王佐 ●P有為/N不思議な人だ……
別天ネムレ:ボディアーマーに挑戦
別天ネムレ:(1+1)dx+1@10>=12 <調達> (2DX10+1>=12) > 1[1,1]+1 > 0 (ファンブル) > 失敗
別天ネムレ:ちくせう
広木雅斗:友人(ライバル) 矢郷隆二 〇信頼/夏祭りを悪くないと思うぜ
広木雅斗:グールの長(マスター)、応急キット(コンビーフ)を一つ……
広木雅斗:2dx+3>=8 (2DX10+3>=8) > 5[2,5]+3 > 8 > 成功
”彷徨する者”モモ:ぼでま
”彷徨する者”モモ:4dx<=12
広木雅斗:非常に豊潤でヴィンテージなコンビーフだ・・・
”彷徨する者”モモ:4dx>=12 (4DX10>=12) > 10[3,9,9,10]+4[4] > 14 > 成功
”彷徨する者”モモ:一個でた!
”彷徨する者”モモ:ほしいひとにあげます
別天ネムレ:ネムレは間接攻撃できるから、前に出る人お先にどうぞだぜ
矢郷隆二:いらないなら…!ほしいです…!ガード型なので!
”彷徨する者”モモ:どうぞ
”彷徨する者”モモ:矢郷さんにトス
矢郷隆二:ありがとうパパ!
広木雅斗:リュージ・・・お前そんなシュミが・・・
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:4 → 6

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マスターシーン「獣王無尽」


GM:登場不可


マスターシーン「獣王無尽」

蔵馬屋 敏樹:「首都高速がめちゃくちゃじゃねえか……!」
蔵馬屋 敏樹:「何やってんだよ有葉ァ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「京香・T・アーミテイジ側のプランだろう。俺も彼女の計画を聞いている訳ではない。怒られても……困る」
GM:凄絶な光景だった。
GM:UGN残党のオーヴァード、ファルスハーツ、防衛隊、ティンダロス。
GM:邪神ヤンキーを擁する聖徳館と神話生物の派手な激突によって、数多くの勢力が誘引され、結果として無益な血が流れた――上に。
蔵馬屋 敏樹:「リュージも居ねえしお前の言う敵ってのも居ねえじゃねえか!」
蔵馬屋 敏樹:苛立ち紛れに拳を叩きつけたコンクリートの壁が吹き飛ぶ。
蔵馬屋 敏樹:首都高速上で、戦闘可能なオーヴァードは居ない。蔵馬屋敏樹を除いて。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「案外君が今のどさくさで倒してしまったとか……」
蔵馬屋 敏樹:「マジ!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ジョークだよ。恐らく奴らには強力なブレインがついているんだろう。例えば――」
京香・T・アーミテイジ:「偽神の心臓の、大導師(マスターエージェント)
GM:カツカツ、とヒールが鳴る。
GM:長身の女が腕を組んで、再起不能となったオーヴァードの山に腰掛けていた。
蔵馬屋 敏樹
蔵馬屋 敏樹:「さてはてめー、邪神だな」
蔵馬屋 敏樹:「プンプン臭うぜ。ドブ以下の悪臭がよぉ~!」
蔵馬屋 敏樹:拳を握りしめ――
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「げっ」
蔵馬屋 敏樹:女に殴りかかる。
京香・T・アーミテイジ:突き出された拳の上に飛び乗り、ヒールの先で額を撃ち抜く。
GM:交差は一瞬だった。有葉が気づいた時に、それは全て終わっていた。
蔵馬屋 敏樹:「マブいスケだと思ってちぃっと加減しちまったかぁ……?」
京香・T・アーミテイジ:「……人間だと思ったが、思ったより仕上がってるな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(どうしようどうしようどうしようどうしよう)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「あ、あ、あの、お二人共。少し……」
京香・T・アーミテイジ:敏樹の額で破壊されたヒールを脱ぎ捨て、素足で血染めの高速道路に降り立つ。
蔵馬屋 敏樹:「ははっ、降りたな」
京香・T・アーミテイジ:ふっ、と優しく微笑む。
京香・T・アーミテイジ:それまでの荒ぶる邪神の影が表情から薄れ――。
京香・T・アーミテイジ:「プラン通り、ということです」
京香・T・アーミテイジ:「現在、UGN、偽神の心臓、ティンダロス、そしてヤンキーは王佐という男の策によって争いあうに至りました」
蔵馬屋 敏樹:「そいつが悪いってことか!?」
京香・T・アーミテイジ:「さあ? でも彼ならば矢郷隆二と広木雅斗をあなたから逃がす為にそれくらいやるでしょう」
京香・T・アーミテイジ:「彼らはあなたを邪魔しようとしています」
蔵馬屋 敏樹:「おめー邪神だろ。なんでそんな話を俺にする」
京香・T・アーミテイジ:「…………」周囲を見渡す。
京香・T・アーミテイジ:敵も、味方も、戦場に立つおよそ全てを自らの肉体で蹂躙し、平然と立ち上がる男。
京香・T・アーミテイジ:あまつさえ、這い寄る混沌が身につける一級の魔導装具(EXレネゲイド)のヒールを、額で叩き壊した男。
京香・T・アーミテイジ:ただ、身体能力を極めた末に、誰もついてこれなくなってしまった破壊の化身。
京香・T・アーミテイジ:「ダチ、だからでしょうか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――ッ!」その言葉に、震える。
京香・T・アーミテイジ:女は薄く微笑んで消えた。
蔵馬屋 敏樹:「な~有葉~! お前分かる? 邪神に詳しいんだろ?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「け、喧嘩の甲斐があるってこと……ジャナイカナ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「それよりもほら、部下を起こさないと不味いんじゃないか?」
蔵馬屋 敏樹:「あんまり使いたくねえんだよなあ……皆どんどん人間離れしちまうしよぉ~!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「君一人で暴走する気かい? ただのドライブだろそれ」
蔵馬屋 敏樹:「一人……な。一人、か」
蔵馬屋 敏樹:「隆二……雅斗……」
蔵馬屋 敏樹:と、空を見上げてから。
蔵馬屋 敏樹:体の内側に溶け込んだ聖杯に願う。
蔵馬屋 敏樹:「皆を起こしてくれ」
蔵馬屋 敏樹:かくて不死身の聖徳漢が、列をなしてアクセルをふかす。
蔵馬屋 敏樹:いつか、誰もが、この男についていけなくなるその日まで。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そうとも! 君は――」
蔵馬屋 敏樹:「あっ、忘れてた」
蔵馬屋 敏樹:無造作に、腕を振る。
蔵馬屋 敏樹:レネゲイドを帯びた圧倒的膂力。
蔵馬屋 敏樹:それは有葉緑郎がこの時代に投影していた幻の写し身、そしてそれを構築する術式、その全てを。
蔵馬屋 敏樹:一瞬で薙ぎ払った。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「は?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:それがこの男がこの時代に残した最後の言葉だった。
蔵馬屋 敏樹:「よし、これでなんか企むやつも居なくなったし……」
蔵馬屋 敏樹:「走るぞおめえら!」
蔵馬屋 敏樹:何をしたかったのか、彼にはもう分からない。
GM:彼の名は蔵馬屋敏樹。無尽の力を以て万物を“破壊”する力の権化。全てを打ち砕くただ一点に特化したレネゲイドを天から与えられた怪獣王。
GM:京香・T・アーミテイジによって制定された偽神の心臓内部における識別名は“獣王無尽”。
GM:破壊の星辰大権(インフィニティコード)を司る男である。


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ミドル5「暴走前夜」


GM:登場PC→全員
GM:登場したら
矢郷さん→邪神ヤンキーの能力
ネムレくん→暴走計画
でまず判定しちゃってください

GM:というわけでまずは広木くん以外全員登場!
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:61 → 62
矢郷隆二:にゃん!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:70 → 71
別天ネムレ:いぇーい!
”彷徨する者”モモ:72
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:71 → 72
別天ネムレ:情報:裏社会はないので、精神素振りするわよ
GM:社会だよ!
矢郷隆二:いけー
”彷徨する者”モモ:やれー!
別天ネムレ:あっ社会だ……いけるかな……カテゴリルーキー使い切ったし……
GM:まあ失敗したらしたで
別天ネムレ:2Dx>=8 暴走計画! (2DX10>=8) > 5[4,5] > 5 > 失敗
”彷徨する者”モモ:ハイドアウトします?
GM:それなりにいい感じにするから
GM:オッケー失敗!
矢郷隆二:だ、旦那ァ!!!
GM:では次!
別天ネムレ:侵蝕B1でもダメだったよ……
GM:矢郷さんどうぞ!
矢郷隆二:・邪神ヤンキーの能力
情報:ヒーロー、異界、裏社会
知識:レネゲイド
目標値9

矢郷隆二:聖徳館校章、行きつけのダイナーを使いダイスを+4Dします。
矢郷隆二:で裏社会で、振る!
矢郷隆二:7dx+1>=9 (7DX10+1>=9) > 9[1,3,4,5,6,7,9]+1 > 10 > 成功
GM:成功!
矢郷隆二:仇は取ったぜ、ネムにゃん

・邪神ヤンキーの能力
情報:ヒーロー、異界、裏社会
知識:レネゲイド
目標値9
→蔵馬屋敏樹が所有する【聖杯】と呼ばれるEXレネゲイドによって、一時的に邪神の力を与えられている。偽神の心臓では片道切符《ミュトスチケット》と呼称され、何回か強奪計画が行われたものの、いずれも矢郷隆二の献策により撃退されている。あくまで力は一時的な物に過ぎず、データ的には侵蝕1d10の上昇と引き換えにクリティカル値を2低下させることしかできない。
→情報項目【世界卵】が解放


・世界卵
知識:レネゲイド、魔術
目標値14


別天ネムレ:ありがとう……
GM:この状態で誰か追加で調べたい手番の空いてる人居ますか!
矢郷隆二:俺が…退治しとったんか…知らん間に…
別天ネムレ:1D10コストでC-2は強すぎなんじゃよ
別天ネムレ:情報収集としては妥当な担当だったことになる……?
”彷徨する者”モモ:やりましょう
GM:まだ楽しく邪神たちと殴り合っていた頃の話ですね
広木雅斗:じゃあ……オレは聖徳漢いくぜ
GM:中村さん、当時の武勇伝とか好きに盛って良いですよ!
GM:よし!来い! 二人共!
”彷徨する者”モモ:知識だから精神か
”彷徨する者”モモ:質問、コネつかえます?
GM:良いよ!
GM:あっ、待って
GM:要人はダメ! 知識なので!
”彷徨する者”モモ:なるほど
”彷徨する者”モモ:ハイドアウト!
”彷徨する者”モモ:マイナーでユニバーサルフォン
”彷徨する者”モモ:メジャーで天性の閃きものっける
広木雅斗:今のオレにコネはない・・・だがやってやんよ!情報:噂話で判定!
GM:良いぞ! 来い、二人共!
”彷徨する者”モモ:6dx+1 (6DX9+1) > 8[1,3,4,7,7,8]+1 > 9
”彷徨する者”モモ:ねえ!!!!!!!!
”彷徨する者”モモ:ばか!!!!!!
矢郷隆二:厳しいわ
”彷徨する者”モモ:オリジン:レジェンドも忘れてるし!!
”彷徨する者”モモ:アホ!!!!!
別天ネムレ:どうどう
GM:オリジンレジェンド使ったことにしていいよ❤
矢郷隆二:僕も気づかかなかったから…
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:72 → 76
GM:ん?
GM:これ閃きの効果載ってる?
”彷徨する者”モモ:C値9だからね
蔵馬屋 敏樹:俺馬鹿だからよくわかんねえけどよ~
閃きのってるならクリティカルなんじゃねえの?

”彷徨する者”モモ:クリティカルしてないです
別天ネムレ:これは……振り直しでは?(チラッチラッ
GM:マジで? まあいいぜ、オリジン使ったことにしても妖精でも! 良いのぜ!
”彷徨する者”モモ:温情がすごい
GM:あ、でも
GM:ユニバ使ってるのか
GM:じゃあ妖精にしてくれると嬉しい
”彷徨する者”モモ:んむ
”彷徨する者”モモ:なにゆえ……?
広木雅斗:2dx+1>=6
広木雅斗:2dx10+1>=6
”彷徨する者”モモ:妖精しまーす
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:3 → 2
”彷徨する者”モモ:1dx9 (1DX9) > 6[6] > 6
”彷徨する者”モモ:17です
広木雅斗:2dx10+1>=6 (2DX10+1>=6) > 10[3,10]+5[5]+1 > 16 > 成功
GM:ユニバ、マイナーだからさ……
GM:そして二人共オッケー
広木雅斗:ッシャア!!!!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:76 → 80
広木雅斗:情報は・・・気合!

・世界卵
知識:レネゲイド、魔術
目標値14
→有葉緑郎が配布するEXレネゲイド。適合者を特異点と呼ばれるオーヴァードに変える力がある。
データ的には任意のDロイス一つを追加することが可能。ただ一個人の背負う業のみを以て世界の歴史と相対するものの証。
このアイテムを持ったものがジャーム化するとEロイス「矛盾螺旋」を保有する。蔵馬屋敏樹が持つ“聖杯”の正体。


別天ネムレ:やはりか

・聖徳漢
情報:裏社会、噂話、ヒーロー
目標値6
→聖徳館高校を母体とし、バッドシティの様々な勢力を取り込んで結成された不良連合。
リーダーである蔵馬屋敏樹の暴力は勿論、サブリーダーの矢郷隆二の頭脳によって保たれていた。
→情報項目【聖徳漢に迫る暗雲】が解放


・聖徳漢に迫る暗雲
情報:裏社会、噂話
目標値10


別天ネムレ:矢郷さん離脱でバランスが崩れたとかになるのかな……
広木雅斗:かえって統率が取れていたはずなのに・・・
GM:かえって統率はとれますよ
反乱勢力をトシが全員潰すので

広木雅斗:それじゃ・・・ダメだろうが!
別天ネムレ:アカン
GM:さてあと調査したい人! というか王佐さん! 行きますか追加項目!
”彷徨する者”モモ:それは暴君
王佐(ワン・ズゥォ):ですね
王佐(ワン・ズゥォ):・聖徳漢に迫る暗雲 を
王佐(ワン・ズゥォ):生き字引を使用します
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:49 → 50
GM:どうぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):10dx+23>=10 (10DX10+23>=10) > 10[1,1,1,2,3,7,9,10,10,10]+7[2,5,7]+23 > 40 > 成功
GM:せっかくこれを王佐さんがあけてくれたのでおまけしますか
”彷徨する者”モモ:すごいわかった
GM:達成値もでかいしな

・聖徳漢に迫る暗雲
情報:裏社会、噂話
目標値10
→矢郷隆二の追放に前後して発表された大規模遠征計画、それは聖徳漢内部や周辺住民に少なからぬ不安を与えている。調査をすすめるあなたたちに、聖徳漢内部や現地UGN・更にFHからも次の遠征計画について情報のリークがされる。
→これらの情報を聞いた王佐は、遠征計画を阻止する為には、首都高速道路に存在する四つのチェックポイントを同時に封鎖しなくてはならないことを理解する。逆に、このポイント以外は反蔵馬屋敏樹を題目に掲げたオーヴァード組織の連合で分散して抑える合従策が可能であると推測もできる。
→ミドル戦闘「旧支配者の子守唄」へ進行可能

GM:で、トシを敵として認識して殺気立ってる諸勢力なんですが
GM:必要ならシーン1つ作るので王佐さんが調略して連合作って大丈夫ですよ
今の判定でそれに成功したことにします

王佐(ワン・ズゥォ):はーい
別天ネムレ:達成値40は伊達じゃねえ~~
”彷徨する者”モモ:すごいぜ
GM:じゃあまず1つずつ演出していきましょうか、まずはネムレくんと矢郷さんに調査に出てもらおう
GM:ツイてきたければ自由に出てきても大丈夫です!
GM:他の三人もバッチコイだけど全員出ると多分バタつくし、どのみちもう一つシーンはやることにしたので
広木雅斗:超絶(パネ)ェ
GM:一人までにしてもらえると助かります! それでは!
”彷徨する者”モモ:私はパス!
GM:誰出るかは雑談で相談してもらって二人の調査風景から!


ミドル5「暴走前夜」


GM:聖徳館高校、矢郷隆二の案内で、別天ネムレはその近くまで調査に赴いていた。
GM:首都高速の決闘、と後に呼ばれる事件によりあらゆるオーヴァード組織の人員は疲弊しきり、聖杯から得られるレネゲイドによって活動が可能な聖徳漢の一人勝ちとなっていた。
GM:殺伐としながらも圧倒的な暴力によって却って平穏が保たれていたのである。
矢郷隆二:「とまあ、ざっくり街の方を案内させてもらったがよ。」
別天ネムレ:「まさに戦国時代、という有り様なのですね……」
矢郷隆二:「そういうこった。」
矢郷隆二:「お前が未来から持ってきた知識じゃあ、もうちょっとマシだったのか?」
矢郷隆二:「このあたりはよ。」
別天ネムレ:「歴史でおおまかな所は聞いたことがありますが、当時の町を歩きながらその様子を目にすると、さすがに圧倒されます」
別天ネムレ:「……少なくとも、異形の化け物まではいませんでしたよ」
矢郷隆二:「はっ、まあそうだろうな。」
矢郷隆二:「だが、あいつらも別に最初っからああじゃなかったんだ。」
矢郷隆二:「喧嘩すりゃあ怪我をして、戦争になりゃあ立ち上がれなくなるやつもいた。」
矢郷隆二:「てめえにやられたヤツも結構居たよなあ、LUCIFER。」
広木雅斗:「あっちから仕掛けてきたんだからな」
矢郷隆二:「バカ、てめえが生意気だからだろうが。何がLUCIFERだ。漢字のあだ名を名乗れ。」
別天ネムレ:「なんだか不思議な距離感ですね。お互い敵同士だったはずなのに、長年の友人のように語り合って、笑い合って」
別天ネムレ:「こう、妙にさっぱりしているというか」
広木雅斗:「じゃあ流死府亜(LUCIFER)ならどう?」
別天ネムレ:まさに、漫画で見たヤンキーの、良い所を詰め合わせたような。
矢郷隆二:「LUCIFERなんて反骨野郎の名前を名乗るぐらいなら飛将軍とか魏延ってあだ名をくれてやったのにそれを跳ねやがってこの野郎」
広木雅斗:「与えられるモンに甘えてたらそれこそ堕天使失格だぜ!」
別天ネムレ:(……この町も。介入によって狂わされる前は、こういうやり取りと喧嘩が元気にくり返されていたんだろうな)
矢郷隆二:「別に今でも敵じゃねえわけじゃねえがな。」
矢郷隆二:「だけどよ。俺たちは、喧嘩してるからって憎しみ合ってるわけでもねえからな。」
広木雅斗:「・・・殴られたら痛くて、殴っても拳は痛くて」
広木雅斗:「・・・それで、終わりだ」「そう、あるべきだったし、そうだったんだ」
????:「――それを歪めた何者かが居る。聖杯の力を使ってね」
魔術師マーリン:いつの間にか、白い衣の男が貴方たちの前に立っていた。
広木雅斗: ! ?
矢郷隆二:「なんだあ?てめえ?」
矢郷隆二:二振りの木刀を背中から抜き出す
別天ネムレ:(気配がしなかった……!?)「誰だッ」
魔術師マーリン:「アーサー王宮廷の魔術師だ。故に、その刃は収め給え」
別天ネムレ:「ふざけているのか、本当なのか、判断しづらいな……」
矢郷隆二:「アーサー王……」
別天ネムレ:二人に「お知り合いですか?」と振ってみる。
広木雅斗:「知り合いじゃねえけど・・・アーサー王宮廷の魔術師なんて」
広木雅斗:「マーリン野郎しかいねえだろ!」
魔術師マーリン:「歴史を守ろうとする未来の戦士、それに円卓に縁深きバッドシティヤンキー、そして堕天使の名を関する神殺しよ、心して聞くが良い」
矢郷隆二:「俺も知らねえ、が」
矢郷隆二:「多分、こいつは嘘は言ってねえなあ。」
矢郷隆二:自分の体に眠るもう一つの魂がそう言っている、気がする
魔術師マーリン:コツンコツン、とキセルから灰を落としてニコリと笑う。
別天ネムレ:「アーサー王伝説のマーリンは一応オレも知っていますが……」
別天ネムレ:「……今は話を聞くしかなさそうですね」
魔術師マーリン:「今、蔵馬屋敏樹は自分たちの暴走計画を探る奴らを全員ぶちのめすように下命している」
魔術師マーリン:「少しでも怪しいと思われれば君たちも襲撃されてしまうことだろう」
魔術師マーリン:「我々円卓としては、せっかくあの首都高速の戦いで戦力の摩耗を回避したのに、こんなことで君たちに消耗してほしくない」
矢郷隆二:「へえ。」
魔術師マーリン:「だから――一旦退くことをオススメする」
矢郷隆二:「あの莫迦らしくねえな。」
別天ネムレ:「追放されたはずの三千釘と、死んだはずのLUCIFER、そして素性の知れない新顔。攻撃される理由は充分すぎますね」
魔術師マーリン:「そういうことさ。ネムレくん」
広木雅斗:「そうじゃん、オレ死んでるんだった」
別天ネムレ:「軽いっ」
魔術師マーリン:「まあ異界から記憶だけ与えられて召喚されれば実感も無くなるだろう」
魔術師マーリン:「魔術で他人の肉体を借りている私と違って、直接召喚されれば存在は更に曖昧になるからねえ」
広木雅斗:「目の前にマーリンが立ってればより現実感が薄れるぜ」
魔術師マーリン:キセルをプカプカとふかす。
広木雅斗:「円卓の騎士が・・・実在(マジにいる)なんてよ・・・」
魔術師マーリン:「とはいえ、タダで君たちを返すのも忍びない。円卓が暗躍ばかりの組織と思われても困るしね」
矢郷隆二:計画を知られようが妨害されようが、いや、妨害されるのならそれ自体も祭りであるかのように楽しむ。あいつはそういう男だった。
矢郷隆二:「へえ。何を教えてくれるんだ。」
別天ネムレ:「円卓、本来は騎士のはずですものね」
矢郷隆二:「旨い料理の作り方とかなら、お断りするぜ。」
魔術師マーリン:「一つ。聖徳漢の内部にはチームの方針を不安視するものの、表立って反抗できない物もそこそこ居る」
魔術師マーリン:「二つ。各勢力は蔵馬屋敏樹への警戒を高めている」
矢郷隆二:「皮肉なもんだな。」
広木雅斗:「言いたいことも言えないこんな現状に・・・不満(POISON)を抱えた野郎たちがいるのか」
魔術師マーリン:「三つ。聖徳破邪四天王が居なければ、矢郷隆二を失った彼はチームを統率しきれない」
矢郷隆二:「仲間を守りたいためにやったことが、帰って外にも内にも敵をつくっちまってるってか」
魔術師マーリン:「そういうことさ」
魔術師マーリン:「あとは君たちの方の軍師殿に任せるよ」
矢郷隆二:俺があいつの隣りにいたなら、
矢郷隆二:この窮境を脱するために何をしてやれただろうか
広木雅斗:「あんなデカい勢力を従えてても、実際は孤独ってワケだ」
矢郷隆二:そんな思考がよぎり、無意味なことだと切り捨てる
別天ネムレ:「すると、四天王攻略が蔵馬屋敏樹打倒のポイントとなりますね。ふむ」
魔術師マーリン:「個別撃破できれば、案外簡単に追い詰められるんじゃないかな」
魔術師マーリン:「ま、蔵馬屋敏樹の持つ神にも等しい身体能力をどう攻略するかって勝負は残るけどさ」
矢郷隆二:「はっ」
矢郷隆二:「下手な修飾語つけてあいつを無意味に神格化するんじゃねえよ。」
矢郷隆二:「ありゃあ、ただの蔵馬屋敏樹だ。俺が殴り合う相手は神でもなんでもねえ。ただの馬鹿な不良だよ。」
魔術師マーリン:「すっかりまあどこぞの蛮人騎士みたいなことを……」
魔術師マーリン:ピンク色の小瓶を取り出す。
別天ネムレ:「そういう方だから、未来の蔵馬屋さんも、あなたの名前を一番に挙げたのでしょうね」
矢郷隆二:「てめえら(英国人)に蛮人とか言われたくねえんだよ。この二枚舌野郎が」

EXレネゲイド“妖精郷の霧”
本来ならば夢と現の境界を曖昧にするだけのEXレネゲイド。
しかしそれを、夢魔の血を引くマーリンが使えば――。


魔術師マーリン:「期待はしてるんだぜ。これは本気」
魔術師マーリン:時間、空間、全てを超える扉に変わる。
魔術師マーリン:銀の鍵の門をも越えて、魔術師は彼方へと消え去った。
矢郷隆二:「けっ言いたいこと言って消えやがった。」
別天ネムレ:「しかしあの情報は確かなもの。少なくとも嘘はついていない――そうですよね?」
矢郷隆二:「だな。少なくとも早めに退散した方がいいってのはマジみてえだ。」
別天ネムレ:「どっちみち狙われる理由はいくらでもありますからね。急ぎましょう!」
矢郷隆二:あちこちで鳩が飛び回っている。聖徳館時代から緊急の連絡に使っていたヤンキー鳩どもだ。
矢郷隆二:「おお。とりあえず、モモたちと合流するか。」
広木雅斗:「知りたいことは大分知れたからな」
広木雅斗:「いまは雌伏の時・・・能ある堕天使は翼を隠す」
矢郷隆二:「あいつらがうまくやってりゃ新しいヤサが出来てる頃だろ。」
別天ネムレ:(能ある堕天使……)ギリギリで流すことにした。
別天ネムレ:「では、行きましょう」

GM:一方その頃
GM:新たな拠点を確保しつつ、王佐とモモは蔵馬屋敏樹とこの時代にかけられている魔術についての解析を行っていた。
上戸ノア:『外の調査組からはマーリンなる男の話を含めて報告が来ました』
上戸ノア:『これらについてはお手元の端末に情報を送るとして』
上戸ノア:『魔術の解析やら戦局の分析はいかがですか?』
”彷徨する者”モモ:「戦術、のほうはよくわからないけれど」
”彷徨する者”モモ:「”世界卵”」
”彷徨する者”モモ:「というものを使ってる」
「簡単に言うと、言葉の通り。欲望で温めて孵化する世界の卵、みたい」

上戸ノア:『世界卵? 宇宙卵みたいなもんか……』
上戸ノア:『たしかに卵から世界が生まれるって神話はよくあるよな』
上戸ノア:『それに近いものを蔵馬屋敏樹は持っているのか?』
”彷徨する者”モモ:「ええ、けれどね」
”彷徨する者”モモ:「何かを産むのって命がけでしょう?」
”彷徨する者”モモ:「だから、世界を産んだひとはとっても苦しくなって」
「ジャームになってしまう、遠くないうちに」
「………それが、矛盾螺旋」

上戸ノア:『……ギリシャでアリアンのお嬢ちゃんが使っていた力も、それだったのかもな』
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほどねぇ」
上戸ノア:「まあその力そのものは我々が破れますが……その刃をどう突き立てるか、ですかねえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「それは使いこなせないものなのかい?」
”彷徨する者”モモ:「出来るひともいるんじゃないかしら」
上戸ノア:『我々が古代ギリシャで遭遇した巫女は、かなりの精度で使いこなしていました。人間への害も殆ど……無かった。彼女が我々を打倒していれば……あるいは……』
王佐(ワン・ズゥォ):「世界の卵、あらたな世界を生む」
”彷徨する者”モモ:「りろんちじょうはできても、実際にやるのは難しいってことね」
「RTAみたい」
ただし、世界は壊れる

王佐(ワン・ズゥォ):「天命を革める力」
王佐(ワン・ズゥォ):「革命とはよく言った物だね」
上戸ノア:『ええ、まさしく。あれはそういう力です』
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、天命なぞというものは。成功者が嘯けば真実だし」
”彷徨する者”モモ:「王の首を刎ねよ!ってやつね」
王佐(ワン・ズゥォ):「敗北者にとっては重荷に過ぎなかったと言われるだけだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「蔵馬屋くんとやらがそれを使いこなせるなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、それは正しい力と呼ばれるんだろ」
王佐(ワン・ズゥォ):「世界自体が代わっちまうんだからね」
上戸ノア:『彼に関しては、あの力による負荷で、人間の姿を失わないのは驚異的ですが……さてさて』
”彷徨する者”モモ:「……ダチがいるから?」
”彷徨する者”モモ:「友だちがいるから、まだ信じていられるから」
誰かのために、踏ん張れる。

”彷徨する者”モモ:「コントロールが出来ている、のかも」
心が離れても、隣にいなくなっても、思い出が彼の理性を支えるだろう。
「………本当に忘れたら、どうなるかわからないけれど」

上戸ノア:(逆を言えば……蔵馬屋敏樹の弱点はそれか)
王佐(ワン・ズゥォ):「とは言え、コントロール出来ないほうが望ましいんじゃないか?その力を渡してきた法としては」
王佐(ワン・ズゥォ):「正しく使われるより狂ってしまった方が良いんだろうさ
上戸ノア:『そう見るべきでしょうね。彼らは邪神崇拝の拡散をこそ狙っている、としか思えない』
王佐(ワン・ズゥォ):「実際、現状を見るにだいぶヤバいんじゃないかと思うね」
王佐(ワン・ズゥォ):「だろ?ま、それはそれだ」
”彷徨する者”モモ:「大暴れするだけの力の化身一歩手前、だから?」
それはまさに。
「独りぼっちの王様になっちゃうのね」

王佐(ワン・ズゥォ):「そういうヤバげな情報は君達が知っておくべき事で、一般に知らせる必要はまったくない」
”彷徨する者”モモ:「パニックになってしまうものね」
神妙な顔

王佐(ワン・ズゥォ):「彼の苦悩とか邪神とか世界とか」
王佐(ワン・ズゥォ):「パニック?まあそういう事もあるかもしれないが」
王佐(ワン・ズゥォ):「そこはメインじゃない」
王佐(ワン・ズゥォ):「人と言うのは自分に推し量れないもの、自分をはるかに超えた相手に対しては」
王佐(ワン・ズゥォ):「逆らう気も起こさない」
王佐(ワン・ズゥォ):「それじゃあ、困る。なにせ敵の数は多いからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「ネズミが猫を恐れて動かなければ何も始まらない」
”彷徨する者”モモ:「逆らえるくらいの強さだってことにするってこと?」
上戸ノア:『山でも動かしますか?』
王佐(ワン・ズゥォ):「そうそう」
王佐(ワン・ズゥォ):「別に山を動かす必要はないさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「話は単純に、事実は矮小に」
”彷徨する者”モモ:「名前通りね、貴方って。政治的だわ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ヤク中の馬鹿どもが奇抜なファッションに身を包んで暴れている」
王佐(ワン・ズゥォ):「しょせんは社会の落ちこぼれ、対して頭もよくない連中で、しかもヤク中のバカで。放っておくと危険だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「怖い怪物からは逃げるしかないけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「奇抜な滑降したバカなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「どうにかしてやろうって思うでしょ」
上戸ノア:『確かに。後はそう思わせる方法ですが……』
王佐(ワン・ズゥォ):「ネズミに猫を丁寧に猫だって教える必要はない」
王佐(ワン・ズゥォ):「あとはそうだね、わかりやすいヒーローでも居ればいい」
”彷徨する者”モモ:「……誰がやるの?」
王佐(ワン・ズゥォ):「矢郷くんや広木はダメだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「別に彼らが悪いって話じゃない」
”彷徨する者”モモ:「属性が同じだから、ね」
王佐(ワン・ズゥォ):「そう、わかってるね」
上戸ノア:『ただのヤンキー同士の抗争だと思われますね』
王佐(ワン・ズゥォ):「同じような連中が喧嘩してどっちがが負けたってだけじゃインパクトが無い」
王佐(ワン・ズゥォ):「そこで、まあ。君が一番だと思うんだ」
”彷徨する者”モモ:「じゃあ、ネム……」
ヒーローといえば、と一人の男の子の名前を言おうとして

”彷徨する者”モモ:「えっ」
”彷徨する者”モモ:「……こまるわ」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうそう、わかってるじゃないか。困ってくれた方がいいんだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「手助けしてあげたくなるだろう」
上戸ノア:『ウケは良いですね。確実に』
上戸ノア:『信者が増えますよ、保証します』
王佐(ワン・ズゥォ):「ネムレくんも良いセン行っているが」
王佐(ワン・ズゥォ):「今この状況下でなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「一番人々に手を差し伸べられるのは」
”彷徨する者”モモ:「旗印よ、代表よ」
モモは自分の体を見る。
ちっさい。
「自信がないわ」

王佐(ワン・ズゥォ):「君という存在そのものではないか」
王佐(ワン・ズゥォ):「旗印じゃない」
王佐(ワン・ズゥォ):「それは矢郷くんや広木くんでもできる」
”彷徨する者”モモ:「?」
王佐(ワン・ズゥォ):「君は…そうじゃないだろう」
”彷徨する者”モモ:「……じゃあ、何が出来るかしら」
王佐(ワン・ズゥォ):「たとえ世界が理不尽に飲まれたとしても」
王佐(ワン・ズゥォ):「君は一歩だけ前を見て歩いて行ける」
王佐(ワン・ズゥォ):「次の一歩だけ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君が手を差し伸べるべきなのは」
王佐(ワン・ズゥォ):「哀れな十万人のバカどもであるべきだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君と言う存在は理不尽に飲まれた人を日常に戻すことができる」
王佐(ワン・ズゥォ):「そう、思うけどね僕は」
”彷徨する者”モモ:「………いじわる」
”彷徨する者”モモ:「いじわるだわ、貴方って」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「君は随分と夢のような存在だから」
王佐(ワン・ズゥォ):「それ故に、一番理想の王に近い」
王佐(ワン・ズゥォ):「悩める旅人でもなく、武勇を誇る英雄でもなく」
王佐(ワン・ズゥォ):「反逆者でもない」
王佐(ワン・ズゥォ):「ただ人に寄り添える」
王佐(ワン・ズゥォ):「だからやるべき事をやるしかないんだ」
”彷徨する者”モモ:「ええ、ええ。そうね」
”彷徨する者”モモ:「出来ること、それをする」
「一個一個やっていくしかないなら、あたしはそれをする」

”彷徨する者”モモ:「でも、貴方の王様には、なってあげないわよ?」
”彷徨する者”モモ:「あたしたち、もうお友達だもの」
王佐(ワン・ズゥォ):「それは残念」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、でも良いかもしれないねえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「それも、さ」
上戸ノア:『さて、話はまとまったかな』
”彷徨する者”モモ:「ええ」
上戸ノア:『マーリンを名乗る男からのデータに、聖徳漢内部の不穏分子、それに今この時代で動いている各勢力の連絡先が入っていた』
上戸ノア:『後は任せますぜ、お二人さん』
上戸ノア:わくわくと、心が弾んでいた。
上戸ノア:無性に楽しくなってきてしまっていた。
”彷徨する者”モモ:「王の補佐がもうひとり……」
流行っているのだろうか

王佐(ワン・ズゥォ):「扇動と勧誘は君が得意そうにみえるけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、仕方ない。現場にいるのは僕だから、ガラじゃなくてもやらなくてはね」
上戸ノア:『俺はあくまで脇役ですからね』
”彷徨する者”モモ:「一緒にやれば大丈夫よ」
上戸ノア:「時間を前にすすめるのは、生きてその場に立つものだけ。影法師はただ――それを支えるのみです」
上戸ノア:その言葉だけは通信設備を通したようなものではなく。
上戸ノア:彼自身の声のように聞こえた。

GM:では本日はここまで! おのおのロイスとっておいてください!
GM:調達もね!
GM:調達もいいよ!
矢郷隆二:強化素材
”彷徨する者”モモ:王佐:○P誠意 Nふしぎ
矢郷隆二:3dx>=15 (3DX10>=15) > 8[4,7,8] > 8 > 失敗
矢郷隆二:おしくもなんとも
矢郷隆二:以上!
”彷徨する者”モモ:あ、王佐さんにはもうとってるわ
”彷徨する者”モモ:広木雅斗 ○P尊敬 N不安
王佐(ワン・ズゥォ)
”彷徨する者”モモ/王の資質○/まだその時ではないのかもしれない

王佐(ワン・ズゥォ):世界制服 目標値35
広木雅斗:王佐 〇なんか頼れそう/なんかスゲー怪しい
王佐(ワン・ズゥォ):マシンモーフィングを使用
広木雅斗:購入は・・・ボデマ!
広木雅斗:2dx+3>=12 (2DX10+3>=12) > 2[2,2]+3 > 5 > 失敗
広木雅斗:シュン・・・
王佐(ワン・ズゥォ):能力訓練:意思を使用
別天ネムレ:そういえば購入が出来るのだった。ぼでま挑戦するわよ。
王佐(ワン・ズゥォ):9dx+28>=35 (9DX10+28>=35) > 9[1,1,3,3,5,6,9,9,9]+28 > 37 > 成功
別天ネムレ:(1+1)dx+1@10>=12 <調達> (2DX10+1>=12) > 9[1,9]+1 > 10 > 失敗
王佐(ワン・ズゥォ):世界制服を装備する事で意思の達成値が+3されます
別天ネムレ:残念
GM:それでは次回は6/12夜九時から
ハッピバースデーGM記念回です
ミドル戦闘とか入れるかも?

広木雅斗:おめでとう!
別天ネムレ:お誕生日だったか! めでたいぜ!
矢郷隆二:おめでとう!
GM:いぇ~い!
別天ネムレ:入院中はほんとどうなるかと想ったが、また誕生日が祝えるの、感慨深いわね
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:50 → 53
王佐(ワン・ズゥォ):ハッピーカバースデー おめでとうござヒポポタマス
GM:ありがとう……ありがとうみんな……
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 装甲:0 → 7
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] ロイス:2 → 4
system:[ 広木雅斗 ] ロイス:2 → 4

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ミドル5-2「合従連衡」


GM:それではハッピバーステー俺
GM:今晩も初めて行きたいと思います
別天ネムレ:よろしくお願いします!
GM:皆も大好き忍者と極道、その首都高速戦
GM:おっと帝都高速戦
GM:ミドル戦闘ではこの再現をやってもらいます
首都高速を爆走するヤンキーの幹部を頑張って止めてください
幹部以外の下道に抜け出そうとするモブは他の組織が止めてくれます
そして他の組織を動かす為の演出をこの前情報収集で達成値40を出した王佐さんメインで1シーン使ってやってもらえればと思います

王佐(ワン・ズゥォ):はーい
GM:登場PC→王佐
他自由

GM:ここは探索シーンではない扱いなので普通に登場ダイス振ってください
GM:そして誰がどう出るかちょっと雑談タブで話しましょうか
王佐(ワン・ズゥォ):1d10+53 (1D10+53) > 8[8]+53 > 61
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:53 → 61
GM:シーンについては他の組織(UGN、FH、ブラックスワンズ、磐境守)あたりの代表者を説得してもらう流れで考えていました
“プランナー”都築京香:磐境守の特使はこの女です
“プランナー”都築京香:ヤヒロさんのプランナー本当に顔良いな……
”彷徨する者”モモ:1d10 (1D10) > 4
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:80 → 84
別天ネムレ:1D10+71 (1D10+71) > 10[10]+71 > 81
別天ネムレ:ぎゃーっ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:71 → 81
”彷徨する者”モモ:並んだ
“プランナー”都築京香:welcome……
GM:それでは始めましょう


ミドル5-2「合従連衡」


GM:バッドシティ。
GM:湾岸地区と呼ばれる悪徳の一帯を統率するクラブスポット“F”
GM:この町を表と裏の両方から政治と暴力で以て統括していた各組織の特使がこの会合に集っていた。
“プランナー”都築京香:レネゲイドビーイングたちによる寄り合いからは、随一の実力を持つ少女の姿をしたレネゲイドビーイングが。
風間ネネ:この街で強権を振るうFHのとある医療セルからは、情報工作担当の幹部が。
天ヶ瀬アマタ:場所を提供した半グレ集団“ブラックスワンズ”からは、腕利きの殺し屋が。
KIRITANI:UGNからは謎のベーシストが。
GM:本来ならば誰もが敵対しあう間柄ではあったが、事態が事態だ。
GM:王佐の想定通り、彼らは素直に集まった。
王佐(ワン・ズゥォ):(ほぉ、なるほどなるほど)
風間ネネ:「いや~壮観ですねぇ。謎のオーヴァードからの呼びかけだけでここまで大物が集まると」
風間ネネ:眼鏡をクイッとあげながら少女が笑う。王佐に、一瞬だけ値踏みするような視線を飛ばしながら。
”彷徨する者”モモ:(人がいっぱいいるわ、ワンは顔が広いのねえ)
ぼんやり

別天ネムレ:(なんだか先輩ヒーローが勢ぞろいしている場に似ているな……誰も彼も、ただ者じゃない雰囲気だ)
別天ネムレ:殺気、寒気、違和感、威圧感、存在感。ことごとく〝濃い〟気配が、ばしばしと肌を圧迫するのを感じる。
王佐(ワン・ズゥォ):「謎ってこたァはないでしょ、別に僕の名前だけで呼びかけたわけじゃあないですし」
王佐(ワン・ズゥォ):「ほら、矢郷隆二、広木雅斗」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕ァ、代理ですよ代理」
”彷徨する者”モモ:ぽりぽりぽり(つきだしのピーナッツを齧っている)
風間ネネ:「彼ら二人の名前と、提示された情報だけなら集まりませんでしたよ。あなたがたから提供されたデータ、それに……」
風間ネネ:モモの方を見る。
風間ネネ:「来て見てびっくり。偽神の心臓(ファルスハーツ)のバッドシティ担当としては今とっても驚いています」
KIRITANI:無言でベースをギュィイイインと鳴らす。
天ヶ瀬アマタ:「それで、あの、この集まりの趣旨はどういったものなのでしょう……?」
天ヶ瀬アマタ:ぼんやりとした顔の男。ブラックスワンズからよこされたとは思えないほんわかした表情できょろきょろしている。
王佐(ワン・ズゥォ):「いや、まあ一度くらいは顔を見ておきたいと言うのが一つです」
天ヶ瀬アマタ:「顔……」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうですよね?モモさんネムレさん」
別天ネムレ:「挨拶の一つもせず、顔も見せず、ではこちらが失礼というものですしね」
”彷徨する者”モモ:「ええ、お友達は多いほうがいいもの」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、そういう建前もあるんですが」
天ヶ瀬アマタ:「友達……」 三人を見て。
天ヶ瀬アマタ:にこぉ、と笑う。
王佐(ワン・ズゥォ):「地区に名高い組織を自称していらっしゃる方々が」
王佐(ワン・ズゥォ):「交渉の場か何かだと思って送り込んでくるのはどの程度の間抜け面かを見てみたいなあと」
“プランナー”都築京香:「……ふふ」
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、怖い笑顔」
“プランナー”都築京香:「お久しぶりですね」
王佐(ワン・ズゥォ):「泣いちゃいそうだなァ」
別天ネムレ:そんな挑発していいのか!? と内心ハラハラしつつ、何食わぬ顔で見守っている。
別天ネムレ:「……お知り合いですか?」プランナーと王佐を見比べて。
”彷徨する者”モモ:(仲良しでいいなあ)
風間ネネ:「呼んでおいて煽るだけ煽るでは、こちらとしても困りますが……」
王佐(ワン・ズゥォ):「顔を知ってるから知り合いになるとは思いますよ」
風間ネネ:若干不機嫌そうな面ではあるものの、他の面子がおとなしいので自らも黙る。
別天ネムレ:「定義が広いですね……」
KIRITANI:「UGNとしては――」
KIRITANI:ギュィイイ
KIRITANI:「市民の安全を守るのに有益であればそれで良し、とだけ」
KIRITANI:その表情にはどこか疲労の色が滲んでいた。
”彷徨する者”モモ:「勿論、誰かを傷つけようとは思っていないわ」
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほど、偽神の心臓(ファルスハーツ)は?」
風間ネネ:「蔵馬屋敏樹による在来宗教法人への被害は甚大です」
風間ネネ:腹立たしげにグラスを握りしめる。
風間ネネ:「面子が潰されてるんですよ、こっちは」
王佐(ワン・ズゥォ):「いやーいいですね」
王佐(ワン・ズゥォ):「認識がしっかりしておられる」
王佐(ワン・ズゥォ):「先ほどUGNは市民の安全と言われましたが」
風間ネネ:「腹を割って話すと、我々のセルの意見は『あなたがたの方がまだマシ』です」
王佐(ワン・ズゥォ):「今や市民の安全など存在していないのでは?」
王佐(ワン・ズゥォ):「マシ、ははは。なるほど」
王佐(ワン・ズゥォ):「更に煽られて困ったと言われましたが」
王佐(ワン・ズゥォ):「チンピラが暴れまわって自分たちのテリトリーが侵されるかもしれないのは困らないのでしょうか」
“プランナー”都築京香:「私達、磐境守は非常に困っています。ただの地元RBの寄り合いですから」
“プランナー”都築京香:肩をすくめる。
王佐(ワン・ズゥォ):「ただの!地元の!RB!」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういうの只の一般人みたいに言われちゃ」
王佐(ワン・ズゥォ):「一般の皆さんへの侮辱ですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「宗教法人への被害、ハハハ」
王佐(ワン・ズゥォ):「信者が居なけりゃなりゆきませんもんね」
王佐(ワン・ズゥォ):「で、それで?我々の方がマシ?」
風間ネネ:「ええ、マシです」
王佐(ワン・ズゥォ):「なんです、それ」
王佐(ワン・ズゥォ):「仕方ないからマシなやつらに力を貸してやろう」
王佐(ワン・ズゥォ):「力のないRBだから前面には立てない」
王佐(ワン・ズゥォ):「UGNは市民を守る為にお疲れの御様子」
王佐(ワン・ズゥォ):「更には困っちゃったなあ」
王佐(ワン・ズゥォ):「たかがチンピラが暴れているだけなのに」
王佐(ワン・ズゥォ):「自分は労力をケチって」
王佐(ワン・ズゥォ):「手伝ってやろう、みたいな気持ちでいます?」
王佐(ワン・ズゥォ):「馬鹿じゃないんですか?」
風間ネネ:「馬鹿って……あなたね……!」
別天ネムレ:冷や汗を流しながら聞いているが、止めには入らない。
別天ネムレ:ひりつく場の空気に、首筋のうぶ毛がチリチリと立つ。だが、それだけだ。まだそれだけ。
“プランナー”都築京香:微笑みながら聞いている。待っていた、と言わんばかりに。
”彷徨する者”モモ:じっと一同の言葉に耳を傾けている
別天ネムレ:彼ならきっと、この場をまとめてくれる――その自信たっぷりな態度を、そう信じると決めたのだ。
王佐(ワン・ズゥォ):「そもそも責任の一端は自分の所の不始末じゃないんですか?FHさん」
風間ネネ:「なんですかそれ? 支配地域なら締め付けろという意味なら、なるほど、道理かもしれませんが……それ言います? ここで?」
風間ネネ:「言うならまあ、もっとマシな選択肢を選ばせてもらいますが」
王佐(ワン・ズゥォ):「マシな選択肢なんてのは一つですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「妥協しないって事さ」
KIRITANI:ギュィイイイン
王佐(ワン・ズゥォ):「暴れている馬鹿に妥協点なんかないんですよ」
KIRITANI:弾むような音が鳴る。
王佐(ワン・ズゥォ):「やつらは一度広げた暴力を広げる事はあっても引く事はない」
王佐(ワン・ズゥォ):「特になんだか理性もイッちゃってるみたいですしね」
王佐(ワン・ズゥォ):「怖いですね、麻薬とかそういうの」
風間ネネ:「……ふん」
天ヶ瀬アマタ:「麻薬は……いけませんよねぇ」
王佐(ワン・ズゥォ):「現状維持なんてのはありえない」
王佐(ワン・ズゥォ):「放っておけばますます勢力を拡大するだけです」
王佐(ワン・ズゥォ):「だから、今。ここで。潰す。必要がある」
天ヶ瀬アマタ:「あぁ、じゃあやっぱり、結論は一緒のようですねぇ」
王佐(ワン・ズゥォ):「いいえ」
天ヶ瀬アマタ:ホッとしたような顔で、胸をなでおろす。
天ヶ瀬アマタ:「え?」
王佐(ワン・ズゥォ):「責任の問題ですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「貴方方は手伝う、力を貸すという姿勢でここにきておられる」
王佐(ワン・ズゥォ):「勝ちの尻馬に乗るつもりでね」
天ヶ瀬アマタ:「いえ、まあ、そうですが……」
天ヶ瀬アマタ:なにか悪いのかなあという顔だ。
王佐(ワン・ズゥォ):「他が負けたとしても。それで打撃を受けた相手をあしらうだけの余力を残そうとしている」
王佐(ワン・ズゥォ):「そんな考えじゃ勝てないんですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「だって誰も本気を出さないじゃあね」
王佐(ワン・ズゥォ):「西洋の、ええとマキャベリだったかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼は良い事を言っている」
王佐(ワン・ズゥォ):「傭兵や外部戦力を利用したとしても」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らは他人の為には闘わない」
王佐(ワン・ズゥォ):「結果、そんなことでは利益を得られない」
王佐(ワン・ズゥォ):「どうです、自分たちの為に本気で戦う気概ありますか?」
天ヶ瀬アマタ:「そうですね。少なくとも僕は本気ですし、僕の部下たちも本気でやってくれると思います」
天ヶ瀬アマタ:「これはね、ブラックスワンズとしてのあれそれじゃないんです」
天ヶ瀬アマタ:「スワンスイマーズとして負けたままでいられない。そういう……戦士としてのプリミティブな欲望に基づいた行為・発言です」
天ヶ瀬アマタ:「なので、まあそちらの皆さんが心配するような真似はしませんよ」
王佐(ワン・ズゥォ):(こういう事は、明言させるのとさせないのでは全然違う。そう思っていましたと後で言うのと。今言わせるのとでは違う)
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほど、ではUGNはどうでしょうか」
KIRITANI:ベースのピックを止める。
KIRITANI:「私達はいつだって必死です。今回もそうだというだけのこと」
KIRITANI:「ええ、ご安心を」
KIRITANI:今は遠い、少年の顔を思い浮かべながら。
王佐(ワン・ズゥォ):「UGNがこう宣言しているうえでFHの御意見を伺いたい」
風間ネネ:「…………」
風間ネネ:ため息をつく。
風間ネネ:「我々の――セルは、情報工作、資金、戦闘力。あらゆる面で支援します」
風間ネネ:「乗るからには半端なことはしない主義なので」
風間ネネ:不機嫌そうに。
王佐(ワン・ズゥォ):「結構」
王佐(ワン・ズゥォ):「ではただの地元のRBの寄せ集めは」
王佐(ワン・ズゥォ):「大人しく、影で震えて待ちますか?」
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、怖い笑顔で誤魔化すのは無しでお願いしたいなァ」
“プランナー”都築京香:「私個人は影で震えて待ったりこうしてお話の場でメッセンジャーをやるのが仕事なのですが」
“プランナー”都築京香:パチッと指を鳴らす。
“プランナー”都築京香:「彼らは――」
“プランナー”都築京香:カーテンが開く。
“プランナー”都築京香:深夜の繁華街を練り歩く百鬼夜行。
“プランナー”都築京香:凶暴な野獣が居た。膨れた腹の狸が居た。長い首の女が居た。首の無いライダーが居た。赤いマントの男が居た。多くの、あまりに多種多様な、まつろわぬ命が居並んでいた。
“プランナー”都築京香:「――あなたの話ですっかりやる気のようで」
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、怖い。そういうの普通の地元民みたいに言わないでね」
“プランナー”都築京香:「人間と仲良くやってきたはずの地元民ですよぉ」
別天ネムレ:(あんなのまで控えさせていたのか……)
別天ネムレ:ゾッとしつつも、話がまとまってきたことにほっとする。王佐の話術は見事なものだ。
”彷徨する者”モモ:(いっぱいいる)ほわー
王佐(ワン・ズゥォ):「いやー、みなさんヤル気ありますね」
王佐(ワン・ズゥォ):「それでは、基本的な流れですが」
王佐(ワン・ズゥォ):「モモさん、敵の力の根源はどこにあるんでしたっけ?」
”彷徨する者”モモ:「ええっと、トシキが持っているおくすり、よね?」
”彷徨する者”モモ:そういうことになっている
王佐(ワン・ズゥォ):「そうですね。その供給を断てば」
王佐(ワン・ズゥォ):「十万人いると言われるチンピラも烏合の衆と言えます」
“プランナー”都築京香:「……ほう」
“プランナー”都築京香:クスリ、と笑う。
“プランナー”都築京香:「そこまで掴んでいましたか」
”彷徨する者”モモ:にゃー、と笑い返す。
王佐(ワン・ズゥォ):「数を相手にするのであれば十万は大きな敵ですが」
王佐(ワン・ズゥォ):「一部の幹部を倒すだけなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「出来ない話ではない」
王佐(ワン・ズゥォ):「大きな場所で大軍と相対すのは愚策の極み」
王佐(ワン・ズゥォ):「狭い場所であれば、一度に戦う数に差はなくなる」
王佐(ワン・ズゥォ):「高速道路の輪に馬鹿どもを封じ込めれば」
王佐(ワン・ズゥォ):「出口を塞げば戦いの場は小さくなる」
王佐(ワン・ズゥォ):「皆さんには四つの出口をそれぞれに担当してもらいます」
風間ネネ:「逃げる兵隊を抑えろってことかしら。ま、言った手前やりますけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「グルグルと輪の中を走り回るハムスターが外に出ないようにするだけの簡単な仕事ですよ」
風間ネネ:「帰師には(とど)むることなかれとも言いましてよ? ま、やりますけど」
風間ネネ:「それくらいはやらないと、収まらないもの」
王佐(ワン・ズゥォ):(これで帝都高速連環の計は成る流れかな)
王佐(ワン・ズゥォ):「それでは実際に敵の実情を知る二人からも何かお話をしてみてください」
王佐(ワン・ズゥォ):「ネムレさん、モモさん」
別天ネムレ:「はい」
”彷徨する者”モモ:「みんなで頑張りましょうね」
必要なことは王佐さんが話してくれたのでそれしか言うことがない

別天ネムレ:「……本作戦は、この町に平穏を取り戻す最後の決戦になるとオレは考えています」
別天ネムレ:「負けても良い戦いなどないとは言いますが、これは、決して負けられない戦いです。だからこその〝決戦〟であり、総力戦となります」
別天ネムレ:ちらりと、モモを見て。「きっと、多くの方が倒れ、傷つくことでしょう」
別天ネムレ:「けれど、状況に甘んじていれば傷つく者は増え続け……戦って、その後傷つくことに耐えられる力が残るのも。おそらくこれが最後」
別天ネムレ:「傷つけ合いながら、傷の痛みを受けながら、それに悔いずに最後まで立ち続けましょう」
別天ネムレ:「オレからは以上です」
GM:その言葉を真面目に受け取るものなど、この町にはろくに居ない。
GM:プランナーは笑うばかり。
GM:ネネは不機嫌そうに眉をひそめ。
GM:アマタはぼんやりとして何か楽しそうな事を考えている。
GM:――だが。
KIRITANI:「個人的な質問です」
KIRITANI:一人、手を挙げる。
KIRITANI:「ネムレくん、モモさん」
KIRITANI:「あなたたちは、何故戦っているのですか?」
”彷徨する者”モモ:「それは」
「自分が痛いって想っていることを忘れている子にそれを思い出してもらうため、かしら」

別天ネムレ:なぜ戦うのかと問われれば、それは色々な思いが巡る。パラディン。かつてヒーローに助けられ、それに憧れたから。あるいは、傷つく誰かを見過ごせないから。輪廻の獣たる自分にしかできない、戦い方があると教えられたから。
別天ネムレ:しかし。
別天ネムレ:モモの答えを聞くと、なんだかそういう考えが、とたんにせせこましく思えてきてしまった。
別天ネムレ:「そうですね、オレ流に言い換えるなら」
別天ネムレ:「〝スリーピング・デーモンは、悪い夢を見てるやつは叩き起こす〟のが主義だから、です」
KIRITANI:「夢を終わらせる……か」
KIRITANI:「夜明けを呼ぶもの(DAWN SEEKER)
KIRITANI:「かつてこの町を守った伝説の名前です」
KIRITANI:「彼らと同じ輝きがあなたたち二人の中にあると――私は信じます」
KIRITANI:かつて、そんな言葉をかけた少年のことを思い出しながら。
KIRITANI:「共に戦ってください」
”彷徨する者”モモ:「まかせて!」
別天ネムレ:「ええ」短く、しかし力強く。
”彷徨する者”モモ:微笑み、そしてネネにも小さく手を振った
王佐(ワン・ズゥォ):(やはり、この二人がいるとやりやすい)
王佐(ワン・ズゥォ):(僕だけだと煽りは使いにくいからね)
王佐(ワン・ズゥォ):(良心的な人が居ると仕事がしやすくていい)
GM:かくして、聖徳漢に続く未曾有の大連合が湾岸地区に結成されたのであった。

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ミドル6「決斗開始」

GM:登場PC→全員
登場侵蝕は探索フェイズ扱いで1で良いです

別天ネムレ:やったあ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:81 → 82
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:69 → 70
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:84 → 85
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:62 → 63
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:61 → 62
GM:エンゲージについてはさっき雑談で説明したとおり、1kmほど離れた4つのエンゲージにネムレ&モモ、広木くん、矢郷くん、王佐さん、でそれぞれ分かれてもらいます。
GM:戦闘は面子によってそれぞれ調整しているのでヤンキーによって難易度は違います!
GM:それでは戦闘直前会話から開始!

ミドル6「決斗開始(タイマンスタート)


GM:チームを四手に分け、進撃の聖徳漢を押し止める。
GM:そしてその精鋭たる聖徳破邪四天王を打倒し、戦力が分散してる間に蔵馬屋敏樹の力を削ぐ。
GM:しかる後、集結した五人で蔵馬屋敏樹を討つ。
GM:それが王佐の作戦であった。
GM:その要である首都高速の第一防衛地点。
GM:連休はサービスエリアが家族連れが賑わうその一帯は、かつて巨人伝説が語られた山。
GM:その道路の真ん中に立つ“漢”が居た。
矢郷隆二:堯と舜。聖徳館に伝わる二つの伝説の木刀を構え、
矢郷隆二:純白の特攻服を纏った男が迫ってくる暴走族どもを見据えている
矢郷隆二:深く呼吸をする。古い空気を捨て肺に新鮮な酸素を取り込み
矢郷隆二:「ッシャアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
矢郷隆二:高速で暴れる族共に、この街に、そしてかつての相棒に
矢郷隆二:己の存在を誇示するように裂帛の気合で叫ぶ
聖徳破邪四天王A:単車だ。
聖徳破邪四天王A:白く塗った単車があなたを取り囲むように走り回る。
聖徳破邪四天王A:その中には見知った顔も多い。
聖徳破邪四天王A:中でも――。
聖徳破邪四天王A:「久しぶりじゃねえかリュウジィ!」
聖徳破邪四天王A:かつて、あなたの舎弟だった少年。
聖徳破邪四天王A:身長2m近くまで育っても、兄貴兄貴とあなたを慕っていた少年が。
聖徳破邪四天王A:停止したトラックの上からあなたを見下ろしている。
矢郷隆二:「俺を呼び捨てたぁ」
矢郷隆二:「随分と偉くなったもんだなあ、帯刀!!」
帯刀:「そうさ! 偉くなったんだよ!」
帯刀:「小学生の頃、あんたたちの仲間に入れてもらったあん時からよ!」
帯刀:「俺だって強くなったんだ! あんたみたいになりたくてさぁ!」
帯刀:トラックから舞い降りる。
帯刀:ズン、と重い音を立てて地面が揺れる。
帯刀:「だってのに……なんだ、そのざまは」
矢郷隆二:「ああ?」
矢郷隆二:少年を見上げるようにしてメンチを斬る
小松帯刀:「よくも俺たちを捨てて行きやがったな……リュウジ……!」
小松帯刀:太い腕に青筋を立てながら、拳を握りしめる。
小松帯刀:「リーダーを……裏切ったな……!」
矢郷隆二:「はっ」
矢郷隆二:「確かに、俺はあいつを裏切ったよ。」
矢郷隆二:「だがな、それは今あいつと殴り合いをしようとしてることじゃねえ。」
矢郷隆二:「俺があいつを裏切っちまったのは」
矢郷隆二:「あいつの背中を押しちまった時だ」
小松帯刀:「なに……?」
矢郷隆二:「あいつに全てを背負わせちまった時だ」
小松帯刀:「トシ兄ィなら! トシ兄ィならできる! なんで疑うんだよ! リュージィ!」
小松帯刀:胸ぐらに掴みかかる。
矢郷隆二:「でかくなったのは、図体だけかよ。」
小松帯刀:「んだとてめぇ!?」
矢郷隆二:その腕を逆に掴みにかかる
矢郷隆二:「確かに出来るだろうさ。トシの野郎なら、あいつが望むことも、俺たちが信じることもやってのけるだろうよ」
矢郷隆二:「だがな。」
小松帯刀:「――ッ」
小松帯刀:自分よりもうずっと小さい筈の、目の前の男に、怯んでしまう。
小松帯刀:その、眼光に。
矢郷隆二:「あいつは、ホントにそれを望んでるのかよッッ!!」
小松帯刀:「…………ッ!」
矢郷隆二:「俺達に憧れたガキを兵隊にして世界に喧嘩売るのが!」
矢郷隆二:「てめえの信じたトシの夢だってのか!!」
小松帯刀:「わかんねえよっ!」
小松帯刀:腕を離す。
小松帯刀:「わかんねえよそんな難しいことよぉ!」
小松帯刀:「けど俺は、俺はまだ止まりたくねえ!」
小松帯刀:「俺のいる場所はあんな家でもねえし、病院のベッドの上でもねえ!」
矢郷隆二:「安心しろよ。」
小松帯刀:「なにっ?」
矢郷隆二:「だから俺がここにいる。」
矢郷隆二:「バカどもがてめえで止まれねえなら」
矢郷隆二:「俺が全員ぶちのめして仲良くサービスエリアで休ませてやるよ」
矢郷隆二:すうう、と深く息を吸う
矢郷隆二:「"三千釘"矢郷隆二!!」
小松帯刀:「“峰三千尺”小松帯刀ォ!」
小松帯刀:声を荒げる。
矢郷隆二:「舜と堯と、聖徳館を背負う二つの木刀を受け継いだ漢として!」
小松帯刀:「聖徳漢四天王として! あんたたちを追った漢として!」
矢郷隆二:「てめえらの信念も根性も!全部真正面から受け止めてやる!!」
小松帯刀:「あんたの愛情(ハート)、正面からぶっちぎってやらぁ!」
矢郷隆二:「さあ!かかってきやがれ!!」


第一防衛地点“伊後山SA”
vsイゴーロナクヤンキー
決 斗 開 始(タイ マン スタ ート)


GM:一方、第二防衛地点。
GM:チキンレースの会場として好まれているカミソリカーブ。
GM:曲がりきれずに不運と踊るものが耐えない魔の地帯にて。
GM:広木雅斗は聖徳漢の長と邂逅していた。
蔵馬屋 敏樹:「……よう」
広木雅斗:「オウ」
蔵馬屋 敏樹:「元気そう……だな、オイ」
蔵馬屋 敏樹:どこか歯切れが悪そうで、困ったようで。
広木雅斗:「お前は・・・デケえ力を手に入れて」
広木雅斗:「舎弟たくさん引き連れて・・・」
広木雅斗:「・・・辛そうだな、オイ」
蔵馬屋 敏樹:「分かるか……やっぱ辛ぇわ」
蔵馬屋 敏樹:拳を打ち鳴らす。
蔵馬屋 敏樹:「辛ぇけどよ、俺は大丈夫だ」
蔵馬屋 敏樹:「俺よりも皆だ。皆が倒れちまう」
蔵馬屋 敏樹:「だから皆が帰ってこられるように、俺が立つ。立ち続ける」
蔵馬屋 敏樹:「腕っぷししか無い俺に生まれた意味があるならば。多分そういうことじゃねえかなって思う」
蔵馬屋 敏樹:静かに構える。
蔵馬屋 敏樹:奇妙なくらいに静かだ。
広木雅斗:「・・・・・・」
蔵馬屋 敏樹:このルートにだけは、他の暴走族は来ていない。
蔵馬屋 敏樹:広木雅斗を警戒してのことだ。
広木雅斗:「腕っぷしだけ、じゃねえよ」
広木雅斗:「だけじゃ・・・なかったハズだろうが!」
蔵馬屋 敏樹:「俺、馬鹿だからよぉ」
蔵馬屋 敏樹:「お前みてーなライバルがいねえと、突っ走っちまうんだろうなあ」
蔵馬屋 敏樹:「勝手に死んで、勝手に戻ってきやがって……」
広木雅斗:ギリ、と歯ぎしりをして
蔵馬屋 敏樹:血がにじむほど拳を握りしめて。
GM:そんな時だ。
聖徳破邪四天王B:「トシさん! やべえっす! KIRITANIが!」
聖徳破邪四天王B:七色の光を纏う非ユークリッド幾何学的な曲線と球体を組み合わせた奇妙なヤンキーが二人の前に現れる。
聖徳破邪四天王B:「KIRITANIが本気(マジ)で俺たちを潰しに来ました! 俺たちこれじゃ悪者っすよ!」
蔵馬屋 敏樹:「……邪魔が入ったか」
蔵馬屋 敏樹:「悪いけど勝負預けてくれねえか」
広木雅斗:「・・・NO」
広木雅斗:「オレの死がお前をそうさせたんなら」
広木雅斗:「オレは責任取らねえとな」
GM:この場で蔵馬屋敏樹との戦闘に入りますか?
この選択次第で戦闘の難易度が上がることや情報項目が変化することがあります

広木雅斗:戦う!
GM:一部情報項目が先に開示されます

・獣王無尽の攻略方法
情報:ヒーロー、意思対決(広木雅斗)
目標値13(or意思対決)
→広木雅斗は獣王無尽に対抗する力がある。広木雅斗のRHOが公開可能となる。
→クライマックスに突入可能となる
→ただし、広木雅斗のRHO公開にあたって、侵蝕率を2d10上昇させる


蔵馬屋 敏樹:「……ま、そうなるわな」
蔵馬屋 敏樹:全身から、高密度のレネゲイドが垂れ流しとなる。
蔵馬屋 敏樹:レネゲイドとは、元来願望を実現する為の力である。
蔵馬屋 敏樹:それは本来、神のみに許された可能性の力。
蔵馬屋 敏樹:翻って、ただ肉体の強靭さのみを突き詰め、誰の追随も許さぬ彼は誰よりも壊れない存在であり。
蔵馬屋 敏樹:全ての破壊を見届けることができるものである。
蔵馬屋 敏樹:――故に、彼の持つ大権とは“破壊”
蔵馬屋 敏樹:外なる神に匹敵する殺意、Lv3ワーディングに匹敵するただのメンチを切れるその天与の肉体。何者にも砕かれぬその肉体。
蔵馬屋 敏樹:その力、破壊のインフィニティコード“獣王無尽”
広木雅斗:「複雑怪奇(ワケ)あって蘇ったこの命、堕天使として全うさせてもらう!」
広木雅斗:蔵馬屋敏樹と聖徳破邪四天王の間に割って入る
蔵馬屋 敏樹:「快諾(オーケー)、じゃあ本気(ガチ)だ。死闘(やん)ぞ」
GM:広木雅斗のみを対象にLv3ワーディングが発動されました
GM:判定ダイスは半減、C値11となります
広木雅斗:息を大きく吐いて
広木雅斗:「お前のは・・・”破壊”だったな」
蔵馬屋 敏樹:「あ゛ん?」
広木雅斗:「同じ重みを背負う者としても・・・オレが!!!」
蔵馬屋 敏樹:「お前、何を……?」
蔵馬屋 敏樹:「――ッ」
蔵馬屋 敏樹:気づく。天性の五感で、異常を。
蔵馬屋 敏樹:「お前――何者だぁっ!?」
広木雅斗:「目エ覚ましてやる!!!」

https://www.youtube.com/watch?v=wMHyFVX1F2s


【警告】
 【警告】
  【警告】
星辰大権(インフィニティコード)が起動します】



広木雅斗:「オレはオレだ・・・・・・オレの、力だ!!!」

●PC3:広木 雅斗(RHO)
あなたは“殺戮”の星辰大権(インフィニティコード)を持つ。
そのモチーフは『神殺し』。
こと、崇拝と畏敬を集める神々を否定することに特化した対抗種である。
あなたのレネゲイドは元より神秘と信仰の時代から人間を解き放ち、それを以て人類を寄る辺なき孤高の大海へと放逐する絶望の萌芽である。
あなたのレネゲイドは、人類の霊長たる所以であると同時に、人間の過ちと滅びの象徴でもある。あるものはこれを人類悪と忌み嫌う。
あなたはその力により、神の力を殺すことができる。
あなたはシナリオに1回、1シーンの間のみ、外なる神の力たるLv3ワーディング内でも自由に活動が可能である。また、あなたが一度でも戦闘不能にした対象は、そのシナリオの間、外なる神としての力を使用不能となる。

ただし、有葉緑郎によってこの力は一時的に封印されており、特定条件を満たした上でこのRHOを公開しなければ、RHOの効果を使用できない。
この効果はシナリオに一回しか使用できない。


GM:デバフ効果を無効します。
GM:また、このミドル戦闘で蔵馬屋敏樹を戦闘不能に一度でも追い込めた場合、クライマックスではLv3ワーディングに悩まずに済みます。
蔵馬屋 敏樹:「あんだよ」
蔵馬屋 敏樹:「とっておきがあったのは俺だけじゃあなかったってか」
蔵馬屋 敏樹:ずっと、喉の奥に引っかかっていた。
蔵馬屋 敏樹:自分だけ、ズルをしているようで。
蔵馬屋 敏樹:だから――今。
蔵馬屋 敏樹:「じゃあいいや」
蔵馬屋 敏樹:笑顔で。
蔵馬屋 敏樹:「ずっと、お前に勝ちたかったんだ」
広木雅斗:「光栄だよ」
広木雅斗:幾度となく拳を交わしてきた相手
広木雅斗:戦績は五分五分だったが、自分と彼には大きな違いがあった
広木雅斗:”仲間”だ この世界の広木雅斗が、得ることができなかったもの
広木雅斗:それに囲まれて、笑っている彼の笑顔が、とても眩しく見えて
広木雅斗:「オレは・・・羨ましかったんだ」
広木雅斗:「お前には・・・あのままでいて欲しかったんだよ!トシィ!!!」


第二防衛地点“死神カーブ”
vs“獣王無尽”蔵馬屋敏樹
決 斗 開 始(タイ マン スタ ート)


GM:一方その頃
“プランナー”都築京香:「上手くやりましたね、堕星」
“プランナー”都築京香:「智将は務めて敵に食む……でしょうか」
王佐(ワン・ズゥォ):「どうせ、それも計画の内なんでしょ」
“プランナー”都築京香:口元を抑え、ガードレールに腰掛けたままクスリと笑う。
“プランナー”都築京香:「私のプランによれば、ここにはアイホートヤンキーが襲撃してきます」
王佐(ワン・ズゥォ):「怖いなあ」
“プランナー”都築京香:「彼の能力は弱い弱い弱いジャームを1万体ほど召喚するというもの」
“プランナー”都築京香:「普通のオーヴァードなら、一瞬でリザレクト限界まで食い尽くされてしまいますが……」
王佐(ワン・ズゥォ):「逃げて良いかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「逃げるってのも十分な策だよ、いやほんと」
“プランナー”都築京香:「まあまあ、移動中の相手です。先手を打って攻撃できれば召喚どころではありません」
“プランナー”都築京香:データ的にはアイホートヤンキーをクリンナップまでにぶちのめさないとすごい量のジャームが出てきます。
王佐(ワン・ズゥォ):「それを、僕にやれと?」
“プランナー”都築京香:「いえ、まあ、アイホートヤンキーが全力を出したところで、あなたも全力を出せば勝てるとは思ってますが……まあ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ヤレヤレ系とか趣味じゃないんだけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「やれやれって言いたくもなるな」
“プランナー”都築京香:「ファ~イト! ですよ」
“プランナー”都築京香:「それでは私はプランの修正の為にお家に帰ります」
王佐(ワン・ズゥォ):「うぇー、嬉しくない応援だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういうのは立派な王様に言われたいものだよ」
ネコタクシー:軽自動車サイズのネコが高速道路を駆けてくる。
王佐(ワン・ズゥォ):「やってくれ、とね」
“プランナー”都築京香:「私は人間の王になるつもりはありません」
王佐(ワン・ズゥォ):「なんだよ、狸合戦じゃなくて隣の森の関係者?」
“プランナー”都築京香:「ええ、美少女ですから」
“プランナー”都築京香:ネコカーのドアを開いて乗り込む。
王佐(ワン・ズゥォ):「あんたが王様なのは願い下げだね。ゾッとするよ」
ネコタク:回送→賃走
王佐(ワン・ズゥォ):「関わって欲しくないレベルでいうならそう変わらないんだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「さぁて」
王佐(ワン・ズゥォ):「やるしかないか」
“プランナー”都築京香:少女は去ってゆく。
“プランナー”都築京香:そして――
聖徳破邪四天王C:「破邪四天王! 愛染マサキィ! ぶっこんでいくんでヨロシクゥ!」
王佐(ワン・ズゥォ):「飛んで火に居るなんとやら、だ」
アイホートヤンキー:背の高い男が一瞬で白い怪物へと姿を変え。
アイホートヤンキー:あなたへと走る!
王佐(ワン・ズゥォ):「おいで、馬鹿正直に走ってくるバカをしのぐ方法はあるんだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「名乗りはしないよ。これは僕の戦場ではないからね」


第三防衛地点“モノノケ森”
vs“揺藍の血” アイホートヤンキー
決 斗 開 始(タイ マン スタ ート)



GM:そして――。
GM:ネムレとモモが待つ第四防衛地点。
GM:東京にほど近い“お台場-夜刀浦ライン”の入り口。
GM:邪宗門峠。
GM:街明かりが周囲を包むその峠の頂上(テッペン)で、二人は異形のヤンキーと対峙していた。
聖徳破邪四天王D:「お前らが別天ネムレとモモか! 噂は聞いてるぜ!」
聖徳破邪四天王D:玉虫色に輝くアンコウとナメクジの間の子のような異形は、金属質の表皮に無数の棘を生やした臨戦態勢で、彼らに睨み(メンチ)を叩き込む。
聖徳破邪四天王D:ワーディングは大気を震わせ、カラスたちが夜空へと逃げ出す。
”彷徨する者”モモ:「はじめまして、あたしはモモよ」
ぺこん

別天ネムレ:「こんばんは。良い夜ですね」
聖徳破邪四天王D:「有葉の野郎が言った通り、妙に礼儀正しい連中だなぁコラァ!」
聖徳破邪四天王D:「嫌いじゃあねえが、俺たちの邪魔をするなら再起不能(トン)でもらうぜぇ!」
別天ネムレ:「できればお引き取りいただきたいところですが、そうもいきませんよね」有葉の名前にため息をつく。
聖徳破邪四天王D:「夜露死――」
聖徳破邪四天王D:そこまで、言った時だった。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:《サモン:グラーキ》
聖徳破邪四天王D:グラーキヤンキーの金属質の肉体が歪み、うねり、渦を巻き、圧縮が始まる。
別天ネムレ:(急に苦しみだした!?)「これは……っ」
聖徳破邪四天王D:そしてその金属塊がうねりうねりうねってまた一つの形を為したその時。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:それは、人の形となっていた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……先走ったようだな、蔵馬屋敏樹」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺を封じた“破壊”の力が弱ったか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「いやその御蔭で広木雅斗が“殺戮”を全力で使えた訳だから……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「んん~~~~鶏か卵かって奴だよなぁ~~~~~~~」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パンッ、パンッ、と服の埃を払い、笑う。
”彷徨する者”モモ:(独り言が多いのねえ)ぼんやり
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ごきげんよう諸君。“パルプ・フィクション”の始まりだ」
別天ネムレ:「有葉緑郎ッッ」
別天ネムレ:ひときわ声を張り上げその名を呼ぶ。
”彷徨する者”モモ:「お久しぶりってほど、久し振り、ではないわね」
別天ネムレ:「安っぽい三文文士が、のこのこと恥ずかしげも無くこれたものだな」
別天ネムレ:ぎゅるり、背後で黒が渦を巻き、魔眼を形成。有葉の元へ重たい〝眠気〟を叩き込む。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「生き残る為に必死なんだよ。分かるか? 分かるな? 物書きってのはヒーローと一緒だ。馴染みの客よりタイアップ、みたいな世知辛さが――」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ストン、と眠りに落ちる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――あるわけだよぉ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:寝言だ。
別天ネムレ:「む」
別天ネムレ:弾かれると思いきや、意外にあっけない。「本物か? コイツ……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:万年筆を自分の手に突き刺し、再び目を開く。
”彷徨する者”モモ:「あれ、酔ってる人の長いお話と似ているわね」
別天ネムレ:「そのまま眠っていればいいものを」
”彷徨する者”モモ:「誰に聞かせるわけでもない愚痴の皮をかぶった……自慢、みたいな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(オーケー、妄想で明晰夢を見れば、ある程度対策はできるな)
別天ネムレ:「モモ、時々えげつなくえぐるね」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「さて、本題だ。貴様らとの付き合いも大概長くなってきたが、今日こそは倒れてもらう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺がこの時代に再度介入できたということは、俺を排除した蔵馬屋敏樹が現在進行中でしくじっているということだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺を排除したとはいえ、あいつのことを俺は結構気に入っていてな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:万年筆を構える。
別天ネムレ:「気持ちは分かるが、お前と趣味が一致するのはなんか嫌だな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ざまぁ~みろ。それを聞いただけで復活の甲斐があったわ」
別天ネムレ:「小学生か??」
別天ネムレ:真顔
”彷徨する者”モモ:「そうなの、じゃあ。あたしたち、同じね」
”彷徨する者”モモ:「あたしも、貴方のこと、そんなに悪くは思っていないもの」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「…………」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ため息をつく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「やはり、お前たちは苦手だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「この男の体を借りられる時間もそう長くはない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「積もる話はまたにして、やろうぜヒーロー」
別天ネムレ:「そうだな、これ以上お前とのあれこれを積もらせたくはない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「この時代をどっちがとるか、決斗(タイマン)だ」
別天ネムレ:「オレは」
別天ネムレ:「外からいけしゃあしゃあとやってきて、その時間に生きてもいないものが、その時代を盤面に載せる、という。それ自体が、気に食わない」
別天ネムレ:「オレはこの時代をお前から取るんじゃない。この時代の人々に返すだけだ」
”彷徨する者”モモ:「そうよ、そうよ!」同調
別天ネムレ:「賭けは自分の財布でやるものだ。他人のふんどし野郎」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……それは、まあ。痛いところをつかれたが」
別天ネムレ:「自覚はあるのか…………」
別天ネムレ:(こいつ、実は悪党向いてないんじゃないだろうな)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「お前たちを殴って黙らせれば――問題無いな」
別天ネムレ:ため息。
別天ネムレ:「まあ、その点については同意する」
”彷徨する者”モモ:(これが不良の喧嘩なのかしら)
(でもネムレは不良、ではないのだろうし)

”彷徨する者”モモ:(むずかしいわね)


第四防衛地点“邪宗門峠”
vs“パルプ・フィクション” 有葉緑郎
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「決 斗 開 始(タイ マン スタ ート)だ!」



GM:というわけでミドル戦闘スタートです
矢郷隆二:オラー!!
GM:行動値順番に関しては今回は左のリストをごらんください!
別天ネムレ:やあってやるぜ~
広木雅斗:ウオアアアアアア!!!

▼エンゲージ
(小松(イゴーロナクヤンキー)[12])
   10m
(矢郷[13])



▼エンゲージ
(蔵馬屋[5])
   10m
(広木[9])



▼エンゲージ
(アイホートヤンキー[1])
   10m
(王佐[12])



▼エンゲージ
(有葉[15])
   10m
(別天[9]、モモ[6])



GM:エンゲージに関しては先程のリストを見てください!
GM:皆さんの防衛地点エンゲージはそれぞれ1km離れています!
GM:それぞれの防衛地点で相手と10mの距離がある状態で開始です!
GM:各防衛地点は互いに1kmずつ離れて隣接し合っているものとします
矢郷隆二:理解
”彷徨する者”モモ:なるほど
別天ネムレ:はいな
王佐(ワン・ズゥォ):OK
GM:勝利条件:1ラウンド経過(ただし相手の全滅まで戦闘続行は可能)
敗北条件:防衛地点のどれか一つに戦闘可能なPCが存在しなくなる

GM:よろしいですね!
GM:それではセットアップ!
皆宣言しな!

別天ネムレ:ないぜ!
矢郷隆二:なし!!
”彷徨する者”モモ:ないです!
広木雅斗:オレは無し!
”彷徨する者”モモ:だけど、これ範囲選択なのよね
”彷徨する者”モモ:さて困った
”彷徨する者”モモ:全員バラバラもバラだから…
王佐(ワン・ズゥォ):あ、世界制服を装備しているので行動値は12です
GM:特にファンアウト使わなくてもいいと思う
GM:あっ、了解です
ちょっと説明タブに行動値纏めておきますね

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:セットアップ
『四大元素説:風』
→《アクセル》《黄金の蜂蜜酒》
行動値+10 ラウンド中、状態異常一つを無効化する

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:エネミー側はこれだけ
別天ネムレ:ぎゃー
”彷徨する者”モモ:じゃあ今回はなしでー
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ではいきます!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:有葉の手番からです
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:イニシアチブで誰かありませんか?(たしかなかったと思うんでバリバリ進めます)
”彷徨する者”モモ:私はないですね
矢郷隆二:なし!
別天ネムレ:ないです
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:マイナー
『四大元素説:水』
→《サモン:グラーキ》《猛毒の雫》《此処より永遠に》
メインプロセスの攻撃で邪毒Lv3付与、シーン終了まで邪毒解除不能となる、シーン終了時に自動的にこの邪毒は解除される
クリンナップを迎えずに戦闘が終了した場合でも最低一回は邪毒のダメージを受ける。
有葉自身はランダムにBSを受ける。

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:1d10 (1D10) > 1
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:重圧! を、黄金の蜂蜜酒で無効化します
別天ネムレ:チッ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:今回はビヤーキー出してないぶんですね
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:メジャー
”彷徨する者”モモ:インチキ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:メジャー
『四大元素説:土』
→《サモン:イホウンデー》《絶対の恐怖》《コンセントレイト:アザトース》《真相の吐露》(《タブレット》《多重生成》)
19dx7

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:対象は三体まで選択です
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:王佐さん、矢郷さん、広木くんを狙います
広木雅斗:こっちかよ!?
別天ネムレ:そっちなの
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:攻撃力11+20 装甲無視 対象:三体 ダメージが入ると放心とシーン終了まで邪毒Lv3を付与 となっています
矢郷隆二:クソ、目がいいなこいつ!!
”彷徨する者”モモ:そっちなんだ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:魔術師と言えば千里眼ですからね
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:さあいくぞ~
別天ネムレ:説得力
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:19dx7 交渉 (19DX7) > 10[1,1,1,2,2,2,2,4,4,5,5,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,2,3,4,6,7,7,10]+10[5,7,9]+3[2,3] > 33
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:さあリアクションして!
広木雅斗:調子いいなコイツ!ドッジだ!
矢郷隆二:RHOを解放します。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:んなにぃっ!?
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ではRHO公開します
GM:復活とかBSを解除じゃなくて
GM:今、公開でいいんですね?
矢郷隆二:今で!

●PC4:矢郷 隆二
あなたがロイスをタイタス化した時に公開する。
あなたは円卓の騎士“ベイリン”から“円卓技巧”を受け継いだオーヴァードヤンキーである。
その呪わしき力は信頼する友や愛する人の命と引き換えに、あなたをこの世界で最も強い存在にする。無論、それはあなた自身すら蝕む荒ぶる力に他ならない。それでも、邪神と化したかつての舎弟たちを救えるのはあなただけだ。
あなたはこのRHOを公開した瞬間から、常備化した木刀のデータを“伝説の木刀”に書き換える。
また白兵技能のLvを[タイタス化した『舎弟』or『ダチ』のロイス数*10]上昇させる。

なお、あなたは歪められた歴史の中に生きるただの人間であり、他の人々と同様に歴史の正常化に伴い消滅する。
あなたはこの旅で出会った仲間、本来の歴史を生きる遠い自分の心の中にのみ生きる儚い存在に過ぎない。


GM:ではこちら!
GM:演出はこの後やってもらいます!
GM:それでは改めて皆さんリアクションどうぞ!
広木雅斗:ドッジ!
王佐(ワン・ズゥォ):ドッジします
広木雅斗:5dx+1 (5DX10+1) > 9[3,3,6,7,9]+1 > 10
矢郷隆二:LUCIFERのロイスをタイタス化します。
広木雅斗:命中だァ!
GM:おおおおお~~~
矢郷隆二:ガード!八重垣!
GM:タイタスにしても昇華タイミングはずらせる!
王佐(ワン・ズゥォ):コンボ『不敗の策』
GM:やりますねえ
GM:げぇっ
王佐(ワン・ズゥォ):意思でドッジします
王佐(ワン・ズゥォ):使者の肉体&リフレックス
GM:どうぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):10dx8+30>=33 (10DX8+30>=33) > 10[1,3,4,5,5,6,6,6,6,8]+3[3]+30 > 43 > 成功
別天ネムレ:つっよ
GM:がぁ~~~~~~~~~!
”彷徨する者”モモ:つよいんだよな
GM:つよい~~~~~!
GM:ええいダメージロール!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ダメージロール
《レムリア断撃》
ダメージに+10

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:11+20+10+4d10 ガードおよび命中した二人はこれをくらえ! 装甲無視だ! ダメージ通れば放心と邪毒もあるぞ! (11+20+10+4D10) > 11+20+10+32[6,7,10,9] > 73
矢郷隆二:ぐえ、良いダメージが来た…!
広木雅斗:致死量ダメージ!リザレクト!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:4d10で32? マジか
広木雅斗:放心と邪毒を受けつつ・・・リザレクト!
広木雅斗:1d10 (1D10) > 3
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:62 → 66
system:[ 広木雅斗 ] HP:29 → 3
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:70 → 73
矢郷隆二:伝説の木刀のガード値が5+21+10で36、八重垣パワーでそれが倍になって72
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:正気か?
矢郷隆二:1通っちゃう……!!
別天ネムレ:硬ッ!?
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ッシャア!
”彷徨する者”モモ:クソ硬い
別天ネムレ:惜しい~~~
矢郷隆二:4d10で32はちょっと予想外だったな……!!
別天ネムレ:さすがに殺意がすぎる
矢郷隆二:さらにロイスを斬るのもアリだけどここは喰らいましょう!
system:[ 矢郷隆二 ] HP:28 → 27
矢郷隆二:放心と蛇毒を受ける
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:やるな……
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:では次です
GM:王佐さんの手番! どうぞ!
矢郷隆二:王佐さん、世界制服来て行動値12じゃなかった?
王佐(ワン・ズゥォ):行動値12だよ
GM:そうだ
GM:13なので矢郷さんからだ
GM:お願いします!
矢郷隆二:おす!
矢郷隆二:コンボ:ぶちかます 《マルチウェポン》
GM:来い!
矢郷隆二:うそうそ
矢郷隆二:まずはマイナーで10m移動接敵!

▼エンゲージ
(矢郷[13]、小松(イゴーロナクヤンキー)[12])


矢郷隆二:その後《マルチウェポン》!
矢郷隆二:対象は小松帯刀!
GM:来い!
矢郷隆二:2dx+15+21+10 (2DX10+46) > 8[5,8]+46 > 54
矢郷隆二:どうだ!!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):通常のガード!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):ガード値12、装甲は7です! ダメージ来い!
矢郷隆二:6d10+7+21+10+7+21+10+5 (6D10+7+21+10+7+21+10+5) > 16[6,4,1,3,1,1]+7+21+10+7+21+10+5 > 97
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):は?
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):死にます……
矢郷隆二:6d10で16はひどい
矢郷隆二:帯刀ーーーーーー!!!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):《ラストアクション》
別天ネムレ:でも凄いダメージ
別天ネムレ:あっ
広木雅斗:脳筋・・・!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):小松くんは脳筋なのでエグノイです
矢郷隆二:な、バカ!!おろか!!
別天ネムレ:ラストアクションが脳筋で通じるようになってしまった
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):そして矢郷くんをリスペクトしているので
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):当然対策をしています
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):それではイゴーロナクヤンキーの特殊手番
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):マイナーアクション
『朱槍将来・堕天楼』:《堕落の爪》
このキャラから1点でもダメージを受けた相手の侵食を+6する状態になる。

小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):メジャーアクション
『朱槍繚乱・ほねがらみ』:《貪欲なる拳》《伸縮腕》《異形の祭典》《コンセントレイト:エグザイル》《貫きの腕》
HPダメージを受けた場合は侵食+6 暴走していれば更に+1d ガード不可
射程:視界 対象:三体

system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:63 → 71
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):狙うのは侵蝕の低い順番で
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):矢郷くん固定に加えて侵蝕低い順番なので、王佐さんと広木くんを狙います
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:視界はこの男が魔術で補っています
矢郷隆二:ガー不かー!クソ、蛇毒を通してしまったのがデカイ
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):15dx7+6 白兵 (15DX7+6) > 10[2,2,3,3,3,3,5,5,6,6,7,8,9,10,10]+6[1,3,4,5,6]+6 > 22
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):は?
矢郷隆二:ワンチャンドッジ
広木雅斗:哀しいな・・・ドッジで
広木雅斗:5dx+1 (5DX10+1) > 10[1,3,3,8,10]+7[7]+1 > 18
王佐(ワン・ズゥォ):ドッジ コンボ『不敗の策』
矢郷隆二:2dx>=22 (2DX10>=22) > 9[7,9] > 9 > 失敗
広木雅斗:チクショー惜しい!
矢郷隆二:ダメ助
別天ネムレ:広木くん惜しい
王佐(ワン・ズゥォ):10dx7+30>=22 (10DX7+30>=22) > 10[1,2,2,3,5,6,7,8,9,10]+10[2,4,8,9]+10[2,9]+10[7]+2[2]+30 > 72 > 成功
”彷徨する者”モモ:避ける軍師
矢郷隆二:流石じゃん
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:66 → 70
別天ネムレ:傍から見ると凄い動きしてそう
広木雅斗:72・・・キリがいいな
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):17+1d10+2d10 ダメージを受けると侵蝕+6 装甲有効ガード不可 (17+1D10+2D10) > 17+8[8]+15[7,8] > 40
矢郷隆二:ガードが出来てりゃな!死にます。リザレクト
矢郷隆二:1d10+71 (1D10+71) > 9[9]+71 > 80
矢郷隆二:最悪、蛇毒で死ぬ最大値
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:71 → 80
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:勿体ない数値になってしまった
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):以上でイゴーロナクヤンキー撃破です
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):良い感じで倒した演出考えておいてください
GM:ではネクスト!
GM:今度こそ王佐さんかな!
別天ネムレ:広木くんリザレクトかな
広木雅斗:そうだぜ!
別天ネムレ:OK!
アイホートヤンキー:そうだったぜ!
広木雅斗:ダメージを受け死亡、リザレクト
広木雅斗:1d10 (1D10) > 8
アイホートヤンキー:ククク
広木雅斗:そして侵蝕+6
アイホートヤンキー:消耗しておる楠
堕落の爪も乗るので侵蝕はかさむよどこまでも

system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:73 → 87
アイホートヤンキー:では今度こそ王佐さんの手番
アイホートヤンキー:でもその前に
アイホートヤンキー:《マグネットムーブ》で王佐さんを同じエンゲージに引き寄せさせてください

▼エンゲージ
(王佐[12]、アイホートヤンキー[1])


GM:この状態で手番どうぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):なんてこった
GM:この距離ならバリアは貼れないな!
王佐(ワン・ズゥォ):マイナーでコンボ『縛鎖連環』印形 炎の弾丸
別天ネムレ:ダディヤナザァン!
王佐(ワン・ズゥォ):武器を作成して装備します
GM:はい!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:70 → 73
王佐(ワン・ズゥォ):メジャーでコンボ『鳳の雛』 コンセ&スキルフォーカス
王佐(ワン・ズゥォ):アイホートヤンキーを攻撃します
アイホートヤンキー:こちらのリアクションは《竜鱗》! さあこい!
アイホートヤンキー:ダメージまでやっちゃってください!
王佐(ワン・ズゥォ):10dx7+28 (10DX7+28) > 10[1,2,4,5,6,8,8,9,9,9]+10[1,5,5,7,8]+5[3,5]+28 > 53
王佐(ワン・ズゥォ):このセッションは有り難い事にエラッタ前の威力
アイホートヤンキー:そうです、古代の魔術なので
別天ネムレ:エラッタの影響大きいデータでしたしね
王佐(ワン・ズゥォ):6d10+63 (6D10+63) > 23[5,9,1,6,1,1]+63 > 86
アイホートヤンキー:神代の魔術が現代(エラッタ後)の水準で収まるわけありませんあkらね
アイホートヤンキー:死にます
アイホートヤンキー:竜鱗Lv2なので20点しか止められない
アイホートヤンキー:はい、死ぬのでこちら
アイホートヤンキー:《自爆装置》
別天ネムレ:貴様ww
アイホートヤンキー:8d10ダメージを王佐さんには受けてもらいます
矢郷隆二:さいてー!
アイホートヤンキー:8d10 リアクション不可  (8D10) > 31[2,4,3,5,1,8,7,1] > 31
”彷徨する者”モモ:自爆なんてさいてー!
別天ネムレ:もしかして四天王ども、みんな倒されると一芸出す奴だな?
アイホートヤンキー:えっ
アイホートヤンキー:ダイス!!!!!!!!!!!!
別天ネムレ:ふふっ
矢郷隆二:自爆装置は装甲有効でしたっけ
アイホートヤンキー:俺の宇宙では有効です
矢郷隆二:いい宇宙だね。
王佐(ワン・ズゥォ):や、やった
アイホートヤンキー:だってほら、爆発の衝撃をなんとかしてくれそうじゃないですか、装甲
王佐(ワン・ズゥォ):世界制服の分で耐えますね
アイホートヤンキー:これが黒星粉砕とか
別天ネムレ:世界制服すごい
王佐(ワン・ズゥォ):良い服をしているな
アイホートヤンキー:極大消滅波とかなら
王佐(ワン・ズゥォ):残りHP7です
アイホートヤンキー:なんか貫通して欲しいので貫通させる裁定にしてました
アイホートヤンキー:マジで「こんなこともあろうかと」じゃん!!!!!!!!
アイホートヤンキー:うわーっ!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] HP:31 → 7
GM:では次の手番ですね
別天ネムレ:私と広木くんで同値なんですよね(9)
GM:ネムレor広木くん! どっち行くか雑談タブで話し合いな!
広木雅斗:オレが先行(イク)ぜ!オレの時代(ターン)だ!
広木雅斗:マイナーアクション!
広木雅斗:コンボ:誰も彼もが飛べる気になって
広木雅斗:《赫き剣》+《破壊の血》 HPを合計7消費し
広木雅斗:攻撃28、ガード5の白兵武器装備
広木雅斗:そしてここからが!
広木雅斗:メジャーアクション!!!
蔵馬屋 敏樹:来な!
蔵馬屋 敏樹:全力でなあ!
広木雅斗:コンボ:吐き気がするまで愛してくれ
広木雅斗:《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》+《伸縮腕》+《渇きの主》
広木雅斗:射程視界の攻撃、対象はトシ!
蔵馬屋 敏樹:判定しな!
広木雅斗:放心の影響でダイスが減り・・・判定!
広木雅斗:8dx7+5 (8DX7+5) > 10[1,2,4,5,5,6,9,9]+3[3,3]+5 > 18
広木雅斗:・・・イマイチ!
蔵馬屋 敏樹:おっと……?
蔵馬屋 敏樹:ならば、ガードだ
蔵馬屋 敏樹:しかしその前にここでEロイス開示を行う
広木雅斗:! ?
別天ネムレ:!?
”彷徨する者”モモ:あ、妖精入ります?
”彷徨する者”モモ:遅いならやめますが

矛盾螺旋(タイムパラドクス)
常時/-/自身/至近
あなたはこの時代に存在しないものだ。
存在しないものはまた滅びることもない。
あなたが滅びることで本来存在した歴史が大きく変わってしまうが故に、あなたと違う時代を生きる存在にあなたを殺すことはできない。

『あなたは、現代において発生する筈が無かった筈のこの星の“旧き支配者”の資格を持つ』

《無敵の肉体》のLvを1から5に変更する。
このEロイスの効果は輪廻の獣を持つPCからの攻撃命中時に解除される。

GM:妖精入れていいよ!
広木雅斗:あると心強い!
”彷徨する者”モモ:そいじゃ妖精はいりまーす
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:2 → 1
広木雅斗:妖精(ドンペリ)!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:85 → 89
広木雅斗:25+1dx7
広木雅斗:1dx7+25 (1DX7+25) > 5[5]+25 > 30
GM:おっ、ダメージが2d10増えた
GM:では改めてガード宣言
GM:リアクション
『Unbreakable』:《イージスの盾》(無敵の肉体Lv5)
ガード値1+4d10 装甲値50 に変更する

GM:さあダメージ出しな!
広木雅斗:4d10+28+2d10 装甲無視 (4D10+28+2D10) > 23[7,10,2,4]+28+15[7,8] > 66
GM:1+4d10 (1+4D10) > 1+18[9,2,4,3] > 19
GM:47点通りました! HP半減!
広木雅斗:無敵・・・それは打ち破られるためのもの!
広木雅斗:渇きの主でHP4点回復
蔵馬屋 敏樹:この状態でもなおダメージを通せるのは……LUCIFERだけ!
広木雅斗:対抗種でHP3点ロス! HPは2
広木雅斗:侵蝕は・・・マイナーと合わせて+16
蔵馬屋 敏樹:良いダメージだぜ……
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:73 → 77
広木雅斗:103になり、オレの時代(ターン)終了
別天ネムレ:では私のターン
別天ネムレ:メジャー|睡魔の鉄槌>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《紡ぎの魔眼》侵蝕4
別天ネムレ:マイナー紡ぎして、メジャーで蔵馬屋さんを殴ります!
蔵馬屋 敏樹:来な!
別天ネムレ:10Dx (10DX7+1) > 6[1,1,3,3,3,4,4,4,5,6]+1 > 7
別天ネムレ:!?
”彷徨する者”モモ:よ、妖精します?
別天ネムレ:お願いしますうううううう
”彷徨する者”モモ:妖精!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:1 → 0
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:89 → 93
別天ネムレ:1Dx (1DX7+11) > 6[6]+11 > 17
別天ネムレ:んー!
蔵馬屋 敏樹:紳士的にガードしよう
別天ネムレ:あ、ありがてえ~~~
別天ネムレ:2D10+12 とうっ! (2D10+12) > 16[6,10]+12 > 28
蔵馬屋 敏樹:命中によりEロイス《矛盾螺旋》が解除されました
蔵馬屋 敏樹:1+4d10 装甲値は10 (1+4D10) > 1+21[4,3,7,7] > 22
別天ネムレ:やったぜちょっとだけ通ったぜ
蔵馬屋 敏樹:装甲込で32点止めます
蔵馬屋 敏樹:全部止めました
別天ネムレ:あちゃー
蔵馬屋 敏樹:でもEロイスは解除されたよ!
別天ネムレ:へへへ、すまねえなあ……
GM:なあに、作中設定に忠実になっただけのこと
GM:というわけで手番! このまま何もなければモモちゃんだぜ!
”彷徨する者”モモ:1ラウンド経過で戦闘が終わる可能性もあるんだよなあ
”彷徨する者”モモ:どうしよう
GM:今の状態だとモモちゃんやれることないのよな
GM:メジャーでなんか説得的なむーぶして良いことにします
”彷徨する者”モモ:ありがてえ!
別天ネムレ:わーい
GM:説得コマンドで絆ゲージ貯まると今後の展開に良い影響を与えることにしましょう
”彷徨する者”モモ:あ、マイナーで一歩だけ前に出ます
”彷徨する者”モモ:エンゲージ切る

▼エンゲージ
(有葉[15])
    8m
(モモ[6])
    2m
(別天[9]、モモ[6])



”彷徨する者”モモ:メジャーは放棄
”彷徨する者”モモ:ロールはあとでするので次どうぞ!
GM:じゃあメジャー説得ということで
GM:対象も宣言しておいて
”彷徨する者”モモ:蔵馬屋さんにします!
GM:オッケー!
GM:ではトシの手番です
GM:マイナー
GM:《ハンティングスタイル》
GM:ネムレに接敵
GM:メジャー
”彷徨する者”モモ:私が前にいるよー
広木雅斗:! ?
GM:だからハンティングスタイルしたんでしょ!
”彷徨する者”モモ:あっそうか、
GM:そうそう
”彷徨する者”モモ:抜けられるの忘れてました
GM:というわけでメジャー
蔵馬屋 敏樹:『獣王無尽』:《獣の力》《獣王の力》《コンセントレイト:キュマイラ》
射程:至近 対象:単体

別天ネムレ:こいやあ!
蔵馬屋 敏樹:すいません間違えました
蔵馬屋 敏樹:巻き戻し
別天ネムレ:おっと
蔵馬屋 敏樹:《ハンティングスタイル》で広木くんに接敵です
蔵馬屋 敏樹:時空が歪みました
別天ネムレ:はいな
蔵馬屋 敏樹:違う!
”彷徨する者”モモ:はい
蔵馬屋 敏樹:もう広木くん接敵してるわ!
蔵馬屋 敏樹:マイナー不要!
蔵馬屋 敏樹:というわけでメジャー
蔵馬屋 敏樹:『獣王無尽』:《獣の力》《獣王の力》《コンセントレイト:キュマイラ》
射程:至近 対象:単体

蔵馬屋 敏樹:対象は広木くんですがこの際に
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:《サモン:ダオロス》
対象の攻撃射程を視界、範囲をシーン(選択)とする。使用者のHPを-20する。

矢郷隆二:いや、馬鹿野郎
蔵馬屋 敏樹:これによりシーン攻撃となります
別天ネムレ:てめぇwww
広木雅斗:来いやぁ!!!
蔵馬屋 敏樹:トシはタイマンのつもりだよ
蔵馬屋 敏樹:じゃあいきます
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:82 → 86
”彷徨する者”モモ:タイマンの余波がすごい
蔵馬屋 敏樹:ここで所有していた《賢者の石》の使用を宣言します
別天ネムレ:ぎょへ
王佐(ワン・ズゥォ):そんなものまで
蔵馬屋 敏樹:これはEXレネゲイド“聖杯”を使ったものだと思ってください
”彷徨する者”モモ:盛りに持ってる
蔵馬屋 敏樹:普段は癒やしに使ってたんですが
蔵馬屋 敏樹:部下死んだので枷が外れました
蔵馬屋 敏樹:では行きます
蔵馬屋 敏樹:30dx5+10 白兵 (30DX5+10) > 10[1,2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,5,5,5,6,7,7,7,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,3,3,4,4,5,5,7,7,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[2,2,4,4,5,7,7,8,9,9,9,10]+10[2,2,3,6,6,8,8,8]+10[1,6,9,9,10]+10[4,5,5,5]+10[2,3,6]+4[4]+10 > 84
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
別天ネムレ:もはやドッジなどせぬ!
王佐(ワン・ズゥォ):ドッジ
”彷徨する者”モモ:一応ドッジ
矢郷隆二:馬鹿野郎。ガード。八重垣
広木雅斗:真正面から受け止める!!!それがタイマンだ!!!ガード
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:80 → 83
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:86 → 93
王佐(ワン・ズゥォ):コンボ『不敗の策』リフレックス&死者の肉体
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:77 → 80
”彷徨する者”モモ:3dx+1 (3DX10+1) > 10[7,8,10]+7[7]+1 > 18
別天ネムレ:7Dx@8+1 迎撃! (7DX8+1) > 10[2,4,8,10,10,10,10]+7[1,3,4,6,7]+1 > 18
別天ネムレ:さっきからしょっぱい……
王佐(ワン・ズゥォ):10dx7+26>=84 (10DX7+26>=84) > 10[1,4,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[1,3,5,7,8,8]+10[5,7,7]+10[6,10]+1[1]+26 > 67 > 失敗
蔵馬屋 敏樹:ではダメージ!
蔵馬屋 敏樹:37+9d10 装甲ガード有効 (37+9D10) > 37+38[1,4,3,4,3,7,6,5,5] > 75
王佐(ワン・ズゥォ):流石にね
王佐(ワン・ズゥォ):リザレクトします
”彷徨する者”モモ:リザレクト!
別天ネムレ:2D10+17 迎撃ダメージ (2D10+17) > 16[9,7]+17 > 33
蔵馬屋 敏樹:ネムレくんもダメージ家紋!
”彷徨する者”モモ:1d10 (1D10) > 6
矢郷隆二:ガード値72!装甲8!カキーン!!
別天ネムレ:リザレクト
王佐(ワン・ズゥォ):1d10>=80 (1D10>=80) > 8 > 失敗
別天ネムレ:1D10 (1D10) > 1
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:93 → 99
別天ネムレ:ちょっとwww
王佐(ワン・ズゥォ):+だよ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:93 → 94
蔵馬屋 敏樹矢郷くんを殴るつもりで殴る時(クライマックス)では
蔵馬屋 敏樹:鬼の一撃も入ります
王佐(ワン・ズゥォ):88になりました
矢郷隆二:バカ野郎
system:[ 別天ネムレ ] HP:27 → 1
”彷徨する者”モモ:余波が凄い
蔵馬屋 敏樹:じゃあネムレくんの反撃で23入りました
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:80 → 88
広木雅斗:ガード・・・でも受け切れず!
蔵馬屋 敏樹:累計ダメージ70なので倒れませんね
クライマックスの時のデータとこの後の演出に反映させていきます!

広木雅斗:トシにロイスを取得 友情/〇憐憫で
広木雅斗:そしてタイタスに変え・・・昇華 HP14で復活します
system:[ 広木雅斗 ] ロイス:4 → 5
system:[ 広木雅斗 ] タイタス:0 → 1
GM:これで戦闘は終了なんですが
GM:FGOでよくあるじゃないですか
GM:敵のゲージ溜まって宝具出て戦闘終了するやつ
矢郷隆二:わかるよ
”彷徨する者”モモ:わかる
GM:あれのノリだと思ってください、この終了タイミング
GM:あれっぽいことをしたかった
別天ネムレ:なるほどな……
広木雅斗了解(わか)ったぜ・・・!
GM:というわけで皆さんの勝利だけど最後のトシの攻撃だけ驚いてくれると嬉しいぜ! 演出パート開始!

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「まあ、作家は作品を飾るものだ。本気(本気)に熱くキメるつもりは無いが――」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:金色の液体を口に含み
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:神経を限界まで加速させる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:見える、敵が、戦局が、幻視者(マヤカシ)の力が、この巨大な首都高という戦場を星より俯瞰する。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「戦況観測を開始する」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ユゴス、ゾス、アルデバラン」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:遥か頭上の星が煌く。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「劫初の時代より世界を眼差す神の輝きよ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「照覧――あれ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:広木雅斗、王佐、そして矢郷隆二に向けた『旧支配者の一瞥』。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:それは直撃すれば強烈な呪詛となって彼らの身体を蝕む一撃。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:古来より存在する至極単純な邪視を、この男は、神の力によって戦場に叩き込んだ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:本来、不可視の筈の視線が、空間を歪曲させて軌跡を残しながら、三人に迫る!
矢郷隆二:「ガアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!」
王佐(ワン・ズゥォ):視線を感じて空を見上げる
王佐(ワン・ズゥォ):「何て酷い星の廻りだ、これは」
王佐(ワン・ズゥォ):「”ぐちゃぐちゃ”じゃないか」
広木雅斗:「決斗(タイマン)の途中に横から邪視(メンチ)切って来んじゃねえェェェ!!!」
矢郷隆二:伝説の木刀を構える
矢郷隆二:あの剣士は言った、俺に宿った力は呪いだと。
矢郷隆二:それは親しい人間を失うほどに鋭さをます牙であると。
矢郷隆二:この戦場で再会した広木雅人が俺の知るLUCIFERではないと気づいた時に
矢郷隆二:その言葉が真実であることを理解した。
矢郷隆二:「見てろよ、LUCIFER。」
矢郷隆二:「これがてめえと鎬を削り続けた。」
矢郷隆二:「三千釘!矢郷隆二のど根性だ!!」
矢郷隆二:ただの根性で。ただの木刀の一振りで
矢郷隆二:古の邪神の呪いを打ち払う!!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「呪いを切っただとぉっ!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「馬鹿な……ただの、人間じゃあないのか……!?」
矢郷隆二:「舐めんな!!」
矢郷隆二:「こんなもん、トシの拳に比べりゃなんでもねえんだよ!!」
矢郷隆二:僅かな腕の痺れを感じながら、それを振り払うように叫ぶ
王佐(ワン・ズゥォ):「星辰が正しく並んでからが、君達の出番でしょ」
王佐(ワン・ズゥォ):「出てきて星を並び替えるなんてズルはいけないよ」
王佐(ワン・ズゥォ):太古の軍師ならば当然に持つ星読みの才が
王佐(ワン・ズゥォ):歪んだ星空の向こうの正しい星を見る
王佐(ワン・ズゥォ):その強靭な意思で視線を打ち消した
矢郷隆二:ガッッッッ!!
矢郷隆二:地面を強く踏みつける
矢郷隆二:「安心しな、帯刀」
矢郷隆二:「タイマンだったんじゃねえのか。なんてガキみてえな文句は言わねえよ」
矢郷隆二:乱れ解けた金髪越しに帯刀を睨みつける。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「だよな、あんたは何時だって」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「俺はトシさんやあんたほど強くねえからよ」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「正直、今、あの男が横槍入れてきてホッとした」
矢郷隆二:「は、そうだったらよかったんだがな。」
矢郷隆二:「残念だが、俺も今は一人じゃねえんだよ。」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「邪視(メンチ)で弱った今のあんたなら……やれるってよぉ!」
矢郷隆二:「ハッ」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):山のような体躯で、矢郷隆二に向けて駆け出す。
矢郷隆二:「舐めんよ!!小僧ォ!!」
矢郷隆二:その右手に握るは聖を司る木刀、堯
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「トシさんに勝てなかったあんたにそいつが使いこなせるか! どう見たって一人じゃねえか! 今のあんたは!」
矢郷隆二:その聖たる一撃が横一直線に帯刀の胴に襲いかかる!
矢郷隆二:「見えねえのかよ、てめえには!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):聖徳館に伝わる朱槍“ほねがらみ”を構え、まっすぐ、まっすぐに、突撃。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「なっ!?」
矢郷隆二:自分の内側にいるの円卓の騎士。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):がら空きだった。
矢郷隆二:そして、自分の左手が掴み続けるのは
矢郷隆二:徳の象徴、舜の名を宿した伝説の木刀
矢郷隆二:かつての蔵馬屋敏樹の魂が宿る
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):胴に響く一撃、痛みに思わず動きが止まる。
矢郷隆二:聖徳館の長たる剣!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「そいつは――」
矢郷隆二:「オラアアアア!!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):(そいつを、使える、訳が――)
矢郷隆二:それは二刀流と言えるような闊達自在の剣ではない
矢郷隆二:ただ右手と同じタイミング、同じ軌道で振り下ろされる素人同然の剣
矢郷隆二:だが、剣豪にふさわしい技が無くとも
矢郷隆二:矢郷隆二にはそれを上回る信念と、根性がある!!
矢郷隆二:「使えるわけがなかろうが!!」
矢郷隆二:「俺はこいつを振るうんだよ!!」
矢郷隆二:ド、ガァァッッッ!!
矢郷隆二:同時に、二撃!
矢郷隆二:帯刀を挟み込むように伝説の木刀がその胴部を穿つ!
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「 ! ? 」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):悟る。終わった、と。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):聖杯から注がれたレネゲイドが、胴体の穴から急速に抜けていく。
矢郷隆二:「どうした。帯刀ィ!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「リュウジ……やっぱつえーな」
矢郷隆二:「だから、なんだ!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「けど俺もぉ……ごっ……!」
矢郷隆二:「俺はつええやつにあったら、すぐ諦めるような」
矢郷隆二:「そんな軟弱な喧嘩の仕方を教えた覚えはねえぞ!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「俺は賭けたんだよなあ……トシさんの方に……!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):木刀に穿たれたまま、槍を強く握る。
矢郷隆二:にい、と笑う。
小松帯刀:『ニーチャンたち、なにやってんの?』
小松帯刀:『怪我だらけじゃねえか! ウチ来いよ!』
矢郷隆二:凶暴に、凶悪に、だが、どこか喜ぶように
小松帯刀:『あいつらいじめっ子でさぁ……』
小松帯刀:『俺だけ、皆と違うんだって……』
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):胸に去来する、幼き日の自らの言葉。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):その度に
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):今と同じように。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「いつも、怒られてたっけなあ」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):だから、見てろよ。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):今のあんたは敵だけど、見ててくれよ。
矢郷隆二:「根性、」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):もう再起不能(オワ)ってた筈の俺に与えられた最後の暴走(ユメ)
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「根性」
矢郷隆二:「見せてみろやァッ!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「根性」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「ど根性じゃあああああああああッ!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):朱槍が、笑う。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):否、その穂先が無数に分裂した。
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):「後は任せたぜぇえええええええ! トシ兄ィイイイイイイイ!」
矢郷隆二:「ハッハァァァーーー!!!」
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):その全てのレネゲイドを朱槍へと込め、戦場に繚乱するは戦華。
矢郷隆二:朱槍を弾こうと木刀を振るう
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー):巨大化した朱槍は蔵馬屋敏樹の敵を一人でも減らさんと最後の咆哮/奉公で戦場を支配する。
矢郷隆二:一つ、二つ、三つと弾き、四つ目が体に突き刺さると同時
矢郷隆二:まるでハリネズミのように矢郷の体に朱槍が突き刺さっていく
小松帯刀(イゴーロナクヤンキー)(グレート・オールド・ワン)がかったその執念は、魔術知らぬ身なれど神代の魔術に匹敵する呪詛となり! レネゲイドに揺さぶりをかけた!
小松帯刀:「…………」
小松帯刀:小さく縮み、縮み、血を吐いて。
矢郷隆二:「は、あの泣き虫が」
小松帯刀:ピッ、とかつて憧れた男に指をさす。
小松帯刀:「見たか?」
矢郷隆二:「いい根性見せるようになったじゃねえか。」
小松帯刀:「言ってろ。勝つのは俺たちだ」
矢郷隆二:朱槍が、さらに自分の体に食い込むのも気にせず
矢郷隆二:帯刀に近づき
矢郷隆二:かつてのように、その肩に手を置く
矢郷隆二:「いいや、勝つのは、俺たちだ。」
矢郷隆二:「“船底破れて船板あり、船板破れてなお釘あり”の三千釘が」
矢郷隆二:「舎弟に根性で負けるには行かねえからな」



第一防衛地点“伊後山SA”
vsイゴーロナクヤンキー
勝者 “三千釘”矢郷隆二



アイホートヤンキー:「帯刀が敗北()ちたか……だがあいつは四天王の中で最弱」
アイホートヤンキー:「コネで入れてもらっただけの脳筋野郎だ!」
アイホートヤンキー:「俺の能力こそ最強だ! そこのもやし野郎! 食らって死にやがれぇっ!」
王佐(ワン・ズゥォ):空を見ていたが、目の前の相手に視線を移す。
アイホートヤンキー:無数の触手を王佐へと伸ばす。そのまま至近距離で大量の小型ジャームの群れの中へと飲み込ませようという算段だ。
アイホートヤンキー:無論、隙だらけである。
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、ごめんねえ。何だっけ」
アイホートヤンキー:「あ゛!?」
王佐(ワン・ズゥォ):「えーと、君はコネで入れて貰ったモヤシ野郎の脳筋で死ぬ話だっけ」
王佐(ワン・ズゥォ):手を握り
王佐(ワン・ズゥォ):開く
アイホートヤンキー:「てめええええええ!? 聞きやがれぇっ!」
アイホートヤンキー:何も気づかずに、伸ばしていた触手を使って飛びかかる。
王佐(ワン・ズゥォ):そこには『火』の一文字。
王佐(ワン・ズゥォ):「火は全てを飲み込む、森を焼き、街を焼き、魔すらも焼く」
王佐(ワン・ズゥォ):「子分を沢山連れていると強くなった気になるでしょ」
王佐(ワン・ズゥォ):「わかるよ、軍は多勢を持って良しとすべし、だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「でも、ま」
王佐(ワン・ズゥォ):「それは軍勢だったらの話だ」
王佐(ワン・ズゥォ):アイホートヤンキーの周囲に燃え盛る鎖が出現する。
王佐(ワン・ズゥォ):小型のジャームも残さず囲い込むような鎖が赤熱する。
アイホートヤンキー:「んなぁっ!?」
アイホートヤンキー:「俺の召喚が間に合わな……」
王佐(ワン・ズゥォ):「まず陣を敷き、隊列を組み、適切な軍略と指揮に従ってこその軍」
アイホートヤンキー:「あづっ! あっ、がっ、あいつら、あの時と同じクソッ!」
アイホートヤンキー:「せっかく助けてもらったのに、また、なんでこんな……クソ!」
王佐(ワン・ズゥォ):「それ以外は、ただの集団だね」
アイホートヤンキー:「クソ! クソ! クソ! クソアアアアアアアアアア!」
アイホートヤンキー:悪あがきのような暴走、ジャームが持つ圧倒的レネゲイド出力と内包していた小型ジャームの分のレネゲイドも含め、自らを純粋熱量に置換。
王佐(ワン・ズゥォ):「鳳の雛の餌にもならないね」」
アイホートヤンキー:「あの頃のまんまでオワれるかよぉおおおおおお!」
王佐(ワン・ズゥォ):炎が敵を包み込む
王佐(ワン・ズゥォ):「あッ…!不味いかな」
アイホートヤンキー:その炎の中心で、自らを唯一つの爆発という現象に置き換える。
アイホートヤンキー化身現象(アナザーフォーム)
アイホートヤンキー:邪神であれば持つ化身を制作する機能。ただ自爆する為だけの化身など、誰も作らない。
アイホートヤンキー:だがそれ故に不意打ちとしては――。
王佐(ワン・ズゥォ):爆炎の中から人影が転がり出る。
王佐(ワン・ズゥォ):「いや、うん。馬鹿にしたもんじゃないな」
王佐(ワン・ズゥォ):ボロボロに焼け焦げたジャケットを脱ぎ捨てる
王佐(ワン・ズゥォ):「邪悪な力を得るってのは馬鹿にできない」
王佐(ワン・ズゥォ):「反省しよう」
王佐(ワン・ズゥォ):ジャケットの下からは現代風にアレンジされた。
王佐(ワン・ズゥォ):軍師の礼装風のスーツ姿が現れる。
王佐(ワン・ズゥォ):「気合いを入れて置いて良かった」
王佐(ワン・ズゥォ):「危なく道ずれにされるところだったよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「でも、こういう予想外の事も起きるから面白いとは思わないかな、彼女は」
王佐(ワン・ズゥォ):「プラン通りにいかないってのも」
王佐(ワン・ズゥォ):「良いもんだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):そう言って他の戦場を覗き見るように視線を廻らせた。
GM:第三防衛地点“モノノケ森”
GM:vs“揺藍の血” アイホートヤンキー
GM:勝者 “墜星”王佐《ワン・ズゥォ》



第三防衛地点“モノノケ森”
vs“揺藍の血” アイホートヤンキー
勝者 “墜星”王佐《ワン・ズゥォ》



蔵馬屋 敏樹:「来いよLUCIFER! ズルしちまった分、先手はゆずってやらぁ!」
蔵馬屋 敏樹:だが、その程度のことで変わる戦いじゃない。
蔵馬屋 敏樹:そうだろ、俺と、お前は。
蔵馬屋 敏樹:拳を握りしめる。
広木雅斗:左手で、顔を覆うようにして
広木雅斗:「ああ・・・始めようぜ」
広木雅斗:「人類悪(ワル)どうしの決闘(タイマン)をな!」
広木雅斗:背中を食い破るようにして顕現する、血濡れの翼
広木雅斗:神を殺す”殺戮”の血を纏った、堕天使の(ツルギ)である
蔵馬屋 敏樹:なんの変化も無い。ただ膨大なだけのレネゲイドを小さな人間の身体に収め、身体能力の強化に全てを回しただけのシンプルな力。
蔵馬屋 敏樹:思考も、感情も、理性も、人間のものとそう変わらない。
蔵馬屋 敏樹:ただ――肉体一つを除いて。
蔵馬屋 敏樹:砕けない。故に、全てを砕く。銘無き(ヤイバ)である。
広木雅斗:「随分と溜め込んでるみてえだな」
広木雅斗:「そんなんじゃまともに走れねえだろ!」
広木雅斗:「てめえの重荷・・・ぶった切ってやらァ!」
蔵馬屋 敏樹:「やってみやがれ! 切れるもんならなあ!」
蔵馬屋 敏樹:「言っておくけど……俺、世界最強だぜ」
蔵馬屋 敏樹:指をビシッと向けて、不敵に笑う。
蔵馬屋 敏樹:あの頃と、何も変わらない。
広木雅斗:「最強と最強がぶつかったら・・・どうなるだろうな?」
広木雅斗:翼が躍動する
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからわかんねえけどぉっ!」
蔵馬屋 敏樹:躍動する。全てを打ち捨て、全てに打ち捨てられた生の肉体が。
広木雅斗:”マスターブラッド”。それはブラム=ストーカーの頂点に立つ者の称号。
蔵馬屋 敏樹:“世界最強の不良”。この時代の頂点(テッペン)を意味する言葉。
広木雅斗:その血液は、”相手のレネゲイドが強ければ強いほど力を増す対抗種”
蔵馬屋 敏樹:彼は(キュマイラ)として持つ特性により“命の危機に応じて無限に進化する”
広木雅斗:「デアアアアアァァァァァァァッッッッッッッッ!!!!!!」
蔵馬屋 敏樹:「オオオオオオオオオオオッッッッッ!」
広木雅斗:もう一つのシンドローム、エグザイルの力で、12枚にまで増えた翼が、肉体を引き裂き続ける
蔵馬屋 敏樹:腕が飛んだ。生やす。
蔵馬屋 敏樹:足が切れた。力を入れて傷を塞ぐ。
蔵馬屋 敏樹:左右から首を狙った翼。かがんで交わす。
蔵馬屋 敏樹:胸を貫かれた。引きちぎって傷を塞ぐ。
蔵馬屋 敏樹:脇腹を狙われた。腹筋で止める。
広木雅斗:「痛く・・・ねえのかよオイ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「痛えよっ! 馬鹿じゃねえのかぁっ!?」
蔵馬屋 敏樹:首が――
蔵馬屋 敏樹:飛んだ。確かに一瞬首を飛ばされた。
蔵馬屋 敏樹:反射的に腕を伸ばして引っ付ける。
蔵馬屋 敏樹:崩れた態勢を指の筋力だけで持ち直して、頭突きで迫る翼をぶっ飛ばす。
蔵馬屋 敏樹:治癒した声帯から声を振り絞り、音圧だけで包囲を止める。
蔵馬屋 敏樹:前に進む。
広木雅斗:「・・・ああ、クソ!!!」
蔵馬屋 敏樹:12の翼を純然たる身体能力で押し込み、対抗種という劇毒もタフネスのみで持ちこたえ、進む。
蔵馬屋 敏樹:前に、前に――前に!
蔵馬屋 敏樹:味方の誰もがついてこれないスピードで!
広木雅斗:「トシ・・・お前ってヤツは・・・もう・・・」
広木雅斗:「止まれねんだな・・・もう」
蔵馬屋 敏樹:「止まりたくねえ」
蔵馬屋 敏樹:「ずっとこうしたかったんだ」
蔵馬屋 敏樹:「俺一人で、戦闘の景色を、見ているだけの」
蔵馬屋 敏樹:「そしたらもう、誰かが傷つくところを見なくて済むだろ?」
広木雅斗:「そんなモンは・・・そんなモンは・・・!」
蔵馬屋 敏樹:「俺なら大丈夫。だから――俺は一人で、良い」
蔵馬屋 敏樹:その思いは、その願いは、絆の否定。人間性の喪失。
広木雅斗:混じり合っている自己の中に、確かにある記憶
広木雅斗:それは・・・血塗れの荒野でただ一人
広木雅斗:血も、涙も涸れきった自分が居て───
広木雅斗:「そんな思い・・・テメエにさせるかよ、トシィ!!!」
広木雅斗:(とは言っても)
蔵馬屋 敏樹:(お前なら、今の俺すら止めちまうのかもな)
蔵馬屋 敏樹:(――けど、止まってはやらねえぜ)
蔵馬屋 敏樹:「頑張り過ぎだよ、お前も、矢郷も」
蔵馬屋 敏樹:拳を振りかぶり――
広木雅斗:傷は、与えている 再生されようとも、対抗種の血は必ずダメージになっている
広木雅斗:だが、それではトシはもう止まらない、止められない
広木雅斗:ならオレにできることは・・・!





広木雅斗:「ネ・ム・レェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」



蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」 






広木雅斗:「力、貸してくれやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
広木雅斗:利用、させてもらうとも
広木雅斗:ここで、特異点(トシ)を止めるために来たんだろ?少年
広木雅斗:「決闘(タイマン)中だが・・・合同作戦(コンビネーション)だ!!!!!」
別天ネムレ:その声が届いた時、はたと気がつく。蔵間屋敏樹が「そう」ならば、輪廻の獣たる自分の力を向けるべき相手なのだと。
別天ネムレ:最初は有葉緑郎にRC攻撃を叩きつける気だったが、どうやら少々、頭に血が上っていたらしい。
別天ネムレ:「そうだ――お前の相手は、後回しだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「なっ!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(不味い、今、力を解放した蔵馬屋敏樹をネムレが狙えば――)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(否、否、否、もっと不味い――不味いのは――)
別天ネムレ:赤い瞳を向けるのは彼方。赫い血の翼を広げる堕天使の方角。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「避けろ蔵馬屋ァアアアアアアアア!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(あいつが「もう自分がジャームだ」と気づいてしまう!!!!)
別天ネムレ:その叫びより早く、ネムレの周囲には魔眼が瞬く。
”彷徨する者”モモ:「あっずるい!」
”彷徨する者”モモ:『ケンカ』を挑もうとしているのに、なんて無粋な真似をするのだろう
”彷徨する者”モモ:「ネムレ、やっちゃって!」
別天ネムレ:黒い瞳のまなざすは、深い深い眠りのふち。周囲にうずまく睡魔の視線を一つに束ね、矢の如く遠方へ。
蔵馬屋 敏樹:声は聞こえる。話は聞かない。為すべきことは唯一つ。
蔵馬屋 敏樹:黒い瞳を睨み返し、深き眠りの門に立つ。
別天ネムレ:本来なら遠すぎて、届けるには弱い力。その後押しが加わる。
別天ネムレ:「ありがとう、モモ!」
別天ネムレ:「これなら――一発は、入る!」
蔵馬屋 敏樹:膝から力が抜けていく。
別天ネムレ:しかして手応えは、弱い。遠すぎるというだけじゃない、相手の意識がまだ、強い。
別天ネムレ:だが、何か違和感があった。
蔵馬屋 敏樹:体にダメージはない。まだ動ける。だが――。
別天ネムレ:卵だと思って手に取ったら、中には雛ではなく、植物が詰まっていたような……
別天ネムレ:「……あぁ」
別天ネムレ:現代で出会った、蔵間屋敏樹の顔がよぎる。あの時の彼と、ここにいる彼の、年齢とは異なる決定的な違い。
蔵馬屋 敏樹:「俺は……なんだ、これ。力が入らねえ」
蔵馬屋 敏樹:「いつもなら――いつもなら……?」
蔵馬屋 敏樹:仲間の顔を思い出せば、いくらでも戦えた、筈なのに。
蔵馬屋 敏樹:「――あっ」
別天ネムレ:「蔵間屋敏樹。お前は、もう」
蔵馬屋 敏樹:思い出せない。
別天ネムレ:「分かっているだろう?」
蔵馬屋 敏樹:夢にも見えない。
蔵馬屋 敏樹:「ああ……!?」
別天ネムレ:「だから、蔵間屋敏樹。もう悪い夢は、終わりにしよう」
蔵馬屋 敏樹:仲間の声が聞こえない。
別天ネムレ:「ぜんぶ、ぜんぶ、食い違った矛と盾の、悪夢を上塗りする螺旋は、ここで断ち切る」
別天ネムレ:「悪い夢とおさらばして、よく眠って、目が覚めたら。また朝が来るさ」
蔵馬屋 敏樹:「……守りたかったんだ」
蔵馬屋 敏樹:「守りたかったから戦った」
蔵馬屋 敏樹:超常の聴力で、1km先のネムレの声を聞き取り、答える。
蔵馬屋 敏樹:それが聞こえているかは分からない。
蔵馬屋 敏樹:「LUCIFER……俺は……馬鹿だからわかんねえんだけどよ」
蔵馬屋 敏樹:それから、目の前の強敵を見て。
蔵馬屋 敏樹:「俺、何したかったんだっけ」
広木雅斗:「この、大馬鹿野郎が・・・!」
広木雅斗:「お前に分かんねえなら・・・オレにも分かってやれねえよ!」
広木雅斗:(リュージならあるいは、だけどな・・・)
”彷徨する者”モモ:「もう声も聞こえなくなっちゃうなんて」
”彷徨する者”モモ:「貴方のことを命がけで助けようっていう友だちがいるのよ」
”彷徨する者”モモ:「それに、おばかさん」
”彷徨する者”モモ:「貴方は自分で答えを持っているじゃない」
”彷徨する者”モモ:「”守りたかった”んでしょう?」
”彷徨する者”モモ:「貴方は孤独になんてなれない、だって皆が貴方のことを心配しているのですもの」
”彷徨する者”モモ:「これ以上、何かしたいのならば、ええ」
「お友達が随分疲れているって、自覚したほうがいいんじゃないかしら」

蔵馬屋 敏樹:「俺……は……!」
蔵馬屋 敏樹:「まだ、まだ……!?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……ったく、やられたな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:はるか遠くから、星詠みの瞳で事態を把握する。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:すでに邪神となりつつある蔵馬屋敏樹にとって、■■■■■たるモモの声は心へと直接に響く。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そこに距離など関係ないというならば……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パチッと指を鳴らす。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ダオロスヤンキー! お前のボスが窮地(ヤバ)いぞ! 倒れてる場合かぁっ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:最後の力を遠く離れた四天王の一人に注ぐ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そして――。
蔵馬屋 敏樹:「うああああああああああ!」
蔵馬屋 敏樹:頭を抑えながらその場にかがみ込む。
蔵馬屋 敏樹?:肉体が変容する。
蔵馬屋 敏樹?:漆黒の沼のような塊となる、完全獣化。
蔵馬屋 敏樹?:本来完璧な肉体を持つ彼にとって不必要だった筈の完全獣化。
蔵馬屋 敏樹?:およそこの世に存在しない生命をモデルとして“獣”と化した彼のその異様は。
蔵馬屋 敏樹?:黒い竜鱗、心なき瞳、鋼の尾、口と背びれから漏れる青白い炎、二足歩行の巨竜とでも言うべき姿。
蔵馬屋 敏樹?:そして何より――巨大。
ダオロスヤンキー:「アニキィイイイイイイイ! 受け取ってくれぇえええええええ!」
ダオロスヤンキー:非ユークリッド幾何学的な曲線と直線、そして球体の組み合わせで構築された異形が、まるで蝶の羽のように蔵馬屋の背ヒレと融合し――。
蔵馬屋 敏樹?:100メガトン級爆弾の爆発に匹敵する振動を伴う大咆哮が首都高速全体を震わせる。
蔵馬屋 敏樹?:橋が落ちる。
蔵馬屋 敏樹?:路面が砕ける。
蔵馬屋 敏樹?:雲が散る。
蔵馬屋 敏樹?:ただ叫ぶだけで振りまかれる死が、あなたたちを襲う。
広木雅斗:「首都高速防衛どころじゃ・・・ねえ!」
矢郷隆二:見たこともない化け物、それなのに。
矢郷隆二:あれが。蔵馬屋敏樹の成れの果てであるということが理解出来てしまう。
矢郷隆二:「何やってんだよ…!!馬鹿野郎!!」
”彷徨する者”モモ:「………だめ!」
駄々っ子のような咆哮だが、それは……

広木雅斗:「オーヴァードつってもよ・・・人の形は保つべきだろ!!!」
広木雅斗:「人間で・・・いてほしかったよ!」
王佐(ワン・ズゥォ):顔をしかめる。
王佐(ワン・ズゥォ):「やってくれたもんだよ、これは」
王佐(ワン・ズゥォ):「人間の世界に手を出していいレベルを超えているぞ」
王佐(ワン・ズゥォ):「支配者気取りの化け物どもめ」
別天ネムレ:人類から発生したジャームで、あれほど巨大なものがかつていただろうか。しかし、これほどの可能性を秘めていたのが、蔵間屋敏樹という男なのだと言われれば、それもまた納得がいく。
別天ネムレ:あれが力をふるえば、みな死ぬだろう。けれどそれは、今じゃない。オーヴァードであればこそ、まだ立ち上がれる。
別天ネムレ:立ち上がれなくなったその先に――
別天ネムレ:「獣の王、か」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「否」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「怪・獣・王」
別天ネムレ:「黙れ三文文士」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「最も新しき旧き支配者……蔵馬屋敏樹だ!」
別天ネムレ:「お前が彼のファンなのはよーく分かったよ」
別天ネムレ:迫り来る死の波動を感じながら、魔眼を見開き、構える。
別天ネムレ:それは蔵間屋敏樹への迎撃睡魔。が、その一個をビーンボールのように、有葉緑郎の顔面に叩きつけんとする。
別天ネムレ:眠気ではなくダイレクトアタックだ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ごぉっ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:あっけなく吹き飛ばされて、地面に倒れ伏す。この男も限界だ。
別天ネムレ:「ついでにその怪獣王から放射熱線もくらっとけ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:だが、泥にまみれてなお嗤う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そんな顔の真横に、防衛隊が放った対ジャーム弾頭の流れ弾が直撃し。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:男は憑依していたグラーキヤンキーから引き剥がされて、この時代から消え去った。
別天ネムレ:「チッ」
別天ネムレ:などと舌打ちする間もあらばこそ。怪獣王が――来る。
怪獣王:だが巨獣の一閃は訪れない。
怪獣王:あとに残されていたのは砂ばかり。
怪獣王:その“王”は衆目の前で幻のように姿を消してしまった。

GM:ロイス管理タブにてロイス取得・調達おねがいします!
GM:次のシーンでは合流して状況整理だよ!
別天ネムレ:ロイス 蔵間屋敏樹(怪獣王) ●P:好感/N:僕も獣に堕ちたら……?
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:6 → 7
王佐(ワン・ズゥォ):怪獣王 なし/否定○/ロイス
別天ネムレ:蔵間屋個人には好感があるが、ああなった姿に自分の恐れる未来も感じるというなんやかんやな気持ち
矢郷隆二:応急手当
矢郷隆二:3dx+1>=8 (3DX10+1>=8) > 10[4,5,10]+7[7]+1 > 18 > 成功
矢郷隆二:応急手当使用
矢郷隆二:2d10+6 (2D10+6) > 8[1,7]+6 > 14
別天ネムレ:私も応急手当買うか……
別天ネムレ:(1+2)dx+1@10>=8 <調達> (3DX10+1>=8) > 10[8,9,10]+4[4]+1 > 15 > 成功
別天ネムレ:回りすぎやねん。回復!
別天ネムレ:2D10+1 (2D10+1) > 9[1,8]+1 > 10
別天ネムレ:ひくい
王佐(ワン・ズゥォ):何か買うモノあるかな
別天ネムレ:うーん、応急手当かボデマかしら
王佐(ワン・ズゥォ):もっといい防具帰るよ
王佐(ワン・ズゥォ):目標値30くらいまで買えるから
別天ネムレ:じゃあアルティメイド服(執事服)という手も……?
別天ネムレ:さんぢう
王佐(ワン・ズゥォ):アルティメイドでいいのかな
別天ネムレ:そう言われると迷うけど、せっかくなのでアルティメイドでお願いします!
GM:王佐さんのアルティメイドも向こうで振っちゃって大丈夫です

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ミドル7「特異点(シンギュラリティポイント)

GM:登場PC→全員
GM:崩壊した首都高速。その一角、食屍鬼たちが用意してくれた結界の中であなたたちは合流した。
GM:消失した蔵馬屋敏樹、そしてその力。彼を探し出す方法。
GM:調査により情報をまとめる必要がある。
GM:というわけで情報項目です。

・現在の蔵馬屋敏樹
情報:ヒーロー、裏社会 知識:レネゲイド
目標値8
・有葉の動向
情報:ヒーロー、異界
目標値7

GM:この二つのみです!
別天ネムレ:1D10+94 (1D10+94) > 5[5]+94 > 99
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:94 → 99
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:87 → 88
別天ネムレ:ギリギリだあ
矢郷隆二:1d10+83 (1D10+83) > 4[4]+83 > 87
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:83 → 87
矢郷隆二:いい感じ
GM:1で良いよ!
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:87 → 84
GM:あとごめんなさい
GM:シーン継続の邪毒だけちょっと受けておいてください
”彷徨する者”モモ:99+1
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:99 → 100
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:0 → 1
GM:あと調達もロイス管理タブで一回ずつやっておいてください! ごめんね忘れてた!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:88 → 89
矢郷隆二:せやってね。邪毒を受けて死にます
矢郷隆二:リザレクト
矢郷隆二:1d10+84 (1D10+84) > 6[6]+84 > 90
system:[ 矢郷隆二 ] HP:27 → 6
王佐(ワン・ズゥォ):邪毒レベル幾つだっけ
別天ネムレ:ひええ
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:84 → 90
system:[ 広木雅斗 ] HP:3 → 14
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:99 → 95
system:[ 矢郷隆二 ] HP:6 → 14
”彷徨する者”モモ:こわあ
広木雅斗:レベル3だっけ?
王佐(ワン・ズゥォ):3か死ねるな
王佐(ワン・ズゥォ):リザレクト
王佐(ワン・ズゥォ):89+1d10 (89+1D10) > 89+7[7] > 96
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:89 → 98
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:98 → 97
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:97 → 96
system:[ 別天ネムレ ] HP:1 → 10
広木雅斗:レベル3なら・・・HP5で生存
system:[ 広木雅斗 ] HP:14 → 5
広木雅斗:調達はどうしようかな、何かほしい人いる?
矢郷隆二:応急手当かな…?
広木雅斗:奢ってやるぜ!
王佐(ワン・ズゥォ):何でも買えるよ
広木雅斗:4dx+3>=8 (4DX10+3>=8) > 7[2,3,3,7]+3 > 10 > 成功
”彷徨する者”モモ:こっちは現在の蔵馬屋くんについて調べたいです
広木雅斗:へへ、100倍にして返すんだぞ~?リュージにパスします
矢郷隆二:サンキューじゃあ使う
矢郷隆二:2d10+14 (2D10+14) > 18[8,10]+14 > 32
矢郷隆二:高級品じゃん
system:[ 矢郷隆二 ] HP:14 → 28
広木雅斗:前に自分で調達してた分を使うぜ!
広木雅斗:5+2d10 (5+2D10) > 5+4[2,2] > 9
”彷徨する者”モモ:他に情報調べたい人がいなければ判定しますよー
矢郷隆二:すまない、わざわざ俺のために…いいのを…!
矢郷隆二:お願いします!>情報
GM:良いぜ良いぜ
別天ネムレ:お願いするぜ!
”彷徨する者”モモ:6dx+2>=8 (6DX10+2>=8) > 9[2,4,6,7,8,9]+2 > 11 > 成功
”彷徨する者”モモ:わかったぜ
system:[ 広木雅斗 ] HP:5 → 9
別天ネムレ:すごいぜ
GM:あいよ~じゃあ残りは有葉の動向!
別天ネムレ:有葉の動向挑戦したいです
GM:どうぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):マシンモーフィングを使用
王佐(ワン・ズゥォ):アルティメイド服
別天ネムレ:(1+2)dx+1@10>=7 (3DX10+1>=7) > 6[4,5,6]+1 > 7 > 成功
別天ネムレ:やったぜ
王佐(ワン・ズゥォ):11dx+30>=20 (11DX10+30>=20) > 10[3,4,5,6,7,7,8,8,8,9,10]+1[1]+30 > 41 > 成功
王佐(ワン・ズゥォ):買えたよ
王佐(ワン・ズゥォ):あげるよー
GM:ヒューッ!
別天ネムレ:ははーっ、ありがたく!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:96 → 99
GM:では情報開きます

・現在の蔵馬屋敏樹
情報:ヒーロー、裏社会 知識:レネゲイド
目標値8
→ジャームとなった蔵馬屋敏樹はEロイス“矛盾螺旋”によってその身を守っている。彼は蔵馬屋敏樹であり、今や最も新しき外なる神である。人であり神である概念的矛盾により、人にも神にも干渉できぬ孤独な存在となりつつあるのだ。別天ネムレによる攻撃がなければ無敵だ。終わりなき輪廻の中に生きる者だけが矛盾する螺旋を超克する。
→ミドル戦闘によってすでに矛盾螺旋は解除された。だがその危機に対応して彼は新たなる力を手にれた。完全獣化、否、巨神獣化である。全ての攻撃を回避できなくなる代わりに超常の力と耐久力を手にしたその姿を、有葉は怪獣王とよんでいる。
→すでに旧支配者となった蔵馬屋敏樹であれば、魔術師が召喚することもできる。王佐あるいはモモによる魔術判定で達成値20を出せば即座にクライマックスに突入できる。


・有葉の動向
情報:ヒーロー、異界
目標値7
→マスターシーン「獣王無尽」の内容がPCにも伝わる
→もはや有葉に戦う力は無い。クライマックス戦闘は実質的にタイマンである。しかし戦闘が長引くとアイホートヤンキーが復活して援軍に来る可能性がある。


GM:ハードモードなので情報量が想定より増えました
GM:しかしこれで調査は打ち止め、クライマックスに突っ込む為の情報は出揃いました!
GM:これについてキャラ間で共有してこのミドルをやっていきましょう
GM:場所、とりあえず食屍鬼たちの用意してくれたセーフハウスですが
矢郷隆二:はーい
GM:なんか指定とかなければそこで始めます!
GM:必要に応じてノアも会話に入ります! 良いかな!
GM:※今回はヤンキーが暴れていてノアノアも本拠地防衛で忙しいので通信少なめなんだと思います
別天ネムレ:久しぶりのマスターだ、やったー
広木雅斗:すたみな太郎とか行きたいけどな~
GM:まあPCに喋って欲しいしあんまり喋りはしないと思う
GM:あっ
GM:じゃあなんとか倒壊を免れたすたみな太郎に集まるか……グールが経営しているんだと思う
別天ネムレ:グールが経営するすたみな太郎という文字列
広木雅斗:行くか・・・!
GM:ではそれでシーンを始めていきます
広木くんが案内したら、たまたま王佐さんの舎弟グールの一人が経営していたことにしましょう
良いでしょうか

広木雅斗:押忍!
王佐(ワン・ズゥォ):はい
”彷徨する者”モモ:はーい
オーナーのグール:ではスタートです


ミドル7「特異点(シンギュラリティポイント)


オーナーのグール:「おっ、広木くん元気だったかい……って、墜星サマァ!?」
オーナーのグール:「ひ、ひええ~~~~!?」
王佐(ワン・ズゥォ):「や、ちょっと場所を借りるよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ひどい目にあったもんでね」
オーナーのグール:「二人がお知り合いとは……どうぞどうぞ!」
オーナーのグール:「こんな状況ですが、店は魔術的に防御をしてギリギリ無事です」
広木雅斗:「え、何」「アンタもここの常連か?」
王佐(ワン・ズゥォ):「いや、常連と言う訳じゃないんだけど」
オーナーのグール:「防衛隊やUGNもすぐには嗅ぎつけてこないはず。人間用の食料もまだ残っています。冷蔵庫が止まってしまいましたし、派手に食べていってください」
王佐(ワン・ズゥォ):「少し知恵を貸したことがあってさ」
”彷徨する者”モモ:「わあ……」きょろきょろ
「広いお店ね!」

王佐(ワン・ズゥォ):「隠れて暮らす方法の一環さ」
オーナーのグール:全くの無事というわけではない。だがそのグールは気丈に笑い、一行に精一杯のもてなしをするべく厨房に号令をかけた。
別天ネムレ:「(すたみな太郎、初めて入ったなあ)」
広木雅斗:「だろ?ここは食のテーマパークだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「街の中にあるけれど、たどり着こうとしても中々たどり着けない店なんだここは」
王佐(ワン・ズゥォ):「奇門遁甲とかは、僕の専門じゃないから完全ではないけどね」
”彷徨する者”モモ:「変わったお店なのね、好きなおかずをとって最後にお会計するのじゃなくて………決まった時間の中で好きなだけ食べられるの? 面白いわ」
矢郷隆二:「未来には食べ放題はねえのか」
”彷徨する者”モモ:「あるのかもしれないわ、行ったことはないけれど」
別天ネムレ:「名前は知ってるけど入ったことはなくて……」
広木雅斗:「ただ闇雲に取ってくればいいってものでもない・・・バランスやペース配分が大事なんだよ」
別天ネムレ:(あっ食事に本気の目だ)
矢郷隆二:「うるせえな。肉食っときゃいいだろがって。」
矢郷隆二:「もうちょっと話したいところだけどよ。」
広木雅斗:「ネムレとモモはこれからも色んな時代に行くんだろ?」
”彷徨する者”モモ:「ええ、古代ギリシャにはもう行ったけれど」
”彷徨する者”モモ:「もっと昔に行くかもしれないし。もしかしたら未来にも行くのかも?」
広木雅斗:「そうか・・・だが、こんなに色々食えるのはこの時代のこの場所だけだぜ?」
広木雅斗:「しっかり食って。楽しんで!」
広木雅斗:「決戦に備えようぜ」
別天ネムレ:「腹が減ってはなんとやら、ですね。未来……オレに取っては現在ですけど、帰ったらまた行ってみようかな」
別天ネムレ:「そのためには。彼に挑まないと」
別天ネムレ:「オレは有葉緑郎のことを追ってきました」
王佐(ワン・ズゥォ):「冷麺とナムル、あとチャンジャ…んーハラミとセンマイと上ミノ、カルビ盛り合わせ」
”彷徨する者”モモ:よくわからないので見ている
広木雅斗:「おっ結構食うんだな!」
矢郷隆二:適当に肉をガンガン焼いている。
広木雅斗:「モモ、あとでクレープの焼き方教えてやるからな」
王佐(ワン・ズゥォ):「皆の分だよ」
”彷徨する者”モモ:「あら、あたしもウェイトリーに教えてモラタもの。ちょっとは出来るわよ!」
王佐(ワン・ズゥォ):「クレープ?ここでならチヂミでしょ」
王佐(ワン・ズゥォ):「海鮮チヂミ追加で」
上戸ノア:『み、みんな――無事――』
上戸ノア:ザザッ、とノイズの走ったホログラムが浮かび。
”彷徨する者”モモ:もっもっもっも。
焼いてもらった肉を食べている。

上戸ノア:『……ナニシテルノ?』
上戸ノア:不思議そうに首を傾げた。
矢郷隆二:「決戦前の腹ごしらえだよ。」
別天ネムレ:「あ、マスター、お疲れ様です」
別天ネムレ:「先ほど大規模な戦闘と情報収集を終えたので、これぐらいの休息は勘弁してください」
上戸ノア:『なるほどな。現代の状況が少し変わったから連絡をしようと思ってな』
上戸ノア:先程、首都高速を破壊した怪獣と同じ生き物が、暴走族を連れてアーカムハイウェイを行進している動画だ。
上戸ノア:暴走族の走った後は何故か花が咲き乱れている。
別天ネムレ:「やはり、そちらにも影響が現れていましたか……」
上戸ノア:『ごらんのとおり、蔵馬屋敏樹が現代でも暴走を開始した。秘匿・保安プロトコルにより、現在は郊外の人が少ない避難済み地域を走るようにしているが……まあ都市部への到着は時間の問題だな』
別天ネムレ:「なぜ花が咲くかはよく分かりませんが…………」
上戸ノア:『溢れ出すキュマイラ因子が近くの生命を賦活させているんだとさ』
”彷徨する者”モモ:「あたしの花とは違って生物的なものなのね」
別天ネムレ:「思った以上にとんでもない!?」
上戸ノア:『生命賦活に特化したレネゲイドクリスタル“聖杯”、たしかに大したもんだよ』
矢郷隆二:「……てめえの力で仲間たちを生かすのがあいつの願いだったからな。」
矢郷隆二:「見境がなくなってもそこだけはブレてねえわけだ。」
別天ネムレ:「なるほど……」
上戸ノア:『なるほど……そちらの蔵馬屋敏樹はどうなんだ? 有葉がどんな干渉を行ったのか、奴がどうしているのか、それも含めて色々知りたいな』
広木雅斗:「でもこっちで暴れてるトシみてえに変な感じにはなってないよな」
別天ネムレ:昔、聞いたことがある。悪霊や魔物というものは、曲がったものではなく、真っ直ぐにしか進めなくなったものだ、という話。
別天ネムレ:行き会う人がいれば道を譲り合い、障害物があればそれにそって道を曲がるのが、生きているもののすることで。それをせず、真っ直ぐに真っ直ぐに、突き進もうとする。
上戸ノア:『多分強いんじゃねえかな。そっちのトシさんよりも。強いから暴れる必要が無い。何も恐れない』
”彷徨する者”モモ:「それなのだけれど」
「結構まずいわ」

上戸ノア:『まずい?』
別天ネムレ:その結果、自身か相手か。どちらかを潰し、削り、歪めるのだと。
別天ネムレ:「蔵間屋敏樹は、こちらで巨大化し……まあ、有葉緑郎いわく、怪獣王と化しました」
”彷徨する者”モモ:というところで、情報を話します
「彼はもう人間でもあり神でもある存在……、あたしと似たような存在(もの)よ」
「ネムレがどうにかしないとずっとずっと人と人じゃないものを行ったり来たりして、どんどん肥大化して手がつけられなくなっちゃう」

別天ネムレ:「その影響がそちらにも出ているのは当然として。先ほどの彼は、その姿になった直後、砂と化して消えたのですが」
矢郷隆二:「不良の天辺からは大分遠い言葉だよな。」
”彷徨する者”モモ:ドクペを飲んで一息
上戸ノア:『完全に暴走しちまっているってことか……追いかける算段は?』
”彷徨する者”モモ:「矛盾螺旋は解除されているみたいだけれど……不味いことには違いないわ」
「あたしか、そこの軍師さんが魔術を使えばいいのよ」

”彷徨する者”モモ:「実を言うと、実際どうすればいいかわからないけど………探す方法はあるはず。結構難しいけど」
上戸ノア:『軍師……ああ、そちらの軍師どのか』
王佐(ワン・ズゥォ):「軍師ねえ、そう名乗った事はないんだけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ、うん。できなくはないだろうね」
上戸ノア:『三国志演義あたりで名のあるオーヴァード軍師殿とはお見受けしましたが……なるほどね』
王佐(ワン・ズゥォ):「そう言う領域に足を突っ込んじまった相手だからさ」
上戸ノア:『召喚魔術、というわけですか』
王佐(ワン・ズゥォ):「演義なんてのは作り話、創作のお話だよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「望まれもせず、悪役になる事もあるし、望みもしない正義に立たされることもあるさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ま、それでもいいけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「そう、召喚魔獣だったね」
王佐(ワン・ズゥォ):「基本はあるし、世界的な系列は」
王佐(ワン・ズゥォ):「偽神の心臓のものだろう」
上戸ノア:『偽神の心臓?』
王佐(ワン・ズゥォ):「魔術書の系統付けが出来れば可能さ」
王佐(ワン・ズゥォ):「神ならざるものを神様の領域に引っ張り上げるんだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「偽の神ってことだろう」
王佐(ワン・ズゥォ):「その核たる魔術さ」
上戸ノア:『ファルスハーツの歴史分岐存在か……なるほど、理解しました』
上戸ノア:『そういう世界線からも侵略が伸びている……なるほど、なるほど』
王佐(ワン・ズゥォ):「かくして王は玉座に鎮座しませりって事さ」
上戸ノア:『ではその技術で、まずは蔵馬屋さんを捕まえてもらい、決戦、ですね』
王佐(ワン・ズゥォ):「人間の王ではないけれど、彼女の話だと」
王佐(ワン・ズゥォ):「その彼を召喚すればなんとかなるんだろう」
王佐(ワン・ズゥォ):「王位を降りていただくにはね」
”彷徨する者”モモ:「物知りね、あたしは魔術とか全然わからないから勉強になるわ」
上戸ノア:『こちらから霊脈のデータを送ることはできますが……恐らく我々アルス・ノヴァ以上に……そのあたりのことにはお詳しい筈。支援できることが有れば教えてください』
広木雅斗:「その決戦も大変だけどな・・・あそこまでデカいのは、何度かしか戦ったことない」寿司を食べながら
”彷徨する者”モモ:「何度かあるなら大丈夫ね」
焼きそば持ってきて食べてる

別天ネムレ:モモが飲んでたのと同じものを試してみようと、ドクターペッパーを取ってみる。
別天ネムレ:「ふがっ」一口飲んで、むせそうになった。
王佐(ワン・ズゥォ):酒を飲んでいる。
別天ネムレ:別の飲み物で口の中をすすぎ。
王佐(ワン・ズゥォ):「飲みなれた無難なものを飲めばいいのに」
別天ネムレ:「はははは……」力なく笑った。
”彷徨する者”モモ:「でもあんなに沢山種類があるんだもの、試してみたくなるじゃない」
矢郷隆二:「そんな時はまぜりゃいいんだよ。一口で色んな味を楽しめるぜ」
別天ネムレ:(ファミレスで時々見るやつだ……)
別天ネムレ:「それはさておき、オレが調べた限り、有葉緑郎はもう干渉する余力はなさそうです」
別天ネムレ:「先の戦いで、奴は邪神ヤンキーの体を乗っ取って現れました。なぜわざわざそんなことを、と少し引っかかったのですが、戦いの前に彼は一度、蔵馬屋敏樹の手で葬られていたようです」
別天ネムレ:「まあ、直接殺されるのではなく、この時代に干渉するための器、端末、のようなものでしょうか」
別天ネムレ:「蔵馬屋敏樹に対決を挑む時、奴の介入を心配する必要はなさそうです」
広木雅斗:「ザマー見ろだな!」焼いた肉を入れたラーメンをすすりながら
別天ネムレ:「胸がすく話ですね」深々とうなずく。
別天ネムレ:「ただ、一つ問題がありまして」
上戸ノア:『一度、蔵馬屋敏樹から邪魔だと判断されたにもかかわらず、わざわざ助けに来たのか……変に義理堅い奴だな……?』
上戸ノア:『ん、なんだ?』
別天ネムレ:「あいつ、蔵馬屋敏樹を妙に気に入ってますからね」
別天ネムレ:王佐さんに向き直り。「確か、あなたの元にはアイホートヤンキーが現れたんですよね?」
別天ネムレ:「冗談のような数の手勢を召喚する、という」
”彷徨する者”モモ:「子供なのよ」
「気に入っているから、ちょっかいを出したくなるの」

別天ネムレ:パパ……
王佐(ワン・ズゥォ):「ああ、来ましたね」
上戸ノア:『アイホート、人間を使って雛を増やすあの?』
別天ネムレ:「その神性自体は詳しく知りませんが、まあ厄介極まるやつなのは確かなようで」
王佐(ワン・ズゥォ):「役回りとは言え面倒な相手を押し付けられました」
別天ネムレ:「蔵馬屋敏樹との対決に時間をかけすぎると、そいつが復活して加勢に現れる可能性が、高い。……そうなれば、オレたちの勝ち目は限りなく低くなるでしょう」
王佐(ワン・ズゥォ):「そうなるでしょうね」
王佐(ワン・ズゥォ):「オーヴァードでしたか、まあ一個人の超人に対して取れる」
王佐(ワン・ズゥォ):「もっとも効果的な策は数で押す事です」
王佐(ワン・ズゥォ):「一騎当千の相手には万の軍勢で」
王佐(ワン・ズゥォ):「万夫不当の強者には10万100万を当てればいい」
王佐(ワン・ズゥォ):「いずれ疲弊します」
広木雅斗:「ああ・・・あんなに大量に取って来た肉も」「5人で食べればあっという間だったな」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういう事を本能でなされれば勝ち目がない」
”彷徨する者”モモ:「聞くだけでいやになっちゃうおはなしね」
王佐(ワン・ズゥォ):「嫌とか好きとかではなく、古今東西戦の合理は数で勝ってから叩く事ですからね」
王佐(ワン・ズゥォ):「それを覆すとなると手は限られる」
王佐(ワン・ズゥォ):「数が集まる前に叩くか、頭を叩くか」
”彷徨する者”モモ:「頭がない場合は?」
”彷徨する者”モモ:「今回はあるけれど、後学のためってことで」
王佐(ワン・ズゥォ):「頭の無い軍というものは存在しない」
王佐(ワン・ズゥォ):「それは軍ではなく只の集まりです」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういったものを崩す場合は色々と手がある」
王佐(ワン・ズゥォ):「分断するもよし、相食わせるもよし」
王佐(ワン・ズゥォ):「仲間に引き込んでも良いでしょう」
王佐(ワン・ズゥォ):「確たる頭があるという事は」
王佐(ワン・ズゥォ):「そういった搦め手を封じられるから強いのです」
別天ネムレ:「つくづく、あなたがオレたちの敵でなくて良かったと感謝しますよ」
”彷徨する者”モモ:「軍じゃなくって、群れ……崩す一点もあるってことね」
「貴方と話すと全然知らないことが多いって思い知らされるわ」

”彷徨する者”モモ:感心
上戸ノア:『戦場を何段も高いところから見ているって感じですね。偽神の心臓、ファルスハーツか、そちら側の歴史の力も恐ろしい……』
上戸ノア:(そんな腕利きが、どこからどうやって来たのやら……)
王佐(ワン・ズゥォ):「幸いこちらは一騎当千どころか万夫不当を通り越した超絶者がたくさんいらっしゃるんだから」
広木雅斗:「棒がないとわたあめが上手く固まらないみたいもんか・・・」
王佐(ワン・ズゥォ):「神殺し、その域なんじゃないかな」
王佐(ワン・ズゥォ):「特にそのお二人は」
王佐(ワン・ズゥォ):広木くんと矢郷くんに
広木雅斗:「ま、”LUCIFER”だしな!」
矢郷隆二:「今回に限っちゃ、そうかもな。」
”彷徨する者”モモ:「神様を殺すのはいつも人間って言うわね」
”彷徨する者”モモ:「いつもそうであるべきよ、あたしも本当にそう思うわ」
矢郷隆二:「だったら。」
矢郷隆二:「お前の期待には応えられねえかもな。」
別天ネムレ:「矢郷さん……」
矢郷隆二:「俺の考える人間ってのは、他の誰かと繋がることで自己を形成出来る生き物で。」
矢郷隆二:「俺が与えられた力は、そいつを捨てることで強くなるもんだ。」
上戸ノア:『なに?』
矢郷隆二:「何って言われても知らねえよ。俺にそんなもんを寄越したベイリンって野郎に聞いてくれ。」
別天ネムレ:絶句する。それは、自らジャームになりに行くようなものではないのか。
上戸ノア:『ベイリン……円卓の騎士。そうか、最初に感知した巨大なレネゲイドは彼の……』
王佐(ワン・ズゥォ):「ははぁ、なるほどイングランドの伝説の英雄の力か」
広木雅斗:「ベイリンか・・・あ、二刀流に変えたのはそういうアレか!」
上戸ノア:(この時代の人間でも、時を越える英雄でもない。なくなってしまった……)
上戸ノア:(だったら歴史の修正に伴って、今の彼の存在そのものが……)
別天ネムレ:その力は邪神の与えるそれとどう違うのだろうか。
上戸ノア:複雑な表情で黙り込む。
矢郷隆二:「んなこと関係あるか。こいつを使ってるのは、あの野郎に叩き返すためだよ。」
矢郷隆二:相棒が握っていた木刀を掴む
広木雅斗:「・・・そうだな、その方がお前らしい」
別天ネムレ:蔵馬屋敏樹は、信頼できる者として彼の名を挙げた。その矢郷隆二が、自らの存在を削ってまで、彼を止めようとしている。
”彷徨する者”モモ:「あら、だったら」
「貴方はずっと人間よ、あたしはずっと貴方の友達だし。貴方はあたしたちの手を振り払うような人じゃないって思ってるもの」

”彷徨する者”モモ:「トシキも同じ、人間に戻してあげなくっちゃ」
矢郷隆二:「ハッ」
王佐(ワン・ズゥォ):「…」
別天ネムレ:蔵馬屋敏樹は、こんなことを望んではいなかっただろう。この時代の自分がああなることも、矢郷隆二がこうなることも。けれど。
矢郷隆二:「ガキのくせに、てめえがそういうともっともらしく聞こえるから不思議だな」
矢郷隆二:どこか、ほっとしたように笑う
別天ネムレ:「……蔵馬屋さんと矢郷さんが〝ダチ〟だということを、つくづく思い知らされますね」
王佐(ワン・ズゥォ):「それで、君に後悔はないんだろうね」
王佐(ワン・ズゥォ):その笑顔を見て呟く。
矢郷隆二:「あるさ。」
王佐(ワン・ズゥォ):「あるのか」
矢郷隆二:笑顔のまま、そう応える
矢郷隆二:「本当ならよ。こんな力に頼らずあいつをぶっ飛ばせるのが一番いいに決まってるだろ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ふ、ははは。後悔はそちらの方か」
王佐(ワン・ズゥォ):「その行動の先には何も悔いる物が無いのか」
矢郷隆二:「ああ。」
別天ネムレ:「傷の痛みに耐えられる何かがあれば、傷つくことは怖くない。言うのは簡単でも、行うのは難しいし、耐えられる何かを得るのはもっと困難だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕のかつての友人は、王たりえなかったが」
王佐(ワン・ズゥォ):「君にとても良く似ていいるよ」
別天ネムレ:「でも貴方は。そんなものはとっくに乗り越えて、得てきたんですね。蔵馬屋さんや、かつての友人たちといっしょに」
矢郷隆二:「だー!やめろよ!そんないい話みたいにするのはよー!」
”彷徨する者”モモ:「あら、いい話じゃない? どんな人だって良い物語を持っているもの」
上戸ノア:『……なるほど、まっさきに名前が上がるわけだ』
王佐(ワン・ズゥォ):「いやいや、これは僕個人の感傷さ。武人かくあるべきだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「好きに暴れると良い」
矢郷隆二:「うるせえよ。いい話は映画のドラえもんで間に合ってんだよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「はは、でも君」
王佐(ワン・ズゥォ):「それじゃ、劇場版のジャイアン枠だぞ」
広木雅斗:「同意(おなじく)
矢郷隆二:「うるせえ!」
別天ネムレ:この人でもドラえもんを見るのか、と思うと、だいぶ王佐に親しみがわき、思わず吹きだした。
”彷徨する者”モモ:見たことがないので、今度見せてもらおうと思っているがわかってるふりをして頷く
王佐(ワン・ズゥォ):「ちなみに僕が好きなジャイアンは大魔境かな」
王佐(ワン・ズゥォ):「あれは良いよね」
上戸ノア:『俺は太陽王伝説かなあ……あっ、いけねえ』
別天ネムレ:「オレは夢幻三剣士が……おっと」
上戸ノア:『オーヴァードヤンキーがこっちにまた攻めてきた。一度通信を切らせてもらいます』
矢郷隆二:「雲の王国…っと」
広木雅斗:「割と通だなアンタ・・・」「やっぱこの場所はいいな!人間味を感じたぜ」
上戸ノア:『今回は防衛戦の為に備えが有るとは言え、無限に耐えきれる訳じゃない』
上戸ノア:『任せたよ、二人共。そしてお願いします、お三方』
上戸ノア:『それでは』
上戸ノア:フツッ、と音を立ててホログラムが消えた。
別天ネムレ:「マスター、どうかご無事で」
”彷徨する者”モモ:「がんばるわ!」
別天ネムレ:届かない返事をかえし、残りの食事をつめこむ。
矢郷隆二:「行くか。」
別天ネムレ:「ええ。決戦ですね」それから手を合わせて、ごちそうさまでした、と。
矢郷隆二:自慢のトサカを両手で整えながら、短く言い放つ
広木雅斗:「・・・気合十分、腹充分」
”彷徨する者”モモ:「ええ、彼に会いに行きましょう」
王佐(ワン・ズゥォ):魔術行使:見えざる鎧
王佐(ワン・ズゥォ):ダイスはそうだな5個で
王佐(ワン・ズゥォ):目標値は15です
別天ネムレ:おっ
王佐(ワン・ズゥォ):5d10>=15 (5D10>=15) > 29[10,6,10,1,2] > 29 > 成功
王佐(ワン・ズゥォ):ww
王佐(ワン・ズゥォ):暴走した
王佐(ワン・ズゥォ):困ったなあ
GM:暴走表振りましょうかwwwwwww
別天ネムレ:アアーッ
王佐(ワン・ズゥォ):1d10 (1D10) > 8
”彷徨する者”モモ:オアアアアッ!
GM:おっ
GM:しかもこれ
王佐(ワン・ズゥォ):第暴走ですからね
GM:10が二つあるんでwwww大暴走表のほうっすね
王佐(ワン・ズゥォ):おっと
王佐(ワン・ズゥォ):この表をもう一度振り
王佐(ワン・ズゥォ):その効果がロイスに適用される
王佐(ワン・ズゥォ):ヒドイ
GM:ほうほうほうwwwww
王佐(ワン・ズゥォ):1d10 (1D10) > 1
王佐(ワン・ズゥォ):えーと
GM:間接がねじくれてしまう!
別天ネムレ:おわあ
GM:ちょっと王佐さんの今のロイス、ぱっと見られるものありますか?
王佐(ワン・ズゥォ):セラエノ大図書館
王佐(ワン・ズゥォ):関節ないな
王佐(ワン・ズゥォ):理想の王
王佐(ワン・ズゥォ):誰かわからん人の関節?
GM:じゃあプランナーが引き受けたことにしますか
”彷徨する者”モモ:プランナーーーー!!!
GM:プランナーは優しいので魔術の反動を持っていってくれる
”彷徨する者”モモ:どのプランナー!?!?!?
”彷徨する者”モモ:いっぱいいるぞ
GM:今回依頼している方のプランナーです
別天ネムレ:今回合同作戦してくれた方じゃないかな
別天ネムレ:ですよね
王佐(ワン・ズゥォ):酷い事になったな
別天ネムレ:幼女の関節が知らんところでねじくれてるのか……惨劇……
王佐(ワン・ズゥォ):まあ大変な仕事を振ってくれたし許してくれ…なさそう
王佐(ワン・ズゥォ):こわい
別天ネムレ:エンディングで文句言われそうですね
“プランナー”都築京香:電話がなる。
王佐(ワン・ズゥォ):「あっ…」
王佐(ワン・ズゥォ):「もしもし」
“プランナー”都築京香:電話線も電波塔も無いはずのすたみな太郎内に電話が届き――
“プランナー”都築京香:「墜星」
王佐(ワン・ズゥォ):「なにかな」
“プランナー”都築京香:「確かに星に祈った記憶はありますが」
“プランナー”都築京香:「とんだ凶星だったようですね」
“プランナー”都築京香:明らかに不機嫌そうな幼女の声だ。
王佐(ワン・ズゥォ):「いやあ、魔術ってこわいね。酒の席で使うべきじゃなかったね。いたよ酒の席で魔術使って首刎ねられたヤツが」
王佐(ワン・ズゥォ):「申し訳ない」
“プランナー”都築京香:「奇遇ですね。私も殷の后をやっていた頃に酒宴の余興に魔術師の首を刎ねさせたことがあります……まあ反省したならそれはそれとして」
“プランナー”都築京香:こほん、と幼女せきばらい。
“プランナー”都築京香:「蔵馬屋敏樹を召喚するつもりならば、彼の愛したバイクを用いた儀式をオススメします」
“プランナー”都築京香:「彼の人間としての側面を喚起することで、多少は弱体化もするでしょう」
王佐(ワン・ズゥォ):「アドバイスに感謝するよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「左慈の真似事はするもんじゃないが」
“プランナー”都築京香:「バイク円陣の中心で怪獣王を迎え撃つのです」
王佐(ワン・ズゥォ):「君の犠牲のおかげでそれなりの加護も得られたし」
王佐(ワン・ズゥォ):「王ね、はいはい。アレを王と呼ぶのは些か性に合わないんだが」
王佐(ワン・ズゥォ):「まあ迎え撃ってみせますよ」
“プランナー”都築京香:「偽王を打つも王佐の務め。真なる時代の幕開けを告げるは国士の誉れというものです」
“プランナー”都築京香:「健闘を――軍師様」
“プランナー”都築京香:通話は切れた。
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、悪い悪い」
王佐(ワン・ズゥォ):ふっと手をかざす
王佐(ワン・ズゥォ):君達の周りに見えない加護の鎧が展開される。
王佐(ワン・ズゥォ):防護点が意思の2倍 つまり
王佐(ワン・ズゥォ):42点上昇します
王佐(ワン・ズゥォ):シナリオ継続 範囲(選択)なので全員
矢郷隆二:やべー
GM:アイホートヤンキー完封ですねこれ
別天ネムレ:よ、よんぢうに
GM:爆笑している、都築京香の犠牲に意味はあった
”彷徨する者”モモ:??????????
広木雅斗: ! ?
王佐(ワン・ズゥォ):「尊い犠牲と非常に借りたくない借りを作った末の結果なので」
別天ネムレ:「何か……鎧というか、堅固な要塞に守られたような安心感があるような??」
王佐(ワン・ズゥォ):「大事に使ってくれ」
”彷徨する者”モモ:プランナーの関節を墓地に送って強い装備を手札から引っ張ってくるデッキ
”彷徨する者”モモ:「凄いわ、これ。とっても頼もしい」
王佐(ワン・ズゥォ):「本当は格好良く決めたかったんだけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「慣れない事はするもんじゃない」
王佐(ワン・ズゥォ):「いや、ごめんね。さあ、行こうか」
別天ネムレ:「何か複雑な経緯が発生してしまったようですが、何から何まで痛み入ります」
別天ネムレ:遠くのプランナーにも胸中で謝意。
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:99 → 103
別天ネムレ:それから、「でもバイク円陣ってなんだろう……?」と一瞬首を傾げたが、考えないことにしたネムレであった。

GM:ではロイスとっててください! その間にマスターシーンやります!

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マスターシーン2「都築京香の憂鬱」



マスターシーン2「都築京香の憂鬱」


“プランナー”都築京香:四肢が奇妙に捻じくれ、ちぎれ、その姿で安楽椅子に揺られる少女。
“プランナー”都築京香:暖炉の光が頬を照らし、どこか楽しそうな表情で窓の外を眺めている。
“プランナー”都築京香:「おつかれさまでした“パルプ・フィクション”」
“プランナー”都築京香:自分の耳に電話の受話器を当てていた男をねぎらう。
“プランナー”都築京香:「これでゼノスは次なるプランへと動けます」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「おや、良いのですか?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:電話の受話器を置きながら、男は嗤う。
“プランナー”都築京香:「何がでしょう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ゼノスとしては、彼らがあそこで負けると偽神の心臓に有利になりすぎる。それは分かります。だから裏で俺の邪魔をなさっていたのも構いません」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「でも――このままじゃ勝ちますよ。蔵馬屋敏樹は」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:自信満々に笑う。
“プランナー”都築京香:「……そうですね」
“プランナー”都築京香:曖昧に微笑みながら
“プランナー”都築京香:「そうなったとしたら、それもまたプラン通りです」
“プランナー”都築京香:「それよりほら、次の舞台を整えてきてください。この作戦の担当はあなたと決まっているのですから」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ええ、無論。偽神の心臓に邪魔されずアザトースシンドロームを拡散できる特異点、理想的な布教先――平安京へ、行って参るといたしましょう」
“プランナー”都築京香:自らに背を向けて部屋を出る男を見送りながら、ため息をつく。
“プランナー”都築京香:再生した両手を握って、開いて、また握り。
“プランナー”都築京香:「プラン通り、ですね」
“プランナー”都築京香:窓の外は静かに雪が降り続く。
“プランナー”都築京香:平安京。御簾の先に白露峰の雪を見たあの日と同じまま。

GM:というわけで今日はここまで!
GM:明日はクライマックスだ!
矢郷隆二:お疲れさまでしたー!
矢郷隆二:宜しくおねがいします!!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでした!!!!
GM:おつかれさまでした!!
別天ネムレ:お疲れ様でした!!!! いよいよクライマックスだぜ~~~
GM:みんなでバイクに跨って走りましょう!
広木雅斗:うおおおおおおおおお四露死苦だぜ!
王佐(ワン・ズゥォ):おつかれー
GM:ではここは離脱! 次回、日曜夜九時! 絶対見てくれよな!
別天ネムレ:チャンネルはそのまま!
system:[ 矢郷隆二 ] ロイス:2 → 5
system:[ 矢郷隆二 ] タイタス:0 → 1
system:[ 広木雅斗 ] ロイス:5 → 7

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クライマックス「大怪獣神紀元バッドシティ~Gods' Era~」

GM:それではクライマックスシーンを始めます!
GM:その前に、無事に突入できたか魔術判定を行ってもらいましょう
GM:(【精神】+意思)÷2のダイス数でロールして
GM:合計の数値が20を超えれば召喚に成功です
GM:モモちゃんか王佐さんが挑戦可能です!
王佐(ワン・ズゥォ):暴走はありますよね
”彷徨する者”モモ:どっちがやりましょうか
GM:暴走はあります!
別天ネムレ:また暴走したらさすがにプランナーさん引き受けてはくれないかな……w
GM:それは内容次第です!
別天ネムレ:そっかあ
GM:二人共挑戦しても大丈夫ですよ!
まあ暴走の内容は最悪の場合、GMがチョイスしてクライマックスめちゃめちゃにならないようにします!

別天ネムレ:有情……!
王佐(ワン・ズゥォ):じゃあ5個でやりますね
GM:どうぞ!
”彷徨する者”モモ:これって侵食乗りますか?
王佐(ワン・ズゥォ):(精神+意思)÷2 のダイス以下で選べますよねダイス数は
王佐(ワン・ズゥォ):5d10>=20 (5D10>=20) > 21[1,3,5,4,8] > 21 > 成功
GM:はい!
GM:オッケー!
王佐(ワン・ズゥォ):ギリギリじゃん
別天ネムレ:やったぜ!
王佐(ワン・ズゥォ):でも暴走はしなかったぜ
”彷徨する者”モモ:やったぜ!
GM:素晴らしい技前
広木雅斗:っしゃぁ!
GM:それでは無事にクライマックスに到達できます
GM:儀式の描写どうしますか
GM:なにかPC側であればそれを優先します
王佐(ワン・ズゥォ):じゃあ簡単にやります
GM:うっす!
GM:じゃあ始めていきましょう!
矢郷隆二:おっす!!

GM:登場PC→全員
登場侵食は通常の1d10でお願いします

矢郷隆二:1d10+90 (1D10+90) > 1[1]+90 > 91
”彷徨する者”モモ:1d10+100 (1D10+100) > 2[2]+100 > 102
王佐(ワン・ズゥォ):103+1d10 (103+1D10) > 103+2[2] > 105
矢郷隆二:天才じゃったか…
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:90 → 91
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:100 → 102
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:103 → 105
別天ネムレ:1D10+95 (1D10+95) > 2[2]+95 > 97
広木雅斗:104+1d10 (104+1D10) > 104+9[9] > 113
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:95 → 97
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:104 → 113
GM:それではまず判定に成功した王佐さん儀式描写どうぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):はい
王佐(ワン・ズゥォ):「あー、そこにタイヤを置いてくれるかな」
矢郷隆二:「あいよ、こうでいいか?」
王佐(ワン・ズゥォ):「OK、真ん中にはバイクね」
矢郷隆二:「おう」
矢郷隆二:適当に転がす
別天ネムレ:「よっ……と……、ぜい、ぜい」
別天ネムレ:RC型なのでそこまで肉体労働は得意ではないが、それなりにタイヤを転がす
”彷徨する者”モモ:ネムレくんを手伝っている
王佐(ワン・ズゥォ):不規則にならべられたタイヤ
王佐(ワン・ズゥォ):その間に釘バットや鉄パイプが支柱のように立てられ
王佐(ワン・ズゥォ):チームの旗がたなびく門がいくつも作られていく
王佐(ワン・ズゥォ):中央に置かれた族バイクのエンジンが始動し
王佐(ワン・ズゥォ):震動音が響く
王佐(ワン・ズゥォ):「よしよし。ま、こんなもんでしょ」
王佐(ワン・ズゥォ):「即席にしちゃ上出来だよ」
広木雅斗:「これで・・・いいのか・・・?」
王佐(ワン・ズゥォ):「こういうのは伏龍の得意で、僕の得意分野じゃないんだけど」
別天ネムレ:「暴走族の集会にしか見えませんが、魔術儀式なんですよ、ね……?」
王佐(ワン・ズゥォ):「死の門より魂を招き入れる」
広木雅斗:「これでトシを無理矢理呼び込むって話だよな確か?」
王佐(ワン・ズゥォ):「だねえ、石兵八陣というか鬼門将来っていうか」
”彷徨する者”モモ:「あら、集会っていうのはそもそもリーダーがいるものよ。これは門だけど………」
「向こうから来てもらうっていうところかしら」
「そのためには、彼の居心地のよい場所にしなくっちゃ」

王佐(ワン・ズゥォ):「さて、地の底より来たれ」
王佐(ワン・ズゥォ):「怒れる者の魂よ」
王佐(ワン・ズゥォ):「揺れよ、叫べよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「お前のよるべき物がここにある」
王佐(ワン・ズゥォ):「全てを奪われし者」
王佐(ワン・ズゥォ):「それを取り戻す為に」
王佐(ワン・ズゥォ):「鬼として今一度」
王佐(ワン・ズゥォ):「仮初の肉体を得るが良い」
王佐(ワン・ズゥォ):「お前ののるべき地獄への車はそこにある」
王佐(ワン・ズゥォ):「今一度死ぬために」
王佐(ワン・ズゥォ):「地獄を走る為に」
王佐(ワン・ズゥォ):「百鬼の軍も無く」
王佐(ワン・ズゥォ):「相手は神であったとしても」
王佐(ワン・ズゥォ):「さあ、その意思があるならば」
王佐(ワン・ズゥォ):「来い!」
王佐(ワン・ズゥォ):両手で印を組み
王佐(ワン・ズゥォ):旗に火をともす
王佐(ワン・ズゥォ):「これで…来るかな」

GM:次の瞬間。

GM:空を覆っていた暗雲が、暴走族円(ヤンキーサークル)の中央から立ち上る光の柱で蒸発した。
GM:差し込んでくる光は朝の陽。神の坐す新しい世界の幕開けだ。
GM破壊(Gods' Era)が、やってくる。

クライマックス「大怪獣神紀元バッドシティ~Gods' Era~」


GM:Eロイス“破壊神顕現”の発動を宣言します。
GM:破壊神顕現の効果により自らを完全にジャームと自覚した蔵馬屋敏樹が現れます。

GM:祈りの声が崩壊した大地に染み渡る。
GM:ホンダ4気筒CBエンジンの快音がそれに続く。
GM:さながら遥かなる星空の中枢に坐す名もはばかられる秘神へと捧げられし単調なフルートと太古の音色のように。
GM:すでに瓦礫の山となっていた環状線を神殿に代え、それは黎明の空に現れた。
????:「出でよ、最も新しき旧き支配者」
????:「目覚めよ、純然たる完成された肉体の持ち主」
????:「人類という不完全な種から完成した神話的フィジカルエリート」
京香・T・アーミテイジ:「全て、プランどおりに……!」
GM:金属外骨格とタンパク質を組み合わせた漆黒の表皮。
GM:核融合を可能とした細胞で構築された筋組織。
GM:莫大な排熱を可能とした血管構造、造血器官。
GM:ありとあらゆる“波”を捉え、レネゲイドや魔力さえも当然に知覚する五感。物理常識を無視し、未来予知をしたとでも思わなければ不可能な速度で巨体を完璧に制御する神経伝達。
GM:陸海空、それに宇宙。ありとあらゆる領域を踏破する。それはこの星で最も強大な生命体。

GM:いあ いあ くらまや ふたぐん

GM:旧支配者、獣王無尽、蔵馬屋敏樹――顕現。
GM:Eロイス“砕け散る蒼穹”を宣言します。
砕け散る蒼穹の効果により、クライマックスにおいてPCたちが敗北した場合、星辰大権(インフィニティコード)の力が復活した蔵馬屋敏樹の手により、このステージが崩壊します。

積極的に壊す訳じゃないんですが、誰にも破壊できないので万物が砕け散るまで存在する訳ですね

矢郷隆二:やべー
別天ネムレ:まるごとかあ
広木雅斗:より一層負けらんねえな!
王佐(ワン・ズゥォ):「…いや…デカいよ…」
”彷徨する者”モモ:「わあ」
矢郷隆二:「間違えて変なの呼び出したとかじゃねえよなあ!」
別天ネムレ:「さっき見た時よりでかい……です、ね」
王佐(ワン・ズゥォ):「流石に引くよ」
別天ネムレ:「怪獣映画のモブになった気分です」
広木雅斗:「だが、この威圧感・・・トシと、同じ感じだ」
蔵馬屋 敏樹:「……またせたな」
蔵馬屋 敏樹:巨獣の影から、人のような声が響く。
”彷徨する者”モモ:「どこから声が……」キョロキョロ
別天ネムレ:「この声……まさか」怪獣王を見上げる。山のようなそのシルエットを。
蔵馬屋 敏樹:「そうだ。怪物(オレ)だぜ」
広木雅斗:「随分な成長期だなぁオイ!?」
”彷徨する者”モモ:「成長痛がすごそうね」
蔵馬屋 敏樹:「デカくなったんじゃねえよ。小さく纏まるのをやめたんだ」
蔵馬屋 敏樹:「俺が弱い限り、何かを失っちまうっていうなら」
蔵馬屋 敏樹:「誰にも奪えないくらい、誰にも壊せないくらい、俺が強くなれば良い」
蔵馬屋 敏樹:「それでいい。俺はそうなる為に生まれたんだ。そう思うことにする」
蔵馬屋 敏樹:「俺が欲しいのは、世界のテッペンじゃねえ」
蔵馬屋 敏樹:巨獣が、モモを睨みつける。
蔵馬屋 敏樹:「宇宙のテッペンだ!」
”彷徨する者”モモ:「……あたし?」
”彷徨する者”モモ:「欲しいならあげてもいいけれど」
”彷徨する者”モモ:「………どうやってあげればいいかわからないわ」
”彷徨する者”モモ:ちらっと詳しそうな王佐さんを見る
王佐(ワン・ズゥォ):「あれは物語さ、一つのね」
王佐(ワン・ズゥォ):「お話には終わりが必要なんだ」
別天ネムレ:モモが何を言っているのかと首をひねりながら、王佐の方へ注意を向ける。
王佐(ワン・ズゥォ):「だけど、まだ白紙のページがあるなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「本の中に入って最後を書き上げないといけない」
王佐(ワン・ズゥォ):「白い龍もお姫様もいないけど」
王佐(ワン・ズゥォ):「終わりのない物語ではない」
王佐(ワン・ズゥォ):「終わらせられる物語だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「それができるのは僕よりも君達だと思うね」
別天ネムレ:「オレは、何か物語をつくろうと思ったことはないつもりですが」
別天ネムレ:「物語(ユメ)を終わらせることなら、多少は心得がありますよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「なるほど」
別天ネムレ:「夢魔じゃないから、見せる夢は選べない。でも悪い夢を見ているなら、夢も見ない眠りの淵へ引きずり込む」
”彷徨する者”モモ:「……月のお姫様なんて柄じゃないけれど、いいわ」
タイマン、ケンカと言うならば

王佐(ワン・ズゥォ):「では、手助けをするのが僕の役割かな」
別天ネムレ:「睡魔(スリーピング・デーモン)として、オレは怪獣王に挑みましょう」
”彷徨する者”モモ:「かかってきなさい。テッペンほしいって言うなら、受けて立つわ!」
王佐(ワン・ズゥォ):「こういった場合、魔法使いの手助けが必要だろ」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕は君達とは違う物語の世界の住人だが、ね」
王佐(ワン・ズゥォ):その姿が炎に包まれ
王佐(ワン・ズゥォ):完全に中華軍師風の衣装に姿を変える
王佐(ワン・ズゥォ):RHOを公開します
別天ネムレ:来た――!?
GM:それではRHOを公開します

●PC5:王佐
あなたは偽神の心臓において、レネゲイドウォー世界の技術を流用し、設計されたオーヴァード。歴史上の軍師のレネゲイドを融合させた複合英傑(ハイ・ヒーロー)である。
あなたは全てを見通す最強の軍師である。そしてその才知が故に人々から信頼を得難い事も見通している。故に、あなたは自らの定めた時が来るまでは爪を隠すことだろう。
あなたはシナリオ開始時に、シナリオ中の情報項目、他者のRHOについて予め知ることができる。
なお、このシナリオには開示することでPCに不利な効果を発揮する『罠』の情報項目がある。

このRHOをミドルフェイズの間は秘匿し、クライマックスに開示した場合のみ、軍師としての才覚を発揮して以下の効果を使用できる。
「シナリオに一回、使用回数に制限のあるエフェクトの使用回数を一回分回復する。この効果は相互にポジティブな感情でロイスをとったオーヴァード相手にしか使用できない」


王佐(ワン・ズゥォ):「僕は鳳の雛であり、毒杯を掲げる者であり、空箱を抱いて死ぬものであり、武人に殉じる者であり」
王佐(ワン・ズゥォ):「何者でもない」
王佐(ワン・ズゥォ):「ただ王を求め、王が創る国を求める者」
王佐(ワン・ズゥォ):「この世界はあんな怪獣の世界であってはならないんでね」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達に王たる資質があるかどうか、それはまだわからないが」
王佐(ワン・ズゥォ):「人としての世界を行くのなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「少しは役に立って魅せよう」
王佐(ワン・ズゥォ):「どう?格好良いでしょ。フフフ」
別天ネムレ:「ぐうの音も出ない格好良さじゃないですか」
別天ネムレ:呆然としすぎて素直に言うしかない
蔵馬屋 敏樹:「偽神の心臓の大魔道士、ここよりずっとやべー異世界で戦い続けながら理性を保つ輪廻の獣、俺と同じ星辰大権の主、そして……」
蔵馬屋 敏樹:「――リュウジ」
蔵馬屋 敏樹:「大した奴らとつるんでるじゃねえか」
蔵馬屋 敏樹:巨獣が拳を握りしめる。
蔵馬屋 敏樹:「ついてこれんのか?」
矢郷隆二:「俺を」
矢郷隆二:「誰の相棒だと思ってんだ?」
蔵馬屋 敏樹:口元が緩む。純白の牙が覗く。
矢郷隆二:「てめえこそ、んなでけえ図体で俺たちが見えてんのかよ」
蔵馬屋 敏樹:「刻んでみろよ」
蔵馬屋 敏樹:「最強(UNBREAKABLE)になった俺に、お前をッ!」
蔵馬屋 敏樹:Eロイス“孤独の叫び”を使用します
蔵馬屋 敏樹:矢郷隆二に、“怪獣王”へのロイスを取得してもらいます!
蔵馬屋 敏樹:内容は任意!
矢郷隆二:"ダチ"/“怪獣王”/友情○/決別
矢郷隆二:「ああ、刻んでやるよ!!」
矢郷隆二:「俺の怒りも、後悔も、信念も!ドッ根性も!!」
矢郷隆二:「全部刻みつけやっから、その前に潰れんじゃねえぞ!!」
矢郷隆二:「トシィッ!!!」
GM:それでは戦闘を開始します
GM:ここで本来ならば恐怖判定なのですが
広木雅斗:恐怖はオレがぶっ飛ばしたぜ!
GM:すでに広木雅斗による攻撃で力の一部を削られている為、通常の衝動判定になります。また、ミドル戦闘の負傷でレベル3ワーディングは使用不可能です。
GM:それでは目標値9で衝動判定どうぞ!
”彷徨する者”モモ:7dx+1>=9 (7DX10+1>=9) > 10[2,3,3,6,7,9,10]+1[1]+1 > 12 > 成功
別天ネムレ:(5+2)dx+1@10>=9 <意志> (7DX10+1>=9) > 10[1,1,5,7,7,7,10]+1[1]+1 > 12 > 成功
広木雅斗:4dx>=9 (4DX10>=9) > 8[1,5,8,8] > 8 > 失敗
広木雅斗:暴走!!!
GM:広木ーっ!
別天ネムレ:ああっ
”彷徨する者”モモ:ひろきさーーーーん!
王佐(ワン・ズゥォ):12dx+26>=9 (12DX10+26>=9) > 10[1,2,2,3,3,5,5,5,6,9,9,10]+7[7]+26 > 43 > 成功
広木雅斗:暴走(ツッパシ)る!
矢郷隆二:8dx+2>=9 (8DX10+2>=9) > 9[1,3,4,4,5,7,7,9]+2 > 11 > 成功
矢郷隆二:よっしゃ
矢郷隆二:2d10+91 (2D10+91) > 14[8,6]+91 > 105
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:91 → 105
王佐(ワン・ズゥォ):2d10+105 (2D10+105) > 12[5,7]+105 > 117
広木雅斗:113+2d10 (113+2D10) > 113+13[9,4] > 126
矢郷隆二:リザレクトは…なしか!
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:113 → 126
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:105 → 117
別天ネムレ:2D10+97 (2D10+97) > 16[7,9]+97 > 113
別天ネムレ:ごべ
矢郷隆二:ネムネム!!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:97 → 113
”彷徨する者”モモ:102+2d10 (102+2D10) > 102+11[4,7] > 113
”彷徨する者”モモ:うげ
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:102 → 113
GM:それでは戦闘を開始します!
別天ネムレ:応!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 装甲:7 → 49

▼エンゲージ
(蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、モモ[6]、広木[9]、矢郷[13]、王佐[12])
[]内は行動値

別天ネムレ:そう、アルティメイド執事服でネムレは行動値が下がった。
GM:とってもシンプル!
別天ネムレ:むしろあの巨体とたったそんだけしか離れてないの
GM:不良漫画ですからね、10m離れて始まったらそこそこ遠距離戦ですよ
GM:ハイローとシン・ゴジラもコラボしてましたから自然な流れ
別天ネムレ:不良の規模がでかすぎるが、せやな!
GM:それでは例によって演出は後から付ける方式で!
GM:まずはセットアップ!
”彷徨する者”モモ:了解です
”彷徨する者”モモ:はーい
矢郷隆二:ナッシン
GM:宣言どうぞ! 敏樹はありません!
広木雅斗:ナシ!
”彷徨する者”モモ:〈ファンアウト〉!
別天ネムレ:なし!
王佐(ワン・ズゥォ):ナイヨー
”彷徨する者”モモ:私以外全員戦闘移動しろー!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:113 → 117
矢郷隆二:じゃあ、同エンに突っ込ませてもらおうかな!
広木雅斗:動かせてもらう!エンゲージに突っ込む!
別天ネムレ:うーん、エンゲージした方が雷の剣と真名突っ込めるがどうするかな
別天ネムレ:まあ剣が二回使えるし、突っ込もう。エンゲージします!
王佐(ワン・ズゥォ):後ろに控えてる事にします
王佐(ワン・ズゥォ):エンゲージは切った方が良いだろうから
広木雅斗:後ろ任せたぞ!
王佐(ワン・ズゥォ):10m後退して炎の弾丸射程ギリギリの20m地点へ
GM:了解! それではエンゲージのみ変更!

▼エンゲージ
(ネムレ[6]、広木[9]、矢郷[13]、蔵馬屋[5])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

GM:それではイニシアチブ!
GM:矢郷くんどうぞ!
矢郷隆二:いくぞー
矢郷隆二:マイナーなし
矢郷隆二:メジャーで《マルチウェポン》
矢郷隆二:本気を…出す……!!
GM:来い!
矢郷隆二:王佐さんのロイスをタイタスにして
矢郷隆二:RHO効果で白兵が+10!
蔵馬屋 敏樹:飛ばすじゃねえか!
矢郷隆二:行きます
蔵馬屋 敏樹:来い!
矢郷隆二:6dx+21+15+20 (6DX10+56) > 7[5,5,5,6,7,7]+56 > 63
矢郷隆二:クリティカ…らない!!
”彷徨する者”モモ:最後の妖精の手、いります?
矢郷隆二:いらない!!
矢郷隆二:コンセ持ちに使ってあげて!
蔵馬屋 敏樹:ではリアクション、ガードです
『Unbreakable』:《イージスの盾》(無敵の肉体Lv1)

蔵馬屋 敏樹:ダメージ出しな!
”彷徨する者”モモ:あ
”彷徨する者”モモ:「力の法則!」
矢郷隆二:はい
別天ネムレ:ヒャッハー!
矢郷隆二:ありがてーー!!
”彷徨する者”モモ:ダメージ+5Dです
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:117 → 121
矢郷隆二:7d10+5d10+7+21+20+7+21+20+5 (7D10+5D10+7+21+20+7+21+20+5) > 35[1,5,8,3,4,10,4]+28[5,5,8,4,6]+7+21+20+7+21+20+5 > 164
矢郷隆二:いよっしゃあ!ナイスダメ……でっか!?
蔵馬屋 敏樹:うひょ~!
別天ネムレ:でかいでかいでかい
蔵馬屋 敏樹:じゃあ
蔵馬屋 敏樹:1+4d10 (1+4D10) > 1+24[8,10,2,4] > 25
蔵馬屋 敏樹:139点通して
蔵馬屋 敏樹:累計ダメージ209
蔵馬屋 敏樹:初手としては良いダメージですね
蔵馬屋 敏樹:まだ元気です
”彷徨する者”モモ:なんでやねん
蔵馬屋 敏樹:いや、マジで良いダメージ入れてますからね!? 元気だってだけで!
GM:それではネクスト!
GM:王佐さん!
王佐(ワン・ズゥォ):マイナーで炎の弾丸
王佐(ワン・ズゥォ):メジャーでコンセ&スキルフォーカス
王佐(ワン・ズゥォ):対象は蔵馬屋
蔵馬屋 敏樹:判定どうぞ!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:117 → 120
王佐(ワン・ズゥォ):12dx7+30 (12DX7+30) > 10[2,3,4,5,6,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,4,6,8,8,8]+6[3,3,6]+30 > 56
蔵馬屋 敏樹:負傷により行動ルーチンが変化してますが
蔵馬屋 敏樹:射程から外れるのでガードします
蔵馬屋 敏樹:『Unbreakable』:《イージスの盾》(無敵の肉体Lv1)
蔵馬屋 敏樹:ダメージおねがいします
王佐(ワン・ズゥォ):6d10+63 (6D10+63) > 56[10,10,9,9,9,9]+63 > 119
王佐(ワン・ズゥォ):殺意の塊
王佐(ワン・ズゥォ):10と9しかない
蔵馬屋 敏樹:あっ、ごめんなさい
蔵馬屋 敏樹:装甲10をさっき計算忘れてたのですが、忘れてたので数値的にはそのままにします
今から計算に入れます

蔵馬屋 敏樹:1+4d10 (1+4D10) > 1+25[8,4,8,5] > 26
蔵馬屋 敏樹:36点軽減で
王佐(ワン・ズゥォ):OK
蔵馬屋 敏樹:83点通ります
王佐(ワン・ズゥォ):イエイイエイ
蔵馬屋 敏樹:累積292点ダメージです、これくらいならまだ軽いもんです
王佐(ワン・ズゥォ):硬すぎ
蔵馬屋 敏樹:さあワクワクバトルタイムだぜ~!
別天ネムレ:ひいん
GM:ではネクスト!
GM:広木くん!
広木雅斗:オレのを食らってもまだまだとか言ってられっかな?
広木雅斗:オレの時代(ターン)
広木雅斗:マイナー:『ビルの屋上羽を広げては』
広木雅斗:《赫き剣》+《破壊の血》
蔵馬屋 敏樹:来い!
広木雅斗:HPを8点消費
広木雅斗:攻撃力32の武器装備!
広木雅斗:メジャーアクション!
広木雅斗:コンボ:『天が割れるまで愛してやる』
広木雅斗:《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》+《渇きの主》+《ジャイアントグロウス》+《鮮血の修羅》
広木雅斗:対象はトシ!
蔵馬屋 敏樹:振りな!!!!!!!!
広木雅斗:今の侵蝕は131!行くぜ!
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:126 → 131
広木雅斗:12dx7+5 (12DX7+5) > 10[1,2,2,3,4,5,5,5,5,7,8,8]+5[3,4,5]+5 > 20
蔵馬屋 敏樹:なに?
”彷徨する者”モモ::妖精の手
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:121 → 126
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:126 → 125
広木雅斗:手、借りるぜ!
広木雅斗:25+1dx7
広木雅斗:1dx7+25 (1DX7+25) > 10[10]+6[6]+25 > 41
蔵馬屋 敏樹:ではリアクション
広木雅斗:よし跳ねた!
蔵馬屋 敏樹:『Do or Die』:《復讐の刃》
蔵馬屋 敏樹:30dx7+10 (30DX7+10) > 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,3,3,4,5,5,6,9,9,10,10]+10[6,8,9,9]+10[2,3,10]+10[8]+2[2]+10 > 62
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:1 → 0
別天ネムレ:ひえ
蔵馬屋 敏樹:さあお互いダメージを出そうぜ……
蔵馬屋 敏樹:5+7d10 装甲有効 (5+7D10) > 5+37[3,8,9,2,4,10,1] > 42
広木雅斗:来いや!
広木雅斗:5d10+32+2d10+2d10 (5D10+32+2D10+2D10) > 30[9,6,3,8,4]+32+15[8,7]+4[2,2] > 81
蔵馬屋 敏樹:あ、計算ミス!
蔵馬屋 敏樹:42+1d10 Eロイス効果込 (42+1D10) > 42+6[6] > 48
広木雅斗:装甲無視!
蔵馬屋 敏樹:こうです
蔵馬屋 敏樹:ではこちらはそのまま81点もらいます
system:[ 広木雅斗 ] HP:9 → 1
蔵馬屋 敏樹:広木くんにはこれくらい入ります
蔵馬屋 敏樹:そして累積ダメージ373
広木雅斗:じゃあまず命中した時点で渇きの主による回復
広木雅斗:これでHPは9点に
system:[ 広木雅斗 ] HP:1 → 9
蔵馬屋 敏樹:さあ48点受けなあ!
広木雅斗:ああ、死ぬ!
広木雅斗:””マスタープラント”へのロイスをタイタス昇華!
広木雅斗:HP14で復活
広木雅斗:そんで対抗種と鮮血の修羅でHP合計8点減って
system:[ 広木雅斗 ] HP:9 → 14
system:[ 広木雅斗 ] HP:14 → 6
蔵馬屋 敏樹:HPジェットコースター!
広木雅斗:鮮血の修羅効果で、クリンナップにトシはHP40失う!
蔵馬屋 敏樹:おっと40だったか~~~~耐えられる範囲~~~~!
広木雅斗:侵蝕+20、151に
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:131 → 151
広木雅斗:まだお前を殴るやつがいること、忘れんなよ!
GM:ではモモネムの順番で行動かな?
矢郷隆二:(侵蝕上げるの忘れてた)
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:105 → 110
GM:今こっそりあげといてください
矢郷隆二:こそこそ
”彷徨する者”モモ:ですね
GM:一気にネムレくんまで処理してオッケーだぜ!
”彷徨する者”モモ:マイナーなし
”彷徨する者”モモ:メジャー「解決策は貴方自身が知っている」
要の陣形+導きの華(PS:デーモン)+アドヴァイス+未知なる陣形
次に行うメジャーの達成値+8、C値-1、ダイス+4個

”彷徨する者”モモ:私以外全員!
別天ネムレ:スッゲ
王佐(ワン・ズゥォ):つよい
GM:こわっ……
”彷徨する者”モモ:いつものように時間の花パネルがあるので活用してください
”彷徨する者”モモ:私は以上
別天ネムレ:ありがたきありがたき
GM:さあ来い!
;system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:125 → 136
別天ネムレ:マイナー、紡ぎの魔眼
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:120 → 124
別天ネムレ:メジャー|睡魔の剣>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《原初の赤:雷の剣》+《紡ぎの魔眼》侵蝕9
GM:判定どうぞ!
別天ネムレ:(5+3+0+3+4)dx+1+11@6 (15DX6+12) > 10[1,1,2,2,4,5,5,5,6,6,7,8,8,10,10]+10[1,2,3,7,9,10,10]+10[7,7,9,10]+10[7,10,10,10]+10[2,6,8,9]+10[2,6,10]+10[4,6]+10[9]+5[5]+12 > 97
GM:ほう
別天ネムレ:支援つえー!
GM:リアクション
『Do or Die』:《復讐の刃》

別天ネムレ:まあ、そうなるな
GM:ダメージ比べて遊ぼうぜ~~~~~!
GM:30dx7+10 (30DX7+10) > 10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,6,7,7,8,8,8,8,8,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,4,4,5,5,5,5,6,8,8,9,10,10,10]+10[3,3,5,6,7,7]+5[2,5]+10 > 45
GM:5+5d10 装甲有効 (5+5D10) > 5+23[4,8,4,3,4] > 28
別天ネムレ:10D10+19 喰らえっ、オラーッ! (10D10+19) > 60[3,2,10,7,1,8,9,10,7,3]+19 > 79
GM:王佐さんの装甲呪文で止められますね……
”彷徨する者”モモ:かーん
GM:69通します
別天ネムレ:見えざる鎧、すごい(すごい)
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:113 → 122
蔵馬屋 敏樹:累計ダメージ442です
蔵馬屋 敏樹:さて……
蔵馬屋 敏樹:累計ダメージ400越えたので戦闘ルーティン変化
別天ネムレ:ひゃあ
蔵馬屋 敏樹:《さらなる絶望》
別天ネムレ:ラドンだあ
”彷徨する者”モモ:こないで
蔵馬屋 敏樹:盤面にアイホートヤンキーを追加します
別天ネムレ:出たぁ

▼エンゲージ
(ネムレ[6]、広木[9]、矢郷[13]、蔵馬屋[5]、アイホートヤンキー[1])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

矢郷隆二:ぐあー
蔵馬屋 敏樹:アイホートヤンキーは未行動です
蔵馬屋 敏樹:それでは続き
蔵馬屋 敏樹:蔵馬屋敏樹の手番です
蔵馬屋 敏樹:マイナー
『怪獣総進撃』:《巨神獣化》《完全獣化》《知性ある獣》《ハンティングスタイル》《巨獣の爪牙》《剛身獣化》
エンゲージを無視して戦闘移動を行う。
シーン中、判定ダイスを+3d、攻撃力を+35、装甲値を+15し、最大HPと現在HPを+50する。メジャーアクションを二回行う(素手限定)。

別天ネムレ:+35???
”彷徨する者”モモ:無法の極み
蔵馬屋 敏樹:10m後退して炎の弾丸の射程から離れます。
あとメジャー攻撃は二回です。

別天ネムレ:うひい
矢郷隆二:引き撃ち野郎!!

▼エンゲージ
(蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、広木[9]、矢郷[13]、アイホートヤンキー[1])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

矢郷隆二:見損なったぞ!トシィ!!
広木雅斗:退くなんてお前らしくねえぞオラ!
蔵馬屋 敏樹:引き撃ちィ?知性だよ知性
別天ネムレ:どうしちまったんだよトシィ!(n回目)
蔵馬屋 敏樹:じゃあ内閣総辞職ビームいきますねwwwww
別天ネムレ:内閣いねえだろ!!!!
”彷徨する者”モモ:何がタイマンだよあいつ!!!!
蔵馬屋 敏樹:メジャーアクション
『獣王無尽』:《獣の力》《獣王の力》《コンセントレイト:キュマイラ》(《増腕》)
射程:至近 対象:単体(範囲選択)

アイホートヤンキー:対象選択時、《拡散する世界》を宣言します
アイホートヤンキー:HP5になりますがこれでトシはシーン攻撃を撃てますやったね
王佐(ワン・ズゥォ):ばか
蔵馬屋 敏樹:攻撃前に400点けずられとるんやよ!?
蔵馬屋 敏樹:ってわけでいきます❤
蔵馬屋 敏樹:34dx7+10 白兵 (34DX7+10) > 10[1,1,1,1,1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,3,3,4,4,6,8,8,10,10,10,10]+10[3,4,4,5,6,10]+5[5]+10 > 45
蔵馬屋 敏樹:全員リアクションしなぁ!
王佐(ワン・ズゥォ):【使者の肉体】&【リフレックス】
王佐(ワン・ズゥォ):12dx7+26>=45 (12DX7+26>=45) > 10[1,2,3,3,4,4,4,5,5,7,9,10]+10[2,2,10]+10[8]+10[7]+4[4]+26 > 70 > 成功
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
矢郷隆二:ガード!《八重垣》!
”彷徨する者”モモ:8dx+1>=45 (8DX10+1>=45) > 10[1,2,5,6,7,9,10,10]+2[1,2]+1 > 13 > 失敗
王佐(ワン・ズゥォ):コンボ『不敗の策』
”彷徨する者”モモ:あたった
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:110 → 113
広木雅斗:ガードだオラ!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:124 → 127
別天ネムレ:(5+3+0)dx+1+3@7 迎撃くらえや! (8DX7+4) > 10[1,4,7,7,7,8,9,9]+10[1,3,5,5,7,8]+10[5,7]+1[1]+4 > 35
蔵馬屋 敏樹:迎撃くらうわ!
蔵馬屋 敏樹:じゃあダメージ出します
蔵馬屋 敏樹:広木くん暴走してなかったっけ
広木雅斗:だった!
別天ネムレ:あっ
広木雅斗:来いや!
蔵馬屋 敏樹:72+1d10+5d10 装甲ガード有効 (72+1D10+5D10) > 72+1[1]+23[2,3,9,3,6] > 96
蔵馬屋 敏樹:かなりおとなしいダメージ
”彷徨する者”モモ:ふっとんだ!
別天ネムレ:4D10+14 迎撃ダメージ、装甲有効 (4D10+14) > 36[10,8,8,10]+14 > 50
system:[ ”彷徨する者”モモ ] タイタス:0 → 1
別天ネムレ:お、いい出目
別天ネムレ:パラディンのロイスをタイタスにして復活
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:7 → 6
system:[ 別天ネムレ ] タイタス:0 → 1
”彷徨する者”モモ:かぞくのロイスをタイタスにして復活
蔵馬屋 敏樹:では25点通します
蔵馬屋 敏樹:累計ダメージ467
矢郷隆二:ガード装甲有効なら
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:122 → 129
矢郷隆二:伝説の木刀ガードが46×2で96、ボデマと王佐パワーで装甲が合わせて50
矢郷隆二:カキーンだ!
蔵馬屋 敏樹:正気か?
蔵馬屋 敏樹:では行動ルーチン変化
蔵馬屋 敏樹:矢郷くんがガードしきったのでルーティン変化します
次回以降、攻撃に鬼の一撃Lv7が追加されます

蔵馬屋 敏樹:ガードした相手にダメージ+35です
蔵馬屋 敏樹:それでは巨獣の爪牙で二回目
蔵馬屋 敏樹:『壊・獣王無尽』:《怪獣撃》《獣の力》《獣王の力》《コンセントレイト:キュマイラ》《増腕》《鬼の一撃》
射程:視界 対象:単体(範囲選択)

蔵馬屋 敏樹:対象はネムレ・広木・矢郷くん! 
蔵馬屋 敏樹:34dx7+10 白兵 くらえぇ! (34DX7+10) > 10[1,1,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10]+10[4,4,5,5,6,7,7,7,8,8,8,10,10]+10[1,2,4,5,6,8,9,9]+10[3,4,9]+10[8]+10[7]+3[3]+10 > 73
広木雅斗:暴走!リア不!
矢郷隆二:回してんじゃねーー!!
矢郷隆二:ガード!八重垣!
system:[ 矢郷隆二 ] 侵蝕率:113 → 116
蔵馬屋 敏樹:広木くん一回目の攻撃復活してる?
広木雅斗:宣言忘れ!王佐さんへのロイスを昇華して復活してます
system:[ 広木雅斗 ] タイタス:1 → 3
蔵馬屋 敏樹:オッケー!
蔵馬屋 敏樹:ロイス欄も減らしておいてね! ルーティン的に殴り過ぎが発生するから!
別天ネムレ:んー、二連続迎撃すべきかどうか
system:[ 広木雅斗 ] ロイス:7 → 4
蔵馬屋 敏樹:さあどうするリアクション!
別天ネムレ:よし、ラウンド一回制限もないし、もう一発迎撃します!
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
別天ネムレ:(5+3+0)dx+1+3@7 (8DX7+4) > 10[1,1,2,3,6,6,7,7]+10[5,9]+3[3]+4 > 27
別天ネムレ:んんっ低い!
蔵馬屋 敏樹:じゃあダメージ出していくぜ!
蔵馬屋 敏樹:72+1d10+5d10+8d10
ガードした矢郷くんはここに+35 (72+1D10+5D10+8D10) > 72+1[1]+22[1,6,4,5,6]+54[5,4,9,9,10,4,5,8] > 149

蔵馬屋 敏樹:ガード装甲有効だぜ!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:129 → 136
別天ネムレ:見えざる鎧あっても死ぬなあ、はっはっは
別天ネムレ:3D10+14 おらっ迎撃! (3D10+14) > 25[9,7,9]+14 > 39
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] ロイス:4 → 6
system:[ 蔵馬屋 敏樹 ] HP:-467 → -481
広木雅斗:また死!
蔵馬屋 敏樹:14通して累積ダメージ481!
蔵馬屋 敏樹:さてこれでトシの手番はおわり!
広木雅斗:ネムレへのロイスを昇華して復活!
別天ネムレ:死! 王佐さんへのロイスをタイタス化して復活!
system:[ 別天ネムレ ] タイタス:1 → 0
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:6 → 5
system:[ 別天ネムレ ] タイタス:0 → 2
矢郷隆二:えーっと96+50だから146で
GM:あとは矢郷くんが149+35に耐久しきれたかみたいなバトル
system:[ 広木雅斗 ] ロイス:4 → 3
system:[ 広木雅斗 ] タイタス:3 → 4
矢郷隆二:あ、じゃあ死ぬ!!
GM:あっ、鬼の一撃分で!?
GM:ヒューッ!
別天ネムレ:とうとう上から削られてきたか……
矢郷隆二:鬼の一撃分で
GM:まあでも怪獣撃ここで打ち止めなので
GM:多分次からはとめやすくなる
矢郷隆二:最初にLUCIFERのタイタスを使って復活します。
GM:しかもこれでまた固くなるじゃん!!!!!!
矢郷隆二:や、LUCIFERは一番最初にタイタスにしてるからまだ固くならないよ!
system:[ 矢郷隆二 ] ロイス:5 → 6
system:[ 矢郷隆二 ] ロイス:6 → 5
system:[ 矢郷隆二 ] ロイス:5 → 4
GM:あっ、そうか!
GM:では次!
アイホートヤンキー:行きます
別天ネムレ:タイタス化して昇華してなかったぶんですな
アイホートヤンキー:マイナー無し
アイホートヤンキー:メジャー
『無限の行軍』
HP1の雛を自らのエンゲージに1万体召喚する。

▼エンゲージ
(蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、広木[9]、矢郷[13]、アイホートヤンキー[1]、雛ジャーム*10000[0])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

広木雅斗:ギエ~~~!
アイホートヤンキー:アイホートヤンキーの手番は以上です
”彷徨する者”モモ:以上じゃねえんだわ
”彷徨する者”モモ:異常なんだわ
別天ネムレ:まあアンブレイカブルだしぃ?(それは蔵馬屋さんだ)
アイホートヤンキー:雛ジャーム10000匹が三人を攻撃しますが
命中判定の達成値は10固定、ダメージは10+1d10で装甲ガード有効です

アイホートヤンキー:つまりダメージは一切通りません
別天ネムレ:でも一般人は殺戮されるな……
GM:一般人じゃなくて良かったぜ! それではクリンナッププロセス!
GM:トシが40点HPロストだぜ!
広木雅斗:オラーーーー!
蔵馬屋 敏樹:累積ダメージ521点!
別天ネムレ:鮮血の修羅はこれが旨い
蔵馬屋 敏樹:では皆さんクリンナップとくになければ次のセットアップです!
”彷徨する者”モモ:とくにないです
王佐(ワン・ズゥォ):ナイヨー
矢郷隆二:なし!
広木雅斗:まだ生きてるよなそうだな!無し!
別天ネムレ:ないよ!
蔵馬屋 敏樹:じゃあ累積ダメージ500越えて、雛ジャームがめっちゃいるのでルーティン変わります
蔵馬屋 敏樹:《加速する刻》Lv1 《獣王の冠》Lv12 をそれぞれ取得します
別天ネムレ:アアーッ加速!
”彷徨する者”モモ:ぎえええええ
蔵馬屋 敏樹:セットアップで《獣王の冠》Lv12を発動
蔵馬屋 敏樹:行動済みになる代わりにアイホートヤンキーと雛ジャームの与えるダメージを+60します
GM:ではイニシアチブです 何もなければ矢郷くんの手番だ!
矢郷隆二:ふええ
別天ネムレ:イニシア行動、《裏切りの真名》! このエフェクトに命中判定はなく、対象はリアクションも不可。従ってこのままHPダメージを出します。
別天ネムレ:対象、アイホートヤンキー&一万匹の雛
”彷徨する者”モモ:力の法則!
ダメージロールを+5D

system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:136 → 140
別天ネムレ:12D10 これに対象の侵蝕率÷10(端数切り捨て)の固定値がダメージだ! (12D10) > 67[5,7,8,7,1,8,9,6,2,8,2,4] > 67
GM:アイホートヤンキーが120、雛が100なので
GM:全滅!
別天ネムレ:やった!
”彷徨する者”モモ
別天ネムレ:オラーッ矢郷さん、トシとタイマンだーっ!
”彷徨する者”モモ:やったー!
別天ネムレ:そして私は恐怖の侵蝕率ダイス
別天ネムレ:4D10 (4D10) > 26[2,7,7,10] > 26

▼エンゲージ
(蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、広木[9]、矢郷[13])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

別天ネムレ:がふっ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:136 → 162
GM:矢郷さん手番どうぞ!
矢郷隆二:おす!!
矢郷隆二:マイナーでトシのエンゲージまで接敵!

▼エンゲージ
(矢郷[13]、蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、広木[9])
   10m
(モモ[6])
   10m
(王佐[12])
[]内は行動値

矢郷隆二:メジャーで《マルチウェポン》!
蔵馬屋 敏樹:来い!
矢郷隆二:6dx+15+21+20 (6DX10+56) > 9[3,3,4,5,9,9]+56 > 65
蔵馬屋 敏樹:リアクション
『Do or Die』:《復讐の刃》

蔵馬屋 敏樹:34dx7+10 (34DX7+10) > 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,9,10]+10[1,6,6,6,6,6,6,10,10,10]+6[4,5,6]+10 > 36
矢郷隆二:この野郎!
蔵馬屋 敏樹:40+1d10+4d10 ドツキ合いじゃあ! (40+1D10+4D10) > 40+2[2]+15[5,1,4,5] > 57
蔵馬屋 敏樹:装甲有効です!
矢郷隆二:7d10+7+21+20+7+21+20+5 (7D10+7+21+20+7+21+20+5) > 32[2,5,4,1,8,2,10]+7+21+20+7+21+20+5 > 133
蔵馬屋 敏樹:おごーっ!
別天ネムレ:ひょえーっ
”彷徨する者”モモ:すげえええ!
矢郷隆二:そして57ダメなら!
蔵馬屋 敏樹:108通し……かなりやばい!
矢郷隆二:装甲がなんか50あるので!!耐える!!
別天ネムレ:つっよ
矢郷隆二:王佐パワー
蔵馬屋 敏樹:7点しか通らないだとぉッ!?
蔵馬屋 敏樹:累積629点です!
蔵馬屋 敏樹:では次王佐さんってところでセーブしましょうか
別天ネムレ:はーい!
王佐(ワン・ズゥォ):はーい
蔵馬屋 敏樹:次回でデータの決着はつくと思うので演出を練りながら演出パート準備しておいてください
矢郷隆二:おす!!
”彷徨する者”モモ:了解です
別天ネムレ:いぇす! 三十日九時半!
蔵馬屋 敏樹:次回は三十日九時半! よろしくね!
”彷徨する者”モモ:了解です!
広木雅斗:はーい!
王佐(ワン・ズゥォ):了解
王佐(ワン・ズゥォ):次回 バフを忘れない事
”彷徨する者”モモ:時間の花メモがあるから大丈夫っすよ!
別天ネムレ:メモアイコン、いつも助かるわあ
GM:では再開!
矢郷くんの手番終わったので王佐さんからです!

王佐(ワン・ズゥォ):はーい
王佐(ワン・ズゥォ):マイナーで戦闘移動
王佐(ワン・ズゥォ):15m前進し怪獣王から15mの位置に

▼エンゲージ
(矢郷[13]、蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6]、広木[9])
    5m
(王佐[12])
    5m
(モモ[6])
[]内は行動値

王佐(ワン・ズゥォ):メジャーでスキルフォーカス&コンセントレイト
王佐(ワン・ズゥォ):炎の弾丸で怪獣王を攻撃します
GM:はい!
GM:ちっ、モモちゃんと一緒に立ってくれればな
王佐(ワン・ズゥォ):んー そうですね プランナーさんのロイスをタイタス昇華して 判定ダイスを+10個しよう
GM:おおっ!
別天ネムレ:ぶっこみだ!
”彷徨する者”モモ:やれやれー!
王佐(ワン・ズゥォ):22dx7+30 (22DX7+30) > 10[1,1,1,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,5,5,5,8,8,8,10]+10[4,4,5,10]+10[9]+1[1]+30 > 71
GM:ではガード!
GM:『Unbreakable』:《イージスの盾》(無敵の肉体Lv1)
王佐(ワン・ズゥォ):8d10+63 (8D10+63) > 51[3,5,10,10,6,5,4,8]+63 > 114
GM:1+4d10 ガード値 (1+4D10) > 1+31[10,7,4,10] > 32
GM:装甲と合わせて42点止め
GM:72点通しです
”彷徨する者”モモ:(C-1……)
蔵馬屋 敏樹:累積ダメージ701で……
王佐(ワン・ズゥォ):あ 忘れてた
蔵馬屋 敏樹:あっ
王佐(ワン・ズゥォ):振り直すと下がるジンクスあるけど
蔵馬屋 敏樹:ではせっかくなので振り直しましょう
王佐(ワン・ズゥォ):振り直していいですか
蔵馬屋 敏樹:どうぞ!
蔵馬屋 敏樹:軽減の数値は42のままでいくね
王佐(ワン・ズゥォ):26dx6+38 (26DX6+38) > 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,4,4,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[3,4,4,5,5,6,6,8,9,9,10]+10[1,2,4,6,7,8]+10[2,5,9]+1[1]+38 > 79
蔵馬屋 敏樹:おなじだこれ
王佐(ワン・ズゥォ):同じですね
王佐(ワン・ズゥォ):なのでダメージダイスはそのままでいいか
蔵馬屋 敏樹:もうこれダメージ振り直さなくて良い気がしてきた(振り直してもいいです)
蔵馬屋 敏樹:じゃあそのままで!
蔵馬屋 敏樹:累積ダメージは701点! まだ立てる!
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] 侵蝕率:127 → 132
system:[ 王佐(ワン・ズゥォ) ] タイタス:0 → 1
蔵馬屋 敏樹:さあ来な広木!
広木雅斗:ンダラァ!
広木雅斗:オレの時代(ターン)
GM:立っては居るが流石に疲弊してるぞーっ!
広木雅斗:マイナーアクション:『いつもギリギリギリギリギリギリを求めて』
広木雅斗:戦闘移動!トシのエンゲージに!

▼エンゲージ
(矢郷[13]、広木[9]、蔵馬屋[5])
   10m
(ネムレ[6])
    5m
(王佐[12])
    5m
(モモ[6])
[]内は行動値

広木雅斗:メジャーアクション コンボ『RED RAIN』
広木雅斗:《コンセントレイト:エグザイル》+《貪欲なる拳》+《渇きの主》+《ジャイアントグロウス》+《鮮血の修羅》
広木雅斗:対象は・・・トシ!
広木雅斗:モモの支援も入れて・・・判定!
蔵馬屋 敏樹:来やがれ!
広木雅斗:16dx6+8 (16DX6+8) > 10[1,1,1,1,2,2,3,3,4,5,7,7,10,10,10,10]+10[2,3,6,8,10,10]+10[2,5,8,9]+10[4,10]+3[3]+8 > 51
蔵馬屋 敏樹:復讐の刃! ダメージ出しな!
蔵馬屋 敏樹:『Do or Die』:《復讐の刃》
広木雅斗:6d10+32+2d10+2d10 装甲無視 (6D10+32+2D10+2D10) > 30[9,6,6,4,2,3]+32+9[5,4]+6[1,5] > 77
蔵馬屋 敏樹:おっ、お~~~~~~~~~!
蔵馬屋 敏樹:30dx7+10 (30DX7+10) > 10[1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,3,3,5,5,6,6,6,9,10]+6[1,6]+10 > 36
別天ネムレ:おお!?
蔵馬屋 敏樹:40+1d10+4d10 まずはこれを受けてくれ (40+1D10+4D10) > 40+7[7]+20[4,6,7,3] > 67
蔵馬屋 敏樹:その上で蘇生復活!
広木雅斗:ぶっ倒れるな・・・!
蔵馬屋 敏樹:HP1で復活します!
蔵馬屋 敏樹:大した腕だったよ……装甲無視がよく効いた……
別天ネムレ:貫通さえすれば倒れる!
広木雅斗:まずは侵蝕上昇、+20で171に
広木雅斗:160を超えたことでエフェクトレベル上昇・・・鮮血の修羅で受けるダメージが50になる!
蔵馬屋 敏樹:おごぉ~~~~~~!
system:[ 広木雅斗 ] 侵蝕率:151 → 171
system:[ 広木雅斗 ] HP:6 → 0
蔵馬屋 敏樹:ともかく通常HPは削りきりだ!
広木雅斗:あとは・・・やれるよな、ネムレ!
蔵馬屋 敏樹:ギリッッッッッッギリでしたね
蔵馬屋 敏樹:だがその前に
蔵馬屋 敏樹:この男のこれが残ってるんですよ
別天ネムレ:なにぃ
蔵馬屋 敏樹:《加速する刻》
広木雅斗:アァ?!
蔵馬屋 敏樹:そして通常HPを削られたことで新たなエフェクト獲得
蔵馬屋 敏樹:《毒持つ獣》
”彷徨する者”モモ:はあ!?!??!
別天ネムレ:うおい
蔵馬屋 敏樹:全ての攻撃に邪毒がつきます
別天ネムレ:コラーッ
蔵馬屋 敏樹:さて遊ぼうかネムレくん……
広木雅斗:オレは・・・倒れたままだ お前ならやれる!
蔵馬屋 敏樹:では行きますマイナーは無し
蔵馬屋 敏樹:『放射熱線』:《獣の力》《獣王の力》《コンセントレイト:キュマイラ》《増腕》《飛礫》《鬼の一撃》(常時効果で毒持つ獣を発動)
蔵馬屋 敏樹:放射熱線です、放射線も出て細胞に悪いです
対象は矢郷くんとネムレくんです

蔵馬屋 敏樹:30dx7+10 白兵 (30DX7+10) > 10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,2,3,5,5,6,7,8,9,10,10]+10[5,5,6,6,7]+10[10]+3[3]+10 > 53
別天ネムレ:あっ二人かあ!
蔵馬屋 敏樹:リアクションしな!
蔵馬屋 敏樹:ガードするとダメージが+35だ!
矢郷隆二:こんにゃろー!
矢郷隆二:【八重垣】!
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
蔵馬屋 敏樹:きな!
蔵馬屋 敏樹:ではダメージ出しとくので迎撃処理任せたぜ!
別天ネムレ:9Dx+1@7 迎撃! (9DX7+1) > 10[2,2,4,5,6,8,9,9,9]+10[2,4,8,9]+10[3,10]+6[6]+1 > 37
蔵馬屋 敏樹:71+1d10+6d10 装甲ガード有効 ガード時はダメージ+35 (71+1D10+6D10) > 71+3[3]+37[5,9,6,7,9,1] > 111
別天ネムレ:んんっ、ガード抜けるか!?
矢郷隆二:ぐおー!!
別天ネムレ:4D10+16 迎撃ダメージ! (4D10+16) > 28[6,9,3,10]+16 > 44
蔵馬屋 敏樹:攻撃を受けると邪毒3が入ります!
蔵馬屋 敏樹:オゴーッ!
蔵馬屋 敏樹:その迎撃で落ちる……が!
別天ネムレ:が!?
矢郷隆二:ガード値92!王佐装甲42!UGNボディアーマー8!合計142軽減!!
蔵馬屋 敏樹:???????
別天ネムレ:カッチカチやな
蔵馬屋 敏樹:《魔獣の証》
別天ネムレ:ぉぅ
蔵馬屋 敏樹:HP50で復活します
別天ネムレ:おいいいいいいいいいい!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:162 → 169
”彷徨する者”モモ:はあ!?!?!?!?
蔵馬屋 敏樹:私の負けです
別天ネムレ:あっ、鮮血の修羅
蔵馬屋 敏樹:鮮血の修羅の確定圏内だ
広木雅斗:50もあるなんて・・・いったいどうやって削れば・・・
矢郷隆二:111+35で146ダメ、これでも生きていますが。4点受けてかろうじて生きてますが。
蔵馬屋 敏樹:やった!!!!!!じゃあ矢郷くん邪毒Lv3受けたんですね!!!!!
別天ネムレ:矢郷さんすっげ……
蔵馬屋 敏樹:HP満タンじゃねえか!!!!!!!
蔵馬屋 敏樹:かった!!!!!!!!!
蔵馬屋 敏樹:かったいわ!!!!!!!
矢郷隆二:ごめん。ネムレくんのロイスを切って
別天ネムレ:あ、ネムレはHP0で戦闘不能。そのまま寝ます!
蔵馬屋 敏樹:! ?
矢郷隆二:白兵値をさらに10あげます。
矢郷隆二:完全に!弾く!!
別天ネムレ:うおおおおおおおおおお
蔵馬屋 敏樹:ぐあああああああああああ!
”彷徨する者”モモ:流石だぜ
蔵馬屋 敏樹:ではクリンナップと共に
蔵馬屋 敏樹:蔵馬屋敏樹陥落!



最終防衛地点“有明JCT”
vs旧支配者“蔵馬屋敏樹”
勝者 別天ネムレ・モモ・広木雅斗・矢郷隆二・王佐



蔵馬屋 敏樹:皆さんの勝利です!!!!!
おめでとうございます!!!!!!!

蔵馬屋 敏樹:ってところで、演出やっていきましょうか
別天ネムレ:おめでとうございますどちくしょう!
矢郷隆二:やったぜルシファー
”彷徨する者”モモ:成し遂げたぜ
広木雅斗:・・・勝利だ!
王佐(ワン・ズゥォ):イエイイエイ
別天ネムレ:ひでえ目にあったが、熱いラストだった……
広木雅斗:行こうぜ・・・果てにな!
GM:よし!

蔵馬屋 敏樹:「___/¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯Z__■■■■!!!!!!!!!!」
蔵馬屋 敏樹:耳をつんざくような巨獣の雄叫びが大地を揺らす。
蔵馬屋 敏樹:それは単純な威嚇行為。
蔵馬屋 敏樹:誰よりも強大な敵がいると分かっていればこそ――狙うは、広木雅斗。
蔵馬屋 敏樹:そう、己の神性を“殺し”得る唯一の男!
広木雅斗:「へえ、そんなデカい図体になってもよォ・・・!」
広木雅斗:「そういうとこは変わんねえなトシ」「なら、オレは」
広木雅斗:「応えて!!!」
広木雅斗:「やるぜ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「LUCIFERァアアアアアアッ!」
広木雅斗:ぶつけられる咆哮を打ち消すように、男が1人、吠える
蔵馬屋 敏樹:荒ぶる雄叫び、活性したレネゲイドが通じ合う。
広木雅斗:湧きたつレネゲイドを、抑えもせず
広木雅斗:「戦争(ケンカ)の時間だァァァァ!!!!」
広木雅斗:”マスターブラッド”の、血の宴が幕を開ける!
”彷徨する者”モモ:巨大で、強くて、ゴツゴツしたかたちのそれを仰ぎ見る。
なんて途方もなく、なんて美しい。

”彷徨する者”モモ:「おおきいってことは、ちいさいものが見えにくくなってしまうのよ」
ルールから零れ落ちるしかなかった不良達のための力ではなかったのか。

”彷徨する者”モモ:「よし、みんな。おねがい!」
星の時間を観測する。
その間隙を縫うように、全員の背中を押すように声をかけた。

矢郷隆二:「おお!!」
矢郷隆二:「ビッと行くぜオラァ!!」
矢郷隆二:駆ける!
矢郷隆二:駆ける!駆ける!駆ける!駆ける!駆ける!駆ける!駆ける!駆ける!
蔵馬屋 敏樹:「待ってたぜ……リュージィ!」
蔵馬屋 敏樹:巨大な尻尾を振り回し、隆二の迫る方向を薙ぎ払う。
矢郷隆二:「待たせたな!トシィッ!!」
矢郷隆二:ガッッ!!
矢郷隆二:蹂躙の象徴とも言える怪物の尾が矢郷に直撃する!!
矢郷隆二:「……そうじゃ、ねえだろ!!」
蔵馬屋 敏樹:(軽い――否、違う!?)
矢郷隆二:しかし、それを徳の象徴たる舜の木刀で受け止め
矢郷隆二:「俺をぶっ倒してえならよおお!!」
矢郷隆二:「拳で!!」
矢郷隆二:「こいやあ!!!」
矢郷隆二:聖を司る堯の木刀にて!その尾っぽを弾き返す!!
矢郷隆二:「アアアアアアアッッッ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」
蔵馬屋 敏樹:信じがたい光景だった。
蔵馬屋 敏樹:1/100にも満たぬような小兵の木剣が、巨竜の尾を打ち上げた。
蔵馬屋 敏樹:だが、信じていた。
矢郷隆二:その信頼に応えるように
蔵馬屋 敏樹:だから、すでに全身を固めていた。高速で金属を加工する特殊環境バクテリアが、その体表に甲殻を作り上げている。微生物との共生だ。
蔵馬屋 敏樹:「――来いよ」
矢郷隆二:尾を弾き返した反動を利用し、
矢郷隆二:一気に、トシの眼前へと跳ね上がる!!
蔵馬屋 敏樹:もう一度、誘う。
矢郷隆二:「今度こそ!!」
矢郷隆二:「てめえを、止める!!」
蔵馬屋 敏樹:「止まってやるよ! 止められるならなあ!」
矢郷隆二:二振りの木刀。かつて二人で無数の敵を叩きのめし、道を切り開いてきたその木刀で
矢郷隆二:別離の時に、俺がやられたように
矢郷隆二:道を違えた時に、トシが覚悟を示したように
矢郷隆二:俺も
矢郷隆二:今度こそ、自分の道を示してみせる!!
矢郷隆二:「らああああああああ!!!」
矢郷隆二:先へ!
矢郷隆二:トシに背負われるのではなく!
矢郷隆二:トシの先へと、進むために!
”彷徨する者”モモ:矢郷隆二の頭は冴え渡っていた。
彼の本来の知性は、煮えたぎった心とは裏腹に、冷静にして静まり返っていた

”彷徨する者”モモ:この騒がしい状況とは裏腹に、まるで体感「時間」を引き伸ばすように。
矢郷隆二:まるで普段の喧嘩と何も変わらないかのように
矢郷隆二:二振りの木刀が、トシの頭蓋へと喰い込んだ
矢郷隆二:「モモォッ!!!」
矢郷隆二:こいつと出会ったばかりの俺だったら、余計なことをするなと叫んだだろう。
矢郷隆二:トシと決着をつけることだけに執着していた俺だったら、タイマンの邪魔をするなと怒鳴っただろう
矢郷隆二:「こっからだ!!ガンガン行くぜ!ダチ公!!」
蔵馬屋 敏樹:「――ッ!」
蔵馬屋 敏樹:揺れた。一瞬意識が薄れるが、踏みとどまる。
蔵馬屋 敏樹:ニ タ ァ
蔵馬屋 敏樹:「 応 よ ! 」
矢郷隆二:共に戦う戦友たちに向けて、特攻隊長が叫んだ
蔵馬屋 敏樹:友という言葉の意味など、もうわからなくなりつつあるというのに。その言葉が己に向けられたものではないと気づかないで。
蔵馬屋 敏樹:その獣は笑っていた。
王佐(ワン・ズゥォ):「やれやれ」
王佐(ワン・ズゥォ):「どこまでデカいんだろうね」
王佐(ワン・ズゥォ):「その体で全てを踏み潰すつもりか」
王佐(ワン・ズゥォ):「でも、だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「それでも、だ」
蔵馬屋 敏樹:突風。ただ息を吸ったそれだけで。
王佐(ワン・ズゥォ):手を空に掲げる
蔵馬屋 敏樹:王佐の仕掛けてくるであろう何かを、彼は理解していた。
王佐(ワン・ズゥォ):「僕は風向きを変える事はしない」
王佐(ワン・ズゥォ):「ただ、そこにある物を燃やすだけだ」
蔵馬屋 敏樹:体内で微生物による可燃ガスの生成。そして、核融合細胞の高エネルギーで着火。吐息によるその射出。即ち――火炎放射。
王佐(ワン・ズゥォ):「群れであれば崩し、策で繋止めた巨体ならば逃がすことなく」
王佐(ワン・ズゥォ):赤熱する鎖が
王佐(ワン・ズゥォ):怪獣の巨体に絡みつく
蔵馬屋 敏樹:神であると同時に、神の力を奪われた今の彼に、その鎖を逃れる術はない。
王佐(ワン・ズゥォ):「僕は覇王をも川底に沈める者」
王佐(ワン・ズゥォ):「その策を持つ者」
王佐(ワン・ズゥォ):「沈め!連環縛鎖!」
王佐(ワン・ズゥォ):空に出現した幻想の船団から
王佐(ワン・ズゥォ):無数の火矢が降り注ぐ
蔵馬屋 敏樹:「ガッ……あああああああ゛あ゛あ゛あ゛!」
蔵馬屋 敏樹:用意した火炎放射を用いて火矢を吹き飛ばそうと足掻くが、数が間に合わない。
蔵馬屋 敏樹:手足に魔術を込めた火矢を受け、再生の為にエネルギーリソースを奪われ始める。
王佐(ワン・ズゥォ):「この程度で堕ちるとは思わないんだけどな」
広木雅斗:「じゃあ”もっと”・・・だよなあ!」
広木雅斗:音もなく広げられる血濡れの翼
蔵馬屋 敏樹:全身の筋肉を隆起。漆黒の表皮を硬化させ、サイズと筋肉の暴力によって魔術と焔を吹き飛ばす。
蔵馬屋 敏樹:来る。
蔵馬屋 敏樹:来る。
蔵馬屋 敏樹:来る!
蔵馬屋 敏樹:広木雅斗が! 死が! やってくる!
蔵馬屋 敏樹:「___/¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯Z__■■■■!!!!!!!!!!」
広木雅斗:思うままに、果てなく、伸び行く翼が、
広木雅斗:怪獣王の肉体に触れる
広木雅斗:対抗種の血が、特殊環境バクテリアによる装甲を蒸発させ
広木雅斗:巨体に打ち付けられ、楔となる!
蔵馬屋 敏樹:「――がら空きだぜ」
広木雅斗:「恐慌(ビビ)ってねえよなトシィ!!!」
蔵馬屋 敏樹:装甲は確かに通り抜ける。防御は間に合わないだろう。だがこの間合ならば。
蔵馬屋 敏樹:翼を肉体に取り込み、一気に“啜る”。
蔵馬屋 敏樹:獣の頑健なる臓腑を持って、毒と知ってそのレネゲイドを飲み干す。
蔵馬屋 敏樹:「あったりめえだぁ! 馬鹿野郎!」
蔵馬屋 敏樹:致命傷上等で毒ごと捕食。広木雅斗の命を刈り取る!
広木雅斗:血が、肉が失われる
広木雅斗:無限に形を変えるこの力を持ってしても、その命には限りがある
広木雅斗:「まだ・・・まだ戦る気だよなトシ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「足りねえぞ……俺を殺すにはこの程度じゃあ足りねえ!」
蔵馬屋 敏樹:「百倍持ってきやがれってんだぁ!」
広木雅斗:「1億倍ぶつけてやらぁ!!!」
広木雅斗:怪獣王の生命力を見て、刹那に思考が巡る
広木雅斗:(ああそうだ)
広木雅斗:(恐れ知らずで、誰にも負けない強さもあって)
蔵馬屋 敏樹:(怖いもんがねえんだろうな、それに一人でも強ぇ)
広木雅斗:(それがトシだよ)(それが、お前らしい)
広木雅斗:(でもそれは・・・間違ってる)
蔵馬屋 敏樹:(俺も憧れた)(けどお前は居なくなった)
広木雅斗:(お前がそうなりたいと思うのは間違ってねえ)(でもお前がそうまでして戦うのは間違ってる・・・!)
蔵馬屋 敏樹:(もう誰も失いたくないと思ったのは――お前が居たからだぜ)
蔵馬屋 敏樹:「まぁあさぁああとぉおおおおおおおお!」
広木雅斗:「・・・・・・・・・トシ!」
蔵馬屋 敏樹:(俺は強く生きる。強く、誰より、強く!)
蔵馬屋 敏樹:全身から血を吹き出しながら、なお叫ぶ。
蔵馬屋 敏樹:もはや行き場の無い思いを叩きつけるように。
”彷徨する者”モモ:彼らの盛大な喧嘩を見ながら、モモはそれを羨ましいと思ってしまった。
”彷徨する者”モモ:死者の国の女王、迷宮の巫女、優しい目をした神
”彷徨する者”モモ:友人を得た、そしてワガママを言って喧嘩をするまでもなく別れてしまった
”彷徨する者”モモ:「大丈夫」
”彷徨する者”モモ:「だって、『答えは何時も、貴方の胸の中にある』のだもの」
”彷徨する者”モモ:花が咲いていく、怪獣が咲かせる花ではない。
自然のものではない、何処のにもない全ての人が持っている花

”彷徨する者”モモ:「このあたしと、あたしのダチ公の覚悟に勝てるものならやってみなさい!」
蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」
蔵馬屋 敏樹:「吠えたな寝坊助が!」
”彷徨する者”モモ:「うるさいわね、石頭!!」
”彷徨する者”モモ:雑なレスバ! 見ればわかるが、怪獣化した彼の頭は石より硬い!
蔵馬屋 敏樹:「覚悟しとけよ! 俺の石頭は! 地球(ホシ)より硬ぇぞっ!」
蔵馬屋 敏樹:分かる。
蔵馬屋 敏樹:周囲を飛び交うレネゲイドが賦活されている。
蔵馬屋 敏樹:あの■■■ー■の少女がそう願ったのだろう。
蔵馬屋 敏樹:そうあれかし、そう祈るだけで全てが現実となる力は恐ろしいと思う。
蔵馬屋 敏樹:だが、全てを踏み潰し、踏み越えるこの肉体で穿けばいい。
蔵馬屋 敏樹:元よりそれ以外してこなかったのだから。
蔵馬屋 敏樹:「だから――お前だ! ネムレ! そこのチビ助の分まで俺と喧嘩してもらうぜ!」
別天ネムレ:「ご指名どうも」ひらりと手をふる。
別天ネムレ:ヤンキー漫画はずいぶんと読んだはずだけど、いつの間にか彼らの流儀を学んだモモと違い、自分自身がヤンキーらしく振る舞うのは、どうも上手くいかない。
別天ネムレ:彼にはちゃんと、ヤンキーの流儀で挑むのが礼儀ではないかとも考えた。けれど、それももういいやと吹っ切る。
別天ネムレ:自分はただの睡魔(スリーピング・デーモン)
別天ネムレ:蔵馬屋敏樹、怪獣王の黒い巨躯を見た時は思わず震えた。自分の中に潜む輪廻の獣、似ても似つかぬあれの果てを、見せられたような気がして。
別天ネムレ:でも……自分は蔵馬屋敏樹ではないし、輪廻の獣は怪獣王にはならない。なれない。レネゲイドに自己を凌駕された、その終着点という点では同じでも。
別天ネムレ:「人は枕を同じくしても、見る夢はそれぞれに異なる――同床異夢。あなたの夢はオレの夢ではないし、皆が見た夢も、それぞれに違う」
別天ネムレ:「誰も彼もを際限なくまきこむ悪い夢は、これで終わりにしよう」
別天ネムレ:ぐるりと周りを旋回する魔眼。それは以前までと違って、近接での戦い方を覚えた動き。
蔵馬屋 敏樹:「こえーのか?」
蔵馬屋 敏樹:「それじゃあ俺は」
蔵馬屋 敏樹:ドン、と四股を踏み。
蔵馬屋 敏樹:「落とせねえ!」
蔵馬屋 敏樹:超質量、特異点(シンギュラリティポイント)ならではの先読み、それが可能とした巨体と速度の両立。。
別天ネムレ:揺れる大地に、ふわりと体が浮き上がる。自身の魔眼を足場にし、問題なし。照準よろし。
蔵馬屋 敏樹:近づくネムレに対し、純粋な質量と速度で襲いかかる。
別天ネムレ:当てられる――否、相手に避ける気が無い。
別天ネムレ:魔眼がゴムのように伸び、しなやかに変形して蔵馬屋に投射。矢のように? いや、その形は巨大な剣!
別天ネムレ:「固い殻ほど、中身はやわい、と言うぞ!」
蔵馬屋 敏樹:多少の損傷は治療ができる。だったら、恐れることはない。
別天ネムレ:ぎゅり、と鼓膜がねじ切れそうな重たい不協和音。
蔵馬屋 敏樹:剣に向けて、まっすぐ、まっすぐ。
蔵馬屋 敏樹:――だが、その巨体が何かに阻まれる。
別天ネムレ:巨体に向けて密度を高めたレネゲイドが、物理的な眠気となって脳髄を揺らす。
蔵馬屋 敏樹:「あっ!?」
別天ネムレ:(王佐さんの防御呪文か)
蔵馬屋 敏樹:突撃が空中で何かに止められる。続いて、眠気により足が一時的に止まる。
蔵馬屋 敏樹:突撃が、終わる。
蔵馬屋 敏樹:「な、に、を……!?」
別天ネムレ:要塞のような安心感と評したが、あの怪獣王の攻撃を受け止めてなお不動。本当に恐るべき魔術だ。
別天ネムレ:「あなたが敵でなくて良かった、ともう一回感謝しますよ」
別天ネムレ:王佐に向けてつぶやきながら、睡魔の剣をその場で振り抜く。
別天ネムレ:意識をわずかに刈り取りはするだろう。体力も削るだろう。だが、怪獣王はこんなものじゃない。まだ止まらないと感じる。
別天ネムレ:「巨大な体に見合う寝床を作るまで、さて、あとどのぐらいかかるか、な……」
蔵馬屋 敏樹:(くそっ、やっぱ魔術ってのは苦手だ……!)
蔵馬屋 敏樹:「___/¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯Z__■■■■!!!!!!!!!!」
蔵馬屋 敏樹:だからやることは単純だ。
蔵馬屋 敏樹:苦手なら、力押しで片付ける。
蔵馬屋 敏樹:蔵馬屋敏樹の、“攻撃”だ。
蔵馬屋 敏樹:――息を吸う。
蔵馬屋 敏樹:漆黒の巨体の中で、唯一白く輝く部位――背鰭。
蔵馬屋 敏樹:全身の細胞で発生した核融合の熱エネルギーがその位置へと収束していく。
広木雅斗:「なんだビカビカと・・・!」
蔵馬屋 敏樹:キュマイラシンドロームのオーヴァードにしばしば確認される『火炎袋』なる器官と同様に、その背鰭にはエネルギーの収束と放射を行う機能が存在した。
蔵馬屋 敏樹:目を見開き、叫ぶ。
蔵馬屋 敏樹:純白の背鰭が頭部に近い位置から紫色に変色・発光を始め、同時に頭上へと無数の光帯を発射する。
蔵馬屋 敏樹:いかなる不条理によってかそれは天空で屈折、進路を変えて炎の雨となって周辺へと降り注ぐ。
蔵馬屋 敏樹:瓦礫がとろけ、煙が上がる。
蔵馬屋 敏樹:遅れて聞こえる爆発、爆風、頬をかすめる瓦礫。
蔵馬屋 敏樹:破壊が、一同へと迫る。
矢郷隆二:「な、めんなあああああ!!!」
矢郷隆二:爆風を、破壊を!
矢郷隆二:ド根性で切り裂いていく!
矢郷隆二:「そんなもんかよ!!てめえの最強ってのはよお!!」
矢郷隆二:燃やされながら、傷つきながら、それでもなお心は折れない!曲がらない!
別天ネムレ:自分のやることは変わらない。
別天ネムレ:先ほど迎撃の構えを取った魔眼に、その動きを反復させる。伸縮、投射、睡魔の剣。
別天ネムレ:攻撃から身を守ることなど考えていない、捨て身の技。
別天ネムレ:――それでいいのか?
別天ネムレ:獣がささやく。怪獣王の声で。――びびってんのか?
別天ネムレ:(お前に……頼らなくてもっ)
別天ネムレ:その先は、意識が刈り取られ、真っ白になった。
王佐(ワン・ズゥォ):「既にある物はとことんまで使い尽くすのさ。軍師と言う生き物は基本的には貧乏性だからねぇ」
王佐(ワン・ズゥォ):怪獣王を呼び出した族車陣が回転する。
”彷徨する者”モモ:熱線と爆風に煽られて、長い髪の毛先が焦げ、舞い上がる。
その力に吹き飛ばされて、小さな体は地面から持ち上がり叩きつけられる。

王佐(ワン・ズゥォ):「族の攻撃を招き入れ殺す!これぞ暴走八門金鎖の陣!」
王佐(ワン・ズゥォ):光の奔流が陣の中で分散し各種の門へ逸らされていく
蔵馬屋 敏樹:「族車(クルマ)懸りか……面白ぇ!」
蔵馬屋 敏樹:怪獣王が吠える。嗤う。唸る。
”彷徨する者”モモ:罰なのかもしれない、自らに向き合わず
大事な人に自分の醜い本性から目をそらすから

”彷徨する者”モモ:だけど。
立ち上がる、待っていて。
あたしは必ず家族と向き合わなければいけないし、自分の本性を伝えなければいけない

”彷徨する者”モモ:「舐めないで」
”彷徨する者”モモ:あたしは、絶対に負けない
蔵馬屋 敏樹:「そうだ。そうだそうだ。まだ見せてなかったよなあ……俺の、奥の手」
蔵馬屋 敏樹:天上より睥睨する。
蔵馬屋 敏樹:大軍師を。
蔵馬屋 敏樹:無二の■■を。
蔵馬屋 敏樹:同じく人類の邪悪を背負った好敵手を。
蔵馬屋 敏樹:不倶戴天の■■る■を。
蔵馬屋 敏樹:そして――己と同じ獣を秘める英傑(ヒーロー)を。
蔵馬屋 敏樹:「聖徳館高校――課外授業の時間だァッ!」
蔵馬屋 敏樹:それが――人間の言葉として聞こえたのかは分からない。
蔵馬屋 敏樹:だが、遥か上位に君臨するジャームロードの雄叫び、力を分け与えた旧支配者の呼び声に応じぬ眷属(ジャーム)は居ない。
アイホートヤンキー:「ハハッ! 待ってましたよ兄貴! 兄貴ご自慢四天王一の忠誠心の持ち主がかわいい舎弟どもとねぇ~~~~~!」
アイホートヤンキー:白い体に赤い複眼。
邪神ヤンキーA:「おめえら! まだやれるよなあ!」
広木雅斗:《ブラッドリーディング》。怪獣王の血を通じ、その咆哮に込められた意味を理解する
邪神ヤンキーB:「任せてくださいよ、追試と補習は俺たちの専売特許じゃないっすか!」
広木雅斗:「聖徳館は・・・随分先進的な授業してんだな・・・」
蔵馬屋 敏樹:集う。群れ集う。地獄の首都高速決戦から落ち延びた聖徳漢残党――その数一万! 個々は弱小なれど枷無き眷属(ジャーム)のレネゲイドが間断無く襲い来たならば敗北は必定!
蔵馬屋 敏樹:此処が最後の晴れ舞台。暴走王の名の下に、夢見る暴走族(ヤンキー)が群れ集う!
蔵馬屋 敏樹:「俺の力!」
蔵馬屋 敏樹:「俺の一番の力は! 俺が進む限り追いかけてくれる奴らが居ることだ!」
蔵馬屋 敏樹:「覚悟決めやがれヒーロー共ォ! 真っ向から相手してもらうぜぇッ!」
蔵馬屋 敏樹:オールヤンキー 大 進 撃 !
広木雅斗:「・・・このままじゃ・・・やべえよな」
広木雅斗:「”策”、あるか?フォーリンスターさんよ」王佐に
王佐(ワン・ズゥォ):「策?」
王佐(ワン・ズゥォ):「んー」
王佐(ワン・ズゥォ):「軍師の策というのは、基本的に」
王佐(ワン・ズゥォ):「戦いの前に終わっているものさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「その場しのぎの小手先の」
王佐(ワン・ズゥォ):「詐術が必要かというと」
王佐(ワン・ズゥォ):「”今”は必要ないねぇ」
王佐(ワン・ズゥォ):「本当に、尊い犠牲の価値は十分さ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達の周囲にある守護は、ね」
王佐(ワン・ズゥォ):(後で何を要求されるか怖いんだけどね)
広木雅斗:「あの大群がどうにかなんなら・・・いい・・・ハァ・・・」
アイホートヤンキー:「なっ、馬鹿な!? 俺の呼び出したヤンキー軍団が止まってる!?」
蔵馬屋 敏樹:「力が足りねえなら分けてやるよ! この、聖杯でなあ!」
蔵馬屋 敏樹:巨竜の胸が輝き、群れ集う異形たちに輝きが降り注ぐ!
蔵馬屋 敏樹:「___/¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯Z__■■■■!!!!!!!!!!」
矢郷隆二:「バカ……ヤロウ……!!!」
矢郷隆二:「まだそんなもんに頼るのかよ!!」
蔵馬屋 敏樹:邪神ヤンキー軍団、一人ひとりのレネゲイドを賦活し、そして――。
矢郷隆二:その叫びは、怪獣王となった友の咆哮にかき消される
蔵馬屋 敏樹:「リュウジ! こいつら一体一体が! 普段のてめえの防御ならぶち破れる!」
蔵馬屋 敏樹:「けど、越えるよなあ! 今のお前なら!」
蔵馬屋 敏樹:「越えてくれよ! お前が!」
蔵馬屋 敏樹:「なぁあ!!」
別天ネムレ:最悪だ。最悪な気分だ。悪夢から目覚めたら、そこもまた悪夢だったような。
別天ネムレ:あたり一面がアポカリプス。まさに破壊と荒廃の顕現。自分が獣の力を使っていれば、一撃をしのぐことは出来たのではないか?
別天ネムレ:意識を刈り取られた瞬間、少女の小さな体が吹き飛んでいくのが、視界の片隅に見えた。目が覚めて、彼女の姿にそれが気のせいなどではないと突きつけられた。
別天ネムレ:最悪だ。
別天ネムレ:でも、そんな時に聞こえた。「舐めないで」という声が。
別天ネムレ:認めよう、自分はびびっている、あの怪獣王に、自分の中の獣に。それは自分自身の弱さ。でも――獣を使えば何もかも解決するほど、この事態も、今、ともに戦っている人たちも、やわじゃない。
別天ネムレ:舐めるな、別天ネムレ。敵を、仲間を、自分自身を。
別天ネムレ:そう思うと頭が不意にクリアになった。完全に〝目が覚めた〟感覚。そう、ことは獣の力を使うか・使わないかの理屈ではない。
別天ネムレ:目の前に広がる無数のアイホートヤンキーたち。怪獣王は、わわざわざこいつらに何をした? 〝レネゲイドの賦活〟だ。ご丁寧にも、それは。
別天ネムレ:自分の得意分野じゃないか。
別天ネムレ:「びびんなよ、怪獣王」
アイホートヤンキー:「見つけたぞヒーロー! てめえからぶちのめしてトシさんに褒めてもらうんだ!」
アイホートヤンキー:純白の巨体が、無数の足でアスファルトを砕きながらネムレへと迫っていた。
別天ネムレ:ウロボロスシンドロームは、レネゲイドに干渉する。中でも、別天ネムレの奥の手は、対象のレネゲイドに干渉し、暴走自滅を誘う。それは侵蝕率が高ければ高いほど致命傷となる!
別天ネムレ:魔眼が破裂し、黒い霧と化す。それは無数の極小魔眼となり、一万体のアイホートヤンキーたちを覆うまで瞬きの間。
別天ネムレ:飲まれたものは宇宙の深淵がごとき闇を見るだろう。上も下も右も左も分からない虚無の中で、強制的な眠りに陥る。
別天ネムレ:闇のごとき霧が晴れた時、立っているのは怪獣王だけだった。
アイホートヤンキー:「ア゛――ア゛ァ!?」
アイホートヤンキー:「足がっ、ごっ、動か……」
別天ネムレ:「怪獣王なら、数を頼みにするのは、やめておけ」そう言い放った。
アイホートヤンキー:「やめろ、やめろ、まだ止まりたくねえ……!」
アイホートヤンキー:「俺は、まだ、ついていきてえんだ」
アイホートヤンキー:「あいつらも、俺も、連れてってくれ」
アイホートヤンキー:「連れてってくれよ、トシさん……ト……」
アイホートヤンキー:崩れ落ち、解けるようにして巨大な白い異形が崩れていく。
蔵馬屋 敏樹:その有様を睥睨して、静かに目を瞑る。
”彷徨する者”モモ:その言葉を、崩れる肉を慰めるように
足元には、彼のための、彼だけへの。
彼の怪獣王が咲かせたものではない『花』が咲いていた

蔵馬屋 敏樹:「……今度こそ、たった一人か?」
蔵馬屋 敏樹:ああ、もっと、俺が――強ければ。
蔵馬屋 敏樹:痛みよりも、その感情が今は勝る。
蔵馬屋 敏樹:「一人――か」
矢郷隆二:「一人じゃ、ねえ。」
矢郷隆二:「俺がいる。」
蔵馬屋 敏樹:「――ッ!」
矢郷隆二:己の存在が、緩やかに、希薄になっているのがわかる。
矢郷隆二:"蔵馬屋敏樹"という時代
矢郷隆二:俺たちの黄金時代に、終焉が近づいている。
蔵馬屋 敏樹:(リュージ、お前まで、消えるのか……?)
矢郷隆二:「てめえは、バカだからな。」
矢郷隆二:「知らなかったんだろ。」
蔵馬屋 敏樹:(もし、もし、そうなったら俺はもう――)
矢郷隆二:「俺達は、てめえが強いから着いてきたわけじゃねえ。」
蔵馬屋 敏樹:「なんだよ、今更……!」
蔵馬屋 敏樹:「じゃあ、だったら……何を……何に……!」
矢郷隆二:「てめえの輝きに魅せられたから、その後を追って走ってきたんだ。」
矢郷隆二:「だから、だから、だから、だから!だからよお!!」
矢郷隆二:「よおく覚えておきやがれ!!!」
矢郷隆二:「俺は生き延びるために戦ってるんじゃねえ!!」
矢郷隆二:「俺とてめえの輝きを、この時代に刻みつけるために!!」
蔵馬屋 敏樹:動きが止まる。
蔵馬屋 敏樹:それは、心無きジャームだった筈の男にわずかに残った黄金の記憶の残滓。
矢郷隆二:「その輝きを失わせないために戦ってんだ!!」
矢郷隆二:「だから!!」
矢郷隆二:「勝手に終わってんじゃねえぞ!!トシィ!!」
矢郷隆二:存在が消え失せようとも、
矢郷隆二:例え全てに忘れ去られようとも
矢郷隆二:俺は、
矢郷隆二:ダチに、
矢郷隆二:一人で全て背負おうとしたこのバカに
矢郷隆二:俺の全てを、刻みつけなくてはならない
矢郷隆二:あの木刀を拾った時、そう誓った!!
矢郷隆二:「トシィィィィィ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「リュウジ……!」
矢郷隆二:巨体を駆け上り、二振りの木刀で
矢郷隆二:ダチの顔面を切り裂かんばかりに振り下ろす!
矢郷隆二:斬りつけるように!刻みつけるように!怪物の仮面の奥に在る、トシの魂に届くように!
蔵馬屋 敏樹:とっさに爪の一撃を繰り出すが、勢いが鈍い。
蔵馬屋 敏樹:切り払われて、二本の木刀の直撃をモロに受ける。
矢郷隆二:「オオオオオオオオオオ!!!!」
矢郷隆二:叫ぶ!叫ぶ!叫ぶ!!己の存在を!知らしめるように!俺たちの輝きが無限となるように!!
矢郷隆二:「来いよ!最強の不良!!」
矢郷隆二:「最強のてめえを乗り越えて!!てめえの全てを背負ってやる!!」
蔵馬屋 敏樹:「良いの……貰っちまった」
蔵馬屋 敏樹:「倒れたくなっちまった。今ので」
蔵馬屋 敏樹:「でもこれで倒れたらさ、お前怒るよなあ……」
矢郷隆二:「ああ、そうだ。」
矢郷隆二:「出し切れよ」
蔵馬屋 敏樹:「だから」両手に力を込め
蔵馬屋 敏樹:「倒れて」足に血管を浮かべ
矢郷隆二:「俺が、てめえに負けた時、みてえによ」
蔵馬屋 敏樹:「やんねー!」尻尾をバネ代わりに大きく飛び上がる!
蔵馬屋 敏樹:「また負かしてやるよ! なあ!」
王佐(ワン・ズゥォ):その姿を遠目に見ている
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らは王ではないが」
王佐(ワン・ズゥォ):「勇士英傑の類である事は間違いない」
王佐(ワン・ズゥォ):「例え、歴史と共に消える運命であったとしても」
王佐(ワン・ズゥォ):「今、この場所、この時に」
王佐(ワン・ズゥォ):「輝ける英雄が退場するのなら」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕が相応しい舞台を用意しよう」
王佐(ワン・ズゥォ):「都市を循環する大河、高速環状線」
王佐(ワン・ズゥォ):「地を埋め尽くす族の大軍」
王佐(ワン・ズゥォ):「炎上する地平」
王佐(ワン・ズゥォ):「今、条件は整った」
王佐(ワン・ズゥォ):「顕現せよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「赤壁炎尽(レッドクリフ・バーンアウト)
王佐(ワン・ズゥォ):その瞬間
王佐(ワン・ズゥォ):天には赤き夕日が輝き
王佐(ワン・ズゥォ):周囲は果てしなき大河が光を反射する。
王佐(ワン・ズゥォ):赤い夕陽を司る様に
王佐(ワン・ズゥォ):炎が水面を走る。
王佐(ワン・ズゥォ):その中央に。
王佐(ワン・ズゥォ):男達がいる。
王佐(ワン・ズゥォ):炎の中に、ただ男達が居る。
王佐(ワン・ズゥォ):それを見守る僅かな人間以外は存在しない。
王佐(ワン・ズゥォ):静寂と炎の空間。
王佐(ワン・ズゥォ):「さあ、決着をつけたまえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「英雄が死ぬ場所は特別でなくてはならない」
王佐(ワン・ズゥォ):確実に訪れる死の呪縛が炎となって。
王佐(ワン・ズゥォ):怪獣王を。
王佐(ワン・ズゥォ):幻想の場に縛りつけた。
矢郷隆二:「ハッ!英雄だとよ!LUCIFER!!」
矢郷隆二:「残念だったな!これで俺様も教科書に載っちまうぜ!」
蔵馬屋 敏樹:「炎網デスマッチだ! わるかねえ! 派手にやろうぜ灰になるまで!」
蔵馬屋 敏樹:巨体を縛められようと、咆哮は止まらない。
広木雅斗:「ハァ・・・晴れて・・・全国の子供に落書きされるようになるわけだ・・・」
蔵馬屋 敏樹:「リュージも、お前も、俺も、喧嘩の腕だけが自慢だった……だったら!」
蔵馬屋 敏樹:「喧嘩で刻もうぜ! 今この時! この場所で!」
広木雅斗:「・・・・・・」叫び続ける巨獣の姿を見上げて
広木雅斗:「ゴハッ・・・!」
広木雅斗:血を吐き出す
広木雅斗:膝を付く
蔵馬屋 敏樹:「広木……!?」
広木雅斗:マスターブラッドとしての能力の使用、その代償は大きく
広木雅斗:強い侵蝕に、精神が、肉体が侵されていく
広木雅斗:(動くのも・・・ままならねえか)
蔵馬屋 敏樹:「もう何もできねえなら――お前も……!」
蔵馬屋 敏樹:体内に秘めたEXレネゲイド“聖杯”が駆動を始める。
蔵馬屋 敏樹:もう信じられないのだ。目の前の男がまた動くなどと。
蔵馬屋 敏樹:ジャームに成り果てた今の彼には。
蔵馬屋 敏樹:「お前も……治して、そっからやりあってやるよ……なあ?」
広木雅斗:「ハ・・・ハハ・・・」
広木雅斗:「すっかり・・・舐められたな・・・オレもよ・・・!」
広木雅斗:「トシもよ!オレの中の”マスターブラッド”もよ!」
蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」
広木雅斗:「直してやるだのそこから先は危険だのよォ!!!」
広木雅斗:「”LUCIFER”に上から語り掛けんじゃねえ!!!!!」
広木雅斗:「オレの運命を決めるのは・・・・・・オレの在り方を決めるのは」
広木雅斗:「オレだけだ・・・オレの力で、オレはどこまでも翔ぶ!!!!!」
広木雅斗:そうだ、誰にも縛られない
広木雅斗:あるがままに、思うがままに
広木雅斗:肉体を操るエグザイルシンドローム
広木雅斗:血液を操るブラム=ストーカーシンドローム。
広木雅斗:自らを縛る(リミッター)を解き放ち
広木雅斗:自らの可能性を拡大させる
広木雅斗:”不可能”という概念をも”殺す”
広木雅斗:”殺戮”の力!



【警告】
 【警告】
  【警告】
星辰大権(インフィニティコード)が起動します───】



広木雅斗:燃え盛る炎の中で、怪獣王と睨み合う巨人

https://www.youtube.com/watch?v=hSoD1fcc_Bg
蔵馬屋 敏樹:「随分とまあピカピカしてんなあ……LUCIFER」
広木雅斗:輝くレネゲイドの銀色の肉体に、赫と黒の紋様が走っている
蔵馬屋 敏樹:鋼の如き尾を地面に叩きつけ、炎に囲まれながら、静かに唸る。
広木雅斗:人の枠を超えた、超人(ウルトラ・マン)
広木雅斗:「AAAAAAA─────!!!!!」
広木雅斗:《ジャイアントグロウス》により巨大化した肉体で、怪獣王に肉薄する!
蔵馬屋 敏樹:神代《Gods' Era》の始まりを告げる、怪獣王。
蔵馬屋 敏樹:「Goaaaahhhhhhhhhhhhh!!!!!!」
蔵馬屋 敏樹:《巨神獣化》で生み出した無敵の肉体で、それを迎え撃つ!

蔵馬屋 敏樹: 激 突 !

広木雅斗:喉元への手刀の連打、受け止める隙を与えない
広木雅斗:「Deya,Deya,Deya───!!!」
蔵馬屋 敏樹:その間にも腹へと拳を叩き込み、爪で銀の表皮を削り引きちぎる。
蔵馬屋 敏樹:「GulllOhhhhhhh――――!!」
蔵馬屋 敏樹:得意の火炎袋は使えずとも、恵まれた体躯とタフネスで巧みな体術を耐えしのぎ、ラフファイトによる執拗な反撃を繰り返す。
蔵馬屋 敏樹:与えられた身体能力から導き出される最も合理的な――獣の戦い方だ。
広木雅斗:皮を削がれようとも、屈しはしない
広木雅斗:肉体の再生を同時に行いながら、絶えず攻撃を続け────
蔵馬屋 敏樹:その中で、手刀に向けて牙が伸びる。
広木雅斗:構わず、手刀を振りぬく
蔵馬屋 敏樹:「ガッ!?」
蔵馬屋 敏樹:黒い口元から赤い血が吹き出す。だが、捉えた。
蔵馬屋 敏樹:白い牙が、銀の刃を確かに取った。
広木雅斗:「aaaaa・・・!」痛みに、一瞬怯む。だが
広木雅斗:『捕まったのは・・・お前もだぜ・・・!』
蔵馬屋 敏樹:「 ! ? 」
広木雅斗:頭部を掴み、地面に叩きつける!
蔵馬屋 敏樹:それでも離さない。
蔵馬屋 敏樹:地面に叩きつけられながら、膨大な熱量を口元に収束。
蔵馬屋 敏樹:(喰らいやがれ――)
蔵馬屋 敏樹:それは太陽表面温度に匹敵する核熱の噴火。
蔵馬屋 敏樹:青白く輝く滅びの光。
蔵馬屋 敏樹:――放射熱線。
広木雅斗:それでも離さない
広木雅斗:『見えるかよ、この、目線───』
広木雅斗:『高い所からじゃ、見えねえだろ・・・何も、よ・・・!』
蔵馬屋 敏樹:(見えてても、救えなきゃ意味がねえんだよ――だから)
蔵馬屋 敏樹:一瞬だ。
蔵馬屋 敏樹:一瞬だけ、瞳に感情の色が灯ったことを広木雅斗だけは見た。
蔵馬屋 敏樹:だがすぐに、滅びの光が広木雅斗を包む。
広木雅斗:「ト、シ────
広木雅斗:光の中で、幾度となく命を奪われる
広木雅斗:しかし、倒れない
広木雅斗:この巨体も、解かない
広木雅斗:なぜなら───
広木雅斗:(オレは・・・オレは・・・)
広木雅斗:肉体の輝きを失い、動けなくなっても
広木雅斗:倒れない
蔵馬屋 敏樹:「限界か……そのまま眠っとけ、LUCIFER」
蔵馬屋 敏樹:巨竜が起き上がり、ネムレと隆二を睨めつける。
蔵馬屋 敏樹:「次はテメーラだ」
蔵馬屋 敏樹:放射熱線の青白い光を口元から漏らす。
蔵馬屋 敏樹:それはかすめるだけで全身の細胞を破壊する猛毒の光。
蔵馬屋 敏樹:遺伝子さえ即座に修復可能な至上の肉体を持つこの男のみが使用可能な最終兵器。
蔵馬屋 敏樹:皮肉にも、広木雅斗との戦いにおいて、この男は更に進化していた。
蔵馬屋 敏樹:「耐えきれるもんなら、やってみやがれ」
矢郷隆二:「ネムレ」
蔵馬屋 敏樹:背鰭に余剰エネルギーを送り込み、発射態勢に入る。
別天ネムレ:巨大化した広木雅斗に呆然としたまま二人の戦いを見守っていたが、矢郷さんの声を受けてそちらへ注意を向ける。
矢郷隆二:「お前は、倒れてもいいんだぜ。」
別天ネムレ:魔眼は迎撃態勢に入っている。防御に徹したところであれには耐えられないだろう。だが、それは。
別天ネムレ:「聞き捨てならない」
別天ネムレ:「なんて、言えれば良かったんですけれどね」
別天ネムレ:これは自分の物語じゃない。
矢郷隆二:「俺は、ここ終わる。」
矢郷隆二:「けど、てめえの戦いは続くんだろ。」
別天ネムレ:ここは彼の時代(ものがたり)だ。
別天ネムレ:戦いはとうにタイマンの様相を呈していない。怪獣王がいて、星の巨人がいて、周りは赤く燃えるどこか遠い幻の世界。
別天ネムレ:それでも、最後の最後に立っているべきなのは、きっと。
別天ネムレ:「ええ。蹴りをつけるのは、あなた方で……その後のことは、オレたちが」
別天ネムレ:「だから、ほら!」
別天ネムレ:「LUCIFER! 寝てる場合じゃないだろ!!」
矢郷隆二:「ああ!そうだ!!」
別天ネムレ:「あんたの物語も、まだ終わっちゃいないんだ!」
矢郷隆二:「てめえのケツぐらい、てめえで拭かなきゃよう!!」
矢郷隆二:「かっこ悪くて、教科書にも載れねえだろうが!!」
矢郷隆二:「後輩共に、俺達のど根性!見せてやろうぜ!」
蔵馬屋 敏樹:燐光と共に極大熱量が放射される。
蔵馬屋 敏樹:まずはネムレと隆二を狙う。勿論、動けなくなっている広木雅斗へのトドメも忘れない。
蔵馬屋 敏樹:「お、ち、ろぉおおおおおおおおおおおおおお!」
蔵馬屋 敏樹:そう叫んだ。叫んだが、彼は見る。
蔵馬屋 敏樹:彼の知る中で最も強い男が、生身で、放射熱線の前に立ちはだかる姿を。
矢郷隆二:なあ、トシ、知ってるか。
矢郷隆二:今のてめえは、最強なんだってよ。
矢郷隆二:だけどなあ、おい、安心しろよ。
矢郷隆二:てめえが、最強だろうが。
矢郷隆二:俺は、てめえの相棒だからよ。
矢郷隆二:だから、てめえの隣に立ち続けてやるからよ。
矢郷隆二:そいつを、この熱線を断ち切って!!
矢郷隆二:証明してやっからよ!!
矢郷隆二:「ラアアアアアアアアアア!!!!」
矢郷隆二:伝説の、二振りの木刀を振り下ろす!!
矢郷隆二:常識的に考えれば、何も意味のない行為
矢郷隆二:だが、その無意味な剣閃が!熱線を斬り裂き、勝利への道を切り開く標となる!
矢郷隆二:それは現実すら改変しうるレネゲイドの起こした奇跡か!
矢郷隆二:否!
矢郷隆二:これが、これが!ド根性だ!!矢郷隆二が信じる!気合と!根性の力だ!
”彷徨する者”モモ:時間の花が散っていく
”彷徨する者”モモ:尋常のものではない力によって急速に枯れていく
”彷徨する者”モモ:だが、それは逆に時間稼ぎのために散っているということの証左だ
”彷徨する者”モモ:「大丈夫よ、立ち上がり続ける意志がある限り。あたしは貴方の背中を押し続ける!」
”彷徨する者”モモ:それしかできない、それだけ。
「ええ、大丈夫。後ろは任せて!」

王佐(ワン・ズゥォ):「姿形は異形であろうとも、英雄の対決は映える」
王佐(ワン・ズゥォ):「思うさまに力を振るえ」
王佐(ワン・ズゥォ):「君達の決着がつくまで」
王佐(ワン・ズゥォ):「この場は維持するくらいの労力は」
王佐(ワン・ズゥォ):「何という事も無いさ、死ぬほど疲れるけどね」
王佐(ワン・ズゥォ):「魂すら燃やし尽くせ」
王佐(ワン・ズゥォ):「一縷の後悔も無いように」
王佐(ワン・ズゥォ):「これは、敗者からのアドバイスだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「負けるにしても勝つにしても、全てを尽くすんだ」
王佐(ワン・ズゥォ):そう呟いて戦いを眺めている。
王佐(ワン・ズゥォ):その輝きを。
王佐(ワン・ズゥォ):憧れのように。
蔵馬屋 敏樹:光だ。光が集っている。彼の優れた知覚器官はそれを光として認識した。
蔵馬屋 敏樹:オーヴァードたちから光が、崩壊した街のそこかしこから光が、広木雅斗へと集っている。本能が警告する。
蔵馬屋 敏樹:来るぞ、彼らの伝説(ヒーロー)が!
広木雅斗:『好き勝手・・・言いやがって・・・』
広木雅斗:『だがよ・・・ありがとな』
広木雅斗:石のように静止し、輝きを失った体が、再び動き出す
広木雅斗:『悔いは残さねえさ───』
広木雅斗:『これに、出せる限りのオレを出し尽くす!』
広木雅斗:「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
広木雅斗:弾けるようなレネゲイドの輝き
広木雅斗:赫く、赫く
広木雅斗:鮮血のような輝きが、全身から腕へと収束し
広木雅斗:『ルシフィーム光線(レイブラスト)ォ!!!』
広木雅斗:怪獣王の破滅の光とぶつかり合う!
広木雅斗:「DeAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
蔵馬屋 敏樹:破滅の光が、押し返される。
蔵馬屋 敏樹:無論物理的にはありえない現象だ――だが。
蔵馬屋 敏樹:レネゲイドならできる。
京香・T・アーミテイジ:小高い丘の上から、女がその激戦を見ていた。
京香・T・アーミテイジ:「祈りや願い、思いに応えるのがレネゲイド、ならば」
京香・T・アーミテイジ:「蔵馬屋敏樹という神が十万人のオーヴァードヤンキーの祈りから得た力を、あの広木雅斗という男が過去と未来から得た祈りで打ち破ったというだけのこと」
京香・T・アーミテイジ:「……」
京香・T・アーミテイジ:その光景に、背を向ける。
蔵馬屋 敏樹:光が眼前に迫る。
蔵馬屋 敏樹:(負ける)
蔵馬屋 敏樹:(俺が、負ける)
蔵馬屋 敏樹:(すげーや、負けるなんて、何時以来だろう)
蔵馬屋 敏樹:(リュージがいつも悔しそうにしてて、それでも立ち上がるのを見てたから、きっと今負けたらガキの頃と比べ物にならないくらいキツイんだろうなって思ってたが……)
蔵馬屋 敏樹:ルシフィームの輝きを前にわずかに微笑む。
蔵馬屋 敏樹:(こんだけやって、負けたっていうならワルかねえな)
蔵馬屋 敏樹:「いや」 悪くない、ではない。
蔵馬屋 敏樹:ガス欠。放射熱線が途切れる。
蔵馬屋 敏樹:光に飲まれる。
広木雅斗:怪獣王の肉体に打ち込んでいた対抗種の血液
広木雅斗
広木雅斗
広木雅斗:ルシフィームにも含まれる対抗種と引かれ合い、そして高濃度のそれらが触れ合った瞬間に
広木雅斗:爆ぜる
蔵馬屋 敏樹:「……ここまでさせちまって……悪かった、な」
蔵馬屋 敏樹:(四天王の連中も、こいつらも、付き合ってくれた意味じゃあ――)
蔵馬屋 敏樹:それ以上言葉を紡ぐことはなく。
蔵馬屋 敏樹:爆発の中に消えていった。
広木雅斗:『・・・・・・あばよ』
広木雅斗:多くの言葉は要らない
広木雅斗:男たちには、それで十分だった───

GM:戦闘演出終了!
GM:バックトラックだけふろうか!
GM:蔵馬屋敏樹
Eロイス
・矛盾螺旋
・砕け散る蒼穹
・破壊神顕現
・さらなる絶望
・孤独の叫び

広木雅斗:デュワ!!!
GM:都築京香(偽神の心臓)
Eロイス
・悪夢の鏡像
・変異する悪夢

GM:7つ振りな!
”彷徨する者”モモ:そんなあったの!?
広木雅斗:\ヤーーーー!/
GM:ニャルランナーはまあ常時タイプだから発動はしてないけど、ニャルラトホテプの化身の一つということでこうなってます
矢郷隆二:サンキュー!
広木雅斗:171-7d10 (171-7D10) > 171-34[5,8,7,1,4,5,4] > 137
王佐(ワン・ズゥォ):132-7d10 (132-7D10) > 132-52[7,10,8,9,8,8,2] > 80
GM:さあヒーローズクロスも含めて振った振った! ロイスも申告して振っちゃって!
王佐(ワン・ズゥォ):一倍で
矢郷隆二:116-7d10 (116-7D10) > 116-34[3,6,2,8,10,2,3] > 82
矢郷隆二:2倍ぶり
王佐(ワン・ズゥォ):80-5d10 (80-5D10) > 80-25[6,4,7,6,2] > 55
広木雅斗:残りロイス3つ・・・2倍振り!
矢郷隆二:82-6d10 (82-6D10) > 82-37[4,7,10,7,4,5] > 45
矢郷隆二:3点!
広木雅斗:137-6d10 (137-6D10) > 137-43[10,7,5,9,8,4] > 94
GM:おおーっ!
広木雅斗:帰ってこれたーーーーーーーーーーー!
別天ネムレ:メモリーとヒーローズクロスで-20して、侵蝕率149%
王佐(ワン・ズゥォ):4点かな
別天ネムレ:7D10-149 Eロイスもらいます! (7D10-149) > 42[8,10,5,7,4,3,5]-149 > -107
広木雅斗:5点!
別天ネムレ:4D10-107 等倍! (4D10-107) > 20[5,10,2,3]-107 > -87
”彷徨する者”モモ:ヒーローズクロスで-10で130
”彷徨する者”モモ:130-7d10 (130-7D10) > 130-33[10,1,4,4,4,8,2] > 97
”彷徨する者”モモ:もう振らなくてもいいのでは……?
”彷徨する者”モモ:等倍
別天ネムレ:5点
GM:くっ
”彷徨する者”モモ:97-5d10 (97-5D10) > 97-28[9,2,3,5,9] > 69
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:169 → 88
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:88 → 87
GM:永続的恐怖を植え付ける手段がハードモードになったせいで消えてしまった
GM:惜しいことを……
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:140 → 69
別天ネムレ:貴様……w
”彷徨する者”モモ:ただいまー
GM:ハードモード特典とも言います
GM:惜しいことを
別天ネムレ:かえったかえったー
広木雅斗:本当に・・・良かった・・・
GM:まあともかく全員帰還! これを踏まえて次の夜は共通EDとかやります!
”彷徨する者”モモ:下がり過ぎでまである
GM:それでは今日は一旦解散!
別天ネムレ:ありがとうございました!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたー
広木雅斗:激闘感謝(アザ)した!
GM:では次回! 夜八時半から!

【目次へ戻る】

共通ED「あばよダチ公」

GM:【共通ED「あばよダチ公」】
GM:登場PC→全員
GM:かくて戦いは終わった。
GM:怪獣王は破壊だけを残して消え去り、歴史の歪みの根源は消えた。
GM:聖徳漢は壊滅。邪神ヤンキーももはや居ない。
GM:大破壊だけを残し、この歴史も揺り戻しの力を受けながらレネゲイドウォーの大きな流れの中に戻っていく――あるいは、繋がりを断ち切られる。
GM:有明の空を、太陽と月が照らしている。夢は終わりだ。
広木雅斗:『・・・終わったな』『いや、始まりか』
広木雅斗:できる限り身を屈め、キミたちに視線を向ける
広木雅斗:『上から目線で悪いな、戻り方がちょっと未知(わかんなく)てよ』
広木雅斗:『リュージ、また会えて嬉しかったぜ』『オレたちは親友(ダチ)じゃなくても、戦友(ダチ)だ』
矢郷隆二:「らしくねえこと言ってんじゃねえよ。」
矢郷隆二:「覚えとけ、てめえが教科書に載ってようが歴史に名を刻んでようがなあ。」
矢郷隆二:「次に会ったら、ぶっちぎりで俺がぶち勝ってやるよ」
広木雅斗:『そんくらい言ってくれなきゃ張り合いねえからな!』
広木雅斗:『フォーリンスター・・・いや、王佐』
王佐(ワン・ズゥォ):「なんだい?」
広木雅斗:『なんかえらく助けられたなぁ・・・』『アンタがいなきゃヤバかった場面も多かった』
広木雅斗:『助かった、ありがとよ』
王佐(ワン・ズゥォ):「買い被りさ、天地創造の盤古の巨人にすら匹敵する君の力が」
王佐(ワン・ズゥォ):「異界の神の力を打ち破った、それだけさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕はそこまでの道をほんの少し整えただけに過ぎない」
王佐(ワン・ズゥォ):「この物語の主役は、君達であって僕ではないんだからね」
広木雅斗:『褒めても何も出ねえぞ?』『それに・・・一番の主役は、お前らだろ』『ネムレ、モモ』
別天ネムレ:「う……ん、んぅ」
広木雅斗:これからも戦う運命(さだめ)にいる少年少女に視線を移す
別天ネムレ:その呼びかけに反応するように、倒れ伏した少年の体がもぞもぞと動く。
別天ネムレ:ぱち、と目を開くと、弾かれたように起き上がった。その視線の先にあるのは、巨人の影。相も変わらず夢のような景色。
”彷徨する者”モモ:「そうかしら」
”彷徨する者”モモ:「でも、貴方の物語の主人公は貴方よ」
別天ネムレ:周囲を見回して、相棒の少女をまず確認し、他の二人の顔を見てやっとほっとする。
広木雅斗:『はっはは、そりゃそうだ!』
”彷徨する者”モモ:にっこりわらって大丈夫アピール
”彷徨する者”モモ:「それに、とってもかっこよかったわ!」
広木雅斗:『お、分かるかこのセンス!良い目してるぜモモ』
別天ネムレ:「映画の中に放りこまれた気分でした」モモの言葉にうなずく。
広木雅斗:『あの人は・・・どう言ってくれるかな・・・』
広木雅斗:『いや、それは置いといて』
広木雅斗:『これからもお前たちの旅は続くんだろ?』
広木雅斗:『その行く先々には・・・世界の主役を自分にしようとしてる巨悪(ヤベエやつら)が待ってる』
広木雅斗:『でもお前らならなんとかなるさ』
別天ネムレ:「なんとかするしかないですね」
広木雅斗:『”お前らが戦おうとする限り、必ずそれに応える存在が現れる”』
広木雅斗:『覚えとけ』『そして・・・諦めんなよ?』
広木雅斗:胸元のレネゲイドの結晶が赤く点滅を始める
”彷徨する者”モモ:「………ええ、そうね」
広木雅斗:『じゃあな、戦友(ダチ)たちよ!』
別天ネムレ:「さようなら……、ダチ公!」
別天ネムレ:一瞬ためらいながら。それでも、この言い方が彼への謝意になるだろうと、その呼び方を口にした。
広木雅斗:「DeeeeeeeYaaaaaa!!!!!!!」
広木雅斗:明星の彼方へと、飛び去っていった────
矢郷隆二:「どこ行くんだろうな、あいつ」
矢郷隆二:戦友の消えていったそれを見上げながら、そう呟いた
別天ネムレ:「もしかしたら、次の旅で会えるかも。なんて気がしてしまいますね」
矢郷隆二:「はは、そりゃあいい。」
矢郷隆二:「そしたら、あんなこと言ってどのツラ下げて出てきてんだよって言ってやれよ」
別天ネムレ:「その台詞は有葉緑郎に取っておきたいですね」
矢郷隆二:「俺には、そんな軽口も言ってやれねえからよ」
別天ネムレ:「……!」
”彷徨する者”モモ:有無を言わせず、口を開く
”彷徨する者”モモ:「貴方を消すわ」
”彷徨する者”モモ:「あたしが、貴方を」
矢郷隆二:「意味はねえぜ」
矢郷隆二:「俺ァ、どうせ消えるんだ。」
矢郷隆二:「わざわざがてめえが手を汚す必要はねえよ、モモ」
”彷徨する者”モモ:「いいえ、それが役割だから」
”彷徨する者”モモ:「あたしがやらなくっちゃいけないの」
矢郷隆二:「…そっか。」
矢郷隆二:「それがてめえのケジメか。」
”彷徨する者”モモ:「そうよ」
矢郷隆二:じっと、自分より年下のはずの、だが、どこか年以上の深みを感じさせる少女の瞳を見つめる
”彷徨する者”モモ:「所謂、暴君?」
矢郷隆二:「くははははは」
矢郷隆二:「いいねえ。暴君、暴君も極めりゃ乱世の英傑だ。」
矢郷隆二:ずっと背負ってた重荷を降ろしたような、くったくのない笑顔で笑う。
矢郷隆二:その顔は、何故かいつもよりも幼く見えて
矢郷隆二:「なあ、モモ」
矢郷隆二:「お前に消される前に、一つだけいいか?」
”彷徨する者”モモ:「なにかしら」
矢郷隆二:「俺は、この時代に、俺の死に様を刻みつけた。」
矢郷隆二:「そのことに、後悔はねえ。てめえらと会ってから、俺は、それまでの人生の何倍も生きてるってことを、暴走ってるってことを実感できた。」
矢郷隆二:「だけど、な。」
矢郷隆二:「てめえらはそんな馬鹿なことをするな。」
矢郷隆二:「てめえらは、生き様を刻みつけろ!」
矢郷隆二:「てめえらの生きる時代に、てめえらが救う世界に!てめえらが生きた証を刻んでいけ!」
矢郷隆二:「お前らの伝説は、お前らが最後まで見届けろ!」
”彷徨する者”モモ:「わかったわ」
矢郷隆二:「はは、軽いなオイ」
王佐(ワン・ズゥォ):(歴史の修正か、恐るべき力なんだろうな)
別天ネムレ:言葉もなくうなずく。
別天ネムレ:二人に口を挟めないまま、黙ってそのやり取りを見つめていた。
矢郷隆二:だが、伝わっている。受け止められている。何故か、強くそう感じることが出来た。
矢郷隆二:「ネムレもよ。」
矢郷隆二:「ダチを助けてくれて、ありがとな。」
別天ネムレ:礼にはおよびません、と言いかけて。今さら何を気取っているんだろうと可笑しくなった。今返すなら、「〝いいってことよ〟」
矢郷隆二:「けっ、随分とガラが悪くなりやがって」
”彷徨する者”モモ:「当たり前でしょう、ダチなのだもの」
「気にしないで」

別天ネムレ:彼らから見ると未来、だがこの時代とはつながらないあの世界で出会った蔵馬屋敏樹という男のことは、自分も好きだ。それだけにこの時代の彼が悲しかった。
別天ネムレ:その一方で、ここには複数のLUCIFERが混ざり合った広木雅斗と、ハイ・オーヴァード王佐と、そして「この」矢郷隆二がいた。
別天ネムレ:その時代に終極をもたらす彼女に、自分は隣に立つことしかできない。
別天ネムレ:いや、許されるなら、隣に立っていたい。そう思いながら、モモの小さな肩に、そっと手を置こうとした。
別天ネムレ:一人じゃないから、僕がここにずっといるから、と。
矢郷隆二:「じゃ、」
矢郷隆二:「いつでもいいぜ。やってくれ」
矢郷隆二:ちょっと散歩にでも言ってくる、と言った風情でモモに声をかける
矢郷隆二:本当に怖いときこそ、なんでもないことのように、格好をつける。それが聖徳館のヤンキーの矜持だ。
”彷徨する者”モモ:肩に置かれた重みに、微笑む。
「ありがとう」

”彷徨する者”モモ:「でも、あたしは………ひとりでだいじょうぶ」
ぬくもりで、心が揺らいでしまうから

”彷徨する者”モモ:そして、矢郷隆二も一人なのだ。
タイマンで向き合うのが一番の礼儀だろう

別天ネムレ:「じゃあ。必要な時は呼んでくれ」
別天ネムレ:言って、肩から手を離す。足はその場から動かさない。
”彷徨する者”モモ:すう、と息を吸う。
”彷徨する者”モモ
あらゆる悲劇を冒涜する
「盲目にして」
愚昧のうちに全ての悪を為す
「白痴」
遍くものを傷つける絶対なるもの
「遥かなる王」

”彷徨する者”モモ:「忌まわしい我が名」「忘却の彼方、星界の果て、暗澹たる玉座」
”彷徨する者”モモ
気高き片翼の誇りを貶める、重なり合った絆を犯す。
愚直な生き様を嘲笑う、暗く淀んだ原初の闇。

”彷徨する者”モモ:「"Az■■■■■h"」
”彷徨する者”モモ
窮極の椅子は冷たく、空虚な音色で満たされている。
だから、あたしのせいにして。
何もかも、あの孤独な玉座に抱きしめるから。

”彷徨する者”モモ:寂しいのは、つらいのは。
あたしだけでいいから。

”彷徨する者”モモ:怪人の力が『ただしい』世界に戻させる
”彷徨する者”モモ:(恨み言ひとつ、言ってくれないのね)
矢郷隆二:消えていく。
矢郷隆二:自分の存在が、覚悟が、根性が、消えていく。
矢郷隆二:全てが薄れていく中で、深い闇のような、恐怖だけが色濃くなって
矢郷隆二:(ああ、そうだ)
矢郷隆二:(忘れてたな。)
矢郷隆二:二振りの木刀を手に取る
矢郷隆二:「トシィ!!」
矢郷隆二:「忘れもんだ!!」
矢郷隆二:徳を司る、舜の木刀。それを彼が最後まで立っていた場所に投げる。
矢郷隆二:ああ、そうだ。俺はこれをあいつに返すために戦っていたんだ。
矢郷隆二:そして、もう一つは
矢郷隆二:「モモ、受け取れ」
矢郷隆二:聖を司る、堯の木刀を
矢郷隆二:少女に投げつける
”彷徨する者”モモ:なんとか受け止める。
矢郷隆二:「そいつは、堯。古の聖王の名を司る俺達の伝説の木刀だ。」
矢郷隆二:「かか!暴君ってのもいいけどよお。」
矢郷隆二:「清濁を併せのむってのも、王様の器だぜ」
”彷徨する者”モモ:「ずるい」
”彷徨する者”モモ:ぎゅっと木刀を握りしめる。
矢郷隆二:「恨み言は」
矢郷隆二:「てめえがそいつを捨てた時に言ってやらあ」
矢郷隆二:自分の存在が、覚悟が、根性が、消えていく。
矢郷隆二:そして、木刀を継いでくれた少女の姿を見て
矢郷隆二:ずっと消えなかった。恐怖も消えた。
矢郷隆二:「アバヨ!ダチ公!!また一緒に突っ走ろうぜ!!」
矢郷隆二:その響だけを残して
矢郷隆二:ヤンキーと怪獣どもが跋扈する珍妙な時代に咲いた一つの徒花が
矢郷隆二:消えた
王佐(ワン・ズゥォ):「歴史とは、英雄だけの物語ではない」
王佐(ワン・ズゥォ):「名も残らぬ人々の」
王佐(ワン・ズゥォ):「全ての営みの積み重ねの上に」
王佐(ワン・ズゥォ):「歴史という物が立脚する」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らは、歴史からその存在を消されたのか」
王佐(ワン・ズゥォ):「否、そうではない」
王佐(ワン・ズゥォ):「名もなき人々の一人として」
王佐(ワン・ズゥォ):「正しき時代を紡いだのだ」
王佐(ワン・ズゥォ):「だから誇るがいい」
王佐(ワン・ズゥォ):「名が消えたとしても」
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らは正しく英雄であったのだ」
上戸ノア:ピピッ、とネムレとモモの端末から電子音。
別天ネムレ:「マスター?」
上戸ノア:『こちらアーカムシティ、蔵馬屋敏樹の暴走状態が解除された』
上戸ノア:『それに伴い、破壊に対する巻き戻し現象も発生』
上戸ノア:『君たちの作戦が成功したと推測し、通信を入れた』
上戸ノア:『二人共、そして他の皆様も、まだ居るなら応えてくれ』
”彷徨する者”モモ:「ええ、聞こえてるわ」
袖でゴシゴシ目をこする

別天ネムレ:「はい、通信クリアです。こちらで接触した広木さん……LUCIFERはすでに去られました。それと……あれっ?」
別天ネムレ:きょろきょろと辺りを見回す。先ほど別れを告げた人たちとは別に、一人足りない。
上戸ノア:「軍師どのか?」
”彷徨する者”モモ:「ええ、さっきまでいたのに……」
別天ネムレ:「ええ、まだお別れを言っていないはずなんですが。王佐さん、いつの間に?」
王佐(ワン・ズゥォ):いつの間にか男は姿を消していた
上戸ノア:『……まあ、魔法使いなんてそんなものさ』
上戸ノア:『時を駆ける戦力は必ずしも俺たちだけじゃないってね』
上戸ノア:『さ、帰るよ二人共』
”彷徨する者”モモ:「ええ、おねがい」
上戸ノア:ネムレとモモの足元が金色に輝く。
別天ネムレ:「……次もまた、味方であることを願いたいですね」
別天ネムレ:彼には本当に助けられたが、逆に敵に回られたらと思うとゾッとする。
上戸ノア:『…………』
上戸ノア:パチッ、となにかが弾ける音がして。
上戸ノア:二人の視界は金色の光に包まれていった。


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ED1「輝ける星の戦士」

GM:【ED1「輝ける星の戦士」】
GM:登場PC→広木雅斗
GM:遥か彼方、地球から少し離れたとある星。
GM:消えゆく特異点から飛び立った広木雅斗は、時間の流れから遮断された星の図書館に身を潜めていた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……奇遇だな、LUCIFER」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そして、見覚えのある男と出くわした。
広木雅斗:「図書館ではお静かに・・・ってことで殺し合い(ケンカ)は無しにしてやるよ」
広木雅斗:手にしていた手品の本を本棚に戻す
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そうとも、この地は非戦地帯。無粋は互いにやめとして……だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:一瞬手品の本を見て、何かに気づく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:だが口をつぐむ。無粋はやめ、だ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――俺もお前も、人間の邪悪を背負っている」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「その力を物にしたお前は、もはや最初に俺が呼び出した過去の幻像ではあるまい」
広木雅斗:「ま、重荷にゃ感じねえな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「過去にも、未来にも、現在にも、実在しない。そんなお前が、その力でこれから何を求め、何を為す」
広木雅斗:「いや?」
広木雅斗:「オレを覚えててくれるやつらがいる」「そしてそいつらが今を生きて、未来へ歩んでいけばよ・・・」
広木雅斗:「オレは、過去にも、未来にも、現在(いま)にだって、確かに存在するんだぜ?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……成程な、良いことを言う」
広木雅斗:「こういうのこそ、”妄想”好きなお前の得意分野だろ?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:書棚から一冊の薄いタブレットを引き出し、その中からホログラムの書籍を無数に投影。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「過去にも、未来にも、現在にも、“記憶”は存在する」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「次に会う時は、一泡吹かせてくれた礼をしてやる」
広木雅斗:「また会って吠え面見せてくれるところ、期待してるぜ」
広木雅斗:「その根性だけは認めてるからよ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「全ての時代から隔絶した電影の城。決戦の地は其処だ。広木雅斗」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「それまでに燃え尽きてくれるなよ、目標が一つ減るからな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ひらりとコートを翻し、カツカツと廊下を歩き始める。
広木雅斗:「いいぜ、オレが居るところに・・・”楽園”は成り立たないがな」
GM:人類の悪性は時代を越える。
GM:神を殺すという罪は、人類が人類たり得る限り拭い去ることはできないだろう。
GM:故に、LUCIFERもまた、赦免《き》えない。
広木雅斗:「安寧、統治、信仰」「殺戮(ころ)してやるとも」
広木雅斗:「停滞、支配、閉鎖」「殺戮(ぶっ壊)してやろうとも!」
GM:それはおよそ正義などではなかったが。
GM:故にこそ、誰よりも人とともに在り続けるだろう。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「To be continued……」


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ED2「歴史秘話ミステリカ」

GM:【ED2「歴史秘話ミステリカ」】
GM:登場PC→王佐
王佐(ワン・ズゥォ):薄暗い部屋で机に向かって何かを書いている。
王佐(ワン・ズゥォ):最低限の灯り、多くの書棚には魔導書とおぼしき本が並ぶ。
王佐(ワン・ズゥォ):魔力の炎がガラスのランプの中で揺れている。
王佐(ワン・ズゥォ):軽食をつまみ、グラスの酒を飲み。
王佐(ワン・ズゥォ):何かを書き綴っている。
“プランナー”都築京香:「コンコーン、コンコーン」
“プランナー”都築京香:ドアを叩く音と少女の声。
王佐(ワン・ズゥォ):「マジか…」
王佐(ワン・ズゥォ):「ただ今留守にしております」
“プランナー”都築京香:「留守でしたか、では都合が良い」
“プランナー”都築京香:扉を開いて堂々と乗り込む。
王佐(ワン・ズゥォ):「ご用の方はピーというメッセージ音の後にご用件を」
王佐(ワン・ズゥォ):「入ってくるなよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「どういう事?隠匿魔術を盛大に持ったんだぞ」
“プランナー”都築京香:「なんと、まだ家主が中に居たとは……ですがここまではプラン通りです」
王佐(ワン・ズゥォ):「石兵八陣図はこれだからいかん」
“プランナー”都築京香:「そこはそれ、呪詛とは繋がり、私の手足を盛大にポキポキしてくださった時点で拭えぬ因果が発生してしまっているのです」
王佐(ワン・ズゥォ):「あ、うん。それね」
王佐(ワン・ズゥォ):「悪かったな、とは思ってるよ」
“プランナー”都築京香:勿論すでに手足はつるつるぴかぴか新品である。
王佐(ワン・ズゥォ):「ほら、軽傷でしょ。かすり傷だよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「そんなすぐに治るんだから」
“プランナー”都築京香:「そう思ってらっしゃるなら少しお知恵を貸していただきたいんですよ。完治祝でもいいですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「今、僕は忙しいんだよ」
“プランナー”都築京香:「歴史を紡いでいるのですか?」
王佐(ワン・ズゥォ):「歴史を紡ぐ?馬鹿言っちゃいけないね」
王佐(ワン・ズゥォ):「歴史ってのは記すものさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「中華という国が偉大なのは」
王佐(ワン・ズゥォ):「敗北の歴史も隠さず記した点だ」
王佐(ワン・ズゥォ):「史書というものは紡ぐのではない、正しく記すものなのさ」
王佐(ワン・ズゥォ):「偉大な王も賢者も英雄も記されて名を残す」
王佐(ワン・ズゥォ):「だが名なんて残さずとも歴史は紡がれる」
王佐(ワン・ズゥォ):「似て非なる行為なんだよ」
“プランナー”都築京香:「……ちょうど、その話をしたかったのです」
“プランナー”都築京香:コホンと咳払い。
“プランナー”都築京香:「今、ゼノスではアザトースシンドロームの拡散を画策しています」
王佐(ワン・ズゥォ):「ああ、そうかい。迷惑な事だ。勝手にすればいいんじゃないかな」
“プランナー”都築京香:「います――が、歴史の改変はプランにない」
王佐(ワン・ズゥォ):「哈哈哈、こりゃあいい」
“プランナー”都築京香:「修正の回数と量が明らかに増えているんですよ、奇妙なことに」
王佐(ワン・ズゥォ):「誰かが歴史を捻じ曲げたいんだろ?なら捻じ曲げた物を元に戻そうとする誰かも出てくる」
王佐(ワン・ズゥォ):「その度に修正だ。数も増えようものさ」
“プランナー”都築京香:「そう……まさしくそうです。そこで」
“プランナー”都築京香:机の上に、レネゲイドを帯びた鍵を置く。
“プランナー”都築京香:銀色の鍵。
王佐(ワン・ズゥォ):露骨に嫌そうな顔をする。
“プランナー”都築京香:「こちらを――時間移動用のEXレネゲイドです」
“プランナー”都築京香:「いえ、別に、無茶な仕事などを依頼するつもりはありません」
王佐(ワン・ズゥォ):「嘘だ、絶対に嘘だ」
“プランナー”都築京香:「ですが、そうですね。ですが、あなたが思わず興味を持つ情報を偶然手に入れてしまった時に、パッと使える足があると、便利かなあと思っただけ」
王佐(ワン・ズゥォ):「僕が、じゃなくて君が、だろ」
“プランナー”都築京香:「ふふっ」
王佐(ワン・ズゥォ):「便利使いするつもりか」
王佐(ワン・ズゥォ):「だから魔術は嫌なんだ」
“プランナー”都築京香:「どこぞの私と違って、あなたに無理強いをするほど愚かではありません」
王佐(ワン・ズゥォ):「どこにどんな借りをつくるかわかったものじゃない」
“プランナー”都築京香:「縁が“合”ったら遭いましょう」
王佐(ワン・ズゥォ):「無理やり作るつもりのくせに」
“プランナー”都築京香:「ふふっ」
王佐(ワン・ズゥォ):「ああ、待ちたまえ」
“プランナー”都築京香:部屋から出ていこうとして、クルリと振り返る。
王佐(ワン・ズゥォ):「どうせ、作った借りだ。追加だ追加」
王佐(ワン・ズゥォ):「帰るついでにお使いを頼まれてくれないか」
“プランナー”都築京香:「良いですよ」
王佐(ワン・ズゥォ):「これを彼らの荷物の中にこっそり入れるくらい。君なら楽勝だろ」
王佐(ワン・ズゥォ):書いていた本を手に取る。
王佐(ワン・ズゥォ):タイトルは。
王佐(ワン・ズゥォ):偽史『族伝』。
王佐(ワン・ズゥォ):「彼らの歩んだ確かな、そして消えた歴史さ」


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ED3「全てが消えゆくその前に」

GM:【ED3「全てが消えゆくその前に」】
登場PC→別天ネムレ

GM:時間を越える。
GM:元の時間に戻る。
GM:そんな帰り道も、もう三回目だ。
GM:慣れてしまったのか、暗くなるばかりだった視界の隅に、あなたは何か光のようなものを見た。
別天ネムレ:(……前に、あんなものを見たっけ?)
蔵馬屋 敏樹:「…………ッ」
蔵馬屋 敏樹:声だ。
別天ネムレ:(光じゃない?)
蔵馬屋 敏樹:光の方から、かすかな声が聞こえてくる。
別天ネムレ:(意識に触れる純粋な刺激。誰かの……声!)
蔵馬屋 敏樹:「ッ、ネムレ……!」
別天ネムレ:「藏馬屋さん!?」
別天ネムレ:すぐにそれが誰かは分かった。しかし、こんなタイミングで誰かに話しかけられるなんて、初めてだ。いったいどういうことか。
蔵馬屋 敏樹:「おう、聞こえんのか……じゃあ良い。俺、あとはもう消えるだけだからよ。あんま時間は取れねえんだけど、お前とだけは話したいって思ってな」
蔵馬屋 敏樹:光がゆっくりと、ネムレの知る敏樹の姿をとって、彼の前に現れる。
別天ネムレ:怪獣王の姿で話す時、彼は青く透ける人型の影を出していた。だが、これは確かに、藏馬屋敏樹という人間の形をしている。
蔵馬屋 敏樹:「お前らに負けた俺は、まあ多分リュージと同じ場所に行く。その前に、有葉の奴がおせっかいしてくれるっつーからちょっとだけ言わせろ」
別天ネムレ:有葉の名前に、それはそれは嫌そうな渋面を作った。が。
別天ネムレ:「……あいつは、あなたがかなりお気に入りのようでしたから。今回ばかりは、感謝するとしましょう」
 ため息をついた。

蔵馬屋 敏樹:「俺が言いたいことは単純だ。おめー、ビビってんだろ、まだ」
別天ネムレ:その言葉に、押し黙る。
別天ネムレ:今回は、獣を使うよりも、別の力を使う場面を見いだせたが、それは自分をごまかしただけ。その気になれば、もっと速く被害を防げた場面があったはずだった。
蔵馬屋 敏樹:「お前が自分の力がこえーのは分かる。俺もそうだ。けどな――」
蔵馬屋 敏樹:「――それで戦えなくなったら意味ねえだろうが」
別天ネムレ:「……はい」
別天ネムレ:色々考えたが、まずは肯定の一語を返す。
別天ネムレ:今回は良かった。皆の助けがあって、獣の力を使わなくても勝てるところに収まって。でも、そんな幸運が毎回続くとは思わない方が良い。
別天ネムレ:自分は、〝輪廻の獣〟を見込まれて、この戦いに抜擢されたのだから。
蔵馬屋 敏樹:「おめーはつえーよ。それは保証する。未来の俺も、お前なら俺に勝てると思ったんだと思う。けど、だから」
蔵馬屋 敏樹:「ビビンな、手前(テメー)の中の獣に」
蔵馬屋 敏樹:トン、と拳をネムレの胸に当て、ニッと笑う。
別天ネムレ:時間も空間もない帰り道で、その拳の感触だけは、ひどく鮮明だった。
別天ネムレ:目が覚めるような鮮やかさとは、きっとこういうものを言うのだ。
蔵馬屋 敏樹:「なんか、俺に勝った手前(テメー)が、手前(テメー)の獣にビビってたらよ……」
蔵馬屋 敏樹:「怪獣王様が輪廻の獣に負けてるみたいだろ?」
別天ネムレ:赤く大きな瞳を見開いて、「それは……格好がつきませんね」
別天ネムレ:つい、笑みをこぼす。
別天ネムレ:「僕は、」
別天ネムレ:一人称をオレに変え忘れる。訂正しようとして呑みこみ、そのまま続ける。
別天ネムレ:「時代を修正し、矢郷さんを消す最後の引き金を引く時、モモに、彼女に、そばにいるよと伝えることしかできませんでした」
別天ネムレ:「でも、僕は間違いなく、彼女の共犯なんです」
別天ネムレ:迷宮の巫女を思い出す。優しい神さまを。あのふたりの姿を。冥府の女王を。今去りゆく特異点で出会った人々を。温かい食事を。
別天ネムレ:「僕の旅は、もう僕や彼女だけのものじゃない。そこで出会った人たちすべてのものだ」
別天ネムレ:「獣に〝ビビる〟ことは、貴方だけじゃなく、これまで出会った人たちにも敬意を欠く。……そう、改めて肝に銘じましょう」
蔵馬屋 敏樹:「へっ、それで良い」
蔵馬屋 敏樹:うなずく。満足そうに。
蔵馬屋 敏樹:「あと一つ。お前とモモちゃんな、俺が思うに、お前らは共犯なんかじゃあねえ。そいつは――」
蔵馬屋 敏樹:矢郷隆二の顔を、ハッキリと思い浮かべる。
蔵馬屋 敏樹:小松少年をはじめ、共に駆け抜けてきた仲間たちの顔も。
蔵馬屋 敏樹:「――マブダチだ」
蔵馬屋 敏樹:「大事にしろよ、誰より、何より、世界より」
蔵馬屋 敏樹:「ぶん殴られない程度にな」
別天ネムレ:矢郷隆二を思い出す。この人がマブダチと呼ぶほどの人物に、自分と彼女が見えているならば、それはとんでもなく光栄なことだ。
別天ネムレ:「マブダチ。いいですね」
別天ネムレ:それは、彼女が何か間違えた時は矢郷隆二のように、自分が殴ってでも止める、という覚悟でもあり。自分が間違えた時は、彼女に殴られることでもあり。
別天ネムレ:その両方の重みを感じながら答えた。
蔵馬屋 敏樹:「……じゃ、俺は行くわ」
別天ネムレ:「どうぞ、良い旅を。……というのも、変ですかね」
蔵馬屋 敏樹:それにはハッキリと答えない。消えるばかりの身で、何を言えば良いというのか、彼は当意即妙な答えが思いつくような気の利いた男ではない。
蔵馬屋 敏樹:だから。
蔵馬屋 敏樹:「お前らとの喧嘩、最高だったわ」
蔵馬屋 敏樹:そんな事を言うのは悪いと知っていたが。
蔵馬屋 敏樹:不良なんて、そんなもんだ。
蔵馬屋 敏樹:そう自分に言い聞かせ、青白い光の粒となって、彼は闇の中に溶けていった。
別天ネムレ:光が消えた後は、いつもの暗い暗い帰り道。
別天ネムレ:花火のようにあっけない幕切れだ。あれだけ激しく、色鮮やかだったのに、消えてしまうと最初から何もなかったかのような闇と静寂。
別天ネムレ:最後に夏の花火を見たのがいつだったかなんて、思い出せないけれど。ましてや、その隣に、誰かがいたかなんて。
別天ネムレ:でも、藏馬屋敏樹が消えた後の暗闇がこんなにも寂しいなら。消えてしまった彼自身や、矢郷隆二はどうなのだ?
別天ネムレ:(……また、あの二人が出会えたらな)
別天ネムレ:そう思うのは虚しい夢かもしれないが。現代へと帰るわずかな時間、最後に願うのは、それだけだった。

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ED4「原罪を告げる天使」

GM:【ED4「原罪を告げる天使」】
GM:登場PC→モモ
GM:あなたとネムレは無事にレネゲイドウォーの時代へと戻ってきた。
GM:それは良いことだ。三回目ともなれば慣れたもの。侵食負荷は大きかったが、疲労は比較的薄い。
GM:だが――。
上戸ノア:「モモちゃん。モモちゃん」
上戸ノア:時間移動の後の休息を終えたあなたを、召喚者は呼び止めた。
”彷徨する者”モモ:「ただいま、ウェイトリー」
”彷徨する者”モモ:「どうかした? お掃除の手が足りないのかしら」
上戸ノア:「いいや、掃除の手は足りているさ。予算もしっかり降りるようになってきたしね」
上戸ノア:「……少し気になることが有ってね」
”彷徨する者”モモ:「?」
上戸ノア:店のカウンターにある椅子に腰をかける。彼女にも椅子を勧める。
”彷徨する者”モモ:よじよじ。
高い椅子に登る

上戸ノア:「単刀直入に行こう。歴史を書き換えるのは、辛くないかい?」
”彷徨する者”モモ:「あたしを誰だと思っているの?」
”彷徨する者”モモ:「ぜーんぜん」
”彷徨する者”モモ:「平気へっちゃら全然元気よ」
”彷徨する者”モモ:モモは微笑んだ、飛び切りの笑顔で
上戸ノア:「俺はね。本来、もっと無慈悲で、ある意味で機械的な存在を召喚したつもりだったんだ」
上戸ノア:「なのに今、君は笑い、泣き、あまつさえ俺のことを心配までしている」
上戸ノア:それは、この男に珍しく物憂げな表情だった。
上戸ノア:「良くない、そういうのはね」
”彷徨する者”モモ:頭を傾ける
”彷徨する者”モモ:「そう、かしら」
上戸ノア:「いかに歪められた形だとしても、人間の生きてきた世界を否定することは、人間には辛いことだ」
上戸ノア:「だから人間でないものにその役目を任せるべきだと思った」
上戸ノア:「けど、君は人間でありすぎた」
”彷徨する者”モモ:「あたしはそのような欠片、だもの」
”彷徨する者”モモ:「恐らく本来貴方の想定している”あたし”は……ええっと、そういう私もない存在」
”彷徨する者”モモ:「だから、あたしは邪魔っけなのよ。邪魔っけな部分がここにいるの」
”彷徨する者”モモ:「とうぜんよ、だって………」
”彷徨する者”モモ:「そもそも、貴方の想定しているものが来たとしてきっと手におえたものではないでしょうし」
上戸ノア:「…………」
上戸ノア:しばらく怖い顔で黙り込む。
上戸ノア:「……まあ、なんだ」
上戸ノア:「辛くなったら逃げても良い。やっぱり、君もネムレ君も、まだ子供なんだから」
上戸ノア:両腕を広げる。
上戸ノア:「強がりじゃないぜ、マジでサブプランはある」
上戸ノア:「だからさ。それでも戦うって“理由”が見つけられなくなったら好きにしな。召喚者として、許可するよ」
上戸ノア:「あ、でも自由になったからって俺を頭から齧るのはやめてくれよ。これでも対等でホワイトな契約を心がけてきたつもりだしさ」
”彷徨する者”モモ:「がおー?」
上戸ノア:ケラケラと笑う。
”彷徨する者”モモ:「あたし自身、本当にネムレや貴方に頼られるのは心地いいの」
”彷徨する者”モモ:「それに」
”彷徨する者”モモ:「モモっていう枷、枠?がなくなったら多分あたしはなくなっちゃう」
”彷徨する者”モモ:「コップから溢れた水が、地面に染み込んじゃうみたいに?」
”彷徨する者”モモ:なんでもないことのように少女は言う。
そんな気がするのだ、確証はないけれど、このか細い契約と優しい少女の殻に押し込まれて。

”彷徨する者”モモ:少女の殻の中に邪神の欠片が詰まった醜く脆い貝類、それがモモだ
”彷徨する者”モモ:「だから、あまり気にしないで」
上戸ノア:「ザーダ=ホーグラ」
上戸ノア:「……殻が有り様を定義する」
上戸ノア:「今の君がそういう状態ならば、それはいい」
上戸ノア:良くはないのだが、それ以上は踏み込めなかった。
上戸ノア:「それじゃあ俺は行くよ。次の作戦までは待機だ。好きに過ごしていてくれ」
上戸ノア:そう言って背を向ける。
”彷徨する者”モモ:ノアの背に突撃してぶつかる
”彷徨する者”モモ:腕をまわし、ぎゅっとだきしめた。
上戸ノア:「……どうした?」
”彷徨する者”モモ:「大丈夫よ、ありがとう」
”彷徨する者”モモ:「やさしい子」
上戸ノア:「ありがとな、おとーさん。ネムレにも、そう言ってあげてくれ」
上戸ノア:ポン、ポン、と頭を撫でてから。
上戸ノア:それからまた、歩き出した。
”彷徨する者”モモ:「もう、子供扱いして!」
”彷徨する者”モモ:ぷんぷん
”彷徨する者”モモ:少し怒ったまま、それを見送った。
”彷徨する者”モモ:「ええっと、そろそろネムレも来る頃かしら」
”彷徨する者”モモ:「レモネンスカッシュでもつくってあげましょう、しゅわしゅわして目が覚めるやつ!」
”彷徨する者”モモ:モモはキッチンにはいり、準備を始める。
いちばん大事な、友達のために

”彷徨する者”モモ:「おはよう、ネムレ! よくねむれたかしら?」
GM:ゆめは、おしまい

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ED5「UNBREAKABLE」

GM:【ED5「UNBREAKABLE」】
GM:登場PC→????
GM:レネゲイドウォー黎明期を支えたヒーロー、蔵馬屋敏樹。
GM:そんな彼の暴走事件はヒーロー業界に衝撃を与えたが、海外で活動していた“LUCIFER”などの助力もあり、事態は無事に解決した。
GM:後に待っているのは事件の打ち上げだ。
GM:蔵馬屋敏樹、矢郷隆二、LUCIFER、黄金時代(あのころ)のバッドシティの超暴走族(悪ガキ)たちは皆で焼き肉をつついていた。
蔵馬屋 敏樹:「いやーしかしヤベーヴィランに狙われるほどヤベー歴史の転換点だったんだな、俺たちの時代」
蔵馬屋 敏樹:カルビ、カルビ、カルビ、すでに三十路を楽々越えたにもかかわらず、この男の胃腸は肉の脂をものともしない。
矢郷隆二:「そんな笑いながら言うレベルの話じゃねえんだよ、馬鹿野郎」


男前メーカー(仮) 使用

矢郷隆二:ロース、キャベツ、ハラミ、キャベツ。
矢郷隆二:合間に野菜を入れなきゃそろそろきついお年頃だ。カルビなんてもってのほか
蔵馬屋 敏樹:「いやほら、だって……勝ったし勝ったろ? 勝ちだよ勝ち勝ち」
蔵馬屋 敏樹:肌には皺の一つもなく、むしろ穏やかな雰囲気があるだけ子供っぽく見えるくらいだ。
矢郷隆二:「そりゃあそうだけだよお。」
矢郷隆二:「っていうか、なんでてめえは老けねえんだよ。俺たちそろそろいい親父だろうが。」
矢郷隆二:「キュマイラシンドロームってのはそういうもんなのかあ?」
蔵馬屋 敏樹:「俺はほら、キュマイラだからな……肉体も常に理想的になるんだよ。いい感じにな……サイヤ人みてーなもんだ」
蔵馬屋 敏樹:カルビカルビカルビ、米米米からのマルチョウである。
矢郷隆二:ヒーローとして、一線級でなくとも常に前線で戦ってきた男には、年齢以上に深いシワが刻まれている
矢郷隆二:「だから、大猿みたいな化け物にもなっちまうってか。」
矢郷隆二:ぐい、とジョッキに注がれたビールを飲み干す。最近は肉よりもこちらのほうが目当てになっている
蔵馬屋 敏樹:「いやーコング形態の俺は強敵だったっぽいな……今こうして解放してもらえてるのが嘘みてえだわ……」
蔵馬屋 敏樹:流石にちょっと冷や汗ものだ。
蔵馬屋 敏樹:「完全獣化、使えたんだな俺……」
矢郷隆二:「使う必要がなかったからなあ。」
矢郷隆二:ドンと音を立ててジョッキを下ろす。落ち着いてきた年齢だが、酒が入ると当時の荒っぽさがわずかに滲み出る
蔵馬屋 敏樹:「バッドシティに旧支配者が現れたあの頃に、あれくらい強かったらなあ」
矢郷隆二:「バーカ、そうなったらまた歴史修正案件だろうが」
矢郷隆二:「いい年こいて若いヤツに迷惑かけんじゃねえよ。」
蔵馬屋 敏樹:「今の主役はあいつらだし……なあ」
蔵馬屋 敏樹:箸を動かす手が止まる。
矢郷隆二:「地元じゃ俺のほうが顔だけどな」
矢郷隆二:と言って
矢郷隆二:「なあ、トシ」
矢郷隆二:「なんで、俺だったんだ?」
蔵馬屋 敏樹:「え?」
蔵馬屋 敏樹:なんで、とはどういうことか。分からない。
矢郷隆二:「あの頃の俺ァ、根性とダチ公しか自慢出来るもののねえバカでよ。」
矢郷隆二:「てめえや広木には、負ける気はなかったが勝てる気もしなかった。」
矢郷隆二:「そんな二流のオーヴァードヤンキーが、なんでてめえを止めようとするなんて思ったんだよ。」
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからぶっちゃけお前みてえなちゃんとした説明できねえけどよ」
蔵馬屋 敏樹:「俺が間違ったなら、お前に止められたいって思う」
蔵馬屋 敏樹:「……そんだけだよ」
蔵馬屋 敏樹:少し恥ずかしそうに、鼻を掻く。
矢郷隆二:「相変わらず」
矢郷隆二:「変なところでロマンチストだな、てめえはよ。」
蔵馬屋 敏樹:「暴走(ユメ)見せるのが、暴走族(オレタチ)だろ?」
矢郷隆二:「また現役みてえな言葉吐きやがって」
矢郷隆二:かかか、と笑いながらいい感じに焼けた肉を口に運ぶ
蔵馬屋 敏樹:「それなんだけどよ。暴走族(ヤンキー)が俺たちの黄金時代(クライマックス)かと思ってたけどさ」
矢郷隆二:「あ?」
蔵馬屋 敏樹:「案外その後のヒーローなんて呼ばれた時代も、かなり暴走(ユメ)見せられてたよな」
矢郷隆二:「だな。」
矢郷隆二:「必死こいて走ってきてよ。」
矢郷隆二:「その道を若い奴らがおっかけきて、追い越して」
矢郷隆二:「そんな風に続いてきてんのも。夢が見えたからだろ。」
蔵馬屋 敏樹:「俺は馬鹿だからわかんねえけど、じゃあもしかして……俺たち、今も黄金時代(バリバリ)じゃねえか?」
矢郷隆二:俺たちが蔵馬屋敏樹に憧れたように、今も、それぞれのあこがれを抱いて走ってるやつらがいる。
矢郷隆二:「くく」
矢郷隆二:「ったりめえよ。俺ァ生涯現役だからな。」
蔵馬屋 敏樹:「――よし」
蔵馬屋 敏樹:スッと立ち上がる。
蔵馬屋 敏樹:「じゃあ、久しぶりにやろうぜ」
矢郷隆二:「ああ?」
蔵馬屋 敏樹:「卒業式も邪神のせいでめちゃくちゃになったじゃねえか!」
蔵馬屋 敏樹:「あん時できなかった決斗(タイマン)の続きだよ!」
矢郷隆二:「はっ、そういや高校以来、どっちが上か比べたことはなかったなあ。」
矢郷隆二:と言って
矢郷隆二:「だが、待て」
蔵馬屋 敏樹:「どうした?」
矢郷隆二:カルビを焼く。
矢郷隆二:カルビ、カルビ、カルビ、カルビ、マルチョウ、烏龍茶。
矢郷隆二:現役時代のように、肉の脂を体に取り込み、それを力に変える。
蔵馬屋 敏樹:「ほーん、本気(ガチ)じゃん。良いねぇ~~~~~~!」
矢郷隆二:ごく、ごく、ごく、ぷはあ
蔵馬屋 敏樹:パチパチパチと手を叩く。
矢郷隆二:「やっぱ、焼き肉はこうじゃなくちゃなあ!」
矢郷隆二:どん!とグラスを置いて立ち上がる
蔵馬屋 敏樹:「お店の方に迷惑かけないように近くの空き地までちょっと動くぞゴルァ!」
蔵馬屋 敏樹:窓を勢いよくあけて飛び降りる。
矢郷隆二:「負けたやつが支払い全持ちな!!」
蔵馬屋 敏樹:「良いぜ!!!!!! 精々おっかねえカミさんに絞られねえように頑張りな!!!!!」
矢郷隆二:続いて飛び降りる!
矢郷隆二:「うるせえ、背負うもん背負ってるやつの力を見せてやるよ!若作り親父!」
小松帯刀:「あ、すいません。いつものことなんですいません。すぐ戻ってくると思うので支払っておきますね先に……」
グールの店主:「いえいえ、皆様はお得意様ですから。お気になさらず……」
蔵馬屋 敏樹:「誰か声掛け! 声掛けやれよ!」
蔵馬屋 敏樹:鋼の拳をガツンガツンと打ち鳴らす。
矢郷隆二:「小松…!は支払いしてくれてるね。ありがとう」
蔵馬屋 敏樹:「ありがとう、小松」
広木雅斗:「オメエら小松くんに何させてんだよオラ!」
広木雅斗:店から急いで出てきたキミたちの戦友
矢郷隆二:「うるせえ!てめえも支払い任せてるくせに文句言ってんじゃねえ!」
蔵馬屋 敏樹:「見てろLUCIFER、聖徳館のテッペン決めたら次はテメーだからな!」
広木雅斗:「ちょいと目を離したらすぐこれだ・・・こっちが愛しのハニーと電話してる間によ!」
矢郷隆二:「レジェンドを超える真のレジェンドはこの"三千釘"だってことを今日こそ主知らせてやるよ」
広木雅斗:「オレは世界のテッペンだからな!せいぜいスタミナに気をつけな」
矢郷隆二:ゴキ、ゴキと威嚇をするように首を鳴らす。昔から変わらぬ戦闘前のルーティーンだ
蔵馬屋 敏樹:「見せてやるよ……俺が、この星で最強の暴走族(ヤンキー)だ!」
広木雅斗:「・・・オラ、準備運動は済んだな?」
蔵馬屋 敏樹:ターンターンとその場で跳躍。
矢郷隆二:「おお、いつでもいいぜ。」
蔵馬屋 敏樹:「やってやろうってんだ!」
矢郷隆二:「最強を超えるド根性を見せてやる」
蔵馬屋 敏樹:「黄金時代(タノシイジカン)の幕開けだ!」
矢郷隆二:「行くぜ!蔵馬屋敏樹(アイボウ)!!」
蔵馬屋 敏樹:「やろうぜ! 矢郷隆二(ダチコウ)!!」
広木雅斗:「じゃあ親友達よ(テメえら)・・・!」
広木雅斗:「決斗(タイマン)!始めェ!!!」
蔵馬屋 敏樹:「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
矢郷隆二:「ラアアアアアアアア!!!」
蔵馬屋 敏樹:まっすぐいって! ぶっとばす!
矢郷隆二:ド根性で受け止めて!殴り返す!!
矢郷隆二:ガツン、と誰よりも重い拳が蟀谷に打ち込まれる
矢郷隆二:脳が揺れた先に見えるのは、かつての友。
矢郷隆二:そして俺じゃない俺が歩んだ人生の走馬灯
矢郷隆二:(ハッ、かっこいいじゃねえか。矢郷隆二)
矢郷隆二:(なら、俺も)
矢郷隆二:「まだまだ」
矢郷隆二:「突っ走らねえとな!!」
矢郷隆二:(ああ、暴走(ハシ)れ!矢郷隆二!)
矢郷隆二:二人分の暴走(ユメ)が乗った拳が空気を切り裂いて
矢郷隆二:そして───


DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~”


GM:破壊を遂行しました! お疲れさまでした!
矢郷隆二:お疲れ様でしたー!
GM:配布経験点はDロイスなど諸々合わせて20点!それに侵食ボーナスよ!
広木雅斗:お疲れさまでした!!!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたーーーー
矢郷隆二:23点ね!
GM:でもまあメイン組は二十点だけ成長に使ってね!
別天ネムレ:お疲れ様でした――!!!! 25点いただきます。
別天ネムレ:20だけ?
別天ネムレ:使わず残しておけばいいってわけね
GM:成長のバランスをね……そういうことでおねがいします!
別天ネムレ:はーい
GM:いや~~~~~無事に終わりました、第二特異点
別天ネムレ:五人卓いこうぜ! って言った時はびっくりしたけど、長い卓になりながら、ダレることなく熱いまま突っ走りましたね~
広木雅斗:GMによる火力前回の卓でした
広木雅斗:それに少しでも応えられていたなら・・・嬉しい!
GM:いやマジ
矢郷隆二:楽しかったですねー!バリバリヤンキーできる機会はマジでないので!
GM:すごい勢いで突っ走れて
GM:最高でした
GM:CRCやりたくてBCやりたかったので
”彷徨する者”モモ:24点もらいます!
”彷徨する者”モモ:20点だけ使えばいいのねん
GM:それでお願いします!
GM:いやこう
GM:みんなすごくこう
GM:持ち味がこう
GM:出てて・・・・・・・・・
GM:最高
広木雅斗:「オレじゃできん・・・」とみんなに対して思っていました
GM:めちゃ最高になってましたからね
”彷徨する者”モモ:広木さんも最高でしたよ!!
別天ネムレ:広木くんは言語センスが少年ぽさとヤンキーさと柔らかさがあって、雰囲気の清涼剤でしたね。
別天ネムレ:かと思ったら最後の最後にあの巨人化なのですげえよ……
GM:そうそう
矢郷隆二:あの巨人化は、びっくりしたよねw
GM:あれが神の一手だった・・・・・・
”彷徨する者”モモ:びびった
広木雅斗:前々からやりたいと思ってたけど忘れてて、でもクライマックスの途中に思い出しました
”彷徨する者”モモ:そのまま飛び去ったのも含めて
王佐(ワン・ズゥォ):ウルトラマンいいよね
GM:ウルトラマンめちゃ良かった……
GM:こういうのが見られるのがこう
GM:卓の妙味……
別天ネムレ:色んなところで瞬間瞬間必死で生きてるライブ感が発生していましたね
GM:有限無限さんの爆発力、やはり真実(ガチ)
GM:ライブ感を巧みに調律する王佐さんがやはり強かったですね
GM:PC5お願いして正解だった……
広木雅斗:王佐さんの対応力は異次元級
矢郷隆二:何故暴走族と三国志が綺麗に結びつくのか
”彷徨する者”モモ:ほんとですよ!!!
GM:暴走族と三国志がきれいに結びついた理由、中村さんとぽぽさんが居たからだと思いますよ
GM:大河だった
別天ネムレ:最後の固有結界といい、周りを綺麗に一つの世界観にまとめ上げちゃうんですよね
別天ネムレ:ぽぽさんご自身が魔術師だわ……となりました
”彷徨する者”モモ:赤壁の戦いになるの草だった
広木雅斗:固有結界持ちだった・・・
王佐(ワン・ズゥォ):三国志にできる隙はねらってたので
広木雅斗:虎視眈々と・・・
GM:自らも激流を生み出してましたからね王佐さん……
GM:魔術強いわ
GM:矢郷くんは
”彷徨する者”モモ:モモとの問答も良かったですね
GM:終始ボスとバチバチしてくれたのでGMのモチベーションもバチバチさせてくれて……ありがとう……
”彷徨する者”モモ:恐々としながらやってました
GM:王モモ問答、キテたよね……
広木雅斗:リュージはマジでいい男だった・・・
矢郷隆二:一気に引き込んでったよね、あそこ
王佐(ワン・ズゥォ):ミヒャエルエンデは領域の一つなので
王佐(ワン・ズゥォ):大変楽しかったです
”彷徨する者”モモ:よかったーーーーモモ像を壊してたらめっちゃもうしわけねえええええって思いながらやってました
”彷徨する者”モモ:ほっとしてた
GM:すごい噛み合ってたよねえ……
矢郷隆二:僕はOPで一気にキャラを立たせてもらえたのですごくありがたかったです。
”彷徨する者”モモ:矢郷さんマジでよかった
”彷徨する者”モモ:歴史を感じた
広木雅斗:いきなり感情のぶつけあいで良かった
GM:あそこらへんはもう今のEDを想像してたのでそっから逆算して
別天ネムレ:OP、GMもキレッキレに気合いこめてたからねえ
GM:「そうはならなかった」をやりました
別天ネムレ:おお……
広木雅斗:計算の内だった・・・ってコト!?
”彷徨する者”モモ:すげえ!
矢郷隆二:ほう……!
GM:あのEDだけはぼんやりと想定してたので
GM:こう、うまくね1
広木雅斗:決別から始まり、友との未来で締める……と
GM:喧嘩に始まり喧嘩に終わるとも言う!
矢郷隆二:ちょっとだけの心残りは、トシの最後の攻撃に耐える演出が出来なかったことかな。
GM:ああ~~~~~
矢郷隆二:"三千釘"は沈まねえ!!!ってやりたかったw
別天ネムレ:あー、そこはね……
GM:そこもうちょっと細かくディレクションすればよかったな……ごめんね……
別天ネムレ:お前は倒れてもいいんだぜ、でキャー矢郷さーん! となったのが、その後の立ってる・耐える描写はなくて、おや? とはなった。
矢郷隆二:いや、あのケリもライブ感が強くてよかったですよ!
GM:こう、石化したウルトラマンへの攻撃をさ
GM:切り払うイメージでいたんですよね
広木雅斗:すまねえ・・・!デカくなってしまって・・・
GM:それで生まれた時間でウルトラマン復活みたいな……
別天ネムレ:矢郷さんが良いのならおいらからは何も文句はないぜ……!
”彷徨する者”モモ:デカくなってすまねえってどういう謝罪なのかwwww
GM:……よし
別天ネムレ:この卓でしか聞かない日本語、ちょいちょい出てきたよね
”彷徨する者”モモ:最高なので大丈夫
GM:入れようぜ!!!!!!!!!!!!!!!
矢郷隆二:初めて聞いた言葉
矢郷隆二:大丈夫だよ!w
GM:ちょっと切り払って耐えた文章をログに入れてもらいましょう!!!!!!!1 円卓のサムトーさんに!!!!!!!!
”彷徨する者”モモ:無理させてんじゃねえwwwww
広木雅斗:サムトー卿にも感謝・・・ログをすごく良い感じにしてくれて・・・
GM:このキャンペーンはサムトーさんの円卓技巧に支えられております……!
別天ネムレ:サムトーさんには頭が上がらねえんだよな
矢郷隆二:w
GM:良し、というわけで
GM:感想戦もいい感じになったところで!
GM:ここはかいさん!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたーーーー!!!
矢郷隆二:さっしたー!
王佐(ワン・ズゥォ):お疲れさまでした
別天ネムレ:お疲れ様でした――!!!!
広木雅斗:お疲れ様でしたしたぁッッッ!!!!!
GM:お疲れさまでした!!!!!!!!!!

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次回

第一号微小特異点"アリスインワンダーランド~灰色兎と紫煙の魔術師~”

第二.五特異点 “天覧阿修羅道 カキンキュウ~朽ちぬ黄金の城~”