ダブルクロスFGOキャンペーン 第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”


PC1:“スリーピングデーモン”別天(べってん) ネムレ(キャラシート)PL:藤(肉球)
PC2:“彷徨する者(ストレンジャー)”モモ(キャラシート)PL:つける
PC3:ディオニュソス(キャラシート)PL:そごう
PC4:“アステルの娘”アリアン(キャラシート)PL:嗣子
GM:海野しぃる

メインログ雑談ログ

関連セッション

第零特異点「特級英雄工廠アーカムシティ~黎明のカリヨン~」


目次

プリプレイ

GM:それではこれより
DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”
を開始していきたいと思います

GM:よろしくおねがいします!
アリアン:宜しくお願い致しますっ
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!
ディオニュソス:よろしくおねがいします!
別天ネムレ:よろしくお願いします!
GM:まずはトレーラー公開からだ
GM:ミュージック、スタート!

「ふたりが遠くなっても
あの日が遠くなっても

忘れられない
消えたりもしない
抱きついて泣いて笑った
ぬくもりがあるから

抱きしめ合うって魔法
私の勇気の場所
何度だって生まれ変わる

夢に嘆く時代が
私を試すけど
ひとりじゃない 私は」


RW(レネゲイドウォー)
超常の能力を持つヒーローたちが公然と跋扈し、安寧を巡って争う『オーヴァードたちの時代』。
その歴史が今、侵略されようとしていた。
舞台は白亜の大迷宮広がる古代ギリシャ、エーゲ海。
第一の侵略者はミノスの大迷宮。地表を覆い尽くすラビリンス。

「われらが祖神、タウロポロスよ――わが行いを照覧あれ!」

初陣を飾るヒーローたちが出会ったのは二人のオーヴァード。
片や、人々を守るべくオリュンポスの神々の手により生まれし神造機兵。
片や、蚕食により息吹を奪われし蒼き星の断末魔がいざなった英雄級超越者。
此度、今宵、この場、ヒーローたちが踏み入れし戦いはいずれ神話となる物語。

DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”

作戦内容は解放。
ヒーローよ、世界を守れ。
ヒーローよ、人々を救え。

GM:ハンドアウト公開と自己紹介!
GM:PC番号逆順で、まずはPC4、アリアンから!
GM:嗣子さんお願いします!
アリアン:はい。
アリアンキャラシート
アリアン:「私は月と星を祀る神官--秩序をこそ奉じるものです」  「異なる時空より渡られたまれびとよ。私はあなた方を歓迎いたします」
アリアン:という感じの、現地人枠!
アピス:村を守る巫女さんだぜ!
アリアン:お堅いまじめな神官少女であり、現地集落に所属する唯一のオーヴァードです。
アリアン:こらアピス。またしゃしゃりでて…!
アリアン:この子はまあ、パワーソース:ビサイド相当の神使のアピスくんです。まあマスコットみたいなものですね。
アピス:へへっ、わりぃなアリアン!
アピス:いつも支えてるのはオイラってことさ!
アリアン:まあ、人手が増えるのはありがたいことなので、いいんですが。
アリアン:古代ギリシアーーそれもかの輝かしきアテナイやスパルタさえなき時代。だいたい縄文時代くらいの暮らしですからね…
アリアン:一応今の服装が普段着です。戦闘中は、色々変身というか、服装も変わりますので。
アリアン:実際、オーヴァードとなったのもそう前でなく、なんとか災厄が出てくるのとほぼ同時。まあギリギリで…これも神々の思し召し、ということでしょうか。
アピス:古代ギリシャが生み出した最強機械巫女!
それがこのアリアンって訳さ! 輝く神の名の下に! 全てを拳で打ち砕くぜ!

アリアン:拳ではなく一応、ありがたい祭器なんですよこれ。まあこれでぶんなぐってるんですけど…
アピス:ま、それはそうだが……まあいい!
アリアン:ちょっとやり取りで色々長くなってしまいましたが。こういう真面目神官少女であり、皆様とのやり取りで少女らしさものぞかせていきたいですね。
アリアン:データは…フルパワー雷神復讐の刃です。以上。
アピス:そんなアリアンのハンドアウトが来てるんだってよ!
アリアン:あ、ごめんね。お願い。

PC4:アリアン(PL:嗣子)
シナリオロイス:ミノタウロス 推奨ロイス→連帯感/憐憫
「可哀想なアステリオス、可哀想なミノタウロス
 あなたは怪物だから、空の色さえ知らないの
 そんなあなたを誰が救ってくれるのでしょう」
繰り返される日々、閉ざされた空、終わりなき迷宮。
あなたはここで今を生きる少女に過ぎない。
変わったものと言えば神々から与えられた力。村の周囲を徘徊する怪物、灼熱の猛牛ミノタウロス。小さな体でやかましい相棒。それに、ディオニュソスを名乗る少年。
そして、その日、空から訪れた二人組のヒーロー。
あなたの運命の車輪が回り始める。

アピス:つまり……運命の出会いって訳だな?
アリアン:そう、なるのでしょうか…?
アピス:自分の幸せ、掴み取れよ?
アリアン:正直まず戦力がばかみたいに足りないので、ありがたいですね。
アピス:切実
アリアン:ヒーロー、というのも。初めて耳にします……ふふ。
アリアン:では、どうかよろしくお願いいたします。
アリアン:plは、嗣子(しし)と申します。基本DX3rdばかりしている、PLばかりの女の子キャラばっかしているなまものでございます。
アリアン:皆様にはいろいろとお手数をおかけしてしまうかもしれませぬが、どうかよろしくお願いいたしますね。
GM:よろしくおねがいします!
GM:それでは次行くわよ!
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!
GM:PC3! デュオニソス!
ディオニュソスキャラシート
ディオニュソス:「森よ、聞くがいい。わが肉体、わが血潮、饗応と狂乱をもたらすもの」
ディオニュソス:迷宮異変の発生後、PC4の前に現れた長身痩躯の少年です。
別天ネムレ:よろしくお願いします!
ディオニュソス:アンティキティラの機械を思わせる積層歯車を先端に備えた杖を携行し
ディオニュソス:自らを葡萄酒と酩酊の神と名乗っています。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:神と来たか、面白い……
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:貴様も、良い物語になってくれそうだ
ディオニュソス:貴様は………!
ディオニュソス:一見して人間と同じ見た目ですが、その肉体は古代レネゲイドビーイング達の超テクノロジーの産物であり
ディオニュソス:その血液には人々を酩酊させる力があり、また様々な獣を象った姿に変化して直接敵を襲う事にも優れます。
ディオニュソス:神々と人の媒をするべく生み出された生命体でありながら、その瞳には溌剌とした希望ではなく厭世的な疲れが滲んでおり
ディオニュソス:およそ少年らしからぬ振る舞いをしますが、現状人類を守るために行動しているのは確か
ディオニュソス:PC1,2の味方として行動します。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:素晴らしい
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そんな貴様の運命を書き記してやろう
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ま、人並みに生きて果てるが良い

PC3:ディオニュソス(PL:そごう)
シナリオロイス:“パルプ・フィクション”有葉緑郎 推奨ロイス→興味/殺意
古代ギリシャ、神界。先史文明の主役である神は、人類への遅滞無き地球支配権の継承を行うべく、様々な超科学発明の最終調整にあたっていた。
あなたは神と人の間に立つべく作られた先史文明の最後の発明品、神々の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースである。
そんな中で、何者かがあなたの母神である惑星開発用機械神デメテルの残骸を悪用し、世界を迷宮で覆い尽くす為に活動を開始した。
時空干渉装置とインターネットと正体不明のシンドロームを併用し、電子仮想空間を用いた情報交換のみで行われる未来からの侵略。
侵略者の名は有葉緑郎。人類の中から出て人類を滅ぼさんとする者。
だがおかしい。あの男一人では、この時代で活動することなどできない筈だ。あなたは協力者を発見し、始末するべく、迷宮の起点に近いアリアンという少女が統べる集落に滞在しながら調査を続けることにした。

ディオニュソス:お前は機械だぜ! って言われてめちゃビビったハンドアウトです
ディオニュソス:でもFGOなら当然そうだよな……!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ギリシャといえば由来不明の超機械文明! 知らぬとは言わせぬぞ、神の子よ!
ディオニュソス:当然知っているとも。そして有葉緑郎!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:なんだっ! 神の子よ!
ディオニュソス:不躾な密航者よ。貴様を暴いてみせよう。
ディオニュソス:あ、データはピュアブラムスRCです。死にかけてると撃てない起点と死にかけてないと撃てない起点のどっちかは使えるというピーキー構成 両方使えるといいですね
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:はい、ミドル戦闘も予定しているので頑張っていこうね!
ディオニュソス:PLはそごうって言います。DX3rdばかりやってます。チンピラとかオカルトキャラを好んで使う傾向がある。
ディオニュソス:て感じ! よろしく!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:よろしくね!
GM:では次!
GM:PC2! つけるさんのモモちゃん!
”彷徨する者”モモ:「あたしは、モモ。アーカム・シティからマスターのネムレと一緒に来たの。今回も大変なことが起こりそうだけど、嬉しい出会いがあるといいなあ」
”彷徨する者”モモ:フォーリナーとして現れた少女、そして別天ネムレのオマケ。
ミヒャエル・エンデの著作「モモ」の主人公としての情報を持っているが細かな差異があり、灰色を纏う。
世界の果てで眠る途方もない存在の失われた知性の粒子が、か細い幻の姿と情報で以って生まれた存在。

”彷徨する者”モモ:ふわふわしているようで、図々しいところも多々あり危機的状況も楽しんでしまう図太く結構イイ性格をしている。
結構いろんな人に対して謎の年上ムーブをする「パパ(として)活(動している)少女」です

”彷徨する者”モモ:セットアップに戦術とファンアウトをばらまき、妖精の手でアシスト
倒れている人が居たら世界樹の葉、生きてたらまたアドヴァイスと導きの華を撒きます。
天性のひらめきでミドルの情報収集もします、ドクタードリトルで動物とお話もできる。

上戸ノア:召喚者としちゃあちょっとゆるふわで心配になるんだけどな
上戸ノア:今回も頑張ってくれよ
”彷徨する者”モモ:「任せてくれて大丈夫よ、ウェイトリー」
”彷徨する者”モモ:「あたしはなんでも抱えていけるもの」
上戸ノア:ああ、だけど、一人で抱えちゃいけないよ。
上戸ノア:この旅はきっと、それを知る旅なのさ。
”彷徨する者”モモ:狂った神、暴虐の王、孤独の父
”彷徨する者”モモ:”それ”はすべての罪を飲み込まんとする
”彷徨する者”モモ:以上です
上戸ノア:それではハンドアウト!

PC2:“彷徨する者”モモ(PL:つける)
シナリオロイス:別天ネムレ 推奨ロイス→連帯感/隔意
あなたはこの世界の外からレネゲイドを通じて仮初の命を得た存在に過ぎない。
「世界を守れ」
「別天ネムレを守れ」
あなたを召喚した魔術師は、あなたとそんな契約を交わした。
果たして、未だ時空変異への対抗策を持たぬ状態で、別天ネムレとあなたは、ゼノスを名乗る者の計略により時間移動の事故に巻き込まれ、古代ギリシャの迷宮へと閉じ込められた。
契約を果たす時は今をおいて他に無い……とはいえ、人間の言う『守る』とは、実のところまだ良くわからない。
それでもこの旅を通じて、また一つあなたは知ることになるのだろう。
あなたの人生は今始まるのだ。

”彷徨する者”モモ:「がんばるぞー!」
上戸ノア:という訳で、ゼノスとかいうRWには存在しない連中が現れています。
上戸ノア:頑張って!
GM:PL紹介は! 第零話でやったのでPC1とPC2はスキップです!
GM:それでは次! PC1! ネムレくん! ふじさんどうぞ!
別天ネムレ:「こんばんは。いよいよ初任務の日が来て、いささか緊張している」
別天ネムレ:「出撃自体は初めてでもないが、いよいよ時空を超えるというのはさすがに経験がない。それが出来ると保証され、頼もしい相棒がいてくれるんだから、余計な力は抜いていきたいけれど。……それでも少し、気が浮かないのは」
別天ネムレ:「おれの時空を超える適性が、あの忌まわしい〝輪廻の獣〟によるものだから、だろう」
上戸ノア:呪いが救いになる日が来た
別天ネムレ:「獣のサンプルとして保護され、観察されるより以前の記憶はおれにはない。どうしてこれを背負ったのか、まるで。それでも。この力が少しでも役に立てられるなら、ためらっていちゃいけないんだろうな」
上戸ノア:そう、そういうことさ。
上戸ノア:黎明のカリヨンは君の行く手に鳴り響く。
上戸ノア:頑張ってくれよ、ヒーロー。
別天ネムレ:「胸を張って、おれはこの一歩を踏み出そう」
別天ネムレ:「〝スリーピングデーモン〟別天ネムレ、出撃します!」
上戸ノア:そしてそんな君の今日の運命はこれだ。

PC1:別天ネムレ(PL:人食い藤)
シナリオロイス:“パルプ・フィクション”有葉緑郎 推奨ロイス→興味/敵愾心
貴方は輪廻の獣をその身に宿し、高い時空転移適正を持つ新人ヒーローである。
その才能を見込まれ、時空異変調査隊“アルス・マグナ”のリーダーに任命された。
ところが調査に使用する時空移動装置の試験中に事故が起きる。
あなたと唯一のチームメンバー“モモ”は時間移動の最中、見知らぬ土地に放り出されてしまったのだ。
「ようこそヒーロー諸君。俺はゼノスエージェント“パルプ・フィクション”。人間としての名は有葉緑郎だ。コソコソと時間を越え、計画を嗅ぎ回っていたようだがもう遅い。貴様ら纏めて14(アノヨ)行きだ」
有葉がけしかけた漆黒の怪物“ミノタウロス”に襲われたあなたたちだったが、間一髪のところでアリアンを名乗る少女とディオニュソスを名乗る少年に救われる。
こうして、すでに時間をめぐる異変が始まったことを理解したあなたはモモと共に二人に同行することとなる。
運命の車輪は回り始めた。同じ場所には二度と戻らない。

別天ネムレ:性能ですが、ウロボロスバロールで、黒の鉄槌でしこたま殴りつつ、同エンゲージは雷の剣を噛ませてやっぱり鉄槌で殴るし、迎撃の魔眼で殴り返したりもする鉄槌パンチャーです。
別天ネムレ:少しだけレネゲイドディゾルバーで妨害もできる。必殺技として裏切りの真名を積んでおり、ややピーキーなきらいもありますが、ヒーローズクロスとメモリーで侵蝕バランスを試みています。
別天ネムレ:以上、よろしくお願いします!
上戸ノア:よろしくおねがいします!
GM:それでは改めてこの四人でやっていこうと思います!
GM:よろしくね!
アリアン:宜しくお願い致しますっ
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!!
GM:というわけでまず早速PC1,2のOP
ディオニュソス:よろしくおねがいします!
GM:いってみよう!
別天ネムレ:ひあうぃごー!
”彷徨する者”モモ:よろしくおねがいします!

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OP1「時を越える旅」

GM:【OP1「時を越える旅」】
登場PC→別天ネムレ、モモ

GM:登場侵蝕どうぞ
別天ネムレ:1D10+33 (1D10+33) > 9[9]+33 > 42
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:33 → 42
”彷徨する者”モモ:1d10+40 (1D10+40) > 10[10]+40 > 50
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:40 → 50

GM:静かなジャズの流れる喫茶店。喫茶アソート。
GM:その地下にはUGN肝いりで建造された最新鋭の実験施設が存在する。
GM:まるで時を封じ込める棺のようなその装置の前に、別天ネムレ、モモ、上戸ノアの三人は立っていた。
上戸ノア:「今日から時間遡行の実証実験が開始される。さしあたっては近い時間、場所から飛んでいくことになるだろう」
上戸ノア:1999年、バッドシティと書かれた地図がホワイトボードに貼り付けられる。
上戸ノア:「たとえばここ。東京近郊でレネゲイドも濃厚。飛んでいくのにはピッタリだ」
別天ネムレ:「明治大正時代を想像していたら、かなり近い時代なんでですね」
別天ネムレ:大きな瞳を、一回り大きく見開く。
”彷徨する者”モモ:ほあーとしている
上戸ノア:「ああ、ここでは賢者の石の争奪戦が起きている」
上戸ノア:「これがどうにもきな臭いみたいでな。そんな争奪戦が起きたなんて記憶は無いのに、この研究所の測定装置では確かに争いが確認され、異なる時代からのオーヴァードの干渉らしき形跡も発見されている」
別天ネムレ:「なるほど。介入したものの目的がなんであれ、嫌な予感しかしませんね」
”彷徨する者”モモ:「……遊びに来ただけっていうことはないのかしら」
”彷徨する者”モモ:「でも、遊びに来た先で悪いことをしているんだから」
「それはダメなことよね」
うんうん。

上戸ノア:「分からん。蔵馬屋敏樹というオーヴァードが今の所持者だが、これは現地人だし、干渉者は何をしているかも全くつかめていないんだ」
上戸ノア:困り顔で肩をすくめる。
別天ネムレ:「旅の恥はかき捨てと言うが、捨てても消えないのが恥というものだ。恥も悪も、どこで為してもいいものじゃないね」モモに。
”彷徨する者”モモ:「そのとおりだわ」ふんす
上戸ノア:「まずは時間移動の実績を作り、我々のプロジェクトが無茶無謀ではないと示さなくてはいけない。さもないと……」
別天ネムレ:「では、我々は現地で蔵間屋というオーヴァードに接触、または観察していくことになりますか」
上戸ノア:「ああ、頼む。一応この時代の本人にも話を聞いてはいるんだが、そんな記憶は無いらしい。当時はピュアキュマイラの強力なオーヴァードヤンキーだったから、下手に刺激するなよ?」
別天ネムレ:「いざとなれば眠っていただきますが、不自然な睡眠は健康に悪いですしね」首をすくめる。
”彷徨する者”モモ:「任せて!!!」
「しないわ!!」

”彷徨する者”モモ:(もふもふくらいならいいかなあ)
別天ネムレ:キュマイラだからって哺乳類とは限らないんだぞ
別天ネムレ:「ところで」
別天ネムレ:「プロジェクトの実績が作れないと、何かまずいことがあるようなこと、言いかけませんでしたか?」
上戸ノア:「……あー、それね」
上戸ノア:頭をかいてにへらと笑う。
別天ネムレ:大人の事情があるんだろうなあ、と半目でじーっと見つめている。
上戸ノア:「ラピスフィロソフォルムの社長が、任務で瀕死なんだ」
上戸ノア:「ああ、正確には前社長か」
”彷徨する者”モモ:「旦那さんのほうね」
面識なし

別天ネムレ:「初耳ですよ!?」
上戸ノア:ノアがテレビをつけると「ラピスフィロソフォルム前社長! クレタ島にて古代の超凶悪ヴィランと激突! 相討ちか!?」という見出しが踊っている。
上戸ノア:「俺もさっき聞いた。びっくり」
別天ネムレ:「えぇ……」
”彷徨する者”モモ:「随分と遠いところね」
クレタ島に注目していた

上戸ノア:「ああ、どうも神に匹敵するジャームが生き残っていたらしい。あの人、賢者の石捨てたのに相討ちで済むなんてすげえよな。まあそういう訳で、会社の危機だからこそ成果だけは出さないと本当に不味い」
別天ネムレ:前社長の奥さんが現社長、すなわちネムレの上司にあたる。
別天ネムレ:「レディ・石刀のためにも、前社長のためにも、ますます気合いが入りますね……!」
別天ネムレ:頭痛をこらえるように、眉根の間に深く深くしわを寄せながら言う。
別天ネムレ:「前社長がご無事であることを祈ります」
上戸ノア:「ああ、八里社長が帰ってきた時の為に、しっかり実績上げていこうか!」
”彷徨する者”モモ:「ええ、成功をお土産に出来るようにするわ」
別天ネムレ:もはやためらう理由はない。「行こう、モモ」
”彷徨する者”モモ:「ええ、ネムレ」
”彷徨する者”モモ:じゃあ、ぎゅっと手を握る
別天ネムレ:「初めての時空転移だけど、きみが相棒で心強いよ」
別天ネムレ:握り返す。
別天ネムレ:「行って、勝って、生きて帰ったら、またパフェでも食べよう」
”彷徨する者”モモ:「ええ、ちゃあんと帰ってきましょうね」
”彷徨する者”モモ:此処へ、この場所へ
”彷徨する者”モモ:「引きずってでも連れて帰ってくるわ」
別天ネムレ:「ふふ、それはちょっと恥ずかしいな」
別天ネムレ:「きみの前で格好付けられるよう、がんばるよ」
別天ネムレ:手を離し、コフィンへ向かって身を横たえようとします。
”彷徨する者”モモ:じゃあ其れに倣いましょう
上戸ノア:二人が装置に入ったのを見てから、自らの魔眼を装置内部に注入し、静かに印を結ぶ。
上戸ノア:定願印、文殊印、誉具尊印。
上戸ノア:「量子揺らぎ確認、世界線振幅増大、因果経路交錯、仮想過去策定完了。時の棺(コフィンホテル)、起動する」
上戸ノア:左の手のひらに、右拳を打ち付けると同時に、周囲のコンピュータの画面に無数の文字列が走り始めた。
上戸ノア:「“スリーピングデーモン”別天ネムレ、“ストレンジャー”モモ、ヒーローチーム“アルス・マグナ”の指揮官として、叡智の番人が君たちに出撃命令を下す。世界を、守れ」
上戸ノア:つけっぱなしのテレビは「戦いの余波によるクレタ島の沈没」を報じていた。

GM:シーンここまで!
ロイスとかは説明用タブで宣言しておいてください!

別天ネムレ:ロイス、モモ ●P好意/N不安「彼女の前で無様をさらさず戦えるといいな……」
GM:それでは次!

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OP2「神は星海の果てより来たる」

GM:【OP2「神は星海の果てより来たる」】
登場PC→ディオニュソス

ディオニュソス:1d10*36 (1D10*36) > 1[1]*36 > 36
ディオニュソス:打ち間違えです 侵蝕37に

system:[ 別天ネムレ ] ロイス:3 → 4
GM:BC????年
GM:確たる時間も確かめられぬ伝説の時代こそが、あなたの生きる“今”である。
GM:メンテナンス用の自動機械が定期的に清掃を行い、エーゲ海に注ぐ太陽を用いたメガソーラーによる照明も完備。飲用可能な水が流れる小川のせせらぎまで聞こえる清潔な空間にあなたは居た。
GM:一見すればそれはスペースコロニーの一角のようにも見えたが、その実、後の世に名高きミノスの大迷宮である。
GM:心地よい風景だったことだろう。
自動機械が清掃しているものが、食い荒らされた人間の骨と腸でなければ。

ディオニュソス:「…………」
ディオニュソス:小さく死者への祈りを捧げる。
医療用ナノマシンのお陰でまだ命がある狩人:「助けて……たすけてくれ……」
医療用ナノマシンのお陰でまだ命がある狩人:自動機械に運ばれそうになっている男が、うめき声をあげる。
ディオニュソス:「生き残りがいたか」
医療用ナノマシンのお陰でまだ命がある狩人:どこから声を上げているのかも分からないような酷い怪我だ。
ディオニュソス:鋭く振り返りながら。短く口訣を唱える。「森よ──」
ディオニュソス:杖の先端。いびつな松笠状に危うい均衡で噛み合った歯車装置が仄青い魔術光を湛えて駆動する。
医療用ナノマシンのお陰でまだ命がある狩人:「ああ……その光は……!?」
ディオニュソス:迷宮の大地から葡萄の蔦が生え、自動機械を拘束する。同時、杖を振り下ろす。
ディオニュソス:「砕け」
GM:そもそも戦闘用の機械ではない。清掃ロボットだ。
GM:その一撃と共にあっさりと壊れ、狩人の男を解放する。
ディオニュソス:《生命治癒》
ディオニュソス:HP1点を消費。
医療用ナノマシンのお陰でまだ命がある狩人:「お、おぉ……!?」
重傷だがまだ間に合う狩人:「身体が……」
ディオニュソス:指先を噛み切って、血を一滴男の額に垂らすと、傷がみるみる修復されてゆく。
なんとか歩ける狩人:「痛くない……!?」
なんとか歩ける狩人:「動く! 足が! 頬が裂けてない! ありがとう! ありがとう旅のお方!」
ディオニュソス:「あまり大げさな動きをするな」耳を押さえる。
元気な狩人:「けど見てくれよ、これ! こんなに治るなんて、うちの巫女さまみてえなお方が他にも居たんだなあ!」
ディオニュソス:「お前の肉体は酩酊麻痺している。自認ほどには調子は戻ってないぞ」
ディオニュソス:「……待て、巫女? そう言えば先程も、俺の魔術に見覚えがある様子だったな」
元気な狩人:狩人はしょんぼりとした顔をするが、まあそんな顔ができる程度には元気になっていた。
元気な狩人:「へ、へえ。実はおらぁこの近くの村のもんで、そこにはポセイドン様を……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「説明は」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パチッ、と指を鳴らす音。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺がしよう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:次の瞬間、狩人は眠るように気絶した。
ディオニュソス:「俺はこの男に話を聞いていたのだが」
ディオニュソス:倦むような視線を声の方に向ける。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「出番は有限だ。運の悪い狩人にこれ以上くれてやる気分にはなれなくてね」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ニタニタと笑いながら、迷宮内部の少し高くなった神々の像に腰掛けた男が見下ろしていた。
ディオニュソス:「役者を気取るには少々」
ディオニュソス:手首を杖の歯車に擦過させ。切断した血管から血を地面に振りまく。
ディオニュソス:「行儀が成っていないんじゃあないのか?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺はこの時代を狙う侵略者(コンキスタドール)だぜ? 無作法上等じゃないか」
ディオニュソス:土からロバが生まれ、狩人を背に乗せて地上へ向かっていった。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ずず、と男の背後に炎をまとった巨人の影が浮かぶ。
ディオニュソス:「……ふ」
ディオニュソス:小さく息を吐く。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「――そう、お前の敵だよ。ディオニュソス。この時代の人間どもを守ろうとする神の走狗よ」
ディオニュソス:笑声ではない。溜め息といった調子だった。
ディオニュソス:「この迷宮が貴様の仕業だと? ならば話はいくらでも聞きたい。必要のない面倒事に巻き込まれているんだ、俺は」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「君のお父上が最後の力で君を送り出したんだろう……泣けるじゃないか。希望を繋いだんだねえ君に」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ま、無駄に終わる訳だが」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:炎の巨人がゆっくりと姿を変え、炎をまとった黒い雄牛となる。
ディオニュソス:「…………その姿は」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:謳うようにそう叫んだ後。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ミノタウロスだよ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺が少しばかりアレンジさせてもらったが、ねえ!」
生ける漆黒の炎:蹄から黒い煙がもうもうと立ち上がる。
生ける漆黒の炎:炎の如き赤い瞳、隆起する筋肉、立派に生えた七本の角。
生ける漆黒の炎:轟々と叫び声を上げるその姿は、まさしく迷宮の怪物だった。
ディオニュソス:「…………侵略者とはよく言ったもの」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「文化の簒奪、剽窃、盗用。やはり侵略とはかように野蛮で無粋でなくてはな?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「来い、善にして混沌なるオリュンポスの神よ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺は、お前たちの敵だ」
ディオニュソス:「クレタの怪物、秩序に牙するに相応なモチーフだ。未来人よ。故に認めよう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パチッ、と指を弾く。それと同時に漆黒の雄牛がディオニュソスへと疾走を開始。
ディオニュソス:「貴様を打ち払わねばならん」
生ける漆黒の炎:高速で振動する金属が幾度もぶつかり合うような奇妙な雄叫びを上げ、黒煙のお牛はディオニュソスへと角を繰り出した。
ディオニュソス:マギアの呪句を口ずさむ。杖の歯車が高周波を奏で、傷口から溢れ出した血液が雄々しき角を持つ巨大な鹿へと姿を変える。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ふむ、伝承とは少し違う力だな。面白い」
ディオニュソス:蹄が石畳を擦る。
ディオニュソス:嘶きとともに激突し衝撃突風が両者の纏う衣服をはためかせる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ほう!」
ディオニュソス:「俺たちを伝承でしか知ることのない時代、果たしていかほどの未来か」
生ける漆黒の炎:激突と同時に巨体が揺れ、一瞬だけ姿が揺らぎ、全身から血しぶきの代わりに黒煙が漏れ出す。
生ける漆黒の炎:怪物の側が明らかに力負けしていた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「大した力だ。流石にこの時代はレネゲイドの濃度が違うか」
ディオニュソス:「それほど先の歴史から神に反旗を翻すヒトが現れる。それは少しだけ面白い……が」
ディオニュソス:「手ぬるいのではないか、侵略者」
ディオニュソス:更に杖の下端で地を叩き、2体の剣を携えたサテュロスを生み出す。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「フィランダー発掘隊によるレネゲイド拡散程度では、出力が追いつく訳もなし、か」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:万年筆を空に走らせる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:『いあ がしゃんな にゃる がしゃんな いほうんで ふたぐん』
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:古代アクロ語で筆記されたその文字は空中で形を為し、女性的なシルエットを形成した。
ディオニュソス:「異変を収める方法を詰問し、然る後に神代より蹴り出そう。捕らえろ!」
冠を戴く白き鹿姫:サテュロスと有葉の間に割って入るようにして、それは現れた。
冠を戴く白き鹿姫:光の壁を展開し、迫る者を容赦なく妨げる。
ディオニュソス:「おかしな土壌のまじないを使うのだな、異邦人」
ディオニュソス:警戒に目を細める。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「これは人間の想像力の結晶さ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「喜べよ、お前らのお陰だぜ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「人類はこの先、貴様らも知り得なかったアザトースシンドロームに到達する」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「寿ぎ、そして道を譲れ!」
生ける漆黒の炎:灼熱の塊へと変わる。
冠を戴く白き鹿姫:質量を持つ閃光へと変わる。
ディオニュソス:「お──」
ディオニュソス:突如発生した大規模の火炎と閃熱。
ディオニュソス:生命の実存に必要なもの全てを食い荒らしながら大気を膨張させ、地底の迷宮に低真空状態が発生する。
ディオニュソス:それはこちらの血の権能に束の間の空隙を生みながら、『潰れる』ということだ。通路自体が。
ディオニュソス:爆縮。
ディオニュソス:「(ぬかった──────)」
ディオニュソス:そして気づく。
ディオニュソス:目の前の名も知れぬ男、幻像だ。限りなく実体に近くは有るが、本体は遠く離れている。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「虎の子の光壁を使わされた上に、張り子の虎と見抜かれたか」
鹿の頭をした女性の影が崩れて消える。

ディオニュソス:「お────おお!!!」声が戻ってくる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「悪くない。だが、ミノタウロスは健在だ」
生ける漆黒の炎:傷が、漏れ出た黒煙がふさがり、その瞳にはゆっくりと闘志が戻りつつある。
ディオニュソス:「ッ──なるほど、端倪すべからざる敵よ」
生ける漆黒の炎:自爆をした。先程は押し負けて無視できない損傷も受けた。それでも、ミノタウロスは健在である。
ディオニュソス:「名乗れ。覚えておいてやる」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「“パルプ・フィクション”有葉緑郎」
ディオニュソス:崩落する通路の中で、目の前の男が周到で油断ならぬ者と認める。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「こちらも少し暴れすぎた。ここでつぶしあいは望むところではない。矛盾の螺旋の最奥で、貴様を待っているぞ。■■■■■――」
ディオニュソス:「待て」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:足が止まる。
ディオニュソス:その言葉を聞き咎めるも、一際大きく迷宮が揺れ、石材が降り注ぐ。
ディオニュソス:「その名を」
ディオニュソス:最後まで言い切ることはできなかった。
ディオニュソス:「(────気に……入らん)」
ディオニュソス:「(何をどれだけ知っているのか、知らないのか。これは宣戦布告であり、奴にとってはこの痛み分けこそ意図せざることだろうが──謎掛けでもある)」
ディオニュソス:いずれにせよ
ディオニュソス:「(覚えたぞ)」
ディオニュソス:薄れゆく意識の中で、その言葉の意味を、彼の微小機械の血液と脳神経が理解する。
ディオニュソス:三文娯楽。
ディオニュソス:”パルプ・フィクション”、有場緑郎。
GM:“生ける漆黒の炎”のEロイスを公開します

矛盾螺旋(タイムパラドクス)
常時/-/自身/至近
あなたはこの時代に存在しないものだ。
存在しないものはまた滅びることもない。
あなたが滅びることで本来存在した歴史が大きく変わってしまうが故に、あなたより未来を生きる存在にあなたを殺すことはできない。


GM:ロイスなどはとりあえず情報タブにて!
ディオニュソス:OP2 ロイス/有場緑郎/興味/敵愾心◯

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OP3「巫女は聖獣を祀り、災厄を安んじる」】

GM:そしてOP3!
GM:【OP3「巫女は聖獣を祀り、災厄を安んじる」】
登場PC→アリアン

GM:まずは登場ダイスどうぞ!
アリアン:1d10+36 (1D10+36) > 9[9]+36 > 45
アリアン:高いなあ…w
system:[ アリアン(0) ] 侵蝕:36 → 45
GM:ではいくよ~!

GM:大迷宮内部の小さな村。
GM:それがあなたの生きる世界。
GM:毎日与えられる合成肉、合成野菜、栄養タブレット、豊かで幸せな暮らし。
GM:一日一度神に祈り、人々の心を安んじる。
GM:迷宮は神の慈愛で満ちている。
GM:ただ、人を食らう漆黒の雄牛の存在を除けば、だが。
GM:あなたはその怪物“ミノタウロス”の目撃情報を村の狩人から知らされ、目撃現場で一人の少年を救出した。
GM:一先ず彼を神殿の寝室まで運んだものの、さて、どうしたものか。
アピス:「なあなあアリアン~! こんな男神殿に入れていいのかよぉ~?」
アリアン:剣槍を仕舞い、常の普段着--粗末な麻やリネンで織られたものだーーに着替えて。
アリアン:「仕方ないでしょう。かれはわれわれの狩人を助けて、あの牡牛とも敵対しているようだから」
アピス:「ちぇーっ! そういうんなら良いけどよぉ~! あんまり情とか移すなよ! ポセイドン様がうるさいからよー!」
アリアン:「そしてその際、不可思議な力を用いた、とも。私のような神の恩寵を受けたものか、それとも…」
アピス:「ま、本人に聞いてみりゃいいだろ」
アピス:アザラシのようなヒレを使って、小動物は眠っている少年の頬を叩く。
アリアン:「ええ、まあそれはわかっています。あくまで緊急避難。急に暴れても、私なら制圧できますしね……こらっ、アピス」
ディオニュソス:しばらく叩かれた後、うるさそうに払いのけます。
アピス:「オゥッ!」
アリアン:払われたアピスを掌で受け止めて。
アピス:「むきゅ~……」
ディオニュソス:「……む」
アリアン:「あまり変なことをしないの。そんなにいやなら、ほかの部屋にいっていなさいな」
アピス:「ちぇーっ、仕方ねえなあ」
アピス:二人の方をチラチラと振り返ってから部屋の外へと向かう。
ディオニュソス:ぱちり、と目を開ける。一瞬で思考が冴える。そういう機能。
アリアン:ひらひらと手を振って見送る。
アピス:「恋愛禁止だけど他の奴らが近づくとうるせえから見張っておいてやる!」
アピス:「禁止だかんな!」
アピス:テチテチと空中に浮かんだまま部屋を出ていってしまった。
アリアン:「恋愛って……何を言ってるのだか。……ああ、お目覚めになりましたか?」
ディオニュソス:「ここは……いや」
アリアン:射干玉の黒髪。エーゲの海の蒼が凝ったような瞳をした少女だった。
ディオニュソス:「礼を言おう。あの崩落の中から俺を引き出せる者がたまたま俺を引き揚げられる者が現れるとも思えん」
ディオニュソス:「巫女とやらだな、お前が」
アリアン:「ここは、あなたが助けてくださった狩人の村…迷宮に座すところです……っと。色々話したのかしら…?」
ディオニュソス:身を起こし、視線を返すのは紅の瞳である。座っているが、おそらく君より頭1つぶん以上背が高い。
アリアン:「ええまあ、私が卑しくもこの村の、当代巫女をさせて頂いておりますが」
アリアン:こちらも驚いたようでもなく、自然と目を合わせている。 
ディオニュソス:「明るいが……」窓の外を伺う。「依然、迷宮の中か、ここも」
アリアン:(まるで紅玉のような。でも、こんな傷もないものは自然にはない)
アリアン:「、ええ。日の光が通るのです。透明な板があって」
アリアン:「元の村よりずっと暮らしやすいですからね、ここは」
ディオニュソス:「…………」
アリアン:「なにか?」首をかすかにかしげる。それに伴い、髪がさらりと流れた。
ディオニュソス:「……そうだな。恩恵と犠牲。それは神々のもたらす物だ、軽々に悪と断ずまい」
ディオニュソス:「俺は気に入らんがな」
アリアン:「そうですか。でも、ここでなら皆が生きていけますーー襲われなければ」
アリアン:「季節が巡るたびに、誰かが死ぬこともなくなりました。少なくとも、水争いや実りの少なさでそうなることは」
アリアン:「われわれが、ここで生きようとすることを嫌ってもよいですが…あまり、口には出さぬほうがよいでしょう」
アリアン:淡々とした口調だった。 人の暮らしを見つめながら、それからどこか離れたような視座からの。
ディオニュソス:「ここ迷宮の揺籃は、お前たちの運命を遮るぞ」
アリアン:「運命は、只人には見えぬもの」「名高き王者や賢人でさえ、デルポイの予言を読み解けぬことがあります」
ディオニュソス:「見えぬから良いか。それで良いと言うのなら。俺は何も言わん」
ディオニュソス:その言葉から滲むのは、疲れだ。他者に運命を遮られることへの疲れ。
アリアン:「そして、ただのひとからすれば、生きるだけのことさえ戦いなのです」
ディオニュソス:「…………」
アリアン:「己から負けたいものなど、タルタロスにさえ行けませぬ」
アリアン:「…さて。起き抜けに、恩人へする話ではありませんでしたね。謝罪いたします」
アリアン:楚々と頭を下げて。
ディオニュソス:嘆息。
ディオニュソス:「礼は言うとしよう。二度世話になることもないだろうが」
ディオニュソス:立ち上がる。
アリアン:「む」
ディオニュソス:ニ、三歩ふらふらと歩いた所で、全く表情を変えず倒れます。
アリアン:その前に腕の中へ抱えている。
ディオニュソス:「ぉうぐ」
アリアン:「そのような体で、どこにいくというのです」どこか呆れたような。
ディオニュソス:「狩人に言ったことを自分で忘れていたでは」むぐむぐと胸に顔を埋めたまま喋る。
アリアン:「それこそ、あなたさまのいう、運命とやらもはたせはしませんでしょう」その細い肢体からは想像できないような膂力で持ち上げ、再度寝かせる。
ディオニュソス:「世話はない……」
ディオニュソス:「手ひどくやられたな……そうだ、だが俺はやつを倒し、ミノタウロスを討たねばならん」
アリアン:その際に、少女のからだからは日に干した柔らかい麻とリネンと、どこか甘い匂いを感じたかもしれない。
アリアン:「ミノタウロス、ですか」ぴくり、と一瞬だけ止まる。
ディオニュソス:「それは迷宮を大地から払い、お前たちを脅かすことだ」
ディオニュソス:何故か少し顔をそむけながら。
アリアン:「ふむ……それは、あの炎を纏う牡牛のことでよいのでしょうか」少し瞳をのぞき込むように身を近づけて。
ディオニュソス:「ならばここにいるべき義理もないだろう」寝かせられた状態のまま、目を合わさないようにほとんど真横を向いている。
アリアン:「いえ、確認です。私の見たことのあるものでよいのか、それともさらに増えたのかは非常に重要ですので」
アリアン:「…………なんで壁のほうを向くのです?」
ディオニュソス:「その認識で合っているとも。あれは人を食らう」
アリアン:ほとんど身を乗り出すように。今までの淡々とした声にはない、どこか不満げな色がわずかに乗って。
ディオニュソス:次の質問は無視!
アリアン:「……ええまあ、私が醜くてみたくもないというなら構いませんが」
ディオニュソス:「そういうことではないが」
アリアン:「あの牡牛相手ならば、協力はできるはずです」
アリアン:「ならなぜなのです。話す相手のことを見ずに語るのは、礼儀にもとるでしょう」
ディオニュソス:「……そうだな。ヒトにこちらが礼儀を払ってやる理由も、無いことはない。謝罪しよう」
アリアン:じ、と君のすぐそばで視線を浴びせている。 正直、ほんの少ししか離れていない。
ディオニュソス:「だが俺は女が苦手だ」
アリアン:「まるで人でないかのように言うのですね…ふむ」
ディオニュソス:居直って堂々と情けない宣言をする。
アリアン:「そうした事情があるならば、失礼をしました」そ、と身を引いて。
アリアン:「まだ子供の私でこうなのですから、やはり女衆に任せずによかったですね」
ディオニュソス:「……それはどうでもいい」
アリアン:淡々とした口調に、どこか得意げなトーン。
ディオニュソス:「協力できると言ったな」
アリアン:「人の気遣いを……」
アリアン:「ええ。先ほど、倒れたあなたを抱き上げましたように」
ディオニュソス:「…………」
アリアン:「迷宮が生まれるとほぼ同時に、私の身体には非常の力が宿りました」
ディオニュソス:ずるずると振り向く。
アリアン:このように、と剣槍を指先に呼び出し。
アリアン:中を舞っていた羽虫だけを一閃。切り飛ばす。
アリアン:どうですか、とでもいいたげな空気で胸を張っている。
ディオニュソス:「ヒトの武技の冴えではないな」
ディオニュソス:ほう、と感心したように。
ディオニュソス:「だがあれを倒すということは迷宮の時代を終わらせることなのだ」
ディオニュソス:「見えているものが全てではない。人類は今、機略を備えた敵の、計り知れぬ陰謀の中にいる」
アリアン:「ふむ………」
ディオニュソス:「俺だけでは勝てん」
アリアン:「そうなると、つまり」
ディオニュソス:「仲間が必要だ。天はそのために俺を遣わした」
アリアン:「私だけでも、あの牡牛がもし本気で追い立ててきた場合……下手をすればそのまま鏖されてしまいますね」
アリアン:「となれば……ひとまず、この村を拠点にお使いくださってかまいません」
ディオニュソス:「少し驚いたな」
ディオニュソス:「協力的姿勢が得られるとは思っていなかった。俺はヒトを酩酊させ、狂喜させ、従わせる力を持っているが──」
ディオニュソス:「ここでそれを使うつもりもない」
アリアン:「ありがたい話です。村のうちでそういうこととなれば、ひどいことになるので」
ディオニュソス:「せいぜいお前に目的を話し、その上で滞在を許すかを訊くのが公正さだろうと思っただけなのだが」
ディオニュソス:それから、少し黙り込んで。
ディオニュソス:「礼儀を払えと言ったな。ならば名乗ろう。俺の名はディオニュソス」
ディオニュソス:「葡萄酒と酩酊の神だ。偉大なるゼウスがヒトとの媒にと作り上げた、できそこないの干渉器」
ディオニュソス:【削除】
アリアン:「ディオニュソス…?神の名を名乗るとは、何か理由があるのでしょうが……」小声でつぶやいて。
アリアン:「ディオニュソスさまですね。私はーー」一瞬目を閉じて。
ディオニュソス:神。目の前の少年にそうと確信させるほどの気配はない。
アリアン:「アリアン。アステルの娘の、アリアンでございます。この村の巫女をさせて頂いております」
アリアン:まっすぐな瞳で、きみへ名乗り返す。ただひたすらに、目の前にあるものを見つめ、その更なる先を見る光を浮かべて。
ディオニュソス:「そうか」
ディオニュソス:その瞳の輝く青を認めて、わずかに相好を崩す気配。
ディオニュソス:「世話になる。アリアン、果断な娘よ」
アリアン:「ええ、ディオニュソスさま。この迷い宮の村に参られたまれびと。歓迎いたします」
アリアン:そう言ってあなたへ、少女はふわりと微笑んだ。

GM:ロイスを取得しておいてね!
アリアン:はーい まずシナリオロイスを。
アリアン:シナリオロイス:ミノタウロス 連帯感/憐憫〇 推奨のままですよ。
アリアン:”まれびと”ディオニュソス 〇庇護/不安 で。
system:[ アリアン(0) ] ロイス:2 → 4

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【次回予告】

【次回予告】
異変が進行するギリシャに集った四人の戦士たち。
凶悪無比の怪物“ミノタウロス”の正体を探り、打ち倒す為の戦いが始まる。
機械迷宮の巫女とマレビトたちの心が通う時、迷宮は真なる姿を現し、人類は次なる可能性へと歩みだす。
次回、
第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”「迷宮の三柱」
3/10 夜九時から!


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ミドル1「そして、蒼穹へ」

GM:【ミドル1「そして、蒼穹へ」】
登場PC→全員

GM:登場ダイスを振ってね
アリアン:1d10+45 (1D10+45) > 1[1]+45 > 46
ディオニュソス:1d10+37 (1D10+37) > 3[3]+37 > 40
ディオニュソス:落ち着き
system:[ アリアン ] 侵蝕:45 → 46
”彷徨する者”モモ:1d10+50 (1D10+50) > 9[9]+50 > 59
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:50 → 59
別天ネムレ:1D10+42 (1D10+42) > 8[8]+42 > 50
別天ネムレ:ういふ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:42 → 50
GM:では始めましょう
別天ネムレ:よろしくお願いします!

GM:無限に続く落下の感覚。
GM:空にいるとすぐに分かった。
GM:左を見ても、右を見ても、上を見ても、空の蒼。
GM:下には広がるサファイアの海。後にエーゲ海と呼ばれる海だ。
GM:ただ、異物があった。
GM:迷宮だ。白亜の迷宮が陸上の全てを覆うようにして広がっている。遥か地平線に至るまで、この世界には大地が無い。
GM:幸運にも有るや無しやの三日月の如き白い砂浜が、あなた達の落下先になりそうだ。
”彷徨する者”モモ:轟々と風の音が耳を切り裂く。
落ちる、落ちる、おちていく。

”彷徨する者”モモ:「ネムレ!」
自分は兎も角、マスターは人間だ。
叫んだ言葉も風に飛ばされて届かない。
「ネムレー!!!!」

別天ネムレ:「……魔眼よ」
別天ネムレ:こぽこぽと、ドッチボール大の黒い球体が空間から生まれる。
別天ネムレ:「モモ、足場!」細かく説明するヒマはない。一つを彼女の方に蹴り飛ばし、背中から魔眼の一つに受け止められる。ぼいん、とゴムボールのような感触。
”彷徨する者”モモ:「えっ?」
ぽいーーーん

別天ネムレ:跳ね返って落ちかける体を、別の魔眼が受け止める。ぼいん、ぼいん、ぼいん、ボールの方にお手玉されているような軽やかな動きは、重力を操るバロールシンドロームあってこそのもの。
”彷徨する者”モモ:お手玉をされ、最後はごろごろごろと砂浜に転がる。
別天ネムレ:すと、と危なげなく砂浜に倒立。身をかがめて手を伸ばす
別天ネムレ:「とっさのことで乱暴になってしまってすまない。モモ、怪我はないかい?」
”彷徨する者”モモ:「………すごい!!!」
”彷徨する者”モモ:大喜び。
別天ネムレ:「いいアトラクションになったなら良かった」にこにこ
”彷徨する者”モモ:「凄いわ、ネムレ!!」
「すっごく楽しかったわ!!」

上戸ノア:ザザッ、という音とともに半透明の映像が二人の傍に浮かぶ。
別天ネムレ:「――マスター!」
上戸ノア:「楽しそうなところ――」
上戸ノア:ザザッ
”彷徨する者”モモ:「あら、ウェイトリー……ここがバッドシティ?」
上戸ノア:「わ――」
上戸ノア:映像が停止する。
別天ネムレ:「日本国にしては風光明媚が過ぎる気がするな」
”彷徨する者”モモ:「そういう遊園地かもしれないわ。ナントカ村みたいな」
別天ネムレ:「なるほど」
別天ネムレ:「しかしマスター、回線は大丈夫だろうか」
上戸ノア:「タイムリープに――が発生した。お――はギリシャに飛んで――」
上戸ノア:声が飛び飛びだ。
”彷徨する者”モモ:「ぎりしゃ」
別天ネムレ:「なるほど……ギリシャらしい青い海だが。あの構造物はいったい」
別天ネムレ:怪訝な顔。
上戸ノア:「時間――、測――不能」
上戸ノア:フツッ
別天ネムレ:「ここにも、バッドシティとは別の干渉がある、ということでは……あっ」
上戸ノア:半透明の映像が消えた。
上戸ノア:聞こえてくるのは海の音だけ。
”彷徨する者”モモ:「切れてしまったわね。……測定不能ってことは。いつかわからないってことかしら」
別天ネムレ:「なるほど。予定よりシリアスな状況になったしまったらしい」
別天ネムレ:「そうだな。おれたちが知る現代の地球から遠く離れていることは確かだろう」
”彷徨する者”モモ:「そうなの? 結構普通だと思うけれど、そういうものなのね」
実家基準。

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「その通り。今が君たちの時間から見てどれほど過去なのか。実質上測定不能だ」
別天ネムレ:「情報をもう少し集めたいところだが、うかつに現地人に接触していいものか」
別天ネムレ:「――誰だっ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:いつの間にか、男が岩に腰掛けていた。
”彷徨する者”モモ:「こんにちは」
普通に挨拶。

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:白い帽子をわずかに上げて、二人に軽く一礼する。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「こんにちは。お嬢さん」
別天ネムレ:こちらが時間移動者であることを前提とした発言。自分たち以外でそれを知る者がいるなら、可能性が最も高いのは介入者。
別天ネムレ:モモを自分の半身で隠すよう前に出ます。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「人にモノを聞く時は自分から、だぞ。別天ネムレ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パッと両腕を広げて空を仰ぐ。
別天ネムレ:「自己紹介の必要はなさそうだがな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ようこそヒーロー諸君。俺はゼノスエージェント“パルプ・フィクション”。人間としての名は有葉緑郎だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ゼノスってご存知かな? 君たちは知らない世界線か?」
”彷徨する者”モモ:ひょっこり顔を出している。
「ええ、よろしくね。緑郎!」

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ああ、よろしくモモちゃん。仲良くしてね」
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリーはその人たちの話をしていなかったわ。別の世界じゃ有名なの?」
別天ネムレ:(くっ……モモが警戒していないということは、意外といいヤツなのか……? だが今の状況から警戒をゆるめるわけにはいかない)懊悩
別天ネムレ:「ゼノス、知らないな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ンン~、そう。有名なんだが、今はまあそういう話をしている場合でもない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺はそのゼノスという組織から『レネゲイドが持つ可能性の拡張』という仕事を与えられている」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「その一環として、こうして様々な時代を渡り歩いている訳だが、今回君たちに察知されてしまったんだなあ。RWの連中は頭がオカシイよ。勘が良すぎる。戦う為に生きているのか?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ビシッと二人を指差す。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「さて君たちは自分の仕事が不都合な相手に察知されたらどうする?」
”彷徨する者”モモ:「同じ旅人なら助け合うのが一番かしら」
「ええ、袖振り合うも多生の縁って言うもの」

別天ネムレ:「相手が後手に回っているうちに叩く、かな?」
別天ネムレ:ざわ、と。今度は弾丸大の魔眼を周囲の空間に生み出す。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ふふふ、ネムレ君の意見と同じだったんだが、面白いなモモちゃんは」
別天ネムレ:「気をつけろモモ、こいつはおそらく、時空をかき乱す問題の黒幕。時間の干渉者。少なくともその一味だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:クスリと笑ってから万年筆を構え。
”彷徨する者”モモ:「そうなの?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そうともさ。コソコソと時間を越え、計画を嗅ぎ回っていたようだがもう遅い。貴様ら纏めて14(アノヨ)行きだ」
”彷徨する者”モモ:「……どうして誰かを悲しませようとするの?」
”彷徨する者”モモ:緑郎に手を差し伸べる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「面白い物を作ろうとしたら――誰かが泣いただけさ」
”彷徨する者”モモ:「誰かを傷つけるのは、エンターテインメントではないわ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ペン先からインクが溢れ出し、無数の古代文字が浮かんでは消える。
別天ネムレ:「自分が笑うことを、誰かが泣くことよりも取る。そういうやつがいるんだ」
”彷徨する者”モモ:「ネムレ。ええ、そうね。そうかもしれないわ」
彼方の自分を思い描く。
「でもどうしてかしら」

”彷徨する者”モモ:「あたしは、緑郎のことを信じてみたいって思うの」
ミノタウロス:それらの文字が収束し、一匹の怪物の姿をとる。
別天ネムレ:「人を傷つけない表現(エンターティメント)はないが、少々おいたが過ぎるんじゃないか」
ミノタウロス:赤い炎が全身を薄っすらと包む漆黒の猛牛。
”彷徨する者”モモ:「……どうして?」
ミノタウロス:殺意に満ちた瞳が、二人を睨む。
別天ネムレ:「少なくとも、これは敵意そのものだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「迷宮の怪物だ。今の貴様らでは手も足も出ない。くだらん時空干渉をぶっつけ本番で始めた代償だ。心して――受け取れ」
別天ネムレ:「鉄と火の果たし状か。いいだろう」
ミノタウロス:四足から赤い炎を出し、音の壁に迫る勢いで二人へと肉薄。
別天ネムレ:「くだらない三文小説(パルプ・フィクション)に世界を巻き込むなら、叩き潰してやる!」
ミノタウロス:鋭利な七つの角は至近距離で展開、二人を刺し貫かんと迫る!
”彷徨する者”モモ:「ネムレ!」
妖精の手で空間に干渉して足止めを試みる。
ミノタウロスの足場が灰色になり、足取りが乱れる。

別天ネムレ:「睡魔の……」鉄槌では近づかれ過ぎて間に合わない。「剣よ!」
別天ネムレ:ふくれ上がる魔眼、無機物すら「眠らせ」る睡魔の眼差しが、物理的な圧を持って雄牛を迎え撃つ。
ミノタウロス:それでは攻撃ダイスを振りましょうか
別天ネムレ:ひゃあ
”彷徨する者”モモ:わあい
”彷徨する者”モモ:こいや
ミノタウロス:生ける漆黒の炎→《炎神の怒り》《煉獄魔神》《ブレイズセル》《コンセントレイト:サラマンダー》
ミノタウロス:16dx7+6 (16DX7+6) > 10[1,1,2,4,5,6,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,1,5,5,5,6,6,8,8,10]+6[1,2,6]+6 > 32
ミノタウロス:リアクションしな!
別天ネムレ:あー、じゃあ普通にエフェクト使うか
”彷徨する者”モモ:回避ふりまーーす
”彷徨する者”モモ:1dx+1 (1DX10+1) > 9[9]+1 > 10
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
別天ネムレ:(5+0+0)dx+1@8 (5DX8+1) > 10[1,2,6,10,10]+10[8,9]+5[3,5]+1 > 26
別天ネムレ:まあこんなもんか
ミノタウロス:ではこちらのダメージ行きます
ミノタウロス:20+4d10 装甲ガード有効 (20+4D10) > 20+25[4,9,2,10] > 45
別天ネムレ:ふふっ死わよ
別天ネムレ:こっちもダメージいくね!
”彷徨する者”モモ:吹き飛びますー
ミノタウロス:どうぞ!
別天ネムレ:3D10+12 (3D10+12) > 14[4,9,1]+12 > 26
別天ネムレ:達成値とおそろい!
ミノタウロス:では11点通します
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:50 → 57
”彷徨する者”モモ:硬ァ!!!
別天ネムレ:そこそこ硬い
”彷徨する者”モモ:1d10 (1D10) > 3
別天ネムレ:1D10 リザレクト (1D10) > 3
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:57 → 60
system:[ 別天ネムレ ] HP:27 → 4
system:[ 別天ネムレ ] HP:4 → 3
”彷徨する者”モモ:3で復活
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:59 → 62
ミノタウロス:漆黒の雄牛は赤い軌跡を描き、目にも留まらぬ速さで二人とすれ違う。七つの角は刃となり、赤熱して周囲に超高温を放出した。
ミノタウロス:そうして通り過ぎた直後、異常高温によって着火した空気が爆炎となって二人を包み、一切を焼き尽くす。
ミノタウロス:プルプルと不満そうな声を上げ、振り返った。
別天ネムレ:爆炎の中から声が流れる。「おまえの夢は――」
別天ネムレ:「ここで、喰らう!」
”彷徨する者”モモ:炎に巻かれ、酸素を奪われて肺を灼かれる。
熱に炙られながら砂浜に転がる。

”彷徨する者”モモ:「……ごめんなさい、ネムレ」
「ごめんなさい…………」
もう一つの言葉は掠れて消えた。

別天ネムレ:ぎゅぼ、と何かが引きずり抜かれるような音と共に、虚空に開いた黒い穴が火と血と煙を吸いこむと、雄牛の土手っ腹に飛来、激突、弾き飛ばすかに見えたが。
別天ネムレ:「くそ、こいつ、重い……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……やるねえ、別天ネムレ」
別天ネムレ:よろよろと立ち上がりながら、モモを見る。
別天ネムレ:「いいんだ、モモは。モモはあれでいいんだよ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ただの人間がこのミノタウロスに傷をつけたか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:顎に手を添えて目を丸く。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「だが、やはりどうして実力(レベル)不足」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「殺せ、炎神(ミノタウロス)
別天ネムレ:モモを助け起こさねば。だが、今不用意に動く余裕がない。ただ有葉をにらみつける。
別天ネムレ:(さすがに、見逃しちゃくれないか)
ディオニュソス:「──我が姿」変声を迎えた少年の声が響く。
ミノタウロス:もう一度、その瞳に真紅の殺意が灯り、蹄が砂粒を踏みつけ。
ミノタウロス:そして――。
ディオニュソス:「豊穣の双つ角持てる蛇、病う驢馬」
ディオニュソス:ミノタウロスの足元の砂浜、四方から蔦が飛び出す。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「なっ!?」
ミノタウロス:突撃が、止まる。
別天ネムレ:「これは……」思わぬ救援に目を丸くする。
ディオニュソス:それらは瞬時に灰に焼かれ──半分は煙となり、半分は真紅の蛇となってミノタウロスの動きを止める。
ディオニュソス:「灰は土へ。土は葡萄へ。葡萄は生命へ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:(前回の会敵から一週間も経ってないぞ……回復が早すぎるだろう!)
ディオニュソス:「やつだ、アリアン!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「アリアン!?」
アリアン:縛られたその炎の牡牛へ、金色と空色の光が奔る。それは、
褐色の肌を飾る金色の鎧と、透き通る空色をした剣槍の輝きだ。

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:雷の気配を察して、全力で後退を開始する。白昼夢のように、男の姿は現れて消え、距離をとった。
ミノタウロス:身動きの取れないまま、金色の光を見上げて――。
アリアン:「--天の狩人。そは天の央点を舞うものなれば」唐竹に空色の刃が落ちる。
アリアン:その刃が斬ることはない。ないが、只込められた剛力をもって吹き飛ばす。
ミノタウロス:背骨が折れた。子供の描いた下手な絵のように、奇妙に折れ曲がって、砂浜に転がる。
ミノタウロス:その傷からブスブスと黒い煙が立ち上がり、ピクピクと震える。
別天ネムレ:「すごい……」思わず感嘆をもらす。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「形勢は不利、だが。まあ良い。勝てる時だけ戦うか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ディオニュソスとアリアンを交互に見て、ニィと笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「貴様らが楽しそうで何よりだ」
ディオニュソス:火に巻かれた異邦人たちを一瞥し、それから有葉緑郎へと視線を返す。
アリアン:目を細め、槍を構えながらその二者を睨み立つ。
ディオニュソス:「楽しそう、というのはどちらのことだ? 趣味の悪い芝居を続けているようだが」
ミノタウロス:ゆっくり、ゆっくりと立ち上がる。そしてディオニュソスとアリアンに向き直り、低く響くノイズの走った奇怪な唸り声を上げる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「皮肉だよ。俺は悪口が下手らしいな。悪かったね」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:わざとらしく肩をすくめる。
”彷徨する者”モモ:「駄目よ……皆のことは、傷つけさせない」
よろよろ起き上がる

別天ネムレ:そちらに手を貸そうとします。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「安心したまえ彷徨者モモ。無駄な戦いはしない主義だ」モモに向けて微笑む。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「別天ネムレ、モモ、いかに君たちが遥か未来から来たヒーローどもの精鋭と言えど、俺は恐れぬ。だが神と巫女まで相手にすれば、負けはせずとも消耗が痛い」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺にはさらなる目標が有るわけだからな」
ディオニュソス:嘆息する「ここにいるのも影法師か?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ネタバレはやめないか! 無粋な! ここで野望について高らかに宣言するところだったのに!」
ディオニュソス:「そうでなくて逃げられると思っているのなら、貴様にきつい灸をくれてやれると思っただけだとも」
別天ネムレ:小さくふきだす。「一本取られたな、三文文士」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:対抗しているのかというくらい大きく嘆息してから、わざとらしくニッと笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「まあ良い。このままダラダラやっても損するだけだ。それに何より凸凹でも瞬間瞬間を必死に生き延びて最後に大逆転ってのが俺の流儀でね」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:パチッと指を鳴らす。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:《瞬間退場》《瞬間退場Ⅱ》
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ようするに、さらばだ」
”彷徨する者”モモ:「あ」
待ってと言おうとしてよろけてネムレくんに寄り掛かる。

別天ネムレ:受け止めて支えます。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:自らとミノタウロスが0と1の数字に分解され、数字たちは別々の方向に分割(パケット)送信されて姿を消した。
ディオニュソス:「…………くだらん奴だが、厄介極まる」
別天ネムレ:「無理はするんじゃない。……しかし、なんなんだあいつは」
別天ネムレ:アルバの消えた位置をにらむ。
ディオニュソス:気配がなくなっったのを確認して、2人に向き直る。
アリアン:退却した方を確認してから、こちらも向き直る。
”彷徨する者”モモ:「ごめんなさい、ネムレ」
「そして、ありがとう。はじめましての方」

ディオニュソス:癖のある黒髪、長身の少年だ。右手には、先端が精巧な歯車装置で出来た杖を持っている。
ディオニュソス:「礼を受けよう。神なき世界の異邦人」
別天ネムレ:「危ないところを助太刀していただき、助かりました」
アリアン:「ええまあ、こちらもあの怪物とは敵対していますから」
別天ネムレ:こちらも頭を下げる。一度焦げて治った黒髪は、いつものようにふわりと揺れた。顔を上げると、砂やすすに汚れた中で、大きな瞳がりんと輝いている。
”彷徨する者”モモ:「あたしは、モモ。こっちがあたしの相棒のネムレ」
アリアン:褐色の肌を飾る金の鎧を身に着けた、黒髪蒼眼の少女だ。
別天ネムレ:「別天ネムレ。先の男が言ったように、まあ、遠くからやってきて難儀しています」
アリアン:「これは丁寧に。アステルの娘、アリアンと申します」丁寧に一礼。
ディオニュソス:「いい目をするな。ミノタウロスの轍に巻き込まれたばかりだというのに」
ディオニュソス:「ディオニュソス、と名乗っている。この時代の神の一柱だ」
”彷徨する者”モモ:「ネムレは強いから当然よ」
ふんす

ディオニュソス:「尤も特にそう扱う必要はない。俺はそう振る舞うがな」
別天ネムレ:「我々は旅の途中で、本来は別の目的地がありました。しかし、あの男の手でここへ引きずり込まれ、先の怪物をけしかけられた次第です」
アリアン:モモちゃんの様子にくすりと笑って。
別天ネムレ:「ディオニュソス神」軽く息を飲む。「まさに神世の時というわけですか。しかし、分かりました」
アリアン:「それは災難でしたね…そういうことでしたら、一度私の村にて休んでいかれませんか?」
”彷徨する者”モモ:「……いいの?」
別天ネムレ:「そう言っていただけると、こちらとしてもありがたいことです」
アリアン:「かまいませんよ。あれと戦える人間は、饗応するにふさわしい勇者です」
ディオニュソス:「気になる話もある。時を渡る旅……あの男、”パルプ・フィクション”と同じ……」
ディオニュソス:「俺達はお前達の協力を必要としているのだ、ネムレ、モモ」
ディオニュソス:そう、有無を言わせぬ調子で追随する。本当に偉そうだ。
”彷徨する者”モモ:「どこまで力になれるかわからないけれど。未熟な神の一欠片として、お手伝いするわ」
「そのために来たのですもの」

アリアン:「自分も世話になってる身でしょうにこのひとは……あまり気になさらずともよいですからね」
別天ネムレ:「我々本来の目的は、どうやらあの男がことの核心らしい。奴と、奴がもたらす脅威と戦うのであれば、おれに否やはありません」
別天ネムレ:「おれは神でもなんでもない、しがない睡魔もどきですが」肩をすくめて。
ディオニュソス:さっそく人扱いされているが、特に気にする様子はない。
”彷徨する者”モモ:「よろしくね、ディオニュソス、アリアン!」
アリアン:「よかった。では、ネムレ、モモ。お二人を歓迎いたします……ふふ。出自など、大した違いではありません」
別天ネムレ:「よろしくお願いいたします。この時代の挨拶には詳しくないので、失礼がないと良いのですが」ぺこり、またお辞儀した。
ディオニュソス:「話が早くて何よりだ」仏頂面で答える。
アリアン:「ええ、どうかよろしく」くすりと笑って、二人を手招く。
アリアン:「あなたはもうちょっと歯に衣を着せた方がよいのではないですか…?」溜息ひとつついて。
ディオニュソス:「地上は今、迷宮に覆われつつある」
ディオニュソス:「ここはまだ陽光差す砂地だが、手をこまねいていてはミノタウロスの領土に飲まれよう。そうなれば却って危険だ、再び巡り会えるとも限らん」
ディオニュソス:「急ぐぞ」

GM:それでは説明タブでロイスと調達をやってください
別天ネムレ:〝パルプ・フィクション〟P執着/●N敵愾心「必ず叩き潰す!」
アリアン:まだロイスは保留かなあ。購入は応急手当とかがよいかしら。
”彷徨する者”モモ:ディオニュソス ◎P親近感 N隔意
別天ネムレ:PC二人にはまた後で。
ディオニュソス:ロイス/時間航行者/別天ネムレ/有為◯/不信感
アリアン:1dx+2>=8 (1DX10+2>=8) > 7[7]+2 > 9 > 成功
アリアン:成功した!二人のどちらかどうぞー
ディオニュソス:ひとまずこれで 購入
別天ネムレ:じゃあモモちゃんどうぞ。
”彷徨する者”モモ:じゃあ頂きます
ディオニュソス:4dx+3>=14 戦闘用着ぐるみ フォールンスプライトを使用します (4DX10+3>=14) > 10[5,8,8,10]+10[10]+9[9]+3 > 32 > 成功
ディオニュソス:いくらなんでも回りすぎだろ
アリアン:すご
別天ネムレ:UGNボディアーマーに挑戦します。たぶんこの時代の鎧的ななにかを……。
ディオニュソス:装備
別天ネムレ:つっよい
別天ネムレ:(1+1)dx+1@10>=12 <調達> (2DX10+1>=12) > 10[7,10]+4[4]+1 > 15 > 成功
別天ネムレ:やったー。装備しちゃうわね。
石刀八里:オーバーテクノロジー鎧……
別天ネムレ:まあ変な機械もうろうろしてますし。
ディオニュソス:メモ:ユニバーサルフォン買う
アリアン:あれそういえば買えたんだっけ…w
GM:ところでネムレくん
GM:紬の魔眼は……
ディオニュソス:草
別天ネムレ:侵蝕な、もう60超えてんねん。
別天ネムレ:迎撃したのもそうやが、登場がかさばってのう。よぼよぼ
GM:なるほどね・・・
別天ネムレ:財産1で成功したしヘーキヘーキ
別天ネムレ:まあ紡ぎは侵蝕1ですが……

【目次へ戻る】

ミドル2「迷宮村へようこそ!」

GM:【ミドル2「迷宮村へようこそ!」】
登場PC→全員

GM:登場ダイスを振ってね!
アリアン:1d10+46 (1D10+46) > 10[10]+46 > 56
アリアン:ぎゃーっ
system:[ アリアン ] 侵蝕:46 → 56
”彷徨する者”モモ:1d10+62 (1D10+62) > 4[4]+62 > 66
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:62 → 66
別天ネムレ:1D10+60 なんともうダイスボーナスだ。 (1D10+60) > 5[5]+60 > 65
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:60 → 65
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:4 → 5
GM:それでは初めていきましょう
アリアン:あっディオニュソスくんがまだ!
GM:おっと失礼
system:[ 別天ネムレ ] 装甲:0 → 8
ディオニュソス:失礼 購入やってた!
ディオニュソス:1d10+40 (1D10+40) > 5[5]+40 > 45
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:40 → 45
GM:よし、ではこんどこそ!
GM:このシーンでは情報収集をしてもらいながらミノタウロスを倒す為に作戦会議をしてもらいます
GM:一緒に美味しいごはんを食べたりしても良い
GM:情報収集は話が一段落してPLの要請が出たら判定タイムに入るので
別天ネムレ:ふむふむ
GM:まずは村で歓待されるところから始めようか
GM:それではスタートだ

GM:合成肉、合成魚、合成野菜、浄化ミネラル水、栄養補給タブレット。
GM:それに合成ミルクを使った合成シチュー。
GM:古代ギリシャにおいて神々が遺した超文明の叡智が結集したギリシャサイバーパンクグルメである。
GM:いずれの材料も化学プラントで合成されたものなのだが、味も栄養価もパーフェクト。
GM:そんな料理を囲み、あなたたちはひとまず戦いの傷と疲れを癒やしていた。
アピス:「アリアン、お前ま~た新しい人間拾ってきたのかぁ?」
アリアン:「さあ、召し上がってくださいな。貯えもありますから、遠慮なく」

アピス:「オイラ、そういうなんでも助けちゃうところ、嫌いじゃねえぜ」
ディオニュソス:「思っていたのだが、この偉そうな駄獣は何だ」
アリアン:「いいでしょう。あの牡牛の怪物に対抗できる人たちなのだし……」
ディオニュソス:アピスを勝手に持ちあげてヒレをぱたぱたと弄っている。
アピス:「あ゛~ん? 神だかなんだか知らねえけど調子に乗るんじゃねえぞこっらぁ~ん!」ジタバタジタバタジタバタ
”彷徨する者”モモ:「わあ、かわいい!」
「ディオニュソス、次! 次はあたしが撫でる!」

アリアン:「ん。私が力を最近得たとは話したと思いますが、そのときに……って二人とも、やめなさい」
アピス:「アリアンをエッッッッッチな目で見てるのは知っているんだからな……?」
ディオニュソス:「ふぅむ」しばらくわしゃわしゃしていたが、モモに渡します。
アリアン:「アピス!客人に失礼なことを言わない!」
アピス:「ふふっ、お嬢ちゃん可愛いねえ君も僕と契約してギリシャサイボーグにならないかい?」
ディオニュソス:「そんなことはないが」食い気味
アピス:モモに撫でられて喜んでいる。アリアンの言うことを聞いていない。
別天ネムレ:アピスをモモからもぎとり、アリアンに返します。
アリアン:「変な勧誘はやめなさいこの……っ」
”彷徨する者”モモ:「やわらかいのね、貴方!」
もふもふすりすり。
「機械かあ……あっ」

アピス:(あっ、そんな早く否定するとアリアンが傷つくだろうが馬鹿……!)
アピス:「ぎえ~!」
別天ネムレ:「モモ。さっきはモモはあれでいいと言ったが、やはり少し警戒心を持った方が……良いと、思う」
アリアン:ありがと、と受け取って胸元に押し付けて黙らせる。
”彷徨する者”モモ:「……?」
「どうして?」

アピス:アリアンの胸元に埋もれて沈黙した。
別天ネムレ:「この世には、モモが思っている以上に、悪い奴がたくさんいるんだ」沈痛なまなざし。
”彷徨する者”モモ:「知っているわ」
「でも、大抵の事は平気だからあたしは大丈夫よ」

別天ネムレ:「そうかもしれないが……」
別天ネムレ:「避けられる害悪は、避けた方がいいよ」
”彷徨する者”モモ:「……そうね」
「ありがとう、ネムレ」

アピス:「モゴ……いちゃつくのは良いけどよお、お前らこれからどうすんだ?」
アリアン:ぱん、と手を打ち鳴らす。「さて……そういう話もいいですけれど。まずは召し上がってくださいな」これでもなかなかおいしいんですよ、と笑って。
”彷徨する者”モモ:「それに、お食事の席であんまりはしゃぐのはよくなかったわ。ごめんなさい」
別天ネムレ:「ごちそうを放っておくのも失礼だったな。いただきます」
ディオニュソス:蜂蜜漬けの肉をがつがつと食べています。
アリアン:「それもそうね…まあ、食べながら話してかまいませんよ」こちらは質素な麦がゆを掬って食べている。
別天ネムレ:「かなりこう、予想外の食文化だが……」
アリアン:「ここの設備によるものだからね」
”彷徨する者”モモ:「いただきまーす」
もちもち咀嚼。
ポリポリ栄養タブレット。

”彷徨する者”モモ:「美味しいわ」
アピス:「うめえだろ。デメテル様が味も栄養バランスも考えてくれてるんだぜ」
アリアン:もともとはこういうのなの、と自分が食べている麦がゆを指しつつ。
アピス:「原料のプランクトンはポセイドン様が用意してくださってるしな」
”彷徨する者”モモ:「ポセイドン様、海の神様よね」
「と、いうことはあの牛さんは?」

アピス:(アリアンは何時まで麦粥(キュケ)るんだ……?)
アリアン:「しょうがないでしょう。神殿の伝統を、私の代で絶えさせるわけにもいかない……ああ、あの牡牛ね」
アリアン:「迷宮の牡牛、といえば。まあミノタウロス…というのが自然なのかな」
”彷徨する者”モモ:「神殿……そうなの、アリアンは巫女なのね」
超速理解。

アリアン:神殿の儀式でも牛の供儀とかはやるからね、と。
別天ネムレ:「牛の頭を持つ怪物、というおれが知っているものとは少し違うが。妥当な気はするな……」
別天ネムレ:もぐもぐと合成肉を食べている。好奇心に負けた。
”彷徨する者”モモ:「巫女様として、ミノタウロスを退治してしまうのは大丈夫なの?」
別天ネムレ:なんかヘルシーな鶏肉の味がする。やたらうまい。
ディオニュソス:「やつが在り方を歪めたのだ」
アリアン:「ええ。末席を汚させてもらっているわ。そうね……」とモモに。
ディオニュソス:「有葉緑郎。今のミノタウロスは迷宮に閉じ込められた私生児ではない」
アリアン:「ディオニュソスさまのいうことではないけれど、私たちにとって害にしかならないからね。神託で保護せよとかそういうことも言われないし、それなら討ち果たすべきでしょう」
別天ネムレ:「……でしょうね」ディオニュソスに同意。
ディオニュソス:「迷宮こそが『外』なのだ。あれは今や、枷を離れ人を喰らう化け物にすぎん」
別天ネムレ:この鶏肉うまいけれど、美味しいという情報を流しこまれてるような不可解な美味さだなあと思いつつ。
”彷徨する者”モモ:「お友達なの?」>ディオニュソス
アリアン:「迷宮がないと、あなたが食べた蜂蜜漬けなんて5年に一度も出せればいいところですけどね」
ディオニュソス:「お友達ではない」憮然として
別天ネムレ:「この合成食品は迷宮によって生み出されているもの、なのですか」
”彷徨する者”モモ:「そうなの。よく知っているものだから、そうなのかなって」
別天ネムレ:「もし、この事態が解決し、迷宮が消えたらあなた方の生活は今までのようにいかなくなるのでは?」
アリアン:「そうよ。そもそも、この服装を見ればわかると思うけど……そんなものは、ひっくり返したって私たちには作れない」
アリアン:「逆に聞くけど、生活をするにしたって。あの怪物のようなものが何匹も出てきたら、それだけで生活なんて成り立たない」
ディオニュソス:「ネムレ、先程お前がこいつについて危ぶんでいたことが俺にも分かってきたぞ」モモちゃんを指して。
アリアン:「私たちは生き抜かないといけないから、ね」
別天ネムレ:「理解者が増えて助かります」しみじみ。
別天ネムレ:アリアンに向き直り。「分かりました。放置するには危険すぎるのは確かでしょう。いらぬ気遣いをしましたね」
ディオニュソス:「…………ああ、人は生きねばならん。だが如何に振る舞えば生きていると言えるのか」
アリアン:「いいえ。こうした豊かな暮らしを捨てたくないと思うのは、当然のことでしょう」
アリアン:「そんなもの、余裕がある都市の広場で語ればよいのでなくて?」
ディオニュソス:「この迷宮に随った(逆らった)結末は何なのか」
”彷徨する者”モモ:「ええ、そうね。全くだわ」
ディオニュソス:「俺達はそれを探らねばならんということだ」
”彷徨する者”モモ:「管理されて、怯えて暮らすなんて」
「本当の自由ではないもの」

ディオニュソス:というわけで情報判定したいです
アリアン:二人の言葉に、少し口元を緩める。
アリアン:ああ、このひとたちは。
生きるか死ぬか、ただ生きるということが、どんなに難しいかを思い知らされたことはないのだろう。羨ましいとさえ思う。

”彷徨する者”モモ:しましょう
アピス:「うっし、まあ何にしたって調査は重要だ。つーわけで、お前らちったあ足動かしな!」
GM:情報収集タイムです

・クレタ島(情報:ヒーロー,異界)→目標値6
・迷宮の怪物(情報:噂話、裏社会、軍事、異界)→目標値7
・時間軸推定(情報:ヒーロー,異界)→目標値12
・迷宮の解体と怪物の討伐(知識:レネゲイド、伝説、神話)→目標値14

GM:調べな!
ディオニュソス:時間軸推定いきましょう
”彷徨する者”モモ:迷宮の解体についていきます
アリアン:クレタ島行きます。異界で。
ディオニュソス:4dx+3>=12 コネとフォールンスプライトを使用 〈情報:異界〉で判定 (4DX10+3>=12) > 7[5,6,6,7]+3 > 10 > 失敗
ディオニュソス:財産使えますか
GM:良いよ~
ディオニュソス:じゃあ2点入れて成功
アリアン:1dx+1>=6 (1DX10+1>=6) > 2[2]+1 > 3 > 失敗
アリアン:ひどすぎ
”彷徨する者”モモ:あ、GM。知識ってことはこれ精神で調べるやつですか?>迷宮の解体
別天ネムレ:じゃあクレタ島いきます。
アリアン:財産6あるから使うよ!
GM:そうだよー
アリアン:財産3点使用。成功にします。
別天ネムレ:はあい
GM:知識だから精神
”彷徨する者”モモ:ッシャ
別天ネムレ:じゃあ迷宮の怪物いきます
”彷徨する者”モモ:マイナーでユニバーサルフォン
”彷徨する者”モモ:5dx+1 (5DX9+1) > 8[2,2,3,5,8]+1 > 9
”彷徨する者”モモ:ゴミカス!
別天ネムレ:(1+1)dx@10>=7 って、技能亡いわ (2DX10>=7) > 6[3,6] > 6 > 失敗
”彷徨する者”モモ:失敗ー
別天ネムレ:財産1! 成功!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:66 → 68
”彷徨する者”モモ:天性のひらめきで侵食ふえまーす
GM:じゃあ失敗したモモちゃんは侵蝕もう1d振ってからもう一度判定して~
”彷徨する者”モモ:妖精の手!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:3 → 2
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:68 → 72
”彷徨する者”モモ:1dX (1DX9) > 10[9]+10[10]+7[7] > 27
”彷徨する者”モモ:どうして
”彷徨する者”モモ:成功しました
アリアン:こ、こういうときだけ……
GM:では全公開

・クレタ島(情報:ヒーロー,異界)→目標値6
西暦2021年のレネゲイドウォーステージにおいては、神格級ジャームの覚醒に巻き込まれて海中に没している。
住民に生存者は居ない。

・迷宮の怪物(情報:噂話、裏社会、軍事、異界)→目標値7
現在、人類が住む迷宮の中にはミノタウロスなる怪物が存在している。
漆黒の肉体に赫々と光る瞳、そして血に濡れた黒い角。
ミノタウロスの現れる先では、東洋風の白い帽子を被った男が一緒に現れているのがしばしば目撃される。
ミノタウロスは贄と称して人間を殺害・捕食する。

・時間軸推定(情報:ヒーロー,異界)→目標値12
場所はクレタ島近辺だというのは分かるものの、大気中レネゲイド濃度がアーカムシティの三倍以上となっており、上戸ノアによる時間軸推定が不可能となっている。少なくとも紀元前であることは保証された。
※以下PL向け補足
なお、この迷宮ではレネゲイドウォーステージに比べても高いレネゲイド濃度・オーヴァード発生率となる。
すなわち通常ステージのそれを遥かに超える数値であそれは現代における御伽噺の世界こそが日常となっていることを示す。

・迷宮の解体と怪物の討伐(知識:レネゲイド、伝説、神話)→目標値14
ミノタウロスと迷宮はエネルギープラントからレネゲイドの供給を受けており、破壊が不可能になっている。有葉緑郎の遠隔からのアクセスも迷宮のエネルギーが無ければ不可能。
ミノタウロスを倒し、迷宮から人々を解放する為には、強力な力をぶつけてエネルギープラントを破壊・掌握する必要がある。


GM:というわけで、それぞれ調査した結果をすり合わせていこうか

GM:四人はオーヴァードとしての力でそれぞれ調査を行った。
GM:集合したのは先程と同じ神殿。
GM:今度は夕飯がてらの情報交換だ。
”彷徨する者”モモ:やたらと埃っぽい感じになっているモモが一番乗りで食卓について、アリアンさんのお手伝いをしていよう。
「おかえりなさい!」

アリアン:ありがとうございます、と苦笑しつつ少し低い目線から彼女に言って。奥の座から戻ってくる。
アピス:「やーわりぃな、手伝ってもらっちまってよ!」
ディオニュソス:「ひとまず片付いたぞ」
アピス:「やっぱモモちゃんは良い子だぜぇ!」尻尾パタパタ
アリアン:「ええ、本当に。…それに皆さまも、お疲れ様です」
ディオニュソス:扉を開けて帰還。しゅうしゅうと小さな蛇の群れが彼に続く。
別天ネムレ:「モモ、先に帰っていたのか」蛇を踏まないよう避けながら。
アピス:「おーう! お前らも帰ったか!」
ディオニュソス:傷つけた指先を足元にかざすと、蛇たちは吸い込まれるようにディオニュソスの体内へ収まった。
別天ネムレ:「慣れない土地で探りを入れて、迷惑をかけていないといいが。有益な話が聞けたと思う」
アリアン:「お気になさらず。あの怪物と戦える人間、とは知らせてありますから。むしろ、みな話したがるでしょう」
アピス:「で、なんか良い感じのことは聞けたのかぁ?」
”彷徨する者”モモ:「お話は食べながらしましょう、巫女様のお料理が冷めてしまうわ」
別天ネムレ:「何から何まで、世話になりっぱなしですね」
ディオニュソス:「そうだな」卓に着く。
アリアン:「まれびとを饗応するのは、当然のことですよ。さて…どなたからまいりましょうか?」
別天ネムレ:卓につきつつ。「怪物の討伐で、このご恩をお返しできるよう尽力します」
ディオニュソス:この男はこの世の享楽になど興味のないという顔をして、とにかくよく食べ、よく眠る。
アリアン:実際働いてはいるのだし、何を言うべきでもないが。ネムレとモモの二人と比べてしまうのはまあ、当然の心理だろう。
ディオニュソス:「俺の成果を話そう」
”彷徨する者”モモ:もちもちとパンを齧りながら聞く構え
別天ネムレ:飲み水で喉をうるおしつつ聞く構え。
ディオニュソス:「神々は天上に座し、地底に座し、海中に座し。それらの人との関わりは今、迷宮によって鎖されている」
ディオニュソス:「だが感じるだろう。霊的隔絶の封央にあって、地上の神秘の深度はむしろ強まっている。可能な限り遠くまで眷獣を遣ったが……そうだな」
ディオニュソス:袖口から一匹の蛇が現れ、ネムレに向かって伸ばした舌を震わせる。
別天ネムレ:その蛇に、眼で会釈する。
ディオニュソス:蛇の視線は存外に思慮深く、君から何かを読み取ろうとしているようだった。
ディオニュソス:「お前たちの時代の3倍、と言ったところか。レネゲイド濃度と呼ぶのだったな」
別天ネムレ:「三倍……!」
”彷徨する者”モモ:「凄いわねえ」
アリアン:「れねげいど、ですか…?」なんらかの、非常に大きくかかわることらしいとは察した。
アピス:「俺たちの扱う力のことだな、ざっくり言えば」
アピス:「アリアンのそれもレネゲイドだぜ」
別天ネムレ:「魔力のようなものというか……ええ、そうです」
”彷徨する者”モモ:「世界に満ちる力、みたいな?」
アリアン:「ふむ…?神々の力、そうした天与のものと思っていましたが。ネムレとモモのところではそう呼ぶのですね」
ディオニュソス:「風情のない呼び方をするものだ」どこか機嫌が良さそうに言う。
アピス:「時代が進めば人は神を忘れるってこったなあ」
ディオニュソス:「有葉緑郎はその力の可能性を探るなどと口にしていたが、さて。何を仕掛けているのか」
アリアン:「言い分のわりに気分がよさそうですね…」自分も神と言っていたのに。
別天ネムレ:「名前の意味としては、摂理に反逆するもの、という言葉ですからね。父型というのはごもっともです」苦笑い。
ディオニュソス:「そうか?」アリアンに。
アリアン:「自分のことでしょう」少し呆れたように。
ディオニュソス:「神や怪物どもが」
”彷徨する者”モモ:「でも、それだけ違うと……此処って本当に別の世界みたいね」
ディオニュソス:「ただヒトの上位ではないということだ。おまえたちはやがて、自らの手で運命を拓くようになる。何者にも依らず」
ディオニュソス:瞑目して、言葉を切る。
アリアン:「……それはいったいどれほど先なのでしょうね。幾星霜を重ねた先なのか…」
アリアン:千と万の夜の程度では、なお足りるまい。遥か先に過ぎる。
アリアン:「……そういう遥か未来とか、そうした手の届かないもののことは置いておきまして。私からですけれど」
ディオニュソス:「むぅ」
アリアン:「実際生きてるものからすれば、そんな先なんてかみがたりや英雄のそれより遠すぎるということです……っておいておいて」
アリアン:「私の方では、なんとかタウロポロスさまより神託を賜ることができました。ネムレ、モモ」

別天ネムレ:「それはどんなものでしょう?」
アリアン:「あなた方が来られたところでは、この一帯は沈んでしまっている…ようですね。神々か、それに近しいものの怒りか…そうしたことがあったようで」本当に、それ以上というものではないのですけれど、と。
別天ネムレ:「……ッ」
アリアン:「私からは本当にこれだけになりますね。二人の調べたことに、重なることがあればいいのですが」
別天ネムレ:コフィンに入る前のニュースを思い出す。
アピス:「オリュンポスエンジンからの演算結果受信が不完全だったらしいな」
ディオニュソス:「クレタ島の一帯がか」
別天ネムレ:(前社長……ご無事だろうか)
ディオニュソス:もはや島の姿など成してはいないが。
アピス:「クレタ島全体が、その二人のお知り合いごと持ってかれたらしいぜ」
アリアン:「アピス」
”彷徨する者”モモ:「ええ、少し聞いたわ。だから呼ばれたのかも」
”彷徨する者”モモ:「構わないわ、事実だもの」
アピス:「えっ、なんかわりぃこと言ったか……?」
”彷徨する者”モモ:「感情とは別にしなくっちゃ」
アピス:困った顔で首を傾げている。
アリアン:「……ごめんなさい、あまり気が回らないものだから」溜息。
別天ネムレ:「それとこれとは、無関係ではない。であれば、ここでの戦いが、その運命に影響を与えられるとか……まあ、そんな都合の良いことは、考えてもせんないことではあります」
アピス:「人間ってのは難しいぜ……」
別天ネムレ:「どちらにせよ、我々のすることは変わりません」
別天ネムレ:「あの怪物……漆黒の肉体に赫々と光る瞳、そして血に濡れた黒い角。ミノタウロスの行く先々で、あの白い帽子の男と思わしき人物が目撃されているようです」
別天ネムレ:「奴は目の前でミノタウロスを呼び出していました。一体どれほどの手数をそろえているのやら」
別天ネムレ:「他、分かるのは贄と称して人間を殺し、あまつさえ食らうということ。これ以上被害が広間得る前に、一刻も早く退治してしまわねばなりません」
別天ネムレ:「おれからは以上です」
”彷徨する者”モモ:「……彼を早く止めないと」
ディオニュソス:「ああ」
アリアン:「かれが攻め手の優位を握っていることには変わりありませんからね…どうにかしないと」
”彷徨する者”モモ:水を一口飲み、口を開く。
「彼、ミノタウロスと迷宮は深く繋がっているみたい。臍の緒で繋がっているとでも言えば良いかしら」

”彷徨する者”モモ:「だから、緑郎もそもそも迷宮からの供給がないと彼を動かすことはできないの」
”彷徨する者”モモ:黒幕も怪物も、友人のごとくモモは語る。
”彷徨する者”モモ:「ミノタウロスを止めるには、迷宮の源を壊してしまわないとならない」
ディオニュソス:「犠牲と恩恵。ミノタウロスはヒトを喰らい、迷宮がヒトに与える」
ディオニュソス:「与えるその先に、奴も入っていたか」
”彷徨する者”モモ:「ええ、神様もそれをするためにすっごく頑丈に作ったのね。本当に、本当にすっごく大きな力で挑まないと、びくともしない」
別天ネムレ:「なるほど……」
”彷徨する者”モモ:「もう、本当にどかーーん!ってやらないと」
別天ネムレ:「しかし、大きな力か。我々だけで足りるだろうか」
別天ネムレ:「一応確認するが」とアリアンに。「何か、兵器のようなものに心当たりはないだろうか?」
アリアン:「ふむ…………つまり、力が欲しいということね」
”彷徨する者”モモ:こくこく頷く。
アリアン:「はっきり言って、一番強いのは私たち。それ以上ともなれば、」
アリアン:「それこそ、神々にでもお出で頂くしか思いつかないかな」
”彷徨する者”モモ:「あのプラントの名前も神様のものを貰っているみたい。加護、みたいなものかしら」
”彷徨する者”モモ:「それぞれ、ゼウス様、デメテル様、ポセイドン様の名前をね」
ディオニュソス:「アピス」
別天ネムレ:「……なるほど」
アピス:「なんだあ?」
ディオニュソス:「お前の仕える”ポセイドン”はそれか?」
アピス:「おうっ! まあ今のポセイドン様に残った機能がそれだしな」
アピス:「それ以上のことは――」
アピス:と、そこまで言いかけた次の瞬間。
アピス:遠くで、巨大な爆発音が鳴り響いた。
モブ神官:「た、た、た、大変です巫女様! 皆様!」
アリアン:「あちらは、村の……どうしたのです」す、と。
ディオニュソス:重く乾いた視線がそちらを見る。
モブ神官:「村が! 村のエレベーターが何者かに襲撃されています! 火をつけられました!」
別天ネムレ:「ミノタウロスが攻めてきたか!?」
モブ神官:扉を開けて、男が叫ぶ。
アリアン:今までのような、表情が動く少女から神官としての顔になり。
モブ神官:「襲撃です! なにも――」
モブ神官:カクッ、と意識が堕ちる。
ディオニュソス:「行くぞ」テュルソスの杖を手に取り、風のように走る。
モブ神官:『来たまえ、ヒーロー共』
アリアン:「理解した。皆は食糧庫や貯水庫へ避難するように伝えておく」彼にそういって、立ち上がり剣槍を抜いて。
モブ神官:『遊びの準備はできたぞ』
アリアン:「ーーーー」
モブ神官:無理やり声を絞らされた後、男は気絶した。
別天ネムレ:「まったく、どこまでも悪趣味な」舌打ち。
アリアン:「有葉禄朗」声が冷え込む。
アピス:「体内の医療用ナノマシンへのハッキングだ! 俺たちは心配しなくていい!」
アピス:「急ぐぞ皆!」
”彷徨する者”モモ:「ええ、超特急よ」
ディオニュソス:「後悔させる必要があるな」
アリアン:「わかった、アピスーー叩き落としてくれる」
アピス:「合点承知ィ!」
別天ネムレ:「ああ、やってやるさ。奴のペンが汚したものが、何なのか。三文文士の原稿を破り捨ててやる!」
ディオニュソス:「この時代に、遊びで手を出したことに」

GM:ロイスと調達どうぞ、本日はここまで!
GM:次回はミドル戦闘よ!
”彷徨する者”モモ:やったー
別天ネムレ:よっしゃ~
アリアン:よろしくお願いいたします!
ディオニュソス:燃えるぜ
別天ネムレ:モモちゃんメイジジャケットあるからぼでまはいいか。
別天ネムレ:一応応急手当しとくかな……
別天ネムレ:(1+1)dx+1@10>=8 <調達> (2DX10+1>=8) > 8[8,8]+1 > 9 > 成功
アリアン:ミドル2 
別天ネムレ:成功、使います。
アリアン:モモちゃんも前のシーンで私が調達したのつかってね~
ディオニュソス:なんとアリアンちゃんに取ってなかった
”彷徨する者”モモ:アリアン ○P有意 N嫉妬
「巫女様は凄いわね、とってもえらくてかっこいいわ! ……あたしもああいう感じのかたちのほうがよかったかしら?」

アリアン:そうとはね ふふ、モモにそういってもらえると嬉しいかな
ディオニュソス:巫女/アリアン/敬意◯/食傷
アリアン:ロイス まれびと モモ 〇好意/かわいらしい
アリアン:まれびと ネムレ 〇好感/不安 
アリアン:調達はどうしようかなー。わたしに買えそうなのが応急とか、RWの高性能医療キットくらいかな
アリアン:高性能のやついこ。9だし。
ディオニュソス:購入はユニバーサルフォン
アリアン:1dx+2>=9 (1DX10+2>=9) > 8[8]+2 > 10 > 成功
”彷徨する者”モモ:私もやっておくか……
アーマーチャレンジ

ディオニュソス:1dx+3>=5 これでも1割で失敗するのウケますね (1DX10+3>=5) > 3[3]+3 > 6 > 成功
アリアン:成功!二人のどちらか使ってね。3d10回復するよ。
ディオニュソス:これで減った財産をカバー
”彷徨する者”モモ:4dx>=12 (4DX10>=12) > 9[2,5,9,9] > 9 > 失敗
”彷徨する者”モモ:はい
別天ネムレ:現地の協力者 アリアン ●P信頼/N隔意「真面目で礼儀正しい女性だ。感覚の違いは感じないでもないが」
別天ネムレ:神の一柱 ディオニュソス ●P信頼/N不安「マイペースだが信用できる人物、いや神だと思う。仲良くやっていきたい」
別天ネムレ:医療キットはモモちゃんどうぞ
”彷徨する者”モモ:もらいます!
別天ネムレ:応急手当購入したので使います。
別天ネムレ:1D10 (1D10) > 3
別天ネムレ:そうか、医療はナノマシンで事足りるから、手当てグッズは前とそんなに変わらない充実ぶりなんだな……
system:[ 別天ネムレ ] HP:3 → 6
”彷徨する者”モモ:私も応急手当キット
”彷徨する者”モモ:1d10+3 (1D10+3) > 3[3]+3 > 6
system:[ ”彷徨する者”モモ ] HP:3 → 6

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【次回予告】

【次回予告】
村に襲い来る邪神の使徒“有葉緑郎”。
凶悪無比の怪物“ミノタウロス”の正体を探られる前に、四人を打ち払おうとする魔の手が、全てを焼き尽くす前に彼らは走り出す。
錯綜する筋書きと二転三転する仕掛けを前に、機械じかけの巨大迷宮はついに動き出す。全ては人が人たる未来の為に。
次回、第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”「未来を信じて」

GM:おたのしみに!


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ミドル3「Azatoth Syndrome」

GM:それでは再会
GM:ミドル戦闘から始めます
GM:全員登場!
アリアン:1d10+56 (1D10+56) > 8[8]+56 > 64
ディオニュソス:1d10+45 (1D10+45) > 9[9]+45 > 54
system:[ アリアン ] 侵蝕:56 → 64
”彷徨する者”モモ:1d10+72 (1D10+72) > 1[1]+72 > 73
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:45 → 54
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:72 → 73
別天ネムレ:1D10+65 (1D10+65) > 6[6]+65 > 71
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:65 → 71
GM:さてそれでは

GM:迷宮内エレベーターの前に集まった一行が見たのは、真紅の炎の中で高笑いする有葉緑郎の姿だった。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「くっ、ふふ、はははは! 迷宮内には自動喚起システムと消火システムがあるらしいぞ! 知っていたかね君たちィ!」
アリアン:「そういう無駄な放火犯のためにあるわけでないのは確かですね」刃を向けて。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「なんと素晴らしい迷宮か! 俺の居た時代よりも進んだ技術だよ!」
ディオニュソス:「比較になるのか」ほう、と興味深そうに。
”彷徨する者”モモ:「……だからって、廊下を燃やしたらダメだよ!」
別天ネムレ:「行き届いたシステムだが、おまえに耐久試験が依頼されたとは知らなかったな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「くっくっく。揃ったか、揃ったか、悪くないぞ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:炎をまとった巨人が、背後でニヤリと笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「この時代の人間にもね、想像してほしかったんだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「例えば神の無い世界、例えば遥かなる未来、例えば人間の可能性」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「この揺り籠の中では、人間の想像力は断たれ、神々の揺籃は永久に終わらない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「この迷宮は、切なる祈りに見せかけた迂遠な地獄への道に過ぎない」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:カン、カン、と靴を鳴らす。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「荒ぶる旧き神の侵略には、最適な地となるわけだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「恐れを、想像を、掻き立てる。そのための炎さ、これは。君たちの死を以て、彼らの想像は恐怖により更に遠くへと羽ばたくだろう」
ディオニュソス:「(旧き神。それは我らがギリシアの神々を指すものではないこと程度は分かる)」
別天ネムレ:「荒ぶる古き神、それがゼノスとやらか?」
別天ネムレ:「火付け盗賊は江戸では特別重い罪だったと聞くが、おまえにとっては開戦ののろし程度なのだろう。かといって」
別天ネムレ:「舐めた無礼には、相応の対処をさせてもらう」
”彷徨する者”モモ:「恐怖で追い立てるなんて、それこそ想像力がないのね。そんなこと、上手くいきっこないもの」
”彷徨する者”モモ:「ええ、ほんとうに!」
アリアン:「人の未来だなんだと語りますが、薪の一欠けかそこらにしか見ていないのでしょう。ただ生きることに、日々の大半を費やさねばならぬ人々など知らぬと見える」目を細め。
アリアン:「もはや言葉を尽くすまでもなし。刃で以て答えましょう」
ディオニュソス:「有場緑郎。貴様が遠い未来からやってきたとして。それよりはるか遠い、遠い過去より生きる神の尖兵だとして」
ディオニュソス:「過去未来と今の交わるこの場所は特異点と言えよう。仮初の揺籃に身を預けるを良しとせず、それを見透かす者が現れぬほど人は愚かではないさ」
ディオニュソス:僅かにアリアンを見る。普遍の日常の苦しみを知りながら、迷宮に手向かう者。
ディオニュソス:「俺が証人となろう。これから始まる、貴様との戦いの」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ニィ、と口が裂けそうなほど笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「やはり、貴様が一番恐ろしいぞ。ディオニュソス。貴様は想像している。あらゆる可能性を。人類ならざる君たちは、我らを置いて遠くへ歩み続けているのだな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「故にこそ、諸兄にご覧に入れよう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「猿を人に変え」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「人に陸海空と宇宙を踏破せしめ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「最も多くのレネゲイドを受容せしめた力」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:風景が歪む。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:顕現するは悪しき神。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「想像/創造力だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:戦いの幕が上がった。

GM:戦闘状況について説明します

▼エンゲージ
(有葉緑郎[3])
   10m
(ネムレ[9]、モモ[6]、ディオニュソス[10]、アリアン[4])
[]内は行動値

GM:セットアップから始めます
GM:セットアップある人、宣言どうぞ
アリアン:なしです。80まで行ってない!
ディオニュソス:《鮮血の奏者》HP消費5 攻撃力+15をそうだな
ディオニュソス:アリアンちゃんにしよう
”彷徨する者”モモ:コンボ:北辰の光
〈戦術〉+〈ファンアウト〉

system:[ ディオニュソス ] HP:25 → 20
”彷徨する者”モモ:全員動けー
アリアン:わあありがとう!
ディオニュソス:どうしようかな 
別天ネムレ:やったぜ! こちらセットアップはないです。
ディオニュソス:有葉くんにエンゲージします。
アリアン:こちらもまあギリギリまで寄って 敵の1m手前まで移動。
別天ネムレ:ファンアウト、アルバから離れないとな……後方10m下がります。
別天ネムレ:雷の剣もあるけど、制限あるからね

▼エンゲージ
(ディオニュソス[10]、有葉緑郎[3])
   1m
(アリアン[4])
   9m
(モモ[6])
   10m
(ネムレ[9])
[]内は行動値


GM:はい、それでは有葉のセットアップは
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:『四大元素説:風』
→《サモン:バイアクヘー》《アクセル》《黄金の蜂蜜酒》
命中判定の達成値+10 行動値+10 ラウンド中、状態異常一つを無効化する 暴走

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:これにより有葉の行動値は13になります
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:またこれにより暴走が無効化されます
別天ネムレ:なんだとう

▼エンゲージ
(ディオニュソス[10]、有葉緑郎[13])
   1m
(アリアン[4])
   9m
(モモ[6])
   10m
(ネムレ[9])
[]内は行動値


ディオニュソス:見事にバラッバラ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:それではイニシアチブ!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:特に何もなければ有葉の手番です
別天ネムレ:ないです!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:なにもないな! 行くぞ!(キャラシを見ながら)
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:54 → 58
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:では有葉の手番(イニシアチブ13)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:マイナー
『四大元素説:水』
→《サモン:グラーキ》《猛毒の雫》
メインプロセスの攻撃で邪毒Lv3付与、シーン終了まで邪毒解除不能となる、シーン終了時に自動的にこの邪毒は解除される

ディオニュソス:好き勝手する!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:メジャー
『四大元素説:土』
→《サモン:イホウンデー》《絶対の恐怖》《コンセントレイト:アザトース》(《タブレット》《多重生成》)
10dx7+10
攻撃力11 装甲無視 対象:三体 放心を付与

”彷徨する者”モモ:好き勝手がすごい
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:対象はそうですねえ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ディオニュソス、ネムレ、アリアンの三人にしましょう
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:10dx7+10 交渉 (10DX7+10) > 10[2,3,4,4,4,5,5,7,8,10]+10[1,2,10]+1[1]+10 > 31
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:リアクションどうぞ
アリアン:“応報せよ、黒き月(ミアスマ・エウメニス)” ≪復讐の刃≫。リアクション放棄し攻撃します。
ディオニュソス:2dx>=31 ドッジ (2DX10>=31) > 7[5,7] > 7 > 失敗
ディオニュソス:順当
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:お前たち反撃が好きすぎるな
アリアン:10dx7+5 復讐の刃判定。 (10DX7+5) > 10[1,3,3,3,3,4,5,5,9,9]+10[7,10]+10[4,9]+10[10]+4[4]+5 > 49
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:恐ろしい連中だ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:オゴーッ
アリアン:まわったなァ~~~
”彷徨する者”モモ:(3DX10+1>=31) > 6[4,5,6]+1 > 7 > 失敗
別天ネムレ:リアクション放棄して反撃します。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:おらこい!
別天ネムレ:オート|夢を喰らう>《迎撃する魔眼》侵蝕7
別天ネムレ:(5+1+0)dx+1@8 (6DX8+1) > 10[1,5,7,7,9,9]+4[2,4]+1 > 15
別天ネムレ:うそおwwww(メジャー支援は入らない)
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:※モモちゃんは攻撃されてないのでリアクションしなくて大丈夫です
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:反撃は低くてもあたるからいいんだよ!w
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ではダメージ行くね
アリアン:5d10+12+15 装甲等有効。 (5D10+12+15) > 35[6,10,8,3,8]+12+15 > 62
別天ネムレ:2D10+12 もうちょっとダメージダイス欲しかったけどね。おらっ (2D10+12) > 19[9,10]+12 > 31
”彷徨する者”モモ:殺意。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:11+4d10 装甲無視 邪毒Lv3付与 (11+4D10) > 11+21[5,4,6,6] > 32
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:あの、君たちさ……?
別天ネムレ:死! リザレクト!
アリアン:62点ダメージ。装甲有効です。 そしてそのダメージはちょうど落ちるな。リザレクト。
ディオニュソス:強この人ら
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:二人の攻撃は装甲込みで合計77通りました
ディオニュソス:リザレクトします。虚弱なので
アリアン:1d10+64 (1D10+64) > 1[1]+64 > 65
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:71 → 78
別天ネムレ:1D10+78 (1D10+78) > 1[1]+78 > 79
ディオニュソス:1d10+58 (1D10+58) > 5[5]+58 > 63
別天ネムレ:ダメだ、邪毒でしぬ
ディオニュソス:最高の出目
system:[ アリアン ] 侵蝕:64 → 65
system:[ 別天ネムレ ] HP:6 → 1
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:78 → 79
system:[ アリアン ] 侵蝕:65 → 71
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:58 → 63
アリアン:復讐分でこうなる。
”彷徨する者”モモ:まあクリンナップですし>邪毒
system:[ アリアン ] HP:32 → 1
GM:では次のイニシアチブ
GM:ディオニュソスくんの手番です
ディオニュソス:はい。マイナーなし
ディオニュソス:《コンセントレイト》《ブラッドスパイク》《紅の大鎌》有葉くんを攻撃
ディオニュソス:11dx7+2 Rコントローラー起動 (11DX7+2) > 10[3,4,5,5,5,6,6,6,7,9,9]+10[2,8,10]+10[7,8]+2[1,2]+2 > 34
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:では《命の盾》を使用 回避達成値は判定簡略化の為イベイジョン
回避達成値は22なので当たります
ダメージどうぞ

ディオニュソス:4d10+27 ダメージ 装甲有効です (4D10+27) > 25[9,10,1,5]+27 > 52
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:44通りました
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:63 → 71
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:累計ダメージ121です
system:[ ディオニュソス ] HP:20 → 2
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:では次はネムレ君の手番!
別天ネムレ:マイナーなし。
別天ネムレ:メジャー|睡魔の鉄槌>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《紡ぎの魔眼》侵蝕4
別天ネムレ:(5+1+3+2)dx+1+0@7 (11DX7+1) > 10[1,2,3,3,4,4,5,6,6,9,10]+10[6,10]+10[7]+10[7]+2[2]+1 > 43
別天ネムレ:対象アルバ。おらっ、くらえ!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:では《命の盾》、達成値22なので命中!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ダメージ出しな!
別天ネムレ:5D10+12 装甲有効な (5D10+12) > 27[8,6,7,1,5]+12 > 39
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:31点通して
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:累計ダメージ151、落ちた
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:なので《アクアウィターエ》
別天ネムレ:やった! 邪毒食らわなかったぜ!
別天ネムレ:ああっ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:HP20で復活
”彷徨する者”モモ:まじかこいつ!!!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:シーン終了まで邪毒は続くので
別天ネムレ:この野郎っ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:覚悟してくれ
別天ネムレ:しょうがないにゃあ…
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:このラウンド終了で一発は食らってもらうにゃん
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:さあ次の手番!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ちゃんモモ!
system:[ ”パルプ・フィクション”有葉緑郎 ] HP:0 → 20
”彷徨する者”モモ:<アドヴァイス>
アリアンさんに

アリアン:ありがとう!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:79 → 83
”彷徨する者”モモ:C-1、メジャーのダイス+3個
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:83 → 86
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:86 → 87
GM:さあアリアンの手番かな
アリアン:了解!マイナーで有葉、ディオニュソスのエンゲージへ。
メジャー、”我が手に宿れ、星々よ“/ペラギア・トリフォルミス≪コンセントレイト≫≪獣の力≫≪獣王の力≫で攻撃。

▼エンゲージ
(ディオニュソス[10]、アリアン[4]、有葉緑郎[13])
   10m
(モモ[6])
   10m
(ネムレ[9])
[]内は行動値

アリアン:15dx6+5 支援貰った分で殴る…! (15DX6+5) > 10[1,2,4,4,5,6,6,6,6,6,7,7,8,9,9]+10[2,4,4,4,4,6,8,9,9,10]+10[3,4,4,6,8]+10[9,10]+3[1,3]+5 > 48
アリアン:まあ回ったしヨシ!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:加減をしろ……! 《命の盾》で達成値22なので命中!
アリアン:5d10+32 装甲等有効。 (5D10+32) > 30[10,1,7,3,9]+32 > 62
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:死!
アリアン:ダメージダイスいいな…62点装甲有効。
ディオニュソス:もう15点入るよ!
アリアン:あっ修正する。62+15で 77点です。
別天ネムレ:ヒャハーッ
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:77から69通しになりますね
”彷徨する者”モモ:やったぜー!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:死ぬわどのみち!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:というわけで有葉は戦闘不能
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:《サモン:ニャルラトホテプ》
タイミング:オートアクション 対象:自身 射程:至近 難易度:自動成功 
HP1で復活し瞬間退場を発動する

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:あなたたちの勝利です……!
ディオニュソス:やったー!
”彷徨する者”モモ:やったー!
アリアン:やったあ。侵蝕を7あげて。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:最後に邪毒でHP9点ダメージ受けておいてね
system:[ アリアン ] 侵蝕:71 → 78
別天ネムレ:倒れて気絶します!
別天ネムレ:リザレクトはしないにゃん
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:リザレクじゃなくてモモちゃんの世界樹で復活してもいいぞ! そのばあいは格好いい演出の権利が手に入ります!
ディオニュソス:戦闘終了したら勝手にHP1になってるんじゃなかったっけ
別天ネムレ:それはまた次の機会に取っておこう……
ディオニュソス:普通に倒れます
アリアン:侵蝕率の問題があるからなあ……w
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:まあ確かにそれもそうなんだよな、じゃあデータ的にはHP1になってもらおう
GM:では戦闘演出入ります、ディオニュソスくんから!

ディオニュソス:「わが肉体、わが血潮、饗応と狂乱をもたらすもの」
ディオニュソス:異界の大地をテュルソスの杖が叩く。歯車で肉体を傷つけ、血が大地へと染み込んでいく。
ディオニュソス:想像/創造の領域からわずか土壌を奪い返す。
ディオニュソス:雄牛の角のようにねじれ曲がった幹が生えたかと思うと、そこに葡萄が実る。
ディオニュソス:熟れ、腐り落ちる一歩手前の芳香が、アリアンのレネゲイドを励起し、肉体を昂ぶらせる。
アリアン:「これ、は……いえ、ありがとうございます!」わずかにそれに驚いたような表情になり、またすぐに引き締める。
”彷徨する者”モモ:「貴方は貴方」
「ありとあらゆる時間、世界、空間のなかでひとりだけ」
「貴方は、この世界で一人しか居ない」
耳を傾ける。
「この世の中でいちばん大事な一人だけ!」

”彷徨する者”モモ:創造の声は、モモからではない。
あふれるほどの勇気が、恐れを掻き消し、現を見出す。

”彷徨する者”モモ:「ええ、みんな頑張って!」
ディオニュソス:体躯に漲る力に応え、滑るように跳ぶ。長身が有葉緑郎の前に立ちふさがる。
別天ネムレ:体が、心の持ちようというだけでなく軽くなる。確かな力の支援を感じる。
アリアン:こちらもそれに従うように、その手前に滑り込む。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「やれやれ、空間歪曲能力を逸話偽装することにより、歴史への影響を最小限に留めたか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:スキットルいっぱいの蜂蜜酒を飲み干してから愉快そうにつぶやく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:次の瞬間、黄金の輝きを放つ二匹の巨大な蜻蛉が有葉を守るようにして飛び交い始める。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「バイアクヘー」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ディオニュソスの奇襲を、二体の使い魔による撹乱で遅延させ、すかさず術式の構築を開始。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:両手を鳴らし、右目を閉じて、静かに思いを巡らせる。空想の神、ありえざる超越者、湖底より迫る猛毒の担い手。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「いあ ぐらぁき しゅるしゃがな ふたぐん」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:両手から一瞬で濃緑色の粘液が溢れ、待機に触れて固化し、毒刃と化して黄金の蜻蛉が巻き起こした風に乗る。
冠を戴く白き鹿姫:同時に、有葉の背後に現れた鹿の姿をした使い魔が、閃光を放ち一行の視界を塞ぐ。
ディオニュソス:「ぬうっ!」
別天ネムレ:「これが奴の言う神の手先か?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「苦痛のイデアが為す神の形だ。とくと味わえ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:モモを除く三人へと、刃は突き刺さる。
ディオニュソス:毒刃を突き入れられた肉体が供犠の狐へと変じる。
アリアン:歯を食いしばり、そのまま唱えるーー「ヒュアダスに天の狩人、プレイアデスの星々すらも沈む、極洋にさえ沈まぬものーー汝、北天に座すもの」
アリアン:「我に汝の不動を貸し与えたまへ!」言霊のまま、己の身体が固定され。水色の刃が煌めいた。
ディオニュソス:ひとりでに引き裂かれ、流血が荒野を染め、気づけば本人は先程生えた葡萄の幹に座している。
別天ネムレ:見るからにおぞましい異界の毒。あれが自らの体をむしばめばどうなるか、考えたくもない……が、避けるのは難しいだろう。
ディオニュソス:「……! 成程、苦痛のイデア、か」輪廻を代演して尚身を苛む痛み。苦悶に胸を押さえる。
別天ネムレ:(ならば一太刀、喰らわせるまで!)
別天ネムレ:守りを捨てた全力の攻撃。「これが苦痛のイデアなら、こちらは深き眠りのイデアをお見舞いしよう」
アリアン:刃を送り込んだ後、倒れこみそうになるのを柄で己を支えて防ぐ。そのような無様はできないーー息を荒く吐く。
別天ネムレ:「痛みすら包みこむ眠り、あるいは痛みすらもたらす眠り。自らから意識を剥がされ、別世界へ連れ去られる恐れ。睡魔の怒りを」
”彷徨する者”モモ:「ネムレ、巫女様、ディオニュソス様……!」
何もできないのが歯がゆい。

”パルプ・フィクション”有葉緑郎:身体が重い。動けない。そんな時に、アリアンの刃が深々と突き刺さる。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:――運が良かった。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:完全に眠りに落ちず、重傷で済んだのだから。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「やるなあ、正しき歴史の住人ども……! まあそれくらいの方が面白いというものだ! 俺が立つ限り、その猛毒は――」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:しかしここで問題が一つ。この男は喋りすぎだということである。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:戦場において、その行為は――
ディオニュソス:機械装置の杖がエーテル発光とともに小さな唸りを上げる。
ディオニュソス:その音が伝わるより、引き裂かれるように死んだ狐の躯から『それ』が起きるほうが速い。
ディオニュソス:ディオニュソス。天上の神々と地上の生命との仲介者。
ディオニュソス:「啜れ、パッサレウス」
ディオニュソス:その血魔術は生贄と奇跡。生命の変容を操るが故に!
ディオニュソス:無数に分岐する真紅の枝と化した血液が、側にあるものを串刺しにする。
ディオニュソス:即ち、有葉緑郎の肉体を。
ディオニュソス:「俺が立つ限り、か。ならば時は与えん」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「がっ……! 戦場ってのは……野蛮だな……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:肉体が金属質の液体に代わり、歪み、ゆっくりと修繕されていく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「お前から時をもらうつもりはない。俺は既に、俺の信じる神々から二千年以上を受け取っているのだからな……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:呼吸を整える間に、高速飛行する二体の蜻蛉が、再び有葉を守り始める。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:だが、物理的攻撃はそれで守れたとて――。
別天ネムレ:「では、おれからも永遠の時を贈ろうか。有葉緑郎」
別天ネムレ:「夢すら見ない眠りのゆりかご、おまえのために用意してやる!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:――魔眼による催眠。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:気づいた“時”には、もう遅い。
別天ネムレ:足元から黒く広がる影が、沼地のように音を立て、ごぽりと球体が浮かび上がる。睡魔の魔眼。にらみつける底なしの黒が、邪神の手先から意識を刈らんと襲いかかった。
別天ネムレ:居眠りの心地よさなど見るべくもない、暴虐の眠気。人の意識のON/OFFを当人から奪い、奈落へ突き落とすような破壊的睡眠。
別天ネムレ:赤子は眠りかけた時、意識が消えゆくことを「死」の予兆と察知して泣くと言う。成長と共に忘れるその死の気配をはらんだ、原初の、深き眠りだ。
別天ネムレ:それは、肉体的な痛みすら伴う!
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ガクリ、と膝をつく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:それと同時に司令塔を失った使い魔、レネゲイドビーイング“バイアクヘー”の飛行パターンが一気に単調化する。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:亜音速で哨戒飛行を行い、主を防護する一対の航空戦力に、一瞬の隙が生まれた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:時間が、手のひらからこぼれ落ちた。
”彷徨する者”モモ:間隙を縫って進むのは容易い事ではない。
それは正しく"一瞬"の出来事だ。

だが、それは『現実の時間』の上での話。

”彷徨する者”モモ:「貴方は奪うのね、みんなの時間を」
”彷徨する者”モモ:「でも絶対に奪わせはしない。いいえ、奪えないの。それは、自分が知覚しているだけの時間だから!」
世界を流れる時ではない、もっともっと主観的な時間間隔を増幅する。

”彷徨する者”モモ:「巫女様!!!」
”彷徨する者”モモ:それを、神の司たる彼女へと。
アリアン:「ーーええ!任せなさい!」
アリアン:「巡れ廻れ、黄道の十三を。汝は太陽、日々の送り手ーー」剣槍に纏われるのは、13の星々からなる太陽の道。
アリアン:「目覚めの春を迎え、激しき夏を過ぎて、実りの秋を通り、万物が眠る冬は来たれり」水色の刃が、防護の合間を縫い、貫く。
アリアン:「ここで終わりよーー!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:剣槍が男を貫いた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……はっ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:男は嘲笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「目が覚めた。礼を言うぞ、アリアン」
アリアン:強い目でただねめつけている。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:男の傷から赤い血の代わりに黒い影が吹き出し、全身を包んでいく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「どうやら彼我の戦力差を見誤っていたようだ。倒すまで行かずとも、今後の作戦活動の継続を不可能にできればよかったのだが……それすらもできんとはな」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:嘲笑ったのは、この場に居る全てのもの。己自身の愚かささえも、例外とはしない。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「俺の負けだ。手を引き、戦力を増強する。覚えてろよ、我が奉ずる偉大なるゼノスの御心を」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:とぷん、と漆黒の影は迷宮に飲まれて消えた。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:あとに残った白い仮面が、パキッと音を立てて割れていた。
ディオニュソス:「……今はこれで勝利とする他無い、か」
ディオニュソス:嘆息。
”彷徨する者”モモ:「あっ」
待って、と言おうとして、手を引っ込める。

”彷徨する者”モモ:「みんな、大丈夫? はやく村に戻って手当をしなくっちゃ」
”彷徨する者”モモ:おろおろ
別天ネムレ:「目が覚めた、か。ついでにもう少し吐いてくれても良かったのだ、が……」
アリアン:血払いをし、空を切る音とともに刃が消える。
別天ネムレ:ふら、と体がかしぐ。かろうじて立ちながら、モモを振り返った。
”彷徨する者”モモ:「ネムレ、肩を貸しましょうか? 止血、止血ってどうやるのだったかしら」
別天ネムレ:「すまない、すこし、やすむ」
別天ネムレ:ぱたり。
アリアン:「……少なくとも、今少しは動けませんね」モモの様子を見て少し苦笑して。
”彷徨する者”モモ:じゃあ駆け寄って、支えようとして支えきれず
”彷徨する者”モモ:一緒に倒れて下敷きになります
”彷徨する者”モモ:うわー!
アリアン:「……もう、モモ。時間さえ少しくれれば、治りますから大丈夫ですよ」
”彷徨する者”モモ:「そうなの……」心配
アリアン:こちらも剣槍を杖のようにして、何とか立っているという具合。
”彷徨する者”モモ:「じゃあ、治るまで傍にいるわ」
「悪い夢を見ないように」

ディオニュソス:「奴は去った。あれの奉ずる神の異界も消えた」
アリアン:「……モモはいい子ですね…ふぅ」
アリアン:「ディオニュソスさまは、どうですか」口調は、今までより柔らかい。
ディオニュソス:「問題ない」
ディオニュソス:「お前たちの恢復を待ち、急ぎ戻るとしよう」
アリアン:「なら、少し楽にしたらどうです。立ちながら待つのも、大変でしょう」
ディオニュソス:「見張りに立つと言っているのだ。気にするな」
ディオニュソス:よく見ると、杖を握る手は白く、一見した佇まいより体重を預けていることがわかる。
アリアン:溜息ひとつ。
アリアン:「手が真っ白ですよ。取り繕うなら、もう少し出来を良くしてからにしませんか」
ディオニュソス:「…………」少しばつが悪そうな表情で頬を掻こうとして、腕があがらない。
ディオニュソス:「想定よりやられたのはこちらも同じだったというわけだ」クールぶってとりあえずそう答えた。
アリアン:「…いわんこっちゃない」
アリアン:なんとか近くに寄り。「私も休みたいんです。そんな様で立ち尽くされると困ります」
ディオニュソス:「むう…………」
ディオニュソス:不承不承の様子でどさりと座り込む。
ディオニュソス:「世話をかける、アステルの娘。血を汚染されると、どうにも……」
アリアン:「……ええ、そうすればいいんです。変な意地を張って、なんになるんです?」こちらもそろそろ限界だった。ずるりと背を預けるように座り込む。
アリアン:「……なんです?」
ディオニュソス:「その格好で背を預けてくるのは心臓に悪い」
アリアン:「……う」
ディオニュソス:「……なんでもない」全く取り繕えていない付け足し
アリアン:「うるさいですね!私だって自分で好き好んで着てるわけじゃないですよ!」
ディオニュソス:「なんでもないと言っているだろう」憮然とした鼻息。
アリアン:「うぅう………意識しないようにしてたのに…」
アリアン:「……こほん!ともあれ、村に戻ったらですね、説明したいことがあります!いいですね!?」

GM:ロイスを結んでおきな! 説明用タブに記入! 調達はこのシーンは無し!
アリアン:ディオニュソス君相手のロイス感情変更。 庇護から、好意にして。
アリアン:モモちゃんとネムレくんのロイス感情のポジティブを信頼に。
ディオニュソス:有葉くんのロイス、Nを脅威に
ディオニュソス:ごめん! 以上です
”彷徨する者”モモ:有葉緑郎 ◎P懐旧 N憐憫
「彼から、彼の言葉で。総ての言葉を聞いてみたいわ」


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ミドル4「迷宮を巡る糸」

GM:【ミドル4「迷宮を巡る糸」】
GM:登場は全員! 今回は巫女様から重大発表のあるシーンです!
登場侵蝕どうぞ!

ディオニュソス:1d10+71 (1D10+71) > 5[5]+71 > 76
アリアン:1d10+78 (1D10+78) > 6[6]+78 > 84
”彷徨する者”モモ:1d10+87 (1D10+87) > 4[4]+87 > 91
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:87 → 91
system:[ アリアン ] 侵蝕:78 → 84
別天ネムレ:1D10+83 (1D10+83) > 10[10]+83 > 93
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:71 → 76
system:[ ”彷徨する者”モモ ] ロイス:4 → 7
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:83 → 93
system:[ 別天ネムレ ] ロイス:5 → 7

GM:あなたたちは一度傷を癒やすべく神殿へと戻り、休息をとった。
GM:一晩が明けた朝。
GM:すっかり傷が癒えたあなたたちに対して、アリアンからとある事実が告げられた。
アリアン:「……さて。皆さま、体調に問題はありませんか?」鎧から普段着のキトンに着替えている。
ディオニュソス:「改まってなんだ。何か進展があったか?」
別天ネムレ:「体の方は問題ない。モモには悪いことをしたな……」
アリアン:「先日の戦いの後、伝えたいことがあるといいませんでしたか…?」あれ、と少し慌てた様子で。
ディオニュソス:「……ああ、そういえば」
別天ネムレ:「二人とも毒を受けたのは同じなのだが、おれだけ肉体的にひ弱でお恥ずかしい限りだ」RC型だからね。
”彷徨する者”モモ:「あたしは平気よ、王様だもの。強いのよ」
アピス:(なんだろうな……)
”彷徨する者”モモ:「ええ、おっしゃっていたわね、巫女様」
”彷徨する者”モモ:わくわく
アピス:アリアンとディオニュソスの方をチラチラ交互に眺める。
アリアン:「それはさておいて。ええ、問題ないようならよかった」
アピス:(オイラ、二人の距離がなんか近ぇ気がするよ……)
アリアン:「……アピス?まあ何であれ、話を進めるけれど…」
アピス:「お、おう! 気にすんなぁ! 話を進めてくれよな!」
別天ネムレ:「……?」首をかしげ、アリアンとディオニュソスの顔を交互に眺め。ややおいて、「ふむ」
別天ネムレ:ネムレは 何かを 学習 した
別天ネムレ:「話を聞かせてくれ」切り替え!
ディオニュソス:「うむ」
アリアン:それでは、GM。私のRHOの開示をお願い致します。
別天ネムレ:RHO来た!

【RHO】
PC4:アリアン
あなたが背中を預け合い信頼に足る仲間たちを見出した時、このハンドアウトを公開する。
あなたの真名はアリアドネ。とりわけて潔らかに聖い娘。
迷宮に住まう荒ぶる怪物を封じ、神々を祭り、人々を安んじる巫女である。
あなたは自らの肉体に流れるクレタの巫女の力、すなわち管理者権限により、この巨大迷宮のコントロールパネルにアクセスできる。
それはすなわち、強力なオーヴァードの力さえ借りれば、この迷宮を支えるエネルギープラントを一時的に機能停止させることが可能ということである。
これにより、ミノタウロスを駆動させるエネルギーを一時的に喪失させることが可能である。
情報項目
・ポセイドン
・デメテル
・ゼウス
が開放される。

・ポセイドン(白兵→目標値30)
・デメテル(RC→目標値30)
・ゼウス(RC→目標値30)

アリアン:「……と、このようになります。黙っていたことは、謝らせて頂きたく存じます」頭をそっと下げる。
ディオニュソス:「迷宮に対する手段に心当たりがあった、か。何、謝罪することでもあるまい」
ディオニュソス:「そもそも異常な措置なのだ。俺や時逆の旅行者の滞在を許している事すら」
ディオニュソス:杖と背を壁に預け瞑目したまま答える。
アリアン:「そうですか?私からすれば、力あるもので、特に人品に問題がないようなら、それは饗応すべきと思いますけれど」
”彷徨する者”モモ:「巫女様はとっても凄い巫女さまだったのね!」
きらきら

”彷徨する者”モモ:「すごいわ!」そんけいのまなざし
アピス:「ま、オイラたちの敵が同じだとハッキリしたわけだしな。今言うのが一番いいと俺も思うぜ、そこらへんはな」
アリアン:「ありがとう、モモ」
ディオニュソス:「フン。当然だ、この地上にて、依代としてあれほどの力を振るう者」
ディオニュソス:「ヒトなれど只人であるはずもないとも」
別天ネムレ:「秘密の開示としては最良の時節だったと思う。信頼し、開示してくれたことを感謝こそすれ、こちらが責めるいわれはないな」
”彷徨する者”モモ:「………それで、秘密ってなんのことなの?」
「巫女様がとてもすごいっておはなししか、していない気がするのだけれど」

アリアン:「なんというか、皆さま結構おおらかというかなんというか……」
別天ネムレ:「ディオニュソス殿が言われたように、こちらは寝床と宿を提供されている身で……おおっと」モモの言葉にずっこけそうになった。
アリアン:「ええと、そこはね……」苦笑しつつ。
ディオニュソス:「俺達を信用していなかった、という話だ」
アピス:「ま、ミノタウロスを倒せるっつー話でもある」」
ディオニュソス:「それは翻って、俺達が信を勝ち取ったということでもある。慶ばねばな」
ディオニュソス:「そうとも、方針は立った」
アリアン:「うぐ……」信用していなかった、ということにつまり、その続く言葉に少し頬を染める。
アピス:(やっぱりあの二人、距離が……)
アリアン:「ともかく。あの牡牛を止めるには、皆の協力が必要です」
別天ネムレ:「ああ。迷宮について手詰まりだった部分が、これでようやく前へ進める」
アリアン:「…ということで、皆様。どうかよろしくお願いいたしますね」穏やかに笑う。
ディオニュソス:「こうしていると取り澄ました風なくせに、ころころとよく表情の変わる娘だ」
ディオニュソス:「ああ、協力に感謝する。では、ないな」
アリアン:「何か!?」
ディオニュソス:大声に肩をすくめる。
ディオニュソス:「何も。協力しよう、アリアン」
”彷徨する者”モモ:モモは空気を読んで、静かに協力の意思を見せた。
別天ネムレ:「信頼が深まったようで何よりだ」ディオニュソスとアリアンを見ながら。
別天ネムレ:にこっ
ディオニュソス:「ああ、うるさい、うるさい。お前たちもそうだろうが」
アリアン:「うぅっ………」色々微笑ましいものとして見られていることとか。自分が妙に浮ついているところとか。
別天ネムレ:「そう、とは……?」虚を突かれてぽかんとする。
アリアン:それに、名前を呼ばれたこととか。妙に頬が熱いのは、気にするべきことじゃない。いつものように振る舞え。
ディオニュソス:「この娘との信頼が深まったことに……相違あるまいという意味だが……」
ディオニュソス:言いながらなぜかだんだん自信がなくなってくる。
別天ネムレ:「それはそうですが」
アリアン:「ええ、ええ。ネムレとモモも、信じて頼らせて頂きます!だから、やるべきことをやりますよ!」
アピス:ディオニュソスの背中をヒレでペチッと叩く。
別天ネムレ:「はいっ!」
”彷徨する者”モモ:「まかせて!」どーんと薄い胸を張る
別天ネムレ:急な大声にびくっとしつつ、元気よく返事した。
ディオニュソス:微妙に釈然としない表情で頷いた。
GM:それでは判定だけやってもらおうか
アリアン:ポセイドンに行きましょう。これらはエフェクト使用可能でしょうか。
GM:可能です!
ディオニュソス:これって失敗したら
ディオニュソス:再挑戦の処理どういう感じになります? シーン増えるとか、登場侵食もう一回払うとか、そもそも不可能とか
GM:登場侵蝕一回分支払ってもらおうかな
ディオニュソス:了解です その際シーン1回のフォールンスプライトは回復する?
GM:フォールンスプライトは回復していいよ!
ディオニュソス:助かる!
”彷徨する者”モモ:ふふっ
”彷徨する者”モモ:ハイドアウトを発動!
”彷徨する者”モモ:全員+1Dだーーーーー!!!!
ディオニュソス:あっRWのつよいアイテム!
GM:偉いぞ
アリアン:つよいな~。じゃあポセイドンいきますね~
別天ネムレ:ありがたい。私はRCで
”彷徨する者”モモ:要の陣形+導きの華+アドヴァイス
”彷徨する者”モモ:C-1,ダイス+3個、達成値+4
”彷徨する者”モモ:ハイドアウトいれてダイスは4個です
GM:陣形だから導きでは?
”彷徨する者”モモ:導きです
ディオニュソス:というわけでちょっとごめん 重いけど導きも入れてください
”彷徨する者”モモ:tyoimati
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:91 → 105
アリアン:ありがとう!じゃあ≪コンセントレイト≫≪獣の力≫で判定いきます!決めるぜ。
アリアン:14dx6+5+4>=30  (14DX6+9>=30) > 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,7,7,7,9,10]+10[1,1,4,4,8]+3[3]+9 > 32 > 成功
ディオニュソス:ナイス
アリアン:あっぶな!!
ディオニュソス:ゼウス判定します
ディオニュソス:フォールンスプライト使用 ダイス+3
ディオニュソス:《コンセントレイト》《紅の大鎌》
ディオニュソス:10dx6+6 (10DX6+6) > 10[1,4,5,7,8,8,8,8,9,10]+10[2,3,3,6,8,9,9]+3[1,1,3,3]+6 > 29
ディオニュソス:日和らずにRコントローラーぶっこめばよかった
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:76 → 81
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:81 → 86
system:[ アリアン ] 侵蝕:84 → 88
ディオニュソス:再登場再判定します
GM:財産点使ってええよ
ディオニュソス:えっいいの!?
GM:情報判定なので
ディオニュソス:使う!
system:[ ディオニュソス ] 財産:4 → 3
GM:私はやさしきGM
ディオニュソス:やさしい~
別天ネムレ:なんて優しいGMなんだ!
”彷徨する者”モモ:やさしい
アリアン:やさしみ
別天ネムレ:ではラスト、デメテルいきます。
ディオニュソス:いけいけPC1
別天ネムレ:マイナー、紡ぎの魔眼。ダイス+3
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:93 → 94
別天ネムレ:5+2+4+3Dx+5
別天ネムレ:14Dx+5 (14DX9+5) > 10[1,1,2,3,4,5,6,6,7,7,8,9,10,10]+7[1,7,7]+5 > 22
別天ネムレ:ん、C10になってる?
アリアン:コンセントレイト黒の鉄槌なら C値入れてないからかな
別天ネムレ:すいません、振り直します
”彷徨する者”モモ:ってかアドヴァイスでC下がってますしおすし
別天ネムレ:いやアットマーク9で振ったけど、反映されてないんですね(パレットではなく手打ち)
ディオニュソス:ああなるほど
ディオニュソス:反映されてますよ ちゃんと9がクリティカルしてる
別天ネムレ:ん? いや反映されているなこれ!
GM:へ、へんなことになってる……
別天ネムレ:普通に失敗している! ちくしょう!
GM:さあどうするネムレくん
アリアン:アットマークで打つと それ以下が表示されないからかな
GM:がんばれネムレくん
ディオニュソス:C9で2回回すのは難しいぜ!
ディオニュソス:素直にコンセ噛ませよう
別天ネムレ:あ、そうか、普通にエフェクト使えばいいんじゃん!?
GM:そうだよ
別天ネムレ:しまった、情報収集のクセで……!
GM:登場ダイス振って判定振り直して~!
別天ネムレ:はい
別天ネムレ:1D10+93 (1D10+93) > 2[2]+93 > 95
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:94 → 96
別天ネムレ:メジャー|睡魔の鉄槌>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《紡ぎの魔眼》侵蝕4
別天ネムレ:(5+2+3+0)dx+1+0@8>=30 (10DX8+1>=30) > 10[2,3,4,5,6,6,7,9,9,10]+10[2,3,9]+3[3]+1 > 24 > 失敗
別天ネムレ:イヤーッ!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:96 → 100
アリアン:んん…?C値8になってない
GM:妖精の手とか……ありませんこと……?
GM:いやC8にはなってますね
別天ネムレ:C8です
アリアン:コンセ2なのね!失礼。
”彷徨する者”モモ:アドヴァイスはいるなら、7では
別天ネムレ:二回目だから切れたと思いましたが……?
GM:財産点でなんとかならないかな……?
”彷徨する者”モモ:そっか
GM:アドヴァイスは切れるわね
別天ネムレ:3だからあと3足りませんね
ディオニュソス:再登場扱いですからね
”彷徨する者”モモ:じゃあ妖精さんする?
”彷徨する者”モモ:再登場よりは少なく済むかもだけど
GM:ぶっちゃけ妖精さんしたほうが良いように設計してます
別天ネムレ:お願いします……!
”彷徨する者”モモ:妖精の手!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:105 → 109
別天ネムレ:21+1D10かな
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 妖精の手:2 → 1
別天ネムレ:1Dx+21 (1DX10+21) > 8[8]+21 > 29
別天ネムレ:財産点!!!!
system:[ 別天ネムレ ] 財産:3 → 2
アリアン:いや 31+1dxじゃない…?
GM:1dx8+31かな
別天ネムレ:あっww
GM:みんなどうしたのだ
別天ネムレ:じゃあこの財産点はしまいますね……
system:[ 別天ネムレ ] 財産:2 → 3
別天ネムレ:1Dx+31 振り直します! (1DX10+31) > 4[4]+31 > 35
別天ネムレ:はい
GM:では情報公開

・ポセイドン(白兵→目標値30)
海洋の環境調整が完了、人類による自給自足が可能な環境に改造しました。
当方の機能停止まであと100年。ミノタウロスの機能停止まであと1000年。破壊を推奨。

・デメテル(RC→目標値30)
地表の環境調整が完了、人類による定住が可能な大地を構築しました。
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースの安定した活動を確認。私は状況を是認します。

・ゼウス(RC→目標値30)
大気の環境調整が完了、迷宮外におけるレネゲイド濃度が安定しました。
人類への遺伝子組み換えを目的としたヒューマノイド・インターフェースの開発完了。存在証明任務に成功。

GM:次回はこの処理からスタート! ロイスと調達は次回開始前にやっちゃおう!
ディオニュソス:はーい。お疲れさまでした
GM:ってわけで今日はここまで!
アリアン:了解です!おつかれさまでした~
GM:お疲れさまでした!
別天ネムレ:お疲れ様でした!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたー!
アリアン:ミドル4 購入他
ディオニュソス:応急
アリアン:こちら高性能医療キット狙います 9だし
ディオニュソス:3dx+3>=8 (3DX10+3>=8) > 10[6,8,10]+5[5]+3 > 18 > 成功
ディオニュソス:自分に使います
ディオニュソス:2d10+1 (2D10+1) > 16[9,7]+1 > 17
アリアン:3dx+2>=9 (3DX10+2>=9) > 9[3,7,9]+2 > 11 > 成功
ディオニュソス:いい感じ!
アリアン:成功。ディオニュソスくん使う?いい感じなら二人用にとっておくね 理解
ディオニュソス:回復しすぎるとそれはそれで困るので大丈夫
別天ネムレ:ロイスは埋まってるが、調達どうしようかな
別天ネムレ:装甲あるし一応応急手当買うか……
アリアン:hp3d10回復できる高性能医療キットあるから つかっとくれー
別天ネムレ:アリアンさんはいいの?
アリアン:装甲もないですからねえ 
別天ネムレ:ふむむ、それじゃあアリアンさんのぶんのボデマ挑戦してみようかしら
ディオニュソス:回復しても雑魚に殴られて一発耐えないか耐えるかだろうなと考えるとネムレくんモモちゃんのHP優先したいよね
別天ネムレ:モモちゃんは確かジャケットあったし
アリアン:まあボス相手なら大丈夫だし 気にせずに回復買っていこ
”彷徨する者”モモ:あれっもらってましたっけ
”彷徨する者”モモ:やべえメモってない
別天ネムレ:うーん、応急手当キット挑戦します。
アリアン:応急一個渡したけど 使ったのかな ならこの時調達した一個(高性能医療キット)があるからねー
別天ネムレ:(1+3)dx+1@10>=8 <調達> (4DX10+1>=8) > 10[5,8,10,10]+5[5,5]+1 > 16 > 成功
別天ネムレ:高性能狙えば良かったかな……w
別天ネムレ:私は応急手当使うから、モモちゃん高性能使ってね!
”彷徨する者”モモ:応急手当キット、前にもらったやつをまだ使ってなかったりする
アリアン:使っちゃいなさい 3d10回復です
”彷徨する者”モモ:高性能から使います。
HP+30

アリアン:あ、3d10回復だよ
”彷徨する者”モモ:3D点回復って書いてあるサプリの文章の
”彷徨する者”モモ:Dを0と空目しましたね
”彷徨する者”モモ:3d10って書いといてくれ!!
アリアン:偶にある。www
別天ネムレ:どどんまい
”彷徨する者”モモ:3d10+6 (3D10+6) > 14[4,3,7]+6 > 20
アリアン:あと一個応急あるし 二人のどちらか使ってもいいかもだね

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【次回予告】 3/19(金) 21:00~

【次回予告】
ついに明かされた迷宮の真実。
そして怪物を討ち果たすべく示されたか細き糸の道。
迷宮を生み出した悪意が消えた以上、邪神の形代となったレネゲイドの怪物を討つ時は今を置いて他になし。
皆の思いが重なり、貫き、戦いは明日へ、その先へと続いていく。

次回ダブルクロスFGOキャンペーン第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”
『天が砕け散る』
3/19 午後九時から!

GM:おたのしみに!

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ミドル5 幕間

アリアン:「ええ、ではそのように。上の倉だけでなく、下の倉にも備えるように」
村人へ、今後の備えを伝える。迷宮が機能を減退させるであろう状況においては、食料品や衣料品、そのほかの器物ーーそうしたものを貯蔵しておくことは必須だ。

アリアン:「神託は下りました。あとは私たちがそれを為し、戻る時を待つこと。もしも私が戻らない場合は、以前から伝えた通りになさい。村として纏まりつつ、生き抜くことができるように」その口調は冷厳で、彼女が村において人を率いるものであることを示している。
アリアン:伝えるべきことは伝えたと、神殿へ歩み戻っていく。
アリアン:自分は幸運に恵まれている、と巫女は思う。
アリアン:脅威はあれど、それに対抗する術を自身で持つことができている。
己のみではそれでも足りぬ脅威に対し、同じく抵抗する者たちと知遇を得ることができた。

アリアン:そしてそもそも、こうして畑を耕さず、漁もなさずに生きることを許されていて、己の家を持つことができる。
普通の娘ならば、ただ生きる為に如何ほどのことをなさねばならなかっただろう。

アリアン:ーーいやそもそも、私は。
アリアン:振り返り、村を見る。元の村ではない。飲み込まれ地形は変わり、その上で立て直しも幾度も為した、今ひとびとが生きるところを。
アリアン:かれらが好きだ。だから、生きていてほしいと思うし、その為に為せることがあるならやらねばならない。
アリアン:「ーーよし、気合も入りました」巫女たる少女はそう笑って。神殿へーー今は、己がただの少女として振舞えるところへ入る。
アリアン:「戻りましたよ、ディオニュソスさま」彼へそう声をかける。
ディオニュソス:「む」
ディオニュソス:自ら生み出した果物を齧るのをやめて振り向く。
ディオニュソス:「民を導き安んじる務め、ご苦労」
アリアン:「何かなさっていましたか?……食物なら、こちらの貯えもありますのに」
アリアン:「いいえ、勤めなどと。当然のことです。私はそのためにいるし、そうしてきていますから」
ディオニュソス:「何、もてなしを受けぬのも非礼だと思っていたが、資源に限りがあると言うのなら、俺の分は必要ないでな」
アリアン:「…あの時はそう言いもしましたが、客人に気を使ってもらうほど貧しいわけではありませんよ」
アリアン:「気を遣わせてしまったなら、申し訳ありません」
ディオニュソス:「……そういうことになるのなら」
ディオニュソス:「迷宮が生み出した品々でなくても、お前が食っていたような麦粥で十分だ」
アリアン:眼をしばたたかせる。「味も大分劣るものになりますが…」
ディオニュソス:「ああ、構わない、構わない」
ディオニュソス:「その方が、今から俺達が対するものを思えば『らしい』しな」
アリアン:「……気にせずに、体と心を休ませるにはあのようなものでなくとも良いと思うのですけど」
アリアン:「ええ、ご所望ということでしたら今からでもお作りさせて頂きます。……本当、味の差にひどい顔になっても知りませんよ?」
ディオニュソス:「随分な言い草だな」疲れたような笑み。
ディオニュソス:「ああ、いただこう」
アリアン:「ええ、では今から火を熾すので…」
ディオニュソス:「手伝うことはあるか?」
アリアン:く、と袖を捲りキトンの下を脚に縛って。
アリアン:「まさか。お迎えするのはこちらですよ。ゆっくりお待ちくださいな」
ディオニュソス:「客という立場には慣れん」小さく鼻を鳴らす。
アリアン:「神というなら、寧ろ迎えられることの方が多そうですけれど?」
ディオニュソス:「俺は祝祭の主だ。本来はむしろ招く側なのだよ」
アリアン:てきぱきと火を熾し、料理の準備を整えながら。すこし笑いの混じった声で。
ディオニュソス:その答えには、どこか空々しい響きがある。
アリアン:「あら…となると、ディオニュソスさまも、己の土地をお持ちで」
アリアン:壺に汲まれた水を鍋によそい、温めながら。
ディオニュソス:「……何故お前は迷宮プラントの用意した食物ではなく──お前に言わせれば」
ディオニュソス:「『あんな』粥などを?」
アリアン:「今用意しているのに言いますね……?」少し苦笑交じりの声で。
ディオニュソス:「俺は矛盾を指摘しているだけだ」
ディオニュソス:「戦いに備え力をつけなければならないのは同じだろうに」
アリアン:「そうですね…と言っても、そう難しいことじゃないですよ」
アリアン:「私が食べるとなれば、彼らより多くのものを用いた、贅沢なものになるでしょう」
ディオニュソス:「そうだろうな」
ディオニュソス:それの何が悪い? と続きを促す。
アリアン:「それを用意するくらいなら、村人たち一人ひとりが良いものを食べたほうが、私が気楽だというのと、その分を貯えに回すべきだということ」
アリアン:「あと、私は神官なのです。巫女なのです。其れが故に、彼らの上に立つのです」
アリアン:「いかに豊かとなろうとも、その本分を忘れてしまうことはできません」
ディオニュソス:小さく息を吐く。「よい答えだ」
アリアン:「そうですか……?」当然のことだと思っている。いや、思うということさえ適切でないかもしれない。そうだと、既にそう決まっている、疑いもしない常識のように。
ディオニュソス:「先程の返事をしよう。俺に領地など無い。迷宮蔓延る地上にはな」
アリアン:「それは……」口ごもる。
ディオニュソス:「来歴も、オリュンポスの他の神々とは少々異なる身だ」
ディオニュソス:「今はこの地本来の風土に馴染むのが何よりの歓待となろう、否……そうでなくても」
ディオニュソス:「信を受けた仲間だというのなら、同じ場所から世界を見たいというのは不思議なことか?」
アリアン:「う」頬を染める。料理の手が一瞬だけ止まったのが見えたかもしれない。
ディオニュソス:「……そういうことだ」こちらも少し気恥ずかしかったのか、窓の外に視線を移す。
アリアン:「……いいえ。嬉しいですよ」
アリアン:「…今迄…いいえ、私は、この村しか知りません」「あなたに言われて、”外”にも迷宮に飲まれてしまった、そうした土地があることを思い出したくらいです」
アリアン:「そのことを、まず。謝罪させてください」そう言いながら、少し頬を染めた少女が皿を持ってくる。
ディオニュソス:振り向いて、多少ぎごちなくそれを受け取る。
ディオニュソス:「感謝する、アリアン」
ディオニュソス:短く伝え、木杓子でそれを口に運んだ。
アリアン:「ええ、召し上がれ」こちらも卓について、その様子を眺める。
ディオニュソス:「あまり美味くはないな」
ディオニュソス:珍しく機嫌が良さそうに。
アリアン:「言ったじゃないですか。おいしくないですよって」こちらも、おかしそうに笑う。
アリアン:その様子を眺めながら、まるでよくいる娘子のようにくすくすと。
アリアン:(………ふふ、我ながら)
アリアン:(どうにもいけないですね。”同じ場所から世界を見たい”なんて。そんな言葉だけで)
アリアン:(こんなに、嬉しくなるなんて)
アリアン:-------------
アリアン:シーン終了。
アリアン:ロイス。好意なのは変わらないのですが、関係名だけ変えましょうか。”まれびと”→”気になる方” に。
ディオニュソス:うひゃー
ディオニュソス:こちらはアリアンちゃんの 敬意◯/食傷 このロイスを
ディオニュソス:連帯感◯/罪悪感 これに変更! 以上で
system:[ ディオニュソス ] HP:1 → 17
GM:良き交流であった 侵蝕を3だけ増やしておいてね!
GM:ミドル4の購入とかは説明タブでやっといてください
system:[ アリアン ] 侵蝕:88 → 91
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:86 → 89

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ミドル5-2「世界を守るのは君と」

GM:【ミドル5-2「世界を守るのは君と」】
GM:それではネムレくんとモモちゃん、侵蝕3増やして登場しておくれ
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:109 → 112
GM:あと説明用タブでミドル4の調達とかこっそりやっといてくれ
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:100 → 103
GM:では21:33までで進めていきます まずはシーン描写から

GM:アリアンとディオニュソスが居ない間、あなたたちは二人きりで客人用の部屋で休憩していた。
GM:そんな時、ネムレの端末が光り、画面の向こうに見慣れた男の顔が映る。
上戸ノア:「第72試行……どうだ? 聞こえるか? 二人共?」
上戸ノア:この男だ。
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリー!」
ぴょこ

上戸ノア:「よし、聞こえたか」
別天ネムレ:2D10+1 (2D10+1) > 11[2,9]+1 > 12
system:[ 別天ネムレ ] HP:1 → 12
別天ネムレ:(応急手当キット使用)
上戸ノア:「おっ、手当中だったか」
上戸ノア:「どうやら無事戦って生き延びてるみたいだな」
上戸ノア:「敵は?」
別天ネムレ:「マスター!? 良かった、通信が回復したんですね」
別天ネムレ:「敵はオーヴァード、ゼノスというものを信奉する、あるいはそのように名乗る組織のようです」
別天ネムレ:「アザトースという未知のシンドロームとエフェクトを使います」
別天ネムレ:「そいつにずいぶんとしてやられましたが、今のところ撃退することは出来ました」
上戸ノア:「ゼノス……? 聞いたこともないが……未知のシンドロームねえ」
”彷徨する者”モモ:(下手な口笛で誤魔化す)(心当たりしかない名前)
上戸ノア:しばらく考え込んだ後、優しく頷く。
別天ネムレ:(モモ、急に口ぶえなんてどうしたんだろう……)
上戸ノア:「アザトースシンドロームと本当に名乗ったならば、いくつか分かることがあるかもしれない」
別天ネムレ:「なにか心当たりが?」
上戸ノア:人差し指を自らの口に当てて笑う。
上戸ノア:「まだそれを話すべき時ではないのさ」
別天ネムレ:「むう……まあ、マスターがそう判断するなら、それはこの状況では特に必要な情報ではない、と信じます」
”彷徨する者”モモ:「……そうなの?」タイミングとかあるのだろうか
出来ればずっと黙っていてほしい

上戸ノア:「知ることで、敵に付け入る隙をあたえることもあるってね」
別天ネムレ:「なるほど」
上戸ノア:「それよりも敵だ。神代のギリシャにおいて存在する敵、位置座標的にはミノタウロスかな?」
system:[ ”彷徨する者”モモ ] HP:6 → 20
別天ネムレ:「ええ。全身牛ですが、そう名乗っていました」
上戸ノア:「……で、あれば、『ミノタウロスのようななにか』をミノタウロスに見立てている可能性が高いね」
”彷徨する者”モモ:「本物は何処へ言ったのかしら」
上戸ノア:「良いところに気がついたね、モモ」
上戸ノア:「神代ギリシャに広がる無限の迷宮、そして主役となって君たちに敵対する迷宮の怪物、この二つから推測できることがある」
上戸ノア:「ミノタウロスはきっと、寂しかったんだよ」
上戸ノア:「迷宮の外に出られないならば、みんな迷宮の中に入れてしまえば良いってね」
別天ネムレ:童心の理屈だ。だが、筋は通る。
別天ネムレ:親に望まれた形で生まれなかった子、不義の子。捨てられ、だが捨て切れなかった呪いの子。
”彷徨する者”モモ:「発想の逆転ね。きっととっても頭が良かったのね」
お話をしてみたいなあ

別天ネムレ:望む余地を与えられなかった子どもの、精いっぱいのワガママ。
別天ネムレ:「その発想(ねがい)をかなえたのが、ゼノス。パルプフィクションか……」
別天ネムレ:「まるでエデンの蛇だ」
上戸ノア:「まあ当て推量だがね。今回の時空改変には、もしかしたらそういう心理が働いているのかもしれないよ。ゼノスとやらがそこに付け入ったのだとしたら話は単純さ」
上戸ノア:「まあ、この――『ザザッ』――」
別天ネムレ:「?! また通信が――」
”彷徨する者”モモ:「あら?」
上戸ノア:「時間がないな。ともかく、目の前の敵だけが敵じゃない。気をつ――」
上戸ノア:フツッ
GM:通信は断ち切られた。
別天ネムレ:「切れたか……」
”彷徨する者”モモ:「心配だわ……。またあたしたちを心配して何度も通信をつなげようとするでしょうし」
ふう、と溜息。
「ちゃんと寝ているのかしら」

別天ネムレ:「モモは優しいな」
”彷徨する者”モモ:「そうかしら?」
別天ネムレ:「ヒーローは、つまりは自己犠牲だ。多くの人を助けるため、己に無理を強いる。同業であれば、それが当然のようにも」
別天ネムレ:「おれは無意識に、〝緊急事態だから多少の無理は仕方ない〟と思ってしまっているんだ。モモに言われて、それを気づかされた。だから、優しいなと思ったのさ」
別天ネムレ:そして、そのことが少し恥ずかしくも思えた。
”彷徨する者”モモ:「いいのよ。そういうのは皆で気がついていけばいいんだもの」
別天ネムレ:自分では見えなかったことに気づかせてくれる。モモのその優しさや考え方は、自分に必要なことだ。
別天ネムレ:「ああ。だから、きみに会えて良かった」
別天ネムレ:なんのてらいもなく、素直にそう思う。
”彷徨する者”モモ:「ええーーーー?」
”彷徨する者”モモ:照れ
”彷徨する者”モモ:「ええーーーーー??」
別天ネムレ:言ってから、はっとする。そういえば、これは。異性に言うには、ちょっと、恥ずかしい言葉だったのではないだろうか?
別天ネムレ:気づいてから、かっと頬が燃え上がった。
”彷徨する者”モモ:「ええ、ええ。わかっているわ!」
別天ネムレ:「あ、いや、うん。変な意味じゃなくて」
別天ネムレ:「うん!」
”彷徨する者”モモ:「王子様って皆にそういうことをいうもの!」
”彷徨する者”モモ:「ヒーローってそういうものよ!」
別天ネムレ:「えっっっ!?」
別天ネムレ:王子様。その称号は全力で拒みたいが、ヒーローと言われるのは、くすぐったくもこの上もなく嬉しい。
別天ネムレ:「誰彼構わず言うわけじゃないよ」
”彷徨する者”モモ:「…………ねえ、ネムレ」
”彷徨する者”モモ:「あんまり、そういうことをね。軽々しく言ったらダメよ」
別天ネムレ:「ぼくは心にもない歯の根が浮くような言葉は決して言わない!」
”彷徨する者”モモ:真剣
別天ネムレ:(うう、なぜだろう。アピスを引き剥がした時のようなことを、ぼくが今度はモモにお説教されている……)
別天ネムレ:「ぼくは……あ、こほん、おれは、真面目だ」
”彷徨する者”モモ:「わかっているわ」
”彷徨する者”モモ:「あたしも、ネムレに会えて本当に良かったって思っているのよ」
別天ネムレ:「うん。それは、良かった」
別天ネムレ:急に舌も唇も、ガチガチに緊張して、変な発音になってしまった。
”彷徨する者”モモ:「あたしね。きっと、一番寂しい人っていうのは自分が寂しいってことに気が付かない人だと思うの」
別天ネムレ:ミノタウロスのことだろうか。でも、それだけではない気がした。静かに耳を傾ける。
”彷徨する者”モモ:「ミノタウロスはそれを知っていたの。多分、寂しくない状態を知っていたから皆とお友達になりたかったの」
別天ネムレ:「迷宮に閉じ込められる前、か」
別天ネムレ:それは決して祝福と愛に満ちた眼差しではなかっただろう。けれど、それでも。ひとりぼっちよりはずっと良かったのだろうか。
”彷徨する者”モモ:「本当に寂しくて孤独でひとりぼっちなのって、それに全然気が付かないもの。だって、誰にも優しくしたりされたりしたことがないもの」
”彷徨する者”モモ:「だから、ネムレ。あたし、貴方が居なくなったら本当の意味で寂しくなってしまうって」
”彷徨する者”モモ:「本当にそう思うの」
別天ネムレ:それでは。マスターに連れてこられる前のモモは、寂しいことすら分からないどこかにいた、ということだろうか。
別天ネムレ:それを訊いていいのだろうか?
別天ネムレ:でも、確かなことが一つ。「じゃあきみが、今は寂しくないのなら」
別天ネムレ:「きみは、ぼくがヒーローとして、初めて助けたひとかもしれないな」
別天ネムレ:体から、顔から力が抜けていた。
別天ネムレ:虚脱ではなく、緊張の緩和。変わって弾むような力が湧いて、ふわり、と。
”彷徨する者”モモ:「そうね、きっとそう!」
別天ネムレ:とびっきりの笑顔を、我知らず浮かべていた。
”彷徨する者”モモ:彼方を思うと胸の中に穴が開いたように風が吹く。
彼処はなんて淋しい場所だったのだろう。

”彷徨する者”モモ:自分はもう玉座には本当に意味では帰れない
”彷徨する者”モモ:(彼の居ない場所に、誰もいない場所にずっといるなんて耐えられない)
”彷徨する者”モモ:「あたし、貴方に助けられて本当に良かったわ!」
”彷徨する者”モモ:(女王陛下みたいに、立派な王様に、なりたいなあ)

GM:ロイスを説明タブで取得しておいてください
別天ネムレ:モモちゃんをSロイスに指定します!!!!!!
”彷徨する者”モモ:私もネムレをSにしておきましょう
アリアン:ワオ…
別天ネムレ:ウオオオ
”彷徨する者”モモ:いやもう満点なので
”彷徨する者”モモ:私は人外に寂しさを教えるっていう文脈が好きだし、それは灰色男とモモなんですよね……
(今回は灰色男のポジにモモがいるのがややこしい)

GM:それではクライマックスです

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クライマックス1「天蓋の先、蒼穹の涯」

GM:【クライマックス1「天蓋の先、蒼穹の涯」】
GM:全員登場
アリアン:1d10+91
別天ネムレ:1D10+103 (1D10+103) > 6[6]+103 > 109
ディオニュソス:1d10+89 (1D10+89) > 7[7]+89 > 96
アリアン:1d10+91 (1D10+91) > 1[1]+91 > 92
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:103 → 109
”彷徨する者”モモ:1d10+109 (1D10+109) > 5[5]+109 > 114
アリアン:ここは高くて良かったんだけどなあ…!
system:[ アリアン ] 侵蝕:91 → 92
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:109 → 114

GM:アリアンとアピスによる案内で、あなたたちはこの迷宮のコントロールパネルへと到着《アクセス》した。
GM:ゼウス、デメテル、ポセイドン。
GM:三つのプラントの、コアとなる部位が無防備に設置されている。
GM:本来ならば誰も入れぬ場所、例外はたった一人の巫女。
GM:その巫女の許可を得たあなたたちにしか、そこには入れない。
アピス:「って訳で、三人同時にコアを思いっきりぶん殴れば、エネルギープラントは一時停止だ。よろしく頼むぜ?」
ディオニュソス:「……ふむ」
アリアン:「私はいつでも」
GM:そびえ立つ三つの黒いモノリスは、ただ静かに外部からの操作を待つばかりである。
ディオニュソス:「反対しないのだな。アピス」
アピス:「ま、一時停止だしな。それに……」
”彷徨する者”モモ:「お墓みたいね」
モノリスを見上げてる

アピス:「おいらはアリアンの味方だからよ。アリアンが望むなら、乗ってやるさ」
アリアン:「……ええ、あなたも色々とありがとう。助かったわ」
ディオニュソス:「そうか」納得したように。
別天ネムレ:「お言葉に甘えて、というのも失礼かな。あなたがたの信頼に応えるべく、最大限やらせてもらう」
ディオニュソス:「ならば俺と同じだな」
アピス:「……ふっ」
アピス:薄く微笑む。
アピス:「気持ちの良い奴らだよな、ほんと」
アリアン:「んぐっ…それはさておいて。準備はいいですか」微妙に頬を染めて。
”彷徨する者”モモ:「友達のお手伝いをするなんて、当然じゃない」
別天ネムレ:「いつでも」
”彷徨する者”モモ:うなずいて肯定する
ディオニュソス:「同じくだ」
アリアン:「では、3カウントでいきますーー3、」
”彷徨する者”モモ:「に!」
ディオニュソス:「1」
別天ネムレ:「0!」魔眼を呼び出す。
ディオニュソス:杖が足元を叩くと同時、最も信頼する術、鈍灰の双角を持つ雄牛の顕身が飛び掛かる。
アリアン:その宣言と同時、手に持つ剣槍が突きこまれている。
”彷徨する者”モモ:一歩下がって周囲警戒
GM:モノリスは即座に沈黙する。
GM:ガシャッ
GM:そんな音が鳴って、一瞬だけ広い部屋が暗くなった後、予備照明が薄く周囲を照らす。
GM:そんな中に。
ミノタウロス:赤い炎を表皮に薄く纏う怪物が居た。
アリアン:「出てきましたね。もはやお前に加護はなし。ならば、あとはーー」くるりと剣槍を構え直し、突きつけながら。
ディオニュソス:「決着をつけるのみだ」静かに、だがよく通る声で宣言する。
別天ネムレ:「迷宮も、おまえも、消させてもらう」
”彷徨する者”モモ:「皆を助けるために、あたしたちが相手になるわ!」
手を前に出して、身構える。

アピス:「奴さえ倒せば、皆楽しく暮らせる筈なんだ。頼んだぜ、みん――」
アピス:と言いかけたところで。
ミノタウロス:轟々と天地を揺らすが如き雄叫びが響き渡る。
GM:目標値9の衝動判定です。
GM:皆さん判定どうぞ
アリアン:4dx+1>=9  (4DX10+1>=9) > 9[1,8,9,9]+1 > 10 > 成功
アリアン:よし。
”彷徨する者”モモ:6dx+1>=9 (6DX10+1>=9) > 10[3,7,7,9,10,10]+6[5,6]+1 > 17 > 成功
アリアン:2d10+92 (2D10+92) > 8[1,7]+92 > 100
”彷徨する者”モモ:成功!
ディオニュソス:4dx+2>=9 まあいけるだろ (4DX10+2>=9) > 10[4,6,9,10]+9[9]+2 > 21 > 成功
アリアン:ぴったりだ。やったぜ。
別天ネムレ:(5+3)dx+1@10>=9 <意志> (8DX10+1>=9) > 10[3,5,5,6,6,9,10,10]+8[1,8]+1 > 19 > 成功
system:[ アリアン ] 侵蝕:92 → 100
別天ネムレ:おっし
ディオニュソス:非常に強靭な意思
”彷徨する者”モモ:2d10+112 (2D10+112) > 6[4,2]+112 > 118
別天ネムレ:2D10+109 (2D10+109) > 13[5,8]+109 > 122
ディオニュソス:2d10+96 (2D10+96) > 13[9,4]+96 > 109
別天ネムレ:ぐえ
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:112 → 118
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:89 → 109
GM:それではクライマックス戦闘を始めます
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:114 → 127

▼エンゲージ
(ミノタウロス[5])
   20m
(ネムレ[9]、モモ[6]、ディオニュソス[10]、アリアン[4])
[]内は行動値

GM:それではセットアップ
GM:皆宣言するが良い
別天ネムレ:ないです!
ディオニュソス:《鮮血の奏者》対象別天ネムレ
別天ネムレ:ありがとうございます!
アリアン:えーっ20mか キツイな 
”彷徨する者”モモ:《北辰の光》
〈戦術〉+〈ファンアウト〉

”彷徨する者”モモ:全員!
ディオニュソス:HPを6消費します ラウンド間攻撃力+18してください
system:[ ディオニュソス ] HP:17 → 11
アリアン:ありがとうございます~ギリギリ9m動いて11mの位置まで。
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:118 → 128
別天ネムレ:20もあるが、まあ念のため10mさらに下がりましょう
別天ネムレ:いや、ここは逆に距離つめるか
ディオニュソス:そうしましょうか ネムレくんと同じ位置に行きます
別天ネムレ:14m移動してミノタウロスに接近
別天ネムレ:裏切りの真名はなんと至近だ!
”彷徨する者”モモ:全員メジャーのダイス+4個です
ディオニュソス:ミノタウロスに接近14m
別天ネムレ:やったー!
ディオニュソス:嬉し~
ミノタウロス:『命を焚べる薪』
→《先陣の火》《サモン:フサッグァ》
行動値20アップ 攻撃時、放心付与

ディオニュソス:ナニシテ=クレトンネン(2021~)
アリアン:うひゃあ じゃあ私の手番に
アリアン:“見よ、此の地の中心を”(オムファロス・タウロポロス) ≪フルパワーアタック≫≪雷神の降臨≫。
アリアン:R中攻撃力+40します。
system:[ アリアン ] 侵蝕:100 → 110
アリアン:イニシアティブが0に。
別天ネムレ:全力――!

▼エンゲージ
(ミノタウロス[25])
   6m
(ネムレ[9]、ディオニュソス[10])
   5m
(アリアン[0])
   9m
(モモ[6])
[]内は行動値

ミノタウロス:それでは牛の手番です
ミノタウロス:マイナーアクション『火の玉騎行』
→《氷の回廊》《サモン:アフーム=ザー》
飛行状態で戦闘移動後、HPを50減らして従者を二体作成する。

ディオニュソス:何ィ!
ミノタウロス:ネムレとディオニュソスのエンゲージまで突っ込んでいきます
アリアン:複数体従者作成とかマジでメチャクチャする!

▼エンゲージ
(ネムレ[9]、ディオニュソス[10]、ミノタウロス[25]、従者×2[9])
   5m
(アリアン[0])
   9m
(モモ[6])
[]内は行動値

アリアン:アリアンくん0!フルパワー使ったからね
ミノタウロス:このような感じです
別天ネムレ:やはり従者とミノは別か……
ディオニュソス:あれ、氷の回廊は?
ミノタウロス:修正!
ディオニュソス:だよね
ミノタウロス:ではメジャー行きます
ミノタウロス:メジャーアクション『生ける漆黒の炎』
→《炎神の怒り》《煉獄魔神》《ブレイズセル》《コンセントレイト:サラマンダー》

ミノタウロス:対象はディオニュソスとネムレです
ミノタウロス:16dx7+6 白兵 (16DX7+6) > 10[1,1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,10]+10[3,4,4,6,8]+10[10]+10[7]+2[2]+6 > 48
ミノタウロス:リアクションしなぁ!
ディオニュソス:5dx ドッジ (5DX10) > 8[4,4,5,8,8] > 8
ディオニュソス:おしい! 命中
別天ネムレ:反撃してもいいかなあ!
”彷徨する者”モモ:(3DX10+1) > 10[4,9,10]+4[4]+1 > 15
ディオニュソス:1の位は合ってた
”彷徨する者”モモ:命中!
ミノタウロス:反撃していいよぉ
アリアン:モモちゃんは攻撃されてないかな
ディオニュソス:同エンゲージだからできないのでは?
別天ネムレ:モモちゃんは狙われてないのでは
”彷徨する者”モモ:なんでかね
”彷徨する者”モモ:振っちゃった
ディオニュソス:かわいい
ミノタウロス:あ、同エンゲージだから駄目だわ反撃
別天ネムレ:グワーッ雷の剣は含まない
ミノタウロス:黒星の門って訳にもいかないしねえ
ディオニュソス:砂の騎士団でしかケアできない
アリアン:迎撃する魔眼が組み合わせられるの黒の鉄槌だけだかんね
別天ネムレ:(1+3)dx+0@10 <回避> (4DX10) > 6[1,5,6,6] > 6
ディオニュソス:《カバーディフェンス》ネムレ君をカバーリング
別天ネムレ:あたりました
別天ネムレ:ああっ神さまっ
ミノタウロス:有無、良いでしょう
ミノタウロス:ではダメージ
ミノタウロス:20+5d10 放心付与 (20+5D10) > 20+18[1,2,6,2,7] > 38
ミノタウロス:装甲有効です
ディオニュソス:死!
ディオニュソス:初期ロイスの親父をタイタスにして起き上がります。
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:109 → 111
ミノタウロス:オッケー!
ディオニュソス:HP12
ミノタウロス:それではミノタウロスの手番は終了
ミノタウロス:ディオニュソスくん、ごー!
ディオニュソス:ではマイナーなし
ディオニュソス:《コンセントレイト》《ブラッドスパイク》《紅の大鎌》《生命吸収》
ディオニュソス:対象はエネミー三体だ! 妨害などは!
ミノタウロス:ありません! イヴェイジョン20です!
でもミノタウロスの従者1がメジャー放棄カバーします!

ディオニュソス:まだ判定してないよw
ミノタウロス:まあどうせ当たるよw
ディオニュソス:14dx7+2 Rコントローラー適用 2/3 (14DX7+2) > 10[1,1,2,2,3,5,6,6,7,7,8,8,9,10]+10[2,2,5,9,10,10]+10[2,6,8]+10[7]+4[4]+2 > 46
ディオニュソス:わお
ディオニュソス:あ、まってまって!
ディオニュソス:放心貰ってるの忘れてた 振り直します
ミノタウロス:オッケー!
ディオニュソス:12dx7+2 下がらないで~ (12DX7+2) > 10[1,3,4,5,5,6,6,6,7,7,7,9]+10[2,4,10,10]+4[2,4]+2 > 26
ディオニュソス:残当
ミノタウロス:とりあえず当たった!
”彷徨する者”モモ:倍プッシュします?
ディオニュソス:あ、じゃあお願いします
ディオニュソス:敵減らせないときついし
”彷徨する者”モモ:妖精の手!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:128 → 132
ディオニュソス:1dx7+32 (1DX7+32) > 10[7]+10[7]+10[10]+6[6]+32 > 68
ディオニュソス:わぁ
ミノタウロス:とんでもねえ数字に
アリアン:モモちゃんすご
ディオニュソス:7d10+33 ダメージ 装甲有効 (7D10+33) > 37[6,4,4,5,10,7,1]+33 > 70
別天ネムレ:ガチサポーターはやはりありがてえなあ
ミノタウロス:マジ? それは
ミノタウロス:従者全滅です
別天ネムレ:いよっしゃー!
ミノタウロス:ミノタウロスは追加行動の類いないのでこのままPCの手番です
ディオニュソス:生命吸収でHP吸えなかった
system:[ ディオニュソス ] HP:11 → 8
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:111 → 119
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:119 → 122
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:122 → 123

▼エンゲージ
(ネムレ[9]、ディオニュソス[10]、ミノタウロス[25])
   5m
(アリアン[0])
   9m
(モモ[6])
[]内は行動値

別天ネムレ:では私の手番……
別天ネムレ:メジャー|睡魔の剣>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《雷の剣》+《紡ぎの魔眼》侵蝕9
ミノタウロス:こんな感じです
別天ネムレ:さんくす!
ミノタウロス:来い!
別天ネムレ:(5+3+3+4)dx+1+0@7 (15DX7+1) > 10[1,1,2,2,2,2,2,3,5,6,7,7,8,9,10]+10[5,8,8,8,9]+10[2,4,4,7]+10[9]+2[2]+1 > 43
ミノタウロス:イヴェイジョン20なので命中!
別天ネムレ:ダメージ、装甲有効、鮮血の奏者バフつき
別天ネムレ:5D10+14+18 (5D10+14+18) > 39[10,8,10,8,3]+14+18 > 71
別天ネムレ:うおーっ
ミノタウロス:71-15なので56とおります
別天ネムレ:ほんとかてえなこいつ
ミノタウロス:累積111ダメージです
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:127 → 136
別天ネムレ:すいません、雷の剣こみでダメージあと+5入ります。
ミノタウロス:修正したぜ
ミノタウロス:次はモモちゃん
”彷徨する者”モモ:はーい
”彷徨する者”モモ:マイナーなし
”彷徨する者”モモ:メジャー
《解決策は貴方自身が知ってる》
次に行うメジャーの達成値+12、C値-1、ダイス+4個

”彷徨する者”モモ:というわけで、三人に支援を撒きます
アリアン:ありがとうございます~
ディオニュソス:ありがたい……
”彷徨する者”モモ:あっと
”彷徨する者”モモ:パワーソース:デーモンを使います
”彷徨する者”モモ:次に行うメジャーの達成値+12、C値-1、ダイス+6個
”彷徨する者”モモ:これで!
ミノタウロス:はい!
”彷徨する者”モモ:あ、まちがえてる
”彷徨する者”モモ:ごめんちょっとまって
”彷徨する者”モモ:次に行うメジャーの達成値+6、C値-1、ダイス+6個
こうです

ディオニュソス:いずれにせよ非常に助かる! いただきます
別天ネムレ:ひゃっはー、至れり尽くせり!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:132 → 143
ミノタウロス:素晴らしい、それではアリアンちゃんの手番!
アリアン:はいー。マイナーで5m前進、接敵。

▼エンゲージ
(ネムレ[9]、ディオニュソス[10]、アリアン[0]、ミノタウロス[25])
   14m
(モモ[6])
[]内は行動値

アリアン:メジャー”我が手に宿れ、星々よ“/ペラギア・トリフォルミス≪コンセントレイト≫≪獣の力≫≪獣王の力≫
アリアン:これでミノタウロスくん殴りますー。
ミノタウロス:来い!
アリアン:18dx6+5+6
(18DX6+11) > 10[2,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,8,8,9]+10[1,2,2,3,3,4,8,10,10]+10[5,6,9]+10[1,6]+10[6]+5[5]+11 > 66

アリアン:やったぜ
ミノタウロス:あっ、ところで接敵しなくてもビサイドで殴れるけど接敵する?
アリアン:もし生きてたら次のラウンドで復讐しようと思って…
ミノタウロス:まあイヴェイジョン20で命中だ
ミノタウロス:そしてダメージを出し給え……
アリアン:7d10+12+36+40 ガード装甲等有効。 (7D10+12+36+40) > 50[5,4,10,9,6,7,9]+12+36+40 > 138
ミノタウロス:死
ミノタウロス:戦闘終了です
ミノタウロス:演出やっていきましょうか
アリアン:ダメージダイス回ったわ…
アリアン:了解!
”彷徨する者”モモ:はーい
別天ネムレ:やった-!
ディオニュソス:イェーイ勝利!
別天ネムレ:三桁ダメージ恐ろしい

”彷徨する者”モモ:モモが示した腕の先の地面に、いまこの時だけ咲く花が咲く。
”彷徨する者”モモ:「道を、示す!」
ミノタウロス:それと同時に、雄叫びと共に身に纏う炎が蒼く染まる。
ミノタウロス:モモの声に対応するようにまっすぐ突っ込んでいく。
ミノタウロス:まず狙うは前に出てきたネムレとディオニュソス。
ミノタウロス:巻き上がる炎で分身を作成し、一気に突き崩し灼き尽くさんと突き進む。
ミノタウロス:だが――
ディオニュソス:「穿け、ダモクレス」
ディオニュソス:杖が魔術師の血を吸い上げ、二つの角を持つ蛇へ変じる。
ディオニュソス:それは凄まじい速度で分身たちの肉体を擦過しながら硬質な鱗で切断した──分身を屠るに留まった。
ディオニュソス:「ぐ」
ミノタウロス:突き刺した。
ディオニュソス:ネムレを庇うように、前に出て、その角を受ける。
ミノタウロス:分身を討たれた為に、ネムレにまでは届かなかったが、ディオニュソスはたしかに貫いた。
ミノタウロス:だがそれは同時に、動きを封じられたということでもある。
ディオニュソス:貫かれた胸から鮮血が吹き出す。
別天ネムレ:「ディオニュソスさんっ!」
ミノタウロス:それはミノタウロスが生んだ明確な“隙”だった。
ディオニュソス:その出血量が、どこかおかしい。肉体がひとりでにばらばらになる。
ミノタウロス:「――ッ!?」
別天ネムレ:これは避けられない、という確信も、その後にくるだろう痛みの予感も恐怖はない。けれど、これは違うと思った。まさかかばわれるなんて――、
別天ネムレ:「いや、これは……!」
ディオニュソス:「俺の血を匂いだな」
ディオニュソス:死体が口を開く。レネゲイドに作用する特殊な酒気が束の間ミノタウロスの方向感覚を惑わせ、ネムレの攻撃出力を増加させる。
ミノタウロス:それが致命的だった。
ミノタウロス:よろける、足が止まる。
ミノタウロス:続けざまに走り出す為の時間が、消えていく。
別天ネムレ:「血の酒……ああ、そうか、酒の神、か」
別天ネムレ:よもや不老不死のネクタルではないにせよ、自分が持てる以上の力が今、与えられている。モモの支援に加え、神の加護。なんとも力強い。
別天ネムレ:ばちり、指先から漆黒の放電光が弾ける。
別天ネムレ:灯台もと暗し。睡魔は本来、近くにいるものほどよく見えない。だがそんな近眼も、少しだけなら空間を歪めて届かせてやることができる。
別天ネムレ:「酒もほどほどならば、寂しさをまぎらわる甘露になるだろう。このままゆっくり、眠ってくれないか?」
ミノタウロス:酔生夢死と人は言う。
生ける漆黒の炎:正体を無くしたと言えばいいのか、それとも素面でいられなくなったのか。
ミノタウロス:炎が保っていた怪物の輪郭は崩れ、ゆっくりと、崩壊を始める。
別天ネムレ:寂しい怪物。どちらが正しいか正しくないかではなく、強いか弱いかの闘争。それでも、どうせなら、血肉を引き裂く争いよりは。せめて安らかな眠りに落ちてしまう方が……
別天ネムレ:「いや。この程度ではまだ、足りないか」
別天ネムレ:唇を噛みしめる。生きるか死ぬかの戦いを、眠りに負けて締めくくられたら、当事者はたまったものではない。
別天ネムレ:すべて眠らせてしまえばいいのに。今はそばにいない〝妹〟はかつてそう言ったものだけれど。
ディオニュソス:屍は既に土塊に変わり、葡萄の樹に変わり、その実に変わり、産み落とされるようにして眼光に疲労を湛えた少年が、再び制御室の床に降り立つ。
別天ネムレ:「おまえはまだ、寝るわけにはいかないだろうな」
ミノタウロス:そう、終わっていない。
ミノタウロス:まだ、戦う意志は潰えていない。生粋の怪物、生粋の殺戮者であるがゆえに。
ミノタウロス:最後の力を、振り絞ろうと。
”彷徨する者”モモ:「巫女様、おねがい」
雷が神話の上で為す役割。
それは、実りの秋の訪れを告げる歓喜の音。

”彷徨する者”モモ:それは、神から下される大いなる断罪の光。
”彷徨する者”モモ:それを扱うことをモモはできないが。
”彷徨する者”モモ:「巫女様なら、彼におわりを与えられる!」
”彷徨する者”モモ:何処にもない花が、溶けゆく殺戮者の足元に咲いた。
アリアン:「ええーー任せなさい」眼をわずかに閉じる。体の奥底、プシュケーの羽搏きが齎すものよりなお深奥。血が齎すもの。それを感ずる。
アリアン:それは人を縛るものだ。土地のように。先祖、祖霊、それまでの時間の積み重ね。
遥か遠くの未来の先、どこかの独裁者が言ったように。

アリアン:(構うものか)私こそ、この島の巫女であるから。この脅威を打ち払う務めを、誰よりも担うものであるから。
アリアン:「汝、冬空に輝くもの。焼き焦がすもの」手に持つ剣槍が輝き始める。
それは天にある最も輝かしき星である。

アリアン:そは天の主であると、多くの者がそう語った。
アリアン
「炎さえ、汝の前には燃え尽きるーー我が手に参れ!」

アリアン:水色。空の色をしたその刃が輝く。
アリアン:それは人の目に収まらぬ輝きである。人があらわすことができぬ、災害の顕現であるが故。
アリアン:「眠りなさい、炎の神」刃が断ち割る。
ミノタウロス:喪われゆく最後の意識の中で。
ミノタウロス:最後に見たのは空の色。
ミノタウロス:「――ソ、レ、ガ」
ミノタウロス:言葉のような物を発したか否かの刹那に、その身体は両断された。
GM:あとに残るのは静寂。
アリアン:ばぢりと残照のように紫電が周囲を照らした。
GM:――刹那。
GM:アリアンの脳裏に、神託が届く。
アリアン:「ん、」額をわずかに抑えて。跪く。
ポセイドン:「海洋の環境調整が完了、人類による自給自足が可能な環境に改造しました。当方の機能停止まであと100年。ミノタウロス型殺戮機構の機能停止まであと1000年。意図せぬ虐殺の回避の為、破壊を推奨。破壊を確認。経過良好」
デメテル:「地表の環境調整が完了、人類による定住が可能な大地を構築しました。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースの安定した活動を確認。ミノタウロス型殺戮機構の停止を受けて、迷宮の解放を提案」
ゼウス:「大気の環境調整が完了、迷宮外におけるレネゲイド濃度が安定しました。人類への遺伝子組み換えを目的としたヒューマノイド・インターフェースの開発完了。存在証明任務に成功。迷宮を不要と判断。解体を推奨。生存した一部人類による人類文化圏の再構築を以て正当な人類の発展と定義する」
GM:それは、あなたにだけ告げられる一方的な揺籃の終わり。
GM:あなたにだけ?
GM:否
アリアン:「そう、ですか」溜息のような吐息を漏らす。
GM:ここに居るのは、神の作り給うた存在。
GM:そして超常技術を所持する未来人。
GM:アリアンが何かを受け取ったということを、他の三人も察知することができる。
GM:なお、迷宮は、依然健在である。
ディオニュソス:「……何を見たか、聞いたか」
ディオニュソス:ミノタウロスの死が託宣をもたらしたことを感じ取る。
別天ネムレ:壊れたモノリスの残骸と、ミノタウロスの居たところを見つめている。
別天ネムレ:(しかし、迷宮は消えない……アリアンさんが知った何かと関係が?)
別天ネムレ:彼女に答えを促すように視線を投げかけた。
アピス:「おいおい託宣は巫女の特権だぜ。あんま急かすなよ」
アピス:ふぁあとあくびをする。
”彷徨する者”モモ:(いいなあ、神様とお話出来るのね……随分と一方的みたいだけど。あたしは……ネムレがいるからいいか)
アリアン:「まあ、気になるのは当然でしょう。お話します…」
アピス:「まず帰ってゆっくりしようぜ。今日明日すぐに、迷宮が消えるってもんでもねえだろ?」
アピス:「……えっ?」
アリアン:「……?何かおかしなことを言いましたか」
アピス:「……いや、いいんだ」
アリアン:「皆はあの怪物を倒すために尽力してくださいました。なら、それには答えねば」
別天ネムレ:「確かに、巫女に託宣の内容を急かすのはぶしつけでしたね、失礼いたしました。しかし、お教えいただけるなら幸いです」
別天ネムレ:深々と陳謝して頭を下げる。
アリアン:「構いませんよ」
”彷徨する者”モモ:わくわくした顔
ディオニュソス:「……?」意味深なアピスの様子に少し首をかしげる。
アリアン:「この地上の環境調整が終了したこと。あの怪物を倒し終えたこと」
アリアン:「あとはほかに端末などを作成されたそうですが、こちらはまだ私にはわからないですね…そして」
アリアン:「そもそもこの3基の神々は残り100年ほどの寿命であったこと」ゆっくりと言葉を続ける。
アリアン:「彼らは任務を果たしたため、迷宮の破棄を推奨すると。それだけです」
ディオニュソス:「……そうか」
ディオニュソス:かりかりと人指し指で頭を掻く。
”彷徨する者”モモ:「おめでとうございます、巫女様」
「すっごいお役目おつかれさま!」

別天ネムレ:「推奨する、であって消滅する、ではない……?」
アリアン:「ええ、ありがとう。モモも、お疲れ様」
”彷徨する者”モモ:「……でも、どうやって壊すのかしら?」
ディオニュソス:「…………」
別天ネムレ:「嫌な予感がします」
別天ネムレ:思い浮かぶのは有葉緑郎の顔。痛手を受けてはいるだろうが、あの男がおとなしくミノタウロスの破壊を黙ってみているだろうか。
アピス:「まあこんだけでかいしなあ……時間かかりそうだよなあ。それとも自壊プログラムとかあんのかなあ……」
ディオニュソス:「そもそも勝手に壊れんのがおかしいのだ」
アピス:ピク、と震える。
別天ネムレ:「やはり、他に何か迷宮を維持する要素があるのでしょうね」
ディオニュソス:「その程度の仕組みも用意できないなら、こんな形でヒトに干渉などしない」
ディオニュソス:「奴らはな」
ディオニュソス:昏い天井に遮られた、遠い空を見上げる。
アリアン:「ご存じのような言葉ですね…」少し苦笑するような声で。
別天ネムレ:「何かはっきりとしたお心あたりが?」
アピス:苦い顔でアリアンを見上げる。
アリアン:アピスを一つ撫でて、自分の肩に乗せる。
アピス:それからディオニュソスの様子を伺い、ネムレとモモを見て眉根を寄せる。
ディオニュソス:「今屠った『ミノタウロス』がこのシステムの中でいかなる役目も与えられていないとしたなら」
ディオニュソス:「真に俺達が倒すべきものは何だ──?」
ディオニュソス:まるで戦いはまだ終わっていないとでも言いたげな調子で考え込む。
別天ネムレ:「……」
アピス:「…………」
”彷徨する者”モモ:「他にも……誰か居るの?」
こぶしを握って辺りを見回す

別天ネムレ:「アピス。きみは、何か知っているのか?」
ディオニュソス:「素直に考えるなら、まだこの場に姿を表していない……有葉緑郎ということになるだろうか」
アリアン:「いえ。この場に私たち以外はいませんよ」
アリアン:もちろん、私の知らない手段で遠渡りだとか、隠れていたら別ですが、と。
別天ネムレ:「我々以外。そう、我々、か……」
別天ネムレ:「あの三文文士が姿を現してくれれば話は早いが」
別天ネムレ:肩をすくめ「そんな親切そうではなさそうだ」
ディオニュソス:「アピス。お前がアリアンの味方だというのなら」
ディオニュソス:「彼女は知るべきだ、今起きていることを、誰よりも」
アリアン:少ししょうがないな、とでもいうように笑って。
アリアン:「かれは少なくとも、今ここに干渉できるような状態ではないですよ。あれこそが彼に残った最後のカードでした」
アリアン:「少なくとも、ここでは」
別天ネムレ:「それは良いニュースだ」
ディオニュソス:「ここでは、か」それであらかた伝わるべきことは察した様子で返す。
別天ネムレ:(しかし、だとしたら……)
”彷徨する者”モモ:「じゃあ、益々。この迷宮がまだあるのって不思議なことよね」
ディオニュソス:「そうとも。奴が訪れたことの影響が消えていない」
上戸ノア:『そいつは――』
上戸ノア:ザザッ、とノイズ混じりの声が響く。
上戸ノア:『時代を変えた存在。この時代におけるこの変化を願った特異点が――』
ディオニュソス:「!」
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリー!」
上戸ノア:『――まだ居るからだろう』
アリアン:「これは……」
上戸ノア:半透明の映像が、ネムレとモモの背後に浮かぶ。
別天ネムレ:「マスター! 良かった、また通信が復活したんですね」
上戸ノア:『ノア・ウェイトリー。ネムレやモモ、有葉と同じ未来人だ』
上戸ノア:うやうやしく一礼をして。
上戸ノア:『彼らの時間修正の旅を支援しているものだ』
アリアン:「そうですか。それは遠い先からご丁寧に」こちらも一礼。
ディオニュソス:「ああ、2人には助けられている」
別天ネムレ:「こちらは巫女のアリアンさんと神のディオニュソス殿。現地で協力をいただきました」
別天ネムレ:「戦闘から食事や寝床など、何から何まで世話になっております」
ディオニュソス:「神だ」自己紹介する。
”彷徨する者”モモ:「その、変化を願った人って誰なのかしら。ウェイトリー」
上戸ノア:『この迷宮を維持できる権限の持ち主。そして有葉が通信可能で会話が可能だった人間。この迷宮が生まれた時、神々と人間の間で立ち回ることの出来た人間』
上戸ノア:『彼女は、君たちを迷宮と同様の停滞に追い込み、この時間修正の旅を袋小路に追い込もうとしている』
上戸ノア:『――アリアン。クレタの巫女よ』
アリアン:「………まあ」苦笑する。
別天ネムレ:「え……?」
ディオニュソス:目を伏せ、長く息を吐く。
別天ネムレ:「何かの間違いではないんですか? それは、理屈に合わない、のでは」
別天ネムレ:信じられない思いで。
アリアン:「分かりやすすぎましたね。流石は魔術師ーーかの時空の神の匂いがするだけのことはある」
”彷徨する者”モモ:「巫女様?」
上戸ノア:『そもそも俺たちの居る時代、レネゲイドウォーの最中、クレタ島にて復活し……島を沈めたジャームの名前だ。こりゃあ俺たちの時代でも新鮮な情報ね』
別天ネムレ:それなのに、目の前の巫女は否定しない。
別天ネムレ:「え……」
ディオニュソス:「理屈に合わないことはない。俺達の前提が間違っていた」
アリアン:「あら……そんなことしたんですか、そっちの私は」
アリアン:「乱暴ですね。いや、でも。それを聞いて、はっきりしました」
別天ネムレ:「〝そっち〟?」未来の、ではなく。
アリアン:「ああ、簡単ですよ、ネムレ」
アリアン:「未来とは、ひとつではないということです」
別天ネムレ:「……時空は複雑なものですね。覚えておきます」
ディオニュソス:「なるほどミノタウロスはお前の敵だ」
上戸ノア:『自らの民の破滅、神代の終焉、そういう話を有葉から聞いたのだろう』
ディオニュソス:「そして欺かれたぞ、この迷宮はミノタウロスのものではない」
アリアン:「いいえ、神ディオニュソス」
アリアン:「確かにミノタウロスのものですとも」
アリアン:「そう、もう一つの呼び方があるでしょう?」
ディオニュソス:「ほう」
”彷徨する者”モモ:「……アステリオス!」
”彷徨する者”モモ:雷光を意味する言葉
別天ネムレ:ああ、だから、彼女の槍は。
別天ネムレ:「雷光を投げる者(アステロペーテース)と同じ名前」
アリアン:GM ,RHO2の公開をお願い申し上げます。

【RHO2】
PC4:アリアン
あなたがミノタウロスを討ち取り、自らの欲望に向き合った時、このハンドアウトを公開する。
あなたの真名はアステリオス。血に飢えた孤独なる怪物。
迷宮に君臨し、神の力を恣にして、人々を喰らうジャームである。
覚醒したその時から、あなたは迷宮有る限りその力を授かって戦い続ける無敵の存在となった。

このハンドアウトを公開した時、Eロイス“ファイトクラブ”を解除し、あなたは完全なジャームとなる。
このハンドアウトを公開した後、あなたが他のPC全員を戦闘不能に追い込んだ場合、あなたの欲望は叶えられ、迷宮に覆われた地球であなたは永遠の幸福を享受する。
また、あなたはEロイス“不滅の妄執”“無限を継ぐもの”“矛盾螺旋”を保有しており、HP0になった瞬間、HP1で復活して戦闘の継続が可能となる。
また、有葉緑郎が提供したゼウスの神体により、“アームズリンク”“雷の申し子”をそれぞれLv1で取得する。

なお、矛盾螺旋が別天ネムレの攻撃で解除されるまでは、“不滅の妄執”“無限を継ぐもの”を解除することはできない

アリアン:「私の名前は、星の娘(アステル)
アリアン:そして、神話において。そのものの子であることは、同じものであることを指すことがある。
アリアン:「もともと、私に名前なんてものはありませんでした。私が連なる、多くの神官たちと彼らに対する怪物たち」
上戸ノア:『ミノタウロス、アステリオス、迷宮の星。燃ゆる漆黒にして、雷鳴の使徒。そしてギリシャにおけるまつろわぬものどもの伝説の集合体』
アリアン:「それこそが私を指すもので」笑う。
上戸ノア:『ゼノスから力を受け取り、己の欲望に走ったのか』
アリアン:「ええ、ええ。その通りですとも魔術師よ。私はその為にいて、生まれて、そして死ぬのですから」
アリアン:「彼らのために。私を祀るもののために」
ディオニュソス:「………………それは人のあり方ではない、アリアン」
アリアン:「だから、これ以上あなたの声を届けられると困りますーー」
アリアン:ぱちりと指をはじく。光がはじける。
上戸ノア:『巫女が神を気取ったか。そういうのはおすすめしな――』
上戸ノア:通信途絶。ホログラムは一瞬で消え去る。
別天ネムレ:「マスター! くっ……」
”彷徨する者”モモ:「みんなと迷宮から旅立つのじゃなかったの……」
アリアン:「ええ。そうできたなら」モモの声に、静かに答える。
別天ネムレ:遠方にいる彼は、さすがに傷つけられはしないだろう。それよりは、目の前の〝敵〟に集中しなくてはならない。
アリアン:「そうやって、生き続けられるなら。私が治める彼らもまた、そうできるならそうしましたとも!」
ディオニュソス:「知っているとも」
アリアン:くるりとディオニュソスのほうを向く。
ディオニュソス:「お前がどんな女であるかなど。全てが嘘ではあるまい」
ディオニュソス:「だが、俺は」苦悶に表情を歪ませて。「お前を否定せねばならん」
アリアン:「ええ、でしょうね」その答える声は優しくさえある。
アリアン:「あなたもまた為すべきことがあるというだけ。勿論、私もそうというだけです」
アリアン:「そしてーー」息を吸い。「そうなったときに、引けなどしないということも」
別天ネムレ:「ああ。その戦いを、生きるか死ぬかの争いを、眠らせて収めようなどと、ちゃんちゃら可笑しいだろう。寝言は寝て言え、と」
”彷徨する者”モモ:視界が霞む。
頬を塩水が伝う。
けれど、わかってしまうのだ。彼女の決意はなによりも硬い。
「そうね、ネムレ」
だったら

別天ネムレ:「けれど、生きとし生けるもので、眠らぬものはいない。永久の眠りを貴女に捧げよう」
ディオニュソス:「俺はお前たちを救うためにここへ来た」
別天ネムレ:血を流さず、肉を裂かず、骨を折らず、ただ、魂を眠らせる睡魔の業。
ディオニュソス:「天より遣わされたわけではない。俺は俺の運命を遮るものを許さない」
”彷徨する者”モモ:「でもね貴方だけに背負わせはしないわ、巫女様」
傲慢で身勝手で狂える王、痛みを持たない灰色
「あたしだって、あたしも背負うから」

”彷徨する者”モモ:「だから、さようならなんて言ってあげないわ」
ディオニュソス:「天が齎す巨視的な神の御業による救いなど、お前は求めてはいない。理解できたとも」
アリアン:ネムレの言葉を、モモの言葉を、そして彼の言葉を聞いている。
ディオニュソス:「なら、俺の手で押し通らねばな」小さく笑う。
アリアン:「………敵だと罵っても構いませんのに。善くも騙したな、と」少し苦みを乗せて。
ディオニュソス:「騙していたのか?」
アリアン:「……少なくとも、私は迷宮を打ち壊すことなど考えていませんでしたとも」
ディオニュソス:「それは俺の勘違いだ」
ディオニュソス:「だが、他の全ても、嘘であればやりやすいと思っているよ」
アリアン:その言葉に、一瞬だけ見せた表情は、いったいどのようなものだっただろうか。
アリアン:「申し訳ないですけれど、私は不器用なのでーーできる限り嘘をつかぬようにしています」
別天ネムレ:「そうだな、貴女は真っ直ぐだ」
別天ネムレ:「真っ直ぐすぎて、道を曲げられないからぶつかるしかない。ならば、ぶつからぬよう止めてしまうか、互いに砕け散るかだ」
別天ネムレ:モモを振り返る。「さよならは言わない、か」向き直って。
別天ネムレ:「それなら、おれが言うのは〝おやすみなさい〟だ。スリーピング・デーモン、汝の魂を刈らせてもらう」
別天ネムレ:ただの眠りではない。永劫の眠り。すなわち死の宣告。
別天ネムレ:思うところがないわけではない。まさか彼女がとも。人間として好ましい人物だったのは間違いない。けれど。
別天ネムレ:それについて、とやかく言ったところで。
別天ネムレ:ああ、でも。
別天ネムレ:「それでも。貴女に会えて、良かった」
別天ネムレ:最初から敵だと思えば、苦しくなかっただろう。あのミノタウロスと戦ったように、心置きなくレネゲイドをぶつけていただろう。
別天ネムレ:けれど。モモの顔を、彼女とかわした言葉を思い出すと。
別天ネムレ:「貴女のことを何も知らずに戦うよりは。出会えて、知れて、良かったのだと、思うから。――おやすみ」
アリアン:笑う。
アリアン:「なんとも、ネムレ。あなたはもう自分が勝つと思っているようですがーー」
アリアン:「それは大分早いのではないですか?さて」くるくると剣槍を回す。
アリアン:それは、空の色をして。剣の刃と槍の柄を持ち。
アリアン:諸刃の斧刃ーー権力の象徴にして、迷宮の主が持つものである。
アリアン:「さあ」
アリアン:「神々よ、ご覧あれ。この地、この時、この相手を置いてして」
アリアン:「我が生涯に於ける戦い、さだめを決めるいくさをばなし」
アリアン:歩みを進める。
アリアン:崩れたモノリスの間、迷い宮の玉座に立ち。
アリアン:目の前の三人を見る。
アリアン:「我が神、タウロポロスよーー」
アリアン:モモ。純真無垢な少女。その奥にとても大きなものを抱えていてーーきっと、とても大きい宿命を持つ少女。彼女の道行きが、きっと倖あるものであることを祈らずにはいられない。
アリアン:まれびと モモ 〇信頼/かわいらしい。こちらを昇華。
アリアン:ネムレ。真っ直ぐ在ろうとする少年。かれはまだ未熟であるようだけれど。それでも、己の為すべきことに向き合い続けることだろう。そして、その道行きも導くものが既にいる。なら、私が言うことは何もない。
アリアン:まれびと ネムレ 〇信頼/不安。こちらを昇華。
アリアン:そして、彼を見る。神と名乗るくせして、そんな気配を持たぬ彼を。
ディオニュソス:伏せていた視線を上げる。
アリアン:ーー彼に対しては、何を言えるだろう?随分触れ合ったように思うけれど、それでも驚くほど私は彼のことを知らなかった。
アリアン:笑う。笑うーーそう、せめて笑っていなければ。そうでなければ。
アリアン:私は敵となった。彼らの。だから。ーーそう、だから。
アリアン:「我が行いを、照覧あれ!!」
アリアン:いずれ火に飲まれ、ものみな全て皆死ぬ未来。それを避けるためならば。
アリアン:私はなんだってする。
アリアン:神が妨げるならそれを殺そう。
アリアン:未来が妨げるなら、それを焼き払おう。
アリアン:(ーー最終制限(”アークトゥルス”)
アリアン:自身を改造した機械に銘ずる。己を迷宮と真に一体となすために。
アリアン:そうすれば、私は笑うことも涙を流すことも忘れる。それが必要であるから。
アリアン:そうーー己を殺す必要があるならば、そうしよう。
アリアン:溜息をついた。
アリアン:(解除。戦闘を開始する)
GM:それでは戦闘を開始します
GM:先程の戦闘からラウンドは継続、エンゲージは再度組み直して

▼エンゲージ
(アリアン[4])
   10m
(ネムレ[9]、モモ[6]、ディオニュソス[10])
[]内は行動値

GM:アリアン-10m-PC としましょう
別天ネムレ:良かった、別エンゲージだ
GM:それでは次回から戦闘開始です
GM:みなさんお疲れさまでした!
ディオニュソス:聞いてないよこれは!
ディオニュソス:お疲れさまでした!
アリアン:おつかれさまでした~!ごめんねみんな
別天ネムレ:お疲れ様でした! しぃるううううう――――ッ!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでした!!

GM:それではセットアップから
GM:セットアップの開幕に、
アピス:Eロイス《虚実崩壊》を使用
アピス:戦闘フィールドをアリアンを中心に半径10mの小部屋に書き換えます。
ディオニュソス:てめーーっ!
アリアン:迷宮操作出来るんならそらそうしますが……
アピス:こっちのホームだぞ❤
ディオニュソス:なにEロイス使ってるんだよ
”彷徨する者”モモ:もぐぞ
アピス:puipui!!
アリアン:行動値4タイミングに、“見よ、此の地の中心を”(オムファロス・タウロポロス) ≪フルパワーアタック≫≪雷神の降臨≫。R中攻撃力を+50します。 イニシアティブを0に。
GM:ではPCのセットアップどうぞ
別天ネムレ:ないです
”彷徨する者”モモ:セットアップで戦術!
”彷徨する者”モモ:二人に!
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:143 → 153
ディオニュソス:《鮮血の奏者》HP消費4 攻撃力+12 ネムレくんに
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:123 → 127
別天ネムレ:ありがたし!
別天ネムレ:雷の剣はあと一回……
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:153 → 148
GM:ではセットアップ終わり!

▼エンゲージ
(アリアン[0])
   10m
(ネムレ[9]、モモ[6]、ディオニュソス[10])
[]内は行動値

GM:特に何もなければディオニュソスくん!
ディオニュソス:ではマイナー戦闘移動

▼エンゲージ
(ディオニュソス[10]、アリアン[0])
   10m
(ネムレ[9]、モモ[6])
[]内は行動値

ディオニュソス:アリアンに接敵し力いっぱい攻撃します
GM:来い!
”彷徨する者”モモ:支援持ち越してるので注意してください!
別天ネムレ:導きのやつね!
ディオニュソス:《コンセントレイト》《ブラッドスパイク》《紅の大鎌》《生命吸収》 から
ディオニュソス:フォールンスプライトとRコントローラーで判定ダイス+8
ディオニュソス:さらにRハンドアウトの公開をお願いします
GM:OK!
別天ネムレ:おおっ
アリアン:なっなに
”彷徨する者”モモ:くるぞ

■Rハンドアウト
PC3:ディオニュソス
あなたが討ち果たすべき真なる敵を見出した時、このハンドアウトを公開する。
あなたの真名はザクレウス。
至高神ゼウスと豊穣神デメテルの間に生まれた神造対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースであり、死と再生の権能を与えられた輪廻転生の神である。
あなたはこの地上に降り立つにあたって、秘密兵器“ディ・アタラクティアス”、後世で人類が再発明した際にディスラプターと呼ばれる究極の兵器を託されている。
それはあなた自身の地上における命と引き換えに、ありとあらゆる存在を破壊する。

攻撃と同時に宣言する。
Eロイス“不滅の妄執”“無限を継ぐもの”を解除し、戦闘不能を回復する一切のエフェクトおよびアイテムを使用不可能にする。
攻撃後、あなたは死亡する。

別天ネムレ:生きたまま雄牛を捕まえた狩人
別天ネムレ:牛を捕まえて……ああ……っ
ディオニュソス:モモちゃんにロイスを取得します。信頼◯/庇護
”彷徨する者”モモ:うわあ……
ディオニュソス:そしてアリアン以外へのロイスを全てタイタス昇華。
GM:あっ
GM:死ぬけどバックトラックはあるから
GM:注意してね
別天ネムレ:ほんとにキラシュワさせるやつだ
ディオニュソス:そのつもりでやったけど
ディオニュソス:下ぶれたらマジで死ぬね
GM:ほう……良いでしょう、Eロイスに祈れ!
アリアン:ちょっと!!!!!
ディオニュソス:19dx2+6 判定 (19DX2+6) > 10[1,1,1,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,4,5,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,4,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,3,3,5,6,6,6,6,7,7,7,8,10]+10[3,3,3,4,4,5,6,6,7,7,7,8]+10[1,1,2,3,4,5,6,6,7,8,9,9]+10[2,4,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,1,1,3,4,4,5,5,6,9]+10[1,2,4,6,7,9,10]+10[1,1,2,6,6,9]+10[4,6,9,10]+10[1,4,8,10]+10[5,7,8]+10[6,6,8]+10[2,6,10]+10[4,9,9]+10[5,6,8]+10[2,7,9]+10[1,7,10]+10[2,5]+10[1,10]+10[2]+10[4]+1[1]+6 > 237
”彷徨する者”モモ:妖精の手!!
ディオニュソス:サンキュー!
別天ネムレ:いけーっ!
GM:クソwwwwwwwwwwwwww
GM:これはwwwwwwwwww落ちるかも分からんwwwwwww
system:[ ”彷徨する者”モモ ] 侵食:148 → 152
ディオニュソス:1dx2+246 (1DX7+246) > 1[1]+246 > 247
アリアン:この野郎がよ……楽しそうだなおい
別天ネムレ:このまま二人が相打ちで死ぬのも美しいな……
アリアン:リアクション。放棄して、“応報せよ、黒き月”(ミアスマ・エウメニス) ≪復讐の刃≫
ディオニュソス:来い!
アリアン:14dx7+5 これはタイミング的に同時となります。 (14DX7+5) > 10[1,2,2,2,3,4,4,4,6,7,7,7,9,9]+10[1,6,8,8,9]+5[2,4,5]+5 > 30
アリアン:4d10+12+50 装甲等有効。 (4D10+12+50) > 8[5,1,1,1]+12+50 > 70
ディオニュソス:25d10+33 装甲有効 (25D10+33) > 151[6,8,8,5,10,1,5,4,7,4,10,4,6,5,8,10,7,6,4,1,3,7,6,10,6]+33 > 184
アリアン:ダメージダイスどうした……?70点装甲有効です。
ディオニュソス:倒れます。復活なし
system:[ ディオニュソス ] タイタス昇華:1 → 5
system:[ ディオニュソス ] 侵蝕率:127 → 138
別天ネムレ:ディオニュソスさんーっ!
アリアン:凄いことするね……?装甲等はないので、184点食らって落ちるかなこれは。
GM:184か
GM:ギリッギリ落ちたね……
ディオニュソス:復活有るなら生命吸収でそこから-12点です
別天ネムレ:このエフェクトがそこでかみ合うか~!
GM:ではEロイス効果解除前に、一度だけ効果適用してアリアンをHP1で復活させます
”彷徨する者”モモ:マジかこいつ
アピス:そして生命吸収で死ぬのでアピスがアリアンに《奇跡の雫》を使用してもう一度復活させます
アピス:このメインプロセス終了以降は復活エフェクトが適用されません
アリアン:凄いことなってるんですけど……
別天ネムレ:アピスww
ディオニュソス:こいつー!
アピス:アリアンのHP10で復活です
ディオニュソス:理解を得ました
ディオニュソス:頼んだPC1!
GM:やれーっ! ネムレーッ!
別天ネムレ:マイナー戦闘移動、アリアンにエンゲージします。

▼エンゲージ
(ネムレ[9]、ディオニュソス[10]、アリアン[0])
   10m
(モモ[6])
[]内は行動値

別天ネムレ:メジャー|睡魔の剣>《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《雷の剣》+《紡ぎの魔眼》侵蝕9
別天ネムレ:(5+4+1+3+6)dx+1+6@6 (19DX6+7) > 10[1,2,3,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,1,2,4,4,6,6,8,9,10,10]+10[1,1,5,6,7,9]+10[6,9,10]+10[2,6,9]+10[3,8]+10[7]+10[9]+10[6]+5[5]+7 > 102
別天ネムレ:ありがとうモモちゃん
アリアン:回してくる……!
”彷徨する者”モモ:まわったー!
ディオニュソス:主人公ダイス!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:136 → 145
アリアン:リアクション。放棄して、“応報せよ、黒き月”(ミアスマ・エウメニス) ≪復讐の刃≫。反撃します。
アリアン:14dx7+5 (14DX7+5) > 10[2,2,3,3,4,5,5,6,6,7,8,8,10,10]+10[5,6,6,6,7]+1[1]+5 > 26
別天ネムレ:ごふっ。ではダメージ出します。
別天ネムレ:11D10+19+12 装甲有効、鮮血こみ (11D10+19+12) > 51[7,1,1,4,10,3,2,10,9,1,3]+19+12 > 82
アリアン:3d10+12+50 反撃分。 (3D10+12+50) > 15[7,4,4]+12+50 > 77
アリアン:こっちのダメージでも負けたか……
別天ネムレ:ぎゃぼーっ
アリアン:hp残10。装甲等なし、ダメージ82点で落ちますね…!
GM:せ、せんとう、終了です……!
GM:歴史修正組が勝利しました……!
別天ネムレ:苦い勝利……!
”彷徨する者”モモ:何が手元に残るんだよ……これ……
別天ネムレ:えっと……現代で前社長が助かるかもしれない?
GM:いや
GM:普通に世界滅びますよ、負けてたら……
別天ネムレ:ですよねえ
”彷徨する者”モモ:dsyn
GM:では演出いきましょう

アピス:「迷宮の環境改変開始」
アピス:「アリアン、お前にだけは戦わせねえぞ」
アピス:壁がせり上がり、空間が縮む。
アピス:現出せしは半径10mの闘技場。
ディオニュソス:「……逃げんさ」
アピス:アリアンの能力が実現する圧倒的な暴力に伴う反撃能力を最も活かせるフィールドである。
”彷徨する者”モモ:「……コロッセオ」
別天ネムレ:「観客は天上の神々か。それともあの三文文士か」
アピス:「――ああ、ありがとう。ディオニュソス」
アリアン:「ええーー感謝します、アピス」冷厳な声。巫女として振舞うときのように。いや、それからさえ何か、熱が抜けたような声。
ディオニュソス:葡萄の樹からもいだ葡萄を一粒、別天ネムレの口に含ませる。
別天ネムレ:「むぐ」
ディオニュソス:「餞別だ」
別天ネムレ:舌の上で弾ける甘酸っぱい味。その奥に潜む血の苦み。
別天ネムレ:その味が意味する力を即座に理解する。「恐縮です」
ディオニュソス:「上手くやってくれ」
”彷徨する者”モモ:「……」何かを感じ取るが、何も言わない
ディオニュソス:乾いた声で、そう返す。
別天ネムレ:舌で潰した果肉を、歯で砕いた種を、ちぎった皮をこくりと呑んで。
別天ネムレ:「ええ」手短に決意を返した。
”彷徨する者”モモ:「男の子っていっつもそうなの? 強がりでいじっぱりなのだから」
”彷徨する者”モモ:円形の闘技場はどこか懐かしい、思うに本来の用途でモモは其処に立ったことがない。
”彷徨する者”モモ:「でもいいわ」
「あなたの心に従って!」

”彷徨する者”モモ:花が咲く、その行く末がどうあれ。
決断を祝福するように

ディオニュソス:「ああ。そのつもりだ、だが──そうだな」
ディオニュソス:「ありがとう、だ」ざあ、花弁が舞い上がり、長衣が血腥い風にはためく。
アリアン:その姿をただ冷たく見つめていた少女が動く。
アリアン:息を吐く。かん、と剣槍ーーいや、二つ刃の斧の柄で地面を打ち付けて。
アリアン:「ではーー」そこから、迷宮全てに伸びる光のラインが見える。
アリアン:それはエネルギーを伝える血管であり、情報を伝える神経であり、そしてこの迷い宮を照らし導く星々である。
アリアン:「管理者権限”スピカ”を起動。エネルゲイア集約ーー」それは光だ。ただ光としか観測できない。
アリアン:ただひたすらに、膨大な量であるが故。
アリアン:「我がある居所こそ地の中心。空に座す大柄杓、その手を握るは空の中心」
アリアン:「”見よ。ここにこそ世界の中心はある”/オムファロス・タウロポロス」囁くような声だった。
アリアン:そうでありながら、誰もの耳に届くような。そんな声。
アリアン:世界に玉座があるならば、そこから発される声とは。このようなものであるのだと。そう思わせる声だった。
ディオニュソス:「思い上がるな……いや」
ディオニュソス:「いや、そうか。そういうことか」小さく笑う。
ディオニュソス:「ここが世界の中心であるというのなら」
ディオニュソス:「それは俺の運命のたどり着く場所だ。運命というやつも、存外気の利いたことをする」
ディオニュソス:エーテル発光とともにテュルソスの杖の歯車が唸る。光の輪から無数の魔法円が生じ、少年の姿がふわりと浮遊する。
別天ネムレ:ディオニュソスの雰囲気が変わっていくさまを、ただ瞠目して見守る。
アリアン:「何をするつもりかは知りませんが」輝く刃--もはや光の塊のようなそれを向ける。ただ軽く振り回すだけで、周囲を割り裂く電光が舞い散る。
ディオニュソス:大気を灼くような音を残して、一息で距離を詰める。連鎖生成されるいくつもの血の刃が異なる円の軌道で閃き、アリアンへと殺到する。
アリアン:「こうなった私はまず死にません。人間一体程度なら、この量と質のエネルギーで復元可能です」
アリアン:一振り。その軌跡の空が割れて爆ぜる。それだけでいくつかの刃を弾き飛ばす。
ディオニュソス:「は、であろうな!」
アリアン:「あなたは何度全力が出せますか?そう何度もは振るえないでしょう」
ディオニュソス:箍が外れたように血を失い、弱ってゆく──弱ってゆくはずなのに、その瞳には微塵の倦怠もなく、確信に満ちている。
ディオニュソス:「──それでも」
アリアン:踏み込んでいく。一歩を踏むたびに電光が弾け、振るう刃は雷神が振るう刃がごとく。
ディオニュソス:「届くまで何度でも、だ」
ディオニュソス:ドッ!!!!!
ディオニュソス:四方八方より迫る紅刃が叩き落され、飴細工のように砕け、一つたりとも届かない。
アリアン:「なにをーー」ただそのままに攻撃のみ。それこそが今の自分の正当であり、元からそのような武技を持たぬ身からすればそれしかできぬ。
アリアン:「しようとも、無駄です!」
アリアン:踏み込む。力を得てから、短くとも鍛錬を怠ったことはない。その通りに。
アリアン:真っ直ぐに輝く刃が、その身体の中央、心の臓腑を貫く。
ディオニュソス:そのひかりは心臓を貫いた。
ディオニュソス:心臓のあるはずの場所を。そこには何もない。とうに奪われている。
アリアン:問題はないーーこのままエネルギーを解放して焼き尽くせば、致命には変わりなし。そう考えて。
ディオニュソス:「俺こそがお前たちに明確に嘘を吐いていた。許せとは言うまいさ」
ディオニュソス:少年の姿がぶれる。一匹の狐へと。
ディオニュソス:「啜れ、パッサレウス」
ディオニュソス:──人々の運命を加速させる為に生まれ、それを嫌ったヘーラーの策略によって砕かれ、冥府へと打ち捨てられた。
ディオニュソス:姿がぶれる、獅子へと。
ディオニュソス:「打破れ、タンムース」
ディオニュソス:──其は、偉大なるゼウスがヒトとの媒にと作り上げた干渉器。
ディオニュソス:言霊が重ねられる、万力のように、槍がその場から動かない。
アリアン:「、なにをっーー」
ディオニュソス:山羊へと。
ディオニュソス:「嘶け、ペンテウス」
ディオニュソス:ギリシャに於いて雷霆を司る獣への化身。開放された閃光が、空間を染め上げる。
ディオニュソス:──神核を奪われたが故に、そして天ならぬ冥府(カトコズモス)の廃棄場から現れたが故に迷宮に阻まれることもなく。
ディオニュソス:驢馬へと。
ディオニュソス:「息吹け、アッティス」
ディオニュソス:──有葉緑郎はその名にたどり着いたが、その名が持つ意味を知ることはなかった。
ディオニュソス:蛇へと。
ディオニュソス:「穿け、ダモクレス」
ディオニュソス:それら化身は、全てが二本の角を備えていた。
ディオニュソス:「軽々に味方であるなどと、口にするべきではなかったな」
ディオニュソス:化身たちが剥がれ落ちるように分離して2人を取り囲み、再び少年と少女がそこに残る
アリアン:(包囲攻撃ーー?いや、別の……っ)
ディオニュソス:「俺に出来るのは敵同士、同じ場所で同じものを見て──」
ディオニュソス:眷獣たちにこの地で得た絆を対応させる。あの時供された粥の味を思い出す。
ディオニュソス:「同じように果ててやることくらいだ」
ディオニュソス:一日のみ君臨し、引き裂かれ恵みを齎す王。
ディオニュソス:葡萄酒と酩酊、即ち血と祝祭。犠牲であり奇跡。生命の変容を司る、それは輪廻の神。
ディオニュソス:故にこの名を宣言することは、命を擲つ場所を定めたことに他ならない。
ディオニュソス:「故に聞くが良い──我が真実の名を、起動せよ"ディ・アタラクティアス"」
ザグレウス:「────断て、ザグレウス!」
ザグレウス:雄牛の化身が現れる、少年に重なるようにして出現した獣たちが2人の周囲を駆け巡る。
ザグレウス:共通する特徴は、鈍灰色に輝く双角。6の制御装置、12のエネルギー円錐体。
ザグレウス:空間の存在律を消し去り、地上に激震を齎すもの。
ザグレウス:貫かれたままに、アリアンを抱きしめる。
アリアン:「っ、」振り払わんと足掻こうとして。
ザグレウス:地上人類の法則を塗り替えるはずだったもの。
アリアン:「なにをーー何をしてっ」腕が止まる。
ザグレウス:それはこの歴史において、迷宮が担った役割だ。
ザグレウス:だから、俺はその後始末をするだけでいい。
アリアン:言語化できない何かが身体を過った。それに混乱する。--混乱?
アリアン:今の私に、そのようなものはないのに。
ザグレウス:「さよならだ、ネムレ、モモ」
ザグレウス:宙を舞う花弁が半ばから消滅した。
別天ネムレ:「ディオニュソス……いえ、ザグレウス」
別天ネムレ:何もかもが夢のように消えていく。
別天ネムレ:夢が覚めることに人があらがえないように、目の前から消える命を、止めることはできないのだと知った。
”彷徨する者”モモ:「さようなら、ザグレウス」
モモは微笑んだ

”彷徨する者”モモ:傷も後悔も必要がない
ザグレウス:小さく頷く。
ザグレウス:昏く重く鋭い異音が響いた。二人を象っていた法則が跡形もなく消滅する。
アリアン:どこか呆然としたような、困惑したような表情だった。己に迫るものよりも、
アリアン:己の中のものをこそ、理解ができなかったからだ。
アピス:「……気に食わねえが」
アピス:額の冠を天高く投げ捨て、叫ぶ。
アピス:「力貸しやがれ、有葉ァアアアアアアアア!」
別天ネムレ:「こいつ……ッ!」
アピス:全身の外装に罅が入り、砕け散る。
アピス:体内動力炉がオーバーロード。光の柱となって、時代を越える電子情報網が再度構築される。
アピス:繋がる先は電脳の海の彼方、深く沈む神殿の玉座。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:男は彼方にて――静かにうなずいて。
”彷徨する者”モモ:「……!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「アリアン、お前は、欲したものがあるはずだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「愛した男との美しき死などという必然は認めん」
アリアン:「つ、ぅーー」無に飲み込まれるままのはずだった。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「心砕けてなお、醜くあがいた貴様には! 全てを手にする奇跡がお似合いだぁ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:情報の雨から、存在規定(プロトコル)が降り注ぐ。
アリアン:何もなければ、己の中の矛盾に縛られて、そのままに。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:アリアン、アステリオス、そんな矛盾したありようを情報として規定し、枠組みを当てはめ、迷宮のエネルギーを誘導し、そして。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:奇跡は、起きる。
アリアン:「ぐ、づ、ぁ………っ」魔術、電脳の導きに従い、強引に再構成する。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:光の柱は消え、男の声も消え、その先に。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:神無き世界の巫女は立つ。
アリアン:己全てを焼いてしまっても。
アリアン:それでも。
アリアン:それでも消えない、プシュケーの羽搏きよりもなお深奥に、己をつなぐものがある。
ザグレウス:迷宮が揺れる。ディスラプターの空間削除の余波──否、こちらが本来の機能なのだろう。
ザグレウス:迷宮が持つ機能を破壊させ、麻痺させてゆく。主の肉体の再構成に成功したとて。
ザグレウス:そこにいるのは、先程までと同じ脅威ではない。
アリアン:「………だ」
アリアン:認めない。
アリアン:「……だだっ」
アリアン:認めてなんてやらない。
アリアン:「………まだだっっ!!」
アリアン:管理者権限によるアクセス。己に一度集約した情報とエネルギーが再分配される。
アリアン:そうだとしても、一秒だって、本来は止められない。カウンターとはそういうものだ。
アリアン:そうデザインされている。どうあがこうと、抵抗しようと、機能として。
アリアン:なら、これは何だというのだろうか。
アリアン:崩壊が、ぎぢりと軋むような音をして減速する。
アリアン:そんなものなど認めない。崩れて消えて。死んでそのままーー
アリアン:そんなことなど、断じて認めぬ。
アリアン:その一念のみを持って、強引に。急流を棹一本で止めるような暴挙を、強引に成し遂げる。
別天ネムレ:「揺れが、収まっていく……!?」
アリアン:光のラインは半分以上消えてしまっている。刃の輝きはすでに褪せて久しい。
アリアン:それでも。
アリアン:「まだ、です……!」
”彷徨する者”モモ:「巫女様……」
別天ネムレ:「この上でまだ、迷宮を維持する力があるのか」純粋な驚嘆。
アリアン:「知る、ものですか!ここでーーここまでして」
アリアン:「それで、ただ元の通りのままだなどーーーー!」
アリアン:眼光だけは、寧ろ先程よりもなお鋭く、燃え上がるようだった。
別天ネムレ:――ヒーローとは、なんだろう。
別天ネムレ:目の前で苦しむ一人の少女を殺して、世界を救う行為とは、なんだろう。
別天ネムレ:思いながら歩を進める。分かっている。彼女の願いをかなえれば、世界は滅び、親しい人も大事な人も、みな消えるのだと。
別天ネムレ:すべてを救えるヒーローなどいやしない。
別天ネムレ:自分たちがいた時代は、誰もがヒーローに憧れ、それを生業とするけれど。あれは、きっとすべて「ヒーローの代わり」なのだ。
別天ネムレ:本物のヒーローは、天の時、地の運、人の縁、すべてがそろったその時にだけ生まれる奇跡のようなもので。それはオーヴァードかもしれないし、神さまかもしれないし、ただの子犬や、無力な少年かもしれない。
別天ネムレ:その奇跡がいつも起こるとは限らないから、みんながヒーローの代役をつとめるのだ。
別天ネムレ:「おれは、そう、代役にすぎない。アリアン、あなたにとっては、ただの睡魔だ」
別天ネムレ:宣言した時には間合いのうち。彼女の刃がゆうゆうと届く場所。
アリアン:眼光鋭く、手負いの獣そのままに。既に踏み込んでいる。
別天ネムレ:殺気をはらんだ風に吹かれながら、目を閉じる。まぶたをあげる。
別天ネムレ:こぼれそうに大きな瞳でひしと見つめる。
別天ネムレ:「誰もが眠り、誰もが夢から覚める。眠れない夜にも夜明けは訪れ、神も人も眠りの時を持つ」
別天ネムレ:「あなたも、もう休んでいいんだ」
別天ネムレ:何の起こりもなく、無数の魔眼が。静止した雨粒のように現れた。
別天ネムレ:それは闇夜のように彼女を包みこみ、意外なほど優しく、慣れ親しんだ毛布のように受け止める。
別天ネムレ:「おやすみなさい」
別天ネムレ:その毛布を切り裂く刃を感じながら告げた。
アリアン:魔眼に打ち据えられながら。がり、と舌を噛み破る音がする。
アリアン:諦めない。諦められない。生まれてから死ぬまで、なんて言葉じゃなお足りない。
アリアン:彼女は、そういう生き物で、そう育てられて、そう生きてきたからだ。それこそが彼女の天命でさえあったから。
アリアン:「--ぁァアッ!」声にさえならない叫び声を上げて、刃がネムレの身体を貫く。
”彷徨する者”モモ:ネムレの矛先に力が加えられる。
ほんの少し、ほんの少しだけ。
だがそれは紛れもない、あなたの共犯者だ

”彷徨する者”モモ:「善い夢を」
別天ネムレ:ざっくりと皮膚が切り裂かれ、骨が砕け、臓腑が潰れる感触。
別天ネムレ:ほぼ同時に届く自分の力が、モモの声と共に後押しされているのが分かった。
別天ネムレ:己から流れ出す血にもまた、輪廻の神が残した葡萄の香りが混じって。
別天ネムレ:「ザグレウス殿の餞別です。ディオニュソスの葡萄が、あなたの寝床となるでしょう」
別天ネムレ:「もう、悪い夢を見ることはありますまい」
アリアン:均衡が崩れる。力がわずかに、そして急速に抜けていく。
アリアン:がく、と膝が地面に着く。それでようやく、自分の手が剣槍から離れていることに気づいて。
アリアン:光のラインも、その光を褪せさせていく。迷宮を留めていた力が消失する。
アリアン:理解した。魂の底から。
アリアン:これで終わり。私のしたことは、何も実らずーーただ、彼らを傷つけただけで。
アリアン:自分の手から離れた剣槍が消えていく。
アリアン:「ーーあぁ」謝ってしまいたかった。でも、それは。
アリアン:それだけはできなかったから。
アリアン:「………おやすみ、なさい」倒れる。
アリアン:そのまま意識さえ消えていく。もう、私が目覚めることはないだろう。
アリアン:どうなるのだろう、と思った。微かで消えてしまいそうな意識の中で。
アリアン:迷宮は消えて、村はどうなるだろう。言い残したことで足りるだろうか。
アリアン:モモはどうだろう。あの優しい子は、私のことで気に病まないだろうか。
アリアン:ネムレは、最期の引導をさせてしまった。まだまだ未熟な相手みたいに思っていた相手にこれは、本当に恥ずかしい。
アリアン:そして、あのーー
アリアン:(………逢いたいな)
アリアン:そんなことだけを思い出して。少女の意識は霞と消え、冥府の河の元へ。

GM:まずはバックトラックをしましょう
ザグレウス:めちゃくちゃ怖い
GM:【Eロイス】
・ミノタウロス
《矛盾螺旋》
・アピス
《虚実崩壊》
・アリアン
《ファイトクラブ》
《不滅の妄執》
《無限を継ぐもの》

別天ネムレ:はい
”彷徨する者”モモ:めちゃある
GM:ヒーローズクロスの効果とEロイス! 適用しな!
ザグレウス:あっアリアンの矛盾螺旋がなくなったから
別天ネムレ:メモリー1とヒーローズクロス使用!
ザグレウス:思ってたより少ない! ダイスが
ザグレウス:ヒーローズクロス適用
別天ネムレ:あわわわ
ザグレウス:侵蝕128に
ザグレウス:128-5d10 Eロイスも振ります (128-5D10) > 128-39[10,1,9,9,10] > 89
別天ネムレ:侵蝕125
ザグレウス:帰りたすぎ?
別天ネムレ:良かった良かった
アリアン:みんな頑張って帰ってきてね 私はないので応援だけ
ザグレウス:等倍
”彷徨する者”モモ:ヒーローズクロスとメモリー「空の向こうの私」を適用します
侵食132

ザグレウス:89-1d10 死んだのにバクトラがある不思議な神です 等倍 (89-1D10) > 89-5[5] > 84
ザグレウス:5点! ウソだろ
別天ネムレ:Eロイスなし等倍振りしますね。ロイス全部残ってら。
”彷徨する者”モモ:Eロイスいきまーす
132-5d10

”彷徨する者”モモ:132-5d10 (132-5D10) > 132-27[8,4,2,5,8] > 105
”彷徨する者”モモ:等倍!
別天ネムレ:125-6D10 (125-6D10) > 125-27[1,4,5,7,3,7] > 98
別天ネムレ:ちょっと危なかったが戻ったぜ!
system:[ 別天ネムレ ] 侵蝕率:145 → 98
”彷徨する者”モモ:105-5d10 (105-5D10) > 105-27[7,1,10,6,3] > 78
”彷徨する者”モモ:ただいまー
アリアン:みんな帰還おめでとう!
GM:じゃあまずは共通ED
GM:これはザグレウスくんがそれっぽいことを言ってキラシュワするためのシーンです
GM:それでは開始

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ED1「地に満つ人へ、祈りを込めて」

GM:【共通ED「地に満つ人へ、祈りを込めて」】
GM:かくして戦いは終わった。
GM:迷宮の力は喪われ、はるか未来からの通信が入る。
上戸ノア:「ネムレ! モモ!」
上戸ノア:「無事か! 返事してくれ!」
別天ネムレ:「ああ……まあ、生きてます」
別天ネムレ:胴体に大穴が開いたが、オーヴァードならいずれ治る。
別天ネムレ:「ひとまず、事態は一段落と言っていいかと」
”彷徨する者”モモ:「ええ、あたしは大丈夫だけれど……ネムレが」
”彷徨する者”モモ:どうしようどうしようとオロオロしてる
別天ネムレ:「致命傷ではないよ。大丈夫」腹の傷が痛むのを無視して首をひねり、笑いかけた。
上戸ノア:「ひとまず生きてはいるか」
上戸ノア:「モモ、この時代の歴史修正を持って、時の棺を再度起動させる」
上戸ノア:「この迷宮の崩壊に伴う人々の認識の齟齬に対する修正は、君の仕事だ。頼んだぜ」
上戸ノア:「で、ネムレくん。現代に戻ってくることさえできれば、その傷はすぐに治せる。後少しだ。持ちこたえてくれ」
別天ネムレ:「ええ、お安いご用です」
別天ネムレ:これまでの戦いに比べれば、まったく。
”彷徨する者”モモ:「任せて、そのためにいるのだから」
別天ネムレ:「頼んだよ、モモ」
”彷徨する者”モモ:「ええ、任されたわ」
微笑む少女の頬には、乾いた涙の跡がある。

”彷徨する者”モモ:微睡みのなかで揺蕩うひとがた。
途方も無い時間を独りで眠り続けた"なにか"
腐って溶けきったぐずぐずの塊から垂れた脳漿がひとしずく。

”彷徨する者”モモ:何処までも広がる迷宮。
空につながった場所。
それは、天を指し示し、星の時間を告げる。
「彷徨っていたあなたが、空から来たあの人と縁を結んだから」

”彷徨する者”モモ:ほうっておいて。
名前を呼ばないで。
ひとりぼっちでいさせて。
誰も起こさないで、眠らせて、なにもさせないで。

どうして誰も、ほうっておいてくれないの。
ひとりぼっちで居させてくれれば。

こんな思いはしなかったはずなのに。

”彷徨する者”モモ
あらゆる悲劇を冒涜する「盲目にして」
愚昧のうちに全ての悪を為す「白痴」
遍くものを蹂躙する暴君「遥かなる王」

”彷徨する者”モモ:「忌まわしい我がの名において」
”彷徨する者”モモ:「忘却の彼方、星界の果て、暗澹たる玉座から命ずる」

巫女の名誉を冒涜する、献身的な御使いの名を穢す。
優しい神を踏み躙る。

”彷徨する者”モモ:それが、魔皇の義務故に。
ぬくもりを突っぱねる。

”彷徨する者”モモ:だから、総てあたしのせいにして。
”彷徨する者”モモ:「"A■■■■■■h"」
”彷徨する者”モモ:歴史の齟齬を空虚に埋めた。
”彷徨する者”モモ:後は総てご都合的に埋もれてゆくだろう。
ザグレウス:「成程な。こうして時代を渡り歩いているのか」
ザグレウス:いつの間にか、砕けた柱に腰掛けて。
ザグレウス:霊体めいた半透明の少年が興味深そうに君たちを見ている。
”彷徨する者”モモ:「ディオニュソス……じゃなくて、ザグレウス!」ぴゃっ
”彷徨する者”モモ:飛びつこうとして向こう側にすってんころりんします
別天ネムレ:「!? えっ、っつつ……」思わず大声を出して痛みにうめく。
上戸ノア:「むっ、古代ギリシャの電影投射技術か?」
ザグレウス:「どちらでもいいさ」
ザグレウス:少しばつの悪そうな顔をする。
ザグレウス:「聞かれる前に答えるが、俺はもう居ない」
ザグレウス:「アタラクティアスによる存在律消去に抵抗する手段は限られていてな」
ザグレウス:「主体は確かに消えているわけだ。外界の観測からあそこにあったものを再定義するしか無い。おそらくは、そうしてアリアンが束の間現れ……」
ザグレウス:「締め出されていた俺の情報が今になって現れている。実体がないのは迷宮が既にほとんどその能力を遺失しているからだ」
ザグレウス:そこから、皮肉げに口の端を歪め。
ザグレウス:「観測者……そう。おまえたちが覚えていた、ということだ。ここで起きたことはな」
上戸ノア:「人間……二人の記憶、そして想像力が、今のあなたを形作ったと」
ザグレウス:軽くモモの頭を撫でるようにする。もちろん触感はない。
”彷徨する者”モモ:でもくすぐったそうに首を竦める
別天ネムレ:「今のあなたは、さしずめ残された影法師というところ、ですか」
ザグレウス:「ああ、だから真に重要なのは、お前たちがここに現れ、この時代を救った事実に他ならない」
別天ネムレ:(励ましてくれているのか)片眉をぴんと上げ、ふむとうなずく。
ザグレウス:「それを称えるという運命を、幸運にも得たのだと考えておこう」
”彷徨する者”モモ:救ったという言葉にちょっと微妙なかおになる
ザグレウス:「彼女に……よく引導を渡してくれた」
別天ネムレ:「あなたの葡萄もありましたから」
ザグレウス:「ふふ。保険程度には役に立ったか」
別天ネムレ:「おれだけだと、良い寝床には足りなかったかもしれません」
ザグレウス:その言葉に少し息を飲む。
ザグレウス:「なるほど、それは……」
ザグレウス:眠るように力尽きる少女に視線を落とす。
”彷徨する者”モモ:「ねえ、影法師でもいいわ。一緒に帰りましょう」裾をつかもうとして手が通り抜ける
”彷徨する者”モモ:「ご馳走するわ! 最近ちょっとお料理もウェイトリーに習っているの!」
ザグレウス:「それも悪くないかもしれんな」
上戸ノア:「…………」
ザグレウス:彼女の隣に寄り添い、眠るように目を閉じる。
ザグレウス:「お前たちの時代には大いに興味がある」
ザグレウス:「料理というのもまぁ、美味いのだろう。時代が進んで不味くなるということはあるまい」
ザグレウス:「味覚に変化はあるかも知れんな」
”彷徨する者”モモ:「きっと、きっとウェイトリーも良いって言ってくれるわ」
ザグレウス:「それはできん。いや……不可能ではないのかも知れないが」
別天ネムレ:この神を連れて帰る。そんなことが可能なのだろうか。けれど、はしゃぐモモに水を差せないでいると、はっきりした答えがほどなく出た。
ザグレウス:少女たちの時代、神秘が解体され、鮮やか時を超えて情報をやり取りする、彼らなら。
ザグレウス:「それよりもずっと、ここに居たい気分だ」
ザグレウス:「約束ですら無い、ただの一方的な通告なれども」
ザグレウス:「そう言ってしまった以上はな」
”彷徨する者”モモ:息を呑む。わかっている、わからないふりをしている。
「…………しってるわ」

ザグレウス:「良い娘だ」
”彷徨する者”モモ:「でしょう?」
別天ネムレ:「ああ。モモは優しいからな」
ザグレウス:「ああ、供はできないが。せめてお前たちの道行きを祝福しよう」
別天ネムレ:「それに、あなたも」
”彷徨する者”モモ:「あたし、あたまがいいの」
解らないふりをする、子供のふりをする
それは愚かで無知蒙昧であるよりも邪だ

”彷徨する者”モモ:「ありがとう」
別天ネムレ:「葡萄以上の餞別を受け取ってしまいましたね」
ザグレウス:「ふ」
ザグレウス:「奇妙な客人もあったものだ」
ザグレウス:客人、という言葉を自分が使うのもどうなのか、と思うものだが。
ザグレウス:「モモ、お前からは、有葉緑郎の操っていた力と、少しだけ近い気配を感じた」
ザグレウス:「そしてネムレ、お前の身に宿す、それは……」
ザグレウス:目を眇める。
別天ネムレ:どきり、とする。
別天ネムレ:前回、現代に復活した神々との戦いで用いた獣の力を、今回使わずに終わらせられたことに、ひそかに安堵していた。けれど、気づいているのか。
別天ネムレ:この輪廻の獣に。
”彷徨する者”モモ:バレてた。と思うけれど彼も神に近しいので当然といえば当然。
”彷徨する者”モモ:それでも責められないのはザグレウスだからだろう。
いっそなじってくれたほうが楽ではあるのだけれど

ザグレウス:「くくく。良いではないか。やはり俺が見送り手に相応しかろうよ」
ザグレウス:何を読み取ったか、輪廻を司る神が笑う。
ザグレウス:「この先に幾多の困難、待ち受けているだろうが……」
ザグレウス:「信じるといい。お前たちの運命を」
ザグレウス:言い終えるかのうちにホログラムが乱れる。光の粒子になって、足元から解けだす。
ザグレウス:「む」
別天ネムレ:「ああ……お時間ですか」
ザグレウス:「そのようだ」
上戸ノア:「……此度の助力、心より感謝します。神よ」
別天ネムレ:「〝これ〟のことを好ましく言われるのは慣れていないのですが。その、何からなにまで、ありがとうございます」
上戸ノア:ただ、一礼する。
”彷徨する者”モモ:「さようなら、ザグレウス。それに」
横たわる少女を見る。
「巫女様」

ザグレウス:「地上を踏むのも、ヒトと触れ合うのも初めての体験だったが」
ザグレウス:そしてヒトかどうか疑わしいのもいるが。
ザグレウス:「悪くなかったぞ」
ザグレウス:「心残りはあれど、な」
ザグレウス:その言葉を最後に、杖を持った神の姿は今度こそ消滅し、二度と君たちに語りかけることはなかった。
別天ネムレ:「……生きている限り、後悔も心残りも、増えるばかりだ」だから、夜の夢が人を迎え入れる。
別天ネムレ:それでも目を覚まして、次の一日へ。
別天ネムレ:「帰ろう、おれたちも」
”彷徨する者”モモ:「ええ、ネムレ」
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリーが随分首を長くして待っているわ」
”彷徨する者”モモ:手をギュッと握る。
別天ネムレ:柔らかく握り返す。
GM:風が吹く。
GM:迷宮の隙間に、新しい世界の風が吹く。
GM:神の愛に満ちたこの世界は、いつか神を忘れるが。
GM:人がその歩みを止めない限り、彼らが人を愛した事実は消えないのだ。
GM:そしてその歩みの先に立つ二人の少年少女を、時を越える風が運んでいった。
GM:後には何も残らない。

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ED2「悪党の挽歌」

GM:それでは共通ED1終了です!
GM:次はPC4、アリアンのEDです
アリアン:はい!
GM:【共通ED2「悪党の挽歌」】
GM:目が覚めると、海の底のような場所にいた。
GM:蒼くて、暗くて、静かな、電脳の海の底。
GM:水の重さもわずらわしさもない、静かな空間だ。
アリアン:「ここ、は……」自我認識さえ曖昧なまま。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「目が覚めたか、アリアン、否、アステリオス」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「貴様は死んだ。ここは、そうさな。夢のようなものだ」
アリアン:「あなたは……有葉ですか。なんです、魔術師か悪魔のように。契約の対価の取り立てにでも来ましたか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「魔術師だよ。なんだと思ってるんだ俺を……ったく。契約の対価はもう十分もらった。お前は良く働いた。用済みだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:わざとらしく肩をすくめてため息をつく。
アリアン:「じゃあなんです。文句でも言いに来たんですか?暇ですね…」
アリアン:「私はさっさとレテの河を渡る仕事があるんですが」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……すまん、お前を勝たせてやれなんだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:しょんぼりとうなだれる。
アリアン:「はん」鼻を鳴らすような音。
アリアン:「何を言いますか。あれこそ、私の結果です」
アリアン:「私の失敗も、私の成功も。蹉跌もなにもーーー」
アリアン:「すべて、このわたしのもの。あなた程度が奪おうなどと」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ふ、ふん。勘違いをするな。俺は三文文士としてビターエンドが嫌いってだけだ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:腕を組みあらぬ方を眺める。
アリアン:もはや己の像さえ結べなくなっても、少女は少女のままだ。
アリアン:「それは申し訳ないですね。演者に文句でも言いに来たんですか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「そうだとも!!!!! それだ!!!!!!」
アリアン:「急に元気になりましたね……」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「折角力をくれてやったのにしくじった貴様に! 文句と嫌がらせだ! 肉体はあの男が回収したから良い! だが電脳に残った貴様の残滓はここにある! だから、貴様に嫌がらせをすることにした!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:万年筆でビシッと差す。
アリアン:「はあ?なんですいきなり。はっきり言いますけど、村に手を出したこと私忘れてないですからね」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「村は、どうでもいいじゃん」半笑いである。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「ともかく、サルベージした貴様の情報(こころ)はそのクソどうでもいい村に送り返してやる!」
アリアン:「それ、私のこと挑発してるんですね?よくも言えるなこの男……」心底イラっとした声で。実態があったらぶん殴っていただろう。
アリアン:「……なにを?祖霊か何かにでもなれと?」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「無力な! ただの! 人間の身体で! 精々つまらない村の為に頑張ることだな! ああすっきりする!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「これで次の特異点も思い切り戦えそうだザマーミロ!」
アリアン:「何をーー」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:そう言って背を向ける。
アリアン:「この、とにかく言ってる意味はともかく節々が意味分からないんですよあなたは!説明なさい!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「うるさい! 意味が分かって発狂されるとこちらも気分が悪いのだ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:アクロ語の古代文字が電脳の空間を満たし始める。
アリアン:「発狂するようなことをするということでしょうが!だからあなたは毎回毎回ーーー」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「いあ! がしゃんな! にゃる! がしゃんな! しゅたぐん!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:アリアンの情報(きおく)が、情報(きずな)が。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:海底のケーブルへ注がれて。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:神殿より、永劫の彼方へ。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「……消えたか」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「まっ、そこそこ役に立ってくれたよ。奴らを仕留め残った以外はおおむね経過良好だ」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:ずれた帽子を直しながらため息をつく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「さて、覚えていろよヒーロー共。我が空想神殿にて、貴様らを叩き潰す用意を整えるとしよう」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:「まあそれまでに、バッドシティか大江山のあたりであっさりくたばるかもわからんがな……ふふ、はは、あはは……あはははは! あーっはっはっはっはぁ!」
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:笑う。嘲笑う。嗤う。そして、微笑う。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:未来は何時だって可能性に満ちていて。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:世界は何処だって神の恵みに満ちている。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:歴史を歪め世に神威を満たす計画は進んでいる。何一つ、遅滞なく。
”パルプ・フィクション”有葉緑郎:だから、男は笑っていた。

GM:というところで本日は終了!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまです!!
アリアン:お疲れさまでした~~~~~!
GM:おつかれさまでした!!!!!!
別天ネムレ:お疲れ様でした! みんな最高だったぜ!!!!!!
ザグレウス:お疲れさまでした!
GM:なんとなくアリアンやアピスに特異点の力を与えた有葉と彼らのやり取りがうっすら見えたと思う
アリアン:本当いい感じにやらせてもらいました ありがとうございます
”彷徨する者”モモ:めっちゃたのしかったーーーーー
GM:私は好きにやった
GM:あとはED好きにやってくれ

【目次へ戻る】

ED3 「君が救う何か」

GM:【ED3「君が救う何か」】
GM:登場PC→別天ネムレ、モモ
GM:景色が霞んでいく。
GM:風景が暗く暗くなっていく。
GM:プシュー、という炭酸が抜けていくような音の後、あなた達の網膜が光を捉える。
GM:目を開ければそこは喫茶アソートの地下にある秘密基地。
上戸ノア:「お帰り、二人共」
”彷徨する者”モモ:「ただいま、ウェイトリー!」
上戸ノア:あなたたちは、日常の中に、帰るべき時に帰ってきた。
別天ネムレ:ホログラムの電子的エフェクエトがない生の肉声。肌で感じる、空調を通された空気。帰ってきたんだな、という実感がじわりと染み入る。
別天ネムレ:「スリーピング・デーモン、別天ネムレ、帰還いたしました」
別天ネムレ:「目的地とは別の場所への到達となりましたが、隊員二名、損耗ありません」
上戸ノア:「君たちは無事にあの時代に『存在しない筈の迷宮』を除去し、我々が知る歴史への道をつなぎ直した」
上戸ノア:「初めての時空修束に成功したわけだな」
”彷徨する者”モモ:「そうね」
別天ネムレ:「未知の敵との遭遇もありましたが、いくつか情報も得られました。現代への影響は何か観測できましたか?」
別天ネムレ:「たとえば、クレタ島だとかは」
上戸ノア:しばらく黙り込んだ後、ポンと地図を表示させた。
上戸ノア:「沈んだ島がな、浮かんだ」
別天ネムレ:「うかんだ」
上戸ノア:「そして、だ」
別天ネムレ:呆然とオウム返し。
上戸ノア:また長い沈黙の後、苦々しい顔で。
”彷徨する者”モモ:「浮かんだ」
「それって沈んだ事自体がなくなったってこと?」

上戸ノア:「いいや、事実は消えないが。まるでテープの逆再生みたいに、無理やり全部逆回しで島が浮かび、傷ついた人々が復活し、そして」
上戸ノア:「……ジャームと死人だけだ。帰ってこないのは」
上戸ノア:ノアは一層、苦々しい顔である。
”彷徨する者”モモ:「え」
「じゃあ、クレタ島で犠牲になった人たちは……?」

別天ネムレ:ごくり、と思わず生唾を飲む。
別天ネムレ:「では……前社長の行方は?」
上戸ノア:「それは俺の口から言うよりは……」
上戸ノア:その時、ガチャンと扉が開く。
石刀自由:「素晴らしいッッ!」
別天ネムレ:「うわっ!?」
”彷徨する者”モモ:「ぴゃっ」
石刀自由:ニヤニヤした顔の眼鏡と白衣の男が入ってきた。
”彷徨する者”モモ:知らない人なのでネムレの後ろに隠れよう
石刀自由:「素晴らしいッ! これがッ! 我社の新人! 素晴らしいッ! なるほど、ちょっとアンニュイな美少年とピュアな少女の二人一組推せるねえ~~~~~~~~良いよ、推せるよ~! 我ながら採用したのは正解だったなあ~! あっ、どうも僕元社長、ヴィランに肉体を乗っ取られた関係で、元ヴィラン部隊のリーダーとして社会奉仕活動中、“フォローウインド”石刀自由だ。よろしくね?」
石刀自由:ネムレ君に一方的に握手をしてキャッキャと喜んでいる。元気の良いヒーローオタクである。
別天ネムレ:「………………」
”彷徨する者”モモ:宇宙猫の顔
別天ネムレ:脳内で社会性スキームを起動するのにしばし。
別天ネムレ:「よ、よろしく、おねがい、します」機械的な愛想笑いを返した。
石刀自由:「あっ、あのねえ。君たちやっぱ時間遡行とか無茶やったじゃん? あれで生まれる因果律的な齟齬とか、歴史のひずみがエネルギー源になって無茶が起きているんじゃないかって思うんだよねあれ」
”彷徨する者”モモ:心が彼方の玉座に言っている顔
別天ネムレ:「あ、はい。そこはおれとしても心配な点です」
別天ネムレ:なんだかこいつ、いやこの人、あの三文文士とどことなく似てて嫌だなあという気持ちを「でも社長の旦那さんなんだよな」とか諸々の思考で押さえつけている。
石刀自由:「いや~~~~~~~やっぱUGNはクソ! でも、ヒーローの輝きは潰えないな。君たちの頑張りによって暴走したエネルギーが建設的な方向に使われたと思うと、あながち違う歴史からの侵略ってのも絶望的な案件じゃないんだよな! うん、嬉しい!」
石刀自由:握手した手をブンブン振っている。
別天ネムレ:「ソレハヨカッタ」どんどん声音から感情の色が抜けていく。
石刀自由:「ところで歌とか得意? やっぱヒーローってライブしないとさ。ライブは良いぞ、めっちゃメイクマネーできるからね。うん」
上戸ノア:「……社長、それくらいで」
石刀自由:深くため息をつく。
石刀自由:「……じゃ、真面目な話をしよう」
”彷徨する者”モモ:「………?」本当にあの人の旦那さんなのかなって顔
”彷徨する者”モモ:「はい」
”彷徨する者”モモ:気を取り直した
別天ネムレ:「うた」頭痛を覚えたところで、制止が入ってほっとする。
”彷徨する者”モモ:なにせ、こういう手合には慣れている
石刀自由:「私はUGNからの依頼に基づき、君たちの時間遡行について計画に関わっていた。それ故に、今回の事象についてはいくつか推測している」
石刀自由:指を一つ立てる。
石刀自由:「第一、異なる歴史への侵略の結果は、観測の基点である“今この時代”に発生する」
石刀自由:指を二つ立てる。
石刀自由:「第二、その侵略の結果とは、侵略先の歴史に基づいた超強力なジャームの突然の出現である」
石刀自由:指を三つ立てる。
別天ネムレ:その二に顔をしかめる。アリアン。かの星の娘……。
石刀自由:「第三、歴史の修復と出現した超強力なジャームの制圧。この二つが並行されないと大惨事が起きる」
”彷徨する者”モモ:「………」
石刀自由:「君、覚えがあるんだろう。アステリオスとかいうヴィランの“生前”にでも会ったのかい?」
”彷徨する者”モモ:「アリアンよ」
”彷徨する者”モモ:「アリアンって名前があるの」
石刀自由:ニコリと微笑う。
”彷徨する者”モモ:「貴方もそう呼んでくださる?」
別天ネムレ:「生前、というほど、遠い相手でもありませんでしたね」
別天ネムレ:それではまるで、墓の下に葬ったようではないか。この時代から見れば、彼女は大昔に死んだものだけれど。
石刀自由:「美しい名前だ。覚えておこう」
別天ネムレ:「ええ。そして美しい人でした」
別天ネムレ:それはもちろん、外見や容姿の話ではなくて。
別天ネムレ:「彼女もまた、あの時代、あの土地のヒーローでした」
石刀自由:「今回のように、全ての因果を無視して現れる強大なヴィラン、まあジャームか。これを我々は特異点と呼称して、世界各地で防衛戦を行うことになる」
石刀自由:「特異点のことをそう言ってやることができるのは、そう見ることができるのは、恐らく君たちだけだ」
別天ネムレ:そして、その隣にいた少年神も。
”彷徨する者”モモ:「そう見える?」
石刀自由:鋭い瞳で、ネムレとモモを見据える。
石刀自由:「――だから」
別天ネムレ:「ええ。あの時、あの場所で起きたことを覚えておくのが、おれたちの義務だと。そう思います」
”彷徨する者”モモ:「あたしたちじゃなくて、その時代にいる人は観測できないか、鑑賞ができないってことかしら」
”彷徨する者”モモ:「あたしたちっていう変数がなければ」
石刀自由:「……まあ小難しいことじゃないんだ。僕が言いたいのは」
石刀自由:「助けてあげなよ、今回みたいに」
石刀自由:にへらぁと気の抜けた笑みを浮かべる。
”彷徨する者”モモ:「簡単な言葉は耳障りが良いものね」
別天ネムレ:(なるほど、社長は……)ネムレは なにかを 学習 した
”彷徨する者”モモ:一瞬だけ、すっと彼を見つめる。
石刀自由:「ふふ。君たち、ヒーローだろ?」
別天ネムレ:「ヒーローの、代役のまた代役、ぐらいならば」
”彷徨する者”モモ:「あら、ネムレはあたしを助けてくれたから、ヒーローになったのじゃなかった?」
別天ネムレ:「ん、それは」
石刀自由:「ま、僕の言いたいことは以上だ。今回は助かったよ、ありがとね」
”彷徨する者”モモ:「ずるい人ね、社長さん」
「でも、貴方の事は信じるわ」

石刀自由:す、と背中を見せる。クイッと親指を立てて、無言でエールを送って。
別天ネムレ:モモへの返答を保留して。「その人は前社長だよ。でも、はい。承知しました」
石刀自由:そして、部屋を出ていった。
”彷徨する者”モモ:「今度は奥様といらっしゃってね!」閉じゆく扉にそう言った。
別天ネムレ:「ええ、社長を早く安心させてあげてください」
別天ネムレ:もう会ってるかもしれないと思いつつ。
上戸ノア:「……行ったか」
上戸ノア:安堵のため息。
”彷徨する者”モモ:「嵐みたいな人だったわね、騒がしいけれど悪い人じゃないわ」
別天ネムレ:「まあ、確かに悪人ではないね……」
上戸ノア:「どうだかなあ。ボタン一つだと思うが……」
別天ネムレ:(その危うい感じも、やっぱりあの三文文士に似てるんだよなあ……)
上戸ノア:「ま、それは良い。ともかくあの男の言うことは、概ね的を得ていた。そこらへんは……実際戦ったからこそなんだろうな」
”彷徨する者”モモ:「そういえばそうね」
”彷徨する者”モモ:「……すごく元気だったけれど」
別天ネムレ:「あの人が生きていて安心はしましたよ、ええ」
別天ネムレ:「クレタ島のことも、良かった」
別天ネムレ:そこでようやく、ふ、と頬をゆるめた。
”彷徨する者”モモ:「ええ、それは一つよかったことね」
上戸ノア:「まあ例の“巻き戻り”が起きたことで、紙一重で救われた命が多くあった」
上戸ノア:「これからは世界各地で起きるこういった事件を、お前らが解決していくことになるんだろうな……」
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリーは、不安?」
”彷徨する者”モモ:「あたしじゃ、頼りない?」
上戸ノア:「……そうだなあ」
上戸ノア:少し迷ってから。
別天ネムレ:「モモをこの世界に呼んだのは、ほかならぬマスター自身でしょう?」
上戸ノア:「そうさ、そうだけど」
上戸ノア:ため息を吐いて。
上戸ノア:「特定の個人に世界の行く末を祈る在り方ってのが、好きじゃないだけさ」
”彷徨する者”モモ:「あたしは神様なのよ、ウェイトリー」
別天ネムレ:「それはいわゆるヒーロー業界に反する気がしますが……お気持ちは分からなくもありません」
”彷徨する者”モモ:「祈られるのなんて慣れっこよ」
上戸ノア:「……一つだけ、君たちにお願いしてもいいかな」
別天ネムレ:「はい」
”彷徨する者”モモ:「なあに?」
上戸ノア:「無事に帰ってきてくれよ」
上戸ノア:「勝っても、負けてもさ」
上戸ノア:「俺、自分の子供がこんなことする羽目になったらそう言うもん」
別天ネムレ:親子。その概念には少し戸惑う。なにしろこの自分には、親というものの記憶がないのだから。
別天ネムレ:あるのは、かつて妹がいた、という実感だけ。おにいちゃん、と。今もときおり、記憶の底から幼い声が語りかける。
別天ネムレ:親の愛について問うてみようかと思ったけれど。今はやめておこう。
別天ネムレ:「ええ。分かりました」笑顔でそう請け負った。
”彷徨する者”モモ:「ウェイトリー」
”彷徨する者”モモ:背伸びをしてもとどかないのでぴょんぴょんする
まだ届かない

”彷徨する者”モモ:手を目一杯伸ばして
”彷徨する者”モモ:「貴方はえらいわ、皆のために凄く頑張ってる」
”彷徨する者”モモ:「約束するわ、貴方のお父上の……代わりにはなれないけれど。貴方のことはとても大事に思っているわ」
”彷徨する者”モモ:「勿論無事に帰ってくるわ!」
”彷徨する者”モモ:「貴方もあたしたちのことを、ちゃーんと元気で『おかえり』っていって!」
”彷徨する者”モモ:「約束できるかしら」
上戸ノア:二人の言葉にニコリと笑い
上戸ノア:「――ああ」
上戸ノア:「それでは本日のミーティングは終了! この宣言を以て星歴修束を宣言する! 次回目標は東京近郊バッドシティ! 各自、英気を養うように!」
上戸ノア:かくて、歴史はあるべき歩みを取り戻した。

GM:それでは次のED

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ED4「おやすみ、ヒーロー」

GM:【ED4「おやすみ、ヒーロー」】
GM:まずザグレウス君から登場です。
GM:五体は砕け散った。
GM:魂は寸断された。
GM:感覚は交絡し、命は螺子と回路に還元された。
ゼウス:「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
ゼウス:「ザグレウス、解体完了。再利用可能な部品の点検に入る……」
ゼウス:「……起床せよ、帰生せよ」
ゼウス:「我が子よ、今一度」
ザグレウス:「………………」
ザグレウス:ぱちり、と目を開ける。一瞬で思考が冴えるはずだが、どうにも鈍い。
ザグレウス:「…………アタラクティアスを起動したはず……」ならば、自分の存在は今度こそ冥府にすらないはずで
ザグレウス:「これは……?」
ゼウス:そこは神々の英雄工廠。
ゼウス:こうしている間にも、ザグレウスの後継機たちが作られ、人の世へと最後の力添えとして解き放たれていく。
ゼウス:彼らは後にゼウスの子と呼ばれる英雄たち。
ゼウス:人と生き、人と交わり、人の中に溶け込む、遠き星の最後の息吹。
ザグレウス:「ゼウス神。説明を求めてもいいだろうか」
ゼウス:「お前は、良く務めを果たした」
ゼウス:「故に、正当な報酬があるべきだと判断する」
ザグレウス:重い頭を振る。
ザグレウス:「珍しい……物言いだ」
ゼウス:「先んじて人と生き、人と死んだお前という一つの自我が何を望むのか」
ザグレウス:「全く期待の端にも無かった出来事だが、成程」自分の手足を見る。
ゼウス:「その回答を以て、オリュンポス船団のこの星における活動の結論とする」
ザグレウス:「…………」
ザグレウス:両目を閉じ、しばし思考する。
ザグレウス:言葉の通りの意味なのだろう。恩賞であり、サンプルケースでもある。
ザグレウス:「人と死んだ。か、確かにな」
ザグレウス:「なるほど偉大なる父よ。お前にとっては小さなことなのだろう、地上の尺度で怪物であるか否かなど」
ザグレウス:「そして全能なる父よ。その言葉に、俺が別の意味を見出すことも、最早知っているだろう」
ゼウス:「いずれも肯定する」
ザグレウス:「お前たちの敷く運命とやらは、斯様に規定路線でつまらん、が──」
ザグレウス:「……」思い出す。
ザグレウス:「それは只人には見えぬものなのだという」
ザグレウス:「だから、そうだな──────」

GM:季節は早春。
GM:後にRWの歴史の中で「特異点」と呼ばれる七体のヴィラン。
GM:その先駆けとなった一体の現れたクレタ島。
GM:今はまだ平和で優しい地中海の島。
GM:青い海と青い空の間で、白亜の建物が日差しを照り返す。
GM:白亜の建物と見紛う白い砂浜を、ザグレウス……否、ディオニュソスは歩いていた。
GM:あの戦いから、時間が過ぎた。
GM:皆があの戦いを忘れたこの世界を、あなたは生きている。
ディオニュソス:その手に魔術の杖はなく、その心臓にかつて引き抜かれた神の核もない。
ディオニュソス:革袋を取り出して唇を潤す。
ディオニュソス:「不便なものだな、混じり気なしの肉の体というのは」
ディオニュソス:以前の肉体も機能・外見ともにヒトのものを模していたものだが。
ディオニュソス:すぐに不調が訪れるし、修復機能も場当たり的なものに依っている
ディオニュソス:結局、少し日陰で休むことにした。
ディオニュソス:荷物袋からリラを取り出し、手慰みに弾く。
ディオニュソス:……しばらくそうしていた所で気づく。見覚えのある地形だ。いつかミノタウロスと交錯し、あの旅人たちと出会い──
ディオニュソス:「さて、ヒトの世の輪廻よ。俺たちはともに、その輪の中に居ないはずのモノであったが────」
ディオニュソス:──もう一度、出会うことができるだろうか、と問うた。
ディオニュソス:──可能だ、と父は言った。
ディオニュソス:それがどのようにもたらされるのかは分からない。
ディオニュソス:もしかしたら幾度、生まれ変わり。全ての忘却の先だろうか。
ディオニュソス:それでもいい気がした。
ディオニュソス:きっと、彼女は疲れている。自分と同じように。
ディオニュソス:だから、もしかしたら遠い未来──
ディオニュソス:「──それで、良くは」
ディオニュソス:「ないな」
ディオニュソス:「……どこにいる、アリアン」
ディオニュソス:途方に暮れたように、楽器と弓を放り出す。
 :朗々と謳う声がする。
 :「私は大地と星空の娘です。この耐えがたき喉の渇きを癒すために、ムネーモシュネーの泉から、その水をいただけませんか」
 :さら、と。風が吹いたような。あなたの背に、そうした声。
ディオニュソス:茫洋と細められていた目を見開く。
ディオニュソス:思考が澄んでいく。かつて生体機械であった頃のそれではない、ただの錯覚に近い。
ディオニュソス:立ち上がり、声のもとへ歩いた。
ディオニュソス:この期に及んで、こちらばかり急いでしまうのは気恥ずかしさを覚えるところであるし──
ディオニュソス:「おっと!」
ディオニュソス:躓いて転ぶ。気づかぬままに随分と早足になっていたらしい。
ディオニュソス:間抜けな声を上げ、間抜けな音を立てた。
アリアン:「何をしているんですか、もう」
アリアン:吹く風にその黒髪を靡かせる、一人の少女がそこにいる。
ディオニュソス:「……そちらこそ」
ディオニュソス:「何をして……ではないな、どうして生きている──でもない」
ディオニュソス:ばつが悪そうに、ふらふらと立ち上がる。
アリアン:手をのばして、支えながら。
アリアン:「結構大事なところだと思いますけどね。私は」
ディオニュソス:それは思っていたのよりも、ずっと早い再会だった。
ディオニュソス:……だから。
ディオニュソス:「こんな事を考えてしまうのも妙だと思うのだが……」
アリアン:「はい?」ぱんぱんとついている砂ぼこりや汚れを払いながら。
ディオニュソス:「ようやく会えた、だ。久しいな、アリアン」
アリアン:ふわりと、その言葉に笑って。
アリアン:「ええーーこちらこそ。ようやく会えました」
アリアン:「名前は……どちらがよいのでしょうか。ふふ、聞きたいことが沢山ありますね」くすくすと笑いながら。
ディオニュソス:「聞きたいこと、か。俺とどちらが多いかな」
アリアン:「構いませんよ、時間なら沢山あります」
ディオニュソス:仏頂面でそっぽを向いていたのを、正面へ。少し表情を緩める。
ディオニュソス:「沢山はないだろう。精々が残りの一生分程度」
アリアン:「今の私は、”巫女(アリアドネー)”でも、”怪物(アステリオス)”でもありませんから、ね」
アリアン:「おっと。それもそうですね」
ディオニュソス:「などと口にしたところで、俺ももう神でも英雄でもない」
ディオニュソス:「ただの人間だ。お前と同じにな」
アリアン:「あら…あなたも、色々あったみたいですね」
ディオニュソス:「ああ、それはまたこの後に語るとして」
アリアン:「ええ、まったく。そういうことは、後にしてしまいましょう」
ディオニュソス:「色々なことがあったが、どうにか共に有れたら嬉しいと思って、来た」
ディオニュソス:「どうだろうか、アリアン。愛しい娘よ」
アリアン:その言葉に、目を白黒させてーー頬も染めながら。
アリアン:「きゅ、急にどうしたんですか。びっくりします」
アリアン:「そりゃ、私ももう一度逢いたいと思っては、はい、いましたけれど…」指で自分の髪の端をいじりながら。
ディオニュソス:「……正直になっただけだ」
アリアン:「しょ、正直って」どことなく困惑しているようなーーそうでありながら、どこか嬉しく思っている自分がいるのに、戸惑っている。
ディオニュソス:かつての肉体も、機能も、ヒトと交わって種の性質を変えてゆくためのものだ。
ディオニュソス:そういった自身を嫌悪していた。
ディオニュソス:「なに、個人的な理由で口をつぐんでいたが」
ディオニュソス:「初めからそう思っていた、というだけの話だとも」
アリアン:「初めからって………あ、あなたはっ……!」
ディオニュソス:口にして吹っ切れたのか、それとも自棄になったのか。戸惑うアリアンを抱き上げる。
アリアン:「きゃっ」少女としては体格はよい方であるけれど、それでも細く軽い。
ディオニュソス:「ディオニュソスと呼べ。お前の知るその名こそ、今の俺だ」
アリアン:「い、いきなり何をーーあ、はい。そっちですね?、ってそうじゃなくてっ」
アリアン:「な、なんなんですか!もーっ!!」
ディオニュソス:「嫌ならやめる。それで、答えは?」
アリアン:「うううう~~~~っ」
アリアン:「色々考えてたんですよ!それなのに、あなたは何か転びそうになってるし、そうして話したらなんか急にいろいろ言ってくるし!」
アリアン:「困ります!私だって、こう、そのっ……」
アリアン:「もう少し、色々伝えて、それから……ってそう思ってたんですよ!」
ディオニュソス:「…………!」
ディオニュソス:「すまない……思った以上に、気が急いていた」アリアンをゆっくりと地面に下ろす。
アリアン:「あっ……いや今の少し待ってください。いいですか、私も、その」
アリアン:「嫌では、ないんです」
ディオニュソス:「そうか」
アリアン:下ろす手に自分の手を重ねて。
ディオニュソス:心の底から安堵したように。
アリアン:「でも、その。こういう……普通の娘のようなことは、知らないから」
ディオニュソス:「ふ」
ディオニュソス:「ならば、俺と同じだな」
アリアン:「え」
ディオニュソス:「いいだろう。待つとするさ」
ディオニュソス:「いつかは客人か、仲間か──」
ディオニュソス:「俺がお前にとっての何者なのかが定まるまで」
ディオニュソス:「いくらでも待てるとも。お前と再び見えた今ならな」
アリアン:「う、ううう」
アリアン:なんでこう、仕切りなおさせてほしいって言っただけで。
アリアン:自分が待たせてるような空気になるんだ!
アリアン:「ほんっっっとうに……!この人は……!!」
ディオニュソス:「?」
アリアン:「ええもうやってやりますよやりますとも!ウラーニアー様よ、ご覧あれ!」
アリアン:そういって、少女はあなたの首元に抱き着いて。
アリアン:「ーーーん、」唇へ、己のそれを。
アリアン:「ーーこれでどうですか!答えを出すのはいつだってできますとも、この私は!」
ディオニュソス:「! ──!!! !??」
アリアン:「--星の娘たるこの私、アリアンはーー」思い切り息を吸い込んで。
ディオニュソス:「んなっ……」
アリアン:「一度死に、三度祝福されてまた生まれたあなた、ディオニュソスさまを好いておりますとも!」
ディオニュソス:「………………」呆然と、その言葉を受け容れて。
ディオニュソス:「……レアーの懐より、汝、不死の子ども奪いしもの」
ディオニュソス:「世話に、なる。これから」
ディオニュソス:カラカラの喉で、なんとかそれだけを絞り出した。
アリアン:「ええーー冥府の河、忘却の水を飲むその時まで」
アリアン:「私は、あなたのものです」

GM:それではこれにて
GM:DOUBLE CROSS the 3rd edition
「GRAND JOUNEY」
第一特異点“断絶膨張魔宮ラビュリントス~純恋アイロニー~”

GM:全行程終了
GM:解放を遂行しました!
GM:お疲れさまでした!
”彷徨する者”モモ:おつかれさまでしたーーーーーー
ディオニュソス:お疲れさまでした!!!
アリアン:お疲れ様でございました。皆さまおめでとうございます!
GM:経験点だがキャンペーンの都合で一律二十点! 許してね!
GM:#FGOキャンペ卓
GM:感想はこちらのタグにて!
”彷徨する者”モモ:あ、褒め合いはやらんかんじか
”彷徨する者”モモ:了解
アリアン:りょうかいです~
GM:褒め合いはTLでやろう
”彷徨する者”モモ:あいー
別天ネムレ:了解了解


【目次へ戻る】


次回

第二特異点“真・聖杯探索行バッドシティ~世界最強の不良~”