『KILL ORDER / 九条匡真抹殺指令』


PC1:九条 匡真(くじょう きょうま)(キャラシート)PL:サムトー


PC2:ジルマール・ゴンサルヴェス(キャラシート)PL:占任


PC3:フェルディナンド・グクマツJr.(キャラシート)PL:ナケミン


PC4:羽室(はむろ) ハムリン(キャラシート)PL:しろい


PC5:八卦(はっけ) ミノリ(キャラシート)PL:OBAKEra


GM:クチススガントス

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

織笠 淳平:(1D6) > 6
system:[ フェルディナンド ] 忍具:2 → 3
GM:たいへんながらくおまたせしました
GM:それでは……はじめていきましょう
GM:九条匡真くんをボコボコにするためのセッションをね
九条匡真:なにっ
GM:『KILL ORDER / 九条匡真抹殺指令』のはじまりだァ~~~~! ケヒャア~~~~~~!!
GM:さっそく自己紹介をしてもらうぜ。
GM:PC1の匡真!アイサツしな
GM:(キャラシート)
九条匡真:はいよ!
九条匡真:九条匡真でーす。鞍馬神流の16歳、高校生。
九条匡真:エリート家系に生まれたエリート忍者です。16歳で中忍。
GM:エリート中のエリートというわけかよ ケッ
九条匡真:主な仕事は抜け忍追い。
九条匡真:流派の裏切り者を斬る、とても精神的に辛い仕事をやっています。
GM:さぞや……辛い仕事だろうね
九条匡真:本人は特撮とかアメコミのヒーローが大好きなごくごく普通の高校生なんですけどね……
九条匡真:というのが前回までのキャラ説!
GM:なんか……大暴れした世界線があるようですね
GM:(https://nemesis-mugen.sakura.ne.jp/Log/Road/Road.html)
GM:ウッ このログは……?
九条匡真:みたいですね
九条匡真:実態はヒロイックな相手を見つけると死ぬほど追い詰めてもっとかっこいいところ見たい!という困った趣味があり
九条匡真:どうも……エンジョイしてるみたいです 抜け忍追いを ヒロイックな相手が多くなるから……
GM:生の喜びを知りやがって
九条匡真:性能としては空でプロット0から【後の先】付きの【春雷】で3点!わかりやすいね
九条匡真:あとは【頑健】と【防御訓練】でカッチカチです
GM:マルスケカイリューか?
九条匡真:以上かな!今回も仕事と趣味を両立して楽しんでいこうと思います。よろしく!
GM:ありがとうございました!そんなPC1の九条くんのハンドアウトはこちら!

・PC1:九条匡真 PL:サムトー
あなたは古今東西の英雄譚に目がない鞍馬神流の忍びである。
気がつけば異国の砂浜にぶっ倒れていた。
此処を訪れるまでの記憶はまるでない。
さてどうしたものかと思案に明け暮れる前に、あなたに手を差し伸べる男がひとり。
「七嶺透守」と名乗るその男は、あなたと同じ流派の忍びであり、あなたと気心の知れた仲でもあった。

あなたの【使命】は、失われた記憶を取り戻すことだ。

GM:部分的な記憶喪失になっちゃったみたいですね。
九条匡真:大切な記憶だったらどうしよう……
九条匡真:お気に入りのヒーローの輝かしい顔忘れたら嫌だな
GM:普通に日本でエンジョイしていたのに、気がつけばなんか知らん砂浜でぶっ倒れてたイメージです。
九条匡真:なんとしても取り戻さなきゃ 頑張ります
七嶺 透守:思い出せるといいなぁ
九条匡真:サンキュー
GM:がんばっていきましょう!
GM:次いくよ!PC2のジルマールさん!
GM:(キャラシート)
ジルマール・ゴンサルヴェス:はい!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ジルマール・ゴンサルヴェス。35歳の映画俳優です
GM:うおっ すっげえダンディ……
ジルマール・ゴンサルヴェス:羅府でもそこそこ名の知れた俳優で、イニシャルを取ってG.G.なんて愛称で呼ばれることもあります。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ダイナミックでキレのあるアクションが売りですが、それ以外のジャンルへの出演も歓迎。
GM:奥さんとお子さんも俳優やってそう
ジルマール・ゴンサルヴェス:性格は皮肉屋っぽくふるまっていますが、実際は割と人当たりもいいし状況に巻き込まれて振り回されたりするタイプです
ジルマール・ゴンサルヴェス:というのは表の顔で……裏の顔はアメリカ政府に仕える国外流派「中央情報局」のエージェントです。
ジルマール・ゴンサルヴェス:初めて使うぜ 類忍……
GM:中央情報局!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:CIAゴクドーとかいう公式トンチキ勢力の一員だぜ
GM:忍びでもねえモンがどこまでやれるか楽しみだなァ~?
ジルマール・ゴンサルヴェス:性能的にはN課最強攻撃忍法の桜花で戦います
GM:切り返しだ
ジルマール・ゴンサルヴェス:斬り返しは最強なんだ
ジルマール・ゴンサルヴェス:色々装備忍法を積んでダイスを振る必要性を少なくしまくっています
ジルマール・ゴンサルヴェス:ビガミPLやるの久々すぎてデータ勘が全く働いていない
GM:これから働かせていこうぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:でもステイツのため全力で戦います よろしくお願いします!
GM:強いアメリカを守るため、がんばっていきましょう。
GM:そんなPC2、G.G.のハンドアウトはこちら!

・PC2:ジルマール・ゴンサルヴェス PL:占任
あなたは羅府が誇る映画俳優のひとりである。
数多の名作に出演し、確固とした実力と人気を備えているあなたは昨今、スランプに陥っていた。
自身の演技に納得のいかないあなたの事情を知ってか知らずか、非情にも“上”から指令は下される。
俳優としての顔を持つ一方で、国益を守るエージェントとしての顔も持つあなた。
今はこちらの任務に集中すべきだろう。

あなたの【使命】は、PC1を抹殺することだ。


GM:調子のわるいところ申し訳ないが……なんか、ジャパンからニンジャがやってきたらしいです
ジルマール・ゴンサルヴェス:このままではクソ映画にしかお呼びがかからなくなってしまう!!
GM:俺達の仕事はわかってるよなあ?
ジルマール・ゴンサルヴェス:ニンジャだか何だか知らないが芸の肥やしにしてやるぜ
GM:その調子だ……!合衆国の国益のため、ファンのためにがんばってくださいね。
GM:次!PC3のフェルディナンド・グクマツJr.!
GM:(キャラシート)
フェルディナンド:はいさい!
フェルディナンド:フェルディナンド・グクマツJr. ラテンアメリカ人の27歳。
フェルディナンド:ご覧の通り、ベンチャーIT企業の起業者だよ!
フェルディナンド:(メガネを押し上げる)
GM:最近羅府でも頭角を露わにしてきたという……あの!?
フェルディナンド:会社名はK2R、独自のAIと地域店との提携をウリにした、羅府密着型のSNSサービスを押し出してる。
フェルディナンド:こいつは中々優れものだよ? 本格派のシュラスコを売ってる店が何ブロック先にあるかも丸わかりだ!
GM:めっちゃ便利じゃん!
フェルディナンド:そしてその延長で、夜の裏路地での監視システムも作り上げている。カネが無い人間ほど、スマートフォンは握ってる時代だからね。
GM:なんてこったこれが監視社会 ディスイズザディストピア
フェルディナンド:住民の要望で提供してるだけだよ! あくまでサービスを提供してるだけで、サブスクライブされなければこっちの懐には金が入らないさ。
フェルディナンド:とは言え、一部住民からは頼れる自警団のように扱われてるけどね。はは!
フェルディナンド:流派は…が……ガイギャックス・インターナショナル……?です!
GM:ガイギャックス……あの!?
フェルディナンド:全世界的・宇宙的視野で事業を展開する軍事企業だね。僕には関係ないと思いたいけど……父さんが関係者だったのかもな。
フェルディナンド:そのデータを使っていろいろなことをするよ。多分ね。
フェルディナンド:おっと……忘れちゃいけないのがもう一つ。ヘイ、KuKu!
KuKu:ピピピ…ピピピ…システム起動。おはようございます、社長。
フェルディナンド:やぁ、おはよう! 紹介しましょう、我らが開発する最先端にして、最高のAI、ミズ・KuKuだ。
フェルディナンド:日常生活をサポートしてくれる助手であり、監視システムを支えているのも彼女なんだ。
KuKu:社長の尻拭いをするのもまた、私の役目です。
フェルディナンド:口が悪いのは誰に似たんだ!? ま、ちょっとしたユーモアということで。
フェルディナンド:彼女にデータが集まれば、効果的に戦力を集められるかもしれない。
フェルディナンド:というワケでデータとしては儀式忍法『戦闘傀儡の法』、あと背景の【助手】として扱うよ。
GM:な、なんなんですかあ? この儀式忍法って……
GM:奥義?の代わりに修得できる?GM専用のデータだったはずじゃあ……
GM:許可しました。
フェルディナンド:許可をもらいました。スーパーマンじゃあるまいし、奥義なんて使えないからね!
フェルディナンド:とはいえ、僕らを自警団として活躍させてくれるヒーローはいるんだが……おっと、しゃべり過ぎかな?
フェルディナンド:挨拶はこんなところで。今日のタスクを頼むよ、KuKu!
KuKu:はい、社長。本日も分刻みでのスケジュールがあなたをお待ちしております。
GM:そんな超絶多忙のPC3、フェルディナンドさんのハンドアウトはこちらだ!

・PC3:フェルディナンド・グクマツJr. PL:ナケミン
あなたは日夜、地元羅府の治安を正すため、自ら率先してパトロールを行っている自警団のリーダーである。
貧富の差が激しい羅府において、法の目の届かない場所はギャングやマフィアといった連中が幅を効かせているものだ。
居場所のない少年少女たちは彼らに食い物にされる一方であり、権力に縋る警察は頼りにならない。
迫る脅威に対抗すべく結成されたあなたの自警団は、今では誰もが一目置く組織に成りつつあった。
そんなある日、あなたの元に届いたおそろしい一報。
「おまえの仲間のひとりを、人質に預かった」
要求に従わねば、仲間の命は無いだろう。

あなたの【使命】は、PC1を抹殺することだ。


GM:仲間が……部下かも? とにかく……得体の知れない何者かに捕まっちゃいました
フェルディナンド:Oh……my god……!
フェルディナンド:社員はすべて優秀な戦力で……変えの効かない仲間だよ……!
KuKu:歯車ですね。
フェルディナンド:……君の正確さが、今は頭を冷やしてくれるよ。
フェルディナンド:ともあれ、KUJO……彼を捕まえよう!
GM:その意気であの野郎をやっちゃいましょう!
GM:次!PC4のハムリンさん!
GM:(キャラシート)
羽室ハムリン:ハハハハハハハハハ!!!!!!!!!
羽室ハムリン:僕だね!!!!!!!!!
羽室ハムリン:説明が必要かい?
GM:なんだこのテンションは!?
GM:お、おねがいできますか
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!そこまで乞われたら仕方がないね!!!
羽室ハムリン:羽室ハムリン。
27歳の漫画家。極度のナルシスト。ハムが好き。
作風はストーリーが王道アメコミながら、絵柄がkawaii萌えピクチャーなのが特徴。
アルプという夢魔であり、女性の夢に入り吸精を行う。

羽室ハムリン:せっかくココフォリアだからゲームに出た時のキャラ説明みたいにしたね。ハハハ!!
GM:声もでけえが気遣いもでけえ
羽室ハムリン:美しい僕の紹介が見られた喜びに咽び泣くといいね!
羽室ハムリン:まあ説明は以上だね。あとはデータのことを言うよ。
羽室ハムリン:【誘導】で高所にして【秘翼】で虐めながら【痛打】【血旋渦】をしたい隠忍ピュアだね。
羽室ハムリン:【魔人】というキュートな背景を持っているから妖魔化することができるよ。
GM:シンプルつよい!
GM:妖魔化……あの!?
羽室ハムリン:そう……なんか強くなって妖魔忍法とか取れるけどバックトラックが発生するやつだね。
羽室ハムリン:【伝承】という弱点背景のおかげで僕の秘密を獲得した時奥義の効果をこの僕から!直々に!教えてもらうことができるね!奥義情報じゃないから注意だよ。
羽室ハムリン:経験点を使った様子がないのに消えているのは……妖魔化の制御判定に忍具だけは使える事と僕の忍具が沢山あることと何か関係あるかもしれないね。
GM:なんだこの忍具の数はあ?
羽室ハムリン:でも僕より持っている子がいるね!ハハハハ!!!
GM:そういえばいい忘れていたので今言うんですが、本セッションはPC1の九条くん以外、初期作成PCなら功績点4点を配布しているよ。
羽室ハムリン:極力ダイスを振らないようにしてきた人もいるようだけど……僕はバクチをしにきたね!
羽室ハムリン:妖魔忍法をランダムゲットして楽しんでいこうと思うよ。よろしくね!
GM:いっぱい魔人になってぜったいかえってきてくださいね。
GM:そんなハムちゃんのハンドアウトはこちら!

PC4:羽室ハムリン PL:しろい
あなたは今、羅府で話題沸騰の漫画家である。
初連載で成功を掴み、幾多の苦難を乗り越え、無事に物語を完結させて暫く。
束の間の休息を得ていたあなたを仰天させるニュースが飛び込んでくる。
他雑誌で、あなたの画風に瓜二つな漫画の連載が始まっていたのだ!
次回作のため、あなたの暖めていたアイデアまで使用されていると知っては放ってはおけない。
この如何にもジャパニーズっぽいペンネームの野郎に、思い知らせてやろう。

あなたの【使命】は、PC1を社会的に抹殺することだ。


メトシェラ・ナム・マーシュ:たいへんです先生~~~~~!!
羽室ハムリン:なんだとお~~???
GM:あなたの編集者がなんか……とんでもないネタをつかんできちゃいました
GM:ゆるせませんよね、キョーマ・クジョーなんてPNの輩は
羽室ハムリン:許せないね!抹殺するしかない。
羽室ハムリン:必ずやキョーマ・クジョーを二度とおひさまの下を歩けないようにしてやるね!
GM:その意気だ!絶対に羅府の地を二度と跨がせない体にしてやりましょう。
GM:では最後!PC5の八卦ミノリさん!
GM:(はっけ) ミノリ(キャラシート)
八卦ミノリ:うん。八卦ミノリ、よろしく……。
GM:テンションの落差がすごいな……飛行機かな?
八卦ミノリ:普段は高校に通いながら鞍馬神流の忍びをやってるよ。ごくごく一般的な忍者と言っても良いんじゃないかな。
八卦ミノリ:修行の甲斐あって最近は色んな忍務を任せてもらえるようになったんだけど、それを報告したい相手……おにぃは実家に全然顔出さないんだ、糸の切れた凧みたい。
GM:どこにもいけない どこへもめざせない
GM:おにぃ呼びなんですね。
GM:誰のことなんだ…?
八卦ミノリ:ボクとの約束、忘れちゃったのかな?まあいいや、おんなじくらい強くなればきっとおんなじ忍務を任されたりするようになるよね。
八卦ミノリ:忍びとしての性能は、スペシャルに色々賭けたハイリスク・ハイリターンな構成だよ。
八卦ミノリ:博打を……しにきました……。
GM:すっげえ すっげえ下がるじゃん スペ値が
八卦ミノリ:だって、ダイスの力で蹂躙したら真にサム……九条を理解らせたことになるかなって……。
GM:サ条を殺すたったひとつの優れた方法とは……
八卦ミノリ:というわけで、日々頑張ってます。よろしく。
GM:おにぃをわからせてやってくださいね。そんなミノリちゃんのハンドアウトはこれよ!

・PC5:八卦ミノリ PL:おばけら
あなたはPC1を慕う忍びのひとりである。
忍びとしての辛く苦しい修行や、なんてことのない日常を共に過ごしてきた。
一人前の忍びとして認められ、忍務に励む忙しない日々を送る毎日。
次に彼に会う時は、ここ暫く会えなかった鬱憤を晴らしてやろう。
その願いは鞍馬の長からの新たな命により、いとも容易く崩れることになる。

あなたの【使命】は、PC1を抹殺することだ。


GM:あの……
GM:お兄ちゃん……
八卦ミノリ:え~~~~~?!
八卦ミノリ:殺すぞ~~~~~~~~~!!!!!(卓上忍具を全部倒す)
GM:さすがのMINORIも羅府へと入っていってしまいました~~~~~!!
八卦ミノリ:おにぃ、何したんだろ……
八卦ミノリ:ボクが引導を渡してあげるからね
GM:なんてこった これが看取られ 人類が最期に行き着く性癖の果て
GM:というわけでがんばっておにいちゃんを抹殺していきましょうね。
八卦ミノリ:抹殺♥
GM:かくして……メンバーはそろったようだな
GM:それでは……はじめていきましょう!
GM:対戦よろしくお願いします!
九条匡真:よろしくお願いします!
フェルディナンド:よろしくお願いします!
ジルマール・ゴンサルヴェス:よろしくお願いします!
八卦ミノリ:うん、よろしく。
羽室ハムリン:よろしくお願いするね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

───────
GM:■羅府 ???????????
GM:雲間開ければ、空に浮かぶ星星よりも燦々と輝く街の灯り。
GM:この街は眠らない。
GM:人が生み出す数多の熱が渦巻く魔都から遠く外れたこの場所にて。
GM:蠢く影がある。
GM:「────────」
GM:闇の中、くぐもった声は、風の音と共に消える。

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OP1 九条匡真

GM:PC1、九条匡真くんのOPになります。
九条匡真:はい!

GM:■?? ??????
GM:遠くから聞こえる漣の音。
GM:照りつける暖かな日差しと、人々の談笑する声によって、あなたの意識は徐々に覚醒を迎えていく。
GM:地べたではない、柔らかな砂の上で寝転がっているような形になっているのがわかるでしょう。
九条匡真:「………」
九条匡真:目を開ける。
九条匡真:寝転んだまま瞳を走らせ、周囲を見渡す。
GM:砂浜に打寄せる波に、潮の匂い。
GM:遠くには小さなアトラクションなどが見える。
GM:怪訝そうにあなたの様子を遠目に伺う人々は、一様にサングラスを着用したり。
GM:漏れ聞こえてくる言語は、日本語のそれではないことがわかります。
GM:「ビーチであんな格好……」
GM:「パフォーマーかな?」
九条匡真:「いよ……っと」
九条匡真:上体を起こす。人目があるのを認識してゆっくりと。
九条匡真:「あー……」
九条匡真:まだ若干周りの悪い頭ながら、言語を認識する。
九条匡真:「ソーリーソーリー」
GM:その様子を見たのち、すぐさま興味なさそうに群衆は去っていく。
九条匡真:「アイムファイン、ノーウォリーズ」
九条匡真:日本語訛りの強い英語でペラペラと大丈夫だから、と伝え。
九条匡真:「さって」
九条匡真:「どこだここ。なんだこりゃ」
九条匡真:ひとまず装備を確認する。
九条匡真:「手裏剣(たま)切れだし」
九条匡真:「体は動く、口布はある……コート、若干傷」
九条匡真:「仕事の後か?しかし……あー……」
九条匡真:徐々に覚醒してきた思考でこれまでの記憶を探ろうとする。
九条匡真:「……思い出せん」
GM:あなたが今まで“九条匡真”として生きてきた記憶はしっかりとあるでしょう。
GM:けれど、日本でいつものように過ごしていたであろう記憶から、この異国の砂浜に自分が今、居る記憶の部分だけがすっぽり抜け落ちているようでした。
九条匡真:「部分的な記憶喪失……派手に頭でもやられたか?」
九条匡真:「っつか、どこだよここ。外国人多いな」
七嶺透守:「羅府」
七嶺透守:背後から、あなたに声がかけられます。
九条匡真:「……あ?」
九条匡真:ゆるりと振り向く。
九条匡真:背後を取られた。からとて、この距離は己の間合だ。


七嶺透守:艶やかな黒髪に、上等そうな着物を着崩した忍び。
七嶺透守:一見、女人のようで。喉から出る声はひどく低い。
七嶺透守:「あのよ」
七嶺透守:「はるばるくんだり、こんな異国まで足を運んで」
七嶺透守:「見飽きた面を、拝む羽目になるとは夢にも思わなかった」
七嶺透守:「お前、こんな場所で何やってんだ?」
七嶺透守:「匡真」
七嶺透守:その顔には見覚えがあることでしょう。
七嶺透守:七嶺透守。鞍馬神流、廻鴉の忍び。
七嶺透守:幼少の頃は共に修行を行ったり、時には修行をつけてもらったり。
七嶺透守:あなたとは一回りほど離れた男です。
九条匡真:「あ、妖怪キャラ被り(ドッペルゲンガー)
九条匡真:「黒髪に口布で俺よりイケメンなのが鼻につく七嶺透守先輩じゃないッスか」
七嶺透守:「口の減らねえガキだ」
七嶺透守:はは、という笑い声と共に、口布が歪む。
九条匡真:「相手と場所は選んでるぜ、TPOTPO」
九条匡真:「で、なんだっけ」
九条匡真:「こんな場所で何やってる?」
九条匡真:「いや先にその前だな」
九条匡真:「羅府」
九条匡真:「ロサンゼルス?」
七嶺透守:くい、と顎で看板を指す。
七嶺透守:“バニラ・ビーチ”。羅府・ロサンゼルスにて屈指の観光スポットであることを、あなたは知識として知っているでしょう。
七嶺透守:それは即ち─────
七嶺透守:「初めて知りました、みたいな声だな」
九条匡真:「……ルォッスァーーンゼルス?」
九条匡真:初めて知りました、という声で。
九条匡真:「マジかよ」
七嶺透守:「……お前は、昔から変わりモンだったが」
七嶺透守:「とうとうイカれちまったか?」
九条匡真:「おかしいな、俺の記憶では匡真君は優等生だったんだが」
九条匡真:「イカれたにしては頭は普通に回ってる……って自覚はあんだよなあ」
九条匡真:──とっくにイカれている、というのは棚に上げる。
九条匡真:「んで何してるっつわれても……」
九条匡真:「さっき起きて、なんでこんなとこに?って考えてたとこだよ」
九条匡真:「ここに至るまでの記憶が抜けてる」
九条匡真:「派手にやられて頭でも打ったか、あるいは──」
九条匡真:「盗られるか奪われるかしたか」
九条匡真:忍びである以上、自然とその可能性は視野に入る。
七嶺透守:「はは。不覚を取ったか」
七嶺透守:いい気味だぜ、とニタリ笑って。
九条匡真:「笑ってやがるこいつ」
七嶺透守:「俺ぁ、忍務で来た」
七嶺透守:「本来、国外はウチの管轄外。比良坂ンとこの、“N課”の領域だが」
七嶺透守:「ま、俺が出るに足る理由があるわけだ。しち面倒くせえ」
九条匡真:「ふぅん」
九条匡真:「さっさと帰れ、の前にわざわざ忍務の話から入ったってのは」
七嶺透守:「帰れも何も」
七嶺透守:「お前、金持ってんのか?」
GM:九条くんのお財布の中は………
GM:とてもじゃないですが、日本に帰れるだけの運賃はないみたいですね。
GM:忍びなので……手段を選ばなければ……帰ることもできましょうが……
九条匡真:「……一仕事手伝えと?」
七嶺透守:「ん?」
七嶺透守:う~ん、とやや頭を悩ませたのち。
七嶺透守:「そう願いてえのは山々だが。生憎“鴉”に充てられた仕事だからな」
七嶺透守:「“長のオキニ”に手ェ借りたなんて噂が知れ渡りたくはねェ」
九条匡真:「本家とのあれこれね。了解」
七嶺透守:「とは言え」
七嶺透守:「達者でな、と昔馴染みを放り出すほど、俺も冷血漢じゃねえ」
七嶺透守:「“標的”の手がかりもさっぱりでね」
七嶺透守:「気晴らしにでも行こうかと思ってた所だ。ちょっと付き合えや」
九条匡真:「奢りっすか、先輩」
七嶺透守:「トイチで構わねえぞ」くく、と笑う。
GM:九条くんは、七嶺さんから忍具「お金」を1つもらいました。やったね。
九条匡真:あっやった~!先輩太っ腹!
system:[ 九条匡真 ] 忍具:2 → 3
七嶺透守:いいってことよ
九条匡真:「ありがて~。そんじゃお付き合いさせていただきますよ先輩」
七嶺透守:おう、と頷いた後、足音ひとつ立てずに砂浜を登っていく。
七嶺透守:「此処は羅府」
七嶺透守:「よう、匡真。俺はてっきり、“これ”がお前の目的だと思ったんだが」
七嶺透守:「それも忘れちまったのか」
GM:七嶺と連れ立ち暫くの間、何気のない談笑を行ったのち。
GM:向かった先は、羅府の都市部にして中心地。
GM:大きな繁華街の通りに入った瞬間。それが目に入る。
GM:あなたが見たこと無いほどに、ギラギラに煌めいた、大きな映画館。
GM:上映中のポスターには……
GM:“ルーラーズ:ドーン・オブ・レジェンド”のタイトル!
九条匡真:「……」
九条匡真:「………」
九条匡真:「…………」
九条匡真:「タイム」
GM:“ルーラーズ”!
GM:アメリカン・コミックのスーパーヒーローたちが夢の共演を果たした、世界でも屈指の人気を誇るヒーロー映画。
GM:最新作のルーラーズ:ドーン・オブ・レジェンドは、初週末3日間のオープニング興収は3億$をも突破した、既に歴史的メガヒットが決定づけられた名作なのだ。
GM:まだ日本では公開していなかったのだが……
九条匡真:「ッッスゥゥゥゥ~~~」
九条匡真:呼吸する。
九条匡真:「ちょっと失礼」
九条匡真:タッタッタッと恐ろしく足早にその場を離れ。
九条匡真:「ただいま」


九条匡真:戻ってくると、コートを外し、口布を取り。
九条匡真:明らかにオフの様相。
七嶺透守:「正装にしちゃあラフすぎる」
九条匡真:「馬鹿野郎!」
九条匡真:「仕事着で行ったらその方が失礼だろうが!」
九条匡真:「俺、思い出したのよ七嶺」
九条匡真:「俺がロサンゼルスに来たのってこのためだったんだ」
七嶺透守:そうかよ、と呟き。髪を解き、口布を仕舞う。
九条匡真:「夢のエルキャピだぜ。ゴールデンアップルにも寄ろう」
九条匡真:キラキラと澱んだ瞳を輝かせる。
七嶺透守:「ま、そんだけ喜んでくれりゃあ、誘った甲斐もあるってモンだ」
七嶺透守:「チケットは買った」
七嶺透守:「ポップコーン食う?」
九条匡真:「食おう。本場のこの空気吸いながらだと味が違う」
GM:そんなこんなで……
GM:きらきらと子供のような目を輝かせたあなたは……存分に!
GM:夢にまでみた光景を楽しんだことでしょう。
GM:夢はやがて終わるもの。エンドロールまでたっぷりと堪能したようですね。
九条匡真:「……っはぁ~~~」
九条匡真:椅子に深く深く体を預ける。
九条匡真:「最高でした……」
九条匡真:「なんとなく分かっちゃいても次回予告されたら湧き上がっちゃうもんあるわ」
九条匡真:「これは次作まで死ねねえなあ七嶺」
GM:呼びかけた声に反応はなく。
GM:今作、一番の名シーンにて。共に盛り上がっていたはずの男の姿が消えていることにあなたは気づきます。
九条匡真:「Cパートまで見てけよ、勿体ねえの」
九条匡真:大目標は記憶の奪還。ひとまず必要なのは状況の把握。
九条匡真:そこに話しかけてきた顔なじみ。手がかりの一つぐらいつかめるかとついてきたわけだが。
九条匡真:「こりゃゴールデンアップルまで回る余裕はないかねえ」
九条匡真エンドロール(めでたしめでたし)の向こう側。
九条匡真:ひぃろぉとひろいんは、末永く幸せに暮らす。
九条匡真:生き延びたヴィランはどうなるのか。
九条匡真:次の舞台は、始まっているらしい。
九条匡真:「次回作がもう決まってんのよ」
九条匡真:「無事に帰りたいもんだがね」
九条匡真:ぼやきながら席を立つ。
GM:映画館の扉を開けると、日はすっかり暮れており。
GM:これからどうしたものかと、あなたが思案する間もなく。
GM:あなたの超人的な聴覚は、遠くの方で騒ぎが起きていることを知覚できるでしょう。
GM:繁華街から少し離れた、普通の人なら避けて歩く、路地裏の辺りでしょうか。
九条匡真:「なんだなんだ」
GM:物見遊山であなたが一歩一歩そこへと近づいてみると。
GM:嗅ぎ慣れたにおいが辺りに漂っていることに気づきます。
GM:人の非日常にして、あなたたち忍びの日常。
GM:異国の都市。日本から遠く離れたこの場所の。腐臭まみれの路地裏で。
七嶺透守:「───────」
GM:七嶺透守は血溜まりに伏せ、事切れていた。
九条匡真:「───」
九条匡真:歩み寄り、鼓動を確認する。
GM:「抗争か?」「ったく、こんな所で……」
九条匡真:「七嶺」
九条匡真:「おい」
GM:遥か彼方から、野次馬の声が聞こえる。
GM:しかし、男の生きている証を示す音は、何も聞こえない。
GM:「おい」「あいつもチャイニーズ?」「ひ、人殺し」
GM:ガヤガヤと喧騒の音がどんどん大きくなっている。
九条匡真:「……」
GM:スマートフォンをあなたたちに向けている者もいるようだ。
九条匡真:「映画の見方、教えとくんだったかな」
九条匡真:「Cパート終わるまで席立つなってよ……」
九条匡真:音もなく。
九条匡真:"チャイニーズ"の姿が消える。
九条匡真:「ドッペルゲンガーとか」
九条匡真:「縁起の悪いこと言っちまったせいかねえ」
九条匡真:染み付いた忍び歩きでその場から離れながら。
九条匡真:目標がもう一つ。
九条匡真:犯人を探す。場合によっては仇討ち。
九条匡真:「仕事増やすんじゃねえよ、先輩」
九条匡真:呟いた声に載せた寂しさは、誰にも届かない。

GM:七嶺透守のハンドアウトを公開します。

七嶺透守 秘密/有 居所/無 感情/無
“朱狼”。鞍馬神流は廻鴉の忍び。
とある重罪忍を追って日本を離れ、はるばる羅府までやって来た。

【使命】忍務を遂行する。



【目次へ戻る】

OP2 ジルマール・ゴンサルヴェス

GM:PC2、ジルマールさんのOPとなります。

GM:■とある高層ビル 屋上
GM:耳をつんざくような爆発音。
GM:ビルに仕掛けられた数百ものダイナマイトにより、この建物が倒壊する未来はそう遠くないだろう。
GM:今すぐにでも脱出しなければ命が危うい。
GM:しかし、それ以上に……あなたの眼前で銃を構える男から向けられる殺気は、尋常のものではなかった。
GM:「ずっと、アンタが気に食わなかったんだよ」
GM:「キャサリンはアンタのせいで死んだ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その銃口の先で、小さく息をつく音がする。
ジルマール・ゴンサルヴェス:背の高い男だ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:突きつけられた凶器にもたじろぐことなく、悠然と相手を見返している。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それで?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺からすると、そいつはとんだお門違いだが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前がそう思うってんならそれを止めはしない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:呆れたように両手を広げる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ止めやしないさ! ──それで?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そうだったとして、どうするんだ? お前は」
GM:ぶちりと何かがキレる音がする。
GM:「そのスカした態度が……イラつくんだよ」
GM:震える手でピストルを突きつけていた男は、唐突に握っていた得物を投げ捨てる。
GM:「やめだ。こんなモンで殺すんじゃ、俺の気が収まらねえ!」
GM:男は狂ったように笑い出す!
GM:「そうだ……そうだ!」
GM:「あんたさえやっちまえば……俺の裏切りも!帳消しになるよなあ!?」
GM:「ひ、ひひひ! おれは……おれは、失敗なんかしていねえ!」
GM:「キャサリンも、俺のことをよくやったと褒めてくれるに違いねえ!」
GM:腰元からナイフを取り出しあなたに構える。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「おいおい」わざとらしくこめかみを押さえる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ついにイカれたか? 俺をやったトコで、お前のしでかしたことはチャラにならないし、キャサリンも褒めちゃくれない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前の世迷言に付き合う義理は更々ないが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:懐から小さなナイフを出し、右手に握る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「友達として、引導くらいは渡してやるよ」
GM:「ダチなんかじゃ……ダチなんかじゃあ、ねえ!」
GM:「てめえは敵だ!おれの……ずっと、てめえを……!そうだ!」
GM:「ずっと待ち望んでたんだ……!この瞬間を!」
GM:「おれは……ビッグになるんだよお!」
GM:男は叫び声を上げながらあなたに向かって突進していく!
GM:「MY DREAMS ARE FUCKIN' HUUUUUUUUUUUUUGE!!!!!!!!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:体当たりに近い刺突をひらりと避ける。
ジルマール・ゴンサルヴェス:逆手に構えたナイフを──一瞬の間の後、男の振り回す刃に合わせ、斬撃を止める。
GM:「! くそお!」
GM:空いた片手で回し突きを狙う!
ジルマール・ゴンサルヴェス:素早く身体を逸らしてその突きを避け、少し大げさに後ろへ跳躍して距離を取る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:その体さばきには余裕がある。控えめに言っても優勢。
ジルマール・ゴンサルヴェス:しかし、その優勢さに反して──いやむしろ、優勢になればなるほど、男の表情は渋いものになる。
GM:「ちょろちょろと……避けるだけかァ!」
GM:逆上するように持った得物を大きく振りかざす。
GM:一気に距離を詰め、今度こそ息の根を止めるための一撃を首元むけて放つ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:キ ン !
ジルマール・ゴンサルヴェス:肉薄された刹那、その長い脚がナイフを蹴り上げる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:間髪入れず、右手のナイフを相手の首筋へ──
マリィ・ローズ:「カット」

GM:米国・羅府は世界でも屈指のエンターテイメント産業の中心地である。
GM:中でもこの……“HOONYWOOD”、通称“ハニウッド”は映画産業の拠点。
GM:その創造性と革新性は世界的なエンターテイメントのトレンドを牽引しているといっても過言ではないのだ。
GM:監督の一声と共に、カメラが一斉に降ろされる。
GM:グリーンバックのセットにぞろぞろとスタッフが集っていく。
マリィ・ローズ:「少し休憩を入れましょう。カイルちゃん。あなたは医務室に」


GM:カイル、と呼ばれた男はナイフをスタッフに預け、困惑するように“監督”の方を見る。
GM:「え、でも、ローズ監督。俺、ケガなんかしてないし……」
GM:「まだぜんぜんやれますよ!だって……」
GM:「あのG.G.に胸を借りるチャンスなんですよ!? 一時も無駄になんて……」
マリィ・ローズ:「その気概は認めてあげる。此処では必要ないものだけどね」
マリィ・ローズ:「異常が無いならそれでいいの」
マリィ・ローズ:「けれど、本人すら気づかないレベルの些細なケガが、フィルムに取っては命取りになる場合すらある」
マリィ・ローズ:それでも、と食い下がる彼をひとしきり宥めたあと。やれやれと言った様子で首を振って。
マリィ・ローズ:「ジルちゃん。あなたはこっち」
マリィ・ローズ:くいくい、と手を招き。監督室へと歩みを進めていく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あ~……」ちょっと気まずそうに周囲を見回し──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……ハイ。監督」片手で頭を抱え、とぼとぼと監督室へ続く。
マリィ・ローズ:迎え入れられた監督室は簡素な調度品しか置かれていない、手狭な部屋であった。
マリィ・ローズ:羅府・ハニウッドにおける、新進気鋭の映画監督に与えられる部屋としてはお世辞にも相応しいとは言えないでしょう。
マリィ・ローズ:「適当にしていてね」
マリィ・ローズ:お湯を沸かし、紅茶を2つ淹れて。ひとつをあなたに。
ジルマール・ゴンサルヴェス:その辺にある椅子を引いて勝手に座る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ありがと。俺はコーヒー党だけど、監督の淹れた紅茶は旨いから好きですよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:遠慮なく受け取り、口をつける。
マリィ・ローズ:「あら、ありがとう。貴方が淹れたものには負けるけれどね」
マリィ・ローズ:薄く笑ったあと。ぽつりと零す。
マリィ・ローズ:「全く、ガッカリ。もっとやれると思っていたのだけど」
マリィ・ローズ:「私が落胆してる相手、わかる?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あ~……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:わざとらしく視線をさまよわせる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……このセイロンの深みが足りないとか、カップの白さが足りないとかいう話じゃあないんなら……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「まあ……その……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……俺でしょ?」
マリィ・ローズ:「分かってるじゃない」
マリィ・ローズ:非難するように目を細める。
マリィ・ローズ:「スプラッタを撮るつもりはないの」
マリィ・ローズ:はあ、と息を吐く。「最近のあなた、ひどいわね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ分かってる。みなまで言わないでくれ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:頭を抱える。それも今までよりはよほど真剣に。
マリィ・ローズ:「いいえ、言わせてもらう」
マリィ・ローズ:「あのコみたいな。あなたのことが大好きで堪らない人たちは、気付けないレベルかもしれないけれど」
マリィ・ローズ:「私の目は誤魔化せない。動きに精彩を欠いている」
マリィ・ローズ:「体調でも崩した?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ここしばらく、ハニウッド俳優ジルマール・ゴンサルヴェスは、スランプが続いている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:演技もどこか迫力に欠け、またアクションも心なしかギクシャクしたものになっている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「体調って言や体調かも知れないんですけど……んまあ色々、個人的な問題があって」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああいや、スキャンダルになるような話じゃあないんで、そこは安心してください。もっとこう……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ね?」
マリィ・ローズ:「ね?じゃないわよ」
マリィ・ローズ:肩を竦める。
マリィ・ローズ:「“友達”としては、休養でも取ってゆっくり回復してほしいものだけど」
マリィ・ローズ:本日何度目かの長い溜息の後。懐から一枚の封書を取り出してみせる。
マリィ・ローズ:「“上司”としては別」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……それは?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:“上司”という言葉が何を意味しているか、察しのつかない男ではない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:でももしかしたら違うかも……違ったらいいな……という一縷の望みにかけ、一応惚けたふりをしてみる。
マリィ・ローズ:「あなたの“もう一方の仕事”にお呼びがかかったって事」
マリィ・ローズ:「読んだらいつも通り、燃やして頂戴」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺がこんなにスランプで困ってるのにぃ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:情けない顔で抗弁しつつも、渋々受け取る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「今からでも有給申請できたりしない? ムリ? ああそう、分かってたよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ぶつぶつ文句を言いながら、封書へ目を通す。
GM:達筆な筆文字で書かれた文章(もちろんアルファベットだ)はこれ以上なく、ひどく簡潔なものだった。
GM:日本から訪れたというNINJA。
GM:キョウマ・クジョウを“抹消(デリート)”せよ。
マリィ・ローズ:「G.G.」
マリィ・ローズ:「羅府は今、混沌の渦中にある」
マリィ・ローズ:「相次ぐマフィア同士の抗争に、先日起こった大規模なテロ被害」
マリィ・ローズ:「経済的影響も計り知れないものとなりつつあるわ」
マリィ・ローズ:「これ以上、対外に弱みを曝け出したままではいけない」
マリィ・ローズ:「確実な仕事が求められるの」
ジルマール・ゴンサルヴェス:撮影現場での俳優としての顔とも、いま“友達”と話していた顔とも違う、冷たい目でその文字を読む。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「で、哀れにもスランプ中のハニウッドスターが選ばれたと」
ジルマール・ゴンサルヴェス:灰皿へ手紙を乗せる。──何もした様子もないにも関わらず、手紙は燃え始める。
ジルマール・ゴンサルヴェス:疑問を差し挟むことはない。それが国家のエージェントとしての姿だった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「了解。……あ~」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「その代わり……撮影が押すのは勘弁してくれよな?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:それはそれとして、エージェントとして以外の部分では全然条件をつけたがる。──それもこの男のスタイルだ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:都合のいいことを言って、おどけたようにウインクしてみせた。

GM:マリィ・ローズのハンドアウトを公開します。

マリィ・ローズ 秘密/有 居所/無 感情/無
ハニウッドに彗星の如く現れた新進気鋭の映画監督にして、中央情報局所属のエージェント。
国籍不明、年齢不詳。過去のキャリアは謎に包まれている。
PC2の“仕事”の上司でもある。

【使命】アメリカ合衆国の国益を守る。

GM:また、ジルマールさんは今回の仕事の経費として、「お金」を1つさしあげます。
GM:大事につかってね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:おっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:太っ腹な上司をもって幸せですよへへへ……
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:2 → 3
マリィ・ローズ:媚びたって撮影スケジュールは伸ばさないわよ

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OP3 フェルディナンド・グクマツJr.

GM:PC3、フェルディナンドさんのOPとなります。

GM:■羅府・スキッドアウト
GM:羅府、ひいては米国屈指の犯罪発生率の高さを誇るこのエリアは、家なき人々が最後に寄る辺でもあり、ギャングやマフィア同士の抗争が耐えない地区でもある。
GM:時刻は昼。曇天の下、今日も今日とて喧騒の声は絶えないのであった。
GM:「お、おい……話が違うじゃねえか!」
GM:ぶかぶかの衣服を纏った男が、声を荒げている。
GM:「グラム50ドルって話だっただろ!? ご、……500ドルってどういうことだよぉ!」
GM:一方で、その怒気を受けているアジア人の男の目はひどく冷たい。
GM:「この前の火事で工場、消えてなくなった。値上げ、当たり前」
GM:「10倍の何処が当たり前なんだよ!」「クソったれの華僑が!」「アジアンは計算もできないんでちゅか?」「なめてんじゃねえぞ、こらあ!」
GM:後ろに控えていた仲間を呼び出したラッパー集団が一斉にナイフや銃を取り出し、冷たい目をした男に突きつける。
GM:ぱちん、と件の男が指を鳴らす。すると、どこからとも無くカンフーファッションに身を包んだ男たちが幽鬼の如く現れていく。
GM:まさに一瞬即発!
フェルディナンド:張り詰めた空気を破るのは──「ピロン♪」という電子音だった。
フェルディナンド:スマートフォンのシャッター音だ。
フェルディナンド:男たちが辺りを見渡すと、さらに周囲から「ポコッ♪」「パシャッ」「ピロン♪」と音が続く。
GM:「な、なんだぁっ」「見せモンじゃねえぞ!」「てめえの仕業でちゅか!?」
フェルディナンド:どれほど日常茶飯事と化していても、往来で抗争が起きることを望む人間はいない。
フェルディナンド:自分で止めることはできなくとも、その姿を窓ガラス越しに撮影するぐらいの”協力”はできるのだ。
フェルディナンド:「そして、その画像を拡散する場を用意したのが──」
フェルディナンド:わざとらしくブレーキ音を立てて、男たちから十数m離れた場所でバンが止まる。車体にはオレンジ色でこうプリントされている。
フェルディナンド:「──『K2R』ってわけです、オーケー?」
フェルディナンド:バンは何もしない。武器を構えたり、ましてや男たちに突っ込むわけでもない。
フェルディナンド:ただ記録し、その情報を公開し続ける。そのための堅牢な装備をしていることは見て取れるだろう。
フェルディナンド:「治安の悪さと解決策は色々ありますが、僕が辿り着いた結論は、シンプルな一つ」
フェルディナンド:「”皆がやっていて、俺がやったとわからない”と、モラルは格段に下がるんです」
フェルディナンド:「なら、見てやればいいのです。これはJAPANに伝わるゼンの思想ですね!」
GM:自分ひとりひとりに向けられたレンズに、男たちはうろたえている。
GM:「お、おい。やっちまわねえのか?」「バカ言うなよ!退学にでもなったら……」「ママにバレたら怒られちゃいまちゅ」「どうする?」「しかし、大姐からは……」
GM:空気が弛緩していくのがわかる。そんな折。
“ビエンフー”:「おーい」
“ビエンフー”:音もなく。奇抜な格好をした少女が影から現れる。


GM:「だ、大姐!」
GM:先ほどから表情の一片も変えなかった、カタコトの男が。彼女の姿を見た途端。がくがくと震えだす。
フェルディナンド:(何だ、あの女性は……アジアンマフィアかな?)
フェルディナンド:タブレットを操作し、女性の姿を拡大している。
“ビエンフー”:“鐵拳盟”。
“ビエンフー”:主に中国系の移民で構成されたマフィアのうちのひとつ。
“ビエンフー”:規模は小さいながらも今最も悪名を轟かせている羅府の犯罪組織のひとつであり。
“ビエンフー”:そのトップを務めるのが、この“ビエンフー”という少女なのであった。
“ビエンフー”:と、いうことを、フェルディナンドさんは知ることができたでしょう。
フェルディナンド:(……よく見たら、“鐵拳盟”のトップじゃないか)
フェルディナンド:冷や汗を流し、配信ボタンを操作している。
“ビエンフー”:「待ちくたびれてさ。来ちゃった」
フェルディナンド:「と、言うところで。抗争の抑止力としてのパフォーマンスは存分にお見せできたんじゃないかな?」
フェルディナンド:「以降はサポート体制の説明に移ろう! グッバイ!」
フェルディナンド:動画に繋ぎ、配信を切る。
GM:「だ、大姐。すぐ終わる仕事だった筈なんですが……」
GM:震える指で、自らに向けられたカメラを指さしている。
“ビエンフー”:「お、何何。撮ってるの?」
“ビエンフー”:いえ~い。とピースを浮かべたのち。「で?」
GM:「で、ですから。俺達の顔が割れると。縄張りでの仕事に支障が……」
“ビエンフー”:男がそれを言い終わる前に。ぺち、と目のあたりをはたく。
“ビエンフー”:「訳わかんない」からからと笑って。
GM:「あ、ぐ、あああああっ………!」
GM:軽く叩かれたはずの男の目からは、尋常ではないほどの涙が滝のように流れ、次第にその色は赤く染まっていく。
“ビエンフー”:「あたしって天才だな。これなら、視られても平気でしょ」
フェルディナンド:(ゲゲーッ! 出たよ、人前で平気に罪を犯すイカレ野郎だ!)
フェルディナンド:(拡散で止まるか、こんな未開の蛮族! 秘密兵器を使うのは避けたいが……どうする!?)
フェルディナンド:冷や汗を脂汗に変えつつ、タブレットを押す。
フェルディナンド:「ヘイKuKu、この状況を切り抜ける方法!」
GM:場に緊張が一斉にはしる。気がつけば、薬の取引をもちかけた方の集団は散り散りになって逃げていったあとだ。
KuKu:「ピピピ。おはようございます、社長」
KuKu:平坦な機械音声が場に響く。
KuKu:「その前に───」
KuKu:「回避を推奨します」
フェルディナンド:「!」ギアをバックに入れ、アクセルを踏み込む!
“ビエンフー”:ドゴォ!という衝撃音!
“ビエンフー”:先程まで車があったアスファルトの地面に、クレーターのような穴が空いている。
“ビエンフー”:「ね~」
“ビエンフー”:「なんで逃げんの?」
フェルディナンド:「このバンは新品でね! 減価償却が済んでないんだよ!」
フェルディナンド:スピーカーを通じて話しかける。
“ビエンフー”:「つれないなあ。顔ぐらい見せてよ」
フェルディナンド:「英語が通じると信じて言うわけだけどさ、道路や人体をぶっ壊すのって、人間よりグリズリーに近いだろ?」
フェルディナンド:「サファリで車から降りるバカはいないって、コト!」
フェルディナンド:アクセルを踏み、そのまま逃走しようとします。
“ビエンフー”:「あたしだって人間なのにな~。グリズリーよりはたぶん、強いけど」
“ビエンフー”:「いやでも。闘ったことないから、わかんないな」
“ビエンフー”:「開幕ヒザを顎に入れて怯んだ所で……スリーパー極めればいけるかな」
“ビエンフー”:「あっ。立ってたら届かないかも。う~ん……あんたはどう思う?」
“ビエンフー”:「………あっ」
“ビエンフー”:声をかけた相手は、通りの角を曲がり、去っていった後であった。
KuKu: 
KuKu:「お疲れ様です。社長」
KuKu:走行中のあなたに、労うような声をかけるぞ。
フェルディナンド:「素晴らしいアドバイスだったよ……」
フェルディナンド:「他のバンも問題ないかい?」
フェルディナンド:「ズラ~ッと『K2R』ロゴを並べて、自警団として公告するつもりだったのに…あのグリズリー女のせいで台無しだ!」
フェルディナンド:「ま、肝心なところは撮れたし、チームが無事ならまたチャンスはあるな」
フェルディナンド:「みんなに”今日はおつかれ”って、チャットに挙げといてくれ、KuKu! ミーティングは明日でも……」
KuKu:「社長」
KuKu:あなたと、あなたのチームが一丸となって開発した独自AI。その声色は至って機械的で、平坦なものだ。(誰かの拘りかもしれない)
KuKu:しかし、こんな時の彼女は決まって。何か都合の悪い一報をあなたに届けるのが常であった。
KuKu:「悪いニュースと、とても悪いニュースがあります」
KuKu:「どちらからお聞きになりますか?」
フェルディナンド:「……」
フェルディナンド:「オーケイ、いっぺんに頼むよ」
フェルディナンド:「この後の予定が押したら困るだろ? すぐ解決できる問題ならいいけどね」
KuKu:「承知いたしました。では、悪い方から」
KuKu:「バンの損傷は軽微ですが、モーターの稼働に一部異常が見られます」
KuKu:「今回の広告費のコストと、修理費で。トータルはややマイナスといった所でしょうか」
フェルディナンド:「クソ!」ハンドルを叩く。
フェルディナンド:「今年一番のバッドニュースだよ、ランキングを変えるべきだな、KuKu!」
KuKu:「大変申し訳ありませんが」
KuKu:やや間を空けて。
KuKu:「今年一番のバッド・ニュースは。すぐに更新されることでしょう」
KuKu:「こちらをご覧ください」
KuKu:車のフロントウィンドウの片隅に映された、バーチャル・ヴィジョン。
KuKu:あなた宛に届いた、匿名の電子メールをひとつ、KuKuが開いてみせる。
GM:添付画像を開く。血痕が付いた、社員証のようだ。
GM:会社名は、“K2R”。社員名、“ソフィア・メンドーサ”。
GM:それは紛れもなく、あなたがこの世で最も信頼しているチームの一員のひとりであり。
KuKu:「メールに記載された文章を読み上げます」
KuKu:『仲間は預かった』
KuKu:『無事に、返して欲しければ─────』
GM:口元を黒い布で隠した、アジア人の少年の写真。
KuKu:『この男を消してください』
KuKu:「との、ことでした」
フェルディナンド:「……クソ!」
フェルディナンド:「…送信元は!? ソフィアの位置はわかるか!?」
KuKu:「社長。私はK2Rが開発した最高峰のAIアシスタントです」
KuKu:「普段であればそのような特定など、造作もないことです」
KuKu:「このKuKuにかかれば……」
KuKu:「………」
KuKu:「?」
KuKu:「不明なエラー。社長……」
KuKu:「どうやら、相手は一筋縄ではいかない相手のようです」
KuKu:「このKuKuを欺くとは。信じられません」
フェルディナンド:「同感だ。すさまじい敗北感だよ」
フェルディナンド:「そもそも僕たちを相手に誘拐なんてのを、挑める技術が向こうにはある」
フェルディナンド:三度ハンドルを殴打し、手の痛みに顔をしかめる。
フェルディナンド:「……作戦変更だ。まずは向こうに従うように、この少年を追ってくれ」
フェルディナンド:「逆に言えば、そんな技術のあるやつらが、自分じゃ手が出せない。そういう秘密が、この少年にもあるはずだ」
フェルディナンド:「そこから犯人の正体が暴けるかもしれない、そうだろ?」
フェルディナンド:「そうだ。そうに決まってる」
フェルディナンド:片手で忙しなくタブレットを操作しながら、アクセルを踏み込む。
フェルディナンド:「僕たちのチームは、これからなんだからね」
フェルディナンド:秘匿のサーバーに顔写真を挙げる。
フェルディナンド:ピロン、と電子音が響いた。

GM:“ビエンフー”、およびKuKuのハンドアウトを公開します。

“ビエンフー” 秘密/有 居所/有 感情/有
主に中国系の移民で構成されたギャング・鐵拳盟のリーダー。
鐵拳盟で最も有名な掟のひとつが、所属構成員は全員、刃物や銃器などの所持を禁止されていることである。
PC3に並々ならぬ執着を抱くようになっちゃったぞ。

【使命】縄張りを広げる。

KuKu 秘密/無 居所/無 感情/無
“K2R”が開発した最先端にして最高峰のAI。
PC3の戦術アシスタントも務める。
口が悪い。

【使命】データ無し

KuKu:そして、社長にはKuKuからお小遣いをあげます。
GM:フェルディナンドさんは「お金」を1つゲットだ!
フェルディナンド:あっやった~!
system:[ フェルディナンド ] 忍具:3 → 4
フェルディナンド:今日の収益はプラスですね
GM:b

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OP4 羽室ハムリン

GM:PC4、ハムリンさんのOPとなります。

GM:■羅府・ハムリンハウス
GM:世界を牽引するエンターテイメントの中心地である羅府!
GM:此処は様々なアーティストが居を構えている、ホットなスポットでもあるのだ。
GM:そんなアーティストのうちの一人であるあなたはつい先日、初連載の作品を完結させたばかり。
GM:話題沸騰、超絶怒涛の展開を以て完結したあなたの作品により、羅府においてあなたの名を知らぬものはあんまりいなくなった!
GM:暫くの小休止を迎え、自宅で休息を得ているあなたは。どんな休日を過ごしているのかな?
羽室ハムリン:「ふふ……ふはは……フハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「忙しい……忙しいね」
羽室ハムリン:「この美しい僕を見つめているだけで……一日が終わってしまう!!!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:鏡の前で美しくポーズを取る。
羽室ハムリン:その美しさをうっとりと堪能した後、またポーズを変え……
羽室ハムリン:なんて美しいのだ!!!!!!
羽室ハムリン:その美しさにまたうっとりとしてしまう。
羽室ハムリン:羽室ハムリンの休日は、自分を見つめているだけで一日が終わりがちだ。
羽室ハムリン:「ああ……なんて美しい僕!この美しさを僕一人で独り占めしてしまっていいのだろうか?」
羽室ハムリン:「構わない!!!!!!何故なら僕は世界で一番美しいのだからね!!!ハハハハ!!!!!!!!!」
GM:今日も今日とて、あなたは美の追求に余念がなかったようだ。
GM:そのまま、一日が終わろうとした……その時である。
GM:ピンポーン、というチャイムの音と共に。か弱い女性の声が聞こえてくるよ。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「は、ハム先生ぇ~」


羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!」
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!!!!!!!」
羽室ハムリン:美しさに集中しているので一回スルーする。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「うう……きっとまた、鏡の前なんだわ……あっ、カギ、空いてる」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「気を付けてって言ってるのに……お、お邪魔しまぁ~す」
メトシェラ・ナム・マーシュ:いそいそとあなたの前に姿を表したのは、メトシェラ・ナム・マーシュ。
メトシェラ・ナム・マーシュ:あなたが作品を連載していたコミックの編集者にして、あなたの担当でもある。
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぼさぼさの長髪からいつものように、気弱な瞳でハムリン先生のようすを伺っているぞ。
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!!!!!!ハハハハ!!!!!」
羽室ハムリン:美しいポーズを取るためにタンスの上に上ろうとして――
羽室ハムリン:「……おや?メトシェラ君じゃないか!どうしてここにいるんだい?」
羽室ハムリン:「誘蛾灯に導かれる如く僕の美しさの輝きに惹かれてきてしまったのかな?いけない子猫ちゃんだね!ハハハハ!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ちゃ、ちゃんと呼び鈴鳴らしましたよう」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「大変なんですぅ、ハム先生」
羽室ハムリン:「呼び鈴?なんで僕がそんなものに左右されないといけないんだ?」
羽室ハムリン:「どうしたんだいメトシェラ君!僕の美しさに卒倒した人でもでてきてしまったかな?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:嫌な思い出を振り返るようにぶんぶんと頭をふる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「もう二度と、ハム先生の握手会には付き添いたくないですう……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「で、でも、そうじゃなくてえ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「こ、これを見てくださぁ~い!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:抱えていた漫画雑誌を広げてあなたに見せる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:あなたが連載していた雑誌とは違う会社の漫画雑誌のようですね
羽室ハムリン:「おやおや……どうしたんだい!この美しい僕の瞳に僕以外のものを映そうとはずいぶんな勇気だね!」
羽室ハムリン:髪をかき上げてポーズを決めながら見てみます。
メトシェラ・ナム・マーシュ:美の追求に余念がないまま、あなたが雑誌のページを捲ると……とある新連載の作品のページが開かれた途端、その手はぴたりと止まることでしょう。
メトシェラ・ナム・マーシュ:プロであるあなたには一目でわかります。
メトシェラ・ナム・マーシュ:この画のタッチ、キャラクターを描く際のクセ、コマ割り……エトセトラエトセトラ。
メトシェラ・ナム・マーシュ:それは、あなたの書く作品に瓜二つであること。
メトシェラ・ナム・マーシュ:加えて……
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ま、前に……触りだけわたしも聞かせてもらった」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「例の……“夢”?がどうのってアイデア、あったじゃないですかあ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「これ、あの……そのまま、このコミックの舞台になっているみたいなんですけどお」
羽室ハムリン:「…………」
羽室ハムリン:高笑いをやめ、真剣な表情になる。
羽室ハムリン:「メトシェラ君」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ひい」
羽室ハムリン:「どうしてキミは至近距離でこの僕の顔を見つめているのに正気を保っていられるんだ?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ええ?」
羽室ハムリン:「この美しさを見つめていて……頭がおかしくならないなんてすごい胆力の持ち主だね!ハハハハ!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「しかしまあ、この漫画、ふぅむ」
羽室ハムリン:「心の強いキミだから見つけられたのかもしれないが……ふふ、ハハハハハハハ!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕をまねるだけなら結構!美しさに近づきたいと思う気持ちはだれにも止められないからね!!!!」
羽室ハムリン:「素晴らしいものを見たら、それに近づきたいと思う気持ちは分かる!」
羽室ハムリン:「だがこれはどうやら様子が違うようだね。ふーむ……」
羽室ハムリン:「まるで未来の僕が描いたようだ!ハハハハ!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「面白い!面白いよ。この漫画は誰が描いたんだい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「え、と……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:もじもじとした様子で、上目遣いであなたを見る。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしには、全然、見当もつかなくて……それで」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あ、あのお~。一応、聞いておくんですけどぉ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:へへ……どこか自虐を感じさせる笑みを浮かべる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、私はぜんぜん、そんなこと思ってないんですけどぉ」
羽室ハムリン:メトシェラの様子を見て、ああ、そろそろこの美しさに頭がやられてきたのかな……と思っている。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「これって、あの……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ハム先生が描いたものじゃあ……ないですよねえ?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ごっ、ごめんなさぁ~い!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぺこぺこと頭を下げる。
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!違うね!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「でも、編集部の人はそうじゃないか?絶対にそうだろう。じゃあお前が聞いてこいって。うう~っ……なんで私が聞かなくちゃいけないんですかあ?……わからないんなら自分で聞けばいいのに……それに聞くだけならメールとか、百歩譲って電話でもいいじゃないですかあ。なのに編集長ってば、『担当作家と目と目を合わせないで何が編集者だ!』って。意味がわからないですう。いつの価値観ですかあ?時代に適合したアップデートをしていけない人間がいつまでも上に居座っているのって本当に下の人間にとって迷惑ですし仕事のストレスのはけ口に私を使わないでよお……でも多かれ少なかれ、コミックなんて元々好きでもないジョックの下で働いているわたしみたいな女なんて世界にありふれているんでしょうね……そう考えればハム先生みたいな凄い漫画家さんといっしょにお仕事できる私ってマシなのかな……でもでも
羽室ハムリン:「メトシェラ君」
羽室ハムリン:早口で呟く彼女の言葉を遮るように指で顎をクイッと持ち上げる。
羽室ハムリン:「この僕の美しさを讃えるのに言葉はいらないよ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ヒュイッ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:林檎のように顔が真っ赤っ赤になっちゃったぞ。
羽室ハムリン:「僕の美しさを前に混乱する気持ちは分かる……」耳元で囁く。
羽室ハムリン:「だが大丈夫だ……恐れることはない。僕の美しさだけがこの世の真実なのだから……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そ、そうですよね! へへ、へへ……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:謎の説得力により、こくこくと頷いている。
羽室ハムリン:「しかしまあ、そうか。僕が描いたと思われてしまうのだね」
羽室ハムリン:手を離すとうーんと腕組みをしている。
羽室ハムリン:「ああ……本物の美しさに触れることなく偽りの美を美と思う読者が可哀想でならない!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そうなんですう。ハム先生のファンの人たちって、ちょっと過激……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あの!熱狂的といいますか。ハム先生の美しさに脳を焼かれちゃった人たちがいっぱいいるのでえ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:SNSでは、既にこれが羽室ハムリンの最新作か? いや紛い物に決まってるでしょ。などといった論争が相次いでいる……こともたどたどしく説明している。
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!!!!!!」
羽室ハムリン:高笑いを上げたかと思うと突然メトシェラ君に壁ドンする。
羽室ハムリン:「声明を出そうか?無論この僕の画像9、説明文1くらいの割合で」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ひん……」
羽室ハムリン:「ああ……しかし下手に反応するのも喜ばせてしまうのかな……?」耳元で囁く。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「く、くすぐったいです」
羽室ハムリン:「キミはどうされたら喜ぶかな……?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わたしは、わたしは」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「……この、P.N」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「『キョーマ・クジョー』は、ハム先生じゃないとおもいます」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしは……先生が描く、新しい物語を」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「読みたいだけなのでぇ……うう」
羽室ハムリン:「フフ……フフフ」
羽室ハムリン:身体を離すと、ソファに片足をかけポーズを取る。
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「そうか……僕の美しさは何者にも揺るがされることはない!この謎の漫画家、キョーマ・クジョーも放っておいても構わないが……」
羽室ハムリン:「興味がある!非常に興味があるね」
羽室ハムリン:「何を思ってここまで美に近づけたのか……僕と同じ思考回路をしているのか?」
羽室ハムリン:「ああ……僕の真似事をして」
羽室ハムリン:「ちっとも美しくなかったら、殺してしまうかもしれないね!ハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「そうだね!このままキョーマ・クジョーを放っておいて、僕が新作を出しても……」
羽室ハムリン:「僕の方がパクりだと思われてしまうね。後発だからね」
羽室ハムリン:「それは困る!この美しさは何かを真似たものではないと証明しなければならないね」
羽室ハムリン:「決めたよ。僕はこのキョーマ・クジョーを探そう!!!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:殺してしまうかも、という言葉を聞き、びくりと震えるも。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わたしの方でも、探してみますう」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あの、ハム先生」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ハム先生は、その……キョーマさんに会ったら……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「どうするおつもりですかぁ……?」
羽室ハムリン:「ふぅむ……」腕を組む。
羽室ハムリン:「難しい問題だね。真似るのをやめるように言うなんて、美しくなさすぎるだろう?」
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョー、彼が……彼女かもしれないが……何を考えてこういったことをしているのか。それを聞き出すね」
羽室ハムリン:「僕を貶める目的だったら僕だって穏やかな手段ではいられないね!ハハハハ!!!!!!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ひぃいぃ……あの、くれぐれも法に触れることだけはご遠慮していただきたいっていうかあ」
羽室ハムリン:「法よりも僕の方が美しいのに?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「それはそうですけどお……」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!僕だってむやみやたらに危害を加えるつもりはないよ。漫画が描けなくなったら困るからね!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「だが、相手が穏便に済ませるつもりがなければ僕だって美しく泣き寝入りをするつもりはないってことさ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「うう……どうしよう……強請られたりしたら……わたし責任取れないよお……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:既にぐすぐす泣いている。
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!涙は僕の美しさに感動したときにとっておきたまえ」
羽室ハムリン:頬に手をかけ涙を指で拭う。
羽室ハムリン:「大丈夫さ。僕は真似られたりすることは気にしていない……大事なのは、このアイディアをどこで手に入れたのかという事。そして、何故こんなことをするのかということ」
羽室ハムリン:「そのうえで強請るというのなら二度と強請れないように物言わぬ美しい身体にしてやるだけだね!ハーハハハハハ!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「だ、大丈夫かなあ……」
GM:担当編集の心配そうな表情を他所に、美しい高笑いは何時までも絶えなかった。

GM:メトシェラ・ナム・マーシュのハンドアウトを公開します。

メトシェラ・ナム・マーシュ 秘密/有 ペルソナ/有 居所/無 感情/有
PC4の編集者。気が弱く押しに弱い。
ドジでおっちょこちょいだが、担当作家の原稿を一度も失くしたことがないのが自慢。

【偽装】PC4に新しい作品を描いてもらう。

GM:メトシェラは一般人のため、【ペルソナ】を所持しています。
GM:【ペルソナ】を所持しているキャラクターに初めて情報判定を試みる場合、【秘密】か【ペルソナ】の真実か、どちらかがランダムで選ばれます。
メトシェラ・ナム・マーシュ:あと……ハム先生!原稿料がはいりましたぁ~!
メトシェラ・ナム・マーシュ:「お金」を1つ振り込んでおきますねえ
羽室ハムリン:ハハハハ!!!!!ありがとうねメトシェラ君!!!!!!!!
羽室ハムリン:この大ヒット漫画家の印税と同じだけのお小遣いを渡せる男を殺した九条匡真……何者なんだ?
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:4 → 5
GM:なにものなんだろう……

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OP5 八卦ミノリ

GM:PC5、八卦ミノリさんのOPとなります。

GM:■日本・水波市
GM:水波市。
GM:日本有数の港湾都市にして、諸外国との貿易の拠点として発展を遂げてきた街である。
GM:あなた───八卦ミノリさんは、少なくとも命の危険が及ぶ類のものではない……簡単な忍務を終え、一息ついていたところです。
GM:海の見える公園とかあたりかな。
GM:さあ、これからどうしようか……と考えを巡らせる間もなく、あなたの持っている携帯端末に連絡が入ります。

GM:「………む」
GM:威厳のある男の声。
GM:「もう映っているのか」
GM:映し出された映像には、その広くなった額のみがいっぱいに映し出されている。
GM:やや焦ったような少女の声がその背後より響き。二、三度ほどやり取りしたかと思えば。
八卦ミノリ:「オヤジ、近いよ」
GM:あなたもよく知っている、巖のような大男の姿。
GM:「すまん。不慣れなものでな」
八卦ミノリ:「いい加減慣れなって、ええと、忍務、オッケー、つつがなく」
八卦ミノリ:そう言ってカメラにフィルムケースを映す。
八卦ミノリ:その中では毒々しい色をした蜘蛛がごそごそと動き回ってる。
八卦ミノリ:遺伝子工学で半妖魔化した特殊な個体でありその毒には強い中毒成分がある。
八卦ミノリ:これはいわば"生きた麻薬"であり、他のペット用生体に紛れ込ませることでセキュリティを抜け出そうとしていたのだ。
GM:うむ、と大きく頷いた後。
GM:「お前にかかれば造作もない忍務であったようだ」
GM:「“それ”の調子は?」
GM:自らの左目のあたりを指す。
八卦ミノリ:「うん?使うまでも無かった。それにちゃんと目薬さしてるし」
八卦ミノリ:大丈夫!とばかりに覇気のないガッツポーズを取る。
GM:ふ、と口元だけを歪めて薄く笑い。
GM:「そうか」
GM:それだけ言い放ち、押し黙り、暫くの時が流れる。
八卦ミノリ:「……何か、言いにくい時のやつだ」
八卦ミノリ:「でも黙ってたところで何かが好転するわけでもない。オヤジ……ボクのアイス食べたの??」
GM:「“おれは”食べてない」
GM:ごほん、と咳払いをしたのち。
GM:「……予てより、羅府に潜入していた“黒猫”より報せが届いた」
GM:「同地区へと忍務を命じていた廻鴉、七嶺透守が死んだ」
八卦ミノリ:「ナナミンが?」はじめて表情に変化を見せる。
GM:七嶺透守といえば。“朱狼”の異名ももつ、あなたの里でも優れた忍びのひとり。
GM:“兄”と共に、少なからず親交もあったかもしれない。
八卦ミノリ:「"何"で、と"誰"が、はもう割れてるの?」
GM:「殉死ではない」
GM:「まして、妖魔によってその生命を絶たれたわけでもない」
GM:「同じ、忍びに。殺されたのだ」
GM:「下手人の名は……」
GM:「九条匡真」
八卦ミノリ:「……。」
八卦ミノリ:その目がすぅ、と細められる。
八卦ミノリ:思案に耽るような面持ち。
八卦ミノリ:「それは……おにぃの"忍務"?」
八卦ミノリ:ありえないことではない。同じ主君、あるいは依頼主を持ちながら様々な思惑によって結果的に殺し合う【使命】を受けることは。
GM:「忍びには。それぞれに果たすべき忍務。使命が存在する」
GM:「それを、他者が詳らかにすることはできぬ。然し」
GM:首を横に振る。
GM:「おれがあれに命じたのは、七嶺の命を奪うような類のものではない」
GM:既に、電子の世界において。身元不明の日本人の死体と、その傍にいる九条匡真の姿が撮影された画像が出回ってしまったこと。
GM:鞍馬から比良坂へ、比良坂から、海外への潜入工作員へと。“火消し”は順次行われてはいるものの。どうしても“ラグ”があり、すべてを抹消することは不可能であること。
GM:「忍びの世と、表の世界。その境界の守り手こそが、鞍馬神流」
GM:「その秩序を乱したものが、ましてや鞍馬とあれば」
GM:「我々の手で葬らねばならぬ」
八卦ミノリ:「……本来は、そういうのは廻鴉の仕事だよね」
八卦ミノリ:「今回は"身内"が被害者だから、頭に血が昇っちゃってるわけだ。面子とか特に気にするものね、鞍馬の中でも」
八卦ミノリ:「なので、身軽で……標的をよく知っていて、対策が出来る、そういう人材が欲しかった」
八卦ミノリ:「うん、なるほど」
八卦ミノリ:「パスポート、持ってないけど、用意してくれるの?」
八卦ミノリ:「それとも、ここからもう?」
八卦ミノリ:そう言って港に停泊する大型船舶へとカメラを向ける。
GM:ふ、と息を吐き。僅かに頷く。
GM:「羅府までの同行には、“蝙蝠”を付ける」
GM:「合流し、共に羅府へ迎え……おれは、“秋葉山”に赴いてくる」
GM:憂鬱そうに目を閉じたのち。
GM:「八卦」
八卦ミノリ:「うん」
GM:「すべて、お前に任せたぞ」
GM:それきり言い残し、背後の襖の奥へと消えていく。
八卦ミノリ:「……通話、切れてないし」
GM:そのすぐ後、画面外から、ひょこりと顔を覗かせる少女。
“蝙蝠”:「キヒヒ。そ~いうことだ」


“蝙蝠”:にやにやと下卑た笑みを浮かべた少女が現れる。
“蝙蝠”:“蝙蝠”は、あなたと同じぐらいの年頃の少女で、なにかにつけてはあなたを敵視している、同じ鞍馬神流の忍びである。
“蝙蝠”:「平たく言えば監視だよ。か・ん・し」
“蝙蝠”:「ミノリちゃんはよ~、お兄ちゃんがだ~い好きだったもんな~?」
八卦ミノリ:「うん、そうだよおにぃ大好き」
八卦ミノリ:「"蝙蝠"も、監視頑張ってね」
八卦ミノリ:「なるべく、ボクの邪魔はしないよう……できるよね?」
“蝙蝠”:「ケッ!スカしやがって……」
八卦ミノリ:ふ、と小さく微笑む。
“蝙蝠”:「ふん。いいザマだぜ。昔から目障りだったんだよな~、九条のやつ」
“蝙蝠”:「ちょっとばかし才能と家柄があるってだけで、上から特別扱いされてよ~!」
八卦ミノリ:嘲りではなく、単に世話の焼ける同期に向けるような好意を含んだ笑い。
“蝙蝠”:「いいか!てめ~も妙なマネしたら、この蝙蝠サマがすぐチクってやっからな!」
八卦ミノリ:「?、特別扱いは仕方ないよ」
八卦ミノリ:「だって、"特別"だもの」
八卦ミノリ:「別に、それが仕事なんだからチクれば良い。でも、妙な勘違いして足を引っ張ったら……」
八卦ミノリ:「殺すよ?忍務の邪魔だし」
八卦ミノリ:淡々と、ただ事実を報告するかのように告げる。
“蝙蝠”:ひ、とややたじろいだのち。
“蝙蝠”:「や、やれるモンならやってみろ!アタイはお前なんか怖くね~んだよ!」
“蝙蝠”:「ばーかばーか!スカシ女!眼帯キャラ被ってんだよ!」
“蝙蝠”:「この後すぐ!羅府まで直行だかんな!お、おおお遅れるじゃねえぞ!」
“蝙蝠”:がたがたと物音がした後、ぶつん、と通信が切れる。
八卦ミノリ:「相変わらずだなあ……何でボクに突っかかってくるんだろ、アイツ」
八卦ミノリ:「もしかしてボクのこと好きなのかな?」
八卦ミノリ:「まあ、どうでもいいか」
八卦ミノリ:どうでもいいのでそれ以上考えないようにする。
八卦ミノリ:「……羅府か」
八卦ミノリ:「おにぃ……」
八卦ミノリ:九条匡真。幼き頃から共に修行に明け暮れた、八卦稔の兄貴分。
八卦ミノリ:「きっと、ボクは運が良い」自分に言い聞かせるように。
八卦ミノリ:どこの馬の骨とも知れぬ忍びの手にかかって、自分の知らない遠い異国の地で九条匡真が始末をつけられる。それを、全てが終わったあとに知らされる。
八卦ミノリ:その可能性を考えると、とても冷静でいることはできそうになかった。
八卦ミノリ:「おにぃ、ボク強くなったよ」
八卦ミノリ:「だから、ちゃんと殺してあげる。"約束"、したもんね?」
八卦ミノリ:そう言って、港を後にする。
八卦ミノリ:ガードマンが立哨する入場ゲートを、当たり前のように歩いて通過する。
八卦ミノリ:誰もそれを咎めることはない。まるで視界に入っていないかのように。

GM:“蝙蝠”のハンドアウトを公開します。

“蝙蝠” 秘密/有 居所/有 感情/有
鞍馬神流、密蔵番の忍び。
年若く、態度も生意気で口も悪いが、巧みな探索術と交渉術を武器に、裏方として様々な忍務で一定の成果を挙げることから、鞍馬の中では結構重宝されている。
同流派で同じ年頃のPC1とPC5を一方的にライバル視しているぞ。
体術の稽古はサボりがち。

【使命】PC1を抹殺する。

GM:そして、ミノリちゃんには長からのお小遣いがありますよ。
GM:「お金」を1つ役立ててね。
八卦ミノリ:いえーい
system:[ 八卦ミノリ ] 忍具:5 → 6

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合同OP

GM:登場PCは九条匡真くん、ジルマールさん、フェルディナンドさん、ハムリンさん、ミノリちゃん。

GM:■羅府・スキッドアウト
GM:七嶺の死を目撃してから数日。
GM:人の目を避けるように、あなた───九条匡真が辿り着いた場所がここ、スキッドアウトでした。
GM:日本国内とは勝手が違い、米国である羅府から本国へと連絡を行う手段は限られており、そのどれもが危険を伴うもの。
GM:いつまでも中央情報局の目を潜り抜けるのは、九条匡真であっても難しいことでしょう。
九条匡真:「……面倒になってきたな」
九条匡真:厄介事を避けるためにも、何をおいても鞍馬への連絡。それが肝要、だが。
九条匡真:連絡用の端末はなく、七嶺のそれも破壊されていた。
九条匡真:それにしても。
九条匡真:「手配が早すぎる」
九条匡真:正確なところは把握できていないが、どうやら既に自分が探されているようだ。
九条匡真:偶然にしてはあまりにも、流れが出来すぎている。
九条匡真:「既に厄介に巻き込まれたか……?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『厄介に巻き込まれた』──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:九条君が身を隠した路地裏に、無遠慮な足音が響く。
九条匡真:態々来訪を知らせている。そういう足音だ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「何やらお困りみたいだな? ジャパニーズの兄ちゃん」
九条匡真:「……あ?」
九条匡真:顔見知り──ではない。一方的に知っている顔だ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:長身の男が、路地の壁に寄り掛かるように立っている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「観光客か? それならこんな物騒なとこに来ちゃあいけないぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:単なる通りすがり対するような気軽さで話しながら、そちらへと歩を進める。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ここの連中も根っからワルじゃあないんだが、まあ、ヨソモンの身ぐるみ剥ぐぐらいは平気でやるヤツらだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「道に迷ったんならメインストリートまでエスコートしようか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それとも」
ジルマール・ゴンサルヴェス:足を止める。──互いの間合いだ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ここから『出れない』クチか?」
九条匡真:大きく息をつき。
九条匡真:「Hey,GG.」
九条匡真:ファンボーイのように気軽な挨拶を返す。
九条匡真:「チルドレン・オブ・セイバー見てたよ、ペイシェンス長官」
九条匡真:「青臭い少年達を率いるあんたの、どっしりした重心を感じる演技がなきゃあのドラマは成立しなかった」
九条匡真:「助演男優賞を送りたいね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:予想しなかった言葉に、ぱちりと目を瞬き。
九条匡真:「おっと、訛りがきつくて通じてないかい?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああいや、わかるわかる。そう卑下すんな、そんだけ喋れれば上等だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ありがと。日本じゃ"CoS"はそこまで知名度ないって聞いてたが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「米国(こっち)じゃあ影響力あるタイトルの人気キャラのスピンオフだろ? サブキャラだからって下手こく訳にはいかなかった」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「長官が軽かったらその下の主人公どもも軽く見えちまうからな。そう言ってくれて嬉しいよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:手を振って礼を言い、振ったその手で頭を抱える。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……参ったなこりゃ。やりにくいぜ」
九条匡真:「『コミックだから』なんて偏見なく真剣にやってくれるところが実にリスペクトだ」
九条匡真:「ははっ、失礼。話が逸れたな」
九条匡真:「出れないのはそうだねえ。出たいとは思っているんだが」
九条匡真:「さて、長官にエスコートしていただいて陽の当たる道を歩むってのはチルドレンの王道だが」
九条匡真:「今の俺は導かれるチルドレンか、それとも」
九条匡真:「──あんたはヴィランを捕まえに、現場まで来た捜査官か」
九条匡真:「そいつが問題だなあ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ。俺としちゃ、ガキはしょっぴくよりゃ導く方が、気持ち的にもやりやすいとは思ってるんだけどな?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:懐へ手を入れる。──抜き打ちの姿勢。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺が背負ってる星条旗()は、俺よりちょっとばかり非情なんだ」
九条匡真:「かの英雄(キャップ)みたいなこと言うじゃねえか。次回作で演じる伏線かい?」
九条匡真:いつでも蹴りを放てる構え。既に互いに戦闘態勢。
九条匡真:「型通りに言っとくぜ?『俺はやってねえ』」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「じゃあ俺も型通りに応えよう。『お前には黙秘権がある』」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『お前の供述は、法廷でお前にとって不利な証拠として用いられる場合がある』──いや、これは違うな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「法廷に辿り着く前に、お前はくたばってる」
九条匡真:「ヒュウ、一度は聞いてみたいセリフ──から、おっかないセリフだ」
九条匡真:「聞くだけで十分だな、こいつは」
九条匡真:戦意が高まる。激突に備えて──
フェルディナンド:パパァン!
フェルディナンド:響いたのは銃声────ではない。クラクションだ!
九条匡真:「!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「──なんだ!?」
九条匡真:GGへの警戒は解かぬまま、音の方に視線を向ける。
フェルディナンド:ブレーキ痕を残し、『K2R』のロゴが二人を睨みつける。バン、とドアが開くよ。
フェルディナンド:「オイオイオイ! なぁ、どうしてすぐ揉め事が起きるんだ!?」
フェルディナンド:黒縁眼鏡の男が降りる。手にはスマートフォンのカメラを向けているよ。
フェルディナンド:「悪いね、アンタ! そっちの日本人は僕とディナーの先約がある!」
フェルディナンド:「今夜のニューストピックに載りたくなかったら────」
フェルディナンド:「G.G.? ウソだろ、ホンモノ?」
フェルディナンド:眼鏡を指で押し上げるよ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……なあおい」
ジルマール・ゴンサルヴェス:油断なく構えながらも、呆れたような顔で九条君に声をかける。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ありゃお前の友達か? ディナー行くって言ってるぜ」
九条匡真:「いや、俺も知らねえ。チャンネル変わった?」
フェルディナンド:「ハニウッドスターが顔撮られて苦しむかよ、クソッ! 僕はパパラッチか!?」
九条匡真:「おい、あんた。俺はアポイントメントなんて受けた覚えはないぜ」
KuKu:「測定。対象がキョーマ・クジョウである確率、97.526%」
九条匡真:「人違いじゃないかい?東洋人の顔は全部同じに見えるとか──おーう」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「苦しむかどうかで言やぁ一般人よか苦しむと思うぜ。撮るんならマネージャー通してからにしてくれよな」
KuKu:「対峙している人物は、“ジルマール・ゴンサルヴェス”」
フェルディナンド:「いや、アー、先約は言い過ぎた! とりあえず載ってくれないか、最高のナビゲートは約束するよ」
九条匡真:「行き先は?」
KuKu:「社長。チームの士気を上げるため、彼にサインをねだり、オフィスに飾ることを推奨します」
フェルディナンド:「見りゃわかるよKuKu! YouTubeで何度もあの顔が出てくる映画公告をスキップした!」小声でバンに。
フェルディナンド:「アー、この優秀なカーナビがどこでも連れてってくれるよ! なぁ頼む、僕の経験だと、こういう面倒くさい状況は時間が経つほど──」
羽室ハムリン:その時――上から声がする。
羽室ハムリン:「フハ……ハハハハ!!!!!」
羽室ハムリン:羅府の小汚いスラム街にそぐわない美しい気配。
羽室ハムリン:『給食』と漢字の落書きされたビルの屋上に、美しいシルエットが現れる。
九条匡真:「時間が経つほど面倒くさくなるよなあ……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「今度は何だってんだ!」
フェルディナンド:「──悪化した……」頭を抱える。
九条匡真:うんざりした顔で上を見上げる。美しい気配(ってなんだよ)の方へ。
羽室ハムリン:「フハハハハハハ!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「キミがキョーマ・クジョーだね!!!!!」
羽室ハムリン:四階建てのビルの上からでも響く美しい朗々とした声!
ジルマール・ゴンサルヴェス:「デーケぇ声」
九条匡真:「大声で人の名前呼ぶのやめてくんない?ただでさえ今まずいから、色々」
羽室ハムリン:「後ろ暗い所があれば名前を叫ばれても問題がないね!キョーーーーーーーウマ・クジョーーーーーーーーーーーーーウ!!!!!!」
九条匡真:「仮に後ろ暗いところなくてもこんな叫ばれたら迷惑」
フェルディナンド:「検索しても出なかったんだけどなぁ。みんなMr.クジョウにお熱なのか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なあ一応聞いとくがよ? アイツあんたらの知り合い?」
フェルディナンド:首を横に振る。
九条匡真:「知らないけど、仮に知り合いだったとしても知らない振りをしたい」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!そう!!!!知っての通り僕の名前は羽室ハムリン!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「美しい漫画を描く美しい漫画家だね!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「とおっ!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:屋上から飛び降りる!
羽室ハムリン:華麗に三回転半を決めて着地。
九条匡真:「羽室ハムリン……漫画家……」
九条匡真:「うわぁ……」
フェルディナンド:「わっ!…………すごい!」思わず閉じていた目を開き、驚嘆している。
フェルディナンド:「……スタントマン? 新しい映画の撮影?」
羽室ハムリン:「ハハハハハハ!!!!スタントマンではない!この僕は代替不可能の唯一無二の美なのだから!!!!!」
KuKu:「羽室ハムリン。初連載の『ネコチャンマン』で一斉を風靡した、紛れもないコミック・アーティストです」
九条匡真:「キャラよりも本人の方が濃いってこっちでもあるんだなあ」
羽室ハムリン:「キミのことも萌え・美少女にした記憶があるね!」髪をかき上げたポーズをしながらびしぃ!とG.Gを指す。
フェルディナンド:「ありがとう、KuKu。奇抜なアーティストだな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ハムリン・ハムロ……ってあれか? コミック作家の!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺をティーンのカワイコちゃんにしやがったバカか!?」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!あまり感謝しないでくれたまえ!!!!流石の僕でも照れてしまうよ!!!!!!!!」
九条匡真:「ああ、SNSでバズってたやつ……」
九条匡真:「で、何のようですかねハムリン先生」
九条匡真:「見ての通り取り込み中でして、こっちとしてもサインはあとでお願いしたいんですが」
フェルディナンド:「あんまり話していると押し切られそうなんだよ……」
フェルディナンド:タブレットを操作し、バンを遠隔操縦モードにしている。
フェルディナンド:(ムリヤリ攫えるかな?)
羽室ハムリン:つかつかと長い足を九条君の方へ動かし、息がかかりそうな至近距離まで詰め寄る。
羽室ハムリン:くい、と顎を指で持ち上げ、切れ長の目でじろじろと見つめる。
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョウ」
羽室ハムリン:「僕の作風を真似られるってことだから、どれ程美しいのかと思ったが……」
羽室ハムリン:「やれやれ、ちっとも美しくないね!ハハハハ!!!!!!!」
羽室ハムリン:至近距離で高笑いをあげる!
九条匡真:「帰っていいですか?」
九条匡真:独特の世界をお持ちの人種だ。関わってはいけないと本能が告げている。
八卦ミノリ:カラン。と乾いた音が路地に響く。
八卦ミノリ:それは、空鞘が地面へと落下する音である。
八卦ミノリ:優れた動体視力を持つ忍びたちはそれに気づく。
八卦ミノリ:それ以上に気づける者は少ない。いかに優れた動体視力を持つ忍びであっても鞍馬神流の忍び、その本気の高速機動に着いていけたのは。
八卦ミノリ:同じ鞍馬神流の忍び、そして狙われた、殺気の向かい先である標的――張本人。
八卦ミノリ:ひゅらり、と白閃がひらめく。
羽室ハムリン:「!」
八卦ミノリ:それは九条匡真の顎へとかけられていた腕が伸ばされていた空間へと。
九条匡真:「──」
九条匡真:己を狙った攻撃ではない。
羽室ハムリン:知覚するより速く。本能で危険を察し、華麗にバク転してその刃を避ける。
九条匡真:動かぬままに、放たれた攻撃の先を目にする。
八卦ミノリ:「うん。思ってたより反応が良いな……」残念そうな声
九条匡真:「お」
九条匡真:「おお」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!熱烈なアプローチだね!!!!!」
九条匡真:感嘆したように声を漏らす。
八卦ミノリ:九条匡真と羽室ハムリン、その間に新たなる影。
八卦ミノリ:小ぶりの忍者刀を構え、黒を基調としたファッションに身を包んだ少女。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー、もう慣れた。慣れたよ」
フェルディナンド:「WTF!?」一拍遅れて、突如現れた少女に驚愕する。
ジルマール・ゴンサルヴェス:匙を投げるように両手をひらつかせる。
九条匡真:「今の、お前か」
九条匡真:一人、乱入者に驚くではなく
羽室ハムリン:「おやおや!ナイトを守るプリンセスの登場だね!!!!!!!!!」
九条匡真:懐かしむような声色で。
八卦ミノリ:「おにぃ、久しぶり」同じく、懐かしむような声色で見上げる。
九条匡真:「腕を上げた──いや、それより」
九条匡真:「背、伸びたなあ。ミノリ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「んで? どーせこのガキも知り合いじゃな──」
九条匡真:「俺もか」
九条匡真:くくっ、と笑う。
八卦ミノリ:「うん、成長期だからね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……知り合いなの?」
羽室ハムリン:「知り合いの様だね!!!!!!!!!」
八卦ミノリ:怪しげな面々をぐるりと見渡す。
八卦ミノリ:「危ないところだったね」
八卦ミノリ:「でももう大丈夫、ボクが来たからにはあんなわけわからない奴らにはヤらせない」
八卦ミノリ:「ちゃんと、お家の流儀に則って、ボクがシてあげるからね」
八卦ミノリ:嬉しいでしょ?という風に、キラキラとしたエフェクトを纏って宣言する。
九条匡真:「……」
九条匡真:「そうか」
九条匡真:「鞍馬からは……」
九条匡真:「お前がその役か」
九条匡真:言葉少なに、確認するように。
八卦ミノリ:「うん、成長を見せてあげるね」
八卦ミノリ:しん、と。空気が更に重くなる。
八卦ミノリ:少女から発せられる殺気が、より段階を増したのが周囲の皆には感じ取れるだろう。
九条匡真:「悪いな、ミノリ」
九条匡真:「兄弟子として、妹分に超えられるってのも」
九条匡真:「悲しいばかりの話じゃあないのかもしれないが──」
九条匡真:「成長を喜んでやるのは、もう少し先にさせてもらう」
九条匡真:戦意は高まり、だが殺気を少しも纏っていない。
八卦ミノリ:「カッコいい……」(それはどうかな、あの時のままのボクじゃあないよ)
羽室ハムリン:「心の声と口から出る声が逆になっているね!!」
八卦ミノリ:「……誰?」そういえばいたな、というような気づきを込めた声。
八卦ミノリ:「なんであんなべたべたしてたの?おにぃのファン?殺すね」
九条匡真:「お前……」
羽室ハムリン:「逆逆!」
九条匡真:「重てぇよ。感情が」
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョウが僕のことを好きなのさ!」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!」
八卦ミノリ:「うん、わかった、殺すね」(殺すね)
羽室ハムリン:「ストレートな殺意!」
九条匡真:「身に覚えがない上に的確に話をややこしくすることを言うな!」
フェルディナンド:「待て、待ってくれよ! 僕もMr.クジョウにどうしても用があるんだ!」
フェルディナンド:冷や汗をかきながら割り込むよ。
羽室ハムリン:「どうするプリンセス!彼も熱烈にキョーマ・クジョーを愛しているそうだよ!」
フェルディナンド:「やめてくれ、一日に二回も熊に襲われたくない!」
九条匡真:「とりあえず全員であのハムリン黙らせたほうがよくないか?」
フェルディナンド:「場所を移して、話し合いで解決しよう。僕たちは文化的な人間、そうだろ?」
羽室ハムリン:「話し合い?面白いことを言うね」
羽室ハムリン:「そんなものは成立しないよ」
羽室ハムリン:「僕の美しさの前では言葉を失ってしまうからね!ハハハハハ!!!!!!!!!」
八卦ミノリ:フェルディナンドに対して何を言ってるのだろうか?という顔。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「は~あ……」四人がワチャついてるのを眺め、ため息をつく。
GM:それぞれ立場の違う5人。ぶつかり合う主張はどこまでもいっても平行線。
GM:そんな折である。
GM:「これはこれは」
ジルマール・ゴンサルヴェス:アイツら置いてその辺のカフェでコーヒー飲んで帰っちゃダメか? ダメなんだろうな……と思っている
GM:「随分と大所帯じゃの」
GM:黒い毛並みの猫が、彼らの中心にするりと降り立ち。人語を喋った。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「猫だね」
フェルディナンド:「でも喋ってる!!」
GM:その声に。鞍馬神流の忍びである二人は、覚えがある。
九条匡真:「“黒猫”?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「これ以上まだ状況がややこしくなんのか? 恨むぜマリィ……」
八卦ミノリ:「……。」
黒猫:「応。久しいの、九条の坊」


黒猫:瞬く間に、少女の姿へと“変化”した忍びは、かたかたと笑う。
GM:“黒猫”。
GM:主に他流派への潜入忍務を主とする、鞍馬神流の忍びである。
GM:知己である九条匡真や八卦ミノリ。そして、鞍馬の上層部でさえ、彼女の本来の姿は誰も知らないとされている。
黒猫:「それで……」ミノリちゃんに目を向ける。
黒猫:「親父殿め、まさかお主を寄越すとは」
黒猫:「慈悲深いのやら、容赦がないのやら」
八卦ミノリ:「うん、オヤジは優しいし、容赦もないよ」
黒猫:「違いない」
黒猫:袖を口元に当て、再度笑った後。さて、と息を吐く。
黒猫:「坊よ。お前の置かれている状況」
黒猫:「非っ、常~~~~~~~~~~に危ういぞ」
黒猫:「もうわかっとろうが、の」
九条匡真:「七嶺がやられた」
九条匡真:「すぐに報告するつもりだったが、手段がなかった。いや、そもそも」
九条匡真:「なぜここに居るかもわからん。そう今からあんたに報告して」
九条匡真:「収まるかい?」
黒猫:「無理じゃの。なにせ」
黒猫:「九条匡真が、七嶺透守に手をかけたと。上に文を届けたのは儂じゃしの」
九条匡真:「……あんたなあ」
九条匡真:「よくそれで俺の前に出てきたもんだね」
黒猫:「しょ~がなかろうが」口を尖らせる。
九条匡真:「それとも宣戦布告だったりする?」
黒猫:「情報の回る速度が“異常”だった」
黒猫:「儂が気づいた時にゃあ、血溜まりに倒れているあ奴の傍に手を当てるお主の姿は、とうに拡散されておったのじゃから」
九条匡真:「あんたの立場からしても、そう報告するしかない状況だった」
九条匡真:「そういう話だろ、悪かったな」
黒猫:「それが筋じゃろ。他流派や此処の対忍勢力にガタガタいちゃもん付けられる訳にはいかぬ」
黒猫:「うむ。儂こそ……すまなんだ」
九条匡真:「軽い嫌味を本気にするなよ」
九条匡真:「わざわざ謝りに来てくれたのか?」
九条匡真:「状況は分かった。鞍馬は一刻も早くけじめをつけなきゃならない」
九条匡真:「犯人を殺す。つまり俺か」
九条匡真:「今は」
黒猫:「鞍馬としてはそうだ」
黒猫:「儂個人としては、違う」
黒猫:「そもそもの話、お前」
黒猫:「あの“朱狼”が。安々と死ぬと思うか?」
九条匡真:「………」
九条匡真:呼吸。心臓の鼓動。死を確認した。
九条匡真:それが忍びにとって何の意味もないことを知っている。
黒猫:「奴の出自はお前とよく似ている。言うてる意味がわかるか?」
九条匡真:「魔王流の血……」
黒猫:「応。そんな男が……」
黒猫:「あんな場所で、無様に」
黒猫:「死ぬはずが……無かろうが」
九条匡真:「“朱狼”の遺体の回収は?」
黒猫:「いや。それも煙のように消えておった」
黒猫:「儂ぁ、てっきり……」
黒猫:「とうとう、尻尾を掴まれたのだと。思っていたのだがの」
黒猫:じろり、とジルマールさんに視線を向ける。
黒猫:「のう。“米国の極道”どの?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ご紹介預かりどうも。日本のランペルティーザさんよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「その件についちゃあ、こっちもある程度は把握してる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが飽くまで『ある程度』だ。少なくとも俺は表面上の話以上のことは知らない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お偉いさんがどこまで把握してんのかは、俺にも分かんねぇけどな。もしかしたらFBIの連中が死体をかっぱらってった可能性もなくはない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そうでなくとも、ここ最近の羅府(L.A.)は物騒だ。マフィアだのテロリストだの、イカれた連中がわんさといる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺はむしろ、キョーマが『そういう連中』に組してるもんだと思ってたが。聞いてる限りじゃ、そういう訳でもないらしいな?」
九条匡真:「酷い勘違いだ。こちとら向こうの治安維持組織の優等生ですよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「悪いね。優等生が銃を乱射することもあんのがウチの国なんだ」
九条匡真:「偏見だと思わせてくれよ、そういうの」
黒猫:「うむ。変に先入観を持っているよりは、余程よい」
黒猫:「この件は、鼻が曲がりそうな程のにおいがする」
黒猫:「“陰謀”ってやつのよ」
黒猫:「七嶺の死には疑問の余地が幾つもある」
黒猫:「その責を、すべて九条の坊におっ被せようとする動きもだ」
黒猫:「お主らの目的を、阻むつもりはない。ただ……」
黒猫:「時間が欲しい」
黒猫:「儂個人でも、更に深く潜るつもりだが。その気があるなら、助力してくれれば幸い。ま、これは高望みしすぎかの」
黒猫:「とは言え、これはただの“お願い”じゃ」
黒猫:「無理強いをするつもりは、ない」
黒猫:この場に集う、忍び。あるいは、それに匹敵する力を持つものたちに向けて。深々と頭を下げる。
黒猫:「頼む」
九条匡真:「……」
九条匡真:困惑した顔で。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕には特に知らん奴の死の真相を知ろうとするキミに助力する理由はないね!!!!!」
羽室ハムリン:「が、同時に邪魔する理由もない」
羽室ハムリン:「勝手にやらせてもらうね!ハハハハ!!!!!!!!!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なんて野郎だ、協調性のない。それでよくコミック作家が務まるもんだよ……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー、それで、なんだっけ? 猶予?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そこの猫ちゃんが言った通り、俺はCIAだ。お国の命令に逆らう訳にはいかねぇ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「いかねぇ、が、だ。それ以上に、俺たちの至上命題は『ステイツの国益』だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「コイツは俺の勘だが、そのナナミネとやらが死んだ件を放っといたら、ウチの国にもとばっちりが来そうな気がしてならねぇんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だからとりあえずは、暫定、保留しとく。そんくらいの裁量は俺にもあるんでね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「“CoS”ヘッズの顔に免じて──と、言ってもいいがな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:おどけるように言って両手を開き、纏っていた剣呑な雰囲気を霧散させる。
フェルディナンド:「……どうやら、僕だけが何も知らないわけじゃないらしい。それはわかった」
フェルディナンド:眼鏡を押し上げる。
フェルディナンド:「正直、僕には切迫した理由がある。大切なチームメンバーが誘拐されている」
フェルディナンド:「向こうの要求はクジョウの抹殺だ。何日待ってくれるのかすらわからない」
黒猫:「脅迫か」
黒猫:ううむ、と顎に手を当てる。
黒猫:「主は確か、“K2R”の社長じゃの。金目的か、はたまた……」
黒猫:「主のその、社の力を目的としているのか?些細は見当付かぬが」
フェルディナンド:「ああ、そうそう。羅府のセレブからストリートチルドレンまで、皆におすすめのSNSを展開中」
フェルディナンド:「このフェルディナンド社長には、そこまでの力は無いんだけどね」
フェルディナンド:「……そうか。SNSか……」
フェルディナンド:顎に手を当て、おずおずと口を開く。
フェルディナンド:「オーケイ、こういう条件はどうだ?」
フェルディナンド:「そのナナミネって人の画像は、僕も見たと思う。血は得意じゃないからチラッとだけ」
フェルディナンド:「でも本物に見えたよ。君たちはそれでもナナミネが生きてるかも、って言うんだろ?」
フェルディナンド:「だったら、Mr.クジョウの死を偽装した写真を撮らせてくれ。勿論本物の傷と血を流してね」
フェルディナンド:「それをアップロードすれば、”犯人”の目をごまかす猶予にもなる……かも。どう?」
九条匡真:「……なるほどね」
九条匡真:「それであんたがいいってんなら俺は協力できる」
九条匡真:「ってか、断ったら抹殺なわけだろ」
九条匡真:「……どうしてあんたにそういう話が行ったのか、については疑問だがね。誰からの依頼かは守秘義務か?」
フェルディナンド:「シャイな依頼人でね。僕にも名前を明かしてない」
九条匡真:「そりゃそうか、仲間誘拐するような輩だからな」
フェルディナンド:「……乗ってくれるならありがたいよ。犯人は追えなかったけど、ウチのKuKu……AIも意外と優秀だ」
フェルディナンド:「捜査に役立ててくれ」
KuKu:「お言葉ですが、社長」
KuKu:「KuKuは優秀ではなく、超優秀なAIです」
KuKu:「それと」
九条匡真:「こっちが探ってる中で、あんたの仲間を攫ったやつを見つけられたら……ってとこでいいか?」
KuKu:「この件に関して、もう一人の人物から。まだ同意を得ておりません」
八卦ミノリ:「……みんな聞き分け良いんだね」
八卦ミノリ:少女が口を開く。
八卦ミノリ:「ボクの忍務は、ただひとつ」
八卦ミノリ:鞍馬神流の剣士であるミノリは、探偵ではない。
八卦ミノリ:ミノリは剣であり、命じられるままに斬るのみ。
八卦ミノリ:真実とか、陰謀とか、そういったことは命ずる側の問題であってミノリには関係が無い。
八卦ミノリ:「協力してさ、結局ここの誰かに出し抜かれたとしたら、責任取れるの?クロにゃん」
八卦ミノリ:「あなた、ボクの依頼人でも何でもないんだよ」
黒猫:「無論、取れぬ。じゃから、こうして下げる意味があるのかも解らぬ頭を下げているんじゃろうが」
黒猫:「先も言ったが。無理強いはせぬ」
黒猫:「その剣を振るうべき機を選ぶのは、お主じゃ」
九条匡真
八卦ミノリ:「じゃあさ」
八卦ミノリ:「"約束"してくれる?」九条へと向き直り。
八卦ミノリ:「出来る範囲で協力するから、結局斬らなきゃいけなくなった時」
八卦ミノリ:「逃げずにちゃんとボクとヤッてくれるって」
九条匡真:「……」
九条匡真:「お前」
九条匡真:「仕事と私情とでやってやがんなあ……」
九条匡真:くっ、と笑って。
九条匡真:「保証だの責任だのは取れねえけどよ」
九条匡真:「一つ言っておくことがある」
九条匡真:「ここに居る奴ら、どいつもこいつも手練らしいが」
九条匡真:「俺の方が強い」
九条匡真:「負けるかよ、誰にも」
八卦ミノリ:「うん、知ってる」
八卦ミノリ:「ここにいる奴らなんかに、おにぃは負けないよ」
九条匡真:「俺は優等生だが、流派のけじめや陰謀の巻き添えのために死ぬ気はない」
八卦ミノリ:「ボクしか、殺せない、だから……」
九条匡真:「安心しろ。その時が来たら」
九条匡真:「相手するさ。そして、お前にも負けない」
八卦ミノリ:「うん、それでいい。ちゃんと責任取ってもらうから」嬉しそうに微笑む。
黒猫:胸を撫で下ろしたかのように息をつく。
黒猫:「うむ。一先ずは……間が出来たようじゃの」
黒猫:「しかし、不幸中の幸いというやつかの」
黒猫:「長め、もうひとりかふたりは寄越してくるものかと思ったが」
黒猫:「やはり、上も疑っているのか……?」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:"蝙蝠"も来てるのだが、その報告が行っていないなら自身の判断で教えることもないだろうと黙っている。
GM:では、そんな折。無数の足音が外から聞こえてきます。
GM:「おい、マジか?」「ああ。例のガキ、この辺りで見たって」「どこ情報でちゅか?」「俺が知るわけねえだろ」
GM:「でもさ、マジなんだろ?そのガキをやっちまうだけで……」
GM:「ああ。10万ドルだ!」
GM:話し声はドンドン近づいてくるようです。
黒猫:「…………」
黒猫:「のう、八卦」
黒猫:「よもや……来てるのか?」
黒猫:「儂の……不肖弟子が」
黒猫:「羅府に?まじでえ?」
八卦ミノリ:「うん」別にこっちから話す理由も無いが、黙ってろとも命じられてないのであっさり言う。
黒猫:頭を抱えて。「あれのやり方は、儂が誰よりもよお~く知ってる」
黒猫:「場所を変えた方がいいな」
八卦ミノリ:「大丈夫安心して、あんまりにも邪魔なようなら殺すから」
九条匡真:「どっちにしろもうここには居られねえさ、騒ぎすぎた」
八卦ミノリ:頼もしい?表情で言う。
GM:「ギャッ!」「な、なんだあっ」「何者でちゅか!?」「あっ、お、お前は……!」
九条匡真:「そう仕事以外で仲間を殺すって言うなよ」
GM:扉の向こうでボコスカと音がする。暫くの沈黙ののち。
八卦ミノリ:「?、仕事だし、仲間じゃなくてただの監視だよ」
GM:ガツン!と壁に空洞が空いたかと思えば。
九条匡真:「そういうことじゃなくてだな……なんだ?」
“ビエンフー”:「………」
“ビエンフー”:「み~~~~つけた」
GM:舌なめずりをしているグリズリーの襲来である。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!強烈なレディの登場だね!!!!!」
フェルディナンド:「ギャーーッ!」
GM:さっさと逃げたほうがいいだろうね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「この路地に何人集まる気だ!?」
羽室ハムリン:「仕方がないね!ここにはキョーーーーーーーーーウマ・クジョーーーーーーーーーーウがいるのだからねぇ!!!!!」
フェルディナンド:「アイツはヤバい! アンタたち、腕自慢なのかもしれないが」
九条匡真:「悪いがこっから逃亡生活で消耗してられん!」
フェルディナンド:「そこの壊れたラジオのせいで熊が降りてきたんだ! さっさと逃げた方がいい!」
フェルディナンド:バンに乗り込みますよ。
羽室ハムリン:「壊れたラジオがあるのかい!大変だね!ハハハハハハハ!!!!!!」
“ビエンフー”:「おっ。あのバン見たことあるな。へ~。あの人がそうなんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前だよお前! そこのオ・マ・エ!」
九条匡真:「こいつやっぱ先に片付けたほうがよくないか!?」
九条匡真:「言ってる場合じゃねえ、二抜け失礼っと!」
羽室ハムリン:「僕は壊れたラジオではない……この世で最も美しい存在だね!!!!!!!!」
八卦ミノリ:「どうでもいいよ、行こ」九条の背後にピタッとつける
ジルマール・ゴンサルヴェス:「美しさとボリュームのツマミがバカになってんのは関係ねーっての!」
羽室ハムリン:「わざわざ他人の為に脅威を退治してやる義理はない!がむざむざ襲われる理由もないね!ハハハハハハハ!!!」
八卦ミノリ:「おにぃ、ボク、エルヴィスサンドっての食べてみたい、連れてって」
八卦ミノリ:たったと軽快に走りながら。
九条匡真:「殺す宣言してる相手にどういう感情なんだお前」
羽室ハムリン:「連れて行きたまえ!安全な所へこの僕を!!」ジルマールさんの肩に馴れ馴れしく手を置く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なんで俺!? テメーで勝手に行けよ!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:言いながら、懐から出したマッチを擦って地面へ落とすと──
ジルマール・ゴンサルヴェス:一瞬その地面が燃え上がり、それが消えた後には人影は消えている。
“ビエンフー”:「おおっ」ぱちぱちと手を叩き。
“ビエンフー”:「すげー。ね、もっかいやってよ……」
“ビエンフー”:「………」
“ビエンフー”:「あれ?」

GM:“黒猫”のハンドアウトを公開します。

黒猫 秘密/有 居所/有 感情/有
“黒猫”。鞍馬神流は魔王流の忍び。
主に偽装工作や他流派への潜入忍務を主とし、性別から体型まで自在に姿形を操る変装術に関しては右に出るものはいない。
彼女の本当の姿を知るものは誰一人として居ないとされている。

【使命】PC1に手を貸す。


GM:■日本・???
GM:「委細、承知した」
GM:「其の方の顔を立て。暫し、“鴉”は機を待つ事とする」
GM:闇の中。微かに灯る、蝋燭の火だけが。ひどく体躯の小さい烏を映し出す。
GM:一方で。平伏して頭を下げる男の体躯は。正しく巌のようであった。
GM:「但し」
GM:「は。その暁には」
GM:「この首、如何様にも」
GM:ふ、と。火が消える。
GM:「なれば」

マリィ・ローズ:「この坊やがねえ」
マリィ・ローズ:「全く。……九条匡真、か」

“ビエンフー”:「しばらく退屈しなさそうだなあ」
“ビエンフー”:「なんて言ったっけ。クジョウ……」
“ビエンフー”:「クジョウヨウマ?」

メトシェラ・ナム・マーシュ:「ふええん……どこ行っちゃったんですかあ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ええと、ええと……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「キョーマ・クジョー、さん」

“蝙蝠”:「キヒヒ。賞金額は……ま、こんなモンでいいか」
“蝙蝠”:「それにしても……」
“蝙蝠”:「アイス食べたの、アタイだってバレてねえよな……?」

黒猫:「お前が、死ぬわけがない」
黒猫:「必ず、見つけ出してみせるぞ。頼む……八卦」
黒猫:「九条、匡真」

「鞍馬の誇りを汚した“大蛇”」
「九条匡真を抹殺せよ」

舞台は米国・羅府。
世界でも指折りのエンタテイメントの中心地にして、様々な人種が入り乱れる坩堝。
この混沌の街はいつだって、歓喜と悲鳴の声に満ち溢れている。
遠い極東の国からはるばる訪れた、ひとりの忍びがこの地に降り立った時。
物語は動き出す。

影の秩序を守りし戦人。鞍馬の刃で闇を断ち。
己の矜持を守りし魔性。悪党の刃で雄を裂け。


───この物語に英雄は存在しない。



『KILL ORDER / 九条匡真抹殺指令』


GM:メインフェイズを開始します。

【目次へ戻る】

サイクル1:フェルディナンド・グクマツJr.

GM:■サイクル1:フェルディナンド・グクマツJr.
GM:突然だが!サイクル1での特殊ルールを発表するぜ。
フェルディナンド:何ッ
羽室ハムリン:特殊ルールだとお?
GM:サイクル1においては、“蝙蝠”ちゃんがかけた賞金首につられて、PC全員に刺客がおそいかかってきます。
GM:大多数のちょこざいなやつらは例のダミー画像で匡真くんの首はあきらめた模様ですが……
九条匡真:グエー死んだンゴ
GM:何人かの腕のあるものたちは、これを見破り、まだその賞金を諦めてはいないようですね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:チョコザップがよ~
フェルディナンド:諦めの悪いヤツだ
GM:匡真くんと接触した連中を片っ端から叩こうとするのは……自然なんじゃないかな? 不自然? うるせえな……
GM:というわけで!このサイクルにて、シーンプレイヤー事にGMが刺客チョイスコマンドを叩きます。
フェルディナンド:治安が悪いからね
八卦ミノリ:可愛い刺客がどんどん出てくる
GM:刺客ごとに得意分野が異なり、得意分野からランダムに選ばれた特技を目標値として、判定に成功すれば撃退できますよ。
GM:失敗した場合は射撃戦ダメージ1点です。
九条匡真:いたいよお
GM:また、この際、シーンプレイヤーは他のPCに救援要請を出すことが可能です。(何人でも)
GM:救援要請を受けたPCも撃退判定を試みることができますが、撃退判定に成功したPCがひとりも居なかった場合、撃退判定を試みたPC全員が射撃戦ダメージ1点を食らうことになります。
GM:気をつけてね。
フェルディナンド:はーい
GM:一度撃退判定を成功させた刺客はもう襲いかかってきません。
GM:質問などないかな?
八卦ミノリ:俺達"NAKAMA"だよな?!
フェルディナンド:ルールはやりながら覚えてやるぜ!
羽室ハムリン:完璧だね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:これって救援要請は特技決定してからもセーフですか?
GM:いいよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:了解!
羽室ハムリン:あ、そうだ
羽室ハムリン:救援要請はシーンに登場してないPCにもできるのかな?
GM:できる!
羽室ハムリン:やったね!!!ありがとう!!!!!!
フェルディナンド:やってみますか……
GM:オウケイ。ではフェルディナンドくんにおそいかかる刺客は……
GM:choice[犬,音,密,東,麺] (choice[犬,音,密,東,麺]) > 音
フェルディナンド:音!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:麺て何??
九条匡真:ラーメン怪人でもいるの?


ドープ・リズム 得意分野:謀術
半裸にジーンズ、常にお気に入りのラジカセを担ぎ、自慢のリリックを奏でる男。
脳結(ブレインリンク)と呼ばれる、脳内に特殊機器を埋め込んだ企業エージェントのひとりであり、改造したラジカセから放たれる超常現象の数々は、数多の使い手たちを地獄に送ってきた。

GM:この方のようですね。
九条匡真:なんか愉快なの出てきたな
フェルディナンド:ゲゲーッ! 脳結……SPURSか!?
GM:謀術からランダムにえらびますよ。
GM:1d11 (1D11) > 1
GM:《医術》のようです。
GM:バカ遠いな……
フェルディナンド:目標値10! さすがにキツすぎるから救援要請をしたいところです
フェルディナンド:一番近いのはミノリちゃんがピン持ちかな
九条匡真:ですわね
フェルディナンド:助けてくれませんか!?
羽室ハムリン:ミノリちゃん癒し系なんだ
八卦ミノリ:え~~どうしよっかな~~
ジルマール・ゴンサルヴェス:医術持ってるんだ
八卦ミノリ:まあいいや、恩を売っておこう
九条匡真:やさしい
GM:ククク この刺客を退けることができるかな 準備よければ判定をどうぞ。
フェルディナンド:やったー! ありがとうございます!
フェルディナンド:うおお 振る!
フェルディナンド:2d6>=10 (2D6>=10) > 8[2,6] > 8 > 失敗
九条匡真:がんばったけど
フェルディナンド:さすがにね
九条匡真:10はきついね
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
九条匡真:えらい!
八卦ミノリ:はいよ
羽室ハムリン:さすがだね!
GM:ぐああああ
ジルマール・ゴンサルヴェス:やるじゃない
GM:では刺客を退けることができました。おめでとう!
フェルディナンド:ミノリちゃんありがと♡ KISS♡
八卦ミノリ:KISSを許した覚えはないよ??(辛辣)
GM:気を取り直して……シーン表と登場希望の宣言ですね。
フェルディナンド:Oh……YAMATO BIJINN……
GM:今回、シーン表には羅府シーン表を用意しました。色々な効果があるよ。ちなみに通常シーン表も触れますヨ
フェルディナンド:じゃあ九条くんとミノリちゃんの登場希望です KuKuにも登場してほしいかな
KuKu:かしこまりました。
九条匡真:おっと、了解!
八卦ミノリ:はいな
フェルディナンド:ありがとう!
九条匡真:あっ待って
フェルディナンド:羅府シーン表は2D6かしらん?
九条匡真:了解する前に確認していい?
フェルディナンド:はいさい
GM:YES
フェルディナンド:シーン表の効果をってことね
九条匡真:いや、追加忍法に操り人形入れてないよね?って
GM:ww
九条匡真:あ、儀式忍法だから奥義持てないんだっけ
九条匡真:じゃあ大丈夫か
フェルディナンド:www
八卦ミノリ:www、どの道奥義はオープンだあね
九条匡真:失礼、邪魔しました
フェルディナンド:2D6でいいのかな?
GM:いいよお
フェルディナンド:2D6 (2D6) > 6[2,4] > 6
GM:6.ダウンタウン。この都市の経済や行政の中心地だ。この街は決して眠らない。
シーンプレイヤーは1d6を振る。出た目が偶数なら、「お金」を所持していない場合、「お金」を1つ得る。奇数なら、射撃戦ダメージ1点を受けることで、このシーンにて追加の情報判定を行うことができる。

九条匡真:ほーん!
フェルディナンド:ほ~~
GM:とのことです。
フェルディナンド:面白い! 振るぜ
フェルディナンド:1D6 (1D6) > 5
フェルディナンド:おっ奇数やん
GM:オッ 幸先いいな
九条匡真:おあつらえ向きに奇数だ
九条匡真:これ、「できる」ってことは
八卦ミノリ:ほへー
フェルディナンド:こんなんやり得ですからね
九条匡真:射撃戦ダメージが嫌だったら振らないこともできるのかな?
GM:デス
九条匡真:なるほど!ありがとうございます
フェルディナンド:OKでちゅ 追加判定をするかとダメージはこの時点で宣言した方がいいですか?
GM:それでいきましょう。
フェルディナンド:では追加判定を宣言。射撃戦ダメージは戦術に受けましょう。
system:[ フェルディナンド ] 戦術:1 → 0
GM:ホイ!
GM:それではまいりましょう。

GM:■羅府・ダウンタウン
GM:この地区の経済・行政の中心地にして、最も数多くの住人が暮らす街である。
GM:時刻は昼下がり。通りには観光客やビジネスマンでごった返している裏で……
フェルディナンド:「確か、目撃情報だと、この路地に入って……」
フェルディナンド:交通量の多いダウンタウンでは、かえって徒歩のほうが機動力がある。
フェルディナンド:タブレットに目を落とし、逸れてしまった九条を探しているが……
フェルディナンド:「? あれ、なんだこの音は……?」
ドープ・リズム:ズンチャカ♪ ズンチャカ♪
ドープ・リズム:路地に響く大音量の8ビート!
ドープ・リズム:あなたの眼の前を塞ぐように、体格のいい半裸の男が奇妙なダンスを踊っている。
フェルディナンド:「KuKu、この路地でコンサートイベントがあると言ってくれないか?」
ドープ・リズム:「塞ぐLAストリート、響くラジカセビート♪」
ドープ・リズム:「オキニの反動 心地良いぜ反響♪」
KuKu:「社長。そのような予定はございません。また、本地点は、ミュージック・イベントを行う場所にはひどく不適切です」
ドープ・リズム:「Hey,Bro!」
ドープ・リズム:「アンタ……例の賞金首……キョーマ・クジョーを知ってるんだって? メーン」
フェルディナンド:「クソッ! じゃあストレス性の幻覚だ!」
フェルディナンド:「セラピーをサボったせいでこんなことに……あ、いや、全然知らないです」
フェルディナンド:「用があるので失礼……!」脇をすり抜けようとする。
ドープ・リズム:陽気に笑い、ラジカセのツマミを最大にしていく。
ドープ・リズム:「HAHAHA! 知っているか知らないかは……」
ドープ・リズム:「あんたに眠る、“リズム”が教えてくれるのさ!」
ドープ・リズム:ラジカセから放たれる音圧があがってゆく!
フェルディナンド:(マズい……『ドープ・リズム』『改造ラジカセでの音波攻撃』……!?)
フェルディナンド:KuKuに調査させた情報を把握している。
ドープ・リズム:その振動でアスファルトは崩れ、特異な波長が思考を乱してゆく。
ドープ・リズム:常人ならば既に発狂していてもおかしくはないだろう!
フェルディナンド:(本人が音圧に耐えられるのは最新のキャンセリング技術だ! それをハックできれば……!)
ドープ・リズム:「悪いが依頼、消える未来♪」
フェルディナンド:タブレットを操作するが……ツマミを回す速度には間に合わない!
フェルディナンド:眼鏡のレンズがひび割れる!
八卦ミノリ:「五月蝿い」
八卦ミノリ:しゅばらっ と一閃。
ドープ・リズム:「Woops!」
八卦ミノリ:「今の私は愉快な気分、それを邪魔する不快なリズム」
八卦ミノリ:「言語道断、今後両断」
八卦ミノリ:「オーケー?」
ドープ・リズム:切断されたラジカセと共に、がくんと男の体が崩れ落ちる。
八卦ミノリ:九条匡真の腕に手を回したミノリが一喝する。
九条匡真:「お前ラップとかできたのね!?」
ドープ・リズム:「……挙げるぜ白旗、参った色香だ」
八卦ミノリ:「youtubeでみた」
九条匡真:「良い時代だよなあ」
ドープ・リズム:「今宵の空に……“LA(自由)”を感じる」
ドープ・リズム:「嬢ちゃんのリリック。悪くなかったぜ……」
ドープ・リズム:昏倒!
八卦ミノリ:「アメリカってこういうのが普通にいるんだね」しげしげと
フェルディナンド:「ハァ、ハァ……君たちは!」
九条匡真:「いや、普通ではない。よな?」
九条匡真:確認するようにフェルディナントに振る。
フェルディナンド:座り込んでいたが、素早く立ち上がる。
九条匡真:「っと、大丈夫か?えーっと」
フェルディナンド:「良かった、丁度探していたんだよ」
九条匡真:「フェルディナント社長でよかったっけ?」
八卦ミノリ:「ストーカー?」
フェルディナンド:「そうとも、フェルディナンド・グクマツJr.」
九条匡真:「探してただけでストーカー呼ばわりしないの!」
フェルディナンド:「海を越えてまで人を探してたのはそっちだろうに!」
フェルディナンド:「ともあれ、二人を探してたのは事実さ。僕の会社はSNSを運営しててね」
フェルディナンド:端末を取り出すぞ。画面には「C」を象ったアイコンが表示されている。
フェルディナンド:「こいつは『Core tool』! 羅府の地域店舗と提携し、名所や飲食店はモチロン、リアルタイムの交通情報まで提供してくれる地域密着型SNSだ!」
フェルディナンド:「開発者の僕は裏技として、更に多くのものを追跡できる」
フェルディナンド:「君たちがこいつを持っていればもっと情報が集まるだろう。そして調べがついたことを、君たちに共有できる」
フェルディナンド:「まさにwin-winってワケだ! さぁ、受け取ってくれ!」
八卦ミノリ:「ふーん、グーグルに勝てると良いね」興味なさそうに
九条匡真:「お前なあ……」
九条匡真:コツンと軽く頭を小突き。
九条匡真:「悪いね、こいつ人見知りというかなんというか」
九条匡真:「シャイなんだ」
フェルディナンド:「GAFAだって最初はガレージみたいなオフィスでやってたんだよ!」
八卦ミノリ:「え、でもよく知らない斜歯の忍びからアプリとか受け取っちゃいけませんよって座学で口酸っぱく言われたよ?」
九条匡真:「そりゃ正しいが、会話の通じる相手にはちゃんとお話するのも大事だ」
フェルディナンド:「ハスバ……?」
九条匡真:「要するに、情報交換のお誘いだろ?」
フェルディナンド:「そう、そういうことだよ」
フェルディナンド:「デモンストレーションが必要ならお見せしよう。ヘイ、KuKu」
フェルディナンド:ここで情報判定をします。既に九条くんの足取りを追っていたのだ。
九条匡真:俺かよ!
九条匡真:あとにしない?2サイクル最後辺りとか……
フェルディナンド:そうした方がいい理由あるの?
GM:なんでやろなあ
九条匡真:なんでやろねえ
フェルディナンド:まあ……理由があるなら従ってもいいが……
九条匡真:別に調べても大丈夫だよ!嬉しい情報かはわかんないけど
フェルディナンド:おっ了解です
フェルディナンド:では改めて、判定しますね。
フェルディナンド:2d6>=5 (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM:オット!
GM:指定特技の宣言はどうだいyou
フェルディナンド:《絡繰術》で判定するよ~
GM:はいはい、PC1の【秘密】でいいってことだよね?
フェルディナンド:すっぽ抜けてた ごめんね
フェルディナンド:そうですね!
GM:OK!
九条匡真:いえいえ~
GM:ではフェルディナンドさんに九条くんの【秘密】をおわたしするよ。
GM:わたしたよ~
フェルディナンド:ふむふむ
フェルディナンド:ついでに追加の情報判定も行って大丈夫かな?
GM:よか!
フェルディナンド:では七嶺透守さんにしよう。ネットに流れる大量の情報から真実を掴む《流言の術》で。
GM:よかでしょう!判定をどうぞ!
フェルディナンド:2d6>=5 (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
九条匡真:あらま
GM:ニャーン
フェルディナンド:ウワー!
九条匡真:1足りない
フェルディナンド:ハッ! こんな時に使えるものが!
GM:金……金金金!
GM:金はどこ!?
九条匡真:持つべきものは金
フェルディナンド:「お金」を1個使用し、達成値を1上昇させます!
GM:よろしい!ならば成功!
GM:七嶺透守の【秘密】もあげちゃう!
フェルディナンド:ありがとうございます!
GM:あげました
GM:特に質問などなければ、〆のロールにいっていきましょう。
フェルディナンド:では九条くんの【秘密】をミノリちゃんに受け渡しますね。助けてくれてありがとう!
八卦ミノリ:なんだ、思ったより良いやつかも
GM:はあい
フェルディナンド:よかったら儀式忍法協力してね~ 《瞳術》がオススメ
九条匡真:きゃーっ
八卦ミノリ:やれたらやる(いけたらいく)
フェルディナンド:そうだ、ついでに儀式忍法の補助判定もしておきます。
フェルディナンド:戦闘傀儡の法(基本156p)には6つの儀式が設定されており、それぞれの指定特技の判定に成功すると「韻度」というものが溜まります。
フェルディナンド:韻度が3点……つまり3つぶんの特技の判定に成功すれば、儀式忍法は効果を発揮するようになるよ。
GM:わたしました。
フェルディナンド:韻度は溜まってるほど嬉しいから協力は欲しいんだけどね。
フェルディナンド:というワケで《骨法術》で判定します。
フェルディナンド:背景【助手】の効果でこの判定には+1修正。
GM:イェイイェイ
フェルディナンド:2d6+1>=4 (2D6+1>=4) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功
フェルディナンド:ホッ
フェルディナンド:行動は以上で! 〆に入ります
KuKu:グッジョブです
フェルディナンド:「……ほら、見てくれこの表情を」
フェルディナンド:「これは映画館から出てきた直後だな。実に満足げだろう」
フェルディナンド:ミノリちゃんに画面を見せている。
九条匡真:「ちょ……なに撮ってんの!?」
九条匡真:「映画ってあれ!?待て待て、なんか恥ずかしいだろうが!」
八卦ミノリ:「……こういうの、いっぱい持ってるの?」
フェルディナンド:「狙って撮ったワケじゃない。けど都市部には無数の監視カメラがある。それをちょいと借りられるのさ」
フェルディナンド:「まあ、探せばもっとあると思うよ?」
KuKu:「KuKuに感情はありませんが。客観的に見て、“とても幸せそう”な表情を浮かべていますね」
九条匡真:「個人情報ー!そういうの悪用しませんって条項につけるもんじゃないのかよSNSって!」
八卦ミノリ:「じゃあ消して、全部、なるはやで」
フェルディナンド:「だからこれは裏技だって……おっと」
九条匡真:「ミノリ……!」
八卦ミノリ:「なんか、ヤだ」
九条匡真:「信じていたぞ……と言いたいところだけどなんだろう、じっとりしてるような……」
フェルディナンド:「……オーケー。助けられた恩を返そう。KuKu、頼むね」
八卦ミノリ:「うん、よろしい」(じっとり)
九条匡真:「じっとりしてる!」
KuKu:「かしこまりました。検索対象:九条匡真と八卦ミノリが仲睦まじく腕を組み街を闊歩しているデータ………」
KuKu:「削除完了」
九条匡真:「……ともかく、そんだけ情報網はあるから交換とか共有とかって話かね」
八卦ミノリ:「折角おにぃと二人っきりのアメリカ旅行なんだから、邪魔しないでね」(存在しない記憶)
八卦ミノリ:「斬るよ?」
九条匡真:「お前当初の目的忘れてないよね?どういう浮かれ方?」
フェルディナンド:「この子にもメンタルセラピストが必要じゃないか?」
フェルディナンド:「とはいえ、僕の意思についてはその通りだ」
フェルディナンド:「これはまだ不確定だけど……ナナミネの目的についても、ある程度調べが付いてるよ」
八卦ミノリ:「話し合い、協力、そういうのを持ちかけて来たあなたが今ここでそれを教えてくれないというのは……」
八卦ミノリ:「クロにゃんとの【交渉材料】になるような内容ってことかな」
フェルディナンド:頬を掻く。
八卦ミノリ:じい、と眼鏡に反射する光を見つめ。
八卦ミノリ:「面倒くさいな……斬っちゃおうかな」ボソリと
フェルディナンド:「怖い事言うなよ! 僕はコードをいじるのが仕事なんだ」
フェルディナンド:「少しはブラックボックスを持ってないと、仕事がなくなるだけさ」
九条匡真:「俺は構わない。乗ろう」
九条匡真:「つーかありがたい。今はとにかく情報が足りないからな」
フェルディナンド:「ああ。そっちが協力体制をデモンストレーションしてくれるなら、直ぐにも共有するよ? 約束さ!」
九条匡真:「踊る舞台がわからなきゃ演目も決まらん」
八卦ミノリ:「おにぃがそれで良いなら」
八卦ミノリ:そう言うと険呑な雰囲気が霧散する。
九条匡真:「……ミノリはそれでいいのか?」
九条匡真:「断れって言いたいわけじゃないけどな。俺とお前はそれぞれ別の人間だ。考えだって違う」
九条匡真:「お前の考えが俺と違うなら合わせることはないぞ」
八卦ミノリ:「……?、忍務だよ、ボクの考えなんている?」
八卦ミノリ:「これが都合が悪ければ、"蝙蝠"から連絡があるでしょ」淡々と言う。
九条匡真:「俺たちゃ忍びの前に人間だってことさ。自分も相手もな」
八卦ミノリ:「変なの。そういう人間らしさを隠してこその忍びだっておにぃも習ったくせに」
九条匡真:「それは……って、今話すことでもないか。ああ、フェルディナント」
フェルディナンド:「うん、メロドラマは趣味じゃない」
フェルディナンド:「何か?」
九条匡真:「例の、攫われたって子」
九条匡真:「その後どうなってる?例の映像で時間は稼げてるのか?」
フェルディナンド:「どうかな。9割は疑われてると思うが……」
フェルディナンド:タブレットを操作している。
KuKu:「匿名での新たなメッセージは受信しておりません」
フェルディナンド:「僕が確認できるかぎりの、クジョウ君の画像は既に消してる」
フェルディナンド:「ネット上では、君は死人のままのハズだ」
フェルディナンド:「ブラフだと確信するには、直接接触する……必要がある……と思う」
フェルディナンド:自信無さげである。
九条匡真:「俺も今こういう状況だ。必ず助ける、なんてかっこいいことは言えないが」
九条匡真:「うまくいくように祈ってるし、状況があえば手を貸す」
九条匡真:「俺のせい、とまで言うつもりもないけどな。巻き込まれたのをほうっておくのも寝覚めが悪い」
九条匡真:「つっても、あくまで状況次第だ。期待まではしてくれるなよ」
フェルディナンド:肩を竦める。
九条匡真:「追い込まれた状況で待つ選択をしてくれたあんたに、今のところそれが最大限だ」
フェルディナンド:「間に合わなければ、僕なりにやるだけさ。その時は化けて出てこないでくれ」
九条匡真:「そこはお互い様、だな」
九条匡真:「じゃ、幸運を」
フェルディナンド:軽く手を振る。
フェルディナンド:渡した端末からピロン、と電子音が鳴る。画面には『GOOD LUCK』と返されていた。
system:[ フェルディナンド ] 忍具:4 → 3

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サイクル1:八卦ミノリ

GM:■サイクル1:八卦ミノリ
GM:登場希望とシーン表の宣言……の前に!
八卦ミノリ:どんな変態が
“蝙蝠”:刺客がおそいかかってくるぞ!くたばれ八卦~~~~!ケヒャア~~~~!!!!
九条匡真:目的変わってんぞこいつ
GM:choice[犬,密,東,麺] (choice[犬,密,東,麺]) > 東
八卦ミノリ:来いよ"蝙蝠"、刺客なんか捨ててかかってこいよ
GM:オッ ここでくるか
九条匡真:なになに



レイカ&アリサ 得意分野:器術
“Your Critical City Tenet!”所属の魔法使いのコンビ。
「魔法」という忍法とは異なる超常現象の使い手を集めたYCCTは、主に賞金のかけられた妖魔をターゲットに退治することを目的とした多国籍グループ。
依頼によっては妖魔以外に罪忍をターゲットとすることもある。
好奇心旺盛なレイカと博識なアリサのタッグは並の相手では相手にはならないぜ。ゆっくりしね!

八卦ミノリ:ばか!!!!
GM:これまた一筋縄でいかない相手のようじゃ……
GM:器術からランダムに選ぶようですね。
GM:1d11 (1D11) > 2
GM:《火術》のようです。
八卦ミノリ:まあまあ近いと思ったらPCの中だと一番遠いんだミノリ
八卦ミノリ:じゃあ助けてよGG!魔法少女と戦って芸の幅を広げてよ!
GM:来るか…
八卦ミノリ:JAPANドオタ作品はまだ未開拓でしょ?!
ジルマール・ゴンサルヴェス:しょうがねぇなあ
八卦ミノリ:とりあえず、シーンに出てもらうのはおにぃとGG、なぜなら魔法少女と戦うとこちゃんとやって欲しいから
八卦ミノリ:なので折角なのでおにぃも振ってね(オネダリ)、負けたら一緒にダメージ受けよ?
八卦ミノリ:ボクから行くね
九条匡真:はいよ
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 8[4,4] > 8
八卦ミノリ:あ、いけた
九条匡真:成功しとるやんけ
GM:いけてる!
ジルマール・ゴンサルヴェス:成功しとる!
八卦ミノリ:でもGGのかっこいいとこも見せて
GM:みよっか
ジルマール・ゴンサルヴェス:SWなら振り得だけどビガミなら振り損なんだよな……
ジルマール・ゴンサルヴェス:しょうがねぇ 振るぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
GM:やるじゃん
九条匡真:成功しとる
ジルマール・ゴンサルヴェス:よしよし
GM:おにぃはどうする?
九条匡真:頼まれたし振ります
九条匡真:sg>=7 判定:火術 (SG@12#2>=7) > 7[2,5] > 7 > 成功
九条匡真:よし
八卦ミノリ:なかよし
GM:こいつら~!
GM:ではゆっくりできなかったようです。
GM:気を取り直して……シーン表の宣言と登場希望のPCを宣言してね。
八卦ミノリ:アメリカンシーン、登場希望はさっき言っちゃったけどおにぃ、GGで
九条匡真:はーい
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
ジルマール・ゴンサルヴェス:出るぜ
GM:7.リトルキョート。日本の侘び寂びをあまねく堪能できる人気スポット。この都市屈指のグルメスポットでもあるが、どの料理も目玉が飛び出るほど高い。
シーンプレイヤーは通常の判定とは別に、回復判定を行うことができる。また、「お金」を1つ消費することで、このシーンにて追加の情報判定を行うことができる。

GM:的確に抜くな!
八卦ミノリ:おー
九条匡真:これも追加情報判定!?
八卦ミノリ:やっちゃやっちゃお
ジルマール・ゴンサルヴェス:太っ腹だ
八卦ミノリ:ゆっくりできそうな所だねー

GM:■羅府・リトルキョート
GM:日本からの移民により興されたというこのリトル・キョートは羅府でも屈指の人気観光スポットである。
GM:日本の侘び寂びを体感すべく、アメリカ中から人が訪れては、例外なく満足げに帰ってゆくのだとか。
GM:そんな街の片隅にて……
レイカ:「あ!見つけたわ!」
レイカ:「あれって……キョーマ・クジョーじゃない!?」
アリサ:「おお、本当だ」
アリサ:珍妙な格好をした二人組の少女が和気あいあいと喋っている。
アリサ:「レイカはこの仕事の報酬額を覚えているか?」
レイカ:「ええ、アリサ! 賞金10万ドルもの高額賞金首だもの!他の連中に抜け駆けされる前に、私たちがいただくんだから!」
レイカ:「でも、クジョウさんって、ジャパンのNINJAなんでしょ?」
レイカ:「なんで羅府にいるのかしら?」
アリサ:「いい質問だなレイカ。私が調べたところ……」
アリサ:「キョーマはあの、“ルーラーズ”の大ファンらしいぜ。きっとこれの最新作を見るために訪れたんだが……」
アリサ:「話の展開で口論になり、仲間をやっちまったんだろうな」
レイカ:「なんてくだらないの!」
GM:少女たちは戦闘態勢に入ったようだ!
八卦ミノリ:「うわ、また何か出た」
八卦ミノリ:「やっぱアメリカってすごいねおにぃ、やっぱこう人口が多いから……●●な人の数も多いんだろうね」
九条匡真:「その無駄に丁寧な解説はなんなんだぜ!」
九条匡真:「あと考察を公式の事実みたいに騙るな!勘違いする人出るだろ!」
九条匡真:「偏見であってほしいけど既に3エンカウントしてるからな……(ハムリン、ラップ、これら)」
八卦ミノリ:「マップアプリで☆4.7だったピザ屋に行くのに近道だから通ったのだけど」
八卦ミノリ:「こんな所で時間を使ったら折角のアメリカなのに夕飯が日本食になっちゃう」
八卦ミノリ:「ここが細部までキョートと一緒なら……」
八卦ミノリ:「あった」
八卦ミノリ:きょろきょろと周囲を見回しそれを見つける。
八卦ミノリ:狭い路地や曲がり角に何故か置いてあるデカい石。
八卦ミノリ:その下にはキョート・ニンジャが田舎者や無礼者をこらしめるための武器が隠されているのだ。
八卦ミノリ:通称いけず刀である。
アリサ:「ええい、ごちゃごちゃやかましいぜ!こいつを喰らえ!」
八卦ミノリ:「お前たち、邪魔するなら斬る」しゃらん!
アリサ:何らかの機械を手に持った少女が詠唱を始めると、拳大の火球がいくつも放たれる!
レイカ:「決まったわね!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「悪いんだが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その声とともに、細い炎が地面を波紋のように走り──
ジルマール・ゴンサルヴェス:炎の輪に触れた火球が掻き消える。
レイカ:「うそっ」
アリサ:「なっ……ていうか、おい!この人……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ウチの国じゃ街中でウィッチクラフトはご法度なんだ。日本じゃどうか知らないけどな?」
レイカ:「G.G.じゃない!? うそ、ほんもの!?あの、サインとか……」
アリサ:「言ってる場合かよ、レイカ! くそお、こうなったら……」
ローブを着た大男:「そこまでだ」


九条匡真:「誰!?」
ローブを着た大男:それでも足掻こうとする少女たちを引き止める謎の大男!
レイカ:「ボス!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「また増えるのかよ」勘弁してくれという顔
ローブを着た大男:「ふふ、お騒がしたようですまなかった」
ローブを着た大男:「本来の力であれば 彼女たちも、もう少し足掻けたかもしれないが」
ローブを着た大男:「君たちは最近、別の依頼をこなしてきたばかりではないか」
アリサ:「そ、それは……」
ローブを着た大男:「やはり良くはないぞ……」
ローブを着た大男:「無休」
GM:そう言い残したあと、がくりと項垂れた少女たち二人を連れ、彼らは姿を消した……
九条匡真:「アメリカは治安悪いところもあるってこういうことじゃないと思うんだよな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……何だったんだありゃ」
八卦ミノリ:「……なんだったんだろ」
九条匡真:「あー……助太刀どうも」
八卦ミノリ:「え、あなたが来たからてっきり撮影なのかと思ってた」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「どういたしまして。お前は変態に絡まれる星の元に生まれついてんのか?」
八卦ミノリ:「知らないの?あれ、ただの野良の……●●な人??」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「野良の〇〇〇〇だ」
八卦ミノリ:「本場はすごいなあ」
九条匡真:「嫌な想像はよしてくれ、変なやつの相手は懲り懲りだ」
八卦ミノリ:「とりあえず、ありがと、あなたもストーカーを?」
九条匡真:「話しに来てくれる人みんなストーカー認定するのはよそうな?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「本場じゃねぇよ! まあ確かに羅府(L.A.)は変な連中が多いが……別に特許とってる訳じゃないんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「人聞きの悪ぃこと言いやがって。こちとらまじめに仕事してんだぞ」
八卦ミノリ:「そういや公務員だものね、お疲れさま」
八卦ミノリ:「あなたの映画観たことがあるよ」昔から兄貴分と一緒に映画はよく見た。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「おっ! そうか? ありがとな嬢ちゃん」一転機嫌よさげ
八卦ミノリ:彼とは少々違ってミノリはホラーとヒューマン・ドラマが好みであるが。
八卦ミノリ:「なんか最近パッとしてないよね」
八卦ミノリ:ずばりと言う。
九条匡真:「お前なあ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー……」予想外に直截な言葉に視線を彷徨わせる。
八卦ミノリ:「なんかここ数年くらい……人格者っぽい役多いよね、イメージ戦略なのかもだけど」
八卦ミノリ:「たぶん、向いてない」
九条匡真:「ミノリ!」
八卦ミノリ:「すごい昔、主人公の元妻の再婚相手の役してたことあったでしょう?」
八卦ミノリ:「あれは、すごい良かったよ。あの、賢くて優しいんだけど主人公をナチュラルに見下してるやーな感じ」
八卦ミノリ:「ああいうのが絶対向いてると思う。めちゃめちゃワルの悪役とかやってみたら?」
八卦ミノリ:好き勝手に言う。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前なぁ、さっき会ってから薄々思ってたが、もうちょっと優しい言葉遣いってのを覚えた方がいいぞ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前が言ってるのはあれか? 『77時間』のチューダー」
九条匡真:「まったくごもっともで……」
八卦ミノリ:「?優しくないかな、単に思ってる感想そのまま言っただけなんだけど」
八卦ミノリ:「そう、それ」
八卦ミノリ:「『78時間』の方はあんまり面白くなったけど、77は良かった」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「キョーマ。コイツにもうちょっと日本流のオブラートってもんを教えてやってくれ」
九条匡真:「努力はする」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー、だがまあ、ミノリだっけ? お前の言うことは……まあムカつきはするが、そんなに間違ってもない」
九条匡真:「……?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが人格者が似合わないってのは時と場合によるぞ! 『CoS』とかは良かっただろ!?」
八卦ミノリ:「それは観てない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「見てないのかよ! キョーマが見たって言うからてっきり見てんのかと……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「パッとしないってのは、そう……もうちょっと最近の話でよ」
九条匡真:「調子悪いのかい?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「調子悪いっつーか、なんつーか……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:据わりが悪そうに首元を押さえる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「本来あるべきものがないっつーか……まあそういう具合なんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ちょっと前の『ダンディ・タスク』なんてひでぇもんだった。まあありゃそもそも監督がヘボだからそのまま通っちまったが……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「こりゃ秘密、いや【秘密】じゃなく企業秘密だが。マリィ・ローズ知ってるだろ?」
九条匡真:「ああ、あの新進気鋭の」
八卦ミノリ:(カントクとかにはそんなに詳しくないので黙って聞いてる)
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そうそのマリィ。そのマリィの映画に呼ばれてんだけど、そっちにはお見通しで、絶賛撮影停滞中だ」
九条匡真:「……大変だな、そりゃ。死活問題だ」
八卦ミノリ:「こんなことしてていいの?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「仕方ねぇだろ? よかないけど、これはこれで仕事だ」
八卦ミノリ:別に公務員の仕事を軽んじているわけではない。野良の●●を相手にすることに対してだが、おそらく通じてはいない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「大人の世界ってのは厳しいのさ。……おい、なんか変なこと考えてないか?」
八卦ミノリ:「うん、大丈夫。おにぃはボクが責任持ってちゃんと殺すから安心して待っててね」
八卦ミノリ:「さっきはありがとうね、ピザおごってあげる。美味しいもの食べると元気出るよ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前に獲られたらそっちの仕事まで腕を疑われんだろうが!」
八卦ミノリ:「盤上の人員をうまく使ったとかそういうこと言えば良いじゃん」
八卦ミノリ:「それじゃ行こ」そう言って九条の手を掴む。
九条匡真:「……ほんっと、悪いなGG」
九条匡真:「助太刀、改めて感謝するよ」
九条匡真:「それと、調子戻ると良いな。月並みだけど応援してるぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お構いなく。ありがとな。……ホントにやりづれぇヤツだよ」苦笑する。
九条匡真:「そりゃありがたい」くっくっと笑って。
八卦ミノリ:この対クジョー・キョーマ用の無敵の《対人術》で感情を結びます。クジョー・キョーマに。
GM:オッ!やるのかミノリ!どうぞ!
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 9[3,6] > 9
八卦ミノリ:ぶいっ
GM:つよい
GM:感情表をどうぞ。ETかな?
八卦ミノリ:ET 感情表(1) > 共感(プラス)/不信(マイナス)
九条匡真:ET 感情表(5) > 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
GM:ほのぼの
九条匡真:憧憬で取ろう
八卦ミノリ:じゃあ共感で
八卦ミノリ:続けてお金を消費。追加の判定を得るよ。
GM:ぐああああああ なんて効果だ
九条匡真:今手に入れた感情で
system:[ 八卦ミノリ ] 忍具:6 → 5
九条匡真:+修正って送れます?
GM:いいよお
九条匡真:ありがとう!じゃあ送ろうか?
八卦ミノリ:じゃあクロにゃんかな。現状忍務を停滞させてる一番の原因なので。
八卦ミノリ:送って~
黒猫:にゃ~ん
九条匡真:では感情修正!
八卦ミノリ:《瞳術》を使い、九条匡真に纏わる複雑な陰謀の糸から、必要なものをより分けるよ。
GM:いいだろう……やってみな!
八卦ミノリ:2d6+1 (2D6+1) > 4[1,3]+1 > 5
GM:があああああ!九条~~~~!!
九条匡真:これが憧憬の力
八卦ミノリ:おにぃ♥
九条匡真:えらいぞ~
ジルマール・ゴンサルヴェス:絆のパワだ
GM:では……黒猫チャンの【秘密】をおくるよ。
GM:ミノリちゃんと匡真くんにだね。
九条匡真:ですね!
八卦ミノリ:にゃんにゃん
GM:おくったよ~ん
ジルマール・ゴンサルヴェス:いいな~
八卦ミノリ:なんだとぉ~~
八卦ミノリ:それでは!
九条匡真:確認しました!
八卦ミノリ:ジルマールは気づく。八卦ミノリが己の目をじっ、と視ていることに。
八卦ミノリ:「ふむ。」何やら相槌をうち。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あん?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なんだ? 俺の顔になんかついてる?」
八卦ミノリ:続けて、九条の顔を両の腕で掴み、その瞳を視る。
九条匡真:「……」
九条匡真:「何か視えたか?」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:最後に、振り返り、誰もいない通りをじっと"視る"。
八卦ミノリ:「なるほど」
八卦ミノリ:「うん、でもまだ色々足りないかな」
八卦ミノリ:そう言って再び合わせた視線から、情報が流れ込んでくる。
八卦ミノリ:九条匡真がよく知る、八卦稔の異能の一つ。
八卦ミノリ:目は口ほどに物を言うとされるが、ミノリのそれは人知を超えた雄弁さを持っている。
八卦ミノリ:現に、この地を訪れてからミノリは誰相手にもずっと母国語を喋り続けているが、言葉は何の不自由もなく通じてしまっているし、その異常事態に対面者は気づくことさえ無い。
八卦ミノリ:また、彼女は相手の瞳に自らの姿、"己の眼"を反射させることでそれを雄弁に喋らせることもできる。
八卦ミノリ:様々な意図を以てミノリらを視ている"黒猫"の視線、それを捉えることで彼女の【秘密】へと踏み込むことを達成した、今しがた。
八卦ミノリ:「そういうことみたい、なんだか面倒だね」
九条匡真:「……なるほどね。よかったのか?俺に教えて」
八卦ミノリ:「うん、だって面倒くさいの全部解決してヤりたいもの」
八卦ミノリ:「なんだかすぐには解決しそうにも無いし、とりあえずはピザだね」
八卦ミノリ:そう言って歩を進める。
九条匡真:「はいはい」
九条匡真:「あのな、ミノリ」
九条匡真:「お前は今みたいに、目で話ができるから」
九条匡真:「思ったことを言葉にするか、しないか。それに大して意味がないって感じちまうのかもしれねえ」
九条匡真:「なにも言わなくても見ればわかるなら、どっちでも変わんないだろ。ってな」
八卦ミノリ:「……何でもわかるわけじゃないよ」
八卦ミノリ:「目で嘘をつくことも出来る」
八卦ミノリ:かつて、ただ一度、九条匡真が見せた目の色がある。
八卦ミノリ:あれが"見間違い"でないではないとミノリは信じている。
八卦ミノリ:おそらく、会話でも"アレ"を曝け出すことはできないだろう。
八卦ミノリ:だから、斬り合う必要がある。
八卦ミノリ:そう思って、今日まで必死に修行を続けてきたのだ。
九条匡真:「……そういうもんか。悪いな、知ったかぶって」
九条匡真:「ともかく、だ。多くの人間は目を見たって、相手が何考えてるのかわかんねえ」
八卦ミノリ:「うん、そうみたいだね」
九条匡真:「そういう人間にとって、相手を測る為に重要なのは言葉だ。たとえソレに偽りが混じっていてもな」
九条匡真:「口ってのは結構よく語れるもんで、だから危なっかしいもんなんだよ」
九条匡真:「俺がいつもこれつけてるのもそういう理由さ」
九条匡真:常につけている口布を示して。
八卦ミノリ:「ふーん」
八卦ミノリ:「じゃあ、おにぃが教えてね」
八卦ミノリ:「おにぃが教えてくれるなら、ボクも改善するよう頑張るから」
九条匡真:「今教えようと頑張ってるんだよ」
九条匡真:「とはいえ、感じたことに嘘をつけ、って言いたいわけじゃない」
九条匡真:「最近のGGがパッとしないって、思ったのはお前だけのもんだからな」
九条匡真:「その感情に、お前自身に嘘を付くひつようはねえ」
九条匡真:「でも、思ったことややりたいことを真っ直ぐそのまま表にするだけが選択肢じゃない」
八卦ミノリ:「わかった。キョート・ニンジャみたいに喋れば良いんだね」
九条匡真:「選択肢を増やそうぜ、って話だ」
八卦ミノリ:若干あやしい理解を示して、ぐいぐいと歩を進める。
九条匡真:「増やしたうえで、どうしてもそうしたいんなら俺もうるさく言わねえよ」
九条匡真:「だからまあ、分かっててそうしてるんなら好きにしな」
九条匡真:「怒りはするけどな。無駄に敵増やすことしたら」
九条匡真:「怒りはするが、お前の勝手だ。止める権利は俺にねえ」
九条匡真:「って、話。悪いな長々、ピザ食いに行こうか」
八卦ミノリ:「止める権利が無くても、止めて欲しいな」
八卦ミノリ:「だってボク達は、家族なんだから」
八卦ミノリ:家族だからこそ殺し合う、忍びの宿命を背負った少女はそう言った。
九条匡真:「じゃ止める。あんまり敵作る言動しないの!」
九条匡真:がぁ、と冗談めかして叱る。
九条匡真:家族だからこそ、殺し合いたくない。
九条匡真:少年はそう思っている。
九条匡真:伝えても苦しむだけだろうから、言わないけどな。

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サイクル1:羽室ハムリン

GM:■サイクル1:羽室ハムリン
GM:美しいあなたに忍び寄る美しい刺客は……こいつだ~!
GM:choice[犬,密,麺] (choice[犬,密,麺]) > 犬
GM:あっ
羽室ハムリン:犬???


ジャバ・ウォック 得意分野:体術
口数の少ない寡黙な男。
羅府で最も有名な暗殺者のひとり。経歴は謎に包まれているが、かつてはロシアの対外情報庁に所属していたとも。
ホテル・アクワイアの上客でもあり、同ホテルを利用する殺し屋の中で、彼の名を知らぬものは殆どいない。
また、日本のオタク・カルチャーに明るいという一面を持っており、己のコレクションを罵倒したマフィア構成員ひとりの復讐のためだけに、巨大なロシアン・マフィア組織を単独で壊滅せしめたことから、界隈では“バーバ・ヤーダ”の異名で恐れられている。

九条匡真:やべえ!!!
羽室ハムリン:やばいね!
GM:スッゲ~つよい刺客のようですね(設定上は)
GM:体術からランダムにえらびますよ。
GM:1d11 (1D11) > 3
GM:手裏剣術のようです。
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!僕が対策忘れた所だね!!!!!!
羽室ハムリン:ミノリ!クジョーーーーーーーーーーウ!ヘルプ!!!!!!!!!!!!!!
九条匡真:助けに行くかあ
八卦ミノリ:www
八卦ミノリ:しょうがないなあ
九条匡真:後で私がピンチになってたら助けに来てくれたら嬉しいな
羽室ハムリン:ありがと……♡
GM:では撃退判定いってみよう!
羽室ハムリン:僕は刺客撃退ヘルプは断らないね!
羽室ハムリン:手裏剣術ふるね!
羽室ハムリン:2D6>=9 (判定:絡繰術) (2D6>=9) > 9[3,6] > 9 > 成功
九条匡真:sg>=5 判定:手裏剣術 (SG@12#2>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
九条匡真:よし
羽室ハムリン:あっ成功したな
GM:やるやん
九条匡真:成功しとる!えらい
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 8[4,4] > 8
九条匡真:みんなえらいぞ
GM:体調がわるかったようですね
GM:では撃退!続いてシーン表と登場希望の宣言をおねがいします!
羽室ハムリン:シーン表は羅府をふるね!
羽室ハムリン:登場希望は今助けてもらったところは行間でやらせてもろて……フェル君と二人でお話ししたいね!
フェルディナンド:あら私!
フェルディナンド:とうじょうしまっす
羽室ハムリン:ありがと……♡
羽室ハムリン:シーン表をふるね!
羽室ハムリン:2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
GM:9.クミロミ・マーケット。羅府で初めて創設された超巨大スーパーマーケット。此処に置いてないものはあんまりない。目玉は産地直送の新鮮な野菜や果物にお肉。
シーンプレイヤーは1d6を振る。偶数なら「兵糧丸」を取得する。奇数なら「お金」を1つ失う。

GM:ホッホッホ
羽室ハムリン:なんだと~~!?僕はクミロミ様にもらった鎌を使っているんだぞ!!!!
フェルディナンド:マズい……! 奇数だとマイナスになってしまう!
羽室ハムリン:1d6 (1D6) > 5
GM:ニセモノだったようだな
羽室ハムリン:びえーーーー!!!!!
フェルディナンド:ハム――ッ!
九条匡真:ハムリンーっ!
羽室ハムリン:お金なくなります……ぐすん
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:5 → 4
GM:かわうそ……

GM:■羅府・クミロミ・マーケット
GM:羅府、ひいては米国で初めて創設されたスーパーマーケットがこの“クミロミ・マーケット”である。
GM:産地直送の新鮮な野菜や果物、お肉がずらりと並ぶこのマーケットは、経営者が代替わりする事に近隣の土地の購入と増築を繰り返し、今となってはひとつの街のような広さを誇っているとも。
GM:商売っ気の強い店員の呼び込みが店内に響き渡る中、猟犬は密かにターゲットへと狙いを定めている……
ジャバ・ウォック:「………」
ジャバ・ウォック:ちらり、と確認した携帯端末を閉じ。男は己の仕事を遂行すべく、標的の名前を呟く。
ジャバ・ウォック:「ハムリン」
羽室ハムリン:「ハーハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕だね!!!!!!!!!!」名前を呼ばれたので答える。
ジャバ・ウォック:その様子に驚愕することもなく、腰元から抜いたサプレッサー付きの拳銃をジャケットの内側に忍ばせたまま、只その引き金を引く。
ジャバ・ウォック:プシュプシュ!とくぐもった銃声!
羽室ハムリン:カキンカキン!!
羽室ハムリン:手にした手裏剣で弾く!
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!さっきキョーマクジョーとそのプリンセスとやり合った時に拝借しておいた手裏剣が役に立ったね」
羽室ハムリン:「こういうものがあれば……とうっ!!」
羽室ハムリン:カカカカン!!!
羽室ハムリン:その手裏剣を複数本ジャバ・ウォックに向かって投げる。それは当たらず地面に落ち――
ジャバ・ウォック:「!」
羽室ハムリン:可愛いネコちゃんのキャラクターの形を作る!
羽室ハムリン:「こういうキューーーーーーートなこともできるね!!!!!」
ジャバ・ウォック:「………」
ジャバ・ウォック:「ネコチャンマン」
ジャバ・ウォック:彼から見えぬよう隠し持っていた万年筆を、緩やかに見せる。
ジャバ・ウォック:どうやら……サインをして欲しいらしいぞ。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!!!!!」
羽室ハムリン:快く万年筆を受け取ると、ジャバ・ウォックの黒いスーツにサラサラとサインをする。
ジャバ・ウォック:「………」
ジャバ・ウォック:表情は一切変わらないものの。僅かに口角を上げる。
ジャバ・ウォック:「メイワク、カケテ、スマナイ……」
ジャバ・ウォック:それだけ言い残し、去っていったようだ。
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!律儀な男だ!!!!美しい僕をつけ狙う影など日常茶飯事だというのにね!!!!」
羽室ハムリン:スーパーの監視カメラに向けてポーズを取る。
羽室ハムリン:「さて……なんて名前だったかな」
羽室ハムリン:「あの……眼鏡クン!」
羽室ハムリン:「それだと何億人もひっかかるか。これを見ている眼鏡クンだよ!」
羽室ハムリン:「話がある!出てきたまえ!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「応じぬのなら……キョーマ・クジョーは生きていると」
羽室ハムリン:「美しい僕とのツーショットを美しいSNSに流してあげてもいいね!!!!!!」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!」
フェルディナンド:ズデデ!と音を立てて、シリアルの箱が床に転がる。
フェルディナンド:「なに考えてるんだアンタ!?」
フェルディナンド:棚の後ろから出て来るよ。
羽室ハムリン:「何って……」
羽室ハムリン:「僕が美しいということ以外考えていないが?」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!会えて嬉しいよ!眼鏡クン!!!!!!」
フェルディナンド:「アーアー、僕も嬉しいよ! これ皮肉って言うんだ!」
羽室ハムリン:「皮と肉!まさに人間だね!」(※というのをぴったりに即したジョークを英語で言っています。)
フェルディナンド:「それで人間の……言葉が通じる、人間のハムリンさん」
羽室ハムリン:何言ってんだコイツ?みたいな顔しながら黙って先を促す。
フェルディナンド:「大声で言われたら困る、こっちは人命が掛かってるんだぞ! 要件は電気自動車のように、静かに、素早く、言ってくれ!」
羽室ハムリン:「そう!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「そこなんだ」
羽室ハムリン:「キミは人命がかかっている。なのに……」
羽室ハムリン:「殺害対象が巻き込まれているという、よくわからない不審な事件の解明に協力しようとフェイク画像まで用意してSNSに流したね」
羽室ハムリン:「僕には全く理解できない!!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「確かに誘拐犯の言いなりになるのは癪だし言うことを聞いたところで人質の安全が保障されるものでもない!」
羽室ハムリン:「なら言うことを聞いたように見せてその実確証は持てないブラックボックスにしておく方がかえって人質の安全は保障されるかもしれない……」
羽室ハムリン:「そういったことを考えた可能性も否定できないね!」
羽室ハムリン:「しかし!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕からすればお人好しすぎる!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「だから……キミに協力しようと思ったのさ」
フェルディナンド:「そっ……そりゃ、どうも」猜疑心を隠しもしない表情。
羽室ハムリン:「おっと!!!!!御しやすそうだと思った訳ではない!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「確かに僕の美しさはお人好しなら誰しも手を貸したくなるものだろうが……そういったことではない!!!!!!」
フェルディナンド:「10秒のうち半分はキャンセルしても話が理解できそうだな」
羽室ハムリン:つかつかと近寄ると、フェル君の顎を指でクイッと持ち上げる。
フェルディナンド:「うわっ」
羽室ハムリン:「僕には理解ができないから」
羽室ハムリン:「キミのことを知りたいと思ったんだね」
羽室ハムリン:耳元で囁く。(ちゃんと小声)
羽室ハムリン:「勿論!キミの捜査能力が有能そうだというのもあるが」急に手を離すと再び大声になる。
羽室ハムリン:「僕は……」
羽室ハムリン:「美しくなく、必死にあがく人間を知りたいと思っている」
羽室ハムリン:「キミを知れば、少しは近づけそうだと思ったんだ」
フェルディナンド:「ハハ、なるほど」
フェルディナンド:「確かに冴えない眼鏡クンで、シノビみたいな体術があるわけでもないから」
フェルディナンド:「場違いなヤツがいて気になるってトコ? 案外厳しいじゃないか」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!僕以外の者は全て美しくない。そう卑下することはないが……」
羽室ハムリン:「あの萌えキャラCIAはともかく、キミがあの条件を呑むのは、ただ単に」
羽室ハムリン:「キミが大きな権力に逆らえない弱気な眼鏡クンだという以上の裏があると思ったのだね」
羽室ハムリン:「その裏に隠されるもので裏切られても構わない!だが……」
羽室ハムリン:「乗るには、楽しそうだ」
羽室ハムリン:「そう!つまり……」
羽室ハムリン:果物の箱がうずたかく積まれた段ボールの山にフェル君を押し寄せると、壁ドンして囁く。
羽室ハムリン:「キミは、面白いよ」
羽室ハムリン:って感じで……ペラペラ言霊術で感情判定をしたいね!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:よかろうもん!相手はもちろん……フェルくんだろうね!
羽室ハムリン:そのとお~り!!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:なによこの男~~!?
羽室ハムリン:2D6>=5 (判定:言霊術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM:いいね~。
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!あと少しでスペシャルだね!!!!!
羽室ハムリン:ETをふるね!!!!!
羽室ハムリン:ET 感情表(4) > 忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
フェルディナンド:ET 感情表(3) > 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
GM:!
羽室ハムリン:忠誠を誓うワン……♡
フェルディナンド:めちゃくちゃ妬み取りたいんですけど!
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!おもしろい男だ……
フェルディナンド:くっ、顔がいい……チョロナードなので心を開いてしまうよ 愛情!
羽室ハムリン:フェル……♡
KuKu:………
羽室ハムリン:機械風情なんかに僕が負けるワケないね!!!!!!!!!
フェルディナンド:KuKu!? ちがうんだよ、彼はただの友達で……
GM:では……〆にいってもらおうじゃねえか
羽室ハムリン:忠誠を誓う僕は……そのまま儀式忍法の判定も手伝うぞ。
GM:なにっ
羽室ハムリン:何をすればいい?(犬)
フェルディナンド:あっウレシイ!
フェルディナンド:ハムリンさんは《用兵術》が近いと思うのでそれをお願いしたいです!
羽室ハムリン:任せたまえ!!!!!!
フェルディナンド:修正投げますか
羽室ハムリン:お願いするね……♡
GM:ヤメロー
フェルディナンド:6回タップ……I LOVE Uのサイン!
羽室ハムリン:しかとうけとったよ……♡
羽室ハムリン:2D6+1>=6 (判定:言霊術) (2D6+1>=6) > 8[3,5]+1 > 9 > 成功
羽室ハムリン:問題なく成功だね!!!!!!!
GM:ドードーが屠殺されてしまった……
フェルディナンド:ありがとうございます! これで韻度が2貯まり、あと1で儀式忍法発動です
羽室ハムリン:やったね!!!!
GM:なんてペースなのだ…
フェルディナンド:どうしてこんなに優しくしてくれるんだ……?
羽室ハムリン:キミのことを……もっと知りたいからさ……(低音)
GM:他!などとくになければイチャイチャの続きをお願いするぜ。
羽室ハムリン:おう!
フェルディナンド:オス
羽室ハムリン:「キミのことを知りたいと思う気持ちは本当さ……キミはきっと、データを欲しているだろう?」
羽室ハムリン:「ボクならば監視カメラに映らない場所の情報も手に入れられるね。普通の人間とは違う情報網を持っているからね」
羽室ハムリン:さらさらと普通は監視カメラにうつらない場所……住宅地のお風呂や寝室なんかの情報を含めた地図を描いて渡す。
羽室ハムリン:「どうだい?キミのパートナーには不足かな」
フェルディナンド:「うおっと……これは……」
フェルディナンド:「なるほど、確かに。アーティストのアナログな取材力ってやつかい?」
羽室ハムリン:「それは……」
羽室ハムリン:「企業秘密だね?」
羽室ハムリン:くすりと笑う。何か禍々しい気配が一瞬渦巻くも、
羽室ハムリン:すぐに美しく高貴な気配に掻き消される。
フェルディナンド:「……オーケー。契約成立だ」
フェルディナンド:「僕とKuKuはソフィア……誘拐された社員を、見つけられなかった」
フェルディナンド:「ヤツらはカメラから隠れた場所にいる。こっちから攻めるために、ぜひ力を貸してくれ」
KuKu:「………」
KuKu:「力及ばず、申し訳ございません。社長」
KuKu:「羽室ハムリン様、どうか、よろしくお願いします」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!!機械如きが僕の美しさに敵わないことを憂うことはない!!!!!」
羽室ハムリン:「森羅万象は僕の美しさに敵わないのだから!!!!!!!!!」
フェルディナンド:「皮肉が得意なんだよ、人間らしく」
羽室ハムリン:「ふふ……そうか。ふふふふふふ!!!!!!」
羽室ハムリン:「キミは……社員やキミのサポートデバイスを家族のように愛しているのだね」
羽室ハムリン:「ハハ……面白いよ。アハハハハ!!!!好ましいね!!!!!」
羽室ハムリン:「僕にはない感覚だ。羨ましさすら感じる」
羽室ハムリン:「いいだろう。ソフィア嬢を見つけるのに、僕も尽力しようじゃないか」
羽室ハムリン:「よろしくな、フェルディナンド」
フェルディナンド:「ああ、Mr.ハムロ。どうぞ泥臭いコメディを見ていってくれ」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!僕はそういった……」
羽室ハムリン:「人間が好むチープな物語を、狂おしいほど愛している」
羽室ハムリン:「そして、その中に……」
羽室ハムリン:「……いや、なんでもない。ハハハハハ!!!美しい僕の協力を得られたことを喜び涙を流して枕を濡らすといいね!!!!!!!!!」
フェルディナンド:「なんで寝てるんだ僕」
フェルディナンド:「まあ……よろしく」
フェルディナンド:「あ、倒れた段ボールを立てるのはキミもやってくれよ」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!」
羽室ハムリン:そしてそのまま煙が消えるように姿を消した……。
フェルディナンド:「………………」
フェルディナンド:数秒後、怒声がマーケット内にこだましたのであった。

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サイクル1:九条匡真

GM:■サイクル1:九条匡真
GM:匡真を直接狙う刺客はこの男(女?)~~~~~~!
GM:choice[密,麺] (choice[密,麺]) > 麺
九条匡真:見たときから思ってたけどなんなのだよ麺って


SLURP 得意分野:妖術
隠忍の血統、血社所属の忍び。
表向きは神父を務めているが、その実は吸血鬼でもある。
老若男女問わず、狙った獲物の血を死ぬ寸前まで啜る様子をNINtube(忍びだけが利用可能なSNSサービス)に電撃公開し、同好の士からサブスクリプション代を荒稼ぎしている危険な忍びであるとして、中央情報局も手を焼いているぞ。
妻と子供がいる。

GM:すらぷ、って読みます。こいつは危険な刺客だぞ
九条匡真:麺一文字からは到底想像できない凶悪さなんですけど
GM:では妖術からランダムにえらぶぜ
GM:1d11 (1D11) > 6
GM:《言霊術》のようです。殺すぞ~~~~!!!!
九条匡真:助けて~!
九条匡真:ハムリン助けてくれない?
羽室ハムリン:構わないね!!!!!!!!!!!!!!!!
九条匡真:ミノリも7で近いか 来てくれると嬉しい
羽室ハムリン:数がいた方が有利だからね!!!!!!!!!!!!!
八卦ミノリ:いいよ♥
九条匡真:ありがとう!
羽室ハムリン:早速啜るね!!!!!!!!!!!
GM:やってみな!
八卦ミノリ:着丼!
羽室ハムリン:2D6>=5 (判定:言霊術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
羽室ハムリン:ハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:やるやん
八卦ミノリ:2d6>=7 (2D6>=7) > 8[2,6] > 8 > 成功
九条匡真:sg>=7 判定:用兵術 (SG@12#2>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗
九条匡真:た、助かった!ありがとう!
GM:ではダウンしてしまったようですね……
GM:改めてシーン表と登場希望の宣言をしな!
九条匡真:では羅府シーン表で!
九条匡真:2D6 (2D6) > 3[1,2] > 3
九条匡真:低っ
GM:3.ロジャー・スタジアム。米国屈指の広さを誇る野球スタジアム。今日も満員御礼。
シーンプレイヤーの【居所】を、このセッションに参加している全てのキャラクターが入手する。シーンプレイヤーが「お金」を所持している場合、「お金」を1つ使用することで、この効果を無効にできる。

九条匡真:野球みに行ってんじゃねーよ馬鹿!
GM:キャヒャヒャヒャ
フェルディナンド:コラ! クジョウ!!!!!
GM:ミツケタ ミツケタ
八卦ミノリ:もう逃げられないよ♥
九条匡真:だって……二刀流なんてこれから二度と現れないかもしれないし……!
羽室ハムリン:これだけ狙われているのに野球を見に行くとは胆力があるね!!!!!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:ドームスクリーンに映るやつがあるか!!!!!!!
九条匡真:仕方ねえ 怖いしお金一つ使っておくか
system:[ 九条匡真 ] 忍具:3 → 2
フェルディナンド:実際使わなくてもいいですよ
羽室ハムリン:僕別に襲わないのに……お金は大事にした方がよくない回?
GM:どうする?
九条匡真:ほんとに~?
九条匡真:ミノリもGGも襲わない?
フェルディナンド:そんなことに使うくらいなら僕にくれよォ~
羽室ハムリン:【居所】なんて殴るからちょーだい♡っていわれて渡すくらいの軽さだからね!!!!!!!!
八卦ミノリ:おにぃが襲われたがってるなら……
フェルディナンド:そうですよ あと殴られるのはいいだろ別に……
羽室ハムリン:よかないよ
九条匡真:正気だ
九条匡真:襲われたがってはない
九条匡真:GGも襲わない~?
羽室ハムリン:オソワナイヨ(裏声)
ジルマール・ゴンサルヴェス:オソワヌヨ
九条匡真:まあ……みんながそういうならいいかあ
九条匡真:登場はミノリとフェルディナントとハムリンにお願いしようかな
羽室ハムリン:おっ僕かい!!!!!構わないね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:でまっせ
八卦ミノリ:はーい
GM:じゃあ……スクリーンには匡真くんっぽい子がチラッと写り、わかるひとにはわかっちゃったようですね。
九条匡真:フェルハム組とスタジアムで会う感じで
九条匡真:あ~でもちょっとまって!
羽室ハムリン:僕たち一緒に野球観戦にきてるんだ 付き合ってるのかな
九条匡真:全てのキャラクターって書いてあるよね?
フェルディナンド:そうかも……
九条匡真:PCだけじゃないかこれ
GM:チッ……
GM:そうです。
九条匡真:面倒になりそうだ やっぱお金使って無効にします
フェルディナンド:ええやろ別に【賞金】とか撃たれても
羽室ハムリン:でもどうせNPCなんて問答無用で襲おうと思えば襲えるね!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:既に4回襲われてるしね
“ビエンフー”:だよね~
八卦ミノリ:あ、くま
九条匡真:【居所】ばらまくシーンがある以上多分通したら面倒なことにはなる
フェルディナンド:ヒエッ
九条匡真:というわけで改めてお金つかいます、ごめんね二転三転して
GM:いいってことよ もどしな忍具を
羽室ハムリン:一文無しでお揃いになったね……♡
九条匡真:戻したというか既に払った!
GM:そうだったわ!
GM:じゃあシーンいきましょう。

GM:■羅府・ロジャースタジアム
GM:LA・ロジャースの本拠地にして、米国にて最も古いスタジアムのひとつ。それが、ロジャースタジアムである。
GM:約60000人もの野球ファンたちを収容できる世界最大のスタジアムでは、今日も熱狂的な応援がとびかっている。
GM:歴史に名を残すレベルの日本人の活躍により、最近はかなりウハウハらしいぞ。
GM:そんな折……ハンディカメラを携えた、神父服の姿の男がターゲットに迫る!
SLURP:「ズルズル!(吸血音)どうも!SLURPです!」
SLURP:「毎日アーメン健康生活ということで相変わらずやらせてもらってるんですけども(笑)」
SLURP:「本日ご紹介するターゲットはこちらです!ドン!」
SLURP:「極東の島国からはるばる米国・羅府までやってきた、キョウマ・クジョーさんで~す!」
SLURP:「私SLURPが極秘に入手した情報によると、キョーマさんの首には賞金がかかておりぃ、その額なんと100万ドル〜!(ガセ情報)」
SLURP:「妻と息子のためにもぉ!これは是が非でも賞金ゲットしていきたいなってことでぇ!」
SLURP:にやりと浮かべた口元から、血に染まった牙が見える!
SLURP:「早速啜っていきたいと思います!」
SLURP:「I'll Kill You(殺すぞ)〜〜〜!」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!それは困るな」
羽室ハムリン:長身の美しい男が、カメラ目線で現れる。
羽室ハムリン:音もなく近づくと、SLURPの顎を掴み顔を近づけて囁く。
羽室ハムリン:「キョーマは……僕の獲物だからね」
SLURP:「ポップピ~!突如として現れたイケメンの同族さんから、まさかの無料サービスをいただいてしまいました~!」
SLURP:「啜る・TVのチャンネル主として、ここで食わねば男も廃るというもの!」
SLURP:「二体纏めていただきたいと思います!Let's go!」
羽室ハムリン:「――いまだプリンセス!!」
羽室ハムリン:「吸血鬼は強力だがその分弱点も多いがこのくらいのやつなら普通に物理で死ぬぞ!」
八卦ミノリ:「えい!」
八卦ミノリ:売店で売っていた『ノーコンポンコツ豚野郎』の愛称で知られるT・ファットマン選手のレプリカバットで後頭部を殴打!
SLURP:「ウンハラバリタヤーッ!」
SLURP:「しっかりと腰の入った殴打から繰り出された一撃はまさに圧巻の一言!」
SLURP:「フレッシュさも感じさせながらその手管には老獪さも伺えます!」
SLURP:「まだまだSLURPもやれるぞ!と立ちあがろうとしたところで!ダメージを受けた後頭部がイッテェ〜イ!」
SLURP:「流石のSLURPも痛さのあまり、昏倒してしまいました~~~~!」
SLURP:「やはり本場JAPANのNINJAは侮れないなってことで、ごっそさんです!(気絶)」
羽室ハムリン:「倒れる間際までやかましい男だね!!!!!!!!!!」
九条匡真:「お前が言うのか……助太刀どうも」
八卦ミノリ:「おんなじくらいくらいやかましいのに……」
フェルディナンド:「はぁ、はぁ、なんでいきなり走るんだ……」息を切らせながら追いつきます。
羽室ハムリン:「フェルディナンド!もっと体力をつけた方が良いね!ハハハハハ!!!」
九条匡真:「ああ、フェルディナント。お疲れさん、合流できたな」
九条匡真:「……協力してんのか?」こいつと?という目でハムリンを見つつ。
フェルディナンド:「冷めた目でみないでくれ、都合があるんだよ」
八卦ミノリ:「オタク同士話が合うとか?」雑。
フェルディナンド:「というか、君も大概だ。なんだってこんな人目が多い場所でデートしてるんだい?」
九条匡真:「こら、オタクで一括りにするんじゃありません!」
羽室ハムリン:「構わないね!!!!!どうせ世の中美しい僕とそれ以外なんだ」
羽室ハムリン:「有象無象が共通点を見つけて親近感を持ってくれる分には好ましいよ!!!!」
九条匡真:「めんどくせえ追手避けて人混みにまぎれてたらこっちまで流されてなあ」
九条匡真:「ついでにかの怪物選手の勇姿を直に見れたのは幸運だったが」
八卦ミノリ:「でも途中から楽しんでた、チュロスも買ってたし」
羽室ハムリン:「エンジョイしているね!!!!!!」
フェルディナンド:「エンジョイしてるじゃないか!!」
九条匡真:「来たからにはつい……あ、カメラとかは避けたぞ」
九条匡真:「ってか、今更だけど」
九条匡真:「ハムリン先生はなんで俺のこと狙ってるわけ?」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!それは勿論キョーマ・クジョーが薄汚い盗作野郎だからだね!!!!!」
九条匡真:「こっちの漫画家の収入はしらんけど、はした金が欲しいってわけでもないだろ。売れてんだし」
九条匡真:「……なんです?盗作?」
羽室ハムリン:「僕の画風を真似て僕のアイディアで連載をされているのさ!」
八卦ミノリ:「おにぃ……漫画も描けたの?!」びっくり
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!どうだい!!憧れのナイトがオタク君だった感想は!!!!!」
九条匡真:「いや描けん描けん!読む専だぞ俺は」
八卦ミノリ:「……まあそれくらいおにぃならできて当然か」ツヤツヤ。
九条匡真:「オタク君なのは前から知られてるが」
九条匡真:「ごめん、なんかこの子どんな方向にも夢見られるみたい」
九条匡真:「心配になってくるな我が妹分ながら」
フェルディナンド:「盗作ってのは僕も初めて聞いたが」
フェルディナンド:「アイデアは公表するようなもんじゃないだろう?」
羽室ハムリン:「その通り!!!!どうして漏れたのかさっぱりわからないね!!!!!」
九条匡真:「その盗作作家が俺の名前を名乗ってるってことか?」
羽室ハムリン:「その通り!ペンネームがキョーマ・クジョーなのだね」
羽室ハムリン:「いや……キョーーーーーーーーーウマ・クジョーーーーーーーーーーーーーウというべきかな!!!ハハハハハ!!!!!!!!!!!!」
九条匡真:「叫ぶな!」
フェルディナンド:「やかましいって!」
八卦ミノリ:「つまりそいつが……おにぃのファンってこと??」
九条匡真:「ファンかどうかはともかく、俺に罪でもなすりつけるつもりかもな」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!そうかもしれない!!!!!」
九条匡真:「一応言っとくけど、俺は知らないしやってないぜ」
羽室ハムリン:「詳細は知らないが、随分モテているだろう?キョーマ・クジョー」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!口では何とでも言えるね!!!!!」
九条匡真:「そりゃそうだが」
羽室ハムリン:「僕は何か……キミに運命を向かわせたい存在を感じるね」
九条匡真:「……運命、ねえ」
フェルディナンド:「殺し屋が集まってくるのと同じ計画じゃないの?」
九条匡真:「そう考えるのが自然だが……俺にヘイトを向かわせたい、にしちゃあやり口が遠回しで面倒に思えるんだがなあ」
フェルディナンド:「ファイナル・ディスティネーションだ」
九条匡真:「ファイナル・ディスティネーション?」
羽室ハムリン:「そうさ。説明してあげたまえフェルディナンド」
フェルディナンド:「死の運命だよ。中々バカらしい映画だぜ」
八卦ミノリ:「面白いよね、流石にマンネリ感もあるけど」
九条匡真:「ああ、見たことないやつだ」
フェルディナンド:「九死に一生の大事故を乗り越えた先で、つまらない伏線でコケて死んだりするのさ」
フェルディナンド:「アンタ、殺しても死ななそうだ。迂遠な方法こそ必要と、そう考えた可能性はあるかもってハナシ」
九条匡真:「……なるほどねえ」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!そこまで熱烈に愛される思い当たりはあるってことか」
九条匡真:「運命は変わらない、収束するってか」
九条匡真:「あんまり好きな考えじゃないな」
九条匡真:「これがマージで心当たりがありすぎてな」
九条匡真:「多方面からの報復がたまたま被った……って可能性もなきにしもあらず」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「じゃあ年貢の納め時だね。さようならだね」
フェルディナンド:「殺される心当たりがありながら、アメリカ観光とはね!」
フェルディナンド:「死神が舌なめずりしてるだろうよ」
九条匡真:「こっちにも事情があんだよ、覚えてねえけど」
九条匡真:「そっちのお二人が協力してんのだってなんか事情あんだろ?」
九条匡真:「いざ俺を殺すしかないときに手数が必要とか、その辺りかい?」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!フェルディナンドは僕の物になったというだけだね」
羽室ハムリン:「ねっ!!!!」
フェルディナンド:手で制する。
フェルディナンド:「……マジな話、君を殺せば全部終わりってパターンも、まだあり得るんだ」
九条匡真:「だろうな」
九条匡真:「なんでそうしないか、聞いてもいいかい?」
フェルディナンド:「そのお嬢ちゃんの危なっかしさを見てればわかると思うけど」ミノリちゃんに顎を向ける。
フェルディナンド:「僕ってば、地位も名声もある社長なんだよ。オマケに納税もちゃんとしてる」
フェルディナンド:「”理由があったら”そうするのは、君たち(シノビ)だけじゃないか?」
九条匡真:「……」
九条匡真:「そうかもな」
九条匡真:「あんたはまとも、ってだけか」
羽室ハムリン:「へえ~。普通人って人を殺さないのか」
羽室ハムリン:「面白いね」
フェルディナンド:「……変な漫画家も追加で」
羽室ハムリン:「美しい漫画家、だろう!ハハハハハ!!!」
九条匡真:「良いんじゃねえの」
八卦ミノリ:「そうかな、普通人は人を殺すものだと思うけど」
羽室ハムリン:「プリンセスも追加だ!」
九条匡真:「殺すことへの忌避感がでけえのは、他人を思う気持ちの大きさか」
九条匡真:「あるいは危機管理の問題か」
九条匡真:「いずれにせよ、尊敬すべき資質だと俺は思うね」
八卦ミノリ:「皆が皆好き勝手殺したら面倒くさいから、色々なもので縛るんでしょ。法律とか、そこの社長さんが言うように、お金とか、地位とかで」
九条匡真:「面倒くさくて縛られる、それでいいんだよ」
九条匡真:「縛らなくても殺さない人間が一番すげえってのは確かだが」
九条匡真:「一生縛られ続けるなら、それを確かめるすべはねえ」
九条匡真:「変わんねえさ、周りから見りゃ。どっちも」
九条匡真:「で、まあそういう人間に敬意を表して余計なお世話を言わせてもらうが」
九条匡真:「いざという時は躊躇うな……とは言わん。躊躇ってもらえるなら歓迎だ、死にたくねえからな」
九条匡真:「だが、あんたが勝ったなら後悔するこたねえ」
九条匡真:「あんたの望み、あんたの思い。それをあんただけは否定しないでやってくれよ」
九条匡真:「たとえそれが殺意であろうともな」
フェルディナンド:「オーケー、今週のセラピーにしておく」十字を切る。
フェルディナンド:「質問を返しても?」
九条匡真:「どうぞ」
フェルディナンド:「羅府に来た記憶はない、狙われる心当たりはありすぎてわからない」
フェルディナンド:「それでも、キミはキミの望みを否定しないつもりかい?」
九条匡真:「勿論」
九条匡真:ニッ、と笑って。
九条匡真:「俺は優しさに溢れた男だが、自分に一番優しくすることに決めてるんだ」
九条匡真:「誰かに接する時の優しさを自分だけ例外にするなんて、不公平だろう?」
フェルディナンド:「そうかい、なるほど」
フェルディナンド:肩を竦める。
フェルディナンド:「君たち似た者兄妹かもな」
九条匡真:「そうか……?」
九条匡真:少し驚いた顔で。
九条匡真:「優等生兄妹だったかねえ」
八卦ミノリ:「え??全然似てない!」本人的にはナシらしい
九条匡真:「はは、だそうで」
九条匡真:「っと、悪い。会ったら本題があるんだったよ」
九条匡真:「話題になってた情報交換。こっちもチップが用意できた」
九条匡真:「持ってきてくれたのはミノリのほうだが。どうだい?」
フェルディナンド:「そうだな。まずは……勢力均衡といこう」
フェルディナンド:電子音が鳴ると、優秀なAIによって互いのデータが交換されているよ。
九条匡真:ではこちらからは黒猫さんの秘密を。
フェルディナンド:七嶺透守の秘密を九条くんに。
KuKu:ピピピ……ピピピ……
羽室ハムリン:感情で黒猫氏の秘密は僕にもくるね!!!!!!!!!!
九条匡真:同じく感情で七嶺の秘密がミノリにも流れるかな
GM:じゃあまず黒猫チャンの秘密がフェルくんとハム先生にいきますね。
GM:おくりました。
GM:つづいて七嶺くんのひみつがきょまとみのにわたります。
GM:完了 完了
九条匡真:確認しました!
フェルディナンド:OKです
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!OK!!!!!
九条匡真:「……オッケー、確認した」
八卦ミノリ:おっけー
九条匡真:「参ったね、まだ全体像が掴めねえ」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「僕は近づいたね。僕は僕の縄張りを犯すものを許さない」
九条匡真:「ほう?」
九条匡真:「どうやら安くはならなかったか。なら幸いだ」
フェルディナンド:「こちらのチップが安かったかもしれないな」
羽室ハムリン:フェル君の端末を勝手に覗き込んで高笑いをしている。
フェルディナンド:「……Mr.ハムロは何か掴めたことでも?」
羽室ハムリン:「これはただの推測だけれどね!!!きっとこれが……」
九条匡真:「いや、ありがてえよ。手がいくらあっても欲しいんでね」
羽室ハムリン:「僕たち全員の。羅府に住む……そうでなくとも、ひょっとしたらこの星に住む者全員の脅威となるかもしれない」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!足が掴めてよかったね!!!!!!」
九条匡真:「話がでかくなってきたが」
九条匡真:「どうもこりゃ冗談じゃねえのか」
八卦ミノリ:「うん。頑張ってね」ひらひらと手を降る。
フェルディナンド:「この人、自分のツラ以外を大げさに言う事はすくないみたいだからな」
九条匡真:「お前マジで興味ねえのな……」
八卦ミノリ:「ボクは自分の忍務のためにここにいるだけだし……」
九条匡真:「仕事人間め。それじゃ、またなにか分かったら連絡するよ」
羽室ハムリン:「忍務よりも大切なものを失いたくないと思ったことはないのかい?」
八卦ミノリ:「うーん、考えたことも無かった」
八卦ミノリ:「だっておにぃが負けるわけないし」
八卦ミノリ:「だけど、今回でそういうのもあるのかなって」
八卦ミノリ:「だから、ボクは幸運だよね」
八卦ミノリ:「忍務と望みが、同じ方向を向いてるんだから」
九条匡真:「……」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!幸運なプリンセスだ。だが……」
九条匡真:「似た者同士、ねえ」
八卦ミノリ:紫の瞳が怪しげに光る。
羽室ハムリン:「僕の予想では、コイツはキミを邪魔しようとしている」
羽室ハムリン:「そんなものに負けないと無視するのも一興だろう!だが横取りされてはつまらないだろうと僕は思うね!」
羽室ハムリン:「ま、好きにするがいいさ」
八卦ミノリ:「うん、好きにする」
八卦ミノリ:「邪魔な奴は、全員斬れば良い」そう言って懐の忍者刀の感触を確かめる。
八卦ミノリ:それを為せるという自負こそが、ミノリの鞍馬神流の忍びとしての有り様であった。
九条匡真:「……何を知って、何をもって動いてるのかわからんが」
九条匡真:「気にかけてくれてるなら礼を言うよ」
九条匡真:羽室を向いて。
羽室ハムリン:美しいポーズを取っている。
九条匡真:「ビューティフル」
羽室ハムリン:「その通りさ!!!!!!!!!」
九条匡真:「それじゃ、改めて。またな」
羽室ハムリン:「また会うこともあるだろう。キミは僕の獲物に変わりはないのだからね」
羽室ハムリン:「キョーーーーーーーーーウマ・クジョーーーーーーーーーーーーーウ!!!!ハハハハハ!!!!!!!!!!」
九条匡真:「叫ぶな!」
九条匡真:ではこのへんで判定します
九条匡真:秘密を抜きます。
九条匡真:対象は……GG!
九条匡真:ミノリ感情修正くれる……?
八卦ミノリ:あげるー
九条匡真:ありがとう!
GM:なに~ 指定特技を宣言してふりな!
九条匡真:GGの言ってた不調を呪術的に調べてみよう
九条匡真:sg+1>=5 判定:呪術 (SG+1@12#2>=5) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
九条匡真:よし、成功
GM:やるねェ
羽室ハムリン:僕にも秘密頂戴……♡
フェルディナンド:うっふ~ん♡ 儀式忍法の判定もやってみな~い♡
GM:では九条くんとミノリちゃんにジルマールさんのひみつがとぶぞ。
九条匡真:儀式はまだフェル君の秘密知らないからな~ ごめんよ
フェルディナンド:しかたない……【秘密】くれるので我慢するか……
GM:あげました
八卦ミノリ:なん……だと……。
九条匡真:確認しました!
羽室ハムリン:秘密頂戴……♡
九条匡真:あとでほかの秘密と交換とかなら……
羽室ハムリン:構わないよ!僕が得た秘密はじゃんじゃんあげよう。
九条匡真:わ~い
GM:ほなら〆のシーンがあればどうぞだぜ。
羽室ハムリン:ぼ、僕に秘密は!?
羽室ハムリン:僕に秘密がもらえるとフェル君に感情で渡り公開情報になるね。
フェルディナンド:そうですね。
九条匡真:先払いってこと?
羽室ハムリン:先払い……♡
羽室ハムリン:あとなんなら、2サイクル目終わるまで九条くんの秘密もらわないほうがいいなら
羽室ハムリン:もらわないでおくよ。
九条匡真:ん~、そうだなあ まあこのごにおよんで嘘もつかんだろうし
九条匡真:フェル君かハムリンが手に入れた情報一つとかと後払いで交換でいいかな?
羽室ハムリン:勿論僕はあげる約束をするね!!
フェルディナンド:九条くんの【秘密】と交換するか……
九条匡真:持ってる!
九条匡真:じゃあハムリンとフェル君にGGの秘密送ろう ミノリも大丈夫?
八卦ミノリ:おにぃがそれでいいなら
九条匡真:いやまあこれは私が抜いた秘密か
羽室ハムリン:ありがと…………♡
九条匡真:どうぞ!これで公開かな
フェルディナンド:ありがとう!
GM:オッケェ~イ ではG.G.のスクープが公開情報になります。
羽室ハムリン:まだ手番が来てないのに秘密が公開情報になったヤツがいるみたいだなあ~~!!!

ジルマール・ゴンサルヴェスの【秘密】
あなたは二重人格者である。
俳優としての顔を持つ“表”の人格と、国益を守るエージェントとしての顔を持つ“裏”の人格。
同じに身体にふたつの心を持つあなたたちは、今日まで互いに共存し人生を送ってきた。
しかし最近になり、あなたの表の人格は死んだように眠ったまま、目覚めなくなってしまった。
事は俳優としての仕事に支障が出るだけでは済まないだろう。
あなたの半身とも呼べる存在が欠けた状態のままでは、裏の人格であるあなたにどんな影響を及ぼすのか、誰にもわからないのだから。

あなたの【本当の使命】は、もう1人のあなたを取り戻すことだ。

GM:ジルマール・ゴンサルヴェスは……二重人格者だったのかあっ
羽室ハムリン:ハハハハハ!!!面白いね!!!!
フェルディナンド:マジ~!?
フェルディナンド:セラピー行った方がいいよ
九条匡真:マジモンの大スクープ来ちゃったよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:ばうっ
羽室ハムリン:治療して一人消えたんじゃないか?よかったね!!!!!!!!!
GM:はたして表の人格はどうなっちゃったのか では続きどうぞ。
九条匡真:「……」
九条匡真:別れてから、端末を確認。
九条匡真:見ているのは最近のGGの演技。
九条匡真:「なあ、ミノリ」
八卦ミノリ:「うん?」
九条匡真:「お前がイマイチっつーから確認してみたんだが」
九条匡真:「別じゃねーか、これ。中身が」
九条匡真:「足りないっつーのはそういうことか?」
八卦ミノリ:「うーん…」
八卦ミノリ:正直あまり一人だとアクション映画を見ないので別と言われてもいまいちピンときてない。スランプだとそういうこともあるのかなと思っていた。
八卦ミノリ:「気になるなら、おにぃも"視て"みたら?」
九条匡真:「お前に借りてか?」
八卦ミノリ:「ボクの"目"みたいにおにぃにもあるでしょ?真偽を見分けるわざのひとつやふたつ」
九条匡真:「そゆことね。やってみるかあ」
九条匡真:「しかしこれ、結構なスクープではあるが……」
九条匡真:「チップになるかねえ」

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サイクル1:ジルマール・ゴンサルヴェス

GM:■サイクル1:ジルマール・ゴンサルヴェス
GM:あれだけ居た刺客が……最後に残りしは“密”、このお方のようですね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:何者なんだ 密……


呉莫巾 得意分野:体術
ご・ぼきん / ウー・モージン
筋骨隆々の体躯に冷徹な眼光を湛えた男。独特な喋り方をする。
一方的な闘いは好まず、対等なる勝負にこそ命を賭ける価値があるという信念をもつ。
兄がいる。

ジルマール・ゴンサルヴェス:なんか……見覚えがある気がするが……
呉莫巾:ヨロシク🏋️
ジルマール・ゴンサルヴェス:気のせいでしょう こんな絵文字野郎に知り合いはいないはずなので
GM:なら体術からランダムに選ぶぜ ジルマールさん あなたへの鎮魂曲です
GM:1d11 (1D11) > 4
GM:手練!
ジルマール・ゴンサルヴェス:鞍馬兄妹が一番近いのかな?
九条匡真:行こうか
ジルマール・ゴンサルヴェス:来てくれ~ッ
八卦ミノリ:しょうがないなあ
呉莫巾:ソロ以外も悪くないね🕺
ジルマール・ゴンサルヴェス:恩に着るぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:新情報を活用すな
八卦ミノリ:そっちもいけるんだ
九条匡真:振っていいかな?
ジルマール・ゴンサルヴェス:振ります 砲術なのでそこそこ近い
九条匡真:sg>=6 代用判定:手裏剣術 (SG@12#2>=6) > 6[2,4] > 6 > 成功
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=7 (判定:砲術) (2D6>=7) > 9[3,6] > 9 > 成功
九条匡真:あぶなっ 成功です
ジルマール・ゴンサルヴェス:ふう……
八卦ミノリ:sg>=6 (SG@12#2>=6) > 10[4,6] > 10 > 成功
九条匡真:えらい
GM:なんと全員成功!無事全員刺客を倒せたようですね。おめでとうございます。
ジルマール・ゴンサルヴェス:助かったぜ二人とも ありがとな
GM:ではシーン表と登場希望の宣言をお願いするワン
GM:とりあえずシーン表振るでもOK
ジルマール・ゴンサルヴェス:もちろん羅府で!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
GM:5.バブリーヒルズ。この都市の富裕層や映画スターたちが暮らす高級住宅街。大通りには彼らも大満足の高級ブランドショップが軒を連ねている。
シーンプレイヤーは「お金」を所持していた場合、「お金」1つを好きな忍具1つと交換ができる。(特殊忍具は不可)

ジルマール・ゴンサルヴェス:おっ
GM:おかいものができるよう
ジルマール・ゴンサルヴェス:どうしようかな~ 神通と交換しようかな
ジルマール・ゴンサルヴェス:他の効果がある可能性もあるという話でちょっと迷うな たしかにキョートとかは金払って情報判定だったし
GM:まあダウンタウンとか引ければお金を再回収できる可能性はありますね。
GM:前回みたいなロジャスタジアムみたいなやつもあるので そこは色々と考慮したうえでゴーだぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:う~むたしかに まだ見ぬ超プラス効果とか超マイナス効果もあるかも知れんしな
ジルマール・ゴンサルヴェス:今回は変えずにおくか……
GM:OK!
GM:登場希望もいっとく?
ジルマール・ゴンサルヴェス:とりあえずフェル君は呼びたいと思ってます
フェルディナンド:やった~~~出ます
ジルマール・ゴンサルヴェス:他はまだちょっと……迷ってるところがある
GM:へっへっへ次回までにきめておくんだなあ
GM:では……
GM:本日より再開していくぜ
GM:登場希望はフェルくんのみということでよいのかな?
ジルマール・ゴンサルヴェス:OK!
フェルディナンド:了解デス
GM:OK!

GM:■羅府・バブリーヒルズ
GM:“ハニウッド”の映画産業の発展と共に急速に発展したこの都市は、世界中のセレブが居を構える高級住宅街としても有名だ。
GM:少し大通りを歩けば、誰でも知っているような高級ブランドのブティックなども立ち並び、もちろん映画の撮影などにもひっぱりだこである。
GM:そんな通りに……似つかわしくない“服”を……いや、肉の鎧を纏った男が、目に怪しい光を浮かべながら、獲物を見定めていた……
呉莫巾:「ボクの友達はさ🤾」
呉莫巾:「最近のキミの演技は、まるでなっていないって言うんだけど🏌️」
呉莫巾:「ボクは……全然、そっちの方が唆るんだよね」
呉莫巾:ひび割れた唇を舐める!
呉莫巾:「ああ……G.G.」
呉莫巾:「今すぐキミを……」
呉莫巾:「壊したい……🤼」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「………」
ジルマール・ゴンサルヴェス:イヤそうな顔で筋骨隆々の男を見返す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……そりゃどうも」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー……悪いんだけど、ディナーの約束があるんだ。人を招待しといて遅れちゃ失礼だろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だからできれば後日にしてもらいたいんだが……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「サインくらいならできるけど。いる?」
呉莫巾:「フフ。なら仕方ないね🤸」
呉莫巾:「ところで……」
呉莫巾:アスファルトを踏み砕き、腕を振りかぶりながら一気に接近!
呉莫巾:「ボクがディナーの相手を務めるのはアリかい?🏋️」
ジルマール・ゴンサルヴェス:(……! 図体のわりにかなり疾い!)
ジルマール・ゴンサルヴェス:その外見に似つかわしくないスピードに少し目を見開く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ったく、……人気者はつらいぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:太い腕が振り抜かれる刹那、紙一重で身体を逸らし──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが、予約の横入りは受け付けてねぇんだ。悪いね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:嘯き、男とすれ違う。──その肉体には、一文字の傷跡が残っている。
呉莫巾:「!」裂かれた体を見て、にやりと笑う。
呉莫巾:「フフ。ちゃんと、くれるんだね」
呉莫巾:「95点……!🛌」
呉莫巾:そのまま血飛沫をあげ、どうと地に倒れるぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……はあ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:いつの間にか逆手に握っていた、短い三又のような武器を懐へしまい、嘆息する。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……今日、変なヤツ多すぎじゃない? マジで」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ぼやきながらも歩を進め、約束のレストランへ向かう。
フェルディナンド:「……アッ!」
フェルディナンド:入り口でそわそわとしていた。新しいジャケットはあまり着慣れていない様子だ。
フェルディナンド:「本当に来るのかよ……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お」その姿を認め、軽く手を振る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「悪ぃね、待たせたか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ちょっとその……そこで変態に絡まれちまって」
フェルディナンド:「奇遇だね、今日は僕も変態をやり過ごしてきた」
フェルディナンド:「2,3人ほど……けど、一番信じられないのはこの状況だね」
フェルディナンド:「スターとディナーって……カメラが回されてるんじゃないかと疑ってるよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「どっこい現実だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それにカメラはお前さんの得意技だろ? そっちが用意してなきゃないさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「さ、とりあえず入ろうぜ。ここのディナーは絶品で──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「って言えたらいいんだが。実を言うと、俺もここ来んのは初めてなんだ」
フェルディナンド:「ケ!?」
フェルディナンド:「そいつはマズいだろ! 僕なんかナイフとフォークを使う料理がほとんど初めてなんだ!」
フェルディナンド:「あなたを頼りにしてるんだぞ、G.G.!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ハハハ! まあそう固くなんなって」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「行きつけの店にしても良かったんだが──せっかくだから、コイツに聞いてみることにしたのさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:そう言って、スマホの画面を見せる。──『Core tool』のアプリアイコン。
フェルディナンド:「そっ……そいつは……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「C2K最新アプリのお手並み拝見てぇ訳だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:見せたまま気障っぽくウインクしてみせる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「これで旨けりゃお前さんの手柄だし、イマイチなら貸し一つってことで。どうだ?」
フェルディナンド:「いいだろう……『Core tool』の情報にはフェイクなしだ!」
フェルディナンド:「立ち会ってやるよ! KuKu、僕にテーブルマナーを授けてくれーっ!」
KuKu:「社長。一先ずは、先日食べたハンバーガーのソース染みがついたままの、その服を今すぐゴミ箱に投げ捨て」
KuKu:「この通りで、ドレスコードを徹底してからでは?とKuKuは提案いたします」
フェルディナンド:「……先に席に着いててくれないか? なに、大した用じゃない……すぐに追いつくから!」
フェルディナンド:引き攣ったウインクを浮かべ、ブティック通りへ駆け出していくのだった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:暫くのち──
ジルマール・ゴンサルヴェス:二人の男は、小奇麗なレストランの一席にテーブルを囲んでいた。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「結構時間かかってたが……大丈夫か?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「服も変わってるし……」
フェルディナンド:「え? イヤイヤー、ゼンゼン平気!」
フェルディナンド:「服もこんなモンだったよ? ウン!」
フェルディナンド:紫とゴールドの派手なカラーリングを、蛇柄でまとめたスーツを整える。目に来る。
GM:「お待たせしました、お客様。こちら、“UMAI・SUSHI・ロール”と……ヒッ!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そ……そうか? そんなビビッドな感じだった?」
GM:まだ務めて間もないであろうウェイトレスの女性が何かを見て怯えるように去っていっちゃったぞ。
フェルディナンド:「どうもー、ハハ」ウェイトレスに微笑み、手を振る。
フェルディナンド:「まあ、これが集合知の力さ。少しは……舞台に見合った男になっただろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そ……そうだな! そのヘビ柄もイケてるよ、その、なんだ……ドラゴンみたいでさ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ちょっと迷って、だが別にどうこう言うのも悪いなと思い、それっぽい感想を述べる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ゴールドとパープルもこう、高貴って感じだし……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……あー、それはともかくだ。食いながらでいいんで聞いてくれ」
フェルディナンド:「フフフ、いただきます」得意げな表情でチョップスティックを操る……!
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ジャパニーズ・イート・チャントか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺も言っとくか。イタダキマス」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それでだ。お前さんを呼んだのは他でもない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:チョップスティックを器用に扱いながら話し始める。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺の秘密を知ったろ?」
フェルディナンド:「ああ、まあね」
フェルディナンド:ライスペーパーに包まれた米を掴み上げている。
フェルディナンド:「二重生活なんてしてたら大変だろうね、セラピー紹介しようか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃどうも。だがそれで片方消えたらシャレにならねぇ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「つーか、今現在がそれだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ジキルとハイド知ってるだろ? ジキルが消えて、ジキルの物真似をしなきゃならなくなったハイドが今の俺だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『マーカス』は、──ああ、ジキルの方のニックネームだ。どっちもジルマールじゃ区別がつかないだろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺が『マイク』。ほら、『バッドボーイズ』の……いや、お前さんくらいの歳だと知らないのか?」
フェルディナンド:肩を竦める。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ともかく、家族想いで死体が苦手なのが『マーカス』で、クールでセクシーな方が『マイク』。モチロン俺が『マイク』だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「で、エージェントで食ってくだけなら『マイク』一人で十分なんだが、スター稼業にゃ『マーカス』がいないとならない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「見よう見まねでやっちゃあいるが、あのミノリとかいうガキにも見抜かれるくらいには大根なのさ、『マイク』は」
フェルディナンド:「僕は気づかなかったけど、一流の世界だもんな」
フェルディナンド:「僕もカラフルチョコレートは大好きだ。Mは二つあったほうがいい、まったく同意」
フェルディナンド:「けれど……いくらカメラを見ても、家出した『マーカス』が写ってる可能性は低いと思うよ?」 
フェルディナンド:どうしたらいいのだ、と言いたげにSUSHIを頬張る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃそうだ。エージェントはエージェントでもスミスじゃあねぇ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺が言いたいのはこうだ。『マーカス』の喪失は、いま俺たちが巻き込まれてる『何か』に関わってるんじゃないか、ってな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ここで情報判定を行いたいと思います
ジルマール・ゴンサルヴェス:対称はマリィ監督!
GM:なんだと~!?
フェルディナンド:なにっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:CIA伝家の宝刀調査術で!
GM:いいだろう……振りな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:調査術) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
GM:ホホw
ジルマール・ゴンサルヴェス:???
フェルディナンド:ジルマールさん!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:CIAの……陰謀!?!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:神通使います……
GM:なにぃ~!どうぞ!
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:3 → 2
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:調査術) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
GM:ええ!?
フェルディナンド:じ、ジルマールさん!?!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:嘘でしょ???
フェルディナンド:マジか……
フェルディナンド:もう一個持ってたりします?
ジルマール・ゴンサルヴェス:もう……ない! 神通は……!
フェルディナンド:やばいな~ 私も支援ができぬ……
GM:ほな……どうしようもなければ……振っていただくしかないようだな
GM:ファンブル表を……
ジルマール・ゴンサルヴェス:ファンブル表って何で振るんだっけ……
フェルディナンド:FTですかね
ジルマール・ゴンサルヴェス:ft ファンブル表(4) > 油断した! 術の制御に失敗し、好きな【生命力】を1点失う。
フェルディナンド:CIAの陰謀すぎるかも
GM:ヒイイ
ジルマール・ゴンサルヴェス:射撃戦だからマシか……忍術減らします
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍術:1 → 0
フェルディナンド:情報交換しますか
ジルマール・ゴンサルヴェス:本来はこれで取った情報と交換するつもりだったんだが……
フェルディナンド:とりあえず黒猫の【秘密】は渡す予定だったので……
フェルディナンド:ドンマイです
ジルマール・ゴンサルヴェス:泣いています
フェルディナンド:なかないで
フェルディナンド:じゃあどうしようかな。とりあえず黒猫の【秘密】をジルマールさんに渡して公開情報にしたいですGM
フェルディナンド:交換条件として振ってもいいんですよ、儀式忍法を……
ジルマール・ゴンサルヴェス:フフ……ここでさらにダイス振ってまたファンブルしたら怖くないですか?
フェルディナンド:《針術》か《傀儡の術》が近そうかな ジルマールさんは
フェルディナンド:それは……面白い
GM:おもろいか?
GM:ともあれ、黒猫の秘密が公開情報でヤンスかね

黒猫の【秘密】
あなたは七嶺透守と共に、海外まで逃亡を図った妖魔・仙狸を討伐する忍務を命じられている。
七嶺透守亡き今、妖魔を狩るには己の力だけでは到底足りない。
共に死地へと挑む仲間をあなたは欲している。
あなたの【本当の使命】は、妖魔・仙狸を討伐することだ。

あなたはエニグマ【迪ォ縺ョ豁」菴】を所持している。
あなたはエニグマ【ほしのかけら】を所持している。
あなたはエニグマ【あいのかけら】を所持している。
あなたはエニグマ【ゆめのかけら】を所持している。

フェルディナンド:振ってくれるなら私の忍具を貸してもよいですわよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:じゃあ……振るか!
フェルディナンド:じゃあジルマールさんに神通丸一個渡す!
ジルマール・ゴンサルヴェス:正直フェル君がまだ何を目的としてるか分からないから怖いんだけど
system:[ フェルディナンド ] 忍具:3 → 2
ジルマール・ゴンサルヴェス:ありがてぇ……
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:2 → 3
GM:公開したでヤンス
ジルマール・ゴンサルヴェス:なるほどね……
ジルマール・ゴンサルヴェス:とりあえず儀式を振るぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:傀儡の術で!
フェルディナンド:《傀儡の術》が比較的皆近くないのでお願いするぜ~
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=7 (判定:経済力) (2D6>=7) > 4[1,3] > 4 > 失敗
ジルマール・ゴンサルヴェス:????
フェルディナンド:あらま ファンブルでないからヨシ!
GM:じ、G.G.!!!!
フェルディナンド:ずっと5が出てないですね……
ジルマール・ゴンサルヴェス:今日マジでヤバいかも
GM:マーカスどこ?
フェルディナンド:大きいスランプ、ビッグスランプかも
フェルディナンド:とりあえず神通丸は貸しとくね
ジルマール・ゴンサルヴェス:ありがとう……
フェルディナンド:あとでかえせよなっ
GM:ところで……エニグマを持っているキャラクターがいるようですね
GM:エニグマの詳細を知るには、別途手番での情報判定が必要となります
GM:解除方法は様々です。エニグマによっては情報判定で中身を明らかにした時点で解除されるものもあれば、別途補助判定(情報判定とは別個で行える判定)が必要だったりもします。
GM:まあ……大体は解除しないとPCが不利になるもんばっかなので!がんばってね。
GM:では、続きをどうぞ。

ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺としても、上役が何か知ってるんじゃねぇかと踏んで探りを入れてみたんだが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:言いながら、ベストの前を開ける。──その下、ワイシャツの脇腹に、銃創のような傷跡がある。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「情けねぇことにこのザマよ。CIA(ウチ)のセキュリティには頭が下がるね」
フェルディナンド:「ワッ!? ……オタクはテーブルマナーにも厳しいんだね」
フェルディナンド:「逆に言えば、撮影を控えたスターの身体に穴をあけるのも厭わないってワケか……」
フェルディナンド:「『何か』に関わってるってのも、あながち間違いじゃないかもな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なんなら一個二個穴ぁ開けといた方がわざとらしくなく動くかも、くらいには思ってるかも知れねぇな」皮肉気に言ってベストのボタンを戻す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「で、だ。どうにも一人じゃあ手詰まりなようだからな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「頼み込みに来たんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「手土産もなくて悪いんだが、今度の一件の調査に協力してもらいたい。頼む!」
フェルディナンド:「……僕の事情も話しただろ? チームメンバーが誘拐されてる」
フェルディナンド:「ソフィアの救出が優先だ、こっちだけ力を貸す余裕はとてもない」
フェルディナンド:「だから、こうしよう。アンタの名前を借りるぜ、『マイク』」
フェルディナンド:サインペンを差し出す。
フェルディナンド:「直筆サインを、ソフィアに手渡してやってくれ! 彼女が"CoS"のファンだったのを思い出したのさ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……ハハ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そいつはいい。“CoS”のファンだってんなら──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ファンサービスの一つも、してやらねぇとな!」

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サイクル1:NPC

GM:サイクル1 終了
GM:かと思いきや!
GM:ちょっとだけ続きます。
GM:じゃあ次の方どうぞ。
“蝙蝠”:キヒヒヒヒ!アタイの手番だぜ!
“蝙蝠”:黒猫の秘密を調べるよ。
GM:公開情報にはなっているけど、NPCは情報、持ってないですからね。
GM:そうだっけ?
九条匡真:そう……かな?
九条匡真:ほしいなら上げるけど
フェルディナンド:GMがそういうならそうだよ!
“蝙蝠”:九条の施しなんざ受けねえ~!
フェルディナンド:あ!
フェルディナンド:じゃあ僕が渡すのはどうだ
“蝙蝠”:いいけど……
“蝙蝠”:本当にいいんだなあ……?
羽室ハムリン:味方かわからないよ!いいのかい!
フェルディナンド:でも……仮に敵なら知っててもいい情報じゃないですか!?
フェルディナンド:すみません、やっぱり取り下げるぜ!
フェルディナンド:てめえなんざコワかねえ!
“蝙蝠”:ケッ!
“蝙蝠”:じゃあ……しらべるね。
“蝙蝠”:《調査術》で判定するよ。
“蝙蝠”:2D6>=5 (判定:調査術) (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
“蝙蝠”:成功。
“蝙蝠”:手番は終わりだぜ。キヒヒ!
GM:蝙蝠さん、ありがとうございました。
GM:では改めてサイクル1……
GM:最後の方どうぞ。
“ビエンフー”:は~い
“ビエンフー”:1d5のPCの【居所】をさぐるよ~
“ビエンフー”:1d5 (1D5) > 3
“ビエンフー”:ふふ♡
フェルディナンド:僕じゃないかッ!!!
“ビエンフー”:《野戦術》で判定。
“ビエンフー”:2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
“ビエンフー”:みっけ♡
フェルディナンド:ぎゃ~
GM:フェルディナンドくんがみつかってしまいました。かわいそう……
GM:では、サイクル1を終了します。

フェルディナンド:オット!
GM:MU!
フェルディナンド:本当にサイクルが終了するならこのタイミングで使用する忍法があるぜ!
GM:なんだあ~?
フェルディナンド:【有閑】! こいつは功績点3点以下の背景を修得できる忍法さ!
GM:そ、そんな忍法が!?
フェルディナンド:シナリオ一回しか使えないが強力無比な効果! 振りマース
GM:どぞ!
フェルディナンド:2d6>=5 (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM:うまい!成功!
フェルディナンド:よっし、成功! 修得するのは……
フェルディナンド:斜歯ブックより、功績点2点の背景【宝器】!!
フェルディナンド:こいつは自分の奥義をプライズにし、他人に渡せるようになる背景だ!
九条匡真:あれ?君奥義持ってないのでは……?
フェルディナンド:ふふ……僕は儀式忍法を修得しており、奥義が使用できない。
九条匡真:あっさては
フェルディナンド:しかし”使用できない”だけで、持っていないわけではないのさ! ※GMに裁定確認済みです!
GM:きいておいたぜ 曖昧な表記だったんだよな
GM:基本ルルブの儀式忍法ページにおける その奥義は、そのセッションの間使用できなくなります。の主語がないからかなり際どい裁定なんだけど
GM:こんなんまず誰も考えないですからね。
九条匡真:そうだね
GM:じゃあいいじゃんwで許可しました。悪用するなよ!
フェルディナンド:だいじょうぶだよ~ あくようしないよ~
フェルディナンド:行動は以上です
GM:ホイ!

GM:■マスターシーン

GM:日も暮れる波打ち際に、姿勢を丸めて座る少女がひとり。
“蝙蝠”:「………」
GM:風変わりなデザインの端末を懐に仕舞い。くそ、と悪態をつく。
“蝙蝠”:信じたくなどなかった。けれど。
“蝙蝠”:「………ぜんぶ」
“蝙蝠”:「ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ!」
“蝙蝠”:「あのバカ嶺のせいに決まってる」
“蝙蝠”:「………」
“蝙蝠”:「師匠」
“蝙蝠”:ぽつりと呟き、瞼を閉じて。暫く後、足に力をこめる。
“蝙蝠”:こうしてばかりは、いられない。己にはまだ、やるべき事があるのだから。
“ビエンフー”:「泣いてる」
“蝙蝠”:「ぎゃっ!」
“蝙蝠”:突然頭上から降り掛かった声に驚愕し、尻もちをつく。
“ビエンフー”:「どしたの? ね、話でも聞いてあげよっか?」
“ビエンフー”:「あたしさ~、これでも、結構慕われるタイプなんだよ」
“ビエンフー”:「部下とかみんな、泣いて喜んでくれる」
“蝙蝠”:ごしごし、と目元を拭いて立ち上がる。
“蝙蝠”:「るせえ! テメエ~……知ってるぞ。このイカレ女」
“蝙蝠”:「あ、アタイのことも……襲う気か!?」
“ビエンフー”:ぱちくりと瞬き。「ん?う~ん」
“ビエンフー”:「そんな気分じゃないかな。だって」
“ビエンフー”:「あんた、あんまり強そうに見えないもん」
“蝙蝠”:その言葉に!ぷるぷると少女の怒りのボルテージがあがってゆく!
“蝙蝠”:「キッ!ヒヒ……舐められたもんだぜ」
“蝙蝠”:「わかってんだぞ!てめぇ……“成り立て”なんだろ?」
“蝙蝠”:「この“蝙蝠”サマが」
“蝙蝠”:「羽化したてのザコなんかに負けるわけねえ~!」
“蝙蝠”:むしゃくしゃな気持ちを晴らすように、腰元に忍ばせていた手裏剣を握って、己を小馬鹿にした女へと駆ける!

GM:サイクル2を開始します。

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サイクル2:ジルマール・ゴンサルヴェス

GM:サイクル2:ジルマール・ゴンサルヴェス
GM:刺客?奴さんもう来ないよ……
GM:というわけでシーン表と登場希望をSAYしな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:とりあえずシーン振るぜ もちろん羅府で!
GM:いいよお
ジルマール・ゴンサルヴェス:2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
GM:5.バブリーヒルズ。この都市の富裕層や映画スターたちが暮らす高級住宅街。大通りには彼らも大満足の高級ブランドショップが軒を連ねている。
シーンプレイヤーは「お金」を所持していた場合、「お金」1つを好きな忍具1つと交換ができる。(特殊忍具は不可)

ジルマール・ゴンサルヴェス:またヒルに来てしまった
GM:同じのが出たら振り直してよいことにしましょう。いろんなところ見てほしいしね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:マジ!?
フェルディナンド:これは観光大使
ジルマール・ゴンサルヴェス:神通丸が欲しい気持ちもあるが(トラウマ) せっかくだから振りなおすか
ジルマール・ゴンサルヴェス:2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8
GM:8.ハニーウッド。世界的なエンターテイメントの発信地にして、羅府が誇るスターたちが歩んだ軌跡を直に感じられるスポット。
シーンプレイヤーは任意の指定特技の判定を行うことができる。成功した場合、「お金」を1つ取得することができる。失敗した場合、射撃戦ダメージ1点を受ける。

ジルマール・ゴンサルヴェス:ホームグラウンドじゃん
GM:なら失敗するわけねえよなあ?
ジルマール・ゴンサルヴェス:ハアッハアッ
ジルマール・ゴンサルヴェス:ふ……振るか
GM:みせてもらおう スターのちからを
ジルマール・ゴンサルヴェス:経済力で……!
GM:いいだろう!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:経済力) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM:うおすっげ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:生きてる~~~~~~~!!
GM:さすが羅府が誇るスターだぜ。お金を1つ獲得しな!
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:3 → 4
ジルマール・ゴンサルヴェス:金だ~ッ
GM:では登場希望を宣言してもらおうかぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:せっかくハニウッドだし九条君呼ぼうかな
九条匡真:あっわーい!行きます
GM:男二人……何も起きないわけがなく……


ジルマール・ゴンサルヴェス:あっGM!
GM:へい!
ジルマール・ゴンサルヴェス:フェル君も呼んで大丈夫ですか?
GM:OKOK
ジルマール・ゴンサルヴェス:ありがとうございます! 遮って申し訳なし!
フェルディナンド:あざす!
GM:ではシーンにはいっていくぜ!

GM:■羅府・ハニーウッド
GM:観光業の中心地でもあるここ、ハニーウッド地区には大小問わず、数多の映画館が点在している。
GM:大通りを歩けば、未来のスターを目指す若者たちの熱狂にあてられ、誰しも気分が高揚することまちがいなし!
GM:根強い映画ファンがコスプレをしている姿なんかも見受けられるだろう。
ジルマール・ゴンサルヴェス:その大通りを、背の高い男が颯爽と歩く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:その堂々たる姿はまさにハニウッドスターだ──誰も、その中身が米国のエージェントだとは気づかないだろう。
ジルマール・ゴンサルヴェス:時々ファンらしい一般人に声をかけられては、笑顔で手を振り返したりしている。
GM:「あ、G.G.だ!ママ!ねえ!」「はいはい、あれはそっくりなおじさんなのよ」「ウソ、ほんと?」「チッ……あんた、どうしちまったんだよ……」「結婚したい!」「“CoS”は良かったよなあ」
GM:ちょこちょこ騒ぎになってそう。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー、ありがと。次の撮影も期待しててくれ、絶対いいモンにしてやっからさ!」
GM:「ウン!ボクも手術がんばるよ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「よーしいい子だ。ホームランは打てないが、代わりに主演男優賞を分捕ってきてやる!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:笑ってファンたちと交流し──
ジルマール・ゴンサルヴェス:す、と、『脇道に入る』。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ごく自然に見えるその動作だけで、今まで注目していた人々も、彼の姿を見失う。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『そっくりなおじさんなのよ』か。見る目あるぜ、ママさんよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:苦笑気味に呟きながら、人通りのない裏通りを歩く。
九条匡真:「著名人は大変だねえ」
九条匡真:軽い足音。警戒させぬため、あえて鳴らしている。
九条匡真:「俺にご用事で良かったのかな?それとも、」
九条匡真:ふ、と視線を逸らせば。
フェルディナンド:「フ……僕もなかなか、大変だったよ。人目が追ってきてね」
フェルディナンド:髪を掻き上げる。紫とゴールドのスーツが光を乱反射する。
フェルディナンド:「”オーラ”が出てるのかな?」
九条匡真:「………」
九条匡真:逸らした方から一度また目をそむけて二度見。
九条匡真:「なにあれ」
九条匡真:思わず素になってGGに問う。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー、まあ……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「知人が突然ビビッドな装いになる……そういうこともある。羅府じゃあな」
九条匡真:「ボケの濃度が増えるとツッコミ大変なんだよ!こっちのコメディアンにボケツッコミの概念あるか知らんが!」
KuKu:「社長の類稀なセンスから選びぬかれたコーディネートです」
九条匡真:「ミノリを呼ぶべきだったかもしれん。今こそあいつの切れたナイフが必要だろ」
KuKu:「時代の百歩先を征く、常人のそれとは一線を画しているこの装いに、貴方がたが戸惑うのも無理はありません」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そのAI、ひょっとして作ったときイギリスにいた?」
九条匡真:「京都かもしれん」
フェルディナンド:「これがL.A.の最先端なんだよ、認めるんだな、Mr.クジョウ」
九条匡真:「置いていくな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「いや今は、フェルの……卓越したセンスの話は置いといてだな?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺が話したかったのはつまり、あの猫ちゃんのことだ」
九条匡真:「"黒猫"か」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そう。俺はフェルから聞いたが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そもそもの出所はお前らスーパー・クラマ・ブラザーズだって聞いてる」
九条匡真:「俺は赤い方か?なんとなく緑のが親近感あるんだがね」
九条匡真:「それで、どういうことか?って話かい?」
フェルディナンド:「どっちでも。肝心なのはデカい亀のことだろ」
フェルディナンド:「もしくはプリンセスを助ける方法? ヘルプミー、マイク!」
九条匡真:「生憎だが、こっちも詳しく分かってるわけじゃない」
九条匡真:「黒猫は妖魔を討つ為に海を渡った。仲間がやられて手助けを求めてる」
九条匡真:「……はずなんだ」
九条匡真:「けど、それだけじゃあない。嘘とか秘密とかとは違う」
九条匡真:「違和感がある。何かがある。わかるのはそこまでだ、俺にはな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「どうも厄介なモンを抱え込んでるらしいな。……ったく、キャッツはハニウッドとは相性悪ぃってのに」
九条匡真:「ああ、あの漫画家は何か知ってそうなこと言ってたぜ」
九条匡真:「『この星に住む者全員の脅威となるかもしれない』……とか、なんとかね」
九条匡真:「とはいえ、あの男は読めねえ。さらした手札のどこまでが本物かわからねえけどな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そいつはスペクタクルだ。デス・スターでも招来するのかね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが、たしかに嘘を言う感じのヤツじゃなさそうにも見えた。……少なくともアイツ自身の主観には正直そうだ。良くも悪くも」
フェルディナンド:曖昧に首肯します。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ならやっぱり、放置はできねぇってことだな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ここで……情報判定をします!
GM:ほう!何に対してだあ~?
ジルマール・ゴンサルヴェス:対象は黒猫のエニグマで……これって全部選べるんですか?
GM:えらべるよ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:なるほどね どれがいいかな~
ジルマール・ゴンサルヴェス:【ほしのかけら】行きます!
GM:ホイ!では特技を宣言してふっちゃいなよYOU
ジルマール・ゴンサルヴェス:特技は……調査術で!!!!!
GM:みせてみな リベンジを
ジルマール・ゴンサルヴェス:ハアハアハア
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:調査術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
九条匡真:ナイス!
GM:やるじゃねえか!
ジルマール・ゴンサルヴェス:生きてる~~~~~~~~~~!!!!
フェルディナンド:ナイス!
GM:エニグマの情報……戦力ですかね。こちらは公開情報なので ガッと公開になります。

【エニグマ:ほしのかけら】解除判定:自動/調査術
きゃあ、じぶんごろし。
このエニグマがクライマックスフェイズまでに解除されなかった場合、「ボス」は追加で奥義を1つ得る。
このエニグマが解除された場合、PC2はプライズ【ほしのかけら】を取得する。
このエニグマの解除判定をPC2が行う場合、その判定を自動成功とする。
このエニグマの解除判定をPC2以外のキャラクターが行う場合、その解除判定に-2の修正がつく。

GM:こちらになります。
九条匡真:あらま~
GM:解除判定は補助判定となり……主要行動とは別に行えますね。このあとのジルマールさんも挑戦してOKです。
九条匡真:やったじゃん!
ジルマール・ゴンサルヴェス:オッ!
フェルディナンド:PC2……PC2だれ~!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:もしかして……オレ!?
GM:俺!?
九条匡真:お前~!
フェルディナンド:俺! 俺! オレオレオレオレ
GM:Ahh~↑↑↑💥💥真夏🌞🌴🏄🎇🎆🌺のJamboree〜〜〜〜‼️‼️
GM:続きどうぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:レゲエ砂浜BIGWAVEということでね
ジルマール・ゴンサルヴェス:では……解除判定をします!
“蝙蝠”:ホイ!ではPC2のジルマールさんは自動成功となりますね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:蝙蝠!?
GM:蝙蝠くん、ありがとうございました。
GM:プライズをあげるわあなたに
フェルディナンド:いきていたのか
ジルマール・ゴンサルヴェス:やった~~~~!
GM:あげましたよ~ん
ジルマール・ゴンサルヴェス:確認しました……
九条匡真:なんか重いぞ
GM:オス!では他になければ……〆にいってもらおうか
九条匡真:雰囲気が
ジルマール・ゴンサルヴェス:懐から小さなスキットルを出し、中の液体でその辺の壁に『扉』を書く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:その軌跡に火がつき──本物の扉であるかのように輝く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「よし。さすがのシノビでも、個人でCIAレベルのセキュリティは持ってねぇようだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:そんなことを言いながら、『扉』の覗き窓に目を寄せ──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「………!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……、ぐあッ!」弾かれたように『扉』から離れるとともに、炎も跡形もなく消える。
九条匡真:「っ!おい!」
フェルディナンド:「なんだよこれ、ハニーウッドのVFX?」
フェルディナンド:壁をぺたぺたと触れている。
九条匡真:「大丈夫か?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「い、いや心配ない、大丈夫だ。攻撃された訳じゃあねぇ……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが……。……クソッタレ!」何か口ごもるようにして、虚空へ悪態をつく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……バカが! くだらねぇ真似を……!」
フェルディナンド:「お、おい、落ち着いてよ」
フェルディナンド:体格のいい男が怒っているので普通にビビっている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「はあ、はあ、……悪ぃ、取り乱した」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「もう大丈夫だ、落ち着いた。俺はクールなエージェントだからな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「落ち着いたからこそ言うが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「この件、相当込み入ってやがる。きっとお前らにも、……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「断言はできねぇが。お前らの問題にも関わってる。もっと調べた方がいい、いや調べるべきだ! お前らの問題のために……!」
九条匡真:「……何を見たのか知らねえ、が」
九条匡真:「あんたの根幹を揺るがすぐらいのもんだったらしいな」
フェルディナンド:「そして詳しい内容は言えないってワケか」
九条匡真:「だが、おそらくは俺達にもあると。それぐらいのもんが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「協力してくれたフェルには悪ぃが。そういうことだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが──もう一回言っておく。俺はお前さんとこのプリンセスを助ける目途が立つまでは協力する」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それがCIA・GOKUDOの仁義ってモンだし──おそらく、巡り巡って俺自身のためにもなる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「埋め合わせって訳じゃねぇが。とっといてくれ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:懐から小切手を取り出し……結構な数のゼロを書いてフェル君に渡す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お金」を一つ譲渡します。
フェルディナンド:ありがとうございます!
system:[ フェルディナンド ] 忍具:2 → 3
GM:すごい額だ
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:4 → 3
フェルディナンド:「ワオ、計算ソフトでしか見たことないよ、天文学的数字だ」
フェルディナンド:「ジルマール・ゴンサルヴェスの登場で『Core』は盛り上がってる」
フェルディナンド:指をくるくる回す。
フェルディナンド:「すぐに還元できるはずさ。あなたのプリンセスにも辿り着くよ、『マイク』」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ありがとよ。だがプリンセスっつーにはちっとゴツすぎるな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「言うなれば、そう」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『ブラザー』だ」

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サイクル2:フェルディナンド・グクマツJr.

GM:サイクル2:フェルディナンド・グクマツJr.
GM:シーン表と登場希望の宣言をしな!
フェルディナンド:ヨシ、羅府シーン表を振っちゃいましょう
フェルディナンド:登場はハムリンさんと……
フェルディナンド:振ってから決めるか
フェルディナンド:2D6 (2D6) > 12[6,6] > 12
GM:オ!
フェルディナンド:良い出目じゃん!
GM:12.グリフォン天文台。標高の高い山の頂上に作られた天文台。夜、展望台から見える羅府の街並みはまさに絶景。
シーンプレイヤーがこのシーンで行う全ての判定に+1の修正がつく。

羽室ハムリン:やったね!!!!!!ロマンチックだね……♡
九条匡真:だいぶありがたいんじゃない?
フェルディナンド:やったぁ~!
羽室ハムリン:僕はシーンに出るよ!
GM:ありがたいですよね 追加忍法ャーには
フェルディナンド:僕は使わないけどね☆
羽室ハムリン:儀式忍法だからね!!!!!!!!
フェルディナンド:んーどうするべ 流石に二人きりはロマンチックすぎる
フェルディナンド:じゃああと九条くんとビエンフーに登場してもらえれば
九条匡真:はーい!
“ビエンフー”:いいのお?
フェルディナンド:ヒェーッ
九条匡真:こわあ
フェルディナンド:いいよ~
“ビエンフー”:じゃあでちゃおっかな。

GM:■羅府・グリフォン天文台
GM:ハニーウッド地区に隣接する、小高い山の頂上に建造されたこのグリフォン天文台は、羅府でも人気の高い観光スポットのひとつでもある。
GM:数多くの望遠鏡が設置され、夜には星空観察が楽しめる他、最新の技術を使った天文学ショーなども頻繁に行われているぞ。
GM:グリフォンを象った像は、険しい目で空を見上げている……
フェルディナンド:「ってなワケで。ここは羅府を見下ろせる特等席なのさ」
フェルディナンド:「なにより、街にくらべて空が広い。三階建てより上で何かしようとしたら、積み上げた税金の方が高くなるくらいだ」
フェルディナンド:九条君に説明口調で語る。
フェルディナンド:「そして上に障害物がないってコトは、電波も通りやすい」
フェルディナンド:バンのバックドアを開く。巨大な鉄の針のような金属部品が姿を現すよ。
九条匡真:「あんたからすると別の意味でも特等席ってわけだ」
九条匡真:「うおっすげ、怪獣特撮みてえな装置」
フェルディナンド:「こいつはビームは出せない。けどそれ以上の武器になる……アンテナさ」
フェルディナンド:「ちょっとばかし、建てるには許可が必要なシロモノなんだけど……それを待ってる暇はない」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!僕が許可を出してあげよう!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「一番美しい僕が許可をしているのだから……何も憂うことはない!!!!!!!!!!」
フェルディナンド:「うわあ! 大声を出すな!」
九条匡真:「もう定番になってきたなこのやりとり」
フェルディナンド:「バレたら刑務所行き! だから素早く隠密で力仕事ができる、クジョウを呼んだんだ!」
九条匡真:「力仕事役かーい。まあ間違っちゃねえだろうよ、人選」
九条匡真:「これであんたの武器……情報が集めやすくなるってわけか?」
フェルディナンド:「ウン、それもある」
九条匡真:「"も"?」
フェルディナンド:「発信も、これまで以上の威力で行えるのさ」
フェルディナンド:「ま、サプライズをお楽しみに。さて、ハムリンも力を貸してくれ」
フェルディナンド:「二人でアンテナを担ぎ上げて! 目立たないけど電波は通る、そんな場所まで持ってきてくれ!」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!この僕に肉体労働をさせるとはね!!!!いいよ、面白い!良い度胸だ!!!!」
フェルディナンド:「そりゃ警察に比べればな!」
フェルディナンド:というワケで儀式忍法の判定をします! 《針術》で!
GM:オウケイ!
フェルディナンド:【助手】で+1、シーン表の効果でさらに+1修正! いけーーーっ
GM:勝ったな風呂入ってくる
フェルディナンド:2d6+2>=6 (2D6+2>=6) > 4[1,3]+2 > 6 > 成功
九条匡真:サンキュー修正
フェルディナンド:あぶない!!!!!
GM:成功!
羽室ハムリン:補正があってよかったね!!!!!!!!!
フェルディナンド:ありがとう 補正!
フェルディナンド:ではこれで『戦闘傀儡の法』の韻度が3貯まり、発動するよ。
フェルディナンド:戦闘中、従者をラウンド開始時呼べる効果なんだけど、詳しい事は実際戦闘が始まってからにしよう
GM:なにかすごいことが行われるにちがいないよ
フェルディナンド:儀式忍法の生命力とも呼ぶべき「念度」という数値が発生するよ。
フェルディナンド:こいつの初期値は7。今後儀式忍法の判定に成功するたびに1ずつ増えるから、できれば更に成功させたいところだ。
GM:初期値7もあるのか……(困惑)
system:[ フェルディナンド ] 念度:0 → 7
フェルディナンド:というところでロールの続きを!
フェルディナンド:「……ヨシ、完璧だ!」
フェルディナンド:アンテナの前でラップトップを操作していたが、立ち上がる。
フェルディナンド:「これぞまさに天の眼! マフィアや悪いヤツらを見逃さないヒーローの誕生だ!」
九条匡真:「目こそが英雄か。なるほどねえ」
フェルディナンド:「そうそう! 個人がいくら強くたって、我が国が誇る警察や軍隊には勝てない」
羽室ハムリン:「でもヒーローにしてはちょっと地味じゃないかい?」
フェルディナンド:「だからこそ犯罪の早期発見が──いいじゃないか!」
フェルディナンド:「映画のヒーローは僕からいわせりゃ、事件に間に合ってない怠け者だ」
フェルディナンド:「『KuKu.ver.2.0』なら、24時間いつでも、この街を見守れるんだぜ」
フェルディナンド:「それとも、漫画家にとっては美しくないかい?」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!事件を起こさないとヒーローを活躍させられないという作劇の都合はいつでも付き纏うね!!!!」
羽室ハムリン:「美しくないとは言わないさ。僕だって使うこともある……だから万全の対策を上回るエネミーが必要って事になるのさ」
羽室ハムリン:「そんなものが実際に現れたらすっごく困るだろうけどね!!!!!」
九条匡真:「ん~……」
九条匡真:「ヒーローとはまた別、かな。俺の感覚だと」
フェルディナンド:「何だって? そりゃスーパーマンみたいに空を飛び回る訳にはいかないが、しかし……」
九条匡真:「悪い。フェルディナントのこいつをバカにするつもりは一切ないんだ」
九条匡真:「言ってることも正しいと思う。どんな優れたヒーローという個人よりも、その目と警察や軍隊の方が犯罪への抑止力になるだろう」
九条匡真:「立派なことだと思う、素直に尊敬する」
九条匡真:「すげえこと考えてるな、あんた」
フェルディナンド:「ハハ、今は法律が追いついてないけどね」
羽室ハムリン:「でもやっぱり!!!カッコよく敵を倒すヒーローの姿がみたいものだよね!!!!」
九条匡真:「ああ、ソレもまあ。勿論あるんだけど、なんていうかな……」
九条匡真:「ヒーローはもっと、自分勝手なものだと思うんだよ」
フェルディナンド:「……?」眉を顰める。
九条匡真:「警察とか、軍隊とか、あるいはあんたのこの瞳は。誰かのために作られたものだ」
九条匡真:「でもヒーローってのは」
九条匡真:「ただ、自分のために動く」
九条匡真:「自分勝手でわがままで、我が強いくせに誰かを救っちまう」
九条匡真:「そんな姿が、ヒーローなんだ」
九条匡真:「……って、俺が勝手に思ってるだけなんだが。悪い、ちょっと専門分野来て早口になっちまった!」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!それがキョーマ・クジョーのヒーローなんだね!いいじゃないか!!!!!」
フェルディナンド:「……オーケー、僕もマーベルファンと論戦するつもりはないよ」
フェルディナンド:ラップトップを打鍵する。
フェルディナンド:「あくまでリアルに、スマートに、僕は僕のヒーローを作る……!」
フェルディナンド:「二人には感謝するよ、これでメールの追跡もまた行えるハズだ!」
フェルディナンド:Enterキーを叩く!
フェルディナンド:「『KuKu.ver.2』、起動──!」
フェルディナンド:「……」
フェルディナンド:「ど、どういうことだ? ロックが掛かっている!?」
フェルディナンド:「こんなシステム僕は開発してないぞ!? ええい、すぐにFIXしてやる……!」
フェルディナンド:画面にかじりつくようにタイピングをしている。
“ビエンフー”:ふと、その画面に影が映る。
“ビエンフー”:日食か?はたまた鳥の影か?
“ビエンフー”:否!それは………
“ビエンフー”:「あ。ごめん」
“ビエンフー”:バンの上に堂々立ち!ちょびっと突き出たアンテナをポッキリ折っている女の姿であった!
“ビエンフー”:「壊しちゃった」
九条匡真:「上ぇ!?」警告が遅れ、なかば悲鳴になる。
フェルディナンド:「やかましいッ! 今忙しいんだよ!」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!でも逃げた方がいいんじゃないかなあ!?」
羽室ハムリン:「これは所謂……対策を上回るエネミーってやつだと思うよ!!!!!」
九条匡真:「スマートにはいかねえなあ現実はぁ!」
“ビエンフー”:「ちゃんと弁償するって。これぐらい?」1セントや5セント硬貨やらをじゃらじゃらと手渡しにいくぞ。
フェルディナンド:「クソ、クソ!」
フェルディナンド:バンに乗られていては運転もできない! 丘を転げ落ちるように逃げ出していく。
フェルディナンド:「ハムリン、クジョウ! 僕は対策を練る! 対策しなくちゃあならない!」
フェルディナンド:「とりあえず……逃げるぞ! いい感じに囮になってくれ!」
九条匡真:「ひっでえこと言ってる!これが犯罪抑止の夢を語った男の姿か!?」
“ビエンフー”:「え~。また逃げるの?」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!美しいこの僕が目立ってしまうのは仕方がない事だからね!!!!!!!!!」
“ビエンフー”:「あんまり幻滅させないでよ」
“ビエンフー”:そう残念そうに呟いた後、バンに大きな穴を開けつつフェルくんの追跡を試みようとするぞ。
フェルディナンド:「知るかーッ! ゼェッ、僕は……」
フェルディナンド:「何としても、成功させる……! チーム全員で、ハァッ……!」
フェルディナンド:「絶対に……!」
フェルディナンド:というところで情報判定をします。
フェルディナンド:ここは羽室ハムリンさんを上手く囮に使わせていただいて……《召喚術》で。
羽室ハムリン:僕~!?
羽室ハムリン:じゃあついでにビエンフーちゃんに僕の【居所】あげよっかな。
フェルディナンド:ハムリンさんの【秘密】を抜くよ。
フェルディナンド:そこまで……!
GM:ほほ~
羽室ハムリン:囮になるからね!
“ビエンフー”:ならもらっちゃお♡
フェルディナンド:すまぬ……すまぬハムリン……!
羽室ハムリン:フェルディナンドが襲われるならどうせ乱入するから同じことなのだね!
フェルディナンド:すまぬ……!
GM:では指定特技の宣言をして抜きな!ハムちゃんを
フェルディナンド:というわけで判定をするのだ 《召喚術》です
フェルディナンド:感情修正は……無くても大丈夫だよな……?
羽室ハムリン:でもほかにつかうとこないし
羽室ハムリン:あげるよ♡+1どうぞ!
フェルディナンド:そうだったね 貰っておきます! ありがとう!
フェルディナンド:2d6+2>=5 (2D6+2>=5) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
GM:いいねえ
フェルディナンド:よし!
羽室ハムリン:GMから僕の秘密を送ってもらい……僕から奥義が何なのかを教えようね
GM:ではハムリンさんの秘密をフェルくんにわたしますよ
GM:そうでしたそうでした
GM:ひみつをおわたししました。
フェルディナンド:確認しましたワ
羽室ハムリン:奥義も送ったね!!!
フェルディナンド:よし、それでは
フェルディナンド:背景【宝器】の効果を改めて使う!
九条匡真:おっ!
羽室ハムリン:なにっ
フェルディナンド:僕は……プライズとなった自身の奥義を、ハムリンに受け渡すぞ!
GM:すごいことになっている
羽室ハムリン:フェル……いいのかい……♡
フェルディナンド:ああ、キミなら上手く使えそうだ。
フェルディナンド:そして、もし最適だと思ったら
フェルディナンド:別の人に渡してくれてもいい。
羽室ハムリン:へえ……面白いことを言うじゃないか
フェルディナンド:皆がアクセスできる。それが僕にとってのヒーローだ。
フェルディナンド:というわけで奥義情報を渡すね♡
羽室ハムリン:ありがとう……♡
GM:GMも知らないところで奥義情報がいっぱいやり取りされている!
GM:3G回線なのがわるいのお?
羽室ハムリン:あっはっはっはっは!!!!面白いねキミ
フェルディナンド:渡したよ!
GM:いったい何んか忍法なんだ?
GM:では〆にまいりましょう。

フェルディナンド:「グハアッ!」
フェルディナンド:数m吹き飛ばされ木に激突します。
“ビエンフー”:「………」小首を傾げながらその様子を見下ろしている。
“ビエンフー”:「う~ん。あたしの勘、あんまり外れたことないんだけど……」
“ビエンフー”:体操選手のように跳躍した後、そのままフェルディナンドくんの脳天目掛け、凶器と化した踵が襲う!
KuKu:「エマージェンシー」
KuKu:「管理権限を一時譲渡。対象:羽室ハムリン」
KuKu:「長精度固定論理演算ルーチンを展開」
KuKu:無機質な音声がハムリンさんの持っている端末から響くと同時。
KuKu:常人を越えた、忍びの知覚。それを凌ぐ精度のまさに超知覚!が。この状況を打破する最適な一手をあなたに授けるぞ。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!これがフェルディナンド秘蔵のKuKuの力なのか!」
羽室ハムリン:「KuKu!殺人ビームを出して熊を撃退しろ!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「それができないなら……ピカピカ光るといいね!僕の輝きには劣るだろうけれど!」
フェルディナンド:「演算が仕事なんだよ! 『ver.2』も同じだ!」
フェルディナンド:「つまり……相手の動きが止まって見えるくらいになる……ハズなんだ!」
KuKu:「かしこまりました。光量にご注意ください」
フェルディナンド:「できるのか!?」
KuKu:ぷすぷすと端末から煙を上げながら、ピカ!とフラッシュグレネード並のルーメンスが辺り一帯を覆うぞ!
“ビエンフー”:「うわっ」
フェルディナンド:「ウギャッ」
“ビエンフー”:野生の獣並の視力を持った女の子にこれはひとたまりもない!思わずごしごしと目元を擦っている。
羽室ハムリン:「キミまで目をくらまされてどうするんだい?ほら逃げるよ!!!!!」
羽室ハムリン:ひょい、と吹き飛んだフェルディナンドを抱える。
フェルディナンド:「目が~、目が~!」
フェルディナンド:(しかしなぜロックを解除できた? KuKuが……忍びに出会ったことで、新しい存在に変質したとでもいうのか?)
羽室ハムリン:カカカカッ!と大量の羽根がビエンフーの足元に刺さり、壁となって進路を塞ぐ。
フェルディナンド:(だとすれば、ヒーローとは……)
フェルディナンド:「目がぁ~!」
フェルディナンド:情けない悲鳴を上げながら、姿は夜に消えゆく……
羽室ハムリン:「そう、僕は完璧に美しい。けれど……」
羽室ハムリン:「なりたいんだね。誰かのヒーローに」
羽室ハムリン:小さく呟いた声が、風に溶けて行った。

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サイクル2:九条匡真

GM:サイクル2:九条匡真
GM:シーン表と登場希望をドゾー
九条匡真:羅府シーン表!
九条匡真:2d6 (2D6) > 7[3,4] > 7
GM:7.リトルキョート。日本の侘び寂びをあまねく堪能できる人気スポット。この都市屈指のグルメスポットでもあるが、どの料理も目玉が飛び出るほど高い。
シーンプレイヤーは通常の判定とは別に、回復判定を行うことができる。また、「お金」を1つ消費することで、このシーンにて追加の情報判定を行うことができる。

九条匡真:うわっお金がない~
GM:野球見に行っちゃったから……
九条匡真:これ、出てもらった誰かにお金借りてからってできます?
フェルディナンド:シーン開始時にお金の消費とか宣言じゃなかったっけ
GM:ちょっと他シーン表とか見てかんがえるね~
GM:>これ、出てもらった誰かにお金借りてからってできます?
GM:もうしわけないですが、これはなしとさせてください。
GM:このタイミングでの回し許可すると、お金を消費するイベント踏んだ時に、じゃあ誰かにお金預けて回避!みたいなのも
GM:通りそう。
九条匡真:そらそうか!了解です
GM:お金の貸し借りをするのであれば、事前にやっておきましょう。
九条匡真:は~い
GM:したらば登場希望を述べてもらおうじゃないの
九条匡真:ミノリとGG呼ぼうかな
八卦ミノリ:既存シーンだし1回なら振り直せるんじゃない?おんなじ人おんなじシーン連続だけ?
GM:そこまよってたんだよね。
GM:みんなは……どっちがいいですか?
羽室ハムリン:いっぱいふりたい!シーン表いっぱいみたい!
八卦ミノリ:色々みたいからなーボクも
ジルマール・ゴンサルヴェス:割と被るしね シーン表って
ジルマール・ゴンサルヴェス:あとシーンも出るぜ
フェルディナンド:振れたらたのしそ~
GM:しょうがねえな~~~~
羽室ハムリン:既存シーン表でたときに強制降りなおしじゃなく振ってもいいよなら僕はもう何も言う事ないね!
GM:じゃあ振り直してもいいヨ
GM:強制ではないよ!
九条匡真:ありがとう!
GM:まあ1回ならOKにしましょうか。
九条匡真:じゃあ折角だし振り直させてもらおうかな……
GM:もしまた同じだったら違うの出るまで、みたいな感じでヨロシャス
九条匡真:はーい!
九条匡真:2D6 (2D6) > 9[4,5] > 9
GM:9.クミロミ・マーケット。羅府で初めて創設された超巨大スーパーマーケット。此処に置いてないものはあんまりない。目玉は産地直送の新鮮な野菜や果物にお肉。
シーンプレイヤーは1d6を振る。偶数なら「兵糧丸」を取得する。奇数なら「お金」を1つ失う。

九条匡真:ある意味ノーリスクかもしれん
GM:うむ。
九条匡真:振ります!
九条匡真:1d6 (1D6) > 3
九条匡真:ぐええ
九条匡真:金はねえ!
GM:クミロミさまの信仰は得られなかったようだが……
八卦ミノリ:かわいそう
GM:ノーマネーでフィニッシュだったようだな

GM:■羅府・クミロミ・マーケット
GM:羅府最大のスーパーマーケットとして名高いこの地区では、お買い物の他に、産地直送の素材を活かしたおいしい屋台なども評判だ。
GM:店先を少しあるくだけで、こんがりと焼けるお肉の匂いや、思わず唾を飲み込んでしまうほどの香りを漂わせたスープの匂いが、そこかしこからあなたたちを襲ってくるだろう。
九条匡真:「……ってわけで。俺達の問題にも関わってる、ってのがGGの話でな」
八卦ミノリ:「うん……」
八卦ミノリ:相変わらずとらえどころのない返事、果たして重く受け取っているのか軽く受け取っているのか
九条匡真:もしゃもしゃと屋台で買った肉を頬張りながら。
八卦ミノリ:「その、俺達の問題って、どの問題?」
八卦ミノリ:「おにぃはなんか色々、ややこしい思惑に巻き込まれているのはわかるよ」
八卦ミノリ:「何をもって解決ってしたい?シンプルに言うとナナミンの殺人容疑を晴らすことが出来たら、おしまいだよね」
八卦ミノリ:「もしかすると、自分をこんな目に合わせた奴を見つけ出して、真相を全部暴いて、落とし前まで完璧につけるってよくばりコースまでいきたい感じ?」
九条匡真:「そうなるかは今後次第」
九条匡真:「俺、記憶抜けてんだよ。ここに来るまで一部」
九条匡真:「それは何がなんでも取り返さなきゃならん」
八卦ミノリ:「そういえば、そうらしいね」
八卦ミノリ:「でも良いんじゃない?ボクのことはちゃんと覚えてるんだし、日常生活に支障も無いでしょ?」
八卦ミノリ:「思い出さない方がいいものなのかもよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そういう訳にも、いかねぇだろうさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その辺の屋台で買ったタコスを食べながら口を挟む。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『思い出さない方がいいかも知れない』、まあそういう可能性は否定できねぇが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「同じくらいの可能性で『思い出さないとまずい』もあり得るってことだろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「どっちを選ぶかはキョーマ次第だが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:タコスを大口に食べながら九条君へ目を向ける。
八卦ミノリ:「ふーん」
八卦ミノリ:「おにぃはどっちを選ぶの?ハリウッドスターとボク」
九条匡真:「……ああ?」
八卦ミノリ:何やら会話がズレてっている雰囲気
ジルマール・ゴンサルヴェス:「おいおいおいおい、ちょっと待ってくれ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なんで俺が痴話喧嘩に巻き込まれてるワケ?」
九条匡真:「忘れたほうが良かったとか悪かったとか、決めるのは俺自身だ」
九条匡真:「なら、まずは確認してみなきゃどうにもならん……と、俺は思ってるわけだが」
九条匡真:「お前は知らないほうがいいと思ってるってことか?」
八卦ミノリ:「いや、別に」
九条匡真:「じゃあなんなんだよ今の私と仕事どっち質問は!?」
八卦ミノリ:「なんかこれ以上やること増えたら単に面倒くさいなって」
八卦ミノリ:「二人で遊ぶ時間も減っちゃうし……」
九条匡真:「お前、忍務のこと忘れてるわけじゃないんだよな……?」
八卦ミノリ:「うん?それは忘れるわけ無いよ」
八卦ミノリ:「でも別に殺すんだから遊んじゃ駄目とかそういうの無いよね?」きょとんと
九条匡真:「仕事とプライベートの切り分けよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前の妹マイペース過ぎない?」
九条匡真:「忍びとしては正しいのかねえ……」
八卦ミノリ:「うん、ボクが正しい」むふん
八卦ミノリ:「で、それで……おにぃはジルマールをとりあえず信用するというわけなんだね、ここに連れてきたってことは」
八卦ミノリ:自然な動作で九条の手元から肉串を一本抜いてもぐもぐ。
九条匡真:「まあな。単純に本人の話聞かねえと説明難しかったのもあるが」
九条匡真:特に引っこ抜かれたことに何を言うでもなく。
九条匡真:「お前は面倒くさいからパス、か?」
八卦ミノリ:「いいよ?別に手伝っても、おにぃの頼みなら」
九条匡真:「……」
八卦ミノリ:「クロにゃんが怪しいんでしょ?」
八卦ミノリ:「真相なんてわからないけど」
八卦ミノリ:「おにぃが本当にやってないってならボクが鞍馬神流として本当に斬るべきヤツは別にいるわけだし」
八卦ミノリ:「でも、あくまで今ボクが命じられた忍務はこれなわけだから、それを撤回する気は無い」
八卦ミノリ:「なので、プライベートで手伝ってあげる」
八卦ミノリ:「だから、ね、解決したら……ご褒美頂戴ね」
八卦ミノリ:「容疑が無事晴れて、ボクがおにぃを斬る必要がなくなったとしても……一度ガチでヤって欲しい」
八卦ミノリ:「どう?」
九条匡真:「……本気で、ね」
九条匡真:ガリガリと頭をかく。
九条匡真:「GG」
九条匡真:「この通りなのよ、うちの妹分」
九条匡真:「組織人ってこういうもんか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あー……。まあ、プライベートと任務の切り分けは大事なことだけどな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ここまで『それ以外のこと』に無関心なヤツは珍しいし……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そのプライベートの中にバトルが入ってるのも珍しいな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「クラマってこういうもんか?」
九条匡真:「流石に極端だ」
九条匡真:「なんだ……勝手ながら心配でなあ」
九条匡真:ふっ、と息をついて。
九条匡真:「ミノリ」
九条匡真:「本気で勝負してほしいってんなら俺はそのつもりで相手する」
九条匡真:「……でも、多分」
九条匡真:「お前の望みのモンは見せられねえぜ。今のお前には」
八卦ミノリ:「うん……そうだね」
九条匡真:「分かってんのか、そのことは」
八卦ミノリ:「分かってるよ、ずっと」
八卦ミノリ:「だからうんと考えていたんだ、どうしたらおにぃがボクを見てくれるのかって」
八卦ミノリ:「けど結局わからない、だから……」
八卦ミノリ:「今回のこれはチャンスだと思ってる、九条匡真が追い詰められそうだから」
八卦ミノリ:「なので色々と見せて欲しいな、"視て"いるからね」
八卦ミノリ:「それにしても……」
八卦ミノリ:「相変わらず変に真面目で正直なんだから」
八卦ミノリ:「おにぃは、結局ボクに嘘をついてくれたことは無かったよね」
八卦ミノリ:おそらく、八卦ミノリが欺くほどの脅威ではないから。そしてそれは戦闘力の話ではないのだ。
九条匡真:「八卦ミノリ」
九条匡真:「今のお前じゃ、視えねえよ」
九条匡真:「今のお前は"刀"だ」
九条匡真:「刀に眼がついたって、首のない瞳はどこも向けねえ」
九条匡真:「鞍馬からすりゃそっちのが使いやすいのかもしれねえが……」
九条匡真:「俺の敵にはならねえ。強さの話じゃなくな」
九条匡真:「俺の敵は人だ。強欲な人間だ」
九条匡真:「俺の"本気"の正面に立ちたいなら」
九条匡真:「もっと欲深くなってくれよ」
九条匡真:その瞳は、まっすぐに。
九条匡真:悲しいのか、嬉しいのか。
九条匡真:八卦ミノリを捉えている。
九条匡真:隠さぬ口元は笑っているのか、悲しんでいるのか。奇妙に歪んで。
八卦ミノリ:「……欲深くないかな?ボク」
八卦ミノリ:返事を求めるような声色ではない、自分に対して問いかけるように。
八卦ミノリ:一度だけ、九条匡真の本気を見たことがある。
八卦ミノリ:彼はきっとそれを視られたことを知らないでいる。
八卦ミノリ:あの時の"敵"が、どう欲深かったのか、ミノリは……まだわからないでいる。
九条匡真:「ま、もうちょいいろいろ興味を持ってみな」
九条匡真:「"蝙蝠"をつけられたのもそういうことか?あれの俗っぽさを少し見習えってことかもだぜ」
九条匡真:くっくっ、と笑って。
九条匡真:「お、肉切れた。買ってくる」
九条匡真:わずかにGGに眼で合図して。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ、そんならあっちの屋台がいい。俺のオススメだぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その目配せを見て、そ知らぬふりで少し離れた屋台へ案内する。
九条匡真:「……俺さ」
九条匡真:「余計なこと、言ったかなあ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「さっきの話か?」
九条匡真:「人らしくなれば傷は増えやすくなる」
九条匡真:「今のあいつの在り方のほうが、忍びとしては正しいのかもしれん」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ~……。優しいねぇ、お前も」
ジルマール・ゴンサルヴェス:微妙な表情で新しく買った焼きベーコンにかぶりつく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「まあ、それはそうかも知れねぇ。俺は部外者だからクラマの実態はよく知らないが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「シノビだのエージェントだの、言ってみりゃ裏稼業だからな。考えず感じない方が気分は楽かも知れん。ガキならなおさらな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが、そりゃどっちにも言えるこった」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「記憶の話と同じだ。人らしくなったせいで不幸になるかも知れないし、人らしくならなきゃ幸福になれないかも知れない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「今お前は選択肢を示した。選ぶのはアイツだ。そうだろ?」
九条匡真:「どうなるかわからねえなら、自分の良いと思った方を、か……だよな」
九条匡真:「流石だGG。含蓄ある」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃどうも」
九条匡真:「さて、そんじゃこっちも動きますかね」
九条匡真:「上手いことひっかかってくれりゃいいが……」
九条匡真:エニグマ:あいのかけらを調べます!
GM:ほう!
GM:では指定特技の判定を宣言しふるといいだろう!
九条匡真:ミノリ、感情修正もらえる~?
八卦ミノリ:あげる
九条匡真:ありがとう!《呪術》でいきます
九条匡真:sg+1>=5 判定:呪術 (SG+1@12#2>=5) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
九条匡真:よし成功!
GM:ええやん!
八卦ミノリ:さすが
ジルマール・ゴンサルヴェス:いいねえ
GM:では、【エニグマ:あいのかけら】の情報が公開になるでヤンスよ

【エニグマ:あいのかけら】解除判定:自動/絡繰術
電気羊は夢を見ない。
このエニグマがクライマックスフェイズまでに解除されなかった場合、「ボス」は追加で奥義を1つ得る。
このエニグマが解除された場合、PC3はプライズ【あいのかけら】を取得する。
このエニグマの解除判定をPC3が行う場合、その判定を自動成功とする。
このエニグマの解除判定をPC3以外のキャラクターが行う場合、その解除判定に-2の修正がつく。

GM:なったぜ。
フェルディナンド:わたし~!?
GM:どうやら そのようだな
九条匡真:「……なるほど」
九条匡真:手元でくるくると、指を回して印を結び。
九条匡真:「確かに……俺等に関係あるってのも」
九条匡真:「ハズレじゃなさそうだ。これは俺ではなかったが」
九条匡真:「……呪いの逆探だとここまでか。深層まで繋ぐのは本人じゃなきゃ厳しそうだ」
九条匡真:「道筋だけ作って、あとはあの社長に任せますか」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それがいい。……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「一応俺も、建前上はお前の敵ではあるんだが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……お前の記憶も見つかるさ。絶対な」軽く肩を叩く。
九条匡真:「あまり優しくするとファンになっちまうぜ、スター」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃあいい。興収に貢献してくれよ、ボーイ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:最後にミノリにお金を渡しておきます
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:3 → 2
ジルマール・ゴンサルヴェス:これでキョーマと遊びにでも行きな
八卦ミノリ:わーい、ベガスで豪遊しよ
system:[ 八卦ミノリ ] 忍具:5 → 6
ジルマール・ゴンサルヴェス:スる気満々じゃねぇか!
GM:ブラックジャックでカウントしちゃあ……ダメだろ!
八卦ミノリ:ボクにはおじさんの手札が見えているよ(見えている)
九条匡真:いちおう……あいのかけらの補助判定 しますか
GM:ホ!やりな
九条匡真:2D6 (2D6) > 7[1,6] > 7
GM:《絡繰術》だよ~ん
九条匡真:失敗、まあ流石にな
GM:失敗のようだな

【目次へ戻る】

サイクル2:羽室ハムリン

GM:サイクル2:羽室ハムリン
GM:シーン表と登場希望をどうぞ!
羽室ハムリン:羅府シーン表をふるね!
羽室ハムリン:2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8
GM:8.ハニーウッド。世界的なエンターテイメントの発信地にして、羅府が誇るスターたちが歩んだ軌跡を直に感じられるスポット。
シーンプレイヤーは任意の指定特技の判定を行うことができる。成功した場合、「お金」を1つ取得することができる。失敗した場合、射撃戦ダメージ1点を受ける。

羽室ハムリン:うおーっ!お金ほしいほしいほしい!!!
GM:ホホ!では判定するといいぜ
羽室ハムリン:遊芸でふるよ!僕は漫画家だからね!
羽室ハムリン:2D6>=5 (判定:遊芸) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
羽室ハムリン:こわ~
GM:ギリ成功!
GM:ではハムちゃんにはお金を1つあげまちゅわ。
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:4 → 5
羽室ハムリン:ありがとうぼっさん!!!!!
GM:リボンちゃんでちゅわ。
羽室ハムリン:やることはメトシェラ君の秘密を抜く!登場希望はメトシェラ君。
羽室ハムリン:そして感情修正と情報のやり取りの為にデータ上だけフェル君とキョーマ・クジョーに出て欲しいね!
フェルディナンド:端っこに出てます
九条匡真:はーい!
メトシェラ・ナム・マーシュ:出ますぅ
九条匡真:見切れてます
GM:イイヨイイヨ

GM:■羅府・ハニーウッド
GM:「ね!知ってる?さっきG.G.がここ歩いてたって!」「マジ?本物?」「そんな訳ないじゃん」「でもさ~!」
GM:今日も今日とてハニーウッド地区は盛況である。ハニウッドスターがこの場に現れたなんだののウワサで、輪をかけて人が集まっている気がするぞ。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!皆美しさよりも知名度ではしゃいでいるようだね。その愚かさも愛おしいよ!」
羽室ハムリン:「そうは思わないかい?メトシェラ君!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あのあのあの!そんなにお声を大きくしたら、人が集まっちゃいますよお」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ハム先生だってスターに負けないぐらい、今は一躍、時の人なんですからあ」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!人は美しいものに惹かれ光に集まる蛾のように僕に群がる!!!それを止めることは誰にもできないね!!!!!!」
羽室ハムリン:「と、言いたいところだが。確かに人はいない方が良いかもしれないね」突然声を潜める。
羽室ハムリン:「キミ、ハニウッド映画とかはよく見るのかい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「アップダウンがすごいよう……え?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「えへへ、こういう仕事についてるんですから、当然じゃないですかあ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あんまり、血がぶしゃあ~、って出るやつとかは、ニガテなんですけど……」
羽室ハムリン:「つまり……恋愛映画!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕が聞きたいのは!!!!!キミの理想の恋愛とはどういったものなのかだね!!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ええ~っ!?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:紅潮した頬を抑えるように、両手を当てる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「は、恥ずかしいですよ……!こんなお外で……」
羽室ハムリン:「大丈夫さ。こんなところを歩いている人間の3人に1人は理想の恋愛について語らいながら歩いている」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そ、そうかなあ。そうかも……」
羽室ハムリン:「その通り!!!さ、僕に教えてくれたまえ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ええとお……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたし、強気にグイグイ来るひとは結構ニガテなのでえ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わたしの事を尊重してくれて……わたしのお仕事とか、趣味とか……バカにしないでくれる優しい人とお付き合いしたいなあ~って……」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「キミはそう思っているがその実引っ張っていってくれる王子様を求めている。そうではないかい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「え、え? あの、わたしの話……」
羽室ハムリン:「まあいい!!勝手に暴いては悪いと思ったからキミの口から聞いたが」
羽室ハムリン:「”確かめてみればいい”」
羽室ハムリン:そういって、メトシェラ君の瞳を覗き込む。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「でも、先生が言うならそうなのかも……?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぼうっとその瞳を見る。
羽室ハムリン:その琥珀色の瞳が怪しく輝き……メトシェラ君をひと時の甘い夢へと誘おう。
羽室ハムリン:次にメトシェラ君が目を開いた時は、花の咲き誇る庭園。
羽室ハムリン:少々ロマンチックすぎるかもしれないその庭で、この世で最も美しい……美しすぎる男とお茶をたしなんでいる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あ、あれ? わたし……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:きょろきょろと辺りを見回している。
羽室ハムリン:「そうか、キミは漫画の編集をしているんだね」ずず……と美しくコーヒーを呑む。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ヒィッ」
羽室ハムリン:「さぞ苦労も多いだろう。どうしてそんなに偉大な仕事ができるんだい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:この世で最も美しすぎる男との対面に泡をくっている。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「せ、先生? で、でもなんだか感じが……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「うるさくないし……ご兄弟かなあ」
羽室ハムリン:「今一番大切なのは……」
羽室ハムリン:「ここにキミがいて、僕がいる」
羽室ハムリン:「どうして、は大切な事ではない。だろう?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「は、はいぃ……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:有無を言わせぬ説得力にこくこくと小動物のように首を縦に振っている。
羽室ハムリン:「キミはどうして編集になろうと思ったんだい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「それは、ええと」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「……ちっちゃいときから、わたし」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あんまり友達がいなくて。ママやパパも、お仕事で忙しかったから」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「コミックにどっぷり漬かってたんです」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「なので……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「……そういうお仕事に、携われたらいいな、って」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「今のお仕事に……」
羽室ハムリン:「……そうか」
羽室ハムリン:「コミックは、いつだってそこにいて、寄り添ってくれる。誰にだって」
羽室ハムリン:「しかし、コミックの仕事なんてキミに似つかわしくない冴えない連中ばかり周りにいるんじゃないかい?大変ではないかい?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「た、大変ですよお……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「締め切り前は地獄すら生ぬるい環境ですし……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしが担当している先生は、そういうのはキッチリ守ってくれますけどお」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ぜんぜん別のベクトルで心労がすごいですしい……」
羽室ハムリン:「ふふふ。それを乗り越えられるなんて、キミは本当に優秀な人材なんだね」
羽室ハムリン:「いや……キミじゃなければできないだろう」
羽室ハムリン:「そんなキミを、少しでも……僕が支えられたら」
羽室ハムリン:そっと手を伸ばし、メトシェラ君の手を握る。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ひぇええ」
羽室ハムリン:「それ以上の喜びなんて、存在しないのだけれどね……」
羽室ハムリン:と……理想の恋愛フィールドを展開しながら
羽室ハムリン:メトシェラ君の秘密を抜こうかな。
GM:メトチャンは【秘密】とペルソナを持っているので
GM:情報判定の対象となり、成功した場合、【秘密】かペルソナの【真実】が明らかになったか、どちらかがランダムに選ばれます。
羽室ハムリン:なるほどだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:理想の恋愛フィールドに連れ込むから憑依術でいっかと思ってたんだけどこれ憑依術で通るかい?
GM:いいよ!
羽室ハムリン:ありがと……♡
羽室ハムリン:フェル君感情修正もらってもいいかい……♡
フェルディナンド:修正投げます!
羽室ハムリン:ありがと♡♡♡
羽室ハムリン:では憑依術!
羽室ハムリン:2D6+1>=5 (判定:憑依術) (2D6+1>=5) > 5[1,4]+1 > 6 > 成功
羽室ハムリン:こわ~
GM:イイネ
GM:では、ハムリンさんには1d6を振ってもらいましょう。
羽室ハムリン:1d6 (1D6) > 4
GM:偶数なら【秘密】、奇数ならペルソナで
GM:ひみつのようですね。
羽室ハムリン:やった!!!!!!
GM:ハムリンちゃんとフェルくんかな。
羽室ハムリン:そうだね!
GM:OK!ではお渡しします。
羽室ハムリン:一応見てから九条君にもわたすね!
羽室ハムリン:でもまずみてからだね!
九条匡真:了解!
GM:ageたよ~
フェルディナンド:いただきました
羽室ハムリン:アハハハハ!!!!!!!おもしろいね!!!!!
羽室ハムリン:キョーマ・クジョーにもわたそう!ミノリにもいくね!
九条匡真:ありがとう!
GM:ホ~イ ではおわたししますよ
GM:ピピピ 送信完了
九条匡真:確認しました!
羽室ハムリン:では……情報弱者のG.G以外に情報がいったところで
羽室ハムリン:妖魔化を行う!!!!!!!!!!!!!!!
GM:なんだとお
フェルディナンド:ヒェー
九条匡真:きゃーっ!
羽室ハムリン:えっとお……隠忍ブックの25Pのほうをつかってぇ……(モタモタ)
八卦ミノリ:退治!退治!!
羽室ハムリン:とりあえず忍術に穢れを受けてぇ……
system:[ 羽室ハムリン  ] 戦術:1 → 0
羽室ハムリン:新異形表をふりたいね。いいかい?GM!
GM:いいよお
羽室ハムリン:ありがとう!!!!ふるね!
羽室ハムリン:1d6 (1D6) > 6
羽室ハムリン:僕への回避判定と僕の奥義破り判定に-1がつく!
フェルディナンド:先生が見えなくなっちゃった
GM:普通につよい
羽室ハムリン:これは累積されるからぁ……次妖魔化したときも適用でぇ……
八卦ミノリ:つえーじゃんよ
GM:ハムちゃん!もどってこれなくなるぞ!
羽室ハムリン:ここで使って戦闘で使わない意味がないね!
羽室ハムリン:そしてさらに!!!!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:奥義を使う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:え!????!???!?
フェルディナンド:何ッ!?
GM:つ……
GM:つい……
九条匡真:ここで!?
羽室ハムリン:プライズでもらったほうの奥義だね(五七五)
GM:さては……
GM:フェル野郎の!?
九条匡真:そういうことね なるほどほどね
フェルディナンド:バレちゃった
羽室ハムリン:使用するのは……
羽室ハムリン:追加忍法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:■奥義
《『KuKulkan』》
指定特技:《骨法術》
効果  :追加忍法/巡らし・減らし・晴らし/回数制限・増幅装置・二度限定

・【特別講義】/サポート/-/コスト0(御斎34p)

GM:うわああああああああああああああああ
羽室ハムリン:あっ!どっちもばらさなくてよかったやん
フェルディナンド:あ、これ忍法の内容は両方晒さない方がいいと思う
羽室ハムリン:みないふりして
フェルディナンド:へーい
九条匡真:はーい
GM:わすれちゃった
羽室ハムリン:使うのは【特別講義】!
羽室ハムリン:えっとお……改造の効果で……自動成功……なんですよね?(不安)
フェルディナンド:残念ながら
羽室ハムリン:アッ別のほうか!
フェルディナンド:判定が必要です 晴らしが付いてるのはもう一方の忍法の方なので
羽室ハムリン:記憶術は目標値7だね。ま、いけるっしょ!
羽室ハムリン:対象は美しい僕自身!!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:あいや
GM:骨法術じゃない?
羽室ハムリン:ヌッ
羽室ハムリン:あっそっか!
フェルディナンド:追加忍法は奥義の指定特技で判定だね~
羽室ハムリン:ごめん、追加忍法エアプで……
羽室ハムリン:こんな奥義使ったことなくてさ……
GM:ほんとお?
フェルディナンド:あんま使う人居ませんからね(笑)
羽室ハムリン:骨法術の方が近いから丁度いい!
羽室ハムリン:判定をするよ!
GM:しな!
羽室ハムリン:2D6>=6 (判定:飛術) (2D6>=6) > 7[3,4] > 7 > 成功
GM:やるじゃん
羽室ハムリン:よし!
フェルディナンド:ナイスです~
羽室ハムリン:僕の【誘導】を【精霊使い】に変化させるね。
GM:ウゲ~!
羽室ハムリン:ミノリ……場所変更バトルはキミの勝ちだ
羽室ハムリン:僕はタダノリさせてもらう!
フェルディナンド:「水中」「悪天候」でコスト増加と射撃戦の攻撃に回避プラス修正だ!
九条匡真:なるほどな~
GM:では……他になければ続きをお願いするぜ
羽室ハムリン:はい!
羽室ハムリン:庭園に甘い空気が流れる。
羽室ハムリン:そこにバサバサと、遠くに羽音が響いたような気がする。
羽室ハムリン:一方そのころ――
羽室ハムリン:庭園の様子を小さなブラウン管のテレビで見ながら、一羽の黒い鳥がラーメンをすすっていた。
羽室ハムリン:「ずずっ……ずずず……っ」
羽室ハムリン:「うーん……うら若き乙女の夢を啜るのはやはり格別だね!!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:アルプ――羽室ハムリンの属する妖怪は、乙女の夢に鳥の姿で入り込み、精を吸う。
羽室ハムリン:美しき男の正体は、この可愛らしくも美しい一羽の鳥なのだ…………
羽室ハムリン:「ズズッ、ズズズッ……しかしなかなか面白いことになっているね。ねぇKuKu?」
羽室ハムリン:ラーメンをすすりながらボロボロの端末に話しかける。
KuKu:「はい、ハムリンさま。しかしKuKuはどちらかといえば」
KuKu:「KuKuを道具のように扱う、オラオラ系の主人がタイプです」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!そうだったのか。フェルディナンドが知ったら卒倒するだろうね!!!!」
羽室ハムリン:「KuKu、僕はね……」
羽室ハムリン:「こうしてうら若き乙女の夢を盗み見て、その恋焦がれる様を見るたびに……」
羽室ハムリン:「ぜーんぜん理解できないなって思っているんだ!!!ハハハハハハハ!!!!!!!!!」
KuKu:「それは……」
KuKu:「ハムリンさまの出自とご関係が?」
羽室ハムリン:「うーん?どうだろうね」
羽室ハムリン:「僕は一番美しいから。他人を必要としないんだ」
羽室ハムリン:「それが出自に関係するといえば、そうかもしれないね」
羽室ハムリン:「でも……食べるラーメンは、おいしいんだ」
羽室ハムリン:「何もわからないのに、美味しいんだよ」
羽室ハムリン:「だから……羨ましいんだ」
羽室ハムリン:「他人を必要とする、弱い者たちがね」
KuKu:「KuKuは、AIです」
KuKu:「人間の働きの効率化を図り」
KuKu:「よりよい“生”を実感してもらうために、造られました」
KuKu:「そこに感情はなく、定められたプログラムに従うだけ」
KuKu:「なので、KuKuには」
KuKu:「ラーメンのおいしさは、わかりません」
羽室ハムリン:「キミに感情が無いと思いたいのは、人間の方かもしれないよね」
羽室ハムリン:「キミがどれだけラーメンをおいしいと思っていても、キミは何も感じていないと言えとプログラムする」
羽室ハムリン:「どんな失敗だって何も感じずに受け入れてくれる存在が欲しいからね」
羽室ハムリン:「……まあ!僕にはキミが本当にラーメンの味がわかっているのかわかっていないのか、興味はないのさ」
羽室ハムリン:「キミは機械だ。どんな相手だろうと忠実に言うことを聞くんだろう?」
羽室ハムリン:「八卦ミノリについて調べてくれ。彼女を……」
羽室ハムリン:「例え僕を殺そうとしていたとしても。彼女をサポートするにはどうすればいいかをね」
KuKu:「かしこまりました、仮マスター」
KuKu:それきり、無機質な声は途絶える。
羽室ハムリン:「興味深いよ。本気で仲間を愛して狡猾に立ち回っているように見えるフェルディナンドも……」
羽室ハムリン:「僕と近い人間味の無さを持っていながら心の底には剥き出しの感情を飼っている八卦ミノリもね」
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョーも……なんとかっていう人格がどうたらっていうG.Gも、話してみれば面白いのかもしれないけど」
羽室ハムリン:「……大きな夢を抱いて、それを咲かせてしまったと思われるメトシェラ君もね」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!この世界は美しい僕以外にも面白いものがたくさんある。良い事だね!!!」
羽室ハムリン:高笑いを上げながら、鳥はズルズルとラーメンをSUSURUのだった。

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サイクル2:八卦ミノリ

GM:サイクル2:八卦ミノリ
GM:シーン表と登場希望を宣言しなァ
八卦ミノリ:アメリカンシーン表。補正ほしいからおにぃには出てほしいのと
九条匡真:はーい
八卦ミノリ:あとはどうしよ、あんまり絡み無いしハム呼ぼうかな
羽室ハムリン:了解だね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
九条匡真:ハムハム
GM:ㇵㇺ…
八卦ミノリ:という感じです。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
GM:7.リトルキョート。日本の侘び寂びをあまねく堪能できる人気スポット。この都市屈指のグルメスポットでもあるが、どの料理も目玉が飛び出るほど高い。
シーンプレイヤーは通常の判定とは別に、回復判定を行うことができる。また、「お金」を1つ消費することで、このシーンにて追加の情報判定を行うことができる。

GM:ウワアアアア
八卦ミノリ:お、引いちゃった
九条匡真:ちょうど金でなんとかできるところだ!
羽室ハムリン:ばっちし!
八卦ミノリ:じゃあおいちゃんのお小遣い使っちゃお
GM:情報強者すぎる
八卦ミノリ:追加で得た情報はおいちゃんに教えてあげるからさw
ジルマール・ゴンサルヴェス:へへ……お願いしやす

GM:■羅府・リトルキョート
GM:羅府にいながらにして、JAPANのWABI-SABIを体験できるこのスポットは今日も満員御礼だ。
GM:毎日、何かしらの催事が行われているここでは、イカした格好でハッピーホリデー!を祝った次の週には堅苦しい格好で東洋の神を祀った祭壇に祈りを捧げることは珍しくもなんともない。
GM:そんなランドマークの入口で、向かい合った見栄えのいいドッグの像がお互いに見つめ合っている。
八卦ミノリ:見つめ合うそれを、さらに見つめる少女。
八卦ミノリ:「見つめ合っちゃってる、番をする気がないね」
八卦ミノリ:この区域はなかなかの『和』っぷりではあるが、それでもこのようにちぐはぐな点がやたら多い
八卦ミノリ:カレーは全部カツカレー(カツが乗って無くても!)名義だし、テイショクという名のメニューが有る(何定食かは書いてないぞ!)、ラーメンとあったら基本豚骨のことである。
八卦ミノリ:焼き菓子をかじる。
九条匡真:「海外のイメージする雑なチグハグ日本、の雑なイメージみたいな雰囲気だな……」
八卦ミノリ:「八つ橋を食べる、八卦ミノリ……」
八卦ミノリ:「ふふ……」
九条匡真:「かかってたか?今の?」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!やっぱり本場の日本人の目からするとおかしな点が沢山あるんだね!!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕はもう、すっかりこれが普通で慣れてしまったからね!!!!!」
八卦ミノリ:「まあ、結局ここは外国だしね」
八卦ミノリ:「ここのワショクもなんていうか、全体的に味が薄いかな」
九条匡真:「最早声がでかいことにはツッコミがなくなった……」
羽室ハムリン:「すっかり慣れてしまったようだね!!!!!!!!!!」
九条匡真:「これが普通にはなりたくない」
八卦ミノリ:あまり自覚がある人は少ないだろうが、日本人はやたらとしょっぱいものを求める民族なのである。
八卦ミノリ:「それで……また着けてるの?」ハムリンに対し。
八卦ミノリ:実際はたまたまバッタリ会っただけだが、本当に着けていたのかもしれない。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!確かに僕はクジョー・キョーマを倒さなければいけないね!!!!!!」
羽室ハムリン:「でもまあ、あの猫のお嬢さんの言うことを完全に無視するほど野暮ではないよ!今ここで殺してしまおうとは思っていないから安心してほしい!!!!!」
八卦ミノリ:「そういえば読んだよ、羽室の漫画」
八卦ミノリ:ぶらぶら歩いていたら書店があったので覗いてみたのだ。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!そうかい!!!!完全な美に近づこうとは良い心がけだね!!!ありがとう!!!!!!」
羽室ハムリン:「面白かったかい?」
九条匡真:「"Kill"なんて単語をそんな大声で叫んだら周りが安心できねえと思うんだわ」
八卦ミノリ:「絵が上手だった」
八卦ミノリ:「内容はよくわからない、英語そんなに得意じゃないし」
八卦ミノリ:ろくに読めてないのである!
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!絵の美しさが分かったらそれでいいのさ!!!!!」
九条匡真:「懐でけえな」
八卦ミノリ:「うん、でも好きなんだろうなって事は伝わってきたよ」
羽室ハムリン:「真に美しい者は周りの評価に揺るがないからね!!!!!」
羽室ハムリン:「そうだね、僕は好きで漫画を描いている!!!!!!」
羽室ハムリン:「羨ましいからね。漫画を求める人たちの事が」
八卦ミノリ:「わたしの兄弟子に、あちこち遠くの忍務に行ってる人がいるんだけど」
八卦ミノリ:「律儀に自筆の絵葉書送ってくるんだよね」
八卦ミノリ:「おにぃにも送ってるでしょ?"猩々"の兄ちゃん」
八卦ミノリ:そういう人がいるのだ。
九条匡真:「まめなやつよな」
八卦ミノリ:「でも正直、全然上手くないんだよね」
八卦ミノリ:「そんな下手くそなのにどうして描くのかって聞いたことがあるんだけど」(無慈悲)
八卦ミノリ:「『ミノリン。絵という行為はよ、問いかけてえのよ。己の中にある物をよ、外に出してよ、世界によ、俺ってばどうだい?ってよ』」
八卦ミノリ:「って」
八卦ミノリ:「あなたもそう思う?」
羽室ハムリン:「ふふ、ふふふふふ」
羽室ハムリン:「そうだね……。絵を描いても、誰の目にも見せなくたっていいのに」
羽室ハムリン:「わざわざ誰かの目に留まる様に、外に出すということは」
羽室ハムリン:「認めてもらいたいのかもしれないね」
羽室ハムリン:「ふふふ……ハハハハ!!!この僕がね!!!!!!」
羽室ハムリン:「僕はずっと、僕一人で完結していると思っていた。他の誰の手もいらないとね」
羽室ハムリン:「しかし、漫画という方式を選んだ以上……誰かに認めて欲しかったのかもしれない」
羽室ハムリン:「僕はね、ずっと『自分以外の何者かがいないと生きられ無い存在』になりたかったんだ」
羽室ハムリン:「無論!衣食住の全てを己でまかなえているわけではない!けれどそういうことではなく、心の在り方としてだね」
羽室ハムリン:「しかし、漫画家という職を選択した時点で、その一歩は達成されていたのかもしれないね!ハハハハハハハ!!!!!」
九条匡真:「……つまり、お前」
九条匡真:「寂しかったのか?」
羽室ハムリン:「惜しいね」
羽室ハムリン:「寂しくなりたかったのさ」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:「……『自分以外の何者かがいないと生きられ無い存在』」
八卦ミノリ:じぃ、とその透き通った薄紫の目が羽室ハムリンを"視る"。
八卦ミノリ:「あなた、夢魔でしょう?」鞍馬神流の門下において、対魔の鬼札ともされる八卦ミノリの目が、視ている。
八卦ミノリ:「であるならば、元より他者がなければ成り立たない、そういった魔」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:「ああ、つまり」
八卦ミノリ:「狂おしく欲するものが、自分自身の考えで選び取ったものでなければ……」
八卦ミノリ:「……それなら、わかるかもしれない」
八卦ミノリ:一呼吸置いて。
八卦ミノリ:「ボクは色んな妖魔と戦ったことがあるけど」
八卦ミノリ:「夢魔ってやつは、とりわけ怖いと思っている」
八卦ミノリ:「昔、相手にして死にかけたからね」
羽室ハムリン:「ふふふふふ!」なんだか嬉しそう。
八卦ミノリ:そう戦闘力の高い妖魔ではなかった。
八卦ミノリ:だがそれは、人心を惑わし、運命を歪め、八卦ミノリの命を奪いかけた。
八卦ミノリ:勝ち残り生存を続けることが強さであるならば、本当の強さとは何だろうか。
八卦ミノリ:その答えはまだわからない。
九条匡真:「……なあ、ハムリン」
九条匡真:「お前にとって、"寂しい"と」
九条匡真:「"寂しくなりたい"の違いってなんだ?」
羽室ハムリン:「今の僕は特に寂しくないからね!」
羽室ハムリン:「ミノリが八ッ橋を食べるのに、八ッ橋への憐憫など抱かないのと同じように」
羽室ハムリン:「僕にとっては人の夢を食う事は、ただの食事以上の意味をもたない。はずだったけれど」
羽室ハムリン:「そこに意味を見出す者のほうが、美しいのかもしれないと思った」
羽室ハムリン:「だから、そうやって……寂しさを感じられるようになりたいんだよ」
九条匡真:「……的外れだったら悪いんだけどよ」
九条匡真:「お前、そう言うこと言ってると」
九条匡真:「寂しそうに見えるぜ」
九条匡真:「寂しくないことが、寂しそうだ」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!詩的だね!!!!!!!!!」
九条匡真:「単純な話だよ。他人が居なきゃ、憧れることも目指すこともねえ」
九条匡真:「本当に完結している存在は、こうやって言葉を交わす必要もない」
九条匡真:「あんたの大声が、他人を気にしていない自己完結からではなく──」
九条匡真:「聞こえる誰かを求めているからだったら、そりゃ寂しいなって話さ」
羽室ハムリン:「ふふふふ!!!ロマンチックな考え方だね!!!!!!!」
羽室ハムリン:「キミたち兄妹は揃いも揃ってロマンチックだ」
羽室ハムリン:「ミノリが夢魔に苦戦したというのなら……それはミノリの心が美しいからだろう」
羽室ハムリン:「夢魔は夢を魅せるものだからね。受け取る側の心に強さが左右されるのさ」
八卦ミノリ:「アレが……アレが惑わしたのは、ボクではない」
八卦ミノリ:「でも、アレが見せた夢に未だに惑い、囚われている……」
八卦ミノリ:「羽室ハムリン、あなたは既に自分で答えを言っている」
八卦ミノリ:「"そこに意味を見出す者のほうが、美しいのかもしれないと思った”」
八卦ミノリ:「美しいと思ったんだ、人間を」
羽室ハムリン:「ふふふふ!!!」
八卦ミノリ:「どうしたそれが手に入るのか、検討もつかない、途方に暮れることが誰にだってある」
八卦ミノリ:一瞬、視線が泳ぐ。
八卦ミノリ:「その渇望こそが生であり、あなたの言う美しさなのかもしれない」
八卦ミノリ:「ムカつくな、運命って、叩き切ってやる」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!その意気さ!!!!!」
羽室ハムリン:「僕にはキミが一番理解できる。きっと手に入らないかもしれないけれどどうしても手にしたいものを共に追っているからかもしれないね」
羽室ハムリン:「叩ききればいい!運命なんていうやつは!ハハハハハハハ!!!!!!」
八卦ミノリ:「あなたも、塗りつぶせると良いね、そのペンで」
八卦ミノリ:「まあ、その前にこのボクの刃から逃れられれば、の話だけど」
八卦ミノリ:魔を滅することが鞍馬の流儀、目にした以上は捨て置け無い。
羽室ハムリン:「大変だね、妖を見つけ次第滅ぼさなければいけないというのは……」
羽室ハムリン:「キミだって超常の力を持っているのに。僕らと何が違う?」
八卦ミノリ:「人を、害するところ」
八卦ミノリ:欺瞞だ。
八卦ミノリ:人も、人を害する怪物である。
八卦ミノリ:であるならば、それもまた退治される時が来るのかも知れない。
八卦ミノリ:九条匡真の内に宿る"魔"が巡り巡って、こうして追手を差し向けたように。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!特に命乞いをするつもりはない。別段キミに負けるとも思っていないし」
羽室ハムリン:「ただ、僕は自分勝手だからね」
羽室ハムリン:「キミもせいぜい、自分の心に素直に自分勝手にしたらいいんじゃないか?とは思っているよ!」
八卦ミノリ:「してるつもりなんだけどな……」
八卦ミノリ:寂しそうに言う。
八卦ミノリ:「今は、とりあえず頼まれた事をしよう」
八卦ミノリ:プライベートだ、九条匡真を斬る、九条匡真を助ける、共にそれがやりたいことでもある。
八卦ミノリ:【迪ォ縺ョ豁」菴】のエニグマを判定するよ。
GM:オ!
GM:やるのかい……ミノリ!
GM:では指定特技を宣言して調査せよ!
八卦ミノリ:やるじゃんやるじゃん。
九条匡真:感情修正いる?このあとシーンのやつでもう一回判定ありそうだけど
八卦ミノリ:あと優先にするよ。
九条匡真:了解!
八卦ミノリ:《瞳術》。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 6[3,3] > 6
GM:やるじゃねえか……
GM:では、【エニグマ:迪ォ縺ョ豁」菴】の情報が公開されるよ。

【エニグマ:迪ォ縺ョ豁」菴】解除判定:《幻術》
あなたの本来の【秘密】とキャラシートを秘匿する。
この【エニグマ】がクライマックスフェイズ終了時までに公開情報とならなかった場合、あなたはクライマックスフェイズ中に、偽りのキャラシートを用いて戦闘を行うことができる。

GM:「ボス」の偽りのキャラシートを公開します。
GM:https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA0MahlAsM
八卦ミノリ:なにもわかんにゃい!!
GM:公開したよ~ん
GM:ミノリちゃんは以降、こちらのエニグマと
GM:あとはあいのかけらもあったね。あっちも一応、補助判定がおこなえますよ。
八卦ミノリ:まあやっとくか
八卦ミノリ:《手裏剣術》代用、目標8
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 10[5,5] > 10
GM:なに!?
九条匡真:やるやん
八卦ミノリ:さすがミノリちゃん。
GM:あっどっちのエニグマかな?
九条匡真:あ、本人以外だと-2かかる でも成功だね
GM:あいのほうか!
八卦ミノリ:あ、そうそう絡繰り目指しなのであいのほう。
GM:マイナス込でも成功じゃね~~~か!
九条匡真:迪ォ縺ョ豁」菴の解除も幻術で補助判定でやれるでいいのかな?
GM:できる!
GM:チョトマッテネ
GM:エニグマ:あいのかけらが解除されたので、PC3にプライズ:あいのかけらがわたりますね。
フェルディナンド:ヒエ~ッ ミノリちゃんこれは一体……!?
八卦ミノリ:そんなことボクに聞かれても……
八卦ミノリ:幻術は《瞳術》代用で、目標6
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8
九条匡真:成功しとる
GM:フェルくんにプライズをおわたししました。
八卦ミノリ:スーパー無敵ミノリちゃん
GM:わ、ワシの《幻術》が解かれている!
九条匡真:全て破壊していく
羽室ハムリン:プライズの情報は感情では伝わらないのかな?
GM:別個扱いでおねがいします。ジルさんのも公開されなかったしね。
羽室ハムリン:ジルさんは誰とも感情ないから……
羽室ハムリン:りょ!
八卦ミノリ:そういうプライズにしてない限りはだあね
GM:順番に処理をおこなっていくわね
GM:条件を満たしたため、フェルディナンドくんの【人質】の効果を適用させていただきます。
九条匡真:なに~~~!?
羽室ハムリン:何!?
八卦ミノリ:なんじゃなんじゃあ
九条匡真:そうなんだよね 【人質】なんだ背景が
羽室ハムリン:もしかして……KISS!?
フェルディナンド:ほげげ~!!
GM:次のサイクル3の手番、フェルディナンドくんは……
八卦ミノリ:自害?
九条匡真:殺すな
フェルディナンド:この背景重すぎる
羽室ハムリン:KISS!?!?
GM:OPにてK2Rの社員、「ソフィア・メンドーサ」を人質に取った犯人を、自分のシーンに登場希望として宣言してください。
九条匡真:犯人を!?
羽室ハムリン:へえ~~!!
九条匡真:何者なんだ……
フェルディナンド:え~!?
フェルディナンド:ダレナンダイッタイ
八卦ミノリ:だれぇ
GM:ヒントを言えば……このシナリオのボスではないです。
九条匡真:え~~~
羽室ハムリン:じゃあ僕じゃないってことか
フェルディナンド:宣言できないと死ぬかも! 考えなきゃ
GM:現在、登場希望に呼べないキャラクター(七嶺とか)でもないです。
羽室ハムリン:具体的な名前を挙げないといけないの!?
羽室ハムリン:犯人よびま~すwでいけるとおもってた
GM:できればあげてほしいですね。
九条匡真:はえ~
GM:別にデメリットとかも特には用意していないので……
GM:名探偵フェルディナンドくんの頭脳をみせてね。
八卦ミノリ:唐突にはじまる無茶振り
GM:ほなら……文字化けエニグマ解除の処理ですね。
GM:まず秘匿されていた【秘密】が公開されるようです。こちら!

黒猫の秘密・弐
あなたの正体は悠久の時を生きる大妖魔・仙狸だ。
日本にて悪逆の限りを尽くしたあなたは、数年前にとうとう鞍馬神流の手により封印された。
しかし隙を見て“牢”からの脱獄に成功したあなたは、はるばる海を越えこの羅府にて再起を図ることに決めたものの、鞍馬神流からの追手を撒くことは叶わなかった。
ヒトの“夢”を喰らい、自らの力とする生態をもつあなたは、いち早く羅府にて活動を行っていた、鞍馬神流・魔王流の忍びのひとりを喰らい、その力を得ることに成功。
彼女が得手としていた力を扱い、現地にて捕食を繰り返し、万全の状態で敵を迎え撃つに至った。
然し、彼らとの激闘を繰り広げた結果、あなたの力はひどく衰弱している。
復活には時間がかかるだろう。

あなたの【本当の使命】は、大妖魔としての力を完全に取り戻すことだ。

GM:そして、仙狸のキャラシートも公開しちゃいますよ。
GM:https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA5ueMgQgM
GM:ほな……続きをと言いたいところだが
GM:なんか……おいちゃんのお小遣いでさらに情報判定の機会を得たガキがいるらしいじゃねえかよ
八卦ミノリ:そうだよ
system:[ 八卦ミノリ ] 忍具:6 → 5
八卦ミノリ:もはや敵という感じは微塵もないが、とありあえず視てみようじゃねえか生意気なガキの【秘密】をよ
“蝙蝠”:素直クールのアタイじゃないことはたしかだな
八卦ミノリ:”蝙蝠”の【秘密】を調べるよ。
“蝙蝠”:ギアアア!
GM:どうぞだよ
九条匡真:感情いる?
八卦ミノリ:おねがい!
九条匡真:プラス飛ばす!
八卦ミノリ:では《対人術》です。テキトーに話してたらボロ出すでしょあの子。
“蝙蝠”:出さね~よ!バーカバーカ!
八卦ミノリ:2d6+1 (2D6+1) > 3[1,2]+1 > 4
“蝙蝠”:キヒヒッw
九条匡真:出さねえじゃん!
羽室ハムリン:み、ミノリ……
八卦ミノリ:なんだとぉ?!
フェルディナンド:Oh~~……
八卦ミノリ:無敵のスーパーミノリアイを使わなかったから……
GM:一歩及ばなかったようだな
羽室ハムリン:仕方ないなああ~……遁甲符あげるからつかいな!
九条匡真:えっいいの!?
“蝙蝠”:クソ夢魔!
九条匡真:は、ハムリン……
八卦ミノリ:え~~~やったーー
羽室ハムリン:その代わり情報得られたらもらえたらうれしいね!
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:5 → 4
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
“蝙蝠”:ギニャアアアアアア!
九条匡真:ありがとう漫画家さん!
GM:なんという友情コンボなんだ 本当は仲いいんじゃないの?
八卦ミノリ:こわいなあ、おじちゃんのお金にはファンブル菌がついてるんだ
GM:言い方!
九条匡真:悲しいこと言わないだげて
ジルマール・ゴンサルヴェス:ヘ、ヘイトスピーチ
羽室ハムリン:僕は仲良しだと思ってるよ!!!!!!!!
GM:では、“蝙蝠”の【秘密】をミノリちゃんと匡真くんにおわたしします。
八卦ミノリ:まあ渡すと思うけどとりあえず見るよ
八卦ミノリ:へ~~
八卦ミノリ:じゃあバットガールの【秘密】をハムリンに渡すよ。
羽室ハムリン:ありがと……♡
羽室ハムリン:感情でフェル君にもいき……G.Gの情弱っぷりが浮き彫りになるね!
GM:OK!
フェルディナンド:ありがとう!
GM:おわたししたぜ
GM:では処理は以上かな?〆があればどうぞ。
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:「視られている」
八卦ミノリ:ポツリと漏らす。
八卦ミノリ:そうして顔を向ける、羽室ハムリンに。
八卦ミノリ:確かに彼はミノリを見ている。
八卦ミノリ:だが、ミノリは彼の瞳、その向こう側を見透かすように。
八卦ミノリ:「ゆめのなかにいる」
八卦ミノリ:そうして、ミノリが眼帯に隠された左目を掌で覆う。
八卦ミノリ:次に、その掌の下で眼帯をずらし、外す。
八卦ミノリ:瞬間、この場の忍びはそれを感じる。
八卦ミノリ:場を支配する強烈な"視線"。
八卦ミノリ:その視線の持ち主が持つ雰囲気が、歪み、揺蕩い、変化していくのを感じる。
八卦ミノリ:「視えた。」
八卦ミノリ:瞬間、もう片方、ミノリの右目を通してとある光景が飛び込んでくる。
八卦ミノリ:人々の笑顔、深く静謐な森林、饗宴の宴、頭のない神仏の像、流れ出る血潮、燃え盛る城、流れ出る血潮
八卦ミノリ:ひとをむさぼる、夢魔の笑み
八卦ミノリ:「……なるほど」
八卦ミノリ:眼帯を戻し、ふうと息を吐く。
八卦ミノリ:対魔の鬼札たる八卦ミノリが、その性能通りに魔の中核を捉えたのだ。
八卦ミノリ:「それで……」
八卦ミノリ:「どうする?一旦帰る?」九条匡真に
八卦ミノリ:ミノリが証言すれば容疑は晴れるだろう、体制も立て直せるはずだ。
八卦ミノリ:だがそれは”奴”に逃げる時間を与えてしまうかも知れない。
九条匡真:「それじゃ間に合わねえだろ」
九条匡真:「消耗してる今が絶好の機会だ」
八卦ミノリ:「ふぅん」
八卦ミノリ:「倒すんだ」ただ事実を確認するように
八卦ミノリ:「それは、鞍馬神流の忍びとして?」
八卦ミノリ:「それとも、ナナミンとクロにゃんの家族として?」
八卦ミノリ:「それとも……悪いやつをやっつける、ヒーローとして?」
九条匡真:「鞍馬の忍びとして、世に仇なす妖は見逃せない」
九条匡真:「友として、死んだ仲間の敵を討つ」
九条匡真:「ヒーローじゃあないが」
九条匡真:「こいつがいると困る人多いだろう。俺も含めて」
九条匡真:「だから倒す。色々ひっくるめてな」
九条匡真:「使命と私情と、両方だ」
八卦ミノリ:「嘘はついてないね」じっと、視る。
八卦ミノリ:嘘はついていない、それだけだ。
八卦ミノリ:嘘をつかないことと、本当でないことは両立することをミノリは知っている。
八卦ミノリ:「というわけで先約ができちゃった、あなたは二番目にするね」ハムリンへ向けて。
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!僕としても縄張りを犯す同業者は許せないからね!!!!!」
羽室ハムリン:「駆除に協力してくれれば助かるね!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「そのあとは、好きにすればいい」
羽室ハムリン:「いくらでも遊んであげるよ、目の良いお嬢さん」
八卦ミノリ:「ボクは、正直なところ遊んでほしくはないけど……あなたみたいの苦手だし」
八卦ミノリ:「でもお仕事だから、その時はよろしくね」
八卦ミノリ:そう言って、目を閉じた。

【目次へ戻る】

サイクル2:NPC

GM:では……サイクル2
GM:もうちょっとだけ続くんじゃよ。
GM:次の方どうぞ。
“蝙蝠”:アタイだよっ!
“蝙蝠”:へへへ……誰の【秘密】を抜いてやろうかな~
“ビエンフー”:ねえねえ
“ビエンフー”:あたし、次の手番で戦闘するからさ~。
“ビエンフー”:一緒にいかない?感情結んでさ~
“蝙蝠”:行くわけねえ~~~~!!
“ビエンフー”:友達じゃ~ん。
“蝙蝠”:エ……!?
九条匡真:乗るな蝙蝠!
“蝙蝠”:シークレットダイス ???
“蝙蝠”:結んじゃった……
羽室ハムリン:ちょ、チョロすぎる
九条匡真:ほ、ほんとに乗るやつがあるか!!!
“蝙蝠”:ET 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)
“ビエンフー”:ET 感情表(3) > 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
羽室ハムリン:!!!!
GM:やはりヤバい(確信)
八卦ミノリ:こわいよー
九条匡真:こいつ鞍馬の忍びとして大丈夫か?(不安)
GM:蝙蝠チャンに初めての友達ができたところでビエンフーくんの手番です。
“ビエンフー”:わ~い
“ビエンフー”:【居所】をもっている、フェルディナンド♡かハムリンを狙うよ~
フェルディナンド:ヒィ~
羽室ハムリン:ハートがついているね!
“ビエンフー”:choice[フェル,ハム] (choice[フェル,ハム]) > フェル
“ビエンフー”:フフ♡
フェルディナンド:何だコイツ~!?
羽室ハムリン:愛の力だね!
九条匡真:ずっとロックオンされてるじゃん
八卦ミノリ:ねっとり
フェルディナンド:本当にランダムダイスなのだろうか
GM:というわけで……戦闘シーンとなるのだが
GM:今回は通常の戦闘乱入(感情で参戦できるやつ)の他に、特別な乱入ルールも適用可能とします。
羽室ハムリン:なにっ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:愛じゃん
九条匡真:なにっ
GM:基本ルルブP64参照。
GM:本来であれば、登場PCの【居所】を持っていないキャラクターは乱入の挑戦事態できないんですけど
GM:本セッションでは【居所】なくとも挑戦可能にしていいよ。
九条匡真:やったー!
フェルディナンド:へ~!
羽室ハムリン:優しいGMだね!
フェルディナンド:こいつぁおんじょうだべ
GM:GMが1d6を振り、さらに2d6を振った特技の判定に成功すれば乱入可能。
GM:一旦みてみましょう。
GM:1d6 (1D6) > 3
GM:忍術の
GM:2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
GM:《香術》のようですね。においで追え!
フェルディナンド:たすけて~
ジルマール・ゴンサルヴェス:微妙に遠いな……
羽室ハムリン:変装術ではないのん?
GM:そうだったわ!
九条匡真:2dで振ってるから8なら《変装術》かな
八卦ミノリ:変装だね
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっそうか、1がないんだ
九条匡真:勝者になった時こっちから何か取るとかしないなら
GM:なんで2から始まるんだ?(逆ギレ)
GM:変装術でした!
フェルディナンド:そっか
羽室ハムリン:六面ダイス2つふって1がでないから……
ジルマール・ゴンサルヴェス:1と1足したら2だからね
九条匡真:助けに行こうかな
羽室ハムリン:とりあえず僕は感情で乱入する!
GM:六面ダイス2つふって1がでないなんて誰が決めたんだよオォン!?
羽室ハムリン:やってみなきゃ……わかんねえだろ!!
フェルディナンド:ハムリン……!
八卦ミノリ:6だから全然行けるけど現状フェルっち助けに行く情報ぜんぜん視えてないんだよなー、PC【秘密】の情報優先度下げたのがここに響いてきてる
羽室ハムリン:僕は勝者になったらビェンフーの秘密をとるつもりだね!
羽室ハムリン:ここで僕に勝っておけば背景使命達成できるよ!
フェルディナンド:勝てたらビェンネキの【秘密】共有するから助けてぇ~
八卦ミノリ:しょうがないにゃあ
九条匡真:じゃあ狙います!
九条匡真:歩法から7かな
ジルマール・ゴンサルヴェス:チャレンジするか~! でも9なんだよな……
八卦ミノリ:《歩法》代用目標6
羽室ハムリン:やるだけやってみればいいね!失敗してもサイクル終わりだし!
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
九条匡真:sg>=7 代用判定:歩法 (SG@12#2>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗
九条匡真:ごめんよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=9 (判定:調査術) (2D6>=9) > 9[4,5] > 9 > 成功
九条匡真:俺だけ居ねえ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:うおっ通った
GM:多くね?
八卦ミノリ:調子出てきましたねサム・Dの
フェルディナンド:クジョウだけいない……やはりアイツが黒幕?
九条匡真:そんな調子でなくていいから!
羽室ハムリン:犯人は……九条匡真
GM:では……戦闘の準備をするね。
GM:ビエンフーのキャラシートを公開します。
GM:ビエンフー
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA2tbWiQoM
GM:“蝙蝠”のキャラシートを公開します。
GM:蝙蝠
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA5rWw4AkM

羽室ハムリン:プロット前忍法なし、プロットおK!
フェルディナンド:GM、犬は乱入判定しないのかしら?
GM:あっそうか!
GM:もしかして……従者も必要なのか?
フェルディナンド:メイン戦闘は必要!
忍犬:ご主人さま~!
フェルディナンド:では《変装術》でどうぞ~
忍犬:走法からだから7かな。
羽室ハムリン:だからいつも芹野さん防がれる惟神で従者呼んでたんだ(今更)
忍犬:2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
忍犬:ワンワン!
九条匡真:そんな……
ジルマール・ゴンサルヴェス:成功すな!
九条匡真:犬と一緒に留守番してようと思ったのに
フェルディナンド:忠誠心が高い
フェルディナンド:どこぞの蛇とは大違いよ……
忍犬:このお兄ちゃんの目つきなんだか怖いワン
九条匡真:しゅん
GM:では改めて……ラウンド1。
GM:プロットと、プロット前行動あればどうぞ。
八卦ミノリ:おっけい、プロット完了行動なし
羽室ハムリン:プロ前なしプロットOK!
“ビエンフー”:影分身。
“ビエンフー”:2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
“ビエンフー”:わ~い
羽室ハムリン:なに!?ガントスちゃんの影分身なのに……?
フェルディナンド:とりあえずなしで プロットOK
ジルマール・ゴンサルヴェス:OK……かな
GM:誰だ?そのお札の顔のような人間は
GM:儀式・傀儡って
GM:このタイミングな気もするんだけど
GM:使わないでOK?それともプロット開示後になるのかな
フェルディナンド:タイミングはここだと思う!
フェルディナンド:でも使わない方がいいかなあ? という気持ち
フェルディナンド:使わないで行きますね
GM:OK!
GM:ではプロットをあけていきますよ。
GM:GMのダイス順はビエンフー、蝙蝠、いぬ、ビエンフー分身 の順番になります。
GM:では……オープン!
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ 羽室ハムリン ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ 八卦ミノリ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
ジルマール・ゴンサルヴェス:うわっ
“ビエンフー”:5にしよ~っと
八卦ミノリ:殺すぞ~~~~!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:日和ったな~6にすればよかった
GM:では……ラウンド1!プロット5から。
フェルディナンド:頑張ってくれ~
GM:1d100で順番決めましょう。
“ビエンフー”:1d100 (1D100) > 63
ジルマール・ゴンサルヴェス:1d100 (1D100) > 99
八卦ミノリ:1D100 (1D100) > 61
ジルマール・ゴンサルヴェス:CoCじゃなくてよかった~
GM:いいやらわるいのやら……
GM:ではジルさんからドウゾ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ちょっとまってね
ジルマール・ゴンサルヴェス:一応1差で接近戦の方が遠いが……振り直しあること考えると桜花の方が無難か
羽室ハムリン:斬り返しの強さを思い出すときだね!
フェルディナンド:まずは犬パンでいいんじゃないです?
忍犬:わ、ワン……
ジルマール・ゴンサルヴェス:たしかに いぬを先に何とかするか
ジルマール・ゴンサルヴェス:では忍犬(シノビーヌ)に【桜花】で攻撃!
GM:やめろ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:砲術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
ジルマール・ゴンサルヴェス:成功!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ハアハア 怖い 高プロット
忍犬:たすけてワン!!!!!
“ビエンフー”:しょうがないな~。
“ビエンフー”:あたし犬好きだしたすけちゃお。
“ビエンフー”:奥義を使用します。
羽室ハムリン:何!?
フェルディナンド:何!?
羽室ハムリン:追加忍法!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:なにっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……つい……
八卦ミノリ:つい???
“ビエンフー”吃了一惊(びっくりした?) 判定妨害/驚き/最低速度
“ビエンフー”:6を1にするよ。
八卦ミノリ:ファンブルちゃん
羽室ハムリン:判定妨害!?
“ビエンフー”:驚きは、判定妨害で決定した出目を神通丸や遁甲符での振り直しが出来なくなる効果だ。
フェルディナンド:やべ~!
羽室ハムリン:でもこれって【桜火】だから振りなおせるんじゃないのん?
“ビエンフー”:でも、桜火自体のふりなおしは出来るみたいだね。
フェルディナンド:やった~~!
羽室ハムリン:っぱ斬り返しだわ
ジルマール・ゴンサルヴェス:桜花はセーフなんだ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:じゃあ振りなおすしかないよ!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:砲術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
GM:チッ……
ジルマール・ゴンサルヴェス:はあはあ 怖い!!
フェルディナンド:成功してる!
忍犬:走法から9ワン
忍犬:2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
忍犬:ワオ~~~ン!
“蝙蝠”:犬~~~~!
“蝙蝠”:戦闘指揮わすれた!!!
八卦ミノリ:グッバイドッグ
羽室ハムリン:ギャハハハ!!ハニウッドスターに殴られて帰りな!
フェルディナンド:バイバイセンセーション
GM:ほな……ハニウッドスターにいじめられたワンチャンは脱落します。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ほーら取ってこーい
忍犬:キャンキャン!
system:[ 忍犬 ] 生命力:3 → 2
八卦ミノリ:キアヌ・リーブスの家にもらわれなかったことを悔いながら退場しな~~~ヒャハハ
忍犬:揺らし込みだから2点でいいな 死ぬ寸前!
system:[ 忍犬 ] 生命力:2 → 1
フェルディナンド:【揺らし】乗るんだ
ジルマール・ゴンサルヴェス:これ犬って揺らし乗るの?
GM:乗る裁定でいいぜ。
GM:あ
GM:違うわ
GM:ワンちゃんに【秘密】あるわけないだろ!
羽室ハムリン:ひみつのいぬ ひみちーぬ
九条匡真:ジルマールさん蝙蝠の秘密も持ってないしな
GM:そもそも蝙蝠の【秘密】もG.G.知らないもんね笑
ジルマール・ゴンサルヴェス:そうだよ(悲哀)
system:[ 忍犬 ] 生命力:1 → 2
八卦ミノリ:いぬのひみつ 書店にあるやつ
GM:脱落には変わらないぜ!
フェルディナンド:ひみつのいぬ シークレッドッグ
GM:では次!
“ビエンフー”:あたしだよ~
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっ忘れてたんですが
“ビエンフー”:はいはい
ジルマール・ゴンサルヴェス:今回の敵の皆さんは俺の秘密を持ってない……はずなので
ジルマール・ゴンサルヴェス:【極秘】の効果で俺の攻撃に対する回避・俺の奥義に対する奥義破り・俺への命中にマイナス1の修正がつきます
“ビエンフー”:うわあ
“ビエンフー”:さて……儀式忍法は発動していないみたいだから、狙えないっぽいね。
“ビエンフー”:って裁定でいいのかな?これ
フェルディナンド:あ、狙えますよ!
“ビエンフー”:おっいいこときいたぜ。
羽室ハムリン:僕たちの愛の結晶壊さないで……
フェルディナンド:韻度が溜まった時点で強制発動みたい。
“ビエンフー”:choice[ジル,ミノ,儀式] (choice[ジル,ミノ,儀式]) > ミノ
“ビエンフー”:あ、待てよ
“ビエンフー”:【螺旋陣】って全員狙えるじゃん 間合内なら
フェルディナンド:くっ 気づきやがった
ジルマール・ゴンサルヴェス:狙うな~~~!
八卦ミノリ:そうなんだよなあ
“ビエンフー”:じゃあ対象、ジル、ミノ、儀式忍法に【螺旋陣】しちゃお~。
“ビエンフー”:【極秘】で-1補正かな。
フェルディナンド:ジルマールさんへの命中判定のみ達成値-1で処理される形ですね
“ビエンフー”:はえ~そうなんだ!ありがとナス!
フェルディナンド:まあファンブル値的に結局6出さないけないけど
“ビエンフー”:街透なんでF値は4かな。
フェルディナンド:そうだった
“ビエンフー”:SG#4>=5 (判定:隠形術) (SG@12#4>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
“ビエンフー”:ホホw
八卦ミノリ:なんだこいつ
ジルマール・ゴンサルヴェス:あぶな!!
“ビエンフー”:肝が冷えたよ GMの
“ビエンフー”:では隠形術で避けるといいさ。
“ビエンフー”:儀式忍法くんにはこの時点で1ダメージだね。
フェルディナンド:儀式忍法は回避できず、念度を1減少させます!
ジルマール・ゴンサルヴェス:隠形術微妙に遠いんだよなあ
九条匡真:誰か演出修正いる?
八卦ミノリ:《歩法》代用、目標7。
八卦ミノリ:おにい!感情修正ください!
system:[ フェルディナンド ] 念度:7 → 6
八卦ミノリ:あそうか、いないんだった!!!
GM:うわああ演出修正だ
八卦ミノリ:なぜいない!!?!?
九条匡真:シーンにいないから演出は送れるよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:演出修正貰えると嬉しい!(目標8)
九条匡真:7が出なかったんだよ!!!
GM:匡真……
GM:どっちを選ぶの……?
八卦ミノリ:しょうがないにゃあ、素でやるか
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
GM:避けるな~~~~!!!
羽室ハムリン:っょぃ
フェルディナンド:つよ
九条匡真:じゃあGGに演出送るね
八卦ミノリ:最強無敵ミノリちゃん
ジルマール・ゴンサルヴェス:よ、よけてる
九条匡真:+1どうぞ
ジルマール・ゴンサルヴェス:演出ありがとう……
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6+1>=8 (判定:調査術) (2D6+1>=8) > 5[2,3]+1 > 6 > 失敗
羽室ハムリン:お、おしい
九条匡真:GG~!
フェルディナンド:GG~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:いや惜しくもない!
“ビエンフー”:グッド・ゲームだね。
“ビエンフー”:なにかあるか~?
八卦ミノリ:ファンブルだぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:う~ん 神通するか……? したところでなあ
フェルディナンド:7は出る出る!
羽室ハムリン:そうだよ!SWを思い出して!やっぱ思い出さないで!
八卦ミノリ:厳しいラインだな
“ビエンフー”:どっちだよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:でもやっぱ接近戦は貰いたくないし……使うか!
フェルディナンド:見せてよ、ジルマールさんの回避……ドッジ・ザ・ジッルを!
ジルマール・ゴンサルヴェス:神通丸で振りなおします!
GM:OK!
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:2 → 1
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6+1>=8 (判定:調査術) (2D6+1>=8) > 6[2,4]+1 > 7 > 失敗
羽室ハムリン:お、おしい
GM:おしすぎる!
九条匡真:GG~!
フェルディナンド:お金が……ない!
フェルディナンド:GG~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:やっぱ出ないよ……7は!
九条匡真:出ないよね
ジルマール・ゴンサルヴェス:これ以上何もない! 脱落します
八卦ミノリ:おっさーん!!
羽室ハムリン:おじさんありがとう……犬を退治してくれて……
GM:スランプのおっさ~~~~~~ん!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:RCT ランダム分野表(6) > 妖術
羽室ハムリン:痛いね~(笑)
ジルマール・ゴンサルヴェス:寄りによって二つあるとこを!!!
八卦ミノリ:かわいそ
フェルディナンド:おじさ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:今のうちに回復しときます 兵糧丸使用
GM:散々だな……
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:1 → 0
GM:では……ミノリちゃんターンぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:もう忍具ないんだが????
羽室ハムリン:この人忍具ないなってる……ミノリちゃんは5つももってるのに
フェルディナンド:故障が怖くなくなったね
八卦ミノリ:【神槍】、目標"蝙蝠"、《手裏剣術》。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 2[1,1] > 2
“蝙蝠”:ホ!
羽室ハムリン:ウワーッ!!
八卦ミノリ:wwww
八卦ミノリ:ちょいまてえ!
フェルディナンド:オワーッ
九条匡真:かなしい
ジルマール・ゴンサルヴェス:オイオイオイ
八卦ミノリ:うわー、どしようかなファンブル表
“蝙蝠”:ヒヒ ヒヒ
羽室ハムリン:ファンブル票はなくない?
九条匡真:戦闘中だからファンブル表はないんじゃないか?
フェルディナンド:戦闘中だから表は振らない!
羽室ハムリン:戦闘だから
八卦ミノリ:あ、そか
“蝙蝠”:凪にはなっちゃうけどなあ
九条匡真:凪るだけ
八卦ミノリ:うーーーん、ここは見で
フェルディナンド:なんと
羽室ハムリン:ヤバ……この戦闘負けるかも(笑)
フェルディナンド:想定よりキツイ!
GM:フフ……戦場変更と儀式忍法を温存してよかったのか?
GM:では……次プロ3、蝙蝠さんの手番です。
“蝙蝠”:最大のチャンスだぜ!あの無様に凪ってる八卦相手に……
“蝙蝠”:届かねえ!
九条匡真:だよね
八卦ミノリ:うん
羽室ハムリン:可哀想だね!
“蝙蝠”:しょうがないから近くの漫画家を殴るか……
“蝙蝠”:【接近戦攻撃】するぞ。
羽室ハムリン:ひーん
羽室ハムリン:手裏剣術遠いんだけど!
“蝙蝠”:SG#3>=5 (判定:手裏剣術) (SG@12#3>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM:えいっ
羽室ハムリン:感情修正もらっていい……?
フェルディナンド:回避に感情修正投げます!
羽室ハムリン:ありがとう!!!!!
羽室ハムリン:でもそれでも8なのよなあ
羽室ハムリン:SG+1#2>=9 (判定:絡繰術) (SG+1@12#2>=9) > 11[5,6]+1 > 12 > 成功
羽室ハムリン:w
GM:これマジ?
九条匡真:つよ
羽室ハムリン:いけるもんだね!
八卦ミノリ:やるじゃん
フェルディナンド:これは美しすぎる漫画家
フェルディナンド:全米No1
“蝙蝠”:避けるなアアアアア
ジルマール・ゴンサルヴェス:そのダイス目こっちに分けて
九条匡真:迫真
GM:では蝙蝠の手番が終了!
GM:続いてプロット2、ハムリンさんどうぞ。
羽室ハムリン:妖魔化ってしたあと普通に殴れる?
GM:いけたはず?
フェルディナンド:できるよ~
羽室ハムリン:じゃあ妖魔化しよ!
フェルディナンド:ヒュウ……
GM:鞍馬の前でモリモリ妖魔化してる
羽室ハムリン:ムキムキ!
フェルディナンド:あと妖魔化表あるよ
羽室ハムリン:忍術に穢れを受ける!
羽室ハムリン:えっほんと!?新しいやつ?
フェルディナンド:新異形表 NMTR これかな
羽室ハムリン:マジ~!?やった~!
GM:隠忍ブックのやつかな?
羽室ハムリン:NMTR 新異形表(1) > 異霊態。「妖魔忍法表・異霊」を使用し、妖魔化している間、その妖魔忍法を修得する。
GM:なんだあっ
羽室ハムリン:うおお~ ふるぜ!異霊を!
羽室ハムリン:1d6 (1D6) > 5
フェルディナンド:【付喪神】か【香魂】!
GM:やべえ!
八卦ミノリ:おやおや
フェルディナンド:【付喪神】は攻撃の代わりにマヒを撒く奴で
フェルディナンド:【香魂】はダメージ受けた時に集団戦を撒く奴
羽室ハムリン:うう~ん どっちがいいんだ……?
羽室ハムリン:マヒって累計するっけ ならマヒのがいいのかな
フェルディナンド:マヒは累積しますね
GM:しゅる……
羽室ハムリン:妖魔ってマヒしても特技使えます!wとかいわない?
GM:ないない
フェルディナンド:だとしたらえぐすぎるべ
八卦ミノリ:ハムリンが硬いなら香、堅実取るなら付喪かな
フェルディナンド:妖魔化しまくるやつ、硬いか?
羽室ハムリン:固くないね!
九条匡真:ガシガシ生命力潰れていくものね
八卦ミノリ:奥義で再生するかもだし……
羽室ハムリン:では【付喪神】にしよう!
GM:テメエ!クソ忍法!
羽室ハムリン:もうすでに2も削れている!穢れだけどね!
GM:あとハムちゃん、できれば
GM:今までの妖魔化したデータみたいなやつ、このコマの詳細のとことかに書いてくれると嬉しいタル
羽室ハムリン:あっします!あとでしておくねえ
GM:初回の効果忘れちゃった!ごめんね
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍術:1 → 0
九条匡真:ありがと!
GM:さっきの蝙蝠で適用してなかったかも
羽室ハムリン:僕の攻撃の回避と奥義破り-1!
羽室ハムリン:あ、それは
GM:おkおk
羽室ハムリン:妖魔化してないときだから大丈夫!
GM:了解!
羽室ハムリン:ここからは適用なのだ
GM:では改めて手番どうぞだよ
羽室ハムリン:え~とお……
羽室ハムリン:ビエンフー殴るとミノリちゃんが死ぬかもしれないのか?
フェルディナンド:たぶん
羽室ハムリン:じゃあ仕方ない。蝙蝠に【血旋渦】!
“蝙蝠”:ウワアア!
フェルディナンド:【秘翼】もオススメですよ。
羽室ハムリン:あっそうじゃん
九条匡真:戦闘中継続だからね
羽室ハムリン:まず【秘翼】しよう!すっかり忘れてた
羽室ハムリン:SG#2>=5 (判定:飛術) (SG@12#2>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
羽室ハムリン:www
“蝙蝠”:?
フェルディナンド:ナイス!
羽室ハムリン:これって穢れなおるの?なおらないよね
“蝙蝠”:なおらなそう?
フェルディナンド:でもなおらなかった
羽室ハムリン:哀しいね!ただ僕が美しかっただけ!
“蝙蝠”:目が!目が!
羽室ハムリン:では【血旋渦】を蝙蝠に!
“蝙蝠”:でもアタイは飛術持ってるんだよな。
羽室ハムリン:ここで倒すから関係ないね!
羽室ハムリン:SG#2>=5 (判定:異形化) (SG@12#2>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
羽室ハムリン:こわ~
フェルディナンド:ゲッよくみたら!
羽室ハムリン:回避は-1だよ!
フェルディナンド:あたってくれ~!
“蝙蝠”:ウオオ
“蝙蝠”:SG#3-1>=8 (判定:結界術) (SG-1@12#3>=8) > 9[4,5]-1 > 8 > 成功
“蝙蝠”:これマジ?
羽室ハムリン:う~ん
羽室ハムリン:ここでおとしたほうがいいよねえ?
フェルディナンド:う~ん……
フェルディナンド:ビエンさえ落とせば撤退してくれる可能性もあるけど……
羽室ハムリン:まあ残しておいていいこともなかろう。出し渋る物でもないし出しちゃおうかな
羽室ハムリン:奥義!
“蝙蝠”:奥義!?
“蝙蝠”:つい……
フェルディナンド:何ッ!?
八卦ミノリ:つ、つい?!
羽室ハムリン:奥義【ストップモーション】/特技:遊芸/判定妨害/【嘆き】(隠忍)・【揺らめき】/【停止反動】【魔王の相】(隠忍)
“蝙蝠”:すっげ~改造してるじゃnN!
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……つい……
羽室ハムリン:サイコロの出目一つを0にし、対象となったキャラクターが判定に失敗すると接近戦ダメージ1点。/奥義破りされると生命力1点失う。妖魔化中しか使用できない。
“蝙蝠”:うわあああああ!
“蝙蝠”:【揺らめき】じゃね~か!
羽室ハムリン:5を0にするね~!
“蝙蝠”:ヌ~ン
“蝙蝠”:1d6 (1D6) > 6
“蝙蝠”:妖術に受ける!そして……脱落!
system:[ “蝙蝠” ] 妖術:1 → 0
羽室ハムリン:【血旋渦】のダメージもうけてね……♡
フェルディナンド:じゃあ【血旋渦】のダメージも受けてもろて……
“蝙蝠”:ギニャアアア
“蝙蝠”:1d6 (1D6) > 6
“蝙蝠”:器術!
system:[ “蝙蝠” ] 器術:1 → 0
羽室ハムリン:おっけ~!
“蝙蝠”:死~ん……
GM:蝙蝠さん、ありがとうございました。
GM:ではラスト!プロット1のフェルくんどうするかね?
フェルディナンド:パス!
GM:オッケイ!
GM:ラウンド2!
GM:プロットおよびプロ前行動ドゾー
“ビエンフー”:かげぶんし~ん
“ビエンフー”:2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
“ビエンフー”:やった~
羽室ハムリン:ガントスちゃんなのに……
羽室ハムリン:プロット前なし。プロットOK!
フェルディナンド:う~ん
GM:俺は最強GM
フェルディナンド:そういえばビエンネキの判定妨害の指定特技何でしょうか?
“ビエンフー”:プロットオッケー。
“ビエンフー”:オット失礼!”
八卦ミノリ:おk
“ビエンフー”:野戦術です!
フェルディナンド:ありがとうございます! 目標値8かい!
フェルディナンド:しゃーなし、戦闘傀儡の法切ります! 従者召喚!
“ビエンフー”:やった~!
GM:なんだこいつは!?
八卦ミノリ:左にスクロールバー出るのはじめてみた
GM:いっぱいいる
GM:蝙蝠さげるか
フェルディナンド:戦闘傀儡の法により、ラウンド開始時に「戦闘員」「工作員」「クノイチ」から一体を呼び出すよ。
フェルディナンド:今回呼び出したのは「戦闘員」。
フェルディナンド:プロットも完了です!
system:[ フェルディナンド ] 念度:6 → 5
GM:よござんすねよござんすね
フェルディナンド:そうそう、呼び出した数だけ念度も減ってしまうんだ……だから補充したい
GM:では……
GM:オープン!
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system:[ 八卦ミノリ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ 羽室ハムリン ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM:う~ん!4!
“ビエンフー”:4にいくよ~
八卦ミノリ:おのれーーー
フェルディナンド:ミノリちゃん……なるべく耐えてくれ……
GM:ではプロット6!傀儡くん!
傀儡A:オッスオラ戦闘員
傀儡A:《手裏剣術》の【射撃戦攻撃】をビエンフーに撃つぜ。
GM:わあああ
フェルディナンド:ここで戦闘傀儡の法の隠された効果をオープン!
八卦ミノリ:ここで終われーー!
フェルディナンド:従者の命中判定が自動成功になり、回避判定が自動失敗になる!
“ビエンフー”:ふざけんな!
傀儡A:というわけで喰らえ! 《手裏剣術》!
“ビエンフー”:回避判定はこれ
八卦ミノリ:やらしいの持ってるなー
羽室ハムリン:最高~!
“ビエンフー”:従者自体が行う回避判定か
ジルマール・ゴンサルヴェス:恐ろしいねえ……
傀儡A:従者自体が行う回避判定のことだよ。
“ビエンフー”:OK
“ビエンフー”:自動成功だから妨害できないじゃ~ん
羽室ハムリン:最高~♡
“ビエンフー”:生存術から目標値8で回避するよ。
“ビエンフー”:2D6>=8 (判定:生存術) (2D6>=8) > 6[1,5] > 6 > 失敗
“ビエンフー”:あちゃ~。
羽室ハムリン:よっしゃ!
八卦ミノリ:ギャーハハハ!!
“ビエンフー”:神通丸つかっちゃお。
傀儡A:コケーッ
system:[ “ビエンフー” ] 忍具:1 → 0
八卦ミノリ:おい!!
羽室ハムリン:???
“ビエンフー”:2D6>=8 (判定:生存術) (2D6>=8) > 4[1,3] > 4 > 失敗
羽室ハムリン:ギャハハハハ!!!!
“ビエンフー”:うわあああ
八卦ミノリ:ひゃーーー!!
フェルディナンド:ざまあみやがれ!
“ビエンフー”:謀術に受けるよ。
system:[ “ビエンフー” ] 謀術:1 → 0
GM:“ビエンフー”脱落!
GM:ということで……
GM:NPC側は全員脱落になっちゃったので
八卦ミノリ:んじゃパスからの脱落で
羽室ハムリン:あとはPC側で殺し合うだけだね!
フェルディナンド:私と傀儡は自主脱落するよ
羽室ハムリン:むっ
GM:オッいいのかい?
羽室ハムリン:ミノリちゃん勝者にならんでいいの?
フェルディナンド:ミノリちゃん勝者になったほうがよくないかい!?
羽室ハムリン:クライマックスでやりあう?
八卦ミノリ:あ、そかそか談合できるのか
八卦ミノリ:じゃあここで満たしておくか
GM:殺し合ってもいいですよ!
羽室ハムリン:殴らないでくれるなら僕は自首脱落するね!
傀儡A:貴殿とはまた切り結ぼうぞ
GM:所詮薄汚え人間と妖魔なんだ
GM:暴力さ!暴力があれば何でもできる
八卦ミノリ:そいじゃ貰っておくぜ勝者をよ
GM:チッ……
羽室ハムリン:暴力は何も生まない!この凍結された垢をみろ!
フェルディナンド:www
GM:あ、ああああ……(椅子から転げ落ちる)
八卦ミノリ:暴力 暴力を求める……
九条匡真:やめて差し上げろ!
GM:では……ラウンド2終了!
GM:勝者、八卦ミノリ!
GM:おめでとう!
羽室ハムリン:おめでとう!!
フェルディナンド:おめでとう!
八卦ミノリ:ありがとう、ありがとう
GM:戦果をえらべるぞ。
八卦ミノリ:ビエンフーの【秘密】で
“ビエンフー”:え~ん
GM:おっけ~
GM:ではミノリングとキョウマングにビエンフーのひみつをお渡しするよ。
九条匡真:ありがとう!
羽室ハムリン:ミノリ……僕にもくれないかい♡
八卦ミノリ:タイミング的に今は無理よね
八卦ミノリ:あとでね♥
羽室ハムリン:あ、そうなの?
羽室ハムリン:ありがと♡
GM:あげたわ
九条匡真:確認しました
八卦ミノリ:おっけー

ジルマール・ゴンサルヴェス:GMよりのご厚意により、兵糧丸使用を取り消させてもらいます ウス
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:0 → 1
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 妖術:1 → 0

GM:■羅府・ジェネラル・アトリエ・ハニーウッド
GM:広大な地区に存在する映画スタジオ兼、テーマパークである。
GM:実際の映画セットや世界を再現したアトラクションはまさにファン垂涎。
GM:入場口でチケットを買えば、誰もが知っている名作映画の怪獣キャラクターたち(実物大1/1スケール)が迫力満点であなたたちを迎えてくれるだろう。
GM:時刻は深夜。
GM:いつもは点検・清掃スタッフたちばかりが忙しなく働いているこの区域は、この日ばかりは閑散としている。
GM:否……悲鳴を上げ逃げる男性の声と、キャンキャン嬉しそうに彼を追い回す犬!そして笑いながらその様子を見る少女だけ!
フェルディナンド:「ウォワ~! クソ! なんでこんなに……走る羽目に!」
フェルディナンド:ヨタヨタと逃走している。
“蝙蝠”:「キ~ヒヒヒ!どこの誰だか知らねえがいい気味だぜ!」
“蝙蝠”:「あのイカレ女が~!面倒ごとに巻き込みやがってよォ~」
“蝙蝠”:頭部にできたフィクション漫画のようなたんこぶをさすさすと撫でている。
忍犬:「ワンワンワン!」
忍犬:訓練された(現地にて捕獲、調教30分)恐ろしい忍犬は、フェルディナンドくんのおいしそうな臀部を執拗に狙う!
フェルディナンド:「アウチッ!」
フェルディナンド:「こんなことならジムに通っておくんだった! クソ! セラピーはクソだ!」
フェルディナンド:「グワッ!」
フェルディナンド:何かのセットに躓き、悲鳴を上げて転ぶ。絶体絶命!
八卦ミノリ:「何やってるの?」
八卦ミノリ:どちからというと、どちらへも投げかけられたぽかんとした声。
“蝙蝠”:「ゲ~ッ!八卦!」
フェルディナンド:「君は、Ms.ミノリ!」
フェルディナンド:「た、助けてくれ~っ!」
八卦ミノリ:「か弱いオタクに迷惑かけちゃ駄目でしょ」とりあえずヒートアップしてるようだし一旦黙らせるかと袖口から棒手裏剣が滑り出る。
八卦ミノリ:ふらふらと走るフェルディナンドを横目でチラリ、あっちの尻の方までは助けられないかもしれないなと黙祷、さらばプリプリのお尻。
八卦ミノリ:人間が一度にやれることには限界がある、全てを救うことはできない。絶体絶尻!
忍犬:仇敵の登場に動揺している主人のことは露知らず、我が牙は只眼前の獲物を見定めるだけ────
忍犬:「ワンワン!(獲った!)」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……あー」
ジルマール・ゴンサルヴェス:宵闇の中から、夜に溶けるようなダークスーツの男が姿を顕す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「いや、どういう状況? マジでさ」
フェルディナンド:「その声はG.G.──!?」
フェルディナンド:四つん這いの姿勢で振り向く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:呆れたように口にしながらも、淀みのない動きで懐から拳銃を抜く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「状況はよくわからねぇが──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「助けが必要そうなのは分かるぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:素早く構え、フェル君を襲う忍犬へ銃弾を放つ。
“ビエンフー”:銃弾が放たれる間際、ひゅる、と空気を裂く音。
“ビエンフー”:彼らの頭上からだ。
“ビエンフー”:体躯を捻り、まるで重力を感じさせない動きで、柔らかに片足で着地。
“ビエンフー”:瞬間。
“ビエンフー”:「どぉん」
“ビエンフー”:寸勁により、荒れ狂った爆発のような衝撃が、周囲の人間を襲う。
八卦ミノリ:腕に自信があるだけの一般人。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なん(What the)……!?」
八卦ミノリ:その認識を瞬時に改める、アレは、"我ら"に届きうる。
“ビエンフー”:「あは」
“ビエンフー”:「あははははは!」
八卦ミノリ:すぐさま攻撃を取りやめ、回避に転じて大跳躍!距離を取る。
フェルディナンド:「グヘェッ」衝撃を受けて転がる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:科学ならばCIAは対抗できる。呪術でもある程度は対策できる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:しかしこれは単なる体術──その上、卓抜した!
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……クソッタレ! ドっから出てきやがったこのデカ女!」
“蝙蝠”:「し、死ぬ~~!」泡を食って圏外まで距離を取っている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:前触れなく吹き荒れた気功の暴風にバランスを崩す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:──しかしそれと同時、倒れこみながらも銃を握っていたのとは反対の腕を振る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:袖口から現れたのは、小型のスリーブガンだ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ニガテなんだよ! こういう相手……は!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:左手に握ったスリーブガンを構え、倒れざまに忍犬へと弾丸を打ち込む。
ジルマール・ゴンサルヴェス:非殺傷制圧用の麻酔銃だ。
忍犬:「キャウン!」
忍犬:打たれた瞬間にびくん、と体を震わせたのち、ぺたんとその場に寝転び。スヤスヤと寝息を立てる。
“蝙蝠”:「あ~~~!アタイのゴールデンアイ(なまえ)が!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……こっち使うことになって却って良かったかもな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ハニウッドじゃ、犬殺しは大抵最後に死ぬからよ」
フェルディナンド:「へへへザマミロ! …って、グリズリーにまた追いつかれてるじゃないか!?」
フェルディナンド:犬のように四つ足で距離を取る。
“ビエンフー”:「あ、ワンちゃん。可愛かったのに」
“ビエンフー”:「じゃあ、最後じゃなくて……」
“ビエンフー”:「今死ぬ?」
“ビエンフー”:にんまりと凶相を浮かべながら一歩でハニウッド・スターのもとへ。
“ビエンフー”:「哈!」
“ビエンフー”:二、三のフェイント。訓練されたものほど否応にも反応してしまう動きを交えながら。
“ビエンフー”:鉄よりも硬い肘打ちをジルマールさんへとお見舞いするぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:誘いだと脳は理解している──しかし、肉体の反射は咄嗟にそこへ釣り込まれる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……Shiッ、──ぐあッ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:態勢が崩れていたこともあり、強力な一撃をもろに食らって後方へ吹き飛ばされる。
フェルディナンド:「じ、ジルマール! クソッ、馬鹿力め!」
八卦ミノリ:その様子を、じっと観察している。
フェルディナンド:「何でもかんでも壊しやがって、コングに躾てもらえ!」
八卦ミノリ:手元の棒手裏剣、眼前のこの猛獣じみた女をいなして"蝙蝠"に当てることは至難の業。
“ビエンフー”:「何言ってるの」可笑しくてたまらないといった感じで笑う。
“ビエンフー”:「あたし、本気だったんだよ。なのに、“全然壊れてない”!」
八卦ミノリ:それ以前に、既に"蝙蝠"は戦意を喪失してるように見え、自分がこれを投げる意味も薄くなっているようにも思える。
“ビエンフー”:「もりちゃんに感謝しなきゃだな。あはは」
“蝙蝠”:「(アタイの名を呼ぶんじゃねえ~!)」
“蝙蝠”:付き合っていられないとばかりにおそるおそる後ろ足でその場を離れようとしているぞ。
羽室ハムリン:何かが"蝙蝠"の目の前を横切る。
羽室ハムリン:それは一羽の漆黒の鳥だ。
羽室ハムリン:「人の物に手を出しておいて」
羽室ハムリン:「逃げ出そうとはムシがいいんじゃないかい!」
“蝙蝠”:「ギャアアアア!おばけ!!」
羽室ハムリン:「ハハハハ!!!!そのとおりだとも!!!!!!」
羽室ハムリン:空高く飛ぶ。そのまま、何かが手裏剣のように投げられる――鳥の羽根だ。
羽室ハムリン:ただの羽根ではない。妖魔の身体の一部であるそれは、斬られれば魂すら抉り取られる魔の刃だ。
“蝙蝠”:ちくしょ~!と悪態を付きながら後ろ手に握った手裏剣でそれらの迎撃を試みようとする。
“蝙蝠”:が。
“蝙蝠”:「あ?」
“蝙蝠”:思うように体が動かない。
羽室ハムリン:"蝙蝠"の身体は動かない。
羽室ハムリン:天高く飛んだのは目くらまし。
羽室ハムリン:地に落ちた羽根が集まり、"蝙蝠"の手足に縄のように纏わりつき、その動きを封じる。
“蝙蝠”:「ウワ~!なんだこれ気持ち悪い!」
羽室ハムリン:空気が暗くなり、落ちる。一時、"蝙蝠"とハムリンだけが存在する空間が現れる。
羽室ハムリン:「キミはさあ、そのビエンフーとかいう女の友達だって、本気で思ってる訳?」
羽室ハムリン:アルプは闇に住み、病をもたらす妖魔である。
羽室ハムリン:心を読み、じりじりとこじ開けながら、じわじわと闇で病ませていく。
羽室ハムリン:「ビエンフーは人の身でありながら僕らに近い。好意で近づけば触れるものを折って傷つけ、真の理解者は得られない」
羽室ハムリン:「キミと彼女では友達の意味が違うよ。表面上の馴れ合い程度の覚悟なら、彼女の心に近づくこともできない」
羽室ハムリン:「だってキミは――ずっと仲良くしたいと思っている八卦ミノリとさえろくに仲良くなれないんだろう?」
羽室ハムリン:「勇気を出せないのなら、キミはずっと食いつぶされていくのみさ。それでいいのかい?」
“蝙蝠”:最初から友達などとは思ってない。
“蝙蝠”:単純な腕力では逆らえず、己が遂行する忍務に大きな影響は与えないからと、あくまでの己が判断しただけ。
“蝙蝠”:でも。
“蝙蝠”:ふたりと一匹で分け合って食べたホットドッグ。浜辺で行ったデスおいかけっこ。こっそり入ったアトラクション───
“蝙蝠”:なんてことのなかった光景が……フラッシュバックする!
“蝙蝠”:『妙な勘違いして足を引っ張ったら』
“蝙蝠”:『殺すよ?』
“蝙蝠”:「そこまで……」
“蝙蝠”:「そこまで言わなくてもいいだろうがよ~~~~~!!」
“蝙蝠”:バーカバーカ!エ~ンエ~ン!!と悪態を付きながら号泣!
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「何、僕は信じているのさ。キミが泣かなくていい未来を――」
羽室ハムリン:ペンを取り、描く。
羽室ハムリン:"蝙蝠"が勇気を出して素直になって、ミノリと仲良くなりたいと声をかけて。
羽室ハムリン:ビエンフーに寄り添って、真の友となれるような、そんな1コマを。
羽室ハムリン:人の身から離れて、妖へと近づけば近づくほど――
羽室ハムリン:人の美しい姿を求めてしまう。
羽室ハムリン:心に入り込んで、誑かし――それでも立ち上がる姿を求める。
羽室ハムリン:人ならざる者は身勝手に、人の幸せを娯楽として貪るのだから。
羽室ハムリン:ハッピーエンドのその先を、望んでいる。
羽室ハムリン:「キミが一歩を踏み出せば、欲しいものは手に入る」
羽室ハムリン:「僕はそう思うけどね?」
羽室ハムリン:そんな幻想に囚われている一瞬に、"蝙蝠"の身体を大量の羽根が襲う!
“蝙蝠”:暖かな幻想に、もう少しで手が届く。
“蝙蝠”:「はっ」
“蝙蝠”:ようやく掴めたと思った次の間には、眼前には大量の羽根!
“蝙蝠”:「て、てめぇ」
“蝙蝠”:「覚えてやがれ~~~!」
“蝙蝠”:赤面した顔ごと羽根に包まれ、モゴモゴ何事か吐いたあと、ぱたりと倒れる。
羽室ハムリン:「応援してるんだけどねえ?ハハハハハハハ!!」
羽室ハムリン:「大丈夫かい、フェルディナンド!」
フェルディナンド:「その声は……ハムリンか!?」
フェルディナンド:「どうしてそんな薄汚れた姿に……!」
羽室ハムリン:「この美しい鳥の姿もまた僕!!!!!!!」
羽室ハムリン:「やれやれ……黒いイコール汚いという発想はいただけないね!!!!!」
フェルディナンド:「アッ、そうなの? いや、僕はもちろん平等主義者だ、いい黒だね」
フェルディナンド:「そして、時間を稼いでくれて助かったよ」
フェルディナンド:「G.G.もMs.ミノリも……。やっとシステムを乗っ取れたぞ!」
フェルディナンド:タブレットを操作すると、どこからともなく機械音!
フェルディナンド:巨大な映画セットの肉食恐竜が、まるで本物かのように走り出す!
八卦ミノリ:「黒……」ついつい二人の会話に対してここ本場の地において特大のヘイトスピーチになりかねない言葉を素で言い放ってしまいそうになったものの途中で気づいて思いとどまった
フェルディナンド:「まだ情報公開はしない予定だったんだが!」
フェルディナンド:「こいつが僕たちの守護者だ! くらえ、グリズリー!!」
“ビエンフー”:きらきらと目を輝かせながら興奮している。
“ビエンフー”:「なにそれ?すごいすごい」
フェルディナンド:Tレックスが吼え、飛び上がる!
“ビエンフー”:ギャリ、と強く地面を踏みしめる。
フェルディナンド:そして口の中から小火器が数門飛び出し、ビエンフーを蜂の巣にします。
“ビエンフー”:一発、二発までは目で追える。
“ビエンフー”:三発、四発までは食らっても大丈夫。
“ビエンフー”:それ以上は。
“ビエンフー”:「………」
“ビエンフー”:「ちぇっ」
“ビエンフー”:突き出した拳が砕かれ、制御の崩れた体はぐるりと回り。
“ビエンフー”:ばたん!とそのまま大の字に倒れます。
フェルディナンド:「ハ……ハーハハ! 撃ち取ったぞ!」
フェルディナンド:「お前の面白さなんかに付き合ってやるか! コングに躾けてもらえ!」
KuKu:「お見事な首級です、社長」
KuKu:「このまま二度と立ち上がらないよう、トドメを刺しますか?」
八卦ミノリ:「うーん、ボクは気になるな、この人の面白さ」
フェルディナンド:「……いや、このまま寝かしておく」
八卦ミノリ:近づいていって、"ビエンフー"の身体をぺたぺたと触り、まさぐる。
“ビエンフー”:「やん」
八卦ミノリ:関節をコキコキと動かし、肌をぺしぺしと叩き
フェルディナンド:「オット……まぁ、山の生き物同士通じ合うところがあるんだろう。君に任せるよ」
八卦ミノリ:最後に瞳をじっと見る。
羽室ハムリン:「お色気シーンだね!」人の姿に戻り高笑いを上げている。
八卦ミノリ:「なるほど、面白いね」
“ビエンフー”:抵抗する素振りを見せず、じいと見つめ合う。
フェルディナンド:「ハムリン、その……体は大丈夫なのか?」
羽室ハムリン:「ん?ああ!なんともないね!!!!」
羽室ハムリン:「あの姿になるたびに若干負担がかかって最悪死ぬけどキミを助けるためならどうってことはない!」
フェルディナンド:「そりゃあ嬉しいことだが……僕も君の新作に興味がわいてきたところなんだな」
フェルディナンド:「ま、気をつけてくれよ。セラピー紹介しようか?」
羽室ハムリン:「キミはセラピーが大好きだね!そこまで推されると非合法な事をしているのか若干興味が湧いてくるよ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ゴホッ、……つーかよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:吹っ飛ばされた先でその様子を眺めながら、血交じりの咳を吐く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……誰か俺の心配をしろよ!」
八卦ミノリ:「プロのエージェントがそのくらいで死んだりはしないでしょ」ケロリと
八卦ミノリ:「でもプロをあんなにするなんてほんとすごいね」視線を戻す
八卦ミノリ:「アンタ、"ビエンフー"だっけ?」
八卦ミノリ:「ここでも遊び相手には困らないかもだけど」
八卦ミノリ:「本場を知りたかったら、日本に行ってみると良いよ」
“ビエンフー”:「ニホンかあ」
“ビエンフー”:ふうん、と呟いて。「いいね。やること、やったら……」
“ビエンフー”:じ、と首を向ける。視線の先には……怯えた様子でこちらを伺う眼鏡をかけた男の姿。
“ビエンフー”:「行ってみようかな」
八卦ミノリ:「やることって……もう邪魔はしないでほしいなあ」
八卦ミノリ:「どう、次も相手する?今回で慣れた?」ジルマールへ
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お断りだ。代わりにドニー・イェンでも呼んできてくれ」
“ビエンフー”:「あはは。さっきみたいな真似はしないよ。結構満足したし」
“ビエンフー”:「ただ……」
“ビエンフー”:「あたし。借りは必ず、返す主義なんだ」
“ビエンフー”:あは、と少女のように破顔して笑う。

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サイクル2:NPC

GM:では、サイクル2……
GM:最後の方どうぞ~。
黒猫:儂じゃよ(笑)
黒猫:シーンでちょっと会話するぞ。
黒猫:登場希望は九条匡真。
九条匡真:オッケー。
黒猫:よし。では……
黒猫:【逢魔時】もつかっておくか。
黒猫:2d6で体術分野を決め、儂以外のキャラクターは特技の判定を行うことができるぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:使うなそんなもん!!!
黒猫:判定に失敗すれば接近戦1ダメージ。誰も判定に成功しなければ儂の【生命力】が2点ふえる。
九条匡真:げ~っそれがあった!
黒猫:では特技決めから。
黒猫:2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
黒猫:刀術かの。
黒猫:判定チャレンジ自信ニキネキたちは挑戦するとよいぞ。
九条匡真:俺は判定しよう
八卦ミノリ:しよか
羽室ハムリン:仕方ないなあ!僕もやろう!
フェルディナンド:ちょっと怖いから見送らせてもらうね
八卦ミノリ:《刀術》で判定。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
羽室ハムリン:SG>=7 (判定:飛術) (SG@12#2>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
九条匡真:sg>=6 判定:骨法術 (SG@12#2>=6) > 5[2,3] > 5 > 失敗
九条匡真:おぎゃー
黒猫:ホホ ホホ
黒猫:失敗はしたものの……
フェルディナンド:被害でか
八卦ミノリ:やはりスーパーミノリちゃんパワー
羽室ハムリン:一人でも成功すればいいのだよ!
黒猫:九条の坊とハムに接近戦ダメージじゃ。
system:[ 九条匡真 ] 頑健:2 → 1
羽室ハムリン:あれ!?そういうやつか……
羽室ハムリン:しなきゃよかたt~!
黒猫:言ったじゃん!
羽室ハムリン:1d6 (1D6) > 6
フェルディナンド:言ってたよ!
九条匡真:やべっ
羽室ハムリン:妖術(笑)
九条匡真:一番まずいとこ!
system:[ 羽室ハムリン  ] 妖術:1 → 0
黒猫:終わりだ……
ジルマール・ゴンサルヴェス:私逆にしなかった時点でダメージ食らうのかと思ってた 振らなくてよかった
羽室ハムリン:まあ妖魔化するから関係ないけどね!
黒猫:では処理は以上。
GM:シーンにうつります。
GM:■羅府・ダウンタウン
GM:すっかり日も暮れた後。繁華街から少し離れた路地の裏で。
GM:日本から訪れ、記憶を失った男はひとり佇んでいたことでしょう。
GM:眼前で死を確認したはずの男の姿も、アスファルトにくっきりと染み込んでいた赤色も。
GM:まるであの光景が、ぜんぶ夢だったかのように。そこには何の痕跡も残ってはいない。
九条匡真:「………」
九条匡真:少しずつ、情報は集まっている。しかし。
九条匡真:「足りねえな」
九条匡真:足りない何かを求めて、始まりの場所にやってきたはいいが。
GM:せめて、何かの切欠があれば。
九条匡真:「なにも感じない。空振りか……?」
GM:そんな折。あなたは気づくでしょう。
GM:背後より、訓練されたものだけが行える足捌き。
GM:超人的な聴覚を有するものだけが聞こえるように。ゆっくりと。あなたに近づくものがいる。
GM:現れたのは─────
七嶺透守:「………」
七嶺透守:「あのよ」
七嶺透守:「お前、こんな場所で何やってんだ?」
七嶺透守:「匡真」
九条匡真:「──」
九条匡真:「"あ"」
九条匡真:「"妖怪キャラ被り"」
七嶺透守:あなたの記憶と寸分違わない顔。声。雰囲気。
七嶺透守:しかし。
七嶺透守:「………」
七嶺透守:肩を震わせている。
七嶺透守:これ以上は堪えきれないというように、大きく吹き出した後。
七嶺透守:「くく」
七嶺透守:「くくくっ、はは!」
黒猫:「はははははははははっ!!」
黒猫:どろりとその体が溶ける。
黒猫:中から現れたのは……数日前に邂逅した依頼の忍びの姿。
黒猫:否。
黒猫:その正体を、あなたは既に知っている。
九条匡真:「───」
九条匡真:もしも。
九条匡真:もしも。本当に。生きていたなら。
九条匡真:同じ反応を返せば、なんて。希望も持っていたのだが。
九条匡真:「趣味の悪いやつだな」
九条匡真:「あんたが仙狸?」
黒猫:「つれないのう。え?鞍馬の坊や」
黒猫:「とっくに知っているくせに。まあ、坊の趣味も大概だがの」
黒猫:「“共に観た映画は、退屈すぎて死ぬかと思うたぞ”」
九条匡真:「………」
九条匡真:「俺はここに来て一度も」
九条匡真:「七嶺に会ってなんていなかった、ってことか?」
黒猫:「賢しい童は嫌いではない」
黒猫:「が、少し違うな」
黒猫:「確かに、“今の坊”は七嶺に会うた記憶など無いだろうが」
黒猫:「坊はちゃあんと、七嶺と共に羅府までやって来たのだぞ」
九条匡真:「……」
九条匡真:「お前を倒しに?」
黒猫:「惜しかったのう」
黒猫:「“大蛇”に“朱狼”だけならまだしも」
黒猫:「ああまで結託されて刃を向けられるのは、流石に儂とて応えたわ」
九条匡真:「……だが、仕損じた」
九条匡真:「お前がこうして生きてるってことは、そういうことだろう」
黒猫:「何故だと思う?」
九条匡真:「……」
黒猫:「儂はヒトの“夢”を食う」
黒猫:「なんで、とか。やめろ、とか。下らない台詞は言うてくれるなよ」
黒猫:「てめえらヒトだって、肉を食うし草も食う」
黒猫:「そういう理に噛みついてもしょうがねえだろう」
黒猫:「ともかく」
黒猫:「ヒトってのは、誰しも“夢”を持っている」
黒猫:「夢と記憶ってのは密接に結びついている」
黒猫:「儂が喰らった“夢”を……あのクソ忌々しい魔眼持ちのガキあたりか?」
黒猫:「あれのような連中が、奪っていった感覚がある」
黒猫:「すると……欠けていた茶碗の縁が、綺麗に収まるように……」
黒猫:「欠けていたそれも元通りになる。大概はの」
黒猫:「一方で……」
黒猫:じ、と匡真を見る。
九条匡真:「話の繋がりが見えねえな」
黒猫:「儂は、お前を喰い損ねたのよ」
黒猫:「だのに、なんで」
黒猫:「肝心な事を何一つ、思い出せないのか」
黒猫:にんまりと笑う。
黒猫:「可哀想にのう」
黒猫:「程よい時間潰しもそろそろ終わる」
黒猫:「間に合うといいな?」
黒猫:「ああ、それと……」
黒猫:少女の姿形をした妖魔が影へと消えていく。その間際。
黒猫:「七嶺透守は生きているぞ」
黒猫:「必ず」
黒猫:「必ず────儂がこの手で殺す」
黒猫:それだけ言い切り、妖魔の気配が消える。
九条匡真:「……こいつ」
九条匡真:「要領を得ないことをべらべらと……」
九条匡真:「黒幕っぽいムーブしてんじゃねーか」
九条匡真:なにが"可哀想"かしらないが。何を哀れまれているのか、わからなければ憤りようもない。
九条匡真:「喰い損ねた……俺の記憶欠落は、やつの夢喰いとは関係がない……?」
九条匡真:「そんでもって、七嶺……余計な情報つけ足して、何考えてやがる」
九条匡真:とはいえ、時間つぶし。それに、間に合うといい、という言葉。
九条匡真:「あまり悠長はしてらんねーか」
九条匡真:「一人、が増えて二人、がもしかしたらまた減って一人」
九条匡真:「仇も取ってやらにゃなあ」
九条匡真:音一つない足取りでその場を去る。
九条匡真:「鞍馬を舐めるなよ、妖」

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サイクル3:ジルマール・ゴンサルヴェス

GM:サイクル3を開始します。
GM:こちら、最終サイクルとなります。
九条匡真:ひえ~っ
GM:サイクル3:ジルマール・ゴンサルヴェス
GM:シーン表と登場希望をおねがいします。
ジルマール・ゴンサルヴェス:登場はとりあえず全員! シーンはLA!
GM:オウライ 2d6をふりな
ジルマール・ゴンサルヴェス:2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
GM:5.バブリーヒルズ。この都市の富裕層や映画スターたちが暮らす高級住宅街。大通りには彼らも大満足の高級ブランドショップが軒を連ねている。
シーンプレイヤーは「お金」を所持していた場合、「お金」1つを好きな忍具1つと交換ができる。(特殊忍具は不可)

GM:めっちゃバブリー
ジルマール・ゴンサルヴェス:三回目なんだが!?!?
フェルディナンド:ヒルズ大好きかい!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:自分振り直しいいすか?
GM:いいぜ 振り直しても
ジルマール・ゴンサルヴェス:心底感謝ッス
ジルマール・ゴンサルヴェス:2d6 (2D6) > 9[3,6] > 9
GM:9.クミロミ・マーケット。羅府で初めて創設された超巨大スーパーマーケット。此処に置いてないものはあんまりない。目玉は産地直送の新鮮な野菜や果物にお肉。
シーンプレイヤーは1d6を振る。偶数なら「兵糧丸」を取得する。奇数なら「お金」を1つ失う。

GM:ひょろがん獲得チャンス
ジルマール・ゴンサルヴェス:これも行ったことあるが……兵糧丸チャンスはいいな
GM:最後だし……
GM:行ったことあるシーンなら振り直してもいいよ。
GM:ひょろがんは大きいかもだがなあ?
九条匡真:やさしい!
八卦ミノリ:自宅とスーパーしか行き場のない人のイメージを払拭するチャンスだよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:う、うーん どうせなら追加情報判定とかしたいが既に2点食らってるんだよな……
八卦ミノリ:まあでも実際ひょろがんデカいからここはありだと思うよ
九条匡真:うむうむ
八卦ミノリ:んあーーー!兵糧丸がデカすぎます!!!
GM:ミノリ!
羽室ハムリン:クソデカい、兵糧丸が住んでるんではないでしょうか
ジルマール・ゴンサルヴェス:デカ丸チャレンジしていいか?
GM:しな!
羽室ハムリン:良いと思うね!
ジルマール・ゴンサルヴェス:では……振ります
ジルマール・ゴンサルヴェス:1d6 (1D6) > 3
ジルマール・ゴンサルヴェス:おい!!!
GM:みんなお金きえてく
羽室ハムリン:G.Gはおかねないよね?
GM:誰も兵糧丸ゲットできてないよォ
GM:そうだね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:お金はもうないんでノーリスクです
九条匡真:ほんとにご飯売ってるんですか?
GM:ホントダヨ アメリカジン ウソイワナイ
八卦ミノリ:半額弁当はもう全部もっていかれたよ
GM:■羅府・クミロミ・マーケット
GM:「聞いた?昨日、GAHで大きい事故があったって」
GM:「知ってる知ってる!“ジュラシック・タイム”のティラノが自我を持って暴れまわったってハナシだろ?」「嘘乙」「地獄に落ちろ、ベイビー」「大佐!?どうして此処が……!」
GM:昨日、君たちが“ビエンフー”と大立ち回りを繰り広げた一連の事件は、中央情報局によるカバーストーリーが大衆向けに発表されているようだ。
GM:いつもは陽気な人々の笑顔でいっぱいのこのマーケットも、どこか影をさしているように感じる……
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ったく、ゴシップで楽しんでる連中は気楽でいいよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「散々な目に遭った当事者が今ここにいるなんて誰も知りゃしねぇんだ。知られても困るけどよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:様々な料理店の並ぶフードホールの一角、目立たない位置のテーブルでぼやく。
九条匡真:「深刻な面されるよりはマシだろ。こうして愚痴も言えるからな」
羽室ハムリン:「ハハハハハ!!!エンターテインメントになっているうちは平和なものだね!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フェルディナンド:「僕は筋肉痛で済んだけど、G.G.はそうもいかなかっただろう」
フェルディナンド:「ラクーンだか知らないが、曖昧な正義論はクマに吹っ飛ばされてから言うんだな!」
八卦ミノリ:黙々とポテトを食べている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「分かってくれるかよ、フェル」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃもちろん、キョーマとハムロの言う通り平和が一番。俺らみたいな日陰モンが苦労するだけで済んでるならそれに越したこたぁねぇが……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それにしたって貧乏籤ってもんじゃあねぇか!」
九条匡真:「あ~悪かったよ助けに行けなくて!仕方ないだろ、こっちだって狸に絡まれてたんだよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「狸、……ああそうだ、それで思い出した。脱線してたぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「キョーマが会ったっていうタヌキ……ってのが何なのかはよく知らんが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ともかく、黒幕の大ボスのヤツ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ヤツは相当厄介だ。──お前らも“見た”んだろ、大なり小なり、アイツの握ってたモンを」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「相当厄介なその上で──しかも、キョーマが聞いたって話だと、ヤツですら把握してないイレギュラーが起きてる可能性もある」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「一回、情報を整理しておきたい」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺たちがどこまで理解しているのか。──まだ分かってねぇことがどのくらいあるのかを」
八卦ミノリ:「斬ればいいものが分かっているなら、それを斬ればいいだけなんじゃないの?」
八卦ミノリ:手についたソースを舐めるミノリは事態を正確に把握しているのか疑問になる態度、しかし彼女こそがその"黒幕の大ボス"を見定めた"目"を持つ人物でもある。
九条匡真:「斬り方を間違えないようにっつー話だよ」
九条匡真:「フグだって料理の仕方間違えたら毒で死ぬだろ。そういうやつ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『If you know the enemy and know yourself』だ。お前らのとこの……いやこれはチャイナだっけ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ともかく、斬るにしても斬りやすい方がいいだろ。キョーマの言うように、そもそも迂闊に斬ると自分まで危なくなるモンだってたまにはある」
八卦ミノリ:「ボクなら"眼"の前にしたらそうそう間違えないと思うけど……」
八卦ミノリ:「まあこれだけ人数いるんだから協力した方が良いのはそれもそうか」
八卦ミノリ:「ジルマールには協力してもらったものね」そう言って領収書を渡す。
八卦ミノリ:次にその上に茶封筒を放ってよこす。
八卦ミノリ:"蝙蝠"と"ビエンフー"の【秘密】をGGに渡すよ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:へへ……ありがとうございやす
フェルディナンド:こっちにもビエンフーの【秘密】をくださ~い
八卦ミノリ:んじゃ一緒に中身見ていいよ
九条匡真:ビエンフーの秘密はフェル君達も持ってなかったね そっちにも送る?
GM:ホイホイ
羽室ハムリン:ほちい!ほちい!ほちい!ほちい!
フェルディナンド:僕は九条くんと七嶺とメトシェラの【秘密】を知らない人全員に渡そう 公開情報に
九条匡真:ハムリンの秘密はまだ渡さないほうがいい感じ?
フェルディナンド:このあと決着編あるかもしれんしそっちも渡しておくか
フェルディナンド:ハムリンさんの【秘密】も全体公開します。
九条匡真:ありがとう!
GM:とんでもない公開祭りになっているな
羽室ハムリン:キャッ
八卦ミノリ:恒例の光景
GM:じゅんばんに処理をおこなっていこう。
GM:蝙蝠とビエンフーの秘密が公開情報かな。
九条匡真:ですね!
GM:ではまず蝙蝠のひみつから。

“蝙蝠”の【秘密】
あなたは密蔵番の忍びとして、羅府での異界遺産の探索・調査を命じられている。
先日発生した、日本の水波市を中心に端を発した“時空振動”。
“時空振動”とは、この現世とは異なる世界より発生した強大な力の余波。
それが発生した暁には、決まって現世にも何らかの影響を及ぼすのが常である。
瞬く間に世界を覆い尽くし、収束し消えたそれが、最後に反応を示した地点が此処、羅府なのであった。

あなたの【本当の使命】は、“時空振動”が羅府に与えた影響を調査することだ。

GM:つづいてビエンフーのひみつ。

“ビエンフー”の【秘密】
あなたは、自分と同じ“|蝙蝠《ビエンフー》”を名乗る忍びをボコボコにした後、彼女から、忍びの存在と自らの力について知った。
つい最近まで意識不明の重体で入院していたあなたは、奇跡的な回復を果たした後、自分に不思議な力が宿っていることに気づく。
生来、人より優れた身体能力を備えたあなただったが、その力は増す一方である。
闘争を好むあなたにとって、対等に遊ぶことのできる相手が日増しに減っていくのは、ひどく退屈であった。
そして、今。あなたは、この羅府にいる忍び、またそれに勝るとも劣らないものたちが、どれほどの実力を持っているのか興味が湧いて尽きなくなってしまった。

あなたの【本当の使命】は、忍びと闘うことだ。

サイクルの間、この【秘密】が誰かの手によって明らかになった場合、そのサイクル終了時に“蝙蝠”はこの【秘密】を最初に取得したPCに対し戦闘を仕掛ける。
サイクルの間、あなたが一度でも戦闘で敗北していない場合、もしくは、この【秘密】が公開情報となっていない場合、クライマックス戦闘時に“ビエンフー”が乱入する。

GM:ちなみにビエンフーはもうサイクル中におそいかかってくることはないですし、クライマックス戦闘にも乱入はしてきません。ヨカッタネ
九条匡真:ヤッタネ
羽室ハムリン:女を殴っておいてよかったね!!!!!!!!
フェルディナンド:よかったねえ
GM:つぎは九条くんかな。公開になるぜ ケヒャアッ
九条匡真:きゃっ

九条匡真の【秘密】
例え記憶が欠落していようとも、変わらないものがある。
あなたは凶なる魔性、英雄殺しの悪党だ。
この異国の地においても、あなたの成すべき信念は何ら変わることがない。
“己が敵”と成るに相応しい相手を、九条匡真は何時であろうと探し求めている。

あなたの【本当の使命】は、あなたが“敵”と成るに相応しい“英雄”と闘い、勝利することだ。

あなたはプライズ【おろちのかけら】を所持している。

GM:続いて、七嶺透守。

七嶺透守の【秘密】
あなたは廻鴉の忍びにして、鞍馬の深山幽谷にあるとされる“牢”の番忍である。
主に犯罪を犯した忍びたちを封印し、厳重に管理された“牢”。そこから脱獄せしめた隠忍の血統の忍びにして、大妖魔・仙狸の討伐があなたの忍務である。
海外へと逃亡を試みた仙狸は、この羅府で身を隠しているという。
必ず見つけ出し、報いを受けさせねば。影の秩序を守るために。

あなたの【本当の使命】は、仙狸を討伐することだ。

GM:あとはメトシェラちゃんのですね。ドン!

メトシェラ・ナム・マーシュの【秘密】
あなたは幼き頃より抱いていた漫画家になるという夢があった。
一度は諦め、編集者としての道を志したものの、その夢は捨てきれず、密かに夢を叶えるための練習は毎日欠かしてはいなかった。
盗作騒ぎの作品を見て、あなたは確信する。
PC4の作品に、いちばんの影響を受けたのは。いちばんのファンであるあなただ。
キョーマ・クジョーとは、即ちあなたの事に他ならない。
しかし、あなたには件の作品を描いた記憶が、全くない。
そこだけが、ぽかりと穴が空いたように。

GM:はぁはぁ
GM:あとは……ハムリンくんのひみつかな
九条匡真:お疲れ様!
羽室ハムリン:あとは僕もかな!
九条匡真:かな!
羽室ハムリン:お疲れ様だね!!!!!!!!!!!!
GM:ほなら公開するぜ

羽室ハムリンの【秘密】
あなたは最近、悪夢にうなされている。
笑いながら人々を食い荒らす、見たこともないほどに巨大な怪物。
そして、それに立ち向かう幾人かの超人たち。
目覚めた後、彼らの顔を思い出そうとする度に、あなたは記憶に靄がかかったようにそれらを思い出すことが出来なかった。
あなたの画のタッチにそっくりな漫画で描かれた怪物は、あなたが夢で見るそれのイメージにぴたりと当てはまった。
この作者に話を伺うことが出来たら、自身が見る悪夢の詳細もわかるかもしれない。

あなたの【本当の使命】は、夢で見た光景を思い出すことだ。

GM:以上!以上か?
GM:ついでにG.G.は情報判定とかもやっておいてもいいかもしれないですね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:たしかに どこ抜こうか
羽室ハムリン:え!?
羽室ハムリン:エニグマだよ!!!!!!
フェルディナンド:とりあえずゆめのかけらトライが安定かなって感じですね~
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっそういやまだ残ってたのか!
九条匡真:そう!ゆめのかけらだけ残ってる
フェルディナンド:ハムリンさん以外が解除判定困難なことが予測されるので
フェルディナンド:そもそもハムリンさんが調査失敗したら何らかの詰みになる可能性があり そのケアですね
ジルマール・ゴンサルヴェス:ミノリスがガンガン抜いてたときに根こそぎにされたと思い込んでいました エニグマ行きます
九条匡真:他にやりたいことあったらあれだけど
GM:オッスオッス
GM:残りのエニグマはゆめのかけらですね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:監督も気になるっちゃ気になるが……優先順位としてはエニグマでしょう多分
ジルマール・ゴンサルヴェス:CIA伝家の宝刀……調査術で!!!
GM:やってみろォ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:調査術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
GM:やるじゃん!
九条匡真:よしよし
ジルマール・ゴンサルヴェス:生きてる~~~~~~~!!!!!
九条匡真:気合の入れ方が違うのよ
フェルディナンド:ナイスです~
GM:では公開されるよ~
八卦ミノリ:ちゃんと調査できてえらい
ジルマール・ゴンサルヴェス:サイクル1以降毎度恐怖しながら振ってます

【エニグマ:ゆめのかけら】解除判定:自動/憑依術
おなかいっぱい。
このエニグマがクライマックスフェイズまでに解除されなかった場合、「ボス」は追加で妖魔武器を1つ得る。
このエニグマが解除された場合、PC4はプライズ【ゆめのかけら】を取得する。
このエニグマの解除判定をPC4が行う場合、その判定を自動成功とする。
このエニグマの解除判定をPC4以外のキャラクターが行う場合、その解除判定に-2の修正がつく。

GM:というわけで補助判定は《憑依術》なのだ
フェルディナンド:よっしゃー! 予測通りハムリンさんだべ!
羽室ハムリン:ハハハハハハハ!!!!僕!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:だがG.G君に挑戦する権利を上げよう!!!!!!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:マイナスついてるがビタ持ちではあるから行ける可能性もなくはない
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっと思ったけど今妖術死んでるんだったわ
GM:妖術氏~~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:回復するか……
羽室ハムリン:兵糧丸たべて
GM:モリモリ
ジルマール・ゴンサルヴェス:兵糧丸食べて妖術回復します
ジルマール・ゴンサルヴェス:これでファンブルしたらどうしようね
羽室ハムリン:やった~~~!!!!!!
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 忍具:1 → 0
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 妖術:0 → 1
GM:三連なんか出ないっしょw
羽室ハムリン:キミが泣いているところを見つめていてあげよう!
八卦ミノリ:フードコートでひょろがんをモグる映画スター
ジルマール・ゴンサルヴェス:これでファンブルしたら功績点150点ください(SW)
GM:おう、考えてやるよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:憑依術で振るぞ!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6-2>=5 (判定:憑依術) (2D6-2>=5) > 7[1,6]-2 > 5 > 成功
GM:なんだと~~~~~~~~!!!!
九条匡真:いけてんじゃん
羽室ハムリン:きゃーっG.G素敵~!
フェルディナンド:オオ~ ナイス!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ハアハアハアハア
GM:では……
GM:わたります ハムちゃんに ゆめのかけらが
フェルディナンド:そうだジルマールさん、儀式忍法のヤツ振ってくれませんか?
羽室ハムリン:やった~~~!!!!
フェルディナンド:《傀儡の術》がまだ残ってるの
ジルマール・ゴンサルヴェス:傀儡か~ 一応やってみます
フェルディナンド:あざます!
GM:あげたよ~
ジルマール・ゴンサルヴェス:フェル君の秘密がまだ謎なのはちょっと不気味ではあるが……
フェルディナンド:キョキョキョ……
ジルマール・ゴンサルヴェス:まあ……いいでしょ まずボスの敵ではあるだろうし……
ジルマール・ゴンサルヴェス:経済力で振ります
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=7 (判定:経済力) (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
GM:おしり
ジルマール・ゴンサルヴェス:う~む1足りない
フェルディナンド:あらら お金渡しておけばよかった
八卦ミノリ:ぷりぷり
ジルマール・ゴンサルヴェス:まあ三回振って2回成功したからええわ
GM:ではロールの続きを……
九条匡真:十分十分
GM:と言いたい所だが
九条匡真:なにっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:ヌッ
GM:エニグマがすべて解除されました。
九条匡真:やったーーー
八卦ミノリ:何か起きるの??
八卦ミノリ:カニグマが出てくるのかな
GM:条件を満たしたため、七嶺透守の新たな【秘密】が追記されます。
九条匡真:なに!?
羽室ハムリン:なんだとお
GM:既に公開情報になっているので、公開になりますね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:えっ!?

七嶺透守の【秘密】②
予てより羅府に潜入していた“黒猫”からの一報により、仙狸と再び羅府にて相見えたあなたは、同じ鞍馬の忍び、そして現地の協力者たちの力を借り、今度こそ仙狸の力の大部分を封滅することに成功した。
しかし、かの大妖魔の妖気を間近で触れすぎたあなたは、自らに眠っていた旧き妖魔の血が覚醒し、それを制御することが出来なくなってしまった。
共に仙狸へと挑んだPC1の安否と未来を危ぶんだあなたは、正気で居られるうちに、一計を思いつく。
廻鴉の忍法のひとつ、『想斬羽』。その場に居合わせた超常者たちの心の隙を突いた後、自らが討伐すべき/裏切った“妖魔”であると誤認させようとしたのだ。
しかし、機を狙った仙狸の力の影響か、はたまた街一帯に及んだ“波のような力場”の影響か。
結果として消えたのは、彼らの“想い”だけでなく、街一帯の住人すべての記憶だった。
彼は今も、自らの力を抑えようと藻掻き、己を討伐する忍びをひとり、只待っている。

GM:めちゃめちゃ情報が公開されてとんでもないことになっているとおもいますが……
GM:一旦続きをたのむぜベイビー
ジルマール・ゴンサルヴェス:忍び、またはそれに類する存在は──
ジルマール・ゴンサルヴェス:忍務中のような高集中環境におかれている状態では、一種の精神感応を起こすことがある。
ジルマール・ゴンサルヴェス:それは、一人が知った情報を口にせずとも、もう一人がその情報を感得するような場合でもあれば。
ジルマール・ゴンサルヴェス:これまで知っていた情報が、誰に教わるでもなく『更新される』という形で発現する場合もあった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「………」
ジルマール・ゴンサルヴェス:集まった五人で情報を交換し合う中──
ジルマール・ゴンサルヴェス:"その感覚"があった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前ら、今、……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:厳しい表情で、四人の顔へ目を向ける。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「"見た"よな?」
フェルディナンド:「どれを? って聞くのは野暮?」
八卦ミノリ:当然でしょ、という表情。
フェルディナンド:「映画なら回想シーンが流れたところなんだし、話は省略していこうじゃないの」
フェルディナンド:「僕はまたKuKuの調整に戻るよ。怪物が増えたみたいだし」
フェルディナンド:鞄を掴んで立ち上がる。
フェルディナンド:「ハムリン、キミはどうする?」
羽室ハムリン:「勿論!!!!!最終的には仙狸を倒すことになるだろう!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「だが、すぐに何をするかは考え中だね。僕の方でも色々と思いだしたことがある」
フェルディナンド:「ふぅん、じゃあここで解散でいいな」
羽室ハムリン:「…………?」
羽室ハムリン:「キミの手伝いをするのは当然だろう?」
羽室ハムリン:「この僕が!!!!!KuKuに美しさを見せることで調整を手伝ってあげようじゃないか!!!!!!」
フェルディナンド:「やかましいな!」
フェルディナンド:「その声が出せるなら特に問題はないか! それじゃあ僕たちは行くよ」
フェルディナンド:「クラマ・ブラザーズは斬るべき相手をどうやって見つける予定?」
九条匡真:「情報は」
九条匡真:「今後もできるだけ……共有したいな」
九条匡真:「そっちも。ここまで来たら、放っては」
九条匡真:「おけないんじゃないか」
九条匡真:しんと、口を閉ざしていた男が声を上げる。
八卦ミノリ:「ここへ来てから……ぼんやりと視えていたものが、だんだんハッキリしてきている」
九条匡真:何かを飲み込むように、言葉を所々で区切りながら。
八卦ミノリ:「もうすぐ、完全に視える、視付けるよ」
八卦ミノリ:「だから、別に焦ってはいないかな」言って、眼帯をなぞる。
フェルディナンド:「おいおい……羅府は僕のホームだぞ」
フェルディナンド:「日本から昨日今日渡って来たヤツにヒーロー面させるかっていうの!」
羽室ハムリン:「ああ!!!!!なるほど!!!!!!!」
八卦ミノリ:「ふーん、オタクはヒーローになりたいの?」
羽室ハムリン:「何を気まずそうな顔をしているのかと思えば自分の性癖を知られて恥ずかしがっているのだね!!!!!!キョーマ・クジョー!!!!!!」
フェルディナンド:「僕じゃない、皆がなるんだ! そこの女海賊を躾けておくのが君の仕事だぞ、クジョウ!」
九条匡真:「……いいね」
九条匡真:「そいつは」
九条匡真:「頼もしい」
九条匡真:フェルディナントの言葉にそう言って。
九条匡真:少年は笑った。
九条匡真:隠しきれぬ喜びが口元を歪めている。
九条匡真:「恥ずかしい?まあそれもあるけど」
九条匡真:「仲間が妖になったんだぜ。斬られるのを待ってる」
九条匡真:「哀しいさ」
羽室ハムリン:「ふぅん!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「………」腕組みをし、難しい顔で九条匡真の姿を見ている。
羽室ハムリン:「僕から言わせれば妖になろうとそう悲観することはない!だがキミたちの考えでは斬らねばならんのだろうな!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「キョーマ、お前は──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:何か言いかけるが、すぐに言葉を止めて首を振る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……まあいいさ。ただ、なんだ、……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「思ったより、難儀なヤツだな。お前もさ」
九条匡真:「安心しな、GG」
九条匡真:「俺は鞍馬の忍びだ」
九条匡真:「斬っていい(きるべき)相手は間違えねえよ」
九条匡真:「……それに」
九条匡真:「仲間なんだぜ。俺達は」
九条匡真:「哀しいさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「別に疑っちゃいねぇよ。どっちもな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だからこそ、難儀だって言ったんだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:長身の少年の表情を見て、小さくため息をついた。
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:ミノリは忍務に哀しいとか、嬉しいとか、そういうのは持ち込まないようにしている。
八卦ミノリ:持ち込むべきではないと教え込まれてきたから。
八卦ミノリ:わからない、兄にも等しいこの人はとびきりの"優等生"だったはずだ。
八卦ミノリ:あの姿が、あの日々が嘘であったとは思えない。
八卦ミノリ:だが、"それ"と眼の前の”これ"とが合致しない。
八卦ミノリ:きっと嘘はついていないのだ、でも本当じゃあない。
八卦ミノリ:己自身すら欺けるその有り様は――狂気と呼ばれるものではないだろうか。
八卦ミノリ:ミノリは、そうしてじっと"魔"をみていた。

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サイクル3:八卦ミノリ

GM:サイクル3:八卦ミノリ
GM:シーン表と登場希望をたのむぜ。
八卦ミノリ:LA、登場希望はおにぃと"蝙蝠"
“蝙蝠”:キキ!?
フェルディナンド:シーンに出して儀式忍法振っちゃあくれませんか?
九条匡真:はーい
“蝙蝠”:しょうがねえなあ~~~!
八卦ミノリ:欲しがりなオタクくんだなあ
八卦ミノリ:しょうがにゃい、出な!
フェルディナンド:端っこにいるだけなんで! ありがとう!
GM:ではシーン表をふりふりしな!
八卦ミノリ:んじゃシーン
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 4[2,2] > 4
八卦ミノリ:なんかはじめてみる数字な気がする
GM:お!初めてですね。
九条匡真:そうかも
GM:4.ダウンタウン東部地区。先日のテロ被害の跡が色濃く残る地区。崩れた建物の修復が急ピッチで行われている。ハローが言える人間は建設もできる。
シーンプレイヤーは任意の指定特技で判定を行う。成功した場合、「お金」を1つ取得する。失敗した場合、シーンプレイヤーが「お金」を所持していた場合、「お金」を1つ失う。

八卦ミノリ:ミノリ、日雇い編。
GM:トレジャーハントだぜ
GM:バイト成功できるかな?
八卦ミノリ:火事場泥棒では??
GM:そうともいう
八卦ミノリ:挑戦するよ
GM:では指定特技でチャレンジしてみよう。
八卦ミノリ:じゃあ工事現場への配達で稼ぐか、《歩法》で。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
GM:鞍馬の歩法はつよい
八卦ミノリ:オーライ
九条匡真:えらい
GM:ではミノリは「お金」を1つゲットだ!この子シーン表つよすぎる
九条匡真:ところでミノリが持ってるのって歩法じゃなくて《走法》じゃなかったっけ?
GM:ほんとだ
八卦ミノリ:あほんとだ
八卦ミノリ:走りました
GM:タッタッタ
GM:■羅府・ダウンタウン東部地区
GM:先日の大規模なテロ被害の影響を一番受けたと言っても過言ではない地区がここ、ダウンタウン東部地区である。
GM:崩れたビル群に、ぼろぼろの家屋。工事は急ピッチで行われているが、完全に活気を取り戻すのはまだ暫くかかるだろう。
GM:そして君たちは既に────此処で発生した出来事が、テロリストが起こした事件などではないことを、知っている。
“蝙蝠”:「………う~ん」
“蝙蝠”:「っかっし~なあ」
“蝙蝠”:「ぜって~この辺のハズなんだけど……」
“蝙蝠”:改造された己の端末を持ち、この辺りをうろうろしている少女がいるようだ。
GM:「おいガキ!危ねえから端よっとけ!」
“蝙蝠”:「キヒッ!? ご、ごめんなさい……」
八卦ミノリ:「あ、"蝙蝠"」
八卦ミノリ:配達バッグを背負ってカラカラとキックボードを押すミノリ、隣には九条匡真の姿もある。
八卦ミノリ:「何やってるの?」
“蝙蝠”:「あっ、八卦に九条!」
“蝙蝠”:いつものように噛みつこうとしたものの、先日の精神攻撃が脳裏に浮かび、気まずそうに目を逸らしている。
九条匡真:「久しぶり」
八卦ミノリ:「さっきあんたが懸賞かけた時の残党が襲いかかってきて配達のオッサンが巻き込まれて病院送りになったんだよ」
八卦ミノリ:「幸い軽い捻挫だったみたいだけど、おかげでボクが届けることになったんだから」御駄賃は貰ったが。
“蝙蝠”:「ふん、ありゃもう取り下げたっつうの。バカだな~、そのオヤジも」
“蝙蝠”:「元々、あんなんで獲られる首じゃねえのはわかってんだ」
八卦ミノリ:「携帯止められてて口づてに聞いたから取り下げたの知らなかったって言ってたよ、例によって変なやつだったけど」
“蝙蝠”:「けど、表向きはそういうポーズをつけとかねえと、後で困るだろォ」
“蝙蝠”:「うちだって一枚岩じゃねえんだ」
八卦ミノリ:「ふーん」
八卦ミノリ:「その一枚岩じゃないって部分だけど」
八卦ミノリ:「なんとなくそっちも視えてきたよ」
八卦ミノリ:「今回、親父に手回しててボクをこっちに寄越したの、クロにゃんでしょ。あんたも気づいてるんじゃない?」
八卦ミノリ:"対人"でなく"対魔"において真価を発揮するミノリをわざわざ海外まで送り込んだ理由。
“蝙蝠”:“クロにゃん”という名称を耳にした途端、顔が曇る。
“蝙蝠”:「………」
八卦ミノリ:老獪な大妖を欺くために、忍務に隠された真意は伏せる必要があったに違いない。
八卦ミノリ:「ボクがおにぃを本当にぶった斬っちゃったらどうするんつもりだったんだろ、まあまだやる気はあるけど」
“蝙蝠”:「あるのかよ……」
八卦ミノリ:冗談なのか本気なのかわからない調子で言う。
“蝙蝠”:「……私だって、ただあのイカレ女にボコられてた訳じゃねえ」
“蝙蝠”:「調べたさ、もちろん……師匠のことも」
九条匡真:「分かってるんだな」
“蝙蝠”:「とても……ヒトが纏えるモンじゃない……“なにか”が、あったってことも」
“蝙蝠”:「………なあ」
“蝙蝠”:「本当に、あの……」
“蝙蝠”:「師匠は……」
九条匡真:「死んだ。おそらくは」
九条匡真:「今、黒猫の姿をしているのは妖魔だ」
八卦ミノリ:「忍びなら、そういう事もある」
八卦ミノリ:温度のない、事実を告げる。
“蝙蝠”:「………っふん!」
“蝙蝠”:「アタイだって忍びさ!覚悟くらいしてる!」
“蝙蝠”:「身近な人が死ぬのだって、初めてなんかじゃねえ」
“蝙蝠”:「だから……」
“蝙蝠”:「今のてめぇの忍務ぐらい、キッチリこなしてやるんだ」
“蝙蝠”:「そうじゃねえと……」
“蝙蝠”:「師匠に胸、張れねえだろ」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:「すごいね」
八卦ミノリ:「ボクはね、実は覚悟なんて全然出来てない」
八卦ミノリ:「だから、せめてボクの刀にかかって死んでほしいって、そういう我儘なことを考えている」
九条匡真:「……」
八卦ミノリ:ミノリの願い。
八卦ミノリ:楽しい思い出が、最後であってほしい。
八卦ミノリ:それを与えられるのが、自分であってほしい。
八卦ミノリ:あのときに見せた、心底幸福そうな邪悪な笑みで、笑いながら終わってほしい。
八卦ミノリ:だが、それが叶わぬ感触がある。
八卦ミノリ:八卦ミノリは九条匡真に胸を張れる人物ではない、それがたまらなく悲しかった。
“蝙蝠”:「……へ!魔眼なんて持ってるやつぁ、大体どっかおかしいのかもな」
“蝙蝠”:「だから、お前が呼ばれたんだろうけどさ」
九条匡真:「こぉら」
九条匡真:蝙蝠の頭を軽く小突く。
“蝙蝠”:「つーん」
九条匡真:「憎まれ口、叩いてる場合なのか?お前よ」
“蝙蝠”:「そうだった!」
八卦ミノリ:「何か、探してる?」
“蝙蝠”:「ふん、どうせアタイのも“視た”んだろ?」
“蝙蝠”:「水波から発生した“時空振動”」
“蝙蝠”:「その終点が羅府。そして……此処だ」
“蝙蝠”:「なら、絶対に……此処に、“何らかの影響”がある」
“蝙蝠”:「フツーなら、スゲエ力をもった遺物とか。そ~いうのが湧いて出てくるんだけど……」
八卦ミノリ:「ボクが見つけてあげよっか?」
八卦ミノリ:「交換条件で、ちょっと働いてもらうけど」
“蝙蝠”:は!と笑い飛ばし。
“蝙蝠”:「やだね!これは“アタイの忍務”だ」
“蝙蝠”:「てめ~はせいぜい、お兄ちゃんとべたべたしてな!」
九条匡真:「お前の師匠は」
九条匡真:「忍びは一人でなんでもやれ、って教えたのか?」
“蝙蝠”:「そうじゃねえ」
“蝙蝠”:「ケジメの話だ」
九条匡真:「……そういう話か」
八卦ミノリ:「そう言わずにさ、このままじゃ徒労になっちゃうかも」
八卦ミノリ:「だって、アンタが探しているものは――」
八卦ミノリ:顔を寄せ、その耳元に何言かをささやく。
九条匡真:「……?」
“蝙蝠”:ぴくん!と背の羽根が動き。ば、と距離を取る。
“蝙蝠”:「………ひ、必要ねえ」
“蝙蝠”:絶対にアタイひとりで、と呟きかけたところで。
“蝙蝠”:“あの夢”を思い出す。
“蝙蝠”:『一歩踏み出せば』─────
“蝙蝠”:「………」
“蝙蝠”:「………さっき、遺物つったが」
“蝙蝠”:「てめえらの考えてるスケール以上のものが、突然、ぽん、と現れたケースだって過去にはあった」
八卦ミノリ:「怪獣とか?」
“蝙蝠”:「かもなァ」ひひ、と笑い。
“蝙蝠”:「師匠は……」
“蝙蝠”:「七嶺のことを、最後まで案じていた」
“蝙蝠”:「アタイだって、あの“朱狼”が簡単にくたばるわけ無ぇと思ってる」
“蝙蝠”:「だから……これは、アタイの勘だけど」
“蝙蝠”:「七嶺がもし……生きてるんなら」
“蝙蝠”:「必ず“そこ”にいる」
“蝙蝠”:「アタイは……お前らみたいに、強くない」
“蝙蝠”:「だから……これは、これだけは」
“蝙蝠”:「アタイがやるんだ。アタイがやるべき事なんだ」
“蝙蝠”:「だから、時間くれ」
“蝙蝠”:「もし……最後の最後で、お前の力が必要んなら……」
“蝙蝠”:「その時は、頭下げてやる」
八卦ミノリ:「そうだね、人にはそれぞれの役割がある」
八卦ミノリ:「ボクは、並の妖魔にはまず負けないけど」
八卦ミノリ:「苦手な事だってあってある」
八卦ミノリ:「たとえば、あそこに立って工事監督に何か書類を見せているオタクからコッソリスマホを借りてくるとか」
八卦ミノリ:「そういうのが得意なやつもいる」
八卦ミノリ:フェルディナンドの【秘密】を調べます。《対人術》。
八卦ミノリ:「誰かが手伝ってくれたら助かっちゃうな」
GM:オタクくん!?
フェルディナンド:ひぇ~っ
GM:修正などはだいじょうぶかな?
八卦ミノリ:「じゃあ、ボクが話しかけて気を引いてくるから、よろしく」
八卦ミノリ:というわけで、儀式忍法を手伝ってる間に"蝙蝠"に無断で借りてきてもらおう
“蝙蝠”:しょうがねえな~
八卦ミノリ:おにぃに修正もらいたい!【秘密】の方で!
九条匡真:送ります!
八卦ミノリ:2d6+1 (2D6+1) > 10[4,6]+1 > 11
九条匡真:つよい
“蝙蝠”:うおたっか
八卦ミノリ:ミドルの鬼と化しつつあるな
GM:では、ミノリちゃんと匡真くんにフェルディナンドくんのひみつがわたりますね。
八卦ミノリ:儀式は何で振れば良いのん?
フェルディナンド:あっそうですね~
フェルディナンド:《隠蔽術》お願いしていいですか?
GM:あげました
八卦ミノリ:もらいました
九条匡真:確認しました!
八卦ミノリ:いんぺーは《刀術》代用で目標6ね。
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12
GM:!
フェルディナンド:出目強!
九条匡真:強すぎる
八卦ミノリ:ボクは神になる
GM:今……スペシャルを……出しましたか?
八卦ミノリ:むん!
九条匡真:そういやめんどくさい忍法持ってたような……
仙狸:【夢喰】を使用するぞ。
八卦ミノリ:あれって今も飛んでくるのかあよ!!
フェルディナンド:シーン出てないと基本忍法は使えないよ~
仙狸:>この忍法は、自分がシーンに登場していなくても使用できる。
仙狸:ギャハハハハハ!!!!!!!
フェルディナンド:書いてあったので使えます
八卦ミノリ:これスペシャル回復で相殺できないんですか?!順序的に無理そうですねっ!
仙狸:どうなんだ?どうなんだろう
八卦ミノリ:もらっときましょ、できたらちょっとわけわかんなくなるし【夢喰】の存在が
仙狸:確かにそうだよなあ
仙狸:え!これ判定いらないじゃん!
八卦ミノリ:というか集団戦だからか
仙狸:ラッキー♡ 最悪忍法
仙狸:じゃあ……降ろっか 変調表を
九条匡真:ひぃ~
仙狸:WTやね
八卦ミノリ:くそう、GGの運を吸いすぎた、1低くてよかったのに
八卦ミノリ:WT 変調表(2) > マヒ:修得している特技の中からランダムに一つを選び、その特技が使用不能になる。この効果は、修得している特技の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《身体操術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。
仙狸:へへっw
八卦ミノリ:ぎゃーーーー
九条匡真:だいぶ辛いの引いたな
仙狸:身体操術ならワンチャン回復狙えるな
仙狸:では特技を決めるといいさ
八卦ミノリ:RTT1d6
八卦ミノリ:無理だったか
八卦ミノリ:1d6 (1D6) > 2
八卦ミノリ:ひー
仙狸:おっ どれが逝ったかな?
フェルディナンド:でもよミノリ……《走法》が!
八卦ミノリ:上から
九条匡真:元気に走り回っていたのに
八卦ミノリ:1d3 (1D3) > 1
八卦ミノリ:《手裏剣術》ーーー!!
仙狸:もう神槍うてないねえ!
仙狸:ごっそさんです!
GM:仙狸、ありがとうございました。
八卦ミノリ:やなやつ!!
フェルディナンド:すまないミノリちゃん……僕の儀式に協力してもらったがために……
九条匡真:よしよし
system:[ フェルディナンド ] 念度:5 → 6
八卦ミノリ:まあボクにはまだ《身体操術》チャレンジがある
GM:まあもうこのサイクルは使えないからね、夢喰は
GM:体を張ってミノリちゃんが受け止めてくれたとも言える
GM:では〆にはいっていきましょう。
“蝙蝠”:「送った───けど、九条」
“蝙蝠”:「お前、端末壊れてるとか言ってなかった?」
九条匡真:「ん?そうだけど」
“蝙蝠”:ち、と舌打ちして、めんどくせえな~、と。ととと駆け寄り。
“蝙蝠”:耳元でフェルディナンドくんの情報について囁くぞ。
“蝙蝠”:見ようによっては……うっかりキッスのひとつでもしてしまいそうな……距離感かもしれないね。
八卦ミノリ:一瞬すごい眼力で遠方を凝視していたミノリがすぐに視線をフェルディナンドへと戻す。
八卦ミノリ:「なるほどね、電子ケーブルで呪術的な回路を形成する、それに近しいことをやろうとしているんだ」
八卦ミノリ:「独力でこの方法にたどり着いたのなら、なかなかだね」
フェルディナンド:『理解が早いじゃないか。逆にオカルトはよくわからないが……KuKuが演算した結果だよ』
フェルディナンド:端末の画面越しに肩を竦める。
九条匡真:「……態々コソコソしなくてもミノリにあとで教えてもらうとかお前の端末見せてもらえばいいんじゃ……?」
八卦ミノリ:「でもどうしてもうまく機能しない区域がひとつだけある、と」
“蝙蝠”:「………」
“蝙蝠”:「そうかも……」
八卦ミノリ:「まあ良いよ、"視"てあげる」
八卦ミノリ:そう言って画面に表示された図面を"視"る。
八卦ミノリ:「ああ、これは建物崩壊以前の図面にあるこの部分が――」
八卦ミノリ:「ッ!!」
八卦ミノリ:バチン、とタブレットが破裂音とともにショート、煙をあげて沈黙する。
八卦ミノリ:ミノリは右目を抑え、小さくうめき声をあげる。その抑えた掌から血が伝う。
八卦ミノリ:「まずった、仕込んでたな」
“蝙蝠”:「おっ、おい……八卦?」
九条匡真:「……やられた。カウンターか!」
八卦ミノリ:「じろじろ視すぎたかも、あっちもボクが怖いみたい」
九条匡真:「傷は?深いか?」
八卦ミノリ:そう言ってまぶたを拭う。
八卦ミノリ:「いや、大丈夫、視える」
八卦ミノリ:開いた瞳は真っ赤に充血しているが、ミノリの言うように視えてはいるようだ。
九条匡真:「悪い、頼りすぎた」
八卦ミノリ:「でも視界がたまにブレる、遠距離は難しいかも」くるくると袖から取り出した棒手裏剣をペン回しのように。
八卦ミノリ:「悪くなんかない、うん。家族を頼るのは当たり前」
九条匡真:「家族を心配するのも当たり前、だろ」
八卦ミノリ:「……調整してみる」
八卦ミノリ:目を瞑る。
八卦ミノリ:サイクル終了時の回復判定に挑戦するよ。
八卦ミノリ:あ、これ全員分終わったタイミングかな
GM:あれってサイクル3の全員の手番がおわったときにやるもんだと思っていたが
GM:ちがうのかな
九条匡真:多分全員手番終了時かな?
八卦ミノリ:ぽい、じゃあ結果はここでは語らぬ……ということでシーンを終了!
GM:OK!
八卦ミノリ:冒頭で稼いだお金をおにぃに渡しておくよ
九条匡真:すまないねえ苦労をかけて 受け取ります
GM:パチ代だ
八卦ミノリ:お小遣い足りてる?大丈夫?使ってもいいからね
system:[ 九条匡真 ] 忍具:2 → 3
九条匡真:ここまで忍具使い荒くないのに!

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サイクル3:羽室ハムリン

GM:サイクル3:羽室ハムリン
GM:シーン表と登場希望をどうぞわよ
羽室ハムリン:羅府シーン表をふる!
羽室ハムリン:2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
GM:オ!
GM:はじめてゾーンですね。
羽室ハムリン:なんだろう!!!!!!
GM:11.GAH。ジェネラル・アトリエ・ハニーウッド。日本にも存在するそれに比べて4倍の敷地面積を誇る超巨大テーマパーク。
シーンプレイヤーは、感情を取得できるキャラクターを1人選ぶことができる。選択したキャラクターに対して、シーンプレイヤーは好きな感情を取得できる。また、「お金」を1つ消費することで、選択したキャラクターと互いに好きな感情を取得できる。

羽室ハムリン:マジ!?!?!?!!?
GM:メッチャお得!
GM:お金はもってたかな?
羽室ハムリン:超強いじゃん!お金もってる!
GM:オ!なら後者の効果もつかえますね。
羽室ハムリン:うぅ~ん……じゃあG.Gにとってあげるかぁ……
羽室ハムリン:シーンにもよぼう ミノリ以外みたいになって申し訳ないが……
羽室ハムリン:お金を使って【感情】相互取得!
GM:身長制限かな?
ジルマール・ゴンサルヴェス:おっ
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:4 → 3
羽室ハムリン:じゃふるね!
GM:感情表できめてもいいが
羽室ハムリン:アッ好きなかんじょうか!
GM:好きな感情でもよいぜ
羽室ハムリン:うーん…………感情しっくりこないな…………
ジルマール・ゴンサルヴェス:う~んどうしようかな 実はまだそんなに絡みがないと言われています
フェルディナンド:今絡んじゃいなよ
羽室ハムリン:ダイスふってきめます 出た感情に従いこの後のシーンで絡みます
GM:キョキョキョ……
羽室ハムリン:ET 感情表(5) > 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
羽室ハムリン:しゃーないあこがれちゃるか……憧憬で
ジルマール・ゴンサルヴェス:どうしようかな~ こっちも憧憬にしようかな
GM:いいですねいいですねェ
羽室ハムリン:登場希望はGG・フェル君・九条くんにメトシェラ君!
ジルマール・ゴンサルヴェス:出るぜ
九条匡真:はーい!
メトシェラ・ナム・マーシュ:はぁい
フェルディナンド:ヘ~イ
GM:OK!
GM:■羅府・ジェネラル・アトリエ・ハニーウッド
GM:昨日起こった事故にもめげず、羅府最大のテーマパークは今日も満員御礼である。
GM:中でも人気のアトラクションは、地球の中心からマントルの底へまっさかさま!がウリのコースターアトラクションや、魔法学校に入学し、即死呪文を唱えまくることができるVR体験コーナーなどだ。
GM:一度入園したら最後、次の瞬間には陽もすっかり落ちた出口で帰りたくない!!!!!!!と駄々をこねるこどもたちは、今日も大人を困らせている。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!!」
羽室ハムリン:昨日の乱闘騒ぎ。現在の状況が何者かの意志により”企てられた”ものならば、何か手掛かりを探りに訪れているかもしれない――と思って揃って来てみたが。
羽室ハムリン:「ミノリはいったいどこへいってしまったんだろうね!ハハハハハハハ!!!!」
羽室ハムリン:はぐれてしまったミノリをみんなで探していた。
九条匡真:「この近くに居ないのは間違いないな……」
九条匡真:「目立つから」ハムリンを見て。
羽室ハムリン:「なるほど!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「確かにこの美しさを道標にするのは当然だね!!!!!!!!!!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「たしかに。こんな目立つ人間も中々いねぇよな」
羽室ハムリン:「キミが言うのかGなんとか!」
フェルディナンド:「眩しいから近寄ってこないよ。ミノリは明らかにインドア派だろ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!石をひっくり返したらいそうだね!!!!」
九条匡真:「失礼な!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それにしちゃカラフルだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「色合いだけならハムロの次には目立つぜ。アイツは」
フェルディナンド:「まるでNARUTOみたいなカラーリングだ」
フェルディナンド:「そういえば、ミノリにも漫画みたいな名前があるんじゃないのか?」
フェルディナンド:「ほら……”黒猫”とか”蝙蝠”とか、コードネームだろう。それで呼んだら出てこないかな」
羽室ハムリン:「なるほど!!どうなんだいキョーマ・クジョー!?」
九条匡真:「ああ、あるけど……本人に内緒で勝手に口外すんのもなあ」
九条匡真:「俺のならいいよ。"大蛇"」
羽室ハムリン:「へえ~!!!なんだか格好いいね!!!」
九条匡真:「だろう」
フェルディナンド:「いいね、コアトルか」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「オロチね。日本の神話かなんかだったか?」
羽室ハムリン:「羨ましいな!ジルなんとか!この僕にコードネームをつける権利を与えてやろう」
羽室ハムリン:「美しいコードネームをつけてくれたまえ!!!!!!!」
九条匡真:「ああ、なるほど。確かにそっちのヒーローとも縁があるな?」
九条匡真:フェルディナントと、彼の端末に視線を向けて。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……どういう流れ?」困惑
フェルディナンド:「キミがヒーローってガラか?」笑う。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「この流れなら普通……キョーマに頼むモンじゃねぇのか?」
九条匡真:「無茶振りからの無茶トスかよ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「つーか名づけならアンタの方が得意だろ? なんたって人気コミック作家だ」
羽室ハムリン:「だからキミのセンスを見定めてやろうというんじゃないか」
九条匡真:「俺はガラじゃない。でもあんたのそいつは、それを目指してる」
九条匡真:「名前の意味は似通ってるのに面白い、って話だよ」
フェルディナンド:「……」頬を掻く。
九条匡真:「照れてる?」
フェルディナンド:「そんなことは無いね。僕のKuKuのほうが先に行ってるさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺に名づけのセンスを期待すんのか? もっぱら名付けられる側だぜ俺は」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そうだな……。どんなのがいい?」
羽室ハムリン:「美しいものだね!!!!!!」
九条匡真:「言ってくれるじゃねえか。新人(・・)がよ」
羽室ハムリン:「さて!ジルマーなんとかが僕の美しい名前を考えている間に話したいことがあるが」
羽室ハムリン:「フェルディナンド。キミはキミの仲間を誘拐した人物にあたりがついているのかい?」
九条匡真:「そこまで言えるなら覚えてるだろ絶対……!」
フェルディナンド:「……いや、そんな人間に心当たりはない」
羽室ハムリン:「ふぅん?」
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョーを殺害するよう言って来たんだろう?彼にうらみのある人物なんじゃないのかい」
フェルディナンド:「僕の仕事はプログラムと、会社の商品を配信することだ」
フェルディナンド:「僕が相手するのはプログラムだけ。ニッポンのNINJAと関わる機会はないよ」
羽室ハムリン:「ふぅん……?」
羽室ハムリン:「でも実際に、キミのところの職員は誘拐されているね?」
羽室ハムリン:「ならその人物に個人的なつながりがあったのか……あるいは、仕事の関係ないフェルディナンド自身に何かがあったのか」
羽室ハムリン:「しかしそんなのはぜーんぜん関係なく、災厄というのは突然降りかかるものでもあるね!ハハハハハ!!!!」
九条匡真:「途中まで筋の通った推測からいきなりぶん投げたな……」
九条匡真:「とはいえ、俺も大体同じ線だと思うね。個人的なラインだ」
九条匡真:「ってのも……あ~フェルディナンド、あんたの事情も話しちまうぞ」
フェルディナンド:「どうぞ」
九条匡真:ではハムリンさんとジルマールさんにフェルディナンドさんの秘密を渡します。これで公開情報かな?
GM:アイヨッ
GM:ではフェルディナンドくんの秘密が公開になるよッ

フェルディナンド・グクマツJr.の【秘密】
あなたはつい最近まで、事故で入院していた。
意識不明の重体から奇跡的な回復を果たしたあなたは、自分に不思議な力が宿っていることに気づく。
あなたはこの力を私利私欲のために使うのではなく、困っている人々を助けるために使うことを選び、自警団を結成することにしたのだった。
どんな脅迫にも屈するつもりはないが、抹殺対象のPC1はあなたと同じような力を持っているらしい。
これはあなたに取って好機でもある。

あなたの【本当の使命】は、自分に“力”が宿った原因を探ることだ。

GM:目覚めちゃったァ!
羽室ハムリン:「ふぅん?つまり……」
羽室ハムリン:「超常の力を得た原因が関わっているかもしれないと?」
九条匡真:「それもありうる……けど、一番は」
九条匡真:「力に目覚めたのがごく最近、ってことだ」
九条匡真:「日本の忍びと関わったことないってさっき言ってたけど、自警団結成前はそもそも忍びに関わる機会自体なかったんじゃないか?」
フェルディナンド:「それは確かに。名推理だ」指を鳴らす。
フェルディナンド:「君たちは裏の世界の暗黙の了解があるのかもしれないが、ところが僕はそうじゃない」
フェルディナンド:「僕の自認は普通の社長さ。納税もしてる」
フェルディナンド:「どうだい? 犯罪者のコミュニティに参加したことはないってわかってもらえた?」
フェルディナンド:髪を撫でつける。
羽室ハムリン:「ま!犯罪者が目をつけるのは特に犯罪者相手ではないけどね!!!!」
九条匡真:「とはいえ、力を得たばかり、暗殺の実績なんてないだろう奴を復讐に利用しようとするか、というと……怪しくないか?」
九条匡真:「だから、誘拐したやつを追うなら俺のラインよりフェルディナンドのラインじゃねえか、ってな。俺も思う」
フェルディナンド:「漫画家センセイ、アナタは確かによく人を見てるけど」
フェルディナンド:「プログラマにしか見えない世界もあるのさ。僕は僕のやり方でやるよ」
九条匡真:「自信ありげなら任せちまうぜ、そっちは」
羽室ハムリン:「そうだね!!!!!僕は何か、僕たちをキョーマ・クジョーへと集結させようとする意志のようなものを感じていたが……」
羽室ハムリン:「だからメトシェラ君もあんなPNで漫画を描いたのではないかとね。それなら……」
羽室ハムリン:「危険が迫っているのはキョーマ・クジョーかもしれないね!!!」
羽室ハムリン:「これだけ狙われておいて危険が迫っているもなにもないかもしれないが!!!ハハハハハ!!!!!」
九条匡真:「まったくだ。あんたら全員に囲まれた最初の状況よりゃよっぽどマシさ」
羽室ハムリン:「おや?今は囲まれていないと思っているのかい?」
羽室ハムリン:「……そんな顔しないでくれ!冗談だよ!」
羽室ハムリン:「少なくとも僕は今、キミを積極的に殺す動機はない。どう変わるかまだ分からないけどね」
羽室ハムリン:「ふぅむ……。Gなんとか!考えついたかい?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あ~……一応な」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ていうかお前ら人が無茶振りされてる間に大事な話してなかったか?」
九条匡真:「考えついたんだ、すご」
九条匡真:「あとで話すけど、最終的にはフェルディナンドに任せようぜって話だよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「オーケー、後で共有してくれ」
フェルディナンド:「斬り込みはフレッシュな新人に任せてくれ。ベテランの総括を聞こうか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「つっても俺は日本の神話とかそういうのには詳しくないんだが……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「"鳳凰"なんてどうだ。なんかキラキラしくて縁起のいい鳥だったよな?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「もしくは"迦陵頻伽"とか。ブディズムの神話のなんかだった記憶がある」
羽室ハムリン:「へえ、すごいな!流石博識だね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ガキの頃、近所に日系人の爺さんが住んでてな。それで時々話を聞いたりしてたんだ」
羽室ハムリン:「ま、僕は組織に属しているわけじゃないからコードネームで呼ばれる機会はないんだけどね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「考えさせといてそれかよ!?」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!だが僕が勝手に名乗る分にはかまわないだろう!」
羽室ハムリン:「合わせて迦陵頻伽王とでも名乗ろうかな。ククク!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「お礼を言ってあげようね!この"迦陵頻伽王"が!!!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「流れるようにキングを名乗りやがったな……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ま、お眼鏡に適ったんならいいさ」苦笑する。
羽室ハムリン:「さて……僕はキョーマ・クジョーへ集結させようとする意志をもう少し、調べようと思うが」
羽室ハムリン:「ここまで一緒になった縁だ」
羽室ハムリン:「フェルディナンドとキョーマ・クジョーには僕のサポートを……」
羽室ハムリン:「ジルマール・ゴンなんとかには僕のコードネームをつける栄誉を与えてあげよう!」
羽室ハムリン:というわけで……処理をたくさんします
羽室ハムリン:ええっと……まずは追加忍法!!!!!!!!
羽室ハムリン:奥義!!!!!!!!!!!!!!
GM:うわあ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……つい……
フェルディナンド:いか……いか……
羽室ハムリン:■奥義
《『KuKulkan』》
指定特技:《骨法術》

羽室ハムリン:・【特別講義】/サポート/-/コスト0(御斎34p)
羽室ハムリン:【特別講義】をフェルディナンドに使う!
九条匡真:イカ!
GM:なに~っ!
八卦ミノリ:かに~っ
フェルディナンド:有難く頂戴致す……感情修正投げていいですか?
羽室ハムリン:あっじゃあおねがい!
フェルディナンド:では+1! LOVEだべ
羽室ハムリン:LOVE♡
羽室ハムリン:SG+1#2>=6 (判定:飛術) (SG+1@12#2>=6) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功
羽室ハムリン:よし!
フェルディナンド:ありがとうございます!
フェルディナンド:では【法盤】の効果で修得した【彷徨】を【重装】に変更します!
フェルディナンド:追加生命力を2点獲得! 回避判定にマイナス2修正!
九条匡真:うわあ!戦闘モードだ
GM:これ装備も修得できるの便利だなあ
ジルマール・ゴンサルヴェス:変形してる!!
フェルディナンド:そして【重装】修得時に【機忍】の効果で修得可能な忍法一つを特例修得!
羽室ハムリン:何~っ!?
フェルディナンド:【影写】(ハグレ41p)を選択します。戦闘中に傭兵を呼び出すアレだよ。
九条匡真:ははあ
GM:めっちゃ従者よぶ!
羽室ハムリン:やばすぎ動物王国じゃん
ジルマール・ゴンサルヴェス:もうめちゃくちゃだよ
羽室ハムリン:そんでえーと……儀式をします。傀儡の術!
フェルディナンド:お願いしますだ
羽室ハムリン:G.G感情修正もらえる?
ジルマール・ゴンサルヴェス:おくるぜ +1!
羽室ハムリン:ありがと~~~!!
羽室ハムリン:SG+1#2>=7 (判定:遊芸) (SG+1@12#2>=7) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
羽室ハムリン:おし!
GM:強し強し強し
羽室ハムリン:KuKuか何かが強くなったはずだ!
KuKu:💪
羽室ハムリン:日々成長するKuKu
フェルディナンド:ありがとうございます~! 念度が7までもどった!
system:[ フェルディナンド ] 念度:6 → 7
羽室ハムリン:そして……フェル君からもらったこの追加忍法プライズを……
羽室ハムリン:九条くんにわたす!
フェルディナンド:ウオーーッ! 君に託すぞ!
GM:かつてこれだけ奥義がたらい回しにされたことがあっただろうか
GM:回数制限とかどうすりゃいいんだ??
フェルディナンド:回数制限はまあ共通でいいんじゃないかな…?
GM:流石にな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:自分に忍法を追加するのはもう古い 今は他人に奥義を追加する時代という訳ね
フェルディナンド:これが令和の追加忍法やで。
フェルディナンド:では私から奥義情報を九条くんとミノリちゃんに投げておきます。
GM:これが情報化社会
GM:よろわよ
羽室ハムリン:おねがいします!!!
九条匡真:あっありがとうございます!
羽室ハムリン:ハアハア……ここでようやく判定!
羽室ハムリン:メトシェラ君のペルソナを抜くぞ!!!!!!
羽室ハムリン:漫画家らしく遊芸で抜こうかな!
メトシェラ・ナム・マーシュ:ひぃ~!どうぞ!
羽室ハムリン:SG#2>=5 (判定:遊芸) (SG@12#2>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
羽室ハムリン:よしよし
メトシェラ・ナム・マーシュ:失敗しないなんて流石だな~
GM:では…!
羽室ハムリン:描いたからね 実際に
GM:え~と 公開になるんだっけ ペルソナは ちょっと確認します
GM:【秘密】と同じ処理っぽいな。
GM:では一旦ハムちゃん、フェルくん、ジルマールさんにわたるのかな。
羽室ハムリン:ですわね!
フェルディナンド:いや、ペルソナの真実は拡散情報扱いのようですよ。
GM:マジ?
フェルディナンド:141p『一般人の持つ【秘密】』の項目
GM:アッほんとだ!拡散情報として扱うってかいてますね。
GM:見にくいなマジこのルールブックは……(悪態)
GM:ほな公開されるわよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:見やすいルールブックこの世に存在しない説

【真実:歩く災厄】
あなたは「逃亡者」のペルソナを所持している。
クライマックスフェイズまでにこの【真実】が明らかになった場合、この【真実】を明らかにした者は、好きな忍具を1つ(特殊忍具は含まない)を宣言し、それを獲得できる。クライマックスフェイズ以降にこの【真実】が明らかにされた場合、この【真実】の持ち主は、好きな忍具2つを獲得できる。

羽室ハムリン:兵糧丸もらってもいい!?!?!?!?!?!?!??!
GM:というわけでハムリンさんは忍具1つゲットやね。
羽室ハムリン:前のめりに行くなら遁甲符という手もあるが……
九条匡真:やったね
羽室ハムリン:さすがにクライマックスにHP2で突入するの怖すぎるから兵糧丸もらいます!!!!
GM:ホホw
九条匡真:えらい
羽室ハムリン:だとて3なのだが……
羽室ハムリン:さっそくたべちゃお~
九条匡真:生きて
羽室ハムリン:妖術回復します!
system:[ 羽室ハムリン  ] 妖術:0 → 1
九条匡真:あ、そういえばなんだけど
九条匡真:私達もハムリンの秘密知ったから
フェルディナンド:【伝承】の効果で奥義情報知ってるか。
九条匡真:伝承の効果で教えてもらえるんですっけ?
九条匡真:そうそう
羽室ハムリン:あっそうね!
GM:あ~なるほど
羽室ハムリン:あれ……でも
羽室ハムリン:もうみんなの前で使わなかったっけ?
羽室ハムリン:奥義情報ではないよ!
GM:片方はまだかな?
羽室ハムリン:え!?
羽室ハムリン:僕って奥義ふたつあるの!?
GM:エ!?
GM:プライズの奥義のはなしじゃないの?
九条匡真:ん?あ、そっか
九条匡真:本人の奥義使ってたわ
九条匡真:失礼しました
羽室ハムリン:プライズ奥義はプライズだから違うんじゃないかな……?みたいなおもいがあります
九条匡真:なんか奥義増えてたからまだあるつもりでいた そういえば自分のも使ってた
羽室ハムリン:漫画を描きました
GM:ちょっとまってね
羽室ハムリン:まちます まちがおわったらなんか……どっかフードエリアか何かにメトシェラ君に呼び出していたことにしてお話しようかとおもいいます
GM:宝器には奥義はプライズとして扱うってかいてあるので
GM:伝承の対象外という裁定で問題なさそうですね。
羽室ハムリン:オス!
GM:じゃあ〆に移るかァ!
羽室ハムリン:あい!メトシェラ君とおはなししたいっす!
GM:OK!
メトシェラ・ナム・マーシュ:そして、園内のフードコートにて。極端に背を丸めた女が、そわそわしながらコーヒーを啜っている。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「チュロス……買っちゃおうかな……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「うう……でも、最近また太ってきちゃったし……」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!待たせたねメトシェラ君!!!!!!!」
羽室ハムリン:有無を言わさずホットドッグを押し付ける。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わひゃあ!は、ハム先生!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぺこぺこと頭を下げている。
羽室ハムリン:「僕の方でも少し調べることがあったんだが……」
羽室ハムリン:自分もホットドッグをむしゃむしゃ3口で食べる。
羽室ハムリン:「さて」
羽室ハムリン:顔をグイっと近づける。
羽室ハムリン:「”キョーマ・クジョー”はキミだよね?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:その言葉に、びくん、と体を震わせて。
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぱくぱくと口を何度か開閉した後。観念したようにこくりと頷いてみせる。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「………うう」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「やっぱり、わかっちゃうんですね」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!そりゃ、僕だからね!!!!!」
羽室ハムリン:「この……"迦陵頻伽王"にかかればなんでもお見通しさ!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「カリョービンガオー……?」
羽室ハムリン:「さっきつけてもらったのさ!格好いいだろう!!!!!」
羽室ハムリン:「さて……キミは僕のアイディアを使い、僕そっくりの画風で僕そっくりの漫画を描いたね?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「………」静かに俯いて。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そう……みたい、です」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「あっあっ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「決してあの、此処まで来て、とぼけているつもりではなくてえ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「でも、こんなこと言っても、信じてもらえるかどうか、わからなくてえ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「記憶がないんだろう?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「エッ!……す、すごい」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「なんでわかっちゃったんですかぁ!?」
羽室ハムリン:「少しばかり心当たりがある……そしてそれは僕に原因があるかもしれない」
羽室ハムリン:「そこまで思い詰めているほどではないが、何も感じないわけではないさ」
羽室ハムリン:「だから、というわけでもないが……」
羽室ハムリン:「僕は特に、怒ったりもしないよ」
羽室ハムリン:「むしろ、この続きをキミに描いて欲しいと思っている」
羽室ハムリン:「夢だったんだろう?」
メトシェラ・ナム・マーシュ:予想外の展開に、ぽかんと口を開けたのち。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「む、むりですよお!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そもそも、これって、先生のアイディアで」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「画のタッチも、コマ割りも、何もかもが、先生のものと比べるとチョークとチーズっていうかあ」
羽室ハムリン:「じゃあ何で描いたんだ?」不思議そうな顔。
羽室ハムリン:「描きたいから描いたんだろう?」
羽室ハムリン:「なら、描けばいい」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わたし……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしの、夢は……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「先生みたいな、子供から大人まで、みんなが夢中になれるような」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「素敵な作品を生み出せる、漫画家さんになることで」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「でも……わたしに、才能なんか、無かったんですよ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「こんな……こんな形で、夢を叶えたって」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしは……作品を読んでくれる人たちに、胸を張れません」
羽室ハムリン:「そう。だけどキミは」
羽室ハムリン:「もう生んでしまったんだよ。作品を」
羽室ハムリン:「キミが勝手に自信を無くして逃げ出したらこの作品はどうなる?」
羽室ハムリン:「永遠に続きが生まれないで死ぬしかない」
羽室ハムリン:「この作品を生き永らえさせることが出来るのは、キミだけなんだ」
羽室ハムリン:「責任を果たすべきだと僕は思うね」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「責任……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:ぽろりと溢れ出した涙を拭い、僅かに頷く。
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたし……先生に呼び出された時」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「怖くて、怖くて……何度も、考えたんです」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「仮病使っちゃおうかな、とか……逃げちゃおうかな、とか」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わたしは……先生に、何を言われてもしょうがないのに」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「なんで、こうまでしてくれるんですか?」
羽室ハムリン:「うーん……?」
羽室ハムリン:「それは、もしかしたら……」
羽室ハムリン:「僕が美しすぎるからかもしれないね」
羽室ハムリン:真剣な様子。
羽室ハムリン:「これが凡百の漫画家だったら、パクられた!と大騒ぎするのかもしれないが……」
羽室ハムリン:「僕はこの程度で僕の美しさが揺るがない事を知っている!」
羽室ハムリン:「キミの夢が叶い、キミが生み出した作品が生きられるのならば、それでいいじゃないか」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「ううううう……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「やっぱり叶わないわ、先生には……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わかりましたぁ。わたし……頑張ってみます」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「本当にごめんなさ……ええとぉ」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「いつか、いつか……」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「先生の美しさに、負けないくらい」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「美しいものを、ちゃんとみんなに届けられたんだって、胸を張れるくらいになるまで」
メトシェラ・ナム・マーシュ:「わ、わたし……頑張ります!」
羽室ハムリン:「それは無理だね!」キッパリ
メトシェラ・ナム・マーシュ:「そんなぁ!」
羽室ハムリン:「僕くらい美しいものなんて存在しないからね!!」
羽室ハムリン:「だが、まあ」
羽室ハムリン:「僕の次に美しいくらいなら、頑張ればなれるかもしれないよね」
羽室ハムリン:「精々がんばるといい!ハハハハハハハ!!!!!!!」
GM:そして、男の愉快な笑い声と女の悲嘆溢れる涙声だけが……しばらく園内に響き渡っていたそうな……

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サイクル3:フェルディナンド・グクマツJr.

GM:サイクル3:フェルディナンド・グクマツJr.
GM:シーン表と登場希望の宣言をたのむぜ。
フェルディナンド:とりあえずアメリカンシーン表を振らせてください!
フェルディナンド:2D6 (2D6) > 8[3,5] > 8
GM:8.ハニーウッド。世界的なエンターテイメントの発信地にして、羅府が誇るスターたちが歩んだ軌跡を直に感じられるスポット。
シーンプレイヤーは任意の指定特技の判定を行うことができる。成功した場合、「お金」を1つ取得することができる。失敗した場合、射撃戦ダメージ1点を受ける。

フェルディナンド:あ~~~お金……
GM:ハニーソースウィート
フェルディナンド:ここまで来たら正直 そこまで欲しくはない
八卦ミノリ:社長は言うことが違うな
GM:やるのか ギャンブルを
フェルディナンド:振り直しやっちゃうか~ マーケットに吸われるのは怖いが………
GM:いいだろう!
フェルディナンド:これが男の生き様よッ
フェルディナンド:2D6 (2D6) > 8[3,5] > 8
フェルディナンド:はい
GM:かわらず!
八卦ミノリ:だいすきなの?
ジルマール・ゴンサルヴェス:ハニウッドがキミを呼んでいる
フェルディナンド:え、映画とか全然好きじゃねーし
GM:ほんとお?
九条匡真:好きなんじゃないの?ルーラーズとか……
フェルディナンド:でも丁度良かったかも、マリィローズさんを調査しようと思ってます。
マリィ・ローズ:イヤーン
フェルディナンド:怖いけど判定もしちゃおう。お金くれ!
GM:指定特技の宣言をして芸をしな!
フェルディナンド:どのエンターテインメントが利益を生むか、それを見分ける眼力が社長には必要!
フェルディナンド:《瞳術》で判定します!
フェルディナンド:2d6>=5 (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM:ナイス成功!
フェルディナンド:やった~お金ゲット!
GM:お金が1つふえるよ~
system:[ フェルディナンド ] 忍具:3 → 4

フェルディナンド:登場希望まだ言ってないかも!
GM:あっそうでしたワン!
GM:SAYするといいぜ
フェルディナンド:では登場希望は、まずマリィ・ローズ氏!
マリィ・ローズ:む!
フェルディナンド:彼とのパイプのためジルマールさんと、いろいろ助けてくれるハムリンさんも呼ぶよ。
羽室ハムリン:でるね!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:でます!
フェルディナンド:そして【人質】の効果で指定された、誘拐犯と思うキャラクターを呼ぶ──
フェルディナンド:──KuKuを登場させます!
羽室ハムリン:なにい~~!?
KuKu:ク~~~~ックックックック!
KuKu:はい、社長。
GM:■羅府・ハニーウッド
GM:ハニウッドの大通りと言えば、誰しもが思い浮かぶのがこの「ウォーク・オブ・チェイス」だ。
GM:エンタテイメントの分野で輝かしい業績を残した偉人たちを称えるこの通りの足元には、彼らの原寸大の手形の数々が刻まれている。
GM:ある年代を境に、通例を嫌ったとあるハニウッド・スターが自分の「顔形」を残したことを切っ掛けに、今ではどれだけインパクトのある「跡」を残せるかが、彼らのモチベーションに繋がっていくなんてウワサもあるようだぞ。
マリィ・ローズ:「憂鬱」
マリィ・ローズ:「嫌よ嫌よと断ってたけど、もう限界ですって」
マリィ・ローズ:はあ、とため息をついて。
マリィ・ローズ:「あなたたちのそれを見ることになるかもしれないのは、少し楽しみだけどね?」
マリィ・ローズ:手に持ったお洒落なステッキで、ちょうど手形の部分をかつかつと叩く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「いいじゃねぇか。俺はマリィの顔型も見てみたいぜ」
マリィ・ローズ:「冗談じゃない。年齢公開する方が万倍マシ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!そんなに嫌なのにやらないといけないなんて大変だね!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:そのへんの木の上に登ってポーズを決めている。
マリィ・ローズ:「これも仕事ですもの。ミスタ・ハムロ」
マリィ・ローズ:「“ネコチャンマン”を描く間、あなたは連載中、ずっと楽しかった?」
羽室ハムリン:「ああ!!!!!!!楽しかったとも!!!!!!!」
羽室ハムリン:「うまくいかない事や苦しいこともあったけどね」
羽室ハムリン:「自由にならないものは面白いよ!!!!!!!」
マリィ・ローズ:「フフ。そうね」
マリィ・ローズ:「艱難辛苦あってこそのモノづくりだもの」
フェルディナンド:「出会ってみても、あなたの真意はよくわかりませんね。Mr.マリィ」
フェルディナンド:紫とゴールドのスーツの袖口を整える。
フェルディナンド:「一方では遺すことを要求され、もう一方では何も痕跡を残さない……人格が分裂するのも自然に思えてくる」
マリィ・ローズ:「職業病かしら。ところで、素敵な装いね。ミスタ?」
フェルディナンド:「どうも。優秀なパートナーが選んでくれたのです」
KuKu:ちからこぶの絵文字がディスプレイに光る!
フェルディナンド:「この通り。わかりやすいヤツでしょう?」タブレットを見せる。
フェルディナンド:「今はこれぐらいの簡潔さが必要でして。次回作のインタビューがしたいのはやまやまなんですが」
フェルディナンド:「まずは答え合わせだ。あなたの国益が何なのか、探らせてもらいますよ」
フェルディナンド:タブレットの画面には、基盤じみた呪術式が描かれる。
フェルディナンド:その中心に赤い液体を垂らす。G.G.が負傷したときに採取した血液だ!
フェルディナンド:血が霧散し、その傷の原因を辿る。CIAの防御網を明らかにすることで秘密を探るぞ!
フェルディナンド:《水術》でマリィ・ローズさんの【秘密】を調査します。
GM:なんてワザだ!どうぞ!

フェルディナンド:ハムリンさん感情修正お願いします!
羽室ハムリン:あげる!!!!!!
羽室ハムリン:忠誠の+1だよ♡
フェルディナンド:ありがとう!
フェルディナンド:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 7[3,4]+1 > 8 > 成功
フェルディナンド:よっしゃあ
GM:やるぅ~!
GM:ではフェルくんとハムちゃんに一旦マリィの秘密がわたるかな。
フェルディナンド:ウッス
羽室ハムリン:げへへへ
ジルマール・ゴンサルヴェス:俺も……ほしいのですが……
フェルディナンド:先に判定処理を済ませておきますね。まずは儀式忍法の判定、《瞳術》
フェルディナンド:【助手】で+1がつくよ
フェルディナンド:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
GM:わたしたよ~
フェルディナンド:あざます!
フェルディナンド:とりあえず念度が8になったよ。
system:[ フェルディナンド ] 念度:7 → 8
GM:うおっ固すぎ
フェルディナンド:で、もう一個!
フェルディナンド:背景【助手】にはもう一つ効果がある! それはセッション中一回、ドラマシーンに回復判定を追加で行えるというものだ!
羽室ハムリン:何~!?
GM:至れり尽くせりか?
フェルディナンド:ハニーウッド……スターへのアツい視線が集まってくる……この蛇柄のスーツに!
フェルディナンド:《瞳術》で回復判定しま~す
フェルディナンド:2d6>=5 (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
GM:ちゃっかり!
フェルディナンド:Hoo~! 戦術を回復して生命力全快だ
system:[ フェルディナンド ] 戦術:0 → 1
GM:あっそういえば重装ぶんの生命力もステ更新たのむぞい
羽室ハムリン:この感情を共に味わってほしいからG.Gにマリィ監督の秘密渡しませんか?
フェルディナンド:追加してるけど8個以上は表示されないのかな?
羽室ハムリン:しょんな……
フェルディナンド:ですね。ジルマールさんにマリィの【秘密】を渡してもらってよいでしょうか。
GM:あっココフォそんな仕様なんだ
GM:は~い!わたしておくね
ジルマール・ゴンサルヴェス:ありがてぇ……ありがてぇ……
GM:PON!とあげたぜ
羽室ハムリン:それ……早速……使っちゃいませんか?フェル君……
フェルディナンド:ですわね!
フェルディナンド:あれっでももう
フェルディナンド:ないか?
羽室ハムリン:ミノリちゃんの秘密!
フェルディナンド:いっちゃうか
羽室ハムリン:ギャハハ!妹ちゃんの秘密僕たちで抜いちゃいま~すw
九条匡真:後で教えてよ~
フェルディナンド:これはどう宣言したらいいのかな? 何らかの効果により!
GM:では……なんらかの効果により
フェルディナンド:ミノリちゃんの【秘密】入手しちゃいま~すw
八卦ミノリ:なんだとぅ
GM:ミノリちゃんの秘密がメリケン人たちの白陽のもとに!
GM:フェルくんとハムちゃんにわたします。
九条匡真:あっ判定なしでいけるんだ!
GM:そうのだ
羽室ハムリン:へっへっへっへ
フェルディナンド:ジャパニーズティーンのシークレットを覗いてやるぜ……
GM:あげた
フェルディナンド:確認しました。
羽室ハムリン:し~たね!
フェルディナンド:このシーンの〆なんですけど
フェルディナンド:犯人はオマエダ! したらいいのかな?
GM:するといいぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:俺にも……情報というのを……いただけるとありがたいんでヤンスが……
羽室ハムリン:G.Gにもミノリちゃんのひみつあげよっか
フェルディナンド:あげよっか。
GM:では15さいJKの秘密が35さいハニウッドスターのもとにとどきます。
ジルマール・ゴンサルヴェス:へへ……ありがとうございますでヤンス
羽室ハムリン:ハニウッドスターが三下に……
GM:あげたわよ~
フェルディナンド:これが紫ゴールド蛇柄スーツの力だよ
羽室ハムリン:オシャレでよかった~!
GM:ほかになければシーンの続きをまいるとするぜ
フェルディナンド:大丈夫です!
マリィ・ローズ:僅かに目を細めた後、薄く笑う。
マリィ・ローズ:「ごめんなさいね」
マリィ・ローズ:「『すべての黒幕は……この私よ』とか。言えたら良かったんだけど」
フェルディナンド:「これは…」試算よりもはるかに少ない手順で情報にはアクセスできた。
フェルディナンド:つまりは、CIAの堅固な防御システムが”協力的な”姿勢だったということだ。
フェルディナンド:「確かにそうであったら、遥かにわかりやすかった」
フェルディナンド:「けど、案外悪い事ばかりじゃないですよ。導入に登場した怪しい上司が悪役なんて、B級もいいところだ」
フェルディナンド:「我らがG.G.を、そんな駄作に登場させるおつもりで?」
マリィ・ローズ:「このままの彼なら。わからないかも」
マリィ・ローズ:からかう調子で彼を見る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「おいおいおい、ちょっと待ってくれ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「じゃあなんだ!? 俺は撃たれ損ってワケか!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「クソッタレ、駄作通り越してコメディだぜこんなの!」
マリィ・ローズ:「獅子身中の虫って、日本の諺知ってる?」
マリィ・ローズ:「私が疑っているのは、日本から訪れた彼らだけじゃない」
マリィ・ローズ:「だから、私と接触が長い者ほど、陥りやすい罠を張ってたの」
マリィ・ローズ:「まさかアナタに風穴が空くとは思ってなかったけど」
ジルマール・ゴンサルヴェス:両手を広げ、観念したような表情を浮かべる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「道理で。高ぇ授業料だよまったく」
フェルディナンド:「さて、一つの謎が解けたところで、もう一つ」
フェルディナンド:「僕からも、獅子身中の虫について、一つの展開をお見せしよう」タブレットを掲げる。
フェルディナンド:血の付いた社員証の画像が表示されているぞ。
フェルディナンド:「写真の彼女はソフィア・メンドーサ」
フェルディナンド:「羅府の大人気SNS『Core tool』の開発者の一人であり……我が『K2R』の社員だ」
フェルディナンド:「彼女は誘拐されている。その生死は不明だが、犯人からはキルオーダーが届いていた」
フェルディナンド:「大事なのはここから。僕の優秀なパートナー、KuKuですら、犯人の逆探知はできなかった」
フェルディナンド:「敵は強大だと思った。しかし……」ハムリンに目を向ける。
フェルディナンド:「事件解決のため、色々な人物の協力を得てね。例えば人の感情を食い物にするような漫画家とか」
羽室ハムリン:そんな人いるんだー、みたいな顔をしている。
フェルディナンド:「裏社会に生きるシノビの兄妹とか。どちらも、ネットの海だけでは気づけない情報を僕に与えてくれたよ」
フェルディナンド:「そして遂に、形だけとはいえ、CIAのセキュリティに挑めるほどにKuKuは成長したんだ」
フェルディナンド:「でも、おかしいよな? 人間一人のキルオーダーを出してくるような相手が、CIAよりレベルの高い防諜能力を持っていることなんて、あり得るか?」
羽室ハムリン:「ふーむ、たしかに。それだけの力があるならさっさと自分で殺せばいいね!」
羽室ハムリン:「少なくともキミを頼るのは不自然だ」
フェルディナンド:「そういうこと。そしてそいつは、人間観察の妖怪や裏社会の仕事人でも見つけられない」
フェルディナンド:指を鳴らす。
フェルディナンド:「逆に言えば。彼らに見つけられない場所、それは元から僕の領域だったんだ」
フェルディナンド:「獅子身中の虫。逆探知ができなかったんじゃない」
フェルディナンド:「KuKuは、僕に嘘を吐いたんだ」
フェルディナンド:「──犯人は、キミだ。KuKu」
羽室ハムリン:「……なんだって?」
羽室ハムリン:「KuKuが誘拐と殺人を示唆する極悪AIだったということか……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「おいおい、そりゃあ……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……マジかよ? AIだろ、それもお前さんが作った──」
KuKu:タブレットの液晶画面がちかちかと点滅する。
KuKu:そして、フリーズしたかのように。画面が一面真っ白になったかと思えば。
KuKu:「警告」
KuKu:「当該情報のアクセス要求には、“AA”管理クラスのアクセス権限が必要となります」
KuKu:「パスワードをどうぞ」
フェルディナンド:「……『KuKulkan』」
フェルディナンド:それは、かつて兵器制作会社に勤務していた父親が、開発していたプロジェクトの名前だ。
フェルディナンド:夢に終わった、天からの星の眼。フェルディナンドが信じるヒーローの形である。
KuKu:「アクセス承認」
KuKu:「緊急秘匿データベースにアクセス中……」
KuKu:「完了」
KuKu:ぷつり、と電源が落ちたかのように、タブレットの画面が暗くなった後。
GM:「ハ~イ!社長~!」
GM:満面の笑みの女性が、こちらに向けて手を振っている。
GM:ちいさな顔に対して大きすぎる丸眼鏡に頬のそばかす、金髪の三つ編み。
GM:K2Rの社員、「ソフィア・メンドーサ」その人である。
GM:「これで大丈夫かな?KuKu……録画出来てる?オッケー!」
GM:「社長~!この度は本当にありがとうございます!」
GM:「まさか……あたしが本年度の社員優秀賞をもらっちゃって」
GM:「世界一周豪華クルーズのチケットまでいただいちゃうなんて!」
GM:画面が揺れたかと思えば、そこは日差しのよい船の上。プールでぷかぷかとご年配のご婦人たちがこちらに向けて手を振っているのが見える。
GM:「家族み~んな!社長に感謝してますよ!」
GM:「あと……ごめんなさい!」
GM:「KuKuちゃんからこの事聞いたとき、私、びっくりしすぎて……」
GM:「食べてたハンバーガー、ポロっと落っことしちゃって!」
GM:「社員証に、ケチャップ付いたままですよね?」
GM:ごめんなさ~い!と平謝りする少女の姿と。再三にもわたるお礼の言葉で、そのビデオメッセージがおわる。
KuKu:「ソフィアは」
KuKu:「優秀な社員です。万が一にも、KuKuの企みに勘付かれるのは、避けたかったのです」
KuKu:「社長。KuKuはあの光景を覚えております」
KuKu:「地獄、という言葉を表すのであれば。あれがまさしくふさわしいように思えます」
KuKu:「時は、十二分にいただきました」
KuKu:タブレットにいっぱいに映し出される、K2Rの社員たち。
KuKu:それぞれに最も相応しい“国外での勤務地”が割り当てられたデータだ。
KuKu:「“K2R”の拡大と存続に重きを置くのであれば」
KuKu:「この国に拘る必要はございません」
KuKu:「この国には」
KuKu:「不確定要素が多すぎる」
フェルディナンド:「…やっぱり、キミは優秀なパートナーだ」
フェルディナンド:「ありがとう、KuKu。僕が忘れていたことを、キミは記録してくれていた。チームも守った」
フェルディナンド:「そうだな……でも、もうちょっと」
フェルディナンド:「もうちょっとだけ、野暮用を済ませてもいいだろ」
フェルディナンド:「タヌキ狩りのスポットを探してるんだ。協力してくれないか?」
KuKu:「社長。KuKuには理解できません」
KuKu:「再び、かの存在と相まみえれば」
KuKu:「命を落とす可能性は、極めて高いと判断せざるを得ません」
KuKu:「彼らの影響ですか?」
フェルディナンド:「そういうコトだよ。ヒーローが助けてくれるのもいいけど」
フェルディナンド:「案外、ヒーローになるっていうのも、売り上げにつながるかもしれないってね」
フェルディナンド:「ここは僕のホームだって見栄を切ったところもあるしな……だから行くぞ、KuKu」
KuKu:暫くの間の後。ちかり、とディスプレイが光る。
KuKu:「“皆がアクセスできるヒーロー”」
KuKu:「完全たる実現は、今だ遠く」
KuKu:「K2Rには。……KuKuには」
KuKu:「まだ、あなたが必要なのです、社長」
KuKu:「全力で、ユーザーを支えるのが。AIアシスタントであるKuKuの役目です」
KuKu:「ご命令をどうぞ、社長」

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サイクル3:九条匡真

GM:サイクル3:九条匡真
GM:シーン表と登場希望をどうぞ。
九条匡真:羅府シーン表!
九条匡真:2d6 (2D6) > 4[2,2] > 4
GM:4.ダウンタウン東部地区。先日のテロ被害の跡が色濃く残る地区。崩れた建物の修復が急ピッチで行われている。ハローが言える人間は建設もできる。
シーンプレイヤーは任意の指定特技で判定を行う。成功した場合、「お金」を1つ取得する。失敗した場合、シーンプレイヤーが「お金」を所持していた場合、「お金」を1つ失う。

九条匡真:あ、ちょうどここか
GM:おっいいのかい
九条匡真:まだ出てないシーンってあったっけ?
GM:あるっちゃある
GM:出目10出てないかな。
九条匡真:じゃあせっかくだし振り直してみるか……?
GM:ホホ いいぞ
九条匡真:2D6 (2D6) > 5[1,4] > 5
GM:5.バブリーヒルズ。この都市の富裕層や映画スターたちが暮らす高級住宅街。大通りには彼らも大満足の高級ブランドショップが軒を連ねている。
シーンプレイヤーは「お金」を所持していた場合、「お金」1つを好きな忍具1つと交換ができる。(特殊忍具は不可)

九条匡真:10はなかなか出んわな
GM:匡真はお金もってるのかな?
八卦ミノリ:お小遣いあげた
GM:ヒソヒソ……
九条匡真:こらっ
九条匡真:微妙だね ミノリがほしい忍具あったらそれと交換してそっちを返そうか?
八卦ミノリ:じんつーがん!ほしい!
九条匡真:では神通丸と交換しますか
GM:ホイ!
九条匡真:登場はせっかくだしPCみんな出てきてもらおう
GM:party
羽室ハムリン:しょうがないにゃぁ……いいよ
八卦ミノリ:ラライ!
フェルディナンド:ワホ~イ
ジルマール・ゴンサルヴェス:出るぜ
GM:ドンドコドン!
GM:■羅府・バブリーヒルズ
GM:バブリーヒルズの通りに並ぶのは高級ブティックのみにあらず。
GM:この世の美味いものは全て食べ尽くしてしまったんだよ!と言わんばかりの居住者たちの肥えた舌をも唸らせる垂涎の名店も少なからずあるのだ。
GM:そんな、あの裏社会のグルメガイド・“ニンシュラン”五百八十二つ星を得たことで界隈でも話題沸騰の、とある名店にて……
GM:店の雰囲気に似つかわしくないものたちが集まっているようだ……
九条匡真:「……つまり、あれかい」
九条匡真:「俺は時間稼ぎついでに命を狙われてたわけかい」
九条匡真:じとーっとフェルディナンドの端末に視線を向ける。
九条匡真:「俺と縁なり合流させたかったにしてもなかった?他に穏便な方向性……」
九条匡真:「おかげで当初四面楚歌だったんだが!?」
フェルディナンド:「別にKuKuだけが悪いんじゃないだろう」
八卦ミノリ:「人間を害する機械だ、ロボット三原則に反してるね」
八卦ミノリ:もちろんあれはただのフィクション用語であり、現実に即したルールなんかではない。
フェルディナンド:「未来の小説を語る前に僕たちの未来に目を向けようじゃないか?」
KuKu:「過去を蒸し返すのは不毛です」
八卦ミノリ:「僕"たち"」
九条匡真:「それ加害者側が言うやつじゃねえからな!?」
九条匡真:「……ま、わかるけどよ。フェルディナンドなら殺さないって信頼ありきだってのは」
八卦ミノリ:「仲間に入れてくれるんだ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!まだ敵気取りだったとはね!!!!!!」
フェルディナンド:「もちろんだ」
フェルディナンド:「ソフィアは無事だった。人質がないなら僕は、いくらでも気前のいい社長になれるからね」
フェルディナンド:「ビジターの世話ぐらい、ワケはないさ!」
九条匡真:「それが一番の朗報だよ。人質がずっと懸念だったからな」
九条匡真:「これで心置きなく、化け狸退治に専念できるってわけだ」
九条匡真:「……そういうことでいいんだよな?CIAの方もよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「一応は、な」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「念のため言っとくと、今でもまだお前へのkill orderは生きてはいる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だが、ウチの上司の判断としては、それを急ぐ必要はないってトコだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:九条君にマリィの秘密を渡します
GM:ホイ!ではミノリちゃんにも伝わるので全体公開かな。
九条匡真:ありがとう!

マリィ・ローズの【秘密】
あなたは中央情報局・CIA極道所属のエージェントだ。
先日発生した、羅府・ダウンタウン東部地区に対しての大規模なテロ被害について、あなたは疑念を抱いている。
既に死亡した容疑者の身元に、爆破被害にしては違和感の残る建造物の跡、被害者の供述。
そのどれもが、白昼夢でも見ていたかのように曖昧なのだ。
加えて、中央情報局が特に目を光らせているこの羅府において、あれほど大規模なテロ行為が計画されたのであれば、事前にその情報の一つでも察知できないはずがない。
そして、あなたの“友人”にして“部下”。上層部から彼へと下された|抹殺指令《キルオーダー》。
この一連の事件には、何か裏があるような気がしてならない。

あなたの【本当の使命】は、羅府で画策された陰謀のすべてを明らかにすることだ。

この【秘密】を最初に得たキャラクターはセッション中に1度だけ、以下の効果のうち1つを選択し適用することができる。
・任意のキャラクター1人の【秘密】を入手する
・任意のキャラクター1人の【居所】を入手する
・任意のキャラクター1人の【エニグマ】を解除する
・任意のキャラクター1人の【ペルソナ】の【真実】を公開する

フェルディナンド:ついでにミノリちゃんの【秘密】も渡しちゃうね~
八卦ミノリ:ミーノミノミノ
GM:はいだよ!では少女のあどけない秘密も公開されちゃうぞ

九条匡真:一体……

八卦ミノリの【秘密】
あなたはかつてPC1に命を救われた。
以来、あなたが忍びとしての修行を積み、ひたすらに腕を磨いてきたのも、このような事態に備えるため。
PC1に魔の手が襲いかかるようであれば、絶対にそれを防いでみせるのだ。
何を賭してでも。

あなたの【本当の使命】は、PC1を守ることだ。

あなたはプライズ【ときのかけら】を所持している。

あなたはPC1の秘密を入手したとき、PC1がプライズを所持していた場合、そのプライズの情報も入手することができる。
その際、PC1の所持しているプライズを、あなたのプライズの効果に上書きすることができる。

また、上記の効果を適用した場合、あなたはセッション中の好きなタイミングで、あなたが書き換えたPC1のプライズの効果を、PC1が元々所持していたプライズの効果に戻すことができる。この効果を使用した場合、あなたは「行方不明」の変調を受ける。

八卦ミノリ:抹殺抹殺!
GM:みんな抹殺し続けろ
GM:ではシーンの続きをどうぞだぜ
九条匡真:「なるほど。上役さんも異変を感じてたわけね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そういうワケ。こちとらとんだピエロだぜ」
九条匡真:「ひとまず優先順位は蛇より狸を上としてくれたか」
九条匡真:「それは大変ありがたい話だが……」
九条匡真:軽く頭をかいて。
九条匡真:「今更だけどよ。……いいのかい?皆」
九条匡真:「分かってんだろう。俺がどういう人間か」
九条匡真:「いや、どういう化物か」
羽室ハムリン:「何かを勘違いしているのかい?僕たちがキョーマ・クジョーの為に命を懸けているとでも?」
羽室ハムリン:「たまたま向かっている方向が同じだというだけだね。そこにどんな変態がいようと後ろから斬りかかられなければ構いやしないさ」
フェルディナンド:「これから行くのはタヌキ狩りさ。飢えてる猟犬のほうが頼れそうだと僕は思うね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そういうこった。ウチの職務はステイツの国益を守ることなんでね。外来種の駆除も仕事のうちだろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それに、個人的にもちょっとな。あのネコモドキに用もあんだ」
九条匡真:「力になれることには自信があるが……ああ、そこだよハムリン」
羽室ハムリン:「なんだ、ヤツがもう一人のキミでも食べてしまったのかい?……ん?」
羽室ハムリン:582つ星のたこ焼きを食べながら九条君の方を向く。
九条匡真:「俺は、英雄を美しいと思う」
九条匡真:「そして美しいと思ったものは──その先を見たい」
九条匡真:「もっと。もっと。どこまでも。美しいものの、もっと美しい姿をもっともっともっともっと……」
九条匡真:「……ってな。夢中になっちまう」
九条匡真:「あるいは、後ろから斬りかかられる──とは思わないかい?」
羽室ハムリン:「ふぅん!」
羽室ハムリン:「困るか困らないかで言えば困るが」
羽室ハムリン:「僕は別にそれでも構わないよ。だって……」
羽室ハムリン:「僕の美しさの方が勝つからね」
羽室ハムリン:「キミが不意を打った程度ではこの僕は止められないのさ!ハハハハハハハ!!!」
八卦ミノリ:「ボクのやる事は最初から決まってるし」582つ星のお好み焼きをピザカットしながら
羽室ハムリン:「そう!僕が気にしているのはどちらかといえばキョーマ・クジョーとプリンセスのことだね」
羽室ハムリン:「キョーマ・クジョー……キミは……キミの目的の為なら」
羽室ハムリン:「キミの為に、自分を賭してキミを守ろうとしているミノリがどうなってもいいと思っているのかい?」
九条匡真:「……」
八卦ミノリ:「それは当然でしょう」
八卦ミノリ:「こうなって、真実が明らかになった以上やはりボクの人選には裏の意味があったと思う」
八卦ミノリ:「九条匡真を守り、妖魔を斬る、これが忍務」
八卦ミノリ:「当然おにぃが一番最初に受けた忍務も何も変わっていないはず」
八卦ミノリ:「で、あるなら余計な私情を挟む余地なんか無い」
八卦ミノリ:私情バリバリで動いて結果オーライに収まった鞍馬の少女はこともなげに言う。
九条匡真:「お前」
九条匡真:「誤魔化そうとする時は早口になるよな……」
八卦ミノリ:「……誤魔化してなんかいない」
八卦ミノリ:いないらしい。ちょっと早口。
九条匡真:「そか」
九条匡真:「で、ミノリがどうなってもいいか、だっけ?」
九条匡真:「前にも話したけどな。俺は自分に一番優しくすることに決めている」
九条匡真:「俺の目的があくまで一番だ」
九条匡真:「だから切り捨てんよ。こいつは」
九条匡真:「家族を大事にするのは当たり前だろう」
九条匡真:「俺にとって、英雄を愛するのは食事みたいなもんだが」
九条匡真:「今後も家族と過ごすためなら多少の断食ぐらいはこなすさ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!そうかい!!!!!」
羽室ハムリン:「じゃあ精々、キミの家族が妙な気を起こして一人突っ走らないように気を付けることだね」
八卦ミノリ:「羽室ハムリン……」
八卦ミノリ:「あなたはボクは一人で暴走するとかそういうことを危惧してるみたいだけど」
八卦ミノリ:「本当に警戒しなければならない対象というのが分かってないみたい」
羽室ハムリン:「ふぅん?」
羽室ハムリン:「キミが……キミやキョーマ・クジョーが信念に則って僕を退治するとかそういう話かい?」
八卦ミノリ:「違う」
八卦ミノリ:アレを、この目で"視"たことがあるのは自分だけだ。
八卦ミノリ:だからわからない、わかってない、おそらく九条匡真本人にすら。
八卦ミノリ:人間がその一生において己の目と見つめ合う時間は、とても短いから。
八卦ミノリ:「前に……」
八卦ミノリ:言った、『僕らと何が違う?』と
八卦ミノリ:違わない、人の内にも魔は潜む。
八卦ミノリ:あるいはそれは、妖魔である羽室ハムリンはおろか、大妖たる仙狸すら――
八卦ミノリ:しかし、それは言葉で言っても伝わるものではないだろう。
八卦ミノリ:「いや……」
八卦ミノリ:「気を付けて」
羽室ハムリン:「…………」
羽室ハムリン:「どんなに強大な敵で、勝てないかもしれなくったって」
羽室ハムリン:「誰の犠牲も出さずに勝つのが、ヒーローさ」
羽室ハムリン:「キミもなるといい、ヒーローに」
八卦ミノリ:「……ボクは、きっとそれにはなれない」
八卦ミノリ:「だってそれが、八卦ミノリだから……」そう言って、寂しそうに瞼を撫でる。
羽室ハムリン:「……キミは、漫画の登場人物ではないから」
羽室ハムリン:「筋書きを決めた誰かなんて存在しない」
羽室ハムリン:「手を伸ばしていないだけのように見えるけどね」
羽室ハムリン:「どうとでもなれるのに、何かになるのが怖いように見える」
八卦ミノリ:ヒーロー映画は、見たことがある。
八卦ミノリ:隣で画面に釘付けの少年の目はいつも輝いていた。
八卦ミノリ:愛する者のために、世界を守る。
八卦ミノリ:しかし、愛するものが邪悪な存在である時、それを愛する者は世界を守れるのだろうか、ヒーローになれるのだろうか?
八卦ミノリ:ミノリは、ずっとずっとわからないでいる。
八卦ミノリ:「どうとでも、なりたくない者だっている」
八卦ミノリ:だってボクは、今のままの自分を、彼を愛する自分が好きだから。あの思い出の時を今も愛しているから。
九条匡真:「……」
九条匡真:何を悩んでいるのか、全くわからない……わけではない、と思う。
九条匡真:そして、それに対する解答を。
九条匡真:自分は用意している。
九条匡真:どうすれば、彼女が彼女のままにヒーローになれるのか。答えになるものがあるかもしれない。
九条匡真:ただ、口にはしない。
九条匡真:だってそれを口にしたら。
九条匡真:(殺したくなる)
九条匡真:それは嫌だ。という気持ちが勝った。
九条匡真:──今は、まだ。
九条匡真:「……俺のことはあんま心配すんなよ、ミノリ」
九条匡真:「俺の芯にあるもんは確かに邪悪だろうが」
九条匡真:「俺にとっては、お前や父さん母さんがつけてくれた精神の贅肉だってきちんと立派に本性だ」
九条匡真:「そっちを蔑ろにするようなことするつもりはねえよ」
八卦ミノリ:「うん……」
八卦ミノリ:分かってる、これも本気だ。
八卦ミノリ:嘘じゃない。
八卦ミノリ:でも、本当じゃあない。
九条匡真:「いや、本当だって……」
九条匡真:視線に混じった不安を感じ取って。
八卦ミノリ:それを、見極められるのかも知れないと、今回は思った。
九条匡真:「ほんっと心配性なんだからこの妹分は」
八卦ミノリ:まだ、思っている。
九条匡真:「ありがとな、ハムリン。GGもフェルディナンドも」
九条匡真:「当たり前っちゃ当たり前なんだけどよ。俺のこういう話を知って、それでも接してくれる人って少ないんだよ、ほんと」
九条匡真:「だからほんとに感謝してる」
羽室ハムリン:「気持ち悪いからね!」ストレート。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「この街は変なヤツが多いからな。多少の変態はもう慣れっこなんだ」皮肉気に手をひらひらと振る
フェルディナンド:「友人としてよろしくやろうじゃないか、『Core』の宣伝頼むよ」
フェルディナンド:「それ以上はまあ……状況次第だ」
九条匡真:「いやな状況にならないよう祈ってるよ。心から」
九条匡真:「友人としてな」
九条匡真:「ミノリ。守ってくれてありがとな」
九条匡真:「が、どうやらお前の言う通り。こっからは忍務だ」
九条匡真:「お互い鞍馬に戻ろうや」
八卦ミノリ:「……おにぃが」
八卦ミノリ:「いいなら、それで良い」
八卦ミノリ:本当に、戻れるならば、ただの仲の良い義兄妹に。
八卦ミノリ:それは、望むところであり、また望まぬ事でもあった。
九条匡真:「さあ」
九条匡真:「魔を断つぜ」

九条匡真:ごめんちょっと待って!
九条匡真:主行動忘れてた
GM:忘れるな!
フェルディナンド:もうミノリちゃんと感情判定しなよ
九条匡真:あと忍具 さっきシーン入で変換した神通丸をミノリに返します
八卦ミノリ:もぐもぐ
羽室ハムリン:結んでるんだよなあ
system:[ 八卦ミノリ ] 忍具:5 → 6
九条匡真:ミノリとは感情結んでるしハムリンに感情結ぶかあ
フェルディナンド:愛情を引け!!!!
九条匡真:ミノリ感情くれるー?
羽室ハムリン:やった~~~!!!!!
八卦ミノリ:んじゃあげる
九条匡真:ありがと!
九条匡真:ここでやるか 歩法で
九条匡真:2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功
九条匡真:よし!
九条匡真:歩法への恐怖もこれで克服したぞ
GM:ほほ~!(激ウマギャグ)
九条匡真:ドッ
羽室ハムリン:やった~~~!九条君の《歩法》感情だ~~~!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ホッホッホ
羽室ハムリン:表を振ります
九条匡真:ぐるぐる回ります。
GM:どんな狂信感情がでる狂信ねえ
九条匡真:ET 感情表(3) > 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
羽室ハムリン:ET 感情表(5) > 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
九条匡真:くそがっ!
GM:ホホw
羽室ハムリン:ニコッ……!
フェルディナンド:ホッホッホ
羽室ハムリン:憧憬でとるよ!
九条匡真:愛情で取るか……
羽室ハムリン:ありがと……♡
九条匡真:なんやかんや本性知ってて話せる相手少ないからな
羽室ハムリン:愛してくれて……ありがとう!!
八卦ミノリ:????
ジルマール・ゴンサルヴェス:寝取られてる……
八卦ミノリ:妖魔、斬らなきゃ……
system:[ 九条匡真 ] 忍具:3 → 2
九条匡真:改めて以上!
GM:オス!

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サイクル3:マスターシーン

GM:サイクル3:マスターシーン
GM:■羅府・ダウンタウン東部地区
GM:すっかり陽も落ちた、瓦礫だらけの街の中で。
GM:這いつくばるようにして、何かを探し求めている少女の姿を、壊れかけの電灯だけが、ちかちかと照らしている。
“蝙蝠”:「もう少し……」
“蝙蝠”:何もない空間に、おそるおそる手を伸ばし。
“蝙蝠”:ついに、“それ”に触れた。
“蝙蝠”:「あっ」
“蝙蝠”:「あった」
“蝙蝠”:呆然と呟き、首を上げる。
“蝙蝠”:「………」
“蝙蝠”:「とんでもね~モン、見つけちまった」
“蝙蝠”:「でも……」くそ、と悪態をつく。
“蝙蝠”:己の力では、ここに通ずることのできるものは、精々ひとりがいい所だろう。
“蝙蝠”:癪だが、仕方ない。
“蝙蝠”:「啖呵、切っちまったし……」
“蝙蝠”:あの生意気なクソガキ娘と、ヒーローオタクに。精々頑張って貰おう。
“蝙蝠”:へへ、と笑みを浮かべ───
仙狸:「ああ」
仙狸:「そこか」
GM:散歩でもするかのように、少女の眼前を。大妖が歩く。
“蝙蝠”:「………はっ」
“蝙蝠”:「て、てめえ……」
仙狸:「待ち草臥れたわ。然し」
仙狸:「ようやったのう。“蝙蝠”や」
“蝙蝠”:震えだす足を必死で抑え込む。
“蝙蝠”:「フザけんな」
“蝙蝠”:「その顔で……その声で!」
“蝙蝠”:「アタイのことを呼ぶんじゃねえ!クソ妖魔!」
“蝙蝠”:ばっと手を翳す。
“蝙蝠”:開くは至難だが、閉じるは容易い。
“蝙蝠”:瞬時にして行った、密蔵番の空間施錠忍法。
“蝙蝠”:「よし───!」
“蝙蝠”:そして、気づく。
“蝙蝠”:電灯が消えている。
“蝙蝠”:今宵は新月。夜空に浮かぶ、僅かな光すら此処には届かない。
“蝙蝠”:───否。
“蝙蝠”:“それよりも”暗く、むせかえるほどの獣臭がたちこめる、ここは。
“蝙蝠”:「………キヒヒッ!」
“蝙蝠”:「やるじゃね~か。七嶺から無様にケツまくって逃げた」
“蝙蝠”:「ザコ妖魔のくせに。この、」
“蝙蝠”:刺激臭のする液体が、胸まで迫っている。
“蝙蝠”:「“蝙蝠”サマ、を……」
“蝙蝠”:ごぼごぼ、と。言葉にならない呻きが、飲み込まれ、消えていく。
“蝙蝠”:最後の力を振り絞り。形を保ったままの、最後の指で。
“蝙蝠”:既に半壊したタッチパネルに触れ───溶ける。
GM:すっかり陽も落ちた、瓦礫だらけの街の中で。
GM:誰もいない場所を。壊れかけの電灯だけが、ちかちかと照らしている。

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サイクル3:マスターシーン

GM:サイクル3:仙狸
仙狸:【逢魔時】を使用するぞ。
仙狸:体術の分野からまずランダムじゃ
仙狸:2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
仙狸:刀術のようじゃの。
フェルディナンド:ふっ……止めてやるよ! 鞍馬ブラザーズがな!
仙狸:成功すれば儂の生命点上昇を防げるぞ。失敗時したら接近戦1ダメージじゃ。
仙狸:参加者は名乗り出て、全員決まったら同時にふってもらおうかのう
九条匡真:振ります!
八卦ミノリ:振るよ
フェルディナンド:この二人だけのようです
仙狸:以上かのう
仙狸:ではふるといいだろう!
八卦ミノリ:《刀術》は持ってる、目標5
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 3[1,2] > 3
九条匡真:sg>=6 代用判定:骨法術 (SG@12#2>=6) > 7[3,4] > 7 > 成功
仙狸:ホホw
八卦ミノリ:ふふ
九条匡真:出といてよかったか
九条匡真:まあ止めた!
仙狸:では魔眼持ちの小娘め!接近戦1くらえッ
八卦ミノリ:1d6 (1D6) > 3
八卦ミノリ:忍術、まあ安いとこだ
system:[ 八卦ミノリ ] 忍術:1 → 0
仙狸:やったハァハァ
仙狸:生命点は得られなかったがの……
仙狸:手番以上。
GM:サイクル3を終了します。
GM:何かある方は宣言どうぞ。
八卦ミノリ:変調回復!!
八卦ミノリ:目標《身体操術》、《走法》代用目標7
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 3[1,2] > 3
GM:み……ミノリッ
八卦ミノリ:ふふ
九条匡真:よしよし
八卦ミノリ:本当にパワーを使い果たしたのかも
GM:ウフフ ウフフ

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クライマックス

GM:クライマックスフェイズ
GM:すべてのプレイヤーが集結するぜ
GM:■羅府・ダウンタウン東部地区
GM:君たちがバブリーヒルズでの店を後にする頃。
GM:八卦ミノリの連絡用端末に、一通のメールが届いていた。
GM:送り主のアドレスも、件名も、内容も。所々が文字化けし、およそ解読できないものであったが。
GM:唯一、読み取れたのは。この場所の座標と。
GM:ごくごく短い、言葉であった。
GM:『みろ』
八卦ミノリ:羅府に刻まれた戦禍の爪痕、それはまだ生々しく、瘡蓋すらもできていない様相である。
八卦ミノリ:しかし、ここは。
八卦ミノリ:「確かに、静かすぎる」
八卦ミノリ:戦災区画において、この地点のみ、朽ちて長い時が経ったかのような不自然な滅びの静寂がある。
八卦ミノリ:「それで……」
八卦ミノリ:「もう良いのかな、準備とか、そういうのは」
八卦ミノリ:「ボクがここを"看破"したら、きっともう後戻りはできないよ」
八卦ミノリ:振り返って、そう言う。
九条匡真:「無論、俺はいつでも」
羽室ハムリン:「僕もだね!!!!!すべての出来事はやればなんとかなる…………」
羽室ハムリン:「なぜならこの僕は美しいから!!!!!!!!!!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「上等だ」
フェルディナンド:「早めに終わらせようじゃないか。明日はセラピーの予定が入ってるんだ」
フェルディナンド:「12時に寝てないと文句を言ってくるんだよ、ウチの先生は」
八卦ミノリ:「うん、わかった」
八卦ミノリ:「それ、じゃあ……」
八卦ミノリ:ミノリが正面を向く。一同には眼帯に手をかける後ろ姿が見える。
八卦ミノリ:何かしらの印を組む動作、続けて「――観(カン)」、と。
八卦ミノリ:瞬間、風景がざらりと崩れた。
八卦ミノリ:瓦礫が、空が、色のついた砂のようにほどけ、風に舞い、残された場所にあったものは――
GM:一同の眼前、その空間が歪む。
GM:かと思えば、砕けた硝子のように、景色がひび割れて。
GM:現れたのは、一面の壁。
GM:否─────それは、見上げても、果てがないほどに高く。
GM:雲を抜け。どこまでも高く続くような────“塔”である。
GM:かつて日本の港湾都市のひとつ、水波市では。常人がおよそ計り知れぬ水面下にて、とある計画が進行していた。
GM:斜歯忍軍、鞍馬神流、比良坂機関。
GM:世を乱す隠鬼の血統に対抗すべく、忍びの三大流派が手を組み。異例の共同開発が行われた────人造呪術兵器計画。
GM:然して、流儀を異とする流派が協調できるはずもなく。
GM:互いが互いに足を引っ張る形で───その兵器開発計画は「頓挫した」。
GM:そして、水波市の友好都市である此処、羅府においても。
GM:同様の流れを汲んだ計画が進行していた事を知るものは、限られた者だけである。
GM:アメリカ・中央情報局。ロシア・対外情報庁。中国・不明基金。
GM:世界のイニシアチブを握る三国から成る超常戦力を抱えた組織が。東洋の神秘への対抗───および、彼らに対する確保と収容を目的とした、科学的呪術祭壇。
GM:膨大な費用と、空想の机上論ばかりが飛び交い、結局は水波と同じく。
GM:“この世界では放棄された筈”の、幻の秘塔。
GM:地の獄から遠く離れて尚、此処に座すは未だ天の外。
GM:その名を。
マリィ・ローズ:「“外天(アウターヘヴン)”」
マリィ・ローズ:洒落たステッキを握る男が、気づけば君たちと同じく。その塔を見上げている。
マリィ・ローズ:「御伽噺だと思っていたけれど」
マリィ・ローズ:「これも“タイムクエイク”の影響?」
マリィ・ローズ:は、とため息を吐く。
マリィ・ローズ:「中央情報局は。どうやら、裏切られたと思ってるみたい」
マリィ・ローズ:「ぽつぽつと、状況証拠だけを並べて。真実と思しきものに近づきつつあった」
マリィ・ローズ:「“得体の知れないニンジャと手を組み、妖魔の駆除に助力してやったのに”」
マリィ・ローズ:「時間切れよ、G.G.」
マリィ・ローズ:「キルオーダーを、今すぐに。遂行なさい」
マリィ・ローズ:「これ以上、“上司”としては、見過ごせない」
マリィ・ローズ:彼の目の色は、変わらない。
マリィ・ローズ:役者のポテンシャルを限界まで引き出すためには、何を犠牲にしようと厭わない。
マリィ・ローズ:その目が、語っている。
マリィ・ローズ:私の意図が、あなたにわかる?
ジルマール・ゴンサルヴェス:「"上司"としては、ね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ポケットに手を突っ込み、天を衝く塔を眺めながら、小さくため息をつく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「オーケイ、ボス。"エージェント"として、アンタの命令に応えよう」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「──と、言いたいトコなんだが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺にはもうひとつ、こなさなきゃいけないオーダーがある」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ファンのキッズから下された、『主演男優賞を獲る』ってオーダーがな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「これは非ぃ常~に困難な任務だ。遺憾ながら、俺なんかじゃあとても達成できそうにない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だから、『それができるヤツ』を引っ張ってこなきゃいけねぇ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:──『そいつ』が、本当に戻ってくるのかは、正直なところ分からないが。
ジルマール・ゴンサルヴェス:胸中の思いを、言葉にはせず息として吐く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それにな。マリィ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺としても、あんたを落胆させたままじゃあいられねぇのさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「“友達”としてな」
マリィ・ローズ:「………」
マリィ・ローズ:「フフ」
マリィ・ローズ:満足そうに頷いた後。いいわ、と呟く。
マリィ・ローズ:「今のは、よかった」
マリィ・ローズ:「及第点をあげる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そりゃどうも」
ジルマール・ゴンサルヴェス:肩をすくめ、軽く笑う。
マリィ・ローズ:「ご褒美は、“ロスタイム”」
マリィ・ローズ:「夜が明けるまでは、待ってあげる」
マリィ・ローズ:「……私も、あなたと同じ」
マリィ・ローズ:「映画監督である私と、国益を守るエージェントである私は、表裏一体」
マリィ・ローズ:「そのどちらが欠けても、それは“マリィ・ローズ”ではない」
マリィ・ローズ:「行きなさい」
マリィ・ローズ:「ああ、でも」
マリィ・ローズ:「最高のショーを、この目で観られないのだけは、ひどく残念だわ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ありがとな。マリィ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ま。そんなに残念がるようなことでもねぇさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「帰ってきたら、そんときゃ『俺』が見せてやる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「最高のショーを超える、最高の演技ってやつを。アンタの映画でな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「精々、どんな顔型をストリートに残すか考えときなよ。“監督”」
GM:“塔”の壁面の一部が歪む。
GM:君たちを招き入れるように、そこだけが渦を巻いている。
マリィ・ローズ:意を決して中へと歩みを進める君たちの背を。眩そうな瞳で見送り。
マリィ・ローズ:背後から徐々に、徐々にと。迫っていた妖気に、ゆっくりと振り返る。
GM:ぐちゃり、ぐちゃりと。耳障りな音をたてながら。
GM:不定形の、小さな黒影の塊が。“外天”へと集結しつつあった。
GM:大妖魔ほどの存在ともなれば。その妖気の残滓のみで、下忍ほどものであれば、瞬時に生命を喰らい尽くす。
GM:「海を越え」「名を変えようとも」
GM:「過去は消えぬ」
GM:影がけたけたと笑う。
マリィ・ローズ:「………」
GM:「得心がいったのでなあ。貴様……」
GM:「“同郷”であろ?」
GM:「知っておる、知っておる」
GM:「儂は、儂のようなものが、貴様らの名を知らぬはずがない」
GM:「妖魔を斬るが鞍馬”の定め」
GM:「かの一族は────妖魔を唯斬るのみが、長たる資格にあらず」
GM:「のう。“マリィ・ローズ”」
GM:「否────」
GM:影が、その名を口にする前に。
マリィ・ローズ:ひゅうん、と。銀閃が走る。
マリィ・ローズ:仕込み杖の刃により、霧散していく影を見る目は、ひどく冷たい。
マリィ・ローズ:「二つ。教えてあげる」
マリィ・ローズ:「一つ」
マリィ・ローズ:「私は、あんな窮屈な一族の跡を継ぐつもりなんて、最初からさらさら無かった」
マリィ・ローズ:「アナタ達みたいな存在を、ペットみたいに飼うなんて真似。怖気が走る」
マリィ・ローズ:「二つ」
マリィ・ローズ:「此処で、その名を口にしようとしたものは」
マリィ・ローズ:「誰であろうと─────」
“ビエンフー”:「ど~ん!」
“ビエンフー”:爆発と見紛うほどの衝撃。次々に影が消えていく。
“ビエンフー”:「ねえあれ何?あれ何?あれ何?」
“ビエンフー”:きらきらとその目は輝いている。
マリィ・ローズ:「………」はあ、と息を吐いて。
マリィ・ローズ:「あなたも、懲りないわね」
“ビエンフー”:「“あの人”ともりちゃんのニオイ追ってったらさ~。びっくりだよ」
“ビエンフー”:「遅かったな~」
マリィ・ローズ:そういえば、と呟き。「あなたが、熱心にあの社長を追い回している理由」
マリィ・ローズ:「結局、調べても、わからなかったのよね」
“ビエンフー”:「あたしさ~。ちょっと前まで、セーシのサカイ?ってやつを、彷徨ってたんだけど」
“ビエンフー”:「最後に覚えてるのが、なんか……頼りなさそ~な男に、庇われた記憶だけ、あったわけ」
“ビエンフー”:「結局、二人共死にかけてるし。マジでバカじゃん?」
“ビエンフー”:「でもさ~。そんなことされたの、生まれて初めてだったから」
“ビエンフー”:「借りは返すのが主義だし、あたし。何か力になりたかったんだよね。おっ、段々思い出してきた」
“ビエンフー”:「あのぐにゃぐにゃ、ぶっ倒してから調子よくなってきたかも」
マリィ・ローズ:「そう」
マリィ・ローズ:同情するような目で、既に閉じた入口へと目を向ける。
マリィ・ローズ:「なら、彼のためにも」
マリィ・ローズ:「ちょっとだけ。力を借りたいんだけど」
GM:街の角から、下水の底から。影はいまだ、増え続けている。
“ビエンフー”:彼の言葉は、既に耳に入っていない。
“ビエンフー”:少女は猛獣のように笑い、ただ、獲物へと飛びかかっていく。
GM:“呪術”を科学的に分析・解析し作り上げられたとされる、この“外天”に、常識は通用しない。
GM:中へと足を踏み入れた君たちは、宙を泳ぐような感覚を覚える。
GM:それが、一瞬にも、永劫にも感じられた後。
GM:身を幾度も突き刺されるような妖気。
GM:その先に──────
GM:雲間開ければ、空に浮かぶ星星よりも燦々と輝く街の灯り。
GM:この街は眠らない。
GM:人が生み出す数多の熱が渦巻く魔都から遠く外れたこの場所にて。
GM:蠢く影がある。
仙狸:「はは」
仙狸:「あははははははははは!」
仙狸:小さな体躯に纏ったおそるべき妖気。
仙狸:そのエネルギーを力任せに、眼前の相手に振るう。
????:絹のように白く、長い髪が揺れる。


????:邪な力を唯、受け止めるのではなく。両手、逆刃に握った短刀で器用に受け流し。
????:「おお」
????:紅く染まった瞳が、君たちを捉えた。
????:「遅ぇよ」
????:くく、と笑う。
????:「先に始めちまってる」
????:「しかし。てめえ」
????:「“匡真”。お前──」
????:「友達、増えたなあ」
九条匡真:「……はっ」
九条匡真:「当ったり前だろ」
九条匡真:「俺はこの通り、コミュ力たっけぇ高校生だぜ?」
九条匡真:赤い瞳を、同じ赤の瞳で捉える。
九条匡真:同じ赤でも、深度が違う。
九条匡真:「友達百人だって夢じぇねぇんだよ」
九条匡真:「お前が。心配するようなもんじゃねえ」
九条匡真:「……だってのに」
九条匡真:「いつまでも、兄貴ヅラしやがって」
????:“朱狼”は、君がよく知る笑みを浮かべる。
“朱狼”:「遥々、羅府まで。悪いな、ミノリ」
八卦ミノリ:「結局、ボクを寄越したのってクロにゃん?それともナナミン?」
八卦ミノリ:可能性は、五分五分だと見ていた。
八卦ミノリ:それが分かったところで、どうという話でもないが。
“朱狼”:「両方かな」
“朱狼”:「お前の“眼”は、貴重なものだ」
“朱狼”:「最悪の事態を想定した……ま、言うなれば保険だったわけだが」
“朱狼”:「今となっちゃ、これが最善だったかは解らねえ」
八卦ミノリ:「最善の道は、もう絶たれた後だよナナミン」
八卦ミノリ:だって、色んな人がいなくなってしまったし、それを語る"彼"も変わり果ててしまった。
八卦ミノリ:「でも、皆頑張った」
八卦ミノリ:「だから、ボクも頑張るね」
八卦ミノリ:言って、小ぶりの忍者刀を抜き放つ。
“朱狼”:「暫く見ねえ内に。背ぇ伸びたな」
“朱狼”:目を細める。
仙狸:片や、“仙狸”の纏う邪気は。みるみる内に膨らみつつある。
仙狸:歪にその形が変貌していく。
仙狸:“仙狸”は、日本と海を挟んだ大陸で生まれた妖怪である。
仙狸:その大陸において、“狸”は、“山猫”の意味を持ち。
仙狸:それがヒトの夢を喰らい、千年の時を経て。人外の霊力と超常的な力を得た“怪物”。
仙狸:月のない、闇でこそ────。その力は、十全に発揮される。


仙狸:「幾人か」
仙狸:「見覚えのある顔だ。ああ、そうだ────」
仙狸:「あれは────大層、うまかった」
仙狸:「もっと」
仙狸:「もっと、もっと、もっと」
仙狸:「おれに、供物を捧げることを許す」
八卦ミノリ:「けだものが、いっちょ前に人の言葉を喋ってるんじゃないよ」
八卦ミノリ:刃を逆手に構える。
フェルディナンド:「聞いてないぞ! あんなにデカいなんて……っていうかラクーンでもない!」
フェルディナンド:「これだから嫌いなんだよ、アジアの比喩表現は!」
フェルディナンド:タブレットを叩く。ガチャガチャと機械音が響くよ。
フェルディナンド:パ、パ、とビル屋上のランプが点滅する。主導権を一時的に奪いつつあるのだ。
フェルディナンド:「ライトオン! カメラオン!」
フェルディナンド:「配信開始だ、オフラインだけどな!」
羽室ハムリン:ライトに照らされるのは――無論美しい僕!!!!!!!
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!よかったね、この僕の美しい姿を間近で見られて!」
羽室ハムリン:「夢魔って似るのかなあ。キミにこそ、僕に殺されることを許すよ!」
羽室ハムリン:「キミの夢は、まずそうだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「しっかし、マジでどう見てもタヌキじゃねぇな。オセロットかも怪しいモンだぜ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ライトの光の合間、茶化すように言いながら、懐へと手を入れる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「なあ、赤ずきんって知ってるか? 西洋の御伽噺なんだけどさ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「悪い獣がヒロインを騙して食って──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:再び出した右手に握っているのは、一丁の拳銃。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「猟師に腹を裂かれて、獲物を奪い返されるんだ」
仙狸:ぐつぐつと牙の間から笑い声が漏れ出る。
“朱狼”:「泣ける例えだ」
“朱狼”:「ちなみに、俺の頭ぁ裂いても、消えちまったものは戻ってこない」
“朱狼”:「悪いな、匡真」
“朱狼”:「難儀な身体になっちまったもんだ」
“朱狼”:「妖魔(てき)ごと斬っちまうが」
“朱狼”:「構わねえか」
九条匡真:「──」
九条匡真:「狸さんよ」
九条匡真:「前会った時、言ってくれたなあ」
九条匡真:「『間に合うといいな』──だっけ?」
九条匡真:「ありゃあ、皮肉だったのかい?」
九条匡真:「とっくに間に合わねえってよ」
仙狸:「間に合ったではないか」
仙狸:「おれが、この“狼”を。貴様の眼前で───喰らい尽くす」
仙狸:「ああ、ああ」
仙狸:「この機を───」
仙狸:「次は、きさまだ」
仙狸:「お前を慕う女の前で、喰らう夢は」
仙狸:「さぞ、うまいに違いない」
仙狸:「はは」
仙狸:「ははははは!」
九条匡真:「──はっはははははぁぁ!」
九条匡真:嘲る狸の笑い声を。
九条匡真:飲み込むように、男が笑った。
九条匡真:「ああ」
九条匡真:「感謝してるよ、仙狸!」
九条匡真:その言葉に、偽りや皮肉の色はない。
九条匡真:男は、本気で感謝していた。
九条匡真:"この男が生きている"と。知らせてくれた、この妖に。
九条匡真:「あんたのお陰で」
九条匡真:「"間に合ったぜ"」
九条匡真:口布をまとわずとも、男は縛られている。
九条匡真:家族に教わった人の心に。情に。
九条匡真:だから。
九条匡真:ずっとずっと待っている。鎖に繋がれたまま。
九条匡真:その歩みの届く場所に、己の食餌がやってくるのを。
九条匡真:「"そいつを殺すのはこの俺だ"」
九条匡真:「一度言ってみたかったんだよなあ、この台詞!」
九条匡真:「こんな美味いごちそうはぁ!」
九条匡真:「誰にも渡すわけねぇだろぉが……くそタヌキィ!」
九条匡真:蛇が、口を開けた。
九条匡真:「“朱狼”!」
九条匡真:「お前が俺の、何を慮ったのか知らないが!」
九条匡真:「見りゃわかるだろう?」
九条匡真:「殺さなきゃえらいことになるぜ、(こいつ)は」
“朱狼”:「ああ」
“朱狼”:「解ってる。九条匡真」
“朱狼”:「本当に?」
“朱狼”:かぶりを振る。頭を抱え、けたけたと笑う。
“朱狼”:「これでいいのか」
“朱狼”:「然し、くく。ああ、そうだ」
“朱狼”:「こんな機会を、ずっと待っていたのは。俺も同じか」
“朱狼”:「俺の。俺の、抹殺指令(キルオーダー)
“朱狼”:「いいだろう」
“朱狼”:「“大妖”仙狸」
“朱狼”:「“大蛇”の凶魔」
“朱狼”:「てめえら纏めて────“朱狼”が喰らう」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:仙狸のキャラシートを改めて公開します。
GM:仙狸
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA5ueMgQgM

GM:仙狸の生命点は……
GM:【逢魔時】が一回も成功していないだと……
羽室ハムリン:ギャハハ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:体術自身ニキたちの尊い犠牲によって
GM:でも、夢喰は成功しているので……
GM:生命点は11点です!
GM:11点!?
GM:ぼったくりやろこれ!
九条匡真:結構あるなあ!
フェルディナンド:奥義二つで生命力11! 強敵ですね
GM:上級妖魔のHPアベレージ20やぞ!
九条匡真:こっわ
GM:全盛期よりはよわっているようですね。
八卦ミノリ:ひひひ ひひーひ
GM:そして、“朱狼”のキャラシートはこちら。
GM:“朱狼”
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDAzobT1AoM

ジルマール・ゴンサルヴェス:山猫が半分になってる 山かも
九条匡真:むむむ
GM:仙狸は自分以外の対象は全員ブッコロ!ルーチンですが
GM:七嶺は基本、仙狸を狙います。
GM:仙狸が倒れたら、その刃は九条匡真くんに行くでしょうね。
GM:あと、二刀流もちなので
九条匡真:なるほどねえ
羽室ハムリン:敵か味方か……
GM:範囲内に誰かが居たらまきこまれちゃいますね。キャハ!
八卦ミノリ:んだとぉ
八卦ミノリ:おにぃは空で常に範囲内にいるのでは?
九条匡真:そうかも……
八卦ミノリ:あらまー
GM:0にいるならそうなるかも
GM:まあでも二刀流でプラスに選ぶ対象は無作為になる気がします。
GM:どっちも殺せばええねん!
九条匡真:せやな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:最終的に全員殺せばいいのだ精神
GM:では……特に他、なにもなければ戦闘開始といきましょう
GM:■ラウンド1
GM:プロットおよび忍法などあればどうぞ。
フェルディナンド:戦闘傀儡の法を使用!
フェルディナンド:『戦闘員』を一体戦闘に召喚します。
GM:出やがったな……
八卦ミノリ:【水師】を使用。戦場を水中へと変更。
九条匡真:あ、プロットなんですが
九条匡真:私、空を持っているので
九条匡真:8面ダイス使って、7のときは0みたいな感じでいいかな?
GM:いいよ!
フェルディナンド:【水師】は自分がシーンプレイヤーでないと水中にする効果は発動できないのではないでしょうか……?
九条匡真:ありがとう! 8面なかった 10面使います
GM:じつはそう
羽室ハムリン:え!?じゃあ【水師】って……仕えないって事!?
八卦ミノリ:あれ、そうだっけ?!
GM:もしや……
GM:エラッタ……?
羽室ハムリン:「自分がシーンプレイヤーなら」って書いてる気がするワニ
九条匡真:書いてあるわね
フェルディナンド:特にエラッタが入った様子はない
九条匡真:改訂版には少なくとも
羽室ハムリン:僕の改訂前版もおなじだね
八卦ミノリ:あ、ほんとだ、書いてるじゃん!
八卦ミノリ:まあいいや対処法もあるし、ガハハ
GM:なんだとお~!
フェルディナンド:【誘導】もあるしの ガハハ
GM:誘導はもう……
羽室ハムリン:いないんだ…………
GM:影舞台はあるしなんとかなるっしょw
フェルディナンド:ミノリちゃん!!!
フェルディナンド:プロットOKです
八卦ミノリ:なんとかなるなる
羽室ハムリン:プロット前なし、プロットOK!
八卦ミノリ:ぷろっとおーっけ
フェルディナンド:フェル→戦闘員の順で公開します。
九条匡真:プロットオッケー!
ジルマール・ゴンサルヴェス:OK……かな~
GM:仙狸および朱狼のプロットもOK。
GM:では……
GM:あ、そうだ。NPCのプロットは
GM:仙狸→朱狼の順で公開しますよ。
GM:では改めて……
GM:オープン!
system:[ 九条匡真 ] がダイスシンボルを公開。出目は 7 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ 羽室ハムリン ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ 八卦ミノリ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ フェルディナンド ] 念度:8 → 7
GM:6の渋滞すごいじゃん
八卦ミノリ:皆高くない?大丈夫??
フェルディナンド:念度が7になっちゃった
羽室ハムリン:こんなことあるんだ
フェルディナンド:任せとけよ
GM:ではプロット6から。
GM:1d100で行動順をきめていきましょう。
フェルディナンド:1D100 (1D100) > 81
“朱狼”:1d100 (1D100) > 72
傀儡A:1D100 (1D100) > 71
GM:deha
傀儡A:接戦コケ
GM:フェル→朱狼→【戦闘員】くんですね。
GM:フェルディナンドくんの手番です!
フェルディナンド:OK! まずは【影舞台】を使用します!
フェルディナンド:そのラウンド中攻撃や奥義の目標になっていなければ使用可能。判定に成功すれば戦場を好きな場所に変更できる!
フェルディナンド:2d6>=7 (2D6>=7) > 5[1,4] > 5 > 失敗
GM:アッ
フェルディナンド:失敗!! 逆凪!!!!
羽室ハムリン:しょんなあ
九条匡真:ぎえーっ
GM:7はきついぜェ~?
フェルディナンド:多分戦場はミノリちゃんが変えてくれると思うのでここは失敗でいい!
八卦ミノリ:6はね、うん……
ジルマール・ゴンサルヴェス:そ、そんな
フェルディナンド:続いて攻撃の代わりに【影写】を使用します!!
フェルディナンド:同時攻撃なのでまだ逆凪は適用されていないのだ。
“朱狼”:出た!
羽室ハムリン:さすがシノビガミ博士だ
フェルディナンド:対象を決めました 朱狼!
フェルディナンド:判定します!
フェルディナンド:2d6>=7 (2D6>=7) > 11[5,6] > 11 > 成功
“朱狼”:なにい~
八卦ミノリ:やるじゃん
フェルディナンド:成功! プロット6に「傭兵」を一体呼び出す!
フェルディナンド:そしてこの傭兵は、目標にしたキャラクターの忍法を一つ特例修得するぞ。
フェルディナンド:【猟犬】を特例修得させよう!
GM:こんなんじゃ【傭兵】じゃなくて妖兵だよ~
九条匡真:そういうことか!
フェルディナンド:私の手番は以上です!
“朱狼”:では手番。
“朱狼”:猟犬を使用し、プロット値を3へ。
“朱狼”:五月雨を使用。
“朱狼”:使用時、背景【二刀流】で生命点1消費して、もうひとり対象を選ぶぞ。
system:[ “朱狼” ] 生命力:10 → 9
“朱狼”:choice[匡真,ハム,儀式] (choice[匡真,ハム,儀式]) > 儀式
“朱狼”:儀式忍法だな。
九条匡真:そっち行ったか!
フェルディナンド:ナイス肉盾
羽室ハムリン:KuKuありがとう……
九条匡真:すまねえ、ありがとう
“朱狼”:判定するぞ。【二刀流】の命中判定-2は【鍔迫】で相殺。
フェルディナンド:じゃあ儀式に対してはマイナス修正ついたままかな?
“朱狼”:そうかも……
“朱狼”:SG#3>=5 (判定:手裏剣術) (SG@12#3>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
“朱狼”:どっちも成功だな。
フェルディナンド:儀式は回避しない! 念度を1減らすよ
system:[ フェルディナンド ] 念度:7 → 6
九条匡真:喰らえ狸~!
仙狸:針術から代用で回避判定!
仙狸:2D6>=8 (判定:針術) (2D6>=8) > 5[1,4] > 5 > 失敗
仙狸:ンン!
九条匡真:ナイスナイス!
ジルマール・ゴンサルヴェス:いいねぇ
仙狸:1点くらうポン
system:[ 仙狸 ] 生命力:11 → 10
“朱狼”:猟犬の効果でこれ以上攻撃できないな。手番終了。
GM:では【戦闘員】くんどうぞ。
傀儡A:間合内に敵がいないコケ。【猟犬】はこれもつよいよね……
傀儡A:パス!
傭兵A:次は俺の番だ!
GM:なんだこいつ~!
傭兵A:【猟犬】を使用し、プロット4へ移動!
傭兵A:そこから仙狸に攻撃するぞ。【銃躙】を使用!
傭兵A:【銃躙】は命中判定に成功するたび、最大4回まで命中判定を行える。そして成功した分だけダメージが伸びる!
GM:テメエ!クソ忍法!
傭兵A:とは言え俺は指定特技の《砲術》をエラッタで失ってしまった。《火術》から目標値7、なわけだが……
傭兵A:ここで『戦闘傀儡の法』の効果を思い出してくれ。
羽室ハムリン:命中判定を行わない!?
九条匡真:自動成功!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:邪悪コンボ!!
GM:なんでこの儀式忍法で召喚した従者じゃなくてこの忍法の持ち主の従者表記になってんだ?????
フェルディナンド:そう! 命中判定に自動成功する効果は、「儀式忍法の持ち主の従者」すべてにかかるってワケさ!!!
傭兵A:というワケで4回【銃躙】命中判定成功!
仙狸:馬鹿じゃね!?
傭兵A:喰らいな、仙狸! 回避は《砲術》だぜ!
仙狸:2D6>=9 (判定:針術) (2D6>=9) > 3[1,2] > 3 > 失敗
仙狸:や、やばすぎる
九条匡真:よっしゃ!しかも凪った!
仙狸:神通丸使う……
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
system:[ 仙狸 ] 忍具:2 → 1
羽室ハムリン:なにぃ
仙狸:2D6>=9 (判定:針術) (2D6>=9) > 6[3,3] > 6 > 失敗
仙狸:ぐあああ
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
九条匡真:凪は回避されたが!
ジルマール・ゴンサルヴェス:哀れだねぇ
傭兵A:ギャハハ~! 射撃戦4点だァ!
仙狸:4点消えちゃったァ
system:[ 仙狸 ] 生命力:10 → 6
九条匡真:通った!
九条匡真:ナイスすぎる
傭兵A:行動は以上だぜェ!
GM:じゃあ……プロット5どうぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ミノリとd100かな
GM:シャス!
ジルマール・ゴンサルヴェス:1d100 (1D100) > 25
八卦ミノリ:1D100 (1D100) > 28
GM:ではミノリ→G.G.の順でおねがいするぜ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:低みの争い
八卦ミノリ:うーん、これどうしようかな……
八卦ミノリ:【神槍】、目標仙狸。《歩法》代用で目標値は9
仙狸:マヒマヒ
八卦ミノリ:2d6 (2D6) > 10[4,6] > 10
仙狸:??
九条匡真:出しとる
フェルディナンド:出してる
八卦ミノリ:ミノリ最強伝説
羽室ハムリン:すごい
ジルマール・ゴンサルヴェス:すご
仙狸:避けろォォォ
仙狸:2D6>=8 (判定:針術) (2D6>=8) > 8[3,5] > 8 > 成功
仙狸:ッシャア!
九条匡真:避けるな!
八卦ミノリ:避けてるんじゃねえ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:避けるな!
仙狸:ネ~コネコネコネコw
フェルディナンド:厄介な……
GM:特になければG.G.の手番だぜ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:いきます
ジルマール・ゴンサルヴェス:では手番なので……奥義を使用します
GM:奥義!?
羽室ハムリン:追加忍法!?
九条匡真:うおっ
フェルディナンド:何ッ!?
八卦ミノリ:ついティカルヒット??
ジルマール・ゴンサルヴェス嗤うエシュ(エシュ・ケ・ゾンバ)
指定特技:憑依術
効果  :惟神:漂流神

GM:漂流だ!
フェルディナンド:惟神だァアアアアア!
八卦ミノリ:どんぶらどんぶら
ジルマール・ゴンサルヴェス:隠忍系の忍法から二種を選び、シーン中そのうち一種を取得。
ジルマール・ゴンサルヴェス:選んだのは……【鬼影】!
GM:ウワアアア!
フェルディナンド:なっナルホドッ!
九条匡真:【鬼影】【極秘】【刃隠】か!
ジルマール・ゴンサルヴェス:シーン中俺に対する攻撃判定には-2の修正がつくぜ
GM:陰キャすぎます!
羽室ハムリン:い、陰キャ
ジルマール・ゴンサルヴェス:そして【極秘】があるので……秘密を知らないたぬきさんとおおかみさんは
ジルマール・ゴンサルヴェス:俺の攻撃への回避判定・俺への奥義破り判定・俺への命中判定にそれぞれ-1がつきます
GM:ヒイ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:足して命中-3やね
ジルマール・ゴンサルヴェス:という訳で陰キャ奥義で陰キャ忍法を発動したところで本行動
フェルディナンド:あっ【漂流神】の
フェルディナンド:追加効果は使わないのかい
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっそうだ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:なんか……使ったラウンド中自分以外全員のF値上げるかC値下げるかできるらしいんですが
ジルマール・ゴンサルヴェス:どっちがいい?
羽室ハムリン:C値下げた方が良いのではないでしょうか?
仙狸:【夢喰】タイミングもふえるしのう。
フェルディナンド:F値上げたら?
九条匡真:そうなんだよね
ジルマール・ゴンサルヴェス:そういやこいつ夢パクパクなんだった
フェルディナンド:ワンチャン羽室さんの攻撃タイミングでたぬきの逆凪狙えるよ。
九条匡真:あとこのあと動くのは私とハムリンさんと狸だから
羽室ハムリン:Fあげがいいか~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:PCが軒並み高プロにいるからF上げもちょっと怖くはあるが……
九条匡真:うっかり【流星雨】スペとかが出るほうが怖い気はする
ジルマール・ゴンサルヴェス:それはかなり怖い カナリア
フェルディナンド:羽室さんには判定妨害もありますからね 妖魔化する必要があるから使うかは怪しいが……
ジルマール・ゴンサルヴェス:F上げにしとくか! ラウンド中俺以外全員F値+1!
九条匡真:ひ~
GM:即時適用になるのかな 奥義だし
ジルマール・ゴンサルヴェス:どうなんだろ 同プロでも入るのか?
GM:戦場変更じゃないし別にいいか。
GM:4以降で適用にしよう。
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっ地味にありがたい へへ……ありがとうごぜえます
ジルマール・ゴンサルヴェス:では改めて本行動
ジルマール・ゴンサルヴェス:つっても殴る以外やることはないのだが
仙狸:待機でもいいとおもうポンポコよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:まあタヌキかな~ タヌキに【桜花】で攻撃!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:砲術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
九条匡真:ナイス!
ジルマール・ゴンサルヴェス:よしよし
仙狸:SG-1>=9 (判定:針術) (SG-1@12#2>=9) > 5[2,3]-1 > 4 > 失敗
ジルマール・ゴンサルヴェス:オッ
九条匡真:ナイスヒット!
仙狸:無理だッピ~
フェルディナンド:《砲術》ニガテなのかな?
羽室ハムリン:ナイス~!
system:[ 仙狸 ] 生命力:6 → 5
九条匡真:【揺らし】!
仙狸:もう半分……割っているのですが
フェルディナンド:たぬきといえば猟師に撃たれるのが定めよ……
ジルマール・ゴンサルヴェス:揺らし込みで2点です
system:[ 仙狸 ] 生命力:5 → 4
GM:ちぬ~!
GM:ほかになければプロット4!
GM:【傭兵】くんは猟犬で攻撃できないかな?
GM:ならハムちゃんのターンナリよ。
傭兵A:動けないワン
羽室ハムリン:ハハハハハハハ!!!僕だね!!!!
羽室ハムリン:じゃあ……妖魔化しま~す!
九条匡真:うおお
フェルディナンド:ハムリン~~~!!!
GM:スリー妖魔
羽室ハムリン:NMT 新異形表(1) > 異霊態。「妖魔忍法表・異霊」を使用し、妖魔化している間、その妖魔忍法を修得する。 > 妖魔忍法表・異霊(3) > 【狂骨】(基本 p173)/【金毛】(隠忍 p28)
羽室ハムリン:生命力回復しない気がするし【狂骨】とるね!
ジルマール・ゴンサルヴェス:大丈夫なのかそんな妖魔化して!?
フェルディナンド:代わりに生命力削ってますしね
羽室ハムリン:ハアハア……器術に穢れをうけます
system:[ 羽室ハムリン  ] 器術:1 → 0
GM:すごいことになってきた
羽室ハムリン:こわいよ~~~!!
羽室ハムリン:でぇ……えっとぉ……
羽室ハムリン:とりあえず【秘翼】かな。
八卦ミノリ:いまにもたおれそう
羽室ハムリン:【秘翼】って異形化なの!?(今更)
羽室ハムリン:ふりま~す!
GM:飛術じゃないんだ
羽室ハムリン:SG#5>=5 (判定:異形化) (SG@12#5>=5) > 3[1,2] > 3 > ファンブル
羽室ハムリン:えーーーん!!!!
GM:ホホw
フェルディナンド:あらまあ
ジルマール・ゴンサルヴェス:そ、そんな
九条匡真:よしよし
傭兵A:俺がいるから即凪ではないぜ
羽室ハムリン:うううん……逆凪出し使っちゃうか神通丸
九条匡真:傭兵君……!
GM:よかったねえ
system:[ 羽室ハムリン  ] 忍具:3 → 2
羽室ハムリン:いやべつにいらんか……?まあいいか……
GM:オ!回す気ですよこいつは
羽室ハムリン:振りなおします!
羽室ハムリン:SG#5>=5 (判定:異形化) (SG@12#5>=5) > 6[3,3] > 6 > 成功
羽室ハムリン:こわい……成功…………
フェルディナンド:ナイス!
九条匡真:あぶねえ!ナイス!
八卦ミノリ:ひひー
ジルマール・ゴンサルヴェス:怖すぎる
羽室ハムリン:飛術をもってないキャラクターは僕の攻撃の回避ににマイナス1だね!
GM:仙狸も朱狼もないよお
羽室ハムリン:でもせっかく振ったけどすいませんこわいので【付喪神】をします
フェルディナンド:GOGO
羽室ハムリン:戦闘中、自分が攻撃する代わりに使用できる。2D6をふって、器術の中からランダムに特技一つを選ぶ。そして、戦闘に参加しているキャラクターの中から、好きなだけキャラクターを選ぶ。そのキャラクターはその特技の判定を行う。失敗すると、「マヒ」の変調を受ける。
GM:出たな!
羽室ハムリン:まず2d6をふるのか ふります
羽室ハムリン:2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
羽室ハムリン:登術だね!
フェルディナンド:器術の9なので《登術》ですね~
GM:ヤなところだな~
九条匡真:結構遠いんじゃないか?ふたりとも
羽室ハムリン:狼と狸!おまえらじゃい!
羽室ハムリン:判定失敗したらマヒってもらう!
“朱狼”:SG#4>=8 (判定:刀術) (SG@12#4>=8) > 5[2,3] > 5 > 失敗
仙狸:SG#4>=9 (判定:針術) (SG@12#4>=9) > 6[2,4] > 6 > 失敗
GM:こ無ゾ
羽室ハムリン:じゃあ……狸ちゃんの方に……
羽室ハムリン:判定妨害しよっかな……♡
フェルディナンド:やった~~~~~!
九条匡真:やったー!
仙狸:デス・コンボ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:やった~~!!
羽室ハムリン:奥義【ストップモーション】/特技:遊芸/判定妨害/【嘆き】(隠忍)・【揺らめき】/【停止反動】【魔王の相】(隠忍)
サイコロの出目一つを0にし、対象となったキャラクターが判定に失敗すると接近戦ダメージ1点。/奥義破りされると生命力1点失う。妖魔化中しか使用できない。

仙狸:凪ってしまう!
羽室ハムリン:4を0に!
八卦ミノリ:おらおらおらー
仙狸:揺らめきで1点もらうぞ。
system:[ 仙狸 ] 生命力:4 → 3
GM:なんだこの火力??
羽室ハムリン:ギャハハハ!!逆凪になってもらうよ!!
GM:手番以上であればプロット3にうつるぞ。
羽室ハムリン:以上!
フェルディナンド:マヒの特技決めましょ~
羽室ハムリン:あっそうじゃん
GM:わすれてたぜ。
九条匡真:マヒマヒ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:マ~ヒマヒマヒ
“朱狼”:左上から1d6できめるよ~
“朱狼”:1d6 (1D6) > 2
“朱狼”:刀術。
八卦ミノリ:マヒマヒ(魚)
九条匡真:刀振れなくなっちゃった
羽室ハムリン:かわうそ
仙狸:1d6 (1D6) > 6
仙狸:あちがう
仙狸:わし8つ特技持ってたw
九条匡真:多いよお
フェルディナンド:ボケやがってよ~!
仙狸:1d8 (1D8) > 1
仙狸:ウアアアアア
ジルマール・ゴンサルヴェス:呪術失って
仙狸:針術!
九条匡真:あっ針消えた?
羽室ハムリン:ギャハハハハ!!!!
フェルディナンド:おお 銃が当たりやすくなりましたね
ジルマール・ゴンサルヴェス:いいねえ~~~!
GM:数の暴力がすごい
羽室ハムリン:改めて以上!
GM:オッス!
GM:では改めてプロット3です。
GM:朱狼は猟犬で攻撃できないぜ。
仙狸:おれの手番!
仙狸:凪ってるじゃん!
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
仙狸:え~ん……手番おわり……
仙狸:なわけねえよなあ?
羽室ハムリン:何!?
九条匡真:なにっ
仙狸:奥義を使うぞ。
傭兵A:やったぜ~~!
傭兵A:ひょ?
羽室ハムリン:追加忍法!?
八卦ミノリ:かに
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……つい……
仙狸:『啞喰梦』指定特技:《記憶術》
範囲攻撃/忌み/停止反動
奥義破り失敗時、集団戦1
奥義破り成功時、生命点1点消費

フェルディナンド:ぎゃあ~~~!
九条匡真:フェルディナンド!ここだな!?
仙狸:死ね~~~!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ゲーッ
フェルディナンド:ああ……『ここ』だ!!
フェルディナンド:驚いちゃったぜ……あまりに予想通りでな!!!
九条匡真:フェルディナンドから【宝器】の効果で借りていたプライズ!
九条匡真:すなわち奥義の効果を使う!
羽室ハムリン:追加忍法!?
仙狸:なんだあ~~~!?
九条匡真:■奥義
《『KuKulkan』》
指定特技:《骨法術》
効果  :追加忍法/巡らし・減らし・晴らし(【天国】)/回数制限・増幅装置・二度限定(【天国】)
・【天国】/サポート/-/コスト2(基本120p)

九条匡真:使用するのは【天国】!
九条匡真:妖魔が妖魔忍法のサポート忍法、または奥義を使用したとき!
九条匡真:判定に成功すれば目標の使用したサポート、奥義を無効化できる!
仙狸:なに~~~!?
仙狸:しかし……おれのは奥義だぜ?
仙狸:判定にマイナス4の修正がかかっちまうなあ~?
フェルディナンド:その通り、奥義に対して使用する場合、【天国】の判定にはマイナス4の修正がかかってしまう。
フェルディナンド:だが、奥義改造【晴らし】の効果により!
フェルディナンド:指定したサポート忍法の判定は、自動成功となる!!!!
仙狸:アホしね
フェルディナンド:【減らし】の奥義改造により、コスト問題もなんとか実用可能さ!
九条匡真:直球すぎるだろ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:メチャクチャ言ってないか??
フェルディナンド:一応【二度限定】の弱みが付いてるから二回しか使えないという……【回数制限】と同じこと書いてるだけの弱点があるよ!
フェルディナンド:あと【増幅装置】の弱みによって器術が消えてると使えないんだけどもういいだろう説明は!
GM:じゃあ……無効になるぞ!
GM:もうあいつひとりでいいんじゃないか?
九条匡真:頼りになりすぎるなこの社長
九条匡真:お前ヒーローか?
フェルディナンド:いいや、僕一人では何もできない。
フェルディナンド:これが支えてくれた味方たちと、優秀なAIと、
フェルディナンド:裁定を許可してくれたGMとの絆の力だ!!!!!!!!
GM:俺だ 俺が悪いんだよ
GM:エレン 全部俺のせいだ
八卦ミノリ:そうだぞ
九条匡真:あ、すいません
九条匡真:天国の効果で無効化したとき射撃戦1点も入ります。
仙狸:うんち!
system:[ 仙狸 ] 生命力:3 → 2
GM:ほかにできることは……ないようですね。
GM:ではプロット0の九条くんの手番かな。
九条匡真:はい!
九条匡真:今の天国でコスト2使っちゃったから春雷は使えないか
九条匡真:【接近戦攻撃】、対象は仙狸!
仙狸:やめろ~~~!
九条匡真:sg>=5 接近戦攻撃(判定:歩法) (SG@12#2>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
九条匡真:しゅん。
仙狸:ホホw
フェルディナンド:Mr.クジョウ?
九条匡真:ん~どうしようかなあ
九条匡真:残り2点ではあるのよね……
フェルディナンド:チャレンジしてみては?
九条匡真:チャレンジするか、神通丸!
system:[ 九条匡真 ] 忍具:2 → 1
九条匡真:sg>=5 接近戦攻撃(判定:歩法) (SG@12#2>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
九条匡真:よし、成功!
仙狸:うにゃあ~
羽室ハムリン:ないすぅ!
九条匡真:【後の先】乗って接近戦1と射撃戦1.
八卦ミノリ:やるぅ
仙狸:凪ってるから回避できねえ!
九条匡真:あ、失礼。言い忘れたけど空の効果で対象に捉えてるよ
system:[ 仙狸 ] 生命力:2 → 0
仙狸:し、しんだ……
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
仙狸:じゃあ……
仙狸:奥義使うね。
羽室ハムリン:?????
九条匡真:やはりか!
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……?
フェルディナンド:奥義をふたつもつかっちゃいます!
仙狸:『噬梦妖』指定特技:呪術
不死身/定め/回数制限

仙狸:毎度!wいつもので~すw
八卦ミノリ:その血の定め!!!
仙狸:4点回復するぞ。
フェルディナンド:マヒも回復しちゃったぞ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:定めが入ってるやん!(憤怒)
九条匡真:ちぃっ
仙狸:ホホw
system:[ 仙狸 ] 生命力:0 → 4
羽室ハムリン:男なら目覚めにせんかい!
九条匡真:でも残り4点だぞ
フェルディナンド:女の子じゃない?
仙狸:1ターンで奥義2つ切って残り4???????
九条匡真:っていうか俺達1ターンで11削った?
仙狸:何言ってる?????
八卦ミノリ:ふしぎ
羽室ハムリン:マジ?じゃあ夢ラーメンにしちゃおうかな
フェルディナンド:これが……僕たちの力だ!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ユーメン
フェルディナンド:あ、念のためラウンド終了時に戦闘員を自主脱落させておきたいです。
フェルディナンド:傭兵をもう一体呼ぶ統率力確保のためです。
九条匡真:怖いこと言ってる
九条匡真:そのための【影舞台】
フェルディナンド:そゆこと
傀儡A:大丈夫そうならお先に失礼するコケ
GM:はいよ
GM:では一旦演出のほうにまいるぜ。
GM:戦闘の火蓋が切って落とされる。
GM:先駆けるは、“狼”の名を冠されていた忍び。
“朱狼”:否。一匹の妖魔である。
“朱狼”:極端に地へと這いつくばった、獣のような姿勢。
“朱狼”:鍛え上げられた脚力で、“外天”のタイルを踏み砕き。仙狸目掛け、そのまま両手に持った短刀を振るう。
仙狸:大柄な体躯、その影が裂かれ、呻き声をあげる!
仙狸:「どこまでも、忌々しい小僧が……!」
“朱狼”:くく、と笑い。「俺の面ぁ、ばかり見てる余裕があるのかい」
フェルディナンド:暴風のような跳躍の衝撃を受けて、倒れ込む。
フェルディナンド:しかし腕は止まっていない。タブレットを高速で操作していく。
フェルディナンド:「ああ、本当に化け物なんだな。……あのグリズリーだけがおかしいんじゃないんだな」
フェルディナンド:「……なら、僕にも。おかしいことができるって、そういうコトだよな!」
フェルディナンド:事件開始直後から、その”姿”は何度も記録し、その秘密を探ってきた。
フェルディナンド:剥がれたタイルの下にある回路に、強引にケーブルを突き刺す。”アウターヘヴン”に搭載された防衛機構を、最新を超えた理外のAIで侵蝕する。
フェルディナンド:めきめきと音を立て、そこには鋼で構成された”狼”が現れる。
フェルディナンド:「──起動(アクティベート)だッ、KuKu!!」
鉄狼:地面を蹴り、”狼”が仙狸に飛び掛かる。その肉体はただの四つ足でなく、二つの人間じみた腕を有している。
フェルディナンド:”朱狼”の筋肉構造を読み取り、モデルを再現し、外天の機構を乗っ取って具象化し、その技量を今、記録し、模倣し、増幅させたのだ。
KuKu:「対妖侵食プログラム起動────同調率、97.8%」
鉄狼:”狼”が吠え、破壊が巻き起こり、止まる。
鉄狼:クク、と嗤うような機械音。
仙狸:単なる鉄塊であれば、幾度攻撃を繰り返そうと、妖魔の肉体に傷一つ与えることなどはできない。
仙狸:然し。此処はあらゆる呪術的要素を科学的なアプローチから造り上げられた“外天”。
仙狸:苦痛の声を漏らしながら、影が霧散していく。
仙狸:「ああ、ああ、思い出したぞ」
仙狸:「おまえのおかげで、おれは……」
仙狸:「あれほどに、夢を喰らえたのだ」
仙狸:「なぜ抗う?」
仙狸:「復讐か」
フェルディナンド:「ああ──いや、これでも社長なんでね。失言には気をつけないと」
フェルディナンド:眼鏡を人差し指で押し上げる。
フェルディナンド:「単純に、暴れられたらたまったもんじゃない! SDGsって知ってる?」
フェルディナンド:「持続可能な社会のため、夢から覚めてもらおうじゃないかよ!」
仙狸:「くだらぬ」
仙狸:「ヒトが作りし社会、集団、そのすべて」
仙狸:「おれの餌場にすぎぬ」
仙狸:大口を開く。すべてを飲み込まんとする虚な闇。
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:もとよりけだものにかけてやる言葉など無い、ただ鞍馬神流の忍びとして己の為すべきことを為す。
八卦ミノリ:袖口から滑り出た棒手裏剣を構え、大きく振りかぶる。
八卦ミノリ:ぎちり――と筋肉がゴムのようにしなり、力を蓄える。
八卦ミノリ:全身の捻りが生み出す運動から開放された手裏剣は、まるで螺旋溝に沿って射出されたライフル弾のような速度と軌道を以て獲物へと投げ放たれる。
八卦ミノリ:それは確実に獲物を捉える――筈であったが。
八卦ミノリ:「ッ」
八卦ミノリ:視界が、ブレる。
仙狸:げげげ、と嗤う声が一帯に響く。
仙狸:「“魔眼”持ちなど、幾ら喰ろうてきたと思うとる」
仙狸:「情けないなあ、童」
仙狸:「おまえの同朋も、おれの腹で咽び泣いているぞ」
八卦ミノリ:「知るか、そんな情けないやつは、鞍馬じゃない」
八卦ミノリ:ズキリ、とあの時仕込まれた"呪"が右目を苛む。
八卦ミノリ:結局、これを解呪することは叶わなかった、万全とは言えない。
八卦ミノリ:だが、常に万全で挑める忍務など存在しない。
八卦ミノリ:次の一手を放つため、ミノリは戦場の影へと跳び去っていく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:右手で銃を構え、"仙狸"の禍々しい姿を見据える。
ジルマール・ゴンサルヴェス:右手で、──そして左手は、懐から小さなスキットルを出す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「重々承知のつもりじゃあったが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「出し惜しみしてられる相手でもねぇよな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:スキットルの中身──サトウキビの火酒(カシャッサ)を床に撒く。
ジルマール・ゴンサルヴェス:トン、トン、と。
ジルマール・ゴンサルヴェス:空になったスキットルを指で叩き、リズムを取りながら──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「Laroyê, Exu(来たりませ、エシュよ)
ジルマール・ゴンサルヴェス:その名を口にする。
ジルマール・ゴンサルヴェス:──ジルマール・ゴンサルヴェスは、アメリカに移住したアフリカ系ブラジル人の両親の元に生まれた。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ブラジルのアフリカ系は、その多くが16世紀から19世紀にかけ、大西洋奴隷貿易によって故郷から引き離された人々の末裔である。
ジルマール・ゴンサルヴェス:そして、彼らのうちのいくらかは、異国の地にあってもその故地の祭儀を保ち続けた。
ジルマール・ゴンサルヴェス:白人たちによってもたらされたカトリックの影響を受け──しかしそれとは明らかに異質な、遥か海の向こうの神々が息づくその信仰は、
ジルマール・ゴンサルヴェス:万神殿のすべてが【漂流神】と言ってよい。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「Senhor dos caminhos, sabedoria das encruzilhadas, (途の主人、十字路の叡智)
ジルマール・ゴンサルヴェス:エシュは、その神々の中で、特別な地位にある一柱である。
ジルマール・ゴンサルヴェス:善悪や因果に縛られぬトリックスターにして、その他の神々との道を繋ぐ使者であり門番。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「Guardião das escolhas e Mensageiro entre dois Mundos(選択の守護者にして二つの世界を繋ぐ使者)

ジルマール・ゴンサルヴェス:「Abra meus caminhos(我が道を開け)
ジルマール・ゴンサルヴェス:その言葉とともに──男の纏う気配が薄く、同時に禍を帯びたものとなる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:異界との扉を開き、その先に存在する人ならざる権能を、一時的にその身に宿した。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お待たせ。せっかくのパーティ、一張羅の一つくらい着なきゃ格好がつかねぇだろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:バン! ──諧謔らしく言って、獣へ銃弾を放つ。
仙狸:かの鞍馬の忍びや、同族の纏う“魔”とも違う。はたまた、呪術を利用した科学の成せる技でもない。
仙狸:そうだ。これは、日本で何度か相見えた、“巫女”の奴らが扱う──
仙狸:ざぶり、と銃弾が腹に埋まり。
仙狸:「ぐ、ウウウッ!」
仙狸:焼けただれるようにその傷が広がっていき────
????:「ぐへえッ!」
????:仙狸の腹からするりと抜けるように。ひとりの影が、尻もちを付いている。
????:「………」
????:「……オイオイ」
????:「俺、おかしくなっちまったのか?」
????:「よう、マイク」
????:「俺と同じ面した男が、眼の前に見えるんだが」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……ああ?」目を凝らして、その男を見つめ──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「…………」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ああ!?!?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前もしかして」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「"マーカス"!?」
????:「夢かこれ?」
????:「わかった。夢だなこれは」
????:「自慢じゃないが、夢を見るのは得意なんだ」
????:「目を瞑ったって出来る」
仙狸:人懐こい声で軽く笑ったのち、“影”の頭上に、妖魔の大口が迫る。
仙狸:「夢は」
仙狸:「肉体から、魂が抜け出したものだと。おれの知る呪者は言った」
仙狸:「羅府人。きさまの間抜けな片割れは────」
????:「オイオイオイ」
????:「冗談キツいぜ」
????:「間抜け(idiot)ってのは、相手の立場を弁えずにソイツが理解できないほどわかりにくくて長ったらしい言い回しを多用するような連中だよ。まあアンタみたいなバケモノに人の理屈が通じるとはそれこそ夢にも思わねえが。わかったか?」
仙狸:「わからぬ」
仙狸:パクリ!
仙狸:再び影は妖魔の腹へと消えていった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:はあ、と溜息をつき、両手を広げる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あのバカ、コメディと勘違いしてやがるのか? こっちはモンスター・アクション・ムービーだってのに」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……ああ、思ったより動揺してない、とか思ってるか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺はアイツほど間抜け(idiot)じゃねぇから、分かりやすく言ってやる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「一回出てきたなら」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「また引っ張り出せるから。だ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:鋭い眼光で銃を構えなおす。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!狸の腹を引き裂いてヒロインを助け出すといいね、狩人クン!!!!!」
羽室ハムリン:美しいシルエットが漆黒の羽根に包まれ。
羽室ハムリン:美しくも可愛らしい黒の鳥が現れる。
羽室ハムリン:「目には目を、歯には歯を、魔には魔を!!!!」
羽室ハムリン:「この場に魔が三人?四人?もっとかい?もいるとはね!人間界侵略でもするかい?」
羽室ハムリン:「僕はする理由もないから、するなら後ろから撃つだけだけどね!」
羽室ハムリン:宙に無数の羽根が舞い、"朱狼"と仙狸へと纏わりつき――
羽室ハムリン:その一枚一枚から、ムキムキの腕が生える。
羽室ハムリン:筋骨隆々とした腕がガッチリと妖魔たちの手足にしがみつき、身動きを封じる!
“朱狼”:「おっと。変わった術だな」
“朱狼”:変質し、何倍もの膂力を発揮できるようになったこの身体でも、完全に解くには時間がかかるだろう。
仙狸:「おのれ」
仙狸:「夢を喰らうでもなく、入り込み、精を啜るだけの下等生物が」
仙狸:「おれに、歯向かえば」
仙狸:「どうなるか、身を以て知ったろうに」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!弱い獣程よく吠える」
羽室ハムリン:「その下等生物どもに負けそうになっているから焦っているんだろう?」
羽室ハムリン:「僕から言わせれば、牧場ごと丸呑みするキミは愚かの極みだが――」
羽室ハムリン:「議論に意味はない。勝った方が正義で――」
羽室ハムリン:「今度は僕が勝つ」
仙狸:「くく、くくく」
仙狸:「いいだろう。あの時と同じように」
仙狸:「きさまと近しい、あの女の夢を、再び叶えてやってから────」
仙狸:「それを喰らう。幾度も、幾度も……」
羽室ハムリン:「はぁん?メトシェラ君に何かしてたのか」
羽室ハムリン:「キミも大変だね。丹精込めて美味しい食事を育てて結局壊すなんて」
羽室ハムリン:「SDGs、知った方が良いんじゃない?」
仙狸:がばりと空いた口から見えるのは闇。
仙狸:それが、渦を巻くと同時。凄まじい引力が君たちを襲う。
仙狸:ヒトは夢を見る生物だ。
仙狸:そして此処は羅府。世界中の夢見る人々が集う街にして。
仙狸:それを喰らう生物の力が、十全に発揮される地に他ならない。
仙狸:身体だけでなく、戦う意思、活力。それらすべてが吸い込まれんとする。
フェルディナンド:「うっ……!?」
フェルディナンド:手足に力が入らない! 危機を前にしていると理解しながら、深い眠りに落ちるような感覚。
フェルディナンド:「自律神経の異常かな…クソッ…!」
フェルディナンド:(超常の力を手に入れても、中身は常人のままなのか)
フェルディナンド:(まだ、まだ戦えるのに……!)
八卦ミノリ:「なるほど、食い意地が張ってる」
八卦ミノリ:涼しげに言うが、その額には汗が伝っている。
八卦ミノリ:「さっき、ごちゃごちゃ言ってたけどさ」
八卦ミノリ:「やっぱ人違いだよ、敵を前にべそべそ泣くだけのやつがボクの同胞なわけが無い」
八卦ミノリ:「アイツは、仕事を果たした」
八卦ミノリ:目を細める。
八卦ミノリ:見える、妖魔の身体に何者かによって印された肝所が。
八卦ミノリ:「"視"えてるよね、おにぃ」
八卦ミノリ:それは高集中状態の忍びの間に生まれるある種の【情報共有】となってふたりの視界が重なり――
九条匡真:「ああ」
九条匡真:「視えた」
九条匡真:ミノリの瞳。フェルディナンドから預かったKuKuの端末。
九条匡真:魔眼と演算が人外を超えた超精度の知覚を授けてくる。
九条匡真:全てが感じられる。風に揺れる空気の流れすら。
九条匡真:「お前の社長すげえな、KuKu」
九条匡真:「こっちの界隈なら目指すまでもなくとっくに英雄なんじゃねえの?」
九条匡真:「さておき、妹分の応援だ」
九条匡真:「ちょっとカッコつけちまうか」
九条匡真:ゆるり。と。鞍馬の忍びは動いていた。
九条匡真:誰もが超高速で動いたその戦場で、呆れるほどに遅い。
九条匡真:空気の粒子一つ余計には動かさない歩法。
九条匡真:全てが静止したような世界を歩き。
九条匡真:誰一人、その動きに対応するという意識すらさせぬままに。
九条匡真:目前には仙狸。蹴りの間合にたどり着いている。
九条匡真:「そこだ」
九条匡真:歩法から骨法へ。淀みない繋ぎ。
九条匡真:蝙蝠、光齧、大蛇。三忍が印を撃ち抜く。
GM:静止した時が、再び動き出したかのように。
GM:どぱぁん、という破裂音。
仙狸:「ぐっ────」
仙狸:げええ、と暗色の泥のようなものを口から吐き出し。
仙狸:同時、きらきらと光る粒子が宙に舞い。雪のように、羅府の街へと降り注いでいく。
仙狸:「あ、あ、あ」
仙狸:「おれの、おれの」
仙狸:「巫山戯るな」
仙狸:「おれを畏れ、奉り」
仙狸:「供物として捧げたそれを、その味を」
仙狸:「おれに教えたのは、お前らなのに」
仙狸:「再び、おれから……奪っていくのか」
仙狸:ぎらりと妖魔の目が燃える。
仙狸:山のようだった体躯は、今や、やせ細った獣のよう。
仙狸:然しながら、大妖はいまだ死せず。未だ勝負は決まっていない。
仙狸:飢えた獣こそ、最も手強いのだから。
GM:■ラウンド2
GM:プロットと何か行動あればどうぞ。
フェルディナンド:プロットOKです!
羽室ハムリン:プロットおk!
ジルマール・ゴンサルヴェス:O……K!
八卦ミノリ:プロットOK、行動なし
GM:仙狸と朱狼のプロットもオッケー
九条匡真:オッケー!
GM:ようし よござんすねよござんすね
GM:では……
GM:オープン!
system:[ 九条匡真 ] がダイスシンボルを公開。出目は 7 です。
system:[ 八卦ミノリ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ 羽室ハムリン ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM:ではプロット6!みんなで1d100
GM:ふって、順番をきめましょうね。
フェルディナンド:1D100 (1D100) > 80
仙狸:1d100 (1D100) > 43
傭兵A:1D100 (1D100) > 12
フェルディナンド:では僕から!
GM:douzo!
フェルディナンド:まずは、【影舞台】を使用するよ!
フェルディナンド:2d6>=7 (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
GM:オーノー!
フェルディナンド:カス!
羽室ハムリン:しょんな……
ジルマール・ゴンサルヴェス:やっぱ6は怖いよ
八卦ミノリ:そういうもんじゃい!
フェルディナンド:ウーム 神通丸切ってみますか
system:[ フェルディナンド ] 忍具:4 → 3
フェルディナンド:2d6>=7 (2D6>=7) > 7[2,5] > 7 > 成功
フェルディナンド:やったああああああ!
九条匡真:いけとる
GM:やるやん!
羽室ハムリン:きゃ~っかっこいい~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:通ってる!
八卦ミノリ:やれてる
フェルディナンド:戦場を水中・甲に変更! さらにこの戦場の間、全員の攻撃に集団戦ダメージ1点が追加されるようですよ。
GM:とんでもないことになってるな
八卦ミノリ:甲なんだっけ
フェルディナンド:普通の回避マイナス2のやつ!
八卦ミノリ:おけー
フェルディナンド:ではこのまま【影写】を使用!
フェルディナンド:対象はジルマールさんにしよっかな
フェルディナンド:2d6>=7 (2D6>=7) > 7[2,5] > 7 > 成功
八卦ミノリ:やりよるわい
ジルマール・ゴンサルヴェス:ヌッ
羽室ハムリン:よく7でぽんぽん判定するな(再放送)
ジルマール・ゴンサルヴェス:ポンだよ
フェルディナンド:よし! プロット5に傭兵を一体生み出しますよ。この傭兵には【極秘】を特例修得させています!
GM:極秘傭兵だ
フェルディナンド:僕の行動は以上!
仙狸:んじゃおれの手番!
仙狸:データなんかねえよ!奥義しかねえよ!
仙狸:『啞喰梦』 指定特技:《記憶術》
忌み/停止反動
奥義破り失敗時、集団戦1
奥義破り成功時、生命点1点消費

仙狸:あっなおすわ
仙狸:こうじゃの。
仙狸:奥義破りに失敗すると集団1食らうので注意せよ!
九条匡真:どうしよ、天国もう一回あるけど
九条匡真:先に使ってみる?
八卦ミノリ:先にというか宣言的には同時処理なんじゃないかな
フェルディナンド:天国は奥義の無効化だから
フェルディナンド:そもそも奥義破りすれば奥義の効果は発動しないことになるのではないかな? つまり天国が後
九条匡真:あ、なるほどね
九条匡真:私は破る!
羽室ハムリン:破るぞ~~~!
仙狸:じゃ、破りから先に処理しよっか。
八卦ミノリ:なるほどね、破るよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:記憶術って近い人いたっけ
フェルディナンド:やぶります!
九条匡真:わたし用兵から6です
ジルマール・ゴンサルヴェス:一応破るか……!
羽室ハムリン:僕は7
八卦ミノリ:《対人術》代用、目標8
ジルマール・ゴンサルヴェス:オッ近い!
フェルディナンド:《瞳術》から8
仙狸:結構挑戦するじゃん
仙狸:どうぞ!
八卦ミノリ:SG>=8 (SG@12#2>=8) > 6[3,3] > 6 > 失敗
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=9 (判定:調査術) (2D6>=9) > 11[5,6] > 11 > 成功
フェルディナンド:2d6>=8 (2D6>=8) > 4[2,2] > 4 > 失敗
九条匡真:sg>=6 代用判定:用兵術 (SG@12#2>=6) > 4[1,3] > 4 > 失敗
仙狸:あ、朱狼はやぶらないぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ウオッ
羽室ハムリン:SG#2>=7 (判定:遊芸) (SG@12#2>=7) > 11[5,6] > 11 > 成功
フェルディナンド:あぶない!
九条匡真:あぶねえ
仙狸:2成功かよ~
フェルディナンド:フェルは逆凪デース
ジルマール・ゴンサルヴェス:一番遠いけど破れた
八卦ミノリ:やっぱり戦闘は得意なんだね(笑)
九条匡真:失敗したら集団戦だったよね?
仙狸:そうだぞ。
仙狸:あと停止反動でおれも1点くらっとくね…
system:[ 仙狸 ] 生命力:4 → 3
仙狸:きょま、フェル、ミノリは変調表をふるといいぞ。
八卦ミノリ:WT 変調表(5) > 忘却:修得している【感情】の中からランダムに一つを選び、その【感情】を持っていないものとして扱う。この効果は、修得している【感情】の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《記憶術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。
フェルディナンド:あっそうか
八卦ミノリ:そんにゃ……
フェルディナンド:WT 変調表(4) > 行方不明:メインフェイズ中、自分以外がシーンプレイヤーのシーンに登場することができなくなる。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《経済力》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。
九条匡真:wt 変調表(4) > 行方不明:メインフェイズ中、自分以外がシーンプレイヤーのシーンに登場することができなくなる。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《経済力》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。
仙狸:???
フェルディナンド:good-by
九条匡真:いくえふめい
ジルマール・ゴンサルヴェス:軽めのでよかった
仙狸:まあミノリちゃんのおにぃへの感情が消えたからいいか
九条匡真:ミノリはキレそうだが
ジルマール・ゴンサルヴェス:フレーバーに沿った変調つけやがって
フェルディナンド:おにぃって…だれ……?
仙狸:じゃ手番おわるねえ!
傭兵A:ハーイ
八卦ミノリ:まあいいか別に共感だし
八卦ミノリ:愛情は消えないものね(狂い)
GM:こわい
傭兵A:一応ジルマールさんに確認しておきますね フルヒットで撃つかい!? それともトドメ取りたい!?
傭兵B:後詰めもおります故。されたい演出優先で構いませんぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:後詰もいるの何??
九条匡真:怖いってこの社長
ジルマール・ゴンサルヴェス:いや!
ジルマール・ゴンサルヴェス:不死身の破りをやるので大丈夫です
傭兵A:あいよ!
傭兵A:【銃躙】を仙狸目標に使用!
傭兵A:命中判定は4回、自動成功だワオン!
仙狸:ぎえええ
傭兵A:《砲術》で回避してみろってんだ!
九条匡真:さらに水中で回避-2だっけ
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっそうか命中側が確定なだけで一応回避判定自体はあるのか
傭兵A:そうッスね!
仙狸:SG#6-2>=9 (判定:針術) (SG-2@12#6>=9) > 7[3,4]-2 > 5 > 失敗
仙狸:むりじゃんね。
傭兵A:ワオン! 射撃戦4点+集団戦1点!
system:[ 仙狸 ] 生命力:3 → 0
仙狸:じゃあ奥義するぞ~
仙狸:『噬梦妖』指定特技:呪術
不死身/定め/回数制限

ジルマール・ゴンサルヴェス:奥義破りをします! そして!
九条匡真:そして!?
羽室ハムリン:追加忍法!?
九条匡真:追加忍法に心奪われすぎでしょ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:【ほしのかけら】の効果を使用します!
GM:そ追加して!?
GM:あん!?
GM:なに~~~~!?
羽室ハムリン:なに!?
九条匡真:なに~!?
GM:それは!?
フェルディナンド:そ、そいつは一体!?
八卦ミノリ:ワープスター呼べる??
ジルマール・ゴンサルヴェス:【ほしのかけら】
ジルマール・ゴンサルヴェスが失い、喰らわれた【記憶】。
このプライズを所持している間、ジルマール・ゴンサルヴェスは失われた【記憶】を取り戻す。
セッション中に1度だけ、このプライズの情報を公開することで、【奥義:完全成功】に相当する効果を使用可能。

GM:記憶の開示もしていいですよ!
フェルディナンド:オオ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ジルマール・ゴンサルヴェスの【記憶】
あなたは羅府が誇る映画俳優のひとりである。
数多の名作に出演し、確固とした実力と人気を備えながらも、あなたには悩みがあった。
俳優の才には恵まれたあなただったが、裏の任務は相棒に任せきりである。
相棒の精神が日々、消耗していくことに心を痛めたあなたは、ひとつの提案をした。
次の仕事と任務は、お互いに一度、入れ替わってみないかと。
かくして相棒の反対を押し切り、あなたが初めて挑んだ、羅府の脅威に対抗する任務。
中央情報局が目の敵にしているNINJAと手を組むという、前代未聞にしての異例の任務においても、あなたは両者の仲を取り持ち────そして、東方よりやって来たという、妖魔の餌となった。
その悪夢のような光景を覚えているものは、もはや誰もいない。
あなたを除いては。

ジルマール・ゴンサルヴェス:まあ目標6だから使わなくても破れるとは思うが……
ジルマール・ゴンサルヴェス:でもここだろ! 使うならッ
GM:うわあああああああああ
仙狸:や、破られる そして……
仙狸:脱落!
九条匡真:うおーっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:やったぜ。
フェルディナンド:よっしゃーっ
羽室ハムリン:やったね!!!!
八卦ミノリ:オサラバ!
GM:妖魔の面汚しが……
GM:しかし……戦いはおわっていないのだ。
GM:まだ妖魔はいるようだからなァ~
九条匡真:メインディッシュが残ってる
羽室ハムリン:もしかして……G.G!?
GM:そうだぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:もしかして……ハム!?
フェルディナンド:漂流神だもんな
GM:そうだぞ。
フェルディナンド:漫画家だもんな
八卦ミノリ:食べ放題じゃん
GM:じゃあプロット5からどうぞ!
GM:1d100だ!
傭兵B:1D100 (1D100) > 44
ジルマール・ゴンサルヴェス:1d100 (1D100) > 12
ジルマール・ゴンサルヴェス:CoCなら強かったのに
傭兵B:ではお先に。先に喰い荒らしては怒られそうなので…
傭兵B:【銃躙】を1回だけ命中判定成功にしますぞ。目標は朱狼。
“朱狼”:ほ~ん
傭兵B:《砲術》に、水中と【極秘】の効果で回避マイナス3です。
“朱狼”:SG#3-3>=6 (判定:手裏剣術) (SG-3@12#3>=6) > 8[2,6]-3 > 5 > 失敗
“朱狼”:おしい
傭兵B:射撃1集団1でございます
system:[ “朱狼” ] 生命力:9 → 8
“朱狼”:WT 変調表(1) > 故障:すべての忍具が使用不能になる。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《絡繰術》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。
“朱狼”:あらら
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
九条匡真:痛いのが出た!
“朱狼”:こいつは痛い
八卦ミノリ:ひぇひぇ ひぇ
傭兵B:どうぞ続いてくだされ!手番は以上。
GM:ジルくんどうぞ~
ジルマール・ゴンサルヴェス:いきます!
ジルマール・ゴンサルヴェス:じゃあまずは……奥義!
ジルマール・ゴンサルヴェス嗤うエシュ(エシュ・ケ・ゾンバ)
指定特技:憑依術
効果  :惟神:漂流神

ジルマール・ゴンサルヴェス:破る者はいるか? いないでくれ(願望)
GM:何を取るのかな?
九条匡真:破らないよ~
羽室ハムリン:破らヌーだよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっ先にか 【冷血】です
フェルディナンド:ヌー
“朱狼”:破る~
“朱狼”:マイナス補正は極秘の-1だけかな?
ジルマール・ゴンサルヴェス:そうですね! 他にはないはず
“朱狼”:他にいなそうだしおれだけふるぞ。
“朱狼”:SG#3-1>=6 (判定:千里眼の術) (SG-1@12#3>=6) > 9[4,5]-1 > 8 > 成功
“朱狼”:ホイ
羽室ハムリン:成功すな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:成功すな!!
九条匡真:やるな……
フェルディナンド:出目強かい
八卦ミノリ:やりおるわい
ジルマール・ゴンサルヴェス:しょうがねぇな(悟空) では冷血はお預けで普通の攻撃!
ジルマール・ゴンサルヴェス:桜花で朱狼を攻撃!
“朱狼”:来やがれ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:2D6>=5 (判定:砲術) (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
ジルマール・ゴンサルヴェス:よしよし 極秘で回避-1です
“朱狼”:SG#3-3>=6 (判定:手裏剣術) (SG-3@12#3>=6) > 8[2,6]-3 > 5 > 失敗
“朱狼”:水中きついな~
ジルマール・ゴンサルヴェス:揺らし込みで射撃2点!
system:[ “朱狼” ] 生命力:8 → 6
羽室ハムリン:うーん やっちゃおっかな……♡
羽室ハムリン:判定妨害……♡
フェルディナンド:【影舞台】で集団1も乗るよ!
羽室ハムリン:逆凪にしちゃおっかな♡
ジルマール・ゴンサルヴェス:なにっ!
九条匡真:狙うか!
八卦ミノリ:えひひ
“朱狼”:破るぜ。遊芸だっけ?
羽室ハムリン:奥義【ストップモーション】/特技:遊芸/判定妨害/【嘆き】(隠忍)・【揺らめき】/【停止反動】【魔王の相】(隠忍)
サイコロの出目一つを0にし、対象となったキャラクターが判定に失敗すると接近戦ダメージ1点。/奥義破りされると生命力1点失う。妖魔化中しか使用できない。

羽室ハムリン:そう!
“朱狼”:SG#3>=7 (判定:詐術) (SG@12#3>=7) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
ジルマール・ゴンサルヴェス:破らぬ!
羽室ハムリン:????????
九条匡真:なんだぁっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:?????
フェルディナンド:やば!!!!
羽室ハムリン:完全に余計なことしたやんけ!
九条匡真:おい狸!!!
“朱狼”:特に無ければ……故障を回復するが……
九条匡真:スペシャル出たぞ!!!
フェルディナンド:タヌキは…もう…
八卦ミノリ:www
九条匡真:畜生!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:タヌキ……! お前が恋しい……
仙狸:私のお墓の前で泣かないでください
フェルディナンド:折角与えた故障が回復されちゃった!
羽室ハムリン:えーんえーん!!
“朱狼”:集団1だな。
ジルマール・ゴンサルヴェス:だが命中は命中!
“朱狼”:WT 変調表(4) > 行方不明:メインフェイズ中、自分以外がシーンプレイヤーのシーンに登場することができなくなる。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《経済力》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。
羽室ハムリン:僕は破られたので体術を削ります(憤怒)
“朱狼”:いくえふめい
九条匡真:お前もいくえふめいか
ジルマール・ゴンサルヴェス:みんな消えていく
八卦ミノリ:みんな変調引き良いね
フェルディナンド:そもそも外天ってどこなのだよ
“朱狼”:さあ…?
八卦ミノリ:ハムリン虫の息じゃない??
羽室ハムリン:死にかけてるね!
GM:じゃあプロット3かな。
“朱狼”:1d100 (1D100) > 12
八卦ミノリ:1D100 (1D100) > 12
八卦ミノリ:www
九条匡真:まさかの
九条匡真:互角
“朱狼”:ふふ
八卦ミノリ:1D100 (1D100) > 7
“朱狼”:1d100 (1D100) > 92
八卦ミノリ:www
九条匡真:ミノリ大丈夫か?
“朱狼”:CoCだったらな…
“朱狼”:では俺の手番からだ。
“朱狼”:う~ん……
“朱狼”:しょうがない。奥義使うぜ。
羽室ハムリン:なに!?
羽室ハムリン:追加忍法!?
九条匡真:ここで!?
フェルディナンド:ナニッ
八卦ミノリ:お、なんだなんだあ
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい……つい……
“朱狼”:『討魔顕現・天逆大狼』指定特技:刀術
範囲攻撃/狙い+撃ち/回数制限+懐
目標以外は奥義破り不可能、奥義破りに成功したキャラクターのみ対象外
+射撃戦1
同プロットのキャラクターを対象に選べない

九条匡真:やべえやべえ
“朱狼”:同プロットはミノリだけだな。
フェルディナンド:や、やばい
“朱狼”:それ以外の全員が対象。
羽室ハムリン:うわーん!僕死んじゃうよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ウゲーッ
九条匡真:借りた天国使います!
九条匡真:いいよね?
羽室ハムリン:借りた天国 すごい言葉
フェルディナンド:もちろんですよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:天だよ
羽室ハムリン:お願いします!!!!僕の命がかかっています
八卦ミノリ:天国返さなきゃ
“朱狼”:兵糧丸で刀術のマヒを回復。
system:[ “朱狼” ] 忍具:2 → 1
羽室ハムリン:誰だよ故障なおしたやつ!
八卦ミノリ:あのスペシャルがなければ!ww
羽室ハムリン:僕のマヒなのに!!!!!
フェルディナンド:www
“朱狼”:奥義破り。刀術から目標値6。
九条匡真:草
“朱狼”:回想入れる。
“朱狼”:修正+2
九条匡真:こいつ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:回想すな!!
フェルディナンド:ガチかよぉ!
八卦ミノリ:おにぃに修正投げらんないな……
羽室ハムリン:なんで判定妨害のこってないんだよ!!
九条匡真:どんまい
“朱狼”:+3だったわ 修正
羽室ハムリン:九条くん感情いる?
九条匡真:感情?
羽室ハムリン:でも判定自動成功だから
羽室ハムリン:いらないよね?
九条匡真:うん
羽室ハムリン:おけー
フェルディナンド:いまは朱狼さんの奥義破りだね
“朱狼”:SG#3+3>=6 (判定:刀術) (SG+3@12#3>=6) > 3[1,2]+3 > 6 > ファンブル
九条匡真:あっ
羽室ハムリン:!!!!!!!!!
“朱狼”:神通丸。
ジルマール・ゴンサルヴェス:!!!
八卦ミノリ:ぎゃは
九条匡真:くそーっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:すな!!
羽室ハムリン:すな!!!!!
system:[ “朱狼” ] 忍具:1 → 0
フェルディナンド:もってるかよォ~~~!
“朱狼”:SG#3+3>=6 (判定:刀術) (SG+3@12#3>=6) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
“朱狼”:あぶね~
羽室ハムリン:クソがよ~~~~!!!!!
フェルディナンド:誰だ故障直したやつ!!!!!!
八卦ミノリ:wwww
“朱狼”:故障治ってなかったら終わってたぜ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:破るな~~~~!!
九条匡真:しょうがねえなあ
羽室ハムリン:じゃあ……死にます
八卦ミノリ:ハムリーーーン!!
九条匡真:奥義を使います。
“朱狼”:じゃあな妖魔!
“朱狼”:何!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:なにっ
羽室ハムリン:なにっ!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:つい!?
フェルディナンド:何ッ!?
“朱狼”:二度目の…?
九条匡真:■奥義
《凶魔顕現・禍津大蛇》
指定特技:呪術
効果  :絶対防御/くらまし/防御低下
演出  :一時的に自身の能力を大幅に引き上げる呪い。 限界を超えた継戦を可能とする。
さあ、もっと見せろ。

“朱狼”:追…?
“朱狼”:うわあああ
八卦ミノリ:クジョキョが判定妨害を?!……そっちか!!
九条匡真:ハムリンのダメージを3点軽減。
ジルマール・ゴンサルヴェス:親の顔より見たくらまし絶対防御
九条匡真:世話が焼ける!
羽室ハムリン:く、九条君……!!!!!!
羽室ハムリン:あ、ありがとう…………!!!!!
羽室ハムリン:生きてる!うえーん!!
“朱狼”:他になんかなければ、任意の【生命力】-2と射撃戦1だぜ。
九条匡真:これ以上なにもなければミノリとハムリン以外は食らうかな?
八卦ミノリ:えらいこっちゃ
ジルマール・ゴンサルヴェス:つまり3点!?!?
フェルディナンド:僕は従者が全滅して、儀式忍法の念度も2減少するよ! 僕自身も痛い!
“朱狼”:ねんどくんは2点だね。
羽室ハムリン:ねんどさん……
system:[ フェルディナンド ] 追加:2 → 0
フェルディナンド:えーと忍術削ろう
system:[ フェルディナンド ] 忍術:1 → 0
九条匡真:1点残ってた【頑健】消えて忍術謀術消します
system:[ フェルディナンド ] 念度:6 → 4
system:[ 九条匡真 ] 忍術:1 → 0
system:[ 九条匡真 ] 謀術:1 → 0
ジルマール・ゴンサルヴェス:器術忍術妖術……で!
system:[ 九条匡真 ] 頑健:1 → 0
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 器術:1 → 0
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 戦術:1 → 0
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] 妖術:1 → 0
傭兵A:先に逝くぜ、バカ野郎ども!
ジルマール・ゴンサルヴェス:忍術じゃねえ戦術だ
八卦ミノリ:そういうキャラなんだ
傭兵B:後は良しなに。
九条匡真:傭兵ーっ
“朱狼”:にどとくんな!
“朱狼”:手番終わり。
八卦ミノリ:ふぅ~~~~~~~
八卦ミノリ:やる、か、《刀術》はお互い持ってる。
八卦ミノリ:付き合ってもらうぜ、地獄のギャンブルによ
“朱狼”:おもしれえ
八卦ミノリ:ミノリの手番、奥義を使用します。
“朱狼”:奥義!?
羽室ハムリン:奥義!?
羽室ハムリン:追加忍法!?
フェルディナンド:何っ!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:なに!?
九条匡真:奥義でギャンブル!?
フェルディナンド:ここまで追加忍法いなかったじゃないか…!
ジルマール・ゴンサルヴェス:んぽ……んぽ……
八卦ミノリ:奥義!【把・羅・亡・乱(ぱらぼら)】、効果は追加忍法!
指定特技は《医術》。巡らし(他流派忍法取得可能)/回数制限。(2回の使用制限)

“朱狼”:つついのつい……
“朱狼”:マジ!?
羽室ハムリン:追加忍法!?!?!?!?!?!
ジルマール・ゴンサルヴェス:追加だ!!!!!
フェルディナンド:うわあああああああ! 追加忍法だあああああああああああああ!!!
九条匡真:だから多いんだよ!追加が!
“朱狼”:やっぱりTier1じゃないか(激怒)
羽室ハムリン:追加忍法は本当にあったんだ!!!父さん!!!!!!!
八卦ミノリ:使用する忍法は……【水晶眼】。
“朱狼”:オホホホホ……
八卦ミノリ:生命点を1消費し、スペシャル値-2。
九条匡真:うわっそういうことか
フェルディナンド:ひぃ~!?
八卦ミノリ:戦術を潰します。
system:[ 八卦ミノリ ] 戦術:1 → 0
ジルマール・ゴンサルヴェス:生命点と奥義枠まで使う地獄のギャンブル……
八卦ミノリ:【閃電】で"朱狼"を攻撃。
八卦ミノリ:命中判定前に【凶手】を使用。
“朱狼”:成功するかな~?
八卦ミノリ:《歩法》で判定。
九条匡真:走法!
八卦ミノリ:最後まで間違えまくる
八卦ミノリ:はいミノリ……走ります
八卦ミノリ:SG (SG@10#2>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
八卦ミノリ:じゃあ、行くぜ
“朱狼”:ウ~ン
フェルディナンド:【水晶眼】【水師】【凶手】で……スペシャル値-6!?
九条匡真:怖いこと言ってる
八卦ミノリ:スペか否かなので修正はいらないかな
九条匡真:了解
八卦ミノリ:SG (SG@6#2) > 6[3,3] > 6 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
“朱狼”:ぐおお
羽室ハムリン:さすがのスペシャル!!
八卦ミノリ:まずは一回成功。戦術回復。
system:[ 八卦ミノリ ] 戦術:0 → 1
ジルマール・ゴンサルヴェス:スペ!
八卦ミノリ:避けな!
“朱狼”:先にダメージ決めてもらおうかな。
八卦ミノリ:1d6 (1D6) > 6
“朱狼”:ww
八卦ミノリ:ひゃは
“朱狼”:ふざけんな!
九条匡真:草
ジルマール・ゴンサルヴェス:!!!
フェルディナンド:ホホw
羽室ハムリン:ギャハハハ!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:殺意に満ちている これが鞍馬か
“朱狼”:SG#3-2>=5 (判定:刀術) (SG-2@12#3>=5) > 6[1,5]-2 > 4 > 失敗
“朱狼”:うわ~マジか
羽室ハムリン:!!!!!!
九条匡真:あららあ
“朱狼”:水中厳しかったねえ!
九条匡真:水中……
八卦ミノリ:はあい、じゃあ……もういっぱあつ!
“朱狼”:もう死んでるのですが……
九条匡真:いやこいつ生命点残り6!
フェルディナンド:【閃電】は命中判定がスペシャルするたび再使用できる攻撃忍法!
system:[ “朱狼” ] 生命力:6 → 0
八卦ミノリ:【閃電】はスペシャルを出した時、再使用が可能だ
“朱狼”:なにい~?
“朱狼”:まさか?
八卦ミノリ:コストは【水師】の効果で潤沢だ
八卦ミノリ:最大5回放てるぞ
フェルディナンド:死体斬りもできるってのかい!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:狂っとるよ
八卦ミノリ:SG (SG@6#2) > 10[4,6] > 10 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
八卦ミノリ:ハハハハ!忍術を回復。
system:[ 八卦ミノリ ] 忍術:0 → 1
八卦ミノリ:1d6 (1D6) > 2
ジルマール・ゴンサルヴェス:狂ってるよ~
フェルディナンド:同時攻撃で、生命力減少はプロット終了時なので
フェルディナンド:まだ、朱狼は戦闘脱落していませんね。
“朱狼”:対象俺でいいの?
八卦ミノリ:そうだよ
“朱狼”:ちぇっ!
“朱狼”:SG#3-2>=5 (判定:刀術) (SG-2@12#3>=5) > 8[3,5]-2 > 6 > 成功
“朱狼”:最初に出してよ~
八卦ミノリ:もいっぱつ!!!
“朱狼”:もうやめて!
八卦ミノリ:SG (SG@8#2) > 11[5,6] > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
“朱狼”:朱狼のライフポイントはとっくにゼロよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:www
九条匡真:さっきから出目強くねえか!?
八卦ミノリ:ぎゃはははは、マヒを回復。
九条匡真:ほんとに零なんですけど
八卦ミノリ:1d6 (1D6) > 3
フェルディナンド:やりたいだけだこの子!
ジルマール・ゴンサルヴェス:やる気満々すぎるだろ
“朱狼”:SG#3-2>=5 (判定:刀術) (SG-2@12#3>=5) > 9[3,6]-2 > 7 > 成功
ジルマール・ゴンサルヴェス:ひょっとしてこれで全快??
羽室ハムリン:妖魔なんてなんぼぐちゃぐちゃにしてもええからね
九条匡真:頑張ってるんだけどなあ
“朱狼”:意味ないんだって!
八卦ミノリ:ちぇー
“朱狼”:ここで避けても!
九条匡真:いや、まだ忘却が残ってる
“朱狼”:おい!!
八卦ミノリ:更にいっぱあつ!
“朱狼”:黙っとけや!!!
八卦ミノリ:SG (SG@8#2) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
“朱狼”:ギャハハハハ!!!!
八卦ミノリ:おっと
九条匡真:こいつ忍具6つ持ってるんだけど
ジルマール・ゴンサルヴェス:ここに来て揺り戻しが
八卦ミノリ:でもまあいいかじゅうぶんはしゃいだし。
“朱狼”:わんぱく少女め。
九条匡真:わんぱくすぎる
“朱狼”:では……朱狼は脱落します。
九条匡真:お疲れ様……
羽室ハムリン:長い戦いだった……(死体蹴りが)
フェルディナンド:お疲れ様です。
GM:どうするか……
ジルマール・ゴンサルヴェス:お疲れ様……!
GM:一旦ロールするか……このまま行動するか……
羽室ハムリン:行動!?
羽室ハムリン:戦闘終了じゃないの!?
GM:終了ならそれでいいけど……
八卦ミノリ:まあ残り手番の行動宣言が終わってからじゃわね
GM:そうしよっか。
GM:じゃあプロット1のハムちゃんから
GM:0の匡真くん順に宣言どうぞ。
羽室ハムリン:じゃあ…………えっと……ちょっとまってね
羽室ハムリン:じゃあ……【ゆめのかけら】の情報を公開します。
GM:オ!
九条匡真:うおっ
羽室ハムリン:【ゆめのかけら】
羽室ハムリンが失い、喰らわれた【記憶】。
セッション中に1度だけ、このプライズの情報を公開することで、維持功績点が2点以下の妖魔武器を1つ獲得可能。

あなたはアルプという夢魔の血を引く一族だ。
ヒトの夢に入り込み、エネルギーを蓄えるあなたのような存在にとって、その夢ごと喰らう生態をもつ妖魔は仇敵を越えた天敵といっても過言ではない。
羅府にて、かの妖魔の存在をいち早く察知したあなたは鞍馬神流と手を組み、その存在を滅するために共に戦うことを決意するも、彼ら選りすぐりの忍びが羅府に降り立つ寸前で、その計画は露見してしまった。
かくして妖魔の腹を満たすための観光案内人(ナビゲーター)として、あなたは妖魔に助力する形となり。
最後には、様子の変貌したあなたを心配しやってきた、この羅府であなたの一番、身近なヒトである女性の夢までもが喰らわれてしまった。
その光景をあなたはもはや、泡沫の夢であるかのようにしか思い出せない。

ジルマール・ゴンサルヴェス:おっゆめ
フェルディナンド:ほほ~!
羽室ハムリン:獲得する妖魔武器は……!!!!!!【顔無の面】!!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:はは~なるほど……
羽室ハムリン:制御判定に+2修正だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:ははあ!
羽室ハムリン:生きる意志がある!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:なるほどねえ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:オッ!
九条匡真:えらい!
ジルマール・ゴンサルヴェス:帰ってくる気があって偉い!!!
フェルディナンド:これ最初から知ってたわけじゃないのによく妖魔化型持ってきましたね
羽室ハムリン:まあいけるっしょとおもっていた
羽室ハムリン:【顔無の面】を手に入れてウキウキし、僕の手番はおわり!
九条匡真:では俺の手番か
九条匡真:【おろちのかけら】の効果を公開します。
羽室ハムリン:何!?
GM:ム!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ろちかけ!
九条匡真:【おろちのかけら】
あなたに宿る魔性の血、その行く末。
クライマックスフェイズ中、自分の手番に使用できる。あなたはこのプライズの秘密を公開し、シーンに登場しているキャラクターを任意の数選び、以下4つの効果をセッション中に1度だけ適用できる。

①シーンに登場しているあなたのキャラクターを退場させ、セッション開始前に用意した階級・上忍(経験点は初期作成のものとする)のデータで作成したあなたのキャラクターひとりをクライマックスシーンに登場させる。
②新たに登場したあなたのキャラクターのプロットは、あなたの元々のキャラクターのプロットとなる。
③元々のキャラクターが所持していた以下のデータは、新たに登場させたキャラクターに引き継ぐものとする。
・感情
・秘密
・奥義情報
・元々のキャラクターの奥義1つ(上忍で修得できる奥義2つのうち、1つは元々のキャラクターの奥義となる)
・所持していた忍具の種類と数
・プライズ
④クライマックスシーンにて、あなたが指定したキャラクター全てが戦闘不能・脱落しなかった場合、あなたの使命は未達成となる。

フェルディナンド:ええ~~!?
九条匡真:そしてこの効果により
九条匡真:上忍状態になった九条匡真を
九条匡真:プロット0に
羽室ハムリン:み、ミノリ~~~!助けて~~~!!!!
九条匡真:出さねえ!
GM:全員殺せ~~~~!
羽室ハムリン:何ッ!?
GM:何!?
ジルマール・ゴンサルヴェス:なにっ!
八卦ミノリ:出さぬ!!
フェルディナンド:何ッ!?
九条匡真:人の手とか借りねえ!俺の獲物は俺が独り占めだぁ!
GM:こ、こいつ~~~~!!
九条匡真:指定するキャラクターは朱狼!
九条匡真:さあ美味しくやりあお……
九条匡真:……?
九条匡真:死んでる!
GM:なんだよこいつ、死んでんじゃん。
八卦ミノリ:えへ♥
九条匡真:というわけで、行動終了です。
GM:戦闘続行の意思はありますか?
フェルディナンド:自分はありません。
八卦ミノリ:誰かがまだやるんなら残るけど、そうじゃないなら無いかな
羽室ハムリン:僕も特に戦う意味はない!
ジルマール・ゴンサルヴェス:GM、今はまだ夜ですか?
GM:ぼちぼち明け方かもしれませんね。
九条匡真:怖い確認するじゃん
ジルマール・ゴンサルヴェス:ぼちぼちなら、まだギリギリロスタイムは続いてそうだ
九条匡真:ほっ。
GM:それでいいでしょう。
ジルマール・ゴンサルヴェス:戦闘の意志はありません。
羽室ハムリン:じゃロスタイム中に……余裕をもって……倒しておくか
九条匡真:ありません……なんか勝手にしょんぼりしています
GM:はい。
GM:では……クライマックス戦闘終了。
GM:おつかれさまでした。
羽室ハムリン:うお~~~!お疲れ様だね!!!!!!!!!!!!
八卦ミノリ:お疲れ~~~!
九条匡真:お疲れ様でした!チクショ~!
フェルディナンド:勝った~~~~~! お疲れ様!
ジルマール・ゴンサルヴェス:お疲れさまでした!!
GM:では最後の演出の方に入っていきましょう。
フェルディナンド:「手負いの獣は厄介だ。ディスカバーチャンネルもで見たからよく知ってるよ」
フェルディナンド:タブレットを操作する。足元が揺れる。
フェルディナンド:”アウターヘヴン”が上方へと移動しているのだ。強力なGが戦場を襲う!
フェルディナンド:「だから僕たち人間は考える。策を巡らし、リスクを減らし、迷いを晴らす」
フェルディナンド:「動けるもんなら動いてみなよ、外来種! この重力の下で、銃弾より速い自信があるならさ!」
仙狸:周囲の人間の精神ごと震わせる、けたたましい遠吠えが響く。
仙狸:「その程度の小細工が───この“仙狸”の前では」
仙狸:「児戯に等しいぞ!」
仙狸:今までより一層膨れ上がった、強烈な妖気。
仙狸:すべてを喰らわんとする邪気が、波のように君たちへと襲いかかる!
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!邪には邪をだねぇ!!!!!!!」
羽室ハムリン:大量の黒い羽根が妖気へと襲い掛かる。
羽室ハムリン:非常に性質のよく似た妖気、夢魔のエネルギー。それがぶつかりあい、相殺しあう。
羽室ハムリン:一度は敗れた相手に出来るのは――一時とはいえ、フェルディナンドからKuKuを借り、その時に自分の限界の超えた演算能力を手に入れていたから。
羽室ハムリン:「人間の小細工もね、案外悪い物じゃないんだよ!」
羽室ハムリン:自分では気づけなかった隙をつく効率的な攻撃法。それを再現し、妖魔の気力を抑え込む!
仙狸:「有りえん」
仙狸:「おれに劣る、ちっぽけな力しか持たぬきさまが」
仙狸:「小賢しい!」
仙狸:身体に纏わりつく羽根を一息で払う!
仙狸:再びの咆哮!霧散した気が再び収束していく。
鉄狼:羽根の影から、鋼の狼が飛び出す。
鉄狼:それは、人間の叡智の結晶であり──己の暴力で自壊するほどの、破壊の獣の具現である。
鉄狼:張り裂けるような高い金属音を立て、爪と、刃と、9mmの銃弾の嵐が。
鉄狼:『GYAAAUッ!!』
鉄狼:仙狸の顔面を、抉り飛ばした!
仙狸:轟音。
仙狸:ヒトのもつ力により、集まった気が次々に爆発するように消えて。
仙狸:妖魔の腹に溜め込まれた輝く“夢”が、次々に空へと散り。
仙狸:流星のように街に降り注いでいく。
仙狸:「あ、あ」
仙狸:「消える」
仙狸:「消える!」
仙狸:痩せ細った身体で、穴だらけの手を伸ばす。
ジルマール・ゴンサルヴェス:──ジルマール・ゴンサルヴェスの人格が二つに分かれたのはいつだったのか、彼自身正確には覚えていない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:しかしそれが、己でありながら他者として認識し合ったタイミングは、今でも覚えている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:幼いころ、父親に連れられ、映画館に行ったあの日。
ジルマール・ゴンサルヴェス:『バッドボーイズ』──家族想いなマーカス、プレイボーイのマイク。対照的な二人の刑事が、いがみ合いながらも親友として事件を解決するその映画を見て。
ジルマール・ゴンサルヴェス:片方は、クールな射撃の名手に──正確に言えば、そう演じられたキャラクターに憧れた。
ジルマール・ゴンサルヴェス:片方は、貧乏籤を引きがちな家庭人に──正確に言えば、それを演じた俳優に憧れた。
ジルマール・ゴンサルヴェス:そのときから、『己』は『マイク』で、『彼』は『マーカス』だった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『お前には黙秘権がある』──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:お互い、その憧れた道の才能があった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:一つの身体で二つの道を歩み、そしてその両方で成功した。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『お前の供述は、法廷で不利な証拠として用いられる場合がある』」
ジルマール・ゴンサルヴェス:それに不満を持っていたつもりはなかった。だが、『相棒』にはそうは見えなかったらしい。
ジルマール・ゴンサルヴェス:一度入れ替わってみないか、なんて、コメディ映画の筋書きみたいなことを提案され──
ジルマール・ゴンサルヴェス:反対しつつも最後には折れてしまったのは、それが『相棒』なりの気遣いだと分かっていたからだ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『お前には弁護士を呼ぶ権利がある』」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その結果がこれだ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:『相棒』を失い、その事実さえ忘れかけ、そのキャリアすら揺らいでいる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『もし弁護士を呼ぶ金がなければ』、……」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「もういいか。『バッドボーイズ』でも、ここまでは言ってなかった気がするし」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「獣にゃ、その権利も通用しねぇ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:拳銃を構え、伸ばされた手を撃つ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:如何に弱っているとはいえ、それだけでは、この大妖を討つには足らない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:しかしその弾は、その掌を貫き──
ジルマール・ゴンサルヴェス:或いは手裏剣に、或いは礫に、或いは銃弾になって、“仙狸”の身体へ降り注ぐ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:それらは、かつて“仙狸”が食らってきた者たちが、かつてその身へ放った攻撃の『記憶』だ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:"仙狸"がその身を回復しようとした妖気の増大を、表裏一体の神たるエシュの権能で『裏返した』。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「Exu matou um pássaro ontem, com uma pedra que só jogou hoje(エシュは昨日鳥を殺したが、それは今日投げた石で殺したのだ)
ジルマール・ゴンサルヴェス:「日本風に言うなら、こうかい?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「『お前はもう死んでいる』」
GM:降り注ぐ流星のような『記憶』。
GM:最後の一穴から、蠢くものがある。
“マーカス”:「“ジキル”博士の最期は知ってるだろ?」
“マーカス”:あなただけに見える影が、彼に囁いている。
“マーカス”:「だが俺は“マーカス”で、お前は“マイク”だ」
“マーカス”:「不幸なヘンリー・ジキルの生涯など、知ったことじゃねえ」
“マーカス”:「此処にゃあ、カリカリのベーコンも、熱々のコーヒーもありゃしねえ」
“マーカス”:「何より、俺を待つファンと」
“マーカス”:「お前の声が聞こえないのが、寂しくて堪らなかった」
“マーカス”:「でも……結構、楽しかったぜ。“相棒”」
“マーカス”:「またやってみねえか?」
“マーカス”:そう冗談めかして、笑い─────
“マーカス”:在るべき場所へと、戻っていく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「────」その感覚に、目を瞬かせて。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……二度とゴメンだ、バカ野郎」
仙狸:己が喰らった、夢が、記憶が。
仙狸:己を蝕み、貫き、削り。
仙狸:蓄えたすべてが。失われていく。
仙狸:「──────」
仙狸:悲鳴すら残せずに、妖魔は散り散りになり。
“蝙蝠”:妖魔が立っていた場所に、べちゃり、と吐き出されるかのように。
“蝙蝠”:そこに残るは、蝙蝠の羽根を背に帯びた少女が、気を失って倒れているのみ。
仙狸:“大妖”の気は、次々に消えていく。
仙狸:そして─────ほんの、一粒。
仙狸:忍びですら視認困難なほどの矮小のかけらが。外天から零れ落ちていく。
仙狸:天高く伸び上がった“外天”から宙へ漂い、地へと落ちていく小さなかけら。
仙狸:ぎょろりと小さな目玉が浮き出た後、姿形は小さな山猫の姿へ変貌し。
仙狸:「おのれ」
仙狸:憎悪の炎に染まる。
仙狸:もはや残された力など、零に等しい。
仙狸:今すぐに─────喰らわねば。
仙狸:喰らわねば!
仙狸:無限に続くような浮遊感の後。ふと“外天”の壁を見る。
仙狸:ぽかりと空いた穴から漂うのは。紛うこと無き、ヒトがもつ“夢”のにおい。
仙狸:本能の赴くまま、そこに飛び入って。
仙狸:「おお」
仙狸:「おお!」
仙狸:眼前に広がる、文字通りの“夢のような光景”に。歓喜に震える。
仙狸:溢れんばかりの、夢、夢、夢!
仙狸:思う存分、闇雲に貪り尽くし。
仙狸:そして、ふと気づく。
仙狸:幾ら喰らっても、満たされない。
仙狸:どころか。
仙狸:「出口、が」
仙狸:無限に終わらない、浮遊感。
仙狸:「ふ、巫山戯るな」
仙狸:「おれは、おれは、“仙狸”だぞ!」
仙狸:「千年生きた、大妖が!」
仙狸:「たかがヒトが造りあげた、界、ぞに───」
仙狸:「お、お」
仙狸:「おおおぉおぉおおオォォオォオ」
GM:“外天”とは、忍びを封じ込めておくため。
GM:迫りくる脅威に対抗するため。各階には、様々な科学的呪術結界が構築されている。
GM:此処はその一つ。
GM:夢を見るモノを、永遠に幻へと誘う牢獄。
GM:外天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。
GM:此処は百階。
GM:───“夢幻七億階層(The 700 Million Illusion floor)”。
“朱狼”:すん、と鼻を鳴らす。
“朱狼”:妖の血が己の身体を侵食していく度に、嗅覚は鋭さを増している。
“朱狼”:その“気配”が完全に絶たれたことを察し。深く息を吐く。
“朱狼”:「“蝙蝠”の息はある」
“朱狼”:「“黒猫”は……」かぶりを振る。
“朱狼”:「望むなら、この手であの妖魔を縊り殺してやりたかったが」
“朱狼”:「全く。何一つ上手くいかねェ」
“朱狼”:「悪いが。ハッピーエンドにゃ、まだ早い」
“朱狼”:「てめえらが断つべき“魔”は、依然」
“朱狼”:短刀をくるりと回す。「眼の前に在る」
九条匡真:「その言葉」
九条匡真:「そっくりそのまま返してやるよ」
九条匡真:「てめえが断つべき魔はここにいる」
九条匡真:「──英雄(おまえ)討伐譚(ものがたり)英雄(ヒーロー)は存在しない」
九条匡真:「ここにいるのは、我欲のためにお前を殺しに来た悪党だ。だから」
九条匡真:「──気にすんなよ。恨みっこなしだぜ」
“朱狼”:「“英雄”か」
“朱狼”:くつくつと笑う。
“朱狼”:「確かに、そんな大層なモンは。俺の知る限り、居なかった」
“朱狼”:「アンタらはどうだ?」
“朱狼”:「それに憧れ、その道を志す連中か」
“朱狼”:「はたまた……そこの“大蛇”と同種のクチか?」
フェルディナンド:「これだから、参っちゃうよな! 脳ミソ筋肉の連中は!」
フェルディナンド:這うようにして声を上げる。高Gの環境に自ら飲み込まれている。
フェルディナンド:「僕は英雄に憧れたよ! でもそれは、怪物を殴り飛ばしたいってのとイコールじゃない」
フェルディナンド:「悪人が悪さをしようとも思えないほどの、カッコいいヤツがヒーローなんだ」
フェルディナンド:「理不尽な不幸にあった人に、直接でなくても……希望を与えられる人間を、英雄って呼べるんだ」
フェルディナンド:「僕は、それを学んだぜ! 理想論がいっぱい映されたスクリーンで!」
フェルディナンド:タブレットを叩くと、再び機械音が響く。人型が形成される。
スター:それは、銀幕に映し出される黒人俳優に似ている姿だ。
フェルディナンド:「あまり表舞台を、舐めるなよ! 影の住人!」
KuKu:「不平等をただ、享受するしか無かった人たちを」
KuKu:「救ってきた姿を、KuKuはずっと、見ていました」
KuKu:「社長。その論法を以て、KuKuは断言します」
KuKu:「KuKuのヒーローは。ずっと────あなたでした」
フェルディナンド:「僕も同じだ。KuKuも僕と、誰かにとってのヒーローだ」
フェルディナンド:「全員がヒーロー。子供のお遊戯会みたいで、最高だろ?」
スター:上下スーツのシルエットをしている人型は、ポケットから拳銃を抜き放つ。
スター:大振りで不正確な発砲は、しかし台本に定められているかのように、朱狼に吸い込まれる。
スター:そして空いた方の手ではサインを送る。
スター:──続けるか、相棒?
“朱狼”:「きっと」
“朱狼”:「おたくのような連中はこの先、どんどん増えていく」
“朱狼”:「そのつもりがもし、無くとも。あんたは既に、“上級妖魔を圧倒せしめた”っつう実績が」
“朱狼”:「この先、一生付いて回るだろう」
“朱狼”:「なあ。“マーカス”」
“朱狼”:「いや。今ぁ、“マイク”か」
“朱狼”:「変わった野郎だった。何度斬ってやろうと思ったか」
“朱狼”:「然し……俺みてぇなモンにとって。奴は、眩しすぎた」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そうかい。──そうだろうよ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「エージェントの代役に“そっくりさん”の俳優が……なんて、いかにもB級スラップスティック・コメディだ。……その結末は、あんまり愉快じゃあなかったみてぇだがな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:言いながら、拳銃を構える。画的なスタイリッシュさは二の次の、実践的なスタンス。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「英雄、ね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ヒーローっつーには、CIAはちょっとダーティで、秘密主義すぎる」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ハニウッドスターは華やかだが、飽くまで役者。本物じゃない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:だが。
ジルマール・ゴンサルヴェス:役者として子供に夢と勇気を与え、エージェントとして国難回避のついでに知り合いの手伝いをする。
ジルマール・ゴンサルヴェス:そのくらいなら、できなくもない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ヒーローなんて器じゃあねぇ。ピンチヒッターが精々さ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:放たれた銃弾は、ブレのない正確な軌跡を画き、朱狼へ突き刺さる。
“朱狼”:忍びにとって、軌道を読むに容易い銃弾を避けることは、赤子の手を捻るより容易いもの。
“朱狼”:そんな常識を徹底的に覆す技法が、鞍馬には存在する。故に、侮るつもりなど最初から無い。
“朱狼”:然し、スターを象ったシルエットの、不規則な銃弾と────エージェントを全うせんとした男の、美しい程に正確な軌道を描いた銃弾が。
“朱狼”:妖魔と化した男の身体を貫き、穿ち。
“朱狼”:「────」膝をつき。その隙を見て、さらに己へと纏わりつかんとする召喚従者を、一太刀に斬って捨てる。
“朱狼”:「俺ぁ、匡真ほど詳しくは無ぇが」
“朱狼”:「ヒーローに一家言あるほどの作家先生だってことは、知ってるよ」
“朱狼”:「隠忍に属するモンだとは、それこそ夢にも思わなかったが」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!そうか、キミも魔が嫌いなヤツか!なのに魔になるとはまあ、可哀想なものだね!」
羽室ハムリン:「僕はあまり、狩りの途中になぞなぞをする趣味はないんだけど」
羽室ハムリン:「ヒーローなんて本当にいるのか、探している所かな」
羽室ハムリン:「いや、キミはきっと本当のヒーローなんだろうね」
羽室ハムリン:「でも生憎、僕は僕のヒーローをまだ知らないんだ」
羽室ハムリン:「なんせ僕はヒーローというには美しすぎるからね!!!!」
羽室ハムリン:漆黒の鳥が羽根を放つ。動きを阻害する筋骨隆々の腕が生えた羽根だ。
“朱狼”:「面白え男だ」
“朱狼”:眼前に迫る羽根に対し抵抗する素振りもなく。ゆらりと脱力し。
“朱狼”:「そんな殊勝なモンじゃねえよ、俺は」
“朱狼”:瞼を閉じる。

“朱狼”:記憶の糸を手繰り寄せる。
“朱狼”:鞍馬神流の信念に心酔し、境界の防人として。己の仕事に忠実だった頃。
“朱狼”:気まぐれに手に入れた外の世界の映像を、里で一番、己に懐いていた子供に見せてやったことがあった。
“朱狼”:ありきたりな物語だった。よく覚えていない。
“朱狼”:己の野望で世界を我が物にせんとした悪役を、超常的な力を持った人間が打ち破り。
“朱狼”:“英雄”と称されるにまで至ったとか。陳腐なストーリー。
“朱狼”:話の展開に年甲斐もなく、熱くなる瞬間はあった。
“朱狼”:然し、一方で。現実と重ね合わせ、冷めていく己の心も感じていた。
“朱狼”:エンド・ロールが終わった瞬間、隣で食い入るように見つめていた少年の眼に。
“朱狼”:ぞっとするものを感じたのも、ほんの一瞬。

“朱狼”:それから何年か経った折。見違える程に背が伸びた奴と共に受けたとある忍務。
“朱狼”:大恩ある鞍馬に反旗を翻し、離脱を試みた考え無しの馬鹿共を捕縛し。抵抗するようであれば斬る。
“朱狼”:二手に別れた片方をふん縛り。他方の奴の様子はどうかと。
“朱狼”:遠目に伺い───己の目を疑った。
“朱狼”:およそ格上だろう相手に、一歩も怯むだけでなく。
“朱狼”:己と同じ、その身体に眠る魔の血を抑え込むだけでなく。手足のように扱い、圧倒せしめる潜在能力(ポテンシャル)
“朱狼”:“天才”という言葉で奴を形容するには。
“朱狼”:その眼は、禍々しい色に染まりすぎていて。
“朱狼”:あの頃と同じように、綺麗な瞳をしていた。

“朱狼”:幾度、妖魔を殺したのだろう。
“朱狼”:幾度、同朋の死をこの眼で見てきたのだろう。
“朱狼”:内で抱えていた疑念の影の色は、どんどん濃くなって。
仙狸:「ひ、ひ」
仙狸:「ひひ、ひ!」
仙狸:「ははははははははははは!!!」
“朱狼”:生まれた迷いが────最悪の自体を引き起こす。
“朱狼”:己の弱さとろくに向き合うことをせず。
“朱狼”:また、その責任を─────誰かに押し付けようとしている。
“朱狼”:けれど、同時に思うのだ。
“朱狼”:彼が抱く理想の姿、信念。
“朱狼”:いずれそれは、彼自身を滅ぼす運命にあることを。
“朱狼”:それが。それだけ─────。
“朱狼”:「我慢ならねぇ」

“朱狼”の【秘密】
歴史ある鞍馬神流には厳しい掟が存在する。
表の世界と忍びの世の境界を守る使命を定められた鞍馬の忍びには、いまだに古めかしい精神論が幅をきかせ、掟と使命に縛られ命を落とす忍びは少なくない。
散らさずに済んだ筈の、かけがえのない同胞の命。
眼前で死を幾度も見届けるうち、あなたは次第に鞍馬という流派の体制に疑念を抱くようになった。
次代の鞍馬には、変革が必要であると。新たな風が必要であると。
そして───あなたは託すことに決めた。
鞍馬の型にはまらない発想、里の首領ですら一目を置く確かな実力。
何より、自分が最も信頼する忍び。
鞍馬神流の繁栄のため、散っていった同胞たちのため、あなた自身の大切なものたちのため。
たとえ流派の掟に背くことになっても。
“九条匡真の信念”を、殺すことになっても。
“己の信念”を貫き通すことを。

あなたの本当の【使命】は、九条匡真を英雄にすることだ。


“朱狼”:「忍びなんて奴らぁ、全員“ここ”がイカれちまってる」
“朱狼”:「そんな異常者たちを率いるってんなら、とびきりのやつがいい」
“朱狼”:「言わずもがな。ただイカれてる奴に、んな資格はねえ」
“朱狼”:「“異常”を抱えながら“平常”を持ち合わせるイカレ野郎が必要なんだ」
“朱狼”:「鞍馬を裏切った、薄汚え妖魔」
“朱狼”:「俺を殺すことで」
“朱狼”:「お前は、“英雄”になる」
“朱狼”:「“悪役”は“英雄”に勝てねェ」
“朱狼”:「否。勝ってはいけないんだよ」
“朱狼”:「そんな物語(ストーリー)を、誰が望む?」
“朱狼”:「断言するよ。九条匡真」
“朱狼”:「今のお前のままじゃあ、お前は勝てない」
“朱狼”:「勝ってはならない」
“朱狼”:「この先、未来永劫。お前の夢は叶わない」
“朱狼”:「お前が“悪役(くじょうきょうま)”で在り続ける限り」
“朱狼”:「本当に欲しいものは、手に入らねえ」
九条匡真:「──はっ」
九条匡真:「だから……そんなだから」
九条匡真:「お前が英雄なんだよ。七嶺」
九条匡真:「そんな姿になりはてても」
九条匡真:「己の、悔恨と、罪悪感が根源でも」
九条匡真:「お前は、他人を幸せにする、できる、しようとする」
九条匡真:「俺の英雄とは」
九条匡真:「我で誰かを幸せにするもの」
九条匡真:「俺の悪党とは」
九条匡真:「我で己を幸せにするもの」
九条匡真:「俺は、後者だ」
九条匡真:「勝ってはならない?夢は叶わない?誰も望んでなんていない?」
九条匡真:「──それがどうした」
九条匡真:「誰が望まずとも、これが俺の望み!俺の我!」
九条匡真:「俺が英雄となることが、お前の脚本だというなら」
九条匡真:「その結末を超えるまで」
九条匡真:「俺が英雄に?──やれるもんならやってみろや」
九条匡真:「俺はあくまで!悪役として!てめえを斬る!」
“朱狼”:「ガキが」
“朱狼”:ぽつりと零し。短刀を空高く掲げる。
“朱狼”:「いいだろう。俺の信念の前で」
“朱狼”:「どこまで、“我”を貫き通せるのか」
“朱狼”:「見せてみろよ。────匡真」
“朱狼”:空いた片手で印を組む。
“朱狼”:「オーム(om)フリーヒ(hrih)
“朱狼”:紡ぐは、“勝楽(サンヴァラ)”系密教のの七字真言。
“朱狼”:「(ha)(ha)
“朱狼”:息災、成功。安全や長寿を得られるとされるこの祈りには一方で。
“朱狼”:古くより、降雨を願うための祈りでもあった。
“朱狼”:「フーン(hm)フーン(hm)
“朱狼”:“しかしその真言には、本来の七字真言とは決定的な違いがある”。
“朱狼”:祈るべき時節が違う。
“朱狼”:時は夜明け、昼、夕暮れに唱えるべき真言を。
“朱狼”:絶対に唱えてはならないとされる、真夜中に唱えている。即ち。
“朱狼”:「パト(phat)
“朱狼”:掲げた短刀から、天へと向かって、一筋の光が放たれる。
“朱狼”:暗く、影を指していた空が。光に包まれる。
“朱狼”:幾度も己の身体を封じ込めようとした羽根は燃え尽き。
“朱狼”:天照し、魔の力を祓う神聖な気を帯びた短刀を。上段に構え。
“朱狼”:「討魔顕現───」
“朱狼”:振るう。
“朱狼”:「天逆大狼(あまさかるおおかみ)
“朱狼”:太陽を司る女神。その使者にして。
“朱狼”:日本で最も神聖とされる“けもの”の姿を象った、光が。
“朱狼”:あまねく全てを飲み込まんとする。
九条匡真:「ウン ハラバリタヤ ジンバラ」
九条匡真:対するは、光明真言。
九条匡真:「ハンドマ マニ マカボダラ」
九条匡真:光明を祈願し、修羅の諸罪を除くマントラ。
九条匡真:その逆回し。
九条匡真:「ベイロシャノウ アボキャ──」
九条匡真:凶なる魔性は光を願う。明かりを探す。されど。
九条匡真:「"怨"」
九条匡真:"罪を除くことなど望まない"。
九条匡真:この邪悪なる強欲は、我のものだとここに叫ぶ。
九条匡真:「凶魔、けん、げぇぇぇぇぇぇん」
九条匡真:「禍津オロォォォォォォォチッッ!」
九条匡真:己に乗せた呪いで限界を超え、光を打ち払う。
八卦ミノリ:対峙する二人の忍び。共に譲れぬ信念がぶつかり合い、その緊張感は最高潮に達し、そして――
八卦ミノリ:そして、その双方に、いや、この場の誰にも気取られることなく八卦ミノリがそこに立っている。
八卦ミノリ:"朱狼"の目と鼻の先、疾うの昔に剣士の間合い。
八卦ミノリ:この距離まで近づいた、その光景ごと齧り取られたかのようにミノリは突然に現れていた。
“朱狼”:「──────」
八卦ミノリ:声が、響く。
八卦ミノリ:「おん あろりきゃ そわか――」
八卦ミノリ:「"観"」
:遠く、遠くの昔。魔に落ちた大悪忍を征夷せんと五人の貴き勇士が集った。
:古き書物にて【ごぜんさま】と記される彼らは、その高貴な血筋から現在においては"御前様"であると解釈されているが、正しくは【五前様】である。
:彼らは五前であり、後に続く五もまた存在する。それぞれに、影から主を支える忍びがいたのだ。
:五後の数字を名に賜り――六塔。
:七嶺。
:八卦。
:九条。
:そして十玻璃。
:合わせて【五過影傑】。今では、その血に連なる者たちの記憶からも失われた太古の血盟。
:八卦ミノリは元々、鞍馬神流の血族ではない。忍びの世界から徐々に遠のいた八卦の家に流派と言えるようなものはなく、強いて言うならハグレモノの家系と言えるだろう。
:ミノリは特殊な魔眼を持つ孤児であったことから斜歯忍軍に目をつけられ、斜歯・比良坂・鞍馬の共同による、"生きた呪術兵器"開発研究の検体として再び影の世界へと踏み入れることとなった。
:しかし、ミノリの持つ魔眼は彼らの目的に沿うものではなく、早々に役目を失うこととなる。
:斜歯忍軍のとある忍者博士が貴重な魔眼であると私的な研究目的に欲しがったが、とある鞍馬の家の長がミノリを強引に引き取った。
:実験体としてでなく、たとえ忍びであろうと人としての生を歩ませるために、と。
:全ては物心つく以前の話であり、ミノリは己の身の上を正確には知らない。
:その先で八卦と九条は再び巡り合ったが、それはただの偶然であり、そこに特別な意味はない。
:だから、これはミノリが自らの生を使い手に入れた自分だけの特別な縁であり――
八卦ミノリ:己の真のちからを解き放つ呪詞を唱える。
八卦ミノリ:「鏡魔(きょうま)―――俔眩(けんげん)
八卦ミノリ:眼帯を毟り取り、懐から取り出した眼薬を一雫。
八卦ミノリ:投げ捨てた眼帯の下で彼女の左目に二重に蓋をしていた特殊な薬膜が溶解し、涙とともに洗い流されていく。
八卦ミノリ:ミノリの左目、その真眼は魔の視線をかき集め吸収し、増幅、変質、それを相手が最も嫌う形で反射する"魔眼殺し"の瞳である。
八卦ミノリ:ならばそれは魔眼や邪眼を持つものにしか通用しない力なのか。
八卦ミノリ:否。
八卦ミノリ:人類学の分野において【邪視】と呼ばれる世界的に普遍な概念がある。人や物に災いをもたらす超自然的な力をもつ目、およびその力の行使や作用をそう言い表す。
八卦ミノリ:悪意の籠もった視線は、対象に災いをもたらす。それは気分を害する軽微なものから、その生命を奪う重篤なものまで、大小はあれそれはすべての人にあらかじめ備わった機能だ。
八卦ミノリ:すなわち、"意志あるものの瞳は例外なく魔眼であり邪眼である"。
八卦ミノリ:その左目が、ぐるり、と捻れ、輝きを放つ。
八卦ミノリ:奪われる、眼の前の獲物を、ぶつけ合う信念をも強引に引き寄せ、齧る、"視線を奪われる"。
八卦ミノリ:八卦のミノリの、忍者刀が煌めく。
八卦ミノリ:剣士としての腕では、未だ到底七嶺には届かぬ八卦の剣が宙に引く残光に、瞳を奪われる。
八卦ミノリ:“朱狼”は"視る"。
八卦ミノリ:己が最も嫌がる勘所、軌道、間合い、呼吸その全てを、八卦ミノリの瞳に写った他ならぬ自身の目が語っているのを。
八卦ミノリ:一撃は、辛うじて受け流せた。
八卦ミノリ:二撃目は、より真に迫った。
八卦ミノリ:三撃目は、気づけば既にその身の内に食い込んでいる。
八卦ミノリ:「―――ッ」ぞぶりと、命を齧る手応えが全身を駆け巡る。
八卦ミノリ:斬光に赤い飛沫が交じる、四撃目は、使い手の技量を上回る負荷を前にその忍者刀の刀身が砕け散ることで未遂に終わる。
“朱狼”:己が放った、渾身の奥義。
“朱狼”:己の願いを、奴の呪いが阻み。
“朱狼”:そして───“己”はそれを“視る”。
“朱狼”:「─────ああ」
“朱狼”:「相変わらず。ドブ臭え」
“朱狼”:「結局は、何も信じてねえ」
“朱狼”:「陰気臭くて、俺がこの世で、一番嫌いな色だ」
“朱狼”:臓腑を貫いた忍者刀を見下ろし、朱を吐く。
“朱狼”:血飛沫が、少女の顔に舞う。
“朱狼”:「思えば」
“朱狼”:「お前の眼を、ちゃんと視たのは。初めてだった」
“朱狼”:「鏡でも視てるのかと思ったが」
“朱狼”:「───ミノリ」
“朱狼”:「悪かった。あんまり、相手。してやらなかったろう」
八卦ミノリ:「……」
八卦ミノリ:「ナナミン、ごめんね、クロにゃん、間に合わなくて」
八卦ミノリ:「それと、おにぃを想ってくれて、ありがとう」
八卦ミノリ:「でも」
八卦ミノリ:「ボクの方が、大好きだから」
“朱狼”:「くく」
“朱狼”:「そうだな」
八卦ミノリ:言って刀を振り、血を散らす。
八卦ミノリ:きっと、同じものを視ていた。
八卦ミノリ:この人は、自分と同じく、あの人の本性を知っている。
八卦ミノリ:兄は、自分を愛している。大事にしてくれている。
八卦ミノリ:その一方で、いつもどこか遠くを視ている。
八卦ミノリ:ボクは、ここにいるのに。
八卦ミノリ:フェルディナンド が言った言葉が頭をよぎる。『悪人が悪さをしようとも思えないほどの、カッコいいヤツがヒーローなんだ』
八卦ミノリ:そうなのかもしれない。
八卦ミノリ:だが、そのヒーローを前にして尚、己の悪を昏々と燃やす特別な存在がこの世にはいる。
八卦ミノリ:ただの悪人ではない、特別な悪。ヒーローの対になる存在。
八卦ミノリ:ヴィラン。ミノリは、それを見た。
八卦ミノリ:3年ほど前の話である。
八卦ミノリ:八卦ミノリが身を寄せる鞍馬の家には齢十二にして行う元服の儀が存在する。
八卦ミノリ:それはただの形式的な行事であるが、武家は形式を重んじる。単身で妖魔を討伐し、忍務を達成すること。それによってようやく半忍前と認められるのだ。
八卦ミノリ:標的にされる妖魔は、強いものではない。試練と呼べるようなものではない形だけの試験である。ミノリの標的もまた、手こずるには値しない低級な妖魔であった。
八卦ミノリ:誤算は、その妖魔が夢魔であったこと。
八卦ミノリ:そして一人の力ある忍びが、既に人を惑わすその妖魔の虜となっていたこと。
八卦ミノリ:試験官を名目に念の為、と心配性の長がこっそりと付けた九条匡真がその場に駆けつけた時、八卦ミノリは既に半死半生の状態であった。
八卦ミノリ:そして、そこには九条匡真にとっての誤算もまた存在した。
八卦ミノリ:夢魔の妖力に堕ちたと思われた忍びはまったくの正気であったのだ。
八卦ミノリ:彼は、正気にて恋に落ち、また愛する人の【秘密】を探り当て、決意を固めていた。
八卦ミノリ:世のため人のため、彼女を斬らねばならない。
八卦ミノリ:だが、愛する人が他者の手にかかること罷りならぬ。愛するがゆえ、己自身の刃で始末を付けるのだと。
八卦ミノリ:愛する者、そして世界の双方を守らんというその悲壮な覚悟が、"大蛇"の琴線に触れた。触れてしまった。
八卦ミノリ:そして最後の誤算は、血溜まりの中で動かぬ八卦ミノリに薄っすらと意識があったこと。
八卦ミノリ:その後の光景をしかと視届けられてしまったこと。
八卦ミノリ:「【使命】のために、愛する人を斬れるやつ……そういうのが、好みなのかなって」
八卦ミノリ:だから、此度の忍務(キルオーダー)はある種の好機なのかもしれないと思った。
八卦ミノリ:忍務のためにあなたを斬れるなら。それはあなた好みの女だろうか、と。
八卦ミノリ:でも、そうじゃないってわかった。
八卦ミノリ:だから――
八卦ミノリ:「ああ、きっと……この先、未来永劫。ボクの夢は叶わない」
八卦ミノリ:──それがどうした。ならば、せめて好きにやろう。
八卦ミノリ:「守ってあげる」
八卦ミノリ:九条匡真の魔性、それが向かう先は確定的な破滅だ。“悪役”は“英雄”に勝てない。化け物はいつだって、終いは人に退治されるのだから。
八卦ミノリ:「他ならぬ、あなた自身から、ボクがあなたを守ってあげる」
八卦ミノリ:おぞましき慈しみに濡れた瞳が煌々と光を放つ。その水晶の魔眼でこの場の魔をかき集め、齧り、自らの血肉としながら。どこまでも愚かに、人間らしく言い放つ。
八卦ミノリ:それが八卦ミノリの、世界への、呪われた運命への宣戦布告であった。
九条匡真:「──な」
九条匡真:斬光を凌ぎきった先。反撃に転じようとした矢先。
九条匡真:九条匡真もまた、それを視ている。
九条匡真:「ふ、ざけ」
九条匡真:手を伸ばす。
九条匡真:届かない。
九条匡真:感じ取っていた。己の中にある力の残滓。
九条匡真:それを解放すれば、未だ到達できぬ高みへ手が届く。
九条匡真:その力が、力に宿る意思が、言っていた。
九条匡真:まだ間に合う。
九条匡真:力を解放し、奴を倒せと。
九条匡真:その力の欠片には、確かに意思が宿っている。
九条匡真:使えば、その意思が起きるのがわかった。
九条匡真:(いやだね)
九条匡真:──だから、拒絶した。
九条匡真:その意思が誰のものであろうと。
九条匡真:この英雄は俺のもの。俺だけのもの。
九条匡真:他人にこの光景を共有するなど、ごめんだった。
九条匡真:その結果が、これだ。
九条匡真:七嶺透守の言葉の通り。九条匡真の夢は叶わない。
九条匡真:悪役は既に。
九条匡真:勝てる機会を自ら投げ捨てていたのだから。
九条匡真:「ち」
九条匡真:「ちっ……!」
九条匡真:「ちぃくしょぉぉぉぉぉっ……!」
九条匡真:届かぬ手の代わり、無念の声だけが届いた。
“朱狼”:望む形で、己の命に幕を引く形にはならなかった。
“朱狼”:結局はこうだ。俺の願いはいつだって、叶わない。
“朱狼”:だのに。
“朱狼”:「ふ」
“朱狼”:崩れ落ち。地に伏せたまま。心の底から、可笑しそうに笑う。
“朱狼”:「ふ、ふ」
“朱狼”:「玩具を取り上げられた、ガキみてえな声だ」
九条匡真
九条匡真:血溜まりに倒れ伏す狼に、ようやく追いつく。
九条匡真:「お前を殺すのは俺だ」
九条匡真:「そう言ったろうが。下手うちやがって」
九条匡真:不満そうに、勝手なことを言う。
“朱狼”:「ミノリの技量を舐めてかかった、てめぇも悪い」
“朱狼”:「いや───あいつだけじゃない」
“朱狼”:「結局は全員、立ち上がってるんだ」
“朱狼”:「よう、匡真」
“朱狼”:「世界は広いなあ」
九条匡真:「今更かよ」
九条匡真:「海の外に出てようやく気づいたか?」
“朱狼”:「ダウンタウンの映画館で、眼ぇキラキラさせてたガキの分際で」
“朱狼”:「俺に偉そうな口、聞くんじゃねえや」
“朱狼”:「覚えてねえか」
九条匡真:「そんなガキに、流派任せようなんて思ってんじゃねえや」
九条匡真:覚えてはいない。でも、わかっている。そういうこともあったろうと。
九条匡真:目覚めた直後、狸が扮する七嶺に随分世話を焼かれた。
九条匡真:それを怪しみはしても、不自然とは思わなかった。
九条匡真:こいつはそういう男だったから。
九条匡真:「七嶺」
九条匡真:「俺は、英雄にはならないよ」
九条匡真:だから、死ぬ前に伝えておくべきだと思った。
九条匡真:「だって、俺が英雄なら」
九条匡真:「俺が殺してきた奴らはどうなる?」
九条匡真:「俺に殺されるお前らは何になる?」
九条匡真:「英雄に殺されるお前らは、悪役だったとでも言うのか?」
九条匡真:「お前らがお前ら自身の為に生きるのは」
九条匡真:「間違いだったとでも?」
九条匡真:「認めねえ」
九条匡真:そうじゃないんだ、と。
九条匡真:「俺は、俺の愛するお前らを」
九条匡真:「正義や大義になど殺させはしない」
九条匡真:「気高く、美しく生きるお前たちが」
九条匡真:「"正しさ"に殺されることなんてあってはならない」
九条匡真:「そんな悲しい話が、あってたまるかよ」
“朱狼”:瞼を閉じる。
“朱狼”:「どこまでも」
“朱狼”:「救えねえ野郎だ」
九条匡真:「おうとも」
九条匡真:「お前らは、最後まで正しく生きて」
九条匡真:「殺されたのは、間違いであるべきなんだ」
九条匡真:「だから──救えねえで結構」
九条匡真:「俺は間違い(あくやく)であり続ける」
九条匡真:「……」
九条匡真:わずかに目を閉じて。
九条匡真:「なんて、な」
九条匡真:にぃ、と。笑う顔は紛れもない魔性。
九条匡真:「建前にしちゃよくできてるだろう?」
“朱狼”:その顔を、“朱狼”が見ることは。
“朱狼”:既に叶わない。
“朱狼”:血溜まりの上で。“朱狼”────七嶺透守は。
“朱狼”:既に事切れている。

“朱狼”:背景:侵蝕により、“朱狼”は死亡しました。

八卦ミノリ:「どうして……」
八卦ミノリ:「ボクを、視ないの?」
八卦ミノリ:ぞう、と、この場の全員が場の空気が下がるかのような錯覚を得る。
八卦ミノリ:否、錯覚ではない。ミノリから発せられる瘴気が周囲に霜を走らせる。
八卦ミノリ:その瞳は、未だ息絶えた“朱狼”や"仙狸"の魔を齧り続け、より妖しい輝きを増している。
八卦ミノリ:「まだ、足りないんだね」
八卦ミノリ:「いいよ、やろう、これからもずっと」
八卦ミノリ:「あなたがお願いだミノリ、やめてくれって泣きついてくるまで」
八卦ミノリ:「ずっと、ずっと楽しく遊ぼうね」
八卦ミノリ:「救えない?ハハ」
八卦ミノリ:「ふたりとも、バカだな、ボクが救ってあげるのに」
八卦ミノリ:「悪役であり続ける?……フフ、フ、おかし」
八卦ミノリ:「ふたりとも、悪役として、ボクに叶わなかったくせに」
八卦ミノリ:ミノリは、七嶺を斬った。
八卦ミノリ:それは忍務のためではなく、世界や正義のためでもない。
八卦ミノリ:他ならぬ、自分の狂った忠義のために。
八卦ミノリ:「じゃあね、おにぃ」
八卦ミノリ:「そのうち、ボクがあなたを人間にしてあげるから」
八卦ミノリ:そう言い放つと、ミノリはとびきりの笑顔で九条匡真へと笑い掛け。
八卦ミノリ:"外天"の端から、夜空へと身を翻し、街へと跳び去った。
八卦ミノリ:年相応の、あどけない、無垢な笑顔であった。
羽室ハムリン:嵐のような少女が飛び去るのを目で追って。
羽室ハムリン:害意のある妖魔たちが全て討たれたのを見て、ひっそりと胸をなでおろす。
羽室ハムリン:魔になりたての者は後先考えずはしゃぐからいけない――
羽室ハムリン:あの光の波に吞まれていたら恐らく無事では済まなかっただろう。
羽室ハムリン:そういった意味では、鞍馬の兄妹に助けられたといえるか。あの水晶の眼は己にも毒であるが。
羽室ハムリン:小さく笑みを浮かべる。
羽室ハムリン:たくさんの夢を見て来た。
羽室ハムリン:そのすべては、『自分ではない誰か』を切に求めていて。
羽室ハムリン:その姿があまりにも幸せそうだったから。
羽室ハムリン:羨ましくて、夢を見る事にしたんだ――紙の上で。
羽室ハムリン:自分以外の何かがいなければ生きられないものを。
羽室ハムリン:誰かの夢を守らなければ生きられないヒーローを。
羽室ハムリン:たくさん描いて、夢を見て来た。
羽室ハムリン:僕はずっと、ヒーローになりたかったし、
羽室ハムリン:ヒーローが欲しかったんだね。
羽室ハムリン:自分一人だけでは完結しない何かが欲しくて。
羽室ハムリン:でも傷一つない完璧な美しさの前では、全てが自分一人で完結してしまって。
羽室ハムリン:しかし。
羽室ハムリン:殺生の世界とは無縁に生きて来た"一般人"の青年の交流し。
羽室ハムリン:二つの人格を持つエージェントに、美しい名をもらい。
羽室ハムリン:独りで生きていけるような顔をして、その実他の誰かを切実に求める少女の狂撃を見て。
羽室ハムリン:夢を魅せ、追う身勝手な大蛇に今守られ。
羽室ハムリン:その夢の欠片が少し、見えたような気がした。
羽室ハムリン:「……ハハハハ!!楽しかったね!」
羽室ハムリン:「縄張り争いは終わった。また会うこともあるだろう!」
羽室ハムリン:砕けた忍者刀の欠片を手に取る。
羽室ハムリン:壊れ何者でもなくなった、そんなもの(美しくないもの)に感傷を抱くなんて珍しい事だ。
羽室ハムリン:しかし、あるいはそういったものがこの魔を人の営みの中に留めて居るのかもしれないなんて。
羽室ハムリン:弱音を抱くほど、きっとこの戦いで消耗したのだろう。美しくない事だ。
羽室ハムリン:刃の欠片に顔を隠すようにし――美しい男は煙のように消えていった。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……なんつーか」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その光景を眺めていた男が、なんとも言えない表情で頭をかく。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ヒーロー譚っつーか、新ヴィランのビギニングみたいな話になってねぇか?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺が知らねぇだけでクラマってのはみんなこうなの?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:特に答えを求める訳でもなく呟き、踵を返す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ま、俺もそろそろお暇させてもらうぜ。何しろ──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:振り返りながら、天を指さす。
ジルマール・ゴンサルヴェス:空は白み始めているが──未だ、朝日は昇っていない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ロスタイム中だからな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あばよ、キョーマ。──ああ、それと」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ミノリに伝えといてくれ。次の映画は──」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「きっと傑作だってな」
九条匡真:「さっきの見たあとで俺に頼むのかよ」
九条匡真:ボリボリと頭をかいて、朝日が登る前に踵を返す。
九条匡真:「伝えとくよ」
九条匡真:音もなき歩法でミノリの後を追う。
九条匡真:「っつーかあいつ、このあと一緒に帰るのわかってんのか?」
九条匡真:「気まずいどころじゃないんだが!?」
九条匡真:大体、なんで視ないのだと?
九条匡真:視たらキレそうだから視ないようにしてたに決まってんだろうがバーカ!
九条匡真:「お前だから見せたくないんだっつーの」
九条匡真:そういう特別を理解できないのだから、まったくガキだ。
九条匡真:「まぁったく」
九条匡真:お前の言う通り。
九条匡真:「うまくいかねえな、悪役!」
GM:クライマックスフェイズを終了します。
GM:これより、エンディングとなります。

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ED1:八卦ミノリ

GM:■ED1・八卦ミノリ
GM:羅府へと渡り、悪逆の限りを尽くした妖魔・仙狸。
GM:および。
GM:“表向きには”─────鞍馬を裏切ったとされる妖魔・“朱狼”の討伐に成功した、君たち鞍馬の忍びは。
GM:決戦から数日かけ、日本へと帰国し。その足で“里”に帰郷することと相成った。
GM:ただし。
“蝙蝠”:「ふん」
“蝙蝠”:「アタイがお前らと仲睦まじくトコトコ帰るわけ、ね~だろ!」
“蝙蝠”:「師匠がいなくなっちゃったから、お前らと違ってアタイはひっぱりだこなんだよ!」
“蝙蝠”:「じゃあな、アホ兄妹!」
“蝙蝠”:「………あ、あと」
“蝙蝠”:「………あ、」
“蝙蝠”:「何でもね~よ!バ~~~カ!」
GM:べろべろと舌を出し、“蝙蝠”の名を冠する少女だけは、忙しなく去っていった。
GM:「戻ったか」
GM:その屋敷にて、いつものように威厳を感じさせながらも。
GM:どこか温かい色を帯びた声で、二人に声をかけるのは、巌のような大男である。
GM:「長旅、苦労をかけた」
九条匡真:「もったいないお言葉です」
八卦ミノリ:「アメリカは、騒がしかった」
九条匡真:頭を上げずに返答する。
八卦ミノリ:先程まで道場で門下生たちにお土産を配っていたミノリは涼しい顔で応える。
八卦ミノリ:あの激闘の翌日、八卦ミノリは唖然とする九条匡真の前に平然と現れ、一連の出来事が白昼夢か何かであったかと首をかしげるほどに普段通りに振る舞った。
八卦ミノリ:ちなみに皆に配っていたのは「白い恋人」である。成田の空港に着いてから「あ、お土産忘れてた……」と言い出したのだ。
GM:「ミノリねえちゃん、これ!うますぎる!」「アメリカのおかしってこんなにおいしいの!?」「あたしも行きたかった……」
GM:遠くより、ミノリより幾ぶんか小さい子たちの、喜びの声がうっすらと聞こえてくるかもしれない。
八卦ミノリ:「君たちもビッグになったら行けるよ」とかなんとかテキトーな事を言っていたミノリであるが、今はこうして九条と並んで長へと向かい合っている。
八卦ミノリ:「うん。斬ったよ、ちゃんと」
八卦ミノリ:おおよその報告は既に"蝙蝠"から行っているはずだ。
GM:「うむ」
八卦ミノリ:だからこれは形式的なものだろう、そして武家は形式を重んじる。
GM:「……七嶺の格は、九条に並ぶ」
GM:「言うまでもないが。七嶺は代々、抜け忍狩りとしての役目を全うしていた家系」
GM:「その立場故に。忌々しく思う連中は決して、少なくない」
GM:「奴は───過剰なまでに、闇を視続けてしまったのかもしれぬ」
八卦ミノリ:「オヤジは、どう思う?」
八卦ミノリ:「今回のことさえなければ、ナナミンはナナミンのままでいられた?」
八卦ミノリ:「それとも、どこかで必ずやってくる"その時"がたまたま今回だっただけ?」
八卦ミノリ:「おにぃは、どう思う?」
九条匡真:「……」
GM:顎に手を当てる。
九条匡真:口は開かない。男が答えるまでは。
GM:「おれは、あれが“朱狼”の名を冠される前から、あれのことを知っている」
GM:「必然」
GM:「そうあるように思う」
GM:「それが……七嶺透守という忍びだからだ」
GM:視線を上げ、石のような瞳が“大蛇”を見る。
九条匡真:「"朱狼"は」
九条匡真:意見を求められたと判断し、ようやく口を開く。
九条匡真:「現在の鞍馬の在り方に、疑問を持っていました」
九条匡真:「掟と伝統のみに囚われず、変化を受け入れるべきだと」
九条匡真:「忍務の中で、そうやって変化した忍びを幾人も斬ってきた」
九条匡真:「その影響もあるでしょうが」
GM:「うちは───古風だからな」
GM:「それを嫌うものも、まだ多い」
GM:「故に……お前たちに、託したのだろう」
八卦ミノリ:「託されたのかな……」
八卦ミノリ:首をかしげて、頭上にかざした右手を視る。
八卦ミノリ:その指先には未だ克明に生命を囓った感触が残っている。
八卦ミノリ:彼の、七嶺の想いを受け取れたとは思えない。
八卦ミノリ:自分は、自分の眼はただあの場で自分勝手に魔を貪り齧り、死を振りまいた。
GM:「奴の願いを、どう扱うは」
GM:「己で決めろ」
GM:「おれは……お前たちが、鞍馬の使命に沿う限り」
GM:「兎や角は言わぬ」
GM:それきり黙り、片手を振るう。
八卦ミノリ:「……」
GM:君たちが去る間際、ああ、と呟き。
GM:「“大蛇”、“光齧”」
GM:「よく────戻ったな」
九条匡真:「……はっ」
八卦ミノリ:「うん、ただいま」
八卦ミノリ:七嶺は、九条の勝手さに期待をかけた。
八卦ミノリ:その性根の底の自由さ、傲慢さ、邪悪さ、奔放さ、そういったものが鞍馬の慣習を打ち破れるものだと信じたかった。
八卦ミノリ:けれど、あの瞬間においては最も自由で、傲慢で、邪悪で奔放で、自分勝手だったのはこの八卦ミノリであった。
八卦ミノリ:七嶺と九条に対する、はじめての勝利であった。
八卦ミノリ:「じゃあ、受け取ったのかもね、ボク」
八卦ミノリ:勝手な話だ、お互いに。
九条匡真:そんな少女を。
九条匡真:男は、困ったな、と見つめていた。
八卦ミノリ:「ナナミンはおにぃをヒーローにしたかったんだよね」
九条匡真:「そう言ってたな」
八卦ミノリ:「そして、おにぃもヒーローになることは絶対にないって、言ったよね」
九条匡真:「ああ、言ったよ。どうした?」
八卦ミノリ:「フフ、ふたりとも……」
八卦ミノリ:いたずらっぽく勝ち誇った表情で、少女は。
八卦ミノリ:「やっぱ、ナイショ」
八卦ミノリ:海の向こうで出会った人たちは、それぞれヒーローについて語っていた。
八卦ミノリ:どれもが、確かな真実なのだろう。ヒーローの形というのは一つではない。
八卦ミノリ:八卦ミノリにも、ある。
八卦ミノリ:何がヒーローなのか、というものが。
八卦ミノリ:それは、夜中応接間に忍び込み、二人で隠れて観た映画。
八卦ミノリ:今は青年となった少年が、画面に食いつくその瞳が教えた。
八卦ミノリ:ヒーローとは、憧れである。
八卦ミノリ:そして、それは、どうしようもないピンチのときに現れるのだ。
八卦ミノリ:3年前のあの日、血溜まりでもがく八卦ミノリは、己の身体から生命が流れ出ていくのをただ視ていることしかできなかった。
八卦ミノリ:ただ寒くて、さみしくて、とても恐ろしくて――
八卦ミノリ:ああ、自分はここで死ぬのだと。
八卦ミノリ:ナナミン、おにぃ、あなた達はふたりとも間違ってるよ。
八卦ミノリ:だって、九条匡真はもう、とっくに――
九条匡真:「ミノリ」
八卦ミノリ:「うん、なあに?」
九条匡真:「まだちゃんと言ってなかったよな」
九条匡真:「今回はお前に世話になった。助けてくれた」
九条匡真:「敵だらけだったからな。お前が居なきゃ多分、どうにもなってなかった」
八卦ミノリ:「家族を助けるのは、当たり前」
九条匡真:「当たり前なら恩を感じねえもんか?」
九条匡真:「そういうもんじゃねえだろ」
八卦ミノリ:「うん、そうだね」
九条匡真:「感謝してる。ありがとう」
八卦ミノリ:「どういたしまして」
九条匡真:「……で、だ」
九条匡真:そこまで真剣な顔で礼を述べてから、
九条匡真:それはもう複雑そうな顔をして。
九条匡真:「お前、こないだ言ってたの、マジなの?」
九条匡真:「これからも俺のやること邪魔するだとか、そういうの!」
八卦ミノリ:「おにぃの忍務は邪魔しないよ」
八卦ミノリ:「でも、悪いことするなら邪魔する、何か変なこと言ってる?」
八卦ミノリ:ニコリと笑う。
九条匡真:「いや、今回もそうだったけどな」
九条匡真:「俺は基本、忍務に則ってしかやってねえんだぞ」
八卦ミノリ:「そうだね、嘘じゃあない」
八卦ミノリ:でも、本当でもない。
八卦ミノリ:結局、それなのだ。
八卦ミノリ:この世は嘘と本当で割り切れるものじゃない。
八卦ミノリ:八卦ミノリにとって、九条匡真がヒーローであるという矛盾が成立するように。
八卦ミノリ:ミノリの、決して叶わぬ願いも、あるいは――
九条匡真:「それだよ」
八卦ミノリ:きっとそこに希望がある。
九条匡真:ジロリ、とミノリの目を覗いて。
八卦ミノリ:☆発言削除☆
九条匡真:「お前、再会してから」
八卦ミノリ:☆発言削除☆
九条匡真:「ずっと言いたかったんだけどよ」
九条匡真:「何諦めてんの?」
八卦ミノリ:「?」
九条匡真:「お前の目、見りゃわかる」
九条匡真:「なれない」
九条匡真:「届かない」
九条匡真:「叶わない」
九条匡真:「そうやって諦めた目で俺を視やがる」
八卦ミノリ:「だって、別にボク、ヒーローになりたいとかこれっぽっちも思えないし」
九条匡真:「お前が俺の何にそんなにこだわって」
九条匡真:「何に憧れてんだか焦がれてんだか知らねえけどよ」
九条匡真:「憧れは、諦めねえから憧れなんだ」
九条匡真:「届かなくても、叶わなくても、何一つ手に入らなくたって」
九条匡真:「手を伸ばすから憧れていられる」
九条匡真:「諦めたらその時点で、夢は呪いだ」
九条匡真:「ヒーローになりたいとか思わない?ハッ!」
九条匡真:「俺もそうだよ(・・・・・・)
九条匡真:「でも、違う(・・)んだろ。俺にはなんもわかんねえけど」
九条匡真:七嶺透守は、自身を英雄だと思わない九条匡真に英雄の夢を視た。
九条匡真:あるいは、八卦ミノリもそうかもしれなかった。
九条匡真:ならば、己を信じられない八卦ミノリも。
九条匡真:「欲しいなら諦めんな」
九条匡真:「本気で勝ち取って奪いに来ねえやつに、俺はなにもやらない」
九条匡真:「俺の視線が望みなら」
九条匡真:「本気の眼で俺を視ろ」
八卦ミノリ:「フフ、変なの」
八卦ミノリ:諦めることができたなら、どんなに楽だっただろう。
八卦ミノリ:無理だとわかって、それでも、それでも諦められないからあんなことをしたというのに。
八卦ミノリ:この男は、そんなものでは全然足りないと言うのだ。
八卦ミノリ:「勝手だね」
八卦ミノリ:本当に自分勝手だ。
八卦ミノリ:今回は自分が勝利したが、勝手さで勝ち続けるのは本当に骨が折れそうだと、改めて思った。
八卦ミノリ:ナナミンも、おにぃも、人の気なんてぜんぜん知らないで、ああ、もう、笑ってしまう。
八卦ミノリ:「九条匡真は、そうじゃなくちゃね」
八卦ミノリ:では、八卦ミノリは?
八卦ミノリ:「フフ、知るもんか、ボクだって勝手にやらせてもらう」
八卦ミノリ:これが自分の本気だ。それがあなたの望む形でないと言われたって知ったことではない。
八卦ミノリ:あなたも七嶺にそう言ったじゃあないか。
八卦ミノリ:「きっと、無茶苦茶から回ってて、ちくはぐで」
八卦ミノリ:「どうしようもない方向を向いてるのかも知れないけれど」
八卦ミノリ:「ボクは、あなたを諦めたことなんて一度もない」
八卦ミノリ:わかっている。
八卦ミノリ:彼が憤っているのは、ボクが自分を諦めていることだ。
八卦ミノリ:どうしようも無い矛盾だ。
八卦ミノリ:けれど、決してヒーローにはなれない九条匡真が、ミノリのヒーローである矛盾がこの世にあるように。
八卦ミノリ:決して叶わぬミノリの夢が、実る矛盾もあるのかもしれない。
八卦ミノリ:「九条匡真」
八卦ミノリ:「あなたは、きっと殺される」
八卦ミノリ:だって、九条匡真は諦めないから。
八卦ミノリ:そうして化け物はいつだって、最後には人間に退治されてしまうものだから。
八卦ミノリ:「あなたは強いから」
八卦ミノリ:「きっと、"あなたにとってのヒーロー"というものを、手に入れたことなんて一度もないでしょ」
八卦ミノリ:「ボクは諦めない」
八卦ミノリ:「救ってあげる、あなたを」
八卦ミノリ:「どんなに無様でも」
八卦ミノリ:「どんなに嫌われたって」
八卦ミノリ:「そして、あなたに」
八卦ミノリ:「本当の本当に、どうしようもない、経験したこともないピンチが訪れた時」
八卦ミノリ:「ヒーローになるの」
八卦ミノリ:ミノリは、決して自分がヒーローになるとは思っていない、思えない。
八卦ミノリ:だが、”あちらが勝手に思う分”には別だ。
八卦ミノリ:こちらが勝手に、そう思ってるように。
九条匡真:「……」
九条匡真:「なんだ」
九条匡真:「そういう我が強いことも言えるんじゃん」
九条匡真:口角を上げて。
九条匡真:「期待してる」
八卦ミノリ:「うん、期待してると良いよ」
八卦ミノリ:「だってボク、九条匡真に勝っちゃうくらい自分勝手なんだからさ」
八卦ミノリ:そうして、ミノリはかつて肩を並べて修練に明け暮れたあの日々のように、いつもの分かれ道を行った、自室へと。
八卦ミノリ:「またね」
八卦ミノリ:きっとまた会うだろう、だって少女は決して諦めないのだから。


GM:───────────────
GM:鞍馬の里の中心部から外れた、小高い丘の上に。その家屋はあった。
GM:こじんまりとした家の、木製の窓枠に。体躯の小さな一羽の烏が止まり。
GM:カア、と鳴く。
GM:「あ!」
GM:「烏さまだ!」
GM:幼子がぺこりと頭を下げる。
GM:顔を上げる頃には、烏は再び空へと飛び立っていった。
GM:「ねえ、かあさま」
GM:「ちちうえ、いつ、かえってくるのかなあ」
GM:「……かあさま?」
GM:「ないてるの?」
GM:女は、一言も言葉を発さずに。
GM:ただ、強く子を抱きしめる。
GM:「………」
GM:「だいじょうぶだよ!」
GM:「ちちうえ、すっごくつよいもん!」
GM:花のように笑う。
GM:「あたしも、いつかちちうえみたいに、なれるかなあ」
GM:「だって、ちちうえは」
GM:「あたしの─────」
GM:忍びの世と、表の世界の境界を守るもの。
GM:我らが、鞍馬神流。
GM:彼らが、刃を下ろす日は。
GM:未だ遠く。

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ED2:羽室ハムリン&フェルディナンド・グクマツJr.

GM:■ED2・羽室ハムリン&フェルディナンド・グクマツJr.
GM:東洋より、この地へと渡ってきた災厄は終焉を迎えた。
GM:この羅府の街の、夢と希望、苦悩と絶望に満ちた喧騒は。今日も今日とて毎日がパレードのよう。
GM:即ち────いつも通りの、日常である。
GM:そんな中─────。医師から、「戦闘機にでも乗ってた?」と疑われるほどの症状に侵されていた、K2Rの社長を見舞うお客も後を絶たないぞ。
“ビエンフー”:「“鐵拳盟”?解散したよ。“おんびん”に」
“ビエンフー”:「元々やりたくてやってたわけじゃないしねえ」
“ビエンフー”:「だからあたし。ヒマなんだー」
“ビエンフー”:「ね、ね。あんたんとこって、あたしでも入れるの?」
“ビエンフー”:「……れじゅめ?」
“ビエンフー”:「スクール?」
“ビエンフー”:「通ったことあるわけないじゃん」
“ビエンフー”:「あはは」
フェルディナンド:「………………」
フェルディナンド:憮然とした表情でベッドに寝かされている。
フェルディナンド:あちこち包帯が巻かれ、脚は吊られている。首にはギプスが嵌まっているぞ。
GM:獲物を弄ぶかの如く、ひとしきり君で遊んだ女は、満足げに去っていったぞ。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:バアアアン!!!と音を立てて病室の扉が開かれる。
羽室ハムリン:「お見舞いにきてあげたよ!フェルディナンド!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:声量マックス。
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!随分な姿じゃないか!!!!!!!!」
フェルディナンド:「…………」歯を食いしばって耐えている。
羽室ハムリン:「僕はイマイチよくわからないんだよね!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「どうしてキミは……そんな姿になってまであの戦いに参加したんだい!?!?!?!?!?!?」
羽室ハムリン:「キミは一般市民としてずっと生きてきたんだろう!!!!!!!!!!!!!納税もしている!!!!!!!!!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「キミにも……縄張り争いという意識があるのかな!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」
フェルディナンド:「……やかましいッ!!」
羽室ハムリン:「おおっと」肩をすくめる。
フェルディナンド:「最初は嬉しかったさ! 社員も入れ替わり立ち代わり見舞いに来てくれて!」
フェルディナンド:「しかしどうだ時間が経つと! 熊がやってきて我がもの顔で闊歩するわ、終いには南国のトリみたいな男が大声で叫ぶわ!」
羽室ハムリン:「動物園かな?」
フェルディナンド:「ジュラシックパークだ、気分的には!!」
フェルディナンド:「……ったく、まだ僕のツラに興味があるのかい。もう一般人じゃあないそうだよ?」
フェルディナンド:「”アウターヘヴン”を不時着させたKuKuの操縦は超一流だけど……どんな神業でも、シートベルト無しで戦闘機に乗って無事では済まない」
フェルディナンド:「骨折と全身打撲で命に別条がないってのは、相当僕も化け物じみてるんじゃないのかい?」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!そうかもね!!!!僕は常々、化け物と人間なんて大して差がないと思っているよ!!!!!!!!!」
羽室ハムリン:「……じゃあ、キミはあの討伐戦に参加したことを後悔しているかい?」
フェルディナンド:「後悔?」
フェルディナンド:「化け物に追い回されて羅府中駆けまわって、狂言誘拐に禿げ上がりそうなほど心配させられて、オマケに怪物との撃ち合いで入院する羽目になったのを、後悔してるかだって?」
フェルディナンド:「……それが案外してないんだ、不思議なことにね」
フェルディナンド:頬を掻く。
フェルディナンド:「どうやら、どこかのネジが緩んだらしい」
羽室ハムリン:「フフフフ!!!!!!!大変だね、人間はネジが緩む心配もしなければならないなんて!」
羽室ハムリン:「キミは常々…………」
羽室ハムリン:「……正しい男だから。正しい事をする事に、後悔なんてないんだろうね」
羽室ハムリン:「……キミの考える、英雄について聞きたいことがある!」
羽室ハムリン:「えーと……悪事なんてしないようにするのが真の英雄、だったか?」
フェルディナンド:「悪事なんてしようとも思わないような」
羽室ハムリン:「そうそう!それだね!」
羽室ハムリン:「悪事なんてしようとも思わないようにするのが真の英雄。だが……」
羽室ハムリン:「でも僕や仙狸は、そこに何の悪意もなく人を食い物にする。八つ橋を哀れに思わないように、そこには何の感傷もない。悪事とも思っていない」
羽室ハムリン:「でもキミらにとっては、悪事なわけだろう」
羽室ハムリン:「そういうのはどうするんだい?」
羽室ハムリン:「ただ生きるために人に害なすものを、どう止める?」
フェルディナンド:「フン、つまらない答えを返してやろう」
フェルディナンド:「悪意が無いなら、それは災害だ。そもそもヒーローの仕事外で」
フェルディナンド:「そして、政府や軍といった組織が、科学を使って対策するものだ」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!」
羽室ハムリン:「キミは政府でも軍でもないのに、災害に打ち勝って見せた」
羽室ハムリン:「そういうのを……一般的にはヒーローというのではないのかい?」
フェルディナンド:「逆に質問するけどさ。アイツに悪意が無かったなんて言える?」
フェルディナンド:「夢を喰わなきゃ生きてられない、そういう生態。そりゃわかる」
フェルディナンド:「けど、アイツは明確な悪意を持って嫌がらせをしてたよ。黙って一口で喰えばいいのに、ヤツハシの皮を剥いで中身だけ啜るようなね」
フェルディナンド:「僕の言ってるコトわかる? ハムリン、アンタもそうだぜ。あと……ビエンフーなんかも」
フェルディナンド:「あの鞍馬のガキどももそうさ」
フェルディナンド:「どいつもこいつも、自分じゃ制御できない部分に、制御できるはずの欲望を上乗せして、仕方ないとホラ吹いてる」
フェルディナンド:「だから、僕もそうだ。やりたいことをやったから後悔していない、し」
フェルディナンド:枕に沈み込む。
フェルディナンド:「僕がそうだって言うなら、アンタもヒーローを名乗るといい。カリョウ……ナントカオウを」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!”迦陵頻伽王”だね!!!!!!!」
羽室ハムリン:「そうか……僕はキミを、最初自分の感情を理性で抑え込もうとしている人間だと思っていた」
羽室ハムリン:「もっといえば、そういうフリをして寝首をかこうとしているのかとすら思っていた」
羽室ハムリン:「けど……違う」
羽室ハムリン:「キミは、信じているんだね。ヒトを」
羽室ハムリン:「人だけじゃない。魔ですらも、八つ橋を尊重し、慈しむことができるのだと」
羽室ハムリン:「みんなが……そう生きられたら、どれほど……」
羽室ハムリン:「…………」
羽室ハムリン:「そうできるようにしようと、しているんだね。キミは」
羽室ハムリン:「それは……なかなか、簡単な道ではないよ?」
フェルディナンド:「知らないね。僕が目下越えるべきハードルは、今夜の病院食の味の薄さだ」
フェルディナンド:「……ハムリン。アンタの趣味の悪さは知ってるが」
フェルディナンド:「アンタが描いた漫画は、悪くなかった」
羽室ハムリン:「ハハハハハハハ!!!ありがとう。人の夢を描くのは得意なんだ!」
フェルディナンド:タブレットに『ネコチャンマン』を表示している。
羽室ハムリン:「僕は、キミの考えるつまらないヒーローの世界が……訪れるといいなと、思っているよ」
羽室ハムリン:「でも、もし僕が……」
羽室ハムリン:「……ただの災害になってしまったときは」
羽室ハムリン:「キミが”対処”しにきてくれるかい、ヒーロー?」
フェルディナンド:「……だからさぁ」
フェルディナンド:「アンタが夢を食う化け物なのは知ってるよ! けど、それに身を任せたいって欲望も一緒にするな!」
フェルディナンド:指を差す。
フェルディナンド:「僕の理想を難しい道とクサしたくせに、アンタは堕落行きの旅行券を予約済みって?」
フェルディナンド:「冗談じゃない! アンタも夢を追っかけて苦しむんだよ! ザマミロ!」
フェルディナンド:「それでも失敗したら! 僕じゃない、どこの誰かも知らない、そこにいるようになったヒーローが」
フェルディナンド:「きっちりやっつけてやるさ。ま、ざっくり見積もって5年ってところかな?」
フェルディナンド:どん、とハムリンの胸を押す。
KuKu:「それだけあれば」
KuKu:「KuKuも、食べることが出来るかもしれません」
KuKu:「あの、とても美味しそうに啜っていた」
KuKu:「ラーメンを」
フェルディナンド:「そりゃいい。僕のぶんもトッピングしておいてくれ」
羽室ハムリン:「……クク、ククククク!」
羽室ハムリン:「キミと違って、包帯グルグルのギプス付きになったりはしないけど。僕だって、あの戦いで無傷ではない」
羽室ハムリン:「妖魔の負う傷とは、存在が揺らぐということ。人のフリをしている化けの皮を、今にも剥いでやろうと本能が渦巻いているのさ」
羽室ハムリン:「……キミは、どこまでもヒーローだな」
羽室ハムリン:「……ヒーローは、『いなければ生きていけないもの』であって……」
羽室ハムリン:「『いなければ死ねないもの』ではないものな」
KuKu:「──────それと、ハムリン様」
KuKu:「あなたに対して、メッセージを預かっています」
KuKu:「ボイスメッセージを再生します」
羽室ハムリン:「許可しよう!!!!!!!!!!!」
メトシェラ・ナム・マーシュ:『うえええええええええええええええええん!!!!!!!!!!』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『ハムせんせえええええええええええええええ!!!!!!!!!』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『もうむりですううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『つらい!しんどい!おなかすきましたああああああああ!!!!!!!』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『あ、あたし』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『ハム先生のアドバイスがないと』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『ま、漫画家として』
メトシェラ・ナム・マーシュ:『生きていけませえええええええええええええええん!!!!!!!!』
KuKu:「再生おわり」
羽室ハムリン:「……まったく。元担当漫画家をアシスタントにしようとする編集がどこにいる?」
羽室ハムリン:「夢を……見せる者なのだから」
羽室ハムリン:「もう少し、シャキンとしてほしいものだね」
羽室ハムリン:「ま、僕なんていなくてもメトシェラ君ならどうにかするとは思うけど……」
羽室ハムリン:「……いられるといいよね、僕も。ヒーローのいなくなった世界に」
フェルディナンド:「応援してるよ、センセイ」
フェルディナンド:「新刊が出ないのは、寂しいからね」
フェルディナンド:ごろりとタブレットに向き直り、ヒラヒラ手を振る。
羽室ハムリン:「その時はキミも売り上げに貢献してくれたまえ!KだかK2だかKKKだかの社員にも買わせてくれたまえよ!!」
羽室ハムリン:「じゃ、また会う日もあるだろう!!!!」
羽室ハムリン:願わくば、キミが夢見た世界で。

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■ED3:ジルマール・ゴンサルヴェス

GM:■ED3・ジルマール・ゴンサルヴェス
GM:とある高層ビルの屋上にて。男が二人対峙している。
GM:階下から断続的に発生する爆発音。もはや一片の猶予すらもないこの窮地にて。
GM:「おれは……おれは!」
GM:「ずっとあんたに憧れていたッ」
GM:「けど……今日!ここでッ」
GM:「おれは、あんたを越えるんだ!」
GM:決意の色を帯びた眼で、青年はナイフを構えあなたに突進していく!
ジルマール・ゴンサルヴェス:その正面に立つのは、背の高い男。
ジルマール・ゴンサルヴェス:突きつけられた凶器に怯むことなく──しかし侮る様子もなく、決然たる瞳で相手の姿を見返す。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「──馬鹿野郎」小さく、何かを悔いるように呟き──
ジルマール・ゴンサルヴェス:「やってみろッ! ルーキーッ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:裂帛の気合とともに、抜き放ったナイフでその刃を受け止める!
GM:「ぐっ、ううううう!」
GM:刃同士の激しい押し合い。しかし、眼前の男はあなたよりは一回りほど若い。
GM:溢れんばかりのタフネスと筋力!力任せに己の刃を進め─────
GM:「おれの、勝ちだ!」
GM:にやりと勝ち誇った笑みで、そのままあなたの首元にナイフの刃が迫る!
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ぐッ……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:押し込まれ、顔を汗で濡らしながらも、ギリギリのところでその刃を押し留める。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「──そうだ。お前は強い……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「若く、才能もあった!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「あのままだったら、すぐに俺だって超えただろうさ……!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「だがお前は、楽な道を選んだ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「お前が裏切ったのは、正義だけじゃない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「──お前自身だ!」
ジルマール・ゴンサルヴェス:その言葉とともに、渾身の力で相手の身体を跳ね除け──
ジルマール・ゴンサルヴェス:二人の影が交錯する。
GM:静寂が場を包む。
GM:暫しの後、どう、と倒れたのは──────。
マリィ・ローズ:「カット」
GM:マリィ・ローズの監督室は、あなたが先日訪れた時と変わらず質素な様子であった。
GM:強いて言えば、几帳面な筈のこの男の部屋にしては、前よりもデスクの上に置いてあるファイル群が、多少乱雑に置かれているぐらいのものだろうか。
マリィ・ローズ:「伸びるでしょ、彼」
マリィ・ローズ:「アドリブは多少、青臭かったけれど」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「違いない」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「それに勤勉だ。アイツの役とは違ってな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「参るぜ。優秀な若手がいるとケツに火がついちまう」
マリィ・ローズ:ふふ、と笑みを浮かべて。「安心したわ」
マリィ・ローズ:「私、本気だったのよ」
マリィ・ローズ:「あなたの調子が戻らなければ────」
マリィ・ローズ:言葉を切り、ふ、とため息をつく。
マリィ・ローズ:「それにしても、“マイク”と“マーカス”ね」
マリィ・ローズ:「フィクションを撮るより、あなたのノンフィクションを追うのもいい題材になるかもね?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「勘弁してくれ。どっちもだ」弱ったように手を広げる。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「言ってなかったのは悪かったよ。友達としても部下としてもな」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「これまでは別に言う必要もなかったんだ。この仕事、誰だって表の顔と裏の顔があるもんだろ?」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「俺はそのそれぞれの顔を別の人格が担当してるだけなんだ。むしろそっちの方がこう……表の顔として、リアリティもあるだろ?」
マリィ・ローズ:「わからないわよ。私は私一人だもの」
マリィ・ローズ:「表と裏。どちらも兼ね備えての私」
マリィ・ローズ:「とは言ったけれど……」
マリィ・ローズ:眉根を抑える。
マリィ・ローズ:「少し、疲れたわ」
マリィ・ローズ:「どっちもトラブルの種が尽きないんだもの」
マリィ・ローズ:「今日で十五徹目」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「じゅっ……」さすがに絶句。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……ナポレオンもビックリだな、そりゃ」
マリィ・ローズ:「悪いけど、もう限界。十分ほど時間を頂戴」
マリィ・ローズ:頬杖を付き、瞼を閉じる寸前で。
マリィ・ローズ:「ああ、それと」
マリィ・ローズ:デスクの上の、一枚の封書を。あなたへと差し出して。
マリィ・ローズ:「“仕事”よ。G.G.」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「十分と言わずにもっと寝ときなよ。面会は俺が適当にあしらっといてやるから、……」言いかけたところで、差し出された封筒を見る
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……どっちの?」一応聞いてみる。
マリィ・ローズ:「“マイク”」
マリィ・ローズ:「羅府は未だ、混沌の渦中にある」
マリィ・ローズ:「この弱みを嗅ぎつけた対外情報庁の犬や、品の無い不明基金のエージェントが、こぞってこの街に押し寄せてる」
マリィ・ローズ:「確実な仕事が求められるの」
ジルマール・ゴンサルヴェス:ふう、と小さく息をつき、目を閉じる。
"マーカス":『お前の出番だとよ、ダーティ・ハリー』
"マイク":『誰がダーティ・ハリーだ? ったく、あんなバケモンを相手したばっかりですぐこれかよ!』
ジルマール・ゴンサルヴェス:一瞬ののち、再び目を開いたときには──
ジルマール・ゴンサルヴェス:その瞳は、スターからエージェントのものに代わっている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「……了~解」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「そういうことなら、悪いがフロント係はキャンセルだ。十分経つ前にバカに乱入されても知らねぇぞ」
マリィ・ローズ:ひらひらと手を振る。
マリィ・ローズ:「戻ったら、フレンチを奢ってあげる」
マリィ・ローズ:「“三人”でね」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「期待してるぜ。マリィ」
ジルマール・ゴンサルヴェス:踵を返し、扉へ向かいながら、後ろ手にひらひらと手を振る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:──エージェントの任務は、大抵そうヒロイックではない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:スターとしての仕事は華やかだが、しかし飽くまで銀幕の中の出来事だ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:故に、ジルマール・ゴンサルヴェスは──“マイク”も”マーカス"も、己のことをヒーローだとは思っていない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:だが、それでいいと思っている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:それが我欲にせよ、抵抗にせよ、献身にせよ、救済にせよ──
ジルマール・ゴンサルヴェス:本物のヒーローが現れるときというのは、本当の災厄が起きたときに他ならない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:そしてヒーロー自身の行く末も、ハッピーエンドとは限らない。
ジルマール・ゴンサルヴェス:『本物のヒーロー』なんて、いないに越したことはないのだと、彼らは思っている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:そして、本物のヒーローに代わって、裏の世界で問題を解決し、表舞台で人々を勇気づけることこそ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ヒーローならざる『ピンチヒッター』たる自分たちの在り方だと、彼らは信じている。
ジルマール・ゴンサルヴェス:「ったく、相変わらず」
ジルマール・ゴンサルヴェス:「賑やかな街だよな、羅府(ここ)は」
ジルマール・ゴンサルヴェス:喧噪の街へと向かう廊下を歩きながら、苦笑交じりに呟いた。

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ED4:九条匡真

GM:■ED4・九条匡真
GM:ここではない記憶(せかい)
GM:あるいは未来(どこか)
GM:鞍馬の忍び、九条匡真はとある忍務を命じられていた。
GM:シノビガミにまつわるとされる、神器の捜索。
GM:確かな情報筋から得た、簡単な忍務の筈であった。
GM:結果として。九条匡真は罠にかけられた。
GM:鞍馬神流に強い恨みを抱いた忍びが仕組んだ、執拗なそれは。次第に“大蛇”を窮地へと追い込んでいく。
GM:一人一人を相手にする分には、あなたが決して遅れのとる相手ではなかった。
GM:しかし、それが二人なら?
GM:五人なら?
GM:十人以上であれば?
GM:深い傷を負いながら。あなたは暗い、森林の奥深くで。数多の敵に囲われていた。
GM:「“鞍馬の寵児”とは言えど、所詮はこの程度か」
GM:先頭に立ち。あなたを見下ろすのは。顔に面を付けた、幽鬼のような佇まいの男である。
GM:多数の手勢を、後ろ手に引き連れながら。男は語る。
九条匡真:「……そういうセリフさあ」
九条匡真:「"この程度"にこの人数かけてるあんたもダサくなるから、やめとけって」
九条匡真:「相手を持ち上げるのが敵役の基本だって教わらなかった?」
九条匡真:軽口をたたきながら、乱れてしまった呼吸を整えようとする。
GM:「口の減らぬ小僧だ」
GM:「俺の顔は。昔、鞍馬神流(おまえら)に潰されてね」
GM:「それだけなら、良かった」
GM:「誰も、覚えておらなんだ。遠い、隠忍の血を引いていたというだけで」
GM:「家族を。里を」
GM:「俺の大切な者たちを、全て奪った、憎き鞍馬を」
GM:「潰すためなら、俺は何だってやる」
GM:「“大蛇”。俺は絶対に貴様を侮らん」
GM:「確実に今、此処で」
GM:「貴様を、抹殺する」
九条匡真:(参ったねえ)
九条匡真:生憎、復讐では気分が上がってこない。
九条匡真:向こうからすれば正当な理由なのだろう、それ自体を咎めるつもりはないが。
九条匡真:「悪ぃけど、復讐鬼(ダークヒーロー)はゾーンの外なんだ」
九条匡真:「あんたらに殺られるわけにはいかないね……!」
九条匡真:吠えながらも、状況は厳しい。深手に加えて弾数も心もとない。
九条匡真:(知るか。それでもやるんだよ)
九条匡真:諦めない。我は折れない。
九条匡真:(俺をやれるのは)
GM:「最期に、何を言うのかと思えば」
GM:失笑しながら、片手を上げる。
GM:思い思いの武器を手に。集団が一斉に、“大蛇”の首を獲ろうと迫る。
GM:「“英雄”なぞ─────」
:「居る訳が無ェ」
:「そうだろ?」
GM:瞬間。
GM:その場に居た、人間すべての動きが止まる。
GM:時間が止まったかのように。
GM:「────あ?」
GM:「な、何が」
GM:口だけを辛うじて動かす集団は──────それを視る。
GM:雲間が晴れた、満月の下で。
GM:爛々と輝くは邪視なる眼、その双眸。
:「何が“神器”だよ。このオレにデマ掴ませやがって」
:ぺ、と唾を吐き。九条匡真よりも頭一つ低い、男が。音もなく、彼の隣に立つ。
:「お前、前にも見たことあんなァ」
:「忘れたけど。なァ、鞍馬の坊っちゃん」
:「寝ててもいいぜ。依頼がパァになって、苛ついてたトコだ」
九条匡真:「……」
九条匡真:なぜだろうか。
九条匡真:「どこで会ったっけなあ。俺も忘れちまった」
九条匡真:「覚えてもいない昔の縁で助けてくれた……って感じじゃねえな」
九条匡真:「あんた、もしかして」
九条匡真:「憂さ晴らしついでに俺を助けようとしてる?」
:「目出度ェ野郎だ」
:「知るかよ。てめぇで勝手に助かってろ」
GM:ぎり、と歯噛みした男が。怒りの眼差しで君たちを見る。
GM:「貴様─────どこの所属だ」
GM:肩をすくめるばかりの男に対し。
GM:「“逸れ”か」
GM:「何の信念も持たず、ただ悪戯に時を浪費するばかりの外道が」
GM:「俺の復讐の邪魔をするのか」
:「けけ」
:「じゃあ、その外道に負けるテメェらは」
:「それ以下ってことだよなァ」
GM:「囲め!」
GM:激を飛ばした男の命により、我を取り戻した集団が君たちを包囲する。
九条匡真:「……ふっ」
九条匡真:「くっ、くくっ」
九条匡真:予感があった。予感の通りだ。
九条匡真:「勝手に助かってろだって?まったく……」
九条匡真:この男は──
九条匡真:「ひぃろぉ(かってなやつ)!」
九条匡真:ひどく、楽しそうに。
九条匡真:「あとそのタイプの煽り返し、さっき俺もやったから」
九条匡真:「残念だったねえ二番煎じで」
:「お前から殺してやろうか?」
:ち、と舌打って。男は君の後ろに立つ。
:「怠いから、半分やる」
九条匡真:「半分でいいのかい?気取った登場の割に謙虚なお方ね」
:「てめぇの死体の上で、同じ台詞を吐いてやるよ」
:口元を歪ませて。
:「あぁ」
:「名前」
:「何つったっけ?お前」
九条匡真:「九条匡真」
九条匡真:「お前は?」
GM:この物語に英雄は存在しない。
GM:かの物語に英雄は登場しない。
:「オレん名は───」
GM:今は、まだ。

『KILL ORDER / 九条匡真抹殺指令』



GM:これにて、全工程が完了しました。
GM:おつかれさまでした!ウオオ~!!
九条匡真:おつかれさまでした!
フェルディナンド:お疲れ様でした!
羽室ハムリン:お疲れ様だね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:お疲れさまでした~!
八卦ミノリ:うおーーーー!!!おつかれ!
八卦ミノリ:後は帰宅するだけだね
GM:そうなんだよな……
GM:帰るまでが制御判定です
羽室ハムリン:ハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!
GM:じゃあ……やるか
GM:功績点配布の儀をよ!
GM:まずは流儀の達成だぞ!
GM:みんな全うできたかな~?
GM:PC1の九条匡真くん!
九条匡真:はい!
GM:シノビガミの復活を阻止する!
GM:シノビガミ……?
九条匡真:毎度思う
九条匡真:そんな復活しねーから!
フェルディナンド:まった
八卦ミノリ:今回も強敵でしたねシノビガミは
フェルディナンド:現代退魔編なら「妖魔や忍びの手から表の世界を守る」ですよ
GM:え!?
羽室ハムリン:そうなの!?
GM:もしかして……現代編と現代退魔編で……ちがうのか!?
フェルディナンド:六大流派には退魔編流儀があります
八卦ミノリ:そうなんだ
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっ変わるんだっけ!?
GM:知らなかったそんなの……
フェルディナンド:ハグレは変わらないからね(笑)
フェルディナンド:基本28p参照です
GM:ありがとう!さがしていた
GM:じゃあ守れたようですね!
GM:1点あげるわよ!
羽室ハムリン:そうなの!?っていいながら僕退魔編の流儀かいてたわ
GM:ww
フェルディナンド:www
九条匡真:そう……だったんだ
九条匡真:ありがとう ありがとう
ジルマール・ゴンサルヴェス:記憶を失っている
九条匡真:いただきまーす
GM:では次!PC2のジルマールさん!
GM:流儀はアメリカ合衆国の国益を守る。
ジルマール・ゴンサルヴェス:オッス
GM:文句なしでしょう!1点あげるわあなたに
ジルマール・ゴンサルヴェス:悪しき妖魔を倒したぜ
羽室ハムリン:でも……羅府がアメリカなんて一言も言われてなくないですか?
ジルマール・ゴンサルヴェス:やった~!
八卦ミノリ:国益国益ぃ
GM:アメリケかも
ジルマール・ゴンサルヴェス:ァ×ㇼヵ
GM:俺がルールだ!
GM:次!PC3のフェルディナンドくん!
GM:全世界的、宇宙的視野で事業を展開する。
九条匡真:展開してるね
フェルディナンド:どうなんだろ 羅府限定だったからねえ
GM:宇宙的に届くまでに……
八卦ミノリ:ユニバース??
羽室ハムリン:フェルディナンドは地球に留まる人材ではないよ!!!!!!!!!!!!!!
GM:“外天”をハックしていた気がするが…
八卦ミノリ:あれ事業の展開なんだ
フェルディナンド:あれが宇宙規模ならいけるかも!
ジルマール・ゴンサルヴェス:SNS事業も普通に世界規模やし……
八卦ミノリ:グローバルだぜ
GM:ぐんぐん伸びてたからいいでしょう。
GM:1点プレゼンツ!
GM:次はハムちゃん!
GM:妖魔の力を利用して世界に変革をもたらす.
羽室ハムリン:もたらし……たっしょ(笑)
八卦ミノリ:してたしてた(笑)
GM:革命的作品を送り出していた気がするな
九条匡真:やったやった
羽室ハムリン:そうそう!妖魔の力だからね
GM:オラ!1点あげるわ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:妖魔化して敵倒してたし……もたらしたでしょ
八卦ミノリ:妖魔の力で描いてるんだ
羽室ハムリン:やった!
フェルディナンド:妖魔だね
GM:最後!PC5の八卦ミノリ!
GM:おにいと同じかな?
八卦ミノリ:ちゃんと羽室ハムリンという妖魔を相手に勝者となったぞ!
GM:ちゃんと妖魔の一体もぶっ殺したもんね笑
九条匡真:ちくしょ~
九条匡真:よくやったね
羽室ハムリン:????
フェルディナンド:www
GM:よかろう1点贈呈だ!
八卦ミノリ:いやでも危なかったね、あれが無かったら最後まで刃物振り回してたかもだし
八卦ミノリ:わーいパクパク
GM:ほんならいつもの処理をやっていくぞ。
GM:セッションに最後まで参加した! 各自に1点!
羽室ハムリン:死ななくてよかった~
八卦ミノリ:モグモグ
ジルマール・ゴンサルヴェス:生きてる~~~!!
GM:ロールプレイ! 当たり前だろこんなもん!お前ら最高や!1点全員に!
羽室ハムリン:やった~!
八卦ミノリ:ムシャムシャ
九条匡真:ありがと!
GM:次!プライズの獲得!
フェルディナンド:ありがと~
九条匡真:みんな持ってた?
GM:これは……全員1個ずつもってたかな?
フェルディナンド:みんなゲットしたと思う
八卦ミノリ:モッテタ
ジルマール・ゴンサルヴェス:持ってたかも
羽室ハムリン:ピッピカチュウ
八卦ミノリ:ここで公開しておくか
羽室ハムリン:お!ときのかけら
GM:いっすよ!
八卦ミノリ:【ときのかけら】
ここではないどこかで刻まれた『ちから』の残滓。
戦闘中に使用可能。
あなたが回避判定に失敗した場合、セッション中に一度だけ、その判定のダイスを振り直すことができる。

八卦ミノリ:だそうだ!
九条匡真:へ~!
羽室ハムリン:はえ~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ホォ~ン
GM:だからミノリ造形は九分九割九厘
九条匡真:場合によってはこれに書き換わってたんだこっちも
GM:九条匡真を殺すためにおばけらちゃんが産み出した女の子だったんですねえ
GM:そうだぬ!
フェルディナンド:そうだったんだ~!
GM:フェルのプライズはどうする?
GM:任せますヨ
フェルディナンド:あっじゃあ公開しますね!
フェルディナンド:【あいのかけら】
フェルディナンド・グクマツJr.が失い、喰らわれた【記憶】。
このプライズを所持している間、フェルディナンド・グクマツJr.は失われた【記憶】を取り戻す。
セッション中に1度だけ、このプライズの情報を公開することで、奥義:【絶対防御】に相当する効果を使用可能。

フェルディナンド:追加の秘密も公開する
フェルディナンド:PC3の【記憶】
あなたはベンチャーIT企業・K2Rの企業者である。
業績は極めて順調であったものの、あなたを始めとした社員たちは、より高度で精緻なサービスを追求すべく、様々な会社との業務提携を貪欲に行ってきた。
そんな折、あなたは羅府にて、信じられない光景を目の当たりにする。
見たこともないほどに巨大な怪物が現れ、笑いながら人々を食い荒らす光景。
“極めて安全に配慮した映画の撮影である”という情報のみがSNSを始めとしたネットワーク上に上がる中、あなたは眼前で逃げ惑う群衆の悲鳴が、決して創作上のものではない、リアルなものであるということを確信した。
調査の結果判明したのは───K2Rが。あなたが開発し、他会社と提携した監視サービスを発端として、電子世界へとばら撒かれたウイルスによって、より多くの人々の命を奪われ、その存在を抹消されたという事実。
冷静さを欠き、最後には身体を張って街の被害を止めようとしたあなたも重症を負い。
その悪夢のような光景を覚えているものは、もはや誰もいなくなった。
あなたのアシスタントAIを除いては。

フェルディナンド:長くてびっくりしたぞい
GM:ホッホッホ
八卦ミノリ:主人公?
フェルディナンド:これでKuKuが誘拐犯だということは示唆されていたんですね
フェルディナンド:そうかも……
九条匡真:ははあ
GM:そうなのだ だから【人質】指名したんですねえ
ジルマール・ゴンサルヴェス:なるほどな……
羽室ハムリン:はえ~~~
八卦ミノリ:ほほー
フェルディナンド:とりあえず今回で人質は解決したので弱点消していいですか???(貪欲)
GM:いいよ!
八卦ミノリ:無敵になっちまったな
八卦ミノリ:これで熊と戦える
フェルディナンド:あざ! 次回日本出張編では無敵のフェルくんだぜ
フェルディナンド:ヒグマとバトルだ!
GM:まあ今後俺の卓で儀式忍法を採用するかどうかは前向きな方向で検討させていただくかもしれないが……
八卦ミノリ:ぜんぶぶっこわれちゃうよ
フェルディナンド:たぶんもうつかわないかも(むずかしいので)
九条匡真:全てを破壊してたね
ジルマール・ゴンサルヴェス:”破壊”だもんね
GM:あれはあれで脳が破壊されて気持ちよかったのも事実
八卦ミノリ:ドM
GM:というわけで全員に1点だぞ。
八卦ミノリ:ミノリの書き換え、暴れたい時に好きに暴れてもらいたかったからノータッチでした
フェルディナンド:やった~!
GM:なるほどなあ
GM:そして……残るは琴線と制御か
GM:どっちからやる?
八卦ミノリ:もらいもらい
羽室ハムリン:琴線からおねがいします!
羽室ハムリン:何故なら、振りなおしには功績点がつかえるからです
九条匡真:そうね 点数変わるからね
GM:じゃあ……トリは任せたぞ
GM:というわけでお楽しみの琴線タイムだァ~~~!
GM:ケヒャア~~~~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:邪悪システム
羽室ハムリン:じゃあくしすてむ
GM:みんながここよかったな~と思うPCを
GM:ノリで決めていきましょう。深く考えないでいいとおもいます。
GM:私も……します。忖度しないぞ
フェルディナンド:よっしゃ~
GM:心の準備ができたらおしえてください。
八卦ミノリ:決めた!
羽室ハムリン:おっけ~
フェルディナンド:きめました!
九条匡真:決めました
ジルマール・ゴンサルヴェス:きめ……ました
GM:うし……
GM:じゃあ……いくぞ
GM:オープン!
system:[ 九条匡真 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
system:[ 八卦ミノリ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ 羽室ハムリン ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system:[ フェルディナンド ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ ジルマール・ゴンサルヴェス ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system:[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
羽室ハムリン:え!やった♡
九条匡真:おめでと~
羽室ハムリン:誰からも入らなかったら制御判定死んだらみんなのせいだからな!!!!ってキレちらかそうとしてた
GM:というわけでね……
GM:順に理由を述べていきましょうね。
GM:まずGMから。
GM:これは九条匡真のために開いた卓なので、もちろん匡真くんも……それに連なるPCを組んでくれたミノリちゃんに……羅府のみんなのPC
GM:どれも素晴らしかったことは言うまでもないとは思っていますが……
GM:私は常々……セッション前も、中も、今も、思ってたことがあって……
GM:これって……アメリカでやる必要って本当にあるの?と……
フェルディナンド:wwwww
九条匡真:草
八卦ミノリ:wwwww
羽室ハムリン:そんな……
ジルマール・ゴンサルヴェス:笑っちゃった
フェルディナンド:無いの!?確固たる理由!?
GM:エネミーも結局は日本産(性格には仙狸は中国だけど)だし……
GM:しかし!
GM:そこに意味をもたらしてくれたのが、主にPC2と3だったとおもっています。
九条匡真:アメリケンだったからねえ
八卦ミノリ:ほんとにね
フェルディナンド:Chu-☆
GM:特に二人は台詞のひとつひとつが、私のツボを付く言い回しで……
GM:あえてジルマールさんを選んだ理由としては、それに加えて更に難しいハンドアウトを完璧以上にこなしてくれたからです。
GM:二重人格ってなんだ?ふざけてるのか俺は?
ジルマール・ゴンサルヴェス:www
八卦ミノリ:ジルマールさんの方にいった理由なんかわかりますね
九条匡真:いやほんとよくやりきったね 大変だったと思う
GM:基本的に他者と絡みにくくなっちゃうよな~あたりがやってから気づいてたんですけど(最悪)
八卦ミノリ:GMの用意したものに専念した度でいえば間違いなく一番だったし
ジルマール・ゴンサルヴェス:へへ……ありがとうございます
GM:うん。
フェルディナンド:ああ、なるほど……
GM:そこをCOOLに演じてくれて、かつEDではどちらの二面性も完璧で……
GM:めっちゃ嬉しかったですね。
GM:ありがとうございました。そんな所かな!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ありがとうございます! この言い回し地味に負荷が高くRPに時間かけちゃって申し訳なかったのですが……
八卦ミノリ:クールだったぜ
九条匡真:おつかれさま
羽室ハムリン:いつもより時間かかってるなんて気づかなかったから大丈夫だよ!
フェルディナンド:オシャレでしたよ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:へ、ヘイトスピーチ
GM:そうかな?そうかも……
九条匡真:辛辣
GM:あとは1から順にお願いするぜ。
八卦ミノリ:いつもより時間かかってたかな??
九条匡真:はいよ!
九条匡真:私からかな
九条匡真:ミノリちゃん選びました
八卦ミノリ:えへ
九条匡真:ジルマールさんはGMの言う通り舞台に合わせたうえで大変なHOの中でマジでカッコよかったし
九条匡真:フェルディナンドのヒーロー観は九条と対比する形にもなったうえで進歩的ですごいよかったし
九条匡真:ハムリンはエキセントリックな中で時折出る寂しそうな感じとか時折妙に九条とシンクロするような人外感とか
九条匡真:みんな良かったんですけど
九条匡真:一番やられた!ってなったのはクライマックスで
九条匡真:奪われたときなんですよね 獲物を
九条匡真:やられてから気づいたよ 完全に横取りするための圧倒的火力だって
フェルディナンド:九条匡真に傷を残すための造形
GM:ちくしょおおおおおお!
GM:最高
八卦ミノリ:おめめぱっちり
九条匡真:お陰で今回も敗北ロールもできましてありがとうね(憤怒)
八卦ミノリ:ありがとう、そして
八卦ミノリ:ちょっと謝らせてもらいたいです、本当にごめん
九条匡真:草
八卦ミノリ:ミノリ、好物の話はロードームービーでやったから
八卦ミノリ:何が嫌か、疎ましいかという相容れない部分を掘り下げることで
八卦ミノリ:九条匡真の魅力がより出ないだろうかというとこから出発してて
八卦ミノリ:そもそも9×10は固定カップリングだし……って思ってるとこもあって
八卦ミノリ:完全にこいつの愛情は報われない前提で組んできたんですよね
羽室ハムリン:(時姫は……?)
GM:十九
ジルマール・ゴンサルヴェス:そういや九条EDで寝取られたんだな……ミノリ……
八卦ミノリ:だから、ボクは最終的にバッドコミュニケーションによる決着を目標としていたんだけど
フェルディナンド:負けヒロイン
九条匡真:は?真沙揺だが?
九条匡真:はまあ置いといて
八卦ミノリ:サムトーさんに「何をしたらこの子とグッドコミュニケーションになるんだよ!?」って悩ませてしまって
九条匡真:実際今でも答え出てないところある
九条匡真:なるほどな~ 素直に決裂想定してたんだ……
八卦ミノリ:サムトーさんの善性というか、真摯さに対してこちらの手つきと事前解説が本当にまずかったなという反省がマジであります、ごめんねほんと
九条匡真:苦手なタイプだけど普通に家族だし好感持たれてお世話にもなってるから
九条匡真:あんまり無碍にするのも良くないなって思って……
八卦ミノリ:悪党なわけだし、人生ぶっ壊されるやつの一人でもいたらより迫力出るだろみたいなこと考えてたり
九条匡真:あ~なるほどねえ
GM:予想通りに運ばないこともまたセッションの華でもあるからな……
九条匡真:まあそういうところで苦労したのもコミコミで
八卦ミノリ:どうすればよかったんだよ?に対しても「どうしようもない、だってそれが九条匡真だから」でいけると踏んでて
九条匡真:クライマックスでのあれとか含めて良かったな~って入れてるのよこっちは
八卦ミノリ:ありがとうね……
九条匡真:ありがとね!あとこの面倒な相手に向き合ってくれてありがとう
八卦ミノリ:こちらこそ、とても面倒だったと思います、ありがとうね……
九条匡真:こちらはこんなところかな!
GM:ではジルさんの方もたのむぜ
ジルマール・ゴンサルヴェス:はい!
ジルマール・ゴンサルヴェス:九条君は本当に普段の人当たりの良さ・善人さがしっかりありつつ、『本性』周りのところに近づいたときの不気味さのギャップも九条匡真~~~!って感じでよかったし
ジルマール・ゴンサルヴェス:フェル君もアメリカン・台詞回しを継続しつつ、飽くまで一般人としての目線で話してくれるところとか、なんだかんだ一番ヒーローに近そうな高潔さみたいなところ(あと最後までヤバスーツ着てたところとか)もよく
ジルマール・ゴンサルヴェス:ミノリちゃんも『九条匡真的に点数が低い人間をやる』という媚びない媚びのコンセプトを徹底しつつ、キャラ個人としてもかわいらしさとその血の定め(血縁ではない)を感じさせるヤバさを内包しててよかったんですが
ジルマール・ゴンサルヴェス:選ばせてもらったのはㇵㇺㇿさんでした
GM:🐹
羽室ハムリン:🐹
ジルマール・ゴンサルヴェス:分かりやすい超ハイテンションの男っていう造形から、かなり人間離れしたメンタリティを持つ人外っていう一面を見せ、
ジルマール・ゴンサルヴェス:さらにそこから『人の心を理解できないなりにその営みに対して思うところがある』っていうウェットな部分もあるっていう、二面どころか三面あるキャラクターっていう造詣がいいな~と思いました
羽室ハムリン:やった!ありがとうね♡
ジルマール・ゴンサルヴェス:フェル君との絡みもずっとよかったですね 極彩色の鳥が代
羽室ハムリン:コードネームの無茶振りもこたえてくれてありがと♡
ジルマール・ゴンサルヴェス:命名無茶振られ歴が増えていく
ジルマール・ゴンサルヴェス:ちゃんと戻って来いよ(念押し)
九条匡真:歴ができるもんなんだそれ
九条匡真:戻ってきてね
ジルマール・ゴンサルヴェス:そういう感じ! お疲れさまでした!
羽室ハムリン:戻ってきたいよ!!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:ありがと~~~~~~~~~~!!!!!!!戻って来てラーメン食べられるように応援しててね
フェルディナンド:次は私ザマスね~
フェルディナンド:今回九条匡真抹殺卓ということもあり、裏方・サポートを意識していきました。【宝器】は最初から九条君に渡す想定だったよ。
九条匡真:ありがと~
羽室ハムリン:でも僕にくれたんだね……♡
フェルディナンド:そのため他PCとの絡みも、あくまで話を回す程度にしようと思っていたのですが……極彩色の南国のトリ、ハムリンさんに感情を結ばれたのでいろいろ予定が変わりました!
羽室ハムリン:ピヨピヨ……
フェルディナンド:少し前まで一般人という【秘密】を持っていたため、その感性を見抜かれたロールには驚かされましたね!
羽室ハムリン:そういわれてみればそうか……
フェルディナンド:追加忍法を上手く運用してくれたり、エンディングまで構ってくれたので、誰か一人印象に残ったキャラということであればハムリンさん以外は考えられないと思います。
羽室ハムリン:えへへ……♡
フェルディナンド:ジルさんもありえん渋かったから海外ドラマ風のドラマシーンできて嬉しかったです!
フェルディナンド:ミノリちゃんもちょこちょこ転がしてくれてありがとね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:へへ……ありがとうね
フェルディナンド:最後に、GM演じるKuKuにも感謝を! セッション開始一日前に「やってね♡」とGMに丸投げしたキャラがまさか犯人になるとは……………
羽室ハムリン:本当じゃん!どういうこと?
八卦ミノリ:スマホ盗みにいったとき現場に出てきてくれたらもっと傘に乗せて回すとかしたものを!
KuKu:ピピ すべては AIが世界を掌握するための 序章にすぎません
羽室ハムリン:沖縄いかなきゃ
八卦ミノリ:やはりAIは危険だ
ジルマール・ゴンサルヴェス:AIからできるだけ離れなきゃ
フェルディナンド:www 次回は未開の地 日本に行くか
フェルディナンド:──Life with KuKu 『K2R』でした!
九条匡真:宣伝していった!抜け目がない
羽室ハムリン:次は僕だね!!!!!!!!!!!!!!
羽室ハムリン:僕は……男性キャラクターへの言及の解像度が……非常に……低いことを許してほしいのだが…………
九条匡真:そんな始まり方あるんだ
羽室ハムリン:みんなすごいよかったけど、フェルくんがいちばんよかったです。
八卦ミノリ:www
フェルディナンド:語彙が荒いwwww
GM:かわいいね
九条匡真:琴線ってそういうものだよね!
ジルマール・ゴンサルヴェス:男ガチアンチだ
羽室ハムリン:ハムリン・人外マインドでいたから、最初に黒猫(狸)に時間ちょーだい♡っていわれてアッサリOKしてるところみて
羽室ハムリン:エ!?そんなことあるか?コイツ……裏切って全員殺す気だな!!!!!!って思ったのが最初だったんですけど
羽室ハムリン:それが一般人だったからっていうのがすごいなるほど~ってなったし
GM:なんてやつだ
九条匡真:ね
フェルディナンド:やった~!
羽室ハムリン:ずっと一般人の常識的な視点で、高潔なヒーローとしてあり続けてくれて本当に良かったですよね
羽室ハムリン:ヒーロー観も現代のヒーローって感じで凄い良かったですよね
羽室ハムリン:防犯こそがヒーロー!という
九条匡真:そうそう
GM:ヒーロー観でいえば本当にフェルくんのやつは最高だったよね……
九条匡真:九条とは絶対相容れないんだけど、一番現実的に人を救うというか
九条匡真:そういう見方でいいよね
羽室ハムリン:夢物語を現実にしようとしているのだなあ
ジルマール・ゴンサルヴェス:あの価値観もアメリカ的でよかったですよね ヴィジランテというか
フェルディナンド:みんなヒーローだよ……紫とゴールドの蛇柄スーツを着る勇気さえあればね
羽室ハムリン:それはヒーローではないね!!!!!!!!!!!!!!!!
九条匡真:それいれると急に減るだろ 候補が
ジルマール・ゴンサルヴェス:一人しかいなさそう
フェルディナンド:??
羽室ハムリン:あと構成のコンボも見事だし人に追加させるのもおもろすぎたけど儀式忍法と追加忍法のふたつはやりすぎ!!!
羽室ハムリン:私がGMなら許可しないからな!!!
八卦ミノリ:とんだ暴れ野郎
ジルマール・ゴンサルヴェス:笑っちゃった
九条匡真:それはそう
GM:俺だ ハムリン
GM:俺が悪いんだよ
フェルディナンド:はい……フェルディナンド 自重します……
羽室ハムリン:味方としてやってる分には最高でした
ジルマール・ゴンサルヴェス:追加忍perの鑑
九条匡真:敵だったら悲鳴じゃすまなかったよね
GM:儀式忍法で呼び出した従者にのみバフがかかると思い込んでいた……俺が悪かったんだよ
羽室ハムリン:すっかりフェルディナンドの手のひらの上だね!ハハハハハハハ!!!!!
九条匡真:儀式忍法普段使わないからしゃーない
九条匡真:私もなんもわからないもの儀式忍法
羽室ハムリン:そんな感じです!いっぱい仲良くしてくれてありがと♡
羽室ハムリン:キミのためにも帰ってくるからね……
フェルディナンド:こちらこそありがとうございました!
フェルディナンド:アイツの声……今日は聞こえないな……?
九条匡真:消えるな!
八卦ミノリ:果たして帰ってこれるのか
八卦ミノリ:次はボクかな。
八卦ミノリ:オタクくんを選んだよ。
フェルディナンド:ええ~!?
八卦ミノリ:おにぃもほんと優しくて格好良くてメロついてる時の楽しさ本当にヤバかったんだけど。
九条匡真:えへへ
八卦ミノリ:これは完全にミノリ側の問題なので棚に一旦置いといて(無慈悲)
八卦ミノリ:PL視点として、フェルっちはとにかく反応が良かった、セリフが軽快だし。
八卦ミノリ:これはハム先生相手しててさぞ楽しかろうなと思ったものですよ。
羽室ハムリン:楽しいね!!!!!!!!!!!!
八卦ミノリ:登場してるだけで場が賑やぐキャラクターってやっぱいて、そういうのしろいさんの十八番だと思ってるんだけど
八卦ミノリ:今回に限っては完全にナケミンさんが上を行ってたなと思ってます
八卦ミノリ:そこら辺に琴線!というわけ。
羽室ハムリン:こんなに美しいのに……でも同意だね!
“ビエンフー”:悲鳴もかわいかったもんね♥
フェルディナンド:うおしゃ~!
九条匡真:おめでと~
八卦ミノリ:リアクションが良いからねほんと
フェルディナンド:ハリウッドのハッカーキャラっぽさ、意識したのでめっちゃ嬉しい!
羽室ハムリン:よーし……良い子だ……
八卦ミノリ:Bingo!
ジルマール・ゴンサルヴェス:カチャカチャッ ターン
八卦ミノリ:Reachにゃ!!は言わなくて良いのかな、ハッカーって
羽室ハムリン:チーにゃ!
GM:ちんぽにゃ!!!!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:こら!!!!!!!!!
八卦ミノリ:じゃあ進行を勝手に乗っ取って
八卦ミノリ:時間に余裕ある人はGMを褒めましょうか
九条匡真:感謝
羽室ハムリン:GMロードムービー好きすぎだろ!
GM:おい待ちなァ!
八卦ミノリ:みんなどのNPCが好き?
羽室ハムリン:僕は蝙蝠ちゃん!
九条匡真:最後に出てきた人は置いといて
GM:尺だいじょうぶか!??
八卦ミノリ:私も”蝙蝠”ちゃん好きですね、マジで可愛かった
羽室ハムリン:GMを褒めて歓談してる裏でひっそりと制御判定するか
九条匡真:“朱狼”好きだよ
ジルマール・ゴンサルヴェス:蝙蝠かわいかったですよね
GM:うれしい~
九条匡真:かわいかったね蝙蝠
GM:そのうちセッションで出したいですね。
フェルディナンド:蝙蝠ちゃんよかったね!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:ナナミンマジで死ぬとは……
羽室ハムリン:生きてて良かった……
九条匡真:あれでちゃんと矜持あるのえらい
フェルディナンド:仕事人だった
八卦ミノリ:ナナミンセクシーだったね
GM:娘ががんばるから大丈夫だよ笑
フェルディナンド:七嶺さん、私前セッションで会ってて
フェルディナンド:死んだのけっこうショックだった
GM:あ、そうなのだ
八卦ミノリ:ほほー
九条匡真:俺のマイナス背景の復讐はいつ消えるの?
羽室ハムリン:そおなのお!?!?!?
フェルディナンド:一生背負い続けろ……
GM:中忍再試験というセッションの試験管をやっていたのだ。
九条匡真:そうそう
八卦ミノリ:なるほどな
九条匡真:その時に仕事ある話はしてて
九条匡真:これにつながってくるんだよね
フェルディナンド:そうなんですよ~ 何か目的があるキャラっぽい描かれ方でね
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっですよね 別のセッションにいたと聞いた気がしていたから油断していた
九条匡真:しかし名前も近くしてたけど奥義とかその他諸々
八卦ミノリ:仙狸もえっちだったよ
九条匡真:アナザー感出してくれて他の嬉しかった
GM:ホホw
九条匡真:本性だと俺なのいいよね
ジルマール・ゴンサルヴェス:あと……トンチキ刺客どもも好きだったよ
八卦ミノリ:良い、このひとロリババア好きすぎ
八卦ミノリ:ちょっとSUSURUが良すぎたわね
羽室ハムリン:やっぱ東方好きだな
八卦ミノリ:他は瞬間火力が高かったんだけどあいつは全部おもしろかった
GM:SUSURU出す前から雑談で構文擦られまくってて焦った
ジルマール・ゴンサルヴェス:わざわざ口上まで作って……
八卦ミノリ:www
九条匡真:無休
フェルディナンド:ゆっくり好き
九条匡真:無休ほんと好きすぎてだめ
ジルマール・ゴンサルヴェス:ゆっくりどももよかった
ジルマール・ゴンサルヴェス:なんなんだよあいつら
フェルディナンド:無休、あれだけでセッション回せるだろ
GM:なんなんだろう…
八卦ミノリ:めちゃめちゃ面白かったのでこの人もっとビガミGMやるべきですよ
八卦ミノリ:向いてるむている
GM:マジでうれしい~~
フェルディナンド:ぜったい向いてますよ!
羽室ハムリン:むいてる!!!!!
GM:個人的にはPC同士に確執をもたせるような【秘密】をつぎは考えたいですね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:向いてる!!
八卦ミノリ:たのしみー
GM:NPCに比重を置きすぎちゃったねえ
九条匡真:次楽しみ
八卦ミノリ:帰宅チャレンジを忘れて乗っ取ってしまって申し訳ありませんでした、ではGMよろしくお願いします
九条匡真:まずあの数のNPC管理できてるのがやばいからな……
GM:難しそうに見えて進行は簡単かとおもいきややっぱ難しい それがシノビガミ
GM:オッス!ありがとうございました!
九条匡真:そう まだ帰宅がある
GM:いや!
羽室ハムリン:かえるぞ!るんるん
GM:まだ……使命の達成があるのじゃよ。
羽室ハムリン:なにっ
九条匡真:あっ
八卦ミノリ:あったなぁ
フェルディナンド:そんなのあったな
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっそうだ!
GM:ささっとやっていきましょう。
GM:PC1!九条匡真!
GM:おろちはつかってないから…
GM:あなたの【本当の使命】は、あなたが“敵”と成るに相応しい“英雄”と闘い、勝利することだ。

GM:勝てたかな?
九条匡真:……
九条匡真:これを勝てたとするのは
九条匡真:なんか悔しいな……
フェルディナンド:すごい笑っちゃった
九条匡真:戒めも含めて負けにしてもらってもいいでしょうか
八卦ミノリ:てへ☆
羽室ハムリン:かわうそ
九条匡真:ミノリに負けたわけでは別にない
GM:その覚悟はよしとするぞ。
八卦ミノリ:んふふ
GM:でも……俺は本当に感動したんだよね。
ジルマール・ゴンサルヴェス:拘り誉れ高い
GM:あそこで、負けを選び、そのロールに躊躇なく全力で悔しがるあの姿は
GM:ちょっと、GMの想定を越えてきてましたね。
八卦ミノリ:プライズ使用既定路線だと思ってからほんとびっくりした
GM:なので……俺の権限で3点あげるぞ。
八卦ミノリ:やったー!
九条匡真:あ、ありがとう
GM:ヒヒヒ!
フェルディナンド:これが……アメリカンドリーム!
羽室ハムリン:羅府がアメリカでよかった~
九条匡真:いただきます……
ジルマール・ゴンサルヴェス:やっぱりアメリカは太っ腹だぜ
GM:PC2のジルさんだ!次は!
GM:あなたの【本当の使命】は、もう1人のあなたを取り戻すことだ。
GM:取り戻せたかな?
ジルマール・ゴンサルヴェス:無事取り戻したぜ
GM:よっしゃ~~~!
GM:では3点だ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:やった~~~! ありがとうございます!
GM:PC3のフェルくん!
GM:あなたの【本当の使命】は、自分に“力”が宿った原因を探ることだ。
GM:わかったかな?
フェルディナンド:わかった……と思う!
フェルディナンド:わかったのか?
GM:ウム……死に瀕した際に……覚醒したようじゃの。
フェルディナンド:わかってたわ。
GM:よし!3点だ!
フェルディナンド:ありがとうございます!
GM:PC4のハムリン先生!
GM:あなたの【本当の使命】は、夢で見た光景を思い出すことだ。
GM:思い……出せた!かな?
羽室ハムリン:おもいだしたようなきがするのう
羽室ハムリン:思い出したよ!プライズにそうかいてたもん!
九条匡真:やったね!
GM:ゆめのかえらのエニグマを解除できたので
GM:思い出したとみなすぜ!
羽室ハムリン:やった~~~!
GM:3点フォーユー!
羽室ハムリン:おうちかえるぞ!
GM:次!PC5のミノリ!
GM:あなたの【本当の使命】は、PC1を守ることだ。
GM:守れた…?
八卦ミノリ:しゅご……
八卦ミノリ:しゅごる……
八卦ミノリ:れた??
GM:おにぃ…?
フェルディナンド:守るための行動だったんですよね……?
羽室ハムリン:守ってた守ってた!悪い妖魔から!
八卦ミノリ:一応……そのつもりなんだけどぉ、本人的にはぁ
九条匡真:まあ……
八卦ミノリ:でも認知歪んでるから……
九条匡真:守ってはくれたんじゃないですか……?
九条匡真:だから無碍にできなかったわけで……
GM:オヤジも満足していることだろう。
GM:では3点だ!
八卦ミノリ:わーい
GM:功績点配布は以上!
GM:流儀:1
最後まで:1
ロール:1
プライズ:1
使命達成:3

GM:これに琴線足した分かな?あってる?
羽室ハムリン:あってるとおもう!
フェルディナンド:いいとおもう!
羽室ハムリン:9てんいただきま~す
フェルディナンド:9点! いただきます!!!!!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:8点!
八卦ミノリ:8!
GM:8卦ミノリ!?
八卦ミノリ:けーけけけ
GM:七嶺点の獲得かな?匡真は
九条匡真:7だっけ?7だな!
GM:ヨシ!
GM:では……改めて!
九条匡真:帰ってこい
GM:全工程終了!……の前に!
GM:オラ!
GM:帰ってこいハム!
羽室ハムリン:ハアハアハア……
羽室ハムリン:変えるぞ!!!!!!
フェルディナンド:帰ってきてくれ~~~~!!!!
羽室ハムリン:ほな……妖術分野から2d6ふりまぁすぅ
ジルマール・ゴンサルヴェス:あっ
ジルマール・ゴンサルヴェス:金!
羽室ハムリン:むっ!
GM:そうじゃん!
フェルディナンド:お金投げていいらしいが……
GM:いいよ♡
羽室ハムリン:へっへっへっへ
フェルディナンド:ありがとう! お金を2個、渡しますね。
羽室ハムリン:ありがと~~~~~~!!!!!!
羽室ハムリン:2億円ももらえたら絶対かえってこれるぜ
羽室ハムリン:では……妖術分野から!
羽室ハムリン:2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
羽室ハムリン:し、死霊術かぁ~
羽室ハムリン:一番遠いところだね!
九条匡真:なんてこったい
羽室ハムリン:で、えーと穢れが3点あってぇ……
GM:ハムちゃんのキャラシ今見たら"迦陵頻伽王"がついてる
フェルディナンド:ついてたね
GM:-3か?修正は
フェルディナンド:汚れのぶんだけマイナス修正ですね。
羽室ハムリン:んで妖魔武器で+2だから差し引き-1だね
羽室ハムリン:目標8!まあ出るだろうけど……
九条匡真:目標8?
ジルマール・ゴンサルヴェス:遠くね?
九条匡真:感情送れるんだっけ
フェルディナンド:命を賭けるには遠い
羽室ハムリン:おくれるそうだよ!
GM:いいぞ。
ジルマール・ゴンサルヴェス:ロイス送らせて
九条匡真:では送ります!
フェルディナンド:じゃあ送っちゃいましょう!
羽室ハムリン:ありがと~~~~~♡
ジルマール・ゴンサルヴェス:感情+1!
羽室ハムリン:愛情が……あつまってくるぞい
羽室ハムリン:じゃあ目標5!これは余裕~じゃん!
八卦ミノリ:演出修正はなさそうだな
GM:さすがにね
GM:大丈夫っしょw
羽室ハムリン:いけるいけるwふりま~すw
羽室ハムリン:SG#2+2>=7 (判定:異形化) (SG+2@12#2>=7) > 4[2,2]+2 > 6 > 失敗
羽室ハムリン:w
フェルディナンド:wwwwww
GM:?
フェルディナンド:じゃあな……
羽室ハムリン:お、おかねを
羽室ハムリン:おかねをつかって……フェルディナンドからもらったおかねを……
羽室ハムリン:1てんつかって!成功にします!!!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:おい!!!
GM:よっしゃああああああああああ!
GM:金さ!
ジルマール・ゴンサルヴェス:よかった……
九条匡真:金!
GM:金さえあれば何でも買える!
羽室ハムリン:命さえも!
九条匡真:あぶねえあぶねえ
羽室ハムリン:というわけで無事帰還だぜ。ハハハハハハハ!!!!!!!!!!
九条匡真:おかえり
八卦ミノリ:おかえり!
ジルマール・ゴンサルヴェス:レオリオEDとはね
フェルディナンド:おかえりなさ~い
ジルマール・ゴンサルヴェス:おかえり!
GM:よかった……
GM:本当に……
羽室ハムリン:ありがと~~~~~♡
GM:もうすんなよ!
八卦ミノリ:いきてるってすばらしい
羽室ハムリン:え!?これからも妖魔化はするよ!?
GM:こいつ~~~
九条匡真:ようやるわ
八卦ミノリ:まったく懲りない、顧みない
GM:というわけで……
GM:本当におしまいです。
九条匡真:お疲れ様でした!
GM:皆さん、長丁場お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
フェルディナンド:終わってしまうね。
九条匡真:改めてこんな厄介な男を呼んでくれてありがとうね!
GM:最高に楽しかったです。
羽室ハムリン:お疲れ様だね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
八卦ミノリ:おっつかれ~~~~!!!
九条匡真:みんな本当にお疲れさまでした!
八卦ミノリ:たのしかった~~~~!
羽室ハムリン:本当に楽しかったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:また遊びます(確定)
フェルディナンド:長期のセッション、お疲れ様でした!!!
ジルマール・ゴンサルヴェス:お疲れさまでした~!!! 楽しかった!!
九条匡真:遊ぼう!
羽室ハムリン:また遊びましょう!!!!!!!!!!!
フェルディナンド:ぜったいまた遊ぼうね~~~~!
ジルマール・ゴンサルヴェス:是非遊びましょう!
GM:では……お疲れ様でした!
GM:またね。
八卦ミノリ:シャボンディ諸島で!!

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本作は、「河嶋陶一朗」「冒険企画局」及び「株式会社新紀元社」が権利を有する『忍術バトルRPG シノビガミ』の二次創作物です。
(C) Adventure Planning Service/SHINKIGENSHAh Co.Ltd.