星よ、星なき空に舞え


PC1:“緋の砂(クリムゾン・アッシュ)円城 鋼(えんじょう・はがね)(キャラシート)PL:しんごろ
PC2:“夢幻の拳(インディフィニット・ホログラム)河合奏(かわい かなで)(キャラシート)PL:今日日
PC3:“ファントムキャット”日向 京介(ひゅうが きょうすけ)(キャラシート)PL:サムトー
PC4:“シャーデンフロイデ”獅子堂奈乃(ししどう なの)(キャラシート)PL:すきゃっと

メインログ雑談ログ

目次

Preopening

GM:N市上空——
GM:一基のヘリコプターが、誰にも知られることなく、夜の空を密やかに横断していた。
GM:操縦桿を握るのは"ISLOC"瓜浜ソラト。その筋では知られた運び屋であり、
GM:彼の繰るヘリコプターは、光、音、風圧、熱、その他多くの探知を欺瞞する。
GM:だから、その夜の飛行も、静かに始まり、静かに終わるはずだった。
GM: ——ガキン!
GM:——ガキンッ、ガキンガキン!!
"ISLOC"瓜浜ソラト:「……オウ」
GM:重い金属音だった。どこから? 何が? ……残念ながら、分からない。その性質上、瓜浜ソラトは攻撃を受けたことがほとんどないからだ。
"ISLOC"瓜浜ソラト:「Damnit……よりによって今日! こいつはどんな羨望の目なんだい」
GM:彼に分かるのは、自らのヘリコプターに起きた事実。攻撃を受け、出力を失い、高度が下がりつつある。
"ISLOC"瓜浜ソラト:「夜空からの熱視線がイタズラな風を呼んだ……と言うにはあまりにも物騒……wow!?」
GM:ガコン、と音を立て、ドアがはるか地上へ落下していく。
"ISLOC"瓜浜ソラト:瓜浜ソラトは必死に飛行を制御しながら、不時着地点を見繕う。だがそこへ……ガキン!
"ISLOC"瓜浜ソラト:「シィッット!!」
GM:さらなる追撃。機体は大きく揺れ、その後部座席の外れた扉から、輝きがこぼれ落ちる。
"ISLOC"瓜浜ソラト:「マズい……ッ、落ちるぞ! 態勢を整える!」
GM:そんな彼の言葉も、もはや遅く——
GM:『星の石』。
GM:それぞれが12星座の光を懐き、願いを叶える力を持つとされるそれらは、次々にN市へと墜ちてゆく。
GM:さながらそれは、流星のように。

???:「……これは」
???:「願いを巡る戦いだ」


プリプレイ


 その日、十二の星が落ちた。

『星の石』。
 それは黄道十二宮の星座が刻まれた、破滅を抱き眠る星。
 不慮の事故にて流星となったそれらが落ちたのは、十三支部の犇く大N市。
 元より魔境と仇名される彼の地は、この落星により更なる混沌の戦場と化す。

 人は星に夢を見る。
 願いを、呪いを、神話を、悲劇を。冷たく燃える真実の炎に気付けずに。
 その輝きがもたらす破滅を知るならば、UGNは動かなければならない。
 たとえその四肢を、不可解なる圧力にて抑え込まれていたとしても。

 そして、相対するは十一の所有者たち。


"ホロウリウム"星音 切葉
落下事故前からN市入りしていた、占星術にて100年先を見通すFHの少女エージェント。
未来予知と星喚びの力は、ある絶大な弱点を補っても余りある。

UGN、『亀柿支部実働部隊』
N市より遠く離れた地、亀柿市よりやってきた、3人のUGN正規人員。
一切の連絡を拒み続けている彼らは、何を想い星を見る。

"フラッシュアタック"鈎野原 玲
魔術結社『蒼き裂き手』の尖兵。天の属性を帯びたアイテムの蒐集家。
魔術と剣術の二刀流にて、敵対者を封殺する。

ギルド傘下、『決鬥團』
大陸より訪来せし侠客と、その熱烈なる信奉者たち。
この地の混沌を悦楽する瞳の奥に、隠された真意は如何に。

日本最後の海賊"髭焦がし団"
平時は居酒屋を営む愚連の者たちは、新たなる大航海時代を希求する。
日々魚を捌いて鍛えた剣筋は如何程か。

"ホワイト・ファッズ"
純白に舞うレネゲイドビーイング。求めるはより強きヒトとしての心。
その衝動は無垢にして熾烈。願いを叶える奇跡を前に、容赦はない。

"リヴァイアサン"霧谷雄吾
UGN日本支部支部長、まさかの参戦。その知略は鉄を貫きビルをも両断する。
なお、本物は今も忙しく働いている。

"ダマスカス・ヘッド"&"マップタツ"
寄る辺なき少女傭兵たち。何者かの依頼を受け、星の石を付け狙う。
武器握る手で望むは報酬か、あるいは別の願いなのか。

でかい猫
星の石を飲んだ食肉目ネコ科ネコ属。体長10mを超す、歴とした怪物。
イエネコ並みの知性と野性を巨躯に秘め、本能のまま駆ける。

"グライス・クロイツ"山野 フミコ
宇宙友愛協会所属の女。極度の石マニアである彼女は、星の石にも目をつけた。
無辜の女性である一方、その影は全てを食らう凶暴性を持つ。

『アーネンエルベ』
旧ドイツ諜報研究機関を偽名に僭称する、正体不明の研究者部隊。
全てが謎の彼らについても、星の石を求めることだけは確か。


 大N市。
 君たちの隣人が行き交い、君たちの日常が笑い合うこの街で、十二の星が忌まわしき産声をあげるまで、あと70時間。

 それは、願いを巡る戦いである。


 ダブルクロス3rd Edition
『星よ、星なき空に舞え』
 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

GM:という訳で、始めていきます。まずはそれぞれ……自己紹介から!
GM:まずはPC1、円城鋼!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlpXI1AIM
円城 鋼:「俺の名は鋼。円城鋼、という」
円城 鋼:「……すまない。こういう時にどう挨拶すればいいのか、俺はよく知らないんだ」
円城 鋼:「決して、君を嫌っているとか、機嫌が悪いとか、そういうことじゃない。安心してくれ」
円城 鋼:「……いや、言葉を並べるよりも行動か。ともあれ、よろしく頼む」
円城 鋼:射手座のゾディアックウェポンを持つ、白兵戦を得意とするチルドレン。
円城 鋼:武器を錬成することは出来ないが、無限に零れる高熱の灰を巧みに攻防に用いる。
円城 鋼:物言いは淡々としており、冷徹と思われがちだが、その行動は感情の赴くままのド直球。
GM:眼力が強い
円城 鋼:(くわっ)
円城 鋼:シンドームはモルフェウス/サラマンダー。カバーリング搭載の白兵型、射程:視界も確保しております。
円城 鋼:また、Dロイス:砂使いで1シナリオ1回、自身のHPロスと引き換えに単体の被ダメージを0にできます。
円城 鋼:おそらく、ロイス切って復活する状況になった時のダメコンになるかと思います。
円城 鋼:バトロワということで、若干燃費が悪いのが怖いところですが。がんばって生き残るよ……。
GM:防御的にコントロールを利かせるアタッカーなのだなあ。
円城 鋼:自己紹介としてはこんな感じでしょうか!シナリオロイスはOP後あたりで?
GM:そうなんですよね。なんか今日唐突に天啓を受けて
GM:ハンドアウト解説、このタイミングですることなくない? って……
円城 鋼:ほほう……。
GM:まあ、深い考えがあるわけではなく、時短のアレなのですが……
GM:という訳でこの場は自己紹介のみにて! よろしくお願いします!
円城 鋼:いえあ!よろしくお願いします!

GM:続いてPC2、河合奏!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY56utowIM
GM:自己紹介をお願いします!
河合 奏:「我等第六、刃の切先。常に先陣を駆けるもの」
河合 奏:「なんてな。第六支部支部長、河合奏だ」
河合 奏:「支部長とは名ばかりの戦闘員のようなものだが、一応十三の席に身を置いている」
河合 奏:「戦うため、そして守るために。この力を振るおう」
河合 奏:最近ずいぶんご無沙汰してました、第六支部の支部長です。
GM:支部長ー!
河合 奏:当人の言うとおり、支部をいつも留守にして地区を飛び回りFHとか諸々を殴り倒しております。
河合 奏:支部に帰ってくるのはたまった書類をこなす時だけ。落ち着きのない大人。
河合 奏:一応それが自分が街を守るために出来る最適解だという自負の下ですが、色んな人からたまに怒られます。
河合 奏:まあ怒られてもやめませんが。意志が強いというと聞こえがいいですね。
GM:元気な支部長が一番ですよ。
河合 奏:今日も元気に外回り!
河合 奏:能力としてはエンジェルハイロウ/エグザイル/ハヌマーンのトライブリード。
河合 奏:自身の体を粒子と化し、駆けまわっては体を再構成して敵を殴る。高速戦闘型の白兵戦闘員です。
河合 奏:なんか再構成する度外見年齢とか性別が変わりますが、今は任意で戻せるようにもなりました。
GM:不安定ってレベルではない
河合 奏:データ的には死招き使い。1シナリオ1回戦いの予感+スピードスターでデカいのをかます構えです。
河合 奏:燃費はそこまで劣悪でもないし、バトロワも上手くやれるでしょう。久々の出番なので気合入れて参ります。
河合 奏:こんなところかな、よろしくお願いします!
GM:はーい。その鉄拳で何人殴り飛ばすかな……?
GM:先と同様、ハンドアウト確認は後ほど。よろしくお願いします!

GM:ではPC3に参りましょう。日向京介!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyoqQ9AIM
GM:自己紹介をどうぞ!
日向 京介:はい!
日向 京介:「日向京介だ。コードネーム”ファントムキャット”」
日向 京介:「僕が居るからにはなんの心配も必要ない。任せておけ、この天才に!」
日向 京介:日向京介(ひゅうが きょうすけ)です。好きな言葉は等価交換、嫌いな言葉は理不尽。 星辰館高校一年生のイリーガルです
日向 京介:物心ついた頃からオーヴァードですが、UGNに協力し始めたのは四年前ぐらいからの新参者です
日向 京介:自称・天才ですが割とちょろいので、適度におだてたりスルーしたり皆さんには好きに玩具にして頂ければと思います
GM:自称天才玩具……知育のなにかっぽいな
日向 京介:また、登場すると割と高い確率でヤバイ敵と遭遇する妙なジンクスを持っています。 生き残りたい。
日向 京介:性能としては火力、カバーリング、味方へのダメージ支援をバランス良く持ってます。天才という名の器用貧乏
日向 京介:今回は200点ということで更にロイス保護と振りたしを搭載、メモリーも積んできました
GM:万全の構えだ……
日向 京介:大口で退路を断って意地を張りつつ、足りないところを補ったり補われたりしながら頑張って行きたいと思います。 よろしくお願いします!
GM:生き方が若い……よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはやっぱり後ほど。高級ホテルのカフェにご招待だ。

GM:それでは最後、PC4です。獅子堂奈乃!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3OO50gIM
GM:自己紹介をどうぞ!
獅子堂奈乃:はい。
獅子堂奈乃:「第六支部所属、“シャーデンフロイデ” 獅子堂奈乃です」
獅子堂奈乃:「自己紹介? ……以上ですが」
獅子堂奈乃:獅子堂奈乃(ししどう なの)です。第六支部のUGNチルドレン。
獅子堂奈乃:任務においては優秀なチルドレンですが、人格的には皮肉屋で悪戯好き。
獅子堂奈乃:時折度が過ぎて怒られたりします。
GM:良い子にしなさい!
獅子堂奈乃:してますよぉ
獅子堂奈乃:対抗種のレネゲイドを宿しており、常に手袋を外さず、他人との直接接触を避けようとする傾向があります。
獅子堂奈乃:バロール/ウロボロスのクロスブリード。独特の形状の魔眼を用いて直接相手を攻撃します。
獅子堂奈乃:性能的には≪迎撃する魔眼≫と≪復讐の刃≫を搭載した全方位反撃型。
獅子堂奈乃:どこから殴られても絶対に殴り返します。そういう女です。
GM:反撃への意欲が高すぎる。
獅子堂奈乃:PCとしては今回が初稼働となるので、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!
GM:はーい。よろしくお願いします! ハンドアウトについては後ほど。もうすぐ会えるよ!

OP1

GM:◆ Opening 01 ScenePlayer:獅子堂奈乃

シナリオロイス…"ホロウリウム"星音 切葉  推奨感情…尽力/敵愾心
 占星術にて100年先をも見通すと嘯くFHエージェント"ホロウリウム"。
 自称の真偽はさておき、彼女がFHの強力な戦略コンサルタントであることは事実であり、
 N市内外の多くの作戦でFHの勝利に貢献してきたのは、紛れもない事実だ。
 そんな彼女を討ち取るべく、君を含むUGN部隊が交戦を仕掛けるも、結果は痛み分け。
 そして彼女は、『星の石』がN市に落ちるという予告と、謎めいた言葉を君に残した。
 ……その翌日、果たして予言通りに12個の『星の石』がN市に落下し、君はその対策班のメンバーに選ばれることになる。


GM:登場ダイスをどうぞ!
獅子堂奈乃:47+1D10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+3[3] → 50


GM:——『星の石』が大N市に落下する、12時間前。

GM:昼。
GM:町外れに建つ、前世紀の集合住宅。いつの間にかFHのフロント企業が保持する物件となっていたそこを、
GM:君と、君と同じ大N市第六支部のチルドレン、八十方織間は訪れていた。数名のバックアップ人員を引き連れてだ。
GM:情報によれば、この場所にはいくらかのFH戦闘人員と、強力なFHエージェント、"ホロウリウム"が潜伏しているのだという。
八十方織間: ——ダン!
八十方織間:激しい打撃の音と共に、八十方が戦闘員を吹き飛ばし、壁へと激突させる。
八十方織間:「……この部屋はこれで終わりだ」 拳を開き、握りとしながら君を振り返り
八十方織間:「まだ動けるか?」 そう君に問う
獅子堂奈乃:展開した肉食獣の牙めいた独特の魔眼で、戦闘員を拘束していたが。
獅子堂奈乃:気絶すると見るや、それを解除して。
獅子堂奈乃:「動けないと言ったら」
獅子堂奈乃:「背負っていってでもいただけるのでしょうか?」
獅子堂奈乃:くすりと笑む。短髪に大きな瞳。いずれも光を吸い込むかのような漆黒。
八十方織間:「休息くらいは取る。……背負うのは難しいな」
八十方織間:「いざという時防戦するにしても、俺が動きやすいに越したことはないはずだ」
獅子堂奈乃:「あは。冗談ですよ。先輩は私の体力を軽んじすぎです」
獅子堂奈乃:「これでもチルドレンですよ?か弱い女の子扱いしていただけるのは、半分程度は嬉しさもありますが」
八十方織間:「分かっている。だが、不調だっていくらでも起こり得るからな」
八十方織間:「当然できるだろうと決めつけて、不調を聞きそびれでもしたら、取り返しがつかないだろう」
八十方織間:「……何せ、本番はここから先だ」 そう言って、集合住宅の中庭の方に目を向ける
獅子堂奈乃:「その時は遠慮なく背負っていただきますよ」言って、視線を追う。
GM:この集合住宅は、計3棟により成り立っていた。それぞれ中庭を挟んで棟が立っている。
GM:現在君たちが制圧したのは、その1棟目。そして情報によれば、"ホロウリウム"が構えているのは最奥の棟であり……
八十方織間:「……当然、奥のほうが手強い戦力を残しているだろうし、向こうも襲撃に気付いている」
八十方織間:「ここまでは準備運動と言った所だ。気を入れる必要があるぞ」
獅子堂奈乃:「ええ。占星術を使うのでしょう?本当ならさぞ万端で構えていそうなものですね」
獅子堂奈乃:「それとも、本当に未来が見えるのなら、さっさと逃げ出しているでしょうか?」
八十方織間:「大人しく観念してくれていれば一番楽なんだが」
八十方織間:「楽を望むべきでもない。万端で備えられているつもりで行くぞ」
獅子堂奈乃:「はい。行きましょうか。あまり焦らしては悪いですからね」
八十方織間:肩に固定した端末の音声を聞き 「……よし、援護チームから確認。屋上に狙撃手等確認できず」
八十方織間:「先行する。フォローを」 言って、中庭を足早に進み始める
GM:視界の限り、棟の窓や入り口等にも、攻撃者の姿はない。
獅子堂奈乃:「お任せを」手袋を直し、油断なく後に続く。
GM:だが、八十方は中庭を半ばほどまで進んだ所で、ふと足を止める。
八十方織間:「……何だ? 太陽が妙に眩——」
八十方織間:腕でひさしを作り、空を仰ぎ見たその瞬間、
GM:光線が、柱めいて降り注ぎ、彼の身を貫いて、地面を焼き砕く。
獅子堂奈乃:「ッ────」その光景に息を詰まらせ。
八十方織間:「……ッ!」 咄嗟に身を守り、声にならない声を上げつつも
八十方織間:叫ぶ 「屋上! 人だ! 獅子堂!」
GM:確かに彼の言う通り、先程までは存在しなかった少女のような人影が、向かいの棟の屋上に立っている。
獅子堂奈乃:「先輩!!」瞬時に魔眼を展開し、駆け寄ろうとして、「……!!」その言葉に足を止める。
獅子堂奈乃:「そこか……!」
"ホロウリウム":それは事前の情報で聞いていた通りの姿。"ホロウリウム"星音切葉。
獅子堂奈乃:魔眼を射出し、屋上の“ホロウリウム”へと差し向ける。それは外見通りの獣じみた獰猛さで、目標に迫る。
"ホロウリウム":少女は貼り付けた笑みで、声もなくそれを受ける。
獅子堂奈乃:(捉えた……!)
GM:……そう思った瞬間、その確信は失せる。
GM:少女の姿が跡形もなく消えたのだ。
獅子堂奈乃:「な……!」
八十方織間:「ッ……」 同時、光の攻撃も止む。膝を突く八十方
八十方織間:その機械製の両腕は、目に見えて焼け焦げて、茶色い煙を上げている
獅子堂奈乃:逸る感情を抑え、敵影が無いか周囲を見渡す。
GM:敵影はない。不気味なほどの静けさである。だが、それは先程、八十方が攻撃を受ける前も同じだった。
GM:なおも慎重に警戒するか、敢えて前進して八十方と合流するかだ。
獅子堂奈乃:「……っ……!」
獅子堂奈乃:迎撃用の魔眼を展開する。だがそれは、あくまで自身への攻撃にしか反応してくれない。気休めだ。
獅子堂奈乃:「先輩……!」
獅子堂奈乃:八十方のもとに駆け寄り、屈み込む。
八十方織間:「……っ……大丈夫、だ」 傷ついてはいるが、重篤な状態ではない。そして、上を見ている
八十方織間:「……太陽の、光だ。その光に紛れて、、光る鏡のようなものが見えた」
八十方織間:「恐らくはそれが、敵の——」
GM:そう言った所で、じゃああんまり一方的にボコしてもあれだし……<知覚>判定してみましょう。
GM:難易度8です。
獅子堂奈乃:うっ弱い
獅子堂奈乃:≪紡ぎの魔眼≫!侵蝕50>51
獅子堂奈乃:5DX>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 8[1,3,5,6,8] → 8 → 成功

獅子堂奈乃:よし!
GM:お見事。なら君は気付ける。今この瞬間、光り輝く鏡のようなものは、太陽の角度……
GM:ではなく、さっきまで君たちがいた、第一棟の出口に存在している。
獅子堂奈乃:「────!!」
GM:破壊の光が放たれる。君たち二人目掛けて……その先の建物を壊すことを、まったく厭わずに。
獅子堂奈乃:「くっ……!」
獅子堂奈乃:咄嗟に魔眼の配置を変える。半分は疎密を使い分け、光の角度を逸らす盾として用い。
獅子堂奈乃:もう半分で、鏡らしきそれを破壊せんとする牙として放つ。
獅子堂奈乃:「先輩!動けますか!」言いながら既に背後から肩を抱え、引きずっている。
八十方織間:「ああ、大丈夫で……ッ!」
GM:君の対処は的確だった。その光線はしばしの間放出されたが、魔眼の配置によりその威力を大きく減じ、さらに狙い通り、鏡を破壊し、光線を止めることに成功する。
GM:だが、君の偏光した光線の端が、まるで運命的な偶然のように、今まさに抱えた八十方の肩を掠め、
八十方織間:「まず……ッ!」
GM:彼が声を上げると同時、途端に君への負担がガクリと軽くなった。
GM:……腕と肩の接続部のみが、完全に溶断されたのだ。
獅子堂奈乃:「……先、輩…………!」
八十方織間:「ッ気にするな……修理は利く! それより……」
"ホロウリウム":「お見事」
"ホロウリウム":楽しげなその声は、頭上から聞こえてきた。
"ホロウリウム":制圧したはずの第一棟、その2階の窓に、きらびやかな装飾に身を包んだ少女が腰掛けている。
獅子堂奈乃:「…………」
"ホロウリウム":それは先程、君が魔眼を差し向け、消えた人の姿と同じだ。
"ホロウリウム":「筋が良いですね。獅子堂さん」
獅子堂奈乃:焦燥と共に見上げる。この状況をどう打破すべきか。訓練は散々受けてきた。もっと悪い状況だってあったはずだ。
獅子堂奈乃:だが、上手く思考が回らない。
獅子堂奈乃:「……“ホロウリウム”」
獅子堂奈乃:先輩を抱え起こして。
獅子堂奈乃:「どうして私の名を?」
獅子堂奈乃:とにかく会話で時間を稼ごうとする。
"ホロウリウム":「"ホロウリウム"の売り文句はご存知? 『占星術にて百年先をも見通す』!」
"ホロウリウム":「であれば、お名前の一つや二つ、分かった所で不思議なことがあるでしょうか」
八十方織間:「…………」 八十方も黙ってそれを見上げている。……現実問題、君たちにはバックアップ部隊がいる
八十方織間:この異常を彼らが察すれば、何かしらの動きは期待できるだろう。
獅子堂奈乃:「ええ、お噂はかねがね」笑みを作り
獅子堂奈乃:「では、今回の我々の訪問も、ご存知だったのでしょうか?」
獅子堂奈乃:「(先輩、走れますか)」小声で問う。
"ホロウリウム":「ええ。存じていました……というよりは、『来ていただく』ようにしたのです」
"ホロウリウム":「私の目的のために……おっと、そんなに頑張って逃げようとしなくても大丈夫ですよ」
"ホロウリウム":「UGNの増援が来るまで私が全力であなたたちを追いかけ回しても、正直分が悪いのです」
"ホロウリウム":小首を傾げて 「負けませんが、今はまだ、怪我をしたくなくて」
獅子堂奈乃:「…………」苛立ちが噴出しそうになるのを抑える。
八十方織間:「(……動ける。足と左腕は生きている。お前に合わす)」 小声で返し
"ホロウリウム":「『星の石』が」
"ホロウリウム":「落ちてきます。このN市に」
GM:耳慣れない言葉だ。
獅子堂奈乃:「……?」眉を顰める。
"ホロウリウム":「UGNにも情報はあるはずですよ。帰ったら調べてみてください」
獅子堂奈乃:「それも貴女の占いですか?」
"ホロウリウム":「ええ。私の目的は、それです。……そして、そのために、少々戦力を削って置いたほうが都合が良くて」
"ホロウリウム":「本当はあなたたち二人とも、入院沙汰にしつつ伝言を頼む予定だったのですが、あはは」
"ホロウリウム":「上手く行きませんねえ」 その声は楽しげに弾んでいる
獅子堂奈乃:「…………」ぎし、と、噛み締めた犬歯が軋む。
獅子堂奈乃:黒い絵の具を水に溶かしたように、獅子堂の周囲に影が噴出し、同時に低い獣の唸りのような音が響く。
獅子堂奈乃:「私は構いませんよ」表情は然程変わらない。だが明らかに冷静さを損なって。
獅子堂奈乃:「ここで続きをしても」
"ホロウリウム":「ふふ、怖い。情報としては把握していましたが……」
"ホロウリウム":「実物を見ると背筋が凍るようです。……でもね?」
"ホロウリウム":「きっと私とUGN(あなたたち)、手を取り合えると思いますよ?」
GM:君はこの戯言の続きを聞いても良いし
GM:思うまま、攻撃をぶっ放しても良い。その場合は判定を行います。
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「人の大事な先輩を、こんな風にしておいて、ですか?」
"ホロウリウム":「ええ。だってUGN(あなたたち)と私の目的は、きっと同じになりますもの」
"ホロウリウム":「今なら友情の証に、黒幕の正体まで教えて差し上げます。その怖い影を引っ込めてくだされば」
獅子堂奈乃:攻撃します。
GM:判定どうぞ! 侵蝕率は……上げないで良いや。ボーナス!
獅子堂奈乃:では≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄槌≫
獅子堂奈乃:5DX8+2
DoubleCross : (5R10+2[8]) → 6[2,3,4,4,6]+2 → 8

獅子堂奈乃:ウウーッ
GM:冷静さを欠いてる
"ホロウリウム":《リフレックス:エンジェルハイロゥ》+《光の指先》+《光の手》+《幸運の守護》
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,4,5,5,6,6,7,9,10]+6[1,3,6]+4 → 30

獅子堂奈乃:こ……こいつ……!
獅子堂奈乃:瞬時に影が凝縮する。
獅子堂奈乃:獣の腕めいたそれは魔眼を包み込み黒爪とし、返答として“ホロウリウム”に振るわれる。
獅子堂奈乃:だが明らかに感情任せの、精彩を欠いた攻撃だ。
"ホロウリウム":怒りに任せた爪が触れる直前、少女はまた笑って
"ホロウリウム":僅かな瞬きを残し、跡形もなく姿を消す
GM:君の振るった影の爪が棟の窓を破壊すると、後には静寂だけが残った。
GM:少女の声も、もう聞こえない。
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「……あぁ……」
獅子堂奈乃:小さな声を漏らす。様々な感情が入り混じり、堪えきれず噴き出したかのような。
八十方織間:「……獅子堂」 落ち着き払った、しかしどこか気遣わしげな声
獅子堂奈乃:「……先輩……」
獅子堂奈乃:「……ごめんなさい……」
獅子堂奈乃:「腕…………」
八十方織間:「……言っただろう。修理は利く。大丈夫だ」
八十方織間:「それより退くべきだ。敵襲を受けてはまずい」
八十方織間:「……大丈夫か?」
獅子堂奈乃:「……はい……。……そうですね」明らかに覇気の無い様子で。
獅子堂奈乃:「私は……何も」
獅子堂奈乃:「先輩こそ……」
八十方織間:「大丈夫だ。……それより、"ホロウリウム"の言葉」
八十方織間:「戯言と切り捨てるには意図があり過ぎる」
八十方織間:「……精確に報告するべきだ。準備をしよう」
八十方織間:「行くぞ、獅子堂」
獅子堂奈乃:「……はい……」転がった義手を拾い抱えて。
獅子堂奈乃:(星の石……)
獅子堂奈乃:(……“ホロウリウム”)
獅子堂奈乃:(借りは、返す)
獅子堂奈乃:前を行く先輩の背中を見ながら、胸の中の義手を強く抱き締めた。
GM:──────
GM:シーン終了です。シナリオロイスを取得してください
獅子堂奈乃:"ホロウリウム"星音 切葉  尽力/〇敵愾心
獅子堂奈乃:以上で……!先輩に取りたいけど枠が……!
GM:ええんやで


OP2

GM:◆ Opening 02 ScenePlayer:日向京介

シナリオロイス…"赤鱗(レッドスケイルド)"  推奨感情…有為/不快感
 "赤鱗(レッドスケイルド)"は年老いた資産家であり、レンゲイドアイテムの蒐集に熱中する好事家だ。今、N市をにわかに騒がす『星の石』も、彼の所有物である。
 君は莫大な報酬金を提示され、UGNと協調し、全ての『星の石』を回収することを依頼される。
 正確には『全ての星の石を回収し、その成否を問わず、全ての経緯を報告すること』が依頼だ。
 UGNとの交渉・調整は他の折衝要員が動くようだ。君は現場での仕事に集中すれば良い。


GM:登場ダイスをどうぞ!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:31->39)

GM:——『星の石』が大N市に落下した、6時間後。

GM:朝。
GM:突然のことだった。君の通信端末——あるのであれば、仕事用のアドレスに、一通の依頼が舞い込んだのだ。
日向 京介:仕事用のアドレスは所持している。確認します。
GM:その文面から測れたのは、『危険な仕事であること』『UGNとの協調が必要であること』『莫大な報酬が用意されていること』
GM:そして、『すぐに動く必要があること』。……詳しい会談の場所として、君の住居にほど近い高級ホテルのラウンジが指定されている。
GM:指定の時間に、急げば間に合いそうだ。あるいは、そんな塩梅を見計らって、時間と場所を指定してきたのか。
日向 京介:「(UGNと協調……なら少なくとも、真っ黒な案件である確率は低い、か?)」
日向 京介:「(危険な仕事……それにこちらの状況を把握されてるらしいのも気に食わないが)」
日向 京介:「(放置して他の奴がかかったりすれば寝覚めも悪い。……行くか)」
GM:……耳に障らない音量のクラシック音楽が流れるエントランスカウンターを横切り、君は指定されたラウンジへ向かう。
日向 京介:一つ深呼吸して、待ち合わせ場所に向かう。
GM:そこに人影は一つしかなかった。彼は目深に帽子を被って本を読んでいたが、君を認めると顔を上げる。年老いた男だ。
日向 京介:「差出人は貴方か?」
"赤鱗":「"赤鱗(レッドスケイルド)"と」
"赤鱗":「呼ばれているし、名乗っている。老いさばらえた、強欲な竜さ」
"赤鱗":「おはよう、そしてはじめまして。"ファントムキャット"。来てくれて嬉しいよ」
日向 京介:「……竜か。なかなか恐ろしいことを言う」
"赤鱗":「皆が徒に恐ろしがるだけだ。皆、私ではなく、私の財宝を見て、私を恐ろしいものだと言う」
日向 京介:「さて。人は竜の財宝を恐れるのか、財宝を集める竜の力と強欲を恐れるのか」
日向 京介:「はじめまして。 僕に仕事の依頼、ということで良かったかな」
"赤鱗":「ああ。突然の依頼で済まないね。しかし、時は一刻を争うのだ」
"赤鱗":手中の本を見下ろし 「この街の風は強すぎる。開いた本のページが勝手に捲れ、あっという間に終わってしまう」
"赤鱗":「なればこそ、この街の風を知る者に依頼をしたかった。……何か頼むかね?」
日向 京介:「コーヒー。……その口ぶりだと、もう本は開かれた、ということかな」
"赤鱗":テーブルに置かれたベルを鳴らし。ウェイターを呼びつつ 「その通りだ。私の望みからは離れて、表紙は開かれてしまった」
"赤鱗":「ゆえにこそ頼みたい。……では、依頼の話に入ろうか」
"赤鱗":ウェイターがコーヒーを運んできて、君の前に置くと、"赤鱗"の老人は帽子を脱ぐ
日向 京介:「頼む。 UGNとの共同任務、と聞いているが。」
日向 京介:「本のテーマはなんだ?FHか、それとも……」
日向 京介:「さっき言ってた、人の恐れるあんたの財宝か?」
"赤鱗":「そうだ」 言いながら、懐から写真を取り出す
GM:そこに映っているのは、薄赤い宝石のような、鉱石のような、そんな石だ。内部には刻印のようなものが浮かんで見える
"赤鱗":「宝だ。……これは『星の石』という」
日向 京介:「『星の石』……」
"赤鱗":「手の平に収まるほどの石だ。しかしながら、莫大なレネゲイドの力を秘めている」
"赤鱗":「それが11個、この街に墜ちた」
日向 京介:「……11?堕ちた……!?」
"赤鱗":「……元は12個。黄道十二星座になぞらえた石だった」
"赤鱗":「しかし、N市上空を空輸中に不明の襲撃を受け、11個が落下」
"赤鱗":「これらは3日後に、周辺の物質を取り込み、生命に危害を与えるジャームと化す」
"赤鱗":穏やかな面持ちを保ったまま、淡々と語る。
日向 京介:「……つまり。三日後に破裂する時限爆弾が11個、この街に落ちてきたと、そういうことか」
"赤鱗":「そう。納得いただけたかな」
"赤鱗":「この地に詳しく、すぐに呼び出すことのできる君に、声をかけたことには」
日向 京介:「状況については理解した。 一刻を争うということもな」
"赤鱗":「ありがとう。話した通り、UGNとは既に協調の態勢を整えている」
日向 京介:「確認したい。 ……その12個の石、もともとはアンタのものだったということか?」
"赤鱗":「その通り。私の愛する財宝の一つだ」
"赤鱗":「……12個で一つというのも、おかしい話だが」 忍び笑いを浮かべ
日向 京介:「襲撃を受けたことに関しては、ひとまず仕方ないとしておく。 オーヴァード相手に万全な警備などありえないかもしれん」
日向 京介:「……だが、それだけ危険なものを、12個まとめてどこに運ぼうとしていた?」
"赤鱗":「まず、輸送の意図については『引っ越し』だ。深意はないよ」
"赤鱗":「UGNにもその旨は連絡している。後で書類を見せよう」
"赤鱗":「そして、12個まとめての理由だが、それは逆だ」
"赤鱗":「安全なんだ。『星の石』は。その全てが一箇所に集まっている限りは」
"赤鱗":「まとめて盗まれた、ということであればまだ良かった。『星の石』が危険な時限爆弾となってしまったのは……」
"赤鱗":「……まさしく、それらが散逸してしまったから。その一点に尽きる」
日向 京介:「最悪だ。しかも、よりにもよってこの街で…‥!」
日向 京介:「その星の石について、こちら以外に把握している勢力は?」
"赤鱗":「良い勘をしている。……そうだな。把握という意味ではUGNほど把握している者はいないはずだが……」
"赤鱗":「『噂』ならば、流れている。この街のアンダーグラウンド、裏社会、とでも言うべきところに」
"赤鱗":「12個の『星の石』を集めれば、願いが叶う、とね。荒唐無稽な話だが……」
"赤鱗":「噂とはそういうものだ。否定しても、倍の速度で広がっていく」
日向 京介:「UGNと協力して落ちてきた11個の星の石を、全て回収する」
日向 京介:「FHやゼノス、あるいは噂に引かれてやってきた連中との奪い合い……そういうことか」
"赤鱗":「理解が早くて助かるよ」
日向 京介:「全く、無茶な案件を持ってきてくれたな……!」
日向 京介:「落下したのは11個。最後の1つはまだあんたと、UGNの管理下なんだな?」
"赤鱗":「ああ。今はUGNに。この街の第六支部だ」
"赤鱗":「『星の石』対策班も、第六支部を中心として編成される。"ファントムキャット"。君にはそこに参加してもらいたい」
日向 京介:「ああ、やるさ。やってやるとも。こんな話聞かされて放置できるか!」
"赤鱗":「助かるよ」 そう言う"赤鱗"の目が、わずかに細まる
"赤鱗":「君への依頼は、二つ」
"赤鱗":「全ての『星の石』を回収すること」
"赤鱗":「結果を問わず、全ての経緯を報告すること」
日向 京介:「……経緯の報告?」
"赤鱗":「そうだ。困難かな?」
日向 京介:「……これだけ大きな事件だ。UGNでも事件の経緯は記録されるだろう」
日向 京介:「それを聞くだけじゃ足りないのか?」
"赤鱗":「『本』だよ」
"赤鱗":「物語、と言い換えても良い。私が欲しいのはそれだ」
日向 京介:「物語……?」
"赤鱗":「全ての財宝には物語がある。それが喜劇か、悲劇かは問わず」
"赤鱗":「それは、丁寧に整理された報告書などとは根本的に異なるものだ」
日向 京介:「……つまり。あんたの個人的な趣味で」
日向 京介:「当事者になる僕からの『生きた物語』を楽しみたい、と?」
"赤鱗":含み笑い 「意地の悪い言い方だ。……否定はしないよ」
日向 京介:「失礼を承知で言わせてもらうぞ、依頼人」
日向 京介:「あんた、悪趣味だな」
"赤鱗":「業突く張りの"赤鱗"には、慣れた言葉だよ」
日向 京介:ため息をつく。どうやら口では敵いそうにない。年季の差がありすぎる。
"赤鱗":「では、受けてくれるかな」
日向 京介:「依頼は受ける。 さっきも言ったが、聞いた以上は放っておけん」
日向 京介:「経過報告の方もな。あんたが楽しめる話になるか、保証はできないが」
日向 京介:「ゆっくりしている時間もない。まずは第六支部に向かい、UGNのチームと合流……で良いか?」
"赤鱗":「頼むよ。諸々の折衝はこちらですべて引き受ける」
"赤鱗":「君は『星の石』対策班として、前線で頑張って欲しい。こちらからも、できる援助はするつもりだ。……ただ一つ」
"赤鱗":帽子を被り直し 「コーヒーは、飲んで行きたまえ。ゆっくりとね」
"赤鱗":「ここから先、きっとしばらく忙しくなる」
日向 京介:手元を見る。 頼んだコーヒーは、口を付ける前にすっかり冷えてしまっていた。
日向 京介:老人の言葉に対抗するように、一気に口から流し込む。
日向 京介:……苦い味に、少し顔をしかめた。
GM:──────
GM:シーン終了です。シナリオロイスを取得してください。
日向 京介:ロイス "赤鱗" ○P連帯感/N厄介
日向 京介:以上で!

OP3

GM:◆ Opening 03 ScenePlayer:河合奏

シナリオロイス…"アズラエル"白砂 水澄  推奨感情…感服/嫌悪感
 この数日のN市UGNは、年に一度あるかという多忙さだ。
 市外から潜入していたギルド関与の犯罪組織と、大小のFHセルの活動の活発化。
 それに合わせて、UGN本部からやってきた査察部"アズラエル"による全支部の一斉査察。
 そこへ、とどめとばかりの『星の石』事件である。
 他の混乱やしがらみから逃れ、『星の石』対策班長となった君は、なんとしてもこの混乱を収束させなければいけない。
 たとえこの一連の混乱が、仕組まれた何かであったとしても、だ。



GM:登場ダイスをどうぞ!
河合 奏:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 4[4]+33 → 37


GM:——『星の石』が大N市に落下した、7時間後。

GM:君にとっての不運は、彼女が支部長室へ『挨拶』に訪れた時、溜まっていた書類仕事と格闘していたことだった。
GM:身体特徴は少女のようなのに、何故か老成したような雰囲気の女だった。
GM:彼女は澄み切った声で自らを、UGN本部の査察部に属するエージェント、"アズラエル"白砂水澄と名乗り……
GM:君の反応も意に介さず、謳うように話し始める。
"アズラエル":「……あなた方は良くやっている、と評する声が内外から出ていることも、存じています」
"アズラエル":「ですが、わたくしはそれよりも事実の発する声を聞く」
"アズラエル":「小規模の事件の発生数は未だ減じず、直近ではFHセルの他にも、犯罪組織ギルドの傘下組織が多数市内に入り込んでいますね」
"アズラエル":「"マスターアビス"、"カースマスター"、"マスターカルラ"といった複数のマスターエージェントの跳梁を良いままに許し」
"アズラエル":「あるいは"インリークォ"のような重犯罪セルの横暴な跋扈すらも阻止叶わず」
"アズラエル":「第九と第十二では、閉鎖空間により地域が封鎖されるという異常事態を防ぐことも能わず」
"アズラエル":「……挙げ句の果てに、機密の名目で重大な事実を隠匿しているでしょう」
GM:君も支部長なら、それが遠い未来、平行する世界からの来訪者のことであることを知っていてもいい。知らなくてもいい。
"アズラエル":「隠されている事実が、どれほどあなたたちにとって都合の悪いことかは類推するしかできませんが……」
GM:だが、この"アズラエル"は指を組み、君の反応を伺っているようでもある。
河合 奏:「はあ」
河合 奏:仮にも査察である。身なりは整え、姿も本来の——25歳の姿に戻してある。
河合 奏:敬語も使い、河合奏なりに最上級に丁寧に応対した、が。
河合 奏:この言われようには流石に閉口もする。
河合 奏:なるほど、確かに。ここ最近の大N市は普段にも増して騒がしい。
河合 奏:第三は燃え、第二では真五凶星を名乗る襲撃者が表れ、第九と第十二では地域ごと隔絶される事態も起きた。
河合 奏:挙句第九では未来だの楽園の十三人だの信じたくもないような話も上がっている。
河合 奏:流石に現在は一部当事者と支部長クラス以外には基本機密とされているが。
河合 奏:「生憎、普段は外回りに徹している身でしてね」
河合 奏:「何か連絡が回ってきた気もしますが、書類を優先したもので確認もしておりません」
河合 奏:もとより腹芸は得意でもない。下手な嘘をつくより知らぬ存ぜぬの方が気も楽だ。
"アズラエル":君の反応を見て、色のない笑みを浮かべた唇が、再び開く 「それでは、"夢幻の拳"さま、あなたには聞こえていますか?」
"アズラエル":「『嘆き』が」
河合 奏:「『嘆き』……誰のです?」
"アズラエル":「あなたたちの不足により失われたものたちの、『嘆き』です」
河合 奏:「……」 黙って続きを促す。
"アズラエル":「守られるはずだった日常が、失われずに済んだはずの犠牲が、『悲嘆』を発している」
"アズラエル":「わたくしには聞こえるのです。……これが、わたくしの思い込みか、確固たる事実か」
"アズラエル":「それを確かめるための、今回の大査察です。場合によっては……」
"アズラエル":「——この地の現UGN体制を今一度、総ざらいに見直して差し上げることもあるでしょう。あるいは、『アルファ支部構想』の導入など」
"アズラエル":病的に白く、細い手指を、波打つように組み替える
河合 奏:「なるほど、なるほど」
河合 奏:「では、どうぞ査察に入られてください」
河合 奏:「私へのご挨拶とのことでしたが、あくまで査察の形式上必要だからという話でしょう」
河合 奏:「お互い忙しい身です。仕事に戻るのは早ければ早い方が良い」
河合 奏:「ここで長話をしていれば、『嘆き』とやらも増えるばかりでは?」
"アズラエル":唇だけを綻ばせて 「ああ、ありがとうございます。そう言っていただけて何よりですわ。第六支部長。"夢幻の拳"さま」
"アズラエル":「ことが片付き、この地区のUGN構図が洗い替わったとしても、その協力的姿勢の経緯は必ずや好ましいものとして……」
GM:コン、コン、とノックの音。特別なものではないが、耳慣れた音。
GM:君の耳にはそれが、副支部長"オールド・メイジ"のものであると分かるだろう。
河合 奏:「入ってくれ」
河合 奏:「ああ、失礼。何か急の要件かもしれませんので」
河合 奏:一応とばかりにアズラエルに断りを入れる。
ルイス・クロウ:ドアが半ばほど開き、ルイス・クロウが顔を出す 「支部長、少し」
"アズラエル":「……どうぞ、構いませんよ。わたくしはここでお待ちさせていただきます」
河合 奏:「そうですか、では失礼」
河合 奏:一度席を立ち、ルイスに合わせて部屋を出る。
河合 奏:「どうしました」
ルイス・クロウ:扉をきっちりと締めて 「そろそろ潮時だと思ってね。あの"アズラエル"も言いたいことは言えたろう」
ルイス・クロウ:「後の相手はこちらでしよう。お喋りは老人の得意技だ」
河合 奏:「助かります。流石に殴り掛かるほど子供のつもりはありませんが」
河合 奏:「文句を堪えられるほど大人しくも居られない」
ルイス・クロウ:「君はそれで良い。それに、ちょうど支部長が任せられるべき重大な任務もあることだ」
GM:『星の石』事件のことだ。ざっくり概要をかじっていても、さっぱり理解していなくても構わない。君の書類処理の順番で前後する所である。
河合 奏:「『星の石』事件でしたか。確かに、緊急を要する案件だったはずですが」
河合 奏:ひとまず重大な案件、もしくは緊急性のあるものを優先した。故に目は通してある。
河合 奏:「その口ぶりであれば、第六、というより私主体で動いていい案件ですかね?」
ルイス・クロウ:「ああ。対策班を編成する。君は班長だ」
ルイス・クロウ:「副班長が既に情報を取りまとめていて。あとはすぐさま動けるメンバーを順次招集している」
ルイス・クロウ:「……厳しい戦いになるだろう」
河合 奏:「何、いつもの話でしょう」
ルイス・クロウ:ふふ、と静かに笑う 「その通りだな。歳を取ると刺激に弱くなっていけない」
河合 奏:「少なくとも、あの査察官の話に相槌打つよりは楽な仕事です」
河合 奏:冗談めかしてこちらも笑い。
河合 奏:「ですので、こちらはお任せします」
ルイス・クロウ:「そのつもりだよ。だが、ああ、そうだ」
ルイス・クロウ:平坦な声音のまま、少しだけ足を動かし 「"アズラエル"はアッシュ派だ。……しかも、それを表向きは隠している」
ルイス・クロウ:「近日の大小の混乱に、今回の大査察……『星の石』事件が、それらに加えたダメ押しだとしたら」
ルイス・クロウ:そこまで言って、もう一度、ふふ、と笑う 「……いかんね、同じことを言うところだった。年寄りはこれで話が長くなる」
河合 奏:「……道理でいけ好かない奴だと」 思わずといったように零して。
河合 奏:「頭には入れておきます」
ルイス・クロウ:「それでいい。さて、では私は相槌を打ちに行くとしよう」
河合 奏:「ええ。私も仕事に戻ります」
ルイス・クロウ:「あとは若い君が望むようにしてくれ」
ルイス・クロウ:「それが最善だよ」
ルイス・クロウ:そう言って、彼は緩やかな足取りで、支部長室へと足を踏み入れていく。
河合 奏:支部長室へ入る背中を見送り、踵を返す。
河合 奏:ひとまずは副班長と合流し情報共有。その次にメンバーの選定と招集。
河合 奏:当ても一人はある。『星の石』が広範囲に散らばっている事情を考えれば少数精鋭の方が小回りが利く。
河合 奏:ならばあと一人か二人。そちらはまた情報を精査して考えるとして。
河合 奏:——歩みを進めるにつれ、先ほど覚えた苛立ちも消えていく。
河合 奏:査察も、派閥も、知ったことか。あのにやけ面の裏にある思惑が何かは知らないが。
河合 奏:町を守るのが、私達の仕事だ。使命であり信念だ。
河合 奏:それ以外のことに割いてやる暇など持ち合わせていない。
河合 奏:「さて、まずは——」
GM:────
GM:シーン終了です。シナリオロイスを取得してください。
河合 奏:アズラエルに誠意/〇憤懣で
河合 奏:物言いはマジでムカつきますが、査察するってんなら好きにしてもらおう
河合 奏:こっちもこっちの仕事をするだけ
GM:OKです! シーンを切ります


OP4

GM:◆ Opening 04 ScenePlayer:円城鋼

シナリオロイス…"スターティアラ"雲崎 ステラ  推奨感情…任意/任意
 その日、君は暴走するジャームの前で無防備に身を晒す少女を助けた。
 立ち去る彼女は、死に損なったと自嘲の笑みを浮かべていた。

 だがその後、『星の石』対策班として招集された君は、『UGNの手元に残った最後の希望』と、その時の少女を紹介されることになる。
 彼女、雲崎ステラは、君のことなど知らないように振る舞うが……


GM:登場ダイスをどうぞ!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:32->33)
円城 鋼:よしよし。

GM:——『星の石』が大N市に落下した、7時間後。

GM:君はその日、UGN第六支部に招集を受けていた。概要はまだ聞かされていないが、厳しい戦闘作戦があると聞いている。
GM:だがその過程で、また別の要請が入電した。曰く、ジャームが観測された、と。
GM:『……N市内でも散見される、オーヴァードを狙う飛行種のジャームかと思われます』 単調な第六支部オペレーターの声
GM:『ただ、どこか一点を目指しているようだったので、既に「誰か」へ狙いを定めているのかもしれません』
GM:『あなたが一番近いです。お願いできますか』
GM:そうして君が誘導されたのは、坂の上の展望公園だった。そう高くはないが、町並みを一望できるその場所に。
ワイバーン:「シャ——アァァッッ!!」
GM:翼持つ爬虫類のジャームと。
雲崎ステラ:「…………」
GM:ただその姿を見上げ、無表情で立ち尽くす少女がいた。
円城 鋼:飛竜の背後、あるは少女が見上げているのであれば、その視界の中。はらりはらりと、白い灰が落ちる。
円城 鋼:それに、続いて。
円城 鋼:小さな何かと、重い何かが。熱を纏うモノが、鱗に覆われた背めがけ─。
円城 鋼:「そこ……!」
ワイバーン:「ギアッ……!?」
円城 鋼:─公園のフェンスを飛び越え、跳躍。狙い過たずワイバーンの背に、大剣の切っ先から突っ込むように落下。
円城 鋼:そのまま、貫通した刀身で、飛竜を地面に縫い付ける。
ワイバーン:「ギャギ……」
ワイバーン:「アアァァ——ッッ!?」
円城 鋼:視線は呻く飛竜から、一瞬、立ち尽くす少女へ。十分に距離があることを、確認してから。
ワイバーン:君の攻撃は狙い通りに決まる。翼と牙を持つそのジャームは、結局それを己の血のみで汚し、終わった。
円城 鋼:「すまない。驚かせただろうか」
雲崎ステラ:「…………」 彼女は言葉を発しない。驚きの目で君を見ている
円城 鋼:動かなくなった飛竜から剣を抜き、ぱたりぱたりと、折り紙のように「折り畳」んで。
円城 鋼:「それとも……迷惑、だっただろうか」
円城 鋼:冗談のように小さくなった愛剣を、懐へ仕舞うと同時。
円城 鋼:少女へ歩み寄る、その背後で。飛竜の体内に残った灰が発火。街中にあってはならぬモノ、レネゲイドに満ちた飛竜の肉を焼き尽くす。
雲崎ステラ:薄い唇が開き、鈴のような声がこぼれ落ちる 「……本当に」
雲崎ステラ:「迷惑だったわよ。どうしてこんなことをしたの?」
雲崎ステラ:その刺々しい言葉に、しかし怒りのようなものはない。ただ失望のような感情が滲んでいる。
円城 鋼:「きみが、襲われているように見えた。あれは何かを狙っているかもしれない、という話も聞いていた」
円城 鋼:「だから、ああした。……どこか、おかしいところが……?」
円城 鋼:表情は乏しく、語り口は訥々と。けれど、何も飾ることなく。
雲崎ステラ:「その口ぶり。やっぱりUGNね。そうか……」 小さく嘆息して
雲崎ステラ:「……私、頼んでなんかいなかったでしょ。助けてくれ、なんて言った? 死にたくないように見えた?」
円城 鋼:そう問われて。むう、と小さく呻く。跳躍の直前、眼下に見えた光景を思い出して。
雲崎ステラ:「私は今日、ここで終わらせるつもりだったのよ」 眼下の街並みに視線を移す
雲崎ステラ:「ここなら眺めも良いし。……君が来なければ、今頃うまく行ってたのにね」
円城 鋼:「……もし、俺のしたことが、きみの望みに沿わなかったことだとしても」
円城 鋼:声が聞こえる距離ではなかった。可愛らしい少女である、ということが見えたのも地面を蹴った後の事。
円城 鋼:だから、きっと。
円城 鋼:「また同じ光景に出くわせば、俺は同じことをする。UGNのチルドレンは─いや」
円城 鋼:「俺は、そういう人間だ」
雲崎ステラ:「……まあいいわ。別にあなたも、悪いことをしようとした訳じゃないんだし」
雲崎ステラ:「お礼は言わないけど、責めるつもりもない。今あったことは忘れて。全部」
雲崎ステラ:「それとも」 少し笑って 「私を助けた責任、取ってくれる?」
円城 鋼:「……その言い方じゃ。まるで、きみは」
円城 鋼:緋色が混じる瞳で、じっ…と少女を見て。
円城 鋼:「自分は死んだ方がいい、って言ってるみたいだ」
雲崎ステラ:見返す瞳は赤。暗く深く、光は見えない。
雲崎ステラ:その瞳が 「ぷっ……」 おもむろに閉じられる。笑う
雲崎ステラ:「何……何よ、それ。そう言ったでしょ、さっき! そうしようとしてたじゃない!」
雲崎ステラ:自分の胸を押さえて 「死のうとしてたの、今! あのジャームに食べられて!」
雲崎ステラ:「それで終わっちゃえばよかったのに……!」
円城 鋼:「……それは、無理だ。目の前で、むざむざ「終わり」を見守ることは─」
円城 鋼:できない。そう、言いかけて。
円城 鋼:「……堂々巡りだな、これは」
円城 鋼:表情を変えない、変えられないまま、声色は少しだけ柔らかく。
雲崎ステラ:「……本当にね」 くすりと笑う。その眼は、未だ深い闇に淀んだままではあるが
雲崎ステラ:「行くわ。そろそろ迎えが来るでしょうし」
雲崎ステラ:「……じゃあね。もう二度と会うこともないだろうけど」
雲崎ステラ:「さようなら。私以外の人のことは、きっと遠慮なく助けてあげてね」
円城 鋼:「分かった。……ああ、けれど」
円城 鋼:「いま、きみが無事で良かったと。俺はそう思う。きっと、これから先も」
雲崎ステラ:「……自分勝手な人」
雲崎ステラ:そうこぼして、少女は立ち去っていく。見れば、公園の出口には黒服の男の二人組が立っていて、彼に挟まれ彼女は姿を消していった。
GM:そうなれば、その場には静かな初夏の風が吹くばかりである。
GM:ただ、焼けた灰の匂いが、今起こった現実の証拠として、君の背後に漂っていた。
GM:────
GM:シーン終了です。シナリオロイスは……今取れる? 合流後でも良いけど……
円城 鋼:名も知らぬ少女 ■尽力/憤懣で取りましょう。
円城 鋼:(名前は合流後に書き換え)
GM:丁寧! ではシーンを切りまーす。


ミドル1

GM:◆ Middle 01 ScenePlayer:円城鋼
GM:全員登場です。侵蝕ダイスをどうぞ
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:39->49)
河合 奏:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 9[9]+37 → 46

円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:33->41)
獅子堂奈乃:51+1D10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+3[3] → 54



GM:——『星の石』が大N市に落下した、8時間後。

GM:大N市。UGN第六支部、大会議室。
GM:河合奏、獅子堂奈乃、日向京介の三名は、『星の石』対策班としてこの会議室に呼び出されていた。
GM:もちろん、ここにいるのは君たちだけではない。第六支部のバックアップ人員が多く忙しそうにしている他、
熊野潤美:見慣れぬ顔もある。熊野潤美(めぐみ)。彼女は第六支部外からやってきた、情報および渉外に責任を持つUGNエージェントだという。
GM:残るメンバーは円城鋼一人。市内で急に出現したジャームへの対応により遅れが出ることは、既に通達済みだ。
円城 鋼:その通達通り、そしてチルドレンらしく、遅れると伝えた時間ぴったりに。
円城 鋼:ノックはゆっくりと4回。それから間を置かずに扉が開かれて。
円城 鋼:「遅くなりました。第十支部所属、"緋の砂(クリムゾン・アッシュ)"円城鋼。ただいま召集に応じ─」
円城 鋼:「……ええと。俺が最後、ですか。やっぱり」
獅子堂奈乃:「初めまして、円城さん」
獅子堂奈乃:「必ず誰かが最後になるものです。連絡の時間通りですので、お気になさらず」
日向 京介:「飛竜への対応だろう? 僕は気にしていない」
河合 奏:「ああ。急な要請だったがよく応えてくれた」
円城 鋼:「そう言ってもらえると、助かる……助かります」
円城 鋼:同年代と、支部が違うとはいえ支部長級相手に、語尾が妙なことになりながら。
日向 京介:「改めて……これで全員揃った、で良いのかな」
河合 奏:「ああ。こちらが招集したのはこれで全員だ」
熊野潤美:「ええ。今の所はね」 さっぱりした雰囲気の女性だ 「じゃあ始めましょうか」
獅子堂奈乃:「ええ、お願いします」砂糖をたっぷり入れた紅茶を口に運ぶ。
日向 京介:「お願いする」
円城 鋼:「……?あ、ああ……」
円城 鋼:今のところ、という言葉に小さく首を傾げつつも。そのまま頷く。
熊野潤美:「……っと、失礼しました、支部長。この場はひとまず私が仕切らせていただきますね」
河合 奏:「分かった。今一番状況に詳しいのはそちらだろう、よろしく頼む」
熊野潤美:「はい。改めまして皆さん、お集まりいただきありがとうございます。私は"フールレススリーブ"熊野潤美」
熊野潤美:「今回の『星の石』対策班の副班長を任じられました。普段は別の支部で支部長補佐を務めさせてもらってます」
熊野潤美:「ということで、まずは……主要なメンバーの自己紹介からお願いしましょうか。奏支部長から順番に」
GM:河合支部長、獅子堂さん、日向くん、円城くんの順番だ
河合 奏:「……なら、まずは私から行こうか」
河合 奏:「第六支部支部長、河合奏だ。今回は対策班班長も務めさせてもらう」
河合 奏:「今回の事件は緊急性が高い。逐次指示や方針を切り替えることもあるだろう」
河合 奏:「何か意見や発見があれば必ず言ってくれ。私一人で決めるよりその方がよほど良い」
河合 奏:「それと、そうだな。能力の関係で姿が変わることがあるが、戦闘などには支障ない」
河合 奏:「気にするな、と言って済むものかは分からないが。覚えておいてくれ」
熊野潤美:「あっさり言いますねー。いわゆる獣化というものじゃなくて、人間の領域で揺らぎがあるって聞いていますが」
河合 奏:「そうだな。外見年齢と性別が変わる」
河合 奏:「一応この姿に戻ること自体は可能だが、戦闘中はそんな暇もないからな」
日向 京介:「成程、外見と性別……」
日向 京介:「……えっ、性別?」
獅子堂奈乃:「見たら驚かれますよ」他二人に悪戯っぽく笑いかける。
円城 鋼:「……話は聞いているけれど。実際見て、驚かない自信は……」
円城 鋼:「……うん、ないな。もし驚いてしまったら、気を悪くしないでもらえると……有難い……」
日向 京介:「姿が変わる、ぐらいの話は聞いていたが……ともかく、了解した。 行動に問題ないなら構わない」
熊野潤美:「ま、変わる時は戦闘中ですから。それで何か困るってことでもないでしょう」
河合 奏:「まあ、無理を言っている自覚はあるからな。こちらも気にはしない。早めに慣れてくれ」
熊野潤美:「はい。それでは次は獅子堂さん。お願いします」
獅子堂奈乃:「おや、私ですか」頷いて
獅子堂奈乃:「同じく第六支部チルドレン、“シャーデンフロイデ”、獅子堂奈乃です」
獅子堂奈乃:「能力は魔眼を利用した、所謂レネゲイドコントロールですね」小さな牙のような魔眼を掌上に生み出して。
獅子堂奈乃:「中、遠距離戦が好みですが、狭くても一応いけますよ」
円城 鋼:「……眼、と呼ぶには。少し……いや、かなり変わった形だ……」
円城 鋼:じっ、とその魔眼を見る視線は、声こそ淡々としていても、玩具を見つけた子供のよう。
獅子堂奈乃:「そうですね。まあ、便宜上そう呼んでいるだけですので。実際には爪と牙と思ってください」身体の周りを浮遊させて。
獅子堂奈乃:「今回の件に関しては……まあ成り行きと言いますか、半分は個人的事情と言いますか……」
日向 京介:「個人的?」
獅子堂奈乃:「言っていいんですか?これ」熊野さんに
熊野潤美:「どうぞ。どちらにしても共有する情報ですから」
獅子堂奈乃:「分かりました。昨日、任務中にとあるFHエージェントと交戦しまして」
獅子堂奈乃:「その際に、確度は不明ながら事前に『星の石』の飛散に関する情報を得ていた……というわけです」
獅子堂奈乃:(まさか本当に墜ちてくるとはな……)“ホロウリウム”の言葉を思い出し。
日向 京介:「関係者というわけか。……そのFHエージェントは仕留めたのか?」
獅子堂奈乃:「いいえ。散々煽られた挙句に逃げられました」微笑は崩さず。「個人的事情というのは、それです」
日向 京介:「借りがあるわけか。 恐らくそいつもこの争奪戦に現れる、と」
獅子堂奈乃:「私はそう見ています。まあ、そういうわけですので、モチベーションは十分です。久し振りに支部長も一緒ですしね」
河合 奏:「……まあ、モチベーションもだが交戦経験というのはそれだけで情報のアドバンテージにもなるからな」
河合 奏:「こちらも期待してるぞ、獅子堂」
円城 鋼:「うん。やる気があるのは、とても頼もしい」
円城 鋼:頷きつつも、やはり視線は、鋭いかたちの魔眼にちらりちらりと。
日向 京介:「了解した。 ……状況がどうなるかは分からないが、任務の範囲内でなら協力する」
獅子堂奈乃:「はい。微力ながら尽力いたしますので、よろしくお願いします、皆さん」魔眼を消して。
円城 鋼:(あっ)←ちょっと残念な気持ちを隠そうとして失敗した顔
日向 京介:「(メチャクチャ気にしてるな、こいつ……)」
熊野潤美:「実際、N市内で彼女、"ホロウリウム"の目撃情報は上がっています。捕捉とまでは行きませんが……」
熊野潤美:「交戦の機会が訪れる可能性は高いです。心していてくださいね。……それでは日向さん」
日向 京介:「おっと、僕か」
日向 京介:こほん、と一つ咳払いをし、姿勢を正す
日向 京介:「はじめまして。日向京介、イリーガルだ。コードネーム”ファントムキャット”」
日向 京介:「今回は"赤鱗"……『星の石』の所有者からの依頼で協力させてもらう形だが」
日向 京介:「この街の人間として、個人的にも今の状況は見過ごせない」
日向 京介:「依頼を抜きにしても協力は惜しまないつもりだ。よろしく頼む」
日向 京介:「能力は……少々説明が面倒だが、透過と短距離転移と思ってくれれば問題ない」
日向 京介:卓に添えた手が実体を失い、亡霊のようにすり抜ける。
円城 鋼:「……!」
円城 鋼:いっそ分かりやすいほどに、目を丸くする。
日向 京介:「透過には制限があるから無敵とは言えんがな。 そちらへの攻撃も出来る範囲でカバーするつもりだ」
獅子堂奈乃:「おや、これは便利ですね」
獅子堂奈乃:「色々使い出がありそうです。……悪用してませんよね?」
日向 京介:「悪用?なにに?」
獅子堂奈乃:「そうですね……」顎に指をやって「覗きとか……」
日向 京介:「のぞっ……するか、馬鹿っ!」
熊野潤美:「透過に短距離転移だったら、覗きといわず『入り込み』もできるんじゃ?」 くすくす笑って
獅子堂奈乃:「ええ?思いますよねえ?」同意を求めるように。
日向 京介:「お、お前らな……!」
河合 奏:「獅子堂」 呆れたような顔で釘をさす。
獅子堂奈乃:「はぁい」支部長に言われれば大人しくなる。
円城 鋼:「……そうか、そういうことにも使えるのに、自制心を……」
円城 鋼:「凄いな。日向は」
日向 京介:「そういう方面で分析されるのもちょっと恥ずかしいんだけど!?」
河合 奏:「すまないな、こういう奴なんだ」
河合 奏:「イリーガルとして協力してくれてるんだ。本気で疑う気は毛頭ない」
河合 奏:「軽口に関しては……流すか、慣れてくれ」
日向 京介:「ん……いや、こちらこそ失礼した。場を和ませる意図なら構わない」
熊野潤美:「ふふ、ごめんなさい。……実際、イリーガルながら、能力・実績ともに優秀と聞いています」
熊野潤美:「信用していますよ」
獅子堂奈乃:「ええ。敵地においての索敵や情報収集に置いても、利便性がありそうというお話です」
獅子堂奈乃:「期待していますよ」
獅子堂奈乃:期待していますよ、という顔。
日向 京介:「ふん……もちろん」 優秀、という言葉を耳にして、
日向 京介:「天才で通っているからな。存分に期待してくれて良い」
獅子堂奈乃:(扱いやすそうだな……)
日向 京介:「僕からはそんなところだ。 改めてよろしく頼む」
熊野潤美:「ええ、よろしくね。……補足しておきますが、"赤鱗"はUGNに対して協力的なパトロンです」
熊野潤美:「日向さんの言う通り、今回の事件の中心である『星の石』の本来の所有者でもあります。現地での判断は河合支部長にお任せしますが……」
熊野潤美:指で上を差し 「上層と、"赤鱗"の間では、『N市内に散逸したすべての星の石を回収し、彼に返す』という基本方針で合意が撮れています」
熊野潤美:「一応、覚えておいてくださいね。……では、円城さん」
円城 鋼:ああ、と小さく頷いて。
円城 鋼:「改めて。鋼……円城、鋼。コードネームは"緋の砂(クリムゾン・アッシュ)"。……これを見てもらうのが、一番早いか」
円城 鋼:懐から取り出した、男子が修学旅行の土産で買うキーホルダーのような、剣の形をした何か。それが。
円城 鋼:ぱたり、ぱたりと、開くように体積と質量を増して。
円城 鋼:「ゾディアックウェポン"サジタリウス"。俺の、剣だ」
円城 鋼:卓上に、自身の身の丈と同じくらいはあろうかという大剣を横たえる。
熊野潤美:「ゾディアックウェポン……! 実物は初めて見ますね」
日向 京介:「ゾディアックウェポン……?」
獅子堂奈乃:「あのゾディアックウェポンですか?これが……」
熊野潤美:「UGN全体で12本しか所蔵していない特殊な武器ですよ。もちろん、相応に優秀な能力と適性が求められます」
円城 鋼:「この召集には、阿久津支部長の紹介で応じた形になると思う。……直接的な殴り合いに長けた、身動きのとりやすい人員を、ということなのだろうけれど」
獅子堂奈乃:「初めて見ました。何だか男子が修学旅行のお土産に買うキーホルダーみたいですね」
円城 鋼:「星、という言葉に何か運命めいたものを─」
円城 鋼:感じる。そう、真顔で言いかけて。
日向 京介:「……ああ、以前見たことはある。随分形状が違うから、少し驚いたが」
円城 鋼:「……よく、言われる」
円城 鋼:獅子堂さんの言葉に、苦虫を噛み潰したような顔に。
熊野潤美:「ふふっ……」 獅子堂さんの物言いにちょっと笑ってしまう
獅子堂奈乃:「おや、格好いいと思いますよ?」首を傾げて笑いかける。
日向 京介:「(鬼怒川の持っていたのと、同じものか……)」
獅子堂奈乃:「この……装飾?ですとか……綺麗ですし……ええ、恰好いいですよ」雑な褒め。
円城 鋼:「……ええと。得意分野としては、刀剣を用いた白兵戦。といっても、この武器でないと俺はてんで駄目だし……」
日向 京介:「……支部長。あれも、場を和ませる気遣いなんだろうか」
河合 奏:「……あれは素だろうな」
円城 鋼:気を取り直して、とでも言いたげに咳ばらいをひとつ挟んでから。
円城 鋼:「……実際、戦闘以外では何かと頼らせてもらうことになると思う。その分の働きは、するつもりだ」
円城 鋼:展開した時と同じように、大剣を折り畳み。懐へ仕舞いながら。
河合 奏:「円城」 自己紹介に一つ頷いて、声をかける。
円城 鋼:「─はい」
河合 奏:「君が選ばれたのは、君の推測通り阿久津支部長の紹介だ」
河合 奏:「ただし、買ったのはゾディアックウェポンでも殴り合いの腕そのものでもない」
河合 奏:「カバー技術、ひいては守ることに長けていると聞いた」
河合 奏:「状況が状況だ。連戦や複数勢力との同時戦闘も起こり得るだろう」
河合 奏:「命の心配だけでなく、侵蝕にも気を配る必要がある。普段以上に」
河合 奏:「だから、君が選ばれた」
円城 鋼:「……ええ。誰かを、日常を守る。それこそ俺の本懐です。それに─」
円城 鋼:「俺には、還りたい場所があります。……第十支部の仲間にも、こう言って出てきました」
円城 鋼:「行ってきます、と」
河合 奏:「なるほど。人選は正しかったようだな」 満足げに笑う。
円城 鋼:「……もう一度、改めて」
円城 鋼:支部長の笑顔を前に、気恥ずかしそうに、ついと視線を逸らして─そして、室内にいる皆を見回して。
円城 鋼:「よろしく、頼む」
熊野潤美:ちらりと通信端末を見て 「さて。顔合わせはここまで……の予定だったんですが」
熊野潤美:「もうひとりだけ、紹介しておきます。ちょっと検診をしていて、間に合うか分からなかったんだけど、大丈夫みたい」
日向 京介:「? もうひとり?」
獅子堂奈乃:「おや……他にもメンバーが?」
熊野潤美:「ええ。入ってきて」
円城 鋼:「……検診?」
GM:室外に声をかけると、扉が開いて少女が姿を表す。
雲崎ステラ:ふんだんに装飾の施された、ワンピースを身にまとった娘だ。その紅い瞳は、薄暗く……
雲崎ステラ:「……!」 しかし、一歩足を踏み入れると、目を見開いて立ちすくむ。その目は円城くんの顔を見ている
熊野潤美:「?」
円城 鋼:「……ぁ」
獅子堂奈乃:「?」二人を見比べて。「お知り合いですか」
円城 鋼:きっと、似たような顔をして。視線は少女に向いていたけれど。
円城 鋼:「……あぁ。ここに来る前─」
円城 鋼:獅子堂さんに応えかけた、言葉は。
雲崎ステラ:「——いいえ」
雲崎ステラ:ぴしゃりと、遮るように言う
雲崎ステラ:「初対面です。ここにいる皆さまとは。ただ……」
雲崎ステラ:「こういった場所に、慣れていなくて。ごめんなさい」
雲崎ステラ:かつ、かつ、と、ヒールの音が会議室に響く。
日向 京介:「……ふむ」
河合 奏:「……それで、熊野。彼女は?」 その様子を見届けてから口を開く。
円城 鋼:「……」
獅子堂奈乃:「そうですか」何かは感じつつも、口には出さない。
熊野潤美:「……」 瞬きしつつ、二人を見ていたが、支部長に声をかけられるとそれに応じる 「……この子は」
円城 鋼:何か事情があるのか、それとも─。思考は沈黙に繋がって、結果、話を傾聴することになる。
熊野潤美:「さっき話した"赤鱗"の孫娘さんよ。そして、『星の石』の管理者でもある」
雲崎ステラ:「……ええ、ご紹介に与りましたとおり」 裾の長いスカートを軽くつまんで、丁寧な礼
雲崎ステラ:「"スターティアラ"、雲崎ステラ。"赤鱗"の孫にして、『星の石』の管理責任を任されている身です」
熊野潤美:「……さっきも話した通り、今回の我々の目的は『星の石』を集めることです」
日向 京介:「孫娘、管理者……彼女が?それじゃあ……」
日向 京介:今、『星の石』を求めているのはUGNだけではない。ならば……
円城 鋼:「……散らばった石の持ち主を探して、この子のところに石を集めるのが。俺たちの」
熊野潤美:「ええ。端的に言えば、彼女も私たちに同行することになる。……もちろんそれは、彼女を保護することを目的ともする」
日向 京介:「石を求める連中が、彼女を狙っている。 ……それから守り抜くのも任務、というわけか」
円城 鋼:「……だとしたら、なんで」
雲崎ステラ:「…………」
円城 鋼:さっき、きみは、と。なかったことにされた出来事を言葉にしかけて、飲み込む。
雲崎ステラ:平静を保っているが、その目は円城くんに向けられ、何かを求めるようでもある
雲崎ステラ:おそらくは、沈黙を
日向 京介:「……円城?どうした?」
円城 鋼:「……いや、大丈夫。大丈夫だ、日向」
円城 鋼:赤黒い瞳に見据えられて、飲み込まれるような心地で。仲間に頷く。
獅子堂奈乃:「その歳で管理者というのは、ご立派なことと思いましたが……」
獅子堂奈乃:雲崎さんに目を向けて。
獅子堂奈乃:「何か、お爺様のご寵愛以上の事情がおありで?」
雲崎ステラ:「……『星の石』には、所有者に他の『星の石』のおおまかな所在を伝える機能があります」
雲崎ステラ:「ですので、『星の石』を探し、回収するには、同じく『星の石』を所持していること。これが大前提になります」
雲崎ステラ:「そして、私はUGN(こちら側)に残った唯一の星の石の所持者であり……それを手放すことができない」
雲崎ステラ:「管理者を任せられているのは、能力があるから、孫だから、という以前に……」
雲崎ステラ:「……『星の石』を私の身から離す訳にはいかないという事情があるのです」
雲崎ステラ:そこまで言って、首を振り 「……言葉を重ねるより、一度見たほうが早いですね」
雲崎ステラ:おもむろに、ステラは背面首元のボタンを外す。更に、ファスナーを下ろす音が響く
円城 鋼:「……見る、というのは……!?」
円城 鋼:「……え、え?」
円城 鋼:はがねは こんらん している
日向 京介:「なっ、ちょっ」
日向 京介:思わず顔をそむける
河合 奏:(……ああ) 何かを察し、少し眉を顰める。
獅子堂奈乃:「……」
雲崎ステラ:襟元を緩め、そのまま下へとずり下げる。下着の紐が見え、下着が支える豊かな胸部が露わになり
雲崎ステラ:その深い谷間に、拳大ほどの透明な紅い石が埋まっている。
円城 鋼:「…………」
雲崎ステラ:「……これが、私の保持する『星の石』」
雲崎ステラ:「私の心臓を動かし続け——」
円城 鋼:見てはいけない、という常識が。一瞬、頭の中から吹き飛んで。
雲崎ステラ:「……あと三日で、私をジャームに造り変えるものです」
円城 鋼:「……そう、か」
円城 鋼:終わらせたかった。助けた責任。その、言葉の意味が。今更ながら、そしてほんの触りだけ。
円城 鋼:理解できてしまった、気がして。

獅子堂奈乃:「……成程」
獅子堂奈乃:「所有権の譲渡について聞こうとしたのですが。愚問でしたね」
雲崎ステラ:「はい。この『星の石』は私の心臓に直接融合しており、これを失えば、私は死にます」
雲崎ステラ:手早く襟元を正し、背中のファスナーを上げ、ボタンを閉める。
雲崎ステラ:「私が管理責任を任されているというのも、そういうこと。『星の石』がもっとも安定する、12個全て揃っている状態を維持するためには……」
雲崎ステラ:「必然、この一つを取り外せない私が管理しなければいけないと、そういうことになります」
雲崎ステラ:そこまで言って、ふと何かに気付いたように頬に指を当て
雲崎ステラ:「……すみません、順序が逆になりましたが、改めて『星の石』の性質について確認しておきますね。慎重な扱いの必要な物品ですので……」

※ 星の石
黄道十二宮の星座のシンボルが内部に一つずつ刻まれた、全12個の宝石。強力なレネゲイドの力を帯びている。
保有する好事家の手により秘密裏で空輸中であったが、N市上空で発生した事故により、12個全てが市内へ落下した。
星の石には3レベルの状態がある。

Lv1:休眠状態。何の変哲もない宝石に見える。
Lv2:準備状態。淡い光を帯び、所有者は付近に存在する星の石の気配を探知できる。
Lv3:活性状態。石内に刻まれた情報を元に、所有者および周辺の物質へ干渉、ジャームを誕生させる。

現在、全ての石はLv2の準備状態にある。Lv3への移行までの期間は3日程度と見込まれている。
レベル進行を止め、休眠状態に戻すためには、石が他の石2つと接触している必要がある。
(つまり、安全な保管には最低でも3個の石が必要となり、もっとも安全な状態は、12個の星の石が円環状に固定された状態である)

ただし、これほどに詳細かつ正確な情報を持っているのは、所有者の好事家と共同で研究に当たっていたUGNのみ。
UGN外ではこの石について様々な情報が錯綜している(もっとも一般的なのは『12個揃えると願いが叶う』といったもの)。

GM:ということで、■ 今セッションの特殊設定メモに書いてあるようなことを、手早く説明します。みなさんは事前に資料での共有を受けていたかもしれないが
GM:ここで改めてその内容を確認した、ということにしておいてください。
円城 鋼:了解デス!
河合 奏:はーい
日向 京介:把握!
獅子堂奈乃:はい!
河合 奏:「なるほど。性質については了解した」
河合 奏:「ただ、今後作戦に同行するのであれば君自身の能力についても聞かせてほしい」
雲崎ステラ:「……それは」 僅かにすまなそうに視線を落とすが、すぐに元の平坦な表情に戻る 「ありません」
円城 鋼:「…………」
雲崎ステラ:「私は、レネゲイドの力を宿した『星の石』と融合して生きている、ただの人間なんです。《ワーディング》への耐性こそ持っていますが……」
円城 鋼:知っている、と言いかけて。先ほど向けられた視線を思い出して、僅かに俯き、口を閉じる。
河合 奏:「……そうか」
雲崎ステラ:「皆さんのように、戦ったり、超常のことを起こしたりといったことは、全く」
獅子堂奈乃:「……差し支えなければお聞きしたいのですが」
獅子堂奈乃:「そもそも、何故あなたの心臓に『星の石』が?」
熊野潤美:「まあ、戦闘中の保護とかについてはこっちでバッチリフォローしますので」 と、熊野が横から口を出す 「私の仕事の内です」
日向 京介:「心臓に直接融合している。 失えば死ぬ。そう言っていたな」
雲崎ステラ:「幼少期の事故……だと思っていただければ」
雲崎ステラ:「死にかけるような事故に遭い、私の命を救うために、その時近くにあった『星の石』を使い……」
雲崎ステラ:「……たまたま、成功してしまった。生き残ってしまった。そのように聞いています」 やはりその表情は暗い
獅子堂奈乃:「……成程。止むを得なかった……と」
円城 鋼:「……すまない。俺からも、ひとつだけ」
円城 鋼:律義に挙手をして。
熊野潤美:「なあに? 円城くん」
円城 鋼:「ありがとう。……熊野さんでなく、雲崎……さんに。そして、どちらかというと、個人の話になるけれど」
雲崎ステラ:「…………」
円城 鋼:「……きみにとって、"星の石"は。大切なもの、だろうか」
円城 鋼:やはり、まっすぐに目を見て。
雲崎ステラ:目をそらす 「……もちろんです。私はこれに生かされている。……様々な意味で」
雲崎ステラ:「それは間違いない事実ですから。だから、取り戻すようにお願いしたいんです」
円城 鋼:「……そう、か」 小さく、頷きながら。そして、はっと、遅まきながら気づいたように。
円城 鋼:「すまない。大事な話の最中だというのに。……ありがとう。それが聞ければ、十分だ」
熊野潤美:「はい。どんな些細なことでも、気になったら確認はしてね。すごく大事なことかもしれないから」
日向 京介:「3日以内。それが、タイムリミットだな」
熊野潤美:「ええ。3日で12個の『星の石』を集めきるのがベストだけど……それ以外にも短期的な目標はあります」
熊野潤美:「第一に、まず2つの『星の石』を手に入れて、ステラちゃんの石と接触させる。これで、『星の石』によるステラちゃんのジャーム化は防げます」
日向 京介:「最低でも3つ、だな」
熊野潤美:「第二に、さらに3つの『星の石』を手に入れること。それさえあれば、この3個をくっつけた状態で安定した『星の石』がレーダーになるので……」
熊野潤美:「ステラちゃんを安全な所で守ってあげられる。計6個揃えられれば、私たち的にはかなり助かるわね」
熊野潤美:「もちろん最終的には12個を確保したい所だけど。こうやって区切りがあると、とりあえず動きやすいでしょ?」
日向 京介:「そうだな。 まずは一つ一つ目標を達成していくしかない」
円城 鋼:「ああ。……けど、こんな話が出回ってるなら」
円城 鋼:資料の中の一文。「12個揃えると願いが叶う、と噂されている」と記された部分を、指でなぞりながら。
円城 鋼:「他の"持ち主"が、2つ3つと集めて……ということも」
河合 奏:「それならむしろ好都合だろう」
河合 奏:「一人倒すだけで複数手に入るんだからな」
日向 京介:「それに3つまで集めていないと、3日後には所持者が次々ジャーム化されるわけだろう?」
日向 京介:「そういう意味では、ある程度集まってくれていたほうが安全かもしれん」
獅子堂奈乃:「そういう噂があるのなら、向こうから飛び込んで来てくれそうで助かりますねえ」くつくつ笑う。
円城 鋼:「……そういう意味でも、3日、か」
円城 鋼:日向君の言葉に。そして、第六支部の二人の仕草に。空恐ろしいものを感じながら。
熊野潤美:「そうそう。獅子堂さんの言う通りで、『星の石』の所有者もまた、こちらを検知し、戦いを仕掛けてきますから……」
熊野潤美:「同じ場所に長い時間留まったり、あと既存のUGNのセーフハウスを使うのも可能な限り避ける方針です」
熊野潤美:「拠点と物資の確保は常に意識する必要があります。……が、その辺りは基本的に、私におまかせを」
日向 京介:「任せる。こちらが狙われる可能性……危険ではあるが、探す手間が省けると考えるしかないな」
河合 奏:「ああ、助かる。こちらも戦闘にかかりきりになるだろうからな」
河合 奏:「バックアップが居てくれるのはありがたい」
獅子堂奈乃:「ベッドはふかふかだと嬉しいですね」笑って。
熊野潤美:「いえいえ。今日の私はそれが仕事ですので」
熊野潤美:「尽力します。シャワーなんかもね」
円城 鋼:「頼りにさせてもらう。……うん。シャワーや風呂は、大事だ」
円城 鋼:戦う度に、自分も周囲も灰まみれになるのだから……とは、今は口にしないけれど。
日向 京介:「あとは……他の星の石の所在や所有者について、現時点で分かっていることはあるか?」
熊野潤美:「はい。現時点で2つの『星の石』の所有者が判明しています。モニターに出しますね」
熊野潤美:彼女が何らか操作すると、大型モニターに一人の男性の姿が表示される。
熊野潤美:「『UGN亀柿市支部、実働部隊』」
熊野潤美:「……随分離れた街にある、UGN支部の主要メンバーです。こちらは支部長の"無痛弾(ヘヴンリーバレット)"、早坂幸治さん」
日向 京介:「UGN?それなら、こちらの味方……か?」
獅子堂奈乃:「協力体制が取れるでしょうか?」
熊野潤美:「『星の石』落下後にN市入りし、石の一つを入手していることを確認しています。が……」
熊野潤美:首を振る 「……いいえ。N市からの呼びかけには応じず、独自で行動を取っているようです」
熊野潤美:「UGNとしての素行は優秀だという情報があるのですが……彼らについてはこちらでも調査を進めています」
日向 京介:「現地のUGNに連絡も取らず、独自行動か。……何か事情がありそうだな」
獅子堂奈乃:「叶えたい願いでもあるのでしょうかね?」
河合 奏:「まだ何かを決めつけるには早いが、警戒はするべきだろうな」
熊野潤美:「もし接触する機会があれば、ご油断はなさらないように」
日向 京介:「了解した。話せば分かる相手だと願いたいところだが……」
円城 鋼:「……うん。会う時は、気を付ける……だな」
熊野潤美:「かも、しれませんね。だとしても、現時点でUGNに対し随分な背信を働いていることになるんですが……」
熊野潤美:「そしてもうひとり」 今度はモニターに少女の姿が映る。獅子堂さんは見覚えがあるだろう
熊野潤美:「"ホロウリウム"星音切葉」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:モニターを見つめる。湛えた微笑は消えず、むしろ深まって。
熊野潤美:「FHエージェントです。占星術で100年先まで見通すというのをウリ文句にした、FHの戦略コンサルタントですね」
熊野潤美:「彼女については、つい先日のUGNの交戦以来追跡が進んでいて……『星の石』を一つ、入手している所までは確認が取れています」
熊野潤美:「そこから先は撒かれていますが……確か先日交戦したのが、獅子堂さんでしたよね」
獅子堂奈乃:「ああ、良かった」
獅子堂奈乃:「少し不安だったんです。ちゃんと当事者として身を投じていたんですね」
日向 京介:「……先程話していた相手。この女か」
獅子堂奈乃:「ええ」モニターから視線を逸らさぬまま「この女ですよ」
熊野潤美:「……占星術を得意とする、というので、『星の石』との繋がりはあるのかもしれませんが……」
熊野潤美:「彼女の動きについては、どうも不穏な所が多いです。やはり警戒して当たってください」
熊野潤美:「……って、警戒しないで済む相手なんていないとは思いますが」 頬をかいて
獅子堂奈乃:「……居場所が分かった際には、すぐに知らせて頂けますか?」
獅子堂奈乃:「転移能力に長けた相手のようでした。石を持ち逃げされる恐れがあります」
雲崎ステラ:「……私からもお願いできますか? 現実問題、星の石が手に届かないところまで持っていかれる、というのが一番困るので……」
熊野潤美:「了解しました。ステラちゃんも、もし方角とかで、明らかに『星の石』の反応がN市から出ているかもしれないって思ったら」
熊野潤美:「早めにご連絡くださいね」
獅子堂奈乃:「ええ。お二人とも、よろしくお願いします」もっともらしい顔で頷くが。
獅子堂奈乃:ただの建前だ。あの女を誰とも知らぬ他の連中に殺されては、たまったものではない。
円城 鋼:「"外"に漏れそうなら、それを叩く……ということ、かな。……所有者全員が、願いが叶うという話を信じているなら」
円城 鋼:「……この街が戦場になるのは、避けられないだろうけど」
獅子堂奈乃:「そのお話って……」
獅子堂奈乃:「実際のところ、どうなんですか?ただの興味なのですが」
獅子堂奈乃:「雲崎さんは元々12個全てを保持していたのですよね?」
獅子堂奈乃:「願いが叶ったりしましたか?」
雲崎ステラ:「まさか」 苦笑して 「そんな能力は『星の石』にはありません」
雲崎ステラ:「由来も意図もわからない、ただの時限爆弾です。願いを叶える力なんて、『星』と『星座』から来た、安直な妄想でしょう」
獅子堂奈乃:「何だ、そうですか。少し残念ですね」笑って「どこから出た噂なんでしょうね。世界平和でも願おうと思っていたのですが」
円城 鋼:「妄想だとしても」
円城 鋼:ぽつりと、小さく呟くように。
円城 鋼:「願うこと自体は、何も悪いことではないと思う。……その願いが、誰かを傷付けるのなら、話は別だけど」
円城 鋼:「……その「別の話」の時のための、UGN(おれたち)だ」
河合 奏:「その通りだ、円城。……さて」
雲崎ステラ:「……悪いことじゃなくても」 「辛いわよ。叶わない願いを持つことは」 ごく小声で漏らす
河合 奏:「人員は揃った。状況も把握した。何より、目的が定まった」
河合 奏:「周囲に及ぼす影響も影響が及ぶまでの時間もトップクラスの事件だ。少々過酷な任務になるだろうが」
河合 奏:「それに耐えられない奴がこの場にいるとは思っていない。……そうだろう?」
河合 奏:やや好戦的に口の端を釣り上げて、全員に問いかける。
獅子堂奈乃:「支部長はやる気を出させるのがお上手ですよねえ」
日向 京介:「無論だ。なにせ、天才だからな」
日向 京介:「理不尽と戦うのは慣れている。今回も、ひっくり返してやるとも」
円城 鋼:「耐えられなかったら……うん。その時にどんなお仕置きをされるのか、想像したくはないな」
熊野潤美:「覚悟は済ませていますとも」
円城 鋼:真顔のまま、冗談に聞こえない冗談を零す。
獅子堂奈乃:「当然です。第六支部員ですから」
河合 奏:「よし。それでは」
河合 奏:「『星の石』対策班、始動だ。目標は十二の石の奪還」
河合 奏:「この街も、ステラ嬢の命も。守ってみせようじゃないか」
GM:- - - -
GM:シーンを終了します。ロイス・購入可!
円城 鋼:先が見えないのでロイスは保留…!
日向 京介:ロイス 獅子堂奈乃 ○P連帯感/N恥辱
獅子堂奈乃:河合奏 〇信頼/心配 でロイス取得します
河合 奏:ロイスはひとまず保留
日向 京介:購入なにいこうかな
日向 京介:皆さんなにか必要なものあります?
獅子堂奈乃:あっそうだ 武器を買わねば とりあえず自分で試します
日向 京介:特になければメイド服狙いたいんだけど……
日向 京介:ああそっか、復讐用に
円城 鋼:特にはないかな。自分はボディアーマーを狙うくらいで。(行動値がこれ以上下がるのは避けたい)
獅子堂奈乃:JKに流行の今時アイテム 大槌を狙います
河合 奏:こっちもボディアーマーかな
獅子堂奈乃:紡ぎの魔眼使用 侵蝕54>55
日向 京介:まじで大鎚、JKで流行ってるから困る
獅子堂奈乃:4DX+2>=14
DoubleCross : (4R10+2[10]>=14) → 4[1,1,1,4]+2 → 6 → 失敗

円城 鋼:モテカワ系大槌。
獅子堂奈乃:だめ!以上!
円城 鋼:では自分用にボディアーマーを。エフェクトは不使用で。
円城 鋼:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 5[2,5] → 5 → 失敗

日向 京介:あ、じゃあこっちで大槌狙いましょうか
円城 鋼:失敗!以上で。
河合 奏:こっちもボデマを素振り
獅子堂奈乃:出来ればお願いします!バデムもある!
河合 奏:1dx+2=>12
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 5[5]+2 → 7 → 失敗

河合 奏:無理!こちらも以上!
日向 京介:では購入、大槌狙い
日向 京介:3DX+4+0@10>=14 調達
DoubleCross : (3R10+4+0[10]>=14) → 9[3,7,9]+4 → 13 → 失敗

日向 京介:お願いできますか
獅子堂奈乃:あ!バディムーブ!
日向 京介:それで成功! はいどうぞ
日向 京介:私も以上!
獅子堂奈乃:ありがとうございます 日向さんは気配りの出来る方ですねえ
獅子堂奈乃:装備して改めて以上です!


ミドル2

GM:◆ Middle 02 ScenePlayer:河合奏
GM:バトルロワイヤルに入っていきます。登場ダイスをどうぞ。
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:49->52)
獅子堂奈乃:55+1D10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+7[7] → 62

河合 奏:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 6[6]+46 → 52

円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:41->43)
円城 鋼:よしよし。

GM:さて、それでは……シークレットダイスをしていきますか
GM:この内容によりこのシーンの戦場具合が決定するというわけなのだ
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:ホホホ
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:いやー
GM:まあダイスのせいだし……

GM:さて、というわけで判定に移っていきますが
日向 京介:はい!
GM:まず全体の流れをおさらいしましょう。バトロワシーンにおいては、上のように冒頭でGMがシークレットダイスを振りまくり、そのシーンの状況を決定します。
GM:で、その後はPLが判定を行い、このシーン内でどのように動くかを判断するための情報を集め……
GM:奇襲や懐柔など、敵勢力との折衝を経て、実戦闘にもつれこんでいくわけです。
河合 奏:ふむふむ
円城 鋼:なるほど…。
GM:という訳でまずは、このシーンがどんな状況であるかを判明させるための情報判定についてご紹介しましょう。
円城 鋼:わーい!
GM:この段階から既にすきゃっとさんルールから改造を加えています。
日向 京介:なんと

◆ 情報収集フェイズ
情報収集フェイズでは、PCは以下の4つの判定から一つを選択して実行可能です。
使用技能は任意の《情報:》。≪索敵≫≪敵調査≫は複数のPCが実行できます。

≪拠点確保+物資探索≫
行動のための拠点や、十分な休息を取るための物資を確保する。
達成値6 ⇒ 敵から身を隠せる安全な場所を確保する。シーン終了時、すべてのPCは侵蝕率を3減少させてもよい。
達成値9 ⇒ 十分な休息を取れる物資を確保する。シーン終了時、すべてのPCはさらに侵蝕率を1D6減少させてもよい。

≪現地支援≫
現地UGNに協力し、負担を低減することで支援を受ける。累積した支援ポイントに応じてボーナスを得られる。
達成値8 ⇒ 支援ポイント1を得る。

≪索敵≫
現在周辺にいるエネミーを捜索する。
達成値が周辺に存在するエネミーの発見値を上回った場合、その敵を発見することができる。

≪敵調査≫
≪索敵≫で1体以上のエネミーを発見した場合に実行可能。発見したエネミー全てについて調査を行う。開示される情報は以下の通り。
達成値6 ⇒ 発見した敵すべてのプロフィール
達成値9 ⇒ 発見した敵すべてのシンドロームと主力エフェクト
達成値15⇒ 発見した敵すべての行動値と各種判定の難易度。また、≪懐柔≫判定の達成値に+3の修正を得る。

GM:PCが判定できるのは、≪拠点確保+物資探索≫、≪現地支援≫、≪索敵≫、≪敵調査≫のいずれか。
獅子堂奈乃:現地支援!
日向 京介:支援ポイント
河合 奏:新しい要素だ!
円城 鋼:支援…支援!?
GM:そして、そうです。今回の大きな変更点として≪現地支援≫があり、これは大変な状態にある大N市内において、移動先で君たちが現地UGNを支援するという内容になっています。
日向 京介:UGNは助けあいでしょ!
GM:この支援ボーナスの内訳は以下の通り。

◇ 支援ポイントボーナス
1:支援ボーナス《斑鳩の盾》
2:全PC、購入難易度12までのアイテムを一つ入手する
3:支援ボーナス《力の呼び声》
4:全PC、侵蝕率-1D10
5:支援ボーナス《抹殺の一手》
6:全PC、購入難易度25までのアイテムを一つ入手する


・支援ボーナス《斑鳩の盾》
1シーンに1回、ガード時に宣言する。ガード値を+4D+10する。
N市UGNの協力会社、斑鳩セキュリティサービスによる防御プラン。即席のバリケードなどが敵の攻撃を防ぐ。

・支援ボーナス《力の呼び声》
PC1人ずつが、1シナリオに1回、オートアクションでいつでも宣言する。
それぞれの『1シナリオにN回』『1シーンにN回』『1ラウンドにN回』等の回数制限を、1回分回復する。
N市UGNの後方人員の力を結集した行動支援が、限界を超えた力をもたらす。

・支援ボーナス《抹殺の一手》
シーン終了時に宣言する。残存エネミーを1体、脱落させる(一部のエネミーは選択できない)。
N市UGNの戦闘要員の力を結集した強襲作戦を実行し、脅威を確実に排除する。

日向 京介:ま、抹殺!?
獅子堂奈乃:すごい!
GM:抹殺します。
円城 鋼:ま っ さ つ
河合 奏:滅茶苦茶強ないですか?
日向 京介:これ、抹殺したエネミーの星の石は回収できるんでしょうか
日向 京介:他の支援もかなり強いなこれ
GM:できるものとします。UGNが抹殺するので
日向 京介:U・G・N! U・G・N!
獅子堂奈乃:1シーンの判定で得られる支援ポイントの上限はありますか?
GM:ありません。4人が殺到して4人が成功すれば4ポイント手に入ります。
日向 京介:マジか すごい
GM:まあ、その場合はその場にいる敵とか全然分かんなくなるけど……
獅子堂奈乃:何~っ
円城 鋼:悩みどころ……。
河合 奏:索敵、情報か……
河合 奏:知覚ならなぁ……
日向 京介:えっと、これ
日向 京介:支援ボーナスは消費制でしょうか?
GM:んにゃ、累積です。
日向 京介:あ、ということは
GM:7点以上貯めても意味ないよ。
日向 京介:効果を得られるのは最大で6までと
GM:なのです
日向 京介:了解しました!
GM:他にも質問あればいつでも聞いてね~
円城 鋼:はーい。ひとまずは大丈夫…!
GM:そして最後に、NPCカード!

◇ NPCカード;"フールレススリーブ"熊野 潤美
『窓際のカウチ』
所持している限り、自動で『情報判定』の≪拠点確保+物資探索≫に、達成値15で成功する。
この効果は『情報判定』の際に自動的に使用され、1シナリオ2回まで使用される。

GM:バトロワシーンの最初の2回において、≪拠点確保+物資探索≫は勝手に成功します。
獅子堂奈乃:優秀!
日向 京介:ありがたい!
河合 奏:強い!
円城 鋼:ヤッター!!
GM:という訳であなたたちは事実上、≪現地支援≫、≪索敵≫、≪敵調査≫を
GM:どう割り振るかを考えれば良い訳ですな。
日向 京介:3つを4人で
GM:≪敵調査≫の判明内容が、この次の行動フェイズのやりやすさに直結してくるので、がんばってね。
円城 鋼:質問を。まず索敵・敵調査をして、その結果次第で未判定のメンバーの行動を決める、というのはよいでしょうか。
GM:もちろん構いませんぞ
円城 鋼:了解です!
円城 鋼:では、初手は自分が。情報:UGNで索敵を行います。
GM:カモーン!
円城 鋼:判定に《砂の加護》を使用!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+3した(侵蝕率:43->46)
円城 鋼:コネも込みで……
円城 鋼:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,2,3,7,8,9,10,10]+10[6,10]+1[1]+1 → 22

円城 鋼:回った。
日向 京介:強い!
獅子堂奈乃:これは……行けたのでは……?
GM:おおー。良い感じですね。では探知できたエネミーは以下の通りです。
河合 奏:これならよっぽど隠れるの上手い奴以外はどうにか

◇ バトルロワイヤル第一シーン 探知エネミー
"ホワイト・ファッズ"
"リヴァイアサン"霧谷雄吾
『決鬥團』


日向 京介:では索敵で発見したエネミーについて敵調査します!
日向 京介:情報:噂話で、情報収集チームを起動!
GM:来たまえ
日向 京介:3DX+3+0@10>=15 情報(噂話)
DoubleCross : (3R10+3+0[10]>=15) → 7[5,6,7]+3 → 10 → 失敗

獅子堂奈乃:バディムーブで+3!
日向 京介:ちょっと低いな!財産2P消費!
GM:15達成すれば分かる情報は全部分かります!
日向 京介:日向 京介の財産点を-2した(財産点:13->11)
日向 京介:達成値10にバディムーブで+3の財産で+2します!
GM:OKです。順番に公開していくぞ

◇ "ホワイト・ファッズ"
・プロフィール
植物を起源とするレネゲイドビーイング。恐らくは綿毛から発生した。
人間性への渇望が強い一方、対抗種のレネゲイドウィルスが常に彼女と彼女に触れる者を傷つけるため、強い苛立ちと孤独感に苛まれている。
局地的に雨を降らせ、植物を急生成させる能力を持つ。生成される植物は白い綿毛植物だが、その全てが致死性の猛毒である。
『星の石』を求める理由は、その力によりさらなる人間性を獲得するため。
・シンドロームと主力エフェクト
オルクス/ソラリス
《雨粒の矢》
《加速する刻》:《雨粒の矢》での攻撃直後に使用する。
《超人的弱点II》:《中和剤》等、邪毒を治療するエフェクトを受けると解除される。
・行動値と各種判定難易度
行動値:10
探知難易度:9
知覚判定:8dx
懐柔判定:16
逃走判定:15

☆ 特殊ボーナス
Dロイス:対抗種 を持っているキャラクターが懐柔判定を行う場合、その達成値を+3する。
この効果は、情報収集判定で達成値15以上を出した際の+3修正と重複する。

◇"リヴァイアサン"霧谷雄吾
・プロフィール
言わずと知れたUGN日本支部長——と同姓同名に生まれ、同じコードネームを勝手に名乗り、外見をエフェクトで偽装している、別人。
残念ながら発狂しており、UGN日本支部長として振る舞い、UGNに敬われたいという妄想的願望に取り憑かれている。
能力はその強靭な肉体のみ。ただしその耐久力と膂力は常識の範疇を遥かに超えている。
『星の石』を求める理由は、その力によりUGNから尊敬を集めるため。
・シンドロームと主力エフェクト
エグザイル
・主力エフェクト
《生命増強》
《異形の刻印》
《流刑者の刻印》
・行動値と各種判定難易度
行動値:10
探知難易度:7
知覚判定:5dx
懐柔判定:20
逃走判定:15

◇『決鬥團』
・プロフィール
ギルド傘下の『決鬥團』は、首魁である刹勇超と、彼の(財産の)信奉者にて構成される。
勇超は大陸の大富豪の末子であり、彼自身は彼の思い描く『侠』を目指し鍛錬を重ねているが、実態がどうかはまた別の問題だろう。
半ば以上道化じみた男ではあるものの、触れた相手の気を乱し、奪い取るその気功術は厄介。
『星の石』を求める理由は、それを手にしようとする強者との戦い。
・シンドロームと主力エフェクト
"互流游境"刹勇超
ノイマン/ブラム=ストーカー
《崩壊の一点》
《ブラッドロード》
信奉者たち(トループ3組)
ソラリス
《宵闇の魔花》
《奇跡の雫》
・行動値と各種判定難易度
行動値:8 & 4
探知難易度:7
知覚判定:5dx
懐柔判定:0
逃走判定:12
☆ 特殊ボーナス
そのシーンにエネミーが『決鬥團』しか存在しなくなった瞬間、一騎打ちを仕掛けることができる。
一騎打ちは刹勇超と代表者一名による戦闘として扱われ、その他のPCは一切手出しすることができない。

また、イベント『 取 引 』により、懐柔難易度が0になっている。


GM:ゼエゼエ……情報公開は以上! 何か質問あったら聞いてね。
GM:残り二人も判定をどうぞ。
獅子堂奈乃:この後の行動判定と情報収集は同ラウンド扱いですか?別ラウンドですか?
GM:あ~
GM:別ラウンドで良いかな
日向 京介:ありがとうございます!
獅子堂奈乃:了解です!
河合 奏:やったぜ
河合 奏:じゃあ我々は現地支援行きましょうか
獅子堂奈乃:ですね
獅子堂奈乃:紡ぎの魔眼使用 62>63
獅子堂奈乃:コネ:UGN幹部使用して情報UGNで振ります
獅子堂奈乃:7DX+2>=8
DoubleCross : (7R10+2[10]>=8) → 10[3,7,8,8,9,9,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

獅子堂奈乃:いぇい
GM:支援上手。河合支部長もどうぞ!
河合 奏:はーい、ではコネ:UGN幹部使って情報UGN!
河合 奏:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 9[5,7,9]+1 → 10 → 成功

河合 奏:OK、通った!
日向 京介:皆さんナイス!
GM:素晴らしい。では支援ボーナスをプレゼント
円城 鋼:ありがたい…!

◇ 支援ポイントボーナス
1:支援ボーナス《斑鳩の盾》
2:全PC、購入難易度12までのアイテムを一つ入手する

・支援ボーナス《斑鳩の盾》
1シーンに1回、ガード時に宣言する。ガード値を+4D+10する。
N市UGNの協力会社、斑鳩セキュリティサービスによる防御プラン。即席のバリケードなどが敵の攻撃を防ぐ。

GM:アイテムは何を入手するか今ここで宣言しちゃってね
円城 鋼:12か。なら、UGNボディアーマーで。
河合 奏:こちらもボディアーマーいただきます
獅子堂奈乃:うーん 私もボディアーマーかな
日向 京介:私はどうしよう 後でメイド服買いたいからボディアーマーは良いかな
日向 京介:皆さんなにか必要なのあります?
GM:判明した情報はそれぞれ共有メモに、支援ボーナス《斑鳩の盾》についてはNPCボーナスの共有メモに書いてあるので、確認したい時はそちらを見てね。
獅子堂奈乃:一番丸いのは応急手当キットかなあという気はしますね でも普通に買えそう
円城 鋼:懐柔判定が交渉なら、すごい服(戦闘時は着替えるの前提で)もありかな。
円城 鋼:普通に情報判定でしたっけ?
日向 京介:懐柔は意思ですね
円城 鋼:意志か…!
GM:そう、実は《意志》なのだ。
GM:奇襲は《知覚》、懐柔は《意志》、逃走は《回避》で判定を行います。
日向 京介:あ、対BCスーツとか良いでしょうか
日向 京介:邪毒ちょっと怖いし
日向 京介:皆さん特になければBCスーツで!
円城 鋼:押忍、良いと思います。備え!
獅子堂奈乃:よいのでは!
河合 奏:どうぞ!
日向 京介:ひとまず装備はせずに所持しておきます
日向 京介:以上!
GM:OK! それでは次の段階に移りましょう

◆ 行動フェイズ
≪索敵≫で発見したエネミーに対しては、1エネミーにつき1回、以下いずれかの行動が選択できる。

・≪奇襲≫
敵に奇襲を仕掛ける。
エネミーと<知覚>による判定で対決を行い、勝利することで、1PCが1回メインプロセスで攻撃が行える。この攻撃にエネミー側はリアクション可能。
判定の成否に関わらず、その後、戦闘を発生させる。

・≪懐柔≫
停戦や協力の交渉を試みる。
エネミーに応じた難易度で<意志>による判定を行う。
≪情報収集≫で達成値15以上を出していた場合、達成値に+3の補正が掛かる。
判定の成否に関わらず、この行動の対象となったエネミーは待機状態(後述)に移行する。
成功した場合、エネミーと接触した際に懐柔して仲間に加える、もしくは一時停戦としてそのシーン間の戦闘を避けることができる。
失敗した場合、戦闘を発生させる。

・≪逃走≫
その場から逃走する、もしくは身を隠す。
エネミーに応じた難易度で<回避>による判定を行う。
判定の成否に関わらず、この行動の対象となったエネミーは待機状態に移行する。
判定に成功した場合、エネミーの待機状態での戦闘参加までの猶予ラウンドが+1される。
失敗した場合、戦闘を発生させる。


GM:あ、≪情報収集≫は≪敵調査≫ですね。
GM:今回≪敵調査≫で達成値15を記録しているので、懐柔に+3の補正がかかっています。その他にも色々要素があって、全体的に懐柔しやすくなってるかな……?
日向 京介:はーい!できる限り消耗は避けたいところ……
GM:また、待機状態というのは文字通り待機しているだけで
GM:戦闘が発生すると2ラウンド目(逃走成功した場合は3ラウンド目)に普通に乱入してきます。
円城 鋼:ホワイト・ファッズが10、リヴァイアサンが17、決鬥團が0、か。<懐柔難易度
GM:そうなります! また、決鬥團については
GM:イベントにより、戦闘を行った場合、エネミーから協力を求めてくる状態です。
GM:もちろんその盟約が永遠に続く保証はないが……
獅子堂奈乃:裏切り者の舞踏会……
日向 京介:ほうほう
日向 京介:ひとまずホワイト・ファッズは私が懐柔しに行こうかなと思います
日向 京介:敵調査と対抗種のボーナスもありますし
GM:フフフ……やってみたまえ
GM:なかよくできるかな?
日向 京介:後は霧谷さんと決鬥團に対してどう動くかですかね
GM:判定は全部決めてから動かなくても、とりあえずで振って次を決めてからでも大丈夫です。でも一旦振ったものの撤回はナシよ。
獅子堂奈乃:とりあえず日向くんが判定してみて支援とかの残りを見ますか
河合 奏:そうしましょう
円城 鋼:ですね。まずは日向君にお願いしたく…!
日向 京介:では先に"ホワイト・ファッズ"への懐柔に行きましょう
GM:カモン!
日向 京介:対抗種を持っているので達成値+3、敵調査でのボーナスで+3
日向 京介:ダイス4,意思固定値が思い出の一品込みで3
日向 京介:目標値16。判定!
日向 京介:4DX+9+0@10>=16 意思
DoubleCross : (4R10+9+0[10]>=16) → 7[4,6,6,7]+9 → 16 → 成功

日向 京介:あっっぶねっ!成功!
獅子堂奈乃:ぴったり!
GM:おお、ピッタリ行ったか……! 成功ですね。
円城 鋼:よきかな…!
日向 京介:とりあえずこれでバディムーブや砂の加護は温存できたかな
GM:描写等は後でするとして、先に判定を済ませましょう。他の方はどうします?
河合 奏:ナイス!
獅子堂奈乃:私が決鬥團の懐柔しようかなあ
円城 鋼:妖精もらう算段が高くなるんですが、リヴァイアサンの懐柔も、目は悪くはないかなあと思います。(砂の加護込みで8dの固定値+5)
GM:バディム不要ですからね。確実に他の判定に回せるってわけだ
獅子堂奈乃:奇襲も逃走も得意じゃないしバディムーブもあるから……
円城 鋼:8じゃない、7dだ。
獅子堂奈乃:それでいいですかね?
河合 奏:とりあえず決鬥團懐柔は良いかと
日向 京介:良いかと
円城 鋼:ですね。<決鬥團懐柔
獅子堂奈乃:いきます!
獅子堂奈乃:6DX+1>=0
DoubleCross : (6R10+1[10]>=0) → 9[1,6,6,7,8,9]+1 → 10 → 成功

GM:えらいっ
河合 奏:順調ですね
日向 京介:あとはリヴァイアサンどうするかですね……
日向 京介:ここへの対処が問題だ
河合 奏:んー、これは完全に私個人のアレなんですけど
河合 奏:全懐柔はなんかちょっともやるところがあるんですよね……
獅子堂奈乃:確かにね……
日向 京介:あとまあ
GM:懐柔は先送りでもありますからね もちろん勝手に死んでくれることを願うのも良いが
円城 鋼:自分としては、やれそうならやりたい、というのはありますね…。<懐柔
日向 京介:UGNとして日本支部長騙ってる発狂者を放っておくのもちょっと…‥っていうのはありますよね
河合 奏:そうなんですよ
GM:根源的な問題
獅子堂奈乃:そうじゃん
円城 鋼:となると、逃走も排除して奇襲ですかね。
日向 京介:タフそうなので消耗が激しそうなのはアレなんですが
円城 鋼:正直、あまり殴り合いたくはない手合いですが。
日向 京介:まあね……!
獅子堂奈乃:決鬥團くんに戦って貰おうかなあ
河合 奏:そう、なので決鬥團投入はありかなーと
円城 鋼:懐柔したエネミーの行動、こちらで指定できるのでしたっけ。
日向 京介:一応ホワイト・ファッズも懐柔に成功してはいるけど
河合 奏:仲間に加えるが選択できるはず
日向 京介:一緒に戦ってもらえれば楽にはなるかな……?
獅子堂奈乃:3対1で殴るのもあり
GM:そうですね。もちろん裏切り可能性はありますが、それはどちらかというとプロフィールとかRP次第になる……のかな?
日向 京介:ふむふむ
円城 鋼:あ、そういや根本的な話になってしまうんですが。
日向 京介:なんでしょう
円城 鋼:エネミーってそれぞれ、ジャームだったりジャームじゃなかったりするんでしょうか。
GM:今回登場しているやつは残念ながら全員まともです
GM:ジャームはジャームって明記します
日向 京介:成程
円城 鋼:まとも(狂っていないとは言っていない)
日向 京介:あ、じゃあリヴァイアサンは
GM:敵情報のプロフィール判明段階でですね
河合 奏:霧谷はジャームであってほしかったよ
獅子堂奈乃:発狂してる普通の人
GM:ただ狂ってるだけでジャームではないですね
日向 京介:特にジャームとかでもないのに発狂してるのか……
河合 奏:なんだこいつ
日向 京介:そっちのほうが怖い
円城 鋼:ある意味親切設計。
円城 鋼:説得して大人しくしてもらうという意味なら、懐柔もアリなんじゃないかと思うんですが。どうでしょう。
河合 奏:プロフィールから見るに、決鬥團は裏切りそうだけどホワイト・ファッズはそうでもなさそうかな
河合 奏:んん、まあ侵蝕が節約できるのはそれですしねえ
日向 京介:話してみないと分からないところもありますからね……
GM:メタ的な戦略判断で迷った場合は『PCならこうする』に委ねてしまっても全然アリですよ
獅子堂奈乃:懐柔だと敵は減らないから
獅子堂奈乃:余裕のある今のうちに減らしておくのもありではあると思います
GM:よし、んじゃ53分までに決定しましょう
日向 京介:はい!
河合 奏:はーい
GM:絶対的な正解手はないので。最後まで決め手がなかったらフィーリングですよ
GM:ダイスを振ってすら良い
円城 鋼:メタ的にいくなら、懐柔した2名だけをリヴァイアサンにぶつけて潰し合わせるのがいいんですけど、それは多分ダメだしなあ…。
GM:それは無理ですねw
河合 奏:今のとこの選択肢は、「懐柔した二名を連れてリヴァイアサンと戦闘」「リヴァイアサンも懐柔して完全様子見」の二択で
河合 奏:前者は奇襲も込みにするか、もしくは裏切りそうな決鬥團は外しておくかってところですかね?
日向 京介:ですかね
獅子堂奈乃:私はRP優先したいから支部長の戦闘案に一票かなあ
日向 京介:私も懐柔で戦力にできそうな人がいる内に戦っておきたいかなあ
獅子堂奈乃:何なら後で裏切られてもそれはそれで楽しそうなので決鬥團連れてくのもいいと思う どうせこのシーン内は味方だし
日向 京介:あと確か
円城 鋼:多数決なら戦闘かな。では自分もそれで。
日向 京介:イベントチャートで誰かジャーム化して強化されるとかもありませんでしたっけ?
GM:これはね~
GM:今回のイベントチャートではありません!
日向 京介:あ、ない!
GM:別のイベントに差し替えてます。
日向 京介:石で3日後にジャーム化もあるからかな……
円城 鋼:奇襲するなら支部長、かな。
河合 奏:ですね、性能的に多分私だ
GM:ということで、お時間だ。行動……どうする!
河合 奏:私がリヴァイアサンに奇襲かけます!
日向 京介:頼みます!
獅子堂奈乃:支部長!
GM:良いでしょう。<知覚>で勝負……!
円城 鋼:ゴー!
GM:こっちが先に振りますか
GM:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,3,4,4,7,10,10]+6[4,6] → 16

GM:カモン
円城 鋼:支部長(偽)凄いな。
河合 奏:あれ、5dxじゃないのか
日向 京介:あれ、ダイス8つでしたっけ
GM:アッ……
GM:ちょっと待ってね
円城 鋼:あ、8はわたげちゃんの方だ。
GM:すみません、これはログの方が誤で、メモの方が正ですね……!
GM:行動値:10
探知難易度:7
知覚判定:5dx
懐柔判定:20
逃走判定:15

GM:こうです。なので……こっち!
GM:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,5,7,8,10]+3[3] → 13

GM:回るんだなあ
円城 鋼:そしてこっちでも回した。
河合 奏:それでも回すかあ
日向 京介:でも一回回してる!やるなリヴァイアサン
河合 奏:ではこちらも
獅子堂奈乃:でもちょっと下がった
河合 奏:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[5,6,6,7,7,8,9]+1 → 10

獅子堂奈乃:バディムーブ!
河合 奏:助かる!
GM:対決なので、PC側有利の法則で、同値ならPCの勝利かな……!
河合 奏:やった!ありがとうバディム!
日向 京介:やった!ありがとうございます!
獅子堂奈乃:自慢の部下とお呼びください
河合 奏:自慢の部下だよ
GM:河合支部長は奇襲に成功できます。さらに円城くんも<知覚>チャレンジすることはできるよ。
日向 京介:ワンチャン!
円城 鋼:む、何か開示されるものが…?
円城 鋼:(特にないなら判定なしで)
GM:あ、奇襲ですね。
GM:2人成功したら2人殴れるので
円城 鋼:奇襲できるのは1人だけ、ではなかったでしたか。
円城 鋼:では、振るだけ。砂の加護なしで。この場合、こちらも目標13でしょうか。
GM:あれ
GM:……どうでしたっけすきゃっと先生
獅子堂奈乃:えーと
獅子堂奈乃:元々のルールでは一人だけのはず……
GM:そうか
獅子堂奈乃:いや全然変えて大丈夫なんですが
GM:じゃあそのように裁定します……ごめんなさい!
日向 京介:はーい!
河合 奏:了解です
GM:申し訳ないです。
日向 京介:ともあれ奇襲自体は成功!
円城 鋼:うす。ではスルーで。
日向 京介:いえいえ、大丈夫です!
GM:という訳で、今回の行動フェイズは以下のような結果になりました

◆ バトルロイヤル 第一フェイズ 行動結果
日向 → 懐柔:"ホワイト・ファッズ"
獅子堂 → 懐柔:決鬥團
河合 → 奇襲:"リヴァイアサン"

GM:あ
GM:最後に重要なダイスを振ります。このシーンの舞台は……どこか!
GM:1d13
DoubleCross : (1D13) → 6

GM:第六地区! 完全に地元ですね。
円城 鋼:支部長と獅子堂さんの地元だ!
獅子堂奈乃:ホーム!
日向 京介:ホームグラウンドだ
河合 奏:そりゃ現地支援もミスらんわ
GM:スタート地点にはちょうどよい。山岳地帯でもあるしな……
GM:それじゃそんな感じで、描写に入ります。

GM:大N市。第六地区。展望公園。
GM:そこは今日の朝、円城鋼と雲崎ステラが偶然の遭遇を果たした場所であったが、
GM:現在の君はそのことを知らない。
GM:分かっていることは、ここに『星の石』の反応があり、レネゲイドビーイング"ホワイト・ファッズ"が目撃されたということだけだ。
"ホワイト・ファッズ":「…………」
"ホワイト・ファッズ":人型ながら、人ならぬ存在感を放つ、病的に白い童女だ。
"ホワイト・ファッズ":展望公園の柵に手を付き、街並みを眺めている。日向くんの接近には、気付いていないのか、それとも無視しているのか……
"ホワイト・ファッズ":ただその足元を見れば元々生えていたと思しき植物が枯れ落ちており、その存在の異常性を静かに物語っている。
日向 京介:「……君が、"ホワイト・ファッズ"か?」
"ホワイト・ファッズ":「……そうよ」
"ホワイト・ファッズ":「それがあたしの名前。あたしはそう呼ばれている」
"ホワイト・ファッズ":振り返る。ムスッとした、不機嫌そうな表情だ。小さな両手で、『星の石』を胸元に握りしめている
日向 京介:「はじめまして。日向京介だ。 今はUGNに協力している」
日向 京介:「君の持っているその石について、話したいことがあって来た」
"ホワイト・ファッズ":「……これを?」 警戒の表情 「あげないよ?」
"ホワイト・ファッズ":「あたしはこれで、お願いを叶えるんだから」
日向 京介:「お願い、か」
日向 京介:「君がその石に願うことは、なんだ」
"ホワイト・ファッズ":「ニンゲンになるの」
"ホワイト・ファッズ":「……あたしは土から生まれたけど、それは間違い」
"ホワイト・ファッズ":「だって、ほら」 一歩踏み出すと、そのつるりとした裸足が動いた分だけ、周囲の植物が枯れていく
"ホワイト・ファッズ":「同じように生えてきたものは、みんなあたしと仲良くなれない」
"ホワイト・ファッズ":「……だから、ニンゲンになる。それで、ニンゲンと仲良くするの」
日向 京介:「……まず、最初に一つ」
日向 京介:「その石が、集めれば願いを叶えるということ。誰から聞いた話だ?」
"ホワイト・ファッズ":「ウワサよ。噂話はニンゲンになるための大事な勉強だから」
"ホワイト・ファッズ":「それで知ったの。これを集めれば、願いが叶う」
日向 京介:「……"ホワイト・ファッズ"」
日向 京介:「僕はその石の、元の持ち主と会って、話した」
日向 京介:「星の石を全て集めていた人間とな」
"ホワイト・ファッズ":「……?」 首を傾げる
日向 京介:「彼女は言っていた。『星の石』に、願いを叶える力はないと」
"ホワイト・ファッズ":「……じゃあ、あたしはニンゲンになれないの?」
日向 京介:「君にとって」
日向 京介:「ニンゲンって、どういうものだ?」
"ホワイト・ファッズ":「あなただったり、この町に住んでる生き物のことでしょ? あたしだって、なりかけてる」
"ホワイト・ファッズ":「でも、ほら」
"ホワイト・ファッズ":「あたしはまだ同じじゃないから、こうやって触ろうとすると——」 するりと身を寄せて、君に触れようとする
GM:戦闘ではなく、戯れるような動きだ、避けることもできる。受け止めても良い。
日向 京介:避けることなく、受け入れます。
"ホワイト・ファッズ":「こうやって傷ついて……」
"ホワイト・ファッズ":その指が君の頬に触れた瞬間、バチリと痺れるような、焼けるような痛みが襲う
GM:対抗種に特有の、攻撃の際に生じる反応に近い。
"ホワイト・ファッズ":そして、跳ねるように手を引いた"ホワイト・ファッズ"も、同様の痛みを覚えたようだ。だが……
"ホワイト・ファッズ":「……違う」 呆然とした口調で 「あなた……『同じ』なの?」
日向 京介:「同じ……と言っていいのかは分からないが。確かに僕のレネゲイドにも、君に近い性質はある」
日向 京介:「他のレネゲイドを傷つける性質。対抗種、というらしい」
"ホワイト・ファッズ":困惑の表情のままだ 「対抗、種……」
"ホワイト・ファッズ":「……じゃあ、ニンゲンになっても、みんなを傷つけるのは、変わらないの?」
日向 京介:「君は」
日向 京介:「誰かを傷つけたくないと。 そう思ってくれているのか?」
"ホワイト・ファッズ":「……傷つけたら、仲良くなれないから」
日向 京介:「……そうか」
"ホワイト・ファッズ":「仲良くなれないの? 『対抗種』は」
日向 京介:「いいや。そんなことはない」
日向 京介:「僕にも、友達は居る。側に居てくれる人が」
日向 京介:「確かに僕らの力は、人を傷つける恐ろしいものかもしれない。でも」
日向 京介:「仲良くなりたいと思って、そのために相手を思いやれるなら」
日向 京介:「君はちゃんと、人間だ。 仲良くしたいと、僕はそう思う」
"ホワイト・ファッズ":じっと、人外じみた薄い虹彩で君を見つめて 「ふうん……」
"ホワイト・ファッズ":「……じゃあ、お願いは変えるね。ニンゲンになるんじゃなくて……」
"ホワイト・ファッズ":「思いやる、ができるようになる、にする。それでニンゲンになれるんでしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「やったことないからよくわかんないけど。できるようになったらいいなあ」
日向 京介:「心配するな。君なら出来る……というより、もうちゃんとできてるよ」
日向 京介:「相手を思いやりたいと、そう感じるのがまず第一歩だ。だから、大丈夫」
"ホワイト・ファッズ":「? でも、さっきは痛かったし……だから、思いやる、をして、痛くなんないようにしなきゃ」
"ホワイト・ファッズ":「そしたら、同じニンゲンで、仲良くなれる。だよね?」
GM:……対話はできても、相手は今まで単独で生きてきたレネゲイドビーイングだ。多少の相互理解は為ったが、根本的に通じ合うには、時間が足りないかもしれない。
日向 京介:「ううん……そうだな。その誰かへの思いやり方、を一緒に考えるためにも」
日向 京介:「良ければもう少し、じっくり話をさせてくれないか」
"ホワイト・ファッズ":「お話し? うん、それは嬉しいけど……あっ」
"ホワイト・ファッズ":柵に手をかけて、街の方を見る
日向 京介:「君とこれから仲良くなるための話。それに、その石のことも……」
日向 京介:「……?どうした?」
"ホワイト・ファッズ":「……『石』が近付いてきた! ねえ、言ったでしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「『石』をたくさん集めると、お願いがかなう! あたし行かなきゃ!」
日向 京介:「……!」
"ホワイト・ファッズ":そう言うと、彼女は柵へと足をかける。人の衣服を模したと思しき薄布が風で翻って
日向 京介:「待て、ホワイト・ファッズ!その石は……!」
"ホワイト・ファッズ":「ばいばい! 『石』が集まって、ニンゲンになったら、またお話ししよ!」
"ホワイト・ファッズ":びゅう、と風が吹くと同時に、軽く柵を蹴る。
日向 京介:「ああ、くそっ……!」
"ホワイト・ファッズ":すると彼女はまさしく綿毛のように、ふわふわと風に乗って街の方へと流れていく。
"ホワイト・ファッズ":君に向けて手をふるその表情は、笑顔だった。
日向 京介:「(赤ん坊だ、この子は。どこにでも向かってしまいかねん……!)」
日向 京介:少女を追いかけて走り出す。
日向 京介:「(糸口はある……あると思いたい。 傷つけたくないと思ってくれるなら……!)」


GM:大N市。第六地区。シティホテルのバーラウンジ。
GM:『決鬥團』の首魁、"互流游境"刹勇超はそこにいた。というよりは、金にあかせてそこを貸し切っていた。
GM:……のみならず、UGNが自分を見つけた、と察するや、自分からコンタクトを取ってきたのだ。
八十方織間:支部からの連絡員として動いている八十方が言う 『……通話の限りでは、敵意はないようだが』
八十方織間:『油断はしないように。いざとなれば予備人員が周囲に控えている』
獅子堂奈乃:「分かっていますよ。先輩は怪我人らしく大人しくしていてください」
八十方織間:『ああ。そうさせてもらう。何かあればすぐに連絡を。一定時間連絡が途絶えても動くからな』
獅子堂奈乃:「手厚い待遇に感謝します。ちゃんとお電話差し上げますからね。何しろ先輩もお暇でしょうし」
八十方織間:『残念だが否定できない。連絡、待っている』
GM:そう言って、電話が切れます
獅子堂奈乃:「……」 ふっと息を吐いて、眼前のドアを開ける。
GM:……貸し切られたバーの中は。
GM:甘ったるい芳香が漂い、オリエンタルな演奏が奏でられ、本来の洋風な内装をまったく無視した、オリエンタルな雰囲気で満たされていた。
GM:楽器を演奏し、あるいは香を焚いているのは、一様に民族衣装を身にまとった美女である。情報にあった、彼の信奉者だろう。
GM:そして、彼……つまり、この連絡をよこした張本人、"互流游境"刹勇超は、空間の最奥、最も大きなソファに深く腰を下ろしていた。
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:場に不似合いな制服姿だが、少しも動じた様子なく、すたすたと歩いていく。
"互流游境"刹勇超:「……来たね」 流暢な日本語だ。生来のものではなく、そういったエフェクトによるものか
"互流游境"刹勇超:「音楽を止めろ。香もだ。……初めまして、UGN。名前を聞いても?」
GM:彼の指示に従い、演奏と香の煙が止まる。
獅子堂奈乃:「UGN所属、“シャーデンフロイデ”です」笑みを湛えて。
獅子堂奈乃:「お招き頂き光栄です」
"互流游境"刹勇超:「"互流游境"刹勇超。勇超と呼んでくれ。さて……」
"互流游境"刹勇超:「僕の願いはそう多くない。何せ金は余らしているからね。金で手に入るものに、困ることはないんだ」
"互流游境"刹勇超:「だから惹かれる。こういったものに」 そう言って、脇のテーブルに置いていた『星の石』を見せる
獅子堂奈乃:「……」石に目をやり。
"互流游境"刹勇超:「……これは戦いを呼ぶ石だ」
"互流游境"刹勇超:「これに惹きつけられ、様々な所から強い力を持つ者たちが集まっているだろう?」
獅子堂奈乃:「そのようですね」
"互流游境"刹勇超:「そういった者たちの中で、僕は僕が戦うに相応しい者と戦いたい」
"互流游境"刹勇超:「出来るのであれば、正々にして堂々と。……なので、"シャーデンフロイデ"。僕が君たちに望むのは、見逃してくれることだ」
獅子堂奈乃:「成程。それが金銭では叶わない願いですか」
獅子堂奈乃:「石を集めて起きる結果でなく、その過程そのものが目的と」
"互流游境"刹勇超:「ああ。僕が相応しい相手を見定めるその時まで、この石を保有することを許して欲しい。何だったら君たちに協力だってして構わない」
"互流游境"刹勇超:石を持った腕を軽く上げ 「これを渡す、ということでなければ。どうだろう?」
獅子堂奈乃:「……そうですね」しばし黙り込む。
獅子堂奈乃:実際には答えは出ているが。この手の手合いにすぐさま飛びつく様を見せてもいいことは無いだろう。
"互流游境"刹勇超:「他にも何か条件が? 金ならあるが……」
獅子堂奈乃:「個人的には欲しいところですけれど。怒られてしまいますからね」
獅子堂奈乃:「……分かりました。こちらとしても、無用な戦闘を避けるのは望むところです」
獅子堂奈乃:「ただ、二つほど質問が」
"互流游境"刹勇超:「賢明だ。実はこちらも、UGNにうかつに金を渡すと、面倒な所でね」
"互流游境"刹勇超:「まあ、それも金で黙らせられるが……何かな?」
獅子堂奈乃:「貴方は強い相手と戦いたいのですよね?」じっと目を見て。
獅子堂奈乃:「UGNは相手として相応しくないのでしょうか?」
"互流游境"刹勇超:「それも見極めたい。が、期待順としては下かな」
"互流游境"刹勇超:「何せ堅実な組織だからね。……不服かな?」
獅子堂奈乃:「成程。いえ、理解しました。質問はもうひとつ」
獅子堂奈乃:「霧谷雄吾をご存知ですか?」
"互流游境"刹勇超:「UGN日本支部の支部長だ。現場主義のやり手だと聞いているが……」
獅子堂奈乃:「……」何も言わず、目を細めた微笑と共に、じっとその顔を見る。
"互流游境"刹勇超:動じない 「焦らすね。それが、何か?」
獅子堂奈乃:「おや。お分かりになりませんか?」
獅子堂奈乃:「『星の石』を巡る争いは各地、各勢力に波及しています」
"互流游境"刹勇超:「……まさか」
"互流游境"刹勇超:深い口角が、片方だけ吊り上がる 「……来ているのか? 君たちのトップが!」
獅子堂奈乃:「既に様々な組織のオーヴァードが、この街を訪れているようですね」
獅子堂奈乃:「FH、ギルド……」
獅子堂奈乃:「……UGN」
"互流游境"刹勇超:「……ふふ、フフフ! なるほど、つまり……」
"互流游境"刹勇超:「やはりこの石は本物の……戦乱を呼ぶ石ということか! 良し、気に入った」
"互流游境"刹勇超:勇超が立ち上がると、長い黒髪が波打ち跳ねる 「ウォーミングアップと行こう。それだけの大物であれば、全力を注がなければ」
獅子堂奈乃:「お眼鏡に叶う相手であればいいですね」笑って
獅子堂奈乃:「ああ、私がここでしたお話は、くれぐれも内密にお願いしますね」
"互流游境"刹勇超:「素晴らしい情報をありがとう、“シャーデンフロイデ”。ああ、ああ。もちろん承知しているとも」
"互流游境"刹勇超:星の石を手の中で弄びながら 「僕は失礼しよう。君、ここにあるものは好きに持ち帰ってくれて構わない」
"互流游境"刹勇超:「お礼の代わりさ。それでは」
獅子堂奈乃:「ありがとうございます。有意義な取引でした」
獅子堂奈乃:にっこり笑って小さく手を振る。
"互流游境"刹勇超:君にウィンクを返し、軽い足取りで勇超はホテルの中庭へと出る。本当にウォーミングアップをするようだ
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:部屋を見回しながら、通信端末を起動する。甘ったるい芳香を放っていた香を手に取って。
獅子堂奈乃:「あ、先輩。アロマとか興味ありますか?」


GM:大N市。第六地区。貸しビル3F。
GM:熊野が確保した行動拠点であった。今ここにいるのは、円城鋼、河合奏、そして雲崎ステラの3人である。
GM:"リヴァイアサン"霧谷雄吾を自称する『星の石』所有者の存在はすでにキャッチされており、今は不意打ちを仕掛けるのに適当な場所とタイミングを熊野が見計らっている所だ。
GM:ほどなく彼女から連絡が来るだろう。
河合 奏:「さて、ひとまずはこうして落ち着ける場所も出来たことだ」
河合 奏:「日向と獅子堂、それに熊野の連絡を待つ必要もある。少しの間にはなるだろうが」
河合 奏:「今のうちに気を休めておけ」
雲崎ステラ:「はい。お気遣いありがとうございます」
雲崎ステラ:放置された事務椅子に腰を下ろしている
円城 鋼:「ありがとう、支部長。……けれど、あなたも」
円城 鋼:てのひらに収まる程度に「折り畳まれ」た剣を、指先に絡めながら。
円城 鋼:「現場主義というのは知っているから、釈迦に説法かもしれないけれど。……休める時には、休んで欲しい」
河合 奏:「ああ、大丈夫だ。じっとしている方が落ち着かない性質でな」
河合 奏:「これでも十分、気は休めている」
円城 鋼:「その答え。あの人ならそう言うだろうと、阿久津支部長から聞いた通りだ」
円城 鋼:笑みを浮かべようとしたのか、表情の無い頬がぴくりと震えて。
円城 鋼:そう言った自分自身も、気を抜かず─というより、抜けず。
円城 鋼:ちらりちらりと、自分と支部長以外のもう一人…ステラの方へと、時折視線が向く。
雲崎ステラ:「……気を入れすぎじゃない?」 そんな円城くんに言う
雲崎ステラ:「説明したとおり、私であれば、『星の石』所有者の接近は分かりますから……不意打ちをうけるということも、そうそうないはず」
雲崎ステラ:「もちろん、『星の石』を持っていない人のことは分からないけど。……それを警戒しだしたら、キリがないでしょう?」
円城 鋼:「それは分かっているし、きみを、そして支部長たちを信じてもいる。けれど」
雲崎ステラ:「……何か言いたげね」
円城 鋼:「……ああ。自分がどこまでやれるかが不安だということと、もうひとつ」
円城 鋼:小さな剣を弄んでいた手を、ぴたりと止めて。
円城 鋼:「日向と獅子堂が戻ってくるまで。熊野さんが準備を終えるまで、もう少しあると思う」
円城 鋼:「……ここにいるのは、俺と、河合支部長と、きみだけだ」
円城 鋼:「だから、その……少し、聞きにくいことを。聞いても、いいだろうか」
雲崎ステラ:「……だから?」
雲崎ステラ:「…………」 腕を組んで
雲崎ステラ:「……良くないって言ったら、止めてくれるの? どうせ朝のことでしょ」
河合 奏:「……」 何かありそうだとは思っていたが。
雲崎ステラ:口調が目に見えて崩れる 「支部長であっても、あんまり聞かれたいことではないんだけど……」
河合 奏:「あー、邪魔なようなら席を外そうか?」
円城 鋼:「……いや。支部長がいるところで、聞きたい」
河合 奏:「もし今回の作戦に関わることであれば把握はしたいが。別段野次馬根性旺盛というわけでもない」
円城 鋼:「俺は、あまり隠し事ができる人間じゃないから。きっと遠くないうちに、皆の前で口を滑らせる」
雲崎ステラ:溜息を漏らす 「自分勝手な人。……それで、何を?」
円城 鋼:こくりと、小さく頷いて。
円城 鋼:「俺が、きみともう出会っていることを。……ワイバーンに襲われていたきみを、助けたことを」
円城 鋼:─まるで、死にたがっていたように見えたことを。そんな三つ目の問いは、なんとか飲み込んで。
円城 鋼:「なぜ、なかったことにしたのか。教えてくれないか」
GM:今朝、地区内でジャームの出現が報告され、円城くんがその討伐をしていたことは、記憶に新しいだろう。
河合 奏:「……なるほど。朝のジャームの件か?」
円城 鋼:「ああ。少し遅れた理由、それが」
円城 鋼:「……彼女が。雲崎さんが襲われていたところに介入したからだ」
雲崎ステラ:「……あれは、私のわがままだったから」
雲崎ステラ:「説明した通り、『星の石』は単独になると、時間を置いた後にジャームを生み出す。そんな『星の石』を管理するなら、誰の手にも触れられないように、大事にしまっておくのが一番よね」
雲崎ステラ:「うっかり一つ欠けたりして、そこからジャームが生まれたりしたら大変だから。……でも、石の一つは」 自分の胸を指差し 「ここにある」
円城 鋼:「……たとえ12個揃ったとしても。"星の石"がある限り、きみは」
雲崎ステラ:「だったらtouzen 、私も同じ。他の11個の石を繋げられて、」
雲崎ステラ:「ええ。だったら当然、私も同じ。他の11個の石を繋げられて、大事に大事にしまわれていたの」
雲崎ステラ:「"赤鱗"の庇護の下。何一つ不自由はなかった。本も、勉強も、遊びも。私が望むものは全て与えられた」
雲崎ステラ:少し笑って 「ただ、人里離れた山小屋から出ることだけは許されなかった。……それでね」
円城 鋼:目を合わせたまま、じっ……と聞いている。視線が険しいのは、生来のものだけれど。それが、余計に頑なに。
雲崎ステラ:「今回、こういうことになったから、外に出ることが許されて……だから、少しだけ抜け出したの。人がたくさん住んでいる、街の景色と、空気の味を知りたくって」
雲崎ステラ:「で、黙っているよう頼んだのも、当然でしょ。もしわがままをして、ジャームに襲われかけたなんて"赤鱗"に知られたら、ものすごく怒られる」
雲崎ステラ:「……それだけよ。これでいい?」
河合 奏:「そうだな、私は納得した。口外しないことも約束しよう」
河合 奏:言いながら、円城へと視線を投げる。
円城 鋼:「……なるほど。ありがとう、聞かせてくれて。そういう理由なら、ああ、仕方ないと思う」
円城 鋼:支部長の視線を受けて、頷きをひとつ。
円城 鋼:「……日向も獅子堂も、きっと。支部長と同じように、秘密は守ってくれると思う。うん、そういう前提で」
雲崎ステラ:「実際、コソコソしながらでも、街を歩くのは楽しいわね。色々な人がいて、色々な声がして……」
雲崎ステラ:「建物の数だけお店があって、マンションのドアの数だけ、家族がいたりするのよね。分かってるつもりだけど、想像がつかない」
雲崎ステラ:表情は明るく、声は弾んでいる。この所感そのものに嘘はなさそうだ
円城 鋼:「……雲崎さん。この戦いの間、ひょっとしたら、3日間よりずっと短い時間かもしれないけれど」
円城 鋼:その顔を、声を紡ぐ唇を、眩しいものを見るように見つめながら。
円城 鋼:「"わがまま"を、続けてもいいんじゃないか。……今はここに落ち着いているけど、どの道、街のあちこちを渡ることになりそうだし」
円城 鋼:「俺も、この街にそんなに詳しいわけじゃない。それでも、ちょっとした案内とかは出来るだろうから」
雲崎ステラ:「それは、ちょっと気軽じゃないの? ……でも、そう」
雲崎ステラ:「そうね。本当にそれができるんなら、随分楽しみかも」
雲崎ステラ:「楽しみにして良い?」
円城 鋼:「そうしてもらえると、嬉しい。……じゃあ、もう一度、改めて」
円城 鋼:小さく咳ばらいを、ひとつ。
円城 鋼:「……俺の名は鋼。円城、鋼だ。よろしく、雲崎ステラさん」
雲崎ステラ:目を円くして、それから吹き出す 「……ふ、ふふっ」
雲崎ステラ:「何よ、それ。あなたって本当……ヘンな人」
円城 鋼:むぅ、と。不満げな呻きを漏らすけれど。相変わらず変化の少ない表情は、それでも。ほんの少し、愉し気で。
雲崎ステラ:「ふふ」 ひとしきりクスクスと笑ったあと、目尻を拭って 「……うん」
雲崎ステラ:「じゃあ、よろしくね、鋼くん」
雲崎ステラ:「楽しみにしてますから」
河合 奏:(こちらも、阿久津から聞いた通りのようだな) 二人のやり取りを眺め、心中で呟く。
河合 奏:真面目で任務に忠実。ただし固すぎる面はあるため良くも悪くもが頭につく。
河合 奏:素直に褒めきらない、彼らしい紹介文だったが。なかなかどうして。
河合 奏:(良い組み合わせになりそうじゃないか)


GM:大N市。第六地区。路地裏。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「…………」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:連絡にあった"リヴァイアサン"霧谷雄吾が、一人路地裏を歩いている。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:ポケットに手をつっこみ、背中を丸め、時折耳をほじっている。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:だが、その手には間違いなく『星の石』がある。……連絡にあった対象で間違いはないだろう。
獅子堂奈乃:路地を歩く男の耳に、ひゅっ、と風を切る音が響く。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「あん?」 顔を上げる
獅子堂奈乃:見ると男の周囲を、獣の爪牙に似た黒色の魔眼が幾つか旋回している。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「お? お? 何だ? あ?」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:眉間に皺を寄せて魔眼を注視する 「虫か? でかい虫か……? なんだ、たかりやがって」
獅子堂奈乃:魔眼は男に群がり、その鋭利な矛先で身体を刺し苛む。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「なん……うおお!?」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:攻撃を受けると、対応は機敏だ。手傷を負いつつも、ゴロゴロと転がってそれをかわす。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「何だ……あ? 攻撃のつもりか? 誰か知らねえが……」
獅子堂奈乃:ダメージはさほどでは無いだろうが、無視できるものではない。大型の蜂にでも襲われているようなものだ。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「……かかってこい! 俺は!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「"リヴァイアサン"! 霧谷雄吾だぞ!!」
河合 奏:吠える彼の背後で。キラキラと粒子が舞う。
GM:彼はそれに気付かない。襲ってくる魔眼を殴り飛ばすのに夢中だ
河合 奏:魔眼の群れの隙間を縫い路地裏を一瞬で駆け抜けたそれは、同じく一瞬で人の姿を形作る。
河合 奏:「そんな訳あるか、阿呆」
河合 奏:やや幼い少年染みた声が響き、同時。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「……!?」
河合 奏:光を纏った拳が霧谷を殴りつける!
GM:OKです。メインプロセスの宣言をどうぞ!
河合 奏:OK、まずはマイナーで骨の剣Lv4+死招きの爪Lv3!
河合 奏:素でのデータを変えつつメジャーは最低限のコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1!
河合 奏:7dx7+2
DoubleCross : (7R10+2[7]) → 6[1,3,5,5,5,6,6]+2 → 8

河合 奏:うわ、腐った!
GM:ワオ……
獅子堂奈乃:嘘……!
獅子堂奈乃:バディムーブ!
GM:確かにノーコストだ! どうぞ!
河合 奏:すまん、マジ助かる
河合 奏:貰ったら11なのでダメージダイス一個増やしてダメージ出します!
GM:うーん、性能的にはリアクション放棄しても良いんだけど……
GM:ルール的に振れるから振っちゃお
GM:あー
GM:やっぱやめます。ドッジはしません。こいつはそういうコンセプトビルドなので……
GM:自動命中です。ダメージをどうぞ!
河合 奏:正直助かる……では
河合 奏:2d10+24
DoubleCross : (2D10+24) → 11[8,3]+24 → 35

GM:命中! 装甲も0なので、そのままのダメージが入ります。
河合 奏:ばきりと硬質な音を立てて拳が振りぬかれる。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ごッ」
河合 奏:「随分とデカい名を騙る割にお粗末だな……」
河合 奏:らしくない言動の数々を見て、思わずといったように零す。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「何……だ、とォ!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:君の打撃をしたたかに食らった彼であったが、立ち直りは早かった。強引だが、スピードとパワーを兼ね備えた拳が反撃に振るわれる
河合 奏:「おっと」 拳が振りぬかれる寸前、その姿が再び粒子に変わる。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハーッ……ハーッ……!」
河合 奏:ちらちらと、挑発するように目の前で瞬いて。そのまま路地裏の先へと駆けていく。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「どこだ……どこに消えやがった? 出てこい! オラァッ!!」
獅子堂奈乃:誘導するように、魔眼の群れが時折攻撃を加えながら路地の先へと移動していく。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「そ、こ、かァ!」 スーツを内側から突き破らんほどに全身の筋肉を滾らせ、君たちに誘導されるまま駆けていく
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「俺をおちょくるとは大した度胸だな……俺こそは!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「"リヴァイアサン"! 霧谷雄吾! 真の……UGN日本支部長……だぞ!!」

GM:大N市。第六地区。雑木林。
GM:「ハァ、ハァッ……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハァ、ハァッ……」
GM:彼がおびき出されたそこは、一見すれば単なる森林であるが
GM:緊急の折にはこのように敵をおびき出して交戦できるようにしつらえられた、バトルフィールドの一つだ。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「どこだ……どこに行きやがった!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「姿を見せろ! ……"リヴァイアサン"霧谷雄吾の前に!」
獅子堂奈乃:ここまで男を誘導してきた魔眼が、一人の少女のもとに吸い込まれていく。
獅子堂奈乃:「来ましたよ、日本支部長が」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「……! そうだッ! 俺はUGN日本支部長、"リヴァイアサン"霧谷雄吾……!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「答えろ……一体何のつもりだ!?」
日向 京介:「何のつもり、と言われてもな。むしろこっちが聞きたいぐらいだ」
円城 鋼:「……なるほど。確かに、ふたりを並べたら見分けることは困難だ」
円城 鋼:「一言も喋らなければ、という但し書きは付くけれど」
日向 京介:「ああ、そうか。面識あるんだったな、お前」
円城 鋼:白い灰を零す大剣を肩に担いで、淡々と口にする。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「何ィ……? ……そうか……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「お前達は差し詰め、あの偽物の俺の手先で……俺が邪魔だから、消そうという算段だな?」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「クククッ……相変わらず卑劣な奴だ……」
河合 奏:「ああ、なるほど。そういう理解になるのか」
日向 京介:「偽物の手先、ねえ。 どう思う?UGN正規人員としては」
河合 奏:三人の傍らで、粒子から人影が再構成される。今度は十代半ばの少女の姿だ。
日向 京介:浮遊させた戦輪をくるくると回転させながら、ため息交じりに口にする。
河合 奏:「怒りが湧く、と言いたいところだが。正直呆れが勝るな」
獅子堂奈乃:「同感ですね」
円城 鋼:「むしろ見事だ、とも思う。……そして」
円城 鋼:「知った通りの情報が正しいのなら。明確な脅威だ、とも」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「いいか。だがな。そうはさせない……俺はいよいよ、本当にあるべき場所に戻る手段を得たんだ」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:そう言って、『星の石』を見せる 「これを12個集めれば……願いが叶う! そうして俺は、UGN日本支部長に……なるッ!」
獅子堂奈乃:「今は違うんですか?さっきは日本支部長と名乗ってましたが」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「いっ、今は奴の卑劣な手によって、俺はハメられているんだ」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:僅かに動揺するも、首を振り 「そう、いわばこれは……『返り咲き』! UGNを、あるべき姿にする!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「邪魔は……させないぞ……ッッ!!」 スーツの下、頑強な筋肉がボコボコと波打つ
獅子堂奈乃:「埒があきませんね。無理に否定しても逆上させそうです」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「行くぞ! 真のUGN日本支部長、"リヴァイアサン"霧谷雄吾の力を見るが良い……!」
河合 奏:「良いさ。もとより言葉で分かり合う気もない」
河合 奏:「嫌でも黙ってもらうとしよう」
GM:ミドル戦闘1に突入します。


N市UGN『星の石』対策班─“夢幻の拳(インディフィニット・ホログラム)”“シャーデンフロイデ”“緋の砂(クリムゾン・アッシュ)”“ファントムキャット”
VS
UGN日本支部長(自称)─“リヴァイアサン”

戦闘開始



◆ ROUND 1

▼エンゲージ
("リヴァイアサン"霧谷雄吾[10])
   10m
(円城[5]、河合[15]、日向[9]、獅子堂[9])
[]内は行動値

GM:戦闘開始。まずはセットアップから各自どうぞ!
獅子堂奈乃:なし!
日向 京介:セットアップなし!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:《ヒュドラの怒り》。メジャーアクションの判定ダイスを+3、攻撃力を+24。暴走します
円城 鋼:なしで!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:さらに変異暴走の効果により、暴走中は行動値が-10します。
河合 奏:ではエンブレム:ユニークコード!シーン中、任意のキャラのメジャーアクションダイス+2!
日向 京介:あ、行動値落ちた!
円城 鋼:あっ、やったー!
日向 京介:支部長!素敵!
河合 奏:PC四人のダイス増やします!
獅子堂奈乃:支部長~♡
円城 鋼:ありがたい…とても…!
日向 京介:ありがとうございます!メジャーダイス+2!
GM:OK。それではイニシアチブを進めていきましょう。まずは河合支部長!
河合 奏:はーい
河合 奏:ちなみにこれ、もっかい骨の剣使わないとだめです?
GM:いえ、使わないでオッケーです。さっきのから引き続きでどうぞ!
日向 京介:ありがたい!
河合 奏:よっし!ならマイナーの戦闘移動で近づいてメジャーはコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1!

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10])
   10m
(円城[5]、日向[9]、獅子堂[9])
[]内は行動値

河合 奏:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,3,3,3,4,4,7,9,9,10]+10[5,5,6,10]+6[6]+2 → 28

GM:判定どうぞ! 暴走中なのでリアクションできないけどネ
日向 京介:28!どうしましょう
GM:こっちはリアクション不能です。好きなタイミングでダメージをお出しなさい
日向 京介:バディムーブでダメージダイス増やし狙います?
獅子堂奈乃:バディムはもう使っちゃった!
日向 京介:あ、そっか
河合 奏:ではこのままダメージ!
GM:奇襲のことであれば、ラウンド1回なら別カウントで大丈夫ですよ
河合 奏:3d10+24
DoubleCross : (3D10+24) → 20[9,8,3]+24 → 44

河合 奏:あ、先走っちゃった
獅子堂奈乃:そうか!
獅子堂奈乃:じゃあバディム!ダメージだけ+1D10してください
日向 京介:ありがとうございますー
GM:したまえ!
河合 奏:わーい
河合 奏:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+6[6] → 50

円城 鋼:大台に!
GM:良いダメージだ……とはいえまだまだ健在だぞ
河合 奏:「さて……」 構えはしない。自然体のまま立っている。
河合 奏:一呼吸。深く吸った息を吐き切って、その瞬間。
河合 奏:立っていた筈の彼女は既におらず、溶けだした粒子の残滓だけがある。
河合 奏:その残滓もほんの一瞬。目に負えないような速度で駆け抜けて。
河合 奏:三度、再構成。粒子の突進が早いか、再構成が先かも怪しいほどのスピード。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「……!!」 反射的にガード……ではなく、粒子を殴るような動きをするが、追いつけない!
河合 奏:光と音が炸裂して、既にその腹に拳がめり込んでいる。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ボバぁッ……!」
河合 奏:今度の姿は、普段より少しだけ背の伸びた男性の姿。
河合 奏:「後に続け。動く暇を与えるな!」
河合 奏:低い声で号令が響いた。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ゴボ……くそッ……良い度胸だ。UGN日本支部長、"リヴァイアサン"霧谷雄吾の俺に……!」
GM:侵蝕率は上げといてね! ではイニシアチブを進めましょう
GM:獅子堂さんか日向くんだ。どうする?
日向 京介:良ければ私が先に動きましょうか
獅子堂奈乃:お願いします!
日向 京介:では割り込みなければ私から!
GM:カモン!
日向 京介:まずはマイナー、前へ5m戦闘移動します

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10])
   5m
(日向[9])
   5m
(円城[5]、獅子堂[9])
[]内は行動値

日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は霧谷。対応なければ判定行います
GM:来な!
日向 京介:では判定、支援いただいたユニークコード込みでダイス8,固定値7、C値7!
日向 京介:8DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (8R10+7+0[7]) → 10[1,2,2,2,2,5,8,8]+5[4,5]+7 → 22

日向 京介:むう、ちょっと出目が腐ったな!22です
GM:暴走中につきリア不さ。ダメージどうぞ!
日向 京介:ダメージ!固定値9、ダメージダイスが対抗種等入れて7つ!
日向 京介:3d10+4d10+9
DoubleCross : (3D10+4D10+9) → 27[9,9,9]+29[8,5,7,9]+9 → 65

日向 京介:ダメージ回った!65点、装甲有効です!
GM:ヒエ……なかなか削ってくるな。まあまだまだ全然戦えますが……
日向 京介:流石に頑丈だなあ。よければ演出入ります!
GM:ガンガンやっちゃってくれ。 断らないでいいぜ!
日向 京介:木々の間をすり抜けて、戦輪が飛ぶ
日向 京介:因子によって操作された4つの刃が次々に襲いかかり、男を切り裂く
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぐおっ、何っ、何だぁ!?」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「飛び道具だと!? ふざけやがって……!!」
日向 京介:「(相当、タフだ。これだけでは有効打にならん)」
日向 京介:だが。戦輪の命中で、”因子”の準備は既に整った
日向 京介:抜き払った短刀を、なにもない虚空へ向けて振り抜く。と、同時
日向 京介:因子を通して能力を発動。ほんの一瞬、男を目の前の空間へと転移させる。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぶあっ!? 何をして……!?」
日向 京介:「シィッ……!」
日向 京介:肉を切り裂く手応えとともに、再び能力を起動。反撃の前に一瞬で目の前から姿を消す
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ガハッ……!」 切り裂かれながらも、殴り返してくるが、計算通り、その反撃は空を切る
日向 京介:「次だ!手数で押すぞ!」
GM:では次、獅子堂さん! どうする?
獅子堂奈乃:マイナーで前方5m戦闘移動、日向くんのエンゲージへ。

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9])
   5m
(円城[5])
[]内は行動値

獅子堂奈乃:メジャーでコンボ【辺獄メタフィジカ】
獅子堂奈乃:≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象霧谷雄吾!
GM:来い!
獅子堂奈乃:11DX8+2
DoubleCross : (11R10+2[8]) → 10[2,3,4,5,6,6,7,8,9,9,10]+7[1,3,6,7]+2 → 19

獅子堂奈乃:ウッ低い!
GM:暴走によりリア不。ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:2D10+12+2D10 装甲有効
DoubleCross : (2D10+12+2D10) → 12[10,2]+12+14[10,4] → 38

GM:削られるが……まだ健在!
日向 京介:あっとすいません、対抗種のダメージと侵食上昇!
日向 京介:日向 京介のHPを-3した(HP:26->23)
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:52->58)
GM:ウム、その辺忘れないようにね
獅子堂奈乃:「ええ。手数と言うならば」
獅子堂奈乃:獅子堂の周囲を旋回する魔眼の群れが、整列しひとつの形を成す。
獅子堂奈乃:弧を描いた魔眼の群れが二つ。それはまるで見えざる獣が大きく開いた顎めいて。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「こいつはさっきの……バカにするなよァ!?」 回避……しない。その腕を振るい、殴り飛ばそうとする!
獅子堂奈乃:血飛沫が舞う。
獅子堂奈乃:振るわれた男の腕に、無数の牙が突き刺さっている。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぐああァァァァ!!」 苦悶! 痛みを紛らわすかのように己の筆を振り払う
獅子堂奈乃:そのまま噛みちぎらんとするかのように、牙は何度も繰り返し男に喰らい付く。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「やめろ、やめろォ! 俺の腕があ!」
獅子堂奈乃:「活きがいいですね。噛み甲斐があります」
獅子堂奈乃:「さて。動く前に片付けたいところですが……」
獅子堂奈乃:侵蝕63>67 HP27>23
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぐっ……ク……このォ……俺にそんなことをして……許されるとでも……!!」
獅子堂奈乃:侵蝕63>67 HP27>24
GM:イニシアチブを進めます。イニシアチブ値は……7
GM:イベントチャートA:乱入により、新たな敵がこの場に現れます。
円城 鋼:!?
獅子堂奈乃:なぁーーーっっ
河合 奏:うわ!
日向 京介:なにーーーっ


◆ ROUND 1
『乱入者あり!』

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10])─10m─(行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員1/2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9])─10m─(髭焦がし団団員3[7])    5m
(円城[5])─10m─(髭焦がし団団員4[7]) []内は行動値

GM:選ばれたエネミーは、日本最後の海賊……『髭焦がし団』!


乱入者:“行方なき風(ロストセイル)”万雄陰人&『髭焦がし団』/日本最後の海賊

獅子堂奈乃:ヤバい多い!!
河合 奏:め、めんどくせえ
円城 鋼:ぐわーッ!?
日向 京介:まずいまずい数が多い!
GM:君たちが"リヴァイアサン"霧谷雄吾を自称する狂人に猛攻を加えている最中……気付いた者がいるかもしれない。
GM:その側面より、忍び寄る集団がいることを。
河合 奏:「……まずいな」 霧谷と向き合っていた目線を横へ向ける。
"行方なき風"万雄陰人:「……妙だな。交戦はあるが、『星の石』は一つ……」
"行方なき風"万雄陰人:「別動班を恒星してるのか? ……まあいい」
"行方なき風"万雄陰人:一団の先陣を切る男は、刀のようなサイズの包丁を肩に担ぐ
"行方なき風"万雄陰人:「最終的には全員奪い尽くす。行くぞ、"髭焦がし団"」
"行方なき風"万雄陰人:「練習航海だ」
髭焦がし団:「「「「ウオッッス!!」」」」
GM:彼らが声を上げれば、皆気付けるだろう。揃いのタンクトップとバンダナに、刀を構えた男たち。そしてそれを指揮する、ひときわ眼光の鋭い男。
GM:時代錯誤の海賊のような彼らもまた……『星の石』を狙うこの戦いに、乱入せんとしている!
円城 鋼:「……ッ!?」
円城 鋼:突然の叫び声。そして、何よりも。
日向 京介:「なんだ、こいつら……!?……何者だ!?」
円城 鋼:「山賊……いや、あれは……!」
獅子堂奈乃:「新手……それも団体さんですか」魔眼を引き戻す。
円城 鋼:その風体に、驚愕の声をあげる。
"行方なき風"万雄陰人:「……山賊? ハッ。違うだろ、小僧。いや、分かってんだろ?」
"行方なき風"万雄陰人:倦んだ雰囲気の男だ。しかしながら、その目には炎が燃え盛る 「俺たちは日本最後の海賊……『髭焦がし団』」
"行方なき風"万雄陰人:「『星の石』、根こそぎいただくぜ」
"行方なき風"万雄陰人:行動します。10m移動し、霧谷と河合支部長のエンゲージに突入

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7])─10m─(髭焦がし団団員1/2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9])─10m─(髭焦がし団団員3[7])
   5m
(円城[5])─10m─(髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

GM:choice[霧谷,霧谷,霧谷,霧谷,河合,河合]
DoubleCross : (CHOICE[霧谷,霧谷,霧谷,霧谷,河合,河合]) → 河合

GM:あらあら
獅子堂奈乃:支部長ーっ
河合 奏:まあじでえ?
"行方なき風"万雄陰人:《コンセントレイト:エグザイル》+《エンタングル》+《爪剣》+《貫きの腕》+《逃れ得ぬ腕》+《ライトウェイトモード》+《クリスタライズ》
"行方なき風"万雄陰人:ドッジダイス-7、ガード・装甲無効、リアクションのC値+1。更に命中で重圧を付与します
日向 京介:めっちゃ乗っけてくる!
"行方なき風"万雄陰人:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[2,3,6,6,6,6,7,8,9,10]+10[2,4,7,7]+10[7,10]+10[4,8]+1[1]+2 → 43

河合 奏:どうにもならんわそんなん!意味ないけどガード!
GM:ガード・装甲は無効だ……! ダメージ行くぜ!
"行方なき風"万雄陰人:5d10+35+3d10
DoubleCross : (5D10+35+3D10) → 26[7,1,6,2,10]+35+20[8,2,10] → 81

日向 京介:ヒィーッ!
河合 奏:粉微塵!リザレクト!
河合 奏:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 4[4]+65 → 69

"行方なき風"万雄陰人:地を蹴り、巨大な包丁を振りかざして男は君へと迫る。樹木が林立するフィールドながら、その刃先には一切の迷いがない。
"行方なき風"万雄陰人:ミリ秒単位で刃の角度を、持ち方を調整し、一切の淀みなく、まるで流れ落ちる水のように滑らかに君へと斬りかかってくる。人剣一体——!
河合 奏:「ちっ」 間に合わないと察し、一回受ける。
"行方なき風"万雄陰人:「……テメエらは、何だ?」
河合 奏:切られた傷に粒子を回し、修復。まだ問題なく戦える範囲。
"行方なき風"万雄陰人:「ソイツは分かる。『星の石』を持ってる。俺と同じように。だがテメエらは違う」
"行方なき風"万雄陰人:刃を引きながら一回転。包丁を構え、突き出すような奇妙な構えだ 「どうしてソイツと戦ってる?」
河合 奏:「……名乗る義理はない、と言ってもいいが」
河合 奏:「私達はUGNだ。戦う理由は」
河合 奏:「全ての石を回収し、この街を守るため」
"行方なき風"万雄陰人:「ハ。なら負けねえ」
"行方なき風"万雄陰人:「だって夢が小さすぎるぜ。……かかれッ!」
髭焦がし団:「「「「ウオオオォォーーーッッ!!」」」」
髭焦がし団:という訳でこちらも4名行動します
日向 京介:ヒェーッ!どうぞ!
髭焦がし団:団員1。10m移動し、同様のエンゲージに突入。

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員1[7])─10m─(髭焦がし団団員2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9])─10m─(髭焦がし団団員3[7])
   5m
(円城[5])─10m─(髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

髭焦がし団:《コンセントレイト:モルフェウス》+《ペネトレイト》+《カスタマイズ》+《爪剣》+《異形の祭典》 対象は霧谷雄吾と河合支部長の2体
髭焦がし団:7dx8-2
DoubleCross : (7R10-2[8]) → 10[2,5,6,6,7,10,10]+6[2,6]-2 → 14

GM:ドッジダイス-1。リアクションせよ!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:暴走リア不
日向 京介:出目低め!頑張って!
河合 奏:ワンチャンドッジ!
河合 奏:2dx=>14
DoubleCross : (2R10[10]>=14) → 7[6,7] → 7 → 失敗

河合 奏:んんん
髭焦がし団:ダメージ出します
髭焦がし団:2d10+9
DoubleCross : (2D10+9) → 11[10,1]+9 → 20

髭焦がし団:装甲無視
河合 奏:もっかいリザ!
河合 奏:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 7[7]+69 → 76

髭焦がし団:団員2。まったく同じです。《コンセントレイト:モルフェウス》+《ペネトレイト》+《カスタマイズ》+《爪剣》+《異形の祭典》 対象は霧谷雄吾と河合支部長の2体

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員1/2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9])─10m─(髭焦がし団団員3[7])
   5m
(円城[5])─10m─(髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

髭焦がし団:7dx8-2
DoubleCross : (7R10-2[8]) → 10[1,4,6,7,8,8,8]+10[6,7,8]+10[9]+2[2]-2 → 30

GM:回していく。リアクションせよ……!
河合 奏:一応ドッジ!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:暴走中につきリア不
河合 奏:2dx=>30
DoubleCross : (2R10[10]>=30) → 8[8,8] → 8 → 失敗

髭焦がし団:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 23[2,6,5,10]+9 → 32

GM:装甲無視!
河合 奏:リザ!
河合 奏:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 6[6]+76 → 82

GM:続けて動きます。演出は後でまとめてね
髭焦がし団:団員3。10m移動し、日向くんと獅子堂さんのエンゲージへ

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員1/2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])
   5m
(円城[5])─10m─(髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

髭焦がし団:《コンセントレイト:モルフェウス》+《ペネトレイト》+《カスタマイズ》+《爪剣》+《異形の祭典》。対象は二人!
髭焦がし団:7dx8-2
DoubleCross : (7R10-2[8]) → 10[2,2,2,4,6,9,9]+1[1,1]-2 → 9

GM:腐った……! リアクションどうぞ!
獅子堂奈乃:≪原初の紫:復讐の刃≫!
獅子堂奈乃:侵蝕67>75
獅子堂奈乃:侵蝕67>74
日向 京介:ワンチャンドッジ!
日向 京介:1DX+1+0@10>=9 回避
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=9) → 9[9]+1 → 10 → 成功

日向 京介:やるじゃん
獅子堂奈乃:避けた!
河合 奏:えらい!
髭焦がし団:ではダメージ
髭焦がし団:1d10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 4[4]+9 → 13

髭焦がし団:装甲無視です。そっちも復讐来い……!
獅子堂奈乃:HP23>10
獅子堂奈乃:復讐!
獅子堂奈乃:2DX
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[1,9] → 9

獅子堂奈乃:リア不!ダメージ!
日向 京介:あ、C値!
獅子堂奈乃:あっほんとだ クリティカルしてる!
GM:振りたしあそばせ!
日向 京介:ありがとうございます!
獅子堂奈乃:1DX9+10
DoubleCross : (1R10+10[9]) → 7[7]+10 → 17

獅子堂奈乃:イェイイェイ
GM:ダメージ来い……!
獅子堂奈乃:2D10+12+2D10
DoubleCross : (2D10+12+2D10) → 4[1,3]+12+9[1,8] → 25

獅子堂奈乃:ウッ低い!!
日向 京介:大分腐った……!
GM:それではまだ落ちてやれんなあ……!!
獅子堂奈乃:クソ~~ HP10>7
髭焦がし団:では4人目
髭焦がし団:10m移動し、円城くんのエンゲージへ。《コンセントレイト:モルフェウス》+《ペネトレイト》+《カスタマイズ》+《爪剣》 もちろん対象は円城くん!

▼エンゲージ
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員1/2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])
   5m
(円城[5]、髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

髭焦がし団:7dx8-2
DoubleCross : (7R10-2[8]) → 10[1,4,4,6,8,8,9]+10[4,10,10]+3[2,3]-2 → 21

円城 鋼:ぐうーッ!
GM:リアクションせよ……!
円城 鋼:ガード……!
髭焦がし団:3d10+9
DoubleCross : (3D10+9) → 11[5,1,5]+9 → 20

髭焦がし団:装甲無視!
円城 鋼:17点通ってHP12!
髭焦がし団行方なき風(ロストセイル)万雄陰人の掛け声に従い、雄叫びを上げて君たちの側面から団員たちが突撃してくる。
髭焦がし団:技量で言えば、陰人のそれと比べるまでもなく低い。君たちの誰よりも劣るだろう。
髭焦がし団:だが、戦意がある。躊躇がない。盾を構えて突撃し、刀を君たちに向けて一斉に振り下ろしてくる。
河合 奏:「流石に、数が多いな」 切り付けられた傷から血と粒子が零れ落ちる。
日向 京介:「ちぃっ……!」
河合 奏:手傷を幾つも負いながら。それでも倒れることは無い。
日向 京介:両足に装着させた戦輪を回転。疾走と短距離転移を繰り返す。
獅子堂奈乃:「っ……!」魔眼で迎撃するが、先程の攻撃の隙が大きい。殺しきるには数が足りない。
円城 鋼:「ぐ……!」
円城 鋼:刀身と舞い散る灰を盾に攻撃を凌ぐが、捌き切れず手傷を負う。
日向 京介:「(分断された……!偽霧谷を警戒して間合いを離したのが裏目に……!)」
"行方なき風"万雄陰人:「……いいぜ、野郎ども。今までの訓練は無駄じゃあなかった」
"行方なき風"万雄陰人:「このまま各個撃破だ。敵の頭は俺が押さえる」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぐうッ……こいつら、俺のことをUGN日本支部長だと知ってのことか……!?」
GM:イニシアチブを進めます。イニシアチブ値5……円城くん!
円城 鋼:は、マイナーなし!
円城 鋼:というよりエンゲージされて…動けない!
円城 鋼:あ、行動前に確認を。ロストセイルが健在の状態で、リヴァイアサンが斃れた場合。リヴァイアサンが所持していた石は、どう扱われるでしょうか。
円城 鋼:(GUN側のものになるか、戦闘終了まで保留か、なんらかの判定等で所有が決まるか、あたり)
GM:戦闘終了まで保留にしましょう……! 混戦状態だ。拾ったりしていられない。
円城 鋼:了解です!
日向 京介:了解!
円城 鋼:ではメジャーアクション。リヴァイアサンに攻撃、組み合わせは下記のとおり。
円城 鋼:■緋剣・灰刃
円城 鋼:コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神/フレイムタン
円城 鋼:判定!
日向 京介:あ、
日向 京介:砂塵霊とかは使いません?
円城 鋼:おあっと!
日向 京介:あと、ユニークコードでメジャーダイス増えてるのお忘れなく!
円城 鋼:すみません、オートで砂の加護/砂塵霊!ダイス+4個!ユニークコードも込みで…
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:46->52)
円城 鋼:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,5,5,7,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,4,4,8,9,9]+10[2,3,7]+5[5]+1 → 36

"リヴァイアサン"霧谷雄吾:暴走リア不
円城 鋼:36、リア不なのでそのままダメージ!
GM:ダメージどうぞ!
円城 鋼:5d10+16+12
DoubleCross : (5D10+16+12) → 27[1,9,8,3,6]+16+12 → 55

円城 鋼:装甲有効、55点。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:ぐおぉ あっぶな
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:生き残っています。ハレルヤ……!
日向 京介:チィッ!
円城 鋼:ぬうーッ!では演出!
河合 奏:足りねえか……!
獅子堂奈乃:死んでくれ~
円城 鋼:「……悪いけど。俺たちの目的は、お前たちじゃ……ない!」
円城 鋼:周囲の海賊たちを振り払うように、大剣を真横に振るう。その軌跡に、灰の粒子が半円状に残る。
髭焦がし団:接近した海賊は盾を構え、慎重に間合いを計っている
円城 鋼:それが向くのは、河合支部長や海賊たちと乱戦を繰り広げる"リヴァイアサン"。
円城 鋼:灰がまだ軌跡を保っている間に。更に、そこへ。縦方向、真一文字に。下から上へ大剣を振り抜くと。
円城 鋼:縦方向の斬撃、その軌跡が発火。先の横向きの半円と共に、十字に組み合わさった燃える灰が。
円城 鋼:木々を薙ぎ倒しながら─その過程で、横向きの炎は障害物と相殺されて─直進。
円城 鋼:縦一文字の斬撃が、"リヴァイアサン"に「着弾」する。
円城 鋼:(以上で!)
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ぐおおぉぉぉ!?」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:斬撃と化した灼熱の灰が直撃し、霧谷雄吾は悶え苦しむ……!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハッ……ハッ……ふざけるなよ……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「俺は……UGN日本支部、支部長……!!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「"リヴァイアサン"ッ! 霧谷雄吾ッッ!!」
円城 鋼:「違う」
GM:イニシアチブが進み、霧谷の手番です。このラウンド中殴ってきたのは……
円城 鋼:「お前は、お前だ。それ以上でも以下でも……ない」
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+12した(侵蝕率:52->64)
GM:choice[河合,日向,獅子堂,団員1,団員2,円城]
DoubleCross : (CHOICE[河合,日向,獅子堂,団員1,団員2,円城]) → 団員1

GM:だっ団員1ー!
獅子堂奈乃:よっしゃ!
円城 鋼:うおー!
日向 京介:助かった……?
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:動きます。マイナーで《生命の黄金律》+《骨の剣》+《死招きの爪》 素手データの攻撃力が45、ガード値が16になります
日向 京介:大分怖いこと言ってる
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:メジャー。《オールレンジ》+《伸縮腕》+《爪剣》+《貪欲なる拳》+《命の剣》+《死神の手》+《ラバーアームズ》
河合 奏:レベルエッグいな
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:40dx
DoubleCross : (40R10[10]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+9[4,6,6,9] → 19

日向 京介:C値って思ったらそもそもコンセがない!
河合 奏:ひでえ出目だ
円城 鋼:よんじゅう。……40!?
髭焦がし団:受けたら死ぬ……ドッジ!
河合 奏:いや出目的には普通なのか
獅子堂奈乃:なにこいつ……
髭焦がし団:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[3,4,4,5,7] → 7

円城 鋼:団員1−ッ!?!?
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:あーあ
日向 京介:だ、団員1……
河合 奏:どうせなら3か4殴って欲しかったな
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:2d10+138+1d10
DoubleCross : (2D10+138+1D10) → 10[1,9]+138+6[6] → 154

髭焦がし団:諸々有効ですが当然消し飛びます
日向 京介:なにその固定値……こわい……
獅子堂奈乃:こいつヤバ……
円城 鋼:ヒェッ……
日向 京介:多分殴るのは自分殴ってきた奴なので
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:アッ!!
河合 奏:マジでヤバい生命体だなこいつ
日向 京介:我々を殴ってた3,4は対象外かな
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:判定直前に《呪われし者の印》+《流刑者の刻印》、使い忘れた……使って良い?
日向 京介:あっそれがあった!
河合 奏:回復までしやがる!
日向 京介:私はどうぞ……?
獅子堂奈乃:やだけどいいよ!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:っていうか……使うね! HP40回復!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「日、本、支部……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「長ァ!!!」 バチバチバチッ! スーツの碗部が内側から破かれ
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:肥大化した腕が暴れ狂い、哀れな髭焦がし団団員の一名を空の果てへと吹き飛ばす。
円城 鋼:ひええ……
日向 京介:「なんて、デタラメな……!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハーッ……ハーッ」 息も絶え絶えに、肥大化した腕を押さえ
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「俺を……否定するやつは全員。こうやって……吹っ飛ばしてきてやった……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「認めろ……俺が……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「UGN日本支部長だと……!」
日向 京介:先にかすめた腕の強烈な風圧が蘇り、冷たい汗が流れる。
獅子堂奈乃:「言動はともかく、実力は相当ですね……」
河合 奏:「あらゆる意味で馬鹿げてるな」
"行方なき風"万雄陰人:「……気狂いだろうが、何だろうが」
"行方なき風"万雄陰人:「手下をやったケジメはつけさせてもらうぜ」
河合 奏:呆れた顔だが、その瞳は鋭く霧谷を睨みつけている。
円城 鋼:「それだけの力があれば……いや。今更か」
円城 鋼:寄る辺を、名ではなく力に求めていたなら、あるいは、と。考えかけた「もしも」をかき消す。
GM:これにて全員行動完了です。クリンナップはないね?
日向 京介:私はなし!
GM:ということで2ラウンド目のセットアップですが……
GM:増援が来ます。マジで言ってんの?
日向 京介:わぁ なんだかすごいことになってきたぞぉ
獅子堂奈乃:まだ1回目だぞ戦闘
河合 奏:ひゅー
円城 鋼:わあい。(マグロ目)
河合 奏:盛りだくさんのハッピーセットだ


◆ ROUND 2
『乱入者あり!』

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[8])
   10m
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])─10m─("ホワイト・ファッズ"[10])
   5m
(円城[5]、髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

GM:順番に演出を挟みます。まず、刹勇超
GM:長髪のシルエットが、河合支部長、霧谷、そして髭焦がし団の乱戦に、悠々とした足取りで近付いてくる


乱入者:“互流游境”刹勇超/ギルド麾下・侠客『決鬥團』

"互流游境"刹勇超:「……何だ何だ、もう始めているじゃないか」
"互流游境"刹勇超:「UGN! せっかくその日本支部長とのやり合いを楽しみにしていたのに……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハァ、ハァ……俺か……?」
"互流游境"刹勇超:「ここまで満身創痍では! これを打って倒すのは、僕の義侠心にはもとるな」
獅子堂奈乃:「おや」そちらに目をやり。「ウォーミングアップは済みましたか?」
獅子堂奈乃:「ごもっともですね。それならあちらはどうです?」
獅子堂奈乃:髭焦がし団の面々を示す。
"互流游境"刹勇超:「ああ、存分に。今日は付き人もなしだ。やはり英傑たるものこうでなくては……ふむ」
"行方なき風"万雄陰人:「…………」 鬱陶しそうなものを見る目で勇超を見て
"互流游境"刹勇超:「……ハハハ、やはり『星の石』! 期待通りに戦乱を招いてくれる!」
獅子堂奈乃:「N市の最前線、第六支部の支部長に一太刀入れる使い手です」笑って
獅子堂奈乃:「相手にとって不足は無いかと」
"互流游境"刹勇超:「良いね。快調の日本支部長には見劣りしそうだが……」
"互流游境"刹勇超:「楽しませてもらおう。さ、やろうか」
"行方なき風"万雄陰人:「……ハッ。つまらん海を超えてきて、よくもまあ義侠を演じれる」
"行方なき風"万雄陰人:包丁を構え直し 「海賊流を叩き込んでやろう」
GM:……ほぼ時を同じくして、戦場の片隅に白い少女が舞い降りる

乱入者:“ホワイト・ファッズ”/レネゲイドビーイング

"ホワイト・ファッズ":「……『星の石』……」
日向 京介:「……! "ホワイト・ファッズ"!?」
"ホワイト・ファッズ":「いっぱいあるのは分かるけど。どこにあるのかな。誰が持っているのかな」
"ホワイト・ファッズ":「あ、さっきのニンゲン。さっきは色々教えてくれてありがとう!」
"ホワイト・ファッズ":「ねえ、あたし『石』が欲しい。ここにいるニンゲン、ぜんぶやっつけたら、石、拾える?」
"ホワイト・ファッズ":「あたし、仲良くなりたいから、ニンゲンは傷つけたくないけど。『敵』をやっつけるのは得意だよ。やりたいことを邪魔するのも、『敵』」
"ホワイト・ファッズ":「ねえ、『敵』はどれか分かる?」
日向 京介:「……僕は」
日向 京介:「(この状況……彼女の助力があれば、形成は傾く……けど)」
日向 京介:「ホワイト・ファッズ。僕は」
日向 京介:「君が人になりたいなら、人と仲良くしたいなら」
日向 京介:「出来る限りの手助けはする。だから」
日向 京介:「今は戦わないで、傷つけないで欲しい。……頼む」
"ホワイト・ファッズ":不思議そうな表情で、君を見返してくる。その瞳はやはり、人間とは決定的に違う光を湛えていて
"ホワイト・ファッズ":「……本当にニンゲンになれるの? 『石』は手に入るの?」
"ホワイト・ファッズ":「わかんないけど……でもいいよ」
"ホワイト・ファッズ":「あたし、言う通りにしてあげる。なんにもしないようにするね」
日向 京介:「……良かった。ありがとう」
日向 京介:「危ないから、少し下がっていてくれ」
"ホワイト・ファッズ":そう言うと、奇妙な揚力で木立の合間に浮かび上がる。自分が触れて、植物が枯れ落ちたりしないようしているのだ
"ホワイト・ファッズ":「むずかしい……でもわかった」

GM:それでは戦闘を継続します。あらためて2ラウンド目のセットアップ!
円城 鋼:なし!
日向 京介:なし!
獅子堂奈乃:ないです!
河合 奏:なし!
"互流游境"刹勇超:エンブレム:マネーパワー。財産点を10消費し、攻撃力+10、行動値-5
"行方なき風"万雄陰人:《ソードマスター》。ラウンド中、攻撃達成値+12
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:《ヒュドラの怒り》。メジャーアクションの判定ダイスを+3、攻撃力を+24。暴走
"ホワイト・ファッズ":なし。傍観の構えだ

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(河合[15]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7]、髭焦がし団団員2[7])
   5m
(日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])─10m─("ホワイト・ファッズ"[10])
   5m
(円城[5]、髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

GM:ではイニシアチブ通りに進めていきましょう。まずはイニシアチブ値15、河合支部長! どうする?
河合 奏:やーってやるぜ!マイナーなしでコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1+獅子奮迅Lv1!
河合 奏:ここで範囲を打たない手はない!
GM:来るか……! 対象は?
河合 奏:当然自分以外の三人!霧谷、万雄、団員2!
GM:いいでしょう。判定どうぞ!
円城 鋼:その判定に《砂の加護/砂塵霊》。ダイス+4、攻撃力+12!
河合 奏:滅茶苦茶に助かる!
GM:決めに来たな・!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:64->70)
河合 奏:15dx7+2
DoubleCross : (15R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,6,6,6,7,7,8,9]+10[4,5,6,8]+5[5]+2 → 27

日向 京介:27か
日向 京介:どうします?
獅子堂奈乃:う~ん
獅子堂奈乃:いや行こう!バディムーブ!
河合 奏:ありがとう!
円城 鋼:チルドレンたちの力が支部長に!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:暴走につきリア不
"行方なき風"万雄陰人:装備しているのはバトルガーディアンだ。ガードします。《スプリングシールド》+《砂の盾》
髭焦がし団:リアクティブシールドでガード。《歪みの体》使用
GM:ダメージどうぞ!
河合 奏:36+4d10
DoubleCross : (36+4D10) → 36+22[2,10,1,9] → 58

髭焦がし団:おっと、リアクティブシールドの効果も使うぜ。ワンチャンある……!
河合 奏:出目は平均!
髭焦がし団:(なかった……)
髭焦がし団:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

髭焦がし団:全然だめ! 団員2はここで退場です
日向 京介:ヨシ、数減った!
"行方なき風"万雄陰人:こちらはしっかり受け止めて、とはいえダメージはきっちり入れられ生存
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:こっちはギリギリ生存! 首の皮一枚……!
獅子堂奈乃:生きてるし!
河合 奏:くっそダメか!
円城 鋼:ぬぅーッ…!
獅子堂奈乃:無数の魔眼が飛び交い、大きな円を形作り、河合支部長と髭焦がし団、そして霧谷雄吾の周囲を旋回する。
獅子堂奈乃:近付けば襲い掛かる魔眼の群れによる包囲が、逃げ場を塞いで展開される。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「ハア、ハア……」 息も絶え絶えだ。手の届きそうな所にくる魔眼を反射で殴ろうとしている
獅子堂奈乃:「塞ぎました。お願いします」
"行方なき風"万雄陰人:一方こちらは静観。これが牽制だろうと判断している
円城 鋼:魔眼が退路を断つと同時。"リヴァイアサン"を打ち据え散った灰の刃が、今一度、仄かに輝く。
円城 鋼:斬撃の残滓。燃え尽きた抜け殻に残ったもの。それらが、拳を握る者に集約されて。
円城 鋼:河合奏の「速さ」に、「熱」が上乗せされる。
円城 鋼:「─頼む、河合支部長」
河合 奏:「ああ、頼まれた」
河合 奏:四人で構成された混戦模様。その真ん中で。
河合 奏:託された熱を携えたまま、一際激しく光が弾ける。
"行方なき風"万雄陰人:「……来るかッ!」
河合 奏:やっていることは先ほどまでと同じだ。自身の分解と再構成、それに合わせての打撃。
河合 奏:しかしそのスピードは。まるでそう造られたホログラムであるかのように、消えては表れ、表れては消える。
河合 奏:まずは霧谷に一撃。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「げぼォッ!?」 先程までと同じだ。ほとんど防御姿勢を取らない。君の拳は直撃する
河合 奏:次に万雄へ一撃。
"行方なき風"万雄陰人:対するこちらは、巨大な包丁で君の拳を迎撃する。真っ向から受けることは敵わないが、打撃の瞬間に横合いからズラしを入れて、威力を低減
河合 奏:最後に団員へ一撃。
髭焦がし団:団員も同様に防御を試みるが……こちらは耐えられない! 君の拳に突き飛ばされ、樹に打ち付けられる。
河合 奏:そのたび度に姿が切り替わる。あどけない少女、まだ若い青年、そして。
河合 奏:「は。これだけやって一人とは、格好がつかんな」
河合 奏:本来の姿に近い、だけどそれよりは髪の長い。四年ほど前の姿へ変わる。
"行方なき風"万雄陰人:「……ま、俺らもお前達の守ろうとする平和を乱す因子であることには変わりねえか」
河合 奏:「なんだ。分かってるじゃないか」
"行方なき風"万雄陰人:「分かりきったことだ。海を行くってのは、風や空と戦えば良いだけじゃない。テメエらみたいなのとも衝突する」
"行方なき風"万雄陰人:「秩序、統制。つまらなくご立派じゃねェか。だが、そういうのを切り裂く爪を俺たちは持ってる」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「グッ……グ~~ッ……! 俺は……"リヴァイアサン"……!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「日本のトップ……霧谷雄吾……"リヴァイアサン"の……霧谷雄吾なんだ……!」
河合 奏:「なるほど、確かに。それなりの鋭さはあるようだ」
河合 奏:「だが、足りんな。まだ足りん」
河合 奏:「その程度の爪で、N市の盾は破れない」
GM:イニシアチブを進めます。9組の日向くん獅子堂さん! どうする?
GM:あっと
GM:"ホワイト・ファッズ"が10で本来動きますが、待機です。
GM:なので9組ということですね。どうしましょう
日向 京介:良かった……!ありがとうございます
獅子堂奈乃:では私から!
日向 京介:お願いします!
獅子堂奈乃:マイナーで≪斥力跳躍≫
獅子堂奈乃:支部長たちのエンゲージに移動します。侵蝕率74>75

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(河合[15]、獅子堂[9]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7])
   5m
(日向[9]、髭焦がし団団員3[7])─10m─("ホワイト・ファッズ"[10])
   5m
(円城[5]、髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

GM:ほう……!
獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象は傷付いてる髭焦がし団3!
獅子堂奈乃:11DX8+2
DoubleCross : (11R10+2[8]) → 10[1,2,2,2,4,6,7,7,8,10,10]+10[5,8,8]+6[4,6]+2 → 28

髭焦がし団:ガード……する! リアクティブシールドの効果も使用!
髭焦がし団:ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:小癪な……ダメージ!死んで!
獅子堂奈乃:3D10+12+2D10
DoubleCross : (3D10+12+2D10) → 10[1,7,2]+12+6[5,1] → 28

獅子堂奈乃:また低いな……!
髭焦がし団:あっ、ごめん。ガードっていうのは《歪みの体》も使うっていうことでしたが
髭焦がし団:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

髭焦がし団:これで10を引いても死ぬ程度のHPしか残ってなかった! 戦闘不能です
獅子堂奈乃:はー良かった
河合 奏:ナイス!
日向 京介:よっしゃ!ナイス!
獅子堂奈乃:木々の間を縫って展開された包囲網が、不意に大きく崩れる──否、ひとつの目標に向けて動き出す。
円城 鋼:やったー!
獅子堂奈乃:爪牙が獲物と定めたのは、獅子堂から最も近くにいる海賊の男。
獅子堂奈乃:無数の魔眼が男に殺到し、身体に突き刺さり、同時。
獅子堂奈乃:爆発するように外方向への斥力を解放する!
髭焦がし団:「オォ……!!」 盾を構えて、型通りのガードを取るが、受けきれるものではない
髭焦がし団:その衝撃に耐えられず、やはり吹き飛ぶようにして倒れ、動かなくなる……!
獅子堂奈乃:それを見もせず、支部長と敵の元へと走る。
獅子堂奈乃:支部長と背中合わせに再び魔眼を展開し。
獅子堂奈乃:「そろそろお疲れなんじゃないですか?支部長」
獅子堂奈乃:「代わりましょうか?」
獅子堂奈乃:悪戯っぽい笑みを浮かべる。
獅子堂奈乃:侵蝕75>79 HP7>4
河合 奏:「はは。流石に部下に任せきりとはいかん」
河合 奏:「代われは出来ないが、そうだな。背中は任せた」
獅子堂奈乃:「光栄です」
GM:では次、日向くんの手番です! どうします?
日向 京介:はい!まずはマイナーで戦闘移動、河合支部長達のエンゲージに侵入します

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(河合[15]、獅子堂[9]、日向[9]、"リヴァイアサン"霧谷雄吾[10]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7])
   10m -10m-("ホワイト・ファッズ"[10])
(円城[5]、髭焦がし団団員4[7])
[]内は行動値

日向 京介:続いてメジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は団員4で良いかな! 皆さん良ければ判定します
円城 鋼:お願いします…!
GM:判定どうぞ!
日向 京介:6DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (6R10+7+0[7]) → 10[2,2,6,6,8,10]+10[4,8]+3[3]+7 → 30

日向 京介:よし、なんとか30乗った!
髭焦がし団:ガードします。《歪みの体》。リアクティブシールドの効果も使用……!
日向 京介:ダメージ行きます! 固定値9,ダイス8!
日向 京介:4d10+4d10+9
DoubleCross : (4D10+4D10+9) → 22[5,9,4,4]+26[3,8,8,7]+9 → 57

日向 京介:よし、この値なら!
髭焦がし団:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

髭焦がし団:どうしようも……ない! 団員4も戦闘不能です
日向 京介:オッケー!
河合 奏:ナイスダメージ!
円城 鋼:ありがたい…!
獅子堂奈乃:完璧
日向 京介:「流石、良い仕事だUGN……!」
日向 京介:味方の攻撃で敵の数が減り、包囲の網が破れた。今やるべきは……
日向 京介:「(このまま一気に、食い破る!)」
日向 京介:狙うは円城と対峙する海賊。その熱と灰に気を取られている激をつき、空間転移で一挙に距離を詰める。
日向 京介:「シィッ……!」
髭焦がし団:「……!」 気付いた時には間近だ。声も上げられない
日向 京介:二刀一閃、手応えあり。結果を確認することもなく、再び転移。
日向 京介:「すまない、待たせた」
髭焦がし団:バタリ。遅れて倒れる音がする
円城 鋼:一瞬。現れて、そして消えた姿に目を見開いて、ただ一言。
円城 鋼:「見事だ、日向」
円城 鋼:心底、感服した。そんな声色で。
日向 京介:男が倒れたときには既に、河合奏と獅子堂奈乃の前に出現している。
日向 京介:「カバーに入る。無茶はするなよ、まだまだ本命は健在だ」
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:58->64)
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:23->20)
獅子堂奈乃:「さて。部下は皆さんグロッキーのようですが。投降するおつもりは?」
獅子堂奈乃:万雄陰人に声を掛ける。
"行方なき風"万雄陰人:「……やれやれ。まだ鍛え方が足りねえな。『石』を持ち帰ったら訓練を増やしてやらないといかん」
"行方なき風"万雄陰人:「だが感謝してる。あいつらもこうやって『敗北』を体で覚えれば、意識が引き締まるってもんだろ」
"行方なき風"万雄陰人:「そして、俺の今ここでの仕事は……」 「テメエら全員から、根こそぎ奪い尽くすことだ」
GM:イニシアチブ7。行動します
日向 京介:どうぞ!
"行方なき風"万雄陰人:マイナーで《螺旋撃》、メジャーで……
"行方なき風"万雄陰人:《コンセントレイト:エグザイル》+《エンタングル》+《爪剣》+《貫きの腕》+《逃れ得ぬ腕》+《ライトウェイトモード》+《クリスタライズ》、さらに《ジャイアントグロウス》!
日向 京介:げっ、範囲!
円城 鋼:ぬわぁーッ!!
"行方なき風"万雄陰人:部下全滅による解禁です。対象は君たち全員だ。判定行くぞ……!
獅子堂奈乃:ヤバいコンボ
日向 京介:あ、リヴァイアサンは対象にします?
河合 奏:なるほど、それがキーか
GM:リヴァイアサンも対象にしてる!
日向 京介:おおっと
日向 京介:ありがとうございますー
日向 京介:!
円城 鋼:あ、範囲ならこっちは対象外ですね。
GM:あ、そうですね。同エンゲージの面々のみ!
GM:河合、獅子堂、日向、それにリヴァイアサンです
"行方なき風"万雄陰人:10dx7+14
DoubleCross : (10R10+14[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,8,8,9,10]+10[1,4,5,7]+10[9]+10[9]+6[6]+14 → 60

日向 京介:殺意やばない君!?
"行方なき風"万雄陰人:張り切りすぎ
獅子堂奈乃:いややる気ありすぎ
日向 京介:仲間を倒された怒りか
獅子堂奈乃:≪原初の紫:復讐の刃≫!
河合 奏:そんなに回すか
日向 京介:<領域の盾>を使用します。 コンボ:箱の中の猫
"行方なき風"万雄陰人:ダメージで重圧付与、ドッジダイス-7、ガード・装甲無効、リアクションのC値+2
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:64->68)
獅子堂奈乃:侵蝕79>85
日向 京介:対象は自身、カバーリングを行います。河合支部長をカバー!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:暴走によりリア不
河合 奏:すまない、助かる!
日向 京介:ドッジしても食らっちゃうので一応ガードと言っておきます
"行方なき風"万雄陰人:7d10+35+5d10
DoubleCross : (7D10+35+5D10) → 36[3,2,1,6,5,9,10]+35+30[9,6,2,10,3] → 101

"行方なき風"万雄陰人:ガード・装甲無効! 復讐の刃もどうぞ!
獅子堂奈乃:復讐のほうがリザレクトより先でしたっけ……?
GM:同時タイミングなんで、復讐先かなーって思います
獅子堂奈乃:ヤッタ!復讐!
獅子堂奈乃:4DX9
DoubleCross : (4R10[9]) → 4[1,2,2,4] → 4

獅子堂奈乃:1D10+12+2D10
DoubleCross : (1D10+12+2D10) → 2[2]+12+13[3,10] → 27

獅子堂奈乃:HPは4>1!
日向 京介:余裕で倒れる!リザ!
日向 京介:日向 京介のHPを9(1d10->9)した(HP:20->9)
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+9した(侵蝕率:68->77)
獅子堂奈乃:でリザレクト
獅子堂奈乃:85+1D10
DoubleCross : (85+1D10) → 85+6[6] → 91

GM:積んでくるな……!
日向 京介:で、重圧受けます!
獅子堂奈乃:こちらも重圧!
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:そしてお察しの通り、こちらはぶっちぎりのオーバーキルを食らいます。《生命増強》、《異形の刻印》、ともにLv8の最大HP331でした
日向 京介:やっと倒れてくれた!
河合 奏:エッグい数字してるな!
獅子堂奈乃:ふざけやがって……
円城 鋼:大盛りにも程があるわ!
"行方なき風"万雄陰人:瞬間、動きが完全に静止する。かと思えば、その手の刃が輝く
"行方なき風"万雄陰人:縦に一閃すると同時、その刃渡りは数メートルサイズに伸び
"行方なき風"万雄陰人:次いで、横に一閃。更に一閃。樹木ごと断ち切る、軽量鋭利な斬撃を無数。がむしゃらに振り回すようで、全てが的確に君たちの急所を狙ってきている。
"行方なき風"万雄陰人:「——軍艦斬り」
"行方なき風"万雄陰人:「多量の敵を相手取るなら、艦にいる内に艦ごと切り刻めば良い」
"行方なき風"万雄陰人:「そういうことだ」 音速にも到達しようかという斬撃が、しめて31回。僅かに荒く息を吐く
日向 京介:転移でかわし……きれない。 転移先を呼んだかのように、既に斬撃が放たれている。
獅子堂奈乃:「っ、う…………!」
獅子堂奈乃:切り裂かれると同時、魔眼を放っている。誘導ミサイルめいた軌道を描いて、狙うは万雄の関節部。
獅子堂奈乃:彼の強さを支えるのはその絶技だ。少しでも精彩を欠かせれば、そこに勝機はある。
"行方なき風"万雄陰人:そして、残心の構えを取り直すまでのほんの意識の間隙に 「……!」
"行方なき風"万雄陰人:魔眼は狙い通り、包丁を持つ肘肩へと迫る
獅子堂奈乃:喰らい付いた魔眼が、肉に突き刺さったまま貪るように蠢く。
日向 京介:「奪い尽くすだと?冗談じゃない」
日向 京介:「認めるものか、僕の前で、そんな理不尽をッ!」
日向 京介:腹を深く切り裂かれ血を流しながら、日向京介は吠える
日向 京介:既に味方に因子は纏わせている。射程距離内。能力を起動する
日向 京介:河合奏を切り裂くはずの鋼の刃が、空を斬る。
河合 奏:先と同じく、回避を放棄したうえで再生に専念する気でいた。
河合 奏:目の前から消え去った刃に一瞬だけ目を見開いて。
河合 奏:「すまん、日向。助かった」
日向 京介:「言っただろう。天才だとな」
獅子堂奈乃:「あと何発撃てますか?それ」
日向 京介:「しばらく打ち止めと思ってくれ。後のカバーは、本職に任せるさ」
"行方なき風"万雄陰人:「……UGN。秩序の守り手を名乗るだけの気概はあるか。案外に耐える」
"行方なき風"万雄陰人:「そいつを斬り捨てられても、お前たちが生き残ったままではな……」
GM:そう言う彼が目にしているのは、"リヴァイアサン"霧谷雄呉だ。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:力を失い、倒れゆく刹那、脳裏にフラッシュバックする。全てが上手く行かない日々。かすかな光を得ても、失うばかりの日々。脳を占めていく失望と絶望。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:落ちぶれた裏社会の澱みで耳に挟んだ、UGNという秘密結社。その日本でのトップの名……霧谷雄吾。生まれ持った自分と、まったく同じ。
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:『実は俺が本物の日本支部長で、奴にハメられてこんな所にいるんだよ』。酒の席での冗談じみた妄想が、いつの間にか暗黒の日々における唯一の拠り所となり——
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「俺は……日本……俺は……」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:「霧谷雄吾……ッ!」
"リヴァイアサン"霧谷雄吾:力を失い、倒れ込みます。エフェクトによる擬態も解け、いかにも冴えなさそうな中年男性の素顔が露わになる
GM:イニシアチブを進めましょう。円城くん! どうする?
円城 鋼:は!マイナーで10m移動、PC3人と"ロストセイル"のエンゲージへ移動!

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(河合[15]、獅子堂[9]、日向[9]、円城[5]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7])
   10m
("ホワイト・ファッズ"[10])
[]内は行動値

円城 鋼:メジャー、"ロストセイル"に白兵攻撃。組み合わせは下記のとおり。
円城 鋼:■緋剣・斬鉄 《コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神》(侵蝕+8+2)
円城 鋼:砂の加護は使用済みのため、追加ダイスはユニークコード分のみ適用!
GM:OK。判定どうぞ!
円城 鋼:11dx7+1
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,5,7,8,10,10]+10[2,4,6,8]+4[4]+1 → 25

円城 鋼:伸びぬ…!25で!
"行方なき風"万雄陰人:ガードします。《スプリングシールド》+《砂の盾》
円城 鋼:硬ァイ。
円城 鋼:ダメージ!
円城 鋼:3d10+20+1d10
DoubleCross : (3D10+20+1D10) → 12[10,1,1]+20+1[1] → 33

円城 鋼:出目がひどい。
"行方なき風"万雄陰人:ちょっと振るわないな……! まったくの無傷ではないですが、手応えはきわめて浅いでしょう
円城 鋼:うす!では軽く!
円城 鋼:零れる灰が描く緋色の軌跡を残して、10mの距離を掛ける。そのままの勢いで。
円城 鋼:「─奪うと、言ったな」
円城 鋼:一度。二度。三度。大剣を振るい、刃金同士がぶつかる音と。剣閃を追うように爆ぜる炎が、肉を焦がす臭い。
円城 鋼:「こちらには、そうさせるわけにはいかない理由がある。だから」
"行方なき風"万雄陰人:巨大な包丁の背で、その斬撃を凌ぐ。柔軟かつ精緻な刃運びだ
円城 鋼:「俺は、俺たちは戦う。……覚悟はいいか、海賊」
"行方なき風"万雄陰人:「……奪うか、奪われるかだ。テメエらも俺たちから奪い、俺たちもテメエらから奪う」
"行方なき風"万雄陰人:「どこが始めだ? どこが終わりだ? 分かったこっちゃない。だからよ」
"行方なき風"万雄陰人:「……海に行きてえんだ」
GM:イニシアチブを進めましょう。刹勇超がここで動く
"互流游境"刹勇超:マイナーで《クイックモーション》+《ターゲッティング》+《アサルトルーティン》。メインプロセス中、<白兵>ダイス+4、攻撃力+10。更に移動して皆さんのエンゲージへ

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(河合[15]、獅子堂[9]、日向[9]、円城[5]、"互流游境"刹勇超[3]、行方なき風(ロストセイル)"万雄陰人[7])
   10m
("ホワイト・ファッズ"[10])
[]内は行動値

"互流游境"刹勇超:《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:白兵》+《崩壊の一点》+《渇きの主》+《ブラッドロード》
"互流游境"刹勇超:防具一つ破壊、装甲無視、HP24点回復、シーン中攻撃力+20です。対象は当然、万雄陰人!
"互流游境"刹勇超:15dx7+1
DoubleCross : (15R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,5,6,7,7,9,9,10]+10[2,5,6,8,8]+3[2,3]+1 → 24

"行方なき風"万雄陰人:ガード。《スプリングシールド》+《砂の盾》
"互流游境"刹勇超:3d10+15+10
DoubleCross : (3D10+15+10) → 16[8,3,5]+15+10 → 41

"行方なき風"万雄陰人:チョット入る。ただし破壊される防具はなし!
"互流游境"刹勇超:シーン中攻撃力+20
"互流游境"刹勇超:独特な構えで前線に飛び込み、刃の反撃を切り抜けて、万雄陰人に掌底を叩き込む
"行方なき風"万雄陰人:それを受け止めた彼は僅かによろめき、しかし武器を構えたまま戦意は失わない
"互流游境"刹勇超:「……良い手応えだ。けれど」
"互流游境"刹勇超:「僕がこうする前に君たちも随分と頑張っていたじゃないか」
"互流游境"刹勇超:「UGNと侮っていたが、なかなかどうして……」 笑ったような目は、今殴った相手ではなくむしろ君たちを見ているように思える……
獅子堂奈乃:「おやりになる。ただの資産家の道楽というわけではない、と」
獅子堂奈乃:その視線を受け、こちらもあくまで笑みを返す。
"互流游境"刹勇超:「まだまだこれは挨拶だ。僕の拳法は『詩』でね」
日向 京介:「(……嫌な笑みだ。興味や好意を持たれると厄介な類だな、これは)」
"互流游境"刹勇超:「本懐はここからさ」
GM:これで全員行動終了。クリンナップを経てセットアップです
"行方なき風"万雄陰人:《ソードマスター》
日向 京介:なし!
獅子堂奈乃:なし!
"互流游境"刹勇超:なし
円城 鋼:ありません!
河合 奏:無し!
"ホワイト・ファッズ":こっちも静観です。ふわふわしながら、戦ってるなー、みたいな目を君たちに向けている
GM:ということでイニシアチブを進め、河合さんの手番です。どうする?
河合 奏:……待機して万雄打ち漏らす方が痛いと見ました
河合 奏:それに最低限で済むから上がるのは4だし、殴りに行きます!
GM:その意気や良し……来い!
河合 奏:コンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1
河合 奏:11dx7+2
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,2,2,4,4,6,6,7,8,10,10]+5[1,1,4,5]+2 → 17

河合 奏:ううん、キッツい!
獅子堂奈乃:バディムーブ!
河合 奏:毎回もらってる気がする
獅子堂奈乃:+3!
河合 奏:ありがとう!
"行方なき風"万雄陰人:ガードします。《スプリングシールド》+《砂の盾》 スプリングシールドはこれで打ち止め……!
日向 京介:よし、これで大分柔らかくなる……!
河合 奏:3d10+24
DoubleCross : (3D10+24) → 21[4,9,8]+24 → 45

河合 奏:よし、手札も切らせたし悪くない!
"行方なき風"万雄陰人:それでも通してくるか! まだ倒れはしませんが、だいぶ削れてます。
円城 鋼:おっしゃ…!
日向 京介:よし、削れてきた!
獅子堂奈乃:獅子堂が指揮者のように腕を振るう。
獅子堂奈乃:周囲を旋回していた魔眼のいくつかが、螺旋を描いて急速降下、地面に小さな穴を穿つ。
獅子堂奈乃:「3秒後です」
獅子堂奈乃:それだけを河合支部長に告げる。
河合 奏:「分かった」
河合 奏:こちらもその一言だけ返し、構える。
"行方なき風"万雄陰人:包丁を構えて備える。魔眼の動き、目の前の河合奏の構えから、次に来るであろう攻撃を予測しながら
河合 奏:そしてそのまま。燐光が舞って。
河合 奏:——粒子化は起こらなかった。
獅子堂奈乃:それと同時、宣言からきっかり3秒の後。
獅子堂奈乃:"行方なき風"の足元、爆発するように土煙が上がる。
河合 奏:それに乗じ、燐光を纏った拳をそのまま正面から叩き込む。
獅子堂奈乃:地中を掘り進んだ魔眼が、下方から奇襲。万雄陰人の脚を穿ち、体勢を崩させる。
河合 奏:今まで見せてきた攻撃からずらす。敵の隙を作る常套手段だ。
"行方なき風"万雄陰人:「……!」 姿勢を崩されながらも、強引に刃を振り抜いて牽制。更に反撃しようとするが、
"行方なき風"万雄陰人:あらゆる可能性を考慮していたがために、直線での最速攻撃には反応が追いつかない。直撃!
河合 奏:纏っていた燐光が弾け、その威力を増大させる。そして拳を振りぬいた姿勢のまま。
河合 奏:「ようやく、まともに当たったな」
河合 奏:獲物を捕らえた獣のように。好戦的な笑みを浮かべた。
"行方なき風"万雄陰人:「……ヘッ」 鮫のような凶暴な歯が、笑みの隙間から光る 「いい目だ。奪う目だ」
"行方なき風"万雄陰人:「だがまだ倒れてはやらねえ。テメエらには……まだ!」
GM:イニシアチブを進めましょう。"ホワイト・ファッズ"は待機し、行動値9組!
日向 京介:はい、先に手番いただきます!
獅子堂奈乃:やったって!
日向 京介:まずはマイナーアクション、重圧を解除します
日向 京介:続いてメジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は万雄陰人、対応なければ判定!
GM:来い!
日向 京介:9DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (9R10+7+0[7]) → 10[3,6,7,8,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,3,7,8,9]+10[1,8,9]+10[7,10]+6[6,6]+7 → 53

日向 京介:回った!
GM:気ィ入ってんじゃねえか……!
河合 奏:跳ねた!
"行方なき風"万雄陰人:ガード。《砂の盾》
日向 京介:ダメージ!固定値9、ダイス10!
日向 京介:6d10+4d10+9
DoubleCross : (6D10+4D10+9) → 39[3,6,9,9,4,8]+20[9,2,1,8]+9 → 68

日向 京介:68点、装甲ガード有効!どうだ…‥!
"行方なき風"万雄陰人:それは……耐えられない! 戦闘不能です。
日向 京介:よしっ!
"行方なき風"万雄陰人:復活エフェクトもないぞ。
河合 奏:やったー!
獅子堂奈乃:やった……!
円城 鋼:うおー!!
日向 京介:「いいや。お前はここで倒す」
日向 京介:"行方なき風"目掛け、戦輪が舞う。 同時に三つ。
日向 京介:この男は先の霧谷とは違う。生半可な攻撃では掠らせることもできないだろう
日向 京介:だからこれは、目眩ましだ。
"行方なき風"万雄陰人:軌道の見えた攻撃であれば、対処できる。最低限の動きで立ち位置を調整しながら、刃を構えて
日向 京介:"行方なき風"の腕が、弾丸に貫かれる。戦輪と自身の位置取りで誘導した、視界の外から。
"行方なき風"万雄陰人:「……だッ!?」 完全に想定の外からの一発に、驚愕の滲む声
日向 京介:戦闘の余波で倒れた、ただの木の枝だ。 戦闘前、そして戦闘中。使えそうな”武器”には既に因子を纏わせていた。
日向 京介:迎撃の腕が鈍った隙、疾走と同時に短距離転移。間合いに入る寸前で自身の位置をずらす
日向 京介:「終わり、だっ!」
日向 京介:右の小刀を一閃。 手応えあり。
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:77->83)
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:9->6)
"行方なき風"万雄陰人:鋭く、速く、しかし単体では決定打にならないその一撃を、本命の布石と読み取る能はある。直感のまま、刃を振り下ろし
"行方なき風"万雄陰人:空を切る。剣圧が君の服をなびかせ、しかし命中はしなかった
"行方なき風"万雄陰人:「……ハッ……」
"行方なき風"万雄陰人:「まだ、海は遠い……かよ」
"行方なき風"万雄陰人:そのまま土の上へ倒れ込む。
日向 京介:「……理不尽に奪ってるのは、こっちも同じだ。分かってるよ」
日向 京介:「それでもここは、譲れない」
GM:戦闘を終了します。


第一戦 決着


GM:という訳で、ドロップ品タ~イム!
日向 京介:やったー!
獅子堂奈乃:やったー海賊から奪う!
日向 京介:(リヴァイアサンも居るけど)
河合 奏:4体も倒したからきっと豪華なんだろうなあ
GM:2体だぞ。
GM:戦闘に勝利することで、あなたたちは様々な恩恵を得ることができます。
河合 奏:あ、団員は数えないのか
日向 京介:まあボス二人ですよね
GM:そうなりますね。体というか、ボス単位ということで……
日向 京介:二勝分のなんらか……
円城 鋼:お楽しみタイムではあるが、果たして…!
獅子堂奈乃:天の火とかかな~
GM:まずエネミー1体につき1回、PC1人の侵蝕率を-1d6します。ここまでは確定。さらに以下いずれかの報酬を選択してください。

◆ 戦利品(選択)
・さらにPC1人の侵蝕率を-1d6
・そのシーンのPC全員の調達達成値に+5
・経験点を3点獲得する。獲得した経験点はPC全員で共有し、任意のタイミングで使用・成長できる

河合 奏:任意のタイミングで!?
GM:任意のタイミングです
円城 鋼:3点…3点か…!
日向 京介:成長か、侵食か、調達
獅子堂奈乃:悩む……
日向 京介:成長は面白いけど、難しいなあ
日向 京介:あ、ひとまず
日向 京介:先に侵食ダウンの計算だけやっても良いでしょうか?
日向 京介:2体だから6面ダイス2つかな?
GM:1体につき1回、PC1人だけ。これを2エネミー分! ここまでは確定です。
円城 鋼:ひとりに2回使う、もアリで?
日向 京介:あ、これPC1人か そりゃそうか
GM:もちろんそれもアリ
獅子堂奈乃:とりあえず支部長と私ですかねえ
円城 鋼:はい、それで良いと思います。使っちゃってください!
日向 京介:お願いします!
獅子堂奈乃:ありがたく……
河合 奏:ではいただきます!
獅子堂奈乃:91-1D6
DoubleCross : (91-1D6) → 91-5[5] → 86

河合 奏:94-1d6
DoubleCross : (94-1D6) → 94-4[4] → 90

獅子堂奈乃:よしよし
河合 奏:よしよし悪くない
日向 京介:ふたりとも平均以上は出た!
日向 京介:このまま二人にもう一回ずつかなあ?
円城 鋼:ドロップで侵蝕低下を使うなら、やはり支部長と獅子堂さんですかね。(日向くんが83、自分が80)
日向 京介:私はメモリーも持ってるし
獅子堂奈乃:ですかね~経験点も気になるところだけど
獅子堂奈乃:流石に次はここまで厳しくないことを信じて……
河合 奏:実際、この後も下げれるあてがあるとはいえ
河合 奏:90はちょっときついのでそうして頂けると助かります
日向 京介:侵食は下げとくに越したことはない……
日向 京介:私はオッケーです!
円城 鋼:は、どうぞどうぞ!
河合 奏:ではありがたく!
獅子堂奈乃:ありがとうございます……
河合 奏:90-1d6
DoubleCross : (90-1D6) → 90-2[2] → 88

河合 奏:んん、微妙か
獅子堂奈乃:86-1D6
DoubleCross : (86-1D6) → 86-5[5] → 81

獅子堂奈乃:こっちは何とか!
円城 鋼:その分獅子堂さんがグっといった。
日向 京介:この後拠点の分の侵食ダウンもあるから
日向 京介:そっちに期待しましょう
日向 京介:この後はまた河合さんが集中されないようにカバーも厚くしていこう
日向 京介:ひとまずドロップ品はこれでオッケーかな?
河合 奏:ですね
GM:では戦闘後演出に移っていきます

GM:大N市。第六地区。雑木林。
GM:激戦の末、君たちは"リヴァイアサン"霧谷雄吾と、"髭焦がし団"を撃ち破った。
"互流游境"刹勇超:「……終わりか」 勇超が飄々とした様子で言う
"互流游境"刹勇超:「正直、不完全燃焼だな。僕としてはまだまだこれからのつもりだったんだけど」
"互流游境"刹勇超:"ホワイト・ファッズ"を見て 「そこの君もそう思ってるんじゃないか? ……どうだろうか、一試合」
"ホワイト・ファッズ":「いらない。あたしそれより、『石』がほしいの。お願いが叶うんでしょ?」
日向 京介:「"ホワイト・ファッズ"……それは」
"ホワイト・ファッズ":「思いやる、ができるようになるの。それでニンゲンになる」
"ホワイト・ファッズ":「2個落ちてるでしょ。もらっちゃダメなの?」
日向 京介:「貰っていく……それは、ええと」
日向 京介:「……すまない、"ホワイト・ファッズ"。この石のことについて、もう一度ちゃんと話がしたいんだ」
"ホワイト・ファッズ":「いっぱい集めるとお願いごとが叶うんでしょ?」
日向 京介:「……さっきも少し話したけど。僕たちはその石について、元の所有者から話を聞いていて」
日向 京介:ちら、と河合支部長に視線を贈る。 ……彼女に、そして刹勇超もこの場に居る状況で、どこまで話して良いものか
河合 奏:黙って頷く。お前に任せる、と読み取れるだろう。
日向 京介:小さく礼をして、言葉を続ける
日向 京介:「『星の石』には、願いを叶える力はない。 ……たとえ全て集めきっても、だ」
"ホワイト・ファッズ":ムッとした表情になる 「でもあたし聞いたもん。お願いごとかなうって」
日向 京介:「……うん。今、僕の言葉だけで、全て信じてもらうのは難しいかもしれない」
日向 京介:「ただ、もう一つ。僕たちが聞いている話がある」
日向 京介:「この石は、バラバラの状態だと不安定になる。 とんでもなく危険なものだ」
"互流游境"刹勇超:薄笑みを浮かべて、ポケットの中で『石』を弄びながら聞いている
日向 京介:「だから僕たちも今、この石を集めてるんだ。 ……その、元々持っていた人にとって、大事なものだから、というのもあるけど」
"ホワイト・ファッズ":「…………」
"ホワイト・ファッズ":「よくわかんない」 君を見る視線に猜疑のそれが混じる。
"ホワイト・ファッズ":彼女の未熟な判断基準に照らせば、君の言う『真実』は曖昧かつ後追いで、むしろ願いを叶える手段である『石』を、一方的に奪おうとしているように見えるのだ。
日向 京介:「……すまない。こんなこと言っても、一方的だよな」
"ホワイト・ファッズ":「……『石』が欲しいの? じゃあいいよ」
"ホワイト・ファッズ":「そこに落ちてるの、一個ずつ。あたしとあなたで分けっこしよ。『対抗種』のこと、教えてくれたし」
"ホワイト・ファッズ":「それじゃダメ?」
日向 京介:「む、それは……」
GM:……どうにか理屈をこねれば、2つの『石』を確保することも可能かもしれない。だがそれをすれば、せっかく築いた彼女との信頼が無に帰す可能性も高いだろう。
GM:とはいえ、『石』の安定のため、あと2つの『石』の確保を急ぎたいのも、また事実である。
日向 京介:「……すまない、ちょっと相談しても良いだろうか。僕一人で勝手には決められない」
日向 京介:「……と、彼女はそう言っている。どうするべきだろうか」
日向 京介:"ホワイト・ファッズ"との会話と提案を説明する。
"互流游境"刹勇超:ちなみにこちらは静観しています。落ちている石をUGNと"ホワイト・ファッズ"で分ける、という話が出ても、まったくお構いなしだ
河合 奏:「……すまんが、私としてはその提案は通せない」
日向 京介:「……だろうな」
河合 奏:「ああ。いくら何でも渡すには石の価値と危険度が大きすぎる」
円城 鋼:「……彼女は、日向の話を聞いてくれた。日向が頼んだ通り、ただ「見ていて」くれた」
円城 鋼:「きっと、彼女は。彼女自身が思っている以上に、「人間らしい」のだと思う。その点で言えば、俺も、彼女を信じたい……けれど」
河合 奏:「ただ、彼女にこの石が願いを叶えるものではないと証明する手立てがない」
円城 鋼:「こと、今回に限ってはそういう話だけではない。……そういうことだろうか、河合支部長」
円城 鋼:ひとの思いを汲み取って、歪めて叶える。そんな存在のことを思い出しながら。
日向 京介:「それだ。 ……いくら事実でも、こっちには証明する手立てがない」
河合 奏:「そうなるな。私も、日向の築いた信頼を壊したくはないが」
日向 京介:「彼女からすれば、適当なことを言って自分から石を奪おうとしているように見えても無理はない」
獅子堂奈乃:「……少し、彼女と話してみてもよろしいですか?」
日向 京介:「獅子堂? 話、か?」
獅子堂奈乃:「ええ。お話を聞いた時から、興味がありまして」
円城 鋼:「河合支部長が、良いと言うのであれば」
円城 鋼:小さく頷く。
河合 奏:「……良いだろう。ただし、刺激はするなよ」
河合 奏:一応とばかりに釘だけ刺して見送る。
獅子堂奈乃:「努力はします」薄く笑って、
獅子堂奈乃:「では」ゆっくりと、“ホワイト・ファッズ”に歩み寄る。
"ホワイト・ファッズ":空中でふわふわと回転していたが、君の接近に気付くと、ぴたりと止まる
"ホワイト・ファッズ":「おはなし、終わった?」
獅子堂奈乃:「初めまして、“ホワイト・ファッズ”さん。……で、いいのでしょうか?お名前は」
"ホワイト・ファッズ":「うん。それがあたしの名前。あたしはそう呼ばれている」
"ホワイト・ファッズ":「あたしを呼ぶ、他とは違う音が、名前。そうでしょ?」
獅子堂奈乃:「私も“シャーデンフロイデ”ですが、獅子堂奈乃とも言います」
獅子堂奈乃:「人間らしい名前があると人間らしくなるので、考えておくといいかもしれませんね」
"ホワイト・ファッズ":「ニンゲンらしい名前……」 難しい表情
獅子堂奈乃:「まあ、それは追々として。本題に入りましょうか」
獅子堂奈乃:「私たちは、今貴女が持っている石をここで奪うつもりはありませんが」
獅子堂奈乃:「結論から言えば、あの二つの石を渡すことは……」
獅子堂奈乃:「嫌です」
"ホワイト・ファッズ":ムスッとする 「……独り占めするの?」
"ホワイト・ファッズ":「あたしもお願いごと、叶えたい」
獅子堂奈乃:「ええ。だって、あの石の持ち主は、我々が倒しましたからね」
獅子堂奈乃:「猫だって、狩った鼠を取られれば怒るでしょう」
"ホワイト・ファッズ":「むっ……」
"ホワイト・ファッズ":「……でも、そんなのズルい。あたしは、戦わないで、って言われたから戦わなかったのに」
"ホワイト・ファッズ":「そういうことだったら、あたしが倒してた」
"ホワイト・ファッズ":「あたし、強いんだから。見る?」
獅子堂奈乃:「ええ。そもそもあなたに戦うなと言ったのも我々です。そこで」
獅子堂奈乃:「貴女は“対抗種”だそうですね」
"ホワイト・ファッズ":「うん。そうみたい。そこの人もよ」 日向くんを指差す
獅子堂奈乃:「成程」
獅子堂奈乃:さらに彼女に近寄って、つんつん、と自分の頬に触れる。触ってみて、というように。
"ホワイト・ファッズ":「…………」 ぱちりと瞬きして
"ホワイト・ファッズ":誘われるままに触れる。……彼女はレネゲイドビーイングであり、その構成は素のままのレネゲイドだ。
"ホワイト・ファッズ":よって、ばちりと。痺れるような、焼けるような痛みに襲われるはずだ。
獅子堂奈乃:「……」少しだけ目を瞬くが、笑みは崩さない。
"ホワイト・ファッズ":そして、こちらも同じ痛みを覚えて、指を引く 「……あなたも……」
"ホワイト・ファッズ":「……そうなの? そうじゃないの? 痛くなかったの?」
獅子堂奈乃:「貴女が思っているより、同じ悩みを持っている相手は多いということです」
獅子堂奈乃:「そちらの日向さんから貴女の話を聞いて、是非お話してみたかったんです」
獅子堂奈乃:「石の代わりと言っては何ですが……」
獅子堂奈乃:鞄を開き、中から自分用の予備として持っていた、UGN製の黒手袋を差し出す。
"ホワイト・ファッズ":「……それって何? 手?」
獅子堂奈乃:「ふふ」少し笑って
獅子堂奈乃:「『思いやり』ですよ」
獅子堂奈乃:見本を示すように、自分の両手を広げて見せる。
"ホワイト・ファッズ":「こうするの?」 恐らくは自分のレネゲイドの構成を組み替えて、似たような黒手袋を作って見せて
獅子堂奈乃:手袋越しにその手を取る。触れるが、痛みはないはずだ。
"ホワイト・ファッズ":「わ……」 ぱちぱちと瞬き
獅子堂奈乃:「こうですよ」
獅子堂奈乃:言って、手袋を嵌めてあげる。
獅子堂奈乃:「触ってみてください」再び自分の素肌の顔を示す。
"ホワイト・ファッズ":サイズに差があり、少し浮いているが 「わ……これだといいの? これで触ってもダメじゃない?」
"ホワイト・ファッズ":そっと手を伸ばし、獅子堂さんの頬に触れる
獅子堂奈乃:笑ったままだ。UGN製の絶縁機構。双方に痛みはないだろう。
獅子堂奈乃:「まあ、石のことが無くても差し上げる予定だったのですが……」
"ホワイト・ファッズ":「わ、お……おー……」 ぱつぱつと獅子堂さんの頬をつつきまわる
獅子堂奈乃:「あは、くすぐったいですよ」
獅子堂奈乃:少し嬉しそうに笑って
獅子堂奈乃:「今のところは、これで我慢していただけませんか?」
"ホワイト・ファッズ":「すごい! 触っても大丈夫!」 傍らの木をぺしぺし叩きつつ
"ホワイト・ファッズ":「……んー。じゃあいいよ。そこにあるのはあげる」
"ホワイト・ファッズ":「これもらったお礼ね。お買い物」 物々交換のことだろう
獅子堂奈乃:「良かった。ありがとうございます」
"ホワイト・ファッズ":「でも今度はもらうからね! あたしもお願いごと、叶えたいから」
"ホワイト・ファッズ":「これ、大切にするね。ありがと」
獅子堂奈乃:「出来れば辞めて頂きたいんですけどね……まあ、無理強いはできません」
獅子堂奈乃:「その辺りは日向さんにお任せしますか」
獅子堂奈乃:「手袋、失くしたり破けたりしたらまた来てください」
獅子堂奈乃:「幾つかまだ予備がありますので、差し上げますよ」
"ホワイト・ファッズ":「ほんと!? 良かった! でも大事にするね」
"ホワイト・ファッズ":「もらったものは大切にするの。聞いたことある。もらったの、はじめてだから」
"ホワイト・ファッズ":ぶかぶかの手袋をはめたまま手を振る。特になければ、このまま飛び去っていくだろう
獅子堂奈乃:「そうしてくれると嬉しいです」くすりと笑う。
河合 奏:ホワイト・ファッズを見送り、獅子堂も戻ってきたところで口を開く。
河合 奏:「よくやった、獅子堂。上手く収めたな」
獅子堂奈乃:「いえ。元々手袋をあげるつもりだったのは本当ですからね」
獅子堂奈乃:「納得してくれたようで、良かったです」
河合 奏:「ああ。……さて。一度、全員で意識を共有させておきたい」
河合 奏:「今回のように、他勢力と交渉をする機会が他にもあるかもしれん。それこそホワイト・ファッズと再び遭遇するなり、な」
河合 奏:「その場合だが、石を取引材料にすることは原則許可できん。これは相手方の人格だとか事情に関わらずだ」
河合 奏:「何せ、石にかかってるのはステラ嬢の命でありジャーム化の危険性だ」
円城 鋼:「……ああ。気を付ける」
日向 京介:「了解した。 ……さっきは無茶を言ってすまない」
日向 京介:「こちらも譲るわけにはいかんからな……獅子堂、本当に助かった。ありがとう」
河合 奏:「何より、先に言った通り願いを叶えるという噂を否定できない以上……」
獅子堂奈乃:「最初から思ってたんですが、皆さん硬すぎじゃないですか?」
獅子堂奈乃:「油断しろとは言いませんが。もう少しリラックスした方がいいですよ」
河合 奏:「……流石に、ここを力を抜いて話すわけにもいかんからな」
河合 奏:「気を抜くのはこの後だ」
獅子堂奈乃:「それはそうですが。ともかく私は私のやりたいようにしただけですので」
獅子堂奈乃:「お気になさらず、日向さん」
日向 京介:「それでも、感謝はさせてもらうさ。世話になったからな」
日向 京介:「……いや、こういうのが硬いというんだろうが。まあこっちの気持ちの問題だ、気にしないでくれ」
円城 鋼:「……俺としては」
円城 鋼:「獅子堂のように……なんというか、柔らかすぎるのもどうかと思わないでもないが。けれど、それに助けられたんだ」
円城 鋼:「……ありがとう」
獅子堂奈乃:「まあ、どうしてもというなら後で実利的なお礼に期待しておきますよ」
河合 奏:咳ばらいを一つして、話を戻す。
河合 奏:「とにかく、だ。願いを叶えるのが目的の連中とは、基本的に我々は相いれない」
河合 奏:「仮に交渉をするとしても、成立するのは我々の話を聞く耳を持っていて応じられる余裕のある相手だけだろう」
河合 奏:「もちろん、石に頼らない形で相手の願いを叶えられれば話は変わるかもしれないが」
河合 奏:「先ほどの獅子堂のようにな」
日向 京介:「願いには対価。等価交換、だな」
円城 鋼:「対価……対価、か」
円城 鋼:ならば、じっとこちらを見ているあの男は……と。ロクでもないビジョンを思い浮かべながら。
河合 奏:「共有事項は以上だ。あとは、そうだな」
河合 奏:「石を持つ数が変われば狙われる危険性も上がるだろう。これで私たちの持つ石は3つになった」
日向 京介:「ここからは一層危険になる、か。 初戦からこれだ、頭が痛くなる話だな」
河合 奏:「そうなる。こちらも警戒を強めていくぞ」
円城 鋼:ああ、と頷きをひとつ。そして。
獅子堂奈乃:「これ以上危険に、ですか。想像したくないですね」
円城 鋼:「……日向」
円城 鋼:やはり、じっと日向くんの目を見ながら。
日向 京介:「ん?どうした、円城」
円城 鋼:「支部長の言ったとおり、これからきっと、戦いは厳しくなる。……俺たちの知らないところでも、きっと戦いが起こる」
日向 京介:「……ああ」
円城 鋼:その結果どうなるか。この「天才」なら想像は容易いだろうと、その先は言葉にはせず。
円城 鋼:「だから、いま、きちんと話をしておいた方がいいと思う。……日向が、彼女がどう思っているかは俺には分からないけど」
日向 京介:「分かっている。 ……優先順位を誤るわけにはいかない」
円城 鋼:「もう、友達だろう。彼女と、君とは」
日向 京介:「そうありたいとは、思うよ」
円城 鋼:「うん。……その願いは、叶えたいな。石を集めるというのとは関係なく」
円城 鋼:表情の無い顔に、僅かに混じった緩みは。笑みを浮かべようと努めた結果か。
日向 京介:「ありがとう」
日向 京介:小さく礼を言ってから、飛び立とうとする少女へと声をかける
日向 京介:「"ホワイト・ファッズ"!」
"ホワイト・ファッズ":ふわふわと回転しながら飛び回り、木の枝や葉をぺたぺた触っていた。おかげで、手袋に覆われていない部分に触れたそこかしこが腐食している
"ホワイト・ファッズ":声をかけられれば、ぴたりと止まり君に近づく 「……あ。何?」
日向 京介:「さっきはありがとう。 僕のお願い、聞いてくれただろ」
"ホワイト・ファッズ":「うん。『対抗種』のこと教えてくれたし」
"ホワイト・ファッズ":両手を見せる 「ほら。手袋ももらったから!」
日向 京介:「それでも、だ。 君は僕たちの言葉を聞いて、応えてくれた」
日向 京介:「僕らを思いやってくれた。 だから、感謝させてくれ」
"ホワイト・ファッズ":「ふーん……? うん、いいよ。ありがとうされる」
"ホワイト・ファッズ":「でも、『石』はあげないからね」
日向 京介:「分かってる。僕らも、石のことでは譲れないと思うけど。 いつか僕からも、礼をさせてほしい」
日向 京介:「何ができるか分からないが、僕も君に、思いやりを返したい」
"ホワイト・ファッズ":「『石』をくれればいいのに。でも、譲れないならしかたないね」
"ホワイト・ファッズ":首を傾げ 「思いやり……返される? ……あたしまだ、そういうの分かんないけど」
日向 京介:「互いに思いやりを分け合う。僕はそれが、人間の友達だと思うんだ」
"ホワイト・ファッズ":「分け合う……うーん」
"ホワイト・ファッズ":「やっぱりあなたの話、よくわかんない。……あ!」
日向 京介:「難しいか……さっきの君の言い回しを借りれば、思いやりで思いやりを買う、って感じかな……」
"ホワイト・ファッズ":向こうの獅子堂さんを指差し 「あの人! "シャーデンフロイデ"で獅子堂奈乃って名前なんだって!」
"ホワイト・ファッズ":そして、君を指差す 「あなた、名前! ないの?」
日向 京介:「ん?……ああ」
日向 京介:「そうだな、きちんと名乗っておこうか」
日向 京介:「”ファントムキャット”……これは、あだ名みたいなもので。僕の名前は、日向京介だ」
日向 京介:「またな、"ホワイト・ファッズ"」
"ホワイト・ファッズ":「"ファントムキャット"で日向京介……うん、分かった」
"ホワイト・ファッズ":「またね。ニンゲンになったらね!」
日向 京介:彼女の前に手を伸ばす
日向 京介:「握手。って、知ってるか?」
"ホワイト・ファッズ":「……あ! ウワサで聞いたことある。触るの?」
日向 京介:「ああ。人間の挨拶だ」
"ホワイト・ファッズ":差し出された手を、手袋越しにぺしぺしと触る 互いに痛みはない
日向 京介:「じゃあな。元気で」
"ホワイト・ファッズ":「やっぱり。痛くない。へー」 改めて手袋を見て
"ホワイト・ファッズ":「うん、じゃあね!」
"ホワイト・ファッズ":風に乗ってふわふわとその場を飛び去っていく


GM:それでは、シーンを切る……前に
GM:君たちの戦闘の裏で繰り広げられていた激しいバトルの結果を……明らかにしていきましょうか!
日向 京介:さぁてさぁて!
日向 京介:こっちも凄いことになってたけど周りはどうなってる……?
獅子堂奈乃:来たぜ!
河合 奏:ワクワクだ
円城 鋼:うおお……!!
GM:今回倒れた二人と、『決鬥團』、"ホワイト・ファッズ"は除いて~
GM:まずは第1戦闘
DoubleCross : (CHOICE[星音切葉,鈎野原玲,UGN,少女傭兵たち,でかい猫,山野フミコ,アーネンエルベ]) → 鈎野原玲
GM:choice[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,でかい猫,山野フミコ,アーネンエルベ]
DoubleCross : (CHOICE[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,でかい猫,山野フミコ,アーネンエルベ]) → でかい猫

円城 鋼:!?
河合 奏:あ、でかい猫!
日向 京介:で、でかい猫!
日向 京介:出てしまった

第一戦
"フラッシュアタック"鈎野原玲
VS
でかい猫

獅子堂奈乃:やべ~~~
GM:戦力的には互角です。振るぞ
GM:choice[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]) → B

GM:で……でかい猫!
獅子堂奈乃:勝った……………………
河合 奏:でかい猫が勝った!
円城 鋼:ねこが……勝った……?
GM:勝者はでかい猫です

第一戦 決着
勝者 でかい猫

日向 京介:"フラッシュアタック"ーーっ!
獅子堂奈乃:なんてこった
河合 奏:どうしよう本当にでかい猫と戦う可能性が出てきてる
日向 京介:めっちゃイケメンだったのに……!
GM:魔法剣士も猫には勝てなかった
GM:今回屈指のイケメン枠が……
日向 京介:でかいねこは……強い……!
GM:続けていきます。第2試合!
GM:choice[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,山野フミコ,アーネンエルベ]
DoubleCross : (CHOICE[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,山野フミコ,アーネンエルベ]) → 山野フミコ

GM:choice[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,アーネンエルベ]
DoubleCross : (CHOICE[星音切葉,UGN,少女傭兵たち,アーネンエルベ]) → 星音切葉

日向 京介:うわっ出た!
円城 鋼:ほっホロウリウム!!
河合 奏:影使いVS光使いじゃん
獅子堂奈乃:この女!
河合 奏:熱いマッチだ

第二戦
"グライス・クロイツ"山野 フミコ
VS
"ホロウリウム"星音切葉

GM:A:"グライス・クロイツ"山野 フミコ VS B:"ホロウリウム"星音切葉
GM:これは、残念ながら……"ホロウリウム"星音切葉が自動勝利!

第二戦 決着
勝者 "ホロウリウム"星音切葉

日向 京介:フレーバーの熱い対戦
日向 京介:ライバルは……強い!
河合 奏:良いカードだったが……残念
獅子堂奈乃:貴女を倒すのは私です
GM:勝者は"ホロウリウム"星音切葉です。実際、"グライス・クロイツ"にとってはメチャクチャ相性が悪い相手だった。
日向 京介:燃えている
円城 鋼:なるほど…!
日向 京介:ははあ
河合 奏:データ面でも噛み合った
GM:続けていくぞ。第3試合!
GM:choice[UGN,少女傭兵たち,アーネンエルベ]
DoubleCross : (CHOICE[UGN,少女傭兵たち,アーネンエルベ]) → アーネンエルベ

GM:choice[UGN,少女傭兵たち]
DoubleCross : (CHOICE[UGN,少女傭兵たち]) → 少女傭兵たち

GM:ウオォ
日向 京介:うおっ
獅子堂奈乃:ダマちゃん!
円城 鋼:あっ、射手座の子!
河合 奏:頑張れ傭兵!

第三戦
『アーネンエルベ』
VS
"ダマスカス・ヘッド"&"マップタツ"

GM:A:『アーネンエルベ』 VS B:"ダマスカス・ヘッド"&"マップタツ"
GM:こちらも戦力は互角。さあどうなる……!
GM:choice[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]) → A

GM:勝者……『アーネンエルベ』!

第三戦 決着
勝者 『アーネンエルベ』

獅子堂奈乃:ウワーッ負けた!!
円城 鋼:おあーッ!!
河合 奏:少女傭兵……
河合 奏:というかアーネンエルベ、本当に何者なんだ
河合 奏:まさか本物の旧ドイツ研究者……?
GM:そしてUGN亀柿支部実働部隊はシード。戦闘をせずこのシーンを抜けます。
日向 京介:UGN残ったか……
円城 鋼:不気味感じが増したなあ……UGN……
獅子堂奈乃:何者なんだ……
GM:さて、これによりこのシーンは終了しますね。最後に現状を総括すると……

◆ シーン2終了時、残存戦力
・星の石3個所有
N市UGN『星の石』対策班 ... ヴァルゴ(乙女座)、スコーピオ(蠍座)、アクエリアス(水瓶座)
・星の石2個所有
"ホロウリウム"星音 切葉 ... ジェミニ(双子座)、カプリコーン(山羊座)
『アーネンエルベ』 ... パイシーズ(魚座)、サジタリウス(射手座)
でかい猫 ... レオ(獅子座)、アリエス(牡羊座)
・星の石1個所有
"ホワイト・ファッズ" ... リブラ(天秤座)
UGN『亀柿支部実働部隊』 ... タウロス(牡牛座)
ギルド傘下『決鬥團』 ... キャンサー(蟹座)

GM:こうなります。残存勢力——7!
日向 京介:ふむふむ……
GM:- - - -
円城 鋼:だいぶ減ったけど、まだ半分以上…!
GM:すみません、シーンを終了するつもりでいましたが
GM:大事なものを忘れていた。≪拠点確保+物資探索≫の成功による侵蝕率減少!
日向 京介:うおー!
河合 奏:やったー!
GM:1d6+3です。振っても良いし振らなくても良いぞ
日向 京介:もちろん振ります!
獅子堂奈乃:当然振ります!
円城 鋼:振る!振ります!
日向 京介:1d6+3
DoubleCross : (1D6+3) → 6[6]+3 → 9

獅子堂奈乃:81-1D6-3
DoubleCross : (81-1D6-3) → 81-6[6]-3 → 72

河合 奏:当然降る!
河合 奏:88-(1d6+3)
日向 京介:最大値!9減少! 侵食83→74
河合 奏:あ、ダメか
河合 奏:1d6+3
DoubleCross : (1D6+3) → 4[4]+3 → 7

円城 鋼:80-1d6-3
DoubleCross : (80-1D6-3) → 80-3[3]-3 → 74

獅子堂奈乃:めっちゃ減った!
河合 奏:よし、これで81!
円城 鋼:OK…!
GM:減りますねえ
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を74した
GM:まあバトロワはまだまだ続くんですが……
円城 鋼:ヒッ
GM:という訳で、改めてシーンを終了します。ロイス及び調達が可能!
河合 奏:ロイスは獅子堂さんに〇信頼/呆れで
GM:調達判定にはユニークコードの適用を可能とします。微妙な所だけど、まあできそうなので……
河合 奏:たまにちょっと呆れるけど信頼できる部下
河合 奏:やったー!
日向 京介:わ、助かる!ありがとうございます!
獅子堂奈乃:信頼できる部下ですよ~
獅子堂奈乃:うれしい!
獅子堂奈乃:ロイス保留で応急手当キット狙います
円城 鋼:ロイス、河合支部長に「■信頼/脅威」にて。
獅子堂奈乃:4DX+2>=8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 9[4,4,5,9]+2 → 11 → 成功

獅子堂奈乃:で即使用
日向 京介:購入、アルティメイド服狙います
獅子堂奈乃:6+2D10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+11[8,3] → 17

獅子堂奈乃:以上!
日向 京介:手配師:ストーンを使用
河合 奏:購入は応急手当キット
円城 鋼:購入、応急手当キットを狙います。
日向 京介:6DX+5+0@10>=20 調達
DoubleCross : (6R10+5+0[10]>=20) → 7[1,3,4,5,6,7]+5 → 12 → 失敗

河合 奏:5dx+2=>8
DoubleCross : (5R10+2[10]>=8) → 7[1,3,4,4,7]+2 → 9 → 成功

日向 京介:出目がよわーい!
円城 鋼:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 8[1,3,8] → 8 → 成功

河合 奏:よしよし問題なく
円城 鋼:ギリ成功!使用!
円城 鋼:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 12[9,3]+12 → 24

円城 鋼:よしよし。
日向 京介:バディムーブ込でも財産5点……どうしようかな
河合 奏:んー、私よりカバー役のHPの方が大事かな
河合 奏:円城君にパス!
円城 鋼:有難い…!では使わせてもらいます。
円城 鋼:2d10+24
DoubleCross : (2D10+24) → 11[3,8]+24 → 35

円城 鋼:全快…!
河合 奏:よしよし
日向 京介:すいません、調達は失敗で! で、ロイス
日向 京介:"ホワイト・ファッズ" ○P庇護/N不安
日向 京介:以上!
GM:ほい。ではシーンを切ります。

ミドル3

GM:◆ Middle 03 ScenePlayer:河合奏
GM:バトロワ第2回戦です。登場ダイスをどうぞ!
河合 奏:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 9[9]+81 → 90

河合 奏:くっ!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:74->84)
獅子堂奈乃:うわーっ支部長!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:74->75)
円城 鋼:グワーッ!!
獅子堂奈乃:72+1D10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+4[4] → 76

GM:燃えてんねえ……!

GM:大N市。第六地区。貸しビル前。
GM:君たちが戦いを終えて戻ってくると、その前に見慣れぬ外国車が止まっていた。
GM:近づけば、小さな人影が出てくる。河合さんにとっては記憶に新しい相手だろう。
"アズラエル":「ご苦労さまです。戦果はいかがですか?」
"アズラエル":査察部より派遣されてきたUGN本部エージェント、"アズラエル"だ。
獅子堂奈乃:「……この方が例の?」支部長に小声で問う。
"アズラエル":「その様子だと、誰がしかと一戦を済ませてきたようですが……」
河合 奏:「ああ」 と小さく返し、一歩前に出る。
円城 鋼:「……?」
河合 奏:「ええ、ご想像の通りです。これから休息をとるところでして」
円城 鋼:見覚えのない人物。けれど、支部長がこう対応しているということは─敵方、というわけではないのだろうと。困惑気味に見ている。
河合 奏:「もし査察の一環で何かあるのでしたら、私が対応させていただきますが、何か?」
"アズラエル":「それはそれは。ご苦労様です。いいえ、こちらには移動のついでに立ち寄っただけでして……」
"アズラエル":「ただ戦況はいかがか確認しておきたく。どうでしょう」
"アズラエル":「……あなたたちの戦力でどうにかなりますか?」
日向 京介:「(査察……日本支部の人間か?こちらは、本物の)」
河合 奏:「今回の交戦で二つの石を確保。持ち帰ったところです」
河合 奏:「急造故ご心配もかけるでしょうが、問題ありません」
河合 奏:「このチームであれば必ずやり遂げられます」
"アズラエル":「そうですか。少しばかり、余裕のないペースにも思えますが……」 手のひらで口元を隠し
"アズラエル":「他ならぬ支部長の判断ですから。信用しましょう。でも、ご無理はなさらないで」
"アズラエル":「『我々』は、いつでもこの街に戦力を補填する用意はできているのですから」
GM:無論、そこに政治的介入が挟まれることは、言うまでもないだろう。
河合 奏:「……ええ。必要であればお声がけします」
河合 奏:言葉は丁寧だが、その瞳は鋭い。
"アズラエル":「ふふ……」 意味深げに笑うと、彼女は踵を返し、止まっていた車の中に戻っていく
"アズラエル":結局、河合支部長以外に対しては目もくれず、そのままその場を去っていく
熊野潤美:「……」 にゅ、っとビル入口から顔を出して
熊野潤美:「もう行きました?」
獅子堂奈乃:「あ、ずるい」
河合 奏:「ああ。そちらは絡まれなかったか?」
熊野潤美:「勘弁してくださいよー。査察部とは相性が悪いっていうか……」
獅子堂奈乃:「どうにも虫が好かない方でしたねえ」
円城 鋼:「……査察部。今の人が?」
熊野潤美:「はい、なんとか。あちらの目当てはもともと支部長さんだったみたいですしね」
日向 京介:「外の人間か? あまり良い関係ではなさそうだったが」
円城 鋼:名だけは知っている存在だったことを知り、目をぱちくりと。
河合 奏:「良い悪い以前に、関係を持ちたくなかった相手だな」
熊野潤美:「簡単に言うと、そもそもN市のUGN全体が今ちょっと圧をかけられてて、その圧をかけてる人たちのリーダーが今の人ですね」
熊野潤美:「査察部の"アズラエル"。仕切り大好き秩序大好きの統制派です。N市みたいなやり方はいかにも気に食わないでしょうねえ」
日向 京介:「今、N市内のUGNは統率が取れていると思うが……市外まで含めると、一枚岩とはいかんか」
河合 奏:「まあそもそも十三の地区に分けている今の体勢が気に食わんらしいからな」
河合 奏:軽く肩をすくめて。
獅子堂奈乃:「是非一度、現地で職場体験してみて頂きたいですねえ」
獅子堂奈乃:「それで考えが変わらなければ尊敬に値します」
円城 鋼:「……実際、こちらに来て一番驚いたのはそれだったしな……。……所属した支部の支部長が年下だった、というのもだけど」
熊野潤美:「ホントにその通りです。箱入りなんですよね」
日向 京介:「派閥争いの一環か……あちらにもあちらの考えもあるんだろうが、正直今、干渉されると邪魔だな」
河合 奏:「流石に干渉自体はしてこないだろう。それでへまを踏めば、口を出せなくなるのはあちらだ」
獅子堂奈乃:「今はこちらが迂闊に隙を見せないのが重要ということですね」
熊野潤美:「はい。私たちが真面目に頑張って結果を出す限りは、あちらとしても手出しはできません。なので、引き続き頑張りましょう」
熊野潤美:「……ステラちゃん、石が二つ手に入ったって聞いて、それが近付いてくるのを感じて。表には出さないけど、安心してるみたいでしたから」
円城 鋼:「……ああ」
円城 鋼:ほっと、小さなため息。
円城 鋼:「それは、よかった。……うん。とてもいいことだ」
日向 京介:「ひとまず、最初の目標はクリアできたわけだからな」
獅子堂奈乃:「良かったですね?円城さん」くすりと笑う。
河合 奏:「まあこれで
河合 奏:休眠状態までは持っていける。最悪の事態は避けられるだろう」
円城 鋼:「……うん」
円城 鋼:獅子堂さんの、小さな笑み混じりの言葉に。素直にうなずく。
熊野潤美:「早く渡してあげましょう。そうしたら、次の拠点に移動です」
熊野潤美:「あちこちで『星の石』が2個セットで動いているのを探知してるって聞いてます。全体的な動きに対応するためには、まず動かなきゃ」
日向 京介:「了解だ。 狙われる前に移動するとしよう」
河合 奏:「状況も動いている、か。ああ、移動中にまた説明を頼む」


GM:という訳で、またシチュエーション決定ダイスを振っていきまーす
円城 鋼:わーい!!
河合 奏:ひゅー!
獅子堂奈乃:こわい……
日向 京介:落ち着いてくれ……
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:オッホw
円城 鋼:何事!?
河合 奏:何!?
獅子堂奈乃:何……何なの……
日向 京介:こわい
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:そっかあ~

GM:まずは今回、こんなイベントが発生しています。

C: 混 迷
≪拠点確保+物資探索≫、≪現地支援≫判定で成功するための必要達成値を+3する。
また、その戦闘では無法者のトループが出現する。

E: 防 衛
UGNの設備が攻撃に晒される。
このシーンでの戦闘を、[戦闘に参加したエネミー数]以下のラウンドで終了させられた場合、全PCが侵蝕率を1D6減らすことができる。
戦闘そのものが発生しなかった場合、さらに全PCのHPを全回復できる。

GM:イベントは他になし!
河合 奏:ヤバいやつじゃん!
日向 京介:いや、2つ目は
獅子堂奈乃:何~~っ
日向 京介:防衛戦だから有利なやつじゃないですかね? 効果的には
河合 奏:確かに効果を見るとPC有利だ
獅子堂奈乃:+しかないですね
円城 鋼:あ、そうか。戦闘に付随する効果、って感じかな。
河合 奏:でも無法者が出てくるのはちょっときつい
日向 京介:1つ目がかなり厄介なやつだけど、拠点確保に関しては熊野さんが仕事してくれるから
河合 奏:もう範囲撃っちゃったし……
日向 京介:現地支援のほうが問題になるかな
円城 鋼:目標11かあ。<私怨
日向 京介:分担に関しては前回と同じ感じですかね?
獅子堂奈乃:ですかね
円城 鋼:そうですね。自分が索敵、そこでエネミーが引っ掛かったら日向くんに調査を引継ぎ。
河合 奏:あれが割と最適解でしたしね
日向 京介:河合さんと獅子堂さんに現地支援お願いする感じで
日向 京介:まずは円城君かな?
獅子堂奈乃:ではお願いします!
GM:ってなわけで何を判定するかを宣言して、ダイスを……どうぞ!
円城 鋼:は、では!情報:UGNで索敵!《砂の加護》を使用して侵蝕87!
日向 京介:侵食Bで+2ですかね
円城 鋼:ですです。ダイスは8つに。
日向 京介:UGN幹部は?
円城 鋼:コネ込みだと…10ですね。これで!
円城 鋼:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[2,4,5,5,5,8,8,8,9,10]+6[6]+1 → 17

円城 鋼:17……どうだ…!
日向 京介:良い値
獅子堂奈乃:どうだろう……
河合 奏:良い値だけどちょっと怖いな……
河合 奏:日向君か行けそうならここでバデム切るもありかも?
円城 鋼:バディムーブを頂いて20に乗せるのもアリですかね。
獅子堂奈乃:バディムーブでちょうど20になるけど、完全に無駄になる可能性もあるんですよね~
日向 京介:まあお金と情報収集チームはあるので、余程事故らなければ15は行けるとおもうんですが
GM:そうですね。値としては相当良いレベルではあります
日向 京介:何分目標値が見えませんからね、どうするか……
獅子堂奈乃:日向くんを信じてここで切るか!
獅子堂奈乃:バディムーブ+3!
円城 鋼:いただきます!達成値20へ!
GM:はい。えー、では情報開示します。

◇ バトルロワイヤル第2シーン 探知エネミー
"ホワイト・ファッズ"
でかい猫
『決鬥團』


GM:以上です
日向 京介:で、でかい猫!
日向 京介:そして二人がまだ居る
河合 奏:ていうか面子!
獅子堂奈乃:縁があるな~
円城 鋼:こ、これは悩む面子……!
河合 奏:かぶりがすごい
GM:シナリオロイスじゃねーんだぞ……!
日向 京介:二人がレギュラーみたいな顔してきた
日向 京介:えーでは、続けて敵調査行きますか
円城 鋼:は、お願いします!
GM:ですね。判定どうぞ!
日向 京介:情報(噂話)、情報収集チーム二回目を使います
獅子堂奈乃:頑張って!
日向 京介:4DX+3+0@10>=15 情報(噂話)
DoubleCross : (4R10+3+0[10]>=15) → 7[2,3,6,7]+3 → 10 → 失敗

日向 京介:仕方ない、財産5使います
日向 京介:日向 京介の財産点を6した(財産点:11->6)
GM:では全情報開示! まず"ホワイト・ファッズ"についてはログをご参照ください(サムトーさんありがとう!)。
GM:『決鬥團』については、イベントの補正がない状態の懐柔判定値が必要だと思うので、それを開示します。
日向 京介:お願いします!

『決鬥團』
・行動値と各種判定難易度
行動値:8 & 4
探知難易度:7
知覚判定:5dx
懐柔判定:18
逃走判定:12


GM:んで、でかい猫ですね。ちょっとお待ちを……

◇でかい猫
・プロフィール
巨大なイエネコ。何の因果もなく、たまたま落ちてきた星の石を飲み込んだ所、その力に身体が適応して変異してしまった。
巨大化しても猫らしく気ままに振る舞うが、レネゲイドの力によって他のネコに警戒され、内心では寂しさを感じている。
運動能力も巨大化したネコそのものだが、すなわちそれは巨体に似合わぬしなやかな運動能力を持っているということ。
『星の石』を求める理由は、特になし。ただその存在を感知しているため、本能的に惹きつけられてしまう。

・シンドロームと主力エフェクト
キュマイラ/ハヌマーン
《加速する刻》:他の敵が全員一度行動したタイミングで使用する。
《残像》
《弄ぶ狩猟者》

・行動値と各種判定難易度
行動値:11
探知難易度:10
知覚判定:10dx+8
懐柔判定:24
逃走判定:18

☆ 特殊ボーナス
《ドクタードリトル》等、でかい猫と言語コミュニケーションを取る手段を持っている者が判定する場合、懐柔判定の達成値に+10する。

円城 鋼:け、獣……!
日向 京介:残像と弄ぶ狩猟者ってなんでしたっけ……
獅子堂奈乃:つっっっよ
河合 奏:内心で寂しいのかわいいな……
日向 京介:残像はドッジか
GM:開示できる情報は以上! 他の判定をお願いします。
獅子堂奈乃:とりあえず現地支援しましょうか
GM:NPCカード:"フールレススリーブ"熊野 潤美 の効果により、≪拠点確保+物資探索≫については既に成功している!
河合 奏:そうしましょう
円城 鋼:お願いします…!
獅子堂奈乃:情報UGN コネUGN幹部、紡ぎの魔眼使用 侵蝕76>77
獅子堂奈乃:7DX+2>=11
DoubleCross : (7R10+2[10]>=11) → 7[1,1,2,4,5,6,7]+2 → 9 → 失敗

獅子堂奈乃:ぎゃーっ
獅子堂奈乃:財産2!
GM:では成功!
河合 奏:こちらもコネ:UGN幹部使用で
河合 奏:5dx+1=>11
DoubleCross : (5R10+1[10]>=11) → 10[1,2,4,5,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

河合 奏:よっし!
日向 京介:ナイス支部長!
獅子堂奈乃:流石……
GM:両者成功! これにより以下の恩恵を受けられます。

◇ 支援ポイントボーナス
3:支援ボーナス《力の呼び声》
4:全PC、侵蝕率-1D10

・支援ボーナス《力の呼び声》
PC1人ずつが、1シナリオに1回、オートアクションでいつでも宣言する。
それぞれの『1シナリオにN回』『1シーンにN回』『1ラウンドにN回』等の回数制限を、1回分回復する。
N市UGNの後方人員の力を結集した行動支援が、限界を超えた力をもたらす。

GM:支援ボーナスについては、NPCカードのメモの所に追記しておきますぞ。
GM:侵蝕率マイナスもこの場でどうぞー。
日向 京介:ありがとうございます!
獅子堂奈乃:侵蝕マイナスは今だけですか?取ってはおけない?
円城 鋼:やったー!ありがたい!
日向 京介:では侵食マイナス
円城 鋼:では侵蝕が…
円城 鋼:87-1d10
DoubleCross : (87-1D10) → 87-7[7] → 80

GM:取っておこうとするとエンディングまで取っておけちゃうからね
河合 奏:マイナスだー
円城 鋼:よし!
河合 奏:90-1d10
DoubleCross : (90-1D10) → 90-6[6] → 84

日向 京介:75-1d10
DoubleCross : (75-1D10) → 75-7[7] → 68

獅子堂奈乃:ですよね~っ マイナスします!
GM:この場でということにしましょう
獅子堂奈乃:77-1D10
DoubleCross : (77-1D10) → 77-3[3] → 74

獅子堂奈乃:ヒン……
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を68した
GM:では情報収集判定はこれにて終了。続いて、発見できたエネミーへの対応です
日向 京介:さて、どうしましょう……
日向 京介:一応、まだ妖精の手は残ってます
河合 奏:どうしますかね……
獅子堂奈乃:うーん……
獅子堂奈乃:でかい猫は戦うしかないかなあ
河合 奏:懐柔も闘争もちょっと難しそうですね
河合 奏:かといって奇襲も通らないだろうけど
円城 鋼:ですよねえ。どれも厳しい。
日向 京介:円城君、意思固定値5でしたっけ
日向 京介:一回回ってくれれば妖精の手でなんとか出せない数値ではないですね、24
円城 鋼:侵蝕込みで、ダイス5つの固定値5、ですね。今は。
獅子堂奈乃:相当な賭けだなあ
円城 鋼:ラウンドまたぎで《砂の加護》が使えるなら、ダイス9つなんで、1回回る可能性はそれなりに。
日向 京介:C値ないですからね……
河合 奏:C値ないのはなあ……
獅子堂奈乃:そっちに全力を注ぐと
獅子堂奈乃:最悪ホワイトファッズと戦う羽目になりそうだけど……
日向 京介:ひとまずホワイトファッズはまた懐柔判定ですかね
日向 京介:戦いたくないし……
獅子堂奈乃:まあ奇襲は無いですよね……
円城 鋼:まずホワイトファッズの懐柔から、ですかね。
日向 京介:また私かな?
河合 奏:そうですね、そこは絶対戦いたくない
河合 奏:相性的にもロール的にも
日向 京介:jaa
日向 京介:じゃあホワイトファッズ懐柔判定、私行きましょうか
円城 鋼:お願いできますか…!
GM:判定……どうぞ!
河合 奏:お願いします!頑張れ……!
日向 京介:では判定!
獅子堂奈乃:頑張れ~
日向 京介:5DX+9+0@10>=16 意思
DoubleCross : (5R10+9+0[10]>=16) → 5[2,2,3,5,5]+9 → 14 → 失敗

日向 京介:腐りすぎ!
日向 京介:すいませんもらえますか……
獅子堂奈乃:バディムーブ!
日向 京介:ありがとうございます!
日向 京介:ここで使ってもらっちゃったのつらいな……申し訳ない
GM:では成功です。"ホワイト・ファッズ"は懐柔ですね
日向 京介:あと2つ、どうするか
河合 奏:決鬥團がなあ……
日向 京介:懐柔18,逃走12でしたっけ
円城 鋼:残るどちらかを懐柔、どちらかを奇襲かな…?
獅子堂奈乃:両奇襲か両逃走もありかなあ
獅子堂奈乃:でかい猫を懐柔して決鬥團を襲う……?
GM:絵面がめちゃくちゃ
円城 鋼:クリティカル1回、かつ妖精を貰うという前提になるのが厳しい猫懐柔…。
河合 奏:猫は全部厳しい値なんですよね
河合 奏:回避の18も中々に厳しい
河合 奏:実はこのメンツそんなに肉体派じゃない
獅子堂奈乃:決鬥團を懐柔するとして、あの状態の彼に懐柔成功させるロールをする自信は私には皆無
日向 京介:まあ確かに……
日向 京介:完全にロックオンしてきてたしなあ
円城 鋼:行ってみます?猫懐柔。
獅子堂奈乃:ダメ元で行きますか
日向 京介:行きますか
河合 奏:出来たときのリターンはでかいし、ありかもですね
日向 京介:どちらにしろ奇襲も逃走も厳しいし
GM:判定はいつでも……どうぞ!
円城 鋼:うす。じゃあ、自分が行きましょう。
日向 京介:頼みます!
河合 奏:お願いします!
日向 京介:調査成功してるので+3ですね
獅子堂奈乃:頑張って!
円城 鋼:意志判定。侵蝕ボーナスと《スティールマインド》でダイス5つ、《砂の加護》を使って+4個。
円城 鋼:9dx+4+1+3>=24
DoubleCross : (9R10+4+1+3[10]>=24) → 10[2,2,3,7,8,9,9,10,10]+4[1,4]+8 → 22 → 失敗

日向 京介:うお、回った!
獅子堂奈乃:行った!
日向 京介:ここは行きますか
GM:めっ……めやくちゃ良い線行ってる……
河合 奏:これなら足りる!
円城 鋼:すみません、1歩届かなかった!お願いします!
日向 京介:妖精の手、使って良いですか?
GM:GMは全然良いよ!
獅子堂奈乃:やるしかない!
日向 京介:では<妖精の手>を使用します。 コンボ:天才の証明
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:68->72)
円城 鋼:ありがたい…!
日向 京介:出目を一つ10にします、振りたしどうぞ!
円城 鋼:1d10+4+1+3+20
DoubleCross : (1D10+4+1+3+20) → 1[1]+4+1+3+20 → 29

円城 鋼:ここで1が。とはいえ…成功!
GM:それではでかい猫の懐柔に……成功!
GM:でかい猫の懐柔ロールを考えておいてください
日向 京介:でかい猫の……
獅子堂奈乃:そんなことある?
円城 鋼:アッハイがんばります。
河合 奏:日向君と円城君で懐柔してもらおう
GM:さて、残るは決鬥團ですが……
日向 京介:残った最後のエネミーだから、一騎打ちも狙えますかね
獅子堂奈乃:そういえばそうなる……のかな?
GM:確かにそうですね。戦闘を仕掛けるのであれば
河合 奏:一騎討か奇襲で全面戦争ですかね
日向 京介:あれ、そういえば
GM:いや
日向 京介:最初のイベント、混迷で
日向 京介:トループ出てきちゃうのか
GM:そうですそうです。戦闘に入ったらトループが出るので
GM:そいつを片付けたらかな
獅子堂奈乃:ハッ……
円城 鋼:あ、なるほど…。
日向 京介:なるほど、じゃ
GM:あと、奇襲してもその後改めて一騎打ちでも大丈夫ですよ
河合 奏:あ、良いんだ
獅子堂奈乃:なんかすごい虫のいい話だな!
日向 京介:常在戦場の男なのかな……
GM:奇襲を受けるのも度量の内よ……
円城 鋼:なんか己への奇襲も「それもよし」としそうな器を感じる。
GM:なので、今回のシーンでは
GM:奇襲仕掛ける→トループ片付ける の流れであれば、一騎打ちは仕掛けられます
日向 京介:成程……
河合 奏:なら、奇襲行きます?
獅子堂奈乃:いきますか……
河合 奏:懐柔は獅子堂さんか支部長だと流石に無理だし
円城 鋼:ですね……手袋を叩きつけて、乱入者を片付けて、改めて決闘。
日向 京介:一応逃走成功すれば、確実に防衛戦のボーナスはもらえるけど
日向 京介:12って微妙ですよね……
河合 奏:そう、そっちもキツイ
河合 奏:何せこの女性陣、肉体が1と2なんだ
獅子堂奈乃:殺意はあるけど体力が無い
日向 京介:獅子堂さんは紡ぎあるけど、固定値的に一回は回さないとだしなあ
円城 鋼:肉体的にか弱い女性…。
日向 京介:ただ一騎打ちの場合、誰が行くかも問題になりますか
河合 奏:そこはトループ倒した後の状態も見てでいいのでは
日向 京介:あ、なるほど
獅子堂奈乃:じゃあ支部長に奇襲お願いする感じですかね
河合 奏:ですね、では行きます!
GM:判定どうぞ!
円城 鋼:お願いします…!
河合 奏:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,2,5,5,6,10,10,10,10]+10[1,3,4,10]+6[6]+1 → 27

河合 奏:おらあ!!
円城 鋼:しゅんごい。
GM:バリバリじゃん……
河合 奏:気合の出目
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[1,4,7,8,8,9] → 9

獅子堂奈乃:流石です支部長
GM:全然気付かない
GM:ということで奇襲は成功! 明暗ハッキリしましたね。
GM:今回の行動フェイズは、以下のような結果になりました。

◆ バトルロイヤル 第二フェイズ 行動結果
日向 → 懐柔:"ホワイト・ファッズ"
円城 → 懐柔:でかい猫
河合 → 奇襲:決鬥團

GM:そして最後に、このシーンの舞台がどこかを決定します。
GM:1d13
DoubleCross : (1D13) → 6

GM:お前な
日向 京介:再び第六!
獅子堂奈乃:すごいな……
GM:いや、これは振り直す! どうせだし色々見ましょう。
河合 奏:再びホーム
日向 京介:あ、はーい
GM:1d13
DoubleCross : (1D13) → 12

日向 京介:あ、12
GM:第十二支部!
日向 京介:真堂さんお邪魔します
河合 奏:12って今入れましたっけ
円城 鋼:いらっしゃい(?)
GM:もとい、第十二地区です。
日向 京介:一応、月下はごく短期間の話のはずなので……・
日向 京介:多分大丈夫じゃないでしょうか
GM:やはり諸々勘案して振り直します。ホイソリャ!
GM:1d13
DoubleCross : (1D13) → 13

日向 京介:13!
GM:じゅ、十三地区……
河合 奏:うわ、13!
円城 鋼:13……。
円城 鋼:ステラちゃんを案内できるとこがなさそう…。
獅子堂奈乃:ヤバイ……
GM:まあでかい猫はいるな
日向 京介:いますね……
円城 鋼:第9あたりどうですか。
河合 奏:日常の参考にならねえ地区になったなあ
GM:あっ、ヒロイン案内したい感じになってるな~コイツめ
円城 鋼:なってますね…!
GM:でもまあ、ぶっちゃけこれガチガチにルールで縛るようなもんでもないしな……w
円城 鋼:猫との遭遇の案があるならそちらに乗りますが…!
GM:つまり猫との遭遇の案があるんだな……第9地区!
円城 鋼:公園とか水族館とかあるから…!
GM:OKです。今回は第9地区にしましょう。ヒロインとのなんかは大事な所だ。
GM:次こそはランダムダイスで決めるからな~~
円城 鋼:イェア…!
日向 京介:ヒロインと存分になんかしていってね!

GM:N市。第九地区。
GM:人けの少ない公園だ。時折子どもたちが遊具で遊ぶ声が聞こえてくる。
GM:そんな公園を、君、円城鋼と雲崎ステラは、二人で歩いていた。
円城 鋼:「普段は、もう少し人も多くて。キッチンカーや、屋台が出ていることもあるけれど」
円城 鋼:「……残念だ。今日はひとつも出てない。小遣いで買い食いをするのはとても楽しいから、ステラさんにも楽しんでほしかった」
円城 鋼:河合支部長に無理を言って、ほんのわずかな間だけ外出の許可をもらい。こうして、何事もない、どこにでもあるような景色を。
円城 鋼:二人で、見て回っている。
雲崎ステラ:「屋台……って、外で食べ物を料理して、売ってるお店よね。キッチンカーも同じ?」
雲崎ステラ:「何だか想像がつかない……テーブルとかは、一緒に出たりするの?」
円城 鋼:「椅子やテーブルは、無い。買ったら、公園のベンチで食べたり……俺は、どちらかと言うと」
円城 鋼:「歩きながら食べるのが、好きだ。……仲間や上司には、行儀が悪いと怒られたりもする」
雲崎ステラ:くすりと笑って 「本当、行儀悪い。怒られてもそういうこと、するんだ?」
円城 鋼:「そうするのが、楽しいから。もちろん、ちゃんとごめんなさい、とは言うし。反省もするけれど」
円城 鋼:「楽しいことは、やめられない」
円城 鋼:真顔、というよりも。無表情に近い、険しい表情のままだけれど。
円城 鋼:声は、僅かに弾んでいる。
雲崎ステラ:「……へえ」
雲崎ステラ:「あなたなんて、真面目一辺倒なように見えたけど」
雲崎ステラ:「そんなことするんだ。……楽しいの? 歩きながら食べるのが、そんなに」
雲崎ステラ:「何だか落ち着かなさそうだけど」
円城 鋼:「……ごめん。少しだけ、間違ったことを言った。歩きながら食べること自体が、楽しいんじゃない」
円城 鋼:「何かを食べながら、何かを話ながら。友達や、仲間と歩くことが」
円城 鋼:「俺は、楽しくて、嬉しくて。……うん。だから、何度もやってしまうんだと、思う」
雲崎ステラ:「誰かと一緒に……」 興味深そうな顔だ
円城 鋼:「……ステラさんは」
円城 鋼:少しずつ、歩くペースをゆっくりにして。
円城 鋼:「誰かと……例えば家族と、そういうことをしたことは」
円城 鋼:"赤鱗"は彼女の祖父だと。であるなら、その間に……少なくとも、両親はいるはずだと。そんな、安直とも言える思考で、そう尋ねる。
雲崎ステラ:「……昔……」
雲崎ステラ:「……この胸に石が埋められる前には、そんなこともあったんだと思う」
雲崎ステラ:「でも、あんまり覚えていない。お父さんの顔も、お母さんの声も……」
雲崎ステラ:目線を落とす 「友達なんて人もいない。一緒に暮らすのは、"赤鱗"に雇われている使用人だし」
雲崎ステラ:「その人たちも、食事を一緒にしたりはしないわ」
円城 鋼:「……知っているかもしれないけれど。チルドレンというのは、ほぼ須らく……家族が、いない」
円城 鋼:「俺も、そうだ。……昔のことで覚えているのは、施設で一緒に暮らす、同じような子供たちくらいで」
円城 鋼:歩みを止める。真横にいる少女の、正面に向き直る。
雲崎ステラ:ちらりと目線を返す
円城 鋼:悔恨。そう呼ぶべき感情を覚えても、それを言葉にする術も、表情で伝える術もない。
円城 鋼:─だから。
円城 鋼:「けれど、仲間ができた。友達ができた。……だから、きっと」
円城 鋼:「誰でも、生きていれば。いつか誰かと繋がることができると、俺は思う」
円城 鋼:胸元の、弓矢を模したペンダントをぎゅっと握って。視線を、真っ直ぐ向けて。
雲崎ステラ:「……それは」 やはり視線を逸らす。どちらかというと、すまなさそうに 「そうなら良いのだけど」
円城 鋼:「……俺が」
円城 鋼:「俺が、その一番目では、駄目だろうか」
雲崎ステラ:そう言われると、びっくりしたように目を丸くして 「……ふ、ふ」
雲崎ステラ:「屋台も何もない、空振りだったのに?」
円城 鋼:「……それを言われると、痛い」
円城 鋼:小さく呻き声を、漏らして。
雲崎ステラ:くすりと笑って 「まあ良いでしょう。次を期待してる」
雲崎ステラ:「美味しいご飯に食べ歩きとやらを……」
円城 鋼:「……うん。この事件が無事に終わったら、もう一度」
円城 鋼:きみと一緒に。そう、言いかけて─。
雲崎ステラ:話の途中で、彼女の言葉が途切れる。同時、君の端末に連絡がかかる
円城 鋼:すまない、と一言告げて。端末を確認。
熊野潤美:『円城くん、緊急! 『星の石』を所有していると思しき一体が急速に移動を始めた!』
熊野潤美:『方角的に多分そっち! なんていうか……見れば一発で分かるから! どうにか対処してね!』
雲崎ステラ:「……来る!」
円城 鋼:「……待て、待ってくれ熊野さん!流石に投げ方が大雑把過ぎ─」
GM:熊野の声、ステラの声。それらに遅れて、何かの足音。
円城 鋼:「……えっ」
GM:音は少なく、しかし震動は大きい。大きく影がよぎったかと思うと、
円城 鋼:傍らで発せられた声、存外に遠くはなかった足音。そして─。
でかい猫:「…………」
でかい猫:「……ぅニャウ」
でかい猫:見上げんばかりのサイズの猫が、君たち二人を睥睨している。
円城 鋼:「……ねこ」
円城 鋼:「……うん。ねこだな。でかい、ねこだ」
雲崎ステラ:「…………」 呆然と見上げ 「……この辺りにはこういうのが、いるの?」
円城 鋼:「12地区……神社のあたりには、大きくて強い猫はいるらしい」
円城 鋼:※鵺のことである。
円城 鋼:「……ステラさん、あの猫に、感じるだろうか。"星の石"を」
雲崎ステラ:「あ、そうなんだ。それじゃあまあ、こういうのも……でも」
雲崎ステラ:「……うん。感じる。『星の石』を飲み込んだのかも」
円城 鋼:「そうか……うん。でも、なんだろう、これは……」
でかい猫:「シュウゥゥ……」 警戒の声を上げて、ゆっくりと歩みながら、君たちを見下ろしている
円城 鋼:じっ、とでかい猫の目を見る……の、ではなく。確か、こういう場合は。
円城 鋼:合ってしまっていた視線を、ゆっくりと逸らせる。
円城 鋼:─いいか円城。猫というのはな、目線を合わせると喧嘩を売っていると思うんだ。
円城 鋼:支部長室でテレビゲームに興じている時、阿久津支部長が、確かそんな雑談をしていた。
でかい猫:「ンーー……」
円城 鋼:目を合わせるのではなく。猫全体を、俯瞰するように。決して、逃げ出すようなことはせず。
でかい猫:唸るような鳴き声を漏らしながら、相変わらずゆっくりした足取りで君たちの様子を見ていたが
でかい猫:やがて飽きたかのように、公園の野原に座り込み、自分の体を舐め始める。
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:「撫でたら、襲われるだろうか」
雲崎ステラ:「撫でるのっ? あれを?」
雲崎ステラ:「ま、まあ……私はよく知らないけど」
円城 鋼:「きっと、河合支部長も「やめておけ」と言うだろうな……。……けれど、ああしてくれているなら」
円城 鋼:「……本当に。ただの、大きい猫みたいだ」
雲崎ステラ:「猫って、撫でられて嬉しい場所とそうでない場所があったりするんでしょ。で、そうじゃない場所を触ると、すっごく怒るって」
円城 鋼:「……うん、じゃあ。もしあの猫が、星の石を吐き出したりして、元に戻ったら」
円城 鋼:「その時に、改めて。……よかったら、ステラさんも一緒にどうだろう」
円城 鋼:「買い食いのやり直しも、兼ねて」
雲崎ステラ:「……この公園で、ご飯食べて、猫撫でて?」
円城 鋼:「素晴らしい……かどうかは、分からないけれど」
円城 鋼:「ステラさんと一緒なら、きっと楽しいと思う」
雲崎ステラ:「まあ……ええ、それも悪くないかもね」 緊張を緩めた様子で、少し笑って
雲崎ステラ:「それが許されるなら、ね」
円城 鋼:許されるなら。その言葉に、不安を覚えないわけでは、ないけれど。
円城 鋼:今はただ、やれることを。


GM:N市。第九地区。
GM:巨大な猫の出現が確認されたのとは、また別の公園である。
GM:昨今の全域的な治安悪化により、人の姿は随分と減っていて。
GM:そんな公園の一つ、木々がまばらに並ぶ一画に、彼女はいた。
"ホワイト・ファッズ":「…………」
"ホワイト・ファッズ":しかめっつらで、野原に落とした手袋の上に直立している。
日向 京介:「ホワイト・ファッズ!」
獅子堂奈乃:「おや、いましたね」小さく手を振る。
"ホワイト・ファッズ":「……あ!」
"ホワイト・ファッズ":「”ファントムキャット”の日向京介に、“シャーデンフロイデ”の獅子堂奈乃!」
"ホワイト・ファッズ":「今ね、あたし立ってるの。こうしてると、ニンゲンみたいでしょ」
日向 京介:「こんにちは。 覚えててくれたか」
獅子堂奈乃:「はい。奈乃ですよ」
日向 京介:「手袋……ああ、そういうことか。直接触れないように……」
獅子堂奈乃:足元の手袋に目をやって。
獅子堂奈乃:「第四にお願いして、靴でも作って貰いましょうか」
日向 京介:「そうだな、そうしてもらえると助かる」
"ホワイト・ファッズ":「歩けるかなって思ったんだけど、うまくいかなかった」 言う通り、野原のそこかしこで草の枯れ落ちた痕跡がある
獅子堂奈乃:「別に、ふわふわ浮いていてもいいと思いますけどねえ」
獅子堂奈乃:「中にはそういう人間もいますよ」
日向 京介:「こっちでまた、歩きやすいようになる物を持ってくるよ。 すぐに、とはいかないかもしれんが」
"ホワイト・ファッズ":「靴……履いてるやつ? ホントに?」
"ホワイト・ファッズ":「ニンゲンは浮かないもん」 ムスッとする 「ニンゲンになりたいから。あたし」
獅子堂奈乃:「いますよ。私はできませんが、バロールとか、オルクス、ハヌマーン、一部のサラマンダーとか……。後は宇宙飛行士ですか?」
"ホワイト・ファッズ":「なになに、いっぱい言われてもわかんない」
獅子堂奈乃:「人間にはいっぱい、色々いるということです」
日向 京介:「まあ、人それぞれってことかな。浮いたり飛んだりする人も居る」
"ホワイト・ファッズ":「ふうーん……じゃあ、それでもいいのかなあ」
日向 京介:「僕たちに合わせようとしてくれる気持ちは嬉しいよ。でも、無理することはないと思う」
"ホワイト・ファッズ":ふわっと浮いて、器用に身体を回転させ、手袋を拾う。長めのスカートの裾が翻り、危うく中身が見えそうになる
日向 京介:「歩いてみたい、って思うなら、協力はするつもりだけど……っとと」
獅子堂奈乃:日向くんの目を手袋で塞ぐ。
日向 京介:「どうも、助かる」
"ホワイト・ファッズ":「? どうかした?」
獅子堂奈乃:「人としてはともかく、レディとしてはこれからのようですね」
獅子堂奈乃:「ところで貴女、ものは食べられますか?」言いつつ、草地にレジャーシートを広げる。
獅子堂奈乃:「水しか飲めないとか?」
日向 京介:「ああ、そうだった。ちょっと探してたのには理由があってな」
日向 京介:腕に下げた手提げ袋の中身を広げる。
"ホワイト・ファッズ":「もの……? 何? 食べる?」
"ホワイト・ファッズ":「食べるみたいなことはしたことあるけど、ニンゲンとは違うよ。あたしは、こう」
日向 京介:保温パックに詰め込まれたフランスパン、アップルパイ、サンドイッチ、ベーコン入りブレッド、等々……
"ホワイト・ファッズ":土に触れないように足を伸ばして 「刺すの。で、食べる。みんなめちゃくちゃになっちゃうから、なるだけしないようにしてるけど」
"ホワイト・ファッズ":「口から食べるの、ニンゲンみたい。したことないかも」
獅子堂奈乃:「してみたいですか?」
"ホワイト・ファッズ":「してみたい!」 目を見開く
日向 京介:「良し、じゃあ好きなの取ってみてくれ。 ウチの店のおすすめ選んできた」
獅子堂奈乃:「ふふ」笑って、切り分けたアップルパイをフォークで口元に運ぶ。
獅子堂奈乃:「これを専門用語で『あーん』と言います」
"ホワイト・ファッズ":「わ、わ、えー……」
"ホワイト・ファッズ":「あーん?」 口を開く
獅子堂奈乃:「はい、あーん」
日向 京介:「ん、それで良い。口の中に入れたらよく噛んで」
"ホワイト・ファッズ":「あーむっ、あむ、あむっ、あー」
"ホワイト・ファッズ":おそらく、そういうことをしている人間を見たことはあったのだろう。ぺちゃくちゃと子供のようだが、口に入れたアップルパイを咀嚼する
獅子堂奈乃:「どうでしょう?ご感想の程は」
GM:こぼれた食べカスは、やはり彼女の体質の影響を受けてか、朽ち腐るかのような様相ではあるが
"ホワイト・ファッズ":「……んっ」 こちらは問題なく、こくりと飲み込む 「なんか……ふしぎ」
日向 京介:「……」 固唾を呑んで見守っている
獅子堂奈乃:「気持ちいいですか?悪いですか?」
"ホワイト・ファッズ":「ぴりぴりする。全然知らなくって」
"ホワイト・ファッズ":「気持ちは……」
"ホワイト・ファッズ":こくんと首を傾げる 「……いいかも?」
獅子堂奈乃:「それは何より」笑って「それは『おいしい』という感覚です」
日向 京介:「……そっか」
"ホワイト・ファッズ":「おいしい……」
"ホワイト・ファッズ":「なんかよくわかんないけど、うーん」 ごしごしと口元をこすって
"ホワイト・ファッズ":「あーん」 もう一度、さぞ当然のように、口を開けて待つ
獅子堂奈乃:「ほら、日向さん」
日向 京介:「ぼ、僕か。うむ……」
日向 京介:獅子堂に習ってパンを切り分け、少女の口元に運ぶ
日向 京介:「えっと……あーん」
"ホワイト・ファッズ":「ほあーん」
"ホワイト・ファッズ":同じく口に入れて、あむあむと咀嚼する
"ホワイト・ファッズ":「これ、ちょっと違う? なんか……さっきと違う気がする」
獅子堂奈乃:「食べ物というのは、ひとつひとつ受ける感覚が違うんです」
獅子堂奈乃:「それが『味』というものですね」
獅子堂奈乃:「貴女もこれから、好きな味を探してみてはどうでしょう。きっと楽しいですよ」
"ホワイト・ファッズ":「あじ……」 ごくんと飲み込む
"ホワイト・ファッズ":「好きなあじ……ふーん」
日向 京介:「色々持ってきてるからな。 気に入ってくれたなら、好きなだけ食べてくれていい」
"ホワイト・ファッズ":「あたし、太陽と風がいっぱいあるのが好き。そういう味もあるの?」
獅子堂奈乃:「イタリア料理の煽りみたいなことを言いますね……」
日向 京介:「太陽と風……? ううん、難しいが……食べ物には沢山種類があるからな」
"ホワイト・ファッズ":「あーん」 また口を開けて食べ物を待っている
日向 京介:「ああ、はい、あーん。 ……色々食べてみたら、特別好きな味も見つかるかもしれない」
"ホワイト・ファッズ":「あむあむ、はぐっ、んむ……」 ごくんと飲み込み、少し自分のお腹を撫でる
"ホワイト・ファッズ":「なんか、溜まってる。飛べなくなりそう」
日向 京介:「ああ、お腹いっぱいかな」
獅子堂奈乃:「残念ながら、食べ物を食べるには限度があるんです」
獅子堂奈乃:「心配せずとも、少しすれば消化……また軽くなりますよ」
日向 京介:「食べすぎると苦しくなるから、今は無理しないほうが良いかな」
"ホワイト・ファッズ":「あー、わかる。なるもん。もういいかなーって」
"ホワイト・ファッズ":「そっか。ふーん……これがニンゲンの食べ方かあ」
日向 京介:「残りも持って帰ってくれて良いから、お腹が軽くなったらまた食べてみたら良い」
"ホワイト・ファッズ":「こんどから口から食べるようにしよっと」
日向 京介:「……食べるの、楽しかったか?」
"ホワイト・ファッズ":「よくわかんない。でもなんか、面白かった」
"ホワイト・ファッズ":「変なことするのおもしろいよね。ニンゲンの体、いろいろできるから」
日向 京介:「そっか……面白かったなら良かった。 お礼しにきたつもりだったからさ」
"ホワイト・ファッズ":「お礼?」
日向 京介:「昨日話しただろ。お願い聞いてくれた、思いやりのお返し」
"ホワイト・ファッズ":「思いやりの……お返し」
日向 京介:「相手が自分を喜ばせてくれたから、こっちも相手が喜んでくれることをする。 それが、お礼」
日向 京介:「それに、僕らは……」
日向 京介:「できるなら君と、友達になりたい……友達で居たいからさ」
"ホワイト・ファッズ":「友達……」
"ホワイト・ファッズ":「……あ! もしかして、『石』のこと?」
"ホワイト・ファッズ":「だったらだめだよ。あげないし、今度はもらうもん」
獅子堂奈乃:「いいえ。友達というのは」
獅子堂奈乃:「一緒にいると楽しい、傍にいたいと思える相手のことですよ」
獅子堂奈乃:「貴女にとって、私達はどうですか?」
"ホワイト・ファッズ":「そうなの? でも、思いやりするなら、欲しがってる『石』あげるとかするってことじゃないの?」
"ホワイト・ファッズ":「うーん……いやじゃないよ」
"ホワイト・ファッズ":「いろいろ教えてくれるし。話してると、ニンゲンになれそうな気がする」
獅子堂奈乃:「それなら、私達はもう友達ということです」
"ホワイト・ファッズ":「ふーん。一緒にいると楽しくて……じゃあ友達なんだ」
"ホワイト・ファッズ":「日向京介と獅子堂奈乃とあたしは友達?」
日向 京介:「僕は君が優しい子だと思うし、一緒に居ると楽しいよ」
日向 京介:「だから友達だって、そう思ってる。……君はどうだ?」
"ホワイト・ファッズ":「わかんない。……あ、でも」
"ホワイト・ファッズ":「こんなにいっぱい話した人、考えたらいなかったかも。あのね、森に大きな木があってね、色々話したんだけど」
"ホワイト・ファッズ":「それからひさしぶりにこうだし……じゃあ、そういうのは」
"ホワイト・ファッズ":「楽しくて、友達っていうのかな?」
日向 京介:「そう思ってくれるなら……僕は嬉しいかな」
獅子堂奈乃:「ええ、そう思いますよ」微笑と共に頷く。
"ホワイト・ファッズ":「じゃあ友達ね。よくわかんないけど……」
日向 京介:「それじゃあ……友達の君に」
日向 京介:「考えてきたものがあるんだ。 ……僕だけじゃないし、喜んでくれるか、分からないんだけど」
"ホワイト・ファッズ":「考えてきたもの……?」 長く話したせいか、ふわふわ浮かんだままゆっくりと回転しつつ
日向 京介:「名前。 僕の日向京介とか、こいつの獅子堂奈乃、みたいなさ」
"ホワイト・ファッズ":「名前? "ホワイト・ファッズ"じゃなくて……あ。そか。二人とも、二つあるもんね」
"ホワイト・ファッズ":「別の名前で読んでくれるの?」
日向 京介:「うん。 ……いろんな人に相談したりして、考えてきた」
"ホワイト・ファッズ":「ふうん……考えるんだ。そんなに。名前」
日向 京介:「大切なものだからな」
"ホワイト・ファッズ":「考えるって、大事なことでしょ? 大事なの? 2個目の名前」
日向 京介:「二個目の名前が……というより」
獅子堂奈乃:「ええ。一度決めたら、ずっと変わらないものですからね」
獅子堂奈乃:「その人を表すものですから」
日向 京介:「名前ってさ。僕たちは、その人に幸せになってもらえるようにつけるものなんだよ」
日向 京介:「だから」
日向 京介:メモを取り出して、文字を書いてみせる。 倖、と一文字
日向 京介:「文字でこう書いて、さち」
"ホワイト・ファッズ":ずい、と顔を近づけて
日向 京介:「さち、って読みは幸運とか、幸せって意味になって」
"ホワイト・ファッズ":「さち。これは文字なのね。文字はわかる」
日向 京介:「ああ。それで、このしあわせ……幸せ、って漢字に」
日向 京介:「横に人を意味する文字を付けたら、倖」
日向 京介:「人になれるように、人が君の側に、隣に居てくれるように」
日向 京介:「そういうことを願って。 ……一緒に考えてくれた人の、受け売りなんだけどな」
"ホワイト・ファッズ":「…………」 難しい顔をして、君の話を聞きながら、じっとそのメモを見る。この距離だと、発する呼気や風になびいてくる髪からも、どことなく危ない刺激が伝わってくる
"ホワイト・ファッズ":「…………よく」
"ホワイト・ファッズ":「わかんない。なんか……いっぱい話してたけど」
"ホワイト・ファッズ":「いっぱいで……あ、でもわかった」
"ホワイト・ファッズ":「さちっていう名前なのはわかった」
日向 京介:「どうだろう。真剣に考えたんだが……気に入ってもらえる、かな」
"ホワイト・ファッズ":「で、文字で書くとそうで、幸せって意味で、人がとなり……人……うーん……?」 首を傾げていたが
"ホワイト・ファッズ":「うん。いいと思う。幸せって、いいことなんでしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「じゃあ、さち、もいいかも」
日向 京介:「そっか……なら、良かった」
獅子堂奈乃:「支部長も喜ぶでしょうね」真剣に名前を考えていた姿を思い出して。
日向 京介:「後でまた礼を言いに行かないとな」
"ホワイト・ファッズ":「じゃああたしは、"ホワイト・ファッズ"で、"さち"、ね。うん、覚えた」
"ホワイト・ファッズ":「もっと増えたら、覚えられないかも……大丈夫?」
獅子堂奈乃:「結婚すれば増えるかもしれませんが。まあ、今のところは大丈夫ですよ」
日向 京介:「ああ、大丈夫。 改めてよろしくな、倖」
"ホワイト・ファッズ":「ん。さち。よろしくね」
"ホワイト・ファッズ":「…………」 ちょっと考えて
"ホワイト・ファッズ":「あーん」 話してエネルギーを消費したためか、また口を開けた


GM:N市。第九地区。UGN資材倉庫。
GM:UGNの数あるフロント企業の物資置き場に偽装されたその倉庫が、青い空に向けて黒い煙を上げていた。
GM:辺りでは野放図な放火魔の歓声が上がり、そんな無法の光景を、少し離れた所から眺めている者がいる。
"互流游境"刹勇超:「…………」
GM:"互流游境"刹勇超。決して楽しげではなかった。しかし静かな笑みを湛えていた。
GM:目の前の炎などはどうでも良く、これによって来るであろう者を、彼は期待している。
河合 奏:彼の期待通りに。しかし予想しない形で。それはやってきた。
河合 奏:炎によって周囲は赤く照らされ、その光によってできた影がそこかしこで揺らめいている。
河合 奏:その揺らめきに紛れるように。その痕跡さえ悟らせない速度で燐光が駆け抜けて——。
河合 奏:自然体のまま立ち尽くしていた勇超へ襲い掛かる!
"互流游境"刹勇超:……その瞬間、彼は確かに気付いた。気付くことはできたのだ。
"互流游境"刹勇超:だが、それだけだ。その反射は、夢幻の拳を阻むには至らない——!
GM:というわけで攻撃どうぞ!
河合 奏:いつも通りマイナーで骨の剣Lv4+死招きの爪Lv3。
河合 奏:そしてメジャーはコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1!
河合 奏:9dx7+2
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[1,2,4,5,6,7,7,8,10]+10[8,8,9,10]+10[2,5,9,10]+10[8,9]+10[7,7]+10[1,10]+10[8]+5[5]+2 → 77

河合 奏:滅茶苦茶回った!?
円城 鋼:!?!?
GM:ぐっ……!?
獅子堂奈乃:ヤッバ
"互流游境"刹勇超:一応持ってる《アナライズ》!
"互流游境"刹勇超:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,3,3,3,5,8,9]+1 → 10

GM:だめ! 命中です。ダメージどうぞ!
河合 奏:じゃあダメージの前にエンブレム:リーダーズマーク!
河合 奏:達成値+5して82に!
GM:ヒエ……
河合 奏:9d10+24
DoubleCross : (9D10+24) → 56[10,10,6,7,7,8,1,6,1]+24 → 80

河合 奏:うらあ!
GM:ゲーッ!?
GM:生きて……生きてはいます! メチャクチャ痛いけど……!
河合 奏:——それはまさしく、会心の一撃だった。
河合 奏:燐光として駆け抜けた速度、再構成により追加された質量、そして彼女の放つ光自体のエネルギー。
河合 奏:全てが噛み合い、混ざり合い、余すことなく破壊力に還元され。
河合 奏:勇超の反射の手をかいくぐる形で、その顔面へと突き刺さった。
"互流游境"刹勇超:その刹那にも、勇超は動いていた。ダメージを最小限にすべく、拳で頭を庇う。あるいは来る打撃を逸らす。その動きの一つ一つは無駄なく洗練され、確かな彼の実力であった。だが……
"互流游境"刹勇超:速すぎた。
"互流游境"刹勇超:「ガボッ……!!」
"互流游境"刹勇超:君は拳に固いものを打ち砕いた感触を覚えたはずだ。その身が吹き飛ぶ。
GM:僅かに遅れ、周囲にいた彼の信奉者たちが、おろおろとした様子で彼に駆け寄った。……彼はそれを手で制する。
"互流游境"刹勇超:「……期待していた」
"互流游境"刹勇超:「君たちが来ることを。もちろん、このように奇襲を受けることも想像していた」
"互流游境"刹勇超:その表情は笑みだ 「……現実は想像を常に凌駕する。いかな英雄譚よりも、この世界は美しい」
"互流游境"刹勇超:「それをこうして実感できただけで、ここまでした甲斐があったというものだ」
河合 奏:「ここまでした甲斐、な」
河合 奏:眉をしかめ言葉を返すその姿は常より幼い。まだ変声期前の少年に見える。
河合 奏:「正々堂々の武人を謳うなら決闘状でも出してほしかったものだ」
"互流游境"刹勇超:「君らに手渡しできたなら、それを信じても良かったが」
"互流游境"刹勇超:「UGNの郵便受けにそれを入れて安堵できるほど、僕はUGNを信用しちゃいない」
GM:君たちがそう話していると、騒ぎを聞きつけた放火者たちが寄ってくる
河合 奏:「こいつらもお前のシンパの一部か?」
"互流游境"刹勇超:「金で雇った。こんな粗野な者はあまり好きじゃないんだが……」
"互流游境"刹勇超:「……今もこうして、火を点けたら帰れと言っているのに、無駄に働いてボーナスをむしりたがる」
放火トルーパー:彼の言葉通り、放火者は口々に何か口走り(中国語だ)、ある者は手に、ある者は口元に炎を生じさせて
放火トルーパー:攻撃! 建物を焼いた炎が、河合支部長に立て続けに襲いかかる!
円城 鋼:火炎が、少年の姿となった支部長に到達する寸前。風に乗り、真白い何かが─細かな灰の粒が飛来する。
円城 鋼:物理的な強度は紙にも劣るそれは、しかし。火炎に触れた瞬間、何かの冗談のように、それらを吸い込むようにかき消して。
円城 鋼:「─済まない、遅くなった。そちらの首尾は上々、だろうか。河合支部長」
円城 鋼:受け取った熱を、そのまま身を焼く炎に変えて。灰に遅れて、駆け付ける。
河合 奏:「ああ。まだ足りはしないがデカいのを一発入れておいた」
放火トルーパー:彼らにとっては出し慣れた炎を、ほんの些細な粒子に吸い込まれて、声を上げて驚きふためく
"互流游境"刹勇超:対してこちらは楽しげだ 「来るね。群体だからこそ君たちは強い。僕一人でどれだけ味わえるか……」
日向 京介:「全く、迷惑な話だ」
日向 京介:一帯を取り巻く炎へと飛翔する戦輪。次々と火を切り裂き、かき消していく。
日向 京介:「少しは時期を考えてくれ。暑くて仕方ない」
日向 京介:「楽しんでるところ悪いが、手早く終わらせてもらうぞ」
GM:次々に消火されていく炎! 倉庫本体は依然として炎上しているものの、一帯からは火の手がするすると消えていく。
日向 京介:時代遅れ、時期外れのコートを翻し、『UGN』に並び立つ。
"互流游境"刹勇超:「奇術の君か! 奇矯な技を持つ者はよく見たが、君もまた実に興味深い……攻略したいものだ」
獅子堂奈乃:機に乗じて逃げようとした一部の放火者達の行く手を、魔眼が威嚇するように塞ぐ。
獅子堂奈乃:「ええ、全く」
獅子堂奈乃:制服の上着を腰に巻き、ワイシャツの胸元をぱたぱたと扇ぎながら歩いてくる。
獅子堂奈乃:「暑くて仕方ありません。焚火には遅いし、キャンプファイアには早いと思いますが」
獅子堂奈乃:周囲には既に無数の魔眼が滞空、旋回している。
獅子堂奈乃:「またお会いしましたね、刹勇超さん」
"互流游境"刹勇超:「牙の君! 待っていたよ。君には感謝しなければならない」
"互流游境"刹勇超:「君のおかげでこの国の強敵と相対することができ……またその場で、君たちという強敵を認識することができた」
獅子堂奈乃:「こちらはどうにも藪の蛇を突いてしまった気がしていますがね」
"互流游境"刹勇超:「こうして交炎の仲(敵同士)になった今こそ、君の全力を知りたい所だが……」
獅子堂奈乃:「感謝というなら、恩を仇で返すのはやめて頂きたかったですねえ」燃えた倉庫を眺めて。
"互流游境"刹勇超:「何、燃えているのはただの物資だろう? いくらでも取り返しがつくものを選んだつもりだ」
GM:もちろん、金があればの話である。そして彼は言うまでもなく、その辺りにはまったく無頓着だ。
獅子堂奈乃:「これだから資産家は困りますね……」溜息を吐いて。
獅子堂奈乃:「我々が勝ったら、弁償ついでにUGNのパトロンにでもなって頂けます?」
"互流游境"刹勇超:「犯罪組織の金をUGNが受け取ってくれるなら、喜んでそうするだけれどね」
"互流游境"刹勇超:「……ああ、全く喜ばしい。こうして君たち全員と相対せることが」
"互流游境"刹勇超:「己が身の不足が恨めしいが……戦いとはそういうものだからね」
"互流游境"刹勇超:手の甲側を90度に曲げた、奇妙な拳を構えて 「さあ、一合願おうか。炎を上げただけの甲斐があったと、僕に思わせて欲しい」
GM:ミドル戦闘2に突入します。

N市UGN『星の石』対策班─“夢幻の拳(インディフィニット・ホログラム)”“シャーデンフロイデ”“緋の砂(クリムゾン・アッシュ)”“ファントムキャット”
VS
ギルド傘下『決鬥團』─“互流游境”


◆ ROUND 1

▼エンゲージ
(信奉者1/2/3[4])
   5m
("互流游境"刹勇超[8]、放火トルーパー[7])
   10m
(円城[5]、河合[15]、日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])
[]内は行動値


GM:戦場はこう! 特に質問なければセットアップから入っていくよ!
円城 鋼:多いな!!
日向 京介:放火トルーパーを撃破できれば一騎打ちの提案ができる、で良かったですよね?
GM:あ、そこはその通りです。信奉者は最初からくっついてる奴なので
日向 京介:リーダーの邪魔はしないと
円城 鋼:把握!
獅子堂奈乃:理解!
河合 奏:OK!
GM:お金目当てだからね。死なれたら困るけど機嫌は損ねたくないの
日向 京介:了解しました!私のセットアップはなしです
GM:という訳でまずはセットアップ!
河合 奏:こちらもなし!
獅子堂奈乃:ないです!
"互流游境"刹勇超:エンブレム:マネーパワー。財産点を10消費し、攻撃力+10、行動値-5

▼エンゲージ
(信奉者1/2/3[4])
   5m
("互流游境"刹勇超[3]、放火トルーパー[7])
   10m
(円城[5]、河合[15]、日向[9]、獅子堂[9]、髭焦がし団団員3[7])
[]内は行動値

GM:他の敵はなし。このままイニシアチブに入ります。
放火トルーパー:《加速する刻》。最速で放火トルーパーが行動する!
円城 鋼:は、こちらもなし…!
日向 京介:マジか!?
円城 鋼:げーッ!!
獅子堂奈乃:と、トルーパーのくせに加速するの
日向 京介:アグレッシブだなトルーパー!
河合 奏:嘘でしょ
GM:トルーパーが加速してはいけないという法律はないからな……ただでさえ火を点けてテンションが上がってるんだ。
日向 京介:テンション上がってきちゃった!
放火トルーパー:マイナーで《炎の加護》、メジャーで《灼熱の砦》+《焦熱の弾丸》
放火トルーパー:対象は~~~
放火トルーパー:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:日向くん! 判定いくぞ
放火トルーパー:10dx+3
DoubleCross : (10R10+3[10]) → 9[1,2,3,3,4,5,6,8,9,9]+3 → 12

GM:リアクションどうぞ!
日向 京介:ん~、ワンチャンドッジ!
日向 京介:2DX+1+0@10>=12 回避
DoubleCross : (2R10+1+0[10]>=12) → 9[4,9]+1 → 10 → 失敗

日向 京介:あ、10か……
日向 京介:ちょっとまってくださいね
獅子堂奈乃:バディムーブいれます?
日向 京介:ほしいけど、この後に温存もありかな……どうしましょうか
日向 京介:あ、でも一騎打ちには介入できないから躱したほうが良いですかね?
GM:ちなみに、ここから特に火力の上乗せとかはないよ
獅子堂奈乃:日向くんは対抗種バックファイアもあるからリザレクトで3以下が出ると殴りでもう一回死んでしまう
河合 奏:そうですね、一騎討には使えないから今のうちに使ってもいいかも
GM:まあそれでも現HPなら死ぬが……
日向 京介:あ、そうだ
日向 京介:いや遅かったな
日向 京介:斑鳩の盾って一騎打ちには使えないですかね? 介入できないってあるし
日向 京介:先に聞いてガードか考えておくべきだった、すいません
GM:あ、そこは別に使えて良いです。支援ボーナスなので
日向 京介:あ、そうなんだ!ありがとうございます
日向 京介:じゃあよければ貰って良いでしょうか!
獅子堂奈乃:じゃあバディムーブ!
GM:演出的にも、都合よくバリケード的なものがあって~って感じなので
日向 京介:ありがとうございます! 達成値13になって回避!
円城 鋼:環境利用だ…!
GM:ではドッジ成功!
日向 京介:街を守るものは街に守られる
放火トルーパー:君たちが戦いの構えを取った瞬間、倉庫の一部が爆ぜ、攻撃的な火球が降り注いできた。
放火トルーパー:そのうちのいくつかが、日向くんに直撃の軌道を取る!
日向 京介:「ったく。暑いのは苦手なんだがな」
日向 京介:戦輪を両足に装着、高速で回転。 同時に重力の存在確率を低下させ、空中を自在に駆ける
日向 京介:切り払い、かわし、すり抜ける。撃ち落としきれなかった火球は
日向 京介:「任せた」
獅子堂奈乃:黒爪のひとつが飛来、空中で火球と激突。斥力を放って霧散させる。
放火トルーパー:寸でのところで日向くんに届きそうだった火球も、それでかき消される。後に残るのは熱風の名残だけだ。
獅子堂奈乃:「油断なさらぬよう。ピクニックで気が抜けましたか?」
日向 京介:「任せたと言ったろ。 先は長い、一人で無茶はできんからな」
放火トルーパー:爆ぜた壁から、さらなる放火者が飛び出てくる。質はともかく、数は侮れない程度には多そうだ……
獅子堂奈乃:「頼られるのは嬉しいですが」笑って「後で高くつきますよ?」
GM:イニシアチブを進めましょう。イニシアチブ
GM:イニシアチブを進めましょう。イニシアチブ15、今度こそ河合支部長の手番です
河合 奏:ここはひとまず待機します!
GM:OKです。続いてイニシアチブ9組、日向くんと獅子堂さん! どうする?
日向 京介:どちらから行きましょうか
獅子堂奈乃:どちらでも!
獅子堂奈乃:私から行きましょうか
日向 京介:あ、じゃあお願いします!
獅子堂奈乃:マイナーは……なし!
獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象刹くん!
日向 京介:え、刹君?
獅子堂奈乃:あ!!
獅子堂奈乃:間違えました
獅子堂奈乃:放火魔野郎!
獅子堂奈乃:9DX8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 7[1,3,4,4,4,6,6,6,7]+2 → 9

獅子堂奈乃:ウッソ
日向 京介:マジかよ
河合 奏:事故った
獅子堂奈乃:これがC値8の恐怖
日向 京介:妖精の手要ります?LV2で2回目だけど
獅子堂奈乃:も……貰った方がいいかな……ここは……
獅子堂奈乃:殺しきれないとまずい……
日向 京介:じゃあ使いますか!
獅子堂奈乃:お願いします!
日向 京介:<妖精の手>を使用します。 コンボ:天才の証明
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:72->76)
獅子堂奈乃:1DX8+12
DoubleCross : (1R10+12[8]) → 10[9]+1[1]+12 → 23

日向 京介:出目一つ10にします、ふりたしどうぞ
日向 京介:マジで?
獅子堂奈乃:よしよし
日向 京介:あ、いや一回回ってるか 焦った
放火トルーパー:ガードします。《灼熱の結界》
GM:ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:3D10+12+2D10
DoubleCross : (3D10+12+2D10) → 13[3,9,1]+12+11[7,4] → 36

GM:半分くらい入った! だがまだ健在ですね。
獅子堂奈乃:半分か~
獅子堂奈乃:「さて、まずは邪魔を減らしますか」
獅子堂奈乃:魔眼が倉庫内に展開、重力操作により炎を巻き込み、独楽のように高速回転を始める。
獅子堂奈乃:「行け」
獅子堂奈乃:獅子堂が腕を振るうと同時、放火者たちの四方八方から紅蓮の軌跡を描いて黒牙が飛来。
獅子堂奈乃:引き裂き、そして焼き焦がして彼らを襲う!
放火トルーパー:燃える魔眼の牙! 自らの放った炎に逆襲されるような形で、放火者たちは次々に火と煙に巻かれ倒れていく。
獅子堂奈乃:「あは。因果応報です」
獅子堂奈乃:侵蝕率74>78 HP17>14
放火トルーパー:全体の半数ほどが倒れた。だがまだ彼らはまったく戦意を失っていない。隣の勇超に良い所を見せれば報酬が入ると意気込んでいるのだ。
GM:では次、日向くんの手番だ。どうする?
日向 京介:はーい、マイナーはひとまずなし
日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は放火トルーパー、対応なければ判定!
GM:来い!
日向 京介:では判定、ダイス7C7固定値7!
日向 京介:7DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (7R10+7+0[7]) → 10[1,1,1,4,4,5,10]+1[1]+7 → 18

日向 京介:く、ちょっと腐った!
放火トルーパー:やっぱりガード。《灼熱の結界》
GM:ダメージどうぞ!
日向 京介:ダメージ、ダイス6,固定値9
日向 京介:2d10+4d10+9
DoubleCross : (2D10+4D10+9) → 14[9,5]+27[7,10,3,7]+9 → 50

日向 京介:出目は回った! 50点、装甲ガード有効!
GM:日向くんはダメージダイスが強いな……!
獅子堂奈乃:出目がすごい
円城 鋼:殺意…。
放火トルーパー:それは問題なく倒れます。戦闘不能です。
河合 奏:ナイスキル!
円城 鋼:ヒュゥ!!
日向 京介:「残りは半分か。僕が行こう」
日向 京介:空中を疾走し、敵集団の中心に飛び込む。
放火トルーパー:それを大小の火球が迎撃する。だが君なら問題なくそれを切り抜けられるだろう。
日向 京介:小刀を閃かせ、一人一人切り伏せる。待っているのは、迎撃
日向 京介:「……それだ」
日向 京介:飛んできた火球を『すり抜ければ』、目標を見失った炎は放った彼ら自身を焼き尽くす
日向 京介:「獅子堂の言うことじゃないが、自業自得だな」
日向 京介:最後の一人を蹴り飛ばす。 邪魔者は、消えた。
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:6->3)
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:76->82)
放火トルーパー:混戦の中での反撃を透過されれば、発生するのは無慈悲な相打ちだ。彼らの何割かは、相打ちで打ち倒される……!
"互流游境"刹勇超:首を軽く回しながら 「風通しは良くなったね」
"互流游境"刹勇超:「この場の氣が純粋になるのを感じる……さ、次は僕に来るんだろう?」
"互流游境"刹勇超:「それとも僕から行こうか……!」
河合 奏:獅子堂と日向の戦闘を静観していたが、その言葉に前に出る。
円城 鋼:─楽しそうだ、と思う。戦いを楽しめることが羨ましい、とも。だから。
河合 奏:「そうだな、有象無象も片付いたところで」
円城 鋼:「河合支部長」
円城 鋼:その背にかける、声は。
河合 奏:「本番と……どうした、円城」
円城 鋼:「少し、働き過ぎだ。……だから、ここは。俺に任せては、もらえないだろうか」
円城 鋼:─労う声は、半ば言い訳で。険しい視線に込める思いは、ただひとつ。
河合 奏:「……ああ」
円城 鋼:あいつは。己の楽しみのために、星の石を持ち続けようとする者は。放ってはおけないと。
河合 奏:常から硬い彼の表情から、それでも隠し切れない激情を伺って。
河合 奏:「分かった。私は既に一撃入れたしな」
河合 奏:「行ってこい」
獅子堂奈乃:(いいんですか?)と、視線だけで支部長に問う。
河合 奏:(いいだろう) 同じく視線で返す。
円城 鋼:「……済まない。叱責は、後でいくらでも」
円城 鋼:支部長に代わるように、歩みを進めて。
"互流游境"刹勇超:「……灰の君! どうした? 君たちの強さは組織としての『層』の強さだったはずだ」
河合 奏:彼の怒りも、使命感も、彼だけのものだ。燻らせるよりは正しく燃やす方がよほどいい。
日向 京介:「(……勝てよ、円城)」
"互流游境"刹勇超:「それを一人歩き出すなど……何を考えているのかな?」 言葉とは裏腹に、表情には喜色が滲んでいる
円城 鋼:「そうだ。俺たちは組織で……けれど」
GM:君たちの得た情報どおり。彼は『それ』を、決して拒まないだろう。
獅子堂奈乃:小さく息を吐いてかぶりを振り、魔眼を引き戻す。臨戦態勢から警戒態勢に。
日向 京介:刀を鞘へ納め、後ろへと下がる。
円城 鋼:「UGN(あのひとたち)は、人の思いを「なかったこと」にはしない。決して。……それとも」
円城 鋼:正眼に構えた大剣の切っ先を、"互流游境"に向けて。
円城 鋼:「俺のような子供が相手では不服か、狂戦士(バーサーカー)
"互流游境"刹勇超:「……ゾディアックウェポン」
"互流游境"刹勇超:「僕も知っているよ。その武器を。その武器を持つという意味を」
"互流游境"刹勇超:「子供。老人。男。女。そんなつまらない記号と人としての強さが関係するのは、レネゲイドウィルスというものが知られない、僕らの生まれる前の映画の世界くらいだ」
"互流游境"刹勇超:蛇のような目に、滾るような炎を宿して 「手出し無用だ。一合と一合。測るとしようか」
"互流游境"刹勇超:「どちらが強いか」
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:流暢な言葉で応じるような情緒があるわけではない。─少なくとも、自分は自分をそう定義している。ゆえに。
円城 鋼:「勝負」
円城 鋼:発する言葉は、至極、短く。


一騎打ち
“緋の砂”
VS
“互流游境”

▼エンゲージ
("互流游境"刹勇超[3])
   10m
(円城[5])
[]内は行動値

GM:という訳で一騎討ち状態になりました。円城くん以外のPCがエフェクト使用等の手出しをしない限り、勇超以外の敵はエフェクト使用等の手出しをしません。
GM:そして、イニシアチブを進めましょう。円城くんの手番です。どうする?
円城 鋼:は。マイナーで10m戦闘移動、"互流游境"に接敵。

▼エンゲージ
(円城[5]、"互流游境"刹勇超[3])
[]内は行動値

円城 鋼:メジャーで白兵攻撃、組み合わせは下記のとおり。
円城 鋼:■緋剣・斬鉄 《コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神》(侵蝕+8+2)
円城 鋼:判定に《砂の加護/砂塵霊》、ダイス+4の攻撃力+12を付与。
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:80->86)
円城 鋼:判定!
GM:来い!
円城 鋼:16d7x+1
円城 鋼:書式が違う!
円城 鋼:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[3,3,3,4,4,4,5,6,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,5,5,8,8,10,10]+10[4,6,6,9]+10[7]+4[4]+1 → 45

"互流游境"刹勇超:《アナライズ》……!
"互流游境"刹勇超:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,1,5,5,6,6,9]+1 → 10

"互流游境"刹勇超:ドッジ失敗。ダメージどうぞ!
円城 鋼:ええい、怖い真似を…!では!
円城 鋼:5d10+20+12+1d10
DoubleCross : (5D10+20+12+1D10) → 20[1,9,3,5,2]+20+12+6[6] → 58

円城 鋼:装甲有効、58点…!
"互流游境"刹勇超:それは……
"互流游境"刹勇超:……耐えられない! 倒れます。戦闘不能です。
"互流游境"刹勇超:復活もない!
日向 京介:うぉーっ!
円城 鋼:……よし!
河合 奏:きたー!!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:86->96)
獅子堂奈乃:やったー!
円城 鋼:─向ける視線と同じように。撃ち込まれる剣戟は、どこまでも真っすぐで。
円城 鋼:一合。頭頂から両断せんと、刃を振り下ろす。
"互流游境"刹勇超:対するこちらは、手袋の一つもつけていない完全なる素手。
"互流游境"刹勇超:だた君の斬撃と、身体の内側に漲る無形の血流——あるいは氣と呼ぶものによる身体強化のみで打ち合う。その振り下ろしに対してもそうだ。
円城 鋼:「ッ……!」
"互流游境"刹勇超:掌底は無音にて、しかし滑るようにその剣の側面を撫で、躱す。生じた隙に一歩踏み込み、君へ打撃を放たんとする。
"互流游境"刹勇超:「波……ッ!」
円城 鋼:まるで、刃金同士がぶつかったような手応え。横に逸らされた剣閃の勢いをそのままに。
円城 鋼:身体全体を捻るように横回転。放たれた打撃に、今度は己が真横から刃をぶつけ、力を空へと逃がす。
"互流游境"刹勇超:「ほう!」 浮かべる笑みは楽しげなままだ。その刃を受け……きれず、鮮血が舞う。だがそれは停止の合図足り得ない。
円城 鋼:「……まだ、だ」
"互流游境"刹勇超:君と同じく身体を半ば回転ささせ、剣の勢いが弱まった所に肘を撃ち込み、大きく弾く。
円城 鋼:拳を打った剣、それを支える腕の筋繊維が断裂する。活性化したレネゲイドがそれを癒し、あるいは傷を焼き留める。
円城 鋼:間隙は、一呼吸よりも短く。
円城 鋼:弾かれ、大きく上に逸れた構え。それを繕うのではなく、振りかぶった大剣を。
円城 鋼:奥歯を噛みしめながら、渾身の力で振り下ろす。
"互流游境"刹勇超:肘打ちに跳ねたはずの腕が、まるで機械のように切り替わり、逆に走る。もう片方の腕もそちらに振るわれ、
"互流游境"刹勇超:振り下ろされる大剣を、両の前腕でがっちりと挟み、押さえ込む。……同時、
"互流游境"刹勇超:今まで軽妙な立ち回りを支えるだけだった脚が、始めて攻撃に転じようとする。蹴撃の構え……!
円城 鋼:─それこそ、刃の如き鋭さの爪先が、少年の鳩尾にめり込む。それよりも、ほんの一瞬だけ速く。
円城 鋼:「─この、勝負」
円城 鋼:パッ、と。睨むような視線を送る瞳の中に、火花が散って。
円城 鋼:「俺の勝ちだ、"互流游境"」
"互流游境"刹勇超:「……!」
円城 鋼:─振るった三合の剣筋。その軌跡に漂う灰の粒子が。
円城 鋼:二度目の斬撃を、三合立て続けに。攻めに転じた男へ、炎の形を成して叩き込む。
"互流游境"刹勇超:「おお——ッ!」
"互流游境"刹勇超:声を上げる。刹那の差に遅れ、"互流游境"は君の攻撃を止めること能わず、その全身に降り注ぐ炎を浴びることになる。
"互流游境"刹勇超:放たれた鋭い脚先は空にもがき、両腕を広げて耐えようとするが……及ばない!
"互流游境"刹勇超:「……ふは、は……ままならない……」
"互流游境"刹勇超:「だから」 そのまま、天を仰ぎ倒れる 「……面白い!」
"互流游境"刹勇超:そして動かなくなります。戦闘不能。
円城 鋼:「……楽しかったか。そうか」
円城 鋼:「やはり、俺にはその気持ちは─」
円城 鋼:熱で炭化した組織を、咳と共に吐き出しながら。わからない、と呟く声は、しかし。
円城 鋼:決して、不快なものではなく。
GM:戦闘を終了します。


一騎打ち 決着
勝者 円城鋼


GM:というわけで、戦後処理ドロップ品ターイム!
日向 京介:うぉーっ!
河合 奏:ひゅー!
円城 鋼:わーい!!
獅子堂奈乃:ワオワオ!
GM:の前に……イベントの恩恵を受けておきましょうか。
日向 京介:あ、そうだ!防衛戦!
円城 鋼:あッそうだ!
GM:今回のイベント E: 防 衛  に設定された。『このシーンでの戦闘を、[戦闘に参加したエネミー数]以下のラウンドで終了させる』という条件を満たすことができたので……
円城 鋼:それがあった!
河合 奏:終わってみれば1ラウンドキル
GM:全PCが侵蝕率を1D6減らすことができる! 減らしてもよいぞ!
河合 奏:やったー!
獅子堂奈乃:ヤッタネ
円城 鋼:勿論減らす!
河合 奏:95-1d10
DoubleCross : (95-1D10) → 95-1[1] → 94

河合 奏:しょっぱい……
円城 鋼:96-1d6
DoubleCross : (96-1D6) → 96-4[4] → 92

獅子堂奈乃:し、支部長
獅子堂奈乃:78-1D6
DoubleCross : (78-1D6) → 78-3[3] → 75

河合 奏:あ、いや1d6だ
円城 鋼:OK…!
GM:あっ、1d6ですぞ
河合 奏:間違えたから振りなおし!
GM:振り直したまえ 不正は許しませんぞ フンスフンス
河合 奏:95-1d6
DoubleCross : (95-1D6) → 95-6[6] → 89

日向 京介:ありがとう……!
河合 奏:やった!!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を-3(1d6->3)した(侵蝕率:82->79)
獅子堂奈乃:不正じゃしょうがないな~
GM:ウムウム、公正に生きたまえよ……
日向 京介:正しき道を示してくれる……ありがとうございます……
河合 奏:ありがてえ……
GM:更にエネミーの報酬に行きましょう。今回は1エネミーでしたので

◆ 戦利品(確定)
・PC1人の侵蝕率を-1d6

◆ 戦利品(一つ選択)
・さらにPC1人の侵蝕率を-1d6
・そのシーンのPC全員の調達達成値に+5
・経験点を3点獲得する。獲得した経験点はPC全員で共有し、任意のタイミングで使用・成長できる

GM:どちらも一つずつ!
河合 奏:確定分は円城君かな
日向 京介:それで良いかと!
獅子堂奈乃:ですね
円城 鋼:では、確定ドロップ分いただきます…!
円城 鋼:92-1d6
DoubleCross : (92-1D6) → 92-1[1] → 91

円城 鋼:オッフ
獅子堂奈乃:燃えちゃった……戦利品……
日向 京介:もう一個、使います?
河合 奏:洗濯も使いましょうか
河合 奏:選択
獅子堂奈乃:そうですね
円城 鋼:すみません、そうさせて頂きます…!
日向 京介:私はオッケーです!
河合 奏:カバーもする円城君の侵蝕は大事
円城 鋼:91-1d6
DoubleCross : (91-1D6) → 91-5[5] → 86

日向 京介:よし!
河合 奏:今度は良い出目!
円城 鋼:OK,ありがとうございます…!
獅子堂奈乃:なんとか
GM:良い判断に良い出目だ
GM:では戦闘後処理はこれにて終了!
日向 京介:はい!

GM:ではちょっと順序を変えまして、君たちの裏で戦っていた者たちの結果を明らかにしましょう。
GM:choice[UGN亀柿支部,ホロウリウム,アーネンエルベ]
DoubleCross : (CHOICE[UGN亀柿支部,ホロウリウム,アーネンエルベ]) → アーネンエルベ

GM:choice[UGN亀柿支部,ホロウリウム]
DoubleCross : (CHOICE[UGN亀柿支部,ホロウリウム]) → UGN亀柿支部


第一戦
『アーネンエルベ』
VS
『UGN亀柿支部実働部隊』

GM:choice[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]) → A


第一戦 決着
勝者 『アーネンエルベ』

GM:勝者……『アーネンエルベ』!
日向 京介:ゆ、UGNーっ!
獅子堂奈乃:亀柿支部ーーっ
獅子堂奈乃:何者だったんだよ…………!
河合 奏:まさかのシード枠が
日向 京介:強いなアーネンエルベ……!
円城 鋼:まさかの脱落…そして厄介そうなのが勝ち残ってきた…!
GM:そして残存する"ホロウリウム"星音切葉はシード枠。戦闘なしで勝ち抜けます。
GM:という訳で、このシーンの結果は……

◆ シーン3終了時、残存戦力
・星の石4個所有
N市UGN『星の石』対策班 ... ヴァルゴ(乙女座)、キャンサー(蟹座)、スコーピオ(蠍座)、アクエリアス(水瓶座)
・星の石3個所有
『アーネンエルベ』 ... パイシーズ(魚座)、タウロス(牡牛座)、サジタリウス(射手座)
・星の石2個所有
"ホロウリウム"星音 切葉 ... ジェミニ(双子座)、カプリコーン(山羊座)
でかい猫 ... レオ(獅子座)、アリエス(牡羊座)
・星の石1個所有
"ホワイト・ファッズ" ... リブラ(天秤座)

GM:以上のようになりました。数も随分……減ってきたね!
河合 奏:減ってきましたね
日向 京介:状況が固まってきたというか
日向 京介:ファッズちゃん大丈夫かなあ……
河合 奏:半分切った
河合 奏:そろそろどっかと当たりかねないですよね
獅子堂奈乃:死なないで……
円城 鋼:毎回、次のシーンが怖い…。
河合 奏:ホロウリウムとアーネンエルベだけはやめてくれ……
河合 奏:せめてでかい猫と戯れるだけであってくれ


GM:ギルド傘下『決鬥團』……刹勇超との戦いに勝利を収めた君たちは、その後熊野の手引きにより、観光バスに偽装した輸送車両で移動していた。
GM:移動に使う足はその時々で様々だが、今回のバスはかなりリッチな方だ。大型モニタや冷蔵庫まで備え付けられた最新型で、君たちはひととき休息を取ることができるだろう。
熊野潤美:「さて、それじゃ飲み物を飲みながらでも良いので、画面の方に注目してくれる?」
熊野潤美:熊野がモニタと連携しているらしいタブレットを操作しながら、君たちに声をかける。
日向 京介:「ふむ」 汗を拭き、冷たい麦茶を飲みながら視線を向ける
河合 奏:カロリー補給を兼ねたアイスココアを飲みながらそちらを向く。
獅子堂奈乃:ミネラルウォーターのキャップを閉めて、画面に目を向ける。
熊野潤美:「動き辛いなりに、後方支援のメンバーと、ステラちゃんから得られた『石』の感知情報を合わせて……」
円城 鋼:「…………」
熊野潤美:「現時点でN市内に存在する『星の石』を所有する勢力について、およそ特定することができました」
円城 鋼:熱の下がり切らない体で喉が渇く、というのもあって。言葉を発さずに頷き、水をごくり、ごくりと。
獅子堂奈乃:「それは素晴らしい。残りはあとどのくらいですか?」
日向 京介:「今僕たちが確保してるのは4つ、だよな。残り8個か?」
熊野潤美:「はい。8個を4勢力で分け合っている格好ですね」
熊野潤美:「どうせこの後も、こちらからか向こうからか分かりませんが接触する相手になるんで、今のうちにおさらいしておきましょう。まずはみなさんも知っている所から……」
熊野潤美:そう言うと、前方のモニタに巨大な猫の姿が表示される。夜の道路を塞ぐように寝転がっている。
日向 京介:「お、おう……いきなりこれか……」
日向 京介:「でかい猫……確か、円城が出くわしたんだっけ?」
獅子堂奈乃:「これが例の……」
河合 奏:「……改めて見ると、大分馬鹿らしい光景だな」
熊野潤美:「ご覧の通り、でっかい猫ちゃんです。ステラちゃんの感知した限りだと、確か石を2つは飲み込んでいるんですよね?」
雲崎ステラ:「ええ」 こくりと頷く 「どっちもお腹の辺りに。生体的に融合しているものと思われます」
熊野潤美:その他、ビルで爪とぎをしたり、駐車している自動車を弾いて遊ぶ愛くるしい画像が次々と表示される
円城 鋼:「……ああ、俺が話を…話を?した時は、大人しくしてくれていた」
日向 京介:「挙動は猫そのまんまっぽいんだけど、サイズが……」
獅子堂奈乃:「……見ている分には可愛らしいですが。被害は洒落になりませんね」
円城 鋼:「その時も思ったけれど。これは、本当に……猫だな……」
獅子堂奈乃:「これ、これ以上飲み込めばさらに巨大化するんでしょうか?」
日向 京介:「考えたくないな……これ、隠蔽大丈夫なのか?」
河合 奏:「全くだ。物的被害もそうだが、目撃者への記憶処理も馬鹿にならん」
熊野潤美:「はい。記録班からは人気ではあるんですが……隠蔽班とか、あと清掃関連の方からはめちゃくちゃに悲鳴が上がってます」
日向 京介:「そりゃそうだ」
河合 奏:「カバーストーリーの流布も提案されたんじゃなかったか?」
熊野潤美:「ああ、はい。メディア会社とロボット会社が組んだ大掛かりなサプライズ、っていう感じではあるんですが……」
円城 鋼:「……阿久津支部長は先日の騒ぎで、グループの映画会社を使うのを、半ば本気で考えていたけれど」
熊野潤美:苦笑しつつ 「ちょっと影響が大きくて無差別過ぎますね。そうなると、下手に取り繕うより都市伝説にしちゃう方が早そうかなーって感じにはなってます」
獅子堂奈乃:「3日以内に間に合うんですか?それ」
熊野潤美:苦笑しつつ 「ちょっと影響が大きくて無差別過ぎますね。そうなると、下手に取り繕うより都市伝説にしちゃう方が早そうかなーって感じにはなってます」
円城 鋼:「うん。どの道、大変だ。だから、大人しくしていてくれれば……と、思う」
円城 鋼:「……悪意のない相手と戦うのは。苦手だ」
日向 京介:「とはいえ、生体的に融合……となると、吐き出させるのも難しいだろう」
熊野潤美:「まあ、それ以前にどうにかして星の石を回収できればその必要もないので、後方からはこの個体への対処は切望されてます」
熊野潤美:「と、伝えておくよう頼まれたので伝えておきました。実際の所は、戦況等踏まえた現場での判断が第一ですので」
河合 奏:「ああ、了解した。考慮しよう」
熊野潤美:「頭の片隅にだけ置いておいてくだされば、と思います」
日向 京介:「了解した。 交渉は難しい相手だし、どう対処するべきかな……」
熊野潤美:「続いては彼女ですね」 画面に映されるのは白い少女。"ホワイト・ファッズ"
円城 鋼:「先刻の戦いの前、日向と獅子堂が話をしに行った、んだったな」
獅子堂奈乃:「ああ。倖さん」
熊野潤美:「今の所、星の石を所有しつつも、目立つ交戦はせず……というか」
熊野潤美:「皆さんの方で手厚くコントロールしていただいている感じですね。さちさん……というのは」
獅子堂奈乃:「彼女に名前をあげたんですよ。少し入れ込みすぎとも思いますが、交渉の一環と思っていてだければ」
日向 京介:「いつまでも識別名で呼ぶのも……と思ってな」
熊野潤美:「なるほど。人間に近いお名前の……」 頷き
円城 鋼:「何か支部長と相談をしていると思ったら、そうか。……名前か」
日向 京介:「ああ、そうだ。 河合支部長、まだ礼を言ってなかったな」
日向 京介:「あいつ、覚えるって言ってたよ。 受け入れてくれた……んだと、思う」
河合 奏:「そうか。なら良かった」
河合 奏:「実際、ここまでは交渉に応じてくれては居るからな」
熊野潤美:「……N市に来る以前に観測された彼女に比べて、現在の彼女の状態は非常に良好です。攻撃性はなりを潜め、精神的にも安定してはいる……」
日向 京介:「そうなのか?多少なり、良い影響を与えられているなら良いんだが……」
熊野潤美:「ええ。FHとの交戦痕とか、見ます? ……地形は変わってないのに、地図の色を塗り替えなきゃいけなくなったんですよ」
獅子堂奈乃:「正直、今の彼女と戦いたくはないですね」
日向 京介:「同感だ。が、向こうは今も石を求めている」
日向 京介:「ある程度の信頼関係は築けていると思いたいが、どう話したものか……難しいな」
熊野潤美:「ここまできたら、正式にN市の管理下に取り込むくらいにはしてしまいたいですね。管理しないまま人間に接近し過ぎると、それはそれで危険ですし」
熊野潤美:「……とはいえ、こちらも最終的には現場の皆さんの判断にお任せします。結果がどうあれ、後のことはこちらが整理をつけますので」
河合 奏:「そうだな。それに、彼女に根本的に必要なのはレネゲイドコントロールだ」
河合 奏:「他人との交流を望むなら、あのレネゲイドを制御できるようになるのは不可欠だろう」
日向 京介:「自分の力の制御か。 それこそUGNでゆっくり指導できれば良いんだが……」
円城 鋼:「……うん。難しいことは、分かっているけど。また話ができるといいな、日向、獅子堂」
円城 鋼:そうであって欲しい、と。声は平坦なままだが、そこに願いを込めて。
獅子堂奈乃:「ええ。まずは服をちゃんと着るところから教えてあげないと……」
熊野潤美:「さて、ところで私は順番というものに結構こだわりがあります。今回のおさらい順にも、ちゃんと意図があるのです」
河合 奏:「と、言うと?」
日向 京介:「ふむ?」
熊野潤美:「それはすなわち、『危険度の低い順』です。そしてここから先は、一線を超えた危険度の敵……」
熊野潤美:「『UGNの敵』になります。……映しましょうか」
熊野潤美:そう言って、モニターに映し出されるのは少女の姿だ。
熊野潤美:「FHエージェント"ホロウリウム"。初期から皆さんには存在を説明していましたが、彼女もまた現時点で星の石を2つ所持しています」
獅子堂奈乃:「…………」画面が切り替わると同時、表情に昏い影が差す。
日向 京介:「覚えてるよ。……まだ動いていたか」
熊野潤美:「戦闘に対して積極的な様子ではありませんが……どうにも不気味ですね。監視中のUGN人員に手を振ったり、差し入れを持ってきたり」
河合 奏:「占星術の使い手という触れ込みもあるからな。機を伺っているのかもしれん」
熊野潤美:「何というか、何か意図を感じるんです。『星の石』を集めようとすること以外の。それでいて、UGNに対して積極的に攻撃を仕掛けてくる訳でもない」
円城 鋼:「……脅威と言うより、不気味だ」
獅子堂奈乃:「少なくとも、我々を侮っているのは確かでしょう」
獅子堂奈乃:ぺき、とペットボトルが潰れる音がする。
日向 京介:「別の意図ね。目的が分からんというのは厄介だな、動きが読みづらい」
熊野潤美:「支部長の言う通り、我々の常識の外の論理で動いている可能性はあります」
熊野潤美:「……そうですね。油断はせず、もし撃破の機会があれば、積極的に狙ってください。……できれば情報も引き出せればベストですね」
河合 奏:「ああ。『星の石』を持っている以上、いずれは接触する機会も来るだろう」
河合 奏:「だから、それまでは逸るなよ。獅子堂」
獅子堂奈乃:「おや、釘を刺されてしまいましたね」
獅子堂奈乃:「ご心配なく。チルドレンとして一線は弁えていますよ」
獅子堂奈乃:言いながらも、どことなく普段より落ち着きが無い。
日向 京介:「……許せないなら、存分に怒ればいいさ」
日向 京介:「それなりに借りがあるからな。一戦分のフォローぐらいはする」
獅子堂奈乃:「お気持ちはありがたく。その時にはお願いするかもしれません」
熊野潤美:「……そして、最後の一組」
熊野潤美:画面を切り替える。映し出されるのは、四人組のまったく同じ姿に見える少年たちだ
日向 京介:「こいつらは初めて見るな。何者だ?」
熊野潤美:「自称『アーネンエルベ』。諸々飛ばして結論だけを言うなら、ジャームです」
獅子堂奈乃:「ジャーム……アーネンエルベというと……ナチスの?」
熊野潤美:「そこも法螺ですね。実態は神城グループから脱走した研究者オーヴァードの成れの果て……だそうです。グループの方とも照合が済んでいます」
円城 鋼:「四ツ子……?」
河合 奏:「神城か」
獅子堂奈乃:「厄介そうですねえ」
熊野潤美:「元は一人だったようですが、外見は間違いないということで。詳細は不明ですが……」
熊野潤美:「どうあれジャームです。積極的に暴れまわるということはないので被害は抑えられていますが、これも可能であれば討伐してしまってください」
熊野潤美:「所持する『星の石』は三つ。……当初お伝えした亀柿市のUGNも、彼らの猛攻により撃退されています」
日向 京介:「亀柿市のUGN……精鋭という話だったよな、確か。それだけ危険な相手か」
熊野潤美:「ええ。……そうだ、ついでに彼らについても現状分かっていることを報告しておきますね」
河合 奏:「ああ、頼む」
熊野潤美:モニターが亀柿支部支部長のものに映る 「撃退された彼らの足取りなんですが、今の所不明です。ただ、N市外に脱出した痕跡は見つかっていません」
河合 奏:「撃退された後も単独で行動しているということか」
河合 奏:「まだ諦めていないのかもしれないな」
熊野潤美:「ええ。当初から動きが不穏ではあったので、彼らもまた何かを謀っている可能性はあります」
日向 京介:「……生存しているのは確実なのか?」
熊野潤美:「はい。少なくとも死体は見つかっていません。知れず息絶えている可能性もゼロではありませんが、そこは後方班の腕をご信用ください」
熊野潤美:「まあ、諦められられないでしょうね。だって彼らは、恐らく……」
熊野潤美:ここまで事務的に話し続けていた彼女の表情がふっと翳る
獅子堂奈乃:「? 熊野さん?」
円城 鋼:「……何か、気にかかることが……?」
日向 京介:「彼らの目的」
日向 京介:「検討がついたのか?」
熊野潤美:「……いえ、すみません。余計な情報でした。忘れてください」
河合 奏:「……良いんだな?」
熊野潤美:「ええ。『星の石』を集めきるという任務には関わりない話ですから」
獅子堂奈乃:「そんな言い方をされるともっと気になってしまいますけどねえ」意地悪く笑って
獅子堂奈乃:「ともあれ、まだ状況に絡んでくる可能性はあると……石が一箇所に集まっている今こそ、好機と見られるかもしれませんね」
熊野潤美:苦笑して 「勘弁してください。彼らについても、何か分かり次第ご連絡しますから。必ず」
円城 鋼:「……こちらが襲われる側になることにも、これまで以上に気を付ける。そういうこと、だな」
円城 鋼:視線はモニターと、そしてステラとをゆっくり往復する。
日向 京介:「最初の交戦のときのような、乱入も警戒すべきだろうな」
日向 京介:「前回の海賊は戦闘中に割って入ったが、戦闘後の疲弊したタイミングもかなり危険だ」
熊野潤美:「可能な限りこちらで拾えるようにはしますが、戦闘前後はさすがに限界がありますので、どうぞお気をつけて」
熊野潤美:「……そうそう、あとは『石』集めについてですね。現在皆さんは4個を確保しています」
熊野潤美:「こちら、最終的に12個を揃え、全てを休眠状態にすることが作戦の前提となりますが……」
河合 奏:「数で言えば3分の1だが、残り勢力の数を思えば集めきれる目途も立ってきたな」
熊野潤美:「後方でも態勢を整え、数個の集め漏れが発生しても、後続の対応を行う準備はどうにか間に合うと思います」
熊野潤美:「2、3個の取りこぼしであれば、ジャームの発生を検知し、近隣住民の避難や予備戦闘メンバーの投入で足止めはできるだろうってことです」
獅子堂奈乃:「それは頼もしい。希望が見えてきましたね」
熊野潤美:「なので、その辺りはどうか無茶はなさらず。12個揃わなければ絶対にアウト、とはなりませんので」
雲崎ステラ:熊野はそう言うが、それを聞いた彼女の表情はあまり思わしくない。何か言いたげだが、口を噤んでいるように見える
円城 鋼:「……分かった。分かった、けれど」
円城 鋼:その表情を読み取ったから、ではなく。ただ、そう思ったから。
円城 鋼:「それで大丈夫なのか。ステラさんは」
円城 鋼:思ったことを、そのまま言葉にする。
雲崎ステラ:びくりと肩を震わせ、円城くんを見る 「あ……」
雲崎ステラ:それからちらちらと、様子を伺うように君たちを見て 「……皆さんの」
雲崎ステラ:「命が重要なのは、当然理解しています。ただ……」
雲崎ステラ:「…………」 しばらく口ごもり、目を閉じて 「……すみません、個人的なことですので」
雲崎ステラ:言葉を切る
円城 鋼:「……うん。言えない、言いたくないなら、それでもいい。ただ」
円城 鋼:「……我儘だというのは分かっている、けれど。聞きたいんだ。ステラさんが、思っていることを」
円城 鋼:「俺は、聞きたい」
雲崎ステラ:そう言われると、困ったような笑みを浮かべて 「……多分」
雲崎ステラ:「12個揃っていないと、私はきっと、"赤鱗"に捨てられるな、って思って」
日向 京介:「捨てられる?」
雲崎ステラ:「ええ。『星の石』は12個揃ってこそ……黄道十二宮の星座をあしらったものだから」
雲崎ステラ:「それが欠けるということは、財宝としての価値は当然大きく下がるでしょう。そうなったら、"赤鱗"がどう思うか……」
獅子堂奈乃:「貴女は……」
日向 京介:「あんたは、あいつの孫娘なんだろ」
獅子堂奈乃:怪訝、そして不快な顔。
獅子堂奈乃:「彼のお孫さんでしょう?何故そんな……」
日向 京介:「財宝なんて、そんな言い方……!」
雲崎ステラ:薄く笑う 「戸籍上はね」
雲崎ステラ:「……人間一人、自分の意のままに扱うのに一番効率的な手段が、『家族にする』ということだったから」
円城 鋼:「……そう、だったのか。……済まなかった」
河合 奏:「……養子、ということか」
雲崎ステラ:「あの人は私をそうしただけ。12個の『星の石』を揃えておくために」
円城 鋼:「俺は、軽率な聞き方をしてしまったようだ」
円城 鋼:家族と、こういうことをしたことはないか。そんな質問を、今更ながら悔悟する。
雲崎ステラ:「謝ることなんてない。最初にそう説明したのは私だもの」
日向 京介:「………」
獅子堂奈乃:「……」日向に目を向け「随分と厄介な依頼人を持ったようですね」
日向 京介:「厄介なのは分かっていたがな。 ……こういう話とは思いたくなかったよ」
日向 京介:「河合支部長。 今後の方針だが」
日向 京介:「可能な限り取り零しをなくしたい。 そういう方向で構わないか?」
河合 奏:「勿論だ」
河合 奏:「私達が戦う根本的な目的は街を守るためだ」
河合 奏:「もっと言えば、『星の石』によるジャームの発生を阻止するため。それによる被害を防ぐため」
河合 奏:「であれば、目指すのは当然被害の最小化で全ての石の回収」
河合 奏:「それは最初からずっと変わらない」
獅子堂奈乃:支部長の言葉に頷く。
円城 鋼:視線をステラから、モニターに戻して。ああ、と小さく頷く。
日向 京介:「感謝する。 ……それから、雲崎」
雲崎ステラ:「何?」
日向 京介:「僕たちの負担を気にしてくれたのだろうし、その点は感謝する。けどな」
日向 京介:「そういう大事なことは、もっと早く言え」
雲崎ステラ:「……私も結構、いっぱいいっぱいだったの。『石』が2個手に入るまでね」
雲崎ステラ:「最悪の自体を避けられて、気持ちが落ち着いたら……こういうことも話そうって、やっと気が回って」
雲崎ステラ:「ごめんなさい。……でも、"赤鱗"からの依頼は続けるんでしょう?」
日向 京介:「僕にとって奴の依頼は重要じゃない。 最悪、契約破棄したって構わん」
日向 京介:「それにあんた、今言うのも躊躇っただろ」
雲崎ステラ:「それは……そうね。あなたの言う通り。余計な情報は負担になるから」
雲崎ステラ:ちらりと熊野を見つつ
日向 京介:「他人を気遣うなんて、それこそ余裕のある人間のすることだ」
日向 京介:「困ってる時は助けを呼んで良いんだよ。 それを認めんほど狭量な人間になったつもりはない」
雲崎ステラ:「困ってる時は、助けを……」
雲崎ステラ:「……分かりました。ちゃんと覚えておきます」
河合 奏:「ああ、それで言えば」
河合 奏:「先ほど言ったとおり、私達は石を完全に回収するために手を尽くす」
河合 奏:「ただ、その上で力が及ばず集めきれなかった、そしてそのせいで……」
河合 奏:「いや、何が理由であっても。君の生活に不都合が生じたなら、私達に連絡してくれ」
河合 奏:「必ず君の助けになる。我々は、UGNという組織はもとよりそのための存在でもあるんだ」
雲崎ステラ:「……ありがとうございます。河合支部長」 胸に手を当て
雲崎ステラ:「もしそうなれば、きっと頼ると思います。何もできない私ですが……いつかUGNの力になれるようにしますので」
円城 鋼:「……うん、では。河合支部長と日向の話を踏まえて」
円城 鋼:「ステラさん」
円城 鋼:再び、視線を合わせる。
雲崎ステラ:「はい」 ちゃんと目を見返してくる
円城 鋼:「俺は、UGNのチルドレンだ。……チルドレンというのは、基本的に、UGNの理念に則って動くもの……だと、思う」
円城 鋼:ちらりと一瞬、獅子堂さんの方を見てから。視線を戻して。
円城 鋼:「だから、河合支部長が言った通りに出来るよう、力を尽くす」
円城 鋼:けれど、と。一言、そして一呼吸置いて。
円城 鋼:「石の器。12個の星を管理する者。……そういう存在ではなくて」
円城 鋼:「雲崎ステラ。きみのために、俺は力を尽くしたい。……日向が言ったように、少し遅かったかもしれないけれど」
円城 鋼:「聞かせてくれただろう。思っていることを。……俺は、気持ちを言葉にするのが、下手だから」
円城 鋼:ぎゅっと、胸元。弓矢を模したペンダントを握って。
円城 鋼:「行動で、剣で示す。……うん、だから、きみには」
円城 鋼:「生きていてよかった、と。いつか、思ってもらえたら、嬉しい」
雲崎ステラ:「……本当、あなたって人、まっすぐね、行儀悪い所もあるくせに。……それとも、これも行儀が悪いのかしら」
円城 鋼:「……む。言われてみれば、行儀作法の訓練は……」
円城 鋼:「……基本科目にあっただろうか」
雲崎ステラ:くすりと笑って 「いいの。ありがとう。きっとそう思える日が」
雲崎ステラ:「……来たら良いわね」
獅子堂奈乃:へぇ、と笑って「気持ちを言葉にするのが下手、なんて言ってますが」
獅子堂奈乃:「随分と情熱的ですよねえ。どう思います?」人の悪い笑みを支部長と日向くん、雲崎さんに向ける。
円城 鋼:むぅ、と。獅子堂さんの言葉に、不満げに唇を曲げる。
日向 京介:「からかうのは程々にしてやれよ。 ……まあ今のはちょっと、びっくりしたけど」
雲崎ステラ:「……」
雲崎ステラ:「……や、やっぱりそうよね? あんまり男の子と話したことがなかったんだけど」
雲崎ステラ:「ちょっとドキドキした……っていうか……」 目を逸らし、頬には微かに朱が差している
河合 奏:「……真っ直ぐである、というのは美点だろう。時と場合は選んだ方が良いがな」
円城 鋼:「……嫌、だろうか。それとも、社会的に……何か、良くない言動なのだろうか」
円城 鋼:「だとしたら、控えるよう努力はする、けれど……」
円城 鋼:時と場合。まさしく、そう評するのが相応しい程度には、愚直に。
日向 京介:「いや、良くないってことはないけど……なんというか」
熊野潤美:若いなー、みたいな目で見守っている
獅子堂奈乃:「はあ。朴念仁でもここまで来るとからかい甲斐がありませんねえ」
獅子堂奈乃:「どうぞその辺りは、雲崎さんにゆっくりお聞きになってください」
円城 鋼:「あ、ああ……。そういうわけだから」
円城 鋼:「ステラさん。よろしく、頼む」
円城 鋼:やはり、じっ……と。見つめるように、視線を合わせたまま。
雲崎ステラ:「…………」 頬を赤くしたまま、ちらりと君を見て
雲崎ステラ:「……よろしく」 短く言うと、すぐに視線を切るのだった
GM:- - - -
GM:シーンを終了します……ので、まずは
GM:≪拠点確保+物資探索≫ による侵蝕率減少をしてください。すべてのPCは侵蝕率を1d6+3減少させてもよい!
日向 京介:やったー!いただきます!
河合 奏:ヒュー!
円城 鋼:やったー!!!
獅子堂奈乃:やった~
河合 奏:89-1d6-3
DoubleCross : (89-1D6-3) → 89-2[2]-3 → 84

日向 京介:79-1d6-3
DoubleCross : (79-1D6-3) → 79-5[5]-3 → 71

河合 奏:まあまあ
円城 鋼:86-1d6-3
DoubleCross : (86-1D6-3) → 86-3[3]-3 → 80

獅子堂奈乃:75-1D6-3
DoubleCross : (75-1D6-3) → 75-2[2]-3 → 70

日向 京介:こちらはよし
円城 鋼:結構下がった。
GM:あとはいつものロイス取得と調達をどうぞ!
円城 鋼:ロイス残り2枠、保留で…!
日向 京介:調達!私は諦めない!アルティメイド服!
獅子堂奈乃:ロイス保留で応急手当キット!
日向 京介:4DX+4+0@10>=20 調達
DoubleCross : (4R10+4+0[10]>=20) → 7[1,1,6,7]+4 → 11 → 失敗

日向 京介:ぜんっぜん回らねえな! ロイス保留で以上!
獅子堂奈乃:紡ぎの魔眼 侵蝕70>71
獅子堂奈乃:5DX+2>=8
DoubleCross : (5R10+2[10]>=8) → 10[1,2,5,6,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

河合 奏:こっちも残り二枠なんだよなー、一回保留!
獅子堂奈乃:即使用
獅子堂奈乃:14+2D10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+2[1,1] → 16

河合 奏:購入は応急手当キット
河合 奏:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 8[5,8,8]+2 → 10 → 成功

獅子堂奈乃:ええ…………??????
獅子堂奈乃:以上です…………
河合 奏:獅子堂、パス!
日向 京介:し、獅子堂さん……?
獅子堂奈乃:支部長!
獅子堂奈乃:ありがたく使わせていただきます
獅子堂奈乃:16+2D10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+15[10,5] → 31

獅子堂奈乃:あっすごい
円城 鋼:すっごい伸びた。
河合 奏:よしよし
円城 鋼:こちらも応急手当キット!
日向 京介:支部長の優しさが身体に染み渡る
獅子堂奈乃:流石支部長の応急手当は効きますね
円城 鋼:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 3[1,2,2,3] → 3 → 失敗

獅子堂奈乃:最大値の27まで回復して以上です
円城 鋼:ひっどい出目!!
GM:ではシーンを切ります!


ミドル4

GM:◆ Middle 04 ScenePlayer:円城鋼
GM:ちょっとしたイベントが発生するシーンです。円城くんのみ登場可能。
GM:登場ダイスをどうぞ!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:80->89)
円城 鋼:グワーッ!?

GM:N市。マンション。
GM:夜である。そこはやはり、熊野が一夜の宿として確保した物件であった。
GM:彼女は雲崎ステラと君に、緊急脱出路である屋上と、そこからの避難スロープの確認を命じた。
GM:もちろんそれは熊野なりにステラが緊張を解せるようにという気遣いでもあったのだろうが、君はそれに気付いていてもいなくても構わない。
円城 鋼:─流石に。必ずふたりで、と何度も念押しされては、何も察するな、という方が無理だと思う。ただ。
円城 鋼:何をさせようとしているか、までは察しきれなかったけれど。……まあ、それはともかく。
雲崎ステラ:「わっ……」 屋上のドアを開けると、ぶわりと風が逆向きに吹き込んで、ステラの髪と服をひらひらとなびかせる
円城 鋼:「やっぱり、少し冷えるな。……大丈夫だろうか、ステラさん」
円城 鋼:開いた扉を手で押さえ、急に閉じたりしないようにして。行く道を開く。
雲崎ステラ:「ありがとう。ううん、大丈夫……気持ちが良いくらい」 踊る髪を押さえながら、かすかに笑う
雲崎ステラ:「建物の高い所だとびゅうびゅう風が吹くの、本当なんだ」
雲崎ステラ:「気になってた。ドラマとかだといつもびゅうびゅうしてたから」
円城 鋼:「ドラマ……そういうのは、よく見るのか」
円城 鋼:「情操教育だ、とかで視聴を勧められることも、多いけれど。なんというか、俺は」
雲崎ステラ:「見ないの? 私にとっては一番身近な楽しみなんだけど」
円城 鋼:「見ていると恥ずかしくなるようなシーンがあって。……あまり、きちんと見たことがないんだ」
雲崎ステラ:目を細めて 「……キスシーンとか?」
円城 鋼:「………………」
円城 鋼:こくこく、と。以前に垣間見たそれを思い出したのか、僅かに顔の温度が上がるのを自覚しながら、頷く。
雲崎ステラ:「……ふふ」 言った自分の頬の熱を、僅かに感じつつも
雲崎ステラ:それを誤魔化すように、君の肩をつつく 「恥ずかしいんだ」
円城 鋼:「それは、そうだろう。……演技とはいえ、好きでもない人同士が、ああいうことをするのは」
円城 鋼:指先でとはいえ、そうして触れられるのも恥ずかしくはあるのだけれど。それは、必死に隠して。
雲崎ステラ:驚いた表情 「え……それって、役者さんのこと気にしてるの?」
雲崎ステラ:「役者さんが演技してるキャラクターが……してるんじゃなくって、役者さんがしてる……から?」
円城 鋼:「演じる、というのは……程度は随分違うけど、俺たちもやることではある」
円城 鋼:「だから……どういう気持ちで演じているんだろう、とか。そういうのが気になったりもするし」
円城 鋼:「……単純に。他人が、そういうことをしているのを、画面越しでも見るのは……やっぱり」
円城 鋼:「……恥ずかしい」
雲崎ステラ:「……ふうん。他人が、そういうことをしていると。演技で、好きでもない人同士が」
雲崎ステラ:君の言葉をなぞるように言って
円城 鋼:「あ、ああ」
雲崎ステラ:「じゃあ、好き同士で、自分なら、恥ずかしくないの?」
円城 鋼:繰り返される言葉に、少し気圧されるように。
雲崎ステラ:赤い瞳が覗き込んでくる
円城 鋼:「……好きな人同士で。自分が」
円城 鋼:好き。好ましい。そう思う相手のことを思い浮かべる。……信頼する仲間。幸福になって欲しいと願う人。
円城 鋼:─自分を覗き込む、紅色の瞳。
円城 鋼:「……それ、は」
円城 鋼:かッ、と。目に見えて、頬が、耳たぶが朱色に染まる。
雲崎ステラ:「……ふふふっ」
雲崎ステラ:楽しげに笑うと、弾むような足取りで君から離れる
雲崎ステラ:「ごめんなさい、意地悪だったね」
円城 鋼:「……うん。ステラさんは、意地悪だ」
円城 鋼:抑揚の小さな鸚鵡返しの言葉は、それでもどこか楽しそうで。
雲崎ステラ:彼女はそのまま、屋上の柵に身を預ける。光る街並みを見渡すように 「だって考えちゃったんだもの」
雲崎ステラ:「私が知らなかっただけで、この世界にはこんなにたくさんの光があって……光の数だけ人がいて、人生があって」
雲崎ステラ:「あなたもきっとそうだったんだろうって思ったら」
雲崎ステラ:「……そういうこと、したことあったのかなって」
円城 鋼:「……俺はまだ。貰った星の力に、頼っているだけだから」
円城 鋼:彼女がフェンスにもたれかかる、その隣まで、ゆっくり歩いて。
円城 鋼:「けど、これを「俺の力だ」と自信を持って言えるような。ちゃんとした、大人になれたら」
円城 鋼:「"好き同士"の誰かと、そういう……ええと。恋人同士が、するようなことを」
円城 鋼:「……してみたいと、思う」
円城 鋼:視線の先。空ではなく、地上に灯る星々を、眩しいものを見るように見つめながら。
雲崎ステラ:「……そういう所は真面目なんだ」 君の横顔を見つつ
雲崎ステラ:「でも、じゃあ」
雲崎ステラ:「そうなる前に、どうしようもなく『好き』になっちゃったら……」
GM:という所で、円城くんは<知覚>判定をお願いします。
GM:難易度は……
GM:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,4,7,9]+1 → 10

GM:10です。
円城 鋼:ぐえーッ!!
円城 鋼:自身に《砂の加護》、ダイス+4で…!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+3した(侵蝕率:89->92)
円城 鋼:8dx>=10
DoubleCross : (8R10[10]>=10) → 10[1,1,1,3,6,7,10,10]+5[2,5] → 15 → 成功

円城 鋼:やったぜ。
GM:お見事
GM:——殺気。
GM:そうとしか表現できない予感が、君の脊髄を駆け上がった。
GM:それは、屋上の反対側から一直線に。狙いは、雲崎ステラ。
GM:幸いだったのは、君がそれを直感できたことだ。君であれば、その一直線の一撃を問題なく受け止められる……!
円城 鋼:平時も微かに己の周囲を舞う、微細な灰の粒子。それが、僅かに揺らぐのを感じて。
円城 鋼:懐に「折り畳んで」いた剣を展開するよりも先に。半ば反射的に、殺気の延長線上に。
???:恐るべき猛速だった。文字通り、それは君に衝突した。
???:狙撃の類ではない。固く鋭く、それなりに重い感覚。人間一人が、全速力で"剣"に全ての力を乗せ、振り下ろしたかのように。
???:「……ッ」
円城 鋼:「がッ……!?」
???:『それ』が小柄な少女だと君が分かった瞬間には、彼女は既に一跳びで君から距離を取っている。
円城 鋼:熱と痛みを得て、そして。続いて、逆に熱が流れ出ていく感覚。
円城 鋼:「……無事、か」
???:得物は僅かに反った太刀だった。それを鞘に収めると、 シュウゥ、と音を立てて、蒸気が辺りに満ちる。
雲崎ステラ:何が起こったのかついていけず、呆然としていたが、君の言葉で目を見開き
円城 鋼:それよりも先に、背後の気配を気にする。次いで、襲撃者を。己自身は、最後に。
雲崎ステラ:「あ……あなたは!? 大丈夫なの!?」
円城 鋼:「だいじょうぶ。いつもの、ことだから」
"サダルスウド":「……リーダー。こちら"サダルスウド"。仕留め損ないました」 淡々とした声で呟くのが聞こえる。おそらく通信だろう
円城 鋼:返す言葉は、普段よりも力が無く。けれど、意志は、心は折れてはいない。
"サダルスウド":「ですが報告通り、障害は一人のみ。……ええ。例のチルドレンです」
円城 鋼:「……きみは、確か」
"サダルスウド":ちらりと君を見る。その顔を知っていても良いだろう。
円城 鋼:ここにいない誰かを相手に話しているのは分かっていても。僅かに得ていた知識を引きずり出しながら、語り掛ける。
"サダルスウド":彼女は熊野の報告した、UGN亀柿支部実働部隊を構成する一人だ。
"サダルスウド":「"緋の砂"」
円城 鋼:「"サダルスウド"。きみは、きみたちは」
円城 鋼:「─この街で。何をしようと、して」
"サダルスウド":「願いを叶える」
"サダルスウド":「そのために私たちは、全てを擲つ覚悟だ。……だから、少し嬉しい」
"サダルスウド":「私は貴方を知っている。この街に来る前から。一度やり合ってみたいと思っていた」
"サダルスウド":腰の太刀の鞘と柄に手をかけ、脇に構え、姿勢を低くし、君を睨む
"サダルスウド":「私と同じ」
円城 鋼:「……UGN同士で、戦う理由は」
"サダルスウド":「ゾディアックウェポンを託された者として」
円城 鋼:ない、と言いかけて。彼女の姿勢、そして何よりも。
円城 鋼:─同じ得物を以て、己が好ましいと思う相手に刃を向けた。それが。
円城 鋼:「……きみが、そうしたいと言うのなら」
円城 鋼:「受けて立つ。……そうしなければ、いけないと思う」
円城 鋼:─それが、我慢ならないと。そう感じている。
"サダルスウド":「……"スターティアラ"の命を奪い、その星の石を回収する。それが私の目的」
"サダルスウド":「だから心置きなく戦えば良い。……"スターティアラ"を守ることが貴方の任務なのだろうから」
"サダルスウド":「もちろん、それが」
"サダルスウド":「できるものなら——!」


N市UGN『星の石』対策班─“緋の砂”
VS
UGN亀柿支部─“サダルスウド”

戦闘開始

◆ ROUND 1

▼エンゲージ
("サダルスウド"[4])
   10m
(円城[5]、雲崎[0])
[]内は行動値

GM:雲崎ステラはオーヴァードではないのでご注意ください。

GM:という訳で戦闘開始です。まずはセットアップ!
円城 鋼:こちら無し!今後も無し!
"サダルスウド":《先陣の火》+《トーチライト》。行動値+20。使用回数も消費しません
円城 鋼:ゲェーッ!

▼エンゲージ
("サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、雲崎[0])
[]内は行動値

GM:イニシアチブを進めて"サダルスウド"の手番
"サダルスウド":マイナーアクションで完全熱工学迷彩服を使用し隠密状態になります
"サダルスウド":そしてメジャー。《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《音速攻撃》+《一閃》

▼エンゲージ
(円城[5]、雲崎[0]、"サダルスウド"[24])
[]内は行動値

GM:全力移動しつつ円城くんへ攻撃します。行くぞ……!
"サダルスウド":17dx7+1
DoubleCross : (17R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,2,6,6,6,6,6,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,3,6,7,8,9,10]+10[1,4,8,8]+5[3,5]+1 → 36

円城 鋼:ガード……!
円城 鋼:…1シーンに1回か。支援、使ってみてもいいですか。
GM:ええですぜ!
日向 京介:私は良いと思います
河合 奏:どうぞ!
獅子堂奈乃:勿論!
円城 鋼:では支援効果《斑鳩の盾》を使用!ガード値を4d10+10します!
円城 鋼:増えるガード値はダメージ後でいいですかね。
GM:あー、これ順序的に普段どうだっけ……ダメージ出してからかな
GM:ダメージ痕にしましょう。行くぜ……!
円城 鋼:押忍!
"サダルスウド":4d10+24+1d10
DoubleCross : (4D10+24+1D10) → 23[5,5,9,4]+24+6[6] → 53

GM:諸々有効
円城 鋼:殺意が!割とある!!
円城 鋼:4d10+10+3
DoubleCross : (4D10+10+3) → 19[1,9,4,5]+10+3 → 32

円城 鋼:3は元々のガード値です。これにボディアーマーの8を足して、装甲ガードで41点止める。
円城 鋼:12点貰って残りHP17!
GM:なんてやつ……!
"サダルスウド":ジュウゥ——彼女から発せられるその音は、降り注ぐ大雨が大地に弾ける音に近い。すなわち、水の爆ぜる音。
"サダルスウド":音と共に、暗闇の中蒸気が広がる。姿勢を低く、居合の構えを取った彼女がそれに紛れた、そう思った瞬間。
"サダルスウド":「——!」
"サダルスウド":一閃。その影は既に君の眼前に在り、夜闇の中でも白く輝くほどに加熱した刀身が、君を深く斬り裂いている。
円城 鋼:「ッ、あ……!」
円城 鋼:盾代わりに構えた大剣。咄嗟に蹴り上げた、足元に転がる拠点防衛用の資材。それらで剣閃を反らしても、なお。
円城 鋼:「……いい剣だ。きみの腕も、その(つるぎ)も」
雲崎ステラ:「きゃあっ……!」 眼前で君が斬られるを見て、悲鳴が上がる。まだ状況に精神が追いついてきていない
円城 鋼:焼けた傷口から、血を流しながらも。決して、膝は折らない。
円城 鋼:「─大丈夫。大丈夫、だから」
円城 鋼:多分に、強がりではあるけれど。そう、己の意志を示して。
雲崎ステラ:「大丈夫って……っ……」 何か言いたげだが、君がステラを守るために傷ついていることは彼女も承知だ。唇を噛むように押し黙る
"サダルスウド":「……殺し損ねた。サラマンダー?」 白熱する刀身を収めると同時、再び辺りに熱い蒸気が満ちる
"サダルスウド":その表情は不機嫌そうだ 「守りを固めるなんてね……まあ、そういう人ってこと」
円城 鋼:「ああ。……生憎、俺が燃やせるのは。俺自身だけ、だから」
"サダルスウド":「……だったら、存分に手伝ってあげる。次はもっと、強烈に……!」
GM:イニシアチブを進めましょう。円城くんはどうする?
円城 鋼:は。では待機で…!
雲崎ステラ:「……」 腕をかざして蒸気から身を守りながらも、視線を君に注いでいる
雲崎ステラ:不安、混乱、あるいは恐怖。これまで戦線から離されていた彼女にとっては当然のものだろう。
円城 鋼:「……俺は」
円城 鋼:「ここに、いる」
円城 鋼:傷口から、炭化を通り越して灰となった体組織を零しながら。決して大きくはない声で、けれどはっきりと。
雲崎ステラ:その声を聞き、おのず胸元で手を握る。不安を押さえ込むように。あるいは祈るように。
GM:ではクリンナップ。何もないのでセットアップ……の前に
GM:PCはシーン内、円城くんと"サダルスウド"のいるエンゲージから10m離れた地点に登場できます。
GM:登場する場合は侵蝕ダイスをどうぞ!
獅子堂奈乃:71+1D10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+6[6] → 77

日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:71->78)
獅子堂奈乃:暗闇の中、"サダルスウド"に向け、幾つもの鏃のようなものが飛来する。
"サダルスウド":対応は冷静だ。蒸気を撹乱に、的確に躱し、あるいは抜刀にて打ち落とす
獅子堂奈乃:影に戻り霧散するそれは、小型の魔眼だ。
獅子堂奈乃:見ると一人の少女──獅子堂奈乃が、屋上に出てきたところだ。
獅子堂奈乃:丁度眠るところだったのか、Tシャツにショートパンツのラフな格好。不機嫌そうな顔で欠伸を噛み殺す。
日向 京介:「……本当に襲ってくるとはな。同じUGN相手に」
日向 京介:刀を抜き構えながら上げた声に、苛立ちと困惑が混じる
"サダルスウド":「……増援」 眉をひそめる 「分かっていたけど……」
獅子堂奈乃:「夜中に襲ってこないでくださいよ。常識無いんですか?」
"サダルスウド":「……奇襲の常套手だ。常識を問われる筋合いはない」
"サダルスウド":僅かに目を細め 「常識など、語れる唇ではないけれど」
獅子堂奈乃:「寝不足は肌も髪も荒れるんですよ……無事ですか、お二人とも」
円城 鋼:一見、自分を。そしてステラを巻き込んだように見えるその介入に。一切身を動かさず、そして動かさせず。
円城 鋼:「……すまない。状況は見ての通りだ。彼女の─"サダルスウド"の、狙いは」
円城 鋼:「第一に、ステラさん。そして……俺だ」
雲崎ステラ:「ッ……彼……鋼が!」
獅子堂奈乃:「おや……貴方もですか?」少し意外そうに
獅子堂奈乃:「案外と女性関係が複雑なのでしょうか」
獅子堂奈乃:軽口を叩きながら、周囲に魔眼を展開している。
円城 鋼:「……獅子堂。いま、冗談は」
円城 鋼:よしてくれ。そう、言いかけて。ふ、と表情を緩ませる。
円城 鋼:「……ありがとう。俺は、大丈夫だ」
円城 鋼:助けに来てくれた仲間たちに。そして、自分を案じてくれる人に。
獅子堂奈乃:「ええ。ステラさん、そう慌てずとも、我々(オーヴァード)はそう簡単には死にませんよ」
雲崎ステラ:「そうですけど……だけど……!」
日向 京介:「これで3対1だ。 ……退く気はあるか?」
"サダルスウド":「……私があなたたちの増援を想定していないとでも?」
"サダルスウド":「そちらこそ。無駄な行いは止めて、今のうちに『石』を引き渡して」
"サダルスウド":「私たちは絶対に勝つ。……勝たなきゃ、いけない」
円城 鋼:「断る」
円城 鋼:応えは短く。無論、それは事前に、河合支部長から十分に言い含められていたからでもあるが。
円城 鋼:それ以前に。己の意志で、はっきりと告げる。
"サダルスウド":「そう。つまり好きなんだ……痛い目を見るのが!」


◆ ROUND 2

▼エンゲージ
(円城[5]、雲崎[0]、"サダルスウド"[4])
   10m
(日向[9]、獅子堂[9])
[]内は行動値

GM:では2ラウンド目。セットアップ!
円城 鋼:改めて、無し!
獅子堂奈乃:なし!
日向 京介:「お互い譲れんか。 ……ならば、理不尽に叩き返す」
"サダルスウド":同じです。《先陣の火》+《トーチライト》。行動値+20!
日向 京介:なし!

▼エンゲージ
(円城[5]、雲崎[0]、"サダルスウド"[24])
   10m
(日向[9]、獅子堂[9])
[]内は行動値

GM:イニシアチブを進めて"サダルスウド"
"サダルスウド":マイナーで完全熱工学迷彩服を使用し隠密状態に。
"サダルスウド":メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《音速攻撃》+《獅子奮迅》
円城 鋼:げえーッ!!
"サダルスウド":対象は円城くんと雲崎ステラ!
日向 京介:カバーしなきゃまずいですね
円城 鋼:《砂の結界》でステラさんをカバーリング!
円城 鋼:自身のリアクションはガードとします。
"サダルスウド":さらに判定前にDロイス、伝承者:白兵を使用。HPを10失い、C値-1!
"サダルスウド":17dx6+1
DoubleCross : (17R10+1[6]) → 10[1,3,3,5,5,6,6,7,7,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,4,6,6,8,8,9,9]+10[1,5,6,8,9,10]+10[3,3,4,6]+3[3]+1 → 44

円城 鋼:殺意…!
GM:で、ガードだね。ダメージを出す。
円城 鋼:前述のとおりガードです。ダメージをください…!
"サダルスウド":5d10+24+1d10
DoubleCross : (5D10+24+1D10) → 38[8,10,8,3,9]+24+2[2] → 64

"サダルスウド":諸々有効
円城 鋼:死!カバーエフェクト分を上げてからリザレクト!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:92->94)
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:94->98)
円城 鋼:せ、セーフ!!
"サダルスウド":「目を瞠れ。緋坂の剣は空をも灼く」
"サダルスウド":静かな宣告と同時に、鞘より垣間見える刀身は、ただ熱だけで朝日のように輝いて、
"サダルスウド":「——火想剣」
"サダルスウド":刹那、君は息苦しさを感じる。一瞬で一帯の空気を焼かれた。
"サダルスウド":そう思った瞬間、数メートルにも及ぶ炎の刃が、亜音の速度で君たちの立つ場所を切り払う。
円城 鋼:吸い込む空気すら高熱を帯びて。これでは、自分も─そして、彼女も無事では済まない。だが。
円城 鋼:我が身を焼いて散った灰が、今一度。大気に満ちた熱を喰らい、燃え上がる。
円城 鋼:─空気ごと焼き尽くすというなら。円城鋼の灰は、その熱を喰らい尽くす。そうして、残るのは。
"サダルスウド":……その一撃は、君の背後、背後に庇ったステラとその周囲数十センチを除き、尽くを焼き払った。床材のコンクリートは溶解し、先程まで身を預けていた手すりは蒸発している。
円城 鋼:「……!」
円城 鋼:「ッ、が……ぁ……」
雲崎ステラ:「鋼……っ!」
円城 鋼:自身と、ステラを囲む僅かな球状の空間。そこだけが「焼け残って」いる。通過した剣閃も、オーヴァードの身であれば、なんとか耐えられる程度に抑えられて。
円城 鋼:─けれど、それは。
円城 鋼:「─だめだ、ステラさん。いまの、俺に」
円城 鋼:「─触れては、いけない」
雲崎ステラ:伸びかけていた手が震えて止まる。
円城 鋼:─己の身が引き受ける「熱」を度外視すれば、の話。灰が喰らった熱を集めた身が。
円城 鋼:ゴウ、と。天を衝く火柱に、一瞬包まれる。
円城 鋼:「……すまない。心配をかける。けれど、ああ」
円城 鋼:「─大丈夫だ」
円城 鋼:三度、繰り返す。
"サダルスウド":「此れなる技を銘じて"慙薙(ザンチ)"。……しかし我が刃、未だ真なる火には至れずか」
"サダルスウド":茫洋と口にすると同時、刀身を鞘に収める。再度、猛烈な蒸気が溢れ、足元に流れていく。
獅子堂奈乃:「……出力が出鱈目ですね。早く片付けないと、二人ともまずいですよ」日向に声を掛ける。
日向 京介:「分かってる……! 雲崎!お前は自分の身を守ることを考えろ!」
日向 京介:「円城、雲崎は任せた!こいつは僕らで仕留める、行けるな獅子堂!」
獅子堂奈乃:「ええ。その為に来たんですから」
雲崎ステラ:「……分かりました。どうか、お願い……!」 熱乾燥した喉が、掠れた声を漏らす
円城 鋼:たのむ、と。応じる声は、焼け焦げた喉からは音にならず。
日向 京介:「任せておけ。 言っただろ、助けを呼べとな!」
GM:イニシアチブを進めましょう。9組、獅子堂or日向の行動です。どうする?
日向 京介:先に獅子堂さんに動いてもらって良いですか?
獅子堂奈乃:了解!
獅子堂奈乃:マイナーは……無し!
獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象“サダルスウド”!
GM:来い!
獅子堂奈乃:9DX8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 7[2,2,4,5,5,6,6,6,7]+2 → 9

獅子堂奈乃:グァアア
獅子堂奈乃:嘘だろ
GM:ワオ・
日向 京介:つらすぎる
円城 鋼:ダイスが俺たちに厳しい。
獅子堂奈乃:マジでこのセッションの出目何
"サダルスウド":素ドッジします
"サダルスウド":7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[4,4,4,6,6,8,9]+2 → 11

日向 京介:ギャーッス
"サダルスウド":すまんな!
獅子堂奈乃:ギェーッ
"サダルスウド":ともあれドッジ成功!
獅子堂奈乃:どうにもできんな……!
円城 鋼:うぐぅーッ!
獅子堂奈乃:夜闇の中から無数の魔眼が“サダルスウド”に迫る。
獅子堂奈乃:付かず離れずの距離を保ち、旋回と攻撃とを断続的に繰り返す。
"サダルスウド":その攻撃を、都度見切って冷静に切り落とす。あるいは鞘にて打ち崩す。
"サダルスウド":辺りに充満する蒸気と、彼女の装備による視覚欺瞞が、その狙いをなかなか定めさせない……!
獅子堂奈乃:「成程相当な使い手のようですね。ですが……」
獅子堂奈乃:損傷を負わせるのが目的ではない。その場に縛り付けておければいい。
GM:では次、日向くん! 行動どうぞ。
獅子堂奈乃:同時に動き出した仲間を、獅子堂奈乃は認識している。
日向 京介:はい!
獅子堂奈乃:「その状態で捌けますかね」
日向 京介:マイナーで戦闘移動、円城君達のエンゲージに接敵

▼エンゲージ
(円城[5]、日向[9]、雲崎[0]、"サダルスウド"[24])
   10m
(獅子堂[9])
[]内は行動値

日向 京介:続いてメジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象はサダルスウド、対応なければ判定!
GM:接敵するか……来い!
日向 京介:7DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (7R10+7+0[7]) → 10[1,1,2,5,6,6,10]+3[3]+7 → 20

日向 京介:イマイチ回らんがなんとか20!
"サダルスウド":素ドッジ
"サダルスウド":7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 8[1,3,5,6,7,7,8]+2 → 10

GM:命中です。ダメージどうぞ!
日向 京介:おっかない。ダメージダイス7、固定値9!
日向 京介:3d10+4d10+9
DoubleCross : (3D10+4D10+9) → 18[6,8,4]+28[7,5,6,10]+9 → 55

"サダルスウド":グオオオ
日向 京介:よし、ダメージは相変わらず好調!装甲有効55!
"サダルスウド":既に半分は持っていかれてる! 痛い……!
日向 京介:で、対抗種のダメージで倒れます。リザレクト!
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:3->0)
日向 京介:日向 京介のHPを9(1d10->9)した(HP:0->9)
日向 京介:ちょっと回復しすぎ! まあ良い、演出!
日向 京介:見えづらくとも、獅子堂の攻撃で動きは釘付けている。そして
日向 京介:指を弾き、能力を起動。 釘付けにした位置、その足場を、ほんの一瞬透過する。
日向 京介:「回避はさせん……!」
日向 京介:回避のための踏み込みをさせず、飛び込みながら蹴り込み、脚の戦輪で切り裂く
"サダルスウド":「……!」 姿勢が崩れ、瞬時に刀を構え直して防御を固めるが……
"サダルスウド":「く……っ!」 間に合わない。反射で受け身を取ろうとして、しかしそれも叶わず、君の攻撃が直撃する
日向 京介:「ちっ、まだ浅いか……!」
日向 京介:「(円城は限界に近い、僕たちでもう一撃……!)」
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:78->84)
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+9した(侵蝕率:84->93)
"サダルスウド":「フーッ……」 傷を負った獣のような息を漏らす彼女の片眼が、煙る蒸気の最中で真紅に燃える
GM:イニシアチブを進めます。円城くんの手番だ。どうする?
獅子堂奈乃:先程の手番で侵蝕77>81
円城 鋼:では、このラウンドも待機で…!
円城 鋼:「……ッ、は、ぁ……!」
円城 鋼:─事実。臓腑も肺も焼け焦げて、立っているだけが精いっぱい。それでも。
円城 鋼:大丈夫だ、と。四度目は、胸の中、自分に言い聞かせるように。
円城 鋼:(以上で!)
雲崎ステラ:唇を噛む。悔しさの滲む表情を、しかし君に守られながら、誰にも見せないように押さえ込んで……


◆ ROUND 3

▼エンゲージ
(円城[5]、日向[9]、雲崎[0]、"サダルスウド"[4])
   10m
(獅子堂[9])
[]内は行動値

GM:クリンナップを経て3ラウンド目のセットアップ!
日向 京介:なし!
獅子堂奈乃:ありません
円城 鋼:なし!
"サダルスウド":《先陣の火》で行動値+20。《トーチライト》は温存します

▼エンゲージ
(円城[5]、日向[9]、雲崎[0]、"サダルスウド"[24])
   10m
(獅子堂[9])
[]内は行動値

GM:イニシアチブ進んで"サダルスウド"
"サダルスウド":マイナー熱光学迷彩で隠密し、メジャーは《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《音速攻撃》
"サダルスウド":対象は変わらず円城くんだ。燃え尽きろ……!
"サダルスウド":17dx7+1
DoubleCross : (17R10+1[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,4,4,5,5,5,6,9,9,10,10]+10[1,5,7,8]+5[1,5]+1 → 26

GM:リアクションどうぞ!
日向 京介:ワンチャンドッジしてみます?
円城 鋼:ですね……やれるだけやってみよう!ドッジ!
円城 鋼:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,5,6,8,10,10]+1[1,1]+1 → 12

円城 鋼:1回回ったけど…ダメ!
日向 京介:流石に厳しいか!
獅子堂奈乃:ウーン!
GM:ダメージ行くぞ
"サダルスウド":3d10+24+1d10
DoubleCross : (3D10+24+1D10) → 20[10,3,7]+24+9[9] → 53

"サダルスウド":諸々有効!
日向 京介:イッタイ
円城 鋼:でかい…!
円城 鋼:勿論死!ここは……。
円城 鋼:リザレクトなし!戦闘不能になります。
"サダルスウド":蒸気のもたらす闇の中、姿勢を低くした居合の構え。攻撃の予備動作だ。君はもう三度、彼女のこれを見ている。
"サダルスウド":だが、その事実で君が対処可能になれる訳ではない。速度、技、全てが研ぎ澄まされ、空すら焦がす灼熱の刃は、耐える君の骨肉を無遠慮に縦走する。
円城 鋼:灰は燃え尽きた。燃やす肉も血も、先んじて削られる。─ああ、けれど。
円城 鋼:刃の向かう先が、己のみとなるよう立ち回る。異能とは関係なく叩き込まれた、「護る者」としての振舞い。
円城 鋼:半ば、自動的な反応のように。全てを焦がす刃に、身を晒す。
"サダルスウド":「……まるで、人を護るための立ち回り。立派だけど」
"サダルスウド":君を貫く刃の持ち主が、ごく至近でその瞳を煌めかせる
"サダルスウド":「剣の使い手としては、私の方が上」
"サダルスウド":言葉と同時に刀を捻じり、横一文字に君を薙ぎ斬る
円城 鋼:「……ああ」
円城 鋼:与えられる熱と、自ら発する熱。皮肉にも、二つの炎が合わさることで、傷口は焼き留められる。
円城 鋼:相手が上回ったこと。それは勿論、悔しいけれど。
円城 鋼:「─済まない。頼む」
円城 鋼:自分がこの場でやれることは、やった。けれど、やり切れなかった。それが。
円城 鋼:悔しい、と。唇の端から、言葉を漏らしながら。がくりと─。
雲崎ステラ:「鋼……っ!!」 上がる叫びは悲痛だ
"サダルスウド":そして、それを意にも介さずに納刀。溢れる白い蒸気。横目で君たちを見る
"サダルスウド":「まず一人。……同じ目に遭いたい? 彼がここまで耐えられたのは、彼が同じように熱を使う者だったから」
"サダルスウド":「あなたたちは、きっともっと苦しむし、もっと保たない」
"サダルスウド":……淡々とした口調だが、僅かにその息は上がっている
獅子堂奈乃:「さあ、どうでしょう。やってみないと分かりませんよ?」
獅子堂奈乃:「それに案外、保たないのは貴女のほうかも」くすり、と口の端に意地の悪い笑みを浮かべる。
日向 京介:「ああ……暑いのは嫌いだが」
日向 京介:「理不尽に屈するなど、反吐が出るんでな。 叩き返させてもらう」
日向 京介:「それに、お前は」
日向 京介:「仲間に『頼んだ』と言われた、その戦場から退けるのか?」
"サダルスウド":「…………」 睨むような眼で、再び居合の構えを取る
"サダルスウド":その眼は雄弁に語っている。『退ける訳がない』と。
日向 京介:「そうだろうよ。 さあ、続きだ……!」
GM:ではイニシアチブを進めます。獅子堂&日向! どうする?
獅子堂奈乃:いきます!
日向 京介:先手頼みます!
獅子堂奈乃:マイナーなし、
獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象サダルスウド。今度は頼むぞ…………
獅子堂奈乃:10DX8+2
DoubleCross : (10R10+2[8]) → 10[1,1,3,5,6,7,8,8,9,10]+10[2,5,8,9]+10[2,8]+1[1]+2 → 33

獅子堂奈乃:よし……
日向 京介:回った!
円城 鋼:うおお…!
"サダルスウド":素ドッジ
"サダルスウド":7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,2,3,3,6,7,9]+2 → 11

GM:無理。ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:4D10+12+2D10 装甲有効
DoubleCross : (4D10+12+2D10) → 23[10,6,4,3]+12+8[6,2] → 43

日向 京介:どうだ……!
"サダルスウド":お見事。それは倒れる!
日向 京介:やった!ナイス!
獅子堂奈乃:あっやった!
円城 鋼:ヤッター!!
河合 奏:通った!お見事!
獅子堂奈乃:「はあ。困りましたね」
獅子堂奈乃:ひとつ溜息を吐き。
獅子堂奈乃:「頼まれると断れないタイプなんですよね、私」
獅子堂奈乃:嘘か真か分からない、そんな事を言って。夜闇より尚暗いその瞳で、“サダルスウド”を見据える。
獅子堂奈乃:獅子堂の頭上、闇に紛れて、ばき、みし、と。何かが軋むような音が響く。
"サダルスウド":蒸気混じりの闇のなか、熱した鉄のような食らい赤色の瞳が、君を睨め返す
獅子堂奈乃:巨大なシルエットが形作られていく。それは大量の黒牙──魔眼が凝縮された、歪にして凶悪な、大槍。
獅子堂奈乃:その矛先が、“サダルスウド”に向けられる。
"サダルスウド":構えが僅かに上向く。君の攻撃を悟り、迎撃しようとしている。
獅子堂奈乃:「さて。受けられますかね」
獅子堂奈乃:にぃ、と笑みを歪めて。同時、斥力が解放された破裂音と共に、大槍が射出される。
獅子堂奈乃:空間を歪ませ、魔眼の凝縮体が“サダルスウド”に迫り────
"サダルスウド":白熱した刃が高速で抜刀される。太刀は確かにその魔眼を横合いから打ち、食い込みすらしたが……
獅子堂奈乃:それと同時に、
獅子堂奈乃:槍は破裂するように分解される。
"サダルスウド":「……!?」 想定外の手応えだ。刃が振り抜かれ、無防備を晒す
獅子堂奈乃:現れるのは、視界を覆いつくすばかりの魔眼の群れ。
"サダルスウド":「は……」 息を呑む。理解と、覚悟
獅子堂奈乃:大量の爪牙が、全方位から獣の群れめいて“サダルスウド”に殺到する!
"サダルスウド":「っあ……!」 鞘を走らせ、いくつかを打ち落とすのが厳戒だった。小柄な体躯が、瞬く間に魔眼に埋め尽くされる……!
獅子堂奈乃:「あは」
獅子堂奈乃:その光景を眺めて。
獅子堂奈乃:「どうします?バラバラになっちゃいますよ?」
"サダルスウド":「……っ…………っ……!」
"サダルスウド":「……いっ……け……負けっ……」
"サダルスウド":「負け、な……!」
獅子堂奈乃:「いいえ」
獅子堂奈乃:「私達の勝ちです」
獅子堂奈乃:倒れた円城鋼に目をやって。
獅子堂奈乃:それから、怪我一つない雲崎ステラを見遣る。
獅子堂奈乃:「いえ。彼の、ですかね?」
"サダルスウド":「……っっ!」 やがてその身は力を失い、その場に倒れ……
???:……空に影が走り、彼女を庇うように、男が一人立つ。
獅子堂奈乃:「……!」
GM:彼もまた、君たちは知っている。亀柿支部実働部隊のUGNエージェント。"ナイトオブシディア"。
日向 京介:「亀柿支部の……! 新手か!」
"ナイトオブシディア":柔和な笑みを浮かべるその手には、盾。こと護衛にて優秀なる能力を持つことを示す、ギャリソンズシールドだ。
"ナイトオブシディア":「いかにも。うちの水絵……"サダルスウド"がお騒がせしたね」
獅子堂奈乃:「っ……」そこに刻まれたエンブレムを見て、苦い顔をして。
日向 京介:「どういうつもりだ、お前たちは」
日向 京介:「お前たちもUGNだろうが。 何故仲間を襲う!?」
"ナイトオブシディア":「逆に聞きたいんだが、何故君は普段、仲間を襲わない?」
日向 京介:「……なに?」
"ナイトオブシディア":「同じ目的を持ち、互いに存在することで双方に利益がある。強い友情、あるいは信頼で結びつく。それを仲間だと言うのだとしたら……」
"ナイトオブシディア":「……君たちと僕らは仲間じゃない。ただそれだけの話だ」 ひょいと"サダルスウド"の体を肩に担ぐ
日向 京介:「信頼をなくした。あるいは、目的が違う。 そう言いたいのか」
"ナイトオブシディア":「初対面の間に、信頼も何もないだろう。ま、同じUGNに所属するもの同士の仲間意識を信頼と呼ぶというのも分かる」
"ナイトオブシディア":「だからもっと明快にしよう」
"ナイトオブシディア":「……早坂美穂を知っているか?」
GM:聞いたことのない名だ
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「それが貴方の言う、貴方の『仲間』ですか?」
"ナイトオブシディア":笑ってかぶりを振る 「力のないオーヴァードだよ」
"ナイトオブシディア":「だが、亀柿支部支部長、早坂幸治の妻で、僕の妹で、この子の初めての友達だ」
"ナイトオブシディア":「今月出産予定だったが、レネゲイドの暴走により脳死状態にある」
"ナイトオブシディア":肩を竦め 「明快になったろ?」
獅子堂奈乃:「……ああ、成程」
獅子堂奈乃:表情を歪める。
獅子堂奈乃:「それが、貴方達の願いですか」
"ナイトオブシディア":「何もかもを裏切るには十分すぎる」
"ナイトオブシディア":「UGNも、助かった罪のない命まで見せしめに奪うことはないだろうからな」
日向 京介:「……信じているのか。星の石に、願いを叶える力があると」
"ナイトオブシディア":「……」 日向くんを見る
日向 京介:「たとえ全て集めても、星の石は願いを叶えることなどない。 少なくとも、僕らはそう聞いている」
日向 京介:「それでも、か」
"ナイトオブシディア":「そうだな。UGNの調査研究では、そうなっているだろう」
"ナイトオブシディア":「事実だ。12の『星の石』、すべてを集めた所で、願いを叶える力などない」
"ナイトオブシディア":「……だが、『その次』があるとしたら?」
日向 京介:「次、だと?」
獅子堂奈乃:「……何を知っているのですか」
"ナイトオブシディア":君たちがにわかに『聞き』の姿勢に入った瞬間、彼は跳躍し、屋上の端まで逃れる。
日向 京介:「!待て!」
"ナイトオブシディア":多少の攻撃もものともしない 「……さあね! 教えてあげる義理もないからな!」
獅子堂奈乃:「この……!」魔眼を飛ばすが、いずれも大楯に阻まれる。
日向 京介:……円城の手当と、雲崎ステラの護衛。追うわけにはいかない。
"ナイトオブシディア":「今は『石』を預けよう。きっと、また会う時が来る。その時までね」
"ナイトオブシディア":ちらりとステラを見て 「……君には申し訳ないと、思っているが」
雲崎ステラ:「……え?」
日向 京介:「……たとえ願いが叶っても、大切なものが取り戻せても!」
日向 京介:「UGNを裏切るようなことをして、アンタたちはどうなる!? 死ぬつもりかっ!」
"ナイトオブシディア":返事はなく、代わりに笑みが返ってくる。強い意志の滲んだ、まるで君の言葉に『そうだ』とでも言いたげな笑みが
"ナイトオブシディア":もちろん、その言葉が彼の口から出ることはない。屋上のへりを蹴り、その身体は夜の闇へと紛れていく
獅子堂奈乃:「……っ…… ……行って!」幾つかの魔眼を射出し、後を追わせる。恐らくは無駄だろうが。
獅子堂奈乃:「……」
日向 京介:「これ以上の追撃は、できんな」
獅子堂奈乃:「……ええ……」
獅子堂奈乃:「……手を貸してください。円城さんを運ばないと」
日向 京介:「分かった。 雲崎、立てるか?」
獅子堂奈乃:「怪我は無いですか?」
雲崎ステラ:しばし呆然としていたが、はっとして 「私は……いえ、私より、鋼!」
雲崎ステラ:彼に駆け寄る 「私より彼を! いくらオーヴァードだからって……!」
円城 鋼:しゅうしゅうと体から立ち上る煙は、活性化したレネゲイドが傷を癒している証であり。未だ、体が熱を帯びている証でもある。
日向 京介:「円城は大丈夫……とも言えんが、傷の再生は始まっている」
日向 京介:「気を失ってるが、命に別条はない。 手当も十分間に合うはずだ」
雲崎ステラ:実際、彼女は火傷一つない。あれだけの熱気に巻かれながら、である。
雲崎ステラ:円城鋼は、確かにその総身で彼女を守りきったのだ。
獅子堂奈乃:「まあ、大丈夫でしょう。ギリギリでしたが、リザレクト圏内です…… ……熱! あっついですね……」
円城 鋼:─意識のない表情は、いつも通り、感情を現してはいないけれど。
円城 鋼:悔しさと、何かを為したという気持ちが、僅かに滲み出ているようで。
獅子堂奈乃:「……医療班に来てもらった方が早そうですね」端末を取り出す。「流石に水を掛けるわけにもいかないでしょう」
GM:獅子堂さんが呼び出せば、大急ぎで医療班も来てくれるでしょう。そのくらいの備えはしてあるのだ
日向 京介:「雲崎」
雲崎ステラ:「……はい」
雲崎ステラ:円城くんのそばにしゃがみこむことすらできず、もどかしげに
日向 京介:「こいつは、お前の身を守りきった。傷ついても、倒れるまでな」
日向 京介:「だから……死んでくれるなよ」
日向 京介:「こんなこと言っても、重荷になるかもしれんが」
日向 京介:「こいつの戦いを、僕は無駄にしたくない」
雲崎ステラ:「そんなの…………」
雲崎ステラ:当たり前、とでも続きそうだったが、具体的にその言葉が音になることはなく。ただ思い詰めるように、汗ばんだ横顔は、彼を見つめ続ける。
日向 京介:「起きたら元気な姿を見せてやれ。 それが一番の報酬だ」
雲崎ステラ:「……はい」
雲崎ステラ:「分かってます……」
日向 京介:「(そうだ。自分の身を犠牲にして救うなんて、相手の重荷になるばかりだ)」
日向 京介:「(そんなことは)」
日向 京介:「……お前らだって、分かってるだろうに」
日向 京介:消えていった2つの影に向けて、届かない言葉を口にする。
日向 京介:答えは、返ってこない。
GM:- - - -
GM:シーンを終了します。ロイスのみ可!
獅子堂奈乃:保留で!
日向 京介:ロイス保留で、以上!
円城 鋼:こちらもロイス保留で…!


GM:イベントは残り2個で確定
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:お前さあ
GM:シークレットダイス
GM:ウム……!


ミドル5

GM:◆ Middle Scene 5 ScenePlayer:獅子堂奈乃
GM:演出を挟んだあと、バトルロワイヤル第3戦に入ります。登場どうぞ!
獅子堂奈乃:81+1D10
DoubleCross : (81+1D10) → 81+5[5] → 86

河合 奏:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 2[2]+84 → 86

日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:93->101)
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:98->105)
円城 鋼:しかもでかい。

GM:"サダルスウド"の強襲、そして"ナイトオブシディア"の出現からしばし後.
GM:円城くんも意識を取り戻し、応急手当を受けている場で、この強襲に対応した者たちは、河合支部長と熊野潤美への説明を終えていた。
熊野潤美:「……亀柿支部のメンバーの襲撃、ですか」 難しい、どこか悔しげな表情
熊野潤美:「想定の外でしたね。すみません……ご対応ありがとうございます」
河合 奏:「ああ。三人ともよくやってくれた」
日向 京介:「ひとまず無事退けたが、あの様子だとまた狙ってくるだろうな」
獅子堂奈乃:「諦めないでしょうね、あれは」
獅子堂奈乃:「そういう目をしていました」
雲崎ステラ:「……」 胸元に手を当てている。おそらくは、そこにある『星の石』に
円城 鋼:「……ステラさんの命を奪い、星の石を集める、と。"サダルスウド"はそう言っていた」
円城 鋼:「あちらが諦めないのなら。……いや、諦めないからこそ」
円城 鋼:昂るレネゲイドの影響で、焦げた喉の治癒が遅れているのか。声はザラついてはいるが。
円城 鋼:「やることは、変わらない。……そうだろう、河合支部長」
河合 奏:「ああ。何度でも退け、ステラ嬢を守り抜く」
河合 奏:「私達のやることは変わらない」
獅子堂奈乃:「……しかし、やはり気になるのは“ナイトオブシディア”の言葉ですよね」
獅子堂奈乃:「……星の石を12個集めた、『その次』……」
獅子堂奈乃:視線を移して。
獅子堂奈乃:「雲崎さんは、何かご存知ですか?」
雲崎ステラ:「……分かりません。『石』について分かっていることは、UGNとの共同研究で判明したことで」
雲崎ステラ:「それ以上のことは、ないはずです。……ただ」 少し視線を逸らして
日向 京介:「……ただ?」
円城 鋼:「……?」
円城 鋼:じっと赤い目を見つめながら、言葉を待つ。
雲崎ステラ:「前提として、この『石』の来歴が、定かではないんです。この『石』の性質は、研究で分かってはいても……」
雲崎ステラ:「どうして、そうなのか。何故このような機能があるのか。そこがそもそも判明していないんです」
獅子堂奈乃:「持ち主ですら知り得ない情報を、何故彼らが握っているのか……」
獅子堂奈乃:「その辺り、関係ありそうですね」
日向 京介:「……"赤鱗" は、なにか知っていると思うか?」
雲崎ステラ:「……分かりません。あの人のことなら知っていてもおかしくないですけど……」
河合 奏:「そうだな……熊野」
熊野潤美:「はい」
河合 奏:「亀垣支部について、まだ私達に話していない事情があったな」
熊野潤美:「……彼らの動機に繋がる話ですね」
河合 奏:「それがこの話につながる可能性があるなら、話してもらいたい」
河合 奏:「どこから『星の石』に関する話が漏れたのか分かるかもしれん」
日向 京介:「…………」
獅子堂奈乃:「……」熊野をじっと見つめる。
円城 鋼:「……倒れた後の話だから、直接聞いたわけでは、ないけれど」
円城 鋼:「……知っておかなければならない話だと、思う。知って、刃が鈍るとしても」
円城 鋼:「知らないまま戦うより、ずっといい」
熊野潤美:少しだけ躊躇する様子を見せるが、口を開く 「……早坂美穂。旧姓は真舘。彼、"ナイトオブシディア"の申告通りです」
熊野潤美:「亀柿支部支部長、"無痛弾"早坂幸治の妻であり、"ナイトオブシディア"真舘滉の妹。"サダルスウド"青西水絵と深い親交があったことも確認されています」
日向 京介:「その彼女が、死にかけている。 赤子と共に」
日向 京介:「それも、事実なのか」
熊野潤美:「カルテを取り寄せました。妊娠中、レネゲイドウィルスの作用で体調を著しく崩し、出産予定だった今月の始めに、脳死が確認されました」
熊野潤美:「胎児はまだ生きているとのことで、出産の手術が明後日に予定されていますが……分は悪いですね」
熊野潤美:「もちろん、彼らはその前からほうぼうに手を伸ばして延命・治療の手段を模索していました。亀柿市は、何年か前に大きな事件があって以来、比較的平和でしたので」
獅子堂奈乃:「そうして見つけたのが『星の石』……ということでしょうか」
熊野潤美:「そうなのかも知れません。……しかも、我々UGNで判明させられていない情報まで」
獅子堂奈乃:「……必死だったのでしょうね。いや、必死なのでしょう」
獅子堂奈乃:「……熊野さんが我々に黙っておこうとした判断も、分かる話ですね」
熊野潤美:「すみません」 弱々しく笑う 「正直、ちょっとやりづらくなる話ですから」
日向 京介:「彼らの理由と願いは理解した。 確かに否定は、したくない」
日向 京介:「けど、僕らだって譲れない。そうだろう」
熊野潤美:「その通りです。彼らの行いはUGNに対する重大な背信行為」
熊野潤美:「少なくとも、罪のないステラちゃんの命を奪おうとした。……それが自分たちの尊ぶ命を救うためであっても」
河合 奏:「ああ。誰かを救いたいという願いを踏みにじるつもりはないが」
日向 京介:「誰かの命を奪って良い理由には、ならない」
河合 奏:「その願いのために誰かが踏みにじられるのは見過ごせない」
円城 鋼:「……ああ。だから、その。……ステラさん」
円城 鋼:支部長の言葉に、頷きながら。遠慮がちに、少女の名を呼ぶ。
雲崎ステラ:「……えっ」
雲崎ステラ:「あ、はい……」 熊野の話を聞いて少し意識が浮ついていたらしい キミを見る
円城 鋼:「……きみには、酷な話かも、しれないけれど。俺たちは─俺は、そうするべきだと。そうしたいと思ったからこそ、戦って、そして傷付いている」
円城 鋼:「だから。……これから、事態がどう変わって、何が起こったとしても」
円城 鋼:「お願いだ。自分のせいで、なんて思わないでほしい」
円城 鋼:紅色の瞳を見つめる視線は、揺れず。
雲崎ステラ:「……うん、ありがとう」 微笑
雲崎ステラ:「何とかそう思えるようにしてみます。……努力はする」
円城 鋼:うん、と。応えて頷いてから。
円城 鋼:「……あ、いや。すまない。……俺個人の思いを長々と語る場ではないと、理解してはいる」
円城 鋼:この場にいる面々、特に責任者たる河合支部長に、詫びるように頭を下げる。
日向 京介:「謝るなよ。何も間違ったことは言ってないだろうが」
獅子堂奈乃:「必要なことでしょう。ねえ、支部長?」
河合 奏:「ああ。そうやって言葉にすることで」
河合 奏:「共有されるものも、強固になるものもある」
熊野潤美:「私たちは、どうしたって感情には引きずられちゃいますからね」
熊野潤美:そう言って、軽く手を叩く。空気を入れ替えるように
熊野潤美:「さて、それでは少し別の話を。私から提案……というほどではありませんが。今のうちに、一つ意見を出させてください」
獅子堂奈乃:「おや、何でしょう」
熊野潤美:「今後の動きを考えるにあたり、『石』の真実というべきものがあるのなら、は私たちも把握しておくべきです。そしてそれは、今から大急ぎで研究して分かることではない」
熊野潤美:「だったら、知っている人間に尋ねる、ということをしなければいけない。……亀柿支部の彼ら以外に」
熊野潤美:「一人、心当たりがあります」
日向 京介:「誰だ?」
獅子堂奈乃:「……"赤鱗"以外に?」
円城 鋼:「それは……?」
熊野潤美:「"ホロウリウム"、星音切葉」
日向 京介:「……!」
獅子堂奈乃:「────!」
熊野潤美:「彼女は……彼女だけは、『石』の落下を見越して、『石』が落下する前からこの街に接近し……」
河合 奏:「……それは、何を根拠に?」
熊野潤美:「……何か明確な目的を持って、『石』を手にし、その争奪に踏み込んでいます」
獅子堂奈乃:硬直した表情で、その言葉を聞く。
熊野潤美:「彼女の先見の力が、オカルトなものであれ、情報能力によるものであれ」
日向 京介:「何かを知っている可能性は高い。 そういうことか」
熊野潤美:「ここまで用意周到に立ち回る彼女が、12個集めれば願いが叶うという曖昧な情報だけで、動くものでしょうか」
河合 奏:「なるほど、確かに理屈は通る」
熊野潤美:「はい。日向くんの言う通り、可能性の話にはなりますが……」
円城 鋼:「……獅子堂の話を聞く限りでは。聞き出すには、一筋縄でいく相手ではないようだけど」
獅子堂奈乃:「しかし仮に、何か情報を握っているとして」
獅子堂奈乃:「……尋ねて、答えると思いますか?」
熊野潤美:「……だったら、それ以上のことをするしかない」
熊野潤美:組んだ手で口元を隠し
獅子堂奈乃:三日月のような笑みを浮かべる。
熊野潤美:「難しいですかね?」
獅子堂奈乃:「いいえ」
獅子堂奈乃:「その言葉を待っていました」
獅子堂奈乃:胸の中、何かが鎌首を擡げるのを感じる。
河合 奏:「獅子堂」
熊野潤美:「あら。……支部長。今の話は、あくまで私の一意見ですので、判断はお任せします」
獅子堂奈乃:「……」支部長に視線を向ける。
河合 奏:「知っての通り、この件の責任者は私だ。だから」
河合 奏:「何が起ころうと責任なら私がとれる。ホロウリウムに対しては好きにやれ」
獅子堂奈乃:「……おや」
獅子堂奈乃:「釘を刺されるものかと」
河合 奏:「部下を傷つけられて腹を立てん上司が居ると?」
河合 奏:冗談めかして笑いかけ。
河合 奏:「借りがあるのはお前だけじゃない。だから、そうだな」
河合 奏:「自分の身を粗末にしないなら、この件に関して口を出す気はない。お前に一任しよう」
獅子堂奈乃:「……支部長……」
獅子堂奈乃:「ありがとうございます。大好きです」
獅子堂奈乃:嬉しそうに笑う。
熊野潤美:「……やっぱ第六は武闘派ですねえ」 苦笑して
熊野潤美:それから冗談めかし 「私の方も、ちょっと個人で動いておくつもりですので。もしそっちで分かったりしても、恨まないでくださいね?」
獅子堂奈乃:「そうなったとしても、“ホロウリウム”が看過できない敵であることに変わりはないでしょう」
獅子堂奈乃:「私は問題ありませんよ」
獅子堂奈乃:あの女を倒せれば、というのは言外に留める。
日向 京介:「入れ込みまくりだな。……まあ」
日向 京介:「嫌いじゃない。殴られたら殴り返す。等価交換、当然だよな」
獅子堂奈乃:「そういうことです」
円城 鋼:「……剣のような盾がいれば、盾のような剣もいる、か」
円城 鋼:頼もしさと、そしてほんの少しの怖さ。けれど、それすらも、今は。
円城 鋼:「うん。とても、心強い」
熊野潤美:「よし、それでは明日からの方針も定まったことですし、明日に備えて休むことにしましょうか」
熊野潤美:腕時計を見る 「一応、リミットは明日の夜、23時です。もちろん、今日お話しした通り……」
熊野潤美:「『石』を回収しきれなかったとしても、それにより発生するジャームへの対応は準備していますが」
熊野潤美:「ベストは12個、集まり切ることです。頑張って行きましょう」
河合 奏:「そうだな。急な戦闘も入ったんだ」
河合 奏:「ゆっくり体を休めて明日に備えてくれ」
日向 京介:「了解した。 僕も少し休ませてもらおう」
日向 京介:「明日はいよいよ正念場だ。 体調は万全にしておかないとな」
獅子堂奈乃:口元を抑えて小さな欠伸をして。「そうです。寝るところだったんですよ」
獅子堂奈乃:「またシャワー浴びなきゃ……」
獅子堂奈乃:言いつつ、自室へと戻っていく。
円城 鋼:「わかった。……部屋まで送らせてもらっても、いいだろうか」
円城 鋼:そうステラに声をかけて、ゆっくり立ち上がる。身体は、動く。
雲崎ステラ:「どこか痛んだりしない? ……もし大丈夫なら」
雲崎ステラ:「お願い、鋼」
円城 鋼:「ああ。……それでは、また、朝に」
熊野潤美:「はい、おやすみなさい。……あ、支部長はすみません、ちょっとだけ」
円城 鋼:支部長たちに、そう告げて。共に部屋を退出する。
雲崎ステラ:彼女もそれに続き、部屋を後にする
河合 奏:「ん、分かった」
河合 奏:部屋を出ていく四人を見送り、熊野へと向き直る。
熊野潤美:扉が閉まるのを待ち 「すみません、支部長。一応共有しておきたくて」
河合 奏:「構わない。……私だけ、ということは」
河合 奏:「あいつらの耳には入れづらい話だろう」
熊野潤美:「そればかりか、って感じなんですけどね」
熊野潤美:苦笑しつつ、君の肩に手を置くと、不意に顔を近づけ、囁く
熊野潤美:「——内通者の存在を疑っています」
河合 奏:「……亀柿や他勢力に情報を流した者が居る、と?」
熊野潤美:「というよりは、亀柿支部ピンポイントで。そもそもこの仮宿が彼らの襲撃を受けるということ自体、そうあり得ないことなんです。私に言わせれば、あってはならない」
河合 奏:「そうだな、そのためにこうして仮宿を渡り歩いてるんだ」
熊野潤美:「一般からの目撃は最小限に留め、移動手段は都度切り替えて追跡を防ぎ、周辺住民には嘘を、UGN内部でもダミーの情報を流しています」
熊野潤美:「ここを知っているのは、皆さんと私、そして私の下、第三支部の支援部隊の、この場所の確保に関わったメンバー」
熊野潤美:「……もしかしたら他にもいるかもしれませんが。ともかく疑わしい状況になった以上」
熊野潤美:「一切のバイアスなくかからないといけません。私自身も含めてです」
河合 奏:「洗脳、あるいは記憶の共有なども疑うべきか」
熊野潤美:「ええ」 頷き 「申し訳ありませんが、明日は拠点の確保、物資の調達も班のメンバーで行ってください」
熊野潤美:「リスク的にも、それが一番効率が良いかと。ご負担を増やしてしまってすみません」
河合 奏:「いや、当然の処理だ。気にしないでくれ」
河合 奏:「その間、君は亀柿についての調査を?」
熊野潤美:「そうですね。先程あげた容疑あるメンバーを主に、どこかと繋がっていないかを調査します」
熊野潤美:「まあ、もともとそういうのが本業なんで。お任せください」
熊野潤美:「皆さんの邪魔はさせませんよ」
河合 奏:「分かった。君にもマークはついてるだろう、気を付けて」
河合 奏:「それと、もう一人。調査しておいてほしい人間がいる」
熊野潤美:「? それは……」


GM:それではバトルロワイヤル、第三フェイズ! ダイスはこのシーンが始まる前に振っているので……
GM:皆さん判定をお願いします。今回は≪拠点確保+物資探索≫もみなさんがやっていく必要があるぞ。
日向 京介:はい!
GM:判定内容については ◆ 情報収集フェイズ の共有メモを確認してね!
日向 京介:分担どうしましょうか
河合 奏:索敵と調査は今まで通りとして、私達のどっちが拠点確保行くかですね
円城 鋼:索敵&調査は必須として、前を踏襲するなら自分と日向くんとなりましょうか。
獅子堂奈乃:そっちはそのままでいいはず……
日向 京介:私もまだ財産点いくらかあるし行ける、とおもう
円城 鋼:がんばる…!
河合 奏:侵蝕的に達成値9まで欲しいんだよな……
日向 京介:ここは財産使えるからまあ
河合 奏:ひとまず索敵と調査済ませて、バデムきらずにいけたら私が拠点確保でどうでしょう
獅子堂奈乃:ああそうですね
河合 奏:バデムきっちゃったらまたそのとき考えましょう
日向 京介:じゃあ円城君の索敵からかな
獅子堂奈乃:切らざるを得なかったら私が行きましょう
日向 京介:あ、あと私が100超えちゃったので
日向 京介:妖精の手一回使えます
河合 奏:あ、それは大きい
日向 京介:一応参考に
円城 鋼:では、《砂の加護》を使った上で索敵!情報:UGNにコネを乗せます。
獅子堂奈乃:しかし流石にクライマックスまで1回取っておきたいですね
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+3した(侵蝕率:105->108)
円城 鋼:12dx+1
DoubleCross : (12R10+1[10]) → 9[1,1,2,2,3,3,5,6,7,7,8,9]+1 → 10

円城 鋼:ぐえっ、回らず…!
獅子堂奈乃:ムェェ
GM:さあ、どうする……?
河合 奏:キツイなあ
日向 京介:どうしますかね
GM:何かを諦めて別PCが挑戦するのも手のうちだ
獅子堂奈乃:これ、支援に挑戦すると
円城 鋼:万全を期すなら、妖精もらって回しておくところですが…。支援をひとつ切って索敵に回ってもらうのも手か。
獅子堂奈乃:次で抹殺の一手取れるんですけど
獅子堂奈乃:ここに来てまだいるかな……?
獅子堂奈乃:いやいらなくはないが……どうだろう……
日向 京介:ホロウリウムはともかく
日向 京介:猫とアーネンエルベがまだ居るんですよね
獅子堂奈乃:使えるのシーン終了時なんですよね
河合 奏:使えそうな相手は猫・アーネンエルベ・ファッズちゃんですかね
日向 京介:倖にはあんまり使いたくないが……
獅子堂奈乃:このシーンに既に出てたらいらないということになる
河合 奏:でも流石に最後まで三勢力登場しますかね?
河合 奏:そしたら三回全部やぞ
獅子堂奈乃:ク~ン
円城 鋼:ダイス目次第だから在り得るのがまたなんとも…。
日向 京介:いちおう、猫とファッズはこの値でも探知できますね
河合 奏:今回ダイス目が我々に厳しいんだよな
円城 鋼:「対象にできない一部のエネミー」は、ここまで来ると概ね当たりがつくとして。
獅子堂奈乃:他の人が索敵してこれ以上の目を出せる確証も無いからなあ
獅子堂奈乃:妖精……?
日向 京介:アーネンエルベとホロウリウムがまだちょっと分からない
日向 京介:使います?妖精
獅子堂奈乃:あーでも
GM:《抹殺の一手》で対象にできないエネミーはホロウリウムと亀柿支部です。それ以外はぶっ飛ばせる
日向 京介:それかバディムーブ込の13で満足するか
河合 奏:やっぱりそこ二つか
獅子堂奈乃:妖精使ってもこれ最悪の場合2しか増えないんですね
河合 奏:そう、9は出てるから
河合 奏:伸び幅はまたダイス目次第
河合 奏:あとこれはメタ読み含むんですけど
河合 奏:ホロウリウムの発見値高そうじゃないです?
獅子堂奈乃:確かに……
日向 京介:隠れるの特異そう
河合 奏:アーネンエルベはそこまでかもだけどホロウリウムは感覚型だし
円城 鋼:回してもダイス1個だから、最悪12止まりになるんですよね、確かに……。
円城 鋼:それで言うと、バディムもらって止めた方が確実か。
河合 奏:光操るし未来視るしで隠れるの上手そうなんですよ
獅子堂奈乃:じゃあバディムーブで13……!
日向 京介:お願いしますか
円城 鋼:ありがたい…!
河合 奏:お願いします
円城 鋼:というわけで、索敵達成値は13となりました。
GM:OKです。それではみなさんが探知できたのは……こちら!

◇ バトルロワイヤル第3シーン 探知エネミー
"ホロウリウム"星音切葉
"ホワイト・ファッズ"
"グライス・クロイツ"山野フミコ


河合 奏:あれ!?
獅子堂奈乃:おるやんけ!
河合 奏:山野さんが生きてた!?
獅子堂奈乃:何故生きている……
河合 奏:というかホロウリウムあっさり見つかった!
GM:そうです。3人目の山野フミコは脱落者でしたが……
円城 鋼:お前ーッ!?

F: 回 生
2シーン目以降のみchoice可能。『星の石』を失っても、執念の追跡でその争奪に参加しようとする。
既に脱落したエネミーから1体をchoiceし、そのシーンのエネミーとして登場させる。全体の登場エネミー数は-1する。

GM:このイベントの発生により、復帰! もちろん残すさこんな美味しいルール!
日向 京介:なんと……
河合 奏:実は生きていたじゃん
獅子堂奈乃:石大好きお姉さん……
河合 奏:というか登場エネミー-1して三体なら
円城 鋼:そうだよな、「脱落」だもんな…!
河合 奏:最初から最後まで三体だったんじゃん
日向 京介:引きまくりましたね
GM:そういうことです
河合 奏:ダイス目が私達に厳しい
獅子堂奈乃:ファッズちゃん皆勤だし……
円城 鋼:ダイスが 我々に 厳しい。
日向 京介:出目荒れてるなあ
日向 京介:まあ裏でやられるようなことはなさそうでちょっと安心
河合 奏:もうすっかりおなじみだよファッズちゃん
GM:そして敵の情報が出たので、もう一つのイベントもここで開示!
日向 京介:おおっと
円城 鋼:おお!?

B: 衝 突
登場エネミー数が1D2+1となる。シーン内のエネミー同士が敵対していることになる。
片方と戦闘を行った場合、もう片方のエネミーも1ラウンド目から戦闘に参加する。この時、両エネミーは基本的に敵対相手を優先して狙う。
この状態のエネミーへ≪逃走≫を行っても、戦闘参加までの猶予ラウンドは変動しないが、戦闘開始時点では確実に狙われなくなる。
この状態のエネミーの両方に≪懐柔≫を行って戦闘を回避した場合、PCとの戦闘は発生せず、ダイスによりどちらかの敗北が決定する。
2回戦目以降にこのイベントが発生した場合、両エネミーのHPを追加する。


日向 京介:ああっと
河合 奏:戦っとる!
日向 京介:えっ、これは
日向 京介:誰対誰かってわかります?
GM:今回のシーンにおいては、"ホワイト・ファッズ"と"グライス・クロイツ"山野フミコが敵対している状態でスタートします。
日向 京介:ギャーッ
獅子堂奈乃:イヤ~~ッ
河合 奏:戦ってる———!!
日向 京介:ど、どうしようこれ
日向 京介:いや、まず調査しないとか
獅子堂奈乃:とりあえずそう、調査から
GM:ですね。索敵段階で判明するのはここまで
円城 鋼:うす、お願いします…!
河合 奏:頑張れ日向君
日向 京介:3回目の情報収集チーム使って噂話で調査します!
日向 京介:6DX+3+0@10 情報(噂話)
DoubleCross : (6R10+3+0[10]) → 10[1,3,5,6,8,10]+5[5]+3 → 18

日向 京介:よし、回った!
獅子堂奈乃:優秀!
円城 鋼:おおー!
日向 京介:ここまでどうにも回らなかったけどようやく
GM:完璧です。情報を開示しましょう

◇"ホロウリウム"星音切葉
・プロフィール
占星術にて100年先を見通すと嘯くFHエージェント。
日本に二つしか残存しない古典占星術の奥儀を継承する家に生まれたが、継承試験の折にイカサマを働き、破門・追放された。
その後はFHの戦略コンサルタントとして生計を立てつつ、復権の機会を探っているのだという。
『星の石』を求める理由は、すべての『星の石』を揃えることを経て(具体的には不詳)、家へ戻る赦しを得るため。

・シンドロームと主力エフェクト
エンジェルハイロゥ/オルクス/ノイマン
《スターダストレイン》
《光の指先》
《刹那の勝機》:致命傷を防ぐために使用。使用後、ドッジ性能が大幅に低下する

・行動値と各種判定難易度
行動値:18
探知難易度:12
知覚判定:12dx
懐柔判定:不可
逃走判定:不可

☆ 特殊パターン:数式洗練
バトルロワイヤル進行中、待機状態になっても他のエネミーが存在する戦場には出現しない。


◇"グライス・クロイツ"山野フミコ
・プロフィール
宇宙友愛協会に所属する女性。本人は脳天気な石マニアの女性だが、その影には強力なEXレネゲイドが宿っている。
影に宿るEXレネゲイドの起源は不明だが、敵対者の存在を一切許さず、また本体を徹底的に守護する。
敵からレネゲイドを奪う能力は強力だが、実際の所そのエネルギー効率は劣悪で、一度でも攻撃を失敗すると能力が大きく低下する。
『星の石』を求める理由は、珍しい石を集めているため。

・シンドロームと主力エフェクト
ウロボロス/キュマイラ
《原初の灰:大食らい》
《餓狼の顎》
《加速する刻》:最初にダメージを受けたときに使用

・行動値と各種判定難易度
行動値:4
探知難易度:10
知覚判定:5dx+1
懐柔判定:15
逃走判定:10

☆ 特殊ボーナス
懐柔判定を<意志>ではなく<知識:鉱物>で行ってもよい。その場合、一度だけ判定を失敗してもやり直すことができる。


獅子堂奈乃:とりあえず拠点物資を振ります
獅子堂奈乃:≪紡ぎの魔眼≫86>87 コネUGN幹部
獅子堂奈乃:8DX+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 9[1,2,3,3,4,6,8,9]+2 → 11

GM:はい、こちらは達成値が9を上回ったので問題なく成功です
獅子堂奈乃:ヤッタネ
GM:シーン終了時、すべてのPCは1d6+3侵蝕率を減少させてもよい!
河合 奏:ナイス!
河合 奏:では最後に私が支援振ります、コネUGN幹部使用!
河合 奏:5dx+1=>8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 9[2,3,5,6,9]+1 → 10 → 成功

河合 奏:OK!
円城 鋼:わあい!!
獅子堂奈乃:流石!
GM:申し分なし! 支援ポイントは累計5になりましたので

・支援ボーナス《抹殺の一手》
シーン終了時に宣言する。残存エネミーを1体、脱落させる(一部のエネミーは選択できない)。
N市UGNの戦闘要員の力を結集した強襲作戦を実行し、脅威を確実に排除する。


日向 京介:抹殺!
GM:これをシーン終了時に宣言できます。抹殺しよう!
河合 奏:これで猫なりアーネンエルベなりはどうにかなる!
獅子堂奈乃:猫は抹殺したくないよ~
日向 京介:でも猫がアーネンエルベにやられるよりは我々で抹殺したほうが良いかも
GM:毛玉ケア用のフードを大量に用意して石を毛玉と一緒に吐かせるのかもしれない
円城 鋼:ねこがげはーっと…。
GM:というわけで情報収集は以上です。続いて行動フェイズに移りましょう
獅子堂奈乃:では
獅子堂奈乃:私が単独でホロウリウムに奇襲!
GM:来たまえ!
獅子堂奈乃:死ね!≪紡ぎの魔眼≫侵蝕87>88
獅子堂奈乃:7DX 知覚
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,2,2,6,6,9,9] → 9

獅子堂奈乃:ううっ
"ホロウリウム":12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 10[2,4,4,5,6,6,7,7,8,8,9,10]+8[8] → 18

日向 京介:流石にきつい!
獅子堂奈乃:この女~~
円城 鋼:おごーッ!
河合 奏:12dは暴力
GM:1回転! 奇襲は失敗ですね。この後戦闘が発生します。
獅子堂奈乃:上等!
GM:他2エネミーに対してはどうします?
日向 京介:山野さんには懐柔で良いかな?
河合 奏:良いはず!
円城 鋼:は、それで!
円城 鋼:では、山野さんの懐柔を自分が。意志で判定します。
日向 京介:お願いします!
GM:来たまえ
円城 鋼:能力値、侵蝕B、スティールマインドでダイス6つ。
円城 鋼:6dx+5>=12
DoubleCross : (6R10+5[10]>=12) → 9[1,3,4,4,6,9]+5 → 14 → 成功

円城 鋼:OK…!
日向 京介:ナイス!
GM:意志が……スティール! 成功です
河合 奏:お見事!
獅子堂奈乃:わーい
日向 京介:あ、そうだ!
GM:あとは"ホワイト・ファッズ"に対してだが……
日向 京介:すいませんGM,ホワイトファッズの超人的弱点についてなんですが
GM:ほいほい
日向 京介:邪毒を治療するエフェクトで解除とのことですけど
日向 京介:解毒剤とかって通ります?
日向 京介:エフェクトじゃなくてアイテム
GM:通ります……が、そんなアイテムあったっけ。いや、ある気はするが……
日向 京介:あ、でもこれ自分にしか使えないか……
日向 京介:ルルブ1の180Pですね
GM:確認しました。確かにこれは自分になんで無理っぽいですね
日向 京介:了解です、失礼しました!
GM:じゃあ、"ホワイト・ファッズ"には何もせず……なるがままに任せる?
円城 鋼:は、その流れで……よろしいかと!
河合 奏:それでいきます!
日向 京介:私はそれで大丈夫です!
GM:じゃあ先に山野フミコを懐柔して、その後の"ホワイト・ファッズ"混ざった戦闘をやりましょう
日向 京介:よろしくお願いします!
GM
GM:あっ、舞台決め
GM:1d13
DoubleCross : (1D13) → 8

GM:第八地区は……地形的な特徴はなかったはず! 普通の町並み!

GM:3日目。
GM:『石』が活性状態に入るまであと24時間を切った、そんな日の朝。君たちに後方支援班から連絡が入る。
GM:曰く、因縁浅からぬレネゲイドビーイング"ホワイト・ファッズ"が、女性と交戦している様子が確認されたのだ。
GM:女性の名は"グライス・クロイツ"山野フミコ。『石』の争奪に参加していたと思しきオーヴァードである。
GM:彼女が第八地区の河原にいると聞いた君たちは、接触を図るべく彼女の元へと向かった……

山野フミコ:「……」
山野フミコ:報告にあった女性は、長いスカートが汚れることを氣にもせず、河原にしゃがみこみ、石を拾っては眺めている。
山野フミコ:手触りを確かめたり、太陽の光にかざしてみたり。外見は大人の女性だが、やっていることは子供のそれと大差ない。
河合 奏:その後ろから声をかける。
河合 奏:「宇宙友愛協会の山野フミコさんだな」
山野フミコ:「……あら?」
山野フミコ:ゆっくりと振り返り、立ち上がる。ぱんぱんと軽くスカートの裾をはたいて
山野フミコ:「こんにちは~。ええと、どこかでお会いしたかしら……?」
河合 奏:「いや、初対面だ。急に失礼した」
河合 奏:「私はUGN大N市第六支部支部長、河合奏という」
山野フミコ:「ゆうじいえぬ……はあ……」 首を傾げ
山野フミコ:「……宇宙友愛協会みたいなものかしら?」
河合 奏:「……まあ、そうだな。オーヴァードの互助組織と思ってもらって構わない」
山野フミコ:「おーばーど……ああ~」
円城 鋼:「…………」
山野フミコ:「聞いたことがあります。超能力者のことをそう呼ぶんですってね」
円城 鋼:この人は、ひょっとして。連絡を受けた時に聞いていた話よりも、数段。
山野フミコ:「つまり、そういう人たちのグループなのね。わかりました」
山野フミコ:ニコニコと笑っている
日向 京介:「(……円城、彼女。思ったより、大分)」
円城 鋼:「……ああ」
円城 鋼:日向くんに、小さく頷く。
河合 奏:内心、少しばかり頭を抱えつつ続ける。
日向 京介:「(ここまで何も知らないとは……これはこれで、難しいな)」
河合 奏:「今回、あなたが関わった『星の石』について話があってな」
河合 奏:「協力体制が築ければと思って交渉に来た」
山野フミコ:「あら~、『星の石』? 良いですよ~」
山野フミコ:「私もね、いま探しているんです。前は持っていたんですけど、なくしちゃって」
日向 京介:「な、なくしちゃってって」
円城 鋼:「それは幸い……では、ないけれど」
円城 鋼:「あの"石"は、危険なものだというのは知っているだろうか。鉱物の中にも、持っているだけで危険なもの、というのはあると思う」
円城 鋼:支部長と日向くんに、軽く目配せしてから。そんな、真っ直ぐな話をぶつけに行く
山野フミコ:「そうね~。ウラン鉱石なんか、やっぱり有名だけど」
山野フミコ:「毒のある石っていうのは、あるわよね。放射能とかじゃなくっても、ちゃんと処理しないと有毒なガスを出したり」
山野フミコ:「あと、風水占いでよくない方角に置いたりすると、不幸がもたらされたり~」
円城 鋼:「あ、ああ……」
円城 鋼:のんびりした口調で繰り出される、怒涛の勢いと呼んで差し支えない石トークに、若干気圧されつつも。
円城 鋼:「そういった手合いのものだと、思ってもらっていい。……1日2日持つくらいなら、大丈夫だけれど」
円城 鋼:「持ち続けるのは、よくない」
円城 鋼:そこまで、なんとか告げてから。ふと。
円城 鋼:「……あなたは、好きなんだな。石が」
円城 鋼:そんな疑問のような、感想のような言葉を口にする。
山野フミコ:「ええ、もちろん!」 声をはずませる
山野フミコ:「やっぱりよく見ると一つ一つ違ったり、時代を経ているロマンがあったり……」
山野フミコ:「そういうのが、手の中でキラキラしているのよ」
山野フミコ:「すっごく素敵」
円城 鋼:「……うん。そうだな。そして、それが星のように輝く何かを秘めているなら、とても素敵だと思う」
円城 鋼:「けど……素敵だから、こそ」
円城 鋼:「その"キラキラ"が、誰かを傷付けるのは、嫌だと。……俺たちは、思っている」
山野フミコ:「……それが、ええと……」
山野フミコ:「ゆうじいえぬさんの意見? ……危ないから、持っていちゃだめなの?」
円城 鋼:「……危ない、というのは。その石自体もそうだけれど」
円城 鋼:「あなたと同じように、それが「素敵」だと……必要だと思って集めている人が、いま、この街にはたくさんいる」
円城 鋼:─たくさん、いた。
円城 鋼:「俺たちも、そうだ。……そして、俺たちの他にも。あなたを傷付けてでも奪い取ろうとする誰かが、いるかもしれない」
山野フミコ:「……そうなの~。分かったわ。そういうことなら、私は良いけれど……」
山野フミコ:「でも、だったらね。止めてあげなきゃいけない子がいるわ。さっき会った子なんだけどね」
円城 鋼:「……それは」
山野フミコ:「『星の石』を持ってたから、譲ってもらえないかお願いしたんだけど、駄目って言われてしまって。そしたら、喧嘩みたいになっちゃったから」
円城 鋼:日向くんに視線を映して、頷く。
日向 京介:「………」
山野フミコ:「あの子からちゃんと、預からなきゃあ……」
日向 京介:「分かっている」
GM:そう彼女が話していると、彼女の背後に伸びる影が、不意に乱れる。
山野フミコの影:『……!』 発せられるのは、強烈なレネゲイドの気配と、殺意
GM:それに少し遅れて、河原近くの橋に、ふわりと小さな人影が降り立つ
日向 京介:「もうあまり、時間もない。 できるなら話し合いで済ませたいが」
円城 鋼:「……本当に、時間が、なかったらしい」
日向 京介:「そうもいかないのなら……」
河合 奏:「……来たか」
日向 京介:「喧嘩になって、しまうのかな。倖」
"ホワイト・ファッズ":「……”ファントムキャット”の、日向京介」
日向 京介:「ああ、僕だ。 とりあえず、無事で良かった」
"ホワイト・ファッズ":「それに、他の人。……あたしは無事だけど」
"ホワイト・ファッズ":「その人、危ないよ! あたしから『石』を取ろうとして、襲ってきたもん」
山野フミコ:「襲ってなんか……」
山野フミコの影:彼女は否定するが、その影は燃えるように波立ち続ける。
GM:ウロボロスシンドロームとレネゲイドビーイングは、その成り立ちからして宿命的に相性が悪い、という話もある。
GM:"ホワイト・ファッズ"は純粋なレネゲイドビーイングだ。あるいはこの影に、『石』をめぐるそれ以上の、本能的な悪感情があるのかもしれない。
"ホワイト・ファッズ":「だから、あたしからやっつけることにしたの。……さっきはやられちゃったけど」
日向 京介:「ありがとう。 でも多分、この人も」
日向 京介:「傷つけたいわけじゃないと思う。 だから戦わずに済むように、今話をしていたところだ」
"ホワイト・ファッズ":「そんなのないよ! その人、危ないし……嫌い!」
"ホワイト・ファッズ":「攻撃されて、分かったの。きっとあたしをなくしちゃう」
"ホワイト・ファッズ":「……あたしはまだなくなれないよ。ニンゲンになる! 近付いてる気がするんだから」
"ホワイト・ファッズ":「だからどいて。そいつやっつける。『石』も、あたし自身も、渡さない」
日向 京介:「……ダメだ」
"ホワイト・ファッズ":「なんで!」
日向 京介:「この人にお前は傷つけさせない。だから、お前にも傷つけてほしくない」
日向 京介:「なあ、倖」
日向 京介:「傷つけるつもりがなくても、傷つけてしまうことはある」
"ホワイト・ファッズ":「…………」
日向 京介:「それはとても辛くて、苦しいことで」
日向 京介:「お前にもこの人にも、そういう思いをしてほしくない。 それに」
日向 京介:「……自分の意思で誰かを傷つけるのは、もっと恐ろしいことだ」
日向 京介:「人になりたいと願うお前に、他人を気遣うことのできるお前に」
日向 京介:「そういうことを、選んでほしくない。 ……どうしようもないときも、あるけど」
日向 京介:「戦わずに済む道があるなら、僕はそれを探したい。お前にも、探してほしい」
"ホワイト・ファッズ":「……日向京介は」
"ホワイト・ファッズ":「あたしをニンゲンにしてくれるんだと思ってた。いろんなものくれて、教えてくれて」
"ホワイト・ファッズ":「なのに、あたしの敵を守るの? 敵がいたら、危ないんだよ? 危ない敵を放っておいて、戦っちゃダメって言うの?」
"ホワイト・ファッズ":「日向京介は、そこにいるみんなは……自分たちはたくさん敵と戦ってたのに!!」
"ホワイト・ファッズ":その声には怒りが混じる。彼女を初めて見た時のそれと似た印象。苛立ち、刺々しい声。
日向 京介:「……ああ、そうだな。都合の良いこと言ってる自覚はあるよ」
日向 京介:「僕たちは何度も戦ってきて、いくつもの願いを理不尽に摘んできた」
日向 京介:「でも、それでもな」
日向 京介:「相容れない願いでも、敵だったとしても、戦うしかなかったとしても」
日向 京介:「戦うことが正しいなんて、これから人になろうとするお前に、教えたくない」
"ホワイト・ファッズ":「……もういい。もういいよ。全然わかんないもん! もうなんでもいい! 知らない!」
"ホワイト・ファッズ":「あたしは敵を倒すし、お願いは自分で叶えるんだから!」
"ホワイト・ファッズ":「——バカッ!!」
"ホワイト・ファッズ":幼くも、爆発するような激昂の声。同時、衣服のように見えたものが解かれ、人間の概形だけを模した、つるりとした人型が露わになる。
日向 京介:「ああ……まったく」
日向 京介:「駄目だな、本当に。教えるとか、導くとか。そういうやり方、もっとちゃんと学んでおくべきだった」
日向 京介:「円城、河合支部長。……すまない」
日向 京介:「止める。手伝ってもらえるか」
河合 奏:「勿論」
山野フミコ:「……やっぱり、喧嘩になっちゃうのね?」 頬に手を当てて、困った表情 「怪我とかしないようにね~」
山野フミコの影:相変わらずな彼女の声に反し、彼女の影は、いよいよ獰猛な獣を思わせる形を取り、実体として立ち上がる。
円城 鋼:「そのための俺たち、だろう。……日向も、よほど、諦めの悪い質と見える」
円城 鋼:「……彼女の影も、な」
"ホワイト・ファッズ":「……全部。全部全部、ぜんぶ! あたしの敵なら!」
日向 京介:「諦めの悪さはお互い様だろ、UGN」
"ホワイト・ファッズ":白く枯れた葉がどこからともなく舞い上がる。 腕を開き、サイズの合わない、黒い手袋に包まれた手を広げて。
日向 京介:「ああ、喧嘩だ。喧嘩、だから」
"ホワイト・ファッズ":「……やっつけてやる!!」
日向 京介:「終わったらちゃんと、仲直りだ」
日向 京介:「僕たちは、友達だからな」
GM:戦闘を開始します。

▼エンゲージ
("ホワイト・ファッズ"[10])
   10m
(円城[5]、河合[15]、日向[9]、フミコ[4]、フミコの影[4])
[]内は行動値

GM:夏特有の、白く明るい曇り空に、なお純白の"ホワイト・ファッズ"が舞い上がる。
GM:セットアップから入りましょう。各自あればどうぞ!
日向 京介:私はなし!
"ホワイト・ファッズ":なし
山野フミコの影:《原初の黄:波紋の城塞》。自分とフミコの装甲値を+12。移動で解除
山野フミコ:もちろんなし。今後一切行動しません
円城 鋼:こちらなし!
河合 奏:エンブレム:ユニークコード!PC3人とフミコの影のダイス+2!
GM:OKです。ではイニシアチブに沿って進めましょう。まずは河合支部長!
河合 奏:はーい!ではいつも通りマイナーで骨の剣Lv4+死招きの爪Lv3!
河合 奏:そしてメジャーでコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1+一閃Lv1!

▼エンゲージ
(河合[15]、"ホワイト・ファッズ"[10])
   10m
(円城[5]、日向[9]、フミコ[4]、フミコの影[4])
[]内は行動値

GM:全力パンチじゃん 判定どうぞ!
河合 奏:11dx7+2
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,3,3,4,6,6,8,8,9,9,10]+10[1,6,7,9,10]+10[3,6,8]+10[10]+2[2]+2 → 44

河合 奏:良い回転
日向 京介:回った!
"ホワイト・ファッズ":防御手段はない……ガード!
GM:ダメージどうぞ!
日向 京介:ダメージロール前、オートアクションで動きます
日向 京介:<力の法則>を使用します。 コンボ:万象燼滅
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:101->105)
日向 京介:ダメージダイス+5です、どうぞ
GM:せめて一撃でとでも言わんばかりの勢いだな!
河合 奏:24+5d10+5d10
DoubleCross : (24+5D10+5D10) → 24+17[3,1,1,4,8]+25[6,3,5,7,4] → 66

河合 奏:ちょっとしけたか
"ホワイト・ファッズ":十分痛い! 衝突イベントのHP補正がなかったらもう半分以上持っていかれていた
河合 奏:いつも通り、一呼吸の間にその姿が粒子に還元される。
河合 奏:瞬き、煌めき、その光が駆け抜けた先。倖、と名付けられた彼女の目の前で。
河合 奏:同じくらいの年頃の少女の姿になった河合奏が、拳を振りぬく。
"ホワイト・ファッズ":実のところ、彼女は君の戦いを一度見ているのだが、だからと言って対処できる訳ではない
"ホワイト・ファッズ":激情のまま、感情的に力を振るう、レネゲイドの化身。それが彼女だ。だから当然、それは直撃する
河合 奏:「……君の願いを否定はしない。人と共にありたいと思うその心も」
河合 奏:「だが。その石は君の願いを叶えないし、君自身を危険に晒す」
河合 奏:「だから、すまないが。力づくでも取り上げる」
"ホワイト・ファッズ":「そんなの!」
"ホワイト・ファッズ":「ダメなんだから!」
"ホワイト・ファッズ":怒りは消えない。痛覚は薄そうだが、君の手応えは確かだ。レネゲイドとしての彼女の力を確実に削っている
"ホワイト・ファッズ":殴った手には対抗種レネゲイドのもたらす、焼けるような痛みが走るかもしれないが、行動に支障は出ないだろう
河合 奏:(ダメージは問題なく通る。なら)
河合 奏:拳の痛みは意に介さない。その程度で止まる気は毛頭ない。
河合 奏:「日向」
日向 京介:「……ああ」
河合 奏:彼女と友誼を結んだ彼の名を呼ぶ。
河合 奏:「分かっているだろうが、意志の通し所だ」
河合 奏:「躊躇うなよ」
河合 奏:彼女のためを思うなら。かけるべき優しさを間違えるなと。
河合 奏:その背中を押す。
日向 京介:「分かってる」
日向 京介:傷つけてほしくないと、そう思ったのも自分の我儘だ。 だから
日向 京介:「僕も、僕の願いを叶えるさ」
GM:イニシアチブを進めます。"ホワイト・ファッズ"が動く
"ホワイト・ファッズ":マイナーなし。メジャーで《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》
"ホワイト・ファッズ":対象は君たち全員だ。行くぞ!
"ホワイト・ファッズ":13dx+2
DoubleCross : (13R10+2[10]) → 9[1,1,2,3,3,5,5,5,6,6,6,8,9]+2 → 11

"ホワイト・ファッズ":リアクションせよ!
河合 奏:ワンチャン狙ってドッジ!
日向 京介:ドッジ!
日向 京介:4DX+1+0@10>=11 回避
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=11) → 7[2,2,2,7]+1 → 8 → 失敗

山野フミコ:リアクション特になし
山野フミコの影:ガード。《影の守り手》+《レネゲイドイーター》
山野フミコの影:5d10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 18[3,4,6,3,2]+12 → 30

円城 鋼:日向くんのカバ—に入るにせよ、一旦ドッジ!
円城 鋼:7dx+1>=11
DoubleCross : (7R10+1[10]>=11) → 10[4,4,4,5,6,7,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

日向 京介:あ、かわした!
河合 奏:すみません、ドッジは取りやめて斑鳩の盾使いつつガード!
河合 奏:ナイス回避!
円城 鋼:自身のドッジは成功!
河合 奏:先にガード値出します?
GM:先に出しましょうか!
河合 奏:4d10+16
DoubleCross : (4D10+16) → 24[10,6,2,6]+16 → 40

山野フミコの影:そして、ガード時に宣言抜けてました。《原初の紫:蒼き悪魔》。反撃でHPを12失わせます
河合 奏:高い!ここに装甲8も乗ります
GM:この野郎~ 何事もなければダメージを出すが……
日向 京介:皆さん良ければ自分のドッジに妖精の手使いましょうか
河合 奏:こちらはOKです!
円城 鋼:よいかと!
日向 京介:まあロイス守れるし使っちゃおう!
日向 京介:<妖精の手>を使用します。 コンボ:天才の証明
日向 京介:自身のドッジダイスを一つ10にして振りたし!
日向 京介:1DX+11+0@10 回避
DoubleCross : (1R10+11+0[10]) → 1[1]+11 → 12 → ファンブル

日向 京介:こわいよ。とはいえ回避成功かな
GM:一応成功ですねw ではダメージ出すぞ!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:105->109)
"ホワイト・ファッズ":2d10+36+2d
DoubleCross : (2D10+36+2D6) → 16[8,8]+36+6[5,1] → 58

GM:ん
GM:後半が2d10じゃなく2d6になってるな。振り直します
日向 京介:固定値高ぇ! さすがに厳しいか
日向 京介:ああっと
"ホワイト・ファッズ":2d10+36+2d10
DoubleCross : (2D10+36+2D10) → 17[8,9]+36+12[7,5] → 65

日向 京介:ギャーッス
"ホワイト・ファッズ":殺意高っか
河合 奏:さらに出目が上がる
日向 京介:流石に河合さん倒れますかね……
河合 奏:65だと無理ですね、リザレクトします
GM:諸々有効です
河合 奏:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

河合 奏:これで侵蝕105!
円城 鋼:ふおー…!
山野フミコの影:で、こっちも相当痛くはあるんですが
山野フミコの影:《レネゲイドアブソーブ》。《喰らわれし贄》+《背徳の理》を発動させます。シーン中、エフェクトを組み合わせた判定ダイス+8、攻撃力を+12
"ホワイト・ファッズ":ぽつり、と水滴が落ちた
"ホワイト・ファッズ":だがそれは、曇った空からの雨ではない。君たちの頭上に"ホワイト・ファッズ"が発生させた、一種の『土』
"ホワイト・ファッズ":そして、そこから滲み出る液体は、彼女の対抗種レネゲイドを凝縮させた、オーヴァードにとっては猛毒にもひとしい液体だ!
山野フミコ:「あら、いきなり雨が……さっきもそうだったのよね~」
日向 京介:「っ! かわせ!」
日向 京介:危険を感じ取り、飛び下がりながら叫ぶ。
山野フミコの影:ぼやく彼女の身体を、実体化した影が既に覆うように庇っている。しかし、降り注ぐ雨が触れた所から、影が煙のように分解され、崩壊していく!
円城 鋼:「……ッ!?」
円城 鋼:叫びを耳にし、崩壊を目にして。盾のように掲げていた大剣を提げ、回避。あるいは、直撃寸前に己が肉体を燃やし、雨を「着弾」寸前に蒸発させる。
河合 奏:「……流石の出力だな」
河合 奏:事前に能力を目の当たりにしていたのはこちらもだ。故に水滴を遮るための盾は用意してあった。
河合 奏:しかし、詰めた距離も災いしてその侵蝕を防ぎきれず。粒子が食い散らかされるように消えていく。
"ホワイト・ファッズ":やがて、雨が止む。しかし、彼女の敵意に満ちた眼は未だに爛々と輝いている。その出力は……むしろ増大する!
"ホワイト・ファッズ":《加速する刻》。再度行動します
日向 京介:ゲーッ
日向 京介:いやまあ書いてあったけども……
円城 鋼:おごーッ!!
河合 奏:うわ、連続行動!
"ホワイト・ファッズ":マイナーで《毒蛇》。素手データを変更します。これによるダメージを受けると、《ポイズンマスター》の効果により、Lv14の邪毒が入ります
日向 京介:レベル14!?
"ホワイト・ファッズ":そしてメジャー。《罪人の枷》+《タブレット》+《多重生成》
河合 奏:濃縮体かよ
"ホワイト・ファッズ":命中した場合そのラウンドの間全判定達成値が-22、ダメージが入った場合《毒蛇》の効果によりLv14の邪毒を付与。
河合 奏:えっげつな!?
日向 京介:きっつ!
"ホワイト・ファッズ":対象は4体なので1人だけが逃れる……ラッキーなのは
"ホワイト・ファッズ":1d5
DoubleCross : (1D5) → 1

"ホワイト・ファッズ":円城くん! ターゲットは円城くん以外4人!
"ホワイト・ファッズ":6dx-1
DoubleCross : (6R10-1[10]) → 8[3,3,4,4,5,8]-1 → 7

GM:リアクションどうぞ
日向 京介:あ、これはワンチャン避けれるか……!?
河合 奏:7ならどうにか……?
日向 京介:隠された世界はあるんですけど、これ自体にはダメージないですかね
河合 奏:いや、白兵攻撃なんでダメージはあるはず
GM:いや、扱いとしては素手殴りなのでダメージは入ります
日向 京介:あそっか、毒手か!
GM:素では微々たるものだが、当然対抗種補正も乗るぞ
山野フミコの影:ガード。《影の守り手》+《レネゲイドイーター》。あと《軍神の守り》で本体をカバーリング
山野フミコ:棒立ち
山野フミコの影:5d10+12 カバーリングのガード値
DoubleCross : (5D10+12) → 24[5,3,9,3,4]+12 → 36

日向 京介:隠された世界使うかどうか、どうしましょう
日向 京介:ドッジにかける……?
河合 奏:ドッジの値が5dxなんだよな……
河合 奏:出ても出なくてもおかしくない
日向 京介:でもこれ円城君は狙われてないから、使っても守れるロイス一つか
河合 奏:一応二つじゃないです?
河合 奏:あ、二つから一つに減るから一つか
日向 京介:一応対象変更で山野さんや影に行けば2つ守れるんですが
日向 京介:1/2なので確率的には微妙かな……
河合 奏:よし、ではドッジ狙います!
日向 京介:ドッジ!
河合 奏:5dx=>7
DoubleCross : (5R10[10]>=7) → 7[3,4,4,7,7] → 7 → 成功

日向 京介:4DX+1+0@10>=7 回避
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=7) → 6[1,2,4,6]+1 → 7 → 成功

日向 京介:危ない!成功!
河合 奏:おっし!
GM:お、どっちもピッタリ切り抜けたな……じゃあフミコの影だけボコろ
"ホワイト・ファッズ":1d10+2+2d10
DoubleCross : (1D10+2+2D10) → 10[10]+2+14[7,7] → 26

山野フミコの影:ガードと装甲で弾きます。ただし《罪人の枷》により達成値-22 ひどい
"ホワイト・ファッズ":君たちの足元、石まみれの河原の地面がにわかに蠢く。
"ホワイト・ファッズ":「やっ……ちゃえ!」
"ホワイト・ファッズ":先程の雨と共に降り注いだのは、彼女のレネゲイドであり、それは植物を起源とする彼女の『種』にも等しい。
"ホワイト・ファッズ":彼女から放たれるレネゲイドウィルスの刺激を受け、白く枯れたような奇妙な植物が急成長、枝を伸ばし、花を開き、綿毛を飛ばす。
"ホワイト・ファッズ":数秒で役割を終えたその植物から放たれた綿毛は、風に乗ってくるくると乱舞する。……その全てが、致死急の毒を帯びている!
山野フミコの影:影は腕のような部位を伸ばし、本体を覆い隠すようにして守る。必然、その綿毛を実体化した部分に受けることになる。消耗が激しそうだ。
GM:イニシアチブを進めましょう。行動値9は円城くん! どうする?
日向 京介:あ、私ですね!
GM:おっと
GM:なぜ間違えた! 日向くんだ。どうする!
日向 京介:ではマイナーアクション、戦闘移動で河合支部長とホワイトファッズにエンゲージ

▼エンゲージ
(河合[15]、日向[9]、"ホワイト・ファッズ"[10])
   10m
(円城[5]、フミコ[4]、フミコの影[4])
[]内は行動値

日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は"ホワイト・ファッズ"、対応なければ判定行います!
GM:来い!
日向 京介:では判定、ダイスがユニークコード込で11,C7、固定値7!
日向 京介:11DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (11R10+7+0[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,6,7,8,9]+10[2,6,9]+6[6]+7 → 33

日向 京介:なんとか30超えた!
GM:ゲーッ
"ホワイト・ファッズ":ガードします
日向 京介:ダメージ、ダイス8,固定値12!
日向 京介:4d10+4d10+12 (侵食100)
DoubleCross : (4D10+4D10+12) → 26[7,8,9,2]+21[6,7,2,6]+12 → 59

日向 京介:59点、装甲ガード有効!
"ホワイト・ファッズ":キッツ……補正がなければもう死んでました。が、あるので生きているってわけ!
日向 京介:日向京介のレネゲイド。対抗種に分類されるそれが最も好んで喰らうのは、宿主の肉体だ。
日向 京介:彼の能力は等価交換。 自らの肉体をレネゲイドに喰わせることで、それに等しい価値の力を発揮する。
日向 京介:"ホワイト・ファッズ"に接近するため、彼女の作り出した致死の綿毛を一時的に透過しようとし──
日向 京介:「──っ、ゲホッ」
日向 京介:激痛が走り、口から血が溢れる。
日向 京介:分かっていた。もう彼女に、自分の能力を通すのは難しい
日向 京介:等価交換、その価値の天秤は、京介自身の認識に依存する。故に
日向 京介:「(──友達には、効きづらい)」
日向 京介:それでも。力づくで毒の胞子をすり抜けて、駆け抜ける
日向 京介:「痛いぞ、倖」
日向 京介:右手を強く握りしめ、振りかぶり
日向 京介:「歯ぁ食いしばれっ!」
日向 京介:そのまま、拳を振り抜く。
日向 京介:殴りつける。拳に焼けるような痛みが走る
"ホワイト・ファッズ":「……そんなの!」
"ホワイト・ファッズ":「全然っ! 何ともない! あたし怒ってるんだから!」
"ホワイト・ファッズ":言葉は虚勢ではないのだろう。彼女はまだ痛覚を再現していない。だが、手応えは確かだ。攻撃を重ね、そのレネゲイドを奪っていけば、やがて行動を停止するだろう。
"ホワイト・ファッズ":"ホワイト・ファッズ"が君を見る目は、憤りに満ちている。ただ敵へ向ける以上の……裏切り者に怒れる目だ。
日向 京介:「わからないのか。だったら、今覚えろ」
日向 京介:「人を殴って、殴られて、傷ついて、傷つけられて」
日向 京介:「そしたらな、痛いんだよ」
日向 京介:「感覚がなくても分かるはずだ。 痛いってことは、苦しいことで」
日向 京介:「それを与えることに抵抗がなくなったら、僕たちは人で居られない」
"ホワイト・ファッズ":「……痛いのは」
"ホワイト・ファッズ":「傷つけたくないものを傷つけた時だけ」
"ホワイト・ファッズ":「あたしは……あたしの願いの邪魔をするもの。あたしを危ない目にあわせるもの。それと戦うことに」
"ホワイト・ファッズ":「抵抗なんて……しないもん!」
"ホワイト・ファッズ":「今の日向京介もそうなんだから……!!」
GM:イニシアチブを進めましょう。今度こそ円城くん! どうする?
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:109->115)
円城 鋼:は…!マイナーで戦闘移動、ホワイト・ファッズに接敵!

▼エンゲージ
(河合[15]、日向[9]、円城[5]、"ホワイト・ファッズ"[10])
   10m
(フミコ[4]、フミコの影[4])
[]内は行動値

円城 鋼:オートなし。メジャー、《コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神》でホワイト・ファッズに攻撃!
GM:来たまえ!
円城 鋼:14dx7+1
DoubleCross : (14R10+1[7]) → 10[2,2,4,4,4,5,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,1,2,2,10,10,10]+10[2,2,10]+10[8]+10[10]+10[8]+6[6]+1 → 67

円城 鋼:伸びた。
日向 京介:回った!
GM:ぐるんぐるんしおる
"ホワイト・ファッズ":ガード
GM:ダメージどうぞ!
円城 鋼:ではダメージ…!
円城 鋼:7d10+23+1d10
DoubleCross : (7D10+23+1D10) → 31[9,5,5,2,1,7,2]+23+10[10] → 64

円城 鋼:装甲ガード有効、64点!
"ホワイト・ファッズ":ギリッギリ生存! 装甲がなければ死んでいた……!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:108->118)
円城 鋼:ぬぅーッ…!では軽く!
円城 鋼:熱を避けてか、或いは単なる偶然か。舞い散る綿毛の中、見出した隙間を一息で駆ける。
円城 鋼:その途上。腕から伝わった炎が、灰を燃やしながら刀身に纏わりつく。
円城 鋼:「─きみは、まだそういう想いとは無縁かもしれないけれど」
円城 鋼:パチリパチリと、綿毛を爆ぜさせながら。炎の刃を。
円城 鋼:「殴って、殴られて。誰かを憎んで、憎まれて。そういうのも、人間の在り方なんだと、俺たち(R:チルドレン)は学ぶ」
円城 鋼:下段から大振りに振り上げる。斬撃と、そして。やや遅れて走った炎が。
円城 鋼:「─きみが、それを知っても。彼の─」
円城 鋼:「日向の、友達でいてくれることを。俺は、願っている」
"ホワイト・ファッズ":「……つっ」 苦しげに表情を歪める。痛みなど感じない……としても、その存在の危うさに関する不安は避けられないのだろう
円城 鋼:刀身の炎が鎮火するのと同時に。剣閃の軌跡で、爆ぜる。
"ホワイト・ファッズ":でも、その表情はすぐ怒りに戻る 「……そんなの知らない」
"ホワイト・ファッズ":「あたし……あたしはニンゲンになる。これからニンゲンになるんだから」
"ホワイト・ファッズ":「そんなの……知らない!」
GM:イニシアチブが進み、山野フミコが動きます
山野フミコ:足元の石を拾っている
山野フミコの影:本体の代わりに影が行動。マイナーで《原初の青:氷河の腕甲》。シーン中、ガード値+9
山野フミコの影:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の白:バリアクラッカー》+《原初の灰:大食らい》+《獣の力》+《餓狼の顎》
山野フミコの影:装甲・ガード無視、射程10mの攻撃です。対象は"ホワイト・ファッズ"
山野フミコの影:ただし、ダメージを与えられなかった場合シーン中ダイス数-10というつらすぎるペナルティを背負うことになるぞ。さあどうなる……!
山野フミコの影:15dx7+3-22
DoubleCross : (15R10+3-22[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,4,6,7,8,9,10]+10[2,3,8,9]+10[6,9]+2[2]-19 → 13

山野フミコの影:回したッ!
日向 京介:達成値、出た!
"ホワイト・ファッズ":素ドッジ
河合 奏:二桁乗った!
"ホワイト・ファッズ":4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[5,5,7,9] → 9

山野フミコの影:命中。ダメージを出します
山野フミコの影:2d10+21+3D10
DoubleCross : (2D10+21+3D10) → 11[2,9]+21+22[9,7,6] → 54

"ホワイト・ファッズ":これは耐えられない。戦闘不能! 復活エフェクト等もないです
日向 京介:倒れた……!
河合 奏:流石に無理か……
円城 鋼:つおい…(どちらも)
山野フミコの影:今まで、フミコを守り消耗するに甘んじてきた影が、むくりとうごめいた。
山野フミコの影:数秒収縮したかと思うと、爆ぜるようにその身を膨れ上がらせ、十数本の影の触手が一斉に伸びる。
山野フミコの影:それらの多くは辺りに舞う綿毛に触れ、力を失い千切れていく。だが、全てがそうなる訳ではない
"ホワイト・ファッズ":「……うっ!」
日向 京介:「円城、河合支部長! そっちは任せた!」
山野フミコの影:細く速い一本が届いた。かわそうとした彼女の脇腹を掠める。それだけで、人型の身体が目に見えて削れる
円城 鋼:「ああ。……日向、頼んだ」
山野フミコの影:姿勢の崩れた"ホワイト・ファッズ"に、通り過ぎたその触手が絡みつく。"ホワイト・ファッズ"の対抗種レネゲイドに冒され、見る間に消えていくが……
円城 鋼:短く応じて、ステップで距離を取る。足を進める先は、後方。
山野フミコの影:ほんの数秒。それだけあれば足りるのだ。十分な威力……重量と速度を持ち、"ホワイト・ファッズ"の中心を打ち貫く、本命の触手が届くには。
日向 京介:影の触手と毒の胞子をすりぬけ、転移でかわし。
河合 奏:同様に、粒子がフミコの元へと駆ける。
日向 京介:「あぶ……ないっ!」
日向 京介:体当たりするように、少女を突き飛ばす。
"ホワイト・ファッズ":「うあっ!?」
"ホワイト・ファッズ":日向くんに庇われ、辛うじてその触手を回避することが叶う
山野フミコの影:膨れ上がった影はフミコを守るような阪急帯を形成し、敵性存在である"ホワイト・ファッズ"へなおも触手を伸ばそうとしている。
日向 京介:「させるかっ……!」
日向 京介:影の触手を切りとばし、打ち払う。
日向 京介:「倖、動けるか!?早く下がれ!」
"ホワイト・ファッズ":「っな……何……何で……」
"ホワイト・ファッズ":「敵なのに……!」
日向 京介:「言っただろ。 彼女にも、お前を傷つけさせない」
日向 京介:「それに、友達だって」
"ホワイト・ファッズ":「……でも、『石』は取るんでしょ」
"ホワイト・ファッズ":「あたしのお願いの邪魔をするんだ」
日向 京介:「星の石は譲れない。でも」
日向 京介:「たとえ星の石を手に入れたって、それで人間になったって」
日向 京介:「そのために誰かを傷つけて、誰とも仲良くなれないんじゃ」
日向 京介:「お前は、寂しいままだろうが……!」
"ホワイト・ファッズ":「……じゃあ、どうすればいいの。どうやったらニンゲンになって……誰も痛くしないで済むの」
"ホワイト・ファッズ":「わかんない、あたし……」
"ホワイト・ファッズ":そのまま意識を失い、倒れ込みます
日向 京介:「……! 倖!」
日向 京介:倒れ込んだ少女を抱きかかえる。影の触手は、追ってこない
日向 京介:「円城、そっちは!」
"ホワイト・ファッズ":レネゲイドが弱まったおかげか、彼女の対抗種レネゲイドによる君への影響は薄い
円城 鋼:「無事だ。俺も、支部長も─」
円城 鋼:続いて伸びようとしていた影の触手を、焼き、或いは刀身で、体で絡め取り押し留めて。それも弱まったのを、感じながら。
河合 奏:「もう無力化は済んだ。これ以上は勘弁願おうか」
河合 奏:言いながら、こちらも影を殴りつける。すり抜けようともがくものを粒子化で先回りしては刈り取っていく。
河合 奏:「そっちも無事のようだな、日向」
山野フミコの影:君たちの攻撃を受ければ、影はしゅるしゅると収まっていくだろう。少しばかり抵抗する姿勢も見せたが……
日向 京介:「ああ、こっちも気絶してるだけだ。落ち着ける場所で手当しよう」
山野フミコ:「……あら?」 しゃがみこんで石を見ていた彼女が立ち上がると、すっかり落ち着いて、元通り彼女の影に収まる
河合 奏:「なら何よりだ。彼女に関しては、こちらで保護の体勢を整えておく」
河合 奏:「気絶から覚めたら話をしたいところだが……そこは状況が許せばだな」
日向 京介:「助かる。……」
日向 京介:「『どうすれば、ニンゲンになれるの』……か」
山野フミコ:「……あ、もう終わったんですか? 大丈夫ですか? その……ケンカになってしまったみたいですけど」
山野フミコ:申し訳無さそうにしつつも、我慢出来ないと言った様子で尋ねてくる 「……『星の石』は……?」
円城 鋼:「……やっぱり、あなたにもう一度持っていてもらうわけには、いかないけれど」
"ホワイト・ファッズ":見れば、倒れた"ホワイト・ファッズ"の手元から、ころりと『星の石』が転がり落ちているのが見えるだろう。
日向 京介:「……」
円城 鋼:「世界には、不思議な「石」が沢山ある。……そういったものを含めて、今後─」
日向 京介:石を拾い上げ、小さくため息をつく。
円城 鋼:"それ"を。倒れた少女と、日向くんと、石を横目でちらりと見てから。
円城 鋼:「山野さんには、色々と話を聞いてもらう……ということでどうだろうか。河合支部長」
河合 奏:「そうだな。少し、説明しておいた方が良いだろう事情も多い」
山野フミコ:「え、珍しい石のお話し……? 良いの? そんな機会をもらってしまって」 嬉しそうだ
河合 奏:というより、なぜ今まで誰も彼女に説明をしてこなかったのか。
日向 京介:「支部長。 星の石を回収した」
河合 奏:正直理解に苦しむが、まあ世界の真実を正しく教えるのもUGNの仕事と言えなくもない。
河合 奏:「ああ。これで5つ目だな」
日向 京介:「雲崎に届けよう。……獅子堂も無事なら良いが」
河合 奏:「何。あいつのことだ」
河合 奏:「必ず勝つさ」
円城 鋼:「……信頼、しているんだな。そして、獅子堂もあなたのことを信頼している」
円城 鋼:「良い関係だと、思う。……俺も、阿久津支部長を、きちんと支えられているといいんだが」
円城 鋼:そう、己の上司の名を口にしつつも。思考を締める人物はそうではなく─。
円城 鋼:「……よし。戻ろう、早く」
円城 鋼:そう、急かすように。
山野フミコ:「そうそう。楽しいお話しはどこでするのかしら?」
山野フミコ:「話の合う人、今から楽しみ~」
GM:倒れた"ホワイト・ファッズ"と、裏腹にうきうきと落ち着かない山野フミコ……そして、どこか不満げに沈黙したその影を連れ立って、君たちはその場を後にする……


GM:その頃。
GM:N市。第八地区。教会。
GM:ステンドグラスを通り抜けて、色とりどりの陽光が降り注ぐ聖堂。
GM:見目の視覚的な賑やかさに反し、白昼にも関わらずその教会は静まり返り、少しの人けもない。
"ホロウリウム":ただ、礼拝席の最前列で、どこで淹れたのか、一人の少女が優雅に紅茶を飲んでいる。
"ホロウリウム":ソーサーを支え、ティーカップを持つその所作は、爪の先まで完璧だ。
"ホロウリウム":……だが、彼女は知っている。彼女は待っている。その次に、何が起きるかを。
獅子堂奈乃:静寂を打ち破る破砕音と共に、ステンドグラスが砕け散る。
獅子堂奈乃:飛び込んでくるのは、清浄な空間には似つかわしくない、不吉な黒爪の群れ。
獅子堂奈乃:幾つもの魔眼が複雑な軌道を描き、“ホロウリウム”に殺到する。
"ホロウリウム":紅茶の最後の一口を飲み切るその姿は、魔眼の爪に引き裂かれ——
"ホロウリウム":——ることはない。ただ彼女の座っていた長椅子だけがバラバラに砕かれる。
"ホロウリウム":いつの間にか、彼女の姿はそこから消えて 「……まったく」
"ホロウリウム":「年頃の乙女がなんてはしたない。それとも、何でもかんでも壊して回るのがそちらのやり方なのですか?」
"ホロウリウム":柱の影で肩をすくめている。
獅子堂奈乃:ギィッ────と、軋む音と共に、教会の扉が開かれる。
獅子堂奈乃:黒髪に制服の少女、獅子堂奈乃がそこに立っている。
"ホロウリウム":「こんにちは、獅子堂さん。……お一人ですね?」
獅子堂奈乃:絶好の奇襲を回避された形だが、薄笑いは浮かべたまま。元より通用するなどとは考えていない。
獅子堂奈乃:「こちらもいたずらに物を壊したくはないのですが。物事には優先順位というものがありますので」
"ホロウリウム":「もちろん私は分かっていました。何せ私、『占星術にて百年先をも見通す』、優秀なエージェントなもので」
獅子堂奈乃:「ええ。一人ですよ。いつもはもう一人一緒なんですけどね」
獅子堂奈乃:かつ、かつ、と、靴音が教会に響く。
"ホロウリウム":「あら残念。もしお二人で来ていただいたら、相性の一つでも占って差し上げましたのに」
獅子堂奈乃:「遠慮しておきましょう。占いなら朝の星座占いで十分です」
"ホロウリウム":「あらあら、年頃の乙女がそんなことでは。お肌が乾きますよ」
"ホロウリウム":「UGNはこれだからよろしくありません」 話しながら、ソーサーとカップを脇のチェストに置く
獅子堂奈乃:「そうですか?何分若いものですから。まだあまり、そんなことで悩んだことが無いものでして」
獅子堂奈乃:“ホロウリウム”を見据え。
獅子堂奈乃:「さて。単刀直入にお聞きしますので。簡潔にお答えいただけると幸いです」
"ホロウリウム":「ええ。きっとお答えできます。すべての問いにね」
獅子堂奈乃:「そうですか。では」
獅子堂奈乃:「貴女の目的は何ですか? 『星の石』について、何を知っているのですか?」
"ホロウリウム":「様々なことを。誰が、なぜ作ったのか。その歴史。およそ説明が可能です」
"ホロウリウム":「UGNの独自研究などとは違う。古典占星術の歴史的見地からね」
獅子堂奈乃:「それはそれは……随分と胡散臭いですね」
"ホロウリウム":「胡散臭いどころか、一から十までデタラメです。『星の石』は、存在そのものが狂気に囚われた無様な妄想の産物としか言いようがない」
"ホロウリウム":「……あなたも朝の占いを見るくらいなら知っているでしょう。黄道十二宮の星座群を」
獅子堂奈乃:「……」眉を顰める。「ええ。それが?」
獅子堂奈乃:「簡潔にお答えくださいと言ったはずですが」
"ホロウリウム":「あれは、我々の古典占星術においては基礎中の基礎にして根本原則。算数でいえば四則演算。そういったものです」
"ホロウリウム":「それに反旗を翻した者がかつていた。『十三星座派』。数百年前のことです。今はもはや誅罰され、歴史上の妄言にまで貶められていますが……」
"ホロウリウム":「彼らはしかし、この時確かに、自らの思想を正だと信じ込み、その証拠を残さんとした」
"ホロウリウム":「それが13個の『星の石』です」
獅子堂奈乃:「……」
"ホロウリウム":「そして私の目的は、この『星の石』から生まれ落ちるであろう『蛇』を滅ぼすこと」
獅子堂奈乃:「生れ落ちる? 『蛇』……」
"ホロウリウム":「……覚えていますか? 私は最初に言いましたよね。私とあなたたち、手を取り合えると」
獅子堂奈乃:「それが『星の石』の機能ですか」
"ホロウリウム":「『蛇』は強力なジャームです。私は私の手でそれを滅ぼしたという結果だけが得られれば良い」
"ホロウリウム":「ええ。繋げていれば落ち着き、引き離すと活性化してジャームを作る、なんていうのは、ただ機能の一部が暴走しているだけに過ぎない」
"ホロウリウム":「12個の『石』はレネゲイドの力を溜め込み、相互に受け渡してそれを洗練するための準備装置に過ぎないのです」
"ホロウリウム":「……思い当たりませんか? レネゲイドにまつわる数字で『12』個のもの」
獅子堂奈乃:「……レネゲイドの力を溜め込む、12個の石……」
獅子堂奈乃:「……シンドロームですか」
"ホロウリウム":「不愉快ながら、彼ら『十三星座派』は予見していた。遠い未来、神秘の力の大半がレネゲイドウィルスの産物と解析され、概ね12個に系統づけられることが」
"ホロウリウム":「そして、それらの影のように第13の力が発見されることも」
獅子堂奈乃:「……ウロボロス…… ……それが『蛇』と?」
"ホロウリウム":「12個の『石』は、それだけでは単なるエネルギー。これを完全に調律するのが、第13の『石』、オフィウクス」
"ホロウリウム":「ええ。オフィウクスが残る12の石のレネゲイドを統制することにより、『蛇』が生み出されます。……分かります?」
"ホロウリウム":「『十三星座派』は、自らが正しいと……」
"ホロウリウム":「……12星座を貶め、13星座の形式こそが正統なるものだと主張するためだけに!」
"ホロウリウム":「『星の石』を生み出したんです。……だから言ったでしょ?」
"ホロウリウム":「存在そのものが、狂気に囚われた無様な妄想の産物だと」
獅子堂奈乃:「成程、確かに相当な妄執ですね。まあ、占星の結果を見ると、随分と優秀なように思えますが」
"ホロウリウム":「ですが正しきは伝統です。そして私は、この『蛇』を、『星の石』を否定したい。それが目的なのです」
獅子堂奈乃:「しかし解せませんね。何故貴女がそんなことを?英雄になりたがるタイプには────」
獅子堂奈乃:そこまで言って、彼女のプロファイリングを思い出す。
獅子堂奈乃:「……実績、ですか?」
"ホロウリウム":「…………」 笑みが深くなる
"ホロウリウム":「……人には簡潔に答えよと言っておいて」
"ホロウリウム":「余計なことは知りたがる。なるほど、あなたも存外乙女らしいのですね」
獅子堂奈乃:「おや。貴女の答えも簡潔とは言い難かったでしょう。お互い様です」
獅子堂奈乃:「聞きたいことがいくつかあります」
獅子堂奈乃:「13個目の『星の石』は、今どこに?」
"ホロウリウム":「昨晩あなたたちが戦った相手です。UGNの……田舎から来た人たち」
"ホロウリウム":「オフィウクスは12個の『石』すべてに優先すると定義づけられたものですので、他の『石』で感知することはできませんが」
"ホロウリウム":「逆はできます。その効果であなたたちの滞在先に奇襲をかけることもできたのでしょう」
獅子堂奈乃:「……亀柿支部……」
獅子堂奈乃:その答えに、疑問は却って一層深くなる。彼らが知っている『星の石』の機能が、今彼女の語ったものだとすれば。
獅子堂奈乃:「その『蛇』……」
獅子堂奈乃:「人を癒すか、願いを叶える能力でもあるのですか?あるいはウロボロスのジャームなら……」
獅子堂奈乃:「何かレネゲイドに関する、強力な能力が?」
"ホロウリウム":「万能ではありません。ただし、多大なレネゲイドを蓄積し、それを思うまま行使できるので、そこそこ様々なことはできるでしょう」
"ホロウリウム":「特に、人を癒やす——命を救う、ということであれば、"スターティアラ"という実例がある」
獅子堂奈乃:「……彼女のこともご存知なのですね」
獅子堂奈乃:「もし『蛇』が生み出された時には、彼女はどうなります?」
"ホロウリウム":「死にます」
"ホロウリウム":「『蛇』を生み出すのに、『石』が溜め込んだ力はすべて昇華されますからね」
獅子堂奈乃:「……そうですか」半ば予想していたことではあるが。
"ホロウリウム":「『石』に生かされている彼女は当然死ぬでしょう。まあ、妥当な所では?」
"ホロウリウム":「『十三星座派』の薄汚い遺産に活かされた生など、断ってやるのが優しさのようにも思いますが……」
獅子堂奈乃:「……」くすりと笑って。「『十三星座派』、余程お嫌いなんですね」
"ホロウリウム":「ええ。嫌いなんです。愚かで無礼な人たちは」
獅子堂奈乃:「それ、自分の価値観ですか?それとも、お家の?」
獅子堂奈乃:「それともそういう態度でいれば、占星術師としての自分を確固として誇示できると?」
"ホロウリウム":笑みを貼り付けたまま、片眉が上がる 「……よくよく調べて来てくださったみたいですね」
"ホロウリウム":「私個人のファンですか? 何だったら占って差し上げますよ。あなたの過去から未来まで、赤裸々に」
獅子堂奈乃:「おや。他人のことは好き勝手に占っておいて、ご自分のことを調べられるのは嫌ですか」
獅子堂奈乃:「まあ、貴女のそれも、本当に占いなのか……証拠はありませんが」
"ホロウリウム":「言っているでしょう。"ホロウリウム"は占星術にて100年先を見通す……」
"ホロウリウム":「……戦略コンサルタント。この実績は星を詠む私の力によるものです」
"ホロウリウム":「古典占星術。星の意味も知らぬ無知蒙昧の野蛮な輩たちに、どれほどの智慧を授けてやったか」
獅子堂奈乃:「へえ。本当ですか?凄いですね」
"ホロウリウム":「ええ。そこまでのことができるのは、古典占星を収めたる私だからです。証拠がなくとも、疑いも」
獅子堂奈乃:「余程『情報収集』に長けていらっしゃるようですね」
"ホロウリウム":瞬間、彼女の背後から光条が放たれ、君のすぐ横を通り過ぎた
"ホロウリウム":聖堂の祭壇が音を立てて砕ける
獅子堂奈乃:笑みを浮かべたまま、その顔を見ている。
"ホロウリウム":貼り付けた笑み。瞳孔が震えている
"ホロウリウム":「……乙女ならば知っていましょう。占星の原則」
"ホロウリウム":「自らを占うことはできない」
"ホロウリウム":「こうなった時、私がこんなことをするとは、自分でも思っていませんでした」
"ホロウリウム":「この先も分かりません」
"ホロウリウム":「……不要な発言は控えなさい」
獅子堂奈乃:「……他のあらゆる全てを見通せても」
獅子堂奈乃:「自分の不安だけは祓えませんか」
"ホロウリウム":「不安ですって?」
獅子堂奈乃:「ええ。怖いのでしょう?」
獅子堂奈乃:「たとえ地平線の先まで見通すことが出来ようと」
獅子堂奈乃:「自分の一歩先が見えないのなら、何の意味があるのでしょうね?」
"ホロウリウム":笑い飛ばすように息を吐く 「……自分の一歩先が見えなかろうと」
"ホロウリウム":「貴女を。運命の終わりに突き落とすことはできる。いいえ、その未来は見えているのです」
獅子堂奈乃:「そうですか。朝の占いでは1位だったのですがねえ」口元を抑え、くすくす笑って。
獅子堂奈乃:「星音切葉」
獅子堂奈乃:「UGNと手を取り合えると言いましたね」
獅子堂奈乃:「無理ですね、それは」
"ホロウリウム":「……愚かな選択です」
"ホロウリウム":「『石』は時限爆弾にも等しい。その安泰たる処理を、この私が協力して差し上げようと言うのに」
"ホロウリウム":「見返りの一つもなく。……私が日割り幾らで雇われているか聞きます?」
獅子堂奈乃:「結構です。それに、問題はそこです」
獅子堂奈乃:「他のあらゆる理由を抜きにしても、ジャームを生み出そうとする貴女の行動を看過するわけにはいきません」
"ホロウリウム":「では『石』を永遠に封じ込めておくことができるのですか? 今回のような件はきっとまた起こりますよ」
"ホロウリウム":「……それに、私には見えています。どうあれ、『蛇』は誕生するのです。必ずね」
獅子堂奈乃:「まあ、その辺りは専門家にお任せしますよ。遺産管理局ですとか」
獅子堂奈乃:「それに」
獅子堂奈乃:「そんなことは関係無しに、私個人としても。これから貴女を半死半生にする理由が3つほどあります」
"ホロウリウム":「あら、そんなものが?」
獅子堂奈乃:「ええ」
獅子堂奈乃:「まず一つは、貴女の持っている星の石を奪って持ち帰ること」
獅子堂奈乃:「次に、私はその仕事を、支部長と仲間に託されていること」
獅子堂奈乃:「そして、最後に」
獅子堂奈乃:溶断された鋼の義手が、脳裏に浮かぶ────否。
獅子堂奈乃:あの時から、一時たりとも頭を離れたことなど無かった。
獅子堂奈乃:「貴女は私の大事なモノに手を出した」
獅子堂奈乃:「償ってもらいます」
獅子堂奈乃:黒い群れが飛び立つように、魔眼が周囲に展開していく。
"ホロウリウム":「なるほど、では交渉は成立せず。私が無償で提供差し上げた『石』の知識は……まあ構いませんが」
"ホロウリウム":「私の方は、ならば……そうですね。私に働いた無礼、私に思い出させた激昂、そして私への屈辱」
"ホロウリウム":「この三つに相応の罰として」
"ホロウリウム":光り輝く円鏡が、彼女の周囲にゆっくりと展開する
"ホロウリウム":「その売女のような唇が、二度と言葉を発せないようにして差し上げましょう」
"ホロウリウム":「——星の意味も知らぬ盲人め。この私による大いなる運命の教授を、涙ながらに受け取るがいい」


一騎打ち
“シャーデンフロイデ”
VS
“ホロウリウム”


◆ ROUND 1

▼エンゲージ
("ホロウリウム"[18])
   10m
(獅子堂[9])
[]内は行動値


GM:戦闘開始です。セットアップから
獅子堂奈乃:なし!
"ホロウリウム":《ミラーコート》+《得意領域》
"ホロウリウム":ラウンド中、ドッジダイスを+4、<RC>判定ダイスに+5します。
獅子堂奈乃:この女……
"ホロウリウム":既に半ば荒れた教会の最中、少女が一歩踏み出すと、僅かにその姿がブレる。
"ホロウリウム":その姿は光で編まれた虚像なのか。あるいは、そう思わせるためのまやかしか。
GM:イニシアチブを進めます。まずは"ホロウリウム"から
"ホロウリウム":《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《光の弓》+《光の手》+《光の指先》+《ダンシングシミター》
"ホロウリウム":対象は獅子堂さん。また、《ダンシングシミター》の武器には斧3個を指定
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,5,6,6,6,6,6,6,7,9,9,10]+10[3,4,7,7]+10[3,8]+6[6]+4 → 40

GM:好きにリアクションしな!
獅子堂奈乃:≪迎撃する魔眼≫ 侵蝕88>96
獅子堂奈乃:リアクション放棄反撃!
GM:その意気やよし!
"ホロウリウム":5d10+11
DoubleCross : (5D10+11) → 29[1,9,2,8,9]+11 → 40

"ホロウリウム":諸々有効です。そっちも……出しな!
獅子堂奈乃:コンボ【黒甜インパーフェクション】
獅子堂奈乃:≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫で反撃 リアクション不可
獅子堂奈乃:7DX9+2
DoubleCross : (7R10+2[9]) → 10[2,4,7,9,9,10,10]+10[1,6,6,9]+10[9]+3[3]+2 → 35

獅子堂奈乃:ダメージ
GM:そっちも殺意がひどい……ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:4D10+12+2D10
DoubleCross : (4D10+12+2D10) → 23[5,7,4,7]+12+7[5,2] → 42

GM:いや普通に痛いな……ちなみにこいつは装甲5です。
獅子堂奈乃:HPが27>24になり、そちらのダメージで死亡、リザレクト!
獅子堂奈乃:96+1D10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+2[2] → 98

"ホロウリウム":……彼女の攻撃は、いわゆるRCと呼ばれる分類に当たる、破壊力を伴う光線攻撃だ。
"ホロウリウム":それを、生み出した光の幻影の周囲に浮かぶ鏡から放っている。本体の所在を欺瞞するためであろう。
"ホロウリウム":だが、彼女とてまだ万能の域には至らない。攻撃に転じるその瞬間だけは、欺瞞が緩み……本体の所在を感知することができる間隙が生じる。
獅子堂奈乃:「……」視覚で感知するのは期待していない。光線に射抜かれながらも、獅子堂の魔眼は正確に攻撃の発生源を見つけ出す。
獅子堂奈乃:そもそも獅子堂の能力は迎撃、否、反撃を専門とするものだ。
獅子堂奈乃:能動的な攻撃への利用は、ひとえに当人の訓練による賜物──副産物でしかない。
獅子堂奈乃:黒牙が猟犬めいた獰猛さで、“ホロウリウム”を強襲する。
獅子堂奈乃:「……やっと当たりましたね?」
"ホロウリウム":牙が噛み砕いたのは、教会中央の祭壇だった。その内側から、牙を振り払うように光線が放たれる。
獅子堂奈乃:腹部を赤黒い血に染めながら、にやりと笑む。
"ホロウリウム":そこに立つのは、血を流す"ホロウリウム"。先程攻撃を放っていたはずの者は、いつの間にかかき消えていて。
"ホロウリウム":「……ええ、久しぶりです。痛い思いをするのは」 言葉に反して、その顔から笑みは消えていない
獅子堂奈乃:「なら良かったです」
獅子堂奈乃:「これからもっと、痛くなりますから」
"ホロウリウム":「ふふ。怖い顔」
"ホロウリウム":「年頃の乙女がしちゃいけない表情ですよ」
獅子堂奈乃:「おや。ご存知ないのですか」
獅子堂奈乃:「年頃の乙女は、何をしたって許されるのですよ」
GM:イニシアチブを進めましょう。獅子堂さんの手番!
獅子堂奈乃:マイナーは無し。
獅子堂奈乃:メジャーでコンボ【辺獄メタフィジカ】
獅子堂奈乃:≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象“ホロウリウム”!
GM:やるんだな……来い
獅子堂奈乃:死ねーッ!
獅子堂奈乃:10DX8+2
DoubleCross : (10R10+2[8]) → 10[2,2,2,4,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,4,6,7,9]+4[4]+2 → 26

獅子堂奈乃:そこそこだが……!
"ホロウリウム":《リフレックス:エンジェルハイロゥ》+《光の指先》+《光の手》+《幸運の守護》
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,9,10]+6[1,2,2,6]+4 → 20

GM:ゲッ!?
獅子堂奈乃:よし死ね!!
GM:だ……ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:振り足しとか無いのか!よし!殺す!
獅子堂奈乃:あっヤバ
獅子堂奈乃:バックファイアで死ぬ
GM:さだめじゃ
獅子堂奈乃:3D10+12+2D10
DoubleCross : (3D10+12+2D10) → 13[1,7,5]+12+11[9,2] → 36

GM:痛ったーい! でも生きてらぁな!
獅子堂奈乃:まだ死ぬんじゃないぞ!
獅子堂奈乃: 
獅子堂奈乃:今話している“ホロウリウム”が本物という保証すらどこにも無い。あるいは今まさに、背後から首元を狙っているのかもしれない。
獅子堂奈乃:能動的な探知は諦める。……探知は、だ。
獅子堂奈乃:敵の姿が見えなかろうと、攻撃する手段ならある。
獅子堂奈乃:獅子堂の周囲を展開する大量の魔眼が、旋回を始める。
獅子堂奈乃:斥力を帯びた黒爪の群れが、次第に加速し、それぞれ思うがままに暴れ回り始める。
獅子堂奈乃:それは吹き荒ぶ破壊の嵐だ。壁に穴が開き、ベンチが砕け散り、教会内のあらゆるものが魔眼の餌食となる。
"ホロウリウム":「……っふふ……!」 笑みがどこからか漏れる。祭壇の前、からは既にその姿は消えていた
"ホロウリウム":だが、その声は攻撃に伴い歪み、揺らぐ。どこで、かは分からない。だが、君の攻撃は命中している!
獅子堂奈乃:暴風のような破砕音の中で、獅子堂奈乃だけが無傷で立っている。
獅子堂奈乃:「早く出てきたほうがいいですよ」
獅子堂奈乃:過度な能力使用で、負担と疲労が一気にのしかかる。
獅子堂奈乃:だが、それを表に出すことは決して無い。嘲笑うような余裕の笑みを浮かべ。
獅子堂奈乃:「そうすれば、手足の一本くらいで許してあげるかも」
"ホロウリウム":「ふふ……まさか。そんなことはできないでしょう」
"ホロウリウム":「これだけ魔眼を暴れさせて、お疲れになりませんか? ……あと何度同じことができるでしょう」
獅子堂奈乃:侵蝕98>102 現在HP2なので対抗種による自傷ダメージで死亡
獅子堂奈乃:魔眼へのロイスを昇華して復活します
"ホロウリウム":攻撃が落ち着くと、がちゃりと、礼拝堂に続く扉から姿を現す。
"ホロウリウム":「あなたの頑張りは、少しだけ想定を超えていましたが……計算の間違いを修正すめば済むことです」
獅子堂奈乃:「想定外?」くすりと笑って
獅子堂奈乃:「100年先まで見通せる割に、おかしなことを言いますね」
"ホロウリウム":「言ったでしょう。自分のことは占えない。私が見誤っていたのは、私自身です」
"ホロウリウム":「これだから直接戦闘は避けたいのですが……まあ構いません。」
"ホロウリウム":「ことは全て始めに書いた絵の通り。ここからあなたを抹殺します」
GM:ではクリンナップ……の前に、
"ホロウリウム":《加速する刻》。といっても攻撃する訳ではなく
"ホロウリウム":パナケイアの果実を使用します。戦闘中だろうとメジャーアクションでHPを回復できるすぐれものなのだ
"ホロウリウム":5d10
DoubleCross : (5D10) → 23[3,6,9,1,4] → 23

"ホロウリウム":ふー、危ない危ない……
獅子堂奈乃:こっ……こいつ……!
◆ ROUND 2
GM:では改めてクリンナップを挟み、セットアップ!
"ホロウリウム":《ミラーコート》+《得意領域》
獅子堂奈乃:≪原初の黒:雷神の降臨≫ 侵蝕102>110 行動値0
獅子堂奈乃:「……出し惜しみして勝てる相手でも無いですね」
獅子堂奈乃:ぽつりと呟き。
獅子堂奈乃:両手を覆っていた黒い革手袋が、静かに床に落ちる。
獅子堂奈乃:外気に晒されたその両の掌には、痛々しく爛れた火傷の跡が刻まれている。
獅子堂奈乃:「──おいで」
獅子堂奈乃:囁くようなその言葉は、“ホロウリウム”に向けられたものではなく。
獅子堂奈乃:同時、獅子堂の全身から、黒煙めいた影が噴き出す。
獅子堂奈乃:影は次第に凝縮、凝固し、辺りの魔眼を取り込みながらひとつの巨大な形を成していく。
獅子堂奈乃:現れるのは、見上げるような巨体。
獅子堂奈乃:三つの首。身体中至る所に夥しい手脚を備え、魔眼の爪牙を備えた異形の獣。
獅子堂奈乃:漆黒の影の中で、緑色の瞳だけが燃え盛るように輝き、揺らめいている。
"ホロウリウム":「あらあら。何か『飼っている』とは伺っていましたが」
"ホロウリウム":「こんなものを。迫力ありますねえ」
獅子堂奈乃:「ええ。可愛いでしょう?」
獅子堂奈乃:「よくご覧になっておいた方がいいですよ」
獅子堂奈乃:黒色の巨体を撫でて。
獅子堂奈乃:「これからこの爪に引き裂かれるのですから」
"ホロウリウム":待機します
GM:ではイニシアチブを進めましょう。"ホロウリウム"ですが……
GM:よって獅子堂さんの手番。どうする?
獅子堂奈乃:何ですって
獅子堂奈乃:じゃあ攻撃しますよッ
獅子堂奈乃:マイナーなし
獅子堂奈乃:メジャー ≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象は当然“ホロウリウム”!
GM:来な!
獅子堂奈乃:死ねーッ!!
獅子堂奈乃:12DX7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,5,6,8,9,9,10]+10[2,5,7,10]+3[3,3]+2 → 25

獅子堂奈乃:そこそこ……だが……!
"ホロウリウム":フフ……ドッジ!
"ホロウリウム":《リフレックス:エンジェルハイロゥ》+《光の指先》+《光の手》+《幸運の守護》
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,3,5,6,6,7,7,7,7,9,10]+10[1,2,3,5,8,10]+10[5,10]+6[6]+4 → 40

獅子堂奈乃:バカ女
"ホロウリウム":そうなるさ!
獅子堂奈乃:ウグ~ッ
獅子堂奈乃: 
獅子堂奈乃:「行って」
獅子堂奈乃:獣に呼び掛ける。だが、反応は無い。
獅子堂奈乃:元より彼の役目は、宿主の危機に応じての反撃のみだ。
獅子堂奈乃:命令に応えて能動的に攻撃する意志は備わっていない。
獅子堂奈乃:「……」苛立ちに表情を歪めて。「……行きなさい!」
“クロ”:「…………」
“クロ”:渋々と言ったように、巨獣が身体を起こす。
“クロ”:“ホロウリウム”の姿に向け、巨大な爪を振りかぶり、叩き付ける。
"ホロウリウム":攻撃を受ければ、その姿は掻き消える。手応えはない。
獅子堂奈乃:それだけで地響きと共に、床に巨大な爪跡が刻まれる、が────
“クロ”:「…………」
“クロ”:再び獅子堂のもとに蹲る。
獅子堂奈乃:「この……!」
"ホロウリウム":「なるほど」 彼女が君の背後の椅子に座っている
"ホロウリウム":「確かに可愛いですね。首輪をつけて飼ってあげたいくらい……ですが、その形だと数が必要そうですね」
"ホロウリウム":「……あなた一人なら、一つで十分でしょうか?」
獅子堂奈乃:「…………」振り向くのすら癪に障るというように、背を向けたまま舌打ちをする。
獅子堂奈乃:侵蝕率110>114
GM:ではイニシアチブを進め"ホロウリウム"の手番。
"ホロウリウム":《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《光の弓》+《光の手》+《光の指先》+《ダンシングシミター》 のさっきの組み合わせに
"ホロウリウム":《縛鎖の空間》を追加します。命中により重圧と放心を付与
獅子堂奈乃:お…………お前…………
"ホロウリウム":対象は獅子堂さん。行きます
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,4,4,5,5,6,6,6,7,7,9,10,10]+10[1,2,3,7,9]+10[7,9]+10[2,10]+4[4]+4 → 48

獅子堂奈乃:ううっ……≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫!
獅子堂奈乃:侵蝕114>122
"ホロウリウム":良いでしょう。ダメージを出す!
"ホロウリウム":5d10+11
DoubleCross : (5D10+11) → 23[7,5,5,3,3]+11 → 34

"ホロウリウム":諸々有効
獅子堂奈乃:反撃……!
獅子堂奈乃:8DX8+2
DoubleCross : (8R10+2[8]) → 10[1,3,3,3,4,9,10,10]+10[7,7,8]+7[7]+2 → 29

GM:ダメージ来い!
獅子堂奈乃:死んで!
獅子堂奈乃:3D10+14+2D10+20
DoubleCross : (3D10+14+2D10+20) → 10[4,5,1]+14+16[6,10]+20 → 60

GM:雷神キッツ 死ぬので
"ホロウリウム":《刹那の勝機》 ダメージを0にします
獅子堂奈乃:許されていいのかこんなこと
"ホロウリウム":以降ドッジ性能が低下。具体的に言うと《リフレックス:エンジェルハイロゥ》+《光の指先》が封印されます
獅子堂奈乃:よ……よし……
"ホロウリウム":指先を立てた彼女の指す先で、三つの鏡が光を放ちながら回転する。
"ホロウリウム":「今の攻撃を当てなかったことには」
"ホロウリウム":「だいぶ後悔しますよ?」 放出。破壊力を伴った光が、上空から容赦なく君へ浴びせられる
獅子堂奈乃:「……ッ、あ──」
獅子堂奈乃:熱線に撃ち抜かれ、がくりと膝を折る。
獅子堂奈乃:しかし俯いたその顔に浮かぶのは、やはり笑み。
“クロ”:「ゴ……アァアアアアッ!!」
“クロ”:先程の様子が嘘のような獰猛さで、獣が咆哮する。
“クロ”:影が閃光を喰らいながら、巨体に見合わぬ俊敏さで“ホロウリウム”に疾走する。
“クロ”:「オォオアァアアアアッ!!」
"ホロウリウム":その爪牙は、当然のように少女の身体に喰らいつくだろう。常であれば、それで決着がついたはずだ。
"ホロウリウム":だが、彼女もまた笑みを浮かべている。
“クロ”:無数の腕が、爪が、牙が、立て続けに振り下ろされ、教会を飴細工のように破壊する。
"ホロウリウム":その動きが、唐突に止まる。獅子堂に降り注いでいた破壊の光が、異様な屈折を経て獣へと伸び、その身体を縛り上げた。
"ホロウリウム":そしてそれは、獅子堂に対しても同様である。先程までの破壊だけの光とは違う。君の行動を縛鎖する光。
"ホロウリウム":「……言ったでしょう」
"ホロウリウム":瓦礫の上に、笑みを浮かべたまま立つ。 「抹殺すると。私はすると言ったらするのです」
獅子堂奈乃:「……く……!」
"ホロウリウム":「『鏡』を二つ失ったのは痛手ですが。これでも十分用を為せる」
獅子堂奈乃:藻掻き、力を振り絞って抵抗しようとするが、まるで敵わない。
"ホロウリウム":「この前片付けたあの男に、今度はあなたを始末して、戦力調整は十分です。削りすぎで手も足も出ないのは良くないので……」
"ホロウリウム":「……あとはあなた越しにUGNへ情報を流せば、理想の図面が整理される」
獅子堂奈乃:「は……随分と余裕ですね」
"ホロウリウム":「余裕ですとも。一手の調整が必要にこそなりましたが」
獅子堂奈乃:侵蝕負荷は極めて多大だ。既にリザレクト限界も越えている。
獅子堂奈乃:だが、その瞳には未だ闘志が、殺意が宿っている。
"ホロウリウム":「できない調整ではなかった。現状の絵図は、私のまったく想定していた通りですからね」
"ホロウリウム":「早くここは片付けて、『蛇』を始末する手はずを整えなくては……」
獅子堂奈乃:「く……ふふっ……」
"ホロウリウム":「……?」
獅子堂奈乃:満身創痍、絶体絶命の状況で、くつくつと笑みを零す。
獅子堂奈乃:「まだ分からないのですか?」
獅子堂奈乃:「そうやっていつも先ばかり見ているから、貴女は足元を掬われるのですよ」
"ホロウリウム":笑みがすっと消え、真顔になるが。やれやれと首を振り
"ホロウリウム":「時間稼ぎですか? まったく嫌になりますね……人の思考リソースを削る。なるほど悪あがきとしては上々ですが」
"ホロウリウム":「蚊のように不快ですね。手早く落とすとしましょうか」
◆ ROUND 3
GM:クリンナップを経てセットアップ。
"ホロウリウム":《得意領域》。こっちはまだ使う!
獅子堂奈乃:先程死んだので第六支部のロイスで復活します……!
GM:おっとそうだ。ご復活を!
獅子堂奈乃:そしてセットアップは≪原初の黒:雷神の降臨≫
獅子堂奈乃:侵蝕は122>130……!
GM:ではイニシアチブを進めます。
"ホロウリウム":《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《スターダストレイン》+《光の手》+《光の指先》+《ダンシングシミター》
"ホロウリウム":対象は獅子堂さん。そしてユニークアイテムライトサーバーを使用し、達成値を+20します。ここで殺す
獅子堂奈乃:うぎゃーっ
"ホロウリウム":18dx7+24
DoubleCross : (18R10+24[7]) → 10[3,4,4,5,5,5,5,6,6,7,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[4,5,5,6,7,8,8,9,9]+10[1,2,7,9,10]+10[1,5,10]+10[9]+10[10]+10[7]+10[10]+4[4]+24 → 108

獅子堂奈乃:は……?
GM:リアクションどうぞ
獅子堂奈乃:重圧でオートアクション不可なのでドッジします
獅子堂奈乃:5DX+1>=108
DoubleCross : (5R10+1[10]>=108) → 10[2,3,3,7,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

獅子堂奈乃:あっ
獅子堂奈乃:いや待って
GM:なにかな
獅子堂奈乃:“ホロウリウム”へのロイス 尽力/〇敵愾心を昇華してバッドステータスを解除します
獅子堂奈乃:それで≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫を使用します
GM:来い!
獅子堂奈乃:死ね…………!
獅子堂奈乃:≪紡ぎの魔眼≫も使用します
獅子堂奈乃:13DX8+2 リアクション不可
DoubleCross : (13R10+2[8]) → 10[3,3,3,4,4,5,6,7,7,8,9,10,10]+7[1,3,5,7]+2 → 19

獅子堂奈乃:づぁ
"ホロウリウム":ダメージを出す!
"ホロウリウム":11d10+11
DoubleCross : (11D10+11) → 60[3,1,5,9,3,6,9,9,6,1,8]+11 → 71

獅子堂奈乃:こちらもダメージ!
獅子堂奈乃:2D10+14+2D10+20
DoubleCross : (2D10+14+2D10+20) → 2[1,1]+14+11[4,7]+20 → 47

GM:そのダメージは……
"ホロウリウム":……死ぬ! 戦闘不能です。復活エフェクトもなし!
獅子堂奈乃:はぁ……はぁ……
獅子堂奈乃:HP0、こちらもそのまま倒れます。
"ホロウリウム":光の戒めを受けた君の眼前で、"ホロウリウム"の頭上に円鏡が輝く。
"ホロウリウム":今までにない強い光だ。当然、それがおよぼす破壊力なども想像できない。
"ホロウリウム":「それではお疲れ様でした。この場所は結構好きだったのですが」
"ホロウリウム":「あなたがここまで荒らし回してくれたので、遠慮なくこれをくれてやりましょう」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:深く、深く息を吐く。
獅子堂奈乃:獅子堂の宿す影獣──“クロ”は、敵対者の害意と獅子堂自身の苦痛に反応する。
獅子堂奈乃:ならば、この場で自身の取れる最適解は。
獅子堂奈乃:「痛いのはあまり好きではないのですがね……。……まあ、いいでしょう」
獅子堂奈乃:鎖に縛られたまま、抵抗をやめ、全身の力を抜く。
"ホロウリウム":間近の鏡から発せられる光は、刹那、太陽のそれすらも凌駕して。
"ホロウリウム":「私の願いの道のため」
"ホロウリウム":「焼け消えなさい。跡形もなく……!!」
獅子堂奈乃:ただ輝く円鏡と閃光を見据え、眩しさに目を細めながら、笑う。
獅子堂奈乃:「貴女はもっと、痛くなりますから」
"ホロウリウム":光。少し遅れて轟音。全てを蹂躙する、破壊力を伴った光が、君に、獣に、その周囲全てに降り注ぐ。
獅子堂奈乃:「ッ────あぁあああああっ…………!!」
獅子堂奈乃:肉が溶け、骨が焦がされていく激痛に、悲鳴を上げる。
獅子堂奈乃:「っ……あ、ぁああああ……!!」
獅子堂奈乃:支える脚が折れ、崩れ落ちる寸前。
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「────あは」
獅子堂奈乃:その口元に、三日月のような笑みを浮かべる。
"ホロウリウム":「…………」
"ホロウリウム":対する"ホロウリウム"の表情は、笑み、ではない
"ホロウリウム":予見ですらない。ただ恐ろしい予感が、背筋を這いずり登っている
“クロ”:「グォ────アァアアアアアアッ!!」
“クロ”:獣の咆哮が、大気を震わせる。
"ホロウリウム":「……ッ」
“クロ”:影の巨体が更に膨張し、光の戒めを噛み砕き、切り裂き、引き千切る。
"ホロウリウム":「馬鹿な。威力不足? ……いや、あの束縛を受けて動くことなんて……!」
“クロ”:身を屈め、跳躍。
“クロ”:最後に残った円鏡を、粉々に打ち砕く。
"ホロウリウム":「っな……!」 彼女がその環状を露わにする所を、君はようやく見ることができた。驚愕
“クロ”:その破片と共に、自由になった巨体が地響きを立てて着地する。
“クロ”:「…………」
“クロ”:地の底から響くかのような唸り声。一歩一歩、“ホロウリウム”に歩み寄る。
"ホロウリウム":「いや、そんなはずは……まだ手が……何か」
獅子堂奈乃:「ああ、クロちゃん。そんな……」
"ホロウリウム":後ずさる。能力の媒介に用いていた鏡を砕かれた彼女にとって、それがもっとも意味のある退避だ。
獅子堂奈乃:「駄目ですよ。そんなことしたら可哀想でしょう」
"ホロウリウム":もちろんそれが目の前の獣に対して、有為であるかどうかは、まったく別問題である。
獅子堂奈乃:倒れ込み、咳き込みながらも、その声色はひどく楽しげだ。
"ホロウリウム":「っく……いや、待って……そんな」
獅子堂奈乃:「ああ……ごめんなさい。止めたいんですけどねえ……」
獅子堂奈乃:「その子、言う事聞かなくて」
"ホロウリウム":唇を引きつらせて後退していたが、崩れた瓦礫に足を取られて、尻もちをつく。
“クロ”:木片や瓦礫を踏み砕きながら、獣は“ホロウリウム”の眼前まで迫る。
"ホロウリウム":「まっ……待ってください! 言うことを聞くとか聞かないとか……じゃあしまうとかできないんですか?」
"ホロウリウム":「できるでしょ! そうしなさいよ! UGNで訓練したなら、こんなモノ野放しにはしないでしょ……!」
“クロ”:巨体が落とす影に視界は遮られ、三つ首では緑の瞳が爛々と輝いている。
獅子堂奈乃:「うぅん……どうですかねえ?出来るでしょうか……?」
獅子堂奈乃:「……あぁ、そうだ!」
獅子堂奈乃:名案のが浮かんだというように声を弾ませ。
"ホロウリウム":「何……!」 切羽詰まっている。本当にこれ以上の手がないのだ
獅子堂奈乃:「占ってみたらいかがです?これから貴女がどうなるか!」
獅子堂奈乃:「100年先を見通せる、素晴らしい占星術師なら……簡単でしょう?」
獅子堂奈乃:嬉しそうに、にっこりと笑う。
"ホロウリウム":「はっ……」 愕然とした声を上げて
"ホロウリウム":「やめっ……やめて! こんな所で、私……止めてください! 止めれば何だって教えてあげますから!」
"ホロウリウム":「さ、最初に会った時話しましたよね? 私、この件の黒幕だって知って……!」
GM:君は気紛れにその命乞いに耳を貸してやっても良いし、別にそうしなくても良い。
獅子堂奈乃:「ええ~?そうなんですか?」
獅子堂奈乃:「それじゃあせっかくなので、その件と恋占いでも……」
“クロ”:「…………グ…………ゴ、ァ…………」
“クロ”:“ホロウリウム”の眼前で、獣が大顎をゆっくりと開いていく。
“クロ”:無数の鋭利な黒牙が、彼女の視界いっぱいに広がっていく。
"ホロウリウム":「ひ、いっ、あっ、止め、止めて……早く止めて……!!」
獅子堂奈乃:「あっ、クロちゃん、ちょっと待って……」
獅子堂奈乃:「……ああ、すいません。ダメみたいです」
“クロ”:「──グォアァアアアアアアアッ!!」
“クロ”:獣が咆哮と共に、“ホロウリウム”に喰らい付き────
"ホロウリウム":「嫌……っ、お祖母さ、マッ」
“クロ”:彼女の視界は、闇に閉ざされる。
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:それを見届けて、はぁ、と息を吐いて。
獅子堂奈乃:「クロ、もういいよ」
獅子堂奈乃:手を振るうと、“ホロウリウム”の上半身をすっぽり飲み込む形で止まっていた獣は、すぐに霧散する。
獅子堂奈乃:後に残るのは、破壊されつくした教会と、ただ気絶した“ホロウリウム”だけだ。
GM:倒れた彼女の懐から、星の石がこぼれ落ちる。
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:それを拾おうと、歩み出そうとして。
獅子堂奈乃:「……あれ」
獅子堂奈乃:がくん、と態勢を崩し、再び倒れ伏す。
獅子堂奈乃:「あれ…………」
獅子堂奈乃:じわじわと、床に血溜まりが広がっていくのを自覚する。
獅子堂奈乃:「ああ……流石に……意地を張りすぎましたかね……」
獅子堂奈乃:弱々しい笑みを零して。目蓋が落ちていく。
獅子堂奈乃:「ふふ……でも、これで……」
獅子堂奈乃:「支部長……褒めて、くれますかね……?」
獅子堂奈乃:「ね……先輩……」
獅子堂奈乃:そう言って、笑って。動くものの無くなった教会の中、ひとり意識を手放した。


一騎打ち 決着
勝者 獅子堂奈乃



GM:という訳で
GM:ドロップ品タ~イム!
円城 鋼:わーわー!
日向 京介:うおー!
河合 奏:ヒュー!
獅子堂奈乃:はあ……はあ……
GM:今回みなさんが撃破したのは、"ホワイト・ファッズ"と"ホロウリウム"の2体です。
円城 鋼:戦闘は別でも、ドロップをひとりに集中させるのは問題ない、と捉えても…?
GM:問題なし!
円城 鋼:ヤー!
日向 京介:獅子堂さんどうぞー
河合 奏:とりあえず獅子堂さん二回分下げましょう
GM:まずはエネミー1体につき1回、PC1人の侵蝕率を-1d6してください。そして選択戦利品が2人分だ。
獅子堂奈乃:いただきます……
円城 鋼:ですね。まずはさんに、侵蝕を下げてもらっていいと思います。
円城 鋼:(獅子堂さんに)
獅子堂奈乃:えーと最後の手番で
獅子堂奈乃:139
獅子堂奈乃:…………
日向 京介:タッカイ
獅子堂奈乃:139-2D6
DoubleCross : (139-2D6) → 139-9[3,6] → 130

河合 奏:下げてもなお高い
河合 奏:もう2d6行きますか
日向 京介:それで良いかと
日向 京介:ロイスも削れてるし
円城 鋼:いいと思います。
獅子堂奈乃:有難うございます……
獅子堂奈乃:130-2D6
DoubleCross : (130-2D6) → 130-7[1,6] → 123

獅子堂奈乃:なんとか……!
GM:ではこのままシーン終了処理もしてしまいましょう。
日向 京介:はーい!
河合 奏:OKです
GM:≪拠点確保+物資探索≫により、皆さんそれぞれ侵蝕率を1d6+3下げることができます。
日向 京介:いただきます!
日向 京介:1d6+3
DoubleCross : (1D6+3) → 5[5]+3 → 8

日向 京介:よし、良い値
河合 奏:105-1d6-3
DoubleCross : (105-1D6-3) → 105-3[3]-3 → 99

獅子堂奈乃:123-1D6-3
DoubleCross : (123-1D6-3) → 123-2[2]-3 → 118

円城 鋼:118-1d6-3
DoubleCross : (118-1D6-3) → 118-3[3]-3 → 112

円城 鋼:OKOK
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を-8した(侵蝕率:115->107)
GM:では後はいつものロイス&調達をどうぞ
GM:調達は今回がラストかなー
日向 京介:ロイスは保留
日向 京介:調達、アルティメイド服!
日向 京介:6DX+4+0@10>=20 調達
DoubleCross : (6R10+4+0[10]>=20) → 10[1,6,7,7,9,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

日向 京介:やぁっと回った!
円城 鋼:ヒューッ!!
獅子堂奈乃:応急を買わないと死んでしまう
日向 京介:ウェポンケースに収納しておきます。以上!
獅子堂奈乃:4DX+2>=8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 10[3,4,9,10]+2[2]+2 → 14 → 成功

河合 奏:ロイスはまだ保留で応急手当キット狙います
獅子堂奈乃:即使用
獅子堂奈乃:1+2D10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+7[5,2] → 8

円城 鋼:こっちは自分用に応急手当キット!まだHPが1のままなのだ…。
獅子堂奈乃:以上!
河合 奏:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 7[2,5,7]+2 → 9 → 成功

円城 鋼:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 8[2,2,2,6,8] → 8 → 成功

円城 鋼:成功!使用!
円城 鋼:2d10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 18[9,9]+1 → 19

河合 奏:ふむ、買えたし円城君か獅子堂さんにパスかな
獅子堂奈乃:こちらにいただけますか……?
円城 鋼:めっちゃ治った。獅子堂さんに渡してあげてください!
河合 奏:OK!もってけ!
日向 京介:あ、私も地味に
獅子堂奈乃:何故なら対抗種のバックファイアで死んでしまうから
獅子堂奈乃:日向くんもだ
日向 京介:HPがあれなので獅子堂さんの一個目の回復が十分だったら回してもらえますか
獅子堂奈乃:8です
日向 京介:あ、じゃあ獅子堂さんどうぞ
日向 京介:私はどうせカバーで倒れそうですし
獅子堂奈乃:ここは遠慮せず貰っておきます……!
獅子堂奈乃:8+2D10
DoubleCross : (8+2D10) → 8+5[2,3] → 13

獅子堂奈乃:低いが4回は撃てる!ありがとう皆……
日向 京介:オッケー!
GM:では最後になりましたが、君たちの激戦の裏で発生していたバトルを見てみましょう。
GM:対戦カードはダイスを振らずに確定します。

『アーネンエルベ』
VS
『UGN亀柿支部実働部隊』+???

日向 京介:猫ではない!?
河合 奏:ね、猫……?
GM:choice[B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B]
DoubleCross : (CHOICE[B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B]) → B


決着
勝者 『UGN亀柿支部実働部隊』+???

GM:勝者は『UGN亀柿支部実働部隊』+???
日向 京介:確定勝利だ
河合 奏:勝つ気しかないじゃん
日向 京介:何者……
獅子堂奈乃:ええ……
円城 鋼:執念の勝利……。
円城 鋼:ね、猫……猫……?
獅子堂奈乃:抹殺の一手が……使えねえ!
日向 京介:猫には使えるんじゃないですか?
獅子堂奈乃:あっそうだ
河合 奏:猫どこ……ここ……?
獅子堂奈乃:えっ……猫を……?
円城 鋼:残存エネミーを1体だから、出てなくても使えますねこれ…?
GM:使えますよ。
日向 京介:猫にはちょっと毛玉と一緒に石を吐き出してもらって
獅子堂奈乃:ちょっと麻酔銃で眠らせたくらいにしてほしい
日向 京介:あ、確認なんですけど亀柿支部と???には使えないですよね?
円城 鋼:小さくなるまで、でかい猫をでかい檻に入れておいてほしい。
獅子堂奈乃:案外死ぬかもしれませんよ ???
河合 奏:まあ流石に記憶処理班と建物修理班が悲鳴上げてたからね
GM:使えませんね! そして他戦力もほぼ残ってないので
河合 奏:そろそろ対処しといてあげないと
GM:でかい猫だけです
獅子堂奈乃:じゃあ猫に毛玉ケアキャットフードあげますか……
日向 京介:後処理組が過労死するまえに猫への対処を
河合 奏:じゃあでかい猫に抹殺の一手使いましょう
円城 鋼:すまん猫……!
日向 京介:お願いします!
GM:ううーん、悲しいニャン(動物番組クソアテレコ)
GM:という訳で、支援ボーナス《抹殺の一手》が使用され、参加エネミー『でかい猫』はバトルロイヤルから排除されました。
日向 京介:猫ーっ!
獅子堂奈乃:ニャン……
円城 鋼:でかい猫……マタタビに包まれてあれ……
GM:彼が所有していた星の石、アリエス(牡羊座)とレオ(獅子座)は、N市UGN『星の石』対策班の所有物となります。
日向 京介:やったー!
日向 京介:これで星の石、9個ですかね
河合 奏:よし、これでこの回だけで四つ手に入った!
河合 奏:いや、五つか?
獅子堂奈乃:いっぱいだぜ~
GM:はい。このシーンの最終結果は……

◆ シーン4終了時、残存戦力
・星の石9個所有
N市UGN『星の石』対策班 ... ヴァルゴ(乙女座)、アリエス(牡羊座)、ジェミニ(双子座)、キャンサー(蟹座)、レオ(獅子座)、リブラ(天秤座)、スコーピオ(蠍座)、カプリコーン(山羊座)、アクエリアス(水瓶座)
・星の石4個所有
UGN『亀柿支部実働部隊』+??? ... タウロス(牡牛座)、パイシーズ(魚座)、サジタリウス(射手座)、???


GM:以上の通り!
河合 奏:実質二分まで来たか
GM:この結果を以てバトルロイヤル進行は終了し、次はトリガーシーンとなります。
円城 鋼:うおおー…!

GM:◆『星の石』に関する情報("ホロウリウム"の語った内容+遺した資料による)
◇ 由来
・現在まで続く、西洋の古典占星術の主流に歯向かった『十三星座派』が数百年前に作り出した遺産。
・数百年後の現代に、あらゆる超常現象が主に13の系統の力に分けられること(=13のシンドロームに系統立てられるレネゲイドウィルスという概念)を予見して作成された。
・黄道十二宮の星座にもう一つの星座を付け加えることで、真実の占星術は完成するという思想が色濃く反映されている。

◇ 機能
・黄道十二宮の12星座に、第13の星座とされるへびつかい座を加えた13星座を象った『石』により構成される。
・へびつかい座の『石』は、他の『石』と明確に性質が異なり、他の『石』に対して上位的な位置づけをなされている。

・へびつかい座を除く12星座の『石』は、レネゲイドウィルスの力を取り込みつつ、その力を接触している『石』同士でやり取りすることができる。
・『石』はそれぞれウロボロスを除く12のシンドロームのいずれか一つの力を保存するのに適切な性質をしており、『石』同士のやり取りによって適切な形で力を保存することができる。
・12星座の『石』の目的は、以上の性質によるレネゲイドウィルスの力の洗練である。
・単独で保有するとジャームを作り出す、所持していると他の『石』の所在を感知できる、という性質は、事情を知らずとも『石』同士を連結状態で保存させるための副次機能に過ぎない。

・へびつかい座の『石』は他の『石』の所在を感知できるが、他の『石』からへびつかい座の『石』は感知することができない。
・へびつかい座の『石』は他の『石』からエネルギーを引き出して統合し、『蛇』と呼ばれるジャームを生み出すことができる。
・『蛇』は洗練されたレネゲイドウィルスの力の結晶であり、あらゆる願いを叶えるほどではないにしても、様々なことが実現できるのも確か。
・少なくとも、『石』の一つが一度は死亡した"スターティアラ"を生かし続けたという実績から、死者を生存させることは実現が可能だろうと見られている。

・ルール的には、へびつかい座の『石』を持っている者が、他の12個の『石』全てとエンゲージしている状態で『石』を使用すると、『蛇』が誕生する。


ミドル6

GM:◆ Middle 06 ScenePlayer:円城鋼
GM:クライマックス前、トリガーシーンです。全員の登場を推奨します
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:107->110)
獅子堂奈乃:118+1D10
DoubleCross : (118+1D10) → 118+6[6] → 124

河合 奏:99+1d10
DoubleCross : (99+1D10) → 99+4[4] → 103

円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:112->116)
円城 鋼:OK…!

GM:N市。第八地区。教会跡。
GM:激しい交戦によりほとんどが倒壊した教会の、唯一残った聖母の像が、夕暮れに赤く照らされる。
GM:そこに倒れているのは二人の少女だ。片や苦渋の表情を浮かべ、片や笑むように穏やかな表情。
GM:そこへ、君は到着する。後方支援の部隊も、ほどなく到着するという話だが、今ここに立っているのは君だけだ。
獅子堂奈乃:爆撃でも受けたかのように破壊されつくした教会の中、ひとり血塗れで倒れ伏している。
河合 奏:「……」 心中で溜息を一つ。あまり壊すなよと刺したはずの釘はどこへ行ったのか。
河合 奏:夕焼けに照らされて微笑む聖母の像以外、ここに教会があったと察することさえ難しい瓦礫の山と成り果てている。
河合 奏:その中心、あふれ出る血を除けば穏やかに寝ているようにすら見える彼女の下へ歩み寄る。
河合 奏:「起きろ、獅子堂」
獅子堂奈乃:「……」その声に、薄っすらと目を開ける。
獅子堂奈乃:身を起こそうとするが、身体が動かない。
獅子堂奈乃:「あれ……」
獅子堂奈乃:「……支部長……?」
河合 奏:「無理に動かなくていい。回収に来た」
獅子堂奈乃:「そう、ですか……それは……」
獅子堂奈乃:「ご、ほっ……!」
獅子堂奈乃:喋ろうとして、口から血が零れる。
河合 奏:「ああ、無理して喋るな。相当暴れたんだろう」
河合 奏:言いながら、彼女を抱え上げる。負担にならないようゆっくりと。
獅子堂奈乃:「…………」声を出さずに笑って。
獅子堂奈乃:「役得ですね」
河合 奏:「何がだ」 呆れたように返す。
獅子堂奈乃:「河合支部長に抱いて頂けるなんて、滅多になさそうですし」腕の中で目を細める。
獅子堂奈乃:「知ってます?結構ファン多いんですよ、支部長」
河合 奏:「減らず口が叩けるなら見た目よりは余裕がありそうだな」
獅子堂奈乃:「とんでもない。今にも死にそうですよ」
獅子堂奈乃:「……私、頑張りました」
獅子堂奈乃:「褒めて頂けますか?支部長」
河合 奏:「ああ。よくやった」
河合 奏:「能力の問題もあるが、お前以外なら無理だったろう」
河合 奏:「お前だから出来たことだ。
河合 奏:「存分に誇れ」
獅子堂奈乃:「ふ、ふ……」
獅子堂奈乃:「嬉しいです……それ」
獅子堂奈乃:「先輩とか……支部の皆にも、是非、聞かせて……」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:眠るように目を閉じ、それきり喋らなくなる。安堵と共に、再び意識を失った。
河合 奏:「……はあ。無理して喋るなと言っただろうが」
河合 奏:鼓動も呼吸も安定している。レネゲイドも同じく。だからこそ安心して軽口も叩けるのだが。
河合 奏:同じく倒れ伏しているホロウリウムを一瞥する。
GM:満身創痍だ。負傷のほどは獅子堂さんよりも浅く、命に別状があるようには見えない。
GM:しかし、辺りには装備・装飾品の残骸と思しき破片が散らばっている。これが彼女の能力リソースだとしたら、その脅威度は今までほどではないだろう。
河合 奏:(目を離せない、というほどではないか)
河合 奏:こちらの処分は元々後方支援部隊に任せる予定だ。自分はあくまで獅子堂の回収役としてここに来た。
河合 奏:なら、ひとまずは部下を労わるのが先決だろう。
GM:車両の近づいてくる音が聞こえてくる。見れば、それがUGNの後方部隊のものであると、君ならば分かるだろう。
河合 奏:車へと移動し獅子堂を寝かせる。後方部隊にホロウリウムを引き渡したら、すぐに拠点へと移動しなければ。
河合 奏:常の意味深な笑みよりどこかあどけなく見える寝顔に。少しだけ微笑んで。
河合 奏:「本当に、よくやった」
河合 奏:起こさないよう軽く、頭を撫でた。

GM:N市。行動拠点。
GM:獅子堂奈乃、河合奏を迎え、彼女の口と、後方部隊が"ホロウリウム"の持ち物として発見したという手記から……
GM:君たちは13番目の『石』についてを始めとする、『星の石』の真相を知ることになる。
GM:昨晩君たちと交戦したUGN、亀柿支部実働部隊の目的が、『石』を集めることで『蛇』を生み出し……
GM:その力によって、彼らの大切な人を蘇らせようとしていることも、およそ予想がつくだろう。
雲崎ステラ:「…………」
GM:夕日も傾き、空も暗くなる中、ステラは服の上から、己の胸の石を掴む。思い詰めるような表情で。
日向 京介:「13個目の石……『次』という話からまさかとは思っていたが、本当にあるとはな」
獅子堂奈乃:「一応、信用できる話でしょう。状況とも合致しますし……それに、彼女はそこにプライドを置いているようでしたから」
獅子堂奈乃:痛々しく包帯の巻かれた姿。血を失いすぎたゆえか、少し眠そうな顔。
円城 鋼:「……ああ。獅子堂が、命を張って仕入れてくれた話だ。信じる」
河合 奏:「自分用の手帳にわざわざブラフの情報を書くこともないだろうしな」
円城 鋼:痛々しい姿を、己が傷付いたかのように眉間に皺を寄せて見ているが。意識は半ば、別のところにある。
獅子堂奈乃:「別に、それほどのことでは。余裕でしたよ」ひらひら手を振る。
河合 奏:「と、なれば。次に考えるべきは、亀柿支部及びへびつかい座の石への対策だ」
日向 京介:「次も行けるなら信じるぞ、その強がり」
雲崎ステラ:「……残りの『石』は」 ぽつりと口を開く
雲崎ステラ:「私から感知できる限りでは、3つ……まとまった状態です。さっきまで移動していたけど、しばらく動きはありません」
雲崎ステラ:「地図を見れば、場所も分かると思います」
獅子堂奈乃:「3個。では、我々が9個ですから……完全に二分された形になりましたね」
日向 京介:「3つ。 確か前の段階では、アーネンエルベが所持していたはずだな」
円城 鋼:「……けれど。一方的に奇襲をかけられるというアドバンテージが、あるなら」
河合 奏:「ああ。亀柿支部が奪い取った可能性は十分にある」
獅子堂奈乃:「強力なジャームという情報でしたが……倒したということでしょうか。凄まじい執念……まあ、それも当然ですか」彼らの動機に思いを馳せて。
日向 京介:「むしろ、そう考えて動いたほうが良さそうだ」
GM:こういう時に後方支援部隊と連携が取れれば便利なのだが、あいにく熊野が抜けてから、そこまで綿密な連携は取れていない。
円城 鋼:「それを躊躇う人達ではない、と思う。……俺が意識を保っている間に、直接相対したのは、"サダルスウド"のみだけど」
円城 鋼:「ステラさんを殺して、石を奪うという決意は」
円城 鋼:─あるいは、殺意は。
円城 鋼:「本物、だった」
雲崎ステラ:その殺意を思い出したのか、自らの身を庇うように肩を抱く。
獅子堂奈乃:「しかし、向こうで持っているのがその蛇つかい座の石だけならともかく」
獅子堂奈乃:「他の3つの石ならこちらからでも探知できるのでしょう……誰か持ってます?地図。デジタルでも」固定されていて腕が動かせない。
日向 京介:「僕の端末に入ってる。 雲崎に見てもらえば見つけ出すことは可能だろう、が」
円城 鋼:「すまない、俺の端末は熱でやられて─」
円城 鋼:そう、口にしてから。少し躊躇う素振りを見せた後。
円城 鋼:決して無傷ではない己の手を、ステラが自らを抱き締めるようにしている手に重ねる。
雲崎ステラ:驚いたかぴくりと手が震えたが、すぐ、君にかすかな笑みを向ける
雲崎ステラ:「ありがとう。大丈夫」
雲崎ステラ:それから、日向くんを見る 「……見せてくれますか?」
円城 鋼:うん、と小さく応じて。同じように、日向くんに視線。
日向 京介:「ああ。 ただ、不安がいくつかある」
日向 京介:端末を操作し、卓に置きながら整理する。
雲崎ステラ:「不安、ですか?」
日向 京介:「まず、へびつかい座の石の場所が分からないこと」
日向 京介:「亀柿支部が持っていると見て間違いないとは思うが、感知できた他の3つと同じ場所にあるとは限らない」
獅子堂奈乃:「持ち主を分けていて、他の3つを奪取しても奇襲される、という可能性はありますね」
日向 京介:「それだ。たとえこの3つを回収できたとしても、へびつかい座の石がある限り危険は残る」
獅子堂奈乃:「ええ。その場合、我々が12個の石を保持しているのは却って莫大なリスクになりかねません」
河合 奏:「向こうからしてしまえば、蛇を呼び出すのが目的だからな」
日向 京介:「12個揃ったタイミングで奇襲でもされたら最悪だ。 それともう一つ」
日向 京介:「亀柿支部がへびつかい座の石を、どうやって手に入れたのか、ってことだ」
日向 京介:「UGNも把握していなかった情報だろう? どこで、誰から手に入れたのか……」
獅子堂奈乃:「まあ、確かに。懸念というより、純粋に疑問ですね」
円城 鋼:「……よほど裏事情に長けた誰かの助力があった、と?」
獅子堂奈乃:「ああ、そういえば」
獅子堂奈乃:「"ホロウリウム"が何か言っていましたね。この件の黒幕を知っている、だとか」
獅子堂奈乃:「その時は命乞いの戯言だと思って聞き流しましたが。目を覚ましたら聞いてみますか?」
河合 奏:「そちらは後方班に頼んである。目を覚ましたら尋問するように、と」
河合 奏:「まあ、あの様子ではいつ目を覚ますか分からんがな」
獅子堂奈乃:「そんなに驚かせたつもりはないんですがねえ?」
日向 京介:「黒幕、か……やはり亀柿支部だけでなく、もう1勢力あると考えておいたほうが良さそうだな」
円城 鋼:「……一体どんな"話"を獅子堂がしたのか、興味があるところでは、あるけれど」
円城 鋼:「13個目……へび使い座の石については、俺たちがやるべきことは何も変わらない、と」
円城 鋼:「……守る。12個の石も、ステラさんも。決して、奪わせはしない」
円城 鋼:「そう、思う」
円城 鋼:思っていいだろうか、という確認ではなく。己の意志を言葉にする。
日向 京介:「そういうことだな。 見えていない戦力での奇襲も警戒しつつ、回収に向かうしかない、か」
獅子堂奈乃:「そうですね。何にしても、他3つの在処は把握しておきましょう。お願いできますか?雲崎さん」
雲崎ステラ:しばし地図を見ていた彼女は、一点を指差している 「……多分、ここです」
雲崎ステラ:「あんまり具体的に、ここしかない、っていうのは、普通分からないんですけど」
雲崎ステラ:「『この辺り』、って感じる所に、これしかないというか……まるまるこれですから」
GM:そう言う彼女が示すのは、ホテル・グランアーチ。N市内でも指折りの高級ホテルであり、随一の超高層ホテルでもある。
獅子堂奈乃:「……いいとこ泊ってますね。羨ましいです」
雲崎ステラ:「ここに三つ。それは間違いないです」
獅子堂奈乃:「あるいは一般人の多い場所で、我々の動きを牽制する狙いですかね」
日向 京介:「先に客を避難誘導することは可能か?」
河合 奏:「手配はするが……正直分からん」
獅子堂奈乃:「それで気取られる可能性もありますからねえ」
河合 奏:「何せこのN市でも有数の規模だ。今すぐ全員を、というだけでかかる手間が洒落にならん」
円城 鋼:「……同じUGN、手の内は知っている、か」
GM:手牌を試すなら、後方支援班へ連絡を取る必要があるだろう。
日向 京介:「いずれにせよ派手に暴れることにはなる。 人質を取られる可能性も考えれば、できることはしておきたいかな」
河合 奏:「だな。今更一般人を手にかけることを躊躇う相手でもないだろう」
日向 京介:「お願いできるか、河合支部長」
河合 奏:「ああ。ホテルに関しての手配、ホロウリウムの現状含め一度連絡してくる」
河合 奏:「探知などの危険を考えて、連絡が終わればまた移動になるだろう。用意はしておいてくれ」
河合 奏:そう言って、一度部屋を出る。
円城 鋼:頼む、とその背に応じるように声を返して。視線は、もう一度地図へ─。
日向 京介:一瞬視線を円城と雲崎に向け、目をそらして装備の確認を始める。
獅子堂奈乃:「……ところで」
円城 鋼:「……うん?」
雲崎ステラ:「?」
円城 鋼:声の向きから、どうやら自分向けらしい、と当たりをつけて。視線を上げる。
獅子堂奈乃:「いつまでそうしているんですか?」
獅子堂奈乃:ずっと手を重ねたままの円城くんと雲崎さんに、にやにやと愉快そうな笑みを向ける。
円城 鋼:「……………………」
雲崎ステラ:「…………っっ!!」
雲崎ステラ:かっと赤くなって、反射的にばっと手を振り払い
日向 京介:「あっ、そこ突っ込むんだ……無粋かなって思ったんだけど……」
雲崎ステラ:「……っあ、ごっ、ごめんなさい……」 口ごもりながら謝る
円城 鋼:「……いや、これはだな。決してそうしたいからというだけでなく……かと言ってしなければならないというだけでなく……っ」
獅子堂奈乃:二人の様子にくつくつと至極楽しそうに笑い。「さて、それでは私はお茶でも入れてきましょうか」
円城 鋼:表情を崩さない(と自分自身は思っている)まま、聊か早口でまくし立てて。
獅子堂奈乃:腰を上げ、にやりと笑って。
獅子堂奈乃:「……ごゆっくり?」
円城 鋼:「……獅子堂、お前……ッ」
獅子堂奈乃:上機嫌な様子、怪我を感じさせない軽やかな足取りで去っていく。
円城 鋼:仲間に向けるものとしては珍しく、語尾をやや荒げつつも。立ち去るその姿を、毒気を抜かれたような顔で見送ってから。
日向 京介:「別に言い訳とかせんでも。それで落ち着くなら好きにしてろよ」
雲崎ステラ:「いや……っ、別に私は、そんな……」
円城 鋼:「あ、ああ……。……その、だな」
雲崎ステラ:赤くなってもごもご言っている
円城 鋼:「……俺の方こそ、すまない。……その。不安になっている時は、こうすると落ち着くというのは知っているから、そうした」
日向 京介:「こんな状況だ。不安に思ったり、怖いと思って当たり前だよ」
日向 京介:「僕も準備を整えてくる。話したいことがあるなら、今のうちにきちんとやっておけ」
円城 鋼:「……」
円城 鋼:日向くんが口にした言葉を、飲み込むように数呼吸。
日向 京介:頭をかきながらコートを翻し、部屋を出ていく。
円城 鋼:「……日向」
円城 鋼:ありがとう、と。今度は、言葉にはしないけれど。
日向 京介:言葉は返さず、ヒラヒラと手をふる
雲崎ステラ:「……」
雲崎ステラ:しばらく口ごもっていたが、ちらりと円城くんを見て
雲崎ステラ:「……ごめんなさい、なんか……」 謝る
円城 鋼:「……ステラさん」
円城 鋼:その謝罪を遮るように、名を呼ぶ。
雲崎ステラ:君を見る。紅の瞳は、最初に会ったときと比べて、随分と明るい。
雲崎ステラ:きっと、この部屋に夕日が差し込んでいるからだけではないだろう。
円城 鋼:「俺は、UGNチルドレンで。人はたまに俺のことを、チルドレンらしいチルドレンだ、なんて言うけれど」
円城 鋼:「……そうじゃない。俺は、きっと。欲望を抑えるのが、下手なんだと思う」
雲崎ステラ:「欲望を抑えるのが……?」
雲崎ステラ:不思議そうに言うが、まったく分からないでもない、という風な様子だ
雲崎ステラ:「……買い食いはするものね」
円城 鋼:「うん。……やるべきことと、やりたいことは別だ。それが一致していれば、幸せだと思う」
円城 鋼:「……買い食いは、うん。バレたら怒られるから、トータルで見ると不幸せなのかもしれない」
円城 鋼:真顔で、冗談に聞こえない冗談を零す。
雲崎ステラ:おかしそうに笑う 「でもやめられないんだから。……確かに、ガマン下手かもね」
円城 鋼:「かも、しれない。……だから、今回も。我慢はしない」
円城 鋼:視線を伏せるように、少しの間目を閉じて。開いた目で、真っ直ぐ赤い瞳を見る。
雲崎ステラ:「……」 君の言葉を待つ
円城 鋼:「12個の石を守る。ステラさんを守る。……それは、俺の。俺たちのやるべきことだ」
円城 鋼:「……そして、俺は。ステラさんに」
円城 鋼:「─生きていてほしい。あの時、きみを守ったのは、たまたま俺が近くにいたからで。あの時、きみがそれを望んでいなかったとしても」
円城 鋼:「きみがいなくなったら。俺は、悲しいと思う」
雲崎ステラ:「……あの時は」
雲崎ステラ:「本当に生きていたくなかった。私……ずっと、"赤鱗"と『石』のためだけに生きている気がしてて」
雲崎ステラ:「そんな人生の終わりが、ジャームになるかもしれない、なんて。……最低でしょ? だから、本当にね。あそこで終わらせたかったの」
円城 鋼:「そうはさせない、と。……うん。あの時は、きみの……そして石のことを知らなかったから、言えなかった」
円城 鋼:「でも、今は言える」
雲崎ステラ:「うん。私も、今は違う。……生きていたい。どんなことがあっても」
雲崎ステラ:「だからね。一つだけ聞いてもらっていい?」
円城 鋼:「……うん」
雲崎ステラ:赤い頬を、熱を持った耳を、誤魔化すように指でこすって
雲崎ステラ:「……さん、じゃなくて」
雲崎ステラ:「ステラ、って呼んで」
円城 鋼:「……いや、その、それは」
円城 鋼:「少なくとも、年下では、ないだろう。同じくらいか、少し上だろうし……」
円城 鋼:気圧されるような気持ちで、けれど視線はそらさず(そらせず)に。
雲崎ステラ:「16歳。だけど、年下なら呼べるっていうんなら」
雲崎ステラ:「15歳にでも14歳にでもしてもらう。どうせ戸籍、偽物だし」
雲崎ステラ:「……嫌?」 瞳が揺れる
円城 鋼:偽物。その言葉に一瞬、表情が陰るけれど。それを、すぐにかき消して。
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:傷だらけの両手で、少女の手を包むように握る。
雲崎ステラ:されるがまま、柔らかで傷一つない手が、君の両手に収まる
雲崎ステラ:安心するように目を細めて
円城 鋼:「ステラ」
雲崎ステラ:「……うん」 目を閉じる
雲崎ステラ:「鋼に呼ばれるなら、その方がいい」
円城 鋼:名を呼ぶ声は、短く、けれど。
円城 鋼:─ああ、と。応じる声に続く言葉は。
円城 鋼:「きみは、俺が守る」
円城 鋼:名の通り。鋼のように、硬く、真っ直ぐに。
雲崎ステラ:「……守ってね」
雲崎ステラ:「守ってほしいっていうこの気持ちも、鋼に助けられたおかげで持てた」
円城 鋼:「……ああ、でも。さっき散々やられた俺が言うんじゃ、頼りないかな」
雲崎ステラ:笑う 「ちょっと。駄目でしょ。そんな気弱にならないで」
雲崎ステラ:「私は信じてるんだから。自信を持ってよ」
円城 鋼:「大丈夫、冗談だ。……ああ、きっと、きみには心配をかけるだろうけど」
円城 鋼:「俺たちは、ひとりじゃない。それに、うん」
円城 鋼:「……俺も。生きていたいと、思うから」

GM:……その会話に前後して。
GM:君は何度目かの後方支援班への連絡を試みていた。
GM:……そう、何度目か。繋がらないのだ。通信妨害の類いではないように思える。単純に、相手が出ない。
河合 奏:「……何かあったか?」
GM:こんなことは今までになかった。嫌な予感を覚えながら、再度の連絡を試みようとすると……逆に、君へ着信が来る。
GM:八十方織間、とある。第六支部のチルドレン。
河合 奏:「どうした、八十方」 迷わずとる。
八十方織間:『……良かった。繋がりましたか。お疲れ様です』 電話越しの声は、少し荒い
八十方織間:『急ぎの伝達です。すぐに皆を集めてもらうことはできますか』
河合 奏:「分かった。少し待て」
河合 奏:急いで元の部屋に戻る。茶を入れていた獅子堂や移動の準備をしていた日向にも声をかけつつ。
河合 奏:そして五人全員が揃ったところで先を促す。
GM:……そうして、君たちは改めて集められる。一転して、張り詰めた雰囲気。
八十方織間:『まずは支部長……いや皆の、直感的な意見を聞かせてください』
八十方織間:『第六支部に、今回の『星の石』対策作戦について、外部と通じて機密を漏らしていたものを捕らえた、という通達がありました』
八十方織間:『捕えられたのは、"フールレススリーブ"熊野潤美。下手人は"アズラエル"ら査察部隊です』
日向 京介:「……なんだと!?」
河合 奏:「……きな臭いな。向こうの言い分は?」
円城 鋼:「……熊野さんが……!?」
八十方織間:『言い分も何も。一方的な通達だけです。ルイスの爺様……失礼、ルイス支部長補佐が確認の連絡を取りましたが、ろくに情報は降りてこず、だそうです』
獅子堂奈乃:「……直感的に、でいいんですよね?」
獅子堂奈乃:「滅茶苦茶ですよ」
八十方織間:『……獅子堂はそうか。他の方は?』
日向 京介:「内通者が居たという点に関しては理解できる。……だが」
日向 京介:「熊野が内通していたというなら、こちらの星の石を奪う……雲崎を狙う機会などいくらでもあったはずだ」
日向 京介:「確たる証拠でもない限り到底信じられん」
円城 鋼:「……このタイミングで、しかも通達してきたのが査察部隊だ、ということが、嫌な感じがする」
円城 鋼:「この街のUGNは……確かに、叩けば色々出てくるところだろうけれど。だとしても、今、このタイミングでというのは……」
河合 奏:「……正直、やられたという感覚だな」
円城 鋼:叩けば出てくるもの─たとえば、半ば支部長の趣味で予算が投じられている対ジャーム兵器等─を思い浮かべながら。渋面。
河合 奏:「件の内通者に関しての調査で、私が熊野に頼んでいたことがある」
八十方織間:『……頼んでいたこと、ですか?』
河合 奏:「アズラエルに対しての調査だ」
河合 奏:「私達の拠点を知っていたもの、という点で言えば。彼女も当てはまる」
河合 奏:「そのため頼んでいたんだが……それからのこの暴挙となると」
日向 京介:「こちらが探っていたのを気取られて、先手を打たれた?」
八十方織間:『なるほど』 答える八十方の声は、かえって落ち着いているようでもある
河合 奏:「痛い腹を探られたか、そうでなくても目障りで口封じか」
河合 奏:「日向の言うとおり先手を打たれたというところだろうな」
八十方織間:『……そういうことであれば、続きの話をします』
獅子堂奈乃:「……これ以上に、何か?」
円城 鋼:「……続き?」
八十方織間:『まず現在、"フールレススリーブ"が捕えられたことにより、査察部隊の権限で第三支部の彼女の傘下の部隊が、全ての活動を禁止されています』
GM:つまるところ、君たちの実働班に対する、後方支援班としての活動のことだ。河合支部長の連絡を受ける者がいなかったのも、そのせいだろう。
日向 京介:「この状況で厄介なことを……!」
八十方織間:『その件についてルイス副支部長がそれとなく抗議した所……』
八十方織間:『……ほとんど過剰な勢いで、第六支部としての活動も停止させられそうになっている。それが現在です』
獅子堂奈乃:「……ははあ。こういうのが査察部のやり方ですか。勉強になりますね」
円城 鋼:「……後ろから撃たれているような気分だ」
獅子堂奈乃:口元は歪んでいるが、目は笑っていない。
八十方織間:『ほどなく支部長に対して直接召還がかかるだろうと言っていました』
河合 奏:「……なるほど、ずいぶん強硬策に出てきてるな」
河合 奏:「よほど介入の口実と手柄が欲しいと見える」
八十方織間:『副支部長も同様の意見です。実際、査察部隊の中でも疑問を持っているメンバーはいるようで、そういう者に対し接触を図るとは言っていました』
日向 京介:「本当に痛い腹があるのか、それとも口実を見つけて勢いづいたか」
日向 京介:「いずれにせよ、支部からの支援は難しい……か?」
八十方織間:『が、もしこの対応に正当性があるなら、これに応じないことはN市のUGN体制にとって致命的なことになる』
八十方織間:『……だから先に、直感的なご意見を伺った訳です』
河合 奏:「なるほど。なら、答えは一つだ」
河合 奏:「正当性もくそも無い、ただの横やりだ。捨て置いて構わない」
河合 奏:「仮にそちらに問い合わせが行ったら『外回り中』とでも答えておいてくれ」
獅子堂奈乃:「支部長も随分やんちゃですよねえ」
八十方織間:安堵の混じった忍び笑いが漏れる 『了解です』
円城 鋼:「獅子堂がそれを言うか……?」
獅子堂奈乃:「まあ、私は好きですが。また梁田支部長に怒られますよ?」
八十方織間:『そういうことであれば、こちらもそのつもりで動きます。後ろのことは気にしないでください』
河合 奏:「なに、ここまで舐められて従う方が叱られるさ」
河合 奏:「部下が後ろで踏ん張ってるのに、情けない姿見せるなってな」
日向 京介:「頼りになる上官で助かったよ」
円城 鋼:「……ともあれ。河合支部長が、今の俺の指揮官だ。命令には従う。それに」
円城 鋼:「……ああ。誰が何を企んでいようと、知ったことか。俺は、俺のやりたいことを貫く」
八十方織間:『では、連絡は以上です。……こちらから連絡をすることはもうないと思います』
八十方織間:『恐らく通信にも検閲が入るでしょうので。俺は今フリーなんですが、それもたまたま病院帰りだったからです』
獅子堂奈乃:「徹底的ですね。とどのつまり、孤立無援と」
八十方織間:『こちらはこちらで動けるだけ動く』
八十方織間:『……だからそちらも、そちらの戦いを諦めないで下さい。最後まで』
河合 奏:「勿論だ。そちらも忙しくなるだろうが、よろしく頼む」
獅子堂奈乃:「先輩もお気を付けて」
河合 奏:「この件が終わった暁には何か派手に祝おう。そっちで案を募っておいてくれ」 最後だけ、冗談めかして。
八十方織間:『……獅子堂。お前もひどい負傷をしたと聞いた』
八十方織間:『無理はするななんて口が裂けても言えないが』
八十方織間:『帰ってきてくれ』
獅子堂奈乃:「……」一瞬笑みが消えて。
獅子堂奈乃:「……へえ……」
獅子堂奈乃:「もっとやる気が出るように言えませんか?」
八十方織間:『…………』
八十方織間:『はっ?』
八十方織間:『いや、お前、支部長も……他の支部の者もいる所で……』
獅子堂奈乃:「おや。関係ありますか?」
獅子堂奈乃:「ただ可愛い後輩が先輩に激励をせがんでいるだけなのですが……」
八十方織間:『…………』 カリカリ、と音が聞こえる。思い悩んで端末を掻いているのだろう
八十方織間:だが、ほどなく音は止まり
八十方織間:『……駅前の洋菓子屋。好きなの一つ』
八十方織間:真剣な声が返ってくる
獅子堂奈乃:「…………」
八十方織間:『二つ』
獅子堂奈乃:「はぁ…………」深々と重い溜息を吐く。
八十方織間:『……』
八十方織間:『……四つ……?』
獅子堂奈乃:「数の問題ではありません」ぴしゃりと言い放ち。
八十方織間:『ぐっ』
獅子堂奈乃:「八十方先輩は本当に八十方先輩ですね……」
八十方織間:『……済まん。考えておく。いや、お前の好きにしていい。俺にできることなら何でも良いから』
八十方織間:咳払いし 『ともかく! ……無事で帰って来てくれ』
獅子堂奈乃:「……へえ。言いましたね?」
獅子堂奈乃:「分かりました。返答は帰ったらたっぷり聞かせて頂きます」
獅子堂奈乃:「今度は、人のいないところで」
八十方織間:『くっ……』
八十方織間:『……すみません、支部長。余計な……あ、いや、本筋に関係のない話をして』
八十方織間:『打ち上げの案も皆に聞いておきます。余裕があればになりますが……』
河合 奏:「ああ、うん。そっちはモチベーション変わりだ」
河合 奏:「費用は気にしなくていいから考えておくよう伝えてくれ」
八十方織間:『了解しました。では失礼します』
八十方織間:そのまま、ぷつりと通信が切れる
獅子堂奈乃:「……さて。動けるのは我々だけですか」
獅子堂奈乃:「いいですね。やる気が出ませんか?こういうの」三人に挑戦的な笑みを向ける。
日向 京介:「ふ、くっ」
日向 京介:こらえていた笑いが思わず漏れる。
円城 鋼:「……ひとりのチルドレンとしては、その意見には賛同できない。が」
円城 鋼:「気持ちは分かる。……ああ、やって見せるとも」
円城 鋼:日向くんとは逆に、終始真顔で。
日向 京介:「いや、失礼。 孤立無援か」
日向 京介:「ねじ伏せてみせるとも。 それぐらいの理不尽を超えずして、天才は名乗れんからな」
日向 京介:自信に満ちた笑みを浮かべる
河合 奏:「……面倒な事情に巻き込んでしまったが、心強いメンツで何よりだ」
河合 奏:「ああ、お前らの言う通り。やってやろう」
河合 奏:「現場の人間を舐め腐った連中を、仕事でねじ伏せて黙らせてやろうじゃないか」
河合 奏:瞳に怒りをにじませた、獰猛で獣染みた笑み。
GM:気炎の猛る君の端末に、再び連絡が入る。
GM:今度は発信者不明だ。しかしながら、このタイミングで君に連絡してくる者などは、そう多くもないだろう。
GM:君が着信に出れば、少しばかりの沈黙を挟み、声が聞こえてくる。
"無痛弾":『……初めまして』
GM:それは、穏やかな青年の声だった。
"無痛弾":『"無痛弾(ヘヴンリーバレット)"早坂幸治。UGN亀柿支部支部長だ』
"無痛弾":『このN市に立ち入り、荒らし回っていること、申し訳ないと思っている。……その上で、一つ』
"無痛弾":『脅迫のために、連絡をさせてもらった』

GM:……通話口の向こう、何やら別の男の声が聞こえる。
"無痛弾":『……え? 確認? 何の……ああそうか。それもそうだな』
"無痛弾":『一世一代にカッコつけといて、人違いでしたじゃお笑いだよな、ははっ』
"無痛弾":ごほん、と咳払い 『あー……では失礼。そちらは"夢幻の拳"の河合奏さんで間違いないか?』
河合 奏:「ああ。なぜこちらの端末を知っているかは……聞いても無駄だろうな」
"無痛弾":『一応、黙ってるようにお願いされてるんでね。ま、もう分かってるだろう。わかりやすいくらい好き放題やってるからな』
"無痛弾":『さて。今俺たちは、グランアーチホテルのプールにいるんだ。てっぺんに近くてね。水着で楽しく、とは行かないが……』
"無痛弾":『眺めが良い。N市を一望できるよ。で、そんな街に向けて、うちの"ナイトオブシディア"に小さな投石機を三つ、用立ててもらった』
"無痛弾":『そこにセットされてるのは『星の石』だ……って言えば、何となく察してくれるかな?』
河合 奏:「まあ、脅迫という時点で想像はつく。『星の石』を使うとまでは思っていなかったが」
河合 奏:「要求はステラ嬢で合っているか」
"無痛弾":『いろいろ考えたんだ。爆弾とか毒ガスとか。幸い人は多いし。でもまあ……』
"無痛弾":『何か間違って暴発でもしたら、申し訳ないと思ってね。……そうだ』
"無痛弾":『君らが持っている『石』すべて、寄り道せず一直線に持ってきて欲しい』
雲崎ステラ:その言葉に、わずかに身体を強張らせる
"無痛弾":『君らが乗ってくれなきゃ、俺たちの戦いと悪行はまったく無駄に終わる。だが君らが乗らなきゃ、街に被害が出る』
"無痛弾":『……後方支援の部隊も止まってるんだろ? ほどなくジャームになる石三つ、探し出して被害を抑えるのは、骨が折れるはずだ』
円城 鋼:河合支部長と、電話の向こうの者の話に耳を傾けながら。再び、そっと手を重ねている。
河合 奏:「だから、大人しく差し出せと?」
"無痛弾":『そうしてくれると嬉しいんだが……』
"無痛弾":『……そして、そうせざるを得ない状態を、俺としては整えたつもりだ。立場が逆だったらね』
"無痛弾":『どうしても足りないというなら、危険を承知で今から条約禁止のガス兵器でも用立てるが……え? そこまではできない?』
"無痛弾":受話器を塞いだのか、くぐもった音声になり 『でも爆弾かガスかだって……致死性のは無理? じゃあ爆弾一本で行こう』
"無痛弾":クリアな声に戻る 『爆弾で』
河合 奏:「いいや。そこまでは結構」
河合 奏:「了解した。今からそちらへ向かおう」
"無痛弾":『ありがとう。……俺もUGNだ。君らと同じにね。今となっては、もう失格だろうが……』
"無痛弾":『だから、君らが何を考えて何のために動くのか、分かっているつもりだ』
"無痛弾":『小細工を弄するつもりはない。……待ってるよ』
GM:そう告げると、電話は切れる。静寂。
獅子堂奈乃:「……」流石に笑みも消えている。「こうなりましたか」
日向 京介:「本気、だろうな」
円城 鋼:「……声に、悪意は感じられない。つまり、彼らはただ。望みの為に、本気になっている」
河合 奏:「ああ。今更躊躇いも揺らぎもしないだろう」
雲崎ステラ:鋼くんの手の下に手を収めたまま 「望みのために……」
河合 奏:「なら、正面から砕くしかない」
日向 京介:「雲崎を渡すのは論外だが、呼び出しには応えざるをえんだろうな」
獅子堂奈乃:「……まあ、予想外の奇襲を受けるよりはマシとでも考えますか」
獅子堂奈乃:「どの道戦わざるを得ないなら、話が早いのは助かります」
GM:あるいは、相手もそう考えているのかもしれない。
日向 京介:「そんなところだな。向こうも多分その気だろう」
円城 鋼:「ああ。……きっとこれは。どちらが正しいという話では、ないんだろう」
円城 鋼:「あちらには、叶えたい望みがある。こちらには、貫きたい想いがある」
円城 鋼:「……なら、河合支部長の言う通り。正面からぶつかって、砕くしかない」
雲崎ステラ:「……私、ついていくしかできないけど」
雲崎ステラ:「ちゃんと見届けさせて欲しい。……私は『星の石』と離れられないから」
雲崎ステラ:「せめて、それが何をしたのか……何をもたらしたのかは、きっと最後まで」
円城 鋼:「もちろん。……最後まで、見ていてほしい。そうしてくれたなら、俺は」
円城 鋼:そこまで口にして。
円城 鋼:「……俺たちは、きっと還ってこれる。また、大怪我はしてしまうかもしれないけれど」
円城 鋼:少し慌てたような声色で、一人称を訂正して。真顔のまま、冗談めいた言葉を口にする。
雲崎ステラ:「うん。……お祈りくらいしかできないけど、祈ってるから。みんな無事で、この戦いが終わること」
河合 奏:「ああ。もちろん、こちらも君無事守れるよう力を尽くす」
河合 奏:「それで、その一環としてなんだが。『星の石』を私達にも持たせてもらえないか」
雲崎ステラ:「はい。お願いします」 穏やかな表情だ。不安がない訳がないだろうが、表には見えない
雲崎ステラ:「あ、はい……9個あるうちの、6個を2組にまかせて、で大丈夫ですか?」
河合 奏:「ああ、そのつもりだった」
雲崎ステラ:カバンから、おそらくは専用の留め金で、接触した状態で固定された『石』を取り出す。計6個
円城 鋼:「……うん。支部長がそうすべきと判断したなら、俺に異存はない。ただ……」
円城 鋼:「石は、俺以外の人に預かってもらいたい」
雲崎ステラ:残る3個はステラの胸に刺さっているものも含まれ、同じように接触した状態で固定されているのだろう
日向 京介:「僕は構わないが……理由は?」
円城 鋼:「うん。戦いの中で倒れるとしたら、俺の可能性が高い。そして、何より」
円城 鋼:「俺の星は、ここにある」
円城 鋼:ステラの手に重ねた右手と、左胸、「折り畳んだ」ゾディアックウェポンを納めたところに左手で振れながら。
雲崎ステラ:「…………」 その言葉にはちょっと赤面する
日向 京介:「……はっ。そういうことなら、文句はない」
円城 鋼:「……すまない。我儘だというのは承知しているが。構わない、だろうか」
円城 鋼:日向くんの言葉に、感謝するように頷きながら。河合支部長、そしてその部下である獅子堂さんに、伺うような視線。
獅子堂奈乃:「そういうの、やっぱり言葉にしたほうがいいと思いますよねえ」くすりと笑って
獅子堂奈乃:「それでは、一組は私が」
獅子堂奈乃:「どの道これではカバーして頂くことになるでしょうし」負傷の残る、包帯まみれの身体。
河合 奏:「まあ、元より円城は能力的にステラ嬢から離す気も無かったからな」
日向 京介:「お前も大変だな、獅子堂……では、のこり一組は」
河合 奏:「私が受け持とう」 応えるように頷く。
雲崎ステラ:「……お願いします。大変なことになるって分かっていますけど」
雲崎ステラ:「あなたたちなら信頼できる」
雲崎ステラ:それぞれに、三個一組ずつの『石』を渡す
獅子堂奈乃:受け取り、ブレザーの内側にしまって。「ええ。信頼には応えるつもりです」
河合 奏:「同じく。必ず君に返そう」 こちらも受け取り、スーツの内ポケットへ。
河合 奏:そして、改めて四人へと向き直る。
河合 奏:「無粋な横やりもあったが、次が最後の戦いになるだろう」
河合 奏:「そして、今回最大の正念場だ。今更言うまでもないだろうが」
河合 奏:「必ず彼らを倒し、ステラ嬢とこの街を守り抜く。……行くぞ」
GM:- - - -
GM:シーンを切ります。ロイスのみ取得可!
日向 京介:保留で以上!
円城 鋼:残り2枠、今のうちにこれは取っておこう。"サダルスウド"に「執着/■敵愾心」。
円城 鋼:以上で!
獅子堂奈乃:日向京介 〇信用/隔意
円城鋼 〇尽力/食傷

獅子堂奈乃:以上です
河合 奏:そうだな……ステラさんに〇尽力/心配でとろうかな


クライマックス

GM:◆ Climax ScenePlayer:円城鋼
GM:クライマックスです。全員登場してください。
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:110->116)
獅子堂奈乃:124+1D10
DoubleCross : (124+1D10) → 124+6[6] → 130

河合 奏:103+1d10
DoubleCross : (103+1D10) → 103+1[1] → 104

円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:116->119)

GM:N市。ホテル・グランアーチ。上層室外プール。
GM:プールは貸し切りという話だったが、UGNの名を出せば、係員は問題なく君たちを通す。
GM:"無痛弾"が電話で言っていた通り、眺めの良い場所だった。客の姿はなく、プールに湛えられた水が、照明の光を反射してキラキラと揺れている。
GM:綺羅びやかな景観に反した、水と風の音ばかりが響く中に、三つの人影があった。
"サダルスウド":太刀を携えた少女。
"ナイトオブシディア":盾を持った青年。
"無痛弾":そして、白いライフルを担いだ青年。
"無痛弾":「一応、確かめさせて欲しいんだが」
"無痛弾":「君たちが持ってきてくれた九つの石、手っ取り早く引き渡してくれたりはするかな?」
"無痛弾":「どうあっても助けたい人がいるんだ。何に替えても」
"無痛弾":落ち着き払った表情で、君たちを見る
円城 鋼:「どうあっても護りたい人がいる。この身に替えても」
円城 鋼:「……だから、駄目だ」
雲崎ステラ:そう応えた君の背を、じっと見つめている。
円城 鋼:─視線を感じる。振り返って、大丈夫だと告げたくなるけれど。
円城 鋼:今は、為すべきことのため。ただ、前を見る。
"無痛弾":「そうか」
"無痛弾":短く応じ、ポケットから1つの『石』を取り出して見せる
"無痛弾":透き通った無色の『石』 「……これが、最後の一つ。オフィウクス」
"無痛弾":「タウロス(牡牛座)は俺が、サジタリウス(射手座)は水絵が、パイシーズ(魚座)は滉が持っている」
"無痛弾":「俺たち三人、止めなければ止まることはない」
"無痛弾":穏やかな口調で言い渡すと、そっとメガネを外す
"無痛弾":「——行くぞ」
GM:言うと同時、強烈な《ワーディング》が辺りに展開される……衝動判定!
GM:難易度は9です。振って!
日向 京介:7DX+3+0@10>=9 意思
DoubleCross : (7R10+3+0[10]>=9) → 10[2,6,6,7,8,8,10]+10[10]+4[4]+3 → 27 → 成功

獅子堂奈乃:9DX+1>=9
DoubleCross : (9R10+1[10]>=9) → 8[2,3,3,3,6,7,7,8,8]+1 → 9 → 成功

日向 京介:意志の力
河合 奏:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 2[1,1,1,2] → 2 → 失敗

日向 京介:河合支部長!?
河合 奏:うっわ何これ
円城 鋼:出目ェ!
獅子堂奈乃:支部長ーっ
日向 京介:型的に暴走しても問題ないかもだけどコワすぎる
円城 鋼:6dx+4+1>=9
DoubleCross : (6R10+4+1[10]>=9) → 10[1,7,7,8,10,10]+2[2,2]+5 → 17 → 成功

円城 鋼:こちらは成功。
河合 奏:まあ元々1ターン目はリア不だから……
獅子堂奈乃:130+2D10
DoubleCross : (130+2D10) → 130+6[1,5] → 136

日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+7(2d10->5,2)した(侵蝕率:116->123)
河合 奏:104+2d10
DoubleCross : (104+2D10) → 104+14[10,4] → 118

円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+9(2d10->4,5)した(侵蝕率:119->128)
円城 鋼:ぐふ、でかい…!
日向 京介:9なら平均よりは落ち着いてますよ
GM:……ことここに至り、多くの言葉を交わす必要などありはしないだろう。
GM:君たちも、敵も、それぞれの武器を既に構え、言葉以上に交わさねばならぬものがある。
GM:戦闘を開始します。


N市UGN『星の石』対策班─“夢幻の拳”“シャーデンフロイデ”“緋の砂”“ファントムキャット”
VS
UGN亀柿支部─“無痛弾”"ナイトオブシディア""サダルスウド"

決戦開始



◆ ROUND 1

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[4])
   10m
(円城[5]、河合[15]、日向[9]、獅子堂[9])
[]内は行動値


GM:それではラウンドを進めて行きましょう。各自セットアップ!
日向 京介:私はなし!
"無痛弾":エンブレム:ユニークコードを使用。シーン中、メジャーアクションの判定ダイスを+2。対象は自身、"ナイトオブシディア"、"サダルスウド"。
河合 奏:戦いの予感Lv3+スピードスターLv1!
獅子堂奈乃:≪原初の黒:雷神の降臨≫侵蝕136>144 行動値0に
河合 奏:行動値+30、攻撃力+45、侵蝕値7上昇!
"サダルスウド":《先陣の火》+《トーチライト》。行動値+20。使用回数を消費しない。
円城 鋼:こちらはセットアップなし!
"ナイトオブシディア":《オーバーウォッチ》。ラウンド中、同じエンゲージ3名のメジャーアクションの判定ダイスを+3

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、河合[45]、日向[9]、獅子堂[0])
[]内は行動値

GM:ではイニシアチブを進めます。まずは……河合支部長!
河合 奏:はい!勿論全力のフルコンボで行きましょう
河合 奏:ヴィジョンズ・フィスト:骨の剣Lv5+死招きの爪Lv4!素手の命中-1・攻撃力30・ガード値6に変更、侵蝕値7上昇
河合 奏:そしてインディフィニット・ホログラム:コンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1+一閃Lv1+獅子奮迅Lv1!

▼エンゲージ
(河合[45]、"無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、日向[9]、獅子堂[0])
[]内は行動値

河合 奏:突っ込んでって範囲で三人まとめて殴る!
"ナイトオブシディア":突っ込んできた所に《ブービートラップ》。ラウンド間、全判定ダイスを-6せよ!
円城 鋼:そこにこちらのオート!《砂の加護/砂塵霊》!ダイス+5、攻撃力+16を河合支部長に付与!
GM:他に支援はないね? では判定どうぞ!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:128->134)
河合 奏:ええと、ちょっと整理を。感覚が7、ダイスボーナスで+4、デバフで-6のバフで+5。
河合 奏:だから差し引き10dx7、かな?
GM:そうだと思われます!
河合 奏:OK、それでは!
河合 奏:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,7,9,10,10]+10[2,6,6,10]+1[1]+2 → 23

"サダルスウド":素ドッジ
"サダルスウド":7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,1,1,2,3,5,9]+2 → 11

"ナイトオブシディア":《砂の結界》で"無痛弾"をカバーリング。ギャリソンズシールドの効果も発動
GM:ダメージ前にやれることは以上。ダメージどうぞ!
日向 京介:ダメージダイス前
日向 京介:オートアクションでダメージバフ入れましょうか、支部長
河合 奏:お願いします
日向 京介:では<力の法則>を使用。 コンボ:万象燼滅
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:123->127)
"ナイトオブシディア":あ、ガードは今のうちに宣言か……《磁力結界》+《八重垣》+《電磁障壁》と重ねていきます
日向 京介:ダメージダイス+5です、どうぞ!
GM:どのくらい防ぐかはダメージ出てからにします
河合 奏:ありがたく。では尋常に。
円城 鋼:かたぁい!
河合 奏:8d10+91
DoubleCross : (8D10+91) → 40[6,6,6,3,1,6,9,3]+91 → 131

獅子堂奈乃:すっっご
日向 京介:流石にダメージ愉快なことになってる
円城 鋼:ひッ!?
河合 奏:平均ちょい沈み、かな。まあ十分と思いましょう
"ナイトオブシディア":9d10+24
DoubleCross : (9D10+24) → 53[10,3,9,2,5,6,6,5,7]+24 → 77

"ナイトオブシディア":アーマースキンの効果でさらに1d10軽減
"ナイトオブシディア":1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

"ナイトオブシディア":装甲分減らして37点……を、2倍! 痛ぇ……!!
"サダルスウド":こちらは当然倒れます。もともとさっきの交戦があったのでHPは少なかったんだよね……
"サダルスウド":ただし《燃える魂》で復活し、HP40。加えて《激情の早鐘》。次のメインプロセス終了時までC値-1
河合 奏:流石に簡単には倒れてくれないか
獅子堂奈乃:こいつら強い……
河合 奏:では、演出を。
河合 奏:構えは普段と変わらない。半ば棒立ちにも近い自然体。
河合 奏:その瞳も普段の通り。ただ打ち倒すべき敵だけを見据えている。
河合 奏:違うのは、燐光。淡い白に輝くそれが、普段以上に煌めいて——。
河合 奏:刹那、彼女は消える。
"ナイトオブシディア":「……来るね」
"無痛弾":「任せる」
円城 鋼:─拳士と3人の"敵"、その2点を結ぶ最短距離の途上に。ゆらりと、灰色の壁が立ち上がる。
円城 鋼:否。壁ではない。通る者を迎え入れるそれは、門であり。昂る熱の中継点。
円城 鋼:それを潜る者の身体に。得物に。─拳に。エネルギーを届け、そして崩れ去る。
河合 奏:消え去るのが刹那であれば、現れるのもまた刹那。
河合 奏:壁が崩れきるより早く、再構成された河合奏がそこに居る。
河合 奏:常なればただ光としてそこにある燐光が熱を持っている。門から受け取った力を確かに携えて。
河合 奏:一瞬に三発。拳は既に振りぬかれている。
"ナイトオブシディア":——だが、その熱帯びた拳を、確かに迎え撃つ硬い感触がある。それは盾であり、"ナイトオブシディア"の体だ。
"ナイトオブシディア":事前に張り巡らせた電流の網を神経の代わりとし、君の光速の拳にすら対応してみせる。
"サダルスウド":そして彼女は君の拳の直撃を受け、派手に吹き飛ぶが……その意識を手放すまでは行かない。
"サダルスウド":プールサイドに張られたパラソルに背を打ち付け、がくりとうなだれたその眼には、熱光が宿り、君を睨む。
河合 奏:「……まあ、そう簡単には終わらんだろうな」
"無痛弾":「水絵よりも速いとはな。資料で読んだ時から、そうじゃないかと思っていたが……」
GM:イニシアチブを進めます。"サダルスウド"の手番
"サダルスウド":この"サダルスウド"、エンゲージ離脱手段は持たぬ……! よって目の前の河合支部長を斬ります。
"サダルスウド":マイナーで完全熱工学迷彩服を使用し隠密状態になり、メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《音速攻撃》
"サダルスウド":対象は河合支部長。イクゾー!
"サダルスウド":22dx6+1
DoubleCross : (22R10+1[6]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,2,2,3,3,4,5,5,6,6,6,7,8,9,10,10]+10[2,3,7,8,8,8,10,10]+10[3,4,4,8,9,10]+10[3,8,10]+10[6,8]+5[2,5]+1 → 56

河合 奏:ふっ、こちらは元よりリア不。甘んじて受けよう!
"サダルスウド":6d10+24+1d10
DoubleCross : (6D10+24+1D10) → 30[7,10,5,1,2,5]+24+3[3] → 57

"サダルスウド":諸々が有効!
河合 奏:当然死!なので亀柿支部に〇誠意/決別でとって即昇華!
"サダルスウド":ずるり、と吹き飛ばされた身体がずり落ち、足先が地面についた瞬間、その両手は太刀——水瓶座のゾディアックウェポンを既に構えている。
"サダルスウド":爆発するような蒸気が放たれたかと思うと、その小さな体は既に君の目の前にあり、猛速にして灼熱の居合斬りが振り抜かれている。僅かに遅れ、爆発するような炎が斬撃に沿って放たれた。
"サダルスウド":「……速さで私が負けたとしても」
"サダルスウド":「戦いには負けない。……緋坂の剣に賭けて」 淡々とした声音の裏に、燃えるような熱が滲んでいる
河合 奏:こちらも大技の直後だ。対応出来る余裕などあるはずもない。
河合 奏:切り飛ばされたその傷を光で繋ぎ止める。ばらけかけた体を修復しながら、その瞳を見つめ返す。
河合 奏:「生憎、負ける気がないのはこちらもだ」
河合 奏:「まだ、その程度では倒れてやれないな」
GM:イニシアチブを進めましょう。動くのは"無痛弾"だ。
"無痛弾":エンブレム:Rインスティテュートを使用しつつ、《光芒の疾走》で10m後方へ移動。Rインスティテュートにより、エフェクトを組み合わせた判定ダイスを+2します

▼エンゲージ
("無痛弾"[14])
   10m
(河合[45]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、日向[9]、獅子堂[0])
[]内は行動値

"無痛弾":そしてメジャー。《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》+《赫き弾》+《天からの眼》+《ピンポイントレーザー》+《血の宴》。対象は後方の円城、日向、獅子堂!
日向 京介:少々お待ちを
"無痛弾":さらにこの攻撃にはフォールンライフルが使われているので、与ダメージでラウンド中全判定ダイス-3個されるぞ!
日向 京介:<隠された世界>を使用します。 コンボ:理不尽な天秤
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:127->129)
日向 京介:よっしゃ、安い!
GM:やってくれる……選び直しでしたっけ?
日向 京介:対象を単体化します。改めて選択お願いします
獅子堂奈乃:こっち来い!
GM:1d3 (3は出すなよ……)
DoubleCross : (1D3) → 3

GM:音声認識やめろ
日向 京介:3出たぁ!
円城 鋼:すんごい。
獅子堂奈乃:あらあら
獅子堂奈乃:いい子ですねえ
河合 奏:ナイス!
"無痛弾":対象は獅子堂さん! 改めて判定イクゾ!
"無痛弾":23dx7+3
DoubleCross : (23R10+3[7]) → 10[2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,4,5,6,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,3,3,3,6,10]+10[9]+10[7]+10[9]+10[7]+10[9]+6[6]+3 → 89

獅子堂奈乃:ホイ!
日向 京介:やべえ回り方してる
獅子堂奈乃:やる気ありすぎ
GM:リアクションせよ!
河合 奏:滅茶苦茶に回すな
円城 鋼:無痛とは一体。
獅子堂奈乃:≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫ 侵蝕144>152
GM:ヒィン……
"無痛弾":ダメージを出します
"無痛弾":9d10+20
DoubleCross : (9D10+20) → 46[9,1,3,1,5,1,9,7,10]+20 → 66

"無痛弾":装甲無視。与ダメージでラウンド中全判定ダイス-3個
獅子堂奈乃:あ~っ こんなのを受けたら死んでしまいます
獅子堂奈乃:こちらのダメージ
円城 鋼:な、なんだってー!
GM:死ねーッ!
獅子堂奈乃:9DX8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 7[1,2,2,3,4,4,5,5,7]+2 → 9

GM:ニンゲンは撃たれたら死ぬんじゃ
獅子堂奈乃:嘘~~
河合 奏:回らんか……
獅子堂奈乃:まあリア不なので……
円城 鋼:出目ェ!!
GM:おかわいいこと
獅子堂奈乃:1D10+14+20+2D10
DoubleCross : (1D10+14+20+2D10) → 7[7]+14+20+16[6,10] → 57

日向 京介:ダメージは回った!
獅子堂奈乃:お死に遊ばせ!
円城 鋼:そして獅子堂さんにダメージが適用されるのに割り込んで、《砂塵の城壁》。その被ダメージ、ゼロに。
円城 鋼:HPは8点削れて9、侵蝕が…
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:134->139)
円城 鋼:OK!
GM:かわいくねえ! 8点の装甲点で減らしつつ食らいます。
獅子堂奈乃:HP13>10
円城 鋼:訂正:HPは19だったので、残り11に。
"無痛弾":純白の銃口から、光の軌跡を描いて弾丸が放たれる。
"無痛弾":奇妙な弾丸だ。尾を引く軌跡は不可思議なカーブを描き、途中で分散。後方の君たちへと降り注いでいく。
日向 京介:「……ッ!」
日向 京介:弾丸から溢れるレネゲイドの気配に怖気立つ。 ──アレは、食らってはならない
日向 京介:「(回避……不能、透かせるのは一人が限度、ならば!)」
日向 京介:演算速度を限界まで引き上げ、感覚に捉えた弾丸へ因子を集中させる。
日向 京介:「”消えろ”」
日向 京介:弾丸の7割が透過──同時、右腕の感覚が消失。
日向 京介:消しきれなかった弾丸が、獅子堂へと飛翔する。 問題ない。
日向 京介:「任せた、円城ぉっ!」
円城 鋼:─河合支部長ではない。狙われたのは、後方の誰か。自分か、日向か、獅子堂か─あるいは、ステラか。
円城 鋼:それを絞り切ることは、自分には出来ない。─出来なかった、けれど。
円城 鋼:「ああ、日向」
円城 鋼:集束した可能性、その先にいる少女を囲むように、足元に落ちた灰が。
円城 鋼:「─任された」
円城 鋼:着弾の瞬間。堅牢な城壁にも等しい"圧"を伴い、天高く吹き上がる。
円城 鋼:─そして、その城壁には。
円城 鋼:「……獅子堂、頼む」
円城 鋼:視線が十分に通るだけの、銃眼がある。
獅子堂奈乃:「ええ、頼まれました」
獅子堂奈乃:不吉な唸りが辺りに響く。夜闇が凝縮し、ひとつの形を成していく。
獅子堂奈乃:現れるのは、三頭多腕の、異形の巨獣。
獅子堂奈乃:びっしりと棘の生えた凶悪な尾がプールを打ち据え、巨大な水柱が上がる。
"無痛弾":輝く軌跡を引くレーザーのようにも見えたそれだが、あくまでその正体は弾丸……"無痛弾"の力を受け、射線にて分裂し、それぞれ操作される銃弾に過ぎず。
"無痛弾":因果演算と噴き上がる灰により弾が落とされたのを見て、次弾を構えたその瞬間、視界は黒に染まっている。
獅子堂奈乃:「これだけされて、ただ護られただけでは」
獅子堂奈乃:咆哮する巨獣を従え、笑みを浮かべる。
獅子堂奈乃:「沽券に係わります」
“クロ”:燃え盛る緑の目が"無痛弾"を見据え──瞬間。
“クロ”:獣の姿は影となり消え。ごう、と風が吹き抜ける。
“クロ”:瞬きするよりも早く。巨体は彼に向け腕を振り上げている。
"無痛弾":「……あ」
“クロ”:「オォオオオオオッ!!」
"ナイトオブシディア":「幸治!」
“クロ”:大気を震わす咆哮と共に、無数の剛腕が振り下ろされる。
"無痛弾":「ガッ!」 したたかにそれを受け、叩き潰される
“クロ”:地震のように辺りが揺れる。執拗に何度も、何度も腕を叩き付け、
“クロ”:そして、嘘のようにふっと消失し。
“クロ”:次の瞬間には、既に宿主のもとに戻っている。
獅子堂奈乃:「そちらのカバーは間に合わなかったようですね?」
"無痛弾":攻撃が止み、ライフルで自身を支えつつ起き上がって
獅子堂奈乃:"ナイトオブシディア"に挑発的な笑みを向ける。
"無痛弾":「……なるほどな。よく分かった」 構え直す。全身のいたる所から血を流しながらも、揺らぐことなく
獅子堂奈乃:少しでも平静を失わせられれば、それが隙になる。
"ナイトオブシディア":「……少しでも平静を失わせられれば、それが隙になる」
"ナイトオブシディア":「とでも思ってるかい、お嬢ちゃん」
獅子堂奈乃:「おや。バレました?」
"ナイトオブシディア":切羽詰まった声を上げた時の表情はどこへやら。落ち着いた笑みを浮かべ
"ナイトオブシディア":「俺たちも伊達に修羅場は潜っちゃいない。遠慮は無用だ」
"ナイトオブシディア":「……誰からでもかかって来い。"ナイトオブシディア"のコードネーム、舐めていると後悔するぜ!」
GM:イニシアチブを進めましょう。日向くんの手番です。どうする?
日向 京介:はい、ではマイナーなし
日向 京介:で、オートアクションでウェポンケースにしまっていたアルティメイド服を装備します

▼エンゲージ
("無痛弾"[14])
   10m
(河合[45]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は"無痛弾"、対応は!
GM:現時点ではなし。判定どうぞ!
日向 京介:ダイス9,固定値10,c7!
日向 京介:9DX+10+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (9R10+10+0[7]) → 10[1,4,5,7,8,9,10,10,10]+10[1,5,5,6,6,7]+6[6]+10 → 36

日向 京介:よし、36!
"無痛弾":ドッジしとくか
"無痛弾":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[1,2,3,3,7] → 7

"ナイトオブシディア":《砂の結界》+《砂の祝福》。遠隔カバーリングします
日向 京介:maa
日向 京介:まああるよね!
"ナイトオブシディア":ガードに合わせて《磁力結界》+《八重垣》。ついでに《砂の守護者》で《砂の祝福》の使用回数を回復するぞ
GM:ダメージどうぞ!
日向 京介:あと一回か、了解です。ダメージダイス8,固定値12
日向 京介:4d10+4d10+12 (侵食100)
DoubleCross : (4D10+4D10+12) → 27[9,3,9,6]+31[5,8,9,9]+12 → 70

日向 京介:お前今回殺意凄いな……?装甲ガード有効70点です
"ナイトオブシディア":5d10+24
DoubleCross : (5D10+24) → 31[3,10,10,7,1]+24 → 55

GM:間違えた。正しくは5d10+17なので--7して48
"ナイトオブシディア":装甲と合わせて相当防ぐがちょっと通る! 蓄積させられるな……
日向 京介:「(真っ先に狙うべきは)」
日向 京介:戦輪が回転し、飛ばした因子を通じて短距離転移。 
日向 京介:牽制に飛ばした戦輪で動きを制限、"無痛弾"に一気に詰め寄り、左の小刀を一閃──
"ナイトオブシディア":命中の感触は、想定よりも早くに来た。やはりそれは盾。
"ナイトオブシディア":重装ながら電磁浮遊の身軽さで、10mの距離をほんの一息で縮め、君の攻撃をがっしりと受け止める。
日向 京介:「──ああ、分かっているとも」
日向 京介:この男がいる限り、生半可な攻撃は通らない。ましてや右腕が潰れた今は。
日向 京介:「だから最初に、お前の処理能力を潰す」
日向 京介:弾けるように飛び下がり、転移と戦輪での牽制を繰り返す。
日向 京介:「お前が盾だというなら、その守護の網に穴を開けるまで……!」
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:129->135)
日向 京介:日向 京介のHPを-3した(HP:6->3)
GM:ではイニシアチブを進めます。"ナイトオブシディア"が動く
"ナイトオブシディア":マイナーで《イオノクラフト》。10m移動し、"無痛弾"と同じエンゲージへ
円城 鋼:お前ーッ!?
獅子堂奈乃:うぎゃ~っ

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(河合[45]、"サダルスウド"[24])
   10m
(円城[5]、日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

"ナイトオブシディア":メジャーで《解放の雷》+《強化の雷光》。対象は"無痛弾"
円城 鋼:!?
"ナイトオブシディア":シーン中メジャーアクションの判定ダイスを+6、次に行うメジャーアクションのC値-1、攻撃力+8します。
河合 奏:め、めんどくせえことを~!
"ナイトオブシディア":日向くんの攻撃を受け止めた流れで、そのまま"無痛弾"のフォローに立つ
"ナイトオブシディア":「狙われたもんだね。焦って攻撃の対象をトチるからだ」
"無痛弾":「……反省してるよ。だが、お前がこっちに来てくれるなら助かった」
"無痛弾":「奴らに本物の"天国よりの弾丸"を見せてやろう」
GM:イニシアチブを進めます。日向くんは行動済みなので、円城くん! どうする?
円城 鋼:は!マイナーで戦闘移動10m、河合支部長と"サダルスウド"のいるエンゲージに合流!

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(円城[5]、河合[45]、"サダルスウド"[24])
   10m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

円城 鋼:メジャーで"サダルスウド"に攻撃!組み合わせは以下の通り。
円城 鋼:■緋剣・斬鉄 《コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神》(侵蝕+8+2)
円城 鋼:オート支援は使用済み。判定入ります!
GM:来な!
円城 鋼:15dx7+1
DoubleCross : (15R10+1[7]) → 10[1,2,4,4,4,5,5,7,8,8,8,8,9,9,10]+10[1,3,5,6,6,8,9,10]+10[5,6,8]+6[6]+1 → 37

円城 鋼:く、37…!
日向 京介:あ、下が7
GM:下が7ということは……?
日向 京介:獅子堂さん!
獅子堂奈乃:バディムーブ!
円城 鋼:……!
獅子堂奈乃:+3!
円城 鋼:ありがたい!40に!
"サダルスウド":素ドッジ
"サダルスウド":7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[3,3,4,5,5,10,10]+3[1,3]+2 → 15

円城 鋼:ここでキッチリ回してくる…!
"ナイトオブシディア":《砂の結界》+《砂の祝福》。カバーリングします。《砂の祝福》はこれで切れる!
円城 鋼:は、ではダメージ算出!
"ナイトオブシディア":ガードに伴い《磁力結界》+《八重垣》
GM:ダメージどうぞ!
円城 鋼:5d10+23+1d10
DoubleCross : (5D10+23+1D10) → 17[3,3,4,6,1]+23+6[6] → 46

円城 鋼:ぐ、これは通らないか…!
"ナイトオブシディア":5d10+24
DoubleCross : (5D10+24) → 21[2,5,3,6,5]+24 → 45

GM:それは通してやれないね……!
円城 鋼:うす、では…!
円城 鋼:─赤熱した灰を纏い、駆ける。下げた大剣の切っ先がプールの床を削り、火花を散らす。
円城 鋼:下段から上段へ。"サダルスウド"を狙い、振り抜くように軌跡を描くそれは、しかし─。
"ナイトオブシディア":……その初動を阻まれる! 防御に使われたのは、投擲された盾だ。
円城 鋼:ギィン、と。金属同士がぶつかる重い音。
"ナイトオブシディア":瞬間に軽量化し、君の攻撃を阻む瞬間に軽量化が解除されるよう、計算ずくの電磁投擲である。
円城 鋼:「……あなたも、"護る"者だ。護るべき者を知る者だ。俺は、そう思う」
円城 鋼:「だから、お互い譲れない。……そうだろう」
"ナイトオブシディア":盾が円環の軌道で彼の手元に戻るころには、"サダルスウド"も君の攻撃圏外へ離脱している。
円城 鋼:重さに負け、下がりかけた体を。意志の力を以て、踏み止まらせる。
"ナイトオブシディア":「……そうだな。俺は確かに護るべきものを護る、そのためにある男だよ」
"ナイトオブシディア":「だがな、少年。自分の手で護りたい者を護れる状況なんて、幸運なもんなんだ」
円城 鋼:確かに、と。そう、応じかけた口が紡いだのは。
"ナイトオブシディア":「俺はその幸運から足を踏み外した。……譲れないことは変わらないけどね」
円城 鋼:「─ああ。幸運で、幸福だ。だから、俺は」
円城 鋼:「この幸せを、護る」
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:139->149)
GM:イニシアチブを進めます。イニシアチブが0になっている獅子堂さん!
獅子堂奈乃:マイナーで≪原初の灰:ヴァリアブルマシン≫
獅子堂奈乃:選択する効果は攻撃力+5を2回、重複します 侵蝕は152>160
獅子堂奈乃:メジャーでコンボ【終着駅】
獅子堂奈乃:≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象は“サダルスウド”!
GM:来い……!
日向 京介:侵蝕160でエフェクトレベルと
日向 京介:ダイスが増えてますよね
獅子堂奈乃:なのでダイスは……
獅子堂奈乃:15DX7+2
DoubleCross : (15R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,5,5,5,7,8,9,10]+10[4,8,9,10]+10[2,4,10]+1[1]+2 → 33

"サダルスウド":ドッジします。《リミットリリース》。C値を-1
"無痛弾":《ダンシングライト》。判定ダイスを+5
日向 京介:なんてことを
獅子堂奈乃:やめて
円城 鋼:ひッ!?
河合 奏:小癪な真似を!
"サダルスウド":12dx9+2
DoubleCross : (12R10+2[9]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,7,7,8,8,10]+5[5]+2 → 17

日向 京介:よしっ!
獅子堂奈乃:こわ……
河合 奏:セーフ!
GM:ダメ……! ダメージどうぞ! カバーリングもできない!
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:4D10+16+25+10+2D10
DoubleCross : (4D10+16+25+10+2D10) → 15[1,2,4,8]+16+25+10+14[4,10] → 80

"サダルスウド":倍だよッッ! どうしようもない……戦闘不能です。
"サダルスウド":復活エフェクトもなし!
日向 京介:よっしっ!
獅子堂奈乃:やりました 侵蝕160>164 HP10>7
河合 奏:ナイスキル!
獅子堂奈乃:未だ負傷の残る身体とは裏腹に、心は不思議なほど晴れ晴れしく軽やかだ。
獅子堂奈乃:普段は言う事を聞かせるのに苦労する獣も、今は思うがままに動かせる気がする。
獅子堂奈乃:或いはそれは、自らが獣の領域に足を踏み入れているのか。
獅子堂奈乃:腕を振るう。獣が溶けるように影と化し、瞬時に移動する。
“クロ”:再び姿を現したのは、丁度“ナイトオブシディア”と“サダルスウド”の中間。
"サダルスウド":獣の眼が、自らを捉えていることを悟っている。居合の構えを取って迎え撃たんとする
“クロ”:そんな彼女を攻撃するよりも先に。
“クロ”:棘を帯び、鞭のようにしなる尾を、“ナイトオブシディア”に振るう!
"ナイトオブシディア":「……ッ!」 きっちりと受け止める。彼に傷は及ばない。だが、彼が動くこともできない
“クロ”:彼ならば容易に対処できるだろう。だが。
獅子堂奈乃:「あは」
獅子堂奈乃:「出来ましたね、隙」
"無痛弾":「水絵……!」 それに次ぐであろう攻撃を逸らそうと、光る弾丸を影の巨獣へと放つものの、もはやその動きを止めることはできない
“クロ”:弾丸を受けながらも、巨大な三つの頭が“サダルスウド”に猛然と喰らい付く。
“クロ”:「ゴァアアアアッ!!」「グォ、ァアアアアアッ!!」
"サダルスウド":「……っっ!」 彼女が果敢にも対応できたのは、最初の一つだけだ。その小柄な体躯は、獣たちにとって容易い餌食だろう
“クロ”:我先にと、獲物を奪い合うように。凶悪な牙を帯びた大顎が、嵐のようにその身体を襲う。
"サダルスウド":抵抗があったのは最初の数瞬のみだ。それでも、あと少し違えば退避ができたかもしれない。
"サダルスウド":実際はそうはならない。やがて抵抗を失った身体が、しかし最後まで痛みの声を上げなかったのは、あるいはせめてもの矜持だったか。
“クロ”:彼女が動かなくなったのを見ると、不意に興味を失ったように大人しくなる。
“クロ”:飲み込みかけていたその身体をぺっ、と無造作に吐き出す。
獅子堂奈乃:「悪辣とは言わないでくださいね?」
獅子堂奈乃:「貴方が守ろうとするから。こっちも必死なんです」
"サダルスウド":「……っぅ」 吐き出され、動かなくなった身体から、僅かに息が漏れた。手にしていた太刀が、遠くへ滑っていく
"ナイトオブシディア":「……舐めてくれるなと言っただろ。俺たちも相応に修羅場を潜ってきた、ってな」
"ナイトオブシディア":「殺されないよう必死にならずに済むだけマシさ。……だからって、気を抜いてやるつもりもないけどな」
"無痛弾":「……」 対するこちらは沈黙である。口を開いて、何かが漏れることを戒めるように
"無痛弾":純白のライフルが、君たちを見定めている。
獅子堂奈乃:「全く、どこまでも意地を張る……」
獅子堂奈乃:「……まあ、共感は出来ますがね」
獅子堂奈乃:浮かべるその笑みは、ほんの少し、苦い。

GM:この戦場の破壊と争乱を、じっと見守る者がいる。
雲崎ステラ:「…………」
GM:非力な少女である。その身はただ数奇の偶然で『石』により生かされているだけで、オーヴァードですらない。
GM:そんな彼女にできることなど、ただ願うことくらいしかない。
GM:だから、願っている。
雲崎ステラ:(……どうか、みんな無事で……!)


◆ ROUND 2

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(円城[5]、河合[15])
   10m
(日向[6]、獅子堂[9])
[]内は行動値


GM:セットアップから!
円城 鋼:なし!
"ナイトオブシディア":《オーバーウォッチ》。自身と"無痛弾"の判定ダイスを+3
"無痛弾":《幻影の騎士団》。そのラウンド中、攻撃力を+12。被ダメージで解除します。
日向 京介:なし
獅子堂奈乃:≪原初の黒:雷神の降臨≫ 侵蝕164>172 行動値0
河合 奏:エンブレム:ユニークコード使用!PC4人のダイス+2!
円城 鋼:ありがたい……!
日向 京介:いただきます!

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(円城[5]、河合[15])
   10m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

GM:ではイニシアチブに移りましょう。まずは……河合支部長!
河合 奏:OK!一閃けちるか悩みましたが、一応マイナーで暴走解除!
河合 奏:そしてメジャーアクション前にオートで支援《力の呼び声》!
河合 奏:獅子奮迅の回数を一回分回復!
GM:ぐっ……こんなもん渡さなきゃよかった……
河合 奏:そして回復した分突っ込んでコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1+一閃Lv1+獅子奮迅Lv2のフルコンボ!

▼エンゲージ
(河合[15]、"無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(円城[5])
   10m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

円城 鋼:判定前に割り込み!
円城 鋼:砂の加護/砂塵霊、ダイス+5の攻撃力+16を河合支部長に付与!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:149->155)
河合 奏:助かる!ではバフを受けつつ無痛弾達のエンゲージに突っ込んで二人纏めてぶん殴る!
GM:ここが勝負どころだ……来い!
河合 奏:18dx7+2
DoubleCross : (18R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,3,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,3,4,4,5,6,7,8,8,9]+10[3,3,7,8]+10[3,7]+10[7]+2[2]+2 → 54

日向 京介:回った!
河合 奏:よし!
GM:きっつ
"ナイトオブシディア":ガードします。《磁力結界》+《八重垣》
"ナイトオブシディア":そして《砂の結界》で"無痛弾"をカバーリング
円城 鋼:いいぞ…!
"無痛弾":の前に一応ドッジしとく……?
"無痛弾":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,4,4,7,9] → 9

GM:どうしようもない! ダメージどうぞ!
日向 京介:あっとその前に
日向 京介:オートアクション、<力の法則>を使用します。 コンボ:万象燼滅
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:135->139)
日向 京介:ダメージダイス+5どうぞ!
獅子堂奈乃:やっちまえーっ
河合 奏:ありがたく!
河合 奏:11d10+46
DoubleCross : (11D10+46) → 72[7,1,6,7,9,10,10,10,1,4,7]+46 → 118

河合 奏:出目跳ねた!どうだ!
"ナイトオブシディア":5d10+24
DoubleCross : (5D10+24) → 16[1,2,10,1,2]+24 → 40

"ナイトオブシディア":装甲と合わせて56軽減、それを倍したら124
"ナイトオブシディア": 耐えられるわけがない! 戦闘不能になり、
"ナイトオブシディア":《メカニカルハート》。HPを10まで回復します。
河合 奏:「円城、もう一度頼めるか」
河合 奏:傍らに立つ彼へ声をかける。
円城 鋼:「……あなたは人使いが荒い。阿久津支部長より、よほどだ。けれど」
円城 鋼:「─頼む。俺の剣は、やはり。刈り取るものではないようだから」
円城 鋼:唇が微かに歪んだのは、笑みを浮かべようとしたのか。─ざらりと、炭化した体組織が灰と零れて。
円城 鋼:純白の光に、赤熱を纏わせる。
河合 奏:「生憎、これが第六流でな。付き合わせてすまないが」
河合 奏:「その分、仕事はしてみせよう」
河合 奏:白の燐光が赤く染まる。不敵に見せた笑みも同様に赤く照らされて。
河合 奏:そのまま熱と力を帯びた赤が、真っ直ぐ無痛弾へと失踪する!
"ナイトオブシディア":盾を構える。その頬からは軽薄な笑みが消えている。
"無痛弾":「頼む」
"ナイトオブシディア":踏み込んだ。君が命中すると見込んだタイミングより僅かに速い。ズラしてきた。
河合 奏:「まあ、そう来るだろうな」
河合 奏:ここまでの戦闘で、彼が割り込むことは読めている。その身に変えても彼の仲間を守るだろうと。
河合 奏:だから、その先を行く。
河合 奏:盾に当てた拳の一撃は囮。飛び込んだ勢いのまま、そこを支点に再構成した体を回し——。
"ナイトオブシディア":「ぐッ……!」 こちらも速い。張り巡らせた電気の網で、君の動きに追随する。だが……
河合 奏:こちらが速い。
河合 奏:守り切れない、盾の裏側。その後頭部へと拳が当たる!
"ナイトオブシディア":「がハッ!」 直撃だ。尋常の相手であれば、まず間違いなく勝利したと言い切れる一撃だ
"ナイトオブシディア":だが……そうはならない。ふらつきながらも、決して彼が膝をつくことはない。盾を振りかざし、君を打ち払う。
河合 奏:「……まだ、倒れんか」
"ナイトオブシディア":流れる血は見る間に止まる。傷口の渇いた血の向こうに、金属質の配線が伺える。……リアルタイムで、自らの身体を機械に置換しているのだ。
"ナイトオブシディア":「ああ。まだだ」
河合 奏:手ごたえはあった。それでもなお。
"ナイトオブシディア":「張り始めた意地を、自分で手放す訳にはいかないのさ」
GM:イニシアチブを進めます。"無痛弾"が動く。
"無痛弾":エンブレム:Rインスティテュートを使用しつつ、《光芒の疾走》+《追撃の魔弾》。10mさらに後方へ移動。

▼エンゲージ
("無痛弾"[14])
   10m
(河合[15]、"ナイトオブシディア"[8])
   10m
(円城[5])
   10m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

"無痛弾":《追撃の魔弾》により、メジャーアクションが2度行われます。回していくぞ。
日向 京介:対象は!
"無痛弾":《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》+《赫き弾》+《天からの眼》+《ピンポイントレーザー》。まず対象は円城くん。
円城 鋼:OK、どうぞ…!
"無痛弾":27dx7+3
DoubleCross : (27R10+3[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,4,4,6,6,8,8,8,10]+10[4,5,6,7]+10[8]+3[3]+3 → 46

GM:リアクションどうぞ!
"無痛弾":装甲無視で、与ダメージでラウンド中全判定ダイス-3個です
円城 鋼:は、ではガード…!
日向 京介:斑鳩の盾乗せます?
日向 京介:あ、ただ幻影の騎士団と
日向 京介:さっきのラウンドの支援で火力上がってるか向こう
円城 鋼:うす、倒れる算段の方が高いので…!あと、半端に残ると《砂塵の城壁》のバックファイアが払えなくなる恐れがあるので。
円城 鋼:このままいこうかと思います。
日向 京介:あ、なるほど、了解です!
"無痛弾":ダメージ!
"無痛弾":5d10+40
DoubleCross : (5D10+40) → 17[5,5,4,1,2]+40 → 57

円城 鋼:固定値の殺意!
"無痛弾":装甲無視です。ラウンド中全判定ダイス-3もよろしくね
円城 鋼:死!"サダルスウド"のロイスをタイタス化、昇華してHP14で復活!
"無痛弾":続いていきます。2発目は日向くん。
"無痛弾":27dx8+3
DoubleCross : (27R10+3[8]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,7,7,7,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,2,4,5,7,9,9]+6[4,6]+3 → 29

GM:リアクション……せよ!
日向 京介:やるだけドッジ!
日向 京介:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 10[2,4,7,8,10]+2[2]+1 → 13

日向 京介:流石に厳しい!ダメージどうぞ
"無痛弾":3d10+32
DoubleCross : (3D10+32) → 11[6,1,4]+32 → 43

"無痛弾":装甲無視、ラウンド中全判定ダイス-3
日向 京介:戦闘不能! "赤鱗"へのロイスをタイタス化して復活
"無痛弾":で、本来はここで行動終了するんですが
日向 京介:日向 京介のHPを8回復(HP:3->11)
"無痛弾":《飢えたる瞬き》。未行動状態になり、即行動します
日向 京介:おいおい
"無痛弾":3発目は河合支部長。組み合わせは同じ!
獅子堂奈乃:私を殴りなさいよ!
円城 鋼:ウヒィ
"無痛弾":やだよ死ぬし……
日向 京介:完全に警戒されてる
"無痛弾":27dx7+3
DoubleCross : (27R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,7,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,3,4,5,5,5,7,8,8]+10[2,5,8]+10[10]+10[8]+5[5]+3 → 58

河合 奏:さっき間違えたって言ってたもんな……
GM:ごめん、振り直します
"無痛弾":22dx7+3
DoubleCross : (22R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,4,4,5,6,7,7,7,10,10,10,10]+10[2,2,6,7,8,8,10]+10[5,6,8,10]+3[2,3]+3 → 36

"無痛弾":こっちが正しい。リアクションせよ!
河合 奏:一応ドッジ!
河合 奏:5dx=>36
DoubleCross : (5R10[10]>=36) → 9[1,2,3,8,9] → 9 → 失敗

河合 奏:そりゃ無理よ
"無痛弾":4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 16[2,8,1,5]+32 → 48

"無痛弾":装甲無視。ダメージでラウンド中全判定ダイス-3
河合 奏:当然死ぬのでアズラエルのロイスをタイタス昇華!
河合 奏:HP11で復活!
"無痛弾":《ハイブリーディング》。HPを5消費して《飢えたる瞬き》の使用回数を復活。即座に使用します
"無痛弾":4回目の射撃をする。対象は……
河合 奏:嘘だろお前!?
"無痛弾":1d3
DoubleCross : (1D3) → 3

円城 鋼:ぬえーッ!!
"無痛弾":日向くん!
日向 京介:むちゃくちゃやりおる
獅子堂奈乃:なんで1D4じゃねーんだ!
"無痛弾":22dx7+3
DoubleCross : (22R10+3[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,2,3,3,4,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,3,4,4,4,5,7,9,9,9,9,10]+10[2,3,4,7,7,10]+5[1,2,5]+3 → 38

GM:リアクションせよ……!
日向 京介:まあ私に来ただけマシかな。ドッジ!
日向 京介:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 10[1,2,4,5,10]+10[10]+9[9]+1 → 30

日向 京介:え、えらい頑張ったねお前 当たるけど
"無痛弾":4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 22[10,2,1,9]+32 → 54

日向 京介:あ、いやフォールンライフルでダイス減ってたな どっちにしろ命中です!
"無痛弾":装甲無視!
日向 京介:"無痛弾"にロイス取得 P同情/○N隔意
日向 京介:タイタス化して復活!
GM:攻撃はここまで! 演出するね
"無痛弾":彼の構えた純白のライフルを複製するように、光で編まれたライフルが中空に生成される。その数、十二。
"無痛弾":「……これが本当の、"天国よりの弾丸(ヘヴンリーバレット)"だ」
"無痛弾":彼が引き金を引くと同時、残る十二の光の銃口も、同時に光の弾丸を放つ。弾丸は全て生き物のようにうねり、分裂し、君たちを撃ち抜かんと殺到する!
"無痛弾":不可思議なカーブを描き、君たち三人に弾丸は命中する。……命中、したはずだ。
"無痛弾":想像していた痛みに代わり、まるで麻酔でも打たれたかのような、『無の感覚』が着弾点を中心に広がっていく。
"無痛弾":これこそが彼のコードネーム"無痛弾"の由来となった攻撃だ。痛みなき停止をもたらす弾痕は、しかし戦闘においては痛み以上の妨げとなろう。
円城 鋼:力が抜ける。もういいと、休んでよいと、感覚の無い身体が心に告げる。そんな声が、聞こえた気がした。
円城 鋼:─けれど。
円城 鋼:「─その、優しさは」
円城 鋼:灰に与えられたものではなく。自ら高めた熱が、体を焼く。
円城 鋼:「今の俺には要らない。……安らぐのは、この先」
円城 鋼:「戦いを終えてからで、十分だ」
獅子堂奈乃:「……無視されるのは」自分だけ狙われなかったことに、却って眉間に皺を寄せて。「一番嫌いです」
獅子堂奈乃:先程までの攻撃で確実に警戒されている。“クロ”が反応するのは、あくまで宿主たる獅子堂に対しての攻撃だけだ。
"ナイトオブシディア":「あんな怖いモン手懐けといて良く言うよ。お嬢さんは一番最後だ」
日向 京介:全身から感覚が消えていく。 痛みも、触覚も、全て。
日向 京介:「ああ、全く。 嫌な経験もしておくものだ」
日向 京介:動かない右腕を見て、苦笑する
日向 京介:慣れているのだ、感覚をなくすことには。 幾度となく代償としてきたから。
日向 京介:だから、まだ動ける。
"ナイトオブシディア":そして、攻撃の後のさまを見て苦笑を浮かべる。 「だがしくじったな。一手遅かったんじゃないのか、おい」
"無痛弾":「……」 そう言われた"無痛弾"は、無面目でライフルを構え、次の引き金に指をかけている。
河合 奏:「聞く耳持たず、か」
河合 奏:一度感覚の広がった体を分解し、本来の姿で再構成した。
"ナイトオブシディア":「銃を持つと人が変わるんだ、コイツ」
河合 奏:「ああ、なるほど。よくいるタイプだ」
GM:イニシアチブを進めます。ナイトオブシディアが動く
"ナイトオブシディア":マイナーで《イオノクラフト》。"無痛弾"と同じエンゲージに向かい、《解放の雷》を彼へ打ち込む。再び次の攻撃性能を上げます。
"ナイトオブシディア":電磁浮遊で後方へ跳躍し、"無痛弾"の隣へ立つ。
"ナイトオブシディア":「ま、表情はこんなんでも、中身は良く分かってるから」
"ナイトオブシディア":「こいつには倒れさせないさ。俺が立ってる限りな」
GM:イニシアチブが進みます。次は日向くんだが……?
日向 京介:待機します!
GM:では円城くん!
円城 鋼:こちらも…待機!
GM:ならば獅子堂さん! どうする?
獅子堂奈乃:はい!
獅子堂奈乃:支援効果の≪力の呼び声≫で≪原初の灰:ヴァリアブルマシン≫の使用回数を回復し、マイナーアクションで使用します
GM:メカメカかよ……!
獅子堂奈乃:攻撃力+5を2回選択してシーン間+10、侵蝕は172>180……!
獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫!
GM:来るが良い……!
獅子堂奈乃:対象は“無痛弾”!
獅子堂奈乃:17DX7+2
DoubleCross : (17R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10]+10[2,3,4,5,6,8,9,10,10,10]+10[2,2,7,9,9]+10[3,9,9]+10[5,8]+5[5]+2 → 57

日向 京介:回った!
GM:人殺し!
日向 京介:さっき4回動いた人が言うこと?
"無痛弾":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[1,2,4,6,8] → 8

"ナイトオブシディア":《砂の結界》。カバーリングです。《磁力結界》+《八重垣》でガード
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:6D10+16+25+20+2D10
DoubleCross : (6D10+16+25+20+2D10) → 23[8,1,5,3,4,2]+16+25+20+7[1,6] → 91

"ナイトオブシディア":5d10+24
DoubleCross : (5D10+24) → 27[8,5,4,1,9]+24 → 51

"ナイトオブシディア":装甲と合わせたって、残HPが10なら……だめ!戦闘不能です。
"ナイトオブシディア":復活エフェクトもなし……!
日向 京介:よしっ!
円城 鋼:(ぐっ)
獅子堂奈乃:やった……
河合 奏:落ちた!
獅子堂奈乃: 
獅子堂奈乃:「それなら」
獅子堂奈乃:莫大な侵蝕負荷。自らの心身がジャームのそれへと近付いていくことを自覚しながらも。それ以上に、今は全力を振るうべき時だ。
獅子堂奈乃:「力尽くでも、こちらを見て貰いましょう」
“クロ”:巨獣が駆ける。プールサイドに爪跡を刻みながら、一心不乱に“無痛弾”のもとへ。
“クロ”:「グォオオッ──」
"ナイトオブシディア":その往路、周辺に電流を放ちながら、盾を構え踏み出す者がある。
“クロ”:上体を大きく起こし、無数の腕を一気に振り上げる。
"ナイトオブシディア":展開される結界は、彼よりもむしろその背後を守るためのもの。
獅子堂奈乃:「やはり」
獅子堂奈乃:「そう来ますよね」
“クロ”:「オォオオオァアアアアアアッ!!」
“クロ”: ド ドドドドッ!!
“クロ”:咆哮と共に、一本一本が巨木が如き致死の殴打が、暴風のように降り注ぐ!
"ナイトオブシディア":「はあああ……ァッッ!!」
"ナイトオブシディア":怒声と共に、それを受ける。一撃、二撃。本能のまま降り注ぐそれを着実に捌き、凌ぎ
"ナイトオブシディア":……程なく、追いつかなくなる。盾は弾かれ、その身で攻撃を受け始める。
“クロ”:実体が無い故の無尽蔵のタフネスから繰り出される、超高速の連撃。
“クロ”:常人なら、一撃受けただけで無惨な肉塊に成り果てるだろう。
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「いい加減に……倒れたらどうですか……!」
"ナイトオブシディア":後退る。一歩、二歩。全身から電撃を放ち、少しでもその勢いを弱めようとしながら、しかし力は及ばず。
"ナイトオブシディア":「…………は」
"ナイトオブシディア":「はッ……」
"ナイトオブシディア":笑みか、嘆息か。それを漏らして倒れ落ちたのは、君の獣が全ての攻撃を放ち終えてからだった。
獅子堂奈乃:「……はっ……はぁっ……!」
獅子堂奈乃:獣を引き戻し、荒い息を吐く。
獅子堂奈乃:余裕などまるで無い。だが強いて笑みを作って、“無痛弾”を見遣る。
獅子堂奈乃:「……これで」
獅子堂奈乃:「貴方ひとり、です」
獅子堂奈乃:侵蝕180>184 HP7>4
"無痛弾":「そうだな」
"無痛弾":「だが、することは変わらない」
"無痛弾":「退けば運命は決まる。戦う限り、未来が分からないなら」
"無痛弾":「俺はそうするまでだ」
GM:イニシアチブを進めます。待機していた円城くんかな……!
日向 京介:ですね!
円城 鋼:うす!マイナーで戦闘移動、10mなので河合支部長のところまで!

▼エンゲージ
("無痛弾"[14])
   10m
(河合[15]、円城[5])
   20m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

円城 鋼:メジャー、"無痛弾"に遠隔白兵攻撃。組み合わせは以下の通り。
円城 鋼:■緋剣・灰刃
円城 鋼:コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神/フレイムタン(侵蝕+10+2)
円城 鋼:判定!ペナルティが3個、ユニークコードで+2個の…
円城 鋼:12dx7+1
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,4,5,6,7,7,10]+10[2,3,10]+10[10]+10[8]+1[1]+1 → 42

円城 鋼:42…!
"無痛弾":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,2,5,8,9] → 9

GM:当然無理。ダメージどうぞ……!
円城 鋼:5d10+20+1d10
DoubleCross : (5D10+20+1D10) → 25[4,8,4,8,1]+20+9[9] → 54

円城 鋼:装甲有効、54点!
"無痛弾":UGNボディアーマーで8点差っ引いて、46
"無痛弾":……落ちます! HPはぴったり100。10点のオーバーキルでした
"無痛弾":復活エフェクトもなし!
円城 鋼:ヤッター!
河合 奏:勝った!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+12した(侵蝕率:155->167)
獅子堂奈乃:倒した……!
日向 京介:仕留めた!
円城 鋼:では軽く!
円城 鋼:灰に宿る熱は、最早残り火の如く僅か。攻撃に転用するには心細すぎるそれに。
円城 鋼:「……あなたたちも、俺たちも、止まれない。止まれば、これまでやってきたことが」
円城 鋼:─狂った男。そこが海であるかの如く駆け抜けた男たち。白い少女。戦に愉しみを見出す者。
円城 鋼:─獣。ただただ石を愛する人。星を見る少女。
円城 鋼:─星に縛られた、あの子。
円城 鋼:「なかったことになる。それは、嫌だ。だから─」
円城 鋼:闘志を。想いをくべて。今一度、灰は燃え上がる。
円城 鋼:「─あなたを、倒す」
"無痛弾":「…………」
"無痛弾":「やってみろ」
円城 鋼:「…………!」
円城 鋼:振り下ろす斬撃は、ただただ真っ直ぐに。真正面からぶつかるように。
円城 鋼:灰の刃が、男を撃つ。
"無痛弾":引き金を引く。光の弾丸が分裂し、その斬撃を迎え撃つ。
"無痛弾":……が、それも熱を持つ灰の全てを撃ち抜ける訳ではない。刃の中心は、折れることなく
"無痛弾":「…………!」
"無痛弾":男を正中にて一撃。彼はなおも引き金を引こうとしたが、力の抜けた銃口は明後日を仰いでおり、
"無痛弾":天に、まるで餞(はなむけ)のような一撃。それを最後に、銃口は沈黙する。
円城 鋼:「……俺たちの」
円城 鋼:迎撃を受けた刃、それが与える熱に身を焦がしながら。
円城 鋼:「勝ちだ」
円城 鋼:焼け付いたように変わらない表情に、けれど、ほんの少しの安堵を浮かべて。
GM:では、イニシアチブを進めます。
"ニクス":《加速する刻》
"ニクス":マイナーなし。メジャーで全力移動を行います。その全力移動に《間隙の魔術師》。
"ニクス":移動元は、この戦場を辛うじて視界に入れられる、ビルの屋上です。そして移動先は"無痛弾"の倒れたエンゲージ。

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"ニクス"[3])
   10m
(河合[15]、円城[5])
   20m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

GM:……明るい空の下、鳥が上空を横切ると、影が過ぎることがあるだろう。
GM:その時発生した事象は、それに似ていた。不意に暗い影が辺りに広がったのだ。
GM:違うのは、それが通り過ぎることがなかったこと。影そのものが突然、一帯を覆い隠したかのような……
円城 鋼:「……ッ!?」
"ニクス":「……」
"ニクス":そして、その中心と思しきものは、高く細い影の人型をして、"無痛弾"の傍らに立っている。音もなく、前触れもなく、ただ突然に。
日向 京介:「っ!まだ終わりじゃない、警戒を……なっ」
"アズラエル":《加速する刻》
"アズラエル":マイナーで《縮地》移動。”無痛弾”のエンゲージへ。メジャーで"無痛弾"へ《世界樹の葉》+《ナーブジャック》+《ブレインジャック》。

▼エンゲージ
("無痛弾"[14]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[3])
   10m
(河合[15]、円城[5])
   20m
(日向[6]、獅子堂[0])
[]内は行動値

"アズラエル":判定は省略します。"無痛弾"は戦闘不能から復帰し、メジャーアクションを一回行います。ついでにこのシナリオ中、"アズラエル"の言いなりになってもらいます。
"アズラエル":命令する行動内容は単純。へびつかい座の『星の石』を"アズラエル"へ手渡す、です。
"アズラエル":「ご苦労様でした」
獅子堂奈乃:「──貴女……は……」
"アズラエル":平坦な少女の声が、突然に聞こえた。突如姿を表した、秒刻みで大きくなっていく影の人型の背後に、彼女は当然のように立っている。
"アズラエル":「それなりに良い戦いには、なっていましたね。まあ、戦闘行為は趣味ではないので、読書しながらの見物ではありましたが……」
GM:"アズラエル"。このN市に到来した、大規模な監査部隊。その中心人物とされていた者だ。
日向 京介:「一度会ったな。第六地区で」
日向 京介:「貴様、何のつもりだ」
"アズラエル":虫か何かを見るような目を君に向けて
"アズラエル":「一定以上の立場か知性を持たない相手との会話は、控えております」
"アズラエル":「無駄ですからね。何もかも」
GM:伸びる影の手が"無痛弾"の身体を抱き起しつつ、耳から脳へ潜入し、操り人形めいて彼を動かす。
GM:差し出した"アズラエル"の手のひらの上に、ぽん、と透き通った無色の石が置かれる。小さく、わずかに骨ばった手が、それをしっかりと握って。
"アズラエル":「……では、呼びましょうか」
"アズラエル":「『蛇』を。そして、願いを叶えてもらいましょう」
"ニクス":語る彼女の傍らで、細い影の人型は、天へ、天へと伸び続けている——
獅子堂奈乃:「……!支部長!」
河合 奏:「アズラエル」
"アズラエル":「ええ」 笑顔を貼り付けたまま、河合支部長には応じる
円城 鋼:「あれは……!?」
河合 奏:「あなたの動きはすべて、この状況が目的だったのか」
円城 鋼:視線は、影が伸びる先へ─。
河合 奏:「強引な監査も、内通も、横やりも」
河合 奏:「何もかも、自分がその蛇とやらで願いを叶えるためだった、と」
"アズラエル":笑みが微かに深まり 「……3割ほど」
"アズラエル":「亀柿支部の彼らが、願いを叶える可能性もあるとは思っていました。それならそれで、わたくしは構いませんでしたが……」
"アズラエル":「7割。重畳にも、わたくしにとって都合の良い結果を引き当てました」
河合 奏:「亀柿支部が願いを叶えたなら、それはつまり私達が失敗したということ」
河合 奏:「それであればこの街の体制にも文句を付けられる。そういう計算か」
"アズラエル":「はい。そして、わたくしがこうして『勝った』ことにより……」
"アズラエル":「……この街の体制変革は、もはや決定したと言えるでしょう」
河合 奏:「『勝った』とは?石が全て揃わなければ。蛇は生まれないんだろう?」
"アズラエル":「……構いませんよ。今から大慌てで、そこにある石を街の方に放り捨てても」
"アズラエル":「それができるならば、ですが……」
獅子堂奈乃:「させ、るか……!」叫び、獣をアズラエルに差し向ける。
“クロ”:「グォァアアッ!!」
“クロ”:大顎を開き、“アズラエル”に、腕の中の石に喰らい付かんと飛び掛かる。
円城 鋼:「ッ、獅子堂!?無茶を─」
円城 鋼:するな、という言葉は咆哮にかき消される。
GM:ばくり、と、顎は閉ざされた。
GM:噛んでいるのは空である。確かに"アズラエル"の眼前まで飛び込んだはずの獣は
GM:天に伸びる影の柱の後方、何もない所で停止している。
獅子堂奈乃:「…………!?」
GM:……獣だけではない。君たち全員だ。細く、高く伸びる影。その存在感が、君たちの位置感覚を、奇妙に狂わせる。
GM:足を一歩も動いていないのに、どうしてか自分が動いているような錯覚を覚える。走ってみても、何故だか視界が変わらない。
"アズラエル":「……監査部などやっていると」
日向 京介:「あの影か……!?チィッ!」
"アズラエル":「無意味にもわたくしから逃げ出したがる者はよくいるのです」
獅子堂奈乃:顔を顰める。「既に能力下……我々の妨害も、折り込み済み、と……」
"アズラエル":「そんな者を、追いかけるのも、捕えてくるのを待つのも益体ないという時には、便利なんですよ。私の、この……」
"アズラエル":「ジャーム・"ニクス"は」
"ニクス":イニシアチブプロセス。Eロイス、《闇の呼び声》を使用。
"ニクス":これにより、シーンに登場している全員を同エンゲージへ引き寄せます。戦闘不能の"サダルスウド"、"ナイトオブシディア"、そして、雲崎ステラも例外なく。

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、ステラ[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[3]、"無痛弾"[14]、"ナイトオブシディア"[8]、"サダルスウド"[4])
[]内は行動値

"ニクス":……気付いた時には、暗がりは既に晴れて、影は既に人間のサイズに戻り、
雲崎ステラ:「……えっ……?」
"ニクス":雲崎ステラを含むこの場にいた全員が、まるで"アズラエル"を囲むように集められている。
円城 鋼:「……駄目だ。これは……!」
"アズラエル":「ですから、言ったでしょう」
日向 京介:「引き寄せられた……!? まずいっ……!」
円城 鋼:─"蛇"を呼ぶ条件。聞いていたそれを、思い出す。
"アズラエル":「『勝った』と」
河合 奏:咄嗟に、内ポケットに入れた石を上から押さえる。だが。
"アズラエル":イニシアチブを進めます。"アズラエル"が本来の手番で動く。
円城 鋼:ぬぅーッ!
"アズラエル":メジャーアクションで、へびつかい座の『石』を使用。これにより、エンゲージ内の全ての『星の石』の力を結集して、『蛇』を発生させます。
"アズラエル":また、これにより雲崎ステラは『石』の力を失い、死亡します。
"アズラエル":掲げた石が、黒い光を内から放つ。
"アズラエル":「……目覚めの時です。『蛇』よ」
"アズラエル":「あなたの由来など、爪の先ほどにも興味はありませんが、その機能は素晴らしい」
"アズラエル":「主従の契約に代え、願い叶える『蛇』よ。あなたに名前を授けましょう……来なさい」
"アズラエル":「『ヒドラ』」
GM:……刹那、君たちの持つ『石』から、そしてステラの胸の『石』から、光とエネルギーの奔流が柱となって放出される。
雲崎ステラ:「え、あっ……嘘……!」
円城 鋼:「……ぁ」
円城 鋼:伸ばす手は─伸ばしたところで、どうなるものでもないとは分かっていても─間に合いはしない。
雲崎ステラ:来る結末は死。だが、それに対する恐怖よりも、驚愕の方がまだ大きい。彼女は、反射で少年の目を見て
円城 鋼:「ステラ」
雲崎ステラ:「鋼……っ」
円城 鋼:「ステラ……!!」
円城 鋼:名を呼ぶこと、二度。
雲崎ステラ:崩折れる。真紅の眼は、驚きに見開かれたまま。
雲崎ステラ:そのガラス球に君を映して、もう動かない。
雲崎ステラ:あまりにも呆気なく、雲崎ステラは死んだ。
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:呼ばれることのない名を。自分を見つめ返すことのない紅い目を。呆けたように待っていたのは、ずいぶん長い間のようで。
円城 鋼:「……お前、は」
円城 鋼:「ゆるさない」
円城 鋼:「ゆるす、ものか」
"アズラエル":「……それもよく言われますが」
"アズラエル":「ないですね。許されなかったらしきことは、一度も」
"ヒドラ":……倒れた彼女に代わるように、立ち上がる者がある。放たれた12色の力が、黒い影のような光に縛り上げられて。
"ヒドラ":『蛇』と言ったが、君たちの知るそれとはもちろん違う。それを一言で形容するならば『柱』だ。
"ヒドラ":純然たるレネゲイドのエネルギーの柱が、夜天を貫き屹立している。
円城 鋼:「これまで一度もなかったとしても。これから二度となかったとしても。……世界の誰もが、お前を受け入れたとしても」
円城 鋼:「─この俺が。許さないと言っている」
円城 鋼:雲崎ステラのロイスを「■慈愛/悔悟」に書き換えて、Sロイスに指定したく…!
GM:OK!
円城 鋼:押忍…!
"アズラエル":くすりと笑う 「良いですね。怖いもの知らずで。支部長の部下でしたっけ? ……違いましたか?」
"アズラエル":「言葉遣いには気を付けていただきたいものです」
河合 奏:「所属は違うが、そこは問題ではないな」
河合 奏:「怒るべき時に、正しく怒れる。第十も良い環境なんだろう」
河合 奏:「少なくとも、お前に貶される謂れなどどこにもない」
獅子堂奈乃:「……支部長」静かに口を開く。
獅子堂奈乃:「私の自室の二番目の引き出しに、封筒が入っています」
獅子堂奈乃:「私がジャーム化した際の、討伐希望者のリストなので」
獅子堂奈乃:「もしもの時には、ご一考いただけると」
河合 奏:「阿呆」
獅子堂奈乃:「すいません。ですが」夜闇より尚暗い瞳で“アズラエル”を見据え。
獅子堂奈乃:「手加減できそうにないもので」
日向 京介:「気合入れるのは結構だが、そういう覚悟は必要ないな」
日向 京介:「僕の前でこれ以上、理不尽な死は認めん……それに」
日向 京介:「大事にするものだぞ、『先輩』との約束ってやつは」
日向 京介:「後輩に無碍にされるのはな、結構響くんだ」
獅子堂奈乃:「……そうなんですか」小さく笑い「初めて知りました」
日向 京介:「経験談だ、覚えておけ」
日向 京介:「しかし、勝ったとはね。舐めてくれたものだな。僕を、僕たちを」
日向 京介:「──この街を」
日向 京介:「こんな窮地、苦境、危機。この街が何度乗り越えてきたと思ってる」
日向 京介:「この程度の理不尽……僕が、ひっくり返してやる」
"アズラエル":「ふふ。意気を巻きますね」
"アズラエル":「犬は法を恐れない。それは勇気があるからではなく、知能がないからです」
"アズラエル":「自らが英雄か、野良犬か。死ぬまでに気付ければ良いですね。あなたたち全員」
河合 奏:「いいや。気づくのはお前の方だ」
河合 奏:「アズラエル、お前は言ったな。この街の嘆きが聞こえると」
河合 奏:「私達が及ばぬゆえに生まれた嘆きがあふれていると」
"アズラエル":「ええ。よく覚えていられましたね」
河合 奏:「一面的には事実だからな。外野に言われるのは不本意だが」
河合 奏:どれだけ自分が速かろうと、どれだけ力を尽くそうと。
河合 奏:届かぬときはある。救えない命もある。起きてしまう悲劇がある。
河合 奏:「それでも、だ」
河合 奏:「私達は自ら嘆きを生むような真似はしない」
河合 奏:「何の罪もない人間に犠牲は強いない。全てを守るためにこそ動く」
河合 奏:何の能力も、罰されるような罪もない。ただ生きていただけの彼女を、踏みにじったこの女を。
河合 奏:許す理由などどこにもない。
河合 奏:「そしてな、アズラエル」
河合 奏:「私達は今ここに居る」
河合 奏:ステラ嬢の死を防げなかった。それでも。
河合 奏:「この拳が届く距離に居る」
"アズラエル":「……ふふ」 赤い目を妖しく細めて
"アズラエル":「あなたたちが片付いたら、真っ先に第六支部を片付けましょう」
"アズラエル":「上から下まで獣の詰まった厩舎を、UGNとは呼びませんもの」
河合 奏:「まだ気づかんか。なら、それでも良い」
河合 奏:「この街に手を出したのが間違いだったと」
河合 奏:「嫌でも気づかせてやるよ」


N市UGN『星の石』対策班─“夢幻の拳”“シャーデンフロイデ”“緋の砂”“ファントムキャット”
VS
"アズラエル"

最終戦 開始


GM:万色のエネルギーが天へと迸る、光の柱。
GM:願い叶える『蛇』であり、"ヒドラ"と名付けられたそれは、ただその存在を誇示するように聳え立つ。目も眩む輝きは、夜空の星をも塗りつぶさん強さで。
GM:この街にいる誰もが、きっとそれを目撃しているだろう。その袂で開かれる戦端を知る者が、ごく僅かだとしても。

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[3]、"ヒドラ"[8])
[]内は行動値


GM:イニシアチブを進めます。"ニクス"が本来の手番で動く。
"ニクス":マイナーで《黒曜の鎧》。メジャーアクションは特になし。
"ニクス":装甲を得てドッジ、行動値にペナルティを受けます
円城 鋼:硬くなりやがってよぅ!
"ニクス":先程までとは様子が違う。影の人型は、その輪郭を濃くし、存在を確固たるものになろうとしている。
"ニクス":微笑む"アズラエル"の側に立つそれは、さながら従者のようであり……
GM:イニシアチブを進めましょう。待機していた日向くん! どうする?
日向 京介:はい!
日向 京介:マイナーなし
日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象はアズラエル!
GM:来たまえ!
日向 京介:9DX+10+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (9R10+10+0[7]) → 10[1,1,4,5,6,6,7,9,10]+6[1,4,6]+10 → 26

日向 京介:腐り気味! 26です
"アズラエル":身動き一つしない。《領域の盾》で"無痛弾"に自分をカバーさせる
日向 京介:絶対持ってると思った!
GM:ダメージどうぞ!
日向 京介:ダメージ、ダイス7,固定値12
日向 京介:3d10+4d10+12 (侵食100)
DoubleCross : (3D10+4D10+12) → 17[4,3,10]+26[4,9,8,5]+12 → 55

日向 京介:55点、装甲ガード有効!
"無痛弾":もとよりHP1だ。どうしようもない。戦闘不能! 復活とかもしません。
"アズラエル":指先一つ、動かすことはない。ただ、彼はそうするという確信がある。
日向 京介:まだ感覚の戻りきっていない肉体を、因子を通して強引に稼働させる
日向 京介:脚の戦輪を回転、疾走。 転移を繰り返して間合いをずらしながら接近、小刀を横薙ぎ──
"無痛弾":跳ねるような動きで、その一撃に彼が割り込む。
"無痛弾":満身創痍で、もはや意識も朦朧としているであろう"無痛弾"が、最後の力を振り絞って。
日向 京介:「ちっ……!」
日向 京介:肉を切り裂く嫌な感覚。倒れ込む男に一瞬視線を向け、再び目前の敵を睨む
日向 京介:「もう用は済んだ、というわけか」
日向 京介:「本当に……気に入らんな、貴様」
"アズラエル":「彼らは全ての立場を捨てて、一つの道に賭けた」
"アズラエル":「それが叶わず、力も使い果たし。そんな彼らに私が気を使ってやる理由など」
"アズラエル":「あるわけがありませんね」
日向 京介:「貴様からすれば正論なのだろうな。だが、反吐が出る」
日向 京介:「待っていろ。すぐにその口、黙らせてやる」
"無痛弾":「…………は」
"無痛弾":冷たい"アズラエル"の声の下、倒れ込んだ"無痛弾"が、微かに声を漏らす。
"無痛弾":「……『蛇』は」
"無痛弾":「救える。失われた命を。取り戻せる」
日向 京介:「……! "無痛弾"……!?」
"無痛弾":「へびつかい座の『石』さえ手にできれば」
"無痛弾":震える腕で微かに身を起こし、目線が僅かに上がる。そこに映るのは、円城くんだ。
円城 鋼:「……」
"無痛弾":——彼ら亀柿支部のチームの中で、狙撃手のポジションにある彼が。へびつかい座の『石』を任され、誰より『石』の所在を意識していたであろう彼が、何を見ていたのか?
"無痛弾":彼をもって他に知る者はない。それを語る舌もありはしない。
"無痛弾":「諦めるな」
円城 鋼:果たして、自分がきちんと見えていたのかも怪しい最後の視線。けれど、それをしっかりと、受け止めて。
"無痛弾":「……それが、大切なのなら……!」
"無痛弾":そして、力尽きる。今度こそ彼は、身じろぎ一つ取ることができない。
円城 鋼:「……ああ。俺たちは、あなたたちに、勝った。だから」
円城 鋼:「─最後まで、勝ち取って見せる」
円城 鋼託され(うばっ)たものの重さを、今更ながら感じる。─それは、決して今からでも遅くはないと。そう、言い聞かせるように。

◆ クライマックス戦闘ルール
・"アズラエル"の撃破で戦闘は終了します。
・"アズラエル"を撃破した時点で"ヒドラ"が生存していれば、願いを叶えることができます。
・???
・???
・???


"アズラエル":そんな彼の言葉を聞いてか……あるいは、日向くんの躊躇ない攻撃を見てか。
"アズラエル":"アズラエル"は石を手に、目を閉じる。
"アズラエル":「さて、それでは面倒を省くのと……調査内容の確認も兼ねて、願いを叶えていただきましょうか」
"アズラエル":「"ヒドラ"。この私、"アズラエル"が、至極簡単に願いましょう」
"アズラエル":「この者たちを死なせなさい」
"ヒドラ":Eロイス《さらなる絶望》。君たちのエンゲージ30m前方に"カロン"が出現します。

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、"ヒドラ"[8])
[]内は行動値

"ヒドラ":"ヒドラ"の身体を構成するエネルギーの奔流がうねり、より強い光を発する。同時、そこに生じたのは薄暗い1メートルほどの球体だ
"カロン":宙に揺れるガス状のそれが、ぱくりと縦に割れると、人間の瞳孔のようなものが無数浮かび上がり、君たちを見つめてくる
"カロン":オートアクションでEロイス《予告された終焉》。これを《傲慢な理想》と同時に使用します。対象は君たち全員だ。

クライマックス戦闘ルールに
・"アズラエル"を撃破した時点で"カロン"が生存していれば、PCは全員死亡します。 を追記します

"カロン":……その瞬間に君たちが感じるのは、虚脱感だ。魂を掴まれ、肉体から引き抜かれようとしているのでは、と錯覚してしまうような、空恐ろしい脱力。
"カロン":意識を保つのに集中しなければ、倒れ、二度と起き上がれないのではないか、という予感に襲われる中、
"アズラエル":"アズラエル"は、実験試料の色が変わるのを確かめるような目で君たちを見ている。
"アズラエル":「……オーヴァードに直接的な害を与えようとするとと、レネゲイドと共生している都合上、抵抗の可能性は高い。その通りのようですね」
"アズラエル":「ですので、その願いが物理的方法で叶うのであれば、むしろ物理的性質を与えてやった方が良いという仮説を私は立てました」
GM:君たちが意識を繋ぎ止めようとしている中、彼女はさらに言葉を重ねる。
"アズラエル":「……"ヒドラ"。私の思考を読み取りなさい。そして願います」
"アズラエル":「二つの力です。神をも呑む"ステュクス"、神をも砕く"ケルベロス"」
"ヒドラ":Eロイス《さらなる絶望》。君たちのエンゲージの右方10mに"ステュクス"が出現します。
"ヒドラ":さらにEロイス《さらなる絶望》。君たちと同エンゲージに"ケルベロス"が出現します。

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
[]内は行動値

"ステュクス":ザオオ ォ ——
"ステュクス":君たちは水の流れる音を聞く。プールに満ちていた水が、突然に大きな流れを持ち始めたのだ。
"ステュクス":抜けた栓から水が一斉に抜けていく音にも似ているが、少し違う。水そのものが、自らごうごうと、荒れ狂うように流れているのである。
"ステュクス":そこから君たちが感じ取れるのは、強烈なレネゲイドの気配と、底知れぬ殺意。
"ステュクス":300万リットルの流水は、"アズラエル"の願いにより"ステュクス"と名付けられ、命じられるまま全てを呑む瀑布と化した。
"ヒドラ":それとほぼ同じくして、光り輝く"ヒドラ"が割れるように開き、質量を持った光が放たれる。
"ヒドラ":光は中空にて大まかなフォルムを描き出され、君たちの前に着地した。輝きが収まり、全容が顕わになる。
"ケルベロス":見上げるほどの大きさの、獣だった。無数の腕を持ち、そこかしこに目と口を持ち、到底既存の獣に類する存在とは言い難いが、それでも、未発達ながら強靭な手足と金属質の体毛は、確かに獣を思わせる。
"ケルベロス":腕はおもむろに金属の体毛を思い思いに掴むと、ブチブチと引き抜く。手の一つ一つの中で、毛束はおのず絡み合い、あるものは刀のように鋭く、あるものは鎚のように重厚な、一つ一つ異なる形の武器と化す。
"ケルベロス":「……ク、ク、ク」
"ケルベロス":「何を破壊せよと思ったら、こんなにも小さく弱いものをとはな」
"アズラエル":「順番があるというだけです。次はこのホテルを、次はこの街を壊し尽くしてくだされば構いません」
"ケルベロス":「良いだろう。我が名"ケルベロス"。神をも砕かんと願われ産み落とされた者なれば……!」
"ヒドラ":……立て続けに3体のジャームを生み出した光の柱は、"カロン"、"ステュクス"、"ケルベロス"を発生させる前に比べ、落ち着いてしまっている。
獅子堂奈乃:「……出鱈目ですね……」現れたジャーム達を見回して。「これが『蛇』の出力ですか。正しく使えばどれだけ有益か分からないのに、勿体ない」
"アズラエル":それをちらりと見て、小首を傾げる"アズラエル"。
"アズラエル":「ええ。ひとまずはこれだけ。力が有り余っていても、願いの受容と出力が追いつかない。まあ、古い機構ですから仕方ありませんか」
"アズラエル":「……さて、ここまでずらりと並べてみたのですが、いかがでしょう、皆さん」
"アズラエル":「無駄な抵抗をしますか?」
円城 鋼:「……紛れもない脅威だ。そうとしか言いようがない。だが」
河合 奏:「いいや」
円城 鋼:「それが、どうした」
河合 奏:「無駄な抵抗ではないな。殲滅だ」
河合 奏:「もしくは、そうだな。いつも通りに仕事をするだけだ」
円城 鋼:許さない。諦めない。二つの意志を己が内の炉心にくべて、身を焦がす。
日向 京介:現れた驚異を見て、女の言葉を聞いて。身体の震えが止まらない。
日向 京介:「街を」
日向 京介:「街を、壊すだと」
獅子堂奈乃:「……日向さん?」
日向 京介:ぶつぶつと、つぶやく
日向 京介:脳裏に映るのは、炎。 四年前に見た地獄の光景。
日向 京介:「──ふざけるなっっ!」
日向 京介:全身に走った恐怖に、怒りが勝る
日向 京介:「あんなのはごめんだ……させるものか、もう二度と!」
日向 京介:「貴様らは、一人も逃さん……!」
"アズラエル":「あなたの意見は伺っていませんが。抵抗するものと扱いましょう」
GM:……そして、君たちがそう奮い立つのであれば、気付くことがある。主に河合支部長と獅子堂さん。
GM:『石』だ。君たちの持っている『石』から、わずかに力を感じる。恐らくは、『石』より力を収奪した、『蛇』の力が弱まったからか。
GM:という訳で『星の石』獲得ボーナス!

・星の石獲得ボーナス《星なき空への願い》
レネゲイドの力をほとんど失った『星の石』だが、そこには最後の願いの残滓が残っている。へびつかい座の『石』の力が弱まった今、それは君たちの力となるだろう。
戦闘不能になった直後、オートアクションで使用する。戦闘不能を回復してHPを[10+【肉体】]まで回復する。
この効果は1シナリオに9回まで使用できる。


GM:ではイニシアチブを進めましょう……そう、《さらなる絶望》で登場するエネミー、未行動状態で出てくるんですよね。
円城 鋼:そうだった…!
GM:まずは"ケルベロス"
"ケルベロス":マイナーなし。メジャーアクションでEロイス《破壊神顕現》を宣言します。
"ケルベロス":獣の全身から、次々と腕が生え、次々とその手に武器を握る。その全てが、ただ破壊するためだけに伸びたものだ。
"ケルベロス":ただ破壊するために産み落とされたジャーム。それが"ケルベロス"——

◆ クライマックス戦闘ルールに、以下を追加します。
・"アズラエル"を撃破した時点で"ケルベロス"が生存していれば、このホテルを中心にN市全域が破壊されます。

GM:そして次は"カロン"。こいつは……
"カロン":なんと普通に攻撃する! マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《魔王の理》+《鋼の顎》+《要の陣形》+《未知なる陣形》
"カロン":対象は君たち全員だ。イクゾー!
日向 京介:お待ちを
GM:待っちゃう
日向 京介:失礼しました、対応ありません。どうぞ!
"カロン":では判定
"カロン":14dx7+2
DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[2,2,3,3,4,4,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,4,7,9,9,10]+10[2,6,6,9]+10[8]+2[2]+2 → 44

GM:リアクションせよ!
日向 京介:ドッジ!
日向 京介:2DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (2R10+1+0[10]) → 4[1,4]+1 → 5

日向 京介:そりゃあ無理
円城 鋼:ドッジ!
円城 鋼:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,2,4,7,7,8,8,9,10]+10[10]+6[6]+1 → 27

円城 鋼:これも普段ならひらりといくところだけどなあ!
河合 奏:一応ドッジ!
河合 奏:6dx=>44
DoubleCross : (6R10[10]>=44) → 10[1,2,2,7,8,10]+9[9] → 19 → 失敗

獅子堂奈乃:リアクション放棄、≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫で反撃 侵蝕184>192
GM:カバーリング等はおありで?
日向 京介:<領域の盾>を使用します。 コンボ:箱の中の猫、獅子堂さんをカバー!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:145->149)
円城 鋼:は、では!こちらは河合支部長をカバーリング!《砂の加護》で行動消費なし!
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

円城 鋼:じゃない砂の結界。
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:167->169)
"カロン":円城くんの《砂の結界》にアージエフェクト《嫌悪の重荷》を使用。
円城 鋼:ぐえ…!?
"カロン":1ラウンド1回、カバーリングエフェクトを不発にするぞ。メジャーアクションを用いたカバーリングは止められないが……
円城 鋼:行動済みなんですよねえ。
日向 京介:きっつい
獅子堂奈乃:最悪の敵
日向 京介:1ラウンド1回って多いな回数!
河合 奏:なるほど、なら甘んじて受けよう
円城 鋼:ううん。これ、「不発」は「不利な効果」ではない?
円城 鋼:瞬間的な打ち消しだから無理か。受けるしかない。
GM:ロイスでどうにかできる類であるイメージはないなあ!
円城 鋼:ではダメージを!
GM:すまないね! ということで攻撃対象は円城くん、河合支部長、日向くん
日向 京介:あ、獅子堂さんも判定かな?
"カロン":5d10+41
DoubleCross : (5D10+41) → 36[6,10,1,9,10]+41 → 77

"カロン":装甲無視
円城 鋼:あ、「使用はした」という扱いでよいですか!<不発
GM:ん?
GM:侵蝕率の問題かな? 効果を打ち消す、なので、使用はしてます!
円城 鋼:あいさー。
GM:君たちは然るべきダメージを食らい、獅子堂さんは迎撃したまえ!
獅子堂奈乃:迎撃!
獅子堂奈乃:ウオオ!死ねーっ!
獅子堂奈乃:12DX7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,2,4,5,6,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,2,4,5,6,8]+5[5]+2 → 27

獅子堂奈乃:ヤッタネ
"カロン":リアクション不可。ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:3D10+16+25+20+2D10
DoubleCross : (3D10+16+25+20+2D10) → 9[3,4,2]+16+25+20+9[6,3] → 79

"カロン":それが反撃の威力かよ
獅子堂奈乃:HPは4>1!
日向 京介:二倍ダメージも含めて余裕で戦闘不能。 獅子堂さんへのロイスをタイタス化して復活
河合 奏:こちらも戦闘不能、そして《星なき空への願い》を使って復活!
円城 鋼:こちらは自分へのダメージだけでも戦闘不能!《星なき空への願い》にてHP14で復活!
"カロン":……うぞうぞと無数の小さな瞳孔を持つ、ガス球状の眼。それが"カロン"だ。
"カロン":瞳孔の一つひとつが、再び君たちを視認する。すると、先程とは異なり、君たちの体内で何かが蠢くような感覚を覚える。
"カロン":直後、破裂。禍々しい鈎のような針が、君たちを内部から突き破る……!
円城 鋼:「……ッ、ぁ……!?」
円城 鋼:"視線"を遮ろうと、壁として立ち上げようとした灰。それすらも、内側から貪り食われて。
日向 京介:体内の因子を通して針の侵蝕を遮断。腹と脚を突き破られながらも、致命傷だけは避ける。そして
日向 京介:「獅子堂っ!」
獅子堂奈乃:日向くんの影に隠れ、視線から逃れている。だがその敵意は、悪意は、確かに獅子堂に届いて。
獅子堂奈乃:「ええ」
獅子堂奈乃:一瞬にして、巨大な獣が“カロン”の背後に現れる。
獅子堂奈乃:「こうは言われたことはありませんか、“アズラエル”」
“クロ”:影の獣が顎を開く。斥力を帯びた魔眼の牙は、実体の無い相手だろうと、容易に引き裂き、噛み潰す。
獅子堂奈乃:「人を」
獅子堂奈乃:「嘗めるのも」
獅子堂奈乃:「大概にしろ!!」
"カロン":その異形が声を上げることはない。噛みちぎられれば全体を霧散させ、少し離れた所に再び集結する。
“クロ”:「グゥウウウ……」
"アズラエル":「このような姿で、監査などしていますと」
"アズラエル":「悪意、偏見、逆恨み。そこからくる悪罵など、大概は受けています」
“クロ”:口の端からガスを漏らしながら、燃え盛る瞳で“カロン”と“アズラエル”を睨む。
"アズラエル":「なので、きっと言われたこともあるでしょう。……意識すべきものだとは認識していませんが」
獅子堂奈乃:「暴君気取りですか。反吐が出る」
GM:イニシアチブを進めましょう。"ステュクス"が動く
"ステュクス":マイナーなし。メジャーでEロイス《餓えの淵》を使用。《傲慢な理想》を2回使い、範囲をシーンに拡大します
"ステュクス":これにより"無痛弾"、"サダルスウド"、"ナイトオブシディア"、そして雲崎ステラは、"ステュクス"の体内に取り込まれます。

◆ クライマックス戦闘ルールに、最後の項目を追加!
・"アズラエル"を撃破した時点で"ステュクス"が生存していれば、"ステュクス"に取り込まれた者は全て破壊されます(復活不可)。

"ステュクス":膨大な意志もつ水が、おもむろに首をもたげ……かと思うと、君たちの元に突っ込んでくる!
"ケルベロス":「おっと、何だ何だあ?」
"アズラエル":"ニクス"に身を守られながら 「飢えているのでしょう」
"アズラエル":「"ステュクス"は神をも支配し、飲み込む大河。生まれ落ちて何も胎にない状態は、耐えかねると」
獅子堂奈乃:「ッ……乗ってください!」近くの仲間を獣の背に引き上げる。
"ステュクス":激しい水流だ。君たちは自らの意志で退避できるが……
円城 鋼:「ッ…待て、まだ下に……!」
円城 鋼:魔眼による重力操作か、ふわりと獣の背に引き上げられながら。伸ばす手が、遠ざかる。
GM:君の眼前、ただのモノと化した雲崎ステラが、物理法則に攫われていく。
GM:"無痛弾"、"サダルスウド"、"ナイトオブシディア"も同様だ。ほどなく大水は流れ去っていくが、彼らが戻ってくることはない。
日向 京介:「円城」
日向 京介:「取り戻すぞ。やれるな」
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:「ああ」
GM:これにて全員が手番終了! クリンナップを経て……


◆ ROUND 3


▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[9]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
[]内は行動値


GM:セットアップです。ある方はどうぞ!
日向 京介:私はなし
GM:実はこちらは全員ありません。そんな小細工必要ないんだよな。
河合 奏:こっちもなし
河合 奏:そりゃそうだろ
獅子堂奈乃:使うしかない……≪原初の黒:雷神の降臨≫ 侵蝕192>200 行動値0
GM:漢
円城 鋼:こちらもありません。

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
[]内は行動値

GM:ではイニシアチブを進めまして……イニシアチブ18
???:"ステュクス"の水が引いていく最中、明後日の方角から光線が飛来する。
???:それは"ウロボロス"の中核を貫き、その輝きをにわかに揺るがせる。
???:それは"ヒドラ"の中核を貫き、その輝きをにわかに揺るがせる。
"ホロウリウム":「ふっ……」
"ホロウリウム":「ふふ……」
"ホロウリウム":「ふふふふふ……!!」
"ホロウリウム":「黒幕の正体! 『蛇』の顕現!」
"ホロウリウム":「やはり私の占星術は本物ということ……ただ一度の敗北で、その価値が全て失われる訳ではありません!」
"ホロウリウム":君たちの後方、"ホロウリウム"が、満身創痍の様相で立っている。その指先に破壊の光を集中させて。


乱入者:"ホロウリウム"星音 切葉/FHエージェント・占星術師

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
   10m
(ホロウリウム[18])
[]内は行動値

獅子堂奈乃:「…………」一瞬、流石に呆気に取られた顔をして。
獅子堂奈乃:「よ……」
獅子堂奈乃:「呼んでませんけど」
日向 京介:「お前は……!?」
円城 鋼:「ッ、今になって何を……!?」
"ホロウリウム":「気が利く人間は呼ばれずとも来るものでしょう? ……ふふ、最初に言った通りです」
河合 奏:「……後方は何してるんだ」
河合 奏:思わず眉間を抑える。
獅子堂奈乃:「……何故ここに?UGNに捕縛されたはずでは?」
"ホロウリウム":「あなたたちと私は協力できる。あの『蛇』を討つべく戦っているのですよね?」
"ホロウリウム":「ええ。ですが、後方支援の隊長が捕縛されたとかでグダグダになっている彼らをだまくらかして逃げ出すことくらい……」
"ホロウリウム":「……この私にはまったく容易いことです。何せ百年先まで見通していますので」
日向 京介:「……いや、違う。蛇も確かに、対処は必要だが」
"ホロウリウム":「……違う?」 日向くんに
獅子堂奈乃:「…………」呆れと驚きが入り混じり、虚無の表情になる。
河合 奏:「獅子堂に自分が負けるのは見通せなかったらしいがな」
"ホロウリウム":「自分のことは占えない! ……まあ、いかにも占いなんて興味なさそうな顔してるので、ご存知なくても仕方ありませんが」
円城 鋼:「……獅子堂の担当だろう。彼女は」
円城 鋼:驚愕と焦燥はあれど。どこか、良い意味で力が抜けたような声色で。
獅子堂奈乃:「それ、次に言ったら許しませんよ」殺意すら感じさせる目で円城くんを見る。
日向 京介:「お前の狙いはあの柱か? 僕らの相手はあの女と、周りのジャーム共だ」
"ホロウリウム":「ええ。であれば同じようなものでしょう。ご安心ください」
"ホロウリウム":「あの『蛇』以外はどうでも良いのですが、同盟の証に恩は貸し付けて差し上げます……!」
日向 京介:「獅子堂……!こいつ、微妙に話通じないんだけど!?」
獅子堂奈乃:「……」何と言ったらいいものか。
獅子堂奈乃:柱を破壊されては困る、などと言えば、余計に嬉々として攻撃しはじめる手合いだろう。この女は。
"ホロウリウム":動きます。《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《スターダストレイン》+《光の手》+《光の指先》+《ダンシングシミター》
"ホロウリウム":対象は"アズラエル"、"ニクス"、"ヒドラ"、"カロン"、"ステュクス"、"ケルベロス"。この全員!
円城 鋼:ぐわー!?
"ホロウリウム":18dx7+4
DoubleCross : (18R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,5,6,7,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,3,4,8,9]+10[7,9]+10[2,9]+4[4]+4 → 48

河合 奏:やる気満々じゃねえか
円城 鋼:わあい殺意殺意。
"アズラエル":《領域の盾》。"ニクス"にカバーさせます
"ニクス":《イージスの盾》
"ニクス":ガードします。《イージスの盾》
"カロン":6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,3,3,5,9,10]+7[7]+1 → 18

"カロン":素ドッジ
"ヒドラ":あ、こちらもリアクションなし。棒立ちです
"ケルベロス":素ドッジ
"ケルベロス":8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,2,2,3,4,5,5,9] → 9

円城 鋼:ダメージロールはちょっとお待ちを…!
"ステュクス":素ドッジ
"ステュクス":16dx
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,1,1,1,1,3,3,3,5,6,6,7,9,9,9,10]+5[5] → 15

GM:全員命中。まつよ~
日向 京介:あっと、ダメージロール前にカバーリングの宣言かな?
日向 京介:円城君お願いできます?
円城 鋼:は、任されます!
円城 鋼:《砂の結界》で"ヒドラ"をカバーリング。割り込みありますか。
GM:ない!
"ホロウリウム":どうして敵を守るんだろう……
円城 鋼:ヤー!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:169->171)
日向 京介:ダメージロール前、オートアクション!
日向 京介:<力の法則>を使用します! コンボ:万象燼滅! ダメージダイス+5!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:149->153)
GM:ではダメージ
"ホロウリウム":10d10+11
DoubleCross : (10D10+11) → 51[2,8,9,4,8,5,5,1,5,4]+11 → 62

"ホロウリウム":諸々有効
"ニクス":《イージスの盾》
"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 33[3,6,7,6,1,10] → 33

"ニクス":装甲と合わせて弾きます
GM:他は直撃。ダメージが蓄積していく
円城 鋼:こちらは戦闘不能!《星なき空への願い》を使用してHP14で復活!
"ホロウリウム":掲げた掌の上に、ひときわ強い輝きが溢れ
"ホロウリウム":爆ぜるように天に昇り、弾けて拡散。
"ホロウリウム":「当てませんよ……無闇に動いたりしなければ!」
"ホロウリウム":言葉に偽りはなく、降り注ぐ破壊光は確かに敵のみを狙っていて、君たちには命中しそうにないが……!
円城 鋼:「……日向」
円城 鋼:「やってくれ。俺のことは、気にしなくていい」
日向 京介:「……分かった。信じるぞ」
円城 鋼:そう、言い残して。一歩、"敵"へと近づいて。
円城 鋼:光の射線上。"ヒドラ"へと降り注ぐ破壊の力を、大剣に纏わせた灰の壁で受ける。
日向 京介:ホロウリウムの放った光、それを遮るありとあらゆる物理法則の存在確率を、否定していく
円城 鋼:纏う灰もまた「否定」され、その密度を減じていく。しかし、決してゼロにはならない。─その操り手の心が、折れない限り。
"ホロウリウム":光は減衰することなく、むしろ勢いを増して、降り注ぎ……破壊する!
"アズラエル":「……"ホロウリウム"……」 やはり微動だにしない彼女を、"ニクス"が守る。降り注ぐ光を受けても、小動もしない
"ホロウリウム":ドヤッと満足げな表情を浮かべつつ 「……おや?」
"ホロウリウム":その表情が困惑に移ろう 「今、彼、何を……?」
獅子堂奈乃:「ッ……」眩い閃光に目を細めて。「……“ホロウリウム”!星音切葉!」
獅子堂奈乃:「その『蛇』には用事があるんです!まだ倒して貰っては困るんですよ!」
獅子堂奈乃:「……貴女なら分かっているはずでしょう!」
"ホロウリウム":「用事? …………」
"ホロウリウム":「……願いを叶える、と? あなたたちが、あの『蛇』に?」
獅子堂奈乃:「そうですよ。見えないんですか?」
獅子堂奈乃:絶命し、あまつさえジャームに飲み込まれた雲崎ステラ。だがまだ間に合うはずだ。その力さえあれば。
"ホロウリウム":「それは申し訳ありません。占星術に使う道具を軒並みどこかの性悪女に破壊されてしまいまして」
獅子堂奈乃:「へえ。それは災難でしたねえ」
獅子堂奈乃:「道具の管理はきちんとしないといけませんよ」
"ホロウリウム":「あなたも、ペットの躾はもっと厳重になさっておくことですね」
"ホロウリウム":「飼い主の知性と品性も疑われますよ」
獅子堂奈乃:「おや。躾ならきちんとしていますよ?番犬ですからね。不審者には噛み付くよう言ってあるんです」
獅子堂奈乃:傍らの獣の頭をこれ見よがしに撫でる。
"ホロウリウム":その様を見ると、さすがに恐怖を思い出したのか、すこしばかり表情が引きつり
"ホロウリウム":「……作戦とかは別として、あなただけでも焼き払っておくべきでしたね」
"ホロウリウム":「勿体のないことをした……」
獅子堂奈乃:「おや。自分のことは占えないというのは本当のようですね」
獅子堂奈乃:「何度繰り返しても同じことですよ。またやりますか?」
"ホロウリウム":「あらあら、相手も見ずによく吠える番犬ですこと」
"ホロウリウム":「やはり品性はワンちゃんと大差なさそうですね。本当に遠慮をして損でした」
獅子堂奈乃:「貴女の必死の命乞い、せっかくなので録音しておきましたけど。聞きますか?」
獅子堂奈乃:「……」はぁ、と溜息を吐き
獅子堂奈乃:「……とにかく『蛇』には倒れて貰っては困るんです。あれは後に回してください」
"ホロウリウム":「…………」
"ホロウリウム":「……えっ。それを聞かなければいけない理由はありませんよね?」
獅子堂奈乃:「……」渋面を作り……はしない。元々そう言うだろうと思っていた。
獅子堂奈乃:「貴女、何の為に占星術をしているんです。それは元々人を導くための技術でしょう」
"ホロウリウム":「私の狙いは『蛇』をこの手で滅ぼすことだけです。さっきの攻撃は挨拶代わりのサービスでした。あなたたちとは仲良くなれると思っていたので」
獅子堂奈乃:「偶には人の役に立ったらどうなんですか」
"ホロウリウム":露骨に不機嫌な表情になる 「……知ったような口を聞かないでください。デリカシー犬並み女」
獅子堂奈乃:「仮に『蛇』を倒したとして、それでご実家が貴女のやらかしを清算して迎え入れてくれる確かな根拠はあるんですか?」
獅子堂奈乃:「それともどこかに保証が?」
"ホロウリウム":「ッ……とにやかましいですね! 根拠だ保証だと!」
"ホロウリウム":「それがなくてもこれしかやれないからやるんですよ! 黙って見てなさい!」
獅子堂奈乃:「もしも我々に協力して頂ければ」
獅子堂奈乃:「UGNとして、御実家に貴方の恩赦を推薦しても構いませんよ」
"ホロウリウム":「それは……」 一瞬真顔になり
"ホロウリウム":「……馬鹿なことを! それこそ根拠も保証もない!」
"ホロウリウム":「私は好きなようにやらせていただきます! 指図なんて受けませんとも……!」
獅子堂奈乃:「どうですかね?支部長」そちらを見る。
河合 奏:「……そうだな。FHのアドバイザーとして活動していた事実は取り消せんが」
河合 奏:「ここで協力するのであれば、それは間違いなくN市を救ったという実績になる」
河合 奏:「多少の無理は利かせられるだろう」
河合 奏:実際、彼女自身による被害を受けたのは八十方と獅子堂の二名のみ。
"ホロウリウム":「よ、寄ってたかって懐柔を……!」
河合 奏:その二人の所属する第六支部主導で話を進めるのであれば、他所からの不満も出にくくはあるだろう。
"ホロウリウム":目に見えて揺れ動いているが、それでも声を上げる 「……知ったことではありません。私は私の占うままに動くのみです」
"ホロウリウム":「あなたたちの声など!」
獅子堂奈乃:「まあ別に、信じていただかなくても結構ですが」
獅子堂奈乃:「そちらには何のデメリットも無い話でしょう。乗っておくのが賢いと思いますがね」
獅子堂奈乃:「それとも、占星術がなければ決断も出来ませんか?」
"ホロウリウム":「……本当にうるさいですね。野良犬のようにはしたない……!」
"ホロウリウム":「良いでしょう。乗って差し上げます! あなたたちがそうして、恭しく私のご機嫌を取っている限りはね!」
獅子堂奈乃:「いい子ですね」くすりと笑って
獅子堂奈乃:「首輪は必要なさそうです」
"アズラエル":「……目障りな羽音が一つ増えましたね」
"アズラエル":「やれやれ」
GM:イニシアチブを進めましょう。行動値15、河合支部長!
河合 奏:では、まずはマイナーでジェネシフト!4d10侵蝕上げます
河合 奏:148+4d10
DoubleCross : (148+4D10) → 148+32[9,10,9,4] → 180

河合 奏:でっけえ
河合 奏:まあ仕方ない、全ては結果論よ
GM:殺意がでかすぎる
河合 奏:そしてエフェクトレベルが上がったのでもう一発フルコンボ!コンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1+獅子奮迅Lv1!
円城 鋼:判定前に!オート支援!
河合 奏:ニクス、ケルベロス、アズラエルの三体を殴る!
円城 鋼:《砂の加護/砂塵霊》、エフェクトレベルも上がってダイス+6、攻撃力+20!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:171->177)
GM:来い……!
河合 奏:20dx7+2
DoubleCross : (20R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,5,5,5,7,7,7,7,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,4,5,5,6,7,7,7,10]+10[4,7,8,9]+5[1,3,5]+2 → 37

日向 京介:あ、下が7!
円城 鋼:獅子堂さん!!
河合 奏:あ、いや待って
獅子堂奈乃:バディムーブ!!
日向 京介:あ、そうか
GM:待つよ~
日向 京介:河合支部長あれがあったか
円城 鋼:おっと!
獅子堂奈乃:なにっ
河合 奏:リーダーズマークがまだあるのでそっちにしましょう
日向 京介:エンブレム!
河合 奏:バデムは後に取っておいてくれ
円城 鋼:リーダー!!
獅子堂奈乃:そんなものが……
日向 京介:力の呼び声使えばもう一回力の法則打てますが、どうしましょう
河合 奏:というわけで達成値+5で計42!
日向 京介:代わりに隠された世界が撃てなくなる
河合 奏:んん、どうしよう
獅子堂奈乃:これで殺しきれるかどうかですね
"アズラエル":とりあえずリアクションするぞ。微動せず《領域の盾》
"ニクス":"アズラエル"をカバーリングしつつ《イージスの盾》
"ケルベロス":素ドッジ
"ケルベロス":8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 8[1,1,2,4,6,7,7,8] → 8

GM:まったくだめ。ダメージどうぞ!
日向 京介:オートアクションはありません!
河合 奏:では行きます
河合 奏:5d10+56
DoubleCross : (5D10+56) → 25[10,3,4,6,2]+56 → 81

河合 奏:ほぼほぼ平均!
"ニクス":《イージスの盾》
"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 36[9,8,1,9,8,1] → 36

河合 奏:出目がたけえ!
"ニクス":装甲と合わせて68。引いて13、2倍して26点受けます。まだまだ元気
円城 鋼:頑丈!!
獅子堂奈乃:硬すぎ
"ケルベロス":一方こっちは普通に喰らう。痛い……!
河合 奏:まだ落ちないか……
河合 奏:獅子堂とホロウリウムのやり取りに溜息を一つ。
河合 奏:査察の連中もひどく面倒なことをしてくれる。終わったらどれだけの後処理が待っているか考えたくもない。
河合 奏:しばらくは支部に缶詰めか、と。まるきり戦場からは関係のない雑事を頭の片隅で考えながら、呼吸を一つ。
河合 奏:レネゲイドを鎮めるのではなく、その逆。力を引き出すためにあえて昂らせる。
河合 奏:煽られるように燐光が明滅する。常は穏やかなそれが眩しく目を刺すほどに瞬きだす。
河合 奏:そして息を吸いきったところで、片隅で考えていた雑事は消えている。
円城 鋼:その光に比べれば、微々たるものではあるけれど。寄り添う熱もまた、昂り、燃え上がる。
河合 奏:いずれにせよ、だ。やることは変わらない。
河合 奏:どうせやれることなどそれだけなのだ。河合奏という人間は。
河合 奏:ただ速く駆ける。そして強く殴る。そればかりが能の人間だ。
河合 奏:それだけの筈なのに、なぜか背負うものは増えてしまったが。それでも。
河合 奏:これが一番得意なのは子供の頃から変わらない。
河合 奏:一瞬で、光が巡る。それは目に捉えきれぬ閃光そのものとなって。
"アズラエル":「……"ニクス"!」 声を上げた。今まで防御の際も、微動だにしなかった彼女が
"ニクス":質量ある影が、君の拳を受け止め、遮る。……だが、一方的に弾かれるではない。
"ニクス":確かにそれを『削った』手応えを、君は確信できるだろう
河合 奏:「まだ浅いな」
河合 奏:いつの間にか、元通りの位置に立っている。ニクスとケルベロスへの衝撃だけを残して。
"ケルベロス":「~~~~ッッ!」 無数の声が様々に声を上げる
"ケルベロス":「……ってえ! やるなあアンタ。モノぶっ壊すのとか得意かだろ!?」 その声はいかにも嬉しそうだ
河合 奏:「否定はしないが。だからといって同類と思ってくれるなよ」
河合 奏:「この拳は、守るためのものだ」
"ケルベロス":「なら違うな! 俺は純粋に、全部全部ブッ壊すためのモンだからよ!」
GM:イニシアチブを進めます。"アズラエル"が動く
"アズラエル":《ナーヴジャック》。対象は"ステュクス"。判定は省略します
"ステュクス":よって"ステュクス"がメジャーアクションを実行します。《サイレンの魔女》+《魔獣の本能》+《無機なる四肢》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》
"ステュクス":《サイレンの魔女》と《魔獣の本能》は、Eロイス《ありえざる存在》で手に入れたものだぜ。攻撃対象は君ら全員+"ホロウリウム"!
日向 京介:お待ちを
GM:待っちゃう~
日向 京介:支援ボーナス;力の呼び声の効果を使用します
日向 京介:エフェクトの使用回数を回復、対象は<隠された世界>。そのまま使用、 コンボ:理不尽な天秤
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:153->162)
日向 京介:対象を単体化します、改めて選択どうお
GM:うーん、じゃあダイスにしよ
日向 京介:選択どうぞ!
"ステュクス":1d5
DoubleCross : (1D5) → 4

GM:げっ
日向 京介:あっ4 もしかして
獅子堂奈乃:おや……?
円城 鋼:ほう…?
GM:し……獅子堂さん! イクゾー!
河合 奏:ヒュー!
"ステュクス":29dx
DoubleCross : (29R10[10]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10]+3[1,3,3] → 13

日向 京介:行けーっ!
GM:リアクションどうぞ!
GM:あ、ドッジダイスは-1個されますよ。念の為ね!
獅子堂奈乃:関係ねえ~っ ≪原初の紫:復讐の刃≫!
獅子堂奈乃:リアクション放棄反撃!
河合 奏:いや、ステュクスなんで
GM:あ、ステュクスも離れているやつだぜ
円城 鋼:そうなのだ…。
河合 奏:離れてる方
日向 京介:迎撃する魔眼の方ですね
獅子堂奈乃:マジかよ!
獅子堂奈乃:じゃあ≪迎撃する魔眼≫+≪黒の鉄槌≫!
GM:やめてもいいよ……?
GM:やめ……ギャーッ
GM:ダメージ出します!
獅子堂奈乃:絶対やめない(ハオウ)
"ステュクス":2d10+42
DoubleCross : (2D10+42) → 5[4,1]+42 → 47

"ステュクス":装甲無視!
獅子堂奈乃:死!
獅子堂奈乃:≪星なき空への願い≫で復活します HP11に
獅子堂奈乃:こちらの判定!
獅子堂奈乃:えーと
獅子堂奈乃:13DX7+2
DoubleCross : (13R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,4,5,6,7,7,8,10,10]+10[3,3,4,4,7]+4[4]+2 → 26

GM:グエエ
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:3D10+16+25+20+2D10
DoubleCross : (3D10+16+25+20+2D10) → 20[10,2,8]+16+25+20+14[10,4] → 95

河合 奏:でっけえ!!
GM:キッツイ
円城 鋼:うわああああーッ!?
GM:何だそのダメージは……生きてはいるが!
日向 京介:まだ生きてるのかあ!
日向 京介:硬すぎるぞこいつら
河合 奏:死んどけ!!
獅子堂奈乃:生きてんのかよ!
獅子堂奈乃:侵蝕200>208 HP11>8
"アズラエル":「……"ステュクス"。神をも飲み干すあなたなら」
"アズラエル":「『その程度』だけでは到底、物足りないでしょう?」
"ステュクス":応じるように、水の塊が身震いように波立つ。
"アズラエル":「お行きなさい」
"ステュクス":声と同時、解き放たれたような勢いで水が弾ける。今度は、先程のように押し流して飲み込む動きではない。その質量を結集させ、頭上から叩き潰すような勢いで水の塊が振り下ろされる!
日向 京介:水の暴威の前に立ち塞がり、まだ動く左手を前に伸ばす。
日向 京介:因子を通して能力を発動させる。透過。
日向 京介:──四年前ならば。こんなもの、あっさりと消してしまえただろうか。
日向 京介:他者に、命に、何の価値も感じていなかった、かつての愚かな自分ならば。
日向 京介:無意味な想定だ。 自分は知った。知ってしまった
日向 京介:命の意味を。死の重さを。替えの聞かない、人の価値を
日向 京介:どうしようもなく重くなってしまった天秤を、軽くすることは叶わない。
日向 京介:「──それがどうした。『僕は天才だ』」
日向 京介:呪いのように、その言葉を繰り返す。
日向 京介:天秤の片側が重くなったなら、それに見合うだけ自分の価値を引き上げるまで
日向 京介:他人の価値が重くなってしまったように。 ──彼女たちに救われた自分は、四年前よりずっと重いのだ。
日向 京介:「──お、おぉぉぉぉっ!」
日向 京介:咆哮と共に、水の悪魔が一瞬、その姿を亡霊とし全てをすり抜ける。
日向 京介:そして実体化した、その隙を──
獅子堂奈乃:「────“クロ”。あんなに飲んだらお腹壊す?」
獅子堂奈乃:「大丈夫だよね。あの程度」
“クロ”:応えるように、影の獣が喉を鳴らす。
獅子堂奈乃:「行って」
“クロ”:声と同時、猛然と疾走し、水塊に向け飛び掛かる。
"ステュクス":膨大な質量という、単純にして圧倒的な暴威は、日向くんの透過により、"攻撃"として想定されていた最大の勢いを失い……
"ステュクス":……衝突! 水はその一滴に至るまで、レネゲイドの力が満ちた結晶だ。質量でなく、触れるだけでも消耗させられるだろう。
"ステュクス":だがそれは、逆も然り。その一滴に至るまでレネゲイドであるならば。
“クロ”:その爪と牙で“ステュクス”を切り裂き、喰らい付き────否。
“クロ”:……飲んでいる。
“クロ”:三つの大顎を開き、レネゲイドを帯びたその身体を、単なる水であるように。どこに続くとも分からぬ腹の中へと収めていく。
“クロ”:噛み千切るように強引に牙を立て、その体積を削り取っていく。
"ステュクス":攻撃の最中、目に見えて"ステュクス"の動きが乱れる。収束ではなく、分散。
"ステュクス":その恐るべき獣から免れ、水圧でもってその身体を押し倒し、追撃を防ぎつつ流れ去っていく。
"アズラエル":「…………」
"アズラエル":「……気に障る真似を」
“クロ”:ずぶ濡れになった身体を犬のように振るい、辺りに水滴を飛ばす。
"アズラエル":初めて。淡々としていたその口ぶりに、微かな苛立ちが滲む。
獅子堂奈乃:「さぞお嫌いでしょうねえ。飼い犬……いえ、貴女の言う野良犬に手を噛まれるのは」
"アズラエル":その言葉には応じない。目を閉じて石を握る 「では、次は……」
GM:イニシアチブを進めます。イニシアチブ値は10
???:君たちの視界の端から、この場には似つかわしくないものが流れてきた。
???:白い風。いや、風に乗って舞う、白い枯れ葉。
???:「……日向京介」
???:視線を向ければ、そこにあるのは夜の中にあってなお、白く輝く小さな人型。
???:「獅子堂奈乃」
???:ただ、手のみが黒く、不釣り合いに大きな輪郭をしている。
日向 京介:「……お前」
"ホワイト・ファッズ":「……あたし、分からないまんまだよ」
"ホワイト・ファッズ":「どうすればニンゲンになれるのか。『石』も取られちゃって、捕まって」
"ホワイト・ファッズ":「でも、二人はまだ戦ってるって……もっと大事なもののために。そういうふうに聞いたら」
獅子堂奈乃:どうしてここに、と聞くのを堪えて。
"ホワイト・ファッズ":「それで、この光の柱が立って……そこに、二人がいるって。分かったら」
"ホワイト・ファッズ":「……ガマンできなくなって、来ちゃった。なんでだろ。分かんないまんまだけど……」
獅子堂奈乃:「……ありがとうございます」
獅子堂奈乃:微笑を浮かべ。
獅子堂奈乃:「似合ってますよ、その手袋」
"ホワイト・ファッズ":衣服の擬態が解ける。攻撃の態勢 「……守りたい。あたし自身のことじゃないのに」
"ホワイト・ファッズ":「多分そう思ってる。……ねえ、日向京介」
"ホワイト・ファッズ":「これは悪いこと?」
日向 京介:「……いいや」
日向 京介:「人を傷つけるのは良いことじゃない、けど」
日向 京介:「友達を助けたいって、そう思えるのは、素敵なことだよ」
日向 京介:「ありがとう、倖」
"ホワイト・ファッズ":「いいの。これはね、手袋と、友達になったのと、名前をくれたのと……あと、いろいろ!」
"ホワイト・ファッズ":「いろんなことのお礼だから。思いやりのお返し、でしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「……やるよ!」


乱入者:"ホワイト・ファッズ"倖/レネゲイドビーイング

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
   10m
(ホロウリウム[18])-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

"ホワイト・ファッズ":攻撃します。《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》。対象は"アズラエル"、"ニクス"、"カロン"、"ステュクス"、"ケルベロス"!
"ホワイト・ファッズ":13dx+2
DoubleCross : (13R10+2[10]) → 10[1,1,1,1,3,3,5,5,6,7,8,8,10]+3[3]+2 → 15

日向 京介:オートアクション、<妖精の手>を使用します。 コンボ:天才の証明
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:162->166)
日向 京介:ダイスを10にします、振りたしどうぞ!
GM:振り足す!
"ホワイト・ファッズ":1dx+22
DoubleCross : (1R10+22[10]) → 9[9]+22 → 31

日向 京介:ナイス!
"ホワイト・ファッズ":大台乗った……!
円城 鋼:わあい大台に!
獅子堂奈乃:すごい!
"アズラエル":《領域の盾》
"ニクス":"アズラエル"をカバーしつつ《イージスの盾》
"カロン":素ドッジ
"カロン":6dx+1 素ドッジ
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,5,6,6,7,10]+1[1]+1 → 12

"ケルベロス":8dx 素ドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[2,2,3,6,7,7,10,10]+10[4,10]+3[3] → 23

日向 京介:こっわ!?
円城 鋼:ひぃ!?
"ステュクス":16dx 素ドッジ
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,6,7,7,8,9,9,10,10]+6[2,6] → 16

GM:命中。ダメージが出ます
"ホワイト・ファッズ":4d10+36+2d
DoubleCross : (4D10+36+2D10) → 26[5,8,8,5]+36+10[1,9] → 72

"ニクス":《イージスの盾》
"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 44[9,10,5,9,10,1] → 44

"ニクス":装甲と合わせて弾く!
GM:そしてまだ……まだ全員生存です。だが、行動ルーチンは終わらないんだよなあ
"ホワイト・ファッズ":《加速する刻》
日向 京介:マジで?
獅子堂奈乃:最強
円城 鋼:!?!?
"ホワイト・ファッズ":マイナーで《毒蛇》、メジャーで《罪人の枷》+《タブレット》+《多重生成》。対象は"ニクス"、"カロン"、"ステュクス"、"ケルベロス"
"ホワイト・ファッズ":命中した場合そのラウンドの間全判定達成値が-22、ダメージが入った場合Lv14の邪毒を付与
"ホワイト・ファッズ":6dx-1
DoubleCross : (6R10-1[10]) → 6[1,3,4,4,5,6]-1 → 5

河合 奏:最高だよ倖ちゃん
GM:かわいい
獅子堂奈乃:オワァーーッ
河合 奏:ああでも流石に出目がきついか
日向 京介:流石に
日向 京介:あれ、でもこれ
獅子堂奈乃:ば……バディムーブ!
"ニクス":とはいえガードなので自動命中 エフェクトはいいかな……
GM:マ……?
日向 京介:ニクスに邪毒14!
円城 鋼:じゅうよん。
GM:ダメージが入ったら、ね!
河合 奏:そっか、ダメージ
日向 京介:あそっか、ダメージ通らないと駄目だった!
獅子堂奈乃:ウグゥ~ッ
円城 鋼:ぬぅ……!
GM:で、どうする? "ニクス"はともかく他3体はわからんぞ……みんな素ドッジで装甲よわよわ族だし
日向 京介:回避ダイス相当多いし、無理はできないかなあ
GM:じゃこのままいくぜ!
獅子堂奈乃:バディムはやっぱ入れときます 素ドッジだと3で変わるし
日向 京介:あ、入れますか
GM:勝負するか……その意気や良し!
獅子堂奈乃:回らなければ当てられる数値になる……!
日向 京介:事故れーっ
"カロン":6dx+1 素ドッジ
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 7[1,1,3,4,7,7]+1 → 8

河合 奏:くっそ!!
"ケルベロス":8dx 素ドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 8[1,2,2,2,3,5,8,8] → 8

円城 鋼:丁度か!
日向 京介:同値!
"ステュクス":16dx 素ドッジ
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,1,1,3,3,3,5,6,6,6,8,8,9,10,10,10]+5[1,3,5] → 15

獅子堂奈乃:ふざけんな~~~~~ッッ
GM:すげ~~ダイス
日向 京介:流石に8は出るか……
GM:とはいえ惜しかったしメッチャ怖かったぜ……全回避!
"ホワイト・ファッズ":黒い手袋に包まれた両手を天にかざす。その上空に広がる、雲のような『土』
"ホワイト・ファッズ":やがて降り注ぎ始める雨垂れは、敵も君たちも一切の区別なく降り注ぐ。……ただし
"ホワイト・ファッズ":それが君たちに直撃することはない。対抗種レネゲイドの結晶たる雨が地表へ届く前に、プールサイドを突き破って、奇妙な植物が生えてきている。
"ホワイト・ファッズ":それは黒い……彼女の手袋と同じ色の葉を広げ、君たちの頭上だけを覆うだろう。傘だ。
"ホワイト・ファッズ":そうして、背の高いジャーム、宙に浮くジャームにのみ、対抗種レネゲイドが凝縮された、オーヴァード殺しの毒雨が容赦なく襲いかかる!
獅子堂奈乃:「……」微笑と共に黒い植物を見上げ、彼女に目をやる。
"ホワイト・ファッズ":「……どう! これで、守りたいものは守れるでしょ!」
"ホワイト・ファッズ":「まだ……ちょっとしかできないし……すっごく大変だけど……っ!」
獅子堂奈乃:「自分で考えたんですか?これ」
"ホワイト・ファッズ":「うん! あの……ニンゲン、雨降ると、道具で体を守るでしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「あたしのこれも、雨と似てるから。じゃあ、守れるかなって思ったら……できた!」
獅子堂奈乃:「凄いです」笑って。「もう私より、余程人間らしいかも」
日向 京介:「ああ、やっぱり」
日向 京介:「お前は自分で思ってるより、ずっと人間で……優しい奴だよ」
円城 鋼:「……いい子だな。あの子は」
円城 鋼:自分たちを守る傘と、降り注ぐ死の雨。その両方を、頼もしそうに見つめて。
"アズラエル":「……占い師の次は人真似の植物。次から次へとまったくよく、賑やかしだけは困りませんね」
"アズラエル":「嘆かわしく無秩序です。これだから私が手を加えて差し上げようというのに」
"アズラエル":"ニクス"に守られながら、細めた目で君たちを見る
河合 奏:「なんだ、少しは人間らしい顔もするんだな」
河合 奏:「生憎、もとより無秩序な町なんだよここは。それに」
河合 奏:「平和を守るのは秩序だけじゃない」
河合 奏:たった今、こうして敵だったはずの彼女たちが駆けつけているように。
河合 奏:「絆の方がよほど。私達の力になる」
"アズラエル":「まったく柔軟で、惰弱で、子供じみたご立派さですこと」
"アズラエル":「……秩序あれかし。静音と安寧を。それこそが真実の平和です」
"アズラエル":「わたくしは実現します」

GM:夜天を貫き、星の光を塗り潰す極光の柱を中心に、彼らは集い激突する。
GM:星の見えない空の下で、光の舞うが如くに。
GM:——これは、願いを巡る戦いだ。

GM:イニシアチブを進めます。イニシアチブ8。"ヒドラ"は何もないので"ケルベロス"が動きます。
"ケルベロス":こいつの行動は単純至極。マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:白兵》+《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》
"ケルベロス":ただし、Dロイス破壊の子とEロイス《超越活性》とEロイス《超越活性》とEロイス《超越活性》とEロイス《超越活性》とEロイス《超越活性》とEロイス《超越活性》のおかげで
"ケルベロス":《ヴァリアブルウェポン》のレベルは19に到達。使用する武器はすべてキーンナイフです。
"ケルベロス":あ……違う違う。《神機妙算》も組み合わせるので
"ケルベロス":攻撃対象は範囲(選択)。つまり君たち4人全員ってワケよ……!
日向 京介:グエーッ
"ケルベロス":判定いくぜ! もうターゲットコントロールの手はないはず……!
"ケルベロス":15dx7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,5,6,7,7,9,10,10]+10[1,5,5,9,10]+3[2,3]+8 → 31

"ケルベロス":リアクションせよ! あとカバーリングとかもお願いね
獅子堂奈乃:≪原初の紫:復讐の刃≫ 侵蝕208>215
日向 京介:領域の盾を使用、獅子堂さんをカバーリングします
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:166->170)
円城 鋼:河合支部長をカバー!《砂の結界》を使用!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:177->179)
河合 奏:一応ドッジ!
日向 京介:あそっか、一応先にドッジだ!
日向 京介:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 10[1,4,8,10,10]+6[6,6]+1 → 17

河合 奏:7dx=>31
DoubleCross : (7R10[10]>=31) → 10[2,2,5,6,8,8,10]+3[3] → 13 → 失敗

日向 京介:流石に無理!
河合 奏:回るけど無理!
円城 鋼:おっとそうだった!
円城 鋼:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[6,6,7,9,9,9,10,10,10]+8[5,5,8]+1 → 19

円城 鋼:無駄に!回る!
"カロン":無数の瞳孔が不快に蠢く。《嫌悪の重荷》です。
"カロン":1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

"カロン":円城くんの《砂の結界》を無効化する。
円城 鋼:OK…!すまねえ支部長。
河合 奏:大丈夫、こっちならまだましな方
GM:ダメージ出します
"ケルベロス":4d10+105
DoubleCross : (4D10+105) → 21[2,2,10,7]+105 → 126

"ケルベロス":装甲を105点まで無視する攻撃です。
獅子堂奈乃:とりあえず判定!
GM:来な……!
獅子堂奈乃:9DX7-2 リアクション不可
DoubleCross : (9R10-2[7]) → 10[2,3,4,4,5,6,6,7,10]+2[1,2]-2 → 10

獅子堂奈乃:ま、まあよし……
日向 京介:リアクションはできない!当たる
円城 鋼:10には乗った…!
獅子堂奈乃:2D10+12+25+20+2D10
DoubleCross : (2D10+12+25+20+2D10) → 6[5,1]+12+25+20+15[6,9] → 78

GM:なにその固定値……
獅子堂奈乃:最先端の流行 大槌
"ケルベロス":まだ倒れはしないけど普通にしんどいダメージだ。キツい……!
獅子堂奈乃:こいつら全然死なねえ……
獅子堂奈乃:HP8>5
日向 京介:20回ぐらい戦闘不能になる数値!"ホワイト・ファッズ"のロイスをタイタス化して復活!
河合 奏:粉微塵!石を使って復活!
円城 鋼:死!《星なき空への願い》にて復活、HP14!
"ケルベロス":自らの金属体毛から生成した無数の武器を、無数の腕が次々に振るう。それらは乱暴で強引のようで、しかし恐ろしいことに、全てが緻密な戦略じみた動きである。
"ケルベロス":無数の手数を存分に使い、君たちの行動を制限し、追い詰め、本命の一撃を深々と放つ。
"ケルベロス":"ケルベロス"は破壊のために生まれた獣であった。獣性を巨体に滾らせながら、理性的に全てを斬り砕く、真正の破壊者だ。
日向 京介:ズタズタにされながらも転移でかわし、走り抜け
日向 京介:ほんの一瞬、攻撃の射線を獅子堂へと合わせる
獅子堂奈乃:それだけで十分だ。今の“クロ”が反応するには。
"ケルベロス":「どうした、どうしたどうした! 防いで守るんだろ、それがお前たちなんだろ!」
“クロ”:「オ、オ、オ、オォオオオアアアァアアッ!!」
"ケルベロス":「全部俺がブチ壊すんだからよ! せめて気でも張って見せろや!!」 腕が振り下ろされ……
“クロ”:巨獣が吠え、巨獣へと突進する。
“クロ”:激突。無数の腕を無数の腕が受け止め、二頭の獣が至近距離で組みつき合う。
円城 鋼:「……そうだ。戦い、守り、そして─生きる」
"ケルベロス":「とおぉ!?」 黒い巨獣の突撃を受け、否応なくその対応に回らさられる
円城 鋼:「俺たちは、盾で、剣で。─牙だ」
円城 鋼:絡み合う獣を、炎を宿した瞳で見つめる。
"ケルベロス":頭らしきモノを激突させ、無数伸びる腕の武器で眼前の獣を斬り裂き、全身の至る所を噛み砕かれ
"ケルベロス":「ハハッ、ハハハハハ!!」 笑う
“クロ”:「ガァアアアアアッ!!」
“クロ”:みしみしと全身を軋ませながら、上体を起こす。
“クロ”:腕と腕は掴み合ったまま。必然、“ケロべロス”の身体は宙を舞い──
“クロ”:地響きと轟音。投げ飛ばされ、叩き付けられた床が陥没する。
"ケルベロス":「おおぉぉぉ!!」 激突。だがそれとほとんど同時に、手にしていた無数の武器を手放し、自らを喰らっていた獣へと投擲している
“クロ”:「シィイイイイイッ……!」
"ケルベロス":追撃を阻む、という意図もあるだろう。だがそれよりも、『やられたからやり返す』という原初の原理が、ずっと強くスパークしている。
“クロ”:身体は削り取られながら影へと戻り、主である獅子堂のもとへと移動する。
“クロ”:怒りと闘争に燃える三対の瞳が、“ケルベロス”に向けられる。
GM:それではイニシアチブを進めましょう。イニシアチブ値は変わらず8
???:そう大きくもない影が、突然に君たちの頭上を過ぎった。
"互流游境"刹勇超:長い黒髪の男が、降ってきたのだ。夜の空から突然に。それは流星のような蹴りの姿勢を作って。


乱入者:"互流游境"刹勇超/ギルド傘下『決鬥團』首魁

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、獅子堂[0]、刹勇超[8]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
   10m
(ホロウリウム[18])-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

"互流游境"刹勇超:狙い、違うことなく——行動します。
"互流游境"刹勇超:マイナーで《クイックモーション》+《ターゲッティング》+《アサルトルーティン》。メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:白兵》+《崩壊の一点》+《渇きの主》+《ブラッドロード》
"互流游境"刹勇超:ターゲットは"ニクス"。命中で防具一つ破壊、装甲無視、HP24点回復、さらにシーン中攻撃力+20!
"互流游境"刹勇超:15dx7+1
DoubleCross : (15R10+1[7]) → 10[1,3,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,1,3,5,7,7,8,9]+10[3,6,8,9]+10[3,7]+5[5]+1 → 46

"ニクス":ガード。《イージスの盾》
"互流游境"刹勇超:5d10+15
DoubleCross : (5D10+15) → 28[8,5,1,5,9]+15 → 43

"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 32[8,2,7,2,3,10] → 32

"ニクス":ガードで削って11点。ただし、《黒曜の鎧》は破壊される!
"互流游境"刹勇超:見てくれはただの蹴りだ。ただ上空から降ってきた男が、黒い人型を踏みつけただけにも見える。
"ニクス":「…………」
"互流游境"刹勇超:「…………フ」
"ニクス":「……!!??」
"互流游境"刹勇超:だが、如何なる流法があったか。堅固にして強固であった"ニクス"の存在が、突如としてブレ始める。
"互流游境"刹勇超:「やっていることは単純だ。"氣"を無限に体表で循環させ、装甲のように振る舞っている」
"互流游境"刹勇超:「だが、それゆえに悲しいな。そういった流れと己の呼吸を交え、収奪するのが」
"互流游境"刹勇超:「この"互流游境"の戦いでね」
"互流游境"刹勇超:身軽なステップで君たちの隣に着地する。
円城 鋼:「……」
円城 鋼:流れ星の様な一撃。思わず見とれてしまいそうな自分に、活を入れるように瞬きひとつ。
獅子堂奈乃:「……次から次へと……」呆れたように言いつつも、その口元は笑っている。
日向 京介:「全く。ああ、思えば。こんな戦場を見逃すはずもなかったか」
"互流游境"刹勇超:「ごきげんよう、UGN。楽しそうだったので混ぜてもらいに来たが」
"互流游境"刹勇超:「問題はあったかな?」
獅子堂奈乃:「随分とお早い出所ですね?」
"互流游境"刹勇超:「カネの力さ! ……と言いたいところだったが」
"互流游境"刹勇超:「今回はどちらかというと取引かな。ほら、ここまでの足は"赤鱗"殿にお借りしたものだし……」
"互流游境"刹勇超:「こうして今自由にしているのも、彼の手引きだからな」 空を見上げる
"互流游境"刹勇超:夜の空、何かあるようには見えない空には"ISLOC"の隠密ヘリコプターが浮かんでいるのだが、それを君たちが知るよしはないだろう。
日向 京介:「”彼”?」
GM:遅れてもう一つ、その何もない空から現れた人影が、君たちの隣に着地する。
GM:隻腕である。
八十方織間:「……敵の影を見るや、勝手に飛び出して一撃とは」
八十方織間:「聞きしに勝る不遜ぶりだな」


乱入者:"リカオンズNo.2/テイルバイト"八十方織間/UGN第六支部チルドレン

獅子堂奈乃:「────」
円城 鋼:「……誰も彼も、どうしてこう」
獅子堂奈乃:真顔。
河合 奏:「……何してるんだ、八十方」
河合 奏:流石に呆れきったという顔で声をかける。
"互流游境"刹勇超:「生憎、君のように我慢が癖にはなっていなくてね」
円城 鋼:「馬鹿ばかりだ。……俺も、あなたたちも」
八十方織間:「言ったでしょう。こちらはこちらで動けるだけ動く、と」
八十方織間:「動けるだけ動いたのみです」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:つかつかと歩み寄り、
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:ローキックを叩き込む。
八十方織間:「獅子ど」
八十方織間:「ォ!?」 屈む
獅子堂奈乃:「そういう意味じゃないでしょう!?」
獅子堂奈乃:「取れてるんですよ!腕が!」
獅子堂奈乃:「何してるんですか!?」
獅子堂奈乃:「バカなんですか先輩は!」
獅子堂奈乃:「いいえバカです!確実にバカです!!」
八十方織間:「……だ、黙ってお前や、支部長の帰還を待っていられなかったという意味であれば、ああ、決定的にバカだろうが」
八十方織間:「事実として待っていられなかったんだから……仕方ないだろう」
獅子堂奈乃:「はぁ!?何ですかその理屈は!?意味が分かりません!!」
八十方織間:「一応、俺にはそこの男の目付けという責務もある……」 片腕で片耳を押さえつつ
"互流游境"刹勇超:「そうは言っても、副支部長殿は『ここに送り込むまでで良い』って言っていたけどね」
獅子堂奈乃:「なら帰ってくださいさっさと!迷惑です!」
獅子堂奈乃:「この人は私が見ておきますから!それでいいでしょう!」
八十方織間:「……そうはいかん。お前だって今、そうないくらいに力を使っているだろう」
八十方織間:「そいつがそこまではっきり見えるのも、相当久しぶりだ」
八十方織間:ゆっくりと立ち 「守りに集中すれば一、二度は盾くらいにはなるはずだ」
獅子堂奈乃:「こ……の……!」
獅子堂奈乃:怒りに拳を震わせるが、事実として満身創痍だ。義手を失った先輩より、むしろ重体だろう。
八十方織間:「……支部長。申し訳ありませんが、許可は取りません」
獅子堂奈乃:何より、こういう時の彼が曲げられないことは、嫌というほど分かっている。
八十方織間:「俺はここにいます。……"緋の砂"、"ファントム・キャット"も。好きに使ってくれ」

・クライマックス戦闘ボーナス《マグネットフォース》
1シーン3回、ダメージを無効化する。ただし、カバーリングした者は使用できない。また、《嫌悪の重荷》でキャンセルされる。
(この無効化はカバーリングしたものとして扱う)


河合 奏:「……馬鹿真面目だな、お前は」
河合 奏:「言いたいことがなくもないが、正直なところ最高の援軍だ」
河合 奏:「私の分は免除してやるからあとで副支部長と獅子堂に絞られとけ」
八十方織間:「助かります」 片腕ゆえ不格好だが、きちんと礼をする
日向 京介:「なあ獅子堂。 お前が怒るのももっともだが」
日向 京介:「逆の立場なら、お前退けるか?」
獅子堂奈乃:「分かってますよそんな事……!」
獅子堂奈乃:「でも怒らずにいられます?貴方なら……」
日向 京介:「怒るよ。 だからまあ、後で怒って怒られておけ」
日向 京介:「後輩をよく見ておけよ、先輩殿。 そいつ、放っとくと無茶するぞ」
円城 鋼:「……つまるところ。皆、似た者同士で馬鹿者同士、ということだろう。……そういうわけだ、刹勇超」
"互流游境"刹勇超:「そうとも。まあ、僕以上の馬鹿はそうそういないだろうが……」
"互流游境"刹勇超:「同時に、馬鹿であることを誇らしく思っているからね。やめられないさ」
"互流游境"刹勇超:「まったく、これだけ選り取り見取りの死地! あると分かっていれば全面的に君らに協力していたのにな!」
円城 鋼:「……本当に。馬鹿ばかりだ」
円城 鋼:彼が言う通りの死地、危機の真っただ中だというのに。その声色は。
円城 鋼:この戦いが始まって以降、いちばん、明るく希望に満ちて。

GM:ではイニシアチブを進めます。"カロン"が動く!
日向 京介:あっとすいません、ちょっと相談を!
GM:待っちゃう~♡
日向 京介:失礼しました、どうぞ!
GM:では改めて"カロン"が動きます
"カロン":マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《魔王の理》+《鋼の顎》+《要の陣形》+《未知なる陣形》
"カロン":で、5体しか選べないんだが、ターゲットめちゃくちゃ増えたんだよな……
円城 鋼:めっちゃエンゲージも散ってる…
"カロン":choice[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超,"ホワイト・ファッズ","ホロウリウム"]
DoubleCross : (CHOICE[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超,"ホワイト・ファッズ","ホロウリウム"]) → "ホロウリウム"

"カロン":choice[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超,"ホワイト・ファッズ"]
DoubleCross : (CHOICE[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超,"ホワイト・ファッズ"]) → "ホワイト・ファッズ"

"カロン":choice[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超]
DoubleCross : (CHOICE[円城,河合,日向,獅子堂,"互流游境"刹勇超]) → "互流游境"刹勇超

"カロン":choice[円城,河合,日向,獅子堂]
DoubleCross : (CHOICE[円城,河合,日向,獅子堂]) → 円城

"カロン":choice[河合,日向,獅子堂]
DoubleCross : (CHOICE[河合,日向,獅子堂]) → 日向

GM:狙いは以上5人! 判定行くぞ!
"カロン":14dx7+2
DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,5,8,8,8,8,8]+5[1,3,4,5,5]+2 → 17

GM:お、これは……
日向 京介:ワンチャン……ドッジ!
円城 鋼:こちらも…ドッジ!
日向 京介:5DX+1+0@10>=17 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]>=17) → 7[1,1,5,6,7]+1 → 8 → 失敗

円城 鋼:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,3,3,3,4,5,5,8,10]+3[3]+1 → 14

日向 京介:くそっ、無理か!
円城 鋼:Oh…
"ホロウリウム":12dx+4 《光の手》+《幸運の守護》
DoubleCross : (12R10+4[10]) → 10[1,2,3,3,3,3,3,4,5,9,10,10]+10[2,10]+8[8]+4 → 32

日向 京介:避けやがった!
河合 奏:流石回避型
獅子堂奈乃:この女
"互流游境"刹勇超:7dx+1 ドッジ 《アナライズ》
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,2,6,7,7,8,9]+1 → 10

日向 京介:リフレックスないのに凄いな……
円城 鋼:こ、、こいつ…!
"互流游境"刹勇超:信奉者は置いてきた……なので命中
"ホワイト・ファッズ":防御能力は特にない。素ガードかな……!
"カロン":2d10+41
DoubleCross : (2D10+41) → 8[3,5]+41 → 49

"カロン":装甲無視
円城 鋼:あ、ダメージロール前に…!
日向 京介:マグネットフォースでダメージ無効お願いします!
GM:おっと……!
GM:カバーリング等の宣言はしておきなさい!
円城 鋼:カバーの宣言は遅いですかね。"互流游境"のカバーリングン入りたい!
円城 鋼:(カバーリングに)
GM:えらい……OKですよ
円城 鋼:わーい!ではカバーリング!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:179->181)
日向 京介:味方NPCの体力や被害状況ってわかりますでしょうか
GM:これはハッキリさせましょうか。HPは当初の値の半分に設定していまして。
日向 京介:この攻撃で倒れそうとか
日向 京介:あ、なるほど
円城 鋼:お、ありがたい…。
GM:"ホワイト・ファッズ"は40、刹勇超は50です。
獅子堂奈乃:オワ~~
日向 京介:倖が倒れちゃう! 円城君お願いできますか
円城 鋼:ぬぅ
GM:いや
GM:"ホワイト・ファッズ"は対抗種のバックファイアで現在値37ですが
日向 京介:あ、刹はさっきの回復込で50ですか
GM:《超人的弱点II》により受けるダメージを常に-20してるので、生存します。何コイツ……
日向 京介:まじで?
円城 鋼:!?
日向 京介:凄いぞ倖
獅子堂奈乃:逞しい
河合 奏:滅茶苦茶強い
GM:回復込みで50です。最大HPとして扱います
河合 奏:そういえばあったわ超人的弱点
日向 京介:了解しました、ありがとうございます!
円城 鋼:そして50か…!
円城 鋼:PL的には、カバーリング取り下げるのがベターですねこれ…。
GM:装甲無視なので、"ホワイト・ファッズ"は8/30、刹勇超は1/50です
GM:"ホワイト・ファッズ"は8/40
日向 京介:食いしばり刹君
円城 鋼:申し訳ない、その状況ならカバー取り下げで…よいでしょうか…!
GM:構わんよ!
日向 京介:あっちょっと
日向 京介:相談タイム!
日向 京介:すいません何度も!
GM:ええんやで
日向 京介:マグネットフォースって、一回の攻撃に対して複数回使えますか?
GM:それは無理! 基本的な処理はカバーリングに準拠します。
日向 京介:なるほど、ありがとうございます
円城 鋼:相談完了!改めて!
円城 鋼:日向くんを対象にカバーリング。侵蝕はさきほど上げたので、そのまま181!
日向 京介:頼みます!
GM:ダメージは先程出した49、装甲無視!
"カロン":その瞳孔が、再び瞬く。それぞれの瞳孔に別の者を映して。
"カロン":『見られた』者は、その体内から鋼の鈎がその身を突き破ってくるだろう!
円城 鋼:2倍もらって戦闘不能!
"ホロウリウム":「……視認が起点の能力ね、はいはい。なんだかすごいものを生み出しましたみたいな顔をしても……」
"ホロウリウム":「原理が感覚便りじゃあ、私に勝つのは難しいでしょうね!」 いつの間にかパラソルの上に立っている
円城 鋼:"アズラエル"に「脅威/■憎悪」でロイスを取得。タイタス化、昇華してHP14で復活。
円城 鋼:視界の端。打倒すべき女の姿を捉えてから。─視線は、己の内側から突き出たモノへ。
円城 鋼:「……悪いが」
円城 鋼:かふ、と吐き出す血は、外気に触れた途端に蒸発する。
"ホワイト・ファッズ":「つっ……」 痛みに、微かに表情を歪ませるが、生じた鈎を根本から握り、腐食させてその場に落とし捨てる
"互流游境"刹勇超:「なるほど、敵の氣を奪って組み替えるという意味では僕に似ているが……はるかに強引で禍々しい力だね」 同じく、鈎を叩き落として
円城 鋼:「俺の名は鋼。円城、鋼だ。─自分と同じ名のモノに」
"互流游境"刹勇超:「これが『石』の力か……!」 その表情は楽しげだ
円城 鋼:鋼鉄すら溶かす熱。全身を巡るそれが、鋼の鈎を溶かし、血肉と為して。
円城 鋼:「倒されてやるわけには、いかない」
GM:ではイニシアチブを進めましょう。日向くんの手番だ。どうする?
日向 京介:はい!
日向 京介:マイナーなし、メジャー
日向 京介:<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象はステュクス!
日向 京介:ダイスが12、C7,固定値10、対応なければ判定!
GM:特にありません。判定どうぞ!
日向 京介:12DX+7+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (12R10+7+0[7]) → 10[1,1,1,3,5,6,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,7]+4[4]+7 → 31

日向 京介:あっすいません、固定値10で34です!
"ステュクス":16dx 素ドッジ
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,6,6,6,8,8,9,9,10,10]+6[5,6] → 16

"ステュクス":無理。ダメージどうぞ!
日向 京介:よし命中、ダメージ!固定値12のダイス8!
日向 京介:4d10+4d10+12 (侵食100)
DoubleCross : (4D10+4D10+12) → 16[1,3,2,10]+9[3,1,2,3]+12 → 37

日向 京介:ここで腐るか……!
"ステュクス":腐ったねえ。それではまだ倒れてやれないな……!
日向 京介:「円城、まだ守れるな」
日向 京介:「次の攻撃が来たら倖を頼む。あいつ、次は防ぎきれない」
円城 鋼:「ああ。……日向と獅子堂の友達で。俺と河合支部長の、仲間だ」
円城 鋼:「心配、するな」
日向 京介:「頼んだ。それともう一つ」
日向 京介:「少し、借りるぞ」
日向 京介:呟くと共に。周囲の気温が低下する。
円城 鋼:─降り積もった灰には、まだ僅かに残る熱。
日向 京介:否、正確には正常に戻っただけだ。 サラマンダー能力者の炎と熱によって、異常に上昇していた気温が。
日向 京介:そして。怪異の肉体を構成する水が、蒸発していく
日向 京介:円城鋼。そして"サダルスウド"。 二人の作り出した熱の存在確率が制御され、"ステュクス"へと集まっていく!
"ステュクス":「……!!」 水の塊が、うねるように暴れだす。その全域から、じりじりと発せられるのは蒸気
日向 京介:「斬撃が効かんなら、これでどうだ……!」
"ステュクス":温度上昇による蒸発。単純ながら、水そのものを身体とする"ステュクス"にとってはあまりにも脅威だ
日向 京介:削れた感覚はある。だが、まだ浅い。 所詮は急造の技、借り物の熱
日向 京介:「頼む……!」
日向 京介:「行け、円城!」
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:170->176)
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:11->8)
GM:イニシアチブを進めましょう。円城くん!
円城 鋼:は!マイナーなし、メジャーで"ステュクス"に遠距離白兵攻撃!
円城 鋼:組み合わせは以下。
円城 鋼:■緋剣・灰刃 コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神/フレイムタン(侵蝕+10+2)
円城 鋼:17dx7+1
DoubleCross : (17R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,3,5,6,6,6,8,8,8,10,10,10,10,10]+10[4,5,6,7,8,8,9,10]+10[4,7,8,8,9]+10[3,4,7,9]+3[1,3]+1 → 44

円城 鋼:リアクションどうぞ…!
"ステュクス":16dx 素ドッジ
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,1,1,2,4,4,5,6,6,6,7,7,7,7,9,10]+5[5] → 15

"ステュクス":ダメ! 来い……!
円城 鋼:5d10+24+1d10
DoubleCross : (5D10+24+1D10) → 22[3,2,5,7,5]+24+8[8] → 54

円城 鋼:平均ちょっと下振れ…!
円城 鋼:装甲有効です。
"ステュクス":それは……
"ステュクス":……倒れる! HP300。復活エフェクトなし!
日向 京介:よぉっしゃぁ!
円城 鋼:っし……!!
河合 奏:よっしゃあ!!
円城 鋼:……300!?
獅子堂奈乃:よかっ……300て
円城 鋼:では演出!
円城 鋼:「……"サジタリウス"」
円城 鋼:星の名を呼ぶ。12の石ではなく、自分が握る刃の名を。
円城 鋼:「─纏え」
円城 鋼:振りかぶった大剣に、熱を帯びた灰が集う。錬成も満足に為らぬ者が、疑似的に刃を練り上げる。
円城 鋼:平時の数倍にも達した長大な刃を、縦一文字に。不定形の怪物へと叩きつけて。
円城 鋼:─無論、鋼ならぬ灰の刃。流動体に触れると同時、それは解け、溶けて、"ステュクス"の体全体へと拡散して。
"ステュクス":水の塊である。だが、同時に"ステュクス"と名付けられた怪物でもある。
円城 鋼:「──」
"ステュクス":抵抗があった。それはまさしく逆効果。君の刃に触れた時間が長くなり、身体を硬直させてしまったのだから。
円城 鋼:灰の全てを吸い取られ、銀色の刀身のみが残った得物を、それでも。頼もし気に見てから。
円城 鋼:─キン、と。切っ先が床に触れ、僅かに火花が散ると同時。
円城 鋼:"ステュクス"の全身に行き渡った灰が赤熱。硬化した怪物を、内側から焼き焦がして。
円城 鋼:一瞬で、爆発四散せしめる。
"ステュクス":「——!!」
"ステュクス":叫び、ではない。よしんばあったとしても、それは爆発と水蒸気の音で掻き消されてしまっていただろう。
円城 鋼:猛烈な蒸気が、水の無いプールから空へと飛び去った後、そこにあるのは。
円城 鋼:柔らかく暖かな灰に覆われた、いくつかのヒトのカタチ。
円城 鋼:「……日向。獅子堂。河合支部長」
円城 鋼:「これで、ひとつだ」
雲崎ステラ:その中に当然、彼女もある。依然、自ら呼吸をすることはないが。
"アズラエル":対する彼女の表情には、隠しきれない不快感が滲んでいる。
"アズラエル":「……全く」「よくも飽き足りもせず無駄な足掻きを」
GM:イニシアチブを進めましょう。"ステュクス"は死んだので……
GM:"ニクス"が動く。こいつの行動は至極単純です
"ニクス":マイナーで《黒曜の鎧》。防具を再作成します。そしてメジャーで《鋼の肉体》
獅子堂奈乃:うぎゃ~~~
河合 奏:回復しよる!
円城 鋼:てめぇーッ!!!
"ニクス":6d10+10
DoubleCross : (6D10+10) → 28[4,1,10,2,5,6]+10 → 38

日向 京介:野郎っ!
"ニクス":今までの蓄積ダメージは37でした。なので全快ですね。
河合 奏:嘘だろお前
獅子堂奈乃:マジかこいつ
"ニクス":一度は刹勇超に掻き乱されたその存在が、再び強固な輪郭を得て確固たる存在となり始める。
日向 京介:健康優良児め!
円城 鋼:なんなんだおまえ。
"互流游境"刹勇超:「……なるほど、自己保存に特化したジャームか。際限のない氣の奔流が内側から湧き出している」
"互流游境"刹勇超:「これは少々骨が折れそうだね。日々の訓練には便利そうだけれど」
"アズラエル":「……よしんば『蛇』の怪物が斃れようと」
"アズラエル":「この"ニクス"は撃ち破れません。これを破ることは、わたくしを破ることに等しい」
GM:そしてイニシアチブが進みます。行動値0の獅子堂さん!
獅子堂奈乃:はい!
獅子堂奈乃:マイナーで≪斥力跳躍≫ 戦闘移動、エンゲージから10m後方に 侵蝕215>216

▼エンゲージ
(カロン[7])
   30m
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、刹勇超[8]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])
   10m
(ホロウリウム[18])-10m-(獅子堂[0]、)-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

獅子堂奈乃:メジャーで≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象カロン!
獅子堂奈乃:で判定が……
獅子堂奈乃:18DX7+2
DoubleCross : (18R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,4,4,4,5,6,6,7,8,9,9,10,10]+10[3,5,5,7,8,10]+10[9,9,10]+6[2,4,6]+2 → 38

"カロン":6dx+1 素ドッジ
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,4,8,8,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26

GM:頑張ったな……ダメージどうぞ!
獅子堂奈乃:こわ!!
獅子堂奈乃:ダメージ!
獅子堂奈乃:4D10+16+25+20+2D10
DoubleCross : (4D10+16+25+20+2D10) → 22[3,2,10,7]+16+25+20+12[6,6] → 95

GM:えっ……
獅子堂奈乃:死ね!
GM:……被ダメージ合計308。こいつもHP300。なので
GM:死にます! 復活エフェクトもない!
日向 京介:いよぉっしゃぁ!
獅子堂奈乃:死んだ!
河合 奏:ナイスキル!!!
円城 鋼:うおおーッ!!
獅子堂奈乃:侵蝕216>220 HP5>2
獅子堂奈乃:……身体が軽い。指先まで、髪の一本までも思うがまま動かせるかのようだ。思考もどこまでも澄み切っている。
獅子堂奈乃:目の前で起きている物事が、全て些細で陳腐に感じられる。
獅子堂奈乃:思うがままに力を振るい、自分の限界を見極め、越えてみたいと。そんな衝動が魂の底から溢れてくる。
獅子堂奈乃:そんな晴れやかな心を、唯一重い鎖のように繋ぎ止めるものがある。
獅子堂奈乃:それは、怒りだ。
獅子堂奈乃:敵に対しても、己に対してのものでもない。
獅子堂奈乃:「……先輩」
獅子堂奈乃:「話は終わっていませんからね」
獅子堂奈乃:敵に向けるより冷たい目で、彼を睨みつける。
八十方織間:「……言ってしまったからな。何でもいうことを聞くと」
八十方織間:「お前の話を聞くくらい当然だ」
獅子堂奈乃:「…………」
八十方織間:八十方もまた、臆さない。興味や好奇心の物見遊山に来た訳ではないのだ
獅子堂奈乃:身体も動かさず、言葉も無くとも、獣が動く。
“クロ”:黒煙のような残滓を残し、瞬時に転移。現れた先は、ガス状のジャーム──“カロン”の背後。
“クロ”:がぱり、と、その大顎を裂けんばかりに開き。
"カロン":無数の瞳孔が、それを見つめる。抵抗らしい抵抗はない
“クロ”:グ シャ ッ!
“クロ”:喰らい付く。
“クロ”:無数の瞳に突き刺さるのは、重力を帯び、そしてレネゲイドを殺す毒──“対抗種”の凝縮体である、魔眼の牙。
“クロ”:まるでボール遊びでもするかのように。
"カロン":最後まで抵抗らしい抵抗はない。それは、"カロン"そのものが死をもたらすために生まれ、見つめてきたためだったのか。
“クロ”:獣は不定形の身体を容易に引き裂き、弄び、蝕んでいく。
獅子堂奈乃:「……これで」
獅子堂奈乃:「ふたつ」
"カロン":その瞳に、己の死……と言えるべきものが映っていたのか? ……これを弄ぶ獣たる君にとっては何の関係もない話だ。
"アズラエル":「……本当に」
"アズラエル":「好き勝手を。そして、『蛇』の力にも失望です」
"アズラエル":「あなたたち如きに、こうも遅れを取るなんて」
獅子堂奈乃:「おや。そろそろお気付きになる頃でしょうか?」
獅子堂奈乃:「ご自分が英雄か、野良犬か。」
獅子堂奈乃:「死ぬまでに気付ければ良いですね?」
"アズラエル":「人の語りを猿真似して……!」
GM:さて、これで全員行動終了ですね。クリンナップを経てセットアップへ


◆ ROUND 4

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、刹勇超[8]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])
   10m
(ホロウリウム[18])-10m-(獅子堂[9]、)-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

"アズラエル":こちらの陣営は全員なし
獅子堂奈乃:雷神は流石に温存して……何も無し!
円城 鋼:こちらもなし!
日向 京介:私もなし!
"ホワイト・ファッズ":なし
河合 奏:私もなし
"互流游境"刹勇超:エンブレム:マネーパワー。財産点を10消費し、攻撃力+10、行動値-5
"ホロウリウム":《得意領域》。<RC>判定ダイスに+5します。

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、刹勇超[3]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、ケルベロス[8]、"ヒドラ"[8])
   10m
(ホロウリウム[18])-10m-(獅子堂[9]、)-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

GM:ではイニシアチブを進めます。"ホロウリウム"ですが……
"ホロウリウム":待機します。光を凝縮させている
日向 京介:むっ
日向 京介:となると、河合支部長かな?
GM:そうなりますね。河合支部長! どうします?
河合 奏:ではケルベルスに攻撃行きましょう
河合 奏:マイナーなしでメジャーはコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1
円城 鋼:判定前に《砂の加護/砂塵霊》、ダイス+6の攻撃力+20!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:181->187)
GM:いいでしょう。判定来い……!
河合 奏:20dx7+2
DoubleCross : (20R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,5,5,5,6,7,7,7,7,9,9,10,10]+10[2,3,3,4,6,9,10,10]+10[3,7,10]+10[2,10]+2[2]+2 → 44

"ケルベロス":8dx 素ドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,2,4,5,5,7,10]+9[9] → 19

河合 奏:下一桁4か……
GM:あっと、何かあるかい!
河合 奏:リーダーズマークにバデム重ねたら一つ繰り上がるけど、流石にそこまでは良いかな
河合 奏:バデムはもっと投げ時あるだろうし、このままで
日向 京介:ダメージロール前、オートアクション!
GM:ではダメージ来い……!
日向 京介:<力の法則>を使用します。 コンボ:万象燼滅!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:176->180)
日向 京介:エフェクトレベルは2上がって5,ダメージダイスは+6!どうぞ!
河合 奏:ありがたや!ではダメージ!
河合 奏:11d10+56
DoubleCross : (11D10+56) → 74[1,5,9,8,7,7,10,6,5,8,8]+56 → 130

河合 奏:でかいの来た!!
日向 京介:うっひゃぁ
獅子堂奈乃:ヤバすぎ
GM:ま、マジで……?
GM:いや駄目だ、耐えられません。戦闘不能です。
日向 京介:いよぉっしっ!
河合 奏:よっしゃあ!!
獅子堂奈乃:やった……
"ケルベロス":復活エフェクトはないが……ただし、《ラストアクション》はある! とりあえずそちらの攻撃をどうぞ!
日向 京介:ゲーッ!
円城 鋼:ぬぅーッ…!
河合 奏:「さて」
河合 奏:「円城で一人、獅子堂で二人」
河合 奏:「部下がこれだけ成果を上げる中、私が0では格好がつかんな」
河合 奏:言いながら、拳を握り。見上げるほどの巨体を持つ獣の前に立つ。
河合 奏:モーションは無かった。いや、あったはずだが見えなかった。
"ケルベロス":無数の剣と、無数の腕を持つ、巨身。だが……
河合 奏:粒子化さえやめた、ただの踏み込みと殴打。それだけの挙動。
河合 奏:たったそれだけで十分だ。
河合 奏:気づけば懐にもぐりこんだ彼女が拳を振りぬいていて。その金属より硬い腹に、大穴が開く。
"ケルベロス":「……!!」
"ケルベロス":いくつもの迎撃があった、いくつもの防御があった。君は当然のようにそれを掻い潜り、
"ケルベロス":その一打を、彼の懐に叩きつけて—— 「おおおォォォォ!?」
河合 奏:「これで、三つだ」
"ケルベロス":「……ひ、ヒヒ」
"ケルベロス":「やりきったみたいな顔……してんじゃ」
"ケルベロス":「ねえぜ……!!」
"ケルベロス":《ラストアクション》。動きます
"ケルベロス":マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:白兵》+《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》……
"ケルベロス":へ、+《万軍撃破》。対象をシーン(選択)にする!
日向 京介:なにぃーっ!?
河合 奏:うわ、面倒な!
"ケルベロス":ターゲットはもちろん君たち全員! ここで……ぶち飛ばす!
獅子堂奈乃:最悪野郎
円城 鋼:ぬわーッ!?
"ケルベロス":15dx7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,3,3,5,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[2,5,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,5,8]+5[5]+8 → 43

GM:リアクションしな……!
河合 奏:一応ドッジ!
日向 京介:ガードで耐えられるわけねえ!ドッジ!
"ホワイト・ファッズ":ガード
円城 鋼:ガード…!
日向 京介:5DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]) → 7[1,2,3,5,7]+1 → 8

日向 京介:無理!
河合 奏:7dx=>43
DoubleCross : (7R10[10]>=43) → 9[2,4,7,7,9,9,9] → 9 → 失敗

河合 奏:当然無理!
"互流游境"刹勇超:《アナライズ》
"互流游境"刹勇超:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,2,7,8,9,9,10]+9[9]+1 → 20

"ホロウリウム":《光の手》+《幸運の守護》
"ホロウリウム":12dx+4
DoubleCross : (12R10+4[10]) → 10[1,1,1,4,6,8,9,9,9,10,10,10]+5[4,4,5]+4 → 19

"ホロウリウム":ギャーーッ
日向 京介:対応相談します!
GM:リアクションは大体したかね。カバーリングはどうする!
獅子堂奈乃:一応ドッジ
獅子堂奈乃:8DX
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,1,3,4,4,7,8,9] → 9

獅子堂奈乃:私はNPC効果≪マグネットフォース≫を使用します
円城 鋼:では、《砂の結界》で"互流游境"をカバーリング!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:187->189)
日向 京介:<領域の盾>を使用します、コンボ:箱の中の猫
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:180->184)
日向 京介:対象は河合支部長、私のカバーをお願いします!
河合 奏:OK!そして私は普通に死ぬのでステラ嬢のロイスをタイタス昇華!
"ケルベロス":ではダメージ!
"ケルベロス":5d10+105
DoubleCross : (5D10+105) → 10[5,2,1,1,1]+105 → 115

円城 鋼:固定値!!!!
獅子堂奈乃:狂気
"ケルベロス":装甲を105点まで無視します。ダメージダイスが死のうが知ったこっちゃないぜ!
日向 京介:めまいがする数値
河合 奏:出目しょっぼいのにナニコレ
円城 鋼:《力の呼び声》を使用。《砂塵の城壁》の使用回数を1回増やし、ホワイト・ファッズに使用!
円城 鋼:被ダメージをゼロにします。こちらは代償でHPを7点消費の、そして
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:189->198)
円城 鋼:侵蝕198に。
"ホロウリウム":そしてこちらは成すすべもなく戦闘不能です。復活手段もなし……
"ホロウリウム":ついに味方陣営から脱落者が出てしまいましたよ
円城 鋼:また、攻撃の被ダメージで倒れますので、《星なき空への願い》で復活!HP14!
円城 鋼:くっ、君の奮闘は無駄にはしないぞ……!
獅子堂奈乃:無念の極みです
河合 奏:悲しいね
GM:もっと感情こめて
日向 京介:いや本当に助けてもらったので感謝はしてます
河合 奏:そう、感謝はしてる
"ケルベロス":河合支部長の打撃が完全に決まり、その身体はもはや維持不可能の状態となっていた。
"ケルベロス":そしてそれを何よりも理解した"ケルベロス"は
"ケルベロス":「ハハッ……ハーハハハハハ!!」 逆にその全身を、極限まで変異させる
"ケルベロス":無数の腕を伸ばせるだけ伸ばし、無数の剣を伸ばせるだけ伸ばし、最後の一撃は狂気じみた斬撃の嵐だ。
"ケルベロス":腕が折れようと、剣が折れようと、その勢いはまったく減じない!
円城 鋼:─嵐が、戦場に満ちる。その刹那。
円城 鋼:「─日向」
円城 鋼:ふわりと、ほんの一握りほどの灰が浮かび上がって。
円城 鋼:「これを、あの子に」
日向 京介:「──感謝する、任せろっ!」
日向 京介:灰に因子を通し、倖の元へと転移させる
円城 鋼:転移と同時。灰の薄膜が、少女を包む。
"ホワイト・ファッズ":風に乗るような動きで何とかその攻撃を回避しようとしていたが、到底それでどうにかなる攻撃密度ではない。
"ホワイト・ファッズ":今まさに一撃が入るという瞬間……
円城 鋼:「─よし。間に合っ」
円城 鋼:安堵の言葉は、斬撃の嵐にかき消されて。けれど。
"ホワイト・ファッズ":「……え?」
"ホワイト・ファッズ":確かに彼女に向かおうとした攻撃は、君の熱により阻まれた。何が起こったのか分からないという顔。
円城 鋼:「……友達の、友達だからな」
円城 鋼:"カロン"の鋼鉤をそうしたように。"ケルベロス"の融けた剣をも取り込んで。星の加護をよりどころに、立ち上がる。
"ホワイト・ファッズ":それも当然だろう。彼女が誰かと——友と肩を並べて戦うということは、これが初めてなのだから。
獅子堂奈乃:「っ……」
獅子堂奈乃:捨て身、死に際の攻撃。反撃しようと最早意味が無い。降り注ぐ刃を甘んじて受け入れようとして──。
八十方織間:君への攻撃もまた、一つの壁により阻まれる。
八十方織間:背中だった。見慣れた人間の背中。片腕は即席で装甲を強化したのか、常よりも重厚で
八十方織間:だがそれゆえに、その最後の斬撃を弾き、受け止めきる。
獅子堂奈乃:「──!」その、大きな背中を見つめて。
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:「い」
獅子堂奈乃:「言ってませんけど」
八十方織間:「……何をだ」
獅子堂奈乃:「庇って欲しいだなんて」
八十方織間:「……獅子堂」 彼の目は前に向いたまま、息を荒げた声だけが帰ってくる
八十方織間:「俺はここに来たくてここに来たし、お前を守りたくてお前を守った」
八十方織間:「言われなければ守っちゃいけないのか」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「……勝手にすればいいじゃないですか」 ごにょごにょと、不明瞭な声で呟く。
八十方織間:ふ、と微かに笑みを漏らして 「だからしてるとも」
八十方織間:「獅子堂も好きにしろ。俺はそれを守る」
獅子堂奈乃:「ばか」
獅子堂奈乃:笑みを零して。
獅子堂奈乃:「そうします」
日向 京介:倖は守りきった。それにほっとして、同時に
日向 京介:計算が完了する。自分に迫りくる斬撃を、かわしきれない
日向 京介:「(透過が、追いつかない。ここまで、か……!?)」
日向 京介:もはや血すら流れなくなるほど代償を払い、それでも力を絞りだそうとし……
河合 奏:そこに、計算外が割り込んでくる。
河合 奏:自分自身も幾つもの斬撃を受け、あるいは何本かの腕をへし折りながら。
河合 奏:星の瞬きのように粒子化と再構成を繰り返し、日向に迫る白刃の前に立つ。
日向 京介:「河合、支部長……!?」
河合 奏:「……こういった守り方は専門外だが」
河合 奏:「一人分くらいはどうにかなったな」
河合 奏:刃と拳を合わせ、血と燐光を零しながらも不敵に笑って。
河合 奏:「そろそろ大詰めだ。まだ動けるだろうな?天才」
日向 京介:「……ははっ!」
日向 京介:計算外だった。守られたことが、ではない。
日向 京介:はるか離れた位置から、あの斬撃に割り込む速さ。疾さ。
日向 京介:できるならば、彼女がそうすることは分かっている。──彼女たちは、『UGN』なのだから。
日向 京介:「無論だ。僕は……天才だから、なっ!」
日向 京介:受け取った激励の言葉を胸に、脚に力を込めて、立ち上がる。
円城 鋼:─同じように立ち上がった少年、その背後には。
円城 鋼:黒髪の男が、ひとり。その男に向けて。
円城 鋼:「……無事だな。伊達男」
円城 鋼:白い少女に向けたそれよりも、淡々としてはいるが。やはり、安堵がにじみ出る声。
"互流游境"刹勇超:「……フッ」
"互流游境"刹勇超:「よもや君に助けられるとは、確かにそれは正しい戦略だが……」
"互流游境"刹勇超:「敢えて聞きたいね。どういうつもりだ?」
円城 鋼:「勝ち取るため。生き残るため。……その通りだ。ああ、でも」
円城 鋼:「同じだ。誰もかも。……この場に集った俺たちも、あなたも、敵と見定めた者たちも」
円城 鋼:「そうしたいから、そうする。……ここからは。いや……きっと、これまでも、ずっと」
円城 鋼:「望むもの全てを、真正面からぶつけ合う。─好きなのだろう、そういうのが」
円城 鋼:「俺も、嫌いじゃない。今はそう思える」
"互流游境"刹勇超:「……純粋だな。混ざりのない純粋な炎の氣だ」
円城 鋼:チルドレンにはあるまじき、エゴに満ちた言葉。けれど、それこそが。
円城 鋼:少年の身に燻る炎を、再び燃え上がらせる。
"互流游境"刹勇超:「僕の求めて来たものだ。……『石』が願いを叶えるという戯れた話も、ここまで真に迫るとはね!」
"ホロウリウム":「……って感じで、メチャクチャ良い空気作ってる気配はしますけど」
"ホロウリウム":「私はもう休みますからね……言っておきますが!」
"ホロウリウム":「攻撃の機会を待ったのはちゃんと占星術の結果で……!」
獅子堂奈乃:「おや。当たりました?」
"ホロウリウム":そんな声を上げつつ、"ホロウリウム"は戦闘不能。
獅子堂奈乃:「……聞いてませんね」
"ケルベロス":そして"ケルベロス"も全ての力を使い果たし、戦闘不能です。
獅子堂奈乃:魔眼の幾つかを切り離し、倒れた“ホロウリウム”の周囲を旋回させる。
"ケルベロス":本当に全力の最終攻撃だったのだろう。唯一多弁だったのにも関わらず、言葉一つ発しない。
"ケルベロス":だが、最期に残った獰猛な口角は、満足げに吊り上がっていた。
GM:イニシアチブを進めます。"アズラエル"の手番。
"アズラエル":といってもやることはそんなに変わりないがね……《世界樹の葉》+《ナーヴジャック》。対象は"ステュクス"。
"アズラエル":戦闘不能から叩き起こし、メジャーアクションを実行させます。

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、刹勇超[3]、"アズラエル"[14]、"ニクス"[2]、"ヒドラ"[8])-10m-(ステュクス[3])
   10m
(獅子堂[9]、)-10m-(ホワイト・ファッズ[10])
[]内は行動値

"ステュクス":行動内容は《サイレンの魔女》+《魔獣の本能》+《無機なる四肢》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》。対象はもちろんお前たち全員だーッ!
日向 京介:ギェーッ
獅子堂奈乃:ヤバすぎ
"ステュクス":まあ、《餓えの淵》が切れてるので判定ダイスは減ってるが、殺すには十分。行くぜ……!
"ステュクス":21dx
DoubleCross : (21R10[10]) → 10[2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,7,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[3,10]+6[6] → 26

日向 京介:ギャーッ、回ってる!
GM:オラッリアクションしてみろ!
円城 鋼:ぬぅーッ!!
"互流游境"刹勇超:《アナライズ》
"互流游境"刹勇超:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[1,2,5,9,9,10,10]+10[8,10]+10[10]+4[4]+1 → 35

"互流游境"刹勇超:えっ
日向 京介:お前すごいな!?
河合 奏:えらい!
日向 京介:でもありがたいぞ!
円城 鋼:!?
日向 京介:ちょっと考えよう
獅子堂奈乃:マジか
"ホワイト・ファッズ":ガード
日向 京介:河合さん、ガードと斑鳩の盾で耐えられませんかね?
日向 京介:流石に厳しい?
河合 奏:HPが11で装甲が8、ガードガスで含めて16+4d10だから
GM:予告しておくけど、ダメージは3d10+42だぞ
日向 京介:42か!流石に厳しいか
日向 京介:サイレンなんで装甲無視ですね
河合 奏:16+4d10でダメージを10以内に収められればかな
河合 奏:つまり3d10より8高い出目を4d10で出せれば生存
日向 京介:ちょっとむずかしい……?ワンチャンドッジにかけます?
日向 京介:あ、とりあえず
日向 京介:私は多分確定でドッジなので先に振りましょうか
河合 奏:お願いします
日向 京介:5DX+1+0@10>=26 回避
DoubleCross : (5R10+1+0[10]>=26) → 6[2,3,4,5,6]+1 → 7 → 失敗

日向 京介:無理!
河合 奏:では斑鳩の盾使ってガード!
河合 奏:16+4d10
DoubleCross : (16+4D10) → 16+23[2,4,10,7] → 39

河合 奏:そこそこ、かな。ガード値39!
獅子堂奈乃:ドッジ!
獅子堂奈乃:8DX+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[2,4,4,5,7,9,9,10]+1[1]+1 → 12

GM:あとは円城くんかな?
円城 鋼:押忍。こちら、《砂の結界》で日向くんをカバーリング…!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+2した(侵蝕率:198->200)
GM:じゃあダメージを出すぞ……
"ステュクス":3d10+42
DoubleCross : (3D10+42) → 17[7,7,3]+42 → 59

日向 京介:流石に厳しいか……!
"ステュクス":装甲無視!
獅子堂奈乃:HP0!≪星なき空への願い≫でHP11まで回復。
河合 奏:それだと流石に耐えきれない!
円城 鋼:戦闘不能!こちらも《星なき空への願い》でHP14で復活!これで石は…ゼロ!
河合 奏:マグネットフォース、いただいても良いですか
GM:可能です!
河合 奏:ではお願いします!
GM:"ホワイト・ファッズ"は耐えられません。これにて戦闘不能……!
日向 京介:倖……!
獅子堂奈乃:うわーっ
河合 奏:ごめんよ……
"アズラエル":「……面倒です」
"アズラエル":「本当に、面倒な。どうして私の……」
"アズラエル":「邪魔ばかり!」
円城 鋼:ファッズちゃん…!
"アズラエル":手を振るうと同時、霧散していたはずの"ステュクス"の身体、すなわち水が、中空に再び集結する。
"ステュクス":本体が水であれば、蒸発した蒸気をかき集めれば、なるほど確かにその身は再生されるのかもしれない。
"ステュクス":そして"アズラエル"のオルクス能力は、それを可能とした……!
"ステュクス":先程までとは随分と質量が少ない。だが、先程以上に凝縮されたレネゲイドの力を帯びた水は、対抗種じみて、触れるだけで君たちの力を奪う猛毒と貸している!
"ステュクス":それらが全て、君たちに降り注ぐ!
日向 京介:「まずいっ……!」
円城 鋼:「……!」
"互流游境"刹勇超:「……!」その形質を見抜いた刹が、腕を浅く十字に張り、全身に氣を巡らせる。抵抗だ。彼は自力でこれを凌ぐ!
円城 鋼:大剣の刀身、そして己自身の体を盾として、日向くんを影に逃がす。無論、無事で済むはずもないが。
円城 鋼:「─まだ、だ」
円城 鋼:"ステュクス"の透ける流体の向こう側。灰に包まれ横たわる者たちの一人。
日向 京介:守られながら、必死に因子を通して能力を飛ばそうとする。──間に合わない
円城 鋼:その胸元に輝く、僅かな光を辿って。沈みかけた意識に火を付けて、無理矢理現実に引き戻す。
"ホワイト・ファッズ":「何これ、あたしと同じ……っ!」
"ホワイト・ファッズ":自身が攻撃した時と同様に傘を生成しようとしたが、間に合わない。
"ホワイト・ファッズ":「あああ……っ!」 害意の雨をその身に受け、力を失い倒れる。戦闘不能です
日向 京介:「倖……!く、そっ!」
獅子堂奈乃:「……!」
獅子堂奈乃:圧縮された水の中で、ごぽり、と息を吐き出す。気を失いかけ、獣の輪郭が薄れる──寸前、『星の石』に僅か残った力を引き出し、意識を繋ぎ止める。
河合 奏:この戦闘に赴く前、最後に居た拠点から持ってきた折り畳みのシールド。
河合 奏:それを咄嗟に開き、掲げる。だが、足りない。
河合 奏:(再生限界がきついが、仕方ないか)
河合 奏:防御を諦め、再生に専念するために意識を回し——。
八十方織間:その盾を、掲げ持つ者がある。
八十方織間:「……借ります!」
八十方織間:その身と盾で、河合支部長に来たる水流の攻撃を阻み切る。
河合 奏:「……八十方」
八十方織間:「……出過ぎた真似かもしれませんが」
八十方織間:「こうして動けて、敵を打つことはできなくとも、盾になることくらいはできるんですから」
八十方織間:「大人しくしてろってのは酷な話ですよ……!」
河合 奏:「……そうだな」
河合 奏:それこそ、自分が彼の立場なら。迷わず戦場へかけただろう。
八十方織間:「……あなたの教え(せい)です。だから頼みます」
八十方織間:「どうか最後まで……!」
河合 奏:「ああ、頼まれた」
河合 奏:「ありがとう。お前が来てくれて助かった」
八十方織間:微かに驚き、そして口元に笑みが浮かぶ きっと誇りにも似た想いと共に
GM:イニシアチブを進めます。獅子堂さん!
獅子堂奈乃:待機します!ちょっと演出だけ!
獅子堂奈乃:倒れた“ホワイト・ファッズ”──倖に目をやる。
獅子堂奈乃:瞑目し、水滴の滴る黒髪を掻き上げて。開かれた視線は“アズラエル”へ。
獅子堂奈乃:「どこまでも、自分の手は汚さない心算ですか」
獅子堂奈乃:「全くもって見上げた高潔ぶりですね」
"アズラエル":「羨望ですか? 生憎、あなたはこうはなれません」
"アズラエル":「獣として死に絶えるのがお似合いでしょう」
獅子堂奈乃:「獣、ですか」
"アズラエル":「ええ。泥に塗れる知性なきもの。秩序を解せぬもの」
"アズラエル":「荒野にて屍肉を漁る。その猟犬を弁えず都市に足を踏み入れれば、弾丸で以て撃たれるのみです」
獅子堂奈乃:「人間の代表のような口振りですね」
獅子堂奈乃:「気に入らない」
"アズラエル":「ご自由に。その感情にも慣れています」
獅子堂奈乃:「……この子には」倖のもとに屈み込んで。「私の友人には」
獅子堂奈乃:「貴女のようなものが人間だと、教えたくありません」
GM:イニシアチブを進めましょう。"ヒドラ"は動かず、日向くん!
日向 京介:はい!マイナーは特になし
日向 京介:メジャー、<コンセントレイト:オルクス>+<ダンシングシミター> コンボ:鏡影舞踏
日向 京介:対象は復活したステュクス、対応なければ判定!
GM:来な!
日向 京介:12DX+10+0@7 鏡影舞踏(侵食上昇6)
DoubleCross : (12R10+10+0[7]) → 10[1,4,5,5,5,5,6,7,8,8,10,10]+10[1,4,5,7,10]+6[4,6]+10 → 36

日向 京介:36!
"ステュクス":16dx
DoubleCross : (16R10[10]) → 10[1,3,3,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8,9,9,10]+1[1] → 11

"ステュクス":だめ! ダメージ来い……!
日向 京介:オッケー、ダメージ! ダメージダイス8,固定値12!
日向 京介:4d10+4d10+12 (侵食100)
DoubleCross : (4D10+4D10+12) → 17[3,3,1,10]+25[8,7,3,7]+12 → 54

日向 京介:54点、装甲ガード有効!
"ステュクス":もちろん死ぬ。HPは1だ……!
日向 京介:この戦いの間ずっと、戦場を俯瞰してきた。全体を守り切るために。
日向 京介:その視点、視線が、一箇所に注がれる。 友となり、自分たちを守るために戦ってくれた少女に。
日向 京介:「いい加減に……しろよ、クソ女っ……!」
日向 京介:水の悪魔に向け、走る。 動かない脚を因子で動かして。
日向 京介:零距離、その水の身体に、右腕を突っ込む──そして
日向 京介:"ステュクス"の身体、それを維持させようとするアズラエルの因子を。対抗種たるレネゲイドが、喰らい尽くす
"ステュクス":「……!!」
"ステュクス":水が蒸発させられる、のとは違う。レネゲイド、存在そのものが喰らわれていく。
"ステュクス":それこそは"ステュクス"にとって致命。その存在を根源より消し去っていく一手。
日向 京介:「僕の友達に」
日向 京介:「手ぇ上げてんじゃねえぞ、クソがっ……!」
日向 京介:余裕もなにもない言葉とともに食らい、喰らう。 目の前の敵が動きを止めるまで。
"ステュクス":蒸発ではない、消滅。君の攻撃により……
"ステュクス":"ステュクス"は真実、この世界から存在を消去させられた。
日向 京介:再び霧散したジャームに目もくれず、その視線は
日向 京介:「覚悟は、できたか」
日向 京介:ただ一人の怨敵へ向けられる。
"アズラエル":「…………」
"アズラエル":醒めた目……ではない。戦いが始まってよりこちら、苛立ちが募り、その目つきは始めよりずっと険しい
GM:イニシアチブを進めます。円城くんの手番だが……
日向 京介:日向 京介に3のダメージ!(HP:8->5)
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:184->190)
円城 鋼:待機で!
GM:OK。では刹勇超の手番だが、こちらも待機
"ニクス":"ニクス"は待機を挟んで行動放棄。実際何もできないのだ
GM:ここからは待機者を順に処理していきます。まずは刹勇超
"互流游境"刹勇超:マイナーで《クイックモーション》+《ターゲッティング》+《アサルトルーティン》
"互流游境"刹勇超:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:白兵》+《崩壊の一点》+《渇きの主》。対象は"ニクス"。
"互流游境"刹勇超:《ブラッドロード》の効果で攻撃力も20上がっている……!
"互流游境"刹勇超:15dx7+1
DoubleCross : (15R10+1[7]) → 10[2,2,2,3,3,3,4,5,6,7,7,8,8,9,10]+10[2,2,4,6,9,9]+10[4,9]+3[3]+1 → 34

"ニクス":ガード。《イージスの盾》
"互流游境"刹勇超:4d10+35
DoubleCross : (4D10+35) → 25[5,9,3,8]+35 → 60

"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 42[10,1,7,4,10,10] → 42

"ニクス":装甲は貫通しているので18点食らい、《黒曜の鎧》の防具が破壊される!
"互流游境"刹勇超:おっと、マネーパワーの効果が抜けていたのでさらに10点だね、ハハハ
河合 奏:最善の働き!
日向 京介:流石!
獅子堂奈乃:つよすぎる
"互流游境"刹勇超:地にしっかりと足をつけ、両腕では円環を描くような動き
"互流游境"刹勇超:そこから決して速くもない動きで、しかし躱し難く柔軟に、"ニクス"へと掌底を打ち込む
"互流游境"刹勇超:「こう」
"互流游境"刹勇超:「……だろう?」
"ニクス":瞬間、再度その黒い人影の輪郭がブレる。強度を失った……!
"互流游境"刹勇超:「うん、なるほどね。出力は無尽蔵だが、挙動は一定。式のようなものだ」
"互流游境"刹勇超:軽くステップを踏み。 「こいつはもう殴らなくても良いかな。君たちに任せよう」
"互流游境"刹勇超:「今なら片を付けられるはずだ」
円城 鋼:「ああ、感謝する。あなたの」
円城 鋼:助力、ではない。共闘ではない。この男は、ただ愉しむだけだ。ゆえに。
円城 鋼:「─あなたの闘いに、敬意を」
"互流游境"刹勇超:気にするな、と手を振る
"アズラエル":「……"ニクス"! どうしたの、しっかりなさい!」 こちらは叱咤の声を上げる
円城 鋼:では行動値が低い順に、こちらかな!
"アズラエル":「あなたがそうでは、何が私を……!」
GM:その通り。円城くんの手番!
円城 鋼:ではマイナーなし!メジャーで
円城 鋼:"アズラエル"に白兵攻撃!組み合わせは次のとおり。
円城 鋼:■緋剣・斬鉄 《コンセントレイト/炎神の怒り/煉獄魔神》(侵蝕+8+2)
円城 鋼:判定!
GM:来な!
円城 鋼:19dx7+1
DoubleCross : (19R10+1[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,4,4,4,4,6,7,7,7,8,8,10,10,10]+10[3,4,5,9,9,9,10,10]+10[2,6,6,6,10]+10[9]+10[7]+6[6]+1 → 57

日向 京介:回った!しかも7!
円城 鋼:跳ねた…!
日向 京介:獅子堂さん!
GM:グオォ
獅子堂奈乃:バディムーブ!!
獅子堂奈乃:+3!!
円城 鋼:ありがたい!達成値60!
日向 京介:60だ!
河合 奏:ピッタリ繰り上がり!
"ニクス":ガード。《イージスの盾》!
GM:ダメージ来い……!
円城 鋼:まだ残ってるか領域盾…!では!
GM:あーっと、そうでした
GM:《領域の盾》を使ってカバーさせます。んで"ニクス"がガード!
円城 鋼:はあい!改めて!
円城 鋼:7d10+26+1d10
DoubleCross : (7D10+26+1D10) → 25[2,5,5,5,1,6,1]+26+10[10] → 61

"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 34[6,7,3,3,10,5] → 34

円城 鋼:装甲有効、61点…!
"ニクス":27点! ま、まだ倒れねえ……!
円城 鋼:「……お前の意志は、俺には分からない。ジャームだというなら、分かり合えるはずもない」
円城 鋼:立ちはだかる影に、憤りでもなく、憐れみでもなく。ただ淡々と語り掛けるように。言葉を零しながら。
円城 鋼:「それでも、その女を守り続けるというのなら─」
円城 鋼:突き刺した切っ先に、熱を集中。"ニクス"の内側から。
円城 鋼:「敵だ。お前は、俺の」
円城 鋼:硬質の影を、焼き焦がす。
"ニクス":確かな手応えがある。実体は影であるが、君の動作の結果は伴い、内側から焼けるような煙が吹き出す!
"アズラエル":「に……"ニクス"ッ!」 声には焦りが出ている。それがダメージを受けていることを、理解している
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+10した(侵蝕率:200->210)
GM:イニシアチブを進めましょう。獅子堂さん!
獅子堂奈乃:マイナーなし!
獅子堂奈乃:メジャーで再びコンボ【終着駅】
獅子堂奈乃:≪コンセントレイト:バロール≫+≪黒の鉄鎚≫+≪紡ぎの魔眼≫
獅子堂奈乃:対象アズラエル!
獅子堂奈乃:18DX7+2
DoubleCross : (18R10+2[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,5,5,6,6,7,7,7,7,8,9]+10[1,1,5,5,6,9]+6[6]+2 → 28

"アズラエル":《領域の盾》は切れていますが……
"ニクス":なんてことはない。こっちも持ってるんだよな。《領域の盾》!
日向 京介:マジで!?
獅子堂奈乃:はぁ~~~?????
日向 京介:こいつ落とさなきゃ駄目か……!
"ニクス":"アズラエル"をカバーしつつ《イージスの盾》!ダメージ来な!
獅子堂奈乃:あほ死ね!あり得ない話し!
獅子堂奈乃:3D10+18+20+2D10
DoubleCross : (3D10+18+20+2D10) → 16[9,3,4]+18+20+8[1,7] → 62

"ニクス":勝負……!
"ニクス":6d10
DoubleCross : (6D10) → 18[1,2,1,9,2,3] → 18

円城 鋼:ハハハこやつめ
日向 京介:ここでガードが腐った!
獅子堂奈乃:死ね!!
"ニクス":これは……ッ
河合 奏:堕ちろ!
"ニクス":累積ダメージ99。設定HPは80です。耐えられない……!
円城 鋼:死ねーッ!!
円城 鋼:死んだーッ!!
日向 京介:よっしゃーっ!
獅子堂奈乃:よっしゃ!!
"ニクス":戦闘不能! 復活エフェクトも……なし!
河合 奏:よっしゃあーーー!!
獅子堂奈乃:「……これで……」
獅子堂奈乃:「──最後」
“クロ”:獅子堂の呟きと同時に、“ニクス”の眼前に巨獣が佇み、見下ろしている。
"ニクス":……"ニクス"が動く。
"ニクス":影の人型の両手を広げ、"アズラエル"の前に立ちはだかるように。
“クロ”:如何なる由来のあるジャームであろうと、それがレネゲイドに由来するものであれば。
“クロ”:対抗種の凝縮体、影の獣──“クロ”にとっては、只の餌でしかない。
“クロ”: めき ぼき ぶちん
“クロ”:“ニクス”に喰らい付き、牙を立てて首を振るい。
“クロ”:三つの頭が、奪い合うようにして、その人型を引き裂いていく。
"ニクス":対抗していた。その力の奔流で獣の牙を阻むように。
"ニクス":だが、届かない。もとより前提となる『流れ』を刹勇超に乱された今……
"アズラエル":「"ニクス"……"ニクス"!」
"ニクス":……耐えようがない。やがてその影の人型は、力を失い、されるがまま引き裂かれていく。
“クロ”:がふ、がふ、と何度も噛みつき、口内で咀嚼し。
“クロ”:その残骸を、ごくり、と呑み込んだ。
獅子堂奈乃:「あはっ……あはははははは!」解放衝動の影響か、その光景を前に、少女のように屈託なく笑う。
獅子堂奈乃:「我々を獣と言うならば」
獅子堂奈乃:「今まさに貪られ、食われんとしている貴女は一体何なのでしょうね?」
"アズラエル":「……ッ……」 その表情は今までに比べてあまりに脆く、内なる激情が滲んでいる。憤怒。あるいは、
"アズラエル":——恐怖。
獅子堂奈乃:「虎の威を借りる狐でしょうか?身の程を知らぬ羊でしょうか?」
獅子堂奈乃:「それとも……路傍に転がる屍肉でしょうか?」
獅子堂奈乃:その表情を目にして、満足そうに笑みを浮かべる。
獅子堂奈乃:侵蝕220>224 HP11>8
GM:イニシアチブを進めましょう。クリンナップを経て、セットアップ
日向 京介:セットアップなし!
円城 鋼:変わらず無し!
河合 奏:なし!
獅子堂奈乃:ないです!
"アズラエル":なし
"互流游境"刹勇超:こっちはマネーパワー使っときましょう。どうせカネなら腐らせてるし……


◆ ROUND 5

▼エンゲージ
(円城[5]、河合[15]、日向[6]、刹勇超[3]、"アズラエル"[14]、ヒドラ"[8])
   10m
(獅子堂[9]、)
[]内は行動値

GM:イニシアチブ。河合支部長の手番です。どうする?
河合 奏:勿論、マイナー放棄でメジャーでアズラエル殴ります。
河合 奏:コンボは最低限のコンセントレイト:エンジェルハイロウLv3+光の舞踏Lv1
GM:来いよ……!
円城 鋼:判定前に!《砂の加護/砂塵霊》、ダイス+6の攻撃力+20!
円城 鋼:円城 鋼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:210->216)
河合 奏:では行きます
河合 奏:20dx7+2
DoubleCross : (20R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,6,6,7,7,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,9]+10[2,4,9,9,9]+10[8,9,10]+10[6,8,10]+5[4,5]+2 → 57

日向 京介:あ、7
獅子堂奈乃:支部長!
河合 奏:頼んだ
獅子堂奈乃:受け取ってください!バディムーブ!
河合 奏:受け取って、これで達成値60!
円城 鋼:ナイス…!
"アズラエル":ドッジ
"アズラエル":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,2,6,7,9] → 9

日向 京介:ダメージダイス前、オート
日向 京介:<力の法則>を使用します。 コンボ:万象燼滅
"アズラエル":どうしようもない……!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:190->194)
日向 京介:ダメージダイス+6です
河合 奏:ありがとう
河合 奏:全員から支援を貰って、ダメージロール!
河合 奏:13d10+56
DoubleCross : (13D10+56) → 56[10,1,7,10,3,1,4,4,2,3,2,3,6]+56 → 112

河合 奏:ううん、出目は腐ったな
獅子堂奈乃:どうだ……
"アズラエル":装甲は8、HPは32です。
"アズラエル":3回以上死ぬわ! 戦闘不能!
円城 鋼:うおーーーーー!!!
日向 京介:うおぉぉぉっ!
"アズラエル":復活エフェクトも……なし!
"アズラエル":完膚なきまでに戦闘終了です。
河合 奏:やったーーー!!
獅子堂奈乃:UGNボディアーマー着てんじゃねーよ!!
獅子堂奈乃:やったー!!
円城 鋼:ほんとだ!!!!!
河合 奏:ボデマを着込むな!
GM:いいだろボデマくらい……!
河合 奏:ニクスが倒れ、とうとうたった一人になったアズラエル。
河合 奏:その眼前へ。こつりこつりと靴音を鳴らしながら歩み出る。
河合 奏:「さて、どうだ。アズラエル」
"アズラエル":「ッ……貴女……!」
河合 奏:「流石に自分の間違いに気づけたか?」
"アズラエル":「間違いですって……? わたくしの?」
"アズラエル":『石』を握りしめながら、一歩後退り 「いいえ。認めません……何一つとして」
"アズラエル":「あなたたちは間違っている。この街は今、正されるべきだった」
"アズラエル":「嘆かわしいことです。この先のことを想うと、私は」
"アズラエル":「……近づかないで……っ」
河合 奏:「そうか。そう思うならそれでもいい」
河合 奏:語りながらも、足は止めない。一歩ずつアズラエルへ近づいていく。
河合 奏:「お前の思う正しさは、この街では通用しなかった。それだけだ」
河合 奏:普段、河合奏は拳に私情を乗せない主義だと語る。
"アズラエル":「……"ニクス"! 起きなさい!」
"アズラエル":「いいえ、他の誰でもいい。誰か私を……!」
河合 奏:それは自身を守るための存在と自負し、定義しているからだ。それを誇りとするからだ。
河合 奏:それでも。
河合 奏:「アズラエル、お前は」
河合 奏:「何の罪もない少女の命を奪った」
河合 奏:「査察官の身でありながらジャームを使役した」
河合 奏:「自分の思想のためにこの街を危険に晒した」
河合 奏:「純粋な願いを利用した」
河合 奏:「正しい仕事をした熊野を不当に拘束した」
河合 奏:「私達の仕事の邪魔をした」
河合 奏:「そして」
"アズラエル":「誰か…………ッ!!」
河合 奏:とうとう、拳が届く位置に立つ。
河合 奏:「私の仲間と部下を侮辱した」
河合 奏:「その全てが、お前の傲慢であり過ちだ」
河合 奏:そのまま、強く握った拳を振りかぶり。
"アズラエル":「ひ……っ」 息を呑む
河合 奏:躊躇も、容赦も、加減も無く。真っ直ぐ彼女の頬を殴りつける。
"アズラエル":「がバッ!!」
"アズラエル":その身体は呆気なく吹き飛ぶ。今まで相手してきた敵の、きっとどれより呆気なく。
"アズラエル":その程度の重みだったのだ。"アズラエル"は。
河合 奏:振りぬいたその姿勢をゆっくり正し、倒れ伏したアズラエルを見下ろす。
河合 奏:「……」 一つ、小さくため息を落とす。
河合 奏:「私もまだ、子供だな」
河合 奏:殴り掛かるほど子供でもない、とルイスには言ったものの。
河合 奏:「どうにも、怒りが乗ってしまう」

GM:- - - -
GM:◆ BackTrack
日向 京介:うおぉぉぉっ!
GM:ヒ~ヒッヒッヒヒヒ
GM:バックトラックの時間だよ~~~!!
円城 鋼:フヘヘ……!!
獅子堂奈乃:助けてください………………
河合 奏:来たか……
河合 奏:祈りの時間だ……
日向 京介:皆を助けて……
GM:はい、ということで今回のEロイスの数は~~~?????

◆ Eロイス
『アーネンエルベ』:4
《悪夢の鏡像》*4
"ニクス":1
《闇の呼び声》
"ヒドラ":4
《虚実崩壊》《さらなる絶望》《さらなる絶望》《さらなる絶望》
"カロン":11(《否定の壁》は1個で2個分として計算する)
《否定の壁》《否定の壁》《否定の壁》《否定の壁》《傲慢な理想》《傲慢な理想》《予告された終焉》
"ケルベロス":7
《破壊神顕現》《超越活性》《超越活性》《超越活性》《超越活性》《超越活性》《超越活性》
"ステュクス":7
《餓えの淵》《傲慢な理想》《傲慢な理想》《ありえざる存在:サイレンの魔女》《ありえざる存在:魔獣の本能》《超越活性》《超越活性》


GM:はい、というわけでね
GM:34個です
日向 京介:34
円城 鋼:さんじゅうよんこ。
獅子堂奈乃:ヤバ……
河合 奏:34???
円城 鋼:ばか!!!!!!!!!!!!
日向 京介:え、えっと
日向 京介:まずはメモリーを使います
日向 京介:侵蝕-10です
GM:振らなくても良いよ?
獅子堂奈乃:私もメモリーで224<214
獅子堂奈乃:え~どうしよっかな~
円城 鋼:こちら、メモリーはないので、216からまずは34個分のDロイス。
獅子堂奈乃:振るわバカ!!
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を-10した(侵蝕率:194->184)
日向 京介:で、全部振ります
円城 鋼:216-34d10
DoubleCross : (216-34D10) → 216-180[5,2,2,5,7,7,6,2,9,4,10,3,5,10,3,10,8,4,7,2,9,3,2,1,4,1,6,9,8,6,6,10,3,1] → 36

河合 奏:メモリー無し!とりあえずEロイス振る!
円城 鋼:???
日向 京介:日向 京介の侵蝕率を-150(34d10->7,6,1,9,1,1,7,5,3,3,7,5,8,4,4,1,4,3,6,6,2,3,3,1,1,7,2,9,2,4,10,5,2,8)した(侵蝕率:184->34)
日向 京介:た、ただいま
河合 奏:198-34d10
DoubleCross : (198-34D10) → 198-198[3,8,10,1,2,5,10,7,3,7,7,3,9,6,2,9,4,7,6,8,7,4,9,1,9,6,3,8,10,1,7,5,8,3] → 0

獅子堂奈乃:先輩……もし帰ってこられなかったらその時は迎えに来てくださいね……
河合 奏:待って
日向 京介:草
獅子堂奈乃:0??
日向 京介:ぴったり零
河合 奏:0って何????
獅子堂奈乃:214-34D10
DoubleCross : (214-34D10) → 214-197[7,6,10,8,8,8,10,2,6,7,10,6,2,9,4,5,9,9,5,3,2,1,7,5,4,2,8,2,7,4,3,6,9,3] → 17

獅子堂奈乃:ただいまです
円城 鋼:ぴったりゼロは流石に
GM:おかえり~~
GM:あっ、ロイスの分もルール的には減らしてね
GM:どうあがいても最低点になるなら倍振りしちゃうのがお得だよ
獅子堂奈乃:2倍振りですねこれは……
河合 奏:侵蝕がマイナスになる……
獅子堂奈乃:17-6D10
DoubleCross : (17-6D10) → 17-27[1,5,5,6,3,7] → -10

河合 奏:二倍ぶりします
日向 京介:えー、二倍ふりします。固定ロイスだけで倍で4つ
河合 奏:0-6d10
DoubleCross : (0-6D10) → 0-22[4,6,1,4,5,2] → -22

円城 鋼:2倍振りしましょう。ロイス4つ。
円城 鋼:36-8d10
DoubleCross : (36-8D10) → 36-52[3,7,10,10,1,2,10,9] → -16

日向 京介:34-4d10
DoubleCross : (34-4D10) → 34-19[2,4,7,6] → 15

円城 鋼:アッハイ。
河合 奏:これ我々まだちゃんとオーヴァードで居られてる?
日向 京介:ただいま!
河合 奏:4人中3人マイナスて
日向 京介:なんで一番安全だった私が一番侵蝕高いんだろう
GM:おかえり~~~~
円城 鋼:ただいま~
日向 京介:ただいまー!
河合 奏:一番高くて15っていうのもすごいなあ
獅子堂奈乃:よかった…………
河合 奏:ただいま!
GM:というわけで、バックトラック終了です。皆さん無事に帰還完了!
円城 鋼:やったー!!
GM:良かった良かった。
日向 京介:本当に良かった……!
獅子堂奈乃:死ぬかと思った……
河合 奏:帰って来れた……
円城 鋼:生きて帰ってこれたよ…

エンディング1

GM:◆ Ending 1 ScenePlayer:河合奏

GM:事件収束より、数日。
GM:諸々の後処理と、完全な黙秘を貫く"アズラエル"のUGN日本支部への身柄引き渡しを最後に、
GM:N市UGN『星の石』対策班としての仕事は、落着を迎えようとしていた。
熊野潤美:「……亀柿支部のメンバーは、独自で裏付けのために動いた以外はほとんど"アズラエル"から情報を受け取っていて」
熊野潤美:「その"アズラエル"は完全に黙秘……っていうより、喋らないよう自分で自分を洗脳しちゃっている、となると」
熊野潤美:「日本支部の手でもどこまで明らかにできるかは微妙な所って感じですね、正直」
熊野潤美:最後に資料をめくりながら、ぼやくように熊野が言う。
河合 奏:「洗脳、か。よほど探られたくない腹があったようだな」
河合 奏:ルイスから聞いたアッシュ派という言葉を思い出しながらこちらもぼやく。
河合 奏:「あれだけ引っ掻き回された側としては、裏を隅々まで暴けないのは業腹だな」
熊野潤美:「あるいは、喋ったことがバレちゃったらこれ、とかですね」 さらりと自分の首を横に指で撫で
熊野潤美:「同感ですよ。私もひどい目に遭ったので。……でもまあ」
熊野潤美:「とりあえずN市UGNとしての体制は維持できそうですし、もっとマクロに見ても、これ以上大きな混乱は発生しなさそうなので」
熊野潤美:「良しとするべきでしょうかねー」 椅子にもたれかかる
河合 奏:「まあ、そうだな。この一回で蹴りが付いたことを喜ぶとしよう」
河合 奏:「少なくとも、暫くは体制改革だの査察だのも言われんはずだ」
熊野潤美:「あー、査察についてはどうですかね」 ちょっと苦笑し
熊野潤美:「結局今回の査察は全部無効、発見された問題もなかったことに……とはなりましたが、それでも査察部員の記憶を消すまではいきませんから」
熊野潤美:「この件はこの件として、査察部の動きはあるんじゃないかとは思いますよ。ま、今回みたいな乱暴なことはもうないでしょうけど」
河合 奏:「もし次も似たようなことが起きたなら、それこそ査察部全体に査察でも入れてほしいところだな」
河合 奏:「他所を取り締まってる場合じゃないだろう、それは」
熊野潤美:「まったくです。……そして、そういうことは許されないので、きっと安心でしょう。多分ですけど」
熊野潤美:「ともあれお疲れ様でした、支部長。……あと確認したいこととかあります?」
熊野潤美:「今回の件に関わった者の処遇とかは、もうおおよそまとまってますけど」
河合 奏:「そうだな……」
河合 奏:「そのまとまった処遇についてを頼む。亀柿支部の連中から」
熊野潤美:「はい。まず全員について、全面的に罪を認め、これといった反抗もなく、罰を受け入れる姿勢です」
熊野潤美:「支部長、"無痛弾"早坂幸治および"ナイトオブシディア"真舘滉は、各種立場を剥奪の上、それぞれ別に収監され、奉仕活動等に従事することになるでしょう」
熊野潤美:「"サダルスウド"青西水絵も、彼女の所持していたゾディアックウェポ・アクエリアスを没収された上で、再教育処分」
熊野潤美:「記憶処理なんかも検討されてるみたいですね。まあ、あれだけ堂々とUGNに刃向かわれると無理ないかって感じではあります」
熊野潤美:「今後彼らがどうなるかは彼ら次第ですね……もし何か、今回の事件に対する責任者として口添えしておきたいことがあればお伝えしておきますよ?」
河合 奏:「口添えか……」
熊野潤美:「あ、ちなみに亀柿支部そのものの運営は、主力こそ減りましたが、残存メンバーと少数の補充人員で問題なく回せるよう、"無痛弾"が準備してたみたいです。変な所で真面目ですよねー」
河合 奏:「記憶処理をするのだとして、早坂美穂の記憶には手を付けないよう具申しておいてくれ」
熊野潤美:「……そうですね。チルドレンにとってはきっと、得難い記憶だったんでしょうから」
熊野潤美:「連絡しておきます。支部長の言葉なら聞き入れられるでしょう」
河合 奏:「ああ。頼んだ」
河合 奏:彼らの暴走が彼女を思うが故、彼女との絆ゆえのものだったとしても。
河合 奏:その絆ごと取り上げる権利などない。誰にも有りはしない。
河合 奏:「強引な処理で傷を深めるような事例になっても敵わんからな」
熊野潤美:少し笑って 「ええ。……私も正直、羨ましいくらいですから。それだけの……『熱さ』みたいなものを得た、というのは」
熊野潤美:「もちろん、裏切りたいって訳じゃないですけど」
河合 奏:「言わんとすることは分かるが、勘弁してくれ」
河合 奏:「君が裏切り者になったら、それこそどんな被害が出るか分からん」
河合 奏:冗談めかして苦笑する。
熊野潤美:「ふふ。不適切な発言をお許しください」 くすりと笑い
熊野潤美:「あと……あの場にいた人たちのことは改めてご報告しておきましょうか。って言っても、"ホワイト・ファッズ"のことはご存知ですよね」
熊野潤美:「この支部でレネゲイドコントロールの訓練中。苦戦は続きそうですが、本人は結構意欲的なので、きっと良い結果になるでしょう」
河合 奏:「ああ。意欲があるのなら伸びるだろう。幸い、教師役も居ることだしな」
河合 奏:獅子堂や、同じく第六所属のレネゲイドビーイングたちを思い浮かべながら。
熊野潤美:「結果的に、第六支部が主導のこの件で関われたのは幸いだったかもしれませんね」
熊野潤美:「で、"互流遊境"はあの騒動のドサクサと事後処理のゴタゴタの中、UGNの上層だとか出資者だとかに働きかけまして……」
熊野潤美:「……まんまと逃げおおせました。一応、第三支部の若い子を何人か追跡につけているので、妙な悪事を働きそうだったらすぐに動けはします」
河合 奏:「……要領のいい奴だ」
河合 奏:「何分目的が目的だ。当人が悪事を計画するよりは、他人のそれに首を突っ込んでかき回すんだろうが」
河合 奏:「動き出しを抑えられるのは助かるな。場合によっては呼んでくれ。また殴りに行く」
熊野潤美:「ええ、殴る必要がありましたら是非。どう動くにしても、UGNがそれを把握できていない、という状態にはならないよう努めます」
熊野潤美:「ああいうパイプは、あればあるで割と便利だとも言えますしね。……あとは"ホロウリウム"ですが」
熊野潤美:「こちらもご存知の通り、勾留中です。色々FH方面の情報をお持ちなようなので、じっくりお話を伺っています」
熊野潤美:「まあ、態度は相変わらず悪いので、一筋縄ではいかなさそうですが……そこから先は専門家に任せれば良いでしょう」
河合 奏:「なにせ自称とはいえアドバイザーだからな。持ってる情報は多いだろう」
河合 奏:「専門家、に関しては聞いていなかったが。何か当てが?」
熊野潤美:「いろいろなセルに関わっている人ですからね。本部からそれはもう吐かせるのが得意な方が派遣されてくる、という噂は小耳には」
熊野潤美:「自白強要、あれ結構メンタルに来ますからね。あの顔がどうなるのかは個人的にちょっと興味あるなあ……」
河合 奏:「……」 一瞬、思わず同情しそうになって咳払いを一つ。
河合 奏:「それで、残りは?」
熊野潤美:「ざっくり関わった範囲で言うと、あの石マニアの女性はちゃんとUGNから説明をした所。海賊っぽい人たちは、しばらく収監したあと釈放になる見込みです」
熊野潤美:「あと巨大化したネコちゃんは普通のネコちゃんに戻った……んですが、オーヴァードになっちゃったみたいで、気紛れに大小してるみたいです。今後の対策はまた別の班が引き継ぎます」
熊野潤美:「"リヴァイアサン"を名乗ってた霧谷さんも収監してますが、皆さんに負けて憑き物が落ちた感じがして、もう"リヴァイアサン"を名乗るまでは行かないんじゃないか、とは報告が上がってます」
熊野潤美:資料をめくりながら 「あとどなたかいましたっけ。『石』に関与していたオーヴァードは他にもいますが、特に今後問題になりそうな人はいらっしゃらない見込みですねー」
河合 奏:「なるほど」
熊野潤美:「はい、では最後のお仕事として」
熊野潤美:手にしていた資料から、1cmくらいの幅の紙束を君の目の前に置く。
熊野潤美:「各所に届け出るケース終了の資料に、書式等間違いがないか目を通していただいて、全部にサインを直筆」
熊野潤美:「それと、これとは別に『石』事件の総合的な報告書をお願いしたいと思っています」
河合 奏:「……まあ、そうなるだろうな」
熊野潤美:「今回の件は各地に影響が出たので、私がまとめたのではなく、支部長に全文直接書いていただいた方が良いと思いますので……」
河合 奏:当然の処理と分かってはいるが、書類仕事は苦手な部類だ。
河合 奏:普段外回りしているのもそれが影響していないとは言えない。
河合 奏:「……分かってる。引き受けよう」
熊野潤美:「はい、お願いします。期日は……」
GM:彼女がそう言いかけたところ、コンコン、とドアノックの音
GM:君は分かる。ルイス・クロウだろう。
河合 奏:「……何か用件か?すまんが熊野、少しいいか」
熊野潤美:「ええ、構いません」
ルイス・クロウ:彼は顎を撫でながら顔を出す 「忙しかったかな?」
河合 奏:「いえ、大丈夫です。何か用件ですか?」
ルイス・クロウ:「いや、何。大した問題ではないんだが、市の郊外でジャームの出現情報が入ってな」
ルイス・クロウ:「無論戦力的に問題が出る規模ではないんだが、先の事件もあったし、まだ戦い慣れていない者も頭数に入っていて、少々ばかり不安そうな顔もあってね」
河合 奏:「なるほど」 聞きながら、その目は既に戦場を見据えている。
ルイス・クロウ:「どうかな。河合奏支部長?」
熊野潤美:「……戦力に問題がないのでしたら、そちらは現場にお任せしても……」
河合 奏:「……熊野。期日に余裕は?」
熊野潤美:「……ありますけど。ギリギリは性に合わないので」 嫌な予感がするといった面持ち
河合 奏:「なら。すまんがこちらが優先だ」
河合 奏:「何、数時間で済ませてくる」
ルイス・クロウ:「形式の確認くらいはしておくよ」
ルイス・クロウ:「読書にしては退屈だが、何。老骨を休めるにはちょうど良い」
河合 奏:「助かります」 言いながら立ち上がり、ルイスへと軽く頭を下げる。
熊野潤美:口をへの字にする 「…………まあ、立場的に止めろとは言えませんし」
熊野潤美:「どうぞ行ってらっしゃい。……いつもこんな感じなんですか?」 と副支部長へ
ルイス・クロウ:「フフ……いつもこれで回っているよ」 ルイスは含み笑いで返す
河合 奏:「ああ、そうだ」 部屋を出る直前、一度振り返る。
熊野潤美:「?」
河合 奏:「ちゃんとは言えていなかったが、熊野」
河合 奏:「今回の一件、情報面や支援面でのサポート本当にご苦労だった」
河合 奏:「私達が後顧の憂いなく戦えたのは間違いなく君のお陰だ」
熊野潤美:眉尻を下げて 「……それ」
熊野潤美:「今まさに、颯爽と事務を後回しにしてる人に言われても、なんかすごく釈然としません」
熊野潤美:「でも、ありがとうございます。支え甲斐のある人と働けて、私も光栄でした。河合支部長」
河合 奏:「……耳が痛いな。そちらも手を抜く気はないから少しばかり待っててくれ」
河合 奏:苦笑を残し、改めて部屋を出る。
河合 奏:そして廊下を歩きながら、ジャームの出現場所やチーム編成を確認。
河合 奏:そのうちに思考は切り替わっていく。向かうは戦場へ。
河合 奏:仕事の時間だ。
GM:- - - -

エンディング2

GM:◆ Ending 2 ScenePlayer:獅子堂奈乃
GM:N市某所。オーヴァード収監所。
GM:収監可能人数は少ないものの、厳重な監視と、オーヴァードの能力発生を阻害する特殊構造により、
GM:危険性が高いオーヴァードが収監される設備である。
GM:"ホロウリウム"星音切葉もまた、事件後はここに収容されていた。
"ホロウリウム":「……一番つらいのは」
"ホロウリウム":「満足に体を洗えないことなんですよね。サウナもありませんし」
"ホロウリウム":「どうにかならないんでしょうか?」
"ホロウリウム":……もっとも、面会室に連れてこられた彼女は、相変わらずピンシャンと厚顔であったが。
獅子堂奈乃:「それはおつらいでしょうねえ……」言葉と裏腹に、こちらもにこにこと微笑を浮かべている。
獅子堂奈乃:「しかし、案外お元気そうで安心しましたよ」
"ホロウリウム":「おや。もう少しへこんでいるかとお思いでした? ご期待に添えず申し訳ございません」
獅子堂奈乃:「ええ。さぞかしやつれているものかと楽しみ…… ……心配していましたから」
"ホロウリウム":「ふふ。まあ、最初は確かに、大変に退屈なことになってしまった! と思いはしましたが……」
"ホロウリウム":「幸い、時間ばかりは有り余っていますからね。久しぶりに原始的な星占いなど楽しませていただいていますよ」
"ホロウリウム":「知識と教養があれば、人間はどこでも人間らしく生きていけるものです。見習ってくださって構いませんよ?」
獅子堂奈乃:「御健勝で何より。その恥知ら……したたかさは確かに見習うべきところがあるかもしれませんが……」
獅子堂奈乃:「しかし、その様子ではまだ到着していないのですかね?」
"ホロウリウム":「? 到着?」
獅子堂奈乃:「ええ」
獅子堂奈乃:「風の噂では、本部から尋問の専門エージェントが派遣されてくると聞いていますが」
"ホロウリウム":「尋問の専門エージェント……」
"ホロウリウム":わずかに瞼がひきつる
獅子堂奈乃:「……拷問でしたかね……?」
獅子堂奈乃:顎に指をやり、思い出そうとするような素振り。
"ホロウリウム":「…………」
"ホロウリウム":「……ああ、ああ! 私をからかっていらっしゃるんですね!」
"ホロウリウム":得心したというふうに 「まったくお人が悪い。そんな尋問だの拷問だの、我らFHならともかく、UGNが……」
"ホロウリウム":「……」
"ホロウリウム":「……いえUGNもその手の専門家は確かにいそうですが……」
獅子堂奈乃:「……逆に聞きますが……」
獅子堂奈乃:「ここでそうしてのんべんだらりと、いつまでも緩い追及を躱し続けていれば……」
獅子堂奈乃:「そのうち刑期が満了するなりで無事に出られると……」
獅子堂奈乃:「そういう認識でもしていたのですか?」
"ホロウリウム":頬の引きつった笑みになり 「……いえまあ……」
"ホロウリウム":「こちらはこちらで、出せる情報は出しているというか、結構立場ギリギリな情報もチラチラ~ってさせているのですけれど」
"ホロウリウム":「え? ホントに来るんですか? そういうことやる人が?」
獅子堂奈乃:「さあ。私はただ噂で聞いただけですから?」
獅子堂奈乃:「というか、貴女」
獅子堂奈乃:「立場ギリギリなどと言ってますが……」
獅子堂奈乃:「一度UGNに捕縛されたFHエージェントが、釈放されたからといって以降も同じようにやっていけるとでもお思いなんですか?」
獅子堂奈乃:「向こうからすれば、実際に吐いた情報が0でも100でも、どの道100と見なされるだけだと思いますが?」
"ホロウリウム":「そ……そこはそれです! それ以上の有用性を証せばまだやっていける目処はあります! 私だって考えなしじゃありません!」
獅子堂奈乃:「有用性って……」
"ホロウリウム":「……そりゃまあ、今まで通りとは行きませんけど。でもどっちにしろその辺りで食い扶持は保たないと。家にも帰れないし……」
獅子堂奈乃:「一度こうして盛大に大外れしてUGNに捕まった占い師の占い、私なら信用しませんけど……」
"ホロウリウム":「ぐっ……だ、だとしてもです。だとしても!」
"ホロウリウム":「FHじゃなくてギルドとかを商売相手にするとか、なんならゼノスとか……」
"ホロウリウム":「……やりようはいくらでもあるんです。それでなんとかしていくしかないんです」
獅子堂奈乃:「何だか貴女、アレですよね」嘆息して。
獅子堂奈乃:「自分のことは占えないからと言って、考えることを放棄してませんか?」
"ホロウリウム":「なっ……」 口を開き
"ホロウリウム":「し……していませんとも! してません! 別に放棄してるわけじゃ……」
"ホロウリウム":「ただ今は、その……」「……判断材料が少ないので……」
"ホロウリウム":ぐつぐつ口の中で言いながら、恨めしそうに君を睨む
獅子堂奈乃:「どこに行ったって同じですよ。もう裏の世界に貴女の居場所なんてありません」
獅子堂奈乃:実際は五分五分かもしれないが。あえてきっぱりと口にする。
"ホロウリウム":「うっ……」
獅子堂奈乃:「あなたに残された道は、情報を洗いざらい引き渡して、UGNに帰順するなり、御実家との便宜を取り計らってもらうくらいでしょう」
獅子堂奈乃:「安いプライドなど、犬にでも食わせておけばいいんですよ」
"ホロウリウム":「…………その」
"ホロウリウム":「家に計らう……っていうの、あれホントにあるんですか?」
"ホロウリウム":「私絶対、あのドサクサで私を良いように使うための口八丁だと思ったんですけど」
"ホロウリウム":「あの支部長はともかく、あなたはそういうことすごくしそうだし……」
獅子堂奈乃:「おや。私のことをよくご理解していただけているようで」
獅子堂奈乃:「ええ。あの場では完全に出任せでした」
"ホロウリウム":「ほらやっぱり!」
獅子堂奈乃:「ただ、今後の貴女の態度次第では、実現もあり得るでしょう。オーヴァードの健全な社会復帰も、UGNの仕事ですから」
"ホロウリウム":「あり得ますか……」
"ホロウリウム":はあー……と長い溜息を吐く
"ホロウリウム":「でもUGNムカつくんですよね……」
獅子堂奈乃:「どこがですか」
"ホロウリウム":「なんか体制側って感じがして」
"ホロウリウム":「ムカつきません? 偉そうで……」
獅子堂奈乃:「貴女、そんなにアナーキズムに溢れてるんですか?」
獅子堂奈乃:「管理部にお願いして、この部屋のBGM24時間パンクに変えてもらいますか?」
"ホロウリウム":「やめてください! 静かな中脳内で実家で聞いてた音楽回してた方が数百倍マシです!」
獅子堂奈乃:「何聴いてたんです」
"ホロウリウム":「ふつーのクラシックですよ。18世紀頃の……あの頃が一番、古典占星術は隆盛してましたからね」
獅子堂奈乃:「うわ……筋金入りですね」
獅子堂奈乃:「分かります?結構引いてますよ、今」
"ホロウリウム":「え? 何故です。引く理由はないでしょう」
"ホロウリウム":「古き良き時代のサウンドですよ? それともデスメタルの重低音以外聞こえない耳の遠いお方?」
獅子堂奈乃:「まあ、好きなことがあるというのは結構ですがね」
獅子堂奈乃:溜息と共に面会室の椅子から腰を上げて「ともあれ。そういう態度なら仕方ありませんね……」
"ホロウリウム":「……しかたない?」
獅子堂奈乃:「例の専門家の方に、あまり厳しい尋問にしないよう、こちらで取り計らっておこうかと思ったのですが……」
獅子堂奈乃:「当の貴女が協力する気がないのなら、どうしようもありませんね」
獅子堂奈乃:「尋問、頑張って耐えてくださいね」
"ホロウリウム":「……いやっ……」 身を乗り出し
獅子堂奈乃:ドアノブに手を掛けて笑いかけて
"ホロウリウム":「ま、待ってください! そういうことできるんですか? チルドレンが!? だったら取り計らってくださいよ!」
獅子堂奈乃:「……いや、拷問だったかな……?」
獅子堂奈乃:「それなら、二つ条件があります」
"ホロウリウム":「なおさら取り計らってくださいよ! そうしてくれれば相性占いでもなんでも……はい?」
獅子堂奈乃:椅子に座り直して。
"ホロウリウム":きちんと椅子に座り直す
獅子堂奈乃:「一つは、貴女が握っている情報を、余すことなく自白すること」
獅子堂奈乃:「私の進言で貴女が吐かなくなれば、私の立場がありませんからね。それは分かりますよね?」
"ホロウリウム":嫌そうな顔 「……もう一つは?」
獅子堂奈乃:「もう一つは……」
獅子堂奈乃:少し辺りを伺うような素振りを見せ、声を潜める。
獅子堂奈乃:「……あの、さっき言ってましたけど」
獅子堂奈乃:「出来るんですか?今」
"ホロウリウム":「え?」
"ホロウリウム":「何をです? 情報の自白ですか?」
"ホロウリウム":「うぇーと、手近な所だと"ヘロディアン"の……」
獅子堂奈乃:「ですから……」ガラス越しに顔を寄せて
獅子堂奈乃:「……相性占いですよ」
"ホロウリウム":「……え?」
"ホロウリウム":瞬きし 「……簡単なのなら」
獅子堂奈乃:「それなら、お願いします」
"ホロウリウム":「…………」 眉をひそめて
"ホロウリウム":「……なにかの比喩とかではなく?」
獅子堂奈乃:「は?何に喩えるっていうんですか」眉を顰めて
獅子堂奈乃:「占いですよ。相性占い」
獅子堂奈乃:「やるんですか?やらないんですか?」
"ホロウリウム":「や……やりますよ! やります! 何でキレそうになってるんですか……!」
獅子堂奈乃:「なってません」なっている。
獅子堂奈乃:「……それじゃあ、はい、お願いします」
獅子堂奈乃:無言で待ちの構え。
"ホロウリウム":「えー……それはいいんですけど」
"ホロウリウム":「相性占いですよね」
"ホロウリウム":「相手は?」
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:「……は?」
"ホロウリウム":「え?」
獅子堂奈乃:「言わなきゃ駄目なんですか」
"ホロウリウム":「いやぶっちゃけ察しはつきますけど、万が一間違ったらまずいでしょ」
"ホロウリウム":「ちゃんと占う時は直接確認するって鉄則ですよ」
獅子堂奈乃:「は?何ですかそれ。自分の占いを信用してないんですか?」
獅子堂奈乃:「貴女100年先まで見通せるのでしょう?それくらい分かるでしょう、楽勝で」
"ホロウリウム":「いや分かりますけど、こういうのは作法として……」
"ホロウリウム":「っていうか何キレてるんですか! 今そんなにキレる所でした!?」
獅子堂奈乃:「キレてませんよ!」キレている。
獅子堂奈乃:「分かるならそれでいいです!作法だとか、そういうのはどうでもいいので!」
"ホロウリウム":「キレてるでしょ! 酔っぱらいですか!」
"ホロウリウム":「ったくもー、仕方ないですね……まあ好都合と言えば好都合です」
"ホロウリウム":「あなたの誕生日もお相手の誕生日も押さえてますからね。すぐですよ。チョチョイのチョイです」
獅子堂奈乃:「……なら早くしてくださいよ」不機嫌な顔。「勿体ぶってるなら話は無しで今すぐ帰って明日の朝の占いを見ますから」
"ホロウリウム":「分かりましたって! それじゃあ行きますよ。えーっと今日の日付と星齢が確かアレで……」
"ホロウリウム":「それぞれの誕生日の星座と……」
"ホロウリウム":「差日数が……」
"ホロウリウム":「………………」


GM:数十分後。
GM:収監所を出ると、明るい日差しが君を照りつけてくる。
GM:夏が近い。
八十方織間:「終わったか」
八十方織間:そんな君に、いつも通りの仏頂面の八十方が声をかけてくる。
獅子堂奈乃:「……先輩?」目を瞬く。
獅子堂奈乃:「どうしたんですか?こんなところで」
八十方織間:「支部から資料を届ける用事があってな。そうしたら獅子堂も来ているという話も聞いて」
八十方織間:「急ぐ用もないし、待っていた。不都合だったか」
獅子堂奈乃:「不都合といえば不都合です」
獅子堂奈乃:「待たせてしまいました。暑かったのでは」
八十方織間:「大したものじゃない。身体を動かしていたでもなし」
八十方織間:「生活義腕の日射耐性も、なかなかのものだ。年々性能は上がってる」 自分の両腕を順番に叩く
獅子堂奈乃:「ふぅん……」黒手袋越しに義手に触れる。
八十方織間:ぴくりと止まる 「……なんだ、いきなり触って」
獅子堂奈乃:「いえ。炎天下の鉄板のようになっていたらと思ったのですが」そのまま撫でて。
獅子堂奈乃:「杞憂でしたね」笑う。
獅子堂奈乃:手袋越しとはいえ、体質から他者との接触は極力避けているが。義手ならば話は別だ。
八十方織間:「戦闘用の方だとそうなるぞ。試したことはないが」
八十方織間:「卵くらいは焼けるかもしれん。……お前こそ」
八十方織間:「暑くはないか」 少し目をそらす。暗に手袋のことを言っているのだろう
獅子堂奈乃:「もう慣れましたよ」胸の前、片手を伸ばして表裏くるくると回す。
獅子堂奈乃:「ところで」
獅子堂奈乃:「わざわざ待っていて頂けたということは、先輩には私と二人で一緒に帰りたいという意思があると見ていいわけですよね」
八十方織間:「……な」
八十方織間:「なんだ、その含みのある……帰りたい、というと、何だ。いや……」
獅子堂奈乃:「おや……違いましたか?すいません、自意識過剰でしたね……」悲しげに目を伏せて。
獅子堂奈乃:「恥ずかしい女です。どうか忘れてください……」
八十方織間:少しばかり口ごもっていたが、そんな獅子堂さんを見ると焦り 「待て、違うとは言っていない……!」
八十方織間:「自意識過剰などと言うな。別にそれが間違ってるとかではない。そうでなければこんな暑い中待ったりはしないだろう」
八十方織間:「ただ言い方がだな……」
獅子堂奈乃:それを受けて楽しそうに笑う。「それは良かったです」
獅子堂奈乃:「では一緒に帰りましょうか、先輩」
八十方織間:「その、それだとまるで……うむ」
八十方織間:表情の切り替えぶりに、釈然としない顔をしつつ 「そうしよう。途中で飲み物でも買ってだ」
獅子堂奈乃:「ありがとうございます」当然奢って貰う口振り。
獅子堂奈乃:一人の時より緩やかな足取りで歩いていく。
八十方織間:「……半分はそのつもりだったが。まったく……」
八十方織間:獅子堂さんの歩幅に合わせて歩きつつ
八十方織間:「……今回の件も、どうにかなったな」 不意に口にする
獅子堂奈乃:「ええ。今回ばかりは……」
獅子堂奈乃:「本当に死ぬかと。いえ、帰ってこられないかと思いました」
獅子堂奈乃:冗談めかしているが、本当の話だ。
八十方織間:「縁起でもない……と言いたいが」
八十方織間:「実際、そうだったようだな。記録も見た」
八十方織間:「無事に帰ってこれて何よりだ」
獅子堂奈乃:「あの時……」
獅子堂奈乃:「もしも先輩が来てくれなかったら、少なくとも私は、駄目だったかもしれません」
獅子堂奈乃:それは単に、戦力としてという意味ではない。
獅子堂奈乃:「……あ、でも、お礼は言いませんからね」
獅子堂奈乃:「怒ってますから。助けて頂いたのには感謝してますが、それでプラスマイナスゼロです」
八十方織間:「……そうか」 ふ、と笑み混じりの息を吐き
八十方織間:「プラスマイナスで、お前が無事に帰って来られたなら」
八十方織間:「脛を蹴られて、敵の攻撃も受け止めた甲斐があったというものだ」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:少し歩調を速めて、前に出る。
八十方織間:「……ん?」
獅子堂奈乃:「時に先輩」何か誤魔化すように、不意に口を開き。
獅子堂奈乃:「例の件、お忘れではありませんよね?」
八十方織間:「む」
八十方織間:やれやれと首を振る 「……忘れていない。曲がりなりにも自分の口から出した言葉だ」
八十方織間:「獅子堂がそんなにケーキが不服だとは知らなかった、俺の落ち度でもある」
獅子堂奈乃:「…………」呆れ混じりの息を吐き。「……それで」
獅子堂奈乃:「こうして無事に、帰ってきましたが」
獅子堂奈乃:「ご褒美に何を頂けるんですか?」
獅子堂奈乃:期待半分、あまり期待していないが半分の顔。
八十方織間:「言っただろう。獅子堂の好きにして良いと。俺がああだこうだと気を利かすよりも、獅子堂にとっては良いだろうからな」
獅子堂奈乃:「……はい?」露骨に嫌な顔をする。
八十方織間:「幸い、時間も金銭も余裕はある。どうせ他に使うあてもなし。獅子堂が良いなら……」
八十方織間:「…………」 空気を察し、口を噤む
獅子堂奈乃:「……あのですね先輩」
八十方織間:「……ああ」
獅子堂奈乃:「私は、先輩が私の為に何をするべきか、頭を絞って考えて答えを出して頂けるのを楽しみにしていたんですよ」
獅子堂奈乃:「それを何ですかそれは?丸投げじゃないですか」
八十方織間:「いやっ、だが……」
獅子堂奈乃:「先輩はこういう時、すぐに何でもすると仰いますけどね」
獅子堂奈乃:「それは単なる甘えですよ。私の善意と自重に甘えているだけです」
獅子堂奈乃:「高をくくっているんですよ。どうせある程度のことしか要求されないだろうと」
八十方織間:「……それはっ……いや…………」
獅子堂奈乃:「私が毎回本気で要求して、何でもさせていたら」
八十方織間:「…………うむ……」 否定できない。普段の仏頂面とほとんど変わらないながら、反省の色が一応見てとれる
獅子堂奈乃:「先輩は今頃、滅茶苦茶になっていますよ」
獅子堂奈乃:「分かっているんですか?」
八十方織間:「め、滅茶苦茶……?」
八十方織間:「いや、滅茶苦茶と言われても……ああいや、待て。分かる。分かった。分かったから」
獅子堂奈乃:「何が分かったんですか」
八十方織間:「いや、分かってる……本当に分かったんだ。そのだな。確かに俺は、こう……お前に丸投げしていた」
八十方織間:「俺としては獅子堂を信頼していたから、なのだが、獅子堂の言う通り、甘えていたと言われれば、返す言葉もない」
八十方織間:「滅茶苦茶になっていた、というのは……分からなかったが……」
獅子堂奈乃:「……」仏頂面で聞く。
八十方織間:言葉通り反省し、落ち込んでいるようには見える。叱られた犬のようだ
八十方織間:「……つまり……」
八十方織間:「今からその……頑張って考える。お前を喜ばせられるようなことを、何とか……」
獅子堂奈乃:「出来るんですか?」
八十方織間:「…………」片手で頭を押さえて
八十方織間:ちらりと獅子堂さんを見る 「……ヒントなど……」
獅子堂奈乃:「…………」
八十方織間:「……悪かった」
獅子堂奈乃:「……先輩のその生活用義手は」
獅子堂奈乃:「防水でしたよね?」
八十方織間:「うん? ……そうだな。そうだが」
獅子堂奈乃:「先日……」
獅子堂奈乃:「星辰館の生徒会長さんと、ビーチの懲戒任務につきまして」
獅子堂奈乃:「ちなみに水着でですよ」
八十方織間:「……なっ……」
獅子堂奈乃:「……いま想像しました?」
八十方織間:にわかに硬直し、顔をそむける 「いっ……そ……そっ、そんなことは」
八十方織間:「そんなことというか、別に俺は何も……」
八十方織間:「ただ、今の話の流れで不意に、ビーチだの水着だのと言われるから……」
八十方織間:「不可抗力というか……」
獅子堂奈乃:「ああ、ちなみに白のクロスビキニですが」
八十方織間:「ッ……そうか……」
八十方織間:顔半分を押さえる。クロスビキニって何だろうという疑問は、白のビキニという断片情報の熱量であっという間に蒸発する
獅子堂奈乃:やや機嫌を治しつつ「それはさておき」
八十方織間:ジジジ……と機械の義腕がにわかながら異音を発し始め
八十方織間:「さ、さておき……何だ? 何……何の話だったか」
獅子堂奈乃:「……半日程度の任務だったんですが、わざわざビーチに出ておいて」
獅子堂奈乃:「結局、終わる頃には日が暮れていて、海には入れずじまいだったんですよね」
獅子堂奈乃:「ですから、入りたかったなあ、と思いました」
八十方織間:「そっ、そうか……それは残念だったな」
八十方織間:「とはいえ、任務で行っていたのならな。そういうこともあるだろう……そういう時、遊べる場合の方が幸運なんだ」
獅子堂奈乃:「……お話は以上です」
八十方織間:「そ、そうか。俺の知らない間にそんなこともしていたんだな……」
獅子堂奈乃:「…………」
八十方織間:「…………」
獅子堂奈乃:「……海に」
獅子堂奈乃:「入れなかったので」
八十方織間:「ん?」
八十方織間:「うむ」
獅子堂奈乃:「入りたかったなあ、と」
獅子堂奈乃:「思いました」
八十方織間:「…………」
八十方織間:そうか、と変わらない相槌を打ち掛け 「…………ああ!!」
八十方織間:「わかっ……分かった。済まん、そういうことだったんだな。そうか、ヒントだという話だったか」
獅子堂奈乃:「……」
八十方織間:「大丈夫だ。俺もそこまで言われれば理解できる。その、ご褒美の話だろう」
獅子堂奈乃:その顔を横目で見つめている。
獅子堂奈乃:「はい」
八十方織間:「済まんな。結局こう、獅子堂から聞き出すようなことになってしまって……」
獅子堂奈乃:「……それはいいです。元々期待してませんから」
獅子堂奈乃:「それで?先輩は私に何をしてくださるんですか?」
八十方織間:「ああ、分かっている。海に行きたいんだろう」
獅子堂奈乃:「……!」
八十方織間:「——"刃金鳴らし"は」
八十方織間:「同じチルドレンだし、同学年だ。知らん仲でもない」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「…………?」
八十方織間:「あちらも多忙だろうが、夏休みに入れば、予定の調整くらいはつけられるだろう」
獅子堂奈乃:「…………??」
八十方織間:「こちらの調整は、俺がつけるようにすれば良い。お前の仕事を一日都合つけるくらい、何とかできる」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:「…………そうですね」
八十方織間:安堵したように笑って 「うん、何とか目処は付きそうだ。やれやれ……」
獅子堂奈乃:「先輩が任務を代わってくだされば……」
獅子堂奈乃:「私も心置きなく、会長さんと海に行って楽しむことができるでしょうね」
八十方織間:「ああ。任務もなければ海でしっかり遊んで来られるだろう」
八十方織間:「"刃金鳴らし"とそんな親交があったとは意外だったが……まあ、良いことだ。友人が多いのは。彼女もしっかりしたチルドレンだしな」
獅子堂奈乃:「…………」
獅子堂奈乃:安堵して緩んだその顔を、どこまでも冷め切った双眸でじっと睨む。
八十方織間:「俺としても安心して……」 言いかけ、その視線に気付き
八十方織間:「……し」
八十方織間:「……しどう……?」
獅子堂奈乃:「……先輩は……」
獅子堂奈乃:唇を噛む。
獅子堂奈乃:「……私と」
八十方織間:「えっ……?」
獅子堂奈乃:「そんなに、海に行くのが嫌なんですか」
八十方織間:「…………」
八十方織間:「嫌…………」
八十方織間:「じゃないが…………」
八十方織間:恥ずかしいとかではなく、獅子堂さんの雰囲気に圧されるような勢いで答える
獅子堂奈乃:「わざとやってるんですか」
獅子堂奈乃:怒りより、悲しみと不安の勝る表情。
八十方織間:「えっ……いや待て! そ、そんな、お前……」
八十方織間:「獅子堂……?」 困惑の中、自分が間違いを犯していたことに気付き始め
獅子堂奈乃:「……迷惑ですか……?」
獅子堂奈乃:「……そう、ですよね」
獅子堂奈乃:「先輩にいつもちょっかい掛けて、悪戯ばかりして……」
獅子堂奈乃:「鬱陶しかったですよね、本当は」
獅子堂奈乃:「八十方先輩は優しい方だから、言い出せなかったんですね」
獅子堂奈乃:「……ごめんなさい」
八十方織間:「いや、いや待て……それは違う、違うぞ、獅子堂」 首を振り
獅子堂奈乃:頭を下げて。
獅子堂奈乃:「もう、二度としませんから」
八十方織間:「やめろ。頭なんて下げるな! どうした獅子堂、お前そんなこと……待て!」
八十方織間:「分かった! 分かったから!」
八十方織間:「行こう、海! 俺と獅子堂で!」
獅子堂奈乃:「いいんです。そんなに無理しなくて」
獅子堂奈乃:「だって……先輩は……」
獅子堂奈乃:「私のこと、お嫌いなんですよね……?」
八十方織間:「無理などしていない!」 言葉を遮るように
八十方織間:「その……ただ俺なぞと行って面白いとは思えないから、言い出せなかっただけで……」
八十方織間:「獅子堂、お前のことが鬱陶しいとか、嫌いとか、そんなことは全然ないし……」
獅子堂奈乃:「……嫌いじゃないんですか……?」
八十方織間:「……う、海にだって行けるものなら行きたいし……水着だって……」
八十方織間:「ものすごく見たいに決まってるだろう……!!」
獅子堂奈乃:「……じゃあ、好きですか?」
八十方織間:「ッ…………」 息を呑む。答えられない
獅子堂奈乃:その沈黙に、目を伏せる。
獅子堂奈乃:「……そうですか……」
獅子堂奈乃:「……好きじゃ、ないんですね」
八十方織間:「いや待て、納得するな! だッ、その……お前……」
八十方織間:すっかり狼狽え、頭をがしがしと掻き 「別に……だからな……」
八十方織間:「好きか嫌いかで言ったら、それは当然……」
八十方織間:「評価……評価という意味でな。獅子堂のことは、そりゃあ……」
八十方織間:「好き……」
八十方織間:「……の側になるが……」
獅子堂奈乃:「……へぇ……」
獅子堂奈乃:悪戯っぽい笑みを浮かべて。
獅子堂奈乃:「そうですかそうですか」
八十方織間:「それはその、何というかだな、いわゆる一言で『好き』と言うとあまりに……意味が重すぎて」
八十方織間:「そういう意味が全くないでは……」
八十方織間:「…………」
獅子堂奈乃:「そんなに好きですか、私が」
八十方織間:「……獅子堂?」 顔を上げる
八十方織間:「いや、お前……さっきまであんな……顔で……」
獅子堂奈乃:猫のような大きな目が、愉快そうに細められて。
獅子堂奈乃:「それを聞いて安心しました」
獅子堂奈乃:「そうですか。まさか先輩がそこまで私のことを……」
八十方織間:「…………」
八十方織間:「……獅子堂」
獅子堂奈乃:「何でしょう?」
八十方織間:「全てナシだ」
八十方織間:「取り消せ。今から前5分の発言」
獅子堂奈乃:「却下します」
八十方織間:「いいや、ナシだ。却下を却下だ」
獅子堂奈乃:「そうですか。そんなに見たいですか?」
獅子堂奈乃:「私の水着」
八十方織間:「……ナシだ、獅子堂!」
八十方織間:「ナシだって言ってるだろ、お前……!」
獅子堂奈乃:「……いいんですか?」
獅子堂奈乃:「行かないんですか?海」
八十方織間:はあ……と長い溜息を吐いて
獅子堂奈乃:「そうですか……」
獅子堂奈乃:「それでは残念ですが、会長さんと二人で行ってくることにしましょうか……?」
八十方織間:「やめろ獅子堂。……いいか。今回の悪戯は特に肝が冷えた」
八十方織間:「正直、ものすごく……お前を傷つけたのではないかと、真剣に焦った」
獅子堂奈乃:「ええ」
獅子堂奈乃:「傷付きましたからね」
八十方織間:「やめろと言っただろう。……ともかく。そんなことをする奴に、ご褒美など俺が出す義理はない。プラスマイナスゼロだ」
獅子堂奈乃:「いえ」
獅子堂奈乃:「傷付きましたよ、本当に」
八十方織間:「……獅子堂」
八十方織間:首を振り 「……調子が狂う。分かってくれ。俺はそんなに、器用に人の心を察したりできる人間じゃないんだ」
獅子堂奈乃:「真面目でいらっしゃるのは先輩の長所でもありますが、先輩はそれが時には人を傷つけることもあると知るべきです」
八十方織間:「傷付けたのなら、すまなかったと頭を下げられるが、今の俺ではそれも半信半疑になってしまう」
獅子堂奈乃:「私は本気で、先輩に遠回しに拒絶されているものだと思いましたよ」
八十方織間:「……だったら尚更、そんな状態で謝って、獅子堂の傷を、ここで精算したくない」
獅子堂奈乃:「……なら、どうするんですか」
八十方織間:息を吐いて 「……行こう、海」
八十方織間:「ご褒美でも、謝罪でもなく、行く。それなら、獅子堂。お前も俺がお前を拒絶することがないと分かるだろうし」
八十方織間:「……俺も少しは、お前の気持ちが分かるかもしれない」
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:「……分かりました。いいでしょう」
獅子堂奈乃:「ただ、もう一つ」
八十方織間:「ああ、もう一つ。何だ?」
獅子堂奈乃:「先輩は、自分が器用に人の心を察したりできる人間ではない、と仰いましたが」
獅子堂奈乃:「それなら、勝手に人の心を決めつけるのはやめてください」
八十方織間:「…………」 目を閉じて
獅子堂奈乃:「私が先輩と遊びに行ってもつまらないだろう、などと」
八十方織間:「……分かった。反省する」
獅子堂奈乃:「肝に銘じてください。私、つまらないことはしない主義ですので」
獅子堂奈乃:「ところで」
八十方織間:「…………何だ?」 厳粛な面持ちで
獅子堂奈乃:「ご褒美でも謝罪でもないなら、この海水浴は何なのでしょうね?」
獅子堂奈乃:「一般的に、若い男女が二人で連れ立って遊びに出かけるのは……」
八十方織間:「……」
獅子堂奈乃:「世間一般では何と言われるのでしょうかね?」
八十方織間:「………………」
獅子堂奈乃:「要りますか?ヒントは」
八十方織間:「……いらん。行くぞ、獅子堂」
八十方織間:「ひどく熱くなってきた」
獅子堂奈乃:「楽しみですねえ」軽やかな足取りで歩き出す。
獅子堂奈乃:「水着、また新しいの買いましょうか」
獅子堂奈乃:「先輩はどういうタイプがお好みですか?」
八十方織間:「知らん。学校指定のにしろ」
八十方織間:「UGNチルドレンならば風紀を保て」
獅子堂奈乃:「えっ……」
獅子堂奈乃:「そういう趣味だったんですか……先輩……?」
八十方織間:「……~~~!」
八十方織間:頭から加熱し、肩甲骨の辺りから排熱風が流れ、シャツを膨らませて
八十方織間:「……知らん! 俺は何も知らん!」
八十方織間:「早く戻るぞ!」
獅子堂奈乃:「ええー?知らないじゃ困りますよお」
獅子堂奈乃:「一枚ずつ写真撮ってお送りしましょうか?」
八十方織間:「やっ……」
八十方織間:「……」
八十方織間:「……やめてくれ。本当に」
八十方織間:「もう好きなの……好きなのを選んでくれて良いから」
八十方織間:こめかみを押さえて 「獅子堂なら何だって似合うだろう……」
獅子堂奈乃:くすりと笑って。「それでは、実際に見るまでの楽しみということで」
獅子堂奈乃:「楽しみですね」
獅子堂奈乃:「デート」
GM:- - - -

エンディング3


GM:◆ Ending 3 ScenePlayer:日向 京介

GM:——事件収束より数日。
GM:君が治療を終え、諸々が片付き身軽になった頃、"赤鱗"から連絡が入った。
GM:最初と同じ、高級ホテルのラウンジへの呼び出し。唯一の人影は、目深に帽子を被って本を読んでいる。
日向 京介:「失礼、待たせたな」
日向 京介:新調したコートを翻し、許可も取らず対面に腰掛ける。
"赤鱗":「……」 本を下ろし、君に目を向ける
"赤鱗":「慣れたものだよ。待つことにも、そのための時間を潰すことにも」 本を閉じて
"赤鱗":「改めて、ご苦労だったね。どうだったかな、事件は」
日向 京介:「ふん、天才の僕にかかれば……」
日向 京介:「……と、言いたいところだが。 正直流石に、骨が折れたな」
"赤鱗":「そのようだ」
日向 京介:「本当に死を覚悟したからな。 いくら報酬が高かろうと、死んだら全く割に合わん」
日向 京介:「元々大事件になる覚悟はしていたから、そこに文句をつけるつもりはないが」
日向 京介:「ああいう危険な物品の管理、今後は一層慎重に頼む。特に、この街ではな」
"赤鱗":「まったくだな。耳に痛い。まあ、上空を通りがかっただけではあるが……」
"赤鱗":「……結果として、大きな騒動、大きな戦いを引き起こしたことは言い逃れなく事実」
"赤鱗":「申し訳ないね。それと同時に、君がこうして解決に協力してくれたおかげで、私もUGNに必要以上に睨まれるようなことを避けられた」
"赤鱗":「礼を言うよ。これについては、嘘ではない」
日向 京介:「む……そう、か。 きちんと責任を果たしてくれるというなら、それで良い」
日向 京介:自分の何倍も生きている男からの感謝の言葉に、少し戸惑う
"赤鱗":「……さて、それでは改めて確認しようか」 帽子を脱ぐ
"赤鱗":「私の依頼はもとより二つ。『星の石』を回収することと、結果を問わず、全ての経緯を報告すること」
日向 京介:「星の石の回収については……」
"赤鱗":「あのような結果では仕方がない、と言えるが、事実として回収は為らなかったな」
"赤鱗":「私も孫娘を失った。……"スターティアラ"との関係は聞いていたかな?」
日向 京介:「その件についてだ。一つ、確認しておきたかった」
日向 京介:「雲崎が言っていた。もしも星の石が揃わなければ、自分は"赤鱗"に捨てられる、と」
日向 京介:「欠けてしまえば、自分の財宝としての価値は下がるとな」
日向 京介:「答えてくれ。あんたにとって、雲崎ステラの価値はどこにある」
日向 京介:「石を取り戻すよう僕たちに願ったのは、なんの為だ?」
日向 京介:何かを願うように、男の答えを待つ
"赤鱗":「フフ……」 楽しげに笑い、深くソファに身を沈める
"赤鱗":「皆、徒に私を恐ろしがる。恐ろしいのが私の財宝だとしても……」
"赤鱗":「……私の心根までもを誰もが恐れ、それに触れようとするものはない」
"赤鱗":「久しいな。まっすぐにそのように問われるのは」
日向 京介:「今回の事件の話を、物語を聞きたいんだろう?」
日向 京介:「雲崎がそう感じていたとしても、実際のところどうなのか、実際に聞いてみなきゃ分からない」
日向 京介:「あんたもこの物語の登場人物なんだ。その真実も、記録するべき内容だろう」
"赤鱗":「"アズラエル"」
日向 京介:「……何?」
"赤鱗":「13番目の『石』と、その真実を携えて彼女が私にコンタクトしてきたのは、もう一年ほど前になるかな」
日向 京介:「なっ……」
日向 京介:「知っていたのか!? 13番目の『石』のことも……!」
"赤鱗":「ああ。その時点で『星の石』が"アズラエル"の手により利用されることも、もはや運命づけられたことだった」
"赤鱗":「その時、その場所までもね。彼女の背後に何が輝いているか、知らないではないだろう」
日向 京介:「今回の事件を、予期していたってことか?」
"赤鱗":「そう恰好のつく話ではない。彼女はただ、私に『石』を輸送するタイミングを指示しただけだ」
"赤鱗":「そして、それこそが"アズラエル"のスタート地点であり……そこから彼女が動くことを決めたのならば、"蛇"も確実に産み落とされるだろう、とは思っていたね」
日向 京介:「それを……受けたのか?」
日向 京介:「何故、止めなかった」
日向 京介:拳を強く握りしめ、声を抑える。
"赤鱗":「言わせたがる。……いかな出資者といえど、中枢評議員一人を敵に回すのは、あまりにも分が悪い」
"赤鱗":「君の想像をはるかに超えて、彼は強く鋭く恐ろしい。従わない、敵対しない、情報を守らない……この選択肢は取れなかった」
日向 京介:「それだけか?」
"赤鱗":「それだけだ。その上で、最も良い結果を願い、君に声をかけた」
日向 京介:「……」
日向 京介:「あんたの望んだ、最も良い結果というのは?」
"赤鱗":目を細める 「……今」
"赤鱗":「現在。これが最も良かったと、私は言っても良いと思っている」
日向 京介:「星の石はなくなってしまったのに、か?」
"赤鱗":「そうとも。"アズラエル"は失墜し、13番目がある以上、厄介な事態の引き金にしかならない『石』は失われた。せいせいとするだろう?」
日向 京介:「貴方にとっての最良に」
日向 京介:「雲崎が今、生きていることは、含まれているのか」
"赤鱗":それを問われると、くつくつと笑い 「……私は"赤鱗"。老いさばらえた強欲な竜さ」
"赤鱗":「そんな男の口から、君は君が希望する答えが出てくると思っているのかな?」
日向 京介:「……ああ、そうだな」
日向 京介:「あんたの言うとおりだ。真実を記録するなんて、ただの建前で」
日向 京介:「僕はあんたに……孫娘を愛していると」
日向 京介:「そう言って欲しいと、思っているだけだな」
日向 京介:「ガキの押し付けだ。迷惑だったか?」
"赤鱗":「竜が興味を持つのは財宝だけだよ。"スターティアラ"を拾い、養ったのも、あれが『星の石』の一部だったからだ」
"赤鱗":「それが失われれば、私が彼女に執着する理由は何一つない。彼女を幽閉する理由もなくなる」
日向 京介:「雲崎を、自由にするのか?」
"赤鱗":「ああ。だからこそ、そこに愛などありはしないさ。そんなことで、自由に紐をくくるのも不自由なことだ」
"赤鱗":帽子を被り直す 「"赤鱗"には財と欲望だけで十分ということだ」
日向 京介:「……そうか」
日向 京介:「実を言うとな。今日は、交渉のつもりで来たんだ」
"赤鱗":「ほう?」
日向 京介:「あんたに頼まれていた経過報告……”物語”はここに持ってきてある」
日向 京介:書類を荷物から取り出し、随分分厚くなったその束を片手で軽く叩いてみせる。
日向 京介:「この話は、まだ未完成だ。それを完成させるために」
日向 京介:「雲崎ステラの願いの邪魔をするな、と」
日向 京介:「そう言ってやるつもりだったんだが。 ……あいつが自由になるなら、不要だったかな」
"赤鱗":「…………」 帽子の下、目を細めて
"赤鱗":「……"スターティアラ"は、何を願う?」
日向 京介:「直接聞いたわけじゃないからな。全部は僕にも分からない」
日向 京介:「でもあいつも、きっとこの戦いで、自分の願いを見つけたはずだ」
日向 京介:「幽閉された暗い穴から、飛び出したくなるような願いをな」
"赤鱗":「そうか……」
"赤鱗":深く息を吐いて、沈黙し
"赤鱗":「……渡してくれるかね。その物語を」
日向 京介:「少し待て」
日向 京介:最後のページに書き加える。たった一文。
"赤鱗":それを黙って待つ
日向 京介:『──そして二人は幸せになりました。めでたしめでたし』
日向 京介:子供のような言葉選びだが、これがふさわしいと思った。
日向 京介:完成した物語を、男に渡す
"赤鱗":「……うん」 しっかりとそれを受け取り
"赤鱗":「愛のない竜には一番の喜びだ。大事に目を通させてもらおう」
日向 京介:「これで依頼は終了、かな」
"赤鱗":「ああ」 既にその物語に目を通し始めている 「……改めて、ご苦労だった」
"赤鱗":「また何かあれば頼むよ」
日向 京介:「次はもっと楽な仕事で頼む」
"赤鱗":「そんなものはない。竜の試練はいつだって人間には険しいものだ」
日向 京介: 苦笑しながら席を立ち、歩きはじめ──立ち止まり、
日向 京介:「洞窟に潜む竜は、財宝を溜め込むと言うが」
日向 京介:「僕の好きな話では、強欲な竜は姫を攫っていくんだ」
"赤鱗":「……」 僅かに君へ目を向ける
日向 京介:「迷惑な話で、どうしようもなく歪かもしれないけど」
日向 京介:「そこに愛があっても良いんじゃないかって、僕は思いたい」
日向 京介:「結局、子供の空想だけどな」
日向 京介:再び歩き出し、その場を去る
"赤鱗":「……フッ」
"赤鱗":「だが、ああ……」
"赤鱗":「良い物語だよ」

GM:N市。第六支部。
GM:訓練室。
GM:そこはレネゲイドコントロールが未熟なオーヴァードのためにしつらえられた一室であり、計測機器等が数多く取り揃えられている。
GM:君たちはそこで、彼女を待っていた。……ロッカールームの扉が開き、白く小さな人影が姿を現す。
"ホワイト・ファッズ":「…………」
"ホワイト・ファッズ":丈の長いスカートに、袖の長い服。帽子まで被らされて。
"ホワイト・ファッズ":それらは全て、獅子堂奈乃から貸与された手袋と近似な材質で作られた衣服である。
"ホワイト・ファッズ":それを着せられた彼女は、非常に……
"ホワイト・ファッズ":「……もう脱いで良い?」
"ホワイト・ファッズ":落ち着かなかった。
日向 京介:「……おおう」
日向 京介:「良いかどうかと聞かれると、脱いじゃ駄目だなあ……」
獅子堂奈乃:「おやおや」にこやかな表情。ぱちぱちと拍手を贈る。「可愛らしい。お似合いですよ」
日向 京介:「ああ、うん。よく似合ってる……と思う」
"ホワイト・ファッズ":「うー」 似合う、と言われても、そわそわとしながらくるくると回っている
獅子堂奈乃:「人間とは窮屈なものなのですよ。案外いいことばかりではないのです」
"ホワイト・ファッズ":「ほんと……ニンゲン、大変なんだ。こんなので毎日ぐるぐる……」
獅子堂奈乃:「……」
獅子堂奈乃:「…………!」
獅子堂奈乃:「倖さん、こちらへ」
日向 京介:「まあしばらくは気になるかもしれんが、そのうち慣れ……どうした獅子堂」
"ホワイト・ファッズ":「んー?」 てってっと獅子堂さんの元に歩み寄っていく
獅子堂奈乃:手袋越しに手を引いて、二人でロッカールームに入っていく。
"ホワイト・ファッズ":「んわー」 ロッカールームに連れ込まれ
獅子堂奈乃:……少ししてから、また二人で戻って来る。
獅子堂奈乃:「……ですから」
獅子堂奈乃:「邪魔なのは分かりますが、それは着けていないと駄目なんですよ」
日向 京介:「着けてないと?いや、服は着て……」
"ホワイト・ファッズ":「やー、でもだってむずむずする……」
"ホワイト・ファッズ":「あんなちっちゃいもん。あってもなくてもかわんないくない?」
日向 京介:「……あ、あー」 なにかに思い至って、目をそらす
獅子堂奈乃:「そういうものなんです。我慢してください、その内慣れますから」
獅子堂奈乃:「お家で自分一人でいる時は、脱いでも構いませんから」
"ホワイト・ファッズ":「ううー」 不服げ
日向 京介:「うん、頼むからそれは着けててくれ。 周りも色々……なんというか、困るから」
"ホワイト・ファッズ":「気になるよーー」 スカートの裾を掴んでばさばさする 一応、今は履いているのでごあんしんだ
日向 京介:「あっこら、そういうのも……危ないから!」
獅子堂奈乃:「嫌になりました?人間になるの
"ホワイト・ファッズ":「……嫌じゃないけど」
"ホワイト・ファッズ":「なんか、思ったより色々あるなーって。服とか」
獅子堂奈乃:「先程も言いましたが、人間というのは、不自由で窮屈なものなんですよ」
獅子堂奈乃:「その服は……」
獅子堂奈乃:「言うなれば、その手袋と同じです」
"ホワイト・ファッズ":「もっと教わったり話したり、いろんなことわかれば、ニンゲンになれるんだって思ってたもん」
"ホワイト・ファッズ":「これと同じ?」 最初に君にもらった、少し大きな手袋を、まだ大事に使っている
獅子堂奈乃:「ええ」目線を合わせて。
獅子堂奈乃:「人間というのは、手を繋ぎ合って生きている生き物なんです」
"ホワイト・ファッズ":「手をつなぎ合う……」
獅子堂奈乃:「そうしないと、生きていけないから。……でも」
獅子堂奈乃:「私達……“対抗種”のような存在や、例えば……そうですね、手がトゲトゲになっているような人がいたら」
獅子堂奈乃:「他の人とは手を繋げませんよね?」
"ホワイト・ファッズ":「そうだね。トゲトゲはダメ。痛いんだもん。他の植物も生えられないんだよ」
獅子堂奈乃:「はい」笑って「ですから、少し窮屈でも手袋を着けるんです」
日向 京介:「相手を傷つけないように、な」
獅子堂奈乃:「服を着たり、人間らしい色々なことを覚えるのも、それと一緒です」
獅子堂奈乃:「人と一緒にいるためには、少しの窮屈は我慢しないと、ということです」
"ホワイト・ファッズ":「ふうん……」 やっぱりまだ少し不服げな様子だが、一応納得はした様子だ
獅子堂奈乃:「でもその内、ありのままの貴女を受け入れてくれる人が現れるかもしれませんよ」
獅子堂奈乃:「その時には、その人の前では我慢はしなくていいんです」
獅子堂奈乃:「貴女らしく、思うがままでいてください」
獅子堂奈乃:「そうなれたら、私も嬉しいです」
"ホワイト・ファッズ":「そうなの? その人の前なら服もなくていいの?」
獅子堂奈乃:「ええ、そうですよ」
獅子堂奈乃:くすりと悪戯っぽく笑む。どちらかと言えば日向君の方に。
日向 京介:「お前なあ……! 訂正の難しいからかい方はやめてくれ……!」
"ホワイト・ファッズ":「へー……じゃあ獅子堂奈乃は、あり……の、まま? のあたし、受け入れてくれる?」
獅子堂奈乃:「ええ、勿論」頷いて。「そうでなければ、友達になどなっていませんよ」
"ホワイト・ファッズ":「やった! じゃあいらない!」 ば、と帽子を落とし
"ホワイト・ファッズ":拙い手付きでもぞもぞ服を脱ぎ始める
獅子堂奈乃:「あ!ストップです!」日向くんの目を隠して
日向 京介:「ああちょっと、待て待て! くそ、どう説明すれば良いやら……!」
"ホワイト・ファッズ":「う?」 半脱ぎ
日向 京介:「倖、ええとな……うん、僕も、できる限りありのままのお前を受け入れたいとは思うが、服は流石に着てほしいと言うか……」
獅子堂奈乃:「外では駄目です。外は他にもみんな居ますからね、ほら、腕を上げて」また着付けていく。
"ホワイト・ファッズ":「うううー。難しいー」 大人しく服を着せられつつ
獅子堂奈乃:「二人きりの時じゃないと駄目なんです。今度私の家に遊びに来ますか?その時は脱いでもいいですよ」
"ホワイト・ファッズ":「日向京介は、あたしのまま……あたしの……ありのままのあたし?」
"ホワイト・ファッズ":「受け入れてくれないの?」
日向 京介:「友達でも許しちゃいけないこともあるんだよ」
日向 京介:「素肌を晒すとかもそういうこと。 だから、軽々に服は脱がないでほしい。特に男の前では」
"ホワイト・ファッズ":「うーん……けいけいにしちゃ……」
"ホワイト・ファッズ":「……わかった。日向京介は受け入れてくれないんだ」
"ホワイト・ファッズ":「じゃああたしこんど獅子堂奈乃の家、行く。そしたらずっと脱いでるから」
"ホワイト・ファッズ":「ねー?」 獅子堂さんに
獅子堂奈乃:「ねー?」笑いかける。
日向 京介:「うぐっ……くそっ、なんでこんな孤立してるんだ……!」
日向 京介:「獅子堂お前、なんか良くないこと教えてないか!?」
獅子堂奈乃:「そんなことはありませんよ。人聞きの悪い」素知らぬ顔。
日向 京介:「はあ……仲良くしてる分には良いけどさあ」
獅子堂奈乃:「まあ、倖さん。その服もそもそも、そう悪いことばかりではありませんよ」
"ホワイト・ファッズ":「そうなの?」 ちゃんと着せられて、また落ち着きなくくるくると回り始める
獅子堂奈乃:「そうですよ。ほら」歩み寄り、くるくる回る倖を、服の上から軽く抱き留める。
日向 京介:「ああ、そっか。お前の手袋と同じ素材だったか」
"ホワイト・ファッズ":「わっ……? わっわっ?」
"ホワイト・ファッズ":有毒なレネゲイドそのものであった彼女にとって、そのように他のものと密着するという経験は過去にない。
"ホワイト・ファッズ":奇妙な感覚に、わたわたと慌てる。……が、ほどなく落ち着く。
日向 京介:「その格好なら、誰かに触れても大丈夫」
日向 京介:「レネゲイドコントロールの訓練を重ねれば、いつかは素手で触れるようになるかもな」
"ホワイト・ファッズ":「ふぁあ……なんかこれ、なんだろ……不思議。何してるの、あたし?」
"ホワイト・ファッズ":「土の中いるみたい」
獅子堂奈乃:「落ち着くということでいいんですかね……」少し笑って
獅子堂奈乃:「これは……そうですね、『ハグ』といいます」
"ホワイト・ファッズ":「あ! 獅子堂奈乃の手とおんなじだから、そっか。全部体でさわれるんだ」
"ホワイト・ファッズ":「はぐー?」
獅子堂奈乃:「ええ。欧米では一般的ですがこちらでは……いえ、それはどうでもいいとして……」
日向 京介:「人に触れるの、温かいか?」
"ホワイト・ファッズ":「あー、あったかいかも」
獅子堂奈乃:「倖さんはひんやりして気持ちいいです」
獅子堂奈乃:「ハグというのは、親愛の表現です。分かりますか?親愛」
"ホワイト・ファッズ":「土の中だけど、おひさまみたい」 すりすりと獅子堂さんに身体を擦りつける
"ホワイト・ファッズ":「しんあい……あ! それ、それ!」
"ホワイト・ファッズ":「友達ってこと?」
獅子堂奈乃:「よく分かりましたね。そうです」
獅子堂奈乃:「好きってことですよ」
獅子堂奈乃:そう言って胸の中の頭を撫でる。
日向 京介:「そうやってお互いに、大事って伝え合うんだよ。そうすると温かくなるから」
"ホワイト・ファッズ":「んんー」 目を細めて
"ホワイト・ファッズ":くりっと首を回し、日向くんを見る 「じゃあ日向京介もする? はぐー」
獅子堂奈乃:「おや、いいですね。していただいたらいかがです?」
日向 京介:「ん……ああ、うん。 親愛表現、だからな……」
"ホワイト・ファッズ":「じゃあしよう」
日向 京介:微妙に何か引っかかるものを感じつつ、手を広げる
"ホワイト・ファッズ":するっと獅子堂さんの腕を抜けて、日向くんの広げた腕に抱きつく
"ホワイト・ファッズ":「はぐー♪」
日向 京介:「……全く。嬉しそうだなあ」
日向 京介:「そうだ、獅子堂。倖の今後のことだけど」
日向 京介:「第六支部で面倒見てもらえるってことで良いのか?」
獅子堂奈乃:「ええ、そう聞いています。まずはレネゲイドコントロールの訓練からですね」
日向 京介:「まずはちゃんと力を制御できるようになって、その後は……」
日向 京介:「っと、そうだ。倖、今やりたいこととか、欲しいものとか何かあるか?」
日向 京介:「事件も落ち着いたことだし、この間助けてもらったお礼もしたいからさ」
"ホワイト・ファッズ":「んー?」 君を見上げてぱちぱちと目を瞬かせて
"ホワイト・ファッズ":「……あ! 名前。そうだ、日向京介。名前、だめなんだって聞いたよ」
獅子堂奈乃:「だめ?」
日向 京介:「えっ……駄目?名前がか?」
"ホワイト・ファッズ":「さちって名前、あたし、つけられたけど。でも、短いな—って思ってて」
"ホワイト・ファッズ":「それでニンゲン……別のニンゲンにね、聞いたら、苗字っていうのがあるんでしょ?」
"ホワイト・ファッズ":「それほしい。さち、短いもん」
日向 京介:「……あ、そっか、苗字か」
獅子堂奈乃:「ああ、成程。そういうことですか」
日向 京介:「確かに、これからのこと考えたらちゃんと苗字も欲しいよな……」
"ホワイト・ファッズ":「でね、苗字って意味があるから、意味を聞いて決めるといいって言われたの」
"ホワイト・ファッズ":くるりと獅子堂さんを見て 「獅子堂奈乃って、苗字はどんな意味なの?」
獅子堂奈乃:「え、意味ですか……」
獅子堂奈乃:「私は単に一族の名前ですからね……ええと……」
獅子堂奈乃:「ああ、そういえば。最近街中で、すごく大きな猫を見かけませんでしたか?」
"ホワイト・ファッズ":「ねこ……あー、あの、どうぶつ。大きいの?」
"ホワイト・ファッズ":「……見たかも……?」
獅子堂奈乃:「そうです。こういう感じの」
獅子堂奈乃:さらさらと手元のメモ帳に絵を描く。矢鱈とファンシーでかわいい絵柄。
"ホワイト・ファッズ":「んーー……」 それを覗き込むも、ピンと来ない顔で 「よくわかんないね」
獅子堂奈乃:「……」無言でショックを受けつつ
"ホワイト・ファッズ":「日向京介は?」
日向 京介:「日向、と書いてひなた、って読んでな。日のあたる場所、って意味なんだけど」
日向 京介:「明るい場所に居られるように、って意味らしい」
"ホワイト・ファッズ":「あっ!」
"ホワイト・ファッズ":「じゃあそれにする。あたし、お日さま好きだし」
日向 京介:「……おお、じゃあ」
日向 京介:「ひなた、さち」
獅子堂奈乃:「日向倖ですか。いいですね」
"ホワイト・ファッズ":「さち、も、いいことなんでしょ? じゃあひなたで、もっといい」
日向 京介:「うん。……良いな。良い名前だと思う」
日向倖:「決まったーー」 また日向くんに抱きついて、ごしごしと体を擦りつける
獅子堂奈乃:「可愛い妹が出来て羨ましいですね?日向さん」
日向 京介:「ちょっと気恥ずかしいけどな。まあ、悪い気分じゃ……おわっ、と」
獅子堂奈乃:「おやおや。兄妹仲がよろしいことで」
日向倖:「んー……やっぱりハグ好きー。安心する」
日向 京介:「妹……むう。上手く兄をやれれば良いんだがな」
日向 京介:「お前の方がよほど姉らしいことしてやれてるんじゃないか?」
獅子堂奈乃:「どうですかね。自信は無いですよ」
獅子堂奈乃:「それに、勝手に獅子堂を増やすと実家に怒られてしまいますしね」
日向 京介:ポンポンと背中を撫でながら頭を掻く
日向 京介:「じゃ、まずは兄らしいこと、一つぐらいするとしようか」
日向 京介:「倖、これから時間あるか?一緒に街に出て何か食べに行こう」
日向倖:「んー?」 ぺったりくっついたまま君を見上げる
日向倖:「食べに……食べ物? 行きたい!」
獅子堂奈乃:「いいんですか?ありがとうございます」当然奢ってもらう口振り。
日向 京介:「ちゃっかりしおって……まあ良いけどさ」
日向倖:「あのね、この前日向京介と獅子堂奈乃が、あたし、食べさせてくれたでしょ」
日向倖:「あれからね、また別のとかね、食べたりしてるの。なんか、食べるのもニンゲンだからって言われたから」
日向倖:「そしたらなんか、分かってきたんだ。好きな味とか、違いとか」
獅子堂奈乃:「それなら、色々と沢山食べないといけませんねえ」
日向 京介:「良いね。倖の好きなもの、食べ歩きで色々探してみようか」
日向倖:「する! する!」 ぎゅーっと日向くんに抱きつき
獅子堂奈乃:「まずは何にしましょうか。イタリアン……中華もいいですねえ、どうせならフレンチでも……」全額奢って貰う気満々。
日向 京介:「そうやって服を着てれば、街の中でも騒ぎにならずに出歩けるからな」
日向 京介:「食べること以外にも、楽しいことを探して覚えていくと良い」
日向倖:「あるかな? 食べること以外にも。なんかちがうの」
日向 京介:「一杯あるよ。例えばこうして、友達と一緒に遊んだりするのもさ」
日向 京介:「こうしてハグするのも。お腹一杯にならなくたって、温かいことは一杯ある」
獅子堂奈乃:「ええ。面白いことがいくらでもありますからね、この街は」
日向 京介:「これから色んなものを見つけて、色んな人と友達になって」
日向 京介:「そしたらいつか、なれるさ。倖のなりたい人間に」
日向倖:「……うん! じゃあ、なる!」
日向倖:「いろいろして、友達とかもして、他にもいっぱいするから」
日向倖:「それまで、いっぱい教えてね!」
日向 京介:「ああ、任せておけ。なにせ」
日向 京介:自分は、立派な兄で居られるのか。少しだけ不安な気持ちを乗り越えるように、いつもの言葉を口にする。
日向 京介:「僕は、天才だからな」

エンディング4


GM:◆ Ending 4 ScenePlayer:円城鋼

GM:——数日前。
GM:ホテル『グランアーチ』、屋外プール。
GM:戦いの決着した、直後のことである。"アズラエル"は倒れ、彼女が生み出したジャームたちも既に動くものはなく。
GM:ただ"ヒドラ"が……多くのジャームを生み出してなお迸るレネゲイドの力の奔流が、色とりどりの光の柱と化して、混ざり合い、天へ3と伸びている。
GM:その勢いは、始めに比べて随分と衰えてはいたが、未だ風圧に似たレネゲイドの存在感をオーヴァードである君は感じられるだろう。
"無痛弾":『……『蛇』は』
"無痛弾":『救える。失われた命を。取り戻せる』
"無痛弾":『へびつかい座の『石』さえ手にできれば』
"無痛弾":『諦めるな』
"無痛弾":『……それが、大切なのなら……!』
GM:……その言葉が真実であれば。へびつかい座の『石』さえあれば。
GM:きっと、まだ。
円城 鋼:彼が残した─あるいは、託された、と呼ぶのは傲慢かもしれないけれど─言葉のとおり。
円城 鋼:ある種の神々しささえ感じさせる光を前に、僅かに熱を遺す亡骸を抱いている。
円城 鋼:亡骸の胸元には、無色の石がひとつ。
円城 鋼:─願えば、叶うだろう。そう感じさせるだけの力を、自分は、自分たちは身をもって味わった。
円城 鋼:だからこそ、自分は。
円城 鋼:「……河合支部長」
円城 鋼:抑揚の平坦な、けれど何かしらの─安定とは程遠い感情を滲ませる声を、傍らに。
河合 奏:「ああ」
河合 奏:彼の隣に立ち、光の柱を見上げている。
円城 鋼:「俺は、迷っている。……チルドレンとしての。UGNの一員としての自分は」
円城 鋼:「これ以上、"星の石"による異変を。イレギュラー、13番目の力を使うことを。許してはいけないと思う」
円城 鋼:「……けれど、俺は」
円城 鋼:灰で少し汚れてしまった、しかし美しさを微塵も損なわない亡骸を、ぎゅっと抱き締めて。
円城 鋼:「俺は、嫌だ。……こんな終わりは、絶対に嫌だ」
河合 奏:「……これは、UGNそのものというより私個人の思想になるが」
円城 鋼:「構わない。……いや、俺は」
円城 鋼:「あなたの声を、聞きたい」
円城 鋼:─河合奏。鋭にして剛。変幻自在。矛にして盾。形容する言葉は、多々あるが。
円城 鋼:UGNという在り方を、最も体現しているのはこの人だと。そう、思う。
河合 奏:「そうか。なら」
河合 奏:「この力が、触れ込み通り全ての力を叶えるものだとしたら」
河合 奏:「使い道は幾らでもあるだろう。アズラエルのような破壊をもたらすものでなく」
河合 奏:「様々な形で多くの人々を救う、そんなものにもなるだろう」
河合 奏:「なら、最大限有効な利用法を模索する
河合 奏:——と、そういうべきなのかもしれない」
円城 鋼:「……」
河合 奏:「それでもだ」
河合 奏:「この力が、ステラ嬢の命と引き換えに齎されたものであることは変わらない」
河合 奏:「そして、その命と引き換えに人々を救うことを」
河合 奏:「そんな形でステラ嬢の命を使うことを、私は認められない」
河合 奏:「誰かの犠牲になるために死ぬ人間なんて、居ない方が良い」
河合 奏:「……せめて、当人にその覚悟があるならまだしもな」
河合 奏:「だから。お前がこれを使ってステラ嬢をよみがえらせるのであれば」
河合 奏:『私がそれを承諾しよう。何、仮にも班長なんだ」
河合 奏:「責任くらいはとってやる」
円城 鋼:─4年前。そして、それよりも以前。この人が、この街の皆が。どのような戦いに身を投じてきたのか、自分は資料でしか知らない。
円城 鋼:けれど。背中を押すような言葉には、過去の─歴史の重さと。それ以上に、彼女が背負った何かがあるように感じられて。
円城 鋼:─それはこの人だけのものだ。自分が、他人が軽率に持とうとしてはいけないものだ。
円城 鋼:─だから。
円城 鋼:「……うん。ありがとう、河合支部長。やっぱり、俺は─」
円城 鋼:「俺が望むことを、願うよ」
円城 鋼:見るべきは、過去(うしろ)ではなく未来(まえ)
円城 鋼:並ぶように立っていた場所から。亡骸を抱いたまま、数歩。"ヒドラ"と呼ばれた無色の力に迫る。
円城 鋼:「……"蛇"。もしも、俺の声が届くなら」
円城 鋼:─返す。与える。取り戻す。色々な言葉が、ぐるぐると頭の中を回って。
円城 鋼:「12とひとつ。……その、最後に残った力が」
円城 鋼:もう一度。この戦いの中で、出会った者たちを思い出す。決して、快い思い出だけでは、ないけれど。
円城 鋼:「─彼女と。雲崎ステラと共に、あらんことを」
円城 鋼:その全てに、きっと意味はあった。そう、祈るように。
GM:……光の柱が、収束する。
円城 鋼:─彼女が、どうか。器ではなく、ひとりの少女として。
円城 鋼:願いを叶えることが、できますように、と。
GM:渦を巻き、駆け抜けるように天へと伸びていた"蛇"は
GM:一つの願いに応えるべく、その力を練り上げて
GM:ぐにゃり、と捻じれ、君と、君の抱く彼女を見て
GM:……首を伸ばす。光の柱であった力そのものが、彼女の心臓へと注がれていく。
GM:そして、そう時間はかからなかった。風圧にも似たレネゲイドの純粋な圧力に耐えて、それが収まったのは十数秒後。
円城 鋼:「…………」
GM:つい先程までの光景が冗談であったかのように、そこから"蛇"は消え失せて。
GM:君の抱くその躰には、
円城 鋼:光と風が、僅かに残った灰を吹き飛ばす。そうして、視界が晴れて、尚数秒が過ぎてから。
雲崎ステラ:「…………っ」
円城 鋼:「ステラ」
GM:鼓動と呼吸が、確かに宿っている。
円城 鋼:小さく、短く。名を呼ぶ。
雲崎ステラ:「…………あ」
円城 鋼:─応える声は、無くとも。掌に伝わる熱と鼓動に。
雲崎ステラ:「こ、う…………」 目覚めたばかりの眼は、まだどこか眠たげで
円城 鋼:「……ステラ」
雲崎ステラ:それでも確かに光を宿し、君を見上げている。
円城 鋼:再び名を呼んで。半ば反射的に、最早骸ではない体を抱き締める。
雲崎ステラ:「あっ……」 声を上げる。まだ状況を把握しきれていない様子だが、それでも
雲崎ステラ:「……守って」
雲崎ステラ:「守ってくれたのね、鋼」
円城 鋼:─自分だけではない。皆のおかげだ。
円城 鋼:つい、いつものようにそう答えかける。事実、それは本心ではあるのだけれど。
円城 鋼:「─ああ」
円城 鋼:「良かった。君を守れて、本当に」
円城 鋼:「─良かった」
雲崎ステラ:「……ふふ」
円城 鋼:今はほんの少しだけ。格好をつけてみたくなって。
雲崎ステラ:「自信持ってくれた」
雲崎ステラ:力の入らない腕を、それでも君の肩に回し、そっと抱き返す。
雲崎ステラ:「……ありがとう、鋼」
雲崎ステラ:「私のことを、助けてくれて」
円城 鋼:「……うん。ありがとう、ステラ」
円城 鋼:─生きてくれて。ここにいてくれて。─もう一度、名前を呼んでくれて。
円城 鋼:「ありがとう」


GM:——現在。
GM:第六支部。
GM:戦闘の後、病院での治療と、諸々の処理を終え、『星の石』対策班としての君の任務は、すべて終了した。
GM:本来であれば第十支部に戻るのみの身であるところの君だが……
GM:……第六支部休憩室。飾りないその部屋で、待ち合わせの約束があった。
雲崎ステラ:「……鋼!」
GM:君の姿を認め、彼女が足取りも軽く駆け寄ってくる。
円城 鋼:「ステラ」
円城 鋼:応じて、自分も歩み寄る。声も足取りも、普段のそれよりも明らかに柔らかで、軽くはあるのだが。果たして、それを自覚しているのかどうか。
雲崎ステラ:「久しぶり。大丈夫だった? 忙しかったりしない?」
円城 鋼:「ああ、事後処理の殆どは第六の皆が……支部長や獅子堂がやってくれたし、日向も色々と気を回してくれたらしい」
円城 鋼:「ステラの方こそ……その。大丈夫、なのか。少し会えなかったのも、検査が色々あったからと……」
円城 鋼:二度目の死を迎えた体。星の石により呼び起された命。─あの力を、疑うことはないけれど。それでも。
円城 鋼:「……心配、だった」
雲崎ステラ:眉尻を下げて 「……ふふ」
雲崎ステラ:「ごめんなさい。ちょっと……心配されるの、嬉しいって思っちゃった」
円城 鋼:「……気持ちが届いたのなら、俺も嬉しい」
雲崎ステラ:「体はね。全然だいじょうぶ。色々検査したけど、何にも異常はないって。オーヴァードになったとかもないし……」
雲崎ステラ:「むしろ、軽いくらい。『石』もなくなっちゃったから」 ぴょん、と軽く跳ねて
雲崎ステラ:「……見る?」
雲崎ステラ:からかうような表情だ
円城 鋼:「…………」
円城 鋼:確か。12個揃っていた時の石の保管方法は─。
円城 鋼:「……ステラ」
円城 鋼:そっと、細い肩に、自分の両手を置いて。
雲崎ステラ:「ん?」 小首を傾げ
円城 鋼:「そういうことは、もう少し順序立てて……いや違う。場所を改めて……でもない」
円城 鋼:言葉が、思考が。絡まった糸のようにグシャグシャになって。
雲崎ステラ:「…………」
雲崎ステラ:「……ぷふっ」 吹き出す
雲崎ステラ:「あははっ、もうー……冗談! からかっただけです!」
円城 鋼:「……ステラ、きみは」
円城 鋼:「ずるい。とても、ずるいと思う」
雲崎ステラ:「ごめんね。ごめんなさい。私やっぱり、浮かれちゃってるのかも」
円城 鋼:感情の薄い半眼。それとは逆に、声には僅かに明るいものが混じって。
雲崎ステラ:「ずるいなんてことはありません。別に嘘じゃないし……実際、一番大きな変化がそれ、っていうくらい、他は変わっていないの」
円城 鋼:「……そう、か。うん、それは─」
円城 鋼:それは、良かった。何も変わらず、けれど"星の石"の器でもなくなったのであれば。
円城 鋼:「…………」
雲崎ステラ:「……いいよ、何でも聞いてくれて」
円城 鋼:沈黙は僅かの間。元々、約束をしたのも。そのことを─
円城 鋼:「……ステラ。きみは、これからどうする」
円城 鋼:"これから"のことを、話すためなのだから。
雲崎ステラ:笑う。これはどちらかというと、君を安心させるためか
雲崎ステラ:「"赤鱗"の所はクビになりました」
円城 鋼:「クビ」
円城 鋼:あまりと言えばあまりな言葉に、思わずそっくりそのまま繰り返す。
雲崎ステラ:「ええ。『石』はもうないし。戸籍は一応、残しておいてくれたから、その辺りで困ることはないけど」
雲崎ステラ:「ただ、とりあえず生活できるぶんのお金は貰えたし、後見人もつけてくれたから、生きてくには困らない感じ」
円城 鋼:「……良かった、と。そう言っていいのか、判断に困る状況では、あるけど」
円城 鋼:「─そうか。自由に、生きられるんだな」
円城 鋼:─もちろん。生きている限り、本当に自由なんてことはないのだと、チルドレンである自分も、分かってはいる。
円城 鋼:それでも。彼女が、自分の足で歩いて行ける。そのことが、とても嬉しくて。
円城 鋼:笑っている。半ば引きつるような、朗らかとは程遠い笑顔だが。
雲崎ステラ:「うん。お仕事も決まったの。とりあえず、UGNの単純な事務仕事とか、アルバイトですることになって」
雲崎ステラ:「ある程度慣れたら、研究方面の管理事務でもどうか、って。ほら、一応レネゲイドの知識はちょっとあるから」
雲崎ステラ:「あと、落ち着いたら学校にも行きたいかな。お仕事も、UGN以外のお店とかも興味あるし……」
円城 鋼:「うん。……うん」
円城 鋼:ステラが語る「これから」のことを。嬉しそうに─自分のことのように喜びを感じながら、頷いて聞いて。
雲崎ステラ:「それでね、お金を貯めたら旅行にも行きたい! まずは海がいいな……綺麗な浜辺がある所とか。もちろん、他にもあるけど……」
雲崎ステラ:語る彼女は笑いっぱなしだったが、ふと喋りを止め、はにかむ 「……ごめん。なんかマシンガンみたいになっちゃって」
円城 鋼:「いや。……ステラが幸せなら、俺も嬉しい。ステラがしたいことは、全部叶えてあげたい」
円城 鋼:─暖かな手を、そっと両手で包む。
雲崎ステラ:「鋼……」
円城 鋼:「だから。……これからもよろしく、ステラ」
雲崎ステラ:「……さっきは言わなかったけど」
雲崎ステラ:「もう一つ、すごくしたいことがあるの」
円城 鋼:「うん」
円城 鋼:「君がしたいことなら。何だって、俺は─」
雲崎ステラ:「素敵な男の子と、一緒に出かけて、遊んで、笑って」
雲崎ステラ:「映画よりロマンチックなキスがしたい」
雲崎ステラ:頬を赤くしながらも、君を見つめて 「……叶えてくれる?」
円城 鋼:「……全部、叶えてあげたいと。そう言った」
円城 鋼:─体の内側から感じる熱は。戦いのときのそれとは、まるで別物で。
雲崎ステラ:「……そっか」
雲崎ステラ:嬉しそうに笑って 「じゃあ、楽しみ。今まで話したことも……それもね」
雲崎ステラ:「願っても願っても、きっと全部、叶うんだって想うから」
円城 鋼:「叶うよ。叶えて見せる。……俺には」
円城 鋼:─玩具のようだと、楽しそうにからかう人がいた。誇りを以って、ぶつかり合おうとする人がいた。
円城 鋼:─射手座の名を冠する刃は、胸に。
円城 鋼:─12個の石に運命を縛られ、13個目の石に運命を弄ばれ、けれど生きて、歩き始めた人がいる。
円城 鋼:─輝く名を持つ少女は、自分と共に。
円城 鋼:「俺には、星の加護がある。……俺の願いも、ステラの願いも」
円城 鋼:「全部、掴めるよ。絶対に」
雲崎ステラ:君の言葉に、少女は煌めく星のような瞳で頷いて——
GM:- - - -
GM: ダブルクロス3rd Edition
GM:『星よ、星なき空に舞え』
GM:    Fin