月下残響
PC1:真堂啓介(キャラシート)PL:しんごろ
PC2:黒瀬 直(キャラシート)PL:粘土
PC3:パイライト(キャラシート)PL:EXst
PC4:風眼 灯道(キャラシート)PL:黄色の月
メインログ|雑談ログ
関連セッション
幽鬼討伐戦
目次
プリプレイ
【今回予告】
UGN───人知れず、N市を守護する13の盾。
その中でも屈指の戦闘力を誇る〝剣匠卿〟率いる12支部に、新たな敵が襲い来る。
敵は見えざる〈闇の仕手〉。
かつては真堂・黒瀬両家と幾度となく刃を交えた、恐るべき凶手たち。
異邦の装束で覆い隠した全身に、悍ましき秘密を隠す〝魔宮蝣主〟。
血と殺戮を好む気質ゆえに、自らの肉体すら殺戮機構へ作り替えた凶剣士〝血風景刃〟。
あらゆる領域に忍び込み、獲物を喰い殺す怜悧なる獣〝鋭牙潜主〟。
客将として宴に参じるは堕ちたる達人。その拳、星すら引き寄せ打ち砕く。かつての第9支部副支部長〝星墜とし〟。
彼らを従えるは老拳士〝老鷹〟。
幼き〝女皇蜘蛛〟を頂に据え、悉くを屠らんと牙を剥く骸の手。
6つの刃に対するは、いずれも劣らぬ万夫不当の英傑たち。
月下に響くは命を焦がす刃の調べ。
互いの命と誇りを賭けて。いざ、いざ、いざ。
DX3rd「月下残響」
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◆PC自己紹介・ハンドアウト紹介
PC1─真堂 啓介(PL:しんごろさん)
ロイス 〝メテオフォール〟東雲隆夜
(今回のあらすじ)
キミが収めるN市第12地区に、新たな敵が訪れたとの報せが入る。
敵は〝インヴィジブル・ハンド〟。かつてキミの父や、キミ自身が幾度となく対峙した、暗殺者集団だ。
崩落戦以前にセルリーダーである〝レイス〟が街を去ったのち、滅びたものと思われていた彼らが再度街に現れた。
彼らの食客としてキミの前に現れた、かつての朋友は告げる。
「三段構えの大戦だ。果たして最後に生き残るのは、俺か、お前たちか」
キミは12地区を預かるものとして、襲いくる脅威を打ち下さなくてはならない。
GM:それでは真堂支部長、自己紹介をお願いします。
真堂啓介:は!
真堂啓介:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY6Yu90AIM
真堂啓介:「ようこそ我が町へ。俺が、支部長の真堂だ」
真堂啓介:「さて、君が持ち込んできたのは一体何かな。厄介事はなるべく勘弁願いたいんだがなあ」
真堂啓介:N市UGN第12支部長を務める青年。本業は神主兼剣術道場の道場主。
真堂啓介:コードネームは“剣匠卿”。どこかの誰かと被っているとか何とか。
真堂啓介:柳の大樹を思わせるその在り方は、一見してやる気がなさそうではあるが、使命感と責任感はしっかりある模様。
真堂啓介:……とはいえ、普段は隙あらば酒を呑み、仕事を丸投げや先送りにし、けれどなぜか支部の業務は回っているという。
真堂啓介:シンドロームはノイマンピュア。カウンターもできる白兵屋。リサーチもお任せあれ。
真堂啓介:シナリオロイスはOP終了後あたりで取る塩梅でしょうか。ひとまずこんな感じで!
真堂啓介:よろしくお願いします!
GM:--------------
PC2─黒瀬 直(PL:粘土さん)
ロイス 〝血風景刃〟
(今回のあらすじ)
キミはある夜、警邏中に敵からの襲撃を受ける。
凶手の名は〝血風景刃〟。かつてこの街を去ったはずの凶剣士。過去に幾度となく刃を交えた宿敵。
彼女は自らの帰還と、12地区のUGN鏖殺を高らかに宣言する。
その場は退けることに成功するが、再び舞い戻ることは目に見えている。
キミは彼女との因縁に決着をつける必要があるだろう。
GM:2番手は黒瀬直さん。真堂支部長と並び、屈指の強豪として知られる歴戦の強者ですね。
GM:自己紹介、お願いします。
黒瀬直:はい
黒瀬直:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYh6__xAIM
黒瀬直:くろせ なお 第12支部に所属する、その道20年のベテランUGNエージェントです。
黒瀬直:昔から怪物ぶっ殺す系の生業を続けてきた家の末裔です。七原町黒ノ門の一丁目がまるまるお屋敷であるという。
黒瀬直:シンドロームはピュア・モルフェウス。名家に代々受け継がれてきた遺産"華金弓"(必中の弓)や、瞬時に形成した色んな武器を使って戦います。
黒瀬直:鳴き声は「殺ァッ!」得意料理は無水鍋と炒飯。常識は無いけど懐はやたら大きい。
黒瀬直:暴力の行使や殺傷行為は忌むべきものと認識しているけど、故にこそとっくに血で染まった自らが責任と実行をすべき、という思想を胸に抱いています。
黒瀬直:つまりこの街を荒らす害悪は出来る限りこの手でぶち殺すぞ。
黒瀬直:ワーカーホリック気味でN市UGN支部と関わったオーヴァードの、知り得る限りのデータを頭に叩き込んでいます。
黒瀬直:というのをUGNエージェント用エンブレム【スーペリアルネットワーク】で再現しています。今回はノイマンでスタートしましょうか。
黒瀬直:今回は因縁の相手ということでね。禍根残らぬようきっちりとどめを刺せるよう頑張ります!
黒瀬直:以上!
GM:頼もしい。活躍にご期待しています。
GM:----------------------------------
▼PC3─パイライト(EXstさん)
PC4─風眼明道(黄色い月さん)
ロイス 〝女皇蜘蛛〟ナクア
(今回のあらすじ)
12地区に異変あり。
その報せを受け、現場に向かったキミたちは、得体の知れない能力を駆る凶手の前に膝を屈することとなる。
最早これまでと思われたその時。その場に現れた少女が、キミたちの始末を引き受けると刃を手に取る。
彼女はキミたちに近寄ると、耳元でそっとこう告げる。
「街を護りたいのなら……私たちを殺して」。その言葉の真意を測るより前に、キミたちは河へと斬り捨てられることとなる。
目を覚ました先は、12地区の外れにある山の中。
キミたちは少女の真意を確かめるためにも、ひとまず12支部に帰投しなくてはならい。
GM:まずはPC3のパイライトくんから、自己紹介をよろしくお願いします。
パイライト:はい
パイライト:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrKOU4gIM
パイライト:「始まりは複雑だったけど。呼ばれていれば──大事な自分の一部になる」
パイライト:UGN第九支部に属する12歳ほどの少年。正体は賢者の石の破片より生まれたRB。
パイライト:所属は別ですが……さる事情より真堂啓介支部長に師事。支部に出入りしている修行中の身です。
パイライト:色々あったけどいつか勝つ。そう決めた。
パイライト:性格は平時であれば温厚、ただし強欲の兆しアリ。淡々とした仏頂面と抑揚の薄い喋りが目立ちますが、最近は少し振り幅が大きくなってきている様子。
パイライト:シンドロームはモルフェウス/ウロボロス。スタイルは武具の生成と“影”を利用した機動戦闘。
パイライト:刀を軸にした戦法が多いですが実際はなんでもあり。勝てばいいんだと教えられたので、素手から長物まで。
パイライト:成は《シャドーテンタクルス》ベースの遠距離白兵型。ダイスは《砂の加護》で補う。燃費を代償に一撃には多少自信があり
パイライト:此度は手練の凶手と未熟な身で相対することとなりましたが。無事に帰り着くため、全霊にてお相手を。
パイライト:以上、よろしくお願いします。
GM:はい。よろしくお願いします。
GM:では続いて風眼さん、自己紹介を。
風眼灯道:わかった、やってみよう。
風眼灯道:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlbT8wQIM
風眼灯道:「風眼灯道だ。不諦刀でもいい」
風眼灯道:かざめ あけみち
風眼灯道:21さい!
風眼灯道:しょうらいのゆめはまどうさんみたいなカッコいい剣士になることです。
風眼灯道:でもワクワクしすぎて握った剣が全部溶けちゃう!悲しいぜ
風眼灯道:そんなノリで組み立てたビルド富岡義勇さんです。
風眼灯道:3年位前から再建中の12支部に着任したチルドレン上がりのエージェント君。
風眼灯道:後天的に握りしめた剣が超加熱して鎔けちゃう体質になった為
風眼灯道:普段は開き直った溶鉄武装カラテで戦ってます
風眼灯道:普段は結構ボケボケしてるけどそれなりに色々考え
風眼灯道:敵対ジャームを封殺する必殺剣?を編み出したりしました。
風眼灯道:データ的にはダイスを増やしまくって単体を叩き切るだけ!
風眼灯道:160点になって常時ダイス16、100%時はダイス21で命中判定ができます
風眼灯道:あとイニシアチブでインフェルノが撃てます。
風眼灯道:以上!何とかパイライト君だけでも生かして帰さねばなるまい。
風眼灯道:俺は一人連れて行く。
GM:高速デバッファー!凶悪!
GM:おふたりは大事な未来を担う若手ですからね。
GM:さて、今宵集いし英傑4人。いずれも劣らぬ精鋭揃い。
GM:果たして最後に勝つのは何れやというところで、早速OPに進んでいきましょう。
GM:-----------------------------------------------------
OP1
GM:【OP1】
シーンプレイヤー パイライト/風眼灯道
GM:登場ダイスをどうぞ。
パイライト:パイライトの侵蝕率に+8(1d10->8)(侵蝕率:38->46)
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:31->40)
風眼灯道:ぬう。
GM:-----------------------------------------------------
GM:その夜の前日 N市・第12地区
GM:
GM:やや汗ばむような暑さが肌にまとわりつくようになってきた初夏の昼下がり。
GM:君たちは任務の帰り道に、例年よりやや早いゲリラ豪雨に襲われ、やむを得ずバスの待合所に避難しています。
GM:山あいに存在する小さなバス停留所なので、最低限の屋根がある程度の小さな停留所ですが、今のあなた達にとってはありがたいものでしょう。
パイライト:「傘でも錬成できる器用さくらいは、身につけておけばよかったかも」
パイライト:上着を脱ぎ、ばさばさと振る。びしょ濡れになる前に非難できたのは幸いか
GM:バスの時刻表を見たところ、平日の昼下がりゆえか次の車が訪れるまで暫しの時間があります。
GM:停留所には、あなたたちと同じく突然の雨に襲われたのか、先客がひとり。
少女:「…………」
少女:「あなた達も、この雨に?」
GM:和装姿の少女は、あなたたち二人と離れたところで鬱陶しそうに雨空を見つめていましたが、退屈に負けたのか、あなた達に声を掛けます。
パイライト:「濡れ鼠で帰るには遠くて」
パイライト:ね、と隣にいる青年に目線を移す
風眼灯道:「……そうなるな。」箱鞘の剣は使い切っている。変な箱位に見えるだろう。
少女:「……そう。この街には長く居るの?」
風眼灯道:「そうだな」「もう3年くらいにはなると思う。」
パイライト:「ぼくは……もうすぐ、一年かな」
風眼灯道:「もうその位だったか。時間が経つのは早いな」僅かばかり、唇の端が上がる。
少女:「そう。3年というのは良い時間ね」
少女:「それだけあれば、いい場所も悪い場所も知ることができる。でしょう」
風眼灯道:「ああ。大変なことも多いが、それなりには愛着が湧く」
少女:「この街のこと、気に入ってるのね」
風眼灯道:「それなりの居場所も……何とか出来てきたからな」
風眼灯道:「──そういえば、だが。」
少女:「そう。……きっと、素敵なことね。それは」
少女:「何か?」
風眼灯道:「君は……最近この辺りに来た人だったりするのだろうか。」
少女:「ええ。旅行者」
風眼灯道:「そうか。其れは災難だったな……」
少女:「大丈夫。迎えは呼んであるから」
風眼灯道:「そうなのか。それなら良かった」←コメントに困っていた
GM:少女のその言葉に応えるように、場にそぐわない黒塗りのリムジンが、停留所にやってくる。
パイライト:「わぁ」あまり見たことのない車両に、つい声が漏れる
老執事:「お嬢様、大変お待たせしました」
GM:リムジンのドアが開き、白髪を丁寧に撫で付けた、如何にもといった出で立ちの執事が現れる。
風眼灯道:「おお」迎えに来るのは初めて見たかもしれない。
GM:壮年の執事は丁寧な仕草で少女にお詫びをしたのち、お二人に視線を。
老執事:「ご友人ですかな?」
少女:「いえ。同じように、雨に降られたみたい」
老執事:「それはそれは。お互い、災難でしたな」執事は人好きのする柔らかい笑みを浮かべます。
風眼灯道:「ええ。濡れて困る物が無くて幸いでした」失礼にならない程度に会釈。
風眼灯道:相変わらずの仏頂面だが、それでも誠意は伝わるよう丁寧に。
老執事:「はっは、荷物というのは少ない方が良いとはよく言いますが、今日のような日はまさしく、ですな」
老執事:老執事はあなたたちにでは、と丁寧に会釈をしたのち、少女へ恭しく乗車を促します。
少女:「…………」
パイライト:「……お気を付けて」軽く、手を持ち上げてひらひらと
少女:「ありがとう。短い間だけど、退屈がつぶせて良かった」少女は二人の方に振り返ると、ぼそり、と呟く。
風眼灯道:「縁があれば、この街の感想を聞かせてくれ。」パイライト君に習うように手を振る。
少女:「いえ。きっともう、会うことはない。その方がいい」
少女:「お礼に。この街から、早く出たほうがいい。明日の夜までには。」
少女:少女は二人にそう告げると、もはや語ることはない、とでもいうように
少女:リムジンの車内へと向かう。
風眼灯道:「……そうか。」ひらり。と手を下ろす。
風眼灯道:若干眉尻が下がっている。
GM:君たちがその言葉の意味を問う前に、車は山道を滑らかに下り、都市部へと姿を消します。
パイライト:雨のカーテンを挟んで、テールライトが揺れて。消えるまで光を追っていた
パイライト:「……助言にしては、随分な物言いだけど」
風眼灯道:「そうだな、パイライト君。」
風眼灯道:「遠回しに伝えて意図が伝わらないよりよっぽどマシ、と判断したのかもしれん」
パイライト:「この街も色々なものが眠っているけど」
パイライト:「──外からのお客さんも多いから」
風眼灯道:「そうだな。どう繋がるかはわからんが。」
パイライト:「……明日の夜」
風眼灯道:「真堂さんに話しておいても損はないだろう。」
GM:あなた達が顔を見合わせていると、ちょうど次のバスが停留所へとやってきました。
GM:さて、あなた達もここを離れる時ですが。その前に、何か互いに交わしておきたい言葉はありますか?
風眼灯道:(……明日までに、予備の刀も打っておきたい所か)
GM:--------------------------------------------------------------
GM:では、おふたりは少女の言葉に街を守るものとしての警戒を払いながらも、ひとまずはその場をあとにします。
GM:縁というのは奇妙なもの。おふたりがもう一度少女にあう時は、そう遠くないだろう、という確信を胸に残して。
GM:----------------------------------------------------------------
OP2
GM:【OP2】
GM:【シーンプレイヤー】黒瀬直
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:30->37)
GM:----------------------------------------------------------------
GM:その夜のはじまり N市・12地区 七原黒門二丁目通り
GM:
GM:「12地区に異変あり」。その報せを受け、君は従者と共に夜の12地区を駆ける。
GM:君のもとへ訪れた連絡を実証するように、現在街には12地区全体を覆うように巨大な白磁の檻が張り巡らされている。
GM:街全体からこの区画を切り離すように展開された異形の檻は、視覚的な効果のみならず
GM:情報伝達にも影響を与えるようで、檻を確認して以降、他地区のUGN支部への連絡はおろか
GM:同地区内の12支部エージェント・イリーガル、そしてこの地区に拠点を設けているストレンジャーズに至るまで
GM:いずれとも連絡がつかない異常な状況にある。にも関わらず、街の人々が騒ぎ出した様子はない。
黒瀬直:「さて、毎度の事ながら後手に回ったか」夜闇を疾駆する紅白装束。
黒瀬直:「早急に状況を掌握、しかる後に原因を絶つぞ」黒髪を靡かせながら、己の従者に声を掛ける。
犬千代:「「「畏まりましてござりまする、御館様!」」」
犬千代:一回り小さい犬千代sが、主の後に追随──
犬千代:ぽぽんっと、こみかるな音をたて、一つに戻る。
黒瀬直:警戒の一部を従者に任せてよいと判断して、思考リソースの幾分かを思索に回す。
黒瀬直:(この事態を起こしうる超人は、はて。どのような者が居るか)
犬千代:くんくんくん、と鼻を鳴らす。
黒瀬直:(或いは居たかね)今この街に居る者を思う。過去に殺した人をも想う。
犬千代:「──やはり御館様のご推察どおり」
GM:瞬間、犬千代の鼻に湿った、鼻をつくような、どろりとした“におい”がかかります。
犬千代:「御館様!」即座に警戒を促して──
GM:その“におい”を、黒瀬直であれば、別の感覚で捉えることになるだろう。首の後ろを突き刺すような、ちりちりとした気配。
GM:殺意と執着に満ちた、獲物を睨み据える蛇のごとき気配。
黒瀬直:「そうか」何ら気負うこともないように応える。答えながら、その身は実に自然に動き。
GM:その気配は、触れれば肉を容易く切り裂く死の旋風と化して、君たちの頭上から襲いかかる!
黒瀬直:「──ふむ」
黒瀬直:「少し、懐かしいか?」夜闇を引き裂く、黄金の閃き。
黒瀬直:迎撃するように振り抜かれた黄金の刃。剣のかたちを与えられた秘宝、華金弓。
黒瀬直:その軌跡はさながら地に浮かぶ三日月のように、致命の刃を受け逸らす。
犬千代:主の後ろに、寄り添うように身を寄せる。
GM:宙で黄金と銀の旋風が静かに、烈しく火花を散らし、交錯する。
犬千代:守るなどというおこがましい行為ではない。
犬千代:専念頂くために、余計な邪魔を排するためだ。
GM:銀の旋風に見えたそれが、地面に確りと二本の脚で着地し、君たちに対峙する。
黒瀬直:「ああ、やはり」
“血風景刃”:「久しぶりだね、黒瀬直」ソプラノがかった声が、君の名を呼ぶ。
黒瀬直:構えは万全、張り詰めた弓の如く。紡ぐ声、捉えどころなく、ゆるりと。
犬千代:「はて、お知り合いでござりまするか、御館様?」
黒瀬直:「ああ、"血風景刃"」
黒瀬直:「古馴染みだ。つまり会えて嬉しい人ということだ」
犬千代:ゆるりと大気を操って、主の着地の労を減らす。
GM:純白のロングコートに、君に勝るとも劣らぬ長身痩躰。顔の下半分を始めとした身体の各所を覆う包帯。
GM:その特異な姿を持つ女殺し屋に、君は見覚えが有る。“血風景刃”。
黒瀬直:「仕留め損なった過去に、決着を着ける機会だからね。貴女はどう思う?」
犬千代:一礼。三歩主の後ろに下がり、『古馴染み』と対峙する御館様の後ろに控える。
GM:かつて、<崩落戦>が発生するよりもずっと昔。君や真堂啓介、あるいはその父が対峙した敵のひとりだ。
“血風景刃”:「珍しく気が合うじゃないか。今日はまさしくそのつもりで、ここへ来たんだ」
犬千代:静止したまま、全ての権能を以て周囲の大気を把握する。
黒瀬直:まさしく油断ならぬ相手だ。私たちと戦い、今もこうしていることから分かる通りに。
犬千代:御館様の邪魔を、悉く事前に排除するために──
“血風景刃”:「……ああ、何もかも懐かしいな。覚えているかい?」そう言うと、女は自身の肩口から胸元をなぞるように、そっと指を滑らせる。
黒瀬直:「さて、私は忘れる女かな」
“血風景刃”:「こうして顔を合わせると、今でも君から受けた傷がひどく熱く感じるよ」
黒瀬直:「人から貰ったものも、人に与えたものも。全て大切な想いと刻んでいるつもりだ」
黒瀬直:「だから私に会いに来てくれたのかな、貴方は」
“血風景刃”:「うん。セルとしての仕事もあるけどね。受けた傷をいつまでもそのまま、というのは……耐え難いものだから」
“血風景刃”:凄惨な笑みを浮かべ、得物を構える。
黒瀬直:「悪くないな。貴女ほどの相手を迎えられたというのは」
犬千代:「戯れでなく──」
“血風景刃”:二本の鉈剣と、二本の細い拷問剣。
犬千代:「御館様に害意を向けるということであれば、犬千代めも黙ってはおりませぬ」
黒瀬直:表情何一つ変えることなく、ただ弓の輝きだけが一際。
“血風景刃”:肩から生えた両腕と、能力により生やした異形の副腕による四刀流。
黒瀬直:「とはいえ、私は不安症でね。早々に私と君の仲間の顔を見届けたいところだ」
犬千代:背後から風が逆巻き、スカートとエプロンがはたはたとはためく──
黒瀬直:「"レイス"が知り合いに退治されたと聞いて、中々情けないと思ったものだよ」
“血風景刃”:ぴくり。黒瀬直の言葉を受けて、微かに女の気配が変じた。
“血風景刃”:「黒瀬。ぼくの仲間をみたいって?それは無理な相談だけど、君の仲間に関しては、心配いらないよ」
“血風景刃”:「すぐにあの世で会えるさ。その前に───腸ブチ撒けて、師への侮辱を詫びて逝け!」
“血風景刃”:先に動いたのは“血風景刃”だ。異形の四刀。その細剣が、君の腹部めがけて横薙ぎに振るわれる。
犬千代:「己が師の未熟を、侮辱と捉えるは笑止千万!」
黒瀬直:「なに、情けないのは我が身一つさ」風に吹かれる木の葉のように、ひらりと宙へ舞う。
犬千代:「そのような考えでは、百劫たとうが御館様には届きませぬぞ。“血風景刃”!」
黒瀬直:「私と違って、しっかり倒して帰るともしれないさ」そのまま閃く黄金弓。
犬千代:ふわり──と風にのって、後を追うように宙空に舞い
黒瀬直:矢継ぎ早に放たれた幾筋もの金光、その身に迫る!
犬千代:主に代わって周囲を警戒。一騎討ちに至ったのであれば、手助けは御館様の矜持に関わるが故に。
“血風景刃”:幅広の鉈剣が盾の役目を果たし、幾度かの光条を受け逸らす。
“血風景刃”:続く細剣が数度、黄金弓と刃を交え───
“血風景刃”:「ぐっ!」首筋に、ざくりと黄金の刃が突き刺さる。
黒瀬直:「……ふっ!」通ると同時、否、通ると確信した時点で即座に追加変形を試みる。
GM:そのまま首を撥ねるように滑らせた刃はしかし、奇妙な力によって防がれることになるだろう。
黒瀬直:「──む」食い込んだ刃をさらに拡張、内側からの複雑な損壊まで行おうとし、違和感。
GM:弓を通して君が感じるのは、肉と骨を裂く手応えではなく、硬くしなやかな、無数の刃と鍔迫り合うかの如き拒絶反応。
“血風景刃”:「───秘剣・“斬霞”」
黒瀬直:「良い仕掛けだ」伝わる感覚を解析。分析。奥の手への接近は好機である。たとえ一撃迫る寸前でも。
“血風景刃”:直後、君がつい先程まで立っていた場所に向けて、女の体が解け、強い圧力で押さえ込まれた無数の刃が解れるように、襲いかかる。
黒瀬直:「ッ……少し欲張ったか。実に見事」
GM:君たちは再び、最初と同じように向かい合う形となる。異なるのは、“血風景刃”の眼前の地形が大きく抉れ、地面に無数の剣閃の軌跡が残されていることか。
犬千代:「!」
“血風景刃”:「相変わらず容赦がないね……ぼくも少し、熱くなった」
黒瀬直:回避が遅れて長い髪と左腕、多少の損傷を受けてたちまち修復。
黒瀬直:「ふむ……まだ機ではないと?」
犬千代:すぐにでも踏み出したい気持ちを、全身全霊従僕としての心で踏み留める。
“血風景刃”:「ああ。宣戦布告に来たんだ。真堂啓介も、今頃向こうで古馴染から話を聞いてるはずだよ」
“血風景刃”:「これから一晩かけて、ぼくと仲間たちはこの町を殺し尽くす。」
黒瀬直:「そうか、早い者勝ちだな」
“血風景刃”:「正確にはぼくの仲間たちが、かな。スタイルは任せると言われているから。ぼくの狙いはキミだけだ」
黒瀬直:「不相応に高く買っていただいて何より。しかし一つ疑問は残るな」
“血風景刃”:「応えよう。あくまでこれは、ぼく達ときみ達の果し合いだ」
黒瀬直:「啓介相手に安心して送り込める戦力か。貴女と"レイス"以外となると誰が残っていたかな」
“血風景刃”:「ああ。そのことか。……実は最近、意外な奴が、客として招かれていてね」
“血風景刃”:「彼のことは、ぼく達よりもきみの方がよく知ってるんじゃないかな。」
黒瀬直:「……」
黒瀬直:「ダブルクロスか?」
“血風景刃”:「“星堕し”さ。東雲隆夜。今頃向こうで呑気に酒でも飲んでるか、とっくの昔に殺し合ってるか」
“血風景刃”:「きみにも会いたがっていたよ。ぼくに譲ってくれたけどね」
黒瀬直:「やれやれ、ここ一年はいつにもまして千客万来だな」
犬千代:「招かれざる客ばかりでござりまする──」
黒瀬直:「とはいえ来てくれた以上は、丁重にもてなさなくてはな」
“血風景刃”:「さあ、それじゃあ勝負だ黒瀬直。UGN。我らは見えざる<闇の仕手>」
黒瀬直:「この街を守る10と3の盾が1つ。第12支部」
“血風景刃”:「刻限は明日の夜明けまで。地に足枷、空に蜘蛛の巣、そしてソラより禍つ星」
“血風景刃”:「最後に立つのはお前たちか?ぼくたちか?死力を以て答えを示そうじゃないか」
黒瀬直:「使命の終わりはこの総身が朽ち果てるその時。見えざる闇を闇のまま葬ることこそ本懐」
“血風景刃”:「ぼくはぼくのやり方できみを追い、狙い、必ず殺す。決して油断はしないことだ───きみに期待するのは無理がある言葉だね、これは」
犬千代:「然り。答えはすでに出ておりまする!」
黒瀬直:「ああ、今まで通りいつも通りだ」
黒瀬直:「全力で応じよう……かかってきなさい」
“血風景刃”:「ずいぶんと威勢のいいおちびさんだ。子供でも作ったのかい?」からかい混じりに君に言葉を投げかける。
犬千代:「犬千代めは威勢がよい訳ではござりませぬ」
黒瀬直:「子どもは作るものではないよ。外からやってくるものだ」
犬千代:「御館様の勝利は当然なれば、当然を語るを、威勢が良いとは言いますまい」
“血風景刃”:「はは。いいね。元気な獲物は嫌いじゃないよ。……それじゃあ、また会おう」
GM:言葉を残して、女は宵闇に溶けるように姿を消す。<瞬間退場>
GM:こうなった<闇の仕手>を追跡するのは困難であることは、君は経験で知っているだろう。
GM:同時に、君たちが次に取るべき言葉も、先の言葉でわかった。
GM:意識を凝らせば、街中で蠢く“闇の手”たちの気配と、それを束ねる強大な存在の胎動を感じるだろう。
黒瀬直:「犬千代」警戒は絶たない。ここは既に最前線だ。いつも以上に。
犬千代:「はっ!」畏まる
黒瀬直:「お前は良き子だ。鼻が利き、耳が冴え、足取りは私以上に軽い」
黒瀬直:「しっかり働いてもらう。頼んだぞ」
犬千代:「畏まりましてござりまする、御館様」
犬千代:「僭越なれどこの犬千代」
犬千代:「お役目、しかと承ってござりまする」深々と命を受諾して──
GM:-----------------------------------------------------------------
GM:◆OP2 カット/ロイスのみ取得可能/
黒瀬直:宿敵:血風景刃/P感服:N抹殺〇 で取得。以上。
GM:------------------------------------------------------------------------------
OP3
GM:【OP3】
GM:【シーンプレイヤー】真堂啓介
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:33->39)
GM:------------------------------------------------------------------------------
GM:その夜の七原鹿島神社 N市・12地区 七原鹿島神社
GM:
GM:夜の境内というものは人気が少ない。山の中ほどに位置し、長い石段を登って参拝する必要のあるここ、七原鹿島神社はなおのことだ。
GM:そんな夜の神社へと、今夜は珍しく、参拝客の姿があった。
東雲隆夜:「よお。啓介」
東雲隆夜:ニッ、と笑みを浮かべ、君にのんきに手を振る。
GM:筋肉質な巨躯を高級スーツに包み、髪をオールバックに撫で付けたその男の姿に、君は見覚えが有る。
GM:“メテオフォール”東雲隆夜。かつて君や黒瀬直とは肩を並べて戦った男だ。
真堂啓介:「随分軽く声をかけてくれるものだ。……何年かぶりとあれば、もう少し言葉の選び様もあるのではないか、と思わんでもないが」
GM:再編以前の第九支部副支部長。虎の如き獰猛さと、狐の如き狡猾さを併せ持つ、野性という言葉が人の形をした男。
真堂啓介:「まあ、堅苦しいのはらしくないかね、互いに。……久しぶりだな、隆夜」
真堂啓介:青葉茂る木々を見上げていた視線を、声の主に移す。
東雲隆夜:「いいじゃねェか。細かいこたぁ。おれとお前の仲だろう」
東雲隆夜:「直のやつは……なんだ、いねえのか。あいつとも久々に呑みたかったんだがな」
真堂啓介:「相変わらず忙しくしているよ、黒瀬は。そろそろ落ち着いてはどうか、と……言う時機は、とうに逃してしまったが」
東雲隆夜:「なんだ、お前らまだ付き合ってなかったのか?」はっは、と豪快に笑う。
東雲隆夜:「そういうことだ。こっちは男同士でやらせてもらうぜ」背後に控える女に、鷹揚に。
真堂啓介:「言っただろう、時機を逃した、と。……まあ、それを言えば」
“血風景刃”:「……勝手なことを。まあいい。それじゃ、ぼくは行く」銀色の風が姿を消す。
真堂啓介:気配がひとつ、消えるのを待ってから。
真堂啓介:「この再会自体も、随分とおかしな時機であると思うよ、俺は」
東雲隆夜:「は、確かにな。まあ、こうなるには色々と事情があってね」
東雲隆夜:「よけりゃあどうだ、そいつを肴に一杯と洒落込まねえか?」
GM:隆夜は変わらず鷹揚な様子で、大きな盃と酒瓶を取り出して見せる。……こういうところは、昔から何一つ変わらない男だ。
真堂啓介:「準備がいいなあ。うむ、今日の昼、とっておきを皆に押さえられたばかりだ」
真堂啓介:喉を鳴らすように笑う声は、普段のように、弾んだものではないが。
真堂啓介:よろこんで、と応えて。旧友の対面、砂利の上に、直にどかりと腰を下ろす。
東雲隆夜:「それでこそ、だ。支部長殿。」おなじくどかり、と腰を下ろし、互の盃に酒を注ぐ。
東雲隆夜:「……さて、それじゃ、どこから話そうかい」
真堂啓介:「そうだなぁ。先ほどの女性との関係は、というのも面白そうではあるが」
真堂啓介:唇を濡らす程度に、酒に口をつけてから。
真堂啓介:「……何であれ、話せるところだけで構わんよ。聞かせてくれ」
東雲隆夜:「そうだな。あれから俺も色々あってなあ。最近はヤクザの真似事なんぞやってるんだが」
東雲隆夜:「これがちっとも楽しくなくてな。いやあ、困ったもんだ!」
真堂啓介:「真似事なら、七原でも出来たろうに。……ああいや、あれはあれで苦労しているようではあるが」
GM:そう言って笑う男のスーツには、鴻央会直系として近年街を騒がせている、星隆会の代紋がある。
真堂啓介:近頃、何やら色々とあったらしい支部員の顔を思い浮かべながら、苦笑い。
GM:トランスや、“ノスタルジア”と呼ばれる違法薬物の流通で知られる一団だ。
真堂啓介:「……まあ、何処もかしこも、楽ばかりではない。そんなことは、とうに分かっていたつもりなんだが」
真堂啓介:「実際にやってみて、改めて感じることもある。そういうことかね」
東雲隆夜:「まあ、そんなとこさな。いやなに」
東雲隆夜:「結局、弱い奴を殴るばかりの仕事よ。ひとつトランスでも撒いてみれば、殴りがいのあるやつでも出てくるかと期待はしたんだがね」
真堂啓介:「─弱いものを苛め抜くのは、俺たちが散々繰り返してきたことだ。戦って生き残るとは、そういうことだ」
真堂啓介:「それでも、俺たちが畜生に堕ちずに済んだのは。なあ、隆夜」
真堂啓介:「俺たちが、"護るもの"であったからだろうに」
真堂啓介:責める声ではない。ただ、どこか寂しく、悲しい声。
東雲隆夜:ず、と目を細めて笑う。
東雲隆夜:「ははは!まったく、変わらねえなあお前は!」
真堂啓介:「今更変えられんよ。4年……いや、そのひとつ前なら、まだしもな」
東雲隆夜:「だがなあ、変わらねえのは俺も同じよ。俺ァつくづく、強い奴と戦うこと以外には興味ってもんがねえ」
真堂啓介:やはり、笑い声は喉を鳴らすように、低く静か。
東雲隆夜:「ちょいと前は、少しばかり気骨のある小娘を追う仕事を任されてたんだがね……憶えてるか?“スリップノット”を」
東雲隆夜:「胸糞悪い屑野郎だったよな。最近また、顔を出してたろ?あいつと同じ雇い主に頼まれててな。とはいえ、そっちもからっきしよ」
真堂啓介:「ああ、全くもって、その通り。愉快な思い出ではないが」
真堂啓介:「……隆夜。細かいことはいい、と言い出したのはお前だぞ」
東雲隆夜:「ああ、そうだな。昔馴染みとこうして酒を交わすのが久しぶりなもんで、ついな」
東雲隆夜:「まあ、そういうわけで、お役御免になった上に、今の仕事は前よりつまらん」
東雲隆夜:「そこでちょいと悩んでた時に、渡りに舟とばかりに面白い話を聞いてなあ」
GM:そう言うと、互の空いた盃に酒を注ぐ。
真堂啓介:「先ほどのご婦人かね」
真堂啓介:うむ、とその酒を受けながら。
真堂啓介:「……彼女は、確か」
東雲隆夜:「応よ。“レイス”の爺ィの直弟子だ。お前も何度かやりあった筈だぜ」
真堂啓介:「ああ。……いかんなあ。黒瀬のように、何もかもを覚えておくというのは、うむ。難しい」
東雲隆夜:「はっは。“血風景刃”の嬢ちゃんが聞いたら、直より先にお前を殺しに来ただろうな」
真堂啓介:「気を付けよう。……さて。彼女と行動を共にしているということは、だ」
東雲隆夜:「まあ、そういうことだ」
東雲隆夜:「あいつらがここに喧嘩を売りに来ると聞いてな。……おい、そんな目で見るなよ」
真堂啓介:「お前の審美眼に適ったと思えば、こうもなるさ」
東雲隆夜:葉巻を咥えると、オイルライターを取り出し、ゆっくりと煙を味わって、吐く。
東雲隆夜:「これでも俺だって悩んだんだ、お前さん方とあいつら、どっちにつくべきか」
東雲隆夜:「……まあ、お前らを相手にしたほうが、楽しそうだと思ったわけだ」
GM:にんまりと笑ってみせる。その笑みは、肉食動物が獲物を前にして浮かべるそれに近い。
真堂啓介:「インヴィジブル・ハンド」
真堂啓介:その名を、小さく呟いて。
真堂啓介:「……今更、また腕が増えるとはなあ。しかも、そのうち1本はお前と来れば」
真堂啓介:「憤るべきか、悲しむべきか。あるいは、喜ぶべきか」
真堂啓介:「……30をとうに過ぎたというのにな。未だに、俺は迷い続けている」
東雲隆夜:「そこがお前のいいところじゃねェか。気にするなよ」
東雲隆夜:「まあ、直の婚期についちゃ、どうかと思うがね」早いところ抱いちまえばよかったんだ、と続けて。酒を煽る。
真堂啓介:「それについてはぐうの音も出んよ」
真堂啓介:笑って、杯を空にして。
真堂啓介:「……ああ。もう、終わりか」
真堂啓介:随分と軽くなったように見える酒瓶を、名残惜しそうに見て。
東雲隆夜:「ああ。楽しい時間ってのはこれだからいけねえや」
東雲隆夜:「さて、支部長殿。今からちいと、面白いもん見せてやるよ」
GM:スーツの尻元を叩きながらやおら立ち上がると、空に向けて手を翳す。
真堂啓介:ふむ、と息を吐いて。ゆっくりと、夜空を見上げ─。
GM:ぐむん、と音を立てて、ほんの一瞬、世界が大きく歪んで見せた。刹那。
GM:肉眼で捉えることができるほどの直径をもった、赤く燃える隕石が、君たちの頭上めがけて落下し───
GM:上空で、白磁の檻に阻まれて、粉みじんに砕け散った。
東雲隆夜:「“蜘蛛の巣”だ。<闇の仕手>の新しいご党首さまの得意技さ」
真堂啓介:「……面白い、と評するには聊か物騒すぎると思うがね。ここが廃墟になっては、皆に申し訳が立たん。だが、まあ」
東雲隆夜:「あいつが……そうだな。二つ目の大仕掛けだ。この12地区をすっぽりと覆ってる」
真堂啓介:砂利を踏みしめながら、立ち上がる。
真堂啓介:「檻、かね」
東雲隆夜:「そういうこった。せっかくの祭りを、無粋な連中に邪魔されちゃつまらないだろう?」
東雲隆夜:「今度の祭りの仕掛けは3つ。ひとつはこの檻。ひとつは……まあ、そろそろかかる奴が出る頃じゃねえかな」
東雲隆夜:「最後のひとつが、このおれってわけだ」
真堂啓介:「なるほどな。一段、二段……」
真堂啓介:数えるように、空へ、そして石段の下、七原の町並みに視線。そして。
真堂啓介:目の前の友へと、据える。
東雲隆夜:空の星屑をすべて手中に収めるように、大きく腕を掲げた男の背を通して、きみにも見えるだろう。
GM:空が赤く燃え上がる。そう錯覚するほどの、無数の流星群が、夜を捻じ曲げる様を。
GM:【Eロイス:《星堕とし》】が宣誓されました。最終血戦時に“メテオフォール”を倒せなかった場合、12地区は壊滅状態になります。
東雲隆夜:「三段構えの大いくさよ。最後に立っているのは果たして俺か、お前らか」
東雲隆夜:「どうだ、わくわくしねえか。ええ、啓介よ」
真堂啓介:空に走る星々に向ける目は、いっそ穏やかですらあったけれど。
真堂啓介:「─隆夜。俺はな。七原の社を預かる者であり、真堂の当主であり」
真堂啓介:「この街を。12番の名を与えられたこの地区を守る支部長だ」
真堂啓介:「その宣戦布告、確かに受け取った」
真堂啓介:空になった杯を、しゅ、と投げ渡す。
東雲隆夜:ぱしり、と盃を受け止めて。
東雲隆夜:君の言葉と視線を真っ向から見据え返し、ニィッ、と笑みを深める。
東雲隆夜:「いいね。やっぱり、あいつらについて正解だった」
東雲隆夜:「じゃあな、啓介。つまんねえところで死ぬんじゃねえぞ」
GM:最後の言葉を残すと、どこまでも鷹揚に、“メテオフォール”は来た時と同じように境内を後にする。
GM:……彼が最後に残した言葉に、君は聞き覚えがあるだろう。“崩落戦”、あるいはそれ以前でも。
GM:大きな戦いの前には、必ず彼が君や黒瀬直へ投げかけていた言葉だ。
真堂啓介:麓へ続く石段を下ってゆく、その背中が。夜の闇の中へ融けていくのを見届けた後。
GM:置かれた状況。彼の言葉。そのいずれもが、決して容易な戦いではないことを示している。
真堂啓介:「……まったく。もう、昔話をしながら呑めるのは、俺とお前と黒瀬くらいだというのに」
真堂啓介:「つまらんと言えば、これ以上つまらん戦いもないだろう。……だが、ああ」
真堂啓介:いまは剣持たずとも、確かに高鳴るものがある。それを否定しきれない、いや、それ以上に。
真堂啓介:「だとしても、俺は。最後まで"護るもの"であることを選ぶのだろう」
真堂啓介:じゃり、じゃり、と。静かな足音が、夜の境内に響く。
GM:---------------------------------------------------------------------
GM:◆OP3 カット/ロイス取得のみ可能/
真堂啓介:ロイス、東雲隆夜に「■連帯感/敵愾心」で!
ミドル1
GM:【ミドルフェイズ】
GM:【scene1】
GM:シーンプレイヤー パイライト/風眼灯道
風眼灯道:シーンイン!
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を10増加しました(侵蝕率:40->50)
パイライト:パイライトの侵蝕率に+10(1d10->10)(侵蝕率:46->56)
風眼灯道:きつい。
GM:---------------------------------------------------------------------
GM:その夜の獣たち 第12地区 七原駅前通り
GM:
GM:「第12地区に異変あり」。
GM:その報せを受けた君たちは、おなじく異変を察知したフリーランス二人と共に12地区を駆ける。
風眼灯道:ガチャガチャと音を立てる箱鞘を背負い、夜の街を走る。
風眼灯道:先日と違い、箱鞘には簡単な握り塚が取り付けられた十数本の刀が差し込まれている。
パイライト:風眼の後方、一房の髪が尾のように揺れて。少年が追いかけてゆく
パイライト:両の手は空いている。わずかに、左眼が疼くような感覚を抱えて
“パルマノーヴァ”:「街を包むように浮かんでいる天蓋以外に、今のところおかしなものは見えませんね……」
パイライト:「ジャームの気配もないし、いまのところは通信妨害くらい」
風眼灯道:「とはいえ、厳戒態勢は解かないほうがいいと思う。」
風眼灯道:「街ごと覆える天蓋を繰り出せる時点で相当な出力だからな。」
“ブラッドアクト”:「ああ。それに、わざわざこの地区を選んで来たんだ」
“ブラッドアクト”:「敵さん、相当自信があるんだろうよ」従者使いの青年が、飄々とした口調で語る。
パイライト:「…………」
風眼灯道:「──気になるか。パイライト君」
パイライト:「関係者であるのは間違いないだろうけど」雨の日に見た彼女を思い出す
パイライト:「とはいえ、現時点だと情報も何も足りない」
パイライト:「……気にすることは多くても。やること、やれることは見失わないよ」
風眼灯道:「ああ。伝えるべきことは全て伝え、出来そうな備えはした。」
風眼灯道:「あとはやれることを全力でやるだけだ。」
パイライト:わずかに浮かんだ不安を、払うよう頭を振って
“ブラッドアクト”:「そうだな。まあ、街には俺たち以外に動いてるやつらもいるんだ」
“ブラッドアクト”:「そう気負わずに、やれることを───」
“パルマノーヴァ”:会話に興じる君たちを制するように、待ったをかける。
“パルマノーヴァ”:「待った!今何か……」
風眼灯道:利き手で剣を引き抜き、瞬く間に灼熱の小手と変える。
“ブラッドアクト”:「なんだ?俺の従者たちはなにも……!?」
GM:刹那。“ブラッドアクト”が展開した従者が、音もなく姿を消す。
GM:否。従者の一体、その肉体が、腕を残して地面にごそりと飲み込まれている。
パイライト:「──どこから」
“魔宮蝣主”:「フォホホホホ!飛んで火にいる、とはまさにこのことですね」
GM:高笑いと共に君たちを見下ろす影ひとつ。
風眼灯道:「……。」灼熱の熔鉄がしたたり落ち、足元を朱色に染めあげて行く。
GM:エジプト貴族めいた異邦の貴人装束に身を包み、顔をヴェールと帽子によりすっぽりと覆い隠した、怪人というべき異貌。
パイライト:手を出しかけ静止する。攻撃手段がわからない現状、見に回る
風眼灯道:「不審者だ、何をしてきてもおかしくない」もう一本刀を引き抜く。
“魔宮蝣主”:「初めまして、12支部の皆様。わたくし“魔宮蝣主”と申します」
“パルマノーヴァ”:君たちを庇うように守りの構えを固める。
“魔宮蝣主”:「FHセル“インヴィジブル・ハンド”が誇る凶手5刃、そのひと振りとお覚え頂ければ」
“魔宮蝣主”:「以後お見知りおきを」恭しく礼をしてみせるが、その態度はどこか無礼さが秘められている。
風眼灯道:熔鉄を刃に変えながら、正面以外の方位に警戒を向ける。
パイライト:「それはどうも」
風眼灯道:「俺は不諦刀だ。よろしく頼む。」会釈はしない。
“魔宮蝣主”:「いやはや、私の初撃を見てすぐさま警戒の構えを取るとは。さすがは最高戦力を備える12支部」
“魔宮蝣主”:「ですが悲しきかな。私は暗殺者でして。凶手というものが敵に姿を現すとき」
“魔宮蝣主”:「既に攻撃は完了しているのです。とくと御覧じろ、我が妙技“砂呑鯨”」
“ブラッドアクト”:「……うおおっ!」ブラッドアクトが驚嘆の声をあげる。
“ブラッドアクト”:不意打ちを仕掛けるべく、密かに敵に向けて攻撃のため移動していた従者たち。
“ブラッドアクト”:その従者が、歩を進めるごとに流砂に呑まれる蟻のようにずぶずぶと地面に呑まれていく。
GM:───地面だけではない。従者が手をついた壁や逃れようと跳躍した建造物。その全てが同様の蟻地獄めいた異常現象を引き起こしている!
“魔宮蝣主”:「不用意な行動は取らないことをおすすめしますよ。とはいえ、もう手遅れですが」
風眼灯道:(いかんな、しくじったか)
風眼灯道:足元の溶鉄を杭状に固め、苦し紛れの足場作成を試みる。
パイライト:「……」距離は一足では足りない。現状、まだこちらの変化はないが。あの物言い
パイライト:いますぐこっちを潰せるという証明だろう。軽く沈み始めた足下の裏、影で体を支える
風眼灯道:(こうした時、黒瀬さんならもう一段の罠を揃えている。)
“魔宮蝣主”:飛刃を投擲し、身動きの取れなくなった君たちを狙い打つ。
“パルマノーヴァ”:「みんな!」全員を庇うように、半円形の瓦礫城を作り出す。
風眼灯道:(カタパルトも対策済みと考えるべきだろう)
“魔宮蝣主”:「ほう!急場しのぎの足場に咄嗟の防壁。この場においてなお諦めないその姿勢は素晴らしいですな。」
風眼灯道:相手も油断はしないと見るなら…狙うべきはトドメを刺しに来る瞬間だ。
“ブラッドアクト”:(風眼。パームが防御している間に、俺の従者をお前のカタパルトで撃ち込むぞ)
“ブラッドアクト”:(あいつに着弾直前で、従者を起爆させる。防御が崩れたところで総攻撃だ。……やれるな?)
風眼灯道:(……仮説を確かめる価値はある、か)
風眼灯道:「よし、やってみよう。」両手で数本纏めて刀を引き抜き、即座に鎔かす。
“ブラッドアクト”:合図と同時、起爆準備姿勢にはいった従者がカタパルト加速!
“魔宮蝣主”:「なんと、従者を!?」この動きは予想外であったのか、大きく目を見開く。
“魔宮蝣主”:防御姿勢を取るが、従者の爆発の方がはるかに素早い。
“ブラッドアクト”:<闇夜の呪い>。“魔宮蝣主”へ従者の起爆により攻撃を仕掛ける。しかし。
風眼灯道:放ち終えたカタパルトを再び鎔かし、自分が飛ぶ用のカタパルトを再生成!
風眼灯道:(刀は二本残したが、体勢を崩せればよいのだがな)
パイライト:起爆と同時に右手の内へ槍を生成。柄に影を巻き付け、投射準備に入る──
???:<デモンズウェブ>。そのダメージを無効化。
GM:その一合をきっかけに、戦局は大きく動いた。
風眼灯道:爆風たなびく怪人の立ち位置へ角度を合わせ直す──!
GM:次いで放たれた風眼の一撃。その一閃は、空中に飛び出した影のインタラプトにより弾かれる。
“女皇蜘蛛”ナクア:「“魔宮蝣主”。慢心が過ぎる」
“女皇蜘蛛”ナクア:空中で爆発した従者を、糸の防御により防ぎ止める。
“魔宮蝣主”:「これは失礼。戯れのつもりでしたが、遊びが過ぎました」
“老鷹”:「はん。お主の戯れにも困ったものよ」
風眼灯道:「く……っ!」宙へ跳ね飛ばされ、付近の屋上へ不時着!
“老鷹”:空中で風眼を蹴り飛ばした老拳士が、呆れるように。
“老鷹”:「ほう。誰かと思えば貴公、先日の濡れ鼠か」
“老鷹”:雰囲気は異なるものの、君たちは目前の老拳士が先日の執事と同一人物と気づいても良い。
風眼灯道:跳ね飛ばした相手を見上げ、思い出す。
風眼灯道:「……先日は、どうも。」こっちには会釈をする!
風眼灯道:「随分大掛かりな旅行プランですね。」
パイライト:跳躍。屋根上、風眼お兄さんの隣に立つ。ばらけて勝てる連中ではない
“老鷹”:「呵呵!合縁奇縁とはよく言ったものよ!」抱拳礼で応える。
“ブラッドアクト”:「パーム、俺たちも続くぞ!……パーム?」パイライトに続き、従者を足場のように組み合わせ跳躍。相棒をすくい上げようと振り返り───
“パルマノーヴァ”:「アクト、みんな……逃げ」胸を内側から氷の刃で引き裂かれる!
“氷牙潜影”:「ひとり。よく持ったと褒めるべきか」パルマノーヴァの身体を内側から食い破るように、敵が姿を現す。
“氷牙潜影”:潜水服ともスーツのジャケットにも見える、蒼い鋭角潜水ジャケットに、狩人帽子を目深にかぶった怜悧な男だ。
パイライト:「……」もし、人間であったなら。額か──あるいは背から汗が噴いてきただろうか
パイライト:変わらない表情の裏、焦りが見えないよう押し込める
風眼灯道:(1、2、3、……後一人、女性の声)(向こうは最低でも4人か。)
“ブラッドアクト”:「くっそ野ろ……」
“魔宮蝣主”:「おおっと!油断大敵ですぞ」勝ち誇ったように、“ブラッドアクト”を手を突いた壁を起点に流砂に飲み込む。
風眼灯道:(こちらは──半分になった。)その表情は、仏頂面のままだ。
“魔宮蝣主”:しばらくして、彼の抜き放った拳銃のみが、血濡れの様で壁から吐き捨てられる。
パイライト:どすん、と。大地に置かれていた箱を影が拾い上げ、降ろす
“氷牙潜影”:「これがUGNか?拍子抜けだな。俺の故郷じゃ5秒と生きれん惰弱者の集いだ」
風眼灯道:熔鉄に覆われた拳の辺りに…少しだけ紅みが増している。
パイライト:「お兄さん、どこまでやれると思う?」
風眼灯道:「自棄になれば一人は連れていけるが。何としてもこの情報を持ち帰らなくてはならない。」
“老鷹”:「否。儂の見立てでは、そこの剣士のみが正規の人員であろう」
“老鷹”:「させんよ」直後。君たちは、強烈な拳打を浴び、地に伏せる形でねじ伏せられる。
風眼灯道:「随分……手癖が悪いな.」
パイライト:──気付いた時には、アスファルトの感触。続けて全身の痛み
パイライト:身を持ち上げ、それでも視界を通す。石同士が擦れるような不快音
風眼灯道:灼熱の溶鉄を頭から被る形で地に伏せ、それでも減らず口を叩く。
“老鷹”:「威勢のいい若造は好きだが、少し口を慎め。我らの女王が御前である故な」
“女皇蜘蛛”ナクア:「……構わない」
風眼灯道:「そうか。」そっと眺め直す。ある程度予想はついている。
“魔宮蝣主”:「しかし、参りましたね。彼らは私たちの獲物だったのですが」
“氷牙潜影”:「まさか老鷹殿が勲を横取りしようとはな。さて、どうする?」
“老鷹”:「呵呵、そう睨むな。久々の手練の気配に、年甲斐もなく血が滾ってな」
パイライト:「評価はしてもらってるわけだ」
風眼灯道:「有難い限りだな、全く」
“女皇蜘蛛”ナクア:「私がトドメを」
GM:その言葉に、一同が珍しいものを見るように視線を女王に。
“魔宮蝣主”:「ほう。如何なご心境で?」
“女皇蜘蛛”ナクア:「彼らは私の情けを踏みにじり、今ここにいる。処刑は私が。……何かおかしい?」
“老鷹”:「否。主の決断であれば、我らはそれに従うのみ。では、あとはお任せしましょう」
“老鷹”:二人を軽く、女王の方へとん、と押し出す。
“女皇蜘蛛”ナクア:「……ばかな人たち。警告したのに」パイライトを立たせると、耳元でそっと囁く。
パイライト:「ありがたく聞かせてはもらったけど」
風眼灯道:ごろんごろんと転がされる。屋上の熔鉄は黒く冷え切っている。
パイライト:「……“ここ”で生きると決めたから。逃げるわけにはいかない」
パイライト:逃げる算段はつかない。だが、ここで終わる気も毛頭ない
“女皇蜘蛛”ナクア:「そう。あなたも?」風眼に目をやって。
風眼灯道:「そうだな。忠告を無駄にしてしまったことは申し訳ないと思う。」
風眼灯道:「……そういえば、一つ気になっていたことがあった。」
風眼灯道:「あの着物は──雨に降られていたが、汚れはつかなかったか?」
“女皇蜘蛛”ナクア:「………?」こくり、と片首を傾げる。
“女皇蜘蛛”ナクア:「あなた、優しいのね。変わってるけど」
“女皇蜘蛛”ナクア:倒れ伏す風眼をよそに、パイライトを建物の縁へ。
“女皇蜘蛛”ナクア:「立派な答えだけど。弱い生き物に、選択の権利は与えられない」
“女皇蜘蛛”ナクア:「……あなたが私たちを倒すつもりなら、チャンスをあげる。下の河、見える?」
パイライト:「視力はいいからね。はっきりと」
“女皇蜘蛛”ナクア:「そう。もし生きてまた会えたら、私たちを殺して。この場所を守りたいなら、それしかない」
風眼灯道:「……」倒れ伏したまま、耳を傾ける。
パイライト:「……」
GM:君が答えるよりも早く、女王は背中から刃を突き立てると、刃を抜くと同時に、きみを河へ向けて投げ落とす。
パイライト:口を開いた瞬間、刃が突き通る感触。ぐらりと視界は回転し、眼下の川へ
風眼灯道:「…………」動けない。姿を保つ。
“女皇蜘蛛”ナクア:「服は汚れるけど、命は助かる。彼らを倒せるとは思えないけど」
“女皇蜘蛛”ナクア:「期待はしておく」
GM:次いで、風眼さんを引き立てると、同様に河へ向けて突き飛ばす。
風眼灯道:ここからは向こうも博打と見るべきだろう。パイライトは……信じるしかない。
GM:…………しばらくして。
GM:君たちは、12地区のはずれ、鹿島七原の御山の奥で目を覚ます。
GM:パイライトに突き立てられた刃は、致命傷を逸らされていたのだろう。二人共すでに傷は癒えています。ひどい有様ですが。
風眼灯道:「…………」がば!と跳ね起きます。
風眼灯道:襤褸切れになった上着は流れてしまったらしい。
パイライト:「……濡れ鼠は回避したのに、結局これか」
パイライト:羽織からぼたぼたと水が滴る。
風眼灯道:「パイライト君」「生きていてくれたか。」
GM:空を見上げれば、変わらず白磁の檻はそこにある。さらに天体がいびつに歪みつつあるさまも見えるかも知れない。
パイライト:「死ぬ気はないよ。全部砕けたって」
風眼灯道:ビチャビチャの有様で傷を確認しに行きます
風眼灯道:(良かった。)
パイライト:「お兄さんも無事で良かった」
GM:いずれにせよ、異常事態は継続している。通信機器には、放置されて久しい緊急非常回線にメッセージが1件残されたのみ。
風眼灯道:「ああ。俺たちは何とか生きている。」
GM:どうやら、まだ君たちが解決しなくてはならないことは山積みであるらしい。相見えた4人の凶手。街を襲う異常事態。
GM:難題は山積みだ。さて。君たちはどうする?
風眼灯道:「出直すとしよう。できそうなことも……増えたようだしな。」
パイライト:「うん」
パイライト:影を繰る。共に投げ込まれていた箱を拾い上げ、青年に背負わせて
風眼灯道:「神社の方は無事だと思う。先ずは情報を持ち帰らなくては」
風眼灯道:そっと背中に手をやろうとして、落っこちていたことに気づく。
風眼灯道:「……ありがとう、パイライト君」
パイライト:「大穴に賭けた以上。勝たせてもらおう、みんなで」
GM:-----------------------------------------------------------------------------
GM:◆シーン1 終了 ロイス・購入可能/舞台裏にて宣言願います
風眼灯道:ロイス!パイライト君へ!
パイライト:ロイス、風眼お兄さんに 「〇信頼/隔意」
パイライト:調達は応急キットで
パイライト:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 9[9] → 9 → 成功
パイライト:買えた、以上
風眼灯道:〈責任もって猫柳さんの元まで送り届けねば〉パイライト:〇連帯感/不安 で取得!
風眼灯道:調達はボデマ!
風眼灯道:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 6[6,6]+1 → 7 → 失敗
風眼灯道:ざんねん。以上です
GM:-----------------------------------------------------------------------------
GM:【戦況報告】
GM:12地区に“インヴィジブル・ハンド”が襲来。
GM:【蜘蛛の巣】により地区が隔離されました。外部への脱出・通信不能
GM:また、シーン中登場していないプレイヤーへの「通信装置」「携帯電話」による連絡・情報共有不能
GM:▼ストレンジャーズ……状況不明。現在通信途絶。
GM:【砂呑鯨】発動中。七原駅前通りを中心に、道路・建造物に異常現象が発生中。
GM:1D10*10人の死傷者が発生。
GM:1D10
DoubleCross : (1D10) → 8
GM:現在死傷者数・80人/
GM:“血風景刃”は闇に潜んでいる……。
GM:“メテオフォール”は市内を散策中。
GM:““パイライト”“不諦刀”チームが敵と交戦。現在生死不明。“ブラッドアクト”“パルマノーヴァ”と交信断絶。
GM:-----------------------------------------------------------------------------
ミドル2
GM:【シーン2】
GM:シーンプレイヤー 真堂啓介(ほか任意登場可能)
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:37->39)
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:39->47)
パイライト:パイライトの侵蝕率に+5(1d10->5)(侵蝕率:56->61)
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:50->55)
GM:-----------------------------------------------------------------------------
GM:第12地区・七原鹿島神社
GM:
GM:さて、“メテオフォール”が立ち去ってしばらくして後、君の元へ黒瀬直が現れた。
GM:装束の一部が損壊している様を見るに、すでに少なくとも一戦交えてきた様子らしい。
真堂啓介:迎え入れるのは、いつもの社務所の一室。そこに、真堂以外の人員の気配はなく。
黒瀬直:「ふむ……」その足取りは軽く、争いの痕などないかのように自然体。
真堂啓介:「概算だが、80人程だそうだ。津島くんと御鳴くんには、引き続き哨戒にあたってもらっている」
黒瀬直:「ん。こちらもクレアや犬千代、夜久くんらを回してる」
真堂啓介:支部の中でも、その手の動きを得手とするふたりの名を挙げながら。手元の帳面を破り、ホワイトボードに貼り付ける。
黒瀬直:すんと鼻を利かせる。ごくごく僅かな酒精の名残。
真堂啓介:「……手ひどくやられたものだなあ。これで序の口というのが、なんとも」
真堂啓介:記した数字を睨みながら、声には僅かに怒りと、そして─。
黒瀬直:「そこから先は後にしろ。啓介」
真堂啓介:「分かっているとも。……考えてもどうにもならん、ということもな。だから」
真堂啓介:「後悔は、全て終えてからにするさ。……さて」
真堂啓介:黒瀬さんへと向き直り、いつも通りの、力みの殆どない表情に戻って。
真堂啓介:「こちらにはな、隆夜が来たよ。相変わらず、酒の趣味は良かった。……置き土産に星を落としていくのも、奴らしいが」
黒瀬直:「そうか。まあ、そうだろうな」
黒瀬直:「奴のやることは一事が万事荒っぽい。私に言われるのも癪だろうがね」
真堂啓介:「それでも奴は、笑っているだろうなあ。……その辺りも変わらんよ。きっとな」
真堂啓介:「ああ、それと。奴には連れがいた。話からすると、そちらに行ったと思うが」
黒瀬直:「"血風景刃"だな。来たぞ。見た」
真堂啓介:「そして、刃を交わして」
黒瀬直:「勝った。前に遭った頃のままだったらな」
黒瀬直:「ますます研ぎ澄まされていた上に油断もなく、それに何か仕込んでもあったか」
黒瀬直:「殺ったと思ったんだがな、つくづく惜しいことをした」
真堂啓介:「変わるべきところは変わり、"レイス"の直弟子たる自負は変わらず、といったところかね。……厄介な変わり方をしてくれた」
黒瀬直:「……"レイス"か」
真堂啓介:「……これで終わったと。始末は済んだと」
真堂啓介:「そう、思ったのは。浅はかだったということか」
黒瀬直:「一開くんらやストレンジャーズの諸君が、取った首魁」
黒瀬直:「さて、後釜に座ったのはどのような魔人かね」くるりと視線を外へ遣る。
真堂啓介:「……いかん。いかんなあ。後悔は先の話と、自分で言った途端にこれだ」
真堂啓介:視線が外れた直後、苦笑いを浮かべて、すぐに消す。
黒瀬直:「或いは、あの大天蓋の主かもしれんな……なに」
黒瀬直:「私の前では構わんさ。どうせ言わずともよく分かる」
真堂啓介:ありがとう、と音には出さず。
黒瀬直:その想いは、私とお前のものだ。などと言葉交わすまでもないのだから。
真堂啓介:「……さて、ではこれからの話だ。皆にはツーマンセルで動いてもらっている。一番早く出てもらったのは、風眼くんと……」
真堂啓介:「……パイライトくんがな。自分も手伝う、と言ってくれた。時間を区切って、戻ってくるよう伝えていたんだが─」
風眼灯道:──ちゃん。──かちゃん。
風眼灯道:──がちゃん。がちゃん。
風眼灯道:金属が打ち合う音が近づいてくる。
風眼灯道:2年ほど前から、神社の皆が良く聞いている音だ。
黒瀬直:「どうやら交戦をしてきた後らしいね」あれなる音は鍛冶場から。彼の戦支度が奏でるものだ。
真堂啓介:「……ああ」
真堂啓介:聞こえてきた音に、安堵の息を漏らす。
風眼灯道:「──すみません、真堂さん」
風眼灯道:「遅れました。」
真堂啓介:「いいさ。五体満足……」
風眼灯道:道中で鍛冶場に寄り、予備の服と刀を補充していた。
真堂啓介:「……とは、言えんようだが。よく、戻ってくれた」
パイライト:「……全員ではありませんけれども」
パイライト:「なんとか」
風眼灯道:髪の毛はずぶぬれ。本人の顔も幾分か暗い気がする。
黒瀬直:「命、情報、無事な顔。ここに持ち帰った全てが得難い戦果だからね」
黒瀬直:「……うん。よく帰って来てくれた」
パイライト:横、引っつかんできただろうタオルを首に。普段の稽古で使っていた着替えに身を包み
パイライト:「はい」
風眼灯道:「ええ。」
真堂啓介:「ゆっくり休んでくれ、と言いたいところだが。……すまん。後手が常とはいえ、動かねばならん」
黒瀬直:「土産話を聞こう。次第によっては思い出話をこちらから」
風眼灯道:「こちらからお願いしたいところでした。どうかお気になさらず」
風眼灯道:がっちゃん、と音を立てて、箱鞘を境内に置く。
パイライト:「──インヴィジブル・ハンド。その構成員……凶手四人」
風眼灯道:「交戦しましたが、敗北しました。“ブラッドアクト”“パルマノーヴァ”は死んだものと見ていいかと」
真堂啓介:そうか、と小さく頷いて。一瞬、視線を伏せる。
風眼灯道:「その後……女王と称されているオーヴァードに、俺とパイライト君は逃がされました。」
黒瀬直:「ほう……新たな主人がか」
黒瀬直:「何か、言伝でも?」
パイライト:「チャンスをやる、と」
風眼灯道:「……」パイライト君の方を見ます。
パイライト:「街を守るのならば殺しに来い。それ以外に方法はない、とだけ」
パイライト:わずかに眼を伏せて。
黒瀬直:「……」
黒瀬直:「思うところが、あるのかい」
パイライト:「あると言えば」
パイライト:顔を上げる。
風眼灯道:「ありますね。」
風眼灯道:目は瞑ったまま。
真堂啓介:「ならば、聞こう。……なに、それくらいの時間はあるさ」
黒瀬直:「悔いは要らん。非常時にはな」
風眼灯道:「……ありがとうございます。」
黒瀬直:「だが、想いは今と未来を編むものだ。無理に押し殺したいとは思わん」
風眼灯道:パチリと目を開き。
風眼灯道:「昨日の任務帰りに……女王らしい人に偶然鉢合わせました。」
風眼灯道:「雨の中、一言二言くらいですが。」
真堂啓介:「思い出せるかね。その時、交わした言葉を」
風眼灯道:「その時は…旅行に来た、と。」
風眼灯道:「その時に、この街から離れるよう忠告も受けていました。」
風眼灯道:「…………あとは……」←頑張って思い出している。
パイライト:「──この街について」
パイライト:「“時間があれば、いい場所も悪い場所も知ることができる”」
パイライト:「……ただの破壊者と割り切るには。少し引っかかります」
黒瀬直:「……そうか」
黒瀬直:「君たちの目にそう映ったならば、大事にしなさい」
真堂啓介:「そして、これから知ればいい。彼女らが、何を為さんとしているのか。そして─」
真堂啓介:「かつて、俺たちが何を為したのか。何を、為せなかったのか」
真堂啓介:「……黒瀬が先ほど言ったように。少しばかり、思い出話に付き合ってもらうことになるかもしれんがね」
パイライト:「──普段の酔い混じりよりは聞けると思います」
パイライト:軽口を口にしたのは、不安を押し込むためか
パイライト:手を握り込み。師の語る言葉を、少年は待つ
風眼灯道:「……銘を選ぶのは、これが終わってからですね」
風眼灯道:仄かに唇を歪め。二人の元へ歩んでいく。
GM:----------------------------------------------------
GM:▼シーン2 情報収集フェイズ
GM:現段階では以下の情報が調査可能/調査項目により追加項目出現あり
GM:調査内容によっては有利イベント発生可能性あり/
◆“インヴィジブル・ハンド”に関して
情報-UGN・FH・裏社会・噂話で調査可能 目標値10
◆3つの大仕掛けに関して
情報-UGN・噂話/知識-レネゲイドで調査可能 目標値7/10/1
◆12地区の現状に関して
情報-UGN(“蜘蛛の巣”の影響により、その他の技能で調査不可能) 目標値9
GM:以上の三項目。
真堂啓介:では、3つの大仕掛けについては自分が。
真堂啓介:《C:ノイマン/生き字引》、意志判定!
真堂啓介:7dx7+3+1
DoubleCross : (7R10+3+1[7]) → 10[2,2,2,3,3,7,8]+10[1,9]+4[4]+4 → 28
真堂啓介:OK
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+3した(侵蝕率:47->50)
黒瀬直:さすが啓介
GM:めっちゃ種を暴いた
パイライト:呑んでない時の師匠の頭脳が
風眼灯道:さすが真堂さんだな。
黒瀬直:働けば出来るんだ
GM:ほかのみなさんもまずは判定をどうぞ~
風眼灯道:では先に“インヴィジブル・ハンド”を自分が。
風眼灯道:情報:UGNで判定!コネ使ってダイス+2!
風眼灯道:4dx+1>=10
DoubleCross : (4R10+1[10]>=10) → 8[5,6,8,8]+1 → 9 → 失敗
GM:アワワ
風眼灯道:よし。財産1で溶断!
風眼灯道:残り財産2!
GM:やったぜ!
黒瀬直:偉いぞ
黒瀬直:では12地区の現状に関して
黒瀬直:《砂の加護》コネ:UGN幹部、情報:UGNで判定。侵食+3。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3した(侵蝕率:39->42)
黒瀬直:10dx+1>=9
DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 10[1,1,2,4,4,8,8,8,8,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
黒瀬直:さて、何か情報項目が空くかな
風眼灯道:黒瀬さんも、お見事です。
真堂啓介:GJ…!
パイライト:さすが直さん
GM:お見事!ではまず情報開示
GM:---------------------------------------------------------
GM:▼情報開示
◆“インヴィジブル・ハンド”に関して
かつて真堂啓介の父および真堂啓介、黒瀬直、東雲隆夜を筆頭とした古参組が幾度となく対決したFHセル。
暗殺・破壊工作・戦闘に長けた武闘派集団で、活動期間は<崩落戦>発生以前のN市と古い。
セルリーダーであった“レイス”が真堂啓介の父に敗北し重傷を負った後、セルは市内に残留し活動を継続するものと
“レイス”の治療と組織再編を優先する再興派に分裂。残留派はその後も幾度となく市内のUGNと対決したが
《崩落戦》を契機に大きく戦力を削がれ、壊滅したものと考えられていた。
この度N市を訪れた5人はいずれも“再興派”に属するエージェントであり、“レイス”の後を継ぐ“女王蜘蛛”を筆頭に
彼女に仕える4人の凶手が市へと上陸した。彼らの潜入手引きは星降会が行ったものと予見されており、
星隆会会長・東雲隆夜は現在、客将という立場で彼らと行動を共にしている。
以後、以下の項目について調査可能になりました
【六凶手-“女皇蜘蛛”ナクア】について
【六凶手-“老鷹”】について
【六凶手-“血風景刃”】について
【六凶手-“星堕し”】について
【六凶手-“魔宮蝣主”】について
【六凶手-“氷牙潜影”】について
※システムメッセージ:本シナリオでは上記6項目について調査することで彼らの所在地・行動形式を開示し、挑戦が可能になります
【挑戦】には条件を満たす必要がある場合や、条件を満たさず挑むと死亡確実の難易度になるものも含まれるため
ほかの情報項目を精査・確認の上、有利な状況下でボスと対峙しましょう。
(挑戦に挑む上で、疑問点があればGMは随時これに回答します)
◆3つの大仕掛けに関して
地に足枷、空に蜘蛛の巣、そして天より禍ツ星。
これら<闇の仕手>が仕掛けた大規模攻撃を破らねば、君たちに勝機はない。
現在、以下の仕掛けが発動中。
目標値7-【蜘蛛の巣】
“女皇蜘蛛”ナクアの絶技。指定領域一帯を包囲する、強固な糸の結界を展開する。
街一つほどであれば容易に包囲可能。物理的な強度もさながら、展開中は外部からの通信を一切遮断。
また、内部の情報通信に関しても大きく制限されることとなる。通常の通信機器は使用不能。
よほど強固な通信支援能力を持たないオーヴァードでなければ突破は不能である。
▼解除条件-“女皇蜘蛛”の撃破により解除され、【外部への脱出】【外部への避難】【外部への救援要請】が可能となる。
……ただし、“インヴィジブル・ハンド”にとってもこの白磁の檻、ひいては“女皇蜘蛛”は最重要防衛対象である。
凶手たちはなんとしても彼女の生命を守ろうとするだろう。
また、現状護衛兼側近として“老鷹”が常に傍らへ控えており、決戦を挑むのは【得策ではない】。
この状況を打破するためには【協力者を得る】か、【凶手たちを打倒する】必要があるだろう。
目標値10-【砂呑鯨】
“魔宮蝣主”の魔技。
自身を起点に周囲一帯を蟻地獄めいた流砂領域に変化させる。
コンクリートや金属、陶器・ガラスと言った構造物の強度・質量はそのまま流砂の性質を帯びるため、対象は拘束と同時に深手を追うことになる。
能力の性質上、【ほかの凶手との共闘は少なく、部下を率いての戦闘が多い】が、【唯一例外的に“氷牙潜影”は能力の特性上【砂呑鯨】の影響を無視することができる】ため、必要な場合は彼と組むことが多い。
【砂呑鯨】は以下の効果を持つコンボである/
コンボ:<広域融合>使用後、<Eロイス:飢えの淵><Eロイス-暴食の胃袋>
◆シナリオ追加効果
シーン経過を経るごとに、犠牲者の固定値係数+10増加。
さらに2シーン経過ごとに<Eロイス-餓鬼の晩餐>を起動する。
▼解除条件-“魔宮蝣主”の撃破。“氷牙潜影”が生存中は、彼が戦闘に参戦する可能性が高い。
目標値12-【星堕し】
“メテオフォール”東雲隆夜の特技。
小隕石、あるいはスペースデブリを引き寄せ、標的に叩きつける、ただそれだけの技。
ただしその単純な理論に反して威力は絶大。
落下する隕石の数・大きさにもよるが、大規模な流星群を引き起こすことに成功すれば
街ひとつ滅ぼすこともありうる。
シナリオ上は【破壊神顕現】と同種の効果を持つEロイスとして扱う。
シナリオ終了時までに“メテオフォール”討伐に失敗した場合、【12地区は崩壊する】。
▼解除条件-“メテオフォール”の撃破。
“メテオフォール”は己のエゴに依って手を貸しているだけに過ぎず、ほかの面々との連帯感も薄い。
【“女皇蜘蛛”の守護には客将という立場上手を貸す】が、【ほかの凶手との戦闘に参加することは極めて稀】である。
ただし、【非常に強力なオーヴァードである】ため、【“挑戦”に挑む際は留意する】こと。
◆12地区の現状に関して
現在、6凶手は大きく3手に別れて行動中。
・UGN関係者が多数存在する場所への襲撃
・拠点を形成し、着実に力を蓄えて大規模攻撃に備える
・地区内を遊撃
のいずれかである。
12地区内で現在確認される死傷者の数は【80人】。主に“魔宮蝣主”の【砂呑鯨】による被害が大きい。
“インヴィジブル・ハンド”に属さないFHセルは沈黙・看過・あるいは“インヴィジブル・ハンド”と交戦中である。
同様の勢力に対しては“インヴィジブル・ハンド”のFHエージェントおよび星隆会が対処しているものと考えられる。
▼ストレンジャーズとは現状音信不通の状況が続いている。
【九重維月の性格を考えると、動いていないとは考え難いのだが……?】
▼イリーガルに関して
一部の傭兵やバウンサー、呪術師など、荒事に長けた裏社会のオーヴァードたちで12地区を生活環境とするもの、
12地区内で異変に巻き込まれたものたちは【レジスタンス的にFHセル及び“インヴィジブル・ハンド”のエージェントと交戦中】。
彼らと連携することができれば【市内の被害を減らすことが可能かも知れない】。
一般的に学生とされるオーヴァードの何名かは、勇敢にもレジスタンスとの合流・共闘を行っているようだが
多くの未成年者たちは【友人・家族の守護を優先しているものと考えられる】。
→以下の項目を調査可能になりました
【“ストレンジャーズ”の動向に関して】情報-UGN・軍事(“蜘蛛の巣”の影響により、ほかの技能は使用不可) 目標値9
【特殊行動:レジスタンスたちと共同戦線を展開】情報-UGN 目標値9
GM:【特殊行動】ですが、情報収集と同様にシーン中のメジャー行動権をつかって宣言可能です。
GM:このシーンはパイライトくんの手番が空いていますが
GM:へへ……早速挑んでみるかい?この【特殊行動】によ……
GM:思う存分 挑んだっていいんだぜ?(特にペナルティはありません)
真堂啓介:ほうほう……。
パイライト:すごいフリをしてくる。乗りましょう、特殊行動行きます
真堂啓介:お願いするぜ…!
黒瀬直:頑張って
パイライト:あ、特殊行動枠も財産点使えますか?
GM:金で絆を買おうっていうわけ!?
風眼灯道:頑張ってほしい。
GM:大丈夫です。使ってください
パイライト:お金で絆は買えないけどお金で救える絆はある!
パイライト:コネ使って+2D
パイライト:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[1,4,7,9]+1 → 10 → 成功
風眼灯道:流石だ、パイライト君。
パイライト:金などなくても絆の力は偉大
GM:マスターカードを使うまでもないとは……!
GM:これが……人の絆の力……?
真堂啓介:絆の力…。
【特殊行動-イリーガルたちと共同戦線を展開】が可能となりました
以後、シナリオ中以下の恩恵を得ることができます
◆各地区の犠牲者人数-20人
6凶手との【決戦】時に二手に別れた場合、【イリーガルの参戦募集】可能
GM:以上!
GM:-----------------------------------------------------------
GM:さて、“蜘蛛の巣”の影響により情報通信は大きく制限されているものの、
GM:君たちは反攻に必要な情報をいくつか入手することに成功した。
真堂啓介:「さて、まずは。……風眼くん」
風眼灯道:「はい」縁側に腰かけ、つかの間の休息をとっている。
真堂啓介:「君の主観で構わん。"インヴィジブルハンド"の凶手……ああ、隆夜も含めれば6人だが、こちらは一旦置いておこう」
真堂啓介:「相対した4人。覚えている限り、聞かせてくれんか」
風眼灯道:「駅で出会った連中……ですね。」
真堂啓介:うむ、と。障子を開け放った縁側、その部屋側で胡坐をかいて。
風眼灯道:「そうですね。出逢った順に話していきます」
風眼灯道:「駅前で最初に遭遇した相手は“魔宮蝣主”、と名乗っていました。」
風眼灯道:「ブラフがなければ、駅で発生した被害者の大半が奴の仕業だと思います」
真堂啓介:「できれば、一刻も早く仕留めたい手合いだな。……見せた力からして、他人との連携には向いていなさそうではあるが」
風眼灯道:「そうですね。どういう狙いがあれ、先に潰しておくべき相手だと思います」
風眼灯道:「能力としては……周辺の建造物や道路を蟻地獄のような死地に変えていました。」
風眼灯道:「“ブラッドアクト”の従者が居なければ、俺も生きては帰れなかったかもしれません」
真堂啓介:「……そう、か」
真堂啓介:瞑目は、一瞬のことで。
真堂啓介:「……風眼くん。名は分からずともいい。他の凶手、その容姿、挙動。何でもいい」
真堂啓介:「全て、教えてくれ」
真堂啓介:そう伝えながら、視線は、傍らのエージェント。黒瀬直へと。
黒瀬直:口、噤んだまま。視線と言葉を受け止める。
黒瀬直:彼らと"彼ら"が持ち帰った成果。生かすのが生き残りの使命なれば。
真堂啓介:青年が語る言葉、その全てを聞き終えた後。小さく頷いて。
真堂啓介:「……心当たりは、あるかね?」
黒瀬直:「幾らか推測も混ざるが」
真堂啓介:「ああ、それでいい」
黒瀬直:「"魔宮蝣主"については、そうだな。単独では動くまい」
黒瀬直:「道化の面を被りながら、高みに構えて嘲る類いだ、要するに」
真堂啓介:「となれば、盤上で動く者も、必要とあらば連れ立つ」
黒瀬直:「うむ、適当な矛先を用意して戦うだろう。でなくてはおちおち大量虐殺もできまい」
黒瀬直:「狙われやすい動きをするならば、確実に有力な戦力が傍にいる」
風眼灯道:「……あの後別れたとしても、最低二人を相手にする必要があるわけですね。」
黒瀬直:「……相性以前に、消去法で"氷牙潜影"だな」
黒瀬直:「確実に仕留めるなら、こちらも一手講じるべきだな」
黒瀬直:「……あの天蓋の、そしてインヴィジブル・ハンドの女主人にも。常に護衛はいるだろう」
真堂啓介:「残り4名。件の女主人で1名。見知った2名。残るは」
黒瀬直:「らしいのは居たかい、パイライトくん」
風眼灯道:(『女王』についていた人、か……)
パイライト:「──老人の拳士」
パイライト:黙っていた少年が思い出すのは、さながら鉄塊のような拳を見舞う絶技を有する老体
風眼灯道:「!」
風眼灯道:「あの時の執事さんか。」
パイライト:「……雨の日に顔を合わせた。護衛と言えるなら、多分その人」
パイライト:「仲間内で呼ばれていた名は、“老鷹”」
黒瀬直:「まだ生きていたか」
黒瀬直:「老いて爪が鈍る系統の遣い手でもあるまいし、面倒だな……」
真堂啓介:「……参ったなあ。うむ、どう足掻いても面倒な手合いしかおらんとは」
真堂啓介:うなじの辺りをポリポリと掻くような仕草をして、小さく笑って。
真堂啓介:「しかし、面倒で言えば、残る二人は飛び切りではないかね」
風眼灯道:「…?」
風眼灯道:「もしかして、真堂さんや黒瀬さんもですか?」
風眼灯道:※似たような相手に出くわしたの?という意味です
黒瀬直:「一人ずつ来た」
真堂啓介:「うむ。君らに出てもらってる間にな。今にして思えば、あれも策のうちだったのだろうが」
真堂啓介:「……まあ、ここからが少し昔話、というやつだ」
真堂啓介:黒瀬さんに向けて、頷きひとつ。
黒瀬直:「私のところに来たのは"血風景刃"という女凶手だ」
黒瀬直:「四刀を操る魔剣師、連中……闇の仕手の先代リーダー"レイス"の直弟子といったところか」
真堂啓介:「パイライトくんが生まれるずっと前。風眼くんが七原の門を叩くよりも更に前。この街が崩れ落ちるよりも以前」
真堂啓介:「俺たち……俺と、黒瀬と、仲間たち。そして俺の親父殿が刃を交え、そして、時を経て仕遂げた仇」
真堂啓介:「文字通り、"亡霊"の、そしてその後継者というわけだ」
風眼灯道:「……」
風眼灯道:(亡霊が墓場から這いずり出て来た、か。)
黒瀬直:「要するに殺し損ないだ。お互いにな」
黒瀬直:「……"血風景刃"は私を適当に使えば良いとして、問題は"メテオフォール"だな」
パイライト:「……余計なことを聞きますけど」
風眼灯道:「メテオフォール」その名は、確か。
パイライト:「一人だけ、名前の法則から外れていると思うのだけど」……凶手、というには色の違いを感じる
黒瀬直:「あれは外様だ。連中にとってはね」
真堂啓介:「うむ。……奴らに合わせるなら"星堕し"、となるかね。奴は嫌がりそうだが」
真堂啓介:くつくつと、喉を鳴らして小さく笑い、そして。
真堂啓介:「"メテオフォール"東雲隆夜。俺たちと肩を並べた戦友であり、そして」
真堂啓介:「かつて、第9支部副支部長を務めていた男だ」
パイライト:「──第九の?」
パイライト:脳裏に浮かぶのは年若い異性の友人。
真堂啓介:「ああ。いわば、パイライトくんの……そして速水くんや、春日くんの先輩、といったところか。とはいえ」
真堂啓介:「知っているかな。この街の支部は、何度か再編を繰り返している。最初は……ああ、片手で足りる数だったか」
真堂啓介:懐かしむように、目を細めて。天蓋に覆われた夜空を見上げる。
風眼灯道:「……崩落戦より前の第9支部。」
風眼灯道:「すなわち、七原神社の副支部長ですか」
黒瀬直:「最初は三つだ。まあ、その頃の真堂は様子見勢だったが……ああ、そうだな」
黒瀬直:「不詳の元上司だ。全く嫌になる」
真堂啓介:「実質はそうだ。……俺が第9の旗を背負っていたのは、思えば、長くはなかったな。あのおおいくさが起こって、そして」
真堂啓介:「俺は12番を預かることになり、隆夜……"メテオフォール"が第9を継ぐ、そういう話になっていたんだが」
真堂啓介:「……あいつは、つまらんいくさが大嫌いでなあ。不思議と、そういう手合いに慕われる奴でもあった」
真堂啓介:「かくして、"メテオフォール"一党はUGNを離れ、今の第9に相当する地区は穴が空き。紆余曲折を経て─」
パイライト:「……やどりちゃんが席に据えられた」
パイライト:師匠の言葉で、ひとつの合点が行く
真堂啓介:「ああ。そして、パイライトくんがやって来た、というわけだ」
パイライト:──己が入った頃の第九支部は、いまよりも固有の人員が欠けた状態であり。
パイライト:副支部長として、外部からこの街を訪れた彼女が来たとはいえ。補佐の席すらも空いていた
パイライト:「……勝手な大人だ」
真堂啓介:「……まあ、だからな。第9から来たきみが、弟子になりたいと言ってきたとき」
真堂啓介:「友人の身勝手さを、少しでも穴埋めしようという気持ちがなかったと言えば、嘘になる」
風眼灯道:何も言わず、湯呑に注がれた茶を啜る。
真堂啓介:「……だかな。ああ、だからこそ」
真堂啓介:「食客とはいえ。奴らに与する者を、俺は許せんのだ」
パイライト:「……」
パイライト:「なら。ぼくにとっても、他人じゃないですね」
真堂啓介:「……すまんな」
真堂啓介:ぽつりと、そう呟く声は。三十を超えたにしては、若いもののようで。
真堂啓介:「……うむ。主だった相手方としては、この6人ということになる。となれば、次に把握すべきは」
風眼灯道:(俺も、遠慮をする必要は無さそうだ)
黒瀬直:「区域内の現況だな。内の連中から多少上がってきている」
真堂啓介:一度、室内に引っ込んで。卓上の地図を、縁側に持って来てばさりと広げる。
風眼灯道:くいと茶を飲み干し、地図を見直す。
黒瀬直:《万能器具》地図上にそれぞれの勢力、特記戦力を表す駒を並べる。
真堂啓介:「まず、奴らの構えは大きく分けて3つ」
黒瀬直:七原駅前通りに、道化と槍使い。
真堂啓介:「ひとつ。この街を覆う天蓋。推測される奴らの能力、分担からして、これは女主人の仕業であろう」
黒瀬直:所在不明ゆえ、脇に拳士と女王の駒。
真堂啓介:「ふたつ。“魔宮蝣主”による広域破壊」
黒瀬直:七原駅前通りに、道化と槍使い。
真堂啓介:「みっつ。"星堕し"による地区全体の壊滅的打撃」
真堂啓介:「天蓋ある限り俺たちは孤立し、地に砂ある限り街は呑まれ、天に星ある限り滅びは避け得ない」
黒瀬直:むくつけき大男の駒を、暫定的に四方幡へ置く。ヤクザだからだ。
風眼灯道:「潰す順番としては、天蓋が最後になりそうですね」
真堂啓介:配置された駒、特に四方幡へ置かれたそれを、じっと見つめながら。
パイライト:「……足場を崩される状態じゃ、跳びかかることもできない」
真堂啓介:「ああ。女主人……女皇の首を取らんとするなら、客将であっても馳せ参じるだろう」
真堂啓介:「道化を取るならば、槍が。星を止めんとするなら……ああ、奴はな。強いぞ」
風眼灯道:「真堂さんや黒瀬さんがそうであるように、」
風眼灯道:「"メテオフォール"も強さにさらに磨きをかけているでしょうね。」
真堂啓介:「ああ。いくさを愉しむ者は、強い。……強さの色は違えど、そういうものだ」
真堂啓介:「……さて。対して、俺たちの戦力はといえば。支部の面々は、各所で対応に追われている」
黒瀬直:「それから他所も混沌とした状況だな」
真堂啓介:地図には、皆が見知った名前……一条、天ヶ瀬、白井といった名前が、付せんに書き込まれて貼り付けられている。
真堂啓介:「九重くんらとは連絡がつかんかね。やはり」
真堂啓介:地区内に拠点を構える"ストレンジャーズ"、その指揮官の名を挙げる。
風眼灯道:「…………」微妙に眉が眉間へ寄っている。
黒瀬直:「通信途絶による指揮系統の切断か、とも思うが。コンタクトを取るべきだろうな」
黒瀬直:「監視中のFHは幾らかはインヴィジブル・ハンドや在野との交戦中だな」
パイライト:「こうなると。吹き飛べば困るのは、相手も同じか」
真堂啓介:「地区に潜むセル。星降会。いずれにも与しない、自由なる者。……いや、確かにこれは混沌極まる」
黒瀬直:「ならばまずは確実に被害を留める一手、だな」
黒瀬直:イリーガルを示す分布……住宅地域を指し示す。
真堂啓介:「ああ。……緊急連絡。自治会の広報アカウント……をカバーとする連絡網。そういったもので、呼びかけてはいるが」
風眼灯道:「先ずは、此方の連携再編ですか。」
パイライト:「……芳しくはない、と」
真堂啓介:「……ひとり。まずはひとりでも、切欠が欲しい」
パイライト:「……」
パイライト:「師匠」
真堂啓介:「うん」
真堂啓介:じっ…と、左右で色の違う、少年の瞳に視線を合わせる。
パイライト:「わがままをひとつ。言わせて欲しい」
真堂啓介:「聞こう」
真堂啓介:殆ど間を空けず応じる。
パイライト:「イリーガル周りの件。ぼくに様子を見させて欲しい」
真堂啓介:「ひとりで、かね」
パイライト:「ぞろぞろと連れだって行く状況でもない」
パイライト:「──それと。師匠も、直さんも。風眼お兄さんも」
パイライト:「12支部の中でも目立つ」
黒瀬直:「そうか……」
風眼灯道:「──そうか。」
黒瀬直:「そうだな、私も適任だと思うが」右手で剣士の駒を弄びながら。
風眼灯道:「…………確かに、そうだな」※ちょっぴり噛みしめている
真堂啓介:「……ふたりが応と言うなら、ああ」
真堂啓介:「安全ではないぞ。奴らが優先して狙う素振りは今のところ、ないとはいえ」
パイライト:「いま安全な場所なんて、ないでしょう」
パイライト:「ないなら作れと教わりました。師匠以外の人ですけれど」
真堂啓介:「ああ。居場所は、自分で作るものだ。……奪い、そして断じて奪われるべきものではない」
真堂啓介:「では、頼む。……ああ、それとな、パイライトくん」
パイライト:「はい」
真堂啓介:「無事に全て事が済んだら、君たちにここを一日貸してもいい」
真堂啓介:こんこん、と。縁側の板を軽く小突いて。
真堂啓介:「昼寝には聊か厳しい季節になりつつあるがね。それはそれで、まあ、悪くはないぞ」
真堂啓介:そう言って笑う顔は。まるで、いつもの、仕事をロクにしない時のようで。
パイライト:「……特等席の優待券だ」
パイライト:「少しはやる気が出ました」
パイライト:その顔に。精一杯、普段通りの言葉を返す
パイライト:立ち上がり、一度。三人の顔を改めて見回し
パイライト:「いってきます」
パイライト:──天蓋の隙間から降る月の光を左眼が受ける。少年の身を、再び戦装束が包んで
パイライト:少年の体躯が宙へと跳び、境内を離れる。影を伴いながら、金の髪が夜闇の中で泳いだ
GM:--------------------------------------------------------------------------------------
GM:【戦況報告】
GM:▼有利効果発生-“パイライト”が市内で活動中のレジスタンスと接触に成功。
GM:市内全域の被害者数20人減少!
GM:“魔砂蝣主”の【砂呑鯨】が継続中。
GM:(1D10*10)+10人の犠牲者発生。(判定後、イリーガルの活躍により犠牲者数-20)
GM:1D10
DoubleCross : (1D10) → 8
GM:また8!
真堂啓介:だいぶ押し留めてくれたけれど…!
風眼灯道:許しがたいぜ
GM:70人の死傷者が発生。失われた生命を贄に、“魔砂蝣主”は力を蓄えている……。
GM:【七原駅前通り】が【“魔宮蝣主”の城郭】に変化しました。
GM:《Eロイス-飢えの淵》発動。
“血風景刃”:1D10
DoubleCross : (1D10) → 1
“血風景刃”:“血風景刃”は闇に潜んでいる……。
GM:“血風景刃”の配下が市内で戦闘を実施。
GM:1D3
DoubleCross : (1D3) → 3
GM:30-20/10人の負傷者が発生。
“老鷹”:“老鷹”は“女皇蜘蛛”の護衛に就いている
“女皇蜘蛛”ナクア:“女皇蜘蛛”は事態を静観している……。
“鋭牙潜影”:奇数-UGN/偶数-FH
“鋭牙潜影”:1D10
DoubleCross : (1D10) → 8
“鋭牙潜影”:“鋭牙潜影”が敵対するFHセルと衝突。
“鋭牙潜影”:1D10
DoubleCross : (1D10) → 1
“鋭牙潜影”:10人が死傷。
“メテオフォール”:1D10
DoubleCross : (1D10) → 1
“メテオフォール”:“メテオフォール”は市内を回遊している……。(犠牲者なし)
GM:▼市内全域の被害者数-80→170人/
GM:--------------------------------------------------------------------------------------
GM:ロイス・購入可能
黒瀬直:ロイスは保留
風眼灯道:ロイス!黒瀬さんに!
黒瀬直:購入は応急手当キット
黒瀬直:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗
真堂啓介:ロイスは保留!購入は、こちらも応急手当キット。
真堂啓介:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 4[3,4] → 4 → 失敗
黒瀬直:失敗で以上
真堂啓介:オォン。失敗で以上です!
パイライト:ロイス保留、さて…応急キットもうひとつ
パイライト:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[3,8] → 8 → 成功
パイライト:二つ目! 処理以上
風眼灯道:うーん、やっぱ保留!購入行きます
風眼灯道:とはいえ自分も応急かな
風眼灯道:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 9[1,9]+1 → 10 → 成功
風眼灯道:よし!以上です
ミドル3
GM:【シーン3】
GM:シーンプレイヤー 黒瀬直
GM:(ほか登場可能)
風眼灯道:出るぜ!
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:55->59)
真堂啓介:あ、前シーン、購入とかはどうでしょう!
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:42->45)
真堂啓介:ともあれ出る!
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:50->51)
パイライト:休む余裕はまだない
パイライト:パイライトの侵蝕率に+2(1d10->2)(侵蝕率:61->63)
GM:--------------------------------------------------------------------------------------
GM:引き続き情報収集からですね!
GM:現在調査可能な情報は
【六凶手】“女皇蜘蛛”“老鷹”“血風景刃”“星堕し”“鋭牙潜影”“魔宮蝣主”
【ストレンジャーズの動向について】
黒瀬直:【六凶手】の難易度、技能はどんなでしょう
GM:調べたい項目言ってもらえれば達成値出しますよって
GM:標的によって異なりますね。
黒瀬直:ストレンジャーズは情報-UGN・軍事の9でしたね
GM:そうです。
真堂啓介:ほうほう……。
パイライト:ふむ
真堂啓介:あと、リサーチをしたら凶手への挑戦には参加できない、とかありますか?
GM:特にないです。
真堂啓介:OK!
風眼灯道:現状の路線としては“氷牙潜影”“魔宮蝣主”を調べ
風眼灯道:その後情報を割れるだけ割って挑戦になりますかね?
黒瀬直:あとはストレンジャーズ
黒瀬直:特殊行動も出そうだよね
パイライト:その三つを優先して、だな
真堂啓介:ストレンジャーズを優先して調べつつ、“魔宮蝣主”を止めに行く。そんな感じかな。
風眼灯道:OKです!
真堂啓介:あ、「調べる項目を宣言してから、誰が調べるのか決める」のはアリですか!<凶手>GM
GM:ありですね
黒瀬直:では“氷牙潜影”“魔宮蝣主”を調べましょうか
風眼灯道:〈白兵〉があれば結構いけるが、項目は何が出るかな…
GM:その二人に関しては以下になります
【六凶手-“魔宮蝣主”】<情報:UGN>12/パイライト・風眼灯道が調べる際は目標値9で調査可能
【六凶手-“鋭牙潜影”】<情報:UGN>10
風眼灯道:じゃあ先に自分が“魔宮蝣主”行くのが良さげですかね。
真堂啓介:とすると、自分が"鋭牙潜影"にいきましょうか。
風眼灯道:問題なさそうでしたら早速こじ開けに行くぜ!
パイライト:頼みましょう
風眼灯道:ウオーッ情報UGNで判定!コネも使用してダイス+2!
真堂啓介:うん、これだとコンセは要らない…な!《生き字引》で"鋭牙潜影"について判定!
風眼灯道:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[1,4,6,9]+1 → 10 → 成功
真堂啓介:7dx+4+1>=10
DoubleCross : (7R10+4+1[10]>=10) → 10[1,1,1,2,4,6,10]+6[6]+5 → 21 → 成功
パイライト:さすが~
風眼灯道:ナントカ調べ上げた。
黒瀬直:グッド
真堂啓介:あ、失礼!意志は3なので、固定値は3+1で達成値20でした。
GM:では六凶手のうち二人の情報を調べ上げた!お見事!
風眼灯道:真堂さんも流石だ。
真堂啓介:侵蝕は52へ。
GM:まずはこのふたりの情報を開示しましょうか。
【六凶手-“魔宮蝣主”】
“インヴィジブル・ハンド”所属の暗殺者。その中でも優れた技量を持ち、他を束ねる地位にある精鋭“6凶手”のひとり。
王侯貴族めいたオリエンタリズム装束とヴェールで全身を覆い隠し、貴人めいた振る舞いを行うが、
その振る舞いはどこか嘲りに満ちており、非オーヴァードやFHに与さぬものを“蟻”と蔑む。
シンドロームはキュマイラ・モルフェウス・エグザイルの複合型。
オオアリクイとウスバカゲロウ、異なる二種の“因子”を持ち、Rウイルス感染時の変異により悍ましい肉体を持つ。
モルフェウスとしては構造物の変質、特に砂を操る能力に長けている。
▼行動パターン:【砂呑鯨】発動後、発動地点を陣地化。以後毎ターン犠牲者を発生させる。
2シーン経過ごとに《Eロイス-飢えの淵》を最大3回発動させるため、早期討伐を推奨。
ほかの【六凶手】への救援に向かうことはないが、存命中ほかの【六凶手】が戦闘を行う際はトループを派遣する。
【六凶手-“鋭牙潜影”】
“インヴィジブル・ハンド”再興派所属の暗殺者、その頂に立つ“6凶手”のひとり。怜悧な風貌が目立つ東欧系の男性。
口数が少なく、有言実行の暗殺者“らしい”人物。過酷な地で長年生きてきた経験を持ち、よく故郷を引き合いに出す。
オーヴァードとしての能力はキュマイラ・オルクス複合型。また部分的にサラマンダーの能力を行使可能。
サメの“因子”を持ち、鮫の特性として“あらゆる場所に瞬時に出現する”ことができる。
また、水中以外も同様に泳ぐことが可能である。
この能力はコンクリートや金属製の建造物さえ水中のように潜り込んでみせるほか、他者の体内のような有機体にも潜伏可能。
これにより、相手の体内に潜り込み、内側から切り裂く無慈悲な技“氷牙潜噛”を得手とする。
▼行動メソッド-【戦況報告】時に生存している場合、1D10を振る。
偶数時はFH、奇数時はUGN側の関係者を襲撃。1D10*10人を殺傷する。
UGNが【“魔宮蝣主”に挑む】を選択時にこの項目が開示されていない場合、
【“魔宮蝣主”の戦闘に必ず加勢する】。
この項目を調査していた場合、奇襲に備え、【分断する】を選択可能。
チームを2手に分けることで【各個撃破に挑むことが可能となる】。
【“女皇蜘蛛”に挑戦する】場合に存命時、【“女皇蜘蛛”に加勢する】。
◆二つの凶手について調べたことにより
→【“魔宮蝣主”に挑戦する】
→【“鋭牙潜影”に挑戦する】
が選択可能になった。
GM:以上。
GM:-------------------
GM:ひとまずこのふたりに関してはこのような形です。パイライトくんと黒瀬さんはどうしますか?
GM:あ。
GM:【挑戦】に関してはオートタイミングで宣言可能とします。
黒瀬直:了解です!
パイライト:了解。こちらはストレンジャーズの動向を探ります
風眼灯道:はーい!
パイライト:UGNでコネ使って判定!
GM:また、【挑戦】の相手に指定された【六凶手】はその時点であなたたちの迎撃に専念するため、そのシーンは被害を出しません。
真堂啓介:押忍!
パイライト:よし<被害
パイライト:改めて
パイライト:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[2,6,7,9]+1 → 10 → 成功
パイライト:がんばった。レジスタンス側からも話を聞けたのかな
GM:おめでとうございます!では開示
◆“ストレンジャーズの動向”に関して
“ストレンジャーズ”は現在“メテオフォール”の仕掛けた陽動により部隊を分断されている。
九重いつき率いるオーヴァード戦力部隊の一部は星隆会の組織だった攻撃により12地区内外に離散しており、
現在12地区に残留する僅かなオーヴァードたちは、非オーヴァードの隊員を率いて民間人の防御と避難を優先し行動中。
もし【ストレンジャーズと連絡を取る】ことに成功すれば、【強力な支援を受けることができるかもしれない】……。
→【特殊行動:“ストレンジャーズ”と共闘を試みる】が選択可能になりました。
GM:目標値は<UGN>18<軍事>10となります。
GM:※“ストレンジャーズ”との共闘は、“インヴィジブル・ハンド”にとっても懸念事項であるため、UGNの情報送信技術は警戒されています。
GM:以上
黒瀬直:それでは早速【特殊行動:“ストレンジャーズ”と共闘を試みる】を行きましょうか
GM:お、迅速ですね。ほかの凶手は調べなくて大丈夫なら、どうぞ。
黒瀬直:《砂の加護》を使用。侵食+3してダイス+6。技能は情報:軍事。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3した(侵蝕率:45->48)
黒瀬直:8dx>=10
DoubleCross : (8R10[10]>=10) → 10[1,2,3,4,5,8,9,10]+8[8] → 18 → 成功
真堂啓介:ワオ!
黒瀬直:他愛無い
風眼灯道:流石だ……
GM:おお、流石ですね。
【特殊行動-“ストレンジャーズ”と共闘を試みる】に成功しました。
以下の恩恵を得ることができます
【戦況報告】時、全区域において被害者数-20。
さらに1D10*10人を【安全地帯へ避難させる】。
【“ストレンジャーズ”所属隊員を挑戦に動向させることが可能になった】
分断戦闘時、イリーガルに加えて“ストレンジャーズ”所属隊員の救援募集も可能になりました。
【“女皇蜘蛛”への挑戦時、一部のボスを分断可能になった】
決死の作戦です。凶手の数が多大な場合は実行不能ですが
もしも【六凶手のうち、先に幾人かの凶手を戦闘不能・死亡においやる】ことに成功した場合
護衛の1人は引き剥がすことに成功するかもしれません。
GM:以上!
GM:-----------------------------------------------------------------------------
GM:君たちの元にさらなる状況報告が届いた。
GM:“インヴィジブル・ハンド”六凶手。特に“魔宮蝣主”の魔技“砂呑鯨”により、
GM:街には甚大な被害が発生しつつある。
GM:しかし、希望が失われたわけではない。
GM:フリーランスを中心にイリーガルが組織した“レジスタンス”が市内で抗戦し、一部区域では凶手たちの討伐事例も上がっている。
GM:また、黒瀬直は九重いつき不在のストレンジャーズ第10小隊が、民間人の保護を優先に活動していることを突き止めた。
GM:彼らはいつぞやのワニ騒動以来掌握していた市内の一部地下区画を利用して、安全な避難地帯を設営しているらしい。
UGNエージェント:「……以上が、現段階で判明している状況となります」
風眼灯道:「…………」もらった資料をじっと眺めている。
風眼灯道:資料を持つ手元が。微妙に焦げ臭くなってきている。
真堂啓介:「風眼くん」
真堂啓介:すん、と鼻を小さく鳴らして、名を呼ぶ。
風眼灯道:「あ。」
真堂啓介:「決して小さな被害ではない。しかし、動き出したものもある。……ストレンジャーズも、そしてイリーガルの皆も」
風眼灯道:「……すみません、真堂さん。」一旦手を離し、深く息をつく。
真堂啓介:ああ、と頷いて。道場で車座になった皆の中心、社務所からこちらに映した地図を睨みながら。
GM:※補足情報
GM:【“蜘蛛の巣”の物理遮断は視認できない地下領域へも当然届いています】。ただし
GM:【広大な地下空間を外様の彼らでは掌握しきれないため、安全な避難場所が設営されている】というのが現状です。
黒瀬直:「イリーガルの、特に若い子たちは身近な人の保護がだいぶ負担になっているようだからね」
パイライト:「……さっき外に出た時も、そんな話を聞いた」
黒瀬直:「我々の手が届かない分、ストレンジャーズの諸君に避難誘導をしてもらえるのは有難いことだ」
真堂啓介:「とはいえ、とはいえだ。……他の支部からの、あるいはFHからの、俺たちの評は知っての通りだ」
真堂啓介:曰く。
真堂啓介:─七原には手を出すな。
真堂啓介:─割に合わない、とはああいう連中を言う。
真堂啓介:「……まあ、聊か不本意な評判ではあるが」
風眼灯道:「改めて見ても…すごい評判ですね。」
黒瀬直:「仕事をしていたらそう言われてたんだ」
黒瀬直:「仕事をするとしようじゃないか」
真堂啓介:「かつては家名を、いくさがみを。今はUGNを」
真堂啓介:「背負う看板は変わろうとも、ああ、やるべきことは変わらんとも」
パイライト:「──まず、目下の二人」
パイライト:「“魔宮蝣主”。“鋭牙潜影”」
風眼灯道:「では──俺の方から、失礼します。」
風眼灯道:顔写真つきの資料を中央に広げる。
風眼灯道:「“魔宮蝣主”について。それらしき情報が捕まりました。」
真堂啓介:「……いやあ、改めて目にしてみれば。まさに"怪人"だなあ、これは」
GM:顔写真……と言っても、普段と同じようにヴェールに覆われた写真ですね。
真堂啓介:「やり口も相応と見るが、どうかね」
黒瀬直:「兵員運用と橋頭保の構築、戦術は手堅いな」
風眼灯道:「そうですね」「事前の見通し通り、構造物の変質……特に砂を操る能力に長けているそうで。」
風眼灯道:「奴の蟻地獄が広がっている陣地で馬鹿正直に戦えば、苦戦は避けられないかと。」
風眼灯道:「しかし……手をこまねいていれば、陣地の拡大は続くばかりでしょう」
パイライト:「上から見下すタイプ、とは言うけれど」
パイライト:「それだけの実力と、結果がある」
風眼灯道:「個人的には」「ここで穿っておきたい所です」
黒瀬直:「築くのも崩すのも得意な性質だな。別の仕事に移られても危険だ」
GM:実際、機動力と防御能力に長けたオーヴァードが決死隊を組織し、駅前通り付近からの退避を実行しているという情報がある。
GM:一方で、先の80人に続いて、70人近くの死傷者が敵味方問わず発生しているのも事実だ。
真堂啓介:「異論は無い。今のうちに止めねば、被害は増すばかりだ。……そうなると」
黒瀬直:「気になるのは護衛、“鋭牙潜影”だな」
真堂啓介:"魔宮蝣主"の写真に重ねるように、もう一枚。東欧風の容貌の男が写った写真を放り投げる。
GM:こちらも"魔宮蝣主"ほどではないですが奇妙な格好をしていますね。
GM:戦闘服と思われるスーツは、ジャケットの背部から頸部にかけて潜水服じみたパイプが伸びており、全体的に鋭角的なフォルムは潜水艦を思わせる。
真堂啓介:「影に潜る、とはまさしく。……いや、何もこのような格好をせずとも、とも思うが」
黒瀬直:「あらゆる場所に瞬時に出現する能力、成程な。実にサメらしい」
GM:目深にかぶった狩人帽子の下から覗く眼光はどこまでも鋭く、冷徹です。こちらも相当の腕利きでしょう。
パイライト:(サメと瞬間移動って関係あったかな……)
風眼灯道:「サメですか。」
黒瀬直:「天ヶ瀬くんの資料に載っていた。近頃のサメはそういうものらしい」
黒瀬直:「顔つきもまさに鮫だな……」真顔。
風眼灯道:(食べられるのだろうか)
真堂啓介:「うちの子供連中に妙な映画を見せるのはやめてくれ、と言ってるんだがなあ……」
真堂啓介:楽しそうな苦笑いを浮かべて、軽口をたたきつつ。
パイライト:誘われたけど断ったのは正解だったかもしれない。と思い返す
風眼灯道:「今度俺も見たいですね、その映画。」
真堂啓介:「ともあれ、こちらも危険なことに変わりはない。内側から殺す暗殺者など、適役にも程がある」
パイライト:「砂の海を泳ぐだけでも、あちらが一方的に蹂躙できる特性です」
風眼灯道:「そいつが"魔宮蝣主"と組むならば……なおさら厄介ですね。」
真堂啓介:しばし、じっと地図を─砂を固めて作られた駒が並ぶ地図を見つめて。
真堂啓介:「ああ、そういえば」
真堂啓介:「天ヶ瀬くんが持ってきた映画に、頭がふたつあるサメが出てきたな。あれは確か」
真堂啓介:「ふたつ同時に潰していたか」
黒瀬直:「ああ、それ良いな」
風眼灯道:(新手のRBではないのだろうか……?)
真堂啓介:「なに、どんな化物も、殺せば死ぬというだけの話だ。まして、相手は魔人、怪人、超人」
真堂啓介:「"ひと"であるなら、如何様にもやり様はある。……初手で勝負をかけるというのも、まあ」
真堂啓介:悪い手ではないだろう、と。器用に片目だけを閉じて。
GM:---------------------------------------------------------------------------
GM:【出撃選択】
黒瀬直:さて、チーム分けしましょうか
真堂啓介:現在の希望は、風眼くんが"魔宮蝣主"に。
GM:・六凶手の討伐に向けて、【分断行動】が選択されました。
風眼灯道:ですね!
GM:4人いるメンバーをそれぞれ最低1人~最大3人までで2分割してください。
真堂啓介:自分としては、おそらくは近距離型であろう“鋭牙潜影”にぶつかりたいところです。
風眼灯道:ダイスペナルティに強くて攻撃力が高い人が向かうのが最高なんですよね。
GM:ほかのおふたりはどうされますか
黒瀬直:なら私が風眼くんと同道するかな
風眼灯道:やはりツーマンセルが無難だろうか
パイライト:火力には自信ありますが、振れるのが現状8個で2個減るとしんどいライン
風眼灯道:おお!
黒瀬直:Eロイス効果は踏み倒せないが、ダイスも固定値もあるからね
GM:………本当にいいんですね?
風眼灯道:エッ何
真堂啓介:ヒエッ
GM:黒瀬さんは思い出して欲しいですね、OPの出来事を。いまGMとして言えるのはここまでです。
パイライト:真島の兄さんがPOPしてくる恐怖が残るけどね…
黒瀬直:ふうむ……
真堂啓介:ああ……。
風眼灯道:あの時と同じ状況だと……
風眼灯道:人数?
真堂啓介:……こっちがひとりでやる、というのも手かな。
風眼灯道:なっばっ
黒瀬直:イリーガルやストレンジャーズ所属隊員を動員するのも、ですね
真堂啓介:ですね。使える手は使って行きたい。
パイライト:少なくとも2分割だけは危ない
真堂啓介:あ、イリーガルやストレンジャーズの動員は回数制限ありでしょうか!>GM
風眼灯道:では真堂さんの方に支援フル稼働、こっちは3人でガチンコバトルって感じになるのかな
黒瀬直:彼らの動員って回数や残機制限はあります?
GM:人数に関してですが
GM:皆さんは現在誰がどちらに向かうかを決めたあとに
GM:【12支部構成員・イリーガル・ストレンジャーズに救援を要請】が可能です
GM:救援を要請した場合、僕がその段階でハンドアウト作って急ぎ募集します。リアルに。
風眼灯道:いっぱい!
パイライト:マジで
黒瀬直:すごい
GM:つまりどっちがどっちに向かっても3~4人でボスに挑むことになります。
真堂啓介:!?
パイライト:なるほど…
GM:なので、分ける上で人数は関係ない!ただ、黒瀬さんは、その上で、よく考えてくださいね。
GM:これ以上は情報抜かれてないから教えてあげらんない
真堂啓介:なるほど……。
風眼灯道:うむう
風眼灯道:いっそのこと黒瀨さんだけ待機もアリだったり……?
黒瀬直:来ちゃった♡されない?
風眼灯道:されそう。
パイライト:単独にするくらいならどっちか来てもらった方がマシだよ
黒瀬直:一人はこわいね
パイライト:最早どう動いてアレと相対するかの手段を考えた方がいい
真堂啓介:ですね。……となると、今見えてる相手の相性もあって、予定してた組み合わせがいいかな。
風眼灯道:じゃあ黒瀬さんの行った方に追加凶手が来るのを覚悟で挑んだ方が良さそうですね
GM:私がいま開示できるほかの情報は
GM:【"魔宮蝣主"はトループを率いている/Eロイス効果により君たちに不利な状況での戦闘を仕掛ける】
GM:ということと、そのためにできればほかのボスは分断したほうがよい、ということですね。
黒瀬直:じゃあ私が向かってトレインになると危ないか
風眼灯道:あ!そうだ!質問ありました!
GM:はい、なんでしょうか
風眼灯道:【分断する】を選択して"魔宮蝣主"と“鋭牙潜影”を2手に分かれて相手する場合
風眼灯道:“鋭牙潜影”の方に"魔宮蝣主"のトループが援軍で送られたりするのでしょうか?
GM:いえ 【挑戦する】で対象に選ばれた時点であなたたちとの対決に専念する必要があるので
GM:ほかの場所へ援軍を到達させるのは難しくなるでしょう。
風眼灯道:ありがとうございます!
風眼灯道:と言う事は“鋭牙潜影”の方が援軍は少なくなりそうですね。
黒瀬直:サメは基本ソロってわけですね
真堂啓介:では、“鋭牙潜影”には黒瀬さんが当たってもらう、という流れかな。そこに誰がいくかという。
GM:少なくとも"魔宮蝣主"のトループは飛びませんね。
風眼灯道:蟻地獄組が範囲推奨、サメがソロ、黒瀬さんがターゲットロック疑惑有りの状態という訳ね……。
真堂啓介:固定値があるのもあって、"魔宮蝣主"に行きましょうか。
風眼灯道:サメは数少なめ!
パイライト:こちらはデバフ加味すると“鋭牙潜影”の方が助かるけど。あと飛んでくるアレ次第ですね…
黒瀬直:それじゃあパイくんに来てもらいつつ、味方も呼ぼうかな……
真堂啓介:黒瀬さんパイくんで“鋭牙潜影”、風眼くん真堂で"魔宮蝣主"、ここに援護を要請する、というのでどうでしょう。
風眼灯道:はーい!
黒瀬直:はーい!
風眼灯道:後は援軍をどう振り分けるかですね。
パイライト:了解
黒瀬直:12支部構成員・イリーガル・ストレンジャーズ
GM:【挑戦-"魔宮蝣主"】風眼灯道・真堂啓介
風眼灯道:ストレンジャーズは最悪グレイ君を自分が出せる!GM許可が出れば……
GM:【挑戦-“鋭牙潜影”】黒瀬直・パイライト
GM:以上で問題ありませんか?
黒瀬直:問題ないです!
GM:問題なければ、ハンドアウト打って募集開始します。
パイライト:行きます
風眼灯道:自分も大丈夫です!
真堂啓介:押忍、問題なく!
GM:-----------------------------------------------------------------------------------
黒瀬直:「……さて、どちらへ誰が往くかだが」煎茶を一口。唇湿らせて。
黒瀬直:「希望はあるかね」二人の若人へ、じろりと視線を向ける。
パイライト:「ぼくと風眼お兄さんについては、分けた方がいいと思う」
パイライト:「……直さんや師匠が後れを取るとは思わないけど」
風眼灯道:「そうですね」「俺たちが調べたように、向こうにもある程度の動きは見られている。」
真堂啓介:「ああ。そうしてもらえると助かる。……一旦、黒瀬と俺は分けた方が良い、というのもある」
風眼灯道:「向こうの知らない連携をこちらでは取れる、というのは盤面を返す要因足りうるかと」
黒瀬直:「ふむ。道理、だな」
風眼灯道:「……其の上で、差し出がましいお願いとなりますが。」
真堂啓介:聞こう、と応じて首肯。
黒瀬直:「ん」同じく。もとより希望を聞いたのだから。
風眼灯道:「"魔宮蝣主"には、俺が当たりたいです。」
風眼灯道:そう言って、一旦境内に降り立つ。
風眼灯道:踏みしめる石たちがしゅうしゅうと音を立てる。
風眼灯道:──熱されている。
真堂啓介:「聞き、調べた限りでは、確かにパイライトくんより風眼くんの方が、相性が良さそうではある。……が」
真堂啓介:境内に満ちる熱気に、眩しいものを見るように目を細めながら。
真堂啓介:「理由はそれだけではない、かね」
風眼灯道:「はい。……正直なところ」
風眼灯道:「俺は物凄く苛立っています」話す顔は、いつもの仏頂面のままだ。
風眼灯道:「人を見下しておきながら」
風眼灯道:「見下した者達の糧がなければ建物一つすら建てられない、奴の傲慢に」
風眼灯道:「……最終的な判断は支部長にお任せしますが。」
風眼灯道:「穿つ気なら、ここにいる誰にも負けるつもりはありません」
パイライト:真堂支部長、黒瀬さんの顔を順に見る
真堂啓介:鋼を打つような、硬く、そして純粋な青年の言葉を聞いて。
真堂啓介:「……黒瀬」
黒瀬直:「うむ」
真堂啓介:「パイライトくんを頼む。"魔宮蝣主"は、俺たちが頂こう」
黒瀬直:「そのつもりだ」
パイライト:「わかりました」
真堂啓介:ふたつの返答に、やはり小さく頷いてから。
風眼灯道:「──ありがとうございます。」丁寧に礼をする。
真堂啓介:「……なあ、風眼くん。今、君が言葉にした想いというのはな」
風眼灯道:「……」ちょっぴり熱量が収まってきている。
真堂啓介:「かつての俺が、俺たちが、出来たばかりのUGN日本支部という……まあ、なんだ」
真堂啓介:「ただの、国の出来たばかりのいち機関であった連中と手を組むことを決めた理由でもある」
真堂啓介:広げられた地図、かつてとは随分変わってしまった街並みを思い出すように、目を閉じて。
風眼灯道:「……」目を閉じて、重ね合わせる。
風眼灯道:差異はあろうが、かつて酒好きの未成年が見たであろう風景を。
真堂啓介:「俺たちは、戦うことしかしてこなかった。だがそれは、ただひとつ……世に仇為す外道を、人知れず葬るためだった」
真堂啓介:「あちこち飛び回って、ひっそりとやってきたそれを。守護者などと、大看板を掲げてやろうとしている連中がいる」
真堂啓介:「……時代や世界は変わり、これからも変わっていくのだろうと。そう思った切欠は……さて、何だったか」
風眼灯道:「…………多分ですが、」「変わり者が居たのではないでしょうか。」
風眼灯道:「変わりゆく未来に憧れながら、旧き場所を護りたいと思うような人が。」
真堂啓介:「……ああ。もし、そんな縁があったのならば」
真堂啓介:「感謝せんとならんな。剣術馬鹿と、その仲間の未来を変えてくれた、飛び切りの変わり者に」
真堂啓介:地図から視線を上げて。その目は、かつてそこにいたであろう、少年のものを思わせるようで。
黒瀬直:「変えた縁……か」
黒瀬直:武門に生まれ、超常との戦いをその使命と捉えていた自分を、変えたのは。
黒瀬直:(刃を握る者が増えたのを、今でも好ましいとは思わんが)
黒瀬直:区分外の、しかし傍らにいることがずいぶん自然に思える少年を見る。
黒瀬直:「パイライトくん」
パイライト:呼ばれ、顔を──体を動かし。真正面に向き合う
黒瀬直:「私は特別厄介な剣士に狙われていてね」
黒瀬直:「要して言えば、縁だ。私が変えた女の一人だ」
パイライト:「……」
黒瀬直:「頼りにしているよ。真堂の門の、立派な弟子としてね」
パイライト:──語りかける言葉に。一瞬、違う顔が重なる
パイライト:ここであり、ここでなかった場所。その時もこの人は信じていた
パイライト:「はい」
黒瀬直:「良し」自然についと頭へ手を遣る。
パイライト:触れる感触もまた。記憶と変わらないもので。
パイライト:ほんのわずか、眼を伏せる
パイライト:あの日に信じてくれたもの。形は変われど、しかしてそれは残っている
パイライト:応えられるか、と問いかける。答えはまだない。だが、確かにあるのだと信じ、
パイライト:「師匠、台所を借ります」
パイライト:「──戦なら。食べなければ始められないでしょう」
GM:----------------------------------------------------------------------------------------------
GM:◆シーンカット ロイス/購入可能
真堂啓介:ロイスは…先が見えないので保留で…!購入は応急手当キットを。
真堂啓介:2dx+3>=8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 10[9,10]+5[5]+3 → 18 → 成功
真堂啓介:すっげえいいのが買えた。以上で!
風眼灯道:ロイスはもうちょい我慢して購入!
パイライト:うーむ。悩むけどロイス保留
黒瀬直:ん……ロイスは保留
黒瀬直:2dx+1>=12 購入はUGNボディアーマー
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 2[1,2]+1 → 3 → 失敗
黒瀬直:失敗して以上
パイライト:応急キット追加で
風眼灯道:購入は戦闘用着ぐるみ!
パイライト:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[7,8] → 8 → 成功
パイライト:3個目、これでひとまず上等かしらね。以上
風眼灯道:2dx+1>=14
DoubleCross : (2R10+1[10]>=14) → 10[8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
風眼灯道:買えてしまった。強化服を交換して装備!以上です
GM:----------------------------------------------------------------------------------------------
ミドル4
GM:【scene4】
GM:シーンプレイヤー パイライト・風眼灯道
パイライト:パイライトの侵蝕率に+4(1d10->4)(侵蝕率:63->67)
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:59->68)
GM:---------------------------------------------------------------------------------------------------
GM:第12地区 七原鹿島神社
GM:
パイライト:──作った握り飯の端を齧る。
パイライト:残っていた米に刻んだ高菜と、胡麻油、醤油を混ぜ込んで作ったそれの味は。普段よりも強く感じられた
パイライト:人間ではない身であり。食事を必要としない起源。だが、この刺激に自らがまだ“生きている”のだという自覚を起こす
風眼灯道:ぺた、ぺた。
風眼灯道:足袋に重ね履きされたスリッパの足音が近づいてくる。
パイライト:ん──指についた米粒をすくい取り、足音に向くよう体を動かして。襖が開かれるのを待つ
風眼灯道:ぺた、ぺた、ぺたり。
風眼灯道:足音が止まり、開いたふすまから青年が覗き込む。
風眼灯道:「──パイライト君、ここに居たか」
パイライト:「うん。出撃まで、少し落ち着けるように」
風眼灯道:空いた手には30cm程の小さな箱が納められている。
風眼灯道:「おにぎりか。余っていたら、一つ頂いてもいいだろうか?」
パイライト:「どうぞ」残ったひとつ。皿を差し出して、
風眼灯道:ぺたぺたと歩み、隣に座る。
パイライト:「──その箱は?」
風眼灯道:「ありがとう。」机の上にそっと箱を置き、おにぎりを取る。
風眼灯道:「─この箱は」「うまく出来た刀の一つなんだ。」
パイライト:「お気に入りだ」
風眼灯道:「ああ。良ければだが……パイライト君のお守りになればと思ってね」
風眼灯道:「……最近、真堂さんと色々試行錯誤しているのを見ていたからな。」
パイライト:──弟子としてこの支部に出入りし始めて。響く音に、好奇心のまま覗いた先で。彼を初めて見たのを思い出す
パイライト:「……大事なものだろうに。ぼくでいいの?」
風眼灯道:「パイライト君だからこそ、だ。」
風眼灯道:「これから向かう戦いでは、積んで来た経験が物を言う激戦となるだろう。」
風眼灯道:「……パイライト君の場合、戦い方に強いこだわりがある様に見える。」
パイライト:「こだわり、か」
風眼灯道:「その類の力は…俺も依る瀬にしているからな。」
パイライト:「……」
パイライト:「まだ、よくわからないのが本音」
風眼灯道:「……そうか。」慎重に箱を開く。
パイライト:左眼に、わずかに瞬く光。間を置かず手の内に生まれるのは一振りの太刀
風眼灯道:箱の中には、藍色の鞘に納められた小太刀が一振り。
パイライト:太刀が消え、短鎗に。斧に。籠手に。二振りの小太刀に。瞬くような感覚で切り替わる
パイライト:「ぼくの中にあるものは借り物で。いまでこそ、使いこなせてはいる」
パイライト:「けど、それは“ぼくのもの”じゃない」
風眼灯道:「その武器たちは……真堂さんが渡した遺産に因るもの、だったか。」
パイライト:「そう。師匠の家にあった、水晶眼」
パイライト:「ずっと前から、担い手が残してきたものだって聞いてる」
パイライト:武器が消える。
風眼灯道:「自分が握っていない物とのズレは、自分で埋めていくしかない」
風眼灯道:「そうしたズレを埋める方法の一つになるのがこだわりだ。」
風眼灯道:「……この刀は、誰も触れていない武器だ。」
風眼灯道:「“きみのもの”にすれば、こだわり方を広げる足がかりになると思う。」
パイライト:「……」
風眼灯道:「神社の為に打った刀だが。どう使うかは俺が決められる。」
風眼灯道:ぱくりとおにぎりを頬張る。
風眼灯道:「君の迷いを絶つ道標にしてくれれば、少なくとも俺は嬉しい」
パイライト:言葉を受け。手を伸ばし、刀を取る。
パイライト:柄の感触。鉄の重さ。短い一振りに、奇妙な重さを感じる。
パイライト:「──うん」
パイライト:鯉口を切る。刀身に映る、己の顔
パイライト:「風眼お兄さん」
風眼灯道:「?」ぱくぱくとおにぎりを食べながら目を向ける。
パイライト:「──食べたら、行こう。そろそろ時間だ」
パイライト:「ありがとう」
パイライト:刃を納めて。変わらない、愛想の薄い顔
パイライト:しかし。同じではない顔。
風眼灯道:もぐもぐ、ごくん。大口で食べ終わり。
風眼灯道:「どういたしまして」同じような仏頂面で。
風眼灯道:少しばかり……唇の端が上がっていた事を除けばだが。
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:52->53)
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:48->58)
真堂啓介:「ああ、風眼くんもここにいたか。……おお、これはこれは」
真堂啓介:台所に揃う二人と、そして。卓上の握り飯を目にして。小さく笑う。
風眼灯道:「真堂さんに──黒瀬さんも。」「おいしいですよ、パイライト君のおにぎり。」
黒瀬直:「良い香りだ、私たちも頂いて良いかな」
パイライト:「そのためのものです」
真堂啓介:「パイライトくんはな、酒の肴を作らせても中々の……うむ、この話をすると酒が欲しくなるな。いかん」
黒瀬直:「後にしろ」
黒瀬直:横目にじろりと睨みを効かせ、丁寧に手を合わせ一礼。
真堂啓介:わかっているとも、と応えて。合掌、そして握り飯をひとつ手に取り、ひとくち、ふたくち、みくち。
真堂啓介:それだけで、ぺろりと平らげて。
真堂啓介:「……ああ、美味い」
風眼灯道:何の気はなしに二個目を手に取る。おいしかったからだ。
黒瀬直:「……ご馳走様」黙々と、しかし素早く一つ二つと平らげて。
パイライト:「お粗末様です」
黒瀬直:「うむ、見事」
風眼灯道:ぱくんと頬張り、素早く、しかし丁寧に味わう。
風眼灯道:「──ごちそうさまでした。」ふう、と一息。
黒瀬直:「支部長の晩酌へ供じさせておくのは、些か以上にもったいないものだな」
黒瀬直:「……そういえば、誰から教わったのかね?」
パイライト:「自己流と。……友達から」
真堂啓介:「なるほど。……うむ。誰かに食べてもらいたい、と思いながら作る食事というものは、いいぞ」
真堂啓介:「それは、誰も彼もが幸せになる業だ。精進したまえ、パイライトくん」
パイライト:「はい」
パイライト:──腰に短刀を差す。
パイライト:かかる重さに少しだけ違和感があり。だが不思議と、安心があった
風眼灯道:(合っているようで良かった。)
風眼灯道:(初めて上手く打てた記念の一本だが。神社で埃をかぶるよりはいいだろう)
真堂啓介:「─さて。それでは」
真堂啓介:「準備は良いか、と聞くまでもないな。……まずは、一手」
真堂啓介:「切り崩しに行くとしよう」
真堂啓介:どこか温かみのある、緩んだ雰囲気は消え失せて。
真堂啓介:鞘に納めた愛刀が、ちゃきり、と左手で小さく鳴いた。
GM:------------------------------------------------------------------------
GM:◆シーンカット ロイス・購入可能/※挑戦フェイズ突入宣言中につき戦況報告なし
GM:◆シーン4 購入・ロイス処理
パイライト:ここは結んでおこう。風眼お兄さんへ 「託された:〇応えてみる/やれるだろうか」
黒瀬直:ロイス保留。購入はUGNボディアーマー
黒瀬直:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 8[2,8]+1 → 9 → 失敗
黒瀬直:失敗で以上
真堂啓介:ロイスは保留で。ボディアーマーを狙いましょう。
風眼灯道:パイライト君のロイス感情変更!
真堂啓介:2d10>=12
DoubleCross : (2D10>=12) → 10[5,5] → 10 → 失敗
真堂啓介:ダイスを間違えたけど失敗!以上です。
パイライト:調達はUGNボディアーマー
パイライト:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 5[3,5] → 5 → 失敗
パイライト:だめ、処理以上!
風眼灯道:〈彼なら俺以上に使いこなせるだろうな〉パイライト:〇信頼/負けられん。
風眼灯道:購入はボデマにしよう。
風眼灯道:3dx+1>=12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 9[1,4,9]+1 → 10 → 失敗
風眼灯道:うーむ……財産ツッコミどころだろうか。
風眼灯道:ミドルも少ないだろうし使っちゃお!購入!
風眼灯道:ほしい人はいずこに!
真堂啓介:あ、では黒瀬さんにお渡しいただけると!
風眼灯道:では黒瀬さんにプレゼント!装甲1の強化服はいいかな。
風眼灯道:以上です。
黒瀬直:ありがとう!
GM:------------------------------------------------------------------------
ミドル5
GM:【シーン5】挑戦-六凶手“魔宮蝣主”“鋭牙潜影”
GM:シーンプレイヤー 全員登場
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:58->62)
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:53->54)
パイライト:パイライトの侵蝕率に+9(1d10->9)(侵蝕率:67->76)
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:68->72)
GM:------------------------------------------------------------------------
GM:N市 第12地区 七原駅前通り────
GM:七原駅は12地区内に存在する比較的大きなターミナル駅的存在である。
GM:平時であれば区内各部、また他地区へと繋がる複数線路を要する、地域住民にとって重要なライフラインだ。
GM:駅周辺には近年の再開発に乗って、大型商業施設建設の予定も出ている。
GM:一日に出入りする人の量も当然多い場所であるが───。
GM:
GM:現在、この区画は12地区内でも特に異様な静寂に包まれている。
GM:六凶手がひとり“魔宮蝣主”の魔技“砂呑鯨”により、死の流砂地獄へと変じたためだ。
GM:フリーランスが組織した反乱軍が数度、機動力と地形操作能力に長けたオーヴァードを率いての決死の救出・避難活動を行ってはいるものの、
GM:依然、全区域内でも特に死傷者の多い区域となっている。
GM:
GM:君たちは今、沈黙に満ちた七原駅前通りを前に並び立つ。
GM:眼前にはいつもであれば見慣れたターミナル駅の姿が目に入るはずであるが、
GM:そこには今、鉄とコンクリートを作り替えて築き上げられた、優美な王城じみた要塞が威圧的に聳えている
黒瀬直:「魔宮蝣主、なるほど。実によくやるものだ」
風眼灯道:「…………。」箱鞘は背負われていない。
黒瀬直:「破落戸、天幕、大道芸」
風眼灯道:既に色を変え、右腕を覆っている。
黒瀬直:「祭りの時期には早いんだがな。うん。ふざけた真似だ」
黒瀬直:淡々と呟きながら、視線巡らせて攻め手を探る。
風眼灯道:「サドンデスだかうどん好きだか知りませんが。」
風眼灯道:「──152箇所穿つ」
真堂啓介:「美的感覚はともかくとしてな。……たった数時間で、よくぞここまで組み上げたものだ」
パイライト:「……伊達の楼閣ではない」
真堂啓介:「ああ。……さりとて、大軍を率いての城攻めともいかん。つまるところ」
真堂啓介:「いつもと同じく。俺たちの手で、仕遂げるしかなかろうさ」
黒瀬直:「さて、どうする?橋なり船なり拵えようか」
風眼灯道:「門程度なら俺も穿てますが」
パイライト:「──多分」
パイライト:「そろそろ機嫌良くなってる頃、じゃないかな」……こちらが見えていないわけは、なかろう
真堂啓介:「……うむ。どうやら、悠長に渡り船だの抜け道だのを整えるのは」
黒瀬直:「じゃ、久々にやるか?アレ」そう言って、魔宮蝣主組に視線を向ける手には。
GM:とぷん、と。君たちの耳に、コンクリートが水しぶきをあげる音が響いた。
黒瀬直:黄金に光る、刃走らせた大弓。
風眼灯道:「アレですか……」
“鋭牙潜影”:「───氷牙潜噛」真堂さんの背で水しぶきを上げ、氷の双剣を手にした“鋭牙潜影”が迫り来る。
風眼灯道:「良いんじゃないかと。」
風眼灯道:心配はしていない。
風眼灯道:狙われたのは真堂支部長だからだ。
真堂啓介:─凶刃が背後から身体を貫く、それよりも、ほんの僅かだけ速く。
真堂啓介:ギィン、と。鋼同士がぶつかる音がする。
真堂啓介:「─ああ、頼む。やはり、見ての通り」
真堂啓介:鯉口を斬り、数寸だけ刃を晒した愛刀。その煌きが、鮫の牙を押し止める。
“鋭牙潜影”:「成程」音を立てて鍔迫り合う刃と刃
真堂啓介:「順当な手は、赦してもらえんらしい」
“鋭牙潜影”:「腰抜けばかりというわけでもないらしい」得物を通して伝わる力量を確かめ、ぼそりと呟く。
黒瀬直:「良し」ひゅ 慎ましやかな風切り音、立てるのは刃ではなく。
風眼灯道:(“鋭牙潜影”の方か。一人ならば都合はいいな)
真堂啓介:「ああ。……そうだな、覚えておくといい」
“鋭牙潜影”:素早く真堂支部長と距離を取ると、再び“水底”へと姿を消す。
真堂啓介:名の通り、影に潜む牙に向けて。穏やかに、語り掛けるように。
黒瀬直:細い弦、夜闇に煌めく色は金色。二人の剣士に巻き付くや否やそれは拡大変容を始める。
パイライト:「──お気を付けて。師匠、風眼お兄さん」
真堂啓介:「君たちが相手取るのは。一騎当千、万夫不当の猛者たち。例え、女子供であろうとも─」
風眼灯道:右腕の溶鉄をうごめかせ、肘打ちの構えをとる。
“鋭牙潜影”:獲物をいたぶるように、鮫が懐中を泳ぐ際の背びれのように。水面に氷の軌道を描き、真堂支部長に迫るが。
真堂啓介:黄金の輝きに包まれながら、唇の端を微かに上げるように─笑って。
風眼灯道:「黒瀬さんとパイライト君も。武運を祈っています」
黒瀬直:即ち、ハーネス。固定具。その結ばれた先は、巨大なりし華金弓の、まこと野太き矢。
黒瀬直:「──行ってこい」
真堂啓介:「……確約しよう。"インヴィジブル・ハンド"の凶手に、遅れをとることは、決してないとも」
風眼灯道:包む黒鋼は、鏃と為りて。
真堂啓介:そうして、残る二人に、しっかりと頷きを見せて。
真堂啓介:放たれる一矢に、身を委ねる。
黒瀬直:あり得ざる剛弓は、確かに放たれて。
黒瀬直:実に強引に結び付けられた者たち、あまりにも力尽くに射出された。
“鋭牙潜影”:ガキィン!再度放たれた氷鮫の顎が、紙一重で空を切る。
“鋭牙潜影”:宣戦布告を受け、互いに鋭く視線を交錯させたのち、その場に残った二人と向かい合う。
パイライト:「どうも。帰ってきたよ」
パイライト:腰より伸びる柄に左手を乗せ
“鋭牙潜影”:「礼を言う。こちらから行く手間が省けた」
“鋭牙潜影”:ダイバージャケットの内ポケットからシガレット・ケースを取り出すと、マッチを摺り合わせて煙草に火を付ける。
“鋭牙潜影”:「……煙草はやるか?」君たちの方へシガレットケースを差し出して。
黒瀬直:「一度試したが駄目だった」
黒瀬直:「あと、子どもに渡すな」
“鋭牙潜影”:「俺の故郷では、これと酒が死に逝く者への手向け故な」ふう、と煙を吐いて。
“鋭牙潜影”:「ここで死ぬんだ。大人も子供もないだろう」
パイライト:「──生憎」
パイライト:「まだ死んで満足するほど、生きていない」
パイライト:右手を握り込む。
パイライト:「明日は遠い。けど、これが一歩」
“鋭牙潜影”:「だろうな。憶えておけ、小僧」
“鋭牙潜影”:「誰だって“迎え”が来れば、そう思うもんだ」
パイライト:「──そうだね」
パイライト:「それ“だけ”は。覚えておく」
黒瀬直:「されど、この手に刃鋼がある以上」
黒瀬直:「長生きの敵、迎え撃たせて頂こう」
“鋭牙潜影”:指で弾いた煙草が“砂呑鯨”により変質したコンクリートにずぶずぶと飲み込まれる。
“鋭牙潜影”:脚を肩幅に滑らせ、氷の双剣を構える。
“鋭牙潜影”:摺り足の軌跡を描くように、地面が音を立てて凍りつく。
“鋭牙潜影”:「<闇の仕手>が六凶手。戮刃“鋭牙潜影”」
黒瀬直:右目に眼帯、衣装は紅白。その手に黄金煌めかせて。
黒瀬直:「UGN、エージェント、"貫く邪眼"」
パイライト:「──第十二支部、真堂啓介が門人。パイライト」
パイライト:左手が短刀の柄を。右手に、輝きの気配を宿し
パイライト:「推して参る」
GM:────こうして、この夜。街を取り戻すための大規模な戦いの、第一戦の火蓋が切って落とされた。
GM:UGNとFH。超人と魔人。果たして夜明けまで生き残るのは、何方也や。
GM:-----------------------------------------------------------------------------------------
GM:◆シーンカット ロイス/購入可能
GM:【血戦】へと移行します
黒瀬直:ロイスは……生きて血戦を超えたらパイライトくんに取ろう
黒瀬直:3dx+1>=10 購入はホローポイント弾
DoubleCross : (3R10+1[10]>=10) → 6[1,2,6]+1 → 7 → 失敗
黒瀬直:以上。
風眼灯道:ロイス取得!黒瀬さんへ!
パイライト:ロイスは、今回まだ保留。調達UGNボディアーマー
パイライト:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 4[3,4] → 4 → 失敗
パイライト:オワー。終了
真堂啓介:ロイスは今回も保留で!購入は自分用のボディアーマー狙い。
真堂啓介:2dx+3>=12
DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 5[1,5]+3 → 8 → 失敗
真堂啓介:ぐわーッ!失敗で以上!
風眼灯道:〈さしずめ鏑矢といった所か〉黒瀬直:〇憧憬/風除けがないと大変
風眼灯道:ボデマかトランクか……今回はトランクで行くぜ!
風眼灯道:3dx+1>=20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 5[2,4,5]+1 → 6 → 失敗
風眼灯道:ダメダメでしたわ。以上です
GM:-----------------------------------------------------------------------------------------
同時刻
月下残響─外伝「激闘!七原駅前通り」
月下残響─外伝「怒轟躙鉄」
ミドル6
GM:【シーン6】鏖殺大旋塵
GM:シーンプレイヤー 風眼灯道/真堂啓介
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:54->60)
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を2増加しました(侵蝕率:72->74)
GM:-----------------------------------------------------------------------------------------
GM:N市 七原駅 “魔宮蝣主”の居城
GM:
GM:君たちは黒瀬直の機転により、敵の妨害を受けることなく無事敵の拠点へ侵入することに成功した。
GM:道中、君たちの玉座への進撃を食い止めるように“闇の手”が幾度か立ちはだかったものの、そのいずれも難なく斬り伏せ
GM:君たちはついに玉座へと至る。
“魔宮蝣主”:「おやおやおや。これはこれは」
“魔宮蝣主”:「まさか支部長直々にお相手頂けるとは。光栄ですね」
“魔宮蝣主”:弄ぶように揺らしていたグラスの中身を飲み干すと、玉座の前に現れた君たちを見下し、愉しげに目を歪める
真堂啓介:「全員でなくてすまんがね。……まあ、何だ。極力、仕事に私情は持ち込まんようにしていはいるんだが」
風眼灯道:「…………」右腕の溶鉄は、独りでに蠢いている。
風眼灯道:象る形は──焔。
真堂啓介:鞘を掴んだ愛刀、その鍔でトントン、と肩のあたりを軽く叩きながら。
真堂啓介:「外道を斬るのは、俺たちがUGNの看板を背負う前からの務めだ。しかも手練れともなれば、ああ」
真堂啓介:「俺が、俺たちが出向かねばなるまいよ」
風眼灯道:「魔宮蝣主だったか。貴様は……」
真堂啓介:そうだろう、と。隣で立ち上がる熱に、声はかけず、視線だけを向ける。
風眼灯道:「ここに来る前も、此処と似たような殺戮を繰り返していたのか?」
風眼灯道:喋る声は平坦だ。
“魔宮蝣主”:「ンフフフ。命を賭けた戦いの前に投げる問いがそのようなこととは!」風眼くんの問いに、ヴェールの下で篭るような笑いを漏らす。
風眼灯道:それでも、怒りは確かに燃えている。
“魔宮蝣主”:「ですが、答えねば無作法というもの。───いかにも、それが我が使命、我が在り方なれば」
風眼灯道:「──そうか」パチリと瞼を閉じ。
“魔宮蝣主”:「しかし、それがなんだと言うのです?足元で蟻が何人死のうと、気にする者など居りますまい」
風眼灯道:「俺は物凄く辛い。」
風眼灯道:「貴様を穿つ『数』に。妥協を挟まなくてはいけないと言う事がだ」
風眼灯道:「最期の情けだ」「女王とやらに伝え残す事があれば早めに言っておけ」
風眼灯道:「俺は貴様を」
風眼灯道:「152箇所穿つ」
風眼灯道:纏う熔鉄に……火の気などないはずだ。
風眼灯道:そのはずなのに、象る炎の火勢が増していく。
“魔宮蝣主”:「成程。───実に、面白い」その言葉にパチリ、と手にした扇を閉じる。
“魔宮蝣主”:言葉の上でこそ、先と変わらず事態を楽しんでいる様子だが、その言葉に込められた音はどこまでも低く、昏い。
“魔宮蝣主”:「いいでしょう。ここまで来たあなた方に敬意を評して、私もお相手させて頂きましょう」
GM:“魔宮蝣主”が立ち上がると、傍らに控えた兵士が華美な装飾の施された長刀を恭しく差し渡す。
“魔宮蝣主”:「ですが、私を“砂呑鯨”頼りの惰弱なオーヴァードと侮って頂いては困る」
“魔宮蝣主”:「己が才を、武を磨き、研ぎ澄まし、故にこそ<闇の仕手>の六凶手」
“魔宮蝣主”:「……尤も、“メテオフォール”がごとき下賎な猿を頭数に入れるのはは些か気に障りますが」
“魔宮蝣主”:「いかにあなた方が手練とはいえ、たった二人で挑もうというのです。容易に穿ち砕ける相手と軽んじられるのは心外ですな」
真堂啓介:「無論、侮りはせんよ。……ああ、だから」
真堂啓介:─遠く、遠く。魔宮の外、流砂地獄と化した駅前から。何かが砕けるような音がする。
真堂啓介:「全力で挑むとも。……"俺たち"の全力で、な」
??????:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+3[3] → 73
??????:──パキ、パキ、と。
??????:最初は遠くで瓦礫の砕けるような小さな音だった。
??????:それはまっすぐ、まっすぐ、幾ばくかの悲鳴を織り交ぜながら、まっすぐとこちらへ近づき。
??????:「お待たせいたしました」
??????:弾ける。
??????:神社の前の診療所から駅前まで、燃やし、切り裂き、幻で包み、およそありとあらゆるレネゲイドの力を再現するウロボロスの力を以て。
??????:およそ全ての敵対者を撃滅しながら訪れた男が居る。
天ヶ瀬アマタ:「第十二支部、医療班“コルヴァズの剣”。只今到着です」
天ヶ瀬アマタ:魔宮の一角を打ち破り現れたのは、着流し姿の男だった。
乱入者:“コルヴァズの剣”天ヶ瀬アマタ/UGN第十二支部医療班(キャラシート)PL:海野しぃる
???:???の侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:70->71)
???:ーータン
???:その男の脇を通過するように、一発の銃弾が“魔宮蝣主”の眉間へと飛来する
“魔宮蝣主”:「おおっと!……無粋の輩が居るようですねえ」薙刀を手元で旋回させ、銃弾を振り払う。
???:カツ、カツ、と革靴特有の乾いた足音を響かせながら
???:既に舗装された道を歩くように、悠然と、男の後ろからもう一つの影が現れる
アラタ:「あら、残念」
乱入者:“ファニーショット”アラタ/ストレンジャーズ第10小隊”X-Hound”(キャラシート)PL:鳩麦
天ヶ瀬アマタ:「折角エスコートまでしたんですがね」
天ヶ瀬アマタ:残念そうな顔をする。
アラタ:「ありがとう。お陰で歩きやすかったわ」
天ヶ瀬アマタ:「いえいえ、貴方のようなレディーのエスコートなら何時でも大歓迎です。また誘ってください」
アラタ:「機会があれば」遠回しに断っている
風眼灯道:「……天ヶ瀬さんに、アラタさんも。ご無事でしたか」
風眼灯道:やって来た二人に、そっと目を向ける。
真堂啓介:「見事に振られたなあ、天ヶ瀬くん。……よく来てくれた。アラタくんもな」
真堂啓介:小さく笑いながら、視線はあくまで、“魔宮蝣主”に向けたまま。
天ヶ瀬アマタ:「ふふ、慣れました。この痛みはそこな外道にぶつけるとしましょう」
真堂啓介:「では、今一度、12支部と"ストレンジャーズ"の共同戦線といこうか。九重くんには、なに、後日手土産持参で説明に行くさ」
アラタ:「ええ、仕事ですから。早く隊長の所にも行きたいですし」
真堂啓介:「……ああ、それとな。天ヶ瀬くん」
真堂啓介:「君の、医療班兼務をしばし解く」
天ヶ瀬アマタ:「……なんですって?」
天ヶ瀬アマタ:「それは──それは」
天ヶ瀬アマタ:「その命、拝領いたしました」 カッと見開かれる両の眼。同時に吹き上がる夥しいレネゲイド。医師としての自我が抑えていた殺戮衝動が、今。
真堂啓介:「勿論、戻ってもらわんと困るがね。……うちに、君以上に」
真堂啓介:「命を大事に出来る者は、おらんのだから」
UGN─“不諦刀”“剣匠卿”“コルヴァズの剣”
ストレンジャーズ─“ファニーショット”
対
六凶手─“魔宮蝣主”
【血戦開始】
勝利条件:六凶手“魔宮蝣主”を討て!
敗北条件:全員の戦闘不能・死亡
▼ステージ効果【砂呑鯨】
“魔宮蝣主”の魔技“砂呑鯨”の影響により、シーン中“魔宮蝣主”に対する攻撃命中判定のダイスは常に-2D。
また、クリンナップごとに1D10点のHPダメージが発生。
▼エンゲージ
(真堂[8]、風眼[3]、天ヶ瀬[8]、アラタ[8])
10m
(“魔宮衛士”×2[]、“魔宮蝣主”[6])
5m
(“魔宮猟兵”×2[])
[]内は行動値
GM:▼衝動判定
真堂啓介:うおーッ!
真堂啓介:7dx+3+1
DoubleCross : (7R10+3+1[10]) → 10[3,3,4,5,5,9,10]+1[1]+4 → 15
真堂啓介:目標値出る前に振ったけど、まあ超えてるでしょう。
GM:“魔宮蝣主”の放つ、獲物を狙う蛇めいたキリング・オーラが、君たちのレネゲイドを励起させる!
GM:目標値は9です
天ヶ瀬アマタ:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[2,3,5,7,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
アラタ:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,1,4,4,5,6,9] → 9
アラタ:アラタの侵蝕率を+6(2D10->4,2)した(侵蝕率:71->77)
天ヶ瀬アマタ:73+2d10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+9[4,5] → 82
風眼灯道:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[4,9,10]+5[5] → 15 → 成功
風眼灯道:74+2d10
DoubleCross : (74+2D10) → 74+12[10,2] → 86
真堂啓介:2d10+60
DoubleCross : (2D10+60) → 11[9,2]+60 → 71
風眼灯道:侵蝕86へ。
真堂啓介:侵蝕は71!
GM:▼ラウンド1─セットアップ
GM:宣言があればどうぞ
天ヶ瀬アマタ:とくになし!
アラタ:無し!
風眼灯道:ないぜ!
真堂啓介:こちらもなし!
“魔宮蝣主”:エネミー側も今はありません。今は、ね
GM:▼ラウンド1─イニシアチブ
GM:割り込みエフェクトの宣言などなければ、行動順の能力決定。
GM:<時間凍結>など、このタイミングでの割り込み持ちはいないですね?
風眼灯道:ないぜ!
真堂啓介:は、こちらにそういった割り込み系エフェクトはありません。
アラタ:無いです
天ヶ瀬アマタ:ないぜ!
GM:まずはこのラウンド中の行動順決定!
GM:真堂・天ヶ瀬・アラタ>トループ(“魔宮猟兵”2)>“魔宮蝣主”>トループ(“魔宮衛士”2)>風眼灯道
風眼灯道:おそい……
GM:通常の行動順は以下となります。また、このイニシアチブに“魔宮蝣主”が《加速する刻》を使用します。
GM:▼ラウンド1-メインプロセス(1回目)/“魔宮蝣主”
“魔宮蝣主”:マイナーなし。メジャーで《C:モルフェウス》+《獣の力》+《カスタマイズ》+《伸縮腕》
“魔宮蝣主”:《Eロイス─“飢えたる魂”》/OPで死亡したオーヴァード“パルマノーヴァ”のエフェクトを強奪
真堂啓介:!?
“魔宮蝣主”:メジャーアクションに《スプリットアタック》を追加。
風眼灯道:“ビキィ”
“魔宮蝣主”:コンボ名:“砂鳴泉”対象はPC全員。
GM:▼命中判定
“魔宮蝣主”:13DX7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,3,4,4,4,6,6,7,8,8,8,8,10]+10[1,2,4,4,8,10]+5[4,5]+6 → 31
GM:リアクションどうぞ!
真堂啓介:うぐーッ、ガード!
アラタ:避け!
アラタ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[4,4] → 4
天ヶ瀬アマタ:ドッジ!
アラタ:来いやぁ!
天ヶ瀬アマタ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,3,4,10]+10[10]+2[2] → 22
真堂啓介:アマタマン頑張った。
天ヶ瀬アマタ:あっ
風眼灯道:ドッジ!
天ヶ瀬アマタ:《妖精の手》
真堂啓介:!?
天ヶ瀬アマタ:1dx+30
DoubleCross : (1R10+30[10]) → 3[3]+30 → 33
風眼灯道:5dx+1>=31
DoubleCross : (5R10+1[10]>=31) → 5[2,2,3,4,5]+1 → 6 → 失敗
天ヶ瀬アマタ:ドッジ!
天ヶ瀬アマタ:妖精の手 4/5 侵食82→87
風眼灯道:ダメダメ!
GM:▼ダメージ判定
“魔宮蝣主”:4D10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 24[5,8,9,2]+10 → 34
GM:装甲・ガード値有効ダメージです。
アラタ:死ぬのでリザレクトするよ
アラタ:アラタの侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:77->79)
風眼灯道:装甲12+HP32だから……
風眼灯道:8で耐えるぜ!
風眼灯道:10だった。HP10へ!
GM:真堂さんは残りHPどうなりますか?
真堂啓介:ガードで3引いてダメージ31、死!リザレクト!
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:70->77)
真堂啓介:は、というわけで7へ!
GM:▼戦技実行
“魔宮蝣主”:君たちの懐に肉薄した“魔宮蝣主”は、優美な薙刀捌きで君たち4人と対等に渡り合う。
“魔宮蝣主”:「フォホホホホ!さすがここまで来るだけのことはある!」
“魔宮蝣主”:「ですが、ご油断召されぬように、此れはすでに我が居城、我が領域。で、あれば」
GM:刃同士が打ち合う衝撃を利用し、君たちの射程圏内から一気に身を引くや否や、低く身を屈める。
GM:掌をぴとり、と地面に。
“魔宮蝣主”:「“砂鳴泉”」
GM:ざりざり、と何かが地面から迫り来るような音に続き───
GM:間欠泉、あるいは散弾銃の如き勢いを以て、鋭利な物体が地中から君たち目掛けて射出される。
GM:放たれたのは───“砂呑鯨”に呑まれ、犠牲になった者たちの亡骸である!おお、なんたる倫理観なき無情の残虐攻撃か!
真堂啓介:「ぬ……」
風眼灯道:「──!」
真堂啓介:刃はかろうじて弾けても。地面そのものが襲い来るのであれば、対応しきれるものでなく。ましてや─。
真堂啓介:「……そうか。そういった手合いか、君は。なら」
真堂啓介:「遠慮も、ましてや慈悲も必要あるまい」
風眼灯道:模倣するように溶鉄を纏った右腕を大地に押し付け──
真堂啓介:自身の、決して強力ではない治癒力。それでギリギリ命を保てるだけの傷を負いつつ、視線は鋭く。
風眼灯道:そのまま右手一本で逆立ち!急所に刺さる亡骸を溶鉄で大地に押し込める!
“魔宮蝣主”:「死合の場にそのような感情をお持ちで?」
風眼灯道:「……やってくれる」額には、青筋が走り始めている
天ヶ瀬アマタ:「一つ教えてやる。殺すことができる。だから、治すこともできる」
振るわれるのは人体知識、模倣されしはオルクス。
攻撃用に射出された亡骸に因子を埋め込み拘束、モルフェウスの能力も合わせて空中で修復し、元の姿へ直して隣に横たえる。
天ヶ瀬アマタ:「だが命は還らない。種は尽きたか、覚悟しろ道化」
悪鬼のごとき形相で、殺人鬼は問いかける。
アラタ:「‥‥…」引き裂かれた身体、非道の行い、それらを気にする事は無く
アラタ:思考する。敵を殺すための算段を。自分にできることなど所詮はそう多くないのだから
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/天ヶ瀬アマタ
GM:行動宣言どうぞ!
天ヶ瀬アマタ:はい、それではマイナーで1mだけ後ろに下がります。
天ヶ瀬アマタ:横たえた遺体を前線から外したいので……
▼エンゲージ
(天ヶ瀬[8])
1m
(真堂[8]、風眼[3]、アラタ[8])
10m
(“魔宮衛士”×2[]、“魔宮蝣主”[6])
5m
(“魔宮猟兵”×2[])
天ヶ瀬アマタ:メジャーでコンボ「殺戮刃空“死憑雨”」→原初の赤:サイレンの魔女+原初の灰:鮮血の修羅+リミットブレイク(巨人の影)
天ヶ瀬アマタ:対象はエネミー全部!
天ヶ瀬アマタ:判定よろしいか!
GM:判定どうぞ!
天ヶ瀬アマタ:それでは判定
天ヶ瀬アマタ:4dx+6 RC ダイスデバフ適用済み
DoubleCross : (4R10+6[10]) → 6[2,2,5,6]+6 → 12
天ヶ瀬アマタ:妖精の手!
天ヶ瀬アマタ:87→92
天ヶ瀬アマタ:1dx+16
DoubleCross : (1R10+16[10]) → 5[5]+16 → 21
天ヶ瀬アマタ:あたれー!(最悪でもあとからつかえるロイス切る)
“魔宮蝣主”:ふむ。回避を。
“魔宮蝣主”:11DX+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[1,1,1,2,3,3,5,5,8,9,10]+10[10]+8[8]+2 → 30
GM:シラフで避けやがった!
天ヶ瀬アマタ:ま、まわりやがった……!
天ヶ瀬アマタ:ええい構わん雑魚相手ならば当たるはず!
GM:トループは《イベイジョン》で回避値固定12~14です。命中!
GM:ダメージをどうぞ。
天ヶ瀬アマタ:やったー!
天ヶ瀬アマタ:21+3d10 装甲無視 ダメージを受けた場合はクリンナップでHPロスト70です
DoubleCross : (21+3D10) → 21+26[8,8,10] → 47
GM:エネミーは全員戦闘不能・死亡します。そして
GM:………ごめんなさいね。
天ヶ瀬アマタ:なにっ!
GM:あ、いや大丈夫!何もなしです。
GM:▼戦技実行
天ヶ瀬アマタ:「魔宮蝣主、貴様が許せん理由が二つある。一つは貴様が僕の患者を殺したこと」
静かに、実戦では悠長なくらいゆっくりと刀を構える。
天ヶ瀬アマタ:「もう一つは貴様が罪もない人々を楽しみながら殺していることだ」
キィイイ、という甲高い音と共に真紅の光がアマタの構えた刀を包む。
瞳を閉じる。
天ヶ瀬アマタ:(パーム、アクト)
瞳を開く。 ロイス取得
パーム 友情◯/殺意
アクト 連帯感◯/罪悪感
天ヶ瀬アマタ:「死んだ殺したは人の業。なれどその罪科に無辜の民を巻き込んだ貴様の罪──万死に値する」
放たれたるは横薙ぎの一閃。刀が放つ真紅の光帯が一瞬で魔宮蝣主たちを包む。
斬撃が飛んだようにも見えたかも知れない。光が消える。だがその実は違う。すぐに分かる。
天ヶ瀬アマタ:「哭け──死憑雨」
失血死、窒息死、圧死、縊死、ショック死、爆死、病死、老死、餓死、焼死、水死、中毒死、凍死、扼死。
彼らの身体を突如襲ったのは無数の死。死する度にレネゲイドは彼らの身体を癒やすが間断なく与えられる再度の死。
炎熱が冷気が吐き気がだるさが激痛が内部からの発熱が痺れが呼吸苦がプチプチと肉が潰れる音が聞こえ老化か貧血か足元はふらつく。
全てだ。現在観測・分類されたほぼすべてのシンドロームの力が同時に発動して人を殺すためだけに襲いかかっている。
それは幾度も、幾度も、幾度も、それは外科手術のごとき正確さと蛇の如き執拗さで。
本来万能とされるウロボロスの力がただただ赤い光に触れた者の殺戮にのみ費やされる。
なんたる無駄。なんたる浪費。なんたる愚行。
天ヶ瀬アマタの保有する異能の正体、それは“触れれば死ぬ光/影”の発生である。
天ヶ瀬アマタ:侵食87→110 HP28→23
GM:飛刃を受け、顔をヴェールで覆い隠した暗殺者たちが次々と命を落としていく。
天ヶ瀬アマタ:「やったか?」
GM:回避を試みたもの、防御を行使しようとしたもの、いずれも区別なく、命を刈り取られていく。その中で。
“魔宮蝣主”:「いやはや。見事なお手前」
天ヶ瀬アマタ:「なにっ!?」
“魔宮蝣主”:「しかし残念ながら、私の命にはまだ遠い!」
天ヶ瀬アマタ:「まさかっ!?」
“魔宮蝣主”:「恐ろしいものですな。それほど悍しき死を弄びながら、道理を説くとは」
天ヶ瀬アマタ:「あの光から……逃れただと……!?」
“魔宮蝣主”:「フォホホホホ、侮られては困ると再三申したはずです」
天ヶ瀬アマタ:「成程、達人の看板に偽りなしか……殺し甲斐がありそうだ!」
真堂啓介:では、次の手番を頂きましょう。
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/真堂啓介
真堂啓介:マイナーで10m移動、“魔宮蝣主”へエンゲージ。
▼エンゲージ
(天ヶ瀬[8])
1m
(風眼[3]、アラタ[8])
10m
(真堂[8]、“魔宮蝣主”[6])
真堂啓介:メジャー、《C:ノイマン/コントロールソート/虚構のナイフ》で単体攻撃!ダイスペナ2を喰らいつつの
真堂啓介:9dx7+3+9
DoubleCross : (9R10+3+9[7]) → 10[1,1,2,4,4,6,7,9,9]+3[3,3,3]+12 → 25
真堂啓介:回らぬ…!達成値25で。
天ヶ瀬アマタ:ここで
天ヶ瀬アマタ:《妖精の手》
GM:なんやて!?
真堂啓介:ありがたい……!
天ヶ瀬アマタ:110→115 残り回数3/6
GM:では1DX7+32ですね
GM:どうぞ!
真堂啓介:では2回目のダイス1つがクリティカルしたとして。
真堂啓介:1dx7+32
DoubleCross : (1R10+32[7]) → 1[1]+32 → 33 → ファンブル
真堂啓介:ダイス目が!渋い!!
天ヶ瀬アマタ:と、とはいえ二度も奇跡はおこるまい!
“魔宮蝣主”:とはいえその目は厳しいですね……!
“魔宮蝣主”:11DX+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[3,4,4,4,6,7,7,7,8,9,10]+6[6]+2 → 18
GM:命中!外道にひとたち浴びせました。
真堂啓介:奇跡起こしかけてるんじゃないよ!では!
真堂啓介:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 36[10,10,10,6]+19 → 55
真堂啓介:ダメージはでかい。装甲有効55点。
真堂啓介:……55?
GM:55点もらいます。演出どうぞ。
真堂啓介:は!
GM:▼戦技実行
真堂啓介:魔宮の内部さえ流砂と化す魔人の力。オーヴァードであろうとも、呑まれれば無事では済むまい。そこへ。
真堂啓介:あくまで、無造作に。そこいらへ散歩にでも出るような、何の気負いもない足取りで踏み入れて。
真堂啓介:一歩。二歩。砂に足跡を残すことなく、歩んでゆく。
真堂啓介:─同じ支部に属するとあるチルドレンが、己の希薄さを活かして砂を渡るのだとしたら。この男は。
真堂啓介:足先ひとつ、砂一粒を支えとして、十全の動きを可能とする。あくまで、人として練り上げた、ただの業。
真堂啓介:それを以って─。
真堂啓介:「死合いの場にそんな感情を持っているのか。そう問うたな、“魔宮蝣主”」
真堂啓介:「─そうとも、それが。それこそが、俺たちと君の、たった一つの」
真堂啓介:キン、と。冷たい金属が走る音がする。
真堂啓介:「─そして、最大の違いだ。覚えておくといい」
GM:銀光一閃。
真堂啓介:刃には血液の一滴すらも付着せず。しかして、鋼は魔人を、その一端を断つ。
GM:“魔宮蝣主”の華美な古代貴族めいた装束が裂け、噴き出した血が大理石のごとき輝きを誇る砂の宮殿を黒く染める。
“魔宮蝣主”:「ぐっ……!」回避すらままならぬ神域の一撃を受け、コンマ0。5秒のブラックアウトに襲われる。
真堂啓介:声をかけることも、視線をやることもしない。─僅かであっても、十二分な時間。
“魔宮蝣主”:並大抵のオーヴァードなら、心を斬られる剣閃にさえ耐えうるのは流石というべきだろう。
“魔宮蝣主”:しかし、この一撃を受けて……さしもの六凶手といえど、膝をつかずには済まなかった!
真堂啓介:一太刀で仕留められぬなら。─二の太刀、三の太刀は、そら。
真堂啓介:そこにあるぞ。
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/“ファニーショット”アラタ
アラタ:うす!
アラタ:マイナーで右に1m移動
▼エンゲージ
(天ヶ瀬[8])
1m
(風眼[3]) 1m (アラタ[8])
10m
(真堂[8]、“魔宮蝣主”[6])
アラタ:メジャーで《C:ノイマン》《コントロールソート》で射撃攻撃
アラタ:対象は“魔宮蝣主”!
GM:命中判定どうぞ!
アラタ:9dx7+27
DoubleCross : (9R10+27[7]) → 10[3,4,5,6,6,8,8,9,10]+5[2,2,3,5]+27 → 42
GM:すっごい出目
アラタ:本当に振るわないな…w
“魔宮蝣主”:ドッジ!
“魔宮蝣主”:11DX+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 8[2,2,3,3,3,4,5,5,7,8,8]+2 → 10
GM:真堂支部長の攻撃が効いている……意識を即座に取り戻すも回避不能!命中!
GM:ダメージどうぞ
アラタ:5d10+1d10+15
DoubleCross : (5D10+1D10+15) → 24[8,1,7,7,1]+1[1]+15 → 40
アラタ:こっちも駄目なのかよ!
アラタ:ダメージ時に行動値-5です
GM:40点喰らいます。
GM:▼戦技実行
アラタ:0.5秒
アラタ:真堂啓介の言葉を待つまでも無い。その隙は
アラタ:狙撃するには十分過ぎる時間だ
アラタ:予備動作であることを一切感じさせない、洗練された射撃動作
アラタ:狙いは、膝
アラタ:
アラタ:発砲音が二回
アラタ:暗転からの回復、と共に、膝がくずおれる原因も把握できないまま
アラタ:“魔宮蝣主”は膝をつく
アラタ:真堂啓介が言うところの”二の太刀”は既に
アラタ:化生の命を撃ち抜いていた
アラタ:侵蝕79→85
GM:コンマ0.5秒から即座の意識復帰。
GM:ごく短い時間であるが、真のオーヴァードの戦いではその僅かな時間こそが致命打となりうる。
GM:無慈悲な膝骨貫通二連射により、さらにテイクダウン!
アラタ:「さあ、どうぞ」
風眼灯道:「有難く」
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/風眼灯道
GM:宣言どうぞ!
風眼灯道:マイナー!オートで決闘者の剣を装備しつつ〈氷の回廊〉!
風眼灯道:10m移動して“魔宮蝣主”にエンゲージ!
▼エンゲージ
(天ヶ瀬[8])
1m
(アラタ[8])
10m
(真堂[8]、(風眼[3])、“魔宮蝣主”[6])
風眼灯道:侵蝕86→87にしてメジャー!
風眼灯道:コンセ3炎神の怒り5結合粉砕5!/コンボ:鎔かし、斬る
GM:妨害エフェクトはないので、命中判定どうぞ!
風眼灯道:対象は“魔宮蝣主”なのでダイスペナルティを受けて……16個!
風眼灯道:16dx7+4 オラーッ!!!!!
DoubleCross : (16R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,5,6,7,7,8,8,8,9,9]+10[1,1,3,4,7,8,8]+10[6,10,10]+6[2,6]+4 → 40
“魔宮蝣主”:ドッジ実施!
“魔宮蝣主”:11DX+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 9[1,3,3,4,4,5,6,7,8,9,9]+2 → 11
GM:失敗!
GM:ダメージどうぞ
風眼灯道:はーい!
風眼灯道:5d10+11 装甲無視だぜ
DoubleCross : (5D10+11) → 27[4,7,4,5,7]+11 → 38
GM:ふむ。………どうするか。
“魔宮蝣主”:ダメージ適応前に《デモンズウェブ》起動。
“魔宮蝣主”:ダメージ-5d10。
“魔宮蝣主”:38
“魔宮蝣主”:38-5d10
DoubleCross : (38-5D10) → 38-33[10,4,6,8,5] → 5
“魔宮蝣主”:5点ダメージ適応。
風眼灯道:粘るか。
GM:▼戦技実行
風眼灯道:「──有難く」
風眼灯道:真堂啓介と入れ替わるように、青年が歩み寄る。
風眼灯道:右腕の火勢もようやく落ち着き、赤く熱しながら一つの道具を象る。
風眼灯道:最も近い有様としては──焼き鏝、なのかもしれない。
風眼灯道:長物の先の面が炉に収まらないほど大きい事と、面から突き出す50の赤熱した太き針を除けば。
風眼灯道:“魔宮蝣主”の前まで歩み、右腕と焼き鏝を振り上げる。
風眼灯道:「これで」「52だ」
風眼灯道:背を目掛け。ただ振り下ろす。
GM:千切れかけた片膝を庇う“魔宮蝣主”に、恐るべき処刑器が振り下ろされる。
“魔宮蝣主”:「“蟻地獄”」
GM:───しかし。放たれた攻撃は、“魔宮蝣主”の翳した掌を起点に、流砂に呑まれる蟻のように。
風眼灯道:「!」獲物を断ち切り、残った熔鉄と共に距離を離す。
“魔宮蝣主”:刹那、両足を刈り取らんと下段を薙ぐように刃が振るわれる。
“魔宮蝣主”:あと僅かでも撤退の判断が遅れていれば、地に伏せていたのは君の方だっただろう。
風眼灯道:焼き鏝をスパイクシールド状に溶かし直し、
風眼灯道:侵蝕86→95 HP10→7
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/“魔宮蝣主”
“魔宮蝣主”:「ふ、ふくく……」
“魔宮蝣主”:「流石は音に聞こえし12地区、その精鋭……無傷ではいかぬと覚悟の上でしたが」
“魔宮蝣主”:「まさか、こうも私に膝を突かせるとは」
“魔宮蝣主”:千切れかけた片足を強いて、その場を立ち上がる。否。飲み干した命を糧に、既に膝は再生しつつある。
“魔宮蝣主”:「なれば、こちらも切り札をお見せしましょう」
“魔宮蝣主”:「いざ御覧じろ、我が極技、我が秘拳、我が絶掌!」
“魔宮蝣主”:「─────“大蟻喰”」
“魔宮蝣主”:マイナー/<完全獣化>+<究極獣化>
GM:ぼごり、と。
GM:君たちの眼前で地面が隆起し、“魔宮蝣主”を呑み込む。
GM:そのまま君たちとの間を分断するように、地形はさらに盛り上がり続ける。
GM:同時に、砂埃を立てて古代宮廷じみた城郭が崩壊し────。
GM:並び立つ君たちの眼前、いや、はるか頭上まで聳え立つそれは。
GM:超高層メガビルディングに並ぶ巨体。七原駅一帯を攻撃射程範囲に収める、流砂の巨人だ。
“魔宮蝣主”:メジャー/《Eロイス-傲慢なる理想》+《Eロイス-飢えの淵》+《Eロイス-餓鬼の晩餐》
GM:同エンゲージ内で戦闘不能のトループ二体を消費。HP+100。判定ダイス+4。
GM:────さあ、ここからが真の血戦だ!
GM:▼ラウンド1/クリンナップ/トループ二体に追加ダメージ/トループ死亡
GM:クリンナップ時点で《暴食の胃袋》により1D10点ダメージ発生
GM:1D10
DoubleCross : (1D10) → 4
天ヶ瀬アマタ:23→19
真堂啓介:OK,HP3に!
GM:全員に4点HPロスが入ります
風眼灯道:いかんHP3だよ
アラタ:リザレクト!
アラタ:アラタの侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:85->88)
GM:▼ラウンド2/セットアップ
“魔宮蝣主”:《進化の大爪》使用。攻撃力上昇
アラタ:無し!
風眼灯道:ないぜ!
天ヶ瀬アマタ:なし!
真堂啓介:こちらもなし!
GM:▼ラウンド2/イニシアチブ
GM:まずは行動順の決定!
真堂啓介:相変わらず割り込み等は無く!
GM:真堂・天ヶ瀬・アラタ>“魔宮蝣主”>風眼灯道が以後加速なければデフォルトになりますね
風眼灯道:インターセプトは見送り!
アラタ:無し!
天ヶ瀬アマタ:なし!
“魔宮蝣主”:《加速する刻》使用。
風眼灯道:ヤッター!
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/“魔宮蝣主”
“魔宮蝣主”:マイナー/<形状変化:剛>
“魔宮蝣主”:メジャー/<C:モルフェウス>+<獣の力>+<インスタントボム>+<爪剣>+<伸縮腕>
“魔宮蝣主”:オートタイミング/<アナザーセルフ>を起動し<スプリットアタック>使用回数回復・コンボに適用
GM:▼命中判定
“魔宮蝣主”:20DX7+6
DoubleCross : (20R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,4,4,5,6,6,7,7,9,9,9,9,9,10]+10[1,1,1,1,3,5,8,9]+10[8,8]+10[7,10]+2[1,2]+6 → 48
アラタ:ドッジ!
GM:対象は君たち全員だ!対応せよ
風眼灯道:喰らっておきたいのでガード!
アラタ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[6,7,7] → 7
アラタ:無理!
天ヶ瀬アマタ:ドッジ!
天ヶ瀬アマタ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[1,5,6,6,8] → 8
天ヶ瀬アマタ:むり!
真堂啓介:ワンチャンドッジ!
真堂啓介:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 3[1,3,3]+1 → 4
真堂啓介:出目がひどい!
GM:全員食らってる!ダメージ!
“魔宮蝣主”:10D10+39
DoubleCross : (10D10+39) → 59[9,5,9,7,5,2,10,5,6,1]+39 → 98
GM:装甲無視です
風眼灯道:死!リザレクト!
アラタ:リザレクト!
風眼灯道:風眼灯道の侵蝕を6増加しました(侵蝕率:95->101)
アラタ:アラタの侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:88->98)
天ヶ瀬アマタ:死!
魔宮蝣主 親近感/殺意◯ でロイスをとって復活!
真堂啓介:リザレクト!
真堂啓介:真堂啓介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:86->92)
風眼灯道:いよっし炎神解禁!HP6へ!
GM:▼戦技実行
“魔宮蝣主”:君たちの頭上から、周囲一帯を飲み込まんばかりの巨大な拳が振り下ろされる。
“魔宮蝣主”:それまでの搦手とは大きくかけ離れた、あまりにも単純明快な打撃。
“魔宮蝣主”:しかし、その速度・破壊力はさながら巡航ミサイルの直撃にも等しい!
真堂啓介:「ぐ……!?」
真堂啓介:あまりに純粋な暴力。技術だけで捌き切れるものではなく、みしりと、体が軋む音がして。
アラタ:先ほどの物量による”面”ではなく、質量による”面”にして”点”の攻撃
風眼灯道:「うぐおッ!」鉄盾一枚では到底凌ぎきれぬ質量。
アラタ:破壊力も先ほどの比ではなく、半身が吹き飛ぶ
天ヶ瀬アマタ:咄嗟に影のドームで身を守ろうとするが間に合わない。砕け散る全身を影でつなぎとめ、攻撃の直後に再生する。声を上げる暇さえなかった。
真堂啓介:魔人ならぬ身に辛うじて宿る異能、治癒力の増幅。それを、最大限に汲み上げて。
“魔宮蝣主”:「フォハハハハハハ!如何かな、我が絶技“大蟻喰”の鉄槌は」
風眼灯道:勢いよく跳ね飛ばされた体は至近の鉄骨ビルに風穴を開ける!
“魔宮蝣主”:砂で象られたアリクイ型の巨像。その額から浮き出ると、君たちを見下ろして嘲笑う。
真堂啓介:「……はは。これは。2度受けられるものではないな。まさに、まさに絶技」
天ヶ瀬アマタ:「小細工だけでなく、これほどの膂力まで……バケモノじみているじゃないか」
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/天ヶ瀬アマタ
天ヶ瀬アマタ:マイナーで先程の回避の時に修復した遺体を振り返り、守りきれなかったことを実感して深くため息をつきます。
天ヶ瀬アマタ:メジャーでコンボ「死悪大螺旋」
→原初の赤:サイレンの魔女+原初の灰:鮮血の修羅+リミットブレイク(エネミー非死亡時に巨人の影も合わせて発動)
天ヶ瀬アマタ:対象は勿論ですが魔宮蝣主
GM:カモン!
天ヶ瀬アマタ:5dx+6 RC
DoubleCross : (5R10+6[10]) → 10[3,8,8,10,10]+2[1,2]+6 → 18
天ヶ瀬アマタ:まだだ!
天ヶ瀬アマタ:命中判定に《原初の紫:妖精の手》!
天ヶ瀬アマタ:115→120
天ヶ瀬アマタ:1dx+26 RC
DoubleCross : (1R10+26[10]) → 3[3]+26 → 29
天ヶ瀬アマタ:あたれぇ~~~~~!
GM:ドッジは宣言しません。ガードを選択。
GM:だが、今のボスエネミーは装甲が0から10点に強化されているぜ!
GM:装甲無視だったわ
GM:ダメージどうぞ
天ヶ瀬アマタ:ケヒャ~!装甲無視だぁ!
天ヶ瀬アマタ:24+3d10
DoubleCross : (24+3D10) → 24+13[1,8,4] → 37
GM:……んー、このダメージは……どうしようかな……!
天ヶ瀬アマタ:た、たのむ……通ってくれ……!
GM:HPで受けましょう。演出どうぞ。
天ヶ瀬アマタ:はい!
GM:▼戦技実行
天ヶ瀬アマタ:「まだだ。まだだぞ外道めが。まだ貴様には付き合ってもらう。貴様の罪、万死に値するのだからな」
影のドームに守られながら、満身創痍の天ヶ瀬アマタはゆっくりと立ち上がる。そして刀を振り上げ突きつける。
天ヶ瀬アマタ:声はわずかに怒りが滲んでいた。
天ヶ瀬アマタ:「来い! そして喰らい尽くし、殺し尽くすが良い!」
その声に従い影が、影が、影が、ありとあらゆる死の形を内包した影の怪物が四方八方から魔宮蝣主を囲み始める。
先程までの動きならば防御することも可能だったろう。回避することも可能だっただろう。
肉体の強靭さで押し付けられる死因に耐える・蘇る。高速で飛び回り天ヶ瀬アマタの引き起こす異常現象を回避する。
あるいは卓越したレネゲイドの力でそのものを防いでみせることも可能だった筈だ。
先程までの魔宮蝣主にならば、それは可能な筈だった。
しかし、今はどうだ? 巨大化し、圧倒的な力を持つ怪物となった今の魔宮蝣主ならば?
影を操るウロボロスの力。申し子の力によるアレンジはその影に悪意を以て死を込める。
徹頭徹尾、殺す為に。殺し尽くす為に。
“魔宮蝣主”:「これは異なことを。貴方は蟻を踏み潰して罪の意識を覚えるとでも?」
天ヶ瀬アマタ:「黙れ、黙れ、黙れ!」
天ヶ瀬アマタ:「だ か ら 貴 様 は 許 せ ん の だ !」
“魔宮蝣主”:「非才平凡の虫けらが、高貴なる者の糧となるのです。これ以上の幸福が、他にありましょうや!」
天ヶ瀬アマタ:「ならば貴様が、糧となれ!」
天ヶ瀬アマタ:カァン、近くの瓦礫に竹光を叩きつける。
天ヶ瀬アマタ:「これこそが我が奥義! 死憑雨が崩し、死悪大螺旋! 武人と名乗らば受けるが良い」
幕を開けるは百鬼夜行。影の異形の群れ征く地獄。
影の怪物が持つ数少ない共通点は巨大な顎。それ以外の姿はまちまちだ。
周囲の瓦礫を纏うもの、鋼の刃を生やすもの、足のあるもの、首が二つあるもの、燃えるもの、致死性のウイルスを内包するもの、実体を持たぬもの、液体で構築されたもの、絶対零度を保持するもの、爆発するもの、竜の如き鱗をもつもの、そしてそのいずれもが飛ぶ。
それはビルを砕き、アスファルトを割り、魔宮を裂き、破壊と滅亡を齎し、地獄よりも地獄たる戦場を飛び交う。
すなわち異形の嵐だ。
これなるは殺戮衝動の申し子による鏖殺の大螺旋。
これなるは悪滅の大義により放たれる嵐の如き邪悪の牙。
これなるは天ヶ瀬アマタが放つ二段仕掛けの奥義の第一である。
天ヶ瀬アマタ:侵食120→141
天ヶ瀬アマタ:巨人の影発動により鮮血の修羅のLvを上昇します
天ヶ瀬アマタ:これも含めて141です
クリンナップ時にHP80ロスが入ります
GM:巨大建築物じみた異形を、殺戮の嵐が呑み込む。
GM:通常のオーヴァードであればその衝動領域の中で、幾重もの死を受けて苦しみの中で絶命したことであろう。
GM:しかし六凶手、未だ健在! 崩れる砂の巨人は、崩壊を起こしながらもその端から流砂と混ざり合い、再びその身体を構成する。
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/真堂啓介
真堂啓介:は!マイナーなし、メジャーで《C:ノイマン/コントロールソート/虚構のナイフ》による白兵攻撃!
真堂啓介:10dx7+3+9
DoubleCross : (10R10+3+9[7]) → 10[3,4,4,5,5,6,6,7,9,10]+6[2,5,6]+12 → 28
真堂啓介:うぐ、伸びぬ!
真堂啓介:後乗せなければこれで!
GM:バーストなしですか?いずれにしてもエネミーは防御を選択します。
天ヶ瀬アマタ:待った!
真堂啓介:待つ!
天ヶ瀬アマタ:最後の妖精の手……受け取って!
真堂啓介:受け取りました、あなたから!
天ヶ瀬アマタ:141→146
真堂啓介:では+32スタートで…!
天ヶ瀬アマタ:ここで!
真堂啓介:1dx7+32
DoubleCross : (1R10+32[7]) → 5[5]+32 → 37
真堂啓介:ぐふッ…!
天ヶ瀬アマタ:ロイス取得!
真堂啓介 敬意◯/殺意
天ヶ瀬アマタ:支部長ーッ!
真堂啓介:!?
GM:いやでもD4スタートとD3スタートでは全然違うから……!
真堂啓介:ではダメージ…!
GM:▼ダメージ判定
真堂啓介:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 23[4,2,10,7]+19 → 42
真堂啓介:今回の殺意はそこそこ!
“魔宮蝣主”:《デモンズウェブ》起動。
真堂啓介:装甲有効、42点です。さあどうする…!
GM:42-5d10
DoubleCross : (42-5D10) → 42-36[10,8,10,1,7] → 6
GM:6点受けます。
GM:あ、いや
GM:装甲あるから完全無効化だ……!
真堂啓介:OK…!
真堂啓介:では軽く…!
真堂啓介:「……さて。天を衝く大魔神、纏うは砂嵐。うむ。人の身には聊か荷が勝ちすぎる相手ではあるが」
真堂啓介:刃は鞘に納めたまま。柄に手をかけ、呼吸をひとつ。
真堂啓介:砂の巨人に向け、抜き放つ。─無論、それは。巨体を両断できるものではないが、しかし。
真堂啓介:刃の軌跡、その延長線上。そこから、聖者が海を分かつ伝説を思い起こさせる鮮やかさで。
真堂啓介:吹き荒れ、巨人を守る砂嵐が"両断"される。
真堂啓介:「それならそれで、斬るものはある。……うむ、悪くない手応えだ」
“魔宮蝣主”:「なんと!」巨人を守護する砂塵のヴェールが両断される様に目を剥く。
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/“ファニーショット”アラタ
アラタ:うす!
アラタ:マイナー無し
アラタ:メジャーで《C:ノイマン》《コントロールソート》対象は“魔宮蝣主”
アラタ:何も無ければ判定します!
GM:アクション妨害系のエフェクトはありません。命中判定どうぞ!
アラタ:10dx7+27
DoubleCross : (10R10+27[7]) → 10[3,4,4,5,6,6,6,7,8,9]+10[5,7,9]+10[9,9]+10[3,9]+10[8]+4[4]+27 → 81
アラタ:よし
GM:すっごい出目でた
GM:対象はガードを選択。装甲値10です。ダメージ……来いッッッ
アラタ:9d10+1d10+15 ダメージ時行動値-5!
DoubleCross : (9D10+1D10+15) → 51[10,1,10,2,10,3,7,5,3]+2[2]+15 → 68
アラタ:アラタの侵蝕率を+6した(侵蝕率:98->104)
GM:そのダメージを真っ向から受けると洒落にならないので……切り札を使用!
アラタ:何っ!
“魔宮蝣主”:《不死なる獣》
“魔宮蝣主”:68-10d10
DoubleCross : (68-10D10) → 68-48[6,5,6,5,2,9,2,8,1,4] → 20
アラタ:おのれ~~!
GM:これでも相殺しきれなかった……!10点ダメージ被弾します。
GM:▼戦技実行
アラタ:砂嵐が斬り開かれると同時、大きく迂回するように“魔宮蝣主”の横側へ
アラタ:懐から取り出した小さな黒い物体を顔めがけて放り投げると
アラタ:それを撃ち抜くーー瞬間
アラタ:けたたましい音の波が“魔宮蝣主”の鼓膜に押し寄せる
“魔宮蝣主”:「ぐうっ!? ……小癪な!」
アラタ:見た所、キュマイラ因子に起因する獣化
アラタ:いくら筋力が上昇しようと、鋭敏になった感覚器官は誤魔化しようがない
アラタ:こちらに注意が向けられた瞬間、懐にしまっていた小型銃を放つ
アラタ:弾は、照明弾
アラタ:閃光が、“魔宮蝣主”の眼球に突き刺さる
アラタ:続けざまに銃を持ち替え
アラタ:5発
“魔宮蝣主”:「貴公の小細工にいつまでも付き合うほど、私は愚かではない……!」捨て台詞と共に、這い出していた上半身を砂の巨人へと潜ませる。
アラタ:寸分違わず、急所に向けた発砲
“魔宮蝣主”:急所への銃撃を寸でのところで、砂の巨体により防御!
アラタ:「…ずるいわね、あれ」
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/風眼灯道
風眼灯道:やってみよう。
風眼灯道:マイナー!決闘者の剣相当品を数打ちから鉄骨ビルに変更します
風眼灯道:メジャー!
風眼灯道:コンセ3炎神の怒り6結合粉砕6インフェルノ!/コンボ:四肢を穿つ
GM:来ませい!
風眼灯道:対象は“魔宮蝣主”!デバフ喰らいつつダイスは19!
風眼灯道:19dx7+4
DoubleCross : (19R10+4[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,4,4,4,4,5,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,3,5,8,9,9]+10[3,3,7]+10[7]+10[7]+4[4]+4 → 58
GM:お、素晴らしい出目!
GM:▼ダメージ判定
風眼灯道:6d10+11 装甲貫通!
DoubleCross : (6D10+11) → 23[2,3,8,6,1,3]+11 → 34
風眼灯道:ダメージ一点でも通れば行動済みとなります。
GM:<究極獣化>の装甲が通用しねえだと~~~~~~?
GM:通ります。
GM:行動済み扱いに移行!
GM:▼戦技実行
風眼灯道:侵蝕113!HP3!
風眼灯道:──破壊の嵐が吹きすさぶ中。どこかで音がしていた。
風眼灯道:油断なく周囲からのアンブッシュを警戒していた者は、音ではなく光景で気づけるかもしれない。
風眼灯道:ゆうに高さ10mを超えるようなビルが……土台から赤熱し、熔解していく。
風眼灯道:風眼灯道が吹き飛ばされたビルだ。
風眼灯道:ぺたり。ぺたり。
風眼灯道:既に足袋も焼け落ちた。足を踏み出す度、コンクリートが熱でめり込む。
風眼灯道:右腕は繋がっている。鎔かされたビルと──その溶鉄に。
“魔宮蝣主”:「ほう。面白い技を編み出されたようだ」
風眼灯道:できると信じる。
“魔宮蝣主”:「ですが、斯様な付け焼刃が通じますかな?」
風眼灯道:それが風眼灯道が鉄を操作する時に考えていることだ。
“魔宮蝣主”:嘲るような言葉と裏腹に、油断はない。
風眼灯道:「“魔宮蝣主”。」右腕へ。
風眼灯道:「一つだけ訂正させてくれ。」ビルの質量をすべて熔かした鉄が圧縮され、収束されていく。
風眼灯道:「これは」「刃ではない」
風眼灯道:右腕から左腕に、圧縮させた溶鉄を纏わせる。
風眼灯道:深く息を吸い。ぺたりとコンクリートの道路に両手を押し付け
風眼灯道:『流し込む』
風眼灯道:「これは」「お前を穿つための」
風眼灯道:距離は見誤らない。真堂支部長が砂塵を払ってくれた。
風眼灯道:目標は捕捉した。アラタさんが炙り出してくれたおかげだ。
風眼灯道:王手を頼む心配はない。天ヶ瀬さんが既に『打って』いる。
風眼灯道:「──杭だ」
“魔宮蝣主”:「穿つ?この私を?フォホホホホ!戯言を!」
風眼灯道:ガガガガ
風眼灯道:ズズズズ
風眼灯道:ンンンン
風眼灯道:ッッッッ
風眼灯道:!!!!
風眼灯道:伸びた杭は4本。
“魔宮蝣主”:砂の巨人が、今度こそ君を圧し粒さんと拳を振り上げ、構えを取る。
風眼灯道:巨像の足元より生じたそれは、
風眼灯道:直線距離で寸分たがわず“魔宮蝣主”本体を穿つッ!
“魔宮蝣主”:その拳撃はもはや、打撃というよりは、一度番えたが最後、獲物を打ち砕く亜光速の砲撃だ。
風眼灯道:「時間が惜しい。残り146もまとめて行こう」
“魔宮蝣主”:弩に番えられた矢が放たれるがごとく、繰り出された拳はしかし。
“魔宮蝣主”:足元から放たれた鉄杭により、その進撃を阻まれる!
風眼灯道:ぐっ、と両手を熔鉄に押し込み、イメージを象る。
風眼灯道:
“魔宮蝣主”:「ぐあっ…ぐ……バカな!」
風眼灯道:ボ
風眼灯道:ズ
風眼灯道:体内へ4本の杭を打ち込まれ。
風眼灯道:おまけに杭より146本の針が体外へと突き出される。
風眼灯道:「…………。」その光景をしかと目視し。
風眼灯道:「良し」青年は。久方ぶりに満足した。
GM:“魔宮蝣主”残りHP65点。クリンナップ時のバックファイアで死亡が確定。
GM:君たちの勝利だ。おめでとう!
GM:“大蟻喰”の利点は2つ。
GM:その巨体を活かした大質量の攻撃。そして、流砂で構成された巨人である“大蟻喰”それ自体には何の痛覚も存在しないこと。
GM:内に潜む“魔宮蝣主”は体内を自在に潜行することで致命打を防ぎ、自らの武芸を投影した巨人による大量破壊・大規模殺戮を実現するという魔性の極地。
GM:しかし、魔人には誤算が2つあった。
GM:ひとつは“不諦刀”が見せた、これまでにない規模の熱量操作による大質量攻撃。
GM:そしてもうひとつは、自身の身を確かに蝕む殺戮の風。
GM:この二つが奇跡的に重なることにより、致命的なミステイクを犯すことになったのだ!
GM:大量の鉄杭に穿たれた砂の巨人が、悲鳴を上げるように大きく口を開き、ボロボロと朽ち、崩れいく。
天ヶ瀬アマタ:「御命、頂戴」
GM:流れ落ちる砂の響きはさながら、苦痛の叫びのように。
GM:しかして、魔人は天涯を仰ぎ高らかに嗤う。
“魔宮蝣主”:「フォ……ホ……まさかこの私が一手、詰めを見誤るとは……」
“魔宮蝣主”:「思わぬ誤算ですねぇ……ふふ……ふ……ははははは!」
“魔宮蝣主”:「我が同朋よ、ご容赦を!この“魔宮蝣主”、一足先に失礼させて頂きます!」
“魔宮蝣主”:「我らが<闇の仕手>に勝利あれ!しからば、御免!」
風眼灯道:「……次に会う凶手に、しかと伝えておこう。」
風眼灯道:「じゃあな」
天ヶ瀬アマタ:カチリ、とわざとらしく竹光を鞘に収める。
天ヶ瀬アマタ:振り返らない。
アラタ:ホルスターに銃を収め、砂まみれのスーツを軽く払う
GM:鉄串の放つ膨大な熱量と、内を蝕む数多の死による痛苦の叫びを押さえ込むように、魔人は笑い続ける。
GM:やがて、君たちの背後で何かが爆ぜるような音が響き。
GM:静寂とともに、“砂呑鯨”の終焉が訪れた。
真堂啓介:「─この図体と声だ。下にも、おそらく聞こえていよう」
真堂啓介:「黒瀬とパイライトくんも、無事仕遂げていると。今は信じよう」
天ヶ瀬アマタ:顔の血を拭い、頷く。
風眼灯道:冷えた鉄を回収し、素足で歩いている。ちょっと多いかもしれないが。
天ヶ瀬アマタ:「はい。一人の医師として、彼らの無事を祈ります」
アラタ:「それで?仕事は終わりでいいかしら」
風眼灯道:「二人なら……何とかなるとは思いますがね」
真堂啓介:うむ、と風眼くんの言葉に、普段のように小さく頷いてから。
真堂啓介:「ああ、この場での仕事は、な。……では」
真堂啓介:「まず、天ヶ瀬くん」
風眼灯道:「アラタさんも、ありがとうございました」ぺこりとお辞儀をする。
風眼灯道:仏頂面ながら、誠意が伝わるよう丁寧に。
アラタ:「持ちつ持たれつよ、こういうのは」
アラタ:「今後何かあれば、こっちも協力は惜しませないつもりだから」
天ヶ瀬アマタ:黙して支部長の指示を待つ。
風眼灯道:「……お手柔らかにお願いします」
真堂啓介:「再び、医療班との兼務を命じる。急ぎ支部に……七原の社に戻ってくれ」
天ヶ瀬アマタ:「御意。生かすことに、再びこの身命を賭けましょう」 深く一礼する。
真堂啓介:「いくさは続く。仲間が傷付いたのなら、まず頼るのは七原の……そして、君のところだ」
風眼灯道:少しばかり、雰囲気が緩んだ。
真堂啓介:「ああ、頼む。……そして、アラタくん」
アラタ:「何か」
真堂啓介:「引き続き、頼らせてもらう。市内に、"ストレンジャーズ"の……"X-Hound”の面々が、どれだけ残っているかは分からんが」
アラタ:「…ええ、是非に」
アラタ:「あなた達の事は別に心配してないけど」
アラタ:「仲間の事も別に心配してないわ、強いもの」
真堂啓介:「構わんよ。君たちが何を信じているのか、誰を案じているのか。そんなことに一切関係なく」
アラタ:「だからせいぜい」
アラタ:「そっちはそっちで、いつものように勝手に、街を救って頂戴。”正義の味方”さん」
真堂啓介:「……うむ。君たちのことは、信頼に値する者だと信じているとも」
真堂啓介:「だから。……死ぬなよ」
真堂啓介:最後の一言だけは、喉の奥から絞り出すように。
アラタ:軽く笑って、自身と同じ”人”の業を振るう者にヒラヒラと手を振る
アラタ:「そちらこそ」
天ヶ瀬アマタ:「ところでアラタさん、よろしければ帰りも一緒に如何ですか? 診療所に戻って態勢を立て直すのも悪くはないかと……」
天ヶ瀬アマタ:話が終わったところで、嬉しそうに声をかける。
天ヶ瀬アマタ:まるで、気の良い好青年のように。
アラタ:「………」口を開けたまま少し固まって
アラタ:「家の鍵、締め忘れたかもしれないから」
天ヶ瀬アマタ:「 ! ? 」
風眼灯道:「………………」
アラタ:「少し見てくるわ」
風眼灯道:「天ヶ瀬さん」
天ヶ瀬アマタ:「……なんだい風眼くん」
風眼灯道:「この緊急時に不要不急の趣味を押し付けるのは、どうかと思います」
天ヶ瀬アマタ:「…………」
天ヶ瀬アマタ:「お先に、失礼」
風眼灯道:アラタさんに改めてお辞儀をする。
風眼灯道:ちょっと申し訳なさそうな雰囲気で。
真堂啓介:「……まあ、こういうのもな。天ヶ瀬くん、そして俺たちらしいと言えなくもない」
天ヶ瀬アマタ:人斬れば風が身に染む月夜かな。
真堂啓介:目を閉じて、楽しそうに小さく笑みを漏らして、それをすぐに。いつもの、力みのない顔に戻して。
真堂啓介:「では、風眼くん。俺たちも」
真堂啓介:「いくさを、続けよう」
風眼灯道:「──はい、真堂さん」
【血戦ノ壱】
勝者───UGN・ストレンジャーズ
六凶手─“魔宮蝣主”死亡。七原駅周辺の“砂呑鯨”解除。
GM:◆クールダウン
GM:まずは六凶手との決着、おめでとう。
GM:町を破壊する六凶手のひとりを討ち果たしたことで、擬似的なバックトラックが可能になります。
GM:まず、ゲスト参戦組は
GM:通常のバックトラック同様、所有ロイス数および、必要に応じてEロイスを利用しての帰還判定ができます。
GM:続いて、メイン参加者は以下の恩恵を受けることができます。
・所有ロイス数のバックトラック/
・エネミーのEロイス数1つにつき昇華したロイス1つの回復/
・エネミーの保有するEロイスひとつにつき10点の侵蝕率回復/
メイン参戦者は上記の恩恵のうちすべてを適用することも、
いずれかを選択して受領することも可能です。
ただし、[Eロイス数1つにつき昇華したロイス1つを回復]した場合、
回復に使用したEロイスを使って侵蝕率を10点回復することはできません。
同時に、通常通りのバックトラックにも消費したEロイスは乗算されません。
GM:では、Eロイス数の発表
GM:六凶手─“魔宮蝣主”の所有Eロイスは以下の通り
《暴食の胃袋》
《餓鬼の晩餐》
《飢えの淵》*3
《飢えたる魂》
《傲慢たる理想》
GM:以上の7つとなります。
GM:まずはゲスト組の通常バックトラックから宣言どうぞ。
天ヶ瀬アマタ:うす
天ヶ瀬アマタ:まずはEロイスを振って、直さんに「殺す」と言われたメモリーで日常にしがみつきます
アラタ:通常ロイスで、固定ロイス分のみです
アラタ:104-2d10
DoubleCross : (104-2D10) → 104-11[7,4] → 93
天ヶ瀬アマタ:146→136
天ヶ瀬アマタ:136-7d10
DoubleCross : (136-7D10) → 136-49[2,8,7,9,9,9,5] → 87
アラタ:帰還!
天ヶ瀬アマタ:通常一倍不利!
真堂啓介:お帰りなさい…!
天ヶ瀬アマタ:93-5d10
DoubleCross : (93-5D10) → 93-21[3,3,4,4,7] → 72
風眼灯道:良かったです。
天ヶ瀬アマタ:只今日常!
風眼灯道:天ヶ瀬さんもお疲れ様です。
真堂啓介:殺人鬼が帰って来た!
天ヶ瀬アマタ:生きて帰ってきた!
天ヶ瀬アマタ:俺は化け物になんかならねぇ!
真堂啓介:では続いてこちらかな…!
風眼灯道:よーし。
GM:続いてメイン組の処理を実行します。
GM:どうされますか?
真堂啓介:Eロイス分を減らすなら「全部使う」か「全部使わない」の2択となりましょうか。
GM:そうなりますね。
真堂啓介:了解です。では、Eロイス分を減らします。
GM:1D10減るんじゃなくて,固定で10点減ります。なので,70点ですね。
風眼灯道:70確定ですね。
真堂啓介:あ、そうか!70確定!
真堂啓介:しかしそうか、そうなると…めっちゃ悩むなこれ!?
真堂啓介:しかし折角のギミックなので、後のことは後で考えるとして使わせてもらいましょう。
真堂啓介:まず侵蝕31まで低下。
風眼灯道:Eロイスでロイス回復or侵蝕減少のあと、通常バクトラをするかしないか、
風眼灯道:って感じですかね?
GM:そうですね。全適用の場合はそのような処理となります
真堂啓介:そうですね。では、自分はEロイス分の低下のみで!
風眼灯道:うーむ、ミドル項目がさらに増えるなら使った方がお得か。
風眼灯道:では自分もEロイス全使用で侵蝕を下げます!
風眼灯道:113-70
風眼灯道:で侵蝕43へ!
GM:はい。では今回の戦闘に参加した皆さんには
GM:ボス撃破ボーナスで経験点20点が配布されます。ほかのセッションとかで使ってね!
アラタ:ありがたく!
風眼灯道:フフ・・・経験点はおいしいね
GM:では今度こそセッション中断!
GM:-------------------------------------------------------------------------------------------
ミドル7
GM:【シーン7】黄華氷葬
GM:シーンプレイヤー 黒瀬直/パイライト
GM:まずは登場だいすどうぞー
パイライト:パイライトの侵蝕率に+1(1d10->1)(侵蝕率:76->77)
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:62->71)
GM:-------------------------------------------------------------------------------------------
GM:12地区 七原駅を北に向かうこと暫し場所にて
GM:君たちは“魔宮蝣主”討伐に向かう真堂支部長たちへのアンブッシュを防ぐべく、
GM:六凶手“鋭牙潜影”の分断役を買ってでた。
GM:そして現在。君たちは“砂呑鯨”の影響圏を逃れた住宅街へと、敵と数度刃を交えながらも退避をしてみせたのだが──
GM:空気を切る音と共に、パイライトの眼前から“鋭牙潜影”が氷剣を手に迫る。
GM:“鋭牙潜影”の不意打ちを君が防ぐと、敵は数度刃を交えるか交えないかのうちに、再び地中へと潜り込み、君たちの攻撃をいなし始める。
パイライト:短刀を両手に。刃が触れる、影の補助を回し膂力の差を埋め決死で敵刃を滑らせ弾く。
GM:先からこの繰り返しである。互いに決定打に繋がることのない攻防の繰り返し。否。
GM:この町の地理に長ける君たちに対し、眼前の殺し屋は地形そのものを自らの有利な環境へ作り変える異能を持つ魔人。
GM:四方八方から予測を突いて襲いかかる凶刃は、確実に君たちのスタミナを削ぎつつある。このままではジリ貧だ!
“鋭牙潜影”:「……お前たち、神を見たことはあるか」
黒瀬直:「ふむ、また故郷の話かね」
パイライト:眼から武器を精製するにも速度が足りない。隙を見せれば刃が迫り、短刀で受け止めるが限度だ
黒瀬直:時に斬撃を逸らし、パイライトとの交戦に援護射撃を仕掛けつつ。周囲に警戒を飛ばし続ける。
パイライト:「……どうだろうね」
“鋭牙潜影”:「おれの故郷じゃ、鮫は神聖な生き物とされていた。神様の使いだと」
“鋭牙潜影”:「郷里の連中は今時珍しいほど信仰に厚くてね。クソ寒い場所だ、酒を飲むか拝むしか娯楽のない地だったが」
“鋭牙潜影”:「そういう場所で、神の使いがどういう役目をするか知ってるか?」
黒瀬直:「さてな、今きみたちがこの街でしているようなことかな」
“鋭牙潜影”:「“間引き”さ。年寄りや不具者、揉め事を起こすよそ者。まあ色々あるが。共同体に都合の悪い奴は神様が連れてっちまう」
“鋭牙潜影”:サメのように歯を剥き出しにして、凄惨な笑みを浮かべる。
“鋭牙潜影”:「欺瞞だがね。まあ、この話で何が言いたかったかっていうとだな……」
“鋭牙潜影”:「おまえらにとっちゃ、今のおれがまさにその神だって話だ」
黒瀬直:「郷土愛溢れることだ。そのまま地の方へ引っ込んでいてくれて良いのだがね」
パイライト:「──鏡を見て欲しいところだ」近場の影より手が伸びる。先端に水晶刃、速度は十全だが
“鋭牙潜影”:氷の刃を手元で180度旋回させ、水晶刃を弾き飛ばす。
パイライト:届かない。氷の刃が、天蓋の隙間から振る月の煌めきを跳ね返し。破片と影が散る。
黒瀬直:「ふむ、実に面倒だ」その間隙を埋めるように、超高速の金矢が迫る。
“鋭牙潜影”:再び地中深くへ潜ると、金糸による射撃を掻い潜り、近くの民家天井へトライアングルリープ退避。
“鋭牙潜影”:「あいにく、おれの故郷はとっくの昔にここだけの物でね」とんとん、と胸を指で突く。
“鋭牙潜影”:「こういう夜は、つい郷愁に襲われちまうのさ」
“鋭牙潜影”:そこで君たちふたりを見据えて、肩を竦める。
“鋭牙潜影”:「しかし、参るな。お前ら、ちょっとしぶとすぎる」
“????”:「───人の獲物に手を出して、それはないんじゃないかな」
GM:上空から、鋭い切れ味を誇る旋風が君たちに向かって放たれる。
GM:羽ばたきの後、“鋭牙潜影”の傍らに着地し、刃で構成された翼を収めたのは同じく六凶手“血風景刃”。
乱入者:“血風景刃”/インヴィジブル・ハンド”六凶手”
黒瀬直:「私たちの故郷では、それなりにタフでなくては生きていられないんだ」
黒瀬直:警戒はしていた。故に素早く相方へ接近して斬撃を弾く。
黒瀬直:「こうして、苦難が次々舞い込むからね」
パイライト:──切断された街路の標識、家屋の外壁が崩れる音。動く前に、迎撃は終わっていた
黒瀬直:「……すまないね。巻き込んでしまった」
“血風景刃”:「やあ、黒瀬直。まだ元気なようで安心したよ。───おや」
黒瀬直:ぼそりと、彼にしか届かない声でつぶやく。
パイライト:「こっちが謝ることだよ。足を引っ張ったら、みんなに顔向けできない」
“血風景刃”:「さっきとはまた違う子を連れているんだね。ふふ、妬けてしまうな」
パイライト:返して、背の向こうに見える新たな気配を見やる
パイライト:「あれが──」
黒瀬直:「──“血風景刃”。インヴィジブル・ハンド随一の剣士」
“血風景刃”:「初めまして、少年。ぼくは六凶手のひとり“血風景刃”。よろしくね」
黒瀬直:「つまり、現在この第12地区における剣士としては……さて、1番目ではないだろうが」
パイライト:「……“剣匠卿”の門人、パイライト」
“血風景刃”:「へえ。真堂啓介の。」君を見据える瞳に、好奇とは異なる昏い感情が色を差す。
“血風景刃”:「これは数奇なものを感じるな。運命、というやつかな?ふふ」
“血風景刃”:「折角だ。1対2で……」咎めるような同僚の視線を受け、肩を竦める「1対1で雌雄を決したいところだけど」
“血風景刃”:「キミの顔の広さにはほとほと参るね、黒瀬直。どうやらまた、キミのお友達が来たみたいだ」
黒瀬直:「なに、私に限ったことでもないさ」
黒瀬直:「ここは彼の故郷でもあるのだからね」
????:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+2[2] → 72
????:修羅の巷。静寂と狂乱の交響を縫って、靴音が滴るように近づいてくる。場違いなまでに落ち着いたペースで
????:服を見れば乱れが無いわけでもない。ここ、12地区のオーヴァードは今争うか死ぬか以外の選択肢を奪われている。
????:それでも、立っている。大きい傷も作らず。何よりも雄弁で有無を言わさぬ結果がそこにあるだけである。
一条凛太:「よォ」
一条凛太:「済ませて来たぞ」
乱入者:“焔羅王”一条凛太/UGN第十二支部エージェント(キャラシート)PL:すらい
黒瀬直:「そうか」
黒瀬直:「もう一仕事頼む」
一条凛太:「それは」
一条凛太:二人の隣にならび、目の前の2体に相次いで指を差す
一条凛太:「あれと、あれか」
“鋭牙潜影”:「“あれ”とはな。随分安く見積もってくれる」
一条凛太:「会話の手順を知らねェのか?こっちは業務でやってンだ。」
一条凛太:「おしゃべりはオトモダチとやってろ。」
黒瀬直:「とはいえ強いぞ。私が保証する」
一条凛太:「だろうな。」
黒瀬直:「だから、今ここで殺す」
一条凛太:二人を睥睨
一条凛太:「あいつ」“血風景刃”を指差して
一条凛太:「俺より強いな」
黒瀬直:「ああ。私よりもな」
一条凛太:「へェ」
一条凛太:味方を向いて
一条凛太:「パイライト。まだやれるか?」
パイライト:「うん」
一条凛太:「上等。」
一条凛太:それ以上は語らず、緩やかに構える
パイライト:無理だ、などと返すようでは。待ってろと言われるだけだ
パイライト:力が足りぬ自負はあれど。選ばれてここに立っている
一条凛太:それでいい
一条凛太:相手との相対的な強弱程度で怯むような人間はここにはいない。
一条凛太:二人が戦えばどちらかが強いに決まっている。
一条凛太:“その程度”だ。弱くて苦しむのは自分だけでしかない。
一条凛太:「じゃァ、来いよ。」
パイライト:──12支部の中、支部長の信を受ける屈指のつわものに並び。己の意志でここに立つ
パイライト:「──猫の手程度には働けるかな」軽口が、こぼれ落ちて
????:「アレと同じくらいって、結構大変でしょうに」
パイライト:「慣れたよ。麻痺してるかな」視線を向けず返す
????:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 10[10]+70 → 80
????:あちこち破壊された住宅街だから、身を隠す場所はいくらでもある。遮蔽を突き抜ける相手に狙われなければ。
????:刀袋を担いだ少女が一人。土埃などで汚れてはいるものの、ここに辿り着くまで、戦闘していたような形跡はない。
????:「麻痺してる。まあ、落ち着いてるならいいんじゃないの」
桑幡 嗣実:「“二番レジ”、桑幡嗣実。合流します、黒瀬さん」
乱入者:“二番レジ”桑幡 嗣実/UGNイリーガル(キャラシート)PL:里村
桑幡 嗣実:弱い、というなら。おそらく、武闘派揃いの十二支部で"最弱"なのが彼女であるのは間違いない。
桑幡 嗣実:まともな戦闘訓練を経ておらず、武道家としてのバックボーンもなく、物理力に関わるエフェクトを発現しない。
桑幡 嗣実:何より、戦闘可能時間が極端に短い。あまりにも。だから、ここまで温存してきた。
黒瀬直:「きみの力、きみの意志。確かに私は見届けてきた」
桑幡 嗣実:「ええ。ですから、わかっていただけると思うんですけど」
桑幡 嗣実:温存するように、指示されてきた。正しいと考えたから、従った。
桑幡 嗣実:「怒ってるんです。私。一市民として。思い切り、やっていいですよね」
一条凛太:知らず口角が上がる
黒瀬直:「ここが切り時であると"貫く邪眼"が断言しよう」
桑幡 嗣実:ややもたもたと、刀袋から金属製の鞘を取り出す。無骨な、というより工業的な拵えの刀を抜く。
桑幡 嗣実:「わかりました。じゃあ、思いっきり」
“血風景刃”:「2対4かな。どうする?」
“鋭牙潜影”:「知れたこと。全員殺す」
桑幡 嗣実:ここまで……どれだけ戦ってきたのかわからない、小さな背中をちらりと見る。大したものだと思う。
桑幡 嗣実:だから。
桑幡 嗣実:「負けてられないの。悪いけど」
黒瀬直:「では諸君、骨は拾わん。勝って帰るぞ」
一条凛太:「おう」
UGN─“貫く邪眼”“焔羅王”
イリーガル─“銘無き黄鉄鉱”“二番レジ”
対
六凶手─“鋭牙潜影” “血風景刃”
【血戦開始】
GM:▼エンゲージ発表
▼エンゲージ
(黒瀬[9]、桑幡[10]、パイライト[8]、一条[7])
10m
(“鋭牙潜影”[8]、“血風景刃”[8])
[]内は行動値
GM:▼衝動判定
GM:六凶手二名の放つ凍てついた殺気が、君たちのレネゲイドを励起させる!
GM:目標値は9。対応せよ!
桑幡 嗣実:3dx>=9 衝動判定
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[1,8,10]+1[1] → 11 → 成功
一条凛太:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,3,4,4,7,10]+1[1] → 11
黒瀬直:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 7[5,7]+1 → 8 → 失敗
パイライト:4dx+1>=9 《ヒューマンズネイバー》で+1D
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 7[3,4,7,7]+1 → 8 → 失敗
桑幡 嗣実:2d10+80
DoubleCross : (2D10+80) → 14[10,4]+80 → 94
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+8(2d10->7,1)した(侵蝕率:71->79)
パイライト:パイライトの侵蝕率に+13(2d10->3,10)(侵蝕率:77->90)
黒瀬直:まあ良し
一条凛太:72+2d10
DoubleCross : (72+2D10) → 72+19[9,10] → 91
一条凛太:トップギア
パイライト:いきなり6速入ってる
桑幡 嗣実:暴走が怖い人はいないですよね?
パイライト:こちら問題なく
黒瀬直:問題なし
桑幡 嗣実:はい。ではこれで。
GM:▼ラウンド1/セットアップ
GM:行動宣言はありますか?
パイライト:なし
黒瀬直:なし
桑幡 嗣実:なし。
一条凛太:《氷の茨》
一条凛太:侵蝕94
GM:エネミー側の宣言実行。
“鋭牙潜影”:《先陣の火》行動値+15
▼エンゲージ
(黒瀬[9]、桑幡[10]、パイライト[8]、一条[7])
10m
(“鋭牙潜影”[23]、“血風景刃”[8])
“鋭牙潜影”:《Eロイス─唯我独尊》。追加で同タイミングの行動が発生。
“鋭牙潜影”:《エネミーエフェクト:惑いの庭》。
“鋭牙潜影”:ラウンド中、プレイヤー側の判定ダイス-10
黒瀬直:加減しろサメ野郎!
桑幡 嗣実:厄介な。
一条凛太:面倒臭い
パイライト:この
GM:▼イニシアチブ
GM:行動値の決定開始。
GM:“鋭牙潜影”(+15)>桑幡>黒瀬>パイライト>“血風景刃”>一条
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/“鋭牙潜影”
“鋭牙潜影”:マイナー/<ハンティングスタイル>+<完全獣化>+<知性ある獣>+<炎と氷の剣>+<地獄の氷炎>
“鋭牙潜影”:移動時に<縮地>+<バックスタブ>
“鋭牙潜影”:PCエンゲージに接近
▼エンゲージ
(黒瀬[9]、桑幡[10]、パイライト[8]、一条[7]、“鋭牙潜影”[23])
10m
(“血風景刃”[8])
“鋭牙潜影”:メジャー/<C:キュマイラ>+<獣の力>+<形なき剣>+<要の陣形>+<未知なる陣形>
“鋭牙潜影”:13DX7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[2,2,2,4,6,6,7,8,9,10,10,10,10]+10[2,3,3,4,7,8,10]+10[2,5,9]+10[10]+10[10]+2[2]+6 → 58
一条凛太:ガード
パイライト:回しやがる…暴走につきリアクション不可
黒瀬直:同じく暴走中
GM:おっと。達成値修正。武器の命中値デバフがつくので、達成値56
桑幡 嗣実:ダイスペナでリアクションできません。
GM:▼ダメージ判定
“鋭牙潜影”:6D10+9+10+25
DoubleCross : (6D10+9+10+25) → 28[7,3,4,8,4,2]+9+10+25 → 72
一条凛太:リザレクトします
一条凛太:94+1d10
DoubleCross : (94+1D10) → 94+7[7] → 101
黒瀬直:リザレクト
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:79->82)
パイライト:死にます。《リザレクト》
GM:装甲・ガード有効。<地獄の氷炎>は防御値への修正適用となります
パイライト:パイライトの侵蝕率に+4(1d10->4)(侵蝕率:90->94)
桑幡 嗣実:1d10+94 リザレクト。
DoubleCross : (1D10+94) → 6[6]+94 → 100
GM:▼
“鋭牙潜影”:───とぷり。
“鋭牙潜影”:機械じみた潜水ジャケット装備を瞬時に纏うと、水しぶきを上げてその場で姿をかき消す。
“鋭牙潜影”:かきり、かきりと鮫の背びれが獲物を追うように、君たちに向けて氷の軌跡が超スピードで接近!
GM:偶数 黄 奇数 委
GM:1D10
DoubleCross : (1D10) → 2
“鋭牙潜影”:氷の轍が静止するや否や、突如互をかばい合うように防御を固めていた君たちのうち、パイライトの姿が消える。
“鋭牙潜影”:「“氷牙潜葬(シャークダイブ)”」
“鋭牙潜影”:パイライトを地中へ引きずり込むと、入れ違いにエンゲージ出現!
“鋭牙潜影”:氷の双剣と蹴りを交えた肉弾戦で、乱戦状態に持ち込む!
GM:“鋭牙潜影”にとって、自身の歩む地形は全て海も同然、無害な流動体に過ぎないが───
GM:引きずり込まれる獲物にとっては、固く冷たいコンクリートに過ぎない!
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/桑幡 嗣実
桑幡 嗣実:行動に先立ってロイス生成。「侵略者:“鋭牙潜影”:好奇心/○憤懣」。「先生:真堂啓介:○敬意/隔意」。
桑幡 嗣実:……もうひと押し行くしかないか。「先達:黒瀬直:尊敬/○劣等感」。
GM:一気に取得しますね!
桑幡 嗣実:パイライトくんが、引き込まれるのが見えた。一瞬、背筋が冷たくなる。それを飲み込む。怒りを叫びそうになる、それを飲み込む。
桑幡 嗣実:で、サメへのロイスをタイタス化。
桑幡 嗣実:たぶん先生なら、かれだけを助けられる。できる? できるかできないか、じゃない。生成した真堂さんへのロイスをタイタス化。
桑幡 嗣実:ほんのわずかな時間の差で、手が届くのは私しかいない。黒瀬さんへのロイスをタイタス化。
桑幡 嗣実:タイタス昇華タイタス昇華タイタス昇華。全ペナルティ解除CR-1CR-1。判定前にフォールンブレイドの効果を起動。
桑幡 嗣実:8dx3 鋭牙潜影に。《コンセントレイト》《カスタマイズ》。
DoubleCross : (8R10[3]) → 10[1,4,6,6,7,8,9,10]+10[2,3,4,7,8,8,8]+10[2,2,6,7,9,9]+10[4,5,5,9]+10[4,7,7,7]+10[3,4,5,7]+10[1,3,5,5]+10[1,5,9]+10[6,9]+10[5,7]+10[6,8]+10[5,7]+10[2,5]+10[10]+10[10]+10[7]+10[9]+10[9]+10[9]+10[4]+10[3]+1[1] → 211
桑幡 嗣実:足らないね。《剣精の手》。
GM:やっべえ出目?
桑幡 嗣実:1dx3+220
DoubleCross : (1R10+220[3]) → 1[1]+220 → 221 → ファンブル
桑幡 嗣実:《妖精の手》。頼むから…
桑幡 嗣実:1dx3+230
DoubleCross : (1R10+230[3]) → 10[6]+10[9]+2[2]+230 → 252
桑幡 嗣実:ダメだ。達成値がぜんぜん足りない。252の白兵攻撃。
桑幡 嗣実:侵蝕率111ね。
“鋭牙潜影”:ガードを選択。
GM:ダメージ判定どうぞ
桑幡 嗣実:はい。
桑幡 嗣実:26d10+10 装甲有効
DoubleCross : (26D10+10) → 163[8,7,8,4,10,6,1,3,8,1,9,10,5,3,8,6,3,2,6,8,7,8,10,2,10,10]+10 → 173
桑幡 嗣実:少し上振れした。173点、装甲ガード有効です。
GM:やっべえダメージね?
桑幡 嗣実:まあタイタス3本切ってますから。
GM:まずガード値で24点軽減。
GM:ここからダメージ適応ですが……ギリギリで死亡には至りません!惜しい!
GM:▼
桑幡 嗣実:青眼に構える。タイミングを測る。できることは、そう多くない。
桑幡 嗣実:パイライトと入れ替わりに"浮上"してきた相手、その動きに合わせて、まっすぐに。
桑幡 嗣実:無骨な剣を振り下ろす。
“鋭牙潜影”:氷の双刃がクロスガード!
桑幡 嗣実:「……ッ!」強烈な手応え。
桑幡 嗣実:回避をする余裕はない。交差法で深く腹を切り裂かれる。激痛。嫌な臭いのする体液が飛び散る。
“鋭牙潜影”:「むう……!」
桑幡 嗣実:構わない。動きを無理矢理整えて、そのまま振り下ろす。"水面下"へ叩き返す。
桑幡 嗣実:周囲の地面が一瞬、ミルククラウン状にはじけて、引き込まれた少年が吐き出された。
“鋭牙潜影”:「仕損じたか。ガキも釣り出すとは」
桑幡 嗣実:「……名前くらい呼びなさい。"鋭牙潜影"だっけ」
桑幡 嗣実:「パイライト君。動ける」
“鋭牙潜影”:クロスガードからの交差斬撃時、本来であればそのまま絶命の一撃を繰り出す筈であった。
GM:それを防いだのは、眼前の少女の繰り出した一撃、その精妙たる技巧の成せる業だ!
パイライト:──応える声は無い。だが、彼女には聞こえただろう。
パイライト:他愛のない、短い返事が
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/黒瀬直
黒瀬直:メジャーでコンボ【金光曲閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《スプリットアタック》《砂の加護》《砂塵霊》侵食値+15。対象は“鋭牙潜影”と“血風景刃”。
GM:出た!スプリットアタック!
黒瀬直:12dx7+15
DoubleCross : (12R10+15[7]) → 10[1,3,4,4,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[2,2,3,3,9]+3[3]+15 → 38
“鋭牙潜影”:ガードを選択。
“血風景刃”:同じくガードを。
GM:ダメージどうぞ
黒瀬直:振るわんねえ
黒瀬直:31+5d10 装甲無視!
DoubleCross : (31+5D10) → 31+23[6,7,2,2,6] → 54
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+15した(侵蝕率:82->97)
GM:▼ダメージ処理
GM:“鋭牙潜影”残りHP1/戦闘不能!
“鋭牙潜影”:《燃える魂》使用。HPを回復し戦線復帰
“血風景刃”:ガード時に<歪みの体>起動。15+4点のダメージ軽減(宣言遅れてごめん!)
“血風景刃”:未だ健在!
GM:▼
黒瀬直:「良し」パイライトの浮上=桑幡嗣実の両断と、その攻撃は同時に発生した。
黒瀬直:負傷を肉体修復ではなく、鋼体置換によって処理。自己を殺し、他者を殺す為の姿を部分的に獲得。
黒瀬直:《テクスチャーチェンジ》その手に輝くのは大弓ならず、黄金に輝く三叉鉾。一直線に路面へと突き立てる。
黒瀬直:遺産を触媒に“鋭牙潜影”の大海へと、己が街へと接触、侵蝕、支配。
黒瀬直:甚だ未熟なこの私は、武の純度において血風景刃に劣ろう。故に遺産の出力を以てねじ伏せよう。
黒瀬直:“鋭牙潜影”にとって、自身の歩む地形は全て海も同然、無害な流動体に過ぎないのだろうが───
黒瀬直:「殺ァッ!」この瞬間、その支配権は黒瀬直へと簒奪される。
黒瀬直:パイライトとの一連の交戦から導き出した標的の戦闘機動を基に、無数の刺突を瞬間的に発生。
黒瀬直:更に地上においても、"血風景刃"の全周から包囲するように、無数の槍が突き立てられる。
“鋭牙潜影”:「ぐおあああっ!」自身の“領域”を破壊され、死の刺突大海嘯が“鋭牙潜影”を切り刻む!
“鋭牙潜影”:水揚げされたマグロめいて、白目を剥いて瀉血状態で地上へと引きずり挙げられる。
黒瀬直:「神を見たことはあるか、だったか。生憎それらしい出会いはないが」淡々と呟く。
黒瀬直:たとえば虚空に浮かぶ巨なるものだとか。暴風の化身として祀りあげられた少年であるとか。
黒瀬直:「そう呼ばれる者を射止めたことは何度もあるぞ。今みたいにな」
“血風景刃”:「……やってくれる!」
“血風景刃”:全方位から降りかかる無数の槍に対応すべく、二振りの鉈剣を抜くと、盾のようにしてこれを弾き、防御していく。
“血風景刃”:さらに背中から刃を連ねて形成した異形の腕二本。
“血風景刃”:拳部分がプロペラのように展開・高速旋回を開始すると、自身に飛来する射撃を自動防御!
“血風景刃”:その様は、かつて機械化することで異形の四刀流により手数を補った“レイス”の自動防御を彷彿とさせる。
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/パイライト
パイライト:マイナーで《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。武器作成
パイライト:パイライトの侵蝕率に+5(侵蝕率:94->99)
パイライト:メジャーにて“偽/剣匠卿”。《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》
パイライト:オートで《砂の加護》発動、侵蝕率102へ
パイライト:パイライトの侵蝕率に+3(侵蝕率:99->102)
パイライト:攻撃対象は“鋭牙潜影”
パイライト:おっと、判定前に忘れてた
パイライト:…風眼お兄さんのロイスをタイタス化。昇華してダイスペナルティ解除
パイライト:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[3,4,5,5,5,6,7,7,7,9,10]+10[1,2,3,3,10]+4[4]+4 → 28
パイライト:振るわぬな…
“鋭牙潜影”:ガードを選択
桑幡 嗣実:待った!
GM:▼ダメージ判定
GM:なにっ
桑幡 嗣実:ここで押し込んで。《妖精の手》。(侵蝕115)
パイライト:34で再スタートかな
桑幡 嗣実:ですね。そこからもう一度。
GM:1DX7+34ですね
パイライト:ありがとう委員長さん
パイライト:1dx7+34
DoubleCross : (1R10+34[7]) → 3[3]+34 → 37
桑幡 嗣実:ラスト。《夢の雫》で達成値47まで。(侵蝕118)
GM:くるな~~~~確実に削り取りに
GM:では改めての
GM:▼ダメージ算出
パイライト:応えてくれ。ダメージ直前に《原初の黒:フェイタルヒット》
パイライト:パイライトの侵蝕率に+6(侵蝕率:102->108)
パイライト:5d10+4d10+45
DoubleCross : (5D10+4D10+45) → 23[5,3,2,10,3]+17[3,2,10,2]+45 → 85
パイライト:装甲ガード有効…
GM:24点削って61点
GM:《燃える魂》、《Eロイス-超越活性》入れて50点です……
GM:戦闘不能!《超越活性-魔獣の証》!戦線復帰!
GM:▼
パイライト:声が聞こえた。だいたい不機嫌そうな表情も口調。そんな、いつもの声。
パイライト:だから答えるべきものはわかっている。
パイライト:「──はぁい」少し間の抜けた。いつもの言葉。
パイライト:走る。舞い上がった粉塵の中、斬り裂かれ。しかし立ち上がる様子を見せる凶手──“鋭牙潜影”。
パイライト:手の内へ生まれる結晶。棒状に伸びた煌めきが砕け、内側から現れる一振りの刀。
パイライト:遊びの見えない拵えと刃は、かつての仕手が願った形。外道を斬るためだけに作り上げた殺意の証。
パイライト:刃を握り締め。動作は最小。速度は最速。距離は最短。
パイライト:しかし、闇の中から引きずり出され、続くのは身をよじる激痛。一の刹那でも押し潰された全身は、最早砕け散る寸前の石細工。
パイライト:理想には程遠い。だが、
パイライト:“「恐ろしいものに目をつむってるだけだなんて」「そんなものは間違っている」”
パイライト:──未熟さと不甲斐なさに、嘆いて足を止める時間じゃない。
パイライト:振るう。銀光は弧を描いて“鋭牙潜影”の構えた氷の剣と激突し──快音を伴い砕け散る。
パイライト:さらに踏み込む。零距離/両者:徒手──否。
パイライト:少年の左手が腰の柄を握り。“鋭牙潜影”の胸へに、銘無き白刃が沈む
パイライト:「通った」
パイライト:短刀の頭へ、拳を重ねる。寸剄。沈んだ刀身の先で生まれた“影”が爆発した。
パイライト:パイライトの侵蝕率に+11(侵蝕率:108->119)
“鋭牙潜影”:「がっ……!ちい」
“鋭牙潜影”:「満足に行かねえのは誰も同じ、か……!」
“鋭牙潜影”:氷の双剣を再び精製し、構えを取る。「嫌になるぜ」
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/“血風景刃”
“血風景刃”:マイナー/<インフィニティウェポン>+<堕落の爪>
“血風景刃”:メジャー/<C:エグザイル>+<オールレンジ>+<伸縮腕>+<ギガンティックウェポン>+
“血風景刃”:<Eロイス:ありえざる存在-マルチウェポン>
GM:▼命中判定
一条凛太:《時の棺》
GM:命中自動失敗!
GM:▼
“血風景刃”:「さて。ぼくもそろそろ混ぜてもらおうか?」
“血風景刃”:防御のために回転旋回刃を形成していた異形の二本腕が、拷問剣を握る双腕に再整形される。
“血風景刃”:フランベルジェの波打つ刃紋には、オーヴァードの神経を犯し、レネゲイドとの和合を乱す秘毒が。
“血風景刃”:軽やかに振られた二振りの刃から、毒の雫が無数の飛刃と化し、敵対者を強襲する!
一条凛太:??ことはない
一条凛太:剣閃こそ鮮やかだが。水滴は張力を意固地に発揮して一滴足りとも剣から離れない
一条凛太:あまつさえ凍りつくものさえある。
一条凛太:そういう代物なのだ。この左手は
“血風景刃”:「───へえ」
一条凛太:エネルギー、運動を奪う。上限を未だ知らぬレベルで。名すら不明の遺産。
一条凛太:「行儀良くしてろ」
一条凛太:「順番守ってりゃちゃんと相手してやるよ」
一条凛太:侵蝕111
GM:▼ラウンド1/メインプロセス/一条凛太
一条凛太:マイナー無し
一条凛太:黒瀬直/信頼○/食傷/ロイス
桑畑嗣実/誠意○/呆れ/ロイス
パイライト/連帯感○/青い/ロイス
“血風景刃”/感服/憤怒○/ロイス で取得して、最後をタイタス化。昇華してメジャー判定ダイス+10d
一条凛太:メジャー、《コンセ:ノイマン》+《コントロールソート》+《漆黒の腕》+《斥力の槌》。対象“鋭牙潜影”
一条凛太:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[3,3,4,5,6,7,8,9,10,10]+10[4,4,6,7,7]+10[5,7]+6[6]+4 → 40
“鋭牙潜影”:先のやり取りを見てその腕で殴られるわけにはいかんな。ドッジ
“鋭牙潜影”:8DX+2=>40
DoubleCross : (8R10+2[10]>=40) → 10[2,2,3,4,5,5,9,10]+8[8]+2 → 20 → 失敗
GM:避けらんねえ……
一条凛太:命中
一条凛太:ダメージ時《フェイタルヒット》。ダメージダイス+4d10。
GM:待った
“血風景刃”:<砂の祝福><砂の結界>/カバーリング宣言。
“血風景刃”:ガード実施時に<歪みの体>+<砂の盾>
GM:ダメージどうぞ。
一条凛太:面倒だなあ
一条凛太:9d10+9 装甲無視
DoubleCross : (9D10+9) → 51[2,5,10,9,4,9,1,4,7]+9 → 60
GM:▼ダメージ適用
GM:60-24
GM:36点被弾。
一条凛太:ダメージが入ったので、こちらに4m近づいてもらいましょう
“血風景刃”:被ダメージ時に<餓鬼魂の使い>起動。
GM:はい。では君たちから6m地点に引き寄せを受けます。
GM:一条くんには邪毒ランク3をプレゼントだ。
一条凛太:面倒臭いのォ
GM:褒められたと思いましょう。
GM:▼
一条凛太:地に潜る敵。成程脅威ではある。使える面積が違うし、襲撃の瞬間をギリギリまで相手に悟らせない。常に地の利を握れる恐るべき能力だ。
一条凛太:だが、そうそう完璧な戦略というものは世の中には存在しない
一条凛太:わざわざ“地に潜る”。あまつさえ“流体のように扱う”とは。即ち、発勁をモロに受けると言っているようなものである
一条凛太:八極式の震脚。沈む“鋭牙潜影”を振動で叩き出し、続く劈拳で??
“血風景刃”:「お行儀よくなんて、それは無理な相談だ」
“血風景刃”:瞬歩。一気に距離を詰めて、インターセプト防御!
一条凛太:「!ッ」
“血風景刃”:めきり、と打撃を受けた鉈剣が歪み、逃しきれぬインパクトから流れた血が、少年を濡らす。
一条凛太:劈拳が刃の壁を叩く。対象が違い、インパクトの箇所が違う物体を殴れば、威力は拳の打突のみとなってしまう
“血風景刃”:「ぼく、殺し屋だもの」口元に漏れ出た血を艶やかに舌で拭い、くすりと微笑んでみせる。
一条凛太:「して、やられたな」
一条凛太:血の飛沫を素早くカバー。…毒か
一条凛太:「成程、厄介だ。だがまァ……殴って死なないようなタイプじゃァなさそうで何よりだぜ。」
GM:血の飛沫が撒菱のような非人道攻撃ギアに変化し、返り血を受けた箇所に突き刺さっている。
一条凛太:軽く跳ねてセットバック。まだまだ戦える。
一条凛太:何より、うちの支部に殴るのをやめる人間は基本的にいない。完璧な戦略は無いし、沈まぬ命も無い。
一条凛太:侵蝕125
GM:▼ラウンド1/クリンナップ
GM:邪毒ダメージ-一条凛太に9点ダメージ発生
GM:<Eエフェクト:惑いの庭>を解除
GM:決死の攻防は続く。
一条凛太:桑畑さんのロイスを切って復活
GM:襲い来るふたりの凶手と刃を交えていた君たちの耳にも、地鳴りのような轟音が入る。
GM:凄まじい音の発生源へと視線を巡らせれば───君たちの目にも入るだろう。
GM:七原駅周辺に存在した絢爛魔城の消失と、高さ1000mにも及ぶ巨大砂獣の出現が!
黒瀬直:「……あれは"魔宮蝣主"か。なるほど、見事なものだ」
GM:君たちは知る由もないが、あれこそが六凶手“魔宮蝣主”の絶招“大蟻喰”。
GM:万物を喰らい尽くす砂の魔人、その極技である!
パイライト:「──」わずかに息を呑んだ。が、隣に立つ直さんの様子を見やり。気を静める
パイライト:「……師匠達も、うまくやれてるってことかな」
黒瀬直:あれを出来る身内を知らぬ以上、あれは敵手の産物。となれば状況から遣い手は知れる。
“血風景刃”:「向こうは大詰め、かな」
一条凛太:体に刺さったギアが体力を徐々に蝕む。
一条凛太:「カカカ!」
一条凛太:「あの放蕩野郎が真面目にやってンならどうにかなるだろ。」
黒瀬直:「負けてはいられないというものだ。彼女たちにも、啓介たちにも」
桑幡 嗣実:「目の前の相手。まだ元気ですよ」
一条凛太:「こいつらをノさねェ限りは関係ねェし、ノしたところで向こうは多分終わってる」
一条凛太:「目の前以外に集中する必要はねェってな」
一条凛太:血に濡れる拳を再び握り直す。
パイライト:「──そうだね」
桑幡 嗣実:「目の前の相手のことを、か」
パイライト:まだ、始まりだ。力が入りきらない拳に、無理矢理影を巻き付ける
“鋭牙潜影”:「………」煙草の空気を肺一杯に吸い込んで、“大蟻喰”から君たちへ視線を戻す。
“鋭牙潜影”:「やるか」
GM:▼ラウンド2/セットアップ
桑幡 嗣実:宣言なし。
黒瀬直:なし
パイライト:なし
GM:エネミー側には……ある!
“鋭牙潜影”:《奈落の法則》
一条凛太:ええーっ
一条凛太:あ、《氷の茨》です
一条凛太:侵蝕128
“鋭牙潜影”:ラウンド間、同エンゲージ内の全員がCR+1
GM:▼ラウンド2/イニシアチブ
GM:行動値順の進行は
GM:桑幡>黒瀬直>パイライト>“鋭牙潜影”>“血風景刃”>一条
GM:イニシアチブタイミングでエネミーがエフェクトの発動を宣言。
“鋭牙潜影”:《加速する刻》
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/“鋭牙潜影”
“鋭牙潜影”:マイナー<ハンティングスタイル>+<縮地>+<バックスタブ>PCエンゲージ内0距離移動
“鋭牙潜影”:メジャー/<C:キュマイラ>+<獣の力>+<神獣撃>+<形なき刃>+<要の陣形>+<未知なる陣形>
“鋭牙潜影”:<Eロイス-ありえざる存在:音速攻撃>+<Eロイス-ありえざる存在:浸透撃>
GM:▼命中判定
“鋭牙潜影”:16DX7+6
DoubleCross : (16R10+6[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,5,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,3,4,4,7,10]+10[6,8]+10[9]+10[9]+10[8]+1[1]+6 → 67
黒瀬直:暴走リアクション不可
パイライト:リアクション不可!
一条凛太:ガード
GM:委員長もリア不だったかな?ダメージ算出!
桑幡 嗣実:ちょっと待った
GM:おっと、何か差し込みありますか!
桑幡 嗣実:ごめんなさい。数字が際どいんで計算が間に合いませんでした。
桑幡 嗣実:行動放棄。パイライトくんをカバーリング。
桑幡 嗣実:対応はありますか?
GM:いえ、カバーリングを妨害するような行動はありません。どうぞ。
GM:では改めまして。
GM:▼ダメージ算出
“鋭牙潜影”:12D10+9+10+25
DoubleCross : (12D10+9+10+25) → 47[1,5,3,8,2,5,5,3,4,3,4,4]+9+10+25 → 91
黒瀬直:リザレクト
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:97->101)
桑幡 嗣実:影を纏って立つ少年のすがたを、見る。
桑幡 嗣実:「そんな顔もできるんじゃない。君」
桑幡 嗣実:パイライトくんへのロイス(誠意/敵愾心)をタイタス化。さらに昇華して復活。
一条凛太:パイライトへのロイスをタイタス昇華して復活します
GM:▼
GM:煙草を革手袋に押し当て火を揉み消すと、氷剣を手に。狩人帽の下から覗く双眼が、怜悧な光を湛えて君たちを見据える。
“鋭牙潜影”:「───絶招」
“鋭牙潜影”:海中へは逃げない。真っ向から君たちに向けて流星じみた瞬間移動歩法で迫り───
“鋭牙潜影”:「“鬼刃玄幽(ゴーストシャーク)”」
“鋭牙潜影”:刃を手に、半身を滑らせるようにして華金弓の斬撃を逸らすと、“デモン・ストレイト”の肉体へと“潜り込む”。
“鋭牙潜影”:幽鬼のごとき透過した肉体と氷剣が、通常の物理規則を無視して、
“鋭牙潜影”:敵手の肉体から肉体を連続転移。
“鋭牙潜影”:“デモン・ストレイト”から名も無きイリーガルへ、転移の瞬間、“焔羅王”を。
“鋭牙潜影”:斬り裂くと同時に反転し“焔羅王”に潜り込むや否や、周囲の地形や敵手を利用した三次元空間転移を駆使し、
“鋭牙潜影”:“デモン・ストレイト”を斬り裂く。
黒瀬直:「──ッッ!」ぞくり 啓介と真剣を交わした時を想起させる。否、それを凌ぐ悪寒と同時に潜航されて。
“鋭牙潜影”:地形と敵手。そのいずれもが彼にとってのキリング・フィールド。
“鋭牙潜影”:すべてを己が利とする空間利用殺法の極技。それこそが“鋭牙潜影”の絶招!
黒瀬直:「ぁ、がふっ」内側から体中を切り裂かれて、血反吐を吐く。
桑幡 嗣実:咄嗟に。刃の折れた無骨な剣を。唯一おぼえた青眼ではなく、野球のスウィングのような水平に構える。
一条凛太:「グ、野郎…」
桑幡 嗣実:空間をとび超えるにも関わらず空間に縛られるという矛盾。自分が唯一まともに扱える、領域使いの感覚が教えてくれること。
桑幡 嗣実:オルクスの力は、あくまで距離と座標に縛られる。
桑幡 嗣実:そこから一人助けるなら?
“鋭牙潜影”:地面に潜り込んだ後、ランダム殺芸機動で縦横無尽に地を、敵の体内を、空間を跳ね、次なる獲物を狙う。
“鋭牙潜影”:冷徹なる氷の処刑刃は、いまだ銘もなき黄鉄の少年へと牙を剥き───
桑幡 嗣実:神鮫の牙が襲いかかるより瞬きほど早く。パイライトを、刃の潰れた剣で思い切り殴り飛ばす。
パイライト:警戒はあれど。それは敵に対してのみだ
パイライト:突然横にいた味方に殴られることは、意識の外で。容易くその体は揺れて位置をずらす
パイライト:「い──」続く言葉は途中で切られる
桑幡 嗣実:必然。空間跳躍の着弾点は、一番近くにいた、妥当な犠牲者へと入れ替わる。
桑幡 嗣実:血の華が咲いた。
“鋭牙潜影”:ち、と舌打ちひとつ。狙いは外れた。しかし、好機は逃さない。
“鋭牙潜影”:ぐるん。
“鋭牙潜影”:「“氷牙潜噛(シャークバイト)”」
“鋭牙潜影”:空中で180度旋回し、吹き飛ばされて血の華を咲かせる少女を、追撃の双刃が襲う。
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/黒瀬直
黒瀬直:「……つくづく、自分が嫌になるな」
黒瀬直:メジャーでコンボ【金光一閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》《砂塵霊》侵食値+11。対象は“鋭牙潜影”。
黒瀬直:幼子:若人たち/P憧憬〇:N恐怖でロイス取得。タイタス昇華してC値ー1。
GM:そっちを狙いますか!そしてロイスを……切る!?
黒瀬直:14dx6+15
DoubleCross : (14R10+15[6]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,4,5,6,8,9,10,10]+10[3,4,5,6,6]+5[3,5]+15 → 40
黒瀬直:支援お願いします。
GM:判定潰しはありません。エネミー側の行動は……
GM:あ、その前に支援があればどうぞ
桑幡 嗣実:はい。《妖精の手》!
桑幡 嗣実:侵蝕122に。
GM:1DX6+45ですね
黒瀬直:1dx6+45
DoubleCross : (1R10+45[6]) → 4[4]+45 → 49
桑幡 嗣実:さらに《夢の雫》。最終達成値+10。
GM:なにっ
黒瀬直:惜しい。とはいえ59だ。
“鋭牙潜影”:エネミーはガードを選択。ダメージどうぞ。
黒瀬直:35+7d10
DoubleCross : (35+7D10) → 35+28[3,8,3,2,10,1,1] → 63
GM:63-24で39点ダメージ。
GM:ガード値がなければ極限大ダメージだった……!いや、これも相当な大ダメージじゃが!?
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+11した(侵蝕率:101->112)
GM:▼
黒瀬直:私の仕事は結局のところ、人を傷つけ、殺すこと。
黒瀬直:それぐらいしか出来ないというのに、その程度しかしてやれぬというのに。
黒瀬直:それすら満足に果たせず、こうして残して、子どもたちの血を流してしまう己の無力。
黒瀬直:「だからせめて、この程度はね」大弓を構える。弓弦にはただ、手を添えて。
黒瀬直: ぶうん 鳴弦辺りに鳴り響く。
黒瀬直: ぶうん 遺産の力で増幅した、レネゲイドコントロールの波動。
黒瀬直:対象は己が生み出した力の欠片。例えば、総体の2割に至った金属置換であるとか。
黒瀬直:その肉体に潜航し、破片を纏わせた“鋭牙潜影”の武装であるとか。
黒瀬直:「もう一度釣り上げる。仕留めろ、パイライト」
“血風景刃”:「まずいな」
“血風景刃”:黒瀬直が己の遺産から力を引き出すさまを見て、ひそやかに呟く。
“血風景刃”:背中から生やした異形の剣腕。その先端部分が回転刃へと変貌し、
“血風景刃”:仇敵と、その援護を受け練気を行う少年を両断せんと射出される。
一条凛太:「やっと」「焦ったな」
一条凛太:鮮血が飛ぶ。
一条凛太:鋭い飛び道具。インタラプトぐらいは想定しているであろう。いくら焦ろうとそういうスキを作らないのが修羅の住人である
一条凛太:だから、止めるなら肉体ダメージを支払う。
一条凛太:「待たせたな」
一条凛太:「相手をしてやる」
一条凛太:素早くぬかった異形の剣を抜き捨て、滑るように懐に入る。
“血風景刃”:「……参ったな、まったく!」言葉の上でこそ変わらず飄々としているが、やや怒気を込めたようにフランベルジェを抜き構える。
一条凛太:いくら慮外だろうと、瞬時の防御ぐらいはしてのけるだろう。
“血風景刃”:懐に潜り込んでの攻撃に対し、細剣と鉈剣、異形の四刀による攻防一帯の剣舞。
一条凛太:だからこそ。弱者の側は飛んで跳ねる。
一条凛太:(泊、真似るぜ)
一条凛太:敵に背を向け、体のひねりから空中に踊るように2つの蹴撃。アルマーダ。
一条凛太:…同時に、“靴を2つ飛ばす”
一条凛太:子供の児戯みたいな技だ。だが焦燥と苛立ち、そして油断をしない精神が綯い交ぜになれば、それは少なからぬ脅しになる
“血風景刃”:「小細工を!」
一条凛太:かろうじて、視界を一瞬だけ塞ぐ程度には
一条凛太:それでいい
一条凛太:カポエイラは舞踊の流れを途切れさせない武術。素早く姿勢を正し、今度こそ……決め球の鑽拳を放つ
一条凛太:拳が伸び上がり、“血風景刃”の肩口を強かに撃ち抜く。
一条凛太:——いくら異形の四腕だろうと、基本的な構造は人体に基づくはずだ。
一条凛太:双腕の旋回は腕の骨と筋肉、そして“鎖骨と肩甲骨”が支える。背に腕が生えるならば肩甲骨の比重は更に伸びるだろう。そこを穿った
“血風景刃”:「ぐああ────ッ!?」
一条凛太:片方だ。片方だけでいい。四刀であの速度の斬撃となれば、その角運動量を支えるのは莫大な筋力と堅牢な骨格に関節あってのこと
“血風景刃”:肩口に受けた拳激の熱量と衝撃により、フルメタル弾頭直撃者じみたストッピング・パワーが生じ、致命的な姿勢の揺らぎが生じる!
“血風景刃”:たたらを踏み、“血風景刃”は、対峙する青年の背後に同胞の最期を見る。
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/パイライト
パイライト:──意識は妙に静かで。自らの状態を確認する。
パイライト:メジャー、“????”。《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》、オートで《砂の加護》
パイライト:失礼、GM。1R目のメジャーで侵蝕率の計算間違えていたので、修正してもいいでしょうか
パイライト:《砂の加護》の分を二重で足してたので、3減らす形に
GM:オッケーです!
パイライト:ありがとうございます。……それと宣言抜け、マイナーで暴走解除
パイライト:このタイミングで《砂の加護》使用なので、改めて侵蝕率は119に
パイライト:対象は“鋭牙潜影”
パイライト:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,5,6,6,7,7,7,8]+10[2,6,7,10]+10[6,7]+3[3]+4 → 37
“鋭牙潜影”:ガードを選択。来い!
GM:支援はもう全て射出済みですか?
桑幡 嗣実:はい。
GM:エネミーからの差し込みはないので、PT間での差込がなければ
GM:▼ダメージ判定 どうぞ。
パイライト:……《原初の黒:フェイタルヒット》
パイライト:4d10+4d10+45
DoubleCross : (4D10+4D10+45) → 27[5,10,2,10]+28[6,3,10,9]+45 → 100
“鋭牙潜影”:ガード値は24点。軽減して74点
“鋭牙潜影”:残りHPは
“鋭牙潜影”:31点。戦闘不能。復活札はありません。
パイライト:パイライトの侵蝕率に+6(侵蝕率:119->125)
GM:▼
パイライト:油絵の表面を引っ掻いたように、肌の下から覗くのは結晶体の断面。まだ、体は動く。
パイライト:感覚が消えかけた手を、無理矢理に拳の形へ締め上げて。生成。感覚が無い。
パイライト:怒りが渦を巻く。だが。ひどく、冷静だった。
パイライト:殺すなと叫ぶ声が聞こえる。うるさい、邪魔をするな。教えてやれ。こんなやつに──
パイライト:「違う」
パイライト:違う。かけられた言葉を繋ぎ直す。
パイライト:選んだものはなんだ。繋げられたものはなんだ。そして己の役目はなんだ。
パイライト:体が動く。目の前に“鋭牙潜影”。釣り上げられた、繋げられた機会
パイライト:口が動いた。
パイライト:「お前を」
パイライト:「斬る」
パイライト:怒りではなく。
パイライト:殺意ではなく。
パイライト:意志を以て。手に握られていた刃が振るわれる
パイライト:──硬い感触。何かを断ち切った、それだけはわかった。
パイライト:少年は己の握り締めていたものを知らない。
“鋭牙潜影”:「………やってみろ」低く応えると、氷の双牙を構える。ぱきり、と。
“鋭牙潜影”:感情の昂ぶりを受けて凍てついた地面が唸りを上げる。
パイライト:影を束ねて。固めたかの如き、黒の剣。
パイライト:──刃が奔った。それで、終わりだ
パイライト:障害も。命も。全てを断ち切って、終わる
GM:勝負は一閃のうちに。
GM:二つの影が刃を交えた、次の瞬間。
“鋭牙潜影”:「……………ッ」
“鋭牙潜影”:手にした牙の如き氷剣が音を立てて砕ける。
“鋭牙潜影”:六凶手の号を預かるように、“鋭牙潜影”もまた、自身の異能を、武芸を、極限まで研ぎ澄ませてきた。
“鋭牙潜影”:当然その刃は簡単に砕けるものではない。その牙を、二度。
“鋭牙潜影”:砕けた双刃が氷の欠片と化し、蛍光じみて燐光を放ちながらバラバラに飛散する。
“鋭牙潜影”:そして、“鋭牙潜影”自身も。
“鋭牙潜影”:機械的な獣化ダイバージャケットの防護を斬り裂き、影鉄の一撃が引き裂いた肩口から、袈裟懸けに斬撃が迸り、血が噴き出す。
“鋭牙潜影”:本来であれば、“鋭牙潜影”は早々と黒瀬直とこの少年を討ち取り、“魔宮蝣主”の加勢に向かうはずであった。
“鋭牙潜影”:造園がひとり、ふたり増えたところで、結末は変わらぬ。そのはずであったが。
“鋭牙潜影”:(くそ……まったく。ままならねえな、人生は)
“鋭牙潜影”:なるほど、老鷹や血風が警戒するはずだと、ひとりごちて。
“鋭牙潜影”:散滅行く意識の中で、最後に一言。自らを討ち果たした敵を、敬意を以て称えるべく、言葉を紡がんとする。
“鋭牙潜影”:「 」
“鋭牙潜影”:しかして、最期の言葉は音なき音に過ぎず。
“鋭牙潜影”:六凶手───“鋭牙潜影”は、その場で天を仰ぎ、息絶える。
“血風景刃”:「く……セルゲイ……!」
“血風景刃”:握った拳からこぼれ落ちた雫が、床に斬撃の跡を残す。
“血風景刃”:しばしの状況判断の末、素早く目前の敵対者と距離を取るように後退。
一条凛太:相手はエグザイルだ。このダメージすらも永遠に有効というわけにはいかないだろう。
一条凛太:問題はない。人間は死ぬまで間に合わせだ。人である限り、永劫に足りなさを痛感し続けることになるのだろう。
GM:▼ラウンド2/メインプロセス/“血風景刃”
“血風景刃”:“血風景刃”は撤退を選択。
“血風景刃”:<瞬間退場>によりその場を去ります。
“血風景刃”:「潮時、かな」傷だらけの君たちに対し、自身も肩口を抑えながら、飄々と嘯く。
黒瀬直:「……だが、諦める気も無いのだろう」
“血風景刃”:「勿論!それじゃ、わざわざここへ帰ってきた甲斐がない」
“血風景刃”:「ぼくは必ずキミの首を獲る。だが、十全な状態でないから勝てた、などと言われてはね。業腹だろう」
黒瀬直:「……」
黒瀬直:「……何か言われたのか?」
“血風景刃”:「生きていれば、キミの妹分たちに聞くといい」
黒瀬直:「そうか。無事か」
“血風景刃”:「随分縮んでたけどあれ、アカーシャだろう? たぶんまだ生きてるんじゃないかな」
“血風景刃”:「それじゃあ、またいずれ。近いうちに」
黒瀬直:「ああ、また逢おう」
“血風景刃”:影に溶け込むように、姿をかき消す。
黒瀬直:「……今度こそ、最後にしよう」
黒瀬直:油断、一切見せることなく。その気配、追えなくなっても警戒し続ける。
GM:------------------------------------------------------------------------------------
GM:▼バックトラック
GM:まずはゲスト組!
GM:“鋭牙潜影”のEロイス
GM:<超越活性>2/<ありえざる存在>2/<唯我独尊>/<サディスティック10>
GM:以上6本
GM:“血風景刃”に関しては未討伐ですので
GM:現在公開されている
GM:<ありえざる存在> のみ適応可能とします。
桑幡 嗣実:Eロ7本ですね。使います。
桑幡 嗣実:125-7d10
DoubleCross : (125-7D10) → 125-35[6,5,3,9,1,4,7] → 90
GM:合計7本のEロイス+通常ロイスによる帰還が可能です
桑幡 嗣実:よし。
パイライト:ほんとよかった
桑幡 嗣実:で、残りロイスは猫柳への一本だけなので、そのまま振ります。確定+5域だ。
桑幡 嗣実:90-1d10
DoubleCross : (90-1D10) → 90-7[7] → 83
一条凛太:よかったでよ
一条凛太:ふります
桑幡 嗣実:そちらも気をつけて
一条凛太:128-7d10
DoubleCross : (128-7D10) → 128-40[6,2,8,7,7,3,7] → 88
一条凛太:よし、等倍
一条凛太:88-3D10
DoubleCross : (88-3D10) → 88-15[9,5,1] → 73
一条凛太:セフセフ!
GM:続いてメイン組!
GM:真堂・風眼コンビ同様に
GM:1.残りEロイスの数+通常ロイスでバクトラに挑戦可能
GM:2.敵の所有Eロイス1つを消費し、昇華した保有ロイスを回復
GM:3.残りEロイスの数*10点の固定値侵蝕の軽減
GM:が可能です。
黒瀬直:Eロイス1つ使って若人たちへのロイスを回復。
パイライト:Eロイス1使って風眼お兄さんのロイスを回復
黒瀬直:残りの6つで60減少して52。
パイライト:こちらも同じく。60下げて73へ
GM:--------------------------------------------------------------------------------
GM:この夜、まず初戦において勝利を収めたのは君たちUGNとなった。
GM:七原駅の方面を見やれば、先程まで破壊を繰り返していた砂の巨人が力なく崩折れ去る様が見えるだろう。
GM:………どうやら、向こうもこの死闘を制することができたようだ。
黒瀬直:「さて諸君。生きてはいるな。動けるか?」
パイライト:相対し斬り伏せた男へ。眼を伏せ、しばらく黙する
桑幡 嗣実:「歩けます。どうにか」顔をしかめながら起き上がる。
パイライト:その手に剣はない。霞のように、消えていた
パイライト:「……委員長さん。無茶しすぎだよ」
パイライト:「麻子さんにどんな顔で会えばいいのさ」
桑幡 嗣実:「勝ってきたら、得意満面で行けばいいでしょう」
パイライト:「簡単に言う」
桑幡 嗣実:「他人事だもの」
パイライト:まったくもっていつも通りの物言いだ
桑幡 嗣実:「ともかく私はこれでリタイヤだから。剣も使い切っちゃったし」
桑幡 嗣実:「頼んだから。社務所に戻ったら、立派にやってたって伝えとく」
パイライト:「……うん」
パイライト:「ありがとう。来てくれて」
桑幡 嗣実:「どういたしまして」
一条凛太:「…やれやれだ。全員くたばらずに済んだ。」
一条凛太:バラバラになった靴を回収。
黒瀬直:「……ふむ」
一条凛太:「ッたく、裸足か。」バツの悪そうな顔
一条凛太:「俺も取り敢えず帰る。後詰めは一人くらい要るだろ。」
一条凛太:単純に消耗具合からして、決戦の場では足手まといになるだろうという想定。引き際は分かっている。
黒瀬直:「ああ、桑幡さんを無事に送り届けてくれ」
パイライト:「お願いします」
桑幡 嗣実:「お世話になります。まだ、隠れるだけはできますから」
一条凛太:「十分だ。手当や炊き出しも手伝ってもらうぞ」
桑幡 嗣実:「ええ。喜んで」
一条凛太:「そンじゃな。」
一条凛太:踵を返す。余計な会話は不要だ。
黒瀬直:「またな」それだけ言って、彼らを見送る。
一条凛太:返答はどうせ『必ず勝つ』し、『皆を連れて帰ってくる』に収束する。
一条凛太:自分だって同じだ。だから、要らない。
一条凛太:分かっている返答の約束通り、事をなす。最初から変わらない。用のなくなった場所を後にした。
パイライト:去ってゆく二人を見送る。……少しだけ気にかかるのは事実だ。
黒瀬直:「……パイライトくん」
パイライト:心中の考えが、呼びかけで中断される
パイライト:「……直さん?」
黒瀬直:淡々と呟くような声は、概ねいつも通りのもの。
黒瀬直:ただ、僅かに憂いの色も帯びていた。
黒瀬直:「……どうだった。斬ってみて」
パイライト:「……」
パイライト:「恐ろしいと。思います」
パイライト:ジャームを斬ったのは初めてではない。幾度も戦い、ここに立っていることが証左
パイライト:その多くは。任務で、何かのためであった。
パイライト:今日。少年は自らの意志で、ひとつの命を断った
パイライト:街を守るためという大義はある。だが、あの時に抱えていたのはそんなものではない
黒瀬直:今更と言わばそう。これまでもそうしてきた。
黒瀬直:彼に、彼らに。多くの重荷を、多くの想いを託してきて。
黒瀬直:「……そうか」
黒瀬直:「パイライト。私たちの大切な子」
黒瀬直:正面より相対。真っ直ぐに顔を突き合わせる。
黒瀬直:「その想いを、胸に宿った痛みを。忘れるなとは言えない」
黒瀬直:「君はまっすぐで、やさしく、あやうい子だから」
黒瀬直:「……だけど、その時だけは。」
黒瀬直:「感じたこころには、しっかりと向き合って欲しい。君はきっと、乗り越えられるから」
パイライト:「……」
パイライト:「はい」
パイライト:未だ子供で。何も足りない
パイライト:その隙間に多くを授けられている。返しきれないほどのものを
パイライト:「……必ず」
パイライト:「必ず、応えられるように」
パイライト:いまはそれが限界。だが、越えられる
パイライト:──目の前にいる人が。師が。確かめてくれる人がいるのだから
黒瀬直:「……良い返事だ」
黒瀬直:くしゃりと頭を撫でて、ささやかに微笑んで。
パイライト:金の髪を指が梳く。鍛えられた戦士の手。あの時と同じようで違う
パイライト:だが、与えられる気持ちに変わりはない
パイライト:「行こう、直さん。師匠と風眼お兄さんが待ってる」
黒瀬直:「うむ。これより合流地点へ向かう」
黒瀬直:「……この街に許された時間は、そう長くはないからね」
【血戦ノ弐】
勝者───UGN・イリーガル同盟
六凶手──“鋭牙潜影”死亡
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GM:【戦況報告】
GM:“魔宮蝣主”が死亡。配下が敗走を開始。七原駅が開放されました。
GM:“鋭牙潜影”が死亡。UGN・FH関係者への襲撃が弱体化。
GM:“血風景刃”が逃走。部下は依然、市内にてUGNおよびその同盟戦力と交戦中。
GM:“星堕し”が活動を開始。星隆会の活動が活発化。
GM:“老鷹”の令により、アンダーカードが出撃。
GM:七原団地に向けて爆撃部隊が侵攻を開始。大規模空爆が予測されました。
GM:-------------------------------------------------------------------------------
GM:以上で序盤戦終了!お疲れ様でした!
黒瀬直:ありがとうございました!
パイライト:お疲れ様でした!
黒瀬直:いやあ……本当にすごいセッションですぜ
桑幡 嗣実:お疲れさまでした。
一条凛太:お疲れ様でした
桑幡 嗣実:お疲れさまでした。
一条凛太:お疲れ様でした
GM:次回は第二戦に向けてますますヒートアップ……したいとこなんですが、
GM:ちょっと日程の再編はあす以降のご相談にさせてください!
黒瀬直:お疲れ様です!
パイライト:了解です。体もどうか大事に
桑幡 嗣実:お疲れ様です。お大事に
GM:はい。では本日は築地も近いっていうかもうやつの時間なのでこのあたりで!おやすみなさい!
【月下残響:序】鏖殺大旋塵/黄華氷葬
血戦終了/月下残響:破へ続く。
血戦再開
月下残響:破